金魚関連】誰かが質問に答える48【質問専用】

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1pH7.74
金魚関連専用の質問スレです。
>>2-10あたりに注意事項など。(書き込む前に必読)

前スレ
金魚関連】誰かが質問に答える47【質問専用】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/aquarium/1254578788/
2pH7.74:2010/03/12(金) 21:45:04 ID:rD6OmhwL
★質問者用テンプレ
質問する時は、記入必須。

【飼育環境】
 水槽(サイズ/大事なのは水量を表記する事)・池(サイズ)・その他( )
 水換えの頻度と、1回当たりの水量
 濾過装置:投込・上部・外部・外掛・底面・その他( )
 温度管理:ヒーター(有・無)温度:( ℃)
 その他:水替えの頻度、水槽を立ち上げた時期、その他( )
 生体(すべて):年齢・種類・大きさ・数量等

【症状】
 異変に気付いた日時
 外見の状態
 異常行動等
 その他特記事項

【現状の対処】
 詳細を明記
3pH7.74:2010/03/12(金) 21:45:46 ID:rD6OmhwL
【まずここを読め!】飼い方の基本的知識集 ※必要に応じて随時補填よろしく!

★金魚の様子がおかしいときは隔離して0.5〜0.6%の塩水浴を施し様子を見る。
  0.5〜0.6%=1Lに塩(天然塩や粗塩、海水の素など推奨)5〜6g(小さじ1杯)の濃度。
★掃除は、普段、週1〜2回、軽く底砂かき混ぜての1/3程度の換水で充分。
  完全清掃は半年に一回程度でよい。
★病気の時や特別な品種を飼育している場合以外は全換水は厳禁。
  最大でも4/5までに。※立ち上げて間もない時期は、基本1/2量まで。その代わり水換えの回数を増やす。
★新しく持ってきた金魚を移す場合、まず飼育水と一緒にビニール袋か薄手のプラスチックの器
 (例:サラダボウルなど)に入れて、水槽に浮かべる。
  次に、30〜60分経過して両者の水温が同じになったら、少しずつ入れ物の中の水と
  混ぜ、やはり30〜60分程度で完全に入れ替わるようにする。
  この時、水槽の中になるべく入れ物の中の水が混入しないよう気をつける。
  最後に、魚だけを水槽に移す。(扱いはていねいに)
★鼻上げ・泡立ち・悪臭は水質悪化の兆候。 水換えが必要。
  濾過能力や水量、金魚の数を見直して飼育環境の改善を。
★酸素は金魚にとって必要不可欠。 エアレーションは忘れずに
4pH7.74:2010/03/12(金) 21:46:33 ID:rD6OmhwL
主な病気と治療方法・治療薬

★繊毛虫(白点病・白雲病含む)
  治療法:0.5%の食塩とメチレンブルーによる薬浴、白点の場合30度程度に加温
★カラムナリス感染症(尾腐れ病・口腐れ病・エラ病含む)
  治療法:0.5%の食塩とオキソリン酸による薬浴 加温は厳禁
★エロモナス感染症(赤斑病・穴あき病・松カサ病・エラ病含む)
  治療法:0.5%の食塩とオキソリン酸による薬浴
★吸虫類(赤斑病・エラ病含む)
  治療法:0.5%の食塩とトリクロルホンによる薬浴
★水カビ病(綿かぶり病含む)
  治療法:0.5%の食塩とメチレンブルーによる薬浴
★転覆病
  治療法:30度に加温、絶食 効果が無い場合は一旦温度を下げ再び加温の繰り返し
★黒斑病(黒ソブ)
 治療不要。水換え必要
※薬浴期間中に給餌は厳禁。 エアレーションは必須。
※メチレンブルー系薬品…グリーンFリキッド、メチレンブルー水溶液等
  オキソリン酸系薬品…パラザンD、グリーンFゴールドリキッド等
  トリクロルホン系薬品…リフィッシュ、マゾテン等
5pH7.74:2010/03/12(金) 21:47:17 ID:rD6OmhwL
■症状から病名を判断する

        【症状】        ⇒      【病名】
体表     体表が赤く充血           水カビ、イカリムシ寄生症
        体表に白い点            白点病、エピチリス症、ウオジラミ(アングルス症)、ウーディニウム病(サビ病、コショウ病)
        体表に赤い点            ギダクチルス病、トリコディナ寄生症、赤斑病、ウオジラミ(アングルス症)
        黒色の斑点が出現した。     黒斑病
        黒い斑点が、ヒレ等に出た    黒点病 ・ 黒化症・黒ソブ
        体表につやが無い(白濁)    キロドネラ病、ギダクチルス病
        体表が青白く変色         キロドネラ病
        体表に糸状の物が付いてる   イカリムシ寄生症
        ヒレや口が白濁           尾グサレ病(フレキバスタ・カラムナリス症)
        体表に綿毛の様なものが付く  エピスチリス病、白雲病、水カビ、ツツガムシ病
        尾びれ等に気泡が出来てる   ガス病
        目が飛び出した           ガス病、ポップアイ症、松かさ病

うろこ     うろこが充血(極初期は白い点) 穴あき病
        うろこが逆立っている        立鱗病、松かさ病
        うろこが脱落             穴あき病、トリコディナ寄生症

エラ      エラブタの動きが不自然      エラ病、エラミクソボルス症
        エラがピンク色になってる      ヘルペスウィルス症※ピンクになるのは貧血のため
        エラが膨れ上がってる        吸虫病、ギダクチルス病、ギロダクチルス症、エラグサレ
        エラが外側に反り返る       エラグサレ(フレキバスタ・カラムナリス症)

行動     水槽の壁や底砂に体を      アルグルス症、白点病
                  擦り付ける
        不自然に鼻上げをする       エラ病
        体のバランスがおかしい       転覆病、腎肥大症
        体が膨らんでいる          立鱗病、松かさ病
        突然、痙攣を起こす        腸炎

※エラ病はエラに関する病気の総称です。特定の原因を持つ病名ではありません。
      症状・・・・不自然な鼻上げ
            泳ぎの異常、突然、狂ったように泳ぐ
            浮き気味でボーっとしている
            エラブタの異常開閉
            エラを閉じて食欲が無い
      ※対策治療としては、駆虫、抗菌、色素、塩水による混合浴が望ましい。が、体力がある時に限る。
6pH7.74:2010/03/12(金) 21:48:12 ID:rD6OmhwL
白点病対策

@水温を30℃まで上げる(1日の最大上げ幅は3℃)
 ※但し、27.5〜28.5℃は別の細菌が活発化するので飛ばす。
A1日置きに水換え(1/3〜1/2、水質悪化を防ぐためと、仔虫の除去)
B白点は明け方に剥がれる事が多い。
 1つでも剥がれたら、8時間以内に水槽の底の方から1/3程排水しゴミ等を除去。
 ※シストの除去が目的なので、除去できれば水量は関係ない。
CA〜Bを繰り返す。
D体を擦り付けたりする動作が激しいのなら、水10リットルに1本の割合で乾燥唐辛子の輪切りにした物を
 お茶パック等に入れて水槽に付けておく。(3日でカビるので、交換する事)

注意
 ・白点が全て剥がれても、水温は維持しA〜Bを7日間は繰り返す。
  その間に再発しなければ、完治したと判断していい。
 ・薬を使うなら、アグテンかアマゾングリーンを使うと良い。これなら水槽のリセット不要。
  アグテンを使うなら、水温は29℃まで。
  アマゾングリーンやアグテンはバクテリアや水草にやさしいので良い。
  但し、アマゾングリーンは効果が淡々としている。アグテンは効果が高いが発ガン性物質を含む。
 ・薬を使っても、@〜Dの治療は必要。
 ・薬浴中に水換えしても薬剤濃度は変えないこと

・武田マイシンS
http://www.sumika-takeda-engei.co.jp/guide/syo00144.html
抗生物質ストレプトマイシン:5%
100ml
実売価格500〜600円
・ヤシマストマイ液剤20
http://www.sumika-takeda-engei.co.jp/guide/syo00519.html
抗生物質ストレプトマイシン:20%
100ml
実売価格800〜900円
(園芸用抗生物質※細菌系の病気には効果絶大。園芸店やホームセンターの園芸コーナーにて入手可能。)
■塩浴時の塩の量計算
 下記サイトを利用すると楽です。
 ttp://www1.kcn.ne.jp/~puni/breeding/siokeisan.html

■役に立つサイト
・アクアテロリスト
 ttp://www.yoshiwo.jp/aquatero/index.html
・サルでもわかる金魚の飼い方
 ttp://www1.kcn.ne.jp/~puni/kingyo_bbs3/sarukin.html

◆◇◆ 注意事項 ◆◇◆

荒らしをスルーするのは当然として、荒らしに関わろうとする人も完全スルーが基本。
内容に関係なく荒らしにレスしてる、又は、荒らしの話題をしている時点で、その人も荒らしとみなします。

荒らし同士の発言に普通の常識あるスレ民は関わらないようにしましょう
7pH7.74:2010/03/12(金) 21:48:57 ID:rD6OmhwL
【お祭り金魚の飼い方】
●家に帰ってきたらとりあえず袋のまま暗く涼しいところへ
●水槽(又はバケツ)にカルキを抜いた水を入れる、この時水温に注意(25℃〜28℃)
  ※魚膜保護剤を水10Lに対し3ml添加すると、飛躍的に生存率が上がる。
●袋のまま金魚を水槽に入れる、多少袋の水と水槽の水が混ざってもキニシナイ
●30分くらいしたら袋の口を開けて放置、金魚が自然に水槽へ移るまで放置
●取ってきたその日には餌を与えない、1日くらいおいてから与える
●バケツの水は酸素量が減る一方なのでエアレーションはした方が良い
●また、新しい水槽やバケツにはバクテリアがおらず水が浄化されないので、
 6〜8時間毎に1/3〜1/2の水換えを。

〜注意〜
  お祭り金魚は死にやすいです
 狭い水槽に密集して入れられ、色々な方向から追い掛け回され、ほぼ1日中休む暇は無い
 そんな状況下にいたのだからあたりまえ。
 もちろん全てに言える事ではありませんけど。
 あと、通常水槽の立ち上げにはかなりの日数をかけて行い
 バクテリアを発生させてはじめて金魚を投入します。
 お祭り金魚の場合は大概この順序が逆転します。
 なので、水換えは水槽の約半分を1〜2日おきに行う必要があります。
8pH7.74:2010/03/12(金) 21:50:01 ID:rD6OmhwL
初心者向け水槽の新規立上方法の一例。

■金魚をお迎えする、1週間前に水槽を設置し、水を入れ濾過器などの循環装置をまわして置きましょう。

水槽のサイズを決める。
・金魚1匹に必要な水量は以外に多いです。成長する事も考えれば1匹に対して30Lは必要です。
 なので、最初から大きめの水槽を買うか金魚の数を少なくしましょう。
・できれば60cm水槽(水量57L)が買えれば良いのですが、最初はホームセンターで売ってるセット水槽が便利です。
 例)お魚パークL(23L)、たのしい金魚セットL(23L)
 金魚の数と大きさに合わせて選びましょう」。

『水槽の種類と目安』 第1改訂版
 水槽   サイズ    容量    ヒーター    砂利量   金魚数(5cmの大きさとして)
 30cm  315*185*244   12g     〜50h    約1〜2`    1〜2匹
 45cm  450*295*300   35g    50〜70h   約3〜5`    3〜5匹
 60cm  600*295*360   57g   100〜120h   約8〜10`   5〜10匹
 90cm  900*450*450   157g   150〜200h   約12〜15`  10〜20匹

※ **cm水槽といってもデザインで水量がかなり異なる。
9pH7.74:2010/03/12(金) 21:50:44 ID:rD6OmhwL
・水槽を設置し、水あわせをして(>>7参照)、金魚を水槽に入れたら2〜3日餌を与えずに
 様子を見ましょう。
・設置直後の水槽には、バクテリアがいません。水換えを行って飼育水を綺麗にする必要があります。
 水槽の大きさにかかわらず、(金魚1〜2匹には)週に30Lの水換えが必要になります。
 また、あまり水換えの量を増やすとバクテリアが繁殖しにくいだけでなく、金魚にもストレスを与えますので
 1回の水換え量は水槽の1/2量までにして下さい。

 例えば、セット水槽のMサイズ(18L)の場合は1回の水換えは1/2量の9Lまで。
 7日間で30Lの水換えが必要なので、30を9で割ると3.33となりますので
 「週に3回、2日に1度1/2の水換え」となります。毎日、水換えをするのなら1日に4.5Lの水換えですね。

これを2週間〜40日間続ける必要があります。

水換えを怠り、水質を悪化させると、先ず最初に金魚の体表(粘膜)が荒れ白っぽくなります。
粘膜(魚膜)が荒れると、寄生虫が寄生しやすくなります。特に白点虫等が発生しやすくなります。
さらに悪化すると、肛門周りから赤い斑点が広がりはじめたり、ヒレ等が裂けたりちぎれたりします。
その後、水カビ等の真菌に寄生され死に至ります。注意しましょう。
10pH7.74:2010/03/12(金) 21:51:42 ID:rD6OmhwL
・バクテリアに関して

水槽設置してすぐに発生し繁殖するのは腐敗菌です。金魚が排泄した糞や、餌の食べ残しを分解してアンモニアを発生させます。
金魚自身も鰓からアンモニアを排出しています。
※18L水槽で、小赤を2匹飼育すると1日に0.1ppmのアンモニアを発生させます。
 アンモニアの致死量は0.5ppmですので、5日で致死量となります。
アンモニアが原因で金魚が体調を崩した場合、治療する手立てはありませんので、早め早めに水換えをして下さい。

その後、アンモニアを分解するバクテリアが増えてきます。増えてきますが、アンモニアを亜硝酸塩態窒素に分解します。
亜硝酸塩態窒素は、アンモニア同様に有毒です。さらに急激に増えるので定期的な水換えは欠かせません。
2週間が過ぎた頃に、急激に亜硝酸塩態窒素が減少します。
亜硝酸塩態窒素を分解し、硝酸塩態窒素にするバクテリアが充分な量繁殖したからです。
硝酸塩態窒素も有毒ですが、アンモニアや亜硝酸塩態窒素の様に猛毒ではありません。普段の水換えで対処できます。

その後はバクテリアが定着する40日目まで、同様の頻度と水量の水換えを続けます。
そうやって出来た水槽を「調和水槽」といい、「水が出来た」とやっと言えるようになります。