自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第19章
自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた 第19章
ハイテク兵器 vs 剣と魔法だ。しかし、何でも良い訳では無い!
縛りは入れて置くぞ。スレタイを見てくれ。出したい兵器が存在する
なら、スレ住人の納得出来る理屈を捏ねよ。要は熱意と知識次第だな。
・sage厳守だ。最早行く所が無い。軍板の温情に感謝する事、この上無し。
・書きこむ前にリロードだ。まあ、マナーだな。…スマン。常習者だ。
・SS作者は投下前と投下後に開始・終了宣言を。話に花咲く事が有る。
・SS投下中の発言は控える。野暮は少なめにな? ウム。…不粋は止そう。
・支援は15レスに1回だ。
・嵐は徹底放置だ。反論は許さん。…スレ住人がな。
・以上を守らないものはぬるぽと見做し、鉄槌による制裁が下される。
・品性に欠けるレスはなるべく付けるべからず。不快な思いは互いにしたくは無かろう?
前スレ
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/army/1078588258/
暫定ガイドライン
1.「自衛隊がファンタジー世界に」とあるように、あくまで「現代日本」が主に関わる話であること。
2.現代日本というからには、自衛隊の組織・装備はあくまで現用もしくは近未来的に配備が予想されるものに限る。
3.核兵器などの日本が配備するにはナンセンスなものは極力避ける。
4.あくまで「ファンタジー世界」の話であり、F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来る。
ただし、「超兵器・超魔法まんせー」な話にならぬよう気をつける。また、無敵キャラは作らないことが望ましい。
5.ファンタジー側の人間もきちんと描写する方が好ましい。自衛官主観という演出などであえて描写しないのはこの限りで無い。
6、戦術、戦略としてありえないものを避ける。たとえば人間の徒歩部隊が一日に100kmすすむとか
7.萌え・色気はあくまで表現手段であり、目的ではない。
安易に狙ったり、しつこく要求するのは本来板違いであり、自粛すべき。
8.嵐は徹底放置。嵐認定を受けた後に、かまった者も同罪とする。
9.SS作者は、抽出がしやすいようにトリップ装着を推奨。
10.感想書き込む人も節度や口調を考えるべし。作品が気に食わないなら透明あぼーんだ!
3 :
名無し三等兵:04/03/15 20:56 ID:1uu3p/Ft
4 :
名無し三等兵:04/03/15 20:57 ID:1uu3p/Ft
■今までこのスレで討議された議題
・ファンタジー世界の市場規模についての考察
・褌エルフとTバックドワーフ、見たくないのはどっち?
・食料輸入を経たれた日本は自活できるか
・メイドさんの服は黒と青のどちらが望ましいか
・麻薬による世界支配は許されるか
・江戸時代とファンタジー世界の類似性について
・中世城郭入門
・エルフの着衣はどこまで許されるか
・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について
・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか
・F世界での日本経済再生と交易について
・二大料理カレーとラーメン、新たなる勢力の台頭はあるのか。
・ドラゴン・・・契約方法と空軍戦力としての有効性を考える
・生首砲台の進歩と改良についての一考察
・自衛隊的ダンジョン攻略法
・対人地雷と魔法の罠。
・その世界を司るもの:科学・魔法・宗教
・資源・エネルギー問題。在日外国人の処置について。
軍板住人の皆様方の御寛恕の程をお願いしたい。
年齢層の高年齢化が進む中、若人の育成に多少なりとも貢献したく思い、
次スレを立てるに至りました。スレ違い等、至らぬ点も多々御座いますが
何卒、お許し願いたい。明日の日本のために!
GJ!
まあ、前スレの自由闊達な雰囲気も捨て難いが、新規住人のために一言。
…軍板へようこそ。スレの住人や板の住人の逆鱗に触れるような発言があると、怖い。
まあ、まずはレスを試しに付けて見よう。『懇切・丁寧・慈愛心』を以て、厳しく、
そして優しく、君を指導してくれる事だろう。軍板住人として。では、幸運を祈る!
厳しいレスに優しさを見出せない奴は素人。
小官乙!!
>7
チキショウ!!為になるじゃねえか!!!
みんなもこれを読んでSSを投下しようぜ!!!
>>7 何も『小説』と言うような仰々しいモノでは無いだろうよ(苦笑)
小官は楽しいから書いているのだから。…人様に見せて恥ずかしく
無いモノを書けと云う忠告を、小官は真摯に受け止めよう。有難う。
小官 ◆qG4oodN0QY 氏
スレたて、乙です。
しかしながら、後1つでスレが20に到達ですか(w
テンプレに歴史を感じるな・・・
スレ主も感無量だろう・・・
肝心の『軍板らしく』だが、正直に言えば『形』は無い。自然と『合わぬ』ものは淘汰されて行く。
次は小官の番か…? と恐る恐るレスを付けていたりする。まずは書き込む。それが基本だ。
ただし! 書き込む前に気を付けよう。…そのレスは人前で喋っても恥ずかしく無い発言かどうか、な?
さあ、云いたい事は云い終えた。うむ。前スレの自由な雰囲気を残しつつ、
『大人の』雰囲気が漂うムードで語り合ってくれると小官は嬉しい。未成年の
住人も、臆する事無くどんどん書き込んで、あらゆる知識を体得してくれ給え。
ググるのも良いが、書物や伝聞からの知識も大事だ。メディアリテラシーを
身に付けよ! 忘れるな。『綺麗は汚い・汚いは綺麗』だ。物事を多面的に捉えよ。
完全に正しい事など、現実世界には無いのだからね。
18 :
S・F#:04/03/15 21:33 ID:???
乙であります!・・・とだけ言うのも何か芸がないので
前スレのネタにちょっとだけアホなつっこみ。「服はどうした?」は定番
過ぎるので「服に毛が付かない?」と聞いてみる。
・・・犬の毛ってベタベタするよね。後上のはまた失敗。
この世の中で最も悪いことの一つは、同じ過ちを繰り返すことだ!
;y=━( ゚д゚)・・∵ターン
厳しいチェックがこのスレの名物であると小官はひしひしと感ずる春である。
まあ、馴れ合いは好かんだろうし。脇が甘けりゃ死ぬのは自分。覚悟して置こう。
自分は既にある種の戦場に立っているのだと。ま、出入りは自由だと小官は思うが。
服が毛になる!?
毛が服になる?
即死予防だ。言いたい事いっとけ。
悩む事は無いな。上だけ脱いで置けば良い。下さえ穿いていれば問題無し。
若い雌性体の場合はさぞ目のやり場に困る事に為ろう。獣化が解けた後にな?
だが、問題が一つ有る。獣化が随意なのか不随意なのかだ。春はさぞ五月蠅くなるだろうよ。
と、このように直接表現を避け、暗喩してくれる事を願う。
他にもモニターの向こうでクスリ、と笑えるウイットに富んだ表現を
考えてくれると小官は嬉しい。野暮は控えめに。
…正直に言えば、向こうの方が遥かに住みやすい筈だ。だが、縛りがある方が、
小官、モチベーションが上がる性質だ。やってやれない事は無い! …はずだ。
怒涛の展開とスレ立てに…疲れた。暫く休むよ…。また来る。一人相撲は空しいだけだ。
仮にビッグX論法だと仮定すると、毛が皮膚に戻るのか抜け毛になるのかで
大分違ってきたりしますね。
獣化した後は水場とかで絶対に嫌われるだろうなあ。あと洗濯してる奥さん
とかが「あんた!まーた服こんなにしてきて!このスカタン!」
こんなこと言いながらズボンやシャツの毛を・・・
まあ知らないお姉ちゃんの毛を誤魔化しやすいという利点はあるが。
28 :
7:04/03/15 22:15 ID:???
>>13 あなたが軍事に対してこだわりを持つように、自分にも小説に対しての思い入れがあるのですよ。
作品中の地の文で「萌え」とか「かわいい」とか書いている物があるが、それを判断するのは読み手であって、書き手に決められることではない。
目の前に裸の女性がいたとして、それを「劣情を催すもの」と判断するのはその個人の資質に由来するものであり、皆がそうではない。
そのへんの感覚は理解されているかと思いますが、最近の規制や児ポ法などのように、あいまいな基準は不条理を感じさせるだけです。
今月のヤングキングアワーズ4月号のコミックマスターJなど、参考になるかと思います。
小官殿
スレ立て乙です!
魔術師?>28
取りあえず小官1000おめ。
が・・・・がくり_| ̄|○
千鳥争奪戦に敗れた!
小官 ◆qG4oodN0QY 殿!!
次は負けませんぞ!?
新スレ早々変なのが湧いてるな…
ようし!今回も俺は千合戦敗残兵だな!逝ってくる!続く者は・・・いないか。
首吊り、略してくり!(AA略
前スレは小官に始まり、小官中心で進み、小官で終わった・・・
まさに小官の為に有ったと言っても過言ではないスレだった。
−完−
また、1000を獲ったか…。故意では無いがね。
>>28、…スレ住人が判断する事だ。淘汰されるだろうよ。
あとな、漫画を例に出されても…まあ良い。貴君の信条に任せよう。
>>34 >小官中心で進み
( ´,_ゝ`)プッ
ラノベ厨がなんかほざいてるよ
>>30うーん、トリップ付けるって言ってたし、言ってることには正論もある。
まああの人であれば・・・頑張れ。識別はちゃんとできるようにしないと
背中からの弾にぶち抜かれるぜ?
942必死だな
小官、別にヘゲモニーを取りたい訳では無いぞ? 悪目立ちが過ぎるのだろうよ。
大体トリップにしろ、不快な者が透明アボーンし易いように付けているだけだ。
そんなものが欲しければ何時でも取るが良い。小官在野根性だけは旺盛だからな?
小官さんまずはスレ立て乙です。
つーわけで祝砲発射用意!
発射は2233!
18回目の投稿。輸送戦記?
64
「出撃が決定されました」
「いつです?」
「3日後です」
「そりゃ早過ぎませんか?」
夜の闇の中、男が2人小声で話し合っている。僕とマイヤーさんだ。
「実は私も前線への補給活動担当になると内示されました」
「ああ、あなたもですか」
「で、我らが姫はどうなるのです?」
「観戦武官としてそちらに預けるよう工作したのですが…実戦部隊に配属される事に」
そう言ってマイヤーさんは溜息をついた。
「我が身の非力さを痛感しました。もっとも、配属先は実戦部隊と言っても貴族の子弟で構成された
お飾りな部隊なので安心と言えば安心なのですが…」
「何か不安があるのですか?マイヤーさん。教えてください」
「指揮官が問題です」
確かに。指揮官がボンクラでは役に立たない。
「守殿、マルス伯爵家の三男のアスという男について何か評判は聞いていますか?」
っていつぞやの騎士レンジャー赤かよ。
「ボンクラで怠け者なのですか?」
「いいえ。ボンクラで働き者なのです」
僕ととマイヤーさんは同時に溜息をついた。よりによってアイツかよ。あいつの下でクラウスちゃん
がどう扱われるのか…最悪だ。しかも無能な働き者。銃殺してしまえ。畜生。
65
「マイヤーさん。クラウスちゃんはここで大きく成長しました。肉体的にも精神的にも。毎日訓練を
続け、旨くて栄養のあるものを食べ、自衛官の皆さんから生き残る為の方法を一対一で学びました。
加えて皆の人気者にもなりました。生き残る確率は倍増していますよ」
「ええ、毎回お嬢様にお会いする度にお嬢様が良い方向に変わっていくのが分かりました…ううっ」
僕は泣き出したマイヤーさんの手をしっかり握り、眼をしっかり見て、そして言い切った。
「クラウスちゃんは大丈夫です。僕の目が届く範囲では必ず守ります。それに、クラウスちゃんが危
険な状況にある事を他の皆にも伝えます。人気者のクラウスちゃんを見捨てるような奴はいません」
それを聞いてマイヤーさんは安心したらしい。
「守殿、お嬢様をよろしくお願いいたします。私も前線に出ることになりましたが、お嬢様とは引き
離され、監視と思われる者がつく事になりました」
「…アスの野郎の差し金ですね」
「恐らく」
思わず僕は天をあおいでしまった。
「ですが守殿。なんとかお嬢様の下に1人だけこちらの手の者を潜り込ませる事に成功しました。お
嬢様との連絡はその者を通じて…」
「なるほど。ところでマイヤーさん合言葉を決めておいたほうがいいですね」
「確かに。偽者に惑わされる可能性があります」
「それでは日本の古い伝統に従って、『山』『川』…といきたいのですが、これは有名ですので『サ
ンダー』『フラッシュ』とゆー事で」
「心得ました」
そうしてマイヤーさんと僕は時間をおいて別々に立ち去った。アスの手の者がいるかもしれないし、
これは密談だ。小細工はしておいた方がいい。
僕ととマイヤーさんは同時に溜息をついた。よりによってアイツかよ。あいつの下でクラウスちゃん
66
「…とゆー訳でクラウスちゃんが最前線に投入される事になりました」
そう言った瞬間に罵声が山ほど飛んできた。
ここは基地内の談話室。
僕の目の前にいるのは『クラウスちゃん親衛隊』の幹部連中だ。半分が僕と同じ民間人だが、後の半
分は自衛隊の隊員だ。自衛隊の方は…整備班長や一尉までいるぞヲイ。
「残念ながら直接の指揮権は自衛隊には無い。よってこちらからのコントロールは難しい」
三尉が困った顔をしながら答えた。
「なんでんな事に?一元化した方が有利である事は明白なのに」
民間人から質問が来た。
「政治的理由だ。いわゆる『王国の独自性』を保つように要請があった。つまりは面子を立てなきゃ
いけないからだ。もしこれを無視すると、王権に悪影響が出るかららしい」
この場では最上級の一尉が嫌そうな顔をして答えた。
皆から溜息が出た。
「結局、それぞれができる範囲でクラウスちゃんを守る&アスへの牽制を行うのが最善?」
これは僕だ。こんな玉虫色の決断なんて嫌だけど。
「それしかないが…補給や連絡などでかなりの数の隊員がいるから問題ないかも。それぞれのツテで
も何でもいいから使い、話を通せばかなりイケるかも」
玉虫色のようだけど、一尉の発言からするとけっこういいのかも。
「ウチは手の届く範囲で造り上げた『クラウスちゃん専用防護服整備班スペシャル仕様Ver.1.2』を
進呈してある。アレならば普通の鎧より安全だ。それに実は黙っていたが姐御たちに頼んで初歩的な
対魔法処理も施してある」
整備班長…そんな機能までつけてたんですか。
整備班長の発言をきっかけに意見が飛び交い、議論が始まった。
67
2時間後。
それぞれが誰にどう話を通すのかの打ち合わせが終了した。
その中で特筆すべきなのは…
『僕が最前線はりつけ』
になる事だったりする。
クラウスちゃんが信頼を寄せている人間で、マイヤーさんとも面識があって、なおかつ裏切らず、ク
ラウスちゃんを守ろうと考えている人間を近くに置いておく事になり、結局僕になった。
最前線に置くのは危険との意見があったが、魔法で強化がされているので普通の連中よりは大丈夫と
の意見が出た。さらには本当の弓矢が飛んでくる最前線には置かない『ようにする』事で決着した。
その『ようにする』つーのが恐ろしい。
そうして議論が終わった後、それぞれ準備をしたり、根回しをする為に散っていった。
…と思ったら整備班長が残っていた。
「草壁よぉ。お前にも防護服を作ってやるよ」
「え?い、いいですよ。整備の仕事でてんてこまいなんでしょ」
事実、整備班は徹夜が多くなっている。
「ああ、それなら問題無い。員数つけてきた奴にいくつか細工を施すだけだ」
「で、でも」
「なぁ草壁よ、嬢ちゃんが助かっても、お前さんが死んじまっては嬢ちゃんは悲しむぞ」
「そりゃそうですが。でも最前線には出ないわけですし」
「ナニ、保険だ保険。それにだ、年上と上官の好意は素直に受け取っておくもんだ。返事!」
「Sir Yes Sir!ありがとうございます」
そうして戦闘が近い夜はふけていった。
祝砲は撃ち終わりました。
何か意見がありましたらお聞かせください。
すいません。
>>42の最後の1行はこちらの編集ミスです。
…漢達のさりげない優しさに、感服した。
…押し付けがましいが、真に相手を思い遣る心。
ふと、過去を思い出してしまった。お疲れ様。
ふーむ、草壁にも新装備ですか。一体どんな感じになるんでしょうか・・・
物質との相性なんかがあるでしょうし、自衛隊服に魔法等は効くんでしょうか?
それとも千人針みたいに祈りを込めて何かの刺繍をするとか。
・・・ドワーフの群とかだったら凄いなあ。
ところでB-52の小説はまだでしょうか?
B−52は書けないけれど、全然関係ないコネタなら・・・
プロイエクト・X 異世界編〜
帝国と日本国の戦争は集結した。日本国は勝利を収めたが、これから平和と
繁栄によって国民を養っていくという大仕事が待っていた。戦争も大変だが、
こちらもまた大変なことである。
いや、戦後のある時期における日本国の状況は、ある意味で下手な戦場よりも
余程悲惨であった。焦土作戦を展開したわけでも、報復攻撃で國が吹っ飛んだ
わけでもないが。
良く日本の商船隊は血管に例えられる。そこが締め上げられれば
日本国は国土のみで生存能力を維持できない海洋国だからだ。
そして悲惨な状況とは、この海洋で起こっていたのだった。
>>50芳一ですか。耳に気を回しすぎるあまり、頭剃るのを忘れたら
頭がえらいことに・・・もしくはスキンヘッドにするとか?
「草壁・・・その頭どうした?」
「ちょっとした事情がありまして」(まさか芳一とは言えない・・・)
>Call50氏スマソ、ネタに使ってしまいました。
>>49 ためしに書いてみたよ。
なお、これは輸送戦記とは関係ありませんから。
あとはスペックなどは適当なので文句はナシって事で。
S・F ◆Pf7jLusqrY さん
爆笑。そーゆーオチもありだったか。もっとやってもいいですよ。
それでは投下
B-52Hの群れが編隊を組んで飛行している。
敵は帝國。
目標は帝國首都。
攻撃理由は、福岡が戦略級大規模儀式魔法で灰燼と化した。その報復だ。
本来ならば長距離対地ミサイルで攻撃すべきなのだが、弾があまりない事とこの世界ではオーバースペ
ックであるとの理由から、全機通常爆弾やクラスター爆弾になっている。
本来、日本政府は自衛隊のみによる攻撃をしたがったが…
1.戦術航空機だけなので大規模爆撃はできない。
2.ちょうど北○鮮絡みで沖縄にB-52部隊がまるごといた。
3.在日米軍のNo.2とNo.3が所要で福岡にいた為に戦死。その報復。
4.金がない代わりに血を流す。
といった理由で米軍も参加する事になった。
「爆撃先導機の航空自衛隊F-2より入電『標識弾の投下完了』『目標上空は快晴』『迎撃機は存在せず
』だそうです」
「任務中止命令は?」
「ありません」
「全機に告げる。我々はこれより帝國首都への爆撃を敢行する。これだけの規模の爆撃は、燃料などの
関係から最初で最後であると思われる。総員、全力を尽くせ」
「全機より応答信号を受信」
「爆撃目標を確認する。帝國皇帝がいる城を含めた首都全域。皇帝本人は不在なのは残念だがしかたが
ない。全て吹き飛ばせ。ただし、指定を受けた機は上流のダム攻撃と、郊外に集結している帝國軍主力
に向かう事」
B-52Hがグループごとに散開していく。
「機長。連中にとっては神話級の攻撃になりますね」
「ああ。だがもっとひどくなる可能性があった。核を使えという意見があったらしいが、さすがに拒否
された。」
「核、ですか。」
「まあどちらにしても彼らは思い知るわけだ。戦略級の攻撃が自分たちの専売特許ではない事を。その
戦略級攻撃の威力を。そして…日本政府、いや日本人の方向性を変えてしまった事を」
「昔、日本の巨大掲示板でこういう意見があると聞きました。『日本人は極端から極端に走る』と」
「まったくだ。日本政府はこの後、攻撃には報復の刃を振り下ろす事をためらわないだろう」
「しっぺ返しですね。ただしその『しっぺ』が戦略爆撃機ですか」
「食らった方は思い知るだろう。少なくとも今後は日本本土への直接攻撃は控えるし、防衛用に物資
が裂かれるから前線はラクになる。それに…」
「それに?」
「地獄に人が多くなれば先に行った連中が淋しがらなくてすむじゃないか。無論、俺たちも後に続く
かもしれないが」
それを聞いた副操縦士は凍りついた。無理も無い。機長のセリフは悪魔の宣告のようだった。
眼下に帝國首都が見える。50年以上前の先輩たちはどう思って爆弾を投下したのだろうか。
爆弾倉を開いた。
おお、神よ。願わくば彼らの苦しみが短くあらん事を。そして…我々を救いたまえ。
帝國首都とその近辺に降り注いだ爆弾は1500トンだった。
投下終了
Call50氏乙でした。
本当に面白かったです。
俺は最初、「日本にB-52?(゚Д゚)ハァ? 」と思ってたのですが、
Call50氏の作品を読んだらそんな物は吹っ飛んじゃいました。
私は自己暗示をかけて、やっと殺人者になれた。
いわば、リモートコントロールだった。
私達がやったことといえば、ボタンを押しただけ。
私は自分が殺した相手は誰一人見ていない。
自分がつけた火は見てもだ。
――アメリカ爆撃機搭乗員の回想より
キターーーーーーーー(゚Д゚)
カンシャ、カンシャ、面白かったです。
今度は爆撃にさらされる敵の方の描写を読んでみたいです。
自衛隊の方の話はありますがその逆はなかなかないじゃないですか。
国亡き軍 殿
そろそろあなた様のB-52の小説も読みたいものです。
お早い完成を待っています。
三日月が綺麗な夜だ。
屋根裏にいる僕は暗視ゴーグルを脱いで一息ついた。
「静かになったな……」
死体の散乱する庭内を眺め、誰にいうでもなく呟く。
皆疲労が溜まってきたのか、誰も応える者はいない。
現在、館で生き残っているのは義勇兵二十名とメイド志願兵四十名。
昼、騎馬隊の侵入に戦局が一変した。
白兵戦に持ち込まれてはこちらに勝ち目などないんだ。ラストサムライが嘘映画ではないと初めて知った。
激戦の末、向こうもかなりの損害を被ったはずだが、まだ戦闘能力は十分にある。
敵がまだ千五百人くらいは戦力があるのに対して、こっちは壊滅寸前だ。
篭城したからには時間は稼げるだろうが、援軍が来る様子もない。
あのドラゴンゾンビがまたやってきたら……、とマイナスの要因ばかりが脳裏をよぎる。
「ここを頼む」
「あ……は、はいっ!」
ライフルを抱いたまま眠りそうになっていたメイド兵に歩哨の交代を命令し、
僕は屋根裏部屋から降りた。
真っ暗な廊下を手探りで進み、微かに明りの漏れるドアを開ける。
領主の部屋だ。
室内には無線担当に前島、そしてベッドに寝かされたリオミア、看病にあたっている笠間の姿があった。
「あ、三尉……」
前島がうつらうつらとしていた顔を上げて僕を仰ぎ見た。
僕は無言で頷き、リオミアのベッドに移動する。
笠間がベッドに上半身をあずけて寝息を立てていた。
リオミアも、昼に比べてかなりよくなったようだ。呼吸も安定して眠っている。
それに安心した僕はテーブルの椅子に腰掛ける。
「状況は?」
彼女らを起こさないように小声で前島に尋ねる。
「国会で予算関係でもめてますよ。
戦死者は増える一方なんで補償金だけでも莫大な金額になるし、
弾薬も燃料も不足してますし何よりお金も国民の協力もないから八方塞がり。
その上俺っちの同期で脱柵する隊員が多すぎて、
ノイローゼになった陸曹が脱柵しようとした若い陸士を撃って大怪我させたってラジオでも言ってました。
2ちゃんねるの軍事板と自衛隊板でクソスレと厨房が大量発生してますね、多分」
前島は冗談で言っているのだろうが、笑う気にはなれなかった。
撃った陸曹の気持ちも、逃げようとした陸士の気持ちも分かるからだ。
どっちも悪いし、どっちも悪くない。ただ、互いに自衛隊員であり、そして人間だったという単純な悲劇だ。
誰だって、死にたくなんかないもんな。
「あの……」
「ん?」
黙っていると、前島が遠慮がちに僕に声をかけてきた。
「ちょっとここ頼めますか?」
「なんか用でも?」
「ええ、ちょっとトイレに」
「分かった、行ってこい」
「すんません」
こいつにしては珍しくきちんとした態度で出て行く。
いったいどうしたんだろうか?
僕は無線機のヘッドホンを手に取りながら、少しだけ心にひっかかっていた。
「ミルシェ……! いるかい?」
前島はこっそりと物置部屋の奥に声をかけた。
こそり、と何かが動く音がして、微かにあの音が聞こえる。
ちりん……
前島は微笑むと、くすねてきた食べ物を雑嚢から取り出す。
「今日、大丈夫だったかい? 怖くなかった?」
ふるふる……
少女はパンを小さな口でかじりながら首を振る。
「そっか、良かった」
前島はそっと彼女の横に座り、ヘルメットを脱いで床に置く。
彼女がもそもそと食べるのを暗闇の中で聞きつつ、ややあって躊躇いがちに口を開いた。
「ミルシェ。兄ちゃん、ミルシェに謝らなくちゃいけないんだ」
少女が食べるのを止めて隣の若者の顔を見上げる。
どうして? と尋ねるように。
その無垢な少女の視線に耐えかねたかのように、
前島は今まで見せたことのない悲しげな表情で語り始めた。
「兄ちゃんな、多分、ミルシェと一緒にここから出ることはできないと思う」
少女の顔が凍りつく。
きゅっと迷彩服の袖を握り、力いっぱいに首を振って拒否の意志を表す。
前島はその手を優しく握ってやると、涙を浮かべる少女を真っ直ぐに見詰める。
「ミルシェ、よく聞くんだ。多分、明日か明後日あたりが最後になると思う。
どんなことがあってもここから出ちゃダメだ。静かになって、回りに人の気配がなくなったらこっそりこの館から出るんだ。
もし敵に捕まっても、無理矢理館に閉じ込められていたって言うんだ。
そうすれば少なくとも命だけは……」
とうとう涙を流して前島の胸を力の限りに叩き始めるミルシェ。
前島はそっと、その小さな身体を抱きしめてやった。
「佐久間さん。ここにいたんですねぇ」
衣緒は相変わらずの気の抜けた笑顔を浮かべたまま、
玄関前の大階段踊り場に構築されたバリケードで、
銃を抱いて座っている佐久間の元にえっちらほっちらとした足取りで近づいた。
暗闇の中で、ジロリと彼の視線が彼女を捉える。
「何しにきた? こんなところをウロチョロされたら邪魔だ」
小声だが重い声質に、衣緒は思わず身を堅くした。
「あ、あの。佐久間さん、今日ずっと水も食べ物もとってないみたいだったんで……」
彼女は背負っていた自分のリュックを手に取り、中からカンヅメをいくつか取り出す。
彼女らしい、桃缶やフルーツポンチ缶など食べやすく栄養価が高く、なにより可愛らしいものばかりだ。
「一日くらい食わなくても死にはせん」
一瞥しただけでぶっきらぼうに言い返し、彼は彼女から視線を外して玄関を睨む。
敵の死体が二、三人ほど転がっている。
「で、でも……」
「笠間」
「えっ? はいなんでしょう?」
佐久間は腰から何かを取り出すと、彼女に押し付けるように渡した。
彼女が慌てて渡された物がなんなのかを確認する。
「え、えええ!?」
それがトカレフであることに気付いた衣緒は、思わずそれを落っことしそうになる。
「護身用だ。撃つときは腹を狙え。一番当たりやすいし高確率で殺せる」
「わ、私鉄砲なんて撃ったことないですぅ!」
「撃ったことがある、ないの問題じゃない。撃たなきゃ貴様が死ぬだけだ」
「あぅ……」
泣きそうな顔になって手の中の拳銃に視線を落とす。
しかし佐久間は我関せずといわんばかりにそっぽを向いて歩哨任務に専念した。
どれくらい時間が経っただろうか、衣緒はぽつりと呟いた。
「佐久間さん……私のお父さんのこと、嫌いですか?」
佐久間は黙ったままだが彼女の言葉に反応する。
「……ここだけの話、自衛官でアイツを好きだという者はいない。
例えいたとしても、そいつは実戦を経験したことのない者だ」
ややあって、彼はそう答えた。
衣緒はふっと笑った。
佐久間はその笑みの意味が分からなかったのか、視線を彼女に泳がせた。
「昔なら、お父さんの言っていることが正しいって、私言えたんです……『平和に勝る政治はない』って……」
珍しく笑顔の失せた彼女の顔に何の反応も見せず、佐久間は黙ったままだった。
「でも……『平和』ってなんなんです?
この世界じゃ、どんなに話し合いで解決しようとしてもうまくいかなくって……
お父さんはそれを自衛隊を出してお脅してるからだって……」
佐久間はくっくと喉の奥で笑った。
気付いた衣緒が黙ったので、彼は皮肉げに語った。
「話合いで解決するには、
飢えていない者同士か、価値観のある程度同じ者同士でないと不可能だ。
明日食べる物がない人間に愛を説いたところで、何の意味がある?
相手を同じ人間だと考えていない人間に対等な立場を説明して、何の意味がある?」
「そんなことっ…!」
「じゃあ貴様、今のこの状況下で『話し合い』で解決してみろ」
「………」
再び黙る衣緒。
「うっ……っく…」
俯いて黙っていたかと思うと、彼女は肩を震わせていた。
それが嗚咽だと佐久間が気付くのに、そう時間はかからなかった。
「薄々分かってたんです……私は甘ちゃんで、お父さんは自分の都合で平和を叫んでいるのを……
でも、学校でもテレビでも、『平和』って言葉を信じないといけないって……」
彼女自身、どう伝えればよいのか分からないのか、理路整然とはいかない。
涙と鼻水で、彼女の顔は酷い有様だった。
そこに、白いタオルが差し出された。
驚いて顔を上げると、佐久間が無表情に手を差し伸べている。
「日本はそういう国なんだ、気付くのが遅かっただけだ。
皆が言っていることを正しいと思わなければいけない、仲間外れになりたくない。
大多数の言う『正義』に埋もれていれば安全だ、正しいはずだ。
そんなガキじみた習性で成り立ってんだ。今も、六十年前の戦争の時もな」
「うううぅ……うう……」
泣き崩れる衣緒を、冷ややかながら、どこか哀れんだ目で彼は見つめていた。
かつての自分も、自衛隊が国民のために戦い、それを国民も信じてくれるはずだと純粋に信じていた。
結果は、いうもまでもない。
もしかしたら、彼女がわざわざ自分の所へやってきたのも、
彼女も自分と同じ思いをしたことがある人間だからなのかもしれないと、彼はなんとなしに考えた。
「ぐす……クシュっ!」
くしゃみをする衣緒に、彼は偽装と保温用に持ってきていた迷彩柄のポンチョを彼女に渡してやった。
彼女は差し出されたポンチョと彼の顔を交互に見つめ、ややあって微笑みを浮かべて受け取った。
もそもそとポンチョを羽織る彼女に一瞥もくれず、佐久間は銃を持ち直し、誰もいない玄関を再び睨んだ。
衣緒が鼻をかんでいる音が一際静寂の館に響き渡る。
ジロリと佐久間に睨まれた衣緒は蛇に睨まれたカエルのように硬直した。
そんな彼女を見て、佐久間はふっと口元を緩めた。
「あっ……」
衣緒が驚いたように目を丸くする。
彼が笑ったところを、始めて見たからだった。
「……!」
闇を睨んでいた佐久間の目が細まる。
傍らに置いていた暗視ゴーグルを手繰り寄せ、スイッチを入れて覗く。
「佐久間さん……ごはん、食べてくださいよ。せっかく持ってきたんですよ」
落ち着いた衣緒が優しい口調で促す。
しかし、佐久間は聞こえていないかのように微動だにしない。
衣緒は自分が避けられているのだと判断したのか、寂しそうな表情になってその場から立ち去ろうとポンチョを脱ぎ、
佐久間の側まで持っていく。
と、突然佐久間は近くに来た衣緒を力任せに押し倒した。
「きゃあっ!?」
思いもよらない事態に、彼女は短い悲鳴を上げる。
「さ、佐久間さんダメです! こんなことを私にしたって……」
「怪我したくなかったら黙ってろ!」
佐久間は暴れる彼女の手足を封じて彼女に覆いかぶさる。
「だ、誰か……」
衣緒が助けを呼ぼうと叫びかけたときだった。
月明りが微かに入り込んでいる玄関の上のステンドグラスに、黒い影が差したかと思うと、
次の瞬間粉々に割れて二人に降り注いできた。
直後、先刻の黒い影の正体が明らかになる。
「あ…ああ…」
そのあまりにも禍々しい姿に言葉も出ない衣緒。
「カミカゼかますとはやってくれるな……」
降りかかったガラスを振り払いながら、佐久間は忌々しげに呟いた。
オオオオオォン…
相変わらず不気味な遠吠えが衣緒の心臓を鷲掴みにする。
その彼らを濁った瞳で睨みつけ、ドラゴンゾンビは大顎を開いた。
息を吸い込んだところをみると、死の吐息をためているようだ。
「いちいちうるさい奴だ……」
佐久間は咄嗟に雑嚢をまさぐると中から拳銃のような形のものを取り出した。
彼はそれを目前のドラゴンめがけて躊躇なく発射した。
しかし、発射された弾丸はドラゴンの額を兆弾し、明後日の方向へ弾け飛んで行ってしまった。
軽い脳震盪でも起こしたのか、ドラゴンは一瞬だけ怯む。だが、ダメージらしいものはほとんど見受けられなかった。
衣緒は佐久間の攻撃が失敗に終わったことを悟り、自分の運命を予想した。
が
「よし、目をつむれ!」
「えっ!?」
次の瞬間、佐久間は衣緒の目を手で覆った。
それとほぼ同時に、弾かれて天井に突き刺さった弾丸……照明弾が炸裂した。
本来なら空高くに打ち上げられて炸裂するはずの照明弾の明るさをもろに直視してしまったドラゴンゾンビーは、
その明るさにまるで身を焼かれたかのように甲高い悲鳴を上げて仰け反った。
「ビンゴ……」
佐久間は不適に笑った。
この暗視ゴーグルなしではほとんど周囲の状況が分からぬ暗闇で行動していたのであれば、
向こうは相当に知覚を研ぎ澄ませているはずだ。
それを逆手に取る戦術は、対ゲリラ訓練で佐久間は教官から聞きかじったことがあった。
今あのバケモノは、視覚を白一色に奪われているはずだ。これで少しは時間が稼げる。
「行くぞ! 腰抜かしてる場合か!」
呆然とする衣緒を引っ張り上げ、佐久間は階段を駆け上った。
館のあちこちから銃声が聞こえてきた。おそらく大規模な夜襲だ。
敵は本気でここを落とさなければヤバくなってきたようだ。
ううーん……話を飽きないように繋げるのは難しいもんです。
おやすみなさい…ぐぅ。
乙ですが、メイドとか出てくるとそれだけで萎えるなぁ…
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
乙でした。続きを正座して待ちますぞ!
77 :
74:04/03/16 03:25 ID:???
まあ、俺も個人的な意見ですので…
「元1だおー」氏のは過度の萌えじゃないけど、
「萌えメイド」「萌えエルフ」とかには激しい拒否反応が…
78 :
74:04/03/16 03:27 ID:???
×まあ、俺も個人的な意見ですので…
○まあ、俺の個人的な意見ですので…
正直スマンかった…_| ̄|○
80 :
74:04/03/16 03:29 ID:???
ばかですが何か?
じつは1だおーは
主人公より佐久間を気に入ってると見た。
いや、別に。なんとなく。
メイドは十八世紀英国風に限る。
最近のステレオタイプなメイドと違って、実用的なスタイルに萌え。
佐久間とドラゴンゾンビの死闘キターーーーーーーーーーーーー
>>84ふむ・・・じゃあここは、どのような所になるんでしょう?
軍事SS投下専用?
S・F ◆Pf7jLusqrY 氏
今までどおりで、いいのではないでしょうか(笑い
あっちはあっちで、こっちはこっちで、好き勝手に。
スレの伝統を変える必要はないかと。
それでいいと思いますがね。
>>86そうですか。ではまあどちらにも顔を出したり出さなかったり
戦史のページ読んで死んでみたりします。
俺は共産主義になるためにはどうすればよいのか考えた
共産主義なのだからどんなこともできる
手始めに全裸で姉の部屋に「人間が憎しみあう時代は終わったのだな」とつぶやきながら飛び込む
タンスをこじ開けブラジャーを腰に巻きパンティーを頭にかぶる
姉が呆然としながら見てくるが共産主義なので気にしない
姉のベッドに潜りこみ「ええ、これからは人が人を支え合う時代なんですよ」と絶叫
姉は無言で部屋から立ち去る
だがまだ共産主義には不十分
次は妹の部屋に「人という字を御覧なさい。二本の線がお互いを支え合っているじゃないですか」と叫びながら飛び込む
妹は着がえをしている最中だったが共産主義なので無視
半裸で逆立ちをしながら
「ロックはもう不要だ。これからは日本中に鍬の音を響かせよう」と絶叫
妹は大泣きで退散
確実に共産主義に近づく
開脚後転でトイレに飛び込み便座を外し首に掛ける
ゾンビの真似をしながら母の部屋に突撃
タンスを開けると一枚の写真発見
死んだ親父が俺を抱いている写真発見
俺は赤旗を立てた。
名前入れ忘れた・・・息抜きネタでも。というか
>>51の続き
タイトルは「戦後の一コマ」とでも。最初のはサブタイです。
〜黒鯨〜
その鯨は、死ぬ間際だった。身体は深く深く傷付き、異臭を放っている。
巨大な体全体から血を流しており、血によって海はどす黒く染まっていた。
鯨の周りを多くの動物が飛び交っている。奇妙に頭の大きな巨大昆虫が、
扇で手を何度も打ち鳴らしている様な音を立てて飛び回っている。
虫どもが後ろで遠巻きに見ている中、死に行く鯨に何度も何度も
突進していく別の生き物があった。虫や鳥とは明らかに違う、尖った部分の
多い羽のシルエットから、それはドラゴン・・・それもワイバーンであると
分かる者にはすぐに分かった。
ワイバーンは一頭ずつ、何度も何度も違う方角から突入を繰り返していたが、
思うように戦果が挙がっていないらしい。上空を悔しそうに飛び回りながら
遠吠えを繰り返していた・・・
近海に住むある漁師の目から見た光景は、上のような物であった。
彼はこれをたまにある、鯨の屍肉を奪い合う獣の営みだと思っていた。
もっともその実態は、彼の想像とは大分懸け離れていたのだが。
「えー、只今現場の上空から中継しております。昨日夜半過ぎに起きた・・・」
風を切るプロペラの音に、女性リポーターの声が掻き消される。
金属が回転する高い音と、空気を切り裂く低い音が混じって真上から聞こえてくる。
ヘリコプター報道の時におなじみのあの音である。
カメラの真横を巨大な影が斜めによぎる。緑色をした細長い影をカメラが
慌てて追いかけると、どんどん小さくなっていく何かが確認できる。
映像が安定した時には、緑色の影はせいぜい親指程度の大きさになっていた。
緑色の何かが縮んでいく比率が、急激に下がる。距離が離れすぎて気づき
にくくなったせいもあるが、その現象の原因がそれだけではないことを
巨大な音が証明していた。
布団を思い切り叩き付けるような音が下方から響いてくる。見れば緑色の影は
両端が大きく揺れ動いており、音源はどうやらそこからのようであった。
緑色の影は、物凄い勢いでスピードを殺しているらしかった。
親指の爪ほどの大きさになった緑色の影は、下方に広がる黒色の一帯・・・
その中程にある大きな黒い出っ張りの上に降り立った。
影は2、3秒ほどそこに静止していたが、また輪郭が大きくぶれて
今度は徐々に大きくなっていった。
巨大化を始めた緑の影を良く見てみると、背中に二つほど黒い染みがあった。
影は上昇するとともにヘリから離れていったため、大きさは親指大のサイズの
ままであった。影はそのままどこかへ行ってしまい、黒い染みの正体は
良く分からなかった。
キンキンと響く女性の声が、画面の向こう側から伝わってくる。
「失礼しました!たった今、生存者が救出されたようです!繰り返します!
たった今、生存者が救出されたそうです!」
>>90痛恨のミス・・・やっぱ難しいわ。
訂正点 背中に→そこには
救出された「そうです」→「ようです」
投下完了〜・・・慣れないのに一発書きなどするもんじゃないね。OTLorz
>>89−93
乙〜であります。
>>85・86
こちらではちょっと…というようなものが現れたら分家のほうで受け入れますので。
あまりにも許容できないしつこい萌えやらラノベ厨やらには「分家行け」で誘導お願いします。
F世界の漁業関係者は命がけだろうな。
海にはクラーケンやリヴァイアサンみたいな魔物がイパーイだろうし。
遠洋漁業も出来そうに無いなぁ・・・。
>>95読んでいただけたようで幸いです。これからその辺について
ちょっとづつ書いていくつもりですので・・・
基本的に後方ネタ、というか戦場以外を書く方が好きなんですわ。
>>89-91 誰が何から救助されたか説明してもらわないと、何がどうなっているのかさっぱりなのだが。
>>24 「これ一着で不意の変身ももう安心!!伸縮自在、体にぴったり全身タイツ!!いまならご奉仕価格なんと(ry
>>97では続きを・・・
画面の半分が唐突に切り替わり、男のレポーターが映し出された。
「えー、現場の田口さーん。生存者が救出されたと言うことですがー」
数秒遅れて女性レポーターからの返答が帰ってくる。
「あ、はい。たった今、どうやら船員の一人が救助された模様です!」
「他には何人残って居るんですか?」
「えー、海上保安庁からの情報によりますと、現在の所、乗組員24名の内、
救出されたのが7名、行方不明が8名、船上には9名が取り残されているそうです!」
「田口さーん!田口さーん!」
「はーい、何でしょう?」
「残りの救助の方はどうなって居るんでしょうかー?」
「えー、現在海上保安庁と特別救助隊の方々が懸命の救助に当たっておりますが、
現場海域付近では油と折からの強風があり、それに霊力場が不安定になっており、
救助は困難を極めております!」
女性レポーターが海上を指さすと、カメラがその付近をアップで写す。そこには
純白の奇妙な物が大量に浮いていた。消火剤の一種のようにも思われたが
それが全く違う何かであることは明白であった。
本来ならばそれは泡の山であるはずだったが、海上の黒い塊に取りついている
その物体には、奇妙なまでにぼやけた、しかしハッキリとした輪郭があった。
矛盾しているように思われるかもしれないが、これはその物体特有の
性質であった。存在感と立体感の差とでも言えるのかも知れない。
その白い物は、目を凝らせば分かっただろうが・・・人間の手の形をしていた。
>>98 狼の性質を兼ね備えるが故に人間形態でも汗腺が乏しく、故郷の北方大森林地帯のみでの
生活を余儀なくされてきた人狼族。
しかし!この通販で取り寄せた「全身銀色タイツ」さえ着れば南方の日光にも耐えられるのだ!
でも湿気を伴う夏の日本は勘弁な。
現在自衛隊装備…特に車両について勉強中。
ところで自衛隊の車両の中で、適度に戦闘能力が合って
適度に複数人数乗れて適度に長距離移動に適して適度に車の中で寝れたりするのってどれがいいですかね?
スペックだけ見るだけじゃあよくわからないので…
>>100 逆に南方の亜熱帯地域で生活してきた人虎族。
人間形態では殆ど裸。 日差しの強い日中は木陰で涼み、泉で水浴び。
昼間は「いかにして快適に過ごすか」に殆どが費やされる文化。
でも突然のスコールは勘弁な。
>>101 89式戦闘装甲車
35ミリ機関砲、79式重MAT(対戦車ミサイル)など武装は豊富。
乗員3名で。乗せられる7名。
ただし、キャタピラーなので、長距離移動にはちょっとむかないかも・・・
96式装甲車
7.62ミリ機関銃もしくは自動擲弾銃(手榴弾のようなものを発射する)を搭載。
乗員2名で乗せれる兵士は8名。装輪式なので、長距離移動には有利。
87式警戒偵察車
25ミリ機関砲を搭載。乗員は5名。
96式と同じ装輪式。
>>102 よけいなお世話かもしれないけど、96式の搭載銃器はCal50か40ミリAGLだよ。
後、長距離移動に適しているかは、路面状況にもよるかも。
F世界はどの程度交通インフラが整備されてるか、読めないところがあるし。
テレポート魔法が一般に普及しているため、
都市間を結ぶ街道の類が全くナシ、という世界・・・。
内陸部でも新鮮な刺身が食えるのはいいんだが・・・
戦争するとしたら、いったいどんな戦争になることやら。
>>104 テレポート能力に差異があるか否かにもよるけど、戦線の存在しない、
ひいては後方の存在しない、極めて凄惨な戦争になるのではないだろうか。
久し振りに過去スレを眺めてみたよ。
思えば第7章が転換点だったんだなあ。
あのACEがいた頃の話だ………
スレが03年8月に始まり、12月に終わってた………
それからは約1〜2週に1スレのペース………
考えれば、俺も7スレから参加していろんな議論に参加したんだよな〜
小官の黎明期も発見したし………8か9スレあたりかな?
>105
今の核構造と変わらんのじゃないかと思った。
核によって後方がなくなった現在と。
>>104 どれだけの質量をどこまで運べるかによるのでは?
大量の物資をテレポーテーション専用道路で短距離輸送を繰り返す補給部隊とか。
>>107 言えてるかもしれない、戦略級の魔法を使える大魔導士なんぞを後方に送り込まれたら、
一日にして戦争が終わってしまう可能性もある。
もしくはそういった戦略魔法攻撃を禁止し、お互い小規模部隊を頻繁に送り込み、
嫌がらせじみた通商破壊行動を取り合い、先に疲弊した方が敗北するとか・・・・。
嫌な戦争だ、途轍もなく嫌な戦争だ。
むしろ無差別テロに近いんじゃない?
>>110 戦時国際法や、捕虜の扱いに関する法規があるかも怪しいしな。
何だかその世界、比較的短期間の間に、人類は衰退する気が・・・・。
まぁ、核も一度は使われてみんなビビッタことだし一度どっかでそのテレポ技が使われたんじゃない?
で、テレポ技は禁止みたいな・・・結局魔法であっても人間のたどり着く未来は同じやね。
結界の中にテレポすると石の中に飛ばされるとか。
そういやwizはネタになったことあるかな。
90式戦車vsゆうこうてきなワードナ……
>>109現代の核と同じ構造とした場合、大魔導士の取扱い如何で国情ががらっと
変わりそうで嫌ですねえ。何百年も不死の魔法で生きられるのか、それとも
老衰で死んだら終わりなのか・・・
老衰説を採った場合、原子炉系の技術みたいに魔法大国は魔法小国で魔導士が
成長するのを物凄くキツーく監視するとか、成長したら金でスカウトするとか。
そうなってくると、特高はだしの人民監視委員会とかが組織されて
魔導士は生まれたときから親も知らず国家の道具になったりするんだろか?
もしくわ魔道人種隔離政策?
旧悪を確認するのに遅く為った。9スレ目だよ。いやあ、あの頃に比すれば、
小官も丸く為ったものだ。頭に来ても、上げて無いのが大きな違いだよ。ウム。
結局、転移装置戦は、インターネットへの物理的攻撃と変わらぬ戦法を取る
より他は無いと小官は提案する。転移装置げの同時刻、同時攻撃。転移装置内に
閉じ込められた者の行き先は…? 実体化出来ずに永遠にそのままなのか…?
B-52の話ふってからもう1スレ経ったのか・・・(遠い目
身辺が忙しくて筆がなかなか進みません・・・
自分を追い込む意味で書きかけのSS投下してやる、ガンバレ私(←アホ
そゆわけで貼りますが、B-52はでてこないし戦闘描写も(多分)無い、マッタリ話の予定。
俺も過去スレ見てた。
中曽根どうなったんだ?
見渡す限り全て群青の海、艦はジリジリと陽光の照りつける元を東へ向かって進んでいる。
横須賀を出航し浦賀水道を抜けてから丸1日南下しているので、日差しはかなり強い。
こんな空の下、露天のブリッジに出るなんて事は本来ゲンナリさせられる以外の何物でもない。
「間もなく進出限界地点を越えます」
冷房の効いた艦内から副長がそう伝えてくる。
「了解。ところで副長、君もブリッジへ上がったらどうだい?ついでに何か冷たいものでも持って来てくれるとうれしいね」
「非常に魅力的な申し出でありますが、航行中に上級士官が揃ってホエールウォッチングに興じるのは如何なものでしょう?」
「おいおい、ホエールウォッチングはないだろう。一応艦長自ら見張りに出てるという建前なんだ」
「それじゃあ見張り中に艦長自ら飲み食いするなど言語道断ですな」
むう、副長の野郎、冗談の返しが何だかトゲトゲしいぞ。
自分は発令所で、私だけ外にいるというのが不満なのか。
そう拗ねないでほしいな、そっちはエアコン効いててこっちは40℃近くある灼熱の司令塔だぞ。
とはいえ私も今の状況を非常に楽しんでいるのだが、やはり少々後ろめたい。
一応軍艦(いや、正確には補助艦なのだが)の艦長としてこういう特権、独占する位ならば辞退するのがスジであろう、
他のクルー達の手前。
しかし、そういうこちらの考えも知らない珍客の希望があったために・・・
「ほえーるうぉっちんぐとはなんだ?」
この場にそぐわない、固い口調とはどこかずれた感じの可愛らしい声が私に質問をかけてきた。
傍らを振り返ってみると、日除けの為に目元以外の顔を布で隠した声の主がこちらを見上げている。
海がよく見えるようにと、狭い足場にわざわざ箱を置いて踏み台にしてやっているのだけどな〜。
私がけっこう上背があるせいもあるのだろうけど、それにしてもやはり小っこい。
「whale・・・この世界にもいるのかは知りませんが、我々の世界の巨大水棲哺乳類です。特に人を襲うわけではないので、そいつの
側まで近づいて眺めるレジャー遊び、といったところですか」
「ほえーる、か。」
声の主は面白そうにほえーるほえーるとつぶやくと、さっきまでそうしていたように双眼鏡を構えて海原を眺めだした。
「確かに何か華が欲しい場面ではあるな、一応未踏の世界へ立ち入る世紀の瞬間!なのだし、そう思わんか船長?♪」
・・・どうやら副長の皮肉もジョークにしか聞こえていないようだ。
戦闘艦のブリッジにマッチしていないこのお嬢さんが、限界点越えを外で見たいと言ったのがそもそもの原因だ。
彼女だけで外に出すわけにもいかず(実際は見張員も居るのだが、大事な客を士官の付き添い無しにしてしまうのも問題なので)
私も同行しているわけだが、お陰で進出限界地点(空中給油された空軍機が到達できた最終観測点)を船外で迎えるという楽しみ、
未だ人の立ち入らない海原へ踏み込む瞬間を海原を眺めながら味わう権利を、艦内のクルー達を押しのけて得てしまった。
みんなスマン、仕方ないんだよ〜。
この嬢ちゃんから目を離すなと命令されてるんだから。
溜息をつきつつ周囲を一瞥していると、いやでも我が艦の甲板が目に留まる。
前甲板に並んだVLS。ここから発射されるトマホークが合衆国の敵を粉砕していた頃が、酷くなつかしい。
なぜ私の艦が子供を乗せてこんな海域を航行しているのか、事情は少々複雑である。
日本列島が異世界へ召喚されてからというもの、米軍の各部隊は各々ができる限りの手段を用いてこの世界での居場所を
見つけようとしていた。
真っ先に自衛隊の援護を買って出た空軍は、大陸の戦場でかなりの戦果を挙げて評判は上々。
あっちでは完全に自衛隊の指揮下に入ってしまってるそうだが・・・
南西諸島方面に海賊や帝国の私掠船が出没しだすと、駐日大使館と在日米軍司令部はこれらを日本への侵略行為と見なし、
安保条約の「共同防衛」実施を正式に表明(国連安保理の問題は棚上げ)、離島に上陸した海賊退治に海兵隊が投入された。
(※大陸派兵が決まる以前の話)
おかげで沖縄では住民の米軍容認が広がりだしてるとか。
喜ばしい話と思うのは不謹慎かな?
第7艦隊の大部分を欠いた海軍も、残った艦艇・航空機を日本周辺の警戒に回して海自との協力を続けている。
各軍の弾薬庫は、武器弾薬の増産がなかなか進まない自衛隊の貴重な補給源となった。
しかし、かように様々な行動が為されている中に、動きたくても動けない部隊も存在した。
私達が属する第7潜水艦群もそんな部隊の1つだった。
本日はここまでっす。
更新は激遅になりそうですが・・・
乙です!
続きが禿しく気になります。
戦略級魔法使いが単体で稼動できるなら国家に属している理由が無くなってしまうわけで
存在するのはいいけど、
魔法を使う準備その他に酷く金が掛かるとか制限がないとどうしようもなくなってしまいますな
大規模転移とかは、使えば報復として自国にも使われる可能性があるから禁呪扱いが妥当かなぁ
投下、お疲れ様です! 在日米軍のサブマリナーか…。難しいネタですな…。
…魔法を使える男に獲られたよ。中曽根は…。実は小官には過去、名前が有った。
『阿室 礼』ニ尉だ。黎明期にそう名乗ってネタキャラを演ってたのが…。
こんなに『五月蠅い』馬鹿者に成り上がろうとは本人、夢想だにしなかったよ。
投下、乙であります
このスレでは嫌われ者のラノベからで恐縮だが、
国家への忠誠という暗示を魔術的にかけられ、その世界の警官のような仕事につく魔術師ってのがありました
精神的な拘束が解けそうになると効果を補うように、自分で暗示をかけなおしてた
高待遇と名誉を餌に国の管理下に置くには結構良いと思うのだが、どうだろう
スレ違い板違いスマンです
127 :
126:04/03/17 00:55 ID:???
重ね重ね申し訳ない
>自分で暗示をかけなおしてた
自分で暗示をかけ治すような暗示がかかってた
です
本人も魔術師なので暗示魔法をかけなおしているのです
スレ汚し申し訳ない
小官は失恋していたのか………
>>126自分もそれを考えたのですが・・・正直な話扱える権限がでかすぎる
気がしたのです。機嫌損ねたらいきなり戦略兵器のボタンを押すような
輩は、正直真っ当な手管では管理できない危険性があります。
金と女と美食と酒と・・・これの内一つで満足する様な奴だった場合、
最悪どんな小国でも戦略兵器持ちになりそうでなんか怖い・・・
2スレ目を読んでいるのですが、監禁洗脳コンボが多分一番でしょうね。
戦略兵器に人格も人権もないっ!って思ったりします。
もしくは愛国心(これも洗脳だろうけど)で忠誠誓わせるか。
さ、て、とぉ! (グスン…ゴシゴシ!) 新スレ初の短編行くかぁ!
寂しく…無いぞ小官は。ああ、そうともさ! 命はもう、国へ捧げたからな!
師団司令部からの通信が入る。アメさんの爆撃終了との連絡だ。市街の掃討に
俺達は投入された。焼け残った家屋の中で…俺はナイフを向ける少女に出会った。
小隊の奴等と離れたのが拙かった。…小用足すのにぞろぞろ附いて回られるの
は正直言って恥ずかしい。最も、見られたくない個人的な理由も有るのだが。
「何故殺すだと? 憎いのか、だと? 哂わせるなよ? そんな面倒臭い事を
いちいち考えて居られるか! 残敵を掃討せよ、と命令が発令されて、俺は
それに従う義務が有る。むしろそんな物で動いてる奴の方が珍しいね? 」
少女の手は、震えていた。…怖いのだろう。俺は笑いかけた。小銃の握把から
手を離し、両手を頭の後ろに組んだ。…害意が無い事を示したつもりだったが、
少女の手の震えが体全体にまで広がっていた。俺の鼻が嗅ぎ慣れた刺激臭を
捉える。…済まないな。俺はただそいつを出しに来た所だったんだよ…。
「見ないで…見ないでぇぇぇ! 嫌ぁぁぁぁ…」
…言葉が通じる事が、これ程残酷だとは俺はこれまで思っても見なかった。
気丈にも少女はまだナイフを俺に向けながら…泣き出し…座り込んでいた。
俺は、眼を背けなかった。こんな間抜けな事で、まだ死にたくは無いのだ。
>>126 違ってそうだが
ブラックロッドは退廃的で良かったな。
最初、装甲霊柩車に乗ったマッチョSWAT坊主が「これだから娑婆の人間は困る」
とか言ってたのが印象的で即買ったっけ。
ナウマクサマン弾とかあって笑った。
実在してること知って二度笑ったけどな。
ナウマクサマン弾 バーサーラー弾カン
なんか違うなあ。銃剣の代わりにどっことかフツーに飛び交うんだろうなあ。
装甲霊柩車、皮肉無しに走る棺桶ですね(笑
「憎いから殺すんじゃ無い。仕事だから、義務だから殺る。あんた等の世界
にも居るだろうが? なあ、お嬢さん。…見なかった事にして置くから、
武器を置け。安心しろ。何もしやしないさ。俺もその…漏れそうなんだよ」
きょとん、とした瞳が俺を見上げた。そうだ。人間の生理現象には、大した
違いは無い。喰ったら出す。自然の摂理だ。俺は再び少女に優しく笑いかけた。
少女も、笑ってくれた。俺は笑い声を出した。少女の可憐な唇からも…。
…乾いた破裂音が背後でした。少女の胸の中心に、紅い華が、咲いた。
「大丈夫ですか! 山田ニ曹! お怪我は!? 」
「お前…この子の何処が敵に見えるんだよ! 何故撃った! 応えろ! 」
「自分はただ、命令に従ったまでです! 現任務解除命令は未だ、受けて
居りません! 武器を持った相手には油断するなと教育で…」
…解っては居た。だが、言わずには居られなかった。この戦いは…何時まで続く?
遠い故国の、最高司令官殿…? あんたの命令次第で俺達は、悪魔にも天使にも為れる。
出来ることなら終わらせてくれ。このやるせない泥沼に、はまり込む前に。 …END?
終了だよ。空の戦いは…まだ黒白がはっきりして良いがな?
陸はゲリコマ相手だから気が抜けん。総ての者を疑って掛からねばならん。
戦争は…怖いな。確実に、人間の品性を劣化させる。
敵が性悪なシェイプチェンジャーで有るかも知れんのでな? では、お休み。
しょ、小官殿失礼しました!でももうピストルと回線は使っちゃったし・・・
焼身で轟々と・・・ギャアァァアァ!!
>>131>>134投下乙であります!
所で射撃した自衛官と山田と少女の立ち位置は
少女 山田
自衛官
こんな感じと理解して宜しいんでしょうか?
そんな物だね。まあ、上の
>>135の様な理由で撃ったのだろうと解釈してくれれば嬉しい。
B-52に爆撃されたSSに触発されて描いて見た。…禁じ手を使ってしまったがね。
さて、自分も書かねば・・・
>>99続き 〜イングランドより愛を込めて〜
ああ、虫共が五月蠅い。何であいつらはあんなにうるさいんだろう?
ワイバーンの背に乗っていて、その羽ばたきが聞こえていてもなお聞こえてくる。
何であんなにしなきゃ飛べないんだ?あの連中は・・・
彼は右手に見える、巨大な虫を強くにらみ付けた。巨大な虫の全身は白っぽい色をしていたが、
単一色でなく複雑な色が綺麗な線を描いて絡み合っていた。巨大な二つの目玉は暗く光を反射し、
良く見ると姿さえ映りそうにのっぺりとしている。こいつは何も考えていないんじゃないのか、と思わせる。
まあいい、あれのおかげで多少こっちも楽が出来る。もっとも龍がすくんじまうから
利点は殆ど無いが・・・溺れて膨らむよりは墜落して肉塊になった方が遙かにましだ。
ワイバーンの背に乗った男、グルンベルクは心の中でそうひとりごちた。
彼は状況を再確認するため、下方の光景に目をやった。
本来そこにあるべき青の群は、どす黒い物によって汚染されていた。
まるで失敗作の絵画を塗りつぶしたかのように、文字通り絵にならない。
「こちらサンダーバード2。隊長、応答願います」
彼は腰に伸び縮みする螺旋紐でくくりつけた黒い道具に呼びかける。
すると直ぐに道具に空いた無数の穴から、遙か向こうに居るはずの隊長の
声が聞こえてきた。
「隊長ではなくサンダーバード1だ。どうした?」
「失礼しました。サンダーバード1、これから突入します。ただ計画コースより
幾らか突入位置をずらしたいのです。」
「どこから行くつもりだ?」
「あの大虫の真横から、一直線に抜けたいと思います」
「了解、こちらの待機位置を多少ずらしておく。くれぐれも虫に引っかけ
ないように注意して当たれ。以上」
「ありがとうございます・・・サンダーバード1。通信終わり」
小官召喚
>>137 シェイプチェンジャー・・・変わり身の早い人間の事でしょうか?
だとしたら撃ったのも仕方が無いことでしょうね。例えナイフでも相手が
武装していれば、笑い顔が殺意の顔に見えてもおかしくはないでしょう。
只、この辺は見極めを上手くやらないと恐ろしいことになるでしょうね。
ある漫画なんかでは、ベトナム戦争やなんかで「お前は敵兵だ」といって
現地人を殺した挙げ句精神症になった米兵が描かれていたので・・・
場合によってはやった側もやられた側も最悪の事態に陥りかねないと思ったり
しました。こういう事態のケアはどうなっているんでしょう。
釣られてやろう。…呼んだかな?
う〜ん、やっぱり自分を曲げんと言う事は、気持ちがスッキリするな?
では、お休み。消灯ラッパはとっくに鳴り終えては、居るが。
ん? いや、形態を変化させる事が可能な生物、かな。ウム。文字通りの『化け物』さ。
『擬態』だよ。原因が魔法だろうが生態由来だろうが細かい設定はせんがね。
ケアはその…普通の人間なら必要だろうよ。マスコミに叩かれる事間違い無しさ。
まあ、ゲリコマと一般人の明確な差異は無いからね。で、ゲリコマとは何か?
ゲリラとコマンドウをくっつけただけの隊内の略語だよ。陸自隊員なら誰でも知ってる言葉だ。
お休みなさい小官殿ノシ 自分ももう少しだけ書いて寝ますわ。
>>138 通信が終わると彼はまず最初に、螺旋紐を腰のベルトに強く何度も巻き付けた。話すのには
大変便利なこの道具も、これから行う行動には邪魔を通り越して危険すら及ぼすからだ。
彼は突入前の最後の呼吸として、思い切り大きく息を吸い込む。皮のマスクの臭い、
海特有の潮の香り、そして最後に・・・粘つくような不快極まりない臭いが鼻を突く。
その慣れない臭いにむせてしまい、思わず彼は息を吐き出してしまった。
全く、人間共の不始末にも困った物だ。まともな航海技術も持たない連中が、
魔法生物を使ってまで輸送しようとしていたのがこんな物とは・・・本当に呆れる。
帝国軍の師団でも毒殺か焼殺しようとしていたのだろうか?
眼下に広がるどす黒い平面、その中に小さく見える巨大鯨が居た。
高く飛んでいる為小さく見えるが、その大きさは並みの岩礁より遙かに大きい。
それを証明するかのように、平べったく白い鯨の背には、雨粒のような
大きさにしか見えない人間が数人のっていた。
彼の精神は平静であった。あんなに大きな目標ならば、目を瞑っていたって
絶対に止まれる。そう考えるだけの自身と技量、そして経験が彼にはあった。
彼は左手に持った鞭で龍の右首筋を打つ。龍は少し怯えながらも、
歴戦の豪龍らしく上手に巨大虫の真横に着けた。
頭の上に載せていた黒水晶のゴーグルを付けると、彼の乗る龍の色が
くすんだ緑から、少し黄色っぽい茶色に変化した。
見慣れた光景に安心感を覚えると、彼は仕切直しとばかりにもう一度大きく
息を吸い込んだ。今度は臭いを意識していたため、吐き出さなかった。
>>142あ、そうなんですか。検索掛けたら何だか変身生物みたいな
感じだったので、一般か自衛隊用語で「変わり身の早い奴」とか
「擬装スパイ」って意味でもあるのかと思ったのです。
所でドラゴラムとかもシェイプチェンジャーなんだろか?
>シェイプチェンジャー
分子配列を変更して擬態・変身する…というのはラノベでは結構当たり前に出てくる。
元ネタは何だったかわからないけど、ネタ自体は割と古くからあるみたい。
漫画だと鋼の錬金術師の敵キャラにちょうどそんなのがいたなあ…
>>131 真にゲリコマなら、小便たらしながらでも戦えよ。そうしてこそ感動の琴線に触れられよう。
シェイプチェンジャーなら敵地で見咎められる武装などする必要もないし。
主人公もニヤニヤしながら言い訳垂れ流して、いつまでも見てんじゃねえ。
>146
TVドラマ「スペース1999」の登場人物の一人が
『分子変態』という能力の持ち主なので、元はその辺りでは?
ちなみに製作は1975年。
「遊星からの物体X」は真のゲリコマと言えよう。
変身系で原点と言うと、神話くらいまでさかのぼれそうだが……
「変身する」と「複数の姿を持つ」では、含まれる意味合いが違ってくるか……?
>147
942必死だな。
>>147 なんか変なのが湧いてるなぁ…
ラノベ厨か?
それともラノベ厨に偽装した軍板住人か?
どっちのしても迷惑だからドッカイケ
×どっちのしても迷惑だからドッカイケ
○どっちにしても迷惑だからドッカイケ
大方の予想通り、魔術師がスレを去ったら今度は小官に絡みだしたな。
結局、スレを荒らしたいだけなんだよ。942は。
いちいち反応するなよ…
test
さて、解除されたので早速、書き溜めてたものを投下しますか。
>>146007みたいですな。もち、ボンドじゃないですが。
ハガレンに出てきた炭素人間とかは、変身というより強化魔法系でしたねえ。
>>149真の姿を複数持つ物っていうと、自分はどうしてもRPGの魔王なんかを
思い浮かべてしまいます。「これが私の真の姿だ!」ってやつ・・・
基本的にあの辺はせいぜい器用な獣人といった程度で、変身能力の区分では
そんなにご大層なものでもないのかも知れません。範囲や意志の有無で区別すると、
大ダメージ→強化変形も入らないでしょうし。
ちょっと考えてみたわけだが。
この魔法使いというやつの特徴は、一人で何でもできる(社会インフラの支援抜きで豊かな生活が送れる)
ということだが、この中で特に厄介なのは、魔法が個人能力に依存することだろう。以前113氏が触れていたことだが、
>「その場で兵器の生産ができる」という動く兵器廠ともいうべき生産能力なのでつ。おまけに組織運営に関わる人員が少なくて済むので意思決定は迅速、
>補給は必要最低限ですむのでフットワークは軽い。火器の携行は必要ないので機動力と隠密性に優れている。
この魔法が個人能力に依存するという性質、更に厄介な事態まで引き起こす。(まあ、113氏のほうもこう言っているわけだが>もはや「悪夢」
という表現すらナマヌルイ代物でつ。「正面戦力は互角」なんて油断していた日には嬲り殺しでつ、 ……油断していなくても結果はたいして変わりまつぇんが。)
何せ、魔法の場合、火器の携行なしで行動ができるので、魔法使いを敵国に侵入させるだけで、完全武装補給つきのゲリコマ(食料は現地調達)として使うことができる。
つまり、港などから国内での破壊活動を行うために敵の魔法使いが侵入してくる可能性は十分にある。
さらに、困ったことに、今まで魔法使いなんていなかったんだから日本には入国してくる人間が魔法使いかどうかを判別する手立てはない。
当然、通常の武装勢力と違い、傍から見れば非武装にしか見えない敵魔法使いの侵入を防ぐことはそれだけ難しくなる。
その上、F世界側の戸籍制度が進んでいなかった場合、侵入は更に容易になる。
以上のことを考えてみると、日本全土がゲリコマ天国にならないようにするためには、
1、F世界占領地の戸籍制度の整備がなされるまではF世界人を内地に入れない。
2、戸籍制度が整備された後も、内地、外地ともに、F世界人と日本人とを隔離しておく。
ことが必要だと言える。(まあ、アパルトヘイトみたいなもんだが。)
そのためには、F世界人居留地と貿易港からなる地域を周囲から隔離、内部と外部の人間の出入りをくまなく監視。
更に、F世界人を居留地内に隔離しておく必要がある。
結論:これだけやっとく必要がある。
最優先:貿易のために出島(in本土)と租界(in占領地)を作る。(魔法使いは出島とか租界には出入り禁止)
出島、及び租界の管理については、在日米軍からノウハウを提供してもらうとよいかもしれない。
最優先:入国してくる(亜)人間が魔法使いかどうかを判別できるようにする。
最優先:F世界側の戸籍制度整備(民間人を装った敵魔法使いの侵入を防止)
最優先:魔法及び魔法使いへの対策
(如何にして現在有する装備で魔法による被害を防ぐか&魔法使いを無力化するか&如何に魔法使いをこっちの土俵に引っ張り込むか。)
長期 :魔法使いの研究。(魔法のメカニズムの解明)
:MCM(Magic Counter Measures)及びMCCM(Magic Counter Counter Measures)の開発。(国内で魔法が使えないようにする。)
まとめて言うなら、魔道人種隔離政策とでも言えばいいのか。
ところでだ、問題はそれだけではない。資源だの食糧だの在日外国人だの………とまあ、ほかにもいろいろあるわけである。
それぞれケンチャナヨとはいかないが、いっぺんにできるわけがないので、優先順位をつけるとすれば、このようになると思われる。
召喚初期の優先順位
資源&食糧 在日外国人対策 現状でできる魔法使い対策 魔法のメカニズムの解明 対魔法装備開発(MCM,MCCM)
┝━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━(省略)━━━━━━┿━━━━━━━━━┥
優先度高 低 論外(やってる余裕がない)
魔法使いについてはすぐ来るわけではないし、まず国内を落ち着かせなければ何もできないので、在日外国人対策を優先させた。
なお、魔法のメカニズムの解明、対魔法装備開発については、時間がかかることが容易に予想できるため、初期段階での優先順位は低くした。
しばらくたって国内が落ち着いたら魔法のメカニズムの解明、対魔法装備開発も進めてゆくということになる。
しばらくたった状態
資源&食糧 在日外国人対策 現状でできる魔法使い対策 魔法のメカニズムの解明 対魔法装備開発(MCM,MCCM)
┝━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┥
優先度高 低
ちなみに資源についてだが、油田や鉱山は何らかのご都合主義で周辺においておくしかないという結論が出ている模様。
(すぐに採掘が可能かどうかは別の話だが。)どちらにしろ、十分な量が調達できるようになるまでは統制化におかれるのは間違いないだろう。
食糧については、短期的には食糧統制(20%の食糧自給率では1年も持つまいが。)、長期的には休耕田の復旧及びF世界からの輸入、
F世界での農地開拓(プランテーション)で調達する模様。
http://www.pref.hiroshima.jp/nourin/seisan/hiroba/self/self.html
先ほど言った話と関係するが、ゲリコマとして使用されると危険な魔法使い、問題なのはどうやって命令を聞かせるかということだ。
ここでまた113氏の考察を引用する。
>ラノべ級は広域社会を形成しない
>何故って必要ないから。我々が群れている理由は「そうしないと生存できないから」。一人一人の力が小さく弱い為に、分業の必要があるのでつ。
>でも、ラノベ級は一人で工業製品と同等のサービスを生み出す事が出来る。
>我々が1000年以上の時をかけて農業を興し、資本を蓄積し、加工技術を磨き、流通機構を整備し、それらに従事する人的資源を育成し、
>その人的資源を運用する組織管理技術を発達させ、とどめにそこまでして造った工業製品で採算を上げる為に広大な市場が必要、
>だから社会全体の底上げをしてテイクオフしなきゃなんない、その手法は?、まずもって教育……あーもうめんどいッ!(中略)だ、
>そしてそれの維持管理には億単位の人口が生み出す生産力が必要なのでつが、その過程を何の社会インフラの支援なしに一個人で実現してしまうのでつよ、
>ラノベ級というやつは。
こんな具合だ。つまり、連中に契約違反されても何のペナルティも与えられないわけである。
契約違反すると社会インフラの支援がなくなる?もともとそんなもの必要としません。
ではどうするか、コントロールの効く魔法使いが必要ならば自分で作ってしまえば何の問題もないのだ。
つまり、魔法使いを生まれたときから国家の道具として純粋培養してしまえばいいのである。
教育については、金氏朝鮮と同じ方針ですれば問題はない。"道具に感情はいらない"のである。
問題にすべきは、”元になる魔法使いと母体(受精卵プラントとでも言っておこう。)をどうやって調達するか。”であるが。
しかも、魔法使いの素質を持った人間1人作るのに10ヶ月はかかるため、魔法使いの素質を持った人間を滞りなく生産するためには
プラントの数をある程度増やして、時間差で魔法使いの素質を持った人間を生産してゆく必要がある。(目標は10体/月。
どうせ途中で大部分は淘汰されるので問題はない。)例えば↓のように
例:
1月から4月 5月から8月 9月から12月
プラントA-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 プラントE-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 プラントI-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━┿━━┿━━┿━━┥完成 ┝━━┿━━┿━━┿━━┥完成 ┝━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントB-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 プラントF-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 プラントJ-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━┿━━┿━━┿━━┥完成 ┝━━┿━━┿━━┿━━┥完成 ┝━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントC-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 プラントG-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 プラントK-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━┿━━┿━━┿━━┥完成 ┝━━┿━━┿━━┿━━┥完成 ┝━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントD-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 プラントH-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 プラントL-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━┿━━┿━━┿━━┥完成 ┝━━┿━━┿━━┿━━┥完成 ┝━━┿━━┿━━┿━━┥完成
母体はともかく、元になる魔法使いをどうやって調達するのかが問題であるが、ここは、高待遇と名誉を餌に国の管理下に置き、
娼婦をあてがって遺伝子採取という古典的手段がベストであろうか。(生産が軌道に乗ってからも定期的にやらないと不良品が大量に発生します。
http://www.gulf.or.jp/~houki/iryou/byouki/Q&A/itokekkon.html)
おーおー
おっかない話だなおい。
プラント停止のために特殊部隊潜入…とか考えたくなっちゃう。
P,S:以前、名無し志願兵氏が、
>>「魔法強化されたパンツ一丁のエルフ戦士と、
>> フルプレートの重装騎士とが機動力も防御力も一緒
>> しかもエルフ戦士には矢がえしの魔法がかかってるから飛び道具無効」
>な世界では、魔法や特殊能力を使えない生物は戦力以前の問題デス・・・
>もはや戦争は生起せず、英雄同士の戦いによって物事に決着を付けると言う世界になりそうデス・・・
>これでは自衛隊の介入する余地が無いデス・・・
>英雄の世界の戦争は「勇者様」に任せるデス・・・
(12章184)
と言ってたわけだが、同じ方法で、「勇者様」も大量生産が可能だったりする。
ところで、以前出てきたあれやらこれやらに代表される、人外どもの対策もしなけりゃならんようだが、
これについては以下の設問の組み合わせで対応を決めるのが妥当だろう。
@ A B
┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┥
1、 攻撃力(人間基準) 強い 同等 弱い
┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┥
2、 食物連鎖上での人間との位置、関係 捕食者 直接の関係なし 被捕食者
┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┥
3、 人間に対する感情、認識 友好的(中立) 敵対的(中立) ただの食糧、その他無関心系
┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┥
4、 F世界側の対応 受容 排斥 無関係
┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┥
5、 食物連鎖上以外での位置、関係 支配者 関係なし 被支配者
┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┥
166 :
名無し三等兵:04/03/17 13:53 ID:yKiAUyqw
例:(修正)●が受精卵着床
1月から4月
プラントA-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
●━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントB-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━●━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントC-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━┿━━●━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントD-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━┿━━┿━━●━━┿━━┿━━┿━━┥完成
5月から8月
プラントE-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
●━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントF-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━●━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントG-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━┿━━●━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントH-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━┿━━┿━━●━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントI-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
9月から12月
●━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントJ-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━●━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントK-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━┿━━●━━┿━━┿━━┿━━┥完成
プラントL-0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
┝━━┿━━┿━━●━━┿━━┿━━┿━━┥完成
結局、現在の核抑止論と同じ世界と言う事か。
核=戦略魔術師を持つ事が国家としてのステータスになる訳だ。
F世界でもCold War
ところで、以前出てきたあれやらこれやらに代表される、人外どもの対策もしなけりゃならんようだが、
これについては以下の設問の組み合わせで対応を決めるのが妥当だろう。
@ A B
┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━┥
1、 攻撃力(人間基準) 強い 同等 弱い
┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━┥
2、 食物連鎖上での人間との位置、関係 捕食者 直接の関係なし 被捕食者
┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━┥
3、 人間に対する感情、認識 友好的(中立) 敵対的(中立) ただの食糧、その他無関心系
┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━┥
4、 F世界側の対応 受容 排斥 無関係
┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━┥
5、 食物連鎖上以外での位置、関係 支配者 関係なし 被支配者
┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━┥
170 :
追伸:04/03/17 13:57 ID:???
プラントとダルマはほぼ同義語。
171 :
626:04/03/17 13:59 ID:???
■今までこのスレで討議された議題と出た結論。
・ファンタジー世界の市場規模についての考察
日本が必要とする規模の市場は存在しない。
・褌エルフとTバックドワーフ、見たくないのはどっち?
結論出ず。
・食料輸入を経たれた日本は自活できるか
北朝鮮並みの状態になるなら可能だが、その状態で政府の統制が及ばなくなる=国家が崩壊するので、常識的に考えて自活は不可能
・メイドさんの服は黒と青のどちらが望ましいか
結論出ず。
・麻薬による世界支配は許されるか
生きるためならばいかなる手段も正当化される。(なんたらの板とか言ったが)よって、許される。
・江戸時代とファンタジー世界の類似性について
不明
・中世城郭入門
そもそも議論ではなく中世城郭の解説であったため、議題に含めるのは適当とはいえない。
ホントにヤな世界だなあ・・・でもF世界では当然の措置でも
日本国では真似の出来ないシステムな罠。(法的にどうやっても無理)
やっぱ地道に叩き潰すか、それとも懐柔するかの二択しかないでしょうね。
・エルフの着衣はどこまで許されるか
結論出ず。
・大陸国家VS海洋国家戦略、その長短について
結論出ず。
・マッチとメラ、着火手段としてどちらが優れているか
結論出ず。
・F世界での日本経済再生と交易について
結論出ず。
・二大料理カレーとラーメン、新たなる勢力の台頭はあるのか。
結論出ず。
・ドラゴン・・・契約方法と空軍戦力としての有効性を考える
結論出ず。
・生首砲台の進歩と改良についての一考察
電気風呂でマナ補給
・自衛隊的ダンジョン攻略法
ダンジョンごと吹き飛ばす。
・対人地雷と魔法の罠。
魔法の罠を除去する手段がないため、脅威度高し。
・その世界を司るもの:科学・魔法・宗教
そもそも議論ではなく1個人の考察であったため、議題に含めるのは適当とはいえない。
・資源・エネルギー問題。在日外国人の処置について。
結論出ず
投下終わり。
で、一体なにがしたかったんだ?
受精卵プラント(母体)なら、奴隷市場からいくらでも簡単に手に入るわな。
おや、被りましたか・・・失礼。そういえば初期のスレでは「帰還用アイテムとその収拾」
についての考察が存在していましたが、アレはどうなったんでしょう。
帰還の為の最重要アイテムがあった、とかダンジョンに自衛隊員や民間人が
入ったり引きずり込まれたという仮定の場合「バンカーバスターでGO!」
って論法は完全に通用しなくなる罠ですが・・・
SSを投下してみたいのですが、少々質問宜しいでしょうか?
1.生物ネタは何処までOKですか?
生態、形態レベルから分子生物学レベルまで
2.九州召還ネタ使っても良いですか?
3.すいません、九州の自衛隊配備状況についての資料を教えてください。
新参の門外漢で申し訳ないのですが、答えていただけると有難いです。
>>177 1、どこまででもOK
2、OK
3、防衛庁HP
九州か。WAiRキボン
>178
返答、有難う御座います。
金曜午後までには、発端〜ファーストコンタクト部分が投下出来ると思います。
・・・・何か手違い間違い勘違いが有りましたら、容赦無く指摘していただけると幸いです。
体力練成前に覗けたので一言。考察か…。ウム。苦労しているな?
…余り書き込まなくても、軍板住人には、ナチの政策の『生命の泉』の一言で
連想可能だよ。純血種を創造・維持するには、そう言う非人道的なアレが一番だ。
まあ、遺伝的劣化種の処理の過程を書くと深い物が出来るだろうよ。さらば!
>>182 >遺伝的劣化種の処理の過程
刻んで畑の肥やしにするとか?
ルーヴェンブルンですかい。確か国家ぐるみで誘拐、出産、育成などを
行うという奴でしたっけ・・・まあそこまでやれば維持できなくも
無いでしょうね。
ただ遺伝子的人種差別政策の一番怖いところは、倫理観や正義論などどうでも
良くなるレベルでそこに危機が迫ってくるって事でしょうね。
宗教や価値観、要は改宗やら共産や専制を棄てるか否かという問題じゃない。
存在そのものの全否定だから、逃れる術が存在しないわけで。
状況説明を兼ねた冒頭部、投下させていただきます。
準備よろし?
仮題『タイトル未定』
200×年、春。その日、九州が消えた。
何の痕跡も残さず、忽然と。
その事により引き起こされた様々な変化。それの対応に苦慮する日本政府。
「一体何が起こったのか?」
その質問に答えられる者は、居ない。
・・・・今は、まだ。
200×年、春のある夜。九州地方を中規模な地震が襲った。
それほど大きくも長くも無かった事、阪神・淡路を教訓としていた事も有り、
奇跡的にも、被害は皆無と言って良かった。
それでも、落下物による被害やら建物への被害は在ったのだが。
これ幸いと、胸を撫で下ろすのは、まだ早かった。
・・・・異変は、直に明らかになった。
「海外はおろか、本州にも連絡が取れない!」
情報網、経済網が発達していなかった時代ならいざ知らず、
現代では致命的である。
続いて入った一報が、パニックを引き起こした。
「本州が・・・・、無い・・・・」
まさかそんなはずは無い、と確認に出た者達は、自らの正気を疑う事になる。
関門海峡は、極々狭い幅しか持たないはずである。橋を架けることが出来る位に。
確かに、関門橋は架かっている。・・・・九州側だけならば。
信じ難い事に、土台に程近い所で、鋭利な刃物で切り取られたようにスッパリと断ち切られている。
その切断面は、あくまでも滑らかだ。
程無くして、空港及び港湾、外界との連絡口であるべき施設から続々と異変を知らせる連絡が入り始める。
曰く、『四国が無い』、『本州が無い』・・・・。
挙句の果てに、韓国・ソウルへ向かったはずの旅客機が、全く異なる海岸線を持つ半島に不時着したとの連絡。
県知事の要請を受け、救援機を出す自衛隊。
彼らの行く先に待つ物の正体を知る者は、未だ居ない。
今回の投下終了。
ツッコミその他、大歓迎致します。
>>172 日本がやるとしたら、せめてハイブリッド子宮を作れるようになってからでしょうね。
子宮は代理母使えばいいんだから、技術的には現状でもまったく問題ないんですがね。
>>185 だがそれもダーウィン進化論に基づく優生学(的な発想)があってのもの。
同じ優生学でもラマルク進化論に基づくそれが公衆衛生学的な政策となって
現れた例もありますし。
>>189どうも失礼いたしました。不良品の発生した場合は、管理的には抹殺より
二級のコマンド、戦術兵器から日常生活の為の仕事人レベルで生かして置いた方が
メリットはありそうですね。
(戦略級魔法の使えるアホだったら、きっちり殺すのが当然でしょうが)
>>192 魔術師プラントで生産した魔術師の1部はプラント用のDNA提供者として使われます。
不良品ってのは遺伝病患者のこととか、奇形などの先天的な障害を持っているものです。
ぶっちゃけ使いようがほとんどないです。
プラントを無力化する方法。
PCB、ダイオキシンなどの散布。
>194
遺伝病の種類によっては、裏切りを防ぐ動機付けに使えなくも無いような・・・・。
例)代謝異常患者に対し、生命維持に必要な物質の提供。他
・・・・シコウが真っ黒ですか、私。
まあ魔術への適性が遺伝的要因によるという設定でしか無意味な訳だけどな。
……いや、実際は技術として学習可能なのに遺伝的なものだという迷信がはびこっているのかも。
199 :
191:04/03/17 17:17 ID:???
.
>>198 んー、ラマルク的進化論ってのは獲得形質の遺伝を進化の主要因に据えているんです。
「キリンは高いところの葉っぱを食べようと努力して首が長くなりました」って奴です。
現在は否定されてますけど。
つまり環境を改善すれば遺伝子も改善するだろう!との発想で公衆衛生学に近い優生学を
産んだ訳です。
対してダーウィン進化論は
「首が長かったキリンだけが高いところの葉っぱを食べられたので生き残れました」。
うわ、スゲえ大雑把。
ぶっちゃけF世界には国連とか核不拡散条約とか生物兵器禁止条約とか
化学兵器禁止条約とか国際司法裁判所とかグリーンピースとかが存在せず、
共産党や社民党の的外れな不満も無視されるだろうから、ガンガンNBC兵器を
使っちゃってOKではないかと。
>>199成る程。環境の改善で遺伝子の改善ですか。ダーウィニズムや
ナチズムよりはまあ、よっぽど健全な発想でしょうね。
でもなんで否定されてしまったんでしょう?ラマルク。
ダーウィンも最近は否定的に見られているらしいですが・・・
そう言えば古代のローマかどっかでは、「疫病は上水道から発生する」
と主張した学者と「下水道から発生する」という学者がいて、実証するために
両方の整備を押し進めていい結果が出たとか。
まあ前者は結局誤りだったと後代で分かった物の、彼の功績は社会学的には
評価されているそうで・・・結果オーライ?
>201
『獲得形質は遺伝されない』って事では無いでしょうか?
夫婦揃って筋トレしても、生まれる子供が初めっからマッチョな訳ではない、と。
まぁ、『筋トレをする』と言う生活習慣が伝承される可能性は高いでしょうが。
後は、『何十世代も鼠の尻尾を切り続けても、
初めから尾の短い鼠が生まれるようになる訳ではない』と言う実験結果、とかですか。
>>200でも逆をやられた場合、対処がかなりめんどくさくなる可能性が
非常に高い気がします。汚染系兵器の効率は兎も角、訳の分からない
風土病や、日本では根絶されたはずの病原菌を知らずにしれっと使って来たり、
本土に疫病持ちの人間を隔離も兼ねて送り込んできたり・・・
こんな事になる前に、さっさと禁止条約結んで仕舞った方が面倒は無いかも。
まあ結ぶ直前までびらん剤やら処理に困ったダイオキシンやらプルトニウム
バレないように撒きまくるってのはデフォなのかも知れませんが。
204 :
191:04/03/17 17:31 ID:???
>>201 まあぶっちゃけ実験で立証できなかったんで>ラマルク。
ありゃ、卓ゲ板から来ますたさんに先を越されました。
カンメラーとかサンバガエルとかで検索すると面白いかも知れません。
>>202>>204確か「ネズミの尻尾切り」は前提自体が間違ってるとか
検索したサイトに書いてありました。
ネズミは「尻尾がいらないから」切り捨てた訳じゃなくて、勝手にやられた
だけだからってのがありましたが・・・どうなんでしょう。
確かにマッチョ夫婦ってのは正しい例えかもしれません(笑
でもまあ、暗闇の中で百世代くらい飼い殺しにして、それでも目の大きさが
変わらないようだったら否定でも仕方ないでしょうね・・・
とりあえず、流水域に棲む魚を、50世代ほど止水域で飼育したら、
妙にヒレが伸びた経験が有りますな。
・・・・『飼育者の美的感覚』と言う選択圧が掛かったせいですが。
質問宜しいでしょうか?
作中、遭難者捜索用に武装ヘリを出したら、おかしいでしょうか?
仕事が早めに終わったのでカキコ(w
ダイオキシンやら、麻薬やらは散々既出ですよ。
自分の意見を言わせてもらうなら、そういうものを兵器としては使用されないと
思うのです。
自分の語彙は不足しまくってるので、うまく伝わらないかもしれませんが、現
実的にどんなアイテムであろと、そのアイテムの使用方法は、その社会の慣
習に従うものです。
ダイオキシンやらサリンやら使えばいいと、書き込む人もいますが、それはあ
まりにも暴論です。
第一、戦争の大前提が、何かを忘れています。
土地や人を得るために行われるのが戦争である以上、ダイオキシンや核など
で汚れた土地を得ても、意味はないのです。
>>205カンメラーで検索してきますた。結局何というか、実験がかなり難しいのが
実証できない原因の一つの様ですね。でも現代の技術総動員でやってもダメ
だったなら、多分間違っていたのでしょうね・・・
>>208コブラとかではロド麻薬支配ってネタがありましたねえ・・・
まあ長期支配が目的で無いから、論旨とずれますが。
ベトナム戦争なんかはまあ、得る物とかの内容を考えると
あれを論拠にABC使用を主張するのは難しいでしょうね。
>>207 …違和感があるね。先ず、段階を踏んでからの方が良いでしょうな。
救難ヘリに対し何らかのトラブルを描写してからの方が、納得し易いかも。
飽くまで個人的解釈なので、気に障ったら、スマン。では。
>210 小官氏
了解しました。助言、有難う御座います。
トラブル、トラブル・・・・。う〜ん・・・・。
まあ、失われる物の価値を解っていたら、『普通は』使わんだろうね。
しかし、人間の『狂気』は、簡単に『良識』を超越する。特に世論誘導で
『国民の命は環境よりも勝る! 』とやられれば、集団ヒステリーに陥る。
日本人は哀しいが、その傾向が顕著だ。歴史を学ぶと良く見えてくる。
麻薬等の嗜好品は支配体制を維持するのには有効だ。ボストンのあの事件
を起こされぬ様、価格統制をする必要性は残るが、ね。
>>208 麻薬はそうでもないんじゃないかと。
かの大英帝国も使ってましたし。
エンジントラブルに始まり、救難ヘリ運用の
機数限界等、ネタは幾らでも脳内に有ります。
貴君の戦闘に対し、小官、健闘を祈る!
>>207 救難ヘリの護衛でしょうか?それなら問題はないかと。
武装ヘリ(AH)じゃ、二人以上乗せられませんし。
>>207 観測ヘリでの捜索→観測ヘリが混乱した通信を最後に消息を絶つ→敵の脅威が??
そして強武装の戦闘ヘリによる強行偵察へ‥
とりあえず、F世界サイド投下します。
時間的には、>187-188の直前になります。
仮題『タイトル未定』
膠着した戦況。前線での果てし無い睨み合いと、時折思い出したかのように繰り返される小競り合い。
思い返せば、前線に立つ兵士の殆どが物心つく前から・・・・、否、生まれる前から、
既に戦争が日常の中に組み込まれているように。
実際、此処に居る者の中には戦争の無い状態を知らない者も多い。
「良く・・・・、続く物だな」
元々は神殿であったはずの出城の城壁の上から、点々と微かな夜光虫の光を放つ暗い海を眺める。
良く晴れた夜空には、乳を流したような星の河が流れている。
遥か彼方に、敵が船上に灯す明かりが浮かぶ他は、特に異常は見当たらない。
間断無い海からの夜襲を警戒していたのは、もう随分と昔の事だ。
吹き抜ける潮風の中に、城の中庭に沸く『砂油』の独特の臭いが混じっている。
此処に配属された当初は強烈な臭気に随分と悩まされた物だが、
今では大分慣れてきた。
「それにしても、だ・・・・」
思考を口にしてしまっている事に気付き、顔を顰める。
独り言の癖まで、育ての親に似たくは無い。
例え、選んだ道が寸分の違いも無く同じであったとしても。
海洋とそれに浮かぶ群島を棲家とし、漁労と交易で生計を立てていたはずの彼らが、
何故急に、大陸に対して野心を抱いたのか。それは今もって謎のままである。
確実に言える事は、我らとて、易々とこの地を明け渡す訳には行かないと言う事、唯一つ。
戦争が始まった当初は、誰もが直に終わるものと・・・・。
相手方の勝利で、あっさりと決着が付く物だろうと思われた。
我が国は、大地母神を信奉し、その教団が国家の中枢まで根深く浸透しているのだから。
近隣諸国の殆どが、まさか我が国そのものでもある教団には、
侵略を食い止めるだけの武力がある筈も無いと考えていた。
それどころか、国民の殆ど、信者の大半がそう考えていた。
そう思われていた事実が、陸上の戦いを不得手とする海洋民族に我が国への侵略を決意させたのだろう。
海洋に面し港に適した湾を多く持ち、尚且つ陸路の要所でもあるこの国の地理条件も、
侵略を強く後押ししただろうが。
「舐められたもんだな、全くよ」
だが、未だに戦争は続いている。
始まった時は、ほんの赤子でしかなかった自分が、こうして一部隊を任されるようになるまで。
「母が戦うのは、子を守る為だ」
そう言ったのは、教主である母だったか。それとも現在軍を掌握している伯母だったか。
双子として生を受けたこの二人は、呆れるほど良く似ている。
「獅子は、雌が戦うものです」
そう言ったのも国の中核を為すこの二人のどちらだったか。確かに、母神の従えるとされる獣は獅子だ。
代々の教主は必ず端近に獅子を置いているし、なにより聖印自体がその牙と爪を模っている。
・・・・だが、何も人である教主一族がその性質をなぞる事は無いではないか。
冷たい夜の潮風が、最近生え始めた産毛のような髭をそよがせるのを感じる。
「・・・・今日は、とっとと寝るか・・・・」
・・・・すっかり癖になってしまったらしい独り言を呟きながら、城砦内に戻ろうとする。
そんな青年の足を止めさせたのは、幼い頃から聞きなれた独特の風切音と、
わざと翼を打ち鳴らす音だった。
海上の方から、篝火を受けて夜目にも白い鳥のような物が近づいてくる。
否、ただの鳥ではない。ただの鳥であれば、あれほどの速度は出せまい。
何らかの魔法的な強化が施されていない限りは。
普通の鳥よりも遥かに大きい人間並みの大きさの体と、
それを宙に浮かせるのに充分なほどの長大な翼を器用に操り、
レンガ組みの城壁の上に降り立つ。そして開口一番。
「急いで全員叩き起こせ!」
流暢に人間の言葉を操る。白い翼は夜でもはっきり視認出来ると言うのに、
また単独で偵察行に出ていたらしい。何時に無く慌てているようだ。
いつもの上辺だけバカ丁寧な台詞回しでは無く、下々のような乱暴な言葉遣い。
「奴ら、とんでもない物呼び出そうとしてやがる!」
それだけ言うと、足元のレンガを強く蹴り、再び舞い上がる。
何事かと目を剥く当番兵を押しやり、激しく鉦を打ち鳴らした。
「一体何があったん・・・・」
「のんびりしている暇は無い! 此処は放棄するぞ!」
青年の問いかけを途中で強引に遮って、俄かに騒がしくなった中庭に下りる鳥。
「海と空を見ろ!」
ただ一言、それだけを告げて。
投下終了
おファンタジー住人その1その2登場・・・・。
乙カレー
以前、ラノベで「鋼鉄の少女たち」だったか、題名忘れたけど、
戦争で少女らが戦車で戦う話があった記憶があります。
で、今日ふと、書店で漫画本を何か買おうと見てたら、目に留
まって遂買ってしまった(爆
どうして、少女らが戦車に乗って戦うのかという設定が生かし
てますた(w
戦車作ったけど、その戦車に乗れる体型が、少女でないと無理
という(笑い
それ以外は読ませてくれる漫画でつ。
卓ゲ板から来ますた ◆/oj0AhRKAw 殿、お疲れ様。
では、続いて自分も投下といきまつ!
これより、効力射を開始す。
各隊は効力射終了後、突撃を行え。
>>
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/army/1078588258/820の続き 痛みで顔をしかめつつ、後ろから追いすがろうとする一隊から葛重三尉とディーンを助けるべく援護を行う小隊に助けら
れつつ、葛重三尉はディーンに体を起こされ、立ち上がり、よろめきながら走り出す。
小隊の何人かが、大きく腕を振り上げ、早くこっちに、と叫んでいた。
帝国の軍勢の一隊は、聞きなれない銃声に驚く馬を宥めつつも接近してくる。
小隊に向かって、ばたばたと落馬しつつも、葛重三尉のすぐ後ろまで近づいてきた。
が、葛重三尉とディーンは間一髪で小隊員に腕を捉まれ、後方へと身を投げ出された。
その時だった。
悲鳴のような声が上がった。
敵の騎兵の槍が一人の二士の体を突き刺したのだ。
そして、二士を突き刺した騎兵もまた、銃弾の的となって、転がり落ちる。
槍に突き刺された二士はと言うと、刺さった槍と体の接点に手をやったまま、転がった。
敵の猛攻もそこで終わり、おびただしい犠牲を出して撤退していくのを誰もが荒い息を吐いて、見送るしかなかった。
葛重三尉は、ディーンの手によって包帯が巻かれた左腕を抑えつつ、槍で刺された激痛で苦しむ二士を、衛生士が包帯
を巻き、止血を行って痛み止めを打つ様を見やりながら、本部との連絡を取った。
「本部、本部、こちら3小隊。オクレ」
『3小隊、こちら本部。どうした。オクレ』
「先ほど、帝国の一部隊と交渉を行おうとしたが、ディーンの姿を見た敵の使者が槍を構え、ディーンに危害を加えよ
うとした為、かばった所、攻撃を受けたので、正当防衛として発砲を行った。その後石動(いするぎ)二士が、槍にさ
さり、重体を追う」
『少し待て。』
しばらく、無線機の前で待たされる。
『葛重三尉。長原三佐だ。報告した事は本当か?』
「本当です」
代わって無線機に出てきたのは、中隊長の長原三佐だった。
『それで、敵部隊は退却したのだな?』
「はッ」
『石動二士が重体との事だが、赤鼠山まで、あとどのくらいの距離がある?』
「およそ2日ほどかかると思います」
『判った。それで衛生士はなんと言っている?赤鼠山まで持ちそうか?』
その言葉に、葛重三尉は衛生士に状況を聞いた。
聞かれた衛生士は、顔を暗くして首を横に振る。
赤鼠山までまだ二日はあり、そして医療機材と言えば痛み止めと包帯ぐらいなものであり、止血するのが関の山なのだと
言う。
そして、問題の患部が腹部であるため、長くは持ちそうにないとも。
その事を報告すると、無線の向こうで長原三佐が押し黙った。
『ならば、葛重三尉。一旦敵が退却したとは言え、すぐ追撃してくるはずだ。残念だが、中隊にも軍医はいないし、そも
そも、交戦する目的で我々がここにいる訳ではない。それは判るな?』
「はい、判りますが・・・・・」
葛重三尉は言いよどんだ。長原三佐が何を言わんとしているか、うっすらとだが、判る気がした。
『貴官の責務は、無事に部隊を生還させる事だ。交戦して全滅するのが責務ではない。敵の追撃を受ける前にだ、石動二
士と言ったか、彼を楽にしてやるのだ。このまま、苦しみを長引かせるな』
「それでは、石動二士の家族になんと言えばいいのですか!?石動二士を見捨てたと報告しろと言うのですか!?」
『そうは言っていない。誰がみすみす見捨てると思うか!?ただでさえ、我々自衛隊は人手不足なのだ!』
「小官は、戦闘で部下を失う為に、こんな所にきたのではありません!我々の受けた命令は、交戦せよと言うものではな
かったはずです!」
『それは私とて、同じだ、葛重三尉。状況が変わってしまったのだ。貴官の小隊とわが中隊本隊は離れすぎており、そし
て敵の追撃は必須だ。そんな中で石動二士を満足に手当てできるというのか?満足な機材すらないのにだ?』
その言葉に葛重三尉は押し黙る以外なく、そしてそんな自分を嫌悪する。
『葛重三尉、私を殴りたければ、何度でも殴れ。だが、まずは貴官と貴官の小隊を生還させる事が先決だ。つまりはそう
いう事だ』
「・・・・了解であります」
葛重三尉は、搾り出すようにそう言って、唇をかみ締める。
傍らにいた、通信士らも同じだった。一様に顔を強張らせて、葛重三尉を見ていた。
「日本異邦戦記」
今回の更新分終了です。
各員の奮戦に期待す。
乙
キター
>>197 違うんですか?どうもそんな感じがしますが・・・・。
ちょっと考えてみたもの。
エルフを宿主とする病原体とか、ドラゴンを宿主とする病原体っていますよね?当然。
233 :
名無し三等兵:04/03/17 20:40 ID:2UEM6dOK
政府広報課氏乙彼さまです。
「機関銃の世界史」という本を読んでて面白い一文が
あったので抜粋します。
私はけっして忘れない。
ここに流された血が、今日という日の恐ろしさをかたっている。
敵はこれだけの血を流し、われわれは死を免れた。
その男は、小さな土塁のうえに立っていた。
うつろなまなざしであたりを見まわし
声をひそめて言った。
「何が起ころうと、われわれにはマキシム銃がある。
だが、やつらにはない。」
どんな重装騎兵でもライフル持った歩兵には敵わず
トーチカと塹壕と有刺鉄線で簡単に無力化できる。
そして騎兵にかかる膨大な費用を一瞬でトマトジュースに変えるだろう。
ゲリラが正規軍に勝てないわけを身をもって教えてやれ。
いくら貴様らが山や建物に立て篭もろうとも砲弾や毒ガスに耐え切れるわけないということを。
やっとアク規解禁〜
というわけで投下しまつ
236 :
狩人:04/03/17 20:45 ID:???
sage忘れました。
手製地雷踏んで死にます。
>>232 まあ結局SS職人の設定次第でしょうな。
魔術への適性が遺伝によるものだと思って魔術師の一族から幼児をさらってきて育ててみたら
一族内部で知識を伝承していただけで無意味だったとか。
ところで東洋の龍は百足を嫌うとか。……ウロコの隙間に潜り込んでくるから。
背中がかゆくなってきた。
同日1530 魔法都市ネリュントス地下
「畜生!だれだ!誰がやった!」
「見えないー!!何も見えない!!」
「やめろ!撃ち方やめ!撃ち方やめ!!」
怒号と悲鳴と命令が響き渡る中、俺はなんとか状況を把握しようとしていた。
上田三曹の言葉。そして直後の発射音と爆発音。
そして、この火薬ガスの匂いと粉塵。
・・・なんてこった。
どっかのバカがこんな閉鎖環境で無反動砲を使いやがった!!
「落ち着け!粉塵が収まるまで後退する!各員発砲を控えつつ後退!」
言うなり弾倉を交換し、粉塵の中に飛び込んでいく江藤。
それを呆れたように眺めつつ、上田は叫んだ。
「後退ぃーこぉーうーたいー!!」
号令にあわせ、自衛隊員たちは一斉に撤退を開始した。
極端に悪い視界の中、互いに声を掛け合い、なんとか粉塵の外に出ようと、彼らはあがき続けた。
不思議なことに、その内の一人も襲われることは無かった。
全員が、かすり傷程度は負っているものの、へっぴり腰で粉塵の外に離脱できたのだ。
いや、そこにはいるはずの人間が二人欠けていた。
「え、江藤二尉と上田三曹は?」
「誰か知らんか!?」
佐久間が叫ぶ。その顔色は悪い。
無線など入るはずも無い地下で、よりにもよって部隊長と先任がいなくなるというのは、悪夢以外の何物でもない。
「誰も知らんのか!?おい!誰か返事をしろ!!」
どいつもこいつも唖然としているばかりで返事すら満足にせん。
なんとか言えよ!自衛隊員だろ!!
内心では怒り狂っているのを自覚している。
だが、口から出てきたのは罵声ではなく命令だった。
「ええい!仕方がない!全員とにかく下がれ!発砲するな!!」
手前で腰を抜かしている一士の服を引っ張りつつ怒鳴る。
畜生、粉塵で何も見えない!
もしこの中から敵が出てきたら・・・
そう思うだけで全身に寒気が走る。
「ああ畜生!何もみえねぇ!!」
綺麗な音色の声が聞こえたのは、苛立たしげにそう叫んだ瞬間だった。
神基暦2129年5月22日魔法都市ネリュントス市内 暗黒教地下神殿
「・・・」
気がつくと、私は煙の立ち込める中、ゾンビたちの大群に圧し掛かられて倒れていた。
服にゾンビたちから出てくる腐った血液や考えたくない何かが染みているのがわかる。
「・・・ムキィーーー!!!」
あー!気持ち悪い!!冗談じゃないわよ!今回の冒険の前にわざわざ新調した服なのよぉ!
それを、よりにもよって、土とゾンビの何かで汚されるなんてぇ!!
「冗談じゃないわよぉぉぉ!!!!」
手短に伸びていた腕を蹴飛ばし、近くに転がっていた頭を放り投げる。
高かったのに、高かったのにぃ!!
気がつけば、いつの間にやら土砂やゾンビから脱出している私。
婆さんゴーレムを投げる(※火事場の馬鹿力)とは言ったものね。
「!?けほっけほっ」
しまった、騒いでいたら土煙を吸い込んだみたい。
あー気持ち悪いぃ喉が痛いぃー。
「けほっ、偉大なる風の王よ、げほげほっ、その力を、ごほごほ、我に貸し、悪しきものたちに裁きの、ゲフンゲフン、烈風を!」
・・・あーやっぱり無理か。
こんな咳き込みながらじゃ呪文の詠唱なんて無理だものね。
なーんて呟いている間に、気前の良い風の王は烈風、とまではいかないものの、強風を巻き起こしてくれる。
見る見るうちに土煙はどこかへと飛び去り、そして、私は彼と出会った。
ひとまずここまでで。
うーん、なんか最近質が落ちているような気が(つд`)
頑張って夜までにまたうpします。
物語は唐突に殿、お疲れさまです。
自衛隊が藤子・F世界に召喚されますた。
あ、なんかややこしい文章でした。
『質が落ちている』とは自分の作品の事です。
では;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
荒らしのせいでアク禁数日。まったく嫌になる。
ところで唐突に氏、例の地下道はあれですか?逆襲口とか言いましたか。
婆さんゴーレムを投げるにワラタw
怪力ババア………………………………………。
>>237 もし魔術が後天的に学習するものだとすると、
幼少の頃から魔導書に囲まれて暮らすような子供は
自然と魔術師としての適性を得ることになる。
医者の子は、たとえ開業医でなくても医者になりやすいと言うからな。
養子で育て親の片方(おそらく父親)が魔術師で、魔術師としての適性がある
というケースが確認されれば、そういう判断になるだろうね。
>>251 そういう場合は、生産プロセスはなくなりますね。
収集→選別→教育とでもなるかと。
無言で掌から光弾を放つような設定にしたい場合→魔術の適性は遺伝的な性質による
呪文の詠唱や儀式を行うような設定にしたい場合→魔術の適性は後天的な学習による
俺はこういうイメージを持ってる。
254 :
81式:04/03/17 23:14 ID:???
駄すれ立てるなヴォケが
おっ!新しいSS職人さんがいらっしゃいますね。
やはりこのスレはSSの猛爆で賑わってるのが一番ですね。
てst
>>251 魔術師を父に持つ少女。幼少の頃から魔術関連の書物に囲まれて育ったため、
自然に知識と適性を身につけ、本人も将来は魔術師になりたいと思っている。
しかし、女性は嫁いで家庭を守るのが仕事だと考える父に反対され、魔術学校への
入門を諦めざるを得なかった。
ここで権威ある老魔術師が彼女の素質に目をつけ、弟子にならないかと持ちかける
というのが有りがちな展開。
ただし、このスレ的には自衛隊に目をつけられて駐屯地に案内され(お客様待遇)、
どっかから借りてきた魔導書を普通紙にコピーしたものを前にドサッと置かれて
「独学でいいならいくらでも魔術を学ばせてやるぞ。必要な書物ならこちらで用意する。」
と、陸自への入隊を持ちかけられる。
自分の「輸送戦記?」を読み返してみると…地味だな。
ドンパチは1回だけ。ドラゴンもペガサスも出てこない。エルフは3人
だけ。ドワーフなんて1人しか出てない。
…そりゃまぁ「輸送」を題名につけた段階で地味になるのは半分決
まったようなものなのだが。
まーそろそろ大規模戦闘が近いので「派手」にはなるとは思います
が、どうかな?
名無し志願兵氏宛
以前の「村上一佐の決断」で使用していた戦闘団編成ですけど、ア
レをまるごと使用したいと思いますけどいいですか?私も軍オタを
名乗っていながらそっちには疎いんで。
で、使用料として私が小説内で使用した戦術について、無制限な論
評を歓迎するとゆー事でどうでしょう。どう酷評されても文句はつけ
ないので。
今更だけどS・F氏のSS、珍しくワイバーンが出てるね
このスレではドラゴンが多くて、あまり見かけなかったから新鮮な感じを受けた
ワイバーンって、飛竜と違うの?
それよりも一回り小さい感じ?
>>257 入隊して教育隊に配属された瞬間、血反吐を吐くような猛特訓を受けさせられる魔法少女。
わずかな開き時間は中学・高校レベルの数学・理科・現社その他の教育を受けさせられる魔法少女。
それでもなんとか時間を見つけて魔法を学ぶ魔法少女。
心身ともに限界寸前だが、初歩的な回復魔術でなんとか持ちこたえながらカリキュラムをこなす魔法少女。
これはどちらかというと燃え展だと思うが、どうか?
(操作方法)
基本的な攻撃は踏みつぶすことだが
炎をはいたりすることもできる。
アイテムでパワーアップする。
大きくなると壁を壊すことができる。
だが真横からの攻撃には弱い。
(目的)
敵を倒し囚われた人を助け出したりする。
ただ単に敵をやっつけたり壁を壊したりするだけでも良い。
シリーズは世界各国で売り出され
業界が発展した今も根強い人気を誇っている。
戦車【兵器名】
>261
教官はもちろんハートマン軍曹。
>>260 現実の話しだが、中世の紋章などに使われるモンスターのデザインとして
ワイアーム→ワイバーン→ドラゴン
という風に変化していった
ようするにより強そうに、よりかっこよく、という変化だ
それの影響か、ワイバーンはドラゴンの下位種として扱われる事が多い
ドラゴンとの違いは、
・火(ブレスアタック)を吹けない
・ドラゴンの翼が肩骨格から生えていて、前足が有るのに対し、
ワイバーンの翼は鳥のように前足が変化した物。よって前足は無い
・尻尾の先に毒針が有る
・頭の形状はドラゴンよりもトカゲに近い
等々(これらの特徴に当てはまらない物もあるが)
一昔前のコンピューターRPG乱造期に、ろくに調べもせずいいかげんに扱われる事が多かった為か
近年の作品でワイバーンの特徴を持ったワイバーンを見ることはまず無い・・・
>264
始祖鳥や翼竜(プテラノドン?)の様なモノか。
サンクス
>>261 >>251みたいな設定だと、もともと資料の検索能力に知識の吸収力、知識を応用する能力はありそうだから、
かなりの学力をつけるものと思われ。
頭のいい自衛官の進路って、どんなもんだったっけ?
>>258 気になさらなくてもいいでしょ〜、今のテイストが輸送戦記のアジになっていると
一読者としては思ってます。
ってかそれを言われるとドンパチシーンも人外人もまだまだ出す予定の無い私のSSは・・・
とりあえず米軍話を書いてるものとして少佐の活躍に期待♪
>>264自分のイメージもそんな感じですね。一応今回の役割から考えると
「ドラゴンでかっ!」となってしまいますので、ワイバーンなのです。
ネーミングの元ネタ、アレから行くと某聖先生っぽい感じでしょうか?
毒針があるとは知りませんでした。
魔導参謀
屋根裏の銃眼からけたたましい音を立てて、ポンコツ機関銃が猛突撃をかけてくる敵に弾丸を浴びせかける。
きちんと整備していたのが幸いしてか、想像以上に軽快だ。
しかし、たった一丁ではこれだけの波状攻撃を制圧することなど到底不可能な話だ。
撃ち漏らした敵兵はわらわらと玄関に殺到している。
一分もしないうちに、機関銃弾は底をついた。
そして、館全体が重く揺れる。
あのバケモノがホールで暴れまわっているのだろう。
しかし銃眼潰しにやってこないのはある意味不幸中の幸いだ。
こちらの篭城戦術がまだ完全に理解できていないのだろうか。
僕はそんなことを興奮した頭で考えながら、弾の込め終わった狩猟用ライフルをメイドから引ったくり、
暗視ゴーグルで敵兵の姿を確認しながら狙撃を加える。
が、動体応用射撃は思ったよりも難しく、走る敵にはなかなか命中しない。
クソ! ダメだ!
外の敵に構っている場合じゃない。今は侵入してきた敵を撃退することが先決だろう。
僕はここをパーシェに頼むと、弾切れのライフルを置き、代わりの散弾銃を手にした。
六四式の弾は撃ちつくしていた。
屋根裏から駆け下り、バリケードを超えながら一階玄関へ向かう。
だが着く前に、バリケードで侵入してきた敵に応戦する佐久間の姿が現れた。
「状況は!?」
「玄関を中心に一階の半分以上は敵に制圧されました!
今は二階への撤退を指示していますが、いかんせん広い館なんでまだ命令伝達が行き届きません!」
報告しつつ、佐久間は前方の角の暗闇から飛び出してきた敵兵数人に、
近距離ですかさず腰から引き抜いたマカロフを御見舞いする。
暗闇に閃光が瞬き、何が起こったのかもわからなかったであろう敵兵らが倒れる。
そんな中、僕はあることに気がついた。
「おい、前島はどこいった?」
佐久間はマカロフのマガジンを交換しながら、ようやく気がついたといった風に首を振った。
「ミルシェっ!」
前島は倉庫のドアを荒々しく開けた。
この状況下ではあの娘をここにおいていくのは得策ではない。
連中の血走った形相を見た限り、非戦闘員だからと生命の保証をするようには思えなかったからだ。
「どこだっ!? ミルシェ!」
前島は返事がない暗闇に再び叫んだ。
だが返事も、あの小さな鈴の音も聞こてはこなかった。
焦った彼は、彼女が潜んでいた辺りを暗視ゴーグルを被り直して確認する。
そこには、小さな鈴が、何者かに引きちぎられ、踏み潰された残骸が残っていた。
「み……ミルシェ…?」
彼は一瞬、その場に立ち尽くした。
遠くのから銃声が散発的に聞こえるのが、その静寂をより際立たせる。
彼女はどこへいった?
この遺された痕跡から、恐ろしい推測が頭に浮かぶ。
まさか……!
ややあって、彼は全身が総毛立つのを感じた。
この感覚は、あのとき、そう、自衛隊に入るきっかけになった、あの事件の時と同じだった。
部屋にはランプの明りが灯されていた。
薄暗いが、廊下の闇とは比べ物にならない明るさであった。
串刺しにされ、床のカーペットを朱に染めて横たわるメイド服姿の少女。
その手には異世界の武器が握られ、
周囲にはその武器によって打ち出される小さな鉄の筒がいくつも転がっていた。
「で、このガキ、どうする?」
死体の転がる部屋の真ん中で、
節くれだった自分の腕に抱えられたメイド服姿の少女を、
まるでうまそうなメシにありついたときのように見下ろしながら、
古参の傭兵は呟いた。
周囲の仲間も、似たり寄ったりの表情で下卑た笑いを漏らしている。
その様子に、無理矢理つれてこられた腕の中のメイド少女の顔が恐怖に歪む。
恐怖のあまり身をよじらすことも、悲鳴を上げることもできず、
ただ見開かれた瞳から涙を際限なく流すことしか出来ない。
「へっ! まあちょいと熟れちゃいねえが、なぁに、ここんとこ女日照りだったからなぁ」
「おいおい、騎士どもに見つかったら厄介だからな。早く済ませろよ」
「分かってら。へへへ」
少女を死体の血で汚れたベッドにまるで人形のように放り投げ、
男はズボンを脱ごうと武器を置いた。
少女がベッドの奥へと後ずさる。その時だった。
乾き、何かが弾けたような音と共に、テーブルに置かれていたランプが倒れ、運悪くも炎が消えてしまった。
一気に暗くなった室内に、傭兵らは狼狽した。
「な、なにが起こっ……」
「うるぁああああああ!!」
雄叫びを上げ、一人の男が暗闇から飛び出してきた。
その場にいた傭兵達が振り向くより早く、マズルフラッシュが瞬いた。
まとめて五人の傭兵が七・六二ミリ弾の直撃を受けて肉塊に変わる。
「どけぇえええ!!」
バリケードを飛び越え、男が狂ったように咆哮する。
傭兵たちが狼狽する中、ミルシェの姿を暗闇の中確認すると、
「早く二階に逃げろ! 早くっ!」
有無を言わさぬ声で少女に叫ぶ。
「お、おのれぇ!」
抜剣した傭兵が無茶苦茶に切りかかってくる。
「うるせえぇぇ!!」
前島はなんの躊躇いもなくその男を射殺した。
室内の敵はこれで一掃できたはずだ。
弾切れのマガジンを交換し、ミルシェがバリケードを超えて階段の方向へと逃れるのを確認してから、
時間稼ぎのためにその場に腰だめに六四式を構えて踏みとどまった。
こんな高揚感、いつぶりだろうか。
鉄パイプで泣き叫ぶ不良どもの頭をかち割ったあの事件以来だ。
精神科では、潜在的な精神病の一種だと診断された。
普段は堕落しているが、『大切な人』や物が危機にあっているのを見ると、
アドレナリンが過剰分泌され普段からは想像できない暴力衝動に駆られる。
だからなんだってんだ、と彼は思っていた。
大切な人を守れないなんて、糞以下じゃねえか、と。
「来いやぁ!」
興奮状態の傭兵たちが襲い掛かってくるのを感じ、
彼はトリガーを引き絞った。
しかし、弾は発射されなかった。
ガチッ…!
彼の六四式は鈍い音を立てて作動しなかった。
弾切れではない。マガジンは交換したばかり……
まさか、ジャムった!?
「しまっ…」
即座に悟った彼が焦りを感じる前に、彼の喉元にパイクが突き立っていた。
声にならない呻きを漏らし、彼は後ろのバリケードに吹っ飛ぶ。
「ははははっはぁ! やった! 異世界兵を討ち取ったぞ!」
ゲポ、と聞いたことのない嫌な音が声帯から漏れるのと、下品な傭兵の大声が聞こえる。
しかし、もはや彼はそんなことはどうでもよかった。
ああ、自分はもう死ぬのだと、彼自身驚くほど簡単に知覚できた。
彼の混濁する脳裏に、ある風景が映し出された。
真昼間の屋上、二人の男女の姿がそこにはあった。
どこから持ってきたのか、ベンチに横になって制服をだらしなく着崩した少年と、
豊かな髪をポニーテイルにまとめた物静かそうな少女だった。
微かに吹いてくる風が心地いい。
『前島君……いつもここにいるね?』
先に口を開いたのは彼女のほうだった。
『いいんちょと違って頭わりぃから教師からも見捨てられてんだわ』
邪険に扱うでもなく、かといって友好的でもなく少年は気のない返事をする。
『そんなことないと思う。前島君、きっと、その……』
『ほら、とりえもないっしょ』
自嘲的に笑い、彼は寝返りをうった。
『でも……私は進学クラスにいる人よりも前島君の方が人間的だと思うよ』
『バッカバカし。点数とれねえ奴は人間じゃねえって、物理の木村が言ってたっしょ?』
『そんなことないよ……』
少女の端整な顔が困惑に歪む。どうして分かってもらえないのだろう、と。
しかし、少年自身、彼女が言いたいことも、そして自分への気持ちも理解していた。
彼女の言うとおり、そこまで馬鹿ではなかった。
だが、彼は彼女を自分の堕落した生活に引きずりこみたくはなかった。
彼は教師から見れば完全な不良だったが、厳密にはそうとも断言できない。
暴力沙汰は嫌いだし、群れるのも嫌い。
煙草や薬も金の無駄だと考えているし、派手な格好するのも面倒。
ただ、のんびりとしていたいだけ。それが許されない環境だというだけの話だった。
それを分かってくれたのは、彼女だけ。
「そ、…んな…こと…ないよ…な? いいんちょ…」
意識が遠のいていく中、前島は走馬灯というものを初めてみた。
それは彼の唯一の後悔。
何故あのとき彼女を受け入れてやらなかったのか。
そうしていれば、あの事件も防げたかもしれない。
だが、もう……
ちりーん
ああ、心地いい音色だなぁ。
少女の鈴の音色に抱かれ深い海の中に沈むように、彼の命はその灯火を消した。
281 :
名無し三等兵:04/03/18 02:39 ID:2T5BoC0u
まだいたんか
ここいらからだいぶ賛否分かれる展開になってくるかも……。
ではでは。
一名殉死。
ご苦労様です、南無。
アドレナリンは副腎から分泌されて血液に乗って運ばれるので、効力を発揮するには20分ほど掛かる。
即効性があるのは交感神経末端・中枢神経から放出される「ノルアドレナリン」だから、正確にはこっちかな?
と愚考したり。
でも内容が好みだから、そんな些細なことはどーでもいいや。
彼女は「鈴」だったのかな?
パイクは傭兵の屋内装備としてふさわしいかどうかは微妙ですが。
この先、前島に何か行動させるなら、どの程度の傷を負ったか複線として描写しておいてほしかったな。
脳死に到っていなかったとか、御都合は萎えるから。
まあ、ご都合主義&ご機嫌取りって点でいつぞやの闇司祭の奇跡とかの手もあるわけだが(マテ)
J官1名死亡。これが佐久間でないだけまだよかった。
『議員様の大事な大事な娘さん救出大作戦』が始まるまでに何人生き残ってるか、そこが問題だ。
次は佐久間かリオミアか。あの2人という可能性もあるにはあるが。
ミルシェの涙の一滴が前島の額に落ちた瞬間、奇跡が起こります。
鼻水でも可。
これ以上死んでほしくない・・・・・・。
>>258氏
どぞ〜。
お好きなように使ってやってください。
ただ、自分も、今やってる研究が終わったら、
小説書くときにあの設定使う予定なので、
派遣地区が変更されたということにしておいてくださればうれしいです。
>>289 遺言ですか?まあどっちにしろ死亡決定だわな。
え?生存?まさかそんなことはないでしょう。
>>292 この後、64式小銃に憑依した前島が弾数無制限の真空弾を乱射して大活躍します。
たった今討ち取った筈の異世界兵が半透明になって立っているのに驚愕する傭兵。
何故だ!?死体ならそこに転がってるのに。
しかし、0.5秒後には彼の頭には数ミリ程度の穴が開いていた。
脳内物質の束縛から開放され、無我の境地に達した幽霊・前島(本体は64式小銃)。
ミルシェを守ると言う唯一つの念から、粛々と敵を倒していく幽霊・前島(本体は64式小銃)。
この後の展開としては
1.本体が破壊され、前島は消滅。
2.エンディングで、64式小銃を背負った一人の少女が旅立っていく。
3.生き残った自衛官と一緒に来日したミルシェは、64式小銃を供養した後、
仏門に下って尼となり、日本が元の世界に戻った後はF世界で山奥に
寺院を建て、○○宗の開祖として歴史に名を残す。
>>291の続き
と、いうか、某簡易戦術本とほぼ内容一緒ですので、
自分にあの編成の使用に関して文句を言う権利がないのが本当のところだったり・・・
現実の陸自にはありえない編成ですし。
ちなみに陸自の正しい編成として、
平成15年度の資料を参考になればと書き込んでおきます。
小官殿、間違った場所があれば訂正よろしくお願いします。
駄資料その1
第一師団の編成
→師団司令部及び、同付隊
→四個普通化連隊(内一個連隊は即応予備自衛官が主力)
→特科隊
師団 →高射特科
→戦車大隊
→偵察隊
→施設大隊
→通信大隊
→飛行隊
→科学防護隊
→後方支援連隊 →連隊本部及び、本部付隊
→二個整備大隊
→補給隊
→輸送隊
→衛生隊
駄資料その2
第二師団の編成
→師団司令部及び、同付隊
→三個普通化連隊
→特科連隊
師団 →高射特科
→戦車連隊
→偵察隊
→施設大隊
→通信大隊
→飛行隊
→科学防護隊
→後方支援連隊 →連隊本部及び、本部付隊
→武器大隊
→補給隊
→輸送隊
→衛生隊
駄資料その3
第3、4、5、6、8、9、10、11師団の編成
→師団司令部及び、同付隊
→三個普通化連隊
『4D6Dの場合は、四個連隊(内一個連隊は即応予備自衛官が主力)
→特科連隊
師団 →高射特科
→戦車大隊
→対戦車隊(3D4D6D8Dを除く)
→偵察隊
→施設大隊
→通信大隊
→飛行隊
→科学防護隊(4D6D8Dにだけ存在)
→後方支援連隊 →連隊本部及び、本部付隊
→整備大隊(第四師団は2個整備大隊)
→補給隊
→輸送隊
→衛生隊
(注、略語について。Dは師団を指す)
駄資料その4
第七師団の編成
→師団司令部及び、同付隊
→普通化連隊
→特科連隊
師団 →高射特科
→三個戦車連隊(内ひとつは即応予備自衛官で編成)
→偵察隊
→施設大隊
→通信大隊
→飛行隊
→科学防護隊
→後方支援連隊 →連隊本部及び、本部付隊
→二個整備大隊
→補給隊
→輸送隊
→衛生隊
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>>293 (ヽ_ノゝ _ノ
ノノノノ ノ彡
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駄資料その5
第12、13旅団の編成
→旅団司令部 及び同付隊
→四個普通化連隊(内一個連隊は即応予備自衛官が主力)
旅団 →特科隊
→高射特科中隊
→戦車中隊(第13旅団のみ
→対戦車中隊
→偵察隊施設中隊
→ヘリコプター隊(第12旅団のみ
→飛行隊(第13旅団のみ
→後方支援隊
連隊規模での編成は略しますが、
第一師団は一個連隊を五個中隊で、
第七師団は一個連隊を六個中隊で編成してます。
また、第一師団には重迫中隊はありません
同じく対戦車中隊も、第一、第三、第六、第七、第八師団にはありません。
以上。スレ汚し失礼しました。
最後にはハッピーエンドで、これ以上メインキャラが死んでしまうのは勘弁してほしい。
ま、作者本人が「悲しいお話になる」と数スレ前で宣言しているわけだが。
アモラル的な話っていうのは人魚姫のように確かに人を惹きつけるが読んだ後激しく鬱になる
前島の死をきっかけにミルシェが覚醒。
目と髪の色が黄金に変わり、全身からオーラを発してスーパーサ○ヤ人化。
強力な気攻術で敵を薙ぎ倒す。
そして、今まで一言も喋らなかった彼女が、死体の山を前に一言。
「お兄ちゃん、仇は討ったよ・・・。」
作品の質の所為か、やたらツッコミが激しくなっているな。
かく言う俺も深夜にリアルで見て、物凄く鬱になった類いだ。
でも、裏を返せばそれだけ作品の世界観に引き込まれていたって事なんだよな。
>>304 すべて台無しではないですか・・・それだけは勘弁してください。
さてと、投下開始。
人外をどうするか。
人外にも、これまた厄介な問題がある。
1、先天的な特殊能力:魔法使いと違い、能力自体のバリエーションには乏しいが、先天的に何らかの特殊能力を持っている場合が多い。
この特殊能力が人畜無害なものであればいいのだが、武器としての使用を想定したものであることがほとんどであるため、
それを望むことはできない。これの何が問題かというと、”武器の所持は法律で規制できても、先天的な特殊能力を法律では規制できない”
ことである。
たとえば、戦闘能力において、非武装の人外+先天的な特殊能力=人間+武器という関係が成り立つとする。両者を比較してみると、
人間の場合、武器の入手、所持の禁止と、武器使用の禁止という2つの規制をかけることができるが、
人外の場合、特殊能力使用の禁止はできても、先天的な特殊能力の入手、所持の禁止は不可能なのである。
以上の前提を踏まえてみると、先天的な特殊能力を持った人外を日本国内に入国させるのは大変危険であるといえる。
たとえて言うなら、武器を所持した人間に、「武器は使わないでくださいね。」と言っただけでそのまま入国させてしまうのと同じである。
人外が敵である場合は当然だが(ゲリコマ魔法使いと同じだ。)、そうでなくても危険であることに変わりはない。
向こうに敵意があろうとなかろうと、武器を所持した人間と同等の戦闘能力を持つが人外が国内を闊歩しているのと同じことになるからだ。
トラブルを起こしたり犯罪者にでもなられたら大変である。
>304
まあ、喋っているんだが。
2、生態の問題:たとえば以前小官殿がネタにしていたが、淫魔、吸血鬼に代表される人間を捕食するタイプなど、
高度な知能を持った害獣(天敵)とも言える種族がこれにあたる。
人間を襲う動機はそこら辺の肉食獣なんかと同じといっていいだろうが、問題なのは知能の高さと特殊能力である。
こういった場合、言葉は通じるかも知れないが、話は通じない。こういった種族による被害を出したくなければ絶滅させるよりほかない。
3、人間側の認識:人間が人外というやつにどんな対応をするかだが、まあ、間違ってもどこかのラノベみたいな対応(※)をすることはありえない。
好き好んで野生の肉食獣の近くに寄りたがるやつは誰もいないのと同じことだ。当然、人外を排斥しようとする。
少なくとも、好感を抱くことはあまりないか、あったとしても一時的なものになる可能性は高い。
とりあえず印象強いキャラ死亡させときゃお涙頂戴になるしね。
簡単だ簡単だ。
結局のところ、魔法使い同様に隔離しておく必要があると言える。
最優先:貿易のために出島(in本土)と租界(in占領地)を作る。(魔法使いは出島とか租界には出入り禁止)
出島、及び租界の管理については、在日米軍からノウハウを提供してもらうとよいかもしれない。
最優先:入国者が人外かどうかを判別できるようにする。
最優先:F世界側の戸籍制度整備(民間人を装った敵人外の侵入を防止)
最優先:人外への対策
(如何にして現在有する装備で人外による被害を防ぐか&人外を無力化するか&如何に人外をこっちの土俵に引っ張り込むか。)
長期 :特殊能力の研究。(メカニズムの解明)
:対特殊能力装備の開発
まとめて言うなら、あちらにならって、危険生物隔離政策とでも言えばいいのか。
313 :
終了。:04/03/18 12:34 ID:???
※どこかのラノベみたいな対応↓
“
例:淫魔、吸血鬼(小官殿設定の場合、その分かなり苦労している模様。)
ラノベ系人外キャラ全般。(方向性としてはこの辺↓)
http://book.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1076224205/583-585 583 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 04/02/15 19:34 ID:6yPOf6IQ
先生!!造られしものとかが好きな漏れは変態ですか?
とくに人外なのが好きなんですが、
リアル友人のこのスレの住人に変態!といわれたので。
584 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 04/02/15 19:37 ID:HmmOLvg/
>>583 変態…と言いたいが、そういう需要があるからこそ
「少女の姿に擬態できる戦闘生物はいつの間にか戦闘形態をとれる少女として
扱われる」というバカ一が成立しているわけで
585 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 04/02/15 19:42 ID:SttaIH5r
警戒を解かないクール系と主人公が対立したりな
「あいつは○○なんだぞ! 危険性がわかっているのか!」
「それでもなぁ、あの娘は嬉しかったら笑うし、寂しかったら無く、普通の女の子なんだよ!」
>>305槍は槍でもパイクだと無理っぽいですが、投擲槍とかリーチよりも
取り回し重視のタイプの槍、ダメでも繋げるタイプの槍がありますが・・・ダメ?
逆に騎士用の剣とか日本刀の類は、使い方間違えるとえらいことになりますし。
むしろ室内や狭い環境で、扱いづらい武器を上手く使いこなすって話も
見てみたいなあとか思ってみたり。
扱いにくい武器は最初から使われない。
それが軍板だ。
>>315と、咄嗟戦闘という事で・・・ダメー?だめですかそうですか。
丸坊主になってきます。
>>314 手槍があります。
片手で扱える1メートル強の武器で先端に槍と同じ穂先が付きます。
ただ、普通の刀剣と同じ程度の射程で剣よりも汎用性が低いため普通は剣を使います。
儀礼用として残ってるところがあるかも知れませんが実戦では絶えて久しいです。
投擲槍(ジャベリン)は投擲することを前提にしていますので振り回すのには強度が不足気味です。
投槍器を使うことが多いので手持ちの物というのはごく初期か、あり合わせのモノが多いのでは?
室内用の槍は2m〜1.5メートルが限度かと。
そして、振り回すことは出来ないので突く事しか出来ないはず。
騎兵と戦うための騎兵槍、歩兵槍は屋外専用ですが、
刀剣と戦う時にリーチの差で優位に立つための槍や槍術は存在します。
あと、最大でも刀剣よりは少し長い程度の短槍、小刀ぐらいの手槍もあるので…
一概に槍は室内では扱いにくい、というわけでもないはずです。
と言っても屋内でも使える槍が存在するのも日本くらいかも知れません。
(参考資料が忍者・密偵用の武器とかなので…信憑性はあまりないです)
CQB向けのM249があるくらいだから、屋内用の槍があっても不思議ではない。
それはそうと、パイク結局は使えないわけで。
うぐぅ・・書き込みの途中で消えた・・・
とりあえず書き直します。
>>714氏、
パイク(槍)は確かに室内戦でも有効に使えます。
階下の敵や、会談を駆け上ってくる敵兵に対し効果的ですし、
狭い通路に長槍を並べてファランクスを形成し、通路閉塞して敵の進出を防ぐなどもありでしょう。
しかしながらこれは、『事前に準備をできる防御側』に限った話なのです。
角を曲がるたび、部屋に入るたびに渋滞を起こしていては、
各個撃破の格好の目標となるでしょう。
>>むしろ室内や狭い環境で、扱いづらい武器を上手く使いこなすって話
おとなしく使いやすいサブウエポンに切り替えるか、いっそのこと徒手格闘に持ち込んだ方がましです
新撰組の池田屋事件を思い出してください。(記憶で書いてるので間違ってたらすまそ。)
当時の流行であった長い太刀を装備していた志士たちは、
小太刀などの短い刀を主力とした新撰組の組員にばたばたとやられていきました。
もちろん奇襲の効果、新撰組が着込んでいた事等も関係もありますが、
室内戦においては刃渡りの短い武器が有効な証明になりえると思えます
>314
バキ!(槍の柄を力づくでへし折る)
周囲:「何を?! それはお前の親の形見…」
当人:「長すぎる! 形見をつっかえさせてやられたんじゃあの世の親父に笑われる!」
無理に使わせなくても、こんな演出方法はあるかと
折れやすい槍だな。
>>323 相手にささったら即座に折れるピラムという投げ返せない凶悪な槍も存在する。
しかしふと思うが、ラノベ系の凶悪な世界は無視されてちゃんと構築された
指輪物語系の世界をみんな採用してるな。
わざわざF世界側のトンデモを考慮する必要がなくていい。
>>324 >ラノベ系の凶悪な世界
ただ単にこことそういう設定が合わないだけです。
>324
すいません。
私の方は、これから多分トンデモな世界観になって行くかと・・・・。
>324
>325
ラノベと言ってもピンきりあるわけでして。
スレイヤーズとかの個人が戦術核に匹敵するような世界はメチャクチャですけど、
それ程無茶でもない世界観の作品はあるにはありますし。
でも、ラノベというとロードス島戦記よりはスレイヤーズを思い浮かべる人が多いですからね。
>>326 ガイドラインに違反しなければ問題はないわけだが。
世界設定として、『鉄が極端に少ない(有機化合物を含む)』としてしまったので・・・・。
無敵キャラも、超が付くような兵器も魔法も出す予定は有りませんが。
・・・・設定を友人に話したら、思いっきりSFオタ呼ばわりされたよ(´・ω・`)ショボーン
>>324 >ラノベ系の凶悪な世界
技術と制度の進歩は、社会全体に波及して社会そのものを変革していくはずなのだが、
ラノベ系凶悪世界ではその片鱗すら見られないことが多々ある。
それだけなら作者の恣意的な箱庭だからと達観できるが、現代社会と競演させるとなると
けっきょく落としどころを考えなきゃならないわで頭が痛くなる。
331 :
191:04/03/18 15:25 ID:???
>>329 まずヘム化合物が気になる訳ですが。他にもマントルやコアとか地磁気とか色々。
「自衛隊が惑星ソラリスに召喚されますた」とか思い浮かべてしまった。
>>331 つまりドラキュラさんがまず困ると。
……いや、ドラキュラ以外も困るが。
334 :
191:04/03/18 15:36 ID:???
というかチトクローム(シトクロム)もそうですからミトコンドリアから困るかと。
>>329 向こうの住人は青い血なんですか?
しかし・・・・・・鉄がないと生きていけんぞ。九州の皆さん、ご愁傷様。
惑星自体が鉄以下の軽元素から成るとすると、そこの生命には重金属が
物凄い毒性を発揮するとか。
そう言えば九州には水俣がありましたよね……
>>331 ヘモグロビンの形成が難しい環境では脊椎動物が発生出来るかどうかが難しいな。
コアに鉄が少なすぎると惑星ダイナモが起動せず、地磁気極めて弱くなる。
バンアレン帯も形成されず、太陽風の高速粒子が大気上層部に衝突し‥(中略)
火星パターンで大気から酸素が失われる。
なんとなく、SF的には珪素生命体の出番な環境かもしれん。
>>337 ひょっとして巨大ガス惑星の衛星だったりして。
>>339 うん。それなら鉄が無くても物量まかせで地磁気を発生できるな。
‥んなとこに日本が召喚されたら液体層まで落ちて大爆発じゃわい!(w
>>339 スマン読み間違えた。∧||∧
さすがに「自衛隊が木星型ガスジャイアントに召喚されますた」はねえよな‥
>>343 ええ、軌道をガスジャアント磁気圏内にとって地磁気を補おうかと。
それに潮汐力で地熱も発生。
なんか普通にF世界話に花が咲いているが、こんな事なら分家サイトまで作る必要無かったんじゃないか?
ハングル板とニュース極東板と東アジアnews+板みたいなもんだ
>>317投擲槍はダメっぽいですね。投げ用の小刀で刺しに行くのと同じような物でしょうね。
>>318密偵用だと、訓練受けてないと難しそうですね。普通の兵は剣や長槍メインだろうし・・・
>>321新撰組は突きを中心にした剣術に特化した、市街戦・屋内戦部隊
なのでしたっけ。やっぱ大物は室内では使うべきじゃ無いようですね・・・
パイクは屋内戦でも使い道はあるようですね。
>>322演出でへし折るとなると、修理系のエピソードを上手く盛り込めると
面白そうですね。
>>344 「占星師アフサンの遠見鏡」みたいな世界になりそうだ。SFだけど。
349 :
344:04/03/18 18:41 ID:???
>>348 アフサンは意識してました。
続編2作の翻訳マダー(AA省略)……もう無理なんだろうなあ。
全く創元のジャニサリーズ・サーガといい(ry
>>221 チハよりチャチな戦車であることが容易に想像できるな。
小銃弾でも装甲に穴があきそうだ。
今日、本屋に行ったら、
「ロシアに謎の大怪球が落下して北極点が北米大陸にシフトした世界」
のDQN戦記本が新刊の棚に置いてあった。
仮想戦記界もネタが枯渇して来たようだな? ウム。
小官もその内、昔のネタを引きずり出すかも知れんな。
だが、まだ、演れる! 鬱展開シリーズ向こう版! 開始する!
まあ、また短編なのだが。では、推して参る!
伏せろぉーっ!
力のない人間どもに、ぼくが何の理由があって従わなくちゃならないんだろうか?
魔法の力のかけらもない、おかしな模様が入った服を着た男たちが、ぼくたちが生活
する由緒ある『魔法学校』に押しかけ、みんなを集めて先生たちと何か話していた。
あんな奴ら、ぼく一人の『力』で追い払えるのに? さあ、見てろよ…!
『…取り返しの付かん『悪戯』は、止めて置くんだな? …後悔する事に為る』
声が『聞こえた』。…念話だ。黒い鉄製の杖を持った男たちの中の一人が、ぼくを
見つめていた。ぼくは無視して、先生と話しているえらそうな男の尻に炎術をかけた。
ぼくの念じた場所に、かんたんに炎が生まれる。見たか! 俗人ども…め?
『君は引金を引いてしまったな…。虐殺への序曲は奏でられた…』
男の目が、ぼくを哀れむかの様に伏せられた。とたんに、すごい大きな音がした。
先生の、きれいな顔が…ふき飛んでいた。男たちの杖の先から、けむりと炎がつぎつぎ
と上がり、ぼくの友だちや、食堂のおねえさん、先生たちを穴だらけにして行く。
『君はもっと早くに、その力に対する責任を、学ぶべきだったのさ…。哀しい事だが、
命令には、例外は無いんだ。君の御蔭で、例外無くこの世界の人間は抹殺される…』
念話の主がぼくに、黒い杖の先を向けた。ぼくは目をとじた。ぼくは、みんなの所へ
行けるのかと、思いながら。ごめんなさい…先生…みんな…。また、あえ
終わりだ。まあ、誰が魔法を使えるか特定出来ん場合は、殲滅しか無かろう?
まあ乱暴な話だが、危険排除のためには已むを得まい。なんせ小さな炎術だけでも
火薬主体の武装集団には脅威と為るのだからな?うむ。…やはり拙かったか?
小官殿!
ハ○ー・ポッターのマグル差別がでぇ嫌いな自分としては非常に爽快な気分になってしまいました、
サー!!
358 :
名無し三等兵:04/03/18 21:34 ID:gEX2ZqRM
>>356 まあ、いいんじゃないですか?
とりあえず、文献の回収は忘れずに。
>>356 裏を返せばそれだけ役に立つってことですな。魔法使いというやつは。
半ば本気でMCMがほしくなってきたな。
結局魔法には魔法しか無い訳で…。
だから、論争するとどうしても魔法優位で進んでしまうのだよ。
…まあ議論など結局、想像上の産物と比較する自体が不毛なのだが。
まあ、この際『ESPのファイアスターター』とか言う素敵なネタを出さん
事を、小官は祈るよ。
上がっておる…下げねばな? ウム。ただ下げるのも芸が無い。
「どうした? 葛野? …こんな事も想定していたろう? 」
同期の芦屋が僕の肩に手を置いた。一斉射撃は、この学校の教師、職員、生徒の大半を
薙ぎ倒した。銃弾には意思は無い。彼等の心理操作の魔法も…銃弾の前には無力だった。
あの子が『炎術』さえ使わなければ、多分教師の掛けた『心理操作』は、中隊長に何の
苦も無く掛かっていた筈だった。僕は制止すべきだったのだ。もっと、積極的に。
「悩むなよ。…お前は警告した。それで充分さ。…お前や俺の『力』がばれたら…」
「芦屋…それでも…僕達は…もっと…努力を…たとえ…異端者扱いを受けてもっ! 」
「俺は、一緒に暮らした仲間達に銃殺はされたくない。お前も、そうだろう? 」
芦屋は教師の死体の足を両手で掴み、校庭に掘った大穴へと引きずって行った。僕は
唇を噛み締めた。失った命はもう戻りはしない。終わり無き戦争への、行程が始まる。
と、まあ、まとめる。数人でも、異能者が居る、と言うスパイスを効かせるのも手だ。終わる。
>>355 小官さんってこんな描写もできるんだ。
ちょっと感激。
>>362 J官に魔法を使えるやつがいる場合か……やはり異端者扱いは免れないな。
理由:
ヤバイ。魔法ヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
魔法ヤバイ。
まず危険。もう危険なんてもんじゃない。超危険。
危険とかっても
「テロリストくらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ危険。スゲェ!なんか対抗手段とか無いの。
しかも心理操作とかあるらしい。ヤバイよ、J隊全滅だよ。
だって普通は心理操作とかできないじゃん。だってそう簡単にできるもんじゃないじゃん。設備とか専門家とかないとできないっしょ。
けど魔法はヤバイ。そんなの気にしない。使いまくり。社会インフラとか必要ないの。ヤバすぎ。
危険っていたけど、もしかしたら便利かもしんない。でも便利って事にすると
「じゃあ、科学ってナニよ?」
って事になるし、それは誰もわからない。ヤバイ。誰にも分からないなんて凄すぎる。
とにかく貴様ら、魔法のヤバさをもっと知るべきだと思います。
小官殿の黒いノリにふれて思いついたネタ。
魔法が使える人間の数が限られてるとして
それが才能よりむしろ教育や環境によるものだったら面白いかもしれない。
たとえば中世レベルの文明だと子供が学齢期になるまでに死んでしまうことは
珍しくないし、5,6人兄弟で成人できるのが1人だけというのもざら。
それもこれも貧しいからで、教育だなんだという前に働かないと冬が越せない。
結果、社会の数パーセントが魔法使いになれる素質を持っているにもかかわらず
誰に知られることもなく生まれ、死んでいく
そういう世界に現れた自衛隊と、そのもたらしたものが全てを変える。
鉄の武器でも馬のない車でもなく、ジャガイモのような新しい作物と農法が
人口を動かした。貧しい村々にも衛生思想が徐々に根付き、
子供たちには生き延び、成長するチャンスが行き渡っていく
そして現れる無数の魔法使い。彼らの魔法は彼ら自身を特別なものにしていたが、
それは育った家を継げなくなるということでもあった
土地は有限であり子供の数が増えていけば、農家としてやっていけなくなる
農業以外の方法で食えるやつは出て行って欲しいのだ
しかし村を出ても仕事はない。人口動態は勝手に動くが、
労働市場はそれほど機敏には動かないのだ
かくして都市部には魔法を使える宿無しどもが
飢えた腹と抑え切れない鬱屈を抱えて獣のようにくろつくことに
自衛隊は後方に生じたガンを克服できるのか
…みたいなものを考えたのだが、どうだろうか。
>>361 ファイアスターター…プロディジー(神童)とかけてる…
わけは、ないですな。
>>365 悪くない。
問題は、J隊に吸収した場合、獅子身中の虫になるということだが。
使い勝手はいいのだが、なにぶんリスクが高い。
リスクを回避するためには、魔法の使用を監視するセンサー&MCMが必要だけど、
そんなもん作るのは無理だ品。
近世現実世界と同じように、都市部における労働者となるだけな気もするが。
いくらなんでも数年やそこらで劇的な変化は期待できないし、
十年のスパンがあれば企業が魔法技術に対応できるようにはなろう。
魔法使いが現実に即した技術労働者になって、更なる日本の繁栄が・・・
なんていうのは甘く見すぎか。
名無し志願兵さん宛
ありがとうございます。資料をよく読んで書いてみます。
私の「輸送戦記?」は本当なら師団級をそのまんま投入したいのですが、まだ
補給路が細いんで無理しながら連隊級を送り込んだ状態にしています。
・街道の未整備部分がまだやまほどある。拡張なんてまだ先!
・河川輸送の大規模化は作中でやっと開始されたばかり。
・空路は…燃料が足りないから緊急と偵察のみ。
と補給に思いっきり縛りがはいっているのがなんとも。
ただし
・水は完全に現地調達。
・肉や野菜類は現地からの購入+自前の畑・家畜+日本からの補給(特に米)
となっているので食料は問題なし。ただし物価の値上がりが発生したりするのは
確実だったり、王へ税金として持っていくよりも払いがいいから税金を無視して
自衛隊に持ち込んでトラブルになったりとか…なんだかまずいな。
甘い食への誘惑と、力への渇望を刺激してやれば、立派な兵士の出来上がりだ。
思想など、体制への憎しみを食事とともに吹き込んでやればすぐ染まる。
なんせ子供だからな? 貴重な教育を受けさせた正規兵を損耗させるより遥かに
有効な手だよ。それに、自衛隊の看板を表に出なければ、自発的な『革命細胞』と
して運用出来る利点が存在する。何せ、『現地人』だからな?
>>368 魔法使いの能力がどの程度かによると思います。
113氏いわく、ラノベ級の場合はそうはならないとのこと。
>>370 用済みになったり、コントロールできなくなったときにつつがなく始末できるかどうか。
そこが不安です。
鉄の意志を持った『政治家』が居ないと運用できん部隊だが、ね。
最初から使い捨てで使えるかどうかだな。最後までそのカードを使わぬか?
それとも最初からバンバン使って行くか、だ。
その育てた子供達に政権を獲らせるために長期的な視野で教育するか?
それとも現有兵力の一つとして運用するか? 始末は簡単だよ。戦場は何処に
でもあるし、憎悪を抱く者は敵にも味方にも居る。あとは決心のみだね。
>>373 そう楽観的にはなれませんが…魔法ってのはあなどれないと思うんで。
それにも増して、心理操作のメカニズムが気になって仕方がない。
今あるもので魔法対策ができないものか。
瞬間催眠の一種、かな? まあ魔術等の効果を引き出すには、
先ず術者の世界に引きずり込み信じさせねば意味を成さんのだよ。
そのための複雑な体系があり、流派が有る。星の数よりも多くな。
魔術の細かい衒学的なカテゴライズにはそんな一面が有るのさ。
まあ、『ごく最近』の論説では、元は一つのモノだった…とする
『乱暴』なモノもあるが…どうも小官、そいつには馴染めないのさ。
古い人間だからだろう。まあ、止めよう。本道から外れるのでね。
HNが長いので、少々省略致します。
>331氏他の皆様
地磁気‥‥。
すっかり忘れていました。
と、言うわけで少々設定を練り直しました。
‥‥書いていて、少々鬱になる内容もありますが。
世界設定について、少々。
1.大気成分
地球とほぼ等しいが、酸素と0族元素濃度が多少高い。
2.地殻
重金属を殆ど含まない。
地球上で『コモンメタル』とされる金属の殆どは、コア部分に偏在。
(惑星の冷却に、地球よりも長くかかったため)
3.気圧、重力
地球上とほぼ同じ、1気圧・0.95G。惑星の密度は、地球の90%弱。
惑星サイズは地球より多少大きい。
4.召喚位置
地球上における九州の位置と変わらず。よって、気象条件も変化無し。
5.生命体の特徴
植物は、正電荷の受容体としてマンガンを(地球上と変わらず)、
陸生動物は、銅、マンガン、ルテニウムを用いる3系がある。
海生生物の一部のみ、ヘモグロビンを持つ。
銅系及びマンガン系の生命種は、収斂進化の賜物か、
外見だけなら地球上の生命と似通った物が多い。
‥‥が、異なる点の方が遙かに多い。
6.金属資源
鉄、ニッケルなどの磁性金属の入手は極めて難しい。
その他の金属は、火成岩中にのみ含まれる。
7.知的生命種について
直立二足歩行を行う。
資源として有機化合物のみを利用する文化を持つ。
‥‥設定厨と呼んでやって下さい‥‥。
精神集中を乱してやれば良い。術者のな。
人間の根源的な何かに訴える、エロやグロ物が
一番だ。一罰百戒。有名な魔法使いでも捕まえ、
残虐極まりない方法で公開処刑等。
おっと、済まない。小官は引っ込むよ。さらば!
そうかな?殉教者って事で却って煽るような・・・?
>380 小官氏
いえ、こちらこそ割り込んでしまったようで、申し訳ありません。
設定変更に伴う文章の修正がありますので、
投下が少々遅れます。
日本人は異端者狩りがお家芸なのさ。
そして自衛隊は典型的『日本型』組織。
ノウハウは山の様に有る。
戦国、江戸…。一向宗、カトリック信者、
異端とされる者は根こそぎ闇へ葬った。
…それでも信仰は、残ったがね。
魔法は信仰以上か。それは…設定次第。
では、そろそろ、小官は…落ちるよ。
>383
魔法を信仰するのが居ますしね、過去スレから全体を見ると(w
鉄が手に入らないっていうのはあまりにも致命傷的すぎるな・・・・
一番の貴重品が何の変哲も無いI字鋼だったり、
鉄板を物珍しそうに突付きまわす異世界人が居たり、
鉄錆に中って斃れる敵兵が居たりする、そんな世界になってしまいました‥‥。
戦闘後空薬莢を回収しなくちゃならない…
あの…薬莢って真鍮じゃないかと…?
そーだった
草鹿一尉
「伝達は以上で終了だ。配置につきたまえ」
狐狗狸さん騒動が終わって暫くしたところで普通科の小隊長クラスの招集があった。
どうやら会談は一段落着いたようだと思いながら本部に行ってみると、
会談結果の簡単な説明と観客として来た一万を超える民間人に演説の警護を仰せつかった。
最悪なことに配置は観客席の真正面、仮設の演台のド真ん前。
つい愚痴の一つも言いたくなる。
「何で俺ばっかりこんな目に遭うんだ。俺が何かしたのか?
何かあったら真っ先にやばい所じゃないか」
当然、『威圧感を与えないために装備は小銃のみ』ときた。
判ってはいるが心細いことに変わりはない。
頼みは田中議員が巧く説明して納得してもらうことだけど……難しいよなぁ。
思わずこぼれるため息。足が重い、まったく。
早足で歩きながら気持ちを切り替える。
仮設空港近くの担当区域に戻るとすぐ小隊を集め、説明をして配置に付く。
見張りは機甲部隊が引き次ぐとのことだったが……来たのは74式戦車だった。
随伴歩兵無しで、しかも見張りなんて出来るのか非常に疑問だが、手持ちを考えると仕方ない事なのだろう。
演習よう特殊編成の一個師団でもともと普通科も少ない上に演説の警護に着くんじゃ人手不足にもなるだろう。
適材適所とはいかないと納得するしかない。
「これより、田中議員より現状の説明があります。ご来場のみなさま、一度席にお戻り下さい」
来場者は先ほどからハンドスピーカを持って走りながら知らせる自衛官のおかげで観客席に戻りつつあった。
今駆けていった男もさっきから走り通しで叫ぶ声も疲れが見える。
視界にの端に田中議員が目に入った。
そろそろか? チラチラ横目で即席の演壇に立つのを見ていた。
壇上に立った田中議員はごく平静で、まるで何事もなく閉幕を宣言するようなそんな様子だった。
ゆっくりマイクに向かって歩み寄り、何も言わずに立っていた。
ざわめきが静かになっていく。
一瞬、静かになった時、やっと議員は話し出した
「みなさんにお知らせしなければならないことがあります。
薄々お気づきでしょうがここは今までいた世界とは違う全く別の世界になります。
どういった理由か不明ですが演習場にいた人、装備がこの世界に移動しております。
またこの世界が中世に非常によく似た社会を持つということは自衛隊の偵察の折りに判明しております。」
それだけ言うと田中議員はいったん口を切った。
観客席が一斉にどよめく。
怖い。もしこっちに矛先が向かったらと思うとゾッとする。
ただ、ただ、議員が刺激しないように巧く纏めてくれることを祈る。
そしてざわめきが静まりはじめると再び議員は話し出した。
「先ほど自衛隊の偵察を行った際、幸運にもこの世界の住人とコンタクトを取ることが出来ました。
またその際にこの国の住人とのコンタクトの時に起こった偶発的戦闘に巻き込まれやむなく自衛のための戦闘を行いました。
結果、そのため非常に友好的な会談を持つことが出来ました。
現在この地区を治める国、その国が戦争状態にあり、非常の事態となっております。
現段階において選択出来ることは多くはありません。
一つはこの国に協力して支援を取り付けること。
一つは近隣の戦争状態にない国に避難し支援を求めること。
一つはここに留まり同様の事態を待つことです。
食料は現在、後2日分ほどしか確保出来ません。
また現在、自衛隊が保持する兵器の補給は不可能となっています。
現実に即する案としては最初の戦争状態であるこの国に協力関係を築く以外には路はありません。
みなさんにはこれから不自由になるでしょう。
危険もあるでしょう。そして我々に協力していただく事になるでしょう。
しかしながら日本人として、誇りを持って、この世界で在るために、一致協力して対処したいと考える次第であります」
再び一区切りを置いた田中議員に対し、観客席は先ほどより大きなどよめきに包まれた。
しかし、暴動になることはなく何とも言えない熱気が渦巻いているように思えた。
田中議員はこの後、現状での注意やこれからの予定を大まかに話し最後にこう切り出した。
「以上のことは我々議員と自衛隊幹部らの会議で決定したことです。
納得出来ない方もいらっしゃるかと思いますが、
これに勝る現実的案無き場合は自己責任において他国への避難等、自由にしていただいて構いません。」
それだけ言うと田中議員は一礼して演台から降りて行ってしまった。
結局、騒ぎは起きなかったし、必要だと思うことは伝達出来たと思う。
現状の理解もしてもらえたとも思う。しかし。
……きつ〜、何も最後にそんなこと言わなくても。
以上本日分終了。
文中の「田中議員」は悪党として書きたかったんだけど実力が足りませんで、それらしく書けませんでした。
ほんとは「自ら信じて、悪為す人」で熱く語ってもらった後、これからの展開で辣腕をふるってもらうはずだったんですが……
語れない。思ったより後の落差が出ない感じですな
397 :
191:04/03/19 07:51 ID:???
>>377-378 >>386 卓ゲ板から(略氏
自分なら安直にポリネシア(及びミクロネシア、メラネシア)みたいな無金属文化にしちゃいますねー。
>>383 信仰と同じようなもんだと見てかかるのはどうでしょうか。
”F世界の場合、魔法は実際に使える”わけで。
実利があるんだから、信仰以上のものですよ。
>>377-378、397
銅系の生命種というとスレ違いだが、スタートレックのヴァルカン人を連想しちまった…
あの世界では、鉄系の地球人と銅系のヴァルカン人の間に発達した科学技術の仲立ちによる、
心正しき科学の子なMR.スポックが生まれてるわけだが…
>>398 現代文明の科学への信頼、みたいなものだろうな。
>>398うっ・・・自分の考えていた某作品のネタと一緒だ。
自分のは、実際に「力」をもっているため、信仰を遙かに越えた強力な
社会的地位を獲得した化け物たちの話って奴でしたが。
旧支配者?
いあ! いあ! はすたあ!
あい! あい! はすたあ!
⊆≦
銀の鍵のかわりにピッキング道具おいときますね……
━━━━━┓
では私はバールのようなもの置いておきますね……
407 :
372:04/03/19 16:28 ID:???
まあ、なんだ。つまりは安心できないわけ。
その状態で
>>370で小官殿が言ってたみたいに魔法使い利用するのは。
だって、こちら側は魔法に対して無防備でしょ?
用済みになったり、コントロールできなくなったときに始末できるの?
魔法使いって武装解除できないよ。別に武器を使ってるわけじゃないんだから。
もうね。マジ不安。最低限生殺与奪握っとかないと安心できない。
最低限、体内に爆弾と発信機でも仕掛けとかないと。
408 :
398:04/03/19 16:29 ID:???
F世界からのマナ流入で実効性を回復したこちらの魔術で対抗だ!
魔術の行使に何らかの触媒(宝石とか薬草とか)が必要だったので、その流通を
独占するために24時間働くじゃぱにーずびじねすまん(と政府の官産複合体)。
>>410いいですなあ。それだけでなんか一冊の本になりそうな感じ。
>>407そんなあなたに鋼の錬金術師辺りをお薦めする。バトル漫画だけどね。
時限爆弾常備っつーと、アルゴかゼロしか思いつかない年寄りより。
何となく、高性能火薬パックを持って基地内うろつかれたら爆弾は無効になる気がした。
超人ロックみたくESPジャマーっぽいもので対抗とか、良くある魔力喰い
系統の生物で(これもロックにあったが)で対抗する・・・かなあ。
この辺はエスパー物とかそういった「近代社会と天然の異常能力者」系の作品を
参考にすると良いのかも。
召喚された旧支配者によってF世界ごと以下略
413 :
407:04/03/19 17:30 ID:???
>>411 心臓や脳を破壊できれば別にそんな強力な爆弾でなくてもいいの。
ただまあ、待機電力はペースメーカー以下にしておく必要があるけど。
何だか四つの力の内では電磁力に関係していたらしく、電磁気であっさり阻害される魔術。
どうやら魔術と鉄の相性が悪いのもこのせいだったらしい。
実際、超心理学ではESPは地磁気が安定している時に、対してPKは地磁気が不安定な時に
その発現例が多いとか(まあ超心理学自体が擬似科学だという突っ込みは置いといて)。
>>413まあ、確かにバラバラ死体にしなくても大丈夫ですか・・・
後は魔導士に「細かい物をどうにかする」能力が無いことを祈るべきでしょうか。
>>415 黙って入れときゃ問題ありません。
無論洞房結節は撤去してペースメーカー機能つきの爆弾つければ取り外せませんしね。
壊したらその時点で心臓麻痺です。
>>416洞房結節がどんな所かは分かりませんが・・・破壊之即死って怖いですなあ。
そう言う意味ではブルーソネットとか超人ロックの「針」はまだまだ
甘っちょろいというか。でもアレは拷問道具か。
なんか百〜千年スパンで見ると、管理組織の一部が変質を起こして
魔術管理局(魔導士用の知識、技術、生命、登録その他の権限を全部握る大組織)
になって世界に名だたる巨大犯罪組織に・・・ってこりゃSFか少年漫画ですな。
419 :
407:04/03/19 18:41 ID:???
そのくらいでないと安心できません。起爆装置は防衛庁と魔法使いを擁する各司令部に。
ちなみに解除はできない。
SS投下させていただきます。
少々F世界サイドが続きますが、御寛恕のほどを。
これをすませて置かないと、時間軸が複雑になってしまうので。
やっぱりファーストコンタクトまで辿り付けなかった・・・・(´・ω・`)ショボーン
(仮題)貴様の血は何色だ!
「何だって言う・・・・」
呟きながら海原に目を向けると、急速に引いていく潮と、取り残されて足掻く魚が、
海底の岩肌に傷付けられて血を流しているのが目に入った。
潮の臭いの中に、僅かに生臭い、血の臭いが混じる。
「とっとと逃げろ! 昔みたいに運んで欲しいのか!」
呆然とあらわになった海底を見つめる青年に、慌しく舞い戻った鳥が叱咤の声をかける。
その声に我に返った青年が、再び地上に降りようとする鳥の、胴体にくくり付けられた小さな雑嚢を掴む。
鳥の体型は、多少人の物に似通っているようだ。
「だから、一体何があったって言うんだ?」
「くけ」
勢いをつけて飛び立とうとしていた所を後ろから止められ、息が詰まったらしく奇妙な音を立てる鳥。
大して表情の変わらないはずの鳥の顔に、ありありと迷惑そうな表情が浮かんでいる。
「殺す気か!」
頭のてっぺんに生えた冠羽を揺らして詰め寄ってくる鳥に、状況を良く掴み切れていない青年が問いかける。
いらいらとした感情を隠そうともしていない鳥の姿は、確実に人の物に近づいているようだ。
「だから、一体どうしたって言うんだよ?! あと、服着ろ、服!」
「見りゃ判るだろ・・・・って。おい、お前いくつだっけ?」
問い返しながらも、背負ったままの雑嚢から一枚の布と数本の紐を取り出し、器用に衣服の体裁を整える。
急に話を変えられ、相手の意図がつかめないままに、それでも右の小指の先を同じ手の親指で触れ、
示す青年。その動作に、鳥はため息をついて天を仰いだ。
「あーあーあー、そ〜れじゃ判んないか。もうこれ位前だからな」
そう答えながら鳥自身も、翼の下から隠れるように生えた細い二の腕に触れる。
ほぼ同時に響き始めた、不気味な唸りに耳を澄ませる。
「のんびり説明する暇は無いな。ちょっと失礼」
ほんの数瞬の逡巡の後。それだけ言った鳥は、素早く青年の腰を捕まえ、
駆け寄る勢いのままに宙へと身を躍らせる。さすがに青年の体重を支えきる事は無理なのか、
最後の数メートルで手を離してしまったが。
放り出された青年が抗議の声を上げるより先に、鳥は中庭に居る兵士の一人から火の付いた松明を奪い取る。
そして・・・・。
「おい! 一体何を」
何事かを唱えながら、中庭の中央・・・・『砂油』の鉱床へ、手にした松明を放り込んだ。
中々火が着き難いはずの『砂油』が、一気に大量の黒煙と僅かな炎を上げて燃え始める。
「言ったでしょう? 『此処は放棄する』と」
周囲の者達の目を気にしてか、常の、癪に障るような厭味ったらしい口調に戻った鳥が、
事も無げに答える。術士特有の、額の目が炎の照り返しを受けて怪しげな光を放った。
「烽火代わりにちょうど良いですからね。一応、本殿詰めの術士達には連絡しておきましたが・・・・、
いかんせん、術士の言はあまり信用されないですから」
自身も術士の一員でありながら、鳥はそんな事を口にする。
そして、大きく息を吸い込み・・・・。
「全軍、退却! 命惜しくば、港まで走れ!」
そう叫ぶと、青年を促して自分自身も走り始める。
・・・・常日頃から、空を飛ぶ事に慣れた足で。
当然の事ながら、港までの距離の半分も行かないうちに、我先に逃げ出す兵達に大きく間を開けられる。
息一つ乱さずに併走する青年が、呆れたような声をかける。
「あのさ、おばさん」
「そう呼ぶなって! ・・・・何?」
おばさん呼ばわりされた鳥の返答は、此処まで流暢に返せたわけではないが。
辛うじて口に出せた音を繋げると、大体こんな感じになる。
「じゃあ、颶風。飛べば?」
「お前こそ、先に行けば良い」
一枚の布を体に巻きつけ、あちこちを紐で留めただけの姿で言い返す颶風、と呼ばれた鳥。
みっしりと生え揃った羽毛のおかげで、それだけの姿でも特に不都合は感じないらしい。
「で、何が来るって?」
答えをあまり期待しては居ないが、青年はとりあえず聞いてみる。
しかし、颶風は苦しそうにあえぎながらも返答を口にした。
「津波・・・・、と言っても敵方の術士の名じゃ無いけど」
術士達は、大抵『真語』と呼ばれる表意文字で自ら名をつける。
それは大抵、自然界の事物を示す言葉でもあるのだが・・・・。
「『母の寝返り』も何も無かっただろ?」
自然現象としての津波は、『母の寝返り』・・・・地震によって引き起こされる。
だが、その様な物は無かった。
「そりゃ、人為的に起こされたものだからな」
冷静に返す颶風。息切れさえ起こしていなければ、むしろ泰然とした口調であっただろう。
「説明の方は後でする。・・・・出来たらな」
走りながらしきりに胸元や首周りに手をやる。
時折つるつる滑る海底の岩に足を取られながらも、走り続ける。
「自分で、『命惜しくば』なんて言っていて、それかよ・・・・」
呟いた青年の目の前に、透き通った物が放り投げられる。
反射的に青年が手を伸ばすと、星明りを映してきらめくそれが、すとんと手の中に納まった。
楕円に磨いた『母の涙』に血色の石で象嵌された爪と牙の聖印。
颶風が常に胸に提げていた物。
「それ、頼むな」
そう言って、鳥は港の手前で足を止める。
勢いが付いていた青年は、止まりきれずに数メートル進んだ。
「おい!」
「神殿へ行って、術士を全員叩き起こしておけ!」
それだけ言うと、颶風は背後の方に向き直り、津波との距離を確かめる。
「さて、と」
颶風は、辺りに人影が残っていない事を確認すると、深呼吸を繰り返す。
「止められればそれで良し、止められなかったら・・・・」
続きはあえて口にしない。額にある『目』に意識を集中させる。
迫り来る海水の、圧倒的な質量。
「ま、やるだけやってみましょうかね」
そう呟きながら、雑嚢から小ぶりのナイフを取り出し、鞘を払う。
『母の涙』を自らの手で削り出し、研ぎ上げた逸品だ。
「これ、結構痛いんだよなぁ」
冠羽の垂れた、ちょっと情けない表情で天を仰ぐ。
一回瞑目した後、覚悟を決めたようにナイフを握りなおした。
素早く二度、透き通った刃を閃かせて、腕に通る血脈に沿って切り開く。
溢れ出した透明に近い血が、空気に触れて滴った場所を夜目にも鮮やかに染めた。そして、詠唱。
「古き血の盟約に依りて、供物を捧げん。風よ、集いて我に従え」
詠唱と共に、滴る血の流れが細くなる。決して出血が止まっているわけではないが。
請うように差し伸べられた腕に重圧を感じ、ナイフを落としてそれを支えた。
『供物』として捧げられた物が何処へ消えるのか、颶風自身も知らない。
だが、効果があるのは経験的に判っている。
僅かに血の色を帯びた風が吹き、迫る水の壁が僅かにその勢いを弱めた。
だが、その変化は微々たる物。
「くっ・・・・」
額の『目』に、重圧を感じる。同じ『目』を持つ術士達の助力と共に。
すぐ目の前まで迫って来た津波に、さらに風を集めて対抗する。
集められた風が、更なる『供物』を求め、体のあちこちから血がしぶく。
白い羽根が、血を吸ってまだらに染まった。
『目』が熱い。頭が痛い。血が足りない。・・・・それでも、押さえ切れない。
颶風は内心歯噛みした。貧血から来る眩暈に膝を突きながらも、更に風を捉えて津波を押さえつけようとする。
風を集めるのと平行して、『目』を通して接触して来た術士達の精神を取り込み支配する。
幼すぎる数名は、丁重に弾き出したが。残った者には限界まで、力を搾り出させる。自らも含めて。
岬の施設の幾つかが、守りきれずに波に飲まれた。それをはっきりと感じ取りながら、如何する事も出来ない。
避難が済んでいる事を祈るばかりだ。
もう、風を集め始めてからどの位時間が経っただろうか。
既に東の空が白々と明るみ始めている。
殆どへたり込んだ状態で猶、颶風は風を操り続ける。
他の術士達が、次々に『焼け切れて』行くのを感じながら。
徐々に、水圧は収まっていく。後しばらく、持ち堪えればそれで良い。
しかし、颶風にも、他の術士達にも限界が近い。
何かが切れる感覚と共に、残っていた最後の術士が『焼け切れた』。
「もう、少し・・・・」
『目』に燃え上がるような痛みを感じながら、辛うじて持ち堪えたのはほんの数秒。
疲労の為か失血の為か。颶風自身も意識を失う。
押さえ付けていた物が無くなった海水の塊が、颶風の体を飲み込み海岸に押し寄せる。
そして数隻の小船を岸壁に叩きつけ、穏やかに引いていった。
今回の投下はこれで完了です。
魔法と鳥人間・・・なんか凄いですな。血の色が透明なのは
鉄が少ないからでしょうか。
>>427 もしかしなくても金属はないらしい・・・・・鉄どうするんだろう。
>>428虫とか蟹は血が赤くないので、鳥類や人のような動物でも「血が透明」
ってのはちょっとショックだったのです・・・青い血の人間ならむしろ違和感
どころか「ありがちだなあ」と思ってしまう所でガス。
透明に近い何色なんだろう?羽が(何色にしても)まだらに染まる以上、
羽の色とは違う系統の、それなりに濃い色なのでしょうけど。
>>421-426 激乙!!!
惑星の内部構造から構成元素に生体元素まで設定された作品世界は美しいなあ!
文字とその起源、数の表現など、文化的世界もオリジナリティ溢れてすばらしい。
非凡な作品にありがちなわかりにくさは、詳細な描写で補われて、実におもしろい。
戦略級の術者がいるようですが、バランスなんて気になりません。
この先の世界をみせてください!
鳥人間と言えば琵琶湖か妖鳥シレーヌかってとこだな。
>429
>378に、銅、マンガン、ルテニウムを使う、とある。
イオンの状態でタンパク質と結合しているだろうから、
血液の色は銅を利用する生物なら青、マンガンなら緑かピンク、
ルテニウムなら黄色か緑になるのではないかと思われる。
…あれ?>425に透明に近いって書いてある…
>>378 つまり、向こうにあるもので食べられるものは海凄生物のごく1部だけであると。
ほかのものはマンガンだの何だののせいで食べられないと。
つまりはこういうことですな。
九州の中の人も大変だな。(餓死者続出)
>434
植物は地球上と変わらないらしいから、毒さえなければ食えない事も無いのでは?
…卓ゲ板から(略氏、良かったら説明頼む。
そういや、間違った世界史氏はトリップは付けないの?
鉄やマンガンやら銅がないら、どうやって生命が生まれたのだろう・・・・
大宇宙の神秘だ!
さて、人も殆ど居ないことだし砲撃練習でもしておきますかね。
遅れに遅れて
>>143からの続きです。
〜龍は舞い降りた〜
彼は鞍の前に付いている取っ手に掴まると、身体を龍に密着させるようにして
低姿勢を取り、そして同時に龍の尻を鞭で叩く。
次の瞬間、彼の身体は軋むような圧力を前から後ろに受ける。
彼の乗る龍はその薄い翼を目一杯広げ、大鯨に向かって急降下を開始したのだ。
薄刃の刀で空を斬りつける様にして、やかましい大虫を尻目に海面へと突撃していく。
グルンベルクの全身を強い軋みと痛み、そして風を切る轟音と精霊の
平手打ちが襲ったが、龍はその様なことを意に介さないかのように
ぐんぐんと海面に突っ込んで行く。
下方に見えていた大鯨の平たい背中が、どんどん巨大化していく。
その大きさは生半可ではなく、ちょっとした島のようであった。
向こうは向こうで
鉄やマンガンやら銅があるのに、どうやって生命が生まれたのだろう・・・・
大宇宙の神秘だ!
と思ってるだろうな。
>>439 鯨の白い背、その表面にある大きな出っ張りだけでなく、小さな
もの−様々な形をした、奇妙なまでに整った直線と曲線で構成されたそれの
見分けが付くようになりだした。
大方の物は白か赤か茶色しかない鯨の背だったが、その内の一部に奇妙な色の塊があった。
それは背の上にあるどんな物とも違う色をしており、複数の色をごちゃ混ぜにした
奇怪に蠢く塊であった。
その塊から一つだけ小さな塊が離れ、移動を始める。小さな塊はどんどんと
飛行中の龍と彼に近付いていく。視界の殆どが背の白に覆われ始めた頃、
奇妙な色の塊でしかなかったそれの正体がハッキリし始める。
奇妙な色の塊に思えたそれは、明確に意志を持って行動する人間であった。
今回はここまで。
番号間違えますた・・・失礼。
442 :
434:04/03/20 08:41 ID:???
壁|д`).。o○(そもそも宇宙的な組成からして鉄とその近くの元素は周囲に比べて1000倍近い存在して
鉄のピークと呼ばれているんだから、周期表でお隣同士のマンガンを含む蛋白質が広く
利用されているほど豊富なのに鉄がコアに偏在してるのは大分無理があるなような……)
壁|д`).。o○(まあストーリーの根幹に絡んでくるような設定でなければ許容範囲だとも思いますけどね)
壁|彡サッ
>>444 世界を造るというのは、やっぱり大変なことってことだな。
『F世界』のFの前に『藤子』と付ければ無問題。
>>443-445 そういう訳だから、F世界はこちらの世界(地球)と物理法則も構成元素も生態系も、
最近やウィルスとかの生物種もほぼ同じに設定したほうが悩まなくて済むんだろうね…
F世界の基本というかスタンダード:「竜やエルフや魔法が実在する中世ヨーロッパ」
なのだし、あまり変にSFっぽく考えすぎないほうが良いかも知れない。
449 :
444:04/03/20 13:02 ID:???
壁|д`).。o○(水素を原料にしてヘリウムから鉄までの元素は通常の恒星内核反応で作られますけど、
それより重い元素となるとほぼ超新星爆発でしかできませんから)
壁|д`).。o○(まあ鉄より軽い元素は核融合、鉄より重い元素は核分裂させやすく、両者を隔てる壁が
ちょうど鉄だと考えて下されば)
壁|д`).。o○(ですから恒星系の位置を超新星爆発が多い銀河の核や腕部じゃなくてハローにとれば
鉄より重い元素をほとんど含まない惑星は形成されるでしょうけど、私如き浅学非才では
鉄に乏しい地球型可住惑星はどうにも……それこそファンタジーの手法に頼りませんと)
壁|д`).。o○(でもSF式に考えるのもまた一つの楽しみなんですよ)
壁|彡サッ
450 :
443:04/03/20 13:03 ID:???
壁|д`).。o○(間違えた……444さん済みません)
「細かいことゴチャゴチャ言うな!」てな人もいるかも知れないけど、
それって軍板の人に軍事用の船を全部「戦艦」と呼び、砲のついている軍用車両を
すべて「戦車」って呼ぶ内容の小説をみせるようなもんなんだろーな。
勉強は大事だな……。
>>449 勉強になります。化学でも勉強し直すか……。
その手の世界では、竜の卵はやっぱり凄まじいですな。あそこまで突き抜ければ見事と言うしかない。
>443氏
SF式に考えるのは確かに楽しいのですが、下手をすると昔の子供向けSF小説みたいな荒唐無稽ものになってしまう危険性も孕みますから、難しいですよ。
鉄の代わりにチタンが大量にあり、逆に鉄がレアメタルというSFをリア厨の頃に考えた半端SF・科学オタです自分。
>451
海外の正統ファンタジーファンからすれば日本の(一部の)ラノベはやはり、それと似たよう認識になるんでしょうかね…?
よくよく考えたら氏の世界の軍隊は魔法さえ無視したら
ほとんど悲劇的な装備しかできませんな・・・
鉄がないから火縄どころか、鉄剣の製造すら不可、
最新兵器が青銅器な世界に・・・
これじゃ田畑を耕す効率も死ぬほど悪いから、定住化は困難だし・・
建造物の構築も困難、鉱石の採掘も困難・・・
この世界で鉄を確保したらヒッタイトのように派遣域を
一気に広げられそうだ。
時代は青銅時代か・・・
>>453 コアまでボーリングしなけりゃ不可能だと思いますが。
ちなみに、ボーリング以外だと、ろくな方法がありません。
たとえば戦時中にやった供出とか。
459 :
443:04/03/20 13:28 ID:???
壁|д`).。o○(
>>454さん、言葉不足でした。ハローの球状星団の中だと思って下さい)
壁|д`).。o○(荒唐無稽なものになってしまう危険性ならファンタジーの方がちょっぴり高いと思いますけど……
ファンタジック=荒唐無稽な、なんて訳例もあるぐらいですから)
壁|д`).。o○(まあどっちでもSSに面白さを持たせられればいいんじゃないんですかね)
壁|彡サッ
可能不可能で隕鉄による装備を可能といっただけ。
量産性とか、そういう細かいことは気にするねい。
鉄がほとんど取れない世界であるからこそ鉄を装備できた軍隊は強くなるといっただけですぜい。
461 :
443:04/03/20 13:36 ID:???
壁|д`).。o○(当時の日本を石器時代から鉄器時代に変えるには鉄が4tあれば事足りたという試算があります)
>>459 でも、球状星団って、赤色巨星なんかの老朽化した星の集団ですよね?
惑星があったとしても、こうなるんじゃないですか?
“ 「地球がなくなってしまう」。考えただけでも恐ろしいことですが、残念ながら遠い未来にはその日(地球がなくなる日)がやってきます。
地球は太陽とともに誕生しました。そして地球は太陽とともになくなります。
太陽の寿命は、あと約50億年です。今から10億年くらいたつと、太陽が大きくふくらんできます。そうなると地球はとても暑くなり水が蒸発します。
水がなくなると動物や植物は生きていけなくなります。もちろん人間も生きていけません。地球がなくなる前に地球には命がなくなります。
そのあとも太陽はどんどん大きくなり、ついには地球を飲み込んでしまうほどになります。そして地球がなくなります。
最後には、太陽は爆発しないで、外側からガス(気体一雲のようなもの)になって姿を消していきます。それが約50億年後なのです。
恐ろしいそして悲しい話ですが、これが宇宙の現実なのです。
”
http://www.miyazaki-nw.or.jp/cosmoland/html/science/DOME/hakase_situmonn/utyuu/40.htm
>>459 いや、SFは曲がりなりにも科学的考察を背景にしているから、間違った科学知識の元に書いたり科学を無視して書くと恐ろしい事になるわけで。
例えばSFによく出てくる珪素生物の例に、ガラス類を食って生きるんだけど、内臓にガラスがこびり付いてゆき剥がれなくて詰まって死んでしまう、というのが…
こんなのどうやって生きるんだか。 ファンタジーにも前半分ライオン、後ろ半分蟻という想像上の生物居ますけれどね。
蟻の卵にライオンの精子がかかって生まれるのだけれど、餌を食えない(消化できない)から死んでしまう…そもそも生まれても成長できないだろという。
ファンタジーはそもそもが荒唐無稽な想像の産物ですから、このスレでは「科学的に考察したとき突っ込みいれられる面白い部分がたくさん出てくる」ので。
>まあどっちでもSSに面白さを持たせられればいいんじゃないんですかね
結局結論はそうですしね。 話がそれかけているので自分はここら辺で。
464 :
443:04/03/20 13:52 ID:???
壁|д`).。o○(
>>462さん、確かに球状星団はいずれも年齢100億年以上のものですが、だからこそ質量の
大きい星は進化を終えてほぼ死んでおり、太陽ぐらいの質量の軽い星は生き残っています)
壁|д`).。o○(もちろん巨大化してますが、それは太陽系で言うならガリレオ衛星とかの遠方にあって今は
凍り付いている地球型の星が生命の存在を許すだけの熱量を受ける事にもなります)
壁|д`).。o○(まあ恒星からの距離次第って事で)
壁|д`).。o○(それに卓ゲ板から(略氏の設定では大気組成に希ガスが多いのもカリウム40がアルゴン40に
崩壊した痕跡と考えれば星が古い傍証になるかと)
壁|彡サッ
465 :
443:04/03/20 13:55 ID:???
壁|д`).。o○(それに恒星ごと死にかけた魔法の民に科学技術をもたらし、ただ生き残らんがために
ひたすら宇宙を目指すなんて燃えません?)
壁|彡サッ
>>464 壁|д`).。o○(もちろん巨大化してますが、それは太陽系で言うならガリレオ衛星とかの遠方にあって今は
凍り付いている地球型の星が生命の存在を許すだけの熱量を受ける事にもなります)
進化する時間ありますか?よくて単細胞生物どまりじゃないかと。
467 :
443:04/03/20 14:00 ID:???
壁|д`).。o○(太陽系で例えれば地球→ガリレオ衛星の意図的パンスペルミアが行われたとか)
それにしたって時間がどうにも・・・・・。
”46億年前の惑星地球の誕生からわずか6億年後には生命が出現していたらしい。
その後の40億年に及ぶ地球生命の進化史の中で、何回かの大きなでき事がおきて、
今日の地球生命圏がつくられた。生命史における主要な事件には、
1)酸素を発生する光合成生物の急増(27億年前)、
2)真核生物の出現(21億年前)、
3)多細胞生物の出現(14億年前)、
4)硬い骨格をもつ生物の出現(6億年前)、
5)現代型生物の台頭(2.5億年前)などがある。”
http://chrono.umin.jp/htm/H2001ll.htm 3から始めても間に合うかどうか・・・・・。
469 :
443:04/03/20 14:22 ID:???
壁|д`).。o○(ではテラフォーミングを+。あるいは意図的パンスペルミアを直接するのではなく、ホーガンの
「断絶への航海」のようにゲノム情報のみを記録し、目的地が生存可能な環境になった時点で
生命を機械的に合成)
壁|д`).。o○(いかにも神話化されそう)
壁|д`).。o○(ウザがられる頃合も大分過ぎたな……)
壁|彡ピャッ
>>449 ハローの球状星団を構成する星々は軽質量で長寿命の星ばかりで、観測結果でも
重元素が恐ろしく少ないですからね。鉄含有量が太陽の数百分の一程度。
一部、鉄含有量が一万分の一以下の恒星もありますが、これは、「種族III」といわれる
宇宙初期に形成された恒星の生き残りと思われています。当然、水素とヘリウム、
リチウムが殆どを閉めてしまいます。これだと十分な質量の惑星を持つのは絶望的。
恒星進化論に乗っ取り科学的に考えると鉄に乏しい地球型可住惑星は非常に困難です。
SF的手法としての「グロブロー」方式というのも手ですが‥
ファンタジー世界に宇宙あるのか
>>469 えーと、
>>465と矛盾しません?
だったら何でもっと遠いところを目指さなかったのかと小1時間…。
474 :
443:04/03/20 14:36 ID:???
壁|д`).。o○(
>>472さん、自分は
球状星団内恒星系の地球モドキ星で生命進化→
地球モドキ星文明がガリレオ衛星モドキ星に意図的パンスペルミア→
さらなる遠宇宙を目指そうとしたものの科学技術喪失→
魔術発達→
日本(九州?)召喚→
科学技術再興→
無限に広がる大宇宙、みたいに考えてました。言葉足らずで済みません)
壁|彡ソロソロタタカレソウ
>>471 たいていのSSでは球状惑星の世界だね。だから宇宙はある模様。
いや実は恒星は核融合じゃなくて石炭が燃えてるとか、酸素は森林惑星が供給してるとか
そんな愉快に狂った世界なのかもしれないが。
無限に広がる平面世界とかは面白そうだが、日本なり九州なり召喚モノだとすると
ばきっと折れて大破壊をまき散らすこと請け合いだからねえ。(w
現在の問題
・恒星進化論に乗っ取り科学的に考えると鉄に乏しい地球型可住惑星は非常に困難
・パンスペルミアであろうがなんであろうが恒星が死にかけてるため、
生命が進化する時間が足りない。
443氏が挙げている「断絶への航海」の機械を介した意図的パンスペルミアなんかは人間と
そのコロニー一式を半世紀足らずで作り上げている訳だが。
科学技術喪失←この理由がまだ解決してないわけだが。
479 :
477:04/03/20 15:25 ID:???
「断絶への航海」での地球はオーソドックスに核戦争で壊滅。
最終手段→ダイソン天球
なんか自衛隊関係無くなって来たな。
ついでに言うと軍事的要素もない。
また、F世界論争になって来ている。
つーか、そういう話題は分家でしろよ。
いいかげんウゼえぞ。
>>481 SFをSpace Fantasyの略だとか思っている人?
>483
違う。が、このスレは軍事板にあると考えてる人。
>>484 で、スレタイには「ファンタジー世界」ってありますねー
でも軍事板だな。ここって。
そして、板違い論争が起きて追い出される寸前まで言ったよな。
で、こういう話題の為に分家のサイトまでできたよな。
なのになんでまた同じ事を繰り返すんだ?
つーか、魔術師だよ。おまえ分家の管理人だろ?
こういう話題がでたら、直ぐ分家に誘導しろよ・・・
なんの為に分家作ったんだか分からんじゃないか。
そして異世界に転移した日本は、
雲から伸びる巨大な豆蔓に縫い止められて空中に……
86 名前: 政府広報課 ◆F2.iwy/iJk [sage] 投稿日: 04/03/16 13:26 ID:???
S・F ◆Pf7jLusqrY 氏
今までどおりで、いいのではないでしょうか(笑い
あっちはあっちで、こっちはこっちで、好き勝手に。
スレの伝統を変える必要はないかと。
それでいいと思いますがね。
>488
だからそれじゃ分家の意味ねえだろうって・・・
つーか、そのレスの時に今の議論は始まってもねえじゃねえか。
そんな言質持ってこられても困る。
細かく世界観を詰めて行くと、こう言う『生命の根源』まで突き詰める事に為る。
小官の出番だな? 全く…『野暮』までは言わんが、ストーリーが展開するまで、
暖かく見守れぬものか? 重箱の隅をつついて、『どう見ても水は此処から漏れて
ます』と言うようなモノでは無いか? 好奇心は悪いとは小官、死んでも言わんが。
だが、警告はして置く。少々、脱線気味だな? …遅くなったよ。警衛明けでね。
煽ってねえよ。注意してんだ。
板違いの話題に対しての分家まで作っといてなんで利用しないんだよと。
同じ話題でどれだけレス消費してんだよと。
丁寧に言っても誰も聞かねえだろ?議論に夢中になって。
俺はそろそろこのスレ本道の話題とSSが読みたいだけだ。
小官殿の警告もあるし、自分で話題振ったら?
好奇心で論じて居るならまだ良いが、『叩き』まで発展せぬようにな?
小官、それだけが心配だ。根拠を突き詰める探究心は、小官素直に脱帽だが。
自分で書けもしないで偉そうにw
>>494 というか、どこの誰のレスが叩きに発展しているのだろうか。
皆、その辺りは注意深く論じている雰囲気だったのに。
矛先が個人には向かないように。
かえって煽ることになりかねないのでは。そういう不用意な「警告」は。
そのスレの長所であり短所でもある所だけど、
本来の内容であるはずの自衛隊ではレスが伸びずに、F世界設定の時に異常にレスがのびる傾向がある。
設定話が悪いとは思わないが、もうちょっと他の住人の事も考えてレスしてくれ。
過去になんども同じ事をやってきて、本来の住人を追い出し新規の住人を増やして来た。
それが良い事か悪い事かは別として、去る者が「除け者にされた」と感じて去っていく現状は見すごせないと思うんだがどうか。
そう言う者が現れない為にも、魔術師氏が分家サイトを作った訳だし議論が長引くと思ったら、
有志が誘導を試みてくれる事を切に希望する。
煽り煽られは2chの華だが、このスレでは紳士たれ。
探究心こそ軍事研究に必要な素質だ。それは小官も認める。
だが、現在のレスを鑑みるに…『漢』度が足りぬ様だな。
少々待て。小官眠いが、短編程度を投下する。以上。
ああ、スマン。揚げ足取って居る様に見えた。違うのか。それは失礼。
足枷は、作者にとって辛いモノがあるかな、と思ってな?
まるでどッかの会社の給湯室で不在の者を叩くさまに見えたのだ。スマン。
なんというか。
煽り一つでここまで食い付くって事は、結構暇だった住人が多かったってことかw
>>497 軍板だからこそF世界に関する情報が不足してるんじゃない?
分家サイトにも賛否両論あったし。
まあ空想科学読本よりすごい科学で守りますの路線で逝けってこった。
まあ、今回、改めて住人層の幅が判明しただけでも、小官には収穫だったがね?
化学関係の知識を仕入れる事にしよう。理系学科は生化学分野は得意だったが…。
>>502 折角、そっちの路線で順調に話が進んでいたのに……。
>>503 それが売りのコテキャラなのかも知れんが、あんた、偉そうだな。
>501
軍板でそれをやる事のリスクを考えないと・・・
また際限のない煽りが現れるぞ。このスレを良しとしない軍板のDQNが。(たまに来る『この糞スレまだあったのか』とか言うレスとかetc)
軍板のラノベ嫌いは根が深い。過去の悪行が今でも偏見を持たせている。払拭しようもない。
そう言う事態を回避する為の分家。使わない手はない。あっちもあるんだから、なにも危険を犯して議論する事はないだろう。
このスレが微妙な位置にいると言う事を忘れないで欲しい。
ふむ、元々荒らしなのでな? 紳士的な荒らしは、珍しいかね?
(赦して下さいよ。自分に絡んだって益はありませんから…)
508 :
443:04/03/20 17:33 ID:???
窮|д`).。o○(スミマセン スミマセン カンベンシテクダサイ)
窮|彡サッ
窮|・∵. ターン
ほらみろ。
こういう板違いの話題は、方々から住人を集めるからスレの雰囲気ががらりと変わっちまうんだ。
505みたい過去スレROMってすらいないような一見が、レスの大半を占める様になるからな。
>>510 >テメエは新人か?
いえーす、いえーす。
武士の情けに、言わぬが華、か…。まあ良い、そう言う事か…。今日は土曜で、人も見るな?
小官少々ガッカリ。祭りだと思ったのだが。溜息混じりに、堕ちるよ。全く人騒がせな…。
心配してソンした気分だ。まるで、道化だな…?(おお、やっと元キャラを生かせた!)
>>All
交戦不許可。
小銃から弾倉抜いて安全装置をかけろ。
ジサクジエンだったの? ・・・あの人の?
小官殿お休みなさい。さて空気もいい感じにアレな事だし、なんかネタ投下でも
やりますかねえ。
「あのジドーシャは何という名前ですか?」
「あれはセダンです」
「セダンというのですか。何シキセダンですか?」
「え?」
「ではこの銃は何というのですか?」
「これはコルト・パイソンですかね」
「コルト・パイソンシキですか。ナンバーは?」
「いや、別に式は付けなくても・・・ナンバー?」
自衛隊、特に陸自との接触時間が長かったせいで車や銃と見れば
何でもかんでもシキと数字が付くと思いこむF世界の人。
>517
品番ないの?
>516
そう言う一言って、言ったもん勝ちだよな。
今の時間はアニメか・・・
若年層が多いな。この時期。
弟が鋼見とる
お題:鉄のほとんど存在しない惑星が作れるか。
鉄について。
1:水素を原料にしてヘリウムから鉄までの元素は通常の恒星内核反応で作られるが、
それより重い元素となるとほぼ超新星爆発でしかできない。
2:鉄より軽い元素は核融合、鉄より重い元素は核分裂させやすい。
3:そもそも宇宙的な組成からして鉄とその近くの元素は周囲に比べて1000倍近い存在して
鉄のピークと呼ばれている。
案:恒星系の位置を超新星爆発が多い銀河の核や腕部じゃなくてハローの球状星団の中にとれば
鉄より重い元素をほとんど含まない惑星は形成される。
反論1:球状星団の恒星は寿命の尽きかけている星であるため、生命体が存在していた星は
すでに膨張した恒星に飲み込まれている。
http://www.miyazaki-nw.or.jp/cosmoland/html/science/DOME/hakase_situmonn/utyuu/40.htm 案:恒星の巨大化により、もともと恒星から離れた場所にあった地球型の星に、
生命の存在を許すだけの熱量が届くようになる。
反論1:生命が誕生できる条件が整ったとしても、誕生、進化する前に恒星が消滅する。
案:パンスペルミアにより、生命体が漂着した。
>>517品番ですか・・・この場合はJY33式「レパード」とか言うんですかねえ。
ttp://history.nissan.co.jp/01_sedan.html 「あ!あれはV35式セダン『スカイライン』ですね!」とか?
乗り物と言えば、F世界で適用物が無さそうなのが電車ですね。適用表的には
馬車=自動車
帆船=スクリュー船
飛行機=鳥
というのが代表的ですが、電車や汽車はどうなるんだろう?
汽車・電車=馬鹿でかいトロッコ/天蓋有り無しといった所でしょうか?
鉄ヲタに名前を仕込まれたため、一般人と話が通じなくなるF世界人とか
居そうで物凄くなんですなw
反論1:パンスペルミアによって運搬できるのは、原始的な多細胞生物が限界。
多細胞生物の出現が14億年前で、現代型生物の台頭は2.5億年前。
人類となると数百万年前に出現したばかり。
どう考えても10億年以上の時間時間をかけて進化できる余裕が惑星系に
あるとは思えない。
案:意図的パンスペルミアを直接するのではなく、ホーガンの「断絶への航海」
のようにゲノム情報のみを記録し、目的地が生存可能な環境になった時点で
生命を機械的に合成する。
反論1:設定としての問題はない。しかし、それができる場合、向こう側の技術力はこちらをはるかに凌駕していると考えられるため、
わざわざ技術水準が相対的に低く、資源も乏しい日本を召喚する理由はない。
どんどんと話がそれて言っております。
>524
正式に名前を覚えるならそうじゃないか?
旧陸軍の航空機は品番?(開発番号って言うのかアレは)で呼ばれてただろう?
>>525それに対する反論・・・ってまあSFじゃなくてファンタジーの
領分でなら一つくらいはあるかも知れない。向こうに書いてみるけど。
>>526確かに正式に覚えるならそうなんですが・・・一般人と話が通じなくなりそうで。
「日産のセダン」とか「スカイライン」って言えば大抵の人は分かるだろうけど
「日産のV35式「スカイライン」」と他のスカイラインの区別は
少なくとも自分には出来ません。
F世界での通称と日本の通称が違うなんて、別に不思議な事じゃないと思うが。
ベンツを外国じゃメルセデスと言うのと同じじゃねえの?
スカイラインをV35式と呼んでいたりとかはありそう。
>>527 拝見いたしました。確かにそれなら問題ないと思います。
なぜ技術が継承されていないか。その理由さえ何とかなればですが。
え、F世界に現代を遥かに凌駕する超古代文明はつきものじゃないの?
元1だおー氏の自衛隊漂流戦記からしてそうだし。
>532
現代を凌駕する文明が何故自衛隊を召還する必要があるのか。
それが問題だ。
向こうに伝わったのがアニメと漫画だけだったとか……
「うわ! こいつら素手でここまで――ッ!
よし呼ぼう!」
みたいな。
超古代文明って書いてあるじゃん。
地球のアトランティスやらムーやら(の伝説)と同じで滅亡してるんだよきっと。
「ああ、昔は良かったのう……」って。
で、なんで自衛隊が関係してくるんだ?
古代文明の調査でもやらせるのか?
そもそも召喚が故意によるものとは限らない罠。
>>486 遅レスながら…一日中スレに常駐して毎分ごとにリロードしているわけでもないので…
できれば荒れそうな雰囲気のたびにみなさまで分家に誘導してくださると幸いです…
設定に困った時には超古代文明に頼ろう。
召喚装置から巨大ロボットまで何でも掘り出します。
>539
いや、それは馬鹿一というか嫌展というか∀というか…
今思ったのだが、F世界で人間にとって危険な種族ってどのくらいいるんだ?
>>533 「スターゲートSG−1」が参考文献になると思われ。
F世界で遺伝子研究してたら、現代の日本人と似た遺伝子配列の人種を発見!!
大陸のエルフ原始大森林に棲む、少数の派生血統のエルフから検出した。
これを受け、日本遺伝子学会が祭り状態に!!!
過去にも移転?その子孫が大陸にいた!!
だが、そのエルフ達の歴史を紐解くにしたがって、過去に移転した人々の苦難の歴史を知る事になる・・・
・・・自衛隊関係ないな・・・
>>541 野生動物を含まないなら、ラノベに出てくるであろうメジャーなのは殆どと思われ。
場合によってはエルフやドワーフも敵に回る可能性も考慮しないといけない…この板的にはこんな所かと。
こちらの世界でもアマゾンの奥とか行けば、動物どころか微生物や果ては植物、昆虫まで人間には有害で危険。
違いすぎる生態系はまさに「異世界」…
その中で人間がどの程度環境に対応できるか、対応できなければ環境のほうを激変(用は開発して自然破壊)するか。
F世界との接触はある意味「侵略・侵食」なのだなあ、と思うこともしばしばで…
そう言う世界で潜伏できるレンジャー部隊の人達は凄いなあと思う訳で。
これで話し書ける人いる?
547 :
541:04/03/20 22:18 ID:???
>>545 とりあえず、人外どもをどうするかなと思ってまして。
キメラ・ヒドラ・マンティコア・スキュラ・バジリスク・ヘルハウンド・ハーピー…
ギリシア系の獣型怪物だけでこのくらいですからねえ。 それぞれの生態とかも考えると…大変だ。
人型ではヴァンパイア・ワーウルフ・サキュバス・グール・ゴースト…人型は東欧系民話が多いですよ、多分。
大槻教授が開発した対プラズマ兵器で、帝国が誇るゴースト兵団を撃退可能に!!!
>>549でも電力が供給しきれずに、試製品が局地防衛用に生産されるだけに終わったりして。
>>546 小官殿なら自衛隊の描写が素晴らしいし、俺的にその話で書いて欲しいなぁ…
>>548 こっちはともかく
キメラ・ヒドラ・マンティコア・スキュラ・バジリスク・ヘルハウンド・ハーピー…
あぶないのはこっち。
人型ではヴァンパイア・ワーウルフ・サキュバス・グール・ゴースト…
人間にまぎれることができるからですが。
帝国に獣人部隊がいれば、自衛隊にはレンジャー部隊がいる!!
獣人部隊……何か臭いでバレそう。
猫系なら匂いを消して・・・
いや、違う意味で脅威だ!!
対人虎用マタタビエキス弾開発の要ありと認む。
人型への完全変身が可能な獣人による潜入部隊。
外見はもちろん、体臭も消す。 そして破壊活動時には獣人・獣型になって…
「ウォォォォォォーーーン!!」
「遠吠え! ワーウルフがいるぞ!!」
「バカヤロウ、イキナリバレテドウスルンダ!」
「ダッテ、ヘンシンスルトキハシュウセイデ…ツキガ、アノツキガアンマリマルイカラ、ワルインダ」
「オツキサマノセイニスルンジャネエゴルァ!!」
>>557 そう。国内でそれやられるとやばいやばい。
で、どうにか隔離できないかなと。
少なくとも判別できれば入国を拒否できるのだが、どうにかならないものか。
遺伝子。
手の静脈情報。
指紋。
瞳孔。
歯の配列。
いろいろありそうなもんだが。
問題は、特殊能力を持った人外がF世界人にまぎれて入国してくることなわけだが。
にんにくや銀を近ずけてみるとか?
>>558 まずは
・入国時に遺伝子検査
・F世界側の入国者数を制限
・半、あるいは完全鎖国制度導入
といった処置から始まるかと。 多分既出ですが。
以前、出島と租界を作るのはどうかと提案してみたわけだが。
国内の農業を復活させる為に大陸人を日本領土(大陸邦人定住区でも可)に移住させようと画作する農水省。
しかし、領内の公安問題からそれを批判する外務省、防衛庁と対立。
やはり、『鉄の極端に少ない惑星』と言うのは突っ込み所が大量に出てくる物ですね。
‥‥私は、あまり天文方面には詳しくないので‥‥
と、言うのは逃げ口上の言い訳でしかありませんが。
おいおいSS中で説明出来ると良いなぁ、と考えていたのですが、
私自身が忘れてしまわない内に覚書として、少々場をお借り致します。
‥‥また少々、設定が変わっている部分がありますが、御寛恕の程を。
屋上、屋を重ねると言いますか、設定自体の崩壊を、
細かい修正を繰り返して先延ばししているだけ、と言う感があります‥‥。
1.鉄族元素の偏在について
鉄 (Fe)、コバルト (Co)、ニッケル (Ni)の、『単体で強磁性を示す金属』は、基本的に地殻には存在しない。
例外として、『マントルが地表に露出し、冷えて固まった場所』『磁極近傍』があるが、
この惑星の知的生命体の殆どに対して、鉄の単体及び化合物が致命的な作用を持つため利用する事が不可能。
磁極と自転軸がほぼ一致しているため、地球人による採掘も困難。
(磁極近辺が氷に閉ざされているため)
ヘム鉄を持つ生物は、海底の熱水鉱床からの湧出物から鉄を抽出しており、
生存を全面的に熱水鉱床に依存している為、熱水鉱床が存在する深海にしか生息出来ない。
2.魔法について
『遺伝的な素養を持って生まれた者』が、
『適切な訓練を受ける事によって初めて使用可能になる技術』と定義。
『遺伝的な素質を持つ者』は特異な器官を持つ為、外見上で区別が付くが、
その内の極少数しか訓練を受ける事が出来ず、また寿命も短い為脅威とは見做されない。
(作中の『颶風』は、運良く訓練を受け、その能力を最大限開発する事が出来た稀有な例。
種族の中では比較的若年とされる年齢でありながら、既に寿命の大半を使い果たしている。)
適格者=作中表記『術士』は、以下のような特徴を持つ。
1.この惑星上の全ての知性体に等しく発生。
2.同類同士の情報の共有を基本能力とし、稀にその他の能力を持つ。
(例:颶風の能力は『流体制御』と『他の術士の脳を自分の物と同等に扱う(能力の統合)』に限られる。)
3.術士の能力は、その生活年齢・経験によって左右される。
(若年の術士が隠し事をしようと思っても、年長の術士にはあっさり見抜かれてしまう、など)
4.個人差が大きいが、能力の使用には限界がある。限界を超えて能力を使い続ければ、
器官の壊死が起こり、酷い時には命を落とす場合すら有り得る。
(作中で『焼け切れる』とされている現象。組織が壊死してしまうと、二度と能力を用いる事は出来ない)
5.訓練を施される事の無かった者は、例外無く精神崩壊を起こす。
(「電波が俺に命令するんだよぉ!」状態になり、共同体から放逐→死亡)
6.訓練を施す組織が存在するが、その恩恵に与る事が出来るのは幸運な極一部のみ。
(親族の社会的地位が高い、思考の発信能力に優れている、など)
3.生命の起源
これは、作中で説明予定。異世界人の価値観・死生観に深く影響を及ぼしている。
キーワードは『母』
‥‥術士の例を挙げるまでも無く、この惑星の生命は不自然です。
詳しい事は、ファーストコンタクトを果たしてから、作中で描写する予定ですが‥‥、
そこまで、私の筆力が追いつくか、描写しきれるか、が問題です。
なお、惑星と惑星の属する恒星系についての考察は、お察しの通りです。
未だ序章でしかありませんが、もうしばらくの間、此処で発表を続ける事をお許し願えますでしょうか?
>>567 ss投下は来るもの拒まず、さっさと爆撃スレ
100スレ超えた話題なんだから、分家いって投下すれば?
また荒れるとあれだし。
眠いけど投下
監視ポスト――演習場へのアシはその都度駐屯地から送迎トラックを送ってもらっていた。
これは城砦に高機動車とHMMWVが一台ずつしかないためで、小隊の移動の際非常に不便である。
エライ人に「俺達にトラックよこせよ!」とお願いしてみたが、答えは「お前らにまわす余裕は無い」だった。
戦車無い、IFV無い、APC無い、情けない、トラックさえ満足に用意できないのかと。
おかげで毎回来てくれる輸送科の三尉とはすっかり顔見知りだ。
メイドに自動車免許を取らせて比較的順調に配備が進んだ軽装甲機動車か高機動車をよこしてもらうことも考えたが、
彼女らに整備技術も仕込まなくてはならないので没となった。やっぱり足りてないみたいだったし。
ともかく今回もまたいつもの三尉が73式トラック2台を引き連れてやってきてくれて、
それにいつものように米海兵隊フル装備のメイド(メイドか?)が乗り込んでいく。
彼女達が背負う巨大なMOLLEの背嚢には、10日間程度の作戦に従事するだけの装備が入っている。
いやぁでかい。彼女達の体が見えず、背嚢から生えた足がちょこちょこ動いているように見えた。
例外として身長170cm前後の長身メイドも数名いるが、それにしても細い体には不釣合いな大きさだ。
インターセプタボディアーマーには砲弾破片程度を防ぐ抗弾プレートを入れてあり、7.62mm抗弾の物よりは軽いが、
他にも89式小銃とその弾薬である5.56mm弾や、AN/PRC-119を携行しているので結構な重さになる。
機関銃手はMINIMIと5.56mm200発入りボックスを持つことになるからさらに重いだろう。
こっちはちょっとやそっとじゃヘタレないよう訓練したつもりだが、やはり自衛官やSEALとは違う。
全長が短い空挺モデルかMk.46 mod.0と呼ばれる軽量化モデルを米軍から借りるといいかもしれない。
中尉もメイド小隊に準じた装備で頭にODのバンダナを巻き、お気に入りのM14を持っていく。これは小隊唯一の7.62mm小銃だ。
ヲタ自衛官3人の方は俺と林がブッシュハット、森が八角帽をかぶり89式小銃を持った一見して自衛隊装備だが、
MOLLEやらM9拳銃やら米軍の装備が混じっているのがオサレなところ。
その他カッコイイ小物として偵察用兼記念撮影用にキヤノンの一眼レフ型デジカメと編集用モバイルノートPC、
AN/PVS-4・AN/PVS-14暗視装置を持っていた。
「全員乗ったか〜?」
森が大声で言った。
「ハイ、全員乗りました、マスター」
エステルが答える。
それを聞いた俺は輸送科三尉にGOサインを出し、2台の73式トラックは監視ポストへ向け走り出した。
10分も走ると周りの景色が変わってきた。広葉樹が少なくなり、針葉樹が増えてくる。
監視ポストの辺りまではまだ広葉樹が残っているが、そこより北のボーダーラインを超えるとさらに広葉樹が少なくなり、
いよいよ帝国支配地域に入ればほとんど針葉樹に変わるだろう。
帝国支配地域と言ってもこの辺りの雪が降る地域にはあまり兵隊を配置していなかったらしく、
戦争初期にパッパと俺達が駆逐してボーダーラインのむこうは高地が広がるだけらしいが。
監視ポストの意味無い?となるが、従軍魔術師のジジイ曰く「あれは敵の聖地だ。魔術師に警戒せよ」だそうだ。
まぁあのワケのわからん "魔術" 攻撃には散々な目に遭わされている。
ワケのわかってる奴の言うことは聞くべきだろう。
景色を眺めているうちに監視ポストに到着した。
小隊がトラックから降り始めると、ここの連中が持ち場を放棄してゾロゾロやってきた。
「いやぁ、二尉。久しぶりですねぇ」
「監視任務ご苦労だな」
「ハハ、こうしてオニャノコ見ることができると思えばなんのそのですよ」
ここの奴等は暇である。
暇と言うのは適切ではないが、その、暇なのだ。
毎日適当なルートをパトロールして、櫓に登って遠くの山を眺め、
飯食って風呂入って糞して寝る。たまに不寝番。
娯楽はテレビ等あるにはあるが、そんな物すぐに飽きる。こういうのを退屈とも言ったかな。
彼等は外からの刺激が欲しい。既に敵よ来い、何でも来い状態。
そこへ俺達がやってくれば彼等にとっては大きな変化、しかも女と来た!
退屈しのぎと目の保養ができるってもんだ。
「すぐに森へ入るんで?」
「ああ」
なんとも言えぬ遺憾の表情が俺の目に映る。
こっちは忙しいんじゃい、てめぇらにかまってる暇は無いんだYO!
「おーし、いくぞぉ」
監視ポストの西の森に入る俺達を残念無念オーラを発しながら見送る男達。
それに毎度の事、営業スマイルを浮かべて上品に手を振るメイド小隊。
俺達も手を振るが奴等の脳が認識するのは彼女達だけだ。
奴等はメイドが見えなくなってもしばらく手を振っているに違いなかった。
今回の演習はあまり色々やろうと思っていないが一応実戦を想定して、
「ある地点に存在する敵野営地を発見・殲滅する」ことを目標とした。
ある地点とは以前の演習で見つけた森の中の開けた場所で、
そこには最初メイド達が持っていた剣を1本地面に刺してある。
大まかな位置はわかっているけど地図とコンパスを頼りに森の中をさまよう事になるだろう。
予定では警戒態勢を取りながら戦術的に移動すれば3日程度で錆びた剣を抜く事ができるが、
あくまでも予定は未定だ。
森に入ってからは8人*2、9人*2の分隊になって別行動を取りターゲットを探す。
各分隊で俺と森が8人の班、中尉と林が9人の分隊長としている。
俺の分隊はエステル、シエラ、ブリジット、ソフィー、ミシェル、エミリー、レアが隊員だ。
彼女達は体格差はあれど能力差はほとんど無く、誰に何をやらせても上手くこなしたが、
とりあえず一番背の高いエミリーにMINIMIを持たせていた。
エミリーは身長170cmで林と大差ない。エミリーの背が高いのか林が小さいのか、多分両方だ。
俺は最初エステルを偵察兵として先行するように指示した。
偵察兵は俺の見える範囲で先行し、問題があれば知らせる。
偵察兵が止まれば俺も止まり、後の者もそれに従う。
エステル次第で俺達の動きが決まる。その重大さを彼女は十分に理解している。
「エステル、この方位だ」
「ハイ、サカイ様」
ブッシュハットを深くかぶったエステルがこくりと頷き、俺の20mほど前を歩き出した。
そのとき彼女は緊張した様子だったが、何かこれから楽しいことがあるような雰囲気でもあった。
不寝番第1直、降番します!
気ヲ付ケ!礼!
結局、演説の後大きな騒ぎもなく、○○新聞等の総火演に取材に来てたマスコミが愚痴るだけで、「自分たちだけで他国に避難して、自力で保護を求める」なんて奴は出なかった。
その替わりに。
「草鹿一尉、大至急本部へお越し下さい。」
事前の指示通り警護が終わり次第、すぐに元の警戒任務に戻る。
そのつもりだったところ本部の方から伝令らしき二士が走ってきた。
「部下達は行かなくてもいいんだな?」
やっとの事でプレッシャーから解放された我が小隊は
そこにしゃがみ込んでいる者、隣り合った者と思わず抱き合って喜ぶ者、曹から指示を受けている者と様々だった。
「はい。草鹿一尉と聞いております。」
「判った。源田、後は頼む。」
「判ってるッスよ。行ってきてくださいッス。」
伝令に連れられて本部へ書けて行くと途中から声が聞こえてきた。
そして声の方には人混みが。
「放してくださいよ。怪しい者じゃないよ。良いから田中議員に会わせてよ!」
誰かが本部前で騒いでいるようだ。
何とか隙間を拡げて本部に入り報告。
「草鹿一尉出頭しました」
その声が終わるか終わらないかの内に、外で暴れていたらしい男が入ってきた。
何というか重量感あふれる体躯に、森林迷彩のパンツ。
汗をかなりかいていて、手にはノートパソコンを持っている。
というか多分一言で言い表せる外見の男が。オタク(太)。
「こんな事もあろうかと!そう、こんな事もあろうかと!
いつ異世界に飛ばされても良いように、タイムスリップしてもいいように各種基礎データからF8Fの設計図まで!
役立つデータをここに満載して持っています。」
満面の笑みを浮かべ手荷物パソコンを掲げる乱入者。
…………っっはっ。意識が飛んだか?
我に返るとほぼ同時に山下陸将の声が掛かった。
「彼を拘束したまえ。錯乱しているようだ」
「このキチ○イが!」
「おとなしくしろ!」
警護に配されていた陸士がパソコンを確保し、二人で男の腕を極め、無力化する。
まぁ、妥当な判断だよなぁ?
ちょっと正気を疑うし、ほっといても面倒だし、関わり合いになりたく無いし……な?
何となく近寄りがたい気がして既知GAYっぽい奴を大回りに避けて……
「まぁ、待ちたまえ。君の名前は?」
床に押さえられた不審者に、奥に座っていた田中議員が立ち上がり声を掛けた。
そのまま押さえられた男の前まで歩いていく。
「辻 晴武(つじ はるのぶ)といいます。ぜひアドバイザーとして置いて下さい」
「今すぐ返事というわけには行かないが、良いかね?
その気があるなら待ってる間に君の現状に対する考察、対処案など纏めておいて欲しい。」
「はっ、はい!喜んでやらせてもらいます!」
田中議員は立ち上がり、俺の方を見ると一瞬だけ笑ったような気がした。
すぐにまた元の場所に戻ったが、陸将となんか相談してるよ……嫌な予感がしてきた。
「早く、早く纏めたいんだ。ささっと行こうよ。」
不審者、もとい辻とかいう奴は本部の外に連れ出され。
というか自分でその場所まで走り出しそうだったが
「……えー、改めて、草鹿一尉出頭いたしました。
それで今度は何をすれば良いんですか?」
これで本日分は終了。
作者さんが増えて何よりです。
議論も良いですけど、SSやらなにやらでスレが活性化するのは好ましいです。
ヲタSEAL&田中魔王の中の人乙!
連続SSイイヨー!
また萌えヲタが来たのか…
そういうのは分家でやれよな
「気違いと馬鹿は気分でしか物を見ない」
「頭がよくて馬鹿だ、ということは時どきあるが、分別があって馬鹿だ、ということは絶えてない」
ラ・ロシュフコー?
>>585漏れのことかウワァアァァァン! というのはおいといて敬礼!
冥土さん訓練は本格的ですなあ。というかやってる人が軍人じゃないだけ?
出たな辻参謀!貴様!俺の日本国をどうしてくれる!
ちょっと見てないうちにSciFiスレになってたのか。
リアルタイムで参加し損ねたな。
しーっ、静かに!分家逝け厨が来るぞ!!
まあまあ、しきりに分家でやれって言う人達はこちらとあちらとの二正面作戦を展開しても
スレを寂れさせないだけのネタ戦力があるんですよ、きっと。
何とも頼もし強者共じゃありませんか。
魔法使いや人外対策に、入国制限や隔離措置が提案されている中で心配事。
スレの流れ的に異世界の住人達ってコーカソイドっぽいのよね。
そうなると在留外国人とか国内の白人は、ますます肩身が狭くなりそう・・・
っていう湿気た話は置いといて、出かける前にSS投下。
>>121の続きです。
部隊といってもこの世界に召喚された原潜は二隻のみ。
太平洋艦隊司令部はおろか、第7艦隊司令部との連絡も途絶えた我々は在日米海軍指揮下に入っているのだが、ぶ っ ち ゃ け ヒ マ で し た
異世界の戦争とは、原潜の使える場所がなかなか無いのだ。
木造帆船相手に魚雷を使うわけにもいかない。
副長なんかは「北極の浮氷をぶち抜ける強度があるんだから、セイルで敵の船底を破壊しちまえばいいのでは?」なんて某古典SFのような
戦法案を上伸しているが、まだ許可は下りていない。
噂では以前ハワイで日本の海洋実習船を沈めた事故を連想しそうだから、という理由のせいらしい・・・あくまで噂だ。
つうか私だってあんまり使いたくないぞ、そんな戦法・・・
なので現在のところ海上警備は水上艦や哨戒機に任せてある。
敵の帝都へ必殺のトマホークを撃ち込めないかという話もあったが、人工衛星もこの世界の正確な地図も無いため、内陸部にある敵の首都を
巡航ミサイルで狙うなど現状では無理な話だ。
敵後背地への特殊部隊の輸送計画等立てられているらしいが、まだ具体的な話は伝わってこない。
そういうわけで我々サブマリナーはやる事もなく欝々と日々を送っていた。
海自の潜水艦が巨大イカを殺ったというニュースが流れたが、そんな任務ですらその頃の私には羨ましかったものである。
そうした中、海軍司令部でも原潜の使い道について盛んに議論された結果、原潜の特性を活かしたある任務が考えられた。
この異世界は元の世界と多くの類似点を持っているが、地形も非常に似通っている。
日本の西には巨大な大陸があり、インドシナやインドに似た海岸線が続く。
フィリピンの辺りは小島がいくつか確認できた程度だが、さらに南方にはインドネシアのような諸島が存在しているらしい。
ただし、緯度的に日本辺りより東の海というのは、この世界の人々にとって全く未踏の存在という事がわかった。
GPSはおろか天測用のロクなデータも無い為、航空偵察は日本本土より3000km強の範囲でしか行われていないがマリアナ・パラオ等、
探索範囲にあるはずのミクロネシアにあたる島嶼も発見できていない。
そして、現在我々が接触に成功した異世界の住人達も、東の海に関する情報をほとんど持ち合わせていなかった。
この世界の航海技術では恐らく太平洋レベルと思われる大洋、しかも巨大イカのような化物がいるうえに中継地となる島嶼が全く無い
海域を越える事はできなかったのだろう。
我々に与えられた任務とは、まだ人の立ち入っていない海図も無い海域、この海の調査を原潜にやらせてみないかというものだった。
実にUSA、フロンティアスピリットを擽られる任務といえよう。
日本の調査船は、燃料の節約と日本近海の早急な開発の為に派遣は難しい。
一方、2隻の原潜はすでに装填済みの燃料で、少なくとも3年以上の運用が可能である。
その後は炉心変更やら各部の点検等が必要になるのだが、日本にそのための設備は今のところ無い。
(日本の基地では現状の整備ですら不便極まりないのだ)
新たに原潜整備用の施設を建造するのは、資源的にも予算的にもほとんど絶望的といっていいだろう。
この無駄に遊んでいる、今しか使える時期のない能力を有効活用するにも都合がよい。
もっとも、本格的な海洋調査船でない以上、得られる情報も限られているのだが。
横田の司令部も諸手を挙げて賛成、早速GOサインが出た。
流石はベトナムで戦争やりながらも月に人間を送った国民だと、我が事ながら少々呆れてしまった。
で、日本の各省庁にもこの計画を打診する事になった。
あわよくば日本との交渉の良い取引材料になるのではという期待も持たれていた。
こんな機会そうそうあるものではないし、当然協力の申しでがあると思われていたのだが・・・
結果からいうと、返ってきたのは「良い旅路を」といった感じの応援のお便りだけだったそうな。
肩透かしを喰った上層部だったが、日本の省庁にとっては我々の海洋冒険に付き合うヒマは無いらしい。
この任務で新しい陸地や海域を発見できれば、資源の策源地・移住先など多くのメリットが見込めるというのに。
まあ、省庁側にヒマが無いというのは本当らしいのでしょうがない。
日本は現在、大陸進出によって虎口を乗り切るという方針をとっている。
新満州(この名称は今も論議を呼んでるそうだ)やシベリア(仮)といった無人の(又は人口の少ない)荒野を開拓するのに、
官民揃って大忙しというわけだ。
本日は以上です。
さりげなく他の作者様のネタを拝借しておりますがご容赦を。
乙です!
次も期待してます。
訂正忘れてた
>>593 「緯度的に」じゃなくて「経度的に」です、緯度的に東って何だよ・・・
しかし、小官殿が来なくなってから急に「ラノベ厨」「萌えヲタ」が湧いてくるとは…
せっかく魔術師1氏が分家作ったんだからそこでやれば良いものを…
まあ、分かりやすいというか…
ゝ||
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ガッ || || ;; / .\\ _r「ニj_., \、\
ガッ|| || || .\\ ,. -,ー,=,|ェェj}ニ)>;ー\、\ー‐、,,,
人 _!!__!_,_||____________ \\,,..rr_-_ー''`ー'ー'"-,,,ヽ[ ̄,j::::::'<ヽ,",,> :|;;;j
< > ─┴─_!-----'┴──┴──┴―\//,'。´,.:'_,,゚'.,゚'.,゚'.,゚',゚',゚',「_,j_。=''ヽ;"_,,|@,,____
`Д´;V∩ _,.,,,,, -‐‐::ー‐:`;`;`;ー‐::─‐::ー‐;iニニニニ二|三三三|___;ヽフ_、
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>>598. γ´。.。:i: ´ ̄ ̄ ̄ ´:i:'' ̄ ̄ ̄ ̄´:i:'' ̄ ̄ ̄ ̄´:i~i|二iニニj __:j:,,/)
/ `{i;ー-:i:______:j:,______:j:,______:j:,,,二 -ー‐''''"´゙ヽ`ji〃
ヽ,'ー'ノγ ,.., ヽγ ,.., ヽγ ,.., ヽγ ,.., ヽγ ,.., ヽ γ ,.., ヽ''、.;_゙゙,ノ
゙ヽ, '; ,'ー',,ノ,,'; ,'ー',,ノ, '; 'ー' ,ノ,,'; ,'ー' ,ノ '; 'ー' ,ノ ,'; ,'ー' ,ノ , -'"
゙''ー=================‐''´
さて、流れをぶった切るようにP-3C対巨大海洋生物の(地味な)戦いを投下したいのですが
よろしいでしょうか?
いいぞ!何もかも吹き飛ばせ!
603 :
601:04/03/21 13:10 ID:???
それじゃあ失礼して。
604 :
601:04/03/21 13:11 ID:???
巨大海洋生物の動きがおかしい。その情報は複数のルートから防衛庁にもたらされた。
この季節、日本周辺の巨大海洋生物は旧オホーツク海に集結する。F世界の
海洋生物の中には巨大イカや巨大タコ、果ては巨大サンマなど様々な物がおり、
その中には天変地異を起こすようなものもいる為、国土防衛の任を帯びるものとして、
常に防衛庁が監視している。まだF世界の詳しい生態系が明らかになっていないため、
貴重な情報が得られるこの時期の旧オホーツク海は、当然のことながら防衛庁の
大きな興味を引く時期であり、あちこちで様々な艦種がの船が航行していた。
例年通りの大移動がにわかに混乱の様相を見せ始めたのは、防衛庁に第一報が入る
半日前の事だった。F世界における日本の同盟国であるジュピテニア王国からも
ほぼ同時に大使館を通じて異常が起きたことが伝えられ、更には現在休戦中の
神聖イリストニア王国からも外務省に連絡があった。生物達の動きは確かに
異常だった。いつもならなら大人しく回遊しているはずの巨大鮫があちこちを
右往左往し、巨大トビウオはせわしなく海面に泡を立てて飛び交っている。
鯨同士の音による会話で、護衛艦のソナー手は大忙しになっていた。どうやら
すべての生物達が一匹の生物を捜索しているらしい。海上自衛隊の隊員の間では、
海洋生物がクーデターに失敗して逃亡し、追われているのだろうというのが
もっぱらの噂だった。
605 :
601:04/03/21 13:11 ID:???
外務省はこの辺りの海を統治するポセイドニア王国
(ちなみに国民の99%以上は人魚である)に特使を派遣し、情報を入手しようとしたが、
王国側は知らぬ存ぜぬの一点張りだった。ただ帰り際、王国側が非公式に特使と
接触し、宗谷海峡、津軽海峡、対馬海峡の海洋生物の出入りを厳重に監視するよう
要請があった。形の上では依頼あるいはアドバイスだったが、日本側は実質的な命令と
受け取った。決定的な情報を王国が握っている以上、日本側は黙って従うしかない。
海上自衛隊は宗谷海峡の西側、対馬海峡と津軽海峡の東側に対潜バリアーを張った。
P-3Cが交代で哨戒飛行をし、その内側では水上艦艇が警戒配置に就く。航空機や艦艇から
機雷を敷設する準備も密かになされた。「巨大海洋生物は日本海に絶対に入れない事、
ただし殺してはならない。平和的手段で追い返すこと」ポセイドニアはそう高飛車に
要請してきた。ジュピテニア海軍、イリストニア海軍も最大級の警戒態勢に
入っているようだった。どうやら日本の周辺で、とてつもないことが起こっているらしい。
自衛隊や防衛庁では緊張が走った。
606 :
601:04/03/21 13:12 ID:???
戸から飛び立てば、津軽海峡はすぐ目の前である。
「しっかし、なんたってポセイドニアの言いなりになっちゃうんすかね。
あれじゃアメリカに頭下げてるのと買わんないっすよ」
「ま、ポセイドニアに嫌われると漁師の仕事が無くなっちまうからな。
上も下手に事を荒げたくないんだろ」
「はぁ…結局何処に行っても弱腰な状況はかわらんのですね…」
「情勢を読んで態度を変えるのも立派な戦術だよ。ほら、そろそろ哨戒区域だ。
無駄口は叩くな」
P-3Cの機内で、TACOの2佐はレディオ(通信員)の3尉をたしなめた。
今回の任務は対馬海峡の閉鎖のための哨戒。ROEには『海峡を通ろうとする生物が
居れば「警告」を発し、状況によっては「実力」の行使も行って構わない』とあった。
こんな指令、元の世界に居たら絶対に出ないだろう。なんだかんだいって政府も
変わったものだ。
「オンステーションしました」
P-3Cのパイロットが哨戒区域に入った事を宣言した。
607 :
601:04/03/21 13:13 ID:???
了解。オンステーション電報発信します」
レディオが応じた。P-3Cでは通信員は航法士を兼ね、前部胴体のバブルウィンドウに位置し、
見張りも行う。通路を挟んで反対側にはTACOと呼ばれる戦術員が位置している。
いったん対潜作戦が始まれば全般の指揮を執るのはTACOである。
機体によってはパイロットではなく、TACOが機長になることも少なくない。
哨戒区域に到着して先ずする事は、ソノブイのチャンネルをすべて試して、先に
哨戒を終えた機体が投下したソノブイがまだ生きてないか調べる事である。続いて
巡航高度から高度7500ftまで降下して、BTブイを投下する。
「BTブイ、ドロップ」
TACOが言った。武器員が窓から身を乗り出すようにして海面を監視する。
「着水確認」
「パッシブ、ドロップ」
続いてLOFARと呼ばれるパッシブソノブイを投下する。LOFARはパッシブの為、目標までの
距離も方位も分からない。しかし複数の情報を付き合わせれば、位置も特定できる。
今回の任務は津軽海峡の東にバリアーを張ってキングクラーケンを待ち受ける事なので、
P-3Cは畑に種をまくように直線飛行しながら一定の間隔でLOFARを投下していった。
折り返してもう一本の畝にソノブイを植えつけると、それまでの8000ftから18000ftまで
上昇する。後は奴さんがブイの網に引っかかってくれるのを待つばかりだ。
608 :
601:04/03/21 13:14 ID:???
「おいでなすった…!」
哨戒を始めてから5時間後、センサー1の隊員が叫んだ。
「チャンネル5にコンタクト!」
海面に投下したソノブイの1つが初めて巨大生物らしい海中音を捕らえたのである。
「TACO、パイロット。チャンネル5を中心にファイブブイパターンで飛行」
P-3Cの翼が、指定されたパターンをとるためにクルリと翻る。
「センサー1、目標はチャンネル5に近づいてきます!」
「パイロット、TACO、DIFARいきます!」
TACOが戦術の変更を伝えた。DIFARはLOFARより探知距離が短い代わりに、指向性が
あるので目標の方向が割り出せる。
「これは…」
目標の音響データを分析したセンサー1が呟いた。防衛庁の旧オホーツクにおける
監視の成果である、海洋生物の音紋のデータベースに照会すれば、種類や時には個体まで
特定できる。
「どうした?」とTACO。
609 :
601:04/03/21 13:14 ID:???
「キングクラーケンです!しかもこいつはポセイドニアの近衛騎兵隊に所属している奴だ!」
P-3Cの機内に緊張が走った。ポセイドニアは正規軍の他に、王室直属の近衛軍を
保有している。キングクラーケンは近衛軍の騎馬の役割を果たしている。しかし輸送力は
騎馬の比ではなく、その気になれば連隊規模の部隊を1匹で展開させることも可能だ。
それが何の前触れもなしに、日本近辺の閉鎖海域に近づいている!?いったい何が
起こっているんだ。海面に投下されたDIFARが目標の方向を示す。P-3Cのコンピュータは、
複数のLOFARとDIFARの探知から目標の位置と速度を割り出して、TACO席のディスプレイに表示した。
目標は速度約20ktで津軽海峡に向けて進んでいる。P-3Cの得たデータは、リアルタイムで
八戸のASWOC(Anti Submarine Warfate OperationalCenter)へと送信されている。そのため
基地もキングクラーケンの探知を同時に知り、興奮と緊張に包まれた。キングクラーケン発見の
情報は直ちにポセイドニアに伝えられた。それに対して打てば響くように、「攻撃するな。
脅して進路を変えさせろ。絶対に日本海には入れるな」との指示があった。P-3Cは
キングクラーケンの前方、約3kmの海面に対潜爆弾を1発投下した。もし撃沈するのなら、
もっと低空に降りてMADで位置を絞り込んでからホーミング魚雷でしとめる所である。
突然の爆発音に驚いたのか、キングクラーケンはいきなり方向転換すると約30ktまで増速して
南に向かって遁走し始めた。
610 :
601:04/03/21 13:15 ID:???
P-3Cはキングクラーケンのコースの周りを飛行しながら、その予想進路の周囲にソノブイを投下し、
コンタクトを維持し続けた。最初のP-3Cの燃料が尽きる頃には、交代のP-3Cが現場に到着していた。
キングクラーケンは本州の太平洋岸を回り込むように高速で突っ走り、それを海自のP-3Cが追跡する。
キングクラーケンが房総沖に達した頃には厚木のP-3Cが追跡を引き継いだ。驚いた事に、
逃走するキングクラーケンの後をポセイドニア海軍の帝王イカ15匹と鯨ザメ5匹が高速で
迫っているのが探知された。ポセイドニアは「キングクラーケンだけを追跡し、他には構うな」
との指示があった。横須賀の第一護衛隊群の護衛艦も、房総沖でキングクラーケンを
待ち構えていた。しかしキングクラーケンの行動は常識を超え、海中を30kt近くで突っ走りながら、
ジグザグに走り回った。それは計算された戦術というよりも、狼の群れに追い回されて死に物狂いで
逃げる鹿を連想させた。キングクラーケンは発見から丸1日後には紀伊半島の南に達した。
キングクラーケンが日本本土に近づこうとするたびに、P-3Cは爆雷で警告した。
青森沖で始まった大追跡劇は、種子島の西約100kmの所で突然の終幕を迎えた。キングクラーケンが
いきなり浮上して、助けを求めるように海自の護衛艦に接近してきたのである。どうやら逃走中に
怪我をしたらしく、足が1本もげてしまっていた。
護衛艦は直ちにキングクラーケンに運ばれていた人間を保護したが、その姿を見て護衛艦の乗組員は皆
仰天した。なんと、ポセイドニアの皇太子だったのである。
611 :
601:04/03/21 13:16 ID:???
その後、皇太子とキングクラーケンは接近してきたポセイドニアの帆船に引き渡され、そのまま
何の説明もなしに帰ってしまった。この数日間の出来事の真相は約1年後にポセイドニア海軍の
練習艦隊が佐世保に寄港した際、非公式に日本側に伝えられた。
それによると、皇太子は以前日本に立ち寄った際に会った通訳の女性に一目ぼれし、
何とかもう一度話がしたいと居ても立っても居られず、大移動にまぎれて近衛軍のキングクラーケンを
拝借して日本にひそかに上陸しようとしたらしい。しかし、王室がその様な行動を許すはずも無く、
何とか表ざたにしないように日本への上陸阻止を図ったのである。その話を聞いた関係者は
皆失笑し、年配の幹部は「若いってのは羨ましいなぁおい」などと冗談めかして語り、しばらくの間
この話は自衛隊内で伝説となった。
ちなみにその後皇太子はめでたく某日本人女性と結婚し、後世に語り継がれる名君となったが、
それはまた別の話である。
612 :
601:04/03/21 13:18 ID:???
以上です。お邪魔しました。
元ネタは読んでないけどGJ
乙でした
「どうしようも無い奴は何処にでも居るな? ええと、今日、里木士長は
民間人に対し、不適切極まりないストーカー行為並びに猥褻行為を敢行、
現地人により撲殺、と。報告はこんなモノで良いな? 小川三曹? 」
「はっ、その様にお願いします。…自衛官の恥さらしが! 俺が殺す! 」
「そ、そんなぁ…俺はただ、あの娘の着てるコスにハァハァしたのが…」
小川の半長靴が里木の頬骨にめり込んだ。汚い物を蹴った、と言わんばかりに
小川は靴底を床に擦り付ける。里木の輪郭は、既に奇妙な形に変形していた。
「貴様の御蔭で、俺達の皆が変態扱いを受ける! 貴様とは一緒にされたくは
無い! その臭い口を閉じろ、元デ●ヲ○ヒ○キーが! 性倒錯者め! 」
これで私的制裁による死者は二桁台に突入だ。…団塊ジュニア世代のこの世界に
置ける性犯罪率は…はっきり言って高い。本国もそろそろ…『踏み絵』を実行する
段階に来たのかも知れぬ。現地部隊では処理がし切れぬほど、事態は切迫していた。 END
「我々は臣民の友であります! 見て下さい、臣民に迷惑を掛けた者は
この通り! 同胞で有ろうが我々は決して容赦は致しません! 」
里木は徹底的に有効活用された。貼り付けで晒し者だ。…奴に暴行された下働きの
少女が、真っ先に敷石を剥がし、投げ付ける。奴の腹にヒットした後、87式の装甲に
当たり鈍い音を立てた。87式偵察警戒車の砲塔後部に貼り付け柱を固定し、ゆっくり
旋回させて晒しているのだ。罪人の姿が、臣民に良く見える様にとの配慮だ。
「里木が何分でくたばるか、賭けないか? 俺は30分だ! 」
鈍い音が車内に響く中、俺は皆に言った。不謹慎な? 歓声が次々に車内に上がる。
「班長、あのデ○の体力じゃあ、精々20分って所ですね」
まあ、娯楽の少ない帝都臣民には、格好の娯楽で有る事は間違い無いだろう。正に、
一石二鳥の策だ。良かったな? 里木? 最後に皆の役に立って。俺は改心の笑みを
頬に浮かべた。木の折れる音がした。くぐもった里木の悲鳴が聞こえ、途中で切れた。 END
部内犯罪にも、見せしめは必要と為るはずだ。以上。…これでいいのだ!
やっぱ軍法のない軍隊は陰湿だねえ。
自衛隊にも独自の司法権を与えた方が、却ってサッパリすると某小説家は言ってたけど、
あれは間違いじゃないのだろうなあ。
まあ軍法会議があっても、民間人への暴行は極刑。
なぶり殺しかあっさり銃殺か、それが変わるだけかもしれないけど。
平均的な能力もない奴は足を引っぱるのがオチだしね。普通科だったらデブだけで目立つな。
ソース? FMJ…。
射撃どころか、途中で壊れてからは、物事全般をそつなくこなすようになってたな。
尤も、壊れてしまってはどうにもならないが・・・・。
>617
ふふっ。日本では、まことに効果的なやり方であります。小官殿。
人員の質を想像すると、ますます背筋の寒くなるSSだな。
多分非ヲタとヲタの比率が、ヲタ少数派の部隊なのでは・・・?
何か身内でヲタ摘発部隊なんて作ってそうでつね・・・。
ヲタグッヅ発見次第、部内で弾劾裁判やってそう・・・。
マジンガーZVS自衛隊
すみません嘘ですなんでもありません
小官殿、今回の爆弾の破壊力は・・・水爆並みでつね?
何と・・・三時間もレスが途絶えておりまつ!
作戦は成功しましたが・・・誰もいなくなってしまいまつた。
結構、どぎついっす・・・今回のSSは・・・。ぐふっ。
>>626 燃料気化爆弾並って事にしておいた方が…(w
核だと残留放射能が…
まあ、これで奴等が懲りてくれれば良いのだが。
このくらい自浄作用のある組織の方が現地の方々も信頼できるでしょう。
表現はちょうどいいくらいですよ。なにせ懲罰対象に反省の色がまったく無い。
わざわざ2レスに分ける構成力の無さは別として。
スレが止まったのはあまりに寒い冷凍爆弾のせいでしょ。
本日のお題:こいつらいたらどうする?
>>552 >あぶないのはこっち。
>>人型ではヴァンパイア・ワーウルフ・サキュバス・グール・ゴースト…
>人間にまぎれることができるからですが。
デブオタヒッキーが自衛隊に入れる/入ろうとするなんて毛程も思えん…
そもそもんな香具師が地連に行けるとは到底信じられん。
行けるのは既にヒッキーではないし。
小官殿は実際に隊内でそのような輩を見たことがあるのだろうか?
>>615 の
”デ●ヲ○ヒ○キー”
この1文が気になるんですよ。
なぜどう見ても適性のないデ●ヲ○ヒ○キーがいるのかと。
>>624の解釈しだいで更に恐ろしい展開が待ち受けてそうですが。
・・・元って書いてある。さすが! ツッコミの予防線は張ってあるなんて!
軍事オタのデブオ(ry ならいないわけでもないですがねー。
とはいえ、自衛隊に入隊しておきながら「あの娘の着てるコスにハァハァしたのが…」というのは流石に居ないんじゃないかと。
というか現実とフィクションの区別が…よくそんなので自衛隊入れたなあ。 付いてゆけるなあ、と。
まあ、そこらへんはギャグとか冗句の範疇でしょうし、あまり突っ込まれても、ですよ。
本日のお題:こいつらいたらどうする?
どう見ても適性のないデ●ヲ○ヒ○キーが自衛隊に?
さあ、香ばしいラードの匂いがただよってまいりました!
名無しで叩いて擁護! 恩を売りつけるこの巧妙なテクニック! まさに古の先人、ACEをほうふつとさせます!
637 :
631:04/03/21 21:25 ID:???
>>633 だから
>>624が怖いんですよ。
外地でもデ●ヲ○ヒ○キーをわざわざ手間かけて思想改造して使わなきゃなんない状況ですよ。
内地の練度はどうなってることやら。
ただの罵り文句なんじゃ?>デ●ヲ○ヒ○キー
ようやく、スレに顔を出せた・・・
おとついは、日勤の後、人がいないからと、夜勤にも出されヾ(`д´)ノ
今日中にSS投下できるようがんばりまつ。。
しかし、葛重三尉の行動描写が旨く書けない所に、自分の力不足を感じる・・・
では。。。
SS投下いきまつ!
>>227の続き
その顔に葛重三尉は、辛そうに頷いて見せる。
葛重三尉は、痛み止めを打たれたものの、それでも苦しそうにする石動二士の元へと歩を進める。
小隊の誰もが、その様子を見つめる。
横たわる石動二士の元に、体をかがめて膝を突く。
腹部に巻かれた包帯はすでに赤く染まり始めていた。
人の気配を身近に感じたのだろう、石動二士が瞼をあけ、葛重三尉へと目を向ける。
「・・・小隊長ですか?」
「ああ、その通りだよ」
「自分は大丈夫ですよね?すぐ元通り、治りますよね?」
「・・・・」
その言葉に、何も言えなかった。
「はは・・・・・。何も言ってくれない所を見ると、難しいという事ですか・・・・」
喘鳴の混じった声で、葛重三尉に確認するように言い、何も言えない三尉の様に、一人納得した様子の石動二士は、
弱弱しく笑う。
「自分の家族に、伝えてください。石動は小隊長を守ったって・・・。」
「ああ・・・・」
「敵はまた小隊長らを追ってくるはずです。足手まといになるぐらいなら、自分をここに置いて行ってください」
「それは・・・そんな事はできない」
辛そうに言う三尉に石動二士は、促すように言う。
「自分のせいで、みんなが危険な目にあうのは、見たくないです・・・」
そこまで言って、石動二士が吐血した様をみて、衛生士が気道に詰まった血を除いて、気道を確保した。
衛生士の表情からするに、最早手を打つすべがないのが見て取れた。
「石動二士。君を連れて帰りたいが・・・・。すまない」
石動二士は苦しそうにしつつ、頷く。
2人のやり取りに、小隊の皆の空気が沈む。
小隊から今、一人の仲間が消えようとしている事に・・・。
葛重三尉は、自分の拳銃帯から拳銃を取り出すと、安全装置をはずした。
乾いた音が、辺り一帯にこだまする。
その音は雲一つない空へと響いていった。
>>628 >わざわざ2レスに分ける構成力の無さは別として。
では、
>>628には「構成力の有る」素晴らしい作品でも発表して貰おうかな?(w
「日本異邦戦記」
今回の更新はここまでです。
さてさて、小隊の命運や如何に!?ってな感じに次回に続き
ます(爆
デ●ヲ○ヒ○キー=萌えヲタ
647 :
名無し三等兵:04/03/21 22:29 ID:6UuucbS6
「これで…全部です…里木の遺品は…」
「総て燃やせ。…両親がこれを見たら…泣いて悶死するぞ…」
「そうですよね…。解りました。燃やします、小川三曹」
「…俺も立ち会うからな。絶対に、隠匿するなよ? 灰に為るまで、燃やすんだ」
「…了解しました…環境に良く有りませんけれど…」
「貴様も仲間か? 営内点検するぞ? 」
俺は里木の遺品を手に取った。里木をあんな風にしたこの…このグッズが…!
俺はそれを床に叩き付けた。以前奴が『レア物、届きましたよ班長! 』と見せ
に来た物だった。奴は…此処に来てから変わったのだ。昔は、いい奴だった。
体力練成も欠かさず、ひたすら模範的な隊員の道をひた走っていた。変わった
切っ掛けが…外部のジャーナリストが持ち込んだ、新聞だった。それからの奴は
正に引き篭もりと化した。外出枠を持って居ながら外出もせず、営内に篭もり、
DVDのチェックにグッズの通販。そして…見る影も無く太り…自己中心の視野狭窄
に陥って行き…班員を見下す様になり…終には孤立化し、部隊のお荷物になった。
「こんな物があるから! 奴が! 里木がっ! この…魂を腐らせる呪物ども
め! 男の、国防に燃える男の魂を…こんなもの風情がっ…奪ったっ! 」
…何が奴をそうさせた!? 俺は子供の一人でも楽に入れそうな段ボール箱一杯に
積まれたグッズを蹴り飛ばした。本が、人形が、DVDケースが…廊下にばら撒かれた。 END
おお、うまくまとめましたな。小官殿。
新聞のラテ欄見て…変わる奴が多い。テレビ購入許可が出て本性が出る奴とかな?
まあ、2部構成は許せ。『本文が長すぎます』をやられてしまう事が小官、多いのでな。
あと、ENDを付けてしまったので、視点を変えてしまわなければ違和感が出る。以上。
小官殿・・・ちぃと仕置きがキツすぎませんか?(苦笑
ん? まあ、隠れて趣味を愉しむなら文句も言わんが…9スレで小官荒れてたろう?
最近のアレはその…趣味を隠さんのだ。むしろ開き直って居る。その態度で小官、カチン
と来てな? あの時は貴君達に済まない事をしたよ。お笑いシリーズはこれで終わるよ。
佐藤大輔の北朝鮮本みたいだな。
”コミケにいけないなら仕事やめる”って。
上官に小官殿のような方がいたら自分は生きていけないかもしれませぬ……(コワー
…そうだ。そのノリだ。小官こんなのだから、もう…衝突してな? 営内点検の
前日と言うのに、『フィギュア』を出しっ放しにすると抜かすのだ。それも…!
止めよう。身内の恥を晒してはイカンからな? で、何が聞きたい?
>>655 やはりその、みu・・・あ、いえ何でもありません。
1、89式とか64式って現場での総合的な評価はどの程度なんでしょうか?
2、9o機関拳銃というのがありますが、あれって役に立つのでしょうか?
小官殿乙です!
(´-`).。oO(でも小官殿が降臨したらなんで、
>>628みたいな奴が急に消滅するんだろ?
基本的に、営内の整頓は『何も無い状態が整頓』だ。出来るだけ簡素に、
ゴミゴミ私物を置いていてはイカン。場に官品しか無い状態が望ましいが、
まあ、使用許可申請のしてある電化製品ならばまあ、構わないのだよ。
>>653 俺、バイトで同人関係の店やコミック専門店でバイトしてた事あるけど、
通販や店頭注文の伝票の統計取ったら公務員がダントツだったよ。
>>655 >営内点検の前日と言うのに、『フィギュア』を出しっ放し
いやそれは小官殿でなくとも怒るのでは……?
自分はそこまで分別のないオタではありませぬ。
……小官殿がオタ嫌いなのは周囲に
変なオタしかいないからではと邪推してるのですがどうでしょう?
え? オタの時点で変ですか? それを言われちゃ御仕舞いですよ……。
漏れは流石に、萌えはアンダーグラウンドの領域と考えています。
ですが、一線を越えない程度なら黙認って程度と考えています。
でも、ここでは小官どの萌えは隠すつもりが無かったり(マテイ)
1については…64式については小官、前のスレで語っている。89式については…
軽い! 反動が少ない! 当たり易い! …でも…これで銃剣格闘はなぁ…? だ。
簡潔に言えば、な? 射撃の得意な人に言わせれば、弾頭重量の分だけ、64式の方が
命中率が高いと言う意見も有るな。まあ、64式で訓練を受けた人が圧倒的に多いと言う
事実が存在するので…一概には、言えないがね。
2については…アレはなぁ…? 戦車乗りの例の『グリースガン』の『換え』だろう?
空自用とも聞いているが…現在の所まだ、小官は実物をお見かけした事は無いね。スマン。
小官殿!
2Dオタは3Dには手を出しません。
「いつかモニタから愛しのキャラが出てくるのを信じて、浮気はしません」
ごく一部の不心得者のみが3Dに実際に手を出すのです!
そう、昔ながらのオタならまだ許せるのだ。小官の最初の名乗りを見たろう?
あの世代は、『恥』を知っている。今の世代は『市民権を得た』と勘違いして、
暴れるから鼻に付くのだ。も少し、マイノリティだと自覚を持てば良いのだが、な。
いくら力説されても一般的には
萌えヲタ(2D・3D含)=変態だしなぁ…
>>665 なので、アンダーグラウンドなのです。
九〇式戦車と中曽根さんの両方に萌える漏れとしては、ここは貴重な場です。
同じ変態でもな、「変態でスイマセン…」と恐縮している者と、
「俺は変態だ! 文句が有るか! 」と威張っている奴が居る。
一般人としてどちらに好感が持てる? …後者の方が『漢』度は高いがな…。
では、昼間の住人の怨嗟の声を楽しみにして…小官は堕ちるよ。お休み。
669 :
665:04/03/21 23:30 ID:???
まあ、
>>665であんな事を言ってるけど、俺も真性のヲタな訳だが(w
あくまで「一般的」にって事で…
最近の萌えヲタは「萌えはアンダーグラウンドな領域」と言う事を理解出来ない(しない)からなぁ…
あと、ここは軍事板なので「過度」な萌えは慎んだ方が良いと思う。
嗚呼・・・なんか自分は一番ダメなヲタって気がしてきた。家の中に居場所がないOTL
油虫先生とは仲良しさっ!ウワアァァァン
装甲車に磔は嫌ですねえ。でもムッソリーニごっこはもっと嫌ですが。
そう言う意味では公開処刑というのは、理性が保たれている証拠と言えるのでしょうか。
小官がリアルでむかついている奴等が集うスレだな。
一度、彼にカチコミかまして欲しい。オレはそれをヲチする。
何つーかそれは・・・・小官殿じゃなくても怒るって感じだなあ。
しかし新聞一つでそこまで変わるなんて。
昔から軍人サンはその環境上、外部の情報に探して免疫が少ない、
新興宗教にかぶれることも少なくないってのは、嘘ではなかったのかもなあ。
某秋水飛行隊の指揮官が、戦闘指揮所で巫女サンのお告げに従って、
指揮を執っていたという話には、目玉が飛び出るほど驚いた・・・。
投下しますよ。開始は0053.
19回目の投稿。輸送戦記?
68
前回から3日後。
「今日、出発だなクラウスちゃん」
「守もそうでしょ」
朝、いつもなら一緒に練習をしている時間。だが今日は前線への出発の日なので練習は無し。
代わりにお互いの最終確認といったところだ。
クラウスちゃんは整備班特製の『クラウスちゃん専用防護服整備班スペシャル仕様Ver.1.2』を着て。
僕は整備班がガメてきた迷彩服にいくつか改造を施した『迷彩服改』を着ている。
「気をつけろよ、上役はあのアスだ。こないだの恨みをどうはらそうとするかわからんぞ」
「うん。ありがとう」
「クラウスちゃん。そばには僕や自衛隊のみんながいるから助けが必要なら呼んでくれ。遠慮はいらな
いぞ」
「自分でできる事の幅ぐらいはなんとかわかったよ。守こそ気をつけて。民間人じゃ前線貼り付けは
珍しいって聞いたよ」
クラウスちゃんに逆に心配されるとは。
「こっちは大丈夫さ。前線に行ってもやる事は同じ、荷物の搬入搬出数を数えて書類を出して雑務。危
険なんてありゃしないさ」
これは半分本当。
「ところで、朝食は食っていくんだろ?」
「うん。まだ早いけど行こう」
クラウスちゃんに手を引かれ、僕は食堂に向かって歩き始めた。
またこんな風に一緒に食事ができるといいな。
69 食堂
「え、え、え?」
クラウスちゃんが僕の朝食と自分の朝食の差に驚いている。無論、自分の方が豪勢である事に。
「お、おじさん。私の朝食これでいいの?」戸惑うクラウスちゃん。
「ああ、そいつはお前さんの分だぞ。出陣なんだろ。だったら旨いものを食べていかないとな」食堂
長のおっさんがそう言って大笑いした。
「え、でも…守も出るし…」
「野郎はいつもの通りでよろしい。まぁ量は多くしているから問題無い」
食堂長。野郎は量で勝負ですか。
そして席に着いて食べ始めた。量が多くて食べるのに時間がかかった。さらには…
「おうおうクラウスちゃんはちっちゃいなぁ。こいつを食って姐御みたいな体になれよ」そう言って
自分のおかずを渡してきたり。
「クラウスちゃん、これあげる。確かこのアメが大好きだったよね」とアメを一缶渡したり。
「これは霊験あらたかなお守りで…」と成田山のお守りを渡したり。
とみんなが何かしらおみやげを持ってきたり、励ましに来た。
みんな無差別に渡しているように見えたが、実は親衛隊が裏で色々吟味して渡している事を僕は知っ
ている。当然、クラウスちゃんには内緒だ。
実は拳銃とか個人携行用の武装といったものも渡す事も検討されたが、訓練もしていない者に渡して
逆に怪我をされては大変なので一般の品物になった。その割には簡易サバイバルグッズがあったりし
て「一般の品物」の範囲から外れるようなものがあるけど…まあいいか。
アリスパック1つ分の荷物。
本当はハリネズミのように武装させて送り出したいのが親心なんだろうけど、あんまりやりすぎると
クラウスちゃんの騎士の誇りを傷つけるからこのぐらいに。
70 正門近く
マイヤーさんが馬を連れて待っていた。でも馬が1頭多いぞ。そう思っていたらクラウスちゃんがか
けだして馬に抱きついた。
「マイヤー!私の馬をいつ連れてきたの?」
「お嬢様がこちらに着てからしばらくしてからです。あの時預けた農民が連れてきてくれまして、そ
れから自衛隊の方にこっそり世話をしていただきました」そう言ってマイヤーさんはそばにいた隊員
に礼をした。
ああ、クラウスちゃんとはじめて会った時(8回目の投稿の27)の痩せ馬か。…のわりには体格も毛
艶も良くなっている。手入れも完璧。短期間にここまで良くした手際は素晴らしい。この隊員、只者
ではない!
「自分は実は馬が大好きでして、大学にいた頃は世話をしていたので慣れています。それにこいつは
素直な良い馬です。だから世話が楽しかったです」
かなりの馬好きか。なら納得。
クラウスちゃんが馬具の点検をしているうちに僕はマイヤーさんと軽くうちあわせ。やっぱりあの荷物
が気になったらしい。
「やっぱりあれでも多すぎましたか?」
「いいえ、草壁殿。少なくて目を引きそうです」
は?今何ていった?少なくて?
「他の子息だと馬車1台分の私物を準備している者がいます」そう言って溜息をついた。
「…キャンプに行くんじゃねぇぞと小一時間問い詰めてやりたいですね。補給に負担をかけてどうす
んだか」
「まったくです。個人専用荷駄部隊を準備した者もいましたが、さすがに却下されたそうです」
…正気かよ。激しく不安だ。これだから貴族のボンボンは…
71
「守!それでは先に行っているぞ」
「それでは先にまいります」
そう言ってクラウスちゃんたちは馬に乗って出発した。
確か城に集合してから改めて集団で出発するらしいな。当然儀式もあるだろうし、もしかすると半分
パレードみたいな事もするのか? 負けが込んでいるからこそ盛り上げて士気を上げないといけない
だろーしな。
でも何で自衛隊の車両で移動しないんだろうか?やっぱり大多数が車両移動を嫌っているのかな?
教育すら嫌がっていた連中だし、ありえる。
さて、次は僕だ。こっちはもう荷物をつめてある。少し変わった荷物もあるが、なんとか1人でかつ
げる範囲におちついている。まぁ、中には「タバコ2カートン」(僕は吸わない)や「アメがたくさ
ん」が入っているのが変わっているか。
後は整備班製の山刀を下げ、ヘルメットをかぶり、準備完了。
「準備完了です。いつでも出られます」
そう言って前線行きの第1便輸送隊の隊長に申告した。
「おぅ、来たか。すまないが1番先頭の車両に乗ってもらうぞ。君のコールサインの通りの能力を発揮
してくれ。前線行きだからな」
「はい。了解しました。それではよろしくお願いします」
そうして僕は輸送隊最前列の高機動車に乗り込んだ。後ろに続く装甲車の方に乗ってみたかったけど
しょうがない。そう思っているうちに隊長の声が無線から流れた。
「出発!」
投下終了。
文中の「西ドイツ…云々」ですが、一等自営業先生の著作から部分
的にお借りしたセリフを指しています。
投下乙であります!しかし荷駄部隊・・・。西欧では荷駄は何と訳すのでしょうか?
西ドイツというのは何処に乗っているのでしょう。
煙草は痛み止めから毒殺兵器、果ては交渉用まで幅広い用途がありそうですね。
>外出枠を持って居ながら外出もせず
自衛隊板で聞いてきたけど、これが一番憎まれるらしい。
状況把握と前島を探しに出ていた佐久間は、僕に落ち着いた口調でさらりと告げた。
「前島が、死んだ……?」
振り向いた僕は愕然とした表情を隠せなかった。
そのあまりの自然な口調に、一瞬なんのことを言ったのか理解できなかった。
「戦死です。あの娘を庇って……」
佐久間は僕の顔色を心配しながらも冷静な口調を崩さなかった。
後ろではパーシェが必死になって泣き叫び前島のいる一階に戻ると暴れるミルシェを捕まえている。
死んだ?
あのいつもヘラヘラと笑っていたあいつが?
そんな馬鹿な……
「か、確認したのかよ!?」
思わず食って掛かるように肩を掴んだ僕に、佐久間は冷徹に断言した。
「しました」
「うっ……」
佐久間は僕を睨むように見つめていた。自分自身分かっていた。彼は悪趣味な冗談など言わない。
僕の手を振り払うと、まるで諭すように言う。
>>680 …すいません。最初は少佐が「戦闘処女は今日で終わりだ」と
のセリフがありましたが、没にしました。で、没にしたのを忘れてました。
「三尉。これは戦争なんです」
彼はそれだけ言うと、別の銃眼に向かうために部屋を出て行った。
「自分も……昔はそうでしたから言いますが自分を責めてもしょうがありません。
そんなことをしても事態は好転しないんですから」
佐久間が出て行く足音が、どこか無情に聞こえた。
「佐久間さんっ!」
佐久間は甲高い女の声に振り向いた。
その瞬間、頬に鈍痛が走る。
平手を張った衣緒が、珍しくも目を吊り上げて肩を震わせていた。
「何をする」
「あんな言い方しなくたっていいじゃないですか!」
キッと睨みつけ、彼女は怒りをぶつける。
しかし佐久間は別段驚いた風もなく、無表情だった。
ややあって、彼はおもむろに口を開いた。
「お前は優しい人間だな……」
そういうと彼はふっと薄い笑みを浮かべる。
「ふざけないでください! 仲間の人が亡くなったんですよ! それなのに……」
「俺が泣き叫んでいて、一体誰が敵を食い止める?
貴様がやってくれるのか?
ここは青春を謳歌する学校でも法の秩序の及んだ日本国内でもない、戦場だ。
仲間の死を悼むくらいならまず目の前の敵を殺せ。怒りを敵に転換するのも手だ」
「人でなしっ!」
衣緒は再び佐久間の頬を張った。
彼は避けようともせず、目を薄く閉じてされるがままである。
彼女は我を忘れていたのか、彼の唇からは僅かに血が流れていた。
自分のやったことにようやく気付いたのか、彼女はバツが悪そうな表情をする。
しかし、佐久間はそんな彼女に向かい首を横にふった。
「……そういっていられるなら、お前はまだ正気さ」
「え?」
口の端の地を手でぬぐい、彼はさっさとその場を去って行った。
一方、僕は皆の前でOD色のケースの蓋を開け、中から鈍く光沢を放つ金属の塊を取り出した。
旧日本軍の指揮官らの気持ちが、現代人であるはずの僕に痛いほどよく分かった。
さぞ、絶望感と罪悪感に苛まれていただろう。
「みんな……これを二人に一人づつ持ってくれ」
皆が顔を見合わせる。
彼らはこの異世界の武器の威力はよく知っているし、扱い方も簡単なので習った。
しかし、貴重なので自衛官しか携行しないと説明していたはずだ。
「……どう使うかは、各人の判断に委ねるよ」
血色の悪い僕の顔を見て、彼らはようやくその意味を察したようだ。
メイドの中にはたがいに抱き合って涙する娘も何人かいる。
まるでひめゆり学徒隊の少女達だな。
俺はどうやら極悪人として歴史に名を残しそうだ。
「あたしは要らないよ。今まで撮影してきたデータが壊れちまう」
「そうですね……」
精神的に強いのか現状が分かっていないのか、倉敷は一部始終をビデオに納めながら言った。
僕はただ、うなだれるしかない。
もう、抵抗も無駄な気がしてきた。
無線機からは救援の来るような連絡は一切来ない。あのドラゴンが出てきてからは電波の状態が悪いようだ。
負の力、とリオミアが言っていたけど、それとなにか関係があるのだろうか。
いや、もういい。どうでもいいことだ。
「さあさあ! みんな。おいしい料理を作ったから腹いっぱいに食って頂戴な」
そんな中パーシェが鍋をオタマでカンカンと叩いて叫んだ。
沈んだ雰囲気だったその場に、明りが差し込んだかのようだった。
軍用のガスコンロで炊いた、彼女の自信作のビーフシチュー。
各員の飯盒に注ぎ渡され、皆はそのおいしそうな湯気に思わず表情を穏やかにする。
皆、無言でシチューをすすった。戦闘続きでろくに食っていなかった空腹に、染み込むような味だ。
旨い、旨いなぁ。この世にはこんな旨いものがあったんだな。
その温かなシチューに、ぽつり、ぽつりとしょっぱい涙が落ちる。
いつもなら、腹が減った、待ってましたと騒がしい部下が、いないんだ。
ああ、そうだ。あいつはもう死んでしまったんだ。
これが、これが人が死ぬってことなんだ。映画や漫画じゃない、現実に人がこの世からいなくなるということ。
僕はもうシチューを食えなくなっていた。
声を押し殺すように、肩を震わせ、部屋から出て行くと、廊下の角で尚も泣いた。
それこそガキみたいに。
ああ、畜生、結局俺は弱っちい人間だ。善人はおろか悪党にすらなれないような。
「……ツジハラさん」
不意にかけられた女の声に僕はハッと後ろを向いた。
薄暗いが、あの白い肌にメイド服ははっきりと分かる。
「リオミア! 何してんですか、寝てないと……」
僕はその病的に白い肌を心配し、慌てて涙をぬぐって今にも倒れそうな彼女に駆け寄った。
「ニホンの人は……何でもかんでも自分で背負いこんでしまうのですね…」
彼女はそっと肩にかけられた僕の手を取った。
「まるで私みたいです……」
ふっと自嘲的に笑い、彼女は呟く。
一体彼女は何を言っているのか分からなかった。
体調が悪い上にストレス過多なこの状況でノイローゼにでもなってしまったのだろうか?
「早くベッドに……」
「ツジハラさんっ!」
次の瞬間、彼女は僕の胸に顔をうずめた。
突然のことに声が出ない。
「私は……決心がつきました」
彼女は顔を僕の迷彩服にうずめたまま嗚咽混じりに言った。
だから一体何を言っているんだ!
「け、決心ってなんのことですか?」
「あの時言おうとしたことです……私は…」
彼女が顔を上げて僕を見る。
「敵襲ーーーー!!」
その瞬間、屋根裏から佐久間の怒号が館に鳴り響いた。
そして、あの不気味な咆哮が聞こえたかと思うと、さっきまで僕がいた領主の部屋が凄まじい衝撃と共に吹き飛んだ。
まだ部屋に残っていた何人かは帰らぬ者になってしまっただろう。
もし廊下で泣いていなかったら、僕も今頃、と思うとゾッとする。
粉塵が晴れると、ドアから淀んだ瞳がぎょろりと周囲をなめまわしているのが垣間見えた。
野郎! 領主の部屋に特攻かましやがったな!
「あ……あ……」
ドアのすぐそばで倒れたままの女性が一人。
「笠間さん!?」
逃げ遅れたのか!
見ると、足を怪我したのかその場から動けないでいる。
助けなければ、と即座に思った僕だったが、散弾銃を持ってきていないことに気付いた。
部屋に置いてきたままだったんだ。
腰の九ミリではあのバケモノ相手では無力に等しい。
その上、リオミアも……
「う……うぅ……」
リオミア!?
「ぁああああぁあぁ…あぁ…」
彼女の背中で、何かが蠢いていた。
そして次の瞬間、メイド服を破り、中から現れたもの。
「は、羽っ!?」
羽毛が宙を舞うのを信じられない思いで見つめ、僕は一歩後退った。
彼女の周囲にはまるで彼女を守るかのように魔方陣のような光が出現し、まばゆい光を放っている。
それが収まり、彼女はその場にうずくまった。
両手で肩を抱き、荒く息を吐いている。
「くっ……まだ力を解放するには早いのに……」
額にびっしりと脂汗をかき、彼女はよろよろと立ち上がろうとし、失敗してその場に突っ伏す。
慌てて彼女の元へ駆け寄り、抱き起こす。
「り、リオミア! 一体これは……」
目の前の彼女に起きた現象が信じられないのと、そして今まで感じていた彼女への疑問が混ざり合い、
口をついて出た言葉だった。
「私は……そうですね、馬鹿馬鹿しいかと思われるかもしれませんが……」
儚げな表情で、彼女は語る。
自分自身の『真実』を…
「私は、天使です。それも、堕ちた天使」
てんし…? あの、天国なんかにいるあの?
彼女はそっと、背中の羽を動かす。
僕の目前に風切り羽が差し出された。
これは…?
「羽が……黒い」
「過ちに楽園を追放された者の証…です」
羽を隠すようにたたみ、悲しそうに言う。
そんな……天使だなんて存在があったということ時点で僕の理解の範疇を超えている。
「うっく……それよりも、イオさんを助けないと……」
彼女は立ち上がろうとしてまたもよろめき、僕に支えられる。
ドラゴンゾンビーはドアを胴体が抜けられないらしく、這いずって逃げようとする笠間の足に
食いつこうともがいている。
ギシギシと柱が軋み、今にも壊れそうだ。早く救出しなければ。
リオミアもとてもではないが動ける状態ではない。
クソッ! もうどの道マジで潮時のようだな……
「三尉! 援護してください」
佐久間?
屋根裏から駆け下りてきたのか、彼は僅かに焦りの色を見せながら、六四式狙撃銃の最後らしきマガジンを装填した。
「待て! 九ミリでは援護なんて無理だ!」
「元よりあてにしてませんよ!」
彼はこの状況下であるにも関わらず、振り向きざまに冗談ぽく笑いかけ、そして脱兎の如く駆け出した。
「おおおおおぉぉーーーっ!!」
佐久間は突撃姿勢に銃を構え、跳ね上がる銃身を押さえつけて六四式を乱射した。
ドラゴンゾンビは頭部に集中的な被弾を受けたため、悲鳴を上げて怯んだ。
「佐久間さん!?」
「生きてるか? 文民」
その隙をつき彼は弾切れの小銃を捨て、笠間をそれこそ物のように肩に担いで救出をはかった。
廊下をなんとか走ろうとするが、突然彼が足を取られたかのように転倒した。
彼の足には、矢が突き立っていた。
「いたぞニホン兵一派だ!」
弓を手にした兵士が廊下の向こう側で叫ぶ。
バリケードが全て突破されたのか!?
敵兵がこんな場所にまで到達しているなんて。
周囲を見渡しても、味方はもう数えるほどしか残っていない。
生き残っていた武装メイドがライフル銃で廊下の向こうに現れた敵兵をすかさず射殺するが、
もはや多勢に無勢。後ろの階段からも次々と現れる敵兵に、もう抗うことなど無意味にさえ思えた。
「三尉ぃ! 彼女を……早く彼女を!」
佐久間の怒号に僕は我を取り戻した。
彼は、負傷した足をものともせず、歯を食いしばって彼女を再び担ぎ上げようとする。
僕は腰の九ミリを抜いて駆けつけようとした。
しかし、佐久間はまたもや転倒した。
笠間は投げ出され、苦痛に思わず悲鳴を上げる。
なんと、佐久間の足には今度はあのバケモノの鋭利な牙が突き立っていた。
ゴキリ、と骨の砕ける嫌な音が聞こえ、佐久間が激痛にもだえる。
「三尉っ! 早く!」
その声に、僕は弾かれるようにその場を駆け出た。
一直線に走り、投げ出された拍子に気を失った笠間のところへ到着すると、彼女をなんとか抱き上げた。
終わったのかな?
元1だおーさんすいません。リロードするのを忘れていました。
なんだか今日はミスが多いな。
推敲してたらちょっと大幅な改訂作業に時間がかかりそうです……、
もうちょっとしたら更新再開します。
ま、待てない…眠い、明日の朝に続きを見よう。
それじゃ自分はクソして寝るよ…
一気に最後までいっちゃうの?
いっちゃいます。がんがってるんで今夜にはなんとか…
色々と投下されて賑やかなのは、やっぱり良い物ですね。
分家の方に投下するべきか、とも考えましたが、今まで通りこちらに間借りさせていただきます。
(仮題)貴様の血は何色だ?
青年は颶風の言いつけ通りに、術士を起こしに向かう。
術士達の宿舎の前には既に、あらかた身支度を整えていた術士達が集合していた。
颶風からの連絡が、既に届いていたのだろう。
術士達をこれほど多く抱えている国は、他にはあるまい。
慌しく円陣を組む術士達を見ながら、青年はそう思った。
信者達の中から颶風が集め、教育と訓練を施して一つの単位として纏め上げた術士の群。
颶風の、『子供達』。
此処に居るのは、その内のおよそ8割。
残りの2割は、訓練がまだ終わっていない者と各地との通信網に組み込まれた者とがおよそ半々。
その人数は、両手足の節を全て合わせ、更に全ての節の分だけ重ねた位か。
教団信者内に生まれた術者の、大半が此処に居る計算になる。
「説明しなくても良いってのは、まぁ便利だよな」
予め群れとして認識された術士グループの中では、体験・記憶がある程度共有される。
実際に体験した本人がそれを許す限りは。術士同士の間でもプライバシーを保つ権利はある、とは颶風の言。
無理矢理暴く事も不可能では無いらしいが、「無作法な事だ」と術士達は嫌う。
『術士』と呼ばれる者には、必ず共通した身体的特徴を持つ。
その属する種に関らず、受光器官の近傍に、元々その種が持ちえないはずの感覚器官を持つ事。
教団の大多数を占める種を例に取れば、それは本来持ちうる物よりも、
遥かに広い波長を捕らえる事の出来るもう一つの『目』である。
そして、その感覚器官に対応して発達した脳が、副次的に備えるようになった幾つかの能力。
一度対面した事のある者の位置や感情を離れた場所から把握し、同等の能力を持つ者とならば会話する事すら可能とする。
また、中には想念を現実と重ね合わせる能力を持つに到った者すら。
大抵は、そこまでの成長を遂げる事無く、大して長くも無い命を終えるのだが。
術士達は極々弱い繁殖力しか持たず、一代限りで終わってしまう事が殆どだ。
術士同士の婚姻からは、命を繋ぐのも覚束無いほど弱々しい子しか生まれない。
術士という生き物が突然変異と言って良い様な、偶然作られた奇跡的な遺伝子の組み合わせによってしか生まれない事と関連しているのだろう。
術士を生み出しやすい血筋と言う物があるらしい事は、割と知られている。
しかし、いくら『術士の目』を持って生まれたとしても、訓練を受ける事が出来なければただの役立たずに過ぎない。
生産活動に不向きだと判っている人間を、わざわざ産み出す者はそう居ない。
『術士の目』を持つ者を、狙って生み出そうとする者は居なかった。・・・・組織化された術士の集団の有用性が示されるまでは。
故郷から追い出されて行く当ても無い術士達を集め、
教育と教団の庇護を与える契約を結び協力させる。これはそもそも颶風の発案。
術士達の首に鎖を付けるのに等しいこの案は、しかし当の術士達からは、感謝の念を持って受け入れられた。
遠く離れた場所に居る者や、常人の目には移らぬ物と語る術士は、
周囲の者から『役立たず』だの『穀潰し』だのとして扱われる事が多い。
そして、その能力に相応しい訓練を受ける事も無く、共同体から弾き出される。
野良仕事の最中に網の編み方をしゃべり出したり、機織の最中にほれ薬の作り方を思い出したりするような人間を、
長々と養うほどの余裕は無いのだ。
颶風が各地から術士を集め始める前にも、術士の訓練機関としての任を果たす組織が無かった訳ではない。
大陸の各地に拠点を持つ、『塔』と呼ばれる組織がそうだ。
術士の素養のある者を引き取り、それぞれに合わせた訓練を施す。
卒業の証として、一般に用いられる表音文字で表される、親から与えられた名を捨てさせ、
その代わりに表意文字で表される、自分で付けた名を名乗らせる。
『塔』は、そのようなシステムとして機能しているし、
表意文字を用いる名を名乗る事は、それだけで術士としての身分証明となる。
晴れて術士として認められた者は、大抵が故郷へ戻って生きた通信機としての扱いを受けるか、
感情を読む能力を生かし誰かに仕える道を選ぶ。
物理的に影響を及ぼすほどの能力を持つに到った者は、『塔』に残り先人の記憶を伝えるのが殆ど。
颶風のように、それ以外を選んだのは例外と言って良いだろう。
発達させた能力の特性ゆえに、本人が『塔』に収まる事を由としなかったのだが。
ただ、『塔』で訓練を受けるためには、寄付と言う名の莫大な謝礼を必要とする。
『塔』がその経営を寄付のみに頼っているのは、術士の自由を守る為と言えば聴こえは良いが、
一つの国家が術士を独占するのを防ぐ為。
結局の所は、戦の火種になる事を恐れ、何処の国も手を出さなかった為である。
個人で、火種になりかねないほどの能力を持つ術士など、滅多に生まれる事は無いが。
颶風が『塔』で訓練を受ける事が出来たのは、単に幸運であっただけに過ぎない。
たまたま『大地母神』の教団の、中枢に位置する家系に生を受けただけの。
「準備、出来ました」
術士達が右の人差し指の根元の節までと同じ数の重なり合った円陣を組みあげた。
その事を、陣には加わらなかった術士の一人が報告に来る。
「お前は、加わらなくて良いのか? ・・・・ヘス」
大して自分と変わらない年齢の、獣面の術士の口の端からはみ出た牙と、
油を流したようなとろりとした光沢を持つ『術士の目』を等分に見ながら問いかける。
颶風の『子供たち』の中でも最年長のグループには、表意文字での名を持たない者も多い。
「集団作業は、あまり得意じゃないので」
教団の中での颶風に良く似た言動。
『子供たち』の中でも年嵩の者は、時折生き写しとも呼べるような言動を見せる。
それなりに、個性が無いわけでも無いが。
「で、一体何をするつもりなんだ?」
術士では無い者にも判らせる為か、細々とした指示をあれこれと、
必要も無いのに声に出して伝えるヘスに、青年が問いかける。
「津波を何とかするつもりですが」
ヘスがあっさりと答え、その後にため息を一つおまけして続けた。
「私達の術力を全部束ねて、津波にぶつけるんだそうです。
数人程度の同調は皆経験がありますから、ま、何とかなるでしょう」
表面上は平静を保っているように見えるが、相当緊張しているようだ。
常は健康的な血の色をしているヘスの鼻が、血の気を失って僅かに赤みを帯びている。
「・・・・そうか」
自分が居ても、何もする事が無いと判断したのか、青年が踵を返して立ち去ろうとする。
立ち去る背中に向かい、ヘスが声を掛けた。
「お待ち下さい。師匠から、お話があるようです。・・・・今、『繋ぎ』ます」
そう言って目を閉じたヘスの、眉間にぽつんとへばり付いたように見える『目』が強い光を放った。
何らかの術を使う時には、術士ごとに異なるが、大抵が何がしかの変化を見せる。
青年は、続くはずの言葉を待った。
今回の投下は、これで終了です。
津波のシーンを終わらせてしまわないと話が先に進まないため、
もう2〜3回ほどF世界側の話が続きそうです。
・・・・早い所、自衛隊とF世界側の出会いを描写したいのですが・・・・。
―――話の断片―――
「・・・・佐世保は、いつからエリア51になったんですか?!」
手術台の上に横たわる、奇妙な小人の姿に驚愕の声を上げる。
―――その2―――
「わひゃっ!?」
いきなり油断していた所を後ろから、脇腹を掴まれた。
力の無さそうな青白い指だが、見かけよりも力が強い。
「・・・・本当だ。肩骨が親指分しか無い!」
小人の一人が、驚きの声を上げる。
・・・・書きたいシーンは思いつくのですが、それをどう繋げるかが問題ですな。
最終更新いきまつ!
「行ってください! 三尉っ!」
僕は情けない言葉を吐くこともかなわず、佐久間の言われるがままに走り出した。
振り返らなかった。振り返れなかった。
彼がどうするのか、もう分かっていたからだと思う。
「がは……全く臭え息だぜ……」
足に喰らいつくバケモノと目があう。
濁っているが、その瞳は憎しみに満ちていた。
どうやら、腰を吹っ飛ばされたのを覚えていたらしい。
三尉は、もう退避したな。
自分がくたばりかけてるってのに、こんなに冷静だ。
やっぱり俺は狂ってるらしい。
こんなとき、江藤二尉なら、上田三曹なら、どんな判断を下しただろう。
あの狂気の戦場で、最後まで狂者ではなく自衛隊員であり続けた上官の顔が不意に脳裏をよぎる。
「兵隊が許可なく死ぬな…か。
江藤二尉……国民を守って死ぬんなら……いいですよね?」
失血に気が遠くなりながらも、彼は手榴弾の安全ピンに指をかけた。
すると、そっとその手を握るもう一つの手。
視線を移動させると、血だらけで、もう虫の息のメイドが微笑んでいた。
「シュレス…ヴァイラ…?」
佐久間は意識が混濁する中で目を見開いた。
彼女は確か二階の防備を固めていたはずだ。その彼女がここにいるということは……
コイツ、敵兵にやられてここまで這いずってきたのか!?
「御一緒……させてください…」
そう言うと、彼女は最後の力を振り絞って身を乗り出し、佐久間に口付けした。
そしてそれきり、動かなくなった。
「この世界の人間は……馬鹿ばっかりだな……」
彼は彼女の亡骸を抱き寄せた。
瞳に、久しく忘れていた涙をためて。
「地獄の底で、自衛隊式に教育してやるよ……」
そして彼はそのまま、安全ピンを引き抜いた。
爆風に身を縮め、僕は全てを悟った。
「へっ……俺が始めた戦争だ。俺が死ぬまでやり遂げないとな」
僕は自分でも狂っていると自覚しながらそう呟いてから笑った。
武器は拳銃一丁。上等だ。部下を全員逝かせて僕一人生き残ったんじゃ格好がつかない。
「いいえ……あなたは生きます……」
僕はその声にハッとした。
「あなたは、私の初めての主人なのだから……」
振り返ると、黒き翼を広げ、手にはまるで死神が持つような大鎌を持ったメイドが立っていた。
その病的に白かった肌は、今は健康的に浅黒く、頬には何かの紋章らしき刺青が浮かび上がっている。
ゾッとするような美しさだった。聖と邪の両性を併せ持った、狂気の美。
「私は聖なる存在にして邪の属性を持つ者。聖なる審判により地獄の門を開く者……」
目の前の堕天使は鎌を構え、まるで宣告するかのように言う。
「私は、堕天使・リオミア。はるか昔、贖罪の烙印と共に楽園を追放され、人間として魔を狩ることを宿命付けられし者!」
目を覆うような光と共に、彼女の闘気が爆ぜた。
そしてその衝撃に跳ね飛ばされた僕は気が遠くなるのを感じた。
『英気! 防衛大なんて母さん許さないわよ』
母さん……
『父さんもだ。不景気で公務員が安定しているとはいえ、お前ほどの学力があれば将来の約束された一流大だって無理ではないんだ』
父さん……
『母さんはね。学校は子供の個性を尊重してくれる場所であるべきだと考えてるの。自衛隊なんて自由の無いところに入ってどうするの?』
あんたがいつ僕の個性を尊重したよ……?
『母さんの言うとおりだ。お前の未来は明るいんだぞ。もっと視野を大きく持ちなさい』
じゃあなんで望んでいる史学科や文学部に行かせてくれないんだ……?
僕は生かされた人生なんて嫌だ。
何かに真剣になりたいんだ。
レールの上じゃない、本当の自由という地面を歩きたいんだ。
生 き て い る こ と を 実 感 し た い ん だ 。
「う……」
背中が痛い。
あれから一体どれくらい時間がたったんだろう?
周囲は驚くほど静かだった。
銃声も、怒号も、悲鳴も聞こえない。
僕はひょっとしてもう死んだのだろうか?
「……っ」
起き上がり、目を開く。
視界に飛び込んできたのは……
空?
どうして、僕は館の中にいたはずなのに。
気付くと、もう世が空けていた。
「ここは…!」
僕は気付いた。
そこはやはり館の四階だった。
屋根がなくなっていたのだ。
ぽっかりと、円を描いて綺麗さっぱりと屋根がくりぬかれている。
「!……あれは!?」
上空を風と共に通過してゆく対戦車ヘリを見た僕は目を見開いた。
それが、最新鋭戦闘ヘリコプター、AH-64Dロングボウ・アパッチであると知る由もなく、
その大顎が如き機首下の対戦車チェーンガンが吠える。
肉片すら遺さず、逃げる敵兵の一隊がこの世から血煙と消えうせた。
戦闘妖精はホバリングから再び空へ舞い上がると、逃げ惑う帝国兵らに容赦ない局地制圧用ロケット弾の雨を降らせる。
妖精の胴体には、星のマークが誇らしげに塗装されている。
「在日米軍……! 参戦したのか!?」
呆然と空を見上げ、呟く。
いつの間にやら、救援が来ていたようだ。
なるほど、笠間議員の奴、自衛隊があてにならないからって米軍に泣きついたな。
朝日の中、弄ぶかのように残敵を掃討する戦闘ヘリは、どこか皮肉ですらあった。
前島が死に、佐久間が死に、そして大勢の志願兵もメイドも死んでいった。
僕たちが命がけで戦い抜いても勝てなかった相手を、いとも簡単に屈服させているのだ。
一週間以上戦いぬいて、全てをかけて戦った敵を、ただ指を動かすだけで圧倒する。
これを皮肉といわずになんというのか。
「ぐ……くくっ…」
なんのために戦っていたんだろう?
「畜生……」
死んでいったみんなの命はロケット弾一発分の値打ちもなかったってのか?
「ちく……しょお……」
なんてザマだ。これだけ大勢の人間を死なせておいて、僕は生き残っちまって。
敵を倒したのは、結局米軍だ。
無力感、絶望感。もう耐えられない。
もう、僕は生きていても……
腰にはまだ護身用の九ミリが突っ込んである。
僕はそれをゆっくり抜くと、こめかみに銃口をあてがった。
「みんな……ごめんなさい…」
こうするしかない。こんな僕が責任を取るには、こうするしか。
「死んで責任が取れるとでもお思いですか?」
ハッとして僕は後ろを振り向いた。
褐色の堕天使が、審判の大鎌を持って立っていた。
背後には、祓われて骨だけになったドラゴンゾンビの遺骸や敵兵の死体がそびえている。
僕は即座に悟った。彼女がやったのだと。
敵兵士の死体には目立った外傷がないのを見ると、彼女はあの鎌で魂を奪い、文字通り「地獄送り」したのだ。
僕が気を失った後、迫り来る敵兵をあの鎌で何人何十人何百人と死の世界へと叩き落したに違いない。
「ひっ…!?」
一瞬でそこまで考えた僕は彼女から恐怖のあまり後退った。
無様に尻餅をついたまま、無表情な彼女を見つめる。
きっと今の僕は、恐怖に引きつった顔をしているに違いない。
と、彼女はそんな僕に失望したのか、悲しげな表情を浮かべ、ふっと空中に舞い上がった。
「ま、待ってくれ!!」
僕は慌てて叫んだ。
彼女が空中で静止する。
「み、見ろよ! 助けが来たみたいだ。俺たちは勝ったんだよ。は、はは……」
あまりにも目の前の現実が現実離れしていて、
僕は何をどう話していいのか分からず、意味不明な言葉しか口から出てこない。
自決しようとしていた今さっきのことすら混乱していて忘れてしまいそうだ。
「だ、だから……だから降りてこいよ。もう、終わったんだ」
声が震えていた。
僕は何をそんなに恐れている?
「戦争は、終わったんだ……」
辺りに静寂が訪れた。
僕とリオミアは互いにただただ見詰め合った。
何も語らず、ただじっと。
「私は禁をまた犯しました……」
先に口を開いたのは彼女の方だった。
僕は、疑問を投げかけることもできずに、ただ聞くのみ。
「私は誰も愛してはならなかったんです」
彼女の銀髪を、朝の風がくすぐる。
「私は人間でもなければ、天使でもない。
悪人でもなければ、善人でもない。
……存在自体が矛盾しているのです」
庭に散乱する死体を高みから見つめつつ、彼女は語り続ける。
「存在が矛盾しているように、私は感情の偏向もまた、ありませんでした。
でも、今の私は明らかに『正の個性』を持ってしまっています」
僕は次第にその遠まわしな言葉の先に何が待っているのかを想像するのが怖くなっていた。
「だ、だからなんなんだよ!? それがなんか悪いことなのかよ!?」
「……私はいわば罪人です。禁を犯せば罰が待っています」
彼女は徐々に空高くへ上昇を始めていた。
「待てっ! 待ってくれリオミア! また、また戻ってくるんだろう!? なあ、リオミア! リオミアァーーー!!」
僕は届かないことが分かりながらも、必死になって残っている屋根をよじ登ろうとした。
彼女は悲しげに、そんな僕を見下ろしている。
畜生! ちっくしょお!
君まで僕の前からいなくなってしまうのか!?
「俺は君が神様の世界で犯罪者だろうがなんだろうが……」
彼女の頬を涙が伝った。
「俺は君を愛してるっ!」
彼女の周囲に何か戒めのような赤い輪がいくつか現れると、
段々と彼女を締め付けるように狭まってくる。
あっという間に拘束された状態となったリオミアは、儚い笑みを浮かべて唇を僅かに動かした。
最早ようやく表情が分かる程度の高さにまで上昇していた彼女の言葉は僕には聞き取れなかった。
しかし唇が伝えた言葉……読唇術など知らない僕でも、読み取れた。
ワ タ シ モ ……
次の瞬間、彼女を拘束する輪が紅く発光し、彼女の姿が消えてゆく。
「待ってるからな……ずっと待ってるからな!! いつでも帰ってきてくれ!!」
手でメガホンをつくり、彼女と自分の運命を呪いながら力の限りに僕は叫んだ。
「俺はここにいるからっ!!」
朝日が完全にエクトを照らした瞬間、彼女は完全に姿を消した。
エピローグ
あれから三年の年月が流れた。
街は復興し、現在は『首都』として機能している。
種明かしをすると、僕らに帝国打倒の協力を申し出てきた盗賊ギルドの長サキュアは、
なんと帝国に植民地支配される以前のこの地域一帯を治めていた王族の血筋だという。
彼女は米軍がいなくなった頃合をみて、民にこの街にかつての国家が再興したことを宣言した。
米軍が瓦解した自衛隊の戦線を立て直すためにはこんな僻地に構ってられないので撤収した後となっては、
書類上はこの街は無政府状態となっていたため、止める奴なんかいなかった。
意外にも彼女は部下からの人望も民からの敬意も厚く(この辺は教会を味方につけていたのに由来するようだ)、
なかなかいい国づくりをしている。
あのジャーナリストの二人組みは、米軍に便乗して去って行ったが、
まだラジオが聞けていた二年くらい前まではその決死のドキュメントで一躍有名人になっていたようだった。
『悲惨な戦争に反対した強い女性』として、女性人権団体に強い女性の代名詞とまで報じられてたっけな。
だがその影に、一人の自衛官の死が横たわっていることを知る者は少ない。
それはさておき僕はといえば、
命令無視により全権限を剥奪され、米軍からトンズラした後も
警務隊の迎えもこない(そんな余裕はなかったんだろうさ)ので、
破壊され尽くした領主の館をコツコツと再建しながら日々を過ごした。
メイドの多くはこの館に残ってくれたので、生活に不自由することは一応なかった。
街は復興を遂げ、更に発展の兆しすら見える。
僕らが命を賭して守った街。愛着では言い尽くせない感慨がある。
でも、僕の心には二人の部下の死と、最後までその想いを伝えられなかった女性の喪失が重くのしかかっていた。
風の噂では、日本が消えたという。
きっと、帰還魔法が完成して元の世界へと戻ったのだろう。
現に、まだ生きている無線の周波数を回してみても、どこも引っかからない。
自衛隊も撤退したのだ。
僕は、完全に孤立してしまったわけだ。
かたん…
僕はいつも朝に領主の部屋のテラスのドアを開けてから一日を開始する。
ここは日当たりがよく、春にはよく小鳥がさえずりにやってくる。
今日もいい天気だ。
こんな日に、彼女がお茶を淹れてくれると最高だったよな。
彼女は今どうしているのだろうか。
堕天使としての宿命にまだ贖罪の旅を続けているのだろうか。
僕はサキュアからある程度の政治的発言力を認められていた。
真っ先に提案したのは、この街を京都のような宗教色豊かな街とすることだった。
天界に存在を許されぬ堕天使である彼女が惹かれたのも今なら理解できる。
彼女が夢見た理想郷。どんな神々でも祀られる、八百万の神々の住まう国、日本。
そこまで実現できるかは分からないが、少なくとも、彼女を迎えるためにやっておかねばならない。
それが僕に課せられた使命だ。
僕は執務室に戻る前にもう一度テラスを振り返った。
当然、そこには誰もいない。
だが、いつか……
いつかそこに、天使が舞い降りることを信じて、僕は今日を生きる。
この世界で僕に、生きる意味を与えてくれた、一人の天使のために。
=完=
2ch軍事板『自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた』
長編小説
『箱庭のメイド達』
スレ住人の皆さん、長い間ご声援ありがとうございました。
乙!!!
感動の完結ですな。
外伝もできれば・・・
1だおー氏、お疲れさまでした。
良いお話でしたね、本当に。
生き残った市民達に、特別のご高配があらん事を・・・
乙です…不覚にも涙がキーボードに…
長期に渡る連載本当にお疲れさまでした
>720
まあ落ち着け
1だおー殿本当に乙
乙です
ついに完結しましたさくひんが……
長い間お疲れ様でした
佐久間っーーー
起きてて良かったw
ともあれ、完結お疲れ様です。
最終的に凄い人(?)が出てきちゃってましたが
面白かったから文句無しです。
本当にお疲れ様でした。
あ、もしかして19スレにして初の完結作品ですか?
長かったですな・・・そしてお疲れ様でした。
物語は始めるのは簡単だけども、終わらせるのは
必要以上に労力をかけなければいけないものだと思っています。
長い間楽しませてもらいました、お疲れ様です。
>1だおー氏
お疲れ様でした。
‥‥佐久間もお亡くなりになってしまいましたか・・・・。
完結乙!
途中から笠間とやらが消えてるが・・・。
女2人組が生きていたって事は、
他にも少しくらいは生き残りがいるのかな。
サキュアに油揚げ攫われたなあ・・・と思ったのは俺だけか?
帝国側と日本側をうまく使われた感じがして気分がよくないな・・・
それが意図かも知れないが。
生々しい裏が読めて、つくづく良作だなと思った。
脳味噌蕩けそうだ
お疲れ様でした。
1だおー氏
長い間本当にお疲れ様でした。
>1だおー氏
グッジョブ!
シュレスヴァイラはイイ女だなあ。キツイ一面と健気な一面を持つキャラってのがいいな。
リオミアより好きだ。正直。
佐久間は幸せ者だ。
完結したのはいいが救いがあまりにもなさ過ぎる・・・・
読んでて嫌になった。
>>元1だおー氏
天使とか愛してるとかむにょむにょな理由で脳内あぼ〜んしたけど、最後のエピローグはうまく収めてますな
まあ、ともかくも G J !!
('A`)・・・ナンテコッタイ。
(・∀・)エピローグダケイイ!!
>>699-702 乙カレー。
魔術士オーフェンの、牙の塔のような組織ですね。能力も似てるかも。
>>元1だおー氏
お疲れ様でした。
米軍という予備戦力を活用したのが上手いですね。
堕天使というF世界の最強級戦力にもカタルシスを感じました。
日本の帰還、おめでとうございます。主人公の帰化も結末のひとつとして説得力がありました。
またいつか、氏の作品に触れられることを、お待ちしております。
ご苦労様です。元1だおー氏に敬礼(`・ω・´) ゝ
でも天使については、(´・ω・`)ショボーン。
まあ、少なくとも最悪の結末ではないな。
ちなみに最悪の結末というのは、全員死亡のことでも全員公開処刑でもないのであしからず。
どうみてもそれらより悪い結末が1つあります。しかも本編はそうなる寸前まで行った。
多神教で(堕)天使?
……('A`)ショウジキヨクワカンネ
荒ぶる神って事で納得しやう
……('A`)ソレデモ オクバノスキマニ ホウレンソウガハサマッタヨウナイワカン。
デモ ギロンシテ ブンケイケッテイワレルノ マンドクセ。
ダカライイヤ。
まあファンタジーだし、神だか悪魔だかがいてもおかしくないのかも…
しかしジャーナリスト二人組、女性団体に名前を利用されてるだけだと思いたいなあ。
AH-64Dキター
乙華麗
>>745 とはいえ、無敵キャラで問題を強引に解決してめでたしめでたしってのはいかがなものでしょうね。ガイドラインに「違反していると思いますが。
まあ、元1氏には時間がないのだから、仕方がないとも言えますが。
お疲れ〜
749 :
307:04/03/22 12:17 ID:???
>>304の予想があたるとは露ほども思わなかった。
20XX年某日… 某富士演習場において一人の自衛官が遭難する。
3夜4日の間、富士樹海を彷徨う末に彼は樹海を抜け出すが、異様に広いその平原は
どこか異国の風景のようで、吹き付ける山風が寒さと寂しさ、何よりも孤独を際立たせる。
道路に出れば何とかなると思って、彼は歩き出した。 しかし、彼は踏む土は
すでに日本のそれでは無かったのだった。
>>750 アルカナムってあれか?カプ糞が日本語説明書だけつけて投売りしたやつ?
ああ・・・なんつうか青春ラブコメになってしまいましたねえ。
くそー。てっきりドラゴンゾンビの死体を科学班が処理する噺とか、
さらにはそれを兵器利用しようとした奴が殺される噺とか予想してたのに。
ま、自分も受験生なのでガンガレー!としか言えないわけだが。
>>753 典型的な徒花型ラブコメというのが妥当でしょう。
幸い徒花になる前につぼみごと落ちましたが。
>>747 そんな無敵キャラかぁ?
漏れの受けた印象だとロングボウ>覚醒リオミアだったのだが。
空中で高速飛行しながらの即死攻撃は、
F世界では無敵に近いかと。
こっちでは遠距離狙撃であぼーんだが。
AH-64Dの場合、あれだけやるのに、
1:操作する人間2人
2:ロケット弾*ポッド4つ分
3:機関銃の弾*最大1200発
4:修理などの手間
http://www7.plala.or.jp/iyo-343/e-ri_an/weapon/kaiten.htm っとまあ、このくらいかかってますが、
覚醒リオミアの場合、自己完結してますからね。
詳しいことは113氏の考察を読んでいただければわかりますが、ここまで見れば
覚醒リオミア>>>>ロングボウ
であることは容易にわかるかと。
しかも、覚醒リオミアに対処する手段がないわけですから、名実ともに無敵キャラといって差し支えはありません。
>>755戦力評価としては兵数十人+ドラゴンゾンビなのでしょうけど
手榴弾による頭部破壊やその他のダメージを考えると
せいぜい普通科一個大隊でガチだとは思えますね。
その時、AH-64Dの中の人は見ていた!
「おいマックス!左を見てみろ」
「何だよ…おおっ!?ありゃあまさか」
「エコーリーダーより全機へ、10時方向、崩壊した屋敷を見ろ」
『了解……あれは』
『ジーザス!』
『なんてこった……』
『畜生こんなことやってる場合じゃねぇぜ、祈らなきゃ』
物語としてはかなり面白かったと思いますよ?
強化リオミアも。
イメージとしては、漫画版の前田慶次朗ってかんじですね。
少々歩兵としては強すぎますが、タンクだと思えば何とか行けるでしょう。
・・・歩兵にも撃破できることが前提ですが・・・・。
>>758氏
野暮な突っ込みで悪いですけど、陸自にはibnは存在しない悪寒。
普通科は大隊無しか。
連隊の下に中隊がつくのね。
ありゃ、大隊は存在しませんか。中隊何個位で対抗できるでしょうか。
・・・ってそもそも魂抜かれたらアウトなんだから、普通科で対抗するのは
かなり難しい悪寒。携帯短SAMと対空兵器のオンパレードで飽和攻撃なら
何とかなるかなあ。物理兵器無効にしていた様子はないし・・・
それにしても、こっちの世界に帰ったら各国にどう説明したもんだろう。
数年いない間に世界情勢もかなり変わってそうだし。
>>763 元の世界はザ・ワールド発動中でした!とか。
Fの人も一緒に元の世界に行けたりするのかね?
>>761 うい。基本的には、本部中隊+四個中隊+重迫中隊+対戦車中隊でirを形成してます。
部隊のよって差異が存在しますが、基本的には上記のとおり。
>>762氏
その辺は作者氏の設定しだいなのでなんともw
当スレのガイドラインにはこういう1文がある。
4.あくまで「ファンタジー世界」の話であり、F世界側の設定は作者が勝手に決めることが出来る。
ただし、「超兵器・超魔法まんせー」な話にならぬよう気をつける。また、無敵キャラは作らないことが望ましい。
さて、ここで規制されている超兵器・超魔法・無敵キャラと、現実に存在する戦略兵器は、非常に高い攻撃力を持っている
という共通点を持っている。ではなぜ、超兵器・超魔法・無敵キャラとは区別されるのか。
攻撃力は共通して高いので、双方が使用されるまでの経過を見てみることにする。
戦略兵器(例:弾道ミサイル)は、大まかに書くとこんな感じ。
製造→保管(使用不能のものは廃棄)→攻撃命令→発射準備→発射
全段階にわたって、多くの人手と費用が必要になることは容易にわかる。こんなものを組織の支援なくして扱うことはできません。
また、スペックについてもある程度は明らかになっているため、作中に出すにしても不自然な描写は不可能。
超兵器・超魔法
製造→保管(記録)→命令→使用準備→使用
やはり、かかる手間は戦略兵器と同じである。これだけなら問題はないのだが、スペックを作者が勝手に定義できるため、
作中でのさじ加減が難しくなる。
さて、無敵キャラはどうだろうか?これは一番簡単である。
使用
これだけ。何の制限もなし。しかも自己完結しているため、何の支援も必要なし。好き勝手やり放題である。
当然スペックを作者が勝手に定義できるため、このスレの場合、1度出したら最後、作中での自衛隊の存在意義がなくなる。
というわけで、無敵キャラの定義は、
1:通常、人間が組織的にしか持つことができない高い攻撃力を持っており、
それを使用する際に、外部からの支援を必要としないもの。
2:持っている特殊能力に対する対抗手段が存在しないこと。
とするのが適当と言える。
これを元1氏の話に当てはめてみると、
1:覚醒リオミアは何の支援も必要とせず、攻撃ヘリ1機かそれ以上の戦果を上げた。
2:覚醒リオミアに対する対抗手段は何一つなかった。
1,2より、覚醒リオミアは無敵キャラと言って問題ない。よって、ガイドラインに抵触するキャラクターであると言える。
767 :
訂正:04/03/22 18:08 ID:???
誤:1:覚醒リオミアは何の支援も必要とせず、攻撃ヘリ1機かそれ以上の戦果を上げた。
正:1:覚醒リオミアは何の支援も必要とせず、攻撃ヘリ1機と同等かそれ以上の戦果を上げた。
>>763そこはほらアレですよ。時間のずれってやつです。「こちらの一日が
向こうでの一時間に当たる!」とかって奴です。
・・・むしろ数年後に大発展を遂げて「F世界」から「SF世界」にグレード
アップして逆侵攻してきたりしたらやだなあ。
「良く発達した科学と魔法は区別が付かない」を合い言葉に
空間湾曲魔法で進攻を開始、マジック・レーザーやイフリートカノンで
あっと言う間に自衛隊地上戦力を焼き尽くしたりとか(笑
リオミアは存在そのものが不安定なんで、そんな簡単に無敵になんてなれないんですよ。
戦場など、多くの人間が死んだりして負の力が充満していないと覚醒したくてもできませんし、
常時そういった無敵状態であることは不可能です。人間の状態では小銃一発で即死しますし。
サ○ヤ人みたく怒ればOKとかいうほど簡単じゃないんですが……うーん。
>>769 お仲間がいっぱい控えてるわけですが・・・しかもお仲間のほうには制限がなさそうなんですが。。
771 :
766:04/03/22 18:22 ID:???
でもどっちにしろ、”無敵キャラで問題を強引に解決してめでたしめでたし”なパターンなわけですが。
しかも、その条件って戦場では制限なし。
結局プライベートライアンのパクリだよ・・・・・・
>>766ちょっとだけ突っ込ませて頂くと、ある程度正しいようでいて決定的に欠ける
理屈があります。それは条件に「排除が不可能である」ということ。
どれだけ手間暇がかかる兵器であっても「倒されません絶対に!大砲魔法なんでもござれ」
って設定なら何でも無敵です。たとえ兵士一人であろうと、ゲリラの何百倍もやっかいです。
(このへんはワッハマンのネタですけどね・・・)
それに対して今回の場合、管理システムとして「天界」が存在し、対象は
処罰を受けて地上から去ってしまいました(自由意志ではなく強制で)
そしてもたらした影響と言えば、せいぜいが最新鋭とはいえ攻撃ヘリ一機程度。
これで無敵扱いというのは、ちょっとどうなのでしょう。
P-51=コブラ
こうだろ?
>>775氏
ちなみにAH-64Dはロング某アパッチ。
コブラはAH-1です。
>>773 >リオミア=P-51
→P-82.ツインムスタング=ツインリオミア、と咄嗟に連想が進んだ漏れは間違いなくバカだ。
>>777 双子の姉妹!これだ!
それはそうと在日米軍に陸軍のAH-64Dあったっけ?
海兵隊は予算の都合でAH-1Wだし。
これまで絶望的な状況下で頑張ってきたんですから、クライマックスの演出くらい大目に見ましょうよ。
この場での無敵キャラは米軍であって、リオミアは主人公たちの救命に徹して、戦況にはあまり影響していません。多分。
おそらく敵の無敵キャラであるドラゴンゾンビとの相殺に当てられるはずが、創作を急ぐために他の役も振られただけでしょう。
それはさておき、しばらく会えないとなるとさびしいですね。元1だおーさんはいつまでここに来れますか?
うお、完結しましたか(遅っ
急いで完結にもちこんだ気がしないでもないけど、とにかくお疲れ様でした。
>>741 天子様の御力でみんなフカーツ、かな?それだと全てぶち壊しですな(笑
>>無敵キャラ
各々の判断で解釈ありますから、一概には断定できませんが
リオミアの覚醒は戦局をひっくり返す為というよりも、主人公を生かす為に登場させた
ように読めましたが。
戦闘の決着自体は米軍の介入でこちらの勝利(館は全滅だけど)が確定なわけですし。
例えるなら「ヒロシマナガサキ=リオミア」「ソ連参戦=米軍介入」?
大局に影響を与えつつ(主人公を死なせない)も決定要因では無かったわけで、私的には
許容範囲かと・・・結果論ですけどね。
>779
ぐあっ、言いたい事被りまくってしまった・・・
782 :
766:04/03/22 19:00 ID:???
>>774 でもねえ、人間側はほとんど対抗手段を持ってないでしょ?
ほとんど向こう頼みってのも厄介というか危険と言うか。
B-52の小説マダ〜〜〜?
>>779 >これまで絶望的な状況下で頑張ってきたんですから、クライマックスの演出くらい大目に見ましょうよ。
”ロケット弾が飛んできて眼前の敵が全滅”でも問題はないでしょう。
>この場での無敵キャラは米軍であって、リオミアは主人公たちの救命に徹して、戦況にはあまり影響していません。多分。
その辺はどうか知りませんが。
>おそらく敵の無敵キャラであるドラゴンゾンビとの相殺に当てられるはずが、創作を急ぐために他の役も振られただけでしょう。
物理攻撃が可能であり、使用者がダメージを受けるため、ドラゴンゾンビが無敵とは思えません。
AHでも十分相手ができます。
>>782まあそうですが・・・そこら辺は核兵器握ってる大統領みたいなもんで、
所属に関係なく手出しが出来ない相手ってのは居るわけですから。
暴れる前にすっ飛ばすか、暴れられた時に手を練るしかない気もします。
>>780 残念ですが違います。正解は、”徒花が咲いてしまう=リオミアが消えない”です。
リオミアが危険な存在である以上、せめて消えてもらわないと・・・・。
私情であんなことやられちゃたまりませんし。
>>785 核兵器握ってる大統領のほうが百倍ましですよ。多分抜きで。
大統領は人間ですが連中はこれ
| ̄ ̄|
_|__|_
( ゚∀゚ )
( )
| | |
(__)_)
ですから。
>>784 ”これまで絶望的な状況下で頑張ってきた”結果が、覚醒リオミアだけであっさり覆るってのもどうでしょうかね?
私見ですが、覚醒リオミアの部分を議員先生がJ隊やら米軍に泣きついてるシーンにでもしたほうがいいんじゃないかと
あとは、リオミアの覚醒シーンを米軍のロケット弾で眼前の敵が全滅するシーンに差し替え。
>>788 では、あなたが元1だおーさんかんから許可を取って
書き直してはいかがでしょうか?それで解決ですね。めでたしめでたし
>>789 ×元1だおーさんかんから
○元1だおーさんから
ずいぶん遅くなったけど一言だけ言わせてくれ
元1だおーさん乙
>>791 「総員退避ィー! 総員退避ィー! 攻撃第ニ波、来るぞー! 3…2…1…今ッ! 」
『神の左手』が新たなる雷光を放つ。アーク、神の武器。俺達の持つ武器とは根本的に
相容れぬ、『光』に象徴される力。鉄や軽合金、プラスチック製の武骨かつ実体の有る物
とは違う。しかし、その力は…! 眩い伝説の『アーク』、雷光が視界を覆う!
「第二小銃小隊、全滅! 対戦車小隊、指揮官死亡により混乱状態、指示を求めて…!」
通信手ががなり立てるが、俺達には為す術は無い。喧嘩を売った相手に今更、祈れまい。
現代にこれ程罰当たりな戦いを敢行する軍組織など嘗て存在はしなかった。新しい『神』に
為るため、自衛隊から各兵科を一小隊分抽出し、編成された『戦闘団』は挑む。
相手は人や魔物とか言う者では無く、唯一無二の『超越者』かつ『絶対者』なのだ。
「何も思うな! 無心に為れ! 目標変わらず、正面の『敵』! テェー! 」
ツァラトゥストラも照覧あれ! 今、『戦力』と看做されぬ我々は『神』を越える!
>>793 チェーンソーでかみはばらばらになります。
てなノリを激しく期待。だが…何で一小隊分なのに第二が有るの? 何て聞く人間は、小官好きだ。
普通科は損耗が激しいのを予測して、多めに配分してあるとか、普通科中心だったなんてオチだよ。
…小官も長編、演った方が良いかな? ウム。 では、また。
自衛隊は正面戦闘が華なのだよ。一度敗れてゲリラ戦。そしてチェーンソー。
美しき流れだろう? …波動砲や核爆弾を出さなかった小官の良心を買ってくれ。
小官思うが、SSの味付けや盛り付けは完全に作者の物だね。批評する気持ちも解るが、
出されて味わいもう皿も空なのに『こうすべきだった』では、『それなら手前が演れ』
と言われるのがオチだろう? 文句付けるだけで『血統書付きの馬鹿』に見えてしまう
様な格好悪い真似は、小官、見栄っ張りなのでやらない。恥は知っているつもりだ。
…遅くなったが、お疲れ様。明日へ向かって頑張れ、若人よ。では、な。
元1だおーさん 遅ればせながらお疲れ様でした。
自分も色々と変なことを書いてしまってすいませんでした・・・
場が荒れたのは自分が原因でもあるので、ここに陳謝します。
元1だおー氏、乙であります。
>>796 小官氏
>>自衛隊は正面戦闘が華なのだよ。一度敗れてゲリラ戦。そしてチェーンソー。美しき流れだろう?
確かに話として美しいけど、んな非効率的な・・・・
失礼ながら、勝てないのならそもそも戦う時点でアホとしか・・・
やむをえない場合でも決戦を行って勝てる可能性がないのなら
朝鮮戦争やベトナム戦争のごとく、遅滞戦闘を行って出来る限り敵戦力を切り崩して、
勝てる戦力を教育したり、技術を開発してからの決戦か、
バルバロッサのごとく、初期から投入できる最大限の戦力を投入して、乾坤一擲の大博打にでるか、
そのどちらかしかないでしょう。(バルバロッサは失敗に終わりましたが・・・)
>>797には前面同意させていただきます。
話の筋道については作者以外は口を挟むべきではないですね。
自分もその辺には注意しています。書くのも読むのも。
もちろん、個々の不自然さには訂正を入れるべきでしょうが・・
自分も以前、別名でのSSの書き込みしていた際に突っ込みを受け、勉強になった記憶がありますので。
不自然さの例
(たとえば普通の弓矢で戦車のキャタピラが理由なく破壊されたとか。
最初は、自衛隊の弾をはじいてた鎧が、理由もなく主人公の攻撃に対してだけ弱くなるとか)
元1だおー様、ご苦労様でした。
何かと終わり方を言われているみたいですが、「すぐに終わらせなければならなくなったので所々はしょった」と脳内解釈すれば良いかと。
某少年週刊誌の連載打ち切りみたいでどうも…な気もしないでもありませんが、
元1だおー様は(自衛隊に行くのでなければ)もう少し続けるつもりだった、というような事を過去のレスで言っていたような気もしますし。
とりあえず、SS作者にはそれぞれ事情もあるのですよ、という事にしてくださいませんか、皆様。
>>800 …日本の美しき伝統さ。二次大戦もそう出来れば起こらなかったろうね。
已むに已まれぬ心情。仁者必ず勇有り。正面決戦は哀しき遅滞行動なのさ。
現行法上、一発かまされなければ、出動の正当性が無くなってしまう。
『捨て石』の意地を見せるのさ。それが…最後の怒涛のカタルシスに繋がる。
敗れ去り、優しき者が看過出来ずに立ち上がり…終には巨大な存在を倒す。
お約束で、様式美の臭いが芳香剤の如く鼻に付くが…そういう事さ。
結局何が言いたいのか、と? 『漢』には、守るべき者を傷つけられたら
意地でもやらねばならぬ時が有る。無益で愚かな事だと、解っていてもな…。
軍組織に措いては、唾棄すべき思想ではあるのだが、な。
少々短いですが、投下させていただきます。
(仮題)貴様の血は何色だ!
「ちゃんと、指示に従って下さったようですね。ルース」
「で?」
多少光は弱くなったが、相変わらず眉間の『目』を光らせ続けるヘスに、
ルースと呼ばれた青年が声をかける。
次第に地響きが大きくなる中、のんびり会話を楽しむ余裕など、当然無い。
出来るだけ早く話を切り上げてしまいたいのだ。
まだ休んでいるはずの者達を叩き起こすなりなんなり、やるべき事は他にもあるのだから。
「長話はしていられませんから、単刀直入に言わせていただきます」
ヘスが口を開いた。流れ出る言葉に合わせるように、『目』の光も目まぐるしく強弱の変化を見せた。
「まず、後の事ですが・・・・」
唐突にそんな事を言い出すヘス。・・・・いや、今は颶風、か。
「待て、一体何の話だ」
颶風が何の話を始めようとしているのか掴みきれず、ルースが聞き返す。
ヘスの口を借りている状態で、颶風があっさりと答えた。
「ですから、私が女神の元へ召された後の話ですが」
判りますよね? と、颶風が真顔で聞き返してくる。
随分と長い事一緒に居たが、颶風の妙な所で自他を区別しない癖には未だに慣れない。
ルースは、思わず頭を抱え込みたくなった。人目が無ければ、迷う事無くそうしたのだが。
「戦の方は、あまり心配しなくても良さそうです。
これだけの津波が起きたのなら、海の方も体勢を立て直すのに相当時間が掛かるでしょうから」
確かに、海の種族の方が何事にもスローペースなのは確かだ。
自分達に比べると海の者は成熟に年月が必要だし、その繁殖力も弱い。
何より、一度の出産でたったの一人しか生まれないのだから。
一回個体数を減らせば、元の水準まで回復するのに長い時間が掛かる。
自分達の倍以上の時間が。
ルースが頷くのを確認して、さらに颶風は言葉を繋いだ。
「で、先ほど渡した聖印ですが。・・・・貴方が継いで下さいますか?」
颶風から投げ渡された聖印は、一般の平神官が持つような物ではない。
球の聖印、円の聖印に次ぐ『楕円の聖印』。
『盾の長』の任にある者だけが持つ事を許される。
「教主も、いずれ貴方に継がせるつもりでしたから。
『いずれ』が、『今』になっただけです」
「だけどっ!」
青年の反論を封じるように、ヘスが二対ある手の一つを上げた。
完全に颶風に肉体の制御権を明け渡している今、その手を上げさせたのは当然ながら颶風である。
「次に、術士達の事ですが」
その次に続いた颶風の言葉は、ルースだけでなく、
偶々その会話を耳にした者達を驚かせるのに充分な内容だった。
今回は、これだけです。(´・ω・`)ショボーン
>『漢』には、守るべき者を傷つけられたら意地でもやらねばならぬ時が有る。
無益で愚かな事だと、解っていてもな…。
例の小銃の件の事でつか? あの怒りっぷりは何と言うかその・・・度がすぎてまつが。
元1だおーって一般曹候補学生受けたの?☆?
>>元1だおー氏
最後まで読ませていただきました。
良い作品をありがとうございます。
>>800 日本がそのまま転移の話なら政治家が出張って戦略行動がめためたになりそう。
よって小官氏の展開は十分有りだと思う。
ていうか今の海外派兵見ればもっと酷くなりそうだが。
>>803-804 乙カレー。
颶風の口調が変わっているのは、思考がヘスを経由しているからか、かしこまっているからかな。
大陸住人が人鳥獣なら、一度に一人しか出産しない海の者ってどんなだか、興味をそそられます。
元1だおー氏には、これまで楽しませてくれたことへの感謝や、このスレのネタ元でもある自衛隊に入るゆえの餞別やら、渡したいものがいっぱいあるのに、気持ちを伝えるだけで精一杯です。
メイド絵描こうにも絵心ないしなー。服が描けないんだ、服が。
もっと早くくればよかったな…発言の機会を逸してしまった。
ひとまず完結ということで、元1だおー氏、お疲れ様です。
元1だおー氏、お疲れ様。
中々に良かったです。
で、ですな、自分もSS投下いたしまつ。
>>643の続き
「失礼します」
扉を叩く音がして、入ってきたのは長原三佐だった。
園山女史は、何事かと三佐に顔を向ける。
「どうしました?」
「例の鉱石の調査の為に、中隊より派遣した第二小隊が帝国軍と思われる部隊と交戦した模様です。その際、相手側が
先に攻撃した為、発砲したとの事。その戦闘によって、戦死者が一名でました。」
「それは本当なのですか?」
「勿論です。嘘をつくなら、もっといい嘘をつきます。・・・それはいいですが、小隊長は、一個分隊を調査団に付け
て、先にこちらに向かわせたと報告してきました。そして、小隊主力は相手側を撃退しましたが、なお、予断を許さな
い状況にあるのも事実。そこで、当中隊は、殿軍を努めている小隊主力を収容するべく、出動したいと考えています」
園山女史はその言葉に、しばし考え込んだ。
帝国というと、あの「アムデス」なのは間違いないはず。
そして、三佐の言葉が本当なら、国境は既に敵の支配下にあると考えていい。
そのような状況だとすると、殿軍を努めている筈のその小隊はかなり危険だとみていいのではないかしら。
そう考えた園山女史は、三佐に頷いてみせる。
「判りました。その小隊を助けに行く事を許可いたします。ただし、くれぐれも危険は避けるように。それから、事は
既に、我々だけで対処する事はできないだろうから、今後の方針に関して、政府に指示を仰ぎます」
「危険は避けるようにとの事ですが・・・・、なにぶんにも相手がいる事ですから。ただし、努力は致します。それに
部下を、これ以上死なせるわけにもいきませんからね」
腰を折って敬礼すると、長原三佐は女史の個室を退去したのだった。
「せいれーつ!気をつけーッ!」
号令が城の中庭に響き、その声に何事かと城で働く者たちが注視する。
「頭ーッ、なかッ!中隊長に注目!」
その隊員たちの敬礼に、長原三佐は答礼を返した。
「第二小隊が、調査団に随伴している事はみな知っていると思う。その第二小隊だが、帝国と交戦し、一人が戦死した
と言う。撃退したとはいえ、帝国軍は直に部隊を強化して、追撃するのは確実である。」
三佐は、皆の顔を見渡す。
よく通る声が、陽光で照らされる中庭全体に広がる。
「そこでだ、当中隊は未だ、危険な状態にある第二小隊を収容すべく出動する。当然の事だが、相手側との交戦も予測
でき、命を落とす事もあるだろう。よって、怖いと思う者は遠慮なく言ってくれ。怖いと思ったからと言って、それは
恥ではない。否、拒否したくて拒否せずに、付いてこられても足手まといですらある。先ほど言ったように交戦する事
も充分に考えられるからだ」
三佐は自分にも言い聞かせるように、皆に話す。
「よって、拒否したい者はこの場より去って欲しい。5分待つ。みな、目を閉じたまえ。そして、誰が去ったか、それを
口に出す事も禁ずる。去ったからと言って、その者をなじる事も許さん」
そう言うと、自ら、目を閉じた。
そして、5分経ち、目を開け、中隊全員を見回す。
去った隊員がいない事に、三佐は静かに息を吐いた。
「みな、済まん。そして、ありがとう」
三佐は、心から敬礼をする。
中隊は、直ちに出動すべく行動開始したのだった。
「日本異邦戦記」
今回の更新はここまででつ。
さてはて、中隊は無事小隊を収容する事ができ
るのか!?といった感じで次回に続きまふ(w
821 :
名無し三等兵:04/03/23 01:27 ID:d9ccVsC4
元1だおーさんお疲れ様でした。
一番最初の3つの選択で「メイドものを見たい」とレスを返したときには
予想しなかったラストでしたね。
また、機会があったら執筆を願いたいです。
しかし、世界ができてしまったので別の話ができそうですね。
日本が消えてうん年後、古い家系の貴族のお家騒動でつき従うわずかな
騎士とともに森の奥に逃げる幼い姫君。
迫る追っ手を振り切るために逃げ込んだ洞窟から通じていた見慣れない
建物
埃だらけの部屋の奥のドアをあけると・・・・・
「昇る太陽・・・・・ニホンの国旗だ」
「家督を継ぐ前、3男だった私はジエイタイに送られて鍛えてもらったんです」
・・・・・・話が膨らむなぁ
どうしてageるのかね
どれだけ興奮したんだろ?
さて、誰もいないならば投弾開始。
前スレ810から20台あたりの続き。
http://hobby3.2ch.net/test/read.cgi/army/1078588258/ 帝国の戦争 事前ミーティング
その日、帝国中央軍の本陣が駐留する中都市は緊張に包まれていた。
彼らはこれから東方諸国の使節を迎え入れて、前線での取り決めなどの雑事について話し合うことになっていた。
だが実際には官僚と将たちは、誰もそんなことを考えていなかった。
本陣総員の一致した見解は、この交渉が帝国と諸国の和平交渉の叩き台になるという認識だった。
帝国は現在諸国連合軍との戦闘において膠着状態・・・つまり完全な劣勢に立たされているのだ。
開戦初期の予定調和的な快進撃は完全に影を潜め、守勢維持どころか撤退距離の計算が主な仕事に
なりつつあるという酷い状況の戦線すら存在した。
このような時期に前線云々という話は、どうも不自然だった。帝国の顔を立て、
諸国が穏健に和平交渉に臨むために行う会談と見るのが妥当であった。
元々帝国軍の兵力は諸国軍を遙かに上回るため、戦況が優位でも高圧的態度を取ることは考えにくいからだ。
「さて、そろそろ会談の時間です。日も天に上りました・・・」
顔と髭の面積が半々ほどになっている老人が、その場にいた全員に呼びかけた。
予定ではこの日、天に日がさしかかる頃に会談が行われることになっていた。
「神のご加護があらんことを」
強面の、いかにも将といった感じの男が口を開くと、立ち上がって退室しかかっていた者達が笑い出した。
男が臆病者だと嘲笑した訳ではなく、男の冗談に皆が笑ったのである。
彼らがこれから交渉すべき東方諸国では、太陽を信仰する国家が多いのであった。
特に大陸の東側、太陽の昇る海に面した国々でその傾向が強く見られた。
男は相手の使節に幸運があるように、といっていたのだ。
「我らにも、神のご加護があらんことを」
長い一枚布の服を着た男が、それに調子を合わせて言葉を返した。
今度はまだ席に着いていた者さえも笑い出し、場の空気は一気に和んでいった。
彼は本陣に派遣されていた教会の司祭であり、本来は帝国の信仰する唯一の神にのみ仕える者である。
下手をすればこれは不敬罪に当たる発言であったが、この場合は単なる皮肉であった。
帝国の教えでは天の日は万物に等しく恵みを与える象徴であったから、彼の言葉は
「自分たちにも日の加護があって良かろう」という意味になる。
全体の空気が和やかになった所で全員が退室し、会議を開催するべく一階の食堂へと
向かっていった。
彼らの居る建物にはちゃんと会議場や広間は存在したが、そこは敵国の都市から接収した建物だけに
内装が帝国ではなく東方諸国の物により近い雰囲気になっていた。
その為これではどちらが会談に出向いたのか分からない、と言う意見を汲んで
彼らは食堂を会談の場とすべく準備したのであった。
会談は天中時に行われる事になっていたので、そのまま昼食会にもつれ込んでしまい
帝国の料理でもって使者をもてなそうという算段であった。
ムードもまた会談の要素であると考えていた者と、美食家の官たちの思惑が相まって、
この日の昼食会の料理には本陣で入手できる最高の料理人と素材が使われていた。
軍人たちは粗食を常とする者や、緊急事態に備えて朝食を取る者が殆どだったが
官僚団の首魁たちは、大部分が朝食を取らずに食事時を待ちかまえていた。
将の中には「豪華な食事などしている場合ではない。前線の事を思え」という意見を述べた
者も居たが、「前線を思うからこそ、交渉のために良い料理を用意するのだ」という
意見に押し切られてしまった。
その為武官連中や将と文官の間にちょっとした波紋があったが、それも先程の冗談によって
綺麗さっぱり拭われてしまっていた。少なくとも会談の後で話題が料理の事に触れるまでは。
会議室は三階にあったから、事前打ち合わせに参加した人々が食堂に移動するまでには
多少の時間がかかった。後の歴史書には、この時の事がかなり詳細に記されることになる。
なぜならばちょうどその時、彼らは帝国を悩ませる異変の実態と接触したのだから。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
さて、投弾終了であります。次回からはようやく!ようやくちょっとだけ日本の
人が出てきたりする感じです。
コピペなのに妙に時間がかかっているのは、その場で最後の推敲を
行っているからで・・・スマソ。
ぼちぼちスレ数が20の大台に乗りそうですね。
>>831 本物ですか。しかしまあ、本当に娯楽の少ないところだこと。
>>833 最近どっちが本物かわからなくなってきた
>>785 核ならまだ手の出しようもありますよ。たとえば破壊工作とかMDとかね。
あちらさんが問題なのはそれすらできないってことです。
チェーンソーですか。
欠陥住宅|Д`) ダレモイナイ・・・ショウカイスルナラ イマノウチ
小松左京氏の短編「星仏」
江戸時代の寒村、小落合村一村六里四方百戸四百人が
時空震により地球型可住惑星(独自の生態系は存在するが知的生命体なし)へ転移。
見知らぬ宇宙の下、見知らぬ星の一隅に突然移し据えられた集落は、
村人の努力で曲がりなりにも小天地のささやかな秩序を保って自活しはじめるが、
数百年の時を経て、
もはや異文化となったかつての分村の一部との抗争で衰退し、
最終的には寒波と大疫病で絶滅。
欠陥住宅|ノД`)・゚・。ウワアァァン
欠陥住宅|彡ピャッ
>>838なかなか楽しそうですなあ。自分的に紹介できそうな物と言えば
プライム・ローズくらいか。ジャンルは違うかも知れないけど
参考になる部分がないではない(と思う)のでご一読アレ。
某画像掲示板で首切りコラが出回ったことがあった…
プロパガンダなのか悪質な嫌がらせか。 情報が誤って報道される事も多々あるし。
一つネタ。
「自衛隊が現地民を虐殺している、これがその証拠写真です!」
「こんなに耳の長いエルフは何処の部族にもいはしないな。 大体、顎の輪郭の特徴が全く我々とは違うものだ。 これは人間にエルフの変装をさせたものでは無いのか?」
「にほんじんガヨクヤルト言ウ、こらーじゅトカイウ奴ダナ。 にほんじんハ我々ノ内臓ガコンナフウニナッテイルト思ッテイルノカ」
「首を切るときはこんな風に血は出ねえな。 俺ぁ何十人も敵の首を切り落としてきたからわかる」
「ええと…4枚目の、『自衛隊に強姦されて殺された現地民』という写真なのですが…私たちにはその…男性のと女性のと両方ついてまして…片方だけしかないというのは…」
ハゲワラ
なんとなく似たようなネタ・・・
「ぼくらはみんなーいーきているー♪」
「あ、俺死んでるわ。」
「自分は生きていると言えるのでしょうか・・・」
「ぼく『ら』?意識が単一だから、精神的区別は私にはないのだが」
生死の区別って難しいよね。
向こうと交流してると起こりそうな問題(貿易が必要不可欠であるために、鎖国はできない。)
1、F世界人(合法的に入国)が居留地及び租界内に大量に流入してきたため、日本人との混血児が出現する可能性が高まる。
2、破壊工作を目的としたテロリスト(魔法使い)、人間形態をとれる異種族(危険,特殊能力あり)が、F世界人にまぎれて入国してくる。
3、不法入国者が国内に出没、それにより治安が悪化。
対策の面倒なこと。
>843
これって現実でもあまり変わらないジャン。
タリバンとか。
>>843 少し前に同じ議論したね。
分家で続きしようと思ったけどレスが続かなくて…
そうそう簡単に入国できないだろうに
カルチャーショックが大きすぎんべ。テレビ見ただけでショック死だ。
チェーンソーや石化くちばしで神が殺せたのは、どんな存在でも防御が甘ければ
あっさり死ぬということをスクウェアなりに伝えようとしたんだろうか。
F世界住人の弱点て砲弾クラスの物理攻撃(=F世界に存在しにくい)に対する
防御手段が存在しない場合が多いことかも
プロテクトギアは欲しいな・・・。筋力強化機構つきの奴。今だと主兵装はMG3だろうけれど。
むしろ、魔法使い・亜人類を積極的に治安機構に登用
>>848-850 でネタを。
「抗魔法防御処置完了」
「抑魔力結界敷設完了」
「1班、位置につきました」
「2班、準備よしです」
「3班、狙撃位置到着」
「突入! 検挙!!」
「制圧完了! 拘束3、射殺1」
「…治癒魔法班!!」
「畜生、ギアの隙間貫いてきやがった!!」
オフィスのデスクに眼鏡エルフねーちゃんがいるのですね
治安については魔法使いの活用も含めてK札にがんばってもらうとして、問題は混血児だな。
これがなかなか難しい。
設定はこんな感じかな?
日本がこの異世界に召喚され世界制覇をもくろむ王国を倒してから数年・・・。
召喚時の混迷からようやく抜け出し、国家再編成を図るべく「高度経済成長」の名の下に強行された急速な経済再編成が、順調な他国との貿易や石油などの資源の採掘などの形でその実を結びつつある一方で、この国は多くの病根を抱えていた。
わけても先の大戦をきっかけとして発生した日本への移民、その中に含まれている魔法使いや異種族(危険,特殊能力あり)などの都市流入による現地の犯罪組織との結びつきにより激増した凶悪犯罪は、これに対処すべき自治体警察の能力を超え、深刻な社会不安を醸成していた。
自衛隊のこれ以上の出費を抑え、合わせて、国家警察への昇格を目論む自治警内部の動きを牽制すべく、政府は第三の道を選択する事になる。
魔法を使ったテロやF世界人絡みの大規模な犯罪に活動範囲を限定しつつ、独自の権限と強力な戦力を保有するその実態は軍警察に近い国家公安委員会直属の実働部隊。
自衛隊の対魔法戦及び市街戦のスペシャリストらを抜擢し教官及び指揮官として任命させ、SATを増員、再訓練させることで特殊治安警察機構、通称<特機隊>を誕生させた。
以後彼らは対魔法処置を施した強化服と重火器で武装し、<ケルベロス>の俗称で犯罪者たちを震えあがらせることになる。
その迅速な機動力と強大な打撃力で、首都を舞台に治安の番人としての栄誉を独占し、第三の武装集団として急速に勢力を拡大した<特機隊>。
しかし当面の敵であった魔法使いや武装した小規模な王国残党テロなどに変わり、組織された大規模な反政府勢力=都市ゲリラが抬頭するに及んで状況は大きく転回することになる。
様々な立法措置によって非合法化を余儀なくされ、元は反戦平和を唱え現実に敗れた左翼派の政治団体と、日本政府に恨みを持つ元王国の残党が手を組み、そうして<セクト>と俗称されるようになった武装集団と<特機隊>との闘争は苛烈をきわめようとしていた。
>>857 をいをい、日本の警察はすでに国家警察だがね。
>>857 その部分は書き直すをを忘れてました。
本当は以下のようになっております。
国家警察への昇格を目論む自治警内部の動きを牽制すべく、
↓
発言力の強化をを目論む警察内部の動きを牽制すべく、
「体は軽いが視界が狭い」
今なら解決だなこりゃ。第三世代NVGはエライ高性能なようで。
>>857 突 入 !! 突 入 !!
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ___
|/∴_ ⊥
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=し==O⊂)))≡≡==――‐‐ ‐‐‐――=二ΣΣ ∋=<| | 〕
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|/∴ _⊥ ゝ、ヽニ□〓∩====llコ =
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/[=]A[o]L_____M (__)ー≡'
ノ ゝ⊃┐○‐‐" ̄W^ ≡
/ / __) .|ll] ≡
(__) ´ーー`
>>857 激しく気になるこの部分。
>対魔法処置を施した強化服と重火器
どうやって作ってるんだ?
誰かこの設定で小説を書いてくれ!
それと国亡き軍様、そろそろB-52の小説をお願いします。
私も書きたいのですが文才がない〜
>>863 多分マジックアイテムを作る時と同じ製法です。
素材加工の何処かの段階で恒常性のある魔法を封入。
あるいは、定期的に魔法を施してメンテナンス。
866 :
843:04/03/23 23:44 ID:???
>>857 やはり、そう考えるのが妥当ですか。
あとは、魔法が絡むとなると、必然的に魔法使いの活用というのも視野に入れねばならないでしょうね。
最善なのは言うまでもなく、”魔法使いを必要としない魔法対策”ができることですが、当分それを望むことはできないでしょうし。
魔法使いの脅威やら危険性は叫ばれるのに肝心の魔法使いの主な戦法がわからん
答えは簡単。「信じなければ良い」のだよ。「俺は無敵だ」と瞬間自己催眠か、
暗示でも掛ける。「一切空為り」の精神で突入あるのみ。精神力には精神力だ。
その場を強靭な意志力を持って支配せよ。魔術など存在せぬ、効かぬ、とな?
命など塵芥に過ぎぬと哂って突入せよ。道は開けよう。術者に意志力で勝利せよ。
涅槃の境地まで達せよとは言わぬが、せめて覚者たれ。目覚めよ。無常観にな…。
>>867 非武装のふりして潜伏、移動。
で、標的に魔法ぶちかまして非武装のふりしつつトンズラ。
>>867 ・魔法発動に長ったらしい詠唱が必要な場合
魔法使い同士では、相手の詠唱をいかにして妨害するかという知恵を絞りあう知能戦となるはず。
相手と会話をしながら(戦いの口上なり舌戦なり議論なり罵りあいなり)、詠唱を遅らせ、同時に相手の詠唱を聞いて
どんな魔法を使うのか予測し、それに対抗する魔法を選択する。
そんな事よりさっさと刺すか銃撃つかした方が早いが、そしたら魔法使いはどこかに身を隠しながら戦うという戦法を採るはず。
なので、今度は位置の探りあい。 呼びかけて舌戦を挑み(特に相手が何かの思想や宗教に計としていると挑発しやすい)同時に心理戦も挑む。
上手く相手を挑発して、隠れ位置から飛び出させれば儲け物。
とか。
>>869 Fの魔法が精神論で何とかなるならそれでいいんですけどね。
>>871 悪口のボキャブラリーだけ極度に増加しそうだな。
あとは、効率を上げるために、詠唱が相手の悪口になってたり。
>>869小官殿
魔法が精神力、あるいは信仰心に依存し、幽霊等と同じく「信じなければ存在しない」と定義すればそうなりますが、
魔法というものが確実に存在し、物理法則にも反しておらず、あるいは物理法則と妥協するか例外であり、
念じただけで無効化できなければそれは旧軍の「信念と気合と大和魂だけで戦う」と同じくらい愚かな事だと思います、サー!
銃弾など当たらない、と信じて突撃かまして撃たれて死ぬようなものであります!
術者の意志に因って事象の変化が引き起こされるのならば、それを上回る意志の力で
それを否定するのだ。「そんな物は無い」とな? 我が国には「くかたち」以来、例は
ゴマンと存在する。精神力で、焼けた石を握っても火傷一つ負わぬと言う事例がな?
躊躇う事は無い。何が強大な力だ? 何が無から有だ? それがどうした? 我等は
日本人! 国民の為に、国土の為に一歩も引けぬ! 信じるな! 恐れるな! それこそ
相手の思う壷で有る! 我等日本人の得意な土俵に引きずり込んでやれ! 相手に合わせ
て殺られて堪るか! さあ、信じよ! 魔術など、効かぬと!
…さすればいずれ、向こうの『神』が接触してこよう。世界の『理』に従え、とな? 以上。
>>871 隠れててもイラク兵のごとく探知機でハケーソされて焼き払われるのが落ち
>>875補足
もし「念じて魔法が無効化」が可能であれば、それは逆に言えば「魔法を無効化する魔法を使用している」と解釈することも出来るわけで…
魔法に魔法で対抗、という事になります、サー。
我が国には魔法使い候補または魔法使いが多数存在する…
俺も候補だぜ!orz
現実的に無理のない範囲でどの程度の魔法になるか・・・・・。
1人あたりライフル(100〜200)〜ATM(1)
ってとこでしょうか?
()内は弾の数
発見すれば圧勝、発見できなければ面倒。
魔法発動の際
光が発生→探知
音が発生→探知
或いは魔法使いが近づくと信号を送る道具をF世界から仕入れるとか
>>877 ならば事前に探知されにくいように魔法で隠密・隠蔽処置!
光と電磁波と熱を遮断できれば簡単に姿隠せてウマー。
ならば、探知・索敵魔法で対抗を…と。
結局機械使うのとどう違うのかという…
魔法センサーでも作れればいいんですけどね。
問題は、”いかなる原理で魔法を探知するか”ですが。
それがわからん限りはどうにも・・・。
>>876は、各種呪術に対するレジストの基本だよ。相手の掛けた術式が解らぬ以上、
こうするしかない。護符類を使用するのは、その対象に象徴される『力』を増幅
及び集中させる効果を狙っての事だ。それぐらいは小官にグダグダ言われずとも
理解しているはずだろう? 系統立った勉強はしたと以前、見たのでな…。スマヌ。
>>884 プラシーボ効果とか言いましたか。
ただ、現在の議題とは方向性が多少違うかと。
もう、赤外線まで遮断されてFLIRに映らなかったら勝てねぇよ……
魔法の大元として、”未知の素粒子”にでも登場願うか。
これならカミオカンデみたいので観測を・・・だめかな?
>>886 それやると本人も何も見えないわけだが。
ずれるのは仕方無い。ただ、回線速度のせいだな?
で、議題は感知方法か? 場の『揺らぎ』でも感知出来るセンサーでも
存在すれば良いが、無い。…勘の鋭い人間の感覚頼みだな…。
>>884 サー。 こちらの世界でも魔法使い同士の戦いは精神戦だと聞き及びます。
互いに互いを呪いあい、精神が屈したほうが負けだそうです。
悪魔祓いや憑き物落としでも、術者の精神力が者を言うそうです。
現在の状況を見て、元1だおー氏は喜んでいるんだろうな。
基地周辺に振動感知センサを設置……それでも奴らは誤魔化して侵入してくるのだろうか
>>890 まあ、設定した世界の価値観次第なので、何とも言えぬがな…。
つまりはそう言う事だ。相手に負ければ為すがままに為る。
…変な所で精神論ぶつ羽目に為る自衛隊員とそれを軍靴の響きと
野次るマスコミ…。言いたい事は言い終えたので…では、な。
>>893 飛んでこれれば可能でしょう。まあ、別のセンサーにひっかかるわけですが。
対人レーダーでも作るか?本格的に。
>>893 流石に振動感知や床圧感知は隠しようが無いかも…
インビジブルストーカーをドップラーレーダーで探知するというネタをどこかで見た気もするし。
科学で隠蔽や欺瞞できないことは魔法でもなおさら不可能かもしれません。
原理がわかっていないと、対抗の使用がありませんから、多分。
…「くかたち」は「探湯誓神」と書く。古代の裁判だ。
神に誓ってから熱湯に手を入れさせる。
正しい者の手は熱湯に入れてもただれないとされる、
恐怖の儀式だよ。豆知識解説終わり。お休み。
>小官殿
お休みであります、サー。
ところでもしかして今夜中に次スレ&1000取りになるのでしょうか…
あと100レスあまりしかないですし。 大量のSS投下+議論白熱でもあれば。
ふふり、ふりふり
今日も今日とて、ss投下!
「日本異邦戦記」
>>818の続き
後方から、何時追ってくるかと警戒しつつ馬車を走らす第二小隊は、赤鼠山を通り抜ける。
元より、赤鼠山が目的地ではない為、通過したが帝国の来襲は伝えた。赤鼠山をすぎると王都まで、後2日である。やが
て赤鼠山から、街道への合流点へとでようとした時、西から、多くの人間が疲れた様子で王都へと向かってくるのが、見
える。
武装している所から、この国の兵士だという見当はつく。
だが、唐突に雑然とした空気が最後尾でおきる。
見ると、黒と赤の奔流が飲み込みつつあったのだ。
帝国の軍勢だった。
葛重三尉らは、馬車を乗り捨てる事を決断した。このままだと、第二小隊自体も危ないからだ。
街道の脇に沿って、強行軍をする事とした。
たとえ、銃をもち、この世界よりも強力だといえど、人数が足りないのだ。
多勢に無勢といえる。
黒と赤の奔流が席巻する様をびくびくしながら確認しつつ、歩を進め、帝国の軍勢をやり過ごそうとして、遂に彼らに
気づかれてしまった。
ここまでか!?
そう思って覚悟を決め、戦闘準備を下令した。
騎兵が彼らに向かって突撃してくる。
「・・・・・もっと引き付けろッ!まだだ」
段々と、軍馬の大地を蹴る音が大きくなる。それは対峙する者に怖れを生じさせるものだった。
その姿が、かなり大きくなり、目測で50メートルは切ったのではないか、と判断して葛重三尉は命じた。
轟音が木霊し、ばたばたと人馬の別なく、ばたばたと倒れる。
聞きなれない音に、棒立ちする馬が続出する。
そして、第二射が放たれる。たったそれだけで、帝国軍は、恐慌状態に陥る。
そんな時、葛重三尉は、彼らに付き従っているディーンに目が入った。
ディーンが異様な雰囲気を発していたからだ。
「風よ。彼らを包み込み、望む姿を写せ。偽りの理を表したまえ」
その言葉が引き金になったのだろう。恐慌状態にあるとは言え、それでも小隊に攻撃しようとする者もいたが、その彼
らをして、唐突に明後日のほうに足を向けたりしている。
「何をやったんです?」
「古エルフ魔法の一つを顕現させたのよ。今、彼らに幻覚を見せているところだわ。今のうちに逃げましょう!」
「よくは判らないが・・・」
そう言って、帝国の兵士らの様子を見つつ、葛重三尉はとっさの事に、納得できないが、それでも今が逃げる為に最適な
状態である事はわかった。
「射撃やめ!今のうちに逃げるぞ!・・・それでディーンさん、その魔法とやら、どのくらい持つのです?」
「それは。魔法にかかった人によるわ。早い人なら、呼吸を数十回で幻覚から覚める人もいるし。本当なら、もっと手順
を踏むのだけど、この状況だと、そうも言ってられないから・・・」
「・・・全く、素敵だ!みんな、急ごう!」
その言葉で小隊全員は、脱兎のごとく駆け出したのだった。
今回の更新はここまででつ。
乙です!
>>904光学系欺瞞魔法ですか・・・しかも持続時間は最短でも数十秒。
なかなか楽しそうですな。対抗手段は爆風や衝撃波などが有効でありましょうか。
手順を踏んだら何処まで欺瞞が出来るのか、ってのも気になるところ。
風(というか空気?)を操れるならば、音声も含めて大規模欺瞞とかできると
鬼のような後方撹乱が出来るかも知れませんな。
何かよく分かりませんが、とりあえずMLRS置いていきますね。
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