ビーマニ・長編物語スレ 2ndmix

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1ゲームセンター名無し
 1ヶ月の時を経て、皆さんお待たせ致しました。(長い間立てずにおいてスイマセン)
不運にも前作使いきらずに倉庫送りになったので、いよいよ再開です。
 前のスレッドは
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=arc&key=989692560
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=arc&key=999495156
beatmania Soft Landing Style HP
softlanding.hoops.ne.jp/
beatmaniaIIDX softlanding style「非」公式譜面サイト
softlanding.tripod.co.jp/

 それでは皆さん、存分にどうぞ。
2ラパーン:01/09/08 11:35 ID:hkQ6qhqQ
>1
おつおつです&ありがとうございます。
職人さん達には知識・文章力共に遠く及ばないもので
ネタ提供はできませんが、一読者として期待age(≧∇≦)
3前スレ289:01/09/08 12:10 ID:z7TP/POA
>>1
おつかれさまです。
これでやっとtiger YAMATO話も完結するんでしょうか。期待してます。

うーん、俺も何か書いてみようかな…。
4ゲームセンター名無し:01/09/08 21:06 ID:KdgKHEIU
age
5ゲームセンター名無し:01/09/08 22:00 ID:EQ0YYS8Q
>>2
期待ageと言いつつsageてる君が好きだ。





びよーん。
6ラパーン:01/09/09 07:00 ID:qqoNWIQw
恥ずかしー(´Д`)
とっさに癖で入れたっぽい。
今度こそage(*`∀´)ノ゛
7( ● ´ ー ` ● ;)さん :01/09/09 12:01 ID:xu8MqNHU
>これでやっとtiger YAMATO話も完結するんでしょうか。
!!!!!!!
…なっち忘れてたべ。寧ろ続き書くのを避けてたべ。
でもあそこまで書いていて結末放棄は卑怯だべ。
なっち頑張るかもだべ。新スレ建ったら書くって言ってしまった気もするべな。
8かつての75:01/09/09 14:22 ID:1YinDg/k
( ● ´ ー ` ● ;)さんさん
おお、あなたがtiger YAMATO話の作者さんでしたか、期待しています。
あくまでも自分のペースでよろしいですよ。
俺もそろそろ次の話を書かなきゃ・・・・
9ゲームセンター名無し:01/09/10 17:30 ID:Sqd7o1kM
誰かTaQ引退話を書いてくれないかな・・・
10ゲームセンター名無し:01/09/10 23:45 ID:GOxZQ5Qc
ヒロシワタナベは辟易していた。
コナミの「ビートマニア」に参加して早半年、知名度は以前よりも遥かに大きくなっていた。
…が、あまり喜ばしい事ではないという事も理解していた。
今までのファンとは一味違ったファンとでも言うべきか…。
自分の曲を聞いてもらい、それを気に入ってもらえるのは有難い。
しかし、だからと言って、現状に気分を害しているのも事実。
何時もの様にメールボックスを開く…。
やはりそこには、「ビートマニアファン」からのメールばかり…。
(こういうものを望んでいた訳じゃあないんだけどな…)
曲を演奏する楽しさ、それを味わって貰いたかった。
只それだけの理由。しかし、現状は…
既に次回作への新曲依頼も来ている。
だが、この時既に彼は何かを感じていた。
当初のゲームコンセプトと、これから望まれる事の違いが…。
11ゲームセンター名無し:01/09/10 23:53 ID:GOxZQ5Qc
4th mixへの曲収録も終わり、世間へと広まって数週間。
本来自分の使う名前ではないモノを使っての収録。これには意味があった。
誰某の曲ではなく、プレーヤーの気に入った曲をプレイしてもらいたい。
自分の名前への拘りを捨て、そういった意味を考えての今回の収録。
だが、コナミの考え方は自分のそれとは少々方向性が違っていた。
次第に高まってくる難易度重視の思考…
そうじゃないと言いたかった。が、所詮は外部の人間。
自分の声など届くはずもない、ヒロシワタナベはそう考えていた。
あたかも当てつけのように作られた、自分の曲の譜面を見る度、嫌な気持ちになってくる。
そろそろ去り際かも知れない、そんな考えすら過ぎるようになっていた。
12ゲームセンター名無し:01/09/11 00:03 ID:jsolgsY.
beatmania IIDXへの曲提供も終わり、更に5th mixへの依頼も来ていた。
しかし、ヒロシワタナベはそれを断った。
理由は、自分の考えとコナミの考えの相違。
互いに求めているものが違うのは、仕方ないとも言える。
だが、彼にとってやるべき事は既に終わっているのだ。
一度、その件について南雲氏と話をした事があった。
その時、自分の考えと彼の考えが酷似していた事を知る。
「…だから、僕も少し離れてみようかと思うんですよ」
南雲氏との会話もあって、ヒロシワタナベはビートマニアから離れる事を決意した。
他のスタッフの反応は案外素っ気無かった。
他のアーティストの充実、方針の合わない人間とは付き合いたくない等。
仕方がなかった。そう思うより他になかった。
13ゲームセンター名無し:01/09/11 01:29 ID:vmC4gvtk
a
14ゲームセンター名無し:01/09/12 01:18 ID:6lK.WHbo
>>10-12
IIDX3rdの話に続いたりするのか?
15ゲームセンター名無し:01/09/12 15:11 ID:.WrPFiE6
期待age
16 ◆TEROjgtU :01/09/12 15:12 ID:XpGqfrTs
大学生活板が復活してるよ!!
大学生活板が復活してるよ!!       
17ゲームセンター名無し:01/09/13 04:46 ID:jFO/OENA
a
18ゲームセンター名無し:01/09/14 19:53 ID:k2p2LweU
「俺も…目指してみることにしたよ、音楽家」
「え……本気なのか?」
「ああ、俺なんかじゃ無理かもしれないけど、やれるだけでもやってみるよ」
「そんな弱気なこと言うなよ。俺は絶対に音楽家になる。だからおまえも絶対に音楽家になれ。これは
約束だ」
「約束か…解ったよ。でも、おまえもその約束、絶対に破るなよ」
「当たり前だろ」
 それは、自分がまだガキだった頃のこと。
 その時に交わした、本当に他愛の無い口約束。
 それでも、例えそうだったとしても、俺は……



 連絡は唐突だった。まぁ…そうだろう、あいつはいつもそういうヤツだった。
 ビートマニアというゲームの楽曲制作。それがあいつからの依頼だった。
「そんな訳だから、2,3曲作ってくれないか?」
「そんなこと急に言われてもなぁ…」
 俺は最初、この話に乗り気ではなかった。ビートマニアというものがどんなものか解らなかったし、
曲の長さにも制約があった。はっきり言えば、俺には合わない仕事だと思ったのだ。
「そこを何とか頼むよ。…実は俺のいる部署、あんまり調子よくなくてさ。次にコケちゃうと、もう後
が無いかもしれないんだ。それに、やっぱり俺一人じゃダメなんだよ……俺だけじゃ、あのゲームを支
えきれないんだ」
「……オーケイ、解ったよ。そこまで言われちゃな。3曲で、いいんだろ?」
「ああ、本当、すまない」
「別にいいさ。おまえの無理な注文は、今に始まったことじゃないだろ?」
 こうして俺は、ビートマニアの楽曲制作に参加することになる。
 これが、俺とビートマニアとの出会いだった。
19ゲームセンター名無し:01/09/14 19:53 ID:k2p2LweU
 その後、TAKAからビートマニアというゲームについて詳しく聞いたが、これは思ったよりも難しい仕
事だった。まず大前提として、楽曲としてのレベルの高さが要求される。それに加え、やはりゲームと
しての面白さが必要であり、さらには『音楽が譜面として画面に見える』ことにも、気を使わなければ
いけない。
「…早まったかな?」
 ふと、そんな言葉が口を突いて出てしまう。しかし、そんなこと言ってみても後の祭りだ。一度引き
受けたからには、やれるだけのことはやらなければならない。
そしてTAKAとの幾度かの打ち合わせの末、俺は何とか曲を仕上げることができた。それらはTAKAの依頼
通り、いずれもがテクノ系の曲であった。
 そして俺はそれを届けるために、TAKAのところに向かった。

「TAKA、約束通り3曲作ってきたぞ」
「お、来たか。いやぁ、こっちはスケジュールが押してて結構大変だよ」
 そういうTAKAはあまり顔色が良くない。おそらくは徹夜が続いているんだろう。
「ところで、お前はどんな曲を作ったんだ?」
「ん?まぁ、なるべく他の人と被らないような曲かな」
 ま、確かに同じような曲じゃつまらないからな。だが、わざわざ他の人に合わせて楽曲を制作してい
るとは。
「……お前も、大変だな」
(俺だけじゃ、あのゲームを支えきれないんだ)
 ふと、あの時のTAKAの言葉が甦る。
 そして湧き上がる疑問。
 俺は今回、TAKAの助けになってやれたんだろうか。
20ゲームセンター名無し:01/09/14 19:54 ID:k2p2LweU
 そして、beatmaniaIIDX 2ndstyleが市場に出回った。
 それは大成功とはいかないまでも、なかなかの好評であった。
 なにより、俺の曲も人気が高かったことは、本当に嬉しく思った。自分も今まで音楽を作ってはきた
が、ゲーム性等を考慮したことは初めてだったし、beatmaniaのファンに受け入れられるか、という不
安も多分にあったからだ。そんな中で得た達成感、それは今までには感じたことがなかったものだ。
 あれから俺は、beatmaniaという物に対する考えも変わった。音を楽しむだけが音楽じゃない、音で
楽しむことだって立派な音楽じゃないか、と。

 その後も相変わらず、TAKAは忙しそうだった。そんなTAKAが気になって、俺は時々KONAMIに顔を出す
ようになっていた。
「…相変わらず、大変そうだな」
「あぁ。でも前作が好評だったしな、これくらいじゃ音を上げられないさ」
 部屋に響くTAKAの声から、強い意志が感じて取れる。どうやらTAKAにとっても2ndstyleの成功は良い
ターニングポイントになったようだ。
「そうか、それならいいんだ」
 そう俺がいった刹那、TAKAの机の上の電話が鳴った。TAKAは電話を取り、2,3言問答した後、「わか
りました」と言って、受話器を机の上へと戻した。そして…
「beatmaniaIIDX 3rdstyleの制作が、たった今決定した。今回は、前作2ndstyleを超えるモノを目指す
つもりだ。そのためにもTaQ…今回も、手伝ってくれるか?」
 と、口にした。
 もちろん、俺の答えは決まっていた。
21ゲームセンター名無し:01/09/14 19:55 ID:k2p2LweU
 そして、beatmaniaIIDX 3rdstyleの制作が始まった。
 前作以上の製品を作ろうと、TAKAを始めとするスタッフ達が奮闘していた。無論、それは俺も例外で
はない。俺は今回のために、実際にbeatmaniaをプレイし、前作をプレイする人達を観察もした。そう、
全ては3rdstyleが成功するために。
 さらにアーティストには、前作にも参加したgood-coolに加え、ピアニストの久保田修も参加すること
になった。二人とも俺とTAKAの友人であり、お互いに認め合っているミュージシャンだ。彼らの参加も
決まり、「今回はいける!」と俺達は思っていた。
22ゲームセンター名無し:01/09/14 19:56 ID:k2p2LweU
 スタッフの努力も功を奏し、3rdstyleは大成功を収めた。
 TAKAも、その結果に触発されたのか、上機嫌のようであった。…そして、TAKAは開発中とは打って変
わって落ち着いている。そこには今までには無い余裕が見えるような気がする。
「TAKA…」
「ん?なんだTaQ?」
「なんか、変わったよな。お前」
 と、TAKAは数瞬の沈黙の後、
「そうか?」
 とだけ答える。
「ああ、何て言うのかな、隙が無くなった…そんな感じだ」
「そうなのか?」
「ま、俺から見た感じはな」
 事実、TAKAはかつてとは違い、自信と誇りを持って仕事にとりくんでいたからだ。
 それに対し、俺はどうなのだろうか。俺は……正直、悩んでいた。3rdstyleでも、俺の曲は評判が良
かった。それ自体は嬉しいのだが、その評価は…必ず難易度と結びついていた。確かにbeatmaniaは音
楽性とゲーム性を両立を目指したものだが、難しければゲーム性が高いというものでもない。だがこの
ままでは、難易度だけで曲が評価される日が来るのではと、時々そんな危惧を抱くのだ。

 だが、無常にもその危惧が現実となる時はすぐに訪れた。
 beatmaniaIIDX 4thstyle……3rdstyleの続編として鳴り物入りで登場したそれは、しかし、進化の方
向を間違えたものだった。徹底した高難易度主義に取り付かれたそれは、新規プレイヤーに門を閉ざし、
中堅プレイヤーを挫折させ、自らの対象を狭めていった。
 そしてプレイヤー達は、自分の好きなアーティストの曲であれば、それだけで喜び、いい曲であると
思い込む。彼らは曲を聴いているのではなく、アーティストに迎合しているだけではないのかと、そう
思うことすらある。
 ゲームがプレイヤーを腐らせたのか、プレイヤーがゲームを腐らせたのか。どちらにしろ、今、目の
前にあるのは、絶えがたい現実だけだった。
23ゲームセンター名無し:01/09/14 19:56 ID:k2p2LweU
 そんな中、開発スタッフの一人であるnagureo氏がkonamiを退社する。
 彼とは直接の面識はほとんどなかったが、彼が、beatmaniaを今の大きさまで広げた立役者だったと
いうことは、俺も知っていた。
 彼が俺と同じ気持ちで、beatmaniaに見切りをつけたのかどうかは解らないが、彼ほどの人物が退社
してしまうのはbeatmaniaにも大きな影響を与えるはずだ。だが……。
「おいTAKA!何で辞めていく人間を、見送りもしなければ、声も掛けないんだ!」
「……必要無いからだ」
「な!?必要ないだって?彼がいなければ、今のbeatmaniaだって無かったっていうのに…!」
「餞別は送った。それ以上は何もやる必要は無い」
 餞別だって?一体何を送ったかは知らないが、だからといってその態度はないだろう。
「TAKA、おまえなぁ!」
 と、ふと気にかかった。こいつは、例え俺がbeatmaniaを辞めたとしても、同じ態度をとるのか、と。
「何だ」
「っ!……いや、もういいよ」
 それだけ言うと、俺はTAKAの前を後にした。

 「最も強いものや最も賢いものが生き残るのではない。最も変化に敏感なものが生き残る」と言った
のは、ダーウィンだっただろうか。人間は、否、生物は進化し続けなければ、生きてはいけない。停滞
は…死と同義だ。
 俺は…音楽という道を選んだ。俺の行きべき果ては解らないが、今のままでは、beatmaniaに取り付か
れたままでは、そこには辿り着けない……そんな気がする。
 beatmaniaというモノは、俺に新たなものを与えてくれた。だが、そこで止まるわけにはいかない。
そこは終わりじゃない、只の中継地点に過ぎないのだから。
 だが、何もせずに去るつもりは無い。借りたものは返すつもりだ。今のbeatmaniaに、今の俺がしてや
れることがあるのならば。それが……俺の、最期の仕事だ。
24ゲームセンター名無し:01/09/14 19:57 ID:k2p2LweU
 俺はbeatmaniaIIDX 5thstyleに3曲を提供した。
 still my wordsは自分にとってbeatmaniaで初のボーカル曲。ピアノは久保田修である。この曲では、
全く新しいジャンルへと、挑戦してみたかった。
 Radical Faithは自身の信念を貫いた曲。Anotherはこれまでの自分の総集編でもあるが、Another=高
難易度譜面などという定義は、何処にも無いハズだ。
 QQQでは、自分がbeatmaniaから得たものを曲として表現してみた。QQQという曲名は、何よりbeatmania
というゲームに対してのものだ。
 俺は、これらの曲に、一通の手紙を添えて、TAKAへと送った。

「一つだけ聞く。何故なんだ?」
 と、TAKAが問う。俺は、
「自分の未来を見るためだ」
 と、だけ答えた。
「そうか…解ったよ。ん…まだ、暫く時間はあるな。TaQ、あと一つだけ、仕事を頼んでいいか?」
「まぁ、内容によるが…」
「別に大した事じゃない。あと一曲、これから作るのさ」
 TAKAは笑いながら、そう言った。

 そして、5thstyle開発最終日。
「そんな…何とかならないんですか?この間のnagureoさんに続いてTaQさんもだなんて…!」
 そう、TAKAに詰め寄ってまくし立てているのはUCCHIEだ。まぁ、問題になってるのは俺だが…。正直
居心地が悪い。
「別にTaQは、二度と戻ってこない、と言っている訳じゃない」
「それでも…」
「いいか、UCCHIE。TaQは、交わした約束は守るヤツだ。だから、俺も守るつもりなんだ」
「そう…ですか…」
 どうやら、今のところは片付いたようだ。今後どうなるかは解らないが。と、TAKAがこちらに向き直
る。
「ま、こっちのことは俺に任せてくれ。……それじゃあな」
「ああ」
 俺達は、あの時の様に、どちらからともなく右手をあげ、ぱん、とその手を打ち鳴らした。
 そしてくるりと踵を返すと、俺は後ろを振り返る事無く、KONAMIを後にした。
25ゲームセンター名無し:01/09/14 19:58 ID:k2p2LweU
おまけ。

「俺はRealマンセー!解離性同一性障害なんざクソくらえ!」って人はそのままで。
「長編スレはそれ自体が大きな物語。個々の話はその一部に過ぎないぜ!」って人(いるのか?)は、
以下の文を>>21の後にブチ込んでください。

 だが、そんな俺達の前に一人の人物が現れた。その男の名はtiger YAMATO。かつてのbeatmaniaIIDX
に曲を提供した男だった。そして、その男はTAKAに言った。自分に従え…と。
 tiger YAMATOに会って以来、どうもTAKAの様子がおかしくなった。話し掛けても上の空で、その顔は
疲労のせいというよりも、何かに怯え、何かに苛立ち、憔悴しているようだった。
 そしてその後tiger YAMATOと再会するに至り、俺は…もう一人のTAKAに出会うことになる。本人にそ
の事を告げるのは躊躇われたが、結局はTAKAの問題だと思い、包み隠さず話してやった。それを知った
TAKAは驚愕していたようだったが…。
263:01/09/14 20:07 ID:k2p2LweU
今までどうでもいい駄文しか書いてなかったんで、たまには真面目に書いてみるか、
と思ってTaQの話を書いたんですが……結局出来上がったのは相変わらずのしょうも
ない話でした(DXY!
自分の文才の無さを痛感。(というより、文章を書くのに向いてないんじゃ…)
27オパオパ嫌い ◆0808q4MI :01/09/14 22:34 ID:YuN9iCGo
95点。Comp2に収録された曲について書いてないのと、
Syncの不評について書いてないのが減点対象。
他は凄くいいと思います。
2826:01/09/14 22:59 ID:k2p2LweU
>>27
Comp2は、開発時期が何時だったか忘れてしまったので、しらばくれました。(最悪や)
syncの不評は……この話より後のことなんで、誰か勝手に書いちゃってください。
29ゲームセンター名無し:01/09/14 23:14 ID:4AFMsNWk
tetraQもRELEASE YOUR MINDもスキなんで、
どなたか補完していただけると有難いですなぁ。
あ、私はすごく(・∀・)イイ!!と思いました>18-25
特に、過去の長編とちゃんと関連性を持たせてる辺りが。
30@( ● ´ ー ` ● ;)さん@長崎:01/09/15 02:21 ID:5Tvr2B6Q
さて、ここで突然だがおはなしの語り部は俺、ギコ様に委ねられたわけだ。
…あん? 突然でしゃばって何言ってるんだ、だと? いやちょっと聞いてくれよ。
俺がさ、作者(タイガー大和とライオン武蔵の熱烈物語を書いてるヴァカな)を慰問したのよ。
そしたら「SIMONとTaQを一人称にしてたらおはなし続かないよ」と泣きつきやがる。
そこで俺様があのおはなしの続きを語る羽目になっちまった。やれやれ。
何でビーマニと無関係な俺なのかって?うるせえ!俺だってAVや穴猿くらいボーダークリアできんだよ!
それに作者の弁ってのがあるから此処で引用してやる。
一。口が悪い奴を語り部に持ち出すのは「多重人格探偵サイコ試作品神話」へのオマージュ。
一。二重人格者が八面六臂の大活躍っていうのは「ブギーポップ」シリーズへのオマージュ。
一。ギコ猫を語り部に引っ張り出したのはこのスレを育んだ2ちゃんねらーへのオマージュ。
…阿呆か。オマージュお饅頭ってぜんぶパクリに置換可能じゃねえかボケ! 逝ってよし!
しかもライトノベル愛読の音ゲーヲタって救いようがねえな。剣呑剣呑。

まあ、白熱したところでさっさと終わらせようや。この下手なおはなしの顛末って奴に向かおうや。
続きを読みたいっていう珍奇な奴だけついて来い。おっと、前スレを読んでおはなしのおさらいを忘れるなよ。
31@( ● ´ ー ` ● ;)さん@長崎:01/09/15 02:22 ID:5Tvr2B6Q
第五拷

てめえ前スレ読んどけっつったのに読んでねえだろ。ったく。まあ別に伏線があるってわけでもねえし、
いいよいいよ、そのまま読んどけや。
さて、beatmaniaの礎を築いたnagureoが居酒屋で盟友・SIMONにある告白をしたわけだよな。
まあこのスレの読者なら言わずもがな、告白ってのはKONAMI退社の件だ。そりゃあSIMONとしては
心中穏やかでいられるはずがない。マイハートイズハードランディングってやつだ。
そしてこの2人の会話の裏に潜んでいるのは、tiger YAMATO。

TAKAは自身の心に眠る獣の存在の詳細をtiger YAMATOから指摘され、憔悴してやがる。
そんな様子を「をいをい4th大丈夫かよ」とあっさりした視線でみつめるコンポーザーの皆さん。
まあその中でちょっぴり違う視線を放っているのは我等がTaQ伯爵だ。
「お前、大和に誑かされてないか?」伯爵が心配そうに尋ねる。
「…言ったよ、YAMATOが」弁証能力の欠如を思わせる返事だな。
「いずれ俺の精神を乗っ取るかもだから早いうちに武蔵をけさなきゃらしい」
「消す…可能なのか?」伯爵、驚きを隠せません。
「しらねえよ」その邪険な態度には大いに同意するぜTAKAさんよ。
32( ● ´ ー ` ● ;)さん@長崎:01/09/15 02:25 ID:5Tvr2B6Q
で、そんな折に歯車がキショい不協和音を立てるわけだ。これが結末のカタルシスに繋がれば万万歳だがな。
「南雲さんがKONAMIを辞めるらしい」その噂は瞬く間に広まった。IIDXのチームがいくら五鍵盤チームと
ぎくしゃくってたと言ってもnagureoはbeatmaniaの祖だ。彼らの衝撃は結構な大きさだった。
beatmaniaが愈愈、大きなターニングポイントに差し掛かったことを誰もが実感し、二の次には
TAKAの采配を見据えようとしている。彼がどう動くか、IIDXの未来はその一点に収束するわな。
「そうか…そうか」それがアゴのリアクションだった。笑えるよな。結局は自身の心の問題から
未だに抜け出してないんだからな。ライオンだか武蔵だか知らねぇが、って他人事だからここまで言うんだぞゴルァ!
「お前なぁ…最近ずっとこうだな。YAMATOには遭ってないのか?」伯爵にも苛立ちが募るようで。
「…あぁ」やるせない返事だ。この停滞した雰囲気に一発風穴を開ける奴、登場だ。
「にしても南雲ちゃんすげえなぁ。なんてったってあのavexからのお呼びだからなぁ、いやはやはや」
お前の出番、これだけだからな、山岡晃。で、
「………ぉぅん!?」
百人中百人が「変」と感じそうな声をTAKAが発した。その目は…言うまでもないな。
「おい、TAKA?おい!」
伯爵、焦ったは良いが時すでに遅し。もうTAKAはそこから去っていた。
これがTAKAの中のnagureoに対する複雑感情が一挙にして嫉妬という一色に染まった瞬間だ。
この数時間後、誰もいないIIDX開発室でシーケンサーを邪険に扱う男の目撃情報ってのは出ていないが
まあ俺が見たから報告しとくぜ。そこからdong-tepo no.1の声ネタが聞こえてきたのはまあどうでもいい事だわな。
そしてスタッフに秘密裏に公開された曲ってのがコイツだ。
「dong-tepo no.X / Lion Musashi」まあある種の隠し曲でdong-tepo no.1のアナザーを選べばプレイ可能だそうだ。
…それってやべーんじゃないのかって? さすがお客さん、お目が高い。

See you BEMANI DJs...
33ゲームセンター名無し:01/09/15 09:05 ID:E3NA51N2
伯爵って(一部で)TAKAの愛称になってるから、
なんか変な感じ…
34ゲームセンター名無し:01/09/15 12:15 ID:CeVNCZKU
>しかもライトノベル愛読の音ゲーヲタって救いようがねえな。
…自分もだ。鬱だ…。
35ゲームセンター名無し:01/09/15 23:07 ID:4U1dv5qM
ライトノベルって何
36ゲームセンター名無し:01/09/16 08:45 ID:MCMatF6k
>>18-25
………イ、イイ!!

大和と武蔵の話も、今までと違ったカンジで続き楽しみです。
37ゲームセンター名無し:01/09/16 10:52 ID:9KBK.XEM
>35
読んでいる事が他人にバレるととっても恥ずかしいノベル。
友人には、読んでることは隠したほうが良い……と思う。

誰かTAKAの話書いてくれ…。
38nagureo話作者:01/09/16 17:58 ID:tM5p/4ao
>27
 ん〜でも、自分書いた物って7鍵系の曲かなり端折ってるからいいんじゃないすか?
R5の話なんか全然書いて無かったし・・・・TaQ氏の苦労かなり書いてていいんじゃないですか?
まぁ、自分ごときが批評なんて書いた人に失礼ですが・・・・
39無能:01/09/17 13:58 ID:jKwLxeoY
Core Remix が発売されてから、もう年が明け、しばらくが経っていた
SLAKE の思い悩む日々が続いていた。それは、Core Remix が予想していたより
好評ということではなく、次回作の構想にむけていてだった。
「成功した次の作品こそ、真価が問われることになるんだ・・」
今となってはもう存在しない nagureo が発した2nd mix での一言である。
それ故、チームリーダーでもあり、作曲も行う SLAKE は深い悩みに入っていた。
SLAKE自身、構想が全くないわけではなかった。ユーザーから望まれている
Core Remix 2 という形での、旧3rd mix のリミックス。これには大きな魅力があった。
が、2つの側面からそれは現実的ではないとも自覚していた。
40ゲームセンター名無し:01/09/17 14:48 ID:DZk7/7vQ
……つ、続きが気になるYO!
41ゲームセンター名無し:01/09/17 20:11 ID:Cqa3Tbqw
ちょっと気になったんですけど、
皆さんはどの方の話を読んでみたいと思いますかね?
結構色々な方の話が出揃ってきたんで、今後の参考程度に聞いてみたいんですが。
42ゲームセンター名無し:01/09/17 23:43 ID:y2BBi6XI
>41
ものすごく個人的意見だけど、RAM氏のが…
43nagureo話作者:01/09/18 00:02 ID:zKaQUxOo
>42
 あ、それ自分がやろうと思ってたネタ・・・・マズい・・・・全く期待しないで・・・・(逃)
44ゲームセンター名無し:01/09/18 00:51 ID:rKmnex5A
>43
マジですか!うわ、期待するなって方がムリですよ〜!
あ、煽ってる訳ではありませんので(汗。
マターリと頑張って下さい。応援してます。
45ゲームセンター名無し:01/09/18 02:09 ID:P9ksEo96
ふと思った、いや、マジで思っただけ

なんか、TAKAとnagreoって、仲悪いようなイメージが強いと思う
最初のnagreo長編もそうだったし

それはおいといて(笑)
nagreoが最初にYAMATO名義でRシリーズ(R3)を出したのが初代2DX
2ndにはYAMATOの曲は無く
3rdにてR5で復活
同じ3rdにはMUSASHI(TAKA?)がSAFARIを輩出
そして4thでは、それぞれR10KとGet(Wild)を排出

何か気になるんだよな〜、タイミング的に
Rシリーズを手がけているYAMAYOのネーミング「猛獣」+「戦艦」にひかれたTAKAが
同じような名義を作って仲違いしたとか
あ、これじゃ仲悪くなってるわ・・・
ま、もめるぐらいだったら2作も連続で二人そろって新曲作るわけないよな
やっぱり最初に話し合いがあったんだと思う
nagreoは最初、R系をシリーズにするつもりだったのか?とか、謎が・・・

TaQも5thで引退とか言われてるけど
最後(?)でOut Phaseなんて組んでるし

というあたりねたにならんかな〜?
他所で既に語られてることだったらゴメソ
46ゲームセンター名無し:01/09/18 02:09 ID:P9ksEo96
nagreo→nagureo

47ゲームセンター名無し:01/09/18 02:25 ID:kdneQTNE
5thMIXサントラのブックレットの曲解説(R3のね)に、
『R1からR5まで曲が存在するそうです。ご期待。』
と書いてあるから、始めからシリーズ化の予定はあったのかな?
RとかYって、何の意味あるのかいまだにわからないよ。
車関係?
48ゲームセンター名無し:01/09/18 06:43 ID:P9ksEo96
5thのですか〜
それだったらまだ「当初から」っていう証明にはならない・・・
と、無理やりこじつけて話進めてみたり(爆)

いや、俺にはそんな文章力はないですが(汗泣)


R3もR5も、グラツーをイメージした曲じゃなかったっけ?
曲紹介でそんなの見たような・・・(記憶薄)
49ゲームセンター名無し:01/09/18 07:02 ID:TXtdPss2
Reo、Youhei(藁
50ゲームセンター名無し:01/09/18 10:34 ID:y5X4jumg
>47
「Y31」で検索したら、車関係のサイトがいっぱい引っかかりますよん。
51( ● ´ ー ` ● ;)さん :01/09/18 12:05 ID:50cGl84k
>45
そのネタ…大和&武蔵熱烈物語の作者がクライマックスで盛り込もうと
してるところなのは内緒だべ・・・今晩には完結させるべかな。
作者のテンションも明らかに下がってるべな。
52ゲームセンター名無し:01/09/18 12:31 ID:neyB37R6
なっちがんばれー。
53( ● ´ ー ` ● )さん :01/09/19 00:24 ID:VZW1yae6
>51はホラだったそうです。
5445:01/09/19 00:40 ID:eHz7Zxag
そういや、Luv to MeもYAMATO名義だったよな
ややこしいな・・・元々YAMATOはRシリーズ用の名義じゃなかったって事にして・・・

ぅぅ、我ながらわけわからんようになってきた
55ゲームセンター名無し:01/09/19 04:00 ID:nD3yP7Is
>45
仮にも一社会人が、その程度のことで仲違いまではしないと思われ(笑)。
どうせ、
TAKA「パクっていいですか?」
reo「いいよ」
くらいのやり取りだろうよ。
56( ● ´ ー ` ● )さん :01/09/19 23:33 ID:oIn9c.k6
第六破

ほら続き語ってやるよ。読めやポイッ。
dong-tepo no.Xは瞬く間にコナミの音ゲー開発部の連中に広がっていった。
明らかにIIDX史上最大の難易度、混沌としたビート・音ネタ。
アナザーの概念をすっぽりとすりかえたその曲にゃスタッフの誰もが驚きを隠さなかった
そして皆が思ったこの疑問、「誰がこのアナザーを?」
nagureo本人の心境の変化? いや完成していた当時に「ドンテポは完成形」と明言している。
SLAKEのDEPROGRAMMED MAN名義によるお遊び? いや彼のテクノ魂はそこにない。
親友のSIMONの悪戯? いや譜面がソフトランディングしていない。
じゃあ7鍵盤スタッフか…。しかし誰にも心当たりは無い。そう、TAKAにも…。
「お前…じゃ、ない、よ、な? ドンテポエックス…」
躊躇いながらTaQはTAKAに尋ねた。当時のTAKAは兎に角、腐るほどの曲作りに着手していた。
「…MTOのギターを入れるかな…ウン、ユーロなメタル…うん」
コンプリートにTaQの質問に返せていない。このTAKAの仕事漬けっぷりには同情の余地を俺は隠さない。
コレ読むビーマーならTAKAが何の曲について考えてるか余裕でわかるわな?まあどうでもいい事だがな。
まあ誰がdong-tepoの穴を作ったかなんてのは勘の良い読者はもうわかるわな。
そうLion Musashiだ。あ、ネタバレしちまった。まあいいけど。
57( ● ´ ー ` ● )さん :01/09/19 23:34 ID:oIn9c.k6
SIMONは悩んでいた。5鍵盤と7鍵盤の開発ティームの掛け橋になろうと(余計なお世話だぞそれは)
マターリハウスなSWEET LABをお披露目しに行った時のことだった。
「こんなん広まってるんすよ〜」と陽気にDelawareことgood-coolがSIMONに聞かせた曲…
それはdong-tepoでありdong-tepoでなかった。
「これが…アナザー???」
お前は自分が狂博士Sの名でやらかした悪行を棚にage過ぎだとおもうぞ。まあいいけど。
SIMONは狼狽した。親友の渾身の曲が他人に汚されている。でも誰の仕業かわからない。
奴は悩んだ。悩んだ。悩んだ。悩んだ。悩んだ。悩んだ。そして
「わかるよ…僕には」
へえ感心だな。で、どうするつもりだ? nagureoは未だこの曲の存在を知らないが?
「終わらせるんだ…もう。reo君への餞別…」
何言ってるのかサッパリだが、まあ兎に角SIMONはdong-tepo no.Xをnagureoに聞かせた。
「なにこれ」
それがnagureoの第一声だった。怖ぇ…
「あ、いや、X番目のドンテポだってさ」
SIMONさん己のしでかした行為の重大さに少しずつビビってやがります。
「あ、はは、やっぱsugiは、上手いな、冗談。流石!ドクターS!」
「いや僕じゃ、ないんだ、これが、はは、は」
沈黙。俺はこの空気が無性に絶えられない。しい…何処だ、しい…
「誰?」
nagureoが重い口を開いた。
「…」
SIMONはもう半泣き状態だ、情けねぇ。何だよ餞別って。
「誰だ」
nagureoの声がYAMATOに変わった気がした…否、中庸だ。
「予想の域を出ないんだけど…」
そしてSIMONはその名を口にした。
58( ● ´ ー ` ● )さん :01/09/19 23:34 ID:oIn9c.k6
人として十二分に熟れた男の心を決壊させておいて穏便に片付ける術などあるはずもなく
59( ● ´ ー ` ● )さん :01/09/19 23:35 ID:oIn9c.k6
「TAKAをだせ!」時は訪れた。
「お前、dong-tepoに何をした!」「あぁ、ただ旧曲を残すだけじゃ意味が無いからな、アナザーを付けといた」
「消せ!」「何を言ってるんだ?」「いいから消せ!」「何をわがままを言ってるんだ?」
「あの曲はあの頃の思い出の難しさを詰めた曲だ!それ以上でもそれ以下でもない!消せよ!」
「お前一人のわがままを聞いてられないだろう!駄目だ!」「いいから消せ!」
此処まではもう語り尽くされたおはなしだ。疑うべくも無い。が、俺は此処にもう一つの活路を見出したい。
この2人の熱い男にもう一つの可能性を委ねたい。
押し問答は延々と続いた。この様子を他のスタッフの誰にも見られていなかったのは不幸中の幸いか。
そして、ズレが生じた。nagureoが何とも奇妙な言葉を発したのだ。
60( ● ´ ー ` ● )さん :01/09/19 23:35 ID:oIn9c.k6
「よし出た」
その声は明らかにnagureoではなかった。tiger YAMATOの御登場である。
「あー怖ぇなー本当に」
TAKAの語気が突如ソフトランディングを決め込んだ。手際よく掴まれていた襟を正した。
「時間は無いぞ…しかし、よくやった」
ちょっと語らせてもらうぜ。そう、2人は予め口裏を合わせていたって訳だ。YAMATOが
Musashiの意義に気付いたあの時、YAMATOはMusashiが「何か」やらかすと予感していた。
そこでYAMATOはTAKAに「何か」起こった際に自分を呼び出すように告げていたのだ。
nagureoの危機に俺は現れる為の突破口を見出す。奴を危機に追い詰めろ。
TAKAは心を鬼にして
「まあ少し鬱憤晴らしになったっつーか…」
…って訳でもなかったようだな。ちっ。
「黙れ。茶番は以上だ。よく聞け」
YAMATOはこの状況を打破するための処方箋を提供した。
「奴がnagureoのドンテポに凶悪アナザーを付けた事でMusashiが破壊衝動の塊であると確信だ。
Musashiという呪われたもう一人のお前を消すにはお前の破壊衝動が奴のそれを上回る必要がある」
「破壊衝動を…上回らせる?」
「お前が持つ破壊衝動を、全て開放してみろ。あたかもお前がMusashiであるかのように」
「破壊」
「そうだ」
「破壊」
「何度も言うな」

此処はIIDX開発室。2人の男(それはまるで獣のような)がそれぞれシーケンサーの前に陣取っている。
「準備は良いか?TAKA」
一人が超高級ウーファーを経由したような重低音で重くつぶやいた。
「俺はTAKAではない」
そう言った男は鬣を蓄えた獅子のような男…ではなくアゴの長い好青年だ。
「Lion Musashiだ」
何やらクライマックスっぽくねぇか?これって。

See you BEMANI DJs...
61( ● ´ ー ` ● ;)さん :01/09/19 23:39 ID:oIn9c.k6
やれやれ…連カキコ謝罪だべ。
無駄に長いべ、やっぱり。チョピーリでも多くの人に読んでもらって
叩かれ晒していただければ感謝だべが…次にはきっと終わるべな。

でも途中の部分書く際に再び初代nagureo長編を読み返したべが、
やっぱ凄いべ。作者さんにはただただ敬服しつつ勝手に氏の作品の
一部を引用して改竄したことを詫びるのみだべ・・・
62キタタノオツカ:01/09/20 06:16 ID:gLqo5MT6
ダイジェストの手配ゴクローサマ。
わかりやすくてイイネ。
63  ◆10r96CNk :01/09/21 13:23 ID:NNV74jjE
dat逝き防止&トリップテストsage
64無能:01/09/21 15:14 ID:PlHETusA
1つは、nouvo nude こと、ヒロシワタナベ自身に、その気があまりないことだった。
Core Remix では Beginning of life のリミックスを自らが行ってはいたが
あれはスケジュール的に「たまたま」余裕があったからであり、彼の曲が中心となる
3rd mix のリミックスは、とても時間の割ける代物ではなかった。
仮にヒロシワタナベからOKを貰っても、もう一つの問題が出てくる。それは
初代Complete mix からいわれてきている『ハード』の問題であった。
Core Remix 2 ということは、当然前作からも生き残り曲が多々出てくることになるだろう
それを望むユーザーも多い。しかし、Core Remixと同様にclassicとの共存を計ると
前作の曲はほぼ入れられないのが実状なのである。ハード自体も、club mix で限界の改造を
行っていることもあり、手を打ち尽くした感がある。3rd mix のリミックスだけを収録・・・
という事も考えはしたが、今のユーザーはそれで満足しないことを知っているSLAKEは
そんな中途半端は出来ないと考えていた。
65ゲームセンター名無し:01/09/21 15:16 ID:PlHETusA
考えてもなかなかアイデアが浮かばないSLAKE。その一方で
IIDXやPOP'Nチームは新作発表に向け多忙を極めていたのだが、
上層部にしばらく頭をリフレッシュしたいと願い出た。上の方は上の方で
今休まれても困るといった感じではあったが、SLAKEが第二のnagureo化するのだけは
勘弁して貰いたかったのか、渋々OKを出した。
SLAKEは他のスタッフたちには少々申し訳ないとは思いながらも、海外へと出発した。
もともと語学は堪能なSLAKE、海外を回るのにさしたる支障もなく、交渉して得た
2週間ばかりの休養を楽しんでいた。
そんな中、最終静養地の予定であるイギリスでまさか次回作の構想がはまるとは
SLAKE自身、この時点では予想もしていなかった。イギリスでは現在、UK Garage といわれる
ジャンルが大流行しているというのは、SLAKEも当然知っていた。それ自身には大した
興味も示さなかったのだが、Huckleberry Finn の音楽を実際に聴いた時、「えっ?」と
思わず振り返らずにはいられなかった。
IIDX にもUK Garage といわれるジャンルはあった。が、しかし、DXでのそれと、イギリスでの
それとは、あまりに大きくかけ離れていたことに驚愕したのだ。
66ゲームセンター名無し:01/09/21 15:17 ID:PlHETusA
休暇を終え、5鍵部署に戻ってきたSLAKEは、専属のRAMや他スタッフたちにそのことを告げた。
「いいんじゃないすか」「やってみましょうよ」
と、スタッフたちも一様に賛成の意を示した。あとは難関の上層部だけであった。が、
拍子抜けするくらいあっさり許可がもらえた。SLAKEは再び単身でイギリスに旅立ち、
他のスタッフたちはその間にシステム面や5鍵Composerとの楽曲打ち合わせに奔走していた。
SLAKEには交渉ごとに専念して貰いたいという他ならぬスタッフたちの心配りであった。
そして、SLAKEはHuckleberry Finn、Distant Soundz といった、UKでも一線で活躍している
アーティストに参加して貰うことに成功し、他のスタッフたちも、システムや楽曲作成を
順調にこなしていった。折しも、IIDX 5thstyle が発売されて間もない頃の時である。
67ゲームセンター名無し:01/09/21 15:17 ID:PlHETusA
そして・・・・
発売は、当初考えていたよりも半月ばかり遅れてしまったが、無事出荷することが出来た。
あとはプレイヤーたちがどう感じてくれるかだけである。
「だいじょうぶかな」「今までとは違うシステムを、受け入れてくれるだろうか・・・」
皆の不安が交錯する中、とあるロケをのぞいてみることにする。
『Jack and Mark Get Busy!ってすげぇかっこうよくねー?』
『New World とか RECALL とか RINK DREAM とかもなんかすっげー良いよね。』
『Airを忘れるなよ。』
『さすがに正統後継の6thっていわれるだけのことはあるぜ。』
『難易度も7鍵みたいに狂ってないし、なんかいい感じだよな』
『IIIの方なんかさ、音めっちゃいいし、もういうことないよね』
・・・受けている。それを見ていたSLAKEたちも一様にほっとした表情だった、それと同時に
自分たちのやってきたことが間違っていなかったんだという自信も、生まれてきていた。
今回、同時発売されていたIIIの方は6th以上に人気があり、なぜもっと販売しないんだという
クレームまで来たほどだ。今となってはあのサンプル出荷が悔やまれるほどに・・・・
68ゲームセンター名無し:01/09/21 15:18 ID:PlHETusA
6thmixは、ここ最近のシリーズとは、何もかも一線を画していた。
所詮5鍵盤と思っていたDXチーム、予想よりも5thstyleの高インカム維持がいつもより短いのを
「向こうの新作が出た一時的なもの」
と、お気楽なことを考えていた。が、それは全くの間違いであることを程なく知らされた。
DXから流れた客はそれほどでもなく、6thmix自体が新規プレイヤーを開拓していたのだ。
ゲームシステムの簡略化は初心者に受け、熟練した人はそれ向けの譜面が出せるようなコマンド
とゲージの調整、色んな人が楽しめるよう苦心した結果、自らが生み出したのだ。
だが、全くの新規プレイヤーが著しく増加したのは、当初SLAKE達ですら予測していなかった事だ。
SLAKE達5鍵盤スタッフは、POP'nやDXに流れていった人たちを、
最初にスタートしただろう5鍵盤で、また楽しんで貰おうとこの6thmixを企画した。
プレイヤーの中にはそういった人たちも少なからずいたのだが
それ以外の人がSLAKE達の予想をはるかに超えた人数だったのである。
69無能:01/09/21 15:20 ID:PlHETusA
無能なんで、俺の頭じゃせーぜーここまで。
ぼこぼこにされそうだな
70ゲームセンター名無し:01/09/21 15:25 ID:HKNna4U2
…家ゲ板の方に誤爆しました?
71ゲームセンター名無し:01/09/21 15:27 ID:HKNna4U2
というか、冒頭にいきなりフェイタルな間違いがあるので、
ちょっとこれはどうかと…
72ゲームセンター名無し:01/09/21 15:32 ID:LOM7eGpw
あと、イギリス旅行に行ったのはpositive MAだよね?
73無能:01/09/21 19:01 ID:aVIlLdP2
誤爆の上にキャラ違い。
最悪だぁ・・・。

うげうげ。
74positive MA:01/09/21 23:38 ID:UpwIRGMA
SLAKEさんも一緒でした。
75ゲームセンター名無し :01/09/22 02:14 ID:Jg434Wcw
なんか長編書く人って5鍵マンセーな人多いね…。
別に悪いこととは思わないけど。
76ゲームセンター名無し:01/09/22 02:15 ID:eVX8E2YA
アケ板自体、そういう風潮があると思われ。
77ゲームセンター名無し:01/09/22 03:05 ID:o4O7LV/g
自分は7鍵派
しかもOutPhaseマンセーなので、他スレでボロクソに言われてるの見ると切なくなるよ…
5鍵も好きだけどね
7875:01/09/22 03:16 ID:uhqcqS9Q
>>77

同意。
79( ● ´ ー ` ● )さん :01/09/22 09:51 ID:qbzgeHG.
なっちの長編ではTAKAがそれほど「悪」にならないようにして
オトシマエをつけるつもりだべ。

あ。誰も読んでねーよ、と。ごもっともだべ(自壊)。
でもなっち負けない! 余計なお世話だ、と。ごもっともだべ(自沈)。
8077:01/09/22 10:23 ID:TQ2QuL9Q
な〜に言ってるか、なっち!
続き楽しみにしてる人間がここにいるってばさ!

>>78
盟友って呼んでもいいですか?
8128:01/09/22 10:51 ID:6KKgayAI
>61
やっぱりnagureo長編は別格ですよね。ぶっちゃけ、あれを超える長編はもう出ない気も…。

>77
俺も7鍵派っす。TaQと久保田修マンセー!でも、周りに同志がいないんだよね…。
82ゲームセンター名無し:01/09/22 22:57 ID:IO5NE7d.
基本的に5鍵盤派だけど、7鍵盤には上野氏とAyaタンがいるからなぁ。
83俺も書くよ:01/09/22 23:01 ID:qoGOeOaw
タイトル:がんばれ修ちゃん!

近日公開!
8478:01/09/23 01:03 ID:d8lcN6fo
7鍵派けっこう多くて躁祭りワショーイ!

>なっち
>>なっちの長編ではTAKAがそれほど「悪」にならないようにして

それでもやっぱり「悪」のベクトルなのか。鬱祭り。
85( ● ´ ー ` ● ;)さん :01/09/24 03:35 ID:WS4In1jc
スレ違いなんか無視無視無視!だべ。
此処をnagureoスレッドと認識してカキコだべ!

海外の浜崎レヴューサイトだべが、インフォシークに無茶苦茶全訳させて
コピペするべ。

03. 無限の悲しみ([4:06])、「自然な緑のダブ・ミックス」
Reo NagumoによってRemixedされました
[ 歌詞 ]
このミックスは、私にその歪曲されたドラム打つこと、反響結果および微妙な
雑音層を備えた産業退廃の感じを与えます。それは、オリジナルの歌のテーマの中にある
悲嘆および絶望を強調するよい仕事を行います。ディスク上のダンス・トラックによい対位法を
供給する、非常によく抑制されていたミックス。

…まあ兎に角、良いリミクスだって事だべな…
86ゲームセンター名無し
>85
未だ聞いた事無いけど、文章を読む限りやっぱりnagureoってダーク系の曲が
本当は好きだったんじゃないかなって思うな。初代IIDXのあの独特の暗さは
nagureo自身がプロデュースしていたものの反映なんだろうしね。そういう
暗さが俺は凄い好きなんだよなー。