1 :
名無し三等兵:
2 :
名無し三等兵:2006/09/03(日) 15:16:20 ID:???
定ガイドライン
0.現代科学であれ男塾理論であれ異次元科学であれ議論であれ、第一に置くべきははスレ住人が楽しいこと。
1.「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代日本」が主に関わる話であること。
2.現代日本というからには、自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。
核・正規空母・旧東側諸国製兵器・巨大人型兵器などの日本が配備するにはナンセンスなものは極力避ける。
3.総じて知識不足によるミスは、指摘するならイヤミにならない程度に。
指摘されたほうもムキにならず、あくまで謙虚に受け止めること。後付けのこじつけや訂正は恥ではない。
4.軍事力の背景となる社会構造などにも板違いでない程度に注意を払う。
5.あくまで「ファンタジー世界」の話であり、F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来る。
ただし、「超兵器・超魔法・無敵キャラまんせー」な話にならぬよう気をつける。
また、オーバーテクノロジーの扱いは慎重に。
6.ファンタジー側の人間もきちんと描写する方が好ましい。
自衛官主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。
7.政治・戦略・作戦・戦術・戦闘としてありえないものを避ける。現実的でない、または作中の設定で説明できない行動も同様。
8.萌え・色気はあくまで表現手段であり、目的ではない。
安易に狙ったり、しつこく要求するのは本来板違いであり、自粛すべき。
9.SS作者は、抽出がしやすいようにトリップ装着を推奨。
10.感想書き込む人も節度や口調を考えるべし。勿論、感想を書かれた作家も。
作品が気に食わないなら透明あぼーんで。 それでも気になるなら、このスレのルールが届かぬ場所で。
11.『小官 ◆qG4oodN0QY 』殿とのバトル禁止。小官殿とバトルする際には、
分家に設けられた小官殿関係専用スレにて会戦するべし。
12・レスはまとめて書きましょう
思いつきでこまごまとしたレスをしてスレを消費するのは迷惑です。
3 :
名無し三等兵:2006/09/03(日) 15:18:51 ID:???
4 :
名無し三等兵:2006/09/03(日) 15:20:42 ID:???
5 :
名無し三等兵:2006/09/03(日) 15:22:29 ID:???
9 :
名無し三等兵:2006/09/03(日) 20:41:55 ID:???
物語は唐突に殿、投下乙です。
>956殿 いや、仁徳天皇陵から某愛国戦隊の巨大ロボットが・・・
10 :
名無し三等兵:2006/09/04(月) 00:51:41 ID:???
乙
激しく続き希望
> 陸上にいる同僚たちの事を思いつつ、彼は操縦桿を手前に引き続けた。
> 高速で飛行するF−22Jは、彼の操縦に素直に従い、くるりと半円を描いて見せた。
> 上下が反転した世界で、彼は素早く操縦桿を回し、機体を水平に戻す。
> 再びアフターバーナーに点火、加速のGで全身を締め付けつつ、彼は敵機を飛び越した。
> 高度を確認し、思いっきり操縦桿を倒す。
> 凄まじいGが押し寄せ、一気に視界の端が黒くなった。
> 機体は無茶な機動に抗議するように振動する。
> 推力を絞り、操縦桿を倒し続ける。
> 奇妙な浮遊感の後、頭に血が上り始める。
> 水平計は、機体がまたもや逆さまになっていることを知らせた。
> 逆さまな世界で、敵機が足元の大空へと上昇しているのが見える。
> くるりと機体を戻し、ロックオン。
此処の部分はおかしいとおも。スプリットSならまずロールし、
背面になってから操縦桿を前に倒し、縦に半円を描くはず。
飛行機も中の人もマイナスGには弱いから。
F-2で+9G〜-3Gまでだったかな。
11 :
名無し三等兵:2006/09/04(月) 00:52:45 ID:9f0WxUgY
×前に倒し
○手前に倒し
12 :
名無し三等兵:2006/09/04(月) 00:53:26 ID:???
スマソ、上げてしまった...orz
スレ立て乙
とか言いつつ更新をサボりまくってごめんなさいゴメンなさいゴメンナサイ
14 :
名無し三等兵:2006/09/05(火) 00:37:22 ID:???
物語は唐突にさん、投下乙。
なんかF世界のみんながエルフに簡単にたぶらかされてバカみたいに見えます。
ドラゴンさんは前回襲撃時の損害にも関わらず、撤退は考慮しなかったんでしょうか。
知能はあっても好戦的な性格みたいだから無理だったのかな。
野生の生物は敵の強さを量れるっていうけど。
15 :
名無し三等兵:2006/09/05(火) 00:38:59 ID:???
1000 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2006/09/05(火) 00:32:11 ID:???
うんこ
なんつー1000だw
16 :
名無し三等兵:2006/09/05(火) 03:05:51 ID:???
>>14 >ドラゴンさんは前回襲撃時の損害にも関わらず、撤退は考慮しなかったんでしょうか
下手にプライドが高いといろいろ大変なのよ
それに「所詮人間」っていう先入観もあっただろうしね
17 :
名無し三等兵:2006/09/05(火) 11:27:00 ID:???
>>14 でもエルフって本当に卑しいよな。オークとかインプ並みだ。
普通の物語やラノベでも不遜なエルフは珍しくないけど
きちんとした自尊心もあるから自分達の問題に
むやみと他者を巻き込まないし、いちど交わした約束を
相手がきちんと守れば自分も命がけで守ろうとするし・・・
オークやインプの場合は魔界の厳しすぎる序列と繰り返される下克上
の中では卑しくなければ生き残れなかったってのもあるけどさ・・・
18 :
名無し三等兵:2006/09/05(火) 17:29:57 ID:???
なんか今度は邪神(級のモンスター)あたりを利用しようとしてるみたいだけど、
たいていそういう悪役は、制御に失敗して真っ先にやられるんだよな。
19 :
名無し三等兵:2006/09/05(火) 17:30:38 ID:lIINgAcH
20 :
名無し三等兵:2006/09/05(火) 21:38:29 ID:???
↓ここからなっち語
21 :
名無し三等兵:2006/09/05(火) 22:03:21 ID:???
22 :
名無し三等兵:2006/09/05(火) 22:44:22 ID:???
とりあえずエルフの森に枯葉剤散布だな
23 :
名無し三等兵:2006/09/05(火) 23:50:08 ID:???
ナパームと毒ガスで3・7・5・6・4(はあと
もう核で敵性国家ごと焼き尽しちゃえよ。
在日米軍の核兵器手に入ったんだろ。
24 :
名無し三等兵:2006/09/05(火) 23:51:33 ID:???
25 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 01:27:11 ID:???
>>23 売国奴どもがうるさ…全滅したんだったなw
26 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 01:44:42 ID:???
連中は「もし森が攻撃されたら全滅するまで戦い続ける」
らしいけど、泣きたくなるくらい「正に圧倒的じゃないか敵軍は」な状況見せつけられた後で、
そんな連中と敵対してしまった哀れで愚かな種族と文字通り存亡を共にしてやろうなんて酔狂な国はおらんだろ。
後は日本を中心とした世界秩序を作ってエルフ以外の全ての連中を纏めて、
嘗てのダークエルフの立場にエルフを追い込んで、現地人と近代兵器で全滅するまで駆り立てていけば終了。
はたしてパックス・ジャパニカーナを基幹に、世界はめでたく平和になりましたとさ。
補給も無い 時間もない 無い無いばっかで キリが無い
現状はそんなんで
だから知恵が必要だ。
大英帝国の戦略を見習えば良いのだよ!
現地人同士で敵慨心煽って殺し合いさせれば簡単だ。
28 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 02:59:11 ID:???
>>27 日本にそんな策略家がいるの?
戦略外交下手は伝統ですよ?
ん、ダークエルフがうまくやるのかな?かな?
29 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 05:30:08 ID:???
商社か大企業を使うとかどうかね。
実際、日本が対外諜報機関持つとしたら、上記の社員連中から
多くのことを学ぶだろうし。
主要な人材もそこからスカウトすると思う。
30 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 08:43:40 ID:???
遅くなったが、物語氏投下乙
エルフが一般的なダークエルフ(闇の軍勢の水先案内人)になっていくのが
妙に楽しいw
>>21 先任軍曹!エロォーーィのはいくないぞ
罰として戦火スレとは何なのか情報を公開したまえ
31 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 08:54:19 ID:???
あそこまでプライドの無いエルフは珍しいな。
>連中は「もし森が攻撃されたら全滅するまで戦い続ける」
これ自体は分からなくも無いんだよね。
人にとっては国を追われるみたいな物だから・・・
でも自分達に出来る事は無いかと考えたりもせず
他力本願な上に切羽詰った挙句に邪神や魔王クラスまで呼び出そうと
するのは・・・これで自分達が真っ先に全滅したらどうするんだ?
高位魔族なんかはプライドが無茶苦茶高いから対応間違えれば
ゴルゴ同様に呼び出した奴にも制裁を加えたりするらしいぞ。
32 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 09:20:05 ID:???
プライドが無いというよりも
選民思想と過去のダークエルフに対する悪辣な成功経験から
調子に乗っているんだろうな
しかも寿命が長いからリアルタイムに経験している連中も生き残っているだろうし
種族平等主義なんて考えた事もない連中が種族的地位の高いところにいると
こうなるという良い見本ですな
日本さえ来なければ彼らの主義も円滑に進んだのでしょうがw
まぁ強硬派の第三氏族の首を日本国が被った被害に換算して国力差で倍数分だけ差し出せ
とかいう最後通牒が来る前に他の氏族が内々に処理しちまうかもね
生き残る為には阿漕な真似でもやらかしてくれそうだしw
33 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 11:45:43 ID:???
奴らの場合はプライドとかいうよりも単なる見栄だな
34 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 12:56:15 ID:???
そうか!エルフ第三氏族は、この世界におけるチョンだったんd(PAM!PAM!
35 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 13:06:15 ID:???
気高い種族として優遇されてきたはずなのに魔界でも人間界でもひたすらに虐待されてきて
卑怯で卑屈じゃなきゃ生き延びられないインプ(最下級の使い魔)
と行動パターンが似ているのが不思議だ。でも身の振り方の上手さはインプの方が上だな。
36 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 13:17:21 ID:???
37 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 13:36:11 ID:???
多分、昔は一般的なエルフみたいな所もきちんと
あったんだろうけど賞賛される事になれすぎて種族全体がボケちゃったんだな・・・
特に若い連中なんかは子供の頃から親どころか先祖の七光りのせいで
客観的な視線が育たずに先祖の威光だけが拠り所の口先だけの劣化コピーに成り下がる罠。
38 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 18:22:23 ID:???
人生が長すぎることによる痴呆
39 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 21:25:08 ID:v4p2l8E4
↑スレイヤーズであったな、それ。
40 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 21:48:46 ID:???
F世界での1円のレートあるのかな?
てか日銀が保有している金の量っていまいくらだろう?
41 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 21:58:19 ID:???
42 :
名無し三等兵:2006/09/06(水) 23:04:48 ID:???
日本国内にある純金は案外少ない可能性が・・・
世界の貨幣制度はもはや金本位制ではないから。しかも日本政府が持ってる金は
証券化されていて、現物はアメリカにあるとか聞いたことがあるような・・・
43 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 00:57:54 ID:???
日本の公的機関が持ってる金の量は05年末で公称765トンで、世界8位
外貨準備資産における割合は僅か2%で時価1兆9000億円也
ちなみに1位は米の8137トンで外貨準備資産における割合は56%
他の先進国も軒並み35〜54%は地金で所有しております
こうしてみると日本って色々な意味で無防備というか…
44 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 01:06:16 ID:???
実は日銀の地下深くに隠しているとかw
45 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 01:10:39 ID:???
>外貨準備資産における割合は僅か2%
割合はたったの2%なのに、世界8位ってところがすごいな
46 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 01:27:03 ID:???
いざという時は徳川埋蔵金と山下財宝があるさ
47 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 03:19:07 ID:???
日本召還の場合、国防、石油・鉱物資源、食料問題にプラスして国内経済問題
F世界との交流がない時点では外国の資本が流れ込まないから・・・また不況になりそうだw
48 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 06:38:48 ID:???
>>47 前準備も無しで異世界に呼ばれた時点で不況になるよ。
49 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 08:54:15 ID:???
>>43 いざとなったら恐山を掘ればいくらでも出てくるので問題ない。問題なのは祟りだけ。
50 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 09:06:27 ID:???
G7でも上位の癖に8位とは癇癪おこりますね!11!!
51 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 09:06:36 ID:???
恐山に金があるかどうかは知らないが
民間伝承での禁足地に足を踏み入れるのは、
「この世界」では実害が伴ないそうだな。
52 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 10:26:36 ID:???
逆に考えると、祟りの正体とかが実体化してくれるので交渉できるかも試練。
53 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 11:04:36 ID:???
でもデビルサマナーみたいなのも必要になってくる悪寒。
デビルサマナーでもかつては土地神になっていた日本兵の魂が
プロ市民な息子に慰霊碑を壊された上にマンション建てられて
部下共々に理性を失って悪霊になるとかあったからあんまり無茶やると碌な事にならないと思う。
54 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 11:39:01 ID:???
デビルサマナーだか、ゴーストスイーパーだか、
裏高野だかしらないがそういう職業も需要はあるだろうから
出てくるだろうね
初期はダークエルフがお師匠になっているのかな
ま、本筋で語られる事はないだろうけど
55 :
名無し三等兵 :2006/09/07(木) 17:08:56 ID:???
高知・物部村のイザナギ流の「太夫」など転移の
影響受けて国内の術師が能力強化、とか
56 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 17:09:29 ID:???
F世界行きは経済制裁以上のものを受けた感じかもしれない・・・orz
57 :
名無し三等兵 :2006/09/07(木) 17:54:11 ID:???
帝国絹糸は、なに気に売れ筋輸出商品だったりするのだろうか
58 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 19:18:20 ID:???
F世界に絹がなければね。
くろべえ氏の帝國召喚ではF世界には絹がないから商品になったわけで。
59 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 21:12:28 ID:???
60 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 21:19:35 ID:???
日本の農場で雇われ
日本の企業から賃金を貰い
日本の農機を賃借りして働き
日本の売店で日本製品を買い
借金に繋がれて一生を終える
>>10殿
いやはやお恥ずかしい限りです。
あり得ない機動でした。
以後、注意します。
thx!
>>14>>16殿
人間に関して言えば、エルフは絶対的な存在です。
豊富な知識、圧倒的な魔力、そしてダークエルフを滅ぼしたという実績。
この世界でエルフに逆らう、あるいはエルフの言う事に異を唱えるというのは、それなりに力を持った個人だけ、という設定です。
でも、ちょっとバカっぽすぎたかなと反省。
ドラゴンさんは、前回の襲撃で自衛隊に脅威を覚えて一族全てを動員しての全面攻勢に出ました。
敵軍を圧倒する戦力を用意し、一撃で全てを粉砕する予定だったというわけです。
プライドが高すぎたのと、自身の力を過信しすぎたのが敗因といえば敗因です。
>>23殿
燃料が今はないので無理です
>>小官殿
お久しぶりであります
ネリュントスの時にはお世話になりました
同務
>>30、半角の二次元に行くのだ。
>>31殿
昔ネリュントスという街でありましたな、呼び出したリーダーが真っ先に喰われた事件が
>>31殿
自分で書いておいてなんですが、確かに珍しいw
何はともあれ投下開始します
おとうさんがこわいかおをしてる。
おかあさんもこわいかおをしてる。
となりのジェリーさんも、そのとなりのエンハスさんも、みんなこわいかおをしてる。
しってるか?おうさまがしんじゃったんだってさ。
なんでもしってるノビーおにいさんがおしえてくれた。
だから、おれたちはにげなきゃいけないのさ。
そうじゃないと、あたらしいおうさまにころされちゃうからね。
あたらしいおうさまはとってもらんぼうらしい。
たすけてくれたエルフのおねいさんがそういっていた。
あたらしいおうさまはどんなひとなんだろう?
おやまがみえてきた。
あのなかに、あたらしいおうちがあるみたい。
エルフのひとたちって、とってもしんせつなんだな。
少女が花の様な笑みを浮かべてこちらを見てくる。
大人たちも、感謝のまなざしを惜しげなく向けてくる。
これだけ喜んでくれると、こちらとしてもありがたい。
泣いたり喚いたりされては、時間ばかりがかかってしょうがない。
避難民の一同を護衛しているエルフの青年は、微笑を絶やさずにそう思った。
彼は、この先の洞窟に何がいるのかを知らされていなかった。
ただ、避難民を神聖な森ではなく、彼らに相応しい場所に案内するようにと命じられ、それに従っていた。
排他的ではあるが残虐ではない彼は、その先で起きた事を一生後悔する事になる。
西暦2020年4月1日 16:21 ゴルソン大陸 陸上自衛隊大陸派遣隊第三基地 西方第32警戒陣地
「一体なんなんだ?」
突如として地平線の向こうから現れた難民の集団に、この陣地を預かる三尉は怪訝そうな声を出した。
先頭を歩くのは笑顔の少女。
その周囲に老若男女の難民が、やはり笑顔でこちらに接近してくる。
「撃ちますか?」
傍らで小銃を構えた陸曹が尋ねる。
「それはいくらなんでもまずい。こっちは攻撃も何も受けていないんだ。
本部を呼び出してくれ、指示を仰ぐ」
「了解しました」
攻撃を受けてからでは遅いんだがな、と内心で呟きつつ、彼は必要以上に素早い動きで通信を繋がせた。
彼の内心では、嫌な予感が時間の経過と共に無限に広がりだしていた。
「はい、はい、了解しました」
手早く通信を切ると、三尉は命じた。
「難民を収容する。
情報の漏洩に気をつけつつ、彼らを保護するようにとの事だ」
「どういうことです?捕虜すら取らないというのが方針だったのに」
「上は彼らを使って何かをしようと考えているようだ。
水と食料を用意しろ、心配しなくとも本部から補給が来るそうだ」
「了解しました」
上が何か考えての事ならばしょうがない。
彼はそう考え、部下たちに難民を迎え入れる準備を始めさせた。
あたらしいおうさまのぐんたいはやさしかった。
エルフのおねいさんのいったとおりだったな。
おとうさんもおかあさんもおみずをもらってる。
わたしももらった。
すきとおったきれいなおみず。
とうめいなきれいなびんにはいってる。
ビスケットみたいなふしぎなおかしももらった。
へいたいさんは、やさしいえがおであたまをなでてくれた。
もうだいじょうぶ、だいじょうぶだからね。
やさしいへいたいのおにいさんは、えがおでそういってくれた。
そっか、こんなときはおれいをしなくちゃいけないんだよね。
エルフのおねいさんはいってた。
うれしいことをしてもらったら、このくろいいしをむねにだいて、みんなでせいれいのおうさまにおれいをいいなさい。
あたらしいおうさまのぐんたいも、きっとよろこんでくれるからね。
おれいしなくちゃ。
「まったく、よかったよな」
小銃を地面に置き、食料を配る陸士たちを眺めつつ、三尉は安心した声を出した。
もし万が一にでも皆殺しにせよという命令が来たら、その最悪な展開を考えていたばかりに、彼は必要以上に安堵していた。
後方から報告が入る。
輸送トラックが接近しているという事だ。
難民の相手は陸曹に任せ、彼は数名の陸士と共に出迎えに向かった。
「お、おい、なんだ?」
少し歩くと、陸曹の困惑した声が聞こえた。
後ろを振り向く。
一箇所に集められた難民たちが、食料や水を地面に置き、何かを手に持って祈りをささげている。
何らかの宗教的な意味合いがあるのだろう。
特に気にせず、彼は足を進めた。
だから、彼はその瞬間を見なかった。
陸曹は、全てを見ていた。
少女の手に収まりきらないその石は、奇妙なまでに黒かった。
目を閉じ、いだいなるせいれいのおうさま、と少女は唱えている。
他の難民たちも、口々に『せいれいのおうさま』とやらに感謝の念を唱えている。
おいおい、それよりも射殺命令が下されなかった幸運と、食料を与えた俺たちに感謝してくれよ。
苦笑している彼の目の前で、難民たちの持った石は赤くなっていく。
「お、おい、なんだ?」
彼の漏らした声は、驚きのせいか必要以上に大きかった。
だが、難民たちは反応しない。
それどころか、微動だにしない。
石は次第に赤さを増していく。
まるで血液だ、いや、むしろ太陽だ、真っ赤な夕日のような色になっている。
さすがに恐怖心を覚えた彼は、少女に語りかけようとした。
だが、彼が口を開く前に、少女は前のめりに倒れた。
地面に正面から顔を突っ込み、そのまま無言で横倒しになる。
他の難民たちも、次々と地面に倒れこみ、そして動かない。
「なんだ?何が起こったんだ?」
ようやく小銃を構えた彼の足元に、赤くなった石があった。
陸士たちが小銃を構える。
異常を察知した衛生が、医薬品を手に駆け寄ってくる。
石は、赤さを増した。
「どうなってる!おい!離れろ!伝染病か何かかもしれん!」
「三曹!死んでます!全員死んでますよ!」
離れるように命じた陸曹に衛生科の若い陸士長が叫んだ。
熱いな。
いきなり周囲の気温が上昇した事に気づいた陸曹は、陸士長には答えずに足元を見た。
赤くなった石は、もはや湯気を上げながら白熱していた。
なんなんだこれは?
不思議そうにそれを眺めた彼の視界が、真っ白になった。
陸上自衛隊大陸派遣隊第三基地西方第32警戒陣地は、この瞬間に蒸発した。
爆音を聞いて駆けつけた救援部隊に運良く助け出された輸送トラックの運転手は、何が起きたのかわからなかったとだけ述べた。
この陣地の唯一の生存者である三尉の証言と、ダークエルフからの情報提供により、事の真相は判明した。
人間の生命力を糧として炸裂する爆弾のような物、それがこの破壊をもたらしたらしい。
らしい、というのは、あくまでも状況から判断するとそれしかありえないから、という意味である。
この爆発はそれほどの威力であり、陣地の跡にはクレーター以外何も存在しなかったからである。
いや、跡にはもう一つだけ残っていた。
復讐の念に燃える、残虐に生まれ変わった三尉である。
もっとも、彼は重度の火傷を負っており、物語に登場するのは随分と後になるが。
一時停止
72 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 22:21:54 ID:F2NE/+Ym
そんなあからさまに怪しい連中の身体検査もしなかったのだろうか?
73 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 22:45:02 ID:???
乙。
エネルギー保存則が・・・。
あーでも人間が死ぬときに消失するという21gの一部が熱エネルギーに変わったとしたら
これぐらい楽々行けるかも。
つーか発電に使えないですかね。家畜を使って。
74 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 22:51:05 ID:???
ここまでやったらもうエルフはエルフで居られなくなかも。
人(だけじゃなくて他種族)の口に戸は立てられないし・・・
もはやオークやアンシーリーコート(悪魔の手先になった妖精の事)
同様に魔族の仲間入りは時間の問題だろう。
下手すりゃ自衛隊ばかりかシーリーコート(魔物、アンシーリーコート等に敵対し、
他の妖精や人間に友好的な妖精)みたいな他種族の討伐対象になるだろうな。
75 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 22:55:43 ID:???
氏はほんとに筆が早い。うらやましい。
76 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 23:07:34 ID:???
要するに湯を沸かせることさえできれば蒸気タービンで発電できるから、
火力と経済性をクリアできるかが問題・・・あとは持続的な出力と安全面の
制御か。
77 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 23:12:52 ID:???
エルフの生命力使っちゃえ。細く長くでちょうどよさそうじゃん。
78 :
名無し三等兵:2006/09/07(木) 23:26:06 ID:???
日帝が(ryな展開になるかも知らんがな(・ω・`)
79 :
名無し三等兵:2006/09/08(金) 00:00:09 ID:???
>ダークエルフからの情報提供
空港ではないけれど、この世界における危険物リスト(完璧でなくとも)みたいなものを先に作成・配布してある程度の知識を身につけさせるべき
と後知恵w
>>72殿
見た目はただの石ですから。
>>79殿
了解、現地部隊に伝えておきます。
それでは投下再開
当然の事であるが、同様の事件は何度も発生した。
自衛隊は以後難民全ての受け入れを拒否、許可なく駐屯地に近づくものに対しては、遠慮なく銃弾を見舞う事になる。
情け容赦なく民間人を殺戮する自衛隊に対し、さすがに従うことは出来ない。
かくして、自衛隊はもっともやりたくない大陸における積極的な治安維持活動を行わざるを得なかった。
それに対しての民衆の反応は、大きく分けて三つだった。
自衛隊に対して表立って反抗し、殲滅されるもの。
自衛隊に喜んで従い、今までと変わらない生活を送るもの。
エルフに対して庇護を求め、そして下された指示に従い、表面上は普通の生活を送るもの。
前者に対しては簡単だった。
全ては銃弾と銃剣が解決してくれた。
従うものに対しては、管理の手間を除いて何も問題はなかった。
後者は厄介だった。
いつ何をするのかまったく検討がつかないのに、先制攻撃をするわけにはいかないからである。
そして、エルフと水面下では対立している自衛隊だったが、この世界においてエルフは神の様な扱いを受けていた事が、報復攻撃を躊躇させていた。
全面戦争など起こすつもりはない日本側としては、ひたすらに我慢を重ねるしかなかった。
もちろん、我慢するだけではなかったが。
西暦2020年4月13日 10:00 ゴルソン大陸 陸上自衛隊大陸派遣隊第一基地 会議室
「さて、それではお話を聞かせていただけますか?」
小銃を抱えた自衛隊員を周囲に置いた鈴木が、それでも笑顔で尋ねる。
一方のシャーリーン第一氏族人界全権大使は、苦々しい表情で答えた。
「今日ここへ来たのは、誤解を解くためよ」
「誤解、ですか?」
「そう、誤解。あなたたち、もしかしてエルフは一つの種族だと思っているんじゃないかしら?」
「違うのですか?」
鈴木は驚いた表情を浮かべた。
もちろん内心では、少し調べれば誰でも知っているような事を話に来たのかと失望している。
「あら、知らなかったの?確かにエルフという種ではあるけど、私たちはいくつもの氏族に分かれて暮らしているわ。
人界との関係を絶やさないようにしている私たち第一氏族、学術探求を好んでいる第七氏族、そして」
「我々に対して攻撃を仕掛けている第三氏族ですな」
「ええ、他にもあるけどね」
苦々しい表情でシャーリーンは言う。
「それぞれの氏族は、別の種族といっていいほどに分かれているわ。
実際、第七氏族の連中は森を出て別の大陸で暮らしているし、第三氏族の連中もこの大陸中に散らばっているわ」
「ほうほう、勉強になります。
それで、一体第三氏族の方々は何を考えているのでしょうか?
我々としても、これ以上の死者が出た場合にはそれ相応の覚悟をしているのですが?」
「覚悟、というと?」
「あなた方は、我々と全面戦争を望んでいる、と上が判断するという事ですよ。
我々にはね、シャーリーンさん。実にさまざまな武器があります。
吸っただけで死ぬ毒の煙、全ての植物を枯らし、未来永劫にわたって土地を汚染する毒薬、何もかもを焼き尽くす恐ろしい爆弾。
それらを遥か地平線まで飛ばす、あるいは遥かな大空から降り注がせる、そういった武器があります」
「私たちエルフを滅ぼすとでも?」
鋭い眼光で鈴木を睨みつけるシャーリーン。
だが、彼女の視線を、鈴木は苦笑して受け流した。
「まさかまさか。
この大陸に住まう全ての生物を焼き払い、殺しつくしてもまだまだ余裕があるほどの軍隊を持っているのですよ?
あなたがたエルフだけなどとみみっちい事は言いません。
聖なる森全てを消し飛ばし、我々の血の代償を払ってもらいますよ。
ご安心下さい、我々との全面対決を望むのであれば、それを後悔する時間すらなく皆殺しにして差し上げますから」
「もしそんな事をしようとしたら、あなた方は生涯後悔する事になるでしょうね。
もっとも、その生涯はそれほど長いものじゃないから嘆いている時間は少ないでしょうけれども」
鈴木はにこやかに笑った。
どこまでも無邪気な笑みだった。
「よろしい、ならば見せしめに、聖なる森から消して差し上げます。
感謝してくださいよ?さぞかし見ごたえのある風景でしょうから。
お代はあなたの同族全ての命で結構です。
それではお帰り下さい。
おい、彼女を森の入り口までご案内しろ」
鈴木の命令に、自衛隊員たちは素直に従った。
全く隙のない体制で、数名が彼女に近寄る。
「・・・待って」
彼女は、唐突に口を開いた。
「まだなにか?」
うんざりした様子で鈴木は尋ねた。
今にも席を立ちそうな様子を見せている。
「何が、望みなの?」
「我々はこの大陸で食料を、資源を、そして信頼に足る友人も手に入れています。
他に何が必要かと尋ねられても」「血の代償、それが必要なのね?」
シャーリーンの答えに、鈴木は満足そうな笑みを浮かべた。
「そうです。難民たちを死に追いやり、そして我が国民を害した、その代償が必要なのです。
教えていただけるんですね?第三氏族の本拠地を」
「奴らアカは」「アカ?」
しぶしぶ語りだしたシャーリーンの第一声に、鈴木は思わず口を挟んだ。
それは、あまりにも懐かしいフレーズだったからだ。
「第三氏族は、エルフの中ではアカと呼ばれているわ。
血の赤、炎の赤、そういった意味よ」
鈴木は黙って聞いている。
「奴らはエルフとは思えないほどに好戦的で、そして平和や友好といった言葉の対極に存在しているわ。
エルフ以外の存在を嫌悪していて、特に炎を扱う人間を嫌っている。
詳しい事情はよく知らないけれど、とにかくそういった連中よ。
大陸中に散らばり、常に人間同士の戦いを煽っている。
そして自分たちの策に踊らされて殺しあう人間を見て大喜びしているのよ」
汚物について語っているかのように、彼女の口調は不愉快そうだった。
「あんな連中と同じ種族だと思われること自体が不愉快な存在よ。
知ってるかしら?連中は会合のたびに大協約の発動を求めているのよ、あなたがたに対して」
「理由は?」
「人間だから。人間が森の近くに住み着き、エルフを何人か殺したから」
「馬鹿な。そもそも先に手を出したのはそちらでしょう」
さすがに憮然とした口調になった鈴木が抗議する。
「もちろん、第三氏族以外の全員がそんな事はわかっているわ。
だから大協約は発動しないし、彼らの主張が主流になることもありえない。
まあ、そんな事はお構いなしでしょうけどね、連中は」
「でしょうな。
連合王国の奇襲、我々に対しての各地での絶望的な抵抗。
全て第三氏族の皆さんの仕業という事は、調べがついています」
現地住民の協力者を用いての情報収集は、全ての敵対行動の影に、第三氏族がいる事を教えていた。
来るはずがない援軍を確約されて抵抗する残存兵力、普通の人間が持っているはずのない魔導具を使って攻撃してくる民間人。
そして、占領下の町で連日起こる民間人の惨殺事件。
全てが、エルフ第三氏族の仕業だった。
「私たちとしても、もうそろそろ付き合いきれないわ。
最近の連中は、会合から出た自制するようにという指示すら忘れて戦いに没頭している。
禁忌とされた生命の石を多用し、何の罪もない人間を殺して回っている。
むやみやたらと魔導具をばら撒き、そして戦いを煽っている。
エルフだから、というだけでは、もう付き合いきれないところに連中はいる」
「だからこそ、今日あなたがここに来た、というわけですな?」
笑顔を取り戻した鈴木が尋ねる。
「そうよ、これ以上エルフの評判が下がる前に、第三氏族を何とかしてちょうだい。
森を焼く以外ならばなんでもいいわ。さっき貴方が言った全てを使ってもいい。
詳しい場所が知りたいならば案内するわ」
彼女の顔は、真剣だった。
嘘偽りを言っているようには見えなかった。
だから鈴木は、航空写真を取り出し、机の上に並べた。
「連中の本拠地はどこですか?」
「ちょっと待って、えーと、この基地がここだから、湖があって、東の・・・
ここね、この空き地になっている場所、この周囲よ」
「なるほど、ここですか」
それは、航空偵察により集落がある事が判明している場所だった。
つまり、彼女の示した場所には、少なくとも何者かが居住している。
恐らくは第三氏族で間違いないだろう。
「なるほど、ところで、森を焼くというのは」
「わかっているわ。多少は許容範囲よ。
少なくとも第三氏族の村周辺くらいはね」
鈴木の問いに、彼女は諦めたように答えた。
何一つとして焼く事は許せない、と言いたい所だが、鈴木の様子から、相当派手にやるつもりらしい事を知り、諦めたような口調となったのだ。
「ありがとうございます。それでは四日以内に結果を出しましょう。
その時にまたお会いできると嬉しいのですが?」
「わかったわ」
「それでは、四日後に」
シャーリーンは鈴木の笑顔と自衛官たちの銃口に見送られて森へと消えていった。
一方の鈴木は、彼女を見送ると速やかに通信室へと走り、救国防衛会議へと連絡を取った。
本日はここまで
91 :
名無し三等兵:2006/09/08(金) 00:59:47 ID:???
乙。
大虐殺を!一心不乱の大虐殺を!
92 :
名無し三等兵:2006/09/08(金) 01:02:02 ID:???
懐かしいセリフですな
( ・∀・)< 大虐殺を! 一心不乱の大虐殺を!
93 :
名無し三等兵:2006/09/08(金) 01:38:47 ID:???
>>髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中に恐怖の味を思い出させてやる
連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる
天と地のはざまには 奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
このフレーズが好きだ、少佐! 少佐!
94 :
名無し三等兵:2006/09/08(金) 02:40:23 ID:0XnQCA3S
>>90 え?本日は終わり?ごくろうさまです。数日間ごゆっくりご休息ください。
つ旦
95 :
94:2006/09/08(金) 02:40:54 ID:???
ageてしまった。すまぬ。
96 :
名無し三等兵:2006/09/08(金) 02:43:05 ID:8rh0MqhQ
とりあえず ファンタジー世界に自衛隊がいっちゃったら
隊内でトイレロールとプリンターのインクの取り合いになります
97 :
名無し三等兵:2006/09/08(金) 02:43:07 ID:???
宜しい、大いに宜しい
我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で何年もの間 堪え続けてきた我々に
ただの殺戮ではもはや足りない!!
殺戮を!! 一心不乱の大戦争を!!
彼らにとって我々はわずかに一個大隊
魔力も持たぬ惨めな人間の兵士にすぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰しているならば
我らは 諸君と私で総兵力100万と1人の軍集団となる
我々に裏から敵対し、安寧を貪っている連中をたたき出そう。
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い知らせよう。
連中に本当の恐怖の味を思い知らせてやる。
連中に爆装したF-2の奏でる死神の羽音を思い知らせてやる。
天と地のはざま、大海洋を隔てた陸地には、
奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い知らせてやる。
一千人の航空団と
全ての火力の全力投射で世界を燃やし尽くしてやる
諸君、私は鈴木さんのキャラ大好きだ!
98 :
名無し三等兵:2006/09/08(金) 03:00:35 ID:???
ホント[ピー]鮮人より始末に負えない連中ですね、朝[ピー]人より。
思い込みで見下していた連中に負け、根拠のない高いプライドを持て余した挙げ句
50年後には「日帝による(ry」とか鳴いてそうだw
99 :
名無し三等兵:2006/09/08(金) 03:19:10 ID:???
まったくここは差別主義者ばかりのスレですね
俺は差別主義者が大嫌いだ
例えるなら朝鮮人と同じくらいに大嫌いだ
俺も人種差別と黒人が嫌いだよ。
第三氏族が阿鼻叫喚の地獄に叩き落される光景と、復讐の念に燃える残虐に生まれ変わった三尉の登場マダー?(AA略
物語氏、投下乙!
そこまでやるか第三氏族…ってところですね
エルフはダークエルフやドワーフのような『人』ではなく
害獣という烙印一歩手前でようやく第一氏族が出てきましたが
遅いですよね。 もう一般の国民にとってエルフのイメージどん底でしょ
全エルフのイメージ回復には他の氏族が自分達の手で自衛隊の取りこぼしの首を
自発的に差し出さないと難しいでしょうが…望み薄でしょうね、エルフの気位の高さだと
本当の意味でプライドが高いからこそ
「身内の恥は自分達で雪ぐ!」と
ろくでもない連中をしょっぴいてくれるかもしれない。
妖精(アイルランドあたり)や化け狐(日本の)が恩人を裏切った奴を死体にして
突き出して謝罪したって話もあるし。
104 :
名無し三等兵:2006/09/08(金) 12:21:20 ID:yPhmpmvg
炸薬といった火薬は今後も進化するのでしょうか?少量で爆発・破壊力は
いままでの数倍で爆弾の小型化が一層すすむとか
105 :
名無し三等兵:2006/09/08(金) 12:37:06 ID:yPhmpmvg
>馬鹿な。そもそも先に手を出したのはそちらでしょう
もしもーし、鈴木さん、本心漏らしちゃ駄目ですよ。
「我々の情報網はあなた方の『会合』迄には及んでいませんよ」
って知らせてるようなもんじゃないですか。
得る情報は最大限に。与える情報は最低限に。
>>103 身内の恥の処理を他人に任せている時点で……ねぇ?
プライドもなければ頭も悪く、しかも信用にたらないと見なされますよね。
膨大な借りを作った訳だから、
これを外交カードとして半万年吊るされ絞り上げられそうだw
>>103 その時期が遅すぎたと思いますよ。
矜持ではなく実益の面で考えるならば
このまま日本国の版図が広がり続ければその版図内での
エルフの社会的地位はかつてのダークエルフよりも下がるというか
日の下を歩けない被差別階級まっしぐらだし
そうならない為に今からでも
第三氏族狩りに血道をあげるか
日本国との全面戦争か
今後一切人間族の目の前に現れる事を控えるか
(森の開発時も黙って奥地に移住する)
上の三択でしょう
少なくとも残党狩りくらいはエルフにやってもらわないとね
自分の尻は自分で拭け!!
だれもいないな?よし、恥多きSS投下しまする
8月19日
2350時
人亜混成強襲陸戦団第一大隊駐屯地作戦室
其処では今まさに火蓋が切って落とされようとしている戦いの下準備が行われていた
「あー皆も知っての通り今回の作戦では我が第一大隊から2個中隊を派遣する事になった。佐々木君、説明を」
「装備はいつも通りです、今回は米海兵隊から借り受けたAH−1Wスーパーコブラも投入する事になりました」
「鎧甲冑の連中にオーバー過ぎやしませんかねぇ?」
「まぁそうも言うな、政府のバカどもは今回は大勝利を要求してる。流石に世論がやられっ放しじゃ黙ってはいないだろうからな」
「敵兵力は推定500前後、魔道兵は50名程度ですがが敵の殆どはゴブリンや傭兵と思われます」
「で、ゼロアワーは0500時。部隊員をUH−1HやUH−1J、CH−47で現地に直接降下させます」
「ブラックシーの二の舞は避けたいですな」
「ああ、今回はUH1−Jは人員運搬より専らUH−1Hの援護に回ってもらうことにしている」
「後は、CH−47より野戦特科と155mm榴弾砲を町外れに持ってこさせます
「なお本作戦には元米海兵隊のブラックホークを投入し、ガンシップとして機能してもらいます」
「何か質問はあるか?」
「海兵隊の持ち物勝手に使って後でややこしくなりませんかね?」
「なんとかなるさ、それにそれを言ってしまえば空母を二隻も接収してるじゃないか」
「ハハハ・・・なんか元の世界に戻るのが怖いですな」
「魔道兵については?」
「今回投入できるのは一小隊に一名が限度です」
「他に質問は?」
「・・・・・・・・・」
「よし、解散!」
同日0300時
「全く、89式が足りないからってM4やM21持たせるか普通?」
「仕方ないですよ、こっちに来るまではこの国は軍を擁した国家として機能してなかったんですから」
「こらルザ、テメェなーにウィスキー隠し持ってやがる」
「(ギクッ!)やだなぁ、俺の水筒には水しか入ってませんよ」
「(ヒソヒソ)後で飲ませろよ」
「(ヒソヒソ)ちょっとだけですよ」
「(ヒソヒソ)それやっぱ美味いのか?」
「俺の叔父貴は酒屋ですよ。美味くないわけ無いじゃないですか!」
「バカ!声がデケェ!!」
「うん、やっぱタクアンが食べたいなぁ」
「戦闘食のタクアンが好物な奴なんぞ世界中探してもお前しかいないだろうな」
「あー陸士長ひどいっす!そーゆー陸士長だってあんな苦いだけの泥水飲んでるじゃないですか!」
「テメ!コーヒーを愚弄するつもりか!?コーヒーは徹夜の友だぞ!」
「そんなの飲んでるから顔まで苦々しくなってくるんです!」
「テメーだってタクアンばっか食ってるから長細くなるんだ!」
人、ドワーフ、エルフ、リザードリィ(半竜人)等々の人種がごったがえしている駐屯地では
続々と出撃の準備が行われていた
「あー畜生、ブタだ」
「3カード。またしてもいただきます」
「残念、俺はストレートフラッシュだった」
「かー!なんでブルは強運なんだよ!俺を干からびさせる気か!?」
「ま、俺の後ろにいりゃ弾は当たりませんて」
「何かそれはそれでそれた弾が当たりそうで怖いな」
「ハハハ・・・」
「キミタチ、隊内での賭け事は禁止の筈だが?」
「なっ!2佐!?何時からそこに!?」
「まぁ今回だけは多めに見てやる、但し帰ってきたら便所掃除3日」
「了解しました・・・木下陸士以下3名帰等後三日間の便所掃除の任に就きます・・・」
・・・・・・一部不真面目なのはお約束だが
「ゴホンッ!栄えある海兵隊諸君。まもなく君達は60余年ぶりに日本人として実戦に行くわけだ。
『優秀な兵士は国の宝であり、その死には相応の理由がなければならない』元米中央軍司令官はそう言った。
君達は八週間の基礎訓練を受け、ある者は格闘を、ある者は砲撃を、ある者は狙撃を学んだ。
それは人殺しの技術に他ならない、世界が平和になった暁には間違いなく不要となる技術だ。
但し矛は時に盾となる、我々は国家の為の盾だ。愛する人の盾だ。親しい人の盾だ。
我々は蹂躙するだろう、敵を、敵を、敵を。
その屍の道の果てに平和があるとするのならば、我々は其処へ向かって吶喊する。
我々は海兵隊だ!どこぞの専守防衛を謳った腰抜けではない!
『我らの敵を根絶やしにせよ!』『Semper fi! Do or die! Gung ho,gung ho,gung ho!』」
パチパチと薪の爆ぜる音がする
「ファーァァァァアアア、眠い」
「黙ってろ、ジエーグンの連中は闇夜に紛れて襲ってくる事で有名だぞ」
「もう夜が明け始めたじゃないか」
「だから逆に油断してる今来るかも知れん」
「腰抜けめ、騎士道精神のない奴らが兵隊をやる。なんて野蛮な国なんだ」
「だが彼らは未知なる力を使うというぞ」
「おいおい勘弁してくれよ、コレがか?」
そういった彼が指したモノは、大陸方面第一連隊隊員松尾正樹3曹(2階級特進)であったモノだった
彼は遺体収容が間に合わずに放置され、帝國軍によって死後磔にされる辱めを受けた上に今もなおそのままにされている
遺体を磔にして弓矢の的にした上それを見えるように放置して敵の戦力を削ぐのは帝國の常套戦術だった
彼が彼と分かるのは一応自衛軍の服装だったからだ。だが最早彼の亡骸は白骨と化し、哀れなハリネズミにしか見えなくなっていた
陸自の全部隊から抽出した部隊員を配置し、ロジェク無き今彼らが防波堤となる。それしか日本に選択はなかった
「畜生、まだ交代の時間は来ないのか?」
「あと20シリクル(約18分)ぐら・・・・」
其処までが彼の発した最後の言葉だった
「え?え?・・・・何だコレ??」
突然自分の目が見えなくなり生暖かい物が降り注いできた
全く理解できなかった、何か赤い紅いあかいアカイ・・・・
「え?どうなっ『ビスッ!』」
彼らは海ばかり見ていた。だから町外れに人知れず静かにCH−47から空挺降下した隊員に気がつかなかった
彼らがM21SDを持っていたことも
ここに海兵隊初陣のセレア奪還作戦の火蓋が切って落とされた
投下終了、恐らくツッコミ多々多々多々多々あるかと思われますが其処は寛大なお心で
見逃してくださいませ
118 :
タイフーン ◆htCBcMeEFE :2006/09/08(金) 19:19:38 ID:HlIHJK8P
>>117 駄文投下、無駄な努力乙でした
このスレは今から魔法少女対ナチス学園を軍事的に考察、創作するスレとなります それ以外の書き込みは自粛願います
120 :
タイフーン ◆htCBcMeEFE :2006/09/08(金) 19:28:22 ID:HlIHJK8P
削除依頼、出すべきカナ?
>>120 自治スレで違う結果が出てるじゃねーか
前のトリップのままカキコしてみろよ
>>121 よろ
創作系潰しという手段が完全に封じられたので成りすましという
せこい手を使う…というか小官殿とか自治スレとか常に他人の
威を借りる(威になってないけどな)のが大好きだし総意とか言って
絶対的多数の威を借りるのも大好きなんだよな。
朝鮮人かこいつは。
削除依頼を出そうとも思ったが、被害は軽微だし、age厨の痴態を晒す意味も含めて保留としましょうかな
もう夏は終わったのにねぇ
126 :
タイフーン ◆htCBcMeEFE :2006/09/08(金) 21:06:53 ID:HlIHJK8P
>>125 まだ夏休みの宿題が終わっていないんだよ、きっと。
宿題終わってないのならここ覗いてる暇などない、ええ、無かったんです
待って
ウリザネ顔の鈴木は首に巻きつけた鈴をチャラチャラさせるのだった
4日以内とは
プルプルの産廃処理でもするのですか?
ウラーは勿体ないのでプルプルでしょうね。
ダーティーボムなんか使ったら耕作予定地まで汚染されませんか。
チェルノブイリのときはヨーロッパ全域で放射性物質が確認されました。
B兵器は効果が出るまで時間差があるし被害範囲を制御することが困難です。
したがってC兵器または通常兵器による攻撃ではないしょうか。
つ[塩]
_、_
( ,_ノ` )ほんとだって。塩を撒くとトマトが甘くなるんだ。
FAE系の見た目が派手な兵器作って投入
心理効果も大
あれの爆発を見たあと、周辺のイラク軍の前線では
投降が相次いだとか
GPS誘導がないのは...まっいっかw
FAE系を使う。
↓
第三氏族根拠地アボーン
↓
森がツングースカ大爆発状態になる。
↓
他氏族エルフは
ガクガク(((;゚д゚))ブルブル
137 :
↓:2006/09/10(日) 01:01:42 ID:???
それを知った根拠地以外にいた第三氏族、ますますブチギレ。
日本政府ついにプッツン。
エルフに「お前等の種族のしりぬぐいくらい自分でやれ」
と最後通牒。
>>135 メリケン兵器はそんな非常識な状態にも備えてるから大丈夫
おいでファンタジー♪
好きさミステリー♪
141 :
16DDH:2006/09/10(日) 13:51:46 ID:???
>>134 デイジーカッター使った方が早くないか。
俺は砲によって派手に吹き飛んでくれる方がいいな
気化爆弾は仕上げでポンっとw
砲撃では逃げる時間を与えてしまいます。根切りしないと。
投下マダ―?
此処は絶対
多連装ロケット弾システム+155mm榴弾砲
&
クラスター爆弾orナパーム弾
&
ヘリで仕上げ+歩兵投入3・7・5・6・4(はぁと
の黄金コンボだろ。
ナパーム何て今も有るの?
右傾化の激しいスレですね
(誉め言葉)
民間人へのテロ行為を行った時点で
もう戦争じゃなく、害獣駆除だ というくらい意識がシフトしてるだろうね
第三氏族の村の周辺ということは一日で移動できる範囲
半径約40キロくらい?
根こそぎ更地にしてしまうくらいの意思表示をみせとかないと
この勘違い種族は後で何言い出すかわからんしな
つーことは気化爆弾大量投下かな?
軍事SSスレに、ヨークタウン氏っぽい人が書いたSSがあったぞ。
こいつ日系アメリカ人の軍曹とかじゃないよな
平凡な高校生とか欧米人の見間違いだろ
童顔なだけで実年齢はおっさんだよ
153 :
名無し三等兵:2006/09/10(日) 23:27:18 ID:BsNNrK4y
エルフといえば森の妖精、優秀な狩人、赤外視力。
ゲリラ戦に引きずり込まれたら大変なことになりそうな悪寒
森ごと焼き払われたくないエルフ他氏族に
追いたたせる
>>153 別に占領したいわけじゃないんだから、空爆・枯葉剤散布だけすりゃいいんじゃね?
156 :
153:2006/09/11(月) 00:19:20 ID:???
sage忘れすまヌ
>>155 残党狩りが大変かな〜と思ってね
まあ、こっちはベトナムを知ってるわけだから、
わざわざドツボに嵌まりに行ってやる必要は無いが。
>>154の方法がうまく使えれば良いが、
第3氏族が同属からどのくらい嫌われているかによるかな。
欧米名物分割統治ですか?
そいつを最初に言った小官は偉大だな
パックスジャパニカーナでFA
つか、みんな気化爆弾大好きみたいだけど
あれって結構使い勝手悪いよ?
>159
パクス・ジャポニカな。
>161
何でも良いんじゃないか?
どうせ造語なんだから。
今更でつが新スレおつ。
ということで携帯から、行き当たりばったり、プロット何それ、お代は見てからよろしく状態な即興駄文投下。
ちなみに保存なんか考えてないので、有志にお任せ状態です(言って良し、漏れ
『遥かなる空』
「うっ、・・・・・・イテテ」
意識が戻ったと同時に、肩が痛みを訴えて来た。
どうやら寝違ったらしく、右手を左肩にやって揉みほぐしながら、周囲に視線を巡らした。
「?」
彼は短めに刈った頭を小さく捻る。
先程まで、彼が居た場所とどこか違うのだが、どこが違うのか判らなかった。
首を捻りながらも、傍らに視線を落とすと、89式小銃を手繰りよせ、巧妙に隠した火の痕跡を消す。
後、2日か。
今度こそ、田嶋三曹にゃあ負けねぇ。
彼は常に自分の半歩先を進む同僚の顔を思い描きつつ、8日前に始まった青木原での野外踏破訓練で、
不敵な面構えで彼の挑発に乗った田嶋三尉の幻影に呟いた。
02
周囲に目を光らせながら立ち上がった彼の背は、身長180Cmほど細い目にどこか丸みを帯びた顔立ちだ。
夏が終わり、暑さが残っているような初秋の中、鬱蒼とした下草を時々掻き分けつつ、
警戒しながら進んでいた時、微かだが金属音が彼の耳に飛び込んでくる。
こんな所で、金属音?
有り得なかった。
ここに今いるのは、俺をいれた空挺レンジャーだぞ?
訝しんだ彼は慎重に音を起てないよう、音源へと近付く。
近付くに連れ、その金属音は互いに激しく打ちあう、鈍く重い音へと変わっていく。
やがて、音源と思しき場所に着き、状況が見えた。
見ると数人の男を相手に、一人の人物が防戦していた。
どちらも長い得物を林立する木々の中で、繰り出している。
防戦している方は、髪をうなじの所で纏め、小柄ながらも自分
よりも背の高い男達を相手に、一歩も引かない。
彼は、小柄な人物がそれなりの腕前らしいが、何度も打ちあっているらしく、息が上がって
いる事に気付く。
幾度目かの打ち合いで、その小柄の方の顔が、偶然彼の方を向く。
若い女性のそれだった。
額から大粒の汗を流し、相手の斬撃を受け長そうとして、足を滑らしたのを見た時、彼の体は
身を隠していた茂みから踊り出て、ナイフを突き出し鈍い音を発生させながら、彼女を突こう
とした刃物を弾く。
03
彼女を庇うように男たちと正対した彼は吠えた。
「卑怯だろう!?女に得物をむけるなど、許せないな!」
彼の獅子吼に、男達は互いの顔を見合わせるや、どうやら彼を敵と見なしたか、純然たる殺意
で得物を突き出してくる。
長い得物をナイフで弾きながら、相手を如何に撃退するか考えていると、唐突に彼の左前方か
ら繰り出された得物が弾かれた。
横目で見遣ると、彼が庇った女性だった。
細く尖った耳に目を見張る彼に、その女は彼の方を見もせず、鋭く囁くように呟く。
「気を逸らさないで!」
まだ息は荒いながらも呼吸を整えた様を見て、彼はふっと口の端を歪ませると、繰り出され
る得物を受け流すと、力いっぱい回し蹴りを食らわす。
足を通じて鈍く重い衝撃が伝わり、落ち葉を周囲に舞い散らせながら、相手は背中から沈んだ。
彼は倒れた相手に見向きすらせず、別の者の斬撃を間一髪で受け止め、素早く前へと体を押し
込み肘打ちを食らわすや、倒れかかった相手の腹に、重い蹴りを食らわす。
ふと視線を彼女に向けると、ちょうど相手の得物を払って、切っ先が腕を掠めた所だった。
「とどめを刺して!でないとまたやってくるから!」
荒い息を漏らしながらも、激しく彼に言った彼女に困惑しつつ、油断なく目を前にしたまま問い返す。
まだ相手は一人いるからだった。
最後の一人は、二人が手強い事を知り、慎重になっていた。
「そこまでせずともいいだろう!?
この場を逃れれば、大丈夫じゃないのか?」
「それだけじゃ駄目よ!
こいつらは私を憎んでるから」
「憎む!?なんでまた・・・・・・」
彼がそこまで言った時、相対していた男が叫びつつ、土埃をあげながら得物を繰り出した。
「ほざけ!この恥さらしめ!
貴様らさえいなければよかったのだ!」
「このままではいけなかったというのが、何故判らないの!?」
彼女が言い終わると同時に繰り出された斬撃を、受け止めたが力に押し負け、たたらを踏み体を崩した。
咄嗟に彼は両手でナイフを構え、その斬撃を受けきった。
耳に激しい金属音が響き渡り、白い火花が弾け飛んだ。
腰を落とし重心を低く構えて受けきった事で、足を滑らせてしまった所に、体勢を立て直した彼女が、
彼の右側から黒い髪を翻し、得物を左手で逆さに構え、右手で柄の先を持って突き出した。
狙い違わずその切っ先は相手の左胸を貫く。
「例え、地の果て・・・・・・」
男はみなまで言えず、絶命した。
ようやく、最初に倒れた男が彼女の後ろから襲ったのを見て、考えるより先に彼はナイフを
繰り出していた。
04
彼が向けた刃は、幸か不幸か首を貫き、男を絶命へと追いやる。
しまったと思ったが手遅れだった。
視線を彼女に向けると、最後の一人を死に追いやっていた所だった。
全て倒した事で、彼女は大粒の汗を拭うと、油断なく彼に向き合う。
「助けてくれた事には感謝するわ。
でも、ここで別れましょう。
お礼は何も出来ないけれど、それが貴方のためでもあるから」
「ちょっと待てよ。成り行きとは言え、関わっちまったんだ。
襲われた理由ぐらい聞きたいんだがな?」
そう言って、息を吐きつつ彼は、彼女を逃がさまいと凝視して続けた。
「第一、ここは青木原じゃないのか?それにあんたの恰好、それ造り物じゃないのか?」
その言葉に彼女は驚く。
「私たちを知らないの?それにここは、アオキガハラなんて所じゃないんだけど」
「なんだと?俺達は訓練でここにいたんだぞ!?」
「俺達?貴方しかいなかったけど?
後はあの追っ手だけよ」
二人は互いに顔を見合わせ困惑する。
「ここがどこなのか、それも含めて教えてくれないか?」
その言葉に彼女は、周囲を見回すと仕方なさそうに、頭を軽く振る。
「仕方ない、か。私が言える範囲でなら教えるわ。
それでいいでしょう?」
「ああ、それで構わない」
彼が頷いたのを見て、二人はその場を離れたのだった。
唐突に新しいシリーズを初めてみますた。
初っ端から伏線張りつつ、全部使えるのかという言葉は一切無視します(自爆
携帯のテンキーと漏れの妄想のほとばしるままに、描いていきます。
(゚m゚;)。oO(ていうか、完結できるのか、これ
あと、出来れば、水野テイストと富野テイストを入れていきたいな(自爆
脱字を修正
>>168 >腰を落とし重心を低く構えて受けきった事で、足を滑らせてしまった所に、
>彼が腰を落として、重心を低く構えて受けきった事で、相手が反動に負けて足を滑らせてしまった所に、
投下乙です。
水野・富野テイストにも期待しまつ。
富野ティストっていうと
1 船にのって共同生活
2 不自然なほど高性能な試作機を
軍人じゃない少年主人公が乗り回す
こんなところか
確かに既存の召喚SSには無いパターンだなw
高性能な試作機とか何なんだよ、
>>174 まさか、聖刻〇〇〇2とか
つーか、最近の冨野には、少女が主人公な話だってあるよ、パパン
176 :
174:2006/09/11(月) 17:25:16 ID:???
>>175 >高性能な試作機
んー最近のアニメ見ていないオサーンの知識だと
無印ガンダムとか、ザブングルとか、ドラグナーとか
試作機だか一機限りの工芸品だか、位置づけは微妙だが
共通するのは敵が二桁現れてもいつの間にか勝ってる
主人公補正バリバリの機体ってとこか
つか富野って戦記物書いてたっけ?
(…オーラバトラー戦記は勘弁してくれよ)
禿の御大と言えば必ず女性キャラで死亡者が出る。
あとたまにZやVのような女性キャラ大虐殺にもなることがある。
178 :
名無し三等兵:2006/09/11(月) 23:12:02 ID:PWHrnuny
AI搭載型新型戦闘機って言うのは?
雪風のことかぁぁ!!
ラジェンドラかも知れぬ
黒猫型ディスポーザーのおかげで愚痴機能が大幅に強化されます
あまりに高性能すぎて野良に コケッコッコ
>>181 つまりメタルマックスってことでFA
やべ、自衛隊がメタルマックスの世界に行ったらどうなるんだろう
全滅確実なのにオラすっげぇわくわくしてきたぞ
つまり
「野バスは誇り高き野生のバスだ!戦ったら殺すか、殺されるか道はねぇ!
ジエイタイのやつらは野バスを殺すばかりで自分達の車にすることはできなかったのさ!」
ってことですね
>>178 バスというと、さつきとめいが乗ってるんでつか?
一瞬スレを間違えたと思ったじゃないか、オマイラwwww
いきあたりばったり、プロット何それ、即興駄文投下!
「遥かなる空」
05
「金貨1枚に、銀貨3枚と10連銭5つだな」
両替商からそんな言葉が反ってくると、男は思わず嘆息した。
「マジかよ?もう少し高いはずだぜ!?・・・・・・色つけてくれよ、おやっさん」
「嫌なら別のとこにいくといい、レドルム。儂よりやすかろうて」
レドルムと言われた男は、長身の体を思いっきり落胆させる。
彼にも、両替商の言葉が正しい事ぐらい判る。
レドルムが駆け出しの頃からの長い付き合いだったし、言葉は悪いとは言え、この両替商は
彼が持ち込んでくる物に対して、わずかだが色をつけていた。
もっとも、それはこの両替商の眼鏡に適った人間だけだったが。
06
「レドルム、お前がまだ戻ってない時に聞いたんだがな。
暗緑樹海に少し入ったとこで、妖魔が3体死んでいた、と警備兵が言っていたぞ」
「妖魔?有り得ないなぁ?大方幻じゃないのか」
レドルムは頭を振って、心底疑って見せる。
「ああ。妖魔などではなく、ダークエルフらしいな。
暗褐色の肌に灰色の髪と言うとあ奴らしかおらんだろうて」
その言葉を聞きながら、レドルムは、なんでこうもおやっさんは地獄耳なんだろうなと慨嘆する。
金になるような直感も鋭いんだけどなぁ。
でも細々と両替商をしてるのが判んないんだよな。
「今頃、探題の連中は人間じゃないから不熱心だろうよ。
・・・・・・これは儂の勘じゃがな、どうも金になりそうじゃ。
警備兵の連中を出し抜いてみんか?」
「俺がか?むだ足になるだけと違うのか?」
歳だというのに、未だ豊かな髪を短く刈った両替商の頭をちらっとみたレドルムは、おやっ
さんの言葉を軽く拒んでみる。
「必要な金ぐらいだしてやるぞ。
自慢じゃないが、儂の勘はあまり外れてないぐらい、お前さんだって知っとろう?
ああ、嫌ならいいぞ?別段、誰かに頼まなくとも困らんしな」
事もなげに言ってのける両替商に、レドルムは負けてしまった。
貧乏しているぐらい、とうの昔に目の前の親父にはばれていたし、必要経費は出すとまで
言っているのだ。
どちらにせよ、自分の懐は痛まない。
もし、大金を手に入れられたら、後で倍以上取っていかれるのは目に見えていたが。
かくして、レドルムは親父に唆された結果、暗緑樹海へと足を向けたのだった。
07
川面に跳ねた水音が、幾度か響き、しばらくして水面に何かが沈む音が少しだけ大きく生じた。
そこから程遠くない所で、もたれ掛かっている人間よりも一回り大きな木が、影を周囲に投げ
かけている。
「まだ名前を言ってなかったな。俺は柏原文人(かしわら ふみと)だ。
陸上自衛隊の三曹だ」
柏原の言葉に、川面から声が届く。
「カシャーラ フント?」
どこか言いにくそうに問い掛けた声は、はっきりと聞き取りやすい落ち着いた声音だった。
「いや、か・し・わ・ら ふ・み・と、だよ」
「カシワラ フミトね」
まだ言いにくそうだったが、ちゃんと言ってくれたので柏原は、そうだ、と頷く。
「私はディエル・ディナン。
さっきは助かったわ。ありがとう」
再び、川面に水が飛び散る音が響く。
「それで聞きたい事があるんだが、いいかな」
「何が聞きたいの?」
「この森はなんて言うんだ?」
「この森は暗緑樹海って言うんだけど、知らないの?」
「知らんな。第一、目が覚めたら、あそこにいたんだぞ?」
「じゃあ、遠くから来た訳でもないか。こんな事、私も聞いた事がないわ」
水面を軽やかに跳ねる音がしたかと思うと、川辺を踏む気配がする。
「私には理解できないし、貴方の言葉が本当かどうか判らないし、取り敢えずそういう事にしとくわ」
柏原は、ふむと呟く。
俺にも判らんし、それでいいか。
外套を羽織っただけのディエルが、柏原同様木にもたれ掛かった。
着ていた服は汗で濡れて気持ち悪くて仕方ないので、ディエルは水洗いしていた。
投下完了
風呂敷広げるのはいいけど、どう落ちを付けられるのだろう(汗
ツマンネ
誇り高き野生の野良西武バスや野良神奈中バスや野良京王バスに乗り込む自衛隊員
捕獲した野バスに装甲貼り付けたり主砲を取り付ける魔改造を施す改造屋
装甲車として生まれ変わったり輸送車として生まれ変わったりする野バスたち
ハァハァハァハァ(*´・ω・`*)
きっと野バスは石油が湧いてる泉とか水素が湧く泉とかそういうところに集まるんだよ
○○○置くと本能的に停まってドア開いちゃうのさ
ハァハァハァハァ(*´・д・`*)
>>196 つまりアパッチがその世界のトンボと戦うSSが欲しいってことでFA?
西暦2020年4月14日 10:30 日本本土 在日米空軍三沢基地
「ほう、ほう、ほう、さすがは米軍ですね」
眩く照らし出された半地下式の格納庫の中に、鈴木の感心したような声が響く。
今、彼は在日米軍の物資集積所の中にいた。
そこは、第二次朝鮮戦争にけりをつけるための兵器たちが、行き場もなく眠っている場所だった。
「燃料気化爆弾、あるいはデイジーカッター、もちろん通常の爆弾もあります」
「AC−130も?」
「ええ、最新型の電子戦仕様もありますよ。
航空自衛隊が相手でも、10分は生き残る自信があるというあれです」
「これは頼もしい。まあ、連中はレーダーなどという便利なものは使わないでしょうが」
共に歩いていた空軍士官が、愉快そうに笑い声を上げる。
「それは嬉しい。ならばB−52と言えどもまだまだ出番はありそうですな」
「ええ、もちろんですよ大尉」
一緒に大声を上げて笑いつつ、鈴木は内心で焦っていた。
米軍の連中、これほどまでに兵器を持ち込んでいたとは。
一刻も早く連中にこれらを使わせて、発言力を奪わなければならない。
できるだけ、血が流れないように。
在日米軍の存在は、救国防衛会議にとって恐ろしいものだった。
実戦経験が豊富な、二個師団一個飛行隊一個空母機動部隊が、国内にいるのだ。
しかも彼らには自衛隊の行動は筒抜けで、おまけに装備は自衛隊に勝っている。
幸いな事に今は一体感を持っているが、それとていつまでもとは限らない。
何しろ彼らは、あくまでも『日本に駐留しているアメリカ人』なのだから。
救国防衛会議は熟慮に熟慮を重ね、非情な決定をした。
それが、鈴木が今まさに実行しようとしている『血を流さずに、燃料弾薬を浪費させる』作戦である。
今回の『エルフ第三氏族に対する国際平和維持活動』は、合衆国軍を主体とした大部隊を動員するものだった。
その人員・燃料・弾薬・装備は大半が米軍のものであり、今回の作戦によって恐らく彼らはかなりの損害を被る事になる。
文字通りの意味ではなく、将来的な意味で。
それに気づかないほどアメリカ人は鈍い存在ではない。
しかし、既に日本からの援助なしでは数ヶ月と持たないところに来ている彼らに、拒否権などありはしなかった。
だがまぁ、いいか。
彼らはそう考えた。
何しろ合衆国本土は連絡がつかないどころではない、大陸ごと消えてしまったのだ。
恐らくは最後の文明国である日本と、対等に付き合っていくのは不可能である。
自衛隊は決して侮るべき存在ではないし、一億を超える国民を管理維持していくなど悪夢以外の何者でもない。
ならば。
ならば、我々は日本国の剣として、必要不可欠な存在として生きていくしかない。
彼らはそう判断したのだった。
それは祖国を諦めるという悲壮な判断ではあったが、この異常な世界では、至極まっとうな判断だった。
彼らには兵士も、武器も、施設を建造するための装備もあったが、それだけだった。
アラモの砦は作れても、彼らには物資や援軍を運んでくれる騎兵隊は、日本以外にはなかったのだ。
救国防衛会議は、在日米軍のうち、陸軍二個大隊、空軍一個中隊および海兵隊の艦艇に出動要請を行った。
在日米軍はこれを受け、直ちに該当する部隊に対して出動命令を下した。
極めて残念な事に、陸軍および海兵隊に関しては間に合わなかった。
彼らが移動を終えるまでに、四日という期限は過ぎてしまうからだ。
本土にいるほかの部隊も論外だった。
移動命令を下し、需品をかき集め、船舶に乗せ、現地に展開し、戦闘に突入するのには時間が足りなさ過ぎる。
たった一つを除いて。
陸上自衛隊第一空挺団は、速やかに戦闘態勢へと移行した。
弾薬に関しては第一基地より補給を受け、人員その他は輸送機のピストン運行によって全てを移動させた。
昼夜を問わずに行われたこの戦略機動は見事成功し、そしてエルフ第三氏族の命運は、今まさに尽きようとしていた。
西暦2020年4月20日 04:30 ゴルソン大陸 聖なる森 エルフ第三氏族の村付近
薄暗い森の中で、無数の男たちが歩いている。
彼らは奇妙な模様の服を身に纏い、細長い何かを持っている。
全身には草木が括り付けられ、そして顔には黒い塗料を塗っている。
先頭には、緊張した表情のエルフが二人、案内をしている。
「ここです、この先になります」
女性のエルフが立ち止まり、一同に目的地に到着した事を知らせた。
もう一人のエルフは弓矢を手に周囲を見回している。
「バッドカルマよりスカイアイ、聞こえるか?」
一人の男が無線機に語りかける。
すぐさま応答が帰ってくる。
<スカイアイ受信>
「こちらは目標の南西にいる。始めてくれ」
<了解>
短い交信が交わされ、そして作戦は開始された。
訂正
日付は
西暦2020年4月17日 04:30 ゴルソン大陸 聖なる森 エルフ第三氏族の村付近
と脳内変換してください
この作戦の目的は極めて簡単だった。
敵首脳部の抹殺、および継戦能力・意思の破壊。
具体的には、急遽本土より動員された第一空挺団および合衆国特殊部隊を使っての包囲殲滅。
そして、その前段階としての空軍機による空爆だった。
最後の地上部隊が配置についた事を確認したAWACSは、空中集合を終えて待機していた航空部隊に命令を下した。
<スカイアイよりウォードック隊、作戦を開始せよ>
<こちらウォードックリーダー、了解、作戦を開始する>
遥かな高空、この世界ではドラゴンすらそうそう上がってはこない高度で交信が交わされ、そして空に溶け込む色の何かが移動を開始した。
大陸に進出している航空自衛隊基地に間借りした合衆国空軍が、攻撃を開始したのである。
<リーダーより各機、攻撃許可が出た。悪党を潰すぞ>
隊長機より命令が下され、四機の支援戦闘機は轟音を立てつつ進路を変更する。
高度計は、恐ろしい勢いで降下している事を知らせる。
速度計は、機体が加速を続けている事を知らせる。
燃料計は、まだまだ戦える事を知らせている。
眼下では森林地帯が終わり、美しい湖が広がっている。
<投下用意>
対岸が見えてくる。
加速を切り、機体を水平に保つ。
<スカイアイより地上部隊、航空部隊は爆撃行程に入った。警戒せよ>
<バッドカルマ了解>
無線機から地上部隊と空中管制機の交信が流れる。
わざわざこちらに知らせてるのか?
心配せずとも完璧にこなして見せるさ。
<目標を視認した、安全装置解除。爆撃を開始する>
対空砲火なし、レーダー警報もなし、空中管制機からの警報もなし。
静かなもんだ。
FCS異常なし、機体も快調、もちろん体調にも異常なし。
目標は次第に接近してくる。
我々は、それぞれに一機だけでも目標を壊滅できる数が搭載されている。
それが四機。
おそらく、地上部隊は戦果確認以外やることはないだろうな。
俺たちを本気にさせたお前らがいけないんだぞ。
西暦2020年4月20日 04:35 ゴルソン大陸 聖なる森 エルフ第三氏族の村付近
<投下!投下!>
無線機から爆撃に入ったことを知らせる声がする。
姿勢を低くした男たちの頭上から、駆け抜ける航空機の音、風を切って接近する何かの音が聞こえる。
航空機が飛び去り、遅れて黒い何かが素早く村の上空に接近した。
男たちは更に姿勢を低くし、そして木々の陰に体を隠した。
黒い何かは、航空機に比べればゆっくりと村の上空へ接近した。
その頭脳、頭脳というほど立派なものではないが、とにかくそれは、あらかじめ決められていた高度に達した事を知った。
普段は厳重にかけられている安全装置は、解除されていた。
それは、あらかじめ定められた回路へと電流を流した。
ハッチが開き、極めて可燃性の高い危険な物質が空気中に撒き散らされる。
まだ仕事の終わっていなかったそれは、規定の時間が過ぎた事を確認し、最後の回路を起動した。
空気が振るえ、そして空中に巨大な火炎が現れた。
それは、全ての人工物と木々、そして空を見上げていた第三氏族を粉砕した。
超高温の炎が現れ、全てを焼き尽くした。
その火力は、爆風に辛うじて耐えた木々を一瞬で炭化させるほどだった。
このとき村にいた第三氏族たちは、屋内外を問わずに絶命した。
爆風はまだ衰えず、物理法則にしたがって周辺へと広がった。
森の中で警戒に当たっていた者も、これで絶命した。
よくマスコミが報じる窒息などではない。
火炎で一瞬にして焼き尽くされるか、あるいは可燃物全てに引火して焼死するか、衝撃波で心肺を押しつぶされて即死するか。
とにかく何らかの死因で彼らは死んだ。
爆発から三十秒以内で死んだ第三氏族の数は、驚くべきことに500人に上った。
それは、当時この村にいた第三氏族のほぼ全てだった。
基本的に戦車三台で世界最強になれちゃう世界だから・・・・・・・・・・・・・
機甲師団とか無敵すぎて勝負にならねぇじゃんwwwwwwwwwwwwwwwww
<各部隊は所定の方針に従い、敵組織を殲滅せよ>
<ウォードック隊は帰還せよ>
<了解、これより帰還する>
<東側は制圧した、現在のところ抵抗なし>
<西側で火災発生中。現在位置で待機する>
<北側にて数名射殺、抵抗なし>
<南側に生存者は発見できない、前進を継続する>
<静かなもんだ、爆撃で全滅したんじゃないか?>
<西側の火災が酷いな、森へ燃焼する恐れはないか?>
<わからんな、ナパームはあまり使用しないという話だが>
<どうでもいいだろう、お、いたぞ、剣を持った男が三人・・・射殺した>
<こっちもだ、四人、いや五人だな。消火活動をしているようだが、なんだありゃ>
<どうした?>
<仕組みはわからんが、手から水を出してる>
<無駄口はやめろ。いいから撃て>
敵拠点の周囲に展開した部隊は、冷静に射撃を継続した。
突然の空爆に晒され、さらに周囲の森から銃弾が飛んでくるという事態に、敵は反応できるわけもなかった。
村は爆撃を受けて壊滅、その周囲は燃え盛る火炎が支配している。
なんとかそこから逃れようとしても、全周に展開した日米合同部隊がそれを許さない。
容赦なく銃弾を叩き込み、合同部隊は前進を続けた。
対するエルフ側は、なすすべがなかった。
燃料気化爆弾の集中攻撃という悪夢以外の何者でもないものを喰らい、仲間たちはいきなり消滅した。
命よりも大切な森は勢い良く燃え上がっており、そして消化しようにも何かが飛んできて残り少ない仲間たちは息絶えていく。
双方がにらみ合いを始めたところで仲裁に入ろうと考えていた他の氏族たちは、体の震えを押さえるので精一杯だった。
停戦に貢献して恩を売るどころの話ではない。
彼らは銃声が途絶えるまで必死に身を潜め、そして周囲が静かになったのを確認して惨状を目にした。
何もかもが押しつぶされ、立ち上る煙以外に動くものがない旧第三氏族の村。
なぎ倒され、炭化した木だったもの。
青々とした葉を勢い良く燃え上がらせている木々。
あちこちに血を撒き散らし、動かない第三氏族たち。
それは、エルフにとっては紛れもなく地獄だった。
<こちらシーゴブリン、消火部隊が降下を開始した。護衛せよ>
上空から二機の輸送ヘリコプターが降下してくる。
平地になった第三氏族の村上空でホバリングし、安全を確認して着陸する。
すぐさま扉が開かれ、東京消防庁と書かれた銀色の防火服を着た男たちが展開する。
無反動砲に似た何かを構え、消火活動を開始する。
もっとも、消火というより、炎の破壊といった表現が正しい。
彼らは圧縮空気によって勢いを手に入れた消火剤を発射したからである。
先ほどまで勢い良く燃え盛っていた木々は、それが青葉であった事も手伝って二十分ほどで鎮火した。
投下オワリ
>>名無し先任軍曹殿>>大本営発表殿
投下お疲れ様であります!
>>182殿
オラもすっげぇわくわくしてきたぞ
投下GJ!
エルフ無残ですな
お疲れ様ですー
一方的な虐殺以前の殺戮が起こりましたね。
しかし、エルフ、認識甘いですね。にらみ合いが起こる何て考えるって。
でも、これでエルフも現状を認識したかな?
>乙
殺戮を!もっと殺戮を!
死と破壊をまき散らし、何物の生存も許容しない、
一心不乱の大殺戮を!!!
物語は唐突に氏、リアタイ乙。
完全なる奇襲には、エルフもどうしようもないでしたな。
エルフふるえる、ふるふると
なんかそのフレーズかわいいなw
ただいま脳内でロリエルフが震えております
乙でした。気化爆弾の燃え残りならインパルスで充分かな?
乙。
残党はテロ組織の構築に走るのか...
投下乙です。
<仕組みはわからんが、手から水を出してる>
↑ウルトラ水流が真っ先に浮かんだ私はどうすれば・・・
数人のエルフがひとつの木に、立ち○ョンをするように
上体をやや逸らしてウルトラ水流を放つ場面が鮮明に浮かび上がりました。
>>220 三角すわりで頭をおさえ、涙目でぷるぷる震えるロリエルフが…
えっと、どなたか描きませんか? というか描ける方いらしゃいませんか?
なんで無条件にロリ一択なんだい、このペド野郎?
ロリは描けん、このロリコンどもめ!ペチャの難しさをしらんな!?膨らんでないんだぞ、安易に胸を描けない分、身体のラインが表しにくい、女性的特徴そのものがないのだ!この微乳主兵主義者め、かといって大艦巨乳主義が行き過ぎるとまたバランスがなぁ・・・
と、ヘタレ絵描きが言ってみるorz
耳も長いことだしはわわマルチで代用しておけ>ロリエルフ
ロリは生理的にうけつけん
だが成年の貧乳が俺の性的嗜好!
どうしたらいいんだorz
ロリ巨乳スキーは死んできます。
安心したまえ
>>228 貧相な体つきのエルフの女は君の好みにぴったりだ
好きなだけ戦火スレでその思いをぶちまけてきなさい。
ところでおまいら
このスレ標準だと現代兵器は個人技能でしかない魔法なんて
目じゃねーぜが割と標準なんだが
魔法でズタボロにされる現代軍のSS知ってるかい?
知っていたら教えてほしい
読みたくて探しているんだがなかなか見つけられないんだ。
>>230 ファンタ汁に出て来るような厨臭い馬鹿みたいな魔法を使う奴らが相手だったら
現代軍といえども勝てる訳無い罠。あと、某ハ○ーポッターの世界とか。
>魔法でズタボロ
つ「魔法都市ネリェントス」
れすトンクス
>>231 >ファンタ汁に出て来るような厨臭い馬鹿みたいな魔法
あぁ…掛け声一発、戦車も吹っ飛ぶ!そんな某焼き鳥屋のメニューみたいな漫画は
個人的に嗜好に合わないから謹んで辞退させてもらうよ
>つ「魔法都市ネリェントス」
ググったら良い感じだね
腰すえて読んでみるよ、ありがとう
待てぃ私はロリ好きではない! どっちかというとお姉さんが好きだ。 しかし、ぷるぷる震えているとなるとロリしか思いつかなかったんだ。
ぷるぷる震えてるお姉さんも想像できるぞ。
但しこちらは怒りに身を震わせてるところだがな。
まて、まあ、落ち着け。
童顔垂れ目で巨乳のお姉さん。だ。
どうだ、ぷるぷる震えてるのが目に浮かばないか?
浮かばない? お前、人として其れは駄目だろう。
おまいら・・・・・・・・・・
大好きだ。
>>235 加えて俯き加減で上目使い。あまつさえ
頬膨らませてたりなんかしたら最高
漏れ変態? (・ω・`)
きくまでも なかろうよ!
贅肉が多いとプルプル感が出ていい感じだよな?
>>253 萌えクトゥルフを思い出した。 とりあえず、ありがとう
241 :
名無し三等兵:2006/09/13(水) 16:55:31 ID:rlisuXBz
ネタに困ったら
クトゥルフかナチスドイツを使え!
それでも詰まったら両方使え!!
この事を最初に言い出しのは誰だろう?w
ここは次期海軍戦備整備計画における、微乳主兵主義と大艦巨乳主義の対立スレでつか?(w
しかし、こんなノリの藻枚らが大好きだ(w
微乳戦 Vs 重爆乳
でも良いなぁ
おい、おまいら 俺の知らんうちにロリだのお姉さんだの
貧乳だの巨乳だのとぷるぷるだのぶるんぶるんだの言っていますが
17歳ぐらいでCカップ美乳コンパクト化旅団(対ゲリコマ・機動性重視)
が参戦しますた。
>>244 それは乳の大きさをエンジン出力に変えた魔法少女飛行戦闘隊のSSを
書こうとして断念した俺への挑戦ですか?
ちなみに書きませんよ?
>>230 遅ればせながら、現代軍ではないが、分家の某SSでエセックス級が沈んどる。
なんだ学園島スレ残党がここに逃げ込んでいるのか こりゃ自治スレの攻撃対象だな
そこらへんにしとけ。
陸自・漢原理主義者が来るぜ?
>>248 失敬な!
次期防乳力整備大綱を愚弄するとは!
さては貴様、F世界からのスパイだな?
軍板の総意代行である自治スレはこのスレを容認していません
>>251 ですがスレの次はここかよ、お前も暇人だな。
そんなことよりわっふるわっふる
よしきたー
ある薩摩武士がミロのヴィーナスを見てこういったという
『手の無い女に用は無い』と
『軍医・・・医療品が尽きました!あとは補給が来るまで麻酔なしで施術しなければなりません!止血剤も、包帯も!』
全体的にはなんでもない偶発的な戦闘だった、しかし大陸に手を広げ過ぎて、隊ごとの医薬品のストックが少なくなり過ぎていたのだ、そして・・・
『エルフの治癒魔法だ、捕虜を使っても構わん!やらせるんだ!』
エルフ(白闇どちらでも)のもつこの能力の為、医薬品のストックが減らされていたのもこの現状を引き起こした原因の一つだった
『ダメです・・・なまじ相手方の使った銃が貫通力が低い為、銃弾が体内に留まったまま治癒してしまい、鉛が身体にまわって結局死に至ります!弓矢でしたら、毒に気をつければ、抜くだけで済みますのに・・・!』
少数ではあるが、敵側が使用したのは我々からろ獲した兵器の超劣化コピーだった
『万策、尽きたか!』
出来得るかぎりの治療は施してきた、しかしもはやここまでだ、残された患者は医薬品無しには・・・あとは患者の気力に頼るしか無い、だが、あがき続けるのが医者の勤めだ
『周辺にいる女、患者分、誰でもいい!かき集めてこい!』
『君!看護婦だろ!れっきとした指示だ、急げ!』
『は、はいぃっ!』
一瞬ぽかんとした助手の看護婦(看護婦免許を持つのも彼女しかいない)を一喝して走らせる
二日後、輸送とともに薬と増派の軍医が来た事で休息を頂き、病院裏で車座になってタバコをくゆらせる
『あ!軍医〜』
『おう、君か』
彼女も休みを貰ったはずなのにどうしたのだろう
『絶望的だった20人の患者さんのうち6人が助かりそうだとの事です!凄いです!女性を集めてこいって言ったときはホントどうしようかと』
ああ、患者達が気になっていたんだな
『マザーハンドヒーリングを知っているかね?』
『?』
彼女が首を傾げる
『小さい頃、風邪でもひいて寝込んだ時、親御さん、特に母親の手で撫でてもらうと何故か苦しさが和らいだ経験は無いか?』
彼女があるあると頷いている
『マザーハンドヒーリングとはそれだ。人間、いや種別を問わず、母親、女性というものの持つ、医学の及ばない不思議な力だ、だから患者の手を握らせたり、頭を撫でてやることで、生きる力を少しでも回復させたかったんだ』
『それで・・・ありがとうって見も知らない女性に告げて、笑って亡くなった患者さんも居ました』
『そうか』
その言葉に視線を彼女から外す
『うれしく・・・無いんですか?軍医?』
しばしの沈黙
『私はね、出来得る事ならば・・・全員救いたかったよ・・・望んでも、出来ることでは無いことはわかっていたがね』
そしてまた沈黙
不意に頭にやわらかく、そして暖かいものが置かれた、彼女の手だ。ゆっくりと強くでも無く、弱くでも無く撫でられる。何故か払う気は起きなかった
『・・・いつもより、軍医が小さく見えました。そうしたら撫でたいなー・・・なんて』
恥ずかしそうに笑う彼女、なるほど白衣の天使とはこういう事か・・・
『ふっ・・・タバコが・・・目にしみるな』
手を目元に当てる、彼女の手は、何故かわからないが、とめどもなく涙があふれてくるほど・・・暖かかった
短いですが投下終了、治癒魔法はこっちの世界でも実はあるんですよ?
女性の手っていうのはホント働き者でやわらかくて暖かいもんです、俺は胸だけじゃ無いぜー!!!(雰囲気ブチ壊し)
さぁ次は女性のどの部分で書いてもらいましょうか(ちょっと待て)
>>230 魔法が自衛隊の現代兵器に対抗するとすれば、まず正面からじゃ難しいだろう
多くの魔法のイメージは発動に多少時間がかかるもので
ついでに野戦においてはロケットランチャークラスが関の山と思われる(発動時間や条件の都合)
むしろ、武器として目に見えるものを携帯する必要が無いのが強みじゃないかな?
平民農民として敵勢力に浸透してゲリラ戦を行うことも出来る
場合によっては都市に浸透して魔方陣やら結界やらで
都市を一つ丸ごと隔離したり制圧したり出来るかもしれない。
>>230 call50氏が輸送戦記外伝でそこらへんかいてなかったっけ?確か3人の自衛官が配属されてくる魔法使いをどう使うか会議してるやつ。
正直言ってミリタリーマンセーの軍オタもファンタジーマンセーのラノベ厨も勘弁・・・
スレの半分以上が罵倒と似非SSの応酬で埋まった事もあったっけ・・・
勇者の血を引く10代の少年少女に殲滅される現代軍ハァハァ
>>262 逆に考えろ。勇者の血を引く数万の現代軍。ハアハアハア
いやいや、ファンタジー世界なんだから、こちらもファンタジーでいきましょう
全滅寸前の現代軍(自衛隊)、そこへ騎兵隊よろしく現れる八百万の常備軍(神様連合)とか?
でも神無月には絶対にきてくれない
そういや神様って出てこないな
この系統のSSって
スタートレックのQみたいのが出てきたら困るだろう。
Qは論外だが、戦車砲食らってもピンピンしてる敵対的存在がいたら
根無し草の自衛隊+日本国は全滅するしかないものな
ナメック星人みたいなのが出てくるんだろう。
つーか、国産の神様たちは転移の影響受けて活性化したりしないのかね
神様ってのは信じてるから存在するんだ
信じてもらえない神様は…
飛行機には、二宮忠八の分霊がついてるとか?
戦闘機なら軍神加藤が…w
>>でも神無月には絶対にきてくれない
思わず笑った。
>>でも神無月には絶対にきてくれない
島根県は難攻不落だぜーー フウアハハーー
>>269 日本には、何もしない事を望まれている迷惑な神様の方が、実は多いんだよ
いわゆる荒神だな。
だから、祝詞で「静めたまえ」とかは必ず言っているはず。
どちらにせよ、神力発動は国内限定の様な気がするが、下手な神頼み等はしない方がいい。
触らぬ神に祟り無し。
>>278 モチロン、帝国を破滅させるためでつよ
大陸の龍脈を刺激して将門公を目覚めさせるのだ!
異世界にてマナと多量に接し、
覚醒した日本神道の神々。
その他にも日本製の物には八百よろずの神々が宿る。
圧倒的な数の神々に押し潰される
異教の神に守られた異世界軍たち。
便所の神様とかに揉み潰される異世界神に萌えw
異世界側に神社やお稲荷さんの祠とかを建立したりするのだ
ろうか。分霊勧請された神様も困惑するだろうけど。
でも大陸で大晦日とかお正月とかお盆とか、生活に根付いた
宗教的な行事のためにそういったものを必要とする声は
やっぱりあるのではないかと。
大晦日の夜に便所で「カムバリ入道ほととぎす」と唱えれば
1年間便所での安全が保障されるらしい
シェルターは簡易トイレ、非常食もトイレのなか(カレー限定)
おまるの周囲にカーテンを巡らせた無敵戦車もあるでよ
つぎつぎと便所で怪死する異世界貴族ワロスwwwwwwwww
>>284 ところがどっこい
報告!
異世界貴族はトイレという空間を使用せず
私室や庭でつぼやおまるの中にしていたので
厠の神様侵攻作戦は無効化され、空振りに終わりますた!
>>284 なるほど、つまり異世界貴族は自室がトイレで、庭がトイレ。即ち家がトイレなのだな。
>>286 「天地は我が衣、家は我が褌」みたいな理屈だなw
しかし、向こうが唯一絶対一神教だったら八百万の神々では分が悪いのではなかろうか?
欧州の伝説やケルト神話とかでもみてると、怪物なんか八岐大蛇とは格が違うぞ。
滅茶苦茶厨設定な武器も多いし。
なんだよ、
「ゲイボルグ:30に別れた槍の穂先が必ず敵の心臓を貫く」とか、
「エクスカリバー:鞘持ってる限り血を流さない」
(まあ、血を流させずに殺せば良いのかも知れんけど)とか。嘗めてんのか?
それとも何か反則的特殊能力を持つ神様っていたっけ?
それとだな、お前等便所の神様馬鹿にし過ぎ。
安産の神様でもあるし、結構偉いんだぞ。
そういうときのためにキリスト神社とかアッラー神社とか建てておけばいいなじゃね?
日本でもアマツミカボシなんか
フツヌシとタケミカヅチの二人を余裕であしらったりして
八岐大蛇が青大将に思えてくるほど強いぞ。ただし邪神だがな・・・・・・・
ととねみぎ神社でも建てておけば
アマツミカボシとサタンとアーリマンとスルトが
一辺に来ても小指一本動かすだけで皆まとめて秒殺できるさ。
万が一、いや、無量大数が一、何かあっても黒海木ちるどがなんとかしてくれる!
そこまでいくと、もう元ねたがわからんのだが…
九頭竜神社を作れば怖い物なんかあくぁwsでfrtg
いっそモッコス神社ならどうだ。
それがダメなら格付け板の最強妄想キャラクタースレの上位陣を
神格化して祀れば問題無いだろう。
<<知ってるか? 職人は3つに分けられる>>
<<王道に走るやつ>>
<<自分の作風に生きるやつ>>
<<需要を読めるやつ>>
<<この三つだ>>
<<あの男は― どちらかというと厨房だった>>
>>291 元ネタは「まわるめいどさんをねみぎ」だろ。
マニアックだなおまいも
T-72神とストラマさまマダー?
いあ!すとらま!いあ!
いあ!!∩(・∀・)∩すとらま!!すとらま!!
諏訪のミシャグジ様とか沖縄のアミヌミヤーとか・・・
ヤマタノオロチはやられ方が「酔わされて切り殺される」だったから
なんか強そうに見えないけど、その大きさは山ほどもあり、
体には苔の他にヒノキや杉の木が生えていて、家の八方向の出入り口から
それぞれの首が入って来た(所で酒を飲まされて殺された)というくらい
巨大な怪物だぞ?
グレンデルやフォーモリアなんぞ目じゃない。
まあアマツミカボシが強いのには同意。 だって金星の神様だし。
>>300 つフェンリル
天から地獄の底迄達する大顎、主神オーディンを丸齧り
日本古来からの妖怪や神とは何千年も生き続け、夜を支配した
つまり、彼等は植物の変異体だったんだよ!!!(昼は光合成をして夜に動くとかいろいろ考察はしてますたが)
の、ブルーシードもあったりするんだが・・・アニメが
マイナーだけど設定ではアマツミカボシ並みかひょっとするとそれ以上にやばいのが
大禍津日神(オオマガツヒノカミ)と八十禍津日神(ヤソマガツヒノカミ)。
黄泉の国から帰ったイザナギが禊をして天照大神を始めとする神々を
創造した時に禊をした時に落とされたはずの邪気から生まれたって神。
邪気でありながらイザナギから生まれたともいえる天照の影ともいえる存在の為、
世の中のありとあらゆる不幸と穢れを帯びてるヤバイ邪神。
たかだかその程度でヤバイのなら日本がF世界に転送されるや否や
小官は至上最強にして最凶であり最狂の邪神になるな。
止めろって。
小官を召喚してしまうだろ('A`)
天照の影か。
光があれば影もできるみたいな感じか?
でも実体化したら洒落にならねえ。F世界と戦う前に日本は終わるぞ・・・
アマツミカボシには色んな言い伝えがあって
最後はシツリって神様とタケハヅチって神様に降伏したって
話があるけど実際は降伏というよりもけりがつかないので
話し合いに持ち込みアマツミカボシが妥協したと言う説があるし、
反乱の理由においては国津神に同情して反乱を起こしたと言う説もあって
このアマツミカボシを祭神とする神社もあるらしい。
おまいら板間違えたかと思ったじゃないか
とはいえ、神様という存在に対しスレ住人の
ある程度の共通認識をはぐくむ為には
こういう意見交換も必要な時期があるんだろうな
意外と人気者だな>天津甕星
最強にして最兇の邪神、辻〜んを忘れるとは何事だ!
>>312 辻〜んよりも牟田口の方が最凶w
むしろダブルで召還w
合体技出しそうで嫌だ
コンゴトモ、ヨロシク・・・
でも今の日本だと穢れが溜まり過ぎていて
神様や英霊よりもアマツミカボシやオオマガツヒ、ヤソマガツヒと言った
ろくでもない上に極めて強力な連中が先に実体化しそうだな・・・
そうなったら日本沈没間違い無しだなw
多分、プロ市民なんかは手遅れになってから
慌てて神仏に祈りだす奴と見苦しく泣き喚いた挙句に
「軍国主義を美化する風潮が邪神を復活させた!」
とかいう奴が出るんだろうな
上に出てる邪神連中全部秒殺できる至高神ととねみぎも
数多の神を屠ってきた邪神〆切の前には窮地に立たされたんだよな。
それでもやられ際に創造した妖精の黒海木ちるど
がなんとかしてくれたんだけどね。
宇宙の最高神サーク・シャー
そういや現代の沖縄に唯一神がいたよなあ
でも日本は政教分離なのになんでイエス様は政治活動できたんだ?
当選しなきゃタダの人
>>321 生まれ変わりとて、現世で宗教活動しなければ平気。
ソロモン72柱を忘れてない会?
その時、エルフ族は生存権(森林)の周囲に楼閣を設け監視を強化した
ドワーフ族に対抗するためである。
ドワーフ族は菱刈鉱山を採掘していたのだが底を突きそうなので遂にエルフ族の住む森にまで手をのばそうとしていた
こんな時自衛隊に何ができたであろうか?
ただただ、隊員達はご長の指示により銃側を磨く毎日であったのだ・・・・・・・・・・・・・・
ドワーフ族の敵はエルフだけではない。
銀を腐らせるコボルト族も殲滅対象だ。
だが、放射性物質を生産できるコボルト族に日本は興味を持っていた。
なあなあ、おまいら、日本異邦戦記での日本の状況設定、どうも古臭くなってるよorz
今、食糧自給率なんて30パー切ってるけどな、光関連の技術使う事で工場生産だと、二十七毛作だとか。
なんてゆうか、外国から輸入する方が高くつく事になりそうだ。。。
>>327 アレはなんつーか、ファンタジーだよなあ・・・十分に発達した科学は魔法と云々、てやつだ。
物語……の設定も工場建設が間に合わないからだろうか?
スペースコロニーどころか海底コロニーの中でも農業プラントが実施できるという
自信を現在進行形で深めているからな
二七毛作って…冗談みたいな収穫量になりそうだな
>327
>光関連の技術使う事で工場生産だと、二十七毛作だとか。
詳しく、出来ればソースプリーズ。
「日本は『買い』だ」(佐々木英信著、幸福の化学出版)を本屋で見かけて、軽く立ち読みしたんだ。
本の情報が正しいかどうかは漏れには判らないけど、要するに1000年周期、60年周期、40年周期、
20年周期、4年周期、式年遷宮による金の座への伊勢神宮の移転、玄学風水、そのどれをとっても
20004年より日本は再び高度成長へと転じている、と言うのがその骨子で、それを裏付けるもの
の一部として紹介されてたんだ。
と言うか、日本が召喚されて一番困るのは日本以外の国だったりするしなぁ。
そーいやクローズアプヒュンダイあたりで特集やってた。確か。
今はまだコストの面で問題があるそうだが、ファミレス等の安定した品質と供給量を求められる所に出荷されているそうだ。
二酸化炭素の量を増やしたり、必要な光線は光ファイバーで提供したりと、まさに「工場」て感じだった。
漏れ、こう言った本を立ち読みするの結構好きなんで。
例えば、自動車の金型の生産で世界シェア取ってるのは、日本の中小企業だとか、阪神大震災で
顔を真っ青にしたのは、タイヤの供給が立たれるのでは、と震え上がった世界中の自動車メー
カーだったり、水俣病の原因メーカーのチッソは今や液晶などの電子素材関連でトップだったりとか。
後、酸化チタン 新丸ノ内ビルで検索してみるといいよ。
建ってるだけ環境浄化してるビルだし。。。
>光関連の技術使う事で工場生産だと、二十七毛作だとか。
まあうちの畑も「夏の気候」で「適度に暑くなりすぎない」という
状態が1年間中続くのならば12〜13回ぐらいは収穫できるからね。
冬が存在しないという前提だけど。
その代わり連作障害とか土中養分の枯渇とかには気を使わなきゃいけないなあ。
お米のように土力をあまり消耗しない食用植物があればねぇ。
もしくは新種を作る。遺伝子組み替えか交配かは状況しだいだが。
テレ東・平日夜のニュース番組で東京の一等地(大手町だか日本橋みたいなとこ)で
ビルの地下で畑だったか田んぼ作ってたのやってたな。
おまけに増産するとかいってた。
シャッター通りの空きテナントビルなんか、皆コレにすればいいんじゃね?
電磁冷凍もSF率高い技術だな。
そのうち冷凍冬眠もマジで出来るようになるのかねぇ。
こういう先端技術を知るとさ、ファンタジー世界の人間から見ると現代日本の方が魔法文明みたいだよなあ。
概念翻訳で言葉が通じている設定だと、むしろ「科学」の方が「魔法」になりそう。
>>340 それは稲がすごいんじゃなくて水田の力。
陸稲は連作不可。
いつか肉もクローン牛や培養肉とかになるのだろうか
>植物工場
基本的に全て水耕栽培だから地力の減少はないし、管理も楽だってのが売りだしな。
水田と同じく地面からでなく水から必要な栄養分を得る形で,露地と違って菌相も気にしないで良いし。
ある意味「ウド」や「もやし」なんかは原型と言っていいような生産形態だったし、順当な進化じゃないか?
少なくとも「七色の水」の流れる某中つ国産野菜よりは安心して食べられそう。
>>347 確かそれはもうやってる。
うまい牛の遺伝子を冷凍保存して、クローンを作ってるってテレビで見た気がする。
>>348 某中つ国なんて、環境汚染激しすぎるし。
しかも、今や長江なんて半分干上がってますし。
野菜は農薬まみれで、中つ国の人間自身の健康を蝕んでるほどだし。
現地では毒菜と呼ばれてるそうだな
そろそろプロットがないから困った事になりつつあるけど、投下!
相変わらずの携帯から即興駄文でつ
「遥かなる空」
柏原は、外套を羽織って木にもたれ掛かったディエルの姿に、眉を微かに寄せたが、それだけだった。
柏原とて童貞ではないし、それなりに女性の裸は見知っていたから、今更赤面するような時分ではない。
とは言え、女性が面識のない男の前で、そのような恰好を晒すなどどうか、とは思うが。
まあ、ディエルの方も、柏原の目線から僅かなりと隠すように座っているから、それなりに気にしているのだろう。
「私だってこんな恰好するの、嫌なんだからあまり見ないでよ?」
だったら、目の前の木にもたれ掛かるなよ。
思わずそう言いそうになったが、柏原は黙っておいた。
その方が無難だろう。
08
「じゃあ、さっき襲ってきたのは、いったいなんだ?みた所、君と同じ姿をしていたようだが・・・」
ディエルは少し言葉に詰まったが、仕方なさそうに話し出した。
「見てのとおり、同族よ。
彼らから見たら、私は裏切り者だし。
・・・・・・数日前の事よ。近くの街の代表らと、長いこと樹海を巡って争っていたのを、手打ちに
しようと言う事で話し合いが成されたの。
それを良く思わない人たちがいてね、向こうを襲おうとしたから、ディナム−−私の父よ−−
が相手側を逃がした訳よ。
私の父はその事で捕まって、私はこうして逃げてると言うわけよ」
悔しそうにしんみりと話すディエルの言葉を聞きながら、柏原は釈然と腑に落ちなかった。
どこがどうとは言えないが、少なくとも話し合おうというのだから、その派閥はいる訳で、
なぜその一派が彼女を庇わないのか、それが不思議だった。
いかん、寝てた(吐血
また後ほど書き込みしまつ
保守としくわ。
技術の進歩ってすごいな…
つまらんことに金つかうより、国はこういうのに支援金出すべきだと思う。
砲手
自衛隊が活躍しているファンタジー世界での商社マンもといトレーダーのお話。
ファンタジー世界での経済のお話ってどうなのかナァ?
362 :
元先。:2006/09/18(月) 19:01:27 ID:???
>>361 金貨銀貨って純じゃなくて何ぼか混ぜていて含有率で交換レートとかなかった?
両替商みたいなの〜
歴史的にもヘッジするための仕組みは出来てそうなんだけどねェ
ああ、あとファンタジー世界と交易するなら金貨銀貨は必要になるだろうし。
(というのも、日本は金本位制でもなく信用通貨であるから)
普通に考えて金貨銀貨が入ってきて支払いには同様の金銀が出て行くことになると。
鋳造コストが面倒だたりすると貨幣の含有率で交換とか
1枚5gの金貨で含有率50%だとしたら400枚の金貨で1kバーと同等になると。
金銀の需要状況によって(日本国内・ファンタジー世界)貨幣価値が代わってくると
(貴金属)市場 ⇔ ファンタジー世界 ⇔ 日本 ⇔ 貴金属市場
通貨であり、商品であると。
魔物討伐のために銀製の武器が大量調達で銀の価値があがったり
戦争のため粗悪貨幣の登場で交換レートが暴騰したり。
こうなるとヘッジャーやアービトラージャーやりスクテイカーがでてきてもおかしくないかなと
現実中世では昔は銀のほうが金より価値が高かった。
銀の産出量が少なかったか金が多かったかどっちかで。
日本がF世界に転移したときに大量の銀が、
現実世界同様に少なく貴重だったF世界に
流通したりするとか想像すると銀の取引市場は
だいぶ面白いことになると思われます。
まあ銀の価値が崩落するほど日本が銀を持ってるとも
思えないけれど。(わざとそうするかどうかはまた別として)
>>364 そこでF世界の住人に鉱山夫をやらせて採算割れ起こしている金山や銀山の開発ですよ
>>364 そういった視点での作品を書いて見たいと考えています。
>>365 ドワーフなら酒ですみそうですが(笑
貴金属でなく、人工ダイヤかプラスチック(PMMA)でいいのでは。
アルミのゴブレットが金の数倍の価値があると格付けして
取引する
…あぁだめか相手がその品を出して来た時に大損するからなw
ミスリルか?(w>金の数倍
>>360 何はともあれ、SSだ。
まずはそれからだ。
SSプリーズ
プロローグ
嘗て日本という国が在った。しかし−今はない。
なぜなら異世界に移転してしまったからである。
物語は移転から10年後の日本から始まる。
六菱商社本社ビル 5F
新人研修所と書かれた一室
「この世界では金貨・銀貨が主流だ対してわが国は信用通貨制度だ。ここからくる問題点とは―山本?」
眠たそうにしている男を指す。
「金貨・銀貨との兌換ですね。飯田部長」
ぬけぬけとまるで何もなかったように答える。
「そうだ。彼らは紙幣を信用しない−だから他国との取引には金・銀塊が使われる」
「しかし、わが国の保有量では・・」
「ふむう。だからわが国は良質の鉄鋼なども取引の補助に使っている」
「良質の武器になる鉄鋼をバーター取引や輸出し外貨となる金貨・銀貨を獲得すると」
「しかし−何れにせよ他国は金・銀本位制で成り立っており、貨幣などは含有率の問題もある」
「特に銀は対魔物の武器として広く使われており価格変動の要因になりやすいと?」
「有事の金ということでも価格変動が起こる。これ等のリスクのヘッジをしなければならない」
「わが国と他国との取引をするための市場が大陸に出来たのが去年ですね。」
「国内ではハーローが各国の貨幣の為替の取引を行い、東京では商品としての金の取引を大阪では銀の取引を行っていると」
「為替と商品としての金銀のつながりは非常に重要だ。貨幣の含有率X金銀の価格となるからだ」
「だからこそ、ヘッジの場として先物市場が重要なんですね」
六菱商社本社ビル 7F
市場部と書かれた一室で出来事
「君島〜レイバント銀 35000枚11月限月 買いでよろしく」
「部長了解です。」
「部長、東京金、近月 2316円で全落ちしました。21億6千万利喰えました〜」
「大島よくやった!今日は帰っていいぞ。」
「部長っ!為替部から連絡です。"レイバント銀貨爆上げで大損だ!"だそうです。」
「田中、為替部に"知らんがな!糞して寝ろ 南無"と返しておけ」
そんな商社の一人の商社マンの話である。
/*稚拙ながら書かさせていただきました。
名前の通り元外務員です(苦笑
文章の書き方をもっと勉強しなければと思います。
皆様よろしくお願いします。
元生氏乙。
こちらは突然浮かんだ糞妄想でつ。
個人レベルでは退治困難な異世界の魔物……
しかしながらその魔物、何故か倒すと金貨が手に入る。
その金貨を日々の糧に魔物駆除を行う職業があるほどだ。
パパンッ!!
乾いた音が木霊して魔物が倒れる。
「こちら勇者01、当該地域の魔物はあらかた倒したぜ」
黒い筒を持ち、深緑を思わせる服を着た男が
口元に伸びた管に話しかける。
<<こちらルイーダの酒場。
遅かったな。
他の隊はもっとサクサク狩りをしてたぞ?
だいたいの平均量は10グラムだ。
そっちはどうだ?>>
その言葉に勇者01の隊長はニヤリと笑う。
「さっきメイジキメラを殺った。
合計で18グラムだ。」
中世国家の金保有量ってどれくらいやろか?日銀は700dぐらい持ってるって聞いたが
乙
証券会社ですか〜。考えようによっては軍隊よりも重要な働きをしているかもしれない
業種ですね。
元々第二次大戦後の先進国の主戦場は軍事ではなく経済ですからねえ。
戦争なんてしなくても経済力だけで支配を広げた方が効率的で安上がりかも・・・
新しい視点からのssが楽しみです。
金本位制が絶対的なこの世界に、日本政府は焦った。
日本銀行が支払い準備金として保有していた金や銀では確実足りなかったし、
閉鎖している国内の金鉱も埋蔵量に限りがある。
八方塞がりの日本であったが、
そこにもたらされたのが
『魔物を倒すと金が出る』
と言う耳よりな情報。
そんなドラ○エなー!!
そんなドラ○エなー!!
と思い、完全に疑っていた政府だが、
試しに一個中隊を魔物が出没するという『魔の森』に差し向けた。
結果から言うと、ヘブンだった。
ゾクゾクと現れる魔物。
サクサクと倒す自衛隊。
ザクザク湧き出る金貨。
一年間直轄地で手にした金貨は300kgを越えていた。
後に現地の隊員が小遣い稼ぎに狩ることが問題になったとか。
終
体内に豊富な金銀を含有するスライムとかのモンスターがいて
狩り集めて、焼いた灰から砂金採りの要領で収集w
むしろ海水中の貴金属を吸収、濃縮して体内に蓄える不定形生物とかがいる、というのはどうか?
MMOみたいにインフレするぞ。
量が増えれば値段が下がる。之経済の真理なり。
なんか、28毛作やら電磁冷凍やら見てると突如このセリフが浮かんだ……「まさに科学万能の時代ですね」byマヤ
投下乙。
商社っていうか先物取引みたいだ(w
>>381 マヤたんの背景やプレミアチャンスボタンが聞けないんですが?
覚醒でマヤたんの大当りセリフをまだ聞いた事ないしなぁ
修業たりませんかそーですか
資源価値が下がれば下がるだけ日本にとってはプラスとなる
というか基本的に人類全体にとってプラスになる
>>382 TU-KA まんま商品先物
>>374 株!株!株!どいつもこいつも株!なぜだ!なぜ証券を認めて商品を認めねえんだ!
>373
確かだけど十六世紀から十七世紀のヨーロッパで
金保有量は5000万キロ 銀が500万キロちょいだったと思う
過去に人工ルビーを輸出すればとかなかったっけ?
>>374 いや、自分は商品先物の方の外務員ですw
>>384 されには同意
しかし市場規模で言うと
株は400兆円 商品は4兆円規模という悲しい事実が・・・
このスレは自治スレにおいて板違い認定を受けました
以後書き込みを禁止します
テスト
粘着君マジウゼー('A`)
氏 ね ば い い の に
>>381 空気と水から火薬や肥料の原料となるアンモニアが
無尽蔵に作れる空中窒素固定法も
今となっては100年前の枯れた技術だが、
F世界からみればまさに魔法だな。
ところでふと思いついたんだが、
日本の支配地域で良質な銀の鉱山を発見して掘りまくるものの、
なぜかそのせいで魔物を呼び覚まして自衛隊の出番となる事態に陥った。
なお、よくよく調べてみると、その銀は普通の銀とは違った物質特性を持っており、
さらにその銀モドキは現地の古い言い伝えではクレリアと呼ばれていた、とか。
クレリアってなんだ?
どんな物質特性を持っているんだ?
そこがはっきりしないと19世紀のコバルトと同じように
鉄鉱石の屑あつかいになるやん
>393
「イース」で出てきた銀もどきだっけ?
>>393 見た目は銀に似ている魔法金属。
なんか知らんが強大なパワーを持っていているらしい。
かつてイース王国はこの金属を用いて繁栄したらしい。
しかしクレリアを多量に発掘すると
副作用として近隣に魔物が勝手に召喚されることがあるらしい。
見た目が銀に似ているので、銀と間違えて発掘されることがあり、
魔物の大量発生という惨事がたまにあるらしい。
なお、剣や防具等の材料として使用すると、その武器は最高の性能を発揮するらしいので、
クレリア弾を作成してタングステン弾や劣化ウラン弾との性能比較試験を行うといいかもしれない。
採掘すると魔物が大量発生って…
日光や空気に触れると召喚魔法が自動発動する
面白金属ってことか
埋めろ埋めろ、チタン掘っていた方が遥かにましじゃないか
397 :
ホッシュジエンの国内ニュース解説:2006/09/19(火) 11:49:49 ID:tMxmMgtc
まて
>>396 発想を逆にしてみるんだ!
召喚された魔物が自衛隊員だったんだよ!!!
>>396 召喚というか、眠りについていた魔物を呼び覚ますとかいう話だから、
たぶんクレリアの臭いか何かにつられて冬眠からさめるんじゃね?
あと、クレリアは古代に有翼人によって製造されたという話だから
オレの推測では銀と魔法的レアメタルとの合金ではないか、と思っている。
そして、製造されたクレリアが実は魔物ホイホイということが明るみになったため
イース王国は慌ててそこら埋めたものの、
結局は大量発生した魔物によって王国は滅んだ可能性がある。
つまり、クレリア鉱山は今で言うところの大昔の産廃処分場だったんだよ!!!(AA略
クレリアの誘魔物性を利用して、軍事基地に魔物を引き寄せて
他の地域の安全を図る、というような使い方はできんかねぇ?
そこで 魔物召喚→倒してゴールド(?)手に入れウマー のコンボですよ。
そしてあっという間に枯渇する魔物
そこで魔物の養殖が始まり
特に植物系の魔物は二十八毛作で豊作だったとか
つまり魔物を呼び寄せるだけで自然発生はしないのか。
訓練相手に〜とか食用に〜とか気軽に使うとそりゃ枯渇しちゃうわ
魔物によっては鉄製の武器をもっていたり食用になったりするわけだ
で、金まで持ってる。そりゃあ狩りまくるのは自然の流れだ。
「でもオレのはがねの剣とられちゃいました…」
「大バカ者!!」
むかしむかし、アメリカでD&Dをプレイしていた連中の中には、コボルトを狩りまくって
その死骸から採取した脂肪で石鹸作って儲けようとしたプレイヤーがいたらしい。
さすがにGMがストップかけたそうだが。
D&Dかぁ。ナツカシス
漏れが中学(この時点で歳がばれそーだ)の時、マジックユーザーやってたんだが、ある時、
レベル上がって呪文一回分使えるのを忘れたままプレイしてて、それに気付いたからGMに言ったら、「ダメ」の一言(´Д`;)
プレイしてた別の友人も、面白がって「ダメ」と言ってくれやがりました。。。
そのまま、プレイしたけどさ。
ルーンクエストに、ビーローズに指輪物語もやったなぁ(w
このスレは板違いのため書き込みを禁止します。
これ以降書き込んだ場合は荒らしと判断しスレに対する制裁を行います。
またお前か
制裁マダー
うめ
無能な働き者は射殺しろ って言葉を思い出した
まさに当てはまるよな
415 :
古参住人:2006/09/19(火) 22:17:14 ID:???
板違いなのは事実だから仕方ないよ
いっそのことage厨出現スレは総員ID晒しage進行推奨にでもするか?
417 :
古参住人:2006/09/19(火) 22:21:45 ID:???
恥晒しだからやめてよ
古参住人=age厨のためIDを出せません。
今のスレが不満な古参住人とやらならば、ただ静かに
立ち去ればよろしい
だれも引き止めないし、だが誰も二度と戻ってくるなと
言ってはいない
老兵は死なず、ただ立ち去るのみ。
良い言葉だなぁ。
ハン板住人の漏れからするとなんでID表示になってないのか不思議なんだが
自作自演しようとして失敗する韓国人を見てニヤニヤするためさ。主に光BOYとか(ry
自治論議は最悪板で
機関停止。静かに・・。このまま海流に乗って包囲陣を抜けるぞ・・!
思うんだが、誘導性能を持つ対潜ミサイルより、
ただ下に落ちて爆発する爆雷のほうが効くんじゃないかなぁ
ほら、デコイとかあるだろうし
お前の理論だと、対空ミサイルよりも高射砲や機銃の方が効くってことだな?
フレアもチャフもあるからな
ヘッジホッグが廃れて魚雷が対潜兵器の主流に成った事が答えだと思うよ。
有効かどうかは状況によるでしょう、安さも強みな訳だし。浅海では使いでがあると思うですよ?たしか韓国海軍が使ってたような・・・爆雷自体は日本にもまだあったはず
くわえて現在でも、速射砲と20oバルカンだってあるわけだし、ロングビーチがミサイルだけだったのを改装して速射砲つけたりもしてるし、有効性はミサイルと同等にあると言えるでしょう(それがRAMに取って変わるならもう時代が変わった事になるのですかね?)
ま、言いたいのは複合でお国の財布に合わせて防空も対潜もやったほうがいいんじゃね?というわけで、答えなんか無いと思う
今も昔も魚雷は高価だからなぁ。
なんで、命中率を稼ぐ為の方法論が、全く違う兵器を一緒くたに考えてるんだ?
兵装選択は、相手に対する命中した一発あたりの費用対効果しだいではなかったのか。
相手の欺瞞性能の向上にはこちらの誘導性能の向上を以って応える。
いくら安くても相手を撃破できなければどうしようもない。
>>430は論点を外している。
デコイやチャフ、フレアに対処するにはどうすれば良いのかという話が
どうして状況により、なんて話に摩り替わるのか。
初心者を釣って遊んでんの?
爆雷じゃないが海自は対潜爆弾を持ってるぞ
これ以上学園島スレ住人と協力して軍板を汚染するのはやめなさい
つ
>>435 「馬鹿野郎っ、塹壕からドタマ出すんじゃねー。
奴らのマジックミサイルに狙われたら絶対に当たんぞ
俺たちにはよ、気合いでしか効果が軽減できねー厄介なしろもんなんだからよ。
まぁ、空自さんの次の投下まで海の話でもしてようぜ、新米。」
>>435 「なぁに、深刻になるこたぁねーよ。
逆に言やぁ、ドタマにぶち当たっても何とかなるって事だからよ。
海と言われてなにを思い浮かべた?」
>>340 ということは、安くてかつ誘導性能もあるマッコイ爺さん販売3発5ドルのサイドワインダーは、実は超高性能兵器ということになりますね?
訂正
超高性能兵器
↓
超優秀兵器
板荒らしはやめなさい
>>441 別に君の為に荒らしてるんじゃないよ
みんなの嫌がる顔が見たいから、僕が好き放題に振舞っているだけさ。
まあ…君が僕のためだけに嫌がる顔をしてくれるのならその他大勢は許してあげないことも無い、か
つ
>>440 「いい子だから黙って伏せてろ。
お前なぁ、ゾンビゴーレム相手に説得始めてどうする気だ、あいつらには黙って1000発分の弾を叩きこめばいいんだよ
何故だか知らんが、死なないのに動かなくなるんだと
弾の威力はあんまり関係無いらしくてな、奴らには『1000』て言う数そのものに意味があるって話だ。
わかったら、重機の制圧射撃が終わるまで、ちゃんと頭下げてろ。」
>>444閣下、了解しました。
2300時より制圧射撃を開始します。
周辺に展開中の友軍SS書きは、可能な限りこれに呼応してください。
西暦2020年4月24日 19:30 ゴルソン大陸 陸上自衛隊大陸派遣隊第一基地 会議室
「こんばんわシャーリーンさん」
「こんばんわじゃないわよ」
会議室に入るなりにこやかに挨拶を送った鈴木に対して、シャーリーンの表情は険しかった。
無理もない。
多少焼く程度ならば目をつぶるという条件ではあったが、結果は多少どころではない。
第三氏族の村は、完全に消滅していた。
もちろんそれだけには留まらず、周辺に展開していたらしい無数の第三氏族と、彼らが隠れ家にしていた樹木も消滅していた。
「ああ、その件ですな」
鈴木は申し訳なさそうな表情を浮かべて詫びた。
「可能な限り周囲に損害を出さずに済ませるようにとしつこく言ってはあったのですが」
「言ってはあったのですが?」
「どうやら指揮官が損害を出そうとしないあまりにあのような小規模な攻撃となってしまいまして。
まったく、万が一にでも敵が逃げ出したらどうなっていたのやら」
「ちょ、ちょっとまって!小規模?あれが!?」
先ほどまでの怒りを忘れて、シャーリーンは驚愕した。
伝説の火炎の王を呼び出したのか、それとも巨大な竜を飼育しているのか?
ニホン国の戦力と、それを使用する目的がどこにあるのか、会合では日夜議論が交わされているというのに。
目の前の男は、どうやら本心から『小規模な攻撃』が行われたと言っているらしい。
各国の大使と交渉する機会のある彼女には、それが本心から言われている事がはっきりとわかった。
だからこそ、これほどまでに驚愕している。
「ええ、もちろんお怒りになられるのも無理はありません。
ですがご安心下さい、軍には二度とあのようなやるだけ無駄な攻撃はしないようにしっかりと言ってあります。
次に第三氏族やそれをかばう連中を発見した場合には」
そこで彼は言葉を切り、満面の笑みを浮かべた。
もっとも、それは魔王ですら裸足で逃げ出すような邪悪なものだったが。
それを至近距離で見るという不運に見舞われたシャーリーンをしっかりと見据え、彼は口を開いた。
「我が軍が本気を出すとどのような事になるのか、しっかりとお見せしますよ」
シャーリーンは完全に怯えていた。
自分たちの同族は、とんでもないものに手を出してしまった事に、ようやく気づいたのだ。
「え、ええ、わかったわ、第三氏族が何処にいるのか、早急に探し出すわ」
「ご協力には心から感謝しますよ、シャーリーンさん。それと、可及的速やかに成果の方をお願いします」
「わかったわ」
西暦2020年5月1日 15:00 日本国 東京都千代田区外神田4−14−1
常時消されている巨大なディスプレイが鈍い音を立てて起動する。
フル稼働する原子力発電所のおかげで、最近では午後に限り送電が再開されていた。
町はある程度の活気を取り戻しており、駅前に限っていえば、食糧の配給が行われているためにむしろ活気に満ち溢れている。
食器を持った人々が、新たなニュースを見るために顔を上げる。
勇ましい音楽が流れ、日本国旗が映し出される。
「日本政府広報!」
歓声と敬礼に見送られて基地から出動する車輌部隊、轟音を立てて飛び立つ航空部隊、そして、大空を舞う空中管制機が画面に映し出される。
画面は切り替わり、コックピットからの視点になる。
高速で駆け抜ける湖面、そして次第に大きくなる森。
遥か下を飛んでいる航空機の一団が、何かを落とした。
そのまま飛行機は画面の外へ、落下している何かにズーム。
それが黒い色をしているのがわかった瞬間、全てが光に満たされた。
遅れて聞こえる爆音、荒れ狂う炎、吹き飛ぶ何か。
カメラが明度を修正し終わった頃には、豊かな森林は赤黒い土によって作られたクレーターへと変わっていた。
「救国防衛会議は、ゴルソン大陸にて続発していたテロ事件の首謀者をエルフ第三氏族と特定、自衛隊に対して制圧を命令した。
三軍は直ちに行動を開始、諸君らの生活を脅かしていたテロリスト集団は、その本拠地を完全に破壊された」
焼け野原で小銃を構えて警戒する自衛隊員、インパルスを駆使して消火活動に当たる消防隊員の姿が映る。
その隣には、怯えた表情のエルフたちがいる。
画面が切り替わり、破壊された村で取材に応じる民間人が現れた。
瓦礫に半分埋まっている愛犬の死体からカメラへ振り返り、怒りに燃える表情で口を開いた。
「死んだエルフだけが良いエルフだ!!」
画面が会議場に切り替わり、無数のフラッシュに照らし出された統幕長が現れる。
「救国防衛会議は今回の成功を受け、現地民との積極的な協力による治安回復行動を決定した。
本日ただいまを持って、我が国はエルフ第一氏族との共同作戦を開始する。
親愛なる日本国民諸君、敵はこれまでに数万の罪のない旧敵国軍人、友好国民を扇動し、死に至らしめた。
今出ていた民間人は、我々の用意した俳優ではない。
この瞬間にもゴルソン大陸各地で起きている、エルフ第三氏族の卑劣なテロ活動の被害者である」
「これは民主主義への挑戦だ」
統幕長はマスコミ各社を眺めつつ言った。
「我々は断固、退けるべきである。
エルフ第三氏族の破壊と混乱ではなく、我々日本国の民主主義が生み出す自由こそが、
この世界を未来永劫に支配するべきなのだ!」
居並ぶ幕僚や記者たちは、一斉に立ち上がると拍手した。
「救国防衛会議議長は、大陸各地に点在するとされている第三氏族全拠点への総攻撃を発表した」
拍手する人々が遠景で映し出され、そして画面下に『引き続き情報を求める方は、
http://kyu-koku.ne.jpへ』と表示が出る。
人々は歓声を上げると、すぐさま携帯端末からアクセスを開始した。
失敗、HTTPでアドレスを書いてしまいました
当たり前ですがそんなステキなサイトはありません
西暦2020年5月3日 11:30 ゴルソン大陸 陸上自衛隊大陸派遣隊第三基地
日本の土木技術は、高い技術水準と優れた建設機器によってその能力を維持し続けていた。
21世紀初頭から大きな問題となっていた海外からの出稼ぎ組の増加も、管理技術の向上と洗練という方法でそれを長所へと変えていた。
そして今、陸上自衛隊施設科と合衆国海兵隊工兵大隊、民間からの有志の『機械化建設集団』の合作が、落成式を迎えようとしていた。
「・・・というわけで、私、吉田一等陸佐はここに宣言します。
私はこの基地を使い、必ずや日本国の食糧難、経済危機を救ってみせる。
我々にはそれを可能とする武器と隊員たちがいる!
この放送をごらんの皆様!我々大陸派遣隊第三基地の今後に是非ともご期待下さい!」
拍手喝采、繰り返されるストロボの閃光。
満足げに頷いた吉田は、仮設演台を降り、取材陣を引き連れて昼食会場へと移動した。
大規模な鉱物資源と広大な耕作地帯。
これらが順調に製品化までこぎつけられれば、日本を取り巻く問題は、元の世界への帰還を除いて解決する。
マスコミ各社は、用語解説の軍事研究家やハンディハイビジョンカメラ、遠距離盗聴器と遜色のないボイスレコーダーなどを用意して基地司令への取材に当たった。
同時刻、にぎやかな基地の雰囲気から逃げ出すように、車輌の縦列が移動を開始していた。
先頭を走るのは近代化改修モデルの87式偵察警戒車改三両、その後ろに同じく近代改修済みの82式指揮通信車。
続いて96式装輪装甲車や軽装甲機動車などがゾロゾロと続いている。
指揮通信車には、当然の事ながら佐藤が乗っていた。
「ぼーくらはみんなーいーきているーいきーているからうたうんだー」
遺憾な事に、彼の精神状態は極めて遺憾なありさまとなっていた。
しかし、その傍らにいる三曹は、特に突っ込むような事はしなかった。
この部隊にいる全員が、同じ事を考えていたのだ。
どうして基地建設予定地防衛を果たしたのに、それに対する褒美が装甲車輌と新たな任地なのだ?
労働に関する法律や規則、慣習を全て無視したこの仕打ちに、彼らはやりきれないものを感じていた。
もっとも、労働基準法は自衛官には適応されないのだが。
本日はここまで
大本営殿、元先殿、乙であります
投下おつ〜。
あれだけの攻撃やって、小規模だと言ってのける鈴木の神経、素敵だ(w
>455
投下乙であります。
次の投下を振るえて待つであります。
投下お疲れ様
各地に散ってた第三氏族の生き残りは、当然ながらこれに対する報復を行おうとするでしょうね
そしてそれを支援し庇う者も出てくるでしょう
個人単位に留まらず、国家単位でね
そうなってくると、この世界を核の灯が照らすのは、そう遠い未来ではないかもしれませんね
そして草も生えない不毛の地へ・・・
しかしファンタジー世界だから、放射能の影響でゴジラが出てきたりしかねんなw
でも核はガイドラインに抵触するんだっけ?
う〜ん、ナパームや気化爆弾の絨毯爆撃で我慢することになるか・・・
支援者たちは石器時代に逆戻り
投下乙です。
核かぁ… 個人的にはいいと思いますが、ガイドラインの2.3に接触してるんですよね
ガイドラインでは、核は『極力避ける』という事になっていますな。
ところで、どなたか昔書いた異世界に合衆国が召喚された話をお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか?
テキストを失ってしまいまして。
確か大統領の娘をさらった異世界の軍勢に対し、同時多発核攻撃を行う短編だったはずです。
461 :
名無し三等兵:2006/09/24(日) 00:20:55 ID:doMLDLs1
砲撃、空爆ですら異世界人に対し圧倒的な驚異を与える以上わざわざ核を使う必要性は皆無でしょう。
森が群生するほど肥えている土地ならば幾らでも利用価値はありますし。
国家に対する威圧でしたら主要都市空爆と潜水艦による通商破壊だけで十二分です。
申し訳ない、ageてしまいました…
>>461殿
ですね、通常の砲爆撃ではどうしようもない事態が発生しない限り、わざわざ核兵器を持ち出す理由はないと思われます。
護衛艦隊や潜水艦による通商破壊、航空機による首都の空爆、これらを行われて耐え切れる国家は、現代においてもないでしょうね。
西暦2020年5月4日 07:30 ゴルソン大陸 旧連合王国西方辺境領 ゴルシアの街
「こんにちわーこんにちわー世界のー国からー」
「一尉、そろそろ機嫌を直してください」
縦列で大通りを進む車輌部隊の中で、古い歌を歌う佐藤に三曹が声をかけた。
彼らは、今後の拠点となる予定の城へと向かっていた。
航空偵察の結果では、城はこの車輌部隊を展開するのに十分な広さを持っており、さらにこの世界の軍隊相手に篭城するには最適の構造をしているらしい。
そして、情報本部の分析では、ここにいるはずの敵部隊は既に壊滅し、恐らくは基地を管理する中隊程度の敵しか存在しないという話である。
装甲車輌の持つ威圧感だけで開門は可能だろう。
誰もがそう考えていた。
何かが装甲にぶつかる音がする。
繰り返し、繰り返し、繰り返し。
「なあ三曹」
「なんですか一尉?」
「威圧感だけでなんとかなるはずじゃなかったのか?」
「なんとかならなかったんでしょうね。それよりも、どうしますか?」
モニターに映し出された城門を見る。
恐らく、機関砲を少しだけ撃てば、直ちに木材の欠片へと変わるであろうそれは、厳重に閉ざされていた。
車輌部隊の新たな任地は、連合王国の西の果てに存在する古城だった。
彼らには、そこで一国一城の主として、付近一帯の偵察活動と資源調査をサポートする任務が与えられたのだ。
この世界の騎士たちならば泣いて喜ぶであろう褒美だが、有事の際に生還の可能性が薄いこの遠隔地への配置は、佐藤たちにとって嬉しい物ではなかった。
何はともあれ車輌部隊は、周辺の地形や交通路建設予定地の選定などを行いつつ、新たな任地へと向かった。
途中、何度かモンスターとの遭遇戦が発生したが、装甲車輌と機関銃というこの世界では無敵の組み合わせは、それら全てを容易に粉砕した。
その日の夜、大休止や詳細な調査を行いつつも移動を続けた部隊は、目的地へと到着した。
適度に発展し、戦火にも晒されず、しかし駐留していた軍隊は、自衛隊との交戦を別の場所で行ったために存在しない城下町へと。
時刻は2031時、ライトを煌々と照らした車輌部隊は、無用のトラブルを避けるために、郊外に臨時の駐屯地を展開した。
トラックが必要最低限の荷物を降ろし、施設科が鉄条網を張り巡らせる。
周辺に人影は見当たらないにも関わらず、油断のない表情の普通科隊員たちが巡回を行う。
三両の偵察警戒車は、可能な限り死角を作らないようにして展開している。
急速を行う隊員たちにとってはあっという間の、警戒に当たる部隊にとっては長い夜が始まった。
投稿ミスです
465→464の順番でごらん下さい
「撃ちますか?」
照準機を覗き込んでいる砲手が尋ねる。
現在の指揮通信車は、車内の管制装置から機関銃を発射可能となっていた。
それも、各車輌とのデータリンクや車載の各種探知装置と連動してのものがである。
「まぁ待ってくれ、聞けば相手は女の子だそうじゃないか」
そう、今必死にこの装甲車に矢を放っているのは、恐らく17・8と思われる少女たちだったのである。
事の次第はこうである。
街へと進入した部隊に対し、数名の民間人が突然火の玉を放ちだした。
RPGによる攻撃と勘違いした砲手はこれを全力で排除。
いくつかの建物と一緒に数十人をなぎ払い、そして相手はそこで降伏した。
ところが、案内に従って到着した城門は閉ざされており、そして監視塔や城壁から矢が雨のように降り注いできたのである。
直ちに部隊は散開、攻撃に移ろうとした。
だが、照準機に現れたのは、今にも泣き出しそうな顔の少女だった。
砲手は当然ながら佐藤にそれを報告し、そして彼は慌てて射撃中止を命じた。
かくして時系列は現在に戻る。
「拡声器は生きているな?」
「大丈夫です。ですが、降伏勧告に敵が応じるかどうかわかりませんよ」
「応じるさ。おい、橋を上げている部分を狙えるか?」
彼は今にも発砲を開始しそうな砲手に尋ねた。
「もちろんです。ご命令とあれば今すぐにでもできますよ」
「よろしい、他の車輌には反対側の鎖を狙わせろ。
軽装甲に突入準備、敵が降伏に応じなかった場合、速やかに城内へ突入、敵対勢力を抹殺せよと言っておけ」
「しかし、相手は少女ですが」
「武装した少女だ。つまりそれは敵軍だ」
彼は冷たい口調で言った。
「なんだ?女の子には優しくしましょうとでも言うつもりか?
相手は優しくしてくれんぞ」
「・・・申し訳ありませんでした」
「認識を改めるんだ。
敵対するのならば、可愛らしい少女でも、ご老体でも、全て射殺する必要がある。
そうじゃなきゃ、こっちが殺される。
ここは、そういう戦場なんだ」
治安維持活動の中で、何名かの民間人の自爆テロと、それによる損害を目の当たりにしていた彼は、冷酷だが必要な認識を獲得していた。
モニターの中で、偵察警戒車が砲身を動かすのが見える。
二両が左側、もう一両が右側。
目標は、跳ね橋を引き上げている巨大な鎖の基部。
「撃て」
佐藤は、冷たく、そして簡潔に命令を下した。
轟音、そのようにしか表現できない音が周囲を支配した。
三基の25mm機関砲と、一基の12.7mm機関銃が火を噴き、城門の左右の上に弾着の煙が舞い上がる。
硬い何かが破砕される音と炸裂音が鳴り響き、そして跳ね橋は勢い良く落下した。
砲声に比べれば随分控えめな音を立て、橋はあるべき場所に戻った。
射撃は中止され、砲身は城門へと移動した。
「あーあー、こちらは日本国陸上自衛隊大陸派遣隊です」
突如として静寂が支配した戦場に、佐藤の声が響き渡った。
最大出力で拡声器が出すその声は、この世界の住人たちを恐怖させるには十分な威力を持っていた。
「既に西方辺境領騎士団は全滅してます。
我々は、この城の正当な支配権を有しています。
無益な抵抗は止め、ただちに開門しなさい。
一分間の猶予を与えます。以後、一切の降伏は受け入れません。
ただちに降伏しなさい」
佐藤は拡声器を切り、三曹に一分を計らせた。
今のところ、敵に動きは無し。
頼むから降伏してくれよ。
城内での掃討戦の面倒さを思いつつ、彼は内心で呟いた。
今朝はここまで。
ではでは
再度投下お疲れ様
なんていうか、元1だおー氏のメイドが混じり始めてるような雰囲気が・・・
>>461 >潜水艦による通商破壊
その場合、相手は木造船なので、高い魚雷は出し惜しみして体当たりが主流になるとか?
こう北極の氷を突き破る容量で船底を・・・
乙です。
それはそうと、何故うら若き乙女たちが城にいるのか?
自衛隊の目的は城「だけ」だろ?
慰みモンにするわけでもなし、犬死にするからと言って出て行かせればいいのに。
……甘いかな?
473 :
472:2006/09/24(日) 01:50:02 ID:???
>>471 ああそうか、メイドか。
……最近は弓矢扱えるメイドさんが流行りなんだろうか。
いいえ、傘に重火器を仕込んだり
その傘が防弾繊維だったり
白兵戦で驚異的な身体能力を発揮する
そんなメイドさんが主流なようです
まあそのうち普段は黒髪なのに気合一発で金髪になり、
空を飛んだり波動を撃ったりできる冥土さんが主流になるから。
植民地が全長18Mのメイド型ロボットを駆使して独立戦争を起こすSSマダー?(AA略
投下お疲れ様です。
物語は唐突にさんの作品はどこかでまとめて読める所はあるのでしょうか?
教えていただけませんでしょうか?
>>478殿
古いのはwikiにありますよ。
ただ、短編とかがある程度抜けているようです。
あと、wikiの場合ネリェントスが最後まで載っていないようです。
一部の短編とネリェントスのまとめは前スレにリンクが張られているサイトにあります。
ところで中世の人間に「1分」と言って通じるものなのだろうか、などと
西暦2020年5月4日 07:31 ゴルソン大陸 旧連合王国西方辺境領 ゴルシアの街
「なるほど、そうなるとあの城の中に街の人はいないんですね?」
「はい、仰る通りでございます」
案内役の男が床にひれ伏したまま言う。
圧倒的過ぎる自衛隊の戦力に恐れをなしたのか、彼らは極めて従順な存在となっていた。
「一尉、時間です」
「よろしい、目標城門」
事務的な佐藤の命令により、三両の87式偵察警戒車は、その砲身を城門へと向けた。
城壁の上からは、少女たちのすすり泣きらしき声が探知されている。
「撃て」
電波に乗った佐藤の命令が伝わると同時に、再び轟音が周囲を支配した。
機関砲からは、閃光、砲弾、轟音の順番で次々と砲弾が吐き出され、そして城門は十秒と持たずに木材の欠片へと変わった。
機関銃ならばまだしも、現代軍の軽装甲車輌を破壊するための機関砲が相手では、ただの木の城門などティッシュペーパー以下だった。
あっという間に城門は砕け散り、そしてその先にある中庭から悲鳴や絶叫が聞こえ始める。
城壁や監視塔から矢が飛んでくる。
勇敢な事だと苦笑しつつ、砲手は人間の反応がある場所に向けて重機関銃の制圧射撃を実施した。
赤外線熱探知機は、次々とオレンジが青に変わっていくことを知らせている。
「ありゃあ城内に入ってくるのを待っているな」
「でしょうね」
雄たけびを上げつつ城内から突撃してくるかと思いきや、相手は静寂を保ったままなんら反応を示さない。
「こっちの油断を誘っているのか?」
「少女たちのと甘い生活にニヤニヤしながら城門を潜ったら、魔法でドカンと?」
「ありえん話ではない。向こうから見ればこっちは機甲師団なみの威圧感を持っているはずだからな。
おい、迫撃砲は使えるか?」
「二個分隊がなんとか、それ以上は展開場所の関係から中庭には落とせません」
「城に打ち込むのはまずいからな、よし、やらせろ」
再び電波に乗った命令が下され、軽装甲機動車に分乗した迫撃砲分隊が、中庭に向けて容赦のない砲撃を開始した。
動きのない自衛隊の一同に、街の住人たちは不思議そうな表情を浮かべた。
矢を持った少女相手にしり込みするほど情けない集団なのか?
だったら俺たちでも。
誰からともなく無謀な事を考え始める輩が出始め、そしてそれを、迫撃砲の発射音と直後に聞こえた炸裂音が威圧した。
曲射砲という概念すら存在しない世界の城壁に、迫撃砲弾を防ぐすべはなかった。
連続した爆発が発生し、城門から悲鳴が再び漏れてくる。
「砲撃中止、突入だ」
「了解」
砲撃が収まると同時に、三台の軽装甲機動車がエンジン音も高らかに前進を開始した。
崩落を恐れ、車間距離を開けつつ全力で橋を渡りきり、城門の残骸を乗り越えて中庭へと侵入する。
そこは、敵が銃火器を持っていない事を除けば、プチ硫黄島のような場所だった。
あちこちに迫撃砲のもたらした破壊の爪痕が残っており、迫撃砲弾や貫通してきた機関砲弾に殺傷された人体の残骸が散らばっていた。
恐れていた魔法や弓矢による抵抗はなし。
「降車!降りろっ!!」
陸曹が怒鳴り、陸士たちが素直に応じる。
噴水だったらしい石材の残骸の向こうにある、巨大な扉が開く。
剣で武装した、現代風に言うならば美少女騎士団とでも言うのだろうか、とにかくそれが現れる。
「撃ぇ!」
敵対行動を確認したこの小隊の三尉は、一瞬も躊躇せずに射撃を命令した。
第三基地から追い出されるようにここへと来た隊員たちは、フラストレーションの命じるままに引き金を絞った。
銃声が連鎖して聞こえ、そして敵兵たちは突撃を開始しようとした姿勢のまま壊滅した。
何人かは泣き喚きながら突撃できるという幸運を掴んだが、十歩と進まぬうちに小銃弾を浴びて倒れ伏す。
「城内に突入する!指揮官を探せ!」
先陣を切って三尉が駆け出す。
どれが指揮官なのかはわからないが、とにかく部下たちは上官に従って前進を開始した。
開かれたままの扉を通過し、テレビゲームや映画に出てくるような豪華なホールに突入する。
だが、そこで彼らを待っていたのは、怯えきった使用人らしい人々、武器を捨て、ひれ伏している美少女騎士たちだけだった。
「三尉、佐藤一尉からです。無用な殺傷は弾薬の無駄だと」
「・・・わかっていると伝えろ」
舌打ちを辛うじて抑える。
やっぱり俺の経歴は全部把握されているんだな。
彼は、全滅した大陸派遣隊第三基地西方第32警戒陣地の唯一の生存者だった。
全身の火傷と骨折、裂傷は、現役復帰までに数ヶ月が必要であると推定されていたが、異常なまでの治癒力と不屈の復讐心で、彼は現役に復帰していた。
だが、復帰後に民間人に対する異常なまでの警戒心と射殺件数が問題となり、佐藤の部隊へ配属されていた。
いつも疲れた表情を浮かべ、そして戦闘時以外はやる気のない様子ではあるが、この大陸に派遣されてから昇進を続けているあの一尉は、無能ではないらしい。
「全員を中庭に集めろ、武器は全て捨てるんだ。
一人従わなければ、三人殺す。いいな?」
「わっわかりました!直ぐに集めます!だから殺さないで下さい!!」
三尉の言葉に少女は大声で答えた。
その瞳にあるのは感謝と恐怖。
「早くしろ!」
だが、三尉は満足げな表情を浮かべるどころか、怒鳴り声を上げた。
ひとまずここまで
>>481殿
確かに一分といわれてもわからないですな。うかつでした。
十を六回数える間に――
とか言ったんだよきっと!
>>488 戦国自衛隊1549みたいに腕時計を渡せばいいんだよ
投下おつ。
それはそうと、もまいら!!
メイド、メイド言ってるけどな?
実際の中世のメイドは、文盲で衛生観念のない地方のど田舎の娘だぞ?
あまりにも不潔なんで、主人自ら服を洗わせて、風呂に入れる事から教えたぐらいだぞ。
どうだ、一気に萎えただろう(w
まあF世界だからな。
腹に魔法陣を描いて時刻を秒単位で知覚することのできる
魔法、通称「腹時計」みたいな都合のいい魔法が存在する
ことにすればOK。
>>490 臭いフェチの漏れには堪らん(;´Д`)ハァハァ
>>492 ちょwwwおまえwwww
かなり逝ってるなwww
ここでメイドメイドいってる奴らは全て知った上でなお言っている、筋金入りの連中ばかりさ。
風呂と入浴の習慣を普及しないと
村娘を戦火スレするどころじゃないぞ
それこそ
>>492のような一部マニア以外はこの世界の娼館すら入れんわ
確か自衛隊って駐屯地用の組立式のお風呂もってたよな…
娼館ごと貸切、健康診断、入浴→わっふるわっふる
うわ面倒くさ
中世ヨーロッパレベルの衛生意識を想定しているなら、
現代の日本人には、男も女も下は貧民から上は貴族迄、
到底耐えられないような奴等ばっかりだぞ。
風呂どころか、そもそもうんこを汚いと思っていない。
トイレ事情だけでも調べてみ。
面白い事が分かるから。
全てを知った後で、それでもメイドメイド言えるのか?
俺は無理だ。
メイドで思い出したが、
メイドさんスレが基地外ホモに潰されかけてるなあ。
>>495 鉄パイプで枠作って、防水布敷いて、お湯入れる。
川口町では河川敷に作って、信濃川から直に水汲んで沸かしてた。
風呂そのものよりも、浄化装置がキモだろうね。
>>495 娼館どころか、街さえ歩けないと思う。
そういえば、展開するとなると性欲処理が問題になるだろうが、
慰安婦なんかはどうしてるのかね?
やっぱ健康診断で安全を確認した現地の娼婦を使用?
F世界に存在する病原体、寄生虫その他が地球と全く同じだと仮定しても、
安全な奴がどれほどいるのやら……。
>>480 >一部の短編とネリェントスのまとめは前スレにリンクが張られているサイト
スマンが教えて下さらんか。前スレ見られないもので。
あと、てさりすと氏の作品も何処かに纏めてないかなあ。
にくちゃんねる使えば見れるだろ……
中世では3日置きに風呂入ってるだけで、重度の潔癖症扱いだからな
みんな、村の近くに温泉があったと考えるんだ。
つまり
化粧ッ気は無いけど清潔感の漂う可憐な村娘なんていう存在は
ま さ に ファンタジーってことか
>>503 現実には存在しないからこそのファンタジーなんだよ。・゚・(ノД`)・゚・。
>>503 ファンタジーだからこそ現実にはない清潔可憐な娘が登場すると・・・
つまり
ファンタジーだからこそ、ストラマ神が登場するってことですね!!
∩(・∀・)∩いあ!すとらま!すとらま!
俺は
>>502に全てを賭ける!
メイドサンは汚くなんかないんだい!
帝國自衛隊の更新マダー
そう思うなら、カキコしてきなさい
もしかしたらがいしゅつかもしれないが、最近見つけた架空戦記モノの創作サイトに
日本が異世界に召喚されますたモノが連載されているのを見つけたので紹介する。
ttp://www2.odn.ne.jp/flyngfrancepan/ ここの「The Islands War」「The Islands WarU」がそれ。
読んだ感想は、多少設定に粗があるもののクオリティは高い。
内容は現代日本とF世界の軍隊との戦いだが、相手はジェット機や潜水艦、ミサイルすら持っている。
(ただしその軍事技術は朝鮮戦争からベトナム戦争の頃ぐらいでレシプロ機も健在)
なお、このサイトには他にも連載がいくつかある。
召喚モノは、紅の豚っぽい世界に雷電とその搭乗員が召喚されますた、という話の「ツバサトユウキ」や、
皇軍の凄腕パイロットがラピュタっぽい空中戦艦があるF世界に召喚されますた、
という内容の「蒼穹のティルガライザー」というSSがある。
それ以外では、召喚モノではないものの、
第二次大戦で辛勝したおかげで皇軍&徴兵制が存続した1970年代日本が舞台の「ホットペッパー」シリーズや、
日露戦争が変なことになったせいでその後の日中戦争も変なことになってしまった「本土航空戦―1937」もある。
ここで個人サイトを晒すのはどうかと思うが。
俺もそれ読んでるけど、F世界モノかと言われると微妙だな。
それってF世界モノなのか限りなくグレーでは?
どちらかと言うと架空国家vs日本だし。
農村出の小間使いなら不潔で無学で無能かもしれないが、
平安時代の女房はたいてい中下層貴族の娘だったという。
メイドさんとは少し違うが、侍女なら学もあってよく働いてさらに可愛くて
貴族だから誇りもあってツンデレであるということもありえなくはないということだ!
>>515 平安時代の女房は博識で有能だったかもしれないけど、
思いっきり不潔だったよ。
体臭を誤魔化す為にいつも香を焚いていたし、トイレは箱の中に排泄して、道端に捨てていた。
不潔なのはオレは勘弁だなぁ………
そこはほら、教育するんだよ。教育。
自分で教育したメイドさんにお茶を注いでもらうのだ!
>>516 最後の望みは、巫女さんと尼さんか。禊で水をかぶることも多いだろうし多少は清潔なはず。
現地のインフラを利用すれば必然的に不潔になってしまう。
大英帝国人を見習えばいいのだ。世界中のどこでも洋館+紅茶。
>512
そのSSか。
おれは○ン・ウェン○ー大佐がニホン軍をやっつけてくれる展開をwktkしてますよw
いくらなんでも道路がウンコで舗装されていて、
水溜りはボウフラすら生息できないぐらいに汚染されていた
日本統治前の某半島よりも不潔なF世界は存在しないだろうと希望的観測。
あれを超えるファンタジ世界はそうそう無いだろ・・・・・・
と希望的な事を書いてみるテス。
>>523-524 欧州の香水文化とハイヒール。
テムズ川、ロンドンの下町、フランスの汚物処理etc.etc.
……と、その希望的観測を粉々に打ち砕いてみるテス
F世界@某半島とF世界(orリアル世界)@欧州の決定的な違いは
メイドさんが乳を出しているかいないかだろうなw
>>525 いや、それでも半島は「国の価値を毀損して侵略を防ぐために国じゅうウンコだらけにした」
とか言われるぐらいだから(ホントかよ?)、中世のヨーロッパよりも不潔さでは上なんじゃね?
>526
半島の乳出し写真を見たことがある奴なら知ってると思うが、
小汚いばーさんが垂れた乳を丸出しにしている写真しか見たことが無いんだが、
というか見た感想としては「精神的ブラクラ」「見たくも無いもの見ちまったorz」なんだが。
それに乳出ししているのは既婚で子供を産んだ人だけだし。
>>515 >さらに可愛くて
水を差すようで悪いが、平安時代の美人は今の美人とは180度方向性が違うぞ
当時の絵を見れば判ると思うが、俗に言う「おかめ」だな
過去に小官が言った事がループしてやがる
やっぱ萌えキャラヲタがこのスレのガンだな
ファンタジー美少女も魔法と同じF世界独自のモノと考えれば良いだけなのに。
だいたいが魔法は肌から大気中の成分を吸収してつかうからエルフは全裸でスキンヘッドとか言い出す連中だぜ?
ファンタジー少女もそりゃあすごいことになるに違いない
>>532 まあね、褌エルフは様々な議論の末の、このスレなりの解釈の極みの一つだからなぁ。
斬新かつ衝撃的で、今までのエルフ像が砕けたもの。
そんな訳で、このスレなりの新しい解釈の、F世界少女と冥土が有ってもいいんじゃないかな。
良い意味で凄い事になることを期待しているよ。
半島にはたま〜に北の方からお友達が遊びに来るんですけどね。
大きいお友達が南下するときの寄り道コースなんですけど、
滅多に居座わらないんです、南西が豊かなので貧乏人に真面目にかまってる暇がないんですよ。
あぼーん
はいはいクマクマ
あぼーん
平安時代に風呂に入ることが少なかった背景の一部には
陰陽道と風水学に基づく「今月の○日は髪を切るのに適した日」
「○日は爪を切るべき日」「掃除や片づけをする日」という
カレンダー製作があったため。 現在にも少し受け継がれているね。
平安時代の美人の基準っておかめ顔といわれるけどより正確には
「ふくよかな体型が美しい」というもの。
胸が大きくて尻が安産型で…美術の教科書のルネサンス期の絵画の裸婦像みたいな。
東西共通で古代から女性というのはある程度むっちりした体型が好まれたようだ。
>>539 ふくよかな女性というのは古代や中世だと裕福さの証明という側面もあるからな
これだけふくよかになる為には栄養価の高い高価な食材を
日常的に食べているという目に見える証拠だからね
サイパンじゃー美人〜♪ってやつだね
じゃあロシアやイタリアのおばちゃんも昔の人にとっては美しいのか…
ここはやはり自衛隊が教育するしかない。
まず年頃の少女たちをひん剥いて湯船に沈め、汚れを落とす。
「あの娘良い体してるなあ」
「あそこの巨っ乳も捨て難い」
「いやいや、あちらの子犬のように怯えたロリッ娘もなかなか……」
などと選別する。
とどめに本国に連れ帰り、日本式読み書きから文化的習慣を教える。
要するに意識改革からやね。
西暦2020年5月4日 07:54 ゴルソン大陸 旧連合王国西方辺境領 ゴルシアの街
「まぁ結果オーライって奴だな」
続々と物資を下ろすトラックの群れを眺めつつ、佐藤一尉は呟いた。
恐怖政治は趣味ではないが、従わないものと不運な三名を射殺した後は、相手は非常に従順だった。
おかげで城内の制圧は順調に進み、今では中庭に物資の搬入すら始まっている。
「通信を最優先で急がせているな?」
「ご安心下さい、既にアンテナの構築が始まっています」
数名の案内人と共に、高所作業を始めている施設科が頭上に見える。
いやはや、任務とはいえあんな高い場所に登らされるのはごめんだな。
自分で命じておきながら、彼はそんな非情な事を思った。
「指揮所は?」
「この城の前の持ち主が使用していた軍議の間を徴用しています。
既に設備の構築が始まっています」
「よろしい、弾薬、燃料は?」
佐藤は満足そうに頷きつつ、再び尋ねた。
「この城の宝物庫だった場所に。
もちろん抜け穴の存在については調査させています」
「うむ、まあ食料は厨房を借りるとして、水は?」
完璧な回答に、彼は再び満足そうに頷いた。
そして、気になっていた事を尋ねた。
「施設が浄水装置を用意していますが、杞憂ですね。
一尉殿もこの町は見られたでしょう?」
「通過してきたんだから当たり前だ」
車輌を大量に扱う陸上自衛隊にとって、この世界で最も苦しいといえる事。
それは、路上に捨てられた死体や残飯、汚物を踏みつけた車輪を清掃する事である。
戦闘部隊はまだいい。
そこについているのは、交戦の結果殺傷した敵兵であり、清掃するにしても納得が行く。
だが、佐藤たちのようにさしたる戦闘もなしに移動してきた部隊は違う。
そこにあるものは、路上にあるありとあらゆる汚物の集合体であり、保健所の職員が見れば、発狂した後に火炎放射機を持ち出すような物体だからだ。
しかし、この街にはそれがなかった。
城内だけならばまだしも、路上にも、周辺の街道にもなかった。
それどころか、驚くべきことに、街道には公衆便所と思われる建物すらあった。
街中も同様だ。
河川はさすがに汚染されていたが、それでも上流は綺麗なものだった。
この世界では王都ですら完備されていない上下水道設備が、ここにはあったのだ。
「どういう事だ?」
「自分に言われても」
不思議そうに話し合う二人のところに、捕虜の代表と警務隊員がやってきた。
「どうした?また反抗する者が出たのか?」
「はっ!いいえ違います一尉殿、彼女が何か伝えたい事があるそうです」
「構わん、話せ」
警務隊員に促された彼女は、命を助けてくれた礼を述べた。(狂気に満たされた三尉が全員射殺を命じる3秒前に、彼はそれを止めていた)
「礼はいい、それでなんだ?」
「はい、サトーイチイ様、お願いがございます」
「命乞いや解放の要請ならば聞かんぞ」
「いえ、私たちに清めの時間を下さい」
「清め?」
不思議そうに尋ねた佐藤に、彼女は清めとは何かを答えた。
西暦2020年5月4日 08:30 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 ゴルシアの街 陸上自衛隊ゴルソン方面隊ゴルシア駐屯地
「いやはや、驚いたねどうも」
「ですが、非常に良い意味での驚きです」
生き返ったような表情の佐藤と三曹が、煌びやかな装飾の施された部屋でくつろいでいる。
どこから引っ張り出してきたのか、二人とも礼装をしている。
「公衆衛生、というほど体系化はしていないが、そういった概念があること自体が不自然だとは思ったが」
「まさか、それが宗教的な理由だったとは、驚きですね」
捕虜の代表が言った内容は、驚くべきものだった。
この一帯を治めていた領主は、この地域に何代も前から続く『女性は清潔を良しとする』という考えを持った宗教団体の教祖も勤めていたらしい。
その教えによると、女性とは生命を生み出し、男性を支え、国を富ます存在であり、一日に二回、入浴をしなければいけないらしい。
そして、その女性と共に暮らす男性も、一日の終わりには必ず入浴をし、女性を穢すようなことがあってはいけないとの事。
この時代の人間にとって、それは不便かつ不可解な教えだが、その教祖様は従わない者に対して容赦のない弾圧を行っていたそうだ。
同時に彼は、自分や自分の軍勢が町民ごときの汚物に穢されるという事が耐えられなかったらしい。
飲み水その他は上流の河からのみ取る事を許し、下流の河へ通じる下水道を建設させたらしい。
聞けば、ご苦労な事にダムまで作って生活用水の安全を確保したそうだ。
「しかし、その何とかという神様には感謝だな。おかげで飲み水にも伝染病にも心配はない」
集められた汚物は、時折なされるダムからの大規模放流によって、水洗便所のようにさらなる下流へと流す仕組みになっているそうだ。
「この時代の人間から見れば、まさしく天才ですね」
「そうだな、幸い、街の住人もこの生活を当たり前と考えているようだし、今後ともこの生活を続けてもらおうじゃないか」
実にありがたいことだった。
一部の元傭兵の志願者とモザンビークPKO帰りの幹部たちは、口を揃えて『ほんとここはソマリア以下だぜ!』と事あるごとに叫んでいた。
それほどまでにこの世界の衛生状態は劣悪だった。
あちこちに中隊単位で展開している日米合同部隊は、全ての部隊が街の付近に駐屯地を建設していた。
例え目の前に空き城があったとしても、彼らは断固として街中に足を踏み入れる事を拒んだのである。
それを考えると、佐藤たちの環境は恵まれているにも程があった。
「綺麗な水、美味い空気、そして食い物・・・は、今日も戦闘糧食かよ」
「一尉殿、そんな事を言ったのがバレたら、明日からフケ飯ですよ?」
「そんな事とは一体何かね三曹?貴様、畏れ多くも糧食班長殿がお作りになられた食事にケチを付ける気か?」
「では、私はもう一度城内の見回りを行ってきます。
防御計画の立案、忘れずにしておいて下さい。では」
顔面蒼白になって責任転嫁を始めた佐藤を無視し、三曹はぞんざいな敬礼と冷たい言葉を残して指揮所を出て行った。
残された佐藤は、五秒ほど中庭だけ書き込まれた図面を眺めた。
きっちり五秒後、彼は無線で一個分隊を呼び出した。
「お呼びでしょうか?」
彼は部下たちに城内の詳細な見取り図を、捕虜にも手伝わせて製作する事を命じると、睡眠を取ろうと隣室で横になった。
ってなわけで、すいません。
色々考えたんですが、あっしにはこういう展開が限界でした。
では本日はこれにて失礼します。
おお、早速俺達の駄レスを反映してくれるとは・・・乙出酢。
乙!
ちなみに強制入浴も小官SSでやってた
小池一曹が女戦士ひんむくやつ
投下お疲れ様
こういうまったり(?)したものいいですね
しかし、異教の神に対する反応が、なんというか如何にも日本人って感じですな
>>530 スレの話題は人の歴史と一緒
同じことの繰り返し
しかしそれは円の様だが実は螺旋
繰り返しに見えて繰り返しではない
少しずつではあるが、過去の議論を土台として、確実に高みへと昇って行っている(はず)
だから話題のループも無駄ではない
萌えヲタ根絶には小官がいるな
小官召喚するにはどうしたらいい
荒らせば出てくるならやるぞ
小寒は確か失職中で、毎日ハロワ通いだろ
無理言っちゃいかんよ
物語氏 投下乙
確かに公衆衛生概念とか細菌の存在を知らないのなら
宗教儀式というのが一番合理的ですね
しかし、湯を沸かす燃料が問題になるな
下手すると周辺禿山になる可能性も…うーん難しい
>>556 あいつだって前はおかしなラノベ書いてたんだぜ
小寒まんせー派とラノベ否定派で荒れまくった時代もあったよ
>>558 その辺はまた設定をなんか作ればいいんでは?
ドラえもんの「地底のドライ・ライト」みたいに太陽熱の貯蔵法があるとか、
魔力をちょいと込めればお湯を沸かせる程度に発熱する鉱石があるとか。
近くに温泉が湧いている
でいいんじゃないか?
温泉があったからそういう宗教が出てきた。とでもしとけばいい
ずっと昔にF世界に召喚された人がいたんだよ!
清めは無理にお風呂じゃなくてもいいんじゃないか?水とか。
実際水でぬぐうだけでも最低限の清潔さは保てるし。
石炭の露天掘りのできる土地では、
昔から煮炊きに使ってたと思う。
つ
>>554 133 名前: 小官 ◆qG4oodN0QY [sage] 投稿日: 2005/07/14(木) 20:03:24 ID:???
「屈強な女戦士…ねえ…その割りにゃあ、筋肉の発達がなぁ」
「…何だぁあの格好…肌の露出が多過ぎだぞ? 水着の方がマシだな」
「おーい、ウルシの木でも擦り付けてやれや若い衆! かぶれるぞ〜」
偵察中隊に配属された、冒険者ギルド派遣の女戦士は、斑模様の服の
男達に文字通り『視姦』されていた。この世界に来てからと云うもの自衛官は
『品行方正に振る舞う事』を防衛庁の通達により、強制されていた。しかし…
根が『カネ・オンナ・サケ・バクチ』大好きな大多数の男性自衛官は我慢の
限界に来ていたのだ。…彼らの性衝動を止めるには、新聞に載るぞ、と云う
強烈な一言が必要だった。だが、ここにはマスコミ関係者は居ない!
「や、止めろ、さ、さわるなぁ! 」
「はぁ? 嫌よ嫌よも好きの内、とくらぁな! 剥いちまえテメェら! 」
「おお、柔らけぇ、女の手だねぇ」
男子隊員数名の手で、女戦士の申し訳程度の鎧が、引ん剥かれて行った。
「おい、準備出来てるかぁ! 若い衆! 」
「ハイ! 小池一曹! 」
背後を振り向いた年嵩の男は、ニンマリと笑った。そこに見えるは、自衛隊が
誇る野外浴場だった。小銃を構えた女性隊員の士長が、裸の女達を案内している。
…DDTをぶっ掛けて害虫駆除する、と言う訳には行かない時代の、苦肉の策だ。
「…ま、役得って奴さね。衛生観念身に付けて貰うためにも、必要な処置なのよ。
ほーらネェちゃん、サッパリしてこいや! 若い衆! 次行くぞ次! 」
小池一曹率いる偵察分隊、通称『風呂入れ隊』は今日も大活躍の予定だ。
一昔前のプレイボーイ誌みたい。
流石、自衛官(マテ
西暦2020年5月4日 10:00 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 ゴルシアの街 陸上自衛隊ゴルソン方面隊ゴルシア駐屯地
「しかし、上官殿に対してそれは」
「黙れ陸士長、私も貴様の上官だぞ」
「なるほど、上官殿の命令じゃあしょうがありませんな。一尉、恨まないで下さいよ」
ボソボソと聞こえる会話をなんとなく聞いていた俺は、全力でソファーから逃れた。
直後に俺がいた場所に襲い掛かる書類・書類・書類。
重さにして二キロはあるだろうか。
「いくらなんでも、冗談の域を超えているぞ。覚悟は出来ているんだろうな三曹」
「私の二曹への昇進の辞令もその中にありましたよ一尉」
「昇進おめでとうよ二曹っ!君の今後の活躍に日本国は期待しているよっ!さぁ仕事を始めようかな〜」
能面のような無表情の二曹から顔を背けるようにして、佐藤は朗らかに言った。
だが、その声音と手が震えている事を、誰もが確認していた。
まぁ無理もないな。
と、部下たちを廊下へ出しつつ、陸士長はそう内心で呟いた。
悪いのは、あんたですよ一等陸尉殿。
彼は再び内心で呟き、自身も退出すると扉を閉じた。
それから一ヶ月、時間は平穏に過ぎていった。
大陸各地に展開した日米合同部隊は、いくつかの掃討戦で第三氏族に対して多大な出血を強いた。
まだまだ本土には展開可能な部隊が残っている日本側に対して、もう後のない第三氏族は、次第にその影響力と同族を失いつつあった。
日本から露骨な脅迫を受けている第一氏族は、治安関係者の誰もが満足する成果を上げていた。
加えて、元連合王国の官僚団を統治下に置いた日本の方針が、第三氏族の希望を打ち砕いた。
共産ゲリラよろしく農村地帯に撤退した第三氏族を待っていたのは、年貢の大幅な削減のために希望に沸いた農民たちだった。
都市近郊ならばまだしも、遠く離れた田舎までコストとマンパワーを割いて回収に行く余裕は、日本にはなかったのだ。
集めても腐らせるだけの年貢は必要ない。
極めて健全な発想により、農民たちの生活環境は向上した。
年貢の削減に喜ぶ農民たちに、それでも旧体制の復活と現政権の打倒を説いた第三氏族たちは、次々と通報を受けた特殊部隊に殺害されていった。
治安の回復を受け、日本はさらに中隊単位での駐屯地を三つ追加した。
もはや、この大陸は日本の物だった。
橋を架け、道を作り、鉄道の建設まで始めた日本は、景気が次第に回復し始めていた。
他国との交易が消えた事は痛かったが、大規模な国土開発という内需が無制限に膨れだしたのだ。
建設会社はこぞって大陸に支社を立て、国から受注したインフラ構築を推し進めた。
西暦2020年7月11日、その時点で、日本は国家の維持に必要な鉱物資源の大半を、採取するか発見するかしていた。
もちろん、モンスターや険しい自然環境、大規模な盗賊団に変わった連合王国残党など、厄介な問題がないわけではない。
しかし、科学技術の発達は、それらの障害を押しつぶして大陸各地に日本の拠点を創りあげていった。
とはいえもちろん、一ヶ月やそこらでインフラが完成する訳がない。
特に、コストの面で無駄と判断される場所の開発は、遅れる遅れない以前に放置されている。
何しろ、日本国には科学技術はあっても、余裕がないのだ。
ここ、佐藤一等陸尉が治めるゴルシアの街もそうだった。
そこには周辺山系の恩恵で温泉があった。
街中は清潔に保たれ、新たな支配者に喜んで従う人々がいた。
食料も種類、量ともに生活には問題ないほど採れ、付近の湖からは淡水魚も手に入る。
木材資源もある程度手に入るし、山系のこちら側からならば鉱物資源すら手に入るかもしれない。
この街は、楽園だった。
だが、本土から見るとここは遠すぎた。
遠すぎる上に、山を日本側に一つ越えれば、そこには政府が全力を上げて開発している資源地帯があるのだ。
かくして、将来に備えて完璧な舗装道路が建設されたこと以外、この街は放置されていた。
西暦2020年7月14日 10:00 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 ゴルシアの街 陸上自衛隊ゴルソン方面隊ゴルシア駐屯地
「佐藤一尉」
「なんだ?」
「平和ですね」
「平和だな」
駐屯地が置かれている城のバルコニーから、佐藤と二曹は街を見ていた。
新たな支配者の住まう街。
そこは清潔で、安全で、食料も仕事もある。
人が集まるのは必然だった。
とはいえ、その清潔さを保つための行動はなされており、無秩序な人口増加はなかった。
何しろ、自衛隊の黙認を受けた教団関係者は、難民だろうが旅人だろうが関係なしに、不潔な人間に対して入浴するか退去するかを迫ったのだ。
必然的に、新たに住み着いた人々は、嫌でも清潔にせざるを得なかった。
まあ、綺麗な水も温泉も豊富にあるこの街では、その日の食事に困る者でも身奇麗でいられるのだから、これは無理な話ではない。
農民ですら、街に来る時には粗末であっても清潔な服を着ているのである。
平和で、豊かな生活。
それは、自衛隊員たちの精神を弛緩させるには十分だった。
だからこそ、本土から放置されているような生活であっても、彼らは荒まずに暮らせていた。
「きたぞー!定期便だ!」
監視塔から叫び声が聞こえる。
定期便とは、本土からの物資の補給の事である。
隊員たちは、その声に歓声で答えつつ、城から飛び出した。
見れば、大通りを軽装甲機動車に護衛された二台のトラックがやってくる姿が見える。
輸送隊は、そのまま鉄板その他で補強された橋を渡り、中庭へと進入する。
「お疲れさん」
いつの間にか先頭に立っていた佐藤が、笑顔で出迎える。
フケ一つない佐藤たちとは対照的に、埃まみれの三尉が車内から現れ、敬礼する。
「報告します!第41次輸送小隊、無事到着しましたっ!」
「確認した。目録を見せてくれ」
「はっ!こちらになりますっ!」
妙に元気の良い三尉は、素早く目録を取り出した。
ご苦労、と言いつつ目録を受け取った佐藤は、素早くその中身を確認した。
食料、水、医薬品、娯楽品、嗜好品、私物、被服、消耗品、各種電子機器や武装の保守パーツ、そして弾薬、弾薬、弾薬、弾薬、弾薬、弾薬。
「なんだこれは?」
「はっ!自分を始めとする第41輸送小隊は、このままゴルシア駐屯地に配属となります!
以後、よろしくお願いいたします!」
いつの間にやら整列していた、妙に平均年齢の低い小隊員たちは、元気良く敬礼した。
「定期便はわかる、弾薬もありがたい。
だが、どうして増援が来る?
しかも、車輌三台に一個小隊だ。あいつら、輸送部隊といいながら、全員が普通科だそうじゃないか」
「何か、大規模な作戦が予定されているのでしょうか?」
「あるいは、厄介払いか?」
中庭で黙々と訓練を続ける小隊を見つつ、佐藤は憂鬱そうに呟いた。
誰もが弛み、油断する中で、あの悲劇的な経験を持つ三尉とその部下たちだけは臨戦態勢にあった。
聞けば、全員がこの世界に来て同僚を失っているらしい。
それに加えて今度は新兵の集団。
訓練で最高成績を収めたために、今期の代表としてこの駐屯地に配属となったらしいが、どうにも嫌な感じがする。
この世界に来て以来戦闘を続けるベテラン。
復讐心を隠そうともしない戦争狂。
同期の代表の即席新兵。
そんな連中を集めて、上は何を期待している?
休暇のようなこの配置、生前贈与のように景気良く与えられた弾薬。
嫌だな、本土から遠く離れたここで、何かが起ころうとしている。
主人公は、また俺か。
佐藤は、暗い表情を浮かべた。
本日はここまで
褌エルフ、強制入浴、懐かしいネタです
ところで、資源があって、人手もあって、でも貨幣経済が存在しない世界の場合、やはり食料を給料とするのが一番自然なのでしょうか?
労役とかが考えられるでしょうけど・・・効率が悪そう。
物語氏 早い投下乙!
新たな嵐の予感
シムシティ(統治発展)も悪くないけど、男はやっぱりCiv4(侵略拡張)ですw
Civ4か・・・最近はシングルだといつもモンテかアレクがおとなりさんだし、
マルチだと銅も馬も取れない(´・ω・)ス
そういや初めてプレイした時に、パンツァーが擲弾兵に返り討ちにあって唖然としたなあ。
>>572 投下乙であります。
給料ですが砂糖等の嗜好品や塩等の必需品を払うというのも手ではないでしょうか?
サラリーマンのサラリーは塩のことでもありますし、日本でも最近まで専売制でしたし。
今日のダークエルフさん
チュンチュン
ダークエルフの族長は執務室である塔の最上階でお茶を飲んでいた
「…平和ね」
ドワーフの族長も差し向かいでお茶を飲んでいた
「平和じゃのう」
エルフ族にとって激動の時代もダークエルフにとっては蚊帳の外どころか
むしろ観客側であった。
「森の連中は大変じゃったらしいの」
「私たちに言わせれば小石に躓いた程度ですわ」
「そうじゃの」
「平和ね」
「うむ」
小春日和の何の変哲もない午後の一幕であった。
最近出番の少ないダークエルフさん
下っ端はともかく族長さんは小春日和か?
物語り氏、投下おつー
ここで時系列は遡る。
ところで諸君は、サラリーマンのサラリーとは何を意味する言葉か知っているだろうか?
サラリーマンの『サラリー』は、古代ローマ時代に兵士たちに与えられた塩を意味するラテン語『サラリウム』に由来している。
その『サラリウム』はラテン語で塩を意味する『サール』に由来し、『サール』は塩を意味する英語『ソルト』の語源ともなっている。
まあそれはどうでもいいのだが、とにかく物流が現代のように出来上がっていない古代では、塩はただの天然調味料ではなく、大変に貴重な物だった。
そしてそれは、この世界でも同様だった。
限られた一部の食料を除き、ほとんどの物を自給できない日本でも、さすがに塩は貴重品とはならなかった。
新大陸の住人を、奴隷とするか労働者とするかで悩んでいた経済産業省の人々は、その事実に目を付けた。
試しにと、塩を代金に穀倉地帯開墾を試みたところ、そこには驚くべき数の人々が殺到した。
人々は、粗末な食事と取りあえずの寝床を用意され、一週間の労働を行った。
一週間後、人々は事前に聞かされていた量の塩を全員が渡されるという現実を目のあたりにした。
彼らは、勢い良く立ち上がると、募集事務所へと詰め掛けた。
武装した自衛官に護衛されているにもかかわらず、完全に怯えきった担当者は、何用かと尋ねた。
人々は言った。
「次の仕事はいつですか?」
日本が急速にその勢力を大陸各地に伸ばせたのは、決して科学技術と自衛隊のおかげだけではなかった。
もちろん、その後に塩が専売制に戻された事は言うまでもない。
救国防衛会議政権下で、日本製の塩はこの世界の最高級品として、その他様々な輸出品とともに、日本国民を潤していく事となる。
西暦2020年7月15日 21:25 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 ゴルシアの街 陸上自衛隊ゴルソン方面隊ゴルシア駐屯地
「問題が起きました」
自室で睡眠に入ろうとしていた佐藤のところに、あの復讐心に燃える三尉がやってきた。
「なんだ?さっき交代したばかりだろうが」
憂鬱そうに文句を言いつつ、それでも彼は起き上がり、装具を整えた。
「城内に侵入者です。人数は合計四人」
「合計?二派にでも別れてるのか?」
「はい、全員が女性のようです」
四人の女性?
夜這いだったら大歓迎だが、恐らく違うのだろうな。
彼の分の小銃も担いだ二曹が入室してくるのを見つつ、彼は思考を切り替えた。
「被害は?」
「警戒に当たっていた一士、あの新入り小隊の若い奴が二人、気絶させられ、縛られておりました」
「何か気づいた点は?」
「気がついたら縛られていたそうです」
あまりにも使えない答えに、佐藤はため息を漏らした。
きちんと発見し、誰何するか静かに報告するかしてくれれば問題はなかったのに。
「相手は凄腕って事か」
「射殺させますか?」
「まだだ、ただの凄腕盗賊か、それとも何らかの任務を持っているのか、それが知りたい」
「お言葉ですが、被害が出てからでは遅いと思われます」
三尉は執拗に食い下がった。
まあ、復讐心からだけではないだろう。
弾薬庫や燃料倉庫に火を放たれれば、こんな城、たちまち燃え尽きてしまう。
「いい訓練になるじゃないか、むろん、妙な素振りがあったら射殺してよろしい」
「了解しました。巡回は四人で?」
「そうだ、それと指揮所前に一個分隊を集合させろ」
「了解しました」
自衛隊員たちは、可能な限り素早く、そして傍目にはのんびりと戦闘準備を整えた。
監視塔からの報告では、今のところ相手に気取られてはいないらしい。
さて。
指揮所の中で、報告を受けつつ佐藤は呟いた。
歩哨を静かに無力化し、縛りつけ、人目につかないところに隠しておきながら、傷一つ付けないというこの紳士的な連中は、何が目的だ?
今のところ、被害の報告も銃声も耳に入ってはいない。
敵の目的はなんだ?
詳細に作られた城内の見取り図は、定期的に入る報告を書き込む部下たちの手によって、敵が弾薬庫と食料庫に近づいている事を教えていた。
西暦2020年7月15日 21:27 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 ゴルシアの街 陸上自衛隊ゴルソン方面隊ゴルシア駐屯地
<姐さん、ちょっと待って>
<あんたの発音は気に食わないねぇ>
盗聴器から入ってくる声は、弾薬庫に近づきつつある相手が、30代前半と、20代前半の女性であろう事を知らせていた。
弾薬庫の前には、武装し、耳にイヤホンを当てた歩哨が二人、装填して安全装置を掛けた小銃を持って立っている。
その向かいの部屋には、暗視装置をつけ、いつでも通路に出れる状態の三尉たちがいた。
「三尉、やりますか?」
「まあ待て、連中の目的を調べよとの命令だ」
「了解」
押し殺した声で彼らはやり取りを交わし、そして再び息を潜めた。
<・・・っていうし、きっと宝物庫にはお宝があるに違いないさ>
<でも、帝国軍は凄い強いっていうし、大丈夫なの?>
<あんた、さっきの事をもう忘れたのかい?
前にここにいた西方辺境領騎士団の方がよほど気合が入っていたじゃないさ。
なんだいあのビクビクしたボウヤたちは。まるで盗賊になりたてのひよっこじゃないさね>
盗聴器から聞こえてくる会話に、三尉たちは笑いを噛み殺した。
確かに、本土から来たばかりのあの新兵たちは、彼らから見ればひよっこもいいところだった。
ベテランの醸し出す迫力に圧倒され、三尉たちの殺気からは逃げ回り、やや情緒不安定気味なところすらあった。
<そーら、見張りだ。二人、準備はいいね?>
<行けます>
「安全装置外せ、一気に仕留めるぞ」
三尉たちは小銃を構え、ドアを開ける準備をした。
中庭から一斉に銃声が響きだしたのは、まさにその瞬間だった。
本日はここまで
今までこのスレで意見を出していただいたり質問に答えていただいた皆様、ありがとうございました。
Civ4・・・買っちゃおうかな
でも、Civ系列はご利用を計画的に出来ないしなぁ・・・
>>587 乙です
Civやめますか?それとも人間やめますか?
30代前半の姐御は正直惜しいと思うが、やっぱ吊るすか獄門だよな
見せしめのために死体か血塗れ穴だらけの服を晒すのは基本かな?
殺さないで密偵として利用した方が気がするけど
裏の世界には詳しいだろうし
連合王国攻略時、城攻略時、で盗賊射殺、これだけ女キャラばかり殺していると流石に萎えてくるな。
萌えを欲するわけではないが、殺伐としすぎだ。
ところで疑問として、ここまで追い詰められた状況でどうして日本は憲法改正して自衛隊を国防軍にしないのだろうか?
そうしたほうが思いっきり戦えると思うんだけどなあ。
殺るべき理由があるならヤるべきじゃないかな
女キャラだからといって無理に生かすのは萌えオタみたいだぞ
>>592 自衛隊と呼称はしてても、法的にはもう普通の軍なんじゃないの?
そもそも女キャラである必要性があるのか?
男の兵隊や騎士の方が普通だと思う。
男でも女でもどうでもいいのにわざわざ女に固執しているようにも見える。
萌えオタだから仕方ない。
女キャラを無造作に始末する事で昨今の萌えを皮肉ってるように感じる
物語氏、投下乙
まぁ新ネタの出だしですし、ここからどう発展していくか
楽しみです
老婆心ながらCiv4のご利用は控えめに
エゲレスの本職のSF作家が原稿落としてHDDから完全アンインスコ
CD叩き割ってようやく抜け出せたという正に麻薬ですからー
(この時はCiv3だったようですが)
殺さない展開もあるかもしれないジャマイカ
あんまり期待してないけど
まさにシャブライゼーション
>>576 それはCiv3サイエンス&ファンタジーで
現代機構軍団×10がMAPを埋め尽くさんほどの
黒騎士と竜騎兵とウィザードに踏み潰された
我が国のことを指してマァースカ(´・ω・)
萌えオタじゃなくても女が無造作に死にまくるのはいい気分しないと思うんだが
そんな俺は
>>597と同意見
>>595 に禿同、某分家職人といい
あれか?鍛え上げられた筋肉を持つ女性が好きなのか?
そういえば台詞のある敵キャラが決まって女なんだよな。
しかも容姿や服装もある程度描写してあり、それが好みのシチュであり殺された場合、読後感は憂鬱になる。
最初の姫とメイド、もったいなかったなあ。
自衛隊の名称や階級って変えないのか?
三尉や二佐なんかよりも中尉や大佐の方がかっこいいし、国防軍にすると強そうだ。
いちいちファンタジー世界の人々に自衛隊が何なのか説明する必要もなくなるし。
兵隊の士気や意気込みも大きく変わるかと、第一このままだと「自分は軍人ではなく自衛官だ」と言い逃れするやつが出そう。
「軍人じゃなく自衛官だから引き金を弾かなくてもいいやー」
なんて言うヤツは実際には居て欲しくないよな。
お脳を疑っちゃうよ。
今の日本に必要なのはガンダムWのアレックスやミューラーみたいな連中だと思う。
アレックス&ミューラー=腕は結構立つが狡猾で残忍な二人組み。
投降した兵士と民間人を虐殺&拷問するのが生きがいで
最後にはこれを知って切れた上官のゼクス・マーキスに粛清される。
だが人の嫌がる事を進んでやれるのは貴重だとも言える。
こういうのは生かしておいて汚れ仕事をさせるべきでは・・・
自衛隊、自衛隊独自の階級=WW2のイタリア軍
日本国防軍、通常の軍隊の階級=WW2のドイツ軍
名前が違うだけでこんなにも印象は違う
自衛隊にとって憲法を改正し国軍としての地位の確立は悲願なはず
この話でアレックス&ミューラーの役目を担ってくれるのは復讐鬼の三尉か?
異世界に来てまだ一年もたっていないんだし
軍の呼称問題は一段落ついてからでないと
現場での混乱の基と判断したんだろ。
正直タフな兵士と弾薬と整備された兵器と燃料さえあれば
名前や憲法なんてどうでも良い問題と捉えてるだろうよ
最前線の兵士は
>>603 誰のことだ?
つーか分家って厨設定許容なんだろ
読むに値するSSあるの?
敵勢力下で無駄話をしていて、今までよく捕まらなかったな盗賊の人たち。
こう萌えが続くと無性に読みたくなるな
小官短篇
あの文体の堅さがたまらん
Civ4かぁ
漏れ、難易度が下から二番目か三番目選んで、軍事勝利目指したら文化的勝利したょ。
一つ上の難易度にした途端、けちょんけちょんにやられた(>_<。)
>>586での文中において帝国軍呼ばわりされてる自衛隊
何処の馬鹿だ?自由民主主義国家wの日本を帝国呼ばわりして吹聴して回ったのは
朝日新聞……は違うか。特アが消えたら途端に手の平返すだろうし。
>614
民主主義?資本主義?なにそれ?
ニホンコク>皇帝がいるのか>ニホン帝国
なのでは。
普通に
国=王国
強い国=帝国
だと思う。それとも権威者のいない共和国の概念はあるんだろうか?
>>604 確かに姫とメイドはもったいないと思った。
裏技で何とか生きててくれないかなあ。
>>609 その最前線の兵士に使えないのがいるから一刻も早く名実共に軍隊にして気合入れたほうがいいかも。
>>612 少なくとも今語られているのは萌えと言えるのか微妙っぽい。
そういえばエースコンバットの小説が投稿されているサイトで小官の小説見かけたけど最低の評価だった。
Civ4よりも、CK&EU2&Victoria&HoI2を進める
>619
なにそのParadox漬
CKとEU2がわからない漏れが来ましたよ。
>>619殿
詳細PLZ
ググってもよくわからんサイトばかりヒットでゲームが出てこないっす 汗
>>588殿
学生時代は危うく人間やめるところでした
>>592殿
これ以上思いっきり戦ったら経済が崩壊する罠
>>598殿
なんでも海外にはCiv更正団体なるものがあるそうで
麻薬的、という表現は決して誇張ではないようですね
同務
>>603殿
自分はしなやかな筋肉を持った女性が好きなだけであります
>>607殿
汚れ仕事は現地の方にお任せするのが一番ですよ同志
>>613殿
やあ俺
って、片っ端からレスしてる俺きめぇw
さて、追加のウイスキィを買ってきたら投下しまつ
>>622 victoria
パラドックスエンターテイメントが贈る歴史ストラテジー。
プレイヤーは実在した100以上の国家の中から一つを選び、
ヴィクトリア時代〜第一次世界大戦までの帝国時代を駆け抜ける。
太陽の沈まぬ国大英帝国、いずれ世界を支配する国アメリカ、
持たざる国ドイツ第二帝国、改革と戦争、そして内乱を経て革命へと至るロシア、
そして世界最後の帝国、大日本帝国。
破滅へと突き進むパワーゲームの中、非文明国は次々と植民地化されていく。
「全ての戦争を終わらせる戦争」第一次世界大戦が終わった時あなたは何を見るのだろうか?
ck2
パラドックスエンターテイメントが贈る歴史ストラテジー
プレイヤーは(以下略
中世十字軍の時代を駆け抜ける。
エルサレム奪還、異教徒征伐、レコンキスタ。
神の名の下に流され続ける血は何をもたらすのか?
神の名等ただの建前に過ぎないのか?
またパラドックスエンターテイメント作品には珍しく個人としての王、王子、姫等が登場
愚鈍な兄に優秀な弟、他国からの姫との間に設けた息子、妾…その全てがお家騒動の原因となり、また多くの無駄な血が流される。
あなたは自らの妻子を暗殺者の毒牙にかけることもあるだろう。
ペストが猛威を振るい明日の命も知れぬ中世暗黒時代、闇を照らす文明の光はまだ遠い。
>>623閣下
サンクス
なるほど、あの気がつくと朝になる魔法のソフトHoI2の会社の製品ですか
興味は果てしなく惹かれますが、その前にCiv4を、いやいやそれ以前にHoI2大日本帝國世界征服クリアをしないと
これ以上思いっきり戦ったら経済が崩壊する罠って言っても別に名前と階級の呼称を変えるだけだから。
これまでの法的制約から開放されるのは大きく、少ないコストで潜在的な戦力増強が期待できるかと。
他に片っ端からレスしてると言うが全然片っ端ではないだけど。
>>623-624 うおおお面白そう・・・日本のゲーム屋は何をやっとるんだ。このままでは毛唐どもにいいようにされてしまうぞ。
でも俺が最近はまってるのはOblivionだし・・・洋ゲー最高。
EU2
(ry
(ry
中世暗黒時代を抜け、文明の光が世界を照らし始めた時代。
ジャンヌダルクの活躍からナポレオン戦争まで、ヨーロッパを中心とする激動の近世史を駆け抜ける。
未だ強大な遊牧民族、高度な文明を持つイスラム国家
彼らに囲まれた弱々しいヨーロッパは、しかし中央集権という大きな発見の下に胎動する。
始まる大航海時代、ルターの起こす宗教改革、そして息吹く植民地時代の芽。
蹂躙されていく新大陸の住民と、そこに起こった若きカウボーイ国家
人々は権力に対し反抗することを覚える。
始まる民主主義の動乱。そこに起こったのは反乱ではなく、革命であった。
そして民主主義を求めた革命は、その終幕に偉大な皇帝をもたらした。
うん、スレ違いの為撤退
>>617 帝国=皇帝の統治する国家。
天皇=皇帝(?)
だからでしょ。
共和国は、はっきりした概念は無くとも、貴族や武士以外が治めている国はあったはず。
日本政府の見解では「日本は立憲君主制と言っても差し支えないであろう」ということなので、
帝国扱いでも必ずしも完全に間違っているとは言えないような気がする。
あと、過去の歴史では古代に存在した民主主義国家は、
民主主義とはいえども有権者が一部政治家の扇動をうけて、
いわゆる衆愚政治になることが多々あり、
そのために時代や地域によっては「民主制」というのは
無責任・無統制・無能力で劣った政治システムと同義なものであったこともある。
F世界において「民主制」というものがどのような受け止められかたをしているのかにもよると思うが、
もしその世界で「民主制」というものに対する世間のイメージが悪いものであるのであれば、
日本は民主国家としての日本を名乗るのではなく、「大日本帝國」と名乗ったほうが
他国にナメられたり蔑視されたり馬鹿にされたりすることを防ぐためにも良いのではないかと思う。
>>630 「ローマ帝国」って文脈だと強い国や大国のことだから。
この場合は知らん。作者に聞いてくれ。
631だが、ついでに、現代の感覚から言えば植民地とか奴隷制度とかは
非文明的で悪いこと、すなわち過去の歴史の汚点であり、
それらを非合法化した現代はより発達して進化した文明であるというのが
一般的な感覚であるわけだが、逆にそれらのものが存在するF世界の常識からそのような国家を見た場合、
「え?植民地の1つも持っていないなんて、なんて弱小で貧乏な国家なんでしょう」
「奴隷がいない?では労働は誰がするんだ?だいたい労働なんて奴隷がすることだろう。
国民皆が働くなんて、まるで奴隷どもが集まって作った国みたいだなプゲラ」←社畜という言葉があるところを見ると、あながち間違ってない気がするがw
みたいな扱いを受けるかも知れない。
板荒らしに参加するなよタコ
>>633 それの全部を否定するわけじゃないが
それだけで日本を侮ってくれるような
日本にとって都合の良い馬鹿ばかりじゃないだろ?
F世界となるとその手の即物的な考えしかできない単純野郎の国が多そうだけど
ここでも分家の方でもその手の国は駆け引きも満足に出来ない馬鹿か危険な軍国主義国家扱いされてるな。
そういや昔、実話を元にしたロシアのジョークにバチカンが敬意を受けている理由が分からない政府高官が
「君、バチカンはどれだけの師団を抱えておるのだね?」と部下に聞いて
絶句されるっていうのがあるらしい。
>>637 外交の経験が少ない新興国か
軍人がいきなり政権を握っちまったとか言う状況が多いからだろ
どっちにしても社交界のマナーをわきまえずに大声で飲んだくれてる労働者の親父にたいする
視線と同じくらいの温度になるのは仕方ない
自衛隊には「交戦規定」と呼ばれる、武器の使用の具体的な判断基準がない。
軍隊は、敵を先制して攻撃することで自らの安全を保とうとする。
自衛隊を正式な軍隊にするだけでもお金を使わずにかなり戦えるようになるんじゃないか?
これまで色々な日本がファンタジー世界に飛ばされる小説を読んできた。
しかしどれもこれもどうして非常時にもかかわらず、憲法改正して日本軍にしないのか不思議だ。
現実だと安部首相が憲法改正に向けて色々動き出しているのに。
>>622 いったいどこまでウィスキィを買いに行っているのでしょうか
>>640 今頃シベリアの森の中で虎を相手に大立ち回りしている頃じゃないか?
>>639 1行目+2行目と3行目がどうつながるのかさっぱりわからないんだが
教えてくれるか?
>>637 現代でも中央アジア〜中東の遊牧民に日本の印象を聞いたら
「日本?大金持ちと聞いた。きっと平原いっぱいの羊を持った国なんだろう」
という答えが返ってきたっていう話もあるよ。
とりあえず
>>634のサンプルページを見てみた。
(サンプルページ2の)なのはさんマジ外道wwww
笑顔で言うな笑顔でwwwwww
訂正
>>355 「じゃあ、さっき襲ってきたのは、いったいなんだ?みた所、君と同じ姿をしていたようだが・・・」
「それはそうと、さっき襲ってきたのは(以下同文」
前のレスとの話がこれで繋がる。。。。
携帯からの即興駄文は疲れるわ(死
>>645 射程外からの砲撃で一撃ってのは理想だもんなぁ
西暦2020年7月15日 21:27 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 ゴルシアの街 陸上自衛隊ゴルソン方面隊ゴルシア駐屯地 中庭
銃撃が発生したのは、実に下らない理由からだった。
このとき、中庭に展開していたのは、新入り小隊の全員だった。
彼らの精神状態は最悪だった。
慣れない異世界での生活、言葉では言い表せない威圧感を持った、あるいは殺気を漲らせた先輩たち。
そして、仲間が気絶させられた。
小隊長は、全員を代表して佐藤一尉にこってりと絞られた。
そして与えられた任務、中庭警備。
所々に篝火が焚かれたそこは、実に薄気味悪い場所だった。
最初に発砲したのは、この小隊の中でも最年少の20歳の一等陸士だった。
彼は、篝火の近くで、同僚と共に周辺を警戒していた。
侵入した敵兵は四人、目的は不明。
彼の頭の中では、先ほどから一つのイメージがリピートされていた。
小銃を構えて警戒する自衛隊員。
その背後から小柄な影が近寄る。
銀色のきらめき、何かが吹き出す音、倒れる自衛官。
映画じゃないんだ、アニメじゃないんだ、こっちだって四人もいるのに、いきなりやられるわけがない。
彼は小銃を持つ手に力をこめた。
その瞬間、向こうの木立の影に、小さな影が見えた。
彼は、迷わず発砲した。
もう一組の侵入者は、小柄な、幼い姉妹だった。
彼女たちは、驚くべき事にシルフィーヌたち以外のダークエルフの生存者だった。
祖国が滅んだ時、たまたま出かけていた隊商の、最後の生き残り。
それが彼女たちの家族だった。
人間よりも遥かに長命なダークエルフだったが、それでも容赦のない弾圧の前に、一人、また一人と倒れ、次第に数は減少していた。
そんな彼女たちがここに来た理由、それは、ニホン帝国の優れた医薬品を手に入れ、病に倒れた彼女たちの母親を助けるためだった。
伝染病が発生した場合にのみ使用されるその医療技術は、知らぬ者のいない伝説となっており、それは人里から離れたダークエルフとて例外ではなかったのだ。
とはいえ、ここは人間たちが暮らす街の中心部。
この大陸の覇王となったニホン帝国軍の城である。
玄関から尋ねていって『すいません、最近体調が優れなくて』というわけにはいかない。
その為に、彼女たちは家族に黙って決死隊を結成したのだ。
医薬品があるとしたら、一体何処なのか?
てんで見当がつかなかった彼女たちは、一番近い見張りのいない入り口、厨房を目指して歩き出した。
一等陸士が発砲したのは、まさにその瞬間だった。
マズルフラッシュが中庭を照らし出し、何かが砕け散る。
「撃て撃て撃て撃てぇぇぇ!!!」
突然の発砲に混乱した三尉が叫ぶ、陸士たちは、言われるまでもなく乱射を開始した。
中庭は、たちまち賑やかになった。
弾薬庫前の三尉は、悩んでいた。
銃声からして恐らくは小隊一斉射撃。
それだけの数の敵襲があったのか?それとも怯えて乱射しているだけなのか?
分隊単位で持たされているはずの通信機は何も答えない。
恐らく、小隊長も分隊長も通信士も乱射に加わっているのだろう。
突然の銃声に驚いたのか、敵は盗聴器の可聴範囲から出てしまったらしい。
しかし、これを放置するわけにはいかない。
いかないが、既に敵の目標と思われることは判明している。
「よし、一個分隊ここに残れ、あとは来い。行くぞ」
部下たちに命じると、彼は中庭へ向かった。
既に城内は厳戒態勢であり、恐らく敵は脱出できないだろう。
ならば、目前の脅威を排除する事が先決である。
彼は、そう考えた。
西暦2020年7月15日 21:30 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 ゴルシアの街 陸上自衛隊ゴルソン方面隊ゴルシア駐屯地 中庭
「なるほど、貴様らは見えもしないいるかもわからない相手に、貴重な銃弾を浪費したというのだな?」
「も、申し訳ありません」
草木が砕かれ、あちこちに弾痕が残る中庭で、三尉は怒り狂っていた。
現場に到着した時、このひよっこ小隊は盛大に銃弾を消費していた。
三尉たちはすぐさま加勢しようとしたが、マズルフラッシュに照らし出される影に銃撃が集中するさまを見て、すぐさま射撃中止を叫んだ。
既に何度も実戦を経験している彼らには、恐怖から始まった誤認射撃である事がすぐさまわかったからである。
「いい射撃訓練だったろう。こんなに無駄遣いをしやがって」
ひよっこたちの足元に散らばる空の弾倉を睨みつけ、三尉は憎憎しげに呟いた。
普段は点けられていない屋外灯が照らし出す中庭は、静かなものだった。
「いっその事銃殺にするか?」
報告を受けた佐藤は、思わず呟いた。
ここは僻地である。
もちろん備蓄はそれなりにしてあるが、それでも浪費が許される場所ではない。
小隊一斉射撃は、それなりの備蓄を揺るがすには十分な量の弾薬を消費してしまった。
「どうしますか一尉?」
尋ねる二曹の口調も怒りに満ちている。
「侵入者も、二人は逃走したようです」
「残りの二人は?」
「現在別室にて所持品検査を行っています」
報告によると盗賊らしい二人組みは、どうやったか警戒網をすり抜け、逃走していた。
だが、ダークエルフの姉妹らしい二人は、厨房で腰を抜かしている所を警戒中の隊員によって発見され、拘束されていた。
そこへ、所持品検査を終えた陸曹が入ってくる。
「なにかまずいものを持っていたか?」
「いえ、簡単な開錠用具と短刀が一つ、あとは水筒程度しか持っていません」
宝目当ての盗賊か?
だが、絶滅危惧種といっても過言ではないダークエルフが、自衛隊の駐屯地に物取りに来るのは不自然だ。
「それで、こんな時間に入ってきた目的は聞き出せたか?」
「それが、どうも相手は我々の事を知らないようでして」
陸曹は困惑した様子で答えた。
何を聞いても『帝国兵に辱めは受けない』だの『殺したければ殺すがいい』だのとご立派な事を言うだけで、彼女たちは何も答えなかった。
シルフィーヌ率いるダークエルフがこちらの陣営にいるという話も『良く出来た法螺話だ』というだけで、信じようとしない。
挙句の果てには、陸曹たちの隙を突き、武器を奪って自殺しようとすらした。
「たまたま生き残っていた別の部族、という事か」
かつて存在したダークエルフの国、その生き残りが、まだ存在している。
喜ばしい事ではあるが、だからと言って諸手を挙げて歓迎するわけにはいかない。
それが敵対的な存在ではないという保障は何もないからである。
「よろしい、私も話を聞いてみよう。うまくすれば、この周辺の情報が何か入るかもしれんしな」
佐藤は立ち上がり、ダークエルフが捕らえられている部屋へと向かった。
西暦2020年7月15日 21:35 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 ゴルシアの街 陸上自衛隊ゴルソン方面隊ゴルシア駐屯地
「うーむ、まいったねぇこれは」
態度を変えようとしない少女たちを前に、佐藤は困り果てた声を出した。
水でも飲んで落ち着かないかい?
帝国兵の施しは受けない
そうか、じゃあお腹も別にすいていない?
帝国兵の施しは受けない
ていうか、俺たちは君たちに何かした?
自分の胸に聞いてみるんだな
会話は全く成立しなかった。
「つーか、俺たちはそもそも帝国軍とやらじゃないんだがねぇ」
困ったような笑みを浮かべて佐藤は二曹に言った。
「帝国軍、じゃない?」
ダークエルフの少女は、ようやくの事反応を示した。
「俺たちは自衛隊、正確には陸上自衛隊だ。
母国の名前は日本国、帝国主義なんかじゃもちろんないぞ、れっきとした民主主義国家だ」
「みんしゅ、しゅぎ?どうでもいいが、お前たちはグレザール帝国じゃないのか?」
「グレザール?ああ、あの話の通じない連中か。そんなんじゃない、さっきも言ったが、俺たちは日本国陸上自衛隊だ」
どうやら、辺境の地では相当に情報が錯綜しているらしい。
グレザール帝国というのは、かつてダークエルフの国を滅ぼしたという強大な大陸国家の事である。
帝政を敷き、純潔の人間による世界の統治を国是に掲げている。
その国力、軍事力は強大で、どうやら連合王国ですら彼らには抵抗できないらしい。
外務省と情報本部の収集した国際情勢によると、どうやら現在は別の異種族国家と戦争をしているらしい。
日本との関係は、一時は食料の交易を行っていたが、現在のところ国交は断絶状態にある。
その理由は、日本側の輸送艦艇に興味を覚えた先方が、技術情報を全て渡さないのであれば、今後は一切の輸出をストップすると通告してきたからである。
この世界においての絶対的なアドバンテージである科学技術を売り渡すわけもなく、外務省としてはなんとかお茶を濁す方針で逃れようとした。
だが、帝国側が最終的には戦争か隷属かを求めている事が判明すると、日本は全ての交渉を打ち切った。
「あんな野蛮な連中と一緒にしないでもらいたいな。
それで、違うとわかってくれた所でもう一度聞きたいが、君たちは何のためにここにきた?」
「そ、それは」
少女が言い出そうとすると、相方のもう一人が素早くそれを止める。
彼女たちの考えている事はつまりはこうだった。
帝国兵ではないことはわかった。
しかし、相手は人間である。
つまり、弱みを見せれば必ずつけこまれる。
隠れ家には十名程度いるとはいえ、あくまでもこちらは少数。
対する相手はどれだけいるのか検討もつかない。
万が一相手がこちらを滅ぼす気になれば、なすすべもなく殺されてしまう。
「俺たちは別に取って食おうっていうんじゃない、こんな時間にやってきた理由が、不快なものかどうかを知りたいだけだ。
言わないならば言わないで結構だが、言うまでは帰宅できないと考えてくれ。
それじゃあ今日は夜も遅い。申し訳ないが、今晩はここに泊まってもらうよ」
そういうと、佐藤は立ち上がった。
「まって」
先ほど止められた少女が、口を開いた。
佐藤は彼女の方を向いた。
年は19か、18か、いや、17か?
ダークエルフ特有の、たまらない美貌を持っている。
「話してくれる気になったかな?」
「私たちを、家に帰してください」
だが、少女が口にした内容は、佐藤の聞きたかったものではない。
「だから、ここに来た理由を教えてくれたらと言っているだろう?」
「話します」
必死に相方が止めているが、それでも少女は口を開き続けた。
「その、薬を、薬を分けて欲しいのです」
「薬?どんな薬だい?」
勤めて優しい口調を維持し、佐藤は尋ねた。
小声で、二曹に衛生を連れてくるように言う。
「母上が、私たちの母上が、凄い熱と痛みで苦しんでいるのです。
お願いです、貴方方の優れた薬を、私たちにも分けて欲しいのです」
「分けるのは、まあいいんだけどね」
佐藤の言葉に、少女は覚悟を決めた。
「今はありませんが、いくつか金や宝石もあります。
それでも足りなければ、私の、私の体も」
「いやいや、そういうんじゃない」
目に涙を溜めて一気に言う少女に、佐藤は苦笑しながら答えた。
「症状がわからないことには薬の出しようがない。
我々が持っていないような薬が必要になるかもしれない。
どうだろう?我々には医者とある程度の薬ならばある。
案内してくれれば、君の母上を救うことが出来るかもしれない」
「お、お医者様を?」
少女は驚いた。
この世界では、医者という存在は大魔術士よりも貴重な存在である。
彼らは薬草を薬に変える知識を持ち、話を聞いてどんな治療をすればいいのかを判断する能力も持っている。
神聖魔法では、怪我は治せても、病気を治せないのだ。
目の前の男は、その医者を、薬もつけて出してくれると言っている。
「何が目的なの」
相方、彼女の妹が、ボソリと呟いたとしても不思議ではない。
「目的?もちろん病人を治す事だが?」
「そうじゃない、その見返りに何が欲しいの?」
「ああ、そういう事か」
佐藤はようやく理解した顔を浮かべ、口を開いた。
「我々は、この近辺の情報が欲しい。
地形ではなく、資源や敵軍のものがね。
君たちはどうやら街には住んでいないようだが、そういった情報を耳にしているんじゃないか?」
彼女は理解した。
目の前の男たちは、下卑た理由ではなく、あくまでも現実的な利益を求めているのだ。
そして、山に隠れ住んでいるダークエルフたちには、確かにそういった情報があった。
「あったとして、欲しいのは情報だけなの?」
「他に何か我々に必要な何かを持っているのならば、協力を求めることがあるかもしれんがね。
少なくとも、今欲しいのはそれだけだ」
少女たちは黙り込んだ。
大方は損得勘定をしているのだろうが。
そんな事を思いつつ、佐藤は二人を見つめた。
相当な美貌だが、食生活はかなり劣悪なのだろう。
体つきに余裕がない。
服装も粗末なものだし、持っていた短刀も、金属疲労が目に見えている状態だそうだ。
苦労したんだろうな。
それと同時に、相手が持っていると想定される情報を予想する。
連合王国残党、あるいは盗賊団の情報か。
もしかしたら、こちらがまだ発見していない資源の情報が入るかもしれない。
なんにせよ、あったとして、という言い方をした以上、何らかの情報を持っていると考えるのが妥当だろうな。
「わかりました、母上を、救ってください」
ようやく決断したらしい少女たちに答えつつ、佐藤は予想を続けていた。
西暦2020年7月16日 13:00 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 ゴルシアの街近郊
「ひーかるーうみ、ひーかるおおぞら、ひーかーるー」
「一尉殿、一体何処に海があるんですか?」
調子よく歌っている佐藤に、二曹は容赦なく突っ込みを入れた。
現在彼らは、完全武装の一個小隊と共にダークエルフの隠れ家に向けて移動していた。
夜遅くに本国から届いた命令は、彼の現在の行動を承認していた。
「いやねぇ、随分と久しぶりに外出した気がしてね。
ここの所城の外の事は若いのにまかせっきりだったし。
いやぁ空気が美味い」
本来ならば、彼がここに出てくることはありえない。
だが、一歩間違えれば虐殺を行いかねない三尉か、昨夜大チョンボをやらかしたばかりの新入りに、こういった任務を与える事は出来なかった。
それに、佐藤自身が、たまには外出したかったのだ。
そんなわけで、彼らは今、ここにいる。
「こっちです」
誘導する姉妹の姉が手を振る。
妹の方は、既に隠れ家へと帰り、こちらの事を伝える事になっている。
「しかしなぁ、まだ65歳です、という表現には驚いたな」
「ですね、私たちよりよほど年上とは」
ダーク“エルフ”というくらいなのだから当然予測すべきだったが、彼女たちは部隊の誰よりも高齢だった。
もちろん、彼女たちの時間の尺度から考えれば、まだまだ少女に過ぎないが。
「さてさて、風邪か肺炎か、はたまた恐ろしい伝染病か、伝染病は勘弁して欲しいな」
「防護服はありませんからね」
「そろそろ到着のようです」
上官たちの無駄話を聞き流していた陸士長が報告する。
見れば、手に剣や斧を持ったダークエルフたちが、緊張した表情でこちらへ接近していた。
部下たちに発砲は控えるように命じつつ、佐藤は一同の前に歩み出た。
「日本国陸上自衛隊ゴルソン大陸方面隊ゴルシア駐屯地司令の佐藤と申します」
敬礼し、名乗る。
「早速ですが、病人を見せていただけないでしょうか?」
「あ、ああ、こっちだ。来てくれ」
礼儀正しく名乗りを上げられるのは予想外だったらしく、相手は面食らった様子で隠れ家へと一同を案内した。
ひとまずここまで
>>物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM氏
乙!!
次も期待。
>>物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM殿
投稿乙カレー
お前ら小官をどう思ってんだ?
>>666 米軍思いっきり悪役ですね。分家の米軍と大違いだ (。・x・)
〉小官
切れなきゃ優秀なSS書き。
エーコンSSの不評もアンチが一人で活動したと思われ。
うpされた当初は好評一色。
いい雰囲気のスレで今さら唐突に何を言い出すんだね
そんなに荒れた空気が懐かしいのか?
>物語は唐突に ◆XRUSzWJDKM氏
乙!!
>>669 俺はただ聞いただけなのに何カリカリしてんだお前は。
お前みたいな社会不適合者が犯罪起こすんだよタコが。
まあ、おまいらもちつけ。
>>666 そう言う形式で保存された過去スレが纏めて保存されてる所しらない?
誰か教えてエロい人
荒れる元とわかってるネタ振った無神経な自分は棚上げか
笑わせるなボケが
はいはいクマクマ。
>>672 30章までなら保管所に。
それ以降は誰か持ってる人を頼るしか。
にくちゃんねるは?
>>675 探せば多分あるとは思うが、もしかしたら欠けてるのもあるかも。
666のリンク貼った本人だけど、最初はにくちゃんねるから当該スレ探そうとするものの、
なぜかそのスレがログに無くて仕方ないから666のところから引っ張ってきた。
続き書きました。
あらすじ
異世界から戦争の援助を依頼され引き受けることになった自衛隊。
異世界に到着するも実力を示すため、早々に戦闘へと向かわざるを得なくなる。
翌日、軍の会議に参加を要請された久口は、その頑迷な軍のトップと早速向き合うことになった。
「この度の謀議は全て近衛隊主導で行われたというではないか!戦の浮沈に関わるそのような重大な出来事を
我々に任せられないとは何事か!」
紫の軍服を着た中年口ひげの男がいきりたって叫んだ。護国卿ヴァリアヌス・スピラール。数代にわたって
国軍の重職を占める名家中の名家である。
しかしその一家が永く軍を治めていることの弊害は著しく、半ば私軍と化した国軍の様を憂慮する者は多かった。
近衛隊のトップであるフワンもその一人である。
「『百戦百敗のヴァリアヌス』がまた大きな口を叩くもんだのう。先代はもっと戦略の才能があったが…あんたの
代でどれだけ領土が減った?ん?」
「何を!?」
護国卿の向かいに座る、御歳72になる内務卿エラリオ・レイエスが嫌味たっぷりに言った。軍を統べる
ヴァリアヌスに正面から意見をぶつけられる者は、重臣にもそう多くはなかった。皆、心の中で内務卿に喝采を
送った。
「異界に援軍を要請するのは王が直々に仰ったこと。護国卿といえども独断で覆してもらっては困りますな。
王に直接抗議してはいかがか?」
長テーブルの少し奥の方に座っていたフワンが畳み掛ける。
「くっ…王よ」
すがるように一番奥に座る王を見たヴァリアヌスだったが、ギラリと睨んだ王の視線に射すくめられてしまった。
「軍に充分な戦費と装備を与えてやれなかったのは私の不徳の致すところだが、それでもその中で敵を押し
返せなかった君の責任は重い。以後、口をはさむな」
「ほ、他の誰がやろうと戦況を変えられたとは思わぬ!失礼する!」
護国卿は大きく椅子を鳴らして立ち上がり退席していった。
彼が去ったのを見て少しだけ室内が和んだ雰囲気になった。王がオホン、と咳払いをして久口の方に視線を
向けた。
「まあ、そんな訳だが、やはり異界の軍がどれだけできるのか不安に思っている者がいることも事実でな…。
小隊で来たのは知っているが、事情を汲んで一仕事頼まれてもらえんかな」
久口は頷いて答えた。
「こちらとしても実戦の資料、経験を少しでも集めておかないとあとで困りますから。喜んでお引き受けしましょう」
再び久口と王はがっちりと握手した。
深い森の谷間、細い小川のほとりに住まう魔法の竜。それを退治を命じられた久口ら先遣隊は部隊と助力は
できないが助言はできる、とついてきたフワンの近衛魔道師隊数名に先導されて森が開け川のせせらぎが
かすかに聞こえてくる場所を進んでいた。
話によると森の近くに住む住民が最近現れたファイアドラゴンに相次いで襲われ、死亡した者もいるという。
本来ドラゴンは知性が高く、滅多に人など襲ったりはしないはずなので皆、当惑していたのだが、そのままに
しておくわけにもいかず討伐隊を出そうとしたところに、運悪くと言うべきか、彼らの部隊が到着してしまったのだった。
「大きくて、堅く、とにかく強いです。空も飛べます。私はドラゴンと戦ったことはありませんが、腕利きの魔道師
が何人もかかってようやく倒せるような強大な生き物だと聞いております。数百人の軍隊がたった一頭の
ドラゴンに全滅させられたという話も…」
魔道師の一人が簡潔にドラゴンの特徴を述べた。先程までは未知の乗り物トラックの挙動にいちいち、
おっかなびっくりという感じだったが、乗り心地にようやく慣れたようで
彼は敵の特徴を話し始めた。
「普通の剣では歯が立ちませんねぇ、斬馬刀なら何とか…まあ剣を使う距離まで近付けないんで、難しいんですが。
ただ皆さんの使う武器は剣じゃないみたいですね」
「金属の弾を当てるんですよ」
隊員の一人が小銃を目の前に突き出して見せた。
「弾を当てる…?弾弓のようなものですかね。矢も強力な弩でないと刺さらないくらい堅いんですよ」
「ま、論より証拠。やるだけやってみましょうか」
ファイアドラゴンは空を飛び火を吹き、火炎系の魔法も使いこなすということだった。下手をすると山火事に
なるかもしれない、注意するようにとも念を押された。魔道師隊もある意味消火のために同行しているような
ものだ。
道幅が徐々に狭くなり、ついにトラックが通れるほどの広さもなくなった。ここからは徒歩で川のほとりまで
行かなければならない。
「もう近いです。魔力がビンビンに伝わってきます…」
隊列の後ろに隠れた魔道師の一人が呟いた。
「わかるのか?動いてるのかどうか教えてくれ」
久口はドラゴンの魔力におびえている魔道師に聞いた。
「あまり近づきたくないんですが…」
「舞台が森林だからいいんだ。巨体のドラゴンは木の密集地帯に入ってこれないだろう。休んでいるようなら
奇襲する」
音を出さないように、そろそろと小川へ近づく。やがて隊員の一人が目標を発見した。
「ドラゴン発見」
体表が緑色のアニメや漫画から出てきたようなグロテスクな怪獣が、川の横で身を横たえていた。腹が
緩やかに動いているので、おそらく寝ているのだろう。背には巨大な翼が生え、体は象よりも一、二回りも大きい
ように見えた。これではさすがに矢が刺さってもとげみたいなものだろう。魔道師が恐れるのも無理はないと思われた。
久口は一旦部隊を止めて、静かに無線で言った。
「散開して一斉射撃する。各自木の陰に隠れて合図を待て。携SAM班は空の見通しのいい場所で待機。
決して相手の射程に入らないように、距離を保って撃つんだ」
彼は随伴してきた魔道師たちに安全な所で待機しているように言った。
「魔法のない異界で磨かれた戦闘の姿を見るといい」
言い残すと、彼も配置に付いた。数十メートル離れた位置から小銃の狙いを定める。的が大きいのではずす
事はないだろう。
「撃てぇっ!!」
合図とともに乾いた銃声が連続して森の中にこだまする。ボツッボツッとドラゴンの体に無数の小さな穴があく。
「よし、銃弾は通るな!」
ドラゴンは森が震え上がるほどの咆哮をあげ、森林に炎を放った。数本の木と雑草があっという間に焼き尽くされる。
しかし隊の位置ははるかに遠い。射撃は続く。
ドラゴンも敵が茂みに潜んで撃ってきていることに気付いたようだった。炎で木を消し飛ばしながら林のなかに
踏み込んできた。同時に魔法で作った大量の火球を木の隙間に通して反撃を開始した。
「低い体勢を保ったまま、射撃を続けろ!根比べだ!」
あちらこちらに火が燃え移ったが、射撃は続いた。ドラゴンの巨体が次第に血の赤で染まってくる。血が焦げる
匂いがあたりに充満し始めた。しかし小銃程度の豆鉄砲では特段、きいたような様子は見られなかった。
皮を切ったようなものなのだろう。
数十メートルほどドラゴンが陸地に入り込んだところで、携SAM班から連絡が入った。
「見通しが良くなってきました。狙いますか?」
「まだ木がある。飛ぶまで待て。逃げるか上から火をばら撒くかするために、いつか飛ぶはずだ。はずすなよ」
ドラゴンが進むにつれて部隊もじりじりと後退しながら応戦し、持久戦の様相を呈してきた。戦況が変わったのは、
魔道師たちがおろおろしながら周囲に散った火を冷気系の魔法で消し始めたときだった。ドラゴンがその魔力の
動きを察知したのだ。
不意にばさりと大きな翼をはためかせ、高く飛び上がった。そのまま森の深くへ入り込み魔道師たちに火球の
狙いをつけようとした。その時、
「携SAM発射!」
ドラゴンの背後から高速で飛んでくる物体。ドラゴンも気付いたらしく、尾で払おうとした。が、矢とは違う。
弾き飛ばしたはずのミサイルはそのまま尾部で炸裂し、続いて2発目が胴部で炸裂する。大量の肉片を
飛び散らして、ドラゴンは樹木をなぎ倒し地上へ落ちた。
落下したドラゴンにはもはや反撃する力は残っていなかった。下半身の大部分ははじけ飛び、内蔵がところどころ
はみ出して湯気を立てていた。苦しそうにうめいているが、次第に息も弱くなり、やがて絶命するのだろう。
もげた後ろ足を見て、魔道師たちが叫んだ。
「これは狂戦士の輪!何故こんなものがドラゴンに…これの影響で理性を無くし見境なく住民を襲っていたのか…」
ドラゴンの脚に呪文と魔法の文様が施された金属製の輪が付けられていた。これを付けた者は理性を一切
なくし、周りの生き物を殺し続けるという忌まわしい魔法具だ。
うめいていたドラゴンが人の言葉をしゃべり始めた。
「……人間をたくさん殺してしまったな…すまなかった…掃討されるのは当然だ…」
彼はだるそうに首を動かし、見たことのない格好をした兵士達を見回した。
「しかし全力で戦った私をただの一兵も失うことなく倒すとは、それにこの、見たこともない武器…何者だ君らは」
翻訳の指輪を持つ久口が言った。
「異界の日本という国の軍だ」
「異界…時折こちらに迷い人が来るな。噂に聞いたことがある…自らの世界を滅ぼす力を持つ軍のある国が
割拠している世界と…強くて当然か…」
言い終わると彼はそのまま目を閉じた。それきり二度と動くことはなかった。
帰りのトラックの中では、魔道師たちが火傷を負った隊員に治癒魔法を施しつつ、来る時とはうって変わって
元気に質問を投げかけてきた。
「素晴らしい強さ、感服いたしました!それにしてもファイアドラゴンには火は効かないはずなのに、あの爆発
する飛び道具は一体どうやって?」
「熱で焼いてる訳じゃないからなぁ…まあ帰ってから詳しく…」
「やはりフワン殿の考えは正しかった!あのザコ護国卿に国防を任せておいてはいつ国が滅亡するか、
わかったものではありませんからな!」
はしゃぐ魔道師たちと苦笑いする隊員を乗せて車列は王都へと帰っていった。
北の大国ボレアリアの南方、国境を接するフォリシアという国は10年間、かの国と戦い続けていた。かの国と
の戦闘を優勢に進めていった結果、他の国も参戦し、ますます優勢に拍車がかかっていったのである。
10年の間に削り取っていった領地は相当な面積にのぼり、もはや相手の首都を陥落させるのも時間の問題か、
と住民や国、軍の幹部に至るまで戦勝の熱気に浮かされていた。
その首都ジェルークスの郊外。日もすっかり地平線に落ち、空が濃紺から黒へ変わろうとする頃、森林を
切り開いた高級住宅地の一つに国の英雄が今、帰宅するところだった。短く刈った坊主頭に彫りの深い
目鼻立ち、長身のカルダー・オベア上級将軍といえば、数々の戦功を打ち立て一兵卒から軍幹部まで
あっという間に成り上がった立身伝中の人物として知られていた。街でも彼の話が街角から尽きることはない。
その彼が戦の最中、一時の休暇をもらって大事な妻と息子のいる我が家へ帰ってきたのだった。
「ただいま」
かちゃりとドアを開けると恋しい声を聞きつけて彼の息子が駆け飛んできた。
「お父さん!今回もまたすごい活躍だったんでしょ!?話聞かせてよ!」
「お母さんを困らせてなかったか?お父さん、あまり家にいられないんだから、ちゃんということ聞かないと
駄目だぞ」
「わかってるよう」
ぐしゃぐしゃと子供の頭を撫でていると、廊下の影から妻が顔を出した。
「おかえりなさい。今回はいつまで居られるの?」
「三日だな。短くてすまん」
「いえ、大事な仕事ですから…怪我しないで帰ってきてくれればそれで…」
「本音を言えば怪我するような前線に行けなくなって寂しいんだがね」
彼がニヤリと笑って見せると、妻は呆れたようにため息をついた。
一家団欒の食事を取り、子供と遊んで一通り落ち着いた夜更け、オベア将軍は唐突に口を開いた。
「ハルカ、すこしまずいことが起きた」
暖炉に近い椅子でリンゴの皮をむいていた妻は訝しげに顔を向けた。
「ボレアリアが異界のニホンという国の軍を召還したと…どうやら君の国のようだ」
「日本が!?そんなまさか!」
彼女は勢いよく立ち上がり長い黒髪を振り乱して夫に詰め寄った。夫は優しく制して続けた。
「まだ確かな情報ではないが…斥候が異界の軍を確かに見たと。緑と黒のまだら模様の服に先に穴の開いた
鉄の棒を持っていた、馬もいないのに車が勝手に走っていた、と」
予備知識のある妻はそれが迷彩服、銃、自動車であることをすぐに理解した。ショックでテーブルに倒れ
かかった妻を慌てて彼は支えた。
「誤報ならいいが…いずれ戦闘が始まれば、このことはすぐ民衆にも知れるだろう。いきり立った民衆が何か
危害を加えないとも限らない。充分に気をつけてくれ」
「捨てたはずのあの国が…今頃になってこんな形で……」
彼は茫然自失の妻を椅子に座らせ、後ろから肩を抱いた。
「ハルカがこっちに迷い込んできたのはもう10年前か。もう帰らないと駄々をこねて結局俺んちに居座った
んだっけなぁ。あの頃は俺も階級低くて貧乏で…異界の妖精に取り憑かれたと言われたときは笑ったなぁ」
「……笑えませんっ」
小声でぼそりと呟いた妻に再びニヤリと笑みを浮かべると、子供にやるように髪を撫でて言った。
「俺は今更何も聞かないし、何も疑いやしない。ただ、もし異界の軍に負け始めたら他人はそうはいかないだろう。
うちにいてやれないのが心配でな…」
妻は夫の手を取って言った。
「こちらに骨を埋めると決めた時から覚悟はできてます。白い目で見られるのはもう慣れましたから…」
「本当に苦労をかける……」
いずれこの地も自衛隊が蹂躙することになるのだが、この時の二人はそんなことは知る由もなかった。
今回はここまでで。
話し広がっちゃってまとめ切れるかわかりませんが、がんがります。
次回は本隊到着…のはず。
◆Pphe73DZjs氏、投下乙であります。続き期待してます。
投下乙!また投下祭りがおこるとええのう。
物語氏、前スレ685氏投下乙。
>>物語氏、投下乙
>グレザール帝国
よし、ゲリラじゃなく組織としての粉砕対象が見つかったw
今度の最大の敵は広大な土地そのものだ!w
>>前スレ685氏、投下乙
現代日本人が帰化した者が少数とはいえ、いるという事ですか
自衛隊が迷い込んで来たのではなく、バックアップ付で乗り込んできたと
知ることができたら、その時点でF世界国家の崩壊に結びつくと思い浮かびそうですが
女性じゃあしょうがないか
男性で国の重職についている元日本国民がいたら
話は大きく変わってきそうですけどね
前スレ685氏、もう3回目で続き物ですし、題名なんか決めといてくださいな。気の向いたときにでも。
<こちらイブニングライナー01!本部応答せよ!!>
パイロットが必死に叫ぶ。
しかし、無線機からは空電以外の何も帰ってこない。
何もかもから通信が途絶えたのが五分前。
燃料も弾薬も全てが十分にある。
だが、それは何の気休めにもならなかった。
<おい!後ろからついてくるぞ!発砲許可は!?>
ガンナーから明らかに狼狽した声が入る。
レーダーには先ほどからしつこく追尾してくる敵機の反応がある。
「なんなんだありゃあ!!」
パイロットは罵りの声を挙げた。
次の瞬間、レーダー上の反応は加速を開始した。
<どうする!>
<やるぞ!>
素早く決断した二人は、機体を分担して操作した。
一人は火器管制を蘇らせた。
全ての火器が待機状態になる。
続けて機体が空を向く。
速度計が見る見るうちに回り、何かが彼らを追い越す。
透き通った羽、巨大な眼球、細長い胴体。
それは、どう見てもトンボだった。
<撃つぞ!一緒に始末書書けよ!>
機関砲が滑らかに動く。
飛び越した相手を思考する。
安全装置解除、目標は前方。
発砲。
機体に振動が生じ、機関砲弾の発射が体感できる。
綺麗な光が前方へと放り出される。
<なんだぁ!畜生逃げやがった!!>
レーダーは敵機が見事な回避機動を描いた事を知らせていた。
曳光弾の軌跡がガンナーの必死の努力を伝えるが、レーダーはそれが無駄な射撃である事を知らせている。
「なんなんだありゃあ」
<おい!AAM使うぞ!>
「しょうがねえ、やるぞ」
相手はこっちに向かってきている。
ヘッドオンで勝負かよ、上等だ。
陸上自衛隊最新鋭戦闘ヘリコプターと、異世界の同名のトンボは、互いに正面を向き合った。
「しかし、魂消たな」
<ロケットランチャー装備のトンボかよ>
勝負は、彼らの勝ちだった。
あくまでも偏差射撃に過ぎない相手とは違い、空対空誘導弾を使用した彼らは、発射するなり急旋回を実施。
機体側面を通過するロケット弾に肝を冷やしつつ、レーダーが知らせた敵機の撃墜に安堵していた。
<それで、通信は?>
「だめだな、相変わらずだ」
周囲は相変わらずの闇だった。
星明りと月が知らせるところによると、見渡す限りの野原のようだ。
「糞、天測しようにも、ここは地球じゃないか」
パイロットは罵りの声を漏らした。
異世界に慣れていた彼らにとっては忌々しい事に、ここは地球と思われる惑星だった。
もちろん、ロケットランチャーを装備した小型機サイズのトンボがいる事から、地球ではない事はわかっている。
<なんか暗くなってないか?>
「曇ってきたんじゃ・・・」
相方に答えつつ、パイロットは上を見た。
そして、声を失った。
「じょうだん、だろ」
彼らの頭上に、巨大なマンタがいた。
以上、UH-1・UH-60・AH-1
と言う世にも奇妙な三機編隊を見た記念投下
乙です
始め何の事かわからなかったw
過去ログ読むとやっぱり小官のSSが一番読み応えがあるな。
今投下している職人には悪いがレベルがまるで違う。
>>697 小官がいないとスレが盛り上がらないよ。
早く戻ってきてほしいな。
小管の湧かなくなったスレにいつまで
未練がましく居ついてるんだ?
>>699 いいじゃん。小官のファンで何が悪いの?
702 :
小官信者:2006/10/01(日) 18:06:10 ID:???
仕切ってんじゃねーよ。何様のつもりだ?
あんたもな。
小官をNGワードに指定するだけで今日から君も快適なネットライフ!
自治スレも小官氏を支持していますよ
小官なら某板にいたな
はいはいクマクマ
ここ、ID表示かふしあな進行にしたいくらいだよな
>>705さん
そうですね、あなたの仰るとおりですよ。
かつてのF自スレのように、小官殿など多くのSS作家殿が群雄割拠していた状態にしたいですね。
ところであなたの仰るとおりだと、自治スレの皆さんはSSも書いていた小官殿を支持しているという事ですが、
つまりこれは軍事板代表らしい自治スレに置いてSSを扱うこのスレが支持されているという事になりますよね?
>>707 まずはあなたからどうぞ。
>>708 しかし学園島スレ住人はここを敵視して荒らしたりしていましたよね。
>>708さん
そうなんですか?
私はここ一年ほどからここに参加したのでよくわかりません
荒らし行為は困ったものですね
あなたはそういう事をする人間をどう思いますか?
>>709さん
>>711さん
ですよね、私もあなたの考えに心から同意します
わざわざ貴重な時間を使ってまでそんな非生産的な事をするなんてと思います
ちなみに、あなたは小官殿のSSだと短編も含めてどれが一番良かったと思いますか?
>>713さん
74式?
すいません、何代目のスレにあったものか教えていただけないでしょうか?
ああ、会話に乱入してしまって申し訳ありません
>>712さん
今すぐ教本に載せたくなるほどに見事な擬装が施された隠れ家の中は、意外なほどに綺麗だった。
隠れ家というと、散らばった酒瓶、疲れ果てた男たち、そして薄汚い室内といったイメージがあるんだが。
診察を行っている医官を横目で見つつ、佐藤は周囲を見回した。
隠れ家というより、別荘といった表現が正しいな。
良く整理された室内、栄養状態に余裕はなさそうだが、健康そうな男性たち。
それとも、俺の認識が偏っているのか?
「うーん」
診察を終えたらしい医官がこちらを見る。
「どうだ?」
「破傷風ですね」
「まずいのか?」
「なんとも言えません。
軽度の症状に加えて、傷口が酷く化膿しています。
痛みと発熱はこれが原因ですね。
手持ちの機材と医薬品で対処は出来ますが、完治できるかと言われると難しいです」
「そうか、気道切開は?」
「酷くなれば必要になります」
破傷風、それは誰もが感染の可能性がある病気である。
世界中の土壌に菌は存在しており、怪我から感染する。
口が開けにくい、首筋が張る、寝汗をかくといった症状が見られ、次第に症状が増し、呼吸困難、歩行困難に至る。
治療をしないと全身にけいれんがおこり、最終的に窒息などで死に至る可能性がある。
初期状態ならば簡単な外科手術と投薬で完治するが、重症になると非常に厄介な病気である。
ICUを備えた本格的な医療設備など、第三基地まで戻らないと存在しない。
ヘリや車で輸送すればなんとかならないこともないが、現地民のためにそこまでの便宜供与は認められない。
火をつけ、物を凍らせ、烈風を起こし、不死者を浄化する魔法も、病気だけはどうにもならないらしい。
「怪我は治るのに病気は治せないというのは、便利なんだか不便なんだかわからんな」
「あの」
腕を組んでわかったような事を言う佐藤に、姉妹が声をかけた。
「母上は、母上は大丈夫なのでしょうか」
「気休めはやめて下さいね」
小声で医官はそう言うと、部下たちの所へと歩いていった。
どうしろっていうんだよ。
厄介な事を言ってくれる。
「必ず治すという確約は出来ませんな。
ですが、皆さんが我々に協力してくれるというのならば、治るかもしれません」
「何を、しろと言うのだ」
一同の代表らしい男が、険しい表情で口を開いた。
「実に簡単なことですよ。
我々は百年以上の長きに渡って練り上げられた医療技術を持っています。
貴方方から見ると妙な事をしている様に見えるかもしれませんが、邪魔をせずに協力していただきたいのです」
「それだけか」
「それだけ、と言いますと?」
「だから、金とか女とか、そういうのは」
「そういうのちょっとねぇ、出来ればこの周辺の情報とかを欲しいんですが」
「情報?」
佐藤の回答は、男にとっては予想外だったらしい。
「そりゃあまあ、私も健康な男なので、女も金も欲しいですけどね。
我々に必要なのはそれよりも情報なんですよ。
資源だったり存在しているかもしれない敵軍のものですね。
そういったものは、皆さんにはないのですか?」
「あ、いや、あったとして、それだけでいいのか?」
「構いませんよ」
佐藤はそう答え、部下たちに直ちに治療を開始するように命じた。
場合によっては手足を吹き飛ばされた負傷者を助けなければいけないだけあり、彼らの行動は非常に素早い。
機材を展開し、医薬品を確認する。
「それでは始めます。関係がない人は退出してください」
「よーしお前ら、周辺の探索にかかれ、皆さんも申し訳ありませんが退出をお願いしますよ」
「佐藤一尉」
「ん?」
「あなたもですよ」
「お、おう」
かくして、一同は屋外へと追い出された。
西暦2020年7月16日 13:00 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 ダークエルフの隠れ家
「なかなかに快適そうな環境だな」
建物の周辺には、隠蔽された井戸やそれなりに作物が取れそうな畑などがあった。
「彼らが今まで生き残ってこれたのもわかりますね」
感心した様子で二曹が言う。
「うむ、これだけの拠点を周辺住民にばれないように維持していたとは。
しかも、一日二日じゃないぞ」
「はい、大したものです」
周辺を偵察している部隊からは、特に何の報告も入らない。
城に残してきた部隊からも同様である。
「平和が一番だな」
「そうですねぇ」
ほのぼのとしている佐藤たちの隣では、心配そうな表情を浮かべたダークエルフたちが、小声で何かを相談している。
頼むから、いきなり気が変わったりするのは勘弁してくれよ。
横目で見つつ、佐藤は内心で思った。
いわゆるライトノベルと呼ばれるものを好んでいるらしい二曹によると、医療行為はそれを知らない異世界住人に誤解を招く恐れがあるらしい。
動けないケガ人に接吻しているように見える人工呼吸。
あるいは死者を強姦している様に見える心臓マッサージ。
セクハラにしか見えない触診。
よくわからない薬を飲ませる投薬。
拷問に見える注射。
だからこそ、十分な同意を貰った上での治療実施が好ましい。
二曹は、佐藤にそう進言していた。
「我々も周囲を見回ってくる」
じっとしているのが落ち着かないらしいダークエルフたちは、佐藤にそう申し出た。
「申し訳ありませんが、周辺は部下たちが探索中です。
万が一にでも貴方方に攻撃を加えてしまっては申し訳ない。
今は、我慢してください」
「我らが黙ってやられるような者だと思われては困る」
「お互いにやりあってしまってはもっと困るんですよ」
「・・・わかった」
なんとか彼らを押し留め、佐藤はため息を漏らした。
今も治療が行われているであろう建物を見る。
「治ってくれるといいんだがな」
「今は、医官殿を信じるしかありませんね」
二人の心配は、手袋を外しつつ退出してきた医官の表情によって解決された。
「可能に関しては継続的な治療で大丈夫でしょう」
「破傷風は?」
「投薬の効果がなければ難しいでしょう。
さすがにここで気道切開はやりたくないですから。なんにせよ、今日出来るところはここまでです。
ドタバタしないのならば入って結構ですよ」
その言葉を待っていたダークエルフたちは、流星のような素早さで建物へと入っていった。
ひとまずここまで
乙です
投下乙です。
ところで関係ない短編等と区別するためにタイトル付けてくれませんか?
タイトルっすか
ちと考えて見ます
>>726 もしまだ付ける段階でないと判断したのなら、せめて「短編」「外伝」等本編以外の投下に
ちょこっと書き加えるだけでもお願いします。
いや、最初「なんでDエルフとの遭遇からトンボとの戦闘に飛んでるの?」と混乱しまして。
了解です
ひとまず短編は短編と名乗って投下します
物語氏 投下おつ
漏れも一瞬混乱したよ(w
トンボと戦闘ヘリの戦いは、繋がりがあるのだろうかと(笑
小官SSで好きなのは
最後の龍に捧げる砲声
だな
74式。あのナナシの奴だな。
意志を持って魔法少女とドンパチする短篇。
2レス分しか無いが小官節炸裂してる。
259 名前: 小官 ◆qG4oodN0QY [sage] 投稿日: 05/01/07 16:22:15 ID:???
「暴走…? 違う…。 これは…魂の…咆哮…? 『死なせない…?』 何故…? 貴方は戦うために…生まれてきたのに…? 」
何処か夢見るが如く、焦点の合わぬ瞳が74式戦車を見詰めている。乗員の意思に反して、爆走し、後退し続ける戦車。
74式は土煙を巻き上げ、縦横無尽に着弾する『魔導弾』を回避して行く。履帯の耐久限界を試す様な、その機動の原動力は…?
どうやらあの『機械』は『命』を持ったらしい。『魔導』の遣い手は首を傾げながらも、魔導を放つその手を弛めなかった。
「停まれ74(ナナシ)! 俺達は行くんだ! 仲間を見捨てて…逃げられるか! 」
「74ぃ! 馬鹿! 誰が逃げてくれって頼んだよォ! これじゃあ狙えネェだろうが! 」
「云う事聞けよ! おい! 停まれって! なあ! お前を動かしてるのは俺だぞ! 」
「糞ッ! 装填出来ません! 74! 停まれよぉ…これじゃあ…あんまりだよっ…」
乗員達が涙ながらに叫ぶも、停まらない。操縦手の意思に反し、戦車は後退し続ける。乗員の4名は舌を噛みそうに為りつつも、
5人目の仲間、『74式』にそれぞれ、訴え続けていた。戦いたいのに、乗員の意に反して『ただ逃げ続けるだけ』の戦車に向かって。
皆、死んで逝った。生きながら焼かれて逝った者、凍り付いた者、感電した者…しかし、彼らは『戦って死んで逝った』のだ。
『生きてこそ、次に生かせるんだよ、若僧ども! 死に急ぐな! お前等を、この俺が死なせはせん! 』
乗員はそれぞれ、確かに聞いた。低い濁声だが、厳しい中にも優しさを感じさせる、『男』の声を。『魔導』の遣い手の紅唇が綻ぶ。
三日月形の、『嘲笑』の形へと。追う者と追われる者。穢れ無き少女と、戦闘経験無き『鋼鉄の軍馬』。戦車の乗員は…誰も知らない。
彼らが戦車に『74(ななし)』と名付ける以前から、戦車が『意志』を持っていた事を。幾多の若者達が、彼の中を通り過ぎて逝った事を…。
260 名前: 小官 ◆qG4oodN0QY [sage] 投稿日: 05/01/07 16:29:30 ID:???
『若僧! よく聞け! 貴様等は死の意味を履き違えている! 美しい死など無いッ! 有るのは無だ! 無のみ!
貴様等はこの俺とは違い、何かを産み出す事が出来る! 破壊以外の何かをッ! だから…生きろ! 何かを…』
超信地旋回。74は、それぞれの履帯を逆方向へ機動させ、その場で急停止かつ急旋回する。魔導弾が砲身を掠め、
大地に着弾する。未だ砲身は無傷だ。塗装も剥げ、装甲も細かい傷だらけだ。数々の『お色直し』を経た『お肌』の歴史が
よく解る。…女がまた笑った。花の咲くが如くに。女好き揃いの乗員達がそれを見る事が出来ぬのは不幸だった。
『無駄な事をだと? 無駄では無いさ! 俺が斃れようとも、こいつ等はきっと戦う! こいつ等さえ無事なら、次が有る!
そいつがお前らとの大きな違いさ! お前らや俺は使い捨てかも知れん! だが、こいつ等は…己の意志で戦うんだ!
俺やお前らの様に戦う事を義務付けられた存在では無い! だから…人間は素晴しいッ! だから俺はこいつ等を守る!』
女の柳眉が逆立った。人間では無い者と、人間に為りたかった兵器。…当の人間達を置き去りにしたまま、戦闘は続く。
戦車達の機動性能、不整地走行能力が幾ら高いと行っても、NOE、ナップ・オン・ジ・アース、地表から数メートルの高さを
保持して飛び回る魔導生物・魔導の使い手の機動力には及びも附かない。いまや戦車大隊は壊滅状態に達していた。
そんな中、一機、いや、ただ一騎、気を吐き続ける戦車がこの『ナナシ』だった。
『俺は生きる! 生きて、こいつ等を送り届ける! 明日の為に! 戦い続けるために! それが俺の存在理由! 』
これは俺を含む名無しの住人さんへの小官の叫びに聞こえるのは俺だけでいい。
小官が
俺みたいになるな
と言ってるように聞こえたのは俺だけ。
>>732さん
ありがとうございます!
小官殿の作品は何と言っても硬さがたまりませんね
竜騎士だったスマソ
名前: 小官 ◆qG4oodN0QY [sage] 投稿日: 2005/07/30(土) 12:50:48 ID:???
最後の竜騎士に捧げる砲声(うた)
「えげつ無い事するもんだねえ、上の方もなぁ…」
大平原で、陸上自衛隊、第一高射大隊本部管理中隊のレーダー班員は
左右に振れるデカいアンテナ部を見ながら慨嘆した。索敵のためでは無い。
電磁波発振源としての、火砲と並ぶ『攻撃兵器』としての運用だった。
「それに従う俺達も相当なモンだがね」
年嵩の班員が応えた。自衛隊歴は長そうだ。何せテッパチの顎紐を外しっ
放しでも、周りの隊員は文句一つ言わない。尉官は口をモゴモゴさせている
のだが、彼の睨み一つで黙ってしまう。彼の機嫌を損なえば、レーダー班は
尉官の命令には何一つ反応しなくなってしまうのだ。
「命令には絶対服従が、俺達自衛隊員だろうが? 」
その彼に気安くこうも話しかけられるのは、『同期入隊』と云う絆を持つ者だけ
に限られる、この男だけだった。…ある意味、自衛官らしいとも言える、何故か
浮世離れした、詩人の様な感性を持つ人間だった。だからこの『異世界』にも、
理解を示す事が出来る。
「それは、ただの逃げだよ。…根源的な良心からのな…」
673 名前: 小官 ◆qG4oodN0QY [sage] 投稿日: 2005/07/30(土) 13:42:10 ID:???
まだ若いレーダー班員が、コンテナ状の機材モニター室より慌てて転がり出てくる。
「敵襲! 目標は大型! ドラゴンライダー! …一騎のみ! 3中陣地に三秒で来ます! 」
年嵩の男は舌打ちをした。班員が弛んでいる証拠だと思ったのだ。大方居眠りでもしていたのか、
と、その顰められた眉の間が雄弁に語っていた。舌打ちが漏れるのを、隣に居た男は聞いた。
「仕方無いさ。相手はNOE(ナップ・オン・ジ・アース:低空飛行)を5pでやれる奴等だ。しかし…」
何故、姿を表わしたのだ? 男はいぶかしげに思った。これまでの彼らの経験則から、竜騎士は
索敵にしか運用されなくなって来た筈だった。明らかにこの速度は…竜のブレスを意図した速度だった。
二輪車の爆音が響く。伝令だ。レコンだけの装備だったが、この世界の広大さから、中隊に2台は常備
となったシロモノだった。オフロード用の市販品をOD色に塗り、寝かせた時に脚を挟まないだけの部品を
取り付けた程度の改造しかして居ない。どうせ飛んでくるのは弓矢か魔導弾だ。
「伝令! 小隊長に…あ、意味無いな…小隊陸曹に伝令! 」
「ああ、俺だ。どうした小林、何か有ったか? 」
年嵩の男が応えると同時に、第3中隊の陣地の方角から砲声が響く。砲撃は禁止されている筈だった。
「第三中隊長より伝令! 敵名乗りを聞く! 内容は我最後の竜騎士アン・ ヴァイオラと竜ベルガ!
貴隊に最後の戦闘を望む! 戦える竜騎士は最早我等一組のみと! 我が隊は応戦す! 以上! 」
続いて第一中隊の近SAMが、第二中隊の短SAMが次々と発射されて行く。近SAMは兎も角、短SAMは
命中する確率などドラゴンブレス後では妖しいものだった。それでも、発射した彼ら、No中隊の心境が、
感受性の強すぎる彼には、痛いほど理解出来た。
「戦士には戦士の遣り方が有る、か…。古い浪漫だと哂われようとも…俺達は…戦士なんだよな…? 」
巨大な竜が、レーダー班の展開する陣地をフライパスして行く。満身創痍の竜の目が、満足げに笑っている
かの様に、男には一瞬、見えた。男は肩から下げていた64式小銃を降ろし、立射で居銃し、発砲した。
年嵩の男も、伝令隊員も、小銃を手に取り、発砲を開始した。モニター室より出てきた他のレーダー班員も、
置かれていた銃を手に取り、それに倣う。
「なんで撃つんだ?! 命令を無視するツモリか! 」
レーダー小隊長が怒鳴るが、居並ぶ人間からは無情にも無視される。それでも喚く小隊長の水月を、年嵩の
男が鉄製の銃尾板で容赦無く突く。小隊長の呼吸が止まり、その場で蹲る。男がその前に立ち、静かに言った。
「命令じゃ無い。これは歌さ。最後の竜騎士に捧げる……砲声(うた)だ」
ドラゴンライダーが、力の限りに剣を持った手を振るっていた。 戦えた喜びを示すかのように。 end
こんな風に、スケベや下手な萌えや虐殺を書かなきゃまともなんだがな小官のSS。
松本零次の戦記ものみたいな世界だな
また来たよ……。
小官ってただ自分に酔いしれているだけの痛いナルシストじゃないか?
この人のせいでどれだけこのスレが滅茶苦茶にされたか。
またアンチと信奉者とで荒れるんだろうなあ……。
本人がいないだけましか。
小官もSS書くだけなら文句はないんだが、
機嫌損ねたら、キチガイじみたスレ荒らしをひたすら続けるからなあ
>>742 正常化の間違いだろ? 軍板にとっての
>>743 全面的に賛成。小官の無差別爆撃はドレスデン爆撃に通ずるものがあるな
>ドレスデン爆撃に通ずるものがあるな
別に全然萌え方向に走ったわけでもなく
雑談から脱線が延々続いたわけでもないのに
小官がしゃしゃり出てスレを荒れさせる余計なことを
した事は何度もあったしねえ。
機嫌損ねなくても突然勝手に切れだすからあの人。
あと短編SSだと異様に暑苦しい上に悲壮な場面が押し付けがましくて
辟易する人も多いけどね。
もっと長編書けばいいのに、クライマックス部分だけ切り取ったような
まるで調味料しか食膳に出ない如き短編SSばかり投下されても…。
>>732>>733 でもなんだかんだ言ってSSの文体や表現はラノベ的なんだよね。
感嘆符と「…」多用しすぎだし。 倒置法もやや多い。
ゆえに過剰に濃い味になるので好き嫌いが分かれるという。
確かに作風は好き嫌いは分かれますね。
ま、作家それぞれに作風はあるわけでして。
ちなみに漏れは好き。
おりゃー苦手だわ。
胡椒大好きな人にはいいんだろうが、俺には胡椒に漬けたラーメンに見える。
だからイチイチ相手にすんなっつーの鳥頭め
西暦2020年7月19日 12:00 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 ダークエルフの隠れ家
「しかし、君の言ってくれた事は大いに役立ったよ」
病人を動かすわけにもいかないために、佐藤たちはここに展開していた。
一時的なもののため、簡単な陣地と天幕程度しかない。
そのため、本日のメニューは戦闘糧食と塩素臭い水だけだった。
「この世界の知識、ですか?」
塩素臭い水を不味そうに飲みつつ二曹が尋ねる。
「ああ、医者が治療を行うといえばそれで済むだろうと考えていたからな。
それでだ、知っていたら教えて欲しいんだが」
「はい、恐らくこの世界の住人が、あのような行動をするような事は、通常ないと考えられます」
二人が話しているのは、午前中に部下が発見した物についてだった。
それは、巧妙に消された焚き火の後だった。
土をかぶせ、落ち葉を乗せる。
恐らく、偵察ではなく気分転換の散歩のつもりで歩いていたら、何も発見できなかった。
「敵軍の残党か」
「もしくは盗賊団か、どちらにせよ、厄介です」
彼らがいる場所は、あくまでも一時的に展開しているに過ぎない。
周辺の情報はないし、十分な戦力も持っていない。
「これは、早いうちに話を聞かせてもらわないとまずいな」
佐藤はそういうと、手早く食事を済ませて建物へと向かった。
屋内では、今のところ順調に回復へと向かっている女性を始めとして、ダークエルフたちがなにやら密談をしていた。
「お忙しい中失礼しますよ。
その後お体の方はいかがですか?」
ヘルメットを取りつつ佐藤が尋ねると、女性は柔らかな笑みを浮かべて答えた。
「おかげさまで、だいぶ熱も痛みも引きました。
イカンさんによると、怪我よりも病気に気をつける必要があるそうで」
「ええ、そのようですね、それよりも、報酬の件についてお話が」
「そういえば、どのような物なのでしょうか?
命を救っていただいたのです、いかなるお礼でも私はお受けいたします」
女性は決意を浮かべた表情でそう言った。
「そう言って頂けるとありがたい。
ここは一つ、前払いと言う事でお願いしたいのですが、この周辺に連合王国残党や盗賊団などはいるのでしょうか?」
「ああ、いる」
ここ数日で協力的になったダークエルフの男性が放った言葉は、佐藤の表情を青ざめさせるのに十分だった。
「数は?」
「全部はわからんが、200か、300か、それよりも多いという事はない」
「ふむ、隠れている場所はわかりますか?」
「あんた達の街よりもずっと北に言った場所にある村だ。
連中は、元いた村人を若い女以外皆殺しにしてそこにいる」
初耳の情報が連続して入ってきた。
自分たちの統治範囲内に、敵が中隊規模で存在している。
しかも、村一つが実は滅んでいたらしい。
「そのような話は初耳なんですが?」
「ああ、そうだろうさ。
あそこの村の連中は、グレザール帝国から流れてきた奴らだからな。
この大陸の人間とは折り合いが悪いのさ」
情報網が発達していないこの世界ならば、ありえるかもしれない。
現に、その村の存在自体を今聞いたのだ。
「連中がここまでくる恐れは?」
「俺たちはダークエルフだ。隠れ里を作らせたら世界一だ。
残念な事に、好きでそうなったんじゃないがな」
「なるほど、ところで、我々はその隠れていた連中を相手にするために一度城に戻る必要があります。
そちらの女性と、同行を希望する方と一緒に来ていただいても構いませんか?」
「城に、か?」
「そうです。我々は敵襲に備える必要と、それがないのならばこちらからの攻撃が必要なのです」
「わかりました。直ぐに支度をしましょう」
「ええぇ!?」
佐藤の言葉に女性が躊躇せずに答え、男は驚いた声を出した。
「イカンさんの治療はまだ終わっていません。
ならば、イチイさんの言うとおりにするしかないでしょう」
「だけど!」
「ねえあなた、そろそろ彼らを信用してもいい頃でしょう?
彼らは私たちの娘を無事にここまで送り届けてくれて、しかも私を助けてくれたのよ」
「それは、そうだが、しかし」
男はなかなか決断できずにいた。
無理もない。
ダークエルフの国家が滅びる時、彼も心を閉ざすに相応しい出来事を連続して経験していた。
最初の隠れ家を軍に通報したのは、彼と極秘裏に取引をしているはずの商人だった。
結果的に次の隠れ家と彼の長男の命を奪ったのは、命を助けた旅人の通報だった。
彼の長女を目の前で犯し、殺害したのは、賄賂を渡した直後の軍人だった。
人間を信用する必要はない。
信じれば、必ず裏切られる。
彼はそう考え、それに従って今日まで、家族を守ってきた。
そこに現れた目の前の男たち。
ウソか本当かはわからないが、他のダークエルフの一団も助けた事があるらしい。
そしてその一団は、連合王国を打ち負かしたニホン国に加わっているらしい。
目の前の男たちは、ウソを言っているようには見えない。
こちらを皆殺しにする機会はいくつもあったというのに、それをしようともしない。
妻も、娘も、息子たちも、既に彼らを信用している。
現に、妻の命は救われつつあるらしいのだ。
「城に行ったとして、俺たちをどうするんだ?」
「幸い、空き部屋にはかなりの余裕があります。
街中で暮らすのは辛いでしょうから、そこにお願いしますよ」
「わかった。俺たちも直ぐに支度しよう」
先ほどまでの態度から、恐らく自分だけは自衛隊を信用せずに、万が一の際に家族を守ろうとしているのだろう。
まあそれはそれでいい。
にこやかな笑みを浮かべつつ、佐藤は内心で呟いた。
グダグダと言われたのでは時間ばかりがかかってしょうがない。
「二曹、撤収する。
車輌と護衛を要請しろ」
「了解しました」
西暦2020年7月21日 14:15 ゴルソン大陸 日本国西方管理地域 ゴルシアの街 陸上自衛隊ゴルソン方面隊ゴルシア駐屯地
「それでは、増援は望めないと?」
<そうだ>
通信機からは、第三基地司令の冷酷な声が流れてくる。
「しかし、近隣の村には一個中隊規模の敵軍がいるという情報が入っているのです。
こちらの偵察もそれを確認しています」
<そちらの担当範囲にですらそれだけの数がいるという事は、こちらはもっとその可能性があるということだ。
我々とて、戦力に余裕はないのだ>
「ですが」
<それに、定期哨戒中のコールサイン『イブニングライナー01』が連絡を絶っている。
いいか?AH−64Jがだぞ?報告も救難信号もなしにだ。
まだ存在は確認していないが、とにかく敵襲があるとすれば、こちらの可能性のほうが高いのだ。
それに、貴官にとって、その城以外に防衛の必要があるものはないが、こちらにはそれがいくらでもあるのだ。
理解したまえ、終わり>
相手は、冷たく言い放つと通信を一方的に切った。
「やはりダメですね」
隣に控えていた二曹が言う。
偵察の結果、敵軍の所在は確認されていた。
彼らは占領した村で、酒池肉林の幸せな生活を送っているらしい。
「不透明な物資の流れを伝えてもこれとは、奴にはまともな思考能力は無いのか?」
忌々しげに呟きつつ、佐藤は煙草を口にくわえた。
「一尉殿、この部屋は禁煙です」
「わかってる、表に出るさ」
煙草を加えつつため息を吐くという器用な真似をしつつ、佐藤は中庭へと歩いていった。
そこでは、彼にさらにため息を吐かせる現実が待っていた。
今日も今日とて飽きもせずに臨戦態勢の三尉たちが、メイドたちに怯えられつつ、訓練を続けていた。
ご苦労な事だ。
煙草に火をつけつつ、彼は城壁を見た。
そこには、再び彼にため息をつかせる光景があった。
周辺に敵がいるという情報のおかげで、完全に怯えきったひよっこ小隊の面々が、昼間から目を血走らせて警戒に当たっている。
そろそろ慣れろよ。
呆れつつも煙草を楽しむ。
「ドラゴン討伐戦の映像で、第三基地司令殿が怯えているというのは本当のようですね」
いつの間にか隣に来た三尉が、自身も煙草を吸いつつ言った。
「迷惑な話だよ。
考えても見ろ、一個中隊を養える食料の供給源があるんだぞ?
つまり、俺たちの近くには、一個中隊を支えられる兵站組織がいるって事だ。
それなのに、俺たちは何かあった場合には独力で戦わなければならない」
「大丈夫ですよ。こっちには自動小銃も機関銃も装甲車輌もある。
奴らがどんな手を考えようとも、必ず仕留めて見せます」
「仕留めるってなぁ」
猟師じゃないんだぞ、と続けようとして、佐藤は目の前のメイドに目が留まった。
スラリとした肢体、短い髪、精悍な顔つき、全てが彼の好みだった。
隣の三尉は、流れるような動作で小銃を構えた。
「撃つな、拘束するんだ」
「抵抗するかもしれません」
「したら撃て」
「・・・・・・了解」
しぶしぶ、といった様子で三尉は従い、部下たちに目配せをした。
そのメイドが取り押さえられるのに要した時間は、15秒だった。
本日はここまで。
小官SSの転載に感謝。
それと、不意の短編掲載で混乱させた諸氏に謝罪。
ではでは
佐藤一尉も男だネ
政府広報課氏の日本異邦戦記って保管庫には62話までだけど
実際には何話まであるの?
異邦戦記は、有志の方のおかげでそこまでサルベージされてまつが、
実際にはもう少しありまつ。
マイパソコンが起動不能なので、事実上更新不能でつorz
シェアードノベルゆうのがあるけど、皆でシェアードワールド作って、SSつくらね?
とゆー事で、おおざっぱながら、簡単な世界設定投下。
北大陸
もっとも大きな大陸。
西と北に2大国、南部に中小国家群、東部は荒れ地。
東大陸
小さな大陸で、文明圏は沿岸部のみ。
内陸部は森林地帯
グリフォン、木人族と小人族あり。
西部島嶼群
島嶼国家群
こんなものでどうだ?
魔法設定などは頼んだ(w
>>763 sir!
和風ファンタジ世界にするという発想は無かったのでしょうか!
sir!
>>766 極東の島国はサムライという不思議な戦士がい・・・・
自衛隊がトリップする異世界だったら和風ファンタジーじゃ意味がなくね?
>>763 魔法は以下のカテゴリーに別けられる
神聖魔法 古代魔法 召喚魔法
神聖魔法は神話の時代に肉体を失った神に仕える神官が、簡単な祈りの言葉を口にして簡易な儀式とし、神の力を自身の身を経由して奇跡を行うものである
基本的に怪我を治したり、病気や毒を治す等の「不幸な者を救う」魔法ではあるが、高司祭になると神罰として落雷を落としたり、戦いの神に使える神官は一軍全体の志気を向上させる等、攻撃的な奇跡も使える。
最高司祭級ともなれば、欠損した肉体を完全に再生させたり、死者を蘇生したり、自身の神を一時的に光臨させる事も可能。
魔術の基本はマナ(大源)とオド(小源)にあり
マナは世界にみちている。
オドは人の精神力が生み出すものなり
オドを使ってマナに働きかける事により
数多の魔術は起動するなり
初等魔術教本「はじめてのまほう」序文より
召喚魔法とは、神が世界や生物を作った奇跡を、限定・簡易ながらも使えるようにした物である。
行使には、呪文と動作が必要である。低レベルでは下位精霊を召喚したり、熟練の召喚師ともなるとワイバーンやゴーレム等の高位なモンスターや中位精霊を召喚できる。
超一流ともなれば上位精霊を召喚し、天空より隕石を召喚したりできる。
見習いレベルは基本的な精霊しか使えない事からビギナー「見習い召喚師」と呼ばれ、一人前になるとサモナーと名乗る事が許される。
サモナーは火・土・水・風の内から一つの属性を選び、自分の属性とする。
選んだ属性の魔法は、より強力な魔力で行使することができ、更にその属性の精霊を通常とは違い、一体だけ恒久的に召喚し続ける事が可能となる。
逆に言えばこれができればサモナーとなる。
更に腕が上がれば、もう一つ属性を選び、己の属性とすることができる。
このとき選ぶ属性はサモナーの時に選んだ属性と相反する属性は選べない。
当然、この時選んだ属性の魔法は強力となり、更に最初に選んだ属性の魔法はより強力となる。
更に超一流となれば光・闇のどちらかを属性とすることができ、神話の時代の上位種族を召喚できる
ちなみに、エルフは程度の差はあれど全員が召喚魔法を使える
古代魔法は神が使用していた神聖言語を、脆弱ながらも使えるようにした物である。
行使には長い呪文と複雑な身振り手振りが必要であり、重く動きに制限のある鎧は着れないし、片手は開いている必要があるなど制限は多いが、その威力と汎用性は全魔法でも頭一つ抜けている。
雷光を発し、火球を撃ち、空を飛んで瞬間移動して、味方の身体能力などを上げるなど攻撃から支援まで幅広くできる。
>>732-733で小官が神林をリスペクトしているのが良くわかった
兵器や道具と人間の有り方について本気で書かせたいと思った
ソコルディ!
シェアードワールドはいいアイデアだ
775 :
名無し三等兵:2006/10/02(月) 18:12:14 ID:MhfT9A5X
問題は誰が書くのかということだ
細かい設定まで決めずに、大まかな設定に留めておくのが吉かな
魔法にしても最低限の原理として、マナを使用しますぐらいの決め事でとめて置いて
全大陸同じではなく各地方ごとに特色を出した方が面白いかな。
後は大文明同士がある程度孤立している。
(シルクロードのような交易路はあるけれど、行くには基本的に片道数年単位で
一般人は一生涯別文明圏に行かない)
こうしておけば各地の独自性は保てる。
情報だけは魔法ギルドが通信で各王家に流しているとかにしておけば
「噂に聞いたまだら色の軍隊か!」という台詞も使えるから
シェアーワールドっぽさも残るね
現場で携帯のバッテリがあがっちまったorz
えぇとシェアードワールドに関する縛りは2つのみ。
・暫定ガイドラインに準拠する事。
・ある程度の余白を残して、その部分は各書き手に任せる事。
余白部分は異世界の各国の情勢だったり社会構造だったり、自衛隊がPKFとして動くのか
それとも全く動かないのか、はたまた、なし崩し的に巻き込まれるのか、憲法は改正される
のかしないのか、日本の一部が召喚されるのかそれとも全体か
余白部分はこんなもので、どうだろうか?
大本営さんと
>>768-771さんの設定に割り込んでいいでしょうか?
北大陸西部の大国
広大な(インドくらい)の土地を統治する大国
かつて、神につかえていた神官の末裔が建国したとされる国
代々皇帝は神の権威により国を治めていた。
魔法技術・研究はこの世界で一番進んでいる。
そのことは他方から留学に来る魔術士、魔導研究者の数からも窺える。
しかしながら魔法の利便性のために
いまいち機械技術が遅れている、というか機械自体の信用が低い。
南部の諸国とは良好な関係で、
食料を大量に輸入している。
北部の大国とは良い状態とは言えないが、
相互不可侵条約や、東部荒野の開発禁止などの条約が結ばれている。
かなり自分設定で、
提示された条件を破ってます。
>>768 >最高司祭級ともなれば、欠損した肉体を完全に再生させたり、
>死者を蘇生したり、自身の神を一時的に光臨させる事も可能。
これは強力過ぎないか?
>>776 >>769あたりの設定かな?
>>778 いいんじゃね?
条約云々は各書き手で、反映させるなり無視するなりすればいいしね。
>>779 ファンタジーにおいて死者蘇生とコールゴッドは普通でっせ
ただし、できる人間はそれこそ世界に数えるほどしかいないのがほとんど
このシェアードワールドはどうか知らないがたいてい最高司祭もその宗派の本神殿とかぐらいにしかいないけど(現実で言うとローマ法王や天皇レベル)
本当にシェアードワールドやるならアドバイス
魔法や生物体系等の世界法則はキッチリ決めておいて、国の風習や地方の気候等の設定は曖昧にしておく事
前者はそうしないと結局のところ各自バラバラになって、シェーアドではなく単体の小説の群になってしまう
後者は当然だが書き手の想像・創造する範囲の為
>>782 なんか偉そうだったな、すまん
前に別のところでシェアードワールドの企画が立ったんだが見事に駄目になってな
無茶言うなw
死者蘇生なんてゲームくらいだわい。神降ろしはもっとない。
つか、軍板でファンタジーのシェアードワールドなんて正気とは思えん。
ただでさえ設定回りの突っ込み厳しいのに、冗長性もたせにゃならん
シェアードワールドなんぞやったらgdgdにしかならんぞ。
>>784 今のファンタジーなんてTRPG関連のがほとんどじゃね?
特にこのスレでいうファンタジーとかは
いっそ開き直って二次にしちゃえば?
DQ世界に自衛隊が(ry とかFF世界に自衛隊が(ry とか。
>>786 それならソードワールドでいいんじゃね
現在だと日本のファンタジー世界の代名詞だし
>>787 ロードス島に限って言えば世界のファンタジーの代名詞だぜ!
特にエルフの耳
うたわれ世界に自衛官が(ry
世界が破綻しそ・・・・・・・。
>>787 788
こんなんでどうだ?
16DDHヘリ空母『あかぎ』やイージス艦『あたご』らを含む海自艦隊が
PKOだのPKF活動に参加、召還に巻き込まれる。
偶発的は戦闘でマーモ帝国残存艦隊を蹴散らしたことからマーモ『公国』側に歓迎される。
失った兵站の確保として油田を開発したり、技術供給したりして生き残りを目指す。
>>790 それは中々面白そうな小説が書けそうだ
が、シェアードワールドなら世界法則だけソードワールドにして地形や国はオリジナルってのが良さそうだ
当然、原作キャラは無しな
>>784 このスレにいる時点で、いやこのスレがある時点で・・・・・・PAMPAM
すいません、PCのコードで首つって(ry
>>784 神おろしはトランス状態になる所までは普通にあるんだがな、
実際に力を振るえるというのはバランスやら何やらの都合で難しい。
でも死者蘇生は普通にありじゃないか?
時間経過と共に難しくなるとか考えると、場合によっては『ただの強力な回復魔法』でOK。
仮死状態、植物状態、死亡直後などは現代医学でも維持、回復できるからこれは有りだろう。
死んでから一月とか言うのはまさに『神技』あるいは『奇跡』の範疇だけど……
>>793 神おろしは大抵は強力だがリスクも高く、ほとんどの場合はおろした神官が死ぬってリスクだな
死者蘇生も昔のファンタジーだと制限無く蘇生できたが、最近だと死体の有無と損傷の具合と死後の日数で難易度が上がるのが殆どだな
>>793 なるほど。
そう考えればいいのか。
>>791 そのアイデアもいいね。
シェアードワールドやる事に、否定材料持ち出すのもいいけど、
ここは一つ皆で成功させようじゃないか?
世界法則をSWにするならコールゴッドとリザレクションは以下の通りになる
コールゴッド
神官の肉体に神を光臨させ、通常とは桁違いの奇跡を行使する。
ただし、人間の脆弱なる肉体と魂は神のその強大さに耐えれず、コールゴッドが終了すると砕けてしまう。
魂も破壊されるので蘇生はできない。ただし、コールゴッドによる奇跡なら破壊された魂も含めて蘇生できる。
当然、今度はそのコールゴッドした神官が死ぬわけだが
リザレクション
一日の儀式を行う事によって、死者を蘇生させる。
死体が無くてもできるが難易度は格段に上がる。
また、死後の日数によっても難易度か上がる
一週間もたつとほぼ不可能。
ただし、儀式魔法なので儀式に立ち会う信者(レベルは問わないが奇跡が使えないと駄目)の人数によって成功確立はあがっていく
具体的に言うと死後1日立つ毎による難易度=一人の信者が参加する事による難易度の軽減
>794
>神おろしは大抵は強力だがリスクも高く、ほとんどの場合はおろした神官が死ぬってリスクだな
もっと突き詰めて、神降ろしの成功以何に関わらず、術者は必ず死亡で、どうだろう?
>>797 ぶっちゃけTRPGにする訳じゃないからそこまでリスクとメリットバランスに拘らなくていいと思うぞ
っていうかなんでそんな神降ろす気満々なんだよw
ソードワールドもロードスもわからない俺はどうすれば…
>>800 一般的なファンタジー世界だと思えば・・・
法則が比較的きちんと決まっているが
神おろしのリスクはその宗教の最大権力者が死ぬわけだから十分だと思うがな
>>801 世界設定とかは?私ロードスしか知らないけどロードスも背景話がかなり多いし。
スイフリーならぬショウカーンが活躍しそうだなw
なんかロードスの住民なら剣と弓で自衛隊と戦えそうだから困る
ソードワールドは全然わからんので書けんなぁ…
基本ロードスと一緒
アレクラスト大陸というユーラシア大陸並みの大きさの世界がメイン
古代に一大魔法文明(フォーセリア文明)がアレクラスト大陸を中心に繁栄していた。
当時フォーセリア全ての民は魔術師であり魔法が使えない民は
蛮族として辺境で狩猟生活していた。
魔法文明が複数の要因によって崩壊
蛮族として虐げられていた民がその後のアレクラスト大陸の各国家の構成する今の人間となる
古代魔法文明があった事から大陸各地に当時の遺産ともいえる遺跡があり
冒険者たちは好んでその遺跡に入り込み古代の宝物を手に入れる事を職業としている
なお大陸全土を巻き込んだ世界大戦とかは歴史上まだ起きていない。
90年代当時の知識だとこんな感じだった。現在どうなっているのかは知らん
連投すまん
古代魔法王国での魔術師はハイヒューマンとかいう人間の上位種だったらしい
(もっとも魔法が使える人間の率が多い程度でメンタル的な部分は人間と変わらない
どこが上位だ?それは亜種じゃないのか?あぁん?という感想を持ったが…)
古代魔法王国は魔力の塔という大気中のマナを集中させる施設を大陸各地に作り
古代人はその額に魔法結晶を埋め込み魔力の塔から無尽蔵に魔力をくみ出す事が出来た
ただ文明が発達するにつれてとうとう都市ひとつを空中に浮かばせるようになった時
マナの枯渇現象が始まり衰退が始まった
こんな世界だったと思うが誰か訂正、補足頼む
うーん。。。
神降ろしは、成功したら、自衛隊活躍出来なくなるから、無しにするという事で。
死者蘇生は、現代医療同様のレベルでいいか。
時間経過(3日以上?)や死体の損傷具合で、蘇生不可で。
これで
>>768を採用出来るのではないだろうか?
>>770の召喚魔法は精霊術師と被ってるから、精霊魔法としてレスの中程以降を採用でどうだろうか?
>>810 マナが足りなくなった、というか
使えなくなった最大の原因は確か魔力の搭の崩壊じゃなかったっけ?
いや、どうも物質界に適応するたびに魔法に対する適正が消えていくみたいですが。
古代魔法王国の首都だったかのエネルギー源にしてた大地の精霊王が魔精霊アトンとか言うのに変わって
それを封印するのに魔力の搭が全滅。
結果、魔法を使えなくなったところを蛮族に責められて……って記憶がある。
ちなみにアトン、現在復活中。精霊という精霊を食って成長する化け物だそうです。
>>810 マナが足りなくなった、というか
使えなくなった最大の原因は確か魔力の搭の崩壊じゃなかったっけ?
いや、どうも物質界に適応するたびに魔法に対する適正が消えていくみたいですが。
古代魔法王国の首都だったかのエネルギー源にしてた大地の精霊王が魔精霊アトンとか言うのに変わって
それを封印するのに魔力の搭が全滅。
結果、魔法を使えなくなったところを蛮族に責められて……って記憶がある。
ちなみにアトン、現在復活中。精霊という精霊を食って成長する化け物だそうです。
っていうかあんまり無茶苦茶やると荒れるって・・・
あ、勘違いさせたならすまん
このソードワールドの設定をそのまんま使えというわけじゃなく
ソードワールドの大本の世界観ってこんなもんよという紹介ね
正直古代魔法文明は話のアクセントにはなるだろうけど、
真正面から絡むものでもないし、そんな言い伝えがあるよーって
感じで良いんじゃないかと思ってるよ
>>806 神話や世界の成り立ち、種族の対立等そういった背景がわからないの。
鬼畜王小官即位編書いてもよか?
荒れる原因にならなければいいが。
つまらなかったらスルー
面白ければエール
原則は、それだけだろ
シェアードは好きにやりゃあいいと思うけど、出来合いのモノを使うんなら
設定をいちいち張らないで欲しい。知りたきゃ調べるしナー。
また板荒らしの準備か?クズども
>>811 一時的であってそんな強くないぞ?
そりゃ効果もでかいがリスクが馬鹿高すぎる
一人の神官の命だったらともかく死ぬのはキリスト教・仏教・イスラム教のトップみたいな神官が死ぬ訳だし
>>825 あー、そう考えればそうかもしれん。
神降ろしについては、両論併記でやってみるかい?
>>824 そうみたいだね。自治スレに報告してくるよ。
828 :
佐藤 ◆i3FjaNbBfI :2006/10/03(火) 17:15:42 ID:bmKHbr6Q
>>827 うっさいぼけ!
自治スレなんて荒らしの巣みたいなもんだろ!潰すのは学園島スレだけにしろ!
>>828 366:佐藤◆i3FjaNbBfI :2006/09/27(水) 23:13:37 ID:AInBfVUZ
>>364 待ってたぜ、兄弟www
さあID出せ
368:丼炒飯◆HY/YgdSbHM :2006/09/27(水) 23:19:34 ID:??? [sage]
>>366 ええ加減にせぇよ貴様。
>>829 現在自治スレでは創作形スレに対する制裁について議論中です。何か文句があれば自治スレまで。
831 :
佐藤 ◆i3FjaNbBfI :2006/10/03(火) 17:23:13 ID:bmKHbr6Q
>>830 それがどうした、オマエの正義はそのカキコと同等なのか?
833 :
佐藤 ◆i3FjaNbBfI :2006/10/03(火) 17:27:09 ID:bmKHbr6Q
824 名前:名無し三等兵 投稿日:2006/10/03(火) 16:41:21 ID:???
830 名前:名無し三等兵 投稿日:2006/10/03(火) 17:21:51 ID:???
832 名前:名無し三等兵 投稿日:2006/10/03(火) 17:25:25 ID:???
荒らしハゲ乙w
>>826 あと死者蘇生もその教団の上から5番以内に入るような神官に、一日中の間、飲まず食わずに仕事もさせずに儀式をさせる訳だから
相当の理由とコネと寄付金がいるからそう易々とできないだろう
>>833 意味がわかりませんよ?
>住人の皆さんへ
自治スレはこのスレを標的としており、今後一切の書き込みを禁止します。
従わない場合は報復を行いますからそのつもりで。
836 :
佐藤 ◆i3FjaNbBfI :2006/10/03(火) 18:11:49 ID:bmKHbr6Q
>>835 このスレッドを標的にしてるのはオマエただ一人だもんなwww
佐藤も相手すんなようぜえ。
大方、正体は前に小官に見破られた自称海自クンだろ。
>>839 てめえも佐藤もまとめて出てけ。邪魔だ。
突如起こった"大破壊"と呼ばれる災厄で都市文明が荒廃し、砂漠化や環境汚染が進んだ近未来の地球
奇形化・凶暴化した怪生物、暴走する前時代の自律兵器、跋扈する犯罪者
そこに突然平和ボケした日本が丸ごと転移
もうこれでよくね?
「日本が北斗の拳+バイオハザードっぽい世界に召喚されました」
こうですか?よくわかりま(ry
「日本がメタルマックスっぽい世界に召喚されました」
こうですか?よくわかりま(ry
846 :
佐藤 ◆i3FjaNbBfI :2006/10/03(火) 18:35:32 ID:bmKHbr6Q
書き込み禁止っつーなら管理側から
書き込み不可能なように措置とれば?
宣言だけ出したところで書き込みすること
そのものを止められなきゃ意味ないし。
無視、スルーしてスレ進行してこの話は終わりでしょ。
>>844 以前、「自衛隊が原哲夫な世界に(ry」って単発があったね。
そういえば、何時の頃からか『WORLD ALL』って出なくなったな。
で、執筆状況は如何?
>>847
小官の名前が出ただけで、あっという間に
スレが荒れ出すのな
>>852 とりあえずこれからは「例のあの人」とでも呼ぶことにしようか。
やはりこのスレには大物かつ保護者かつ大敵もやれる小官どのが必要だ!
ショーカーン!カーンバーック!
新シ○アなんかにいないでさぁ!
ジャーン!ジャーン!ジャーン!
げぇっ! 小官!
あの物体でよかろ
すぐキれる迷惑加減といい、話の通じなさといい
人間とは思えん
またアンチ小官の自演か
スレには小官どのが必要なのにがんばるね一人で
萌えヲタは粘着質で困るよ
まさに軍板のガンだね
信者もアンチもどうでもいいから
隅っこで遊んでてくれ
>スレには小官どのが必要なのにがんばるね一人で
メリットに対してデメリットも大きいから口調と
言動と余計な口出し止めてくれるたら
まあ必要ってのには賛同できるかな。
>『WORLD ALL』って出なくなったな。
自分の内面性に変化が現れたためか
櫛屋の人間性にちょっと共感と感情移入が
できなくなりつつあるのでその辺どうにか
解決するまで休止中。
物書きがキャラに入れ込みすぎるのはダメだね。
新しく書き始めた方がいいかもよ?
>861
このスレに締め切りがあるわけで無し
納得がいくまで熟成させるのも良いでしょう。
ただ,物事には旬というのがあるわけで…
もう泣き言言ってる時点で自慰〈小官どのが成立。
小官どのはいったん完結させてたからな。
さらにその世界を短篇作品にて補完。
小官どのに死角なし!
小管をネタに対立構造を自演してる荒らしだけが消えればそれで万事解決
極端な信者演技やアンチ自演には「はいはいクマクマ」で済ませばいい
ついつい素で突っ込んでしまいたくなるのを住人は抑えればいい
良くも悪くも小官はこのスレに影響を与えたコテ。このスレの構成要素。
それだけでいいじゃないの。
>>865 はいはいクマクマ
必要とあれば最速で帰ってくる人だから。
今は物語氏で旨く回っているんだし。
と。「 皆でシェアードワールド作って、SSつくらね? 」って話に戻しませう。
ただ、翡翠の人としてはマナという理屈がよくワカラナイ=適性が無い(W)ので、
小官どのの高射の水平射撃と翡翠の暗殺部隊が暴れる話になりそーなのですが。
それもアリなのかしら?とか。
神卸しとか、魔法全開になるのは、
このスレのタイトルからしてある程度やむを得ないのでは、とか。
つか自衛隊の戦車や特科ってF世界では結構反則の部類なのだし、
これで陸自ヘリや空自が暴れたらモー大変、とか。
神様召還して、空自または戦車師団を消滅させるしかF世界にはマトモナ勝ち目は無いような。
つか神様召還されて悶え苦しむ小官どの+翡翠ワラ(w)な展開も、
イっちゃってて良い☆かもなあ、とか。
まあ翡翠の人は物語り氏の展開も見つつ。
翡翠の人はこれで。
ミリタリーにしろ魔法にしろ偏りすぎると見てる方も萎えるし何より荒れる
そのバランスをとるのが大変なんだよな。
あれ?何か何処かで見たような流れに??
バランスを取るのは無責任な言い方だけど
職人さんの力量
読み手としては一通り読んで違和感を感じたら
「これはどうよ?」と疑問提起をする。
この流れでいいんじゃないか?
まぁ世の中そそっかしい人も多いので
話の出だしで騒ぐ人もいるけどね
分家の空母の人は、必ずF側も強くしてだしてるな。 分家のアレといい、SS軍事スレの短編といい 自分としてはいい勝負が書かれているからいい。
自衛隊がF世界を蹂躙するのを見たい人もいれば、いい勝負を見たい人もいるということで
その辺は書く人に任せましょう
最強は許容できるけど、無敵は不要
それが召喚スレクオリティ
転移と同時に日本周辺で鉱物資源やら天然資源が無尽蔵にわいてくるなんて火葬設定でもなけりゃいいよ
んでソードワールドの設定を使ってシェアードワールドを書く話はどうなったんだ
法則が確立している現代の軍隊を有利に話を進めるのはやりやすいが、
F世界有利にしようとすると相当な造り込みが必要になる。
そこら辺のファンタ汁から引っ張ってきただけではよほど書き手の実力がないと
厨設定で終わってしまう。
魔法というのは基本的に別系統の科学だというのが私の見解。
>>876 魔法というのは別系統の科学だというのは同意
だからソードワールドとかTRPGが主体のファンタジー世界は好きだ
別系統の科学か。
長年の精神修養によって生み出された常人の域を遥かに超えた脳内電流を、
ヨガの奥義にも似た身体操作を以って行われる筋電位変化で制御し、
任意の分子に影響を与えるべく肉体の一点から撃ち出す。
人類の科学史に新たな1ページを刻んだ偉大な開拓者を後の人々はこう称えた。
先行者、と。
中華キャノンかよ
法則だけソードワールドでシェアードか
面白そうではあるが、あの世界は明確な「悪」ってのが存在しないから自衛隊の介入がちょっと難しいな
また魔神の軍団にでも現れてもらうか
魔神の軍団なら自衛隊でもかなり手こずるだろう
ソードワールドの世界で自衛隊にとって脅威になりそうな魔法って何だろう
ソードワールドの魔法だと、よっぽど高レベル行かない限り危ないのは無いかな。
精々が個人レベルで相対すると危険程度。
自衛隊全体を脅かす可能性が有るのって言ったら、チャームやギアス、カース系ぐらいでしょう。
これも近づけなければ意味ないし、使える人間はゴロゴロしてないだろうし。
あ、ダークネスは使い方しだいかも。あれは光の一切存在しない空間作成らしいですし。
>>882 個人的にはポリモルフとかディスガイズがやばいと思う
レーションの缶詰めにハードロックとか。
嫌すぎる。
魔神ならドッペルゲンガーがでてくると自衛隊はやばい
自衛隊にとってありがたい魔法はバトルソングだろうな
887 :
名無し三等兵:2006/10/04(水) 19:54:54 ID:8NES8rPI
F世界を現在の自衛隊に対抗できるように強化すれば、どうしても房設定になる。
なら現代の自衛隊では無ければいいのでは?
昭和30年代後半なんか萌えると思う。
なにしろ60式自走無反動砲や61式戦車が最新鋭だ。
888 :
887:2006/10/04(水) 19:56:20 ID:???
ごめん。いつの間にかsage消えてた
>>887 空自がかなりショボーン(´・ω・`)なんだが
そこに燃えるのか(;´Д`)ハァハァ
実際問題、派手な攻撃魔法とかよりドッペルゲンガーみたいなのの方が自衛隊にとって脅威じゃね?
>>890 じゃあ昭和50年代後半なら大満足だな!!
その頃の空自ってF86とF104・・・
F86はいいけどF104は・・・
>>889 昭和30年代じゃ海自もかなりショボーンじゃね?
>>890 同意
半径100mを焦土にする魔法!
とかよりドッペルゲンガーの方が地味にたちが悪い
ドッペルゲンガーってどんなの?
>>894 空自より酷いね
だがそこがイイ!
確かに現在や近未来の自衛隊に拘る必要はないからね。
老兵の力、見せてやろうではないかっ!
>>889 ハァハァするのは一向に構わんが、乗り手をエミヤ一尉とかにするのは無しね。
>>898 ・・・・・・ひょっとしてお前もあのSSを読んだのか?
>>896 鏡像魔神
魔神ってのは人間より遥かに優れた肉体能力と知能を持っている
魔剣を振るい、高度な魔法を使って、人間なら即死な攻撃を受けても平然と行動する
ドッペルゲンガーはそんな魔神の中でも破壊工作を担当しており、対象の姿形を盗む
下位魔神なら姿形をまねるだけだけど、上位魔神は対象の脳みそを食らう事により、姿形だけではなく技能・知識・経験等を全て盗んで本人とほぼ同じになる。
成り代わった後も魔神としての能力を使えるが、何より怖いのは国の王や自衛隊の高官と成り代わる事
その正体を見破る方法は魔法にもなく、殺して死体を確かめる事だけ
>>893 空自がF-86やF-104とかで、敵が巨大ドラゴンとかだったら
東宝特撮映画と区別がつきません。ありがとうござ(ry
いつか魔装機神でも出てきそうだ
怖いもの見た差でURIを希望
>>906 それだったと思う
エースコンバットとFATEのクロスという事で期待して読みいったんだが
何のことはない FATEのキャラ名のオリキャラがエスコンと同名の国を舞台にしているオリジナル小説だった
>>906 FATEとのクロスの必要性をまったく感じられなかった
>>896 ドッペルゲンガーが存在すると、確率論的に対象本人の存在が希薄になる。
まぁ、1/2だが、他人に「ああいたのか。」となんて言われると、危険信号。
それで、存在確定目的にドッペルゲンガーに殺されると、世界が生き残った方を本人だと認めてしまう。(死体そのものが消えてしまう)
こうなると最後、誰にもわからない、ドッペルゲンガーでさえドッペルゲンガーであった事がわからなくなる。
すり替わられた本人には迷惑な話だが、周りにはちょっと性格かわったぐらいにしか思われない。(きっと何人か心当たりがあるはずだ)
もしかしたら、あなたの周りに、ドッペルゲンガーが居たかのも知れないし
ドッペルゲンガーだったのを、あなたは忘れているだけなのかも知れない。
おーい、分家で犯そうとした過ちと似たような事しようとしてるぞ。
こういう風にそぐわないのは片っ端から叩いてゆくから軍事系の人って少ないんじゃないか?
もうちょっと寛容な視線を持とうよ。
そもそもあのシリーズはフライトシミュレーションが苦手なライトユーザーにも手軽に遊べるゲームとして製作された。
反面、航空機のリアルな物理運動を楽しむフライトシミュレーションファンからの評価は低いのは当然だろう。
読んでみたがキャラはしっかりとfateのキャラとして作られてた。
平行世界のものとしてこういうもの認めてやれよ、大人気ないぞ。
自衛官がファンタジーに行く小説では九洲戦記が面白かったな
>>910 誰もエースコンバットについて叩いてないんだが
シェアードワールドなんだが
日本一国だと国力的に世界の一部しか相手できないわけだし
ここは英国あたりも登場してもらおうか日本の反対側あたりに
同じ島国だし
というか軍事力よりもあのえげつない外交力のほうが脅威だな
英国は
>読んでみたがキャラはしっかりとfateのキャラとして作られてた。
どこが?ただの同名の完全オリキャラじゃん
よし、お前ら
「相沢祐一 自衛隊」とかでぐぐると幸せな気分になれるぞ
U-1かよw
>>910はU-1小説とか好きそうだな
917 :
909:2006/10/04(水) 22:08:28 ID:???
そんな感じの事が書いてある本を、消防のころに読んで、暫く疑心暗鬼になってしまい、すんげぇ怖かった。
相沢祐一 大佐とかの方がよっぽど香ばしいのが見れるぜ
>>913 よりにもよってイギリスかよ
あの国がF世界に合わせた兵器開発したら
どんなモノをつくっちまうか、ちったあ想像しろ!
萌え殺すつもりか(;´Д`)ハァハァ
>>918 相沢祐一 大佐 の検索結果 約 633 件中 1 - 10 件目 (0.26 秒
鋼鉄のビューティーガール(前編)通信長の呼びかけに応えたのは<水瀬“播磨”名雪>の乗員約7000名を率いる、艦長 の相沢祐一大佐である。
海軍内部でも変わり者として知られている人物だが(流石に変人 奇人とまではいかないが)、その態度からは部下に対する傲慢な態度は微塵も ...
www.madlab.gr.jp/~takayama/ss/Iron-beautygirl-1.html - 35k - キャッシュ - 関連ページ
アッー!
ここで議論する事とずれてきてるぞ。
それにキャラだがここで叩き合うことじゃないだろ・・・・・・。
FATEとのクロスも勝手な先入観で読んだ結果自分の望むものじゃないからって喚くな。
FATE 月姫 KANON ナデシコ エヴァ GS
この辺りのクロス小説は総じてキャラが原作と違うのが多いからなぁ
特にKANON
-オリジナル-
MooLich=エロリッチの逆襲=「イシュティ公爵記」(軍事・内政・現代技術の知識)
ここの投稿掲示板の「遠い国から」(同上)
OMEGA POINTにある「てなもんや英雄譚」(軍事・化学等)
生まれたての風の「Ground over」(科学・知恵)
小説を書こう!にある「イット」(戦術)
創作館 ふれ・ちせの「光の王国」(格闘技)
-二次創作-
火魅子伝同盟の投稿掲示板「九洲戦記」(軍事・現代技術)
VOIDの「Outside Of Destiny」(知恵・機転)
深夜プラスONEの「狼の楽園」(戦闘技術・諜報)
朧月夜の「来訪者」(手品・機転)
口直しに良作・トリップ系の小説を紹介しておくから落ち着け
後ろの括弧はトリップした主人公の持っている技術
>>925 あの・・・「遠い国から」は理想郷のアレのことじゃないのか?
>>926 悪い、理想郷の紹介のところからまとめてコピって修正を忘れてた
ここの投稿掲示板の「遠い国から」(同上)
これは「Arcadia」のその他投稿掲示板にあるから
>>927 うん、俺も好きなんだが・・・ああ、あそこのおすすめあたりからコピペしたのか。
思うんだがここにいるやつらはどういうものを望んでいるんだ?
適当に生贄になりそうな軍事絡みの小説を見つけて叩くことか?
それとも知識不足の軍事初心者を苛めることか?
あるいは投下された話に難癖をつけることか?
反する意見は自演だと決め付けることか?
こんなんなら小官が光臨してくれたほうがまだマシ。
小官はやめろこのボケ。
売り言葉に買い言葉、こうして荒れていくんだろうなあ。
何度も何度も何度も何度も。
飽きる事無く。
正直、どうしても
>>910までの流れで
>そもそもあのシリーズはフライトシミュレーションが苦手なライトユーザーにも手軽に遊べるゲームとして製作された。
>反面、航空機のリアルな物理運動を楽しむフライトシミュレーションファンからの評価は低いのは当然だろう。
が出てきたのかわかんね
誰もエーコンを批判してないのに
ってかこれって語頭と語尾以外wikiからのコピペじゃねぇか
>火魅子伝同盟の投稿掲示板「九洲戦記」(軍事・現代技術)
これは面白かったな
自衛官単体トリップ系でもかなり面白い方だ
エースコンバットにリアリティがないのは事実だ。
なんだよあのミサイルの搭載数は。
しかもミサイルがあんなに簡単に回避できるものか!
リアル派としては好きになれん。
Fateもだ。
サーヴァントには物理攻撃は効かないらしい。
>>936 エースコンバットが好きになれないのと理由は解ったんだがそれとFATEのなんの関連性が?
FATEが嫌いなのがリアルじゃなくて物理攻撃が効かないからって事なのか?
エースコンバットは
フライトシューティングって名乗ってるぐらいなんだからリアルを求めちゃ駄目じゃね?
エスコンもFateもどうでもいい。二次SSもだ。
それよりシェアード世界の構築はどうなってる。
フライトシュミレーターとしては3流かもしれんが、ゲームとしては1流だと思うぜ
いいんじゃないか、ゲームなんだから楽しめれば
あれはどちらかというと戦争の雰囲気を楽しむものだろう
>>939 とりあえず世界法則はソードワールド基本って事ぐらいしか決まってない
国とか地形はまだ出てないな
半日ぶりにこのスレ来たらなんがスレがなんだか変な方向にw
そういや今日はThe Islands Warの更新日だ
The Islands War更新キター!
もうファンタジー世界にエスコンとFateと自衛隊が召喚でいいよ
エスコン世界の軍隊は自衛隊の比じゃない気が
ストーンヘンジも召喚されたらやばいなwww
ファンタジー世界にゴジラが召喚されますた。
・
・
・
その世界は原子力文明がまだ無かったので、ゴジラはすぐに適当な場所で眠りにつきました。
・
・
・
ゴジラの進路にあった国がいくつも踏み潰されましたが、ゴジラは踏み潰したことに全く気づいていませんでした。
・
・
・
もちろん召喚した国も、敵対国と一緒に踏み潰されて滅んでしまいました。
エスコンか…
スティックぐりぐり回して後方視点で敵機補足したままバレルロールするんじゃねーよ!目が回るだろ!
絶対うちの弟は人間の空間識じゃない
そのすべてを第零遊撃隊が吹き飛ばす
いい加減スレも終盤
エーコンだの二次創作SSの紹介はおいといて
シェアードワールドのここまでをまとめてみるか
お約束
・暫定ガイドラインに準拠する事。
・ある程度の余白を残して、その部分は各書き手に任せる事。
大雑把な世界案
世界最大の大陸、北大陸。
西と北に2大国、南部に中小国家群、東部は荒れ地。
東大陸
小さな大陸で、文明圏は沿岸部のみ。内陸部は森林地帯
グリフォン、木人族と小人族あり。
西部島嶼群 島嶼国家群
魔法、世界の法則などはソードワールド準拠
ただし、最高位の魔法の安易な使用は控えよう
国家
>>778氏案
北大陸西部の大国
広大な(インドくらい)の土地を統治する大国
かつて、神につかえていた神官の末裔が建国したとされる国
代々皇帝は神の権威により国を治めていた。魔法技術・研究はこの世界で一番進んでいる。
そのことは他方から留学に来る魔術士、魔導研究者の数からも窺える。
しかしながら魔法の利便性のためにいまいち機械技術が遅れている、というか機械自体の信用が低い。
南部の諸国とは良好な関係で、食料を大量に輸入している。
北部の大国とは良い状態とは言えないが、
相互不可侵条約や、東部荒野の開発禁止などの条約が結ばれている。
>>906 何かと思ったら、このサイトはアレか。
前に(今も?)マリ見てのキャラを、エスコン5のキャラに当てはめたSS書いてたサイトじゃないか。
自衛隊案
>>887 自衛隊強力すぎ!手加減汁!
昭和30年代後半はどうか?
>>913 日本一国では世界を相手にするには(複数の戦線を維持するのは)
力不足
日本の反対側に、イギリスも同時に召喚されたらどうだろう?
いまんとこ設定関連で提議されてるのはこんなもんかな
>>951、953乙
イギリスか…イギリスね
イギリスしかないのか?… いくら同じ島国といってもなぁ
むちゃくちゃ厄介そうな国なんだが
>>954 んじゃ台湾はどうよ?
日本よりは劣るけど一応陸海空3軍そろえた島国国家だぞ
いや、台湾でも良いんだろうけど職人さんで外国の軍隊に詳しい人って
いるかな?
佐藤大輔がファンタジー世界に召還されますた・・・・
信者死ぬぽ
>>951>>953おつ。
シェアードワールド案は今の所、そうなってたのか(w
言い出しっぺの漏れも、把握出来てない罠。
台湾が日本と敵対するとも思えないけど
別に島じゃなくても、大陸の一部に朝鮮半島とかをくっつけてもいいんだし
なによその法則発動?
964 :
951:2006/10/05(木) 16:19:02 ID:???
>>958 お願いですから貴方はいい加減パソコンを直すなり、
買うなりして専ブラ使える環境に戻って下さい。
>>959-961 えーと最新兵器というか現代科学を持ちながら周辺のF世界強国にまけて
技術を駄々漏れにする役割ですか?
どこまで足を引っ張ってくれるんだ…OTL
翡翠という板荒らしを早くどうにかしてください。
日独伊三国同盟出して、イタリアが足引っ張ると面白いんじゃないか?ww
イタリアがファンタジー世界に召喚されたら・・・・・
ドワーフやグラスランナーと滅茶苦茶仲良くできそうだな
>>966 当時の日独伊だともれなく朝鮮半島まで憑いてきますが…
>>967 ドワーフはむしろ独逸人と気が合いそうだなあ
「 日本国 」丸ごと召還なんです? >シェアードワールド案
まあそうしないと空自と海自が活躍できませんが・・
と、日本以外の文明国召還だと、
それがたとえ北朝鮮でも不味い展開になるかと。
・文明国同士の覇権争いへ→ファンタジー世界壊滅
・日本ないしもう一方が乗っ取られたり、催眠喰らって日本にミサイルの雨、とか。
かなりのハード・バイオレンス展開になりますえ。
世界がどうなるかなんて、
それこそ投下する職人さん次第
破滅エンドに突っ走りたい職人がいたなら
そこだけ時系列を別にしてしまえば良いだけだ。
いや、日本国をまるごと召喚にしてある程度時期がたって自由に行き来できる世界じゃないとシェアードの意味がない
そうしないと結局隣接した国だけが舞台になってしまうのでシェアードでなくリレー小説になってしまう
F世界の色んな所に日本人が行ける世界でないと、各地を舞台に作家が色んな小説をかけない
>>971 シェアードを作るとしても時系列が必要になると思う
0転移直後
1転移世界の隣国外交
2転移世界での紛争
3転移世界での戦後
123を何回か色々な方面で行う事になると思うけど
まぁ半ばリレー小説に近くなるのはしょうがないと思うよ
戦争中の一部隊が主人公ならともかく日本という国のマクロな物語になるなら
>>972 それにくわえて日本国内の治安、開発、食糧生産事情なんかも
ある程度合意が得られないとチグハグになっちまうなぁ
シェアード世界での物語を綴る前にある程度の意見の確認や交換の為の
スレッドが必要になるな。
分家で進めるのが現実的だと思うがいかに?
あそこは、議論専用のスレッドがあるからなぁ。
ここでF世界の考察をしていると、またageられかねん。
美味しいネタことごとく分家に持ってかれたらたまらんよ。
派生議論スレ使おう
977 :
佐藤 ◆i3FjaNbBfI :2006/10/06(金) 12:11:17 ID:DequKpEi
シェアードワールドに関しては、本家限定でよかこつ(w
分家限定で日本軍Fスレやらラノベスレやらあるので、ジャンプじゃないが、シェアード
見れるのは本家のみ、で(爆
大本営は分家を追い出されたのか
次スレ誰か建てたっけ?