南雲忠一中将を再評価するスレ(止)

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618GF長官
>>612の続き

魚雷投下後の両機は、レキシントンの脇をすり抜け、全速で離脱を図る。

「”雷撃よりも、輪型陣を突破して逃れる時に最も恐怖感を味わった”というのが
新野機の西沢二飛曹の実感である。
”任務を終えたあとは帰艦するばかりだから、不意に恐ろしさを感じた。
輪型陣の集中砲火がものすごく、身の縮む思いがした。避退の途中で
右翼外側のタンクに被弾した。最初にこのタンクの燃料を使い切っていた
ので助かった。僥倖だったのだろう”」           (『暁の珊瑚海』)

突撃する時は覚悟を決めているので案外平気だが、一旦虎口を脱して
生き残れる希望が出てくると、急に生命への執着が強くなり死ぬのが怖く
なる。戦記等でよく見られる描写ですね。

彼らは母艦までたどり着くことが出来ましたが、新野飛曹長は機上戦死。
整備員が数えたところ、被弾箇所は70箇所以上あったそうです。