手塚治虫が嫌いな奴集まれ。

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1 
アニメーターの生活が苦しいのはこいつのせいだ。
2:2001/06/25(月) 23:37
z?
3そうかな。           :2001/06/26(火) 12:26
もっと、日本全体がアニメの製作本数を減らせば、アニメの価値が
向上し、質も向上し、製作者ももうすこし良い支払いがなされるだろうね。
供給過剰(これまで毎年、一週間に何本のアニメ作品が新作でリリース
されていたか。)だから、いつまでたっても安価にしか買ってもらえない
んだよ。スポンサーが引く手あまたで、供給される作品は少ないという
事態になれば、スポンス料は上昇するよ。これは経済の原則さ。
でも年間の製作本数が減れば、産業に必要とされる人員も少なくてよくなる。
技術的にレベルの低いプロダクションや職人が淘汰されてそれは
それなりに結構かも。但し、今のように機会が多かったことこそが
いろいろな才能の進出を可能とした側面は否定できまい。

いまより少ない人数で、一人あたりの収入は多いが、つくられる本数は
少なくて、次第に人間が固定化し、老齢化とともに産業が衰退する。

かつてのディズニープロが一時期衰退していた理由も、労働問題や
賃金の問題がかなりの部分を占めているのではないか。
4はやお:2001/06/26(火) 14:46
     / ̄ ̄ ̄ ̄\      言っておくけど俺はイケテル男だよ。
   (  人____)     多分、俺に実際に会ったら、君らは俺を
    |ミ/  ー◎-◎-)    オタクとは思わないだろうね。
   (6     (_ _) )    俺の友人はけっこうワル入ってる奴ばっかりだし、
  _| ∴ ノ  3 ノ    俺もちょっとワルっぽいかもな。
 (__/\_____ノ     髪はロン毛だけど、前髪だけ茶色にしてる。
 / (   ||      ||     服は、最近流行のファッションとは一味
[]__| |WALT  ヽ    違ってて、独自のスタイルを作ってるぜ!
|[] |__|______)   まあ、周りに流されてるだけの馬鹿が
 \_(__)三三三[□]三)   してるファッションではないわけだ。
  /(_)\:::::::::::::::::::::::|   サングラスかけて街あるってると、
 |Sofmap|::::::::/:::::::/    友人に、悪党って良く言われるしな。
 (_____):::::/::::::/     アメリカの不良みたいな感じだ。
     (___[]_[]    ロック系とも言うかな?
5名無しさんのレスが読めるのは2chだけ:2001/06/26(火) 14:58
手塚治虫は神
6             :2001/06/26(火) 14:58
確かにTVアニメ制作費の問題は大きい。
しかし彼はそれと共に後世の追随を許さないほどの
傑作・名作・良作を発表し続けた。
それは現在の漫画出版業界に多大なる貢献をしたと言える。
ひいてはアニメの原作として漫画作品に関して間接的・直接的に貢献していることになる。
直接原作モノとして貢献した作品というと近年ではメトロポリス・陽だまりの樹などある。

だから一概に彼を嫌うことはできない。
7風の谷の名無しさん:2001/06/26(火) 19:58
手塚の没後10年以上経ってるのに環境を変えられないのは
彼のせいではなく別の理由があると思うのだが。
8谷の風の名無したん:2001/06/26(火) 20:09
その別の理由も手塚が作り出したと思われ。
だいたいこいつが鉄腕アトムなんぞ作らんかったら、アニメーターの地位も少しはましだったろうに。
むかしは東映動画にも労働組合なんぞがあったんだぞ。
9風の谷の名無しさん:2001/06/26(火) 20:19
>>8
そうは言っても日本のアニメーションにおける
大量生産技術を確立したのは手塚だし・・
けど行き過ぎた手塚信仰と神格化は反対
でsage
10谷の風の名無したん:2001/06/26(火) 20:27
>>9
確かにそれは認めます。
でも功績以上に作り出した弊害のほうが大きすぎるような気がするのですが・・
どうでしょう?
11 :2001/06/26(火) 20:45
手塚ってすごいの?
あいつのキャラどれをとってもダサくてむかつくんだけど。
12なな・す:2001/06/26(火) 20:47
多様なアニメの原作であるマンガ文化の基礎を築いた人の1人という点
もちょっとは考慮するべきでわ…。
プラマイゼロ。
13 :2001/06/26(火) 20:48
残念だが君達がどう議論しようが日本のアニメは手塚の影響を良かれ悪かれ受けてるのだよ
これを打開するには君達が変えるか手塚を超える人材を待つしかない
14名無し2:2001/06/26(火) 20:51
俺は別にかわんなくてもイーよ
こんなウザイ業界・・・
15 :2001/06/26(火) 20:51
16風の谷の名無しさん :2001/06/26(火) 21:03
>>9 確かに。手塚治虫氏のばあいは、マスコミや文化人や出版社とか、はては身内の手塚プロとかの
取り巻きが、痛すぎるぐらい持ち上げまくったからなー。

そうすれば金になって自分ら儲かるからね。つまり、手塚を食い物にしてるわけだ。
で、ファンはそれら取り巻きに煽られて必要以上に騒いじゃうし。
となると、強烈なアンチが生まれ、なんでもかんでも理由つけて手塚を叩こうとするヤ奴が
出てくるし。>>1みたいな。

でも、オレ的には手塚治虫って人、本人も言ってるとおり、「氏ぬまでマンガ、アニメバカ」
で貫きとおし、しかもその結果として急逝してしまった、
オタクとして、いや人間として、実に尊敬すべき見事なおっさんだったと思うよ。
手塚氏の功罪、まあ、そんなものはどんな人間や事例にもあると思うけど、
とにかくいちどこの人の歴史をたどってみてよ。
朝日新聞社から手塚治虫の生い立ちから急逝するまでが手塚プロ製作のマンガとして
でてるから。身内が書いてるからちょっともちあげてるけど。
客観的に評価したいのなら、結構手塚治虫の研究本でてるから、
図書館にでもいって手塚氏と虫プロのことでも調べて見て欲しい。
そうすればアニメのフロンティアの裏側と虫プロには手塚氏自身が食い物にされ、
彼もまた被害者だったことがわかるから。
17 :2001/06/26(火) 21:20
>>11 ダサいっつたって、手塚さんが氏んでからすでに十年以上たってるし、
そもそもキャラデザはその当時のファンに受けるために手塚さんが作ったモンだよ。
たとえばアトムなんて昭和二十年代後半、三つ目やブラックジャックのハザマクロヲ
ですら昭和五十年代前後、これらのキャラですらもう約二十五年も前に作られたもんだもの。
現在の人気のあるキャラの基準で語るのはあまりに馬鹿げているよ。

でも、手塚さんのキャラはほんとに普遍的な魅力があると思うよ。
とくにマンガでのビノコとかメルモタンの萌えぐあいは強烈なものがあるから。
ぜひ見て欲しいな。ま、合わなかったらしょーがないけど。
18age:2001/06/26(火) 21:21
<一風館・「ゆがふ」の人々>
 真理亜   容子  兼城(ゆがふ店主)
 '⌒⌒ヽ    Λ_Λ
#从 从ノ  ∂/ハ)ヽヽ   彡 ⌒ ミ
ヽゝ゚ ‐゚ノ  ハ`∀´ノ    (`∀´ )

    島田   みづえ(管理人) 柴田
    ∩_∩    ∩_∩   ∧_∧   
   (=´ω`)   (=´∀`)   (・∀・;)
19ななし:2001/06/26(火) 21:22
手塚がいなければ、現役アニメータの8割がいまごろ
ルンペンをしていることでしょう。
手塚が蛮勇をふるったおかげでヤマトがあり、ガンダムがあり、
アニメオタク向けの業界が発展したのです。

絵を描くしか能のないドキュソに仕事のネタをくれた手塚に感謝しましょう。
20手塚は:2001/06/26(火) 21:26
間違ってなかったと思う

デイドリームビリーバー
21 :2001/06/26(火) 21:37
宮崎って手塚のこと嫌ってたみたいよ。ずいぶんまえに週刊誌で読んだ。
なんか宮崎が手塚のとこで働いてたとき手塚に文句いった事があったらしい。
ほら、手塚のまんがって人死にが多いじゃない?んで宮崎が「ちょっと殺しすぎじゃないですか」って
言ったら手塚が「いや、その方が感動するから」って言ったんだって。
それで手塚が嫌いになったって言ってた。宮崎って意外と子供なんだね。
22 :2001/06/26(火) 22:11
>>21
>宮崎って意外と子供なんだね。
別に意外ではないが・・・
23えr:2001/06/26(火) 22:18
コスモゾーン
24名無しさん:2001/06/26(火) 22:41
別に彼が日本初の漫画家でもアニメーターでもないにもかかわらず
そういう風に思い込ませている時点で駄目。
25ななし:2001/06/26(火) 22:42
手塚キャラは萌えとかロリの元祖だね
男の子もえろえろだし。

劇画時代には、確かに浮いただろうな。あれは。
26劇画:2001/06/26(火) 22:47
劇画時代って劇画登場は手塚登場よりもずっと後では.....
27真偽に関わらず:2001/06/26(火) 22:51
なんつうか……せめてもう少し事実関係を調べて書けよ(w
28 :2001/06/26(火) 22:52
のらくろまんせー
29 :2001/06/26(火) 23:20
>>26
君の言ってる手塚登場の年代と、
いわゆる「劇画時代」は何時頃から始まったと君は思うのか。
簡潔に記せ。
3026:2001/06/26(火) 23:51
ちなみに手塚は1948/49年辺りのデビューだったかと。赤本時代だよね。

まとめるのがめんどいのでおおむね記憶とあってるところを出す。
http://www.dnp.co.jp/museum/nmp/nmp_j/review/0715/manga2_0715.html

実際、劇画全盛となってくるのは昭和で言えば30年代後半からじゃないかと
思ってる。生まれる少し前だから時代の雰囲気まではわからない。
31というか:2001/06/27(水) 00:01
>>1
確かに原因は手塚センセにもあるのでしょうが、あれからもう何十年も経ってます。
アニメ声優さん達も給料安かったから皆でストライキして多少よくなったとか
聞いた事あるけどアニメーターさん達にも是非がんばって欲しいです。
それにしてもアニメDVDとか結構高いし、アニメ界が儲かってないとは思えないん
だけどその金は一体どこへ流れているのでしょうか?
32 :2001/06/27(水) 00:02
33 :2001/06/27(水) 00:06
>>31
>その金は一体どこへ流れているのでしょうか?
中間搾取しまくってるのは、代理店かな。
アニメに限ったことじゃないけどね。
34 :2001/06/27(水) 00:08
>>26
>>25の書き込みは、劇画時代が手塚のデビュー後でもなんらおかしくないが。
35名無しさん:2001/06/27(水) 00:09
悲劇!ピノコ役に宇多田ヒカル!
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi?bbs=news&key=993565838

正気のさたじゃないです
36  :2001/06/27(水) 00:12
アニメの予算が少ないってよく言うけど、アニメ以外の他のテレビ番組と
比べてどうなの?
他のテレビ番組と比べて低いのなら問題だが、同じぐらいだったり高いのなら、
テレビアニメそのものに無理があるんじゃないの。
37風の谷の名無しさん:2001/06/27(水) 00:17
そもそもアニメ制作はバラエティーやドラマに比べれれば
莫大な人が関わってるので、人件費が馬鹿にならないはず。
なのに… なんだよね。
38風の谷の名無しさん :2001/06/27(水) 00:19
他のテレビ番組ってなんだよ
例えば朝なんかにやってるバラエティ番組なんかと
アニメ比べたりして意味あるのか?

無理があるのはあんたの頭だな
39風の谷の名無しさん :2001/06/27(水) 00:20
>>30のリンク先で言ってることはちょっと違うような・・・。
どちらかというと手塚が劇画の流れに乗らざるを得なかった
感じが強いんだけど。
40 :2001/06/27(水) 00:22
>例えば朝なんかにやってるバラエティ番組なんかと
>アニメ比べたりして意味あるのか?
双方の制作費を比べてるだけだろ?
なんか妙につっかかるド厨房が居るな。
41  :2001/06/27(水) 00:29
>>38
テレビ局から見ればどっちも同じ商品。何で比べられないのさ。
42の名:2001/06/27(水) 00:31
>>40
天才チンパンジーのアイちゃんは、まだ空気を読む能力がないんです。
許してあげてください。
43名無しさん:2001/06/27(水) 00:34
ようはどっちが視聴率がとれるかってことじゃん。
手間かかってよーがなんだろーが、
誰も見ない番組なんかにCM流すバカは居ない。

いや居ても左遷だな(藁
44生江:2001/06/27(水) 00:36
>>40
あなたが言いたいことは良く分かる。
アホウはほっときましょう。
ところで映画で考えてみると同じ2時間ものでも
ハリウッド映画と日本アニメの制作費って全然アニメの方がやすいと思うけど。
まあハリウッドは海外もターゲットにしてるんだろうけど。
45 :2001/06/27(水) 01:00
結論としては、アニメは手間と金がかかわる割に対した
視聴率も稼げない落ちこぼれって事で。
46風の谷の名無しさん:2001/06/27(水) 01:01
ハリウッドはハリウッドでまた問題だらけだしね>>44
ようは金かけてようがかけてまいがペイ出来るかってのが問題。
50億円かけても100億円の収益が出りゃいいんだし、
1千万かけて500万しか儲からなきゃ赤字。
今の時代、金を出す側の企業つーかスポンサーが
どんどん臆病になってるから難しいだろうね。
47どーでもいいが:2001/06/27(水) 02:23
日本のアニメータがよい生活をしたいのなら、生産性を上げるか、
搾取する立場にまわるか、人数を減らして生産調整をして価値を
高めるかのどれかだろう。

生産性を上げるには最新の機械やソフト技術を使うことだ。
搾取する立場に回るのは、今以上に海外に手間のかかる部分を出すなどだ。
最後は業界を整理して週にアニメーション番組を1、2本程度に限ることだ。
そうすれば、すこしはスポンス料もあがるだろう。
48疑問なんですが:2001/06/27(水) 03:15
NHKのアニメ製作方針って、どうなんでしょうね?(「あずきちゃん」とか)
人気があっても連続して放送延長せず猶予期間を置くってのは、結構良さそうな気がするんだけど

神様にまったく関係なくなったのでsage
49ななし:2001/06/27(水) 03:17
>>21
東映動画で手塚が関わった作品「西遊記」でのエピソードですね。
ヒロインを殺す必然が無いと東映側スタッフが疑問を示したところ、手塚が作劇上
のテクニックだと言った・・ってことです。
「西遊記」時点では宮崎は東映に入社しておらず、これを知ったのは先輩である
大塚康夫からの伝聞です。
宮崎自身は漫画家としての手塚に対しては、ファンであった過去を含め愛憎相半ば
というところでみたいです。
手塚が亡くなった時に朝日新聞にコメントを求められ、その時にアニメーションにおけ
る悪影響を告発する形になったのが衝撃的で、アンチ手塚の面ばかりが強調されるよう
になったみたいです。
50 :2001/06/27(水) 05:46
>>48
(・∀・)イイ!!と思う。アメリカのドラマも似たような形態だし。
だけど、ストーリー物だと苦しいな。話を忘れられちゃうよ。
一話完結ならともかく。
51古木ファン:2001/06/27(水) 16:18
本当は、放送を予定するエピソード全部をつくりあげてから、全体の話を
通して矛盾や話の流れを再検討して修正し、その後で放送に取り掛かれると
いいのですが、概して自転車操業で作ってしまうのがTV放送と劇場物の
最大の違いでしょう。
 最低でも、脚本を全話分作って検討してから製作に入るべきだけど、
漫画で原作があったりすると、そこらへんをいいかげんにでっち上げて
しまうんです。脚本も、複数人で相互にすり合わせなしで、作ると
ちぐはぐな展開が出てしまいます。
52さげ:2001/06/29(金) 09:26
ひどく誤解されてるね。実は虫プロ草創期にはギャラを奮発していたんだが。

フジテレビが出す製作費では赤字のため手塚の漫画で補填するつもりだったのが、
アトム大ヒットによるマーチャンダイジング収入でその必要はなかったのだ。

脚本を書いてた辻真先や豊田有恒もその高額に驚いたと著書で記している。
アニメーターも当時でマイカーを所有するなどむしろ人並み以上の羽振りの
いい生活をしていた。一昔前の韓国や台湾のアニメーターのようにね。
それでなければわざわざ東映動画から移籍するはずなかろう。
黎明期の虫プロについては、山本暎一の回想録「虫プロ興亡記─安仁明太
の青春─」(新潮社)や富野由悠季「だから僕は…」(徳間書店)を参考すれ。

問題はその後の高度成長時代にテレビ局の放映料が上がらずに、
一般のサラリーマンとの格差が開いたこと。虫プロに限らず。

>>21
手塚治虫の漫画での業績は評価しているが、アニメの仕事は評価しないと
言っただけ。人柄についてはああだこうだと書いていない。好き嫌いを
読み取れる文章ではなかったぞ。ちなみに宮崎は虫プロがやらなくても、
遅かれ早かれテレビアニメの時代が始まっただろうと言っている。ただ、
多少マシな条件だったろうと断わり、その点で手塚を批判した。

さらにアニメの大量生産の技術を手塚治虫が開発したという伝説は
誤りだというのは、現場の人間として大塚康生が今年出した「増補
改訂版 作画汗まみれ」で指摘している。
53  :2001/06/29(金) 10:10
>>21
大量生産の技術という意味が
 1)一秒あたりのコマの動きを減らす。(たとえば3コマ同じ絵を使う)
 2)まったく止まった絵を平気でつかう。
 3)同じ絵(背景も含めて)をなんども使いまわす。
 4)絵の動きよりもキャラの魅力やストーリで作品を成立させる。
 4)絵で劣る部分を音楽でごまかす。
など、考える限りの省力化(低品質、低コスト化)を行ったというのは
該当しないの?
で、当時他の同業者からあんなものはアニメーションではない紙芝居だ、
などと批判を受けていたのだが。それでも他も結局追従して真似をして
「過当競争」になったことが資金面予算面での交渉力を失わせて、
低予算、低賃金の元凶だろう。

マクドナルドがハンバーグを65円とかで出してきたら、他のバーガー屋が
廃業したり、利益がでなくなったからといって、マクドナルドを批判する
ようなもので、おかどちがいだ。消費者(ただで見られるテレビ視聴者)が
それだけの価値しか認めていないかあるいは財布を持たないのだから。

広告付きの商業テレビという形態(コマーシャルにより観客は対価をはらう
感覚がない)こそが、エンターティントを低水準に基準をあわせる仕組み
そのものなんだ。ほんとうに高級なものを見たい人はキチンと金を払って
見るし、ハンバーグなど食わずに高級レストランに行く。
54:2001/06/29(金) 14:44
55  :2001/06/30(土) 01:04
リミテッドアニメの創始は手塚ではないよ。鉄腕アトムの前からアメリカで
作られている。バンクシステムは知らんが。テレ東でやったドラマ「手塚
治虫物語」はリミテッドの手法をさも自分が考え出したかのように脚本の
井沢満が描いたのに萎え。ああいうのも誤解の広がる一因。

ストーリーについては初期のテレビアニメでは手塚に限った話ではないけど。
エイケンのエイトマンなんて今みてもストーリーは楽しめる。この点については
豊田有恒が書いているよん。

アメリカの場合、アニメの制作資金はテレビ局が出さずに制作会社が自前で
資金を用意して作り放映する形。日本の場合は放映権料という建前だが、
実際はテレビ局が制作費用を出しているようなもの。そしてそれはスポンサー
の出す金から捻出される。CM料金には30秒いくらという相場があるから、
過当競争があろうとなかろうと局の払う制作費はこのCM料金によって上限が
決まってくる。テレビ局は慈善事業でやってるんじゃないんだから。もともと
労働集約産業のアニメを人件費の高い先進国では割りに合わない上に日本では
テレビアニメのこういう構造的な問題もある。
宮崎駿も手塚のダンピング(漫画で儲けた金でアニメの赤字を補填)を批判
しているが、全ての責任を手塚治虫の責に帰するほど愚かではない。
56 :2001/06/30(土) 02:28
>>55
おやじは勝手にほざいてろ!!
57  :2001/06/30(土) 19:47
視聴者が渇望するような番組やエベントの場合は
普通のテレビドラマにくらべて相場が高いのでは
  たとえば、オリンピックの中継だと、スポンス料は高いのでは?
人気のあった映画のテレビ放映にはやはり視聴率が見込めるので
スポンサーの間に競争があってスポンス料金がつりあがるのではないの?
巨人戦ばかりが放送されるのも、同じでしょう。

TVアニメーションが(週1程度の)レアものであって、放送されるだけで
話題となるあるいは、視聴率がかつてのように30%とか取れるという
状況であれば、スポンサーは高い広告料をはらってでも放送枠を取りたい
と考えるだろう。
それとも、現在のテレビ放送のスポンス料金は、曜日や時間帯、視聴率
に関係なく一律にCM30秒あたりいくらと決まっているの?
58 :2001/07/01(日) 02:13
視聴率が高くなれば局も高く売れるけど広告効果からだいたいの相場はある。

忘れてもらってはいけないけど、アニメのスポンサーは視聴者層からして
だいたいおもちゃ会社とか食品会社だよ。いくら視聴率が取れたって商品の
売上に直結しなければ意味がないし、電波料金ばかりがいたずらに高く
なったら費用対効果が悪くなるっしょ。
バンダイなんて視聴率が5%でもおもちゃが売れていれば満足してるでしょ。
幼児が見る時間帯ならゴールデンに固執する必要もないし、それで特撮とか
アニメがゴールデンの時間帯から追いやられているのが現実でしょ。
59名無しさん@お腹いっぱい。:2001/07/01(日) 07:48
しかし、アニメ業界人・ファンは長年手塚治虫を批判し続けることに何の意味を
見出しているのか不思議でなりませんね。

>>58
視聴者層で言うなら、家電メーカーとか携帯電話会社でもいいはずなんですけどね。
60  :2001/07/01(日) 08:50
何かで読んだけど、明治製菓(当時)が半信半疑で鉄腕アトムのスポンサー
となった結果、その効果のあまりの大きさに、それまで弱小であったが
他のお菓子会社と並ぶ会社になったとかいうことがあったはず。
明治は初代TVアトムには(判断が正しかったのがよかったが)
よろこんだはずだ。グリコがだまっておらずに鉄人のスポンサーに
ついたというのもある。

携帯電話会社とのタイアップやるなら、作中で未来志向の携帯電話が
さりげなく登場人物間の通信に使われているとかいう設定にするのかな。
電話に会社のロゴが入っていたりとか。。。で、悪人は有線電話を使う???
61>>59:2001/07/01(日) 11:49
サザエさんのTVアニメには東芝系の家電がさりげなくかかれている
からいつまでも続くという噂が。。。。(本当?)
62 :2001/07/04(水) 12:46
age
63蒸し返す人U:2001/07/04(水) 12:57
>61

ほぼ本当。
ただし東芝もそう台所事情が良いわけではないので
今後の保障にはならないだろな。
64 ハァァァ:2001/07/04(水) 14:56
あっちょんぶりけぇぇぇぇっ!!
65 :2001/07/07(土) 15:39
一週間で全集400冊を読まされれば、嫌いになるやつ出るだろう。
66みんな手塚が悪いのか?:2001/07/16(月) 00:38
アニメの低賃金を全部手塚に被せるという神話を維持することは
現状を改善する努力をしなくて楽ができる経営者にとっては重要
なんだろうな。
責任は、手塚が悪かったからで済ませてしまえるからだろう。
67名無しさん:2001/07/16(月) 19:19
>>66
ダンピング神話はアニメ業界思考停止の象徴なんだろうな。
68未来への投資:2001/07/18(水) 05:16
アニメーションの製作に、今デジタル化の波が押し寄せてきていて、
そのうちに、スタジオで作業しなくても、大方の絵描きは
ネットワークでリモート勤務とかできるようになるだろう。

日本の問題は、最終製品が面白ければいいんだといって、基礎的な
CGやコンピュータアニメーションの理論の開発や技術の開発を
これまでサボってきたし、利用するソフトを自分たちのやりたい
処理や表現法に則して自主開発するのではなくて、外国で開発
されたソフトをうまくだましだまし使って作業しつづけるしか
無いような状況らしいということ。ほかでは絶対にできない技術
を確立するには、特許をとったり、使用ソフトや機材は必要に
応じて自主開発するぐらいのことがなければ、だんだんと競争に
負けていくのではないかという気がする。 もしも公金を投じて
日本の(現在ではまだ国際競争力が十分にある)アニメーション産業を
支援するのであれば、
  *アニメーションにかかわる基礎研究をする大学の研究組織の設置
  *アニメーションに用いる機材の開発やソフトの開発(概して特注品)
  *応用数学としての理論や各種画像処理、音声処理、通信技術等との
   融合研究。認知心理学、人間工学。。。
などが投資の対象としてよいと思われる。また、すぐれた技法や装置、
理論等は、特許や実用新案を取得するような支援も行うべきである。

かつてウォルトディズニーは、テクニカラー社がテク二カラー(三色分解カメラ)
方式による総天然色の映画の技術を開発した際に、アニメーションフィルム
での実施権を長期にわたって独占供与する契約を結んだために、ほかのスタジオ
ではテクニカラーで作品を制作することができなかった。映画産業は、エジソンの
時代からトーキー、カラー、ワイドスコープ、、、、とハイテク産業でもあり、
CGも採用がはやかったし、付随する産業としてたとえばSGIのようなビジュアル
ワークステーションメーカも育った。アニメーションを簡易に安価に、きれいに
つくる技術は、今後もネットワーク上の広告やコミュニケーションの有用な
技術として、娯楽以外にも産業分野にも付加価値が高いと思われるから、
適切な投資は長期的にはペイすると思う。
すくなくともこれまで日本が大勢の優秀な頭脳と勤勉な努力で積み上げてきた
技術やノウハウ、テクニックを単に海外へ流失させたり、後継難でうちすてて
しまうのは、莫大な損失であると思う。
69名名無し:2001/07/18(水) 06:16
日本なんかどうでもいい。
面白い作品が見られれば・・・。
それにしても、最近の「手塚」礼賛アニメは
見ていて気持ち悪い。偉人ってこういう風に
作られるんだろうなと思う。
70無題:2001/07/21(土) 12:37
>>68
同感です。
アニメ映像業界は相当熾烈なデジタルの波に覆われています。
CG嫌いといわれた大御所もデジタルの価値に目覚めて、取り入れています。
今後相当映像の分野は進化してゆくでしょう。問題は手塚だ、宮崎だ、ではなく
テレビならテレビなりのクオリティを維持し制作費に見あったデジタルシステムを
構築した上でその技術を他の分野へ提供してゆく事が今後の理想でしょう。
手塚さんがテレビアニメの普及と多くの人材の発掘(人手が必要だから当たり前ですね)
きっかけを作ったのは事実だし、宮崎さんが劇場アニメの興行価値と多くのマニアでないアニメファンを
呼び起こしたのも価値のあることです。後は誰が(どこが)アニメデジタル技術を駆使して
システムを確立するのか見守っています。注意したいのはCGクリエイターの落とし穴に落ちない事ですね。
71名無し:2001/07/21(土) 12:40
手塚は偉大なアニメ作家。漫画家ではあったが、経営者としては無能だった。
ソロバン勘定できないヤツが制作費管理なんて出来るワケが無い。
氏はアニメには手を出さず、漫画だけ描いていればよかったのだよ。人間、分相応
というものが有る。万能ではないのだな。
72名無しさん:2001/07/21(土) 12:42
宮崎駿は手塚のこともの凄く嫌っていたな。箱息子の追悼特集でもそうとう
冷静な、引いた立場のコメント寄せていたし。まぁ半分はライバル意識丸出し
ってのも有るだろうが。
73zzzz:2001/07/21(土) 21:13
>>72
宮崎駿が手塚治虫についてコメントしたのは
「好き嫌い」なんて感情論ではないんだけど。
74名無し:2001/07/23(月) 01:36
問題なのは手塚氏亡きあとも芸術的にも経営的にも彼を超えた人物が現れない
のが問題なのでは。

所詮今のアニメーターたちは釈迦ならぬ手塚の手の平で躍らされてる
猿と同じなんだよ。
75論理がばかげている:2001/07/23(月) 04:54
 宮崎は、ジブリ以前はたしか、雇われ労働者でしかなく、
自分で経営したことがないから、経営側の苦労とか判断の
難しさを味わったこともなく、労働者側的視点でいいたい
放題のことをいっていただけにすぎないだろう。

 自分が作りたいアニメーションフィルムを実験する、その
ために、あるいは自分が作りたいテーマのTV番組を作るために、
私費を投じてスタジオを作り、人を集め、当初は原稿料から
補填して運営するという、それだけの構想とチャレンジをした
手塚と、東映動画の中にいて、環境は大会社によって与えられて
いた時点での宮崎とを同等に論じるのは、馬鹿げた論理だ。
76 :2001/07/23(月) 05:51
>>73
追悼文読んだ事あるの?
77 :2001/07/23(月) 13:15
>>76
もったいぶらないで、ポイントの部分を引用してくれたまへ。お願いだから。
78 :2001/07/23(月) 13:34
本気でアニメやりたいなら、吉田竜夫みたいにアニメ一筋にするべきだった。
79名無し:2001/07/23(月) 13:48
手塚は逝っちゃった変態。
宮崎は理性的な変態。
でも松本零時や押井
庵野は違うんだなぁ
わかる?
80_:2001/07/23(月) 13:57
>>75
逆に手塚は天才肌のアーティスト。
ウケたのはただの偶然。

宮崎は叩き上げのエンターテナー。
ウケたのは必然。

普通に見れば手塚作品より宮崎作品の方が
面白いと感じる人が多いと思う。
中身を知らずに神格化された手塚の悲劇。
81小林多喜二:2001/07/23(月) 23:45
>>75
駿は、プロレタリア作家だから、労働者の視点でアニメを作っていればいいのです
82 。:2001/07/24(火) 08:14
手塚も宮崎もうぜぇ・・・以上!!!
83:2001/07/24(火) 16:49
手塚の目指した物の果てがシスプリか、、、
84 :2001/07/28(土) 14:24
age
85 :2001/07/28(土) 14:30
漫画だとレイプ大好きなのに、アニメだと綺麗事ばかり・・・
86 :2001/07/30(月) 02:39
確かに漫画だとベッドシーン、男が女を殴るシーンがやたら多い。
手塚は青年向けの作品もたくさん書いたということだ。
そしてアニメは対象年齢下げて作ってるだけ。

宮崎駿は今後もお子様アニメばっかりなのかねぇ?
87aaa:2001/07/31(火) 07:07
>>85
「虫プロ」のオリジナル劇場作品はセックスを扱った作品も多いぞ。
まさかテレビアニメでセックスシーンをやれとでも?
88 :2001/07/31(火) 23:48
宇多田あげ
89宇多田ヒカル:2001/08/01(水) 22:49
ぴのこ、先生だいちゅき!
90O.T.:2001/08/03(金) 20:36
Mさん。子供向きのアニメーションをがんばって作っておられて
大変結構です。子供向きの良心的な作品をつくって観てもらおう
としても、意外とうけなかったりして子供というのは難しいん
ですよね。親に喜ばれる作品になってしまったりしてね。
ただ、Mさん。最近ちょっとマンネリ気味じゃありませんか?
それと、どうも僕の古い作品を真似したような、、、いや
これはやめておきましょう。
ともかく子供を喜ばせるアニメーション。僕ももっと作り
たかったんです。うらやましいな。それじゃあまた。後で
またゆっくりお話ししましょう。お元気で。
91  美談?:2001/08/04(土) 04:33
ーーーーーーーーーーーこの美談は作話?
昔の話なんですが・・・ 投稿者: 投稿日:2001/05/22(Tue) 13:49:25
 日本が世界に誇れる技術の一つにアニメーションの技術があるかと思います。 いわゆる漫画やアニメーションが
日本に広まりだした時期というのは、第二次戦争中らしいです。 で、その時代に「のらくろ」や「ダンキチ」を
超えて最も高い評価を得た作品というのが 「桃太郎の海鷲」発の映画化されたこの作品は当時としては異例の
10万人を動員し、空前の大ヒットになります。 これに目をつけたのが軍部。分かりやすくプロパガンダに使える
と思った軍部は「桃太郎の海鷲」の監督瀬尾光世に27万円(今の4億円)を出し、国策映画を作るように指示します。
こうして、日本初の長編アニメーション、国策映画として「桃太郎海の神兵」が完成・・・させるまでが大変。まず、
資材が手に入らない。映画ですからフィルムが要るんですけど、物が無い当時、長編映画を作るだけのフィルムが
手に入らない。その上、アニメーターが次々と戦争に駆り出されていく。 ようやく、昭和20年に入るころになって
ようやく完成に近づくのですが、知っての通り、戦局は完全に悪化しており、監督の瀬尾自身にも召集令状が出
そうになる始末。なんと、助監督の脇坂という人が 「代わりに私が戦争に行ってきます」 と、言って戦争に飛び
 出していき、・・・そして戦死。ようやく、昭和20年4月20日、大阪でようやく「桃太郎海の神兵」は公開に
 漕ぎ着けます。 そして、映画館は、ガラガラ。 みんな、アニメーションを見ている余裕なんか無いという事。
そして、主に見せるべき対象のはずの子供たちが疎開して、映画館があるような市街地にいなかったと、いうこと。
 27万円のお金と助監督、脇坂やたくさんの命をつぎ込んで作ったにも関わらず、これか・・・ 愕然とする瀬尾
 でしたが、高校生が一人、上映の終わった映画館にやって来て、 「とっても、面白かったです。戦争が終わったら、
 僕も将来、こんなのが作りたいです」 と、言ってくれたのに気持ちを取り直し、上映を続けます。 しかし、
 同年6月。大阪が空襲されます。 何とか、上映する方法は無いか・・・あちこちで何とか上映再開するための
 機材確保のために奔走している間に8月15日を迎えます。 日本を占領したGHQは「戦争色の強い映画や出版物」
 を次々と没収。 国策映画の上に桃太郎に見かけた日本軍の栄光をいう内容だったため、「桃太郎海の神兵」も
 フィルムごと没収。「全て、無駄だったのか・・・」 完全に落胆した瀬尾はアニメーションの世界から去ります。
 
やがて、時代が流れます。 テレビが一般家庭にも普及するようになるとテレビでもアニメーションが放送される
 ようなります。 「これが新しいアニメーションか・・・」 別の職業についていた瀬尾は自宅でのんびりとテレビ
 画面を見ていました。日本初のテレビでのアニメーションという事で、テレビ会社も力が入っていました。
製作監督のインタビューなんかもやってます。 インタビュアーが、 「監督はどうして、アニメーションを作ろう
 と思われたんですか?」 なんて聞いています。 自分は、何でだったかなぁ・・ そんな事を思っているときの事で
 した。 「戦争中なんですけどね。『桃太郎海の神兵』って国策映画がありましてね。それを見たときに、私も
 こういう仕事をしてみたいなと思ったんです」「へぇーそうなんですか」 「私ね。その監督さんにも会ったんですよ。
 『僕も将来、こんな仕事がしたいです』ってね。いやー、まさか会ってくれるとは、思わなかったですよね」
 ・・・・・
 瀬尾は物置の中から、その当時の台帳を取り出します。「桃太郎海の神兵」は国策映画でしたので観覧者は予約の上、
 名前を書かなければいけなかったからです。 そうして、その名前を見つけ出した頃、インタビューは終わりかけ
 ていました。 「それでは、この後6時からの『鉄腕アトム』をお楽しみください」 見つけ出したその名前をまじ
 まじと見ていました。 「とっても、面白かったです。戦争が終わったら、僕も将来、こんなのが作りたいです。
 大阪市立第二高校二年 手塚 治」
92 :2001/08/07(火) 00:13
93 :2001/08/07(火) 00:36
>>91

>桃太郎海の神兵

技術的には興味深い。内容は日本帝国のプロパガンダそのものだね。
大体、桃太郎そのものがそんな話だし。桃太郎にでてくる鬼が島の
鬼って別になんも悪いことしてないんだよね。村人を困らせるとか
生け贄を要求という描写一切ナシ。どこをどう読んでも桃太郎が一
方的に喧嘩売って掠奪の限りを尽くして村に帰って来るっていう
ふうにしか読めない。

まぁ、手塚が「桃太郎海の神兵」のキャラの動きとかに魅せられた
のは確かだろう。ああいう人は、浮き世離れしたところあるからね。
「道程」って詩で有名な高村光太郎なんかも戦時中空襲で焼け出さ
れた直後に、「燃えてる屋根づたいに煙が巻き込んでるんだけど、
それが昔観た戦国絵巻の火事の絵とそっくりなんよ。あんなのはお
飾りで煙描いてんだと思ってたけど本当にあんな風になるんだねぇ
。」なんて、死にかけた直後なのにやたら感心してて、友達をあき
れさせたんだとさ。
94  
>>93
VTRテープが安かったので買ってみた
「桃太郎海の神兵」は、本当に透過光を使っていたな。
5万枚の動画は確かにすごかった。

おなじVHSテープに併録されている「くもとチュウリップ」も懐かしかった。
これは昔まだTV放送が白黒だったころは時々NHKあたりで放映していた
作品で、いまだと蜘蛛が黒人のようにかかれているから差別だとかいう
馬鹿の標的にされてしまいそうなのが心配だけど、本当に芸術だ。
ディズニーの短編に対抗するべく作ったのだろう。動きのやわらかさ
がすばらしい。

残念なのは、両方の作品も、フィルムの保存状態が悪いのか、当時の
フィルムの質や現像に問題があったのか、画面の濃度がゆれることや、
スプロケットがいたんでいる為か画像ゆれする、擦り傷が入る、
音声が偉く明瞭な部分と、そうでない部分がある。(音に関しては
特に桃太郎の方)
今のデジタル技術で、一こまずつ補正をかけたり、部分てきに
リストアすれば、ずいぶんよく回復することもできるだろう。
 とにかく、両作品は、アニメーションの歴史に残る偉大な業績
であったことは間違いないところだ。たとえ軍部の資金で作った
にせよ。本当にアニメ―ションの愛好家には、たまらない作品だ。

ティッシュ箱を用意して一人で観ることだ。