南雲忠一中将を再評価するスレ(止)

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269GF長官
>>264の続き

そもそも空中戦では、双方が高速で運動しているため、真後ろにでも付かない限り
偏差射撃の要素は必要になる。
つまり、敵機に照準を合わせて射撃しても、射弾が到達する頃には敵機はそこには
居ない。だから、敵機の未来位置を見越して射撃しなければならない。

「では、次に射撃の位置のことについて触れよう。相手にも気付かれず、後方に
ぴたり付いて射撃するのが、修正量も少なく、命中率も高かった。
だが、真後ろは被弾面積が狭くなるという欠点もあったし、特にアメリカの戦闘機は
頑丈に出来ているので、同高度追尾射撃では跳弾も多かった。
更に、あまり接近し過ぎると、敵機の破片やオイルをかぶってしまうので要注意だ」
                               (『坂井三郎の零戦操縦』)

やはり後上方から射撃するのが、敵機を立体的に捉え易く、見越しにも有利。
撃墜王たちがスコアを稼いだのも、この方法が最も多い。
ただ、坂井氏は後下方射撃を好んで使ったようです。
敵機の死角にあたり、また、急降下による離脱を牽制する意味もある。