【防空】高射砲を語れ 【2】

このエントリーをはてなブックマークに追加
221名無し三等兵:2005/07/09(土) 21:42:37 ID:???
>>214ルーデルの本によると浮き桟橋やボートにまで高射砲積んでたそうな。
何のための対空火器?とか思うけどどうもソ連的には正しいらしい
222名無し三等兵:2005/07/10(日) 15:16:07 ID:???
>>220
相手は動いてるんです。
弾着点(炸裂)から毎秒100mぐらいの速度で離れていくんです。
弾着点と目標が何メートル離れてるなんて、どうやって計測するんですか?
これらは「看破」という「大雑把な計測」以上は出来ませんし
それに何秒も方りません。

そして、データ取得の目的と、射撃タイミングは全く無関係です。
観測結果をフィードバックした新たな的データに基づく緒元を待つならば
射撃は待ちますが、別に試射なんですから、待つ必要はないのです。
また、これは観測秒時がわずかであり、看破しか使えないから余計にそうなります。
試射結果以前の的データに対して、任意のずれを加味した試射を続けるだけです。
いわゆる初弾観測2段撃ち方とかです。
主砲等で「本射」はしないのです。
だから撃墜結果なんてのはまぐれ以外では無いのです。

また試射結果を有効な結果に繋げられなかったら
試射は無意味だというのでしょうか?
試射しなかったら、もっと結果は悪くなったかもしれません。
まあ、証明手段は無いのですから憶測でしかありませんhがね。
試射結果を有効データに出来なかったのか否か
有効データを有効結果に結び付けられなかったのか否か
有効だったんだけど絶対的な戦力が不足だったのか否か
これらを全て検証しないことには、結論は出ないと思いますが、どうでしょう。
223名無し三等兵:2005/07/10(日) 17:27:45 ID:???
対空射撃は基本的には空間を弾片で満たしてその範囲に入った航空機に損害を与える
有効な破片密度を確保できりゃ手段は何でもよい
224名無し三等兵:2005/07/10(日) 18:02:00 ID:???
証明することを自ら放棄した人間の言葉に信憑性はないわな
225220:2005/07/10(日) 23:24:33 ID:???
>>222
どのくらい外れたかの計測もなく、ただ適当な数字を入れただけで撃ってどれだけの意味があるのでしょうか?
試射ってのは命中させるデータを取るためにするのであって、有効な結果に繋がるデータが得られなければただの無駄弾です。

>試射結果以前の的データに対して、任意のずれを加味した試射を続けるだけです。
任意のずれって言うのは、ある程度信頼性のあるデータがある場合で、それがないまま撃ち続けるのは試射じゃなくて探り撃ちじゃないんですか?

日本軍の対空砲火(高角砲で)がとても正確だったと言う記述があまり見られないことから、日本の高射装置は高角砲の射程の1万mの距離でさえ有効な計測が出来ないような
性能としかいえないでしょう。
高射装置がその程度の性能で、さらに遠距離で主砲が適当に撃っただけでは有効な射撃は出来ないでしょう。
226名無し三等兵:2005/07/10(日) 23:57:50 ID:???
一発必中なんて夢のまた夢だから
測的→調定→発砲 のサイクルをいかに早く行い
いかにして>>223の人が言うようにするかが肝心なんでは?

もっとも日本の大型艦艇は高角砲の数が少ないから
同時に複数の目標を攻撃するどころか相手が単機でも
充分な密度を確保できなさそう。
となると確立は無視してでもある物は何でも使わざるをえないのかな。

VT信管+レーダー管制射撃+速射の連装高角砲(両用砲)なアメリカは
戦争末期だと1機落すのに平均で何発くらい必要なんでしたっけ?
227名無し三等兵:2005/07/11(月) 06:44:39 ID:???
撃てるものは何でも使う。
火を吹くものなら当たらなくても使う。
それが戦場の心理。

米軍だって実際の効果はそれほどなかった小口径の機銃を
当たらないしそもそも届かない距離から撃ちまくっていた。
228名無し三等兵:2005/07/11(月) 21:01:10 ID:???
>>225
信頼できるデータが無いから、任意のずれを与えたデータで射撃するのです。
例えば、毎秒100mの率で接近中、距離は15kmと的データを得ていた場合。
一発目、15km
二発目、準備中に20秒経過して-2000mなので13kmだが、+0.5kmして13.5kmで発射
三発目、同じく経過時間の都合で-2000mで11kmだが、-0.5kmで10.5kmで発射
これで、どれかが他よりもよい結果ならば、その数字を的データに代入します。
勿論、全部大外れになる可能性もありますが
それは今までの計測と計算に基づく予測進路が間違いだということですから、
高角砲で撃ち出してから、全然間違っていたと判明するよりはマシです。
これが試射と、試射の為に任意のずれを与えるという意味です。
更に言うと砲の調停距離=炸裂距離ですから
着弾炸裂観測は測距しなくても距離は判るのです。だから数秒もかからないのです。
そして、予測距離に対する任意のずれを与えるという行為が
ずれた量の把握という行為に繋がるのです。

そして高射装置の性能がよろしくない
もっというならば、的データの大半の要素が看破と推測に支配されているから
その予測が現実にどのぐらい間違ってるかをなるべく早期に把握するのが大事なんです。
ちゃんと計測できるような電探があるなら、主砲まで持ち出して試射回数を得たりしません。
229225:2005/07/12(火) 02:56:30 ID:???
>>228
>その予測が現実にどのぐらい間違ってるかをなるべく早期に把握するのが大事なんです。
測定値(推測値)が「外れていた」しか分からくて良いと自分で書いているのに、どうやって「どのぐらい間違ってるか」なんて把握できるんですか?
方位・速度・高度のデータそれぞれに対して、少なく見積もっていたか、多かったか、大体合っていたかを計測しないと「どのぐらい」ってのは出てこないでしょう。

12.7cm砲は320km/h(88m/s)、高度5500mの目標に対して、13500mで発砲開始するとのことなので
15000m地点では、射撃データは取得済みと考えられるでしょう。
となると、主砲が撃つのはそれより遠距離となりますが、巡航速度はヘルダイバーが250km/hくらいで
ヘルキャットで260km/hくらいなので、攻撃に備えて増速することを考えれば、目分量とも言えるような
差分の射撃データなど殆ど役に立たないでしょう。
230名無し三等兵:2005/07/12(火) 06:29:27 ID:???
>>229
えらくかみつく割には何故ヘルキャットが対空砲火の射程圏内に入ってくるという
想定なのか分からない……。ロケット弾仕様とかそれはありましたけど……。

対空戦闘が実際にどういう形でおこなわれていたか分かってます?
艦攻と艦爆が高度をどれくらいで保って侵入してくるか分かってます?

最初の論点は「主砲は撃ってもレーダーほど精密な位置はつかめない」というところから
始まっているわけではなく、「そもそも実戦で対空射撃に主砲は撃たなかった」という
ところから始まっていますよね。

それなら雷撃機と急降下爆撃機のおおよその侵入高度をまず書いて頂けますか。
対空戦闘の実戦に関する知識をまずお尋ねしたいです。
231名無し三等兵:2005/07/12(火) 06:44:27 ID:???
論点ずらしにかかってる奴が居るけど、じっさいには

「主砲の対空射撃は効果的や否や?」

だから、各位誤解なきようw
232名無し三等兵:2005/07/12(火) 06:48:50 ID:???
>>231
じゃあ結論としては「撃った。でもそれほど効果はなかった」でいいんじゃないの?
実際あまり効果なかったのは確かだし。
233名無し三等兵:2005/07/12(火) 06:55:07 ID:???
まあもう少しきちんと書くと、レーダー、主砲発射、目測の効果の順番を書くと
レーダー>>>>>>(超えられない壁) > 主砲発射 > 目測
ということなんでしょうけど。

本当に目視より効果があったのかと言われても、少なくとも実戦に関わった人は
効果があると信じて撃ったのですから後は机上にいる我々には何とも言えません。
実地にいた人が主砲を撃つ意味はあると思って主砲を撃っていたんですから、
主砲を撃った効果はあったのではありませんか?
234名無し三等兵:2005/07/12(火) 10:22:58 ID:???
>>230  マニュアル厨?
米軍の戦闘詳報は、日本軍の主砲対空射撃を故意に低く評価しているのが
読みとれない?
米軍は自軍にできない、敵の能力を無視したり、低く評価したりするじゃない。
もちろんインテリジェンス管理の下でだろうけど。
シカゴが夜間雷撃受けたりしたときなども、隠そうとしたし。
トラック空襲でB-24が3号爆弾による損害受けたことも。
マリアナの雷撃機の損失は不時着水が大半って信じられるか?
戦艦大和の資料は、最後まで40cm(16in)主砲と決め付けているのもわかっていてしてる
と考えないか?
公式資料で特攻機のパイロットが足かせをされていたと書いてあるんだぜ。
結構、妄想と策略が入ってるものだ。
歴史の授業が卑弥呼で始まるから、資料厨には薬は無いか。
235名無し三等兵:2005/07/12(火) 13:28:45 ID:???
>>229
どのぐらいずれてるかを把握するために、ずらした調停をするんです。
1:撃った、外れた。
2:500減らして撃った、外れた。
3:500増やして撃った、なんかちょっと近そう。
4:たぶん的データ+500かそのあたりで良いんじゃないかな
以上が簡単な例です。
この+500になる理由を憶測ないし看破して任意のデータ修正に用いることは出来ますが
恐らく計算は間にあわないでしょう。でも意味があるんです。
つまり、的データといっても、敵機の移動ベクトルと今の敵機の場所は別のデータです。
この2つのデータに基づいて、射撃するわけですが
どっちか片方だけを修正してもいいのです。
上記の例だと、今の距離を+0.5キロに書き換えて的データ確定にします。
0.5ずれてしまった理由は
測距精度か計算か推定・推測・看破した敵機の速度等が間違ってるということですが
それを洗い出して再計算して再確認するには時間がかかります。
だから、書き換えは任意、つまり指揮官の裁量で行われます。
砲術の技量という言葉に代表されるヒューマンファクターの最たるものですな。

敵機のデータは、ちゃんと仮想空間内で動いてます。
仮想空間内において、此方が予測したパラメータで加速もするし旋回もするんです。
砲の射撃とは
この仮想空間内で擬似リアルタイムで動いてる的に対して緒元を出すという行為なんです。
でも、そのデータは観測と予測です作ったものですから
撃ってみたら結構違うわけです。
その予測と現実の擦り合わせを実戦で素早くやるには
確定した間違って無さそうなパラメータを一つでも得ることが大事なのです。
そして、それをなるべく早期になるべく素早く行う手段が試射という手立てなのです。
236名無し三等兵:2005/07/12(火) 13:35:06 ID:???
戦艦主砲の対空砲火はスレ違いだし、うざいからこっちでやってくれない

戦艦・巡洋戦艦スレッド21
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/army/1119761038/l50
237名無し三等兵:2005/07/12(火) 15:28:12 ID:???
>>235 
相手が針路/速度/高度のどれか1つ以上を変更したら?
大型爆撃機が固定目標を攻撃するんじゃあるまいし、
いつまでも、しかも撃たれてるのに真っ直ぐ進むわけない。
238名無し三等兵:2005/07/12(火) 15:37:50 ID:???
>>237
戦略的に何十キロという距離の間での移動ならともかく、
艦砲射撃の射程圏内に入った段階ではもはや大幅な変更は不可能。

針路を変えるということは最短距離を通らずに来襲するという意味なので
攻撃機の危険性がいたずらに増す。また良い射点を取るのが難しくなる。

速度についてもエンジンを絞ったり上げたりしたところで重い魚雷・爆弾を
抱えている状態ではすぐに速度が変わったりしない。車じゃないんだから。
また速度が大幅に変わるということは射点に入る時間も変わるということなので
航空側からの攻撃も難しいと思う。

高度は射程圏内に入った段階でも割と変更しているみたいだけれども、
いずれにしても急降下爆撃をするのでもない限り1kmあたり100メートルも
変わらない。
重い爆弾・魚雷を抱えているので一度急降下に入ると動きの制御が難しくなる。
機首引き起こしをしようとしても爆弾・魚雷を抱えたままでは難しいと思う。
また急上昇なんて当時のエンジンの出力でできるはずがない。
239名無し三等兵:2005/07/12(火) 19:55:02 ID:???
>>237
敵機の行動変化は本質として問題じゃないんです。
高度変化率、速度変化率、進路変更率は、推定パターンがあるんです。
例えば「敵機方向転換」という報告が出たら
推定進路変化率を利用して今の場所を擬似リアルタイムで算出します。
大きく外れるような行動をされない限り、問題じゃないんです。
定針したら、改めて観測しなおせば、新ルートは判明します。
速度や高度もです。
変化中は推定パターン、変化が止まったと判断したら改めて計測しなおしです。
敵機の前の位置が判ってれば、今の位置を計測することで
その間の移動距離と時間差から速度等は割り出せます。
でも、最初に「前の位置」があやふやだと
今の位置も誤差の大きい測距儀で測りますから
精度は二乗で悪くなります。
でも試射で位置誤差を削れれば、精度は級数的に改善されます。
実際には測距の継続的な履歴も併用するので
恣意的なデータの取捨選択が求められますが、これは「技量」等の分野になります。
また、そうであるから、大雑把な試射であたりをつけるという行為が意味を持つんです。
240名無し三等兵:2005/07/12(火) 20:38:12 ID:???
241名無し三等兵:2005/07/12(火) 21:25:46 ID:???
>>240 先ずはネタを出せ。
242229:2005/07/12(火) 23:39:27 ID:???
>>235
発射時の距離とか考えてますか?
機速320km/h(88m/s)、弾速780/sとすると。
距離15000mで炸裂するとすれば、弾が到達するまでには約19秒かかります。
発砲時の距離は約17600m。次弾発射まで20秒とすると、その前の弾は18450mで炸裂。
弾が到達するまでには約23.6秒かかり、発砲時は約20500m。その前は炸裂が約22300m、発射時は24800m地点となります。
約22kmと約18.5kmも先で、観測した誤差がどれだけ有効なのでしょうか?
あなたの書いている、>確定した間違って無さそうなパラメータを一つでも得ることが大事
たかだか2〜3回の、どんだけ外れたかも分からないような射撃で上記のようなことが出来るとは思えません。
高射装置本来の対象である、高角砲の射撃距離でさえまともな測定ができないのならば、さらに遠距離ではろくな精度は無いでしょう。
それに目測と勘だけの修正を入れた主砲射撃で、かなり修正できると考える理由がわかりません。
243229:2005/07/12(火) 23:59:49 ID:???
>>230
ヘルキャットは敵機が出てこなかったら何もしないでいるわけではないですよ。
機銃座などの非装甲目標に対して銃撃して、対空火力を減らします。
その他敵機の迎撃が少なそうな場合は爆装してくるのもいます。

その最初の論点違ってますよ。
「実戦で主砲を撃たなかった」ではなく、「撃って効果があった」か「撃ったけど効果が無かった」です。

進入高度はどの時点で?
攻撃時だと急降下爆撃機が4000mから6000mくらい。雷撃機は100mから200mくらいか。
10km地点では、急降下爆撃機が巡航高度くらい?雷撃機はもっと低いんではないか?
で、あなたの知識はどれくらい?
244名無し三等兵:2005/07/13(水) 00:39:25 ID:???
主砲に限ったことではないんだが・・・
まずは敵機の位置と方向と速度を知らないと始まらない
まあ、実際に計測できるのは方位、角速度、距離、距離の変化率
これから現在位置出して、砲弾到達時刻の予想位置出して、とりあえずFire
うまく有効危害半径に入ればよし、ダメなら炸裂位置と敵機の位置から修正
風、温度、湿度や弾薬のロット、砲身の摩滅具合とか経験でのテキトーな修正だから、思うように飛ぶとは限らない
で、修正射を送り込む
近接のよいところは大外れすりゃ炸裂もしないから、修正が早いこと

敵機側も阿呆じゃないから機動して位置予測を外そうとするけど、爆装した身重で編隊組んでると動けん
ドイツへの戦略爆撃での高射砲との戦い調べるが近道かと
245名無し三等兵:2005/07/13(水) 05:35:35 ID:???
敏捷な高射砲と鈍重な主砲をいっしょにするのもおかしくね?
いくら爆装した敵機が鈍重でも、トロくさい主砲で十分に追従できるかどうかすらわかんねぇのに。
旋回俯仰ともにスピーディな高射砲だから追従できた可能性もあるのでは?
246名無し三等兵:2005/07/13(水) 08:29:54 ID:???
>>243
はい、ご名答。
でも論点を撃って効果があったか無かったかという話であれば、
初弾を主砲で撃つのは初弾対空砲弾を撃つよりも効果が高いわけではなくて
単に空いている時間を活用している程度ということについてはそれほど
議論としてかけ離れているとは思えないけれども。
話がこじれている間に「撃ったか・撃たなかったか」という論点を前提にしているとしか
思えない書き込みも出てきて本当に意味不明。

効果があったか無かったかという意味では、何を以て効果があったとするのかという
定義がはっきりしていないから何とも言えないけれども、近距離まで引きつけて対空砲で
アタリをつけるよりは効果は無かったのは確かだと思う。ただ、対空砲が届く範囲まで
何もせず、ただ観測だけしているよりは効果があったと思う。そのことまで否定して
高い効果があったとは言っていないと思うのだけれども。
まさか主砲を発射することによって対空砲で初弾至近弾を狙えるような精度を期待ができなければ
効果が無いと言っているわけなのかな、と。
何を以て効果があるという状態になるのか、何を以て効果が無いという状態になるのか、まず
その定義をはっきりさせた方が良いと思う。私が言う主砲弾は効果があったと言うのはあくまでも
完全な観測だけに頼るよりは少しはマシという程度ではあるのだけれども。

そして戦場心理として、主砲が届く範囲に敵機が入ってきているのに、コストがかかるから
などと悠長なことを言って、砲も撃たずに自分を殺すかもしれない魚雷・爆弾を搭載した敵機が
接近しつつあるのをじっと見ていることに耐えられるかどうかという問題もある。
247名無し三等兵:2005/07/13(水) 12:20:56 ID:???
以下主砲厨禁止
248名無し三等兵:2005/07/13(水) 15:03:26 ID:???
再開
249229:2005/07/14(木) 00:33:02 ID:???
>>246
私は>159で撃たないよりはマシと書いてますんで、撃たなかったことを前提にはしてないです。
ただ、効果の程となると>>235氏が上のほうで書いていたほどあるとはとても思えないので。

で、効果の定義ですが、何を持ってと言うのは確かに難しいですが、まず高角砲発砲時の射撃データの精度が不明なので
データ補正手段としての主砲の効果ははっきり分からないんですが、高角砲の活躍についての記述を見たことが無いことから
データ補正手段としては殆ど意味なかったのではと。

戦闘開始=いきなり自分の出番より、主砲・副砲が先に射撃開始すれば
「よし次は自分の出番」と思えれば、心構えって点では意味があるかもしれません。

結局、さすがは主砲と言えるほどの活躍は対空射撃では望めないと考えます。
250名無し三等兵:2005/07/14(木) 06:08:18 ID:???
>>249
日本海軍の場合、高射データは、ほとんど全部「勘」です。
高射装置が計測開始してデータを吐き出すのに10秒ぐらいかかるので
データ出てくるのを待つなとされてます。
勘で射撃するか、予めパターン作っておいてそれで弾幕を作れとしてます。
で、このデータの大元の基準値は各種測距儀で掴んでおけと
さっき8000だったから、たぶん6000ぐらいとかそういう感じ。
だから、先に撃ったやつの結果は大きな情報なんです。
目測と聴覚に頼るなんて平気で書いてるんですから、どういう精度か判りますね。
251249:2005/07/15(金) 16:08:37 ID:???
>>250
機械式だから時間がかかるとは思っていたが、やはり計算機がネックか。とは言え、
>ほとんど全部「勘」
てのはさすがに極端でしょう。製造に手間暇かかる上に高価な高射装置の意味が全く無くなってしまいます。
近距離になって角度変化が大きくなってきたら、間に合わないから目分量でってことで、交戦開始時等の遠距離では
高射装置での照準なのではないですか?
252名無し三等兵:2005/07/15(金) 17:40:59 ID:???
艦が左右に揺れている状態だから、観測だけでそこまで正確な移動距離とかは取れないんじゃないかな。
253名無し三等兵:2005/07/20(水) 18:38:21 ID:???
陸軍は、105_ではなく最初から88_を採用してたらもう少しマシだっかも
254名無し三等兵:2005/07/20(水) 21:49:32 ID:???
連休明けでおひさです。
>>251
ええ、ですから95式高射装置はやめて
4式高射装置という簡易版に切り替わったんです。
4式は、継続観測による敵速等の計算装置がありません。
それらのデータを手動で入力します。つまり勘です。
また計算に時間がかかるのは、計算機の能力ではなくて
データ取得の時間の関係です。
測距は人間の目でピンとあわせしますから数秒かかります。
これが初期データ1、次に一呼吸置いてもう一回計測、これがデータ2
両者の時間差と、そのデータ(距離)差から、その間に敵機が動いた量=速度
以上から、計測回数を増せば計測精度は上がりますが、時間はかかり
また最低でも2回は計測しますから、それで5〜10秒が最短となるのです。

加えて艦の移動はジャイロから取りますが
これが安定するのに待ち時間が入るそうです。
だから、実戦では高射装置がそれなりの数字を吐き出すまでは、勘射撃。
下手するとその間に敵機が旋回したりして計算やり直しとなり
いつまでたっても勘射撃。
ならば、勘というかあらかじめ想定した射撃パターンによる諸元修正値と
直接照準で軸線あわせを併用するという形になるのが
大戦中の主だった艦艇の対空射撃だったんです。
255名無し三等兵:2005/07/21(木) 06:10:41 ID:???
計算装置がなくなった≒勘

等というお粗末なロジックは止めてください。

4式でも入力前段階での的速の測定は行なっています。
別系統で大雑把にしか行なわれていませんが、「勘」と呼べるほどにいい加減なものではありません。
256251:2005/07/23(土) 00:45:26 ID:???
>>254
4式は94式の生産が追いつかないがための簡易版であって後継ではないでしょう。
いかに時間がかかっても、あてずっぽうより遥かに精度の高いデータがとれる高射装置を
使わない理由は無いでしょう。

平射砲装備の通常型駆逐艦でも、夕雲型から対空にも使用できる二式距離苗頭盤を装備して
有効な対空射撃を実施できるようになったとのことです。
このことからも"勘"に頼る射撃は有効とはいえないのではないですか。
もちろん近距離になった場合は、高射装置からのデータが間に合わないので目視射撃となるでしょうが。
257名無し三等兵:2005/07/23(土) 15:10:05 ID:n7V5efM7
VT信管さえあれば…
258名無し三等兵:2005/07/23(土) 18:14:15 ID:???
>>255、256
あてずっぽうで撃ってるのではなくて
簡易な目盛と、操作員の熟練による看破で行うのです。
近似値、目測、看破、目分量、概ねこの程度とみなす、といった言葉で
教本や考察文書が埋められているんです。
また2式距離苗頭盤は、小銃に対空照門をつけたようなもんです。
その照門を活用するために必要な敵データは別途調達する必要があります。
高射装置とは、その敵データを継続観測から割り出す計算機能を有しているわけです。
でも、割り出すべきデータは多元ですし、観測誤差は大きいし
必要なデータを集めるのに時間もかかりますから、出てくるのを待ってられないのです。
近距離ではなくても、敵機が旋回したら、もう射撃データは再計算なんです。
再計算している間も射撃を継続する場合
その間は、従来の延長の直線飛行データに目測等に基づく修正を加えたデータで射撃
敵機が直進に入ったら、また十秒程度待ってから正確な諸元が出てくる。
よって、計測を待って射撃していたら射撃できず
多くの場合、ある程度の観測結果に、勘による修正を加えた射撃になるんです。
259名無し三等兵:2005/07/23(土) 19:11:00 ID:???
じっさい看破して居ないのだからしょうがない。
どこで仕入れた知識か知らないが、なんでもかんでも勘で済ませるのは止めてくれ
知らない人間が多いからって適当なホラこいていいとでも思ってんの?

簡易な目盛でも目算の目処が立てられるんだから勘でもなんでもない。
照門内に捉えた敵の機影の見え方によって的速と的針の推測が行いうるような
講習も実施されているのだから、これまた勘でもなんでもない。

原始的とはいえ、
「これこれこういう風に見えたらおよそ方位は○○で、速度は××」
といったマニュアルが揃えられているのに、
「ある程度の観測結果に勘による修正を加える」、なんてことはありません。
観測結果にもっとも近いマニュアルの諸元をもって射撃を行ない、コレに修正を加えるのが普通です。
だいたいそういう「職人芸」に頼って戦争が出来るわけがない。日本軍バカにし過ぎ。

目視照準だから勘、とかっていうバカげたお粗末ロジックははやく止めてください。
260256:2005/07/24(日) 00:50:18 ID:???
>>258
>また2式距離苗頭盤は、小銃に対空照門をつけたようなもんです。
その程度の装置でも、無い場合よりも遥かに効果的とされているのですよ。
精密光学機器と精密歯車式計算装置の製造が追いつかないがために、簡易版の四式高射装置の登場となったのは何故でしょう?
あなたの書かれているように、
>簡易な目盛と、操作員の熟練による看破で行う
のであれば、わざわざ高射装置など装備する必要は無いでしょう。

>簡易な目盛と、操作員の熟練による看破で行うのです。
砲側の操作員だけが熟練で高射装置の操作員は熟練していないと?
大型の測距儀や照準眼鏡を備えている高射装置よりも砲側の方が有効な測定ができると?
なぜそんなに高射装置が無意味だと決め付けたいのでしょう。

30年位前のレジって機械式で、計算に結構時間がかかった記憶があるのですが。
当時の機械式計算機ってどのくらいの速度だったのでしょう?
ご存知の方います?
261名無し三等兵:2005/07/28(木) 10:14:25 ID:4GnfeyzB
三式弾の中身って具体的にはなんですか?
どこもかしこも焼夷性子弾としか書かれてなくて・・・
262名無し三等兵:2005/07/28(木) 10:15:34 ID:???
スマソ
ageてしまった・・・
263名無し三等兵:2005/07/28(木) 12:05:47 ID:???
燐とゴムの混合物を詰めた鉄パイプ。
264名無し三等兵:2005/07/28(木) 12:17:06 ID:uoCMNG5x
日本陸軍の高射砲隊の測的手を務めていた人に聞いた話し。

飛行機の速度が射撃計算盤の仕様より速く、照準ができなかった。
やむなく「転把2回余分に回せ!」と伝達し、ヤマカンで撃っていたと。
これじゃ当たる訳ないよね。
265名無し三等兵:2005/07/28(木) 12:47:02 ID:???
結局、高射装置に従って、操作する連装、三連装機銃は、信頼を失って
対空照門だけの単装機銃の評判が上がるわけだ。
25mm単装は万能だな。タラワでの簡易トーチカ、ミンダナオで対戦車狙撃。
敵はグラマンの機銃掃射だな。
230さんよ、グラマンはグラマン同士で雷撃機のエスコートを
最後までしてくるんだぜ。さすがは、レディファーストの国だ。
大和が特攻時に三連主体にしたのは、難しい判断と思うか?
士官がプライドをかけたものと、俺は思うが、どうだろう。
三連は当たらん。間違いない。
266名無し三等兵:2005/07/28(木) 13:07:13 ID:uoCMNG5x
>>263
三式弾の弾子は強力な焼夷効果がポイント。
羽布張りの機体なら一発着火で効果絶大だが、
金属製の機体には果たして効果はあったのだろうか。

羽布張りの動翼か、キャノピーにでも当たらない限り、
ジュラルミンの表面が凹むか焦げる程度の損傷しか与えられないのでは?
267名無し三等兵:2005/07/28(木) 13:10:13 ID:???
FCSがショボければ、各砲にあらかじめ弾幕張る空域を割り振っておくことだな
弾幕射撃戦術はマルタ島攻防戦が最初だったか
268名無し三等兵:2005/07/28(木) 18:35:53 ID:???
>>263
ありがとうございました。
269名無し三等兵:2005/08/02(火) 22:04:32 ID:???
世にも奇妙な「空軍であって地上戦闘軍」
<中略>
 ドイツ空軍地上軍の半分以上は、高射砲部隊に属していた。いちばん多いとき
(一九四四年末)は百万の兵士(数千人の女性兵士含む)が、二万基以上(陸海軍
所属の高射砲は別にある)の空軍の対空砲とサーチライト部隊に配属された。連合
軍の進撃にともない、これら後方基地の高射砲部隊が前線に位置する結果になった。
ドイツ軍は地上の敵と戦うことも予想して高射砲をデザインし、兵士をも訓練してあった。

第二次世界大戦 あんな話こんな話 / J・F・ダニガン/著 A・A・ノーフィ/著 大貫昇/訳
270名無し三等兵
ローマ法王が砲兵だったって話はどーなの?