南雲忠一中将を再評価するスレ(止)

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536GF長官
>>527の続き

公刊戦史の「珊瑚海海戦戦訓」によると、

(1)極メテ熾烈ニシテ、特ニ敵ハ統制アル見事ナル弾幕射撃ヲ実施セリ
(2)雷撃時ハ、防禦砲火ハ超低高度ニ於テ危害小ナリ

全文引用は長くなるので、(2)の内容を要約すると、

@敵砲火は、距離4000mから一斉に射撃開始
A弾幕は、幅200〜300m×奥行き30m×高さ50mくらいで、極めて濃密
B我が方の魚雷投下までに、高角砲の4斉射があった
C艦攻隊は弾幕回避のため、高度40m以下で魚雷発射した
D避退時は更に降下して、高度20m以下としたため、敵護衛艦艇の間を縫うように離脱した
537GF長官:2009/11/24(火) 22:10:20 ID:???
>>536の続き

弾幕を、「大ナル”スダレ”を展張セリ」と表現しているところが面白い。
結論としては、高度40m以下の超低高度で突入すれば、被害を少なくできる。

まだこの頃は、海面を射撃して敵機の進路を妨害するという方法は採用されて
いなかったのかなと思ったら、

「ヨークタウンに随伴している重巡が8インチ主砲射撃を開始した。
近距離の海面を照準しているのだ。砲弾の炸裂が高い水柱を上げている。

第五偵察隊機長の一人、ネロ・タフィの回想によると、
”一隻の巡洋艦が射弾を一機の日本雷撃機の直前に撃ち込んだら、大きな
水柱が噴き上がった。雷撃機はその水柱にぶつかって、完全にとんぼ返り
して逆さになって海に墜落した”」           (『空母ヨークタウン』)

重巡の主砲を俯角で撃っていたのか。