魔法少女(白石学園)とWWU独軍装備学園(稲葉学園)の戦いを描くSS創作及び考察スレです。
必読事項 ↓
1 軍板の迷惑にならないようsage進行でお願いします。
(以下略)
2 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 06:06:12 ID:???
阻止
4 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 06:11:19 ID:???
unko-
age厨より先に立てたので>>1は少しシンプルですが、
どうぞ皆さん使ってください。
6 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 06:56:03 ID:???
テンプレ追加
魔法少女(白石学園)とWWU独軍装備学園(稲葉学園)の戦いを描くSS創作及び考察スレです。
世界設定は
>>2以降のリンク先にあります。
設定を無視したスレ違いのSS、レス、ニュースコピペの投下は止めてください
必読事項 ↓
1 sage進行でお願いします。
2 SSは要項抜粋の短編、小説型長編のどちらでも可。内容はシリアスでもギャグでも大歓迎です。
3 心無いレスは控えましょう。
職人方々がやる気を無くし、スレの雰囲気が悪くなります。
4 作者叩きは、禁止。
何か意見等があれば「○○の部分が、□□のようにおかしい」 「△△のような書き方は気をつけた方がいいと思う」 等、
言いたいところをできるだけ丁寧に書いてレスして下さい。 より良い作品・スレ作りにご協力下さい。
「面白い」という意見も、ただ「乙」など一言でも結構ですが、
「××がよかった」「○に感動した」とか書き込むと、 職人方々にとっては何よりの応援になります。
荒れそうな議論、突っ込みがあった場合は避難所の考察スレをご使用願います。
避難所考察スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5513/1146160497/ 5 荒らしに反応する人も荒らしです。徹底スルーでお願いします。
反応すると被害が拡大するどころか、削除依頼等が通りにくくなるので注意しましょう。
特に、スレと関係ないニュースコピペを貼るage厨には最悪板に専用スレがありますので
age厨叩きはそちらのスレでやり、こちらではスルー願います
【軍板創作スレ荒らし】age厨対策本部【その2】
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1179577586/ 6 SS職人、絵師の皆様は常時募集中。
7 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 06:58:48 ID:???
8 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 07:00:41 ID:???
FAQ
Q:学園島ってなんですか
A:タイフーン◆sePHxJrzaM氏が考案した架空の世界で、他の方も参加しシェアードワールドになっております。
そこでは島全体が回帰圏となっており、稲葉学園と白石学園の間で戦争が起きています
Q:現実世界との関連はあるのですか
A:現実世界と似た発展をしたものの現実世界とは異なる世界です
また発展の度合いも現実と異なっており、電子機器関係は現代並ながらその他はWW2レベルの科学水準となっています
さらに、現実では存在しない「魔法」がこの世界では実在しています
Q:回帰圏ってなんですか
A:その範囲で死亡した人が生き返る魔法結界のことです。学園島はこの回帰圏に覆われているため、この島で死んだ人は必ず生き返ります
ただし、生き返るのに要する時間は一定していない上、長期間掛かることもあるようです
Q:なぜ学生たちは戦うの
A:稲葉・白石共に本土の東西国家がバックについており、回帰圏という特殊環境での限定代理戦争といった意味合いが強いです
9 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 07:03:39 ID:???
現在、警戒警報発令中
・現在、学園島スレ、自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた等の創作系スレは、age厨と呼称される荒らしによる攻撃を受けております。
・メル欄が【age】となっているのが特徴です(必ずしもそうであるわけではない) 。
・「軍板の総意」もしくは「自治スレの総意」という言葉を使う時もありますが、匿名掲示板の性質上、そんなもの存在しません。
・割れ鳥を使った騙りや、スレと関係ないニュースコピペといった荒らし行為を行う事もあります。
・ツイスター ◆Upy4wcs9SIというコテ もage厨本人の疑いがあります。
・age厨の活動目的は、住民を煽り、スレ進行を妨害することです。反応激禁。スルーしましょう。
・どうしても反応したい時は最悪板に専用スレがあるのでそちらでお願いします
【軍板創作スレ荒らし】age厨対策本部【その2】
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1179577586/ ・コマメに荒らしレス削除依頼を。荒らしのアク禁につながることもあります 。
・何かあれば、避難所の方までご連絡をお願いします。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5513/1129535919/
10 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 07:05:47 ID:???
他板・他スレの皆様へ
本スレ住人のコテを騙る偽者が他スレを荒らしたことがあります。
トリップを確認し偽者の誘導に引っかからないようお願いいたします。
正しいトリップ
タイフーン◆sePHxJrzaM
11 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 07:10:08 ID:???
テンプレ終了
>>1よ、慌てていたのかもしれないが
テンプレくらいちゃんと貼れよ
そうじゃないとage厨と間違われるぞ
まあ、立てたのがage厨でも、それほど悪質な改変は今回は無いのでこのまま使えるが。
12 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 09:53:36 ID:???
13 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 09:54:21 ID:???
14 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 09:55:36 ID:???
15 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 09:56:20 ID:???
■今までこのスレで討議された議題
・ファンタジー世界の市場規模についての考察
・麻薬による世界支配は許されるか
・江戸時代とファンタジー世界の類似性について
・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について
・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか
・F世界での日本経済再生と交易について
・ドラゴン・・・契約方法と空軍戦力としての有効性を考える
・自衛隊的ダンジョン攻略法
・対人地雷と魔法の罠。
・F世界における神の影響力について。
・F世界的陣地攻略法
・熊に見るモンスターの手強さ
・巨大昆虫対策〜界面活性剤から核弾頭まで
・決闘における非致死性制圧法(殺さずにいたぶる百の方法)
・F世界の街道、交通路における運搬手段が道に与える負担うんぬん
・銃弾を受け付けない素材を武具の材料に用いれるか
16 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 09:57:21 ID:???
■さんざんガイシュツの話題
・シーレーン確保における脅威の排除(海賊、海の怪物対策)
・日本が傭兵を雇用することは可能か?
・萌えは是か否か。
・議論は是か否か。
・魔法・怪物の設定(最終的には作者に一存という結論)
・補給が断たれた場合、弾薬を何とか確保可能か?不可能な場合はどうなるか?
・球形以外の世界。
・食糧対策・餓死者の局限−魔物を喰らうモノ−
・在日外国人・異世界住人対策。政治思想の殴り合いは勘弁
・資源・エネルギー問題。
・外交方針について。
・人間と亜人の共生について。
・小官/翡翠/ageを排除できないか?(無理です)
ガイシュツだが、再考察とかは特に禁止されてない
17 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 10:01:50 ID:???
189 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2007/06/02(土) 19:35:21 ID:lAS/5wSg0
>>186 君はもう少し礼儀とか、他人とのコミュニケーションの取り方ってものを勉強した方が良いと思う。
190 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2007/06/02(土) 20:37:31 ID:Td9UQKsI0
>>189 どうせだからレス文を一度読み返すというのも付け加えてあげた方が親切かと。
191 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2007/06/03(日) 01:12:19 ID:IvX.uGKQ0
>>189 それと、自分の知ってることは他人も知っている(場合によってはより深く)という可能性についてもう少し考慮する癖を付けたほうがいいと忠告すべきかも知れないですね。
18 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 12:28:51 ID:???
19 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 19:57:58 ID:???
752 : ◆i3FjaNbBfI :2007/03/03(土) 00:24:17 ID:???
Q:なぜ魔法は、限られた女性しか使えないのですか?
A:戦争期の人体実験によって、魔法適合者の仕組みが少しだけ解明されている。
適合者が唱える魔法には、魔法濃度の濃い吐息が欠かせない。
この吐息は、適合者の肛門から吸引された魔法素粒子が体内で集約され、
体内器官(子宮等)の不思議な影響により熟成され、適合者の意思によって、
吐息に任意の量(但し上限は体内蓄積分)を混ぜられる。
このメカニズムは遺伝現象として子に受け継がれ易い。
対して男性の肉体では魔法ガスを熟成する事ができず、さらに悪いことに
熟成前の魔法素粒子はアクロソームとして体外に強制排出される為、
遺伝子上優性であっても、魔法の使用は非常に困難である。
20 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 19:58:43 ID:???
754 : ◆i3FjaNbBfI :2007/03/03(土) 00:44:43 ID:???
Q:魔法攻撃を防ぐにはどうすれば良いですか?
A:同じ魔法適合者であれば結界魔法で防ぐ事ができるが、
魔法適合者でない者が、物理的な方法で防ぐのは非常に難しい。
そこで学園島世界では、魔法を発動させない方法が発達している。
魔法を発動させるには、
1.魔力の素(マナ)の蓄積、2.魔力(マナ)のコントロール、
が不可欠である。
1を防ぐには、魔法適合者周辺の空気からマナを排除する、肛門からの
吸収を阻止する、体内での集約・熟成を阻害する、
2を防ぐには、詠唱時の精神集中を乱す、日頃から精神的迫害を行い術者の
精神を不安定にする、
等の手段が学園島では広く好まれ、用いられている。
21 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 20:14:11 ID:???
マナ=ザーメンじゃなかった?
ザーメン補給用の装甲車両があったはず。
22 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 20:18:29 ID:???
23 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 20:26:00 ID:???
>>21 アクロソームを備蓄する事自体は理論的に有効。
問題は受け取る側だろうね。
俺は以前設定を、捏造しようと19-20のような嘘を書きました
今は後悔しています
みんな19-20は俺が、捏造した嘘せっていなので信じないでね
24ですがトリップを間違えました
26 :
名無し三等兵:2007/06/03(日) 23:27:16 ID:???
ノビ太スクール水着すら本人の気づかれず奪い取る神業の持ち主
27 :
名無し三等兵:2007/06/04(月) 20:51:50 ID:???
28 :
名無し三等兵:2007/06/04(月) 20:59:07 ID:???
>>27 トリップ間違えたから24は全部取り消しって事だよ。
29 :
名無し三等兵:2007/06/05(火) 01:27:13 ID:???
>>9 コテ叩きはやめてください。
そのレスは削除依頼するように!
30 :
名無し三等兵:2007/06/06(水) 21:04:47 ID:???
見上げると、ミニスカートの中で白いパンティが踊っていた。
ここは地下帝国首都ネグローにゃの観測展望台
敵国である地上の私立小学校の裏門近くに秘密ののぞき穴を作っているのだ。
「発射よーい、発射!」
今日も勢いよく発射された地底の超兵器が勢いよくパンティの中に吸い込まれる。
女の子はびくっ、と身体を震わせた。
驚いて辺りをうかがうがそのうちトロンとした表情になり、かすかにため息をもらしはじめた。
そこへ若い男性が通りかかった。
彼は朝から晩まで自宅でパソコンかせがれいじりに耽る真性キモオタニートであった。
「あ、あのお・・・」少女が恥ずかしそうに声を掛ける。
人との対話に慣れていない若者はたじろぐが、真性ロリータの血がそこを立ち去ろうとはさせない。
「・・・おにいちゃん」少女が擦り寄り小さな手を伸ばす。
「う、そこは・・・」若者は抵抗せず少女を見つめた。
「発射!」
地底より第二射が放たれ若者の肛門を直撃、そのまま精神病院送りとなった。
>>24の実話である。
31 :
名無し三等兵:2007/06/06(水) 23:35:10 ID:???
24可哀そう
32 :
名無し三等兵:2007/06/14(木) 23:22:50 ID:???
age
33 :
名無し三等兵:2007/06/20(水) 20:01:36 ID:???
age
34 :
名無し三等兵:2007/06/24(日) 15:20:32 ID:???
unkounko
35 :
名無し三等兵:2007/06/26(火) 00:29:10 ID:???
36 :
名無し三等兵:2007/06/26(火) 00:35:40 ID:???
37 :
名無し三等兵:2007/07/02(月) 03:24:42 ID:???
翡翠氏に感謝
38 :
名無し三等兵:2007/07/06(金) 00:41:36 ID:???
age
39 :
名無し三等兵:2007/07/07(土) 02:36:27 ID:???
F自スレで翡翠さんに非難轟々。ちょっと酷い。
532 :名無し三等兵:2007/07/03(火) 06:42:12 ID:???
レスが伸びてるから、ssが投下されたのかと思ったら
ヒスイの馬鹿がオナニーしてるだけかよ
隔離スレもらったんだから、そこで大人しくしてろよ
40 :
名無し三等兵:2007/07/07(土) 02:38:04 ID:???
無茶苦茶言いやがる。頃してやりてぇかも。
529 :名無し三等兵:2007/07/02(月) 23:56:15 ID:???
てゆうか翡翠はなんでこっち来てるの。
隔離スレで日記かいてろよ。
自分で「GJ!」とか「投下乙! 楽しみにしてます」とかレスしてればいいじゃん。
41 :
名無し三等兵:2007/07/14(土) 18:57:06 ID:???
保守
42 :
タイフーン ◆sePHxJrzaM :2007/07/17(火) 00:03:46 ID:YpMa3kSn
突然ですが、レスを一つ。
まだこのスレは死んでいません。
絶対に、絶対に昔みたいな盛り上がりを取り返してみせます。
絶対に。絶対にです!
以上です。
43 :
名無し三等兵:2007/07/17(火) 00:12:06 ID:???
頑張りや。
色々大変みたいだけどさ、盛り上がったってことはあんたの作品読みたい奴はいるってことだよ。
ガンガレ!
よくぞ言われなすった。
応援しています。
えーっと、皆さん短時間にレスありがとうございます!
>>43 ありがとうございます。
また良識あるみんなで楽しくやりたいと思っています。
>>44 こんばんは。
翡翠氏のスレも何度か覗かせて頂いています。
>>45 お久しぶりです。
いえ、しばらくこのスレから離れて、違う場所でSSを書いて気分転換ができましたので。
F自スレ分家とも平行して、頑張りたいと思います。
47 :
名無し三等兵:2007/07/17(火) 00:42:57 ID:???
<<君のSSは私も大好きだ。分家からやってきた>>
>タイフーン氏
氏に幸運を。
学園世界に集った方々には集った方々にしか描けない世界があります。
今しか描けない世界&雑談、応援しています。
それでは…
49 :
名無し三等兵:2007/07/17(火) 20:31:51 ID:???
>>45 神降臨!!
鬱患者やタイフーンはゴミだけど大卒正社員の丼炒飯氏は素晴らしい社会人です。
このスレは死んでないけど整備猟兵 ◆lOVpuu7j2Qは死んだかもしれませんね。
50 :
名無し三等兵:2007/07/17(火) 20:45:47 ID:???
51 :
名無し三等兵:2007/07/19(木) 21:07:36 ID:???
>>42 またエロエロ妄想投下して欲しいっす!
マッテマス!
52 :
名無し三等兵:2007/07/19(木) 21:24:11 ID:???
エロエロなら肝井氏の方が抜ける!
早く来ないかな、待ち遠しい
53 :
名無し三等兵:2007/07/19(木) 21:44:28 ID:???
>>52 またみんなで楽しくやりたいね。
肝井さんやツイスター氏、整備氏さんとか。
54 :
名無し三等兵:2007/07/19(木) 21:49:07 ID:???
55 :
名無し三等兵:2007/07/19(木) 21:55:20 ID:???
>>54 いいぞ、タイフーンを騙ってガンガン荒らしてこい。
削除人騙しのレスアンカーは忘れるなよ。
56 :
名無し三等兵:2007/07/20(金) 22:11:14 ID:???
現在、自作自演荒らしが出現しています。
たびたび創作系スレを荒らしてきたタイプの荒らしで、
複数のスレを自演議論で荒らし、対立を煽っている様なので、
荒らしにのせられずスルーするように願います。
57 :
名無し三等兵:2007/07/20(金) 23:48:11 ID:???
避難所にSSきてますよー
58 :
名無し三等兵:2007/07/21(土) 17:05:20 ID:???
3 二〇〇三年一月二十二日 学園島南部 オターキングラード戦域上空
<<こちらAWACSファルケシャンツェ。グラウフォーゲル1、聞こえるか?>>
ザラついた音声に、舞虎はインカムを調整し直す。
寒さのせいか何なのか、完全にノイズは消えなかった。
量産型魔道服を着用した舞虎は滑空翼の角度を微調整した後、空中管制機に通信を開く。
「少しノイズが入るが大丈夫だ。命令を再確認したい」
<<了解。現在、オターキングラード市街に包囲されていた第二軍が白石軍の総攻撃を受けている。
市街からの撤退作業は中断されたが、依然一部の部隊が友軍戦線へ合流できずにいる。君たちは敵をできる限りを叩き、奴らの行動を麻痺させてくれ>>
舞虎の周囲には、舞虎と同じく濃紺と黒で塗装された魔道服を着た空軍所属のSG―――魔道兵が編隊を組んで飛行している。
稲葉空軍第一〇八四戦術戦闘飛行隊第二中隊"グラウフォーゲル"隊の指揮を、舞虎は任されていた。
「簡単に言うじゃないか。アンヴァルト了解!」
<<こちらの戦力に余力は無い。頼んだぞ>>
稲葉の戦力は常に余力を欠いている。
ギリギリの戦線を支えるのは優秀な前線指揮官たちと、化け物じみた一部のエースたちだ。
それこそ稲葉には一人で戦車を二百台も三百台も撃破する奴や、一晩で五十人を射殺する狙撃兵がいる。
舞虎は彼らの活躍を聞く度に、事実は小説よりも奇なりだと痛感させられていた。
「給料を値上げしといてくれ。みんな、準備はいいな?」
「は、はい!」
「声が震えているぞ。一度深呼吸しておけ」
「はい!」
SGたちは皆、まだ経験の浅い新米揃いだ。
無理も無い話で、稲葉全体でも魔道兵はまだ五十人もいない。
二〇〇一年の十二月に白石がWG―――魔法少女を戦線に投入して以来、稲葉はその対策に追われてきた。
過程の中では電動戦車や人型ロボットなど多種多様な兵器がWGへの対抗手段として開発されたが、最終的にWGは同じWGをもって制するべきだと結論が出た。
その陰で政治的、癒着や圧力の文字が見え隠れする形での結論だったが・・・。
「みんなよく聞いてくれ。交戦状態になったら、私についてこい」
「しかし、アカデミーでは個人の自由な裁量こそ勝利を導くと・・・」
新米の言葉に、英雄の存在というものは悪癖だなと舞虎は思う。
大砲鳥の異名を持ち、個人で戦局を覆すことを平気でやってのける華菱有紀は稲葉の超個人主義を傾ける最悪の逸材であり、事実稲葉では組織的な行動より、少人数や個人での戦闘が奨励されることが多い。
それは正解でも無ければ間違いでも無いのだが、舞虎個人は間違いだと思っていた。
「誰しも有紀大佐やノエル中佐のようになれるわけじゃない。いいな!」
「了解です!」
戦域に接近すると、白石のWGたちが舞虎らに気付いた。
相手にするに値しない残敵に飽き始めていたWGたちは、舞虎の編隊の姿に目を輝かせた。
<<敵の増援を確認!首と足があるぞ!>>
<<稲葉のWGか。警戒しろ>>
<<あんな付け焼刃。アタシ一人で!>>
<<待て!>>
馬鹿め、と舞虎は心の中で微笑む。
教科書通り―――いや、元也のやっているテレビゲームの敵キャラの方が幾らかマシかもしれない。
「グラウフォーゲル1から各員へ、一人突出した。"網"の中へ誘い込め」
「了解!」
「了解!」
五人で編成された編隊は散開し、WGは指揮官の舞虎に向けて一直線に突進してきた。
舞虎はステッキの一撃を左手にマウントされたスコップで受け止め、鍔迫り合いをする。
<<へっ!捕まえた!>>
「どうかな。周りをよく見ろ」
既にSGたちは、狩りの準備を終えていた。
SGの左腕には、銛付きのワイヤーが装備されている。
「グラウフォーゲル2、アンカー準備良し!」
「3、準備できました!」
「こちらグラウフォーゲル1。やれ」
SGたちはショックアンカーを射出し、WGの手足に巻き付けていく。
WGが動くと、極細のワイヤーが皮膚に食い込んだ。
<<これは・・・何!?>>
「いいぞ。電流を流せ!」
舞虎の命令と同時に、WGに高圧電流が流された。
SG達はすぐに命令を実行した。
WGの体に高圧電流が流され、WGは苦悶する。
<<うわあああああああ!>>
舞虎は急いで距離を取り、矢継ぎ早に命令を下す。
「トドメを刺せ!」
「仕留めます!」
「くたばれ!」
SG隊はそれぞれ対戦車ライフルや試作型のフリーガーファウストをWGに向け、一斉に引き金を引いた。
SGの砲火はWGに吸い込まれ、WGは爆発に包まれる。
「やった!撃墜確認!」
舞虎は喜ぶ仲間を見ながら、自分の考えは間違っていないと確信を強めた。
―――集団戦法は、単独戦法を上回る。
今日はここまでです。
65 :
名無し三等兵:2007/07/21(土) 23:34:59 ID:???
集落みたいな場所に案内された
変態達の集まる場所らしい
「結構人がいるのね 何あれ・・・顔にチンコついとる・・・」
タイフーン「マ○コの肉の動きを近くでみたいがために鼻をチンコに進化させた亜種でやんす」
「あのパンツ男は?」
タイフーン「変態仮面さん この集落の秩序を守るヒーローでやんすよ」
「あのヤクザは?」
タイフーン「殺し屋1を読んでくれでやんす」
「なんだか皆楽しそうにやってるじゃない」
タイフーン「そうかな・・・ここも昔は自然のあふれる豊かな土地だったんでやんすよ」
タイフーン「昔は変態を誇りに思う人ばかりだったけどいつのまにかこの場所は前世で変態を隠し
この場所で隠し通していた己をさらけ出す人ばかりになったでやんす」
タイフーン「変態の神は我々を見限った」
「あんたさっき、楽園だって・・・」
タイフーン「そう・・・5年前まではね さっきの言葉は訂正させてもらうでやんす」
タイフーン「逃げ出した先には草木も生えない同じ感情を持った人種の馴れ合いの場所でしかない
っていう・・・・神の皮肉でやんすよ」
66 :
名無し三等兵:2007/07/21(土) 23:42:31 ID:???
「はい。あ、あっしはタイフーンというでやんすよ」
(うぜぇ・・・)
「ってかここは何処なの?」
タイフーン「ここは変態達の楽園でやんすよ・・・」
タイフーン「数々の英雄の魂が眠る楽園でやんす」
タイフーン「あっしはね。記憶を無くし、楽園に投げ出された醜いブタでやんすよ」
「はいはい。聞いて無いから。おつかれさん。」
67 :
名無し三等兵:2007/07/21(土) 23:45:12 ID:???
新シャア板の高畑とかイシュタムとかいうコテハンが荒らしてるらしいな
68 :
名無し三等兵:2007/07/21(土) 23:48:00 ID:???
うそつき乙
69 :
名無し三等兵:2007/07/21(土) 23:49:39 ID:???
タイフーン氏、更新お疲れ様です。(・・)>
早速読ませて頂きます☆
ところで関連ナナメ閲覧で申し訳ないのですが、
ホト親父やハンナ(総統の最後の1週間)がモデルな人物は既出なのでしょうか。
シューペア軍需相とか。
71 :
名無し三等兵:2007/07/22(日) 00:32:18 ID:???
>>70 感想乙です。
翡翠氏の後光でタイフーンの駄文が輝いて見えますな。
・・・;
10年後?の漫画&映画のシナリオの雛形と思えば、
んー拒否感なくなると思うのですが(w;
戦史原理主義者のアタシでも、
TV画面に列車砲が登場したら釘付けの筈ですよ〜。
模型全盛期のオールド住民なら尚更ですかと〜。
(〆
73 :
名無し三等兵:2007/07/22(日) 12:17:27 ID:???
ノエルとか気軽につかってるけど、
意味わかってんのかと少一時間(ry
74 :
名無し三等兵:2007/07/22(日) 15:37:31 ID:???
>>73 舞虎はあくまで「個人=大戦力」の象徴としてノエルを見ていたんじゃないか?
75 :
名無し三等兵:2007/07/22(日) 18:03:39 ID:???
>>74 ばーか。お前ら、ノエルという単語を理解してないだろw
76 :
名無し三等兵:2007/07/22(日) 18:04:58 ID:???
ユミコって可愛いよね。
早くひきこもりから立ち直って!
「Tバック露出事件」のユミコちゃん、またまたお騒がせ―カナダ
http://www.recordchina.co.jp/group/g9184.html 2007年6月23日、昨年チャリティーショーで空中ブランコに挑戦し、ズボンが脱げて
黒のTバック姿をあらわにしたユミコ・チェン(鄭希怡)が、カナダのトロントでまたまた
お騒がせ事件を起こしてしまった。
同日、トロントで開催された新人歌手コンテスト番組にゲスト出演したユミコだが、
ステージで歌い踊る最中に、チューブトップタイプのワンピースが徐々に下へとずれた。
すぐ気づいて押さえていたユミコだが、結局は両方のバストトップを観客の前であらわに
してしまい、3秒ほどカメラにも映ったという。
観客によると、その後タオルで胸元を押さえながらステージに戻ったユミコだが、
ショックのあまり言葉を失っており、気まずい雰囲気だったという。
すでに香港へ戻っているユミコだが、インターネットに同映像が多数流出している
事実を知って「引きこもり」状態らしく、特にコメントを発表していない。
(翻訳・編集/Mathilda)
77 :
名無し三等兵:2007/07/22(日) 18:30:24 ID:???
>>76 うおおおお!!!
画像はどこだーーー!!!!!
78 :
名無し三等兵:2007/07/22(日) 19:27:19 ID:???
もう何も書きたくない
さようなら
80 :
名無し三等兵:2007/07/22(日) 22:20:20 ID:???
↑初心者乙w
こんばんは。続き投下です。
4 二〇〇三年一月二十二日 学園島南部 オターキングラード戦域上空
「あいつか!」
高速で小さな陰の編隊とすれ違い、ユウキは制動をかけて急旋回した。
先ほどよりも小さい出力で腹部の魔道砲を、編隊に向けて放つ。
<<警告!レーザー攻撃だ!>>
<<ブレイク!ブレイク!フレア!>>
駄目か、とユウキは苦々しく吐き捨てた。
彼女の魔道砲は威力こそ高いが、誘導されないのが欠点だった。
戦車や爆撃機は楽に仕留められるが、ただでさえ小さい的―――WGには命中させることが難しい。
「避けた!?ええい、ハイテクか!エネルギーも!?」
ユウキは時折、ローブが点滅することに気付いていた。
ガス欠―――体内のマナが限界に達し、マナを消費することで具現化するローブが維持できなくなる―――が近いからだ。
敵の編隊は方向を変え、銃撃を加えながらユウキへ肉薄する。
ユウキはそれを結界で弾き返しながら、距離を詰めた。
<<散開!訓練通りでいい>>
ユウキの驚いた声が聞こえたのか聞こえなかったのか、稲葉のWGの口調は冷静だった。
敵は場数を踏んでいるらしい。
まだ実戦経験の少ない稲葉のWGも、中には手練がいるようだ。
<<グラウフォーゲル1より各員、向こうは一人だ。訓練通りにやれば勝てるぞ>>
「フフ・・・言ってくれるじゃない」
ユウキは気合を入れ直し、最大速度で編隊へ突っ込んだ。
銃が作動不良を起こしたのか、一人のSGが編隊から孤立している。
<<しまった!>>
「もう遅いわよ!」
ユウキは両拳を合わせ、ハンマーよろしく振り下ろした。
腹部魔道砲以外のユウキの武器は、自分の体―――つまり、殴るか蹴るかしかない。
ローブの着用によって著しく身体能力が向上している所為か、突撃砲の側面装甲を破るぐらいはできる。
「何!?」
だがその鉄槌は、空しく空を切った。
指揮官のWGがユウキのターゲットの背中を掴み、離脱する。
<<す、すみません隊長!>>
<<気にするな。2、3、4、5、火力を集中しろ>>
<<了解!>>
ユウキから距離を取った稲葉のWGたちは、一斉にライフルやフリーガーファウストで集中砲火を浴びせた。
「いつもの稲葉じゃない!」
ユウキは悪態をつく。
稲葉と言えば、いつだって一人の怪物じみた奴が戦局をひっくり返してきた。
だが裏を返せば、稲葉には単独行動を重要視する兵士が多く、数的優位に立とうとする敵は少ない。
「ロケット弾が!?」
ユウキは急機動を繰り返して、背後から迫ってくるロケット弾を振り切ろうとする。
だがロケットは何らかの形で誘導され、ユウキを追い続けた。
「ええい!女の尻を追いかけて!」
ユウキはエネルギーを搾り、腹部魔道砲でロケットを迎撃する。
"線"で狙い撃つのではなく、"面"で薙ぎ払う。
<<試作機風情が、量産機に勝てるはずがない!>>
「なんだと!?」
ロケット弾が爆発に包まれた後、稲葉のWG―――恐らく指揮官の声が無線に入り込んでくる。
確か濃紺の髪で、対戦車ライフルを持った奴だ。
<<お前らは所詮、完成されていないプロトタイプに過ぎん。だが、我々はデータと経験を糧に生み出されたマスプロダクション! 量産機に勝る試作機など存在しない!>>
「言うじゃない。確かにその通りだけど!」
全くその通りだとユウキは考えている。
兵器としてのWG―――魔法少女は不完全なことこの上ない。
だが稲葉の連中が着ている"量産型"とやらは、全員に平均した能力を与えることができるのだ。
単一の兵器としての視点から見れば、ごく限られた個人単位の能力よりも、多数の平均的なバランスの方が量産品として圧倒的に優秀だ。
「でもね、戦場に百%など存在しない!」
ユウキは叫ぶ。
フェイスガードが顔の下半分を覆い、より戦闘に適した姿へと変わる。
「一%でも勝利できる可能性があれば十分!」
投下終了です。
87 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 21:33:55 ID:???
投下乙です。
>量産機に勝てる試作機など存在しない
確かにw
88 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 22:15:10 ID:???
>>86 無駄な書き込みは止めてよね
おまえの妄想が翡翠氏の小説に敵うわけないからね
89 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 22:19:24 ID:???
90 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 22:21:40 ID:???
>>89 乙!
君を待っていた。
やっぱあんたが最高!! センスもいいし、コテハンになればいいと思う。
91 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 22:23:13 ID:???
89氏は私も大好きだ
92 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 22:24:43 ID:???
>>89 今までないくらいに萌えてしもた…
続き待ちつづけるぜ
93 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 22:28:38 ID:???
>>89 過疎スレに神降臨
創作AAはいいですねぇ
癒されました
94 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 22:33:40 ID:???
89式さん人気だなあ。
漏れは肝井たんラブさー
95 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 22:59:29 ID:???
96 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 22:59:29 ID:???
>>82-85 う〜ん……失敗作って感じです。
名前のセンスが古い、セリフが悪い意味で厨臭い
ありきたりなお約束の積み重ねが予想通りの期待はずれで「あ〜読む気無くす」って感想になります。
97 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 23:02:14 ID:???
>>96 ガンダムのパクリみたいなセリフが多いよね。
>「なんだと!?」
とかモロだし。全体的に古臭く感じるのはそのせいかも。
98 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 23:04:06 ID:???
99 :
名無し三等兵:2007/07/23(月) 23:04:55 ID:???
89氏見てるとなごむ。
>>50 これも89式氏かな?
こっちはCall50氏って呼んじゃおうかな?
新シャア板に報復爆撃してきました。
みんなで楽しくやりましょう
タイフーン氏乙です。
続き期待してます。
現在、自作自演荒らしが出現しています。
たびたび創作系スレを荒らしてきたタイプの荒らしで、
複数のスレを自演議論で荒らし、対立を煽っている様なので、
荒らしにのせられずスルーするように願います。
夜勤明けで寝る前に見てみようと思ったら、
なんですかこの狂態は
よくわからないのであげときます
>>110 おまえは名前がいいな。
警察とか好きか?
>>111 110、頭はいいらしいが、冗談が通じなさそうだね
113 :
名無し三等兵:2007/07/25(水) 17:35:29 ID:Kf06m8XR
あ
こんにちは。
昼休みに投下です。
5 二〇〇三年一月二十二日 学園島南部 オターキングラード戦域上空
「一%・・・なるほど。お前ららしい考えだ」
舞虎は口元を緩める。
一%の希望の縋るよりも、舞虎は九十九%の絶望を打開する方法を先に考える性格だ。
「戦場のエースというのは、戦場に長く居すぎた奴の過信だ」
対戦車ライフルの砲火を浴びせ、WGを弾き飛ばす。
セミオートで断続的に二十o弾を撃ち込み、WGに反撃する隙を与えない。
「お前のことだよ」
一時的に動きを止めたWGを、仲間のSGが追い討ちをかける。
稲葉のSG隊は魔法を使えるほどマナに余力が無く、実弾兵器を主力にしているのはそのためだ。
とは言え、舞虎はアクセルなんたらだのディバインなんたらだの、一々声に出して魔法を唱えるのは気の乗らないことだった。
無論、深夜にやっている魔法少女のバトルアニメは嫌いではないが。
<<ほざけ!>>
WGの腹部が光を増していく。
先ほど舞虎は、戦車隊がWGのレーザーに似た攻撃で損害を出したという報告を受けている。
舞虎は強い危機感を抱きつつも、部下に命令を下す。
「グラウフォーゲル2、3!電磁防護幕展開!」
「グラウフォーゲル2、了解!」
「グラウフォーゲル3、了解!」
光の渦がWGの腹部から放たれ、間一髪でSGたちが連結させた電磁防護幕に食い止められた。
WGはグラウフォーゲル4を狙っていたようだった。
<<なんだと!?弾かれている!>>
ある博士の発明品が伊達では無かったので、舞虎は押し付けられるのも悪くないと思ってしまう。
電磁防護幕―――まるで漫画にでも出てくるバリアに似た装置は、博士の電動マジックによって類い稀なる防御力をSGたちに与えるのだ。
ただ異常に金がかかる上に、博士が手作りで作っているが故に、その数は決して多くない。
「一人で何でもできると思わない方がいい。グラウフォーゲル4、5!トドメを刺せ!」
「ウィルコ!」
「了解です!」
つい先ほどと同じように、アンカーがWGの手足を絡め取った。
グラウフォーゲル4とグラウフォーゲル5が、それぞれMG42とフリーガーファウストを携えてWGへ突っ込んでいく。
WGは逃げようとするが、先ほどと同じようにワイヤーが体へと食い込む。
「捕まえた!」
「電流を流します!」
高圧電流がワイヤーを伝って、WGの体へ流された。
舞虎は勝利を確信する。
<<うわあああああああああ!>>
舞虎は悲鳴を上げるWGに対戦車ライフルを構え、スコープの十字に彼女の頭を合わせた。
グラウフォーゲル4とグラウフォーゲル5もまた、WGに狙いを定める。
「こちらグラウフォーゲル1。終わりだ」
冷め切った舞虎の言葉に対して、WGは熱気を含んだ叫びを上げる。
高圧電流を流されながらも、まだ戦意は衰えていないらしい。
<<言ったはずよ!戦いに百%など存在しないってェ!>>
WGの体に光が―――マナが輝き、絡んだワイヤーを掴み取った。
<<それで勝ったつもりかァ!>>
電流が―――いや、WGの体からマナがワイヤーを伝わって、SG達へ逆流し始めた。
ワイヤーを伝わったマナはアンカー射出部まで入り込み、トラブルを引き起こす。
「アンカーが!」
「グラウフォーゲル1より各員、アンカーをパージしろ!」
「了解!」
舞虎はすぐに、SGのアンカーを切り離させた。
インカムで空中管制機を呼び出し、叫ぶ。
自分はミスを犯したと、舞虎は自分を責めた。
「ファルケシャンツェ!"缶切り"を呼んでくれ!」
<<駄目だ。許可できない。敵は全戦線で攻勢に出た。グラウフォーゲル隊、今すぐ戦線に合流せよ>>
空中管制機は苦々しい口ぶりで言った。
「しかし!」
<<これ以上は無理だ。救出部隊の損耗率が五十%を超えている>>
「・・・了解。スモーク!」
舞虎はSGたちに煙幕弾を発射させた後、WGが煙に包まれている間にブースターを吹かして後退させる。
眉間に皺を寄せ、舞虎は苦渋の表情を浮かべた。
「仕留めそこなったか・・・私のミスだな」
「大尉、全員無事です!」
「お前たち・・・」
部下たちは小さく敬礼する。
その姿に、舞虎は救われたような気がした。
「そうか・・・よし、戦域より離脱する!」
舞虎は心の奥で、真の勝利とは何かと思い出す。
一人も仲間を失わないで帰ること―――それこそが勝利だと。
投下終了です。
「灰色鳥が舞う日」はこれにて終了です。
次作は後日・・・。
wikiを更新してきます。
投下乙です。
お疲れ様です。
電流攻撃→逆流は王道パターンですねw
稲葉の魔法少女?は実弾兵器しか使えないのか…。
またタイフーンに汚物を投下されちゃったね
>>122 それでも十分だろう。負傷兵の急送や偵察にはエラく役立つと思うぞ>魔道兵
空軍が飛行隊だと校防軍じゃ魔道擲弾兵とかになるんだろうか。
>>124 虎みたいに独立大隊組んで運用じゃね?
変に分散させても使いにくそうだし、何より稲葉兵の中には魔法少女への確執というかアレルギーみたいなものがあるかも試練。
>>114-119 夏休みに入ったら迷惑が活性化しちゃったよ
定職ついてなさそうだね
学生?
ユウキの腹ビームでサザビー思い出したのは秘密だ
痛い妄想で盛り上がっている奴らがいるなぁ
中学生までならいいけど
二十歳過ぎが混じっていたら黄色い救急車呼ばないといけないな
ところで本編はどうなったのでしょうか。
>>127 なぜか寄生獣を思い出した私よりマシ。
>>129 おおっ神降臨!!
お仕事はもう慣れましたか? 職場の人間関係は良好ですか?
そろそろ新しい靴など買って夏前にリフレッシュしましょう!
1月ごろに予告していたSSの進行状況はどうですか?
どんな内容か忘れてしまいましたが、新作待ってます。
なるべく早くお話ください。
寄生獣の作者は高品質な歴史物も書いていますね。
熱いものを冷静に描く技術はすごい。
「エウリュアロスの車輪」にはガチ燃えました。
>>125 空軍なら史実のJV44みたいなエース部隊だろ。
ただ現実にあった部隊なのに、著しくリアリティに欠けるところなんだが。
寄生獣作者の岩明均のキャラは精神のバランス感覚がリアルで共感できる
タイフーンが妄想するような奇をてらっただけの下劣下品キャラはいつも見苦しいですな
いっつも頭悪い行動するからいらいらさせられるよ
名前見ただけで気分が悪くなる
丼炒飯氏が最後にSS投稿したのはいつだったかな?
314 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/01/01(月) 01:08:59 ID:???
せっかくだから対になる昌毅編も書いてほしいな
918 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/01/20(土) 08:55:59 ID:???
>>314なお話を書いている。
981 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/02/07(水) 00:30:44 ID:???
こういう流れになると、設定とか度外視して何か書きたくなるから困る。
早く書いてちょ
>>132 新型ジェット乗ってパイロット全員佐官で勲章持ちとかどんな厨部隊だよwww
どう見ても実在した部隊です本当に(ry
経津君が気を利かせて唐沢並の武装と高い技量の魔道兵でゆかりの身辺警護部隊作ったりするのかもしれない。
つーかとある板のとあるスレをここにいるコテの偽物が荒らして、その偽物がここで本物を批判してる…この訳の分からん状況に誰か解説を
自演で対立煽って、創作系スレを共倒れにさせようとしている荒らし。
この手の馬鹿が今まで幾つもの創作系スレを潰してきた。
とある板というかまさに今おすすめに入ってるスレだよ
>>138 759 名前:通常の名無しさんの3倍 投稿日:2007/07/24(火) 14:37:02 ID:Tq/db9aD
荒らしてるのタイフーンの偽者(本物とトリップが違う)の通称・age厨(態々メル欄にageと入れて荒らすことから命名された)。
何か知らんが本物のタイフーンが気に入らないらしく数年に渡って関連スレ荒らしてるんだよ。
ここで荒らしてるのも、軍板の本物のタイフーンの居るスレを荒らして欲しいから。他の複数の板でも同じ事してる。
常時ID表示にすれば自演ができなくなり自然と居なくなりますよ。
>>140 荒らしは専ブラも使えないってことかww
初心者なのは確定的に明らかww
いくらか質問。
保安警護委員会の前聞いたことを書いてくれてもそれはそれで助かる。
1.結界の範囲は島から何km圏くらい?
2.横文字フルネームの人をあまり見ないんだけど、何か意図があるのか?
3.英仏伊日の生産型?を持つ学校ではなく、国はあるのか?
4.3があるとしたら方角的にどちら?
こんばんは。
>>143 お答えできる範囲内で返答させて頂きます。
>島から何kmぐらい?
「島より広くて本土に触れない」ぐらいにしか考えていません。
変に設定すると足枷になりそうで・・・すみません。
>横文字フルネームを見ない
当初の設定の名残です。
変に残したまま他の部分を増やした(変更した)ため、今の状態になってしまいました。
>英仏伊日の学校
そこは設定していません。
設定ミスばかりでごめんなさいorz
連レスすみません。
>保安警護委員会
ここに所属するキャラを主人公にした短編を近々落としますので、少々お待ちを
>>144 どうもありがとう。諸事項ほぼ了解。
疑問に思っただけで責めてる訳じゃないし、
こっちが楽しませてもらってるからあんまり謝らないでほしいw
穴があったら塞げばいいんだし。
ただ、3なんだけど英仏伊日の生産型を持つ国家が
本国というか、本土方面?にあるのかなー?と疑問に
思ったのだけど、そこも未設定部分ってことでOKだろうか?
んでは
>>145と前々スレにあった潜水艦話を書いてる人に期待しつつ。
こんばんは。
>>146 >生産型国家及び本国
そこも未設定部分ということでよろしくお願いします。
>>147 了解です。しばしお待ちを。
それではSS投下。
バスヌールの幽霊
プロローグ 二〇〇二年十月二十三日 学園島南部 ノブルク地区 稲葉軍前線基地
「オタグラ、まだ陥ちないのか?」
「あと三日もすれば終わりだよ。今年はもうこれぐらいにしてほしいぜ」
兵士たちは雑談を交わしながら、基地の外にある自販機に小銭を押し入れた。
お目当ての清涼飲料水を取り出すと、それを片手に歩き出す。
オターキングラードにほど近い前線基地には三号戦車や、数は少ないが長砲身の四号戦車の姿もあった。
「全くだ。嫌になるよ」
稲葉軍兵士の間でもっぱらの話題は島最大の電気街オターキングラードを舞台にした戦いのことだ。
今年の九月末に始まった大規模な市街戦は、一ヶ月以上経過した今もなお続いている。
元々市街に逃げ込んだ白石軍残党の掃討をきっかけにして始まったこの戦いは今や、稲葉が一個軍を投入するまでに拡大化していた。
「おっ。あれ見ろよ」
兵士は、しゃがみ込んで地面を見つめている少女の姿に気付いた。
緑や青の軍服ではなく、後方で着る制服を着ている。
その横顔が酷く魅力的に感じられて、兵士はニヤニヤと笑いながら歩み寄った。
「君、中等部の子か?こんなところで何をしてるんだい?」
「空・・・見てる」
薄いピンクの髪の少女は、蟻の巣に興味を持っているようだった。
彼女の視線の先では羽をもがれたトンボが、生きながら群がる蟻に解体されているところだ。
それを微笑で見続ける少女に、同僚は少なからず嫌悪感を覚えたようで、兵士の肩に手をかける。
「おい、やめとけよ」
制止する同僚を無視して、兵士は続けた。
本校から遠く離れたこの地には娯楽が少ない。
彼のような校防軍の下っ端の楽しみは、女兵士を口説くことぐらいだ。
「この基地には悪い奴もたくさんいるからな。俺たちと一緒に来ないか?」
兵士の声に、少女は人差し指を下唇に当てた。
おどけた顔で、少女が唸る。
「う〜ん・・・」
少女の足元では、バラバラになったトンボが蟻によって巣穴の中へと運ばれていた。
どうやら少女は、自分の下で起きているスプラッタに飽きたらしい。
「ねぇ」
「なんだ?」
「お兄ちゃんたちさぁ・・・」
少女は両手で、スカートをたくし上げた。
スカートの中には何も無い―――はいていなかった。
少女は悪戯めいた微笑みを呆然とする兵士に送った。
「”しよっか?”」
1 二〇〇二年十月二十三日 学園島南部 ノブルク地区 稲葉軍前線基地
「綸子、頼むから兵士を病院送りにしないでくれ」
石沢義昭SS少佐は基地の中を歩きながら、大きくため息を吐いた。
締まった長身の体は濃緑色のコートで包まれ同じ色彩の帽子を被っている。
ただ彼の顔の左側は、醜い火傷の跡で覆われていた。
左目があるはずの場所は、黒い眼帯で塞がれている。
「こんな華奢な女の子に潰される奴なんて、使い物にならないでしょ?」
側を並んで進む少女は、無邪気に笑った。
小柄な体躯、髪は薄いピンク色、幼さの残る顔立ちをしてはいるが、漂う雰囲気は大人のそれに近い。
制服は軍服では無く、学校で普段着用する女子用のセーラー服を着ていた。
「いやまあ・・・それを言ったらオシマイだろう」
「そう?ま、いいや。デート、どこに行く?お兄ちゃん」
少女の言葉に、義昭は思わず咳き込んでしまった。
少女の名は石沢綸子(いしざわ・りんず)、稲葉武装親衛隊の少尉であり、義昭の義妹である。
「お、お兄ちゃんって言うのはやめろ!それにデートじゃなくて任務だ」
「お兄ちゃんの方が色々都合いいのよ。ね?」
義昭は苦々しい表情を浮かべた。
綸子と義昭は戸籍上兄妹ということになっている。
それは島内だけの話であり、血縁は無いが―――。
「まあ・・・それはそうだが」
義昭の言葉に、綸子は渋い顔をした。
色々と事情があって綸子が自分の妹扱いされることは、任務の一つとして納得できる。
だが、綸子が自分のことを兄妹の間柄の関係以上を望むことが、義昭にとっては閉口させられることだった。
「手・・・放してくれよ」
「やーだ。理由がありません」
義昭は顔を紅潮させ、左手に抱きつく綸子を引き離そうとする。
結構な力を入れているつもりだったが、綸子は微動だにしなかった。
「綸子、作戦の再確認だ。腕を放してくれ」
「ぶー」
「命令だ少尉。手を放せ」
「こんな時ばっかり上官になって・・・」
悪態をついて腕を放した綸子を横目に、義昭は遠くに聳え立つマスドライバーを指差した。
「俺たちが来たのはバスヌール宇宙港を奪い返すためだ。あそこにあるやつ、見えるか?」
「ジェットコースターなら見えるよ」
「そう、それ。あれを奪う」
義昭が指差した先を、綸子が背伸びして追った。
手袋で覆われた指の向こうに立つマスドライバーは、戦争以前にこの島で行われていた東西合同の宇宙開発プロジェクトの亡骸だ。
元々稲葉側の保有物だったが、開戦後は白石の手に落ちている。
「なんで?」
綸子の青い瞳に覗かれて、義昭は焼け落ちていない右目を逸らした。
「そりゃ・・・命令だからな」
それ以外に答えようが無い。
命令を与えられて、それを最大限に実行するのが義昭達のすべき事で、余計な詮索は不必要だった。
「お兄ちゃんってさ、仕事に縛られて家庭無くしそうだよね」
「なっ・・・!失礼なことを言うな!」
仕事―――学業の傍ら兵士をやっている―――ことは稲葉においてごくポピュラーなことだが、仕事に入り込みすぎて私生活を滅茶苦茶にする奴も時たまに出てくる。
精神的に疲労したSS隊員が喧嘩相手を射殺した、幻覚を見て寮の窓から飛び降りたといった話は報道されないにしても、ある程度高い階級だと願わずにも耳に入ってくるものだ。
「でも大丈夫だよ」
綸子は上目遣いに義昭を見た。
色目を使われた気がして、義昭は慌てて視線を逸らす。
それに構わず、綸子は前に回り込んで義昭に抱きついた。
「り、綸子・・・」
コートに、綸子は義昭の体に顔を埋めた。
コート越しに伝わる、細い腕の感触とコロンの香りに、義昭は自分の顔が急激な勢いで紅潮していることに気付いた。
心臓の鼓動が急に高まり、脳から思考能力と判断能力が急激な勢いで奪われていく。
「全部無くなっても、綸子はずっと傍にいてあげるから」
「あ・・・あの・・・」
義昭はどもり、擦れるような声を出した。
綸子は僅かに頬を赤くして、緩んだ表情で義昭を見る。
「いいよ・・・お兄ちゃんなら」
綸子は頬を赤らめ、目を瞑って義昭に顔を近づけてきた。
艶やかな唇が迫り、義昭は反応に困る。
これは応じないべきか、それとも・・・。
いや、義理とは言え綸子は妹であり、卑猥なことはできない。
しかし、目の前には―――。
「アハハハハハハハ!」
義昭が目を瞑ると、綸子の笑い声だけが聞こえてきた。
目を開けると、綸子が腹を抱えて笑っている。
「か、からかったな!」
顔を蛸のように赤くして怒る義昭に、綸子は小さく舌を出した。
「お兄ちゃん最高にバカ!でもそこがいい」
今日はここまで。
では失礼します。
投下乙です。
マスドライバーは戦争前に作られたということは…。
学園島入植者の所有する馬と女生徒で獣姦してくれ
あと軍用犬も
遂にマスドライバーまで出てきたんですか……
実験モデルみたいなもんかしらん。
あと、義昭の女難の相強すぎ。
>>159 感想乙です。
あなたがいないとスレがダメになってしまいますね。
ところで通勤で車に乗りますか? 自家用車は何に乗ってます?
丼炒飯氏がどんな趣味をしているか知りたいです。
>>159 丼炒飯は選挙でどこに投票されましたか?
今回は民主が人気というより自民の不信任といった感じの結果でしたね。
いつ、どんな理由で国民を選別し切り捨てるか不安な時代です。
将来の保険に年金手帳はしっかり管理してくださいね。
162 :
161:2007/07/31(火) 00:25:28 ID:???
失礼、丼炒飯氏に敬称を付け忘れていました。
ごめんなさい。
>>159 考察乙です。
丼炒飯氏のつじつま合わせでたくさんの作品が救われてますね。
人のフォローもいいのですが、自作品の発表も始めていい頃合いです。
御自身の創作も頑張ってください。
そこいらで援護要請してるのはお前らか?
いいえ違います。きっと新シャアのやつらの自演だと思います。
>>164 うちに何の利益がある?
これが答えだよ
167 :
名無し三等兵:2007/07/31(火) 16:30:04 ID:UPRgKJ8l
ばーん
ここも常時ID表示にすりゃ程度の低い自作自演する阿呆が居なくなると思う。
>>159 電磁石でなく火薬による爆発で連続して加速と言う方向でw
沖縄で地震?
171 :
名無し三等兵:2007/08/01(水) 00:17:56 ID:BiI5AzKl
沖縄県地震キター
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>>173 丼炒飯氏はそんなスレ見ないyo
ところで丼炒飯氏は大学を卒業して前の女と別れたそうですが
新しいセックスパートナーはもう見つけていますか?
丼炒飯氏なら女性のほうから近づいてくるでしょうね。
社会人初の夏を楽しんでください。
こんばんは。
>>159 それで一本話作れそうなんですけどね>マスドライバー
これもネタにして後々何か作るか・・・
>>169 MTHELの携帯型出そうと思ってる(ry
それでは続き投下です。
2 二〇〇二年十月二十三日 学園島南部 ノブルク地区 バスヌール宇宙港防衛線
<<各部隊、マスドライバーを死守しろ!撤退は許可できない!>>
上の連中は何を言っているんだ、と、白石学園魔法軍少尉に所属する前原弧野菓は疑問に思った。
対空砲火を掻い潜って、弧野菓がステッキから放ったマナの火線が地上を進む稲葉軍の戦車隊を襲う。
爆炎の中から砲火が飛び出し、弧野菓は結界を張りつつ回避する。
「こんなレールを守って、何になるのよ!」
周囲では地上部隊から撃ち上げられる対空砲火に捕まり、味方のWGたちが撃墜されていく。
砲火を掻い潜ったWGは車両に取り付き、近接攻撃で戦車を叩き潰す。
稲葉の地上部隊は空に銃火を向け、WGたちの攻撃を間一髪のところで断念させる。
「タダじゃないのよ・・・人の命は!」
焦げ茶色の髪に、双眸は青く、人形に似た繊細な顔立ちの中に意志の強さが垣間見えた。
ローブは白を基調にして、各関節や装備品に金のアクセントが施されている。
「上の意向ですよ。いつものこと、こっちは従うだけです」
右手にマウントされたステッキ―――ただそれはあくまで呼称で、実際には盾と銃が一体化したユニット―――から火球を撃ち出してハーフトラックを炎上させると、友軍のWGが近付いてきた。
WGは白石学園の同盟校である鈴鹿学園からレンドリースされたバズーカ砲を携え、ステッキは使っていない。
「わかってるわよ」
弧野菓はマスドライバーをちらりと見た。
希望を込められて空へ向けられた橋は今、若者たちが殺しあって奪い合いをしている。
マスドライバーを作った人々はこんな未来を予想できたのだろうかと、弧野菓は皮肉に思った。
「稲葉も好きね。宇宙にまで戦線を拡大するつもり?」
「宇宙には夢があるんでしょう。よくは知りませんけど」
「人の夢を奪っておいて・・・あいつら」
戦友の言葉に思わず、弧野菓の心中に熱いものがこみ上げて来た。
彼女を含めて多くの白石学園生徒が、その夢を無くした。
もし戦争が起きなければ、弧野菓は魔女としてここにいることはないだろう。
「少尉」
「ごめん・・・」
「憎い憎いで戦争をやったら、ただの殺人です。ドライにやりましょう」
友軍の兵士は親指を立てた。
全くその通りだと、弧野菓は再確認する。
ただ相手が憎い、気に入らない、たったそれだけの理由で敵を殺す奴も大勢する。
だがそういう奴は大抵、殺すことに夢中になって殺されるか、自分を守りきれなくなって殺される。
「大丈夫よ。ありがと」
「こっちは突破した奴らを叩いてきます。一人で大丈夫ですか?」
弧野菓は親指を立てた。
「うん。気をつけてね。神様が守ってくれますように!」
3 二〇〇二年十月二十三日 学園島南部 ノブルク地区 稲葉軍前線基地
「徹甲弾よりも榴弾を多く持ってけ!」
「規則違反ですよ!」
「構うもんか!憲兵は戦車に乗ってこないぞ!」
出撃を前にして、基地では準備が進められていた。
整備班が慌しく動き回り、生徒の下士官は教師の将校と打ち合わせを進める。
「第七小隊、さっさと乗車しろ!」
「へっ!上等なタクシーだぜ」
「あまり揺らすなよ!ケツにくるんだ!」
車両不足のため、擲弾兵たちは突撃砲の後部に乗って前線基地より出発を開始した。
一個中隊の突撃砲が基地から出終わった頃、綸子は魔道服の整備を受けていた。
「どうだ?」
「あ、ちょっと待って」
HMI―――Hanabishi・Military・Industriesのから派遣されてきたメカニックの言葉を受けて、綸子は軽く腕や指を動かした。
本国国営兵器工廠から派遣されてきた技術者たちは、モニターに表示されたデータを一つ残さず記録していく。
(一体何が楽しいのやら・・・)
綸子はメカニックが皆気のいい連中だと知ってはいたが、深い関係になろうとは思っていなかった。
単純に綸子と彼らは利害が一致しているに過ぎない。
HMIの人間はデータの収集、そして綸子は義昭と共にいる口実作り、それだけの付き合いだ。
「間接の反応速度は大丈夫。オイルの圧力をもう少し下げてもらっていい?」
「わかった。これでいいか?」
「ありがと」
綸子はもう一度、指や腕を動かした。
魔道服にはマナを含んだ触媒液が流れており、触媒液が擬似的にローブを作り出すことで、通常の人間でもWGと互角に戦えるようになる―――というのは建前で、今だ問題点が多すぎる装備だった。
単純に数が多くないし、扱えるような技量の人間は少ない。
「あ・・・」
綸子の視線の方向に気付いたメカニックは、思わず苦笑いする。
「あとはユニットの調整だけだ。行って来ていいぞ」
「すみません!」
綸子は空気を読んでくれたメカニックに感謝しつつ、義昭のところまで走って行った。
すぐに義昭が綸子に気付き、小さく頭を下げる。
まだ自分は義昭にとって他人なんだな、と綸子はわかっていながら、僅かに心を曇らせる。
「まだ出撃していなかったんだな」
「遅いよ。綸子のカッコイイところ、見れなくなるところだったじゃない」
綸子は冗談めいた口調で言ったが、義昭は少しも微笑まなかった。
表情という者が無く、普段は見慣れた火傷の跡がとても怖く感じられる。
綸子は激励の言葉を欲したが、義昭は淡々と説明した。
「マスドライバー周辺での戦闘は厳禁だ。もし破壊されたら作戦全体が頓挫するからな」
「うん・・・わかってる」
「復唱しろ」
「マスドライバー周辺での戦闘は厳禁。作戦全体が破綻する頓挫する恐れがある」
「頭に叩き込んでおけ」
綸子は義昭の目を見ることができなかった。
心の内を見透かされる気がして、鋭さを持った瞳を覗く事ができない。
今の義昭はさっき抱きついた、女の子が苦手で綸子が好意を抱く"お兄ちゃん"ではない。
綸子のことを自分の道具としてしか見ない"少佐"なのだ。
「どうした?」
「ううん。なんでもない」
「あっ!待ってくれ!」
「えっ・・・」
綸子は背を向けて歩き出そうとすると、義昭が声をかける。
走って綸子の前に立ち、義昭は口を開く。
「なんでもないって言ってる時は何かあると誰かに言われたことがある」
「少佐・・・」
綸子は義昭の瞳を覗き込んだ。
その目に優しさ戻っていて、綸子は心の中に暖かいものを覚える。
「その、なんだ?部下の悩みは・・・あー、色々だな。うん」
綸子は小さな勇気を振り搾り、声を出す。
「いつもごめんね。勝手に妹だとか言って」
「ほえっ?」
綸子の言葉に、義昭は反応に困っているようだった。
無理も無い、作戦前に部下からこんなことを言われたら、誰だって同じリアクションをするに決まっている。
「ホントは、私は少佐の妹でも何でもない。ただ私が言っているだけ・・・。何言ってるんだろ私。行って来る」
「ま、待ってくれ!」
義昭の顔は、いつもの気の抜けた顔に戻っていた。
慌てて綸子の手を掴み、義昭は綸子を制止した。
「少佐・・・?」
「お兄ちゃんで・・・いい」
義昭は赤らんだ顔を伏せて、ボソボソと呟く。
「お前がそう言いたいなら俺は構わない。その・・・なんだ・・・嫌だとは思っていない」
「ありがと、お兄ちゃん」
「まあ・・・そういうことだ。うん」
目にゴミが入った気がして、綸子は目尻を拭った。
内心とても嬉しかったが、これ以上変なことをすると悪いので、綸子は自重しておいた。
「じゃあお兄ちゃん、帰ってきたらまた赤ちゃんごっこしようか。今度はお兄ちゃんが赤ちゃん役で・・・」
「わかっ・・・いやいやいや!しないぞ!」
「チェッ。この間ノリノリだったくせに・・・」
投下終了。
続きは後日。
丼炒飯氏の性生活は充実してるのかな?
本人あまり語らないけど、他人が心配することでもないけど、気になる。
すげーww
丼炒飯氏でもアニメ板に行くんだ
笑う
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1181571388/272 272 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/07/21(土) 12:08:03 ID:H43fBldK
そういえば、塩子は全身機械なのに普通に飯食ってるな。
やっぱアレか、ドラえもんみたく食い物からエネルギーとるのか。
273 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2007/07/21(土) 13:46:54 ID:M9/3BvDp
人間に限りなく近い、「リゼンブル技師技術の生み出した最高傑作」だから、
人間と同じく食べ物をエネルギーに変えることができる。
しかし、その後消化された食べ物がどうやって処理されるのかは知らん。
つかこのスレで初めてコテ見たぜ?
>>185 空気読まずにコテハンかよ!!
意外と目立ちたがり屋なんだな
それも個性でしょう。
細かいところにツッコむ人だね
まさか丼炒飯は最萌に投票してないだろうな?
>>185 >塩子
キャラクターの愛称を素で呼んでるあたり、すげースレになじんでる。
実はアニメ板の古参住人だろう。
塩子かわいいよ塩子
ソルティはエウロパ人
>>179 > 「徹甲弾よりも榴弾を多く持ってけ!」
> 「規則違反ですよ!」
> 「構うもんか!憲兵は戦車に乗ってこないぞ!」
こういう規則を比較的高位の部署から出しているから、稲葉は勝つ戦いも勝てなかったりするのかな、とふと感じた。
193 :
名無し三等兵:2007/08/02(木) 09:59:33 ID:FR5Uynnn
支援age
>>192 稲葉って組織的行動<<<個人もしくは少数の行動が推奨されてるみたいだし…。
士気と練度高いから問題なさそうだけど。
スピットファイアにメッサーの燃料タンク積んでた頃
映画撮影と称してB-17借りて返さなかった頃
そういや稲葉の魔道兵開発ってどんな感じに進んだんだ?
その辺書かれてないからよくわからん。
199 :
名無し三等兵:2007/08/02(木) 15:59:18 ID:FR5Uynnn
報復age
200なら学園島滑落
>>198 小田原に技術将校派遣→知らんぷりしてトラック一台分のデータお持ち帰り→ウマー
テラクフィルwww
>>198 白石からの寝返り組じゃない?
どうやらウクライナ解放旅団みたいな部隊も出るらしいから。
塩子は数の子天井
>>172 ドイツのカタパルトといったら連続火薬式が定番じゃないかw
>>175 なんじゃそりゃと思って調べたら、世の中は凄いものだ。
Akiraで似たようなものもって歩いてたね。
>>192 あなた意外に濃いですね
塩子ぉ 塩子おぉ〜!!!
そろそろT-34-88(s)とかクーゲルブリッツが出てきてもいいと思うんだ。
>>207 名無し稲葉兵「戦車が足りません!」
掘背博士「これを使うんだ! つ電動ヴァッフェントレーガー」
掘背博士「自立歩行対戦車兵器を開発したぞ!」
名無し稲葉兵「ほ、本当ですか!?」
掘背博士「見たまえ! つパンツァーシュレックを載せたロバ」
塩子にオッパイミサイルでいいよ
>>213 マジレスすると随伴歩兵が外して使用してました。
>>208 またマイナーなものを…w
ベルリン戦でブランデンブルク門前に放棄されてたな。
続ラスカン参照。
>>209 ロバは電動化されているのかどうか、そこが問題だ。
こうして稲葉はゾイドを(ry
ヴァッフェントレーガーよりディッカーマックス登場希望
マスドライバーとか超技術はさておいて
何年位の兵器を出して良いんだろうかね?43年あたり?
>>219 1944年前半までなら無難じゃないか?
トリュプリューゲルやマウスみたいなのはボスメカで少数かと。
ボスメカはハウニブだろ
電動ロバに乗られるノエル
何その大統領が戦闘機に乗る映画
表情がいいな!
メスとしてオス犬に服従することを心底喜んでる。
「私の中に学園等で一番優秀な遺伝子が注ぎ込まれてる〜」
「私は最高のオスに選ばれた最高のメスなのよ!!!」
ってとこか。
犬なら体の傷跡とか気にしないもんな
いいパートナーになるよ
>>225 総統が博士の開発した人型メカで戦う電波を受信してしまったじゃないか。
もちろん完成度は80%だ。
丼炒飯氏はロバが好き?
>>230 足なんか(略
……なんか、物凄いブラックなジョークなんですけど……
電撃で済む筈(多分
234 :
名無し三等兵:2007/08/05(日) 19:19:59 ID:Z1CVeNB9
b
こんばんは。
レスはお答えできる範囲内で・・・。
>>219 全般で大丈夫なのは1943末〜44年頭ぐらいです。
そのあたりは職人の皆さんと相談ということで。
>>224 巨大ハウニブー・・・いいなぁそれw
地球防衛軍3のラストみたいなのはやってみたいと思っています。
それでは続き投下。
4 二〇〇二年十月二十三日 学園島南部 ノブルク地区 バスヌール宇宙港防衛線
「た、助けてくれ!た、助けて!」
負傷した稲葉兵に、弧野菓はステッキを向けた。
銃口の先には、マナの光が迸る時を待っている。
ほんの僅かだけ弧野菓が人差し指を動かせば、血を流して腕を押さえている兵士を塵に変えることは容易い。
「やめてくれ!」
「やめてくれって・・・あんたたちは・・・」
憎いはずの敵だったが、弧野菓は引き金を引くことができなかった。
兵士は既に武器を失い、戦える状態には無い。
そんな奴を殺したところで、果たして正しいことなのか―――?
弧野菓は自問し、自答して、答えを口にした。
「行きなさい。撃たないから」
「へへっ・・・ありがとよ」
兵士はよろよろと立ち上がって、足を引き摺りながら去っていく。
弧野菓はそれを背中で見送り、下唇を噛んだ。
(私は甘すぎる・・・)
歩兵一人殺されたところで稲葉にとっては痛手でもなんでも無いかもしれない。
それに、あの兵士は傷が治ったら武器を持ち、白石兵をまた殺すことだって有り得る話だ。
(考えない!考えちゃ駄目)
ガウデべウラは全機に通信を開く。
「ならば、与えられた責務を全力で果たせ。それが、我々にできる最善の策だ」
ガウデべウラは今のガルデシアの行為自体には疑問を有しているが、ガルデシアという国―――そして国民を守る気持ちは人一倍強かった。
<<了解>>
<<板ばさみってやつも大変ですね・・・ガルデべウラ1>>
「言うなよ。悲しくなるじゃないか」
<<ん?隊長、カラスム司令部より通信です>>
「読め」
<<ガウデべウラ隊はシュハイメル山脈に展開、潜入したユーク工作兵の掃討にあたられたし、です!>>
ガウデべウラは首を鳴らす。
僚機が編隊を組む。
「よしみんな、お仕事だ。行くぞ」
<<了解ガウデべウラ1。天使の微笑みが守ってくれますように>>
弧野菓はそこで思考を止めておく。
イタチごっこのようなもので、こればかりは永遠に結末が訪れない。
戦争における善悪や良心の呵責は、彼女にとってはまだ大きすぎる。
「フゥ〜ン、優しいんだァ」
「誰ッ!?」
弧野菓はステッキを手に、振り返った。
一気に心拍数が上がり、額に脂汗が浮かび上がる。
「やっほぅ」
背後に立っていた薄いピンクの髪の少女は細い指でVサインを作った。
濃い緑と赤で毒々しく塗られたローブに、両肩には悪魔の羽にも似たユニットが装備され、手には身の程もある鎌が握られている。
地獄から送られてきた使者―――と言うのは大袈裟だろうか。
「こんにっちィ!貴方を殺しにきました!」
WG―――恐らくは稲葉の魔法少女―――はおどけた様子で舌を出す。
一見無邪気に見える中に隠された狂気を感じ取って、弧野菓は距離を取ろうとする。
「稲葉の魔女なの!?」
「ああん!いきなり逃げないでよゥ!」
<<サンダーヘッド、増援はまだ来ないのか!?>>
<<こちらサンダーヘッド。ほとんどの飛行隊は出払っている>>
<<ふざけるな!このままじゃまずい!>>
空中管制機に怒鳴るパイロットの声には、少しずつ焦燥と悲鳴じみたものが色を濃くし始めた。
<<待て!通信が割り込んだ。なんだこれは・・・ベルカ語だと?>>
<<あいつらだ!>>
ユークのパイロットたちは、視界に移る灰色のF-14Dに戦意と希望を取り戻す。
<<待たせたな諸君!シュネー1より各機、槍の投擲距離に入った。放て>>
弧野菓がステッキを構えた刹那、WGは鎌を掲げて飛び上がった。
瞬時に彼女の脳内で、ステッキよる攻撃よりも回避を優先するべきだと答えが出る。
後方に一回転して斬撃を避けると、WGは嬉しそうに笑った。
「ワオ!すごく・・・すごくいい反応速度!」
WGは地面に突き刺さった鎌を抜き取り、再び襲い掛かる。
刃先にはレーザーのようなものが揺らめき、恐らくそれを用いて対象物を切断するようだ。
耳障りな笑い声を上げながら、WGの攻撃は続く。
「やるゥ!そうこなくっちゃぁ面白くない!」
「稲葉の魔女―――!でも、マナは感じない!?」
体内にマナを有する魔法少女同士が戦うと、わかる者には相手のマナで位置や距離を探れると言う。
弧野菓はそこまでのレベルには到達していなかったが、いるかいないかは探知できるだけの能力はあった。
しかし、弧野菓が戦っている相手からは何も感じない―――マナを使用しているようには感じられなかった。
恐らく電子制御か何かでコントロールしているのだろうが、稲葉の技術レベルの高さには驚かされることだった。
「そぉいっ!」
横に払われた斬撃を避け、ステッキの零距離射撃を浴びせる。
しかし放たれた火球は、WGの全面に展開された電磁波の網で防がれた。
「ハァイ、残念」
「結界!?」
「稲葉の技術は世界一ィィィィィィィィ!」
ヒレンベランドは残念そうな顔をする。
サイファーというTACネームで呼ばれるパイロットは、彼が最も好意を寄せる奴だ。
二十年前の戦争でヒレンベランドと激闘を繰り広げ、彼を撃墜したのもサイファーだ。
「飲んで飛ぶと死ぬぞ」
「何、空で死ねるなら本望だよ」
どこか迷いのようなものを感じさせる男の表情とは逆に、ヒレンベランドの言葉には虚偽というものが全く無い。
彼は純粋に空で戦うことが大好きなのだ。
そうでなければ、安定した収入と仕事を捨ててまで、わざわざ戦闘機に乗るため海を越えたりはしない。
「中尉、飛行隊長がお呼びです」
「すぐ行く!じゃあな片羽。死ぬなよ」
「ああ・・・サイファーにはよろしく言っておく」
「あんまり昔のこと、気にするなよ。やっちまったことは仕方無い」
男―――二十年前にピクシーと呼ばれたパイロットがどんな道を歩んだか、ヒレンベランドはよく知っている。
だが、彼はそれを咎めるつもりも責めるつもりも全く無かった。
弧野菓は驚愕した。
今まで白石側だけの物だった防御結界を、稲葉軍が装備していたからだ。
「そんな豆鉄砲じゃ破れないわよ!」
WGは興奮を隠さず、鎌を振るった。
弧野菓は一撃目をステッキで受け止めた後、攻撃魔法を唱える。
火球を二発、三発と見舞うが、その全てが弾かれてしまう。
「そんな・・・・」
「絶望の表情、最高の素敵だよ」
WGと鍔迫り合う弧野菓は、敵が荒い息をしていることに気付いた。
疲労から来るものではなく、ある種性的な感情の高揚をWGは見せている。
ぶつかり合うステッキと鎌の向こうから、倒錯した興奮が伝わってくる。
「博士お手製なんだから、ちょっとやそっとじゃ壊れないっつぅの!」
「博士?まさか・・・」
稲葉には電動によって全て解決してみせる、気違いめいた博士がいると噂で聞いたことがあった。
聞くところによるとその博士は高射砲を突撃砲に乗せたり、電動エンジンを積んだティーガー戦車を作ったりしているらしい。
そんな博士が実際にいるとすれば、擬似的な結界を作ることも不可能ではないかもしれない。
「無駄ァ!無駄ァ!」
ここってどういうことやってんの?
WGは斬撃を繰り返した。
弧野菓は連続しての斬撃を受け止め、そしてステッキで受け流す。
WGの動きには勢いこそあれ、荒削りで無駄なところが多く、それが回避を容易なものにしていた。
まだ若い上に経験も足りないことが原因かもしれないが、それは高い性能を誇る外装ローブによって補填されているらしい。
「味方は・・・」
「そんなのダメ!」
弧野菓が味方の姿を探して空に視線を泳がせた一瞬の間に、WGは目前まで迫っていた。
鋭い蹴りが弧野菓を襲い、彼女は後方へと吹き飛ばされる。
「二人っきりで・・・楽しもうよ!」
WGは汚れの無い、純粋な微笑みを弧野菓に送った。
同じベルカ軍に籍を置いていた"大馬鹿野朗"のせいで、ヒレンベランドは空を飛べるまでかなりの時間を必要とした。
幸い彼は政治や思想に全く興味を持たず、ただ単に空で戦いたくて軍にいたようなものだったから、檻に放り込まれるようなことは無かった。
「貴方を戦犯容疑で事情聴取するなんて馬鹿のすること―――違うかしら?」
「少なくとも、あんたは馬鹿には見えない」
少佐は言葉を返さず、部屋の電気を消す。
ブリーフィングに使用するスクリーンに、マクミリィ海岸地帯の地図が映し出された。
「実は先月、我が軍の調査隊がマクミリィ海岸地帯で消息を絶ったの」
「しかし、海岸地帯はもうこっちの配下じゃありませんか」
「ええ。でも、予想外のことは起こるもの」
地図が移り変わり、黒焦げたヘリの残骸が映る。
「調査隊はヘリの墜落時に全員が死亡。それだけなら問題はないわ」
「随分冷たいことを言う人だ。ちょっと幻滅しましたよ」
「問題は機密書類の入ったブラックボックスがガルデシアの手によって持ち出されたこと」
「機密書類?」
投下終了です。
以下チラシの裏。
ホウシャガメのベビーは腹甲を見なければホシガメそっくり。
投下終了です。
それではまた。
最近、丼炒飯×ソルティ妄想に異常なハマり具合でつ
そのうち激甘SS投下する予定なので期待してくださいw
ソルティとZ.O.Eのドロレスが雰囲気似てる
おぢさまラブなとこ萌え
>>タイフーン氏
なんか色々大変そうですが…
頑張れ。
転載
462 :丼炒飯★:2007/08/05(日) 11:05:17 ID:???
2ch全域でメンテ入ります。
サーバーダウン(鯖落ち)情報 part161
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/operate/1184031099/699 -------------------------------------------------------
669 名前:reffi@報告人 ★[] 投稿日:2007/08/04(土) 16:01:28 ID:???0
【重要なお知らせ】
明日、明後日にかけて2ちゃんねるの鯖が入っているデーターセンター
(200Paul)で大規模な電源工事が行われます。
該当する時間帯ではアクセス不可能になります。
1回目:2007年8月5日(日)午後3時00分〜
2回目:2007年8月6日(月)午後3時00分〜
(作業は2時間の予定です)
ttp://219.166.251.40/~maido3/
>>255 丼炒飯氏乙です
メンテ情報とかどこから仕入れるんですか?
(゚∀゚)アヒョーウヲ
258 :
名無し三等兵:2007/08/06(月) 11:06:21 ID:J3JX6+jq
________
,. ::'"´ ̄::::::::::::: ̄`゛'ヽ、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\.
,':::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ, 何このスレ
./::::/:::::/::::::/___/:::::::/::i::::::::::i:::::::',
/:::/:::::::/::::::://:::__/:::::::/::/i:::L__::i:::::::::| ┌─┬─────
/:::イ::::::/:::::::::/rィて`'!ヽ!::/ |::::i__::::i:::::::::| | |\
. /:::::::i::::::i:::::::::/ ハ リ L,イ''ト,/|::::i::|.. | | \
,':::::::::::L_::!::ハ::::」 ゝー゛ トソハ/::::!:」 . . | | \__
::::::::::::::::/::::::/|:::| "" 、 ` ,,|::|::|. | | |
::::::::::::::::::::::/::|::::| 、_____ !::::| | | |
:::::::::::::::::::/::::|:::::ト、 || ||「´ ,.イ::::| | | |
::::::::/::::::/::;__|::,!へヽ.、 || ll|,.イ:|::|:::::| ズゾー | | |
:::::;':::::::::,. '" く \\ r| ||ト、:|:::|::|::::| | | |
:::/:::::/ ⌒ヽ/⌒ヽ.\_T.|| l| !:::|::|::::| ( ) . | | |
/:::::/ __,,./ 、 \`ヽ,\ ||| |イヽ|/:: | | |
:::;:イ // / ヽ、\ノ、ノ\\ | i:::( ) | | |
:/ !/ ト、 ヽ、ソ!「L___\|\> ( ) .| | |__
ハ ト、`'´ ,l | く__,/ ||| |〉 (^ヽ、ヽ, | | /
:::ゝ、 ヽ  ̄7 / 「二二二二二i ヽ, |. | | /
::::/::::::::>、___二_レ' i緑のたぬき/ i .| └┴┴┬───
::::::::::::〈 / ヽ、二二二/ ノイ.ソ ,.p_. r|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(:::::::) ̄「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
綸子ってヤンデレなのかな…
>>259 SS中の描写を見る限り少々性格のぶっ壊れたお兄ちゃんっ子じゃないのか?
ヤンデレじゃないのは残念だが戦闘狂の女の子は大好きだお
戦闘狂とな?
綸子「だからお兄ちゃん、私は殺すのが怖くないの。血の臭いも悲鳴も臓物の暖かさも、今は大好きでいられるの」
義昭「違う。違うんだ。世界は本当は…」
義昭「血と闇なんて世界のほんのかけらでしかないんだ。全てなんかじゃないんだ!」
綸子「ねぇお兄ちゃん、優しくしてくれたのは始めて」
綸子「だから、ね、"お礼"」
↑の直後
綸子「お兄ちゃ〜ん、生きてるっなんだろ?」
義昭「生きてるってなぁ〜に〜」
吹いたwww
暗い過去持ってそうだな綸子は。
大抵妹+戦闘狂キャラは終盤発狂するか暴走で死ぬし…。
>>267 義昭なら…義昭ならきっとなんとかして…くれるんだろかw
強化人間みたいなもんなのかな、稲葉の魔法少女は。
5 二〇〇二年十月二十三日 学園島南部 ノブルク地区 バスヌール宇宙港周辺
<<第四小隊、前進!>>
<<突撃砲を前に出せ!お前ら、早く散開しろ!>>
<<ネーベルヴェルファーの第二射、五分早く頼む!>>
塹壕の中から蟹眼鏡で戦線を見取っていた義昭は、不意に肩を叩かれた。
振り返ると、無精髭を生やした三十代半ばの男がコーヒーを差し出してくる。
義昭はそれを受け取り、小さく頭を下げた。
「すみません」
「魔女のお嬢ちゃんは戦列を離れてるみたいだな。おかげで楽だよ」
「それはどうも・・・」
義昭は男の襟章で、彼が校防軍の中尉であることを知った。
稲葉の中では肩書き上、教師と呼ばれる類の人間である。
大抵は本国の軍人で、本校で教職に就いている教師たちとはまた別な存在―――言うなれば、教官と言った方が近いかもしれない。
「連中がいなけりゃ俺たちの敵じゃない。ありがとよ」
中尉は上機嫌だった。
彼の言うとおり、宇宙基地へ進撃する稲葉軍は優勢を保っている。
オターキングラード戦域に兵力を取られて歩兵、戦車共に大きく定数割れを起こしている現状で、敵の魔法少女を引き離せておけるのは義昭の部下のおかげだと、中尉は感謝した。
「いえ・・・みんなが頑張ってくれたおかげです」
「ご謙遜なさんな、"少佐殿"」
「勘弁してください」
「その年で少佐なんだ。俺が敬語使っても文句ないだろ?」
こういう時、義昭はやりづらさを感じてしまう。
稲葉軍では身内人事や実績で昇進を重ねる者が少なくない。
そのため一年生で将校、三年生で下士官といった例や、下手をすれば同学年で二等兵と左官クラスが同席するケースもある。
「一週間で大隊の士官が全部死んだなんて言っても、信じてくれますか?」
「嘘はもっと上手につくもんだ・・・と言いたいがな。信じるよ」
「ありがとうございます」
義昭が小さく頭を下げると、横から声がかかった。
「美味いメシを食わせてもらってるんです。感謝するのはこっちですよ」
「全くだ。将校様々だね」
脇でフルセットの士官用の野戦食を美味そうに頬張る校防軍の下士官に、義昭は軽く挨拶した。
彼らが食べているのは、手土産として義昭が持参したものだ。
とりあえず美味い物を食えば、前線の兵士は大抵いい感情を自分に持ってくれる。
それが例え、あまり仲の良くない校防軍と武装SSの所属だったとしても。
「しかし、なぜ今になってこの基地を狙うことになったんだ?」
義昭は中尉の言葉に、また彼の方に向き直った。
「マスドライバーの確保を上は望んでおられます。小官はわかりかねます」
義昭に言える言葉はこれだけだった。
彼は本当に何も知らされていない。
恐らくこの戦域で戦っている兵士の多くは、何故マスドライバーを奪うのか確固たる理由を知らない。
「SSの考えることだ。効率良く人殺しをする方法でも思いついたんじゃないか?」
「すみません・・・」
皮肉のこもった中尉の言葉に義昭は反論できなかった。
自分の所属している軍―――武装親衛隊が行っている悪行のことを思うと、義明は頭が痛くなる。
いい奴もいれば悪い奴もいるのが軍の変わらぬ実態ではあるが、武装親衛隊の場合、マイナスのイメージが大きすぎた。
悪鬼の如く戦い、捕虜を笑って撃ち殺し、狂信的な忠誠心を持つ連中を笑って迎えることなどできない。
「なに、お前の襟見れば、常識的な奴だってわかる。どうやって止めてるんだ?これ」
「マジックテープです」
「ワケありなんだな、君も・・・」
中尉は義昭の襟章を指差した。
「SS」と記してある襟章ではなく、空軍の襟章が代わりに貼り付けられていた。
色々訳あって、義昭は軍規違反を覚悟で制服を改造している。
学校生活で忌々しい目で見られ、息苦しい毎日を送るよりは憲兵に嫌味を言われた方がずっといい。
「みんなワケありです。この島にいる奴の多くは」
義昭はそう言って、火傷に覆われていない右目で戦線を見やった。
6 二〇〇二年十月二十三日 学園島南部 ノブルク地区 バスヌール宇宙港防衛線
「スピード!パワー!どっちも最高ッ!ゾクゾクしちゃう」
綸子は岩肌にWGの顔を押し付けながら、フルブーストで突き進む。
砕ける岩、噴き出す血、その全てがもうたまらない。
綸子の脳内でアドレナリンが噴出し、興奮の度合いが天井知らずに高まっていく。
「最高にハイってやつゥ!体の底からパワーがはち切れそうよ!」
綸子は苦悶の声を出すWGを地面に叩き付ける。
WGを中心にクレーターが形成され、綸子は鎌を振り上げて襲い掛かった。
あと数秒で、敵は首を刈られ、血飛沫を吹き上げて絶命するに違いない。
「痛かったわよ・・・倍返しにしてやる!」
「なに!?」
クレーターの中心でWGは血塗れになりながら立ち上がり、結界を張った。
そのまま空へと飛び上がり、ステッキの一閃で綸子の鎌を弾き飛ばす。
「畜生ッ!空気の読めない奴!」
「悪かったわね。生憎、いつだって私はそうよ!」
「なめんなァ売女!」
鎌を落下していく鎌を回収する前に、WGの手に光が宿り始めた。
綸子は舌打ちして、背面のユニットを正面へ動かし、電磁防護幕を展開する。
電磁波の結界が張られた刹那、WGの手から火球が解き放たれた。
「くたばれ!」
僅かな隙に回避が遅れ、火球が迫ってきた。
防護幕のおかげで直撃は避けられたものの、ユニットは損壊を起こした。
防護幕はもう使えない。
だが、何も問題は―――無い。
「まあいいや!レッツポジティブシンキングゥ!」
綸子はユニットを戻し、ブースターを全開にしてWGに突っ込む。
後退を予想していた白石のWGは意表を突かれ、突撃を許してしまう。
「懐に入っちゃえばなぁ〜んにもゥ!問題無しッ!」
左のハイキックでWGのステッキを払い落とし、綸子は態勢を戻して右フックを叩き込む。
拳がWGの左目尻を切り、流血させ、返り血が綸子の顔に飛ぶ。
綸子はそれを舌で舐め取り、更にヒートアップする。
「アハハハハハハハハハッ!いいわ!すごくいいわッ!」
「やったわね!倍返しにしてやる!」
「魔法なんか使わないで、かかってきなさいよ!」
また綸子のパンチがWGの顔面を捉える。
綸子は手応えを感じたが、次の瞬間にはWGのパンチが綸子の顎にめり込んだ。
痛みに怒りを覚える傍ら、綸子は口内に広がる鉄の味に更なるエクスタシーを感じた。
「殺してやる!戦争狂いめ!」
「ヘッ!人殺しも戦争も、楽しまなきゃ損なのよ!わかるゥ?」
「まだ言うか!」
WGの膝蹴りが鳩尾に入って、綸子の口から血液混じりの胃液が吐き出された。
綸子は嘔吐物に一瞬動きを止めたWGの隙を見逃さず、先ほど切れた左目尻にもう一発鉄槌を見舞う。
二発目は傷口を更に抉り、より多くの血が綸子に飛び散った。
「左目が・・・!」
「見えなァい!さあ!楽しもうよ!」
綸子とWGは空中で交差し、再びぶつかり合って零距離での乱打戦を始めた。
数百発の拳が入り乱れ、互いの顔面を潰そうとする。
綸子は両手で殴り続けるWGに構わず、相手の首に左手を回して、右のパンチを打ち続けた。
狙いは目尻―――既に塞がりかけている目だ。
「いい加減に地べたを這いずり回りなさい!」
「嫌だ!嫌だ嫌だ!理由が無いモン嫌だモン!」
「この・・・サイコパス女!」
WGの右フックが顎に直撃し、綸子は態勢を崩した。
わずかに意識が薄くなり、視界がぼやける。
そこにWGは、追い討ちの火球を撃ち込んだ。
「こなクソゥ!」
綸子は赤い唾を吐いて、態勢を立て直した。
意識はまだ完全には戻っていない。
だが、極度の興奮と快感が彼女を突き動かしている。
「ん?」
綸子は落下中に滑空翼を動かして軌道を変えた。
遥か地上に、放置された白石の軍用タンクローリーがあったからだ。
「いいもん見っけ!ちょっと待っててね!」
「待て!」
「焦らない焦らない!私からのサプライズ、用意してるから!」
7 二〇〇二年十月二十三日 学園島南部 ノブルク地区 バスヌール宇宙港防衛線
「奴は!?」
弧野菓は煙の中を突破し、地上へ降り立った。
「どこに行ったの!まだそう遠くには・・・」
周囲を見回しても、辺りには針葉樹林があるだけだ。
時折銃声や砲声がマスドライバーの方から聞こえてくる。
「ん・・・雲?」
周囲が陰に覆われて、弧野菓は足元を見た。
急に暗くなり、影の色合いが濃くなっていく。
「タンクローリィィィィィィィィィィ!」
気付いた時、もう稲葉のWGは真上にまで来ていた。
巨大な車体が弧野菓の真上に覆い被さり、弧野菓は結界を最大にして両手でタンクローリーを防いだ。
「む・・・無茶苦茶だ!こんなの!」
「アハハハハハハハハハ!潰れろ!爆死しろ!木っ端微塵になって肉片ぶちまけろォ!」
稲葉のWGの熱気を持った声が車体越しに聞こえた。
興奮―――いや既に違う段階に行ってしまっているようで、狂気めいたものすら感じられる。
「そんなもので潰されるものか!」
「ほらほらァ!頑張らないとプレスされちゃうぞ!」
弧野菓は結界でタンクローリーを抑えるが、車重に加えて稲葉のWGは全ての力を投入して潰しにかかっているらしく、脱出することもできない。
「死ね!死ねッ!死ねッッ!死ねッッッ!死ねッッッッ!死ねッッッッッ!」
稲葉のWGはタンクローリーのタンクを踏み潰し始めた。
漏れたガソリンが結界の上を滴り、弧野菓の周囲に染み出す。
火花が落ち、ガソリンが炎へと変わっていく。
「どう!悔しい!悔しいィ!?」
稲葉のWGの言葉が聞こえた。
弧野菓はそれを耳にしながら、心の中で憎しみを増幅させる。
「覚えてなさい・・・アンタにも同じ目を遭わせてやる!」
弧野菓はここで終わるつもりは無かった。
例え泥水を啜ってでも、この女に地獄を見せてやらなければならない。
「ちくしょう!ちくしょーーーーーーーーー!」
「アハハハハハハハハハハハハ!これで終わりィ!」
自らの叫びと怨敵の高笑いが混じった不協和音を聞きながら、弧野菓は爆発に飲み込まれた。
「これにて試合終了!さ、ゴゥバックホゥム♪ゴゥバックホゥム♪」
支援
支援します
投下終了です。
支援に感謝します。
トリップがうまく入力できない…
これで大丈夫かと。
>タンクローリー
綸子じゃなくてRINZ様かw
>>285 多分上院議員に車運転させて歩道爆走したりするんだろ
丼炒飯×ソルティマダー?
くろべえさん、投下乙。
>『天が落ちてきた』
本当は天が裂けて帝國が落ちたのですけどね(笑)。
>王弟アルベルト
侍従長が叔父と言う事は、異母兄弟でしょうか?
もしそうなら、ますます権力争いが絡まって、対帝國戦が混乱しそう。
>帝国の投資
ロッシェルだけなら赤字、でもレムリア込みなら自己資本不足で破産(泣)
次回戦争は空中戦か海戦かはたまた、地上戦かカラクリ飛竜に続きカラクリ
戦竜のデビューですか? 隼のデビューでやっぱり帝國は組み易いと誤解か?
黒部中尉も参戦、一木支隊飢島の汚名雪辱か?歩兵部隊は九七式自動砲や機動
砲が無いと戦竜には辛いかな?これで日本版バズーカやパンツァーファースト
ロタ砲、タ弾の開発が始まるかも?
タイフーンさん投下乙です。
RINZ様…いいキャラだなw
女の子同士で殴りあうなお前らwww
大佐の項を見つつ「このお嬢さんが400両潰したってことはそれ以上
本国から運ばんとならんよなぁ。生産できんし」と思ったら白石海軍の項に「船団護衛」
の文字が。
……そうか。いいんだな ハァハァ
さらに鈴鹿学園の説明をお願いする。
>>292 確か鈴鹿は島外にある白石の同盟校だったはず。
戦争には不参加で武器援助とかしてるみたい。
そういえば谷甲州先生の小説で、生意気な娼婦に馬と獣姦させる話があったね。
学園島でもそんなシチュエーションをキボン
>>293 遅くなったがありがとう。
白石と同じ様に赤軍装備だったり
東の国の息のかかった学校なのだろうか?
>>295 確かアメリカ(WWU)だったよ。
装備も西側。
>>296 ありがとう。アメリカか。
ってことはボフォースとかエリコンが積めるな。
さしあたって電子兵装が欲しいけど。
一部性能は
塩子<ユリア100式
だな
478 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/10(金) 19:12:13 ID:???
>>473 いや、「リアリティ」なら別にそれでもいいと思うんですよ。
いかにもそれらしく描写すればいいだけですから。
「リアル(実際)に近づけたい」なら仕方ないですけど、そのアイデアは
今回は見送ってもらってHEATなんかに近似したものなんかにした方がよいでしょう。
どっちを選ぶかは書き手の方がどうしたら面白くなると思うか、
或いは何を重視しているかによる、という何時もの話になるわけで。
300なら能登麻美子がウィッチブレイドの天羽雅音のコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら川澄綾子がFate/stay nightのセイバーのコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら折笠富美子がスクラップド・プリンセスのパシフィカのコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら柚木涼香がうたわれるもののエルルゥのコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら千葉紗子が舞-HiMEの玖我なつきのコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら田中理恵が機動戦士ガンダムSEEDのラクスのコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300ならゆかながコードギアスのC.C.のコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら高橋美佳子がグレネーダーの天道琉朱菜のコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら釘宮理恵がゼロの使い魔のルイズのコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら斎藤千和がARIAの藍華のコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら中原麻衣が舞-HiMEの鴇羽舞衣のコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら清水愛がおねがい☆ツインズの小野寺樺恋のコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら森永理科が瀬戸の花嫁の銭形巡のコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら植田佳奈がFate/stay nightの遠坂凛のコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら生天目仁美が一騎当千の関羽雲長のコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら伊藤静がゾイドジェネシスのコトナ・エレガンスのコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら佐藤利奈がギガンティック・フォーミュラの神代真名のコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら下屋則子が神無月の巫女の来栖川姫子のコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら大原さやかがARIAのアリシアさんのコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら佐久間紅美が極上生徒会の桂聖奈のコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら小林沙苗がエルフェンリートのにゅうのコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら清水香里がヒロイック・エイジのアネーシャのコスプレでアナルセックスさせてくれる。
300なら豊口めぐみがBLACK LAGOONのレヴィのコスプレでアナルセックスさせてくれる。
>>300 グッジョブ!!
いい趣味だぜ、あんたの幸せを祈る!
546 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/11(土) 08:09:31 ID:???
>>537 後脚で歩く恐竜型の兵器も「二足歩行」なのかだし。
816 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/11(土) 08:04:57 ID:???
青空の下、今日も暢気に皆殺し。
おはようございます。
217 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/10(金) 18:52:45 ID:???
けふは飲み会
454 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/11(土) 08:47:38 ID:???
>>453 漫画ですけど、「Eden」では22世紀でもイスラム武装勢力がAKを使ってましたね。
1 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/07/03(火) 22:04:45 ID:???
軍事板アニメ関連総合スレッドです。
軍事板内におけるアニメの話題は個別にスレを立てることなくこちらで御願い致します。
前スレ
【アトム】軍事板アニメ総合スレッド12【ギアス】
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/army/1175298150/ 131 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/07/18(水) 12:38:43 ID:???
>>113-114 ミニパトの「吼えろリボルバーカノン!」とかでしょうか>リアルっぽさ
336 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/05(日) 00:12:53 ID:???
>>335 すごい大雑把な名付け方なんですな……
846 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/04/01(日) 20:24:10 ID:???
_ _
┫ ゚Д゚┣
\__/
| |
847 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/04/01(日) 20:26:20 ID:???
_ _
┫ ゚Д゚┣
\__/
| |
848 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/04/01(日) 20:40:38 ID:???
_ _
┫ ゚Д゚┣
\__/
| |
849 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/04/01(日) 21:37:02 ID:???
_ _
┫ ゚Д゚┣
\__/
| |
861 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/04/18(水) 15:13:39 ID:???
_ _
⊂│ ゚□゚│つ
\__/
∪ ∪
>>850 どうもです。
921 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/07/01(日) 19:58:50 ID:??? ?2BP(0)
試験
930 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/07/16(月) 00:24:38 ID:???
_, _
⊂| ゚□゚|⊃
\_/
∪∪
932 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/07/17(火) 00:48:16 ID:???
_, _
⊂| ゚□゚|⊃
\_/
∪∪
933 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/07/17(火) 00:49:28 ID:???
_, _
⊂| ゚□゚|⊃
\_/
∪∪
80 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/09(木) 07:33:51 ID:???
惑星間ロッククライマー
おはようございます。
>>1 つ【小玉スイカ】
298 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/09(木) 17:44:39 ID:???
そろそろ帰郷の季節であるが、交通機関は何を使うべきなのかだし。
319 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/09(木) 18:39:57 ID:???
みんなの親切なアドバイスに涙が出そうです!!!!12345!!!
>>313 そこを敢えてアタックするのが若者マインド。
629 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/09(木) 22:15:55 ID:???
3日目がエロスの祭典でしたっけ>有明
644 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/09(木) 22:29:59 ID:???
タコ部屋に放り込むのかだが
850 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/10(金) 07:33:55 ID:???
ふたりでひとつ、ひとりでふたつ。
おはようございます。
842 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/11(土) 10:22:35 ID:???
アメリカが物凄いツンデレぶり&ふっかけぶりを見せてくれるのを内心期待していたり>ラプたん
844 名前:緑装薬4 ◆8R14yKD1/k 投稿日:2007/08/11(土) 10:29:33 ID:9E4+B1Mg
>842
無理だな。
880 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/11(土) 11:02:28 ID:???
もう陸士もPMCに外注でいいよ
312 :
名無し三等兵:2007/08/11(土) 15:42:33 ID:AngyPr+X
荒らし常習者ってのは、ほとんどが世間から外れた完全基地外。
論破は当然不可能だし、荒らし行為に中毒してるので、ヤサ踏み込んでPC取り上げない限りは止めない。
また、「荒らしvs.構う住民を一人二役でやる」みたいな、
削除や規制を喰らいにくい荒らし方ってのが方法論としてはっきり存在するから、特効薬は無いのよ。
ただ、多くの荒らしは相手にすると喜ぶ幼児性があるので、無視放置は一定有効だよ。
荒らしてやろうという闘志に冷水を浴びせる事になるからね。
あと、常習荒らしの狂いっぷり馬鹿っぷりをヲチして、少しばかり溜飲を下げるのも一興かもよ。
難儀な荒らしの実体が社会の超底辺だとわかるだけで、少しは落ち着けるかと。
142 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/11(土) 16:43:42 ID:???
>>140 一応、自分なりに分けてるから大丈夫です。
だからその「学生自治会総会.doc」は違うから!!!
あああ、「平成19年度夏期合宿用地図.bmp」は触らないで!!!1234567890!
143 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/08/11(土) 16:49:35 ID:???
>>142 そのものズバリの名前付けてはいけないのかな?
145 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/08/11(土) 16:55:07 ID:???
>>142 ソーハンの垢で学内板にうpしたお。
159 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/11(土) 17:27:53 ID:???
>>143 いや、それはちょっと……
>>145 俺、終了
474 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/11(土) 21:48:37 ID:???
いやあ、実家って本当にいいものですね。
484 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/11(土) 21:57:50 ID:???
NHKの華麗宗歌番組、おもろいですな。
>>476 せめて、「県」を付けて下さい……
>>479 今はあんまり無いような。
504 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/11(土) 22:07:24 ID:???
>>487 ちょっと皮下脂肪が多めなだけです><
>>490 一家じゃない、私だけです
>>312 じゃあ、貴方様はどれだけ立派な方なんでしょうか?
こんなところでおなにってるんだから、
社会の超底辺はお互い様だろ!
自ら社会の超底辺を自白wプゲラ
こんばんは。
最後の部分だけ投下していきます。
エピローグ 二〇〇二年十月二十三日 学園島南部 ノブルク地区 バスヌール宇宙港防衛線
「重要書類の破棄を急げ!奴らに何も残すな!」
「整備中の戦車は置いてけ!荷物にもならん!」
「本隊の移動は夜になる。斥候はどうした!」
兵士たちの足音が聞こえて、弧野菓は意識を取り戻した。
ぼんやりとだが、兵士たちの会話で白石軍が負けたことはわかった。
「大丈夫ですか少尉殿!」
彼女の姿に気付いた兵士が、慌てて傍に駆け寄ってきた。
抱き抱えられた弧野菓は、擦れそうな声しか出すことができなかった。
「痛い・・・いた・・・い」
「感覚はあるんだ、ああ良かった。今、衛生兵を呼びます」
兵士は水を飲ませてくれた後、走って衛生班を呼びに行った。
弧野菓は空を見上げて、重苦しい声を吐き出す。
「あいつ・・・覚えてろよ。殺してやる・・・絶対に殺してやる」
投下終了です。
「バスヌールの幽霊」は終了です。
皆さんに質問なのですが、読んでいるにあたって「ここはどうなっているの?」「ここがよくわからない」
等、言ってくれるとこちらでも助かります。
>>297 鈴鹿は米軍装備・学園島の本戦には参加せず・白石へ武器援助あたりまで考えています。
それ以上は話の中で・・・。
投下おつかれー
RINZ様の活躍待ってるよ
>衛生兵
まさか学生じゃないだろうね?
専門教育を受けていない高校生に医療行為ができると思うなら、タイフーンの頭はそうとうおかしいよ。
>>321 本国の軍医とかが来てるって設定だったはず。
本国のままじゃないか?
義昭みたいに年齢と階級が比例してなくて苦労しそうだが。
軍医じゃともかく衛生兵だったらまだどうにかなるんじゃあるまいか。
>>325 モルヒネ打つのが唯一の仕事だったりしてw
それはそれで非常に重要だが。
>>326 むしろ、人手が足りなくて学んだ以上のことを要求されて、
軍医の真似事を実地でやることになるんじゃないかと妄想。
人の扱いに根本的に欠陥がありそうな白石の方なんざ、
本当は衛生兵なのにいつのまにか軍医扱いが幅効かせてそうな予感。
この件は回答待ちですな
191 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/03/31(土) 19:10:14 ID:???
実家のオカンから海岸にキャタピラの跡みたいなのがあるというメールが。
あと、村の駐在さんが早朝に本署に呼び出されて、未だに帰ってきてないそうです。
192 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/03/31(土) 19:14:44 ID:???
>>191 お前は創作スレから出てくるなよ
256 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/02/05(月) 00:53:18 ID:???
>>241-242 うーん、でもここまでこじれるより先に説明するなり何なりできなかったのかなぁ?と。
認識にズレがあって、説明を求められてる時に
>>98や
>>133みたいな応答はマズかろう、と。
相手の方も「蔑ろにされた」と感じたから怒っていらっしゃるように思えますし。
257 名前:名無し三等兵 投稿日:2007/02/05(月) 00:55:48 ID:???
>>256 チャーハンもその辺にしとけって。問題提起は双方に対して尽くされたと思うお
258 名前:会話人 投稿日:2007/02/05(月) 00:57:36 ID:???
突然来て蔑ろにされたって怒られてもこっちもどうしようもないですよ。
>>133以前にウリは答え投げつけて、わからないなら前提の共有が無いんじゃね?ちなみに必要としている前提はこのばあいはコレで
質問と要求している答えが適切だと思わないけどこうだと判断している、って流れも見て欲しいな。
結局それで通じちゃった人と、理解できない人がいて、
理解できない人に合わせないお前らは2chでやるなって言われても、取り合うような話でもないし
259 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/02/05(月) 00:59:18 ID:???
>>257 申し訳ないです。
あまりにアレでナニな雰囲気だったので。
では、私もROMに戻ります。
209 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/05/05(土) 17:40:05 ID:???
>>208 『WHO FIGHTER』に「TANKS」という短編が収録されてます。
19 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2006/10/27(金) 00:25:51 ID:???
>>17 その戦いでソ連軍は約3万名のうち損害が2万名弱、戦車の8割と野砲の全てを失ってるんですよね。
スウェーデンからマンネルヘイム線に至る後方線を切断する、
という重要な任務を負った2個師団が文字通り崩壊したことは相当ショックだったらしく、
この戦いに参加した第163自動車化狙撃師団長はスターリンの命で銃殺されてます。
684 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/08(水) 00:09:26 ID:???
>>681 「乗っかった」というより、「巻き込まれた」という方が正しいような>継続戦争開戦
うざいしツマンネ
>>321 沖縄戦で女学生が看護要員にかり出されてた事例もあるし、看護科を持つ高校もある。
前者ならば人員不足による措置だし、後者ならば知識的にも何の問題も無い。
>>336 一般教養、軍隊教練、専門教育が必要なんですよ。
ゆとり教育世代以下の出来損ないにしかならないよ。
おまけに卒業していないやつが使い物になるかww
看護要員という名の慰安婦。
聴いた所によると、爆撃はシャア住民らの報復みたいだな。
それはシャア板からの宣戦布告とみなしてよろしいか?
新シャアから飛んで来ますた
元はといえばここの連中が荒らし回ってたんだし自業自得ですね
創作も学園も荒らしてた張本人がよく言うよ
工作も程々にな。
被害妄想乙、何でもシャア板の責任か
あまり調子に乗らないようにな
いつでも軍板荒らし尽くす準備ができてるから
>>343それがシャア住民の総意と取って良いのかな
YES
だそうだ、全面戦争を希望らしい
これ以上板を混乱させるようなら徹底的に叩くから
>>344軍板の連中はそれいぜんに、なのは厨に謝罪したほうが良いんじゃね?
意味が分からんのだが……
なんでなのは厨?
新シャアのなのはスレがage厨に潰されましてな…
age厨はそれを軍板住民の攻撃とほざいておるわけ
そんでこのスレを荒らして報復しようとかほざいておるわけ
age厨の仕業と判りきってるから賛同者はおりませんがね
だから一人でシコシコこのスレを荒らしとるというわけ
351 :
名無し三等兵:2007/08/13(月) 19:41:05 ID:58vNviat
う
魔法な人の投入単位って単騎なんだろうか?
>>319 どっちかというと、読むに当たってはあまり疑問がないが、
いろいろ考え出すと疑問が出てくる罠。
>>352 舞虎は編隊組んで組織戦闘して単独のユウキを圧倒してたから、白石は単騎で稲葉が集団運用かと。
でも稲葉のは魔法が武器として使えずに実弾兵器で、白石のはレーザー?使ってた。
独ソ戦初期のロジーナと三号戦車みたいだな
>>352 タイフーンは自慰ばかりで厨房設定出すから新規の読者にはさっぱりなんだよ。
他の作者は難解なオナニー作品を努力して読み取ったあと、ちゃんとした設定を再構築するから
読みやすい作品を書いてくれる。
こんな人もいるけど……
>539 名前:整備猟兵 ◆lOVpuu7j2Q 投稿日: 2007/06/06(水) 20:51:16 ID:nyp7fPVk
> ブランクありすぎて最近のタイフーン氏のSSについていけない…
>>353 それは舞虎だけじゃね?
作中に稲葉は個人偏倒主義とあったような
>>352 少なくとも俺はタンクローリー落としてくる女の子と一緒に戦うのは御免だw
838 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/14(火) 00:43:56 ID:???
ここで「取り箸とか用意しないのが悪い説」を提唱。
868 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/14(火) 01:46:17 ID:???
春巻並みの遭難生活を送らないと眼力師になれない、まで読んだ。
24 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/14(火) 09:54:39 ID:???
そして、ハルハ河を越えて。
おはようございます。
>>1 つ【シリコン】
25 名前:緑装薬4 ◆8R14yKD1/k 投稿日:2007/08/14(火) 09:58:21 ID:Fem/aUwy
>24
ハルヒ河?
誰も来Neeeeeeeee
792 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 20:18:05 ID:???
幕末の台場の弾火薬庫には赤土や漆喰を使って外壁をベトン様にしたものがあったそうです。
あと、土嚢の土は壕を掘ったときなんかに出たものを詰めたり。
25 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 09:29:05 ID:???
セルフ車掌の乗る頃に
おはようございます。
>>1 つ【黒字】
42 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 09:39:49 ID:???
「○○は未だ巨大な権力を持っている!!!111!」みたいなことを
言う人って、世間を見る力が致命的に不足していると思うんだ、最近。
>>29 あ、そんなん出たんですか……
84 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 10:02:23 ID:???
>>64 微妙に華麗宗漂うイメージな気が
>>70 つ【ゴンチチ】
96 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 10:07:50 ID:???
死してなおしゃべくり倒すとは、何か怨霊めいたものを感じるのですが。
118 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 10:17:16 ID:???
>>111 タイトルは忘れたんですが、コンバットコミックの何かでチョイ役だったです>ベンゼン中尉
139 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 10:23:25 ID:???
>>129 あ、そうですそうです。
9 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 10:29:06 ID:???
>>134 そのメンバーで「God knows...」を演奏している姿が浮かぶのを止めさせろ
369 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 11:48:18 ID:???
やはり道場があったりするのかだし。
>>307 その割にはbewaad氏に板違いだなんだと言ってたような……
919 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 15:08:27 ID:???
そんなことよりボンベンド筒なるものは一体なんなのかなのかだが。
971 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 15:23:55 ID:???
>>946 わわ、まさか本当に回答が返ってくるとは。
有難うございました。
16 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 15:38:46 ID:???
>>1 つ【回転式砲台】
44 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 15:56:59 ID:???
ネットワーク上のコミュニティーで協調できない人が国家という巨大な
コミュニティーについて云々するのはどうなのかだが、とマジレス。
はいはいお前が言うなお前が言うな。
224 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 18:54:54 ID:???
靖国もよろしいですが、念仏を申すのも忘れずに。
296 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 19:49:16 ID:???
「戦争とかマンドクセ」が理由ではいかんのかだし。
>>286 焼き石を湯船の中に放り込むタイプの風呂があったような。
321 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 19:57:58 ID:???
>>301 それは間接的に「自衛隊はちゃんとしてるのに国民がアホだから宝の持ち腐れになっている」
と言いたいのかだが。
423 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 20:33:31 ID:???
>>367 どっかに法の全文のせてる政府系サイトがあったような。
453 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 20:45:50 ID:???
>>447 派生スレでの話では無いでしょうか。
9 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 21:46:14 ID:???
ここは腹腹時計なインターネットですね。
今日も朝から晩まで2ちゃんに張りつく丼炒飯氏をお送りいたしました
つーか騙りの偽者じゃねーかwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
絵師さん…来ないかな
騙って晒して楽しい楽しい劇団一人ですかwwwww
837 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 22:52:27 ID:???
>>800 むしろ、外付けでマウスにするくらいならトラックボールにすべき。
>>803 G's Oneみたいな生活防水クラスでも割と何とかなりませんか?
856 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 22:59:08 ID:???
>>838 デスクトップですけど、昔ソニーが出してませんでしたっけ?
>>841 結構狭い机で使うことが多いので、マウスだと不便ゆえ割と真面目に検討中>トラックボール
864 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 23:03:13 ID:???
>>853 空冷止めない限り無理な気が>排熱口
889 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 23:11:54 ID:???
いっそ、液体ヘリウムか何かで冷やすべきなのかだし。
>>871 考えない方向で。
897 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 23:14:55 ID:???
>>892 この鯖、サバサバしている。
こうですか
904 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 23:18:18 ID:???
>>890 EZアプリ(BREW)に対応した専ブラを誰か出して下さい123
937 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/15(水) 23:28:11 ID:???
>>906 あれ、鯖経由のような……
>>911 大人しくオープンアプリ対応な携帯に乗り換えるべきでしょうか。
>>917 ありますよ。
40 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/16(木) 00:08:16 ID:???
>>1 つ【丹波哲郎】
>>341 是非お勧め。
『英語版・日本軍慰安婦の真実』
http://imgnews.naver.com/image/003/2007/08/16/NISI20070816_0004987285_web.jpg 北東アジア歴史財団(理事長:キム・ヨンドク)が、日本軍慰安婦問題を正しく
認識させるための事業の一環として、『英語版・日本軍慰安婦の真実(The-
Truth of the Japaneses Military Comfort Women)』を発行・配布する。
1930年代以降に本格的に登場した、日本軍の性奴隷制である慰安婦問題の
真実を国際社会に伝え、更には日本政府の責任ある姿勢を促す為の働きとして
刊行した。
外国人が理解しやすいように分かりやすく記述した59ページの内容。写真と地図、
新聞記事など関連資料も添付した。特に強制連行を否定している日本の一部の
指導層の主張に反論する内容も記載されている。
北東アジア歴史財団は、1,000部を海外の研究者や海外公官、その他の関連
機関に配布して、広報・教育資料として活用させる予定。財団ホームページの
資料広場・刊行物コーナーで、ダウンロードが出来るようにファイルも提供する。
787 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/16(木) 15:42:55 ID:???
図書館でイビキをかきそうになるほど眠いのを止めさせろ123
548 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/18(土) 10:20:49 ID:???
ジャンパースカートとか吊りスカートの制服ってアニメでよく見る気がします。何となく。
>>536 パッと思いついたのがもんぺセーラーな戦時中女学生だった件。
554 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/18(土) 10:33:41 ID:???
>>551 十単位編制とかも大きいんではないかなあ、と>蒙古軍
582 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/18(土) 11:38:32 ID:???
>>575 「誰にも迷惑かけてない」と「後ろめたい趣味ではない」の間には深い溝が……
590 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/18(土) 12:00:11 ID:???
>>583 まあ、オタ趣味の殆どはアンダーグラウンドなものだったり。
591 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/18(土) 12:00:59 ID:???
>>589 ええですのう、RSR。
923 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/17(金) 22:19:59 ID:???
強化外骨格や人体パワーアシスト装置と装甲服が混同された話になっているような……
後者だと軍事用より機動隊の出動服みたいな
警察・治安維持用途の方が使いでがあるんじゃないですかね。
147 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/18(土) 23:08:27 ID:???
この頃新政府軍が使ってたボルトアクション式小銃ってシャスポーでしたっけ。
161 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/18(土) 23:15:27 ID:???
>>150 それはいわゆるスナイドル銃ですか>エンフィールド
167 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/18(土) 23:19:37 ID:???
>>165 むしろ日露のコサック騎兵
177 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/18(土) 23:23:13 ID:???
本日の教訓:人馬には榴霞弾や葡萄弾を以て砲撃しないと戦線突破の憂き目に遭う
197 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/18(土) 23:28:40 ID:???
>>185 ひぎぃ氏から正しいジャパニーズドゲザについて講釈があると予想
203 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/18(土) 23:32:26 ID:???
今更あのフリクション点火っぽい砲が何だったのか気になってきた件
287 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/19(日) 00:47:35 ID:???
An-225のセクシーさがわからない奴は脳に欠陥がある説
>>355 なにしろ字で読める形にして出してるから、穴があろうが
設定を完璧に固め様として力尽きるより随分マシだと思う。
確かに作品知識の敷居の高さは感じるので、
横着してここで識者に聞いてメモ帳にコピな訳だがw
254 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/19(日) 21:12:32 ID:???
>>247 第44自動車化狙撃兵師団長乙
271 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/19(日) 21:19:56 ID:???
>>258 夏なんで目方自体は減ってますけど、実際に体重が減ったのかは謎であったりします。
281 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/19(日) 21:23:25 ID:???
>>272 実はこないだ少々盆踊りをば
300 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/19(日) 21:29:50 ID:???
>>293 私の妹は「お兄様」とか言う程育ちは良くない件
523 名前:丼炒飯 ◆HY/YgdSbHM 投稿日:2007/08/20(月) 01:47:00 ID:???
なんかもう、よるに書き物すると神経が変に醒めて眠るに眠れませんね。
保守
最近タイフーン氏を見かけない
丼炒飯氏はすごく元気です
あひぃ
なにこの無意味なスレ?
保守
くぅそぅ?
動画がないと荒らしが暴れているが荒らしが
散々言っている荒らし本人が粘着を繰り返し、スレ荒らしを
日々やった結果職人が消えたこと、うpしてほしい番組おしえれ
の1にあるスレをみたところ全部と言っていいほど荒らしがいう
転載(見つけた動画を貼っている)ことで感謝され存続されている
こんばんは。
少し間が空きましたが、SS投下です。
今回は南部管区も絡んできます。
絶望に穴を穿て
プロローグ 二〇〇三年一月四日 稲葉学園南部本校 学生寮
「ぬふぅ」
服越しに股間をこすり付けていた石沢綸子(いしざわ・りんず)は、恍惚とした表情を浮かべた。
汗ばんだ顔を男の胸に埋めて、湿った唇から荒い息を吐く。
伸び切って痙攣する足を絡めて、薄いピンクの髪がベッドに広がった。
「ううう・・・」
ベッドから男が起き上がり、脂汗にまみれた額を手で拭う。
精悍な顔をした隻眼の青年は自分の顔を軽く叩いて、綸子の方を向く。
「綸子、なんて起こし方をするんだ」
「あ、起きちゃった?まー気にしない気にしない。兄妹のスキンシップだよ」
石沢義昭(いしざわ・義昭)―――義理の兄に向かって、綸子は小さく舌を出した。
義昭の体から離れて、綸子は窓の外に目をやる。
「やれやれ。真っ暗闇は好きになれないよゥ」
サーチライトが照らされ、灯火管制のせいで黒一色に染め抜かれた空に光を揺らめかせている。
綸子はカーテンを閉めてベッドに座り、ポケットに手を突っ込んだ。
タイトなシャツに張り付く体に起伏は少ないように見える。
「スキンシップっていうのはもっと健全に・・・コラ」
「ふへ?」
「な、なんでそれが健全と関係あるんだ!」
義昭は手を伸ばして綸子の咥えていた物を取る。
銀色の袋に入った薄いゴム製のそれを義昭は捨てようとしたが、直前に思いとどまって財布の中にしまった。
「綸子・・・色々と誤解されるような行動は謹んでくれ」
「恋する妹はお兄ちゃんを思うとすぐホワンホワンしたくなるの」
人差し指を合わせては放す綸子は、快活に笑って言う。
義昭は可愛いとは思ったが、義理とはいえ兄の目の前で避妊具の袋を口に咥えられては色んな意味でたまらない。
非常識で嫌悪感を覚える一方で、義昭の中で少なからざる劣情が義理の妹に対して芽生えたのも確かだった。
義昭は汗ばんだ額に手を当て、うなだれる。
「そのホワンホワンってなんだ?」
「ドーナツの中央にソーセージを・・・」
「そ、それ以上言うな!こんなところ見られたら一巻の終わりだぞ」
「綸子は構わないよ」
「俺は気にするの!」
義昭の願いとは裏腹に、ドアが蹴破られる。
二人が反応する前に、短機関銃を携えた兵士たちが部屋に上がりこんできた。
義昭は両手を大きく振り、身の潔白を証明せんとした。
「うわわわわわわ!まだだよ!まだしてないよ!」
「おはようございます。少佐殿」
黒い軍服を来たSS隊員たちが将校が最後に部屋に入り、義昭の前に立った。
慌てふためく義昭に構わず、SSの将校は書類を手渡す。
「お取り込み中でしたか?」
「いや、ちが・・・」
「ううん、事後」
「コラ!」
綸子の言葉のせいで一瞬気まずい間が流れたが、将校は空気を読んで説明を続けた。
義昭は冷ややかな視線と羨望の視線を浴びつつ、書類に目を通す。
文章が下に進んでいくにつれて、義昭の顔は女ボケから兵士の顔に変わっていった。
「緊急事態につき、ご同行を願います」
「ここから何時間だ?」
「空軍のジェットをチャーターしました。妹さんと一試合しているうちに到着します」
「おいおい・・・」
「お兄ちゃんのはそんなもんじゃないよ」
弁解しようとする義昭を遮って、綸子は口を開いた。
SS将校は関心の声を上げる。
「詳しく」
「言葉に表すなら―――ベッドの上の戦争かな?」
1 二〇〇三年一月四日 オターキングラード戦域 SSDF空中巡洋艦「アストラハン」
「全く、呆れた物量だこと」
雪で一面に覆われた地上を見ながら、高柳蓉嵐(たかやなぎ・ようらん)二尉は呟く。
赤い短髪と瞳を持つ痩躯の少女は、空の船―――飛行船から見える白銀の大地を眺めていた。
雪で覆われた地上には、黒い点がアリのように進んでいた。
歩兵を乗せた白石軍の戦車、そして"黒死病"の編隊だ。
「たかだか三十機の輸送機にどれほどの価値があるんだろう?」
「家に閉じ込められて買い物に出られなくなったら、嫌でしょ?」
同僚の柏木直人(かしわぎ・なおと)三尉はココアを蓉嵐に手渡す。
受け取ったココアを一口飲んで、蓉嵐は白い息を吐いて満足げに笑う。
蓉嵐の口元に浮かんだ笑みを見逃さなかった直人もまた、微笑する。
「チェキストはいつだってそうよ。知ってる?悪は三つに分けられるって」
「三つ?」
蓉嵐は細い指を握り、人差し指から順に立てていった。
「ファシスト、チェキスト、ネオコン・・・」
「よく知らないけど、必要悪みたいなものじゃない?あって困るけど無くても困る」
蓉嵐に向かって、直之は自嘲気味に言う。
恐らくここにいるほとんど全ての人間は共産主義という言葉を聞くのも嫌な者たちだ。
SDDF―――SouthDistrictDefenseForce(南部管区防衛軍)―――は、現在白石学園の実権を握る生徒会長、時雨黎斗によって白石本校を追われた生徒や教師が集まって作られた南部管区を守るために組織された軍隊だからだ。
蓉嵐と直之が乗船している「アストラハン」も、元々は白石本校派のやり方の異議を唱えた挙句に南部へと移って来た船である。
「そろそろ空域に入る。準備してくれ」
「わかりました。蓉嵐、準備よろしく」
「はいはい」
艦長の言葉に、艦橋に緊張が走る。
CICが慌しくなり、稲葉から送られたレーダーや電子機器に向かう管制官の表情に厳しさが増す。
蓉嵐は格納庫へ向かおうとして、一旦止まった。
「行ってくる。ダーリン」
「ああ。待ってるよ!ハニー」
何の躊躇も無く、蓉嵐と直之は唇を交わす。
これが二人にとっての絆の証―――そして生還の約束だった。
投下終了です。続きは後日。
>>398の一行目はSSDFではなく、SDDFでした。
誤字、申し訳ありません。
それでは失礼します。
スレ違いごめん
鎌倉上空AH1×5、OH6×1編隊で厚木方向に向かって通過。
何処に降りるのだろう。
>>400 共通点が無いから結び付けて楽しむ。
どの趣味の世界でも異質な物を組み合わせ、更に素晴らしい物が出来る事がある…。
ミリタリ×萌え系美少女=(俺は)無理
>>402 お
ま
え
の
L
V
が
ひ
く
す
ぎ
る
!
>>400 SDDFについて面白いのみつけたよ。
Haru の発言 :学生の頃初めて戦争のこと知ったとき、
なんていうか妙な気持ちになったな
うん、言葉でたとえがたい感じ 重い気持ち
あたしね、いまだに戦争映画とか見てもそうなんだけど、
『どうして?』って言葉しか思い浮かばないの。
いつもそんな疑問符だけしか残らない
戦争映画もいくらすばらしい映画でもあとに残るのは
『どうして?』これだけ。
こうじ の発言 :ただ、僕らのご先祖様の日本人が真剣に祖国の為に
戦った事だけはすごいわかる。
Haru の発言 :あたしはそれもまた愚かだと思う 洗脳・・・って気がして
国のために命を捨てる?国が何をしてくれる?
駄目なんだよね〜やっぱ納得できなくて。
こうじ の発言 :職務意識っていうのかな・・・僕は今こんなふうに定職が
無いから余計想うんだけど 消防士が火に立ち向かう様に
当時の軍人はきっと職務意識で戦争に出た人だって
大勢いると考えてるんだ〜!だから、なんか、敬意すら感じる
Haru の発言 :うーんそれもそうだけど、生きて帰ったら恥なんだよ?
消防士は死ぬために火に飛びこむんじゃないでしょ?
なんか昔の軍人は死ぬために戦争行ってるかんじだもん
こうじ の発言 :命を粗末にして死ぬために出撃しただなんて
僕には想えない洗脳じゃないと想う
Haru の発言 :お国のためっていうのは?なんかね、
実際そう思ってたひとって
どのくらいいたんだろ実はそんなにいないんだろうね
>>397 多砲塔といえば
鋳造の丸っこい砲塔や車体でリベットがゴツゴツしてる
悪 役 1 号 風
が普通だけど、あえて最近の戦車でやったら
き
ん
も
|
!
!
!
w
>>405 無知な馬鹿がwww
米空母のカタパルトは1942年2月17日に撤去命令が出ている。
例として「エンタープライズ」は1943年4月時点で艦長がカタパルト未装備を報告している。
また、エセックス級空母のネームシップ「エセックス」もカタパルト無しで竣工している。
護衛空母でのカタパルト運用経験に基づき、
有用性を確認した米海軍がカタパルトを再装備したのは43年中盤以降の話だ。
「常設」とか妄想言い出す馬鹿は半年ROMれw
>>399 そのファシスト、チェキスト、ネオコンはおかしい。
ドイツと日本の占領政策の違いは、アメリカ以外の国に敗れたか否か。
皇軍は中国軍に対し圧倒的優位のままで終戦したことが大きい。
欧米ロシアからの兵器輸入程度では、先進工業国と後進農業国の差は覆らない。
まももな産業一つないくせに、先進工業国の日本に「抗日戦争」など挑む
こと自体が無謀であり、蒋介石は自らの失態と誤算で国民党を潰した。
97式中戦車チハは世界水準の自動車製造技術で、中国人というチンピラ
ゴロツキ害虫3500万を血祭りにした。
あれが「圧勝」と言えないなら、太平洋戦争は米軍の圧勝とは言えないな。
個々の苦戦を云々するのなら硫黄島や沖縄の米軍だって十分に苦戦してる、
日中戦争が皇軍勝利でないというのなら太平洋戦争だって米軍勝利ではない。
ベルリンの赤軍のように、勝利したというのなら勝利したという誰から
見ても判りやすい勝利のシンボルマークを示せなくてはな。米軍の場合、
海戦においては海上封鎖+戦略爆撃継続でそれは示せるが陸戦は否だ。
それだけやっても勝利は認められないというのはベトナム戦争で証明済み。
皇軍の場合は陸戦で勝ち続けていることは、大陸打通作戦南北縦貫
チンピラゴロツキ殺戮街道3000キロで容易に示せる。
チンピラゴロツキ殺戮街道3000キロを前にして、いかなる言い訳ができるのかと。
それとも中国チンピラゴロツキは、3500万でなく1億は殺戮すべきだった?
スウェーデンのJ-21Aに似てる
あれは冷却に問題が出た
>>408 ・・・本気で言っているのか?
爆弾を落とすタイミング、速度、他を色々と計算し鍛錬しなければいけない急降下爆撃。
敵にまっすぐ突っ込む特攻。
何処が一緒なんだ?
あほくさ
面白くねぇよ
つまんね
なんだよ。
つ
ぶ
れ
さ
と
う
ひどいスレダw
\ U /
\ U /
/ ̄ ̄ ヽ,
/ ', / _/\/\/\/|_
\ ノ//, {0} /¨`ヽ {0} ,ミヽ / \ /
\ / く l ヽ._.ノ ', ゝ \ < バーカ! >
/ /⌒ リ `ー'′ ' ⌒\ \ / \
(  ̄ ̄⌒ ⌒ ̄ _)  ̄|/\/\/\/ ̄
` ̄ ̄`ヽ /´ ̄
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−−− ‐ ノ |
/ ノ −−−−
/ ∠_
−− | f\ ノ  ̄`丶.
| | ヽ__ノー─-- 、_ ) − _
. | | / /
| | ,' /
/ / ノ | ,' \
/ / | / \
/_ノ / ,ノ 〈 \
( 〈 ヽ.__ \ \
ヽ._> \__)
今年の夏休みは9/2までなんだよな。
早く終わらないかな。
見張りの目と伝声管と有線電話の世界だと思ったら
レーダーとCICがあるのか。
比較的こちらの分野がお粗末だと思っていた
白石でこうとなると稲葉はどうなんだろう。
ドイツ海軍の戦記に電子兵装関連のダメさが
そりゃもうしっかり書かれていたので、
稲葉でもそのレベルだと思っていた。
多分南部の連中は西側からいいもんもらってるんだろ(下手すりゃ稲葉海軍よりも)。
タイフーンが馬鹿にされていて面白い
>>423 レンドリースの線で手に入れたってことか。
44年辺りの米ってよく分からないがSC,SGレーダーから
もう一歩進んだあたりなのかね。
それとも、レーダーとかも携帯と同じ部類に入るのか。
ただ、あまり電子兵装が発達しちゃうと
ボートも夜戦も狩られる一方なんだよな。
丼炒飯はまだか
丼炒飯早く帰って来い!
保守
うぜぇぜでぶぅ!
age
クソスレageるなドアホ
だれか「ファンタジー世界住人」「自衛隊(もどき)」「モンスター」の三つ巴ガチバトルで作って
異世界に跳んだ自衛隊(もどき)がF世界住人と誤解から戦争に発展、その後誤解が解け和解
力を合わせて闇の住人撃破という流れで
みどころは勘違いして襲ってくるF世界魔法少女と少しづつ理解しあっていくところ
近代兵器がF世界圧倒TUEEE!でも手加減するところ
不死、魔族、巨大モンスターとのぎりぎりの戦い(持久、消耗戦)
すべてのものが、ただ生きるために戦い
善も悪もなく、強いものが生き残る場所
保守
dgnfgmfgn
,jf,fg,j
ytkytkk
gjdsgjds
.kghkh.
保守
保守
誰かいるか?
保守
保守
保守
手補
保守
保守
砲手
保守
ちん
ミ~~~~~~~~~~~~~~~~~ミミ
ミ ミミ
ミ ミミ
ミ ミミ
《 ミ
/~~~~~~~~~~~~~~~\
ミミ∠0> <0>彡彡 \
/ ● \ ヽ 私の名はメーテル・・・
|/ ── | ── ヽ |
|. ── | ── | |
| ── | ── | l
| (__|____ / /
\ / /
l━━人━━━━┥
○○
助却
誰かいますか
もしなんだったら仕切り直しても良いんじゃないかと思うんだが?
保守
フォッシユ
うんこ
456 :
名無し三等兵:2007/12/19(水) 22:39:40 ID:0nUZZe/y
保守
煮うんこ
同じトリップだからタイフーン本人だと思うが
ノベルゲームつくるってスレで自殺宣言してまとめ役放棄していなくなったんだけど
こいつって今までも自殺するとか言ってたりした?
>>458 いや、むしろそんなこと言うような人じゃない。
ずっと粘着してるやつがいて、前も何度かトリップ割られてたから今度もそうなんじゃねえの?
>>459 もう1ヶ月くらいたつけど自殺宣言してから一度も来なくなっちゃったんだよね
それまでは毎日来ていたのに
ここが元ネタの本スレだからこっちに戻っているのかと思って
時々チェックしてはいたけど
こちらにも戻ってこないし
どうなってるやら
とりあえず、どこの話かわからないとなんとも……
今のタイフーンのトリップでぐぐったらすぐ出てくる
「魔法少女VS現代科学のノベルゲーム」ってところ
最初のころはタイフーンと名乗って書き込みしてたこともあったけど
基本的には1084飛行隊って名乗ってた
9月からやってたんだけど12月のはじめに自殺宣言したかと思うと
避難所のログ全部消してリセットしてったんだよね
だから記録も12月より前のはほとんど残ってないんだ
またトリ割られたんじゃねぇの?
ここも冬休み連厨と相談しながら続けるなり再利用なりしたいがねぇ。
外部掲示板のデータ消していなくなったんだったらそっちのトリバレどころかパスワードも知ってるってことだから
企画を向こうに立てた最初からずっとトリバレしていたか、それともやっぱり本人かのどっちかだろうけど
ぐぐってみた先の向こうのやつがSSとか見る限り本人っぽくも見えるんだよなぁ
本人が現れないことにはどうしようもないけど
なんか向こうに遺書とか書き残して消えたらしいね
そんなにトリップって割れやすいものなの?
避難所のデータ消したってことは自殺宣言したのがタイフーン本人なのは間違いないな
VIPで活動してるとは言ってたし
その避難所作ったのがタイフーン本人だもの
とりあえず、連絡取れそうな人にメールはしました。
今お酒入ってますし、先方も歳末なのですぐどうこうはできませんが、
とにかく何とか連絡は取ろうとしてみます。
470 :
名無し三等兵:2007/12/29(土) 19:57:28 ID:BaoTAjsJ
保守
>>469 とはいえ、メール送ったらこっちはひたすら待ちですからのう。
忙しい時分ですし。
呼ばれて着てみれば・・・
まあ自殺か何かは知らんが、
一度リセットしたくなる時くらい、誰にでもあらあな。
とりあえず少なくとも私は実在するし、
タイフーン氏がその気になりゃ帰ってくるだろ。
・・・いっそ
仕事兼務でリアルデビュー
(ただし同人業界でだ)するのも手だしの。
来世で頑張って欲しいものですな。
さて終わったことはもう考えるの止めてSSの投下、投下っと。
ただねえ、軍板にいた頃はこういうことするような方では無い感じだったので
にわかには信じがたいのも確かなんですよね。
前にもちょいちょいトリップ割られたことありましたし。
確かにちょっと無茶がすぎるというか
行動が突飛すぎる気がするんだよなぁ。
おさらいでもしながら待つかい?
>>476 件のスレ読まずにこういうこと言うのもなんなんですが、
>>474の当該書き込みが何の経緯も無しにいきなりあったものだとしたら
何か突拍子過ぎるんですよね。
まあ、欝が過ぎてリセットしたくなるのは、誰にでもある。
かくいう翡翠の中の人はそもそも2chの書き込みも、
書き込んだ用事さえ済めば手前の書き込み全部消したい人間だしね。
真っ白けになって消滅したいっつーのは、多少、わからんでもない。
タイフーン氏は
軍事板ほか2chで年単位でコテンパンにされて、
それでもつい最近まで戦線を維持していたから、
まあ、こういっちゃ何だか、消えても恥では無いのな。
書き込みが本人だとして、
自殺、と、言い残して消えたくなった
んだ、と言う線でも、別に不思議ではない。
ただ、その場合は、ちいと自分を責めすぎなタイプでねえ、
今後が心配ではあるな。
萌え絵な軍事入門書や、ブッ飛びヘルシング、
直球萌え系の鋼鉄の少女ほかがヒットしている昨今、
折角、我が世の春が近づいているかも、だからね。
まあ、ここらへんで、シレっと、
出てくるだけの余裕がかませれば、
同人デビューしても、商業デビューしても、
それなりに幸せが掴めると思うのだが。
繰り返すが、ココで消えたくなっても恥では無いし、
(そもそも出入り自由な匿名掲示板で恥も糞もないない)
自分を責めすぎなのは、心と体のケンコーによろしくない。
まあ、ガリレオの旦那だって迫害は受けたのだから、気にスンナってこった。
迫害怖くて宣教師なんざやってられんしね。
たかがネットの蜂の巣が怖くて、
軍事な創作物を描く資格なんざないしね。
私の県は4人に1人がこの大地の上に躯を晒していたのだからね。
ましてや独ソ戦ベースの世界さね。
まあ、何が言いたいか、って言ったら、
たかがネットだから、
も少し図太くなってエエよ
、ってことだあ。
終わり。〆切
もう暗い話は止めにしようよ。
>>477 人としてどうかって行動を取ってもおかしくないのが
張り付いてたから、トリ割ってそれくらいのことはやりかねんのよねぇ。
厨も沸いてるし、もう少し静観やね。
まあつうか、
本当に荒らされていたのなら、
>厨も沸いてるし、もう少し静観やね。
その反応がそもそもの誘引剤/過疎の原因だと思うのだけれどね。
>>480 ピロシキ将軍のような、良い話があるなら、私は聞き手になりまっせ☆彡
どう見ても騒動の張本人ですねw
ありがとうございました。
翡翠さんはVIPでエロゲ企画までしてたんですねw
全部中途半端でワロタw
軍事速報&雑談スレ1249
858 荒らしに反応する奴も荒らし
という古典的な原則が突如として啓示されたけど眠いから寝る
つまり、そういう事なのである。
「おそらく」良い書き手が集っていた。
しかるに、
主催者側ないし協賛者が、そのような口の利き方をすれば、
集ってきた読み手ばかりか書き手すら去ってゆく。
排他的根性はロクな事にならん。
ましてや口にするならなおさら。
まあ、理解していれば、
または理解できるのなら、口にはしていないとは思うが。
主催者側ないし協賛者が
その性根を改めれば、おそらく、同じ流れはないだろう。
タイフーン氏が誰かの客寄せパンダではないのなら、
まあ、戻ってくるだろう。
私は戻ってくると信じているけれどね。
以上。
タイフーン氏が戻ってくる時を楽しみに待っている。
そんな理由でスネてるんですか?
四の五の言わずに帰って来てくださいよ。
「自作自演ゴメンナサイ」ってw
VIPでは「無責任」、「自分勝手」、「気に入らない意見を無視」で不特定多数に叩かれていたから
そこを直せばなんとかなるか
以下、VIPから意見を引用
やめた身だけど、意見させてくれ。見流す程度でいい。反応も求めない。あ、mfmtだ。
自分がやめたのは、こういう流れを見て主催の力量を見てしまったから。
>>1よ、なんでこの企画をうちだしたんだ?
思うに、ポッと思い浮かんだストーリーが頭の中でドンドン展開して
一人で感動してそれを形にしたいと思ったからなんだろ?
でも自分じゃプログラムも、絵も、話も作り出しきれない。
だから誰かにやってもらおうって気持ちから生まれたってとこだろ。違うか?
>>1にとって、所詮脚本家やプログラマや絵師は駒にすぎないって
どっかで思ってる節あるだろ。自分の世界観を壊されたくないと言ったな。
それって皆で作るって言えないんだよ。作らせてるって言うんだよ。
それなのに
>>1は、皆が知りたがってることを納得するまで説明できない。
一部曖昧な部分に関しては練ろうともしない(ように見える)。
そのくせ駒ばかり集めようとするわ、少しでも世界観に手が出されようものなら
全力で排除しようとするわ
現状はどうだ。もう自分から丸投げじゃないか。
話もよくわからないゲームに、興味持って集まったのに意見は通されないわ、
あげくもういい帰れと言われてだれがついてきてくれる?
私生活のゴタゴタとかこっちには毛ほども関係ないんだよ。
やるのかやらないのかどっちかだ。
やらないなら早いうちにやめたほうがいい。厳しいこというようだけど。
一介のヘタレ絵描きが口を挟んだ。
まあ、まともな人間なら、
最低でも筋を通しに戻ってくる、
とは、思う。
忙しくて来れなかったなら、来れなかったなりに、ね。
正直、様々な点から「タイフーン氏も」、
所詮は何らかの
「客寄せパンダ(中の人知らず)」だったのか、
とも思ったが。
氏が悪ふざけ、または誰かの客寄せパンダだったのなら、
信じた人らが余りにも、気の毒・・・。
氏の(まったくマトモな“背景の無い”1住人とする)
発想に寄り集まった読み手と職人が惜しい。
氏の性格は正直言って問題があったようだが、
しかるに以上の長所と人々が惜しい。
私が1部に一方的敵視さえされてさえいなければ、
避難所ともども、全力で支援したのだが。
つまり、素材はすばらしい。人も良い。
後は・・主催者側の性根と決意如何。
今は無理でも、何時かは、最低でも、筋を通してくれると信じて、
私ももう1筆、寄越しておく。
>>481 ただ、今のにしてから2年くらいは割れて無かったんでねえ。
そこらへんは本人に聞かないとなんとも言えないんですが。
とりあえず、待ちましょう。(何時まで? 来ないならどうする? という問題はありますが)
トリバレしてるとするなら、
避難所でタイフーンがVIPでやりはじめたと報告している去年の9月の時点ですでに中の人がちがうのだろう
さすがに、トリバレの上、
あの企画でタイフーンが独自で借りていた外部掲示板のパスワードまで
同時に割れるということはありえんし
すでにVIPのほうの企画スレとやらも見かけないし
もはや行方不明者だな
ひょっこり戻ってくるのかもしれんが
お通夜みたいなスレだねえ。
>>488 こりゃ耳が痛いだろうな。
しかし、ちょっと考えてくれると嬉しいな。
箱庭を自分で作るか、開放して庭師を入れるか…
ベターな解決方法は、方向性や波長の合う人間を
見つけて仲間にして一緒に作ることなんだろうと思うがなぁ。
>>490-491 最後周りが偽ってのも考えたんだけどな。
偽装見て、上手く行かないしゴタゴタもあるし
もう大概になって決壊したとかさ。
まあ、こっちとしては過去余所でどうあろうと
その辺りはどうでも良いんだがw
とりあえず、たとえリセットされる運命のネタであろうが
暖めつつ待つかね。
タイフーン氏の中の人、登場、と思った人の数。 )ノ
冗談は置いて置いて、>ベターな解決方法は
現実世界ではその通りなんですが、
ここ、2ch軍板ですから。
私物化されていると思ったら、すぐに潰しが入ります。
反目しあうのではなく、
1目おきあえる空間を作る必要があるでしょうね。
でないと、集合し始めをまた潰されるだけでしょう。
または内部崩壊。
あんま言いたくないのだけど、次回があるのなら、ね?
とりあえず、
・軍事板
・匿名掲示板
に上陸した当初の思いを思い出せば良いかもしれない。
あと、上陸したメリット。
大陸に進出した旧帝国や
ソ連に攻め込んだドイツの
何が失敗(戦訓)だったのかを思い出して。〆切
>>467の件で先方より返信がありました。
曰く、「PCデータがクラッシュした際に紛失」との事。
さて、どうしましょうか。
紛失したって何が?
>>496 それは連絡手段が失われた方なのか、
氏のPCが逝ったのか、どちらで?
>>497 説明不足でした。
タイフーン氏の連絡先を御存知の方にメールした所、
「データクラッシュにつき、紛失」という御返事を頂いたという意味です。
>>499 本人的には戻る気があるんだろうか?
その気があればデータの再収集なり再構築は
可能だと思うんだが、難しそう?
>>500 データクラッシュしたのは連絡取れそうな方のほうで、その時にタイフーン氏の
アドレスも消えちゃったそうなので、連絡取る手段が失われちゃったんです……
>>501 えらい勘違いしてすまなかった。
そう言うことなら、彼が戻ってくることを考慮した上で
1.リセットされても泣かない覚悟の上で肉付けを続ける。
(言うなれば帝政続行)
2.現状を原案として設定を取捨選択しつつもう一度組み直して
シェアワールドとしての竜骨を作る。
彼が戻ってきた場合には一書き手として迎える。
(言うなれば立憲君主制移行)
3.何時の日かの再起を願いつつ雌伏する。
(言うなれば亡命政権)
選択肢としてはこんなとこかね。
2は決定機関が不確定なので
gdgdになって自然消滅という危機を孕んでいる。
>>502 いえいえ、こちらこそ再三説明不足で申し訳ありません。
貴殿の案についてですが、個人的には2か3かな、と思っています。
504 :
名無し三等兵:2008/01/14(月) 21:45:42 ID:RqgiznQP
保守
トリバレとか中の人が違う関連に関して私見
なりきりチャットというジャンルのサイトでは時々
自分の登録キャラクター(オリジナルであることが多い)の設定を全部コピペして
別のサイトに登録し、なりすまされるという「キャラ盗用」という行為が発生する。
それどころか、サイトのHTML構成をまるごとパクって殆ど類似か本物と
全く同名のサイトを立ち上げて、本物のサイトの管理人になりすますという
行為さえする人間が存在する。
本物のブログを「このブログ私が書いているから」と盗用サイトにリンクする事もある。
基本的に精神的にあまりにもアレ、異常な人がそうした行為をするわけだが
ちょうどタイフーン氏に粘着して何度かトリ割っていた「彼」ともかなり行動パターンは近い。
まあそういう部類の人間なんだろうけど。
自殺宣言したというタイフーン氏がなりすまされていたというには根拠が弱いが、
ネットストーカーの「彼」(ついでに「彼」の同一人物説も流れてる某コテ)の存在を考えると
黒に近い灰色な疑いになりそうな気がしてならない。
506 :
翡翠(星砂) ◆X9uEcr1WoA :2008/01/15(火) 12:38:09 ID:p6Pn5aCZ
>本物のサイトの管理人になりすます
じゃ、このまま消えた方が安全じゃねーの?
ネット活動でそこまでリスク背負う必要ないし。
しかしそれだけのスキルがありながら個人粘着とは惜しいな。正直。
>>506 大抵の場合なりすましの方が袋叩きにあってネット上から抹消されるけどな
普通に犯罪行為なんで。
>>508 しかし、実際に「なりすまし」があったにせよ、
2chでそれを証明するのは難しい。
現に私の「なりすまし」も猛威を振るっていたが、
退治されたのかどうかは不明。
というか学園の狂気な設定が、リアルのミザリーを呼んだ可能性はある。
避難所の絵師ともども含めて、
タイフーン氏粘着で済んだのなら、次世代の可能性として、
タイフーン氏は良い仕事をしたのではないのだろうか。
狂気設定は、リアル狂気を呼ぶかもしれない、と。
・・・絵師の作り出した雰囲気や、
カカア殿下の将校とか、愛すべき要素盛り沢山、
のため、正直、ウケる要素は多分にあると思うのだがw;
>>503 なるほど、2か3か。
2だったら今は人も居らんし、一年位かけるつもりで
余所のスレ参考にしつつぼちぼち固めたいかも。
保存してある部分を眺めると勢いがあったせいか、
絶妙なバランスで組み上がってる様に思ったw
どこまで史実写しで行くか?とか。
>>505 そういうことに暗いんで全く知らなかったんだが、そういうこともあるのか。
そう言う手合いには近寄りたくないな。
娯楽の場でわざわざ相手してこっちまでそっちに落ちちゃかなわないから
NGワードという便利な機能を使って楽しいことだけ見ることにしないか?
>>509 「自衛」のためにはそうした情報や対応の例も知るのも必要だけどね
積極的攻勢に出るつもりは無いよ
楽しくないことは少ないにこしたことはない
楽しい事だけを見るのは同意だから、
>>505のテキストは、1段目と、
5段目の >「楽しいことだけ見ることにしないか?」
だけで善いと思うよ。
もさもさ師匠みたいに、刺激しないスタイルの方がよい。
これならノーマルの人も落ち着くんじゃないの?
ただ、戦場ものだから、
どうしても生首ごろごろ足ごーろごろになる。
仲間もぼんぼん死ぬし。よって、
戦間期や戦前戦後の工夫が大事かな。あと、後方の描き方。
実戦中はどうしても演出が難しいからね。>楽しいこと。
ミス。
>508翡翠は 507へ。
>511翡翠は 509へ。
いちお、今がゼロのスタートの時だし、
タイフーン氏とは分家で、
職人さんとは避難所で少し時間を共有した縁があるからね。
まあ、賑わってくれると嬉しいさ。 )ノシ 。。
保守
514 :
名無し三等兵:2008/01/29(火) 22:42:44 ID:fHdiq25U
保守
糞スレですなw
ノベルゲームを作る企画は避難所含めて完全に消滅したみたい
丼炒飯 ■HY/YgdSbHM 氏も律儀に保守するなあ
保守
保守
戦務長さんは死んで欲しいでうのう
保守
保守
保守
保守
保守
捕手
丼炒飯氏乙
保守
保守
保守
丼炒飯氏乙
保守
保守
点呼
保守
丼炒飯氏乙
保守
保守
保守
そろそろ何か動きが欲しいところだ。
今は人どれぐらいいるんだろう。
十数ヶ月ぶりに戻ってきたらなんだこの草むす屍っぷりは、たまげたなぁ。
時に、オットーとハーマンはあるかい
>>541 タイフーンさんが行方不明になったみたいなんだ。
俺も詳しくは知らないが…。
昨年末まではvipのスレにいたはずだがね。で
>>488みたくvipperに総スカンを食らって消息不明に。その後台風抜きで
一から作り直された企画も、ブラウザ調べたら12月30日まではスレが立ってた模様。結局四散したけど。
ちなみに作り直された方のシナリオは
「舞台は終戦直後のベルリン。チョビ髭伍長のオカルトパワーが総統官邸付近一帯を
異世界へと繋げるゲートにしてしまった」というカオスな代物と相成った。
もっと言うとこのあらすじをHoI2しながら考えたのは俺なんだが…
この際、世界観とか作り直しでいいから戻ってきてもらいたいもんだが。
お久しぶりです。
避難所の方にも書きましたが、恥ずかしながら戻ってきたことを報告させて頂きます。
長い間、ご迷惑をおかけしました。
ん?トリップが変わっとる?
おはようございます。
>>546 すみませんでした。これで大丈夫でしょうか。
本人かどうかまだ疑惑
>>505が残ってますがお帰りなさい
>>543 VIPの方ですがつい最近、VIPでやってたスレのシナリオを元に新都社というサイトで
小説連載してた人がいるんですが、元スレでネタや設定に参加した人への断りも、
元があるという掲示も、全くなくやってたので盗作だって訴えられてましたね
>>547 久しぶり。
いきなりで悪いけど
>>502のうちどれにするか決めてる?
それとも何か別の考えあるの?
こんばんは。
>>548 一応、避難所の方にも書きましたので丼炒飯氏の方でIPを調べてもらえば本物だとわかってもらえるかと思います。
不都合がありましたらトリップは変更しますので言って頂けると幸いです。
>>549 身勝手なことになってしまいますが、
>>502の中では3を選択したいと思っています。
ですが、リセットした方がいいと言う方がいればそうしても構いません。
私一人で決められることでもないので、意見を下さると嬉しいです。
我が侭を言ってすみません。
VIPの自殺宣言とコンテンツ放棄はどう落とし前つけるの?
>>551 今回の一件でご迷惑をおかけしたVIP板の方々、放棄されたコンテンツの管理者様にはこの場を借りて謝罪します。
申し訳ありませんでした。
最初に言わなければならないことでしたが、遅れてすみませんでした。
ここで言うな
VIPでやれ
>>553 昔のこと引っ張り出しつも仕方ないんではないかな。
VIP住人全員に謝れとも言えない。
俺としてはこのあたりで終わりにしてまた楽しくやりたいんだが。
>>552 心機一転リスタートするつもりで頑張ろうぜ
応援してるから
こんばんは。
>>553-
>>554 とにかくVIPの皆さんには申し訳ない気持ちで一杯です。
今後はこのスレで活動していく所存です。
>>555 ありがとうございます。
頑張ります。
VIPPERに知られたら「死ね」とか「亀田」とか言われるな
それで、なんで死なないの?
F自スレの方で話題になっていたので来ました。
前々からスレを流し見とかしてたんだけど、ここってどんな世界でどんな形で戦争が行われているの?
学園内で戦争って蓬莱学園みたいだけどあんな感じなのかな。
>>558 いらっしゃい。
単純に言うとWW2独軍装備の学園と、WW2赤軍装備+魔法少女の学園が戦ってる。
世界観は現実ベースの架空世界のようだ。
F自から来ました
つか怪我の功名というか普通に面白そうなんでwktk
取り合えずまとめ読んでくる
>>559 ありがとう。
避難所も見てみたけど最後に作品が投下されてから随分時間が経過してるんだな。
作品は設定に完全準拠じゃなきゃダメ?それともある程度のパラレルとか相違は許されてる?
>>560 ようこそ煉獄へ。
まとめサイトと言えば更新止まったままだなぁ・・・。
>>561 パラレル世界とか劇中劇みたいな作品は多かったよ。
なんかまた作り直すみたいだけど>世界観
>>550 おかえりなさい。
あなただけではないが、楽しくやるために
どうか専ブラを入れてNG機能を駆使していただきたい。
構いたくない事にあえて時間を取られる事もないだろう。
ざっくりレスを消してオールOK。
あれから投げておいてなんだけど、書いた人間から言わせて貰うと、
>>502は当時の状況に即して生まれた選択肢で、現状は考慮外。
とりわけ「3」は問題先延ばしの選択肢であったりします。
>>558 あれは自分の中で最も理想型だったりする。
規模が桁違いに大きくて、陸戦中心のパウル・カレル的世界?
残念ながら、こういうときにさっと初心者が入りやすくする仕組みは不備。
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/02(日) 01:52:37.04 ID:p3US1jmj0
>>161 見る限り現行のプロットじゃむりぽって意見が多くね
169 :タイフーン ◆sePHxJrzaM :2007/12/02(日) 01:54:36.28 ID:63d4sYe10
>>162>>166 できないんです・・・できないんですよ・・・助けてください。
170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/02(日) 01:54:39.78 ID:yIG2+HPz0
現行のプロットでもスレタイさえ変えれば問題はないだろ
そのピース間の溝を埋めるためにピースを作らなきゃいけないってことをいいたい
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/02(日) 01:55:24.37 ID:OTmFN+be0
・プロットをスレタイに合わせる(元々のコンセプトに立ち戻る)
・スレタイをプロットに合わせる(コンセプトを新しいものに変える)
このどっちかしないと話は進まないと思うが
172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/02(日) 01:55:55.86 ID:p3US1jmj0
>>170 スレタイ変えたら息の根止まるのはわかってます
173 :タイフーン ◆sePHxJrzaM :2007/12/02(日) 01:56:05.78 ID:63d4sYe10
>>170>>171 おk、スレタイを変えよう。うん。
でもどんな?
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/02(日) 01:58:33.92 ID:yIG2+HPz0
魔法少女とSF架空戦闘機のファンタジーノベルゲームを作る とか
175 :タイフーン ◆sePHxJrzaM :2007/12/02(日) 01:58:34.37 ID:63d4sYe10
もう何をしたらいいかわからない・・・
>>563 学園で戦争モノだとガンパレード・マーチとかも入りそうだな。
初心者でも入りやすくする方法はどうしようか?
設定熟読したいとわからないところも大きいから、ホント大雑把に設定作ってみんなで後付けとかどうだい。
>>564 リンクが全部死んでるんだがどうしろと。
ソ連で魔法少女って督戦隊かよw
魔法少女の定義というか位置づけって戦闘機?それとも武装ヘリとか?
つーか魔法の特性も決めんといかんのかこれ。
――そう、あの事件からだ、『魔法』が忌み嫌われだしたのは。
資源も軍備もない小国オーレン皇国に魔法を持った特権階級が現れた。彼らは更なる富を求め、魔力を武力として行使する威力的外交を行った。世界は懐柔を続ける中、過去に魔法により、オーレンから追われた者たちの作ったガルディア共和国だけが、対立色を深めていった。
F-16を操る主人公エルクは、国境線上への威嚇行動に向かう中、オーレンの宣戦布告を知る。奇しくも尖兵となった主人公は彼らの操るドラゴンと交戦することになる……。
いわゆるファンタジー的な魔法とスチームパンクを通り超えた現代科学をうまく融合した空戦小説。
登場人物
ガルディア共和国
オーレン皇国から迫害された難民と南の乾燥地に住んでいた諸民族によって、建国された国家。そのため、オーレン皇国とは友好的関係になく、世界が懐柔される中で、その対立の構図は際だち始めている。
エルク・フォーサイズ
主人公。特務師団第二戦術戦闘飛行隊二番機機長で大尉。先祖代々軍人の一家。今回の開戦で、F-16による奇襲的爆撃を行う。
スタン
主人公の相棒のフライトオフィサ。金髪青眼の青年。オーレン系であり、迫害を受けたことから、愛国心があり、空軍に志願した。
マイコ・ライトゥール
主人公の上司。「特務の鬼狐」の二つ名を持つ。少佐か大佐。
サキ・タカツキ
新一番機機長で大意。特務唯一の女性パイロット。
オーレン皇国
資源も軍備もない小国であったが、魔法の力により世界を圧倒し始めている。ガルディア共和国に対して、宣戦布告を行い開戦した。
>>566 大雑把に世界観とか基本の枠組みとかお約束だけ作って、
作者によって話が違うってのが棲み分けができて
一番良いかもしれない。
>>567 戦車だったり襲撃機だったりもしたと思う。かなり潰しが効いた。
導術兵とか保温機能を持つ炊事兵な魔法少女は考えた事がある。
>>563 ただいま。
恥ずかしながら戻って参りました。
専ブラ、導入してみましたが便利ですね。
設定に関してですけれど、今のものをベースにある程度の改変を加える形にしたいと考えています。
学園同士の戦いは変えずに名前や校名を日本語では無くするとか。
設定決めの際には皆様のお力をお借りすると思うので、そこはよろしくお願いします。
しばらくは設定に関係なく魔法少女の軍事的考察や、学園モノ+軍隊の妄想を広げてもらえると助かります。
それではおやすみなさい。
>>569 わかった。
適当に考えをまとめてみる。
>>552 まあ、過ぎたことはどうしようもありません。
ただ、どうしたってやられたことは覚えているものですし、やっちゃったことは言われ続けるものです。
また、そういうことをダシにして何かよからぬことをしたがる人が出てくるのも確かです。
そしてこれからそういう場面に出くわすことは多々あると思います。
大事なことはそれら全てをそれはそれとして一旦受け止めることだと思います。
言い忘れてました。お帰りなさい。
>>562 >>563 ごめん
タイフーン個人には何か作る能力も人を集める人望も無いってわかったな。
学園島スレがまがりなりにも成り立っていたのは、ほとんど丼炒飯氏のおかげだったんだ。
まず魔法少女は物量には勝てない、戦術では劣ってないと戦闘にならないな
確かフィンランドがモデルの学園もあったよね?
魔法のエネルギー源がエンジンとか動力炉に等しいモノだと、魔法で魔改造エンジン積んだ戦闘機とか出てきて面白いことになりそうだ。
>>576 パイロット「この気持ち・・・まさしく愛だ!」
まず提案なんだけど、タイフーン氏は大雑把な世界観と基本的な枠組みを作って欲しい。
ガンダムで言えばこれぐらいでおk。
・宇宙世紀0079年〜0080年が舞台
・モビルスーツという兵器がある
・ジオンと地球連邦が戦っている
モビルスーツの設定とか人物の設定はいらない。
細かい設定は作ったらダメ。
作者ごとの相違は最低限のラインさえ同じなら大して気にならないだろうし。
あとはみんなで楽しくやればいんじゃね?
それで失敗したんだろ?
>>570 それ使って、いらんレスを消して見ないようにして下さいや。
見ない触れない反応しない。ですわ。
他の住民にも強く推奨。
>>571 頼んだ。
言い忘れたけどGPMは生徒じゃない外敵がいる訳で
こっちはある意味クローズとかの強武装版とも言えなくはないw
>>572 運営スレとか見ててちょこちょこ書いてるのは分かってたし
維持してただけでも感謝してるので何も悪い事はないから
頼むから謝らんでくれ。
>>578 氏には悪いが、そこはむしろ、
現在あるブツをベースに皆でざっくり作った方が良い気がする。
今あるブツってーと?
>>576 夜戦からとあるユニットを取り出して「ダメです。死んでます」とか
機体と同化してしまったテスパイとか思い浮かんだので
架空のFFを追い求める事にする。
フリーザ様が学園島住人を虐殺する話が読みたい
三号突撃砲にハチハチ積もうとする整備班長キャラいなかったか?
確か脳内キャラボイスは千葉繁にしようとか話した記憶があるw
あと総統は車椅子ロリ、ルーデルポジションが素直クールのキャラだった気がする。
イギリスポジションの学園はキャラ付けのために人型兵器使うのはどうだろう。
試作一号機がチャレンジャーで二号機がアヴェンジャー。
こんばんは。
返レスします。
>>572 はい。
やってしまったことは取り返しの付かないことでもありますので、自分の行動の節目節目に思い出して反省を生かせればと思っています。
また丼炒飯氏とスレを共にできた嬉しいです。
長い間、避難所の管理等を任せ切りにしてすみませんでした。
>>578 今、昔の設定等を元にして作っています。
もう少しお待ちを。
>長い間、避難所の管理等を任せ切りにしてすみませんでした。
おまえ昔から何も管理していないだろww
すまないと思うなら、これから何か管理するの?
創作になんら寄与しようとしない奴が管理だのどうのにケチつけても何の説得力もありません
それはそうと、共産と独軍以外にも米製とか旧軍or自衛隊とかが好きな自分としては
出てくる兵器類は既存の二勢力以外はダメなのかなと訊いてみたい
学園が3つ4つ増えた群雄割拠状態とか
>>589 こらこら触っちゃいけません。
米軍とかは設定だけされてて話には出てなかった。
旧軍は「極東にある同盟校」とか台詞の中で出ていたような出ていなかったような。
話の幅を増やすために設定するのは良いんじゃないか?
第二次大戦でネタにしやすいのって2トップがナチとソ連だからなぁ。
個人的に変態成分たっぷりのブリテンは欲しい。
>>589 どっちかって言うとこの設定で話やると整合性よりも無茶苦茶やった方が勝ちって気もする。
ドイツポジ:史実モデルの強烈キャラ軍団
ソ連ポジ:書記長と愉快なご一行+魔法少女
アメリカポジ:チート軍団
イギリスポジ:変態人型兵器軍団
フィンランドポジ:なんでも魔改造軍団
イタリアポジ:アイドル+愚民
ちょっと考えてみた。
あとはどんなのがあるかな。
>>589 その辺りはライン引いて作者ごと違うで良いんじゃないのかとも思う。
極端な話、学園と魔法少女であれば
マスケットと前装野戦砲で殴り合おうとジェットで空戦しようと良い、
位の緩さでラインを引いてもそれはそれで良いのでは、
とも考えた。
>>594 あ、WW2戦車に対してマスケット小銃で果敢に挑む勢力が魔法少女の実戦投入によって
対等に戦えるようになるという電波が舞い降りてきた
ほんとはホースマンズフレイルを装備した騎兵+魔法少女でソ連戦車に挑んで欲しいところだが
それだとF自と方向性がやや被ってしまう
>>595 面白そうだなそれ
そういや時代っていつ頃なんだ? 2000年代とか書いてあったけど・・・
>>596 兵器だけWW2で他は現代と同じだった。
>>596 え、どっちが?w
後段の方なら元ネタはポーランド軍(まあ実際は戦車に騎兵突撃はしてないけど)
あと、「ポーランド空軍は飛び立つこともできずに開戦当日に地上で破壊された」って方の話を元に
破壊された戦闘機の変わりに魔法少女で飛行隊を結成とかの電波が
599 :
571:2008/05/17(土) 23:12:05 ID:???
ちょっと考えてみたよ。
世界は一九二〇年代に隕石の落下で滅亡。
国家の枠組みは無くなって変わる存在、巨大な企業とかその辺が世界を二分してる。
突っ込まれるのを覚悟で軍産複合体とかw
大陸の形は変わったりしててもいいかもしれない。
学園島が海の真ん中にあるのはそのまま。
で、その島を舞台に学園同士で群雄割拠。
魔法少女は隕石に含まれていた宇宙人の技術を応用したエネルギーを色々。
でも、魔法の概念、戦争の理由は作者ごとの考えとかでいいと思うんだがどうだろう?
>>598 悪い、マスケット銃で戦う〜の方w
新兵器で互角に戦えるようになる展開って燃える
そういや学園島って孤島だっけ?列島だっけ?
列島なら島ごとに違った勢力と違った戦いがあっても
各勢力の干渉とか複雑に考えなくても良くなるような気がする
一つの島でやってると陸続きで、どこかの勢力の趨勢が全体に影響する可能性あるけど
隣接してるとはいえ、島が幾つかあって分かれてるなら
独ソ戦やってる島とそうでない島が同時並行しても軽くクロスオーバーする程度で
話が難しく絡まりすぎるのを抑止できる気が
>>599 企業が兵器のプラモとか兵士のフィギュア売るための販促として戦争起こすという電波が浮かんだ
>>600 この間のガンダムでそんな話があったな
>>601 今までの設定だと孤島だった
列島案いいな
パトレイバーみたいにさ、一つの世界観で怪獣モノとかコンピューターウイルスの話とかいろいろできそうだよね、これ
というかね、場合によっては
・従来の独ソ戦やってる学園島本島
・その隣で独系勢力に仏系兵器でレジスタンスやってる島
・本島の東の隅っこ辺りにある小島(満州島)で日ソ戦
・さらにその南で大小の小島を巡って日米戦
ってやれそうなんだよね、列島…
ところで日勢力参戦可能ならば魔法少女は巫女衣装に玉串ですか?
>>604 ならば出前を巡る熱い戦いだろw
>>605 MCあくしずに巫女装束でB-29と戦う魔法少女の漫画載ってないっけか?
つーか和風の魔女って巫女ぐらいしか思い浮かばない
>>606 本来は存在しないけど女陰陽師とか女修験者とかも創作上では割とアリ
>>607 忍者もいいなぁ
列島にするなら「列島で戦争やってます」と書くだけで具体的にどこの島でどこの勢力が戦ってるととっつきにくいから注意が必要かな
>>608 それぞれの島の位置関係は実際の世界地図をモデルにでいいんじゃないか
┐('〜`;)┌
>>609 まーそこはあとから色々
学園島って本国から離れてるって設定あったような
それを聞いて海上護衛戦ができないかと妄想したのはいい思い出だ
魔法少女リリカルなのはとクロスオーバーにすればいいよ
>>611 対空機銃を回避しながら艦船を八艘飛びして敵の駆逐艦に乗り移り、砲や魚雷発射管を粉砕して回る魔法少女を想像した
くろべえ氏投下お疲れ様です。
ついに機動部隊の出番ですか!
ロッシェルの奴らに、空母を使った戦いと言う物をたっぷりと教育できますな。
彼らが、洋上に浮かぶ8航戦を目にした時には、更なるショックを受けそうですなぁ。
次回が楽しみです。
魔法少女>通常兵器だろうが、ドイツモデルだと人外の方が結構いるんだがどうするよ
スツーカに乗ってる人とか
>>616 昔、軍板にもWW2軍人を女性化するというスレが…いや何でもない
くろべえさん投下乙です。
>空母
史実では列強として確固たる軍事力をもった国は空母を配備していました
し広大な植民地を持っている国家の多くは海洋国家でしたから空母の存在
は大きいですねぇ。
アルフェイムの場合は海が天然の要害になっていて航空機を船に載せて
遠隔地へ運ぶという概念自体が無いのが大きいでしょう。
多分最初は理解できないかもしれません。
WW1で初めて投入された「戦車(タンク)」をみた独逸兵士のような「なんじゃ
こりゃあ?!」という衝撃を受ける様を見るのが楽しみですね。
帝國そのものは大内海周辺の資源地帯を押さえれば自給自足だけでの
「生存圏(生活圏)」は確保できてしまうのですが市場の確保を考える
と生存圏の拡大はやむなしなんですよねぇ。
帝國の場合英国ほど老練でも狡猾でもない(注:褒め言葉です)ので帝國側が
譲歩して権益を確保するという形より徹底的に叩いて丸取りしてしまおう
という打算が働いてしまうのが悲しい所ですが。
丸取り狙いという点では条約破りのロシア(ソ連)や独逸も似ていますが。
>>616 有紀大佐というキャラがいてな
ルーデルをモデルにして、魔改造したスツーカに乗ってた
性格は素直クールでロリの総統が大好きな方。
ちなみに女性です
通貨供給量のコントロールはどうしてるの?
有紀大佐は本気出したヤムチャに愛機を落とされて自閉症になった
後でヤムチャの強さを知ったらヤムチャの追っかけの一人になってたよ
>>599 ありがとう。随分凝ったな。
すまん個人的にもうちょっと大きく考えてた。
・外部の大人らの干渉が難しい場所に複数の学園がある。
(地形はシヴィライゼーションの如くそれぞれで考えよう)
・学園はそれぞれ就学中の若者を中心に自治を行って国家の様相を呈している。
・少女の一部が「魔法」を使える。(内容は適宜)
・以上の状況で戦争を行っている。
この程度の大きな枠組みで、「タイフーン氏の世界」「
>>571氏の世界」
ってな感じで棲み分ければ良いな、位に考えていた。
その中でこの人の話で書きたい、とかはその辺りは創造者任せで。
シェアワールドかと言われると違うかもしれんが。
[30] 続けて欲しいけどなー <'2008 05/14 01:34> uSNenWC0K
[29] 他人が考えた設定を無断借用し自分の作品だと言い張ってきたのが褒められていたんだ。そりゃあ叩きたくもなるよなァ?何がエンターテイ… <'2008 05/13 13:03> YeK2GIH/P
[28] 騒いでる奴は本スレやねとらじでちょっと褒められてたのが気に食わないんだろどうせ <'2008 05/13 12:45> ShloEMN1P
[27] 盗作盗作騒いでる奴ら、どうせ読んでないだろwww <'2008 05/13 06:11> hqI4IDn1P
[26] とりあえず真実を貴方の口から聞きたいです…… <'2008 05/12 15:41> sqtJvu1/P
[25] 盗!作!盗!作!盗!作!盗!作!盗!作!盗!作!盗!作!盗!作!盗!作!盗!作!盗!作!盗!作!盗!作!盗!作!盗!作!盗!作… <'2008 05/11 22:50> 4uyOabb.P
[24] 盗作しねよ <'2008 05/11 22:48> YQianyZ/P
[23] あんまリアルではねーな <'2008 05/10 07:32> eQvdYOo0P
[22] おもしれーわコレ <'2008 05/06 06:17> ztUPDpS/P
[21] 盗作乙 <'2008 05/05 14:47> DBwBcTD.P
[20] ノベルゲースレの魔法少女VS戦闘機スレの盗作だよね <'2008 05/05 13:58> pCHZ4IQ/P
学園調教委員会は本国の大人の娯楽のために生徒を提供している
殺傷まで含めたキツいSMプレイとかもある
>>605 実は過去の作品に和風な魔法少女は登場しています。
こんばんは。
私なりにまとめてみました。
・第一次大戦後に隕石群が地球を襲い、国家という概念が崩壊、軍事力を有する多国籍企業が台頭する。
・大陸の形は隕石落着の影響で変貌している。
・海の上に浮かぶ学園島(学園列島)では、学園同士で各勢力が派閥争いをしている。
・本国と学園は何らかの形で繋がっている。物資の輸送や、生徒会への内政干渉等。
・学園は就学中の若者を中心に自治を行い擬似的な国家を形成している。
・各学園にはインフラを担当する生活委員会、校内の秩序を守る風紀委員会や公安委員会がある。
・一部勢力では『魔法』を使用できる女子生徒がいる。魔法の概念は作者の作風次第。
・独ソ戦をモデルにした戦争をやっている島、アフリカ戦線をモデルにした戦争をしている島、その他諸々の島がある。
投下乙です。
何だか泥沼化してきましたね。
まぁ、この時点で手打ちにしようとしても、ロッツェル側が納得し難いとは思います。
この世界での軍事力の象徴であるワイバーンロードを撃破されて「手打ちにしません?」
と言われても面子を潰されて何とするか、と言われる気が。
帝国もロッツェルもそうですが、ソロバン勘定だけで計れない部分が多いと思うんですよ。
だからこそ、今後もどんどん事態は悪くはなっても良くはならないかと(汗
後、海軍側の都合でえらい目に遭いそうな支隊が無事に帰還出来るよう願っています。
>>627 隕石から発見した宇宙人の技術で可変戦闘機を作るんですね、わかります
>大陸の形は隕石落着の影響で変貌している
これで文明が維持できるのかな
核の冬とか無視してないか?
>>631 隕石衝突による気候変動は核の冬とは違うと思うが…(起こることはほぼ同じだが)
創作を進めるのに特に必要でもなさそうなら削ってもいい部分かもね
文明を再興するところのシナリオを小説化するほうが面白そうだな
国境を超えて団結し、対宇宙防衛システムの構築に社会リソースをつぎ込む世界とか
大気中に巻き上げられた塵で日照が激減し、人口は数千万にまで減少するだろう
ぶっちゃけ、北斗の拳の世界にならないか?
あ、待てよ…隕石衝突の影響でとかで国家がなくなっちゃうくらいの大変動が起きたため
大人が極端にいなくなって若者以下の年齢だけが取り残された特異な地域として
学園島列島が成立したってのもありかな
再び見向きされて「本国」の介入を受けるようになったのは大変動以後、
学園島で発生するようになった「魔法少女」なる存在と発生の原因となる何か、とか
んで個人的意見ながら
・第一次大戦後に隕石群が地球を襲い、国家という概念が崩壊、軍事力を有する多国籍企業が台頭する。
これ後半は影響規模が大きすぎて蛇足だと思うんで
→ 第一次世界大戦後に隕石群が地球に落下し、隕石の落着したとある国家が崩壊、
さらに変動の混乱期に若者以下の年齢だけが取り残されて孤立してしまった地域があり、後の学園島列島となる
・大陸の形は隕石落着の影響で変貌している。
→かつてその国家があった地域は隕石落着の影響で変貌し、現在の学園島列島を形成している
という改修案
技術者や知識人がほぼ全滅して若者だけ残っても困ると思うんだ
>隕石衝突による寒冷化
デイ・アフタートゥモローみたいな世界が来るんだろうか
>>636 そこで
>>595な…無理か
隕石落下・孤立地域後の列島で学園勢力ごとに別れて割拠が成立するまでに
どれだけの動乱があったかとか考えるとそれも面白いが
下手すると本編が始まる前に全滅してしまうな、確かに若者だけじゃ生きていけない
クメール・ルージュ大虐殺で前政権関係者、各種専門家および知識人が殺されたカンボジアみたいになるのか
他の国も援助する余裕なんてないから、それこそ石器時代に逆戻りですな
色々考えてみたんだが、
史実とのリンクは外す事を考えても良いかもしれない。
下手に説明つけようとすると大変かも。
>>633 なるというか、中世封建制にもどっちまうかも。
復興ものと言えば「復活の地」は涙して燃えた。
基本設定はもっとざっくりしてても良いと思います。
設定を細かく決めるってのはそんだけ話を束縛することでもありますから。
セカンドインパクトが同時多発した世界か
>>641 世界背景はおおざっぱに「学園島列島」という特殊な地域があって群雄割拠しているくらいの認識でもオッケーとか
・隕石落下前後の歴史記録は落下後の混乱で失われているか不完全
・学園島が誕生した経緯についても同様に、不明な点が多い
という事にして、「こういう仮説もある」「この島においてはそう」とか自由に設定・考証ができるように余裕を持たせておくとか
一定年齢以上の人間が殆ど消滅しちゃってるけど、技術や知識は継承されてて各国兵器が使用できるのは
技術や知識を保存しているのが「学園」と呼ばれる各組織(設備?)であるのでもいいし
島外にある国の援助を受けているのでもいい
あるいは学園島という世界そのものがグ○ブロー…
こんばんは。
皆さんのレスを参考に纏めなおしてみました。
・第一次大戦後に隕石が落下して地球が壊滅。
・隕石が落下する前後の歴史記録は落下後の混乱で多くが失われた。
・多くの大陸は隕石の落下で歪んでしまっている。
・学園島誕生の経緯もよくわかっていない。
>>634や
>>635のような説もある。
・一定年齢以上の人間はほとんど消滅してしまったが、技術や知識は継承され、学園や島外にある組織や企業に援助されている。
・一部勢力では『魔法』を使用できる女子生徒がいる。魔法の概念は作者の作風次第。
・独ソ戦をモデルにした戦争をやっている島、アフリカ戦線をモデルにした戦争をしている島、その他諸々の島がある。
・最低限『学園島列島という場所があり、様々な学園が群雄割拠している』ぐらいの認識でOK。
これぐらいでいいかと思います。
あとは書く方に移っていいかと。
>>643 一行目だけでも個人的には良いと思う。
下手に背景文明を後退させると兵器が怪しくなるような気がするので
普通に世界が続いてて
大西洋に突如謎の群島ができた、しかしながら
一般(と書くからには例外を認める)に、とある年齢以上の人間は
一定距離から進入する事が出来ない。
(ショートカットされて乗りものごと反対側へ移動されるとか)
てのはどうだろう。
ここで回帰圏持ってきて大人にはその効力なし、とかでもいいけど。
あーでも大西洋だと日本が入りづらいか。そうなると北極とかか。
>>645 その設定確か前の学園島の時にあったな
ボツになったけど
とにかく書き出すのがいいんじゃないか?
俺は読みたい
>>644 ちょっとご都合主義がきつすぎないか?
人の意見を取り入れてこうなったことは理解するが
まともに考察しようとすると矛盾しまくるぞ。
考察に堪えない設定は勘弁してくれ。
何があったかきっちり設定した上で
作品世界には記録が残っていないことにすればいい。
学園という箱がどんな単位なのか気になるな。
国と同規模なのか、それとも違うのか。
この設定だと人類の復興に1000年はかかるんじゃないか?
・第一次大戦後に隕石が落下して地球が壊滅。
→地球壊滅という規模にしなくても、打撃を受けた、程度もいいかも
・多くの大陸は隕石の落下で歪んでしまっている。
→多くの大陸の形が変わるほどだと被害規模が大きすぎて収集つかないから
史実・現実世界とは国情・国際関係が大きく違った歴史を歩んだ、の方が…
・一定年齢以上の人間はほとんど消滅してしまったが、技術や知識は継承され、学園や島外にある組織や企業に援助されている。
→学園島列島という局所地域は、だよね?
島外の国家・組織・企業に援助以上の介入を受けてない(軍隊が進駐してこない)のは
学園島が自治を保てるに足る理由が「魔法少女」という戦力の存在にあるか、
あるいは国家・組織や企業同士で既にその辺の話し合いがついてて
直接戦力は介入しない取り決めがされてるとかはどうだろう
んで、これは自分が作品書く時の設定に使おうかと思ってたんだが
島外勢力(国家・企業等)がなぜ学園島に援助など介入をしようとするかの理由として
魔法少女および魔法少女が発生する原因が「落下してきた隕石」にあり
隕石に含まれる物質がある種の放射線か電磁場が一部の条件下で魔法を使える
少女を生み出す(少女が魔法を使えるようになる)というのはどうだろう
国家や企業はこの隕石を採取するのが目的であり、
学園島列島と周辺海域は隕石がもっとも多く落下した地域であるため
列島の特殊性がある、とか
あとは回帰圏設定から流用して、島に一定世代以上がいない理由に
一定年齢以上の成人がこの隕石からの放射線あるいは電磁場を浴びすぎると
寿命が極端に縮んでしまうので、大人の兵士は島にいることが出来ない(各国が
軍を島に進駐させられない)とかは?
これなら列島に学生年齢しかいない(いられない)理由付けになるかな
あと、島外の国家などの勢力に関しては特に詳細な設定をせず、
独系の兵器を使う学園を支援してる勢力は史実の第3帝国をモチーフにした国、
ソ系の兵器を使う学園を支援している勢力は史実の旧ソ連をモチーフに、
という風にだけやって、イメージだけの存在ぐらいでもいいかもしれない
どのみち学園だけで戦うから島外勢力の直接介入はしない・出来ない方向性にしたいだろうし
(島外勢力、各学園のつまり「支援母体」から「島に居られる年齢の人間」が「転入生」として
派遣されてくることで学園に政治介入したりという方向性はありだろうけど)
>>653 学園島列島の学生は島外に出られないなんて事は無いのであれば
学生を島外で教育・訓練するという手段もありかと
極端に平均年齢が短い社会としてサイクルを形成しているでもいいかもしれないけど…
隕石の放射線・電磁場に耐性のあるレアな例の大人が少数名居て、教官・教師を勤めているとかも考える
もういっそのことMMOSLGってことにしちゃえよ
>>647 同じ事考える人いたのか。
設定作るの楽しいし決定機関ないから、
多分このままだと収拾つかんねw
ボツってもともとで
自分で書いた
>>622準拠で暖めてみるか。
>>656 実はゲーム内の世界でした、というのもアリと言えばアリかとも思う
自由度を考えれば一つぐらいはそういうオチで持ってくる作品があってもいいな
>>643にもグラ○ローとかあるし
>>657 矛盾が大きくなりすぎない程度に、とりあえず作品を書く人ごとに設定の自由裁量に任せて
他の人の設定を相互にクロスさせてもいいかもしれないね
書きながら設定作ってはまとめ、設定作ってはまとめってやってもいいのかも
自分もそろそろ旧日本軍系学園の作品のプロットを固め始めますか
>>659 というか、みな一家言あるだろうし、無理して一つの世界を使おうとするから、
前みたいに書かないと情報が出てこないとかひっくり返されるとか
今の如く決まらないとか、諸処の問題が生じる気がするのよ。
作者同士で気があったらクロスなりに持ってく位でもいいんじゃないかな。
>>643-644 まずは、学園列島(「学園島列島」という言い方はちょっと妙な気が)という
箱の作りを決めといて、後は投げっぱなしにしてもいいんじゃ無いかな、と。
隕石が落ちてどうこうとか、下手に歴史改変みたいな事にするとキリ無いと思うんですよ。
隕石落下すら、歴史が混乱している原因に対する仮説の一つという扱いでも構わないとか
まず誰か投下してはくれないかと勝手なことを言ってみる
まだ書いてる途中です
しかし今回設定で「人は死ぬのか」を質問し忘れてたけど
まあいいや死ぬって設定で、と執筆を進めてたら、ずいぶん血なまぐさい話に…
不死設定は一番扱いが難しいとこだったから今度は無しでいいんじゃないか。
今後の方向性を決める一発を頼む。
今思いついたんだけど、せっかく学園なんだから歴史って授業とかで説明できそうじゃね?
よし、取りあえず完成したので投下開始。
序文
この物語は、学園列島の戦史のエピソードのごく一部を飾る局地的な、ごく短い戦いの記録。
少女が抱いた思いも憧れも、埋もれたまま語られることは無く、ただ静かに彼女と彼の墓標に静かに寄り添う
専守島
学園列島の「本島」から東側に位置し、本島とは10Km余の海峡を挟んで相対する、長さ約30Km、最大幅約20Kmの平坦な島である。
島の北東部を若鶴学園、南部・西部を十一連学園の勢力下にあり、交戦状態にある
若鶴学園
学生総数 8363人
校章 鶴の意匠を「Журавлик」の文字で半円に囲む
装備 旧ソ連系
戦車 約100両 (T-34を中心に混交、一部にBT-7 ・ BT-8、ごく少数のIS-2、KV-1等も見かけられる)
各種砲迫218門
警備艦2隻、機雷敷設艦1隻、掃海艇4隻、輸送艦および上陸用舟艇数隻を保有
十一連学園
学生総数 11500人
校章 漢字「士」一文字
装備 旧日本軍系
戦車 64両 (1式中戦車19両、97式中戦車20両、95式軽戦車25両)
重軽火砲 各種約100門
海防艦3隻を保有
(XX年八月十五日時点)
学園列島での学園同士の戦いが始まってXX年…
その小さな列島の、小さな島の学園校舎に併設された、小さな仮設校舎の屋上に人影があった。
屋上の片隅から小さな足を投げ出して夜風に晒しているその少女。
その少女は学生であり、兵士である。
小さな体でクラスメートを守り、小さな体でこの島を守る。
その少女の名は、笠原瞳。
十一連学園 神風特別対戦車隊に所属する、通称で言われるところの「魔法少女」である。
瞳は、右手に握っていた鉢巻を自分の顔の前に持って行き、匂いをかいだ。
日の丸の左右にそれぞれ「士」「魂」と書かれたそのハチマキは日の丸以外の部分にも赤茶色でまだらに染められており、鉄錆びの匂いがした。
瞳はむせ返るようなその匂いに気が遠くなって、ほんの少しの間だけ意識を失った。
夜空は、灯火管制のせいかどこまでも綺麗で透き通っていた。
大の字で寝ていた瞳は、そのまま空を見上げながらジクジクと刺す胸の痛みに顔をしかめた。
「ほうっておいて。 ……私は、好きでやってるんだから」
星に向かって小さな声で呟いた瞳は、顔を動かして手に握った鉢巻を見つめた。
その鉢巻は、今日、瞳が戦場で拾い集めたものの一つだった。
そんな物は戦場にはいくらでも転がっていた。
味方はもとより敵の分もいくらでも転がっていた。
どれもこれも赤茶色に不器用に染められており、むせ返るような匂いが染み付いていた。
瞳は気が遠くなる思いがした。
「気が遠くなるほどの、せんぱいの匂い……?」
瞳は星に向かって呟いてから、笑った。
笑って、笑い続けた。
そして鉢巻を手に持ったまま顔に当て、息を吸い込む。
鉢巻に染み込んだ各座した戦車の鉄錆と乗員の血の匂いをいっぱいに吸い込んで、思い切りむせた。
XX年八月十五日
十一連学園生徒会は若鶴学園の攻勢に対する前線水際阻止を断念、作戦方針を本校と専守島要域の確保に変更、
主力は本校周辺地域に陣地を占領して來攻する敵を撃滅できるよう準備し、専守島北部と南部はそれぞれ歩兵1個大隊基幹の兵力をもって
遊撃戦闘により敵の内陸進攻を妨害するように計画した。
一方若鶴学園は八月十七日夜専守島北東部から南西部に進撃を開始、主攻を國端崎から片岡方向に指向し、十八日日没までに
片岡の十一連学園本校校舎および全専守島を占領するという方針の下に、全学生総数の人員8,363名、砲迫218門よりなる部隊により、総力大攻勢に出た。
八月十七日午前11時57分、若鶴学園は國端崎より西進開始、十一連学園は大隊砲、臼砲を用い所在の歩兵部隊と協力してこれに反撃し、
これによって若鶴学園は多大な被害を被り、さらに指揮官戦死というアクシデントにより一時的な指揮混乱状態に陥ることとなる。
そのため東崎方面に南下するはずだった別働部隊も四嶺山方面に向かってしまうといった事態も発生した。
しかし、十一連学園の第一線は遊撃戦闘を行うことを目的としており、拠点防御の配備を採っていたので、陣地は隙間だらけだった。
このため部隊の損害が大きかったにもかかわらず、若鶴学園の先頭は午後4時ごろには四嶺山に進出し、ここにおいて村上大隊主力との近接戦闘が始まった。
これに先立ち、十一連学園生徒会は若鶴学園の進撃開始の報告にもとづき、午後2時10分、全生徒に戦闘戦備を下令すると共に、
2時30分、戦車聯隊に対し工兵隊の一部を併せ指揮し、小泊方面に急進してこの敵を撃滅するように命令した。
同時に南部方面に配置していた竹下大隊に対してもできる限りの兵力を終結してこの敵を撃滅するように命令する。
戦車聯隊は池田聯隊長を先頭にして、四嶺山の若鶴学園軍に突撃してこれを撃退、さらに四嶺山北斜面の敵部隊を竹田浜の方に圧迫する。
しかしながら戦車部隊も若鶴学園の対戦車火器のため27両の戦車を失い、池田聯隊長を始め96名の戦死者を出した。
一方、竹下大隊は直ちに小泊岬に向け前進したが、若鶴学園はこの時点において予期しない重戦車と中戦車からなる
戦車部隊を増援として投入、対戦車火力の不足していた竹下大隊は甚大な被害を被り壊走、先の戦闘で消耗していた
戦車聯隊と村上大隊も後退せざるを得ず、四嶺山は若鶴学園の手に落ちる。
このような状況で十一学園は天神山まで前線を後退し、若鶴学園も主力を進出させた上で配置を完了、双方は十八日の朝を迎えることになる。
八月十七日 午後4時57分
瞳は、歪んでしまった一式中戦車の装甲を鉄杖で思いっきり殴りつけて無理やりにこじ開けた。
鉄棒の先端に凝集されたマナは単純な破壊力となってあらゆる物質を、電子を、粒子を粉みじんに叩きのめす。
棺桶と化した戦車の内部には、自らの血と臓物で死に化粧をされた乗員たちが静かに安置されていた。
瞳が戦車の内部に小さな体を潜り込ませ、車長席に持たれかかっている生徒の顔へと震える手を伸ばそうとすると、
死んでいるかと思われたその生徒がゆっくりと目を開いた。
「なんだ…瞳…か…てっきりお迎えが来たのかと思った…でも…瞳みたいな天使が…迎えに来て…くれるんだったら…いいかもな…」
その生徒は血まみれになった顔で優しく微笑んだが、その笑みにも声にも殆ど力はなく、わずかに唇を動かしたに過ぎなかった。
「なんだよ…泣くなよ…笑うとこだろ……変な奴…だ……な……」
生徒はそう言って瞳の頬をつたう涙を拭ってやろうと左手を持ち上げかけたが、しかし、半ばまでの動作で唐突に力を失って手は座席の横に落ち、
彼の目が急速に光と熱を失ってゆくのを瞳は絶望に囚われた表情で愕然としながら見送った。
「せんぱい…やだよ……死んじゃやだよう……」
瞳は冷たくなってゆく彼の体にすがりつき、既に鼓動の途絶えてしまった血だらけの胸に顔を埋めた。
自分の顔や髪の毛が彼の血で汚れてしまっても構わなかった。
そうしてひとしきり、瞳は彼の死体の上で泣いた。
やがて瞳は戦車の車体から外へと出た。
その左手には乗員全員分の血染めの鉢巻が握られていた。
墓標と化した一式中戦車は13ミリ対戦車ライフルの弾痕がこれでもかと言わんばかりに無数に穿たれており、同じような戦車が
戦場のあちこちに各座した状態で、内部に生徒たちの死体を納めて夕日に照らされていた。
瞳は泣きはらした赤い両目を学生服の袖で拭った。
乾いた、それでいて重い響きの銃声がしたのはその時だった。
人間一人が隠れられそうな窪みの一つに対戦車ライフルを持った若鶴学園の学生兵士が潜んでいた。
瞳は、その学生に撃たれたのだった。
しかし、瞳は人体を容易にひき肉に変える威力を持った凶弾の衝撃を身に受けることも無く、微動だにせず、夕日と「せんぱい」の血で
赤く染まった学生服を着たまま、依然としてそこに立っていた。
「まだ……生き残りがいたんだ……?」
瞳が左手の鉢巻を、そして右手の鉄棒を強く握り締める。
同時に、少女の顔の手前で空中に停止していた対戦車ライフルの弾丸が量子分解されて砕け散った。
奥歯がぎりりとかみ締められ、両目が憎悪の炎で彩られ、少女のあどけない幼顔が悪鬼のそれに歪められた。
鉄杖の先端に急速にマナが凝集してゆき、ほの青い燐光を宿す。
それは渦を巻き、分子と電子を分解し、この世界でもっとも単純な「破壊力」へと再構成させ、そして少女を殺戮者へと変貌させる「魔法」だった。
対戦車ライフルを構える学生兵士の顔が恐怖ただ一色に支配され、先端に目には見えない大質量を発生させた鉄棒を振り上げた悪鬼が
こちらへと疾走してくるのを見るや彼は窪みから飛び出し、武器を捨てて真後ろへと走り出す。
しかし、少女は無慈悲に、そして容赦なくその背中へと凶器を振り下ろした。
八月十七日 深夜
その小さな列島の、小さな島の学園校舎に併設された、小さな仮設校舎の屋上に人影があった。
屋上の片隅に大の字になって寝ている少女の頭のほうに立って、その顔を覗き込んでいる別の少女。
その少女は学生であり、兵士である。
小さな体でクラスメートを守り、小さな体でこの島を守る。
その少女の名は、真島美緒。
十一連学園 神風特別対戦車隊に所属する、通称で言われるところの「魔法少女」である。
美緒は、瞳が右手に握っていた鉢巻が赤茶色に酷く汚れているのを見て顔をしかめた。
鉢巻だけではない、瞳が着ている女子学生服も十一連学園指定の色ではない変色した赤茶色にまだら模様に染まっている
夜空は、灯火管制のせいかどこまでも綺麗で透き通っていた。
大の字で寝ていた瞳は、目を開いて自分を覗き込んでいる逆さまの顔の美緒と目を合わせた。
「独断専行による無断出撃、上官の制止を無視した勝手な戦闘行為。 銃殺が相当なところだけど、自習室(営倉)入り”ただし執行猶予付き”で済んだ。
神風特別対戦車隊は4人しかいない貴重な存在だから、処分したくても出来ないのが生徒会の本音。
……次は、私も庇えないから、ね?」
瞳は答えなかった。
答える代わりに視線で美緒を刺した。
その両目には怒りと疑念の感情がたっぷり1個師団相当は込められていた。
美緒は、諦念を含んだ表情で語りかけた。
「そうだよね、せめて戦車聯隊に歩兵大隊がもう一つ付いていれば、もしくは工兵隊との連携が上手く出来ていれば…先輩も池田聯隊長も死ななかったかも知れない。
前線にもう少し戦力を投入していれば、若鶴の攻勢を食い止められたかも知れない。 でもね、今の十一連には、全戦力を一度に動かせるだけの兵站が不足している。
弾薬も糧秣も、学園が全力で戦って一日で全部消費してしまうぐらいしか残ってない。 だから、戦力を小出しにして逐次投入すると言った愚策を取ってでも、
消耗をできるだけ引き伸ばさないといけない。 今を持ちこたえれば、きっとなんとかなるから。 それに生徒会は、勝たないまでも最低限この島を確保できていればそれでいいの」
「私たちが、いるのに?」
瞳は唐突に口を開いた。
その声音はやや震えていた。
「私たち4人しかいない神風特別対戦車隊なら、大隊を動かすのに比べたら兵站への負担は無いに等しい。 私たちなら若鶴の戦車2〜3個大隊と対等に戦える。
私たちだけでもあの時投入していたら、勝てたはず。 なのに、なんで生徒会は私たちを使わなかったの? 美緒ちゃんはどう思ってるの?」
美緒は、淡々と答える。 その口調は冷淡というより冷静であろうとしているような感じでもあった。
「4人しかいないから、だよ。 私たちは個々それぞれ重戦車だって太刀打ちできる力を持ってるけど、たった4人しかいない。 もし、一人失うだけで大きな損害になる。
だから、滅多に投入することは出来ないし、代わりが無いということは、死ななくても消耗したり負傷するだけで戦力は激減するの。
物凄く強力だけど、物凄くリスクが大きい、そんな存在。 だから、私たちは使うことが出来ない」
「…そんなのって!!」
激昂して起き上がる瞳を手で制して、美緒は冷淡に通達する。
「……神風特別対戦車隊は生徒会本隊および竹下・村上両大隊と戦車聯隊の残存戦力を再編した混成大隊、砲兵大隊とともに本校校舎の防備に付きます。
これは戦力を温存し本校決戦に備えるためです。 本校さえ落ちなければ、負けません。 生徒会長は各生徒の一層の奮起を望みます。 以上、通達は終わり」
「…納得、できない」
「納得できるできないは私の知ったことでは無いの。 これは上官命令。 二度目の命令無視は庇えないとさっき言った。 ……お風呂、入って今日は休んだほうがいいよ、瞳ちゃん」
美緒は瞳の血で固まった前髪にそっと手を伸ばして撫でようとしたが、瞳はそれを乱暴に自分の手で振り払う。
一瞬表情をこわばらせ、哀しそうな顔をした美緒は無言でその場を去った。
屋上に取り残された瞳は、しばらくの間うつむいて血の染み付いた鉢巻を震える腕で強く握り締めて続けていた。
八月十八日 午前5時
天神山にて十一連・若鶴は交戦を開始。
砲迫の音が鳴り響くなか、十一連側の学生兵士たちは多くが塹壕陣地の中でうずくまって震えていた。
嵐のような若鶴の砲撃に比べ、十一連の砲の音は散発的で頼りない。
くわえて戦車の進撃してくる音も近づいてくる。 対して、十一連側にあるのは生き残りの97・95式軽戦車のうちここに配備されたわずか数両のみだ。
とても若鶴学園の重戦車に対抗できるものではない。
生徒たちは絶望的な表情でクラスメートたちと顔を見合わせた。 彼らの手には急ごしらえの吸着地雷があるが、与えられた任務は殆ど特攻に近い物だ。
だが、逃げ道は何処にも無い。 せめて戦友たちのための足止めになるため、決死の覚悟で挑むしかないのだ。
配分された弾丸も残り少ない九九式小銃を片手に、その時を待つ。
その彼らの頭上を、一陣の風のように女子制服の裾をなびかせた人影が飛び越えていったのに気づいた生徒は数少なかった。
胸元に十一連学園の校章「士」の一次を威風堂々と飾り、左腕上腕部に血染めの日の丸鉢巻を結びつけ、右手に鉄杖を携えた小柄な姿があった。
その少女は学生であり、兵士である。
小さな体でクラスメートを守り、小さな体でこの島を守る。
その少女の名は、笠原瞳。
疾走し、跳躍し、ジグザグに軌道を変えながら若鶴のKV-1重戦車に突進する。
その主砲がこちらを向くより速く、戦車乗員がこちらに反応するより速く、瞳は鉄杖の先端に超倍速でマナを凝集し、質量を発生させる。
風を切って振りぬかれた鉄杖の先端がKV-1の正面装甲にクリーンヒットし、一瞬重戦車の車体が持ち上がった。
そして、目に見えない巨大質量で打ち抜かれた戦車の装甲は見る間にひしゃげて行く。
その戦果を確認する暇を惜しみ、瞳は真横に跳躍して次のKV-1に挑みかかった。
側面に衝撃を受け、履帯を完全粉砕されたKV-1が各坐する。
止めとばかりに上面装甲に鉄杖を振り下ろし、轟音と共に内部の乗員ごと重戦車を叩き潰した。
これこそが、神風特別対戦車隊、十一連学園に4人しかいない彼女らの真髄である。
単体で戦車を撃破する異常・異質なまでの近接戦闘能力。
魔法と呼ばれる特殊能力を持って分子を・電子を・重力を自在に操り、単純明快な「破壊エネルギー」としてのみ行使、白兵戦においては他のいかなる兵科・兵士の追随も許さない。
その小柄で華奢な身体に見合わぬ鬼神の如き性能を発揮し、身ひとつで戦場を駆け回り、敵を翻弄し、粉砕する。
専守島…あるいは学園列島史上最悪最強最小のタンク・キラー。 それが対地・戦車戦に特化した魔法少女、笠原瞳なのだ。
砲塔と車体の繋ぎ目に鉄杖を叩き込み、まるで達磨落しのように上部を吹き飛ばす。
KV-1を全て潰し終えた瞳を、ようやくT-34が目標に定め、複数の車両から集中砲撃を加える。
榴弾の激しい轟音と爆炎が瞳を包み込み、若鶴学園の戦車学生兵は勝利を確信した。
が、その確信は直後に裏切られた。
爆炎を切り裂いて躍り出たのは、学生服のあちこちが焦げ、破け、露出した肌…その下のむき出しになった皮下筋肉さえ焦げ、破片の突き刺さったた酷い傷を負いながらも
その両目にいささかの闘志の揺らぎもない笠原瞳の姿だったからだ。
瞳の手に変わらず握られた、マナの凝集した鉄杖に淡い青の燐光が灯る。
それは瞳の怒りと憎悪を闘争心と共に渦を巻いて、T-34へと振り下ろされた。
八月十八日 午後5時20分
戦場となった天神山のあちこちに無惨な残骸となって各坐している数多の戦車と、原形をとどめていないか半身が引きちぎれている随伴歩兵の累々たる死体。
もはや流れた血で染まったのか、傾きつつある夕日でそまったのかも判然としない。
動くものは誰一人としていないはずのその戦場を、ひとつの死体を捜して歩き回る人影があった。
その少女の名は、真島美緒。
軍刀を携え、十一連学園の女子学生服を血と鉄錆のむせ返るような匂いの風になびかせながら、部下であり同級生である、おそらくは死んだであろう少女を彼女は探していた。
しかし、延々と転がる死体の群れはいずれも若鶴学園の制服と校章を身につけたばかりであり、見知った女子学生服の死体は何処にも無かった。
乾いた、それでいて重い響きの銃声がしたのはその時だった。
人間一人が隠れられそうな窪みの一つに小銃を持った若鶴学園の学生兵士が潜んでいた。
美緒は、その学生に撃たれたのだった。 しかし、美緒にその弾丸が命中することは無かった。
美緒がその学生にゆっくり近づいてゆくと、彼はすでに致命傷といえる重傷を負っているのに気が付いた。
「…楽にして欲しい?」
美緒は軍刀を抜き放った。 答えは聞かない。 そのまま学生の喉にまっすぐに突き刺して、そして捻って、抜いた。
息を引き取る学生兵士を横目に、無感動に美緒は軍刀に付着した血を拭った。
ふと、向けた視線の先に見覚えのある物を見つけたのは偶然だった。
それは、瞳が使っていた鉄杖だった。
歪んでやや曲がってはいたが、それは確かに瞳が魔法を行使する時に使用していたものに相違なかった。
戦場の土にまるで墓標のように付きたてられた鉄杖には、血で染まりきった日の丸鉢巻が結わえ付けられ、「士魂」の文字と共に血なまぐさい風に吹かれていた。
この後、天神山での戦闘に置いて壊滅的被害を受けた若鶴学園は日没を持って全ての戦闘を中止、後退を開始する。
八月二十一日、十一連学園・若鶴学園の間で停戦合意成立。
八月十七日から八月十八日の間に起こった戦闘での双方の死者数は、十一連学園側1200名前後、若鶴学園側3000名前後と言われている(MIA扱いも実質的死者に含む)。
この戦闘は学園島列島で発生した戦闘の中では最も短期間に多くの死者を出した例の一つとして記録される事になる。
補記1
この戦闘における死者数は魔法少女医療学生の兵科としての確立や「蘇生」魔法を発現する魔法少女が登場する以前の、比較的初期の時代の戦闘であることが
大規模な死者の発生した要因の一つであることを述べておく。
補記2
上記八月十八日の戦闘において十一連学園の神風特別対戦車隊の学生兵士、笠原瞳が個人の対戦車撃破数で驚異的なスコアを記録したという説が存在するが、
特別対戦車隊および笠原瞳がこの戦闘に出撃したという命令および記録は無く、本人もMIAとなっているため話の真偽は疑わしい。
また、記録したスコアも未確認であり諸説様々である。
(終わり)
ひとまず投下乙
乙です
ただ、戦車戦に30kmの縦深は狭すぎる気がするな
生徒の戦闘員比率も高すぎるって言うか、「後方」や「支援」の不在は軍事的に見て微妙
このエピソード以前と以後が想像できないとこが創作物的に微妙
どうもです。
わかる人にはバレバレだと思いますが、短編としてとりあえず速く仕上げるために
元ネタを強引に変更・脚色したせいで色んな部分がおかしいです。 はい。
敵側に重戦車の投入とか…魔法少女に出番が欲しかったんですけどね、元ネタそのままだと
魔法少女なくても戦術的には勝利してますから
自分が書いた描写や設定が他の人が作品書く時に邪魔な影響を与えてしまわないように
とか変に気を使ってしまって、曖昧になってちゃんと描いてない部分が多いです。
エピソード以前以後がわかんない辺り特に 一応、以後に関しては構想もありますが伏線も(補記1とか)
後方・支援については単純に書き忘れました、すいません。
あと、冒頭部分はあるゲームのパロディを入れてます。 わかる人だけわかるかもしれない。
投下乙カムチャッカ
十一連側に砲戦仕様のロボの登場を待ってる
若鶴には巨大な飛行魔獣を操る貧乳魔法少女ツンデレ風ry
>>682 戦車戦は発生するでしょ。島の大きさも23区ぐらいでけっこう大きい。
沖縄でも硫黄島でも歩兵直協用で相当数の戦車が投入されてる。日本は数を揃えられなかったが。
地形も平坦みたいだし、若鶴学園側にある程度の領地があるというのが史実と違う部分だから
もしかしたら結構な規模の機甲戦もあったかもしれない。
補給については6日の戦闘で停戦してるのと、島自体の補給線は短いから、
メインは総攻勢前の通商破壊戦や港湾施設への爆撃だろうな。
やるとしても別のエピソードにするのが妥当だろう
不死設定についてはMMORPGぽくやると上手くまとまりそうな気がす
こんばんは。
昨日は顔を出せなくてごめんなさい。
>>683 投下乙です。
私が言うのもアレなんですが、細かいところまで気にしなくてもいいんじゃないかと思います。
というわけで私も書いてます。
しばしお待ちください。
おまえは来るな
ベルリーニ乙
投下ありがとう。
久しぶりにGPMのやるせない香りを感じた。
>>667 そいつはハァハァなアイディアだ。
>>688 授業とは関係ないかも知れんが確実に理科とか物理の教師には変人が多そうだ。
電動博士とか電動博士とか電動博士とか。
MMORPGっぽくするっていうのは具体的にどういう感じなんでしょうか。
やったこと無いんでいまいち想像がつきません。
専守島の続きというかちょっと遡った前日の話を作成中です
MMORPGぽくというよりオンラインFPSゲームみたいな感じにもなりつつありますが…
ちょい先行ネタバレ
死んでも再度補充兵として新兵から参加できるけど死んだ場合のペナルティが
全経験値(記憶含む)のリセットというのはMMORPGでやったら
ギルド・クラン対抗戦ではすごいリスク大きいですね
味方が死にまくると弱い奴しかいなくなるし、弱いと経験値積む前に
敵に一撃で殺されまくってを繰り返す「詰み」状態になるし
もし名前や容姿は引き継いで再度参加だったりすると、「前世」を知ってる知り合いはきっついだろうなー
前世の経験はリセットされてるわけだし、向こうはこっちを憶えてないし
そういう意味での「死」もありかな…「生」は記憶に依存するものなのかという疑問はさておき
>>690 普通のRPGでも構わないんだけど、例えばラノベの薔薇のマリアの死生観なんか参考になるだろうか。
死んだ場合のリセット→復活が島の住人全員が了承してる世界という感じ。
ゲームなんかだと死亡は不名誉なものと扱われるけど、戦争での戦死だから学園としては名誉に扱う。
ただし、ペナルティはなんらかの形で学園に課されるため、無駄な戦死は戦局の不利を生む。
個人にもなんらかのペナルティが(記憶の欠落でも、一時的な肉体の苦痛でも、金銭的なものでも)
あった方が緊張感が出るかもね。
まあこの辺は作者の方針優先で、これで行きたいっていうのがあったら、不死でも死んでも構わない気がする。
その方が新規参入しやすいかもしれない。
ん? この話って日本名だけどロシアとかドイツ、アメリカ名の人がいてもいいんだよね?
ちょっと気になったもんで。
登場人物が日本名なことから、
実は学園列島とは隕石で崩壊した日本のことでした
…とかいう壮大なオチを考えていたが勝手にそんな設定を発生させても
どうかと思うので胸にしまっておく
>>694 良いのでは
何故色んな国籍・人種の人間がいるのかとかの理由は各人で作ればいいし
島の外から来たことにしてもいいだろうし
MMOSLGだとして、登場人物はPCとNPC混在でもいいわけだ
PCのみ不死属性や復活属性がつくとか、PCのみ魔法少女キャラを選択できるとかするとチート臭いかな
むしろ魔法少女がNPCで、KILLするとボーナスで一回復活できる
>>696 いいヒントをありがとう
そういやNPCの存在をすっかり忘れていた
そうだなあれやこれや色々NPCという事にすれば謎部分が解決できる…
>>692 つまりゲームオーバーになった時にそのままリトライできるわけではなく、
何らかの制限やコストがかかるんですね。
総死者数>初回復活者数>2回目>3回目>(以下略)
のように、復活する度に次回のチャンスが無くなっていったり、
復活そのものが非常に気紛れで本人含め誰も関われない現象である、という設定は以前考えた事がありました。
誰にどうやって殺されたか記録に残るので
誤射で味方撃ちしたプレイヤーの肩身が狭くなる
個人のペナルティより全体のペナルティになる方がいいような気もするけどな…
例えばだけどバトルフィールドというオンラインFPSでは
敵勢力との対戦中、死んでもチケットというのを消費して復活できる
ただしチケットは味方全員で共有で、上限も設定されており
チケットを先に使い果たした方が負けになるという対戦ルールになっている
やたら死に安い、プレーが下手な奴がチームに入っていたり、
指揮官が損害を無視して突撃させ続けたりするとと場合によっては
味方優勢で敵陣地を占領しているのに凄い勢いでチケットが消費されていく
自分が死ぬって事は直接味方の不利に繋がるから、死なないように戦う(&敵を殺し続ける)
のが重要になるわけ
さて、次の投下は・・・
>>699 「次のクローンはうまくやるさ」
という言葉が頭を過ぎった。
>>702 ごめん、まだ途中
もう少しで戦闘場面が書きあがるから…
戦後、戦いの記録は民明書房あたりから出版されるんだろうな
架空戦記という形で色々な作品が生み出されたりw
保守
>>700 味方撃ちならともかく、後ろ弾の場合は……
一発だけなら誤射かもしれない
待ち時間なんで各陣営のトップはどんなキャラになるか話し合おうか
いろいろ勘違いされている凡人がいると面白いな
ネカマの廃プレイヤー
実は主婦プレイヤー
リアル独逸人プレイヤーで日本語が通じない
車椅子と盲目のおんにゃのこと言ったら怒られるだろうか
パトレイバーの内海課長みたいな人がいいなぁ
>>693 この小説、更新速度早いなー
とうとう中国韓国プレイヤーが参戦して日本人プレイヤーと激突するそうだ
本筋よりアジア勢代理戦争の行く末が楽しみになってきた
>>715 あの人は組織を自分の為に利用する一部署のトップが似合います。
というか、まんま役がそうなんですが。
生存報告です。今、書いてる途中です。
大人の立場をどうするかで結構迷っていたり。
迷う若者を導く立場なのか、それとも利用する立場なのか、とか。
あなたは書かなくていいですよ
むしろ、どう違和感なく"大人"を舞台から極力排除するか思考組み立て中。
たーれんではない。
ところでみんな、時代はどの辺りに設定してる?
宇宙世紀
>>722 兵器関連に関しては36年か38年辺りから
徐々に年を増やしていこうと思っているんだが、
人物は現代的な思考感覚を持たせたい。
現代人が参加しているネットゲーム世界なら問題ないんじゃないか?
登場するキャラクターの台詞で楽屋オチ的なものを入れるのもいいかも
例えば死に際に
兵士「ゲームで死ぬわけ無いだろ!」
兵士「打ち上げは八時からだよ・・・」
とか言わせたりねw
>>725 折角だが、ネトゲ設定はどうも好きくないので何か上手く考える。
イタリアみたいに史実なら途中脱落するはずがこの話では終戦まで残っている
ポジションの学園はどう扱うべきか、というのは思案中だったりします。
兵士「じゃ地球寄ってく?」
兵士「いーねー」
現実では西暦2050年とかww
>>728 イタリアポジションならコーラサワーみたいな人が欲しいな。
もしくは女好きのせいで人類で始めて魔法少女と結婚したりとかw
>>729 今は亡き居村眞二氏の漫画でそういう内容の作品があった。
現代日本がチートで米軍に圧勝するんだけど、それは未来人の作ったシュミレータだったという話。
>>728 なんか自分でも懸案を取り違えて書いてる気がするが
もし、例にあるイタリアだったら、沿う歴史を途中から
上手くイタリア戦線の独軍にしちゃうとかして、接ぎ木してしまう?
講和条約的にも似たような国から類推するとか。
>>725>>727 自分の場合は「ネトゲかも?」と思わせる描写はところどころ入れるけど、
「プレイヤー(操作側)」ではなく「プレイヤーキャラクター(ゲーム内に生きているキャラ)」
の視点で描写しようと思っています。
書いてる途中のSSが戦闘場面の最後の所で詰まりました…
敵との性能特性の相性の問題で大苦戦。
そういう設定にしたことをちょっと後悔したけど最初から書き直すのも激しく面倒!!
>>733 「そこで問題だ! このチハたんがどうやってシュトゥルモヴィークの攻撃をかわすか?
3択−一つだけ選びなさい
答え@かわせない。 現実は非情である。
答えAかわせない。 現実は非情である。
答えBかわせない。 現実は非情である。
おれがマルをつけたいのは答え……えええ!? 全部同じ!?」
>>730 誰やねん、と思って調べたら死亡フラグバッキバキにへし折るキャラなんですね>コーラサワー
>>731 んー、イタリアの場合43年以降はRSI(実質ドイツの傀儡)と南王国(いわゆるバドリオ政権)とで
南北に分裂したので、RSIを基調にやってくのがいいのかなあ、と考えつつあります。
>>732 すまん。そこが空しい気がして何かダメなんだ。悪い。
>>734 走ってるとかであればまだしも、止まっていたら
もはや一か八か主砲で撃ち落とす他に道はないような。
車体に角度ついてないと無理だと思うけど。
>>735 ものの本に、
統領の権力が政府庁舎として使ってる建物内でしか通用しない国、
とあったけど、いいのかいw?
ノルマンディで独軍がやってた囮車両でヤーボ誘導→ありったけの火力で地上から迎撃はどうよ
電線
うーむ…
投下してから議論はダメなのかな
楽屋オチやるんなら最終回はモノマネ大会だな
ラスボス「俺のエビチャーハンどこだよ!」
>>739 少なくとも私はあーだこーだやるのが楽しくてやってるので、
>>734の人には気にせず、拘束されずに好きに書いて欲しいと思う。
時限信管があればいくらか楽なんだろうが、
戦車砲弾にそんなのはないよな。
>>737-738 某大戦略では林に隠した対空車両は神だったのとか、
英海軍のワイヤーロケットなぞ思い出した。
>>736 さあどうしよう、といった感じです。
いっそ傀儡になる前にカウンタークーデターでも起こさせるか。
>>738 つ【ワイヤートラップ】
魔法少女がどう魔法使うか、みんなはどう設定してるんだろ
保守
保守
あぼーん
もう少しで書き終わりそうです。
300kbしかありませんがorz
待ってますー
自分もこないだから詰まってるのをなんとかしなきゃな…
あぼーん
>>752 謝罪も何も空中分解する企画はVIPでは無数に生まれて消えていくし
暇を潰せればいいのが大半のVIPではいちいちそんなの気にしない。
VIPに限らず2ちゃんねるは程度の差こそあれ、どこでもそんなもんだ。
おまえそんなんでよく2ちゃんねるやっていられるな。
つーかVIPで謝罪したところで忘れっぽい奴は「誰それ?」
覚えてる奴は「いちいち謝罪のためにスレ立てられてもなあ」
たまたまスレを見なかった奴は落ちれば永遠に知ることは無い
謝るという行為自体が効果を持たないし、過ぎ去ったことは流されるのが2ちゃんねるだ。
過去にこだわって粘着してる奴のほうがここでは狂人。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
念のため保守
専守島の続きというか、遡った数日前のお話。
学園列島での学園同士の戦いが始まってXX年…
その小さな列島の、小さな島へと向かう航路上…夕闇の迫る海を進む輸送船艇の甲板上に人影があった。
軍刀を腰に帯び、女子学生服の上に旧日本陸軍士官服の上衣を羽織って、漆黒のストレートヘアーを海風に靡かせているその少女。
その少女は学生であり、兵士である。
小さな体でクラスメートを守り、小さな体でこの島を守る。
その少女の名は、真島美緒。
十一連学園 神風特別対戦車隊に所属する、通称で言われるところの「魔法少女」である。
八月十日 専守島近海沿岸部 夕刻
輸送船「ときつ丸」は十一連学園への補給物資を満載し、島へと向かっていた。
物資の主な内容は小銃や機関銃といった装備と弾薬、車両類の燃料の他、島で自前調達できない部類の食料品・嗜好品等である。
この補給は十一連学園にとっては生命線であり、何を置いても最優先とされるべき重要な事項である。
真島美緒は生徒会長の直接命令によって輸送船の護衛任務に就いていた。
十一連学園には数隻の海防艦があるが、沿岸と港湾防衛に手を取られて輸送船の護衛まで回らない、というか、数が足らない。
若鶴学園との交戦規定条約によって、日没後の戦闘行為は双方とも禁じられていたが、日没ギリギリを狙って奇襲を仕掛けてくることも度々あった。
暗くなって周囲の視認がやや困難になってくるこの時間帯は最も危険だ。
故に、美緒は特に警戒を強めて、島の北側、若鶴学園側の海に目を凝らしている。
島影から若鶴学園の駆逐艦がいつ姿を現さないとも限らない。
日が完全に没するまでは、安心することが出来なかった。
美緒の羽織る上衣の背中には「十一連学園 士魂」の文字が綺麗に刺繍されている。
彼女はその刺繍があまり好きではなかった。
背中に文字を入れるというのがこっぱずかしかったからだ。
発想が、いかにも「粋」を好むような格好付けたがりの男子学生っぽくて嫌だ。
美緒は個人的には珍走団っぽい、と評したりもする。
しかし、この士官服は美緒が十一連学園の生徒会長から直接譲り受けたものだった。
よく見れば刺繍は解れかかっている箇所があり、袖なんかも多少ほころびたり穴が開きかけている。
要するに、お古である。
美緒はこれを、生徒会長が捨てるというのを勿体無いから、という理由で強引に譲ってもらったのだった。
実を言えば、別に物がお古でも、趣味にあって無くても、貰えれば何でも良かったのだ。
密かに敬愛している生徒会長のお下がり、と思えば解れもほころびも愛しく思えてくるし、背中の文字も背負えば誇らしく思える。
重要なのは、生徒会長がこれを着ていたと言う事であり、それを自分にくれたという事なのだった。
美緒的には士気+20・体力+100・気力+200・運動力+100ぐらいの効果があると信仰している。
そして、生徒会長は新しい上衣を使用している。
つまり、このお下がりを着ている限り、美緒は生徒会長とペアルックになるわけだった。
「そして何よりも……生徒会長の匂いがする」
それだけ聞くと聞きようによっては変態である。
まあ…本人が幸せに浸っているのだから、そっとして置いてやるのが優しさというものだ。
その幸せが、美緒が学生兵士として戦っていくのに重要な拠り所だった。
美緒は生徒会長のためならば、いつ戦死しても悔いはないと考えている。
彼女は望んで魔法少女になったわけではない。(もっとも、望めば魔法少女になれるという物ではないが)
たまたま魔法少女になる適性を持っていたために、選ばれただけだった。
本来の真島美緒は、「小銃を持って撃ち合いするのは怖いから」という理由で後方職種を志望する様な、非積極的で臆病な少女である。
戦うことはおろか、ちょっとの怪我でも怖いし、嫌だ。
怪我をするくらいなら戦いたくないし、できれば学生兵士なんてやりたくない。
魔法少女となって神風特別対戦車隊に配属された時は、いっそのこと、島から逃げ出したいと本気で思った。
任命式の日、美緒はこれからの不安と戦わなければいけない、戦いに行かされるのだという絶望と極度の緊張で、壇上で倒れそうになった。
そんな彼女の体をすんでのところで受け止め、支えて失態を晒さないように助けたのは生徒会長だった。
生徒会長は美緒に囁いた。
「そんなに怖いなら、戦わなくてもいい。 ただし、倒れるな。 怖がっているところを顔には出すな。 心が折れてしまうからだ。
どんなに怖くても逃げ出したくても、それを他人に知られてはいけない。 逆にそんな時ほど胸を張って堂々としていろ。
そうだな、いっそ、嘘つきになれ。 嘘は大きければ大きいほどいい。 自分は勇敢に戦い、敵を撃滅するってみんなの前で大法螺を吹け。
敵に対してもそうするんだ。 魔法少女とは、嘘だ。 誰もが心に抱く幻想、御伽噺だ。 君が嘘をつけば味方は鼓舞され、敵は恐れをなして逃げ惑う。
敵も味方も等しく心に抱いている幻想が、君の声によって現実化する。 それが君の魔法だ。」
美緒は、その言葉どおりにした。 できるだけ勇敢な嘘をついた。
すると、嘘が現実化したかのように、彼女の心から恐怖も絶望も無くなった。
戦うこと、傷つくことへの恐ろしさは無くなり、内気な少女は冷徹で勇敢に、戦場を駆け回り味方に希望を、敵には恐怖を与える魔法少女となっていた。
美緒は、その日以来生徒会長に心酔した。
生徒会長は美緒にとって希望を与えてくれた救い主であり、今の自分を造った生みの親、育ての親のようなものだった。
自分がこうしてここに立っていられるのも、戦えるのも、生徒会長があの日助けてくれたからだ、と思っている。
そして、その時の言葉を思い出すたび、美緒は自分の頬が熱を持つのを自覚するのだった。
そうこうしているうちに船は何事もなく島へと到着するかに思えた。
その期待が裏切られたのは見張り員の「敵影ー! 船首方向! 駆逐艦だ!!」の声と、警報のサイレンが同時に鳴り響いた時だった。
何処からか現れたものか、船の進行方向、島のシルエットと重なるようにして若鶴学園の校章を掲げた駆逐艦が航路に割り込む形で進路をふさごうとしている。
艦影から、7U型駆逐艦をベースにした若鶴学園の駆逐艦だと認識できた。
「見張り員はどこを見ていたの!? こんな距離まで気がつかないなんて…」
罵る言葉を上げる間に駆逐艦の主砲が火を噴き、至近距離の海面に着弾して水柱が上がる。
直撃すればこんな輸送船、一撃で轟沈するだろう。
振り切って味方の制海域に逃げ込むだけの足はこちらになく、日没まで逃げ切るのも不可能だろう。
ならば、彼女がやるしかない。
そもそも美緒はこの時のために輸送船に同乗しているのだった。
不敵に笑って、美緒は女子学生服の胸元の校章、「士」の一文字をそっと撫でた。
数歩後ろに下がって、助走距離を取る。
乗組員たちの交わす叫び声も、着弾する水柱の轟音も、揺れる甲板も、意識から既に排除された。
「会長、力をください。 私に、貴方の望む勝利をもたらす力を……」
美緒は、自らの行使する「魔法」の発動を促す詠唱に入った。
私は悲しみを絶望を打ち砕くために鍛えられし一振りの刀、ただの少女から生まれ、恋を歌う一人の乙女!
私の心はあの人のために! 私の全身全霊、ただ一人のために!
我はその力の執行者として魔法を行使する! 出撃せよ 魔法少女 美緒!!
叫ぶように詠う文句と共に、美緒は甲板を疾走し、跳躍した。
その時既に彼女の「変身」は完了している。
たった一つの嘘をついて、少女は分子を詐欺に、電子をペテンにかけ、粒子を手玉にとって、幻想をそこに顕現させる。
あらゆる物理法則を騙しきり、捻じ曲げて、敵味方の幻想しうる「魔法少女」の姿を現実化させる。
それが美緒がたったひとつだけ使える、最強にして最高の魔法である。
空中にある真島美緒は、姿こそなんら変わりは無いが先ほどまでの美緒ではなくなっている。
輸送船と駆逐艦の間にある海を、距離を、空間を飛翔し、自在に動き回り、急降下爆撃機のように駆逐艦へと強襲した。
12.7ミリ連装対空機銃と高角砲が美緒を迎撃せんと弾幕を浴びせるが、木の葉のように急旋回、急上昇、急下降を不規則に繰り返し、美緒は駆逐艦の艦首甲板上に着地。
膝を折り曲げた屈伸状態の姿勢から、軍刀を居あい抜きの型で抜刀、130 mm単装砲を砲塔ごと切り裂く。
火花を上げ、分断される砲塔をかえりみることなく、そのまま甲板上を疾走して次々と機銃・砲や魚雷発射管を軍刀で破壊していった。
軍刀は鋼鉄の艦体を紙切れのように易々と切り裂き、マストや煙突さえ巻き藁を切るように解体されてゆく駆逐艦の乗員は声にならない悲鳴を上げて逃げ惑う。
何人かは夕闇の迫る海へと飛び込んで行く者もあった。
「このまま艦ごと全部3枚おろしに解体して沈めてしまってもいいけれど……過剰な殺生は好きじゃないから、機関部だけ破壊させてもらう」
美緒がそう言って軍刀を構えなおした時、はるか背後で轟音とともに赤い火柱と閃光が上がり、驚愕して振り向いたその先には輸送船が轟沈してゆく姿があった。
駆逐艦は制圧したはず、なぜ輸送船が、と信じられない光景に表情の固まる美緒。
そして輸送船の上空には光の尾を引いて飛翔する小さな物体があった。
「残念、駆逐艦は囮なのでした。 本命は私」
その飛翔体は飛行機にしてはやけにシルエットが小さかったため、攻撃機や爆撃機の類ではなかった。
なにより若鶴学園は航空機の類を装備・運用していない。
専守島において、航空戦力と言えるものは唯一つ……飛行系統の魔法を使える魔法少女のみである。
そして、その飛行航跡のクセと、声に美緒は覚えがあった。
「上沢・ナスターシャ・詩穂乃。 たかが輸送船一つ沈めるのに貴女を投入するなんて、若鶴もだいぶ情勢が逼迫している様子ね?」
「真島美織。 たかが輸送船一つで生き死にが決まってしまう十一連よりは我が校は困窮してないのでした。
それと、同志藤原・ヴァーリャ・ナジエンコフがずいぶんお世話になったよね。 ついでなので借りを返しにきたのでした」
空中の上沢詩穂乃と、駆逐艦上の美緒。 上下の視線が交差し、見えない火花を散らして激突する。
金属部品を組み合わせて作られた箒らしきものに跨る、若鶴学園の機動攻撃隊に所属する彼女らは、十一連学園の魔法少女たちにとって仇敵であった。
その関係はちょうどそれぞれの部隊の性質と、優劣の差も加わって戦車部隊と対地攻撃に似た状態になっている。
輸送船を撃破された美緒に対し、十一連の補給を断つという目標を達成した上沢詩穂乃の表情には余裕が見られた。
ただし駆逐艦一隻を犠牲にしたのだ、という事は微塵も気にしていないようだ。
「さーて、もうすぐ日没で休戦なのでしたが、お前を始末する絶好のチャンスを逃すわけもないので…スクラップ同然の艦と一緒に海の藻屑になっちゃうといいのです
駆逐艦の艦長以下乗員に警告ー、死にたく無かったらさっさと退艦したほうがいいのでした」
そう宣言すると上沢詩穂乃は右手で金属箒の柄を握ったまま、左手を駆逐艦へと向けた。
箒の後部に装着されたターボシャフトのような謎の部品が高速で作動しだすと同時に、向けた左手に光が灯る。
光は渦を巻いて電子回路図にも似た魔方陣を描き出し、マナを凝集させて輝きを増していく…
右往左往する駆逐艦の乗員たち、中には「正気か!?」と空に向かって罵倒の叫びを上げるものもいる。
しかし上沢詩穂乃はそれらに構うことなく、魔法を完成、発動。
次の瞬間、轟音を伴って上沢詩穂乃の左手より極太のレーザーが放射され、それは駆逐艦の船体を穿った。
着弾時の衝撃波で大きく揺れ、船体が徐々に傾いてゆくゆく駆逐艦。 救命ボートを下ろす暇さえ与えられず海へ投げ出されてゆく乗員たち。
急速に斜めになり始めた甲板の上で、美緒は歯軋りをした。
「なんて人…自分の味方ごと沈めるなんて」
「代わりに十一連学園の魔法少女一人を葬る事ができるのでした。 安い出費です。 お前たちは私たちほどは高度をとって飛べないのは判りきってるので、
これほど確実な始末の仕方もないのでした。 それじゃあ、溺れ死んでゆくのを見物させてもらいます」
そういって上沢詩穂乃は嬉しそうに笑う。
上空に留まり、本当に見物を決め込むようだ。
一方、美緒は短距離低高度の飛翔は可能だが、一定高度以上での飛行と長時間飛行はできない。
十一連学園に所属する他の3人の魔法少女も同様で、それ故に彼女らは若鶴学園の魔法少女に苦戦を強いられていた。
しかし、同時に若鶴の魔法少女の幾人かを屠ってきたのも、また十一連の魔法少女たちなのである。
美緒は甲板を艦首方向に向かって走ると軍刀をふるい、自分が切断した砲塔の残骸に向かって、マナを凝集させた切っ先を付きいれる。
砲塔内部に、軍刀に帯びさせていたマナを開放、注ぎ込む。
破壊エネルギーの奔流となったマナは砲塔内部に残されていた主砲弾の弾薬に引火、そして巻き起こる爆発に甲板上の美緒の体が巻き込まれる。
「自爆っ!?」
目を見開いた上沢詩穂乃だが、次の瞬間にはより一層目を見開いて驚愕することになる。
爆風によって吹き飛ばされた美緒の体が、上空へと飛び上がっていた。
制服と上衣のあちこちに引火した小さな火と焦げ跡を纏わり付かせ、甲板構造物の破片とともに、宙を待っていた。
それでわずかに、上沢詩穂乃の滞空する高度に届かない。 しかし、美緒はそこで自身の飛翔魔法を発動させた。
上方へ、ただひたすらに上方へ向けて急加速する少女の身体。
爆風に身体を晒し、自ら吹き飛ばされることで稼いだ高度と飛距離、そして飛翔魔法の推力が加わり…
「そん…な……反則技も……いいとこ…なのです……」
「裏技ぐらい使わなくちゃ、貴女たちには勝てない。 スペックで不利なら知恵で勝負でしょ?」
軍刀の刀身が深々と、少女の胸に鍔元まで刺さり、呆然と、まだ信じられないという風にそれを見つめる上沢詩穂乃。
口元に笑みを浮かべ、ゆっくりと軍刀を引き抜いてゆく美緒。
上沢詩穂乃は胸からとめどなく流れる赤い血を抑えようともせず、悔しげに表情を歪め、そして、笑った。
「ああ、同士藤原の仇は討てなかったのでした……」
上沢詩穂乃の金属箒が機関停止し、飛翔魔法が解除される。
同時に、美緒の飛翔魔法も高度を維持するだけの推力が足りなくなり、ゆっくりと重力に引かれてゆく。
滞空する二人の少女の身体が離れてゆき、そして、二人とも金色に染まる海面へと落下して行った。
日没を迎えた海は暗く、美緒は輸送船や駆逐艦の残骸等と共に波間に揺られていた。
全身脱力したように身体が動かない。 勝つ方法がアレしかなかったとはいえ、少々無謀な行動をしすぎたようだ。
海図上の現在地点はそれほど沖ではなく、潮の流れはそんなに早くは無い。
運が向けばそのうち、十一連学園の海防艦が捜索に来てくれることだろう。
「戦闘には勝利、敵の損害、駆逐艦1、魔法少女1…味方損害、輸送艦および補給物資…護衛任務は失敗…会長に、なんて顔で報告すればいいのかな…?」
遠く、波の音の向こうに聞こえるエンジン音と探照灯の光がこちらへやってくるのを待ちながら、美緒は力なくそう呟いた。
(終わり)
愚者氏グッジョブ!
自衛隊がファンタジースレによる学園島乗っ取りは着実に進行していますな
>>770 文章量多っ!! 乙であります。
読み始めましたが、硬派な雰囲気の世界観かと思ってマウスホイール転がしてたら
パロディが入ってクスリと笑わせてもらいましたよ。
今夜じゅうに読み終わるかなあ…
>>770 つまらない単語に反応しないでください。
愚者氏は予備自衛官補の試験に合格するほどの人物ですよ。
あなたのような劣った人物とは格が違うんです。
よくまあ愚者氏の傑作の前に駄作を出せるものですね。
恥を知りなさい。
タイフーン ◆sePHxJrzaMがいるだけで気分が悪くなる
相変わらず突っ込みどころ多いなあ
パトレイバー好きだろタイフーンw
はいはいパクリパクリ
>>776 俺は劇場版のネタよりも上海亭ネタに吹いた
青春の学園……。
泥沼の戦場……。
その二つの相対する存在に、魔法少女とロボットをプラスしたら?
とてつもなく、カオスなものが出来上がりました!
魔法には科学を! 科学には魔法を!
お互いの大切なものを守るため、少年少女たちの破滅的な青春が始まる
怒りの異文化交流!
学園島戦争スレが送る!
『雲海の中に巨人を見た』
曜日不定 22:00〜より、投下開始!
プロローグ
死の匂いと砂塵、硝煙と銃声。
来る日も来る日も、少年にとっての世界はそれだけだった。
もう親が誰だったか、自分の名前は何と言うのかすら、もう少年は覚えていない。
「うわっ!」
銃弾を掻い潜り、少年は瓦礫の影に身を隠した。
崩れかかった瓦礫に背を預けると、薄汚い衣服がじっとりと汗で濡れている。
少年は崩れかかった民家の壁に貼られた、破れかけのポスターを見た。
『世界は終わった―――』
赤く汚く、荒っぽい字体でそう書かれている。
ポスターの隣には割れた鏡が傾き、疲弊し切った顔が映し出されていた。
肉付きの悪い顔立ち、眉は細く、目の下には寝不足のせいで濃いクマができている。
高めの髪はしばらく洗っていないせいか脂ぎり、嫌な匂いを放っている。
彼の目は血のように赤い。
水溜りに映りこんだ顔を見て、少年は自分は母親に似たのか父親に似たのか、決して答えの出ない疑問を抱く。
望まれずしてこの世に生を受けてから八、九年。
少年はもう、毎日のように戦場で人を殺す日々が続いていた。
「戦車だ! 戦車が来るよ!」
悲鳴にも似た幼い声が聞こえ、銃声が鳴り響く。
少年は血走った目で声の方を向き、肩にかけていた地雷を確認する。
すぐ近くで自分と同じか、それ以下の子供たちが武器を持って戦っている。
銃を持っているのならばまだいい。
子供たちの中には、たった一発の手榴弾だけを与えられている者もいる。
「信管を抜いたら、キャタピラに飛び込むんだ」
少年は自分に何度も言い聞かせる。
子供たちの声、はすぐに聞こえなくなった。
戦車の機銃の発射音だけが絶えず聞こえてくる。
キャタピラが土を踏み締める音とディーゼルエンジンの排気音が、少年は大嫌いだった。
銃を撃っても弾かれ、こちらの姿を見つけると大砲を撃ち込んでくる戦車は、相手が誰であろうと、人殺しの道具として十分に機能していた。
少年は駆け出す。
間近に迫った死から、少しでも遠ざかる。
「こっちだ!」
「くたばれ! ネズミ頭!」
突然、影が物陰から飛び出した。
少年は尻餅をついてしまう。
少年の前で、小さい体に不釣合いな火炎瓶を抱えた子供たちが、戦車をやっつけるために物陰から出ていった。
また、銃声が轟く。
湿った肉片が地面に叩きつけられる音が、少年にはハッキリと聞こえた。
「死ぬのかな……次は僕なの?」
少年は身の丈ほどあるppsh短機関銃を携え、壁にもたれ掛かった。
眼前には砲弾の破片で体を千切られ、臓物をはみ出した死体が転がっている。
どれもこれも、少年と同じ年頃のものだ。
「神様……今、ここを見ているの?」
少年は空を見上げる。
彼が生まれてすぐ、世界は一度終わってしまった。
空から流れ星がたくさん降ってきた、神様が機嫌を損ねたと聞いている。
みんなが色々な話をしていいた。
大人は誰も助けてくれなかった。
してくれたことと言えば、武器を渡したことぐらいだ。
人を殺すと、大人たちは褒めてくれた。
殺せば殺しただけ、夕食のシチューには肉が多く入った。
「イヤだよ……僕は死にたくないよ……」
壁の向こうからは爆発音が聞こえる。
飽きるほど聞いた機関銃の射撃音と、金属に銃弾が当たる音。
少年は力無く、その場に腰を下ろす。
「外した!」
「逃げるんだ!」
仲間の声は銃声で途切れる。
そして、変わらぬエンジン音だけが聞こえてくる。
少年は諦めの感情を抱く。
もう何度も、『死』に直面している。
死の前ではどう足掻いても無駄なことはもうわかっている。
「戦車をやっつける……戦車をやっつける……戦車をやっつける……」
何人かの大人がそう言っていた。
戦車をやっつけた友達は、大人たちに褒められていた。
頭を撫でられ、抱き締めてもらっていた。
少年はそんな彼らが酷く羨ましかった。
でも、それはもう叶わない。
エンジン音と、キャタピラにガレキが潰される音が少しずつ近付いてきた。
少年は立ち上がり、腰の革袋に大事に仕舞っていた地雷を取り出す。
「信管を抜いて、キャタピラに突っ込むだけ……」
小さい円筒を指先で調整していると、少年は突然嗚咽した。
「イヤだよ……死にたくないよ! イヤだ!」
少年は目の前に転がる死体を見る。
あんな風に何の価値も無いゴミクズになって、何もできずに死んで、それでいいのか?
嫌だ! 絶対に嫌だ!
少年は心の中で、拒絶する。
生きていたい。
こんな所で何もできず死ぬのはイヤだ!
例え他人の生き血を啜ってでも、人の人生を滅茶苦茶にしても、生きたい!
「僕は生きたい! 生きていたい!」
空が輝いたのはその時だ。
直後、粉塵と爆風が少年を襲った。
少年は吹き飛ばされ、地面に叩き付けられた。
「今のは? うっ……」
少年は立ち上がろうとして、脇腹に激痛を感じた。
吹き飛ばされた際に負ったのか、腹部から血が流れている。
一体何が起こったのか?
少年は灰色の、澱んだ空を見上げる。
「あれは……?」
空に輝く翼が見えた。
天使を思わせる、光り輝く六枚の翼。
少年は輝きの中に、魔女を見た。
体は紫色のローブで覆われ、黒い髪が靡いている。
顔は反射でよく見えない。
ただ、赤い双眸が悪魔の如く光っているのが見えた。
「魔女……?」
少年の周囲は火の海になっていた。
恐らく、先ほどの魔女の一撃のせいだろう。
少年のすぐまで迫っていた戦車は溶解し、乗員の死体がその傍で燃え盛っている。
少年は、空の魔女に視線を戻す。
「綺麗だ……」
少年は美しさに呆気に取られた。
もしかしたら、魔女は自分の命を握っているのかもしれない。
だが、少年は今、魔女に殺されるならそれでも構わないと思い始めていた。
ついさっきまで死への拒否を願っていた少年は、今や"魔女"という存在に心を奪われてしまっていた。
彼は後に、ハンス・クニスベルと名付けられることになる。
第一章
CHAPTER 1 1943年5月9日 学園島西部 私立アヴィリオン学園本校 『中央』地区
突然、頭に痛みが走った。
エーリヒ・シュヴァンクマイエルはぼんやりとした意識のまま、古傷が痛んだのかと思い、顔の左半分を覆う火傷痕や、左目の眼帯に触れた。
いつもの通りに嫌な手触りがそこにはあるだけだった。
「いい夢見れたか? 少佐殿」
隣の席のクラスメイトがにやにやと笑っている。
丸めて棍棒のようになった教科書を手に、老教師が黒板に向かって歩いていく。
エーリヒはその後姿を見て、ここが学園であり、いつの間にか自分が寝ていたことに気付いた。
「ここが前線でなくて良かった。心底、そう思うよ」
エーリヒはなんだか気恥ずかしくなって、栗色の髪を短く整えた頭を掻いた。
整った顔立ちは、間違いなく美青年の範疇に入ると言ってもいい。
私立アヴィリオン学園二-百八十七組、四十名の十七歳が世界史の授業を受けており、エーリヒはその中の一人だ。
ここは、かつて太平洋と呼ばれた海の上に浮かぶ学園諸島の中にある、学園の一つだ。
「一九一〇年代の終わりに、地球に大量の隕石が降ってきました。エーリヒ、この後に何が起きたのかわかるかね」
老教師はエーリヒに問いを投げかけた。
エーリヒは汚名を返上するため即座に立ち上がった。
鋭い動き。
それは制服のズボンとワイシャツに覆われたエーリヒの細い体が見かけ以上に鍛えられ、強靱であることを示すに十分だった。
「戦争(クリーク)です。それも、とてつもなく、規模の大きな」
「よろしい。今度から居眠りはしないように。それと、答えるときは粛々と。分かったら座りなさい」
ほっと一息吐いて椅子に腰掛け、エーリヒは教科書に右目を落とした。
白黒の写真の中には大地に空いた巨大なクレーター、荒廃した地上で戦う兵士達が写っている。
教科書の巻末の世界地図は、まだヨーロッパやユーラシアという言葉が残っていた頃のものだ。
老教師は教壇に戻り、黒板にかけられた現在の世界地図を指し棒で示す。
その地図は、教科書の巻末にある地図とはまるで違う。
「その後、旧ヨーロッパでは統合同盟が、旧ユーラシア大陸では人民統一連合が誕生しました……」
エーリヒは素朴な疑問を覚えて、小声でクラスメイトに聞く。
「統合政府つったって、昔の国同士でグダグダだよな」
「それを言ったら人統連も内ゲバばかりで常に内部崩壊の危険性を持ってるだろ」
統合同盟も人民統一連合も、組織―――いや国としては問題だらけだ。
文明崩壊の流れの中で作り出されたため、名前こそ統合、統一だが内部は玉石混合で常に爆弾を抱えている。
「寄り合い所帯が一つになろうとするからだよ。子供に問題性を指摘されてどうするんだ」
「まともな世の中になるには、あと五十年はかかるよ。世界は一度終わってるんだから」
「バラバラのグダグダなくせに名前だけご立派だよ。志は素晴らしいことだと思うけどさ」
椅子に背を預けて、エーリヒは溜め息を吐く。
世界が一度終わったと隣席は言っていたが、いっそのこと終わっていた方が良かったのではないかとエーリヒは時々思うことがあった。
授業が終わり、教師が退席すると生徒たちは食堂に急ぐ。
「購買回収部隊! 行くぞ!」
「焼きそばパンの確保が最優先だ。他に目をくれるな!」
「風紀委員に見つかった場合、我がクラスの食料自給率は二桁を切ることになる。気をつけろ!」
教室から購買部に向けて、一斉に生徒たちが飛び出していく。
エーリヒはそれを横目に、一人窓の外を見た。
外にある看板には、『打倒社会主義! 統合同盟は君たちの勇気を待っている』と書かれ、武装した兵士たちの肖像画が描かれている。
毎日毎日、エーリヒはその看板を見せられてうんざりしている。
たまに水着美女の写真でも用意してくれれば生きる希望も湧いて来ようが……。
それに追い討ちをかけるかのように、教室のテレビから威勢のいい音楽が鳴り響いてきた。
「こんにちは。アヴィリオン週間ニュースの時間です。本日も真実を伝え、日夜平和のため活動する報道委員会がお送りします!」
白黒の画面に敬礼する兵士、進撃する戦車、空を覆う爆撃機の編隊が矢継ぎ早に写されていく。
エーリヒはどうにかしてチャンネルを変えられないかと考えたが、残念なことにこの迷惑な放送を止める方法は無かった。
「真実を伝え平和のため、だとさ」
「出来の悪いブラックコメディと思って見れば面白いぞ」
苦笑いする隣席にエーリヒは同調する。
放送では各戦線の戦況や、勲章の授与式の模様、新部隊の編成式が映し出されている。
ニュースの合間に入るCMではスポンサーである企業、各委員会の宣伝が行われた。
一見すると戦車の宣伝に思えるCMは、実は本国で売られているプラモデルのプロモーションだった。
次に映し出されたのは、アヴィリオン軍の募集だ。
『自由を守る若き戦士たち』と文字が流れ、ズラリと並ぶ生徒―――兵士たちが映る。
金髪の女性兵士がにこやかにカメラ目線で言う。
「私は戦います!」
次に、アジア系の兵士が話す。
「私も!」
その次は、まだ幼い初等部の生徒が言う。
「僕も!」
兵士たちはにこやかに笑い、『軍に入れば素晴らしい未来と掛け替えの無い経験が君を待っている』という謳い文句が映し出される。
エーリヒはそのやり方に嫌悪を通り越して寒気すら覚える。
エーリヒもまた、アヴィリオン学園という巨大な学園の一生徒であり、アヴィリオン軍という巨大な軍隊組織の一員なのだ。
「一九四一年六月二十二日に始まった我が校とヴォルクグラード人民学園の戦いは、我が方の優性で進んでおります」
アヴィリオン学園とヴォルクグラード人民学園のある島以外にも、学園島列島では学園同士の戦いが続いている。
戦争の理由は地下資源、旧世代から続く民族同士の対立、漫画染みた兵器のデモンストレーションであったり、多種多様だ。
学園同士の戦争。
冗談のような非日常が、エーリヒたちにとっての日常だ。
「それではまた来週!」
宣伝放送が終わると、放送部で製作しているドラマ番組が始まった。
テレビに表示されている時間が一時を指していることに気付いたエーリヒは、用事を思い出す。
「悪い、ちょっと用事思い出した。出かけてくる」
「おいエーリヒ、ちゃんと許可もらったのか? 午後の授業はどうするんだよ」
心配する隣席を横にエーリヒは鞄を出し、椅子に掛けていた青い空軍の上着を着る。
制服の型には鷹とパンツァーファウストのマークが記され、彼が空軍野戦師団の一員であることを表していた。
「行ってからもらう。後でノート見せてくれよ」
「おい!」
「じゃあ!」
隣席を尻目に教室を出たエーリヒは廊下を抜け、下足箱で靴を履き替えて外に出る。
バイクにキャタピラが付いた形をしているケッテンクラートに乗り、空挺部隊用のヘルメットを被ってエーリヒは校門へと急いだ。
町はフラックタワーと呼ばれる高射砲塔を点として防壁が線となり、巨大な六角形が町を覆っているのが校門からでも見える。
小規模な国家を上回る生徒数と軍備を誇る私立アヴィリオン学園の本校地区、それを守る『ミッテ(要塞)』地区である。
支援
支援します
すみません連投規制に引っかかりましたorz
誰か支援をお願いします
任せろ
支援
支援
すみません、規制解除にならないので続きは後日に。
本当に申し訳ありませんでした。
やっぱりタイフーン ◆sePHxJrzaMは不要物なんだね
消えてなくなってください
>>794 バイバイさるさんだったら、毎時00分に解除されるみたいです。
>>796 丼炒飯氏乙です。
同じしたらばに避難所があるのに◆XdgIHnFrK.氏の管理する分家は賑やかで
丼炒飯氏の管理する避難所にほとんどレスが無いのは
タイフーンの思いついた学園島というネタが
自衛隊ネタと比べると極めてつまらない、劣っているものだからですね。
タイフーンは出来の悪いパロディもどきで元ネタのファンを釣るくらいしかできないので
丼炒飯氏が頑張って学園島スレを盛り上げてください。
期待しています。
それと、丼炒飯氏は
>>760-768のSSに感想を書かないのですか?
貴重なSS書きの◆XdgIHnFrK.氏を無視しないほうがいいと思います。
分家は単なる掲示板で好きに設定作って好きにSS書けるからで
避難所は既に作られた設定や世界観を把握した上で制限内でSS書くからでしょ
世界観を理解できない低能は参加することすら出来ず逆ギレで暴れるだけしかできない。
こんばんは。
続きを投下します。
校門を出ようとすると、憲兵隊がエーリヒのケッテンクラートを止めた。
「少佐殿、身分証明書を」
大柄な憲兵にもエーリヒは臆せず、生徒手帳を見せた。
憲兵は手帳に目を通し、エーリヒに返す。
「ありがとうございます。お気をつけて」
「お仕事、ご苦労さん」
エーリヒは学生と軍人という二つの顔を持つ。
彼だけではない。
この島にいる全ての若者たちが、皆そうなのだ。
赤信号で止まり、エーリヒは防壁や町中に聳えるフラックタワーを見て吐き捨てる。
「十代の子供が戦争の主役ねぇ。嫌な時代になったもんだ……全く」
CHAPTER 2 1943年5月9日 学園島東部 ヴォルクグラード人民学園本校管区 上空
人が生身で空を飛ぶ。
マイコ・パステルナークは昔、そんなことができるのは魔法使いだけだと母親から言われたものだ。
だから、自分がその魔法を使って空を飛んでいると考えると、マイコはどうにも不思議な気持ちになる。
子供の頃はよく太陽に自分の手を鳥に見立てて遊んでいたものだが、まさか自分が飛ぶ側になろうとは思いもしなかった。
「魔法の力、様々だな」
風に靡く少し硬めの髪は濃紺で腰まで伸びている。
切れ長の目を見る限りでは理知的なイメージが強いが、伸びやかな肢体にはある程度、肉感的で程よく肉が付き、起伏の少ない体はシン プルな機能美すら感じさせる。
顔つきは端正で、切れ長の目が美麗である反面、冷淡かつ排他的な印象を他人に与えている。
彼女の体は、ローブと呼ばれるマナの具現化によって作り出された装具を着用していた。
赤と黒で彩られた装具の背中には二枚の羽が生え、翼の付け根にはジェット戦闘機のノズルに似た噴射口が備わっている。
「よぉ相棒。いい天気だ。模擬戦にはもってだぜ!」
隣を飛行しているマヤ・グラズノフが笑う。
薄い茶色の髪をポニーテールに纏め、悪戯気が宿った目をしている。
顔立ちには幼さが残り、常に快活な笑みが浮かんでいた。
彼女は濃い緑と黒のローブを着ていて、マイコとは違って背負い物は無い。
その代わり、彼女はサーフボードに似た装備で飛行している。
「模擬戦じゃ二千回負けなしでも、補習は常連だろう」
マイコはマヤの隣で笑い、羽をバンクさせた。
マヤはマイコのジョークにウインクを返す。
「戦闘機とも戦える俺たちの最大の敵が補習ってのは、どうかと思うけどな」
「魔道兵だって無敵じゃない。それに、私たちの立ち位置が微妙なのは今に始まったことじゃない」
マイコもマヤも、アヴィリオン学園と交戦状態にあるヴォルクグラード人民学園の生徒であり、兵士である。
二人は魔道兵と呼ばれる、魔法を利用した手段で戦う兵士だ。
「レロレロ」
マイコは舌に埋め込まれた硬い感触を確かめる。
舌には緑色のクリスタルが埋め込まれている。
落下してきた隕石から得た宇宙人の技術を使い、彼らはマナと言う名の"魔法"の恩恵にあやかることができる。
マナというエネルギーを具現化させることで戦車並みの装甲と火力、そして戦闘機の機動性を生身の人間に与えるのだ。
世界を一度終わらせた隕石落下の後、東側の旧国家群は隕石から異星人のものと思われる技術を手に入れた。
その技術は未解明な部分が多く、クリスタル一つにつき一つの能力特性しか与えられない等の問題を抱えながらも、ヴォルクグラードに とって最強の戦力となっている。
「訓練空域に入りました。模擬戦を開始してください」
マイコの脳裏に、直接声が入ってくる。
マナリンクと呼ばれる、クリスタルを埋め込んだ魔道兵同士のみが可能としている通信だ。
今の通信は防空司令部付きの管制魔道兵からのものだ。
「始めるぞマヤ。訓練空域から出るなよ」
「出ないように努力するぜ。お前も、人に言っておきながらドロップアウトするなよ」
「心配するな。お前よりは軍規に忠実なつもりだよ」
背中にマウントしていたマナ・ガンポッドを携え、ガンポッドを掲げる。
マヤはマイコの『了承』の合図を受け取ると、マナリンクで通信を入れてくる。
「それじゃあ天使とダンスといきましょうかい!」
マヤのフライトボードに備えられたブースターが点火される。
角度を取り、マヤはフライトボードに体を固定した。
マナの緑色の光流を残して急上昇する。
「今週は二回も昼食を奢ってやったからな! マヤ!」
マイコは背中のユニットを開く。
ユニットの中には誘導弾がたっぷりと敷き詰められていて、その弾頭には眼球が蠢いていた。
生体誘導弾。
かつて異星人が使っていた奇妙な装備を、マイコは事の他気に入っている。
赤い光を残して誘導弾がユニットから放出され、フライトボードで空を行くマヤに向かっていく。
「俺は……十三回も奢らされた!」
誘導弾をマヤはロールを繰り返しながら回避する。
吸い込まれていく誘導弾。
爆発が起きてマイコは勝利を確信したが、爆炎の中からフライトボードに乗ったマヤが飛び出してくる。
マイコはガンポッドの引き金を引く。
「その判断、悪くない!」
マヤはフライトボードを盾にしながら突っ込んできた。
マイコのガンポッドをボードの底で弾き返しながら、一瞬の隙を突いてマイコに取り付こうとする。
ガンポッドを撃ちながらマイコはブースターを吹かしてマヤとの距離を取る。
マイコは歯を食いしばり、マナブースターの推力を最大にする。
Gに耐えながらマイコは斜め下方に急旋回し、高度を取った。
光跡を残すフライトボードが見える。
マヤだ。
マヤの高度が自分より低いことを確認したマイコは追跡に移る。
「丸見えだぞ!」
マイコは一気に降下した。
速度を得たマイコはマヤに迫る。
マイコは降下しながら、エネルギーが一時的に切れるまでガンポッドを撃ちまくる。
マヤはボードを盾代わりにして銃撃を防いでいたが、マイコがエネルギー切れの隙にボードを変形させた。
「狙い撃ちにさせてもらう!」
マヤのボードが形を変え、大型の火器へと変わっていく。
マヤの操るOICW――――ObjectiveIndividualCombatWeapon、個人主体戦闘武器はフライトボードと大型火砲の二つの形態を持つ。
砲身の先にマナのエネルギーが凝縮され、一気に放出される。
マイコはそれを回避して、マヤにマナリンクで通信を開く。
「ここではポンポン撃つな! そんなもの!」
マイコはマヤのライフルを蹴り上げる。
銃身を跳ね除けてゼロ距離でガンポッドを向ける。
マヤは首を傾けて射線をずらし、マイコを蹴って距離を取った。
マイコはガンポッドと生体誘導弾で追い討ちをかけたが、マヤはまたライフルを変形させて距離を取る。
そうはさせるかとマイコは加速し、マヤに迫る。
「楽しんでいる……嫌な人間だな。私は」
マイコは、不思議と心が躍ることに気付いていた。
マイコは戦うことが好きだ。
ギリギリの中での命のやり取り、ストイックな攻防が誰よりも好きだ。
マイコ・パステルナークという人間の中においては、戦うということはある意味でスポーツライクな一面も無いわけではない。
「捕まえた!」
マイコはマヤの脇腹に蹴りを見舞う。
一切手加減はしていない。
マヤは口から血を吐き出すが、構わずに打撃を繰り出してくる。
パンチがマイコの鼻を捉え、鼻血がどっと噴き出した。
マイコはそれが楽しくてたまらない。
「ヘッ! マイコの分際でよぉ!」
鼻血を出しながらマヤはフライトボードに乗り、最大加速でマイコに突っ込んできた。
まともに食らったマイコは吹き飛ばされ、町並みの中へ叩き付けられる。
マイコは道の上を滑走しながら、道行くヴォルクグラードの生徒たちを見る。
いつの間にか二人は訓練空域を突破してしまったらしい。
ガンポッドを地面に突き刺し、マイコは減速する。
「ざわ……ざわ……」
「おい、あれ軍の人じゃないのか?」
「朝から空中戦かよ。やばい、目を合わせるな」
ようやく止まる事ができると、マイコの周囲には通学中の生徒たちが気まずそうに視線を向けてきていた。
マイコは涎と血の混合液を口から垂れ流しながら立ち上がり、周囲を歩く生徒に視線をめぐらせ、足早に立ち去ろうとしていた男子生徒 の腕を取った。
「や、やめてください! 放して!」
「食ったりしないから安心しろ。ハンカチあるか?」
男子生徒は怯えきっていた。
まあ無理も無い話だとマイコは男子生徒の気持ちは理解できた。
男子生徒は震える手でハンカチを差し出す。
マイコは出来る限りの笑顔を作ってハンカチを受け取った。
「おっ、悪いね」
マイコはハンカチを取ると、鼻血を拭く。
何度か自分の鼻を左右に動かしてみたところ、固定されている感触があったので鼻骨は折れてはいないらしい。
「はい。ありがとう」
マイコがハンカチを男子生徒に返そうとすると、男子生徒は困惑した様子だった。
いかんいかんと、マイコは頭を掻く。
白いハンカチには血がべっとりと付着していた。
「すまないな。洗って返すよ。クラスと名前を。登録番号でも構わないが.......」
「いや! いいですから! それ差し上げますから!」
マイコがポケットからメモ帳を取り出して男子生徒の名前を聞き出そうとするが、男子生徒はすぐにでもその場を離れたい様子だった。
「そうはいかん。借りたものを汚したら綺麗にして返すのが良き人民ではないか」
男子生徒は必死に断ろうとしていたが、マイコはなんとしてもハンカチを返すつもりだった。
そうこうしているうちに、マヤが突っ込んできた。
マイコが男子生徒に必ず返すからと叫ぶ前に、マヤはマイコにタックルを決めた。
二人は粉塵と砂煙を撒き散らして転がり、殴り合いを始める。
「俺に黙って男を口説いてるんじゃ……ねぇよ!」
馬乗りになったマヤはマイコを殴ろうとするが、マイコは舌から足を絡めて態勢を入れ替え、上を取る。
上を取ったマイコはマヤの顔面を殴り、マヤはマイコの胴を足でロックして下半身を封じる。
マヤのパンチが入る前に、マイコは下から足でマヤの顔面を蹴り上げた。
「この負けず嫌い!」
「お前だって!」
唖然としてその光景を見ている生徒をよそに、二人は殴りあいを続けた。
お互いに暴力の限りを尽くしているというのに、二人の顔には憎しみや怒りがまるでない。
二人は人垣を掻き分けてくる政治将校にも気付かなかった。
「朝から精が出ますな。お二人とも」
マイコとマヤは殴る手を止めて、メガネをかけた内務委員たちに視線を向けた。
茶色いコートを着た内務委員たちは、社会主義の熱烈な信奉者たちである。
「ふぁふぇふぁふぁんた?」
お互い口の中にてを突っ込んでいたマヤとマイコは、声にならない声を出した。
政治将校はメガネを直し、淡々と言う。
「取り込み中に申し訳ありませんが、お二人に用事があります。ご同行を。答えは聞いておりません」
唖然とするマヤとマイコを大柄の内務委員が抱え、その場から連行していった。
CHAPTER 3 1943年5月9日 学園島西部 私立アヴィリオン学園管区 第十二号埋立地内 先端技術開発研究所
ホルニッセ・ナキミューラーにとって、人型ロボットというものは矛盾の塊であることを理解しつつも、歪んだ可能性に心惹かれる存在だった。
「右腕の作動は良好」
パイロットの指の動きと巨大なマニュピレーターが同期するところをモニター越しに見ていると、まるで人間ですら機械のパーツに過ぎ ないと思えてくる。
最も、機械の中で機械を動かしているのだから、それは機械の一部と乱暴に解釈することもできるのだが。
ハンドユニットの動きに同調して、黒い鋼鉄の指先が紐を掛け合う。
糸と糸が絡み合う瞬間、ホルニッセは胸の底から湧きあがる言いようのない歓喜に震えた。
「油圧良好。少し圧力が強いが問題無し。できました」
パイロットの淡々とした声が、先技研―――アヴィリオン学園先端技術研究部の研究室に響き渡る。
モニターに星型に作り上げられた糸が映し出され、おおっと白衣を着た技官たちが歓声を上げた。
ホルニッセ・ナキミューラーは微笑みながら、マイク越しに連絡事項を伝える。
「いいよーハンスくん。こういう細かい作業は戦闘よりも大事なものだ。さて、率直な感想を聞こう」
研究室のスピーカーからノイズ混じりの返答が戻ってくる。
「さすが先技研の製造、ブレが少ないですね。欲を言えば、もう少し反応速度を抑えてはくれませんか?」
研究員たちは数値や反応速度をチェックする。
ホルニッセはそれらのレポートを顎に手を当てて、うんうんと頷きながら目を通す。
分厚いメガネの奥にある瞳は緩みきり、まるで良い成績を取って喜ぶ子供にも似ている。
「シビアすぎたかな? 修正を頼んでおくよ」
「お願いします。あと先生、一つお願いがあるのですが」
「ん? なんだい?」
技術者のホルニッセとしては問題があるなら遠慮なく言ってほしかった。
最高のオモチャを作るには、それなりの批判や問題は起きるものだ。
「OSの起動画面なんですが、赤ではなくて青に変えてもらえませんか?」
「赤だと暴走しそうだから? いいよいいよ。ちょいといじれば済む話さ」
こんな会話はここぐらいでしか通用しないなと、ホルニッセは思う。
OS―――OperatingSystemであるとかマニピュレーターであるとか、先技研では一般生徒どころかベテランの兵士でも見知らぬ単語が飛び 交っている。
でも先端技術とは常にマイノリティなものだとホルニッセは考えるところも、少なからずある。
ホルニッセや技官たちのいる研究室は部屋中コードや機材で埋め尽くされ、研究室と言うよりも散らかった子供の部屋だ。
先技研。
正式名称はアヴィリオン学園先端技術研究部であり、実用化されていない未知の技術のテスト、現用装備の拡張開発、アップグレードを 行う一方で、ホルニッセの私的な研究機関でもある。
その存在が許されているのはホルニッセの趣味がある意味でアヴィリオンの志向に迎合していることだ。
埋立地にポツンと佇む薄汚い研究所を、ホルニッセは事の外気に入っていた。
時おり学園で物理の講師を行う以外は、ずっとホルニッセはここにいる。
「クニスベル君、お昼にしよう。残りの試験は午後から」
「了解です博士」
「明日は学校に行きなさいね。公認欠席とは言え、休んでばかりもまずいから」
「大丈夫ですよ」
「もし補講で君が引っ張られたら僕の研究が進まないじゃないか」
「それは大変です。試験終了、降ります」
「お疲れさま」
コクピットが開き、ハンス・クニスベルが降りてきた。
柔和で大人しそうな顔をしていて、体は華奢で細い。
もし少しメイクを施して女子生徒の制服を着せれば、それなりに見栄えが効く外見をしている。
学生服の襟を開き、クニスベルは整備班と先ほどのテストについて談笑を始めた。
「よしみんな、取り掛かれ! ダラダラしてる奴は海に叩き込むぞ!」
作業着を来た整備班が機体に走っていく。
手際良く各部に取り付き、作業を開始する。
「お疲れさまさま〜」
ホルニッセはクニスベルの所まで歩いていく。
清涼飲料水の入ったペットボトルを渡すと、クニスベルはすぐに蓋を開けて一気飲みした。
飲み終えると、クニスベルはにっこりと笑った。
「ヴォルケンメーアはいい機体ですよ。博士」
「でしょうでしょう! 伊達に戦闘機三十機分の予算はつぎ込んでないよ」
ホルニッセは自分のオモチャを羨ましがられた子供のようにはしゃいだ。
ホルニッセは格納庫に鎮座する足を―――その上を見上げる。
「大きくて逞しくて......理想の形です」
「なんかエロチックな言い方だね。僕は五つの穴が好きだなぁ。デザインを本職の人に依頼してよかったよ」
AMI-X01"ヴォルケンメーア"。
全高は七メートル程、全幅は五メートル強ある。
四肢は白を基調にしたカラーリングで、目は緑のツインアイ。
足や腕、ボディの各部にアクセントとして紫が彩られている。
先技研が持てる技術と予算を総動員して作り上げた『ぼくのかんがえたさいきょうろぼ』だ。
「本校の連中がこれを見たら、予算食いだって怒るでしょうね」
「オモチャに高いも安いも無いよ。思い出はプライスレスなんだよぅ。うーん、やっぱり人型兵器っていいなぁ」
ホルニッセは惚れ惚れと機体を見て言う。
「矛盾の産物ですけどね。それを言っちゃお終いですけど」
「わかってるねぇクニスベル君。かっこいいからでいいんだよー。非現実的だとか非論理的とかじゃなく、かっこいいからでいいんだよ」
ホルニッセはにっこりと笑った。
人型兵器の非合理性を彼は十分に理解している。
理解しているからこそ矛盾の塊に心奪われ、湯水の如く予算をつぎ込ませている。
単純に言えば、『かっこいいから』だ。
ホルニッセはかっこいいロボットが戦場で戦い、勝利を収めるところが見たいだけなのだ。
「クニスベル少尉、シュヴァンクマイエル少佐がお見えです」
「あ、はい! 今行きます。すみません博士、少し......」
「行ってらっさい」
整備員に呼ばれたクニスベルは、格納庫の階段を降りて行く。
ホルニッセはその後姿を見ながら、苦笑してしまう。
「人間の友達がいるなんて、尊敬しちゃうなぁ僕」
人間という生き物はホルニッセからすれば、恐ろしく矛盾に満ち溢れた存在だ。
何故わざわざ喧嘩したり、自分の意見をぶつけ合ったりするのだろうか。
ホルニッセからすれば非合理的だし、精神衛生上よろしくない。
それでも、ホルニッセは自分の感覚が他人と異なっていることだけは理解できてはいた。
投下終了です
電動博士かこいつはw
ともかく投下乙
>>760-768 ちょっと遅くなったけど、乙。熱くていい。
嘘を強引にホンモノとして顕現させるくだりに
強く芝村を感じた。Thx
ウィキペディアはえらい詳しかったけど、
7U型なんてフネ初めて知ったw
>>タイフーン氏
乙です。
>>770が見るのが遅くて見られなかたので、残念。
埋立地とか空軍野戦師団とかもうw
VIPで謝罪はマダー?
タイフーンのゴミ文はいつ削除されるん?
こんばんは。
続き投下します。
CHAPTER 4 1943年5月9日 学園島東部 ヴォルクグラード人民学園 中央管区
ヴォルクグラードの朝は喧騒な社会主義礼賛の歌で始まる。
突然始まった大音量の歌に驚いたカラスの群れが飛び立ち、鉛色の空に黒点を作り出して彼方へと消えていく。
朝早くから大音量で街中に流れる耳障り極まりない歌に生徒たちがうんざりする頃には、ヴォルクグラードは町として、そして学園としての機能を果たし始める。
ヴォルクグラード―――狼の町と名付けられた町の由来は、町の中心部にある巨大な学園だ。
「聞いたか? 東部戦線で人食いがあったって」
隣を歩いていた級友が、冗談交じりに言った。
マモル・パステルナークは降りしきる雨の中、級友たちと共に通学路を進んでいた。
朝の通学路と言っても、そこには爽やかさや、青春のエネルギーというものはない。
街のあちこちで学防委員会の装甲車と歩兵が行き交い、ビルや建物の上には高射砲陣地が備え付けられ、獅子の描かれた赤い校旗が風に靡いている。
信号機の近くでは青い帽子を被った政治将校数人がppsh短機関銃を持って通学する生徒たちに高圧的な視線を送っていた。
『ファシストと断固戦い抜こう』と書かれた生徒会のスローガンを横目に、マモルたちは学園へと歩く。
「どこが根拠なんだよ、それ。また怪しいゴシップ記事?」
「ゴシップもたまには真実がまぎれてるもんだ。政府広報よりはアテになる」
「そんなこと言って。政治将校に連れてかれるよ」
マモルの言葉に、クラスメイトは心配し過ぎだと肩を叩いてきた。
戦時下で一般生徒たちの楽しみの一つは、ゴシップ記事について話すことだ。
アヴィリオンが宇宙人と手を組んで新兵器を開発しているとか、宇宙から落ちてきた細胞を使って怪獣を作っているとか、その種類は多種多様だ。
時には珍妙に見える中に真実も紛れていることがあるから、生徒たちにとってはある種のエンターテイメントになっている。
楽しみは少ないが、最前線で泥に塗れるよりは幾分マシだと誰もが思っていた。
「この天気じゃ定期便は来ないな。来ても夜だろ」
クラスメイトは空を見上げた。
マモルは前を見て歩き続ける。
「昼に来てくれたほうが夜はよく眠れるよ。灯火管制も面倒臭いし」
マモルたちは立ち入り禁止の張り紙がされた一角の横を通る。
迷彩色に塗られた翼が地面に突き刺さり、学防委員会の兵士が短機関銃を携えて警備していた。
マモルは兵士の威圧的な視線を感じつつ、歩きながら横目で残骸を見る。
時折、嫌がらせ程度にアヴィリオン空軍の爆撃機が本校にちょっかいを出してくることがある。
これはその時に撃ち落されたものだろう。
マモルは内勤、つまり前線に立たない人間だが、よくもまあここまで爆弾を落としにやってくるものだと感心してしまう。
「あれ?」
「おいおい。こっちは急いでるんだぜ」
突然、マモルたちは長蛇の列に直面した。
人垣から前を覗いてみると、校門で内務委員会が身分証明書をチェックしている。
運悪く持っていなかった生徒が銃を持った内務委員にトラックに乗せられ、連行されていく。
チェックは相当なものらしい。
「なにかあったんですか?」
「どうせチェーカーの点数稼ぎだろ。いい迷惑だ」
マモルが聞くと、隣で立ちながらテキストに目を通していた生徒は肩をすくめた。
これで遅れても遅刻扱いになるから理不尽である。
校門の脇では学防委員と内務委員が押し問答を繰り返している。
お互いに屁理屈に近い言葉をまくし立て、いつ終わるとも知れない言い合いを続けていた。
「これじゃ遅刻するよ」
「柵乗り越えて銃殺されたいのかよマモル」
「朝やるなっつー話だよな」
級友たちは皆、諦め顔だ。
マモルは溜め息を吐く。
「ん......?」
校門に、マモルは一台のキューベルワーゲンが止まっているのが見えた。
その横で傘を差して立っている女性の姿に、マモルの心中は穏やかなものではなくなった。
黒い情念と安堵感が同時に生まれ、言いようのない感情となって胸の中で渦巻く。
マモルは級友に鞄を預け、女性に向かって歩き出す。
「ちょっと待ってて。順番来たら、先に行ってて」
「おいマモル! どこへ行くんだよ?」
級友は制止しようとしたが、マモルは振り返らなかった。
「ちょっと待っててね。ごめん。ホント、ごめん」
マモルは険しい表情を崩さなかった。
CHAPTER 5 1943年5月9日 学園島東部 ヴォルクグラード人民学園 中央管区
車内には雨音だけが響いている。
外で言い合いを続ける内務委員たちの怒声も、不満の声を上げる生徒たちの声も、雨音にかき消されてよくは聞こえない。
運転席に座るマイコ・パステルナークは、ふと横目で少年を見る。
隣にいるの少年とマイコの苗字は同じパステルナークだ。
「今日は学校なんだな」
マモル・パステルナークは淡々とした口調で言う。
「うん。校門で足止め食らってたけど。これが終わったら、遅延証明書にサインをちょうだい」
「あ、ああ......」
マイコはそこから会話を繋げることができない。
マモルに何を言われるのか、どう接せられるかマイコは怖い。
少年の唇が動くたび、マイコの心臓は押し潰されそうになる。
マモルの髪は赤みがかかって短く、顔つきは優しげだ。
だが彼の中にはマイコと同じ血は流れていない。
「この間のテストの結果、どうだった?」
「普通だったよ。順位は前と同じだった」
「そうか......」
マイコは必死に話題を探す。
情けない、自分はロクでもないものだとマイコは思う。
空を駆け、戦車を破壊し、戦闘機を叩き落す魔女が、弟の前では会話を続けることすらできない。
その癖に戦闘を好み、定期的に戦闘の中に身を置かなければ生きていくことができず、他人の命を吸うことで自分の命を延ばし、自らの 欲求を満たしているのだから。
「姉さん、何を怖がっているの?」
マモルがマイコの方を向いた。
マイコは無意識に視線を逸らしてしまう。
「わ、私は何も怖がってはいない」
マイコは慌てて弁解する。
口で言ったことは嘘だ。
マイコはマモルという人間が怖い。
彼が何を考えているか、何をしようとしているかわからない。
でも、マイコはマモルを大切にしたいと思っている。
生物学的には違うとは言え、彼はマイコにとっての弟なのだ。
「じゃあいつも通りにしてなよ。いつものマイコ姉さんでいてよ」
マモルはキッパリとした口調で言い放つ。
いつから自分は弟が怖くなったのか、マイコは覚えていなかった。
マイコは戦う理由は何かと聞かれれば、迷わず弟のためだと答えることができる。
しかし、マイコはマモルという弟のことを完全には理解できないでいる。
怖いのだ。
マイコは自分が嫌われてはいないか、自分が弟にどう思われているのか、それを考えると切りが無くなる。
「お前のために......私は戦っているつもりだ」
マイコは掠れて消えてしまいそうな声を出す。
人は善意ゆえに銃を取り、殺人者になれるとマイコは思っている。
マイコはそうやって自分を正当化している。
しかしマイコの善意は不安定なバランスの上に成り立っていた。
「姉さんが僕の学費や生活資金を出してくれていること、僕は感謝してる」
マモルは、マイコの目を見てくる。
マイコは思わず視線を逸らした。
心の最深部を覗かれた気がして、マイコは寒気を覚えた。
心を恐怖心が蝕んでいく一方で、心を開きたい衝動に駆られる。
「だから逃げないで。姉さん」
できることなら、マイコは今すぐでも心を開いてしまいたい。
でも、心を開いて裏切られるのは嫌だった。
受け入れて欲しいが、マイコは裏切られたくない。
「あ......あ......」
呂律が回らず、マイコは言葉を出すことができない。
逃げ続けていた現実を突きつけられ、マイコは苦悩する。
ふと視線を逸らして時計を見ると、約束の時刻が迫っていた。
「そろそろ行かなきゃ。朝なのにすまなかったな、呼び止めてしまって。これ、許可証だ」
「姉さん......貴方って人は」
「遅延証明書だったな。今、渡すよ」
マイコはマモルの言葉を必死で聞かないようにした。
遅刻の許可証にサインを入れ、押し付けるようにマモルに渡す。
マモルが、マイコの手を握る。
「あっ......」
触れた手の温もりに、マイコは心に安堵と心地よさを覚えたが、すぐに怖くなって手を離そうとする。
マモルは手を離さなかった。
許可証を左手で渡し、マイコは右手でマモルと手を握り合う。
二人は視線を合わせないが、強く手を繋いだ。
ずっと雨音だけがガラスを叩いている。
マモルはマイコの目を見て、強い口調で言う。
「姉さんが開いてくれるまで、僕は待ってるから……絶対に帰ってきてね」
「わかってたか。マモルは鋭いなぁ……」
マイコは苦笑してしまう。
マイコは自分の心を閉ざしたはずだったが、マモルからすれば丸見えだったらしい。
マモルは微笑む。
マイコはマモルが、弟が大好きだった。
いつかは心を開いて、姉弟で笑い合える日がくればいいと思っている。
その日まで、マイコは死ぬつもりなどなかった。
投下終了です。
続きは後日。
続き投下
CHAPTER 6 1943年5月9日 学園島西部 私立アヴィリオン学園本校 『城塞』地区
文化という物はそれを生み出した存在が無くなっても、形を変えて続いていくものだ。
立ち食いという文化がいつ生まれたのかエーリヒ・シュヴァンクマイエルは知らないが、それが素晴らしいものであることは理解してい
るつもりだった。
昼食をとるために立ち食い蕎麦の店舗に入ると、鰹節の香りが鼻腔を刺激した。
空腹感が倍増し、クニスベルを伴ってエーリヒはカウンターに向かう。
「学食より、俺はこっちだなぁ」
「少佐殿は学食ではお食べになりませんからね」
「ノーノー。そういうのやめようぜ。今は任務中じゃない。OK?」
クニスベルの口ぶりに、エーリヒは苦言を呈した。
人差し指を振り、眉間に皺を寄せてクニスベルの前で左右に揺らす。
クニスベルは小さく頭を下げる。
「ごめん。さっきまで任務中だったから」
「へへっ。お前のそういうところは嫌いじゃないぜ?」
エーリヒはハンス・クニスベルという人間を気に入っていた。
礼節は弁え、任務にも忠実で、友達としての付き合いも良い。
エーリヒはカウンターにつき、メニューを見る。
「エリート様のご高説を聞きながらメシが食えるかよ。メシを食べるときは静かで…・・・救われてなきゃ」
「君らしいよ」
「さて、どうしたもんかな」
カウンターにつくと、エーリヒは厨房に入っている顔馴染みの食堂係に声をかけた。
白い三角巾を被った老婆だ。
エーリヒは敬意を持って、彼女に挨拶する。
「いよぅ。今日も美人だね」
「年寄りからかうんじゃないよ。さっさと注文頼みな」
クニスベルが不思議そうに見ていることに気付いて、エーリヒは笑う。
「知らなかったか? 長い付き合いなんだよ」
「あたしゃ来てなんて頼んじゃいないよ。こいつは年寄りいじめが好きな悪がきさ」
「へへへ。かけ。熱いの一つね」
「はいよ。そっちのあんちゃんは?」
クニスベルはメニューを見て、少し迷った後に決断する。
「じゃあ、僕も同じやつを・・・・・・」
注文して三分と経たないうちに蕎麦が差し出された。
店員はコロッケを一個、エーリヒの蕎麦に入れる。
「コロッケ頼んだっけ?」
「頼んでいるし頼んでいないとも言える」
エーリヒは曖昧な答えしか返さない。
エーリヒはクニスベルに出された蕎麦を渡し、自分は七味唐辛子をぱっぱと蕎麦にかけた。
「うおォん、やっぱりこいつに限るねぇ」
エーリヒは美味そうに蕎麦を啜る。
蕎麦と言う食べ物は世界が滅ぶ以前に極東アジアにある日本という国で食べられていたらしい。
それが何故西欧の流れを汲むアヴィリオンで普遍的な文化となったか、エーリヒは詳しい経緯を知らない。
ただ一つ確かなことは、立ち食い蕎麦という食べ物は極めて効率が良く、食欲を満たし、何よりも奥が深いものだということだ。
「ん? どうした? 食わないのか」
エーリヒはものの数分で蕎麦を平らげ、汁まで飲み干していた。
逆に、クニスベルの蕎麦は大して減っていない。
自分ほどではないが、クニスベルも立ち食い蕎麦が好物だとエーリヒは知っている。
クニスベルは器を見ながら、箸を止めている。
「生意気な子供だよね。僕」
突然クニスベルが何の脈絡もなく言い始めたので、エーリヒは反応に困る。
いっそ『この蕎麦はできそこないだ。食べられないよ』とでも言ってくれたほうがクニスベルを殴れば済むのでエーリヒは嬉しかった。
「いきなり何を言ってるんだお前」
エーリヒの問いに、クニスベルは唇を噛み締め、目を伏せている。
思い口ぶりでクニスベルは言い始めた。
「子供同士で殺し合って、高い金かけた兵器を扱って。何をやってるんだろう……僕は」
「その考え自体が生意気だな。いや、自惚れてると言っていい」
せっかく腹が一杯になって心地よいのに、エーリヒは胸中を露骨な不快感で侵されていく。
何を言い出すかと思えば、クニスベルは自己嫌悪とも感情の発露とも言えない戯言を言い始めた。
エーリヒは爪楊枝を加えながら、クニスベルを睨みつける。
「お前、まさか自分が正義の味方とでも思っているのか?」
「僕は自分の正義のために戦っているつもりだよ、エーリヒ」
クニスベルの生い立ちをエーリヒは友人として知っている。
世界崩壊後の内戦を生き抜き、その後紆余曲折を経てアヴィリオンへやってきたことを。
会って間もない頃の暗く、陰鬱な性格をしたクニスベルをエーリヒは今でも覚えている。
幼少の頃からそんな生き方をしてくれば突然こんなことを言い出す場合も無いことはないだろう。
だがエーリヒはクニスベルの境遇に同情はしても、今ここで優しい言葉をかけるつもりは毛頭無かった。
エーリヒは水を一口飲む。
「結構恥かしい哲学の話になるけど……お前、正義のために戦うと言ったな。不正義の平和は、正義の戦争よりよっぽどいいもんだぜ。
元から萎縮していた感のあるクニスベルは、エーリヒの言葉に反論しようと口を動かすが、答えは出なかった。
所詮、クニスベルの感情は子供のものだとエーリヒは心の中で溜め息を吐く。
「君が正義の戦争を嫌うのはよくわかるよ。それを口にした人間にまともな奴はいなかった。その口車に乗せられた人間はたくさんいる。アヴィリオンの多くの生徒と同じくね……」
かすれた声でクニスベルが話す。
エーリヒは間髪を入れずに、答える。
「正義と口にしたが、わかってるんだろハンス。正義の戦争と不正義の平和の差はそう明瞭なものじゃない。平和という言葉が嘘吐き達の
正義になってから、俺達は俺達の平和を信じることができずにいるがな。戦争が平和を生むように、平和もまた戦争を生むんだぜ。単に戦
争でないというだけの消極的で空疎な平和は、いずれ実体としての戦争によって埋め合わされる。つまり何を言いたいかと言うと、解決で
きない問題まで抱え込んで自己破綻することは無いってことだ。絶対に答えなんて出ないんだからな」
「そうだね。そう……だよね」
クニスベルは顔を紅潮させた。
自分がかなり恥かしい話をしていたことに気付いたらしい。
それを見ていると、エーリヒもなんだか気恥ずかしくなる。
「世の中に不満があるなら自分を変えろよ。そこで自分を変えようとするのが大人、周りのせいにするのが子供だ」
「僕は変える努力をしてるつもりだよ」
クニスベルの言葉にエーリヒは頷いた。
確かに彼は自分を変える努力を怠らず、現在進行形で『変わっている』人間だ。
それはエーリヒも尊敬している部分であり、クニスベルの生き方を批判することはできない。
CHAPTER 7 1943年5月9日 学園島東部 ヴォルクグラード人民学園北部管区 カリドゥス海 海上
暗い海をヴォルクグラード軍に所属する小艦隊が進んでいる。
アヴィリオン側の領海ギリギリに迫った三隻のフリゲート艦から、ローブを纏った乙女たちが飛び立っていく。
<<ヴォルク1からヴォルク12、発進完了>>
<<続いてオリョール隊の発艦作業に移る。各員、対潜対空警戒を怠るな>>
<<必ず帰って来い! お嬢ちゃんたち!>>
<<そのつもりだ。オリョール1、マヤ・グラズノフ出るぜ!>>
マイコは急造カタパルトから発進する魔道兵たちを敬礼で送る。
マヤの隊の出撃を見送った後、マイコはフリゲート艦『ピトムニク』の甲板で将校たちと最後の打ち合わせを始めた。
折り畳み椅子に見覚えがあったので、マイコは将校に聞く。
「これ、去年の革命体育大会で使ったやつだろ」
将校は肩をすくめた。
「予算が無いんですよ。誰かさんのせいで」
「誰か……さん?」
「なんでもありません」
疑問を抱くマイコをよそに、将校は地図を机の上に広げる。
地図は新兵器開発が行われている埋立地のものだ。
「目標は埋立地内にある地下基地です。我々が掴んだ情報ではハウニブの他にも、多数の新型機が配備されているそうです」
将校は地図の上に数枚の写真を置く。
写真には円盤型の飛行機や、プロペラの無い戦闘機が写っている。
「噂に聞くフー・ファイターか?」
マイコは最近、空軍機が発光物体に付き纏われたり、追跡される事件が頻発していることを耳にしていた。
どうせ夜間戦闘機の見間違いか何かだとマイコは思っているのだが、生徒会にとっては脅威の対象らしい。
そうでなければ、わざわざ小艦隊を繰り出してまで無謀な攻撃を仕掛ける必要はないからだ。
「恐らくは……この機体にはハウニブ、ホルス16といった、いくつかのコードネームが存在するようです」
「バリエーションも用意されていると考えた方が良さそうだな」
「はい。同志中尉殿」
マイコは出撃していく魔道兵に目をやった。
あの中の何人が、生きて帰ってこれるだろうか。
「しかし、敵の中枢部に殴りこみを仕掛けるんだ。かなりの損害が出るぞ」
「司令部は四十%の損失を覚悟しています」
「全滅前提で? それほどの価値があるものなのか」
「考えてみてください。アヴィリオンがレーダーに映らず、魔道兵でも捕らえられない爆撃機に核兵器を積み、本校へ突っ込んできたら」
マイコは将校の言葉に、肌寒いものを覚える。
確かに今、マイコたち魔道兵は魔法という力で常人ならざる能力を手に入れているが、優れた者に対する劣者の嫉妬や羨望は劣勢者にと
って努力や発展の最大の材料となる。
魔法は確かに優秀だが、伸びしろ、つまり発展性のことを考えれば、科学に叶うわけがない。
写真の円盤や異形の航空機も、恐らくは魔法に対する科学技術のアンチテーゼなのだろう。
「皆無とは言えないな。むしろ、可能性は高いかもしれない」
「そうなってからじゃ遅いと上は思ってます」
マイコは少しだけイラっとして、将校を睨み付ける。
将校が向けられる強い視線から目を逸らすと、マイコは自分は理不尽なことをやっていると恥じた。
将校自体に恨みはない。
むしろ、上の理不尽な命令を不満を持つ部下に伝えなければならない辛い役職だ。
マイコは写真を何枚か手に取り、視線を巡らせた。
「それをわかっていながら放置していたわけだ」
マイコの視線は宙を彷徨う。
鉛色で、低い雲の立ちこめた空が視界に映る。
「戦線から遠退くと楽観主義が現実に取って代る。そして最高意志決定の段階では、現実なるものはしばしば存在しない。戦争に負けてい
る時は特にそうだ」
そう言う、将校の言葉の端々には不機嫌さが纏わされていた
原因は先ほどのマイコの態度が、それとも板ばさみの境遇への不満かはわからない。
「勝っていても、ウチの生徒会の皆様がお花畑なのは同じですよ」
将校は、片頬を引きつるように歪める。
その苦々しい笑顔は、戦線から遠いところにいる生徒会の連中に向けられたものらしい。
マイコも似たような笑顔を返し、海に目をやった。
ピトムニクの艦内に見張員の叫び声が響いたのは、ちょうどその時だ。
<<右舷より雷跡!>>
<<グムラクに当たるぞ! 回避しろ、回避!>>
<<衝撃来るぞ何かに掴まれー!>>
マイコたちが見た時には、もう雷跡が『グムラク』の艦体に届きつつあり、魚雷がはっきりと見えた。
『グムラク』の横っ腹に、巨大な水柱が上がった。
至近弾の、ズシンと重く鋭い衝撃がピトムニクを揺らし、マイコの腹に響き、骨まで揺らす。
『グムラク』のカタパルトから発艦中の魔道兵がバランスを崩し、海に落ちかけたが、運よく飛翔に成功する。
巻き上げられた海水は晴天の驟雨となってグムラクとピトムニクの甲板に激しく降りそそぎ、艦内へと走るマイコと将校はびしょ濡れになった。
一瞬にして艦内は混乱に沸き立つ。
<<グムラク、右舷に被雷!>>
<<Uボート!? ここはまだこちらの制海権内だぞ!>>
<<爆雷投下!>>
<<敵はどこだ!>>
<<右舷より雷跡、三、いや五! どんどん来ます!>>
<<各砲座、魚雷を撃て! 目視照準で構わん!>>
戦闘配置に向かう兵士達で、甲板は大混乱に陥った。
機銃兵たちが駆け回り、弾薬を積んだ台車が右往左往する。
「道をあけろ! あけんか貴様!」
将校が吠えるが、機銃音にかき消されてしまう。それでも人の流れに逆行し、なんとか艦内に入り込む。
出入り口から一瞬振り返ると、『グムラク』は大きく傾斜し、かつ物凄い炎と黒煙をあげなから、なおも魔道兵を発艦させていた。
あの艦は、まだまだ戦えるのだとマイコは思った。
次の瞬間、、『グムラク』の後部に巨大な火の玉が生まれた。轟音が押し寄せ、マイコは思わず目をつぶってしまう。
もう一度目を開けると、そこには大きな油の被膜が泡立ちながら炎を噴きあげているだけだった。
『グムラク』の姿はどこにもない。
漂流している人間も、船体の残骸すら見えなかった。
すっかり水浸しになった将校がマイコの腕を引く。
「ただの弾薬庫の爆発です、行きましょう!」
マイコは少し口を開けたまま小さく数回うなずき、走り出した。
目指すは格納庫、そしてカタパルトだ。
船体が傾き、二人はよろめいて壁にぶつかった。
強引に舵を切って魚雷を回避したのだろう。
急旋回に船体はきしみ、通路すらたわんだように思える。
「早く! こっちです、準備は出来ています!」
叫び声に顔を上げると、整備兵が手を振っていた。
外はもう嵐よりひどい状況であり、機銃は狂ったように吠え立て、艦砲斉射が船体を震わせた。
そのあいまあいまに、遠く、近く、被雷音が何度も聞こえてくる。
マイコは彼らの覚悟に水を差すつもりはなかった。
「では、行って来る」
「後の生徒たちのために。お気をつけて」
「君らもな」
マイコはカタパルトに進む。
<<カラーチが沈みます!>>
<<あるだけの爆雷を撒き散らせ! 対空砲、弾切れするまで撃ち続けろ!>>
艦橋や甲板にいる水兵たちが一斉に敬礼した。
<<進路クリア。行け!>>
管制官が、青い棒を振る。
「マイコ・パステルナーク、出るぞ!」
マイコは空へと舞い上がる。
その直後、魚雷がフリゲートを捉えた。
「すまん……」
マイコは振り返らなかった。
後の生徒たちのため―――。
ほんの僅かな時間を共有した水兵たちはマイコたちに希望を託したのだ。
任務を完遂すること、それだけがマイコにできるせめてもの手向けだった。
投下終了。
気が早いのですが、次スレをどうしようか近いうちに話したいので意見のある方は考えをまとめておいてください。
続きは後日。
>>833 投下乙です。
自分としてはRLが変更されるとか運営から通達が来るとかで無い限り
このまま次スレ立てて良いと思います。
群狼キタコレ
キャラがみんな十代なのに人間が出来すぎてて吹いた
タイフーン氏、乙です。
ホルス16とか懐かしいなぁ。
>>835 前の学園島戦争だと海軍が小規模だったからちょっと不満だった
今回は海上護衛戦とかできそうだな
>>836 大人が少ない以上、必然的にそうなるんじゃないだろうか?
作中見てると押井作品の台詞やパロディが散りばめられてるけど、そういえば今度映画化されるスカイ・クロラも設定は似通ってる部分があるよね。
>>833 作品にとって何の必然性も無い上に、元ネタを台無しにしたひどいパクリだな
押井監督に土下座して詫びてから死ね
パト2のセリフもジェイムズ・F・ダニガンの『新・戦争のテクノロジー』からの流用だってことも知らんのか
この世界で日本はなくなってるのか
下手するとアジアのほとんどが水没してるんじゃあ・・・
>うおォん、やっぱりこいつに限るねぇ
エーリヒ、戦後は古美術商にでもなるんだろうかw
>>839 聖書からの引用も無かった?
エホバがどうとか。
続き投下。
第二章
CHAPTER 1 1943年5月9日 学園島西部 私立アヴィリオン学園 第十二埋立地 先端技術開発研究部
受話器を置いて、ホルニッセ・ナキミューラーの心に興奮が生まれた。
先技研の研究室にかかってきた緊急の電話の内容は、彼を喜ばせるに値するものだった。
受話器を置いた手が震えだし、嬉しさにホルニッセの緩い顔が綻んでいく。
「うっほほい! ほほい!」
ホルニッセは手足をバタつかせ、小躍りし始めた。
空軍本部からの連絡によると、ヴォルクグラード軍の艦隊より出撃した魔道兵がこちらに向かっているという。
つまり、自分たちは攻撃されるということだ。
本来なら危機感を持つべき状況なのに、ホルニッセは嬉しくて仕方がない。
「博士、敵が来ますよ」
副官は不安そうにしているが、ホルニッセは何故不安になるのかがわからない。
こういう時こそ楽しく、ニコニコして過ごすべきだ。
「うん。じゃあポップコーンと炭酸飲料を用意しなくちゃね」
「は……?」
「君、悪いけど買って来てくれないかなぁ。ポップコーンは塩味ね。飲み物は……うーん、サイダーをリットルで!」
「博士、あの……」
副官は何と発言したらいいかわからないでいる。
ホルニッセは重大なことを忘れていたことに気付く。
「ごめん! お金渡してなかったね! はいどうぞ」
ホルニッセは財布から十数枚の札束を取り出し、副官のポケットにねじ込んだ。
お釣りはあげるよと言い、ホルニッセは副官の背中を押して彼を見送った。
「さぁーてさてさて!」
ホルニッセはクルクル回り、鼻歌を歌いながら格納庫へと出た。
既にヴォルケンメーアには整備班が取り付き、出撃準備を始めている。
「ヴォルケンメーアのぉ整備はぁ? じゅん! じゅん! 順調かィっ!」
「あと少しで終わります。クニスベル中尉の到着次第、いつでも出撃は可能です」
ホルニッセは矢継ぎ早に質問する。
もうホルニッセは興奮しすぎて呂律が回らなくなっている。
「フライトユニットにラムジェットエンジンは?」
「共に準備完了」
一通りの準備が整ったことを確認すると、ホルニッセは飛び上がった。
彼は弾薬ケースに腰掛けて足を振り、大声で喚き散らす。
「よぅしよぅし! ハチャメチャがすぐそこまで押し寄せてきてるぞ! 承認なんてどうでもいい! 後からもらっちゃえ!」
ホルニッセにとって、この島での戦争は子供のお遊戯なのだ。
だからこそ面白さの伸びしろがあちこちに広がっていて、いくらでも遊べる。
次から次へと起きる問題はホルニッセにとって、新たな遊びの始まりだ。
「らんらんるー♪」
少々軽蔑のこもった整備員からの視線を浴びつつも、ホルニッセはそれを全く気にしない。
ヴォルケンメーアの前で止まり、純白のボディを見上げる。
いつ見ても綺麗で神々しく、何より美しい。
これを作った人間―――自分はなんて素晴らしい技術者なのだと、ホルニッセは惚れ惚れとしてしまう。
「敵は魔女……」
ホルニッセは吹き出しそうになる。
魔法を使う女の子と天才技術者の作ったロボット、どちらが強いと言われたら答えは一つだ。
「いやぁいいねぇ。これの実戦テストと上層部の顔つぶしが両立できる。手段と目的が珍しく一致したよ。ウヒヒ」
ホルニッセはヴォルケンメーアの前で両腕を広げ、大声で叫んだ。
「世界一金をかけた僕たちのオモチャ! 魔法少女なんかに負けるもんか!」
CHAPTER 2 1943年5月9日 学園島西部 カリドゥス海 上空
暗い海の上を魔道兵たちが編隊を組んで飛行している。
単体で空を飛ぶ者、箒に跨る者、様々だ。
海の上を飛ぶということは、単純だが怖いことをマイコは知っている。
ベテランの戦闘機パイロットでさえ洋上飛行は慣れるまで怖いというのだから、魔道兵にとっては机上では可能でも実際にやろうと考え
る者は少ない。
マイコたち魔道兵は皆、体ひとつで空を飛んでいるのだ。
もし何かの間違いでローブの具現化が解除されたら、マイコは海へ真っ逆さまだ。
そんなことは万に一つぐらいしか有り得ないと言われているが、実際に飛んでみるといつ、その万に一つがやってくるか怖くてしょうが
ない。
パラシュートの携行が許されていないのは、上層部の嫌がらせだろうか?
<<ファルケ1からケッセルへ、輸送機の飛行は申請されていない。所属部隊を答えよ?>>
マナリンクに男の声が混ざり込んだ。
魔道兵は基本的に女性しかいない。
マナの恩恵を受けられるのは女だけと発表されている。
ならばこの声は、敵のパイロットだ。
魔道兵たちが散開し、各個に戦闘態勢を取る。
箒に跨った魔道兵たちが、最大戦速で空戦空域に向かっていく。
マイコは空中戦を彼女たちに任せることにした。
<<こちらヴォルク1。状況を開始する>>
<<何を言っている! 状況とは何だ!>>
マイコは意図的に減速し、箒隊を先行させる。
空戦に巻き込まれるのはエネルギー消費の面からもあまり宜しくない。
一応ガンポッドを背中から外して携えたが、マイコは空中戦をやるつもりは皆無だった。
(魔道兵にチームワークは存在しない。あるとしたら、スタンドプレイから生じるチームワークだけか)
マイコは小さく溜め息を吐く。
よく、魔道兵部隊は能力に優れていながら組織戦を苦手とすると揶揄される。
しかし能力が一定でなく、個人によって異なる特性を持った個人の集団に集団戦を行えと言う方が無理なのだ。
とは言えもう少しやりようはあるだろうとマイコは思っている。
せめて四人一組で欠点を補い合うように隊を組むとか、やりようはいくらでもあるはずだ。
「初心者は無理難題を仰る。全く」
魔道兵たちが結界を展開し、戦闘機の編隊へ突っ込む。
機関砲の射線に捉えられた魔道兵が空の塵となり、すれ違い様に一撃を受けた戦闘機が右翼を切り裂かれて墜落していく。
あっという間に空に数え切れない光芒が瞬いては消える。
<<ドロセル6よりドロセル5、黒い奴を追うぞ>>
<<了解ドロセル6! ドッグファイトは避けよう。一撃離脱で仕留める>>
<<落とされるなよドロセル5!>>
乱戦状態の空域から、二つの機影が飛び出す。
流線型の機体には後退翼が生え、機体のどこにもプロペラが見当たらない。
Me262シュワルベ―――アヴィリオンのジェット戦闘機だ。
学園列島最高の技術力を誇ると自負するアヴィリオン、その象徴とも言える機体だ。
二機の"燕"はマイコを追跡し始めた。
「厄介な奴が来たな」
マイコはマナブースターで姿勢を制御した後、フルブーストで空域を突破することにした。
空域ではまだ空戦が続いているが、その中で戦闘機と戯れる気にはならない。
マイコ、いや魔道兵隊に課せられた任務はアヴィリオンのホルス16とか言う飛行機を破壊することだ。
破壊したという事実が報告されれば、どれだけ損害を出してもマイコは責められることはない。
逆に失敗したならば、どれほどの功績を残してもマイコはスケープゴートとして処分される。
(嗚呼、素晴らしき社会主義社会!)
シュワルベの機体から、何かが切り離された。
小さい航跡が二つ増えた。
ロケット弾だ。
「あんな遠くから撃って当たるものかよ」
マイコはパイロットの判断を嘲笑する。
対地攻撃ならともかく、真っ直ぐ飛ぶだけのロケット弾を空中の、それも急機動を繰り返す魔道兵に撃つなどどうかしている。
それにサイズも戦闘機の十分の一だというのに。
ロケット弾はマイコの下方を通過し、突然方向を変えた。
「……あれ?」
マイコはロケット弾の制御翼がおかしくなったのかとも思ったが、ロケット弾は二発仲良くマイコ目掛けて向かってきた。
脚部ブースターのノズルからマナの青い光が輝く。
肩と足の先に付いたノズルも使い、マイコはバレルロールを繰り返す。
ロケット弾が離れないことを後ろ目で見ると、今度はスプリットSの縦機動で振り切ろうとする。
だが、ロケットはなお離れなかった。
(潰されそうだ)
内臓に強烈なGがかかり、マイコは圧力に耐える。
視界が、少しずつ灰色を増していく。
Gのせいで、脳への血行が悪くなっていく。
マイコは自らの過信を自嘲した。
突然、灰色の中に白い花が咲いた。
ロケットが爆発したのだ。
(自爆!? いや、違う!)
爆発の中から無数の白煙が広がった。
マイコを追うロケット弾は五倍、十倍に増えた。
胸中で焦りが広がり出したと同時に、マイコは決断する。
迷いは自分を殺す。
<<いいぞ! そのまま奴を地獄の底まで追い詰めろ!>>
<<奴は落ちる! 当たる!>>
ロケット弾はもうすぐ近くまで迫っている。
呼吸を整え、マイコは足のブースターを全開にした。
「そうそう簡単に落ちるものか!」
マイコの体は一回転し、ロケット群がすぐ傍を通過する。
一度目標を失ったロケット弾は、再びマイコへと迫る。
マイコはロケット弾を直視した。
マイコの視界の中では、ロケットの弾頭一つ一つに、赤い囲いがはめられていく。
「当たれ! 生体誘導弾!」
ローブの肩、足、腰、膝のユニットが次々に展開する。
ユニットから赤く、細い光が放たれていく。
数え切れない赤が空を切り裂き、ロケット群を覆う。
ロケット群はすぐに消滅し、残りの生体誘導弾がMe262に伸びていく。
<<ビーム兵器だと!?>>
<<ドロセル6、ブレイク! ブレイク!>>
Me262はサーカスのような機動で追い縋るレーザーを振り切ろうとしたが、二回ほど急旋回を行ったところで四散した。
マイコはユニットを閉じる。
マイコのローブはガンポッドと生体誘導弾ランチャーのみという武装だが、代わりに機動性はトップクラスだった。
ただ、ローブは耐えられても着る人間の耐久性は追いついていない。
「空戦なんて……やるもんじゃないな」
態勢を立て直した後、マイコは吐血する。
いくら魔道兵と言えども、Gに長い時間耐えることはできない。
力の過信―――魔道兵にとって、最も恐ろしいのはそれだ。
だが、マイコはこれ以上に楽しいことがないことを知っている。
だからやめられない。
こんなにも愚かしくも馬鹿馬鹿しい行為から、いつまでたっても離れることができないのだ。
投下終了です。
次のスレ立ては問題ないでしょうけども、テンプレは今のうちに考えておきます。
続きは後日。
博士いいキャラしてるな
>>850 ありがとうございます。
大人キャラはちゃんとした人間を出したいと思っていたのですが、書いているうちにどんどん歪んでしまいました。
それでは続き投下。
CHAPTER 3 1943年5月9日 学園島西部 私立アヴィリオン学園 第十二埋立地
学園島東部の灰色の明暗だけで描かれた低い空の下で、鋼鉄の獣たちが動き始めていた。
「整備は万全なんだろうな!」
「ええ! シートのネジ一つまで完璧です!」
「よし! 二号車出るぞ! 道を開けろ!」
地鳴りを上げて三号突撃砲が陣地を出て行く。
濃緑のジャケットを着た乗員は操縦手を除いて車体に跨乗し、その顔には士気と戦意が溢れ、微塵の疲労も感じられない。
防盾が備えられたMG42軽機関銃からは金色の光る真鍮の弾帯が垂れ下がり、それだけでなくハッチにもMG34軽機関銃が銃架と共に備えら
れていた。
車体には全体に偽装網がかけられ、車体両脇のシュルツェンにはたっぷりと草や枯れた木の枝が差されている。
誘導されてキャリアから車両が降り、装備を受け取った兵士たちが自走砲や突撃砲に跨乗する。
「森の中に陣地を張る! 工兵隊の移動が最優先だ!」
エーリヒ・シュヴァンクマイエルは矢継ぎ早に指示を出し、自らの名を冠した戦闘団を指揮していた。
シュヴァンクマイエル戦闘団―――空軍野戦師団から抽出された戦力で構成された独立戦闘団だ。
単純に言えばホルニッセたち先技研専門の護衛部隊と言っていい。
「穴掘りしてる時間は無いな。Sマインと対戦車地雷をこことここに埋めろ。こんなことなら航空用爆弾でも用意しとくんだったな」
エーリヒは地図を見ながら、敵の降下予測地点を赤い円で囲っていた。
恐らく敵の狙いは先技研の開発したものだろう。
そうでなければ、わざわざ遠路を渡って埋立地にまでやってくる必要性が無い。
「対戦車中隊は配置についてます。車両のオーバーホールが済んでいて助かりました」
「整備班に感謝感激だな。後でシャンパンを仕入れなきゃな」
「ノンアルコールのね。さすがに飲酒はまずい」
地図を見ながら部下に指示を出すエーリヒの周囲には、独特のヘルメットと迷彩服を着た兵士たちがいる。
迷彩ジャケットを着て、降下猟兵用のヘルメットを被った兵士たちは重装備に身を固めた空軍野戦師団の兵士だ。
「で、問題は連中がどこに降下してくるかだ」
エーリヒは下唇を噛みながら、地図を見る。
「降下予想地点の割り出しは地図にも記してありますが、如何せん向こうは魔女ですからな」
副官の言葉がエーリヒには痛かった。
通常の空挺部隊は来てくれれば降下地点の予測や重装備の有無、敵側の補給の分断等を考えるのだが、相手は生身で空を飛び戦車や戦闘
機を平気で破壊する連中だ。
それに、マナとかいう訳のわからないエネルギーを使う。
「ここからなら、どこに降下されても対戦車中隊と突撃砲中隊でアウトレンジから叩ける」
「上手くいきますかね」
「もし俺達が失敗しても、補給を断たれた空挺部隊がどんな末路を辿るかぐらいわかるだろ?」
「そいつはまあ。敵地上部隊の増援も今回はありません」
いくら魔道兵と言えど補給なしで戦えるほど完成された兵器ではない。
腹も空くしトイレにだって行きたくなるはずだ。
「じっくりやろうぜ。時間はこっちにはたっぷりあるんだから」
「戦力はありませんけどね」
「なーに、いつものこと。ん?」
地響きで地図の上に置いていたコーヒーカップが揺れた。
エーリヒが振り向くと、四連装の対空機関砲を積んだハーフトラックを見つけた。
エーリヒはハーフトラックに駆け寄り、車上で機関砲を調整している兵士に話かけた。
「そこの対空砲! どこへ行く?」
「自分たちはここの防空を任されました」
もう二台、似たような装備のハーフトラックが後ろに並んでいた。
エーリヒはすぐに決断する。
「よし! 君たちの部隊は俺の戦闘団に編入だ。質問は?」
兵士は不安げな表情になる。
まだ入隊して間もないのだろう。
兵士の目は焦点が合わず、不安さを隠しきれていない。
「ちゅ、中尉殿、我々は生き残れますか?」
「無論だ。約束は守る」
エーリヒは胸を張って答える。
駐屯地の周囲には防衛部隊と称して、再編成待ちの部隊が数多く配置されていたらしい。
雑多な小部隊が集まり、敵にとって油断できない戦力となっていく。
「しかし、空は寂しいな。ルフトバッフェの守りは宣伝だけかよ」
空に味方の航空機が飛んでいないと、地上を行く側としては不安なものだ。
制空権が無くてもエーリヒはなんとかする気でいたが、空が自分たちの側に無いのは気持ちのいいものではない。
「贅沢言えませんよ」
「手持ちでやるさ。俺だって将校の端くれだよ」
「あんなオモチャのために命を張る、少佐も物好きな人ですね」
「やれと言われたことをやるのが軍人ってやつじゃないのか。気が進む、進まないに関わらず」
「博士ご一行様は趣味でやってるみたいですけど」
「愚痴なら後からいくらでも聞いてやるよ」
エーリヒは三号突撃砲の上に乗り、拡声器で呼びかけた。
兵士たちは、一斉にエーリヒを見る。
「今日、初めて会った俺を信頼しろなんて言わない。逃げたきゃ逃げていいぞ。魔女が相手なんだ。逃げても、誰も文句は言わない」
聞き流してくれても構わないつもりで話していたエーリヒだったが、兵士たちは一人たりとも視線を逸らさない。
エーリヒは言葉に詰まってしまう。
「あー……つまり母校のためとか命を懸けてとかじゃなくて、その……美味いメシを食えるのは生きている間だけだ! だからみんな、死なないように戦い抜こう!」
兵士たちは白い歯を見せて笑った。
話の内容はどうであれ、エーリヒの言葉はある程度受け入れられたようだ。
どうやら政治思想たっぷりの演説よりも、これぐらい力の抜けたスピーチの方が受けがいいらしい。
今日はここまで。
途中で改行がおかしくなってしまい、すみませんでした。
投下乙です。
>「整備は万全なんだろうな!」
>「ええ! シートのネジ一つまで完璧です!」
こういうやり取りが結構すきだw
CHAPTER 3 1943年5月9日 西部戦線西部 私立スピードワゴン学園 第十二埋立地
西部戦線東部の灰色の明暗だけで描かれた低い空の下で、味噌たちが動き始めていた。
「チャリオットは万全なんだろうな!」
「ええ! シートのネジ一つまで黒です!」
「よし! 二号車出るぞ! 道を開けろ!」
地鳴りを上げて吸血馬車が陣地を出て行く。
濃緑の装甲服を着た乗員は操縦手を除いて車体に跨乗し、その顔には士気と戦意が溢れ、微塵の疲労も感じられない。
防盾が備えられたMG42軽機関銃からは金色の光る真鍮の弾帯が垂れ下がり、それだけでなくハッチにもマッチボックスが銃架と共に備えら
れていた。
車体には全体に迷彩がかけられ、車体両脇の追加装甲にはたっぷりと草や枯れた木の枝が差されている。
誘導されて荷台から車両が降り、装備を受け取った戦士たちが味噌や味噌に跨乗する。
「森の中に陣地を張る! 特殊部隊の移動が最優先だ!」
ジャイロ・ツェペリは矢継ぎ早に指示を出し、自らの名を冠した部隊を指揮していた。
スピードワゴン部隊―――空軍野戦師団から抽出された戦力で構成された独立部隊だ。
単純に言えばジョージ一世たち先技研専門の護衛部隊と言っていい。
「穴掘りしてる時間は無いな。ミルズ爆弾と硝酸銀地雷をこことここに埋めろ。こんなことなら航空用爆弾でも用意しとくんだったな」
ジャイロは地図を見ながら、敵の降下予測地点を黒円で囲っていた。
恐らく敵の狙いは先技研の開発したものだろう。
そうでなければ、わざわざ遠路を渡って埋立地にまでやってくる必要性が無い。
「紫外線中隊は配置についてます。車両のあれが済んでいて助かりました」
「チャリオット班に感謝感激だな。後であれを仕入れなきゃな」
「味噌ルのね。さすがに飲酒はまずい」
地図を見ながら部下に指示を出すジャイロの周囲には、独特の味噌と迷彩服を着た戦士たちがいる。
迷彩装甲服を着て、スタンド使い用の味噌を被った戦士たちは重装備に身を固めた空軍野戦師団の戦士だ。
「で、問題は連中がどこに降下してくるかだ」
ジャイロは下唇を噛みながら、地図を見る。
「降下予想地点の割り出しは地図にも記してありますが、如何せん向こうはスタンド使いですからな」
副官の言葉がジャイロには痛かった。
通常の揚げ部隊は来てくれれば降下地点の予測や重装備の有無、敵側の補給の分断等を考えるのだが、相手は生身で空を飛び戦車や戦闘
機を平気で破壊する連中だ。
それに、波紋とかいう訳のわからないエネルギーを使う。
「ここからなら、どこに降下されても紫外線中隊と味噌中隊でアウトレンジから叩ける」
「上手くいきますかね」
「もし俺達が失敗しても、補給を断たれた揚げ部隊がどんな末路を辿るかぐらいわかるだろ?」
「そいつはまあ。敵地上部隊の増援も今回はありません」
いくらスタンド兵と言えど補給なしで戦えるほど完成された兵器ではない。
腹も空くしトイレにだって行きたくなるはずだ。
「じっくりやろうぜ。時間はこっちにはたっぷりあるんだから」
「戦力はありませんけどね」
「なーに、いつものこと。ん?」
地響きで地図の上に置いていたなにかが揺れた。
ジャイロが振り向くと、四連装の対空機関砲を積んだ味噌を見つけた。
ジャイロは味噌に駆け寄り、車上で機関砲を調整している戦士に話かけた。
「そこの味噌! どこへ行く?」
「自分たちはここの桶を任されました」
もう二台、似たような装備の味噌が後ろに並んでいた。
ジャイロはすぐに決断する。
「よし! 君たちの部隊は俺の部隊に編入だ。質問は?」
戦士は不安げな表情になる。
まだ入隊して間もないのだろう。
戦士の目は焦点が合わず、不安さを隠しきれていない。
「ちゅ、二尉殿、我々は生き残れますか?」
「無論だ。約束は守る」
ジャイロは胸を張って答える。
駐屯地の周囲には防衛部隊と称して、再編成待ちの部隊が数多く配置されていたらしい。
雑多な小部隊が集まり、敵にとって油断できない戦力となっていく。
「しかし、空は寂しいな。それの守りは宣伝だけかよ」
空に味方の航空機が飛んでいないと、地上を行く側としては不安なものだ。
制空権が無くてもジャイロはなんとかする気でいたが、空が自分たちの側に無いのは気持ちのいいものではない。
「贅沢言えませんよ」
「手持ちでやるさ。俺だって小校の端くれだよ」
「あんなオモチャのために命を張る、三佐も物好きな人ですね」
「やれと言われたことをやるのが軍人ってやつじゃないのか。気が進む、進まないに関わらず」
「博士ご一行様は趣味でやってるみたいですけど」
「愚痴なら後からいくらでも聞いてやるよ」
ジャイロは吸血馬車の上に乗り、拡声器で呼びかけた。
戦士たちは、一斉にジャイロを見る。
「今日、初めて会った俺を信頼しろなんて言わない。逃げたきゃ逃げていいぞ。スタンド使いが相手なんだ。逃げても、誰も文句は言わない」
聞き流してくれても構わないつもりで話していたジャイロだったが、戦士たちは一人たりとも視線を逸らさない。
ジャイロは言葉に詰まってしまう。
「あー……つまり母校のためとか命を懸けてとかじゃなくて、その……美味いメシを食えるのは生きている間だけだ! だからみんな、死なないように戦い抜こう!」
戦士たちは白い歯を見せて笑った。
話の内容はどうであれ、ジャイロの言葉はある程度受け入れられたようだ。
どうやら政治思想たっぷりの演説よりも、これぐらい力の抜けためその方が受けがいいらしい。
つまらん改変しかできないなら書き込むな
何か面白いとでも思ったのか?
保守
少し間が空きました
続きを投下です
CHAPTER 4 1943年5月9日 学園島西部 私立アヴィリオン学園 第十二埋立地 先端技術開発研究部
整備班がヴォルケンメーアに取り付き、最終調整を行っている。
クニスベルはコクピットに収まり、計器類をチェックする。
真空管とコンピュータが同じ空間に納まっているコクピットは、この機体が過度期のものだということを如実に表していた。
スイッチを入れると、OSの起動画面が浮かび上がる。
神話か何かから取られた文字列が浮かび上がり、赤い画面に表示された。
恐らくこのOSを作った人間の趣味なのだろう。
「大丈夫、上手くやれる。大丈夫だよね」
ヴォルケンメーアのコクピットには、開発に携わった有志たちとクニスベルが写った写真が貼ってある。
儲けにもならず、嘲笑されても彼らは協力してくれた。
この機体を作り上げたのはホルニッセの歪み切った感情だけではない。
強固な意志を持ち、無駄にも思える努力を続けた男達がそれを現実のものに具現化させたのだ。
「脚部パーツの温度超過と負荷にだけは気をつけてくれ。オートバランサーでも、それだけはどうにもならん!」
「ありがとう。本当にありがとう」
「整備は万全、思い切りやってこい。でも、機体は直せてもパイロットは直せない。それだけは忘れないでくれ。機体が限界の場合は機を捨ててでも脱出しろ!」
整備員の一人が、親指を立てる。
「あんたが壊れなきゃ、どんだけ無茶したって直してやっからよ!」
クニスベルは整備班に思いを馳せる。
いつも、彼らは日陰に咲く雑草だった。
彼らが支えてくれていたからヴォルケンメーアはいつでも、百%に近い稼働率を誇っていた。
クニスベルはそれが素直に嬉しい。
それに答えたいと思っている。
「お前のパイロットとしての能力は未知数だ。証明はできない。でもお前は、一人じゃないぜ」
クニスベルはコクピットから、自分を送る整備員達の姿を見た。
整備員の誰もが自分のことのように誇らしげな顔でクニスベルに敬礼を送っている。
「行って来ます」
彼は強く頷き、ハッチを閉じる。
狭いコクピットの中でも、クニスベルは孤独を感じることは無かった。
確かにコクピットの中で彼は一人だ。
だが彼の後ろには、支えてくれるたくさんの人がいた。
CHAPTER 5 1943年5月9日 学園島西部 私立アヴィリオン学園 第十二埋立地 先端技術開発研究部
埋立地に設営された、水上機用のカタパルトからヴォルケンメーアが発進した。
空中でフライトユニットを展開し、ラムジェットを噴射して空へと舞い上がっていく。
それを見送った整備員たちは大歓声を上げる。
ホルニッセはそれを山盛りのポップコーンを頬張りながら、研究室から見ていた。
「我が子を送り出す心境ですかな?」
「絶対の自信があるんだ。当然だよ」
副官はホルニッセが喜んでいないことに少々意外だったようだ。
ホルニッセは別に嬉しいわけではない。
ヴォルケンメーアは潤沢な予算と、高い技術力が惜しみも無く集約された機体なのだ。
何も心配することなどない。
空軍のMe163やHe162のようなロケット戦闘機ならまだしも、生産性を度外視して作られたヴォルケンメーアが空中爆発など起こす可能性は皆無だ。
「それとね、僕は子供なんて作らないよ。金かかるし手間かかる。僕の両親は相当苦労してたみたいだからね。そういうのは御免被る」
「今でも十分に苦労させられてますよ」
「言うじゃな〜い」
ホルニッセは回転椅子を転がし、炭酸飲料のタップリ入った缶に口をつける。
喉を鳴らして炭酸飲料を飲み、大きくゲップを吐く。
副官の視線にも動じず、ホルニッセは壁に貼ってある設計図を眺める。
そこには人型を模した機体や、戦車に上半身が付いたような機体の三面図が移されていた。
「そういえばプロトタイプ、どこにしまってたっけ」
「六番倉庫です。出すんですか?」
ホルニッセは少し悩む。
埋立地内の格納庫にはヴォルケンメーアのなりそこないの試作型が何体も埃を被っている。
まだホルニッセの『趣味』がはっきりとした形でない頃に作り出された鬼子たちだ。
最初は戦車に手足が生えたものから始まり、やがて手足だけでは満足できずに上半身を砲塔代わりに載せ、せっかく上半身を作ったのだから下半身も作ることにした。
その過程で生まれた試作型はそのまま前線に出すわけにも行かず、格納庫でデッドストック化していた。
「脱出装置付きの二足歩行戦車はライミーにプレゼントするよ。彼らにはそれがお似合いだ」
「あいつら本気で作りますよ。変態が多いんですから......あそこ」
「変態は好きだよ。パンジャンドラムだっけ? あれを量産化しちゃうブリテン人には頭が下がる」
図面を壁から剥がし、ホルニッセはゴミ箱に捨てる。
「あ、そうだ。あれどうしよう」
研究室の窓越しに格納庫を見ると、怪しげな動力炉が置いてある。
動力炉と言っても外見は巨大なバッテリーにしか見えない。
「最終調整が遅れちゃったかぁ。残念」
「ケーニッヒドライブですか。博士、素直にすごいバッテリーと言えばいいじゃないですか」
「電動は世界を変えると信じてる僕だからこそ、かっこよさを優先してみたのさ。語呂がいいじゃないのよ。ドライブってさ」
ホルニッセは電動という言葉が好きだ。
原子力なんかより電動の方がよっぽど可能性、拡張性、未来性に優れていると断言できる。
ホルニッセはくるくると小踊りする。
「あれの試験もしてみたかったんだけどね。せっかく、実戦という最高のテスト環境があるんだから」
投下終了です
続きは後日
2030年5月9日 隔離島西部 私立丼炒飯学園 先端技術開発研究部
整備班がヴォルケンリッターに取り付き、最終調整を行っている。
なのははコクピットに収まり、計器類をチェックする。
ジュエルシードとユニゾンデバイスが同じ空間に納まっているコクピットは、この機体が過度期のものだということを如実に表していた。
スイッチを入れると、デバイスの起動画面が浮かび上がる。
ミッド話から取られた文字列が浮かび上がり、赤い画面に表示された。
恐らくこのデバイスを作った人間の趣味なのだろう。
「大丈夫、上手くやれる。大丈夫だよね」
ヴォルケンリッターのコクピットには、開発に携わった有志たちとなのはが写った写真が貼ってある。
儲けにもならず、嘲笑されても彼らは協力してくれた。
この機体を作り上げたのはシグナムの歪み切った感情だけではない。
強固な意志を持ち、無駄にも思える努力を続けた男達がそれを現実のものに具現化させたのだ。
「脚部パーツの温度超過と負荷にだけは気をつけてくれ。融合騎でも、それだけはどうにもならん!」
「ありがとう。本当にありがとう」
「整備は万全、思い切りやってこい。でも、機体は直せても魔導士は直せない。それだけは忘れないでくれ。機体が限界の場合は機を捨ててでも脱出しろ!」
整備員の一人が、親指を立てる。
「あんたが壊れなきゃ、どんだけ無茶したって直してやっからよ!」
なのはは整備班に思いを馳せる。
いつも、彼らは日陰に咲く雑草だった。
彼らが支えてくれていたからヴォルケンリッターはいつでも、百%に近い稼働率を誇っていた。
なのははそれが素直に嬉しい。
それに答えたいと思っている。
「お前の魔導士としての能力は未知数だ。証明はできない。でもお前は、一人じゃないぜ」
なのははコクピットから、自分を送る整備員達の姿を見た。
整備員の誰もが自分のことのように誇らしげな顔でなのはに敬礼を送っている。
「行って来ます」
彼は強く頷き、ハッチを閉じる。
狭いコクピットの中でも、なのはは孤独を感じることは無かった。
確かにコクピットの中で彼は一人だ。
だが彼の後ろには、支えてくれるたくさんの人がいた。
埋立地に設営された、次元航行艦のカタパルトからヴォルケンリッターが発進した。
空中でバリアジャケットを展開し、重力子を噴射して空へと舞い上がっていく。
それを見送った整備員たちは大歓声を上げる。
シグナムはそれを山盛りの米を頬張りながら、研究室から見ていた。
「我が子を送り出す心境ですかな?」
「絶対の自信があるんだ。当然だよ」
副官はシグナムが喜んでいないことに少々意外だったようだ。
シグナムは別に嬉しいわけではない。
ヴォルケンリッターは潤沢な予算と、高い技術力が惜しみも無く集約された機体なのだ。
何も心配することなどない。
空戦の旧式や旧旧式のような質量兵器ならまだしも、生産性を度外視して作られたヴォルケンリッターが空中爆発など起こす可能性は皆無だ。
「それとね、僕は子供なんて作らないよ。金かかるし手間かかる。僕の両親は相当苦労してたみたいだからね。そういうのは御免被る」
「今でも十分に苦労させられてますよ」
「言うじゃな〜い」
シグナムは単車を転がし、謎飲料のタップリ入った缶に口をつける。
喉を鳴らして謎飲料を飲み、大きくゲップを吐く。
副官の視線にも動じず、シグナムは壁に貼ってある設計図を眺める。
そこには人型を模した機体や、円盤に上半身が付いたような機体の三面図が移されていた。
「そういえばプロトタイプ、どこにしまってたっけ」
「六番倉庫です。出すんですか?」
シグナムは少し悩む。
隔離空間内の格納庫にはヴォルケンリッターのなりそこないの試作型が何体も埃を被っている。
まだシグナムの『趣味』がはっきりとした形でない頃に作り出された鬼子たちだ。
最初は円盤に手足が生えたものから始まり、やがて手足だけでは満足できずに上半身を砲塔代わりに載せ、せっかく上半身を作ったのだから下半身も作ることにした。
その過程で生まれた試作型はそのまま前線に出すわけにも行かず、格納庫でデッドストック化していた。
「脱出装置付きの時代遅れデバイスはスカリエッティにプレゼントするよ。彼らにはそれがお似合いだ」
「あいつら本気で作りますよ。変態が多いんですから......あそこ」
「変態は好きだよ。レイジングハートだっけ? あれを量産化しちゃう管理局には頭が下がる」
図面を壁から剥がし、シグナムはゴミ箱に捨てる。
「あ、そうだ。あれどうしよう」
研究室の窓越しに格納庫を見ると、怪しげな動力炉が置いてある。
動力炉と言っても外見は巨大な箱にしか見えない。
「最終調整が遅れちゃったかぁ。残念」
「ベルカ式ですか。博士、素直にすごい箱と言えばいいじゃないですか」
「ベルカ式カートリッジシステムは世界を変えると信じてる僕だからこそ、かっこよさを優先してみたのさ。語呂がいいじゃないのよ。ドライブってさ」
シグナムはベルカ式カートリッジシステムという言葉が好きだ。
ミッドチルダ式なんかよりベルカ式カートリッジシステムの方がよっぽど可能性、拡張性、未来性に優れていると断言できる。
シグナムはくるくると小踊りする。
「あれの試験もしてみたかったんだけどね。せっかく、管理対象外世界という最高のテスト環境があるんだから」
シグナムひでえww
学園島での教師の立ち位置は指揮官、または将軍なのだろうか?
ホルニッセ博士は教師兼技術者に見えるけど…
>>872 銀英伝のメルカッツみたいに客員提督のような立ち位置じゃないかな。
教師キャラはどちらかと言えば前線指揮官より、助言役の方がしっくりくる。
前線にいたとすれば、ノルマンディ戦のヒトラーユーゲント師団よろしくベテランの教師指揮官が新兵たちを指揮して戦う、とかね。
ところで気になったのは、この世界のブリテン人も変態ということだw
>脱出装置付きの二足歩行戦車はライミーにプレゼントするよ
テラガンタンクw
>>873 大人がどれぐらい残っているかが気になる
学園同士で代理戦争?をしているということは、本国にそれだけの体力か無いのか?
しかしそれだと、学園に兵器や装備、物資を補給したり製造したりする工業力はどうなっているんだろう
投下乙です
民意を制御しなければ帝國は滅びてしまうぞ(汗
しかも政財界の癒着により民意を醸成させるメディアも下手なこと言えなさそうですね
こりゃ何か大きな出血が無ければ変わらなそうですな
イ難ミ読トルスニ気囲雰ノ時当
帝國だろうが帝国だろうが、読み手としてはタイガー戦車をどう表記するか並にどうでもいい
勇者ああああ参上ですね
アテナ先輩は
本当に
性的だなぁ・・・
>>873 ホルニッセ博士を見てるとパトレイバーの内海課長が思い浮かぶな
ただただ自分の作った最強のレイバーが戦うところが見たいという理由だけで、あらゆる手を尽くすんだもん
>>874 隕石が降って来て世界が国が成り立たないほどgdgdってことは、本国の工業力は最低ランクだと考えるのが妥当だろう
戦争の理由は宇宙技術の奪い合いとか、その辺もあるんじゃない?
バックが軍産複合体でも現実世界とは意味合いが違うかもしれない
下手に軍産複合体出すより「すげぇ金持ちの財閥」でも出した方がやりやすくね?
いくら金がないとはいえ海軍にせよ陸軍にせよ増員の手だてをしないのは拙いのでは?
前線で戦闘に関わる人数を増やすと言うことは、
後方で支援などに携わる人数も激増すると思います。
大型艦1隻より小型艦10隻のほうが事務作業は増大する(逆効率化)だろうし、
航空機の大増強も同じ事を引き起こすでしょう。
現状でやりくりだけでは限界があるのは目に見えてる上に、
護るべき領域は増え続けていますよね(戦線縮小をする気配はない気がする)。
人数が足りない足りないとはありますけど、
増員していくような記述はあまりないのがちょっと、なぁ…と。
香取級を臨時とはいえ学校から取り上げていましたし。
陸軍もそうだけど海軍の人材は特に技術職の傾向が強いので急には増やせませんし
もうちょっと人材育成や増員に予算を費やした方がよいのではないかと。
英国海軍型に為らざるを得ない以上、人数の増加は避けられないでしょう。
いや、最近は以前の遅れを取り戻すかのようにハイペースで更新してますね。
お疲れ様です。
>>874 実は考えてるのでそれで悩んでいたりする。
民(?)需もあるだろうし、二級生徒はやむなしと考えているが、
学校をいくつも丸ごと生産工場とかに当てると人口規模が大きすぎになる。
生産的でない人口を望むだけを保持するってのは難しい。
GPMは後方があったからその地域の学校は戦闘メインが出来たんだよな。
怒濤の更新うれしいかぎりです。
>>883 上に出てた財閥ってのは魅力的だと思うんだ。
とりあえず、金で無理が効かせられるから。
学園島でも修理工場、工廠ぐらいは大丈夫だろうが、さすがに学園一つを工場施設にするのは確かに難しい。
島外に施設を設けると補給は必然的に船舶になるが、群狼戦術やられたら完全に餓島化するw
周辺国が十分に警戒して航空偵察を怠らなければ
整地された街道しか移動できない装輪車両や強固な橋しか通過できない戦車を持った
行動範囲が制限される軍の進路を泥濘化などして妨害し
対空能力の無い車列を数千のワイバーンで数百メートル上空から投石攻撃
道に残った無限軌道の後をたどって根拠地を見つけて破壊
軍が来た道で輜重部隊を待ち伏せして補給線を遮断
燃料は切れて食料も尽きて医薬品は無く徒歩の兵は魔法や大砲で潰され
残りは餓死病死
現地の戦力で簡単に潰せる
感想多謝多謝。
正直、受け入れられるか微妙かなと思っていたけど。
自分としてはかなりダークで、悲惨極まりない描写なんですよ。
ラストなんて、助けた筈の存在に殺されかけた挙げ句全滅ですからねぇ。
この辺、匙加減が難しいと言うか。
まぁ、一読して楽しんで頂ければ幸いです。
またGの悪弊が・・・このあたり何とかしないとこの先やっていけないと思うんだけど
この世界のスポーツ界はどうなるのかな
野球や柔道などは、今後も大丈夫だと思うけどサッカー、テニスなんかはけっこう
当時の世界でもレベルは高かったらしけど
なんかしらの刺激がないと(オリンピック、世界大会、プロ化、国別対抗なんか)
競技人口も広まらないし、だいいちスポーツの概念から教えないといけないから大変だw
>>883 最悪の場合はシゲさんとかアストナージとかマッコイ爺さん的ポジションを(ry
重装備の補充が難しいとなると、必然的に装備の取り合いになりそうだ。
空軍野戦師団が出てくるみたいだから、空軍と陸軍の間で戦車の取り合いとかありそう。
>>889 とある学園の航空相が撲殺されたことで、航空相撲という新しいスポーツが!
>>885 舞台をある程度の隔離状況で考えているから
そうなると財閥なりに出資させるエサが必要になるな。
考えてみよう。ありがとう。
兵隊ってのは人口比で平時0.5%までが理想、
戦時で2.5%位らしいけど、
駆逐艦でも1隻辺り200人近く乗ってんだよな。
水兵は増やすの難しいし。
> 群狼戦術やられたら完全に餓島化するw
以前のタイフーン氏の話で一番思ったのがそれだったw
なんというか、次スレまでにガイドライン的な設定まとめが欲しいな
/::::::::::::::;;;;;;;;;:::v;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::..
/::::::::::::::/''''"" ""'''l:::::::::::::::::::::::.. そもそも、朝鮮半島はわが国にとって
,:::::::::::::::::/ _, -─l´.`l二二二ニク::::::::::::::::::::::..、... 最終防衛線なのです!
l:::::::::::::::l',´- ' ̄`'._ノ _ |::::::::::::::::::::::::::i.. 唇亡びて歯寒しという言葉もございます!
|::::::::::::: |てヽ、 ...ノノ |:::::::::::::::::::::::::::l.. 一刻も早く近代化して、侵略を自力で
|:::::::::::::J "´´ '''´,.-.、 |:::::::::::::::::::::::::::::l... はね返す力をつけてもらわねば
|:::::/:::::| (:_:) 、:_:ノ |:::::::::::::::::::::::::::::::.. いずれ清やロシアに攻め取られて
|::/::::::::|. /::/l::::::l:::::::::::::::::::::: 日本征服の足がかりにされてしまう
レク::::::::| 、__,, =、__,, /ノ |::::::|::::::::::::::::::::::. のでございます!
/::::::::⊂⊃ |l l| ´ |::::::|::,.- 、:::::::::::
. ,‐-、|`ー、:::::::::::::::、 ヽ l| .|:::::「l l::::::::::
/ / `「i´i::::::::... `ー" /|::/´| .|:::::::::: 600年前の元寇からして、そうでした!
| | V∧:::::_,ヘニ、、__ -ァ ' /' ||. ||::::::::
こんばんは。
レス返しは後日。
設定だけ、落とします。
世界設定
・現実世界
・一九〇〇年台の始めに隕石群が落下し、大陸の形が変わる
・旧ヨーロッパ国家群が統合政府を設立
・旧ソビエト連邦を中核として人民連合が設立
・天候異常が発生している
・海の上に学園列島がある
・学園列島には様々な島がある
・タイフーン ◆sePHxJrzaMの描く学園島は東西国家の代理戦争の場所
・武器や兵器は第二次大戦期のもの(ただし、オーバーテクノロジーを用いた超兵器やネタ兵器はやりすぎにならない程度なら歓迎)
・各学園の装備はWWUのドイツ、フランス、ソビエト、イギリス、日本など、問わない
魔法
・隕石から手に入れたクリスタルを舌に埋め込むことで、魔法を使用可能
・マナというエネルギーを消費し、ローブと呼ばれる強化外骨格を具現化させることができる
・クリスタルは人それぞれによって能力が異なる
・量産化はうまくいっていない
・マナには上限がある
・魔法を使うことで、生身での空中戦や戦車戦が可能
・外見のイメージは某砲撃魔法少女でも、オ○メでも、はて○ようせいでも構わない 職人の自由裁量に任せる
私立アヴィリオン学園
・西側の東側に対する軍事拠点
・軍需産業がバックアップしており、新兵器の試験場の色合いもある
・空軍、陸軍、海軍を有する
・授業以外の衣食住、立法・行政・司法、軍事等すべてを生徒が行っている
ヴォルクグラード人民学園
・東側の軍事拠点
・アヴィリオンの対抗して作られた
・陸軍、空軍、海軍、魔道軍を有する
・人民生徒会による自治が行われているが、絶えず政争を繰り広げている
・強力な魔道軍を有するが、開戦前に粛清が行われたため、有能な指揮官が少ないのが難点
こんな具合です
修正した方がいい点、削除した方がいい点等ありましたら、遠慮なくお願いします
次スレ、まとめサイトにテンプレとして用意するつもりです
それではまた
駄目です
>>895 魔法に関しては職人の自由裁量でも良くないか?
タイフーン氏はそれで行くとして、他の人は他の人なりに設定した方がやりやすいと思うよ
専守島なんか
・十一連学園 ほとんど生身で道具の補助に頼らず魔法を行使し、棒や刀・身体能力を強化して戦う
・若鶴学園 飛行装置兼媒体・増幅機によって魔法を行使する
ってしてますからね。
後付で「クリスタルは肉体埋め込み型ではなく、身に付けたり増幅器に部品として組み込まれたりしている」
って事にしてもオッケーですが。
世界設定
・電脳世界
・西暦二〇〇〇年にペルセウス腕方向から飛来した未知の宇宙船が落下し、南極の形が変わるという設定
・EU国家群が統合政府を設立
・ロシア、中国の一部を中核として人革連合が設立
・赤道を中心に天候異常が発生して地球の文明圏を南北に二分している
・海中から隆起した結界列島がある
・結界列島には様々な異常磁場を持つ島がある
・◆XdgIHnFrK. の描く結界島は北方領土がモデル
・武器や兵器は第二次大戦期のもの(オーバーテクノロジーを用いた超兵器やネタ兵器は禁止)
・各勢力の装備はWWUのアメリカ、中国、ソビエト、イギリス、日本など、問わない
魔法
・世界中に飛散した宇宙船のかけらから入手できるブレインクリスタルに念じることで、亜法を使用可能
・感情単極子というエネルギーを消費し、フォトンマットと呼ばれる強化外骨格を具現化させることができる
・ブレインクリスタルは人それぞれによって発現する現象が異なる
・同じものは作成不可能
・感情単極子には上限はない
・亜法を使うことで、生身での3次元戦闘(空中、水中、能力によっては地中も)や対装甲兵器戦闘が可能
・外見のイメージは小林源文でも、福本伸行でも、小林よしのりでも構わなが、モナーなどAAキャラ推奨
若鶴学園
学生総数 8363人
校章 鶴の意匠を「Журавлик」の文字で半円に囲む
装備 旧ソ連系
戦車 約100両 (T-34を中心に混交、一部にBT-7 ・ BT-8、ごく少数のIS-2、KV-1等も見かけられる)
各種砲迫218門
警備艦2隻、機雷敷設艦1隻、掃海艇4隻、輸送艦および上陸用舟艇数隻を保有
十一連学園
学生総数 11500人
校章 漢字「士」一文字
装備 旧日本軍系
戦車 64両 (1式中戦車19両、97式中戦車20両、95式軽戦車25両)
重軽火砲 各種約100門
海防艦3隻を保有
(XX年八月十五日時点)
>>900 そのうち量産型の魔法少女が出てきそうだな。
>>892 個人的には大枠で魔法少女が出てくる学園戦争物、位で
皆で一つの世界設定使うこと無いと考えてるのだけど
少数派だろうと推測されるので、ここを読んだり書き込んだりするのを
楽しみにしつつマイペースでやっていく事にしようと思う。
テンプレに専ブラ推奨の旨書いておいてもらえればおk。
作品設定
・電脳ゲーム世界
・西暦一九八〇年にオールト雲から飛来した未知の天体がイベリア半島に落下し、ヨーロッパ国家群が消滅するという設定
・大西洋に面したアメリカ沿岸も壊滅
・環太平洋地域を中核として国家連合体が設立
・ハワイもアジアに吸収される
・ヨーロッパにわずかに残った陸地がジュピトリス列島と呼ばれるようになる
・ジュピトリス列島は様々な特殊鉱物を産出するようになる
・◆XdgIHnFrK. の描く島は北方領土がモデル
・武器や兵器は第二次大戦期のもの(特殊鉱物を半導体などと代替した現代兵器に近い兵器ある)
・各勢力の装備は年代相応のもの
超技術
・ジュピトリス列島で入手できる特殊鉱物を現代の新素材の同等品として使用可能
・さらに人体組織の上位互換パーツとしてサイボーグを実現することができる
・特殊鉱物はそれぞれ一つの物理法則を書き換えることができる
・マックスウェルの魔、ラプラスの魔など理論上の存在が具現化された
・投入エネルギー以上の仕事は出来ない(エネルギー保存則は破れない)
・サイボーグは生身で大気圏突破が可能
・キャライメージはラノベでお願いします
・ニュートロンジャマーは核分裂を引き起こす中性子のピン止めをする
・水爆(核融合爆弾)も、原爆(核分裂爆弾)を核融合を引き起こすトリガーにしているので使えない
・核融合は可能だが、核融合発電は実用化に失敗していて、宇宙船の推進用レーザー核融合パルス推進だけが唯一可能
>>904 了解です。
作品が増える前から縛りを増やしてしまっても仕方が無いので、設定に関しては緩々、使いたい所を職人間で調整していけばいいかと。
いいですね!
設定魔改造公認乙
時空管理局とは次元世界全体を管轄とする唯一の治安組織であり、警察と裁判所と軍隊が一つになったような機能を持つ。
時空管理局は、明確な領土こそ持たないものの、実質的主権と局員という組織構成員を持つという点で、国家に準じる性質を持つ組織と解するのが妥当であろう。
むしろ警察・軍事権という権力中の権力を国境、世界境や国家主権さえも超えて行使できるのだから
現実に存在するいかなる政府・国際機関よりも強権を持つとさえ言えよう。いわば世界政府のような存在であり、実際国際会議等は管理局施設内、とくに地上本部で開かれることが多い。
実際に、管理外世界に対しては、管理局としては公式コメントを出していないものの、実質的には武力侵攻に該当する行為を行っている形跡すら見受けられる。
管理局の歴史は、旧暦時代のミッドチルダ−ベルカ戦争において、大規模破壊兵器の濫用によって各世界が破滅的な打撃を受けたことに始まる。
その打撃は、僅か300年前の歴史記録ですら失われ、古代と定義付けされてしまうほどであった。
戦後の復興にあたって、伝説の三提督[1]が魔法世界の管理体制を立て直すために、暫定的に設立した組織が時空管理局の原形である。
その実態は、魔導士至上主義とでも言うべきものである。即ち、使用法さえ学べば基本的には誰でも使用できる物質・物理的な兵器を
「質量兵器が世界の破滅を招く」として否定した。その一方で、「魔法を用いた兵器は、綺麗な兵器、良い兵器である」と定義した。
確かに魔法は比較的安全でクリーン[2]ではある。だがそれ以上に、武力の保有者を魔導士に限定したうえでそれを管理局が独占すれば軍事的優位を保てるし
誰でも使える質量兵器よりは数が限られているから監視もしやすかったことが理由であろう。
現状
終戦直後の混乱期を強権を持って乗り切るためには、この強固な体制も否定できなかったが、現在となっては急速にその組織のいびつな歪みが表面化されている。
とくに確たる収益基盤が存在せず、治安管理を行っている各世界からの財政支出に頼っているために、常に予算と人材の不足に悩まされているのが実情である。
またアルカンシェルやアインヘリアルなど下手な質量兵器よりもはるかに危険な大量殺戮魔導兵器も使用しており、ダブルスタンダードとの批判もある。
現在でも、しばしば艦隊による強制的な武力介入行為を積極的に行っている。その割りに支配下の世界の統治には関心が薄く地上部隊の予算が削られ治安悪化を招く傾向にある。
とくに、地上本部のお膝元であるミッドチルダ首都クラナガンにおける、J・S事件以前の10年ほどの治安悪化は目に余るものがある。
地上本部長たる中将が新暦75年に行った演説によれば、地上本部の要請が通るだけで、初年度から犯罪発生率の20%減、検挙率の35%以上の増加を見込めるとのことである。
この演説を分析すれば、単に要請を通すだけで犯罪発生を明らかに抑えられるのが明らかである。
犯罪発生を多発させる目的、利益があって予算を抑えていると判断するべきであろう。
また、引き算をすれば分かるが、犯罪検挙率に至っては現状で7割を切っていることが明らかである。これは、南アフリカのヨハネスブルグも格たるやという治安状況である。
また、「J・S事件以前の10年」前を紐解けば、ちょうどP・T事件、闇の書事件があった当時というのは決して偶然の符号ではないだろう。追って検証が待たれるところである。
age
まずは簡単に始められる海外マネー撃退法を教えてあげよう。
日本の株式市場に流入している金の約6割が外資マネーということを知っているかな?
平均株価は外資によって維持されていると言っても過言ではない。もちろんこのような状態は
不健全であり、日本の株価は外資の思惑一つで簡単に上がったり下がったりしてしまうのが
現実なのだ。
しかし裏を返して言えば、あなたが株の売買を通じて利益をあげることができたとした場合、
その利益の6割は外資から金を奪うことによって成り立っていると言えるわけなんだ。
もしも君が株で100万円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は60万円。
1億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は6000万円。
100億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は60億円にも達することになる。
つまり君が株式市場に参入し、利益をあげればあげるほど、外人投資家がそれに応じた
打撃を被るというわけだ。
君が利益をどんどんあげていけばいくほど、ハゲタカファンドは苦しんでいくんだ。
それがどれほど日本を守ることにつながるか、わざわざ説明するまでもないだろう。
株で勝つ方法は簡単。日経新聞や株に関する雑誌を講読すれば良い。
日頃から情報収集を怠りなくおこなえば、そして外資がすぐには入手することができない情報を
日本の地の利を生かして先に入手することができれば、外資を出し抜いて金を奪い取ることなど
造作もないのだ。
最近は株に投資するなとレスする奴がいるが、そいつは外資のスパイだ。日本の愛国者が株で
外資から金をせしめることを恐れて、外資のスパイが情報工作しているのだ、気をつけろ。
金が無いならサラ金で借りれば良い。株式トレーダーは自営業みたいなものだから、職業を聞かれたら
自営業と答えれば良い。
アコムで無理ならプロミスで借りろ、プロミスで無理なら武富士で借りろ、
武富士で無理ならアイフルで借りろ、アイフルで無理ならレイクで借りろ。
海外ファンドから日本経済を守るため、そして海外ファンドを苦しめるため、君も株に投資しよう。
外貨と言えば韓国ウォンのワロス曲線が有名だな
だが株式はそろそろ中国バブルがはじけそうで怖い
設定といえば、復活有りの場合に死体はどうなるのか、という問題が最近気になって仕方無かったりします。
丼炒飯氏乙
凄いですね、英雄ですね、尊敬します
とんでもない無敵超人っぷりを見せてくれます!
作者補正にしても強すぎですよw
>>915 久しぶりであります書記長殿
作品お待ちしております
>>915 大変練り込まれた素晴らしい作品だと思います。
極めつけは高い文章力でしょうか。
今後も期待しています。
これは良いカオスシナリオ
丼炒飯氏の才能の無駄遣いにはあきれるぜ!
ただ、今回は本編よりもおまけのほうが面白かったです
中の人ネタには驚愕しました
これは三国志に詳しくないとちょっとね
丼炒飯氏グッジョブ!
ロシアの原風景といった感じが良かったです
丼炒飯復活ッ!
丼炒飯復活ッ!
丼炒飯復活ッ!
丼炒飯復活ッ!
丼炒飯氏の「共産主義の崩壊」シリーズは名作だな
誰か、シヴィライゼーションとかにあるような
地形メーカーというか大陸メーカーのような物を知らないか?
最悪どっかの群島を拡大して使おうかとも思ってるんだけど。
>>915 ファンタジックにすーっと消えて、
他所の場所でしばらくたってから復活とかだと漠然と思っていた。
◆XdgIHnFrK.氏乙です
>>924 前は手書きで大陸を書いていた気がw
学園島の場所ってどのあたりなんだろう?
タイフーン氏の作品だと西側は欧州系、東側はソ連系だから、場所はインド洋あたり?
おお更新されている。
やりますね〜。
面白かったです。また次回楽しみにしています
地形の作成は現実準拠になるのかな?
>>924 もし、復活した時の肉体が前の物と別物だったとしたら(ここらへんは設定によると思いますが)
元の肉体に用は無いわけですから、理屈の上では朽ちるに任せていたって構わないわけです。
でも、復活してから草むす屍な「元自分」と御対面、ってのもちょっとなあ。
>>926 昔の地図だと緯度は40度とか50度ですね。
かなり笑いました。
これぞ丼炒飯!というやつですね。
もちろんシリアスも良いけれど、読者の予想の斜め上を行くのがとても丼炒飯氏らしいと思いました。
丼炒飯氏は本当にゆうきまさみ作品が好きだな
でも新バーディーはいまいちだと思う
バーディーが原作以上にアホの子すぎる
>>915>>931 「前世」の記憶や経験値がリセットされてる場合なら、
自分の死体を見ても気にはしないんじゃないのかな。
(自分に似てるような気はするけど、前世の自分だとまでは思わない)
復活にかかる期間と前の体の腐敗期間で釣り合いが取れてるとなお良し。
(前世の記憶があったとしても、前の体がもはや判別不可能)
>>934 愚者殿の作品では復活魔法の存在が提示されてませんでしたか?
>>934 あなたは作者なんだから「こうしたいからこうする」と言い切ってしまえばいいのでは?
書いたもの勝ち。
復活は第三者が任意に行う
材料は用意する必要がある
まあFPSゲームやMMORPGでも、「その場で復活できるしデスペナ無し、ただし間に合えばor蘇生アイテムがあれば」
というシステムはあったりするからね
「東西」が土地ではなく陣営呼称で立地条件的には逆だったら
アメリカ跡地がいいかもしれない。
好都合なことに(強力すぎるから意図的に排除したか?)
>>895で案として例示されている生産型にもアメリカはない。
ただどこにあったにせよ、下駄履かせないと
欧州生産型連合相手に不要故に未発達だったソ連型で
通商路を守るのはキツイと思う。
そもそも、潜水艦自体が遅れてる可能性もあるけど。
>復活
システム的に1から作り直しより元あるモノを直した方が面倒がないと
言うことで安全な場所へ転送・修復再生、と補強してみる。
しっかし、この話題はパラノイアを彷彿とさせるなぁ。
鋼の錬金術師
人体練成
保守
保守
保守
944 :
タイフーン ◆sePHxJrzaM :2008/08/28(木) 21:41:33 ID:ylwW0DRH
こんばんは。
次スレの件なのですが、ID無の板で荒らされたこと、それと新規住人の開拓ということで新設された創作発表板への移転を行いたいなと私は今考えています。
ちなみに創作発表板ではIDが表示されているため、以前のような粘着荒らしも発生しにくいかと思われます。
何か意見等ありましたら、お願いします。
これが創作発表板へのリンクです
http://namidame.2ch.net/mitemite/
軍事板がきれいになるから早く出て行ってください
駐屯に来ました
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┼ | F自城 |
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∧*
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_________]皿皿[-∧-∧、
/三三三三三三∧_/\_|,,|「|,,,|「|ミ^!、
__| ̄田 ̄田 / ̄ ̄Π . ∩ |'|「|'''|「|||:ll;| ┼
/__,|==/\=ハ, ̄ ̄|「| ̄ ̄ ̄ ̄|「| ̄ ̄|
/_| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ | | 田 |「| 田 田 |「|[[[[|
|ll.|ロ ロ,/| l⌒l.l⌒l.| | |「| |「|ミミミミミミ
もうすぐ950かあ。
>>944 出来たばっかりの板なんで、もう少し様子見てもいいと思います。
>>947 乙です
丼炒飯氏がそう言うならその通りですね。
丼炒飯氏が正義、丼炒飯氏が正解なのです。
949 :
タイフーン ◆sePHxJrzaM :2008/08/29(金) 19:58:34 ID:np6zdr3S
>>947 週明けには何らかの行動を取りたいと考えています。
向こうの誘導スレに挨拶に行ってみます。
丼炒飯氏は、まとめサイト1、まとめwiki、避難所、画像掲示板の管理権限をもっているので
その気になれば学園島コンテンツの大部分を抹消してしまえるのだ。
そうならないのは丼炒飯氏の人格が優れているからです。
丼炒飯氏ありがとう。
タイフーンは丼炒飯氏に従え。
>>949 貴殿の提案に対するレスポンスが今のところ私しかないもんで、
他の人の意見も待った方が良いとは思うんですよ。板は逃げませんし。
あ、ちなみに私は移転自体は賛成ですが、時期は考えた方が良い、という意見です。
>>951 俺も移転に賛成です!
時期も考えた方が良いと思います!
丼炒飯氏お久しぶりです
待ったぜ新作!
ああ・・・・やっぱ面白い!!!
もう本当に理屈抜きで俺のピンポイントを抉ってくるよアナタの文章
男のロマンですね
このスレが埋まったら移転とかですか?
埋め
埋めこ
埋めるのか?
おめ
さすがアグレッシブなコテハンだな丼炒飯
移転どうするか決まってないのに埋めんなよ
丼炒飯氏を褒めたい
移転するならこのスレに残りがあるうちにして
2chを毎日見てない人の誘導用にこのスレ残しておくといいと思うよ
>>944>>947 できたばっかりの板の雰囲気がこれからどうなるかとか
不安もありますが開拓地としては既存板よりは見込みがありそうですね
梅
丼炒飯氏は前に投稿した作品の続きを少しずつ書いているそうだが
誰かさんが意味もなく思いついた設定変更でお蔵入りになってしまった。
他の人達も抱えている未発表作品の拾い上げをするべきではないのか。
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>>983 乙です。
F自スレのほうも酷いことになっているので、ご注意下さい。
age厨は夏休み最後の日だからこんなに頑張っているんだろうか。
>>944 行ってみたけど出来たばっかりだからか
スレタイが怪しげだったのが気に掛かる。
テラフォーミングが終了して落ち着けば良い板になるやも。
結果論だけど、次のスレでSSなんかの貯蓄や
移転準備をしてはどうかな?
>>985 ほぼ毎日が夏休みか
ライフワークが荒らしの方にそれはあり得ない。
週末はこんなもんだろう。
>>986 確かにSSの貯蓄や移転の準備は必要ですね。早とちりし過ぎました。
現在、修正すれば投下できる中編があるので次スレに落とします。
準備に関しては新スレで話し合いましょう。
ここはageにでも埋め立てさせれば良いかと。