自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第52章
1 :
名無し三等兵:
2 :
名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:05:55 ID:???
現在、警戒警報発令中
・現在、自衛隊がファンタジー世界に召喚されますたスレは、age厨と呼称される荒らしによる攻撃を受けております
・メル欄が【age】となっているのが特徴です(必ずしもそうであるわけではない)
・「軍板の総意」もしくは「自治スレの総意」という言葉を使う時もありますが、匿名掲示板の性質上、んなもの存在しません
・他のコテハンに成りすまします。最近は分家コテハンを騙る傾向があります。不審な言動のコテハンはトリップチェックを!
・学園島スレを叩くレスをして、当スレと学園島スレが対立関係にあるかのように装います
・age厨の活動目的は、住民を煽り、スレ進行を妨害することです。反応厳禁。スルーしましょう。
・コマメに荒らしレス削除依頼を。荒らしのアク禁につながることもあります
翡翠(星砂) ◆djVD4M.9Gw への書き込み自粛を要請します
・貴殿の行為は、スレ運営に対して悪影響を及ぼすと考えられます
・スレのルールを遵守し、他者と協調できるようになるまで、当スレへの書き込みをコテ、名無し問わず控える事を求めます
・他の住人はスルー推奨。過度のコテ叩きは削除対象となります
3 :
名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:07:55 ID:???
暫定ガイドライン
0.現代科学であれ男塾理論であれ異次元科学であれ議論であれ、第一に置くべきははスレ住人が楽しいこと。
1.「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代日本」が主に関わる話であること。
2.現代日本というからには、自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。
核・正規空母・旧東側諸国製兵器・巨大人型兵器などの日本が配備するにはナンセンスなものは極力避ける。
3.総じて知識不足によるミスは、指摘するならイヤミにならない程度に。
指摘されたほうもムキにならず、あくまで謙虚に受け止めること。後付けのこじつけや訂正は恥ではない。
4.軍事力の背景となる社会構造などにも板違いでない程度に注意を払う。
5.あくまで「ファンタジー世界」の話であり、F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来る。
ただし、「超兵器・超魔法・無敵キャラまんせー」な話にならぬよう気をつける。
また、オーバーテクノロジーの扱いは慎重に。
6.ファンタジー側の人間もきちんと描写する方が好ましい。
自衛官主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。
7.政治・戦略・作戦・戦術・戦闘としてありえないものを避ける。現実的でない、または作中の設定で説明できない行動も同様。
8.萌え・色気はあくまで表現手段であり、目的ではない。
安易に狙ったり、しつこく要求するのは本来板違いであり、自粛すべき。
9.SS作者は、抽出がしやすいように、また騙り防止の為に、トリップ装着を推奨。ただしレスごとに変わる捨てハンは禁止
10.感想書き込む人も節度や口調を考えるべし。勿論、感想を書かれた作家も。
作品が気に食わないなら透明あぼーんで。 それでも気になるなら、このスレのルールが届かぬ場所で。
11.『小官 ◆qG4oodN0QY 』殿及びage厨及び翡翠氏とのバトル禁止。小官殿とバトルする際には、
小官殿とは分家に設けられた小官殿関連専用スレにて、翡翠氏とは翡翠専用スレにて会戦するべし。age厨はレス削除依頼を。
12・レスはまとめて書きましょう
思いつきでこまごまとしたレスをしてスレを消費するのは迷惑です。
4 :
名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:10:10 ID:???
5 :
名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:11:42 ID:???
6 :
名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:13:26 ID:???
■今までこのスレで討議された議題
・ファンタジー世界の市場規模についての考察
・麻薬による世界支配は許されるか
・江戸時代とファンタジー世界の類似性について
・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について
・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか
・F世界での日本経済再生と交易について
・ドラゴン・・・契約方法と空軍戦力としての有効性を考える
・自衛隊的ダンジョン攻略法
・対人地雷と魔法の罠。
・F世界における神の影響力について。
・F世界的陣地攻略法
・熊に見るモンスターの手強さ
・巨大昆虫対策〜界面活性剤から核弾頭まで
・決闘における非致死性制圧法(殺さずにいたぶる百の方法)
・F世界の街道、交通路における運搬手段が道に与える負担うんぬん
・銃弾を受け付けない素材を武具の材料に用いれるか
7 :
名無し三等兵:2006/12/18(月) 19:15:06 ID:???
■さんざんガイシュツの話題
・シーレーン確保における脅威の排除(海賊、海の怪物対策)
・日本が傭兵を雇用することは可能か?
・萌えは是か否か。
・議論は是か否か。
・魔法・怪物の設定(最終的には作者に一存という結論)
・補給が断たれた場合、弾薬を何とか確保可能か?不可能な場合はどうなるか?
・球形以外の世界。
・食糧対策・餓死者の局限−魔物を喰らうモノ−
・在日外国人・異世界住人対策。政治思想の殴り合いは勘弁
・資源・エネルギー問題。
・外交方針について。
・人間と亜人の共生について。
・小官/翡翠/ageを排除できないか?(無理です)
ガイシュツだが、再考察とかは特に禁止されてない。
9 :
名無し三等兵:2006/12/18(月) 22:51:42 ID:???
乙>1
11 :
名無し三等兵:2006/12/19(火) 18:53:37 ID:???
12 :
名無し三等兵:2006/12/19(火) 20:27:01 ID:???
そういえば、今となっては懐かしいACE、CK両氏はなにをやっているのだろう
13 :
名無し三等兵:2006/12/19(火) 22:45:37 ID:???
ACEはカレー屋始めたらしいが、CKはシラネ
>1
新スレ乙。
俺は新トリ。
15 :
くろべえ:2006/12/19(火) 23:42:48 ID:???
スレ建て乙です
16 :
名無し三等兵:2006/12/20(水) 00:08:50 ID:???
17 :
名無し三等兵:2006/12/20(水) 00:21:23 ID:???
>>3 11.『小官 ◆qG4oodN0QY 』殿及びage厨及び翡翠氏とのバトル禁止。小官殿とバトルする際には、
小官殿とは分家に設けられた小官殿関連専用スレにて、翡翠氏とは翡翠専用スレにて会戦するべし。age厨はレス削除依頼を。
>>7 ・小官/翡翠/ageを排除できないか?(無理です)
最近は小官は出てこないし、次からこうした方がいいのでは?
11.age厨及び翡翠氏とのバトル禁止。
翡翠氏とは翡翠専用スレにて会戦するべし。age厨はレス削除依頼を。
・愚者/翡翠/ageを排除できないか?(無理です)
18 :
名無し三等兵:2006/12/20(水) 01:14:55 ID:???
上半分の引用は何の為なわけ?
19 :
名無し三等兵:2006/12/20(水) 02:17:30 ID:???
>>17 事態は常に大局を見るべし
目先の結果だけで方針を語るなかれ
20 :
名無し三等兵:2006/12/20(水) 11:31:18 ID:???
>>小官/翡翠/age
3Pキャラで一纏めにしてるんだよ。
21 :
名無し三等兵:2006/12/20(水) 13:01:32 ID:???
小官と魔術師はある種の狂信者だと認識している
愛ゆえにその言動が痛くなるというもの。
ところで小官×魔術師で誰か出してくれないのか?
22 :
名無し三等兵:2006/12/20(水) 13:12:49 ID:???
小寒×翡翠なら(ry
23 :
名無し三等兵:2006/12/20(水) 18:17:12 ID:nZ205IuS
屍人×闇人なら(ry
24 :
名無し三等兵:2006/12/20(水) 23:51:55 ID:???
小官、翡翠両氏×アゲ虫でよければ
47章を読んだときに発作的に書いたのが……
微妙な内容なので、要望があれば落とします。
25 :
名無し三等兵:2006/12/21(木) 00:40:01 ID:???
come on!
26 :
名無し三等兵:2006/12/21(木) 00:48:50 ID:???
>>24それは隔離スレに落としたほうがいくないか?
真スレ乙
28 :
名無し三等兵:2006/12/22(金) 00:29:16 ID:???
>>24>>25 どうも。
前章別スレは翡翠さんがSS整理等も含めて利用されているようなので、
前スレ埋めがてら投下してきます。
>>前スレ658
すいません。素で間違えてました。
前に募集した少女の名前は「紅葉(もみじ)」にしました。
ではSS投下
なお、SS中で「姉様」という言葉が出てきますが、これは「あねさま」と読んでください。
何なんだ、やつらは。
心の中で呟く。
木と木の間、はるか向こうに、金属の塊が見えた。
その中の一つに仲間がいる。
ただ不思議なことに、その鉄の籠も、そこから突き出ている人間も、森になじむような色合いだった。
妙だ。人間というのは皆、特に戦士は、目立ちたがり屋で派手な鎧を着るものだ。
その実例が前の道から近づいている。
やはりやつらは仲間なのか?
それにしては雰囲気が妙だ。
「姉様、どうします?」
「ふむ。」
今事実として判明しているのは、籠の中に仲間がいて、近づくほうの人間は敵だということだ。
彼女は決断した。
「私が、前のを全部やる。お前はここで待っていろ。」
そう言うと、腰から短刀を引き抜いた。
ひづめの音に馬のいななき。
それに数名の足音。どれも草鞋だ。
距離は約20メートルといったところか。
通常ならば、こんなに接近されることは許されない。というかしたくてもできないだろう。
理由は、敵の戦力の間合いが圧倒的に狭いことである。
いざとなったらMINIMIと、2分隊の89式で一網打尽にできる。
今必要なのは情報だ。敵を殲滅するのはそれを手に入れた後でも遅くない。
小金1曹の判断だった。
小川は、正直言えばその判断は聞きたくなかった。
引き金の横の人差し指に力が入らない。
一応言っておくと、人を殺したくないなんて「お上品」な理由ではない。
人を殺すことには先の一件で吹っ切れた感がある。
問題はそのあとだ。
当然人を殺せば、死体になる。
そして死体とは、あんまり見ていて気持ちのいいものではない。
少なくとも彼はまだそこまで、「兵士」にはなりきれていなかった。
またあの光景を、それも至近距離で見るのか。
そう思うと少し憂鬱だ。
勢いで撃つのではなく、そう思える余裕があるのがまた曲者である。
足音が、止まった。
馬に乗った男が、腰から刀をぬていた。
瞬間、憂鬱は吹っ飛び、グリップと銃床を握る手に汗が浮ぶ。
「まだ撃つなよ。」
1曹の言葉が聞こえた。
男が、叫んだ。
「とおくば声を耳に聞け! 近くば寄って目にも見よ! やあやあ我こそは……」
聞きながら小金は89式を手に取った。
人差し指をセレクトレバーに掛け、左手をドアに持っていった。そのときだった。
だあん
森から出てきた影が、男を引き落とした。地面に落ちたときには、動脈に穴が開き、事切れていた。
「!?」
それに気付いたときには、すでに次の男が倒されていた。
その影は、流れるようにすばやく確実に、敵を一掃してしまった。
影が、止まった。
影の正体は女であった。
先ほどの少女よりは年上に見える。
返り血で濡れそぼったその女は、その鋭い眼光で自衛官たちを射る。
その眼には、明らかな殺意が湛えられていた。
「…………」
「…………」
痛いほどの沈黙。
空気がぴんと張り詰めた。
眼が合った。
視線をそらすことができない。
眼だけでなく、全身の筋肉が緊張し、ポツリポツリと汗が浮かんだ。
何もかもが張り詰め、動かすこともできない。
思考もままならず、ともすれば飛んでいきそうな意識を、歯を食いしばって縛り付けた。
小金だけではない。
横の原田も、後ろの海山も、1分隊の隊員たちも、誰もかれもが一緒だった。
唾を呑むことすらままならなず、ただただ時が過ぎてゆく。
そこにいた人間は誰もその空気を打ち砕くだけの精神力を持っていなかった。
その中で小川は、女の眼に、その吸い込まれそうなほどに深い瞳を、一瞬ではあるが、綺麗だと思った。
張り詰めた緊張の糸を断ち切ったのは、声であった。
「姉様!」
「!! 紅葉!」
先頭のLAVの、その陰の隊員たちの、さらに後ろから聞こえてきたその声に、女は歓喜の声を上げた。
周りの空気は粉雪のごとく氷解し、皮膚からは汗がどっと吹き出す。
しかし小金は緊張がとけない、いやとかない。
セレクトレバーをアから3に変え、ドアを開けた。
「お取り込みのところすいませんが。」
「なんだ、貴様は。」
きっと女が睨む。
34 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 00:46:35 ID:???
「待って姉様。この人たちは、私を助けてくれたの。」
「何!?」
「見て、背中に矢の傷があるでしょう。矢を抜いて包帯を巻いてくれたの。」
「……」
女は少し考えると、もう一度こちらを向いた。
「お前たちが何物かは知らないが命だけはとらないでおいてやる。
直ちに立ち去れ。森の中に仲間がいる。下手なことは考えるな。」
「そういわれましても、こちらも状況をうまく把握していないんです。
治療の替わりといっちゃなんですが、すこぢばかリ情報をいただきたい。
なに、あなたたちに危害を加えたりはしませんよ。」
女は相変わらず、疑いの目をこちらに向けた。
「姉様。大丈夫よ。私は少なくともうそではないと思う。」
「お前がそういうなら。」
女は森に目配せすると、警戒しつつも自衛官たちに近づいた。
小金は、女と少女を一番広い高機に案内した。
終了
また戦闘入れられなくてすいません。
37 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 00:49:54 ID:???
>「見て、背中に矢の傷があるでしょう。矢を抜いて包帯を巻いてくれたの。」
包帯って単語に違和感あるのう
38 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 00:56:48 ID:???
なんで言葉が通じるの?
39 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 00:59:39 ID:???
美人局はゲリラの基本戦術。
姉を武装解除しないのはありえないな。
40 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 01:03:14 ID:???
姉様が紅葉を「モミモミ」と呼び始めたら作者を尊敬する。
41 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 01:08:14 ID:???
バンジシールを思い出せ、敵の大半は子供だった。
42 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 01:12:49 ID:???
バラライカ姉様!!
43 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 02:33:24 ID:???
父親たちの星条旗
硫黄島からの手紙
噂は聞くけど見てきた人いるかな?
元1氏は重厚で良いって言ってた。
44 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 03:20:30 ID:???
>>43 映画は良かったが左のサヨクと右のアメリカンがうるさかった。
冗談(実話だが)は置いといて。
いいと思うけど?変な思想を持った人じゃなければ。
「無慈悲な戦場と狂気と人間」と言えばわかりやすいかな?かな?
45 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 03:24:43 ID:???
46 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 10:07:25 ID:???
期待を裏切られるのが怖くて硫黄島見てない
47 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 13:43:36 ID:???
>>48 それに突っこんだらどの作品も成り立たんぞ。
48 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 13:44:39 ID:???
失礼、上のは38です
49 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 13:47:17 ID:???
50 :
名無し三等兵:2006/12/24(日) 19:03:32 ID:???
日本異邦戦記は翻訳過程があるね。
新条3曹の冒険も会話に制限をつけてる。
上のも平安古語とか使えば雰囲気は出たと思うな。
51 :
名無し三等兵:2006/12/26(火) 18:21:17 ID:???
平安古語なんか満足に使えるヤツいないだろ。
つーか、そんなモン使われても、まともに読めるヤツは果たして何名いるんだと。
52 :
名無し三等兵:2006/12/26(火) 18:32:01 ID:???
相手にするなよ。
どうせいつもの物狂いだろ。
「あなや」
目の前には凄惨な光景が広がっていた。
「いたや、いたや」
……なんて感じの文章が読みたいなら別だが。
「待ちてたも姉様。此の人たちは、私を助けてくれしの。」
「なるに?」
「見て、背中に矢傷ありはべらむ。矢を抜きて包帯を巻ゐてくれし。」
「……」
女は少し考えると、もう一度こちらを向いた。
「お前たちが何物かは知らざるが命だけはとらぬでおきてやらん。
即ち立ち去ね。森の中に仲間がゐる。下手なる行ひは考ふな。」
「そういわれましても、こちらも状況をうまく把握していないんです。
治療の替わりといっちゃなんですが、すこしばかリ情報をいただきたい。
なに、あなたたちに危害を加えたりはしませんよ。」
女は相変わらず、疑いの目をこちらに向けた。
「姉様。大丈夫なれり。私はうそならずと思ふ。」
「お前がそういうならば。」
女は森に目配せすると、警戒しつつも自衛官たちに近づいた。
小金は、女と少女を一番広い高機に案内した。
…難しいな。 確かに何故現代人と会話が可能なのか疑問が出てくる。
54 :
名無し三等兵:2006/12/26(火) 20:03:43 ID:???
深く考えたほうが負け。
55 :
名無し三等兵:2006/12/26(火) 21:37:17 ID:???
どこかで江戸あたりまで日本語には「は・ひ・ふ・へ・ほ」の発音が存在しなかったと聞いたことがある。
(代わりに「ふぁ・ふぃ・ふぅ・ふぇ・ふぉ」と発音する)
あまり厳密に考証すると同じ国の言葉でも時代が違うという理由で言葉が通じないし
深く考えずにF世界的に考えようぜ。
56 :
名無し三等兵:2006/12/26(火) 22:44:54 ID:???
何で平安古語って話になったんだ?
57 :
名無し三等兵:2006/12/27(水) 00:03:09 ID:???
>>55 上代までは、は行の発音は「ぱぴぷぺぽ」。P→F→Hと発音が移り変わっている。
日本に「ニッポン」「ニホン」と読み方が二つあるのもこれが原因。ニポンと発音してた頃のが残ったんだね。
58 :
名無し三等兵:2006/12/27(水) 00:25:41 ID:???
59 :
名無し三等兵:2006/12/27(水) 00:58:16 ID:???
何か昔、親父と喧嘩になった「鮭(さけ)とシャケ、どちらが正しいか?」って下らない口論思い出した
60 :
元1だおー:2006/12/27(水) 16:17:49 ID:???
みなさんお久しぶりです。
もうちょいで「バディのいた風景」が完結できそうなんで覚えてくれている方は楽しみにしといてください。
……たぶんほとんどの人は忘れてしまってるのではと思うので全編うpろだにでもあわせて載せときます。
物語りは唐突に氏が前のネリェントスみたいな話を作ってはと以前言われていたので、今度は野戦の話の設定を書いてます。
「眠りの森防衛戦」ってやつなんですが、ちょっと書いてて絶望的過ぎる話になっていま書き直してるとこです。
補給がこなくなった恐怖や追い詰められた人間の悲しいまでの抵抗の記録を戦史研究本のように淡々と事実のみ書き連ねる形です。
……最近観た某映画の影響を受けまくってますが、結構ノッて書けてるので皆さんの感想が楽しみです。
どちらも年明けにでもうpしようと思います。
61 :
名無し三等兵:2006/12/27(水) 19:35:57 ID:???
OK!楽しみ
クリスマスにプレゼントを投下しようとしたけど挫折したおいらが来ましたよ
久々に効力射開始
と思ったら最後に投下した部分を忘れてしまったんですが、
204 :物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2006/11/14(火) 22:58:44 ID:???
【中略】
統幕長が締めくくり、会議は閉会した。
文部科学省の前の担当者が更迭されて以来、粛々と進行していたこの会議は、この日を境に活発的な討議の場所へと戻った。
で、いいんでしたっけ?
その後の投下記録を覚えている方、いらっしゃったら最後の二行だけでいいんで教えてください
>>63 前スレ 713
「しかし、指揮系統は統一してもらうよ」
「純粋な警察活動として支障が出ない範囲でならば、否応はありません」
「わかった。それでいこう」
統幕長はこめかみを押さえつつ答えた。
で、一時停止している。
65 :
名無し三等兵:2006/12/27(水) 22:22:52 ID:???
「純粋な警察活動として支障が出ない範囲でならば、否応はありません」
「わかった。それでいこう」
統幕長はこめかみを押さえつつ答えた。
これが、前回の最後の三行分と思います。コレの二行ではわかりにくいと思ったので、念のために三行のせました。
投下待ってます。
>>愚者殿
>>65殿
親愛なる同志たちの革命的行動に激烈に感謝しつつ投下開始
西暦2020年8月16日 19:11 日本本土 防衛省
「一尉!!」
臨時の合同捜査本部の一席に座っていた佐藤は、入室するなり怒鳴り声を上げた二曹に視線を向けた。
「うるさいぞ二曹。外で話そう」
非難する表情を浮かべた通信士たちの視線を受けつつ、彼は二曹を押し出して廊下に出た。
「どういうことですか?どうして自分たちが休暇を取り消されたんですか!?」
「そう怒るな。命令なんだから仕方がないだろう」
「しかしっ!どうして本土にも部隊はいるのに、大陸から帰還したばかりの我々が出張らないといけないのです!」
当然のことながら、二曹がここまで激怒しているのには理由があった。
非常呼集がかけられた時、彼女は見合いの最中であった。
明らかに不満げな青年実業家に詫びつつ、見合いの失敗を確信していた。
まぁ、非常呼集に理解を示せないような人物と結婚をするつもりは彼女になかったが。
「それは、私から謝りましょう」
どこからともなく現れた公安の代表が話しかけた。
「どちらさまで?」
「公安の方だ」
不審そうに尋ねた二曹に、佐藤が小声で教える。
「本来ならば全て警察で終わらせるべき事件なんですがね。
しかし、連続している事件は既に警察力だけでは対処できないところに来ています。
早急に事態を解決しなければならない」
「その為に、大陸で治安維持活動に従事していた我々の協力が必要なんだそうです」
「治安維持活動と言っても」
それほど大それた事はしていないと反論しようとした二曹に、公安の男はさらに続けた。
「いつ何があるかわからない状況で、ストレスに耐えつつ日常を維持できる。
そして、いざと言う時には銃弾で敵を殺傷する事を平然と実行できる。
我々には、そういう人材が必要なんです」
「そして、武力による威圧も?」
「ええ、もちろん」
公安がほしかったのは、治安維持活動を行う日常に耐性があり、そして人間に発砲する度胸を持った、見える武力だった。
秘密裏に闇から闇へと消し去っていく殺し屋ではなく、テレビカメラの目の前で圧倒的な武力を振るう軍隊が必要だった。
だからこそ彼は、うってつけの存在である目の前の一等陸尉たちに最大限の配慮を示している。
「今のような異常事態下では、武力による威圧が一番最適であると、我々は考えています。
食料も資源も仕事も用意してくれる、しかし、従わないものには圧倒的な力を振るう存在こそが、安定に役立つとね」
「捜査はそっちでやってくれるんですよね?」
「ええ、皆さんは偵察は得意かもしれませんが、捜査に関する経験はあまりお持ちではないでしょうからね」
全くの正論なのだが、もう少し言い方があるだろうにと思いつつ、佐藤はあいまいな笑みで答えた。
「ええ、お互いの任務を頑張りましょう」
笑みを見せつつ立ち去る公安の代表を見送りつつ、二曹は報告した。
「部下たちは比較的落ち着いています。
既に与えられた装備の点検を済ませ、待機状態に入っています」
「よろしい、飲酒はダメだが、喫煙や仮眠は許可する。
それと、ヘリの使用許可も出ている。お前も来い」
「挨拶ですか?」
「そうだ、顔を繋ぐのは大事だからな」
二人は敷地内に作られた架設へリポートへと歩き出した。
即効性が求められる治安維持活動に投入されるだけあり、彼らには車輌や航空機を含むありとあらゆる支援が与えられていた。
「よぉ、休暇取り消しになった部隊ってのは、お前らの事か」
ヘリポートに到着すると、火のついていない煙草を加えた一尉が二人に挨拶をした。
「その声は聞き覚えがあるな」
「あるだろうよ、コールサイン桜空輸とは俺の事だ」
地上なのにパイロットグラスをかけたままの一尉は陽気に挨拶した。
「いつぞやは世話になったが、今回も頼むぞ」
「あいよ、しかし、まさか日本国内で武装した部隊を輸送する事になるとは思わなかったね。
まぁなんでもいい、俺の身内も新潟の一件でやられている」
その言葉に、佐藤と二曹は揃って敬礼した。
「必ずや、仇を」
「ま、その前にウチのガンナーがやっちまうかもしれないがな」
軽く答礼し、一尉は機体の傍らでくつろいでいる一団を指した。
釣られて視線を向けた二人は、一団よりも機体に仰天した。
「ガンナーって、ミニガンを持っていくんですか!?」
「上は何でも使えとさ。
安心しな、降り立つ場所までの安全は俺たちが保障するよ」
軍隊ものの創作物とは違い、望むだけ与えられる装備と人員に、佐藤は任務の困難さを改めて思い知った。
西暦2020年8月21日 21:10 日本本土 東京都中央区銀座六丁目
「こちら交機202!車輌を捨てて退避する!」
巡査長は無線機に向かって叫ぶと、既に殉職している同僚を置いてパトカーから逃げ出した。
ボンネットを一撃で叩き潰されているこの車は、いつ爆発してもおかしくない。
「下がれー!早く下がれー!!」
遮蔽物の陰から銃撃を繰り返す警官隊から叫び声が聞こえる。
巡査長は、一瞬だけ敵を睨み、そして仲間へ向けて駆け出した。
「おい!後ろ!後ろ!」
警官隊の誰かが叫び、そして巡査長は後ろから防刃ベストごと体を二つに裂かれて絶命した。
勝ち誇ったような叫び声が上がり、死と破壊は続行された。
「畜生!自衛隊はどこにいやがるんだ!!」
憎憎しげに叫んだ警察官の頭上を、報道のヘリコプターが軽やかに飛翔して行った。
その化け物は、唐突に出現したらしい。
最初の通報者は、そう言っていた。
携帯電話から通報してきた若い女性は、道路の真ん中に見た事もない巨大なライオンがいきなり現れたと叫んでいた。
直後に車のブレーキ音、衝突音が電話越しに聞こえ、クラクションと何かの絶叫、人間の悲鳴が連鎖してその電話は切れた。
次に入った情報は、パトロール中の警察官からだった。
悲鳴を上げた多数の民間人が避難している、何か巨大なものがこちらに向かってくる。
そこで報告は途絶え、二度と繋がる事はなかった。
更なる続報は民放局から現場中継という形で入り、そして自衛隊はこの時点でようやく事態を知った。
「どうしてこちらに情報が来ない!」
「SATが出動態勢に入っています。
既に警視庁所属のヘリも離陸しているそうです」
救国防衛会議は紛糾していた。
全ての参加者が警視庁の代表を睨みつけ、そして顔面蒼白になった彼は電話の相手に状況の説明を求めている。
どういうわけだか警察の情報は駄々漏れで、そしてそこから伝わってくるのは、契約不履行。
日本国の治安維持を行う代わりに給料を貰うという、警察官としての最低限の契約を忘れ、パワーゲームを楽しんだという証拠が続々と入ってくる。
「機動隊がこちらから給与した武装を持って出動しています!」
「各県警のSATが出動準備を完成させました!」
「説明しろ!今すぐここに警察庁長官と警視総監を連れて来い!!」
激怒した統幕長が机を叩いて叫び、彼の傍らでは副官や将官が忙しなく動いている。
「そうだ!防衛出動だぞ!なに?交通網が避難民で麻痺している?
ヘリを使えばいいだろう!航空法なんぞ知ったことか!」
「港湾局が護衛艦の優先通行権を与えると言っています」
「街中に艦砲射撃なんぞ出来るか!だが感謝すると伝えろ!」
「羽田が航空機の避難を拒否した?ぶつかったらそっちの責任だと言って通信を切れ!」
額に青筋を立てた三軍の将官たちは、部下たちに次々と指示を与えていく。
防衛出動という大義名分を得ている彼らは、この国で一時的に最高の権力を握っている。
敵軍を殲滅するまでの間、彼らにとってこの世界最大の都市は、演習場よりも融通が聞く場所でしかなかった。
「統幕長、待機している部隊を派遣します」
「いいから早く離陸させろ、街中での発砲も許可する」
「はっ!」
陸幕長が敬礼し、次の瞬間には佐藤たちに出動命令が下された。
同日 21:15 日本本土 東京都中央区上空
<こちらは機長、あと五分だ。降下用意>
インカム越しに機長より状況が伝えられる。
機内ではそれぞれの武器を握り締めた自衛官たちが、無言で座っている。
「まさか東京上空を完全武装で出動する日が来るとは思いませんでした!」
エンジンの轟音に負けない声で二曹が叫ぶ。
その顔には緊張がある。
「出来れば一生こないでほしかったがな!」
叫び返しつつ、佐藤の心の中では自分の言葉を強く反芻していた。
一生こないでほしかった。
まさにそうだ。
よりにもよって、陸上自衛隊が首都に完全武装で出動する必要が出てくるとはな。
電力制限が撤廃された都内は、全ての闇を消し去るように明かりを煌々と灯らせ、UH−60JAを照らしていた。
同日 21:17 日本本土 東京都中央区銀座六丁目付近
「いいぞ!もっとだ!もっとだ!」
目を輝かせたエルフが車の中で叫んでいる。
傍らでは、表情を輝かせた青年がハンドルを握っている。
フロントガラスの向こう、渋滞している車列の先では、燃え上がる車輌をバックライトに、警察官を牙に突き刺した化け物が雄たけびを上げている。
化け物は大きく、醜く、頑丈だった。
警察官の使用している9mm拳銃弾では、致命傷はおろか怪我すら与えるのは難しい。
その上空を、報道のヘリコプターが旋回している。
「上のアレ、落とせないか?」
青年が尋ねる。
「できるわよ、待っていなさい」
エルフが答え、そして次の瞬間、化け物は何かをヘリコプターに向けて発射した。
同日 21:18 日本本土 防衛省 救国防衛会議
「・・繰り返します、こちらは現場上空です。
化け物が、化け物が警察官を食べています!
あ、今こっちを向きました」
レポーターの声に、怒鳴りあっていた一同は画面の方を向いた。
そして見た。
「・・れは、あれはなんでしょうか?
犬のような、狼のようなギャギュ!!!!」
化け物の口が開き、何かがカメラでは識別できない速さで飛び出した。
妙な声を聞き、カメラがレポーターの方を向く。
ヘリコプターの壁面が穴だらけになり、女性レポーターは妙な声を残してグロテスクな肉の塊へと変わっていた。
カメラマンの悲鳴、甲高いエンジン音。
機体が異常な挙動を示しつつ急降下し、穴の向こうにビルの壁が映った瞬間、画面は砂嵐へと変わった。
「・・・ヘリが撃墜されたぞ!」
「移動中の部隊を呼び戻せ!敵は対空火器を装備しているぞ!」
「周囲の民間機を撃ってもいいから追い払え!被害が広がるぞ!」
一瞬だけ固まった会議室は、再び賑やかになった。
同日 21:18 日本本土 東京都中央区銀座六丁目付近
大破したヘリコプターが石のように落ちてビルへと激突、爆発する。
一瞬にして燃え盛るビル。
破壊された壁面から、火のついた人が次々と飛び降りていく。
「大成功だ!」
狭い運転席で男性は飛び上がって歓声を上げ、傍らのエルフにキスをする。
「ありがとう、私もとっても嬉しいわ」
エルフは顔を赤く染めて喜びを伝える。
唖然と見守っていた周囲の人々が逃げ出す中、二人は車内で幸せそうにその光景を見ていた。
既に一般警官たちも逃げ出しており、この近辺には建物の中と大破車輌の中に取り残された人を残して無人となりつつある。
特等席から殺戮を見学したい二人にとって、ここは最高の劇場だった。
「おかあさーん!痛いよー!!」
その最高の劇場で、雰囲気をぶち壊しにする観客がいた。
二人の車の隣で、母親からはぐれたらしい少女が一人、大声で泣き喚いている。
逃げ出す群衆に突き飛ばされ、踏みつけられたらしい。
少女の服装は汚れ、手足からは出血があり、さらに肩を脱臼しているらしい。
愉快そうな表情を浮かべたエルフは、窓を開くと無言で短剣を少女に向けて投げつけた。
ひとまずここまで
79 :
名無し三等兵:2006/12/27(水) 23:11:26 ID:???
おつ。
とりあえず127mmの餌になることを期待。
ぬ?
80 :
名無し三等兵:2006/12/27(水) 23:51:33 ID:???
一桁違うって。それじゃ犬の餌になってしまう
81 :
名無し三等兵:2006/12/27(水) 23:53:27 ID:???
65より、お疲れ様です。
82 :
名無し三等兵:2006/12/28(木) 00:06:41 ID:???
生殺し・・・
でも乙
83 :
名無し三等兵:2006/12/28(木) 00:57:51 ID:???
MARSで蜂の巣にされてしまえ!
・・・蜂の巣どころか消滅か。
84 :
名無し三等兵:2006/12/28(木) 01:04:44 ID:mA08OPSj
>>72 警察の情報が駄々漏れ何て、おかしくありませんか?
自衛隊の情報が警察に駄々漏れなら分かりますが。
85 :
名無し三等兵:2006/12/28(木) 01:50:52 ID:???
>>投下乙、事件後が素敵に。
鬱憤発散のテロとしては成功ですけど、主義主張があった場合は失敗確定ですね。
報道ヘリ撃墜でプロパガンダ機関マスコミの皆様を敵に廻しましたから、唯一の反日勢力への友好有力団体だったのに。
爆発物ならともかく化け物では言い訳は聞きませんから、テロ犯素性丸わかり。
現実の北拉致や9.11のように、国民の前に決定的な悪が示され後は対処するだけになりますね。
おまけに上記現実の2件と違いマスコミさえ今回は敵にしていますし、
そもそもプロパガンダという概念を敵対者が知らないので挽回は不可能ですね。
>>84 警察内部から救国会議へ情報が入るのはアリでしょう。
インフラ使用してtell,netの5分ですみます。
86 :
名無し三等兵:2006/12/28(木) 03:13:07 ID:???
>>85 何で、警察の内部情報がtell.netで送られるんだか理解出来ません。
防諜に関しては警察の方が防衛庁より数段上の筈
87 :
名無し三等兵:2006/12/28(木) 08:06:51 ID:???
100%警察内部の意思統一が出来ているわけではないですし、
政権という社会秩序を握っている救国会議側に付く密告ですから、
後の心配も有りません。警察と政権の一致する現実では別ですけど。
密告者は農協の改革者のように振る舞える可能性さえ想像してしまうでしょう。
これが国外組織への密告や個人への密告なら情報が到達しませんがインフラがある国内ですから。
さらにその後の宣伝が密告の真偽を決めるのですから、表層の情報でも密告があったという事実があれば良いのです。
責任もテロリストに加え、内部の誰かがとる必要もありますし。
物語氏超乙です。
うちのもなんとかもうすぐ続きが出来ます…。
この後の展開楽しみにしておりますよ。
89 :
名無し三等兵:2006/12/28(木) 14:55:33 ID:???
現実問題、警察の内部情報なんて金次第でどうとでもなる。
ブサヨのデモに参加してる現職警察官もかなりの数居てるがw
90 :
名無し三等兵:2006/12/28(木) 15:28:38 ID:???
反日団体の頭の良い連中が極秘裏にエルフ狩りと
エルフに手を貸すバカの抹殺に動く可能性も高いな。
彼らもバカばかりではない。むしろ何も考えずに動くプロ市民のが厄介という人も居る。
この状況で日本に何かあったら自分達も後が無くなるから利権を手にしつつ
現状維持を考えるはず。賢いのとなれば陰謀の張り巡らし方はクルーゼやフロスト兄弟のそれにも遜色無い。
フロスト兄弟が用済みなばかりか邪魔になりそうなアイムザットを抹殺した要領で
エルフ達とバカを「残念だがこれでさようならだ・・・」と消す事もありうる・・・
長い目で見ればより恐ろしい敵でもあるが
91 :
名無し三等兵:2006/12/28(木) 15:35:36 ID:???
まあ、やっこさんとしては少しづつ、だが確実に占拠したい土地を
バカとエルフが無闇と引っ掻き回すのは不愉快かつ憂慮すべき自体だろう
92 :
名無し三等兵:2006/12/28(木) 19:25:34 ID:???
多分もうすぐ「だっぽん」の兄貴が出てくる
93 :
名無し三等兵:2006/12/29(金) 04:14:21 ID:???
聞き慣れない単語が出てきたからぐぐったら
ガンダムかよwwwww
94 :
名無し三等兵:2006/12/29(金) 08:52:10 ID:???
>>93 それもマイナーなXかよ。
いや、アイムザット・カートライル総括官は、間抜けっぷりが大好きだけど。
95 :
名無し三等兵:2006/12/29(金) 11:21:42 ID:???
>>87 成る程、政権に密告したわけだね。防衛省じゃなくて
96 :
名無し三等兵:2006/12/29(金) 22:11:19 ID:???
ガンダムなんて参考にしてるうちは物書きはまだまだだと思う。
福井なんて、俺から見れば素人レベルだし。
素人どころの話じゃないって意見もあるけどな。
素人の中でも最底辺レベルって意見も。
でも戦国自衛隊1549の映画よりも小説のほうが
物語としてまとまりがあったというか、
映画の的場さんの行動原理や心理が意味不明すぎて
相対的に良く思えたというか。
森三佐が突撃して行ったのも映画は意味不明だったけど
小説では部下逃がすための囮としての意義ぐらいはあったし。
(映画はどう見ても囮になる必要すらない)
とりあえずガン種や1549は「こいつらよりは俺のがマシだ」
って自信つけるのには良いよね。
98 :
名無し三等兵:2006/12/29(金) 22:22:25 ID:???
だよなぁ
学園島スレと同レベル
ま、SS書いてもいない奴が「俺よりマシだ」とか言って
「そのうち大傑作書いてデビュー」なんて脳内で妄想してることはよくある事。
その時点で見下してる対象以下に落ちてんだよね。
ここら辺にSS読むだけのクレクレくんよりも
実生活の中で時間削って他人を楽しませるためだけにSSを
書いて投下する人の方が地位があるみたいな風潮を生む土壌がある。
あ、いや、俺含め大抵のSS書く人間は議論考察とかSSへの突っ込み指摘とか
してくれる方々はすげーありがたいと思ってますよ?
つまり学園島スレはF自スレよりレベルが低いってことだな、愚者
まあ、いくら技巧を凝らし高尚な事書いてても、
読者を楽しませることができなければ駄作と評価されるわけですが。
まあ、趣味でやってる分には文章が稚拙でも、
見てくれて感想をくれる人がいれば幸せなんですけどね。
学園島スレのSSは、物語氏に比べて大層レベルが低いよね
>>101 同意。 特に下段。
ま、プロに対してレベルが低い高い言うのも俺らがアマチュアだから
こそ言えてる部分もあるわけで、プロ同士で批判しあってたら痛い奴だし
アマチュアどうしてあいつはレベルが低いのどうのこうの言ってる奴は
もっと痛い。
プロデビューする実力もそんな気も無い趣味前提の俺らは
おとなしく謙遜しているのが分相応ってもんですよ。
>>103 元1氏の覚悟は本物でしたな。
でも実力は一次落ちでした。
51章359は元1氏の作品を勝手に保管しましたが、とても悪い行いですね。
著作権違反ですな
>>102 タイフーンは文章力を愚者と小官にボロクソに言われてましたね。
本人も御二人の威光に平伏して「僕は駄目です」宣言させられてました。
>>106 分家でも本家でも住人から袋叩きにされ、学園島スレとF自スレの戦いが始まったのです。
>>104>>105 本人から文句出てないしいいんじゃね?
>>106 小官はともかく俺は言った憶えないな。
忘れているかもしれないから証拠のログを提出しろ。
話しはそれからだ。
第7次十二神将戦争
朱き帝國第01話
新星暦351年
ヴェンツェル・エッカート子爵導師は白亜の空中回廊から、魔術師達が忙しなく動き回る宮城前広場を見下ろしていた。
「いよいよ、か……」
口に出して呟くと、胸の奥からある種の感慨がこみ上げてくる。
宮廷魔術師として、大モラヴィア王国に仕えて30年余り。
長年の研究成果が漸く実を結ぼうとしているのだ。
「お師様!こちらにおいででしたか」
ふと、後ろから声がかかる。
紫のローブを纏った大柄な青年がこちらに歩いてくる。
「ゼップ君か。どうしたね?」
「……儀式の準備が整いました。国王陛下も、既に広場でお待ちです」
「そうか」
いよいよだ。もう一度、今度は心の中で呟いて、ヴェンツェルは広場のほうに歩き出そうとする。
「導師」
「なにかね」
大柄な青年魔術師…ゼップは、なにやら言いづらそうに口篭り、ややあって意を決したように口を開いた。
「本当に、危険は無いのでしょうか」
「………また、その話かね」
ヴェンツェルはフゥ、と軽く息を吐いて男に向き直った。
「既に閣議でも決定した事だよ。リスクに関しても陛下はちゃんと認識しておられる」
「しかし……異界の大地を丸ごと転移させるなど前代未聞です」
つまりはこういうことだ。
ヴェンツェルやゼップの母国たるモラヴィア王国は、俗に遺跡王国とか魔法王国などと呼ばれている。
その名が示す通り、国民の中にしめる魔術師の割合が他国より多く、その国土には太古の魔道文明の遺跡が多数眠っているわけなのだが……問題は彼らモラヴィアの魔術師が使う魔術にあった。
『秘蹟魔術』
太古に滅び去った魔法文明において利用されていたという、世界の根源たるマナを直接汲み出すことで奇跡を成すという強力な魔術である。
351年前、建国王アルブレヒトによって遺跡より発見されたこの古代魔術は、他国で一般に使われている精霊魔術に比べて汎用性、威力ともに非常に優れており
この強大な力を独占したアルブレヒトは(それまでは地方の一豪族に過ぎなかったにも拘らず)大陸北部を覆う大国を一代でうち立てたのだ。
しかし、この魔術の乱用によって大地よりマナを延々と汲み出し続けた報いか、モラヴィアの大地はここ数十年のうちに急速に衰えつつあった。
それは、大人口の集中する首都や魔術研究都市の近辺より始まった農地の砂漠化と、森林の枯死という形で現れ、時の王国首脳に大きなショックを与えた。
彼らの覇権の原動力たる古代魔術を今更放棄することなどできない。
かといって、このまま事態を座視していれば、そう遠くない将来。自分達の国は草木も生えぬ不毛の大地と化すだろう。
その後いくつもの対応策が講じられたものの、目立った成果はあがらず。最終的に考え出されたのが異界からマナの豊富な大地を召喚し、そこから国土維持に必要なマナを吸い出してしまうというものだった。
『救世』と名付けられたそのプロジェクトを率いることになったのがヴェンツェルだった。
「召喚陣には我が国で最も強力な従属魔術が付与されておる。仮にその大地に異界人が紛れ込んでいたとしても、問題にはならんよ」
ヴェンツェルはそう言って笑った。
ここでいう従属魔術とは、人の体内で生成される魔力に干渉して、その精神を乗っ取るというものだ。
逆に言えば、マナから魔力を生成できない者には効果が無いということなのだが、その点に関してヴェンツェルはなんら心配していない。
人間なら誰しもごく少量の魔力は生成できるはずだし、万一、異界人が魔力を生成する術を持たぬというなら、それこそ我が国の魔術兵団なりを送って制圧してしまえば良い。
現代において、魔法を運用しない軍など物の数ではないのだから。
「案ずるには及ばんよ」
そう言ってヴェンツェルは笑った。
1941年6月21日。モスクワ。
「困ったものだ」
赤軍参謀総長ゲオルギー・コンスタンティノヴィッチ・ジューコフ元帥は疲れきった風体で椅子に腰を下ろした。ここはクレムリン宮殿内に設けられた高官用の休憩席である。
帝政時代の職人が丹精込めて造り上げたアンティーク調の椅子は、彼の背中をやんわりと受け止めた。
その柔らかな感触に軽く息を吐く。と、後ろから声がかかった。
「おう。何だ、同志ジューコフ。ここに来てから30分で10年は老け込んだように見えるぞ」
「……どうかお手柔らかに願いますよ。同志」
そう言って振り返ると、軍服姿の禿頭の大男がニヤニヤ笑いながら立っていた。
国防人民委員のセミョーン・ティモシェンコ元帥である。
「その様子だと、色好い返事はもらえなかったようだな」
「ええ、同志書記長はドイツの攻撃まで、まだ間があると御考えです」
そう言って溜息を吐いた。
この時期、ドイツとの開戦に備えて赤軍はかなりの兵力をポーランドに集結させつつあった。
しかしその大半はスターリンの厳命によって即応体制には無かった。
「第一撃でナチの奇襲を許した場合、このままではウクライナ辺りまで一気に踏み込まれかねません。唯でさえ4年前の…」
「同志。その先は言いっこなしだぞ」
「……申し訳ない」
4年前。
スターリンの意を受けたNKVD長官エジョフによる赤軍大粛清は、ソヴィエトの軍事システムを主に人材面で半ば麻痺状態にしてしまった。
なにしろこの粛清劇で元帥5人のうち3人。軍司令官15人のうち13人。軍団長85人のうち62人。師団長・旅団長も半数以上が粛清され、被逮捕者の数はなんと将校だけで2万人にも及んだ。
はっきり言って軍そのものが瓦解しないのが不思議なほどの数である。
(あれから4年……)
そうだ。僅か4年だ。
この程度の期間で将校を、ましてや将軍を育成するなどまず不可能だ。
現在の赤軍は装備だけが立派な張りぼてに近い、ジューコフはそう思っている。
……実際には『張りぼて』というのは言いすぎだったが。この感想は実に的を得たものだった。
「ともかく、だ。俺もその件に関しては憂慮している。後で同志書記長に進言しておこう。せめて前線への警告だけでも、とな」
「……ありがとうございます」
ジューコフは安心したように頷き、ティモシェンコはニッと男臭い笑みを浮かべた。
またage厨か
マルチすんなカス
これってアク禁にできね?
できねーよカス
173:名無し三等兵 :2006/12/31(日) 01:20:17 ID:??? [sage]
自衛隊がファンタジー世界に召喚されスレではオークとかによるモンスター姦は普通だったなあ
これ本当?
社会記事 自分のわいせつ画像を販売「24歳大学女性職員を逮捕」
ttp://adnet-news.com/syakai/news149320061109.htm 自分のヌード写真などを販売目的でパソコンに保存していたとして、愛知県警は北海道函館市の大学職員、
佐藤梢容疑者(24)をわいせつ図画販売目的所持の現行犯で逮捕した。
佐藤容疑者は愛知県警の取り調べに対し「遊び感覚だった」と話しているが、インターネットの掲示板等で
販売したわいせつ画像の「販売件数」は数十件にのぼっておりほぼ日常化。
こずかい稼ぎのために裸を晒して収益を得ていたと見られる。
裸の画像は、局部にモザイクをなにもかけず、いわゆる無修正の状態であった。
佐藤容疑者の自宅のパソコンからは、自分自身で撮影したと見られる自らの裸の画像が20枚以上あり、
その写真をメールに添付する形で販売していた。
自宅からは、撮影に使った携帯電話2台と契約書などが押収された。
佐藤容疑者が「遊び感覚」で販売していた行為は、明らかに風営法違反である。
わいせつ図画販売目的所持の現行犯で逮捕されているが、取調べ次第では風営法違反容疑での再逮捕もありえる話。
佐藤容疑者は地元の大学を卒業後、地元の大学の事務職員として就職。
教員ではないものの、天文学サークルの顧問としても活動していた。
学校という場に勤務する者として、モラルが問われる行為であることは間違いのない事実である。
>>121 こんなログならある
768 名前:S・F ◆Pf7jLusqrY :04/06/14 01:25 ID:???
リアルタイムで乙です。あえて築城せず、地獄に引きずり込む・・・怖っ!
下手すると英国式のがむかつくかも。自衛隊平民軍だしなー。
流刑者の大陸が、日本に対して近い国になるのかなあ?
まあ経済的にはずっぷり依存しそうだから、ちょうど良く市場になるか。
・・・それ以前に女がいなくて、やばいモノと混血起こしそう(汗
769 名前:名無し三等兵 :04/06/14 01:41 ID:???
アメリカも、自主流刑地。
770 名前:名無し三等兵 :04/06/14 01:42 ID:???
>>768 獣姦で獣人が生まれるような世界?
771 名前:名無し三等兵 :04/06/14 01:44 ID:???
最近は女性の受刑者も多い様だが・・・
772 名前:名無し三等兵 :04/06/14 01:44 ID:???
>>770 ありえなくもない。
で、数十年後設立される獣人特殊部隊
こんばんは。
今年一年、私のスレから派生した問題のせいでご迷惑をおかけしたこと、大変申し訳ありませんでした。
F自スレの発展と、更なる良スレ化を心よりお祈りしております。
良いお年を、お迎えください。
というわけで、あけましておめでとう!
今年こそF自スレに繁栄と安楽を
>>ALL
あけおめことよろ!
年内には完結を目指します!
と言いつつ、あえて終わらせずに延々とこのスレがなくなるまで続けてみようかなと思ってみたり
新年早々殺戮というのも問題かと思うので、二日より投下開始します
では、F自スレとその全ての住人に長寿と繁栄を
127 :
くろべえ:2007/01/01(月) 00:35:38 ID:???
新年おめでとうございます
自衛隊の↑運↑予算
一般の人の中では、弓の威力って割となめられてる感じだよね。
銃の無い時代にあって、あれほどおっそろしい武器は他に無いんだけどね。
遠距離から攻撃可能で地形を利用すれば一方的に攻撃可能な弓が一番戦死者が多いんじゃなかったっけ?
曲射で面制圧する武器だって某研猊下もおっしゃられてた。
ブレイブハートという映画を見ると、弓矢の恐ろしさが良くわかる。
指揮官いわく、金がかかるからあまり使いたくないそうだけどw
やあ厨房たち
今年もスレの総意で学園島スレはここを荒らすことになったからよろしく。
いい加減あきらめて軍板から出ていけよ
なんだ、どいつもこいつもレベル低いなぁ
今学園島スレはタイフーン氏を筆頭とした一派が他スレを侵略しています。
責任は全てタイフーン氏にありますので、避難所に書き込みお願いします。
>>130 訓練しなきゃ射る以前に引くことさえ出来ないからな
金と時間かかるだろ
有名なイングランド軍の長弓戦術ですな
>>124 そう思うんなら来んなよ。
どんだけ迷惑してると思ってるんだ。
今やタイフーン=age厨だからな
>>138 黙れうるさい消えろゴミ虫
せっかく今日はSSが投下されるんだから価値のない貴様は部屋に篭って出てくるな
とっとと死ね、人様に迷惑をかけないよう自分の家のゴミ溜めで死んでしまえクソヤロー
何様のつもりだ廃人め
ゴミ溜めはお前の頭だろーが
そんなことよりF世界における性的暴行について話しましょうよ
荒れるといやなのでバカにレスしないよ
阿呆は偶に運営関連の板見るヨロシ
>>142 荒らしはスルーが一番ですよね!
>>143 最近削除人は働いていないから大丈夫ですし、削除される理由がありませんよ。
さてF世界に自衛隊が召喚された場合、性欲処理は非常に重要なファクターであると考えます。
とりあえず山羊や犬で性欲処理は基本だろう
>>145 F世界ならばオークやエルフが対象になったり?
獣姦もまたあり得ると思います。
軍事板なんだから娯楽よりも現実的な創作をしようよ
戦場は極限状態で、通常ならばできないこともやれるようになる
過度のストレスによる自殺とか、屍姦とか
どんな病気持っているかわからない現地人や動物よりかは
仲間のケツ
>>147 娯楽は創作板の範疇ですしね。
ここの住人は妄想狂の学園島スレ住人よりはまだ物わかりがいいです。
>>148 アッー!
確かにハッテン場は必要でしょう。
やはり掘られるのは女顔?
なんだ、学園島スレにもわかる奴がいるじゃないか
学園島スレは妄想の避難所派と現実的考察派に別れていて、現在現実的考察派が優勢です
タイフーン氏ら避難所派は、現実的考察派のレスを削除依頼するなど荒らし以下の存在です
なんで荒らしが来てるの?
なるほど
避難所派ってことはタイフーンとか?
可能性は高いな。
学園島スレ避難所派は何様のつもりなんだ?
派閥戦争はage厨の捏造だって知らないのか?
今や軍板全体の常識だぜw
物語氏はまだでおじゃるか?
ぬるい流れはもう秋田
きてよ小官わたしのところへ
!・・・・・・・
偉大なる空に輝く白頭山の星にして
>>159将軍様・・・
はい
必ずや・・・
必ず17時までには
ウウウ・・・・
こんにちは。
学園島スレにおいて避難所派、現実考察派の争いはage厨(ツイスター ◆Upy4wcs9SI、
ハリケーン ◆8x8z91r9YM、ハリケーン◆i3FjaNbBfI)の悪質な捏造であり、他スレを
荒らすことで問題を大きくしようとしているだけです。
そのような事実は無いことを、私の方からご説明させて頂きました。
それらしい書き込みがあった場合はスルーをお願いします。
スレ汚し、失礼致しました。
スレ汚しと分かってるなら二度と湧くな
小官颱風をそっちに送るぞバカタレ!
全板強制ID制になるみたいだからもう少しの我慢
俺が荒らせばタイフーンの責任になるな
同日 21:19 日本本土 東京都千代田区丸の内1丁目 東京駅上空
<対空火器があるんだぞ!>
「近くで構わんと言っている、そこで下ろしてくれ」
帰還中だったヘリの中では、パイロットと佐藤が言い合いをしていた。
防衛省から来た命令は明確だった。
敵は対空火器を装備しており、空からの侵入は危険なため帰還せよ。
搭乗している部隊は車輌部隊と合流し、敵脅威を殲滅せよ。
なお、既に車輌部隊は現場へ移動中。
「車を待っていたのでは間に合わない」
佐藤は冷静に言った。
内心では今すぐ小銃を突きつけてでも現場に急行したいが、それにはパイロットの協力が必要不可欠である。
だからこそ、彼は出来るだけ冷静さを保っていた。
だが、彼の心の中では自衛官としての義務が声高に主張していた。
強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、
事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。
俺は自衛官として宣誓したじゃないか。
対空火器が何だ、俺は危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務めないといけない身分じゃないか。
覚悟を決めた彼が小銃の安全装置を解除しようとした時、ヘリの通過を確認したらしい車輌部隊から通信が入った。
<上空を移動中のヘリコプター!どこへ行く!俺たちを拾っていけ!!>
基地においてきた予備隊の三尉が叫んでいた。
彼の声は切迫しているが、まだ狂気は感じられない。
佐藤は安堵を覚えつつ、パイロットに何か話しかけようとした。
だが、それより前に彼は口を開いていた。
「こちら桜空輸、我々は貴隊との合流を命じられている。
敵は対空火器を有しており、我々は接近できない。搭乗している部隊を降下させる」
無常ではあるが、命令違反はしていない。
佐藤たちよりも大陸での任務が少なかったらしいこのパイロットは、未だ自衛官としての常識を残しているようだ。
<撃ち落されたいのか!今すぐ俺たちを現場に連れて行け!>
三尉の叫び声に、佐藤は慌てて下を見た。
車道も歩道も関係なく逃げ惑う人々によって、道路は完全に麻痺していた。
あちこちで赤色回転灯を回したパトカーや救急車が立ち往生しており、どうやら交通事故を起こしたらしい自家用車が残骸となって路上に点在している。
その路上に、武装した自衛官たちが次々と降車し、小銃を振りかざしつつ前進を試みている。
隣では、盾を構えた機動隊員たちも前進を試みているようだ。
小銃をこちらに向けて立っているのは、あれが三尉だな。
保守的
<総員対空戦闘用意!上の腰抜けヘリを狙え!>
正気を失いだした三尉の怒号が聞こえる。
あいつならば、本気で撃つだろうと佐藤は内心で覚悟した。
「ああもう!わかったよ!」
覚悟を決めたらしいパイロットは叫んだ。
しぶしぶというよりも、彼の内心で良識が常識に勝った感じの声音である。
「おまえらの大将を運んだら次はおまえらだ!銃を向ける相手を間違えるんじゃねぇ!!」
叫ぶなり電線や気流の存在を無視した急旋回を実施すると、ヘリコプターは乗客をミンチにするかのような荒っぽい機動で現場へ向けて移動を開始した。
周囲の風景が流れ、天地がまるで逆転したかのように動く。
平均感覚が失われ、佐藤はすっ飛んで二曹を押し倒していた。
「一分だ!何かに掴まってお祈りでもしてろ!」
二曹に蹴り飛ばされた佐藤の耳に、パイロットの怒号が入った。
同日 21:20 日本本土 東京都中央区銀座五丁目 三階建てのビルの屋上
「ジャスト1分だ!良い夢見れたか!?」
先ほどまでの殺人的な機動は終わり、ビルの屋上すれすれに機体を制止させたパイロットが叫ぶ。
ドアが開かれ、そして最初に二曹が飛び降りる。
「降りろ降りろ降りろ!!」
二曹が叫び、そして言われるまでもなく隊員たちはヘリコプターから飛び降りた。
小銃を持った隊員は安全装置を解除し、重火器担当の隊員たちは武装をヘリから下ろす。
<残りを運んだら近くで待機する!いいな!ここまでしたんだから絶対殺せよ!>
全員が屋上に展開した事を確認したパイロットは、そう叫ぶとヘリを上昇させた。
思わず見惚れるほどに見事な旋回を実施し、車輌部隊の方へと飛び去っていく。
「全員安全装置を外せ、だが、逃げ遅れた民間人が残っている可能性もあるため、動くものを片っ端から撃つんじゃないぞ!前進!」
佐藤が号令を下し、彼らは屋上のドアへと前進を始めた。
と、そのドアが内側から勢い良く開かれる。
「なんだてめぇら!!」
拳銃を持った男たちが現れる。
警察官には到底見えない。
「撃つな!撃つなよ!」
一斉に小銃を構えた隊員たちを制しつつ、佐藤は一歩前に出る。
目は血走り、構えた小銃は安全装置が解除されている。
「自衛隊だ、そのオモチャを捨てて直ぐに逃げろ」
「なんだと!もういっぺん言ってみろ!」
状況をわかっていないのか、それとも虚勢を張っているのか。
相手は佐藤の言葉に素直に従おうとしない。
隊員たちが一瞬で全員を射殺できるように、静かに展開していく。
「最後の警告だ。武器を捨て、この場から立ち去れ。
我々の行動を妨害するのならば、貴様と仲間たちは国家の敵だ」
佐藤は小銃の筒先を手前の男の顔面に突きつけ、そして言った。
「蜂の巣になりたいか!?」
脅しの効果は抜群だった。
何しろ、自衛隊は民間人相手にも平気で発砲できる事は周知の事実になっている。
ましてや、カタギの職業ではなく武装もしている自分たちが例外になれるわけがない。
男たちは、上位者に命令されるまでもなく武器を捨てた。
「下まで案内しろ」
日ごろの余裕を完全に失っている佐藤に命じられ、彼らは大人しくビルの玄関まで先導役となった。
おもすれー
同日 21:24 日本本土 東京都中央区銀座六丁目 路上
「いました。あそこです」
遮蔽物に身を隠しつつ、陸士長が小声で報告する。
ゆっくりと前進していた佐藤たちは、それを聞いて停止した。
化け物は負傷した避難民や警察官を、実にうまそうに食べている。
こちらに気付いた様子はない。
「9mm拳銃弾では致命傷を与えられないっていう話だ。
横田陸士長、二人連れて適当なビルの上から発砲しろ。だが、効果がなかったら直ぐに退却だ」
「復唱、横田陸士長ほか二名、ビル屋上より」「いいから行け」
「はっ!」
最後尾にいた三人が駆け足でその場を離れていく。
「我々はどうしますか?」
二曹が尋ねる。
「上からの銃撃が始まったらこっちも一斉射撃だ。
無反動砲は悪いが、路上に出て発砲しろ。ここじゃ狭すぎるからな」
「り、了解」
無反動砲を背負った陸曹が青い顔で答える。
「重機関銃は適当な位置を見つけて展開、ヤバイ時は武器を置いて逃げろ」
「はっ」
機関銃班が答える。
東京の路上を舞台に、自衛隊と化け物の戦闘が始まろうとしていた。
<ゴルシア14よりゴルシア1、二つ隣の三階に展開しました。準備完了>
先ほど離れた三人から報告が入る。
「ゴルシア14、始めろ」
<了解>
通りの向こうから、聞きなれた自動小銃の射撃音が聞こえてくる。
「突撃!!!」
佐藤が号令を下し、隊員たちは一斉に路上へと躍り出た。
最初に飛び出したのは、やはり身軽な小銃班員である。
道端に転がる死体を無視し、放棄された車輌の陰へと潜り込むとすぐさま射撃を開始する。
「ウラァァァァ!!」
恐怖を振り払うために雄たけびを上げつつ84mm無反動砲を構えた陸曹が飛び出す。
彼は味方にバックブラストの影響を与えないため、一番遠くに行かなくてはならない。
「急げ急げ!!」
アドレナリンの影響か、M2重機関銃を軽々と抱えた機関銃班も飛び出していく。
同日 21:24 日本本土 東京都中央区銀座六丁目 とあるビルの三階
「撃てぇぇ!!」
コールサイン:ゴルシア14こと横田陸士長は、銃撃音に負けない叫び声を上げていた。
眼下に広がる化け物は、信じがたい事に小銃弾を弾いていた。
「効いてませんよ!」
「いいから撃て!」
悲鳴を上げた陸士を怒鳴りつけつつ、彼の心の中は恐怖に満ちていた。
敵には小銃弾が効かない。
つまり、自分たちはあと数十秒であそこで喰われている警察官と同じになってしまう。
糞、どうして自分が。糞。
恐怖に彼が負けそうになった瞬間、別の方向から銃撃が開始された。
パパパンは89式
バババンはM2
バシュッと聞こえたら、そこはもう激戦区
大陸に派遣された自衛隊員たちが非公式に語っている音での武器識別に従うのならば、都内の一等地であるここは激戦区だな。
銃撃音に力づけられた彼は、心の中でそう呟きつつ、背負った110mm個人携帯対戦車弾に手を伸ばした。
学園島スレなんて足元にも及ばない
「撃てぇ!撃てぇ!!」
叫びつつ、佐藤の内心も恐怖で埋め尽くされていた。
相手は小銃弾を弾いている。
「無反動砲急げ!手榴弾!!」
佐藤が叫び、隊員の半数が銃撃を止めて手榴弾を取り出す。
銃撃を無視していた化け物は、そこで初めて敵対行動を取った。
巨大な尻尾を、五月蝿そうに振るったのである。
停車していた国産の軽自動車が紙くずのように吹き飛ぶ。
「嘘だろ、おい」
自分に迫る0.8tの金属の塊を目にした陸曹が呟き、次の瞬間、彼は傍らに転がった無反動砲を残して肉塊へと変わった。
金属と湿った何かがアスファルトと摩擦しつつ吹き飛んでいく。
「撃てぇ!撃てぇ!」
隊員たちは、仲間を殺された怒りも、そして目の前の化け物への恐怖も忘れて射撃を継続していた。
「手榴弾!」
再び佐藤が叫び、手榴弾片手に唖然としていた陸士たちが、我に返って投擲を開始する。
全員が遮蔽物の陰へと身を伏せ、そして爆発。
そのまま放棄車輌に引火したらしく、続けてオレンジ色の閃光が広がる。
自衛隊はファンタジア国にて
学校の壁を直したり給水設備を作ったり・・・
今では遠い東の島からきた土木工事の職人集団として
国中の民もすっかり馴染んでしまいましたとさ・・・・
めでたしめでたし
「撃て撃て!何をしている!!」
隊員たちの後ろを佐藤は駆けつつ叫ぶ。
我に返ったものから銃撃が再開される中、彼は無反動砲の元へと辿り着く。
本体に残っている陸曹の片手を取り外し、敵の方を向く。
無数の炎に囲まれた敵は、どうやらエサを焼かれて怒っているらしい。
信じられない。
照準機の向こうの敵を睨みつつ、彼は思った。
5.56mmNATO弾も、M26A1破片手榴弾も、相手には効かないのか。
見た限りでは、辛うじて体の数箇所から出血が見られるだけである。
と、冷静に状況を説明しつつも、彼の中の訓練された部分では、無反動砲の射撃手順が進んでいた。
傍らでは、いつの間にか付いて来ていた二曹が小銃を発射している。
「撃つぞ!」
佐藤は叫び、そして発射した。
装填されていた榴弾が飛び出し、敵めがけて一直線に飛んでいく。
だが、敵はそれを脅威と思ったのかひらりとかわし、榴弾はその先に放棄されていた車輌に突き刺さって爆発する。
「嘘だろ・・・伏せろ!」
明らかにこちらを向いている敵を確認した佐藤が叫び、小銃を撃っていた隊員たちは慌てて伏せる。
だが、重機関銃を連射していた機関銃班には、その声は小さすぎた。
「効いてますよ!!!」
曳光弾を睨みつつ、射撃していた陸士長が叫ぶ。
小銃弾では弾かれてしまう、無反動砲はよけられてしまう。
だが、さすがにこいつは無理みたいだな。
笑みを浮かべつつ銃撃を繰り返す彼の視界の中で、敵は再び尻尾を振るった。
乗用車が吹き飛び、そして次第に大きくなってくる。
銃弾を飲み込み、穴を開け、大きくなってくる。
「ダメだ!退避しろ!」
機関銃班が消滅したのを見た佐藤は叫んだ。
もはや彼らの装備している武器では対処の出来ない相手だった。
機関銃班は全滅し、無反動砲ではよけられてしまう。
「どうするんですか!?」
路地裏へと逃げつつ二曹が叫ぶ。
「どうしたらいいんだ!いや、すまん、待て」
思わず怒鳴り返してから我に返って彼は謝った。
自動小銃は効かない、無反動砲は回避される。
重機関銃は効果があるようだがこっちが回避できない。
対空装備を持っているという事は戦闘ヘリも投入できず、こんな市街地では戦車は投入できない。
どうしたらいいんだよ。
とりあえず一時停止
スピード感のある戦闘ってむづかすぃ
>物語氏
スピードはありますが描写が不十分です。
学園島スレのSSを参考にして頑張りなさい
ラノベマンセーも軍オタもウザ〜イ
>>186 軍事板には戦争の非道な面を見たがらないヤワな奴が多いですからね
私が毎日学園島スレにニュースコピペやグロネタを投下しているのは現実的な創作をしてほしいからです
188 :
名無し三等兵:2007/01/02(火) 17:58:31 ID:MSJeMLsL
物語氏乙
F自スレのSSどれでも良いから実写化して欲しい。
>>158 すべてはタイフーンの夢なのかもしれないな。
>>185 ひょっとして2月からのネット規制(名誉毀損との通報があれば
発信者の同意が無くても個人情報が開示されてしまう)と何らかの関係があるのかな?
>>188殿
少なくともネリュントスは実写無理でしょうなぁ
元1殿のならば、出来るかもしれないけれど・・・
日米共同合作で、CGその他はアメリカ担当、自衛隊だけ日本側から出せば凄いのが出来るかもと妄想してみたり
>>189 ていうかタイフーンが被害妄想で荒らしてるだけ
まあ落ち着けみんな
正月だから言える
みんなもちつけ
戦闘シーンなら小官作品がいいな
あれは特化型だけど読んでて気分がスカッとする
学園島スレ荒らすな!
犯人はお前らだろ!
>>190 一部の板(鯖)では強制的にリモートHOSTが表示されるようになるみたい。
>>196 劣等感をはらすために無駄なコピペで埋めてたのか
本気でゴミ以下のクズだな、もう必死になって生きなくていいんだよ
>>171 あーあ、三尉は友軍に銃を向けちゃいましたね。
通信は録音されてるし刑務所行きかな?
201 :
元1だおー:2007/01/03(水) 10:41:19 ID:???
みなさんあけましておめでとうございます!
約束したとおり、今回は《野戦》な設定を投下しようと思います。
202 :
元1だおー:2007/01/03(水) 10:42:40 ID:???
(原案協力 物語は唐突に氏)
ノンフィクション作家 矢倉 百合
小閑出版
《森よ眠れ》より
203 :
元1だおー:2007/01/03(水) 10:43:20 ID:???
まえがき
この悠久の歴史を持つ大陸、ゴルソンに一つの広大な森がある。
眠りの森
まるで眠っているかのように山脈の合間に寝そべる広大な森である。
エルフの一氏族に七千年を越えて守護されてきた、この世界にはよくある辺境の森。
今は彼らの必死の努力により緑は深く、鳥のさえずる美しい森は迷い込んだ人々を魅了する。
しかし、かつてここでこの世界の運命を決する死闘が繰り広げられたのである。
眠りの森防衛戦。
陸上自衛隊一個師団七千五百名と冥界から蘇った魔獣兵団総勢二十万との壮絶な総力戦が一ヶ月にわたり続いた血戦≠フ場である。
召喚後の日本は数々の苦難と遭遇し、幾多の戦いを経験したが、ここまで大規模な戦闘はあまり例がない。
なにより、ハイテク兵器で圧倒的な優位にあった自衛隊が、初めて経験した劣勢の戦いであった。
しかし、当の日本人である我々は、この戦いがこの世界に及ぼした影響や意義を、そしてそこで戦った自衛官達のことをあまり知らない。
この戦いに至るまでの経過、そして何故この辺境の森が戦火に包まれたのか、様々な資料をもとに、書き残したいと思う。
204 :
元1だおー:2007/01/03(水) 10:44:16 ID:???
(中略)
吟遊詩人は謡う
世界の終わりが近づきし時、絶望に抗った者達がいた。
異世界より出でたる太陽の国。百万の敵を前に立ち上がりたるは、八千の勇者達……
205 :
元1だおー:2007/01/03(水) 10:46:17 ID:???
経過
2021年
5月12日
眠りの森に陸上自衛隊普通科一個中隊がエルフ族との協定により派遣される。
中隊の任務は森の日本寄りであるとされるエルフ族の警護だけで、政治的な意図のみで戦闘はあまり想定されていなかった。
中隊隊員とエルフ族は当初距離をとって生活していたが、次第に打ち解け、賓客としてもてなされるようになる。
6月28日
異世界人による世界の歪みを許すことはできないとする宗教集団現世の審判者≠ェ冥界の門を開く。
詳しくは割愛(中田 修司 著「狂信者は止められなかったのか?」を参照)
7月1日
西方の大都市エヴェルランドが何者かの襲撃により壊滅する。
調査に向かった陸自一個小隊が都市の残骸を埋め尽くす異形の生命体の写真を撮影し本国へデータ転送。
7月6日〜10日
審判の日がやってきたとパニックに陥る都市が続出する。
暴動や集団自殺が多発し、治安の乱れが世界規模に拡大。
206 :
元1だおー:2007/01/03(水) 10:47:45 ID:???
7月11日
航空自衛隊のRF−4E偵察機が敵戦力の主力を空撮。
この世界のどの陣営にも属さない、破壊のみを目的とする怪物の集団はその数を増やし続け、その時点で総勢十万を数える。
日本国政府はようやく危機的状況を理解し、対処に乗り出す。
7月14日
統合幕僚会議にて、陸海空三自衛隊でそれぞれ違った見解が発表される。
陸幕は「現状のように大陸に拡散配置している部隊だけでは掃討は不可能に近い」
海幕は「制海権は確保できるが、内陸においての支援は不可能に近い」
空幕は「現在建築中の大陸の滑走路が完成しない限り支援は不可能に近い」
突然の大規模な脅威に虚をつかれた形であり、絶対防衛圏さえ不確かであったため、貴重な初動時間がここで失われる。
この時間の浪費と陸海空での協力体制の貧弱さについての論争は今も解決していない。
7月15日〜22日
戦闘の最前線にたつことが予想される陸上自衛隊が急遽部隊を編成する。
この編成は場当たり的であり、攻勢の編成なのか守勢の編成なのかさえ不明瞭なものだった。
攻撃し殲滅するのか、守りに回るのかさえ決まっていなかったからである。
7月25日
敵は一路日本の方向を目指して進軍を開始。
その進路上にある都市や村々を焦土としながら破竹の勢いで進む。
同じ日、ようやく情報本部が敵の目的と冥界の門の正体を把握する。
世界を終焉させる審判者である≠ニするこの世界の宗教指導者達に対し、
外務省及び防衛省はあくまで空想上の存在≠ニして冥界の軍勢を客観視する立場を表明。
このとき殲滅を約束した統幕議長は後に「邪神の軍勢に戦いを挑むつもりか、と各国代表が目を丸くしていたのが印象的だった」と述懐している。
207 :
元1だおー:2007/01/03(水) 10:54:12 ID:???
7月27日
日本国政府は召喚以来最悪の危機であり、同盟国と連携しこの脅威を排除すると公式発表する。
同日、ようやく統幕は作戦計画を練り上げる。
概要
1.敵の進撃は速く、不測なものであるため、ただちに反撃の部隊を送ることは難しい。
2.上記をふまえ、一度敵をある一点に集中させ、この進撃を留めることが急務である。
3.敵は一直線に日本に向かう進路をとっており、その進路上の天然の要害である眠りの森≠ノ守備の重点を置く。
4.眠りの森で敵を遅滞させている間に在日米軍と第七師団等を中核とした反撃部隊の編成と装備の揚陸を行う。
この計画は軍事的に戦力の逐次投入にあたるとして当初問題になったが、選択肢としてはこれは仕方がないことであった。
一気に十万を超える敵を殲滅できるほどの部隊を編成・出動させることは不可能であり、内陸のため海自の支援、そして航続距離の関係で制空権が望めないとあっては、思い切った作戦はとり難かった。
7月29日
眠りの森守備隊総司令官として陸上自衛隊・西部方面隊の方面総監である山城 守道(やましろ もりみち)陸将補が着任する。
山城陸将補は当時五四歳。防衛大学の卒論に「野戦築城とその防御効果」を発表するなど、その頃既に時代遅れとされていた前時代的な戦闘の研究者だった。
しかし、その才能が思わぬ形で役立つ時がやってきた。
眠りの森はハイテク兵器の力のみに頼れぬ、軍勢同士の戦いが予想されたからである。
山城陸将補はただちに大陸へと発ち、まず急遽編成されていた部隊と合流。
その部隊と眠りの森の先遣中隊を麾下に、山城支隊と改称する。
8月1日
山城陸将補以下、千二百名の山城支隊が眠りの森で部隊編成を完結。
wktk
邪神?それはすとらま様かもっこすwaわなんdyjさでwxzw
209 :
元1だおー:2007/01/03(水) 10:55:14 ID:???
8月2日〜6日
山城陸将補は、エルフ族の案内者と共にくまなく眠りの森を調査し、防衛計画を練る。
また、物資空輸のためのヘリポート建設を急がせる。
森を切り開くことへのエルフ族からの反発などの問題もあったが、どうにか作業は進むことになる。
8月7日〜30日
山城陸将補は森には天然の洞窟が多数あることに着目し、そこを利用して強固な秘匿陣地を造ることを計画する。
また、神木が頂上に根を下ろす、森の唯一の山であるクルミ山(標高役二百メートル)に特科隊(砲兵隊の自衛隊呼称)の陣地を敷設するよう指示。
これに猛烈に反発をしたエルフ族であったが、同じ日に森へ逃げ込んできたエルフ族難民が冥界の軍勢が次々と各所の森を焼き払っていることを知らせ、ここで食い止めなければ世界の森が消えてしまうと説得し、了解を得る。
敵は早ければ一ヶ月後、つまり9月中にやってくることが予測され、急ピッチで作業が進む。
また、本国に増援部隊を可能な限り送るよう要請し、30日までに施設科隊とその装備一式が二個大隊増派される。
9月1日
この日までに新たに五つの都市と二つの国が滅ぼされ、状況を重くみた日本国政府と統幕は眠りの森の防備を更に強化するため、増援を送ることに決定。
山城陸将補がよく知る部隊が最適であるとして陸上自衛隊西部方面隊第四師団から五千名が随時眠りの森へと出発。
この第四師団の派遣は当初、反撃部隊の編成と輸送に支障となるとして反対意見もあったものの、山城陸将補の「現有戦力のみでの森の維持は不可能」とする再三の要請により決定される。
210 :
元1だおー:2007/01/03(水) 10:56:53 ID:???
9月25日
大方の予想を外れ、敵は動きを一時とめる。
冥界の門が小さくなっていることが原因だった。
狂信者達が中途半端な術で召喚したため、長く保たなかったのである。
この情報が知らされたが、山城陸将補は作業を休ませずに陣地構築とクルミ山の要塞化を進める。
また、航空自衛隊の増援部隊が到着する。空自ではあるが、航空機ではない。
基地防空用の20o対空機関砲(VADS)の部隊である。
彼らは当初対空射撃を担当するものとばかり思っていたが、山城陸将補は森の中に偽装して配置した。
この20o対空機関砲は水平射撃能力もあり、地上戦の防御火力として運用することを考えたのである。
地上戦など想定していなかった空自隊員らは戸惑いを隠せなかったが、後にこの対空機関砲は絶大な威力を発揮することになった。
10月29日
クルミ山に重火砲を重点配備したクルミ山要塞の体面が整う。
また、第四戦車大隊の七四式改戦車を森の各所に偽装配備するのも完了。
これは森林内では戦車の機動性が活かせないことや、その莫大な燃料供給と備蓄に回せる余裕が無かったからである。
この時までに、森林内は十字砲火を浴びせる形をとったトーチカが二百ヵ所以上、火砲を秘匿した陣地が百ヵ所以上構築される。
各トーチカや陣地は人一人分程度の地下トンネルで連絡されており、弾薬や人員の移動が可能となっていた。
施設科隊の能力の高さと、初動から施設科隊を増派させたためである。
山城陸将補は施設科隊は戦闘が始まった場合普通科隊の充足にあてるよう計画しており、戦車よりも彼らの増派を要請したのである。
弾薬と食糧の備蓄も力を入れていた。
敵を食い留めることが任務であり、最悪追いつめられて包囲される状況も考えられたからである。
そんな場合でも敵が無視できぬよう抗戦できる態勢を整える必要があった。
重火砲が生き残っている限り、たとえ森の大部分が占領され森を突破されても、ゲリラ砲撃で敵を悩ますことができる。
11月2日
一部志願者を除いたエルフ族の避難が始まる。
211 :
元1だおー:2007/01/03(水) 10:59:09 ID:???
12月21日
全陣地を繋ぐトンネル網が一応の完成を迎える。
同日、冥界の軍勢が移動を開始。
その頃、当初の予想を遙かに上回る二十万を越える怪物の集団に変貌していた。
12月26日
戦車隊や一部普通科連隊の幹部が先制攻撃を具申するも、無駄な弾薬と戦力の分散は認められないとして却下される。
2022年
1月1日
年の明けたこの日、眠りの森の北方に冥界の軍勢が到達。
制空権が敵に奪われる。
高射特科隊の隊員・相馬孝弘二等陸曹は「凄まじい数の悪鬼の来襲は、まるで黒い雲が意志をもって襲いかかってくるようだった」と日記に記している。
この日の日没までに、配備されていた短SAMや近SAMはほぼ全て破壊され、沈黙する。
陣地を露呈させてしまうため、山城陸将補は緊急時以外の対空攻撃を禁止。
212 :
元1だおー:2007/01/03(水) 10:59:48 ID:???
開戦当時の眠りの森守備隊の戦力は以下の通り
・守備隊司令部およびその直轄部隊
・第四○普通科連隊
・第一三普通科連隊(東部方面隊から唯一まとまって派遣された連隊だった)
・独立普通科連隊(山城支隊の普通科隊。主として中部・東北方面隊の各普連の寄せ集めだった)
・第四戦車大隊
・第三特科群
・第四特科連隊
・第四高射特科大隊
・独立特科大隊(山城支隊の特科隊とその他の大陸部隊からの寄せ集め)
・第四通信大隊
・集成支援連隊(主として施設科・衛生科。大陸の各部隊より割かれてきた)
・第三四四施設中隊
・航空自衛隊拠点防空団(空自各基地の基地防空隊の集成部隊)
弾薬十日分(補給無しで師団全力攻撃での場合)
食糧備蓄三十五日分
拠点防衛戦のため、燃料は必要最低限の量だった。
充足率は各部隊により違い、連隊と呼称されているが千名に満たないものもあった。
戦闘中は施設科隊員の多くは普通科隊に吸収され、充足にあてられた。
213 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:00:30 ID:???
1月2日
午前中まで飛行系の悪鬼と各守備隊との間で小規模な戦闘が起こる。
正午より、ミノタウルスと呼称された攻城悪鬼の一群を戦闘に眠りの森へと敵主力が進撃を開始。
各陣地と特科隊指揮官から司令部へ攻撃許可の要請が相次ぐも、接近させて一気にキルゾーンで叩くという山城陸将補の判断により発砲は厳禁される。
13時29分
命令が下され、秘匿陣地に配備されていた火砲が一斉射撃を開始。
森を捨てられないと残って戦いの様子を見ていたエルフ族の一人、ミウ・イーリアは
「まるでクルミ山の御神木、そして焼かれていった森の精霊達が怒りの咆哮を上げているようだった」
とその砲撃のすさまじさを書き残している。
13時55分
甚大な被害を受けながらも、敵は遂に森の内部へと侵入。
最前線を守っていた陸上自衛隊第四師団・第四○普通科連隊のトーチカ陣地帯と衝突。
四○連隊は自動小銃・機関銃・迫撃砲・対戦車火器でこれに猛反撃。
敵は数で圧倒すべく森へ殺到しようとするも、クルミ山砲台が強力な阻止砲火を浴びせこれを駆逐。
森の水際で数十メートルを奪い合う熾烈な火力戦を展開。
飛行系の敵は森の中へは大挙して押し寄せにくく、戦闘は有利に進む。
14時44分
眠りの森の後方よりMLRS六両によるロケット砲攻撃が開始される。
この支援は絶大な損害を敵に与え、この日の戦闘の勝敗を決めた。
しかし、MLRSの弾薬は少なく、開戦から二日後に撃ち尽くすことになる。
16時30分
この日の大規模な戦闘が終わる。
敵の損害については諸説あるが、およそ一万から一万五千の損害はあったといわれている。
一時は五万以上の損害を与えたといった見方もあったが、予想以上の敵の生物離れした防御力に思ったほど損害は与えられていなかった。
しかし初日は水際を守り抜いた形となり、隊員の士気も多いに盛り上がる。
214 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:01:53 ID:???
1月3日
12時20分〜13時30分
嵐の前の静けさを破るように、敵軍がスローウォーカーと呼称される強固な装甲をもつ悪鬼を前面に一斉攻勢にでる。
クルミ山砲台や各陣地の火砲が狙い撃ちするも、直撃でなければ撃破できない敵を前に森への侵入を許してしまう。
14時〜15時
四○連隊が対戦車火器で必死の応戦をするも、倒しても倒しても新手がやってくる状況に少しずつ劣勢になっていく。
また、初めていくつかのトーチカを放棄・退却することになる。
四○連隊・連隊長は偽装された第四戦車大隊の待機する地帯まで後退を指示。
15時10分〜17時
第四戦車大隊の戦車が敵に砲撃を開始。
ライフル戦車砲から高速で撃ち出される徹甲弾に敵は大損害を受け、進撃が止まる。
森に入ったことで敵の動きが制限されていたことも要因だった。
この時までに自衛隊側は負傷者七五名を出し、眠りの森の約十五パーセントほどの面積が敵に占領される。
また、夜間に敵の進路上に対戦車地雷を敷設したが、この時敵に発見され戦闘となり、隊員四名が戦死する。
四○連隊に所属していた赤間信也一等陸士(当時)はこの夜のことを後のテレビ取材でこう述べている。
「地雷を埋めていたら、森がざわめいたんですよ。
こりゃなんかヤバイんじゃないですか、って先輩に聞いた時でした。
闇の中から溢れ出すみたいに怪物ども、ええ、あれは人型の怪物でしたね、手が刃になってる気色の悪い生き物です、
そいつらが何百匹って襲いかかってきたんです。こっちは三十人。どうしようもありませんでした。
銃を乱射して、無我夢中で味方の陣地に逃げ込んだんです。それで点呼してみると、先輩の村井士長と同期の佐川くんがいませんでした……」
四人の遺体は、翌日森の木の枝に変わり果てた姿で吊されていた。
215 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:02:44 ID:???
1月4日
早朝未明
山城陸将補の命令を無視し、一部部隊が反撃を開始。
幾つかの陣地を取り戻すが、前線に突出部をつくることになる。
一説には山城陸将補の影響力の少ない四師団以外の独立部隊であったとされる。
11時22分
突出部が敵の総攻撃を受け、包囲され孤立。
司令部に救援要請。
山城陸将補は自力での脱出を命じるが、不可能であるとの返答にやむなく救援部隊を送る。
この救援部隊の派遣により前線守備に穴があき、互角であったパワーバランスが崩れる。
13時12分
中央戦線が敵に突破され、前線が大きく後退する。
四○連隊の損耗率がこのとき二割を越える。
そのため予備部隊として温存していた一三連隊を戦線に投入。
この混乱時、戦線を維持するためにクルミ山砲台をはじめとする火砲は支援砲撃を絶え間なく続け、弾薬の消費が早まる。
すでにこのとき、山城陸将補の予想を超え火砲の弾薬は備蓄の半分近くを消費しようとしていた。
216 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:03:41 ID:???
20時10分
戦闘開始後初めての補給ヘリがヘリポートに到着。
弾薬と医薬品を降ろし、負傷者を乗せて出発。
しかし、たった四機のヘリの積荷では師団全体の補給には到底足りなかった。
山城陸将補は護衛付きの陸路での補給物資輸送を具申するも、本国は反撃部隊の輸送を優先するとしてこれを拒否。
この日の自衛隊側の損害は戦死・行方不明十七名、負傷二百二十四名。
戦線は最重要防衛拠点であるクルミ山へ近づこうとしていた。
増援、補給がこないことへの隊員の士気低下が深刻化する。
四○連隊隊員だった中原竜治陸士長は著者の取材にこのころのことを
「まともに戦おうってのがどだい無理な話だったんですよ。中MATとLAMは弾切れ、デカイのがきたら手榴弾で足を止めるか照明弾でめくらましをして逃げるかしかありませんでした」
と述懐している。
217 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:04:23 ID:???
1月5日
敵の攻勢が小康状態の内に山城陸将補は戦線をクルミ山まで後退させる。
四○連隊は損耗率三割を越え、事実上の壊滅状態となる。
この日は積極的な戦闘は一切行われず、退却と部隊再編成が行われた。
特筆すべき事項のないこの日でも、戦死八名、負傷百八十名を出し、敗色濃くなる戦況がにじんでいた。
死傷者の大半は敵に立ち向かえる重火器の弾薬が尽きていた部隊に集中していた。
それでもこの日補給は来なかった。
1月6日
山城陸将補は補給が来ないことに対して本国へ「もはや退却もやむなしとす」と打電。
これに対し防衛省は「あと一ヶ月抗戦せよ」と返信。
山城陸将補は部隊に弾薬の節約と、陣地を放棄する場合は爆薬を設置し敵が到達した際に爆破するよう命令する。
この日、遂にクルミ山に敵が突撃を敢行。
守備隊は果敢に反撃をするも、弾薬が底をつきかけている状態だったため思うように戦えなかった。
日没までにクルミ山の重火砲のほとんどは砲弾が尽き、迫撃砲と航空自衛隊の20o対空機関砲がかろうじて前線を支える火力となっていた。
この日の死者は十六名、負傷百三十七名。
ヘリによる重傷者の移送を要請するも、ヘリは一機も来なかった。
夜明けまでに重傷者二名が息を引き取り、この日の死者は十八名となる。
「これはもう正規戦ではない。もはや我々はゲリラ戦でしか戦えなくなっている」
−山城陸将補の手帳より。
218 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:05:21 ID:???
1月7日
重火器の弾薬がほぼ底をつく。
山城陸将補はクルミ山要塞の放棄を決定。
地下トンネルより主力の撤退が開始される。
同日、クルミ山は敵手に渡り、自衛隊は地下トンネルを爆破する。
1月8日
エルフの里一帯の強固な陣地に立て籠もり、自衛隊は態勢の立て直しを試みる。
偽装配備された戦車と20o対空機関砲が防御火力の主力だった。
この頃は巨大なタイプの敵に対抗できる対戦車火器は底をつき、進路上に対戦車地雷やトラップを設置するか、トンネル工事用だったダイナマイトやTNT爆薬を束ねた手製爆弾で肉薄攻撃を仕掛けるしかないという有様だった。
それでもまだ自衛隊側は事前に構築していた陣地のおかげで苦戦の割には損害は少なく、士気は低いもののまだ六千名強の隊員が健在だった。
それにくわえ森はその複雑な地形と木々の繁茂を深めており、敵は大軍での身動きがとれなくなっていた。
1月9〜13日
この期間、自衛隊はゲリラ戦と正規の火力戦を巧みに使い分け敵を翻弄した。
攻め寄せる小型の敵をおびき寄せ、小銃と機関銃で殲滅し、大型の敵は小型の敵に援護されていない場合に手製爆弾で足止めをしたり、空自の20o対空機関砲の3点射撃で間接などの弱点を狙い撃ちした。
トンネル通路で敵の後方へ周り背後を襲うことさえあった。
しかし死傷者は増え続け、四日間で死者二十名、負傷者三百二名を出す。
そして、戦車と20o対空機関砲の弾薬も底をつく。
219 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:06:39 ID:???
1月14日
森の後方より最後の車輌を使って重傷者を運び出す。
既に師団としての戦闘力は消滅しており、各員の小火器と手榴弾だけが戦う武器だった。
山城陸将補は残存隊員らに地下陣地内で訓話を行う。
戦局は我々に圧倒的に不利である。
しかし我々はけして諦めてはならない。
ここを失えば後はなく、敵は一路日本へと向かうだろう。
家族のため、愛する者のいる国のために、諸官らには更なる奮闘を期待したい。
もはや弾薬は底をつき徒手空拳同然である。だが我々は負けられないのだ。
我らだけの苦戦としてはならない
1月15〜20日
ゲリラ化した自衛隊員らの散発的な戦いが始まる。
燃料庫に残った燃料を使い、火炎瓶やナパーム弾をつくり、敵集団に奇襲攻撃をかけたのである。
戦線はじりじりと後退し、ヘリポートも敵手に渡る。
死傷者は増え続け、この五日間で戦死七十名、負傷八百名を数える。
独立普通科連隊にいた夏目浩一陸士長はこう話す。
「指揮系統は寸断され、敵に損害を与えるために戦っているのではなく、
自らの身を守るために戦っている、そんな状況でした……」
220 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:07:41 ID:???
1月21日
山城陸将補はこれ以上の抗戦は不可能であると判断。
救出部隊を本国へ要請。
反撃部隊は不完全であろうが相当数輸送されていると思ったのである。
「眠りの森より後方の城塞都市エピシュケムにて決戦を行うため、救援は待たれたし。独力での脱出を期待する」
この作戦を立案した統幕議長は、この事後眠りの森からの通信は途切れたとしているが、実際は通信は生きていたとされている。
この攻防戦が終わった際、公式発表をした統幕議長はこう語った。
「通信が絶えたため、全滅したと判断した」
221 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:08:30 ID:???
1月23日
山城陸将補と残存隊員は最後の反撃を敢行。
それまでの戦闘で度々報告されていた指揮を執る上位種の存在に着眼し、それを攻撃することを立案。
敵の頭脳と思われる人型の上級悪鬼の陣取るクルミ山の頂上に向かって敵に発見されていないトンネルで接近する。
クルミ山へのトンネルは7日の時点で爆破されていたため、夜の闇に紛れてクルミ山山頂を目指し一気に奇襲攻撃。
この時参加した部隊は司令部の若手隊員や対空機関砲の要員だった空自隊員まで、健在な者なら全て加えた寄せ集めだった。
もはや拳銃や機関拳銃といった貧弱な武器しかなく、それすら持たぬ者はエルフ族の残していった魔石の一種の発火石を改造した手製爆弾といった有様だった。
およそ三百名の反撃部隊は午後11時頃に壊滅したとされている。
222 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:09:41 ID:???
反撃部隊生存者、野々村脩二等陸士(当時)はこう語る。
「私は武器を背負ってついていく役目でした。
武器といっても手製の爆弾や火炎瓶ばかりで、敵に見つかったら陣地跡を見つけて隠れるしかありませんでした。
……現に私は、そうして生き延びたんです」
山城陸将補をよく知る司令部付き隊員だった笹島直人一等陸士(当時)は防衛省の聴取に対し
「山城陸将補以下十名ほどの隊員が最後まで頂上を目指していました。
他の隊員は武器が尽きた場合隠れるよう指示されていたんです。
はい、それも山城師団長の命令です。
師団長は最後の最後まで戦っていました。
あの先に果たして敵の親玉はいたのか……今となっては分かりませんが」
襲撃部隊三百名の内、生き残ったのは百五十名だった。
この時の戦闘で、山城陸将補は戦死したと思われる。
ここに自衛隊の組織的抵抗は終結する。
そして、この時点で五千名以上の隊員が森の洞窟内で息を潜めて隠れていた。
武器弾薬は完全に底をつき、抵抗は自殺行為となった。
それでも、山城陸将補が力を入れた縦横無尽に走らせたトンネル、更に水と食糧の備蓄が幸いし、隊員の多くは命を長らえることが可能だった。
223 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:10:44 ID:???
1月24日
事態が急変。
エヴェルラント近郊の冥界の門がその姿を消し、眠りの森の敵が次々と弱体化し、やがて退却を始める。
1月25日
眠りの森から敵が姿を完全に消す。
ヘリポートにヘリが飛来。負傷者を搬送する。
224 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:11:44 ID:???
2月2日
日本国政府から公式に国民に事態終息宣言。
内閣総理大臣は
「冥界の門を封じた米国特殊部隊に深い感謝の言葉を贈りたい」
と発言。
統幕議長は
「師団長は時代錯誤の作戦思想を持っており、そういった人物のために多大な犠牲を出してしまったことを深くお詫び申し上げると同時に、遺族の方々に報いるためにも前線指揮官の処分については厳しく行っていきたいと思っております」
と自らの責任については言及しなかった。
この後、マスコミでは眠りの森守備隊の指揮官は無能揃いであったという報道が過熱。
米国特殊部隊のみで決着がついていたはずだとする批判が相次いだ。
225 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:12:44 ID:???
当時米国特殊部隊SEAL指揮官だったレイモンド・カーター中佐は筆者の取材にこう答えた。
「眠りの森守備隊の頑強な抵抗により敵主力が一点集中していたのが功を奏した。
作戦立案や情報収集、そして潜入の時間確保は彼らの奮戦によって捻出されたものであり、
補給の途絶えた状態であそこまで戦い抜いたJSDFの勇士達には軍人として敬意を表する」
しかし、責任を現場に全て押しつけることが政府でも世論でも大勢を占めており
かつての帝国陸軍並の進歩性のない古い作戦思想により無駄な犠牲を強いた山城師団長
というイメージが固まり、眠りの森守備隊は犠牲者ばかり多い無駄で悲惨な戦場を戦ったとされた。
226 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:13:30 ID:???
<戦いの痕に残されたもの>
眠りの森の地獄を生き抜いた隊員達の多くは、その後口を閉ざし、原隊や再編成先の部隊へと散っていった。
ゴルソン大陸にそのまま残った隊員らは、不思議な体験を少なからずしているという。
貴族の街として有名なゴシュディカに駐留した生還者・林久司陸士長は、ある日高慢なことで有名な貴族女性にこう尋ねられた。
「アナタ実戦経験があるそうね。いったいどこで戦ってきたんですの?」
彼は少し躊躇い、答えた。
「眠りの森で……」
すると高慢な貴族女性は突然目を見開き、従者を呼んで彼を歓待する宴を開くよう命じたという。
「眠りの森守備隊の隊員は、どんな場所でも英雄扱いでした」
彼は楽しげにそう語り、それから目に涙をためてこう絞り出した。
「僕なんか、ただ弾を運んでいただけなのになぁ……」
彼のいた小隊は、三十五人のうち、二十名が戦死していた。
眠りの森守備隊の名は、この世界では勇気と自己犠牲の象徴となった。
227 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:14:14 ID:???
一歩踏み出すと豊かな大地が気持ちの良い音を立てて足を掴む。
前を行くエルフ族の女性が感慨深げに私に語りかけた。
「ここにニホン人がやってくるのは久しぶりで、皆喜んでいます」
私は意外な言葉に目を丸くした。
人間嫌いなエルフ族が日本人がやってきて喜んでいるなど、考えられないことだったからだ。
しかも、この森を荒れ果てた地に変えてしまった張本人なのである。
自分達の故郷を踏みにじった連中がやってきたら、人間でもいい気はしないだろう。
「みてください……」
エルフ女性は見晴らしの良い開けた場所で立ち止まり、ある場所を指さした。
森の中央にぽつりと盛り上がった、小さな山。
クルミ山だ、と私は息を呑んだ。
228 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:15:10 ID:???
「みなさん、参拝にくるんですよ」
私は彼女の言葉がいったい何を意味しているのか分からなかった。
参拝とは、御神木を詣でにきているのだろうか。
あの頂上の御神木は、戦闘で倒れてしまったと聞いたが。
「ここで世界を救うために勇敢に戦った八千の勇者達に感謝を贈るためです。宗教の垣根を越え、種族の垣根を越え、今この森にはたくさんの人々がやってきます」
私はクルミ山を目を凝らして確認した。
青々と茂る木々の合間に、人の列が垣間見える。
「いつもここで野イチゴを摘んでいくんです。クルミ山のトッカ隊の人達は、ここのイチゴを随分気に入ってくれました」
私はエルフ女性にはっとして視線を向けた。
少女の顔に、深い悲しみと慈しみの感情が浮かんでいる。
「この森と、あの人達の命を引き替えに、世界は救われたんです……」
野イチゴは、その後そっとクルミ山の錆びた榴弾砲がそのまま残る陣地跡に供えられた。
森に今も残る陣地跡。錆びた大砲、戦車、そして銃器類、中にはヘルメットまで転がっている。
かつての激戦を物語るものたち。
それはまるで、何かを後世の人々に訴えかけるかのように、赤茶けた錆びの涙を流し続けながら、この時の止まった眠りの森で、眠り続けている。
終
投下乙でした
硫黄島を思い起こさせるような過酷な戦場でしたのね
しかし偉い人とマスゴミはいつまでたっても('A`)
230 :
元1だおー:2007/01/03(水) 11:17:40 ID:???
以上です。
「バディのいた風景」はもう少し日がかかりそうなのでご勘弁を……
231 :
名無し三等兵:2007/01/03(水) 12:06:05 ID:dpwOfuTW
乙!
投下乙です。
>>229 マスゴミとカタカナサヨクは
間違いを認めるくらいなら周りの方が間違っていると
責任をスライドしたがりますからね。こういうのが非常事態になると
アヒャって信じられないを暴走する。
阪神大震災で外国人の冷遇、虐待に走ったのに
プロ市民が多かったのは神戸じゃ割りと有名な話。
学園島スレを荒らすな!
ツイスター様に謝罪しろ!
学園島スレまじうぜぇ…
荒らすなよ
乙であります。
とりあえずマスゴミは銃剣格闘の標的にするのがベストかな?かな?
元1だおー閣下乙であります!
「バディのいた風景」の続きをwktkしております
乱立スレあげ
あげ
242 :
物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2007/01/04(木) 01:17:05 ID:kXNttcw1
西暦2020年8月21日 21:26 日本本土 防衛省
「どうしたらいいんだよ」
頭を抱え込んだ統幕長が呟く。
現地では戦闘能力を喪失した部隊から、撤退を求める連絡が入っている。
関係各機関からは指示を求める通信が入り続けている。
「航空自衛隊の一部の飛行隊が勝手に上空に展開を開始しました!」
「海上自衛隊より艦砲射撃の要請が入っています!」
「木更津駐屯地より入電!戦闘ヘリコプター部隊が無許可で離陸!」
「何だと!?直ぐに司令に繋げ!」
最後の報告に席を立って彼は怒鳴り返した。
対空火器の脅威があるというのに、陸自は情報の連携すらきちんと出来ていないのか。
「繋がります」
オペレーターが冷静に報告し、そして統幕長は受話器を掴んだ。
244 :
物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2007/01/04(木) 01:22:28 ID:kXNttcw1
「どうなってる!何をやっているんだ!?」
「報告します。第四対戦車ヘリコプター隊は、全機が銀座付近に移動中です」
絶叫する彼とは対照的に、基地司令は冷静な声で報告した。
「直ぐに呼び戻せ!今すぐだ!」
怒りに燃える統幕長は、再び叫んだ。
戦闘を管制するために、彼の精神は磨り減っていた。
救国防衛会議は、消滅した日本政府の代わりに国家を動かす存在である。
つまり、内閣総理大臣も防衛大臣も消えてしまった現在、統幕長の任にある彼は三役をこなさなければならないからである。
「貴様は!貴様らは自衛隊員としての職務を忘れたか!」
「眼前の国家の敵を見逃す事は、本職の職務に含まれておりません。
閣下、ご決断を。今は自衛官の安全を配慮していられる情況ではありません」
最後の一言は、統幕長の言葉に響いた。
確かに、事態は一刻を許さない。
いかなる犠牲を払ってでも、敵を殲滅する必要がある。
敵が銀座付近を出れば、二次被害も含めてどれほどの損害が出るかわかったものではない。
245 :
物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2007/01/04(木) 01:24:46 ID:kXNttcw1
彼自身も、ここが日本の都市でなければ重砲でもミサイルでも何でも使って敵殲滅を命じている。
しかしここは東京。
よりにもよって日本の首都である。
損害に構わず攻撃を命じるわけにはいかない。
そして、建物や電線がある事から、自由な機動を取れるわけではない対戦車ヘリコプターなど、間違っても投入するわけにはいかない。
いかないが、ここは覚悟を決めるべきところかもしれない。
「全員了承しているんだな」
「はい、覚悟の上での出撃です」
「ならいい。状況が変わったら連絡する」
「感謝します」
通信は切れ、そして統幕長は椅子に座り込んだ。
一同が心配そうに見る。
「俺はいい、現状を報告しろ」
慌てて仕事に戻る一同を見つつ、統幕長は脳内でシミュレートしてみた。
駄目だ、戦闘ヘリならまだしも、砲爆撃だけは許可できない。
効果的な消火活動など望めるはずもない現状では、どんなに気を配っても大火災になってしまう。
246 :
物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2007/01/04(木) 01:26:42 ID:kXNttcw1
同日 21:29 日本本土 東京都中央区銀座六丁目 上空
<ひでぇなありゃあ>
二番機から通信が入る。
大陸のあちこちに分遣隊を出している彼らは、全力出撃を行っても総勢で六機しかいなかった。
それでも対空火器の脅威さえなければ、一個機甲大隊相手でも十分に翻弄できる戦力である。
問題は、相手が小銃弾を弾くほどに頑丈で、そして戦車など話にならないほど機動力を持っていることか。
内心で呟きつつ、編隊長は地上へと通信を投げかけた。
「こちらレインボー1、地上に展開中の部隊、聞こえるか?」
<こちらゴルシア1!佐藤一尉だ!撤退命令はまだか!?死傷者多数!弾薬も残り僅か!どうなってるんだ!?>
地上部隊は想像以上に消耗しているらしい。
これでは共同作戦を行うどころか、数刻持たずに全滅してしまうだろう。
「落ち着いてくれゴルシア1、こっちはAH−64DJ六機だ。
敵の位置はわかるか?」
<PAPAPAN!!あっちこっち走り回ってやがる!二曹下がれ!こっちへ来たぞ!退避!総員退避!総員たいhzzzzzzzzz>
銃声や悲鳴交じりの通信は、雑音を残して途絶えた。
<見えました、六時の方向>
左側を飛行していた僚機から報告が入る。
逃げ惑う隊員たちの後ろを、巨大な何かが追いかけている。
「レインボー1より各機、オールウェポンズフリー、友軍を救え。散開」
この状況で全機から暢気に復唱が帰ってくるわけもなく、彼らは対空脅威が存在している空での戦闘を開始した。
エスニック創作料理を毎日食べる自衛隊
「もうウンザリだ!!」
「まともな料理ができるやつはいないのか!!」
( ̄ ̄)
| |
(,,TД) .・.・. ←極彩色の何か
⊂ ⊃━ヽニニフ
〜| | ()()()
し`J | ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄
∧
/ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|食材がワルイんすよ
\________
248 :
物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2007/01/04(木) 01:28:43 ID:kXNttcw1
同日 21:30 東京都中央区銀座七丁目 路上
「三尉!生きていますか!?三尉!」
吹き飛ばされてきた電柱に倒された佐藤を二曹が助け起こす。
見たところ擦り傷以外に怪我はない。
残念な事に、隣に倒れている通信士は駄目なようだ。
怒号と銃声が飛び交う中で、二曹は冷静に診察を行った。
私は応急処置は得意な方ではあるが、さすがに路上に飛び散った脳を処置する方法は知らないからな。
「俺は一尉だ!」
二曹の手の中で、佐藤は異議を申し立てた。
「起きているのならばさっさと立ち上がってください」
無情にも手を離すと、二曹は傍らに置いた小銃を手に取った。
249 :
物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2007/01/04(木) 01:31:22 ID:kXNttcw1
「畜生!軍法会議にかけてやる!」
後頭部を地面にぶつけた佐藤は、元気に喚きつつも自力で起き上がろうとしている。
「じゃあその前に一尉殿には名誉の殉職を遂げていただく必要がありますね」
「ウソですごめんなさい」
慌てて立ち上がり、佐藤は装備を改めた。
89式小銃は無残に折れ曲がっている。
どうやら、これが肋骨の代わりに体の手前で衝撃を受け止めてくれたのでかすり傷で済んだらしい。
「感謝する、休め」
小銃の傍らで倒れている戦闘服姿の精霊に敬礼すると、佐藤は腰に挿した拳銃を取り出す。
こっちは無事のようだ。
装填を確かめ、安全装置を再度かける。
250 :
物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2007/01/04(木) 01:34:21 ID:kXNttcw1
「生存者は貴方と私を入れて六名、内一名重症です。弾薬は尽きかけており、重火器は全て失われました」
「敵はどうした?」
二曹は答える代わりに空を指差した。
戦闘ヘリコプターだけが出す事のできる、周囲全てを威圧する飛行音が聞こえる。
「友軍のヘリ部隊が駆けつけてくれました。
建物に邪魔されて敵を殺す事は出来ていませんが、なんとかこっちは生き残れています」
「上からは?」
「そもそも連絡が付きません」
二曹は頭部を失った通信士に押しつぶされた野戦通信機を指差した。
糞!
車輌部隊を迎えに行ったヘリも帰ってこない。
戦闘ヘリは来たが、通信機が壊れたとなれば連携は取れない。
よりにもよって、東京のど真ん中で孤立するような事があるとは。
251 :
物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2007/01/04(木) 01:36:01 ID:kXNttcw1
「東京のど真ん中?」
「どうしたんですか?」
「どっかに死体ないか?鞄でも良い」
急に左右を見回した佐藤を見て、二曹は心配そうな顔をした。
どこか、良くない場所を打ったのかもしれない。
だが佐藤は違った。
彼の頭の中で作戦案が練られていく。
上空から聞こえる戦闘ヘリコプターの音。
もっと上から聞こえるジェット機の爆音。
東京湾には自衛艦隊と在日米軍がいる。
都内の地理はどうだった?
市街地じゃない場所がある。
そう、あれは、あそこは確か警察密着24時で見ただろう。
「携帯電話を手に入れろ!指揮所に連絡を入れるんだ!」
「しかし、指揮所に何を連絡するんです?」
指揮系統を復活させようという考えに至らないところを見ると、どうやら二曹も冷静になりつつも混乱しているらしい。
だが、自身の思いつきで脳内が埋まっている佐藤はその事に気付かない。
「俺の閃きってやつだよ」
不適に笑いつつ、彼は手ごろな鞄をあさりだした。
どんなに好意的な見方をしても、その姿はただの火事場泥棒だった。
252 :
物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2007/01/04(木) 01:37:30 ID:kXNttcw1
西暦2020年8月21日 21:35 日本本土 防衛省
「航空自衛隊より地上攻撃の許可を求める通信が入っています!」
「海上自衛隊も同様です!」
「どっちも黙らせろ!いくらなんでもそれは許可できない!!」
机を叩き、統幕長は叫んだ。
「敵生命体は築地方面に逃走中!都心環状線を越えて築地四丁目に侵入しました!!」
「なんだと!どうして押さえられないんだ!」
スクリーン上の地図がゆっくりと動いていく。
この地図が相当な縮尺で作られている事を考えれば、敵生命体の異様な移動速度がわかる。
「どこだ!?何処に向かっているんだ!?」
「わかりません!追跡中のヘリコプターから闇雲に逃げ回っているようです!」
「先発させた部隊は!?」
「通信が途絶えています!」
一同の視線がスクリーン上に集まる。
周辺地域は、巨大な壁や機甲師団によって隔てられているわけではない。
あくまでも、警察や軽装の普通科によって外部からの進入を禁止しているだけに過ぎない。
敵生命体が封鎖地域の外に出れば、酷い事になる。
そして、敵と移動中の戦闘ヘリコプターを示す光点は、確実に封鎖地域の外へと向けて突き進んでいる。
253 :
物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2007/01/04(木) 01:39:19 ID:kXNttcw1
「統幕長閣下」
コーヒーを片手に持った副官が、立ったままの統幕長のそばへとやってくる。
「なんだ?もう悪い知らせは聞き飽きたぞ」
「外線五番に、先発隊の佐藤一尉から電話です」
副官が言い終わるなる、彼は受話器を取り上げて赤く点滅する外線五番ボタンを押した。
「佐藤一尉!どうなっている!敵はまだ健在だぞ!」
<私は簡単に倒してご覧に入れましょうなんて一言も言ってませんよ。
こちらは私を入れて六名生存・・・畜生!今五名になりました。
それよりも提案です!砲爆撃を遠慮なく出来るやつですよ!>
「言ってみろ」
答えつつ、統幕長はハンズフリー通話に切り替える。
<・・・そうだ二曹!そこを左折しろ!
敵を晴海埠頭に誘導するんです!そこならば周辺被害を気にせずにやれます!>
「晴海埠頭?そこに行くまでにどれだけの距離があると思ってる!!」
<隅田川を越えさせれば直ぐですよ!
直進だ二曹!隅田川を越えるまでずっとだ!
こちらは現在晴海通りを南下中!>
そこまで言われて統幕長はようやく異常に気付いた。
先発で送り出した部隊は、確かヘリで投入されたはず。
なのに、電話口からは車のエンジン音、銃撃音が絶えず聞こえてくる。
なんでこいつageまくってるんだ?
255 :
物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM :2007/01/04(木) 01:40:40 ID:kXNttcw1
「さては、一尉、民間車輌を接収したな?」
<非常事態なんです、そこは見逃してください>
「統幕長!」
オペレーターの一人が声を上げる。
「なんだ!今通話中だぞ!」
「戦闘中のヘリコプター部隊より民間の車輌が一台、敵生命体に銃撃を加えつつ現場に侵入してきたと報告が入っています!
あ?いえ、訂正します。民間車輌が敵生命体を誘導するように南下を開始、築地六丁目に入りました!」
「そいつには味方が乗っている!誤射に気をつけろと伝えろ!」
統幕長は叫び返す。
別のオペレーターが、話し終わるのを待っていたかのようなタイミングで報告する。
「警視庁より入電、勝どき・浜松町・月島方面の避難はほぼ終了。築地は二から七丁目までの避難が完了しましたが、聖路加国際病院の避難が遅れているそうです」
「佐藤一尉!死んでも勝鬨橋を渡れ!!」
入ってきた報告を聞いた統幕長が叫ぶ。
当初の現場に近い位置にある聖路加国際病院は、その立地と医療設備が整っている事から野戦病院として使用されていた。
そのため、動かす事など到底不可能な重傷者が多数、手術室や集中治療室にいるため、避難が大変に遅れていた。
間違えても敵をここに入れるわけにはいかない。
<わかっています、現在勝鬨橋西交差点を通過中!上の戦闘ヘリにもこっちのやりたい事を伝えてください!
電話はこのまま繋いでおきます!ひとまずオワリ!>
誰かに電話を渡したらしい物音が聞こえ、そして銃声が一つ増えた。
「誰か!現地の戦闘ヘリコプターに伝えろ!晴海埠頭だ!そこまで奴をおびき寄せるんだ!」
叫び終わると、彼は副官からコーヒーを受け取る。
一口飲み、そして再び叫ぶ。
「海空の責任者は来てくれ、晴海埠頭で決戦だ!」
佐藤の案は、ここが東京で、そして戦場であるという所から来る思考の硬直を破壊するものだった。
正直な所どうして誰もが気付かなかったのか自問したくなるが、東京にはなんでもある。
徒歩で送り込まれ、どうやら通信機も失ったらしい彼らが、携帯電話をどこから入手し、そして放棄車輌で移動できているように。
建物がこれでもかと密集している過密都市でありながら、まだまだ更地が残っている埋立地があるように。
そこは、どんなに火力を投射しても周囲に被害が広がりづらい構造をしている。
何しろ区画ごと海に飛び出しているのだ。
五丁目から南西に行けば、そこは更地が広がっている。
航空爆弾で急降下爆撃する事もできれば、艦砲を直接照準で撃ちこむ事も余裕である。
「いけますよ!統幕長閣下!ここならば陸海空三軍の火力を存分に振るえます!」
副官に何かを命じつつ陸幕長が叫ぶ。
他の二軍の長も同様である。
副官に命じつつも、顔を輝かせてやれますと叫んでいる。
「詳細を直ぐに詰めろ。動かせる部隊は好きなだけ使え。
あのクソ忌々しい化け物に、自衛隊の本当の力を教えてやれ。
・・・ああそれと」
そこで、統幕長は思い出したかのように付け加えた。
「ちょうど良い訓練になる。国民保護に係る警報を全国に流せ。
各都道府県警と共同で、有事の際の国民の動きを調べるんだ」
「わかりました」
ごぢら?
投下乙です
>>民間車輌から電話
アメ版ゴジラ風味にタクシーからなら無線は繋げれる、かな?
>>晴海埠頭
高速道路上(地理知らないんで乗る必要あるのかわかりませんが)におびき出して集中射や、橋の上に居るところを突っ込んできた巡視船の20oあたりで蜂の巣とか、邪道な考えとして橋上げて川に沈めてやるとか妄想が止まりませぬ
乙です。
台詞は小官SSの方がよく練られてるな
乙ぅ!
続きを楽しみに待ってます
乙&メル欄の確認は、こまめにヨロ!
投下乙です
都市戦闘な展開にwktk
投下乙であります。
おびき出した敵への陸海空による一斉攻撃、わくわくしますねw
陸上統幕長たる陸将閣下w
すいません、質問です。
過去スレを読んで自衛隊漂流戦記が気になっているのですが、
掲載サイトではいつ頃から掲載停止になったのでしょうか?
また、何処かで続きが読めるサイトは無いでしょうか?
教えて頂けませんでしょうか?
271 :
名無し三等兵:2007/01/05(金) 09:47:09 ID:SrcJX2ik
去年、ない
>>271 そうですか(´・ω・`)・・・ありがとうございました。
89式の聖霊さんに敬礼っ。 ∠(TΛT)
元1だおー氏、投下乙であります。
めさ泣かせてもらいました
物語は唐突に氏、投下乙であります。
続きをwktk待ちます
>89式の聖霊さんに敬礼っ。
つ部品交換→復活→馬ー
西暦2020年8月21日 21:42 日本本土 東京都中央区勝どき2丁目
「そうです!今勝どき駅を越えました!」
携帯電話相手に若い陸士が叫んでいる。
彼は小銃も手榴弾も失っているため、臨時の通信士となっていた。
「追いかけてきてますよ!」
「追いかけさせてるんだ!いいから撃て!」
陸士長と陸士が叫びあいつつ銃撃をしている。
叩き割られた後部ガラスの向こうには、咆哮を上げつつ迫る化け物の姿が見える。
左右には放棄車輌の群れ。上空には追尾する戦闘ヘリコプター。
いやはや、壮絶な光景だな。
他人事のように思いつつ、拳銃しか持たないためにこの場では眺めている事しかできない佐藤は前を見た。
後ろから迫りつつある化け物ですら逃げ出すような表情を浮かべた二曹が前方を睨みつけている。
「いやしかし、渋滞してなくて助かったな」「話しかけないで下さいよっ!!!」
この状況下で退屈を感じている佐藤が話しかけると、二曹は声だけで人を殺せるような世にも恐ろしい怒号を発した。
「はい、黙ります」
大人しくなった彼は、周囲の風景に目をやった。
この地区の避難は本当に終了しているらしく、動くもの一つない。
いや、あるとすれば赤色回転灯か。
・・・赤色回転灯?
唖然とする佐藤を乗せた車は、全速力で黎明橋へ向かって突き進んでいく。
朝潮運河に架かるこの橋を越えれば、目的地である晴海埠頭は目の前である。
その橋の対岸、晴海側に、赤色回転灯が無数に見える。
「なにやってるんだあいつら!!」
それなりに良い視力である彼は、対岸の様子が実に良く見えた。
展開準備を進めている機動隊員、旋回するヘリコプター、いつでも橋を閉鎖できるように準備している装甲車。
「電話を貸せ!!」
西暦2020年8月21日 21:42 日本本土 防衛省
<警察が歩道橋前で展開してます!あいつら何やってるんだ!!>
<本部!本部!警察がいるぞ!何やってるんだあいつら!>
<警察車輌が道路を封鎖しています!こんな事は聞いていません!どうなっているんですか!?>
現場上空の戦闘ヘリコプター、佐藤一尉からの報告、周辺監視に出したRF−15DJ、全てが同じ内容を叫んでいた。
豊洲方面に向かっていた警視庁の封鎖部隊は、いつの間にか晴海通りに展開を行っていた。
それも、どこからか増援部隊を集めて完全に通りを閉鎖しようとしていた。
「貴様!作戦をぶち壊しにするつもりか!!」
統幕長がいよいよ我慢できずに拳銃片手に立ち上がった。
流れるような動作で警視庁の代表に照準し、安全装置を外す。
「ま!まってください!上層部でも制止できないんです!!」
彼の言っていることは全くの事実だった。
この時、警視庁の上層部は、控えめに言って大混乱だった。
事の起こりは、同僚を失った所轄署所属の警察官数名が、自衛隊からの貸与装備を手に出動した事だった。
署員を『喰われる』という前代未聞の出来事に激怒した署長は、自衛隊だけでケリを付けられる事を看過できなかった。
彼は出動した連中を制止するどころか、手すきではない者まで動員して署内の全ての武器弾薬と車輌を持ち出させた。
射撃訓練でパトカーを完全に貫通して見せた5.56mmNATO弾ならば、それを無数に射出できる機関銃さえあれば、仲間の仇をきっと討てる。
どうやら彼はそう考えていたらしい。
もちろん、錯乱していたようだ。
錯乱はしていたが、血気盛んだった彼は、周囲の武装した警察官全てに勝手に連絡を取った。
「首都の治安は軍隊ではなく、警察によって保たれなければいけない。今こそ我々が立ち上がるべき時だ」
自衛隊部隊の先導程度しか出番がなかった全ての警察官が、持てるだけの装備を持って動き始めた。
上層部は政治的判断やら何やらで勝手に自衛隊と話をつけて、東京で戦争をしている。
治安を預かるべき警察が、それを見逃して良いはずがないのに。
この異常状態でフロントラインシンドロームになっていた彼らは、上を完全に無視して現場同士で話をつけた。
所属を、管轄を超えて彼らは一致団結し、この難関に当たっていた。
そして、現場に展開していた全ての警察官が、現実を思い知る瞬間がやってきた。
銃撃を繰り返す4WDが、猛スピードで装甲車の間を通過する。
すぐさま装甲車たちはエンジンを唸らせ、隙間を埋め、放水砲塔を旋回させる。
無数の照明が灯される。
晴海側の沿岸全てに展開している警察車輌が、ライトを灯し、サイレンを鳴らして威嚇を試みる。
機動隊員たちが自動小銃や軽機関銃を発砲し始める。
化け物は怯まない。
警察官たちにとっては慣れない銃火器ではあるが、数が揃っているために命中弾が増えてくる。
化け物は止まらない。
距離が詰まる。
撃ちつくす者が増えてくる。
射線上に人間がいるため、戦闘ヘリは発砲できない。
化け物が橋に入る。
装填を終えたものから射撃を再開する。
化け物は加速し、宙に舞った。
それは幻想的な光景だった。
無数の照明、銃火、星空を背景に、化け物は宙を舞う。
そして、いとも簡単に装甲車を飛び越える。
動かなかった警察官たちが何人も踏み潰されて即死する。
「退避ー!」
「逃げるな!撃てぇ!!」
号令が飛び交い、混乱した警察官たちは銃撃を止めない。
化け物が尻尾を振るう。
固まっていた警察官たちは、その一撃だけで数十名が吹き飛ばされて死亡する。
さらにその先にいた警察官たちは、飛んでくる同僚に銃弾を当ててしまった後で激突される。
4WDの通過からこの間、わずか一分弱。
勇猛果敢だった彼らは、この一分弱で戦闘能力と戦意を完全に喪失した。
「逃げろぉ!!」
離れた場所からその姿を見ていた巡査部長が叫ぶ。
凍りついたようになっていた警察官たちは、その言葉で瞬間解凍され、一斉に武器を捨てて逃げ出した。
誰もの心の中に恐怖があった。
銃弾は効かなかった。
仲間は一斉に殺された。
自分たちではどうしようもない。
そして、どうしようもない相手は、目と鼻の先にいる。
乗員の乗っている車輌は、一斉にアクセル全開で退避を始めた。
逃げ惑う警察官たちが、それらに跳ね飛ばされて次々と負傷する。
あっという間に全ての身動きは取れなくなる。
そんな人間たちの醜態を満足そうに見ていた化け物は、もちろん見ているだけではなく、精力的に殺戮を行っていた。
<撃ちましょう隊長!!我々はその為に来ているんです!>
二番機から悲痛な叫び声が入る。
だが、上空からその様子を見ている戦闘ヘリコプターには何もできない。
彼らの持っている武装はあまりにも強力で、そして地上はあまりにも混乱しすぎていた。
現状では、どんなに気をつけても警察官を殺戮してしまう。
この世界では最強の存在の一つであるAH−64DJの集団は、目と鼻の先の敵相手に何も出来ずに旋回を続けた。
<まだ下では戦っている奴もいるんですよ!撃ちましょう!撃たせて下さい!!>
今度は三番機から悲痛な叫び。
どうにかして士気を回復したらしい一団が、化け物に対して銃撃を加えている。
次の瞬間、尻尾の一撃で銃撃は止む。
跡には、上空から見てもわかるほどの惨殺死体の集団。
<射撃するな!警察官の退避を待て!!>
本部からは銃撃を待つようにとの命令。
ここに来ている戦闘ヘリ部隊の全員は、自衛官としての職務を果たすために全てを捨てていた。
撃墜も、殉職も、生き残った後の懲戒も全てを受け入れる覚悟だった。
その彼らが、今度は自衛官として命令を守るという職務を果たすために全てを見捨てなければいけない。
そして、何よりも人命を守るために、攻撃を待たなければならない。
最低でも、化け物の周辺に生存者がいなくなるまで。
皮肉にも程がある現実だった。
何よりも皮肉なのは、警察官たちの運命かもしれない。
ここに集結していた警察官たちは、自分たちの手で化け物を倒すために全てを捨てていた。
そして、実際には手も脚も出ず、挙句の果てには自衛隊による攻撃を身をもって邪魔するという結果になっている。
時間にしておよそ二分間、悪夢のような殺戮は、クラクションを連続で鳴らして突進する4WDによって幕を閉じた。
今朝はここまで
物語氏は絶好調だのう
乙ぅ!これからも頑張って下さい。
エルフを殺せ! 売国奴を殺せ! 皆殺しにしろ!!ってなるだろうな〜 日本人って極論から極論にはしるから
HUNTER×HUNTERの続きが読みたい!って喚く小学生と同じ
クリスマスまでには書いてくれるよ、きっと。
>>287の迷える魂を救いたまえ
オブイェークト
>>290 他のSSを読みながら気長に待ちます。
すみません。お騒がせしました(´・ω・`)
>>285を見てなんとなくエルフを狩る者たちを連想してしまった
ウラヌス号の霊が入ったチハとか
ご都合主義に振り回される自衛隊を想像すると脳汁止まらねぇw
294 :
名無し三等兵:2007/01/07(日) 18:40:06 ID:W7At9fbo
召喚されたはいいけど、帰ってくる時どうするのかと聞いてみる
295 :
元1だおー:2007/01/07(日) 19:54:14 ID:???
>漂戦
今でも時折読みたいと尋ねる方がいるのをみると、
少年時代特有の発想の豊かさがあったんだなぁと過去の自分にちと感心。
ひねる才能もないのにひねった作品つくるより、直球勝負の方がいいんだろうなきっと。
当時の自分にはあの出来でもいっぱいいっぱいだったけど。
……みなさん正直ごめんなさい。いま次期応募作の完成度が45%くらい。
某有名出版社の編集やってる同級生に送って感想きいてるとこです。
編集王!?
ガンガッテほしいじょ
>>295 個人的に特に好きなのはイージス艦で多数の竜を撃墜という
物語前半(だろう)のクライマックス部分にして一番のカタルシスを感じる部分。
(´・ω・`)?
元1だおー氏→タケ二尉?
^ω^)
元1だおー氏→タケ二尉→メソウサ
無駄な顔文字入れなきゃいいのに
304 :
300:2007/01/08(月) 14:11:27 ID:???
・・・スレ汚しスマソ
ヌルーしてくれ
漂戦って各主要キャラに美少女が付く話だっけ?
西暦2020年8月21日 21:44 日本本土 東京都中央区勝どき2丁目
「畜生、畜生、畜生畜生畜生畜生!!!!」
喚き散らす佐藤の運転する4WDは、クラクションを連発し、そしてハイビームを光らせて突撃を敢行した。
加速を続け、全力で突き進む。
倒れ伏した警察官を踏みつけ、車輪に死体を巻き込んだパトカーを擦り、突き進む。
口一杯に警察官を咥えた化け物が、何事かと4WDの方を向く。
「あー畜生!怖ぇぇぇ!!!」
喚きながら車内に残された弾切れの89式でハンドルとアクセルを固定し、佐藤は運転席のドアを開けた。
死体が、パトカーがドアの外を駆け抜ける。
行くぞ、畜生、俺は行くぞ。
深呼吸し、そしてドアの外へと飛び出す。
浮遊感、風が勢い良くぶつかってくる。
そのまま迫る地面、地面、地面。
硬い何かと柔らかい何かに激突する。
全身に痛みが押し寄せ、意識が遠のく。
後ろでは4WDの断末魔が聞こえる。
エンジンが唸り、金属がひしゃげ、何かが絶叫する音が聞こえる。
何とか意識を繋ぎとめ、痛む体に鞭打って後ろを見る。
至近距離に見える化け物に、4WDはめり込んでいた。
最後に見たメーターは、時速80kmを示していた。
化け物の左前足が、カンガルーバーにへし折られているのが見える。
ふふふ、カンガルーバーは偉大だな。
苦しめ苦しめ、ざまぁみやがれ!
「一尉!立てますね!逃げますよ!」
駆け寄ってきた二曹たちに助け起こされる。
うん、見事な手際だ。
助け起こされながら佐藤は満足した。
二曹ともう一人は彼を引きずるようにしながら近くのパトカーを接収する。
残った三人は、担いできたジェリ缶を苦しむ化け物へと投げつけ、手榴弾を取り出す。
これだけの時間があったというのに、化け物は佐藤たちに襲いかかろうとはしなかった。
苦しそうに喚き、折れた足を眺めている。
「早く乗れ!撤収するぞ!!」
素早く支度を整えた二曹が叫び、三人は手榴弾を投げるとパトカーに飛び乗った。
その声に化け物がこちらを向く。
言葉などなくとも、怒り狂っているのがわかる。
咆哮、そして化け物は尻尾を勢い良く振るい始める。
パトカーはドアが閉まるのも待たずに急発進。
タイヤを軋ませながら加速を開始し、暴れる化け物を尻目に一目散に逃げ出した。
そして爆発。
二つの手榴弾が爆発し、その爆発が撒き散らされたガソリンに引火した。
再び爆発。
気化したガソリンガスが燃え上がり、化け物を飲み込む。
さらに爆発。
エンジンをかけられたまま放置されていた警察車輌が宙に舞い上がる。
警察の封鎖線を突破したところで暴れていた化け物の周囲には、いくらでもガソリンがあった。
「このままいけるかもしれないですね!」
陸士長が後ろを見て叫ぶ。
そこでは警察車輌が次々と引火し、爆発炎上していく地獄絵図があった。
「人生ってのはうまくいかないように出来てるんだよ」
炎の壁を突き破って現れた化け物を見つつ、佐藤は冷静に言い放った。
彼らを乗せたパトカーは、サイレンの音も高らかに、全速力で逃走を開始した。
その後を追う化け物。
しかし、足を一本折った効果は大きく、その動きは先ほどまでに比べると緩慢である。
電池が切れたために交換された二本目の携帯電話からは、状況の報告を求める声が繰り返し聞こえてくる。
さすがに疲れた佐藤は、陸士長に電話を渡し、そして自分は後ろを見た。
自分たちを追いかける化け物が見える。
炎は消えたようだが、爆発の衝撃は確実に内臓にダメージを与えているだろう。
あと少しだ、そうやって追いかけてこい。
そしてお前は、殺されるんだ。
ざまぁみやがれ。
ニヤリと笑い、佐藤は前を向いた。
同日 21:44 日本本土 東京都中央区勝どき2丁目上空
「信じられない。何考えてるんだあいつらは」
路上から立ち上った炎を眺めつつ、隊長は呟いた。
警察官の虐殺を行っていた化け物は、今しがた飛び込んできた4WBに突撃され、続いてガソリンをかけられて燃やされていた。
確かにそれでも生きている化け物も凄いが、ここに至るまでの敵の活躍を見ればまあそんなものかと思いたくもなる。
しかし、あれだけの人数の警官隊がなすすべもなく壊滅させられた化け物相手に、手傷を負わせたあの自衛官たちは何者だ?
「敵生命体は移動を開始、警察車輌に乗った友軍の追撃を再開しました!」
色々と考えつつも、彼の中の訓練された部分は、上層部への報告と、機体の操作を問題なくこなしていた。
どこかに怪我をしたらしく、化け物の動きは先ほどに比べると大した事はない。
誘導を行っている友軍のパトカーと、距離は一向に狭まろうとしない。
と、眼下のパトカーは綺麗なドリフトをキメつつ右折する。
化け物も叫び声を上げつつ後に続く。
<こちら本部、現在晴海三丁目交差点を通過、あとは少しです>
本部から情報が入る。
ふと視線を上げると、暗視装置ごしに晴海埠頭が見えた。
その先に見えるのは、無数の護衛艦。
上空を素早く通過するのは航空自衛隊なのだろうか。
何にせよ、この長い夜は終わろうとしているな。
電線を、ビルの屋上を回避しつつ、AH−64DJの編隊は最後の直線へと進入していく。
同日 21:45 日本本土 防衛省
「付近に展開中の護衛艦隊は対地攻撃の準備を完了!」
「航空隊は空中待機に入りました!」
「豊洲方面より移動中の部隊より入電、現在春海橋を移動中!」
「回収部隊は晴海埠頭に到着、友軍車輌の到着を待ちます」
次々と報告が入ってくる。
警察の妨害としか思えない行動もあったが、なんとか事態は収束へと向かっていた。
敵生命体はこちらの誘導を素直に受け、自衛隊の射爆場と化した晴海埠頭へ向けて突き進んでいる。
その後ろを付近からかき集めた普通科中隊が重武装で追尾中。
間に合った全ての護衛艦が東京湾で射撃準備を完成しており、航空自衛隊も命令一つで対地攻撃を始められる。
誘導を行っている佐藤一尉たちを拾うためのヘリも、離陸準備を終えて待機している。
「よーし、よしよし、終わらせるぞ!終わらせてやる!」
カフェインの錠剤を大量の飲み下しつつ統幕長が叫ぶ。
眼前のスクリーンには、晴海五丁目交差点を越えて、海側の直線道路に佐藤一尉たちが進入した事が示されている。
直線道路の途中には、回収するためのヘリコプターが待機している。
あとすこし、もうすこし。
光点が回収ヘリに向けて突き進んでいく。
敵生命体は、どこかに負傷でもしたのか速度が一向に上がらない。
21時47分、光点が停止。
部下から回収ヘリが無事離陸した事が知らされる。
これ以上、攻撃を待つ必要はない。
「全軍撃てぇ!!」
無線に乗った攻撃命令が付近一帯に伝えられ、そして自衛隊の総反撃が始まった。
最初に発砲したのは、晴海と新豊洲の間に無理やり侵入した二隻の護衛艦である。
イタリアOTOブレダ社製54口径127mm砲が滑るように旋回し、敵生命体を向く。
そして発砲。
距離が殆どないため、二秒弱で着弾する。
1km以上から瞬時に飛来した砲弾を避けられるはずもなく、化け物を取り囲むようにして爆発が発生する。
全身を一瞬にして傷つけられた化け物は、血も凍るような恐ろしい咆哮を上げて逃げ出そうとする。
しかし、続いて戦場に参加してきた21機の支援戦闘機に狙われたのでは、どうこうできるはずもなかった。
小爆弾による集中豪雨が局地的に発生し、煙と爆発が化け物の姿を完全に覆い隠す。
編隊が上空を通過し、再び艦砲射撃が再開される。
毎分約40発の発射能力は伊達ではなく、さらに二隻が交互に射撃を行うため、絶えず爆発が発生する。
いかなる生命体の生存であっても許さない攻撃は、その後三分間に渡って続き、全弾を射耗した護衛艦の射撃終了によって幕を閉じた。
容易に火力を用意できる海上、そして航空自衛隊の前に、化け物の頑丈な肉体はなすすべがなかった。
同日 21:50 日本本土 東京都中央区晴海四丁目
「油断するな、まだ動くかもしれん」
艦砲射撃も航空攻撃も終わっていた。
周囲ではライトを灯した戦闘装甲車や戦闘ヘリが警戒を行っており、さらに続々と到着しつつある普通科が警戒線を張っていた。
化け物は今のところ完全に活動を停止している様に見える。
四肢は吹き飛ばされ、胴体に巨大な穴が開いている。
その周囲に普通科は次々と重火器を設置している。
「撃ち方用意」
中隊長が命じ、機関砲が、重機関銃が、次々と化け物の方を向く。
死んだと思っていたのに逃げ出しました。
などという情けない事態を起こさないため、彼らは完全に化け物を抹殺するつもりだった。
そして、誰もが引き金に手を当てたその瞬間、化け物は光を放って消滅した。
「う、撃つな!待て!待て!!」
拡声器から狼狽した声が流れ、そして誰もが化け物の方を見た。
そこに、自衛隊を長時間によって苦しめ、東京全域を大混乱に陥らせた化け物の姿はなかった。
全身を満遍なく損壊された、女子高生らしい一人の人間が倒れているだけだった。
「どうなっとるんだ、これは」
唖然と呟いた中隊長の頭上を、轟音を立てて戦闘ヘリが通過していった
同日 23:50 日本本土 防衛省
「最低のオチだな」
副官からの報告を聞き終えた統幕長は、憂鬱そうにそう言った。
検視と所持品の検査の結果、現場に倒れていた人間は、都内の高校に通う女子高生に間違いなかった。
そして、大陸派遣隊に協力するエルフからの情報で、人間を化け物に変える魔法の類があることも間違いなかった。
つまり、自衛隊は総力を挙げて哀れな被害者を殺害した事になる。
これを最低のオチと言わずになんと呼べばよいのか。
統幕長は思わず頭を抱えた。
「悲観するほどの事はありませんよ」
いつの間にか彼の傍らに現れた公安の代表が話しかける。
「なんだと?」
「現場付近から回収された物です」
机の上に、ビニール袋に入れられた短剣が置かれる。
「なんだこれは?」
「最初の現場付近で、少女の頭部に突き刺さっていた物です」
成分を分析したらしい様々なデータが書かれた紙が机上に置かれる。
「成分はごくありふれたものですが、意匠などは誰も見たことがないものです。
どうやら、奴らは現場の近くから観戦していたようですね。
そして、どういうわけだか年端もいかない少女を、これを使って殺害した」
「なん、だと」
統幕長の体が、怒りに震えだす。
「付近の商店の監視カメラに、その様子が完璧に映っていました。
すでに私の部下が周辺を監視しています」
統幕長が、音速を超えているのではないかと思われる速さで振り向く。
「その場所は、教えてもらえるんだろうな?」
その瞳には、危険としかいいようがない光が宿っている。
「逮捕すると誓っていただけるのならば」
「逮捕させるさ」
早くも受話器を取りつつ、統幕長は続けた。
「生きていて、喋れればそれで十分だろう?」
「もちろんですよ」
なんでもないように公安の代表は答えた。
ひとまずここまで
日付変更前までに再出撃予定
投下乙です
化け物タコ殴りちとワラタw
エルフがなりふり構わないのは追い詰められた証かしら
投下乙です。
統幕長からキレた軍人の怖さがひしひしと伝わってくるw
乙
物語氏って書き貯めたのを投下してるの?
>>320殿
基本は書き溜めてから投下です
ただ、投下中にネタが浮かんだり、間違えを見つけたりすると書き加えたり修正したりって事もあります
ありがとう
323 :
名無し三等兵:2007/01/08(月) 18:59:13 ID:vIYNspnT
乙です。
まさか奴の正体が女子高生だったとは(´・ω・`)
さぁ 断罪の時はきた!! って感じだな
惨たらしい死を望む
「生きていて、喋れればそれで十分だろう?」
そう、口さえ利ければそれでいい、ぶっ壊して差し上げなさい!
取りあえず自害しないようにしないとな
あと報復もな… なんだかオラァわくわくしてきたぞ
勝ち鬨橋を上げて護衛艦を遡上させれば良かったんじゃね?
いっぱい薬あるしな。
よし。日本国の技術の粋を集めて、マトモな生活が送れなくなるような媚薬を作るんd(PAM!
>>331 何故に? 流れ的に間違った事は書いてないと思うが?
学園島スレの奴らが荒らしに来るのはいつものこと
唐突さんまだかなーwktk
西暦2020年8月22日 02:50 日本本土 都内某所のホテル
「乾杯!」
エルフとその協力者は、缶ビールを打ち合わせて祝杯を挙げていた。
テレビからは、今回の事件で発生した大まかな損害が流れている。
警察官190名死亡、500名以上が重軽傷。
民間人の被害者は未だ集計が終わらず。
日本全域に警戒警報が流れ、消費された税金は数知れず。
まさに大損害であった。
「しかし、元は日本人であるとも知らずに、自衛隊の連中は随分と頑張ったな」
愉快そうに青年。
「そうね、最後は巨大な船まで持ち出して向かってきていたわ」
「陸海空勢ぞろいか、必死に殺した相手がただの民間人だったとわかった瞬間の奴らの顔が見たかったな」
笑いつつ、二人は二杯目に手をつける。
楽しそうに歓談し、すぐさま三杯目。
勝利の余韻が、二人を上機嫌にさせていた。
そのホテルの前に、一台のタクシーが止まっている。
運転手は帽子を顔に当て、シートを倒して仮眠を取っている。
だが、彼の耳にはイヤホンが当てられ、そこからは周囲を飛び交う無線の内容が流れていた。
<周辺の交差点は監視準備良し>
<フロントに動きなし>
<隣室にて待機中>
「ホテル前異常なし」
襟元のマイクに囁きかけ、彼は仮眠を取っている態勢を続けた。
日本公安警察は、ホテル周辺の監視体制を完成させていた。
彼らの任務は逮捕ではない。
あくまで、自衛隊が到着するまでの現場確保を行う事だけが目的だった。
ホテルに近い路上に、一台のバスが停車していた。
バスは、どういうわけだかフルスモークだった。
「いくぞ」
ガイド役の佐藤が、マイクを持って車内の全員に伝える。
全ての座席には、完全武装の自衛隊員たちが座っている。
ゆったりとした空間が売りのこの高級旅客バスは、兵員輸送にうってつけだった。
静かにエンジンがかかり、バスはその大きさに似合わない静かさで発車した。
前後にはごく普通のナンバーのありふれた車種の車が、どこにでもいるような男女を乗せて付き添っている。
しかし、彼彼女らの目は、見たこともないほどに暗い。
陸上自衛隊は、公安警察と手を取り合い、犯人逮捕という目的で行動を開始した。
同日 02:55 日本本土 都内某所のホテル
一台のバスが、数台の車を連れて正面玄関前に滑り込む。
予定にない到着に、何事かとホテルマンたちが駆け寄ってくる。
バスのドアはまだ開かない。
先に、前後の車から無数の人々が降り立つ。
「これは一体何事ですか?本日ご到着予定のお客様は、全てキャンセルされているはずですが」
「お静かに、宿泊中のお客様が起きてしまいますよ」
一番年嵩の男性がホテルマンに言う。
ご丁寧に、人差し指で静かに、とジェスチャーをしている。
「私はこのホテルの支配人ですが、これはどういうことなのでしょうか?
急に団体様を、となると部屋数が難しいのですが」
集まったホテルマンたちの中から、上等な物を身に纏った男が歩み出る。
「公安調査庁のヤマダと申します。
このホテルに、昨日のテロ事件の犯人が宿泊しています。
我々は、これより強制逮捕を行います」
関連する省庁の人間を深夜に拉致してまで作り上げた令状を見せる。
「い、いまからですか?
しかし、まだ他のお客様もいらっしゃいますし」
「令状は正規の物ですよ?
それと、救国防衛会議議長閣下より、一切の妨害を実力を持って排し、損害に構わず犯人を逮捕せよとの命令も出ております。
大変申し訳ありませんが、ご了承願います」
断ち切るようにそう言い放つと、公安調査庁のヤマダと名乗った男は、バスに向かって合図した。
乗車口が開く。
暗く保たれている車内から、闇をそのまま纏ったかのように暗い目をした自衛官たちが、完全武装で次々と降車してくる。
彼らは、整列をしたり号令を掛け合ったりせず、事前に定められた手順によって、エレベーターや非常階段を目指して駆け足を始める。
「ご安心下さい支配人」
公安調査庁のヤマダを名乗る男は、にこやかに告げた。
「この国の法を犯していない国民に、我々は何もしません。
後で損害を全て請求してください、人命以外ならば、我々はいくらでも応じますよ」
フロントでテレビを見ていた若いカップルが、懐から拳銃を取り出して一同に合流する。
エレベーターから降りてきた初老の男性が、武装した一同を見て全く動じず、むしろ敬礼を受けつつ車へと乗り込んでいく。
非常階段から、子供連れの夫婦が現れ、女性と子供は車へ、父親は拳銃片手にフロントへと歩いてくる。
「どうしました支配人?顔色がよろしくないようだ」
「こ、これは、これは一体」
「我々は、どこにでもいて、何でも見ている。という事ですよ。
ああ、そういえば」
愉快そうに笑いつつ、彼は続けた。
「最近、貴方に対して脱税の疑いがかかっているようですね。
でも、ご安心下さい」
彼は、支配人の目を見て続けた。
「私はこう考えています『愛国心溢れる支配人が、脱税などするはずがない』と。
そうですよね?貴方はそういう人ですよね?支配人」
「き、協力するしますとも!もちろんですよ!私たちは何をすればいいんですか!?」
「お静かに、お客様が起きてしまう」
気の毒になるほど狼狽している支配人の回答に満足そうに頷きつつ、彼は続けた。
「このホテルから外に出れる全ての道を教えてください。
古い通路、工事中の通路、何でもいい。人間が通れる全ての道を」
「直ぐに案内させますとも、ええ、ええ、お任せ下さい」
何か納得のいかないホテルマンたちに誘導され、自衛官たちはホテル内各所の逃走経路を次々と封鎖して回った。
同日 03:18 日本本土 都内某所のホテル5F
昨日の仕事をやり遂げ、エルフと男性が互いを貪りあう部屋の前に、完全武装の一個分隊がいた。
彼らは射撃準備を完成し、指揮官である佐藤一等陸尉の命令を待ち焦がれていた。
その佐藤は、包囲が完成するのを待っていた。
<B棟地下通路の封鎖完成>
<本部より各員、全ての封鎖は完了している。増援部隊の到着は0340を予定。
これより、周辺住民の避難を開始する>
<S10より本部、これより突入を開始する>
<本部了解>
<S10オワリ>
無線機にそう言うと、佐藤は前を見た。
誰もが射撃命令を待ち、そして不測の事態に備えて引き金に指を添えている。
「入って直ぐ右のベッドの上です。お楽しみ中のようですね」
コンクリートマイクで盗聴を行っている公安の男が無表情で言う。
「わかった、下がってくれ」
佐藤の言葉に頷き、男は拳銃を取り出しつつ隣の部屋に入っていく。
「射撃用意」
佐藤の言葉に、一同の殺意は室内へと向けられる。
「撃ぇ!!」
ホテルの廊下に、凄まじい銃撃音が響き渡る。
一同の眼前で、豪華なドアは打ち砕かれ、崩壊し、そして室内が視界に入ってくる。
銃撃によって調度品や家具が破壊され、向かいにある窓ガラスが砕け散る。
彼らは一気に突入せず、素早く左右に散開して壁に張り付く。
四人が手榴弾のようなものを取り出し、ドアだった穴から屋内へ放り込む。
爆発。
耳をふさいでなお聞こえる爆音と、目を閉じていてさえ明るく見える閃光が発生する。
「突入!突入!!」
自動小銃を構えた自衛隊員たちが、一斉に屋内へと突入していく。
屋内では、両手を目に当ててのた打ち回る全裸の男女がいた。
自衛隊員たちは、遠慮なく半長靴で顔面を蹴りつけ、続けて両手両足を拘束する。
その間にも他の隊員たちが浴室を確認し、クローゼット内を確認し、安全を報告する。
窓の外から轟音が聞こえる。
サーチライトを照らした戦闘ヘリコプターたちが、ホテルの周囲を飛び回っている。
「初めましてだな、クソ野郎ども」
佐藤は、全裸で縛られた男女を見た。
男性のほうはどこかで見たことのある若い男。
女性のほうは、完璧な美貌を持ったエルフだ。
「国家の狗め!」
「なんとも懐かしいフレーズだな。
なんでこんな事をしたのか詳しい事情を聞きたいところだが」
佐藤は拳銃を構えつつ言った。
「俺はお前の言葉など何も聞きたくないし、お前から何かを聞き出せるとも思っていない。
いいかクソ野郎?」
彼は拳銃の狙いを定めた。
「泣き喚け、お前に出来るのはそれだけだ」
彼は発砲した。
SIG−P220から9mm拳銃弾が発射され、それは音速で男の左肩にめり込んだ。
「あ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
男が喚く。
だが、両手両足をプラスチックカフと呼ばれる特殊な手錠で拘束されているため、左右に転がる事しか出来ない。
すぐさま両脇の自衛官に起こされる。
「おやおやどうしたんだい?
これからは悪い事をしちゃいけないよと言われるとでも思ったのかい?
東山忠信君17歳」
男の名前と年齢を告げると、佐藤は二発目を放った。
PAM!
銃声が室内に響き渡り、今度は男の右肩に銃弾がめり込んだ。
悲鳴を上げ、彼は再び転げまわろうとする。
「こんな、こんな事が」
「許されるんだよ」
佐藤は答えつつ、三発目、四発目を放つ。
男の右足、左足にも銃弾がめり込み、彼は拘束の必要がなくなる程に重症を負った。
「今頃は都内の君の家にも部隊が突入している事だろう。
お父上は心臓があまりよろしくないそうだが、スタングレネードに耐えられるといいね」
「畜生、畜生、調べやがったな」
「そうだよ、君の事は調べさせてもらった」
薄笑いを顔面に張り付かせつつ、佐藤は答えた。
「東山忠信、17歳。
国内某大学を中退し、NGO『日本愛の会』に入る。
そして例の大異変。
君は日本国を苦しめる手段として、エルフと共闘を行う事を決意した。
何か違うところがあったら訂正してくれ。被疑者死亡で書類送検と一言で言っても、いろいろと書かなければならない事があってね」
佐藤は薄笑いを浮かべたまま、五発目の拳銃弾を発射した。
エルフの体液で汚れた部分が打ち砕かれ、男は奇妙な声を出したまま気絶した。
「さて、と」
佐藤は続いてエルフの方を向いた。
その美貌は、恐怖に歪んでいた。
「これから、色々と話してもらうよ?
まあ、話したくなくとも、話せるようにしてやるから安心してくれよ」
彼が微笑みかけると、エルフは恐怖のあまり、失禁しつつ気絶する。
後ろから、大人数がやってくる物音が聞こえる。
「お邪魔しますよ」
ドアだった部分から最初に現れたのは、拳銃を片手に持った公安調査庁のヤマダだった。
「お疲れ様です。
抵抗が激しかったため、やむなく無力化を行いました」
「お疲れ様です、あれほどの敵ですからね。無理もない事です」
にこやかに挨拶を交し合う二人の脇を、大きな麻袋を持った男たちがすり抜ける。
彼らは床に転がされている男とエルフを袋に放り込むと、手早く後始末をして立ち去っていく。
「彼らはどうなるんで?」
「戸籍の存在しない囚人という扱いになります。
つまり、日本国から見て存在すらしていない人間という事ですな」
「なるほど、まあどうでもいいや」
先ほどまで憎悪を向けていた対象の運命になんでもないと言い放ち、佐藤は窓の外を見た。
戦闘ヘリが旋回している。
遥か彼方の道路からこちらへ進んでくるのは自衛隊の車輌だろう。
この近辺は、完全に民間人の避難が完了している。
「まったく、とんだ休暇になった」
佐藤は憂鬱そうに呟き、そして日本中を混乱に陥れたテロ事件は、完全に終結した。
本日はこれまで
親愛なる指導者48章996殿、いかがでしたでしょうか?
>340 名前: 48章996 ◆FlqnTdSP1M [sage] 投稿日: 2006/11/24(金) 00:37:00 ID:???
>日本国内での、エルフによるテロってのはどうでしょう。
>大陸での戦闘が激化してく中、秘密裏に日本に潜入したエルフが反政府組織と手を組んでテロを起こす。
>公安や警察と手を組んで、必死に国民の動揺抑えつつ敵を殲滅しようとする自衛隊。
>しかし警察の情報の出し渋りによって事態は悪化して行く……
>なんてのを妄想してみたり。
上に応えてみました
テロを書くって難しいですな
しかも、警察の情報の出し渋り、ってのは書けなかった・・・
次もどなたかの要望にできるかぎりこたえてみるので、以前要望を書き込んだことのある方はwktkしていただけるとうれしかったりします
ではでは
投下乙。
投下乙です
一件落着何より
17歳で大学ってのは何事ですね?
拳銃、まだP226になってないんだぁ・・・
乙です。
誕生日前ってことでしょ>17歳
355 :
353:2007/01/09(火) 00:32:27 ID:???
そーだった。スマン...
申し訳ありません、中途半端に直しておりました
国内某大学は
国内某高校の間違いでした
>>356 把握しました
修正わざわざすみません
しかしアレね、せっかくエルフなんだから使い魔による哨戒くらいしておけと
本当にありがとうございました
最近飛び級制度出来たじゃん
さ〜て、粛正と報復の嵐〜♪ あけてはいけないパンドラの箱をあけてしまったエルフの明日はどっちだw
あと投下乙です
ちうか17歳でティンコを排泄以外の用途に使う奴なんてSATUGAIせよ!
>>360 禿同
サトゥガイせよ!サトゥガイせよ!
各種弾丸のデータ取りにでも使えるだろ。
打ち抜かれた描写で思わずアレが縮こまったのは内緒だ。
>>360 排泄すら出来なくなったんだからいいじゃんw
>>364 サオを切る際には尿道に棒を挿して炎症でふさがらないように手当てする
じゃないと尿毒症で死ぬ、と記録が残っている。タマだけ切った人は関係なし。
>>349 戸籍の存在しない囚人って意味不明。エルフは密入国した外国人って扱いでしょ。
大体、逮捕活動になんで佐藤を使うのか、バカとしか思えませんね。SATか特殊作戦群を使う方が確実。
なんか、無理矢理佐藤を活躍させたシナリオで一気に醒めちゃったなあ。
>>368 作者の不勉強と佐藤というキャラへの贔屓がストーリーを破綻させてるんだよ。
どうせ物語はラノベ厨だろ?ヤダヤダ
ホント小官の復活が待たれる。短い言葉でやるせなさを出せるから。
ただズラズラ長く書くのは誰にだって出来るからなぁ。
兵士の非情さの描写の方向性が真逆なんだよな。
小官のは自衛隊員個人書いても哀しい道具臭みたいなのがするんだよ。
別の作家を貶めるための引き合いとして小官氏の名をあげることが
いかに小官氏を侮辱する行為かわからないのだろうか?
ノンノン
彼の目的はそんなものではない。
このスレ全てを滅茶苦茶にしたいのだから小寒も物唐氏もただのデミグラスソースにしか過ぎないよ
彼はただ、ハンバーグを美味しく食べる為にトッピングしているだけさ
だが私はチーズ&トマトソース派だ!
自慰のSSの方が遥かに上だな
>>368みたいな文盲は死ねばいいのに
>戸籍の存在しない囚人
戸籍(家族の氏名・本籍地・家族関係などを記した公文書)が存在しない、囚人(刑務所に入ってる人)
エルフに戸籍なんてないだろうし、ちんこアボンは戸籍を抹消して幽閉するって意味だろ
作者の独自脳内設定だけじゃわからないよ
それはそうと、分家の長崎県人キモい。見るに耐えない妄想書き連ねるな。
警察にも内閣にも国会にもそんな権限は有りません。
正規の手続きを踏んで裁くべき
だが戦時中(AA略)
じゃあ、私刑と変わらない。自衛隊と警察はただの犯罪者いう事に成ります。
>文盲
ちんこアボン君は戸籍を抹消されて幽閉なんだろ
別に殺したわけでもなし
つか、荒らしの相手すんなよ。
どうせ文盲だし、何を言っても話題そらしするだけだ。
そっちこそ話しを逸らすなよ。
自衛隊と警察が法執行機関からただの暴力集団に成り下がった事を問題にしてるんだから。
だから今は戦時中
戦時中だろうが関係ない
だから今は戦時中
戦時中だろうが関係ない
はいはい批判はちゃんとSSの設定と過去ログ読み直してから書きましょうね。
だから、この件で法を破り戸籍を停止させる必要性がわからない。
正規の手続きでも良いはず。
じゃいいやもうそれで
今日の物語氏のSS読んで少し鬱になってる。(´・ω・`)
まぁ、でも頑張って下さい。
いや、まずはここが何のスレか思いだそう
話しはそれからだ
虐殺はこれからだ!
お楽しみはこれからだ!
>>393 こっちはちゃんと物語氏の作品を最初から読んでますが何か?荒らしに荷担するようなコテハンは分家から出てこないでください。
>>397 現実的な軍事的考察及びSSスレです。
>>399 やっぱりage厨か、おめーもういい加減に2chやめろや。
そうやって気に食わないモンに噛み付いて、周りを不快にさせてなんになるよ。
お互いいやだろ、な?
どこまで低学歴なんだろw
法的根拠がないから超法規的措置なのに、
超法規的措置に法的根拠を求める方が間違ってる
>>401 学歴なんて生易しい領域じゃないよ。
思考能力そのものが無いんだ。
一番扱いに困る。
>>400 感情的な認定はやめてください!
証拠あるんですか?
>>401 「おかしい」と思ったことを「おかしい」と言えないのはおかしいと思います。
それとも物語氏は絶対神なんですか?
>>402 全く、あなたみたいな人には困ったものですね。
頭おかしいんじゃないですか?
佐藤で思い出したんだが。
自衛官達はオメガか?
>>403 俺も言うわ、お前おかしい。
切羽詰った社会状況を描き、コレくらい追い詰められてやばいんですよーという小説にしている。
その表現している部分に噛み付いてどうするの。アフォかw
荒らしの相手をするなや
>>405 リアリティが足りません。
リアリティが無いため、話が破綻しています。
物語氏の作品はこのままだと種死かGUN道になってしまう。
>>407 てめーに心配される筋合はねー
って大佐が言ってた
>>407 作画が悪い作品と文字のブツを比べるなよアフォwwww
>>407 自衛隊(日本)がファンタジー世界に召喚される非現実的な話に
リアリティが足りないとか言われても。
これ既に何人もの住人が何度も言ってきたしな。
リアリティとはリアルにどれだけ近づけられるか、
という事だがリアルそのものを追求する事ではないのだし。
そして過去スレでの現実的考察の結果、あまりに現実を追求しすぎると
異世界に召喚された時点で日本は経済的に崩壊し資源も採掘開始前に
尽きるのでいろいろな部分をご都合主義化しないと話が組み立てられない。
なのである程度の妥協が必要という結論に達しております。
はっきり言って日本列島が召喚されるタイプのSSは
大抵の設定において、針の穴を通すような賭けに加え
幸運に幸運が重なるような事でも起きない限り日本という国が
元の世界から切り離された状態で生きていけるような状態じゃない。
いうならば漫画「ジパング」で草加が歴史を変えようとする方法と同じくらい
分の悪い勝負、しかしそれに一縷の望みを託さなきゃならないような状況。
この題材で書く作者はどうにかして日本が生き残る話に持って行かなきゃならないわけで。
それとも過去の現実に即した考察「普通に考えて、召喚された時点で経済的に日本滅亡」な
バッドエンドにするべきか。 一つや二つぐらいならそういうSSもあって然るべきとは思うけど。
チャック・ノリスのデルタがイヤなら、ブラックホークダウンのデルタを見てろ。
と言う事だなつまり。
いっそリアルな話を
>>407が書いてみればいい。むしろ俺はそれを期待したい。
ちなみに俺が書くと、自衛官が
『いいぞ ベイべー!
逃げる奴はベトコンだ!
逃げない奴はよく訓練されたベトコンだ!!
ホント 戦争は地獄だぜ! フゥハハハーハァー 』(AA略)
になるので止めとく。と言うかマリンコが異世界に飛ばされたらを書いてみてぇ。
>>407は日本海海戦の戦績を見て「リアリティが欠けている!11!」と東郷元帥に文句でも言ってろ。
物語氏投下乙。
終わってみれば呆気ないですな。
踊る大捜査線みたいに、大騒ぎになったのに犯人が実はしょぼかったのを思い出します。
さっくり見つかった挙げ句にあの慌てふためき様なのは、成功し過ぎて慢心しまくったって事でしょうか?
歴史の闇の闇の闇の果てに消え去るであろう2人組に中指を立ててお見送りを。
自分的には、協力者の死体だけが隠れ家にあり、犯人エルフの方は抜け目なく脱出とか。
あるいは、逃走中封鎖線に捕まり、不敵な笑みを浮かべた後に自爆エンドかなと思ってました。
>>412 マリンコで思い出したが
在日米軍の立場はどーなるんだろうか?
>>403 おかしいと思うのはかまわない。
だが前後を類推し、資料を調べ、塾考すべきと思う。
少なくとも治安維持法や傷害事件首謀、入国管理法、等に反した上、
おそらく時限立法の諸法案に違法していると思われる。
ぶっちゃけた話、彼は日本国民すべてに対する殺人未遂及び殺人罪を犯した立場で、
日本国民としての権利を剥奪されたということだと思うのだが、どうだろう?
そして長法規的措置となったのは「事後法で裁けないが、絶対に放置できない上、
現在の法律の範囲内では刑が軽すぎる」という意味だと思うのだが。
>>414 >犯人が実はしょぼかった
リアリティ言うならそっちの方がリアルっつーか
実際の事件もそうだし現実なんてそんなもんよって事だしな。
全国指名手配捜査員一千人体制のの凶悪犯が偶然職務質問されて
逃走図りあっさり追いつかれて逮捕とかあるし。
>不敵な笑みを浮かべた後に自爆エンド
でも憎まれてなんぼなタイプの悪党は格好よく死ぬより
間抜けで惨めな最後がお似合いってもんですよ、溜飲下がるし と思うから
これはこれでいいんじゃね。
後、銃を撃ち込むのはあんまり良くなかったですね。しかも四カ所と言うのは。
撃たれたショックでショック死したりする危険性があるので、「殺してはならない」という前提がある場合はよろしくないかと
怒りをぶつける場合、生温いかもしれませんがブーツの踵か銃のストックで手足の指を潰したり、へし折った方が無難だと思いますよ。
>>418 佐藤を派遣した時点でなんか間違ってる稀ガス>犯人逮捕
>>418 個人的に、テロリストをリンチする時に使う『膝の皿を打ち抜く』っていうのをやって欲しかったな。
あと、エルフが手付かずなのも寂しい感じ。
ナイフで耳をこそぎ落すとか、鼻を削るとかやってくれると、怨みつらみが噴出した感じが出ていいと思うんだけど。
>>420 裸で失禁したエルフは性による拷問を行い、
エロビデオ製作者に肉便器として譲るから
そりゃあ重要度ではエルフの方が上だから、下手なことして殺してしまったら
駄目だからだろう。まぁ これから地獄だが
>>416 いや、ふつーにリンチだと思うよ。というか、法的に正当化するのは絶対無理だし。
ただ、実際に内戦やってる国とか、国内の反体制派に血みどろの弾圧やってる
とこなんか実際こんな感じだし(現場が勝手にリンチしたりとか、捕まえたのに殺
しちゃって上には生存者無しと報告するとか)自分は結構リアリティがあると思った。個人的にはピノチェトとか南米のイメージ?
お二人さんは、多分裁判前に獄中で病死とかでなかろうか。公式には。
>>424 たまに出てくるあのネタから考えて、
裁判が10分ぐらいで終わって(もちろん死刑判決)、
その日の夜に死刑の模様が全国ネットで生中継になる予感。
てーいうか港湾の管理も満足に出来ない救国会議の責任じゃん。
F世界に干渉した時点でこの様なテロ、予想の範疇でしょうに。
日本編に佐藤はいらないよね。
>>416 はぁ?何の権限が有って?それに現行法の処罰でも十分だと思うが。
>>416 911に比べたら大したことないし。それに、この日本が大陸でやった事に比べたらねぇ。
少なくとも第三氏族は損害覚悟で逮捕を前提に行動すべきだったと思うね。
逆に考えるんだ。
コレだけ大陸でやる日本だからこそ本土でも。
佐藤役が某土門さんや音無さんならこの活躍も許せるんだがなぁ。
そんな事はどうでもいいサトゥニアとナーカさえいれb(PAM!!
小官のものかなしさ全開のSSが読みたい。
自衛隊員探しに行ったら騎乗位で腰振ってましたSSは確かにむなしかったな
>小官作品
よくこんな低質燃料に反応できるな、おまえら
>>435 確かに物語氏の作品は奥行きが無くて、リアリティがあり殺伐とした小官氏の作品にはかなわないなぁ。
はいはいサッキュバスサッキュバス
で、いつこの板も強制IDになるの?そろそろって聞いたけど。
いい加減荒らしもうざいから早めにして欲しいね。
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>>438 それはデマだよ。
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いい加減、現実に戻ってほしいよね。
>>439 厨臭いスレばっかり。こんなのに影響されるから、厚みの無いご都合展開ばかりの作品が出来上がる。
ここは軍事板なんだから、極限までリアリティを追求した作品を書いてほしい。
物語氏の作品はラノベ板か創作板向け。
ファンタジーをテーマにしたスレで「極限までリアリティを追求」?
何の冗談だ? カス。
気に入らないのならあぼーんしてろ、クズ。
レス乞食は田舎に帰って麦でも踏んでろ、ゲス。
>>441 レス乞食にエサを与えるなよ・・・そうやってココに来れば相手をしてもらえる、と思ってるから
乞食が寄ってきて駄レスを連打するんだぞ。
まぁID強制表示になって困る奴は否定するわな(w
今でもログ取ってて個人特定できるけど更に特定しやすいようにしなきゃならないんだから仕方なし。
それだけ阿呆が馬鹿な書き込みを2chの色んなところで書き込んでいるんだから。
>>441 ファンタジーだからこそ、リアリティが必要なのです。
無意味な誹謗中傷はやめてください!
>>443 それこそ、自演を繰り返す職人は困るでしょうね。
>>444 ファンタジーだからこそ、リアリティから離れてもいいのです。
無意味な難癖つけるのはやめてください!
現実追求考察とご都合主義妥協の対立はこのスレではとっくに既出。
今更蒸し返されても誰かが新しい見地から論説延べでもしない限り誰も食いつきません。
>>6-7参照の事。
>>445 では自衛隊がRPGを装備してもいいのですか?人型兵器を配備してもいいのですか?
難癖ではなく疑問です。無意味なのはあなたの書き込み。
>>446 蒸し返すも何も、私は物語氏や職人たちに軍事板らしい創作をしてほしいだけです。
見るに耐えない作品ばかりの分家と一緒にしないでください!
>>447 そういう武器が入手できて、使用しなければいけない状況になったのならおk。
そしてあの世界は今そういう状況だ、理解できたらブラウザ閉じて貧相な夕ご飯でも食べてなさい。
これ以上付き合う気はないので後は勝手に。
>>447 俺がRPG出したのは単なる知識不足だが
北の某国や露助の手先が昔持ち込んでたり
893が密輸入してたのを接収してきたりとか
搦め手でいくらでも出す理由は付けられるわけだが。
人型兵器もF世界産人型ゴーレムを自衛隊が
活用する話で散々既出。
軍事板らしくない作品だと思うんならその見るに耐えないような作品に添削・加筆するなり
自分でこうだと思うようなSS書いたしてお手本やってみせな。
とりあえず俺は過去何回かやった。
あ、RPGはたしか技術検証用だったかの名目で調達してるんじゃなかったけか、最近の自衛隊。
ところで自演を繰り返す職人
>>444と言うのは誰かさんがやたら持ち上げる
S 官 のことであろうか。
>>448 私はあなたを論破しました。さようなら、厨房。
>>449 知識不足は軍板では破滅を意味しますよ?眠い人レベルのコテハンでなければ、しょぼいです。
>>451 小官氏は自演なんてしませんよ。あなたと違って。
小官さえいればこの手の楽観視するバカタレはデカイ顔できないのに
このスレは軍事をなめた住人に乗っ取られますた
現実現場主義の小官カンバーっク!
>>452 身を滅ぼすも何も3年前当時の軍事初心者に知識不足がどうのといわれてもねえ。
>>454 現実現場主義とかいいつつ出すネタの大半がクトゥルフ。
羽があれば宇宙空間でも飛べるなんて考察無視の生物が
出てくるような厨房設定だらけの作品にかぶれている人に帰ってきて欲しくないです。
こいつの主張ってエルフと17歳は法で裁くべきだっていうやつでしょ?
なら救国防衛会議が法改正行ったと解釈するだけでいいのに、
何故そのくらいのことができないんだ?
悪法もまた法だよ。
救国防衛会議が実質的に軍事政権だってことを理解してないし
SSも設定もちゃんと読んでないからだと思われ。
>>454 早く戻ってきて厨房どもを論破してほしいです。
>>455 まあ、今でも荒らし行為に荷担してあちこちに迷惑かけてるあなたに言われたくはありませんw
>>456 例えそうだとしたら作中で描写するのが良い職人。
推敲のための批判ならそれもまたありなん。
だがさっきから
>>458は揚げ足取りを切り口にスレの存在や体制への貶し文句しか出してない
いるよね、そういう人。
凶悪犯罪の被害者とか、過去の戦争を切り口にして自分と思想の違う人達を貶すような人。
人格批判や木を見て森を語るようにしてさも自分が悟っているかのごとく語る人。
どこの市民団体や新聞社とはいいませんが。
>>457 ならばそれを作中で書くべきですね。何も書いていないから判りません、本当に駄目な職人。
>>459 小官に反論できないのに下らない揚げ足取りですね、論破しました。
>>460 スレを読む邪魔になるのでもう書き込まないで
読みたいのはキミの口から出るウンコじゃないの、小説読みたいのよ
やめて、ね?
ボクの負けでいいからさ
>>460 論破、ねぇ…
つか、なんか主張が変わってきてないか?
「エルフと17歳の裁き方」がなんで「小官最高!」になってるんだ?
結局
>>459氏の言う人なのか?違うなら主張をまとめてくれ。
>>462 な、見事なまでに奴は荒らしだろ?
適当に放置しておくのが最適さ
奴が論破とか言い出すときは言葉に詰った敗北宣言だって皆知っているしね
fantasy→(英和)→空想→(国語辞典)→現実を離れた想像
ファンタジーに現実求めてる時点で知的障害者
>>425 わざわざ被疑者を「戸籍抹消」までして闇で処理したいのに
公開処刑をするのよ
今回の『魔獣帝都騒乱』は救国防衛会議の情報統制能力を問われる試金石だな
魔獣出現が偶発的(自然災害)とするのか
意図的犯行「悪意有る者によるテロ」と公表するか
以後の展開に大きく関わるから注視するポイント
伸びてるかと思ったら、これだよ
>>463 つーかね、俺が毎回「論破完了」って書いたら
よほど悔しかったのか真似しだしたのだし。
まあ、奴が何を言い出そうと大抵の事は
「それは過去スレで既出なうえ現状の結論に達しております」
で終わりだしね。
※日本のことわざ
【阿呆に取りあう馬鹿】
阿呆に相手になって、阿呆の言動にいちいち反応を示す者は、これもまた馬鹿と言われても仕方がない。
愚者は戯れの出来ぬ男よ!
その点小官は違いの判る漢だった
ネタにノリノリで突っ込んでボケたり芸達者だったよ
コテはエンターテイナーでなければな
>>447 >では自衛隊がRPGを装備してもいいのですか?
一部部隊だが、RPGを自衛隊は装備してるよ。
他にもRPDにAK74。マカロフ・トカレフも購入して装備してる。
防衛白書ぐらい読めよ。
人型兵器に関しては、ハウンドやヴァンツァーくらいなら認める。
ガン○ルやらマジ○ガーZ出されたらキレるが。
伸びてるから投稿キタ?!
と思ったら、なんだこのgdgdはw
質はどうあれ、娯楽を提供してくれてる職人、
ましてやファンタジー作品前提の職人に、
『現実的』を強要する基地外一人ww
馬鹿に取り合うコテトリ一人ww
結局小寒マンセーと反対勢力に別れる宿命のこのスレwwww
まったく、このスレは地獄だぜェ!!!!!
物語さんのお話毎日楽しみにチェックしてますよ。
だから、早く続きを…
>>465 ちょっと待て、こう考えるんだ。
戸籍を抹消
↓
そいつは日本国民ではない
↓
人間でもないから人間扱いする必要が無い
↓
人間じゃないから人間様の法律は適用されない
↓
煮こうが焼こうが無問題
↓
裁判抜きで公開処刑&全国生中継
闇に葬るためじゃなくて、見せしめのために戸籍抹消したとは考えられないか?
>>472 それは試験用です。実戦では使いませんよ。
>>472 そういえば前に防衛庁の随意契約のPDF読んでたら、
リストにAK-47とかAK-74とかの銃弾が載っていて、
その調達先が某老舗銃砲店の名前が書いて笑ったことがあったな。
>>475 大多数の一般国民にとっては他人事だし。そんな事したら救国防衛会議の正気を疑われるだけだと思うが。
此処はただ粛々と裁判をやり、ただ粛々と処刑する事が最善だと思う。
首都東京での怪獣騒ぎ、それもエルフが関わったテロ事件を他人事と思うような
危機感・想像力の欠如した国民こそ銃殺刑にでもしてやるべきだなw
地下鉄サリン事件や阪神大震災での反応を見ると一過性だな。
一週間は騒ぐ程度だろ
もうさ、めんどいからこれでよくね?
m9(^ω^) プギャー
>>480 それはオウムに強制捜査が入って
首謀者一味を逮捕して刑務所に入れたから収まっただと思う
1週間で森を焼き払って、エルフを皆殺しにするのなら1週間ぐらいで忘れると思うけど
お前らレス乞食の難癖をつけるための思いつきに一々反応すんなよ('A`)
>>475 背後関係を洗って、一個人(高校生のガキ)がやった事で
大多数のエルフは関係無いと判ったところで
「人を魔獣に変化させられる」が一般国民に知れ渡るのは非常にまずい
そこのところを伏せても
「魔獣を少年が何らかの形で使役した方法」は以後関心を持たれる
エルフを根絶やしにすれば魔獣召喚の危惧は消えるかと問われれば
この世界の事を全然知らない現状ではマイナス要素大きい
(エルフ以外にも「居るかもしれない」と言われるとなおさら)
485 :
273:2007/01/11(木) 15:11:12 ID:???
どいつもこいつもどうでもいい話ばかり。
問題なのは、アクセルとハンドルと固定するのに使った89式が
おっぱい2曹の使用した大和撫子精霊さんつきのやつなのかどうかだろうが。
もしそうなら……敬礼っ。∠(TΛT)
>>485 折れ曲がった89式はビル街で死亡した通信士と一緒
車のハンドル&アクセルペダル固定に使った89式は「弾を撃ち尽くした」と有るので
車に乗りこんだ時点では使用可能な状態のやつ、とマジレス
読めばわかる事にマジレスも何も無い
>>482 じゃあ日本に密入国した実行犯のエルフと日本人を逮捕した。って発表するだけで十分収まるって事だよね。
それにこの程度で民族浄化はやりすぎ。アメリカがアラブ人を民族浄化するか?しないだろ
もうすでに第3氏族の拠点を焼き払っているんだぜ
それは第三氏族が全体で反抗してたからダロ。
第三氏族にしても逮捕を優先すべきだったとは思うがな。
創作、しかもF話に現実の事柄を当てはめてる時点で脳みそ逝っとるな。
なんだよ、『アメリカがアラブ人を民族浄化するか?しないだろ』って(w
>>488 物語氏の筆しだいだけど、ぜひ民族浄化、国内の反政府組織皆殺しまで
突き抜けて欲しいね。 正直エルフなんて全員同じに見えるから
第3氏族の拠点を焼き払った時「死んだエルフだけが良いエルフだ」みたいな描写
もあったから、作中の国民もそう思っていると思うよ。 怪物事件での被害者の遺族
の思いや国民の不満をそらすためにも外敵は必要だし。
エルフを見せしめにして近隣諸国に脅しを掛けて、さらに軍国主義にひた走っていく
日本が見えるかなと期待してます
そろそろ、平気で法を無視する救国防衛会議が面白くない法務省と検察、警察の深刻的な対立が欲しい所だな。
早急に選挙を実施して文民統制を回復したい法務省とフリーハンドを維持したい救国防衛会議の対立が国民に救国防衛会議にたいする不信感を醸成していく。とか
極論は括りが広すぎて即論破されるってのを、いつになったら学ぶんだろ
どうでもいいからニ曹のおっぱいに顔をうずめたい
>>497 うんそうだね。第3氏族も民族と言うよりむしろ組織だし、話としておかしい所はないと思うな。
味方である褌エルフこと第二氏族は殺さないでほしい。
だな、ナーカとサトゥーニアはイカしておいてあげないと
褌 エ ル フ 最 高 !!
>>493 公安がどっちにつくかで陰惨な粛清が起きそうだな
>>502 いや公安調査庁は法務省の外局だから。むしろ内調が
そっちじゃなくて1課だろ
物語氏の筆しだいだけど、ぜひ民族浄化、国内の反政府組織皆殺しまで
突き抜けて欲しいね。 正直資本家なんて全員同じに見えるから
拠点を焼き払った時「死んだ資本家だけが良い資本家だ」みたいな描写
もあったから、人民もそう思っていると思うよ。 大躍進・文革・天安門事件での被害者の遺族
の思いや国民の不満をそらすためにも外敵は必要だし。
チベット・ウイグルを見せしめにして近隣諸国に脅しを掛けて、さらに軍国主義にひた走っていく
中共が見えるかなと期待してます
公安部?それこそ警察庁警備局の下部組織やんか
業務連絡
翡翠の鳥が◆z.PL4xBfAUに変わりました。あぼーんしている方は登録お願いします。
未だに公安調査庁と警察庁公安部をごっちゃにしてる人多いよね。
2020年、怪物テロ事件直後、場所は執務室…
英雄論で統幕長たる将と公安調査庁長官は酒宴を兼ねて語り合ったそうな。
統幕長「公安よ、このF世界で英雄といえるのは誰のことかな?」
公安「さあ…わたしはそういう事項に疎いから…」
統幕長「いいからお前が個人的に感じたことを言え!命令だ!」
公安「それなら…佐藤一尉はどうでしょうか?若年ながら…」
信長「あぁ?あの若造か。所詮、父親の遺産を受け継いだに過ぎん。
はっきりいってまだ統率力が未熟だ。全く問題はないわ」
公安「それなら、官僚達はいかがでしょうか?」
統幕長「ふふ…やつらは生きた屍よ。日和見主義で権力からも
見放された、器量の小さい才人物共よ。いつか俺が滅ぼすわ」
公安「それならのエルフはどうでしょうか?世界の守護者と謳われ…」
統幕長「あやつらは戦略は勝れ、あの連合王国も手こずったやつだが考えが古い。
時代錯誤ともいえる自然懐古に全力を注ぎ、また同族中の内紛が絶えんな。
多分、統率力がないのだろう。その上極端な潔癖性で天下は無理よ」
公安「では邪教徒達はいかがです。第三氏族に期待されておりますが」
統幕長「はーっはは…確かに邪教徒共は畏しい。だがやつは邪神を神格化した
信者と家族との確執が絶えん。特にこの世界の主要宗教組織とは犬猿の仲らしいのう
器量は連合王国よりはいいが、ある意味アルカイダと変わらん。天下は無理だ」
公安「それなら市民団体と在日らは英雄とは
いえんでしょうか?わたしでは判断はできません」
統幕長「いえんな。やつらは妄想主義の門を守る犬に過ぎんな」
公安「もうそれ以上、わたしの思い浮かぶ人物はおりませんが…」
統幕長「いや、おるぞ。このF世界に英雄といえる人物がな」
公安「それは誰でしょうか……?」
統幕長「君と余だ!それしかあるまい」
この時、空が突然光り出し、奇妙な音が鳴り雷雨となった…
公安「うわっ!雷だ。あわわわわ…」
統幕長「どうした?そんなに雷が恐いのか?公安よ」
公安「は…はい。わたしは幼い頃から苦手でして…」
統幕長(どうやら俺は公安を買い過ぎたようだ。畏れるに足らんやつよ。
クッ…ククク…ウワーッハハハハハハハハハハ!!!!)
…と統幕長の高笑いが、雷雨に覆われた執務室にこだましていたそうな…
き〜み〜と〜お〜よ〜お〜は〜♪
>>509-510 なんか読んだことある文だと思ったら……
劉備様と曹操様の会話ではないか
17歳「げえっ!陸自っっ!!」
ジャーン!ジャーン!ジャーン!
こうですか?わかりません!!
三国志大戦を思い出した俺はヲタ
なにげに信長が混じってるのはスルー?
誰もいない。
では小官殿代理っつー事で、翡翠が1つ。
< F自スレの歴史 「 ○年前のF自スレ 」 >
初 代 02/11/13 00:59 誕生
4年前 03/01/14 01:20 当時は三代目。山川SS。他に、缶や缶詰の製造の歴史。
3年前 04/01/14 00:04 当時は九代目。秋津SS。秋津二尉「オークの頭」を拒否。
「 ヲタSEAL 」氏、短編投下
「 作りつつ貼り貼り 」氏、城を語る。
「 元傭 」氏 登場
「 RPGマガジン 」読者多数?
2年前 05/01/14 00:22 当時は34代目。人海戦術SS、誕生。
1年前 06/01/14 00:10 当時は42代目。 元1氏、原点回帰を語る。
all諸氏も、昔のF自スレを訪れてみては、如何?
正直、2chが潰れるかも、と戦々恐々の現状でも、
>>507 とかアホかと思うのですがの・・。
実際、人、居なくなさせているのは、誰?という話。
良い加減、53代目では、
無益な排除テンプレは消えて欲しい所。
「最後に誰もいなくなった」・・笑えん。
実際に異世界に飛ばされた日にゃあ、
現世人同士で争っているなんて有り得ない話。
人が居ない間に、の独り言(w
とりあえず愚者氏、乙。
死ねよ翡翠
>>519 叩く前にネタ振れって(w
>>410-411 過去スレでの現実的考察の結果、
あまりに現実を追求しすぎると、異世界に召喚された時点で
日本は経済的に崩壊し資源も採掘開始前に尽きる
はっきり言って日本列島が召喚されるタイプのSSは
「普通に考えて、召喚された時点で経済的に日本滅亡」な バッドエンド
↑は、翡翠SSが進行中だから
(資源と経済が尽きるだけで、バッドエンドにはならない)
物語り氏は
氏らしい筆でどんどん進めて欲しいなあ、と、希望してみたり。
では、また、ドロン。
2chが存続しますように。ひろゆき神に奇跡を。小官殿に良い日々を。
all諸氏に幸運を。〆
ところで、もしもの時はどこに投下すんだ?
テンプレにエロを追加してPINKで存続させるとか………そりゃ無いな
だから死ねよ翡翠
住人「げえっ!翡翠っっ!!」
ジャーン!ジャーン!ジャーン!
分家に避難すればおk?
>良い加減、53代目では、
>無益な排除テンプレは消えて欲しい所。
あのテンプレは大多数の住人の承認を経て、ああなったわけで。
ここは不特定多数の住民が利用する場。周りの人間の気持ちを考えず、やりたい放題の人間が排除されるのは当然。
>実際、人、居なくなさせているのは、誰?という話。
あなたのような周りの人間の事を考えず好き放題している香具師です
というわけで、翡翠氏
>翡翠(星砂) ◆djVD4M.9Gw への書き込み自粛を要請します
>・貴殿の行為は、スレ運営に対して悪影響を及ぼすと考えられます
>・スレのルールを遵守し、他者と協調できるようになるまで、当スレへの書き込みをコテ、名無し問わず控える事を求めます
>・他の住人はスルー推奨。過度のコテ叩きは削除対象となります
翡翠って認知症なんじゃねーの?
そもそも翡翠が嵐以外でスレの流れに影響与えた
ことがあったっけ?
いなくなっても誰も全然困らんぞw
>>520 自分のスレがあるんだから出てこないでください
リアリティ厨降臨と同レベルにスレが荒れますんで
向こうに書く文には構いませんから
翡翠が支持されてるんなら、みんなそっちに行くはずだしなw
本物のキチガイを見たw
ゑ、またまたコテ変えたの?
一体何回目だ?
またあぼーん回避の捨てハン作ったのかよ・・・
何度言ったら分かるんだ。
もういいや。「翡翠」をNGワード登録した方がいいな。
何度も何度も何度も何度も繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し注意しても聞く耳持たない野郎の事など知らん。
こいつ、ちょっとスレの間が開いたり荒れ気味になると顔出すけど、
スレが盛り上がったり、空気が良くなった試しがないんだよな。
むしろ余計に話をややこしくして帰っていく。無能な働き者の極致だ。
>>533 向こうのスレ見てみたら、鳥漏らしたっぽい書き込みがあって鳥が変わっていたから
>>507で注意を促したんだが……目立たなかったか。
反応する奴も荒し
頼むからスルー覚えてくれみんなー
卑衰死ね、氏ねじゃなくて死ね
すみません、以後奴には反応しません
そろそろ悲翠より閉鎖の心配しようぜ?
それよりSHUFFLE!における魔法を軍板的に考察しようぜ。
麻婆茄子を軍事的に考察しようぜ
>>539 本場四川の麻婆は慢性摂取で火病の発症の危険大、
軍事的に役立たずなヒトモドキへの退化の危険がある危険物それが四川麻婆。
>>540 それは日常的にキムチを摂取してる生き物だろ
20レス近く費やすとは、ヤレヤレな連中だな。(w
>>534 >スレが盛り上がったり、空気が良くなった試しがないんだよな。
だから、出てくる訳で。
そんなに難しい事じゃないと思うけど。
ネタは各自が好きな御題なのだし。
例えば初代スレの初期も初期は、
初代誕生から3日にして100レス。
この間に奔出してきたネタの1つに「グレムリン」の案件があったが、
WW2の伝説に比べて、かなり設定破壊な性能を誇っていた。
だが、それは「ご都合主義」の1文だけで却下されている。
伝説重視だと、
戦闘車や戦闘機の極一部が不運に見舞われるまでは不思議でないのだが。
とか、山の様な議論ネタが各歴代スレには山積みだったりする。
ネタが無いなら、再検討は如何?と促しているんだね。
まあ今日はここまで。元気で何より。
ま、名無しで保守もしておく
age
mixiに移転すっか?それなら阿呆が来ても即効で晒せるし。
問題はスレッド積み重ねていても編纂されていないので
過去に話題になった考察がまるで無駄になっている事
ウィキ形式で編纂されていると面白いんだがなぁ
あったらいいな、と思うくらいなら動くべし
偏屈厨房のGですらやってのけた。4つ足動物の糞の塊程度の価値しかないあいつでも肥料にはなって見せた。
口から糞を垂れる前にサーと言え!
>>548 貴公、我にもうひとつ資料館を作れと申すか?w
閲覧可能な過去スレが用意できるならば検討もやぶさかでは無い
つかマジに閲覧できればそこからコツコツ削りだすのも面白いんだけどね
っとよく見たらまとめにあるんやね…
でも開くと何故かIE6が固まる…
翡翠作れよ>まとめ
やめてーそれだけはやめてー
全部纏めるのが無理なら1人あたり1スレを担当とかやれば。
流れを読まずにお久しぶりです。
>>物語は唐突に氏
遅くなりましたが投稿乙です!
私目の愚考を文章にしてくださってありがとうございます。
>>元1だおー氏
こちらも遅くなりましたが投稿乙です!
私も自衛隊漂流戦記を読んでこのスレの存在を知ったクチなのでぜひ続きを読みたいです。
小官の魔導士教育隊から入ったのは俺だけでいいw
>>552 不詳翡翠が編纂しても可なのでありますが、
せっかくWiki殿ほか偉大な3氏のまとめページがありますから・・ですです。
愚者氏の案も2chが存続するなら、とても良い考えですかと。
んでイチオー、
隣の51スレの編纂案の1つはソレだったのですね。
(だから1人で500レス埋める気満々だったのです。)
まあ、本音は、
各住人がもっと気軽に自分の設定を出し合って(過去スレ含む)
もっと気軽な考察談義ができればなあ、と思っています。
「ドラクエパーティVS自衛隊+卑弥呼(八岐大蛇)ってどうよ?」
「普通にミンチだろ?」「でもイオナズンとか壊れ呪文もあるよ?」
「イオナズンが壊れならティルトウエイトは(w」とか。
昔はエルフになりきっていた楽しい方もおられました様ですし。
今日はここまで。〆
|ω・`) また前回からかなり時間がたってしまって申し訳なく続きを投下
あらすじ
異世界の国ボレアリアから救援要請を受けた日本政府はかの地に先遣隊を派遣
実力テストも終わり、自衛隊本隊は国境に電撃侵攻する。
橙色のランプの明かりに照らされた部屋の中に、十数名の魔道師が集まっていた。ほとんどが年老いた者であったがぽつりぽつりと
若者も散見された。紫色のローブで統一された彼らの顔には皆、並々ならぬ危機感が滲み出ていた。
「つい先日、フォリシアの前線基地が壊滅した、と」
「さすがに凄まじいな、異界の軍は。陸から一兵も差し向けることなく、鉄の鳥から何やらを放り投げるだけで、三千人からが守備する
砦が瓦礫の山か」
ぼそぼそと囁き合う魔道師達は一番の上座に座す老人の視線を窺いながら、ひそやかに飛び交う噂を交換し合った。
「これほど我々の想像を超えているとなると、異界の大国は皆、世界を滅ぼす力を持つというのもあながちホラ話ではないのかもしれん」
「迷い人が語った『太陽の矢』の話か?百里を一瞬にして焼き尽くすという…いやいや、あれはいくらなんでも突飛過ぎる」
「しゃくに触るが、我が魔道評議会も彼らの前ではヒヨっ子同然よ…」
世界の全ての魔道師、魔法機関を『名目上』統括する魔道最高評議会。各国の軍に所属している魔道師は、事実上独立していて彼らが
操るのは不可能なので『名目上』となっている。今は軍以外の魔道師が加入して国際的に影響力を及ぼすロビイストのような組織となっていた。
ここに各地の代表が急遽召集され臨時会合が開催されていた。議題はもちろん、この世界に侵入した自衛隊と呼び寄せたボレアリアに
関してである。
「ボレアリアからの魔法研究員の緊急退避の件についてだが、何か意見は?」
上座で睨みを利かしていた、白い口ひげを胸まで生やした長老が一言発すると、途端に話し声は静まった。皆渋い顔で下を向いた。
「…僭越ながら」
評議員の中では比較的若手の強硬派が静かに、しかし怒気を込めて異を唱えた。
「何故禁を破った者が大手を振って歩き回り、我々が尻拭いせねばならんのですか!?フォリシアはじめ周辺各国がボレアリアの領土を
掠め取ったのがそもそもの発端であるとしても、禁忌であった異界との交流を行ったことは許されることにあらず!徹底して排除すべきかと」
「ほう、徹底的に排除とは…評議会が実行部隊を組んだとて、所詮年寄りばかり。まともな戦闘力の頭数など数えるほどだ。どうされるね?」
少し意地悪く聞いてみた長老であったが、次に出てきた若手の言葉に顔色を変えた。
「長老ともあろう方が次元結界をご存じないはずがない」
「それはならんっ!下らん話を持ち出しおってこの若造!」
言葉が終わるか否かのうちに彼は若手を怒鳴りつけた。そして怒りに任せてそのまま言葉を畳み掛けた。
「儂に意見するのであれば!何故異界が『親』と呼ばれているのかくらい勉強してからにせい!」
一旦言葉を切ると、荒げた息を整えて彼は続けた。
「…数百年前、次元の歪みが極大化し安定した穴がそちこちにできてしまったとき、一度使ったのだ。侵入に対処するためにな。
穴が消えるまでの十年間でこの世界はどうなったと思うね?」
長老は深く皺のよった人差し指を若手に向けて、ゆらゆらと動かした。
「飢饉が続き、魔法は弱く日々の使用に耐えなくなった…次元結界で異界とこちらを封じてしまえば、異界から供給される地精も遮断
されてしまう。さればやがて大地の緑も枯れ果て、砂漠と岩だけの地になろう。地精が枯れれば魔素も枯れ、いずれ全ての魔法は徐々に
効力を失っていく。…よいか、異界は我々が無くとも生きていける。しかし我々は異界が無ければ生けていけんのだ」
評議会の中でもかなりの上層部でなければ知らなかった事実を長老自らが明らかにし、席はにわかにざわめきたった。この場に揃って
いる評議員の中でも、知っていたのは半数に満たなかっただろう。多数の餓死者を出した責任について問われるのを避けるため、ひたすらに
秘匿しておいた汚点なのである。
「しかし、このままでは異界の軍に世界中を蹂躙されかねん訳で。何とかして出て行ってもらわん事には…長老」
今まで黙っていた重鎮の評議員が不安気な口調で長老に訴えた。
「うむ。今となっては諸国に領土を返還させる代わりに、ボレアリアには異界と手を切ってもらう…他あるまいな。徹底抗戦などと阿呆が宣う間に
隅から隅まで制圧されてしまうわ。どのみち困難な交渉だが…では最高評議会副議長ヴィアーノ・パーブルジュージ」
「はっ」
少し頭に白髪が混ざり始めた五十代頃の男が一歩前へ出て、長老の前で頷いた。
「交渉の総責任者を命じる。本当は儂が行かなければならんのだが、この老体が持ちそうにないのでな…頼む」
「できる限り力を尽くさせて頂きます」
彼は長老に深々と頭を下げた。
晴れ上がった青空の下、十数キロ先の敵フォリシア軍国境防衛隊に榴弾が雨あられと降り注ぐ様子を、陸自の偵察ヘリOH−1が悠然と
観察していた。
整然と並んでいた槍と弓を持つ歩兵、精悍な馬を揃え全身を鎧に包んだ騎馬隊が、空中から飛んでくる金属片に次々と体を切り裂かれて
バラバラの肉片に変わり、血だまりがそこいらにできた。たちまち隊列は乱れ、隊長の静止も聞かず後方へと逃げ出す兵で溢れていった。
平地の野原に陣取っていた敵軍はひとたまりもなかった。戦闘が始まってたった数十分で、退路にある街へ退却を始めた。
蟻の隊列が水をかけられて方々に散っていく様を思い浮かべながら、ヘリの隊員は落ち着いた様子で自陣に様子を報告した。
「敵兵は散り散りに敗走している模様です」
短髪を後ろに撫で付けた頭に横細眼鏡、中肉中背といった風貌の指揮官、鐘田一佐は指令車の中で二、三度うなずいた。
「やはりまともな飛び道具がないと野戦は相手にならないね、当たり前だけど」
「残存兵は拠点の町ホートゥサイルに逃げ込んだ模様です」
「さて、市街戦は…相手の距離に入っちゃうから、いくらうちが精鋭揃いとはいってもあんましやりたくないねぇ。どういう事をやってくるか
わかんないし」
少し考え込んで、彼は現地のアドバイザーとしてこの西方方面隊に招聘された魔道師を側に呼んだ。二十代程度と見られる黒いローブを
着た若い魔道師が目の前の席に座り、目深に被っていたフードを脱いだ。
「街中に逃げ込みましたか」
鐘田は肩をすくめて言った。
「正直なところ、敵兵を町から追い出すいい方法がなければ、町ごと焼き払っていぶり出すことになるが。こっちの世界には条約も何も
ないし…市街地まで行って敵兵を一軒一軒探すのは危険度が高すぎてね。隊員がたくさん死ぬといくら報道統制を行っても遺族が騒ぐ…
隊員の命は大切だ。いろんな意味でね」
若い魔道師は予想していたこととはいえ、多数の死傷者が出ることだけに顔を曇らせた。
「投降を呼びかけては?」
鐘田は彼の目を見て、顔色一つ変えずに言った。
「魔道師は後ろ手に縛っても牢に閉じ込めても攻撃できるのだろう?危なすぎるよ…まあ、我々も鬼ではない。町から出て
くれさえすればいいんだ。どこまでも追っていって殺すなんてことはやらない。彼らや町民が逃げるための時間は取ろうと
思う。我々はこの国の言葉を知らないから、君がビラを書いてくれ。空から撒く」
腕時計にちらりと目をやりながら、彼は時間の猶予を頭の中ではじき出した。
「明日の夜までだ。明後日の朝、町を焼き払う」
天空の鉄の鳥から降ってきた紙の内容を読んで、町の人々は仰天した。大八車に家財道具を乗せて逃げ出す者、覚悟を
決めて自宅に居座る者、街角で泣き叫ぶ者など、たちまち町中が混乱の渦に巻き込まれた。
逃げ込んだ兵士は町の要所要所に瓦礫でバリケードを築き、民家を接収して迫り来る自衛隊を迎え撃とうと待ち構えていた。
が、ビラを読んで皆、愕然とした。炎にまかれて死ぬのは嫌だ、と町民にまぎれて逃げ出す兵士もいた。
町の集会所として使われていたこじんまりとした寺院には、数十人からなる軍の魔道師部隊が陣取っていた。ほとんどの
者は戦力差に疲れ果て絶望していたが、そのうちの数人はまだ目を輝かせて、魔法具と偵察用の猛禽をいじっていた。
「とにかく近付く前にやられてしまうのでは仕様がないわけだ。攻撃の射程を何とかしなくては」
「さて、いくら魔法の訓練を受けているとはいえ、鳥に魔法具発動の念が通るかどうか」
目の前に置かれた水晶球に呪文を唱え念を込めると、かごの中の鳥の腹に巻きつけた魔法具がぱっと光った。魔法具に
込められた発光魔法が起動したのを確認して、彼らはおおっ、と感嘆の声を遠慮気味にあげた。
鳥がまぶしさでぎゃあぎゃあと暴れ、騒がしくなった。周りの憔悴した仲間達が次々と彼らの方に注目し始めた。彼らは鳥を
なだめながら、次に起こすべきアクションについて考えを巡らせた。
「これで戦えるか?」
「無理だろ。一回使ったら巻き添えで死ぬだろうに、使い物になる鳥なんてせいぜい数百…偵察用だから仕方ないんだが。
新しいのを飼育してる間に都まで奪られちまうわな。まあ使い方によっては一矢、てとこか」
企みに加わっていた魔道師の一人は諦めとも思える笑みを浮かべて息をついた。
「異界の軍のお陰で気付いたってのは皮肉なもんだ。鉄の鳥が爆発する武器を積んで飛んでくるなら、鳥で魔法具を
運ぶこともできるだろう──戦なんて最後は大軍が入り乱れてぶつかり合うもんだとばかり思っていた──」
一通り意見を交し合うと、彼らは周囲に事情を説明した。最初は関心のなさそうだった仲間も次第に興味深く話に耳を
傾けるようになった。
絶望的な戦の展望を少しでも有利なものとするため、この画期的な方法を誰かが軍の首脳部まで伝えに行かなければ
ならない。発案者の二人が町を離れ、首都まで引き返すことになった。残る魔道師隊長が気丈に二人を励ました。
「間に合うかわからんし無駄かもしれんが、我々はこれから降雨の魔法陣を書いて少しでも抵抗する。無事に都まで帰ってくれ」
これ以上の逃亡兵は許さん、と息巻く守備隊長の目の前で先程の実験をやってみせ、なんとか町を出る許可をもらうと
彼らは町を出る民衆にまぎれて町を後にした。
数日後の道すがら、噂で拠点の町が全滅したと耳にした。
今回はここまでで。
あと、今回で方向も大体決まってしまったので題名も決めました。
「ゲート・アウト」と呼んでくだちい。
566 :
名無し三等兵:2007/01/17(水) 17:23:14 ID:0g+NgGaa
乙!
◆Pphe73DZjs氏乙!
この淡々と進む話がいい味だしてますなぁ。続きも楽しみにしてます。
◆Pphe73DZjs氏投稿乙!
面白かったです!
◆Pphe73DZjs氏久々にキター
でかい仕掛けを出してきましたな!
久々に来てみたら分家で規制されてるんだが……
どゆこと?
夜の闇に紛れ、誰にも見送られる事も無く私達は基地を飛び立った
月は何も知らず、唯私達を見守るだけだった
辛うじて隊形を組み、まるで死骸に集る羽虫のように低空を這い進んでいく
そこにほんの数ヶ月前まで大空を支配した勇猛華麗な竜騎士の姿は無く
ただ勝利への意地のためだけに泥臭い出撃を繰り返すだけの敗残兵の姿だけがある
異世界から現れた敵軍の圧倒的な制空力を前に奪われた、嘗ての名誉と青い空を取り戻すために。
私が上官に示された目標は敵の資材置場となっている名も知らない町だった
戦場になるとはとても思えない、街道沿いの小さな町
上官は、国を守るという「正義」を御旗に、この町を焼き払う事を決意した。
もはや敵部隊に真正面から挑む体力は我が国には残されておらず
名誉も何も無い山賊のように、敵の後方部隊を叩いて進撃を一分一秒でも伸ばす事しか出来ない
奇妙な液体を餌に、休む事も無く走り続ける鉄で出来たゴーレムのような物達
彼らの足を止めるには、その餌を断ち切って飢え死にさせるしかない。
『夜目』の魔術で目標を捕らえ、部下と共に一斉に魔術陣を構成し狙いを定める。
そこにどんな人が居るのか、我々は知らない。
どのような世界の、どのような国で、どのように暮らしていたのかも分からない敵兵や、
運悪くその町に住んでいただけの我が国の民達
どんな夢を持ち、どんな人々に囲まれて笑い会っていたのだろうか
我々を歓迎するように、町の至る所から花火のような物が次々と撃ち上がって来る
魔術のきらめく様な美しさとは無縁の、唯敵を撃ち貫き、その存在を破砕するためだけの光
光の歓迎を潜る様に回避して、町の直前で海面から飛び上がるリバイアサンのように急上昇し、回避運動に移る。
同時に魔術陣が開放され、炎や雷が雨のように降り注ぎ家屋や積み上げられた木箱が次々と燃え上がり、
周囲に引火して火が辺りを包み込む。その効果はすぐさま現れた。
誘爆した物資が町の三割ほどを消し飛ばし、紅蓮の火が町中を包み込む
戦果を確認した私達は即座に魔術陣を放棄して予定道理急旋回をして高速飛行の出来る高空に遷移して逃走に移る。
自分達の仕出かした事に目を背け、耳を塞ぎ、何もかもを振り払うように。
生き残った敵の対空砲火は激減していたが、ささやかではあるが空中に咲かせ続けていた。
同胞を失った怒りや悲しみを示すかのように、或いは死者を弔うかに。
次々と撃墜されていく戦友たちを生贄に、私は対空砲火から逃れきった。
辛うじて生き残った仲間達と共に帰途に付く。
ようやく、城に戻れる。そう考えた瞬間だった。
突然の閃光と衝撃が私を襲った。
大きく開いた胸の傷の痛みを堪え、後方に居た部下達に大声で散開を命じる
だが、既に息のある者は一人としておらず、返事は返ってこない
見えたのは敵の航空部隊と、散会した生き残りの火竜達をまるで兎を追い立てる獅子の様な姿
流れ星のように光を後に引き、音すら後方に置き去りにして飛んできた彼らは次々と味方を大地に引き釣り落としていく
問答無用で空から駆逐されていく味方の兵士達。
その姿を見ながら、どうして自分だけ狙われないだろうと考え、その理由に思い至り思わず苦笑した。
ああ、当たり前だった。既に自分は墜落していく真っ最中だったのだ
月が遠くになっていき、やがてかすんで消える
走馬灯のように家族や戦友たちの顔が浮かんでは、流れ去って消えていく。
意識が途切れたのは、そのすぐ後のことだった。
次に意識を取り戻したとき、私は砂漠に居た。
大陸中央部に位置する広大な人を寄せ付けない砂漠。飛竜以外のあらゆる生物を拒む異界
その、誰も居ないはずの砂漠の真ん中を進撃する敵のゴーレムのすぐ傍らに転がされていた
地平線から押し寄せるような朝焼けの光の洪水の彼方を敵の航空部隊が流れ星のように光を後に引きながら消えていく
敵の兵士の手厚い看護のお陰で私は命を救われ、気付いた。
敵もまた、彼らの正義のために戦っていたのだと。
どうしてだろう。敵も味方も平和と正義そして自国民の為に立ち上がったのに
その為に、互いに傷つけあう事になり、血は流されあう事になった。
しかし、どんな正義をかざしても、流れ出る真紅の血をとめる事は出来なかった
私の戦争はこの日終わった。
コレって某アニメのOP?
アニメかどうかはしらない。
do as infinity の夜鷹の夢って曲
ネタはF−117の湾岸戦争MADで見て思いついて15分で書いた。
なんら技巧を凝らさなかった事を今では後悔している
>>574 なら、バリバリに削除が入った上で、ゾイドのアニメにOP曲として使われてる。
ちなみに俺もこの曲は大好きだ。
ふと思ったんだけど、物語氏の世界にはもうグレザール以外の大国はないのかな?
と、いうか続きまだ?
【軍事】「犠牲者ゼロは憲法のおかげ。9条変えない方がいい」イラク派遣の陸自幹部 −赤旗−
1 : ◆Robo.gBH9M @うしさん大好き! ロボ-7c7cφ ★ :2007/01/22(月) 13:40:14 ID:???0
「憲法の存在が大きかった。(戦争放棄の)9条はこのまま変えない方がいい」。イラク南部
サマワでの「イラク人道復興支援任務」に参加した陸上自衛隊の制服幹部が帰国後、
本紙のインタビューに応じ、憲法9条の重みなどその胸中を率直に語りました。
制服幹部は、自衛隊員から一人の犠牲者も出すことなく任務を遂行できた背景として、
自衛隊独自の対応を除いた二つの要因をあげました。
一つは「日本ブランド」。第二次世界大戦で敗れ、広島・長崎への原爆投下などの深刻な戦災に
あいながら、自動車、家電製品に象徴される世界第二位の経済大国にまで復興したアジア人の国、
日本へのイラク人の共感です。二つ目に憲法の存在をあげました。
同幹部は「自分たちは米軍などとちがって、海外での武力行使を日本の憲法が禁じていることを
一生懸命に説明した。イラクの人たちもそれを理解してくれた。そういうイラクの人たちによって
自衛隊は結果的に守られたんです。その意味で憲法九条の存在の大きさを改めて実感した」と
語りました。
(中略)
制服幹部は、米軍による「掃討作戦」、武装勢力による「テロ」などでイラク市民の犠牲が
連日のように続くバグダッドを「向こうは地獄だ」としたうえで、憲法九条への思いを込めて
いいました。
「自衛隊員として憲法を議論できないが、(イラクの体験からも)自分としては憲法九条は
変えないほうがいいと思う」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-01-22/2007012215_01_0.html
イアク国内で日本の非武装車両が人気があったのは
「キャプテン翼」のイラスト書いてたからだって不肖・宮嶋が言ってたな。
中東でサッカー漫画?
なんかピンとこないな、確かにサッカーは人気あるが
それと漫画がどうつながるんだ?
まるでドワーフにミスター味っ子が大ブレイクという感じだ。
日本は世界最大の漫画、アニメの輸出国でもあるんだぜ。
>>580 中東も含めてキャプテン翼の人気は知ってるだろ…常識的に考えて……。
というか、伊&仏なんかは他のアニメ・コミックもたくさん輸出され人気になってるけど、
中東に関しては人気がある日本の作品つったらキャプテン翼ぐらしか知らないなぁ。
中東諸国はサッカー大好きだよ
サウジとイランとイラクに謝らなければいけない池沼がいると聞いて飛んできました
なんか分家が規制されて書き込めない……
vipも規制されてたし。
何かあるのか?
管理人さん助けてplz
SS作者なら助けてくれるのでは?
読み専は荒らしが混入するのでサヨナラ。
長崎県人乙
長崎県人ってage厨の中の人らしいね
正直駄目な職人の見本だろ>長崎県人
タイフーンや171と同レベル
分家に駄目じゃない職人がいるのか?(くろべえ除いて)
本家にはそもそも職人がほとんどいない・・・
はいはいワロスワロス。
>>587 分家の規制は業者とかの書き込みがあるとそれを規制リストに加えるようにしているので
それに引っかかっている場合、
Proxy経由の投稿、逆引きできないホストからの投稿、DNSの正引き⇔逆引きが矛盾したホストからの投稿、
を禁止してます。
あと公開プロキシも規制。
ごく最近までは問題なく書き込めていた場合、ここ一週間程度間は特に規制は増やしてないので
日付が変われば書き込めるようになるかもしれない。
594 そこで分家管理人氏がゴーレム兵団(長編)引っ提げて再登場な訳ですよ。
595 そのゴーレム兵団を高射で狙い撃ちする小官殿「戻ってきたかゴーレ(ry」
596 高射の水平射撃を避ける剣士の登場にヘリに乗って駆けつける佐藤&三尉
597 そこに女子高生を乗せたドラゴンを率いた帝国将官の大本営氏が光臨
598 激戦の実況中継をゴロ寝しながらポテチを食う斉藤&家主(AA略)
599 防衛省の室内で避難民に邪魔されて現場に駆けつけられない本隊の悲鳴に
無言で受話器をバキバキいわすTESA氏
600 訓練中の穴の中でケータイの実況動画を見ながら
女子高生のパン(ryを待つkumarann閣下
601 そこに出刃を振り回した鬼の群れに追われた・・(以下自粛w〆)
隔離病棟から出てこないで下さい
まあ、アレですよ。
翡翠以外の人が素直に、〜〜氏の作品&続きが読みたいな、でOKかも。
おう・・そろそろ時間。んでわ。
>>594 出動乙 )ノ作品熱烈希望
>>592 分家=厨の妄想部屋だし。
小官氏や翡翠氏の足元にも及ばない奴ばかり。
>>595 翡翠氏、あなたの作品はとても素晴らしく、物語氏を遥かに上回る大作です。
重複すれであるここの住人が本家を荒らしたりもしていますが、正義は翡翠氏にあります!
>>594>>596 荒らし乙。
翡翠氏叩くのやめなさい。
>>596 つ「鏡」
七誌で隔離病棟言う人間の言う事を聞くのも馬鹿馬鹿しい。
ので、ここに復帰する事にしましょう。
翡翠を復帰させた戦犯は
>>596 という事で。
・・・!
被った・・ orz
すみません。物語どのの作品が来るのを待って、翡翠は51に一時撤退。
598さま、すみません・・orz
◆Pphe73DZjs どの、てさどの、
続きお待ちしています & 櫛屋編
>>578 「犠牲者ゼロは〜」
>>579 「不肖・宮嶋が言ってたな。」
>>582 「中東に関しては人気がある日本の作品つったら〜」
>>583 中東諸国はサッカー大好きだよ
・w・)ノ 各方々、情報ありがとうございます。勉強になりますです。(感謝&〆)
>>599 ご復帰おめでとうございます。
愚者や物語氏を始め敵ばかりですが、頑張りましょう。
orz・・;また被りましたDESu
愚者氏の農業理論、物語氏のエキサイティングな作品は、
このスレの貴重な財産と翡翠は思っていますDESU・・;
あ、えっと、その、
小官どのが帰って気安いように、
翡翠もいずれ復帰しますので・・すみませんDESU orz
愚者氏、物語氏も宜しくなのです・・m()m
では;
だから隔離病棟から出てくんなよ。
>>602 やめろ帰れ死ね消えろ
オマエにはオマエ専用の贅沢な場所がある
俺たちが必死で縮こまっている場所にまで土足で踏み入る権利は無い
気に入らないコテは排斥か?
絶対反対!
>>605 翡翠に関しては、「気にいる、気にいらない」以前の問題
詳しくは過去スレ嫁
>>606 ちゃんと読んでますが何か?
一部の被害妄想者の貼ったテンプレなど何の意味も持たない。
翡翠氏はF自スレの住人であり、職人だ。
器が小さすぎるんだよお前ら
現実社会で淘汰されてるからってネットに八つ当たりすんな
確かに分家にはまともな職人がいない
だが本家にはまともな住人がいない
少しかっこいいこと言ってみる
創作しているコテを叩く奴は、誰を叩いていようがスレの敵
一部コテに対してあからさまな排斥運動したり
自分の価値観にそぐわないものは全てこきおろすような連中こそ氏んでくれ
自分の趣向だけが至上だと言うのなら手前の脳みそでマスカキしてやがれ。現実の世界に出てくんな。
あと翡翠は空気嫁
10年は空気嫁
貴様を叩きたいとは思わないがその勘違いや自己完結や自己陶酔が益々このスレを荒らす。
>少しかっこいいこと言ってみる
>>607 職人だったら不必要にでしゃばらず仕切りたがらずSS投下に専念しているべき。
オレモナー。
>>611 コテ叩きはGL違反です!速やかにやめなさい
創作しているコテを叩く奴が敵なら、翡翠氏を叩くあなたもスレの敵です
>>612 わかっているなら顔を出さないでください
それと分家におけるタイフーン氏と長崎県人氏、171氏の即時排斥をお願いします
この三名は最もレベルの低い職人であります
>>613 あんたがいちばん
こてたたきや さわぎを じょちょうしている
つまりは あらし
>>613 了解した。 その3名が今後分家で叩かれたら
age厨蛆虫であろうとなかろうと別人だろうとなかろうと
別のリモートホストIPであろうとなかろうと問答無用で
規制する。 楽しみに待ってろ。
>>615 釣れた釣れたw
こうして分家は更なる厨化を辿るのですね
おい役に立たないゴミムシども
スレを荒らすな
ここまで長崎県人の自演でお送りしました
359:削除屋本舗@しかるべく ★ :2007/01/18(木) 02:21:03 ID:???0 [sage]
>>351だけ見てます。
liveスレは二つですた。
>自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第52章
気にせず流してちょ。
お前らは削除人に程度の低い住人だと言われてるんだ
だから翡翠叩きはやめろ
>>616 >>613から
>>611への
>コテ叩きはGL違反です!速やかにやめなさい
>創作しているコテを叩く奴が敵なら、翡翠氏を叩くあなたもスレの敵です
とは
>あと翡翠は空気嫁
>10年は空気嫁
>貴様を叩きたいとは思わないがその勘違いや自己完結や自己陶酔が益々このスレを荒らす。
を指しているとしか思えないが、
>>611は叩いているとは明言出来ない。
「空気嫁」という言葉で様々な解釈の余地を多大に残している。すなわち翡翠のための言葉でもあるし許容の姿勢とも取れる
同時に翡翠がスレにおいて浮いている理由を1行で簡潔にまとめている。
理由を挙げてるだけで「消えろ」や「出て行け」は使っていない。あくまでも「空気嫁」。
だが
>>613はこれは叩きであると脊髄反射した
また喋り方が
>>598と酷似しているし翡翠をやけに擁護する姿勢もまさに同じ
その
>>598において随分と不穏なお言葉を発していらっしゃる
そして
>>611の「自分の価値観にそぐわないものは全てこきおろすような連中こそ氏んでくれ」という一文がとてもよく似合うお方。
>>598と
>>611や度々表れる同一口調のレスに共通して見えるのは
「翡翠と小官以外はゴミクズよりも価値が無い」という主張。これがコテ叩きでなくて何なのか。
またスレを荒らしている以外の何者であるというのであろうか。
えーと、蛆虫への釣りと煽りは俺の
>>615で充分なんですが。
てゆーかID見えないから自作自演して
「俺様の策略で自Fスレは壊滅するのだ!ウェーハッハッハ!ウリは偉大なる軍略家ニダ!」とか
そんな風に妄想しちゃってる子がいるんだけだろ?
>>624 うーん、全然違うなぁ
邪魔だから引っ込んでて
>>624 なんだその発言は!
民族差別的意向を多分に感じるぞ。
俺はそういう風な民族差別と朝鮮人と中狂は軽蔑する。
流れを通常に戻すためF世界の戦場における性欲処理やレイプについて語ろう
自衛隊は民族浄化したりするのかな?
帰れないとわかったら幼児を強姦したり?
>>624 そう。 蛆虫の敗北宣言「後から釣りでしたと言う」が出てるしそろそろ終わり。
つーか
>>615は俺が既にずっと前に言ったことの書き直しだし。
(記憶力のない蛆虫は釣れたwと逆に釣られた訳だが)
>>627 既出。 過去スレと同じものは要らないしループは無用なんで
過去スレ読んで被らないように新しい切り口から語れ。
>>629 だから仕切るなよ
何様のつもり?
スレはみんなで作るもの、独裁はやめてよ
>>630 みんなの物というなら、例えば翡翠排斥意見がでたら個人の意見如きで反対は出来ない。
以上。 上告は却下。
折角隔離スレがあるんだからさ
本家分家コテを問わず、「××だから○○は糞。もしくはとても及ばない。」という風な嵐が来たら
1、隔離スレでID表示。その状態で鳥をつけてID◆鳥という名前を作る
2、名前を作ってからこのスレに書き込む
*IDがそのままコテとなる
*基本的には一個人としての発言を確立出来る
*ネタづくりの雑談が進んでるならともかく、さぁ…
いや、ただの妄想だよ?
つーかさ、気に入らない作品なら「自分の趣向にはあわないな。具体的な〜の展開が。」程度で十分なはず
趣向に合わないものを何故鬼の首を取るかのごとく必死に噛み付くのだろうか。
まあそれこそが目的なんだろうけどさ。過剰な叩き・擁護演出荒らしクンは。
ついでに言うなら分家もみんなの物なんで、
>>613の要請は釣りであろうとなかろうと受け入れられない。
結論。 隊長、スレに紛れ込んだ阿呆1名を発見しました!
まあ大量に釣れたし住人の頭の悪さにも笑わせてもらったから学園島スレに嫌がらせしてくるよ
学園島スレはここと敵対関係にあるしね
今タイフーンが分家にいるのは浸透工作らしい
大量に釣れたって…
俺とGしか遊んでないはずなんだがな
学園島スレとの敵対関係は否定しないんだね
今必要なのはSSではないか?
よし、ちょっくら書いてくる。
>>637 藻前が投下するまで今日寝ないからな。
PCの前で待ってる
>>637 待ってるから
wktkしちゃうんだからね
「翡翠はスレッドを荒らすにあたって、幼稚な感情と分裂した脳内事情を持ち込む癖がある」
>>636 事実だよ。
ソースは分家の架空軍隊スレ。
あそこでタイフーンが叩かれ、今なおタイフーンは周囲の誹謗中傷に構わず荒らし同然の投下を繰り返している。
>>637-
>>640 自演乙
>>642 敵対関係なんて存在しない
息をするように口から嘘を吐くおまえ、黙れ
>>643 では分家の該当スレや過去スレにおける小官氏の書き込みを見よ
いいから黙れ
読みたいのは小説であってお前らの愚痴じゃねえ
黙れ
647 :
637:2007/01/23(火) 19:39:04 ID:???
自演って言われちゃったよ…orz
648 :
名無し三等兵:2007/01/23(火) 19:41:41 ID:XALQMkdm
気にするなw
>>637 あー、剣虎隊突撃させたいなーとか考えつつコサックスをだらだらやりながら思いついたSSの世界設定を構築中。
ところでちょっと力を貸して欲しいというか考察して欲しいものがあるんだが
硬式飛行船をワイヴァーンやグリフォンやペガサスからなる空中騎兵の
空中母艦にしたいのだがこれってどうよ?
>>646 現実見ましょうよ、ね?
>>647 事実でしょ ID出ないからって調子乗るな
>>649 チラシの裏にでも書いてろ
職人は投下時以外は名無しでいろ
>>649 飛行船はペイロード少ないですからね
熱式で無いならある程度以上の化学力も必要でしょう
産業革命直後みたいなカンジならマッチするかもしれませんね
>>650 詰める気体とフレームに使う合金をなににするかにもよる。
気体はできれば不燃性で軽いものがいいけどF世界の戦力なら魔力の篭った気体という設定もアリ。
フレームは当然アルミのような軽量合金が必要なわけだがF世界にそれがなければ魔法金属になる。
その場合コストは大丈夫なのだろうか?
他にも飛行船って意外にペイロードは大きいので、物理的に飛行生物を詰め込むこと自体はできるけど
もし暴れたりしてうっかり布を破っちゃいでもしたらアウト。
なので戦場近くまでは魔法や薬で大人しくさせるとかの運用面での工夫も必要。
はいはい構って君構って君
レスサンクス。
>>651 うん、蒸気機関と日露戦争くらいの戦艦は登場する世界にしたいなあ、と思っている。
でも飛行船の推進力は魔法式のエンジンっぽいものにしたい。
蒸気機関は重そうなので。
最大馬力は魔法式エンジン<<蒸気機関で軽くて低馬力と重いけど高馬力って感じの住み分けにしたい。
>>652 OK、気体の精製とフレームの素材は技術体系化された魔法で産業革命で行く。
>もし暴れたりしてうっかり布を破っちゃいでもしたらアウト。
即座に船体2つの間に甲板&格納庫ってレイアウトで双胴飛行船…を考えてみたけど
コストが高くつきそうだ…
655 :
名無し三等兵:2007/01/23(火) 20:34:51 ID:7gPWF6Uk
どうでも良いが「アメリカ海兵隊がファンタジー世界に召還されました」ネタはアウト?
自衛隊じゃ
「敵が撃って来ました!」
「ちょっw警告した?相手止める気配ある?だったら撃っちゃハゥ……」
「分隊長戦死!」
とか、普通に有りそうで書けなかった……。
どうも海兵は
「奴ら撃って来たぞ!」
「よーし撃ち返せ!!」
そして銃撃の嵐。なイメージが強くて。
OKなら、近い内に投下して見る。
>>656 そういうネタは分家で投下したほうが無難かと
>>656 一応、過去に在日米軍ネタがあったけど、当時は分家は無かったからなぁ
在日米軍ならグレーゾーンってとこかな?
まぁ、出来がよければ、多少のスレ違いは容認されると思うよ。
>>656だけど。
在日米軍じゃなく、艦船(強襲揚陸艦)と艦載航空機メインなので、アウトゾーンかも。
とは言えまだプロップも立ち上がってないし、大人しく分家に焼夷爆撃します。
>>654 双胴飛行船は、見た目の面白さはともかく片方の船体が傷ついて
浮揚ガスが漏出すると左右のバランスが崩れだす欠点があって、
軍用にはどうかな、とか言って見る。
単胴式の方が同量の構造材で効率的に容積を稼げるようにも
思えるし。
飛行船に使用される水素-ヘリウムあたりのガスでも1立方mあたり
の揚力はせいぜい1kgらしい。全長245m船体容積20万立方mの
巨船LZ129,130(Hindenburg,Graf ZeppelinU)でも、客室設備を
充実させたこともあってペイロードは60トン程度だったとか。
「ゴリアテ」みたいな重巡洋艦クラスやそれ以上の装甲・火砲等の
装備を搭載しようとするなら・・・エンジンで動的に揚力を稼ぐのは
もとより、構造材や浮揚ガスにそうとう魔法をブチ込む荒業が必要
になりそう。
>>649 「移動式基地に航空戦力」は魅力的だけど
パイロットに航法練熟を必要とすっからなぁ
陸軍航空兵に空母に逝け、と言うくらい酷な気がする
母艦を目視出来る範囲で戦うのはメリット少ないし
母艦が航行するスケジュールとパイロットに時計所持とか作戦計画立案とか大変
考えられるとすれば
陸上機の航続範囲より遠くの敵拠点を奇襲攻撃して
叩いた後は速やかに回収、母艦移動するような「固定目標叩き」のH&A戦法か
いやここは
豪快にサラマンダー常備の自己再生能力付与魔術皮膜(スライムゴーレム使用)を
装備した軟式飛行船(浮力ガスに熱気球式に加熱大気使用)なんか素敵な気が
魔法のホウキは有る世界か?
浮力は熱気球方式にして、推進はホウキなら静粛性ばつぐんな気がw
やばい。数十本単位で束ねられたホウキを想像してしまった。
そして自衛隊が如何にして手持ちの装備で上空を行く飛行船のホウキに着火するか苦心するとか。
西暦2020年8月23日 10:20 日本本土 防衛省
「これ以上の引き伸ばしは難しいです」
救国防衛会議の末席に座った、記者クラブの代表が言った。
「対象Aは両手両足の負傷が酷く、現在のところ事情聴取は難しいです」
白衣を着た男性が言う。
「対象Bはどうなんだ?五体満足で収容したんだろ?」
この二日間で極度に疲労した統幕長が、力ない声で尋ねる。
「経過を見守りつつ薬物を投与しておりますが、我々が知っている、あるいは想像していた以上の事は聞き出せておりません」
「というと?」
「エルフ第三氏族である。復讐のために大陸の日本人と接触し、国内では対象Aと共に行動していた。背後関係は無し」
「むぅ」
一言唸り、統幕長は黙り込んだ。
今回の事件の対処には、細心の注意が必要だった。
防諜の観点から言えば、対象AとBを国民の前で処刑し、一致団結して国難に対処する必要性を声高に叫ぶのが好ましい。
国民は一致団結し、日本国のためにならない存在に対して憎しみを持って行動してくれるだろう。
今後、二度とこのような事が起こらないようにするためには、それしかないとも言える。
しかし、疑心暗鬼からくる人間関係の問題が噴出する恐れがある。
安定の兆しこそ見えているが、依然として国民の暮らしは豊かになっていないのだ。
その状況下で、憎しみという能動的なエネルギーを国外ではなく国内に存在しているかもしれない敵に向けられるのは、好ましい事ではない。
「先の会議で定まった方針でいくしかないか」
統幕長は言った。
犯人を公表し、処刑する。
それは、将来に渡って効果を発揮する反面、今の国内情勢に問題を与える可能性がある。
だが、冒頭でマスコミの代表が言ったように、いつまでも黙っているわけにはいかない。
国民には、早急に真実を交えた何らかの情報を提供する必要がある。
そこで、救国防衛会議は事件のその後について、一つの方針を定めていた。
「国民が納得するでしょうか?」
再び、記者クラブの代表が言う。
初期の方針とは、あくまでも国外から侵入した敵により、今回の事態が引き起こされた。で終わらせるというものである。
「同じ日本国民が、諸外国の人間と共同してこのような事態を引き起こしたという事実の公表は、現時点では問題の方が大きい。
それが今回の方針の理由であり、変更はない。
申し訳ないが、その方向で報道してくれ」
統幕長が答える。
「わかりました。では私は各社との協議に行ってきます」
そう答え、記者クラブ代表は退室した。
「処刑はエルフだけで?」
公安の代表が尋ねる。
「そうだ。大々的に宣伝し、そして日本国の敵がどうなるのかを国民の目に焼き付けさせるぞ」
「逮捕に参加した部隊はどうしましょうか?彼らは全てを見ている」
言外に、任せてくれれば何とかすると言いつつ、公安の代表が尋ねた。
「それは問題ない」
統幕長は、ニヤリと笑った。
「それにしても」
記者クラブ代表が退出した扉を見つつ、公安の代表が口を開いた。
「人間、変われば変わるものですな」
「何を言っている」
統幕長は笑みを浮かべたまま答えた。
「太平洋戦争中、あそこは一番好戦的だった報道機関だったじゃないか」
政府の情報操作をさしたる異論もなしに受け入れた先ほどの記者。
彼の所属する報道機関は、旭日旗によく似た社章の会社だった。
彼らは平成時代初期の頃に自分たちが報道してきた事と正反対の趣旨を、言われるまでもなく声高に叫んでいた。
その代わり身の早さは、国内の主要マスコミのどこよりも早かった。
その事実を思い出し、一同は愉快そうに笑い出す。
「しかし、佐藤の息子がさすがに気の毒になってきたな」
今しがたサインしたばかりの命令書を見つつ、統幕長は呟いた。
西暦2020年9月6日 12:00 北海道 北海道礼文郡礼文町大字船泊村字沼の沢 陸上自衛隊名寄駐屯地礼文分屯地
「15日前、戦闘があった。
いや、戦闘ならば、この世界に来て以来、何度となくあった。
奴らは化け物を呼び出し、日本人の殺害を繰り返した。
運に恵まれぬ奴らに、勝利が続くはずはない」
早くも冷たくなり始めた風が、丘の上を通過する。
この日の気温は、驚くべき事に10度以下だった。
「奴らは時代が変わっていることに気付かなかった。
下らないテロを繰り返して捜査の範囲を狭め、気付かないうちに逃げ場を失いつつあった奴らは」
正門に立つ警衛が、寒さで身震いをしている。
「恐ろしい化け物を呼び出し、それを武器に日本国に向かって戦いを挑んだ。
それが15日前の戦闘。
化け物は雄々しく戦い、惨敗した。
都内で開けた場所へ誘導されるという愚を犯した化け物。
その無様さを目にした自衛隊は、一切の躊躇を捨てて殲滅した。
日本に平和が訪れた。
彼らのおかげで、それは永久に続くかに思われた」
「何を縁起でもない事を言っているんですか」
呆れたような声が後ろからする。
「いや、言わせてくれ二曹。
こうでも言っていないと気が済まん」
憂鬱そうな声で答え、佐藤は海を見た。
どこまでも続く水平線が目に入る。
陸上自衛隊名寄駐屯地礼文分屯地。
日本の最北端に位置する拠点である。
この世界に来る以前、ここは本当に小さな拠点でしかなかった。
しかし、現在は違う。
官舎が建設され、ヘリポートが、通信傍受のための施設が続々と建設されている。
この世界に転移した事が原因である。
ゴルソン大陸とそれに付随する群島は、この島に近すぎたのである。
「しっかし、なんだってこんな辺鄙な所にこなけりゃいけないのかねぇ」
恐ろしく澄んだ空気を吸い込みつつ、佐藤は呟く。
前回の事件の後、佐藤たちは解散を命じられずに、防衛省の敷地内で待機を命じられていた。
その待機命令が解除されたのが三日前。
装具をまとめ、命令書片手に輸送船に乗り込んだ彼らは、一昼夜かけて礼文島へと降り立った。
輸送船は佐藤たちと物資を下ろすとすぐさま出航してしまい、新兵の集団を引き連れた施設科らしい三尉が佐藤の元へとやってきた。
「遠いところをお疲れ様です。
自分は施設科の笹山三尉であります。礼文島へようこそ、佐藤一尉」
大陸で、東京で過酷な戦闘を潜り抜けた歴戦の勇士がくると聞かされ、彼は大いに緊張していた。
だが、その彼の前に立つ一等陸尉は、やる気のない答礼を返し、口を開いた。
「それで、俺たちはここで何をすればいいんだ?」
佐藤たちに渡された命令書には、重傷者を除いて速やかに輸送艦に乗り込み、現地で新たな命令を受領せよ。とだけ書かれていた。
「これより三日間、佐藤一尉殿以下部下の皆様は、当分屯地にて休養を取っていただきます。
それ以後の事は、司令より直接お聞き下さい」
「わかった、案内してくれ」
とりあえず休めると聞き、佐藤は表情を僅かに緩めつつ三尉に答えた。
だが、極めて遺憾な事に、彼らは三日間の休暇すら楽しむ事ができなかった。
本日はここまで
おやすみ
超乙
二曹の乳並に乙!!
>>660 六フッ化硫黄みたいな凄く重い気体が溜っている『海』があって、
そこで戦闘が行われるような世界観も面白いかも。
軽合金製の船ならうかぶだろうから、飛行船と飛行機と船舶の間の子みたいな
艦艇が登場するとか。
>>671 乙
続きwktk
エスコンネタ乙
物語氏、投下乙
裏が無いのか、てっきり第三氏族でも邪神崇拝に手を染めた残党かと思ったよ
単独犯でこの大惨事が引き起こされたと発表されれば
魔術に対する日本国民の目がかなり厳しいものになりそうですね
飛行船
滑走路はごく小さなもので間に合いそうだから
なんだろう現代兵器的に考えると空飛ぶヘリ空母みたいなものなんだろうか
下部から発進というか投下、上部で着艦というデザインになるのかな
余談
生き物だから飲食物と排泄物の始末も考えないと…
タンクにためて敵国にぶちまけると嫌がらせには最適ですね
翡翠がまた重複スレ立てる気でいる件
459:翡翠(星砂)◆z.PL4xBfAU :2007/01/24(水) 01:03:54 ID:??? [sage]
>>458 ^^)ノ おお、そうでありましたか・・。
これでまた嬉しいコレクションが増えましてございます。
ありがとうございましたです。
ま、削除人様公認みたいですし、
しょうがないから、このスレ 52、53と続けますかね。
学園島スレから来ました。
あなたたちが荒らしたり叩いたせいで、整備屋という職人が精神疾患でスレを去りました。
学園島スレはF自スレの非道に対し、断固たる措置を取ります!
まじかよ…
確かに愚者が学園島スレ荒らしてたが
10:愚者・魔術師◆XdgIHnFrK.:2006/12/19(火) 12:23:08 ID:??? [sage]
まあ学園島スレが厨臭くてここと比べるのが馬鹿馬鹿しいのは確かだな。
あそこから来た荒らしのせいでこっちの本家もグダグダになったし。
うるせー!
こっちは52章も続いた歴史あるスレだ、寄生虫まがいのCCさくら板住人集団は黙れ!
>>683 歴史があるのならスレを潰してもいいねですか?
我々学園島スレは運営を味方につけています
どちらが強いかわかりますよね
運営が味方じゃ勝てないよ…
素直に謝罪して吸収してもらおう…
m9(^Д^)
>>679 どんだけキチガイなんだこいつは?w
せめてスレタイに翡翠専用とでも謳ってくれれば、こちらも間違えずに済むのに……。
>>675 そんな事したら今度は空自が活躍できなくなるぜ。もう飛行石でいいんじゃないの。
石油の備蓄がどれだけ残ってるかなぁ
松根油で飛ぶ事態にならなきゃいいが>空自
西暦2020年9月6日 20:28 北海道 北海道礼文郡礼文町大字船泊村字沼の沢 陸上自衛隊名寄駐屯地礼文分屯地
「・・・と、少し長くなってしまったが、あとは各自で自由に飲んで欲しい」
20分以上の演説を終え、分屯地司令は壇上から降りた。
笑顔を浮かべてその隣に立っていた佐藤も、ようやくの事自分の席へと帰還する。
「お疲れ様でした」
すかさず二曹が酒を注ぐ。
「お疲れだったよ。それで、何故貴様は壇上に来なかった?」
そう、二曹は長きにわたる演説の間、他人の振りをしてひたすらに椅子を暖め続けていた。
本来ならば佐藤の隣に立っていなければならない存在であるのにである。
「さあ佐藤一尉、熱いうちにどうぞ」
佐藤の冷たい視線を無視し、二曹はてんこ盛りのご飯を彼に渡す。
「・・・まあいい。全員傾注」
既に佐藤を無視して飲み会を楽しみ始めている部下たちが、一斉に彼を見る。
「随分と減ってしまったが、今日までご苦労だった。
明日明後日も休暇となっている。
それぞれの自宅に帰してやれないのは心苦しいが、何はともあれ諸君、ご苦労様でした」
佐藤は頭を下げ、そしてコップを突き出した。
「乾杯!」
「佐藤一尉殿」
部隊内での乾杯も済み、各々が好きなように飲み始めているところに、この分屯地の普通科らしい一同がやってくる。
「どうした?まあ飲め」
だいぶ酒も回り、ご機嫌になっている佐藤は気さくに酒を振舞う。
「恐縮です。それで佐藤一尉殿、もしお時間がよろしければ、一つ教えていただきたい事があります」
「なんだ?言ってみろ」
空になったビンを置き、新たな酒瓶に手を伸ばしつつ尋ねる。
「その、お恥ずかしい話ですが、自分たちはまだ、実戦を行った事がありません。
そこで、是非とも佐藤一尉殿に、人を撃つための心構えなど教えていただけないかと」
それまで浮かべていた笑みを消し、佐藤は一同を見る。
誰もが、期待に満ちた表情を浮かべている。
そうか、こいつら。
佐藤は理解した。
いきなり前線になった現状が不安で、俺に何か、気分が盛り上がるような事を話して欲しいんだな。
「人を撃つための心構え、ね。
なんだろうな?俺も部下たちも、あまりそういったものは持ち合わせてないんだよな」
偉大なる日本国と民主主義のため、危険を省みずに七生報国の精神で事に当たるのだ。
と叫んでやろうかなと内心思いつつ、彼は口を開いた。
「しいて言えば」
「しいて言いますと?」
一同が身を乗り出し、一言たりとも聞き逃さないように佐藤を見る。
「俺が始めて能動的に人間を撃った時、その時の衝撃は、数字にするなら100あった。
もちろんうろたえているわけにはいかなかったから、指揮はきちんととったがね」
佐藤は、一同の目を順繰りと見つつ続けた。
「次はその驚きが半分の50に。
その次は25だ」
そこまで言うと、佐藤は口を閉じた。
誰もが続きを聞こうと彼を見る。
だが、その表情には期待という文字はない。
聞きたくはないが聞かなければいけないという義務感のようなものが浮かんでいる。
「その、次は?」
黙った佐藤に対して、一同の代表が尋ねる。
「その次?」
佐藤は、二曹ですら見たことのない暗い表情を浮かべた。
そして、口を開いた。
「もう何も感じない。
そこまでくれば、心配する必要はないさ」
「悪夢を見たり、良心の呵責を感じたりというのは?」
「なんというかな、そういうのとは別次元になるんだ。
良い事とか、悪い事とかいう尺度に、戦闘行為は当てはめようがないと気がつくんだよ」
佐藤の回答に、一同は理解はしたが、納得はできないという表情を浮かべる。
人間を殺すという行為を、そこまで簡単に割り切れるのだろうかという疑問を振り払えないのだ。
「国の命令で、必要とされる行動を、必要なだけ取る。
そうとだけ考えておけば、自分も仲間も危険に晒す事はない。
変に気張っていると、一生気を抜けなくなる。
気をつけろよ」
それだけ言うと、佐藤は彼らに背中を向けて、黙々と飲み始めた。
憂鬱になった一同がそれぞれの席に戻った頃、択捉島に、一隻の小型船がぶつかろうとしていた。
それは、何処からどう見てもこの世界の物であり、ついでに言えばボロボロだった。
船は、波に押されるがままに接近し、島の周囲にあるテトラポットの群れに突っ込んだ。
船体が破損し、船の中から悲鳴のようなものが聞こえる。
だが、夜の闇は全てを覆い隠し、波の音は悲鳴をかき消した。
完全にめり込んでしまった船体から、一人、二人と人影が現れる。
周囲を見回し、誰もいないことを確認すると、船内から更なる人影が現れる。
人影たちは、町の明かりとは正反対の方向へ向けて、一目散に駆け出していった。
頑丈なコンクリートに激突した船体は、波に押されてさらに破損の度合いを増し、日が昇るまでには木材の残骸へと形を変えていた。
このような形で、佐藤たちの休暇一日目は終わった。
本日はここまで
投下乙です。
上物の文章がコンスタントに読めて嬉しい
絶対何かやるよ、こいつら絶対やばいよ
と思いつつ投下乙です
佐藤の安息の日はいつ来るのだろうw
700 :
名無し三等兵:2007/01/26(金) 16:40:38 ID:u5vhUVNh
ななひゃくげっとおおおおおおお!!!!!111
物語氏、乙でありました。
めっさ久々にスレに来て上物に出会え、嬉しかったです。
思わず過去ログさかのぼって、全部チェックしてしまいました。
度々、不愉快なレス等に悩まされたと思いますが、これからも負けずに楽しませてください。
物語氏の続きが気になって眠れねぇ
そろそろ翡翠=age厨という証拠が欲しいな
2月になったらID表示されるんで解るよ。
翡翠氏を荒らし呼ばわりやめろよな
向こうのスレでも粘着しやがって
翡翠氏は眠い人を上回る良コテなんだから、お前らみたいなガノタラノベオタは黙って言うこと聞けよ
正直どうでもいい
翡翠?
誰?
ほら、あれだろエロゲーのキャラのメイド。
>708クッソつまんないSS投下してくる人
アルミニウムとアルミニウムのケイ酸塩鉱物でしょ
誰だ向こうのスレで翡翠氏をage厨扱いしてるゴミは
だからさあ、翡翠じゃないよ私は
まぁまぁ、もうすぐわかるんですから(ニヤニヤ
719 :
707:2007/01/27(土) 19:48:53 ID:???
>>711 何故私が荒らしなんて低俗な事をしなければならんのだ?
>>707で書いただろう、"どうでもいい"とな?
だから翡翠叩きは分家でやれ
「だから」が後の文にかかってない
ごちゃごちゃうるさい
翡翠氏は立派な住人であり職人なんだぞ
m9(^Д^) プギャー
コテ付ければ偉くなれるよ
の一言で長い歴史が終わったスレを思い出した
また翡翠氏を叩いた愚か者が論破されたな
509:翡翠(星砂)◆z.PL4xBfAU :2007/01/27(土) 23:34:38 ID:hSVQ1giZ
>>504 >これは質問で返さずに はい か いいえ で答えろ。
「いいえ☆w」
百花繚乱こそスレの華よ。
翡翠の主張も有り、
>>504の主張も有る。1度で2度楽しい☆それが2chBBS!
・・・でなきゃ誰が鬼叩かれされる本家で書くか、っつーの☆
という訳で答えてくれて有難う。
>>504の中の人。語れる人が多いのは楽しいね。
御礼に未掲載部分もうpするよ☆
なんかゲームかなんか知らんがキャラの名前をコテに使ってる人は気持悪い……
今話題になってる人はどんな人か知らないけど、
うちの部活のアニオタ集団がその名前の後に「萌えぇ〜」とかほざいてるから
俺にとってはなお気持悪い名前。
>>726 だからって荒らし扱いし叩くのはルール違反
翡翠叩きは最悪板にスレ建ててやれ。
現状ではageに餌与えてるだけになってるぞ
>>728 ここで叩くのはルール違反だよね
全く厨房ばかりだよ
730 :
726:2007/01/28(日) 00:08:40 ID:???
>>727 俺、叩いたこと一度もないよ?
ただキャラの名前を付けてると変態にしか見えないから
変えたほうがいいんでないかい?
と思っただけ。
>>278 ごめん、またROMしてる。
>>729 ここでageるのはルール違反だよ?
自分もルールを守ろうよ。
>>730 それが叩きだ池沼め
>>731 あなた方がルールを守らない以上、翡翠氏擁護派もルールに縛られません
池沼・・・お前が?
つ
>>729 729:名無し三等兵 :2007/01/28(日) 00:03:42 ID:??? [age]
>>728 ここで叩くのはルール違反だよね
全く厨房ばかりだよ
ハイハイ翡翆すごい翡翆すごい
これでいいか? 後は分家ででもやってくれ
俺達が読みたいのはSSなんだ
正直翡翆なんてどうでもいいんだ
だからって、分家に押し付けないでください by分家住人
翡翠が本家(+隔離スレ)で暴れている以上、本家の方で処理してください。
>>726 翡翠=アニキャラって断定がアレ
翡翠=アニキャラなのか?までで留めておけ
まともな思考回路を持ってるなら宝石から取ったのであろうと考える
傍証としては宝石蜜柑とかいうふざけた署名がある
よって、翡翠=宝石であろうと判断するのが賢明ではないか?
君は短絡的で話にならない
自分の価値観が全部正しいって前提でいきなり語りだすところが、翡翠並にlogicが破綻している
そんなことよりドラゴンの内臓について語ろうぜぇ
>>738 オオトカゲと同じような器官じゃないかな。
あと違うところと言えば、ブレスを吐くための○○袋(火炎袋・毒袋等)があるとか?
あぁそれが良いな
>>738 「技官、例のでっかいトカゲの火を吹く理由がわかったかね?」
「死骸を解剖して見ましたけどね、かなり損傷が激しく正直不明な部分が多すぎですが
まず生物に基本的な循環系と消化系、気管支系はありました。」
手元のバインダーを確認しながら技官は続ける
「問題は火を噴くという中々お目にかかれない機能ですが、
頭部の損傷の激しさから殆ど推論です。蛇の毒袋のように扁桃腺あたりA薬、B薬というのがあって
口膣内で適量化合すると可燃性の液体になる。
それを牙をカチあわせることで発火、巨大な肺活量で噴出というプロセスでファイアブレスになるかと」
「純粋に科学的な火炎放射器のようなものだと?」
腑に落ちないという武官の声に同じように自分ですら納得できなかった技官だったが
結局こう続けた。
「装甲車両の前面を融解させる温度に到底ならないというのは私も理解できますが
科学の中で考えるならコレが一番合理的です。
あとは可燃性の液体の成分調査くらいしか残っていませんが残念ながら死骸のその部分は欠落していますし」
生物が金属を溶かす高温を発するという非常識に現場の誰もが頭を抱えていた。
こんな感じかね
>>738
翡翠氏みたいに自分の城(スレ)があるってかっこいいね。
あとドラゴンみたいなサイズなのが食う量の肉とかを維持するにはどんだけ自然環境が必要なんだろうな。
よくファンタジーにある木もろくにないまるはげた高山に住んでるとかは難しい気がする。
レポート名
巨大蜥蜴類似生物が口腔から炎等を吐き出す件について
これは巨大蜥蜴類似生物(仮称ドラゴン、以下ドラゴンと記述)が口腔から炎を吐いたり
息を受けた物体が腐食することに関する研究の中間報告である。
またドラゴンの口腔から吐き出される炎や受けると腐食する息等を「ブレス」と仮称する。
このブレスは攻撃や威嚇に使われる行為ではあるが、どうやってブレスを口から出すのかは
いまだはっきりとはわかっていない。
一説には毒蛇等が持つ毒袋(毒線)から出す物質によって化学反応を起こしているとする
「化学反応説」があるが、私はこれとは違う「マナ説」を推論する。
「マナ説」とはドラゴンのブレスは魔法の一種であるというものだ。
こちらの世界では魔法の発言を促す力場として、魔法陣というものがある。
魔法陣とは地面や物体に一定の法則に従って、力場を発生させる文字や紋様を描くことだが
これを描く際にも実際はマナを消費する。しかし力場が発生することによってその後の魔法の発動は
魔法陣がない場合より低いマナ出力で魔法を出すことのできるのだ。
「マナ説」ではドラゴンは体内にある器官(魔法陣袋と仮称)に他の器官から抽出された物質
を加えることによって口腔内に魔法陣に類似する力場を発現させ、それによって炎等を
出現させているのではないのかというのが「マナ説」である。
尚これはいまだ仮説の段階のため、今後も研究が必要であることを付け加えておく。
52章
>>739
>>740 ミイデラゴミムシみたいなメカニズムですねえ。
あれは過酸化水素の分解熱を利用して瞬間的に百度を超える高温をつくり出して
噴出していますが、実験室で再現するのは不可能なんだとか。
化学物質を生体内の酵素で瞬間的に分解して高熱を生み出し、
更にその分解生成物が可燃性で大気中に吐き出されると発火して火炎になるとか。
746 :
740:2007/01/28(日) 14:28:04 ID:???
>>745 Yes ネタはそこから来ています
マナとオドの関係や、物質の精霊的属性といった知識の無い
現代科学から推測するのは初期の段階だとこんな感じかと思いまして
結局は謎が解けていないんですけどねw
ドラゴンというと、大抵は他の魔物とか餌にしてるイメージがある
でも世界観的に魔物とか出すのは……むう
748 :
740:2007/01/28(日) 16:57:25 ID:???
>>743 普通の生き物のように食う事意外にエネルギー吸収できないのでは
巨体を維持して活動することは出来ないからなぁ
仙人が霞(平たく言うと天地の気)を食っていると言うように
成長しきった竜なら世界からのマナ吸収で体を維持できるだろうと俺設定
ファンタジー世界では竜語魔法(ドラゴン・ロア)と呼ばれるやつやね
ブレスや飛翔に大気の精霊(エアリアル)の助けを借りる(または使役
ブレスに関しては
1、硫黄を含んだ鉱物を摂取して体内で精製、のどから口腔まではガスミスト状態
吐き出す際に口吻前に形成した鬼火で着火、噴気ジェットで敵を焼く(火焔タイプ
2、塩素化合物と窒素起源の硝酸を複数経路で口まで持っていき王水として噴射(腐食液タイプ)
他に「雷撃タイプ」「魔法弾タイプ」も噂されるが仔細は不明
>>748 そこまでいくと活動する理由も無くなるな
何もしなくても生きていられる
翡翠がまたトリ変えるってよ。
違うスレで#を書かずトリバレしたからだが、こう頻繁だとあぼん回避のために
わざとやってるんじゃないかと思えてくる。
当たり前だよ
お前らが荒らし扱いするから
そういやドラゴンは見た目爬虫類だけど、変温動物だろうか。
もし一定の体温があるのならかなり高そうな気がする。
566:名無し三等兵 :2007/01/28(日) 19:31:38 ID:??? [sage]
>つまり、国境紛争などなどを、体育祭にまで昇華した時点のお話です。
ガンダムファイトじゃねえんだからよ、もっとマシな設定付けろよ。
どう考えても 紛争はなくならず→体育祭の意味あるの? じゃん。
568:翡翠(星砂)◆F1KoBsy57M :2007/01/28(日) 19:35:15 ID:??? [sage]
>>566 日露戦争や,WW1のネタに限らず、、、ですよ。
騎士道精神が通った場合は、あながち不可能な現象ではないかと。
こんどこそ、本当に時間切れ〆。ごめんです。またです。
荒らしごときが翡翠氏に反論とは笑わせる
恐竜とかは、コップ1杯のお湯よりユニットバスいっぱいのお湯は冷めにくい理論で巨大化していった、恒温な変温動物説を聞いたような
ドラゴンも年を経て巨大になっていくと、体内に取り込めるマナが増えて、扱えるマナが増える→魔法の腕が上がる理論で色々できるようになるのかもしれない
ド、ドラゴンは、太古の食糧難の時にマナを取り込めるようになった
恐竜の生き残りなんだよ!!
な、なんだってー!
Ω ΩΩ
>>743>>748 高山地帯に棲んでいるオークなどの繁殖率のやたら高い種族を餌にしているため
同じように高山に住んでいて、餌が少なくなると人里に下りてくる。
というのはどうだろう…
木が少ないというか標高高すぎて木が生えない高山に住んでるのは
餌となるオークが人間の居住地から追い出されている関係でそこに棲んでるのと
地上に降りると翼が邪魔で動きが鈍くなるから滅多に外敵が上ってこれない
標高の場所を住処にしている、と。
爬虫類は基本的に変温動物だから効率いいしな
大型のドラゴンとかがその範疇に入るかどうかは別だがね
ある程度より大きいと外気で調節は非現実的になるし
標高が高いと空気が薄くなって飛びにくくなるぞ
>>759 一部の恐竜やそれ以前の爬虫類みたいに翼にたくさん血管が入ってて、それを日にかざしたりして体温を上げてたんじゃないかと妄想してみる。
じゃあ色は黒かな?かな?
765 :
名無し三等兵:2007/01/29(月) 03:31:35 ID:tQeayqME
ドラゴンのマナを火の精霊が食らうことで自動的に
熱を発することで体温を恒温化させているという
精霊との共生関係にあるという説はどうでしょうか?
自分はメカニズムはともかく、そのブレスの高温に耐えられる口蓋部分の皮を剥いで防火服作ったらどうだろうとおもった。旧軍の場合石綿だったはず(防火手袋だった気もするが)身体にも悪くないし、ダメコンに役立ちそうな気がする。
単純過ぎるかorz
>>760 空気叩いて飛んでるのか?ドラゴンて?
マナとか言う万能もんで飛んでんじゃないのか…
768 :
名無し三等兵:2007/01/29(月) 08:30:43 ID:gZVFVZDZ
>>767 上に行くほどマナ薄くなるんじゃね?
ところで生身の生き物が飛べる最高高度はどんくらいなんだろ?
鶴はヒマラヤを越えて越冬するからな
高度8000m近くまで飛べるわけだな
でかくて重い竜がそこまで飛べるとは思わんが
鳥類の最高高度はそこらへんだと思う
マナ説ときたから
>>740をカ(科)ナ説と命名する
>>769 まあ上昇気流に乗っかって山肌を上昇するからあの辺りまでいけるのであって
なんにもない高空に自力であがっていける訳ではないが、少なくとも8000mでも
浮かんでいられる能力があることは分かるな。
大気自体が薄いわけだからなぁ。
当社比2倍で羽をばたつかせるドラゴンってのもなんか笑えるなw
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ .`´ \
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(・∀・∩< そうだ! 羽ばたくのがつらくなったらケツから火を噴けば(ry
(つ 丿 \_________
⊂_ ノ
(_)
>>766 レッドドラゴンの鱗で作ったスケールアーマーは耐火性を持つ、
という設定のファンタジー小説だかゲームがあったと思った。
>>773 それなんて1ヶ月コース修行後のファイヤーの魔法?
ふと思ったんだが、魔法が手からでるのは何でなんだろう。
魔法使う際に、手の前ならマナなり魔法力が集中するのがイメージしやすいからだろうか?
それとも「手」から放つということじたいが契約の一種なんだろうか。
もしも前者なら、やろうと思えば手以外からでも魔法を使うことができるわけですよ。
例えば、文化的に手から魔法を放つのを禁じている国家とか前提がつけば。
そして手以外として、尻から魔法を放つの主流になっている(宗教とか文化的な問題として)ファンタジー国家。
そんな国に訪れてしまい、カルチャーショック受ける自衛隊隊員や日本国民。
特にファンタジー世界にあこがれをもっている世代やそういう嗜好の人々のショックはでかそうだなぁとかふと思った。
>>777 手の平を向けることにより「対象に向かって放つ」というイメージがしやすいからじゃない?
ダイの大冒険だっけ?呪文が下手でメラを唱えると手の平に炎は出るんだけど、
相手に向かって飛ばないって描写があったの。
手のひらに出現させた後振りかぶって投げつける描写のある作品もあるよな。
そーいやファンタジー映画かアニメで、鼻から炎を吹くドラゴンの映像を見たような記憶があるな。
Xメンのサイクロップスは目からビーム出すし。
先天的な要因で決められた場所から超常的な力を放出する場合と、
後天的な要因で、「学習」や「認識」しないと超常現象を引き起こせない場合の考察も面白いかも。
それなんて元気玉?
魔法を何によって統制しているか、なんじゃないかねぇ
呪文とか言霊だったり
印を組んだり描くものだったり
意思一つで発射まで管制してたり。
もしかしたら考えることもなく、息をするように魔法を出せるなんてこともあるのかもしれない
呪文や印形が必要な場合は色々対処方法があるけど、
意思で発動するタイプの能力だと厄介だね。
>>783 某漫画では
「手足を動かすだけで主物質界では超常現象起きる」天使や悪魔の能力を
人間が使える様マニュアル化したものが呪文・法印・儀式魔法だと説明有った
精霊や妖精は生まれ付きもってる能力(魔法)は有るけど
自分の属性外魔法は収得できないか人が収得する以上の困難さ
(例:ウンディーネは火や雷系呪文は覚えられない
本人の意思に関係なく発動する種類もあるかもしれない。
人体発火現象とか、あるいは火山の噴火や山火事なんかのきっかけになってるのもそんなことが原因とか。
祭なんかってのは人間に先天的に備わっている、そういった物の顕在化を誘発させるためにあるのかもと妄想してみる
つまりイン●ルのプロセッサーを搭載した蚊がいたら
一連の変な動作でみなが魔法使いに...
SS投下
小金は高機動の中で、花田と石山ととも、に女の話を聞いていた。
この目の前で、やたら尊大な態度で話している、自称鬼の女の名前は氷柱というらしい。
小金は今までの話を頭の中で整理しながら、女の話を聞き続ける。
「ちょっと失礼。」
小金が言った。
「少し外で話をしても?」
「かまわん。」
氷柱は相変わらず尊大な態度でうなずいた。
隣で聞いていた花田と石山に目で合図し、外に出る。
外ではもう日が傾いていた。
「ここは戦国時代らしい。
そんでもって彼女らは鬼だと。」
「そんな馬鹿な!」
小金の言葉に石山が声を上げた。
「彼女の話を信用するならば、だ。
花田、お前はどう思う?」
「嘘を話しているとは思えん。だが、本当だとも思えん。」
「だよな。どっかのB級映画じゃあるまいし、戦国時代にタイムスリップそれもファンタジー要素つきとは。」
笑いながら、続けた。
「もし、本当だったらどうする? やっぱり佐山家に協力を求めるか?」
「それは無理だ。」
「!?」
小金の問いに答えたのは、いつの間にか高機から降りていた氷柱だった。
「盗み聞きとは趣味が悪い。」
「貴様らの声が大きくて、自然に聞こえただけだ。」
「で、無理だというのは?」
「さっき気付いたのだが、貴様らからは、我らと同じ匂いがする。
人ならぬものの匂いだ。」
「それで?」
「佐山の主が怪しげな神を信じ始めたのだ。
そのおかげでわれわれは奴等に追い回される羽目になった。
自然、奴等はお前たちを味方だとは思わないだろう。」
「そうですか。しかし、我々は見ての通り人間ですが?」
「貴様ら、鳥居をくぐってきたのだろう?」
「ええ。」
「ならば同じだ。ここの人間たちとは違う。」
口に笑みを浮かばせると、氷柱は言った。
「我らの仲間だ。」
やはり、この女の言うことは突拍子もない。
鬼だの戦だの武将だのと話されても、普通は信じない。
だが、そうすればすべての辻褄があってしまう。
頭のどこかで、その話を信じようとする自分が居り、一方でそんなことはありえないと反対する理性がある。
結局自分では何も決心することはできず、それに足る確証もない。
792 :
480:2007/01/29(月) 23:05:13 ID:???
>>787 >祭なんか
儀式魔法の原型だね。集団で意識を統一する事によって一つの事象を引き出す
雨乞いから神の降臨または悪神の鎮めまで千差万別だけどね
「それ来たぞ。確証とやらがな。」
「前方に人間1!」
小川の叫びを聞き、彼女の視線を追うと、いつの間にか車列の前に一人の、旅行脚が立っていた。
距離は20mもない。
見張りは何やってた。なぜここまで気付かなかったのか。
旅行脚は笠を少し上げ、顔を見せる。
深く皺の刻み込まれた、微笑んだ好々爺の顔だった。
「拙僧は啓徳と申すもの。仏の名において、鬼を討伐しに参った。」
そう言うと、微笑を崩さぬまま、車列に手をかざした。
あとがき
今回は少し短くてすいません。
次回いよいよ待ちに待った戦闘に突入です!
ところで質問なんですが、自衛隊がバレットM95を装備してるってのはやめた方がいいですかね?
794 :
480:2007/01/29(月) 23:07:49 ID:???
48章996氏、投下乙 加えて変なところで割り込んですまない
なんのために雑談するのに名前欄に意味のわからんレス番入れてるわけ?
痛々しいんだけど
>>787 かごめってのは霊力の高い生け贄を選出する儀式だったって聞いた事有るなぁ
>>795 どうでもいいことに、いちいち噛み付くおまいの方が、万倍は痛々しい件について
798 :
名無し三等兵:2007/01/30(火) 11:28:31 ID:WwVC9PCU
sage厳守のスレであげてる池沼が、
どうでもいいことにいちいち噛み付くのも滑稽だなよあ。
>>799 そういうことを言うと、顔を真っ赤っ赤にして火病るからやめろよ
翡翠氏のスレ荒らすなよ
◆FlqnTdSP1M氏 投下GJ
大事な住人である翡翠氏を荒らし扱いしやがってさぁ、何様のつもりだよ
やっぱり翡翠氏は偉大だなあ
荒らすしか能のない愚者は頭悪すぎ
翡翠氏の偉大さがわからないやつは消えていいよ
48章996氏、投下乙
>自衛隊がバレットM95
唐突に装備しているという前に配備された理由が
説明されていれば俺的にはOKですよ
>>811 やぁ池沼
諧謔か? 諧謔なのか?
軍事板だししょうがないのかもしれないが
あまり軍事的、現実的な整合性にこだわらないほうがいいんじゃないかな?
著名で面白いファンタジー作品はたいてい、リアルな設定ではあっても
「オイ、そこはどうなってんだよ」「それがそんなふうになるわけないだろ」
ってつっこみどころがあるものだし。
論理的矛盾が無い程度に制限は失くしたほうが、創作活動としては幅が拡がる気がする。
って書いててなんだがそれじゃ現代自衛隊が出てくる意味がないんだな…
そういう奴らは分家でいい
ここは現実的考察や創作スレだ
その許容のなさが荒れた原因でもあるけどな。
しかし軍板である以上しょうがないか。
バレットM82なんかだと、ちょいちょい配備されてるみたいだから違和感ないけど
わざわざM95を持ってくるって事は何か理由があるんですかね?
配備された理由がきちんとあるなら、そんなに変ではないと思います。
>>816 翡翠氏排斥はその典型だよね
数の暴力で追い出された翡翠氏が苦渋の判断で新スレ立てたのに、ここの連中は嫌がらせのために重複スレを立てた挙げ句翡翠氏を荒らし扱いしている。
全くもって許せないしおかしい
苦渋の判断って熟語初めてみた
お前ら翡翠氏を荒らし扱いすんな
理由も無いくせに
>>820 age厨は民間軍閥なんて造語を作る翡翠の第二人格だし。
あまりガチガチに固めてもF世界への転移という事情自体トンデモだから程々なんだろうけど、
それでも既存兵器のスペックなどはきちんとして欲しいし、国際政治を幼稚園児並みの
思考で書くってのはやめて欲しいな。
>>822 言うだけなら愚者でもできる
だがな、書くのは限られた人間しかできない
書けない奴らは黙れ
>>823 × だがな、書くのは限られた人間しかできない
○ レベルの高い作品を書くのは限られた人間しかできない
翡翠が叩かれているのは作品のレベルが低いのと、レベルアップしようとする意欲がないこと。
そしてスレを個人の占有物のように低レベルの作品を投下し続けるからだ。
占有も何も、あっちはF自スレの本家だろうが
翡翠氏の悪事を捏造し、あっちのスレの発展を妨げている荒らしどもが何を言ってる
>>825 重複という立場で言えば51章は両方が重複。
だが住人の意見で52章が立ち上がった今、本スレはこの52章だ。
それと占有していることを咎めているのではなく、平たく言えば日記帳代わりにしていることを
批判しているんだよ。
あと向こうのスレが発展しないのは翡翠の日記帳と化しているからだ。
>住民の意見
翡翠氏を排斥しようという悪意に満ちた多数派工作の結果じゃん
828 :
48章996 ◆FlqnTdSP1M :2007/02/01(木) 16:30:56 ID:TM72QTQY
すいませんsage忘れてました……
翡翠一人、その存在だけが自Fスレなのか。
今まで自Fスレにいた住民達が望んで立てたスレが自Fスレなのか。
考えなくても分かること。
多数派工作もなにも、この現実が民主主義的多数決による残酷な正当性というものだ
つーか
翡翠に正当性があって、自Fスレを構成する住民が認めてるなら向こうが盛り上がるだけのことじゃん
翡翠擁護を演じてるキャラって
・age房
・似非敬語野郎
の2キャラだよな。話の展開がそっくりというか同一人物だが。
そろそろ新キャラの登場マーダー?
>>830 気に食わないコテハンをまともな議論もせず荒らしとして追い出したのがおかしいと言っている。
>>831 重複スレ(ここ)は多数派工作で本スレに見せかけてるだけじゃん。
本当の本スレは翡翠氏のいる方
え、まさか本気で擁護してるのか。
釣り結構長いこと続いてるからそのうち飽きるだろうと思ってたが。
漏れはここが本スレだと思ってるんだがな、そしてこれからも。
以前翡翠は「こっちに合流します」というような事を本スレか重複かに書いてたが
その時点で既に翡翠自身、自分のが重複で正統本スレはこっちだと認めてるんだよね。
向こうはSSつまんないんだよ。つまんないスレには人は来ません。
>>834 むしろ「削除されないということは運営公認、だから52,53と続ける」みたいなこと言ってる方が気にになる。
…間違いなく確信犯で重複スレ立てる気だぞ、あいつ。
>>次章題名候補
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第53章
自衛隊がファンタジー世界に召喚 第53章 翡翠厳禁
>>833 それは間違いなので、今すぐこのスレの削除依頼を出して翡翠氏のスレに移動しましょう。
翡翠氏は小官氏から認可されたF自スレの責任者ですから!
>>834 分家で長崎県人氏が叩かれたので、叩いた奴をアク禁にしてください!
>>833 それは間違いなので、今すぐこのスレの削除依頼を出して翡翠氏のスレに移動しましょう。
翡翠氏は小官氏から認可されたF自スレの責任者ですから!
>>834 分家で長崎県人氏が叩かれたので、叩いた奴をアク禁にしてください!
翡翠…もはや酸素欠乏症で二重投稿を起こし始めたか
翡翠氏がキモオタに粘着されてるな
>>840 「モルダー、あなた疲れてるのよ」というネタを思い出した。
翡翠もこんなキモイ子に愛されちゃって大変だな
このage房が翡翠を愛して祭り上げれば上げるほど翡翠は反感を買う。
そしてやがて孤独になった翡翠の傍にいるのはこのage房だけ。翡翠の味方は唯一の存在、age房だけ。
そう、それこそが奴の願い
age房は愛のあまり翡翠を排斥する立役者となっていたのだよ!
と、いうことで
age房よ、君の願いは既に叶ってるんだからいい加減に氏ねよ
>>843 馬鹿を突っついちゃいけませんのです
そして俺はwktkしながら996氏と唐突氏の続きを待つのです
M95使うならM2でもよくね?っておもたけどどうでしょう
M95ってバーレットのブルパップ型か?
それなら
「欧米人より体格の劣る日本人でも携行性を損なわないため〜」
とかの理屈で通りそうな気もする。
>M95
たしかバレットの社長がインタビューで
自衛隊がテスト用に何丁か購入したみたいな事
言ってたな
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20)
もし、08MS小隊の人が種、種死世界に居たら [新シャア専用]
ガロード達が種・種死世界に来たら -風景画5枚目- [新シャア専用]
その板全くいったことないけどな
お前らまた翡翠氏に論破されたのか
いい加減に下らないな
さぁ盛り上がってまいった。
ここいらで
わしが華麗にM55(50Cal×4)水平射撃で惑う氏どもをミンチにしてメンチカツを…
わかったからトンカツ食え
翡翠氏のありがたいレスだ
678:翡翠(星砂)◆F1KoBsy57M :2007/02/01(木) 23:11:15 ID:??? [sage]
後は、また後日。
ああ言い忘れ。
実際ね、これしきの事で逃げる人間は、
「 実際の場面 」でも逃げますよ。
逃げれません訳です。
共に死ねる相手だからこそ、1人で10人倒す事もありうる訳で。
戦っている側からバラバラ逃げる連中ばかりでしたら
勇者も英雄も生まれません。
では、また。物腰の柔らかい方の関連スレには、
時間がかかってもレスを必ずお返ししますので。
それでは・・・〆
翡翠擁護厨はいったいここに何しに来てるんだ?
あっちでよろしくマンセーしてりゃ良かろうに
みなが翡翠やSSを支持してるなら、1月も持たずに
このスレからアンチも含めて人が居なくなってるだろ
(アンチ翡翠だって、人が寄り付かないスレは荒らし
ようも無いんだから)
物語氏の続きはまだですかねぇ?
>>853 逃げてばかりのお前らに喝を入れるためだよ
翡翠氏は逃げないが、お前らはまともな議論ができないからな
>>855 わかったわかった翡翠すごいすごいありがとう
贅沢にも専用スレ持ってるんだから向こうでやれ
ほぼ同じ時間に、あっちに擁護のフリした煽りが
入ってて笑える
854 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/02/02(金) 00:36:46 ID:???
物語氏の続きはまだですかねぇ?
855 名前:あぼ〜ん[あぼ〜ん] 投稿日:あぼ〜ん
あぼ〜ん
856 名前:あぼ〜ん[あぼ〜ん] 投稿日:あぼ〜ん
あぼ〜ん
857 名前:名無し三等兵 [sage] 投稿日:2007/02/02(金) 01:03:20 ID:???
ほぼ同じ時間に、あっちに擁護のフリした煽りが
入ってて笑える
定期
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20)
もし、08MS小隊の人が種、種死世界に居たら [新シャア専用]
シンをワンピースの世界に放り込んでみる・二人目 [新シャア専用]
ガロード達が種・種死世界に来たら -風景画5枚目- [新シャア専用]
もし、08MS小隊の人が種、種死世界に居たら2 [新シャア専用]
【相互】種死&リリカルなのはSS【乗り入れ】その2 [新シャア専用]
それで?
アニオタ、ガノタ風情が翡翠氏を叩くなってこと
じゃあ何ヲタなら叩いていいんだい?
>>859 向こうのスレのほうがある意味笑えるw
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20)
共産党がファンタジー世界に召喚されますた [共産党]
>>859-862 つまんないSSしかない向こうのスレは入ってないんだ。
結局ここで人気が無いんだよね。
>>862 にわか軍オタには黙っていてほしい 翡翠氏の作品は本職が見ても唸る作品ばかり
>>864 う〜ん、多数派工作を繰り返す負け犬病人たちは黙るか最悪板で吠えていてほしいですw
>>865 >にわか軍オタには黙っていてほしい 翡翠氏の作品は本職が見ても唸る作品ばかり
ナイスジョーク!思わず吹き出しちまったぜw
ここには勘違いやにわか軍オタしかいないし
翡翠氏は本職らしいけど
864 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/02/02(金) 15:11:52 ID:???
>>859-862 つまんないSSしかない向こうのスレは入ってないんだ。
結局ここで人気が無いんだよね。
865 名前:あぼ〜ん[あぼ〜ん] 投稿日:あぼ〜ん
あぼ〜ん
866 名前:あぼ〜ん[あぼ〜ん] 投稿日:あぼ〜ん
あぼ〜ん
867 名前:あぼ〜ん[あぼ〜ん] 投稿日:あぼ〜ん
あぼ〜ん
>>向こうの「このスレを見ている人はこんなスレも見ています」で表示されてるスレで宣伝すれば人も集まるかもよ、
わざわざ専用スレまで来てくれてる人がそのスレにいると言うことなんだから。
>>867 本職って自衛官ってこと?小説家ってこと?
前回のあらすじ
翡翠氏の安全魔法で自衛隊は安全に曝されていたが
安全なのは嘘だったので
防衛庁を「省」に格上げしよりいっそう安全保証に力を入れる事になった。
>>868 >>863のように向こうのは共産党のしか表示されてない。
しかもF共産党スレってF自スレ第7章からの分派みたい。(向こうの
>>1参照)
…宣伝しても集まるかなぁ。
>>871 …宣伝しても集まるかなぁ。
さあ?知りません。向こう間違って入った初期以外見たこと無いんで。
まさか一人で専用スレとその共産スレを行き来してるわけ無いでしょうし。
>>867>>871おまえら誘導が下手じゃからこのスレッド内で君臨しなさい。
一から原子配列できれば良いのじゃが…
ダイナミックなアドヴァイスだな おい
そして、物語りは転がりだす…
まずはそちらが先に名乗るのが礼儀ですよん☆
age厨の口調がヒスイ化してる…
やはり自作自演のための同一人物という話は本当だったのか。
だからあれほど鏡に向かって「おまえは誰だ」と言ってはいけないと念を押しておいたのに…
ゲシュタルト崩壊起こしやがって。 (つдT)
・・・だから、あぼ〜んに構うなよ。
折角のあぼ〜ん隔離スレがこれじゃあ無意味じゃないか。
贅沢にも自分専用のスレがあるのにわざわざ余計なところに来るやつってなんなの
向こうにしろこっちにしろさ
>>876 そんな事を言ってると「食堂の食券の半券」をだされるぞ
元ネタはググッてくれ
1、認識票はチェーンのゴム消音付だが、
その中央にある4行は上から順番に何が書いてある?
2、迷彩服の正式名称を二つ以上答えろ
3、認識番号は英単語含めて何文字?
自衛隊には弾が足りない
むしろ金が足りない。
コピー用紙を下さい。
それでも彼等は薬莢を拾う
横流し防止のためなんですー
お前ら池沼共はホントに暇だなwww
暇です
新作投下を心待ちにしています
でも翡翠のだけはイラネw
ここは一つ、俺が作品を投下してみるか。
いや、ここは俺が
投下したら容赦なく叩くからよろ☆
ひでぇw まあいいや、ちょっとプロットを練ってみよう……
やっぱ
「故に彼等は薬莢を拾う」の方がよかったな
叩いて何が悪いの?
君たちだって翡翠氏のSS叩いてるじゃないか
はいはい翡翠しゅごいしゅごい
あこがれちゃうぅ、翡翠すごーいあいしてるぅ
レス乞食は自分のメモ帳にでも書いてろ
メモ帳に書いて読みなおし、誤字脱字を確認してから投下しましょう★
革命的900ゲット
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__ ,,, / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,,, _|||__|_ノ | 本当にいい夜だ。 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
( ゚Д゚)∩ < こんな夜だ、酒も飲みたくなるさ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,,,, / [[: )ノ \______________/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
/ || | ,,,ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,,,, ∠__||__| ,,,,,ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
翡翠氏、早く投下して!
って、昨夜の晩だったのよ畜生め。
あんまり素敵な満月だからつい眠ってしまったのよ。
午前0600まで綺麗な綺麗な満月だったのよ!
(アタゴオル)あーもー。
某閣下はお酒飲みすぎませんように。
こんな事なら今日未明に着上陸するんだった。くっそお。
つー訳で投下開始!
専用スレに投下しなさい
人間が、引き摺(ず)られていた。
過去の文明の世界。
未舗装の道。
その未舗装の道が見えぬほどの、砂埃。
引き摺られている人間は、ピクリとも動かなかい。
・・・すでに、死体なのかもしれない。
ソレは、随分と泥と埃(ほこり)に塗(まみ)れていた。
引き摺られる前から、泥だらけ、埃塗れ、だったのだろう。
その泥だらけ、埃塗れのソレを注意深く注視した者は、
服や肌にこびり付いた泥や埃の上に、乾ききった血痕を認めただろう。
その血痕が、
死体?が引き摺られる前に、何者かに散々に痛め付けられた事を、
その血痕に気付いた者にだけ、そっと明示していた。
支援age
被りました・・。
うーむ。じゃ、本スレで続行します。
待ちかねている各位、後は頼んだ!ですよ。
)ノシ んじゃまた着上陸の時まで!
>>907 大丈夫。そろそろ物語氏の援軍があるかと思われます。
引き続き、救援が来るまで耐えて下さい。
では隣で開始します。
>>910 重複スレなんてねーよ
専用スレがあるんだからそっちでやれゴミ虫
>>911 はあ!?
ここが重複スレで、悪質な多数派工作によって成り立ってるのは運営が認めてるんですけど?
>>912 認めてやるから翡翠の投下は向こうの専用スレでやれ
ゴミを目に入れたくねえんだよバカw
翡翠がんばれage
翡翠支援age
レス番号が飛んでるな。
またあぼ〜んが湧いたのか? あぼ〜んは隔離スレから出てくんなよ・・・てもう言い秋田。
またあぼ〜んが 「うっかり」 トリバレしたのか?
随分そそっかしい人なんですね、あぼ〜んさんって(棒
>>917 今回はわざわざコテ付きで嫌がらせに来た模様です。
翡翠氏は善良な住人なんだから
>>919 オイコラそこのゲス野郎
ひすいちゃんのスレに書き込んでんじゃねーよゴミ
てめーは人様に迷惑かけないよう部屋の隅で縮こまってな
>>919 善良な翡翠は書き込みをやめた翡翠だけだ
>翡翠(星砂) ◆F1KoBsy57M氏
乙です。
アタゴオル良いですな。
いい夜に乾杯!
翡翠氏支援age
あーあ、いい加減にID表示にならんかね
蟲が目障りだ
>>924 この重複スレが無くなるまで我々翡翠氏支持者の嫌がらせは続きますよ
>>926 「嫌がらせ」と自覚してるなら「運営は我々の味方」とほざくの止めるべしw
なんかもう魂胆が露骨に見えすぎて面白みも糞もないよなぁ
…煽る気にすらなれない。すごく可哀想な奴に見えてきた。
流れ豚切るがおすすめが全部新シャア板な件
好きだなお前ら
俺もだけど
>>929 まあほーせきの人からすれば、嫌がらせレスをあぼん登録させられないのは嬉しい限り☆
おとなしく謝ればいいのに・・・・・・
・・・・・・しきりなおし
ココ以外ではドラクエSSも好きだけど、今は新シャア板が面白い。
言っちゃなんだが、かなりお互い様だ
軍板から涌いたのが板違いの議論やって荒らしてたし
要するにスルーしろって事だがな
>>934 おいそこのクソムシ
ひすいちゃんにあやまれって言ってるだろう
ごめんねひすいちゃんごめんねごめんね
グズのage厨のせいでアンタゴミ扱い
ageを排除できなくておめんね
しねよクズ
>>935様
ウチのGや石裏虫コテが迷惑かけます・・・・・・・m(_ _)m
荒らしや論破された池沼コテはスルーが一番です☆
>>936様
age厨もほーせきの分身の一つ、そう言われるのは心苦しいY(>_<、)Y
スイヒーの馬鹿よりage厨の方が100倍ウザイ件
んなコトよりも(´・ω・`)←コイツに憑いて語ろうよぅ。
>>939 (=(´・ω・`) < フヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ
こうですか?わかりません!
>940じゃぁ(´・ω・`)←コイツにとってのファンタジー世界に憑いて語る
>>882 アルファベット2 陸海空 患部、草子、食飲
県 2
個別 6
>>938 コテハン叩きはGL違反です
レス削除を出すか翡翠氏に謝罪しましょう
((= (= (=(´・ω・`)
>>941 (´・ω・`)〈私にとって妹の可愛さだけがファンタジー
翡翠のせいでメチャクチャだ・・・
(´・ω・`)<そろそろぶち殺すぞ
そろそろ新スレの時期だけど、新スレは「この52章の次スレ」で「テンプレの変更はなし」でいいのかな?
変更点がある場合は誰かさんみたいに勝手に立てるのではなく、立てる前に協議して欲しい。
953 :
名無し三等兵:2007/02/06(火) 13:42:57 ID:CXm5AopZ
変更無し、現状維持でいいと思うに1ID
つーかageが騒いで翡翠が益々白い目で見られる循環なんだが
翡翠がageにすら普通に声かけてるし本気で自演嵐かもわからんね
最終的な目的は言わずもがな只一つなんだろうけど。
>>952 次スレは翡翠氏のと合流か翡翠氏に新スレ立ててもらってね
勝手に立てないように
955 :
名無し三等兵:2007/02/06(火) 13:56:49 ID:8J3Wxynh
age厨は本スレ潰したら、翡翠叩きに移行することは目に見えてるわけで。
とにかく現状維持でGOGO
>>952 次は53章でテンプレも続投が良いと思います
957 :
名無し三等兵:2007/02/06(火) 15:25:46 ID:gBxXhL2w
いや、翡翠氏のスレだな
翡翠氏のスレと吸収合併でいいようですね
んじゃ、ID晒し意見で2対1により現状維持に決定。
今後、ID晒しによる反対意見がないなら、17:30をもって次スレ構築を開始します
960 :
名無し三等兵:2007/02/06(火) 16:50:57 ID:fKvi8AIa
もし新スレが合意無しに立てられた場合、我々翡翠氏支持派は新スレに対する粘着を行う準備があります
住人の承諾なしで話を進めないでよ
本来はいちいち合意やら承諾やら得る必要があることではないのだが。
じゃあ、合意に従い、スレ建てを決行します
,..-‐‐‐-_、
/:::::::::::::/ ヽ
l:::::::::::::::::l ‐-l スレを埋める時は酢か塩を使ってみるといい。
l:::::::::(⌒ ‐-(
l::::::::::ヽ` ゝ
`、:::::::::) ーノ
`ー'| ┌‐' _ /\ .。,.
l´ ̄`ー-┬‐―-' .`ニi/ :;`. ・ 。 .:...
. | 、___|----‐、_ ニ| .: ヽ:; : ヾ: :..
l l .  ̄´ :* :; : `: :; ::
l l
膿め
次スレではage厨が改心しますように。ナムナム
>>953 最終目的 「 歴代コテの復活 」
次善目的 「 ローカルルールの1部改正 」
とりあえず
>>955氏の案も一理ある。
もうしばらく平行線で様子を見るのも手だろう。
それは、北朝鮮が世界一の平和国家になるくらい難しい
うめるよ
まあ、ageの中の人の共通点として、
議論や作品投下が多い時は沈黙する癖がある。
まあ、鍵は各諸氏の以前の様な露出であろう。
だが、いささか危険なのでお勧めはしない。
>>973 )ノシ よろ つか、協力しましょう。
・・・早く平和的統一が成ります様に。
うめす
>最終目的 「 歴代コテの復活 」
これ物凄く無意味な目標だと思うんだが。
各々の都合を無視するやつにかまうな
つか、翡翠さん、まだ自分専用スレを本家だと主張しているのかwww
というか会話がつながってないな...
ume
bamboo
だから「」にかまうなってこの暇人ども
うめうめ
pine
まーそういうこっちゃい。うめ。
>>977 >最終目的 「 歴代コテの復活 」
これ物凄く無意味な目標だと思うんだが。
理想を高く上げてみた。今は少し反省している。
>>978 各々の都合を無視するやつにかまうな
ま、そのとーり。
しかし諸氏は何時まで喧嘩(排他)ばかりしているのかねえ。
・・・大人の態度とは思えないが。
他の板なら翡翠もスルーすんだがの。
なにせ軍事板じゃけえの。
これ見て他の板の椰子には我々の狭量を笑われる様な。
やれやれ。
やめろ、かまうな
うめうめ。
うめばかりじゃ詰まらんのだが、時間が無い・・
>>987 いいひとはいるさ。それは見ている。
>>988 よお、このスレのガン。でも君も同志なんだよ。
うめうめ。
翡翠氏、頑張ってください
一応、聞いておくが、
翡翠さん。あんたの51章が1000まで達したらどうするつもりかね?
仕方ないんじゃないかな・・
翡翠的には、
翡翠ブチ切れ強行以前のてんぷれに戻せば、大人しく合流したが。
愚者氏が勘違いしているが、
翡翠が51潰す理由の1つに、小官殿が光臨しやすいように、つーのがあるんだ。
喧嘩別れしている住人ばかりじゃ、小官殿の中の人も、具合悪いだろう。
そこなんだな・・
やれやれ。
しかし、この排他的流れ + age?
の猛攻を見るに、
・・まだ分裂していた方が安全なような気がしないでもない。
>>993 あなたの言い訳は聞いていません。
51章が埋まったらどうするのかと聞いている
翡翠氏、あっちのスレにてあっちを本家こっちを分身と称してる。
他の人はみんなこっちを本家だと思ってるのになぁ…
寛容を叫ぶ割には不寛容だし。矛盾の人だわ。
翡翠氏支援age
とりあえず後5だ。
頼むぞ他諸氏。 ラスうめ。
>>996 違うよ。
強行したとはいえ、確かにあそこが本スレだったのさ。
まあ、そんな事はどうでもいい。
このスレが輝けばいい。
1000 :
名無し三等兵:2007/02/06(火) 21:40:02 ID:ajNeraT5
ksk
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。