自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第51章
所詮はこの俺様の足元にもおよばん。
お前たちは学園島の俺様だけを見て崇めていればよい。
さっき勉強などと言ったが間違いだ、そんなものはいらないから俺以外は消えろ。
もちろん俺は何も書いてやらないから覚悟しろ。
態々対立を演出したい感が見えみえだよね
そんなことより
>>933-934よ。
ちょっとズボンを脱いで尻をこっちに向けたまへ
なーにスレの数を数えている内に終わるさ
N ノンケも
H 平気で
K 食っちまう
の方ですか?
何にせよてさ氏乙
学園島スレはゴミ箱にぶち込むと分家で結論が出たんだぞ
支援投下。
とあるPKO部隊の話。
世紀も二十世紀や二十一世紀と記録する我等が世界。
だが日本から1歩出てみれば、
世界には未だ中世然とした国々が幾らもあった。
そんな海外世界へ、防衛省に昇格した後の自衛隊は、
「 国際貢献 」の名の下に、
またしても「 政治 」の都合で、派遣されていった。
「国際貢献を叫ぶ政J家の連中が行って来いっつの。」
愚者・・もとい、工藤二士が口を尖らせて言った。
「ボヤクナ坊や。安保な時代に比べりゃマシだって。」
小官・・もとい、安室二尉が若い2士に苦笑しながら答える。
昭和の時代、ある男が言った。
「 君らが日陰者の方が、国にとっては良い時代なんだ。だから耐えてほしい。」と。
実際その通りである。
自衛官だって、家には親も妻も子も待っているのだから。
“ 自衛隊が日陰者で無くなった日 ”というのは、
自衛隊の家族にも災難が及ぶという時代が来た、という事なのだから。
「 まあ、戦地に行って来ました!って箔がつくのは、悪くないしな? 」
社○党や共○党が大変強かった時代の男(安室二尉)が若い2士に答えた。
「( まあ、彼らの猛烈な反対があればこそ )」
「( 自○党と、流されやすい連中の便利な道具にならずに済んだのでもあるが。)」
「( まあ、これは、まだ若い坊やには言えないな )」と、
昭和を知る曹が、ぽかりと紫煙を吐きながら、2士には聞こえない声で呟いた。
何時見ても微笑みを浮かべているクマラン2曹である。
・・・そんな昭和の男達が消息を絶ったのは、
日本国が異界に召還される2日前の事であった。
当地の自衛隊は、それこそ引っくり返った様な大騒ぎになった。
しかしその混乱の最中に
「 日本国の国自体が無くなった 」という報道が世界を駆け巡った。
混乱する各地のPKO部隊。
しかし、そんな彼らも気がつけば、この世から消えていた。
向こうから出てくるなよ
てさ氏は乙。
「 ・・・・・・・・・・? 」
「 どこだ、ここは? 」
「 あの子たち、いませんね??? 」
「 つか、宿営地は何処よ? 」
安室二尉が車両から降りて、霧の晴れた世界を見渡していた。
空は異国の空のままの様に見える。
植生も変わらない様だが・・何かがおかしい。
地形も何も変わっていない。
ただ、見慣れた人家や宿営地が、丸ごと、「 無い。」
自衛隊を見るや、
御菓子や何やらを強請りに来る現地の子供達も、いない。
何処からか、というか彼方此方から、
映画のジェラシックパークや現実の動物園の鳥獣の叫び声が木霊した。
(昼の投下終了〆)
翡翠がage厨本人か
>>944 運営が見れば、歴代の敵が誰かは一目瞭然。
>>905 >チハたんに萌えを見出す軍板住人にとっての萌えとは何ぞや。
吹いた(w)
まあ、ネタと本気の違いじゃね?
色々あるだろーけれど、乙。
てさ氏、投下乙です。
朝はあったのにage厨の昼の定時が無くて翡翠が代わりか…
ま、そーゆー事か
>>945とか見てて思うんだけど、こいつの無駄に過剰な自信と自尊心ってどこから来るんだろう。
翡翠がage厨なんて誰もが知ってるよ
950超えたので、次スレ建てましょうか?
次スレテンプレについては
・保管庫の項目に、新しい保管庫を加える
・警戒警報の項目に、age厨の最近の手口と翡翠氏への書き込み自粛要請(荒らし扱いではなく)を加える
・ガイドラインの9に、捨てハン禁止を加える
等の変更を加えようかと思います
翡翠の駄文って、相変わらず薄っぺらいな
955 :
名無し三等兵:2006/12/20(水) 21:06:05 ID:3KnLcaEM
オカモト並だな
つーか、ここまで(勝手に)ヒートアップしてると
冷静になったら自滅だから
梅
さーて!埋め立て用の議論の為の話題作りを兼ねてクイズ
1、一万人の軍勢が人口300人の村に到達し、5日間逗留することになった。
この際、軍勢は滞在中の部隊の維持に必要な物資をどの程度徴収(略奪とも言う)できるでしょうか
2、古代から現代戦にかけて、食料を敵地に求める事も多かった戦場
このような戦場で兵站線の切断や後方連絡線の切断などと言う
準戦略的攻撃は効果的だったでしょうか
3、中世、戦時下と戦後数年間、国の治安の悪かった時代はどっち?
4、おいらが最近読んだクイズの元ネタの本は?w
961 :
てさ:2006/12/21(木) 21:03:06 ID:???
半分当。もう半分は英仏百年戦争
>>961 とりあえず村人の男は射的の的になって女はマンコですか?
下記より投下。
小官さん、翡翠さんが可愛くなってますが、
悪意によるものではないとあらかじめ申し添えておきます。
近頃闇に跋扈する者
前編 メル草原ニテ悪霊掃討ノ事
ヒースの野原に、一人の女性兵士が駆けていた。
五フィートあまりの背丈に、濃緑色の迷彩服を纏い、手にした六四式小銃には幅広の銃剣を着剣してあった。
彼女はノーグ王国近衛騎士、名をフィオナ・章子・マクリール・八塚。
以前の日本国での名前は、八塚章子という。
章子は陸上自衛隊の婦人自衛官だった。
といっても、もう三年も前のことだ。
日本国の暦で西暦二〇〇七年三月、第二次朝鮮戦争にともなう出兵でのこと、朝鮮半島釜山に築いた策源地から前線へ弾薬を運搬すべく駐屯地内で作業中、謎の光芒に包まれ、章子はこの地ティルナノーグに転移してきたのだ。
当初言葉もわからず魔物や盗賊が跋扈する土地で、手にした自動小銃と一抱えの弾薬箱を頼りに暴れていたところを、土地の王ダオ一世に見込まれ、生活手段の提供と引き換えに国王付の騎士として仕えることになった。
近衛騎士の一人として暮らすうち、日本の記憶は徐々に霞もうとしていたが、引き換えに異郷の生活にも慣れ、王や仲間の信頼も勝ち得て、王国随一の女騎士として毎日を忙しく送っていた頃のことだった。
ティルナノーグの王都ファブリルバーチではその頃、魔物の群れの出現に悩まされていた。
都の民は不安におびえ、みな顔を曇らせた。
魔物の跳梁は、ノーグ地方に広く暗躍する、妖術師モルディの仕業と目された。
かの魔導師は背丈が低く、マナを悪の気に染めて用いることに錬達し、自らの姿を幾つにも分け、それぞれの分身を思うままに使うことができるという。
分身は魑魅魍魎、もしくはワームと言われ、それぞれの分身は古の記紀にあるゴクリのごとく、小狡く、まがまがしく、実に気の滅入るようなやり口で、人々の間で悪を為した。
今、章子は王命を帯び、王都を騒がすワームの一匹を追っていた。
広大な王の荘園地区からさらに離れること七リーグ、宮廷魔術師の予言どおりの場所に、ワームは隠れていた。
牧草の広がる草原と樺の木立の境目に暗い影が揺れるのを見てとり、章子はすかさず従者のトパーズを呼び寄せた。
自由民から取り立てたトパーズは南方のハイブラゼル島にある商家の出身で、修養した司祭や魔術師ほどではないにせよ諸般の魔法に通じていた。
年は同じ二十二歳。
華奢な肩に女らしい肢体を併せ持った、可愛らしい女性だった。
「かしこまりましたですわ」
縁なしの眼鏡を直し、まるで秋の日の午後にピクニックでもするかのような笑顔でトパーズは了解する。
ワームから充分距離をとった場所まで退き、腰のポーチから色砂を出し、草原のなかに六芒の陣を描いてゆく。
簡易陣を張り終えると、真剣な瞳になって呪文を唱え出した。
詠唱が紡がれるにつれ、五体から不可視の霊気が流れ出す。
東、南、西、追難式を終え、南に向いて召喚の呪文を唱え出す。
投地した体が大きく立ち上がり、美麗な装飾を施した短杖を振りかざした。
「地の龍脈に眠る炎の精霊よ。われ大帝オーベロンの名をして汝を呼び出さん。あらゆるものを焼き尽くす冥火の荒ぶる炎もて、かの木立に潜む悪しき影を誡めよ! アパーレオ! インフラーマ!」
ワームが潜む木立の周りから、たちまちRい炎が立ち現れた。
杖の先は炎を指し、柄頭に嵌めた宝石が円を描く。
影を取り巻いて炎が集まり、ひときわ強く燃え上がった。
魔を炙りだすサラマンダーの幻火だ。
術の成功を確認し、章子は体を低くして近づいてゆく。
木立にたゆたう陰影から、苦しみの呻きがあがった。
人の肌を粟立たせるような響きだ。
「キモイ! キモイ! キモイ! キンモー!」
朧げな広がっていた影がみるみる集まり、闇の色を濃くしてゆく。
やがて黒い闇は人のかたちをなし、五フィート弱のひと形があらわれた。
頃あいだろうか。
歩伏して四十ヤードまで近づき、身を起こした。
膝射の姿勢から小銃を三点射。
射撃音が野原を払う。
立ち上がるや否や、一気に走り出た。
ヘルメットから長い黒髪が秋風に流れ、強い意志を宿した瞳は激しい力で影を睨みつける。
影の前、十ヤードと離れぬ距離に立ちはだかり、凄みをおびたアルトで繰り出した。
「お勉強はどうした? ママに叱られるぞ? この寄生虫め!」
章子は戦いになると、女性としてどうかと思えるほど口が悪くなった。
「反応早! ヒトモドキ! おまえ、あいつ、ヒトモドキ!」
背筋を逆なでするような甲声でワームは叫んだ。
小刻みに跳躍し、せせら笑うかのように目の前を動き続ける。
影特有の魔術だ。
馴れた手合いだ。
章子はさらに声を低め、叩きつける。
「人語を扱うなよ人工無能? 反吐が出るぜ!」
影を倒すためには、自らの姿をあかさねばならない。
着剣した小銃を腰だめに構え、切れ長の眼が影を刺す。
銃剣にはルーンが彫られ、銀の鍍金がほどこしてあった。
影はせせら笑う。
「もう少しおつむ使え。ヒトモドキには無理か。躁状態?」
ひとしきり小馬鹿にするように、ゆらゆらと揺れた。
たじろがずに一歩進む。
「無能がまだ吼えているな? 恥知らずとはこうも醜い!」
「ヒトモドキ、真っ赤っかみたいですよ」
ごくわずかだが呪言が弱まっていた。
いける。
好機だ。
戒めは効いていた。
間を待たず叫んだ。
「真っ赤なのは貴様だろうが! せいぜい国王への謝罪文でも練って置くのだな! 立ち去れ! このきたならしい寄生虫が!」
ひと形の黒い影は、嘲嗤うように足を踊らせた。
「モドキ。まだファビョってて気づいてないのか。やっぱ無理だな。モドキには高度すぎたな」
ぶぅんという暗い韻律が鳴り、ふと周囲の気配が暗くなった。
なに?
変化した光量に目が戸惑う。
警戒し、感覚を研ぎ澄ます。
薄暗闇に目が慣れれば、五ヤードと離れない眼前にトパーズの形をした影が現れていた。
「イイカゲン死ねよ屑が!」
柳眉が憤怒に逆巻く。
魔法陣のうえで様子を窺っていたトパーズは、濃い闇が章子を取り囲むのを見、
「いけません」
祓魔の呪文を唱え始めた。
詠唱のソプラノは草原に広がり、魔法の杖が振り上げられる。唱えながら両手を広げ、投地する。
また立ち上がり、陣内を囲繞する。
再び投地し、呪文を結んだ。
最後に立ち上がったときには、空へかざした短杖は清涼な霊気をまとっていた。
短い呟きとともにワームが作り出した偽影へ向け、美しい短杖が振られた。
翠緑色をした宝石が淡くかがやく。
精霊の風が起こり、薄闇に吹きつけて影を清める。
見る間に、章子の周りの闇が取り払われてゆく。
式を終えてトパーズは額の汗を拭った。
「いい加減わかって欲しいのですわ」
章子は背中越しにトパーズへ声をかけた。
「清掃だ。王都の繁栄のためにも灰にせねばならん!」
対峙した姿勢を崩さぬまま、そっと引き金に指をかけた。
影は構わず、哄笑を続けた。
「無理すんなよちょん。ファビョって失敗したんだろ。モドキには相互高速変換は無理だと誰かも言ってただろ。人間の忠告は聞いておくものです。阿比留文字で書いてなかったので読めなかった?」
人を誘い込むような妖気が絶え間なく放たれ、付近の空気に滲みこんでゆく。
そのたびに影は少しずつ大きさを増し、淫猥な雰囲気は章子の体の周りを取り巻く。
ひとつまたひとつと呪言を紡ぎ、次の幻を出すつもりだ。
尋常な人間なら容易く、巻き込まれて自失していることだろう。
しかし、自衛隊で鍛え、国王と魔術師から対魔戦の手ほどきを受けた章子には、影も簡単には力を及ぼすことができなかった。
整った唇の端に、女騎士は薄い笑みを浮かべた。
「自慰を覚えたての猿の様に、西都でも阿比留文字を繰り返していたのはこの低能か! 品性も知性も面白みも無いな! で、どこでそんなサル知恵付けて来た?」
影は王都に現れるまえ、二百マイル離れた西都クリスハイムでも執拗な擾乱を続けていたのである。
「よほど鬼門だったようで。みんな気づいてて口に出さなかっただけだからそんなに気にするなよ」
鼻先で笑う息が、聞こえるかのような口ぶりだった。
人の形をとった影は朧げな姿を伸び縮みさせ、しきりに襲い掛かるような仕草をした。
身をわかち人をかたり元をみえなくするのが、影の使う魔術の常套手段だ。
幾つにも姿を分け、しきりに相手の影に取り憑いた。
相手の影と入れ替わろうと策をめぐらし、気取られないためには自らの姿すら相手の影だと思わせようとした。
「クズが! 謝罪は国王に額を地面に擦り付けてやって置け。小官は要らんからな? 貴様の腐れ眼に唾でも吐いてやりたい気分だからな!」
章子は自衛官であったときの記憶を胸にとどめるため、自らのことをわざと小官と呼んでいた。
再び拡散しようと、影は蠢動をはじめた。
これ以上、時間を与えてはいけない。
身の丈を倍ほどに膨らませ、黒い影が嘯いた。
「ボケ。虚勢をはる馬鹿には付き合いきれんわ」
睚が裂け、凛と騎士の決意が響いた。
「ならば出て行くがいい。ここはテメエなんざ居ていい場所では無い!」
怒鳴りつけるなり、引き金を絞った。弾頭に銀を被覆した7.62ミリの弾が、秒速七〇〇メートルで影を襲った。
眼前の闇から苦しげな罵声が上がった。
大気の陰影がぐっと濃くなり、章子のまわりに暗黒が広がった。
内部の力を溶き放ったらしい。
「モドキ! オマエ! アイツ! ヤツ! オレ!」
忌まわしいのろいの言葉を浴びせかける。
口中にアドレナリンの刺激が、じわりと広まる。
章子の胸で獅子心が雄々しく咆哮した。
銃把を強く握りつけ、腹の底から怒号を放った。
「糞の中で蠢く寄生虫どもが!」
膝を高く掲げ、裂帛の気合をあげ刺突する。
突き出した銀の銃剣は影を貫き、施されたルーンからマナの聖気が光った。
切り裂いた暗闇から、獣のような叫びがあがった。
息つく間もなく引き戻す。
左手を支点に銃床を振り上げた。
銃尾に埋めた青水晶が闇を砕く。
そのまま右上段から、影のひときわ暗い部分をめがけ切り下げる。
聖霊の火花が星のようにほとばしり、聞くものの臓腑を怖気させる呻きが闇に満ち、空気を歪めた。
猶予を与えてはならない。
点射を放つ。
さらに踏み込み、闇の中心をめがけ、力の限りに刺し貫いた。
「イヤァ!」
握りこんだ両手に重みを感じる。
と、周囲の闇が蠕動した。
大気に悪臭が立ち篭め、呼吸を止める。
奥歯を喰いしばり、右へ左へとゆっくり銃を捻った。
肌を切るように闇が震え、影が揺らぐ。
今だ。
神速の勢いで銃を引き抜き、渾身の力を放って左袈裟に切り下げた。
十字に刻んだ影から、身の毛がよだつ絶叫があがった。
「ギャアアアアアーーー!」
聖アンデレのクロス。
影を包む魔の黒い粒子が収縮し、魔法粒子たるマナの結合が砕け散った。
聖刃に浄化されて、自らの性質をスピンさせる。
マナは中和されて性質を戻すと、幽かな光を残して大気のなかに溶け消えていった。
残った闇の一部も、蜘蛛の子を散らすごとく引いてゆく。
霧が晴れるように周囲はあかるさを取り戻してゆく。
トパーズが大きな胸を搖らして駆けてつけてきた。
「やったのでありますか!」
肩で息をしつつ、章子は吐き捨てた。
「哀しいけれど、清掃は中途で終了だ」
「え?」
呼吸が静まるにつれて我を取り戻すと、章子は女騎士らしい表情にかえって信頼すべき従者に告げた。
「身を散らし、棲み家へ戻っただけだ。縛めの時間が足らなかった。また巡察に出なくてはいけない。せっかく追い詰めたというのに。ほんとうに済まない」
残念そうに唇を引き結んだ。
「いえいえ。小官殿がいてくれればトパーズは幸せですの」
ポンと抱きついてくるさまは、子猫のように可愛らしい。
章子は豊かな黒髪を後ろに払い、澄んだ瞳でトパーズを見つめた。
「お世辞はいい。それに私は小官ではない。故郷のことを忘れぬため、言っているだけだ。今の私は、ノーグ王国近衛騎士、フィオナ・章子・マクリールだ」
乱れた髪を纏めなおす。
身に降りかかった瘴気を清めるため、ポーチから聖水を取り出し身体と銃に振りかけた。
その時、空の彼方から恐ろしげな呪言が耳元に聞こえてきた。
「この国ももう終わりだな」
二人は遠くの青空を見やった。
西空の果てに妖しげな雲がかかっていた。
その雲は周りの雲よりもひときわ暗く、忌まわしげな妖氛を帯び、風に流され遠のいていった。
章子は黒雲を見やり、肩をすくめて苦笑した。
「この調子では、すぐにでもまた現れそう」
トパーズが軽く微笑み、
「探索に苦労しなくていいですわよ」
「それもそうね」
章子はうなじの髪をふさりと払って破顔した。
それは鬢の毛も麗しい、女らしい笑顔だった。
トパーズの豊かなブロンドを撫で、章子は小さく首を傾げた。
ひと回り小さいトパーズも倣った。
足元ではヒースが白い花を咲かし、居並ぶ樺は梢の葉を赤らめていた。
日暮れにはまだ時間があった。
迷彩服にローブの奇妙な二人組は、秋の野原を後にして肩を並べて王都への道を戻っていった。
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投下終了です。
後編は気がむいたら書きますです。
乙です!
乙!
埋めネタだけに留めておくにはモッタイナイw
>>959 1)時期による。
収穫直後で有れば問題なく養える。
7.8月の収穫はまだまだできない状態で、備蓄が減っていれば、それだけ徴発できる量は減る。
2)近代までは無意味ではないが無視できる程度。
弾薬の消費はごくわずかで、食料が補給の大半を占める時代ならば、
軍集団が移動している限り問題ない。
3)戦後。
インフラ破壊、資産没収、農地破壊が起こり、かつそれを押さえる武力が存在しないため。
戦時中で有れば武力制圧で、有る程度の治安は保たれる。
4)俺も補給線しか思いつかなかった。
そして投下乙!
おや、脱兎さんだ
>>976 秀吉の時は補給線分断+敵の焦土作戦で加藤清正が餓えていなかったっけ?
>>964ー973
こんな小官と翡翠ならウェルカムなんだが……現実はorz
てかもう小官このスレにきてないんだから何時までもネタにするの止めようや
うめ
小官は卒業して大人になったんだよ。
ひょっとしたら結婚も決まっているかもしれない。
もう奥さんになる人の両親に挨拶したのかな。
クリスマスは愛する人といっしょに過ごすんだろうね。
小官殿はそろそろ自分の家を建てる時期ではないだろうか。
それとも任地の移動を見越して貸家で通すのかな。
自衛官は昇進するといろいろ回されるっていうね。