【ABL】ミサイル防衛 9射目【SM-3】

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129名無し三等兵
>>128 続き

     (中略)
 だが、MDは米国による開発進展に合わせて、毎年リニューアルされるから現段階はほんの
初期投資に過ぎない。SM3は将来、日米で共同開発している発展型のSM3に替わる。
 そして信じられない話だが、PAC3は米国がドイツ、イタリアと共同開発している「MEADS」
にシステムごと入れ替わる見通しだというのだ。そうなればPAC3はシステムごと使えなくなり、
航空機を迎撃するための旧式のPAC2に戻す必要が出てくる。その後、「MEADS」を新規購入
する必要があるから、1兆円で収まる話ではないのである。防衛費が50兆円を超える米軍なら
ともかく、5兆円にも満たない日本にとっては大打撃となる。MDは、終わりなき米国への
資金提供。まさに「米国を支援する」と言う守屋の思惑通りになる。
     (中略)
 守屋はなぜ、MD導入によって対米支援を図ったのか。元防衛庁幹部は「米国への具体的な
支援策をみせなければ、次官は務まらない。逆らえば、ワシントンから罷免されるだけだ」と
内幕を明かす。守屋の目標が「長期政権」だったことは防衛省官僚たちの一致した見方である。
自身の延命とMDを引き換えにしたのなら、その代価はあまりにも大きい。