1 :
名無し三等兵:
スレ復活おめ
上等自営業阻止
自営業断固阻止
5 :
じんべえ:03/06/01 00:53 ID:???
しってた?
トラトラトラ
のトラって虎じゃないの知ってた
6 :
1:03/06/01 00:54 ID:???
過去スレにて紹介されていた暗号関係の
文献・書籍を紹介しておきます。
「暗号」、長田 順行、現代教養文庫、社会思想社
「ながた暗号塾入門」、長田 順行、朝日新聞社
「暗号攻防史」、Rudolf Kippenhahn、赤根洋子訳、文春文庫
「暗号機エニグマへの挑戦」、Robert Harris、後藤安彦 訳、新潮文庫
「デジタル・ウォーズ 暗号、日米ビジネス戦略」、NHK出版編、NHK出版協会
7 :
じんべえ:03/06/01 00:57 ID:???
栓抜きの絵が描いてあったら『せ』と『ん』を抜いて読めばいいんだよね
8 :
1:03/06/01 01:00 ID:???
「暗号戦争」、David Kahn、秦 郁彦/関野 英夫 訳、早川書房NF
「暗号を盗んだ男たち」、檜山 良昭、光人社NF文庫
「別冊数理科学 暗号」、数理科学編集部、サイエンス社
「基礎暗号学T・U」、加藤 正隆、サイエンス社
「暗号戦 敵の最高機密を解読せよ!」
第二次世界大戦ブックス63 ブルース・ノーマン著・寺井 義守訳、サンケイ新聞社出版局
「暗号解読 ロゼッタストーンから量子暗号まで」
サイモン シン著・青木 薫訳、新潮社
9 :
1:03/06/01 01:07 ID:???
>>6,8のリストは過去スレにて
Dr. Merle A. Tuve 氏(=74氏)が挙げられた書籍の
中から日本語の書籍を適当に選んだものです。
英語が読める方は
祝!「暗号はこうして解読された」出版 スレの
>>280あたりにも
色々と文献が挙げてありますので、興味があればどうぞ。
10 :
1:03/06/01 01:11 ID:???
11 :
じんべえ:03/06/01 01:11 ID:???
『?』『!』ってビクトル・ユーゴーの世界一短い暗号知っている?
12 :
じんべえ:03/06/01 01:17 ID:???
しかしパープルやウルトラってすごいよね
どうやったらトラトラトラを解読できたんだろ
誰かシステムについてくわしく教えてよ
あ、復活したんだ
また〜りと行こう
16 :
名無し三等兵:03/06/01 02:40 ID:CSDM8Sq+
>>5 じゃあ真珠湾強襲だと「トラ」でなくてどうなった?
>>15、16
お客さん、猿に餌を与えないでください。
ファイル暗号化プログラム
簡単に使えて、それでいて警察くらいなら誤魔化せる
そんなのはないかね?
PGPは違うな
おお。復活おめでとうございます。偶然、どっかのリンクで過去ログ読んで
74氏の偉業に感嘆しましたよ。
74氏降臨期待age
22 :
動画直リン:03/06/01 13:52 ID:Redo9Yvy
23 :
じんべえ:03/06/01 13:55 ID:???
>>16 真珠湾強襲なら奇襲は失敗な訳じゃん
バカじゃないの?
>1 さん スレ立てお疲れ様です。
前スレ、前々スレとも私の不甲斐無さにより
みっともない形で終わってしまい申し訳ありません。
さて今回のスレについてですが、
私は資格試験勉強中のため、長編レスを付けるのが難しくなりました。
また海外文献ネタは「もうお腹一杯」の方も居られるでしょう。
そのような訳で、しばらくは横レスに専念しようかと…
もし何か欲しい資料がございましたらお声掛けください。
適切な文献を紹介・抜書きするとか、スキャナー画像を私の画像置き場に
UPする等の形でご協力できればと思います。演習問題も然りです。
歴史や理論の追及も悪くは無いのですが、できれば多くの方が暗号解読に
親しめるような形でスレが進行すれば良いなと思います。
>9 この本も追加させてください。
「新高山登レ一二〇八 日本海軍の暗号」、宮内 寒彌、六興出版
非常に入手困難と思いますが、教科書に使えそうなほど詳細な内容です。
25 :
74:03/06/01 19:22 ID:???
>11 じんべえ さん
?:本は売れましたか?(ユーゴー)
!:だから無理だと言ったのに!(編集者)
?:最近元気がなくてフニャフニャ(ユーゴー)
!:私のはピンピンですが(編集者)
なんて解釈される恐れはなかったのでしょうかね
実は?!の点にマイクロドットが仕込んであったとか(^^)
最近、ウインド・トーカーズ、U-571、エニグマと軍事暗号の映画が多いですね。
エニグマは試写会のコメントを見てると
「エニグマ自体が最後のほうでしか出てこない」とか
「タイトルにエニグマは必要か?」と厳しいのが有りましたが、
映画を観に行かれる方はいますか?
27 :
じんべえ:03/06/01 22:50 ID:???
ゾルゲがおすすめさ
28 :
じんべえ:03/06/01 23:18 ID:???
ところで海軍のFが捕虜になった時、暗号の乱数表なんかを奪われたけど
最後まで黙ってたって本当なの?
本当ならゆるせないな
>28
「海軍乙事件」ですか。
別冊歴史読本「太平洋戦争情報戦」を読み返しましたが
防水書類ケースにZ作戦計画書と暗号図書が入っていたそうですね。
この書類ケースは海中に「ゆっくり」と自沈する仕様みたいだけど(w
そんなケースを抱えて福留中将たちは6時間も泳げたものですから…
不時着水時にさっさと暗号図書を海中投棄していれば良かったのに。
というか万一全員即死しても書類ケースが自沈する仕様では無かったのでは?
この時点でお粗末な暗号保全でしょう。
>最後まで黙ってたって本当なの?
福留中将は後日の糾明委員会にて
「機密図書は漁民の手にに渡ったが、彼らは関心を持たなかった」と釈明。
これは意図的な嘘・隠蔽ではなく、希望的観測を述べただけです。
まあ中将個人を責めるよりも、委員会側の想像力の欠如が大問題では?
30 :
1:03/06/02 01:33 ID:???
>>74氏
来ていただいて有難いです。
資格試験勉強、頑張ってください。
「エニグマ」は暇を見つけて観にいこうかと
思っております。
31 :
じんべえ:03/06/03 14:19 ID:???
>>74さん
カメレスで御免なさい
ていねいに教えてくれてありがとう
合格を心から祈ってます
1さん じんべえさん 試験は9月、魅惑的なレスが有って欲しいような欲しくないような複雑な心境ですよ。
さて「捕虜」がきっかけで思い出したネタですが、
旧陸軍暗号人事、暗号ポリシーの功罪について皆さまのご意見を頂きたいと思います。
(1)旧日本陸軍では戦前から「暗号の神様」と呼ばれた原中尉のもと、
「暗号作業は士官が行う」というそれまでの慣習を打ち破り
暗号員には優秀な下士官・兵を採用したのは有名な話ですね。
33 :
74:03/06/03 21:53 ID:???
(2)ところが「太平洋戦争情報戦」の中で岩島久夫氏(海兵出身)が
この陸軍の暗号人事について辛口な評価をされています。
- 以下原文からの抜粋 -
筆者【岩島氏】は防衛研究所戦史部室長時代、米国で秘密指定の
捕虜尋問書にふれる機会があった折、日本人捕虜が進んで情報提供や
暗号解読に協力している「事実」を見出し、非常に驚いた…
日本人捕虜のこうした命を助けられた「御恩返し」的自然の人間行動も、
陸軍暗号解読につながったということである。
つまり釜賀さん【陸軍参謀本部暗号班員、ペンネームは加藤正隆】は陸具暗号の
特色にの1つに下士官・兵を「暗号員」として養成したことをあげておられるが、
逆にいうと捕虜になった暗号兵が解読に協力したために「陸軍暗号の完全性」が
維持されなかった。
思い出すことは海軍兵学校生徒時代、ニューギニア作戦で海軍の連絡将校として
陸軍と行を共にし、スタンレー山脈を撤退するとき、マラリアと飢餓で死ぬ思いを
しながらも重い暗号書を手放さずに持ち帰った指導官(海軍少佐)の話である。
拳銃や食料を捨てても、最後まで部下に暗号書をもたせず、自分で守り続けた
ことを誇らしげに我々に話してくれたものである。
陸軍は違っていた。優秀な兵隊を選別して暗号教育を施してきたので、暗号兵と
なる事を名誉に思う風潮ができて、第一線における暗号通信作業の円滑化に
資するところが大きかったようだ。
注:岩島・釜賀両氏には陸海軍暗号比較評価でかなりの確執があるようです…
34 :
74:03/06/03 21:54 ID:???
(3)前スレにて181さんから暗号作業負荷に耐え切れなかった陸海の現場について
貴重なコメントを頂いております。
190 名前:181 投稿日:03/01/15 01:29 ID:???
>>189 74さん。
私も比島戦関係の本を読んでいて気付いたくらいで詳しくないのですが、遅延とかミスが
多いように思います。
小沢艦隊発栗田艦隊宛ての電信の問題は有名ですけど、それ以前、偵察機からのハルゼー
艦隊発見の報(10月25日0200発見、0400発信)も、受信解読は1700なんて例があります。
また、大和田通信隊で海戦全体の通信傍受をしていたそうですが、日本海軍のは断片的で
支離滅裂、かえって米潜水艦の発信をフォローしていたほうが、海戦の流れを把握できた
とのこと。
陸軍でも方面軍レベルでさえ誤訳が多く、中には日本語の体をなしていないものもあり、
参謀がつき返していたそうです。通信に従事する人員の過大さと作業の非効率性も指摘され、
実用性に疑問符をつける論者も。
確かに方面軍発軍司令部宛てが7日間かかった例があるのは、いささかまずいような気が。
以上は、大岡昇平「レイテ戦記」、半藤・吉田「レイテ沖海戦」、吉田満「鎮魂戦艦大和」、
堀栄三「大本営参謀の情報戦記」などを読んで得た感想です。既にご存知のことであれば
申し訳ないです。
高等司令部以外の暗号通信、確かにどうなっていたんでしょうね。
大岡昇平氏は、ミンドロ島で通信兵として従軍されていますが、補充兵として召集された
当時、暗号兵教育を受けたものの陸四などの高級暗号を覚える時間的余裕はなかったと
記されています。
35 :
74:03/06/03 21:55 ID:???
(4)なお陸軍暗号班では戦中から海軍の暗号管理は杜撰だと言っていたそうです。
暗号教育にて講師が「陸軍と海軍では立地条件も違うが、玉砕の場合、
軍旗よりも先に暗号書を焼却し、自決する建前になっております」と述べたとか
(5)「新高山登レ」によれば、海軍の通信学校において「電信員」は志願者の多い、
憧れのエリートコースでありましたが、練習生らは「兵器班ならまだしも暗号班を
志願する筈が無い」のだそうです。
「成績は優秀だが電鍵を叩くのに必要な反射神経の無い者、飛行予科練習生として
合格したが操縦に必要な反射神経の無い者。この二組の非適格者が暗号班員たる
ことを命ぜられて、心ならずも教育を受けた」とか…
36 :
74:03/06/03 21:59 ID:???
このような話を踏まえた上で私の考えを述べますと、
私は旧陸軍の暗号人事が正解(長所が短所を上回る)ではないかと思っています。
岩島氏の「捕虜が協力云々」ですが、そのような行為(愛国心)に陸軍と海軍、士官と下士官で
差があると思えません。単に陸軍の方が捕虜になる確率が高かっただけではないのでしょうか?
さらに同氏の回想ですが、銃を捨て、食料を捨てヘロヘロになった状態で敵にホールドアップされて
暗号書を取られたらどうするのか? 単なる美談では済まされないような気がします。
なお合せて疑問に思ったのですが、旧陸海軍の暗号ポリシーは良くも悪くも
現陸海自衛隊に引き継がれているのでしょうか?
(海の人 降臨!と草加市から足立区の方へ思念波を送りますた…
それにしても最近誤字が多いな → 陸具暗号)
37 :
じんべえ:03/06/04 01:01 ID:???
戦闘における情報の重要さは勿論我が国でも古来から判ってたんだよね
桶狭間の時、信長が一番手柄としたのは一番槍の服部小平太でも義元の首級を上げた
毛利新介でもなく敵の現在位置と状況を知らせた梁田政綱
情報の価値に対し等価の褒美を与えたという論功行賞のセンス一つをとっても信長って
やっぱり先進的な思考回路を持ってたんだなと分かるね
当然帝国海軍も近代戦における情報の重要性というものをよく分かっていたと思うけど
真珠湾以降は保秘の徹底を欠いていたみたいだね
連戦連勝の奢りかな
話は変わるけど、74さんでも「ミッドウェーの海水蒸留装置が故障」との情報を入手すれば
やっぱり「AFは生活用水に困っている」旨の通報はしてたと思う?
その程度の情報なら黙殺すべきだったのかな
ミッドウェー海戦はまさに暗号や情報への取り組み姿勢が勝負を分けた戦いだったんだね
ところでアメリカ情報部では日本軍の電信キーの叩き方の癖で送信している担当者まで
特定できたってホントのことなの
>37
>話は変わるけど、74さんでも「ミッドウェーの海水蒸留装置が故障」との情報を入手すれば
>やっぱり「AFは生活用水に困っている」旨の通報はしてたと思う?
当時私が現場に居たら間違いなく通報しますね。黙殺する理由がありません。
ハワイまで海底電信ケーブルが有ることを知っていて、
かつ長期に渡って傍受活動していたら違和感を覚えたでしょが…
仮に違和感があっても、何故そうなのか説明が付けられません。
そして通報しようとする上官、同僚を止めさせる事も私に出来ません。
つまり違和感だけでは「感覚」にならないのです。
>ところでアメリカ情報部では日本軍の電信キーの叩き方の癖で送信している担当者まで
>特定できたってホントのことなの
日本軍でも理論上は同じことが可能です(アマチュア無線でも出来るとか)。
だからこそ真珠湾の際には機動部隊の無線士を日本本土に残留させたわけですね。
米軍は打鍵の癖をTINAチャートと呼ばれるグラフに置き換えて収集・記録していました。
彼らが凄いのはこれをIBMパンチカードにしてデータベースを構築してしまった点です。
TINAチャートを画像置き場にUPしておきました。
このチャートの書き込み方が判る方、解説を希望します。
そういう話を聞くと、負けたのは物量の差でも兵器の性能の差でもないところに
理由があると心底思っちゃうなぁ…。
40 :
じんべえ:03/06/05 21:31 ID:???
本日は大本営が設置された日らしいですね
ところで昭和16年頃の軍令部と大本営の編制図を見てみると第4部第10課
すなわち暗号担当部門は大本営の枠外に位置していますがこれって何か当別な
意味があるのですか?
>40
まったく考えたことも無かったので、慌てて調べてみました(^^;
私は軍事自体には相当疎いので、もっと詳しい方に解説を願いたいのですが…
まずは用語をネットで検索してみたら次の通り、
>作戦用兵を司る部署として、陸軍では参謀本部、海軍では軍令部がある。両者とも独立して天皇に直隷し、
>平時においては両者を調整する機関は存在しない。しかし、戦時においてはそういうわけにはいかず、
>「大本営」という机上の役所を設けて協同することとした。
これは100%私の推定ですが軍令部第三部(諜報)と同様に
「あえて」大本営の枠外に置いたのでは無くて、
大本営が設置される前から陸海軍は別個に暗号を運用していて、
大本営で互いが交渉や調整する必要性を感じなかったからでは?
もし枠の中にあったとしても上手く機能したかは分かりませんね
>暗号担当部門
>42 さん
大正十三年に陸軍参謀本部がポーランドから
ヤン・コワレフスキー大尉を招聘して暗号講座を開いた際、
木原第三部長が「この講義を陸軍だけで独占すべきでない。
海軍にも呼びかけようでないか」と提案。
海軍側も異存なく参加し、陸海軍が同じ教室で講義を受けたそうです。
残念ながらコワレフスキー大尉の帰国と共に両者の関係が
途切れてしまったみたいですね。非公式でも研究会が続いていれば、
相手側の問題点を率直に指摘できるような人脈があれば大本営でも機能したか?
戦争末期になって暗号解読に民間人を動員するように追い詰められても
旧陸海軍は協力する素振りさえなかったようですが、
大正時代は陸海軍もリベラルな雰囲気に包まれていたのでしょうか?
44 :
42:03/06/09 00:14 ID:???
>>43 そんなことがあったんですか。
後知恵ですけど惜しいな、と。
ポーランドからわざわざ招聘したってことは
当時、暗号分野ではポーランドが優れていたって
ことですよね?仮想敵国が近くにいたからでしょうか?
>44
欧州から暗号専門家を招聘しようと考えたのですが、
英仏では将来において利害が絡む恐れがあり除外しました。
WW1戦勝国の英国から講義を受ければレベル的には申し分ないのですが、
連中は米国にすらとぼけて知らん振りをするので要注意ですね。
(例えば万能秘密インク検出試薬の共同開発でもヤードレーは騙されていたみたいです)
さてポーランドは当時から東西を大国で挟まれ何度も占領された経験から
自然と情報収集(暗号解読)に力が入ったようです。
さらにソ連が仮想敵なので両国に好都合だったとか
後年には陸軍側受講生をポーランドへ留学生させ、
現地人と共にソ連暗号の解読を実地訓練するところまで発展しています。
何故かこの時点で海軍側は蚊帳の外になっていましたね。
理由は判りませんが、ポーランドは陸軍国だからでしょうか?
46 :
42:
>>45 詳しい説明thxです。
確かに英国は秘密主義(?)ですよね。
ブレッチレー・パークもそうでしたし。
組んだ相手がポーランドというのは意外と思ったけど、
仮想敵は一応共通で反日でもなく暗号分野では優秀だから、
手を組むには最適な相手だったのかも知れませんね。
まあ確かに陸軍国に海軍の留学生が行くのはアレですが。