1 :
名無し三等兵 :
04/04/19 09:41 ID:irJpHoh/ 語ろう。性能、戦術、戦略
3 :
名無し三等兵 :04/04/19 11:55 ID:pcv+kKSD
4
5 :
名無し三等兵 :04/04/19 12:04 ID:pcv+kKSD
6 :
名無し三等兵 :04/04/19 12:16 ID:pLUagYTG
このまま逝くと次スレは【何何なんだ】となりそうなお母ン
7 :
名無し三等兵 :04/04/19 12:55 ID:pcv+kKSD
1乙
観測機問題で憶えておかなくてはいけないこと。 (1)航空機の介入無しを想定すると敵艦を発見してから観測機を射出することになる。 観測機が全機スクランブル状態に置かれていたとしても敵艦との距離は既に4万程度にはなっている。 (2)観測機は3機一組を基本としていて充分な観測効果を出す為にはこれをクリアしなくてはならない。 (3)1機の観測機が観測位置に着くまで10分はかかる。 (4)大和型は最大7機を搭載でき6機搭載での運用が考えられていたが、通常同時運用が出来るのは4機である。 残り2機は一部分解して格納庫内にあり、甲板にあげてきてから多少の組み立て等の作業が必要となる。 (5)零観の空戦力は我々日本ファンには定評があるが大型機撃墜の記録がある反面TBMに撃破されていたりと単純に制空権奪取を主張できない。 (6)44年後半になると米軍にもカーチスSCが登場し数百機単位で生産されている。強敵である。 (7)観測機の観測位置は必ずしも安全ではない。アッツでは対空砲で撃たれており、戦前の米演習でも対空砲は観測機の脅威であるとしている。 反面対空砲の有効射程外から観測する方法もあるが、観測精度は低下するらしい。 (8)主砲の爆風や敵弾で破損する観測機は多く、砲戦開始後の射出は現実的ではない。 (9)観測機搭載の通信機は妨害電波を危惧されていた。 実戦でも通信機の低性能や故障で交信不能や困難になる例も少なくなかった。 (10)観測機は天候に左右され易い。 以上の理由から、我が艦隊の観測機が活躍する為には先に敵艦隊を空母等の偵察機で確認し、戦艦が視認するより先に最低3機の観測機を発進させ観測位置に着かせておく必要がある。 また出来得る限り敵観測機、中でも特にカーチスSCは戦闘機によって撃墜し零観での空中戦を避ける。例えOS2Uでも空戦に1分でも時間を取られれば任務の達成は困難となる。 俺的には観測機の効果を当てにせず、大和はきちんと殴りあう覚悟を固めるべきだと思う。 観測機は使えれば使うという位の心積もりでいた方がいい。最後は装甲と火力だよ。
10 GET!
観測機を使って一方的にアウトレンジ・・・ってのは敵方の飛行機が 一切存在しない状態でもないと現実的ではないな。 敵の観測機がをちょっと邪魔するだけで弾着観測はできなくなる・・・。 零観は機動性には定評がある機体だが、それとて回避運動中に 弾着観測が継続できるものでもない。
>>13 強風の強度なら問題ないかと。二式水戦だとバラバラになりそうだが。
元々艦戦で敵観測機を撃破しておくつもりだったからね。
16 :
名無し三等兵 :04/04/20 08:25 ID:bH+CsqAA
辺見じゅんの「男たちの大和」によれば サマール沖では、一応、観測機が射出され、すくなくとも初弾の弾着を報告 してるみたいだね。その後、消息を絶ったようだけど。
観測機で敵の観測機のじゃまをするくらいなら本来の目的である 着弾観測を行ったほうがより効果的で建設的な考えだと思うのだが… まぁ距離に関係なく着弾の観測以外に、相手の被害確認や見失った 目標艦の誘導。交戦後の研究データ収集etc2次元視覚じゃ補えない 3次元的な情報を得られるので積極的に運用していくのが良いのでしょうね。 それはさておき、お互いの観測機の運用実績が上がってきたら、逆に 観測機迎撃用の艦載機を開発したりなんて事もあるかもしれん。
そこで航空戦艦ですよ
19 :
名無し三等兵 :04/04/20 11:41 ID:frL/1RfO
高速の駆逐艦を観測船として敵艦隊付近に待機させれば良い。 あわよくば魚雷で止めを刺すこともできる。
>>19 それやる位なら最初から戦艦なんて用意せずに
大量の駆逐艦を用意して雷撃戦に持ち込んだ方が…
というかあまり意味ない。 駆逐艦の低い艦橋から観測できる範囲は、遠方の戦艦と大して変わらない。 多少鮮明に観測できるという程度の差しかない。
22 :
海戦要綱 :04/04/20 15:00 ID:???
敵艦隊との距離1万メートル以内まで接近させるべし
そこまで接近したなら、弾着観測より先にやることがあるだろう。
24 :
名無し三等兵 :04/04/20 16:47 ID:frL/1RfO
>>21 ほんとかよ・・・
近くから見た方が良く見えるに決まってるだろ!
>>24 地球は丸いんだぞ?
平らなら距離4万でも5万でも砲戦があり得るだろうがね
1万じゃいかに駆逐艦と言えど敵主砲弾に高確率で当たってしまう。
>26 敵の戦艦の砲撃を受けてる艦隊が、 たとえ近くにいるとしても、駆逐艦なんか相手にしないと思われます。
つーか駆逐艦なんかって言うけど駆逐艦は魚雷装備してるので素晴らしく危険。 遠方の戦艦より危険w
副砲が要るな
やはり福砲はいるか。
戦艦にしてみれば相手が大和×1より、 雑木林駆逐艦×10の方が脅威だろうな。
場合による。
主力艦隊同士の砲撃戦が始まったら 一直線で敵艦隊1万メートルの距離まで接近。 着弾観測が天候に左右されない。 状況によっては味方の砲撃で虫の息になってる敵戦艦を攻撃もできる。 マジで観測機より効果的かもしれん。 1隻か2隻でいいでしょ。
1万メートルなら副砲はおろか高角砲も届く。 それどころか護衛艦が展開しているラインがこのあたり。
>>16 サマールでの大和観測機は初弾観測ではない。とても砲戦開始に間に合うように射出はできないよ。射出してその場で観測できるわけじゃないから。
米の煙幕展開後に1機射出したが、1斉射観測後に消息を絶ち、2機目は敵艦隊の進路を報告した後消息を絶った。
実は2機ともアベンジャーに迎撃されて1機目は撃破、何とか生還。2機目も撃退されていた。共に地上基地に帰還。
日本側記録ではグラマン戦闘機に迎撃されたとなっているが、米側記録ではアベンジャーが撃墜したとされている。
恐らく迎撃したのは米側記録にあるアベンジャーで、日本側記録にあるように何とか生還したのだろう。
他に長門も1機射出したが詳細は不明。
一部資料では撃墜された大和機乗員の救助云々という話もあるが当時は撃墜されたと考えられていたと思われる。
真っ昼間に敵の駆逐艦が寄ってきたら、味方の軽巡と駆逐艦がカバーするだろ?
まあそんな事言い出したら真っ先に寄ってくるのは航空機な訳だが。砲撃戦にならん。 それでは話が進まんので空母がこの世に存在しないと考えるなら射程の長い艦船から攻撃する事になるな。 その場合は観測機も無しだろう。航空機の存在を認めるとどうしても航空戦力が出てくる。 砲撃戦の条件はこの世に飛行機が存在しないという前提でなくてはいけない。
>>35 敵戦闘機が群がるなか、観測機飛ばすのは無理だな。制空権が要る
>>37 そんな事も無いだろう? 普通に空母戦やって、その後戦艦同士の砲戦始めたら済む。
艦隊決戦を考えるなら、飛行機から水雷艇や潜水艦・機雷まであらゆる海空兵器の 使用の可能性がある。どれを取ってみても、戦艦を沈める事くらい十分可能。 艦隊決戦全体の中で、戦艦の役割は一部に過ぎない。相当話が大きくなるし、戦艦スレの 範疇を越えるけど
>>39 なにそれは砲戦してくれ御願いだと相手を誘うのか?
どちらにしろ空母戦で勝った側は観測機飛ばす為の制空権も持ってるぞ。
不利な撃ち合いになるぞ。
43 :
名無し三等兵 :04/04/20 20:47 ID:cAWmNwoV
艦載水上機の任務には敵観測機の妨害もあるからなあ。 だから味方観測機にも護衛任務が付与されていたりするし。普通に撃ち合うというのが公平な想定だね。
>>42 今ひとつ意味不明な返しだが、空母戦に負けた方は、まあ有利にはならんな。当然不利な砲戦になる。
前スレでは、空母戦は相打ち相殺と言う設定だったけど。これも一応公平。
>>44 最後の行
空母戦に負けた側は不利な撃ち合いになる。
です。
今までの散布界議論として大和型3万5千mで散布界800〜1000。2.3〜3.5%。
改善後で同距離?300mという。0.86%。
サマールでの写真判定等皆で行っていたが、実戦値として見た場合改善後の散布界には多少疑問ももたれていた。300mとされた改善値を出した条件が不明瞭であることも疑問視された一因であろう。速度や風速、艦運動で大きく違うため。
反面演習値における好条件下の値としてはそう的外れではなく、確かに大きく改善されていたと思える。
アイオワ級の場合
ttp://warships1.com/index_inro/INRO_BB-Gunnery_p1.htm では全門斉射で1.9%、仮に3万5千mなら665m。
この数字は演習値らしいので実戦は735m位、2.1%だろうとか以前過去スレで推定されていた。
これは44年発行の米海軍資料に基づいていており、就役直後頃のデータであると考えられる。
※通常、前年度〜当年度迄のデータによって新年度版を作る。
同じ文書の記述によると新戦艦の主砲散布界には問題があり約2年で改善されたという。
つまり44年後半〜45年頃に改善を見たということになる。
その値らしきもの
ttp://www.warbirds.jp/ansq/2/B2000243.html によると4万yd(約3万6千m)で直径300yd(273m)の散布界としている。つまり0.75%。
この値も以前話題になっていたが、273mは左右散布界であろうとか、80年代の値であろうとか言われていたが、記述から直径でありかつレイテ作戦頃の話として語られている。
直径というのが疑問だが、確かに大和でも長門でも伝えられる(但し大和は非公式な伝聞だが)優良値なら左右、遠近を大雑把に直径といえる範囲内に収めることが出来ている。そういった類の概算であろう。
更に戦後現役復帰した際の散布界がWWU時より悪化していて問題となったという話もあったが、それらしい値は
ttp://www.warbirds.jp/ansq/2/B2000850.html にある。
3万2千mで800m。2.5%。確かに良くない。
WWUにおける両艦の散布界の改善を%で示すと 大和 2.3〜3.5%→0.86% 2.64〜1.44%の改善。 アイオワ 1.9〜2.1%→0.75% 1.35〜1.15%の改善。 大和の方が大きく改善されているのがわかると同時に新造戦艦の主砲特性の把握に時間がかかるのは日米共通である。 問題は大和、アイオワ共に改善後の値に疑問を持たれている点である。 多少議論の余地はあるが大和はサマールにて前部6門で300m強の散布界だという写真判定がある。9門なら450〜500だとか、9門でも変わらないとか異論続出。 9門で1.5倍というのも少し乱暴だが、6門も9門も大して変わらないというのも極論だ。 二乗根を持ち出した方もいたが、二乗根は艦全体に装備された備砲数が増加した場合の命中弾の増加傾向を示すものであって、散布界の拡大に使用するには多少根拠が弱い。装備位置の違いを反映できるものではないしそもそも散布界だけで命中率が決まる訳ではない。 アイオワにしても大和ほどではないが大きく改善されすぎているのが気にかかる。左右説、80年代説は否定されたが、0.75%をそのまま信じるのも難しい。
しかし面白い資料もある。改善前のアイオワが9門で1.9%、3門で1.0%なのである。 砲が3倍に増加しても散布界は1.9倍。6門なら単純に1.45%位か。 大和に当てはめて見ると6門で300〜350mとして3万2千mの0.9〜1.1%だから、9門なら1.18〜1.44%、距離3万2千mで378〜460m。 これにも装備位置の要素は含まれていないが、上記の数値より若干大きくみればそう的外れではないと思える。 3万5千mで300mという改善後の値はさすがに演習値だろうが、実戦でも敵の砲撃を受けていない状態なら413m〜504m強を発揮できることになる。 ではアイオワの方はどうか。 3万6千mで273m説は改善前の3門斉射の値よりやや良い。つまり改善後3門の可能性がある。又は米海軍は交互射撃を基本にしていた。改善後の値だとすれば9門斉発ではなく4〜5門による交互射撃での値という可能性も出てくる。当然双方演習値だろう。 大和に合わせて3万5千に換算統一して見る。 アイオワの3万5千での推定散布界263m。 この値が改善後3門の値だとした場合、9門なら498m。 交互射撃5門だとした場合、9門なら402m。 もちろん9門で263mという可能性もあるが個人的には信じ難い。 日米双方の資料を好き嫌いで排除せず、肯定的に解釈を試みた次第である。根拠が弱いことは承知しているが、何か見えてきた気はしまいか。
49 :
名無し三等兵 :04/04/20 23:38 ID:pxlIl+gU
そもそも命中率3倍の神話は1930-31年砲術年鑑を入手して比較した結果だよね。 更に戦後1934年?砲術年鑑を閲覧した結果確認できた。 この当時米海軍の散布界は広く改善中だったはずで、O氏の著書でも開戦直前になってようやく270〜460mという満足できる値になったとか。 上で語られている資料の砲撃演習の片方では1930-31年コロラド級の3万前後の命中率が3.7〜5.4%。 この数値なら確かに2倍から3倍だと言える。 問題なのは散布界縮小前の数値と比較して2倍とか3倍だと言われている点と、O氏の指摘にある日本海軍の演習値には水中弾効果の可能性がある範囲も命中に含めている点。 水中弾効果の命中界を含めるのは間違いじゃないが、想定ほど水中弾が発生しなかったのも事実。 多分米海軍よりは命中率も高かったろうけど、2倍3倍とは言い切れないよ。
>>49 水中弾があまり発生しなかった理由は弾道をみると少しわかるよ。
九一式は200口径直進する。
通常の2倍の距離とされているけど、水中弾道の深さを見ると敵艦への命中が期待できる直進距離はそんなに変わらないんだ。
もうひとつの有利な点が水中弾になる射撃距離が通常の砲弾より幅広い点。
これは具体的にどのくらい広いのか詳しい人プリーズ。
水中効果にこだわったおかげで、最適な被帽にできず どうも貫通力は中途半端になったらしいな>91式
>>49 水中弾の発生しやすい条件での砲撃が殆んどなかったからね
水中弾は2万〜2万5千ぐらいの丁度、砲戦想定距離あたりでよく発生
53 :
九九 :04/04/21 00:36 ID:RwQaE46n
ただ水中弾使用時には信管設定が難かしく、不発弾多発の原因にもなっています。
>>51 ただ、大和の場合、口径だけでそのハンデをひっくり返しちゃうけどな。
>>49 いや命中率3倍と水中弾効果は別問題なんだ。3万m程度の遠距離射撃の場合、水中弾効果は
発揮されないけど、命中率が3倍と判定されている。
水中弾効果は2万m前後で発揮されるが、その結果命中率が通常弾の1.6倍になって、
命中率の較差は、3倍×1.6 =4.8倍 になるんだよ。
その「O氏の指摘」は、間違い。
水中弾が発生するような範囲内で砲戦をしていないというのは正確じゃない。 戦艦がそもそも砲戦をしていないというべきだろう。 だが細かく見ると水中弾発生の範囲内での砲戦はそこそこあったんだ。 日本海軍が41cm砲弾で水中弾効果が得られる距離を1万〜2万7千mと想定していたの は確か。落角で7.5〜30度位の範囲。その内15〜25度約1万7千〜2万5千mの範囲 が最も可能性が高いとされていたようだ。 戦艦はサマール、スリガオ、第三次ソロモンでしかまともに砲戦していないが、前2者は 水中弾発生の可能性があったといえる。サマールは追撃戦なので対敵角度で確率は低く なるが、それでも常に艦尾方向から砲撃していた訳ではない。一部に誤解があるが、追撃戦 といえども艦尾から追撃しているとは限らない、舷側砲戦に比較すれば確率が低くなるのは 確かだが実際には斜めに追撃している時間もかなりある。但し戦艦が有効に砲撃していた 時間は金剛を除いて10分程度だから機会が少なかったのは確かだ。 (金剛については機会が少ないとは言えないのだが。) スリガオでは敵艦が立ち塞がってくれていたので距離的にも姿勢的にも可能性は少なく なかったが、有効な砲撃ができなかった為発生しなかったとも言える。 戦艦はこれでいい。だが重巡だとどうだろうか。 重巡で水中弾を期待できる距離は落角から1万〜2万mになる。その内可能性が高い 範囲は1万3千〜1万7千m位になるか。
この距離内での砲戦はざっと考えてみただけで、スラバヤ、アッツ、ブーゲンビル、スリガオ、 サマールで行われており、その内水中弾発生が確認できているのはアッツの1発のみ。 他にサマールでも1発が発生したとする説もあるが、公式には至近弾だとされている。 ここに挙げた海戦以外にサヴォ島海戦で1発が確認されている。スラバヤ、サマール、 アッツでは20.3cm砲弾が各数千発単位、ブーゲンビルでも300発前後がその距離内で 砲撃されている。(スリガオでの砲撃数はそう多くは無いだろう。) なぜあまり発生しなかったのか? 25度で着弾した場合の水中弾だが、概算で60口径分直進した時点での深度が30 口径。 つまり20.3cm砲弾なら12.2m直進した時点で深度6.1m位になる。米巡洋艦の 喫水はおよそ4〜6m。200口径で41m直進するとされる九一式20cm徹甲弾で あっても実際には12.2m以内に着弾させないと水中弾として命中しないのである。 戦艦に当てはめてみる。41cm砲弾なら200口径81m直進するのだが、60口径 24.6m直進時点で深度12.3m。米戦艦の喫水は8〜9m。当らない。 もちろん水中弾道は例え九一式であっても完全に安定するものではない。 より浅い深度で命中する可能性はあるのだが、平均的な値で見るとこうなる。 実際日本海軍自身、同条件で25m以内に着弾すれば推定喫水10mの米新戦艦 に命中を期待出来ると考えていた。
喫水が日本海軍の想定よりやや浅かったこともあるが、2〜3mの深度の違い は有り得る。期待出来る=当るということではないようだ。 より浅い落角で着弾すればより浅い深度で済む。41cm砲弾が17度で着弾すれ ば40〜80mの範囲で期待できるとされていた。 この想定も米戦艦の喫水が1〜2m浅いという現実を考えると32〜64m或いは 36〜72mに狭くなるのは当然としても、必ず当る距離ではなく発生が期待でき る距離という意味合いである。因みに17度とは41cm砲で2万m以内の砲戦 距離になる。 後世の我々は九一式の命中界を1.6倍と考えたりするが、当の日本海軍自身 は平均1.3倍と考えていた事実。 一部の軍人は別の考えも持っていたかもしれないが、公式にはこの平均 1.3倍というのが有効範囲であり、上記で見てきた様にこの範囲に着弾した としても必ず水中弾になるわけではないようだ。更に想定より喫水が浅い米艦 という点で多少有効範囲を割り引かれることになるだろう。
59 :
名無し三等兵 :04/04/21 22:22 ID:8ajFbTQn
だって2倍3倍だったのは戦争の10年も前の話。 開戦時にはこの差は縮小されているよ。 重巡の命中率自体が同等くらいだったんだから、戦艦でもやや優秀が妥当だろう。
冶金技術や光学の能力考えると 遠距離砲戦は恋愛以上に難しいでさう でんわは光速に近いからね。
>>56-58 いや日本海軍の水中弾というものは、着水時点で進入角度が浅くなるから命中するんだよ。
つまり着水時の落角が20度位でも、水中弾道はもっと浅い角度に変わって、
砲弾は進み敵艦の舷側に命中するもの。
25度位以上深い落角だと、空中弾道と水中弾道はあまり変わらないけど、
水中弾効果の発生は、24度以下を想定してるから、その計算の仕方は間違いだよ。
>46
>以前話題になっていたが、(「世界の艦船’84年の記事」)273mは左右散布界であろうとか、
前スレに左右散布界の話題があったけど、雑誌「世界の艦船」の記事とは関係無いよ。全然別の話。
「左右散布界」の話題は、雑誌「丸」の記事が元。 前スレから コピペ
445.
ttp://www.warbirds.jp/discussion/g0020.html の875番によるとトラックで野分を撃ったときの散布界が300〜350メートルとの事です。
465.
>445のは ”また聞きの、また聞き”で、元は雑誌「丸」の艦艇評論家・石橋孝夫の記事
「比島沖海戦でアイオワとニュージャージーが、サンベルナルジノ海峡で、日本の駆逐艦野分を
30ノットの高速で追跡しながら、距離約三万から三.五万メートルで射撃を加えたが命中弾は
得られず、その散布界は三〇〇〜三五〇メートルで野分の細い船体を捕らえられなかったと言われている」
472.
その散布界の話はトラック沖で撃ったときの話ということになる。
473.
射撃艦からは、遠近散布界の長さを計る事は出来ないんだ。撃つ側から弾着の水柱は
見えるけど、それは左右散布界なんだよ。もし米戦艦側が観測した結果が、
「その散布界は三〇〇〜三五〇メートルで野分の細い船体を捕らえられなかったと言われている」
とするなら、この数値は左右散布界だよ。「細い船体」と言うのも駆逐艦を後ろから見た姿。
474.
左右か遠近かの話。俺も以前は左右散布界の話だと思っていた。
だけど散布界とだけいう場合は通常遠近を指す。左右の場合はそう明言する。
475.
いや「普通どう言うか?」じゃなくて、>465の散布界の数値がトラック沖での物だとしたら、
米戦艦側からは左右散布界の観測しか出来ないよ、と言ったまで。他の数字では無い。
戦艦アイオワの弾着図 射距離25000ヤード と 36000ヤード
http://www.globalsecurity.org/military/systems/ship/systems/images/bb-61-dnsn8709176_jpg.gif
>>46 >アイオワ級の場合
ttp://warships1.com/index_inro/INRO_BB-Gunnery_p1.htm >では全門斉射で1.9%、仮に3万5千mなら665m。
>この数字は演習値らしいので実戦は735m位、2.1%だろうとか以前過去スレで推定されていた。
前スレで、そんな推定はしてないよ。微妙に都合よく変えないように。
アイオワの1.9%、コロラドの1.8%は理想値。米戦艦で最も高精度のコロラドの演習値が2.2%だった。
前スレ 375.
距離17500mの(理想の)散布界。
40L50砲 1.9% 遠近散布界/射距離 = 332/17500 ;アイオワ
40L45砲 1.9% 遠近散布界/射距離 = 332/17500 ;サウスダコダ
40L45砲 1.8% 遠近散布界/射距離 = 315/17500 ;コロラド
36L50砲 2.4% 遠近散布界/射距離 = 420/17500 ;ニューメキシコ
36L45砲 2.4% 遠近散布界/射距離 = 420/17500 ;ペンシルバニア
36L45砲 3.4% 遠近散布界/射距離 = 598/17500 ;ネバダ
原文
These were ideal figures; in practice the old 16-inch guns gave a seven-gun pattern
size of about 2.2% of range during their last firings in 1941.
The dispersion of the 16"/45 and 16"/50 guns, incidentally, was essentially identical;
訳
これらは理想的な散布界の数値;
実射により(コロラド級)旧16インチ砲で(開戦直前の)1941年に、2.2%の弾着パターンが得られた。
(新型戦艦の)16インチ/45及び16インチ/50砲の弾着パターンは本質的に同一。
開戦直前には米戦艦でも相当の性能向上が認められる。最も優秀なコロラドで射距離17700m * 2.2% = 遠近散布界389m。
射距離25000mなら遠近散布界550m、射距離30000mなら遠近散布界660m。アイオワの砲撃精度を幾分上回る。
>49 >この当時米海軍の散布界は広く改善中だったはずで、O氏の著書でも開戦直前になってようやく270〜460mという満足できる値になったとか。 (学研)歴史群像 2001年10月号の記事から、米戦艦の散布界コピペ。この数値は1930年代のもの。 40cmL45砲 射距離 17700m 遠近散布界 630m ;コロラド型 36cmL50砲 射距離 17600m 遠近散布界 660m ;カルフォルニア型 36cmL45砲 射距離 17300m 遠近散布界 800m ;アリゾナ型 36cmL45砲 射距離 17300m 遠近散布界 830m ;ネバダ型 36cmL45砲 射距離 11600m 遠近散布界 525m ;テキサス型 米戦艦の精度は相当に悪いが、1936年発行の「ジュットランド海戦」 (ホローウェイ・H・フロスト海軍中佐著)によると アメリカ戦艦の散布界・命中率は、第一次世界大戦のドイツ戦艦以下だったとの指摘もある。 最良のコロラドで遠近散布界は射距離の3.5%となっている。
30年代のデータでは意味がない
その米戦艦が、どの程度向上したのか?
「調査により一六インチ四五口径砲が散布界の形成については最良」
「太平洋戦争開戦前には地道な努力が実っておおむね満足できる数値が
出せるようになったと言われている。約300〜500ヤード(270〜460m)」大塚好古
学研「世界の戦艦」P196 歴史群像太平洋戦史シリーズ 41
射程距離が不明だけど、これは簡単に分かるんだ。開戦直前のコロラドの数値がネット上に
公開されているから、逆算すれば良い。射距離の2.2%。
ttp://warships1.com/index_inro/INRO_BB-Gunnery_p1.htm 約300〜500ヤードの中間値は400ヤード。よって逆算すると
400ヤード / 0.022 = 18181ヤード
3.5%
改善前 40cmL45砲 射距離 17700m 遠近散布界 630m ;コロラド型
2.2%
改善後 40cmL45砲 射距離 17700m 遠近散布界 389m ;コロラド型
コロラドの1944年の理想値1.8%に迫る数字で、米海軍にとって満足いくものだったらしい。
米海軍は夾叉能力を重視していたから斉発散布界の縮小に関して日本海軍とは違った観念を持っていたのかもね。 それから皆。 米戦艦の散布界数値射距離の%が一人歩きしているが、実際は距離によってパーセンテージも違っているし、同型艦でも違っている。 「理想値」ではなく「想定値」なんだ。 もっと良いときもあれば悪いときもある。
68 :
名無し三等兵 :04/04/22 23:57 ID:UeUZvAFb
would give =期待できる 与えるだろう ideal figures=観念的 典型的 理想的 簡単な問題だと思うがその%は所謂「期待値」と呼ぶべきもので、演習データ等から得られた典型的、平均的な数字、計算上の根拠にする。 それに対して実際には各種条件から少し大きくなる。「理想値」と訳するのも間違いではないが、意味を重視すれば「観念的」とした方が正確なニュアンスが伝わる。 伝えられる数字からはアメリカ戦艦の平時の実弾砲撃は日本戦艦の2倍強位にしかならない。彼等も貧乏だったからだ。 そして砲身命数は大和で150発、アイオワで290発、戦艦によって違うが他の戦艦も同様の「傾向」は持っていると考えられる。 砲身命数は精度に大きく関ってくるのは誰でも知っている。極端な話2〜3倍違ってくることさえある。 ※砲撃した際の艦の運動や乗員の錬度も関ってくるので命数だけがファクターでは無い点も断っておく。 米戦艦の命数が優れているのは冶金技術防蝕技術に優れている面もあるだろうが、命数の基準が日本より緩やかなことも影響している。 開戦時の米戦艦は艦齢にもよるが、戦争準備が出来ていなかった事もあって命数が進んでいる状態であった。 ※真珠湾復旧組が修理改装に際して内筒交換も行っている点が裏付けている。 一方日本は出師準備により内筒を交換した艦も多く、開戦時点での精度面で優位にあったと考えられる。
69 :
名無し三等兵 :04/04/23 00:38 ID:shVlj8Ln
米戦艦は交互射撃を砲撃の基本としており、日本戦艦は交互射撃も行うが全砲門斉発が有利であると考えていた。 この違いが何故生じたのかは精度だけでなく砲戦指揮や思想の問題も大きく関係している。 米戦艦は交互射撃を行うことで斉射間隔を短くし、夾叉梯子式砲戦指揮法により前斉射の着弾前であっても規定時間後には発砲した。 これはこれは射撃速度を重視していたためと、射距離修整が頻繁に行える為。 特に交互射撃に夾叉梯子式法を組み合わせたことで時間あたりの弾量でも斉発に劣らない。 そして交互射撃の方が散布界が縮小され命中精度が増す為でもある。 日本の場合は元々斉発時の散布界が米戦艦より小さかった為か、交互射撃でも斉発と比較してそれほど散布界に差が無いと考えた。 更に通常、初弾観測数弾斉射法により試射段階では前斉射の着弾を観測した後、次の砲撃を行う。 初弾観測急斉射のような短間隔砲撃は、事実上近距離戦闘などの精度が高い砲戦時に限られていた。 日米戦艦の発射速度のカタログデータは大差無いのだが、このような砲戦指揮法の違いにより実戦での弾量には違いが出てくると予想出来る。 距離と状況が違うので単純比較は出来ないが、サマールで大和は10分間で6斉射、スリガオのWヴァージニアは12分50秒(但しこの時間は戦艦群の砲撃時間でWヴァージニアが実際に砲撃した時間は更に短い) で13斉射である。 戦艦の平均射撃速度は41秒。 巡洋艦の戦いで米の砲撃量が圧倒しているのはレーダーの有無だけでなく、砲戦指揮のドクトリンの部分が大きいのである。
70 :
名無し三等兵 :04/04/23 00:59 ID:shVlj8Ln
ついでだからスリガオでの米戦艦の散布界
Wヴァージニア 距離22,800ヤード 散布界300ヤード 射距離の1.3%
テネシー 20,500ヤード 400ヤード 2.0%
カリフォルニア 20,400ヤード 300〜400ヤード 1.5〜2.0%
上のINRO資料でコロラド級が「期待値」1.8%、ニューメキシコ級か2.4%とされていたのと比較して、
コロラド級のWヴァージニアとテネシー級2隻(ニューメキシコと備砲同様)の散布界がかなり改善されている。
>>69 の自分の書き込みを一部肯定、一部否定する内容になるが、
Wヴァージニアは13斉射で93発、斉射平均7.2発
テネシーは13斉射で69発、斉射平均5.3発
カリフォルニアは9斉射で63発、斉射平均7発
出弾率の問題、砲塔の射界の問題が絡むが、少なくともWヴァージニアは全門斉発で上記の好成績を挙げている。
サイパン以降、減装薬とはいえ相当数の砲撃を行った命数の進んだ内筒での成績としては上出来である。
※概算だから正確は期し難いが長門の演習での同値は新品に近い状態で0.7%前後、命数が進んだ状態で1.2%前後。
射距離と散布界の%は固定的な値ではないことが証明できていると思う。
71 :
名無し三等兵 :04/04/23 01:19 ID:shVlj8Ln
ちょっと面白い話。 散布界は基本的には小さい方がいいが、小さければいいというほどでもない。 我々は測距誤差をあまり考えないからなんたが、本当は測距誤差というのも馬鹿には出来ない。 多少散布界が広めな方が測距誤差の影響も小さく本射を行いやすいし、敵艦を外し再試射となる可能性も低くなる。 元々米戦艦の測距儀は日本戦艦のそれより小型で、もしレンズ等の精度が同等であれば測距誤差も大きかった筈。 そう考えると米戦艦が斉発時の散布界に日本ほど縮小しなかった=?出来なかったのは或いは合理的な部分もあったのかもしれない。 上で書いた通り交互射撃で散布界が縮小できるし、観測法の関係で弾量も維持し易いのが大きいとは思うんだが。 で、レーダー実用化後は逆に米戦艦の方が測距精度がかなり高くなった。測距精度が高くなると今度は散布界を縮小した方が効率いいのが皮肉な感じだ。
72 :
名無し三等兵 :04/04/23 01:26 ID:shVlj8Ln
推敲してないから変な文で済まん。
>>71 散布界が狭いだけでいいなんて単純に思っている奴は流石にいないだろう。戦艦スレももう長いしな。
狭いのもそれはそれで問題があるのは割と知られているよ。
普通は縮小する方が難しいから小さい方が優秀と思っていればいいけどね。
アメリカは夾叉能力を重視し、日本は散布界縮小を重視した。どちらも両方努力したが力の入れ方に特徴が出た。
日本は初弾を外す傾向があるがその後の修整で一度つかまると命中弾が増えるというのはアメでは知られていたらしい。<SAVOとかに出てくる。
確かにスリガオの戦艦3隻の夾叉能力は100%に近いね。MK8艦だから当然か。命中率2.5%にしかならなかったのは散布界が大きかったからだろうか。
74 :
名無し三等兵 :04/04/23 01:50 ID:shVlj8Ln
書き忘れ。 レーダー射撃も万能じゃない。Wヴァージニアは砲撃中MK8が1基故障した。 2基搭載していたから砲撃には支障なかったのは準備の良い金持ちならでは。
75 :
名無し三等兵 :04/04/23 01:54 ID:shVlj8Ln
>>73 多分そう。だが命中弾の観測は炸裂した砲弾だけカウントしているせいもある。
不発弾は観測できないから外れ扱いの筈。もう少し当っているかもしれないし、観測のミスでもう少し低いかもしれない。
そういえば日本の大遅動信管は命中時の炸裂を観測しにくくて砲戦指揮に不便だという珍しい話もある。
>>69 >距離と状況が違うので単純比較は出来ないが、
それは確かに全然違う状況だよ。単純も何も、元々比較できない話だよ。
高発射速度で撃てる近距離夜戦での射撃と、遠距離射撃だし。
また日本戦艦の試射法は初段観測急斉射の出来ない状況だった。初弾観測二段打法となるから
時間がかかる。それに途中で目標を変更してるから、その間のタイムロスもある。
>>70 その話は、ここにも出てるね。引用もと?
http://www.warbirds.jp/ansq/2/B2000850.html 長門の散布界の命数による変化は概出だけど、コピペ
>しかし、長門が散布界120mとかいうちょっと信じがたいような成績をあげた
>話も出てましたね。裏づけのある話なんでしょうか
長門は昭和16年に砲身換装と装甲強化を行ってますが、その直後の実験発射での
記録です。
昭和16年5月2日 伊豆七島の神津島東方。
射距離28000m 遠近散布界120m
散布界120mは、新品の砲身に艦を静止状態にしての実験射撃のもので、実際の
砲戦条件では有りません。
長門型戦艦の年度別 遠近散布界・命中率記録。
昭和11年 射距離 27200m 遠近散布界 220m 命中率 21.5% ;
昭和12年 射距離 30300m 遠近散布界 290m 命中率 07.7% ;
昭和13年 射距離 30400m 遠近散布界 255m 命中率 17.2% ;
昭和14年 射距離 30000m 遠近散布界 250m 命中率 07.5% ;
昭和15年 射距離 30900m 遠近散布界 395m 命中率 09.0% ;
昭和11年・13年の命中率21.5%・17.7%は、飛行機観測に拠る高命中率。
昭和15年の遠近散布界395mは、砲身寿命の尽きる寸前の記録
78 :
名無し三等兵 :04/04/23 07:46 ID:cg3OgWYh
>>76 おいおい。2万ydが近距離夜戦かよ。
大和なら2万で40秒、3万で60秒くらいだろ。カタログ速度で砲撃出来ないから極端な差はないよ。
79 :
名無し三等兵 :04/04/23 10:23 ID:JQEAQsLG
だから・・・散布界300なら真ん中の狙えば当るだろ!
>74 も一つ。Mk27Mod0補助用射撃管制レーダーを試験的に搭載。
81 :
名無し三等兵 :04/04/23 20:04 ID:PuwDK6jN
少し、砲術の話に偏りすぎではないでしょうか。戦艦の強さは攻撃力、防御力、機動 力の三要素からなります。その方面の話もお願いします。
しばらく、このままでいいんじゃない?
>>46 >
ttp://warships1.com/index_inro/INRO_BB-Gunnery_p1.htm では全門斉射で1.9%、仮に3万5千mなら665m。
>この数字は演習値らしいので実戦は735m位、2.1%だろうとか以前過去スレで推定されていた。
そんな推定はされてないよ。
前スレではコロラドの演習データを参考に他のアメリカ戦艦の散布界数値を分析してた。
例)
アイオワ主砲の理想値・想定値 1.9% * (コロラド演習実射データ2.2% / コロラド理想値1.8%)
= アイオワ推測実射値 2.32%
ネバダ 主砲の理想値・想定値 3.4% * (コロラド演習実射データ2.2% / コロラド理想値1.8%)
= ネバダ 推測実射値 4.16%
>射距離と散布界の%は固定的な値ではないことが証明できていると思う。 日本戦艦も年度ごとに散布界が異なるけど、でも普通論じられている散布界は平均値だよ
>>68 >>63 そこの単語「ideal figures」なんだが、ニフティーで翻訳すると”理想的図”と
出るよ。また市販の翻訳ソフト、本格翻訳で訳すると、やっぱり”理想的な図”となる。
米戦艦主砲の設計上の目標・理想値、射弾散布の理想図(1944年版)と見なして間違いないよ。
>85 高校の英語の授業を思い出すようなレスを付けるのも何だが・・・ These were ideal figures; (以下略)の"These"が何を示しているかっつーと 「16in X 9の艦と16in X 8の艦では"average range pattern"に差がある」 なんよね。で、カッコで囲んだ中身(Theseの中身)が"ideal figures"であると。 で後に続く文は、実際には(in practice)どうだったかという実射した結果。 で、その下の表に有る1944年のデータはあくまで予想値 (battery patterns were 'expected' to be about as follows) だが、上の本文中で出ている"ideal figures"が示しているものとは別のデータ。
>86 分かり易く原文と訳文を併記したら良いと思うよ。
史上最強の戦艦は それぞれの国民のそれぞれの心の内にあるのです
一理あるが、それではつまらんのだよ。
>>68 >そして砲身命数は大和で150発、アイオワで290発、戦艦によって違うが他の戦艦も同様の「傾向」は持っていると考えられる。
砲身命数なんだが、大口径砲ほど短く、また高初速砲ほど短くなるもの。
砲に多大な負担がかかるから。
大和はアイオワの砲に比べて、大口径で高初速だから短くて当然なんだ。
比較は同条件でしないと、意味無いよ。
そういう比較ではないと思うが。 要するに大和は使い勝手が悪いと言う事だろう。 試射にしても訓練にしても実戦にしてもメンテ回数が増えて 良好な命中率を維持するのが困難だと。
大和は常装で200発という数字もあったね。
>>68 は使い勝手の話をしていたのか?
そういう比較ではないと思うが。
>91 良くも悪くも日本的兵器の頂点ですからね。 いわゆる「職人」「神様」が使えば米艦を凌ぐデータは出るでしょうが普通レベルの人が使えば・・・
94 :
名無し三等兵 :04/04/24 08:39 ID:cohuOqaj
今まで出てきた%の流れを見ると「予測値」1.8%のコロラド級がスリガオで1.3%なら1.9%のアイオワが1.37%。
4万ydの全門斉発散布界が548ydになり、交互射撃で440yd、3門斉射で288yd。
マスティン中将の話も演習での良値を基準に考えれば不自然でもないか。
>>86 44年配布データ(ONI?)は前年実績から作られたのかな?当時の戦訓、情報分析の発行配布ペースが数ヶ月後になるから。
アイオワ等新型戦艦の主砲精度の問題は解決に約2年かかった。
43年2月竣工のアイオワについて素直に考えると44年後半から45年頃に解決されたんだと思える。
ノースカロライナは1年位かかったんだったと記憶。だとすると米海軍が16inMK7が遠距離砲戦向きの精度の高い砲だと評価したのは当然改善後の数字からだろうね。
マスティン中将がレイテ湾海戦の頃4万ydで300ydの散布界としたのも改善後の値だろう。
>>48 が言うように3門或いは4〜5門の交互射撃というのは信憑性が高い推定だと思うが、根拠は?斉発の値とする説も
>>78 のバージニア等の好成績を考えると捨て切れん。
>>90 そういう話をしているんじゃない。
米の砲身製造技術が優れているだけじゃなくて、命数の基準が緩やかなのも関係しているといっているんだよ。
良く読まないで書いてる?ここ何日かそういうレスしている人するけど。
続き 具体的データを出していなかった。資料によって違うが アイオワnew gun762mps average gun739mps 弾重1225s 命数290 大和 new gun?780mps 弾重1460s 命数150〜200 金剛new gun? 790mps 弾重674s 命数100〜210 長門new gun? 790mps 弾重1020s 命数250 命数の基準は日本のほうが厳しいと思っているが、否定する資料もあったりする。
SHSとはよく言うが、長門の二割増というのはやっぱすごいな・・・。
98 :
名無し三等兵 :04/04/24 15:53 ID:zeNzInS8
>>81 もう砲術の話もいいよね。わかりたい人にはわかっただろうし、わかりたくない人には
続けても仕方がない。もううんざりしてきたから火力と装甲に進みたいよね。
勝手に総括
1,大和もアイオワも新型戦艦は旧式戦艦より精度で劣っていたが、データ蓄積と
改善により戦争末期には実用的な精度に達していた。
2,米の戦艦は夾叉及び梯子段式で弾着を待たずに発砲する。
3,米の戦艦は交互射撃を主用し散布界を縮小できた。
4,2と3の併用により射距離修整が頻繁に行え、交互射撃の持っていた欠点、単位
時間当りの弾量の減少を解決できた。
5,しかし砲術長の判断により、砲撃精度に自信が有る場合は全門斉発も行っていた。
スリガオのウエストバージニアはこれにあたる。
6,日本戦艦は交互射撃より斉発を好んだ。初弾観測数弾斉射により目標を夾差
するまでは弾着を待って修整、発砲する。
7,初弾観測急斉射は初弾を試射とし2射目から本射にはいる。近距離砲戦等精度
の高い場合にのみ使用された。
8,弾着前に砲撃する緩斉射は発射速度を落とした斉射で試射を兼ねる。近距離
戦闘で用いられた。
9,交互射撃は弾着を見て修整をする日本式の砲撃指揮法の場合、弾量が減少
する不利が有り、元々散布界が良好だったので主用されなかった。
10,米戦艦の喫水を10mと推定し、水中弾発生を期待できる範囲は41糎砲の
場合25度で25m、17度で40〜80mと考えられた。17度は1万9千m位、25度は
2万6千m位である。それ以上は艦底を潜ってしまう。日本海軍も計算上、想定距離
でも必ず水中弾になるとは思っていなかった節がある。水中弾になる確率が向上
した砲弾ということだろう。
99 :
名無し三等兵 :04/04/24 15:55 ID:zeNzInS8
11,口径の大きな砲は直進距離も長くなる利点があるが、深度も深くなる不利もある。 12,米戦艦の喫水は実際には8〜9mであった。1〜2mの違いは、水中弾の着弾 範囲を想定より1〜2割狭めてしまうかもしれない。 13,通常の徹甲弾は直進距離で九一式より劣るが、深度が浅いことは認識されて いた。但し浅い角度では兆弾になる可能性が高く、深い角度では直進距離が著しく 短縮される。 14,水中弾になる距離での砲戦は殆どなかったというのは間違い。戦艦では機会 が少なかったが重巡は何度も機会があり、想定距離で数千発以上砲撃している。 その2つは姿勢的にも好適であった。水中弾の確認は戦争中で2発。不確実が 他に1発ある。 15,水中弾は7.5度〜30度の範囲で期待されていた。そのうち15〜25度の 範囲が特に有効と考えられていたようだ。しかしボイスの例ではより浅い角度でも 発生し、米海軍にも注目された。 恐らく15〜17度位が一番効果的だろう。 この当りが妥当な認識ではないのかな。
>>61 一応海軍の想定資料によるんだ。17°の距離が示しているだろう。
問題は25°では2万6千m。最良の17°では2万以内になってしまう。遠距離砲戦狙いの砲弾ではないという話だ。
魔法の砲弾ではない。
>>94 アイオワの場合、「距離約三万から三.五万メートルで射撃を加えたが命中弾は
得られず、その散布界は三〇〇〜三五〇メートル」
・・・だったそうだが、左右散布界が、300〜350mも有ったなら、遠近散布界は
その3〜4倍位になるよ。
それと射撃艦からは遠近散布界は計測できないんだ。下の写真には米空母が
4本の水柱に夾叉されてるが、水柱の左右の幅は判るけど奥行きは判らないだろ?
http://www.bosamar.com/gbhit.html 実際の砲戦で射撃側の米戦艦は、自身の遠近散布界を計測することは出来ないんだ。
演習では標的の真横から観測員が計測してるから、遠近散布界のデータが取れるけど、
でも実際の海戦で遠近散布界のデータを取るには、射撃を受けている敵艦の真横に、観測艦が
居座って、戦艦の弾着水柱の長さを横から計測する必要が有るんだ。相当困難。
>>95-97 砲身命数だが、warships1.comから砲圧と命数の数値を引用してみよう。
コロラド 40cmL45
Working Pressure 18.0 tons/in2 (2,835 kg/cm2)
Approximate Barrel Life 395 rounds
ニューメキシコ 36L50
Working Pressure 18.0 tons/in2 (2,835 kg/cm2)
Approximate Barrel Life Mark 11: 200 to 250 rounds
ネバダ 36L45
Working Pressure 18.0 tons/in2 (2,835 kg/cm2)
Approximate Barrel Life Marks 8, 9 and 10: 175 - 200 Rounds
Mark 12: 250 Rounds
長門 40cmL45
Working Pressure 19 - 19.5 tons/in2 (3,000-3,070 kg/cm2)
Approximate Barrel Life 250 - 300 rounds
伊勢〜金剛 36cmL45
Working Pressure 19-19.2 tons/in2 (3,000-3,020 kg/cm2)
Approximate Barrel Life 250-280 rounds
米戦艦の砲身内部の圧力は、日本に比べ低圧で、その分砲身の持ちが良いはずだが、
実際には大差ない。コロラドの命数は長門より長いが、その分低圧・低初速砲。
>>98 砲術を良く知らないで書いてるね。米海軍も初段観測二段打法で撃ってるんだよ。
試射法は日本海軍と変わらない。ドイツ海軍の試射法は少し違うけど。
初段観測急斉射とは主に観測機が使える場合の試射法で、遠距離でも当然行うもの。
>弾着を見て修整をする日本式の砲撃指揮法の場合
これも間違いというか、勘違い。試射とは弾着を見て修正する事を言うんだ。特定の
海軍に限ったことではない。
>>95 >米の砲身製造技術が優れているだけじゃなくて、命数の基準が緩やかなのも関係しているといっているんだよ。
付け加えるけれど、議論をするには根拠を挙げないと為らないんだよ。
何処の砲身製造技術が優れているのか? 同時に、その理由。
何処の命数の基準が緩やかで、いずれかが厳しいのか? 同時に、その理由。
こうしないと単に自分だけの思いこみを語ってるだけで、議論をしてるとは言えないんだ。
>>105 のスレから、水中弾発生角度。 コピペ
>556 :名無し三等兵 :03/01/05 19:20 ID:fK/pDaEr
>水中弾効果が発揮されるのは、14度から23〜24度程度。この距離で
>弾径の200倍ほどの距離を進んで、敵艦水線下へ命中する。
>
>アメちゃんが水中弾効果を発見したのは、日本より10年くらい遅かった。
>>107 物理的に不可能なんだから仕方ないでしょ? 射撃艦からの遠近散布界計測。
・・・と言うか射撃(演習)中の戦艦は、左右散布界を計測するんだ。それが規則。
>>100 >遠距離砲戦狙いの砲弾ではないという話だ。魔法の砲弾ではない。
九一式の水中弾効果が中距離専用なのは、みんな知ってると思うよ。前スレから
>947 :名無し三等兵 :04/04/18 20:18 ID:???
>艦隊決戦が始まれば、飛行機から潜水艦まで、各種兵器を使っての総力戦となる。
>しかしここは戦艦スレだから、戦艦のみに焦点を当てる。
>
>始めは大和のアウトレンジ戦法 距離4万メートルからの砲撃
>>321 。数隻の米戦艦を撃沈撃破する。
> @ 米戦艦の射程は、ノースカロライナで33km、コロラドで32km、ネバダで31km
>
>続いて距離3万メートルから砲撃。長門以下の戦艦が参加。米戦艦も砲撃開始。
> @ 距離三万メートルの命中率を、
>>519-524 のデータを元に検討して見よう。
> 命中率は条件が悪くなると下がるから、仮に演習値の半分としてみる。
> 日本戦艦の命中率15%を半分にすると7.5%。米戦艦の命中率4〜5%の半分は命中率2.5%
> (旧)米戦艦15隻対(旧)日本戦艦10隻で計算すれば、
>>880-881 の通り。
>
>更に接近して決戦距離2万メートルの砲撃。水中弾効果が発揮されて、命中弾数が1.6倍に増える。
> @ 命中率が3倍×1.6倍で、4.8倍になる。
MK8は水柱の観測してるじゃん。 MK3はMK8艦の水柱を観測したけど効果なかったといわれているけど。
>>111 半世紀も前のレーダーを過大評価するのも、問題だと思うよ。参考↓
> 多分ですが、当時のレーダー測位では、単縦陣で航行する日本艦隊は分離でき
>ず、PPI(回転式表示)でなら一本の長い線に見えたはずなのです。それも
>384mという奥行きをもった線です。これを基礎データーとして射撃して、
>まともな挟叉が出るのは、幸運と言うしかありません。
> どうも米レーダー技術に対する過大評価をしているように見え、それゆえに、
>その他の要因による正確な先制射撃を受けた分析を誤っているように見えてしま
>うのですが・・・・・
http://www.warbirds.jp/BBS/c-board/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=5518;id= もちろん水柱も写るだろうけど、まともに計測できるかどうかはまた別の話。
俺からも参考↓
ttp://www.warbirds.jp/ansq/2/B2000243.html >米戦艦に搭載されていたMk-8射撃指揮レーダーの判別能力は非常に高かった。
>縦の判別能力は30ヤードであり、横解像度1400ヤード以内に大和と長門が
>居たとしてもこの両艦を判別することは容易であった。またMk-8は弾着を
>観測できる高い能力があり、現に私は暗黒の夜に80斉射を日本艦に浴びせて
>延々と炎上させた事がある。
レーダーといっても、射撃管制に使用したものだけで
SG→MK3→MK8→MK13と進歩している。
スリガオの戦訓から見て2万ydの距離でMK3は水柱の観測は出来るが、能力としては不充分だった。
恐らく解像度に問題があったのではないか。
MK8は実際に当てていることもあり、上記サイトのコピペから解像度も優秀であった。
レーダーの測距誤差は著しく小さなものだし距離の測定には有効だと思うよ。
問題はむしろ方位に甘さがあるという話。遠近より左右幅の計測の方が誤差が大きそうだ。
>>104 基本形が違うんじゃない?
日本の初弾観測数弾斉射法は世界的に珍しいものじゃなく基本的なものだけど、米英海軍は梯子段式交互射撃が基本。
初弾観測式の指揮法も行った例はいくつもあるだろうけど基本にしているのは違うよね。
ウエスト等が2万ydで平均射撃間隔41秒。
2万ydでの着弾まで30〜40秒くらいかかるから修整は間に合わない。
観測データは前斉射ではなく、それ以前の斉射による修整データとなる。
その分修整は甘くなるし命中率自体は下がるけど、命中速度的にはこちらの方に分があると考えたんだろう。
本当に分があったかは別だが。
興味深いのは、ウエストが基本的な交互射撃ではなく斉発をしていたこと。
42年以降、レーダーの実用化に伴って斉発も認められていたというから砲術長が精度に自信を持っていたんだろうね。
>>108 過去ログよく読め。このスレで書いた奴がいたはずだぞ。
九一式41糎砲弾の水中弾効果が発生する射距離は日本海軍のデータで1万〜2万7千5百。
これは7.5度〜30度の範囲になる。
だが効果が最も現れるのは15度〜25度くらいの間。
25度の場合は25m、17度なら40〜80mが有効着弾範囲になる。だが計算根拠にした推定値より米戦艦の喫水は浅かったようだ。
また17度での幅が大きいことは、九一式も沈下幅が生じることを認識していた可能性を示唆しているかも知れん。
八八式より前の砲弾の場合、形状の関係上、九一式より浅い深度で進むが、その直進距離は著しく短く13度以下では兆弾になりやすい。
116 :
名無し三等兵 :04/04/25 02:17 ID:wSkGoI9a
>>109 はああいうけど、少なくとも日本海軍は艦上観測でも弾着の遠近も観測してたよね。
どこまで正確かはわからないけど米英の梯子式と違って修整距離を毎回指示するのが基本だし。(梯子式は事前に数値を決めている)
高め2とか、下げ6とかは距離だからね。百単位の。
>>113 MK8の解像度は24m離れた目標を分離できる。MK3の解像度は300m。
つまりMK8の場合は何とか水柱で観測できるというレベル、MK8は実用的に出来るレベル。
それにMK3の場合、多くの艦艇が参加している海戦だと完全無照射砲撃は少し手に余るだろう。
MK3時代は米艦も可能であれば光学測距と併用していたが、MK8になるとレーダーオンリーの方が成績良かったらしい。
ましてMK13は……。
>>108 アメリカはジュトランド海戦の戦訓から水中弾の効果を認識しておりました。
日本は多少情報が遅かったのか、土佐実験で気付いたといわれます。
しかしどちらも当時建造予定の戦艦に間に合わず、新型戦艦からの対応となります。
119 :
117 :04/04/25 02:38 ID:???
失礼訂正 >MK8の解像度は24m離れた目標を分離できる。MK3の解像度は300m。 >つまりMK8の場合は何とか水柱で観測できるというレベル、MK8は実用的に出来るレベル。 MK8の解像度は24m離れた目標を分離できる。MK3の解像度は300m。 つまりMK3の場合は何とか水柱で観測できるというレベル、MK8は実用的に出来るレベル。
>108 水中弾効果(というか,平頭弾による水中直進効果)自体は 19世紀中頃には既に特許が出てるぐらいで,特に目新しい ものでは無い。 米でも第二次大戦後,潜水艦攻撃用の特殊弾として着目されており それなりに研究がされているっぽい。 気づいて居なかったのでは無く,貫通力等との兼ね合いから 捨てられたのではないか?と漏れは思ってる。
>>114 >ウエスト等が2万ydで平均射撃間隔41秒
>2万ydでの着弾まで30〜40秒くらいかかるから修整は間に合わない。
>観測データは前斉射ではなく、それ以前の斉射による修整データとなる。
はじめ試射を行い着弾を見て修正し、それから最大発射速度で連続発射する
ものなんだ。どこの国でもそう。
まだ、ちょっと試射の意味がわかってないと思うよ。
>>116 >少なくとも日本海軍は艦上観測でも弾着の遠近も観測してたよね。
もちろん着弾を見て遠近観測はするけど、射撃艦からは距離の判別は出来ないんだよ。
事前に数値を決めていて、試射終了後、本射に移るんだ。
観測機を使った場合は、細かく距離方向を指示できるけど、艦上観測の場合は別の試射方を使うんだ。
>>118 >>120 「日本海軍の秘密兵器だった水中弾については、米海軍も1935年頃、実験によって同様の効果を確認し、
水中弾道性能の良好な砲弾の開発に着手していた。したがってノースカロライナ級では当然、対策を
施すべきだったが、設計に組み入れる時間的余裕が無かった為、弾火薬庫の側面に平均厚さ89ミリ、
高さ2.1メートルの装甲板を装着したに留まり、対水中弾防御は非常に不完全だった。」
「世界の艦船」556集 P151
まともな水中弾防御は、次のダコダ・アイオワから。米戦艦の液層防御は徹甲弾に無力で、
ノースカロライナ以前の米戦艦は、水中防御は断片防御程度。
日本海軍の場合、大正13年(1924年)の土佐に対する実験射撃で水中弾効果が発見され、
対策に水線下の装甲強化を行った。
長門で弾火薬庫側面に最厚部231mmの装甲を追加する。同じく伊勢では最厚部195mmの装甲を追加。
ただし扶桑・金剛では弾片防御程度。
>>115 ここでよく出てくる、落角「25度・17度」って言うのは、計算したものではなく、書籍に載ってる
図から読み取った物だよ。
>また17度での幅が大きいことは、
単に図を大雑把にどう見るかによって変わってるだけ。幅があるのは正確に計算した物じゃないから。
落角25度の水中弾道図は、学研「長門型戦艦」歴史群像・太平洋戦争シリーズ p178 からで、
落角17度の水中弾道図は、グランプリ出版「日本の戦艦 下」P225からだよ。
日本海軍の水中弾効果と言うのは、 1)水中弾道が安定してふらつかず、真っ直ぐに進む効果。 2)落角14度から23〜24度の範囲内で、最も効果的に発揮される。 砲弾の径の200倍もの距離を進み、敵艦の舷側へ命中する。 3)その範囲外では、効果は割り引かれる。 落角25度以上では、ほとんど空中弾道と変わらず真っ直ぐ沈んでしまう。(効果の範囲が狭い) 91式徹甲弾の水中弾効果がもっとも発揮できる範囲、つまり2)の条件では命中弾数が1.6倍にも増える。 この範囲外でも一定の効果が期待される。
>MK8は水柱の観測してるじゃん。
どうだろうか? 例のスレから コピペ
> elebras - 03/12/3(水) 16:01 -
> その分解能にしても、的艦と夾叉する弾着水柱を区別できた、なんて話もあったりするのですが
これにはどうもカラクリがあるような気がします。弾着水柱を区別するために
は、最低でも回転式レーダーが必要です。現代レーダーのデーターですが、上記
した比較例のレーダーは回転数が24回転標準です。(実際には20回転程度。
回転用モーター電源のケーブルを長く引くため、電圧が落ちる。)
これは、1回転2.2秒になります。
これを言い換えれば、ある特定方向の目標は2.2秒に一回しか見ていないと
いう事です。
実は76mm砲の実射でその着弾水柱を上記の市販レーダーで見たことがあり
ます。このときは、2発連続して発射、5浬先の仮想点に打ち込んだものですが、
肉眼では二つの水柱がはっきり確認できましたが、レーダーでは一つで、それも
2回転見えただけです。そして、このとき当時に稼動していた、対空、対水上
監視レーダーでは、この水柱は見えていません。
h
ttp://www.warbirds.jp/BBS/c-board/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=5518;id=
追加 コピペ
さて、往時のレーダーに話を戻すと、SGを例にすれば、回転数が19回転程度
ですから、約3.16秒に1回しか特定方向は見ません。SGの周波数は3GHzです
(2996MHz)ですから、十分水柱には反応しますが、なにせ、回転数が低い
ので、可能性としては、全ての着弾ではなく、散布界の中で、隣接するものでは
無く、二つの離れた水中を分離できた、といったところが本当なのではないで
しょうか?
もうひとつ、あえて言及していないことがあるのですが、射撃指揮に使われる
レーダーは多分ですが、回転式では無い事です。もちろん、そうもできるので
しょうが、現在でも射撃指揮レーダーの多くは、Aスコープ形式、つまり、縦軸
に反射信号強度、横軸に時間を表した形式です。測角はその向けられた方向に
なります。PPIで得られる目標方位に射撃レーダーを向け、測距をします。これに
はある程度ビーム幅の広いレーダーのほうが適しています。レーダー測距の原理
を理解頂ければ、ビーム幅による誤差は、無視できる程度、ということがお判り
いただけると思います。
しかし、測角はひどいことになります。普通レーダーアンテナのビーム幅は、
半値角といわれる、最大信号から6dB下がった点までを言います。これは左右
に現われますから、最大点をはさんでその両側の-6dB点がなす角度がビーム幅
になります。本来ならば受信電界強度が半分になるのですから、明確にわかる
と思われがちですが、受信機の直線性が問題となって、差がわからないことが
あります。往時の受信機では、多分、この周波数で直線性の良いものは作れない
と思います。
現代の(といっても82年ですが)技術で作られた、対空、対水上監視レーダー
では見えなかった水柱が往時のレーダーで見えた、というなら、往時のレーダー
のほうが性能が良かったという事になります。
もっとも、76mmと406mmという口径差がありますから、水柱の規模
も比較にはなりませんので、「見えた」のかも知れませんが、3万メートル
などという距離で分離が出来た、というのは信じがたいですね。
h
ttp://www.warbirds.jp/BBS/c-board/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=5518;id=
>>114 >米英海軍は梯子段式交互射撃が基本。
これって訳しかたが違うだけで、日本海軍で言う初段観測二段打方の意味では?
129 :
名無し三等兵 :04/04/25 10:02 ID:2AvIhYEh
レーダーがないとあたらん。
日本軍の遠距離射撃は実績が無いのが痛い。 レーダー射撃は諸説あるにしろ、日本側すら脅威を認めるくらいだからなぁ・・・。
131 :
名無し三等兵 :04/04/25 10:28 ID:2AvIhYEh
スリガオの時、 新型レーダーで誘導された駆逐艦、 射撃は一方的。 旧式のレーダーの米戦艦と 目視の日本が憐れです。
まあ良いじゃないか。誰もレーダーが無い方が有利だ、何て言ってないんだから。
>>124 水中弾の弾道図は、落角25度のものが、学研の「日本の戦艦 パーフェクトガイド」P184
にも載ってる。
例えば
>>57 の
>25度で着弾した場合の水中弾だが、概算で60口径分直進した時点での深度が30口径。
・・・は、この弾道図から読みとったものだよ。ただ>57の読みとり方は、あまり正確じゃない。
それと91式弾・水中弾効果は23度以下から、その本領が発揮されるから、25度だと敵艦の
艦底を潜り抜けてしまい効果が限定的だったりする。
水中弾効果の発生理由なんだが、石を水面に投げて「水切り」する場合と
同じように、下から水の力で弾丸を押し上げているんだ。
それで弾丸は水中深く潜っていかないで、魚雷のように水面と平行に近い
状態の弾道となり、敵艦の横腹に命中する。
日本海軍は実験を繰り返して、最も効果的で適正な弾丸形状を導き出した。
結果、大部分の米戦艦は水中弾防御を持ってないから、旧式な金剛や扶桑でも
新型戦艦ノースカロライナを撃沈する可能性を秘めているんだ。
初段観測二段打方と梯子段式?は似ているね。 違いといえば初段観測二段式の方は初弾が外れた場合は遠近両方向に事前指示 しておいた修正値をそのまま使用し遠めと近めに砲撃して観測,夾差までの時 間を短縮する。当然交互射撃で,多くは本射に入ってから斉発に移る。初弾が 着弾してから発砲する話と着弾する前に発砲する話と両方読んだ事がある。 砲術長の裁量だろうか。或いは初弾観測急斉射等との混同か。精度の悪かっ た大正時代考案の方式で,太平洋戦争時にも使われた例がある。だが精度の 向上で夾叉までの時間が短縮できた為大抵は観測してから発砲するよく知 られた方式をとっていたようだ。 一方梯子段式は似ているけど,初弾の着弾前でもそのまま砲撃を続け,着弾 が観測できた時点で外れていれば事前に指示しておいた修正値を使用して 砲撃する。この際,二段式と違い遠近両方の修正値を使用するのではなく、 遠めなら上げ,近めなら下げの修正値のみを使用する。これまた当然交互 射撃で,本射に入ってからも交互射撃を続け距離の修正を頻繁に行なう。 太平洋戦争中も基本的にこの方法がとられていたが,レーダー射撃実用化 後,精度の向上で斉発も認められた。 日本海軍の水柱の観測だが,苗頭が一致していれば測距も行なっている。 苗頭きれの場合は測距しなかった。=出来なかった。観測艦や観測機が あれば尚良いが,無くても測距はしていたよ。精度の程はわからないけど、 演習値は下回るとはいえそれなりに当たっているからね。
だからもう砲術の話はやめようって。 水中弾防御は日本では長門の改装に際して部分的に取り入れられ,大和で本格導入された。 伊勢も考慮はされたらしいけど。 米国ではノースカロライナで部分導入され(火薬庫のみ)、サウスダコタ,アイオワで 本格導入された。 近距離着弾の水中弾は貫通力も大きいが,水中直進距離が長かった場合の貫通力は 約3インチ。ちょうど米ニューメキシコ以前の水中防御を破れる位の威力はある。 だがテネシー以降だとどうだろう。不発だったけどビスマルクの水中弾をPOW の水中防御で阻止しているし,強固な水中防御は遠距離着弾の水中弾にも有効だよ。 浸水はするけど致命部に貫入するのは難しい。近距離着弾の場合は元々威力が大き いし,大和、アイオワ,サウスダコタ以外の艦にとっては危険。 (長門,ノースカロライナも火薬庫以外は弱い) どんな艦でも格上艦を撃沈する能力はあるって。特に集中防御艦は非防御部分が全長 の半分もあるんだから浸水し放題。上構とかは防御部分上であっても弱いしね。 問題はその水中弾が実戦でずいぶん(合わせると5千以上)撃っても意外と(2〜3発) 発生していないこと。CAについては期待した距離での同航、反航砲戦もあったのに。 逆に日本艦が水中弾を受けた事も1〜2例あったらしいけど。 通常の砲弾と比べて顕著に多くなるはずなんだが。
>>134 解説ありがとう。ただ君の試射法の理解は、残念ながら間違っているよ。
>初段観測二段式の方は初弾が外れた場合は遠近両方向に事前指示
>しておいた修正値をそのまま使用し遠めと近めに砲撃して観測,夾差までの時
>間を短縮する。
まず、ここなんだが遠近両方向に撃っても、全く意味がないんだ。砲弾が敵艦の
後ろに落ちたら、近方向に砲撃したら良い。敵艦の手前なら、遠方向に砲撃する。
初弾観測二段打方の「二段」とは、近方向或いは遠方に、二段回に分けて、
修正射を撃つと言う意味。
もしも初弾が敵艦の後方に着弾したら、近方向に-600m -1200mと修正した
2回の射弾を送り込むんだ。これが初弾観測二段打方。
>初弾が着弾してから発砲する話と着弾する前に発砲する話と両方読んだ事がある。
>砲術長の裁量だろうか。或いは初弾観測急斉射等との混同か。
これは君が何で得た知識なのか、ソースを提示してくれないと、他の人が判断できないよ。
弾着を見て修正するのが試射で、修正無しで撃つなら、それは試射じゃないんだ。
>>134 >一方梯子段式は似ているけど,初弾の着弾前でもそのまま砲撃を続け,着弾
>が観測できた時点で外れていれば事前に指示しておいた修正値を使用して
>砲撃する。この際,二段式と違い遠近両方の修正値を使用するのではなく、
>遠めなら上げ,近めなら下げの修正値のみを使用する。
この3〜4行の文は間違いだけど、1〜2行の「初弾の着弾前でもそのまま砲撃を続け」
も、少し違うよ。これは夜戦などの近距離限定の射法だろう。
遠距離砲戦でこうした撃ち方は有り得ないんだ。なぜかと言うと、時間を追って考えてみよう。
まず仮に弾着まで50秒、発射速度が40秒位の遠距離砲戦を想定しよう。
君の言うとおり「初弾の着弾前でもそのまま砲撃を続ける」ものとする。
よって初弾発砲してから、40秒後に修正無しで次弾を発射する。
そして、その10秒後(発砲から50秒)に初弾の弾着となるね?
ここで初弾から命中したら万々歳だけど、そううまくはいかない。弾着誤差が有ったとする。
「さあ修正射だ!」と思っても、もう次弾は発射し終わっている。3射目の装填作業が
終わるまで、仕方ないからボケーと30秒も待つことになるよ。タイムロス。
近距離では修正を待たないで、初弾から急斉射に移るのは日本海軍も、やってることなんだ。
敵が目の前にいるのに、のんびりしてられない。
でも遠距離射撃は別で、逆に時間を無駄にしてしまう。したがって彼方の理解は、恐らく間違い。
>>138 >これは夜戦などの近距離限定の射法だろう
2万ヤードでもやっていますが。
>>134 >日本海軍の水柱の観測だが,苗頭が一致していれば測距も行なっている。
>苗頭きれの場合は測距しなかった。=出来なかった。観測艦や観測機が
>あれば尚良いが,無くても測距はしていたよ。
残念だけど、これも間違いなんだ。水柱と敵艦との間隔について測距はしてない。
判定してたのは遠近判定だけ。つまり水柱が、敵艦の後ろか前か? それだけ。
「苗頭きれの場合は測距しなかった。=出来なかった。」と言うのは、目標と水柱が
重なってないと、弾着が目標の手前か後方か判らないし判定出来ない。そう言う意味。
測距じゃ無いんだ。
>139 >2万ヤードでもやっていますが。 こういう面倒な試射法とかを使うのは、交戦距離が伸びて弾着までの時間が発射速度を 上回ってくるからだよ。 そうでなければ面倒なことしないで、始めから最大発射速度で撃った方が良い。 当時の精度で2万ヤード(18km)程度の距離なら、始めから急斉射して良いんだよ。
>135
>通常の砲弾と比べて顕著に多くなるはずなんだが。
水中弾の少ない理由は
>>105 で提示されてるけど。
日本CAも水中弾考慮した弾つかっていたのにね。
水中弾の発生条件じゃ無かったんだ。アッツ沖で米巡に4発命中したけど、水中弾は1発だけ。
>114,>121その他
ここで話題になってるスリガオの時のW・バージニアは間違いなく
試射無しいきなり斉射後に最大速度で連続斉射。
ttp://www.ibiblio.org/hyperwar/USN/ships/logs/BB/bb48-Surigao.html のAction Reportの"CHRONOLOGICAL ACCOUNT OF ACTION"
(交戦経過)および,その下の"Performance of own Ordnance Material and Equipment"
によると
0352に射撃開始,いきなり8門を用いた斉射射撃。0353に初弾命中と判定した直後から
コンスタントにほぼ40秒間隔で斉射を続けている。(第1→第2斉射の間隔は35秒)
あと第2斉射では下げ100で修正しているので,第1斉射の結果を見て
修正しているのは確かっぽい。
>145
>あと第2斉射では下げ100で修正しているので,第1斉射の結果を見て
>修正しているのは確かっぽい。
まあ>114は間違ってるが、>121の通りだろ?
「はじめ試射を行い着弾を見て修正し、それから最大発射速度で連続発射する」
スリガオ程度の距離なら、弾着時間の方が発射速度より早い。だから、
>>141 >当時の精度で2万ヤード(18km)程度の距離なら、始めから急斉射して良いんだよ。
>>144 ブーゲンビルとスラバヤは発生条件にあってるからねえ。
確かにアッツは距離的には適合していたけど姿勢的に適合していた時間は長くは無いし(多少はある)。
サマールも斜めからの追撃した時間がちょうど重巡部隊の砲撃と重なるんだよね。斜めは良くは無いけど最悪でもない。
同航でも反航でも真横にいる敵艦を打つとは限らないから実戦は多少斜めになっちゃうことが多いよね。後は角度の問題だ。
アッツもサマールも雷撃を行なっているから、最悪ではなかったんだろう。良くはないとしても。
単艦戦闘じゃないし同速度でもないから真後ろから追撃していないんだよね。航跡図をみると意外に。
発射数に比して水中弾が少ない気はするね。1.6倍とか1.3倍という違いもこの姿勢を考慮したかどうかの違いじゃない?
そういえば日本の場合、対象となる砲からの安全距離を持たせる為の装甲厚は均衝より1割薄くしていた。
これは同航砲戦であっても真横に撃つわけじゃない、角度が付いているから。
何度を想定していたかわからないけど浸透パスベースで大体17度くらいの角度は生じるということだろう。
大和型は別で、装甲厚に関する姿勢の安全率は考慮せず0度(90度)正撃に耐え得る厚みを持たせていた。
力の入れ具合がわかる。
初弾命中が可能な程の測距・測角データを積み上げた上での斉射を 「試射」と呼んでいいものなんだろうか
着弾しても砲の仰俯角が間に合うのかね。35秒とかで。
>147
発射数じゃなくて、命中弾との比で見ないと意味無いよ。1.3倍とは単純な話で図の意味の取り違い。
水中弾の少ない理由は
>>105 で提示されてるけど。
近距離なら試射は要らないな。
1.3倍は俺の手元のCMJ大和型戦艦再検証にもあるなあ。元ネタは知らんが。
>>146 第一斉射と第二斉射の間隔35秒だから最初から本射並だよ。
近距離で”試射不要”は良いとして、始めは遠距離射撃から始めるべきだと思うんだが。
敵艦隊は徐々に近寄って来るんだから。
>>110
Wヴァージニアの初弾が命中、第二斉射の修正が100か。 単位は当然ydだろうが、命中したのに修正しているということは観測できているということだな。レーダーオンリーの場合でも散布界の中心に捉えるべく修正するとは聞いていたが実際やっていたとは。 それとも二段式の事前修正値?
距離2万ヤードの距離でなら初弾から急斉射・本射になるのは、みんなの意見が一致してるね。
夜戦は激しいが、砲術としては単純で面白みに欠ける。
>>154 >>110 氏の場合は改善前1931年の命中値を適用している御仁だから。
面白いのは1931年観測機を使うと劇的に改善されると評価されている事。
元々散布界だけじゃなく測距にも問題があったことを示しているが、反面測距が改善されれば(レーダー等)散布界がそのままでも当たるという事だね。
まして散布界改善後のデータであれば。
具体的には2万ydへ着弾するのに何秒かかる?30秒くらい?
>>158 >>110 氏の場合は改善前1931年の命中値を適用している御仁だから。
いや1941年の数値での計算だよ。
>>159 その通り。コロラドで30秒ほど。
20,000 yards (18,290 m): 30.6 seconds
>>158 確か
>>83 の要領で計算して、1940年代の日米戦艦命中率の較差を三倍と結論付けた。
>>160 158じゃないけど1930-1931年で3.7〜5.4%だよね。>INOR
>>158 大和が4万2千メートルへ107秒だから2万yd=1万8千メートル強なら30-40秒というあたりじゃない?砲の初速によるけど。
>>163 >158じゃないけど1930-1931年で3.7〜5.4%だよね。>INOR
それで1941年にコロラドの散布界は、射距離の2.2%に向上としたらしい。
>>66 米戦艦最良がコロラドで、この数字に基づいて、日米三倍と。
アイオワ ノースカロライナ コロラド ニューメキシコ ネバダの散布界は、それぞれが
射程の1.9% 1.9% 1.8% 2.4% 3.4% を理想値・想定値とし、
コロラドの演習データと理想・想定値の比は、2.2/1.8=1.222倍であった。
>>63 他の米戦艦も同様とすれば1940年代の演習時の遠近散布界は、それぞれ
(1.9% 1.8% 2.4% 3.4%)*(2.2/1.8) = 2.32% 2.32% 2.2% 2.93% 4.16%
大体これ位だろう。
あー仕事から帰ってきてみれば皆で一日楽しそうな話を。
米戦艦の命中率だけど、結構何度も出てくるページにありますよ。
ttp://www.warships1.com/index_inro/INRO_BB-Gunnery_p2.htm グラフからの読み取りになるから1%位の間違いはあるかもしれないけど、
16in砲の1940-1941の命中率
35,000yd 9% 30,000yd 8% 25,000yd 14% 20,000yd 23%
15,000yd 33%
当時ノースカロライナは竣工前か直後位だから多分コロラド級の成績。
長門には敵わないけど、そんなに悪い数字じゃないでしょう。
過去スレでの長門他日本戦艦の命中率はどの位でしたか。
次に同じく微妙な誤差はあるかもしれないけど 16in砲の命中速度1940年版 34,000yd 0.1 26,000yd 0.25 23,000yd 0.35 14,000yd 0.8 14in砲の命中速度1940年版 33,000yd 0.1 26,000yd 0.2 23,000yd 0.3 14,000yd 0.75 16inだと34,000ydで1門が1分間に0.1発の命中弾を得る。 ★後は1分1斉射なのかカタログ通り40秒1斉射なのかで評価も違ってきますが、1分間に1隻のコロラド級が距離34,000ydで0.8発の命中弾を与える。斉射が計算上は1〜1.5だから砲撃弾数は8〜12。命中率約6.7〜10%。 26,000ydでは0.25発×8=2発。命中率にすると16.7〜25%。上の25,000ydで14%と大きくは違わないようです。 同じく14in砲を見ると33,000ydで1分0.1発。テネシー級なら12門装備で1分に1.2発。砲弾数は12〜16発として命中率は7.5〜10%。 26,000ydでは0.2発×12=2.4発。命中率12.5〜20%。 傾向としては16in砲が14inより精度が高いことを示しているように思えます。 ★から下は私の概算だから多少計算根拠に疑問もありますが、命中率は1回ごとに違いますから、そんなに不思議なほどの差ではないと思います。日本戦艦も年度の初めと終わりで成績が違うそうですし。
>>77 に長門のデータがあるね。その中で興味深いのは次の2つの年。
昭和14年 射距離 30000m 遠近散布界 250m 命中率 07.5% ;
昭和15年 射距離 30900m 遠近散布界 395m 命中率 09.0% ;
昭和15年のデータは砲身寿命が尽きる前の数字との事で、散布界が14年度よりかなり広がっている。
にも関らず命中率は昭和14年より高い。
散布界だけで議論してきた俺達って一体……
169 :
166 :04/04/26 00:19 ID:???
>>166 がちょっと間違い
16in砲の1940-1941の命中率
35,000yd 8% 30,000yd 9% 25,000yd 14% 20,000yd 23%
15,000yd 33%
3万5千と3万が逆でした。
>168 昭和15年は飛行機使ってたんじゃないの?
飛行機は昭和11、13年のデータだとさ。
>168
>散布界だけで議論してきた俺達って一体……
散布界だけで命中率が決まると思ってる人は、居ないのでは?
長門の↓のデータでも、散布界は同等なのに命中率はずいぶん違うし。
>>77 > 昭和13年 射距離 30400m 遠近散布界 255m 命中率 17.2% ;飛行機使用
> 昭和14年 射距離 30000m 遠近散布界 250m 命中率 07.5% ;
散布界は一つの基準として、他に測距や測的の精度によって命中率に差が生じるもの。
砲や砲弾などが幾ら高品質でも、照準精度が悪かったら命中率は低くなる。
主砲精度・散布界をハードウェアとすれば、測距・測的の精度は、つまりソフトウェアの事だね。
散布界が同じくらいでも、飛行機他を使って精度の良い着弾観測をすれば、命中率が向上するんだ。
同時に散布界が広くても飛行機を使えば、低い命中率を、ある程度カバーできるわけ。
命中率評価は、これらの兼ね合いを考慮する必要がある。
戦前は日米両海軍とも、当然ながら制空権下の艦隊決戦を想定し、またそうした訓練をしていた。
双方とも観測機を使うと仮定すれば、散布界の広い米戦艦も相当命中率が向上するだろう。
つまりは 前々々々スレぐらいの アイオワは散布界の癖がないのが問題って話と同じだろ ループだ
>>172 その割りには散布界データそれもある程度根拠はあるとはいえ推定だけで命中率3倍
説が繰り返されていたよ。
手に入る資料の範囲内で色々と検討してみる姿勢は大きく評価していたが、3倍と断言
できる神経も別の意味で感心していた。
米戦艦と観測機の関係だけど、1934年?の時点で観測機を使用すると命中率6倍と
書いてあるね。多少の吹かしがあったとしても、当時測距精度に問題があった事を示
唆している。
1930-31年のコロラド級が3.7〜5.4%。14in艦はこれより劣るとして3.0〜4.0%と乱暴に
考えれば6倍で18〜24%。わからない話じゃない。
日本が改善と訓練を行っていたように、相手も日々創意工夫をしていたというだけの
話だよ。
>>173 そうだね。散布界癖が無い問題は真偽不明だったけど。
散布界の広さは命中率に影響する要素の一つであって全てではないと言う事だね。
考え付く限りだと
散布界の広さ
散布界内の弾着分布
測距精度
的速観測
的針観測
自艦の速力や舵
天候
おお沢山有る。きっともっとある。
そういえば英戦艦はビスマルクとの戦闘でビスの発砲煙の為測距儀での観測が困難、
自艦の排煙で指揮所が包まれるなどしてレーダー観測に切り替えたそうだね。
こういう状況も風が強ければ無かったかもしれない。
アイオワの話は 同じ散布界の大きさでも、半数命中半径は異なる、或いは 同じ半数命中半径でも、散布界の大きさは異なる、ってこと だと理解していたが
>>174 > 米戦艦と観測機の関係だけど、1934年?の時点で観測機を使用すると命中率6倍と
>書いてあるね。多少の吹かしがあったとしても、当時測距精度に問題があった事を示
>唆している。
測距精度などが劣るのは、当時米戦艦・最大最強のコロラドでも測距儀が15フィート(4.57m)の
小型の物だし、劣る理由は判る。対抗する長門は10m測距儀だった。
> 1930-31年のコロラド級が3.7〜5.4%。14in艦はこれより劣るとして3.0〜4.0%と乱暴に
>考えれば6倍で18〜24%。わからない話じゃない。
でも、これは逆じゃない? 射距離1万5500ヤード〜1万9000ヤードの目標に対して、
米戦艦の命中率は0.99%〜1.04%程度だったから、(学研)「世界の戦艦」P193
6倍に向上した結果が、その「命中率5.4%」だよ。
どうしてかと言うと、散布界の面積から大体の命中率の「上限」を割り出すことが
出来るからなんだ。米戦艦の弾着分布図なども概出だけど、プリントアウトして
検討するのも良い。「18〜24%。わからない話じゃない。」は、わからない話なんだ。無理。
散布界は命中率の要因の一部だけど、重要な一部だから無視したらいけないよ。
>>176 だれも散布界を無視していないよ。散布界だけで考えてはいかんという話になっている。
それより1931年と1934年のデータだって古いと言われてるけどあんたのデータは1919年と1921年だろ。
わざと?
世界の戦艦でいえば1923年には何隻かの戦艦が1830m以上の散布界を示して問題になったとか。 距離は判らないけど2万yd以内だろうか。そもそも大事な大事な散布界も開戦時とは段違いだろ。 紹介されたグラフでも12inの1912-17年で1万2千ydで4%しか出していないかと思えば1万7千ydで12%だったり。 時期によっても違うようだよ。
>>177 >だれも散布界を無視していないよ。散布界だけで考えてはいかんという話になっている。
いや無視してるんだよ。当人に、おそらく自覚は無いのだろうけど。
参考 「最高速度だけで考えてはいかんという話」
@ 最高速100km/hの自動車で、100km先の目的地に向かう。到着まで3時間ほどかかった。
@ 時間短縮のため、ナビを搭載し、ベテラン運転手を雇った。すると到着まで2時間で済んだ。
@ ところで所要時間は、時と場合による。在る日は2時間20分かかり、別の日には3時間10分かかった。
必ず○○時間で済むとは言えない。
@ しかし、だからと言って「目的地まで30分で着く可能性がある」と誰かが言い出したら、
それは明らかに間違い。
最高速100km/hが、この自動車のハードとしての限界だから、100kmを30分で走りきることは不可能。
この例えは「最高速度を無視してる話」。最高速度だけで考えてはいかんが、無視してもダメ。
ナビやベテラン運転手とは、つまり優れたソフト。それによりハードの性能が無駄なく効率よく発揮される。
しかし、いくら優れたソフトでも、ハードの限界を超えることは不可能。
>177 砲・砲弾他による散布界をハードとすれば、測距・測的・指揮能力がソフトの能力。 高精度の大型測距儀や観測機や射撃用レーダーを使うと言うことは、敵艦を 正確に射弾の中に捕らえ続ける能力が優れていると言うこと。 砲というハードの性能を効率よく引き出す、言わばソフトとしての能力。 これら「ソフト」が最高の能力を発揮した場合、夾叉100%が上限となる。逆に下限は 夾叉0%で命中率も0%となる。 命中率の下限は0%だが、上限は「ソフト」では無くハードの限界による。 いくら優れたソフトでも、ハードの限界を超えることは不可能。 それならハードの性能、つまり砲や砲弾他の精度によって決定される散布界によって 命中率の上限を知ることが出来る。 例え現代のレーダーやコンピューターを搭載しようとも、砲・ハードの限界を超えた 命中率を発揮させる事は出来ない。
仮に距離20000ヤードで散布界800mの場合、命中率の上限は・・・ >「弾丸の命中界とは、ある目標に命中し得る幅のことを言う。左右の命中界は、 >目標そのものの幅をさし、前後、すなわち射線方向の命中界は、第3図のごとく、 >目標の高さhと弾丸の落角αと、目標の前後方向の幅Bで決定される。 > すなわち、第3図において、h cot α + B」 >『戦艦「大和」開発物語』 光人社NF文庫 P171 元呉海軍工廠設計員 大谷豊吉氏 よって 命中界 = 高さh × (cosθ/sinθ) + 幅B コロラド主砲の射距離20000ヤードのスペック >12.3 degrees 20,000 yards (18,290 m) 1,629 fps (497 mps) 16.3 目標の高さh=10m 幅B=30mとする。落角θ=16.3 度 計算結果 命中界は64.19mとなる。散布界800mとの比で命中率上限の概算が出来る。 命中界64.19m / 散布界800m = 命中率 8.02% この命中率8.02%が、100%夾叉した場合の命中率。これがハード上の命中率の上限。 測距測的他の理由で、射弾の半分しか夾叉出来なければ、命中率も半分の4.01%となる。 実際の散布界内の弾着は均等ではなく粗密があるので、多少の誤差は有るが、この計算と 大差はないだろう。
また米艦が一時記録した散布界1830mの場合なら、
命中界64.19m / 散布界800m = 命中率 3.50%
> 射距離1万5500ヤード〜1万9000ヤードの目標に対して、
>米戦艦の命中率は0.99%〜1.04%程度だった (学研)「世界の戦艦」P193
この低い命中率は異常に広い散布界だけが原因でないことが判る。測距精度他の理由により、
夾叉弾が少なかったため、命中率が著しく低くなった。
低い方でなく、高い命中率はどうか? 開戦直前の1941年に記録したコロラドの散布界・射距離の2.2%。
これなら距離20000ヤードで散布界402mとなる。
命中界64.19m / 散布界402m = 命中率 15.96%
これがハードとしての上限となる。これ以上の命中率は、砲撃が100%夾叉したとしても有り得ない。
だから・・・
>>174 > 1930-31年のコロラド級が3.7〜5.4%。14in艦はこれより劣るとして3.0〜4.0%と乱暴に
>考えれば6倍で18〜24%。わからない話じゃない。
・・・は、「散布界を無視しているんだ」。6倍した結果が、命中率5.4%と見るべきだよ。
航空機の発達で著しく命中率が向上したんだ。
6倍になるのは1935年で2万9千ヤードの場合。より近い場合は別な計算が有るだろう。 確かに1934-35年のLRBPの条件には航空観測が入っている。だがそれだけじゃない。結構複雑な演習だった。 航空機で観測 3隻の戦艦戦隊の集中砲撃10斉射 目標は煙幕で隠される 戦艦戦隊は回避運動中に砲撃する 距離は1万7千ヤード以上で開始する。1万4千ヤード未満は不可。 少なくとも風速10ノット以上 戦艦の散布界250ヤードを記録したものがあり優秀とされている。 さらに注釈の18によると 目標は520平方メートルの面積であるがWWT及びUの戦艦の標的面積は4500平方メートルである。 演習の結果13隻の戦艦は12分50秒で1179発を発砲し60発の命中を得た。(命中率5.08%) 標的の面積は520平方メートルであり戦艦想定の面積である4500平方メートルに換算すると3隻の戦艦戦隊は12分で120発の命中弾を与えることになる。 ここまでは記載された内容の一部。 あとは1179発÷13隻÷10斉射=1斉射あたり平均9発 9発×10斉射×3隻=270発 120÷270=0.444(命中率44.4%) もし12門艦が出弾率100%なら33.3%
一方紹介されたグラフによる1941年16in砲の1万7千ヤードでの命中率は25% くらいだ。 進歩したとされる6年後のしかも精度の高い16inが同じ距離で8〜19%も 命中率が低くなっている。 現時点ではグラフの方の命中率は観測機未使用であると考えられる。 3万ヤード前後で3.7〜5.4%のコロラド級という話は別な試験1930-31 Force Battle Practiceであり、1934-35LRBPと異なり航空機の介在は認め られない。このことは上記の航空観測使用時の1万7千ヤード付近の命中率 33.3〜44.4%との比較でも不思議ではないと考える。
>>180 米軍の射撃の傾向として
初弾は正確だが、射撃を継続すると狙いが甘くなってくる
と、日本側は評しているのですが
あと、米軍が演習時の標的を小さいものにしたのは
諸々の条件が加わる実戦での命中率と演習での命中率を対等に比較するためだと思うのですが
それを引き伸ばしたんじゃあ小さい標的で演習する意味は何?
まだある。航空観測をしたLRBPでの対戦艦目標への命中弾は3隻が12分間で120発と判定。 12門艦だとして1分当り1門0.83発。 8門艦だとしたら1.25発。 紹介されたグラフの1940年Hits Per Gun Per Minuteによると同距離付近での成績は 14in1分当り1門0.5発強。 改善されていたとされる時期の数字にしてはむしろ大きく低下している。 このことも航空観測を含まない数字であることを示していそうだよ。 あとグラフには平均散布界の数字も出ているな。
ヤードw
>>179 氏の問題は根拠としている1.8%とか2.2%というのが全門斉発時の散布界だということ。これも平均値に過ぎないのですが。
ところが米戦艦の場合は基本的に交互射撃、砲塔ごとの斉射を多用しています。
この射法の場合、特に発砲遅延装置を装備しなかった米戦艦の場合斉発時より散布界が縮小できることになります。
グラフの平均散布界1940年では0.8〜0.3%、平均0.6%となっています。恐らく砲塔ごとの散布界と思われますが、0.6%なら3万5千mで210mです。
凄く単純化すれば砲塔ごとの斉射を続けて3回行えば210mの散布界に9門、4回なら12門で斉発を行ったのと同じ命中率となります。
実際には前砲撃の衝撃が完全に打ち消せない間に砲撃するでしょうからずっと広がる筈ではありますが。
しかしこの砲撃法だと単位時間当りの弾量が減少する不利があり帝国海軍では斉発が有利と考えられていました。
米海軍は梯子段式を主用することで発射速度の不利を補っていたのでしょう。
1945年には0.5%となつているので侮れません。
また1935年に1万7千ydで250ydの散布界という艦は1.47%です。3万mで441mの散布界。長門が395mで9%を発揮していますから差は大きなものではありません。
更に弾着の分布も散布界の分析には関係してくるでしょう。
1931年という古い時期ですがメリーランドはかなり収束しています。ウエストバージニアも悪くないですが、コロラドは平均的に分布しているようです。
189 :
名無し三等兵 :04/04/28 06:14 ID:2AYbsMIq
IDがビス
>183
>(飛行機使用で)6倍になるのは1935年で2万9千ヤードの場合。
射距離3万ヤード付近の場合、コロラドの命中率の上限は
>>181-182 の式に基づいて
warships1.comから、コロラド主砲の射距離30000ヤードのスペック
>22.7 degrees 30,000 yards (27,430 m) 1,472 fps (449 mps) 31.7
目標の高さh=10m 幅B=30m 落角θ= 31.7 度
命中界 = 高さh × (cosθ/sinθ) + 幅B
結果 命中界は46.19m。
30,000 yards (27,430 m) の散布界を射距離の2.2%とすれば603m。
計算結果
命中界46.19m / 散布界603m = 命中率 11.46%
計算してみると、この辺がコロラドの30,000 yards における命中率の上限となる。
また飛行機を使わない場合、コロラドの遠距離射撃の命中率は相当低くなる事が判る。
>>183-186 >目標は520平方メートルの面積であるがWWT及びUの戦艦の標的面積は4500平方メートルである。
(略)
>120÷270=0.444(命中率44.4%)
(略)
>航空観測をしたLRBPでの対戦艦目標への命中弾は3隻が12分間で120発と判定。
これは要するに、演習の標的は小さく、実物の戦艦はデカイから、命中率も大きさに比例して、
4500平方メートル/520平方メートル = 8.65倍にしよう、と言う訳だね。
だから 命中率5.08% × 8.65 = 命中率 43.94% ・・・と。
でも、これは単純な勘違いに基づく物で、意味が無いんだ。本当は「命中率5.08%」の
ままで良いんだよ。変な換算は無用。
どうしてかと言うと、演習時の命中率判定の段階で、既に戦艦を想定した判定がされているから。
標的の前後数十メートル幅の範囲を戦艦と見立てて、そこに着弾した水柱を計測し、「命中」と
判定して命中率を決定しているんだ。その範囲の計算の仕方が、
>>181 の式。
これで済んでる所に、更に余計な「換算」なんかするから、二重に命中率が増加されて、
非現実的な命中率に成ってしまっているんだよ。
資料は知識のない人間が余計な事を書き足すよりも、そのまま提示した方が場合によってマシなんだ。
192 :
名無し三等兵 :04/04/28 22:42 ID:ubQhENFE
航空戦艦ってあるじゃないですか航空戦艦。あれに積んでる飛行機ってフロート付きですよね? フロート付きのしょぼい戦闘攻撃機で効果のある攻撃ってできるんですか?米軍機にボコボコにされそうな気がするんですが・・・
なにをいま皿
いや、多分>192は艦載水爆編隊構想を釣りだすための 壮大な餌だぞ 安直に彗星二二型はフロートついてませんが、 などと返してはいけないんだ
196 :
名無し三等兵 :04/04/28 23:33 ID:ubQhENFE
>>195 着艦するときどーするんですか?航空戦艦といえばカタパルト発進&クレーン回収でしょ。
え?
航空戦艦(伊勢/日向)に「戦闘攻撃機」を積んでたの? 瑞雲は違うよね?
bQhENFEは思いっきり瑞雲のつもりで書いてると思われ。 ・・・・・フロート付き彗星説ってのも捨てがたいが。
アレ(瑞雲)は水上爆撃機だろ。
それを言ったら、そもそも彼の言う水上戦闘攻撃機なんて存在しないし ・・・・って何でこのスレでこんなアフォなことを書かなきゃ成らんのだ。
強風改造すれば、出来るかもね 全く意味ないけど
>>190 は計算間違い
正しい計算結果 コロラドの命中率上限値は、
命中界46.19m / 散布界603m = 命中率 7.66%
>>196 着艦は空母もしくは陸上基地にします。
ここだけの話、伊勢って対空装備強いし当時としては使える船だよな。
飛行機さえあれば。
>>204 食う油の量に対してパフォーマンス悪すぎ。
飛行機あってもなくてもね。
飛行機なら空母使った方が早い。
>>188 >グラフの平均散布界1940年では0.8〜0.3%、平均0.6%となっています。
そのグラフの数値は、Dispersion・分散ですよ。
>1.8%とか2.2%
こっちの数値は、Pattern size・遠近散布界の事。
>>191 多分違うでしょう。
標的の大きさは確かに8.6倍位になるけど散布界内の弾着状況でそのまま命中率が8.6倍にはならない。
別の例で言えば第二次シルテ湾海戦で駆逐艦に2発以上命中させたリットリオの対戦艦命中率は20倍されてしまう。
帝国海軍が実弾演習する時に小さな標的に砲撃することもあった。
だが小さな標的に実際に命中した弾を命中率として計算したのではなく、弾着状況から戦艦に対する命中率をはじき出す。
その点は
>>191 氏と同意見。
但しINRO資料が換算がなされた結果に再換算するという初歩的なミスをしたのかは大いに疑問だと思う。
戦艦3隻が12分間で120発の命中弾という記述が資料中に出てくるのをさっき私も確認したし。
>>205 維持費に見合わない それは戦艦スレで言ってはならんな。
伊勢だけで航空機20機落としたというのだから武蔵よりはパフォーマンス良いだろう。
飛行機積めばもっと良くなる。
>>206 それは危険思想だ。戦艦なんかいらない、に発展しかねん。
戦艦に飛行機積むのは邪道だ〜
え でも大和だって積んでるし。 4機が22機に増えても大差ないような… オイ
元戦艦の信濃も飛行機を・・・
213 :
名無し三等兵 :04/04/30 00:38 ID:EVB/Ocy6
6万トン大和を中心とした輪型陣と1万トン瑞鳳型4隻を中心とした輪型陣が対峙すれば 間違い無く後者が勝つ。 この計算ができなかった日本海軍は馬鹿。
2万トン弱級の簡素型の高速空母を量産すればよい。 防御なんかは水密区画細分化や重油層で装甲は最大25ミリでよい。 これがあれば信濃も改太鳳も雲龍型もいらん。
215 :
名無し三等兵 :04/04/30 00:54 ID:EVB/Ocy6
>>214 日本で量産できる蒸気機関は陽炎型5万2千馬力2軸だけだから、
基準排水量1万5千トン、5万2千馬力2軸で26ノットあたり
で我慢しる。平型甲板、防御は缶室、機関室の舷側を25ミリDSを
2枚張りでガソリン区画周囲をコンクリート充填かなぁ?
格納庫は1層、格納庫に18機、飛行甲板露天に12機
>208 米戦艦は交互か砲塔ごとの斉射が基本だからあの散布界でそこそこ納得していたんじゃないかな。 コロラドで8門斉発1.8%、3門(多分2門)斉射時1.0%。 砲塔ごとなら30,000mで300mの散布界だ。交互斉射で1.45%位だったら435m。 戦闘が1斉射で終了するのでない限り特に問題となる散布界とは思えないが。 コロラドのカタログ発射速度が40秒だから、20秒ごとの交互斉射か砲塔斉射で用は足りる。 仮に散布界や半数必中界が同じなら1斉射で期待できる命中弾は減少するけど、単位時間あたりならそんなに変わらない。
218 :
名無し三等兵 :04/04/30 01:29 ID:4qNG2vrV
そうだなあ。米が発砲遅延装置を搭載しなかったのは(開発はした)交互射撃だから必要性が薄かったからなんだよね。 一部艦艇は砲身の間を広げることで対応したけれど、これも砲塔斉射か交互射撃の為の対策だよ。 大塚氏の著書は正しいってことか。米海軍で斉発が認められたのがレーダー射撃に自身をつけてからだとか。 俺達は斉発しか考えないからなあ。でも帝国海軍も斉発重視ではあるけど交互射撃も訓練してた。 米も交互射撃重視だけど斉発の訓練もしてただろう。
松型のコンセプトで空母を。
222 :
名無し三等兵 :04/04/30 01:48 ID:EVB/Ocy6
>>220 戦標船も松型駆逐艦も海防艦も機関製造がネックになって量産が
遅れたんだし、4軸なんてもってのほか。
どうせ飛行機が無いから 信濃を本格的な格納庫2段で作る。 舷側装甲は50ミリにすればかなり重量的に余裕ができる。
>>222 >>214 のいう空母の用途が判らんが、
射出機搭載ならともかく、あまりに小型・低速だと飛行機の運用に
支障がないのか?
>>208 >但しINRO資料が換算がなされた結果に再換算するという初歩的なミスをしたのかは大いに疑問だと思う。
>戦艦3隻が12分間で120発の命中弾という記述が資料中に出てくるのをさっき私も確認したし。
いや、現に「初歩的ミス」をしてるんです。英文だからと言って、ミスが無い訳じゃないんです。
>>183 >演習の結果13隻の戦艦は12分50秒で1179発を発砲し60発の命中を得た。(命中率5.08%)
>標的の面積は520平方メートルであり戦艦想定の面積である4500平方メートルに換算すると
>3隻の戦艦戦隊は12分で120発の命中弾を与えることになる。
米戦艦一隻当たりの命中弾数 (命中率5.08%)
全命中弾 60発 / 13隻 = 4.61発
WWT及びUの戦艦の標的面積は4500平方メートル / 標的面積520平方メートル = 8.65倍
米戦艦一隻当たりの命中弾数 (標的から戦艦想定の面積に換算値)
全命中弾 60発 × ( 4500平方メートル / 520平方メートル ) = 39.94発 ≒ 40発
米戦艦3隻による命中弾数
米戦艦一隻当たりの命中弾数 39.94発 × 3隻 =119.82発 ≒ 120発
極単純な計算で「120発命中」と結論付けていますが、もちろん間違いです。
ペンシルヴァニアとコンテ・ディ・カブールと扶桑ではどちらが上?
>213 >6万トン大和を中心とした輪型陣と1万トン瑞鳳型4隻を中心とした輪型陣が対峙すれば >間違い無く後者が勝つ。 大和を攻撃したって意味無いよ。米機動部隊を攻撃しないと。 でも、過去スレで 米軍の輪形陣の対空砲火は物凄くて、「日本の飛行機では突破できん。」って、 ベテランの教官が言ってるから、空母がちょっとくらい増えたって焼け石に水だよ。
>米軍の輪形陣の対空砲火は物凄くて、「日本の飛行機では突破できん」 茶々入れるわけじゃないが米軍の航空部隊が米海軍機動部隊に攻撃をかけても、 やっぱり突破は出来なかっただろうし戦果をほとんど上げられずに全滅したんだろうなぁ。 となるとやはりミサイルを開発するしかなかったのかね。
>>228 そいつは対空砲ではなく攻撃機と迎撃機の数の差がでかい。
日本の攻撃隊は一度に80機程度でこれを250機で迎え撃ったらどうやってもほとんどが落される。
これが相手も攻撃隊を出していて迎撃機が100機も出せないとなれば
日本の攻撃隊も攻撃を成功させる事ができたろう。
確かに対空砲は進化していたが言われてるほど強力ではない。
230 :
名無し三等兵 :04/04/30 07:27 ID:GhqNyuwq
>>228 >
>>米軍の輪形陣の対空砲火は物凄くて、「日本の飛行機では突破できん」
> 茶々入れるわけじゃないが米軍の航空部隊が米海軍機動部隊に攻撃をかけても、
>やっぱり突破は出来なかっただろうし戦果をほとんど上げられずに全滅したんだろうなぁ。
>
> となるとやはりミサイルを開発するしかなかったのかね。
そこで、これの出番ですよ。SWOD MK 9/ASM-N-2
www.astronautix.com/lvs/batasmn2.htm
なんかさー、つくづくアメリカなんかと戦争しちゃーいかんね。
231 :
名無し三等兵 :04/04/30 07:39 ID:lCeV9tGM
>>225 俺はなんともいえないな。60HITが戦艦標的に直した後の数字なのか直す前の数字なのか確証がないから。
INROは多数専門家も含んでいる組織のようだが非営利組織でもあるし単純に鵜呑みに出来ない部分はあるからね。
それとは別に今まで触れられなかった点だが1935年では2万9千yd以上で観測機使用で6倍の命中とする部分と、
2万以内では効果は無いとする部分があるね。1万7千で行ったあの演習で命中率に対する観測機の効果はあまり無かったんじゃないかな。
煙幕透過の為のアイテムだろう。回避行動中の砲撃というのは興味深い点だが。
>228 突破できないのならどうして特攻機が命中するんだ(w それどころか普通の爆撃ですら命中して死にかけてるぞ(例:フランクリン
迎撃機の有無とその数が防空の最大要素。 対空放火だけでは数機の攻撃機ですら絶対に防げるとは言いきれない。
「放火」で防げないのは当たり前。
ぜんぜんおもしろくない。
>232 例えば菊水作戦の出撃延べ機数は8000機以上、特攻機は1900機近い。 これだけの航空攻勢を継続的に受け続けて史実程度の損害 (それなりに大きいし、米以外だったら確実にネを上げるだろうが) しか与えられなかった。 やっぱ、迎撃管制+対空砲火のシステムは評価されるべきだと思われ。
>>232 お前小学校の算数で分数のところサボってたろ。
238 :
名無し三等兵 :04/04/30 13:04 ID:EVB/Ocy6
>>224 排水量1万5千トン、26ノット、飛行甲板長さ180m程度で不満でるかぁ?
>>238 艦隊型空母の置き換え狙うならあからさまに不満だと思うが。
>>238 30ノットほしい。
最低でも伊吹ぐらい。
空母の防御は10ミリのDS鋼板をブロックみたいに 間接的な防御で細分化して作ればいいのでは? ガソリンタンクは艦の1番幅のある中央部付近。 できるだけ衝撃をやわらげるため。 水中防御は重油層と多層隔壁。 3次元DS10ミリ多層防御。 もちろん飛行甲板も10ミリDS装甲。
242 :
名無し三等兵 :04/04/30 13:45 ID:EVB/Ocy6
>>241 改松型駆逐艦なんか高張力鋼すらあきらめて全部軟鋼にしたんだし
DS鋼鈑はあきらめなさい。
>>239 >>240 準鷹、瑞鳳が立派に働いている。26ノットで十分。
23ノット海鷹だって艦載機がたくさん有れば機動部隊で運用されてもいいくらいだ。
でも日本は空母自体は余ったよな。
>>243 そうですね。
信濃を手抜きせずに2段の格納庫で空母として完成させるだけで充分。
これで90機ぐらい搭載できるかな。
245 :
名無し三等兵 :04/04/30 15:46 ID:EVB/Ocy6
>>244 戦艦としての本来の航空機格納庫を前方に延ばして機関室上部も
格納庫にすれば、工数が少なくて済む。
虫甲板下の煙路を大変更するような大改造はあんまし勧めない。
>236 全部防げないのはなぜだ?(w
>>242 >"準"鷹、瑞鳳が立派に働いている。26ノットで十分。
ネタなのかマジボケなのか今ひとつ判然としないんだが…
"隼"鷹は速度こそ不満があったものの十分なサイズと搭載量があったからな。
少なくとも
>>238 で述べられてるような半端なフネじゃない。
もちろん半端じゃない分、コストもリソースも食ってるわけだがね。
その隼鷹にしたって機動部隊を編成する場合僚艦の巡洋艦や駆逐艦の足を矯めることになる。
機動力が自慢の空母機動部隊のメリットが一つ消えるわけだ。
>23ノット海鷹だって艦載機がたくさん有れば機動部隊で運用されてもいいくらいだ。
そうか、米軍がジープ空母を空母機動部隊に組み込まなかったのは速度じゃなく搭載量が不満だったからなのか(笑
つかどんどん重く速くなっていく新型機は無視ですか?
突っ込みどころ満載だがどっちにせよ戦艦スレだ、適当に済ませるか。
248 :
名無し三等兵 :04/04/30 19:22 ID:EVB/Ocy6
マリアナ海戦でもレイテ海戦でも千代田、千歳、瑞鳳、竜鳳は立派に働いた。 翔鶴が巡航タービンで26ノットだせるようにしてあるのは、巡航で 航空機発艦できるようにするため。 26kt付近で悪い理由がわからん。
>>246 ピケット艦が防げないのは常識で考えてわかるべ
馬鹿?
>>248 最高速度が25ktあたりのフネが25ktで「巡航」なんかしたらどういうことになると思ってるんだ(笑
ゲームじゃないんだぞ。
>>248 いや悪くないと思うよ。どうせ日本の艦隊の足の早さはそんなもんだろうから。
ただ空母を沢山作っても日本には載せる飛行機がなかったんだよね。
レイテも空母や航空戦艦に艦載機無しで出撃してるくらいだから。
であれば余り気味の空母はもう少し贅沢に作った方がいいだろうということだろう。
しかし贅沢に作ったはずの大凰や信濃の脆さには激萎えた。
>>251 だから日本は2万トン級の空母でよい。
太鳳や信濃の例があるから。
そもそも瑞鳳や龍鳳の例からして、
>>215 案の場合
26ノット出るか怪しい。
伊吹でいいよ。
>>248 翔鶴は1万5千トンかよ?
EVB/Ocy6>ネタは止めろ。
伊吹はいいのだが拡大されたバルジが浅いから深い魚雷に弱いな。 あの大きさで新設計が適当。
9tぶん投げる射出機さえあれば、 コロッサスがあるぢゃないか。 日本では主力としてはG18あたりが最低線なんだろうけど。
259 :
資料 :04/05/01 07:09 ID:???
大戦中の日本機生産総数 各種合計6万9千機 年度 1941 1942 1943 1944 1945 戦闘機 1080 2935 7147 13811 5474 爆撃機 1461 2433 4189 05100 1934 偵察機 0639 0967 2070 02147 0855 練習機 1489 2171 2871 06147 2523 その他 0419 0355 0416 00975 0280 ( 飛行艇、輸送機他 ) 計 5088 8861 16693 28180 11066 生産総計 69888機 作戦地域別日本機消耗数(USSBS軍事分析部推定値) 戦闘 その他 合計 作戦地と期間 5500 4500 10000 ソロモン、ニューギニア '42・8・7〜終戦 4000 5000 9000 第2次フィリピン作戦 '44/9/1〜45/1/31 3000 4000 7000 沖縄 '45/3/18〜'45/7/1 2000 1000 3000 中部太平洋 '41/12/7〜終戦 1450 2700 4150 本土防衛 '41/12/7〜終戦 1200 1000 2200 東南アジア '42/5/1〜終戦 1200 0800 2000 中国満州 '41/12/7〜終戦 0800 0200 1000 日本軍の進撃'41/12/7〜'42/4/3 0800 0800 1600 オランダ領インド'42/5/1〜終戦 0200 0050 0250 ミッドウェー、アリューシャン '42/6/1〜終戦 0000 4000 4000 フェリー中の損失 '41/12/7〜終戦 0000 10000 10000 訓練中の損失 '41/12/7〜終戦 20000 34000 54000 総計(機数) 注)真珠湾とミッドウェー海戦を含まない
上の資料で台湾沖航空戦が相当するのは、「第2次フィリピン作戦 '44/9/1〜45/1/31」辺り。
ここで、戦闘喪失4000機 その他喪失5000機 計9000機の日本機が失われた、
ラバウル方面に継いで、太平洋戦争中、最大規模の航空戦が発生した場所。
下の大本営発表は、戦果が過大だが、被害三百十二機も、相当に過小な数字を発表しているらしい。
実際には大変な数の航空機を日本は失っている。
「日本が、もっと航空機を生産したら・・・」は、この頃は、もう現実的で無い。
>大本營發表(昭和十九年十月十九日十八時)
>(一)我方の収めたる戰果綜合次の如し
> 轟撃沈
> 航空母艦 十一隻
> 戰艦 二隻
> 巡洋艦 三隻
> 巡洋艦若は驅逐艦 一隻
>
> 撃破
> 航空母艦 八隻
> 戰艦 二隻
> 巡洋艦 四隻
> 艦種不詳 十三隻
> 巡洋艦若は驅逐艦 一隻
> 其の他火焔火柱を認めたるもの十二を下らず
>(二)我方の損害 飛行機未歸還 三百十二機
http://www10.ocn.ne.jp/~kuushuu/d1910.htm
VT信管 スレからコピー、普通に飛行して接近すると数発で撃墜されるらしい。
http://yasai.2ch.net/army/kako/997/997264030.html 61 名前: Dr. Merle A. Tuve 投稿日: 01/08/26 20:28 ID:sJuLZeoc
最初の実機発砲テスト
月日:1942年8月12-14日
場所:Norfolk沖停泊中の軽巡洋艦、Cleavland
砲:5“/38
信管:Mark 32(Crosley社製)
標的:無人機(ラジコン)を3機用意
(無人機は過去に何度も通常信管の対空砲火テストを受けたが、
一度も打ち落とされた事は無く、3機用意してあるのは
単に故障に備えたものだった。無人機のスペックは不明)
1機目:
無人機は直ちに撃墜される。
2機目:
無人機は魚雷攻撃を模して、低空でCleavlandに接近、
5“砲10発連射が終了する前に無人機を撃墜。
直ちに3機目の離陸が命じられるが、「当然」準備していなかったので
テストは翌日に延期。担当者にはお仕置きが待っていた。
3回目(3機目):
今度は高高度からの爆撃を模して接近するが、
これも火達磨となって撃墜される。
結局、無人機3機を4発のVT信管付砲弾で撃墜してテストは打ち切りとなる。
もちろん記録担当カメラマン達は「初めての無人機撃墜シーン」を撮った。
151 名前: Dr. Merle A. Tuve 投稿日: 01/09/21 00:25 ID:sNnzzJ8I 「太平洋の戦い」(その1) ヘルキャット、対空輪形陣、レーダー、近接火力と共に 5インチ砲から撃ち出されるVT信管は艦隊防空の基礎を固める。 <巡洋艦ヘレナ、ガダルカナル沖> 1943年1月5日に僚艦と共にいた所を 日本の爆撃機4機に不意を突かれる。 幸いヘレナは被弾せず、一直線に逃げる敵機目掛けて 5インチ砲(Mark 32)を斉射。2回目で1機が撃墜された。 他の1機はワイルドキャットが仕留めた。 <艦名不明、マキン島沖> 敵機に4回斉射、後半2回はMark 32を使用。 3回目で命中、敵機は海上に墜落した。 <艦名不明、ツラギ沖> 5インチ砲を発射。3発目が敵機を完全に捕らえ撃墜。
>>217-218 >米戦艦は交互か砲塔ごとの斉射が基本だからあの散布界でそこそこ納得していたんじゃないかな。
>コロラドで8門斉発1.8%、3門(多分2門)斉射時1.0%。
>コロラドのカタログ発射速度が40秒だから、20秒ごとの交互斉射か砲塔斉射で用は足りる。
>仮に散布界や半数必中界が同じなら1斉射で期待できる命中弾は減少するけど、単位時間あたりならそんなに変わらない。
>米海軍で斉発が認められたのがレーダー射撃に自信をつけてからだとか。
交互打ち方、つまり全門で撃つのでなく、一部の砲だけで少しずつ発砲するやり方で良いと思う訳だね。
これなら散布界も小さくなるから、と。
ところで米戦艦が立派なレーダーを搭載したら、全門での発砲・斉発が認められる事は、斉発に何らかの
メリットが有るからじゃないかな? それをアメリカ海軍も知っていると。
米戦艦サウスダコダの場合、斉発で散布界が射距離の1・9%が理想・想定値となり、3門だけの発砲なら1.0%と。
米戦艦ニューメキシコの場合、斉発で散布界が射距離の2.4%が理想・想定値で、3門だけの発砲なら1.2%。
ttp://www.warships1.com/index_inro/INRO_BB-Gunnery_p1.htm 散布界は3門だけしか発砲しなければ小さくなるし、極端に言えば一門しか発砲しなければ、散布界は一点となる。
ダコダは9門艦だから3門発砲を3回繰り返せば、斉発一回に相当する。それで交互と斉発との命中率を比較すればいい。
ニューメキシコなら12門艦だから、3門発砲×4回と、斉発一回との比較。
同じように夾叉した場合、命中率はどっちが上か? この比較は簡単にできる。斉発の方がずっと上。
( 1.90 × 1回 ) / ( 1.0% × 3回 ) = 交互は斉発に比べ、命中率は63%劣る
( 2.40 × 1回 ) / ( 1.2% × 4回 ) = 交互は斉発に比べ、命中率は50%劣る
高性能の測距儀や優秀なレーダーを搭載して、測距測的精度に自信を持ったなら、斉発を選ぶのは当たり前なんだ。
265 :
名無し三等兵 :04/05/01 10:34 ID:jMHgJddj
>>264 面白そうだから計算の過程を出してよ。
266 :
名無し三等兵 :04/05/01 12:32 ID:1HR8CNDA
>>265 氏
>>264 氏は勘違いをされている。
複数回射撃した散布界を単純に加してしまっているんだ。
仮にSDだとめんどくさいからコロラドで
3万で砲塔1基1.0の散布界300mA
交互で推定1.45の散布界435mB
斉発で1.8の散布界540mC
だとして単純化して斉発間隔を40秒とする。総発射弾量は
最初の0秒時点でA2 B4 C8
10秒 A4 B4 C8
20秒 A6 B8 C8
30秒 A8 B8 C8
40秒 A10 B12 C16
毎斉射の散布界は変わらないとすれば最初の30秒間で
Aは300mに、Bは435mに、Cは540mに同じ8発を着弾させることになる。
本当は射撃指揮の問題や揚弾速度の問題が絡むからこんなに単純じゃないんだが、
散布界は確かに交互の方が向上する。複数回に分けたから複数回の散布界が合計される訳ではない。
しかし交互には弱点がある。上の時間当たりの砲撃数で見てわかるが、
斉発は0秒時点で最大の投射弾量を誇るから最初の砲撃時に充分な精度が有るのであれば命中速度でかなり有利なんだ。
だから帝国海軍も斉発を重視していた。
だが実際に遠距離砲戦をしてみると初弾からそうそう当るものではない。
30秒時点では弾量でも追いつかれる。40秒でまた引き離すけどね。
砲撃時間を30分とした場合の弾量は同じになるはず。
そして交互の場合は修整がこまめに行える利点が有る。
となれば充分な精度を挙げる為には交互射撃も有力な選択肢になる。
初弾の精度(散布界、半数必中界、測的)が充分であれば斉発、不充分なら交互が有利となる。
あとは程度問題で兼ね合いになるんだ。
斉発にはこのような有利な点があるが
>>264 氏の説とは少し違う理由による。
氏の考え方もわからないではない。艦隊砲撃戦を1斉射限りの試合に見立てた場合は説得力もあるんだ。
だが戦闘は大抵数十分間は続くことになるだろう。
確かに8門395mの昭和15年長門が2斉射したからといって16門を散布界790mで計算
したりしない。395mの散布界に2斉射と考えるべきだろう。
俺も距離30,000mとして
>>266 の想定をそのまま利用して考えてみた。
命中率は遠近散布界だけで決まるものじゃないが(個人的に測的や弾着状況が大事と
思うが)単純化して散布界だけでみる。実戦から求めた値ではなく概念を理解する為の
例え話としてみてもらいたい。
砲塔300m 交互435m 全門斉発540m
砲塔の散布界を1として交互0.69、全門0.56の成績。
砲塔の命中率を10%と仮定して交互6.9%、全門5.6%。
例1
秒数 砲塔 交互 全門
0 2発(0.2)4発(0.28)8発(0.45)
10 4発(0.4)4発(0.28)8発(0.45)
20 6発(0.6)8発(0.55)8発(0.45)
30 8発(0.8)8発(0.55)8発(0.45)
40 10発(1.0)12発(0.83)16発(0.9)
50 12発(1.2)12発(0.83)16発(0.9)
60 14発(1.4)16発(1.1)16発(0.9)
70 16発(1.6)16発(1.1)16発(0.9)
80 18発(1.8)20発(1.38)24発(1.8)
次に基本命中率を20%とした場合13.8%、11.2% 例2 0 2発(0.4)4発(0.55)8発(0.9) 10 4発(0.8)4発(0.55)8発(0.9) 20 6発(1.2)8発(1.1)8発(0.9) 30 8発(1.6)8発(1.1)8発(0.9) 40 10発(2.0)12発(1.66)16発(1.79) 50 12発(2.4)12発(1.66)16発(1.79) 60 14発(2.8)16発(2.21)16発(1.79) ()内は命中弾の期待値 命中率を散布界同様低く設定した全門は第一斉射だけで0〜10秒の間、砲塔や交互を 引き離す命中弾期待値を挙げる。 20秒で逆転するがまだ差は比較的小さなものであり、30秒になって砲塔に大差をつけ られる。40秒で第二斉射を行いかなり砲塔近づくが二度と上回ることは無い。 一方交互は命中率では全門を上回っているが、命中弾期待値0〜10秒では全門に劣り、 20秒で上回れるが40秒で逆転され、60秒で再び上回る。 今回の例で言えば1発の命中弾を得る可能性大(仮に0.8以上とする)は例1で全門40秒、 交互40秒、砲塔30秒だが、命中率を高く設定した例2では全門0秒、交互20秒、砲塔 10秒となる。 今回は考慮しなかったが、交互や砲塔は全門より目標に対する修整を頻繁に行える為 命中率では全門との差を多少広げる筈だが、始めから充分に精度の高い場合全門は先に 命中弾を与える可能性が高い。 そして命中弾を受ければ何がしかの損害を出し、場合によっては戦闘能力が低下しその後 の戦闘で不利となる。 結論としては精度が高い場合に全門斉発が有利、低い場合は交互が有利。 命中率では斉発が低いとしても初弾命中速度は上回る場合がある。
269 :
名無し三等兵 :04/05/01 17:50 ID:cFkSqgpT
伏龍が最強
271 :
名無し三等兵 :04/05/02 00:17 ID:EK5Ykhp2
273 :
名無し三等兵 :04/05/02 07:34 ID:6UzwDrMJ
じゃあわかっているのは最大射程付近ということだけなんだ。 世界の戦艦と同じ数字になるから開戦間際の時期なんだろうけど。
>>273 その「最大射程付近」は、勇み足だったらしい。参考にした洋書には、射程の
記載がなかった。
今までにでてきた戦艦データは、大塚好古氏からの物も多いが、これら戦艦データの
集大成は、学研の「世界の戦艦」にまとめられている。
「世界の戦艦」から、除外されているデータは、ウラが取れなかったんだ。
>世界の戦艦 のドイツ・イタリア・フランス建艦競争は中型戦艦スレッドの過去スレからのパクリ中心で アルザスが間違った場所と同じ場所が狂ってる。 どうせ他の文章も戦艦スレのパクリだろう
他スレでこういうの見つけたんですけど信憑性はどうなんですか? 誰でも、戦艦大和が実弾射撃演習してないわけないだろう…と思ってるはず。 しかし、やはり実弾射撃演習を行った記録は見つからない。 いや、記録はないが必ず行ってるハズ…と思いたいが、 実際に記録がないものは無い。つまり一度も実弾射撃演習をしていない。 武蔵に到っては初めて射撃したマリアナで射撃管制装置が破損して、ついに 修理が出来なくなる事態に陥った。 一度解体して、完補しないかぎり目測で撃つ以外に選択肢がなくなっていた。 だからレイテでは「被害担当艦」などとカッコつけて故意に喪失させたとすれば 理屈が合うではないか? 最初の雷撃で射撃方位盤が故障したなどど、したたかな伝説も残っているが、実 は、最初から大和型戦艦の46センチ砲は欠陥だらけで技術的には、完成に程遠い 代物だったと言う事実が見えてくる。 だから、連合艦隊司令部が大和をガ島に投入したくても、主砲の欠陥があっては マトモに戦場には出せなかったのである。
277 :
名無し三等兵 :04/05/04 09:19 ID:sQL9To37
電波
278 :
名無し三等兵 :04/05/04 11:26 ID:u0wQ+f6e
>>274 すると世界の戦艦にある初弾の着弾前でも発砲するという射法は裏が取れていると。
>>275 どの部分かわからないけどパクリというより参照した元資料が同じと考えた方が辻褄が合うと思う。
俺は別の分野が専門で色々資料を集めているが、同じ元データから書かれた本は見分けがつくことが多いよ。
ある程度資料収集もすすんでくると同じ資料にぶつかるようになるみたいだ。
>>276 実弾射撃くらいしているだろう。少なくとも散布界データの悪い方は実弾射撃でのデータだった筈。
実弾射撃が不充分で不具合の改善が出来ていないというなら少しは同意できるが、全くしていないというには証拠が必要だろう。
>>278 >全くしていないというには証拠が必要だろう。
実弾射撃演習の記録がない(見つからない)というのはそもそも本当なのかね?
>278 >すると世界の戦艦にある初弾の着弾前でも発砲するという射法は裏が取れていると。 学研「世界の戦艦」によって米英戦艦の射法を検討してみよう。 以下同書P192-193から。 >「夾叉及び梯子段(Straddle and Ladder)」と呼ぶ新しい弾着観測法を開発した。 >射撃開始時の砲撃は以前と同様に交互射撃で行うが、第一斉射がまだ着弾しない場合でも、 >発射後規定時間後には第二斉射に移るという特色がある。 > 第二斉射後に第一斉射が着弾すると、それが近弾か遠弾の場合には、砲術長は「上げ(Up Ladder)」 >あるいは「下げ(Down Ladder)」を下令するが、この修正値(通例400〜800ヤード)は >あらかじめ設定されているものを使用するので、この際には修正距離は告げない。 >その修正後に第三斉射に移るが、第二斉射の着弾を見てさらに修正が必要だと分かれば >さらに「上げ」「下げ」を続けて下令する場合もある。 > 弾着が夾叉していればそのまま射撃を続けるが、この時も一斉射撃には移らず交互射撃を >続けるのも本射撃指揮方法の特色である。これは射撃間隔を極力短くすることが主たる狙いで >あったが、発砲時に艦に及ぶ衝撃力が減少するので、砲弾の散布界が減少するというメリットもあった。 >大塚好古
上の記事に基づいて射法を検討してみると。 一例) 発射速度 一斉射撃40秒 交互射撃20秒 弾着秒時30s(距離20000ヤード) 予め設定されている修正値6〇〇ヤード 弾着位置は的艦後方800ヤード 射撃艦はコロラドで、一斉射撃時の遠近散布界は射距離の2.2%・440ヤード 交互射撃時の遠近散布界は射距離の1.77%・354ヤード(計算式 1.45 * 2.2 / 1.8 = 1.77%) 0:00 初弾_発砲 (以後、交互射撃) 0:20 第2射 0:30 弾着_初弾 (的艦の後方800ヤードに着弾) 0:35 弾着観測 砲術長、遠弾と判定し「下げ」を下令 射距離-600ヤード 0:40 第3射 (修正弾) 0:50 弾着_第2射 1:00 第4射 1:10 弾着_第3射 (修正弾が、的艦の後方200ヤードに着弾) 1:05 着弾観測 砲術長は遠弾と判定し「下げ」を下令 射距離-1200ヤード 1:20 第5射 (修正弾) 1:30 弾着_第4射 1:40 第6射 1:50 弾着_第5射 (修正弾が、的艦の手前400ヤードに着弾) 1:55 着弾観測 砲術長は近弾と判定し「上げ」を下令 射距離-900ヤード 2:00 第7射 (修正弾) 2:20 第8射 2:30 弾着_第7射 (修正弾は、的艦の手前100ヤードに着弾 夾叉) 2:40 第9射 2:50 弾着_第8射 (夾叉) ・・・こんな具合らしい。
>281の場合は、方向誤差が無いものと仮定しての話だから、初弾が方向も外れたら、 試射にはもっと手間取る。
方向誤差の有る場合。
第二例)
発射速度 一斉射撃40秒 交互射撃20秒 弾着秒時30s(距離20000ヤード)
予め設定されている修正値6〇〇ヤード 弾着位置は的艦後方800ヤード、横200ヤード(方向誤差10ミル)
0:00 初弾_発砲 (以後、交互射撃)
0:20 第2射
0:30 弾着_初弾 (的艦の後方800・横200ヤードに着弾)
0:35 弾着観測 砲術長、方位修正を下令 方位10ミル修正
0:40 第3射 (修正弾)
1:00 第4射
1:10 弾着_第3射 (的艦の後方800ヤードに着弾)
・・・ここで上
>>281 の 0:30の時点と同じになる。40秒の遅れで、以下砲戦指揮は同様に進める。
日本海軍の初弾観測二段打法の場合 発射速度 一斉射撃40秒 交互射撃20秒 弾着秒時30s(距離20000ヤード) 予め設定されている修正値6〇〇ヤード 弾着位置は的艦後方800ヤード 初弾発砲 0:00 初弾_発砲 0:30 弾着_初弾 (的艦の後方800ヤードに着弾) 0:35 弾着観測 砲術長、遠弾と判定し「下げ二段」を下令 射距離-600、-1200ヤード 0:40 第2射 交互 (修正弾)射距離-0600ヤード 0:50 第3射 交互 (修正弾)射距離-1200ヤード 1:10 弾着_第2射 (修正弾が、的艦の後方200ヤードに着弾) 1:20 弾着_第3射 (修正弾が、的艦の手前400ヤードに着弾) 1:25 着弾観測 砲術長の判定により、本射開始 射距離 -900ヤード 1:30 第4射 (本射) 1:50 第5射 2:00 弾着 第4射 (夾叉) 2:20 弾着 第5射 (夾叉) ・・・こんな具合。
>通常、本射の場合の射撃は、統一した射撃指揮による交互射撃による斉射、 >又は砲塔群による斉発、もしくは全砲を持っての斉発によって行われる。 > > 交互射撃による斉射は、斉射間隔が短く絶えず射弾の中心と目標の中心との >位置関係の変更を知るのに大変便利なため、射撃の指揮が容易であり、また射撃速度も大であるが、 >時間あたりの射弾量は斉発に比べて少ないという欠点があった。 > > これに対して全砲による斉発は、同時に多数の命中弾を期待できると共に、射撃間隔が長いため集中射撃時の >射撃艦数を増やすことが可能であり、また散布界が大なため測的誤差の影響が少なく緒戦期に先制の利を >占められると言う利点があったが、斉射に比べて射撃時間が長く、同時弾着数が多いため >弾着観測がやりにくいと言う欠点を抱えていた。 > > 海軍では斉射と斉発のどちらが有利であるかについて、単位時間あたりの射撃弾量が多く、 >また砲弾の散布界は両者で大きな差はないため、斉発の方が射撃能力を増進させることになり、 >より有効であると評価している。 学研「日本戦艦パーフェクトガイド」P188 記事・大塚好古
上の記事で、交互は「斉射間隔が短く〜」、斉発は「射撃間隔が長いため〜」などの説明は
分かり易いが、「時間あたりの射弾量は斉発に比べて少ない」は、良く分からない。
長門・コロラドの斉発が40秒毎で8弾発射として、交互で20秒毎に4弾なら、
時間あたりの射弾量は同じはずなのに? この辺は良く分からない。
多分発射速度の高い交互射撃は、長時間続けられないのだろう。そのため、結果として
一斉射撃の方が、射弾量は多くなるのだろう。
>また散布界が大なため測的誤差の影響が少なく緒戦期に先制の利を
>占められると言う利点があった
これは弾着パターンから外れてしまい命中しなくなる回数が、交互射撃の方が多くなると言う意味。
測距・測的精度が同じ程度でも、散布パターンの小さ過ぎる交互射撃だと、夾叉の外れる回数が
多くなってしまう。しかし一度に多数の砲弾を発射する斉発なら、夾叉が外れにくい。
結果、斉発の方が命中率が高くなる。
また、これらには測距儀の性能も関わってくる。
上の例
>>280-284 では、初弾誤差800ヤードで同等としているが、同条件では測距儀他の
精度の良い方がこうした着弾誤差は少なくなる。夾叉が連続すれば、当然命中率も良くなる。
コロラドは15フィート(4.57m)測距儀を搭載してるが、長門は10m測距儀。無論長門が上。
わかりやすい説明に皆で感謝しましょう。 散布界が狭いと夾叉までの時間がかかり、単純に狭いほど良い訳ではないという意味 がこれですね。 一般に米海軍は夾叉能力を重視し、帝国海軍は散布界縮小を重視していたといわれま す。米海軍の「満足出来る」散布界が帝国海軍より広めなのはこの修整のし易さ、夾叉 し易さが原因なのではないかと考えています。 夾叉してしまえば散布界が狭い方が命中し易いのですが、夾叉するには少し広いほう がいいし、一度夾差した後目標を逃す危険も小さくなる。広すぎるのは勿論×。 揚げ足取りのようで申し訳ないのですが、斉発の方が命中率が良いのではなくて、 斉発の方が散布界が広めで夾叉し易いという意味ではないかと。夾叉し易ければ、 交互が散布界の狭さ故にいつまでも夾叉出来ない場合、結果的に斉発の命中率が 上回る可能性は少なくないとは思います。しかし交互もそれ程遅れず夾叉した場合、 散布界の狭い交互の命中率が結果的に上回ると考えられます。 (散布界内の弾着状況で全然違う結果も有り得ますが) 「単位時間当りの弾量」についてはどうでしょうか。斉発であれ交互であれ各砲の計算 上の発射速度は同じ訳ですから、揚弾機構にかかる負担にそれほど違いがあるとは 思われません。単純化すると。 米海軍の場合 4門交互 8門斉発 0秒 1、3砲塔発砲 1〜4砲塔発砲 20秒 2、4砲塔発砲 − 40秒 1、3砲塔発砲 1〜4砲塔発砲 60秒 2,4砲塔発砲 − 結局各砲塔の砲撃間隔は斉発でも交互でも理論上変わりません。同じ40秒間隔です。 これは初弾の弾着を待たない米海軍の射撃法だからです。弾着修整は砲撃を中止して 待つことなく、随時行われます。実際は砲撃間隔は上のカタログより遅れがちになるのは 当然ですが。
交互の弾量が劣ると敬遠したのは帝国海軍ですから二段打ち方を単純化の上利用させ
て頂き次の例で見てみましょう。
距離を3万ydとした場合、弾着までの時間は60秒位になるでしょう。
修整に10秒かかるとして。
例 帝国海軍の場合
4門交互 8門斉発
0秒 初弾4発 初弾8発砲
60秒 弾着修整 弾着修整
70秒 各砲塔左発砲 1〜4砲塔発砲
80秒 各砲塔右発砲 −
130秒 − 弾着修整
140秒 弾着修整 1〜4砲塔発砲
150秒 各砲塔左発砲 −
160秒 各砲塔右発砲 −
200秒 − 弾着修整
210秒 − 1〜4砲塔発砲
220秒 弾着修整
初弾観測二段打法の場合を単純化してみましたが、初弾を
最初の200秒間で交互は20発、8門斉発は24発を砲撃出来ます。この差は夾叉して本射
に入るまで(着弾前に砲撃する状態)少しずつ拡大します。
少なくとも夾叉するまでは弾着を待って発砲する帝国海軍の場合、交互は斉発より単位
時間あたりの弾量で確かに優れていたのです。近距離戦闘で使用される急斉射はこの
限りではありません。
個人的には
>>266 、
>>267 氏の説にある弾量の違いに加え、射法の違いも影響して帝国
海軍は初動で大きな弾量を発揮できる斉発の利点を好んだのではないでしょうか?
コロラドの測距儀4.5mは竣工時のものではなかったでしょうか?うろ覚えなんですが
改装時に換装されていたかと。私の勘違いかもしれませんが。
初弾観測二段打法の場合を単純化してみましたが、
最初の200秒間で交互は20発、8門斉発は24発を砲撃出来ます。この差は夾叉して本射
に入るまで(着弾前に砲撃する状態)少しずつ拡大します。
少なくとも夾叉するまでは弾着を待って発砲する帝国海軍の場合、斉発は交互より単位
時間あたりの弾量で確かに優れていたのです。近距離戦闘で使用される急斉射はこの
限りではありません。
個人的には
>>266 、
>>267 氏の説にある弾量の違いに加え、射法の違いも影響して帝国
海軍は初動で大きな弾量を発揮できる斉発の利点を好んだのではないでしょうか?
※交互と斉発を逆に書いてしまいました。斉発が弾量で優れます。
>コロラドの測距儀4.5mは竣工時のものではなかったでしょうか? いや大戦当時のスペックで、英KGV級も同じ大きさの15ft測距儀を使ってた。
それと初弾観測急斉射は、観測機を使えるときには遠距離でも実施されるよ。
>>288 試射は交互で撃つんだよ。斉発は本射に入ってから。
>>294 そうとは限らないよ。砲術には色々な方法がある。
確かに交互で夾叉してから斉発に移るものもある。
試射段階から斉発(必ずしも全門とは限らないが)を行うこともある。
296 :
名無し三等兵 :04/05/06 00:37 ID:BviXu+Av
サマールの大和は前部砲塔斉発での緩斉射かな?
297 :
名無し三等兵 :04/05/06 00:37 ID:H0Eb6lBX
マルチポスト厨はウセロ
もう砲術の話は終わりにして次の話題に進めという神の思し召しかもしれん。
>>299 そう思うのはオマエだけだ。
漏れは興味深く読んでるよ。勉強になるじゃないか。
まあ、このスレには前から自分の脳内基準だけの香具師もいるがな。
>>295 >そうとは限らないよ。砲術には色々な方法がある。
でも今語られている、「夾叉及び梯子段(Straddle and Ladder)」と「初弾観測二段打法」は
交互射撃で行う試射法。
本射に入ってからも交互射撃を続けるか、斉発に移るかで、日本戦艦では斉発の方が有利との
判断だった。>285-286 日本戦艦が交互射撃に移ると、散布界が小さく成りすぎるから、
夾叉の率が低下してしまうのだろう。
日本戦艦の斉発時の散布界は、米戦艦の交互射撃時の散布界より小さいが、米海軍の方は
そうした命中率の不利に気づかなかったらしい。米側の諜報戦の遅れか。
>>301 海戦にもよりますが命中弾数は米軍の方が多い例が少なくないですよね。
結局、早く多く命中弾を与えることが目的。
命中率も発射速度もその為の手段に過ぎません。
いま色々考えられているのは斉発の方が単位時間あたりの弾量に優れるという話だよね。<日本の戦艦
304 :
名無し三等兵 :04/05/06 10:02 ID:IcUde4hg
>>296 大和型は1砲塔で3門同時には撃てません。
>>304 それって命中率に障害ありませんか?
やはり2連装で3基でいいのかな。
46センチ50口径連装3基。
これだけでも重量が浮く。
これで前後の無装甲のところに隔壁を増やす。
まだ黄金厨いるのか
大和のは3門斉射すると真ん中の砲弾が両脇の砲弾に勢いを削られて予定より早く堕ちるというのを知らんだけせう。
>米海軍の散布界
米海軍では、一斉射撃で発射された砲弾は隣接する砲弾の衝撃波に依り、互いに干渉し合い、ふらつきながら飛行し、
「キスする」状況などが双眼鏡で観察できたと言う。また隣接する砲口の爆風により、発射直後の砲弾が妨害された。
米海軍は1935年頃に、発砲遅延装置の実験を始めた。発砲遅延装置は1980年代になって、ようやく問題が解決され、
実用化に成功し、アイオワ型に搭載された。
原文
The Navy started experimenting with delay coils - simple mechanisms which prevented adjacent guns from
discharging absolutely simultaneously - about 1935.
Prior to the installation of delay coils, shells fired in salvo could travel in such a tight formation
that they could actually collide, or "kiss" in flight, a phenomena which could be occasionally observed through binoculars.
(略)
The net result was a considerable number of "wild-shorts," i.e., shells which fell far enough
short to be completely out of the pattern.14 Early installations of delay coils, which fired all guns at
different times, created problems with turret whip, a problem which was, incidentally, rediscovered in the 1980s
when Iowa and her sisters installed similar delays in order to decrease the effects of muzzle blast on pressure-sensitive equipment.
Later installations fired both outside guns of a triple turret simultaneously in order to negate, or at
least minimize, the effects of whip.
The problem was, of course, inherently incurable in twin mounts, which is one reason that it was never used in 5"/38s.
ttp://www.warships1.com/index_inro/INRO_BB-Gunnery_p1.htm こうした状態で砲弾が2万や3万mもの距離を飛んでいけば、当然大きくばらつく訳で、結果、散布界が広くなっていた。
147 :毘式 :04/02/18 21:33 ID:???
ttp://www.warships1.com/Weapons の38cm/45 Model 1935の項では、
レーダーによる射撃管制を行う際、より散布界を収束させる為
中央2砲が 6/100秒の遅延発射を1947年から48年にかけて装着
内筒未交換のまま 200発以上を発射済みの全砲を以って行われ
た1948年のメル.エルケベルに於けるテストで、射程29,000yds.
での散布界は各々 遅延発射無しで525m、遅延発射の際は300m。
とあります。
原文
Richelieu had delay coils for the center guns of each turret fitted in 1947-1948
when a tighter dispersion pattern was desired in order to take the maximum
advantage of radar fire control. During tests at Mers el-Kebir in May 1948,
the measured average dispersion at 26,500 meters (29,000 yards) was 525 meters (575 yards)
without the firing delay and 300 meters (330 yards) with a 0.060 second firing delay
(at this time the guns had all fired more than 200 shells without refit).
ttp://www.warships1.com/Weapons/WNFR_15-45_m1935.htm
戦後調査されたアイオワの弾着パターン 射距離36000ヤードで遠近散布900ヤードほど。
ttp://www.globalsecurity.org/military/systems/ship/systems/images/bb-61-dnsn8709176_jpg.gif そのアイオワの1980年代の近代化だが、初速測定用のDR-810レーダーにより、砲口初速が斉一になり
散布界が著しく改善されている。
1987年クレタ島からのテスト射撃では射距離34,000ヤード(31,900m)から、15発を発射した。
内5弾の弾着パターン・サイズは220ヤード(200m)。全体の弾着パターンの0.64。(注 200m / 0.64 = 遠近散布界 312m)
14弾はパターンの中心の250ヤード(230m)以内。また、8弾は150ヤード(140m)以内にありました。
砲弾と砲弾の間隔・分散(Shell-to-shell dispersion)は123 yards (112 m)、全体の弾着パターンの0.36
(注 112m / 0.36% = 遠近散布界 311.1m)
原文
The Iowa class battleships are the sole survivors of the battleship era that can still be placed into service,
although they now exist mainly as memorials.
As modernized in the 1980s, each turret carries a DR-810 radar that measures the muzzle velocity of each gun,
which made it easier to predict the velocity of succeeding shots.
Together with the Mark 160 FCS and better propellant consistency, these improvements made these weapons into the
most accurate battleship-caliber guns ever made.
For example, during test shoots off Crete in 1987, fifteen shells were fired from 34,000 yards (31,900 m), five
from the right gun of each turret. The pattern size was 220 yards (200 m), 0.64% of the total range.
14 out of the 15 landed within 250 yards (230 m) of the center of the pattern and 8 were within 150 yards (140 m).
Shell-to-shell dispersion was 123 yards (112 m), 0.36% of total range.
ttp://www.warships1.com/Weapons/WNUS_16-50_mk7.htm
>280-284 日米戦艦の試射法だが同条件でなら、どう見ても日本海軍の試射法の方が合理的。 米英の「夾叉及び梯子段(Straddle and Ladder)」試射法だと、夾叉まで2:50かかるが、 日本海軍の初弾観測二段打法なら、2:00と50秒も速い。 この場合、距離2万ヤードでの比較だが、遠距離なら更に差が大きくなるだろう。 おそらく米英海軍の試射法は、比較的近い距離を想定している。 英戦艦プリンス・オブ・ウェールズは、ビスマルクとの初の砲戦で、夾叉まで 六斉射もかかった。平均交戦距離は二万m以下なのに、この程度の近距離で 無駄な時間と砲弾を浪費し過ぎだろう。 ビスマルクの方は三斉射目で夾叉したらしいが、これなら一応及第点。
>>311 PoWはこの際例として著しく不適当かと。
職工すら乗せてた状態の戦艦に何を期待してるんだ・・・・。 いや、でも良く考えたらこんな状態で6斉射で夾叉ってのは異常に良い結果なのでは?
南アフリカのジャン・バールは陸専用測距儀で四斉射目に命中弾出してるな
>>314 そっちはむしろ沿岸砲台に条件が近いです。
あらかじめ射撃諸元が調査済なので、通常の艦砲よりも射撃精度がずっと高いのね。
>PoWはこの際例として著しく不適当かと。 PoWは兎も角、英独戦艦は、それほどの長距離砲戦を想定してないな。↓の例でも、 精々二万八〇〇〇メートル程度の距離で、「途方もない射程」と言ってる。有効射程は二万数千mが限度だろう。 以下コピペ 「(ビスマルクの英巡に対する砲撃に対し)遠方に位置していたプリンス・オブ・ウェールズが 巨砲をもって応戦してきた。(略) しかし、なにぶんにも彼我の距離は二万八〇〇〇以上、しかも、陽射しが海面に映え、煙突からの 煙は辺りにたなびくとあって、前橋楼射撃指揮所からの観測も思うようにいかず、 さすがのシュナイダー中尉も長い間隔をとっての砲塔単位の斉射を指揮するのが精一杯だった。 (略) この斉射の散発的な応酬では、両者共に有効命中弾は記録しなかった。」 五月二四日 「巨大戦艦ビスマルク」 早川書房 ブルカルト・フォン・ミュレンハイム=レッヒベルク著 P171 @ リッチェンスから西部管区司令部への通信 「距離二万八〇〇から一万八〇〇〇メートルの間での航走中に行われた交戦にて・・・ 被弾後五分にてフッドは爆発、沈没した。(略)同艦(キングジョージ五世)は煙幕を張って回頭し、 数時間に渡って姿を消した。(略) このあと、キングジョージ五世は途方もない射程の時のみ交戦を仕掛けてきた。」 同書 P186
25千ヤード以遠で当たった記録がないからいいんぢゃない?
遠距離射撃の世界記録は、スラバヤ沖での日本巡洋艦だっけ? エグゼターに 距離2万7千mで当てたやつ。
>>316 >精々二万八〇〇〇メートル程度の距離で、「途方もない射程」と言ってる。
「訳文」の表現がそうなってるね。
原文読まないと「実際に英海軍がどう表現していたのか」はわからないね。
ていうかさー。
いつから3万m前後が「せいぜい」になったのよ?
訓練はともかく実戦ではそんな距離での交戦自体めったにあるものじゃないし、あってもまともな殴り合いにはほとんどなってないぞ(笑
320 :
319 :04/05/07 22:52 ID:???
>実際に英海軍が 実際にドイツ海軍が
>いつから3万m前後が「せいぜい」になったのよ? そうかも知れないね。日本戦艦が異常に有効射程が長すぎるのだろう。
有効射程、長門で3万m、大和で4万m。
フッドVSダンケルクでダンケルクは二斉射目に夾叉出していて、副砲では三斉射目に夾叉出していますな
日本側の数値が良すぎて信用出来ない。 その割には実戦結果を伴っていないし。
>>324 たしかに演習値が高すぎる割には、実戦での戦果が伴っていない。
演習の方法が都合良すぎるか、数字を弄っているのか
実戦が想定していた状況と乖離していたのか
運が悪かったのかそれら全てだろうか
>>324 別に信じたくないなら信じなくていいよ君は(藁
いままでのスレ読んでないか、自分の脳内基準にマッチしないものは
目に入らないみたいだし(藁
>>325 普通に今までのスレ読んで普通に考えれば「実戦が想定した状況と乖離」
というのが妥当だろう。
つうか自演くさっ
327 :
名無し三等兵 :04/05/08 16:46 ID:DxuDrs+q
>>305-
>>307 学研の、日本の戦艦パーフェクトガイド読め。
艦隊決戦をやったら、 観測機からの報告と目標をとりちがえたり、 艦種まちえがたり、至近弾の水柱を撃沈と考えたり、 艦橋と砲でちがう目標ねらったりするんだろうか? やらんでよかったような気もする。
>325 ほら言うじゃない、「訓練のための訓練」って(w
まあ戦場で、各種誤認くらい良く有ること。
まさにそう。 にんな遠距離砲戦を成立させる条件を持っていなかった ということで
>>311 不適当だが、幾つかの示唆に富んではいます。
この時の英側は、対峙姿勢から、自身の発砲煙が測距の妨げになっています。
加えて、戦艦は諸々の調整が未了。
そのいっぽうで、以下の事を証明してもいます。
射撃管制が無事であれば、故障や射界による門数の低下は、必ずしも命中弾の激減とは
ならない。
複数艦の対戦に於いて、自艦が目標とされるまでの、敵弾が飛来しない状況下では、有
効弾を得る為の諸元を掴むのに有利で、敵弾に妨げられる事無く射撃の続行が可能。
艦橋機能が損なわれた時点で正確な射撃の続行は不可能となり、その場合迅速に離脱す
れば、機関が無事なら圏外へ逃れる事も可能。
334 :
333 :04/05/08 22:02 ID:???
ドイツ艦でまともに殴りあえるのってビス公だけじゃん
プリンツ・オイゲンってば vsフッド戦で初弾夾又してたってのは本と? なら射程距離といいなにげにすごい巡洋艦でないかい??
実戦が訓練で想定した状況と乖離ってのも軍隊としては恥ずかしいはずだが。 米軍がきちんと実戦で戦果を挙げている以上、いや日本海軍が想定していた状況でなら もっと当っていたはずなんですよとかそういうのは言い訳としか写らん。
勝った方が強い。これは戦場の真実。
>実戦が訓練で想定した状況と乖離ってのも軍隊としては恥ずかしいはずだが。 それはそうなんだが、戦前「大和・武蔵が数百の敵機に攻撃されたら、どうする?」の想定は、 やってない事も無いわけで、詰まり「そうなったら戦争は負けだよ。」が答えだった。
340 :
名無し三等兵 :04/05/09 11:03 ID:ZwXiItAt
あと、他の国に武器を供与して実践テストする方法もあり、イギリスとかは新鋭艦 を輸出することで実戦データーを取っていたのだが日本の行き過ぎた機密主義がそ れを阻んだのも大きいと思う。
アメリカが射撃レーダを売ってくれたらなぁー。連中の秘密主義が悪いんだよ。 売ってくれたら喜んで買ったのに。
>>341 喜んで買う? 冗談だろ。
自分が電波を出す機械なんてとんでもない。
闇夜に提灯を持って歩くようなものだ、と言われて門前払い。
343 :
名無し三等兵 :04/05/09 12:18 ID:1cJfAIHA
>>342 >
>
>>341 >喜んで買う? 冗談だろ。
>自分が電波を出す機械なんてとんでもない。
>闇夜に提灯を持って歩くようなものだ、と言われて門前払い。
そのくせ、逆探の研究もまじめにやってなかっただもんな。
そのくせ、探照灯はつかうつもりだったんだよな。
どうかしてるよ、帝国海軍。頭悪すぎ。
見張り員が見つけて、被害担当艦が損害覚悟で探照灯照射をを行うと。 ……芸だよな。戦争の仕方というより伝統芸だ。 魚探付きトロール漁船と鵜飼いが勝負している感じだな。
ドイツは探知用のレーダーはいち早く開発していたのに、射撃用レーダーの重要性に 気がついたのはノール岬沖海戦の後で、すでに遅かった。
346 :
名無し三等兵 :04/05/09 13:10 ID:V6t3qfke
柳本さんとかレーダーを重要視した人が多いかったらもっと日本もレーダーとか発達しただろうね。まぁ職人芸重要視した海軍提督が多いからある意味負けるべくしてまけた
>闇夜に提灯を持って歩くようなものだ、 海軍艦艇搭載の探照灯は、その「闇夜の提灯」以外の何者でも無いわけだが、何かの話が 拡大解釈されて広まってるだけだろう。この種の噂話は、あまり本気にしない方が良い。 アメリカの射撃レーダーは、イギリスから技術供与を受けたから、成功したのかな?
想定外のことを、やらかすから悪い。新しもの好きのオヤジ山本五十六と、間抜けな秀才黒島参謀が。
戦艦のために戦争始めた訳じゃ無いからなあ。 そう言われても困るぽ
>>351 戦艦含め水上戦で雌雄を決するつもりで舞台を整えてたのに、
その舞台を航空戦に変えたのが悪い。
水上決戦のために戦争始めた訳じゃ無いからなあ。 そう言われても困るぽ
帝国海軍は水上決戦に勝つために、それに適した軍備を整えてるんだから、 戦法も適したものを採るべきだったと思う。
東南アジア攻略中は米大平洋艦隊には黙ってもらう必要が有ったから やったまで。 資源地帯の確保よりも水上決戦が重要と言われても困るぽ。 それは戦争指導の問題であって,海軍の都合は関係無い。
それは順番が違うな。真珠湾奇襲は東条英機首相も知らなかったほど。 海軍内部でも軍令部は反対してた。強行したのは連合艦隊山本司令部。 山本長官は「認められなければ、職を辞する」とまで言って、ハワイ作戦を強行したんだ。
山本長官のハワイ作戦構想の目的は >米主力艦隊に対する痛撃により敵の士気喪失を図るとともに >米艦隊の西太平洋進攻を封じ、これによって我が本土空襲を阻止し >同時に南方作戦の側背を守る でそ? 東条首相が知ってたかどうかはともかく,作戦目的はあくまで 米艦隊を黙らせ,南方作戦の補助すること。
>357 山本長官の目的は分かるよ。でも軍令部はハワイ作戦に反対だった。 従来想定し訓練し、それに見合った戦備を整えていた洋上迎撃作戦を採りたかった。
南方侵攻にはそれなりの数の水上戦力が必要だったわけだが それと同時進行で洋上迎撃なんてこなせたものかねえ? 軍令部が最終的に折れたのは,南方侵攻と洋上迎撃の 両方を同時にこなす自信が無かったことの現れとか 言ってみるテス。
>言ってみるテス。 ・・・想像じゃ、今ひとつ議論にならないなぁ。まあハワイ作戦が戦略的に失敗だったのは確かだし 南方作戦も大艦隊引き連れてどうこうって程の物じゃ無かった。
361 :
ゆうか ◆9a1boPv5wk :04/05/09 17:00 ID:MKnddsn8
はぁ。 第二艦隊のほぼ全力が南方作戦に投入されたのですが。 ハワイ作戦は戦術的にも戦略的にも満点近いですよ。 純軍事的にみて、あれ以上を望むのは酷というものです。 問題は、軍事以外のところでハワイ作戦が貶められてしまったこと。
>南方作戦も大艦隊引き連れてどうこうって程の物じゃ無かった。 ・・・・・・なんつーかこー・・・。取りあえず,史実の南方投入戦力 南遣艦隊 巡洋艦9,駆逐艦16 第2艦隊 戦艦2,巡洋艦3,駆逐艦8 第三艦隊 巡洋艦6,駆逐艦20 あと,各地に上陸第二波用戦力有り。 例:高雄 駆逐艦18(他にも有るけど細々してて調べる気になれない) パラオの南部フィリピン攻略戦力を併せればもっと数は増えるし 水上機母艦等含めればもっと膨らみそうだ。 纏めると,戦艦2・巡洋艦18・駆逐艦62(実際はそれ以上)の戦力が 南方に投入されており,輸送船の損失は事前の想定を上回った。 つーか,目立つ主力こそ投入されていないもののこれだけの駆逐艦を 必要としたんよ。これと同時進行で南洋迎撃ワショーイってか?おめでてーな。
まあ、構わないで迎撃作戦始めても良いんじゃない?
>>363 余っているのは戦艦なんだが…
漸減邀撃を戦艦だけでやるのか寝?
>>361 >ハワイ作戦は戦術的にも戦略的にも満点近いですよ。
>純軍事的にみて、あれ以上を望むのは酷というものです。
戦術的に大成功だったから、戦略的に大失敗だったね。”だまし討ち”で、
アメリカを怒らせて講話の可能性を完全に無くしてしまった。
>>362 >>364 油田地帯を短期間で占領してから、米艦隊の来寇を待つ訳だが、米艦隊の集結と侵攻を探知してから
決戦兵力を集結して邀撃したらいい。戦前の研究だと戦力集中には、相当の時間的余裕があった。
もし油田地帯の攻略が多少遅れても、米艦隊を撃滅できたなら何の問題もない。
聯合艦隊参謀長 福留繁少将も、真珠湾奇襲攻撃に反対してたらしい。 米艦隊に奇襲を受けるようなことは無いと。むしろハワイ作戦の方が博打的な作戦だった。 「史観 真珠湾攻撃」福留繁 著
>>366 衛星でも使うのか?>米艦隊の集結と侵攻を探知
「索敵offルール」なんて存在しないぞ。
>>368 必死に潜水艦出して、集結と侵攻を察知しても
どこにいくのかわかりゃしない。
素直にマーシャル諸島に来てくれればいいけどね…
>>368 南方の委任統治領に偵察機配備。あと水貞搭載の潜水艦も。
>>369 まあ敵が来た所に決戦兵力を送るんだろ。
>>370 史実ではマーシャルにも大規模な航空部隊を置いていたが
それでも奇襲された。
トラックもマリアナもフィリピンも同じ。
甘い、アメリカのアイスクリーム並みに甘い。
>>371 マリアナ決戦ではビアクに引きつけられ、その隙にマリアナ潰され
あわてて出てきた機動部隊が七面鳥撃ちだったね。
後手に回るとたいてい負けるぞ。
フィリピン侵攻を行えば、いやでも救援に来るだろ。 米国だって政治ってものがあるし、フィリピンで個軍奮闘する 若者を海軍が助けるんだ!という要求は必ず出る。
>>372-373 基地は動けないからな。先制攻撃で潰されるのも覚悟の内。
機動力のある艦隊が邀撃するんだ。戦争末期になると、戦力差が極端になるから
「七面鳥撃ち」になる。だから戦争初期に決戦を誘発しろと言ってる。
その為には有害な真珠湾奇襲を止める必要がでて来るんだ。
>368 果たし状を米艦隊に贈ればよい(w
>>375 決戦? そんなものは存在しないよ
海戦で勝利しても、アメリカは講話しない。
いまさら日本海海戦の決戦妄想は、どうしようも無いぞ。
>376 変に煽らんでも、米艦隊が侵攻して決戦を強要して来なければ、安心して南方資源地帯の 攻略が出来るだけ。それも悪くないし。
>377 誰も戦争に勝つ事なんか語ってないよ。戦艦中心の海戦を語ってるだけ。 海戦に勝利すれば、それで良し。最強戦艦の称号を与えられる。
>>379 どっちにしろ鈍足の戦艦同士の海戦なんて起きない
空母機動部隊の戦いで負けた方が逃走するだけ
夜戦ならあるかもしれないがね
至近距離で咄嗟の殴り合いなら。
>366 米軍主力が出撃の気配を見せたら即座に陸軍と船団を見捨てて 南方派遣戦力の全力をトラックへ長躯転進か? 史実だと連合軍の水上戦力は2月末まで南方で粘ってるんだけどなあ。 素人が考えても大分無理が有るような気がするなあ・・・・ つーか,バルチック艦隊さながらに引き回される駆逐艦の中の人も大変だなあ。 トラックにはまともな修理設備無いし。明石だよりも数が数だけに厳しいし。 正直,真珠湾奇襲の方がまだ無理が無いと思われ。
>378 側面に何時来襲するか解らない脅威を抱えつつ 安心して南方攻略か。 軍令部の中の人はすごいなあ
>>382 米軍が牽制したら、輸送船団置き捨ててさっさと移動するだろう
日本海軍の艦隊決戦志向、後方軽視陸軍無視は業病
>>380 逃げ出したって追い付くさ。巡航速力10ktの米軍のノロマな低速戦艦群。
それに更に低速な輸送船団が大兵力の上陸部隊積んだままだし、これらは良いカモだね。
>>381-382 鈍足の低速戦艦群がノコノコやってきたって、悠々迎撃できるよ。
高速の米空母機動部隊は、真珠湾では損害無しで元々関係無いし。
>381 >つーか,バルチック艦隊さながらに引き回される駆逐艦の中の人も大変だなあ。 長駆侵攻して大変なのは米海軍の方だろ? 南方作戦は場合によって、多少遅れても構わない。 米艦隊撃滅の方が重要。
>383 大海令第九号には 二.敵艦隊が来たらシメてけろ と同時に 三.南方要地はガチーリと確保占領してね と明記されてますが,無視? まあ,この条件を両方とも満たすには真珠湾しか無い罠。 博打博打と言うけれど,博打以外に術は無し
>>384 攻者と防者の違いを理解していないようですね
攻撃側は、戦力を集中し望むとき望む場所を攻撃できる
それに対して防者は分散した戦力をいったん集中しなければならない。
南方作戦に投入していた駆逐艦、巡洋艦をスイングし
整備して補給して戦闘序列を作り直して……
速度が少しぐらい優越していても、距離には勝てないのですよ?
ちょっと大物の意見、前々スレからコピペ。 「私は今日(昭和52年)に於いても、なお真珠湾攻撃はしなかった方が良いと思っている。」 軍令部第一部長(作戦担当)中澤佑中将 理由 1.我が海軍の対米戦略は速戦即決であった。 まずアジア艦隊を撃滅し、比島を占領する。 米国世論をして米艦隊を西太平洋に進出せしめ、これを邀撃、撃滅するにあった。 真珠湾を奇襲し米艦隊に損害を与え、その出足を挫く事は、 その西太平洋進出を遅らせ、わが計画遂行を困難かつ不利にする恐れが大である。 2.山本司令長官は、奇襲により米艦隊の西太平洋進出を遅延させた。 その間我が方は領土を拡大し持久体勢を強化する物とした。 南方の資源は必ず本土に持ち帰り、戦力化しなくてはならない。 しかし我が海軍の海上護衛兵力では、到底不可能な状態であった。 連合艦隊の計画は、我を知る物とは判断し得ないのである。 3.開戦時の先制奇襲は、全世界に対し我が方に不利な印象を与える恐れ大にして、 戦争指導上不利なり。 戦争は飽くまで大義名分を明確にし、相手方に仕掛けられた如く列強に印象、 宣伝する必要が有る。
>大海令第九号
昭和十六年十二月一日
奉勅 軍令部総長 永野修身
山本連合艦隊司令長官ニ命令
一、 帝国ハ十二月上旬ヲ期シ米国、英国及蘭国ニ対シ開戦スルニ決ス
二、 連合艦隊司令長官ハ在東洋敵艦隊及航空兵力ヲ撃滅スルト共ニ敵艦隊東洋方面ニ来航セバ之ヲ邀撃撃滅スべシ
三、 連合艦隊司令長官ハ南方軍総司令官ト協同シテ速ニ東亜ニ於ケル米国、英国次デ蘭国ノ主要根拠地ヲ攻撃シ南方要域ヲ占領確保スべシ
四、 連合艦隊司令長官ハ所要ニ応ジ支那方面艦隊ノ作戦ニ協力スべシ
五、 前諸項ニ依ル武力発動ノ時期ハ後令ス
六、 細項ニ関シテハ軍令部総長ヲシテ之ヲ指示セシム
http://www.h2.dion.ne.jp/~sws6225/kairei/dai01.html
>385 南方作戦に参加している艦艇をそのままトラックを基点とした 迎撃に投入するとだなあ 本土→南方(フィリピン・マレー・インドネシア)→トラック の間を,途中南方での実戦交えつつ無整備で引き回すことに成るわけだ。 ところで燃料とAOの手配は大丈夫なのかね? トラックには3万トン分の重油タンクが有ったと思うが,開戦時にどれだけ 入ってたんだろうなあ。弾薬の備蓄はどうだっけか。 それとも本土に戻して日本近海迎撃に切り替える? 南方の確保がマターク無駄になりそうだけど。
>>390 本土迎撃に切り替えたら、輸送船団・上陸船団が連合国の残存艦艇に潰されるな
>390 トラックの燃料は、大部分徴用したタンカーから直接、だよ。史実でも。
ハワイには空襲当時、米戦艦九隻配備だったが、これだけだと戦力不足だな。 本格的に決戦を挑むなら大西洋方面から残りの戦艦を集める必要が有るだろう。 数ヶ月かかるな。その間、南方作戦の余裕が有る。
>>393 ハワイの戦艦群をすぐさま投入するか、集結を待つかは
アメリカの腹次第。
出方がわからない日本海軍としては、どちらにも備える必要性がある。
敵の動きを希望的観測で判断するのは、敗北の近道だぞ。
あとは、日本の諜報戦の能力如何にかかってくるな。米海軍の本格侵攻の 時期を察知するために。 真珠湾奇襲で始まった史実と違うなら、日系人の強制収容は無いだろう。 アメリカ国内の、日本諜報組織が保全される。情報戦を有利に進めることができる。
>394 >ハワイの戦艦群をすぐさま投入するか、 その場合は、数的にも日本側が優勢になるよ。米海軍は自殺したいのか? となる。 ハワイに艦隊を置いたのは政治的理由だったが、もしも、そのまま考え無しに 攻撃してくるなら、難無く返り討ち。
>393 巡洋艦以下の艦艇の殆どは南方行き,戦艦部隊は裸で本土 (空母がどうなってるのかしらんが) ・・・・・不十分でも準備できしだい出撃だよな。 なにしろ動くだけで日本の南方攻略の妨害ができるんだもん。 牽制しつつ大西洋からの増援を待つなり限定攻勢かけるなり イニシアチブを握る側のオプションは豊富。
>>395 >真珠湾奇襲で始まった史実と違うなら、日系人の強制収容は無いだろう。
>アメリカ国内の、日本諜報組織が保全される。情報戦を有利に進めることができる。
すさまじいほどの希望的観測だな
>>397 低速戦艦群は機動部隊じゃないんだから、そんな器用なヒットエンドラン的戦法は
取れないよ。米戦艦の使い道は、敵戦艦との艦隊決戦か、上陸支援。他に無し。
>398 日独伊三ヶ国のうち、日系人だけが収容所送りになったのは、真珠湾のだまし討ちが 原因とされてるからなぁ > 情報参謀 堀栄三
>>400 敵陣が丸見えの大戦略じゃないんだから
なんで、米戦艦群の動きが丸見えだと、不可解な前提で思考するのさ
牽制って言葉の意味わかる?
日本にも偵察機と言う物が有るんだけど。米戦艦は、ビスマルクか何かじゃないんだよ。
>>401 二次大戦下の「アメリカ民主主義」―総力戦の中の自由によると
それだけでは無いとのこと
民族的な差別、西海岸の排日主義などが合わさって、強制収容に至っている
>401 WW1の時はドイツ系市民・外国人が大量にしょっ引かれてる。 だまし討ちがどうこういうよりも,戦時のヒステリー反応と見た方が妥当。
>>403 太平洋では、航空戦力の密度が違う
ハワイ諸島だけで完全な哨戒を行うため、B-17が数百機必要との計算が
でたらしい。
民族差別は有るだろうが、ダメ押しが真珠湾のだまし討ちだな。これのせいで、 アメリカ国内の諜報網がほとんど全滅してしまったとか。 「大本営参謀の情報戦記 情報無き国家の悲劇」堀栄三
>>365 それは戦略じゃなくて政略という。
戦術=米戦艦群を壊滅させた。大成功。
戦略=米海軍による南方戦線への妨害行動を9割方封じ込めた。大成功。
政略=「だまし討ち」になってしまった。失敗。
こうだ。
>>407 だから、だまし討ちは諜報網全滅の1原因にすぎないんだって。
>409 それも仮定の話だからなぁ。情報の専門家が、こう評価した、としか言えない。
取りあえずさ, ・緒戦で米艦隊主力を黙らせておかないと南方攻略に大きく影響 ・日本には米艦隊の迎撃と南方攻略を同時に進行できる戦力はない ・南方攻略戦力をいきなり迎撃に向かわせるには無理が有りすぎる ってことで,史実のように南方全域の確保を大前提とした場合には 緒戦での迎撃は無理が有るってことで良いんじゃない? 戦争の方向性と艦隊決戦思想がそもそも相容れないものだったと。
いや ・南方攻略は遅れても構わない。 ・米艦隊との決戦が最も重要 ・決戦のあと、南方作戦を再開する。 現に軍令部上層部の人間が、反対している。真珠湾は間違いだった、戦争の方向性も、 艦隊決戦により日本海軍の実力がフルに発揮できるような戦い方をすべき。
艦隊決戦に都合良く米海軍がつきあってくれるか 漸減邀撃作戦通り、都合のいい時・場所に正々堂々来ると?
反対していたのに結局押し切られたのは,ハワイ奇襲以外に 良策が無かったからでは? 本当に軍令部は>413みたいなこと(攻略を一時ポーズしてコンティニュ〜)を 考えていたのか? つーか,日本のための海軍ではなく海軍のための日本なのなー。
ていうか、
>>384 は
なぜ戦艦が出撃するときは輸送船団がくっついてると考えるのか?
牽制攻撃レベルで上陸部隊なんか引き連れてるわけないだろ。
それと
>>385 。
多国間戦争になったことで、米軍には豪州という根拠地ができたことを忘れちゃいかん。
ニューカレドニア経由で豪州に集結されたら、後はモレスビーやラバウルの航空機の傘の下、
フィリピン経由で台湾→本土と突き上げてくる可能性だってあるんだぞ。
>414
>漸減邀撃作戦通り、都合のいい時・場所に正々堂々来ると?
侵攻してこないなら、気にしないでフィリピン攻略と南方作戦続けるだけだけど?
>>415 軍令部の重職の意見なら
>>388 >416
>牽制攻撃
連中は扶桑より低速なんだが。機動部隊と間違えて無い?
>413 軍令部のハワイ作戦への反対理由の中には >南方資源地帯の確保が最優先の課題となり >この作戦に空母群を必要とするので,ハワイ作戦に >空母を裂く余裕はない。 なんて項目も有ったりする。 (艦隊決戦に必要だからなんて項目は無い) 南方攻略は遅れても構わないなんて軍令部が言うもんかと。 結局の所,投機的ではあっても南方攻略と米艦隊への牽制を 同時にこなせる案が山本案しか無かったから危険が高くても 了承したのであって,>413に挙げられるような理由ではない。
>>417 牽制の意味を理解していないようだな
本気で来るのか、一当てするのかわからないから牽制だろ
>侵攻してこないなら、気にしないでフィリピン攻略と南方作戦続けるだけだけど?
索敵オフの大戦略じゃねーつーの
なんで、日本海軍はアメリカの行動を完全に解読できるんだよ?
>>417 そちらこそ間違えてない?
牽制というのは相手の弱いところをつっつくのが常道。
どれほど戦艦が低速だろうと、相手が反撃に出る前に離脱できれば何の問題もないの。
空母部隊の場合は艦隊速力の高さから、より深く相手の懐に突っ込めたりと、攻撃の自由度が高いだけ。
別に戦艦だって使えないわけじゃないの。
フィリピン侵攻は艦隊をおびき寄せる為では? フィリピンを救えと艦隊を出してくるのは当然の帰結だから。 米国がこれを見捨てられような国出ないことは皆承知でしょう。
>419-420 本当に牽制の為だけに米戦艦を送ってくるなら、普通に返り討ちだけど。 敵が自主的に戦力の分散をしてくれるなら、むしろ好都合。
て言うか21ktの低速米戦艦を、機動部隊と共に牽制の為だけに行動させるつもりなのか? ・・・いや構わないけど。カモだし。
だーかーら、その返り討ちできるだけの戦力集中が間に合うか? つう話なんだよ。 牽制てのはその辺見極めてやるもんなの。 だれも絶対牽制が成功するなんて言ってないが、よほど先を読む目が受け手になければ 大抵は無事に終わる安全性の高い作戦行動が牽制なの。
>421 オレンジプランの初期の頃はそれこそ ミッドウェイ→グアム→フィリピン を超特急で駆け抜けてフィリピン死守ってな案も有ったが 最終的にはいったん放棄して再占領ってことで落ち着く。 もちろん,米陸助やフィリピン関連権益もってる香具師らが納得していた 訳ではないし,やりようによっては米艦隊を誘き出すための餌に 出来たかも知れない。 しかし,南方資源地帯全域を確保するにはフィリピンを早期に落とさないと どうにもならない訳で,わざと陥落させずに餌として用いるような余裕は 日本側には無い。
低速戦艦どころか、高速のPoWやレパルスが牽制どころでなく、あっさり返り討ちに成ってるんだが。
米海軍の作戦計画も複数有るから、「これ」と決めることも出来ないな。
つーか,ハワイ作戦を行わなかった場合の軍令部案って どんな感じだったんだ? 本気で>413みたいなことをやるつもりだったのか?
429 :
ゆうか ◆9a1boPv5wk :04/05/09 20:16 ID:MKnddsn8
>>425 南方確保のためだけなら、攻撃戦力(例えば重爆や潜水艦)を無力化した上で封鎖すればなんとでもなります。
しかし、そのためには封鎖に戦力を割かれるわけで、これは日本にとっても美味しくありません。
というか、比島の攻撃戦力を無力化するには結局のところ、航空撃滅戦レベルの猛攻がどうしても必要になるわけで。
>>425 >しかし,南方資源地帯全域を確保するにはフィリピンを早期に落とさないと
>どうにもならない訳で,わざと陥落させずに餌として用いるような余裕は
>日本側には無い。
そんな事は無いよ。飛行機も艦艇も、みんな失って何もない島で孤立した陸軍は
無力だよ。すぐ横を輸送船が通っても何もできやしない。
431 :
名無し三等兵 :04/05/09 20:19 ID:tb63yl3w
牽制は史実のとおりCVを中心にやるでしょう。 問題はBB群の動向が日本にはまったく嫁ないと予想されること。 別に主力を割いて牽制はせずに分散を余儀なくされそうです。
>431 >牽制は史実のとおりCVを中心にやるでしょう。 それなら分かるよ。 あとは米戦艦群の動きだね。彼らの来寇は大西洋艦隊の集結後、侵攻部隊と 共にやって来るだろう。これを迎撃する仮定で艦隊決戦が発生する。
で,南方に引き抜かれてる補助戦力はどうするの?
434 :
ゆうか ◆9a1boPv5wk :04/05/09 20:29 ID:MKnddsn8
>>426 それは日本が準備万端整えているところに突っ込んでいったんですから、
ある意味当然の帰結です。
親指トムの方は日本機の非常識とも言える足の長さが考慮の対象外だったわけで、
それがなければ結構やれるという心算だったのでしょうが。
でもこれは牽制とはちょっと違います。
航空機のことは考慮外だったとしても、金剛榛名以下の水上部隊との交戦は十分に考えられたわけですが。
そして戦艦以外の補助艦戦力では大差があったわけで、そういう意味では親指トムの行動はかなり無謀と紙一重ではあります。
というか、おそらくは相討ち覚悟だったのではないかと。
戦艦2隻失っても、日本の南方艦隊に大損害を与えればその後の攻略作戦は相当な遅延をきたします。
あわよくば輸送船団を射程に収めれば、部隊上陸が終わっていたとしても爾後の補給が止まり、結局マレーは安泰です。
戦艦2隻との取引としてはそう悪くはありません。
>>430 その「みんな失って」が曲者ですね。
フィリピンには南方からの補給ルートがあり、少なくとも航空戦力に関しては比較的容易に補充が利きます。
つまり、このルートも遮断=攻略しなければ、フィリピン封鎖は完成しないわけで。
フィリピンくらいの拠点になると、「みんな失って何もない」状態に持ち込むのはかなり苦労するんですよ。
>>433 そのまま南方攻略。米艦隊主力の来寇は、開戦数ヶ月後だろう。大西洋から
艦隊呼び戻して太平洋艦隊に編入して、更に攻略部隊を整備するのにかかる時間。
436 :
ゆうか ◆9a1boPv5wk :04/05/09 20:38 ID:MKnddsn8
>>435 日本は米艦隊の来寇を、開戦6〜90日後くらいと予想しているわけですが。
南方に手出してたら迎撃体勢構築はまあ間に合いませんね。
>>436 米海軍の動向次第だね。それは、日本の決める事で無いのは確か。
438 :
ゆうか ◆9a1boPv5wk :04/05/09 20:41 ID:MKnddsn8
というか、もともと日本の迎撃計画は対米二国間戦争が大前提であり、 日本から手を出すのはフィリピンとグァムくらい、という想定なんです。 新たに南方に戦力を割く以上、それに応じた対応が求められるのは当然のことで、 その帰結が真珠湾なんですね。
しかし真珠湾奇襲は何としても阻止すべきなんだ。敗亡の戦略としか言えない。
>439 要は南方に手を出さざるを得ない状況に成った時点で 負けと。 まあ,受動的艦隊決戦も似たようなモノだと思うけどな。
南方油田だが、元々直ぐには当てにはしてなかった。少なくとも始めの1〜2年くらいは 備蓄燃料でやりくりするはずだった。史実では攻略が大成功となって、舞い上がってしまったが 少々遅れたって「予定通り」だから問題なし。
>440 >まあ,受動的艦隊決戦も似たようなモノだと思うけどな。 防衛だから不利と言うことも無いと思うが。むしろ攻勢側の方が負担は大きい。
443 :
ゆうか ◆9a1boPv5wk :04/05/09 20:59 ID:MKnddsn8
>>437 実際のところ、日米は互いの作戦計画を相当詳細なところまで入手・解析済であり、
ある意味互いに手の内は知り尽くしていました。
そんな中で日本にとって最大のネックは貴方のおっしゃるとおり、米主力部隊の来寇時期選定で、
昭和14年段階でこれといった決め手を持っていなかったのが偽らざる実状ではありました。
その通り、日本もこの頃には比島が米艦隊釣り出しの餌としては価値が薄いことに気づいており、
封鎖から攻略に作戦目標が変わっています。
餌として価値がない以上は体内の癌でしかなく、さっさと外科手術してしまおう、というわけ。
ただまあ、アメリカの国情からして本格侵攻はともかく全くなりを潜めているというのは考えにくく、
いくつかの牽制行動は十分にありえると考えており、これらを捉えて出血を強い、
アメリカ世論が我慢できなくなって主力出撃に至る、といった程度の目論見はあったようです。
いや、むしろその牽制行動が日本にとっては重大な結果を招きかねないもので、
そういう行動が取れる部隊は何が何でも早急に撃滅してしまおうと考えていた、といった方が近いかな?
それすなわち、空母部隊による日本本土空襲です。
日本は戦前段階からすでに、高速空母部隊による本土空襲を現実的な危険として真剣に捉えていたわけです。
哨戒特務艇を使った哨戒網構築も、これらの構想の下実行されたものであり、
現実的な想定があったから早期に構築が完成したのです。
444 :
ゆうか ◆9a1boPv5wk :04/05/09 21:04 ID:MKnddsn8
ある意味、ミッドウェー攻略は そういった哨戒網を構築した上でなお米軍の空襲を防げなかったため、 より厳重な哨戒網を構築するには・・・という考えの下、立案されたものでもあります。 要するに、連合艦隊の短期決戦案に対し、別の観点から軍令部は作戦を承認したわけです。
よしんば決戦で大戦果をあげても真珠湾の戦果と大差ないわな。
446 :
ゆうか ◆9a1boPv5wk :04/05/09 21:18 ID:MKnddsn8
>>445 決戦主義というのはその後の講和会議とセットになっていると考えてください。
決戦の勝敗は勿論大事ですが、それ以上に「決戦をした」という事実を万人が納得することが大事なんです。
ぶっちゃけ、負けてもいいんです。
その後の講和会議の結果は、史実の日本が蒙ったほどに全てを失うことにはならなかったでしょう。
その意味では、多国間戦争こそが日本にとっての悪夢でした。
講和を斡旋してくれる国もなく、多国間であるため簡単に「いち抜けた」するわけにもいかず、
ずるずるとオールオアナッシングになるまで突き進んでしまう・・・
そして基礎体力のない日本は当然ナッシングになる可能性のほうがはるかに高いわけで、事実そうなりました。
>>446 だから負け犬同盟もとい三国同盟に首を突っ込んでしまった時点で緒戦が奇襲だろうと決戦だろうと終わりが見えてるってことだろ。
手段はどうあれ殴った時点で自動的に多国間戦争なわけで。
まあ三国同盟は戦争より米英牽制→不戦が目的だからな。 実際に戦争になってしまった時点で同盟の根本的なところは破綻してるんだな。 軍事同盟としてみた場合、三国同盟は明らかに失敗。 日独両国の距離が離れすぎている。 もともと防共協定が発展したものだし、軍事と銘打ってはいるが、政治目的のほうがはるかに強い同盟だったのだな。
松岡が想定していたのは、ソ連も加えたユーラシア大同盟だったしね 独ソ戦で妄想に終わったわけだが。
450 :
名無し三等兵 :04/05/09 21:45 ID:tb63yl3w
アメちゃん殴っておいて講話しようとは それはどんな形で参戦しようと同じような気がする。 国力はそのくらい乖離していたはずなんだが。
そう。元々2国間戦争を想定していたオレンジプランと違い、多国間戦争を想定したレインボープランでは米艦隊主力の早期侵攻は現実的ではなかった。 米海軍の思惑とは異なりドイツ第一主義は開戦以前から殆ど決まっていた。 もし真珠湾攻撃が無かったとしても早期艦隊決戦は起こらない。 起こるとしたら日本がハワイ攻略でも企てた場合になるだろう。
>>450 当時総力戦が熱心に研究されていた反面、日米共に戦争は2年程度しか継続
できないのではないかという認識があったようです。そして新造艦艇が戦力
化するのは2年程度かかるので、その前に戦争が終わればなんとかなるので
はないか、という考えに至る訳で。
一番の誤算はアメリカ国民の継戦意欲が予想以上に高かった事なんでしょう
ね。戦前は米軍も動員は2年が限度と思っていたようですし。
継戦能力にメンタル面を重視し、 かつそれが日本よりはるかに好戦的かつタフだったと、大ミスしたわけね。 有名な潜水艦への適性の誤認みたいに。 いちお砲術については大差なし、でいいのかな?
継戦能力にメンタル面を重視し、 かつそれが日本よりはるかに好戦的かつタフだったと、大ミスしたわけね。 有名な潜水艦への適性の誤認みたいに。 いちお砲術については大差なし、でいいのかな?
継戦能力にメンタル面を重視し、 かつそれが日本よりはるかに好戦的かつタフだったと、大ミスしたわけね。 有名な潜水艦への適性の誤認みたいに。 いちお砲術については大差なし、でいいのかな?
だぶった、かつあがってまった すみません
だぶった、かつあがってまった すみません
>真珠湾奇襲 真珠湾奇襲無しの場合だが、今まで3パターンの意見が出てる。 1.日本軍の南進直後位に、真珠湾から米艦隊が出撃する。 この場合、米海軍の主力は戦艦9隻+空母3隻。 戦艦11隻+正規空母6隻+小型空母+基地航空隊の日本軍に比べ劣勢。 2.大西洋艦隊と合流して、十分な戦力を確保して侵攻してくる。 この場合、米海軍主力は戦艦18隻+空母6隻と優勢。 3.侵攻しないで、日本軍の南方作戦を見守る。小規模な機動部隊で牽制程度の攻撃は行う。小競り合い。 史実とほぼ同じだが、真珠湾奇襲が無いためアリゾナ+オクラホマの2隻の戦艦が追加される。 旧式戦艦、全13隻 −> 全15隻。 いずれも仮定の話だから、どれと決定することは出来ない。仮にルーズベルト大統領本人が 此処にいて「もし○○なら、××の戦略をとる」と語ったとしても、本当にそうなるかは分からない。 何故なら例え同一人物であっても、平和な今現在想う事と戦時の判断は、おそらく違った物になるから。
>軍令部の反対 反対理由としては、真珠湾奇襲はリスクが高い上に、決して必要な作戦ではない事とされる。 理由 この作戦が無くとも米国艦隊が一気に、押し寄せることは考えられない。必ず マーシャル群島に前線拠点を作り、侵攻してくる、所謂「飛び石戦法」に出ることは 地形上から見て疑いない。 尚又ハワイ諜報と潜水艦偵察とによって敵艦隊行動の察知は可能だから、不意をつかれる事はない。 マーシャル群島を敵に取られることは、早期邀撃決戦の第一機会を逸する不利はあるが、 この結果第二機会の決戦予想が確実となる。しかも全軍を集中する時間的余裕も生まれる。 邀撃決戦は返って実施しやすくなるので、対局上布利はない。 本来軍令部としては敵艦隊撃滅の確算有るなら、ハワイ作戦であろうと、米本土作戦であろうと、 パナマ作戦であろうと、大歓迎だが、余りにリスクの多い真珠湾攻撃戦など強行する必要は無いと認める。 「史観・真珠湾攻撃」福留繁著 昭和一六年当時、軍令部第一部長
米側、キンメルの計画は、 開戦6ないし9日後に空母2・戦艦3を基幹とする部隊でマーシャル方面を襲撃し一時退避 開戦5日後に出動する空母2・戦艦6+海兵隊の主力と洋上合同 開戦15日後にはマーシャル諸島攻略開始 マーシャル諸島攻撃の情報を得た日本艦隊は8日後に出動しトラックで給油後北上 開戦15あるいは17日後にウェーク付近で我艦隊(米艦隊)は発見され遭遇戦が想起。
462 :
名無し三等兵 :04/05/12 00:04 ID:ET95yGAA
>1.日本軍の南進直後位に、真珠湾から米艦隊が出撃する。 > この場合、米海軍の主力は戦艦9隻+空母3隻。 > 戦艦11隻+正規空母6隻+小型空母+基地航空隊の日本軍に比べ劣勢。 総合力では当然日本が優位だが 米軍が選定する戦場に日本がその総力を投入できるわけがない。 日本が選定する戦場に、米軍がカウンター合わせられたのは 暗号を解読されていたから 例 珊瑚海、ミッドウェー 攻者の利点を無視しるのは結構だが 説得するなら重大な欠点だぞ。
463 :
:04/05/12 00:14 ID:egWkHwQx
そんなことはない、この日の為に猛訓練を積んだ連合艦隊が大活躍。 おそらく戦艦5隻撃沈!!!。 米軍艦載機もゼロ戦の攻撃で188機撃墜。 多分日本軍の被害は、艦載機29機、特殊潜航艇5隻くらい。 まさにパーフェクトゲームだな。
465 :
名無し三等兵 :04/05/12 01:56 ID:Cf7OllSH
ウィキペディアの戦艦が妙に充実してきた 特に日英米以外の欧州戦艦が でも、戦鳥の連中とドイツオタが呼んだら激怒しそうだ(w
>>465 荒らすなよ あんな詳しい情報は日本語サイトで数少ないんだから
ハワイに艦隊を置いたのはルーズベルト大統領の命令に基づく物。 当時の合衆国艦隊司令官のリチャードソン大将は、「訓練に不適、防備・補給設備等の不備」を 理由にハワイは適当でないと大統領に進言した。しかし彼は直後に解任された。 後任にキンメル大将が太平洋艦隊司令官に就任した。 ハワイに艦隊を置くことは、元々日本に対する政治的圧力・抑止の為で、純軍事的には、 あまり合理的な選択では無かった。結局リチャードソンの危惧したとおりの結果になったが、 しかし戦略的にみて日本は大失敗をした、と言うのも米側の大方の見方。 @ 「モリソンの太平洋海戦史」から、米側の真珠湾奇襲の評価 「山本ほどの知能のある人が、このような決定(真珠湾攻撃)をしたことはストレンジ(奇妙)だ。 この決定は戦略として間違っているだけでなく、破滅的な物だった。」p55 「日本の軍指導層は、彼らの愚かな行動によって、第一級の戦略的プレゼントを合衆国にもたらした。」p91 戦術的には一応成功で、それまでも優勢だった日本海軍は真珠湾の結果、一層優勢となった。 原著注 1941年12月現在の日米海軍の勢力比 太平洋艦隊及びアジア艦隊 戦艦9 空母3 重巡11 軽巡11 駆逐艦 80 潜水艦55 日本海軍 戦艦10 空母10 重巡18 軽巡17 駆逐艦111 潜水艦64 「日本の砲術と航海術は卓越した物だった。日本の魚雷は、他国海軍の物より遙かに スピードが速く、命中率は高く、破壊力は大きかった。日本の空母搭載機は、戦闘機と 雷爆撃機のカテゴリーで優勢だった」 「モリソンの太平洋海戦史」P55
岡崎久彦氏の意見も優れた物。 以下コピー
【真珠湾攻撃の是非】 米世論の怖さを知らず開戦
しかし、もはやいかなる和平のチャンスもありませんでした。最終的な勝敗の帰趨は明らかだったからです。
米英の指導層は真珠湾攻撃の報を聞いて、喜びに沸き立っていました。チャーチルは、その日
「ついにわれわれは勝ったのだ。ヒトラーの運命もこれで終わりだ。日本は粉々に粉砕されるだろう。
これほどの喜びはない」と、その晩は感謝の気持ちで眠りについています。
ルーズベルト米大統領の腹心のホプキンスは、ホワイトハウスの閣議の模様を、「開戦の空気は
意外に緊張したものではなかった。皆、いずれは参戦しなければならないのだが、日本がその機会を
与えてくれたと感じていたからだ。日本人があのようなやり方で一息にそれをやってのけたので、
分裂し迷っていたアメリカの国論は一瞬にして完全に一致し確固たるものになった」と記しています。
もし、和平を調停してくれる第三者がいたとすれば、それは日本が最後まで空しく頼ったソ連でなく、米国の世論だけでした。
石油禁輸は、たしかに戦争の引き金となりましたが、かつてムソリーニはエチオピア征服の時
「石油禁輸は戦争を意味する」と言って、禁輸をさせませんでした。
もし日本が、ある段階でそれを明言しておいただけで、米政府は世論、議会から戦争を挑発した責任を咎められ続けたでしょう。
そして真珠湾攻撃などせず、ハル・ノートを公表して、期限つきの最後通牒で石油禁輸の撤回を
要求して後、堂々と宣戦していれば、米国は戦争できないか、世論が分裂したまま戦争に入ったことは明らかです。
ttp://www.glocomnet.or.jp/okazaki-inst/hyakuisan53.html
≪硫黄島の善戦も空し≫
その場合、硫黄島で二万名、沖縄で六万名の被害を蒙って戦争が続けられたでしょうか。
かつて筆者がベトナム戦争を指導したグエン・コー・タックに「ベトナム戦争は大変だったでしょう」と
訊いたところ、「いやあ、あんな易しい戦争はない。われわれはアメリカだけが相手だが、敵はわれわれと
国内世論の両方を相手に戦争した。アメリカは人的被害に耐えられない国だ」と言いました。
そこで「米国は硫黄島では海兵隊二万を失った」と言うと、「二万人−−」と絶句して何も言いませんでした。
硫黄島の善戦が米国世論に厭戦気分を生じさせて和平のチャンスを作ったのならば、玉砕した戦士達も
もって瞑すべきものがあります。しかしこれがソ連の参戦と原爆の使用を促進し、広島、長崎の市民、満州、樺太の
邦人の言語を絶する惨苦をもたらしたのでは、戦死者達の霊も浮かばれません。
戦略が良ければ、戦術の失敗は挽回できますが、戦略が悪いと戦術的に成功すればするほど傷が深くなります。
真珠湾攻撃という戦術的大成功は戦略的大失敗と断ぜざるを得ません。
そして全ての戦略の基礎には、良質の情報と正確な情勢判断があります。日本はアメリカという国、とくに
アメリカ世論の怖さを知らずに戦いを始めたのです。
ttp://www.glocomnet.or.jp/okazaki-inst/hyakuisan53.html
>>462 >米軍が選定する戦場に日本がその総力を投入できるわけがない。
軍令部案によると、第一撃でマーシャル群島を攻略されることは覚悟の上らしい。
>>460 また日本のスパイ・諜報網が健在ならば、大艦隊の集結・侵攻作戦準備等は察知できるとしてる。
日米艦隊決戦は、米軍のマーシャル群島攻略後の事になるだろう。
その場合、米側に選択肢は2つ。
>>459 の1.と2
前者なら日米双方ともハンディ付きで、日本は南方攻略中で、米海軍は半分が大西洋に居ること。
後者なら、双方フル戦力での決戦となる。
>>460 ,470
>また日本のスパイ・諜報網が健在ならば、大艦隊の集結・侵攻作戦準備等は察知できるとしてる。
この点に異論あり。開戦したら速やかに日本の諜報網は一掃されると思う。
>471 う〜ん。誰がスパイか判ってたら、開戦前からスパイ・諜報網は一掃されてしまうよ。 真珠湾奇襲のせいで逆上したアメリカ人が、「民主主義」とか「人権」とかを、かなぐり捨てて 日系人全員を収容所送りにした事が致命的だった、とは情報参謀・堀栄三氏の談。 もちろん具体的にスパイ・諜報活動を実施するのは、目立たない様に普通のアメリカ人だが、こうした 組織の中核には日系人が担当している。彼らが関係ない人々と共に、一律に逮捕されてしまった。 日本軍のスパイ・諜報網は真珠湾の結果一旦壊滅したんだが、その後、中南米系の人間を使って 再建したんだ。事実上、アメリカの植民地となっている中南米の人々は、アメリカの自由とか民主主義 とかが欺瞞と判っているから、反米感情も強い。 戦争末期ある技術者の前に軍関係者が一枚の設計図のコピーを渡してくれた。 それはアメリカ軍の新型爆撃機(B29)の設計図だった。 これと戦時中再建された日本の対米諜報組織が、どう関係してのかは、多分永遠に判らないだろうけど。 再建に時間がかかったが、日本の情報部も、それほど無能じゃない。 何にしても真珠湾奇襲が起きなければ、戦争の状況は色々と大きく変わったと思うよ。
海軍戦略厨はどっか逝け ここは戦艦スレだぞ、畜生ども
>>468 程なく、PoWとレパルス喪失の報を聞いて
「最悪の日だ」とか嘆くわけだろ
チャーチルも忙しいな
>>474 あそこは、布張り複葉機が飛んでる、のどかな大西洋じゃないと気づいたんだね。
>473
このスレの>1に基づくなら、戦略を語っても良いはず。戦艦からの視点を忘れない限り。
でもまあ、戦略的に観て、艦隊決戦に於ける戦艦の位置づけを考えるなら、
>>459 の2.で
良いんじゃない? 理由は一番派手な戦いに成るから、思考実験として面白そう。
それに戦艦の砲戦を考える上でも、何らかの戦略的枠組みが必要だろう。
アメリカ海軍は太平洋艦隊と大西洋艦隊が合流させ、海戦数ヶ月後に世界最大規模の
艦隊を編成してマーシャルに侵攻し拠点を築く。「飛び石作戦」で日本への侵攻を開始する。
>>460 日本艦隊は邀撃戦開始・・・と。
>380-386に続き、また砲術の話。
『夾叉射撃とは均一射程(通常は四百メートル)での三つの斉射から成る。しかも、全ての砲弾が
同時に空中にあるように速射にて行われなければならない。
ビスマルクではこの夾叉射撃を行うのが慣例だった。高解像の光学式測距儀の
助けもあり、目標の位置測定ないし夾叉は、最初の弾着時において成功することが多かった。』
「巨大戦艦ビスマルク」早川書房 ブルカルト・フォン・ミュレンハイム=レッヒベルク著 P48
>ドイツ海軍の場合 試射の最中に「夾叉グループ」といって
>
>3斉射(1斉射は砲塔一基分)1セットとして
>距離と時間をずらして(400メートル、間隔は10秒から25秒)変えて撃ちます。
>そうしないと相対位置が時々刻々と変わる
>敵艦への着弾観測が正確にできないからです。
ttp://www.warbirds.jp/ansq/21/B2001046.html
このドイツ式の三段試射法について検討すると 弾着秒時30s(距離20000ヤード) 予め設定されている修正値400ヤード 試射の間隔10秒(2弾) 弾着位置は的艦後方300ヤード 方向誤差無し 0:00 第一試射弾 (修正値 +400ヤード) 0:10 第二試射弾 (修正値 ±000ヤード) 0:20 第三試射弾 (修正値 −400ヤード) 0:30 第一試射弾_弾着 (的艦の後方100ヤードに着弾) 0:40 第二試射弾_弾着 (的艦の前方300ヤードに着弾) 0:50 第三試射弾_弾着 (的艦の前方700ヤードに着弾) 0:45 目標「捕捉」 +200ヤードに修正 0:50 本射開始 優秀な測距他により誤差が小さい場合は、50秒で本射に移れる。
弾着位置が的艦後方800ヤードの場合 0:00 第一試射弾 (修正値 +400ヤード) 0:10 第二試射弾 (修正値 ±000ヤード) 0:20 第三試射弾 (修正値 −400ヤード) 0:30 第一試射弾_弾着 (的艦の後方1200ヤードに着弾) 0:40 第二試射弾_弾着 (的艦の後方800ヤードに着弾) 0:50 第三試射弾_弾着 (的艦の後方400ヤードに着弾) 0:55 全部遠弾 夾叉無し 1:00 第四試射弾 (修正値 −800ヤード) 1:10 第五試射弾 (修正値 −1200ヤード) 1:20 第六試射弾 (修正値 −1600ヤード) 1:30 第四試射弾_弾着 (夾叉) 1:40 第五試射弾_弾着 (的艦の前方400ヤードに着弾) 1:50 第六試射弾_弾着 (的艦の前方800ヤードに着弾) 1:35 夾叉と判定 1:40 本射開始 誤差800と大きい場合は、本射開始まで1分40秒かかる。
同条件で比較した日本海軍の初弾観測二段打法は本射開始まで1分30秒。米英の 「夾叉及び梯子段(Straddle and Ladder)」試射法では2分40秒かかる。 ドイツの試射法は測距誤差が大きい場合、初弾観測二段打法に幾分劣る。 測距誤差が小さく、航空機を使わない場合、最も速く夾叉に持って行ける試射法。 日本海軍も同様の三段試射法を研究していたが、航空機を使う初弾観測急斉射に 移行していった。そのため三段試射は研究のみに留まった。
測距他の誤差が大きいと、試射法他同じように撃っていても当然効果は違ってくる。
着弾位置が目標から大きく外れてばかりでは、散布界が幾ら小さくとも当たらず
結果命中率は低くなる。
↓の Graph 4 は、平均的な一斉射撃パターン・散布界の中心が、標的の中心から
どれくらい離れていたかパーセンテージで示すもの。error in the Mean Point of Impact (MPI)
ttp://warships1.com/index_inro/INRO_BB-Gunnery_p2.htm 戦時中の演習データは無く空白だが、開戦直前1941年の平均MPIは射距離の1.6%だった。
射程距離2万mでのMPIは、20000m×1.6% = 320m
射程距離3万mでのMPIは、30000m×1.6% = 480m
1941年平均MPIを示す丸印を、上下に横切る縦線は各艦のばらつき。3%〜1%
悪い場合 3%
射程距離2万mでのMPIは、20000m×3.0% = 600m
射程距離3万mでのMPIは、30000m×3.0% = 900m
良い場合 1%
射程距離2万mでのMPIは、20000m×1.0% = 200m
射程距離3万mでのMPIは、30000m×1.0% = 300m
終戦後調査の1945年の射撃レーダーの値は、 Graph 4 の四角のマーク。(グラフの右端下)
射撃レーダを使った場合、米戦艦のMPIは射距離の0.75%
射程距離2万mでのMPIは、20000m×0.75% = 150m
射程距離3万mでのMPIは、30000m×0.75% = 225m
MPIに付いては、射弾指揮の出来、不出来や、測距儀の精度が大きく関わってくる。
各基線長の測距儀の精度については、↓の8.に計算結果有り。
ttp://www.warbirds.jp/ansq/4/D2000402.html 長門他の10m測距儀の計算上の精度
距離2万mの測距誤差285m
距離3万mの測距誤差650m
コロラドやキングジョージ5世装備の4.5m測距儀
距離2万mの測距誤差640m
距離3万mの測距誤差1500m
日本と米英戦艦とを比較すると、測距精度に約二倍の精度の差がある。
昭和15年当時の日本海軍の指揮誤差(散布界中心と標的との距離 MPI) 艦名 指揮誤差/射距離 (パーセンテージ) 長門 472m/30800m (1.532%) 陸奥 141m/30840m (0.457%) 伊勢 134m/27070m (0.495%) 山城 409m/27380m (1.493%) 金剛 169m/31070m (0.543%) 榛名 193m/31330m (0.416%) 日本戦艦の平均MPIは0.822%で、開戦前の米戦艦の1.6%に対し、約二倍の高い記録を 発揮している。 この理由に付いては測距儀等の光学機器の性能差が、最も大きな原因と考えられる。
484 :
名無し三等兵 :04/05/14 23:12 ID:zAc1bW/m
コロラドは30年代以降6〜8メートルでは?
error in the Mean Point of Impact (MPI) 指揮誤差 例) 5斉射したところ、散布界の中心が標的からそれぞれ0m、250m、500m、750m、1000mの場合 (0m+250m+500m+750m+1000m)/ 5 = MPI 500m そこで散布界とMPIとの関係。モデルにコロラドを使う。 コロラドの散布界は1941年当時、射程距離の2.2%。実験発射なのか7弾発射。 出弾率 7弾 / 8門 = 87.5% 交互射撃では、1.77%(計算式 1.45 * 2.2 / 1.8 = 1.77%) 射程距離3万mでは、全門一斉射撃で遠近散布界660m。交互射撃で遠近散布界530m 1941年当時の米戦艦のMPIの平均は、射距離の1.6%。よって3万mに於けるMPIは480m。 標的から480mに着弾した場合、660m(±330m)の散布界に標的は入らない。 少なくとも標的から330m以内に、散布界の中心が入らないと命中しない。 照準による着弾のばらつき MPI 480m * 2 = 960m
この960m中に散布界が分布し、標的と散布界とが重なる確率は 330m / 960m = 34.375% 続いて全門一斉射撃時の、標的と散布界とが重なる確率。交互では530m 256m / 960m = 26.666% 散布界と標的の重なった場合・夾叉時の命中率比。計算上交互の方が1.245倍命中率が高めに出る。 (2斉射 × 4弾 / 交互時散布界530m) / (8弾 / 斉発散布界 660m ) = 1.245 倍 更に夾叉確率を加え計算すると、逆転して斉発の方が命中率が高くなる。 (26.666% / 34.375%) × 1.245 倍 = 0.965倍 ただし出弾率の関係か、他の理由による物か、射弾数は総合的に斉発の方が多くなる。 そのため斉発と交互射撃の命中率の較差は、この計算値0.965倍よりも一層大きな物になると考えられる。
では何故にソロモンで交互砲撃を多用していたのかなIJN。
近距離砲戦だと直射に近くなるから、上の計算は当てはまらない。
年代別に写真を見る限り米旧式戦艦は測距儀をより大きなものに換装していますな。
490 :
名無し三等兵 :04/05/19 01:53 ID:KTAZP63b
別スレにこんなカキコがあった。 艦名 戦果 サウスダコタ 戦艦1隻・駆逐艦3隻撃沈 ワシントン 軽巡1隻・駆逐艦1隻撃沈 アイオワ 軽巡1隻・駆逐艦2隻撃沈 日本本土砲撃 ノースカロライナ 軽巡1隻・駆逐艦1隻撃沈 日本本土砲撃 ニュージャージー 日本本土砲撃 ミズーリ 日本降伏調印艦 世界の教科書に載る ネバダ 戦艦1大破・重巡1隻撃沈 コロラド 駆逐艦1隻撃沈 ペンシルバニア 潜水艦1撃沈 アリゾナ なし 現在も記念館として 山本の騙し討ちを批判 で、何が知りたいかというと、アイオワって、軽巡沈めているの?それは日本の? 砲撃で? 詳しい人教えて下さい。
492 :
名無し三等兵 :04/05/19 02:54 ID:KTAZP63b
>>491 出鱈目だったんですか!アイオワ級が日本艦と交戦したなんて話は初めてだったんで。
アイオワ級が日本以外も含め、敵艦と交戦したとこは一度もなし でいいのでしょうか。
確か香取と交戦してなかったっけ?>アイオワ
今調べ直したが、トラック空襲の後にアイオワとニュージャージーが 香取が護衛する輸送船団と交戦して、少なくとも香取を撃沈してる・・・ 一応は香取も軽巡だし、たぶんこれの事じゃないかな?
それにしても霧島撃沈はサウスダコタのスコアになってるのか・・・ ネバダの一隻大破は山城の事かな? いずれにせよ少し納得がいかん
496 :
名無し三等兵 :04/05/19 04:08 ID:KTAZP63b
皆さんサンクス!そうですか、香取ってアイオワに撃沈されたんですか! 当然40cm主砲なんでしょうね。 これで、自分的には、大和対アイオワどっちが強い論争にケリがついたような 気がします。 (最も大和も妙高を沈めたか大破させたという話も聞いたことはありますが)
498 :
名無し三等兵 :04/05/19 04:44 ID:KTAZP63b
いや、色々なデータでの比較より何につけ実績が第一。出来ることなら湾岸等で新鋭のミサイル駆逐艦を 主砲で撃破する展開があったらよかったです。
しかしまぁ実績があるってのは大きいな。 4年近くもの戦いがあったわけだから偶然だけって訳でもないだろうし。
500 :
名無し三等兵 :04/05/19 05:22 ID:FgcS3L/L
二隻の高速戦艦で航空援護無しの商船構造のちゃちな船一隻ぼこれないなら、 それはそれで問題だ。つかその基準なら世界最強はビスマルクと言う事に
え?香取沈んでるジャン。
だから香取ってのは練習巡洋艦だから商船構造 もともと他艦との戦闘は考慮してない 商船改造の特設巡洋艦に毛が生えた程度だよ ビスマルクが沈めたフッドとどちらが強いかは明白
では、そのビスマルクを沈めた英海軍艦艇が最強でFA。 もちろん、ろくに戦果の無い大和は没だな。
あと香取は低速で20ノットも出ない 繰り返すがレイテの護衛空母みたく航空支援もなかった むしろ戦闘前に香取は空襲で傷付いてる 別に大和ヲタじゃないが、んな実績は意味がないと思うぞ
ビスマルクを沈めた艦艇など存在しない
日本で最も活躍し戦艦である金剛級もほぼイギリス製だし やはりイギリスNo1ですな。
507 :
名無し三等兵 :04/05/19 06:06 ID:mKKoVe8b
金剛クラスが活躍出来たのは、沈んでも構わぬとばかり使われまくったからでしょ、 つくづく三次ソロモンで大和、陸奥を出撃させてやりたかった 海軍首脳のアフォが
大和もサマールで最初の10分は航空機に妨害されずに砲撃出来た。が駆逐艦の煙幕で後半妨害を受けた。 香取は駆逐艦2隻と共に攻撃され、15分で撃沈。生き残りの基地機がアイオワを攻撃していた。(たった1機) これだけみればアイオワの方が実績では上。 だが香取を沈めたのは重巡の可能性が高かったと思った。アイオワは両用砲で砲撃したものかと。
それじゃぁ 1海戦で巡洋戦艦を3隻沈めた 第一偵察艦隊は世界最強の艦隊だ〜
いい加減、活躍した艦艇と、強い艦との区別くらいしる!
>>496 二水戦との共同作業で「紫電改」2機を落とした事もある
512 :
名無し三等兵 :04/05/19 20:28 ID:Wt8LvaxU
そうですか、香取って結構小さかったんですね。軽巡と駆逐艦の中間くらいか。 これが阿賀野級や青葉級だったら実力分かったのでしょうが。 でももしそうなったらなまじ日本のへタレ戦艦よりも手ごわくて返り討ちにあった かも。
ていうかね、おまいら 個艦の能力と活躍できたか否かは別ってわからないのか? 大和が活躍できなかったのは日本海軍の戦略性のなさが原因だろ。 そこんとこ混同するなよ。
まぁ活躍できたかどうかが疑問視されてるわけだが。
それより、 アイオワは香取を本当に撃ったのか?
517 :
名無し三等兵 :04/05/19 23:24 ID:tn2U4srr
やっぱり40cm砲を撃って欲しかった。けど、冷静で賢明な選択だね。 日本戦艦だったらがむしゃらに主砲打ってたんじゃないかな。
遠距離だと主砲射撃が正しいのでは? それと日本の戦艦は副砲と高角砲が別だから(以下略
何かやたらと日本を貶めようとするチョンが居るな。 当時両用砲なんて採用してたのはアメ公だけだろ。 それに両用砲を採用するにしても12,7cmでは敵駆逐艦の突撃を確実に止めるには威力不足だしな。 敵駆逐艦隊の雷撃を自力で守る必要があった日本戦艦が、副砲を重要視したのは特におかしい事じゃない。
>>519 被害妄想じゃない?今そんな話してないじゃん。
だが考察すると興味深いものがある話題だね。
費用対効果としての副砲論は。
>>520 副砲論議は前スレや巡洋艦・巡洋戦艦スレで散々やってたと思うが。
>>519 イギリスも使ってたよ
だけど、旋回速度が遅すぎて航空機に追随できないというマヌケなオチ付きだけど
>>519 両用砲は他にイギリスとフランスが採用してます。良し悪しは別としてね。
対艦攻撃力で高角砲ってどれだけ使えるんだろ? それ様の射撃管制なんて出来るのかな? 龍驤なんかは高角砲で海防艦撃沈したけどさ・・・ って前スレ不参加なんでガイシュツかどうか知らんけど
>>521 でも定量的に比較してないんだよね。
駆逐艦を撃つのに6in級の副砲と5in級の両用砲でどれ位差があるのか。
6inの方が多分良いだろうけど、「どの位」良いのかがね。
つうか両用砲の定義って何・・・ 対空射撃が出来ると言うなら、阿賀野の主砲も一応は対空射撃出来る訳だしさ
527 :
名無し三等兵 :04/05/20 00:32 ID:KnvNo2gO
日本の旧式戦艦の副砲が 12センチ砲だったら電撃機に有効だったのでは?
日本の旧式戦艦の副砲が 25ミリ対空機銃だったら電撃機に有効だったのでは?
>>525 取り合えず、同口径の5インチ級で比較してみる?
三年式12.7cm平射砲:89式12.7cm高角砲の能力
【初速/弾頭重量】
910m/s 23kg:720m/s 23kg
【射程】
一万八千m:一万四千m
【発射速度】
毎分10発:毎分14発
>>526 日本軍の場合は基本的に対空・対艦に使える「両用砲」ではなく
対艦メインで対空にも使えなくもない「兼用砲」ですな。
日本の旧式戦艦の主砲が 長10センチ高角砲だったら電撃機に有効だったのでは?
対空射撃が出来る砲なら対艦もできるのでは?
>>532 そうとも限らない。
砲そのものは両用に用いることが可能でもシステムとしては対空に最適化とかがある。
射撃装置とかね、まーたいていは両用可能だけど。
あと取り付け位置などによっては「対空は問題ないけど対地(水上)の場合発射角に制限あり」とかあるからね。
534 :
529 :04/05/20 00:50 ID:???
で日本戦艦の主な副砲の能力も上げとく。 三年式14センチ砲/四十一式15.2センチ砲/三年式15.5センチ砲 【初速/弾頭重量】 850m/s:38kg 850m/s:45kg 920m/s:56kg 【射程】 一万八千m 二万m 二万八千m 【発射速度】 毎分10発 毎分6発 毎分5発 参考にでもして頂戴。 あと基本的に同口径でも平射砲より高角砲の方が砲塔重量は重くなるよ。
じゃあ私からも。 対2千t駆逐艦 廃艦所要弾数/勢力半減弾数 15.5L60 10/5 15L50 12/6 14L50 13/6.5 12.7L50 20/10 12.7L45 22/11 10L65 30/15 これを元に自作ゲーム用のデータとして試算した数字遊びもありますが別の機会に。
アッ失礼上の 12.7L45は12L45の間違いです。
>523 ダンケルクの13cm両用砲はアルバコアを2機木端微塵にしてますな
ダンケルクは射程80km探知できる対空レーダー持ってたから、その成果じゃない?
539 :
529 :04/05/20 09:01 ID:???
>>525 で、大雑把に考えてみる。
駆逐艦が3万mの距離から30ノットで突撃を開始して、目標に対して5千mで雷撃すると仮定する。
目標とされる艦が雷撃されるまでに射撃できる弾数と投射弾量は1門当りでこんな感じ。
発射弾数 投射弾量
155L60:125発 7000kg
152L50:97発 4400kg
140L50:140発 5300kg
127L50:140発 3200kg
127L40:136発 3100kg
120l45:121発 2500kg
100L65:209発 2700kg
ちなみに155L60を基準に砲塔重量だけで考えた場合の、同重量における砲塔搭載可能数。
155L60:三連装1基(175t)
152L50:連装3基(1基60トン、180t)
140L50:単装9門(砲塔ではなく単装防楯付きで1基20トン、計180トン)
127L50:連装7基(1基25.4t、178t)
127L40:連装6基(1基28.5t、171t)
120L45:連装11基(1基16.4t、180t)
100L65:連装5基(1基33.4t、167t)
540 :
529 :04/05/20 09:07 ID:???
続き
サイズ&スペース的な事を考えると、摩耶が203L50を取っ払って127L40を連装2基載っけたり、大和が両舷の155L602基を127L40の連装6基に換装しているので、
155L60三連装一基で127L50の2〜3基相当。
五十鈴を始め5500t級軽巡の140L50単装から127L40連装への換装状況を見るからに、スペース的(重量的にも)には両者は1:1でほぼ等価。
また127L50以下の連装砲塔のサイズは大体一緒なので、同一として考えても妥当だと思う。
以上を前提にサイズ・重量を加味して大和に単一の砲だけを載せた場合の比較。
搭載可能数(片舷指向数) 投射弾量(片舷投射弾量)
155L60 三連装6基18門(4基12門) 126トン(84トン)
152L50 連装8基16門(4基8門) 70.4トン(35.2トン)
140L50 単装18門(9門) 95.4トン(47.7トン)
127L50 連装18基36門(9基18門) 115.2トン(57.6トン)
127L40 連装18基36門(同上) 111.6トン(55.8トン)
120L45 連装18基36門(同上 90トン(45トン)
100L65 連装18基36門(同上) 97.2トン(48.6トン)
※大和(竣工時)
155L60三連装4基12門(3基9門)
127L40連装6基12門(3基6門) 121.2トン(81.6トン)
大和(改装後)
155L60三連装2基6門(2基6門)42トン
127L40連装12基24門(6基12門)116.4トン(79.2トン)
>>535 で第一総軍さまが上げられた廃艦所要弾量と合わせて考えてみて頂戴。
対空戦に関しては一切考慮してないから、トータルでの副砲と両用砲、両者混載のメリットデメリットは無視。
しかし、15.5センチ三連装砲塔の重いこと…。
間違い等あったらツッコミ・訂正宜しく。
>廃艦所要弾量 これは燃料も弾薬も積んでない空身の艦に対し砲弾を撃ち込んで、完全に使用不能に なるまでの弾量だろ? 誘爆とかを考慮して無いもの。
>>540 大和に搭載されてる副砲二基は増加装甲と消火装置の強化で更に重くなっているはず
>>541 誘爆云々なんてダメコンの成否にも関わってくるし、それこそ運な気もするんだけど・
他に適当な目安があるようなら示してよ。
>>542 その辺はあえて無視しました。
高角砲も防楯の有無で重量が結構変ってくるんで、基本的には砲塔形式か防楯ありで数値を出してます。
取り合えず、比較の為の簡単な指標ですので。
544 :
名無し三等兵 :04/05/20 17:33 ID:KnvNo2gO
最上、20センチ全廃すれば、 12,7が5基は搭載できたな。 これで空母直衛艦。
>543 >他に適当な目安があるようなら示してよ。 前々スレに「空中兵器威力研究会」の資料があるから、参考にしたら?
5インチ砲で何でもできるのなら、主砲要らないじゃん(w
>>545 あれはあれで特定の場所に当った場合だけの話だし。
548 :
名無し三等兵 :04/05/20 23:12 ID:oD3a6NxW
GFCSが光学のみじゃぁ幾ら高角砲積んでも無駄ぽ
最新技術で大砲と弾丸を作れば、5インチ砲でも戦艦を沈められる!!・・・・・かもしれない
>546 そんな短絡レスで流れを止めない
16inと5inの比較じゃなくて6inと5inの比較でしょ。
英国の両用砲は放蕩内部スペースが狭い上に一部人力の為に毎分5〜6発が限界だった悪しい
そもそも、香取はアイオワの両用砲のみで沈められたのか? 誰か戦闘の経過を教えてくれ・・・。
>>553 いや、両用砲の他重巡2隻に撃たれてる。どちらが沈めたとかいうより協同戦果だろう。
555 :
名無し三等兵 :04/05/21 01:10 ID:hFdHfuCD
実際の戦果って意外と分からないよね。フッドはプリンツオイゲンが、ガムビアベイは利根が インディアナポリスは阿賀野が といったみたいにね。 米戦艦は大西洋ではどうだったのだろうか。
>555 マサチューセッツがジャン・バール相手に苦戦し、結局爆撃機による攻撃で大破させる体たらく。
557 :
名無し三等兵 :04/05/21 01:53 ID:hFdHfuCD
ってかジャンバールとマサチューセッツなら戦力的にほぼ互角だから仕方が無いと思うが・・・ 少なくとも霧島よりははるかに強い戦艦なんだから
>558 火力で米が、防御力で仏が先行してる。この時のジャン・バールは砲術要員以外は陸にあがって 他に行ってて、爆撃により進水してもダメコンを行う人数が足らず、着底したんだと >557 それは最終時の姿。その状態ならばサウス・ダコダはおろか、アイオワや長門級とも互角に殴りあえるぞ
>>547 特定の場所じゃないよ。総合的に考えてる。
>>553 香取と舞風は水上砲戦部隊に捕捉される前に空襲で被害を受けて速度が落ちてる。
その状態で捕捉され、戦艦2、重巡2、駆逐艦4と交戦。
香取、舞風は撃沈、野分は追撃されるものの離脱に成功。
でも、香取は空襲で撃沈されたという話もあったりする。
野分がアイオワ・ニュージャージーに追撃されてることを考えると、
香取・舞風は重巡2・駆逐艦4の戦果な気もするんだけどね。
>>560 総合的というならその部位に命中する確率も考えなくてはならない。
海軍の廃艦所要弾量は艦に命中する砲弾効果のアベレージ。
その数字の信憑性には多少の疑問もあるにせよ火薬庫や機関部に当った場合という狭い範囲の話じゃないよ。
それに対して空中兵器威力研究は爆弾がどこで炸裂した場合にどうなるかという想定で、そもそもそこで炸裂する可能性を考察されていないよね。スレに書き込まれた部分では。 しかも今問題になっている副砲の威力や駆逐艦の耐久性には全く入れていない。 500〜3000s爆弾の戦艦、空母、重巡に対する推定威力。 一方いま問題なのは駆逐艦に23〜59sの砲弾が命中した場合の威力。 直接参考にはならんよ。
564 :
529 :04/05/21 07:53 ID:???
>539に追加・修正してみた 3万〜 1万5千〜 1万〜 発射弾数 投射弾量 155L60:125発/7000kg 54発/3000kg 27発/1500kg 152L50:97発/4400kg 65発/3900kg 32発/1500kg 140L50:140発/5300kg 108発/4100kg 54発/2000kg 127L50:140発/3200kg 108発/2500kg 54発/1300kg 127L40:136発/3100kg 136発/3100kg 76発/1700kg 120L45:121発/2500kg 119発/2500kg 59発/1200kg 100L65:209発/2700kg 205発/2700kg 103発/1300kg 3万mだけでなく1万5千・1万から駆逐艦が目標に対して突撃し、5千mで雷撃した場合 目標とされる艦が雷撃されるまでに射撃できる弾数と投射弾量は1門当りでこんな感じ。 1万5千〜3万では155L60以外の数値はほぼ変らないので省略。 155L60三連装砲塔1基が127L50以下の連装砲塔2〜3基と置き換えられる事を考えると 5インチ級の砲が6インチ級の砲よりも優位に建てるのは1万5千m以下の距離であるといえるかな
565 :
名無し三等兵 :04/05/21 13:12 ID:X1yCgwcz
金剛よりもプリンツオイゲンのほうが強いと思う。 老朽化には勝てん・・・
566 :
名無し三等兵 :04/05/21 14:06 ID:ElIYys+Q
>>553 >誰か戦闘の経過を教えてくれ・・・。
香取はトラック空襲で機関部に魚雷が命中し、速度が数ノットの低下していた。
そこを重巡二隻と駆逐艦二隻に砲撃される。
香取は四門の一四インチ砲で応戦したが撃沈された。
>>562-563 >火薬庫や機関部に当った場合という狭い範囲の話じゃないよ。
ああ、それは誤読ですよ。1500kg爆弾が命中したら3〜4発で沈没と言うのは、
戦艦の沈没する確率が、1500kg爆弾平均3〜4発と言う意味。
また火薬庫に命中した場合には一発で沈没とされてるが、これは当たり前ですね。
廃艦所要弾量は海軍砲術史の記事からで、戦艦を廃艦にするためには46cm砲弾9発必要と
されている。
戦艦撃沈に必要な3〜4発に対し、単に廃艦にするために9発必要なら、2〜3倍余計に
弾数を消費することになる。
この原因ですが燃料や弾火薬を積んでない目標は、破壊するのに手間取るからです。
廃品の飛行機をワザと飛行場に並べて、敵戦闘機の機銃掃射の的にする場合があります。
機銃弾で廃機に小孔が開くだけで、爆発も炎上もしない。
また戦車などでも、自身の搭載している弾薬が誘爆しなければ、敵の対戦車砲弾が
相当命中しても修理して再利用できる場合があります。
廃艦所要弾量を1/2〜1/3にした数字の方が、実戦的な物になるでしょう。
もちろん装甲で耐えて、重要区画に砲弾が飛び込まない場合も考慮しないとならない。
追加 駆逐艦の廃艦所要弾量は、六インチ砲弾で一四発。五インチ砲弾で二〇発。
>>567 >四門の十四インチ砲
すごい武装だな。返り討ちにできないか?
香取は14cm砲四門装備だな(w
みんなわかってるんだからツッコミまでで止めときゃいいんだよ。 それならチョト面白いのに正答まで載せたら萎えまくり。
>>568 いくら46cm砲でも3、4発で戦艦撃沈は無理なんじゃないの?
米海軍が36cm20発で戦艦撃沈(旧式)としていたそうだけど36センチは1発680s。
46cmが1460sだとして約2分の1。
つまり36cm砲20発で旧式戦艦撃沈なら46cmなら9〜10発で撃沈。
火薬庫誘爆とかいうラッキーヒットでもない限り平均的な数字は日米で共通しているよ。
ラッキーヒットOKなら最強の大和でも1発で撃沈が有り得てしまうがそれはどんな艦でも多かれ少なかれ有る。比較対照にはならない。
大体扶桑とか伊勢とかアーカンサスでもない限り火薬庫の被弾面積は艦全体の中でそんなに大きくない。機関部とか非防御部の方が大きいだろう。
廃艦弾量は空船対象の数字じゃなくて致命的誘爆とかを起こさない場合の数字。
戦艦同士の戦いは多くは無かったといっても被弾した戦艦は数多い。その中で砲撃で爆沈したのはブルターニュ、フッド位じゃない?
爆撃入れて+2隻。自爆入れて+1隻。
重油はガソリンと違って爆沈原因にならないし。
>>573 でも真珠湾で長門主砲弾改造の800kg徹甲爆弾は、米戦艦に全6発命中で
一隻(アリゾナ)の爆沈だよ。
約1500kg徹甲爆弾フリッツXなら4発命中で、1隻爆沈、一隻大破、一隻小破。
46cm砲弾なら大体3〜4発で、敵戦艦が爆沈する位の確率だろう。
>扶桑とか伊勢とかアーカンサスでもない限り火薬庫の被弾面積は艦全体の中でそんなに大きくない。 火薬庫の面積は、新式戦艦の大和やサウスダコダ・アイオワでも相当大きいよ。 船体の何割かを占めている。
>>573 主砲だけならともかく副砲・高角砲まで入れると弾薬庫スペースは相当なものだよ。
そしてフッドの場合、副砲弾薬庫の誘爆から主砲弾薬庫に火が入った。
弾火薬庫面積は2〜3割くらいかな? それに加えて火薬庫そばに着弾し爆発した 砲弾の赤熱した弾片ブロックが、隔壁を引き裂いて飛び込んできたりするだろう。 直撃に限らず誘爆は有り得る。
普通戦艦はそう簡単に爆沈したりしないのは、厚い装甲板が防ぐからなんだ。 でもその厚い装甲を簡単に撃ち抜く強力な砲弾や爆弾が命中したら、戦艦という 船は商船よりもずっと簡単に爆発し沈没する、危険極まりない乗り物になるんだ。 何しろ”浮かぶ火薬庫”だからね。頑丈で安全に見えて、本当は物凄く危険な船。
>>573 36cm砲は戦艦撃沈に相当の弾数が必要だけど、この砲弾では敵戦艦の弾火薬庫の
装甲を破れないから仕方がない。
どっちでもいいけど18inとか1500s爆弾とかを戦艦に撃つ話じゃないだろ。 5inとか6inを駆逐艦に撃つ話だよ。
戦艦スレなんだから問題ないよ。駆逐艦の話の方がスレ違い
ヘタレといわれたビスが何発被弾して沈んだか考える必要も有る。 舷側装甲では屈指の堅艦だが大和、米新式と比較して上回る強度か?
>>581 副砲の必要性についての話だから戦艦スレに相応しいんじゃない?
>>579 実は大和でも敵艦の弾薬庫を貫通するには条件は簡単じゃないんだ。
甲板ならまだましだけど、実は甲板には上構とか砲塔とかが陣取っていて純粋に甲板の面積は思っているより小さい。
>ヘタレといわれたビスが何発被弾して沈んだか考える必要も有る。 それは爆弾や大落角砲弾の命中と分けて考えた方が良い。近距離からの砲撃だと、 砲弾が水平に近い弾道を描いて飛ぶから、命中箇所が上部に集中する。 弾火薬庫は水線下に設置されているから、近距離からの砲撃では 逆に安全になるんだ。水面に当たった砲弾も跳弾になって、水面下の 船体には命中しない。その結果、弾火薬庫は安全だし誘爆も無い。
>>584 >甲板には上構とか砲塔とかが陣取っていて純粋に甲板の面積は思っているより小さい。
厚い装甲を持つ砲塔はともかく、薄い鋼板の上構施設なら、そのまま突き破って艦内深く
飛び込むよ。徹甲弾は大遅動信管だから、すぐには爆発しない。
一発突入火薬庫即爆 霧島みてもそうは起らんような。
588 :
名無し三等兵 :04/05/21 20:52 ID:X1yCgwcz
>>587 霧島の時も結構近いだろう? ワシントンの初弾発砲距離7700m。
この場合、火薬庫直撃は無いから誘爆は起きない。
>>585 起きるとしたら砲塔内部に砲弾が飛び込んで砲塔内火災が発生し、更に
揚弾塔を火炎が伝って、火薬庫内部に引火した場合に限る。WW1当時の英艦に
この現象が起きて爆沈した。
霧島はワシントンの砲弾で砲塔を破壊されたが、砲塔火災が火薬庫に引火する事は防いだ。
>>588 霧島はワシントンの報告からだと、最後まで可能な限り主砲発砲を続けていたから「即注水」では無いな。
問題の箇所コピペ 1500kg徹甲爆弾の効果。 爆発箇所 \ 想定被害 目標 戦艦 防御甲板上 側方及び上方構造物は広範囲に破壊する。 防御甲板下 周囲区画大破浸水生じる。機関室に命中時は落伍。火薬庫命中時は沈没。 艦底貫通時 落伍する。火薬庫真下の場合は沈没。3〜4発命中で沈没。 舷側至近弾 外板(バルジ)破壊するも、艦内に浸水せず。 爆発箇所とその場合の想定被害となっているようです。 どこで炸裂するかは命中場所と装甲厚、爆弾の撃速(貫通力)で全然変わってきます。 砲弾の場合は撃角の要素も大きく影響するでしょう。 3〜4発で撃沈とは艦底まで貫通した場合の数字ですね。 他に防御甲板上、又は防御甲板下、舷側至近弾が想定されています。 どこまで貫通して爆発したかを区別して評価しているのは明らかなようです。 私は3〜4発とは撃沈に必要な平均弾数ではなく、艦底で炸裂した場合の撃沈に必要な平均弾数であると見ます。
さて仮に1500s爆弾と18.1in砲弾の貫通力を同じとした場合、撃速どれ位で貫通できるのでしょうか。 この想定では米旧式の甲板4inとしていますが、テネシーを例にすると最厚部5.7in、改装後7in。一番厚いのは舵機部分でしょうか? 某所で拾った「詳細な表」によると大和の18.1in砲は大体以下の通り。 距離/撃速/落角 甲板装甲4in 26,000yd以遠 約430m/秒 20.9° 5.7in 32,000yd以遠 約409m/秒 31.5° 7in 34,000yd以遠 約410m/秒 34.7° 水平装甲を貫通するのにこの条件が必要となるわけです。これは上のコピペでいう防御甲板下で爆発させる為の条件でもあります。 3〜4発で撃沈する為には艦底まで貫通で爆発させる必要が有りますから少しだけ条件は厳しくなるでしょう。 反して廃艦所要弾数は対扶桑を想定し18.1in砲弾の場合26,500「m」以内で9発、以遠で12発を必要としています。 因みにテネシーが大和の8in甲板装甲を貫通しようとすると36,000yd弱が必要で、殆ど最大射程に近い悪条件です。 一方「空中兵器〜」から800s、1500s爆弾の撃速と対コンクリート貫通力コピペ。 弾量\投下高度 高度1000m 2000m 3000m 4000m 5000m 0800kg 2000mm(168m/s) 2800mm(214m/s) 3600mm(251m/s) 4200mm(283m/s) 46000mm 1500kg 2600mm(170m/s) 3600mm(216m/s) 4800mm(253m/s) 5800mm(285m/s) 64000mm 爆撃と砲撃では撃角が違うので単純に撃速だけで比較は出来ませんが、大和の8in甲板装甲が2200m以下で投下された2000s爆弾、 3900m以下で投下された800s徹甲爆弾に耐えることを想定していることと考え合わせると大変興味深い筈です。 封印中の身にはちょっと面倒なレスでしたが一区切りつける目的で書き込んでみました。 余計なお世話でしたかな。ではまたいずれ。
593 :
553 :04/05/22 07:19 ID:???
>>554 >>561 >>567 どうも、
やはり、アイオワはほとんど何もしてないようだね。
俺も重巡が沈めたと今まで思っていたけど、このスレ読んで気になった
ので聞いてみた。
重巡沈めた?なんて話は初めて聞いたぞ。 竣工した時期が時期だし、大規模海戦では空母の護衛だし 水上戦自体に参加してないんだよね。
>>594 >>490 のことならネタ以外の何物でもないよ。
でも水上戦闘に参加してないわけでもないんだな。
米国戦艦の水上戦闘参加は次のとおり。
【第三次ソロモン海戦第二夜戦】
参加兵力:サウスダコダ ワシントン
戦果:戦艦1隻撃沈
【カサブランカ沖海戦】
参加兵力:マサチューセッツ
戦果:戦艦1隻中破
【トラック沖海戦】
参加兵力:アイオワ、ニュージャージー
戦果:軽巡1隻、駆逐艦1隻撃沈(随伴艦艇の戦果の可能性大)
【スリガオ沖海戦】
参加兵力:ウェストバージニア、メリーランド、他4隻
戦果:戦艦1隻撃沈
【サンベルナルディノ沖海戦】
参加兵力:アイオワ、ニュージャージー、他4隻
戦果:駆逐艦1隻撃沈(随伴艦艇の戦果の可能性大)
>591 爆弾の被害が幾つかに分かれてるね。これは投下高度の違いから来る撃速を考慮してる訳。 低空から落としたら幾ら1500kg爆弾でも、撃速不足で上構しか破壊できない。 逆に十分な高度から加速度を付けて落とされた爆弾なら、装甲を破り艦底まで届く。 >艦底で炸裂した場合の撃沈に必要な平均弾数であると見ます。 もちろんそうだよ。例のフリッツX浴びたウォースパイトなんが、艦底まで穴が開いて大損害を 受けていた。機関部がほとんど水没してた。フリッツXの撃速は、約250m/sだった。 大和の遠距離射撃の砲弾が命中したら、つまり撃速400〜500m/sで18インチ弾が命中した場合だが、 撃速が2倍だと運動エネルギーは4倍にもなる。大落角で命中したら、貫徹力は非常に大きな物になる。
>592 >某所で拾った「詳細な表」 それは作ってるゲーム用? 松本喜太郎氏の著書から大和の貫徹力は距離3万mで水平231mmだが、3〜4発も命中したら サウスダコダ・アイオワを含めて敵戦艦は大抵沈没だろうね。18インチ砲弾は、ほとんど艦底まで達する。 例 ノースカロライナの水平防御 上甲板STS37mm 防御甲板STS36mm+B91mm 第二中甲板&下甲板16mm = 合計180mm 例 サウスダコダの水平防御 上甲板STS38mm 防御甲板STS19mm+B127mm 第二中甲板&下甲板24mm = 合計208mm 例 アイオワの水平防御 上甲板STS38mm 防御甲板STS32mm+B121mm 第二中甲板&下甲板29mm = 合計219mm 更に、このスレで良く語られている大和の有効射程4万mで砲弾が命中したら、物凄い貫徹力となる。
>>597 何層目の甲板までぶち抜いてどこで炸裂するか、なんてのは本来気まぐれな女神の掌中なんだが…
なんかコネでもあって確実に艦底で炸裂する保証でももらってるの?
ま、40000mじゃあたんないんだけどね・・・・。 実戦ではせいぜい2〜3万が限度だな。
>592 >廃艦所要弾数は対扶桑を想定し18.1in砲弾の場合26,500「m」以内で9発、以遠で12発を必要としています。 火薬を積んでない戦艦を廃艦にするためには、結構弾量が要るけど仕方ないね。 弾火薬庫に飛び込めば一発で轟沈だけど、誘爆等が無ければ手間がかかる。 戦車や飛行機も火薬や燃料積んでなければ、命中弾で爆発も炎上もしないから同じこと。 しかし完全に「廃艦」になるまで律儀に砲弾打ち込むのも面倒な話。要は「撃沈」すれば良いのだし、 実戦的に考えれば、敵戦艦も弾火薬をたっぷり積んでいるだろう。 その場合、大口径砲弾一発で仕留めることができる。ただし弾量半分の砲弾2発で代替えは効かない。 これは「重戦車を強力な対戦車砲一発で仕留めたが、しかし半分の威力の小型砲弾2発を 撃ち込んでも効かない」事と同じ。装甲を撃ち抜けないと、敵戦車の内部で誘爆など起きないから。 それと被害の受け方が海の上の船は、陸や空と少し違う。砲弾は近距離で撃つ方が強力なのは当たり前で 廃艦にするためには、当然近距離から撃ち込んだ方が効果的。 でも船は船体の下半分が水の中。近距離からだと艦底近くに設置してある火薬庫内部に砲弾が飛び込まない。 弾火薬庫爆発を期待するには、ワザと距離をとって大落角の砲弾が命中するようにしないとならない。 これが「近ければ近いほど効果が大きい」陸や空の射撃の常識と異なる点。
>>598 砲弾は運動エネルギーが有る限り、甲板を突き抜け続けるよ。「本来気まぐれな女神」のおかげでも
何でもない。砲弾は物理法則に従って突き進むだけ。大和の18インチ弾なら、当然艦底まで届く。
>>601 どの段階で「炸裂するか」と書いてるんだ。
それとも貴方の脳内徹甲弾はド鉄の塊ですか。
エネルギーを失って止まった所で爆発するんじゃないの?
>>601 甲板上、そして甲板と何枚かの水平装甲、そして艦底までの間には何にも存在してないわけ?
ついでに信管は艦底でしか作動しないとでも仰るのか?
貴公は正気かね?
>>603 そんなのどうやって感知するんだw
着弾と同時に時限信管が作動して、貫通後に炸裂する仕組みになってます。
日本戦艦の徹甲弾の大遅動信管は0.4秒にセットされてるが、これは装甲区画内を確実に破壊するための設定。 艦首とか鋼板の薄い箇所に命中した場合は、爆発する前に敵戦艦の船体を反対側まで突き抜けてしまう。 敵戦艦の装甲板に命中して、最も効果が発揮される砲弾なんだ。日本の九一式徹甲弾は。
一撃必殺の九一式徹甲弾
なんか面白い人が一人いるみたいだなあ。 水平爆撃でもあるまいし、甲板装甲に直角で砲弾が命中するとでも考えておられるのだろうか。 ついでに廃艦所要弾量に絡んでいる人もいるけど、ダメコンの事は考えていないんだろうな、きっと。
609 :
名無し三等兵 :04/05/22 23:34 ID:yOzsIxJZ
実際は1万以内ぐらいじゃないと命中しないだろ。
>>608 砲弾に落角は有るけど、撃速も大きいから貫徹力は充分。
>>597 数値で分析してるだけだよ。
それと廃艦所要弾量に、別に絡んでないよ。純粋に砲撃だけで「廃艦」にするには、それだけの
弾量が必要だろうね。
ただ「撃沈」に必要な弾量は別。場合によって、陸奥のようにマッチ一本でも可。
>609 命中率は前スレから、このスレの前半まで盛んにやってただろ? 続けても良いけど。
戦艦の水平防御力が船首から船尾までフラットだと勘違いしている 御仁がいるようだ。 ……ゲームの戦艦じゃねーんだから
613 :
名無し三等兵 :04/05/22 23:59 ID:yOzsIxJZ
高性能レーダー装備の駆逐艦のほうが怖いや。 放射状に魚雷を打たれる。 西村艦隊のように一瞬にやられる。 昼だったら回避できたかな?
>>610 だからね、弾火薬庫にどれだけの確率で命中するの?
弾火薬庫に直撃が出たらそりゃあ一撃で撃沈になるだろうけど、3〜4発の命中でそのラッキーショットがでるのかい?
近くに当ったって、注排水や火災の消火とかまともにダメコンされたら誘爆なんてしないもんなのよ。
ビスマルクにシャルンホルスト、霧島、ついでにジャンバールも加えてもいいかもしれない、彼女らの戦闘の状況をおさらいしてご覧。
フッドなんて例外中の例外、WW1時の英巡洋戦艦3隻の爆沈も水平装甲の薄さだけが原因じゃないんだからさ。
>>614 砲弾と装薬を一緒に砲塔に送り込む方式+防火扉などの不備
弾薬庫に揚弾エレベータから炎が吹き込むといった事態への想定不足でつな>英巡戦
被告:ドイツ海軍 戦艦ビスマルク 求刑:A級戦犯で死刑 罪状:対フッド戦においてラッキーヒットを得て火葬戦記厨を勢いづかせたこと。
>>613 あれは、逆に雷撃に気付かなければ回避できたと思うけど。
運がなかっただけだね。
あと駆逐艦に高性能レーダー装備できるなら、戦艦にはもっと高性能レーダーが装備できるわけで、夜間だろうが昼間だろうが雷撃する前に撃破されるのが落ちですよ。
>>617 西村艦隊の場合、逃げ場のない海峡の出口で待ち伏せくらったのでは?
逃げても座礁するだけ
619 :
名無し三等兵 :04/05/23 00:25 ID:BPdTppCy
>>618 直前に反転して逃げるしかないな。
魚雷を消耗させるだけでも栗田艦隊のためになる。
>>618 違う。襲撃されたのは、スリガオ海峡の出口じゃなくて入り口の手前。
そして雷撃に気付き、魚雷回避の為に転舵を繰り返して、結果被雷してるのよ。
だから、いっそ回避しなければ回避できたかも、言ってるの。
621 :
名無し三等兵 :04/05/23 00:41 ID:BPdTppCy
駆逐艦は戦艦の新型レーダーに誘導されてたのでは? 駆逐艦27は多すぎ。逃げるが勝ち。 栗田艦隊が着たら別だけど。 突っ込み、反転逃げる、の繰り返しがよかろう。
>>621 もう少し、スリガオの戦況を調べたら?
その21隻(27隻もいないぞ)いた駆逐艦がどういう配置でいて、何時雷撃を掛けたのかを。
まあ戦力差を考えたら、何しても無意味だけど。
>622 あの水域にいた駆逐艦の総数が27隻で、雷撃に参加したのが21隻 だったと思ったが。(確か6隻戦艦隊の直衛艦が居たはず<米駆逐艦)
624 :
名無し三等兵 :04/05/23 01:18 ID:BPdTppCy
夜じゃ魚雷は見えない。
魚雷が見えても、大型艦は舵が効くまで結構時間がかかるので 距離と射点と数によっては避けられないことも多い
626 :
名無し三等兵 :04/05/23 01:26 ID:kO1Xbj+K
>>561 野分は追撃されるものの離脱
・・・14インチ砲の嵐の中をすばしっこく逃げ惑う野分の姿が目に浮かんで面白い。
特攻・玉砕戦法を取らない日本ではめずらしいしたたかな艦だ。
>>623 手持ちの資料では21隻だが。
オルデンドルフ隊との戦闘前に襲撃を掛けた第24水雷戦隊と第54水雷戦隊が4隻づつ、第56水雷戦隊が6隻。
それ以外に戦艦直衛の6隻に魚雷艇隊の指揮に1隻の合計21隻になってる。
>>624 雷跡は一応見えるし、雷撃しようと襲撃行動をとるから被襲撃側から見ても分かるの。
統制された雷撃は避けられないんだ
雷跡が見えても回避不可能なように、投網状に雷撃するのがデフォでしょう 戦艦は簡単に進路変更できないし
630 :
名無し三等兵 :04/05/23 01:35 ID:BPdTppCy
駆逐艦の群れが見えたら反転180度で退散。
>>628-629 そうゆう雷撃を阻止するために戦艦は自前で副砲を持ってるわけ。
防御砲火に怯んで遠距離で魚雷を発射すれば戦艦だって回避は楽だし、
其れにもめげず雷撃の命中率が上がる近距離まで突っ込んでくる駆逐艦は滅多打ち。
それすらも乗り越えて雷撃されたら、回避するしかないけど、
その段階で統制された雷撃じゃなくなってるから、やはり回避は容易になるね。
632 :
623 :04/05/23 02:25 ID:???
>627 モリソンだと当時の編成は第56が九隻、第24が六隻、 第54が四隻、第百八駆逐隊が三隻、戦艦直衛の駆逐隊X-rayが 六隻で二十八隻。(うち二十四所属の駆逐艦一は豪州艦)。 五十四と百八の各一隻は海戦に参加していません。一隻は ヒブソン島のあたりで警戒に当たっているので、もう一隻は 魚雷艇の指揮にあたった艦でしょうね。これからいくと該当水域に 居たのは26隻で、実際に攻撃に参加したのは20隻になります。 デストロイヤーオペレーションでも海戦に参加した駆逐艦総数は 26隻と記載されてますね。図表には攻撃に参加しなかったX-rayを 除く20隻の名前が記載されてます。Afternoon of the Rising Sun でも攻撃参加艦として20隻の名前が出てますから間違いないと 思います。 と言うわけで総数26、攻撃参加20隻に前言を訂正します。 失礼いたしました。
>>614 >ビスマルクにシャルンホルスト、霧島、ついでにジャンバールも加えてもいいかもしれない、彼女らの戦闘の状況をおさらいしてご覧。
霧島の状況
>>589 ビスマルクの状況
>>585 遠距離からの砲弾が命中した場合
>>586 フッドとかは中近距離の1万3千mで舷側最厚部を、まともに撃ち抜かれた例だな。
>614 >弾火薬庫にどれだけの確率で命中するの? 弾火薬庫の設置面積の割合が2〜3割なら、命中する確率も2〜3割だろ?
>>597 氏
「詳細な表」はゲーム用ではありません。参考にする為に収集した資料の一つです。
砲弾を各国の装甲に命中させた際の貫通力を表にしたものです。
信憑性は各国のカタログデータと同様疑問とする点もあるのですが、同じ根拠に基づいた数値である点が評価できます。
「松本喜太郎氏の著書から大和の貫徹力は距離3万mで水平231mm」とのデータも承知していますが、別に同距離で189mmとする資料も有ります。
18.1in砲が30,000mで撃速474、落角31.4度、16inL45MK6が20,910mで撃速459、落角38.4度、30,900mで撃速464、42.8度となっています。
落角が大きいほど水平装甲に対する威力が高いのはご承知と思いますが、落角で劣り、撃速で同等、弾重で2割程度優れる18.1in砲の貫通力を皆さんがどう評価するか深く興味を持ちつつ失礼します。
ジャンバールの場合は装甲区画が敵弾に耐えた例だな。状況は色々。
ごめんなさい。訂正です。 >16inL45MK6が20,910mで撃速459、落角38.4度、30,900mで撃速464、42.8度となっています。 を 16inL45MK6が29,910mで撃速459、落角38.4度、30,900mで撃速464、42.8度となっています。 とします。 あと「詳細な表」によるとVHはClassAと大きな差は無いと評価されています。 高初速砲に撃たれた場合は結構劣っているのですが、低初速砲に対する対弾性はClassAとほぼ同等の評価です。 これまた興味深いでしょう。
29,120mでした。又してもスレ汚し失礼。 軍板に書き込むのも久しぶりで。
>>635 >同距離で189mmとする資料も
それはwarships1.comからだね。単にある一つの貫徹計算式では、そうだったと言うだけだよ。
貫徹計算式だけでは、本当の貫徹力は判らないんだ。計算式だけで求めようとすると
大口径砲の貫徹力は大抵低めに出る。
大和設計技師の松本喜太郎氏の記事の方が、直接の資料だし正確だよ。
あと資料やデータは、出所をハッキリさせておかないと検討できないよ。
貫徹力の数値が有ったとしても、その数値は実射を元にしたのか、或いは単に計算で
割り出しただけの物か分からないから。
>>414-415 ところで
>>597 とかで語られている「大和の主砲弾3〜4発で敵戦艦爆沈」とは、
距離3万〜4万mでの話だよ。幾ら大和の主砲でも、近距離から水平に近い弾道で
艦橋や煙突とかに命中したからと言って、火薬庫誘爆は無いね。
戦艦に敵弾が命中する場合の分類。 1.戦艦の想定している砲弾で被弾した場合。 a 近距離 水平に近い弾道で被弾。被害箇所は上部のみ。水線下は安全となる。 b 中距離 浅い落角で被弾。被害箇所は舷側・甲板。戦闘安全距離の範囲内で装甲区画は耐える c 遠距離 深い落角で被弾。被害箇所は主に甲板。戦闘安全距離の上限を越えたら、装甲区画は破壊される。 2.戦艦の想定外の強力な砲弾で被弾した場合。(18インチ弾など。) a 近距離 水平に近い弾道で被弾。被害箇所は上部のみ。水線下は安全となる。 b 中距離 浅い落角で被弾。被害箇所は舷側・甲板。装甲区画も破壊される。 c 遠距離 深い落角で被弾。被害箇所は主に甲板。装甲区画は破壊される。 戦艦の弾火薬庫誘爆の可能性の有るのは、主に1.c と2.b 2.c の状況だな。 ビスマルクに撃たれたフッドは2.bだった訳。結果爆沈。 ジャンバールは、1.b 霧島とビスマルクは2.aと1.aの状況。 水平爆撃で爆沈した戦艦群は1.c或いは2.cの状況に準ずる。 また大和の遠距離射撃の場合では2.cの状況となる。相手戦艦にとって最も危険。
643 :
名無し三等兵 :04/05/23 09:57 ID:/BwkP7Tx
松本喜太郎のデータもde.Marre式を改良した計算で算出したものだよ。 基本的には米国海軍も同様の式を用いて試算していたがこの公式はWWU時点では必ずしも正確ではない為それぞれの国で修整して用いられて帝国海軍ではFM値によって修整を加えていた。 「海軍ではT/Dが0.5〜1.0の場合に信頼度が高いとしていた。」 海軍製鋼技術物語 「この式は傾斜射撃の場合には正確ではない」 「非浸炭表面硬化甲鈑のVHと均質甲鈑のNVNCの両方で試験していた。ところが大口径弾はNVNCに激突すると弾体が破壊するので実施されなくなってしまい〜」 (規定では18in弾の場合220mmに対し射角55°125mmに対し70°) 「18in弾は、まだはっきりと規格が決まらなかった頃、撃角37°,FMs約1.28で試行していたが、不合格になることが多かった。(中略) 弾頭部のトラブルはFMsを1.554に増加することによって救済し、後者の胴切れトラブルは撃角を33°に減じ、更に30°に下げて不合格率を軽減させた。 14inと16in弾は開発の当初から撃角20°で試験していたのでこのような困難には遭遇しなかった。」(対表面硬化装甲の場合) 続・海軍製鋼技術物語 落角30°なら甲板が水平であると仮定して撃角は70°、甲板装甲は均質装甲であろう。 甲板装甲が102乃至178mmとすると帝国海軍九一式徹甲弾にとって領収試験から削除する程苦手な撃角と甲鈑ということに。 米海軍試験ではMNCもNVNCもSTS乃至CLASS.Bより対弾性能で劣っている。 でも材質議論はまた無間地獄になるから止めとこう。戦艦議論自体が無間地獄だが。 とにかく松本喜太郎のデータも盲信してはいかんよ。
>>462 もっと定量的にお願い。想定外とか抽象的な話じゃなくてさ。
>>639 氏
遅くなりました。
ttp://www.geocities.com/kop_mic/ にあると思います。だいぶ前のスレでも紹介したことがあったような。
大和の18.1in、長門の16.1in砲の評価は結構高いように見えますよ。
VHの評価は高くは無いがそれほど劣ってもいないです。
意外なのはイタリア装甲の評価が高いこと。
信じる信じないは別です。戦艦は既に信仰の対象ですから。
18.1in砲の貫通力データとして手元ですぐに参照できる資料が更に2つでてきました。対垂直ですが並べてみます。 日本の戦艦 学研 20,000m 19.43in 日米戦艦比較論 世界の艦船 20,000m 23.5in 30,000m 19in 貫通曲線からの読み取り 松本喜太郎氏 20,000m 22.28in 30,000m 16.38in com.1による米海軍研究所 20,000m 19.43in 30,000m 19.19in 紹介したサイトJP PP 20,000m 21.8in 29,000m 16.4in 同じく JP NL 20,000m 21.3in 29,000m 16.1in 同じく JP EFF 20,000m 19.7in 29,000m 14.3in 長門の16.1in砲は 日本の戦艦 学研 20,000m 17.9in 日米戦艦比較論 世界の艦船 20,000m 18in 30,000m 13in 貫通曲線からの読み取り 紹介したサイトJP PP 20,000m 17.6in 29,000m 13.4in 同じく JP NL 20,000m 17.3in 29,000m 13.2in 同じく JP EFF 20,000m 15.8in 29,000m 11.6in アイオワ16inMK7 日米戦艦比較論 世界の艦船 20,000m 19.5in 30,000m 15in 貫通曲線からの読み取り com.1による米海軍研究所 18,000m 20.04in 32,000m 12.97in 紹介したサイト〜44年 JP PP 20,000m 21.7in 29,000m 18.4in 同じく JP EFF 20,000m 16.9in 29,000m 14.3in サウスダコタ16inMK6 日米戦艦比較論 世界の艦船 20,000m 17in 30,000m 11.5in 貫通曲線からの読み取り com.1による米海軍研究所 18,000m 17.62in 32,000m 10.49in 紹介したサイト〜44年 JP PP 20,000m 19.2in 29,000m 14.5in 同じく JP EFF 20,000m 16.3in 29,000m 12.2in 色々なデータがあるものですよ。扶桑好きの私としては候補にさえ挙がらないのが悲しくも通好みで嬉しい。 仕事上やらねばならない通信教育が今年も始まるので限定参加ですが、常駐できる日が来れば扶桑厨として暴れてみたいものです。
>>634 甲板に命中した砲弾が「必ず」艦底部で炸裂するならそうなるだろうよ(笑
648 :
名無し三等兵 :04/05/23 12:26 ID:BPdTppCy
信濃が8時間で沈んだ事実は、 舷側装甲の取り付け構造の欠陥を決定づけた。 あんな巨艦で魚雷3本までとは。 それだったら松型に毛が生えたポケット戦艦のほうがよくないか?
>>648 >松型に毛が生えたポケット戦艦のほうがよくないか?
松型の艦体に28cm砲積むとしたなら・・・前方固定で一門が限界っぽい気がする、
駆逐戦車ならぬ駆逐駆逐艦。
波の揺れとかで照準が難しいから、対地攻撃専門かなぁ〜
振り子使って揺れを抑えるのにも限度があるし
28センチ砲は、だいたい10000dで6門積むのが限界 計算上は5500d級軽巡に3門積めるが、反動で転覆する危険性があるな
652 :
名無し三等兵 :04/05/23 13:29 ID:BPdTppCy
松型のコンセプトの意味なんですが? ようするに3万トン弱の戦艦と空母をたくさん作ったほうがいいかと・・・
653 :
名無し三等兵 :04/05/23 13:31 ID:BPdTppCy
でもよく考えてもればサウスダコタも・・・ あの性能で小さいよな。
>>652 >3万トン弱の戦艦と空母をたくさん作ったほうがいいかと・・・
当時の日本で、そんな代物を作れる造船所は四箇所しかありませぬ・・・・
655 :
名無し三等兵 :04/05/23 13:32 ID:BPdTppCy
>>655 せめて1万5000dで勘弁してくれ・・・
657 :
名無し三等兵 :04/05/23 13:46 ID:BPdTppCy
>>656 それだったら・・・
大和型の副砲15.5を流用して航空巡洋艦作ります。
15.5×2・12.7×8。
もしくは高性能な新型20センチ砲を開発します。
658 :
名無し三等兵 :04/05/23 13:47 ID:BPdTppCy
20センチ・65口径。 へたな戦艦の主砲より使えるかも。
>>657 >航空巡洋艦
ヒント 伊吹
>高性能な20センチ砲
どうやって?どういう奴を?どの位金と時間をかけて?積む艦はどうすんの?
WW2で8インチクラスの砲が6インチよりも圧倒的に優位だった状況ってあったかな?
661 :
名無し三等兵 :04/05/23 14:31 ID:BPdTppCy
駆逐艦よりも戦艦のほうが使えるかな?
662 :
名無し三等兵 :04/05/23 14:37 ID:BPdTppCy
伊吹か・・・ むりやり作った感じがするけど、 戦訓がとり入れてあって何気にいい空母かも。 ガソリンタンクは太鳳より強固だし。
何気に真珠湾トリオの運用なら2〜3機くらいは露天で乗せれる(ら抜き言葉)んじゃないか? 正規空母伊吹(;´Д`)ハァハァ
>644 >もっと定量的にお願い。想定外とか抽象的な話じゃなくてさ。 14インチ砲戦艦にとって想定外とは16インチ砲弾。 16インチ砲戦艦にとって想定外とは18インチ砲弾の事だよ。
665 :
名無し三等兵 :04/05/23 14:50 ID:BPdTppCy
伊吹はガソリンタンクの気化対策もしてあって(;´Д`)ハァハァ ガソリンタンクは弾薬庫跡地の傾斜装甲だから(;´Д`)ハァハァ 飛行甲板もむりやり伸ばして(;´Д`)ハァハァ 意外にかっこいいから(;´Д`)ハァハァ
>643 >松本喜太郎のデータもde.Marre式を改良した計算で算出したものだよ。 その計算式に実験で得た係数FM値を加味した得た物が、旧海軍のデータだね。 斜撃係数が、そのFM値。 こうした係数は実射試験を行わない限り分からないから、確実な物としては 旧海軍のデータしか使えないんだ。 実験を行わず計算式だけで求めた物は、一応の目安にしかならない。
667 :
659 :04/05/23 14:55 ID:???
>>662 そうじゃない。
要するにゼロから航空巡洋艦なんて作る余裕はなかったって事。
高性能20センチ砲とやらについても然り。
>>645-646 >信じる信じないは別です
>>666 と同じだけど、貫徹実験式で求めた貫徹力の数字が、式によって色々変わるのは、
仕方がないんだ。実験で係数(FM値等)を求めない限り、現実の貫徹力は分からないんだ。
計算式だけで貫徹力が分かったら、苦労して実験なんかする必要がないわけ。今でも
新型砲を開発したら実験を繰り返すんだよ。
「信じる信じない」じゃなくて、「解らない」が答えなんだ。信仰とか言いだすのは
その辺の所を彼方は解ってないからです。
669 :
名無し三等兵 :04/05/23 15:01 ID:BPdTppCy
15.5は世界にほこれる性能だと思う。 最上級は本当によかったのかな?
>647 >甲板に命中した砲弾が「必ず」艦底部で炸裂するなら 0.4秒もの大遅動信管を装着している九一式は、十分な撃速が有って更に大落角で命中 すれば、ほぼ確実に艦底部で炸裂するよ。 高速の砲弾が、甲板に激突し信管が作動してから艦底まで到達するのに そんなに時間はかからない。
>654 戦艦の代わりに魚雷艇と人間魚雷を数百隻造れば・・・ってのはヘタリアか(w
>>670 水平防御で弾かれる可能性、進路が変わる可能性を無視している。
フランスだろ? 水雷艇多数建造して、イギリス戦艦に対抗しようとして失敗して。
>672 >水平防御で弾かれる可能性、進路が変わる可能性を無視している。 弾かれたら十分な撃速が無かったんだな。砲弾の進路が変わるかも知れないが 変わった結果、弾火薬庫をよけて別の場所に当たるかも知れない。 また進路が変わった結果、弾火薬庫に飛び込んでくるかも知れない。確率的には同じだよ。
>>673 19世紀の終わりころ、水雷艇をドーバーに250隻以上配備したわけだが
失敗したんじゃなくて、対英融和が実現しただけ。
ドイツ海軍相手に水雷艇充実させてなんの意味がある?
>>674 普通、弾庫周辺にもっとも厚い装甲が張られている
弾庫付近に着弾して弾かれるならともかく、弾かれてエネルギーを失ってから弾庫に突入できるとでも?
自分にとって都合の良くなるよう選択的な思考していると馬鹿になるぞ
まあ500tの水雷艇100隻より、1000tの駆逐艦50隻の方が強い罠。
>676
砲弾が弾かれたら、装甲は貫通しないね。
アイオワの装甲が合計219mmだから
>>597 それを全部撃ち抜くに十分な運動エネルギーが
有れば良い。例のフリッツXとか18インチ砲弾とかなら充分。
>>678 全部打ち抜いたら弾薬庫も糞もなく、反対側に出るだけ。
反舷で空しく爆発ですな。
>>678 では
上部構造物や甲板破壊でエネルギーを失ってから弾庫に突入できるとでも? に訂正
>679 >全部打ち抜いたら >反舷で空しく爆発ですな。 その通りだよ。中近距離で落角が浅い場合に、大和の主砲弾がアイオワの薄い鋼板の艦首に 命中したら、反対側まで通じるトンネルのように、大きな風穴が開くね。 18インチ砲弾にとって戦艦の装甲区画でもないと、紙みたいなモノで歯ごたえ無し。 >680 >上部構造物や甲板破壊でエネルギーを失ってから弾庫に突入できるとでも? に訂正 フリッツXや、大落角の18インチ砲弾なら突入できるよ。アイオワの121mm防御鋼板の下は 精々20mm程度の薄い弾片防御用鋼板だから、簡単に突き抜ける。
>>681 大落角で46サンチ砲弾が甲板を貫通して水平防御を抜けば
アイオワ級でも1撃爆沈の可能性がある弾薬庫突入の可能性は存在するだろうね。
それをアメリカの16インチSHSで大和の水平防御に単語を入れ替えても同じ。
で?いったいなにが言いたいの?
大遅動信管でも軽装甲部分なら突き抜けるし、うまく水平防御を貫通して爆発すれば
ダメージが大きい。
そんなの当然ジャン
>682
>そんなの当然ジャン
その当然の話を解らない人が居るから、説明してるだけですよ。当然と解っている人は
別に問題有りませんね。
空中兵器威力研究会の資料によると1500kg爆弾が大撃速で命中すると、戦艦は3〜4発の
命中で沈没する。大和の18インチ砲弾が大落角で命中した場合も、ほぼ同じ結果。
条件は
>>642 の2.c
>>683 18インチが命中しても、弾かれる可能性を無視しているな
なんで必ず貫通する前提なんだ?
たとえば大和の46サンチでも大落角で舷側装甲に浅い角度で当たれば弾かれる。
>684 大落角で命中すると、ほとんど甲板に命中して、舷側装甲には余り当たらないんだ。 計算上、無視して差し支えない位。必ず貫通すると言う前提で考えても問題ないんだ。 でも気になるなら計算して、その分を除外しても良い。
>685 水線甲帯が水面から5mとして、船体の幅が33mの戦艦を想定する。 遠距離の落角45度の砲弾が、水線甲帯と水平甲板に命中する確率を、比率で見ると 命中界 = 高さh × (cosθ/sinθ) + 幅B 水平甲板への命中確率 = 船体の幅(33m) / 命中界 = 0.868% 舷側甲帯への命中確率 = 甲帯の幅(05m) / 命中界 = 0.131%
>>683 実戦では必ずしも想定どおりになってないんだけど、それはどう判断するわけ?
例えばフリッツX、ローマは沈んでるけど、軽巡が2隻ばかり被弾して(うち1隻は砲塔に直撃)沈んでないんですけど。
>>686 落角45度は非現実的だと思うんですけど、一体何の砲で砲戦距離は何メートルくらいなんですか?
16インチ級の砲でも距離3万で落角32〜35度だと思いますが。
>>689 ヲースパイトは中破では?
大破ならその後もちょっとした修理で稼働しているわけがない
撃沈1、中破1、小破1ってこだろう
>>689 いえ、だから46センチでもいいですけど最大射程だとしても落角が45度になるんですか?
そしてその数値が現実的なものといえるのですかと言っているんです。
>690 ワースパイトは艦底に爆発で破口が開いて機関部が大部分水没し漂流している 状態だったが、大破じゃないの? 戦闘不能行動・不能状態だし。 >691 射程によって落角45度になりますよ。
>>692 その射程って何メートルから?
観測・修正できない距離で語っても意味がないよ
フリッツXによるワースパイトの損害。「戦艦ウォースパイト」 V・E・タラント著 一発目 煙突の直ぐ後ろのボート甲板に命中して、左舷の格納庫・士官室の調理室・機関員の 後部居住甲板・衣類格納所・第四ボイラー室を突き抜けて、二重底の予備給水タンクで爆発した。 この爆発で外側の底には長さ六メートル以上、幅二メートルから四メートルの穴が開き、内側の 底は上の方遠くへ吹き飛ばされた。衝撃は猛烈で、最初はウォースパイトは背骨を折られ、また マストは叩かれたように揺れ動いたので、潰れて甲板へ倒れるのではないかと思われるほどだった。 二発目 右舷の第五ボイラー室の約二メートル横、バルジの下端の深さの所で爆発した。 爆発で艦底の内と外の鉄板にしわが寄り、バルジの被覆に穴が開いてゆがんだ。 ダメージ 第二・第三・第四・第五・第六ボイラー室は浸水。30分後に第一ボイラーに海水が入り 機関が全て停止してしまった。 更に二時間後、救助タグボート二隻がやってきた。2隻はウォースパイトの曳航を始めた。
>ちゅう‐は【中破】 >中程度の破損。修理をすれば再び使用できる程度の破損 ウォースパイトは戦時中ずっと修理されながらも戦闘加入していた
697 :
名無し三等兵 :04/05/23 17:03 ID:Bgn+LktE
松本喜太郎のデータは色々な本に転載されているけど実射はともなっていないらしいと過去スレあったかと?
試作さえされていない50口径砲の貫通力と並べて比較されていることもあるし。
好意的に解釈して製造前に試算されたデータか、悪くすると撃速等から氏かその周辺が試算したデータである可能性は否定できないとか。
Warships com1にも「but corrected for placement errors in the table.」とされてるが、海軍が実射データでそんな基本的な間違いは犯さないだろう。
日本側データとして他に「日米戦艦比較論」もある。18in砲に限り松本氏の数字と近いデータなんだが、撃速を3万mで600mpsとしていたり
>>646 には悪いがそのまま受け取り難い部分があってな。
松本氏のデータだと長門16inとか伊勢14inと差が大きくなりすぎるというのも問題なんだ。
対象とした装甲で劣っているからという問題も……
それにさ、大和の18inは確かに世界最強の艦砲だけど魔法の大砲ではないぞ。
16inMK6なら3万m弱で8in甲板装甲を貫通してくる。古参参加者の間では有名かと思っていたが。
698 :
名無し三等兵 :04/05/23 17:08 ID:5vPIi2GO
大和の水平甲板は強度甲板なので35ミリ、18ミリあって被甲の 破壊に寄与するし、第2中甲板8ミリなど、200ミリの中甲板装甲と 合わせて260ミリぐらいの厚さとみなすべきなんでは?
>697
>Warships com1にも「but corrected for placement errors in the table.」とされてるが、
書籍の単なる誤植を訂正しただけだよ。訂正前は水平甲板貫徹力の数値が3万mと2万mが
入れ替わっていたんだ。3万mの方が貫徹力が小さかった。
>撃速を3万mで600mpsとしていたり
>>646 には悪いがそのまま受け取り難い部分があってな。
それはキミが間違っているんだよ。日米戦艦比較論に、そんな数値は書いてないよ。
日米戦艦比較論は牧野茂氏の記事だが、貫徹力は松本氏のデータを元にしてるから、似てるのは当たり前だけど。
>それにさ、大和の18inは確かに世界最強の艦砲だけど魔法の大砲ではないぞ。
単に18インチ砲の威力と、敵戦艦に命中した際の効果を検討し分析してるだけだよ。
700 :
名無し三等兵 :04/05/23 17:30 ID:5vPIi2GO
18.1インチ460mm、45口径、1470kg、初速780m/sec 16inchMk6,406mm、45口径、1225kg、初速700m/sec 16inchMk7, 406mm、50口径、1225kg、初速760m/sec Mk7より26%増し、Mk6より49%増しの運動エネルギーを投射する18.1インチ砲は まさに「魔法の艦砲」だろ。
戦艦に酸素魚雷積めば良いじゃん。酸素魚雷最強でしょ。
>>700 長距離砲戦の場合、運動エネルギーは空気抵抗で喰われるので
結局重量と落角が大事になる。
そうなると16インチSHS弾と18.1インチ弾はそれほど劇的な差があるわけでは無い
>> 弾量も撃速も18インチが大きいよ。
>>700 全然、「魔法の艦砲」じゃないよ。
サイズが違うんだから性能差は当たり前。
>>700 大きいのだから強いのは当たり前で魔法とは到底いえない。
むしろ、砲口径は同じなのに、威力を高めたSHSの方が
魔法と呼ぶにふさわしいだろう。
>697や、その他のヤシ。 「魔法」とかアホみたいな事を語り出すなよ。砲・砲弾は物理的、理詰めに語るもの。
>>706 アホはオマエだ。
誰かが「砲弾の威力は魔法力によって支えられている」とでも言ったか?
単なる表現だろうが。
日本の戦艦には大和魂という名の魔法が篭っています
>>706 比喩を比喩と見抜けない人は…
まあなんだ、ペニシリンは魔法の弾丸と呼ばれたわけだが、マジシャンが作ってたわけではないぞ
>>689 フリッツXを喰らった戦艦じゃなくて巡洋艦の話をしてるんだけど。
御説に従うなら、巡洋艦は当然艦底爆発で轟沈してて当然なんだけど、
していないのはどうしてよ?
サヴァンナなんて主砲塔に直撃喰らってんだよ。
ついでに艦首に喰らったイタリア、甲板装甲の薄いウォースパイトはともかく
ローマは甲板装甲こそ貫かれてるけど、艦底まで貫通されてないし。
これもなぜ?
>>709 比喩としてもどうかと思うが…。
当たり前の事をさも特別な風に言う事の方がおかしいでしょ。
712 :
名無し三等兵 :04/05/23 18:00 ID:5vPIi2GO
16インチ対応防御か、16インチ装備の14インチ防御の戦艦に対して、防御計画上、予期しない18.1インチ砲弾の着弾を 「魔法の大砲」といいえるんでは?
>>711 いいかげんにしとけ、全然本題と関係無いぞ
言葉遊びがしたければどっかいけ
>>710 あまり浸水しなかったから沈まなかったんだろ。
>>714 御説に従えば、最低3〜4発で戦艦を撃沈するフリッツXが
なんで軽巡に当たって中破程度かって話なんだが
爆沈してしかるべきでしょ。
おれは松本喜太郎のデータは守ることができなかった規格が根拠かもしれないと思うが。 続・海軍製鋼技術物語の領収試験規格表(実施)で18in弾は410mmVH射角30度で Vs480 Vd350 FMs1.371としているが不合格となる事が多く本文中に 「FMsを1.554にすることによって救済し」と書いてある。 Vs480、410mm、30度とは丁度3万m弱位の垂直装甲命中に近い条件。 喜太郎氏資料 3万 撃速475、貫通力416mm 落角31.4度と符合する。 FM値は貫通して存速が0になる値で貫通して止まってしまう。FMsはそれより10%超過して内部への威力を発揮する値。 FMもFMsも値が小さいほど砲弾側の優位を示す。 Vdの方はドマール式の値だから変化しないとした場合、FMs1.554とはVsが544mつまり1万7千m位の距離での撃速になる。(2万で522m) 撃角は30度だから単純に2万以内の貫通力というわけではないが。 更に水平装甲に対する威力試験と思われるNVNC220mm55度(落角35度3万2千m相当)、125mm70度(落角20度2万3千m相当) という試験は大口径砲に関しては「弾体が破壊するので実施されなくなってしまい」とある。 これももし当初の規格を完全に満たした場合、3万mで230mmという松本氏データに概ね符合する。
>>714 そういうことを言い出すと、フリッツXや航空爆弾よりも撃速が早くても炸薬量が少ない艦砲の徹甲弾では、戦艦を3〜4発程度の命中では撃沈できないってことになると思うけど?
>710 イタリア戦艦だろ?乗員がワイン飲んでて酔っ払ってたんだよ(w マタパン岬沖でもポーラの乗員は暢気に酔っ払ってたっていうし
なるほどイタリア戦艦は乗組員の血中アルコール濃度で 防御力が左右されるのか…
720 :
名無し三等兵 :04/05/23 19:34 ID:LsBcHNq8
>>700 それ言っちゃうと14inと16inなんか2倍も違っちゃうけどな。
>710 その艦の被害の状態が解らないと、沈没原因も沈没しなかった原因も分からないよ。
だから3〜4発で撃沈の公算大 などというお気楽な妄想はやめようね。
52口径33cm砲と42口径38.1cm砲では前者の方が強そう
戦艦の例が少ないのがいかんな。 駆逐艦同士の戦いなんかはかなりあるけど、 数発で爆沈した例が少ないことと、 羽黒やエクゼターの例でも ダメコンでなんとかなるような気もする。 大口径一発轟沈はロマンではあるけど 漫画の世界かもね。
>724
単なる戦艦同士の砲戦だけでは、轟沈は期待できないな。期待するには、
>>642 の
1.c 2.b 2.c の条件を満たさないとならない。
この条件が満たされたなら戦艦の弾火薬庫に砲弾が飛び込む確率は、弾火薬庫の
設置面積の比率に比例する。
弾火薬庫の設置面積が船体の2〜3割を占めるなら、砲弾が飛び込む確率も当然2〜3割。
真珠湾でも長門の40cm砲弾改造の800kg徹甲爆弾6発で、戦艦一隻爆沈、その他の 戦艦にも大小の損害を与えているから、大体確率の通りだろう。
728 :
名無し三等兵 :04/05/24 02:40 ID:abWLP3Fx
>>725 想定どおりなのか?
KJV級にならともかく新型戦艦でないウォースパイトへの命中弾は除外するべきなんじゃないの?
で、ローマへの命中弾も艦底爆発ですらないんだけど、どうゆうこと?
で、砲塔に命中したフリッツXがそこで爆発した軽巡洋艦サヴァンナの件はどう判断するの?
で、1500キロ航空爆弾と同じ落角で46サンチ砲弾が甲板装甲に当るの?
で、3万8千mがまともな弾着観測が出来る距離なの?
我が帝国海軍では艦上観測で砲撃できる距離を46cmで35km、41cm砲で32kmとされています。 勿論天候が良い場合です。
電探使用時の場合はどうだったんだろう
真珠湾の800kg徹甲爆弾の実績って、どれだけあった?
>>732 >800kg徹甲爆弾の実績
一番大きな実績は「ちゃんとまっすぐ落ちた」
735 :
名無し三等兵 :04/05/24 16:39 ID:fH4fhnXc
>>730 ちなみに、その距離での落角は、両方とも40度ぐらいになるだろうね。
>>729 だいたい想定通りだね。3〜4発命中で戦艦が爆沈する確率。
新式戦艦でも旧式戦艦でも、その装甲を18インチ砲弾は簡単に撃ち抜くから同じ事だよ。
ローマの損害
>一発がローマの後部マストの右舷に命中、厚さ162ミリの防御甲板を貫通して艦底で爆発した。
「撃沈戦記」 木保滋郎 永井喜之著
一発目の被弾で右舷の主機械を破壊され、速力は16ノットに低下。
二発目が第二砲塔と艦橋との間に命中。艦底で大火災発生。
左舷の主機械も破壊されたらしく機関停止。前部火薬庫誘爆により爆沈。
軽巡洋艦は、
>>721 砲弾の落角は爆弾より浅いよ。でも遠距離なら18インチ砲弾は、敵戦艦の水平甲板を簡単に
貫通するから同じ事なんだ。観測機を使ったときの大和の有効射程は、前スレで概出。
うーん すべてがうまくいきゃそだけどね。 3万くらいでたまたま数発が一隻に当たれば 大和最強といってみる。
>>737 まあ、ここは大和の主砲威力の話だね。
大和の主砲弾が敵戦艦に命中した場合の与えるダメージに付いて、海軍砲術学校元教官で大和副長兼砲術長
だった砲術の専門家の話が「伝承・戦艦大和 下巻」P354 原勝洋−編 光人社 に載ってる。
射距離3万mで、
「長門型戦艦(アメリカのワシントン型に匹敵)に四六センチ徹甲弾が命中すれば、約二五パーセントの
公算で轟沈、約二五パーセントで落伍、約二五パーセントは砲塔一個の使用不可能、
約二五パーセント「かすりきず」となろう。二発の命中なら半分は轟沈、半分は落伍となる見込み」
非常に強力な、この巨砲を有効活用する戦術も考案されていた。
米戦艦群は数が多いので大和・武蔵は、敵前進部隊の中核である戦艦部隊を砲撃するが、場合によっては
前部六門で敵戦艦を砲撃し、後部の三番砲塔で別艦隊に対する試射を実施する。
試射時間のロスタイムを最小限に抑え、最短時間で目標転換が可能となる。
一隻当たり四六センチ砲弾二発程度の命中弾が有れば、半分が沈没、半分が大破・落伍なので、
残敵処分は長門以下の戦艦に任せ、大和は別目標に転換し、多数の米戦艦群を効率よく片づけて行く。
ちょっと楽観的すぎないか? こんなお方が砲術の専門家で以下略
専門家の意見を無視して、自分真実と言うのも困るのでは?
まるで時代劇や西部劇ですな。 一刀:一発で悪者はいなくなる。 そう簡単に沈むんかということは実例で検証するしかないか。
戦艦に対する徹甲爆弾の命中の実例は、戦艦の大遠距離射撃が命中した場合の 実例に相当するから、このスレで検討されてるね。
専門家いうても部内営業、自慢ばなしもからんでそうですからの。
>真珠湾の800kg徹甲爆弾 日本海軍による爆弾威力の研究。「空中兵器威力研究会」(大西瀧治郎)から 800kg徹甲爆弾の効果。 爆発箇所 \ 目標 戦艦 防御甲板上 周囲2区画破壊。上方甲板に大破孔。 防御甲板下 機関室に命中時は落伍。火薬庫命中時は沈没。 艦底貫通時 おおむね落伍。 舷側至近弾 外板(バルジ)破壊するも、艦内に浸水せず。
>>742 対敵姿勢にもよると思うが、落角40〜45度でも艦底に達する確率は結構低いと思うんだが。
より大落角になる航空爆弾では、戦艦の大遠距離射撃が命中した場合の実例に相当するとはいえないのでは?
例に上げてるフリッツXと46センチ徹甲弾では炸薬量も十倍近く違うし。
747 :
ゆうか ◆9a1boPv5wk :04/05/24 21:48 ID:p9y+dJXS
今日ちょっと調べてきました。 昭和20年3月2日、軍令部第1課長が海軍省に対して行った説明ですが、 各艦種撃沈に要する弾量 空母 桜花×1+80番爆弾×1、または95式魚雷×3 軽空母 桜花×1+80番爆弾×1、または95式魚雷×2 護衛空母 80番爆弾×1、または95式魚雷×2、または2式魚雷×3 戦艦 桜花×2、または95式魚雷×4、または回天×1 巡洋艦 桜花×1、または95式魚雷×2、または2式魚雷×2 駆逐艦 95式魚雷×1、または2式魚雷×1 輸送船 2式魚雷×1、または震洋×1 見ての通り、本来特攻戦備に伴う各種攻撃手段の威力評価です。 ちなみに各攻撃手段は威力点という基準で評価されており、 航空手段の場合 桜花(5)、80番(3)、50番(2)、25番(1)で 空母撃沈のための所要威力点は8点、とされました。 また水上・水中手段の場合 回天(8)、95式魚雷(3)、2式魚雷(2)、震洋(1)で この場合は空母撃沈のための所要威力点は9点です。 つまり桜花×1+80番×1の代わりに80番×2+50番×1でも良いことになります。 まあ戦艦が25番×10で沈むかといえばまず否ですから、かなり大雑把な基準ではありますね。
しかしそうなるとB29が2000lbを8つ積んで 4000mからの水平爆撃最強といってるのと同じだな。 当たらんに関しては艦砲の方が上そうだし。
>746 >対敵姿勢にもよると思うが、落角40〜45度でも艦底に達する確率は結構低いと思うんだが。 >より大落角になる航空爆弾では、戦艦の大遠距離射撃が命中した場合の実例に相当するとはいえないのでは? 航空爆弾は落角は深いけど撃速は250m/s程度。逆に18インチ砲弾は落角はやや浅いけど撃速は400〜500m/s在って 貫徹力は相当大きいよ。艦底到達には問題ない。
>>749 貫通力の問題じゃなくて角度の問題。
45度で水平装甲に命中・貫通したとすると、艦底ではなくて対敵側とは反対側の垂直装甲にぶつからないか?
図に書くと一発で分かると思うんだけど、甲板の対敵側から半分から三分の一くらいの箇所に命中しないと艦底まで到達しないよ。
>750 その場合は反対側の垂直装甲に、ぶつかるね。でも跳ね返って艦底に向かうから問題は無いよ。
普通は垂直装甲にぶつかった段階で砲弾が炸裂するか、破壊される気がするんだけど…。
バイタル内で炸裂できれば御の字でがしょ。 あんま無理せん方がいいよ。 日米とも不発の率が高いし、弾体破壊の問題もあるしね。
>>748 それは戦前のアメリカのフライングフォートレス構想じゃん
>>753 >バイタル内で炸裂できれば御の字でがしょ。
それを否定する気はサラサラない。
問題にしてるのは、大遠距離射撃で砲弾が3〜4発命中したら、それが全部艦底で爆発して戦艦を撃沈できると言うお話について。
>>742 で、炸薬量の違いはどう説明して貰えるのかな?
そゆこと 確実に大量により安く火薬を運ぶ兵器がよい兵器。 スコット大将繁盛記より。
そもそも火薬庫に大口径弾が突入すると轟沈公算はなはだ大でいいのか? 駆逐艦なんかメタクソに撃たれても爆発しない例が多いし、 巡洋艦もエクゼター(スラバヤ)や羽黒、ヒューストンみてもかなり踏ん張ってるし。 大和も6inを10発食うと爆沈する計算になりそだし。
>>743 転載
534 名前: MM 投稿日: 2001/03/25(日) 21:41
真珠湾の米戦艦の800kg爆弾被害状況。戦後の調査で800kg爆弾の命中6発が確認される。
アリゾナ 2発被弾 命中魚雷無し
砲塔右側付近の壁をかすめた。更に下線軌道を描き艦尾に向かい2層目の甲板下で爆発。
2発目は2番砲塔の前部右に命中し、各層の甲板を突き抜け、弾火薬庫に飛び込み爆発。
前部火薬庫が誘爆し、爆発ガスは艦首付近の非装甲部分から吹き抜け、外板を引き裂く。
舷側装甲帯は爆圧に耐える。爆発ガスは後方にもむかい、機関室に入り込み破壊。また上部構造物は倒壊。
テネシー 2発被弾 命中魚雷無し
2番砲塔の中央砲身に命中。砲身に凹み発生。爆弾は弾かれる。
3番砲塔の127mm厚の天蓋を貫通後、不完全爆発。3番砲塔使用不能。
カルフォルニア 1発被弾 魚雷2本命中
弾薬通路で爆発。砲員の死傷者多数。
メリーランド 1発被弾 命中魚雷無し
前部甲板に命中、船倉内で爆発。左舷艦首の水線下に破孔。
付記 マレー沖海戦での水平爆撃による被害状況。(日本側報告では3発命中。英側は2発被弾)
レパルスに250kg通常爆弾が1発命中。防御甲板上でくい止めるが、爆風が通気口から
侵入し、蒸気漏れ発生。機関出力に支障無し。
プリンスオブウエールズには500kg通常爆弾1発命中。火炎が機関部に侵入し機関停止
以後沈むまで漂流。
↑の調査は米軍が行ったものですが、アリゾナに関して興味深い 話を聞いたことがあります。 爆発が桁違いの誘爆になったのは、艦内に各種火薬や弾薬を満載していたかららしい。 ミッドウェイの日本空母に近い状態だったそうで。 有名な記録映像で煙突から一気に黒煙を吐いたのも火薬庫でなく、そっちが原因とか。
空中兵器威力研究会って本どうやったら読んだり入手したりできるのですか・・・?
別に艦底で4発も爆発すれば撃沈ということに反対する人は少ないでしょう。
問題はそんなに簡単に艦底まで行くかどうか。
>>716 がいうように3万で舷側416mm、甲板230mmという貫通力は実際検収試験でパス出来なかったと海軍自身が認めてしまったような数字であるし。
大和の16.1in砲が実用艦砲として最強或いは少なくとも最強の一つであることに反対は出来ない。
でも新型戦艦の甲板装甲もかなり厚い。
例えば
>>597 がいうアイオワの甲板219mmにしても
>>716 の例だと3万で貫通できるか微妙になってくるし、貫通できても艦底まで達するか更に疑問も有る。
3万5千とか3万8千なら抜けるだろうけど。余談になるけどアイオワの甲板最厚部は合計10inなんて与太話もある。(世界の艦船アメリカ戦艦史)
事実だとしても極狭い範囲の話だろうけどね。個人的にはモンタナとの混同じゃないかと思うが。
世界最強の大和甲板装甲にしてもMK6なら2万7千mで194mm、3万2千mで268mm、MK7なら3万2千mで215mm、3万6千mなら286mmの貫通威力がある。
大和は8in甲板装甲に加えて場所によっては2in強度甲板があるが、安全とはいえないよ。
多分大和は単艦でならアイオワやサウスダコタより優位に戦えるけど、圧勝できるレベルではないかもしれないよ。
>>716 違うぞ・・・(舷側鋼鈑に対する)撃角30度 Vs480 Vd350 FMs1.371というのは不合格率を下げる
ために採用された条件。
つまり空中兵器威力研究会の資料では、直接的には戦艦の遠距離砲戦時の被害想定の参考にはならないって事でOKだね。
>>762 貴方の言うその部分も正しいんだけど、
「前者の弾頭部のトラブルはFMsを1.554に増加することによって救済し」
という記述も有るから最終的には1.554にされたのは現時点では確かだろうね。
それに対甲板想定のNVNC試験は解決できないまま打ち切られてしまっているし。
でも少しだけ弁護すると「18in弾の変形問題は軽減されたと考えられる。」
という記述も有るから、確証は無いが16in弾等より優秀なものと思っていいんだろう。
>761
>例えば
>>597 がいうアイオワの甲板219mmにしても
>>716 の例だと3万で貫通できるか微妙になってくるし、貫通できても艦底まで達するか更に疑問も有る。
>例 アイオワの水平防御
> 上甲板STS38mm 防御甲板STS32mm+B121mm 第二中甲板&下甲板29mm = 合計219mm
しかしアイオワの水平甲板最厚部は121mmしか無いから、46cm砲弾にとって弾体強度とかは、ほとんど関係ないな。
関係在るのは一枚で二百数十ミリもある甲板を、斜撃した場合の話。
また長門も水平甲板最厚部は127mmだが、最上甲板から下甲板まで合計すれば200mm以上。米戦艦と変わらない。
この場合、貫通して艦底まで到達する運動エネルギーのみが問題となってくるが、46cm砲弾なら充分。
>>757 >駆逐艦なんかメタクソに撃たれても爆発しない例が多いし、
それは火薬庫に飛び込んでないからだよ。近距離で撃たれることが多いし、徹甲弾は
反対側まで突き抜けてしまうから。
>757 >そもそも火薬庫に大口径弾が突入すると轟沈公算はなはだ大でいいのか? 基本的に戦艦の弾火薬庫は厚い装甲で保護されているけど、弾火薬庫内の火薬に引火 すると、マッチ一本でも爆沈してしまうんだよ。 「陸奥爆沈」 新潮文庫 吉村 昭 (著)
そりゃ薬の真ん中で炸裂すりゃ当たり前でしょう。 3〜4発で必ずそうなるとは到底思えんので、 ダメコンやら防火設備なんかがかなり効果があると思うんだが。
>>765 だ か ら、大遠距離で命中したとしてもどれだけの砲弾が艦底に到達するって言うんだ?
本来なら貫通して然るべき80番での水平爆撃でさえ、艦底に到達してないのに。
>>765 18in砲弾試験では220mm55度、125mm70度も弾体破損で不合格でつ。
主防御甲板121mmでも貫通できるか微妙。というか苦しい。
それに悲しいことにNVNCはSTSorclass.Bより撃速比で10%前後劣っています。
18inが3万で475撃速ですが、これを適用してしまうと427撃速相当になります。
ヒジョーにキビシィー。
でもそこまで考えると悲しくなるしきりがない。 3万m360mm/189mmという米の計算結果もまんざら馬鹿には出来んということ。 俺的には釈然としないがね。
>>765 >46cm砲弾にとって弾体強度とかは、ほとんど関係ないな。
そうだ!46cm砲弾は大和魂がこもってるのでその程度の装甲では運動エネルギーは一切減らない!
もちろん被帽破損も姿勢変化も一切ない!
したがって命中すれば常に理想的な角度のまま艦底に到達してそこで炸裂する!
間違っても上層で勝手に炸裂したりしない。
したがって甲板に命中した場合、弾薬庫が艦底部で占める面積比率どおりに弾薬庫まで到達してそこで炸裂する。
これはもう決定されたことなんだ!!
これに反論するやつ=非国民。
773 :
名無し三等兵 :04/05/25 13:19 ID:WCISZZG8
あの、大変厨な発言かも知れませんが・・・。 戦艦の射程外から来襲して数発の爆弾や魚雷で主力艦をも沈めてしまう航空兵力は、やっぱり脅威でしょう? だから艦隊は輪形陣を組んだり強力な対空兵装を施したりして身を守った。 一方、戦艦の主砲弾は一発当てれば破壊力は凄いけど当てるのが大変。 そもそも射程内に接近するまでが一苦労w その代わり、一旦発射された砲弾は航空機のように撃ち落とすのは不可能。 結局、戦艦も兵器の一つとして考えるのなら他の兵器と組み合わせて、 適材適所でトータルに運用できなければ意味が無いんじゃありませんか? たとえ凡庸な性能でも、これを活かして使われた戦艦は名艦になれるし、 いくら単艦の性能が卓越していても、これを忘れれば大きな攻撃目標でしかありません。 ここは戦艦スレですし、一発撃沈はロマンかも知れないけど、 沈まなくても戦闘不能に陥れることが出来れば攻撃は成功でしょう? なんか納得できないんですけど・・・。
言いたい事は簡潔にまとめましょう。
>あの、大変厨な発言かも知れませんが・・・。 まったくですね。 ここにいる大多数の人はそのようなことはとっくに理解しています。 理解した上で趣味として戦艦を熱く語ってるわけです。 納得できないのは単に貴方に虚構を虚構として楽しむという人間(まともな教育を受けた人間)だけに許された娯楽を教授する能力がない、それだけのことです。
>>773 実績で戦艦を語れば、老兵のQE級戦艦ウォースパイトが最高で
ワシントンやアメリカ戦艦群マンセー、日本戦艦は金剛級以外全部糞となります。
でもそれじゃ面白くないでしょ。
773さんの話には、戦艦も海軍戦力のひとつ、というまったくの正論なんだけど まだ個艦性能で精一杯なのよ。 5年後にはそういう観点での戦艦論になっているカモメ。
>>777 ていうか戦力として考えた場合の記号としての戦艦、となるとそれこそ「あってもなくてもさほど影響ないね」で終わっちゃうのがWWIIの戦艦。
それでは寂しいからいろいろ語って楽しむ、というのが戦艦ネタかと。
>>773 は昔の特撮映画見て「そこにワイヤー見えてるやないか!みんなしょうもないのに騙されてるなー、賢い俺は騙されないぞ」とかつぶやいてるようなもの(笑
未完成の戦艦が相手を中破に追い込んだ国はドレくらい有るのだろう? もしくはまだ油の乗った国を危険を侵して艦砲射撃を二度も成功した国も
>>772 まあそこまで言うな。
>>765 のいう事にも一部の理はある。
確かに一枚厚板と合計で同じになる何枚かの甲鈑では厳密に言えば同じ対弾性は無い。
その意味では理もあるよな。
勿論40mm近いSTSを2枚。それも一枚は121mmと合わせて張られているものを貫通して弾体にダメージも無いとか被帽も脱落変形しないとかいう765はおかしいけどな。
同じ論法で言うと4inNVNCが中心の大和以外の日本戦艦も8inに最大射程附近で抜かれてしまうし、アイオワはおろかアラスカにさえ2万台中盤で甲板を貫通されてしまう。
流石にそれはないだろう。
薄板にも運動エネルギーを消耗させたり、被帽を脱落させたり、弾体にダメージを与えたり、弾丸の進行方向に異なるベクトルを与えたりといくつもの効果はあるからな。
>>764 どうだろう?
FMs1.554という数字は撃角37度(2万m相当)の時のものではない
かと思っている。
というのも、トラブルが発生した条件というのが
まだ規格のはっきりしなかった時の、
撃角37度 FMs約1.28の時であって、
>>762 ではないという事。
ちなみに撃速にするとFMs1.28で448m/s、1.554だと544m/s
になる。そして2万mでの46センチ砲弾の落角・存速は16.5度
522m/s、またこの撃角だと胴切れの問題もあるからまだ鋼鈑側
には少しだけ余裕がある。
胴切れの問題が少ない30度でFMs1.371(480m/s)というのはそん
なにありえない数字ではないと思う。(6-7度違うと結構能力が違
ってくると思う。)
ところで、40・36センチの九一式徹甲弾は弾径の9割の厚さの鋼鈑に
対して25度射撃で壊れる問題があったので、
46センチ弾は30度までなら完全に貫徹できるよう被帽を改良してい
る。だだし、弾体の改良はしてないようですがね。
排水量3万トン以下で対決やったら何が最強なんだろう?
>>770 3万なら貫通「は」すると思うが・・・
あと撃速比で1割というのは米軍の8インチ弾を35度で撃ったも
のなので、46センチ弾の60度射撃にも適用には無理がある。
だだし、NVNCが優れているという意味ではありません。
>784 「最良」だったらダンケルク。 空母機動部隊に追従可能な速力、長期作戦行動に適したタフネスさ、1万海里を超える航続性能、 対14インチ艦とも殴り合える防御力。 同排水量の船と競い合っても、他の国はダンケルクが持つ性能を一個二個持っていない よってダンケルク級が最良。
>>782 疑問はもっともな点もあるね。
しかし落角30度に、FMsを1.554にという記述をみるとやはり距離3万を想定した試験なんじゃないかと思う。
撃角とFMsの条件緩和は同じ試験を対象に行われたように読めるが。
貴殿の言う距離2万を想定した試験、特に撃角の想定を示唆する言及はないのではないか?
16.5度という撃角で胴切れを起こしていたら舷側装甲に対して本来の能力を発揮できんよ。そこまで駄目な徹甲弾じゃないのではないか。
0度が正撃だから、斜撃に弱いと指摘される日本製徹甲弾の問題はやはり30度より大きい場合に出てくるように思う。胴切れトラブルは角度の緩和で救済している旨記述も有る。
撃角が55度とか70度とかいうのは対NVNC試験。これは行われなくなったとはっきりある。
表と本文にFMsの値で食い違いがあるので貴殿との食い違いが出てきてしまうが、表は16inと同じ値だから誤植であるか、或いは1.554に至る緩和の途中での値の可能性を考えている。
まあ話題になっている甲板に対する威力に直接関係するのは対NVNC試験の方だろうが。
>>787 16.5度というのは落角ですね。舷側鋼鈑は20度傾斜なので
2万mでの撃角は36.5度になります。
30度での限界速度が判るといいのだが・・・
>>788 20度傾斜は単に大和の舷側がそうだというだけで、徹甲弾の検収試験とは直接関係は無いような気もするが。
現に16in砲弾の試験に長門の舷側装甲の厚みなり角度なりが直接関係していないように。
790 :
名無し三等兵 :04/05/26 00:31 ID:NhIjJiFC
>>786 ほぼ同意。だが、
>長期作戦行動に適したタフネスさ
ここの意味が良く分からん。
>790 通商破壊艦として使った場合に、重巡程度の砲撃ではびくともしないと言う事を言いたかった。 それと、居住性も良いので長期の行動でも乗員のストレスは少なかろう。と
>784 ダンケルク級 レナウン級 シャルンホルスト級 アラスカ級 金剛級 とかだね
>>782 ですが・・・
>>787 >表と本文にFMsの値で食い違いがあるので貴殿との食い違いが出てきてしまうが、表は16inと同じ値だから誤植であるか、或いは1.554に至る緩和の途中での値の可能性を考えている。
誤植の可能性としては、
本文中、規格の撃速は限界速度より60m/s以上高いかった、という記述もあるので、表の480m/s(FMs1.371)というのが限界速度ならFMs1.554 (544m/s)という数字が規格値の可能性も出てきます。
>769
>本来なら貫通して然るべき80番での水平爆撃でさえ、艦底に到達してないのに。
それは簡単な話だよ。運動エネルギーが全然違うから。800kg徹甲爆弾の真珠湾での撃速は
約250m/sだったが、一トン半の徹甲爆弾がほぼ同等の撃速で命中したら、運動エネルギーは約二倍。
更に一トン半の18インチ徹甲弾が撃速500m/sで命中したら、運動エネルギーは
80番水平爆撃の約八倍。運動エネルギーは充分というか有り余っている。
運動エネルギー関連の話なら、
>>772 >その程度の装甲では運動エネルギーは一切減らない!
46cm砲弾は距離三万mで撃速475m/s・231mmの水平装甲を貫通するエネルギーが有るわけだが、
38mm程度の鋼板を撃ち抜いた場合、エネルギーのロスは僅かな量。
薄い鋼板を何枚かパリパリ突き抜けて行ったとしても、弾体強度には、ほとんど影響はないんだ。
一枚の分厚い装甲板に高速で激突し、堅い大きな鋼鉄の固まりである徹甲弾の弾体が歪むほどの
物凄い衝撃が在った場合に、やっと弾体強度が問題になるわけ。
>大和以外の日本戦艦
>>597 に続き、長門・伊勢の水平装甲。特に長門の装甲が非常に強力でアイオワを凌ぐ。
例 伊勢の水平防御
上甲板HT35mm 防御甲板HT32mm+NVNC135mm = 合計202mm
例 長門の水平防御
上甲板VC70mm 防御甲板HT50mm+NVNC127mm = 合計247mm
徹甲弾の遅動秒関連の話 >752 >普通は垂直装甲にぶつかった段階で砲弾が炸裂するか、破壊される気がするんだけど…。 砲弾が瞬発信管を装着していたら、その通り。装甲板にぶつかった瞬間に砲弾は爆発する。 でも徹甲弾は別。装甲板に激突した衝撃で信管は作動するけど、作動した瞬間に爆発はしない。 爆発まで一定の時間・タイムラグが設定されているんだ。装甲を撃ち抜いて、船体内部に 充分侵入してから爆発するように設定されている。 その設定時間が日本海軍では0.4秒で、大遅動信管を使用している。火薬庫誘爆の可能性の最も 大きな徹甲弾が九一式。 アメリカ戦艦では約0.1秒程度の短動信管を使っていて、装甲を撃ち抜いてすぐ位に爆発する設定。 この砲弾は船体深くに侵入しないから、火薬庫爆発の可能性は低い。
爆弾が運動エネルギーで劣っても、さして貫通力に差がないのは 撃角が70度くらいだからではないでしょうか。
>>794 の訂正
真珠湾での80番徹甲爆弾は投下高度3000mで、撃速は239.3m/sと計算されていた。実際の投下高度は
命中率を高めるために、この想定よりやや低い高度で投下された。
戦前の日本海軍の想定では、米戦艦ネバダで防御甲板は146mm、全層合わせると200mm以上。
「荒鷲の航跡」日本海軍航空外史 海空会編 原書房
アイオワ・ダコダや長門の防御甲板が5インチ程度だから、ここを突き抜けるのに 46cm徹甲弾の運動エネルギーは127mm/231mmで、大体6割くらい消費しそうだな。 上甲板分も合わせて7割消費か。 残った運動エネルギーで艦底まで突き進む。
>弾体強度 まあ200mm板に激突して破壊される砲弾でも、20mm板が間を置いて10枚なら壊れないわけだ。
おいおい。既に3万m対甲板230mmの貫通能力は試験実績で否定されているのに。海軍自身の手によって。
>802 なに言ってるの? 46cm砲弾の試験規格がはっきり決まらなかった頃、試験条件が 厳しすぎて不合格品が多くなり過ぎるから、条件をゆるめた話は続・海軍製鋼技術物語に有るけど。 46cm砲弾の貫徹力自体は十分だよ。
関係ないが、「伝承・戦艦大和 下巻」に岩倉具視と伊藤博文が挟んであった 流石に聖徳太子は使ってしまったらしい
>甲板230mmの貫通能力 18インチ弾が距離3万mで水平231mmを貫通すること、それ自体は可能だが不合格品が多くなったらしい。 それで試験条件をゆるめてた。 もっとも、その試験条件は実際の231mm/距離3万mの状況より厳しかったし、それにそんな厚い水平甲板を 持つ敵戦艦も無いから、それほど問題にする必要は無い。
806 :
名無し三等兵 :04/05/26 20:52 ID:ZiLn0Cbz
>>794 >例 伊勢の水平防御
上甲板HT35mm 防御甲板HT32mm+NVNC135mm = 合計202mm
>例 長門の水平防御
上甲板VC70mm 防御甲板HT50mm+NVNC127mm = 合計247mm
おいおい。長門の上甲板はHTの筈。それにそこは弾薬庫の上面だけだな。
それに機関部は
長門25mmHT−70mmHT−25mmDS+25mmHT+25mmHT=計170mm
伊勢17mmHT+17mmHT−56mmHT−25mmDS+25mmDS+16mmHT+16mmHT=計172mm
対して米戦艦は機関部と火薬庫の装甲厚は基本的に同等。更に通常舵機の装甲は厚い。
日本の旧戦艦は頑張って強化されているが、実は米戦艦と一長一短なんだ。
君の比較法はいつも片手落ちだね。
不合格品が多いも何も大口径砲は200発に1発の試験ですが何か? 予備の1発も貫通後の砲弾が回収できない場合に使用するものですが何か? 230mmは結局達成できたという記述が有りませんが何か?
>>806 >おいおい。長門の上甲板はHTの筈。それにそこは弾薬庫の上面だけだな。
いや長門の上甲板はVC甲板だったよ。「世界戦艦物語」福井静夫著
>弾薬庫の上面だけ
これは弾火薬庫誘爆の話だから、問題は弾火薬庫の装甲厚だよ。
> 対して米戦艦は機関部と火薬庫の装甲厚は基本的に同等。
重量の限界から余程大きな戦艦でないと、弾火薬庫と機関部の装甲を完全に
対応防御にするのは無理なんだよ。大和は特別。
機関部の防御を一段落とすのは、長門に限らず新旧の米戦艦も同じ。
「全般に当時の米戦艦の防御は(略)弾薬庫は別としても機関区画の水平防御に
ついては完全な防御を施すことは無理と考えていたようである。」
”戦艦アイオワの防御” 「伝承戦艦大和」下巻 P232 石橋孝夫
>>807 「不合格」とは砲弾の破損の問題で貫徹力とは別の話だよ。それと試験規格が未定の頃、厳し過ぎる試験条件で
不合格品が「多かった」けど、全部不合格じゃない。
更に米戦艦には、そんな装甲持ってる艦は無いからスレ違いの話。
>808 アイオワの機関部と弾薬庫部の最厚部装甲は121+32mmの 153mmで同じ、全部合わせた場合機関部は222mm、弾薬庫部は 216mmで弾薬庫の方が薄いですが何か。 なお、ノースカロライナは弾薬庫の方が厚いですが、サウスダコタは 機関部と弾薬庫部は同等ですが何か。
ノースカロライナ以前は弾火薬庫より機関部の方が薄いんだな。日本の長門以前と同じ。
812 :
名無し三等兵 :04/05/26 22:10 ID:++roMtUY
>786 じゃあ、ダンケルクにフランス以外の国の水兵と士官が乗れば最強と言うことで。
あ〜あ、群像歴史から一冊まるごとノースカロライナとか サウスダコタ、とかアイオワ級とか出してくれないかな 日本艦はちょっと休んでさ、やはり敵を知らないとなぁ
>>813 陸軍特集?
>やはり敵を知らないとなぁ
本文中に甲板貫通力を想定したと思われる対NVNC試験(NVNC125mm70°、220mm55°)は「ところが、大口径弾はNVNCに激突すると弾体が破壊するので実施されなくなってしまった。」とある。 貫通できるなんて一言も書いていない。 甲鈑にせよ徹甲弾にせよロット毎、個体毎に出来が違うから、九一式大口径砲弾が1発すら合格しなかったとは言い切れないが、だからといって不合格が多くなるからなどと、いかにも通常は合格しているかのような理解は曲解ではないかな? 対して、舷側装甲を想定したと思われる対VH試験について、 「18in弾は、まだはっきりと規格が決まらなかった頃、撃角37°,FMs1.28で試行していたが不合格になることが多かった。」 として基準を緩め、FMsを1.554、撃角を30°にすることで救済したという。 こちらの試験なら「不合格になることが多かった」とあるから合格する例も「少し」はあったといえる。 大体において、貫通力の値というものは甲鈑に対する試験で5〜7割程度、つまり半分以上は貫通できる値でカタログ値とする。 厳しい国では全弾貫通を条件にするところも有ると聞くが。 「不合格になることが多い」値では公式データとして認められないだろう。 だが、対甲板想定NVNC試験がそもそも合格が出ていたかどうかも記述されておらず、規格は別として実施条件から排除されているあたりを見ると、実質的に合格は殆どでていなかったと見られる。 少しは合格していたことを示唆している対VH試験は条件を緩和することで続行されているのだから、対NVNCの合格率は目を覆うものだったのだろう。 最悪の場合殆ど皆無だった可能性さえある。
>もっとも、その試験条件は実際の231mm/距離3万mの状況より厳しかったし、それにそんな厚い水平甲板を持つ敵戦艦も無いから、それほど問題にする必要は無い。 厳しいか? 距離3万での18in砲の落角は31.4°、君の主張する貫通力は231mm乃至230mm。 対NVNC試験の条件はNVNC125mm70°(つまり落角20°)、220mm55°(つまり落角35°) 水平装甲に対しては、落角が大きい方が撃角が正撃に近く威力が大きいことは参加者皆知っている。 つまり対NVNC試験は55°の撃角(落角35°)で220mmを試射するという、距離3万想定撃角58.6°(落角31.4°)で230mmより、装甲厚でも撃角でもやや緩い規格で実施し、しかも不合格になっていたんだ。 対NVNC試験について撃速を記載した資料は無いが、本文の記述を真っ正直に信じれば18in弾は撃速を限界速度より60mも大きくしていたという。撃速が大きければ、砲弾側の優位が増す。(砲弾が弱体な物だと話も違ってくるが) これは16inや14inより厚い装甲に対して試験する必要上の処置だと思うが、これを見ても決して実際より厳しい条件だとはいえない。
一式徹甲弾の新資料でも出てこないのかな
ここから先は眉唾で聞いてくれ。 では距離3万で実際どの位の貫通力があったのか?撃角と浸透パスの関係からだけ 考えれば220mm落角35°というのは落角31.4°なら207〜208mmと同じ位の浸透パスになる。 これを合格できなかった訳だ。 本当は単純な浸透パスだけでは解らない部分もある。傾斜した場合、装甲側条件の浸透パス増大に加えて、 砲弾にベクトルがかかって針路に影響、砲弾側でも浸透パスを若干増大させてしまう。物理に詳しい奴じゃない と正確なところはわからないだろう。俺レベルではこれ以上は無理だ。 どちらにしても3万は208mmを貫通できないことが予想される。NVNCやMNCとclassB、STSの関係を付け 加えるとアメの189mmという話もまんざら陰謀や計算間違いだけで笑って済まされないかも知れん。 特にアイオワの防御甲板が君の言うとおり31mm+121mmの張り合わせである場合、単に薄板を配置したも のと違い相互に支持し合う一枚板に準ずる装甲配置となる。上甲板で38mmSTSを貫通してきた砲弾がここで 152mmの防御甲板に激突した場合、中々微妙な数字になる。貫通の可能性は五分五分位じゃないか? しかも下にはまだ29mmSTSがある。これをも貫くのは大変だよ。 多分大和がアイオワを撃つ場合、3万では困難、3万2千なら確実。 逆の場合3万では不可、3万2千なら困難、3万6千なら確実とみた。 少し悲観的な見方かも知れんが、それでも大和有利は動かんだろう。 実は攻撃側がSDの場合、3万で微妙3万2千で確実な数値なんだが、射程距離の差が大きいことを考えれば大和が特に不利ではないだろう。 俺も大和の8in甲板が1枚板であることは有利と評価している。でも九一式の対NVNC試験の悪さが足を引張るんだよ。特に斜撃時の悪さが。
>「不合格」とは砲弾の破損の問題で貫徹力とは別の話だよ。それと試験規格が未定の頃、厳し過ぎる試験条件で 不合格品が「多かった」けど、全部不合格じゃない。 君の好きな福井氏の著作から 「被害を受けたとき、甲鈑だけで完全に防ぐためには、無闇にそれを厚くしなければならないので、実際には命中弾でそこの甲鈑はやられてしまっても良い。 ただ必ず敵弾をそこで砕くことが必要だ。(中略)その内部の断片防御壁ではじめて完全に食い止めるわけである。」 日本戦艦物語U わかるよな。何故九一式の試験で弾体が破壊して不合格になるか。 物理現象上の「貫通」と、敵艦を撃破する為に必要な「貫通」は違うんだ。 「合格の条件として、甲鈑を貫通しても装薬を収容する弾腔が完全な形態であることが要求されていた。装薬が完全に機能し得る状態であるかどうかは検査官が目視で判定していた。」 続・海軍製鋼技術物語 当の日本海軍が良く解っているじゃないか。 しかも試験は砂填弾。実弾の場合を考慮すれば弾体の破砕は不合格で当たり前。 不合格の場合条件が厳しすぎるとして通していたとする記述も同書に有るが、上で分析した通り18in弾対NVNCに関しては当てはまらないのは納得できただろう。 もっと言えば220mm撃角55°125mm撃角70°で「貫通(物理上の)は出来た」なんてどこにも書いていない。 1発も貫通さえしなかったとも書いていないが、貫通できていたとはどこから出てきた話だ? 特に否定されていないことと、肯定されていることは別の話だよ。 貫通した例も有った可能性は俺も否定はしないが。 長門の甲板110ibsVCは確認した。HTではないかと言った俺の間違いだ。 だが別な心配が出てきたよ。70mm程度の表面硬化装甲はかえって割れ易く対弾性に難があるんじゃないかと。 何か別な思惑有ってのことだろうか。
821 :
名無し三等兵 :04/05/26 23:26 ID:rbNUIgEA
まああれだ。被帽が取れた徹甲弾は貫通力が激減する。38mmでも場合によっては被帽が脱落することもあるらしい。 九一式なんか改良前だと飛んでる間に脱落したとか何とか。
822 :
751 :04/05/26 23:42 ID:???
>>795 話の流れを無視して都合のいいように解釈しないでくれる?
>>752 のレスは、
>>750 と
>>751 のレスを前提にしてるんだけど。
つまり水平装甲を貫通してきた砲弾が垂直装甲にぶつかった場合の話。
>>751 で
>その場合は反対側の垂直装甲に、ぶつかるね。でも跳ね返って艦底に向かうから問題は無いよ。
って言ってるから、水平装甲を貫通して威力の落ちた砲弾が垂直装甲に激突した段階で爆発するか弾体が破壊されるんじゃないの、って言ってるわけでしょ。
それこそ45度という大落角で
>>794 で言ってる
>一枚の分厚い装甲板に高速で激突し、堅い大きな鋼鉄の固まりである徹甲弾の弾体が歪むほどの
>物凄い衝撃が在った場合に、やっと弾体強度が問題になるわけ。
という状態なんだから。
普通に考えれば、そこで爆発か弾体破壊でしょう。
大和の場合3万6千mで44度ですな。 長門だと3万3千mで43度。 36cm姉妹だと3万3千mで44度。 こんな感じだね。
艦上観測での最大発砲距離だね。
でも
>>822 はいい視点を持ち込んでくれたよ。
甲板に命中する砲弾が直下に進むとは限らんという当たり前のことを我々は軽んじていたよ。
距離にもよるんだろうが、実は甲板上で大きな面積を占める上部構造物も主要部以外は突き抜けてしまいそうだ。
史実でもダンケルクと同じ位の排水量では横にならぶ高性能艦も無かった事だし、ダンケルクが最強では?
>>812 陸軍が頑張ればフランスの水兵で充分役立った。1930年代の海軍で戦艦で撃って射距離三万で縦横270mの夾叉を出せる腕前を五人以上持った海軍がどれだけ居ると?
日本の戦艦パーフェクトガイドでO氏が46cm砲の貫通力データとして米海軍の計算値らしき値を採用した理由がわかってきたよ。 俺達が大勢で無い知恵絞って議論してきたような内容はとっくにご存知というわけだ。 それとは別に、貫通の基準も国によって違うかも知れないから同じ土俵で計算しなおした点を評価できるという意味もあるか。
829 :
822 :04/05/27 00:50 ID:???
>>825 だって当たり前の事でしょ?
最大45度といってる人がいたから45度と書いたけど、3万m前後でも落角は30度超えるくらい。
で、その辺りの角度で船体に砲弾が突入したら、艦底に行くよりも舷側へ向う確率の方が高いじゃん。
正方形の対角線を落角として、高さを船体の高さ・底辺を艦底として考えると、落角45度だと艦底には到達しないでしょ。
落角45度で艦底に到達する確率が50%になるには、船体の高さよりも艦底の長さが2倍は必要なわけで。
それこそ大落角の航空爆弾ならともかく、大遠距離での命中と言えども甲板装甲は貫通出来ても艦底に到達は難しいよね。
830 :
名無し三等兵 :04/05/27 01:00 ID:S6ZHEaPs
2万ー3万mで水中弾になる91式徹甲弾はガチ
ところで誰か、水平防御を想定したVC対NVNCの比較データない?
>>830 しばしば誤解されているが(あなたのことじゃないよ)九一式だけが水中弾になるんじゃない。
土佐の実験も、ジュトランドで発生したやつも、ビスマルクがPOWに当てた奴も通常型の徹甲弾による水中弾。
当たり前だが九一式が最大200口径近く直進するのに対し通常型はせいぜい100口径。九一式は2倍の直進距離。
でも水中を長距離直進した後の貫通力は3in前後だっていうから、充実した水中防御で食い止められてしまうこともある。
火薬庫とか機関部に致命傷を与えるには九一式でも通常型でも近距離に着弾させる必要があるんじゃないか。
どちらでも近距離着弾の場合はそれこそ100mmから200mmの貫通力を発揮する場合もある。
長距離直進後でも多少の浸水は起こせるから有利には違いないけどさ。
833 :
822 :04/05/27 01:09 ID:???
少し訂正。
>>829 で落角45度で艦底に到達しないのは、正方形の上辺部分に当る甲板に当った場合ね。
舷側に当った場合、その限りにあらずだから(その落角では舷側に命中する確率は極めて低いし、命中しても貫通しないし)
舷側装甲の上なら別だけどね。
>>831 VCはあまり水平装甲には使わないだろうからねえ。
でも面白そうな視点だね。
戦艦の横断図を見ると舷側装甲って海面上はチョコットだけしかないように思える。 近距離で撃った場合、あんな低い位置にあたるんかいな、と…
>>822 >普通に考えれば、そこで爆発か弾体破壊でしょう。
防御甲板撃ち抜いた時点で、相当速度を失っているから、弾体が破壊されるほどの
高速激突にはならないな。跳ね返るだけだろう。爆発は信管の規定時間が来るまで起きない。
>試験規格 砲弾の強度試験にとっては、高撃速ほど厳しい試験になるんだ。
「一般に撃速が規定より高かった場合には弾丸が甲鈑を貫通した後かなりの距離を跳んでいれば許容された。勿論規定より低かった場合には問題にならなかった。」 撃速が高い場合には貫通後「かなり」の距離を飛ぶ必要があった。つまり撃速が早ければ貫通能力が増すため貫通後の残存エネルギーが大きくないと試験をパスしない。 それに対して撃速が低い場合は問題ないとは、低い撃速でも装甲を貫通できたという徹甲弾の性能を高く評価できる為。 撃速が高い方が貫通力は大きくなるのは誰でも知っていると思ったが。 因みに徹甲弾の靭性が不足しているような場合や、硬度が低く簡単に破砕する場合には君の言うように表面硬化装甲に高撃速で激突させると不利になる場合もあるにはある。 でもそれは徹甲弾の品質が悪い場合だよ。九一式はそこまで悪い砲弾だと思えんが。
>>837 >防御甲板撃ち抜いた時点で、相当速度を失っているから
>高速激突にはならないな。跳ね返るだけだろう。爆発は信管の規定時間が来るまで起きない。
じゃあ、艦底に到達する前に遅動信管が作動すると考えるのが普通では?
そんな事を言い出すと、近距離で命中した砲弾も全部艦底に行く事になりかねないんだけど。
そんなにも砲弾を艦底に到達することにしたいのか…。
>>813 あのシリーズは来年3月に大和型戦艦3を出してついに終了するそうです。
日本の計画甲巡は何気に高性能だと思うが?
>>839 それは垂直甲板の話だよ。いま語られているのは水平甲板。
垂直甲板に対し、撃角が小さく正撃に近くなれば、砲弾の性能が最大限発揮され弾体の割れなどの
不具合が少なくなるんだ。砲弾の頭から当たるのだから当然だが。
対する水平甲板の場合は、撃角が大きく砲弾の頭でなく、腹側から体当たりするように激突する。
こう言う条件だから、徹甲弾の弾体強度が問題になって来るんだ。
また撃速をドンドン上げていけば、どんな砲弾でも弾体は破砕されるよ。
>840 >じゃあ、艦底に到達する前に遅動信管が作動すると考えるのが普通では? 秒速数百mもの速度で甲板に命中した砲弾が、約20m下の艦底まで到達するのに、そんな何秒も かからないからだよ。元々信管遅動秒の0.4秒と言う数字は、砲弾を艦底まで到達させるために 日本海軍で研究され決定された数字なんだ。 >そんな事を言い出すと、近距離で命中した砲弾も全部艦底に行く事になりかねないんだけど。 命中角度が全然違うし、水平甲板で阻まれるし。
>領収試験
徹甲弾の貫徹力実験は、完成した製品の領収試験とは別の話なんだ。
射距離 20000 垂直貫徹力 566mm 水平貫徹力 127mm
射距離 30000 垂直貫徹力 417mm 水平貫徹力 231mm
学研「戦艦大和」石橋孝夫
砲弾の貫徹は実験を繰り返して求める。それに対し領収試験は完成品の品質試験で、別の話。
>828 >米海軍の計算値らしき値を
まだ貫徹力を計算値だけで見てる人も、まだ居るけれど計算で出したデータは単なる「計算値」で
実験を行わないと、現実の貫徹力を知ることは出来ないんだ。
色々な貫徹力の数値が書籍やネット上に有るけど、でもそんな物は誰でも幾らでも作れるよ。
任意の貫徹力計算式に、口径や他の数値を当てはめて、係数は適当な数字を色々入れて計算したら、
「ある戦艦の貫徹力」なんか百でも千でも作れる。
過去の戦艦スレでも色々な計算例がある↓。
http://choco.2ch.net/test/read.cgi/army/1028713064/l50 でも、こうした数字は精々ゲーム位にしか使えないんだ。目安程度で実艦を論じれる物ではない。
>>597 >例 アイオワの水平防御
> 上甲板STS38mm 防御甲板STS32mm+B121mm 第二中甲板&下甲板29mm = 合計219mm
アメリカ戦艦の水平防御方式なんだが、これは三段階になっているんだ。
1.上甲板のSTS38mmで徹甲弾の信管を作動させる。
2.防御甲板B121mm上で信管が働き徹甲弾を爆発させる。
3.背面のSTS32mmと下甲板の29mmで、爆発した砲弾の弾片を受け止める。
この三段階で防御するのがアメリカ方式。これは短動信管を使う、当のアメリカ製徹甲弾に効果的。
約0.1秒ほどの比較的短時間で作動するから、ちょうど防御甲板を貫通途中くらいで砲弾が爆発し、
中甲板より下に徹甲弾はとどかない。
でも遅動秒が四倍も長い大遅動信管を持つ日本海軍の九一式徹甲弾には、この防御方式は
余り有効ではない。上甲板への激突で信管が作動しても、中甲板を抜けて艦底まで到達してしまうんだ。
米海軍は日本の徹甲弾の性能や構造を知らないから、自身の徹甲弾を基準に防御方式を決定した訳。
ところで日本海軍では、大口径砲弾の水平甲板に対する領収試験を中止している。理由は砲弾が
破壊されてしまうからだが、それなら試験条件を緩めて実施すれば良いはず。
もっとも「主防御甲板121mmでも貫通できるか」?
>>770 と誤解してる人も居るけど、
高撃角・高撃速の厳しい条件で試験してるから砲弾が破壊されてしまう訳で、条件を緩めたら済む話。
また徹甲弾の能力が限界まで要求される場合には、試験は絶対に必要なんだ。
何故なら、米戦艦と戦う際に徹甲弾の能力・限界を、当事者が知っていないと非常に危険になる。
戦術ミスを誘う要因になって、重大な結果を招くことになる。にも関わらず試験を止めている。この試験は不要と判断されたんだ。
米国側は日本戦艦の情報をほとんど持ってないが、日本側は諜報機関により米戦艦の詳細な情報を持っていた。
入手したサウスダコダの設計図を調べたところ、大和に余りに似てるので「大和の情報が漏れて真似されたのか?」
と一時心配されたほど。当時の日本は防諜が非常に堅かった。
米戦艦の防御方式はハッキリ解っているのだが、この程度の防御なら何の問題も無いと判断されたのだろう。
46cm砲弾と言えども200mm以上の分厚い防御甲板の場合には、弾体強度が問題になってくるのだが、板厚120m程度の
防御甲板なら心配する必要なし。おそらく、これが試験中止の理由。
>>832 >九一式が最大200口径近く直進するのに対し通常型はせいぜい100口径。九一式は2倍の直進距離。
これなんだが、九一式はこの通り。でも通常の砲弾は100口径と考えるのも、ちょっと違うよ。
通常の徹甲弾の水中弾道は非常に不安定になるんだ。ふらついて砲弾が横倒しになって進むから、通常弾が
水中をきれいに直進する事は希。希だから、なかなか効果が確認されなかったんだ。
>>123 通常弾の水中弾効果は、確実なところでは目標艦手前十数m位。これが水中弾効果の発見される前までの
判定基準。
また水中弾効果は敵戦艦の水中弾防御の不備にも依る。液層防御なら魚雷防御には効果があるけど、徹甲弾には
全くの無防備と同じだから。
>>844 そこまで仰るなら、
>>837 で言っている
>防御甲板撃ち抜いた時点で、相当速度を失っているから、弾体が破壊されるほどの
>高速激突にはならないな。跳ね返るだけだろう。爆発は信管の規定時間が来るまで起きない。
この辺りの具体的な数値も是非出して説明して頂きたいですね。
甲板貫通でどのくらい運動エネルギーを失い、垂直甲板に命中する時点でどの程度の激速になっているのかを。
850 :
名無し三等兵 :04/05/27 23:19 ID:e0glHtyB
ちゃちゃ入れすまそ 不発多いよねそりぢゃ
ようやく追いつきました。 ところで一式徹甲弾に関する話が昨日も振られていますが何か面白い情報はないのでしょうか。 私が知っている情報は僅かですが 昭和16年乙種訓練において一部戦艦に使用された。 着色砲弾であり、弾着の観測について所見が述べられていた。 精度の点でまだ使いこなせていなかったらしい。 といった所ですね。 師団編制調査の片手間に閲覧した情報なんで簡単にしかメモしてきませんでしたが。
>>843 >それは垂直甲板の話だよ。いま語られているのは水平甲板。
当然承知している。だが君の
>>838 試験規格
>砲弾の強度試験にとっては、高撃速ほど厳しい試験になるんだ。
に対する一般論として語ったまで。承知しているものと考えていたが。
>また撃速をドンドン上げていけば、どんな砲弾でも弾体は破砕されるよ。
いつかはね。それがどの程度の撃速になる?艦砲として通常の撃速内で破壊するようでは困るが。
>>845 >徹甲弾の貫徹力実験は、完成した製品の領収試験とは別の話なんだ。
>砲弾の貫徹は実験を繰り返して求める。それに対し領収試験は完成品の品質試験で、別の話。
そんなこと当然ではないのか?で、完成品の品質試験で貫通力を発揮できていない現実をどうかといっているんだ。君のいう
>射距離 30000 垂直貫徹力 417mm 水平貫徹力 231mm
の数字に相当する威力を発揮したかね?距離3万での落角31.4°、貫通力は対水平で君の主張は231mm。
「品質試験」のデータは落角35°、NVNC220mm。これを合格出来なかったんだよ。
いくら3万で231mm貫通できると頑張ったところで、より有利な落角(撃角)でより薄い甲鈑に対しての試験で不合格。
それも対VHは条件を緩和して続行されたにも関らず、対NVNCは試験自体を放棄してしまったんだ。
>もっとも「主防御甲板121mmでも貫通できるか」?
>>770 と誤解してる人も居るけど、
高撃角・高撃速の厳しい条件で試験してるから砲弾が破壊されてしまう訳で、条件を緩めたら済む話。
あのね、比較してみて。より高撃角じゃないだろ。3万で落角31.4°、つまり対水平撃角は58.6°。
試験は撃角55°(落角35°)だよ。
何度も言うけど、実際の距離3万より撃角は正撃に近い有利な試験なの。
それからね。60m撃速を早くするのは不利益な条件でもないの。
限界速度より60m速くしているわけだが、限界速度とは装甲を貫通してそこで止まってしまう値。
爆発しても背板や甲板で被害を局限されてしまう。どこの国でもこの値で貫通力とはしない。もちろん日本でもそう。
だから、撃速を限界速度より余裕を持たせることで敵艦内部への侵入を図るの。限界速度そのまま
だったら装甲を抜いた時点で止まっちゃうの。
あとね、主防御甲板は152mm。121mm+31mmの張り合わせ。薄板を個別に配置すると防御効果
は低下するが、張り合わせの場合その限りではない。ベネトの装甲がどうなっているかを考えた場合、一枚板
に近いものとして扱った方が良い。薄板の個別配置の場合も被帽の脱落を狙う場合もあるから難しい話になるんだが、俺には正直わからん。
海軍自身、大正時代に「前方に薄板を置いて弾丸の被帽を離脱させる試み」を行ったとある。当時の戦艦には
採用にならなかった所を見ると、少なくとも大正年間には顕著な実績を挙げられなかったのだろうが。
>また徹甲弾の能力が限界まで要求される場合には、試験は絶対に必要なんだ。 >何故なら、米戦艦と戦う際に徹甲弾の能力・限界を、当事者が知っていないと非常に危>険になる。 戦術ミスを誘う要因になって、重大な結果を招くことになる。にも関わらず>試験を止めている。この試験は不要と判断されたんだ。 試験は絶対に必要だというのは同意するよ。しかし不要と判断されたなんてどこに書いてある?いや書いていないまでも示唆しているかね? 「ところが大口径弾はNVNCに激突すると弾体が破壊するので実施されなくなってしまい」 とある。対NVNC試験については対VH試験のような救済策が無かったということだよ。 海軍としては実際に貫通力を知る必要があるのは同意できる。恐らく実際何度で何mmなら貫通可能かというデータ或いは目安は あっただろう。だがそれは3万で231mm貫通できるという数値ではなかった筈だな。君の言う「品質試験」でそれより緩い条件をクリアできんのだから。 では実際海軍はどの程度の甲板貫通力だと考えていたのか?続・海軍製鋼技術物語には出ていないようだが他の資料で傍証となる部分はある。 大和の甲板装甲は200mm。上甲板に16mm+18mmの張り合わせDSがある。 これで3万での自身の砲弾に耐えられると想定していた。上甲板の評価が難しいが、君の30mm級の薄板は18inに対する対弾効果は考慮に 値しないという説を信じた場合、200mmで耐えられることになる。貫通力データの貫通力は限界速度ではなく内部浸入も考慮したFM値修整を 行なっている筈。実質200mm以下の貫通力と考えていたことになる。つまり231mmの貫通力は無い。上甲板も算入すれば234mmになるが。 これでも234mmを下回る貫通力となる。 大和の甲板には端部の傾斜した狭い部分ながら230mmという箇所もある。落角がついた砲弾に対し撃角が不利になる為厚みを増したのだろう。
さて大和建造後、信濃について装甲厚の見直しが行われ余剰が判明したとして舷側、甲板とも10mm削減されている。つまり甲板190mm。これで3万での 自身の砲弾に耐えられると想定した。つまり190mm以下の貫通力。 舷側の場合は複雑で対敵姿勢とのからみがあり評価が難しいがね。 >入手したサウスダコダの設計図を調べたところ、大和に余りに似てるので「大和の情報が漏れて真似されたのか?」 と一時心配されたほど これはSDじゃなくNCではないか。重箱の隅スマソ
856 :
名無し三等兵 :04/05/28 01:02 ID:Pu15m1/T
混合代艦の中央横断面図はサウスダコタのそれにそっくりさん。
大和型の舷側装甲の継ぎ目の欠陥はどう改良すればいいですか? 信濃で設計変更は可能だったのでしょうか? 信濃は魚雷の脅威が増した時期なのに、 なぜバルジが小さくなったのでしょうか? どうせなら舷側上部まで拡大できたと思うのですが?
ここまで甲板について書いたから最後に対垂直VH試験について考えよう。 続・海軍製鋼技術物語の記述を全て信じた場合 はっきりと規格が決まっていなかった頃 撃角37°、410mmVH、FMs1.28。 これは確かに厳しいな。限界速度350だから撃速448。 撃角は3万2千位での撃角だが撃速はかなり低く押さえられている。3万での大和が475だ。 これは君の言うように厳しい条件で、実際不合格になることが多く緩和されることになる。 まず撃角が33°に緩和。大体3万1千位に相当するか。 次に撃角30°、FMs1.371、撃速480に緩和。 だが16inと同じ値で誤植の可能性も少しだけある。個人的にはこの規格も一時考えられていたとする説を押す。 これは撃角、撃速とも3万弱の数字。 君の3万での舷側貫通力417mmより僅かに条件が緩いが、ほぼ相当するようだ。 次に撃角30°FMs1.554に緩和。 撃速は544になる。 撃角は前のまま3万弱の数字だが、撃速は1万7千位での数字になる。 これが最終的に採用された試験条件。 撃速がかなり早くなり貫通力が増したのだろう。合格率の問題はここで解決したと思われる。
859 :
名無し三等兵 :04/05/28 07:30 ID:0KP6MlbK
九一式徹甲弾の水中弾の終速は50〜60m/秒。貫通力は3in級です。 ネバダ、ペンシルバニアの水中防御はバルジ/二重の外舷/重油タンク/縦隔壁/重油タンク/1.5in鋼 ニューメキシコは外舷/5ftバルジ/重油タンク/縦隔壁/重油タンク/3in鋼 テネシー、コロラドは 外舷3/8〜3/4in/4ft空所/隔壁3/8〜3/4in/3ft重油タンク/3/8〜3/4in隔壁/3ft重油タンク/3/8〜3/4in/3ft重油タンク/3/8〜3/4in/4.5ft空所/1in鋼 ネバダ、ペンシルバニアは水中弾の終速命中に貫通される危険もあるが、ニューメキシコは耐えられそう。 テネシー、コロラドは 合計でなら4in級の防御がある。難しいな。 至近に落とさなけりゃね。
そういえば信濃は舷側も甲板も10mm削減されてたな。 もっと前のスレから、この事実を語るべきだった。
861 :
名無し三等兵 :04/05/28 12:45 ID:XZFdGSkI
いまさら信濃の装甲を語るといっても松本氏の戦艦大和設計と建造を写すだけだろ 他の新事実でもだして
862 :
名無し三等兵 :04/05/28 15:42 ID:Pu15m1/T
>>857 缶室天井にあたる甲板を舷側部まで斜めに延長してT字の装甲受け金具に突き
合わせて両側から当て板を合わせて太い鋲でかしめる。T字の受け金具で
上下の装甲の端部を同じに支えれば、内方に向かう力を無理なく船体内部構造に伝えられる。
バルジを船体に繋げる構造は別のやり方を工夫することにより、上下装甲の合わせ目の
弱点を回避できると思う。
>>859 通常の砲弾でも25m位の距離なら貫けそうだね。
至近、というのがどのくらいの距離かがよく分からんが。
>>862 それは再設計しないといけないでは?
だったら水線下は6層の多層防御のほうがいいですね。
結局は分厚い装甲ではなく、
船体自体を強化して細分化した間接防御が、
現在の防御に適してるのだろうか?
信濃のバルジは上部まで延長したほうがよかったでしょうか?
>849
>甲板貫通でどのくらい運動エネルギーを失い
それは
>>799 くらいじゃない?
>>852 >品質試験で貫通力を
>853
>それからね。60m撃速を早くするのは不利益な条件でもないの。
それは間違いだよ。この品質試験は、つまり弾体強度試験で、貫徹力を調査するための物じゃ無いんだよ。
弾体にとっては撃速が大きいほど不利な条件になるんだ。大撃角なら尚更。
垂直甲板に比べ「柔らかい」水平甲板は、その性質により、大撃角の砲弾を受け止め、弾力で跳ね返そうとするんだ。
徹甲弾は頭は強いが腹側、つまり側面からの力に弱い。徹甲弾は反発する甲板と自身の慣性とのせめぎ合いで
破壊されてしまうんだ。
>853
>爆発しても背板や甲板で被害を局限されてしまう。どこの国でもこの値で貫通力とはしない。もちろん日本でもそう。
>だから、撃速を限界速度より余裕を持たせることで敵艦内部への侵入を図るの。限界速度そのまま
>だったら装甲を抜いた時点で止まっちゃうの。
これも間違い。限界速度の値を貫徹力の撃速としてるんだよ。砲弾と装甲の均衡する値。
>859 水の抵抗は凄い物で、砲弾は急速に速度を失ってしまうから、一トンもの徹甲弾でも200口径も 進んだ時点では断片防御用の薄い甲板位しか貫通しないんだ。3〜4インチ。 >863 >至近、というのがどのくらいの距離かがよく分からんが。 通常砲弾の場合、十数メートル位。非常に不規則だから決まっては、いないけど。
>854
>君の30mm級の薄板は18inに対する対弾効果は考慮に値しないという説を信じた場合
このスレの誰がそんな説を立てたの? 運動エネルギーは相応に失われるよ。もちろん弾体強度には
ほとんど影響しないけど。例
>>801
>>866 おいおい。弾体強度の試験かどうかは別にしても、3万想定撃角と撃速に耐えられない砲弾であることに変わりは無いんじゃない?
自分で何言っているか判っていないだろ。
>>867 200口径も 進んだ時点では
一番柔らかい艦底付近に着弾するのでは?
867じゃないが、870のいうことはもっともだな。
つけ加えた方がいいか? 弾体強度の試験が何故必要だったか。 貫通能力を発揮するのに必要だからだ。 単に機械的性質という強度ならそれ以前の衝撃値や引張り試験で検査済み。 最終的には実射をして総合評価になる。 >それは間違いだよ。この品質試験は、つまり弾体強度試験で、貫徹力を調査するための物じゃ無いんだよ。 >弾体にとっては撃速が大きいほど不利な条件になるんだ。大撃角なら尚更。 「FMsを1.554に増加することによって救済し」 続・海軍製鋼技術物語 FMsを増すということは撃速を上げたという事。 撃速を大きくして救済したの。君の話と違っているね。 そしてどちらにしても君の言う「弾体強度」は距離3万231mmの装甲を貫通できない。 撃角55°落角35°で220mmNVNC試験をパスできなかったんだ。 落角31.4°、撃角58.6°の3万より大きい、砲弾にとって有利な条件でより薄い装甲で失敗したんだ。 >垂直甲板に比べ「柔らかい」水平甲板は、その性質により、大撃角の砲弾を受け止め、弾力で跳ね返そうとするんだ。 あの。今更そんなこと言ってるのか。当然だろう。 正確に言えば撓めることで砲弾のベクトルに悪影響を及ぼす期待もある。 そしてね。君の言う「大撃角」だが3万での撃角より小さいのだよ。何度も書いているが。
それはそうと、対NVNCの撃速や弾丸と鋼鈑の状態がわからないねぇ。
なんつっても、信濃では「これで十分」と 甲板の厚みを減らしてるからな。
砲塔天蓋の厚さは変わってない筈だから、(砲弾が壊れても)貫通や割れ が起きない訳でもないようだが。
砲塔天蓋はVHじゃん。
878 :
名無し三等兵 :04/05/29 00:14 ID:0sgBSxJh
相変わらずやってるな。 常識的に考えればどれが最強かなんて分かるだろ。 軍ヲタじゃなくても。
>>874 そうだね。46cm砲のFM値には不明な点が殆ど。
現存する40cm砲のFM値だと撃角(射角)60°の場合2.1位。
46cm砲の場合従来型より高撃角に強いというが参考になるかな?
だが40cmFM値にしてもどの種類の甲鈑に対するFM値かもわからないのでね。
それはそうとFM値というものには2つあるよな。
貫通して存速が0になる、所謂FM、それより10%以上速度を増したFMs。
折角の大遅動信管も残存速度0では宝の持ち腐れだよ。
彼の言う大撃角だと砲弾に不利という部分は正しい。
甲鈑側の浸透パス増大に加えて、特に日本の徹甲弾は横方向のベクトルに弱い為だ。
この場合横方向のベクトルは撃速が大きいと大きくなるからその部分も一概に間違ってはいない。
しかし撃速が低いと甲鈑を貫通できない。
低撃速だと貫通力が低く、高撃速だと弾体が破壊する。
だから割り引く必要が出そうでいやなんだ。
『一般に撃速が規定より高かった場合には弾丸が甲鈑を貫通後かなりの距離を跳んでいれば許容された。 勿論規定より低かった場合には問題はなかった。』 基本的には撃速が高い方が砲弾に有利だね。
ここ2〜3日俺は少し大人気ない書き込みをしてきたかもしれん。 考えてみれば彼がなぜ >射距離 30000 垂直貫徹力 417mm 水平貫徹力 231mm という貫通データをそのまま信じているのかを考えてみるのも無駄ではないだろう。俺も過去には信じていた。 このデータは各種書籍に転載されているが、「戦艦大和 設計と建造」が元になっているのだろう。手に入る範囲の資料では。 この資料には 46cm45口径砲 2万m 16°31分 522m/秒 22.3in/6.6in(566mm/168mm) 3万m 31°21分 475m/秒 16.4in/9.1in(417mm/231mm) 46cm50口径砲 2万m 14°44分 551m/秒 23.8in/8.2in(605mm/208mm) 3万m 28°08分 491m/秒 18.3in/9.8in(465mm/249mm) という数値がある。 この2つの砲は試案段階において大和型戦艦の主砲候補として比較されたといわれ 「用兵側と軍令部は遠距離側での貫通性能を除く全ての面で性能が優れる50口径砲の採用を希望した」日本の戦艦パーフェクトガイド 「口径46cmとしてもその砲身長を45口径にするか50口径にするかという問題がある。前者は後者に比し、著しく劣ることは表12の通りである。」戦艦大和 設計と建造 結局、両者を検討した結果、重量の制約などから45口径砲が採用されたのは承知の通りなのだが、実は知る限り50口径砲が実際に製造された記録は無いらしい。
海軍製鋼技術物語及び続・海軍製鋼技術物語には、実際に製造された大口径砲 として、36cmL45、40cmL45、46cmL45、51cmL45の4種が挙げられており、 他に大正時代に19in砲が試作されていたことにも触れている。46cm50口径砲は 造られていないと考えられる。 採用された46cm45口径砲は昭和9年に基本仕様が決定、翌10年に試作砲が 完成し3月に試射されているのだが、後の大和型に繋がる設計案の内A−140案 は昭和10年3月10日に早くも九四式40cm砲(46cmL45砲)搭載を前提として 計画されている。 彼の言う > 砲弾の貫徹は実験を繰り返して求める。 は本来なら正しいし(実際には幾つかの距離を想定した試験を行い、そのデータを 元に試射しない距離での値を計算すると思われる) >まだ貫徹力を計算値だけで見てる人も、まだ居るけれど計算で出したデータは >単なる「計算値」で実験を行わないと、現実の貫徹力を知ることは出来ないんだ。 も上記の条件を知った上でなら正しい。だが肝心の彼の主張する貫通力 >射距離 30000 垂直貫徹力 417mm 水平貫徹力 231mm や、これと比較検討された46cm50口径砲の貫通力 同じ距離で 垂直貫通力465mm 水平貫通力249mm という数字自体が実験を繰り返して求めた値ではないことになる。 恐らく製造前に試算された数字だろう。そんなことが有り得るのか?
36cmL50砲について
「この砲は四一式36cm砲をベースに砲身長と初速を増大させることによって四一式より
射程を約3000m増すことを狙っていた。(中略)設計は砲のスケッチおよび性能試算が行
われた段階で取りやめとなった。」日本の戦艦パーフェクトガイド
としつつ、2万での貫通力を五号徹甲弾推算で8.3inとし、重量その他中々細かなデータ
を明かしている。
同じ本に41cmL50について
「その性能は45口径砲に対して(中略)貫通力は距離20.000mで10.7in対12.3in(五号徹甲
弾使用時)と、全般的に見て45口径砲を1〜2割上回る性能を持つ予定であった。」
有り得るようだ。
>>878 まあそう言いなさんな。1番2番を決めるばかりが能じゃない。
どのくらいの差があるのかを考える場があってもいい。
データ取得は48センチ砲でVCを撃ったのかな?
>>884 多分そうじゃないか。
46cm砲L45の試作が昭和10年完成。
VHの採用が昭和11〜12年。
L45とL50のデータ比較がなされたのは昭和9年かそれ以前。
八八艦隊時代の19in砲や長門の16.1in砲でVCを撃ったデータを参考にしているとしか考えにくい。
時系列的にはそうなる。
886 :
名無し三等兵 :04/05/29 14:38 ID:IP09Noic
クルップから買った装甲鋼鈑を19インチ47口径試作砲で撃ったことはあるのかしらん?
887 :
名無し三等兵 :04/05/29 16:05 ID:IP09Noic
亀ヶ首を地中レーダー探査したら、もう何本か艦砲が埋もれて無いかな?
大和の砲塔引き揚げて欲しい
889 :
名無し三等兵 :04/05/29 22:06 ID:PEz/zOI9
久しぶりに来たけど、大和とアイオワを比べてる人間がまだいるんだな。 そもそもアイオワは金剛キラー&空母の護衛&対地攻撃用の軍艦。 つまり戦艦と真正面からドンパチする船ではない。 大和とアイオワを比べるなど軍艦の作られた目的を無視する厨的発想。 比べるならサウスダコダにしとけ。
対地攻撃なら旧式戦艦で十分だな
892 :
名無し三等兵 :04/05/29 22:13 ID:IP09Noic
マリアナ海鮮で戦艦部隊を前衛にしてひたすらサイパン島、グアム島、テニアン島の上陸部隊に取り付き巨弾を浴びせてほしかったよ。 >大和、武蔵、長門以下戦艦9隻。
>>889 >そもそもアイオワは金剛キラー&空母の護衛&対地攻撃用の軍艦。
そんな事実は存在しない。
なにで読んだか知らんが勝手に作られた目的を捏造するなよ(笑
金剛キラーは事実だが残り2つは後付け。
895 :
名無し三等兵 :04/05/29 23:09 ID:pAY5bmxj
大和対アイオワ タイマンだったら正々堂々と、夜間に接近するアイオワの勝ちだな。 かえって艦隊戦ならどっちもその他大勢に埋没するから 防御が厚い大和の方のが目立つかも
>>895 アイオワが接近して来るなら探照灯照射すればいい。
ランキング三位と四位がどこの国の船かは気になるよね とりあえず、リシュリューかダコダがランクinしそうだけど
たのむからそういうギャグはやめて よしんばみっけても速度、方向、距離が分かるとも思えんが。 やまとだましいですか?
スペックだけならヴィットリオ・ベネトの方がダコタやリシュリューより強そうな気がする・・・
900GET
大和型継ぎ目の欠陥が痛い。
そんなものは改善すればよいのだ
ところで利根が前方に砲を集中したゆえ、キールがたわまず散布界が良好だった旨聞くが、 リシュリューやネルソンはどうだったんですか? ネルソン級の前方集中配置には悪口しか聞かないが・・・
>903 ネルソンは16インチ9門の斉射時の衝撃波と爆風が凄まじく真横方向への斉射が禁じられていました リシュリューは後方4時〜8時方向の斉射は禁止でしたが、1番主砲塔のみであれば5時〜7時までの射撃は認められていました。 ちなみに射撃結果はリシュリューがNY工廠で完成した時は米国海軍の2〜3倍の命中率を記録したそうです。
>>902 再設計が必要。
似たような防御方式のサウスダコタのほうが構造的な強度はある。
906 :
名無し三等兵 :04/05/30 02:04 ID:f7i+n3P4
>>905 まあ、それでも米海軍の実物大模型による実験では不十分とされたのだが
>>906 日本は模型で実験しなかったのだろうか?
そしたら改善できたかもしれないのに。
908 :
名無し三等兵 :04/05/30 09:15 ID:zhp/7nbt
>>895 阿呆。
アイオワは軍艦と砲撃戦をするような軍艦ではない。
大和に勝てるわけ無いだろ。
なんで日本ではこんなアイオワが持ち上げられてるんだ?
大和級と砲撃戦をするような戦艦ではないという主張は良く聞くし納得するが ”軍艦と”砲撃戦するような艦じゃ無いというのは初めて聞いた。
911 :
名無し三等兵 :04/05/30 12:48 ID:d0RyPwDH
>>907 舷側部の実大模型を作製して被弾被害の検証実験をしていたが、
「装甲は無傷」ということでOK、弾性変形による内部構造の破断については
見のがした。
>>911 魚雷に対しての浸水量は、
もしかして大和型より空母加賀のほうが少なかったりして?
夜間に大和がアイオワを捕捉して叩く方法をおしえれ。
914 :
名無し三等兵 :04/05/30 17:06 ID:06YkN5cr
>>907 実験はしたけど、その時は、わずかに漏水が見られる程度であったので、
内側に隔壁あればいいじゃないかとされたそうな。
915 :
名無し特務曹長 :04/05/30 17:18 ID:v3+e2tMb
>>910 アイオワは戦艦ではなく準用戦艦なのだが
>>913 もし大和の21号や22号電探が最高に調整出来てれば、35km付近でアイオワを
発見できるだろうから、この場合不意打ちは無い。
大和の電探射撃の能力は未知数。
15M測距儀と探照灯使用での夜間砲戦距離は1万5千といわれている。
アイオワの発砲炎を照準するという手もあるだろう。
大戦後期では、米海軍のレーダー射撃に対抗する策として、副砲や水偵で照明弾を使用
するとういことが考えられていた。
。
まあ、以上の事を総動員する事になるだろうか。
信濃の浸水量はすごいよね。
>908 「アメリカ」の艦だから(w
>>909-910 レーダー能力の優位を最大限発揮できない晴天昼間、単艦同士であれば、アイオワも大和と戦えば劣勢を強いられよう。
それは確かだろうが、そう言ったら大和と戦う資格をもった戦艦なんてほとんど存在しない。
人気のサウスダコタもアイオワとの直接対決では不利。
サウスダコタは対甲板威力が大きいから大和対策には有用だが、防御はアイオワとほぼ同様。
>>915 巡洋戦艦という言い方は正確に使用しないと意図が伝わらない。
S氏の場合は一つの表現として用いたものと思う。
アイオワもサウスダコタも自艦SHSに対する対応防御としては少々弱体。
しかし大和を除く他国戦艦の主砲に対してはトップクラスの防御力を持っているぞ。
>>915 アイオワの区分はBB61 なので戦艦だぞ?
巡戦としても遜色ない速度だけど、それなら長門だって当時の巡戦並速度出せるから
長門も巡戦だと強弁できる。
加賀が機関換装で26.5ノット→28.5ノットになったから、 長門も機関換装すれば28.5ノットくらいは出せたろうに・・・
長門29,5ノット案の詳細キブンヌ
>>920 性格的に巡洋戦艦ということ。
攻防力が前級サウスダコタから進歩していない(45→50口径砲への換装は対水平攻撃力ではむしろ弱体化した)
一方で速力のみ大幅向上を示した。
また対金剛、さらにはその後継となるであろう超甲巡(史実の、ではない。金剛の性格を引き継ぎ、攻防力をさらに強化した艦という意味)
を念頭においているのは事実。
>881-882 >実は知る限り50口径砲が実際に製造された記録は無いらしい。 >46cm50口径砲は 造られていないと考えられる。 だから、それは当たり前なんだよ。解ってないね。 >697 >松本喜太郎のデータは色々な本に転載されているけど実射はともなっていないらしいと過去スレあったかと? >試作さえされていない50口径砲の貫通力と並べて比較されていることもあるし。 ここ辺りかな? 「46cm砲弾の貫通実験してない説」の元は? 戦艦の砲弾の貫徹力は、本当に2万mとか3万mとかの距離で甲板を撃つ必要は無いんだ。 実際には想定距離の撃速・撃角に合わせて、砲の前に甲板を固定し、初速を装薬量で調節して撃つ物。 だから実際に40cm砲や46cm砲の50口径型を作らなくても、貫徹力は判るんだよ。
>869
>3万想定撃角と撃速に耐えられない
違うんだよ。撃速は3万m時の物より高撃速の条件で、弾体にとって現実の撃速より不利なんだ。
>弾体強度の試験かどうかは別にしても
これは貫徹力実験じゃないんだよ。領収試験は砲弾の品質試験だよ。
>873
どうも依然として、垂直甲板と水平甲板を混同してるね。
撃角35度の試験だけど、撃速が実射時より高いから砲弾にとっては不利な試験なんだ。
領収試験とは製品の実力が100の場合、80ではダメで、例えば120位の実力を計って、
始めて100の性能が保障できるんだよ。
>>879-880 繰り返すけれど、領収試験は貫徹力実験じゃ無いんだ。砲弾の強度他の品質試験。
>>923 性格が巡洋戦艦と言うが、巡洋戦艦とは火力を戦艦並みにした巡洋艦のこと
アイオワは金剛級キラーならば、巡戦を喰うためのクラスに巡戦を当てるわけもなく(水雷艇を喰うクラスが駆逐艦)
やはり高速戦艦と判断すべきだろう。
BBだし。
超甲巡って要するにスーパー重巡だろ
高速戦艦で喰うのならば妥当だが?
依然、砲弾の領収試験の意味に付いて解ってない人が居るから、分かり易い説明
1.ある砲・砲弾の貫徹力を実験を繰り返し調べたところ、100だったとする。
2.この砲弾を正式採用し量産したとする。領収試験に必要な条件とは?
a.想定距離の撃角の調整
b.想定距離の撃速の調整
c.砲弾の品質
3.上の3条件が全て実験と同一なら、貫徹力も実験値と同じ100になる。
上のa. b. の条件は、甲板の角度と砲の装薬を調整して置けば問題ない。
ただし砲の装薬・火薬の燃焼速度は、場合によって変化するので撃速には多少の誤差はある。
そこで、c. の砲弾の品質。砲弾の重量や形状が変わっていたら、もちろん貫徹力は
実験値と異なる結果となる。しかし重量は計れば良いし、形状は外観検査すれば良い。
問題なのは砲弾の強度。それを実験するための領収試験。そこで砲弾にとって厳しい条件で
試験する訳。つまり実際の条件以上の高撃角・高撃速。
例えば試験条件の撃角70度は相当の高撃角だね。
>>770 この高撃角・高撃速のため
125mm甲板に対して撃ち込まれた46cm砲弾が損傷し、試験が不合格になったんだ。
新開発の46cm砲弾は強力だが、従来の36cmや40cm砲弾の時よりも高撃速で甲板に対し撃ち込まれていた。
その厳しすぎる試験条件のため不合格品が多く発生した。
>その厳しすぎる試験条件のため不合格品が多く発生した。 厳しすぎるとする理由は?
>つまり実際の条件以上の高撃角・高撃速。
>>929 実際の条件の高撃角・高撃速データってあるの?
それでも不良品続出の可能性はあるかどうかだ。
実験条件は概出だよ。
>>881 それは限界速度からの数字だから、領収規格にはあわないのは確かだろうね。
>実際の条件の高撃角・高撃速データってあるの? 46cm砲の実際の条件の撃角・撃速データは、これでしょ? ↓ >881 >2万m 16°31分 522m/秒 22.3in/6.6in(566mm/168mm) >3万m 31°21分 475m/秒 16.4in/9.1in(417mm/231mm) > 46cm50口径砲 貫徹力実験は、実際の撃角・撃速での貫徹力を知るための実験だから、この条件だね。 この貫徹力なんだが、大和の41cmの舷側装甲は、垂直装甲換算で584mmになるから、 貫徹力566mmに対し、ややオーバースペック気味とされ、信濃では10mmほど削って 舷側400mmにしたとか。 水平甲板も同じく、主甲板200mm以外に、上下各層の甲板が有るから、余裕がありすぎた。 そこで190mmと、少し薄めになる予定だったらしい。
>>933 その浮いた重量は主に艦底防御に回され、全面3重底になる予定だった。
>大和の41cmの舷側装甲は、垂直装甲換算で584mmになるから、 ちなみにアイオワは、舷側307mm/19°で、垂直甲板に換算すると439mm相当と 米海軍は評価していた。
>>932 追加
ただ、直接46センチ砲でVHを撃って得られたものかどうかは別だが、
>>924 さて良く判っていないようだから続きといくか。良く読んでいないだろう?多くのギャラ
リーはとっくにわかっているようだが。
>ここ辺りかな? 「46cm砲弾の貫通実験してない説」の元は?
>戦艦の砲弾の貫徹力は、本当に2万mとか3万mとかの距離で甲板を撃つ必要は無い
>んだ。
>実際には想定距離の撃速・撃角に合わせて、砲の前に甲板を固定し、初速を装薬量で
>調節して撃つ物。
>だから実際に40cm砲や46cm砲の50口径型を作らなくても、貫徹力は判るんだよ。
さて例によって当たり前のことをさも大変なことの如く書いているな。
撃速を調節して想定距離での状態を再現し試験するのは当たり前。当然スレの参加者の
多くは知っている。
だがね、貫通実験していない説の根拠はそこではない。
まず君が書いたように50口径砲が造られていないという部分。確かに45口径砲があれば
50口径砲の理論的な撃速、撃角を再現して試験は出来るだろう。
しかしより重要なのは以前にも書いたように、46cmL45砲(九四式40cm砲)の仕様決定
が昭和9年、試作完成し試射したのが昭和10年3月。
それに対し大和原案の一つA−140案は昭和10年3月10日に既に九四式40cm砲搭載
の試作品さえ完成していない時点で九四式40cm砲の採用が決定している。
つまり、採用を競っていた時点の貫通力数値は試算された理論値ということになる。わかったか?
それをわかりやすく並べると
>>885 になる。45口径砲採用と決定した時点では、45であれ
50であれ46cm砲は一門すら試作品も完成していない。しかもVHも採用前だよ。
九一式徹甲弾は採用されていた筈だから、19in砲なり16.1in砲で試射して18.1in砲
性能試算の為に基礎データとしたと考えるべきだろう。対象はVCの可能性が濃厚になる。
>違うんだよ。撃速は3万m時の物より高撃速の条件で、弾体にとって現実の撃速より >不利なんだ。 何度も書かせるな。通常は撃速が大きい方が砲弾側に有利になる。 「一般に撃速が規定より高かった場合には弾丸が甲鈑を貫通後かなりの距離を跳んで いれば許容された。勿論規定より低かった場合には問題はなかった。」 続・海軍製鋼技術物語 「弾丸の性能が高ければ弾体を損じないで比較的低い撃速で甲鈑を貫通するであろうし、 逆の場合は弾体は反跳するか破損し撃速を高めなければ甲鈑を貫通し得ない。」 海軍製鋼技術物語 更に垂直試験に関してだけ付け加えるなら 「FMsを1.554に増加することによって救済し」 続・海軍製鋼技術物語 これまでのやり取りからみても君は同書を所有している筈だ。合格率を高める為に撃速 を増していく経過を理解できなかったとは思い難いが。 撃速を増して合格率を底上げした。つまり高撃速は砲弾側に有利に働く。De Marre式を みれば撃速が徹甲弾にどんな影響を与えるかわかると思うがね。 確かに例外も無くは無い。日本製徹甲弾は米国製のそれに比較し横、斜め方向のベクトル に脆く、斜撃に弱い傾向がある。撃角が大きい場合に大きなベクトルがかかると破砕し易く なる。だがこの例は日本製徹甲弾の欠点を示しこそすれ、決して貫通力や弾丸強度の言 い訳になる話ではないぞ。 撃速が高ければ破砕し、遅ければ貫通できない徹甲弾になってしまうよ。何事も程度問題だが。
>繰り返すけれど、領収試験は貫徹力実験じゃ無いんだ。砲弾の強度他の品質試験。 あのな。その「品質」は何の為に必要なのか考えてみたか? 「徹甲弾と装甲板としてのもっとも重要な性能はそれぞれその『甲鈑貫徹力』と『対弾 抗力』であるが(中略)大がかりな射撃試験を行うより他に信頼できる方法は見つから なかった。(中略)最終的には射撃試験で合否が決定されることになる。」 海軍製鋼技術物語 「合格の条件として、甲鈑を貫通しても弾腔が完全な形態であることが要求されていた。 装薬が完全に機能し得る状態であるかどうかは検査官が目視で判定していた。」 続・海軍製鋼技術物語 わかっただろ?その「品質」「強度」というのは徹甲弾の場合その貫通力と、貫通後の 炸裂が可能かどうかを判定する。貫通力を調査するのではなく、期待した(規格)貫通 力を発揮できるかどうかのロット試験。そして当初の規格を満たせなかった。 なんとなれば撃角55°とは落角35°に相当し、3万での撃角58.6、落角31.4° より条件的に緩い。そして君の言う貫通力231mmに対し、220mm甲鈑を使用して 不合格になっている。 つまり「あれは強度試験」だといったところで、その「強度試験」は上で書いたように 「貫徹力」と「炸裂能力」を発揮できるか確認するためのもの。不合格になるという ことは発揮できていない。そしてその不合格になった規格は君の主張する 3万231mmより少し緩い条件になる。
あとは水平対NVNCに対する撃速だな。はっきりと書いてはいないが近いところまで 推測は出来る。正・続両巻にでているDe Marre式を利用すると見えてくる。 甲鈑の検収試験規格になるんだが、海軍製鋼技術物語によるとNVNC200mm以上 に対しては撃角55°、46cm砲弾を使用してFM値2.1だという。正・続両巻に出て いる式は微妙に違うんだが、当然だが計算結果はほぼ同じになる。試験撃速427〜 429。 この試験撃速427〜429は200mmNVNCが46cm砲弾に対し、 「弾丸の破片が甲鈑を貫通しても弾体が貫通しないこと」 「甲鈑が割れたり破断しないこと」を合格条件としている。つまり防御できることが条件。 因みに46cm砲弾の3万での撃速は475、撃角58.6°になる。NVNCの領収試験 条件と比較し、撃角で3.6°砲弾側に不利(撃角が大きい又は落角が小さい)、 撃速で40m有利(速い)。総合的には互角くらいの条件か。君の231mmを貫通 できる筈の条件とほぼ近い条件で、NVNC200mmは46cm砲弾に耐えることを 期待されている。 ま、君は撃速が速いと砲弾に不利という説を推しているようだからどちらもやや不利 とみるのか? だが46cmL45の落角が35°附近になる3万1千前後での撃速は476強。 この意味がわかるか?どうか?厳しいか?
>>932 >それは限界速度からの数字だから、領収規格にはあわないのは確かだろうね。
>>936 >ただ、直接46センチ砲でVHを撃って得られたものかどうかは別だが、
これは君か?違ったらすまん。
だが話が違ってきていないか?路線変更?これまでも何気に微妙な変更を繰り返してきたが。
松本氏データが限界速度からの数字であると仮定しよう。つまり貫通して残留速度は0。貫通してもそこで止まる。
君の期待する大遅動信管の威力は発揮できない。0は0.1秒だろうが0.4秒だろうが0のままだ。
スプリンター防御でかなりの部分防がれてしまう。
つまり実質的被害を期待できるのはもっと薄い装甲に対してということになる。
そして「実射を繰り返して得た」から信頼出来ると主張してきた君の根拠は?
46cm砲ではないかもしれない、VHでないかもしれない。と路線を変更したのか?
さてもう一度整理しよう。
合格できなかった対水平試験条件
220mm 撃角55°
125mm 撃角70°
撃角55°とは実際の3万1千程度の撃角。
撃角70°とは実際の2万2〜3千程度の撃角。
君の主張では3万で231mm、2万で168mmの甲板装甲を貫通できるんだよな。
君の主張より有利な撃角(落角)でより薄い甲鈑を貫通できないという試験結果が何故理解できないのか。
最初は釣り師かと思ったぞ。
次に対垂直試験規格。 最初 410mm 撃角37° FMs1.28 撃角は多分3万2千位に相当。撃速は448になる。 3万での撃速が475だから、、撃角、撃速は3万想定よりやや遅く厳しい条件。 それて不合格が多く緩和された。これは確かに致し方あるまい。 君は撃速が速いと不利だというが…? 次 410mm 撃角33° FMs1.28? 撃角を緩和したがそれでも不充分で更に緩和した。 次 410mm 撃角30° FMs1.371 撃速480 撃角は2万9千位に相当。撃速は3万に相当。 これでも不充分で更に緩和。 最終 410mm 撃角30° FMs1.554 撃速544 撃角は2万9千、撃速は約1万7千に相当まで緩和。 合格率が向上してこの規格に決定したらしい。
>>940 でDe Marre式と甲鈑の方の試験規格とFM値を使用して水平装甲について少し
考えたが、今度は同じく垂直について考えよう。
410mm以上VHの試験規格は、46cm砲で撃角30°、FM1.4の条件に耐えること。
海軍製鋼技術物語
※続では36°という記述も有るが、正及び同じく続の表では30°となっている。
これは撃速471〜472であり、撃角で2万9千、撃速で3万の46cm砲の条件に合致する。
君の主張する3万での貫通力417mmというが、410mmVHはそれより少しだけ厳しい
条件に耐えることを要求されている。
つまり貫通できない。
「弾丸の甲鈑への貫徹が弾肩部より浅かったとき」
「甲鈑が割れたり破断しなかったとき」
が合格条件である。
結論
VH甲鈑の試験規格から判断し、46cm砲は距離3万で417mm甲鈑を貫通できない。
※だが実際には貫通力データというのは条件が色々であり、例えば同条件で100発撃って1発も貫通しないという意味とは別だ。
参考
ttp://www.warbirds.jp/ansq/22/B2002260.html ただデータとしては5割以上の貫通がないと信頼できないだろうが。
その意味では限界速度、残留速度0を貫通データとして採用するのは危険であると思う。
944 :
名無し三等兵 :04/05/31 01:36 ID:fCLhsO30
>>922 遠藤昭スレに先生が光臨したら訊いてみなさい。
945 :
名無し三等兵 :04/05/31 01:38 ID:eIM/lIDY
>>「合格の条件として、甲鈑を貫通しても弾腔が完全な形態であることが要求されていた。 装薬が完全に機能し得る状態であるかどうかは検査官が目視で判定していた。」 続・海軍製鋼技術物語 まずは貫通することが要求されている。 そして貫通するだけでなく弾腔が完全であることも要求される。 貫通さえしないのは論外だよね。 撃速も高い方が不利ならアメリカより高撃速の日本戦艦の主砲弾は不利だね。 そんなわけないのでは?
>>926 プレ・ジェットランドプラン艦までの巡洋戦艦の定義は国よって違う気がするが
そもそもMk6からMk7への変更を兵装の弱体と捉える時点でポカーン。 大和に対する昼間戦闘能力だけで主砲の優劣決め手もね。 対応防御でないという一点のみでは巡戦的ではあるが、 ノースカやダコタもそうだからなー。
19in砲は完成後数発の試射で壊れてしまった。後に応急修理されて試射再開となったが充分な弾数は発射していないのでは?
>>923 弱体化などしていないでしょう。
より水平弾道に近い特性による落角の為、貫徹可能となる装甲厚が、より遠距離側
に移っているだけ。
あれが弱体化なら、短砲身、短射程、重量弾の組み合わせによる特性のみが有効だ
といっているに等しいでしょう。
戦艦武蔵建造記録 牧野茂/古賀繁一・監修、アテネ書房 ってどんな本、戦艦大和設計と建造と比べて?
951 :
名無し三等兵 :04/05/31 20:21 ID:Ed5WspNa
>>942-943 この部分を読むと41cm垂直装甲を貫通できる限界値Xは
FM1.4<X≦1.554 撃速471<X≦544
だね。
>>941 他人だよ。
あの数値が正確かどうかはともかく、国や時代によって違うかも知れないけど、
ああいうときは限界速度、残留速度0を貫通データ
するんじゃないの?そもそも保証されたものじゃないと思っていたが。
あと、FM1.4で471m/sというのはVd=約336m/sでの換算だね。
まえにFMs1.554で544m/sと換算したした時のVdは続・海軍製鋼技術物語
からのもので350m/s
例えば、
Vd=336m/sで計算すると FM1.4で約471m/s、FMs1.554で約522m/sとなる。
>>952 大変失礼した。
Vd336での換算というより、同書de Marre式は貫通させる装甲の厚さから計算上の限界速度を求める。
その結果が約336。410mmのね。装甲板の領収規格だからFM1.4とは貫通「出来ない」撃速になるが。
以前のFMs1.554、撃速544mとは417mmを貫通「出来る」撃速という違いがある。共に撃角30°。
>>953 訂正
>以前のFMs1.554、撃速544mとは417mmを貫通「出来る」撃速という違いがある。共に撃角30°。
以前のFMs1.554、撃速544mとは410mmを貫通「出来る」撃速という違いがある。共に撃角30°。
当然NVNVに対する427〜429という値も貫通「出来ない」数値。
>あの数値が正確かどうかはともかく、国や時代によって違うかも知れないけど、
その通り。国や時代で違う事がある。
>ああいうときは限界速度、残留速度0を貫通データ
>するんじゃないの?そもそも保証されたものじゃないと思っていたが。
これは少し違うかな。多くの場合は半数貫通力を貫通データとして使用するようだ。
場合によっては今後書き込む事もあるかもしれないが、日本海軍の公称貫通力が限界速度ではないらしい計算結果が得られているので。
de Marre式とFM修正が正確かどうかは別の話だが、この式で導き出せるのが限界速度であることから、一部に貫通力データが限界速度であると誤解が生じているのかもしれん。
FM値を少し増加することで簡単に内部貫通の撃速を推定できるんだが。
>そもそも保証されたものじゃないと思っていたが。
そう。「保証」するもなにも垂直に対しては対敵姿勢、水平に対してはローリングとか貫通力に影響する要素は多い。
既に書いたように半数貫通力という考え方も「完全に保証」できないからこそかと思う。
>942 >最終 >410mm 撃角30° FMs1.554 >撃速544 >撃角は2万9千、撃速は約1万7千に相当まで緩和。 これは続・海軍製鋼技術物語の誤植を、そのまま計算してるね。再計算すると、 正しくは撃速523m/sくらい。射距離は2万m。
>940 NVNC200mm以上の水平甲板が遠距離で46cm砲弾に耐え得る撃速が、「試験撃速427〜429」で、 耐えられない撃速が475m/s と言うわけだな。 撃速428m/sと475m/sは、運動エネルギーで見れば1.23倍の較差で相当な差が有る。砲弾と甲板は この境目で実験されているわけだ。撃角は3.6度と僅かしか違わないから、この場合影響は少ない。
>940 >君は撃速が速いと砲弾に不利という説を推しているようだから 貫通しても弾体の損傷が大きいと、試験は不合格になるんだよ。低速でぶつかった場合に比べ、 高速でぶつかった場合の方が物体の損傷は大きくなるんだ。 砲弾は横腹からの衝撃には弱いんだ。程度問題だが、どの国の徹甲弾も全てそう。 逆に砲弾正面からの正撃には強いから、相当の高撃速でも問題はない。 >938 > 更に垂直試験に関してだけ付け加えるなら >「FMsを1.554に増加することによって救済し」 続・海軍製鋼技術物語 > これまでのやり取りからみても君は同書を所有している筈だ。合格率を高める為に撃速 >を増していく経過を理解できなかったとは思い難いが。 だから垂直甲板の話と水平甲板の話を、混同するなと何回も言ってるのに判らないんだな。 性質の異なる垂直甲板に対する事柄となると、また別の話になる。水平甲板と垂直甲板の、 試験不合格の過程も別。
>942 >その意味では限界速度、残留速度0を貫通データとして採用するのは危険であると思う。 誤差を折り込んで評価すれば済む話だよ。 砲の貫徹データとして記載されている物は、均衡撃速に於いての貫徹力。 砲弾が装甲板を貫通した後に、弾がコロっと甲板の後ろに転がっているような状態の撃速。 現実には誤差が有るから、こんな風にはならない。貫徹実験を繰り返して砲弾と装甲の 均衡撃速を求めているんだ。
ところで水平甲板と徹甲弾の話の元々は、大和の砲弾が3万m以上の遠距離で敵戦艦に命中したらどうなるか?
だった訳だが、少し話がずれてきてるな。遡ってみると、
>869 「3万想定撃角と撃速に耐えられない砲弾であることに変わりは無いんじゃない? 」
>866 「撃速が大きい ・ 大撃角」
>853 「高撃角じゃないだろ。 つまり対水平撃角は58.6°」
>847 「もっとも「主防御甲板121mmでも貫通できるか」?
>>770 と誤解してる人も居るけど
高撃角・高撃速の厳しい条件で試験してるから砲弾が破壊されてしまう訳で」
>770 「125mm70度も弾体破損で不合格でつ。(アイオワの)主防御甲板121mmでも貫通できるか微妙。というか苦しい。 」
>765 「アイオワの水平甲板最厚部は121mmしか無いから、46cm砲弾にとって弾体強度とかは、ほとんど関係ないな。
>761 「例えば
>>597 がいうアイオワの甲板219mmにしても
>>716 の例だと3万で貫通できるか微妙になってくるし、
貫通できても艦底まで達するか更に疑問も有る。 」
アイオワの121mm程度の主甲板に対し、46cm砲弾が遠距離で命中しても弾体の損傷は気にする必要は無いと言うだけの話。
元々大和の砲弾と装甲の試験が厳しいのは、敵国が大和に匹敵する砲と装甲と持つ大戦艦を繰り出してきた場合に必要になるから。
でも現実のアイオワの水平装甲最厚部は5インチ程度で長門と大差ないから、46cm砲弾の弾体強度なんか問題じゃないんだ。>597 >794
楽勝。
貼り合わせの32ミリ(資料によっては38)は無意味かな? 間があるわけではないしね。
それはスプリンター防御用だろ? 46cm弾体その物が突き抜けてきたら 手に負えないよ。
962 :
名無し三等兵 :04/06/01 21:54 ID:gyylW6aj
スプリンターはその下の16と第三の13で防ぐもんだと思っていたのだが。 貼り合わせがスプリンター用なら、ベネトは280のスプリンター防御になるのか?
米戦艦の水平防御の特徴として、主甲板で徹甲弾が爆発する事を想定してるらしい。
>>846 この爆発した破片を受け止めるんだろう。
貼り合わせは甲板の強度保持なんかでないの? またそれを含めて主装甲になると思われるのですが。 まんま153ミリのつおさとはいえんが。 スプリンター云々だけは理解できん。 上から38、121+32、16、13としか図面からは読み取れません。
>>955 こちらも再計算した。523mとなったのでそちらの計算に異論なし。
上甲板の38mmが被帽脱落又は軽爆弾用。 121+31mmは主防御甲板。 その下の16mm、13mmがスプリンタープロテクション。 という理解でよい。
>>959 3万じゃ楽勝じゃないぞ。砲弾の強度も問題が有るが、NVNC自体の領収試験でも200mmを貫通できないことになる。
3.6°の傾斜は大体6〜7%位の厚みに相当するから、撃速40とどちらが有利になるか微妙な数字だけどね。
結局3万231mmも410mmも実射を繰り返して求めた値じゃないことは確実視されてきたし、水平貫通力は実力190mm位にしかならん。
38mm上甲板を抜いた後152mm防御甲板に激突。その下に29mm下甲板がある。
実力190mmの貫通力だと微妙だよ。MNCの撃速比劣勢も考えると更にね。
弾体強度にしても、お前のいう40とか60とかの撃速アップで自壊する砲弾だと2万台前半で皆自壊しちまうよ。
そういえば3万弱までは撃速は低下して来るんだが、そこから先は逆にアップするな。
じゃ、それで91式がどの距離でアイオワの艦底で炸裂するかだな? それも1/4の確率でな。
そりぢゃ 果たして、30000で当たるか? に進もうか。
多分18.1in砲でアイオワの主防御甲板をかなりの確率で貫通させるには3万2千くらいの距離は必要。 3万では微妙。 艦底までいかせるのなら3万4〜5千位か。 だがMK7も3万2千で215mm、3万6千強で286mm、3万9千弱で357mmの垂直貫通力がある。 大和は3万以上でちんたら戦うより3万以内で殴り有った方が効率がいいかも。 大和は有利だが引き分けでは割に合わないんだ。 ※MK6だと3万2千で268mm、2万7千で194mm。
そうだよなあ。 40m/Sとか60m/Sって撃速でいうと5〜10%位の違いにしかならないし、それ位で駄目になる徹甲弾はやだなあ。 そもそも撃速いくつで弾体破壊になるか教えてほしいよ。
そもそも戦争最終期採用の米徹甲弾は55度まで貫入可能。 九一式は18.1inで30°従来型で20°。 以前は測定基準の違いかと思っていたが、最近は砲弾の構造が違うからだと気付いた。 楽勝だとか問題ないとか強度がどうとかいうのならデータで示してよ。 大和を応援するんならきちんとやってくれ。大和派が皆同じだと思われると迷惑する。
次スレは合流にしようよ。 このスレも最後は良スレ化したけど戦艦スレは一つでいい。
水雷防御はおろそかですかNa?
>>972 55度?
米徹甲弾は試験で14in弾使って13.5in装甲を49度で撃ったらしいが。