1 :
名無し三等兵 :
2005/09/12(月) 17:51:52 ID:??? 俺の考えだが 第二次世界大戦中に密命を受けた日本帝国海軍の潜水艦が密かに 気象兵器(ハリケーン)発生装置をバミューダトライアングル 内のサルガッソー海域に設置。しかし潜水艦は直後に撃沈され 装置の事は忘れ去られてしまう。 しかし何かの弾みで動き出した装置が続々巨大ハリケーンを発生させ アメリカを攻撃しだした! と言うのはどうだ?
2 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 17:54:22 ID:???
メリケンにヤクザが原爆の仕返しで発生させたと主張している矢氏が居るそうだ
3 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 17:54:36 ID:???
湿気たエサだクマー(AA略
4 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 17:54:53 ID:???
5 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 17:55:23 ID:???
>>1 アレは未来の兵器がサルガッソー海にタイムスリップして現れたもの。
開発者はアメリカ本人。未知のテクノロジーに触れた現代のアメリカ人は
世界を滅ぼすA.Iのヒントをつかんでしまう。
6 :
1 :2005/09/12(月) 17:56:09 ID:???
これで小説を書いたらアメリカで売れないかな?
7 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 17:56:26 ID:???
>>1 ん?ヤクザが広島の仕返しにやったんじゃあなかったか
8 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 17:58:49 ID:???
9 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 18:21:49 ID:???
末期ローマの武器はカタパルト。 アメリカ空母もカタパルトを使用。 結論。アメリカは末期。
10 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 21:12:22 ID:q8wcxdo1
【おまいら!】 台湾の国連加盟支持の御願い 【助けてください】
第60回国連総会が9月13日よりニューヨークの国連本部で開幕します。
平和主義の台湾は、これまで12年間、国連加盟を目指し努力してきました
が、中国の卑劣極まりない圧力に合い、いまだに実現していません。
みなさまの声が、そのまま国連へ送られます。
どうか、おまいらの底力を見せつけて下さい、おながいします。
http://www.gopetition.com/online/6889.html にアクセスしていただき「 Sign the petition 」←ここが署名のページです。
入力個所 First Name(名前)+ Last Name(姓)+ Email Address この3箇所を入力します。
※ (optional)は、未入力で大丈夫です。
※ フリーメールも大歓迎です。
11 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 21:13:07 ID:???
ショッカーの陰謀です
12 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 21:15:08 ID:???
_,,_ パーン ( ‘д‘) ⊂彡☆))Д´)1
13 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 21:56:44 ID:???
14 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 22:37:37 ID:Ul7Vp1q6
なかなか、面白い発想だ。
15 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 22:53:37 ID:???
16 :
名無し三等兵 :2005/09/12(月) 23:37:39 ID:???
>>14 どこがだよっw
他スレとかで散々既出だろうが
17 :
名無し三等兵 :2005/09/13(火) 00:18:00 ID:oq3MjyYi
アルカイダの気象テロだろ。 9.11にあわせる予定が、ちょっと早くなってしまったが(相手が自然だけに仕方ない) 作戦は大成功だったと大久保のタイ料理店でアルカイダのすば
18 :
名無し三等兵 :2005/09/13(火) 06:54:13 ID:???
19 :
名無し三等兵 :2005/09/13(火) 07:29:21 ID:???
9.11のときも日本が原爆投下に復讐するために行ったとか言うヨタ話が流れてたな。 ヤンキーは阿呆か?
20 :
名無し三等兵 :2005/09/13(火) 10:05:43 ID:N748S2Qe
まだナチの残党の犯行説は出てないの? 国際ジャーナリストの落合ノビーは何やってんだ?
21 :
名無し三等兵 :2005/09/13(火) 21:50:46 ID:???
ビル爆破より被害が大きく、ブッシュ政権の支持率を下げる究極のテロ兵器「カトリーナ」 これが10個あればイラクは勝利していた
22 :
名無し三等兵 :2005/09/15(木) 02:28:15 ID:???
23 :
名無し三等兵 :2005/09/15(木) 02:29:09 ID:???
カトレア君
24 :
名無し三等兵 :2005/09/15(木) 02:58:42 ID:???
コスタリカの陰謀に決まってるだろ、あんなもの。 そうでもなければ、先進国のアメリカが台風ごときで あれほどのダメージを受けるはずがない。
25 :
台風14号 :2005/09/15(木) 03:31:29 ID:???
おねえちゃんが迷惑かけたみたいでごめんね。 おねえちゃんに比べたらあたしはかわいい方だよね?
26 :
名無し三等兵 :2005/09/15(木) 03:51:14 ID:???
27 :
名無し三等兵 :2005/09/17(土) 00:34:37 ID:TWKpOZo7
あげ
28 :
名無し三等兵 :2005/09/22(木) 23:48:47 ID:???
2発目キタ(;・A・)〜〜〜
29 :
名無し三等兵 :2005/09/23(金) 02:24:41 ID:???
今度はドコの兵器なんだろうなw
30 :
名無し三等兵 :2005/09/26(月) 20:39:28 ID:???
31 :
名無し三等兵 :2005/09/27(火) 17:39:07 ID:???
アメリカ本土爆撃 この日を待ちたる我等 祈りをあげながら聽け 鳴り出すサイレンを あれはアメリカ弔らう歌だ わめき立つな もはや遲い 我等は荒鷲! アジヤの敵のアメリカ 悲鳴を吐くまでやるぞ この日の來る時を待ち 鍛へた この腕だ 笑つて行かうぞ翼の戰友 叩きのめせ叩きつけろ 我等は荒鷲!
32 :
名無し砲兵 :2005/10/10(月) 14:08:58 ID:D3C6kg2k
sage
33 :
名無し三等兵 :2005/10/10(月) 14:14:52 ID:???
34 :
名無し三等兵 :2005/10/10(月) 14:51:53 ID:???
35 :
名無し三等兵 :2005/10/10(月) 15:08:05 ID:9gjClGhB
ブッシュ大統領も、 カトリーナはアルカイダの気象兵器だった、ってことにすれば 国民からの批判もアルカイダに押しつけられるんじゃないかな 石油の値上がりも、世界的不景気もアルカイダの経済攻撃 俺の給料が上がらないのも、アルカイダの陰謀 今はフリーメーソンよりもアルカイダの方がメジャーだねw
36 :
名無し三等兵 :2005/10/10(月) 17:24:04 ID:/zCB8trX
実はたんなる気象現象
37 :
名無し三等兵 :2005/10/10(月) 17:41:01 ID:O9pkuILv
パキスタンの地震は米の兵器が原因
38 :
名無し三等兵 :2005/10/10(月) 18:32:55 ID:???
結局1000人しか死んでない
39 :
名無し三等兵 :2005/10/11(火) 06:12:51 ID:Mt3LCjbl
つかさ、世界まる見えかなんかで米の民間会社が吸水ポリマーだか何かを出来かけの台風に大量に放り込むと消えるとかいう技術を開発して実験中言ってたからそれやって素で失敗したんちゃう?
40 :
名無し三等兵 :2005/10/11(火) 07:57:02 ID:???
カミカゼの術だったの
41 :
名無し三等兵 :2005/10/11(火) 13:16:26 ID:???
42 :
名無し三等兵 :2005/10/11(火) 17:41:41 ID:???
43 :
名無し三等兵 :2005/10/22(土) 02:19:30 ID:???
またきたわけだが
こちらに移動します
45 :
名無し三等兵 :2005/11/16(水) 11:48:07 ID:mLpz9ehg
科学忍法竜巻ファイター
「高山さんですか。○×校防衛部統合支援集団凸の清駒です」 「稲葉の第622重駆逐戦車大隊長をしております高山です」 「連絡をせず来て申し訳ありません。そちらのネットにどうしても 繋がらず宿営地の変更をついさきほどまで知らなかったものですから」 「いえ、こちらも急な話で天手古舞の有様でした。」そして、 ここで言いよどんで見せて、続けようとすると相手が勢い良く続け、 「それで糧食班だけでもとこちらに来たのです。他に 必要なものがあれば何でも言って下さい。出来るだけ努力します」 自前で一式持ってきていますので、と言いかけて、 明日早朝には中隊毎に分かれて作戦集合地域に入るのだがその経路の 情報収集に不安が残っている事に気づいた。
ともかく参謀が手際よく計画を手直ししたことにいつの間にか羨望を 感じているだけかもしれない。こちらにとっては部隊編成からずっとの 半年掛かりの作業だったが。ともかく、部隊の前に人参をいきなりぶら下げて これで借りは返したという感覚は頂けない。 「どこの部隊にもこのように手厚く支援されているのですか」 これでは 意図が伝わらないだろうなぁと思いながらやや厳しい調子になる。 相手はなにか穏やかならざる調子であることは伝わったようだ。まずいな、 別にこの人に含むところがあるわけじゃないんだが。
お昼の部はここまでなり。軍人高校生の会話ってば難しいです。 どっちもどういう話し方をしているのか知らん。 部隊を動かしていろいろ能力を確認して、というテストも兼ねてた んだし、怒るのも相手にいささか被害妄想めいた感情を持つのも たぶん素直な感情の動き方だと思うんだけど、あれか、どうも内に 篭りすぎた感じかなぁ。こうしてまた変人が。 変人が多くて困ると思ったあなた、ぜひ書いてくださいまし。
51 :
名無し三等兵 :2005/11/16(水) 14:19:56 ID:???
スレ移動したのねw誰かラブ米書ける香具師(屮゚Д゚)屮 カモーン
52 :
名無し三等兵 :2005/11/16(水) 16:23:20 ID:???
>>49 なんか、ドイツ軍がモデルなのに会話はもろ帝国陸海軍なのはやっぱり日本人だからなんだろうな。
でもGJです! 裏方の話も面白い。
ところで>>タイフーン氏。
前スレでベルリン戦みたいに砲兵隊が市街戦に投入され壊滅って言ってたけど、
あれはもう完全に勝ちを悟って、安全が確保されて、屋内に残ってるドイツ兵をさっさと掃討したいからやってるので、
反撃が来そうな状態であんなことしないよ、普通。
砲兵隊はめちゃくちゃ壊滅しにくい兵科。生存率は歩兵<戦車<<<<<<<砲兵ぐらい。
湾岸戦争でもイラク砲兵の半分は生き残ったと言われている。砲兵が壊滅するなら「完全包囲で殲滅」か「対砲兵戦あるいは空爆で壊滅」
でいいんじゃない?
>>52 そうなんですか(汗 では白石本校戦で空爆され壊滅に変更します
白石本校戦について説明を。 開戦から電撃戦で白石を蹴散らした稲葉はとうとう白石本校からわずかの距離まで迫りました。 ですが、度重なる死闘で部隊は疲弊消耗、加えて秋も終わり冬が近づいていることから生徒会は「冬の終わりを待ち、一時攻勢を停止」と「敵に戦力回復の時間を与 えず、残存部隊をもって攻勢」の二つに分けられ、結果的に後者が採択されました(教員の圧力や授業カリキュラムの問題から)。 降雪当日に始まった攻勢はこれ まで散発的だった魔法少女たちが組織的に反撃、それに対抗できるルフトバッフェも稼働機が八機まで落ち込 み、機甲部隊もグロッキー状態。 戦場は個人個人の戦いとなった末、稲葉は後退を余儀なくされました。 なお義昭はSS義勇兵の新米少尉として参戦。 ノエルも機甲教導大隊を率い火消しに奔走しました。
55 :
名無し三等兵 :2005/11/16(水) 17:39:01 ID:???
ノエルさんえらく位が高いなぁ。機甲師団は出来たてだったっけ? ええと、主人公は今高校何年で白石本校戦は現在、ツンデレ作戦からどれくらい前の話? あと、本校戦以前から魔法少女は前線に居て戦っていたのか、そして稲葉はそれを知っていたのか? とタイフーン氏を小突き回してみる。データだ! 無限のデータ!
>>55 開戦したのはツンデレ作戦から二年前です 白石本校戦時のノエルは士官でしたが、大隊長の負傷で副官の彼女が指揮を執ることに。
稲葉は開戦前から魔法少女の存在を知ってはいましたが、具体的にどういうものかは理解していませんでした
57 :
名無し三等兵 :2005/11/16(水) 20:31:02 ID:e6wyvPHk
58 :
小ネタマン :2005/11/16(水) 22:16:59 ID:???
とある海外に到着したカンプグルッペ・ノエル ノエル「ねぇ義昭、あなたサーフボードは重いのと軽いのどっちが好き?」 義昭「(適当に答えるか)重いのですかね」 ノエル「そ、そう!?じゃあ一緒にサーフィンしましょう?ダメかな・・・(デレデレ)」 義昭「うえいい・・・」 ノエル「よし決まりね!空軍に連絡、付近の林一体をナパームで焼き払いなさい!石器時代に戻してあげるわ」 義昭「ちょ、中佐!」 ノエル「ほらほら、私特製の海パンよ!受け取って」 義昭「(;´Д`)」
砲兵隊が損害を受けにくいってのはダニガンの戦争のテクノロジーにも 書かれてましたね。イラク戦争後、歩兵の装甲が実用化されたとか盛り込んで 改訂版が出てたような。誰か訳してくれんかなぁ。 続き 他校から烹炊の便宜を受けるというのは大隊長の権限で良いんだろうか。 宿営地の変更ちゅうのは隊の福利厚生を増進するのと、作戦予定への影響を 考えれば良い判断だったはず。稲葉の内部では大隊が自前で段列を連れている 関係上調整の必要はない。ネットにもその旨書いたし、無線で連絡もしてる から今頃一人寂しく公園の滑走路跡で夜を過ごしている奴はいないはず。 ともかく指揮官同士が部下の前で声を荒げるようなことは避けなければ。 シチューのいいにおいが鼻をくすぐる。腹の虫が鳴ったのをそしらぬ顔をして 「思いがけぬ厚遇に正直驚いているんですが、うちからはなんか 出せるものがありますか」 「いえ、うちの学校の支援が届く範囲内で初めてということですし、 ということで。支度はすぐ済みます」せめてもの心遣いということ だろうか。女っ気のないところにわざわざ女性だけの部隊を持ってきた のも意図はないのだろう。朝の参謀の手配だろうか。
ふと相手をまともにみると、部下が呼ぶ声がした。それをみて相手も一礼すると 作業に戻っていく。その場はこれで終わりになるはずだった。 が、悪い予感がした。どうも用意されている卓の数が多い。たしかにうちの 部隊は大人数だから余分に持ってきたのかもしれないが。それとも ここいらじゃやり方がこうなのだろうか。半年前線から下がって訓練に 明け暮れているうちに陣営各校の統合運用が進んだってことはないよなぁ。 しかし、大隊段列が補給を受ける相手はおそらくこの部隊になる気がする。 なんとかうまくいって時間差で食べるようにするか、場所を離すか すべきではないだろうか。まてよ、俺の勘違いで配膳用のを数に入れている だけなのか。
結局、配膳用の卓を間に挟むことを先方はもともと考えていたようだ。 それとなく見た範囲では士官、下士官、兵と盛りが違うこともなかった。 うちの大隊には給与を貯めて吉原の有名嬢に会いに行くようなませた奴は いないはずだが、それにしてもこの扱いはひやひやさせられる。みな、 まとなおいしい食事のほうに気を取られているようだ。 ひょっとして、この学校の部隊は戦闘をしたことがないのかもしれない。 根拠はないがそのような考えが生じた。支援を受ける相手を侮るわけ ではないし、そのような雰囲気はすぐ皆に伝わる。明日の受け入れ校 の歩兵部隊との会合を早めた方がいいかもしれない。この支援部隊には 早めにお引取り願おう。そう結論を出し、あとはできるだけ皆の 眼が届かないところで先方の指揮官にお願いすべきだろう。
先方をうまく捕まえて話をすると怪訝そうな顔をし、しばらく考えこんでいた。 どうも、いろいろと系統が違うので話をどこに持っていけばいいのか分からないのだろう。 朝来た参謀がいれば話は通ったのかもしれない。それでは各中隊から偵察を 送るのはどうだろうかと切り出すとさらに難しい顔になった。 統合支援といっても任務の調整や連絡などは担任外らしい。そう思って 確かめようとすると、 各中隊の集結予定地域へは責任を持って案内できる者が明朝に来ますと 断言する。それで決めたいのがありありと伺える。
今日も戦闘まで行かなかった。虎と象の間に境界があるんじゃろうか。 おやすみなさい。
おはようございます >極東氏 是非前スレに投下してください >プロット太郎氏 続き待ってます 質問なんですが、バルバロッサやタイフーン作戦の際ヴィットマンやパイパーはどのような役職にあったんでしょうか?ヴィットマンが三号武装強化型に乗っていたのは知っているんですが・・・
かつて稲葉が白石本校直前で大敗したこの日、白石学園の大攻勢が始まった。 予想外の降雪量、稲葉の薄い前線、そして魔法少女の集中運用まで、全てが同じだった。 ロケット砲兵陣地は低空侵入した魔法少女の空爆で即座に無力化され、紙のように薄い戦線に機甲部隊が殺到した。 配置されていたヘル中部隊、二線級の機甲軍は包囲されこちらも壊滅。 かつて威容を誇った稲葉ルフトバッフェも再編成の途中にあり、攻勢開始当日に出撃できたのはわずか八機のみであった。 稲葉学園はすぐさま全ての授業を停止して防御態勢に移行。様々な推測や得られた情報から、白石の目的は稲葉本校だと断定された。
カンプグルッペ・ノエルには侵攻してくる白石を少しでも食い止めるため、学園都市の中心部を流れる河川に架かる「れまげん橋」の破壊を命じられた。 彼女たち以外にもいくつかの戦闘団が他の橋を爆破するという。 義昭らSS降下猟兵大隊と空軍教導降下猟兵大隊は先行してれまげん橋に降下し、橋を制圧、その後地上部隊と合流することになった。 ノエル率いる機甲部隊にも第622重駆逐戦車大隊のフェルディナンド十五両とヤクトタイガー五両が加わり、黒死病対策の対空機関砲車両も配備された。 義昭が空港に向かう前、ノエルは彼を呼び止める。 人気の無い場所に彼を引っ張り、顔を近づけ、 「あ、あのさ義昭、すぐに行くからね!」 「ほへっ?」 「そのさ、降下部隊はすぐに地上部隊と合流しなきゃ・・・じゃなくて、義昭はバカだから、私が勉強教えてあげなきゃダメなのよ・・・ああ、何言ってるんだろ私」 「ち、中佐殿、大丈夫ですか?」 「あんたに心配されるほど落ちぶれちゃいないわ!・・・でも、気をつけてね」
67 :
名無し三等兵 :2005/11/17(木) 08:49:50 ID:YgN8Ur55
タイフーン乙 しかしタイフーン氏は「教導」が好きですなw
68 :
名無し三等兵 :2005/11/17(木) 09:17:38 ID:???
1941年のパイパーやヴィットマンかぁ。 パイパーは 実は日本語のはてなが詳しい。 英語ではgoogle printでpeiper ssと検索すると Ss-Leibstandarte: The History of the First Division 1934-1945 と言う本が出てきます。その4ページによると 第2次世界大戦開戦時は中隊指揮官だそうです。んで、1942年半ばに 第2SS戦車連隊第3大隊の指揮官に任命されているとのこと。 従ってポーランド、ギリシャ、ロシア1年目は中隊指揮官かその位の 人が付く役職だったということになると思います。 英語wikiによるとヒムラーに引き立てられた面があるとのこと。 そいと象さん15両もいるんですね。ちょっと驚いた。
69 :
名無し三等兵 :2005/11/17(木) 09:23:00 ID:???
>>68 >>69 ありがとうございます ノエル→ヴィットマン セレナ→パイパーが元ネタなので
象は622に全て集められています 稲葉は物量に質を集めて対抗する方針なので
続き 前線部隊との連絡についての要望は上にすぐ伝えるが、予定では明朝に 連絡要員が来ることになっているということで落ち着いた。支援部隊は パチンコ店の従業員用宿舎に入った。連絡には都合が良い。 こちらが半年振りの実戦なので硬くなっている面もあったかもしれない。 整備小隊は今日多少音がおかしかった象のエンジンの調子をみたいと 言っている。大隊の象は予定では各中隊集結地で整備班に分かれて 面倒を見る予定にしていたが、どうも他校との協同作戦は勝手が違う。 支援部隊長に相談してこのパチンコ店に整備小隊を纏めて修理させたほうが いいかもしれない。大隊の各部隊をあまり分けないほうがいい気がする。 細切れに使われるのは避けたい。
こんなことなら移動中は副長に任せて自分は象の車内でできるだけ 寝ておいたほうが良かった。今晩は起きていないとまずい。巡回など して隊員を寝付かせないのはだめだ。明日の夜は砲声が聞こえるところに ゆくからぐっすり眠れるチャンスは今晩だけ。食事も良かったから 心配せずとも寝付きは良いかもしれないが、邪魔する事はない。 整備小隊が仕事をするのを脇からみて気を散らすのもいい思量ではない。 となると、高山大尉は副長にトラックの平台に居るからと告げて ノートPCを持ち込んで作戦のおさらいをすることにした。
73 :
小ネタマン :2005/11/17(木) 17:24:43 ID:???
ノエル「ひかるかっぜっをおい〜こしたら〜」 義昭「(;゚Д゚)」
【いつ】オターキングラード攻防戦実況スレ55【陥落?】 【高山】622重駆逐戦車大隊を応援するスレ【がんがれ】 【正面?】ツンデレ作戦を予想する【挟撃?】 【勘違い】如月ノエルアンチスレ【お姉様】 【ヘッツァー】稲葉突撃砲乗りが語り合うスレ【三凸】 魔法少女を捕まえますたその13(524) 【SS】石沢義昭は最高3【降下猟兵】 砲兵部ですが仕事がありません(125) 【無人】稲葉ルフトバッフェ総合スレ【操縦】 これくらいしか浮かばん、誰か他に作ってくれw
76 :
名無し三等兵 :2005/11/17(木) 20:47:01 ID:???
>>75 【義昭】二人の恋を応援するスレ【ノエル】
【もう】白石本校直前で諦めたヤシの数→【だめぽ】
77 :
名無し三等兵 :2005/11/17(木) 20:48:59 ID:???
;゚д゚) <懲罰大隊らしいよ Σ(゚Д゚;エーッ!!
漏れ新しくできるSSの降下猟兵に配属なんだけど、なんか隊長が滅茶苦茶すごいw 顔半分火傷で左目は眼帯・・・テラコワス
まず、作戦発動時についてはまだ通知がこない。作戦集結地域にて待機すべき 時機が指定されており、それ以降はできるだけ車両の中にいることになる。 中隊各車は直接協力する歩兵大隊から陣地進入、待機中、および作戦中の 警戒、ことに夜間については自前の警護小隊はあるものの支援を仰ぐことになる。 作戦は地元擲弾兵が先導して敵の陣地を解明し、象は敵と距離を置いて 火力支援を行う。ここで問題となるのが地形である。敵の陣地線は台地の 裾を流れる河川、台地の崖線上と広がる樹林帯、裾および斜面および崖上に点在する 高層マンションやテラス型集合住宅、台地上の住宅団地を利用して作られている はずである。コンクリ建築は上層階が迫撃砲弾や少々の榴弾を吸収して 下層階にまでは危害を与えられない。人が使い易い高さに外部を見渡せる 開口部が無数にしかも同じ方向に向かって多数設けられており、例えば 少人数の歩兵が窓から窓に移動しながら狙撃を繰り返すことが可能である。 このため、敵の発砲を認めたら直ちにその窓に榴弾を放り込む能力が 必要であった。
つまり、作戦のある段階において要求されるのは 歩兵が怪しい建物に取り付いたらその建物の窓やら開口部全てを 見れる位置に車両を持っていき歩兵の指示や発砲炎が見えたらその窓への 距離を測り、榴弾の信管を調節して、その窓に放り込む仕事である。 それにくわえて、作戦のあらゆる段階において、ことに歩兵と象が 切り離せるタイミングを狙って敵の機甲戦力が逆襲してくる可能性がある。 これは歩兵が敵陣地内に足場を確保する前かもしれないし、砲撃などを 受けて壊乱した時かもしれないし、また、象が前進し始めたときを狙うかも しれないし、或いはこちらが出るのと同時に敵もこちらの足場を狙って 戦力を投じてくることもありえた。 敵の戦力の主体は受け入れ校の隣接校で規模はかなり大きく、しかも 自分の校区で戦闘をしたことがない。従ってかなり充実していることが 予想される。
編制は受け入れ校の情報によるとソヴィエトロシアの戦車旅団、狙撃兵師団 などがモデルになっているという。装備はT-34系列だがどの程度手が入って いるかは不明。訓練、士気、充足率などは不明だが低いとする根拠は見当たらない。 各中隊の進撃軸を扼する地形は、崖線下を流れる河川に掛かるコンクリ橋である。 象は低速で慎重に通過するか、あるいは補強してやる必要がある。 道路以外で架橋しても崖線にすぐ突き当たるのと、崖線と平行に裾を走る道路が 未整備なのであまり意味はない。
架橋して崖を削り道路を作るという手もある。しかし、放置された雑木林であり、 土木重機のキャタピラが長年堆積した篠の上で滑り、雑木の根や低い枝に 阻まれる可能性もあった。おそらく列車砲の榴弾や、或いは燃料気化爆弾 などであれば一気に切り開ける可能性も有るだろうが、熱帯雨林とは根の 張り方が違うのも事実である。崖線上まで進出すれば代替道路を作ることは あるだろうが、貴重な建機を投じるとしたら橋梁の補強が優先とされた。 敵の抵抗がどの線で最大になるのか、また、敵が殺戮帯に向けている 火器はどこにあるのか、そして戦車がどの程度こちらに回されているのか、 これらについては日ごろ対峙している歩兵に聞くほか無い。
友軍の状況については前線の歩兵中隊の士気は高く、偵察部隊は主として 敵の偵察部隊の狩り出しに使われているようだ。半ば都市化した地形で 長期的な内戦においては情報収集という意味も随分変わってくるはずだが それについては、後方支援能力が一般的な公共サービスの分野にまで 拡大して用いられていること、つまり、ごみの収集からガス、電気料金の 徴収にメーター検針、電話回線の設置に光ケーブルの敷設、架設などまで 学校が行っていることで、情報提供は比較的にUPしたとだけ書かれている。 下水処理、消防、警察についても学校の構内では自前で行っているようだ。 おそらくこのあたりが、受け入れ校の部隊を他の戦場でみない原因なの だろう。地元に密着しているから片時も手放せないのだ。
稲葉がこの校区を戦場としなかったこともそれで説明が付く。あえて 戦禍に巻き込むよりも強力な盾として存続することを第一にしているのだろう。 ならば、今回戦端が開かれるというのはいかなる変化があったのだろうか。 そういえば、公園の滑走路跡道路が砲撃を受けたと参謀は言っていたから なんらかの衝突があり、それがこじれたのかもしれない。崖線上の 観測点を奪えば安全になると考えたのではないだろうか。すると、崖線から 先に進んでくれる動機があるかが問題となるが、大砲の射程までは大丈夫 ではないだろうか。
そもそも○×校が稲葉についたのは稲葉の外交努力もあるが、稲葉側から 守るのが難しいということもある。そして内戦初期は稲葉が圧倒的に優勢 だった。 むっ、外で物音がする。高山は車外羽織っていた毛布を脱ぎ、明かりを 弱めて車外に出た。
ということで今日はここまでなり。おやすみなさい。 なんか家の外で 人声がするなぁ。隣の家の声じゃろうか。お風呂に入っているのかな。 むぅ、気のせいなのか。
87 :
名無し三等兵 :2005/11/17(木) 23:54:16 ID:???
プロット氏乙 タイフーン氏、避難所SSにフィンランド高校が出ましたねw
88 :
名無し三等兵 :2005/11/18(金) 00:06:29 ID:???
>>87 女かと思ったら男だったやつねwクソワロタ
プロット氏乙ですた 質問なんですが、「ラインの護り」は独語に直すとヴァハト・ア・ラインでOKなんでしょうか?
おはようございます 第三話を投下します
降下猟兵たちを乗せたタンテは戦闘機やWGによる迎撃こそ受けなかったが、代わりに猛烈な対空砲火をもって出迎えられた。恐らくは橋の付近にある森、対空機銃や攻撃魔法の火の玉がタンテを襲う。 普通なら携帯で航空支援の一つでも頼むものだが、生憎ルフトバッフェは出払っている。 数少ない地上攻撃機のほとんどが白石機甲軍へと差し向けられ、戦闘機もその護衛についていた。 左エンジンに直撃、炎が吹き出る。 「おい機長、エンジンが・・・」 「こちらは大丈夫ですよ少佐。そっちは降下してください」 「君らはどうする!?」 「その後にでも脱出します。積み荷ごと落ちたら恥なもんでね」 「幸運を祈ってる」 「それはこっちの台詞です」 義昭は機内の隊員に降下を伝えた後、自ら先陣を切って機体から飛び降りた。
ノエル率いる機甲部隊はタイガー三、四号六、フェルディナンド三(十両は他架橋の戦闘団に分派)、ヤクトタイガー二(一両故障で後方に戻す)を始めとして、強力な破壊力を有していた。 真由がノエルに報告する。 「お姉様、セレナ戦闘団が流伝弗富鉄橋の爆破に成功。高橋戦闘団も橋に展開していた敵空挺部隊を掃討しつつあるとのことです」 「セレナ姉さんも仕事早いわね。高橋も初めてにしてはよくやるわ」 セレナ戦闘団はノエルの姉、如月セレナが指揮し、彼女が指揮するSS第505重戦車大隊(キングタイガー装備)が戦闘団の主力だ。 高橋戦闘団は今回初めて団長を務める高橋秀和が指揮している。初めてにしてはよくやる、とノエルは思う。 「・・・お姉様、変わりましたね」 「そう?」 「ええ。他人を認めるようになったと思うんです」 「・・・」 「石沢少佐のおかげですか?」 「な、なに言ってるの真由!あんな奴誰が・・・」 「お姉様、安直なツンデレはすぐ見破られます。素直になるのが一番」 「言うようになったらわね・・・」 「お姉様のおかげです」
投下終了 ではノシ
94 :
名無し三等兵 :2005/11/18(金) 09:57:49 ID:B6DX472K
カンプグルッペ・ノエルが異常に強化されている件について
95 :
名無し三等兵 :2005/11/18(金) 10:55:54 ID:Emeqq4Ad
エネルギーでは 普通の台風>>>>>>>>M8地震=大型核兵器
96 :
名無し三等兵 :2005/11/18(金) 11:12:35 ID:???
97 :
名無し三等兵 :2005/11/18(金) 11:20:55 ID:???
誰か新規に入る職人のため世界観や設定のまとめ(テンプレかな)キボン
98 :
名無し三等兵 :2005/11/18(金) 11:32:28 ID:???
タイフーン氏と丼炒飯氏、二人の共同作業に期待
99 :
名無し三等兵 :2005/11/18(金) 11:36:51 ID:???
>>98 超ガンガレタイフーン氏と丼炒飯氏!
そしてノエルタソ(;´Д`)ハァハァ
>>100 トンクス 「稲葉の護り」はヴァハト・アム・イナバになるわけですね
>>99 世界観等のまとめは今夜あたり投下します
セレナって誰だよw
>>102 セレナのキャラ紹介
如月セレナ
稲葉学園OBのフリーター。在校時には機甲部隊設立に尽力、開戦前に発生した紛争では白石に一矢を報いた。
如月ノエルの一つ上の姉で、ノエル同様スーパーモデル級のプロポーションと美貌を持つ。
就職難から稲葉に教育実習生として舞い戻り、新たに設立されたセレナ戦闘団の団長に就任する。
妹ノエルがタイガーに対し、セレナはキングタイガー大隊を率いる。
なお義昭に目を付けており、布団の中に潜り込むという荒技もやってのけた。
では世界観 海の上にポツンと浮かぶ広大な学園島は、ファシスト生徒会支配する稲葉学園と魔法少女が通う白石学園があった。 六月、かねてより白石と小規模な争いを繰り返していた稲葉は大規模な軍事侵攻を開始、瞬く間に学園島の大半を支配下に収めた。 だが白石本校に近づくにつれ稲葉は激しい抵抗を受け、十二月中旬に敗北し後退。 戦争開始二年目早々、稲葉は電気街に逃げ来んだ魔法少女を追い市街戦を展開(第一次オターキングラード攻防戦)、大損害。 稲葉はオターキングラードに増援を派遣、市街地の九割を制圧(第二次オターキングラード攻防戦)。だがオターキングラードに固執した稲葉は次々に部隊を投入、わずかにではあるが戦線崩壊が始まる。 白石、「最後の雪」作戦を開始、後方を寸断しオターキングラード包囲(稲葉は空からの補給で地上部隊を支え、2ヶ月に渡り空中補給を連日敢行)。 稲葉、オターキングラード救出作戦「オタの荒らし」作戦発動(第三次オターキングラード攻防戦)、包囲されていた部隊は市街地を脱出に成功。
稲葉は白石に侵攻遅延を仕掛け、機動防御等の手段で反撃し戦線を押し戻す。 大きく突出した白石戦線に対する攻勢「ツンデレ作戦」開始、三日間の戦いで白石側は大敗を喫する。 なにか世界観等で質問があれば、答えます
支援あげ
気のせいだったか。整備班が象の車体に掛けた天幕からかすかに光が洩れる のが見える。うちの中隊のどれかが突破口を開ければ、つまり、崖線のどこか を確保できれば、受け入れ校の機甲がそこからなだれ込めるはずだ。砲兵に ついては稲葉の射場での演習に立ち会ったので腕のほどは知っているが、 機甲は見る暇が無かった。指揮官同士の顔合わせの機会も無かった。一度、 指揮所演習とかしてくれると自信が持てるのだけど。
星が出ている。ヤフーの天気予報では明日の○×校区は晴れ。隣接校も 同じく晴れ。時間帯別降水確率も軒並み低い。雲については中隊ネット によると雲量、雲高ともに飛行場、校区で離着陸、航空支援に問題が ないとのこと。明後日以降については明日にならないとわからない。 作戦開始を繰り上げることはあるだろうか。初めて白石に攻めたときは 後部車体の上に稲葉の校旗を結びつけたもんだったが。今となっては 1週間の好天が保証されたとしてもそれが作戦発動の契機となるかは 分からない。
荷台に戻ろうとすると、パチンコ店の裏から人が来るのが見えた。 支援部隊の少佐だ。手に何か持っている。嫌な予感がした。 車外に出ていた自分を認め、まっすぐ近づいてくる。 「実は急なことで申し訳ないのですが」、こちらの顔も見るなり 早い口調で話し出す。どうも、多少焦っているのかもしれない。 どうぞ、と促すと、実は本部から要請がありまして、と紙挟みから 文書を取り出して手渡してくれる。 街灯の明かりの届くところに移動しようとするまにも少佐は内容を 説明しようと言葉を重ねて、「どう申し上げてよいのか、こちらとしても重ね重ね すぐ上に言ったのですが」
むっ、なんかまた戦闘が遠くなったぞ。と思いつつ寝ます。 大隊ってば二つ上が師団で二つ下が小隊なのね。作戦のおさらいとか 書いたけど全然なってないや。つうか、いつのまにか戦線全体に 大隊が中隊ごとに投じられてる感じになってる。この学校の校区って 大きさドンくらいだ。
>>112 学校の規模は両校ともマンモス校としか設定していないです 下手に生徒数決めると後々設定等に矛盾が生じてしまいそうで・・・
114 :
小ネタマン :2005/11/19(土) 17:04:32 ID:???
義昭、ある作戦を考え白石の陣地へ。 魔法少女「どしたの?」 稲葉兵「ホリョダ!」 魔法少女「(゚Д゚)ポカーン」 稲葉兵「ホリョダ!」 魔法少女「も、モノマネが上手いのはわかったけど・・・」 そういや本編で使ってましたね(汗
ノエル「ねぇ義昭、キスしようか?」 さあどう出る↓
116 :
名無し三等兵 :2005/11/19(土) 20:50:02 ID:G4UqgHL1
誰か避難所にあったドッペリ部隊×カンプグルッペ・ノエルのような話キボン
ノエル「ねぇ義昭、もし私が負傷したらどうする?」 義昭「それは・・・負傷の度合いによりますが、しかるべき場所へ移します」 ノエル「石沢少佐じゃなく、義昭として話してよ」 義昭「い、いつもビクビクしてます・・・ノエルはいつも陣頭指揮取ってますから」 ノエル「あんたに心配されるほど落ちぶれちゃいないわよ」 義昭「・・・」 ノエル「でも・・・心配してくれて嬉しいな」 義昭「えっ?」 ノエル「フフフ、なんでもない」
>>118 乙 こんな感じのがもっと読みたいとです
こんなSS希望(プロット太郎氏は多忙ですがorz)
ふとしたことで知り合った義昭と吸血鬼の少女。
少女は白石と馬が合わず脱走したらしい。そして魔法少女対降下猟兵and吸血鬼の戦いが始まる
>113 校区の大きさが決まるとある程度人数も分かってくるかもしれませんね。 なるほど。合併で大きな市とか自治体ができているところもあるんである程度は自由になるかなぁ と思ってました。 続き 少佐の声はかすかにうわずって、どう言うべきか迷いながら話している ようだ。あまり説明にもなっていないがこちらのために努力をしたのだが、 あえなくこうなったということだけは伝わってくる。 透明ホルダーに入れられた文書の頭に公印が見えた。 つづいて、大文字で標題が等間隔に割られて並んでいる。 「防 衛 出 動 命 令 書」 思わず眼が釘付けになる。少佐がしきりと何か言う中、文書に 食いつかんばかりに高山は目を寄せた。手が震えている。 防衛出動を命じる。次により部隊は出動されたし。 なお、別紙にあるとおり、 貴下部隊は本日00時00を持って稲葉校防衛会機甲軍から ○×校機甲軍下へ配属され、機甲軍の作戦統制下に服することと なった。これは両校間の取り決めによるものであることを通知する。
これはこちらの作戦計画に不満があるので○×側で計画を作り直した ということだろうか。それとも単に儀礼上のことなのか。 ようやく少佐が話し続けているのに気づき、顔を向けると、 「これは上のほうから下ってきたらしいのですが、どうしても やりたいというのです。それで場所はその、公園の滑走路道路に なります。初めの宿営地に予定していたところです。」 すまん、もう一度説明してくれないかと言おうとしたが、自分が どう口にするのか分からない。その代わりに相手をよく見据えると、 「私としても作戦発動前にこのようなことをするのはとても残念です。 が、挙行後には機甲部隊の人と会える機会も有ると思い..」 「挙行? 何のだ」 「...観閲式です」 観閲式って、あれか、ひな壇を作ってその前を敬礼して通り過ぎる奴か。 「そうです」 思わず口に出していたらしい。つまり、この学校の上層部は観閲式を やりたいために指揮系統を直前になって変更したということらしい。 こういうときなんていったらいいんだろう。
ともかく冷静にならなければ。今になって作戦が大きく変わったり、大隊の 任務が変更されるとは思えない。問題は作戦発動の直前に観閲式が入ることで 何が変わるかだ。他にも作戦に投じられる部隊で観閲式で行進するところは あるのかでも変わるはずだ。行軍の予定や補給の手当ては崩れるだろうが、 それは仕方がない。 こちらが落ち着いたのを見て取ったのか、少佐は紙挟みから別の用紙を 取り出した。何度も見て頭に入っている公園の地図、ところどころが 楕円や四角で囲まれ、公園外周へ至る道路には検問所らしき点がところ どころに打たれている。
そうか、初めから仕組んでいたことだったんだな。宿営地が変更になり、 パチンコ店に案内されたのは観閲式の準備のため、外周警備を回るようにして 経路が設定されていたことが分かる。会場予定地に他校の部隊を置くと 警備上なにかと不都合だったのだろう。そして、こちらの対応を見て 御しやすいとみたのか式典に参列せよというわけだ。象の中の弾薬や 機銃弾はどうせよというのだろう。警護小隊も実弾を携行しているが。 まさかと思うが、命令を下すのはどうやらこの少佐のようだ。
少佐は砲弾はそのままでいいと言ってくれた。砲尾に栓をして封じて おくだけで良いんだそうだ。砲塔上に設置した機銃は車内に格納。 警護小隊の小銃弾は支援部隊が弾倉も含めて受け取り責任を持って運ぶ。 しゃあしゃあと言ってのけ、最後にあくまで警備上の都合だと申し訳 なさそうに言い添えてきた。大隊は行進の序列は機甲部隊の最後、 それまで滑走路道路で待機。スタジアムに入る道はこちらで抜けるところが こちら。貴賓席の前で敬礼を各車長に徹底して欲しい。故障車が出ない ように整備のほうについてはこちらかも支援を出せる。移動開始は 、ここで一旦切って、出来る限り速やかにということなので、今から 準備して頂きたい。
観閲式の待機中と行進中は車長と操縦手以外は眠れる。警護小隊にも休みとなるだろう。 他の小隊も同じか。徒歩で行進は要求されていない。問題は中隊集結地域への 移動が遅れることと、全体の行軍計画が全く不明となったこと。 中隊長、中隊先任軍曹、直属の各小隊長に小隊軍曹を起し、命令を伝え、 直ちに大隊は移動準備を開始した。訓練でも深夜に招集を掛けることは あったが、そのせいか寝起きの事故の心配はないようだ。きびきび動いている。
大隊は夜も明けぬうちに移動を開始した。郊外の大型ショッピングセンターや チェーンの飲食店の向こうの住宅街にまで象のキャタピラがアスファルトを叩く 音が響き渡る。角を曲がりきるとどうしてもエンジンを吹かすので近隣には ことに迷惑だったろう。中には灯りがつき、住人が顔を出すのが望見される こともあった。声を発する者はいないが、心中が思いやられてすまなく思う。 広い通りに出た。片側3車線の国道である。新聞配達のカブ以外には 車もいなかった通りから抜けても相変わらず大隊は慎重に進む。夜目に 市街地の高層建築の天辺が赤く瞬くのが見える。先導する支援部隊の 車両も赤色灯を回転させ、後尾には電光掲示板を荷台に載せたトラックが 貨物を夜も運ぶトラックに注意を促している。
やがて、大隊は左折をして交差する別の通りに入り、そして公園についた。 滑走路道路は公園内に3本ある。うち2本が狭い間隔で並んでおり、大隊は そのうち左側に入った。まだ空は暗く、滑走路上には園灯の明かりも 届かない。すでにかなりの数の車両が滑走路に順序よく並んでいるようだ。 右手滑走路にも並んでいることが芝生越しに夜目で分かる。かなり大がかりに やるというのが実感できた。作戦参加する機甲、自動車化兵力のほとんどを 集めたのではないだろうか。 ここで寝ます。
第四話投下 お目汚しします
河川に架かる三つの鉄橋のうち、二つが爆破された。 最後に残ったれまげん橋にはカンプグルッペ・ノエルが向かい橋自体は二個降下猟兵大隊が既に制圧し、爆破準備が進められている。 だが、ここで思わぬ問題が発生した。 空からも地上からでもなく、地中から召喚獣が橋の稲葉側・・・カンプグルッペ・ノエルの前方と降下猟兵の後方である。 しかも天候は悪化を始め、二年前と同じ寒波が島全体を襲った。 互いに航空戦力は封じられ、稲葉は一時的ではあるがヤーボの脅威から逃れることができた。 その間に稲葉は本校から予備戦力を移動させ、一線級の戦力を前線へと送り込んだ。 本校で再編成された二個SS機甲軍と一個機甲軍はほぼ定数を満たした強力な部隊である。
降下した第400SS降下猟兵大隊(三十名)は空軍降下猟兵教導大隊(七十名)と合流、タンテから投下された装備を回収した。 降雪がひどくなり、しばらく航空輸送はないらしい。タンテは最後に「健闘を祈る(`・ω・´) つ【灯油とストーブ】」とボックスを投下して基地へと戻った。 「おいお前、もしかして義昭か?」 教導大隊指揮官と顔合わせに望んだ義昭は近づいてくる人間が誰かとすぐに理解した。 「龍之介?桜坂龍之介か?」 「忘れたなんて言わせないぞ。この野郎すっかり有名になりやがって!」 龍之介と義昭は抱き合う。二人は中学の頃の親友である。
投下終了 お目汚ししました 新キャラ紹介 桜坂龍之介 空軍降下猟兵教導大隊大隊長。義昭とは中学時代からの友人で、義昭がSSに志願した時龍之介はルフトバッフェに志願した。だが視力の問題から壁をパスできず、当時兵員不足に喘いでいた降下猟兵部隊に志願。 開戦直後の携帯電話中継アンテナ奪取作戦に参加、成功。 以後、数々の空挺作戦に身を投じて経験を積む。 龍之介の名前を一躍轟かせたのは、大宮高専において発生した軍事クーデターに巻き込まれた水無月京子を一個分隊を率いて救出したことで、この功績で龍之介は二階級特進、教導大隊の大隊長に就任する。 オターキングラード戦には参加しなかったが、ツンデレ作戦では彼の部下が白石の列車砲を破壊する戦果を残している。
新職人様が来る際に必要なものはどういったものが必要でしょうか?
133 :
名無し三等兵 :2005/11/20(日) 15:34:56 ID:LOEl0JiK
職人集めないと過疎がひどくなるしなぁ・・・
137 :
名無し三等兵 :2005/11/20(日) 16:23:47 ID:LOEl0JiK
>>136 タイフーン氏、プロット太郎様、極東氏、あと小ネタマンw 素材はいいだけに残念
138 :
小ネタマン :2005/11/20(日) 18:10:44 ID:???
>>135 課題の一つですね
ノエル「ねぇ義昭」
義昭「なんです?」
ノエル「(ジーッ)」
義昭「?」
ノエル「ズボンの裾が弛んでるわ。外出許可取り消し」
義昭「(;゚д゚)」
正直言って外野から見ればキモいだけ
お前らみたいな奴がブヒブヒ言うから軍オタとアニオタラノベオタが同一視されるんだよ
なんか変なのが沸いてきましたね
とりあえずニートは死んだほうがいいよ
>>145 わざわざここに来てカキコしてるおまいも十分ニート
ま・・・何事もなかったように流れを戻して再開↓↓↓
ヤーボは行ったかな?w
SSマダ〜?マチクタビレタ〜 書けないくせに偉そうにスマソ
晒しage
前スレで紹介されてた「奮戦!第6戦車師団」を読みました。 成る程こりゃ面白い本で、多分紹介されてないと永久に読まなかったろうなw という訳でsage
>127 続き >119 魔法少女 吸血鬼 降下猟兵の組み合わせですか。吸血鬼というと ピートというのがいて人気だった。 この学校は少なくとも自分の校区で戦うのは初めてだ。指導者にとって 自分が建設した戦力を一度に見るのはおそらくこれが最初で最後であるまいか。 同窓会やPTAに地元自治体から予算と寄付を引き出す手腕にそれをきちんと 兵器と軍隊育成に注いだ努力には並ならぬものがあるのであろう。 他人事として、間近に迫った作戦を考えなければある意味快挙といって 良いのかもしれない。平行に伸びる長大な滑走路二本を埋めるだけの兵力を 整備できるのはおそらく二度とないだろうが。
夜明けまでにはまだ暫くある。次に象が走るのは暫く先だからエンジンを切って 間欠運転させるのが良いかもしれない。しかし、それを決めるのは中隊長の仕事だ。 大隊長としては少佐にもう一度明日の予定とここからの前線への行軍計画、 それから経路偵察をしておくべきだろう。場合によっては大隊を超えて 前進する機甲部隊の指揮官と顔を繋ぐ機会もあるかもしれない。 そう思って、車から降りると少佐が向こうから来るのが見えた。 先方からも話があるらしい。 先方の用は夜が明けても、軽はずみはことはなさらないようにということ だった。念のため各車に一人支援部隊から人が来るが悪く思わないで欲しい という。また、本当に申し訳ないのだが、稲葉本校へは上のほうにしか話は 通っていないとも。 つまり夜が明けるころに何かが起きるがそれに慌てず落ち着いて欲しい ということか。少佐は私の車に並ぶ位置に車を動かした。象をはじめ 各車に支援部隊の隊員が配置されるのに立会い、そして象や車両の位置を 行進の順序にあうように組み替えているうちに段々明るくなってきた。
ふと、もう一本の滑走路のほうに眼を向けると見慣れぬ戦車が見えた。 鋳造の砲塔、無骨な感じの車体、やや幅広のキャタピラ、パンターだろうか。 いや、間違いなくT-34だ。隊員も支援部隊の少佐も気にも留めず作業を 続けている。鹵獲兵器だろうか。それにしては数が多い。乗員の制服も 随分ソヴィエト風味だ。偽装旅団か?
思わず凝視すると少佐がいつの間にか脇によってきた。 「誤解無い様に言いますと、あれはたぶん白石の部隊です。×△校の 装備はあっちですから」と指差す先には角ばった砲塔にリベット打ちの 戦車が見えた。クロムウェルとかの英国系統らしい。その先には 砲身の長いシャーマンもいるようだ。 「どうみても我々が勝ったようです。どうか自重なさってください。 審判が上を飛ぶと思います。」 気が付くと独逸機甲軍と赤軍の戦車軍に英国の機甲軍が数十メートルの 芝生を隔てて対峙しているのだった。数の上では独逸軍のほうが多い。 およそ1.5倍くらいだろうか。世代を勘案してもはっきり見える範囲では 独逸の勝ちのようだ。象、虎、豹、嵐虎などがこちらには揃っている。 それに比べ、あちらの戦車はT-34はあるものの、マチルダや初期の 巡航戦車などが多いようだ。これは独逸戦車の資料が揃っているのに 比べて英国やロシアの戦車の資料が不足していることも響いたのでは ないだろうか。肉弾戦をやろうにも各車の上にそれぞれ乗っている 兵隊が銃を持ってにらみを利かせている状況では無理だしな。 それにどういうルールかは知らないが勝ったらしい。
やがて、箒に跨った少女、そして稲葉のシュトルヒが上空を低く通過して いった。そして、滑走路脇の歩道をジープに乗った連中がゆっくり走って いった。どうも両校の指導者とかそういう連中らしい。 「このあとどうなるんです?」 「×△校は稲葉側に参加します。従って我々は×△校の防衛に加わることに なります」 「じゃ、あの白石の連中はどうなるんだ?」 「そこまでは分かりません」 かくて、稲葉はほとんど無傷で北翼の突破に成功した。白石にとって ○×と×△のこの政治的妥協による打撃は高いものについたといえる。 稲葉が車体も大きく、砲威力も高く、威圧感ある象を纏めて送り込んだ のはおそらく正しい選択であったと言えるだろう。が、両校は いまだにルールを公表していない。おしまい。
第五話投下 お目汚しします
義昭も龍之介と話すのはどれぐらいになるだろうか。 「平井工業じゃ大変だったな。もうダメか?あそこは」 「やるだけやったが・・・既に政権は白石の傀儡が握ってる。一個大隊じゃどうにもならん」 この作戦の前、龍之介たちは平井工業で発生したクーデター鎮圧を目的に派遣されたが、奮戦空しく平井生徒会は乗っ取られてしまったのだ。 義昭は思い出したように言う。 「そういや、カミさんとは仲良くやってるか?」 「うるせぇ馬鹿。可もなく不可もなくやってるよ」 「そいつは良かった。稲葉一のおしどり夫婦が険悪となっちゃ、マズいからなぁ」 「結婚の約束はしたが結婚はしてないぞ!お前こそどうなんだ、あのノエルとかいう子・・・」 「その先を言うな!」 「赤くなりやがって。相変わらず素直な野郎だな」 義昭が反論しようとした時、橋の対岸で何かが動いた。WGか?わがまま揃いのWGがこの極寒の雪の中行動するだろうか? 前の白石本校戦の際にも、稲葉は強力だが士気の低いWGのせいで戦力の消耗を最小限に抑えることができた。 龍之介は携帯に呟く。 「第一小隊は対戦車戦闘準備、第二小隊は爆破作業の支援、残りは後退路を守れ!」
橋へと向かう機甲部隊は悪天候に関わらず空と陸から攻撃してくる召喚獣や使い魔に足止めを食らっていた。 空軍の高射砲部隊や対空機関砲が空を乱舞する召喚獣と交戦している間、主力の機甲部隊は森の中で待機せざるを得なかった。 歩兵用の迷彩スモックを着込んだノエルは冷静でいながら、頻繁に時計を見る。「まだ行けない?」 「無理です、お姉様」 制空権を握られている中で機甲部隊は前進できない。 ノエルは一瞬空軍を呪ったが、橋の降下猟兵を支えているのもまた空軍だということに気付いて自分を恥じた。 (なんでこんなに焦ってるのよ・・・) 心の中では理解していることだが、認めたくない。 「どうしましたお姉様?」 「な、なんでもないわ!引き続き空軍に出動要請を繰り返して!」
投下終了 お目汚ししました・・・
タイフーン乙 龍之介のモデルはラムケ?ハイテ?
魔法少女(ボス)「くっ、油断したわね、劣勢だわ……あなた、魔力はまだ残ってる? 召喚獣を出しなさい!」 魔法少女(召喚)「まっかせといて〜! ホーワコーゲキレールガンリボンノキシ……え〜いっ」 某研究者「上まあ矢張り魔法少女というからにはマスコットが必要であろうか(苦笑」 魔法少女(ボス)「なにを召喚してんのよあんたはぁぁぁっ!!」
稲葉兵「たこつぼに潜れ、黒死病のお通りだ!」
龍之介タンの所属は降下猟兵教導大隊?そんな部隊史実にあったっけか
>>164 ワロタ
>119 流血の夏が終わり、前線はやがて泥濘の季節となった。義昭の大隊は 後方に下がり再編成を行うことになった。ある者は戦車学校やSS士官候補生学校 やら突撃砲兵学校などに入学し、ある者は他の隊へと転任し、ある者は 昇進し、ある者は部隊に残った(ここいらはフレーバーなので あれだ、設定に従って書き換える可能性あり。けど書き換える手間がないかも なので適当に読者のほうで読み替えてください) 泥濘の季節に続いて冬になると白石の攻勢は一時再開する。が、それも 雪が積もるまでのことである。前線と後背地との距離が短い内戦においても 戦争は季節に従って行われるのは、戦争をやる住人の体に染み付いた時季性 も原因であろうか。 そんな中、俄然やる気を見せているものがいた。 地理学教師葉鵜巣法一(はうすほういち)。彼にとってこの内戦は 天与の事件であった。土地が戦時にどのように使われ、どのような 活動が行われ、そして、各校がどのような戦略をとるのかは実に 生涯を掛けても解明すべき関係性と法則性を秘めているように思われた。 泥濘で前線の活動が休止している期間は巡検のまたとない機会である。 こうして、とさえない地理学教師が義昭の大隊を護衛に選んだこと から話は始まる。
というものの、公正な視点を確保し、戦場の霧を少しでも免れるためには 敵側からの視点が必要である。よって、義昭には護衛に加えて、捕虜の獲得 という仕事も与えられた。 「義昭君。この砲弾穴をごらん。関東ローム層、これはハードロームだね。 が出ているじゃないか」 「おっ、桑畑がまだあるとは。しかも綺麗に手入れされていますね。 となると養蚕農家があるのか?」 続く。
と思ったけど、泥、霜、雪の順番だった気がする。 日本だと風、雨もどこかではいるかな。内戦やってるとフェーン現象の 火事なんかもありそうだし。
龍之介が愛妻家の件について
第六話投下 お目汚しを
白石の冬季攻勢は三方面から相手を押しつぶすというものだったが、三つの橋のうち二つが爆破されたことで方針転換を強いられることとなり、最後に残ったれまげん橋に白石の主力部隊が集中するのであった。 橋を守るのは二個降下猟兵大隊。悪天候のため稲葉お得意の物資空中投下は不可能であり、合流予定の機甲部隊も足止めされている。 もし稲葉が反撃するとしたら、間違いなくこの橋を使うに違いない。 そのれまげん橋。 稲葉降下猟兵は寡兵にも関わらず、押し寄せてくる白石を食い止めていた。 彼らは橋を爆破するまでの時間稼ぎを行い、その後は機甲部隊と合流して後退することになっている。 が、待てど暮らせど稲葉の戦車は来ず、代わりに白石の戦車がワラワラとやってくる。 「KVだ!Pakを」 橋の対岸に隠蔽された75o対戦車砲が狙いを合わせる。 「キャタピラを狙え!」 放たれた砲弾がKVの足を止め、続いて横からパンツァーファウスト。 KVは撃破したものの、次は魔法少女だ。 「WGが出てきた!始末しろ」 魔法少女が呪文を唱える前に、ありったけの銃弾が彼女を襲い、その間に降下猟兵が間合いを詰めてCQCを仕掛け、すぐさま動きを封じた。
足止めを食っていたカンプグルッペ・ノエルは魔法少女が昼食のため空域を去ったことを確認、前進を開始した。 地上戦になれば召喚獣も敵ではなく、これまでの停滞を挽回するためノエル戦闘団は降下猟兵との合流を急いだ。 見慣れない戦車が木陰から現れ、ノエルは全車停止を命じる。 「距離650に敵重戦車です、お姉様」 「スターリン?あれがJS3・・・」 APが装填された直後、ノエルの携帯が「パンツァーリート」を鳴らす。着信アリだ。 「もしもし」 「ちゃんと確認してよ!こちらは味方!聞こえますか?」 「・・・ああ・・・セレナ姉さんね(撃てば良かった)」 続々と森から出てくる、車体全体に偽装を施した戦車群。 ノエルの姉セレナ指揮するセレナ戦闘団だ。 キングタイガーのハッチが開き、黒い軍服を来た女性兵士が手を振る。 「元気?ノエル」 「顔見たら元気じゃなくなったわ!」
お目汚ししました 龍之介の「カミさん」はスツーカ乗りの華菱有紀大佐です 二人のSSは避難所に投下する予定
175 :
名無し三等兵 :2005/11/22(火) 10:53:06 ID:+iwMtnTy
降下猟兵教導大隊?ムッソリーニ助けた部隊でつか?
>175 いや、実際の史実であってもなくても構わないんでは。 パンツァーレーアみたいな位置づけの部隊もあるし、学校とか閲兵と 関係あるのかどうか分からんのでは。
創作なんだし、元ネタ無くたっていいじゃない
避難所SSの龍之介×有紀に期待している俺が来ましたよ
>>175 元ネタはありません 「教導」という単語が好きですのでw
>>178 どうも(汗
質問なのですが、包囲された部隊を支えるにはどのような手段があるのでしょうか? これから義昭や龍之介は敵に包囲され孤軍奮闘、空から補給を受けるんですが・・・
180 :
小ネタマン :2005/11/22(火) 16:57:38 ID:???
義昭「敵の狙撃兵がいますが発見できません」 ノエル「・・・(捕虜の魔法少女を見る)(・∀・)ニヤニヤ」 魔法少女「(;´Д`)」 義昭「どうします?」 ノエル「こいつに稲葉の服着せて歩かせなさい」 魔法少女「((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル」 PAM!
発電所内部に魔法少女が侵入、眼鏡っ子と義昭ピンチ 眼鏡っ子「((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル」義昭「で、電波を発するものがなければ襲わない!」 眼鏡っ子、眼鏡と携帯を捨てる。 義昭「(;´Д`)ハァハァ」 キレる魔法少女、そこに魔法少女もの同人誌が(18禁) 龍之介「救助にきた!」 PAM!PAM!PAM!PAM!
>179 合理的に考えて味方が来るという希望、見通し。 これまで孤立した部隊が見捨てられたことはないという実績。 孤立しても壊滅したことはないという自信。 >181 レギオン
>168続き >179 通信、兵站などが途絶しないことでは?或いは自軍がどこかで効果的な 反撃を行ったという知らせかもしれません。 いつもながら元気だ。内戦になったあとはどうしたかと思っていたが、 別段、教練指導にも加わらず、できた空き時間を利用して畑を作ったり、 養殖池を作ったりしていたらしい。その御仁が前線に出てくるというのは どういうことか。移動教室でも開くのかと思ったが。
どうやら純粋に戦闘が地形、人文であれ自然であれに与える影響に興味が あるらしい。大隊には教え子が結構いるが、全員の名前を覚えていた。 顔つきも雰囲気もかなり変わった奴も多いがそれでも平然と名前を呼んで来る のは職業柄だろうか。いや、先生の中には俺に顔を向けなくなった人も 多い。おそらく生徒だとは思って貰えていないのだろう。平和教育とか 人殺しとか憲法第9条という話ではなく、単純に兵隊というものが 分からないのだ。 こっちも教師と言う職業を理解しようとしたことはなかったが。 なぜか士官になり、教える側に回って自分が職業と人を結びつけて 理解していたことだけは分かった。 ともかく、今は恩師を護衛する立場である。いたるところ、黒こげと 元はなんであったかも分からない襤褸切れのように裂けた建物や 捩れた細工飴のような鉄筋に汚ない水溜りの場所を彼は風景と呼び、 それに意味を見出そうとする。
「全ての風景には意味がある、意味が分かったとき美を見出せるのだ」 美術だか地理だか、何を教えているのか分からん台詞である。しかし、 例えば火山灰だらけで芋以外何も育たない土地や、国道が通ったのを 機に次々と埋め立てられていった谷津や、山を海に投げ込んだあとに できた団地にも美はあるのだろうか。 あるのだそうだ。人には美醜があるが、土地にはない。そして、 兵隊は歩くがゆえに土地を見ることができるのだそうだ。それゆえ、 兵士は尊い。 良くは分からないが、この先生は先生なりにこちらを理解しようと している。それがなにか奇怪な理論や本人にしか分からぬ確信に基づく ものだとしても、それを土台にしてか、或いはそれに隠れてか、俺と 話が通じるなら結構なことだ。
こちらに荷物を持たせず自在に野山を歩くのも頼もしい。寝穴も携帯シャベル を貸したら自分ですぐ掘れるようになった。土仕事には慣れているところから みて畑を作っていたと言うのは本当らしい。 学校から離れるということは、なぜだかやたらとある会合や事務作業を 誰かが引き受けてくれる、或いはそのまま沙汰止みになって放り出せる、 或いはそもそもそういった仕事がなぜか無くなるということでもある。 もっとも、他の部隊がどの程度きちんと仕事をしているかはこちらとしても 知っておく必要があるのだけど。 今のところ、こちらの護衛できる範囲でのみ先生は行動してくれる。 この野歩きの目的は知らないが、ほどほどで引き揚げてくれるのでは あるまいか。
「生物の人に聞かないと分からないが、これはあれだね、山火事のあとで 植物が進入してきた好例だね」と一定の高さで幹が折り取られた森で 先生は快活に林床の若木を指す。この森はおそらく戦後に植林された杉だね。 密度からみて暫く放置されていた時期が続いていたようだがとここまで一気に しゃべって、ふと思いついたように君はここで戦ったのとやや声を低くして 聞いてくる。なんとなく嘘でもなんでもついて安心させたくなる。 「いや、白石の連中は全然見当違いのところに砲弾を注ぐことがあります。 どうも、このあたりには陣地の跡が見当たりませんからここで戦ったやつは いないと思います」 「おや、あっちの峰を越えれば市街地が見えるのだが。ここは陣地を作る必要な ないところなの?」 むっ、誘導方向を誤ったか。 「ここはかなり険しいですからね。実際に陣地があるのはもっと平地と山が 接しているあたりです。あまり上のほうだとふもとが見えませんし、ごらんの 通り、ここからだと向かい斜面は見えますが、ここはふもとの道路をどう 押さえるのかが問題ですから」
興味深いな。鹿猟師が似たような事を言っていたよ。猟師が狩る鹿は 深山幽谷にいるわけでなく、むしろ人里近くの森と平地の際、そういった ところで水が呑めるところにいるらしい。山奥まで入りこむのはきこり とか山師とか、あるいは山を越える木地師とからしい。そういったところで 足跡や食べた跡を探して、通り道を判断してあとは待ち構えるんだそうだ。 義昭は思わぬ話に引き込まれそうになった。自分が普段やっていることを 鹿相手にやって暮らしているのが昔いた、それだけのことではないか。
あっ、ところで、砲弾が落ちたということは白石側の誰かがこの土地を 見れる位置にいたということかね?とふと思いついたように話の末尾に 質問を挟んできた。 「その可能性はありますが、白石の地図は古かったり間違ってたり、 小縮尺の奴を使っていたりすることがあります。それに修正しないまま 撃つとかなり的外れの場所に当たることがあります。ましてや、それが 起伏のある土地だとなおさらですし」「摩擦ってやつかね。聞かされた ことはあるが、なるほど。おかげで秋の日差しを楽しめたのはもっけの 幸いだね」ひょっとして、この先生が俺に平気なのは古風な言葉遣い、 つまり、普段の世界が明治とか大正とかにあるせいかもしれない。 それでいて、新聞は投書欄や一行広告に至るまで読んでいるらしい。
さてと、名残惜しいが採集して持っていくわけには行かないな。枯らしてしまうし、 どこかの沢に漬けて置いても拾いにこれるかはこの先に待っているもの次第だし。 そう呟きつつデジカメで写真を撮るとさっさと歩き出した。 見かけはバードウォッチングが趣味の中年おやじだが、くたびれた様子は ない。ひょっとして学校で同じ顔をみるのに飽きていたのではないだろうか。 「ところで、義昭君はなぜ魔法少女が白石にいて、稲葉にいないか 考えた事は有るかね」 それは、作者の都合でと言いかけて、作中でこういうことをしゃべりだす 奴は大抵死ぬか或いは主人公よりも先に手がかりを得ていて、往々にして 解きながら或いはその直前まで行きながら倒れる奴なんだがと思う。 「奴らがそっちに資源を投じたせいだと思いますが。稲葉としては もともと味方でしたし」
なるほど。では稲葉が今に至るまで魔法少女を作れないで居るのはなぜだろう。 或いはどの学校でも良いがなぜ白石だけが魔法少女を育てられたのか。」 捕虜にしたことならあるが、確かに言われてみると不思議だ。 例えば、入試選考に秘密があるとか、あるいは白石に魔術が伝わっていたとか、 はたまた、白石には魔空間への入り口があるとか、どうやって育てるかは 分からないが、一定数戦線に出せる程度の数を確保するには理由があるはずだ。 まぁ、こんなことを職員会議で言おうもんなら、益体も無いことを言うやつと して扱われるか、或いは逆に予算が付いて魔法少女育成をやらされたりしかね ないから黙っていたんだが。
さて、一箇所に長居は危険かね。もっともここいらは戦禍が既に通り過ぎた 所のようだが。とまた歩き出す。この人が元気なのは好奇心のせいなのだろう。 それが戦争に向けられているというのは教師の立場からして、心理的な 防衛反応ってやつだろうか。もっともかくあるべきというものは押し付けて こないし、社会の一事象としてその影響を追跡するって立場なのかも。 戦争と社会科教師か。宇宙の戦士にそんなのが出てきたな。 戦争文学が成立するには筆者が経験したのとは別な戦争が必要とされる。 そうだとすれば、この先生が戦争小説を書く可能性は無いはず。
いや、内戦が長引けば分からないな。 と今日はここで寝ます。なかなか吸血鬼がでてこないのね。
WW2のドイツ軍とかよくわからないので(というか全体的にWW2には詳しくないけど)これまであんまり書かれてない魔法少女側を中心に 書いていいですか? なんか途中から設定変更で魔法少女一杯出してもいいらしいし……。
その辺は職人各位で認識が分かれているようです。 個人的には統一するべきと思いますが、たぶん勢い重視になるでしょう。 なのでホイホイSSを投下することをお勧めします。
それではお言葉に甘えて。 ちょっとキャラ崩したコメディ話ですので、そういうのが嫌いな方はご注意を。 魔法少女の一人を生け捕ったカンプグルッペ・ノエル。 民家の一室を使い、早速義昭は捕虜の尋問を始めた。 部屋には魔法少女と義昭の二人だけだが、外には何人か控えていて、呼べばすぐに入ってこられる態勢だ。 義昭「まず、君の姓名を名乗ってもらおうか」 魔法少女は答えない。目を閉じ、口を尖らせ、つーんと横を向く。 魔力封じの手錠をかけられ、彼女は完全に無力のはずだが、これでは捕虜の自覚すらあるかどうか。 こういう手合いは、むしろ少し脅してやった方がいいと義昭は判断した。 義昭「おいお前、あまり調子に乗るなよ」 目を細めて鋭く睨みつけながら、義昭は低い声で言った。 魔法少女は横を向いたまま、目だけでちらりと義昭を見たが、やはり黙ったままだ。 義昭「俺はな、軍規破りで有名なんだ。ジュネーブ条約なんざ気分次第でいくらでも踏みにじるし、調子のいい時はその上でタップダンス踊ってやるもんだ」 すると魔法少女は薄っすらと口元に笑みを浮かべ、正面を向いた。 しかし脅しに屈したようには見えず、その瞳が挑発的に輝いている。 魔法少女「へえ……ところで、あなたがさっき話してた、背の高い女中佐さんだけど、あれってあなたの恋人?」 義昭は握った拳を思い切り机に叩きつけた。机の上の小物がビリビリと振動する。 義昭「質問を質問で返すな! お前の学校では疑問文に疑問文で答えろと教えているのかっ!」 ドスの効いた会心の啖呵のつもりだった。さっき読んだ漫画から丸々パクった台詞だが。 しかし、魔法少女はわずかに眉をひそめるのみである。 魔法少女「大きい声ださないでよ……まあいいわ。軍規破りで有名ですって? そんなの私の方から破らせてあげるわ」 義昭「……なんだって?」 思わず首を傾げる義昭の前で、魔法少女はすうぅっと大きく息を吸い込んだ。
魔法少女「いやああああああああああああああああああああああああああっ!!!」 先ほどの義昭の一喝など比較にならない絶叫だった。 向かい合っていた義昭の鼓膜がビリビリと痺れるほどの大声。 すぐさま部屋のドアがバタンと音を立てて開き、外から人が駆け込んでくる。 ノエル「な、なにごと!?」 義昭「うえっ、なんで中佐が?」 単に少し様子を見に来たところに絶叫が聞こえてきたので飛び込んだだけなのだが、ノエルがそれを説明する前に、魔法少女は叫んだ。 魔法少女「この男が……このケダモノが私を……私を……うわあああああああああんっ!!」 顔を隠すようにうつむき、義昭から少しでも離れようと体をよじって泣き叫ぶ魔法少女。 ノエルは一瞬ぽかんとその様子を見つめたあと、同じく目の前の光景に唖然としている義昭の襟元を掴んだ。 ノエル「あ、あ、あ、あんた一体この娘に何したのよぉっ!」 義昭「え、何したって、俺は……」 状況についていけず、つい口ごもってしまう義昭。 すると義昭の台詞に被せるように、魔法少女の声が響く。 魔法少女「返してっ! 私の純潔を返してよぉっ!」 ぴきっとノエルのこめかみに青筋が浮かび、襟元を掴んだ両手に力がこもる。義昭の体が、浮いた。 ノエル「なんてことを〜〜〜っ!」 義昭「ちょ、待て、落ち着けっ、ほら、俺、女性恐怖症!」 するとまたもや間髪入れずに魔法少女の言葉が割り込む。 魔法少女「それであんな変態的な行為に及んだのね! 無抵抗の女性に日ごろの鬱憤を晴らしたんだわ!」 ノエル「捕虜の前に君の尋問が必要なようだ、少佐」 窒素くらいなら液化しそうな冷たい声で言い放つと、ノエルは義昭の首根っこを引っつかみ、部屋の外へと引きずっていく。 義昭「デタラメです、濡れ衣ですっ、欺瞞情報ですっ! ほら、あいつ嘘泣き、舌出してるっ、ねえ中佐、ちょ、信じて、ああ〜!」 名うてのSS降下猟兵指揮官が必死で抵抗するのを恐るべき腕力で連行するノエル。 かくして捕虜の尋問は遅々として進まず、義昭の女性恐怖症はますます深刻化するのであった。 書いてから気づいた。シティーハンターにこんなネタあったなぁ……。
SS職人の皆様にお願い。 SS作品にはできるだけタイトルを付けて頂けると、まとめの際に紹介しやすいです。 過去の作品にタイトルを付けたい方は約束の地にご連絡頂ければ対応致します。 ご協力をお願い致します。 >エムディー氏 職人デビューおめでとうございます。活発な投稿お待ちしております。
>丼炒飯氏 依然投下したのは「カンプグルッペ・ノエル」、現在投下中の作品は「カンプグルッペ・ノエル〜閉ざされた網の中で〜」でお願いします >エムディー氏 乙でした これからよろしくお願いします
200 :
名無し三等兵 :2005/11/23(水) 20:06:25 ID:nZVnnyMV
保守
201 :
小ネタマン :2005/11/23(水) 20:45:25 ID:???
ノエル「私の尻をなめなさい!」 義昭「喜んで」 ノエル「(;´Д`)」
題名。考えていなかった。渚にて 再会 ぴたっとこないなぁ。 >194 あんまし勢いで書くとあれだ、他と接点がなくなっちゃうんですよねぇ。 うーん、今は職人さんが少ないから分からないけど将来的にはあれだ。 >200 200ゲトおめでとさんなり。 >193続き この内戦が始まっていなければ数年後には宅地造成が始まっていたであろう 谷間、かつては棚田だったのか用水が傍らを流れている段々になっている梅畑 で義昭と先生は昼食を食べた。用水路のそばには桜の木が植わっており、昨晩の 雨で落ち葉が湿り桜餅の匂いが漂っている。南向き斜面で日差しが心地よい。 義昭はまずお湯を沸かし、沸騰するまでの間に乾パンと金平糖を食べ、 沸いたらレトルトの豚汁を作り、最後は私物のパウンドケーキで締めた。
投下中に失礼します >丼炒飯氏 302校兵中隊のメンバー等を教えて頂けないでしょうか・・・SSの中に出したいので(汗
>203 いや、基本的にはタイフーンさんのスレなので気にせずじゃんじゃん 書いていいんでは。 先生は感心したように義昭の手際を褒める。これも毎度の事であるが。 なんでも柘植久慶という作家の書くある話で同じ手順で食事を取るシーンが あるんだそうだ。 「ところで、今回あちこち歩くのはどうしてなんですか」 「簡単にいうと、このコースは戦争前も歩いていたんだが、久しく歩いて いないものでどうなっているかと思ってね。」 「もともとは家庭訪問の帰り道に寄ったりして見つけた古墳やら塚やらを 巡るコースだったんだが地理の授業に使えるかと思って毎年写真を 撮って来たんだ。内戦が始まってからいろいろ変わってやらずじまいに なっていたんだが」
「この戦争はいつ終わると思いますか」 「どっちかが負けたと思うか、どっち側も戦争に飽きるかまでだろう。 こんなに長期化するとは両者とも計算していなかったとは思うが。 学校によっては自分の校区に戦線があるときだけ部隊を出すところもあるし、 まだまだ両者とも戦力は十分あるね」 まるで評論家のような口ぶりだが、内容自体は妥当な線といえた。 生徒会指導部の良く使う理屈を使ってこちらの内心を探ってこない のはそれなりの気遣いなのかもしれない。もともとそういうことが 苦手な人なのかもしれないが。
ところで、捕虜を捕まえて来いということだったが、捕まえられそうかね? と先生は言い出した。するとどうやら捕虜うんぬんは本人が巡検を実現 させるために考えた口実ではなくてどこかで誰かが付け加えた話だった らしい。先生の話だと稲葉の校区内のみに行き先は限定されるようだし。 もっとも高校の校区は恐ろしく広いのだが。 ともかく、概要は分かったし、そろそろ今晩の寝泊りを考えなくては いけない。それを口に出すと、「それならいい場所がある」と先生。 この先、湖の岸にあー、国立法人の研究施設があるんだが、この内戦でね、 実質的には閉鎖しているらしいんだ。そこに行けば泊まれる場所は ありそうだよ。まぁ、止まれなかったらそこの崖上のお堂が良さそうだがね。
第七話投下 お目汚しします
橋には続々と白石の部隊が押し寄せていた。 降下猟兵は川の対岸に88o高射砲二門と75oPak一門を備えた陣地を設営(これらはヘル中部隊が残したもの)、手持ちのあらゆる火器で応戦していた。 白石は前進したいところだが、挌座した戦車が橋を塞ぎ、撤去しようとしたところを降下猟兵に狙い撃ちされてしまう。「義昭、爆破準備が終わった!橋を吹き飛ばす!」 「橋から離れろ!」302工兵中隊の生徒が爆薬のレバーを引く。が、聞こえてくるのは銃声と攻撃魔法の炸裂音のみ。 「おいどうした!」「すみません少佐、気温が低いためケーブルか何かに異常が・・・」 いや、稲葉一優秀な工兵である彼らが、そんなことに気が付かないはずがない。考えを巡らしているところに魔法少女の使い魔が現れ、爆薬を持ってケラケラと笑う。 「とりあえず君は悪くない」 龍之介はFG42で使い魔を蜂の巣にすると、工兵に残りの爆薬はあるかと聞いた。「いえ・・・手持ちはあれだけしかありません・・・」 取り乱した後銃を工兵に向ける龍之介、すぐに冷静さを取り戻す。 「あーすまん。とりあえず次の策を考えよう」 吹雪はさらに強くなる一方、気温はさらに下がりだした。
稲葉生徒会室には続々と新しい情報がリアルタイムで届いていた。少なくとも、情報収集能力に関しては稲葉が上回る。「セレナ戦闘団とノエル戦闘団は合流に成功、れまげん橋へ急行中」 「れまげん橋守備の第400SS降下猟兵大隊及び降下猟兵教導大隊、負傷者増加」 「総統、れまげん橋からの部隊撤退を許可して頂けませんか?」 稲葉中央軍集団司令、琢磨正喜は稲葉総統である水無月京子に意見具申したが、即座に却下される。 「撤退は許可できません。部隊は現状を死守させてください」 正喜は京子が持つ力・・・とでも言うのだろうか・・・を知っている。 彼女が予想した結果は、そのまま結果として自分たちの目の前に現れるのだ。 白石本校戦では戦力の消耗を最小限に避けるため、生徒会役員の意見を無視して撤退を命令。対象的にオターキングラードでは死守命令を出し、空からの補給で最終的に勝利を収める。 人はそれを「偶然」だとか「奇跡」だとか称するが、正喜はその中間ぐらいだと考えている。基本的観測で戦争には勝てない。 「わかりました総統。ですが負傷者の割合が一定数を超えた場合は後退させます、よろしいですね」京子はこくりと首を振った。
投下終了 お目汚しスマソ ラスカン借りましたが、参考になりますね・・・
211 :
名無し三等兵 :2005/11/24(木) 09:29:02 ID:MsblDfaW
>>210 乙
いよいよ京子タソが動き出しましたね^^
>>203 うわ・・・工兵だよorz
レスくれた人どうもありがとうございました
質問なんですが、橋を破壊する際最も効果的な方法はなんでしょうか?
自分としてはアラド(名前忘れたスマソ)で空爆して破壊か、ミステルで潰そうかなと思っています
213 :
小ネタマン :2005/11/24(木) 16:41:42 ID:???
魔法少女に追い詰められたが、ショットガンで倒した龍之介。 龍之介、倒れた魔法少女を覗き込む。 龍之介「・・・醜い野郎かと思ったが」 ガバッ! 魔法少女「醜い・・・野郎?」 投げられる龍之介
ショットガンで吹っ飛ばされたら 親でも見分けがつかなくなってそうだが
無線機は三日前から故障中だ。
低温でケーブルに異常発生するもんか?
稲葉と白石はどちらが優勢なのかと小一時間
>>220 正喜は冗談半分としか感じていないあたりいいかも
タイフーン氏に質問。 白石の、魔法少女以外の航空戦力ってどうなってますか?
>>219 今のところは稲葉です
>>222 シュトルモビクやLaー5、Yak等を装備しています。数は稲葉を上回っていますが、技量や戦法では完全に劣っており、パイロットは疑似人格を持たされた人形です。
数の白石と技術の稲葉ですね
>>224 即レスども。ちょっとばかり魔法少女を活躍させてみます。今日中に書き上がれば恩の字。
完成しますた。 ラノベ風味かなり強いです。嫌いな方はご注意を。
「黒のホウキ星」 それは、稲葉学園が白石本校に向けて快進撃を続けていた頃。 まだ、魔法少女の恐ろしさが知られていなかった頃の話である。 稲葉学園ルフトバッフェに所属する高等部二年生、橋本祥吾少尉は、敵地上空にも関わらずリラックスしていた。 彼の乗機はFw190A-3/U4。任務は白石本校に向けての大規模攻勢に先駆けた、強行偵察である。 単機で行われる危険な任務であったが、操縦桿を握る祥吾の手に力みはなく、適切な握力で機体を操っている。 別にこれが初陣というわけでもない。確かに開戦当初は緊張したものだが、なにしろ白石の航空戦力は拍子抜けするほど弱体なのだ。 戦端を開いて以来、稲葉の航空優勢は小揺るぎもしていなかった。これでは緊張も緩むというものである。 祥吾は偵察任務を行いつつ、頻繁に周囲を見回す。 敵機の機影を探しているのだが、それ自体は偵察機として当たり前の行動だ。 しかし実のところ、祥吾の思惑は豪胆というか血気盛んというか……彼はなんと、迎撃機がやってくるのを心待ちにして、そんな行動を繰り返しているのだ。 もともと彼は空中戦がやりたくてルフトバッフェに入ったのである。 首尾よくフォッケウルフをあてがわれたまではよかったが、フォッケウルフはフォッケウルフでも偵察機型。 次々と撃墜数を重ねる同期を横目に、彼はひたすら地味な任務を押し付けられ続け、それが不満となっている。 だから彼は、迎撃機が現れても逃げるつもりなどない。 頼もしき20mmで返り討ちにしてやろう、そしての火を吹いて墜落していく敵機を、偵察機ならではの高性能カメラでバッチリ撮ってやろうと、そんなことまで夢想していた。
そういえば、と彼はブリーフィングで言われたことを思い出す。 最近この辺りの空域で、稲葉の機体が何機か行方不明になっているのだそうだ。 敵機に撃墜されたとあれば面白い、と祥吾は不敵に笑う。 そういう手強い相手を仕留めてこそ、撃墜マークも輝くというものだ。 少々戦意が空回り気味の祥吾であったが、偵察任務自体は何事もなく進んでいった。 一度、対空砲による砲撃を受け、ちょっと進路を変更したくらいのものである。 うっかりするとあくびが出そうなほど順調であったが、そこはルフトバッフェの一員である。油断無く警戒を続けつつ、きっちりと任務をこなしていた。 祥吾がそれに気づいたのは、そろそろ帰路にさしかかろうかという時である。 左後方の空に、ぽつんと芥子粒のように小さい影があった。 体をよじり、祥吾は目をこらす。緊張とそれを上回る期待に鼓動が高まった。 その一方で、彼の中で葛藤もまた起こる。 さっきの夢想はあくまで夢想。もはや帰り道なのだし、距離が離れているうちにトンズラを決め込むべきか。 いいや、白石の戦闘機など恐れるに足らず。偵察機といえどルフトバッフェに手を出せば痛い目に合うことを教えてやるべきか。 迷っている間にも、敵機はだんだんと近づいてくる。 そこで初めて、祥吾は気がついた。 近づいてくるのは、戦闘機ではない。あんなシルエットの航空機は無い。 なにしろ、翼が無いのだ。 慌ててコクピットに視線を戻し、速度計を確認。時速500キロを越えている。 もう一度、祥吾は振り返って謎の相手を見る。 手袋の中が、じっとりと汗ばんだ。 それは──魔法少女だった。
祥吾は自分の目が信じられず、何度も目をこすった。 そのたびに相手は近づいてくるので、今や見間違えようもない。 全長2メートルはあろうかという長大なホウキにまたがり、つばの広いトンガリ帽子をかぶった女の子。 鍛えられた視力を持つ祥吾には、もう顔立ちまでわかる。 おそらく彼よりは年下だろう。大きな瞳とショートの髪が快活な印象を与えてくる。 右の頬に、小豆ほどの大きさの赤い星が、並んで四つペインティングされている。 祥吾が驚きのあまり阿呆のように口を開けて見ていると、その魔法少女と目が合ってしまう。 魔法少女は、ニカっと白い歯を見せて笑った。 そこでようやく、祥吾は我にかえった。 目が合うだって? どんだけ近づかれているんだ!! 即座に祥吾はスロットルを全開。一気に加速する。 正面を向いて操縦桿を固く握り締め、祥吾は自分の迂闊さを呪う。 ある意味では仕方が無いとは言えた。魔法少女の前面投影面積は飛行機とは比べ物にならないほど小さく、距離を見誤った為に、あんなに簡単に近づかれたのだ。 それにしても、高度5000メートル、時速500キロで飛んでいる戦闘機に後ろから追いつくなど、馬鹿げているにもほどがある! 自分を落ち着かせるために、祥吾は何度も深呼吸を続けた。 ようやく冷汗が引いてきて、彼は計器に目を走らせた。 速度計の針は今や、時速700キロ近くまで迫っている。 ふうっと大きく息をはく祥吾。さすがにこれなら追いついては来れまい……。 そう思いつつも、得体の知れない不安が胸の中にわだかまる。 いたとしてもはるか向こうだ、そう念じつつ、祥吾は後ろを振り返った。 危うく、祥吾はあっと声をあげるところだった。
魔法少女はさっきよりもずっと近づいている。20メートルほど離れていたのが、15メートル強にまでなっていた。 くりくりとよく動く瞳に、悪戯っぽい光が浮かんでいるのまで見える。 「くっそおおおおおおおおおおおお!!」 我知らず、祥吾は絶叫した。 振り切れないなら撃墜してやると、ほとんど最高速度のままで旋回する。 内臓が潰れそうな猛烈なGに耐えての急機動。 一瞬だけGが緩んだ隙に、後ろを見る。まるで機体と紐でつながっているみたいに、魔法少女はピッタリと張り付いてきている。 それから祥吾は、自分が教わってきたあらゆる機動で魔法少女を振り払いにかかった。 しかし、魔法少女の後ろをとるどころか、どんどん距離を詰められている。 そのくせスパイラル・ダイブにもバレルロールにもひっかからない。 小回りでは圧倒的に魔法少女が上なのだ。 全身汗まみれになり、必死でジンギングを続けていて、ふと祥吾は気づく。 一体自分は、何を避けようとしているんだ? 魔法少女の攻撃手段はなんなんだ? そう思った瞬間、それまで暴れ馬のように不規則だったフォッケウルフの機動が、つい一直線になった。 その一瞬の隙を見逃さず、魔法少女が急接近してくる。 機体の真横、ほんの5メートル。魔法少女の服の皺までわかる距離だ。 魔法少女は、腰に吊った何本もの束ねたロープのうち、一つをとった。 指がロープを掴んだ瞬間、ロープは大蛇のようにうごめく。 両端があっという間に、機体に向かって伸びてきた。 祥吾が反応する暇も無い。 一端は胴体の後半、尾翼のすぐ手前にぐるぐると巻きついて勝手に結び目まで作り、もう一端は前方に伸びる。 祥吾の目の前で、ロープがプロペラに巻き込まれた。 高速回転するプロペラは一瞬にしてロープを巻き取る。機体後半とプロペラを連絡する形でロープがぴんと張り── コクピットまで達する衝撃と共に、プロペラが吹っ飛んだ。 ほとんど思考停止状態の祥吾が即座に脱出装置を作動できたのは、一重に彼が行ってきた猛訓練のおかげである。
パラシュートに吊られながら、はるか前方で墜落していく愛機をぼんやりと眺める。 未だに、何が起こったのか理解するのを、脳が拒否していた。 と、茫然自失状態の彼の横に、すいーっと魔法少女がやってきた。 それでいて祥吾のことなどまるで無視し、肩から斜めに提げたカバンからなにやら化粧道具らしきものを取り出している。 あまりにも人を馬鹿にしたその行動に、祥吾の頭にかっと血が昇った。萎えていた戦闘意欲があっという間に復活する。 なめやがって、撃墜されたがまだ降伏したわけじゃねえぞ! 口の中で呟きつつ、祥吾は護身用のワルサーPPKを取り出した。この距離なら外しようが無い。 それでも魔法少女は見向きもせず、折りたたみ式の手鏡を開いていたりする。 「くらえっ!」 叫びつつ、一息で全弾発射。 硝煙はすぐに晴れ、その向こうでは平然と魔法少女がホウキにまたがっていた。 唖然とする祥吾をよそに、魔法少女は手鏡と小さな筆を使って、自分の右頬に5つ目の小さな赤い星をペインティングする。 「よしっ、これであたしもエースだね〜」 満足そうに微笑むと、化粧道具をしまう。 そしてようやく、祥吾の方に顔を向けつつ、腰に吊ってあるロープの一本を掴んだ。 ロープに一端はあっという間に祥吾の体をぐるぐる巻きに縛り、もう一端はホウキの柄に巻きつく。 「うおおおっ」 「白石の校舎までちょっとかかるから、おトイレ行きたくなったら言ってね」 そう言うと、魔法少女はホウキの柄を掴み、発進する。 ホウキからロープでぶらさげられて、祥吾は自分が捕虜というよりは宅急便の荷物になったような気がした。 それでも、祥吾はなんとかしてロープから逃れられないかと頑張ってみる。 しばらく奮闘した後、彼はついに抵抗を諦め──上の方でちらちらと見え隠れする、魔法少女の下着を鑑賞するのに専念した。 この魔法少女、早田つばめの存在が「黒のホウキ星」としてルフトバッフェに知られるようになるのは、もう少し後の話である。 ちなみに、何が「黒」なのかは、彼女に吊り下げられて連行されたパイロットだけが知っている。
とりあえず、先に予告した通り魔法少女陣営を中心に書いていく予定です。第二弾、早田つばめの巻、でした。 前回の話に出てきた尋問される魔法少女には、特に名前や設定はありません。 感想いただけるとありがたいッス。 一応、キャラ設定も書いておきますか。使いたい方はご自由にどうぞ。 早田つばめ……白石学園高等部一年生の魔法少女。使える魔法は「ホウキ飛行術」(ホウキにまたがって飛ぶ)、「風防結界」 (風、雨、小口径の銃弾、バードストライク等から身を守る)、「イナーシャルキャンセラー」(機動時のGを軽減する)の三つのみ という飛ぶことに特化した魔法少女。 彼女が使う「リビングロープ」は、道具作成の技能を持つ別の魔法少女が作ったものなので、彼女の本人の能力では無い。 飛ぶことと飛びながらお菓子を食べるのことが好きという、快活な代わりに色気は無い性格だが、何故か「黒」。そのギャップが タマランとは、彼女に撃墜され連行された某パイロットの証言。
>>233 乙、GJ!
私の脳内でつばめ撃墜作戦を展開するルフトバッフェのジェットエース部隊のSSが出来上がりそうですw
>206続き 人里に近い山、かすかに盛り上がった小山の上にのった石の祠や、 注連縄が巻き付けられた木などの間、要するにこの地方でよく見られる 古墳が連なった里山を抜けて義昭たちは研究施設を見下ろせるところまで 来た。 湖岸の施設は古めかしいレンガ造りの建物が芝生と並木に囲まれている。 戦禍に巻き込まれる事はなかったようだ。このあたりは白石との前線だった時期は 非常に短く、そのせいかもしれない。そして、湖岸から湖中へと橋が 伸び、弁天様でも祭られそうな島には高い塔が立っている。 見た目は明治のころに立てられた給水塔を縦長にしたものだと言えば いいだろうか。実用の建築でありながら、意匠が尽くされておりあたかも 欧州や中近東の城郭の円塔をコンクリで作ったような感じだ。 分かりやすく言うと、ガンダムオタクにはシャアとセイラの生母が死を 迎えた孤塔、軍事オタクには高射砲塔あたりだろうか。もっともこれには そのような重苦しさはなく、その素材の割には軽快な印象すらあったが。
「太平洋戦争中には海軍の施設だったそうだ。あの塔は給水塔と水上機用の 灯台を兼ねていたとか。今は地下深くまでボーリングして地下水位に水温を 測っているそうだ。あぁ、人はいないよ。リモートでデータをどっかの 研究所に送っているんだそうだよ」 義昭はようやく奇巖城の名を思い出して いた。そういえば、ホームズやルパンには第1次世界大戦の話があったな。 独逸のスパイを欺く話とかだった気がする... 自分が小説の人物と同じく戦中に身を置いて水辺で奇怪な経験をしている ということにようやく思い至って義昭は驚きを禁じえなかった。 塔の根が葦原の中で湖水に洗われているのは、増水しているせいだろうか。 やや黒い影になっているように見えるのはおそらく船着き場か、湖表を 直接観察するための場所かもしれない。
さてと、二人ではとてつもなく広く施設全周をみることはできない。 が、その広さと建物の密度のおかげで人里に近いけれども住人に こちらを見られる心配はない。もっとも正門の状況次第では犬の 散歩コースや、廃墟探検や心霊名所になっている可能性もあるが。 先生が泊まりたいところの察しはついている。むしろ、先生が 塔に向けているまなざしをみてその意味するところが分からぬ者は いないであろう。さて、となると出入り口が一箇所しかないんだ よなぁ。 今日の行動を振り返ると地元住民の目には入らぬように注意はしたが、 気が緩んでいたときも多かったことも否定できない。敵の偵察が入り込む には少々遠いが、油断はできない。この湖の向かいは白石の飛び校舎の 校区である。水中浸透やら、水路浸透やら、或いは高高度からのグライダー の如く落下傘降下などはありえないわけではない。
要するに戦線が狭いのである。市街地、郊外に延々と塹壕を掘り、機動の 余地あるところには戦車がたむろし、離陸したらすぐさま高速飛行して エネルギーを貯めないとカモになる。この塔も白石の砲兵が標定する のに使いそうなものだが、みたところ施設のどの建物の屋根も破れていないし、 敷地に砲弾穴はない。 「念のために夕方の犬の散歩の時間帯が過ぎるのを待ちましょう。 夜散歩させる人はいるかもしれませんが、それは仕方ない。この下の集落は 一軒家が多いです。農家のようですから放し飼いの家もあるでしょう。 従って迂回しなくてはなりません」 「構わないが、夕食はどうするかね」 「そうですね、あの塔の中で火を隠せるでしょうからそれまで 待ちましょう」 ここで食べてもいいのだが、できれば節約して おいたほうがいいかもしれない。 ここで寝ます。黒いホウキ星すげぇ。空中でグレムリンを操縦席や 翼に乗せてくるなんて手も使えそうですね。
>>212 最も効率的なのは、爆薬仕掛けて発破でしょうね。
完全に破壊するか、再び使用する為に部分的に破壊するかの加減がききますから。
完全に橋を落とすつもりなら、砲爆撃すればよいでしょう。
>>223 氏の言う通り、ミステルはもったいないでしょうね。
>>218 電気発火なら、低温でバッテリーの起電力が低下して点火不能、というのは有り得そう。
それこそシベリアみたいな氷点下を大幅に下回る環境下の話ですけど。
低温でケーブル自体がダメになる、というのは聞いたことはないです。
被覆が劣化して、ショートするなら考えられますけど、
それもかなりの極寒下でしょうし。
>>239 なるほど 橋は後から使うことになっています
>プロット太郎氏 ワクワクテカテカしながら待ってますw
ラブコメ書くのは苦手かなと思う今日この頃・・・orz
>>240 有紀大佐はFwとスツーカどっち乗るのかな?戦闘機撃墜してるあたりはFwっぽいから、場合によって乗り換え?
あ、
>>239 はあくまでもその橋梁が我の勢力下にある場合です。
敵勢力下にある場合ならば、ミステルのような精密誘導兵器が無難でしょう。
第八話 お目汚し
攻勢四日目になってもさしたる戦果を残せない白石は焦りだした。 気象変化を増幅させる魔法を重複運用して発生させた大寒波ではあるが、その効力はあとわずかで消える。増幅魔法を使える魔法少女は少ない上、稼働時間も無限ではない。 白旗を掲げた魔法少女と兵士がこちらへと歩いてくる。 れまげん橋に展開する消耗著しい二個降下猟兵、機銃主が二人を発見した。 「どうした?」 「軍使であります大尉殿」 龍之介は持病の喘息を抑える薬を飲んだ後、義昭と共に軍使の元へ向かう。 「寒い中ご苦労様。用件は何かな?」 兵士には煙草を渡し、魔法少女には暖かいコーヒーを手渡す龍之介。 「はい。我々の司令官から伝言があるんです」 「OK聞こう」 「えぇーと、ちょっと待って下さいね」 ガサゴソと制服のポケットをあさる魔法少女、この寒さの中で普通に制服を着ている。 「あった。こほん。状況は白石の圧倒的有利で、君たちに勝機は全く無い。速やかに・・・これなんて読むんです?」 紙を龍之介に見せる魔法少女。 「降伏」 「どうも。んで、他にも書いてあるけど降伏しろって言いたいみたいです」 龍之介、義昭に目配り。 「では司令官にぬるぽと伝えてくれ」
その日の夜、攻勢開始からずっとなりを潜めていた稲葉ルフトバッフェが動き出した。
各空港や高速道路を改造した前線基地に連絡が入る。
「期末テストは赤点ばかり」
それを伝えられたルフトバッフェは雪の中活動を再開、出撃準備に入った。
テンスーアガッテ作戦の始まりである
>>241 有紀はFwに乗るときもあれば、スツーカに乗るときもあります どちらかと言えばスツーカですね
>>242 トンクス
史実のルーデンドルフ橋の場合は 水中工作員による爆破 上流に機雷だったかを投下して橋脚を破壊 なんてのも狙ったと思います。 アラドのジェット爆撃機が投入されたこともあったと思う。
>>246 上流から機雷を投下ですか アラドの爆撃は失敗したんでしたっけ?
>247 結果としてはルーデンドルフ橋は爆破失敗したときのがたと ドイツ側が死力を尽くした一連の攻撃と部隊の通過による酷使で崩落 した。が、そのころには既に米陸軍工兵が平行して架橋を終えていた のでありましたという感じのオチだと思った。 ちなみに川面を夜間監視するのにはカナルディフェンスライト、 チャンネルディフェンスライト、ようするにシャーマンなんかの車体に 装甲化されたサーチライトを乗っけている奴が使われたんだったかな。 当初は対空陣地の一環だったかもしれない。
>>248 なるほど 歴史群像の「ベルリン攻防戦」にも書いてあったような気がします
また質問ですが、降下猟兵教導大隊や機甲教導団は普段どのようなことをしているんでしょうか?
空自のアグレッサーのようなこと等とか・・・
250 :
名無し三等兵 :2005/11/25(金) 12:32:28 ID:GsrmEj4x
教導団いうたら・・・
日本の場合だと、富士学校に居る部隊については 機甲の指揮ができる人を養成する講習会で、実際に動く部隊となって 手伝うとか、あるいは評価支援とかいって、コンピュータの中での 演習を手伝うとか、相手をコンピュータの中で作り出すとか、 そういうのをしているらしい。 最近、日本の教導隊シリーズって連載をGUNかCOMBATかどれかで やってましたね。 従って、教官が教育研究なんかをしている部隊だったり、実際に 学生の下で動いてみせる部隊だったり、部隊同士が模擬戦闘をやる手伝いを する部隊だったり、ある部隊が実地に訓練をするのを手伝ってその内容を 評価してフィードバックする部隊だったりするような気がする。 でも教導という名誉称号でもいいかもしんない。閲兵式で行進する 訓練なんかを毎年している部隊って感じ。
>>251 ありがとうございます
龍之介率いる降下猟兵教導大隊は演習の敵役や、他部隊に渇を入れる役割を果たしています
ちなみに現実の第130戦車教導師団、およびその母体となった戦車教導連隊は 戦車学校から教官、生徒などを抽出して編成したからついた名前なので、一種の名誉称号。
オターキングラード攻防戦・・・ ・同人誌は二人に一冊 ・激戦地はア○メイト、メロン○ックス、ゲーマー○ ・メイド喫茶では休戦 あて何かあるかな?
255 :
小ネタマン :2005/11/25(金) 21:22:16 ID:???
>>254 から妄想
猫耳ノエル「にゃ〜義昭」
義昭「((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
>238続き 下の道路は幅が広い割にはあまり車が通らない。どうやら、古くからの 農家、つまり太平洋戦争後の復員軍人や農家の二男、三男などの入植で できたある種計画的な農村ではなくて、それ以前からある農家のようだ。 道路で子供が遊んだり、あちこちで大人が立ち話をしたり、田からトラクター が帰ってきたりするのが見えた。 こうなると、猟銃を持っている人もいるかもしれない。自警団とまでは いかなくてもそれ相応に余所者には自然と厳しいかもしれないと義昭は 思った。ライフルとはいかなくても散弾銃くらいは気をつけといたほうが いい。物騒な世の中である。弾も鳥打ち用でなくて、鹿打ち用などを 持っているかもしれない。
つーか書きながら投下すんのやめようよ。その間他の人がレスつけらんないじゃん。
夜になった。農家を繋ぐ崖下の道の街灯は消えたままだ。対岸から目視 されるのを懸念しているのかもしれない。義昭は先導して慎重に斜面を降りて 行く。時間はかかるが、陽があるうちに農家の位置は覚えておいたので それを大きく避ける経路にしている。 それでも、見えなかったところで斜面が大きくえぐれて農家の裏庭が あったり、針金と杭の柵で囲まれた裏山にあたったりでかなり時間が掛かった。 研究所に不審者が侵入したなどと通報されては義昭の隊内の評判どころ の騒ぎではない。体裁とか体面という問題ではなくて、腕自体を危ぶまれて しまう。車の通行がほぼ途絶えたのは幸いだった。集落を迂回して田圃を 通過するところを前照灯で照らされるのが一番怖かった。
研究施設には10時ごろになってたどり着いた。正門は古めかしい石の門柱が 左右に並び、石の表面はかなり穴ぼこだらけである。門柱の間を太い鉄の鎖が 結んでいる。そしてそれだけであった。鉄製のスライド式扉はレールは 敷かれているのだが、扉そのものは見当たらない。。ふむ、まぁ、いずれにせよ正面から 入るわけはないのだが。門柱左右のコンクリ塀のどちらかの陰に引き込まれている のだろうか。いずれにせよ、注意1枚目ってところか。
さてと、ネットで調べたところによると、 建物の配置は湖岸に向けて運動場が開くコの字形。口の左右には 大型の倉庫がレンガ建物からそのまま繋がる形で建っていた。うち左は 戦後解体されたようだ。右側は残っている。その右側倉庫の前はコンクリで 固められており、水上機を引き揚げる傾斜路だったようだ。そこを湖岸に そって進むと短艇用のドックに短艇用倉庫。それから2,3の小さな建物。 その先が問題の塔へ繋がる橋を背後に抱えた建物になる。 運動場は湖岸へ向かって緩やかに傾斜しており、右側の建物はコの字内側 からみると2階建て。外側からみると3階建ての半地階式となっている。 従って、こちらからみるとあまり背が高くない倉庫も湖岸から見ると さらに1階分聳え立つことになる。施設内の道路の舗装はコンクリ。長方形 に区切られてゴムで繋がれている。ちなみに右手のほうは金網に囲まれた ちょっとした野山になっている。
考えると工作員が潜入上陸しやすい適地だよな。 夜中に湖を水中スクーターで渡ってきてここに上がって一日くらい 待って夜に集落を迂回して山を越えて市街地に入れば浸透できる。 或いは現地協力者がいれば夜中にバス通りまで出て車で拾って貰えば いい。 が、実際にはこの内戦の奇怪さで戦線の向こう側に実家がある場合、 相互協定により帰省列車が運行されていたし、それどころか 越境しての通学が認められていたり、中立宣言する学校の校区を 抜けることができたりするのでたぶんこの施設は存在がわかっていても 使われては居ないだろう。要するに他にはるかに労力がいらず 確実な手段がいくらでもあるのにわざわざ危険な水中浸透をさせる 必要が無いのである。 使うとしたら内戦に介入しようとする第三者くらいだな。 かといって、稲葉の各校が一枚岩だったり、義昭が全ての作戦を 把握しているわけでもないのでそれなりに注意は必要である。
ちなみに水中スクーターが使えるほどの水深かは調べていなかった。 市街地化が進んでいるので大分ヘドロが溜まっているんじゃないだろうか。 ヨットなどで近づいてゴムボートを下ろして上陸するという手のほうが 使えそうな気もする。さてと、義昭は研究施設の敷地外塀の照明灯の 照らすであろう範囲の外の闇の中、刈り取りの終わった田を右手へと回った。
灯りのない中、稲の切り株の間をゆっくり進む。大丈夫と思えるところまで 来たら今度は暫くなりを潜めて敷地内を伺う。金網の向こうには雑木林が 広がっている。下生えが時折の風で揺れるほかは音は無い。月の光が ほとんどない晩なのは幸運だった(つうか、先に書いておくべきだった) ゆっくりと起き上がり、背をかがめたままフェンスに近づいていく。 敷地際に水路があるかもと思っていたが、無かった。フェンスの向こう側に ある可能性はまだあるが。集落や道路からの視線を遮れる茂みに隠れる。 ほどなく先生もついてきた。 今日はここまでなり。
どうもです 質問なんですが、戦闘団の中に航空部隊を組み込むことはできるんでしょうか?
265 :
名無し三等兵 :2005/11/26(土) 16:15:10 ID:bI+IpdYq
>>264 お願い識者
>エムディー氏 オターキングラード攻防戦のSSを書いてもらえないでしょうか? ア○メイトを巡る死闘とか
266 :
名無し三等兵 :2005/11/26(土) 16:29:45 ID:QNSENXbU
ロシアの気象兵器だよ
>>264 無理。現代の米軍ですらそこまで緊密な陸空軍協力はしてない。
つーか、それを指揮できる将校がいない。そんな教育も訓練もしてないから。
陸軍将校に航空部隊の指揮は無理だし(ヘリとか、連絡機はとりあえず置く)、空軍将校に陸軍部隊の指揮はとれないだろう?
陸軍将校が好きなときに爆撃してもらったり、敵機を追っ払ってもらいたいがために航空部隊を要求したら、空軍の方から
「そんなシロートの下に俺たちの大事な部隊渡せるかあ!」と(オブラートにくるんで)反対するだろう。
ナチスドイツは陸軍部隊(それも軍団や師団レベル)に空軍連絡将校を派遣したが、それでも当時としては画期的なレベル。
WW2の米軍でもほぼ同様。
>>264 > 戦闘団の中に航空部隊
海兵隊をモデルにでっち上げるのはどうか
フィクションなんだからそんな部隊が有っても良いだろ
>>267 モルヒネデブんちの機甲師団を指揮してたのは空軍将校じゃねーか?
>>269 有紀大佐絡みのエピソードを書こうと思いまして・・・ 色々な人間がいた方がいいかなと
前スレだっけかにあったけど、ノエル姉貴ってタイフーン氏いわく東鳩2のタマ姉がイメージなんだよね?
>>271 俺としては有紀とかいう大佐が何者か気になる・・・教えてエロい人
>>269 陸軍の訓練を受けた「空軍に所属する」将校です。モルヒネデブの機甲師団は。
空軍野戦師団も最初は空軍将校でしたが、そのうち陸軍将校に切り替わってます。
問題は、戦闘団みたいな一時的な存在に航空部隊を編合しても、もてあますだろうということ。
海兵隊みたいに常に一緒に訓練してるなら別ですが、ナチスがモデルのカンプグルッペにそれはないだろう、と。
もちろんそれが出したければフィクションなので何でもアリだと思います。
ただそれなら考証など不要だと。
一つ言えるのは、主人公の部隊だから「重戦車もエリート歩兵も、戦闘機も爆撃機も何でも持ってる」
みたいなのは、最貧前線好きの私の好みではないのですw
というか私以前カンプグルッペ・ノエルの編成表を考えてみたものです。
空軍のキャラも混ぜやすいように空軍連絡小隊を入れておいたのですが…
有紀「ノエル中佐はいるか、第○○航空団・有紀大佐だ。今度の作戦の空地協力について打ち合わせがしたい」
ノエル「……私だけれど、それについてはそちらから連絡将校を派遣するとか」
有紀「人の頭ごしに話すのは嫌いなんだ。こういうことは直接顔を見て話したい」
てな感じに。
林譲治の「焦熱の波濤」の影山連隊は陸軍だが重爆持ってたな 陸兵支援で敵を爆撃するから、扱いは砲兵だったがw 古い上に巻数が多く、あまつさえ架空戦記なんで参考にすれとも言えんのだがとりあえず 林譲治「兵隊元帥欧州戦記」全5巻 学研・歴史群像新書 林譲治「焦熱の波濤」全9巻 学研・歴史群像新書
>264 ヘリにしとけばいいんでは。あとシュトルヒなどの連絡機なら ノエルが自分で操縦できることにして使ってもいいと思う。 空軍が人員余って地上部隊に転じてという設定なんかも使えるかも。
>277 どっちかちゅうとあの本は未消化な方だと思うので 他の作品を先に読んでからのほうが理解できるとおもいまふ。 というか、まずネットで谷甲州のファンサイトを探して そこいらから辿ってSFのほうから読んでいったほうがたぶん いいんでは。
ちょっとSS書いてみましたw 「ツンデレ作戦」初日。ノエル戦隊は縦横無尽の活躍を見せ、いまや防御陣地を幅八キロ、奥行き二十キロに渡って穴を開けていた。 だが、白石は果敢に機甲部隊を集め、必死に突破口を塞ごうと試みている。 他の友軍に比べて突出しすぎたノエル戦隊は、三方向からの逆襲にあって苦戦していた。 装甲通信大隊から派遣されたSdKfz251の中でノエル中佐は切歯扼腕していた。 白石の反撃で計画より突進が遅れているのだ。 しかも、大隊規模(27台)の重戦車部隊が左翼に接近中という、偵察部隊からの報告も入っている。 彼女の重戦車小隊はいま中央で敵前線を突破しようと苦闘を続けている。 引き抜いて左翼の補強に当てるべきか、否か。 「出世なんて、するもんじゃないわ」 小隊を率いていた頃は、こんなことに悩む必要もなかった。ただ目の前の敵を撃滅すれば済んだのだ。 「……セレナ姉様がうらやましい」 彼女は戦闘団長になった今でも、自分の戦車を駆り、隊の先頭を切って戦っている。 だが、ノエルの性格ではそれは出来ない。きっと、そんなことをしたら自分は公私混同してしまう。 今でも、心はこの移動戦闘指揮所から、数キロ先の義昭のところに飛んで行ってしまいそうなのだから。
そう、いまや敵重戦車大隊による反撃にさらされつつある左翼は、義昭の率いる中隊が守っている。 「……義昭、お願い、死なないで……」 誰にも聞かれないよう、そう呟いたとき、突然隣にあった大型無線機が受信アリの音を立てた。 受け持ちの空軍連絡将校が、それを取る。 「ノエル中佐殿、あなたにです」 「……私に?」 空軍の通信網が一介の陸軍中佐を呼び出すなど、めったにあるものではない。 いぶかしがりながらもノエルは通話機を頭にはめる。 「ノエル中佐か? 私だ」 「有紀大佐殿? どうして……」 聞き覚えのある声は、あの片足の戦車ハンターだ。彼女の声の後ろからは、ものすごい爆音が聞こえてくる。 「……今、どこにいらっしゃるのです?」 「ははは。君の頭の上だよ」 見上げるノエルの上を、十機ほどのJU87Gが通り過ぎていく。さらにその後をFw190攻撃機が。 「獲物がいると聞いてね。いてもたってもいられなくなった」 「……大佐殿」 ノエルは泣きそうになった。だが、今はそんな時じゃない。 「獲物はどこだ?」 「……戦区B7、現在地から西北に十五キロに、敵重戦車大隊が接近中です」 「ふむ。IS−2か。アイツはエンジングリルを狙うしかない。難しいが、面白い獲物だぞ、ノエル中佐。 ……よろしい、当該戦区の地上部隊に、我々が接近したら照明弾を上げるよう伝えたまえ。 信号は赤―白―緑。いいか、赤―白―緑だ。間違えて吹っ飛ばされたくなかったら言うとおりしろ、とな」 「はいっ、大佐殿……御武運を!」 答えるかわりに、頭上のJu87Gが翼をちょっとひらめかせた。そして、一直線に飛び去っていく。 ノエルはすぐに通信士官を呼んだ。 「教導降下猟兵大隊本部を呼び出しなさい! はやく!」 (終わり)
ノエル「ぐ、GJなんて言ってあげないんだから!」 義昭&龍之介「乙」
乙でした これからも投下したりしてくれますか?
勢い余ってこんなのを思いついてしまったので投下 「黒のホウキ星 オマケ」 白石学園捕虜収容所にて 「おう」 「おう、なんだてめえ撃墜されてたのか」 「お前だってそうだろうが」 「俺の方が三日遅ぇ」 「そういうのを五十歩百歩と言うんだ。それより、お前もしかして早田つばめに落とされたのか?」 「誰だよそれ」 「頬に赤い星の撃墜マークを描いてる……」 「ああ、あの子ね。ああそうだよ」 「ふん、さっき見た時星が一つ増えてたからもしやと思ったが……」 「それがどうしたってんだよ」 「…………見たか?」 「…………見た。黒だった」 「そうか……お前の時も黒だったか……」 「う、え、じゃあなにか、てめえが落とされた時もか?」 「そうだ」
「へえ……じゃああの子いつも黒なのかなぁ……」 「……」 「……」 「なあ、喜んでるとこ悪いんだが」 「な、バ、喜んでねえよバカ! 喜んでねえよ!!」 「わかりやすいリアクションありがとう。それでふと思ったんだが」 「なんだよ」 「もしかして……単にブルマなだけじゃないか?」 「それはそれで」 「即答かよ! お前のウイングマンだけは絶対お断りだ」 「そんなんこっちから願い下げだぜ!」 終わり
カンプグルッペ・ノエルの昼食 ノエル「今日は気分転換に違うものを食べましょ。うーん・・・スパゲティがいいわね」 義昭「みんな喜びます」 ノエル「私が作るわ」 昼食・・・ 兵士「なんだこりゃ、食えたもんじゃねぇ!」 兵士「オガクズパンの方がまだいい・・・」 ガラッ! ノエル「全員山の上まで駆け足、行け!それと全員外出許可取り消し!」 義昭「(;´Д`)」 実際のところ昼食を誰が決めるかはわかりませんが(汗
>>234 気に入っていただけたんでしょうか。是非書いてくだされ。
>>265 お、リクエストですか。次は陸戦を書いてみようかなーと思ってたので考えてみます。
ただ、私はこれから仕事が忙しくなってしまうんで、時間がかかるかもしれないです。
それでタイフーン氏に質問。
・市街地に住んでる人たちは、この戦いをどう思っているのですか? またどのような立場(稲葉側・白石側・中立・バラバラなど)ですか?
・市街地に住んでる人たちは、戦闘の間はどこか別の場所に避難しているのですか? それとも戦いの最中もそこで生活したり仕事をしたりしてるのですか?
・稲葉・白石の両勢力は、市街地に住んでいる人たちをどのように思い、また扱っているのですか?
よろしくです。
287 :
名無し三等兵 :2005/11/26(土) 22:17:55 ID:bI+IpdYq
>>286 市街地は河を挟んで稲葉側と白石側に分かれています。
稲葉は市民に対してできる限りの融和制作(資金提供や各種援助も含む)を行い、占領地の市民にも似たようなことを行っています。
市街戦は双方共に自粛してはいますが、これまでに何度も発生。三度のオターキングラード攻防戦に、白石のラブ・ピース作戦等。
他にも疑問等ありましたら遠慮せずお願いします
あと避難所に投下しているラブコメ編ですが、これから戦闘も入ったり、義昭の妹が降下猟兵の訓練所に行ったりするので、こちらに投下したいんですが・・・
290 :
名無し三等兵 :2005/11/27(日) 11:01:54 ID:g9LA7//P
ツンデレ作戦の裏話とか、ノエルたちの影の話等を希望します
第九話投下 駄文スマソ
稲葉降下猟兵が送った「ぬるぽ」という言葉は、オターキングラードで包囲された校防軍生徒が降伏勧告を出した白石司令官に送った言葉である。 その際は白石が意味を理解しないうちに脱出することに成功したが、今度はそうも行かず、白石の攻撃は激しさを増し再開された。 圧倒的物量に追い込まれていく降下猟兵、弾薬は減り、医薬品も残り少ない。 「弾薬をくれ!」 「最後だ!大事に使えよ」 88oもPakも弾切れ、パンツァーファウストとパンツァーシュレッケも残弾ナシ。 橋を塞ぐ戦車を押しのけたゴーレムが負傷兵に肩を貸す義昭に迫る。 巨大な腕が振り下ろされようとした時、聞き慣れた金属音が鳴り響き、ゴーレムが吹き飛ぶ。 味方の機甲軍が到着したのだ。その先頭はカンプグルッペ・ノエルの重戦車小隊、タイガーとフェルディナンド、ヤクトタイガー。 タンクデサントした装甲擲弾兵が降車、武器弾薬の入ったケースを降下猟兵に渡し、自らも戦闘に参加する。 待ちに待った増援がやって来、そして天候も回復した。
天候回復で稲葉ヤーボの攻撃が開始されたことに対抗して白石はホウキからなる空中機動部隊をの発進準備を進めた。 が、今まさに魔法少女が空に羽ばたこうとした時、朝日の中から逆襲に燃える稲葉ルフトバッフェの大群が押し寄せてきた。 「な、なんで気付かなかったの!?」 つばめたち飛行魔法少女を統べる前線レーダーはMe262、アラド、ホルテン(全翼機)の低空奇襲で壊滅させられていたのだ。 「有紀大佐、満艦飾ですな」 「ノエルが見たら教育してやる、とか言うだろうな。まあ いい、Fw隊は対空砲を叩け、スツーカ隊は私に続いて攻撃!」 既に旧式扱いされているスツーカ、だが有紀にとっては手足のように動いてくれる機体。 戦いは添え物切り、あまりにも一方的に進んだ。 対空砲はすぐに無力化され、滑走路に並ぶホウキは機銃掃射に爆撃と破壊されてしまい、逃げる魔法少女にロケット弾が降り注ぐ。 稲葉の航空反撃「テンスーアガッテ作戦」は大成功の元終了した。 作戦は同時に白石航空基地を一気に急襲、壊滅させるというものであり、天候回復を予想して行われたものだった。
投下終了 お目汚ししました >エムディー氏 つばめをチョイ役で使わせて頂きましたw テンスーアガッテ作戦はボーデンプラッテ作戦と中東戦争でイスラエルがやったやつをモチーフにしています あと華菱有紀大佐ですが、普段は活発な女の子、任務では堅い感じです
最近ドイツ週間ニュース見るたび稲葉と勘違いする今日この頃
医薬品という言葉が出たついでに質問。 傷病兵の救命介護を担当する軍医、看護兵…とくに軍医はどこから来てるの? まさか高校生にメス握らせてとかってわけにもいかんでしょ?
>>296 高校生が戦闘機操ったり一個戦闘団指揮してる世界で何を言うか。
校舎の中心に黒い球体。生徒は定期的に黒球の前に転送される。転送の際、怪我をしている部分は再生され、死んだ者は生き返る。 戦果に応じて採点が行われ、活躍したものはより大きな点数を貰える。死亡した者は減点。 一定以上の点数が溜まると、「卒業となって開放される」「より強力な兵器を与えられる」「MEMORYの中から人間を再生できる」の 三つのうちどれかを選ぶことができる。
>>298 でも有紀大佐は右足義足じゃなかったっけ?
個人的には「細かい点ではリアル」でも「マクロでは少しコメディ」がいい。 兵士A「なんで高校生が軍医なんか……」 兵士B、C、Dその他「それに突っ込んじゃいかん!!」 みたいに。
化学部とか生物部なんかの部活の一環てのはどうか <メディコ 限定の「軍事医療技能検定」所持者とかでっち上げるも宜し 重傷者は後送して保険医に任せれば良い支那 まぁ、化学部の連中は変な新薬使いたがるとか、 生物部は生物部で解剖したがるとかでリスキーだけどw しかし蓬莱っぽいな orz
302みたいな案でいいと思われ にしても稲葉ルフトバッフェは計画機まで装備してんのかw
タイフーン殿に出してほしい兵器をリク つ【He162】
軍医は金積んで医者にやってもらったり、書いて頂いたように保険委員がやったりしています
>>304 Ta183とはフッケバインですか?
本人来たらレス止まったなw
質問なんですが、敵の航空戦力を一撃で無力化するにはどのような方法があるんでしょうか? テンスーアガッテ作戦について突っ込み等頂きたいもので・・・
ツンデレ作戦→ツィタデレ作戦 オターキングラード→スターリングラード テンスーアガッテ作戦→ボーデンプラッテ作戦 OK?
注目の有紀大佐のSS誰か書いてくれないかな
ま、海の向こうにゃ、 「10歳で大卒、14歳で医学博士、16歳でデビュー」 しちまった超天才少年外科医もいるし。 メリケンに出来て日本人に出来ないこともなかろう(w。
>>311 18で戦闘機パイロットに戦闘団長、降下猟兵に擲弾兵。
極めつけはロリ総統
ノエル「フェーゲライン!」
314 :
302 :2005/11/27(日) 23:11:39 ID:???
部活動みたいな危ない橋渡らなくても保険委員が居たか orz
タイフーン氏、アイシャドーのエロ美少女降下猟兵出してw
>>311 なにそのドギーハウザー、ふざけてるの?
次はどんな作戦名来るかなぁ?
第十話投下 お目汚し
稲葉は白石乾坤一擲の大攻勢を頓挫させることに成功した。白石は多大な損害を被ったばかりか、逆に自らの領土内に再び稲葉の侵入を許してしまう事態を招くのだった。 橋を守り抜き、勝利の功労者となった降下猟兵たちは今、暖かい部屋で死んだように眠っている。 横になってはいたが眠れないでいる義昭は、テントに入ってきた長身の女性に気付いた。 女性は軍医や保健委員に泣きそうな顔で何か言っている。仲間の戦車兵でも怪我したんだろうか? 義昭は傍観することにした。 変に手を出したらロクなことがない。 (くわばらくわばら) 「・・・!」 見慣れた、眼帯をしたペンギンが書かれたヘルメットを見、ノエルは歩みを早くした。 一歩歩くたびに鼓動が早くなっていくのがわかる。 「げっ」 「義昭っ!」 「ああすみません中佐、自分ばっかりこんな所で寝て・・・」 ノエルは立ち止まると、深呼吸。 「少佐、目つぶって・・・」 「(殴られる)」 義昭、脂汗流しながら目をつぶる。 いつ鉄槌が振り下ろされるかと思っていたが、顔には柔らかい感触が。 「フギギッ」 「馬鹿・・・心配したんだからね。寒くなかった?あっためてあげる」 「フギギッ」
久々に熱いシャワーを浴び、サッパリした龍之介。 コーヒー牛乳を腰に手を当て飲んでいると、生徒会役員の一人が書類片手にやってきた。 「桜坂龍之介大尉ですか?」 「そうだが何か」 「これを」 手渡された書類の中には降下猟兵教導大隊のノエル戦闘団編入と、第二次白石本校攻略戦の先頭にノエル戦闘団を命じるとあった。 役員と別れた後、龍之介はノエル中佐と義昭のいるテントへと足を進め、中を覗き込む。 「・・・あとからでいいか。邪魔しちゃ悪い」 投下終了 「カンプグルッペ・ノエル〜閉ざされた網の中で〜」は以上で終わりでつ
323 :
名無し三等兵 :2005/11/28(月) 10:49:44 ID:+6L4GGBs
乙ですた 次なる展開に期待
【絶対】れまげん橋陥ちたらヤバス28【絶命】 【ガンガレ】降下猟兵総合スレ17【超ガンガレ】 【廃墟ですが】オターキングラード実況スレ145【何か?】 魔法少女に(;´Д`)ハァハァしたらageるスレ 初心者歓迎 武器兵器質問スレ 如月ノエルに足コキされたい香具師の数→(998) 高山ですがフェルディナンドが動きません 有紀大佐と共に苦難を乗り越えてゆくスレ19
>>324 足コキスレ100万レス近くもついてるのかw
龍之介「剃刀の上を蝸牛が這っている・・・悪夢だ」 義昭「どーしたの(;´Д`)」
オターキングラードは空中補給で耐え抜いたみたいだけど、できるもんかな?
義昭とノエルのドタバタ話キボン
オターキングラードはもはや街ではない。 日中は魔法少女達の汗と吐息がもうもうと立ち込め、一寸先も見えない。 炎に照らし出された巨大な盧のようだ。 それは焼けつくように熱く、殺伐として耐えられないので、犬でさえ河へ飛び込み、必死で対岸にたどり着こうとした。 学生はこの地獄から逃げ出す。 どんなに硬い意思でも、いつまでも我慢していられない。 魔法少女だけが耐えるのだ。神よ、なぜ我等を見捨てたもうたのか。
基地に慰問のため学園の歌姫が登場、元気になった生徒たちがステージになだれ込む展開期待
>263続き よく見るうちに金網が破れている箇所が近くにあるのが見えた。 昼間は気づかなかったが、良い釣り場となっているのかもしれない。 だとすれば、正門が開きっぱなしになっているのは車で釣りに来る人が いるのかも。となると、塔への橋、短艇の舟囲いなどは絶好の釣りスポット となっているかもしれない。そうだとすると夜明けごろには人が 出入りする可能性がある。逆に警報機器には建物内以外は注意する必要は ないという利点も生じてくる。折角の穴を使うことも考えたが やはり慎重に越えることにした。番線の端に背負い具が引っかかったり、 草の踏み跡から、夜の間に通行した者がいることがばれる可能性がある。
333ゲト オットー=クレッチマーの戦記が最近出てますね。 犬を連れて散歩がてら釣りに来る近所のおじさんが一番最強だな。 建前上、このような巡検は地元住民に見つかってはいけないことに なっている。が、見つかった場合は先生に事情を説明して貰えば いいだろう。そしてその時点で帰還せよというお達しがくるのでは ないか。 さて、そろそろ行くか。義昭は腰をかがめたままで金網に近づき、 もう一度接触感知式の警報装置が付いていないことを確かめた。網の 頂部と中ほどに設置されていることが多いのだが、破れが繕われていない のならあまり意味はない。監視カメラが有る可能性もあるが、金網の内側 すぐの地面も茂みが繁茂しているからこれも気にすることはない。 義昭の運動靴は先だけが網目に掛かった。支柱のボルトも利用して靴を 支えつつ手で引き揚げるように素早く体を横にして降りる。先生を手招きし、 金網に足を掛けて体を伸ばすようにリュックを受け取り、続いて越えるのを 手伝う。
先生は敷地内に降り立つなり、身をかがめてリュックを拾いそのまま 義昭に続いて小山へと入っていく。小山の木立の中で止まりまた 様子を伺う。風が木立をかすかに揺らすほかは音はない。蜘蛛の巣が ありそうだ。木立の中は蹲るように抜けねばならないだろう。建物際の 並木のほうへは歩きやすそうな踏み跡ができている。道端に倒木が あるから、釣り人が餌を補給するために置いたのかもしれない。転がしては 下にいるミミズや団子虫を取るのだ。鯉なら何でも食べるだろう。 このまま小山の中を岸辺へ抜けるか、建物の際を進むか。夜釣りを する人がいるだろうか。出くわさないとも限らないが道際の茂みに隠れれば 大丈夫か。
新作投下前にあらすじを・・・。 今回はオターキングラードを巡る攻防戦の最後を飾り、カンプグルッペ・ノエルも参加したオターキングラード解放作戦の話です。 主人公は先のSSにも登場した桜坂龍之介大尉率いる降下猟兵教導大隊。 稲葉最強のタンクバスター華菱有紀大佐がメインヒロインとなります
337 :
タイフーン ◆i3FjaNbBfI :2005/11/29(火) 10:57:38 ID:/j5FT7Ph
オターキングラード。 学園都市において「萌え」の聖地と呼ばれた電気街であり、 都市戦争において初の大規模市街戦が行われた場所である。 最初の戦いは、市街地に逃げ込んだ魔法少女を追って稲葉が市街地に突入、稲葉の敗北で終わり、二回目の戦いで逆襲した稲葉は市街地の九割を制圧下に置く。 勝利は確実かと思われた。 が、市街制圧にこだわる稲葉は戦力の全てを市街に投入し、後方は危険なまでに薄くなった。 雪解けの季節が始まる頃、白石は「最後の雪」作戦を開始。弱体な平井工業高校や空軍野戦師団が守る後方を突破し、オターキングラードに展開する第二軍を包囲する。 撤退を要求する第二軍に稲葉の水無月京子総統は死守命令を下し、空からの物資輸送でオターキングラードを支えるよう命じた。 そして稲葉は第二軍解放作戦「オタの荒らし」を発動するのであった・・・。
すみません、ageてしまいました(汗
美少女スナイパーがたくさん(;´Д`)ハァハァ
龍之介「この街は泣くにも寒すぎる・・・」
>>341 独版スターリングラードだった希ガス
美少女ばかりの稲葉学園に入るにはどうすればいいでつか?
どんな学校生活を送るんかと小一時間
美少女とウハウハかと思ったらZbvへ・・・
丼炒飯氏、まとめサイト更新は乙だがリンクミス大杉。
カンプグルッペ・ノエルの話数と編集が編でつよ
そんなに丼炒飯氏を責めないw
>>342 やっぱ宣誓させられたりするのかな
>>348 京子ユーゲントとか出るんかいな?稲葉がベルリン戦みたいな状況になったら悲惨
>>349 戦いを拒否する生徒は木にぶら下げられ、学園には略奪と暴行の嵐。
まあ稲葉勝ちそうだから大丈夫そうだけどw
京子と面会した義昭、そこに魔法少女が乱入。 魔法少女「今日こそ逃がさないから!」 京子「や、やめてください!」 義昭「(;゚Д゚)」 魔法少女の手にエネルギー集中。 京子「た、助けて義昭君!」 魔法少女「まだ言う!?」 義昭、迷うことなくガバメントで魔法少女の手を撃つ。 京子、手から電流。 京子「パワー!無限のパワーを食らえぇぇぇ!」 魔法少女「うわーん」 義昭「(゚Д゚)ポカーン」
>>352 ノエル「あなたを愛してた!」
義昭「お前が憎い!」
そして・・・
京子「目覚めよ石沢義昭」
義昭「はいマスターコーホーコーホー」
なんで今頃……と思ったらDVD発売か。
スターリングラード攻防戦なら、アンソニー・ヴィーバーの著者がオススメ あとドイツ版スターリングラードの映画はかなり(・∀・)イイ!
>ドイツ版スターリングラード 漏れ、下水道で足の肉切るシーンがトラウマorz あと下半身吹っ飛んだ兵士とかさ・・・
こんばんは >エムディー氏 双方ともオターキングラードを廃墟にして以来、市街戦や市街への部隊配置は自粛しています。 市民を戦闘に巻き込むことは極力避け、白石も同様です 商売は普通に行っていますが、店舗の中には稲葉白石と業務提携し、食料や衣服等を低価格で提供しています 白石側住人は化け物じみた魔法少女より、紳士的に接する稲葉を指示してます
>ドイツ版スターリングラード 空輸コンテナ(?)開けてみたら中身は勲章ばかりでってシーンが大好きだw
アメリカ版スターリングラードは微妙だったな 督戦隊にガクブルしたが
>>358 私が書こうと思っているのは第一次のあたりなのですよ。ですのでその時点での設定をお願いします。
「廃墟にした戦い」では住人は疎開したのですか? どちらかについて戦ったのですか? ひたすら耐え忍んでいたのですか?
>>361 第一次の際は魔法少女が民間人が居住したままのオターキングラードに逃げ込み、民間人を傷つけまいとする稲葉は苦戦。結果部隊は壊滅してしまいます。
「廃墟と化した」のは第二次攻防戦で、稲葉はプロパガンダで市民を煽り、市街地から疎開、その後空から徹底的に空爆、市街を掃討しました。
第一次攻防戦に参加した第二軍(白石本校戦で疲弊)は歩兵中心で、パンツァーファウストが最大火力。あとはハチハチと三号戦車がちらほらです
稲葉きったねぇwてかヒドス
>>362 ふむぅん、そういう設定ですか……。ありがとうございます。
どうしようかな、
>>265 のリクはたぶん大規模市街戦を期待してるだろうからこれに応えるなら第二次を書くべきなんだろうけど……。
話が大きくなりすぎるし魔法少女も何人も出さなきゃいけないなあ。
第一次の方なら魔法少女は一人で済むし小さくまとまって書き易い。さて……。
仕事しよう。
>>364 私もカンプグルッペ・ノエル外伝「放たれた街」を頑張って作りますのでw
お仕事頑張ってください
カンプグルッペ・ノエル外伝「放たれた街」 第一話投下 お目汚しします
学園都市最大の電気街がかつてどう呼ばれていたのか、稲葉の学生たちは知らない。 知っていたところで、ここが戦場であることに変わりはないからだ。 オターキングラード唯一の空港はここ最近、稲葉降下猟兵と白石魔法少女が死闘を繰り広げるコロシアムと化していた。 オターキングラードの稲葉校防第二軍を限界ギリギリで支える物資の輸送を敢行するルフトバッフェ、陥落寸前の市街戦でついにアドバンテージを手に入れたWG。 両者の戦いは互いに一歩も譲ることはない。 「第二小隊、物資の運び出しを手伝え!第一小隊はタンテを守れ!」 FG42を片手に部隊に指示を出すのは桜坂龍之介、降下猟兵教導大隊大隊長である。 降下猟兵に課せられている任務は、包囲されたオターキングラードへ物資を運ぶ機体の着陸時、物資運び出しの隙を狙うWGから輸送機を守ることにある。 物資の運び出し後は輸送機で帰投する必要があり、並の部隊ができる仕事ではない。 だが龍之介はやり遂げる意志もあれば、実際にやってのける人材だ。 彼の部下たちも悪魔のように戦っている。 白石本校から第一線で戦い、独特の迷彩服に身を包んだ彼らは「緑の悪魔」とWGにすら畏怖される存在だ。
タンテから運び出された荷物は稲葉が占拠する空港ターミナルへ運ばれていく。建物の上には四連装Flakが配置され、荷物をケッテンクラートで運ぶ降下猟兵に援護射撃。 WGが回避行動に移る間、ケッテンクラートはターミナルへと吸い込まれていく。 WG単体では埒が開かないと悟ったか、白石は召喚獣を別世界から呼び出そうと魔法陣を展開させる。 龍之介は一人、呪文を展開中に倒したが、もう一人のWGが両肩にキャノンを背負ったドラゴンを召喚させることに成功。 「クソッ!」 必要な時にパンツァーファウストがない。せめて対戦車ライフルがあれば! 召喚魔法が使えるWGは虎の子で、正念場に投入されるのがほとんどだ。 龍之介は空中輸送任務に召喚魔法少女が投入されないと信じていた…オターキングラードには自分たちより遥かに強大な戦力が包囲網を内側から破ろうとしているからだ。 (俺の判断ミスだな。だが…) 龍之介は片手で携帯を操作し、ある人物を呼び出した。 「こちら第66襲撃航空団、華菱有紀大佐。何か問題が?」 「ええ、ゴジラがスクリーンから飛び出したもんで」 「面白くない冗談だな。よし、任せろ。スツーカ隊がついている限り君らは破れはせぬ。よく見ていると良い」
>>368 >両肩にキャノンを背負ったドラゴン
ゾイドかw
稲葉ルフトバッフェは絶望的な戦力不足に苦しんでいるが、彼女…「白石最大にして最悪の敵」…華菱有紀にとっては大した問題ではない。彼女は両翼に37o砲を積んだJu87を操る、ジュラルミンの左足のタンクバスター。 三機のスツーカが降下する。 Fw190は二手に別れて、WGとドラゴンを切り離すべくロケットで攻撃を行う。 「ふむ…キャノン付きとは目新しいな」 有紀はドラゴンが放つ魔光弾を鈍重なスツーカで難なく交わし、お返しに37oを見舞う。 内部で魔光弾とタングステン弾が誘爆したか、左のキャノンが大爆発を起こし消滅。 続いて二番機三番機が突入、右キャノンを破壊。 「対空攻撃能力はまるでダメのようだな。素人め、こいつが砲兵向きだと私にすらわかる」 「では仕留めますか。丁度13匹目ですよ」 「うむ。ん?」 「どうしました!?」 後部機銃手が前を向いたが、彼女は悪戯めいて笑う。 「なに、義足のはまりが悪くてな、交換の時期かもしれん」 有紀は敵の口内に37oを叩き込み、吹き飛ばした。青い血があたりにまき散らされ、下にいた降下猟兵は毒づくが、有紀たちに感謝する。 龍之介や第二軍生徒は揃ってスツーカに手を振り、有紀も翼を振って返礼した。 奈木軍曹が報告する。 「大尉、物資の運び出し終了。WGも撤退しました!」 「よし、全員タンテに搭乗!急げよ」
投下終了 お目汚ししますた ゾイドよりも、遊戯王に出てきたリボルバードラゴンがイメージです
新作キタ━━(゚∀゚)━━!! いきなり有紀大佐が全開ですな
さて新作スタートなわけだが
>335 続き 昼間みたネットではこの小山の裾には航空機用の掩体壕や 人員用の防空壕が作られていたはずとなっていた。戦後すぐに研究施設 となり、屑鉄屋による回収もバブルのころのリゾート開発騒動にもあわず、 また、東京からは遠かったので施設拡充の用地確保にもさらされず生き延びた らしい。 内戦前に纏められた地元自治体の戦争経験者聞き書きや歴史同好会の 会誌などがネットにあげられていればどこに穴が開いているか分かるのだが 残念ながらそこまで詳しいものはなかった。資材置き場や保守要員や 用務員などの機材置き場に使われていたり、或いは単純に板や金網で 入り口を塞がれているだけかもしれないし、地山が崩れて入れなくなっている かもしれない。この研究施設は内戦で市街地から避難した住民の収容施設とな ったことはない。また、浮浪者が入り込むには彼らの仕事場からは遠く 離れすぎている。
それでも用心に越したことはない。義昭は釣り用包丁をリュックから鞘ごと 取り出しジャンパーのポケットに入れた。大隊の武器庫には白石から 鹵獲したG36Cもあるし、今もルガーをリュックに入れて携行しては いるが、銃器を携行しているところを見られるほうが問題が多いと 判断したのだ。ついでに氷砂糖を2個取り出し1つを先生に渡し、 自分もなめると立ち上がり、小山を岸へ向かって進み始めた。
この敷地の中では車が入り込みにくいところなので、家庭ゴミや粗大ゴミ に場合によっては産業廃棄物や産業廃棄土などはないようだ。それでも 自然土の堆積は進んでおり、防空壕の換気口などや、おそらく設けられていた はずの対空陣地のコンクリ台座などは見当たらない。暗闇に慣れた眼でも 林の中は奥まで視線が届かない。
暗いので良く分からないが、木の種類はまちまちなようだ。下生えも 特に刈られているわけではないが通行を妨げるほどではない。 ほどなく、湖岸に並ぶ建物の裏に出た。 かすかな湖面の照り返しのなかで黒々と塔が立ちあがり、塔へ繋がる 橋が見える。橋へはどうやら湖岸に並ぶ建物のうち大きいものからしか 行けないように思える。湖岸から直接橋に上がるような階段はどうも なさそうにみえる。塔は島に立っているはずだが、島の形は葦原に 囲まれているためかよく分からない。
378 :
名無し三等兵 :2005/11/30(水) 08:25:21 ID:DOHuDRl0
タイフーン氏のSS、開戦直後からパンツァーファウストがあったり、ツィタデレ作戦時にヤクトタイガーやMe262があるのなw
有紀大佐の元になった香具師誰だっけ?
ルーデル。
業務連絡。 まとめサイトにおいて、 「カンプグルッペ・ノエル」 「カンプグルッペ・ノエル〜閉ざされた網の中で〜」 の全作品を収録完了致しましたことをご報告致します。 補助板にて御協力頂きました方に感謝致しますと共に、 大変長らくお待たせ致しましたことを皆様にお詫び申し上げます。 以上、業務連絡でした。
どんちゃん乙
>丼炒飯氏 乙・・・わがままばかり言ってすみませんでした・・・ 今後ともよろしくお願いします
ノエル「お、お疲れ様なんて言わないからね・・・。でも、頑張った方じゃない?その・・・良かったらお茶でも飲む?」 つ旦~
果たしてオターキングラードは救われるのか!?
>>384 ノエルってツンデレキャラだっけ? デレデレしてる印象しかないよ……。
>タイフーン氏
年表とか作ってくれるとありがたい。
カンプグルッペ・ノエルのジオラマを作ろうと久々に模型屋に行ったら、虎高杉orz
仕方ないのでドラゴンから出てる降下猟兵二つ買って帰り、積んでいた豹G型とW突を組み合わせることに・・・
戦車模型作るのは何年ぶりでしょうか・・・
>>386 すみません、ツンの場面が少なすぎますよね(汗
あと年表ですが、今のところはおおまかにしか決めていません
>>388 となるとジオラマは第三次オターキングラード?それともれまげん橋かなぁ
誰かタイフーンにツンデレノエルはどんなものかと教育してやれ
ノエル「生意気言うのも」 真由「オッケーオッケー!」 ノエル「ほっぺにチューなら」 真由「やったねやったね」 義昭「中佐!大丈夫ですか!?」 ノエル「おねーちゃんは、好きですか?」 義昭「(;´Д`)」
393 :
ノエル :2005/11/30(水) 22:19:24 ID:???
>>392 ちょ、ちょっと待ちなさいよ!私はそんな歌歌わないわよ! 真由、
>>392 を野戦憲兵に通報しなさい、Zbv送りにしてあげるわ…ふふ。
でも…義昭が聞きたいっていうなら…歌ってもいいかな?か、勘違いしないでよ!私は義昭なんて大っキライなんだから!
小ネタマンの運命やいかに 今日バルジ大作戦見たらヘスラーがノエルと被ってワロスw
>>394 ドラム缶で全滅するカンプグルッペ・ノエル
>>386 デレはもう充分だな あとは寝ている義昭を(自主規制
燃料は、燃料はまだか!?
398 :
名無し三等兵 :2005/12/01(木) 08:08:49 ID:zUD3s2JI
女ヴィットマン、女ルーデルの次は女ハルトマンや女パイパーに期待しまつ
市街戦の参考ならこの間出た死闘ケーニヒスベルグなんてどうかな
如月ノエル、初めての虎 ノエル「こいつ・・・動くわ!」 エンジン始動 ノエル「すごい、五倍以上の馬力がある・・・」
真由「あるあるwww」 義昭「ねーよwwwwwww」
真由のキャラクター詳細、エロい人教えて
キルヒアイスみたいな人。
詳しくも何も ・有能らしい ・「はい、お姉様!」としか言わない とりあえずノエルをLOVEってる、あるいは敬愛しているようだ。
>>405 トン ノエルって女子生徒に人気ありそうだな
「ノエルさまが見てる」とか発行されてたりw
虎のキューポラから蟹眼鏡が覗いてる表紙なんだな
あるいは龍之介×義昭の801本を白石が販売しているとかw
>>406 ちなみに、タイフーン世界にある2chでは如月ノエルに足コキされたい香具師の数→(998)だそうです
410 :
ノエル :2005/12/01(木) 21:27:08 ID:???
こ、この流れなら言える! 義昭大好き!
411 :
龍之介 :2005/12/01(木) 21:33:56 ID:???
しかしノエルの身長180センチというのは和田アキ子より7センチもでかく、伊集院光に迫るデカさ。 実際に会ったら間違いなく引く。
>>413 久しぶりに会った義昭は幼なじみの変貌に((((;゚Д゚)))ガクガクブルブルだろうな
>>412 君には有紀大佐がいるジャマイカ
>>414 ノエルと義昭は幼なじみなの?上官と部下の間柄かと
調べてみた。南海キャンディーズの山崎静代と元バレー選手の大林素子が182センチ。
419 :
有紀大佐 :2005/12/01(木) 22:09:46 ID:???
>>417 ほう。では私の部下にならんか?白石の戦車壊しは楽しいぞ
有紀大佐もでかくなかったっけ?
>>414 幼なじみで上官部下の関係。
ノエルは幼なじみとして接し、義昭は上下の関係で接している。
個人的にはノエルが義昭LOVE過ぎな流れがちょっと不満。
421 :
有紀大佐 :2005/12/01(木) 22:12:46 ID:???
>>420 ほう ではどのような展開が見たいのだ?
もうちょっと婉曲的で生温い感じ、か? お節介なノエルねーちゃんが弟分の義昭にちょっかいかけて(;´Д`)ってされる話とか。 ま、他の登場人物に期待するさ。
>>422 有紀大佐と龍之介の絡みは・・・いいかも
こんばんは
>>422 ノエルは今見直したらかなりデレデレですよねorz
有紀大佐の設定を投下
華菱有紀
稲葉学園高等部三年、稲葉ルフトバッフェ第66襲撃航空団司令(階級、大佐)
開戦前から稲葉ルフトバッフェに在籍、スツーカ乗りとして稲葉電撃戦の最先鋒を務めた。
所属する山岳部の活動中に落石事故で左足を失うが、すぐさま義足を付けて前線に復帰。
スツーカG型とFw190で新設された第66襲撃航空団司令に着任、稲葉最強にして最高のタンクバスターの名を不動のものにする。
溜まりに溜まった仕事がちっとも終わりやしません。明日中に提出できるだろか……。 >タイフーン氏 第一次を書くことに決定しそうです。 それで、第一次オタ戦が始まった時期と、稲葉側の投入兵力が決まっていたら教えていただきたいんですが。
>>425 第一次オターキングラード戦は稲葉の白石本校攻略作戦が失敗に終わってから2ヶ月経った頃で、投入されたのは校防第二軍です。
戦力は歩兵一個大隊ほどで、機甲戦力は三号が二台に三突(短砲芯)。あとはハチハチが二つ、パンツァーシュレッケを搭載したボルクヴァルトです。
>>426 うげ、じゃあ1000人ぐらいいるんだ……多くて200人ぐらいだと思ってた。どんなマンモス校だ。
>>427 学園の総生徒数は詳しく設定してないです(汗 ただ稲葉は常に定数割れと人手不足に苦しんでいるので、義昭のように大隊でも30人とかが多いです
>>428 大隊で30人……全員下士官以上ですなそりゃ。
じゃあ稲葉の方の人数はある程度融通効きますね。
どもでした。
>>429 頑張ってください ノシ 自分も早く投下しないと・・・(汗
幼馴染み分が足りない
302続編マダ〜
独版スターリングラードと戦争のはらわたレンタルして見てます >丼炒飯氏 はい、その図のような感じです
437 :
有紀大佐 :2005/12/02(金) 19:16:43 ID:???
>>436 なかなか興味深い映画であっただろう 「戦争のはらわた」はこの間龍之介と二人で見たぞ
439 :
有紀大佐 :2005/12/02(金) 19:46:56 ID:???
>>438 私がいかなる戦果を残そうと知ったことではない。
君に説明する必要があるかね?
・・・だが期待してくれるのは嬉しいし励みでもある。今日の獲物はKVとJS2が二両ずつだ。やはり一日一回の出撃では戦果が伸びんなぁ…
>>439 >やはり一日一回の出撃では戦果が伸びんなぁ…
萌えた
カンプグルッペ・ノエル外伝 「放たれた街」 第二話 お目汚しします
稲葉学園生徒の大半は学生寮から登校してるが、桜坂龍之介の場合は少々特殊である。 スツーカのサイレン音が入力された目覚まし時計を止め、龍之介は大きく欠伸をした。 小綺麗な部屋の中には稲葉の学生服、空軍の制服がハンガーにかけられ、机上にあるガラスケースには騎士十字章が輝いている。 立てかけられた写真の中で、小柄な少女・・・京子総統と歴戦の降下猟兵が笑みを浮かべていた。 「うむ。おはよう龍之介、いい朝だな」「おはよう有紀・・・悪いがあと五分だけ眠らせてくれ・・・」 「それはできない。有能にして賢明な稲葉生徒は時間を守るものだ」 そう言って布団をはぎ取るのは、華菱有紀だ。 ここは有紀が住む邸宅であり、龍之介が生活しているのもここ。 「(まあ、甘ったれたことも言えないか・・・)」 白石本校戦の航空反撃で寮にあった龍之介の部屋が破壊され、彼は有紀の家で寝泊まりしている。 龍之介自身は気乗りしなかったが、同居を提案したのは京子総統本人・・・。下手に刃向かえばゲシュタポご一行がドアを叩くだろう。 「まあいい龍之介。朝食の準備ができている、食べよう」 「・・・食わなくていいや」 「朝食を抜くのは体に悪い。食べろ」 「いやさ・・・」 正直、有紀の料理の味が与えるダメージはスツーカの比ではないのだ。
殺人的な朝食を終えた二人は並んで登校する。 はたから見ると普通の(稲葉基準ではあるが)男女だが、その内容は偉く物騒だ。 「うむ。最近は白石の戦闘機隊がしつこいな。この間なんぞ六機に追われ我が愛機は穴だらけにされてな」 「Fw190なら対空戦もイケるんじゃないか?なぜ乗り換えない」 「私が乗り換えたら他のスツーカ乗りはどうする。皆がFwに乗るわけにも行くまいて」 「・・・」 「なに、その気になれば返り討ちにしてやるさ。事実八機落としてる」 「有紀に勝るパイロットなんて、探してもいないだろ」 「お世辞でも嬉しいぞ」 「はーいお二人さん、おはよう!」 後ろから声をかけられ、二人は振り返る。背の高い女子生徒がそこに立っていた。 身長は有紀より高いから、180はあるだろう。切れ長の目が印象的な美形の顔立ちで、髪はロング。襟には生徒会武装SSの記章、階級は中佐。 「あ、邪魔した?」 「いや構わんノエル。先の活躍は聞いている」 「壊滅部隊を再編成した寄せ集め戦闘団で白石の前進を止め、さらには親衛空挺軍を全滅させたと聞いております」 有紀と龍之介は如月ノエルを褒め称えるが、対照的にノエルは食えない顔。 「素直に喜べないわよ。あなたたちにも来るわ、お呼びが」
生徒会室「狼の巣」。 稲葉の中枢部では、モニターに移るオターキングラード市街地を各指揮官たちが見つめている。 稲葉中央軍指揮官、琢磨正喜がプリントを配る。 「では諸君、オターキングラード解放作戦"オタの荒らし"作戦概要を伝える」 オターキングラードで包囲されている稲葉校防第二軍に、ルフトバッフェは全力を持って物資の空中補給を行っている。だが、輸送に用いられるJu52やHe111は消耗が激しすぎて輸送能力の低下が著しく、補給物資を購入するため水増し請求 し続けた授業料を継続するのにも限界がある。 そこで稲葉は2ヶ月に渡り包囲されたオターキングラードの解放作戦を計画した。 作戦は充実した機甲戦力を有するノエル戦闘団が先鋒を切り、 切り開いた突破口から後続部隊を市街に突入させる。 突入後は速やかに第二軍と合流、 市街地を放棄して脱出。 作戦には有紀大佐の第66襲撃航空団が航空支援を担当することになっている。
投下終了 お目汚ししました 独版スターリングラードのT34/85に((((;゚Д゚)))ガクガクブルブルし、最後のタンテが飛び立つところでなんとも言えず・・・
ドイツ製戦争映画の特徴はバットエンドだしなぁ。 それにしても有紀大佐が乙女さんに見えるぜ……
447 :
有紀大佐 :2005/12/03(土) 11:39:08 ID:???
>>446 ん?乙女さんとは何かな。我が空軍にそのようなパイロットがいた覚えはないのだが…
良ければ詳しく聞かせてくれ
448 :
名無し三等兵 :2005/12/03(土) 11:55:51 ID:GTqV41hR
>>447 某ゲームのキャラでつよ 大佐殿は何委員会に入っていますか?
第302工兵中隊奮闘記 第二話 走れ高橋 302中隊はノエル戦闘団に編入されるにあたり問題があった。 家畜と農機改造車両主体の部隊構成である為、本隊への追随が難しかったのだ。 更には、平井本校に保管してあった戦闘工兵用資機材は ただでさえ定数割れを起こしている上に、他の部隊がめぼしい物は持ち去っていた。 故に、各種資機材の更新並びに補充は中隊にとって急務であった。 要請していた資機材が届いた、との連絡を受け、 高橋中隊先任曹長は部下を引き連れて平井の工兵委員会に出頭したが、 与えられたのは全く所要に満たない資材と、2tトラック1両のみであった。 しかし、元来資金的に困窮している上に、 物資の管理も杜撰な平井工業に多くを求めるのは酷だ。 むしろ中古とはいえ、まともなトラックを支給されただけでも御の字だ。 高橋もその点はよく理解していた。 こういう時の為に彼は稲葉にコネを作っていた。 稲葉に向かう道中、トラクターの牽く荷台に揺られながら、 高橋はかつて稲葉の装甲工兵大隊と作業した時のことを思い出していた。 中隊が土嚢にも事欠いていた中、彼等は豊富な資材と優れた装備で作業を進めていった。 その時知り合った段列指揮官と懇意になり、そこから人脈を広げていったのだ。 そして、今それをフル活用する時が来た。 往時ほどではないといえ、まだまだ稲葉は補給が充実しているはずだ。 少なくとも我が母校よりははるかにマシだろう。 それに現在ノエル戦闘団は戦力整備に関してかなり融通が効くらしい。 ということは、運が良ければ我々も戦闘団の端くれとして多少の無理が通るかもしれない。 と高橋は考えていた。
丼炒飯氏乙です キャラや設定は好きに使ってください 質問なのですが、Fw190の機銃掃射でT34を破壊することはできるのでしょうか?
>450 対地用のロケット弾も一応あるけど でもエンジン直撃狙いかなぁ。T-34は砲塔が鋳造だから上面装甲に巣穴が 空いていたりすれば貫通するかもしれない。 んと、たぶんT-34にのっかってる跨乗歩兵がめためたにされて、 (例、プライベートライアンでティーガーに取り付いてたら20mm機関砲に やられたシーン)歩兵がいなくてT-34は周囲が見えなくなってやられる 感じかな。
>>451 トンクス エンジン部分に攻撃は効果ありますか?
タイフーンよ、大戦序盤にスツーカはエンジン部分を狙った機銃掃射で戦車を食い止めたのだ。 トリップなんて付けてみたが…
戦闘中に虎停止 ノエル「動け、動け、動け、動いてよ!今いかなきゃ、みんな死んじゃうのよ!」 虎再起動 真由「タイガー戦車の戦闘力が400%を超えています!」
有紀大佐の詳細求む
>>454 EVAネタは一部で反感を買いかねんぞえ
カンプグルッペ・ノエル外伝 「放たれた街」 第三話 お目汚しします
萌えのエルサレムとまで呼ばれた街は瓦礫の山と化し、至る所に戦車や突撃砲の残骸が転がっている。 定時パトロールに出ていた矢板祐司校防軍曹はその光景を見、改めて心を沈ませる。 生半可な人間なら正気を失いそうなこの場所で祐司が最低限のラインまともでいられるのは、小学生時代から続けた厳しい柔道経験があってのこと…。 その彼から見てもここは紛れもない地獄だ。 アニメから出てきたような魔法少女が戦車を破壊し、映像じみた怪物が時たま襲いかかってくる。 常人なら…いや、祐司すら、これから先耐えられる自信はなかった。 「!?」 不意に航空機のエンジン音がしてきた。今日は物資補給日ではない、それ以外だろう。 祐司は近くで朽ち果てたヘッツァーに体を隠し、降下してくる飛行機を見やる。もし白石のYakやLaが出てきたら、祐司の持つバラライカでは相手にならない。が、心配は杞憂に終わった。 「固定足?スツーカか!?」 なんとも言えないレトロなスタイルは歩兵の友人だ。 スツーカは祐司が手を振ったのを確認すると、降下して補給コンテナを投下した。 「勲章なんていらないからな」 祐司はコンテナを開け、中に詰まった箱入りサラミにかぶりついた。 二本を軽く平らげた後、一通の手紙に気付く。 「なんだこりゃ。メールアドレスか?」
「じゃあ有紀、俺は大隊との打ち合わせに」 「うむ。そちらの打ち合わせが終わったなら、先に帰ってもらって構わない」 「バイバーイ」 龍之介は降下猟兵教導大隊と作戦前のブリーフィング、有紀はノエル及び第400SS降下猟兵大隊指揮官、石沢義昭と打ち合わせと行うことになっている。 「どうした少佐。顔色が悪いようだが」 「いえ大佐殿。大丈夫です」 「自分が大丈夫と思っても実際はそうではないことが多い。打ち合わせ終了後は速やかに帰宅、作戦までにベストコンディションにしておくことだ」 有紀は義昭の顔色が良くないことを指摘した。 今回の作戦で義昭が指揮する第400SS降下猟兵は市街地と白石の連絡を絶つ重要な役割を担い、失敗すれば作戦そのものが破綻する可能性があった。 「まあそれは置いといて大佐、航空支援はアテにできるのかしら?電話一本で来てくれないと危険なもので」 「我が航空団のモットーは電話一本すぐに参上だ。それより君らはどうなのかな?もし降下猟兵と合流できなければ、アルンへムが再現されることになる」 ノエルと有紀の間に微妙な空気が流れる。 そこに義昭が口を開いた。 「いえ、ノエル中佐なら大丈夫だと自分は考えます」 「根拠を言ってくれ少佐」 「はい。ノエル中佐は自分が知り得る最高の戦車隊長であります」 有紀は微笑する。 なかなか可愛い男ではないか。 「ま、いいだろう。もしノエル戦闘団が失敗した時には色々と対策はある。安心したまえ」 なるほど、顔色が悪いわけが理解できた。 (彼女が上官ではな)
帰宅した後有紀は風呂に入り、その後夕食を龍之介と共に食べる。 龍之介は有紀に代わり夕食を作っていた。少なくとも有紀よりは上手く食べれるものが作れる。 「うむ。しかしニジマスを一週間も食べ続けるとさすがに飽きるな」 「まだまだレシピはありますが、さすがに限界だよ。刺身からあぶりに、カレーまで作ったからな」 「食費を浮かすいい方法だと思ったんだが…」 「次に川に爆弾落として漁する時はせめてサーモンにしてな」 「すまないな龍之介。次は私がつく…」 「や、やめてくれ!次も俺が作る。あー、有紀の料理がマズいわけじゃなくてさ…」 「ふむ。それは残念な話だ。では朝は私が」 「あ、朝も俺でいい!」 有紀の料理を食べるくらいなら、龍之介は喜んでオガクズ入りパンを食べるだろう。 華菱家の夜は早い。早寝早起きが有紀の信条だ。 「では消灯するぞ龍之介」 有紀は電気を消すなり、龍之介の布団に入ってくる。 「な、なぁ有紀。いい加減これやめないか?」 「何を言っている。電気毛布がどれだけの電力を食らうか知らんのか」 「いや、そういう問題じゃなくてな」 「ではどのような問題だ龍之介。一つの布団に二人入れば二人分の体温で暖かいではないか」 「そりゃそうだが…」 「そういうことだ」 「…はい」
以上、お目汚しスマソ 戦闘は次回あたりからです ノシ
タイフーン氏はいまいち萌えがわかってない気がする。
だがそれがいい。 他の職人が奮い立つ。
>>462 はい。なかなか上手くできませんorz ニジマスの話はルーデル大佐の本から取りました
質問なのですが、三号突撃榴弾砲でKVを破壊することは可能でしょうか?
榴弾だと無理じゃね? 偶然開いてたハッチから中に飛び込んだとかでもないと 当たり具合によっては履帯断裂ぐらいは可能かもしれんが あとタンクデサントの人装甲剥離とかw
>>465 人装甲剥離…戦車の上にいる人が吹き飛ぶんですか
そりゃ榴弾が炸裂したら人装甲は剥がれるだろ ボルトで固定されてるわけじゃないんだし 本来の装甲には殆ど被害を与えられないと思うけど
>>467 どうもです 前カリウス?が榴弾でT34を破壊したのを何かで読み、三突でもイケるかなと
T-34とKVを一緒にすなw つか三凸でKV潰そうとしたら逆に15榴で返り討ちにされんか?
>>469 そうですねorz 隠れて三突榴弾撃つ→タンクデサントのWG吹き飛ぶ→エンジン部に吸着地雷で行こうと思います
>>468 前別のスレ(夏休みスレだったか)でカリウスが榴弾でT34を撃破、のレスをつけたけど。
あれは側面装甲を至近距離150mぐらいで打ち抜いてるはずだ。
88mmは初速も大きいし、遅発榴弾でも抜けないことはない。
でも15榴ではさすがに貫通は無理だろう。着弾の衝撃で内部の装備品が剥離して乗員を殺傷とか、
機器が故障するとかはありえるかもな。
>>471 ありがとうございます 直接撃破は無理ですか… どうもです
萌えるシチュエーションはどうすればいいのかなorz
三号突撃砲って、 ・初期型の短砲身7.5cm加農砲搭載型 ・後期型の長砲身7.5cm加農砲搭載型 ・10.5cm榴弾砲搭載型 の三タイプがメインだと思うんだが。 質問では榴弾ってことだから三番目のヤツなんか? あれは対戦車戦闘より歩兵直協がメインだから対KVはきついと思われ。 二番目の長砲身型で徹甲弾撃ち込めば、 射距離や着弾位置によってはKVの装甲も抜けるんでないか?
>>473 質問には「三号突撃榴弾砲」と書いてある。
その場合三番目の10.5cm搭載型だろ。
>>469 >>471 の「15榴」は勘違いかタイプミス?
475 :
469 :2005/12/04(日) 16:12:40 ID:???
俺の言う15榴はKVのヤツ のこのこ近づいたら15榴で撃ち返されるよって事 ちなみに相手はKV-2を想定w
476 :
471 :2005/12/04(日) 16:18:16 ID:???
俺は勘違いw
三突榴弾砲は10.5cmだった。
意見としては
>>473 に同意。
すみません、KVはKV-1でした(汗
479 :
名無し三等兵 :2005/12/04(日) 17:00:44 ID:4+rv0zET
マーケットガーデン作戦のアルンへム市街地でパラシュート被ってたの三号突撃榴弾砲だったような
皆さんレスどうもです また質問ですが、空から部隊に補給するのに必要な輸送機(二個大隊定数分)はどれぐらい必要なのでしょうか? タンテが足りず龍之介が歩兵として作戦参加する場面を作りたいので…
>>480 識者求む 参考なるかわかんないけどスターリングラードの空輸作戦は失敗したばかりか、爆撃機や輸送機が大損害を被ってゲーリングも「輸送能力は壊滅した(うろ覚え)」と自分で言ってた。
あと有紀大佐が活躍するSSをリクエストします
一個大隊の一日分の食料、燃料、弾薬の基数とタンテの運搬能力が分かれば、あらましは分かりそう。 でも全て分かりませんwごめんね
どんぐらい必要なもんかね
ある一室に立てこもる義昭たち。 義昭「距離50」 ノエル「じゃあこの部屋の中じゃない!」 義昭「・・・まさか!」 義昭、脚立を上り天井を開ける。 義昭「ウワァァァ!」 PAPAPAPAPAPAPAPAM!
>>480 降下猟兵が地上部隊とは、史実と同じですな
>>484 ノエルの中の人がシガニー・ウィーバー
>>450 やるなら30mm砲かな。20mmでも不可能ではないでしょうが、ちと辛そう。
>>464 「流血の夏」に42式10.5cm突撃榴弾砲でKV-1を撃破した記述があったような。
記憶モードの為、要確認ですが。
で、leFH18は成形炸薬弾があって、こいつは130mmの貫徹力(おそらく垂直RHA換算)があるので、
正面きってのド突き合いでなければ望みはあります。
>>480 英軍歩兵師団のデータならFAQにあったと思いますけど……うーん。
>>486 ありがとうございます
オターキングラードへ向かう際、白石の防衛線を突破する作戦を行う龍之介がノエル戦闘団から突撃砲を回してもらうので
ところで丼炒飯氏はフィンランド軍好きなんですか?変な質問スマソ
カンプグルッペ・ノエル外伝 「放たれた街」 第四話 お目汚しします
朝五時、まだ学生たちが眠りについている頃、オターキングラード上空では壮絶な空中戦が始まっていた。 「オタの荒らし」作戦は既に始まっていたのである。 ルフトバッフェはこの日のため各戦域から戦力をかき集め、本校防空の虎の子、Me262やTa152を擁する部隊までも投入していた。 戦闘機隊が死闘を繰り広げる場所から遥か下では有紀大佐率いる第66襲撃航空団が執拗に食いつくWGに構わず白石地上軍に鉄槌を振り下ろす。 「後方から二人来ます!」 「構うな。放っておけ」 有紀は感情を押し殺した声で言い、面白いように戦車を葬っていく。 彼女が生きる実感を得る唯一の時間…スツーカのコクピットこそが、有紀が有紀でいられる場所。 「なぜあなたは、そこまでして戦えるの?」 昔誰かに言われたことがある。その問いに自信を持って答えられる人間は少ない。 だが有紀は確かな確信を持って答えることができる。 自分は稲葉学園が学園都市を統治することを望み、それを実行しようとする京子総統のため戦っているのだ。 だから左足が鉄の足になり、精神をすり減らす連戦に臨んでも彼女の意志は砕けない。 砕けるどこれか、更に強くなっている。 (ま…あのヘタレをイジメるのも楽しみだがな) 37o砲が最後のKVを貫き、戦闘不能に追い込む。 有紀は口元をわずかに緩めた。 やはり、戦車を壊すのは楽しいことだ。
オターキングラードへ進むノエル戦闘団は空軍高射砲部隊を傘下に加えようとしていたが、交渉は難航していた。 空軍野戦師団にしろ空軍機甲部隊にしろ、空軍所属の地上部隊は総じて「弱い」。 ノエルは権限を無理矢理使って編入してやろうと思いはしたが、只でさえ空軍とSSは仲が悪い。SS降下猟兵が設立される際も、色々と横やりが入ったらしい。 もしここで変に動いたら、後々面倒になるに違いない。 しかし彼らが持つ88o高射砲は間違いなく魅力的だし、ルフトバッフェ多忙の今対空機関砲は是非欲しい。 (時間取ってられないけど…困ったわね) もし義昭ならどうするだろうか。彼ならこの場所をうまくまとめ上げることができるかも。 そこまで考えて、ノエルは急に悔しくなる。 (な、何やってるんだろ。私) ノエルがもう一度交渉しようとした時、高射砲部隊の指揮官と義昭…ではない…降下猟兵が会話している。 SS降下猟兵が着るエンドウ豆パターンの迷彩ではなく、濃緑のスモックにヘルメット。 降下猟兵教導大隊の連中だ。 何時の間にか六十人ほどの降下猟兵があたりに展開している。 「話がつきましたよ中佐。彼らは同行します」 つい先日会ったばかりの龍之介とかいう奴が得意気に言った。
「しかしなんでまた。歩兵に転職?」 ノエルの問いに、龍之介は物怖じせず答える。 「あなたの部下がタンテを全て持って行ってしまったからです。地上にいても、自分たちは緑の悪魔ですよ」 「ハッキリ言うわね。どこかの誰かとは大違い」 ノエルは龍之介を気に入った。こんなデカ女にも物怖じしないでハキハキ物を言うし、顔もいい。迷彩服に隠された肉体はとても美味しそう…。 「中佐、顔がにやけていますが。非常に怖いです」 「あ…。何でもないわ。襲って食べちゃおうなんて思ってないから」 ふと有紀大佐の顔が頭をよぎった。 龍之介と有紀大佐は親密な関係にある。 (正直嫉妬するわよね) 自分と義昭も二人のような関係でいたいのではあるが、いかんせんあの少佐は自分の殻に閉じこもってばかり。 (やっぱ食べちゃおうかな?) 横目で龍之介を見やると、慌てて視線を反らされた。 残念そうにノエルがため息を吐いた時、携帯のバイブレーションを感じた。
投下終了 お目汚ししました
>>487 信仰とは好き嫌いではないのです。
さあ、あなたも唱えましょう、「雪中に奇跡あれ!」
……まあ、おかげで某スレでは私の書き込みがないと
「誰かフィンランド軍スレ逝って呼んで来い」と言われたりしますが。
>>493 わかりました ちなみに学園都市にはフィンランドを元ネタにした小田原学園という学校があります 良ければ使ってください
質問ですが、戦闘機(魔法少女)に襲われた場合、スツーカやFw190は爆弾を捨てて空中戦に臨むんでしょうか?
スツーカは逃げるでしょうが、Fwならベトナム戦のF105みたいに反撃できると思うんですが…
495 :
名無し三等兵 :2005/12/05(月) 15:42:12 ID:BeL/Rloq
>>494 敵戦闘機の性能とかにもよる
降下猟兵の龍之介やタンクエリートのノエルばかりでなく、泥臭い懲罰部隊のエピソードなんかも読んでみたいとです
>>494 燃料が保たないと思います。やっても緊急避難的な意味合いでしょう。
302!302!
そういやエムディー氏のオターキングラードはどうなったんだい?
【漏れたちより】京子タソ(;´Д`)ハァハァして一時間ゲシュタポ来なければ神【大人?】 【SS】進路どうするよおまいら45【校防】 有紀大佐に励まされた香具師の数→(168) 石沢ですがノエルがセクハラしてきます 【ワクワク】新型戦車妄想スレ51【テカテカ】 【終戦】戦争終わったらどうするよ【したなら】 【スツーカ】第66襲撃航空団を語るスレ【フォッケ】
>>499 今ちょっと仕事忙しいので気長に待ってください……。
>>501 ノエル「仕事?何やってるのよ!早く済ませなさい!・・・でも、体には気をつけてよね。倒れたりしたらダメなんだから・・・。って、別に変な意味があるんじゃないから、勘違いしないで!」
有紀大佐「うむ。エムディー殿は仕事を出来る限り頑張ってくれたまえ。仕事を着実に遂行できる人間こそが模範的な稲葉生徒であり、またボルシェビキに対する・・・」
(遮って)
龍之介「気長に待ってますよ!」
全ては無駄であった あらゆる授業もあらゆる勉強も無駄だった 果てしなく続いた萌えも乾きも無駄だった しかも我々が死の不安に襲われながらなお義務を果たしたあの時も無駄だった その時倒れた200万の生徒も無駄だった 母校を信じてかつて出征して行った幾百万の人々 こんな事の為に学生達は倒れていったのであろうか こんな事の為に17歳の少年は白石の地に埋もれたのだろうか その後数日にして私は自己の運命を自覚するに至った 私は生徒会長になろうと決意した 水無月 京子
京子嬢はいつから生徒会長なんだっけ?
その日は雪がちらついていて、身を切るような寒さだった 蛇が見える・・・生け捕りにされて傷ついた者の、長い長い蛇だった。くねくねと長いやつ 。 地平線に向かって一列に進んでゆく。どれが先頭なのか見分け がつかない。 列の後ろの方に、道に倒れて動けなくなった稲葉の校防中尉がいた。中尉は狼のような声で泣き叫ぶんだ タマ姉、待ってくれ。とも姉、見捨てないでくれっ。 仲間は肩を竦めて歩いていく・・・ 。一度も振り返らずに。 オターキングラード戦の魔法少女のブログより
あのころ、稲葉学園はまだ疑うことを知らなかった。 機動力に溢れた進撃、空陸一対となった巧みな攻撃・・・。 作戦は三ヶ月――攻勢に出れば、息もつかぬうちに、すぐ終わる。 大した犠牲を出すこともない・・・。 私たちはこんなふうに、二年目の戦争を単純に思い描いていた。 冬までにはオターキングラードを陥落させる。 新しい一年生たちは、笑いながら友軍の生徒に叫んだ。 「オターキングラードで、また!」
こんばんは 京子が生徒会長に収入したのは稲葉が白石と小規模紛争で痛み分けに終わった直後、義昭か龍之介が高等部に上がった年です あと上のはNHKでやってたやつですか?
もう燃料がないよぉ!
今までどんな兵器や武器出てきた?
ある日ノエル、義昭の眼帯を付けてみた。 ノエル「バカモン!イワンはそんなに甘くないぞ!」 ノエル「俺のケツをなめろ」 ノエル「ドイツ戦車兵魂を教育してやるか」 ノエル、悦に入る。 ノエル「一回してみたかったのよ〜」 義昭「な、何してるんですか中佐」 ノエル「(;●Д`)」 義昭「(;´Д`)」
>377 続き 対岸に光は見えない。それでも星の光を反射するのか、湖面の ごくかすかな波が見えるように思えた。小走りに橋の門となる建物に近づく。 湖からは見えぬ影に潜んで玄関を伺う。が、見えない。柱が並んでいる開口部が あるだけだ。どうやら玄関はその奥らしい。。建物の壁は煉瓦ではなく石の基礎 にコンクリのようだ。周囲に変わった様子はない。壁伝いにそろそろ進み、 壁柱の陰から中をうかがう。2,3段の階段があり、その上にドアが見える。 天井は高くドアの上は扇型にガラスが張られている。ステンドグラスかも しれない。が、割れているところがあるようだ。
人の気配はしない。静かに柱を回り身を隠してよくみると、半円状に階段が あり、ドアはその中央に位置しているが、ドア周囲のガラスは破れている。 しかも玄関内の壁には落書きがされているようだ。管理が行き届かない 公共施設なので、どうやら肝試しの格好のお化け屋敷に成り下がっているのかも しれない。車でもここまで入ってこれる。コンクリ舗装のおかげで雑草が 生えていない。試しにドアを軽く突くと錆びたような音を立てて細く開き、 止まった。今度は力をこめて押してみる。肩が入れるくらいの隙間になった。
そこまで確かめて先生の携帯に1回コールを入れる。ほどなく先生は現れた。 玄関内部の様子を見てしばらく声もなく驚いていたようだが、そのうち 首を天井に向けたまま動かない。つられて見上げると、綺麗な模様が見える。 大きな円の中に縦横に直線が走り、点対称の図形を作っている。漆喰を 鏝で自在に盛ったのか、それとも木枠に漆喰を塗りつけたのか。
改めて見回すと 玄関内部には柱の陰に照明が取り付けられていたようだが、今はその跡まで 被覆された電線が延びるのみ。ともかく、陽気に週末を過ごすため車に ビール持参で駆けつける連中とここで鉢合わせするのはごめんである。 ドアを押し人が通れるくらいの間を作ると先に入っていく。 今日はここでお仕舞。
うわあ今気づいた。有紀大佐って「素直クール」なんだ。 ノエルのツンデレははっきりいってぜんぜん描写下手でツンデレというよりは「押しかけ女房タ」イプになってるけど、 有紀の素直クールはそこそこできてる。つたなさは変わってないけど。 しかし第一ヒロインにツンデレを持ってきて第二ヒロインに素直クールを配置するとは、タイフーンも勉強してるじゃないの。 (もしリサーチしたんじゃなくて感覚でやってるならそれはそれで凄い)。 第三ヒロインには「オフェンシブ・ツン」あたりが出てくると見た!
いやあ、今度は天然ニブチン娘だろう。
>>517 属性の対称関係を押さえてるだけえなく、萌えおける最新流行を取り入れてるってところがすごいのよ。
>>519 検索しる! と言いたいところだがまあいい。
ツンデレの中でも最大派閥を占めるであろう、「強気・負けず嫌い系ツンデレ」の一種。
この系統のツンデレキャラは、通例負けず嫌いであるが故に惚れた弱みを見せることを嫌い、
そのために相手を罵倒したり暴力を振るったりという「ツン行為」に及ぶ。
これに対し、オフェンシブ・ツンとは惚れた弱みを見せるのを嫌う点までは同じだが、その
隠し方が対称的である。すなわち、セクシャルな言動を自分から行うことによって相手の
動揺を誘い、それをからかうことで優位に立とうとするのである。
オフェンシブ・ツンの代表格は「Fate」の遠坂凛であろう。
以下に典型的なオフェンシブ・ツンの事例を示す。
女「うう〜、今日こんなに寒くなるなんて思わなかった〜」
男「そんなカッコしてるからだろ。もっと厚着してこいよ」
女「ん、それより……あんたが温めてよ」(男に抱きつく)
男「おわ、ちょ、待てよおいっ」
女「と見せかけてコートゲットー! あはは、そんなことするわけないでしょ、なに本気にしてんのよバ〜カ」
男「う、うるさいっ、コート返せよ!」(顔真っ赤)
ちなみに、オフェンシブ・ツンキャラは男が素直クールだと一方的に惨敗する。
女「うう〜、今日こんなに寒くなるなんて思わなかった〜」
男「そんなカッコしてるからだろ。もっと厚着してこいよ」
女「ん、それより……あんたが温めてよ」(男に抱きつく)
男「よし、わかった」(女を抱きしめる)
女「え、やだ、ちょっと……本気に……しないでよ……」(顔真っ赤)
文字通りoffensiveなツンじゃねーの? デレ無しで攻勢一本槍のツン 飴抜き鞭のみの女王様の如きツン 征服して服従させたいとは思っても萌えんがな ところでノエルは「幼なじみ」「年上」である以上、 ツンデレは成立しえないと思うのだがどうか
もし乙女さんがツンデレならば、ノエルもツンデレになれよう。
>>521 単に「幼馴染」「年上」なら可能。途中ブランクあるし。ただ、現在固まってしまったノエルの性格では難しい。
質問。defensiveツンというのはあるんですか? 攻勢、防勢、機動防御、遅滞、浸透、いろいろ冠詞としてのっけられそう。
全縦深同時打撃ツン。
焦土ツン
タイフーン氏がツンデレ好きにウォッカ五本
どうもです
>>523 ノエルの性格は今からでも変えたいとは思っています
キャラクターの配置に関しては史実の軍人で好きな人物をいじっているので、深い思惑などはありませんw
すみません、自分ツンデレ大好きです…Zbvに志願してきます
人海ツン
530 :
名無し三等兵 :2005/12/06(火) 16:53:29 ID:cherCxuo
おまいら有紀大佐とノエルどっちが好き?
年上の幼なじみってだけでお腹一杯なんでノエルタソ でも上の焦土ツンとか人海ツンは見てみたいw
>>531 君は自分より大きい180pのスーパーモデル級の体に、怪物じみた美貌を持つ上、虎を操り自ら戦闘団を指揮して魔法少女を叩き潰す年上幼なじみを幸せにする自信があるのか?w
>532 幸せにするんじゃなくて、一緒に苦労するスタイルが今の流行。 と根拠も無くきめつけてみる。 身長については気にしなくてもいいかも。イメージで八頭身の人 とかそういう数字かなぁ。スーパーモデルについては分からん。 見たこと無いしなぁ。どうなんだろ、でるとこでてんのか(えろじじい
>>533 >一緒に苦労
義昭、お前もったいないことしてるなぁ…
535 :
有紀大佐 :2005/12/06(火) 19:49:43 ID:???
うむ。どうやらノエル中佐の性格を変える動きが進行しているようだな。 うむ。スレ住人同士で案を出し合おうではないか。 作戦は我が第66襲撃航空団が全面的に支援するぞ
カンプグルッペ・ノエル外伝 「放たれた街」第五話投下 お目汚しします…
オターキングラード近郊の空港には、タンテだけでなくHe111が街から続々と負傷者を運んできていた。 運ぶ暇も無く負傷者が運ばれるため、動けない生徒たちは気温の低い野外に置かれている。 有紀は空港に着陸するなり、整備員に弾薬及び燃料の補給を伝えた。 整備員や彼女をよく知らないパイロットは耳を疑い、一人の若い兵士が有紀に駆け寄る。 「た、大佐殿は日に二回も出撃なさるのですか!?」 「二回?これから四回目の出撃だが何か?」 「い、いえ…」 「うむ。では手伝ってくれ」 有紀は僅かな疲労もなく負傷者の群れへ向かい、衛生兵の手伝いを始める。 「足がぁー!俺の足がぁー!」 左足に包帯を巻いた生徒が泣き叫んでいるのを見、有紀は側に歩み寄って…。 「真の稲葉生徒はこれぐらいで涙を流さん」 左足の裾をめくり、ジュラルミン製の義足を見せてやった。生徒は思わず息をのみ、ピタリと黙りこくる。 「ははは。山岳事故でな。膝から下は切断したよ」 絶句する生徒の頭を撫でてやる有紀。 「なに、これぐらいの傷では切ることにはならんよ。ただ君が泣き叫んだらありうる話かもしれんな…フフフ」 生徒は震えながら頭を縦に降り、有紀はニヤリと笑って補給を終えた愛機へと歩いていった。
市街前面まで順調に前進したカンプグルッペ・ノエルだったが、前面陣地と市街地を分断する筈だったSS降下猟兵の思わぬ苦戦を聞き、彼らの支援に向かうこととなった。 「SS降下猟兵が全滅する前に敵陣地まで行くわ!パンツァフォー!」 降下猟兵教導大隊も突撃砲や戦車にタンクデサントした中、龍之介の心中ではどうも煮え切らないものがあった。 (なぜ三十名やそこらの部隊を救うために、救出作戦最重要部隊がその全てを持って敵陣へ向かうんだ) 降下猟兵…空挺部隊に所属する以上、包囲されたり退路を遮断されたりというのは多い。 (普通ならば自力で脱出を命令するはず。もし戦車隊が壊滅するなんてことになれば、作戦全体が破綻するんだぞ) 龍之介は機甲部隊の指揮とか、戦車兵がどんなものかはわからない。 龍之介が空挺部隊員の鑑と称されるなら、ノエルは戦車兵の誇りとも言える存在。 これまでいくつもの逆境を覆し、稲葉に勝利をもたらした女神…とは言い過ぎか。 (中佐もそれぐらいわかるはずだ。ではなぜなんだ?) 龍之介はティーガーの上で揺られている。ノエルは目の前、砲塔のハッチから上半身を出し、冷淡な表示を崩さない。 龍之介は聞こうかと
投下終了 お目汚ししました ノエルの性格の件ですが、スレの皆様からも意見等頂けたらと思います
541 :
名無し三等兵 :2005/12/07(水) 07:05:13 ID:vEFHu7JU
ノエル疑う龍之介イイヨー
>>541 さすが有紀大佐と付き合って?いるだけある
オターキングラード解放作戦で思い出したけど、史実で冬の嵐作戦始まったの今頃だよね?
>>544 自分としては「素直になれない」で行きたいなと思ってます ただ、女王様タイプでもいいかな…と
どうもです 大変申し訳ないのですが、設定が固まってきたところでカンプグルッペ・ノエルのリライトを行いたいのですが… 今の作品は一旦投下停止して、そちらを投下したいのですが…
タイフーン氏、まずはノエルの性格リライトをw
ノエル「ね、ねぇ義昭、クリスマスはどうするの?」 義昭「特に予定はありません中佐。何か?」 ノエル「う、ううん・・・もし良かったら、私とクリスマスに・・・」 義昭「ういっ、あうう・・・」 ノエル「クリスマスに・・・」 義昭「く、クリスマスに?」 ノエル「あ、アントワープで会いましょう!」 義昭「(;・∀・)」
>>550 だが虎は燃料切れ、ノエルはトボトボと歩いて帰る羽目にw
有紀大佐の告白は恐ろしく哲学的になるのに300ライヒスマルク
白石学園から、きらめきと魔術的な美がついに奪い盗られてしまった。 YakやMigやLagが、パイロットたちと危険を分かち合いながら、その翼で戦場を駆け巡り、学園の運命を決する。 そんなことはもうなくなった。 これからの白石本校防空は、安全でたのしげに、魔法少女にたちの攻撃魔法一つで行われる。 一方、何千という学生たちが、命令一つで前線基地からリストラされ息の根を止められる。 これから始まる校防政策は、航空戦力や技術力や航空産業全体を殺す事になるだろう。 やがて、それぞれの学園は大規模で、限界のない、一度発動されたら制御不能となるような 破壊の為のシステムを産み出すことになる。 白石学園は、初めて自分たちを絶滅させることが出来る道具を手に入れた。 これこそが、白石学園の栄光と苦労の全てが最後に到達した運命である。 白石生徒会役員の言葉
今日は美しい天気。なのに、やっぱり、クラスメイトが落とされた。 悔しいが、これには味方は手が出ない。魔法が使えないのだ。 それをいいことに、あの恥知らずの稲葉空軍機どもは正面から襲い掛かり、好きなだけ機銃掃射する始末だ。 ホウ機か魔法絨毯の応援を絶えずじりじりと待ち受けているのに、いっこうダメ……。 私達の上を飛び回っているのは、ただ、稲葉の黒いカラスばかりなのだ。 白石空軍パイロットの回想より
戦いはまさに悪夢だった。 腰まで泥水に浸かった塹壕の中、我々は今すぐにでも 攻め込んできそうな魔法少女達を待ち受けていた。 彼らはいつも同じやり方だ。 まず、ゴブリンと使い魔が爆弾を抱えたまま突っ込んでくる。 続いて、手榴弾の嵐の中を狂気に満ちた剣道部員が竹刀を持って襲い掛かる。 そして最後に、魔法少女がマジカル機関銃を乱射する。 魔法少女達の攻撃は絶え間なく続いた。 我々は死を待つことしか出来なかった。
SSマダ〜?
すみません、変な言い方しちゃいました(汗 リライトというより、単一キャラクターに焦点を当てたSSです
タイフーン氏悩んでるみたいだが、おまいらはどんなノエルが見たいんだ?
>>558 とりあえずツンデレ(素直になれないタイプ)だな。これ最強
560 :
名無し三等兵 :2005/12/08(木) 08:14:59 ID:v8OBjmns
タイフーンタソは「素直になれない」で行きたいらしい
>>560 女王様タイプの案もあったよな。どんな感じなの?
要するに英雄列伝だな
564 :
名無し三等兵 :2005/12/09(金) 00:17:05 ID:5KVY3ghA
有紀大佐のSSマダ〜
おはようございます 質問なんですが、地上部隊が航空支援を要請した場合、地上部隊→基地に連絡→航空支援到着となるんでしょうか? 地上部隊→早期警戒機→航空支援到着とかではないんでしょうか?
何度もすみません 「放たれた街」編は最初から書き直しして投下しますので、丼炒飯氏、お手数かけます。 何回も投下停止だのリライトだの言って本当に申し訳ありません…
どうしちゃったのタイフーンw
ノエルの性格今更変える必要あるんだろか……まあ外野が口出してもしょうがないけど。 っていうかプロット太郎氏が今連載してる奴、なにがしたいんだかぜんぜんわからん。 最初に「今日は主人公が歩いてるだけです」って書いといてくんないかなあ。
週末はちょっと時間ができそう。 えーと、無知をさらすようで恥ずかしいんですが、まあ聞かぬは一生の恥ということで。 ・人数がひどく少なくなった複数の部隊を合体させて一つのグループを作ることがあると思うんですが、このグループのことをなんというのでしょうか? ・その時、合体させようという判断は、現場の指揮官が勝手にやっていいものでしょうか。そういうことを決めるのはどのくらいの地位にいる人でしょうか? よろしくお願いします。
>>571 つ【ノエル戦闘団】 寄せ集めの精鋭部隊でつ
573 :
有紀大佐 :2005/12/09(金) 18:49:33 ID:???
>>571 うむ。陸戦は本職ではないが答えよう。
人数が減少した部隊を統合するのも中隊や大隊で大丈夫だな。
>>572 の言うとおり戦闘団という手もある。
574 :
有紀大佐 :2005/12/09(金) 18:52:56 ID:???
すまんな。途中でカキコしてしまった、許せ。 部隊をまとめるのは現場指揮官だろうな。確かパンツァーマイヤーも似たようなことをやっている。大戦末期の状況なら尚更、現場指揮官が行うだろうな。 それとタイフーン氏、焦らずに頑張ってくれと龍之介から連絡があったぞ。 では諸君、また。
どもです。参考となるサイトか本でお勧めのものありますか?
576 :
龍之介 :2005/12/09(金) 19:11:05 ID:???
おす。有紀が出撃したから俺が答えるよ。ラスト・オブ・カンプグフルッペが参考になると思うよ。大戦末期系の書籍なんかもいいね
>>566 前者。空中待機までしていたかどうかはわかりません。
>>571 混成部隊のことかな?
でもあれは異なる兵科を組み合わせた部隊ですから、質問の趣旨と異なりますし……
強いて呼ぶなら寄せ集め部隊?
下段は部隊の規模と状況によるので何とも。
崩壊して散り散りになった部隊を寄せ集めるのか、
消耗した部隊を後方に下げて再編成するのか、という違いもありますし。
ちょっと調べてみたけど「集成部隊」ってのが一番いい言い方なのかな?
>>578 これはいいインターネットですね。っていうかなにわの総統一代記のサイトじゃないっすか。
>丼炒飯氏 レスありがとうございます >エムディー氏 マターリ待ってます 明日は試験…明日降伏するパウルスみたいな心境orz
こんな感じのSSを希望します 時期 開戦から少し経った頃 戦線後方に取り残されたT34が魔法少女と協力して、稲葉戦線後方を大混乱に陥れる。 魔法障壁張ったりして次々に戦車を壊すけど、最後は有紀大佐のスツーカGの37oに撃破されて…みたいな
582 :
名無し三等兵 :2005/12/10(土) 09:19:12 ID:HAUpeKrx
>>580 にとりあえずタンテから食料と勲章がたくさん入ったポッドを投下
そーいや有紀大佐は最初男だったんですよね…
>569 吸血鬼の少女を救い、魔法少女を撃退するのです。 問題はなんかのったりした書き方になっちゃったんですが、たぶん今日あたりには 少女と出会えるはず。出会えるといいなぁ。
「ラスト・オブ・カンプグルッペ」が見つからない……大きな本屋2つをまわったのに。 ネタ路線を強化して考証を緩めにしないといつまで経っても書けないなこりゃ。 大まかなプロットが完成したはいいが主人公の性格が決まらん……。 主人公の出てこないプロローグだけでも先に投下するべきか否か。 >タイフーン氏 第一次オタ戦において、疲弊した戦力で市街戦を強行したのは誰の判断ですか? >一発屋氏 オモロイです。沼田テラカワイソスww そして逃亡する二人にロマンスは芽生えるのか……。 芽生えたらそれはそれで懲罰兵がロリコンになってしまうのか?
おはようございます >エムディー氏 オターキングラード攻略を命じたのは反京子派の校防委員長で、彼女の鼻をあかすため作戦を強行しました
SS投下 「義足のタンクバスター」 お目汚しします…
なぜ自分が魔法少女であるか全く理解できないが、せっかく授かった能力を無駄にするつもりはない。 それが白石学園中等部二年、多美茜(たみ・あかね)のモットーだった。 彼女の周りには、自分と同じような魔法少女が何人もいる。だが茜はそいつらが大嫌いだった。 (魔法少女は私一人でいいのよ!) 彼女は少々自尊心が強い。自分が中心にいなければ満足できないのだ。 なのに白石学園の連中と来たら、胸ばかり大きな高等部の輩や、空軍期待のエースやらばかりプッシュするから気に入らない。 (だけど見てなさい。誰がトップかって教えてあげるわ!) 稲葉と白石の戦いが始まって一ヶ月。 ここは白石本校前面の最終防衛ライン、ここで名を上げれば、英雄への道は自動で開く。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 降下猟兵が稲葉学園という軍隊組織の中で微妙な地位を占めているというのは、当の降下猟兵が最もよくわかっていた。稲葉第四降下猟兵大隊第二中隊長桜坂龍之介中尉(当時)はFG42を点検し、安全装置を外す。 (とんだ貧乏クジを引いたな…) 白石最終防衛ライン攻撃の最先鋒を命じられた第二中隊。 他の中隊が充てられれば羨望するだろうが、いざ自分でやるとなると嫌なものだ。
茜が使う魔法は防御シールドを展開し、戦車砲ですら無効化することができる防御魔法。 (でも、モノと頭は使いようなのよ!) 茜は防御シールドを薙ぎ払うように展開し、迫り来る稲葉生徒を吹き飛ばす。 敵は何をされたかわからないうちに泥の中に身を沈めていった。 その泥も彼女には届かない。必死に反撃する稲葉生徒の攻撃も、虚しく防御シールドを叩くだけだ。茜は彼らが少しだけ可哀想に思えた。 こいつらは普通の稲葉生徒とはヘルメットも服装め装備も異なっている。 空軍所属の降下猟兵とか言う奴らだろう。降下猟兵は優秀な人材を集めた声援らしい。 茜の心拍数が上がっていく、彼女の中に眠るサディスティックな感情が目覚め始める。 「アハハハハ!泥の中で茜様に楯突いたことを後悔しなさい!」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 損害は分単位で増加し、龍之介は一時部下を下げた。 既に負傷者は夥しい人数に上っている。 (パンテルかティーガーさえあれば、あの貧乳ドSを泥まみれにしてやるのに!) 火消しの実験中隊はここにはいない。もしパンターの75oかティーガーのアハト・アハトを叩き込んだら、あの防御シールドは一撃の元に破れるはず。 その時、龍之介の携帯が鳴った。 「もしもし」 「お困りかな?」 「とても!」
(スツーカはもはや急降下爆撃機ではない) 両翼下に37oカノンを搭載したJu87Gは爆撃機から、凶悪な対戦車攻撃機へと生まれ変わった。 稲葉空軍第66襲撃航空団司令…華菱有紀大佐はジュラルミン製の左足を確かめた後、各機に通達する。 「フォッケ隊に続いてスツーカ隊、攻撃開始」 有紀は知っている。空を制する軍隊は陸をも制すると。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「ヤーボ!?」 茜の上空を駆け抜けた航空機が、爆弾を投下したかと思えば、次々にロケット弾を放つ。 こちら側の魔法少女は大混乱に陥り、戦線は崩れ始めた。 (な、何やってんのよ!?) 魔法少女の力を持ってすれば、航空機の四機や五機など簡単に叩き落とせる。 ここにいる魔法少女たちは能力こそあれ、もはや逃げ腰になっていた。 フォッケウルフが暴れるだけ暴れた後、逆ガル翼の飛行機が編隊を組んで飛来してきた。 そこからは一方的だった。 稲葉空軍地上攻撃機は逃げ惑う魔法少女に機銃掃射を行い、召喚獣はスツーカの巨大なカノン砲の一撃で消滅させられる。 茜は泥にまみれ、這いつくばりながらその光景を目に焼き付けた。 (いつか覚えてなさい。次に泥にまみれるのはルフトバッフェよ)
スツーカが中隊の上を飛び、翼をバンクさせる。 スツーカの機首に義足をした鷹のマーキングがしてあるのを、龍之介は見逃さなかった。 携帯の通話ボタンを押す。 「助かりました有紀大佐。いつもながらお見事です」 「うむ。お前にそう言ってもらうと嬉しいが、まだまだ課題もある。龍之介…」 「なんです?」 「風邪は引くな」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 有紀大佐はこの後もタンクキラーとして戦果を残し、龍之介もまた英雄と呼ばれる。そして多美茜もその復讐を誓う。 だが、それは別の物語である…
投下終了です お目汚ししました >エムディー氏 プロローグだけ投下でもいいと思います
593 :
名無し三等兵 :2005/12/11(日) 13:47:29 ID:i578Vuoo
有紀大佐、漏れと付き合ってください
質問なのですが、義足の航空機パイロットが実戦を行う場合、問題になるのはどのようなことでしょうか?気圧の関係で傷口が開いたりとか…? 有紀大佐のSSを書くので…
>>594 すまんわからん・・・識者援護たのむ
京子総統が大人になってのドタバタ劇や、魔法で性別が入れ替わった義昭とノエルの話キボンヌ
>>594 操縦自体がかなり困難ではないか?
航空機ってのは操縦桿とスロットルだけで操ってるわけじゃない
フットバーやフットペダルも使ってる
起動時に「フットバーを蹴り入れる」なんて表現もあるしな
股関節から義足:フットバー操作は不能
膝上から義足:フットバー操作は困難
膝下から義足:操作自体は可能だが微細な操作は困難
じゃねーかな? よー知らんけど
歩行不能なフットバー操作に特化した義足でも付ければ別かもしれんがな
それでも生足に比べれば確実に劣るだろーけど
それと傷口だが、気圧で開くような事はまず無い
四肢切断部ってのは余った皮膚で包み込む様に形成するからな
但し起動時のGで怪我する事は有るんじゃねーか?
義足全体にかかったGが義足取り付け部位の一点にかかってくるから
597 :
596 :2005/12/11(日) 18:18:32 ID:???
OOPS! 誤変換 × 起動 ○ 機動 架空戦記スレのイナーシャ回し隊笑えねーじゃん orz
>>596 トンクス 有紀大佐が無いのは膝下です それ考えるとルーデルやバーダー大佐はすごいですね…
素直クール+スツーカGのように、女の子とルフトバッフェの組み合わせって何あるかな? 漏れは Me262+お姉さんで
>>600 オイw
エムディー氏に質問。どんな話なのかあらすじだけでも教えてくだせぇ
>>592 GJ!次は有紀大佐と龍之介の日常なんて書いてw
>>602 ありがとうございます(汗
日常というと期末テストで焦ったりとか、学園祭とかですかね。
有紀大佐ってクーデレ?
バルトアンデルスの狩場 〜第一次オターキングラード戦〜 プロローグ 学園島中のオタクが集まるオタクの街、オターキングラード。 身を寄せ合って乱立する無数のペンシルビルの一つで、人知れず白石学園の魔法少女が身を潜めていた。 「う〜ん……う〜ん……」 簡素なベッドに横たわり、魔法少女の一人である双葉(ふたば)が苦しそうに寝返りをうつ。 ベッド脇には、双葉の魔法少女仲間である一美(ひとみ)が椅子に腰掛けて、双葉の看病をしていた。 時折、一美は机の上に置いてあるケータイに視線を走らせる。 待望のメールは、未だ来ない。 とそこに、バタンとものすごい音を立ててドアが開き、三人目の魔法少女が走りこんできた。 「大変! 大変だよ一美ちゃんっ!」 「三津香(みつか)っ、静かにしてよ、双葉の体に触るでしょ!」 声を殺して怒鳴りつけるという、器用な真似を一美はした。 怒られた三津香は、慌ててペコペコ頭を下げつつ、ドアをそっと閉める。
「で、なにが大変なの?」 「あのね、さっきちょっと見てきたんだけど……稲葉のヤツら、やっぱりあたしたちがここに逃げ込んでること知ってるよ〜。もう街のすぐ外まで来てる! どうするの?」 「どうするって……双葉はあと数日は動かせないわよ、あんな無茶な魔法の使い方したんだもの……」 「でも、あたしたちだって魔力スッカラカンだよ、見つかったら全然抵抗できない」 「双葉を置いて逃げるわけにはいかないわ。なんとか見つからないことを祈って……」 最後まで言い終わらないうちに、三津香の目にじわりと涙が浮かんだ。 「無理だよ〜、稲葉のヤツら何百人もいるんだもん、絶対捕まってエッチなことされちゃうよ、お嫁にいけなくなっちゃう〜っ!!」 あんたみたいな起伏に乏しい女、誰が相手にするか──そう一美は思ったが、そんなこと言ったら大喧嘩である。 一美は椅子から立ち上がると、ぐじぐじと泣き出した三津香の肩をポンポンと叩いて言った。 「大丈夫、あんたみたいな起伏に乏しい女、誰も相手にしないわ」 大喧嘩になった。
「はぁ……はぁ……と、とにかく、援軍はあんまり期待できないみたい」 三十分後、髪の毛をボサボサにし、顔中引っかき傷だらけの一美がそう言った。 「な……なんで……援軍こないの……?」 こちらもあちこち青あざを作り、涙でくしゃくしゃになった顔をタオルで痛そうに拭きながら三津香が尋ねる。 「退却しはじめた稲葉の追撃に、ほとんどの戦力を割いちゃって余裕が全然無いんだってさ。一週間もすればなんとかなるらしいけど……」 「一週間あったら回復して自力で逃げ出せるよ……」 「う〜ん……う〜ん……」 暗くなった雰囲気に拍車をかけるように、またも双葉が苦しげなうめき声をあげる。 三津香はそっと双葉の横に歩みより、励ますようにその手を握った。 「双葉ちゃん、早く元気になって……そうでないとあたしたち……」 すると、双葉は薄く目を開けて、弱々しく三津香の手を握り返した。 「み、みつか、ちゃん……」 「双葉ちゃん!」 「みつかちゃん……わたし、ね……」 「……なに?」 双葉は、喉の奥から搾り出すように声を出した。
「わたし……アニメが見たいよ……」 「アニメなんて……あと三日は体を動かすこともできないのに……」 三津香は首を振る。それ以前に、金の持ち合わせが無いのでテレビを買ってくることもできないのだが。 「言わせてあげなよ、心の支えになるかもしれない」 後ろから優しい口調で、一美がそう言った。三津香は一美を振り返ると、うん、と一つ頷いてから、双葉に視線を戻す。 「そうね……アニメか……どんなのが見たいの?」 「うん」 ちょっと考え込んでから、双葉は、儚げに笑ってこう答えた。 「……設定も展開も原作に忠実で演出と作画がまともな『ハーメルンのバイオリン弾き』と『魔術師オーフェンはぐれ旅』のアニメが見たいよ」 「ちょwwwwwおまwwwwwww無理wwwwwwwwww」 「………………(ガクッ)」 脱力して目を閉じる双葉。三津香の手を握っていた手が、ぽとりとベッドに落ちる。 「とどめ刺してどーすんのよバカーッ!!」 「だっていくらなんでも無理に決まってるじゃない!!」 「…………………………まだ死んでないよ……」 その時。
チャンチャカチャカチャカスッチャッチャ♪ 実に緊張感の無い『笑点のテーマ』が部屋の中に響いた。 「メール! きっと白石からだわっ!」 飛びつくようにして、一美は机の上のケータイをとる。魔法少女にあるまじき着信音のチョイスである。 「やっぱり……参謀本部からだわ……ウソ……やった、援軍が来るって!!」 メールの文面を読む一美の言葉に、三津香は思わず飛び跳ねて喜んだ。 「ほんとっ!? 何人来るの?」 「派遣兵力は……え、一人?」 援軍はたった一人。その言葉に、三津香の表情が不安へと急変する。 「一人って……誰が来るのよ!」 「虹宮霧子……『バルトアンデルス』キリコ!」 一美は驚いているが、三津香は知らない名前だった。 たった一人に自分たち三人の命運が任されるのだから、よほど有名で腕の立つ魔法少女が来なければ、三津香はとても安心できない。 「聞いたことないよ……一美ちゃんの学年の人?」 「そうよ、『女楊ゼン』キリコ、『ドルフ王女』キリコ、『千の仮面』キリコ、『紅天女』キリコ……」 「最後のは違うんじゃない?」 「三津香が知らないのも無理ないかも……キリコって純粋な戦闘能力はそんなに高くないから、戦場で活躍したことないし……」 「だ、だいじょぶなのほんとに?」 ますます不安で顔を一杯にして、三津香は尋ねる。 一美はあごに手を当てて少しの間考えていたが、やがてニコっと笑って言った。 「いえむしろ……キリコこそこういう状況にピッタリだわ!」
というわけでプロローグ終了です。
ちなみにオターキングラードに逃げ込んだ三人の魔法少女、一美、双葉、三津香はそれぞれ高3、高1、中2という設定があったりしますが、
覚えなくていいです。彼女たちこの後出番ゼロなのでww
>>601 主人公の魔法少女、虹宮霧子が、200人を超える稲葉の歩兵部隊をたった一人で翻弄する話です。
611 :
有紀大佐 :2005/12/12(月) 00:09:36 ID:???
リアルタイムで見させてもらった。 フッ・・・乙だ
エムディー氏乙です 続きワクテカしながら待ってますよ
>「わたし……アニメが見たいよ……」 泣ける台詞ですね(涙)続きも期待してますっ!
こんばんは 有紀大佐×龍之介のSSを投下したいのですが、内容がかなり軍的ではないのです…投下してもいいでしょうか?
>>614 こちらに載せるのを憚られるのであれば、避難所に掲載されては?
>>615 わかりますた 内容次第ではこちらに投下するかもしれません
617 :
名無し三等兵 :2005/12/13(火) 11:48:53 ID:4ln88qi3
クリスマスに浮かれる魔法少女を蹴散らす王虎の群れに期待
すみません、投下遅れそうですorz 話はカンプグルッペ・ノエルのようにプロット形式ですスマソ
お待たせしました では投下
カンプグルッペ・ノエル外伝 華菱有紀伝説 第一話 「六月二十二日」 稲葉学園が白石に宣戦布告してから数分後の伊沢空港では、白石空軍を壊滅させるための攻撃隊が集結していた。 その一機…機首に義足の鷹が描かれたスツーカの側では第66襲撃航空団司令、華菱有紀大佐が総出で出撃を止められていた。 「放せ!私も行かねばならん!」 「やめて下さい大佐!義足付けたてじゃないですか!?」 「飛ぶには問題ない!」「お願いです!」 なんとかなだめられた有紀は、次々と飛び立っていくスツーカを手を降って送り出した。 有紀は稲葉ルフトバッフェでも古参中の古参であり、中学時代から設立に尽力した。 山岳事故で左足を失ってなおスツーカに乗り続けたが、今回の作戦では搭乗割りから外された。 本人は飛びたくて仕方ないのだが、彼女を失うのはあまりにも痛いと上層部が判断したのであろう。攻撃隊が発進してから十分ほどした時、興奮した通信員が浮かない顔でミルクをすする有紀のところへやってきた。 彼が言うには、白石空軍機二百機あまりが奇襲攻撃で地上撃破され、こちらの損害は極めて軽重だと言う。 有紀は微笑した後、またミルクをすすり始めた。 (午後はランニングでもしようかな…勝手に飛んじゃおうかな…)
滑走路を走る有紀。女性にしては高い背に、意志の強さが感じられる精悍な顔つき。 締まった体つきだが、すらりと伸びる左足の膝から下は無機質な金属。 (義足で何が悪い) 中学生の頃、尊敬する人はルーデル、バーダー、檜与平と書いた有紀。いずれも義足のエース達だ。脳内で愚痴ろうとした有紀に、先ほどの通信員が額を汗を浮かべて駆け寄った。 「何か?」 「大佐殿、敵の戦車隊が我が軍に猛攻撃を仕掛けてきました。航空支援の要請です」 携帯電話を個人レベルで持ち、密接な対地航空支援を行うことが可能な稲葉。 有紀の顔に明るさが戻り、すぐに愛機へと走って行く。 「居残り組の機体を集めろ!出撃する」 「ああもう…言い出したら聞かねぇんだから…」 通信員は呆れた顔をしたが、内心嬉しかった。 第66襲撃航空団員で有紀を尊敬しない人間はいない。 常に現場に立ち、上層部にも平気で楯突く気骨があり、飛ぶことに情熱を持っているからだ。 有紀大佐がいれば、戦争に勝てる。 誰もがそう思っていた。
居残り組のスツーカは有紀を入れて三機。 情報によると敵戦車はKVー2が一両だけだから、何とかなる…いや、しなければならない。 十五分ほどしたところで、有紀のヘッドセットに通信が。 「こちら第66襲撃航空団、華菱有紀大佐だ。君たちは誰かね?」 「味方の飛行機か。良かった、助かったよ!こっちはSS第四機甲軍、第二大隊。戦車にミソクソやられてる…支援頼む」 有紀は機内で写真を確認し、KVー2の詳細を確かめる。 「随分と分厚い装甲だな。歩兵科じゃアハアハ(88o高射砲の呼び名)で対処…トップアタックならやれるかな」 有紀は深呼吸して、僚機に指示を出す。単純なことだ、三機が続いて降下し、準々に500s爆弾を投下する。 「よぉーし、行こうではないか。田中、行けるか?」 「ゲロ袋は用意してます!」 後部銃手は不敵に笑う。 有紀はそれを確認した後、愛機を降下させた。 サイレンを鳴らし、一気に地上へ引き寄せられていくスツーカ。 誰もが急降下爆撃は怖いと言うけれど、有紀はこの感覚が大好きだ。 高度1000でエアブレーキを展開、胴体下の500s爆弾が機体を離れ、地上へ落下していく。 間を置かず機体を引き起こし、上昇。後続も続くのが見えた。 高度を上げると、天井が吹き飛んだ戦車が後ろ目に確認できた。 地上のSS兵士は手を振り、有紀の活躍を讃えている。 「こちらカノンフォーゲル01、諸君らの無事を祈る。全機、帰還せよ!」 時に2001年六月二十二日。 後に「白石最大の敵」と呼ばれることとなる華菱有紀の死闘の日々はここから始まった。
投下終了 お目汚しスマソ
タイフーン氏乙です 有紀大佐の尊敬する人ワロタwww
有紀大佐と魔法少女がどう絡み合うか期待…
626 :
名無し三等兵 :2005/12/15(木) 09:01:44 ID:74VFd4I7
有紀大佐はFwに乗り換えたりするのかな?
>>626 今までのSS見てると、終戦(いつかはわからないけど)までスツーカじゃないかな
時代設定は2001年。これ大事なり
>>626 途中でFwに乗ったりもします あと、今回は終戦まで行きたいなと思います
>>628 2001年ですが、パラレルワールドの話なので…
カンプグルッペ・ノエル外伝 華菱有紀戦記 第二話「白石本校爆撃」 開戦から一ヶ月。 今年の夏は例年より涼しく、なかなか過ごしやすい。 戦況はと言えば、稲葉は快進撃に次ぐ快進撃を重ね、つい二日前SSの偵察隊が白石本校校舎を見たの見てないので大騒ぎになった。 それは単なる見間違いだったのだが、真実に感じられるほど稲葉は勝っている。白石ときたら戦闘意志はないわ、飛行機も戦車もあったものではない。時たまKVだのT34だのが現れて騒ぎになるが、その時はスツーカ隊の出番、据え物切りである。 「ねぇ大佐、この間魔法少女が出たらしいですよ」 「面白いプロパガンダだなそれは。末期症状かな」 有紀は磨いた義足を足にはめ「うむ」と呟く。 ここは第66襲撃航空団が過ごすプレハブ小屋群。プレハブでも、エアコンはあるし充分快適な生活を送ることができる。「魔法少女とは…」立ち上がり、クルクル回ってポーズを決め、 「魔法少女マジカルユキリン!」 とポーズを決めた有紀。 「写真撮れば良かった」 「ならもう一回しようか田中」 「結構です」 「…そか」 座り、少しだけ残念そうな顔をして有紀はお茶をすすり始めた。
開戦直後の奇襲攻撃で白石空軍は壊滅し、学園島の空はルフトバッフェの物だ。 稲葉の紋章を翼に刻んだ荒鷲の群れは毎日白石本校を空爆し、対空砲火も迎撃機も無い楽な任務を続けていた。 「というわけで今日は白石本校を爆撃する。我が航空団からは三機を出すことになった」 白石本校に対する、七月二十五日の大空爆作戦は稲葉ルフトバッフェが総力を挙げて敢行する。 今回有紀はいつも通り自ら出撃することにしたが、出した機体はスツーカ三機だけにした。 今回の作戦では戦闘機の護衛が無い、その必要が無いと判断されたためだ。 (嫌な予感がする) いくら勝ちを重ねているとは言え、敵の本拠地上空に鈍重なスツーカやHe111単独で向かうのがどれだけ危険なことか。杞憂に終わるだろうが全ての機体を出すのは心配だった。 幸い有紀は空軍でも顔が利いたから、適当に理由付けて機体を出さないことにしたのだ。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「ひゃーすごいですね」 「うむ。同感だな」 青い空を進む大編隊。スツーカ、Ju88、He111で編成されているが、戦闘機の姿は一つもない。 「大佐、今日は水平爆撃ですよね?」 「投弾信号が出たら爆撃を落として、あとは帰るだけ。味気ないな」
「なんだこいつら!?」 「ま、魔法少女?」 太陽の中から襲いかかった一団…ホウキに跨った白石学園魔法航空軍は爆撃隊を奇襲し、次々に喰らっていく。 頭にトンガリ帽子を被った少女たちはさぞ楽しげに友軍の爆撃機のプロペラを外し、落下していくパイロットをロープで弄ぶのだ。 「くそっ…あいつら…」 有紀は唇を血が出るまで噛み締め、為す術ない自分を恥じた。 彼女にできるのは、もはや無用の長物と化した爆弾を捨て、逃げるだけだ。 編隊指揮機は撃墜された、有紀は空域全ての機体に伝える。 「全ての機体に伝える!今すぐ爆弾を捨てて逃げろ!爆撃中止、爆撃中止!」 待っている暇はない、有紀は爆弾を捨て退避行動に入る。 バラバラになった翼、金属片、エンジンが落下する様子が視界に入る。 絶対そうはなりたくない! スロットルを振り絞り、必死に速度を出すスツーカだが、普通に考えてそうスピードが出るものではない。 ふと横を見ると、頬に五つの星を書いた魔法少女と目が合った。 目が合った!? 魔法少女は快活に笑い、有紀はお返しに中指を立ててやる。
少女は腰のロープを外す。 あれでプロペラを外すつもりだ。 「クッソ!」 頼む、加速してくれ!頼む! 諦めてなるものか、そう有紀が歯を食いしばった時、魔法少女のホウキが真っ二つに折れ、「うわーん」と少女が地上へ落下していった。 「待たせたな!」 呆然とする有紀達、助けに入ったのはブルーの塗装を機首に施されたBf109編隊。第25戦闘航空団である。 「ここは俺たちに任せな!」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 七月二十五日に行われた爆撃行。 稲葉ルフトバッフェは投入した爆撃機の六割を撃墜もしくは撃破され、多数のパイロットを失った。代償として白石は魔法航空軍の全滅という高いツケを払わせられたが、この戦いで稲葉ルフトバッフェが受けた損害はもはや回復不能の痛手であった。 この日を境に稲葉は戦略爆撃から戦術航空支援へと戦法を変えることになる。 この戦いがどちらの勝利に終わったのかは、確かめる術は無い。
投下終了 お目汚ししました
乙です。有紀はキャラがうまく出てていいですね。 あとつばめを使ってくれてありがとうございます。 >代償として白石は魔法航空軍の全滅という高いツケを払わせられたが 工工エエエ(´д`)エエエ工工 キリコの話でつばめをちょっとだけ出そうと思ってたのに……。 別に本筋にはまったく関係無いから修正は3秒で済むけど。
>エムディー氏 魔法航空軍はオタ戦の頃には回復してますwスマソ 次の投下はいつ頃ですか?
タイフーン氏乙 さて、寒いから有紀大佐と一緒に寝ようか…
638 :
有紀大佐 :2005/12/16(金) 00:04:13 ID:???
>>636 あ、そうですか。まあほんのちょっと出てくるだけなんですけどね。
次回の投下ですが、細切れに出すとして、来週の土日あたりですか……仕事の状況次第ですけれども。
そろそろ絵心のある人が各キャラのイラストとか描いてくれないかなーとか言ってみたり。
>>639 イラストですか…自分文才ばかりか絵心もありませんorz
お仕事頑張ってください、ノシ
641 :
名無し三等兵 :2005/12/16(金) 08:11:54 ID:w5xT4FRl
作品同士がリンクしててイイヨー 義昭やノエルも出るん?
戦闘機の護衛は無いって話だったのになんでいきなりBf109が出てくるのよ。
>>642 ・さすがにヤバいと判断して戦闘機
・たまたま通りかかった
・指揮機が要請した
可能性としてはこんな感じ?
ルーデル大佐の魅力というか凄さっていうのは、一つには空前絶後の戦果っていうのはもちろんあるんだけれども、 何十回撃墜されても生還する不死身ぶり、そして同じく何十回撃墜されても再び銃火の中に飛び込んでいく勇気ってのがあると思う。 だからルーデルのTSキャラである有紀は、今回撃墜されてた方がよかったんじゃないだろか。 パラシュートで着地した有紀は、泥まみれの顔で白石の陣地に向かって叫ぶ。 「私はまたやってくる! 何度でもやってくるぞ! 私を殺してみろおぉぉぉっ!!」 すぐさま挑発に答えて幾条もの火線がほとぼしる。 しかしなぜか有紀には一発もあたらず、彼女は稲葉の方向へ向かって走り去るのだった……。 みたいな。キャラがちょっと違ってるか。
龍之介「大丈夫ですか、大佐?」 有紀 「ああ……いつも回収すまないな」 龍之介「なに、勤務中に大佐に会えるんです、むしろ役得ですよ」 有紀 「そう言ってくれると助かる。ふむ、何かお返しをしないとな。そうだ、今夜の食事当番は私が――」 龍之介「大事をとって検査は受けてください。食事作って待ってますから」 有紀 「……うむ、仕方ない、分かった」 龍之介「(ほっ)」
カンプグルッペ・ノエル外伝 華菱有紀戦記 第三話「翼は生まれ変わって」 有紀は休むのが嫌いである。休んでいる間は前に進めないからだ。 というわけで今日は、有紀が前に進むために必要な相棒を探しに来た。 休暇を部下達に譲った有紀は前線に近い、高速道路を改修した飛行場にいた。 開けた場所には胴体下に75o対戦車砲を抱えたJu88と、両翼下に37oカノンを吊したスツーカが翼を休めている。 一人の技術将校が彼女の姿を見、歩み寄ってきた。 「新製品開発センターにようこそ」 「新車の試乗に来た。空いている機体は?」 技術将校は驚くこともなく彼女を案内した。 「大佐はJu87とJu88、どっちに乗ります?」 「できれば両方」 「死にたくなければJu87にしてくださいな。さっき射撃試験したらJu88のエンジンカバーは反動で吹き飛ぶわ焼き付き起こすしもう最悪ですよ」 「うむ。それは残念だが、実際そうそううまくは行かない」 有紀は更衣室で着替え、先行量産型のスツーカGのコクピットに収まった。 後部銃主に挨拶した後、計器類に目を通す。 この間まで乗っていたスツーカと大差ないが、急降下爆撃に必要な装備は潔く取っ払ってある。 (対戦車攻撃機、か…)
「悪くはないが…随分重くなったな」 考えなくても、鈍重なスツーカに重たい37oカノンを二つも積めば鈍足極まれりだ。 しかし、現在稲葉にある機体で白石の戦車や召喚獣に最大の打撃を与えられるのはこの機体だけだ。昨日第66襲撃航空団に配備されたFw190Fは確かに機動性や速度の面でスツーカを大きく上回るが、対戦車攻撃能力に関しては不安が残る。 有紀はこの二つを組み合わせることにした。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 一通りテストを終えて帰投しようとした時、入る通信。 「こちら第358生徒擲弾兵師団、第六中隊!誰か応答して、お願い!」 女の声だ。うむ、多分この娘は可愛い奴だろう、声でわかるのだ。 「うむ。こちらは…」 「ああ良かった!あなたは白馬の王子様、希望のワレキューレ、こごーのすりきれ?」 言っている意味がよくわからないが、このまま引き上げる訳に行かない。 有紀は機体を旋回させ、通信先の携帯から送信されたメールの詳細を確認する。味方の戦力はヘッツァーさんが二両に、降下猟兵が一個小隊で、敵はKVー1が三両。 敵戦車のお出まし。有紀の目が新しい玩具を与えられた子供のように、希望を持って輝いた。 有紀は前に進み出したのだ。
寂れた村で苦戦するヘッツァーと降下猟兵。 善戦しているようだが、重装甲のKVを潰すのは難しいだろう。 SSが試験しているティーガー、校防が試験しているパンターがあればKVも怖くはないが、生憎稲葉アニマルシリーズはいない。 降下猟兵は手榴弾や地雷、パンツァーファウストで果敢に立ち向かっている。 有紀は彼らの勇気に感激に似た感情すら覚えた。 (さて、どう仕留めるかな) 戦車の一番弱い部分はどこだろうか? 有紀は昔、如月ノエルと話した時のこと思い出した。 『戦車はね、エンジンに喰らったら終わりなの』 戦車のプロが言うことだ。 有紀が最高のスツーカパイロットであるように、ノエルも最高のパンツァーリーダーなのだから。 KVの装甲は極めて分厚く、タングステン弾を叩き込んでも破壊できるかわからない。 「なら、直接エンジン部に撃てばいいのだ!」 後方から戦車に迫り、エンジン部に一発…間を置かずに起きる爆発。 続いて二台目は砲塔後部に命中。 しかし三台目で、照準が合わなくなる。(トラブルか!?) スツーカは鈍くても、KVはもっと鈍い。(ええい、照準が付けられんなら接近すればいい!) 三発目、見事エンジン部に命中。 吹き上がった爆煙はキャノピーを割り、スツーカは巻き込まれた。
お目汚ししました
>>645 有紀はこれから何回も撃墜されます
>>646 乙でした
次回は龍之介との絡みです
651 :
名無し三等兵 :2005/12/17(土) 10:04:05 ID:BkOqk8g6
このスレに喝を入れてやれ
TSってのはTrans Sexualの略 厳密には性転換を指す この場合は性別置き換えキャラクターって意味だろ ルーデルは男だったんだから
>>653 トンクス 有紀SS読んだ影響でルーデルの本読んだけど、彼アニメキャラかいw
655 :
653 :2005/12/17(土) 16:35:32 ID:???
どこにもルーデルがアニメキャラとは書いていないんだがな
>>655 まあそうだがw 伍長閣下に平気で反論するわ、川を爆撃してチョウザメ漁するわで
源義経を女にしたり玄奘三蔵を女にしたり諸葛孔明を女にしたりアーサー王を女にしたり、TSは日本の伝統文化です。 スプルーアンスのTSとか萌えキャラになりそうだけどな。 ガッチガチの合理主義者で座って仕事してると起こられる。 やたらとコーヒーを勧めてくる。 そして何が起こっても(コーヒーを飲みまくってるくせに)夜九時には寝る。
業務連絡 夏休みスレ終了の為、各員はログ保全実施の事
この話って最初から虎やら豹あるの?
>>659 実験部隊だね
タイフーン氏のSSはサクサク読めていい
普段は温厚で物静かなアンちゃんなんだけど、 ひとたびピンチになると一人で一個大隊と互角に渡り合う、 そんな凄腕の狙撃兵キボンヌ。
カンプグルッペ・ノエル外伝 華菱有紀戦記 第四話「焼き払え魔女の森」 八月末。 稲葉学園は白石本校前面に広がる森林地帯に突入したが、そこで泥沼のゲリラ戦に巻き込まれてしまった。 稲葉はSS"風紀"師団を森林掃討戦に投入したものの、攻略は遅々として進まないでいた…。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 森の上を飛行する二機のFw190F。 その内一機の垂直尾翼には戦車撃破マークがビッシリと書き込まれている。 「しかし龍之介の奴、私が撃墜されるたび胃を痛めているらしい。ヘタレめ」 「ははっ、なかなか辛口ですな」 「まあ…。炊事洗濯全てやってもらっているから文句は言えん。帰ったら尻でも撫でてやるか」 「男の台詞ですよ、それ」 有紀は酸素マスク越しに笑う。 桜坂龍之介は有紀と同棲中の男子生徒で、降下猟兵教導団に属する生真面目な奴だ。 家事全般が壊滅的にダメな有紀に代わり、本校付きの生徒らしく留守を守ってくれている。 「にしても、この森はでっけぇなぁ。迷い込んだら終わりです」 「いっそ焼いてしまった方がいいと私は思うが、今月はエコマーク期間だからな。生憎そうもいかんよ」 「焼くのはダメで戦場にしていいとは、皮肉なもんです」
「なぁ秀俊、ここ最近龍之介がやけに私を心配するんだ。なぜかな?」 今日は偵察行だ。 もし敵が出ればタップリ積まれた爆弾やロケット弾を見舞うところだが、その気配は何時まで経っても感じられない。 そこで有紀は最近気になることを秀俊に相談してみたのである。 「えっ、大佐と龍之介さんってどんな関係でしたっけ?」 「夫婦だが」 携帯電話システムを応用した無線機の向こうで、秀俊が吹き出したように聞こえた。 「どうした秀俊。何かトラブルか?」 「い、いえ…」 「私としては龍之介の方が心配なのだ。あの男、私がいなければ寂しくてたまらないであろう」 秀俊はなんて答えようか言葉に詰まる。有紀は稲葉一常識に囚われない生徒なのだから。 普通に考えて自分の妻…この場合は恋人か彼女あたり…がスツーカに乗り、しょっちゅう対空砲火や魔法少女に撃墜され、泥にまみれて帰ってくる。翌日にはピンピンして、「昨日の借りを返しに行くぞ!」と出撃するのだ。 これで安心していられるのはよほどの朴念仁か、彼女に憎しみを密かに抱いているに違いない。 「そ、それは龍之介さんが有紀大佐を大切に思っていることの証拠ですよ」 「うむ。それでこそ我が夫」 秀俊は龍之介を、少しだけ気の毒に思った。
同時刻、SS"風紀"師団戦区。 「少尉、もう八人やられました!後退しましょう!」 「馬鹿を言うな、まだ向こうに一人残ってる!」 「後退しないと全滅です!」 「奴を見捨てて、その家族に何と言えばいいんだ!」 湿った、八月にも関わらず低い気温の森林の中で、SS義勇兵少尉石沢義昭(2001年当時)率いる小隊は苦戦を強いられていた。 敵のWGは森を味方にしている。蔓が巻き付き、葉がカッターとなって襲いかかるのだ。 義昭は今すぐにでもこの場所から後退したいのだが、森全てが敵では勝てるものも勝てない。 (どうする…!) 左頬の火傷痕が痛む、また自分は見捨てるのか。 突如木々の間を味方の飛行機が通り過ぎたのが見えた。 残った右目が動き、その機影を確かめる。 無骨なフォルムをした二機の戦闘爆撃機、フォッケウルフFw190F。 義昭はStg44を肩に掛け、携帯電話で通話を開いた。 空軍連絡部隊を通して、上空の機体を呼び出す。 「上空のヤーボ、聞こえるか!?」 「君は誰かな?こちらは第66襲撃航空団司令、華菱有紀大佐だ」 「ああ、失礼しました大佐殿。航空支援をお願いしたいのですが」 「ここからは君らの場所が見えない」 「わかりました。発煙筒を炊きます。我々に構わず空爆してください!」 義昭は部下に退避を促した後、意を決して飛び出した。
森の一カ所から紫色の煙が昇り始めた。あの義昭とかいう少尉が投げた発煙筒だろう。 有紀は高度を下げ、投弾態勢に入る。 「二番機、私について来い」 「了解です大佐」 すぐに周波数を変え、先ほどのSS将校に通達。 「聞こえるか少尉。ナパームで森林を焼き払うから、すぐにそこから離れたまえ」 返ってきたのは銃声と怒号、そして悲鳴だった。 「大佐、下の連中と連絡は取れましたか?」 「できなかった。やるぞ」 「承知」 煙の昇る場所目掛けて、投下される500sのナパーム弾。 少尉が気付いたのを祈る間もなく、二発目が機体から切り離される。 (どうだ…?) 間を置かず火炎が吹き上がり、ナパームの香りが機内にまで伝わってくる。 旋回してもう一度高度を下げて投弾場所を確認、森の一部分が綺麗に焼失してしまっていた。 「環境破壊に貢献してしまったな」 「ここを戦場にした白石が悪いと書類に書いておきましょう、俺らのせいじゃない」 「…ああ。そうしておこう」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 2001年八月末から九月に渡って行われた"魔女の森"を舞台にした稲葉と白石の戦闘は稲葉の勝利に終わったが、貴重な時間を浪費することになった。 後にSS降下猟兵大隊に所属し、ノエル戦闘団の一員として歴史に名を刻む石沢義昭はこの戦いの際、負傷した部下を全員連れ帰った「英雄的行為」から騎士十字章を授与され、中尉に昇進するのだった。
投下終了です 龍之介との絡み期待した人スマソでした… >極東氏 前スレのSS乙でした 自分の文才の無さを痛感させられました…orz
乙 有紀が地獄の黙示録に出てきたヘリ部隊長(名前忘れた)に見えるぜ…
GJ! 白石本校まであとわずかでつね
670 :
有紀大佐 :2005/12/18(日) 13:23:43 ID:???
フォレストガンプか。
>>671 すみません、それが元ネタです
質問なのですが、Me262a−1/U4(50mm積んだやつ)で対戦車攻撃は可能なのでしょうか?
>>672 あれは対重爆用じゃなかったっけ?
不可能ではないだろうけど
>>658 何時間でDAT落ちでしたっけ?今日はログ取れそうにないのですが…
>>665 スツーカってナパーム搭載できました?
>>672 不可能か可能かなら可能だろ
有効か否かなら甚だ疑問てところか
対地砲撃するにはある程度低速で飛行する必要がある
斜銃でない限り突入進路で砲撃するから砲撃時間が制限されるからな
ジェットだとレシプロに比べて低速性能が宜しくないから有効性には「?」が付く
それに対地だと俗に言うミシン撃ちにするのが効果的とされる
目標手前から目標に向かって線を引くように銃砲撃する訳だ
で、これには弾の量と速射性が必要になってくるんだが・・・
50mmだと搭載弾薬量は少ないし速射性も低いんだなこれが
てな訳でこっちからも有効性に「?」が付く
因みに「無効」って斬って捨てないのは、目標側からすれば
「ジェット機から大砲を撃たれますたガクガクブルブル」
ってな心理効果は有るんじゃないかなぁとw
>丼炒飯氏 今回有紀タソはFw190に乗ってまつ
>>675 なるほど。心理的効果ですか…確かにジェットから大砲撃たれたら怖いですよね(汗
>>676 あう、とんだボケナスだ。失礼しました
>タイフーン氏
有紀大佐とノエルの絡みにワクワクテカテカ
>>677 太平洋戦争初期の米兵の零戦観に
「軽戦なのにキャノンぶっ放してきますたガクガクブルブル」
てのが有ったはず
攻撃してもヒョイヒョイかわされた挙げ句、
後ろに回ったら20mm撃ってくるんだから怖いよな
>Me262a−1/U4で対地攻撃 ちょいと調べてみるとMauser MK214の発射速度は150r/m。一秒あたりに直すと2.5発。 Me262の速度を考えると……キツいなぁ。 その代わり、初速が920〜930m/s(!)もあるので、命中すれば重戦車も一撃で撃破できますね。 ……命中すれば。(ボソッ
重戦車でもお釣りが出るねぇ 命中すればw
>>680 ノエルたちとの絡みも入れる予定です
>>681 初耳です(汗
>>683 命中すれば重戦車も一撃で破壊できるとは…((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
686 :
龍之介 :2005/12/18(日) 21:41:12 ID:???
有紀大佐にAー10をクリスマスプレゼント。 次の日戦争が終わった
>>686 有紀大佐の娘→Aー10
ノエルの娘→レオ2
SSマダ〜?
689 :
名無し三等兵 :2005/12/19(月) 19:46:43 ID:LGRTmH2q
JASEXスレ落ちますた…
質問なのですが、Fw190等のロケット弾をレール等に装着して陸上車両に搭載した場合、命中率は低いでしょうが、トーチカや陣地を潰す役割を与えるのは可能なのでしょうか? シャーマンにタイフーンのロケットを装備したのは見たことがあるんですが…
記憶モードで申し訳ないんですけど、イギリス軍がやってたロケット弾の追加装備は結局上層部から禁止されて撤去されたとなんかで読んだ気が。 理由が「当たらない」だったか「被弾すると却って危険」だったか「単にみっともない」だったかは憶えてないんですが。
>>691 陣地はともかく、トーチカのような点目標は当たらないでしょう。ロケット弾は面制圧用兵器ですから。
実現性はあるでしょうけど。
そういえばカリオペって搭載車両がM4A1とA3の二説あるんですよね。
海外サイトはA3搭載と書いてあるのが多いみたいですが…
カンプグルッペ・ノエル外伝 華菱有紀戦記 第五話「それぞれが持つ理由」 稲葉学園はもはや、白石本校校舎が肉眼で見える位置にまで迫っていた。 部隊は消耗激しくも士気高く、勝利という名の目標が心を支えていた。 だが有紀率いる第66襲撃航空団は再編成のため、一時稲葉本校に帰投していた。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 稲葉本校から間近にある豪邸。 稲葉学園を動かす水無月財団現理事長であり、稲葉学園生徒会総統…水無月京子の屋敷だ。 敷地内外は精鋭一個旅団が警護、半ば要塞化されている。 その一室で。 「それが付き合い出したきっかけです総統。私が傘をさして二階から飛び降りたら、真下にいたのは龍之介!白目剥いて失神したんですよ」 「二階から?有紀さんも無茶しますね〜」 「その時大佐はこう言いました"この馬鹿者、なぜ下にいたのだ"と。どう答えたらいいのかわかりませんでした」 テーブルを挟んで談笑する三人。 緊張気味な桜坂龍之介に、いつも通りの華菱有紀。 そして細身で華奢な、小柄の少女がいた…水無月京子だ。 「そんなに硬くならないでください龍之介さん」 「ええ…大丈夫です…」 とは言ったものの、コーヒーカップを取る手はガクガクと震えていた。
よく普通に話せるものだと龍之介は有紀を羨ましく思う。 今自分の目の前に座り、柔和な笑みを絶やさない可憐な少女は全稲葉を支配する独裁者なのに、有紀はまるで年上の友人と話すように接しているのだ。 にしてもこの京子という少女、恐ろしいぐらい前線のことを把握している。 機甲部隊の編成や消耗度をはじめ、スツーカを用いた効果的な対地支援の方法まで多種多様。 なかなか聞いて参考になる。 京子は前線の誰よりも事を把握する人間だと有紀はいつも言っているが、それは本当らしい。 京子はカップに口をつけた後、ある問いを二人に投げかけてきた。 「お二人の…戦う理由はなんですか?」 京子はそのことを聞くのが好きだ。 その理由は様々、人それぞれに違う。 「私は稲葉学園を勝利に導くためです。その一端になれれば幸いだと思っています」 有紀はいきなりの問いにも関わらず、揺るぎない姿勢で遠慮なく返す。 龍之介は有紀が羨ましい、ハッキリとした戦う理由を持っているからだ。 だから何回も撃墜され、血とオイルにまみれ、今も義足を付けて飛んでいる。 自分はどうだろうか? 稲葉には何千という生徒がいて、武装SSで本当に軍隊やりたい奴もいれば、授業を受けたくないため校防委員会に入る輩もいる。 有紀は間違いなく前者だ。
(俺は義昭みたいにはなれない) 彼の同級生である石沢義昭は、開戦からずっと前線配置で戦功を残している。 龍之介から見れば、彼の働きはとても信じられない。 龍之介はいわば、中間点にいる。 一兵士として働きたい気持ちはあるが、机に腰掛けて高校生活を送るのも気が進まない。かと言って魔法少女と戦うのも嫌だ。 降下猟兵教導団は実にいい部隊だった。少々厳しい訓練、新兵との模擬戦、学業もそこそここなすことができる。 「私は稲葉の一生徒です。自分にやれることを最大限にやるだけ」 それを聞いた京子は満足そうだった。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「しかし、付き合わせてすまない」 枯れ葉舞い散り道を並んで歩く有紀は、義足とは思えないほど自然だ。 中学の時山で有紀が左足を失い、義足のリハビリに付き合ったものだったなと龍之介は懐かしむ。 「どうした龍之介。卑猥な妄想でもしていたのか?」 「ごめん、ちょっと考え事を」 「ほう。脳内で私を裸に剥いていたか」龍之介は取り乱してしまう、これでは義昭と一緒ではないか…。 有紀は龍之介を見、クスクスと笑う。 「可愛い奴だな貴様は。好きだぞ」 近くに誰もいないか龍之介はあたりを見回す。 気持ちは嬉しいのではあるが、彼女はいささか常識が欠けている。 「有紀、そういうのは…」
「私が誰を好きになろうと、愛しようと貴様の知ったことではない。私は桜坂龍之介を愛しているし、他の人間を愛しようとは思わない」 いつも通りの歯切れがいい口調で有紀は言い、手を繋ぐ。 龍之介は首まで真っ赤になっている。 自分の言葉がそうさせたとも知らない有紀。 「まあ…そんなことはどうでもいい。腹が減ったので暖かい食事とシャワーが欲しい。帰宅しよう」「あ、ああ」 「そうだ龍之介、先程総統閣下に言ったことの他に、私にはもう一つ戦う理由がある」 手を握る力が強まる。 「貴様とこうして過ごす時間を守るためだ」
700 :
名無し三等兵 :2005/12/21(水) 10:02:46 ID:ch+QUcSE
700ゲト タイフーン氏、あまり無理しないでw
うはwwwwwwwwww仕事テライソガシスwwwwwwww気まぐれに「大番長」なんかやるんじゃなかったwwwwwww
おはようございます
>>700 大番長…わかる自分がorz
>>702 カリオペって言うんですか。上田信氏の漫画に出てたような
「急降下爆撃」を再度読み、怪物じみたルーデルの逸話に(゚д゚)ポカーン
大番長なんてやってる暇があったら三突でKV仕留めてこい!
>>705 それは無理ですがハードモードクリア、CGコンプ、キャラクリ全員5つ星まであと3人です。
締め切り延びてもいいかきいたら意外にもあっさり許してくれたんで少し楽になった。でもやはり今週土日の掲載は無理ぽ
708 :
名無し三等兵 :2005/12/22(木) 18:20:42 ID:D6w2JgWU
性別展開SSに期待
>>707 死んでから休めばいい
君は自分のSSを書きたまえ
エムディー氏に質問なのですが、キリコはどんなキャラクターなんでしょうか? オターキングラード空爆の際、有紀がキリコについて語るシーンがあるもので…
>>711 キリコは「姿変え師」、つまり変身魔法少女です。さまざまな生物に姿を変えることができ、たとえば小動物に変身して身を隠したり、
稲葉の生徒に変身して敵陣に忍び込んだり、鳥に変身して空中を移動したりできます。
服装ごと変身できるので、マジックアイテムのイヤリング以外からはほぼ識別不能。変身できる最小の生物はハツカネズミ。
よって榴弾や爆弾が飛び交う開けた戦場で活躍するのは難しいですが、市街戦においては究極の便意兵として稲葉軍を混乱に
陥れる予定。
以下、手元の「設定・プロット」ファイルからコピペ。
虹宮霧子……白石学園高等部3年生。変身術にかけては白石でもトップクラスの実力を持つ魔法少女。普段はグラマーな二十台前半
の女性、もしくはロリロリな十歳前後の少女の格好でいることが多いが、真の姿は誰も知らないと言われる。広範な変身レパートリー
のために「なんでもアリ」と思われがちの彼女だが、実は制限も多い。
1、変身できるのは実在した生物のみで、無生物や架空の生物は無理。
2、オスに変身することはできない。ただし無性や両性具有は可。つまりふたなりはオーケーwww
3、変身する時は「へんし〜ん!」と大声で叫ばなくてはいけない。
4、変身中は、耳(耳が無い生物の場合は体のどこか)にマジックアイテムであるイヤリングをつけていなければならない。
5、変身できる生物は、キリコが「美しい」もしくは「可愛い」と認識したもののみ。
>>711 レスどうも 主人公(稲葉側)はどういったキャラがいるが、宜しければ教えてください
だから
>>609 であげたキリコの異名は、全て変身に関するものばかりなのです。
バルトアンデルス……変身能力を持つドイツの妖怪
楊ゼン……中国の古典文学「封神演義」に登場する変身術を使う道士。
ドルフ……アメリカのファンタジー小説「ザンス王国」シリーズに登場する姿変え師(原作では王子)。
千の仮面……少女漫画「ガラスの仮面」の主人公である天才女役者の異名。
紅天女……梅の精。千の仮面からの連想で思わず一美が言ってしまったのでこれは関係ない。
>>713 稲葉側には、これといって個性の強いキャラは出てくる予定ないです。まだプロットも固まりきってないんで……。
即レスありがとうございます こちらも早く投下しないと…
>>712 便意兵てwwwwwwww
正露丸飲まなきゃwwwwwwwww
>>718 どうみても誤爆か何かですありがとうございました。
削除しますた。
ほっしゅ
クリスマス話読みたいとです
カンプグルッペ・ノエル外伝 華菱有紀戦記 第六話「柏葉付き騎士十字章」 2002年3月。オターキングラードを巡る攻防戦は激しさを増し、地上部隊に襲いかかる白石襲撃ホウ機部隊「黒死病」と稲葉対地攻撃隊「破城槌」の戦いもまた壮絶なものとなった…。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 地上にいる敵にロケットと爆弾を落とした後は、第二ラウンドが始まる。 「各機、体は軽くなったか?」 「減量成功です大佐!」 市街前面の陣地を空爆したFw190F六機…第66襲撃航空団所属…は、一斉に"同業者"に襲いかかる。 有紀らと同じような対地支援を主任務とする白石襲撃ホウ機隊は優位な位置を奪われ、次々に被弾していく。 それでも撃墜されないのは、優れた魔法障壁を機体全体に展開しているためだ。(我々は戦闘機乗りではないのだがな) そうは言いながらも的確にホウ機を墜としていくのは、積極的に部隊間の交流を行い、空戦技術を向上させてきた証。 オターキングラード上空の戦いは、戦闘爆撃機同士が繰り広げている。 双方の戦闘機隊は稲葉本校の上を飛んでいるからだ。 2002年1月に始まった白石の稲葉本校空襲は、稲葉ルフトバッフェの大きな足枷となる。 ただでさえ少ない部隊を引き抜かれ、前線航空部隊は戦闘機の援護なしで戦う羽目となり、スツーカは夜間爆撃専門、Fw190Fもヤーボらしからぬ空中戦をこなすこととなった。
メーターを見ると、燃料は残り少ない。そろそろ帰宅の時間のようだ。 燃料満タンで来ても爆弾やロケット弾のせいで燃費が悪くてしょうがない! ホウ機の後ろに回り込み、照準機の中心に入れる。 義足ではラダー調整ができないから、ギリギリまで近づいていく。 (怖くないのか?) ホウ機は前席に魔法少女、後席には機銃手の懲罰兵を乗せている。 ハッキリ言って常軌を逸していると有紀は思った。 体を支えるのは革のベルト一本で、懲罰兵の体は機動のたび激しく揺れるのだ。もし有紀もやってみろと言われたら、迷わず御免被ると答えるだろう。 その時、左足に焼けるような痛みを感じた。 鼻を突く血の臭いに足元を見ると、左足首が取れてしまっている。 (手じゃなくて良かった。にしても、やってくれたな!) エンジンから煙が出ているから、懲罰兵が放った弾丸が命中したのだろう。 懲罰兵がガッツポーズしているのが見え、有紀の闘争本能に火が着いた。 出血と砲火に構わず、突っ込んでいくFw190。 ラダーを蹴る左足はない! 「照準機などいらん!近づけば当たるのだからな!」 懲罰兵の顔が恐怖に染まったように見えた刹那、真っ二つに割れるホウ機。 (左足から礼を言わせてもらうよ)
有紀があまりにも元気だったので、桜坂龍之介は授業を抜け出してまで軍病院に来たことを激しく後悔した。 「どうしたのだ龍之介。顔色が良くないようだ」 「うるせぇ!お前のせいだ!」 「ほう。興味深い」 「もういいや…」 龍之介はベッドの脇に腰掛け、左足を見る。いつものことだが、膝から下がない…。 「怪我の具合は?」 「かすり傷だな。義足が外れただけだ」 「どんな高校生だ…いや、言うまい」 「ははは。すぐに退院できるらしいからな、退院したら貴様に私特製の手料理を…」 「いや、俺が有紀の好きな物たくさん作ってやるから」 「そうか」 「(勘弁してくれないか)」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ しかし一週間経っても十日経っても、飛行許可は出ない。 義足は直り有紀のコンディションも快調なのに、だ。 二週間してある通知が携帯電話にメールで送られてきた。 「勲章?」 空軍司令部から送られた文中には、有紀にルフトバッフェ初の柏葉付き騎士十字章が与えられると書かれていた。 有紀は即座に、飛行許可が出ない理由を理解した。 ならばいいだろう。直談判してやろうではないか。
稲葉学園生徒会室には報道委員や記者、そしてSSに校防の将軍たちが詰め、その中心に京子がいる。京子はいつも通りの微笑を浮かべ、その手に勲章を握っていた。 「第66襲撃航空団司令華菱有紀大佐は、対地攻撃隊の一員として素晴らしい功績を残した。ここに柏葉付き騎士十字章を授与するものである。有紀大佐は総統閣下の前へ」 促され、有紀は車椅子に腰掛ける京子の前にひざまずく。 京子は繊細な手で胸に勲章を付け、軽く有紀の頬にキスした。 内心嬉しくて飛び上がりそうだったが、心を落ち着けて言う。 「総統閣下。私の飛行停止命令を取り消ししては頂けませんか?」 「あなたは素晴らしいパイロットです。その技術は新しい生徒やあなた自身のために保存されなければなりません」 物怖じせず、京子の目を見て言い返す。 「総統閣下のお言葉には感謝の言葉すらありません。ですが、私が飛べないままなら、私は勲章を総統閣下にお返しします」 京子はじっと有紀の目を見た後、「有紀さんらしいです。わかりました、飛んでください」と有紀の手を握った。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 2002年4月25日、華菱有紀個人が上げた戦果は戦車154台に上った。 彼女はこの際受けたインタビューで「今の自分がここにいるのは、京子総統が我が儘を聞いてくれたからだ。この戦果を総統閣下と、我が愛する夫に捧げる」と述べた。
投下終了です お目汚ししますた クリスマスはアントワープで会いましょう… ではノシ
クリスマスまでには帰れるさ そう思っていた時期が(ry
728 :
名無し三等兵 :2005/12/25(日) 09:48:46 ID:61xcb3VN
有紀大佐と京子の百合展開に期待… いや、忘れてくれorz
ageちまったよ… 有紀大佐に爆撃されてくる
ルーデルやヴィットマンが女キャラで活躍してるから、是非とも校防のタイガーエースは男二人で
稲葉学園の生徒会長ってロリっ子なの!?
>>731 一応京子は一八才(それ以上かも)ですw
>>732 百合…というより、少々行きすぎた友人関係ですね
龍之介ってどんな奴?教えてエロい人
SSは投下できないけど、話のネタくらいなら投下できそうな俺が来ましたよ
ドゾー
時代背景は2002年の4月から5月。 とある市街地を舞台にして降下猟兵、武装SS、機甲部隊(寄せ集め、これ重要)が演習を行っていた。 演習自体はすぐに終わり、龍之介や義昭たちは近所のおばあちゃんや幼稚園児と交流したりして楽しい一時を過ごす。 その時、偵察に出た分隊から緊急連絡が…。 「敵の大空挺軍が市街近郊に降下」 即座に動く稲葉。 ピクニック気分の魔法少女はそれを知らず、和気あいあいと市街地を目指すのであった。 見所 ・寄せ集め機甲部隊に偶然いた狩豹×2が召喚獣ハンティング ・初の実戦に挑む龍之介と、ベテラン義昭の確執 ・市街戦 ラスカンの一節から妄想してみた
738 :
名無し三等兵 :2005/12/26(月) 18:36:34 ID:orFQ6ubR
カンプグルッぺ・ノエル外伝 華菱有紀戦記 第七話「崩壊へのカウントダウン」 2002年の12月は昨年と違い降雪が皆無だったが、状況の悪化するスピードは昨年のそれを上回るものだった。 オターキングラードに固執し続けた稲葉第二軍は白石に後方を突破され、完全に包囲された。 時を同じくして白石学園の大攻勢が開始、戦線の崩壊が始まった。 有紀たちはこれを防ぐため、総力を挙げて出撃する。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 地上では逃げ惑う平井工業高校生徒が魔法で弄ばれ、貧弱な装備の空軍野戦師団が必死に防戦しているのが見える。 「大佐、白石の奴らは好き勝手にやってます」 「蛆虫どもなど、ものの数ではない。私が証明してやる」 有紀を先頭にして、第66襲撃航空団は白石地上部隊に襲いかかる。 Fw190FはWG、有紀らJu87は戦車を狙う。 (長砲身のT34?あいつら、また新型を作りおったか) 特盛りのタンクデサントに構わず有紀は37oを戦車に叩き込んでいく。 有紀だけで八台潰したのだが、戦車の数は全く減ったように見えない。 左右合わせて六発しか搭載できない37oはあっという間に弾切れを起こす。 残った武器は20o機関砲だけになり、有紀は考えを巡らせた。 20oでは効果的なダメージを与えるのが難しい。 その時有紀の脳裏に、ある出来事がフラッシュバックした。
そういえば…と思い出す有紀。 それはこの間の夕食の時、龍之介との会話だ。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「龍之介、これはどういう風の吹き回しだ?」 「どうもこうも…すき焼きだよ」 華菱家の家計は決して楽ではない。 所詮高校生二人が稼げる金には限度があるのだから。 それでも華菱家が生活できているのは、「夫にしたい稲葉生徒」という党機関誌の記事で見事一位を獲得した桜坂龍之介の働きがあってこそのこと。 「本当のことを言え、龍之介」 「有紀に嘘はつけないか…」 龍之介は語る。 この間山間部に逃げ込んだ白石部隊を掃討した際のことを。 「あれ、貴様内勤じゃ…」 「お、俺一応゛第一降下猟兵師団第一四独立教導小隊゛の小隊長なんだけどな。いや、有紀がそう思うならそれでいいや…」 思わず涙目になる龍之介。彼だって緑の悪魔の一員なのだ。 「まあ許せ。それで、何がどうすれば掃討戦がすき焼きになる?」 「いやさ、作戦自体はすぐ終わったんだけど、奴らの残した戦車がけっこうあってさ」 「ほう。それで?」 「何を思いついたかウチの奴が戦車からガソリンを抜き出したんだ」 「お前はパイパー戦闘団か」 「言うなよ。結構なガソリン吸えてさ、それを」 「横流ししたのか」 「ビンゴ」
有紀はなぜガソリンが満載していたのかを理解する。 電撃的にオターキングラードを包囲し、消耗しきるまで戦線を突破、あわよくば稲葉本校にまで。 有紀の口元が僅かに緩む。 「全機、37o弾切れ後は20oで車体上の予備タンクを狙え!フォッケ隊、スツーカ隊、聞こえたな!」 返ってくる返事、すぐさま降下するスツーカ。 ガソリンタンクに弾丸が命中すると、案の定大爆発が置き、吹き飛ぶT34。 残弾がゼロになるまで撃ち続けた第66襲撃航空団は二十両以上の戦車を破壊したが、有紀の心は晴れない。 はるか前方に広がるオターキングラードを見ながら、誓う。 (同胞たちよ、今は試練の時だ。だが我々は絶対に君たちを見捨てない…決して!) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 2001年12月に始まった白石学園の反撃「最後の雪」作戦はオターキングラードを飲み込み、2002年に入った後も稲葉側戦線を脅かし続けた。華菱有紀率いる第66襲撃航空団は戦車を含む車両三百を撃破したが、戦局にさしたる影響を与えることはできなかった。
投下終了 お目汚ししました >ソベル氏 よろしくお願いします
>>737 の話を長編(SSじゃなく)で書きたくなりましたw
マーケットガーデン作戦の資料に使うにはラスカンや「遠すぎた橋」がいいんでしょうか?
T34はディーゼルエンジ、 あ、屋根の上からスツーカのサイレンが聞こえてきたので逃走します
あの辺だとKVとT-34だけディーゼルなのな あとはJSとか よっぽどノモンハンでの肉攻に懲りたらしいw
第七話のも元ネタあった希ガス
>>745 >>746 あ…ディーゼルだよorz バウアー中尉に罵倒されてきます
>>747 ルーデルの「急降下爆撃」にあったエピソードを流用しました
戦争のドサクサに紛れて危ない仕事をこなす海賊団の話キボン! ヒロインは短気な二丁拳銃娘(ry
>>749 それもしかして、ブラクラですか…?
質問なんですが、ラッチュ・バムを三凸に搭載するのは可能なんでしょうか?何かの写真で見たことがあるんですが…
>>751 確かこれです
話の中で稲葉の主力戦車が虎も豹もメインは張れない(整備等の面から)こととなり、結局四号Hや三凸、ヘッツァーが稲葉学園の主力になるんです。
そこで稲葉が三凸の改造案を出して、大量に捕獲したラッチュ・バムを搭載しようと考えたのです。ハチハチ積もうという案もありましたが却下されましたw
オターキングラードの激戦区はどこでつか?
>>753 まずおでん缶エリアを巡る白兵戦、次にメロンブックスの攻防。
極めつけはメイドやコスプレ衣装に身を包んだ第150装甲旅団の活躍
白石兵「同人誌は二人に一冊だ!」
カンプグルッぺ・ノエル外伝 華菱有紀戦記 第八話「空の橋」 包囲された第二軍に対して、水無月京子稲葉学園生徒会長は絶対死守を命じた。今や包囲網は絶対なものとなり、容易な突破を許さない。 稲葉ルフトバッフェに与えられた任務…それはオターキングラードに対する補給物資の空中補給である。 脆弱な空の橋を守るため、第66襲撃航空団は出撃を下令された。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ オターキングラードへ向かう航空機には全て、萌え系美少女キャラとなった稲葉女子生徒が描かれていた。 稲葉ルフトバッフェの心は今一つになっているのだ。 (泥水を啜り、寒さに耐える仲間を救えるのは俺たちだけだ!) 有紀のJu87の機首に描かれるのは、天使の羽を生やした京子総統。 有紀は京子の思惑を知っている、彼女の真意を。 白石の戦力をできる限りオターキングラードに釘付けにし、その間に戦力を再建して反撃に出る。 京子にしか思いつかず、また実行できないことだ。 彼女の考えを実行するためには、自分たち稲葉ルフトバッフェがその身を、その命を削って空中補給を成功させるしかない。 有紀は自分でも異常だと思えるほど、戦意が高まっていた。敬愛する京子総統のため戦えるなど、これ以上の幸せがあるだろうか?
(見えた。オターキングラード) 崩れたペンシルビルに掛かるネコミミ美少女の看板が視界に入る。 有紀はすぐに携帯無線で各機に通達。 「こちらカノンフォーゲル01、そろそろ歓迎会が始まるぞ!Fw190隊は空港の対空火器を叩け!」 間を置かず降下していくフォッケ、タンテを護衛するBf109は増槽を外す。 タンテが補給物資の投下コースに入る間、有紀らは徹底的に空港周辺を叩き、その間を突いて第二軍生徒が物資を回収する手筈だ。 Fwが攻撃を開始してから五分ほどした頃、滑走路を走る戦車が見えた。 それが稲葉のものではないと確かめた有紀は高度を下げ、一撃の下T34を撃破する。 滑走路には地上撃破されてしまったスツーカやHe111、タンテが無残な姿を晒している。 (可哀想に、君たちは空の住人だろう) せめて大空で散りたかったと聞こえた気がした。 有紀は空から白石の戦車に鉄槌を振り下ろしていく…どんな戦車だろうが、この華菱有紀とスツーカのコンビに勝てるはずがない! そうこうしているうち、タンテから落下傘の付いたコンテナを投下し始めた。 龍之介は生身でこんなことするのかと思うと、やはり尻の一つども撫でてやりたくなる。そういえば、最近ご無沙汰だ。
有紀が安心した直後、プロペラが外れて墜落するタンテ。 下方から、小さな飛行体が迫ってくる。Bf109は一斉に戦闘機動に入り、迎撃態勢に入った。 「白石のお嬢様方だ!」 圧倒的技量を誇るルフトバッフェ第56戦闘航空団は数で勝るWGと互角に渡り合うが、迎撃網は突破され三角帽を被った魔法少女はタンテに襲いかかり、一閃で翼を切り裂く。 一人の魔法少女が有紀のスツーカを見つけ、六百qを超える速度で有紀に迫ってきた。 「大佐、一匹食いつきました!」 「撃ち落とせ、田中ァ!」 後部機銃が火を噴くが、その魔法少女は悪魔の如き機動で弾道を回避、腰からロープを投げて反撃してくる。 (あの野郎だ!) 即座に一人の魔法少女が有紀脳内でリストアップされ、行動に移る。 鈍重なスツーカで奴を振り切るのは無理だ。 いや、今日は向こうが悔しがる番。 「大佐、あいつです!ほっぺたに赤い星を付けたあいつです!」 「うるさいぞ田中」 「うわァ!」 魔法少女とスツーカが並ぶ。紛れもなく奴だ。 頬に赤い星を…随分増えたようだ…付けている、つばめとか言う魔法少女。 この間煮え湯を飲まされた奴!
目があった。あの時と同じように。 「今日悔しがるのはお前だ!」 減速するスツーカ、有紀は37oの照準を合わせる。 「田中、よく覚えておけ」 引き金が引かれ、放たれるタングステン弾。 魔術領域が崩壊し、爆散するホウキ。 「まーたーなーのーっ!」と墜落する魔法少女。 有紀はニヤリと笑う。 「練度の問題だよ」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ オターキングラードに対する空中補給は第三次オターキングラード攻防戦までの二ヶ月に渡って行われ、稲葉第二軍は空から支えられた。 逆に白石は包囲部隊に対する補給を軽視し、ノエル戦闘団を先頭にして行われた解放作戦の際さしたる抵抗を見せなかった。
投下終了 お目汚しスマソ
有紀大佐、地上部隊を攻撃しながら。 「見ろ!白石生徒がゴミのようだ!」
762 :
名無し三等兵 :2005/12/28(水) 14:07:46 ID:Os+QaZyd
>>752 豹も虎も主力戦車にはなれないからな…あとはW駆逐とか入れればOKw
>>761 それなんてムスカ?
>>762 でも突撃砲や駆逐戦車ばかりじゃ戦術に偏りが出そう
まあ…末期の独軍もそんな感じだったしな…
765 :
名無し三等兵 :2005/12/28(水) 14:36:26 ID:8HqoNPed
ヲターキングラードにレオパルド2A6があらわれた!
>>765 WWUの武器で壊せるのかw
あと魔法(ry
767 :
名無し三等兵 :2005/12/28(水) 14:55:30 ID:8HqoNPed
流石のレオパルド2A6も魔法の前には無力でしょう。 まずは魔法少女を完全に撃滅できる防魔システムを 配備しなくてはならないのではないでしょうか? いわゆる中距離以上の対空ミサイルシステムでは、 着弾所要時間が長い為、対象に長い対処時間を 与えてしまうことを意味します。ですから 近距離射程のシステムを使うことを推奨しますが、 魔法により形成される防御領域は、どれほどの 物理攻撃により貫徹できるのか一切不明です。 万が一迎撃に失敗した場合、それは如何なる 実体弾兵器、電磁光学兵器も無力である、と…
魔法は置いといてw 突撃砲は戦車の代わりにはならないとは言え、史実のドイツ軍も重戦車大隊にヘッツァーやら三凸配備してたからな。 詳しくは識者を待つとしますが(汗
こんばんは 質問なんですが、以下のようなシチュエーションの場合義昭(少佐)が先任士官として指揮を代行することは可能なのですか? シチュエーション 敵空挺部隊が市街近郊に降下。 稲葉側指揮官は本国に召還中。 義昭は降下猟兵独立教導小隊のオブザーバーとして市街にいる。 というものなんですが…
772 :
名無し三等兵 :2005/12/28(水) 23:32:48 ID:J/rzqr5/
>>768 IDちがいますが気になさらずに・・・
でもいいんですか?w 今日始めてココに来たわけなんですが、
カトリーナのスレで対魔法兵器を語ってもよろしいのですか?w
>>772 我々は放浪の民なんです 廃棄された過疎スレを再利用しながらマターリと「魔法少女VS第三帝国装備生徒会」というテーマのもと活動しています
SS投下も大歓迎ですよw
774 :
名無し三等兵 :2005/12/28(水) 23:42:11 ID:J/rzqr5/
>>773 ほう、なるほど。しかし僕は現代兵器にしか詳しくなくて・・・w
まあ魔法が存在する世界なら現代兵器がひょっこり出てきてもおかしくないってことで・・・
お願いできませんかw
>>774 スレ主であるタイフーン氏の世界観はWWU風味ですが、一向に構わないと小官は思います。
あとできればsage進行でお願いします
あっ失礼!専ブラ使ってたのですがsageチェック・・・入れ忘れてた・・・orz
コテ付けてくれたりすると嬉しいなり
コテつけてみました
乙と言ってみるテスツ では自分を解き放て!(何が)
では寝る前くらいにネタ投下していきますー。・・・で、SSなんて書いたこと無いんですが・・・w
なに、すぐ慣れるさ
如何書けばいいです?
アトラス氏がお好きなものをドゾーw
今日明日仕事をがんばればその後は暇になれるかも……。
>>774 パラレルワールドの話を書いてる方も何人かいますから……。
ただ、一応メインは「WW2のドイツ軍生徒会対魔法少女」なんで。
私もWW2より現代モノの方が詳しい方ですけどね。
>>759 つばめやられてばっかりや……(泣)。
じゃあこのスレの世界の70年後が舞台というのを、外伝みたいな形で一つ考えさせてもらいます・・・
>>785 一応、このスレの世界は2002年前後なのね。
だから70年後にしちゃうと、2070年なのに2000年代の兵器使っているという設定になるけど大丈夫?
>>786 あれえ・・・・・・すいませんwこのスレ二時間ROMってきます・・・orz
>アトラス氏 よろしくお願いします 戦争が終結したのは2005年の5月です >エムディー氏 つばめいじめてばかりすみません(汗
>>771 オブザーバーなら外様扱いでしょうし、正式には無理かと。
部隊がバラバラで連絡が付かず、その場で舞台式の経験があるのが義昭だけ
というような状況なら、ノリで指揮を執ってもお話的にはおkではないかと。
アトラス氏の現代兵器を出すという行為には個人的に反対です。
「WW2の」という大原則を破るとわやくちゃになるんじゃないかと。
兵器以外の間接的なものなら現代のでもいいと思いますが。
>>789 アトラス氏の世界は学園島戦争から数十年後らしいから、まずは生暖かく見守ってみよう。
いずれはWWUを(PAM!
>>789 各部隊はバラバラになっているので、義昭が指揮を執ることにします。
ありがとうございました
あとアトラス氏の話ですが、外伝という形で構わないと思います できればWWUでお願いしたいですがw
オターキングラードってどんな場所でつか?
SSマダ〜☆
>>792 そのものズバリ、岡田斗司夫のホームグラウンドでは?
796 :
名無し三等兵 :2005/12/30(金) 12:56:19 ID:H6Eth43W
オターキングラードとは、アキバとスターリングラードの融合である 水無月京子
水晶の髑髏にある一定の周波数を与えると…ぬるぽ
今年中にネタスレに100カキコするぞ!025
>>792 オターキングラードは秋葉原をモデルにした電気街で、一部の学生(稲葉白石問わず)がそこで活動しているうちに発展。
2002年春には市街地に逃げ込んだ魔法少女と稲葉第二軍分派隊が戦闘を繰り広げ、2002年夏には稲葉の市街掃討戦で廃墟と化しました。
その後も散発的な戦闘が行われましたが、2005年5月に戦争が終結した後は復興されます。
今日BSで歴史の番組見てましたが、T34/85やSU−152はかなり長い間使用されていたんですね…
もし未来編なら、義昭は大学の法医学教授でノエルは薬剤師か翻訳家。 龍之介は空挺学校の教官で有紀は登山家なんてどうだ?
エムディーマダ〜 アトラスマダ〜 タイフーンマダ〜
ところで新潮文庫の「クルスク大戦車戦」って小説を読みましたよ。 史実と比べてどうなんだろうという点は無きにしも非ずなんですがエンターテインメントとしては面白かったんで こちらのスレッド皆様にはオススメかと。 まーロシア寄り視点なのでドイツ軍マンセー派には物足りないかも知れませぬが。
804 :
名無し三等兵 :2005/12/31(土) 16:12:07 ID:gwgzxOw7
>>803 それなんてエロゲ?
自営業閣下のツンデレ…もといツィタデレ作戦は読んだけどな
明けましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします
806 :
名無し三等兵 :2006/01/01(日) 16:43:57 ID:ZSacwucz
>>805 あけましておめでとうw
ところでさ、この戦争はどっちの勝ちで終わりなの?
誰か京子嬢のSSを書いてくれ
>>806 戦争の結末は2005年5月2日、停戦(実質的に稲葉の勝利)となります。
白石生徒会は停戦直後に内部崩壊し、稲葉も京子の辞任と共に独裁体制から民主制に移行しました。
質問なのですが、話の中で義昭らが身近なもので武器を制作するシーンがあるんです。
そこで集束手榴弾のやり方で殺虫スプレーを手榴弾に何個も巻き付けて使うんですが、これはどれぐらいの破壊力を持てるんでしょうか?
対人殺傷力はそこそこ有りそうだな <収束スプレー缶 中身は加圧LPGなんかだから外身のブリキが鋭利な断片となって飛び散りそうだ でも対物威力は素の手榴弾と変わらないぽ
>>809 ありがとうございます
以前ソベル氏が投下してくれた話内を書いている中で、義昭が自らの経験を活用して様々な武器を自作するシーンがあるもので。
他にもガスボンベ爆弾や、ラッカースプレー火炎放射器等も使用します
他にも身近な素材で作れる武器などあれば、教えていただけると嬉しいです
スプレー火炎放射器は危ないぞ すぐ樹脂チップ(押しとこ)が熱で熔けるからなw つか、こんな所にそんな事を書き込んだらしょっ引かれないか?普通
ま、若さ故の過ちだろw ところでタイフーン氏、俺が個人的に大注目しているラッチュ・バム搭載の三凸はいつ出るんだい?
>>813 SUー76iの正式採用はツンデレ作戦後の主力戦車選定で四号戦車の補助役に京子が現場の意見を元に決定しました。
結局パンターもティーガーも主力にはなれず、このような形に決まりました。
>>813 やっぱ認めたくないん?w <若狭ゆえの(ry
しかし基本としてはラッチュ・バムより88を三凸にw
>>815 三凸にハチハチ…搭載できるんでしょうか?
817 :
815 :2006/01/02(月) 21:34:21 ID:???
上に載せてワイヤで締めるのよw <三凸に88 まぁ、三凸で88が運用できるのなら象とか厄豹とか要らん訳で つか厄豹でも三凸の倍の重量だしなぁ 三凸で88撃ったら後ろに吹っ飛ばないか?w
>>817 三凸でハチハチ撃てれば象も狩豹も必要ありませんねw
会議の中では四号にハチハチ載せる案や、王虎の少数精鋭案などが出ましたが全て却下されました。
だが逆に考えたらどないだ? そう、厄豹が無いなら三凸に88をw
ホルニッセと三突は重量もそう変わらんようだが。 オープントップじゃないと中の人が入る隙間がないかな。
>>819 なるほどw
貧乏定数割れ軍隊稲葉らしくていいですねw
>>821 となると、ナスホルンやマルダーのようになるわけですか?
そー言やホルニッセは三号や四号の車台だったね 重量も三凸Gとほぼ一緒か
ホルニッセを改称したのがナスホルンだろ
>>824 ホルニッセって自営業センセの「狼の砲声」に出てなかったっけ?
>>825 すみません、たった今知りますたたorz
ちょび髭の伍長小父さんの我が儘だ罠 <以後ナスホルンと呼称 1944/1/27って、他に考える事が有るだろうに
>>827 総統閣下は蟲が苦手なんで名前を変えさせたんですよ。
ついでに、ホルニッセはスズメバチの事ね。
ヴェスペがジガバチでホイシュレッケがバッタな <蟲蟲大行進@独逸自走砲
やべぇ、初耳揃いだ…
マルハナバチで○。 狼の砲声に出てるのは、ナスホルンの他にマルダーUだかVだかもでてるな。
京子が虫嫌いという設定を追加しておこう…
グリレも蟲だな、コオロギだ マルダーはテンだっけか
>>834 あの漫画読んで狩虎が好きになった
そしてカリウスの著書内での評価見てorz
>>837 狼の砲声ってゴドロクとハーゲンが争うやつですか?この間立ち読みしたもので…
>>839 それでオケー この間新装版が出ますたよ
タイフーン氏に聞きたいんだけど、我らが有紀大佐と桜坂龍之介はどんな関係?教えてタイフーン
新年早々パソコンに不具合発生して起動もセーフモードも効きやしねえ。 ネット、本、マップの店員で解決法調べたけどみんな違うこと言うし(っていうか終始ウイ ンドウズの再インストールだけを勧めてきたマップの店員よ、それができるくらいなら相 談なんかせんわ!) サポセン始まるのは4日から。そしてパソコンを使う仕事の〆切が1月の20日。 '`,、'`,、 '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、 '`,、'`,、
あれ、トリップはこうだったかな?
有紀大佐、エムディー氏に航空支援を!
>>842 大丈夫か!?
とりあえずオターキングラードの冥土カフェに逝け
>>840 龍之介と有紀は恋人同士ではありますが、本人たちは長年連れ添った夫婦のように思っています。
>>844 オターキングラード攻防戦初期には稲葉白石双方ともメイドやコスプレで偽装した特殊部隊を投入しました。
その際活躍した第120特殊作戦旅団の団長はノエルの姉、如月セレナでした。
>>842 次回の投下はいつ頃?
>>845 白石兵「メイドさん交通整理してただろ?」
メイドさん「知らないよ〜」
PAMPAMPAMPAMPAM!
パソコン動かないし外寒くて出歩くのいやだしで筆が進む進む。
そんなわけでようやく掲載です。
例によって考証は我ながらびっくりするほどいい加減なんでそういうの嫌いな人は注意!
あと今回は状況説明ばっかであんまり派手なシーンは無しです。
そんではスタート。
バルトアンデルスの狩場 〜第一次オターキングラード戦〜
第一話
前回のまでの話
>>605 >>606 >>607 >>608 >>609 「はあ……どうにもなりませんよこれは」
稲葉校防第2軍大隊副官の宇津木大尉(高2)は思わずそう口走り、上官である第2軍大隊長、倉元中佐
(高3)にジロリと睨まれた。
「言うな大尉。頭数が足りんのは今にはじまったことじゃない」
「そりゃあそうですけどね……」
そうは言ったものの、宇津木大尉は手元の名簿を見てまたため息をついた。
第2軍は疲弊していた。 第2軍の兵力はそもそも1個大隊。 しかし定員割れの激しい稲葉の部隊の中でも特に苦しんでいた第2軍は、白石本校攻略作戦での猛烈な消 耗と合わせ、いまや300人にまで減っている。 たったこれだけの戦力で、彼らはオターキングラードに逃げ込んだ3人の魔法少女討伐という任務を与え られた。 「いかに魔法少女が強いといっても、3対300なら悠々勝てるだろう」 命令を下した校防委員長はそう言ったが、そんなに簡単な問題ではなかった。 300人といっても、このうち、通信・補給・整備・工兵などのうち、どうしても戦闘に参加させられな い者たちを除くと、その数は250人を切ってしまう。 オターキングラード近くに前線基地を設営するわけだが、その警備が8時間交替で計3個の部隊が必要と なる。 さらに、魔法少女の脱出と増援を阻止するために検問所を設置しなければいけないが、稲葉に通じる道と 、白石に通じる道とがあるので、最低2箇所必要だろう。ここも8時間交替として計6個部隊。 次に市街へと投入する部隊だが、外縁から中心に向かってローラー作戦を展開するとして、街の大きさか らして6個〜8個は部隊が必要だろうと見積もられた。
うげ、改行がおかしい…… ここから逆算すると、なんと部隊1個あたりの人数は、20人を割ってしまうのである。 加えて、白石本校攻略戦における損害で、士官は10名を切っている。 臨時の処置として下士官にも指揮させることもできないではなかったが、その前に小隊長・分隊長たちから猛烈な反発が起こった。 魔法少女の戦闘能力を実際に肌で経験している彼らは、1部隊が10数名というのは自殺行為だと主張した。 彼らの経験によれば、どんなに弱い魔法少女であっても、魔法少女1人に対し歩兵10人は必要である。 しかもオターキングラードに逃げ込んだ魔法少女は3人。その3人がいっぺんにかかってきたら? 1部隊に50人は欲しいというのが彼らの主張だった。 素直にそれを受け入れると、5個部隊しか作れない。検問所の維持すらできなくなってしまう。 しかし彼らの主張ももっともだ。 要するに兵力が少なすぎるのである。 そこで倉元中佐は稲葉本校に増援を要請したが、受け取ったのは「100倍の兵力でまだ足りんとはなにごとだ!」という叱責のみであった。 お互いに相手の状況など知るよしもないが、たった1人とはいえ増援を受けられた魔法少女たちの方が、まだ幸せな状況だったかもしれない。 ともあれ、倉元中佐はオターキングラードへの移動中、頻繁にこの問題について大隊の全ての士官を集めて話し合った。 それぞれなかなか主張を譲らなかったが、オターキングラード到着前日の深夜に、なんとか全員の合意を取り付けることができた。 その結果は以下の通りである。
・大隊は、基地の警備と検問所の運営を行う第1中隊と、市街に投入される第2中隊とに再編成する。 ・1個中隊は3個小隊、1個小隊は4個分隊・40名とする。配置は必ず小隊単位で行われる。 ・前線基地と検問所は同一の場所に設置する。 ・魔法少女たちがわざわざ危険な稲葉側に逃走するとは考えにくいので、基地兼検問所は白石に通じる道に設営する。稲葉に通じる道の検問は、夜間にのみ行う。 ・基地兼検問所の警備は12時間交替とする。 基本的な作戦としては、昼間に第2中隊が市街で魔法少女の捜索を行い、夜になったら基地へと帰還する。 第2中隊の市街撤収と同時に第1中隊の1個小隊が稲葉側に検問を設置し、夜間の魔法少女の脱出を防ぐ。 夜が明けたら再び第2中隊が捜索の続きを開始し、それに合わせて稲葉側の検問は撤収。これを魔法少女全員を捕まえるか、倒すかするまで続ける。 なお、オターキングラードは中心部を流れる川によって稲葉側と白石側に真っ二つに分断されている。 そのため、第2中隊は1個小隊を橋の封鎖にあたらせ、残り2個小隊で片側の地区のみを捜索する戦術をとる。 これは魔法少女たちが捜索の手をすり抜けないよう、なるべく部隊の密度をあげようとする苦肉の策である。
なんとか作戦計画は形になったものの、ほぼ全員が不満を抱いていた。 小隊長たちはやはり小隊の人数が少ない上に任務が多すぎると感じていたし、大隊長や副官は小隊が少なすぎて簡単に逃げられてしまうと思っていた。 そんなわけで、設営中の指揮所の中で、倉元中佐と宇津木大尉は渋い顔をしているのである。 彼らは明日の朝までに、白石本校戦で半減したり壊滅したり全滅したりした部隊を切り貼りして、6個小隊に整理しなおさなくてはいけない。 「ハチハチとか三突とか、どうするんでしたっけ?」 宇津木大尉が下を向いたままで尋ねると、倉元中佐は同じく俯いたままで答える。 「高射砲は基地に設置して、白石の航空部隊が現れた場合に対処する。装甲車両は1個小隊につき1両ずつあるから第2中隊の各小隊に分散配備して自走歩兵砲として使ってもらう予定だ」 そこで、宇津木大尉は手をとめ、顔をあげて言った。 「街中で使うんですか? 交戦距離短すぎて取り回しが悪いんじゃ……」 倉元大尉は、しばらく答えずに下を向いて作業を続けていた。 そして、部下の視線を避けるように下を向いたまま、ぼそぼそと言う。 「正直、なんとも言えん……そもそも俺たちは市街戦なんて初めてだ。街中で砲が必要なシチュエーションがあるのかどうかすらわからん……だが装甲があって困ることは無い。いつ、どんな時であっても」 その返答に、宇津木大尉は静かに頷くしかなかった。
基地が完成し、いよいよ明日からオターキングラードの捜索が行われるという日の夕方になった。 オターキングラードから20キロほど離れた場所で、一人の魔法少女が空を飛んでいた。 全長2メートルの長大なホウキにまたがり、頭にはつばの広いトンガリ帽子。 頬に赤い小さな星が2つと、小さな星10個分を表す大きな赤い星1つをペインティングしている。 時速500キロほどでとばす彼女の顔は疲労が濃く、口にはバナナ味のカロリーメイトがくわえられている。 飛ぶのが何よりも好きな彼女だが、さすがに巡航速度を上回るスピードでぶっ続けに飛ぶのはそうとうにきつい。 すると、彼女が肩から提げたカバンのふたが独りでに開き、中からひょこりとハトが顔を出した。 ハトは頭の横から、イヤリングを下げている。 「もうこの辺で降ろしちゃっていいよ」 と、そのハトはしゃべった。 「ん……んぐんぐ……でもまだちょっとあるよ」 カロリーメイトを器用に手を使わずに食べてから、魔法少女は答えた。 「あんまり近づくと稲葉のやつらに見つかるかもしんないからね」 「わかった、ちょっと待ってて」 魔法少女はホウキの速度を時速10キロほどに落とし、さらに風防結界を解除した。 「いいよ、キリコ先パイ」 少女が言うと、ハトはカバンから出て来て、トットットッとホウキの上を歩いていく。 翼を大きく広げてから、首をぐりんと回して少女のことを見る。 「そんじゃね、つばめっち。おつかれ!」 そう言うと首を前に戻し、バサバサっと羽ばたきの音も高く飛び立った。 つばめが見守る中、ハトに変身した虹宮霧子は、一直線にオターキングラードへと向かっていった。
とりあえずここまで。 一応、簡単に人物紹介(というかチョイ役なんであんまり深く考えていない)。 倉元中佐……稲葉校防第二軍大隊長。もともと生真面目な性格だが、白石本校戦で部隊が大損害をこうむり、 さらに無茶な任務を押し付けられて最近鬱屈気味。しかし任務や命令に不平不満を言うのは軍人らしくないと考えて いるのでいつもそれを飲み込んでいる。それを男らしいと思う部下、利用しやすいと思う上官、損な性格だなあと 思う同僚に囲まれている。 宇津木大尉……第二軍大隊副長。そこそこ優秀な男だが思ったことをすぐ口にしてしまう悪癖があるので出世が 頭打ち。上官の倉元中佐のことは尊敬はしているが、あんなにストレスためると心身に悪いんじゃないかと心配したり。 そして、だから自分は思ったことをバンバン口にしてやろうと悪癖の反省もなかったり。
ブレイクエイジのデンジャープラネットのような世界で 90やエイブラムスやレオパルドを撃破する チェンタウロが出てくるラノベが読みたいヽ(゚∀゚)ノウヒョー
855 :
名無し三等兵 :2006/01/03(火) 18:26:05 ID:12U9XZ/+
この戦争ってさ、白石本校に毎日V1ネチネチと撃てば勝てるようなw
だがV1は残ってなかったのだ 伍長おぢさんが全部使っちゃったからね
>>856 あれ?この世界ってレストア品使ってるの?
>>857 それは真田さんがいるということでw
現在妄想中のプロットを…
舞台は2002年9月。 稲葉や白石のある学園島からほど近い、別の学園島に派遣される降下猟兵を始めとした部隊。
彼らの目的は、多数の魔法少女が在籍する小島学園を稲葉傘下に入れること…。生徒会乗っ取りは成功するが、やがて結束してしまった魔法少女たちが逆襲を開始する!
主人公は龍之介で、義昭は実戦経験の無い龍之介の補佐兼副官として作戦に参加します。
魔法少女の側は最初バラバラに戦っていましたが、やがて共同して龍之介たちを襲います。
ちなみに京子総統もイメチェンして登場w
…チラシの裏ですスマソ
859 :
824 :2006/01/04(水) 13:28:23 ID:???
ちと訂正 × 三号や四号の車台 ○ 四号と三号の複合車台 んで四号車台がメインらしいんで三凸に88載せるのは難しいかもしれん 履帯幅や接地圧の関係で撃ったら反動で吹っ飛ぶやもw 射撃時にはアンカーアーム展開などの何らかの措置が必要だな いっそのこと後ろ向きに搭載して吹っ飛びの勢いで逃走とかw
>>859 三凸改造案は色々考えてます E型車体にラッチュ・バムや75o載せるプランや、新型HEAT弾の開発とかです
861 :
名無し三等兵 :2006/01/04(水) 20:50:40 ID:qQExWDy9
>>860 京子総統もなかなか貧乏臭い思考の持ち主ですなw
75o搭載の三凸Eはラスカンに載ってましたね
個人的にはボルグヴァルトの遠隔操作ランチャーを四号に(PAM!
>>861 あれは付かないだろと小一時間
漏れは捕獲したT34の魔改造が…
>>861 ラスカン立ち読みして出た案です(汗 稲葉には2004年4月の新学期開始時にも未だ少なくない数の旧型兵器が残っており、京子は一般生徒からもアイデアを募集しました
>>862 魔改造とはどういったものでしょうか?
そいえば4号の砲塔側面に無反動砲つける火力強化プランがあったらしいですね。 当たらねーだろうと思うんですが。 魔改造ってのはアレですよ、確か模型板にスレッドあったような… 萌え系美少女フィギュアを用意し、ハダカにひんむき(PAM!!)
魔改造なぁ スツーカのターボプロップ化なんてどないだ?w
>>864 四号の砲塔側面に無反動砲… 夜間装備搭載した豹部隊は稲葉にありますが
>>865 有紀は大戦末期はFw190D-9やMe262に搭乗しますが、最後の出撃の際はスツーカに乗ったので、考えておきますw ターボブロップ化するとどのような変化が出ますか?
867 :
865 :2006/01/04(水) 22:23:39 ID:???
パワーが上がるから速度や搭載量が上がるんじゃね? あと燃料がガソリンじゃなくてジェット燃料(ケロシンとか)になる ちなみに元ネタは架空戦記「鉄槌」の巻末設定にあったターボプロップ流星改ね 但しうろ覚えだけどw
>>867 それならおとなしくFw190に乗った方が… いや、ロマンというやつですかw
Fw190があれば、ね
870 :
865 :2006/01/04(水) 22:34:43 ID:???
>>868 その感想は正しいw
ナチスドイツ物件でターボプロップ化して面白そうなのは、Me323ギガントとかBv238とかの大物だろーな
んで空挺に使うの
>>869 有紀率いる第66襲撃航空団は京子総統のお気に入り部隊のため、優先的に新型機や装備を与えられています
稲葉ルフトバッフェは稲葉学園の中で最も人員不足が激しく、批判も多いんですが…
>>870 もう一回ぐらい大規模空挺作戦を行いたいでつ… 2005年にやりたいですね
873 :
865 :2006/01/04(水) 22:45:43 ID:???
あー、でもターボプロップ化して超スカイレーダー級スペックになったスツーカはチョイ萌えだな んで便器やバスタブ落としまくるのw
875 :
865 :2006/01/04(水) 22:54:17 ID:???
>>875 これはいいスカイレーダーですねw 大戦末期になるとスツーカは余り始めるので、真面目に近代化改修しようかな…
877 :
865 :2006/01/04(水) 23:31:31 ID:???
C-130とかP-3とかの一発が逝ったんで、換えが無いから残りの三発スツーカに載せちまえとかw C-130なら4,500馬力、P-3なら4,900馬力だから5t積みぐらいになったりしてな
スカイレーダー並みのスツーカ…萌え ところで有紀大佐は今何に乗ってるの?
龍之介を尻に敷いていると思われ。
881 :
名無し三等兵 :2006/01/05(木) 23:23:32 ID:JRBHWcRm
り、龍之介だって一応降下猟兵教導大隊長なんだからな! 喘息持ちらしいけど
884 :
名無し三等兵 :2006/01/06(金) 16:33:57 ID:6yYYkqXX
海中で核爆弾を爆発させて意図的に地震や台風を起こしたりできないのかな もしかして巨大クラゲの大量発生はその影響だったりしてW
本日自営業閣下の「炎の騎士」を購入 テラオモロシロス
タイフーン氏ったらお茶目さん♪
カンプグルッペ・ノエル外伝 華菱有紀戦記 第九話「ツンデレの決戦」 2003年8月。 稲葉学園と白石学園の戦いはこの時期、最高潮にまで達していた。 戦況挽回のため突出部に襲いかかる稲葉と、多大な犠牲の代償に得た優勢を手放したくない白石。 互いに死力を尽くした戦いは二日目を迎えようとしていた。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ツンデレ作戦の最先鋒であるノエル戦闘団は白石側防衛線を突破したが、逆に三方からの反撃に遭った。 「カノンフォーゲル01からノエル戦闘団へ、これより諸君らの後退を支援する」 「支援に感謝するわ有紀。サイレン聞けないのが残念だけどね」 「言うようになったではないか」 有紀は愛機Fw190Fー8を降下させて、白石地上軍に鉄槌を下す。 この機体は通常のFw190にさらなる重武装を加え30o機関砲と20o機関砲をそれぞれ二門ずつ増設し、防弾も強化されている。 元々対爆撃機や召喚獣向けのプランから派生したらしいが、有紀はことのほか気に入っている。 スツーカGに比べて対戦車攻撃力以外は全て勝っているし、なおかつパワーアップしたエンジンのおかげで搭載量も増えた。 これで37oが積めれば…とは考えすぎだろうか?
昨日一日だけで有紀は四回出撃し、一回撃墜されてスツーカを台無しにされた。龍之介のヘタレは「頼むから休んでくれ有紀」と懇願の電話を入れられたのだが、有紀は休む気など毛頭無かった。 心配してくれるのは感謝の言葉もないが、これほど充実した時間を無駄にはしたくない。 今まさに自分は歴史の転換期にいる。 学園島を巡る戦いの渦の中心に。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ツンデレ作戦における稲葉と白石の戦力差は1:2。 だが稲葉は今回の作戦にあたり、本校防空のMe262やTa152までありとあらゆる航空機を投入して制空権を奪い取った。 これによって稲葉は数の劣勢にも関わらず存分な航空支援で戦いを有利に進めることができた。 ただ有紀は今、この戦争が始まって以来始めて恐怖を感じていた。 恐怖と言うより、不安感が胸を押し潰そうとしているような…そんな感じ。 かつて龍之介を本気で怒らせた時に感じた、直接的なものではない。 「こいつら、一体どこから沸いてくるんだ!」 のどかな田園地帯の上を、数え切れない戦車、召喚獣が駆け抜けていく。地面が見えない! 目指すのはこちらの戦線。 もし制空権が無かったら? そう考えると吐き気がした。
しかし制空権を持っているのはこちら、稲葉だ。 そして有紀にはそれを止める力があり、意志がある。 この悪夢を破壊することができる唯一の「破城槌」たちは彼女の号令の後、一斉に空から攻撃を開始する。 まず最初にMe262が対空砲火を引きつけるために突入し、彼らに砲火が注がれているうちに有紀らFw190がロケット弾と機関砲で軽装甲目標を叩く。 仕上げはスツーカGとHe129が勤める。 ツンデレ作戦の二日目はこのローテーションの繰り返しで終わりを告げた。 こんなことが毎日続くとなるとさすがに鬱にになってくるものだ。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ツンデレ作戦の二日目は、白石の圧迫を受けたノエル戦闘団の後退と、それを敗退と誤認した白石戦線後方の崩壊で幕を閉じた。 翌日、大戦史上最大の悲劇が待ち受けることを、今は誰も知らない…。
今年最初の投下終了 お目汚ししました
保守
人いないねw
タイフーンタソは創作スレで質問してる支那
SS投下をマターリ待ちますか
漏れはユキリンが気になる ルーデルですかそうですか
誰か有紀と龍之介の関係を教えて。最近見始めたからわからん
スレタイと書き込み内容が関係ないような気がするんだが・・・ 気のせいか?
我々は過疎スレをリサイクルして使ってるのよw
そうとも、我々は過疎スレを喰いながら旅する蝗だ ちなみに次の移住先もリザーブしてあるぞw
>>896 有紀のカカア天下のおしどり夫婦(恋人かな)w 家事は龍之介がやっていたりする
>>899 詳しく
休みも終わったことだし冬厨スレでも再利用ってんじゃね?
冬休みスレでつな
ご無沙汰してます(汗 上記のスレ保守しておいた方いいですか?
>>903 みたいなピンポイントスレは消されやすいような希ガス
その時の在り物スレで良いんじゃね?
住人いるからダメぽ
何この運命の分かれ道みたいな候補スレのスレタイ
910 :
タイフーン ◆i3FjaNbBfI :2006/01/10(火) 23:20:35 ID:HVoSXTO5
カンプグルッペ・ノエル外伝 華菱有紀戦記 第十話「袋叩き」 ツンデレ作戦は最終日に突入した。 両翼を突破した二個機甲軍はその手を繋いだことは白石の包囲を意味していた。稲葉学園生徒会総統水無月京子は包囲下にある部隊に降伏勧告を出したが、白石はこれを無視して魔法少女を包囲網から脱出させる。 京子は三日目の午前八時をもって降伏勧告を無視したと判断、総攻撃を開始するのだった。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 2003年のファレーズポケットならぬツンデレポケットは地獄絵図と化していた。包囲され退路を絶たれた白石に、再編成された砲兵隊と捕獲したカチューシャまで加えたロケットの雨が降り注ぐ。 白石のお株を奪う集中砲撃の後、第三航空艦隊の絨毯爆撃。有紀たちに与えられたのは、虫の息となった敵を発見次第始末すること。 「こんなもの、もはや戦争ではない…」 絶え間なく上がる爆炎をFw190のコクピットから見て、苦々しく有紀は呟く。 逃げ道を失った相手を、あらゆる手段を使って叩き潰すことが戦いと言えるのだろうか? 戦いではない、一方的な暴力の行使に他ならない。 (…私にも龍之介のヘタレが移ったようだ。あの男、作戦が終わったら尻に指に突っ込んでやる)
ageちまったorz 有紀ら「破城槌」には自由に敵を攻撃する許可が伝えられている。 同僚の対地攻撃機隊は競って地上目標を叩き、仕留めた獲物を競い合っていた。「いやったァ!KVUを仕留めた!」 「馬鹿野郎俺なんてJS−2三両だ」 自分が白石に同情しかけていたので、有紀は少し驚いた。 今まで憎くて憎くて仕方なかった共産主義者に理解を示すなど、かつての自分には到底できなかったこと。 有紀は発想を転換させることにした。 これはオターキングラードの仕返し、彼らにされたことを我々が彼らにしてやるのだ。 よし、そういうことにしておこう! Fw190は翼を翻し、寮機も続いて攻撃態勢に入る。 キャノピーから見える地上は黒い、常軌を逸した砲撃の作り出した大地。 そのせいで白石の戦車や歩兵を上空から確認するのは困難ではあるが、有紀には大した問題はない。低空で頭上を掠め、浮き足立つ白石兵の頭上に爆弾を叩き落とし、T34にロケット弾を放つ。 後続も有紀に続いて攻撃、開戦直後から見ていると随分上手くなったものだ。部下の活躍を見せられるのはこの上なく嬉しい。 (何の臭いだ?) 鼻に焦げ臭いものを感じた。機体の異常かとも思ったが、どうやら違うらしい。
野戦飛行場に帰投した有紀は、すぐに整備員に叫ぶ。 「燃料と弾薬の補給を頼む!」 整備員は気の抜けた様子で彼女に答える。 「その必要はありませんよ大佐」 「なんだと!?」 「ついさっき包囲されてた白石軍が降伏しました。稲葉は勝ったんですよ」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 2003年8月21日から23日の間に行われたツンデレ作戦は稲葉の勝利で幕を下ろした。 多大な損害を受けた白石は退却し、戦況は再び稲葉優勢へと傾く。 華菱有紀の戦いはこの後2年に渡り続くが、それはまた別の物語である。 カンプグルッペ・ノエル外伝 華菱有紀戦記 完
投下終了 お目汚ししました 有紀戦記は以上で終わりです、今までご愛読ありがとうございました これからもよろしくお願いします 次スレは武蔵のスレで行きたいと自分は思いますが…
914 :
名無し三等兵 :2006/01/11(水) 23:04:45 ID:7Czn0HV6
>1の言うとおり、日本の気象兵器だったら、 アメリカ人が裁判起こしまくって、莫大な慰謝料を取られそう 既レスだったらスマソ
乙 ところで白石における魔法少女ってどういう位置づけなんでしょ? 特権階級?
>>915 そうですね、特権階級です。内容は授業料の免除や赤点の揉み消し、食堂全て無料から、戦闘時における指揮権を学年に関わらず有しています
稲葉にも魔法少女で構成されたSS師団があります
奨学金付き特待生みたいなもんか?
>>916 >魔法少女で構成されたSS師団
この方々の活躍が見てみてたい…
「勝たねば母校に帰れない」他校からの編入者もいるんでしょうか。
>>917 そうですね 一般生徒の中には嫌っている人間もかなりいますが…
>>918 稲葉には各委員会ごとのSS師団が存在し、義昭はSS風紀師団(風紀委員を中心に構成)に昔所属していました。
学園島外の義勇兵もかなり多く、1999年に稲葉が支援して戦いに勝利した小田原学園からはかなりの数の生徒が参加しています。
また吸血鬼で編成されたSS"吸血"師団や、問題児ばかりで構成されている極悪師団も存在しています。
>>916 >>稲葉にも魔法少女で構成されたSS師団があります
ちょwwwwwwwwwおまwwwwwww初耳wwwwww
保守
>>920 SS"魔女"師団は白石から様々な理由で離脱した魔法少女とその監視を目的とした部隊からなっています。
常に最前線に投入され、火消し(半ば捨て駒)に奔走したりしています。
SS"吸血"師団(別名ヴァンピール師団)は吸血を名に冠していますが、吸血鬼の割合は一割に満ちません。
ただ兵士たちは稲葉白石の「学園島戦争」の前に起きた小田原学園対朝霞学園の全面戦争で死線をくぐり抜け、生き残った生徒が傭兵として参加しています。
他の学園島戦争について教えてケロ
>>922 正直に言え、銀河英雄伝説のローゼンリッターのパクリだと。
>>924 銀河英雄伝説読んだことないんですorz ノルトラントあたりを元ネタにしたんですが…
>>925 最後の大隊と懲罰大隊が師団規模になったものではないのか。
>>926 最後の大隊?懲罰大隊が師団規模に?詳しく教えて頂けないでしょうか?
無学でスマソ
>>926 「最後の大隊」はヘルシングのいう漫画に登場する組織
その名のとおり1000人の吸血鬼の戦闘団で
ナチ系のオカルト話「ヒトラーの最終演説」に登場する「ラストバタリオン」が元ネタ
懲罰大隊が師団規模は
>>919 の>問題児ばかりで構成されている極悪師団が
師団規模の懲罰大隊(いうなれば懲罰師団とか)かと思ったのですが違うようですね。
“Last Battalion”も“Letzte Bataillon”も訳せば「最後の大隊」だ罠。
ここは連絡所ということで、そろそろ新スレに移行するか?
>>931 一応保守しとく
非難所にまたまた妙なスレが…
SS魔高
SS保健
SSが委員会なら国防軍は部活だろうか?
>>935 校防委員会ですね
SSは生徒会が校防に対抗意識を燃やして設立、朝霞ー小田原学園抗争に教育実習(内容は軍事顧問)として派遣されていた教師と生徒会役員が協力して一大軍事組織に作り上げました
極東氏マダ〜
埋めSSまだか
ume
埋め 極東氏マダ〜
/⌒ ̄ ̄ ̄\ ρ 「う〜〜戦車戦車」 /川‖‖| ‖| ゝ ドイツ戦車のAAを求めてスレ立てした僕は 〈巛《〈〈 \巛 | 予備校に通うごく一般的な男の子 │个 个 ヘ | 強いて違うところをあげるとすれば │┌− )/ 男に興味があるってとこかナー ヽヽ 丿// 名前は道下正樹 ┼┬┼ /┴┴┴┴┴ ̄\ | │ ┤ \ | │ │\ \ | │ │ \ \ | │ /│ │ │ | │ / │ │ │ ┌─ヽ 」 │ │ │ ├┴┴┴┴┤ 田田 │ │ ‖ ヽ / │ ├-┤ / / LllLノ
;ヾ、,.、,、.、rツ ッッシ、:':' r':' _,、-'゙_, や 僕 軍 そ ,、,、,ミッン、,._ _,、-'゙_,、-'゙. っ が 事 ん 、ィッ ,:、 ゙''ゞ=ミ、~.: _,、-'゙_,、-'゙ __, て 立 板 な }; ヾ ゙' {!li;:,. _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,::|_| 来 て に わ ゞァ''゙ぐ _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,、-''" .|_ た た あ け ,ヘ:'_,、-'゙_,、-'゙..::「┴_,エ ┴ ''"_|_| の ス る で └i'゙-ニ,ニエ,.:|ニ「 _エ ┴ ''"_|_ だ レ |エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ __.|_|_ に |エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ 「fj.||__|__| _| |エ | ニエ, |[8] _エ ┴ └‐_|_|__l__,|⊥ |__ |エ | ニエ, |二 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_ |エ | ニエ, |┴ _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__| |エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_ |エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__ -,-=''┷━━|┬ニエ ┬-- .|__|__| _|_|_ ''ーニ_''ー::、_ ゙┷ 工_二'‐-、,_|_|__l__,|⊥ |__ 二二二`''ーニ`_''ー-、_¨''━、L|__|__| _|_|_ 二二二二二二二`''ーニ_''ー 、_ |⊥ |__
,.、、.,_ 書 ス ふ _,,.、、、、、.,,_ ,ハ爪、,::゙ヽ. き レ と /.:::::::::::::::::::..`ヽ、 `l 'i 'i'`ln:} 込 に 見 / .:::::::::::::::::::::::::::::::. '、 l ゙ァ 人{ ん 一 る | :::::::::::::::::::::::::::::::::,ヘ{ツ `コfェエlユュ で 人 と | ::::::::::::::::::::::::,ィゥ ノ j /;.;.ヽ ヽ, い の |::::::::::::::::::::::( |.! ;{ l;.;.;.;.;.| i'、 た 若 .|::::::::::::::::::rリ`l,〉 j}゙ '!;.;.;.;.;| !;'!_ い }:::::::::::::::ノ゙ l / '!;.;.;.;.| 「 ||| 男 ,xァ''ー'゙'` '、 / ノ;.;.;.;..j |,,||| が / ー`¨`''''ー-- 、」゙'′_ ..,;:';;'. ;:;:;:;.. /;.;.;.;/ __三」 ||| ''^ーァ 、_____  ̄ / __/;.;.;/lニl-'┴┴厂 `>'、, '''"´ ̄ ̄_二ヽ、 ,';';'; / >'′ | | l`'Y'))i / / ヽ `ー' :;:;: ,|-' 'ー'ニノノ,.,:,:,: ,' , / ゙、""''''''-= :,,_ /| l: : :"''|'′,.,.,.,. l / __ ! / :| l: : : :.| l, l く,_ 、 | /_:::| l: : : :| ''''ー--_ 、、,,,_リ `ヽ、ヽ, ,! /  ̄`''ー'、  ̄`¨`'''|! _,,..、二,,_,〉'_ー_/ , ,、 `ヽ, |! 'ー''"´ '! / /ニ''
_ -───- _ , '´ `ヽ / \ / ヽ / __, ィ_,-ァ__,, ,,、 , 、,,__ -ァ-=彡ヘ ヽ ' 「 ´ {ハi′ } l | | | | | ! | | | │ 〈 ! | |/ノ二__‐──ァ ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ /⌒!| =彳o。ト ̄ヽ '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ ! ウホッ! いいAA・・・ ! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l | | | /ヽ! | |ヽ i ! ヽ { | ! |ノ / ヽ | _ ,、 ! , ′ \ ! '-゙ ‐ ゙ レ' `! / ヽ ゙  ̄  ̄ ` / | |\ ー ─‐ , ′ ! | \ / | _ -‐┤ ゙、 \ / ! l |`ーr─- _ _ -‐ '" / | ゙、 ヽ ____ '´ '│ ! | ゙''‐- 、,_
ハッ そう思ってると 突然その男は僕の見ている目の前で スレにAAを 書き込みはじめたのだ・・・! , '´  ̄ ̄ ` 、 i r-ー-┬-‐、i | |,,_ _,{| N| "゚'` {"゚`lリ ト.i ,__''_ ! /i/ l\ ー .イ|、 ,.、-  ̄/ | l  ̄ / | |` ┬-、 / ヽ. / ト-` 、ノ- | l l ヽ. / ∨ l |! | `> | i / |`二^> l. | | <__,| | _| |.|-< \ i / ,イ____!/ \ .| {.| ` - 、 ,.---ァ^! | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l __{ ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________| }/ -= ヽ__ - 'ヽ -‐ ,r'゙ l | __f゙// ̄ ̄ _ -' |_____ ,. -  ̄ \____| | | -  ̄ / | _ | ̄ ̄ ̄ ̄ / \  ̄| ___`\ __ / _l - ̄ l___ / , / ヽi___.|  ̄ ̄ ̄ | _ 二 =〒  ̄ } ̄ / l | ! ̄ ̄| _______l -ヾ ̄ l/ l| |___|
l 。|. :,:' l |. .| . l |. - ‐‐- ,. ‐''´ .| l ━ 〃 .| l ━ ┃ i' .| l ━┛|. .| l ━ 〃 ,. - ‐- ‐- | l ━ ┃|. ___=_. | l ━┛ |. l_(lol)_l. | l `ー-、_ ', |〃.o .. ロ.ヽ.| l ┃ヽl目=====目| l ,, ┃、 ヽ ;!l l ┃ ヽ ゙、 l/ / ・ \ i;;;. / / ヽ 、 \ ヾi/ / / `ー-、\ ,ゝ-'! //´ `´`′ } ,.. j ヾ、 ! .:.:ノ ,.ゝ.:i:.:.:'.:. ,. ' ,. ':,.;;;i;;;;;_:.:..、ヽ / ̄  ̄\ / \
〃 i, ,. -‐ r' ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ.〈 / ! :l ,リ|} |. } / .書 . {. | ′ | } l レ-、{∠ニ'==ァ 、==ニゞ< | か !∩|.}. '"旬゙` ./''旬 ` f^| | l(( ゙′` ̄'" f::` ̄ |l.| | な . ヽ.ヽ {:. lリ | . }.iーi ^ r' ,' ノ い !| ヽ. ー===- / ⌒ヽ . /} \ ー‐ ,イ l か __/ ‖ . ヽ、_!__/:::|\ ヽ
、 ヽ. __...._!:ニニニ;;!_ |ヽ ト、 ト、 ト、 、.`、 / i ┌‐‐‐┐i ヤ /|l. l. | |l l | | l |l.| |l. l. / ノ i=◎ニ;i ヘ ヤ /' j/ ノ|ル'/レ〃j/l | _...ヾ===!;::::::::::;!===ィ ,.._ -‐7" ヾー---┐|_.j. (:;:/ ̄二、~ ̄二 ̄ ̄\: )  ̄ ./゙ニ,ニF、'' l _ヽ y――, i(c)j i三i 、――、 :: ,.,. |ヽ 」9L.` K }.|. |二二|________|二二| l' """ l ) / ikkkkl________likkkki h、,.ヘ. レ'/ ヾ--ヽ ソ--〃 レ r.二二.) / ≡≡ ,イ . / ! \ / ├、 ::::::` ̄´ / !ハ.
;ヾ、,.、,、.、rツ ッッシ、:':' r':' _,、-'゙_, 有 巣. ソ こ そ ,、,、,ミッン、,._ _,、-'゙_,、-'゙.. 名 窟 連 の う 、ィッ ,:、 ゙''ゞ=ミ、~.: _,、-'゙_,、-'゙ __, な. が 軍 軍 い }; ヾ ゙' {!li;:,. _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,::|_| 所 あ 信 事 え ゞァ''゙ぐ _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,、-''" .|_ だ る 奉 板 ば ,ヘ:'_,、-'゙_,、-'゙..::「┴_,エ ┴ ''"_|_| っ. 事 者 は └i'゙-ニ,ニエ,.:|ニ「 _エ ┴ ''"_|_ た で. の |エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ __.|_|_ |エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ 「fj.||__|_. 返 ホ 誘 戦 |エ | ニエ, |[8] _エ ┴ └‐_|_|__l. し イ. わ 車 |エ | ニエ, |二 _.エ 二.._ |__|_ ち ホ れ の |エ | ニエ, |┴ _.エ 二.._ |_|__l. ゃ イ る AA |エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |__|_ っ と. ま. に |エ | ニエ, |工 _.エ 二.._ |_|__l た レ ま. 弱 -,-=''┷━━|┬ニエ ┬-- .|__|_. の ス い ''ーニ_''ー::、_ ゙┷ 工_二'‐-、,_|_|__l だ を 僕 二二二`''ーニ`_''ー-、_¨''━、L|__|_ ? は 二二二二二二二`''ーニ_''ー 、_
池沼乙 極東氏マダ〜
イラネ
晒しage
埋め
958 :
名無し三等兵 :2006/02/05(日) 09:57:37 ID:??? BE:116273647-
お前ら、死ね
自治厨乙^^
極東氏早く来てくれ!本スレでも構わないから
極東氏期待age
埋め