SSや雑談で楽しみましょう
次スレは進行速度や残り容量を見て
>>970か480KBくらい?
この豪快な抱きつきっぷり
なんだこの唯あずプッシュは
もっとやれ
ケーキをつまみ食いさせまいとするが
鼻についたクリームを舐められるという事かッ…!
唯「ぺろり」
梓「んな、何やってるんですか!?」
唯「へへ、あずにゃんの味だね〜」
唯梓見ると和む
特に公式だと
公式でも平然と他キャラに抱き付かせられるのは唯くらいだよなw
さわちゃんをお忘れなくw
落ちていて見られない
>>8が気になる…
ニュータイプか…
前スレ
>>966GJ!
梓の気持ちが切ないね
唯への恋心に思い悩んで不安定になっちゃう梓に
唯が「私もあずにゃんと同じ気持ちだよ」って言って梓を優しく抱きしめる展開がみたいです
>>970も乙!
綺麗な終わり方だ
>>970 すばらしい終わり方GJです
そういえば、後1ヶ月と少しでクリスマスかぁ〜
おいだれか甘々なの一発くれ!風邪ひいたかもしれないから
22 :
風邪薬1:2009/11/08(日) 23:01:32 ID:fQRCEwGZ
梓「っ…くしゅん!」
唯「あずにゃん、さっきからくしゃみばっかしてるね。もしかして風邪?」
梓「か、かも知れません…今朝、ちょっと熱もありましたし…」
唯「えっ!? だ、だめでしょ、ちゃんと休まなきゃっ」
梓「そんなこと言っても…微熱なんですよ?」
唯「何度あったの?」
梓「う…三十七度です」
唯「三十七度何分?」
梓「………五分」
唯「全然微熱じゃないよ、それは! あずにゃん、無理しちゃいけませんっ!」
梓「………」
唯「あ、あの…一応叱っちゃってたりするから、ウソでもいいから何か反応して欲しいなぁ〜」
梓「す、すみません…唯先輩が怒るなんて珍しかったので」
唯「そんな冷静に言われても…」
梓「それに可愛かったです」
唯「そ、そぉ? てへへ――じゃなくて! こ〜ら、あずにゃん!」
梓「そうですね。今回は私がいけませんでした。すみませんでした、唯先輩」
23 :
風邪薬2:2009/11/08(日) 23:12:36 ID:fQRCEwGZ
梓「でも、本当に珍しいじゃないですか。唯先輩の眉毛が吊り上がるのなんか初めて見ました」
唯「そりゃやっぱり怒るよ。あずにゃんたら、無茶するんだもん! 体壊したら、ダメなんだからね?」
梓「…でも、その…今日は…」
唯「今日は?」
梓「うち、家族が誰もいなくて…それで………」
唯「そっか。あずにゃん、独りでさびしかったんだね。うんうん、風邪引きのときって弱気になるもんね」
梓「……すみません。わがままで……」
唯「わがままは言ってくれてもいいんだよ、あずにゃん。むしろわがまま言って貰えると嬉しいもん」だきっ
梓「唯先輩…」
唯「他のみんなには頼みにくいことでも、私には言っていいんだよ、あずにゃん。寂しかったり苦しかったらすぐに飛んでくからね」
梓「……ありがとうございます……」
唯「――よし、じゃあ、今夜はこれからあずにゃんの看病だねっ」
梓「こ、今夜って…明日、普通に平日ですよ?」
唯「私も明日休むから、あずにゃんもしっかり休んで回復することっ」
梓「さすがにそれは悪いですって! 唯先輩まで休ませるわけには行きません!」
24 :
風邪薬3:2009/11/08(日) 23:25:51 ID:fQRCEwGZ
唯「あずにゃんっ」
梓「は、はい」
唯「さっきも言ったでしょ? 私にだけはわがまま言ってもいいんだって」
梓「唯先輩………」
唯「建て前とかそんなのよりあずにゃんの本心を聴かせて欲しいな」
梓「………一緒にいて欲しいです。私が眠るまでずっと手を繋いでいて欲しい………っ」
唯「ん。よくできました。ご褒美として唯特製スペシャル看病であずにゃんをしっかり回復させてあげるよ〜」なでなで
梓「唯先輩………ありがとう…ございます」
唯「お礼も要らないよ。困ってる後輩を助けるのが先輩の務めだもん」
梓「私を看病するのも…先輩の務めなんですか?」
唯「もちろん! 私はあずにゃんの薬箱さぁ〜」
梓「また古いネタを出して来ましたね…」
唯「薬箱になるのも先輩の務めだけど――」むちゅちゅ〜
梓「ゆ、唯先輩っ」
唯「寂しさとか苦しさを消し去ってあずにゃんを幸せな気持ちさせる薬になるのも務めの一つだよ、恋人のね」
じゃあ、
>>21さん、お薬出しときましたから。抗生物質じゃないからいつ飲んでも大丈夫ですよ。
>>25 ありがとう……。
暖まったよ。
じゃあ…お休み
唯と梓とここの皆
「はぁ・・・、今日も唯先輩に冷たく当たっちゃったかな・・・」
最近、同じ部活のちょっと頼りない先輩のことを考えてはため息が出ちゃう中野梓です。
今は自分しかいない家でそんなことばっかりを考えていて。
今日はなんとなく、よく眠れない気がする。
ピンポーン
そう悶々としてたらチャイムがなりました。
梓「はーい」 ガチャ
唯「やっほーあずにゃん!!」
梓「どうして先輩がここに居るんですか?!」
唯「だってあずにゃん、今日は家族が居ないって言ってたから、寂しがってるだろうなって思って♪」
梓「別に寂しくありませんから。」
唯「素直じゃないなぁ・・・おっじゃましまーす!」
梓「人の家に勝手に入り込まないでください!」
唯「私とあずにゃんの仲ではないか〜」
梓「どんな仲ですか・・・」
呆れながら言っても、やっぱり自然と頬は緩んでしまうもので、少し恥ずかしい・・
唯「あずにゃんの部屋だー!」
梓「ええ、私の部屋ですから。」
唯「ふはー落ち着くなぁ」
梓「可愛いですね」
唯「んー?なんか言ったー?」
梓「いえ、なんでもないです。 何しますか??」
唯「んー・・・とりあえず・・・。あずにゃんに抱きつく!」ギュッ
梓「もう・・・恥ずかしいです。」(・・ほっぺの筋肉が勝手に動いちゃうんだから私のせいじゃないもん!)
唯「じゃあー、とりあえずごろごろたいむ〜」
梓「じゃあ飲み物でも持ってきますね。」
唯「ありがとー!さすがあずにゃん。心得ている。」
梓「あっ、あんまり部屋を探索しないでくださいね!」
唯「りょうかいッ☆」
梓「返事に元気がありすぎて疑わしい・・・」
・・やっぱり帰ってきたら部屋をあらされてました。
って、いつの間にか卒業アルバムみてるし!
でも、そのあとは中学の頃の思い出話とかで盛り上がってずっとお喋りしてました。
梓「あれ?もうこんな時間・・、もうお開きですね。」
唯「う・・ん。 ・・・ねぇ、今日、家族の人は帰ってこないんだよね?」
梓「はい、帰ってきませんけど・・それがどうしたんですか??」
唯「実はね、憂に、あずにゃんの家に泊まってくるって言っちゃったの。」
梓「勝手に何言ってるんですか!これだから唯先輩は・・・」
唯「あずにゃん・・・泊まっちゃ、だめ?」
(うっ!こんな表情をされたら・・・もう断りようないじゃないですか!!)
梓「・・しょうがないですね、今日だけですから。」
唯「やったー!!あずにゃん大好き!!!!」
梓「大好きとか軽々しく言っちゃだめですよ。」
唯「なんでー?」
梓「だめだからだめなんです!」(・・・勘違いしちゃうじゃないですか。)
唯「変なあずにゃん。まぁいいやーー!夜ご飯どうするー?」
梓「私、なんか作って来るので待っててください」
唯「私も手伝うー!!」
梓「・・遠慮しておきます。」
唯「なぁーんだ。じゃあくつろいでるねー。」
梓「おとなしくしてなきゃだめですからね。」
あんまり豪華なものは作れなかったけど、精一杯夜ご飯を先輩に作ってあげたら、
先輩はおいしいって食べてくれました。その後は先輩から先に、交代でお風呂に入りました。
梓「上がりましたよ、先輩。」
・・・・人のベッドで既に寝ていました。しあわせそーに。。私の心の葛藤も知らないで!
梓「ほんとに、今日は楽しかったです。
でも・・・結構辛いんですよ?好きな人がずっと隣に居るのに何も出来ないなんて・・」
唯「・・・別にしてもいいよ?」
梓「いえ、こう見えても我慢強いのでもうちょっとくらいなら大丈夫です。
・・・・・・って、えええええええええええええええええ?????!!!!!おきてたんですか!!」
唯「あずにゃん大好きだからいいよー!」
梓「・・・だから、あんまり大好きなんて簡単に言っちゃだめですよ。」
唯「だから、大好きだから大好きなんだってば。」
梓「・・・違うんです・・・。」
唯「ん??何が違うの??」
梓「・・・だから、きっと先輩の好きと私の好きは・・」
唯「違わないよ。」
梓「・・・え?」
唯「あずにゃんとなら、こういうこともしたいって思ってるよ。・・・チュッ」
梓「んっ・・・・。唯先輩っ・・・・。」
唯「あずにゃんの気持ち、ずっと感じてたよ。もう我慢しなくていいからね。」
梓「先輩っ・・。私も・・・大好きです。」
唯「あずにゃんは”大好き”って言ってもいいのかな〜?」
梓「いいんです・・・・もう大好き解禁です。」
唯「ほんと?! じゃあ・・・ 大好き!大好き!大好き!大好き!大好き!・・・・」
梓「ほどほどでよろしくお願いします!!!!」
そうして私達は笑いあって・・・。
二人だけの長い長い夜が始まったのでした。
おしまい。
人生で初めての文章と投稿なのですごく拙いものと思われます・・・
お目汚し失礼しました><
>いいんです・・・・もう大好き解禁です。
なんと…!!!唯梓大好きだーーー!!!
>>28GJなんだぜ(*´ω`)
>>25 GJ!こんな甘い風邪薬は初めてだ…
>>28 GJ!もう大好き解禁ですの破壊力すごすぎw
このスレの作品も随分増えてきましたし、そろそろまとめあった方がいいんじゃないかと試しに作って見ました。
http://www40.atwiki.jp/yuiazu/ まさか週末つぶれるとは…
一応、このスレに投下されたものは漏れなく掲載したつもりです。
SSと小ネタの区分と、何処までを小ネタとして掲載するか悩みましたが。
また掲載に、何か不都合がありましたら教えてください。
あるといいかなと勝手に作ったものなので、不要とのことであれば即削除します。
>>30乙です。
律澪スレ住人だけど唯梓っていいね。
あれ?唯梓?梓唯?
基本はどっち?
>>34 唯梓が多いけど個人的に梓唯がドストライク
36 :
唯の不満は…:2009/11/09(月) 03:46:01 ID:4RCQEXZv
それは部活を終えて、二人きりで帰り支度をしていた時のこと
唯「ねぇ、あずにゃん」
梓「なんですか?唯先輩」
唯「あずにゃんって、私のことホントに好き?」
なにを聞くかと思えば…私は半ば呆れて答える。
梓「なに言ってるんですか?好きに決まってるじゃないですか」
唯「……」
唯先輩はなにも言わずに、私をぎゅっと抱きしめた。
その体を抱きしめ返してあげると、唯先輩はふてくされたような口調で話し始めた。
唯「じゃあどうして、私のこと唯って呼んでくれないの?」
梓「それは…一応先輩ですし」
唯「あとその敬語も。なんかよそよそしいよ」
梓「えっと…それは…」
唯「ホントは私のこと、そこまで好きじゃないんでしょ」
唯「唯先輩…」
なんとなく、唯先輩の意図が見えてきた。
多分先輩は、一つ前に進みたいんだと思う。付き合い始めてから結構経ったし、ここで何かを変えたいって思ってるんだろうな。
でも具体的にどうしていいかわからないから、拗ねてみたりしてる…まったく、子供みたいなんだから。
私は右手を唯先輩の頭にポンと乗せてから、優しく語りかけた。
梓「大丈夫だよ、唯」
唯「あ…」
37 :
唯の不満は…:2009/11/09(月) 03:52:43 ID:4RCQEXZv
梓「私は唯のこと大好きだよ。だから唯がしてほしいことならなんでもしてあげる。…だから、機嫌直して?」
唯「…うん。わかった」
優しく頭を撫でてあげると、唯先輩はあっさりと頷いた。なんというか、単純だな…そこがかわいいところでもあるんだけど。
梓「ありがと。じゃあ、唯も私のお願い聞いてくれる?」
唯「なあに?なんでも言って?」
梓「今だけでいいから、私のこと梓って呼んで?それから、好きって言って?」
唯「なんだか、欲張りじゃない?」
梓「別にいいでしょ?さ、早く早く」
唯「あ…梓、大好きだよ。これでい…あっ…」
私は素早く唯先輩の唇をふさいだ。その唇はやわらかくて、とても甘かった。
唯「も、もう…不意打ちなんてずるいよ」
梓「いいのっ!ていうか唯、さっき食べたチョコケーキの味がするよ?」
唯「そうかなぁ?…じゃあ梓、きれいにして?」
梓「んもう、唯こそ欲張りなんじゃない?」
唯「えへへ…そうかも」
梓「…唯」
唯「ん?」
梓「大好きだよ」
唯「…うん、ありがとう」
私は唯先輩を強く抱きしめて、この日二回目のキスをした。
終わり
甘い感じで書いてみました
地の文が適当になっちゃったけど…
>>30乙です
乙
唯梓は最高だ
>>30 乙です!!
これでますますここも活気がでそうだ
>>37 甘いのをありがとう
これで元気にくらせそうだ
きらら唯梓大勝利だったね。
おめでとうございます。
>>42 な、なんだってー!
こちら今から買いに。
何かワクワクしてきた…
今月のきらら良かったー
個人的には一番最後のコマが好き
原作の唯あずマジいい…思わずにやけてしまった
梓にナチュラルにネコミミ装着する唯にワロタww
そういえば今回はちゅーしようとした唯に平手打ちはしてなかったな梓
フヒヒ…唯梓ktkr過ぎるwww
単行本派の俺には辛い時期だぜぇ
「やっほ〜・・・って、あ!あずにゃんいたー!」
今日部室に一番乗りで来たのは私こと中野梓
鞄を置いて先輩達が来るのを待っていようと思っていた矢先に先程の台詞である
最初に現れたのは唯先輩だ
梓「唯先輩こんにちは、私に何か用でもあったんですか?」
唯「ほら、今月号が出たんだよー♪」
そう言って鞄から出したのは一冊の雑誌
唯先輩が毎月買っている月刊の漫画雑誌だ
梓「また買ってきたんですか、先輩その雑誌で読んでる漫画って一つしかないんですよね?」
唯「そうだよ?」
梓「それって勿体無いですよ、一つしか読んでないんでしたら単行本を買えばいいじゃないですか」
唯「だって〜!コミックスだと出るのが遅いじゃん!待ってる間続きが気になってしょうがないんだもん!」
梓「でも単行本のほうも買ってますよね?」
唯「うん、だって書下ろしとかあるかもしれないし」
梓「……(…どっちかにすればいいのに)」
唯「もう!あずにゃんだって読んでるのに!続き気にならないの!?」
梓「いや別に…それに読んでるのは先輩が無理矢理見せてくるからで…」
唯「あ〜そんなこと言っていいのかな〜?今月号読ませてあげないよー?」
梓「いいですよ、どうぞ先輩読んでください」
唯先輩の頬がみるみる膨らんでいくのが分かる
顔を紅くさせ、目は少し潤んでこちらを睨み据えている
のだが、威圧感というものがまるで無い
何て愛くるしいんだろう。とさえ思えるのだが、私の胸にはズキリズキリと痛みが走る
唯先輩の表情・仕草・所作振舞い、その全てが私をやきもきさせたり、安心させてくれたり
まぁ落胆させてくれちゃったりもするけど、私の心を満たしてくれる。
だからこそ私が一番好きなのは先輩の笑顔であって、その笑顔を私が崩してしまいそうになっている
そう考えただけで居た堪れなくて、結局はいつも私のほうから折れてしまう
今日だって
梓「…やっぱり私も読みたいです」
唯「…!そうでしょうそうでしょう!あずにゃんってば素直じゃないんだから〜♪」
なんて変わり身の、いや立ち直りの早い人なんだろう
ひらりと回ってソファに体を収めると「こっちこっち〜!」と言いながら隣を手でポンポンと叩いている
そこに座れということなんだろうけど、正直かなり抵抗がある
毎月こうやってソファに二人で座って漫画を読むのが恒例になってしまっているのだが
私にとっては最大級の煩悩時間(タイム)なのだ
だって、唯先輩が一番近くにいて、顔も近づけて、あまつさえ私から唯先輩の顔を覗いたら
至近距離でその大きな目で見つめ返されたりして、、、、、、、、、、
唯「あずにゃん?どうしたの?ほら早く〜」
梓「…へ?あ、はい今行きます」
催促に反応して、つい二つ返事で答えてしまったが
やっぱりこの空間というか時間は、むず痒くていまだに慣れない
その理由の一端は唯先輩(と私)が読んでいる漫画の内容にもある
唯「さーって、あの二人はどうなったのかなー?」
その内容というのが
女の子同士の恋愛を描いた物なのである
唯「あれー?載ってない!?もしかして休載?なんてこったい!」
梓「先輩捲るの早すぎです。目次から探してみたらどうですか?」
唯「おぉーなるほど!あずにゃんってば頭良い!」
梓「頭が良いのとはちょっと違うような…」
先輩…私じゃなくてもこういう漫画を二人で読もうって言ったら、勘違いしちゃいますよ?
唯「あ!あった〜!よかったー今月は無しかと思ったよー」
梓「唯先輩、目次にあるコメントは読んでないんですか?」
唯「え?あ!なんか書いてある!これって作家さんが書いてるのかな?」
梓「やっぱり勿体無い気がしてきました・・・」
ちなみにさっきの続きが気にならないと言った私の言葉
あれは嘘だ
なんたって先月は、作中の女の子の片方である後輩が、意中の相手である学校の先輩に
思いの丈をぶつけた所で終わっているのだ。気にならないと言うほうがおかしい
それはやはりこの漫画の中の後輩に、自分の姿を重ねているからであろうか
上手くいって欲しいと願っているのも、そうなれば私も勇気が貰えると考えているからだろうか
漫画は漫画であり、現実の私は何一つ行動を起こさないでいるくせに
だからこの二人の行く末が、私にとっては重要だった
もし…もしこの二人が結ばれたなら
その時は私も……
しかし俺の中では唯と梓は趣味も嗜好も真逆なイメージだ
事ある毎に対立してそのたびに梓が唯に押し切られる
っていうSSを誰か書いてくれぃ
>>30 遅れながら乙、心の底から有難うと言いたい。
今月号…唯がナチュラルに告白しててニヤニヤしちった
しっかし唯は本当に梓が好きなんだなぁ
唯の今日は寝かさないぞー、を勘違いして受け取るあずにゃん
・・・を妄想したのは自分だけじゃないはず
>>55 同志!
あとは、唯の一日中発言に
「そこまではいいです」とつい言い返した梓だけど。
後でその発言を振り返って、ニヤニヤしてたりするなんて。
そんな妄想をしたのは自分だけかな…
というか、今回の唯の梓に対する発言はそんなのばっかw
唯梓が2ヶ月連続で表紙飾るって時点で既にktkrなのは俺だけ?
>>57 一瞬そう思ったけど、良く見たら澪だった罠…
例のシーン
もし、唯と梓が既にラブラブだったら
「あずにゃーん!」
「あ……」
「ねね、どうだった、私たちの劇」ギュ
「……」
「あずにゃん……?」
「……」
「……最近構って上げられなかったから、すねてるの?」
「……!」
「ごめんね、あずにゃん。劇の練習忙しかったから……」
「知ってます……でも、一週間も来てくれないなんて、酷いです。私がどんなに寂しかったか……」
「……私もだよ」ギュ
「あ……」
「……だからね、無理言って先に抜けさせてもらっちゃった。少しでも早くあずにゃんに会いたかったから」
「唯先輩……」
「会えなくてもね、一日中あずにゃんのこと考えてないときなんて無かったよ。あずにゃんのこと、大好きだもん」
「……じゃあ、証明してください」
「……うん」チュ
「ん……」
「これでいい?」
「ダメです、まだまだ足りませんから」
「えへへ、言うと思ったよ、あずにゃん♪」ギュードサッ
「きゃっ!さ、さすがに押し倒すのはダメです!」
「聞こえなーい♪」
「もう……仕方ないですね」ニコ
律澪(……入れないんだけど)
ムギ(……私を失血死させるかしら……)
妄想が進化した…
>>56 原作だとあずにゃんはそんなにデレないんだよな
でも簡単にあずにゃんがデレないのも唯梓の良い所
唯達の卒業式では泣きながら唯に抱きつくあずにゃんを期待してる
>>58氏の別ルートを妄想してみた
唯「あずにゃん、私たちの劇どうだった?」
梓「なんていうか…すごかったです。復活したロミオがジュリエットとキスするシーンなんて、もうなんていうか…」
紬「りっちゃんと澪ちゃん用に書き直したの。正解だったわ」ハァハァ
梓「いや、でもディープなのをする必要はなかったんじゃ…」
紬「りっちゃんと澪ちゃん用に書き直ry」ハァハァハァハァ
澪「もう劇なんか二度とやりたくない…」
律「いーじゃん。澪はあたしの嫁だって公表できたし、ちょっと嬉しかったかな…へへっ」
澪「り、律ぅ///」
梓「公表するもなにも全国の皆さんが知ってると思います」
律「ん?最後の一週間なんて全然部活来れなかったのに寂しそうじゃないな、梓」
紬「そうね。ないがしろにしていたわけじゃないんだけど…」
澪「律ぅ〜りちゅぅ〜/////」
梓「皆さんがクラスの出し物も大事にしてるってわかりましたし、それに…」
唯「夜は毎日私ん家で秘密練習してたもんね♪あずにゃんに寂しい思いなんてさせないよ」
律「え、そうなのか?!なんだよ、言ってくれたら一緒にやったのになぁ」
紬「うふふ…ふたりきりの邪魔をしたらダメよ、りっちゃん…うふふふふふ」ハァハァハァハァハァハァ
澪「りちゅぅ〜りちゅぅ〜りちゅぅ〜//////////」
梓「も、もう。話しちゃったら秘密にならないじゃないですか///」
律「おいおい、顔真っ赤だぞ、梓。ホントにギターの練習だったのか〜?ん〜?」
唯「ギターもちゃんとがんばったんだよ。えっへん」
律「ギター“も”ってところが気になるなぁ」
梓「ゆ、唯先輩っ//////」
紬「あらあらうふふ(ギターのあとはふたりでお風呂&一緒のベッドでおやすみなんて言えないわよね)」ハァハァハァハァハァハァハァハァ
澪「律ー…おぉ…律!///////」
唯「学校で離れ離れな分、ふたりで一緒の時間は大事にしたいもん。ね、あずにゃん♪」ぎゅ〜
梓「は、はい…//////」
紬「うふふふふふふふふふふふ(大丈夫よ、ふたりの愛のメモリーはちゃんと撮影してあるわ。挙式のときに流しましょう♪)」
澪「りッ!つッ!」ビクンビクン
わかった
変態か
>>51 GJ
百合漫画読むってシチュは新しいな
影響されて急発展しそうだし、なかなか好きなシチュだw
趣味も嗜好も違う唯にどんどん染まってく梓ってのはおいしい
正反対なのに惹かれてしまう関係っていいよなぁ
梓「ん…あれ…?」
ぼやけた視界に広がっているのは、夕日に染まった部室。
見慣れているはずの光景なのに、一瞬自分がどこにいるのか分からなくなる。
唯「うーん…」
ふと体の左側に目をやると、そこには私に寄りかかって眠る唯先輩の姿があった。
ああ、そっか…私たち、学祭が終わって寝ちゃったんだ…
梓「…先輩、唯先輩」
唯「むにゃー…」
梓「先輩ってば、起きてください!」
唯「いでっ!」
ほっぺをつねると、ようやく唯先輩は目を覚ました。
すっかり熟睡していたらしく、不機嫌そうな声を上げて辺りを見渡している。
唯「うー…あれ?ここは…」
梓「部室ですよ。私たち、寝ちゃってたみたいです」
唯「あ、そっかー…あれ?皆は?」
梓「そういえば…いないですね」
辺りを見渡すと、荷物はそのまま置いてある。
学校にいるのは確かのようだ。
梓「教室にでも行ってるんじゃないですか?」
唯「ふーん…わぁ!あずにゃん見て見て!夕日がきれいだよ!」
唯先輩が窓を開けると、夕方の涼しくてさわやかな風が顔に当たる。
その風に髪をなびかせながら外の景色を眺める唯先輩は、なんだかいつもより大人びて見えた。
唯「…ねぇ、あずにゃん」
梓「は…はい?」
唯「ライブ、楽しかったねー」
梓「それ、さっきも言ってませんでした?」
唯「え、そうだっけ?寝てる間に忘れちゃったよ」
梓「もう…」
でも確かに、今日のライブを終えて抱いた気持ちを表すのに一番しっくりくる形容詞は、『楽しい』だと思う。
そしてそれは、他の先輩たちも同じなんじゃないだろうか。
梓「…そう、ですね。私もすごく、楽しかったです」
唯「でしょー?とっても楽しかったよねー♪」
梓「はい…ってちょ、唯先ぱ…」
しんみりしかけたかと思いきや、唯先輩はまたしても私に抱きついてきた。
抵抗しようとしたものの、そのぬくもりに心地よさを感じてしまって、結局されるがままになる。
梓「…なんか唯先輩、昨日から抱きついてきてばっかですね」
唯「最近あずにゃんに会えてなかったからねー♪取り返さなきゃだもん」
梓「別に取り返す必要はないと思うんですけど…」
唯「えー?あずにゃんだって私に会いたかったくせにー」
梓「そ、そんなことないです!何言ってんですかもう!」
唯「だって今のあずにゃん、なんだか嬉しそうな顔してるよ?」
梓「なっ…」
私は急に恥ずかしくなった。無意識のうちに、そんな顔をしていたのだろうか。
…まぁ、不快でないことだけは事実なんだけど。
唯「だからこれからはなるべく一緒にいようねー♪」
梓「これからはって、今までだってくっついてきてたじゃないですか」
唯「そうかなー?」
梓「…まぁ、別にいいんですけど」
唯「え!それって私のこと大好きってこと?」
梓「ち、ちが!なんでそうなるんですか!?」
唯「いいじゃーん!私もあずにゃんのこと大好きなんだからー♪」
梓「それは唯先輩が一方的に言ってるだけであって……」
ああだこうだと言い合いながらも、私は唯先輩の腕の中にいる。離れようと思えば離れられるけど、私はそうはしなかった。
その理由は…ライブを終えて、機嫌がいいから。多分そうだ。そういうことにしておこう。
だから…もう少しこのまま唯先輩のそばにいても、いいよね。
おわり
お目汚し失礼〜
というかもう俺は唯と梓が恋人だという設定だけで一生生きていける
みんなGJ過ぎて涙が出てきた…
やはり材料があると盛り上がりが違うねー
>>66 みんな空気読んだのねw
ガタガタガタ
紬「ああ…空気が美味しい…こんな素晴らしい空間に居られるなんて、軽音部に入ってよかった・・・!!」ハァハァハァハァ
律「おい、ロッカーに3人は…流石に…せま、、、」
澪「あの二人、あんなに進んでたなんて・・・!」
っていうことだと脳内補完
前スレ
まだ埋まりきって上に、過疎りぎみwwwww
そうだな
そっち先に埋めないと
>>70-71 試しに書き込んでみなさいw
2chは1000レス制限のほかに容量512kb制限があって、
512kb以上の書き込みが出来ない。
前スレは512kb完走済み。
これだからトーシロは
まあまあ
というか、前スレの冒頭でも同じやり取りがあったような
容量は知らない人は知らないし
今月末のアンソロジーと、来月の最新巻と公式ムック
1月には未放映話収録BD&DVDと、まだまだ燃料がありそう
きららの来月号、どう話が進むのかな…
アンソロは唯梓あるかなあ
というか百合を期待してもいいんだろうか
原作は受験の話とかになっていくのかね
受験勉強中でも唯はあずにゃん分補給しにいきそうw
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/12(木) 10:54:01 ID:j66OrssG
>>72 いや、11kb余裕あったぞ
何か適当に埋めてみようwwwww
>>76 多分荒らしだろうけどマジレスすると表示の差で実際は1kbも残ってない。
>>75 アンソロはそれ以前にあずにゃん自体がいっぱい出てくれるか心配
アンソロの面子に真田の名があったらとりあえず百合は期待できたんだが。
ジャジャーン、唯の好きなホカホカのうんちだよー♪
_____
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∠ィ: :>‐‐(⌒! : : : : : : : : : : : : :.\
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/: :: : :厶イ V : : : : ヽー '´
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ゆいあずって良い響きだよな
あずゆいの響きも負けず劣らず
俺はゆいあずだな
梓を攻める唯のほうがなんかしっくりくる
攻守交替を繰り返すというのもなかなか
基本ゆいあず、ときどきあずゆいとか
覚醒した梓によるあずゆい、でも肝心なところではゆいあずにとか
いつものようにぎゅーっと梓を抱きしめて悦に浸る唯に
さりげなくほっぺにキスを返して、だけどそ知らぬふりをする梓と
びっくりする唯だけど、梓が何ごとも無かった風に平然としてるから
気のせいかと思いつつもその感触はちゃんと残っていて、真っ赤になる唯とか
想いを自覚し、更にそれを表明して、素直に唯に甘えるようになった梓とか
部活に現れた唯にきゅっと抱きついて、ティータイムは唯の膝の上で
休みの日にはどちらかの家で二人で練習しましょう、とかで二人きり時間
スキンシップはすっかり梓主体になって、唯はすっかり受身体制でにこにこと
そしてその日も、唯先輩分補給なんて以前の唯みたいにぎゅっと抱きつく梓に
梓は本当に唯のことが好きだなって律の苦笑混じりに台詞が入って
そうですよ、この想いは世界中の誰にも負けません!と宣言する梓
が、抱き付かれるままだった唯にそれは違うよって否定されてえ?となって思わず離れたけど
私があずにゃんを好きっていう想いも負けてないもん、ときゅっと抱き返されて頬擦りされて
その言葉への嬉しさと、久しぶりに受けに回ったその感触でくたっとなる梓、とか
ゆいあずゆいで、顔をあわせるたび
「あずにゃん〜寂しかったよっ」
「私もです、唯先輩っ」
とぎゅっとハグしあう二人とか
「…買出しで一時間くらい離れてただけだろ…」
「まあまあまあま(ry」
妄想を続けてると唯と梓だったらどれでもいけることに気がついた
想いを自覚し、更にそれを表明して、素直に唯に甘えるようになった梓とか
部活に現れた唯にきゅっと抱きついて、ティータイムは唯の膝の上で
休みの日にはどちらかの家で二人で練習しましょう、とかで二人きり時間
スキンシップはすっかり梓主体になって、唯はすっかり受身体制でにこにこと
そしてその日も、唯先輩分補給なんて以前の唯みたいにぎゅっと抱きつく梓に
梓は本当に唯のことが好きだなって律の苦笑混じりに台詞が入って
そうですよ、この想いは世界中の誰にも負けません!と宣言する梓
が、抱き付かれるままだった唯にそれは違うよって否定されてえ?となって思わず離れたけど
私があずにゃんを好きっていう想いも負けてないもん、ときゅっと抱き返されて頬擦りされて
その言葉への嬉しさと、久しぶりに受けに回ったその感触でくたっとなる梓、とか
ゆいあずゆいで、顔をあわせ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\かったよっ」
\ 「私もです、唯先輩っ」 とぎゅ| 続けろ |「…買出しで一時間くらい離れてただけ /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \_______/ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∨ (゚д゚ )
<⌒/ヽ-、__ノヽノ |
/<_/____/ < <
(部室の入口)
紬「こんに…」
唯「あずにゃんのここ、かわいいピンク色」
梓「もっ もう、どこ見てるんですか」
紬(えっ)
唯「見てる方が苦しいくらい真っ赤…皮、剥いてあげるね」
梓「あっ、やめ、今敏感なんですっ」
紬(これは!)
唯「こんなに腫れちゃって…私、あずにゃんを楽にしてあげたい。こうかな?」ペロリ
梓「ひっ ひんっ!そ そんなとこ舐めたりしちゃらめれすよぉ!!」
紬(キマシトゥワァァァァァァァァァァ!!!!!!!)
唯「…はい綺麗に剥けた、日焼け肌。あずにゃんすぐ焼けるから小まめにお手入れしなきゃね☆」
梓「うう、UVなんて滅びてしまえばいいんです…」
紬(ぎゃふん)
充分エロい件!!充分エロい件!!!
14話で唯梓はあるだろうか
心配で夜も眠れない
90 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/14(土) 01:34:52 ID:oRPGDc4G
91 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/14(土) 02:31:36 ID:LuGMElc/
一番歌唱力が有るのが紬ちゃんで一番音痴なのがあずにゃん。キャラソン聴いてごらん。
92 :
音痴×音痴:2009/11/14(土) 06:56:28 ID:myM8MdwF
梓「私、実はあまりカラオケとか好きじゃないんです…歌、下手ですし…」
唯「そうかなぁ?あずにゃんは声も可愛いよ?それに音痴っていうなら私のほうが…」
梓「HTTのメインボーカルで絶対音感まで持ってる人が何を言ってるんですか」
唯「んー…あ、そうだ!じゃあさじゃあさ、今度、ツインボーカルで何か歌ってみようよ」
梓「唯先輩と私でってことですか?」
唯「きっと楽しいよぉ〜」
梓「でもツインボーカルなら澪先輩とやったことがあるじゃないですか、唯先輩。私なんかより澪先輩とのほうがいいですよ」
唯「前にマンガで読んだんだけどね、音痴ふたりでデュエットすると逆にいい感じになるんだって」
梓「知りませんでした…ハーモニーの一つなんでしょうか」
唯「専門用語とかはわかんないけど―」ぎゅ〜
唯「―私とあずにゃんなら最高の歌になるって自信があるんだぁ♪」
梓「それは、私もそうです。唯先輩となら…って」照れ照れ
唯「えへへ…私とあずにゃんは赤い糸で結ばれてるもんね。相性はバッチリだよ♪」
梓「はいっ♪」
律「というわけで新曲は唯と梓のツインボーカルで行ってみるか」
澪「ツインボーカルシリーズってことで、第二弾は、その…わ、私と律でやってみるか。あ、赤い糸で結ばれてる同士だし」
律「ばっ…な、なにゆってんだよ、澪ぉ。あたしの歌こそおかしーし///」
澪「おかしくねーし!律の歌、私は大好きだ!もちろん律も大好きだ!愛してる!///」
律「…澪しゃん///」
紬「いっそ乱交…もとい二組のカップルで一緒に歌えばいいんじゃないかしら」ハァハァ
夜は女と女のラブゲームですね
大変よく分かります
唯って原作で歌上手いって言及されてた気が……
95 :
92:2009/11/14(土) 09:17:35 ID:myM8MdwF
>>94 唯が梓を慰めようとしたってことで一つお願いします…
>>95 ごめん、いらんとこ突っ込んだな
GJだぜ
梓「唯先輩♪」
唯「あずにゃん!」
ある日の放課後、私は唯先輩の教室にやってきた。。
普段は直接部室に行くのだが、その日は無性に唯先輩に会いたかったのだ。
梓「特に用事はないんですけど…一緒に部室に行こうかなって」
唯「そっか!じゃあちょっと待ってて!教室の掃除当番なんだー」
梓「はい♪」
私は教室の入り口で唯先輩を待つことにした。掃除をしている姿を見るのもなかなか新鮮だ。
にやつきながら立っていると、後ろから律先輩の声が聞こえた。
律「あれ?梓じゃん」
梓「あ、律先輩…こんにちは」
律「おう!唯を待ってるのか?」
梓「はい!今掃除中みたいで…ていうか、律先輩は何してるんですか?」
律「ちょっと澪のとこ行ってたんだよ。さ、私も掃除頑張るぞー!っとその前に…」
律先輩は私の横をすり抜けると、忍び足で唯先輩に近づいていく。
何を企んでいるんだろうと思っていると…
律「ゆーいー♪」
唯「ひゃあっ!?」
私は自分の目を疑った。
律先輩は後ろからおもむろに唯先輩に抱きつくと、そのまま体をまさぐり始めたのだ。
唯「ちょ、ちょっとりっちゃ…や、やめてよー」
律「おうおう、相変わらずちっこい胸だなー!こんなんじゃ澪には勝てないぞ!」
唯「べ、別に勝負なんてしてないよ…だいたい、私よりりっちゃんの方が小さいじゃん!」
律「ぐさっ…い、言ったなー!くのやろー!」
唯「きゃああ!りっちゃん、ホントにダメだって…あは、あははは…く、くすぐっ…あははははは!」
私は呆然とその光景を見ていた。
なに、これ…なんであの二人はあんなに楽しそうなの…?
「またじゃれ合ってるよあの二人ー」
「ホント仲いいよねー」
「うふふ…なんだか恋人同士みたいだわー♪」
微笑ましそうに眺めている人たちの会話(聞き覚えのある声も聞こえたような気がする)を聞いていると、どうやら頻繁にこんなことをしているらしい。
唯先輩は私と付き合ってるのにこんなに律先輩とくっついてるだなんて…そんなの、そんなの…
律「ほれほれ!唯、ここはどうだ!ほれほれ!」
唯「やぁーん♪りっちゃんやめてってばー♪」
…もう、我慢できなかった。私は静かに二人のそばに近づいた。
律「よし、じゃあ今度は…ん?梓?」
梓「…てください…」
唯「あずにゃん?どしたの?」
梓「…してください…」
律「は?よく聞こえ…」
梓「離れてくださいっ!!」
一瞬、教室が静まり返った。皆の視線が一斉に私に集まるのがわかった。でも、今の私はそんなことは全く気にならなかった。
律「あ…梓…?どうしたんだ?」
梓「…いいから、唯先輩から離れてください!」
律「あ、ああ…なに怒ってんだ?梓」
唯「どしたのあずにゃん?私たち、なにかした?」
梓「どうもこうも…う…うぅ…」
唯「あずにゃん!?」
私は流れ落ちる涙を止めることができなかった。
そして次の瞬間、沸き上がる感情のままに、大きく叫んでいた。
梓「ゆ…唯先輩は私のなんです!だから…うぅ…ズズーッ…だから私以外誰も抱きついちゃダメなんです!!」
…再び訪れた沈黙の後に、ざわめきが教室を包んだ。
「きゃー!」
「あの子、確か一年の子よね!」「かわいいー!」
「うふふふ…梓ちゃんったら…♪」
教室中からの話し声(やはり聞き覚えのある声が聞こえてくる気がする)を振り切るかのように、私は唯先輩の手を握った。
唯「あ…あず…きゃっ?」
梓「……」
唯「あ…あず…きゃっ?」
梓「……」
私はそのまま唯先輩を引っ張って教室を飛び出した。
後ろから律先輩の「掃除は!?」という声が聞こえてきたけど気にしないことにする。
2分後、私たちは部室にいた。
唯「はぁ、はぁ…あ、あずにゃん、どうしたの…?」
梓「はぁ、はぁ……」
唯「ねぇ、あずにゃ…」
梓「せ…」
唯「せ?」
梓「先輩の…浮気者!!」
唯「ええっ!?」
唯先輩のショックを受けた顔をよそに、私は一気にまくし立てた。
律先輩もだけど、何より腹が立つのは唯先輩だったのだ。
梓「律先輩に抱きつかれてあんなにうれしそうにするなんて唯先輩は最低です!」
唯「な、なん…」
梓「体を触られていっそう悦んでましたし!!」
唯「それはただくすぐったくて…」
梓「しょせん私のことなんて遊びだったんです!!律先輩と体を交わらせる方がいいって思ってるんです!」
唯「な、なにを言ってるのあずにゃん!?」
梓「もう唯先輩のことなんて知りません!さよなら!」
私は立ち上がると唯先輩に抱きついた。思い切り抱きついたせいで唯先輩は「小さく」むせたけど、気にしない。
唯「げほっげほっ…あ…あずにゃ…げほっげほっ…」
梓「もう私、唯先輩とは別れます!」
唯「こ、言葉と行動が噛み合ってないよ…」
梓「……」
私はじっと唯先輩の顔を覗き込んだ。かわいい。こんな唯先輩を他人になんて渡したくない。
そのために、ここで唯先輩にしっかりと私の恋人としての自覚を持たせなければ…
梓「先輩っ!」
唯「は、はい!」
梓「私のこと、好きですか?」
唯「う…うん、好きだよ」
梓「ホントに?」
唯「ホントだよ、大好きだよ!」
梓「じゃあ…私にキスしてください。そして誓ってください。今後金輪際私以外に抱きついたり抱きつかれないって」
唯「き、キス!?ていうか抱きついちゃダメって憂も?あと抱きつかれちゃダメってどういう…」
梓「いいから誓ってください!」
唯「あずにゃん…なんかよくわかんないけど…わかった…」
唯先輩は私に唇を重ねた。そして私はタイミングを見計らって、先輩の口に舌を差し込む。
唯「んんっ…んんー!ん…んん…」
数十秒後、私が唇を離した時には、唯先輩の口からは唾液が垂れていた。もちろん私と唯先輩、二人分のものだ。
しかし、本で読んだように綺麗にはいかないな…
唯「あ…あず…にゃあ…」
梓「唯先輩…もう、浮気はしませんね…?」
唯「う…うん…」
梓「じゃあ…皆さんが来るまでもう少しキスしてましょうか」
唯「え、今足音聞こえてるけど…」
梓「見せつけなきゃ意味がないんです!!」
唯「そんな、恥ずか…んんっー!!」
終わり
ノリで書きました
タイトルは適当です。特に意味はありません
>>102 IDに相応しいGJなSS
てかタイトルどうみてもB'z(ry
ディープキスはエロに分類
テキスト上げにするべき
律「ほい、澪〜。あーん」
澪「り、律…恥ずかしいよぉ」
律「いいじゃん、いーじゃん。ほらほら〜」
澪「あ、あーん…ん。美味しい…」ぱくっ
律「だろだろ〜」
澪「じゃ、お返しだ。あ、あーん」
律「あ〜ん♪」ぱくっ
澪「お、美味しいか?」
律「もちろん♪澪の愛情で美味さ100倍増しだよん♪」
澪「ば、ばか律っ!サラッと恥ずかしいこと言うなよぅ///」
律「へへっ…み〜お♪」
澪「りちゅぅ〜///」
紬「ゲヒヒヒヒヒ!」ボタボタボタボタ
唯「りっちゃんも澪ちゃんも一度スイッチ入ると周り見えなくなるね」
梓「美人で優しい澪先輩はどこに…」
唯「ねぇ、あずにゃん」
梓「あーんはしませんからね」
唯「あうっ…先にストップされちゃったよぅ…」シュン
梓「あのふたりはともかく、私はあんな恥ずかしい真似できません」ツーン
澪「ねぇ…律。律のおでこにクリーム塗りたくって舐めてもいい?」
律「澪は本当にそれが好きだな。…澪がしたいなら、い、いいよ///」
澪「だ、だって律の味と混ざって美味しさハキューンってなっちゃうんだもん///」
紬「ナヒヒヒヒヒヒ!」ハァハァハァハァハァハァ
梓「嗚呼…美人で優しい澪先輩はどこに…」
唯「む〜…あずにゃんたらさっきから澪ちゃんのことばっかり」
梓「澪先輩のことばかりと言いますか、ムギ先輩には触れちゃいけない気がして…(普通に怖いし)」
唯「あ、そだ♪」モグモグ
梓「? どうしたんですか? そんなハムスターみたいにケーキを頬張らなくても」
唯「はふやん♪(訳:あずにゃん♪)」ぎゅ〜
梓「いや、言えてませんから―って、むぐっ」
唯「んっ、んむ…んふぅっ…」むちゅちゅ〜
梓「ん〜〜〜! ?! んはっ…んんんっ!」
唯「ぷはっ―どう? 美味しかった?」
梓「な、何考えてるんですかぁ! ケーキ口移しなんて…喉に詰まったらどうするんですかっ///」
唯「大丈夫! 舌でちゃんと押し潰したし」あずにゃんペロペロ
梓「ひゃっ!? ほっぺを舐めないでくださいぃ///」
唯「だって顔中にクリームついちゃってるんだもん。責任持って舐めとるよ〜」ペロペロペロペロ
梓「ゆ、唯先輩〜!」
唯「だってあずにゃんが澪ちゃんのことばっ―んっ!?」
梓「…口の中に残っていた分ですけど…お返しですっ」むちゅちゅ〜
唯「あ、あずにゃん///」ジ〜ン
梓「唯先輩のほっぺも…ペロペロしていいですか?///」
唯「うん…責任取ってね、あずにゃん♪」
紬「キマシタワー!!!!」ガカァッ!←鼻血
和「…軽音部ご一同様、停学と。不純同性交遊極まれりって感じね」
憂「お姉ちゃんっ! 梓ちゃんっ! そーゆーことするときは呼んでくれなきゃ!」
和「邪魔しちゃいけないし、行きましょ、憂」
憂「はい、和さん」ジャラ←和が首輪のリードを引っ張った
すいません…悪ノリし過ぎました。さわちゃん先生に掘られてきます。
ちょっとやり過ぎたな
>>111 悪ノリしすぎw
個人的にはGJだけどw
「エロ注意」とか冒頭にあるといいかも
とりあえずムギを人に戻してw
むぎちゃん…ついにあっちの世界に旅立ったのか…
和ちゃん憂ちゃんに何をしたんだw
首輪って…
でも口移しgj
>>111 もう皆人間の域を超越しているな…
もっとやれ!!もっとやれ!!!
>>111 律澪&唯梓がイチャラブ、紬が仙人レベルの変態、和憂が主従関係…か…っ!
だがさわ子の件は許さない!!!
今日唯と梓が一緒に映画見に行く夢見た
誰か形にしてくれ・・・
122 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/16(月) 01:24:33 ID:ZICk3zNr
>>116 確かに百合スレのムギの扱いはちょっとひどいものがあるな
変態兼鼻血キャラがすっかり定着してるし
お前らっ・・・っ!
自分で書こうって気概はないのか!
自給自足・・・っ!自給自足・・・っ!
ねだるな勝ち取れ
自給自足は出来ている!
それを形に出来ないだけだ!!
甘いものばかり食べてると虫歯になるぞ
てことで、以前書いた話の続きを書いてみました
少々長いですが、投下してみます
唯『私…あずにゃんのことが好き。ずっと、ずっと大好きだった…だから、私と…付き合ってください』
私が唯先輩の告白を断ってから、3週間が過ぎた。
唯先輩はその間、以前と変わらない様子で過ごしていたし、私に対しての態度が大きく変わるということもなかった。
なのに私は、あの時の唯先輩の言葉を忘れることができないでいた。
自分の行動が間違っていただなんて思わない。
女同士の恋愛が成り立つとは思えなかったし、OKしても上手くいくとは思えなかったからだ。
でもそういう理屈以前に、私には一つ、いくら考えても答えを出すことのできない疑問があった。
私は、唯先輩のことをどう思っているのだろう。
もちろん、嫌いではない。あの時言ったように、先輩として、仲間として、唯先輩のことは好きだ。それだけはハッキリと言える。
でも…本当にそれだけ?唯先輩は私にとって、それだけの存在にすぎないのだろうか…
堂々巡りの自問自答から逃れるように、私は無理矢理に部活に精を出し日々を過ごしていたのだった――
唯「あずにゃん、こんにちは♪」
梓「こんにちは。唯先輩」
今日もいつものように、私は部活にやってきた唯先輩と軽いあいさつを交わす。
以前と違って、私に抱きついてくることはない。
毎日のように感じていた唯先輩のぬくもりと柔らかさは、もう私の記憶からも薄れつつあった。
でもそれはある程度予想できていたことだ。いくら唯先輩でも、自分を振った人間に抱きつく気は起こらないだろう。
唯「あずにゃん、昨日教えてもらったとこ、だいぶ出来るようになったよー♪」
梓「そうですか、じゃあちょっと弾いてみてください」
唯「うん!」
でも、それ以外は何も変わらない。
軽音部の先輩と後輩で、同じギターを担当する仲間。私と唯先輩の関係はそれだけなのだ。
そこには特別な感情なんてないし、それ以上近づくことも、遠ざかることもない。
唯「あずにゃーん?」
梓「はっ…はい?」
唯「どうだった?今の」
梓「え…あ、ええ、すごくよかったですよ」
唯「ホント!?やったー♪」
…だから、このままでいよう。あの日のことなんて早く忘れて、楽しく部活をしよう。
それが私にとっても唯先輩にとっても、最善の道なんだから…
律「なぁ、おまえらケンカでもしてるのか?」
その日、皆でお茶を飲んでいると律先輩がこんなことを言い出した。
私は思わず唯先輩の方を見てしまい、あわてて目を逸らす。
梓「な…なんでですか?」
律「いや、なんか前みたいにくっつかなくなったからさ」
澪「確かに…最近唯も梓も妙に静かだよな」
紬「唯ちゃん、梓ちゃん、なにかあったの?」
予想以上にこの3人は鋭い。私としては感づかれてはいないと思っていたのだけど…
やっぱり小さな雰囲気の変化には敏感なのだろうか。
梓「な、なにもないですよ!ねぇ唯先輩?」
唯「……」
梓「…先輩?」
唯先輩は黙ってうつむいていた。その目は虚ろで、焦点が定まっていないようだった。
澪「唯?どうした?」
唯「ん?あぁ…ううん、何でも」
律「そんで、何かあったのか?お前と梓」
唯「別になんにもないよー?」
紬「でも、前はよく梓ちゃんに抱きついてたじゃない。どうして最近しないの?」
唯「あはは、それは前が変だったんだよー、ね、あずにゃん」
梓「えっ…?は、はい、そうですよね…」
突然話しかけられて戸惑うと同時に、私の胸に刺すような痛みが走った。
唯「あずにゃんだって前から鬱陶しいって言ってたし、先輩としてもいつまでもべたべたしてちゃいけないからね!」
律「そ、そうなのか?ならいいけどさ」
澪「ま、唯もようやく先輩としての自覚を持ったってことか」
紬「でもたまにはいいんじゃないかしら?」
唯「ムギちゃん、なんでわくわくした顔してるの?…さ、そんなことより皆早く練習しようよ!」
律「お、唯がやる気だな!よーし野郎ども、始めるぞー!」
澪「野郎はいないだろ!」
律「あだっ!」
梓「……」
…唯先輩は、私から距離を置こうとしてる…分かりきったことなのに、なんでこんなにショックなんだろう…
唯「あずにゃん、頑張ろうね!」
梓「は…はい…」
唯先輩は不自然な笑顔を私に向けた。それは、今にも泣き顔に変わってしまいそうな、そんな弱々しい笑顔だった。
それを見て、私の胸の痛みはさらに強くなっていく…
その日部活が終わった後、私は一人部室に残っていた。なんとなく、帰る気にならなかったのだ。
…唯先輩は、私に告白を断られてから距離を置いている。
それはつまり…私のことを忘れようとしてるのかな。私のことを、嫌いになったってことなのかな…
そんな風に考えていると、どうにもならない感情が沸き上がってくるのを感じた。
後悔と切なさと自己嫌悪が入り交じったような、そんな感情が沸き上がってきて、自然と目に涙が溢れる。
私はバカだ…自分の本当の気持ちに向き合わないで、適当な理由をつけて唯先輩の告白を断るだなんて…
梓「…唯先輩…」
ぼそっとつぶやいて机に突っ伏していると、扉が開く音がした。ハッとして顔を上げると…
唯「…あずにゃん?」
そこには、きょとんとした顔をした唯先輩が立っていた。ちょうど、3週間前の私のように。
梓「ゆ…ゆい…せ…」
唯「どしたの?」
梓「唯先輩っ…!!」
私は何も考えずに、唯先輩に駆け寄っていた。
自分のこの行動が何を意味するかだとか、唯先輩がどう思うかだとか、そんなことはどうでもよかった。
ただ、唯先輩のぬくもりを感じたかった。ただ、唯先輩の優しさを感じたかったのだ。
唯「あ…あずにゃん?」
梓「……」
私は何も言わずに、唯先輩に抱きついていた。というより、しがみついていた。強く、強く。
でも、唯先輩の腕が私の体を包むことはない。それが、私が3週間前に選んだ選択の結果なんだろう。
唯「ねぇ、どうしたのあずにゃん?何も言わないんじゃ分かんないよ」
梓「……」
唯「…とりあえず、離して?ちゃんと話聞いてあげるから」
梓「…嫌です」
唯「あずにゃん…?」
唯先輩から感じ取れる、拒絶の意思。
それは当然の気持ちだろうし、私にはそれをとやかく言う権利なんてない。だって私は、唯先輩を振ったんだから。
でも、もう私は逃げない。自分勝手だって責められてもいいから、本当の気持ちを唯先輩に伝えよう。
唯「ねぇ、あずにゃ…」
梓「唯先輩」
唯「な…なに?」
梓「今さらこんなことを言うのは、自分でも勝手だと思います。でも…私、ちゃんと言います。あの時の返事を」
唯「え…?」
梓「私、唯先輩のことが好きです」
唯「……!」
私の言葉に、唯先輩は表情を強張らせた。何を言っているのかわからない。そう言いたげな様子で、私を見つめていた。
梓「…あの時私は、自分の本当の気持ちに気付いてませんでした。
でも私、唯先輩から離れて、先輩のことをちゃんと見て、やっと気付けたんです。私は本当は…」
唯「…待ってよ、あずにゃん」
唯先輩は私の肩を掴むと、強い口調で言った。
唯「なに…言ってるの?あずにゃんあの時言ったでしょ?私のことはそういう目じゃ見られないって」
梓「ですから、あの時は…」
唯「私、ちゃんと諦めたんだよ?あずにゃんのこと。だから、気を使ってくれてるんなら大丈夫だから」
梓「そうじゃないんです!私は…」
唯「そうなんだよ!!」
唯先輩の叫び声に、私はびくっと体を震わせた。でも唯先輩の体は、私以上に強く震えていた。
梓「唯…先輩?」
唯「あずにゃんは、私のことなんて好きじゃないんだよ…だって、だってあずにゃんは澪ちゃんのこと…」
なんとなく、唯先輩の言いたいことはわかった。3週間前、私が告白を断った後唯先輩は『澪ちゃん帰っちゃうよ』と言った。
それは、私が澪先輩に対して特別な感情を抱いていると思ったから出た言葉なんだろう。
唯「あずにゃんは…グスッ…澪ちゃんのことが好きなんでしょ…?」
梓「…なんで、そう思うんですか?」
唯「だって…だってあずにゃんは…うぅ…うっ…グス…」
梓「…もう一度、言いますね。唯先輩」
私はもう一度唯先輩を抱き締めた。思い切り背中に手を回して、力一杯抱き締めた。
梓「私は、唯先輩のことが大好きです。ずっと、ずっと一緒にいたいです」
唯「あ…ず…」
梓「これが私の返事です。本当の、私の気持ちです。だから今度は…唯先輩の返事を聞かせてください」
唯「……」
唯先輩は、しばらく沈黙していた。私の腕の中で、ずっと何かを考えるように。
私よりも背が高いはずなのに、その時の唯先輩はとても小さく見えた。
唯「…私」
梓「はい?」
唯「私…あずにゃんのこと、好きでいていいのかな」
梓「どうしてそんなこと聞くんですか?」
唯「だって私…あずにゃんに振られて、距離置こうとしてたんだよ?なのに…」
梓「いいんですよ。私が唯先輩のこと好きなんですから、それでいいじゃないですか」
唯「ホントに…?」
梓「ホントです。それで、返事は…?」
唯「……」
唯先輩は、何も言わない代わりに思い切り私に抱きついてきた。私はバランスを崩しながら、なんとか唯先輩を支える。
梓「せ、先輩…危ないですよ」
唯「えへへ…ごめん」
梓「…もう。泣いてるんだか笑ってるんだかわからないですよ」
頬を伝う涙をぬぐってあげると、唯先輩はうれしそうに微笑んだ。
それは、今までに見たことのない、天使のような笑顔だった。
唯「あずにゃん」
梓「はい?」
唯「ありがとう…私、あずにゃんのこと、大好きだよ」
梓「はい…私もです」
私たちは見つめ合ってから、そっと唇を重ねた。
――ありがとう、唯先輩。
終
長々とすいませんでした
誤字脱字あったらご勘弁を
乙乙乙!!!
あーこれで安らかに眠れる…!!
なんという1スレ越しのハッピーエンド…!
感動した!
超GJです!
>>135 乙
前編ってまとめwikiにある?探しても見つからない
スマン、自己解決した
それにしてもハッピーエンドでよかった…!!
>>135 うわああああああぁ!!!!
俺は!!俺は!!感動したぞ!!!!
乙!!
141 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/16(月) 19:59:29 ID:jGtZEI1n
超悶えながらニヤニヤした
まじGJ
ハッピーエンドは良いものだ
最近悲しい話しか思い浮かばなくて自重してたけど、頑張るよ
というか、いいの見せてもらったおかげでモチベ上がってきた…
本当にありがとう
>>135 乙!!
やっぱりハッピーエンドっていいな〜
感動した
>>121氏に捧ぐ
唯「おぉう、あずにゃん、今日は髪下ろしてるんだね。可愛いよ〜ぅ」
梓「せっかく唯先輩とお出かけですからちょっとがんばってみました。…へ、変じゃないですか?」
唯「可愛いって言ったばっかじゃん〜」
梓「よかった…髪、セットしながら澪先輩と見分けつかなかったらどうしようって思ってました」
唯「前にさわちゃんがそんなこと言ってたね」
梓「律先輩もツインテールにした澪先輩に「梓そっくり」って言ってました」
唯「そうかなぁ?私、あずにゃんだったらどんな髪型だって何百メートル先からでもわかるよ」
梓「そんなオーバーな」
唯「いやいやホントだよ。さっきもあずにゃんのこと、すぐに発見したし」
梓「あぁ、人込みの中だったのに一発で見つけてもらって…それは確かにすごいなって思います。公衆の面前でハグは自重して欲しいですけど」
唯「あずにゃんがどこにも行かないように捕まえたのさ♪」
梓「心配しなくてもどこにも行きませんって。――見分けるコツとかあるんですか?」
唯「コツってほどじゃないんだけど――ほら、私ってあずにゃんしか目に入ってないからね。それがコツって言えるのかなぁ」
梓「なるほど。それなら私にもやれそうですね」
唯「じゃあ、次はあずにゃんに捕まえてもらおっと。楽しみにしてるね、あずにゃん♪」
梓「ふふふ…やってやるです」
>>146 きゃああああああ
ありがとう!!!!いい夢見れそうだ!!
ゆいあず素敵
ゆいあず天使
ちょwwwwwBD5巻のコメンタリーwwwww
あやにゃん、梓と唯のカップリングとか言い放って吹いたwwwww
唯「あずにゃん、私彼氏できたんだー♪とっても優しい人なんだよ!」
梓「は…?な、なに言ってるんですか!?先輩に彼氏なんて出来るわけ…」
唯「あ、デートの時間だ!それじゃまたねー♪」
梓「ちょ、待って…そんな、嫌ですよ先輩!唯先輩!!」
梓「…はぁ」
紬「梓ちゃんどうしたの?ため息なんてついて」
梓「いえ、なんでも…ちょっと嫌な夢見ちゃって」
紬「夢?」
梓「あはは…ちょっと…」
――今日私は、夢を見た。唯先輩に彼氏が出来る、そんな夢だ。
現実にあって欲しくない、一番見たくない夢をどうして見たのか、自分でもよく分からない。
けどもしかしたら…それは私の心の奥底にある不安が形になったものなのかもしれない。
そんなこんなでもやもやと考えながらお茶をすすっていると、さわ子先生が突然言った。
さわ子「あんたたち毎日部活がんばるのもいいけど、彼氏の一人や二人いないの?」
梓「ぶーーー!!」
律「梓!?」
澪「だ、大丈夫か!?」
梓「ゲホゲホ…だ、大丈夫です…」
この人は一体なにを言い出すんだろうか。
よりにもよってこのタイミングでそんな話しなくたっていいのに…
さわ子「特に唯ちゃん!あんた毎日ギターいじってばっかでいいの!?」
唯「えー?私は別に…」
さわ子「ダメよもっと青春を謳歌しなきゃ!唯ちゃんかわいいんだから、いい男捕まえて色々貢いでもらっちゃいなさい!」
唯「はぁ…」
律「いや、貢ぐって…ん?どうした梓?」
梓「い、いえなんでも…ゆ、唯先輩は彼氏なんていりませんよね?」
唯「え?あ、うん、そうだよねー」
さわ子「なんでよ?」
唯「だって私はあずにゃんと…」
梓「あ、あぁ!もうこんな時間ですよ!早く練習始めないとー!」
澪「え、まだお茶飲み始めて5分くらいしか経ってないぞ?」
梓「なに言ってるんですか!練習はいくらやったところで損はないんです!努力は嘘をつかないんです!」
澪「お、おう…?」
紬「それで、どうして唯ちゃんは彼氏いらないの?」
唯「だって私、あずにゃんとつき…」
梓「さ、さぁ唯先輩も練習練習!!皆さんもぼんやりしてないで早く準備してください!」
唯「わ、ちょっとあずにゃ…むぐぐ」
唯先輩の口を押さえつけながら、私はふと思った。
今日あんな夢を見たのは、私と唯先輩が付き合っているから、なのかもしれない…
唯「へぇ、そんな夢見たんだー」
部活が終わった後の二人きりの部室で、私は唯先輩に今日の夢のことを話した。
なんとなく、心の中にしまいこんだままにはしたくなかったのだ。
でも予想外に、唯先輩の反応はあっさりとしたものだった。
梓「へぇって…もっと真面目に聞いてください!」
唯「ごめんごめん…でも、なんでそんな夢見たのかな?」
梓「そ、それは…」
唯「だってあずにゃんは私の恋人なのにさ、私に彼氏ができる夢見るなんて変だと思わない?」
梓「…思います」
唯「だよねー、なんでかなぁ?」
梓「多分、ですけど…」
唯「ん?なに?」
梓「……」
その理由はなんとなく分かっていた。
けどそれを言葉にするのは恥ずかしいというか、自分の弱い一面を見せるようで、なかなかはっきり言うことができない。
唯「なに?あずにゃん」
梓「その…なんていうか…」
唯「なーにーあずにゃん!気になるよー♪」
唯先輩に抱きつかれて、私はようやく素直に話せるような気持ちになる。
…というか、ちょっぴり抱きつかれるのを待っていたんだけど。
梓「…私、不安なのかも」
唯「不安って?」
梓「今はこうして唯先輩と恋人同士でいられるけど…いつか唯先輩にも彼氏ができて、別れなきゃいけなくなるんじゃないかって」
唯「あずにゃん…」
梓「…でも考えてみればさわ子先生の意見も一理ありますよね。やっぱり唯先輩も私といるより男の人といる方が…きゃ」
私の言葉を遮るように、唯先輩は私の頭をすっぽりと胸の中に抱きしめた。
私は呼吸ができなくなって、唯先輩の背中を叩く。
梓「ん…んー!」
唯「…あずにゃんのバカ」
梓「ぷは…え?」
解放されて唯先輩の顔を覗くと、先輩はなんだか悲しそうな顔をしていた。
まさかこんな表情をしているとは思わなかった私は、思わずあわててしまう。
梓「せ、先輩?どうしてそんな顔…」
唯「あずにゃんは、私のこと好きじゃないの?」
梓「好きですよ!好きに決まってるじゃないですか!」
唯「じゃあ、別れなきゃいけないとか、他の人がどうとか…そういうこと、言わないでよ」
梓「え…」
唯「私、あずにゃんのこと大好きだよ?だからいつまでも一緒にいたいよ…」
梓「唯先輩…」
唯先輩は私の胸に頭を寄せた。私は優しく、その背中を抱きしめてあげる。
そうだ、私はなにを言っているんだろう…どんな夢を見ようが、それは夢でしかないのに。
梓「…ごめんね唯先輩。私…」
唯「あずにゃん」
梓「はい?」
唯「もう一回言って?…私のこと、好き?」
梓「…はい。大好きですよ、唯先輩」
唯「ありがと…私も大好きだよ」
私の言葉に、唯先輩は安心したように私にしがみついた。そして私も、いっそう強く先輩を抱きしめる。
唯「…あ、ねぇあずにゃん」
梓「なんですか?」
唯「女の子同士って、結婚できるのかな?」
梓「…多分、日本じゃ無理なんじゃないですか?」
唯「そっかー…残念だなぁ。あずにゃんと結婚できたらよかったのになぁ」
梓「大丈夫ですよ。結婚できなくても、一緒に暮らすことはできますから」
唯「あ、そっかー!よかった♪」
梓「ですね♪」
唯「えへへ…ずっと一緒だよ、あずにゃん」
梓「…はい。ずっと一緒にいましょうね、唯先輩」
そしてまた、私たちは抱き合った。
なんだか今夜は、いい夢が見られそうだ。
終わり
以上です
かっこつけて英語でタイトルつけちゃったりしちゃいましたが、最後まで読んでくれたら幸いです…
GJ!
ムギに相談すれば、きっと何とかしてくれるw
160 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/18(水) 17:50:48 ID:J1B3HDTR
紬「費用もこちらが出すわ♪」
161 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/18(水) 18:44:43 ID:ASaqhLFq
百合がお好きなんですか?
Yes dontokoides.
>>150 え、ちょっとちょっと何言い出したのこの娘ww
と思った
天然先輩とツンデレ後輩の組み合わせは
マリみての祐美×瞳子を思い出すな
梓「ゆ、唯先輩!!」
唯「なあにー?」
梓「こ、今度の日曜日なんですけど…なにか予定ありますか?」
唯「うーん、特にないかなぁ…なんで?」
梓「その…い、一緒に、その…えっと…」
唯「なあにー?一緒になにするの?」
梓「え…映画見に行きませんかっ!!」
唯「行く!」
梓「返事はやっ!」
…というわけで、私とあずにゃんは映画を見に行くことになりました。
日頃クールなあずにゃんが顔を真っ赤にして話しかけてきたから何事かと思ったら、まさかデートのお誘いだなんて…♪
唯「日曜日、とっても楽しみだね、あずにゃん♪」
梓「はい♪」
梓「それでどうして遅刻するんですかあなたって人は!!」
唯「ご、ごめんなさーい…」
日曜日、待ち合わせの時間から30分遅れた私は、公衆の面前であずにゃんに叱られていた。
周りの人はほほえましそうに笑っているけど、一応先輩なんです私。結構へこみます…
梓「まったく…あれだけ遅れないように早く寝てくださいって言っといたのに」
唯「だって…あずにゃんとデートするのが楽しみで寝られなかったんだもん」
梓「…え?」
唯「ほら、こんな風に二人だけでお出かけするなんて今までなかったでしょ?なんかわくわくしちゃって」
梓「へ、へぇ〜…」
唯「それもあずにゃんから誘ってくれたんだし…大好きな人からデートに誘われるなんて幸せだなぁって思ってたら、つい…」
梓「ま…まぁ、今回は許してあげます。別に映画が見られなくなったわけでもないですし」
唯「ホント!?ありがとあずにゃーん♪」
梓「だ、抱きつかないでくださいよ!恥ずかしいですよもうー♪」
抱きつく私の顔を押し返すあずにゃんは、怒っているような笑っているような、おかしな表情だった。
どうしてこんなことになってるのかわからないけど…なにはともあれ、映画館に出発!
梓「それでなんでホラー映画なんですか!!」
唯「え?だっておもしろそうでしょ?」
梓「そういう問題じゃなくですね!もっとこう、ムードというかなんというか…せっかくのデートなのに…ゴニョゴニョ」
唯「まぁまぁ!二人一緒ならなに見たって楽しいよ!それともあずにゃん、こういうの怖いのー?」
梓「ま、まさか!余裕ですよ澪先輩じゃあるまいし!」
そう豪語していたあずにゃんは10分後、ガタガタ震えながら私にしがみついていた。
梓「あ、あはは、こ、こんな低レベルな演出笑っちゃいますねぇ!」
唯「あずにゃん、どうして私にくっついてるの?」
梓「ちょ、ちょっと寒いんですよここ!暖房効いてないみたいですね!」
唯「え、そうかな?普通にあったかいと思うけど」
梓「寒いったら寒いんです!だいたい…きゃあっ!!」
ちょっとグロテスクなシーンになったとたんに、あずにゃんは私に飛び付いてきた。
これはこれでかわいいけど、ちょっとかわいそうかも…
唯「あずにゃん大丈夫?そんなに怖いなら見るのやめようか?」
梓「だ、大丈夫ですし怖くもありません!だいたい、せっかくお金払ったのにもったいないです!」
唯「でも…」
梓「大丈夫です!」
あずにゃんは私から離れると、スクリーンに視線を戻した。その目には、うっすらと涙が浮かんでいるようだった。
どうやら意地になっちゃったみたいだ。怖いなら無理しなくていいのに…そうだ!
唯「ねぇあずにゃん♪」
梓「はい…?きゃっ…」
私はあずにゃんに体を密着させて、その小さな手を握った。
あずにゃんの手は心なしか、というよりかなり震えていた。
梓「な…なにするんですか」
唯「こうすれば怖くないでしょ!」
梓「べ、別に私は…」
唯「いいからいいから!ね?」
梓「……はい」
私たちはそのままで映画を見た。
こうしていると常にあずにゃんのぬくもりが感じられて、なんとなく怖さは半減するような気がした。
あずにゃんは相変わらず下を向いてうつむいていたから、怖いままかもしれないけど…あぁ、顔が赤くなるほど怖いのかなぁ…
唯「いやぁ〜、おもしろかったねー♪」
梓「…あんまり覚えてないです」
唯「えー?私が手握っててあげても怖かった?」
梓「そうじゃなくて…ゆ、唯先輩のことが気になって…ゴニョゴニョ」
唯「ん?なあにー?」
梓「な、なんでもありません!それより、これからどうするつもりですか?」
唯「映画も見たし、帰ろっか♪」
梓「なんでそうなるんですか…まだ色々行けるじゃないですか!」
唯「色々って?」
梓「買い物行ったり何か食べたり…とにかく、このまま帰るなんて嫌です」
唯「あずにゃん…そこまで私のことをー♪」
梓「ちっちが…いや、違ってはないですけど…えっと…そうだ、これは唯先輩の義務なんです!」
唯「義務?」
梓「そうです!私にあんな映画を見せたんですからおわびしなきゃいけないんです!」
唯「んも〜素直じゃないな〜♪もっと遊びたいって言ってくれればいいのに〜♪」
梓「な…」
私の言葉に、あずにゃんは顔を真っ赤にして硬直していた。
もしかして、図星だったのかな…もちろんこういうあずにゃんもかわいいんだけど。
梓「……」
あずにゃんは意を決したかのように顔を上げると、スッと私の手を掴んだ。
唯「あずにゃん?」
梓「…行きますよ。まずはお昼にハンバーガーでも食べましょう」
唯「わ、ちょっと待ってよあずにゃ〜ん!」
私の手を引いて走り出すあずにゃんの横顔は、なんだかとっても楽しそうだった。
どうやら、今日のデートは、まだまだこれからが本番みたいだ。
梓「唯先輩、今日はたくさんおごってもらいますからねーっ♪」
唯「えぇ〜!」
fin
>>120のリクにプラスαして書いてみました
長々とスマソ
ハンバーガーショップで食事してる所をたまたま通りかかった澪と律に目撃されて
後日冷やかされる所まで想像した
月曜日:部室
律「んっふっふ〜♪梓ぁ、昨日はお楽しみだったなー?」
梓「!!!な・・・何のことですか」
律「しらばっくれても無駄だぞー!昨日偶然あの店を通りかかったらあらビックリ!
唯と梓が仲良くお食事中ではありませんか!」
梓「み、見てたなら声かけてくれればよかったのに(っていや、そんな事になったら折角の・・)」
律「で〜と♪だったんだろ?いいねぇ若いもんは」
澪「お前もな」
紬「あら、唯ちゃんと梓ちゃん、昨日はデートだったの?」
唯「うん!昨日はあずにゃんとね〜・・」
梓「そんなわけ無いじゃないですか!!な・・・何で私が唯先輩とデ、デ、デートなんか・・・」
唯「え・・・あずにゃん・・・・・・?」
梓「あ!!!い、今のはそういうことじゃなくてなんというか言葉の綾というか身から出た何かで(ry」
ダダダダダッガチャバタン!!
梓「唯先輩!待ってください!先輩!」タタタタガチャッ
走るシーン省略地の文省略
唯「ハァッ・・・ハァッ・・・ハァ・・」
梓「ゼェ・・ゼェ・・・唯、先輩・・・違うんです。今のは」
唯「・・・違わないよ」
梓「え?」
唯「私たちは昨日、何も無かったんだよね・・・?」
梓「先輩・・・全部、全部私が・・」
唯「だからさ、あずにゃん。」
梓「・・・?」
唯「今度の日曜日、デート・・・しよ?私達の・・・初めてのデート」
梓「・・・・先輩・・・・」
唯「・・・・・・・・・」
梓「分かりました。でも・・・」スタスタ
唯「・・・ん?」
梓「初めてじゃなくて、二回目です」ギュゥゥッ
唯「あずにゃん・・・」ギュッ
梓「次は唯先輩が行きたい所に、私を連れて行ってください」
唯「うん!次の日曜日が楽しみだね!」
梓「はい、楽しみにしてます・・・♪」
よしこれでもう一回書けるぞ
ってことで誰か甘甘なやつをおねげえします
唯×梓が和、憂と四人で食事に出掛けたというシチュエーションを考えてみた
唯「ほい、あずにゃん。あ〜ん♪」
梓「ちょ…唯先輩っ!ふたりが見てる前でなんてそんなっ…」
唯「いつもやってることじゃ〜ん。ほい、あ〜ん♪」
〜四人のインナースペース開始〜
唯(あずにゃん♪あずにゃん♪あ〜ずにゃんにゃん♪)
梓(あああ…ガン見されてる…唯依存症間違いなしのふたりが私をガン見…もしかして睨んでるっ!?こ、これは、こ、殺される!?)
和(また唯は迷惑かけて…まぁ、この子はしっかり者みたいだし、うまく手綱を持ってくれそうね)
憂(あ〜んしてるお姉ちゃん可愛いなぁ♪照れてる梓ちゃんも可愛いッッッ!!!ゆいあず節だよ人生はッッッ!!!)
〜ここでインナースペース終了〜
和「ちょっと憂」
憂「はい、なんですか和さん?」
和「このふたりを観察するのはいいんだけど…一人で放っておかれるのも寂しいものなのよ」
と言いつつ、自分のスプーンに乗せたアイスを憂の前に差し出す和
和「どうするかは憂が決めていいわよ」
憂「和さん///」
紬(やっぱり私の目に狂いはなかったわ…憂ちゃんは私と同じ匂いがしていたもの…私が卒業してからも桜高は安泰ね♪)
当然のように観葉植物の向こうから四人を盗撮もとい見守る百合の女神様
同席者はもちろん「りつー」「みおー」しているあのふたり。
ロミジュリにうっとりしていた憂だけど、あれは劇に感動していたのか、律澪にキュンキュンキテいたのか…
ここでは和憂もデフォなのか?
素晴らしい
いつも思うが無駄に行間空けてる奴は何なんだ?
60行いっぱいまで使えば消費レスを少なくできるのに何やってんだよ
>>177 自分の見たらかなり無駄に開いててワロタwwすまん
読みやすいかと思って開けてたんだが、かなり迷惑になってたなー
今後は自重する、ごめんなさいね
空けた方が見やすいから、別に空けても良いと思うけどな
>>175 木役の唯に見とれてたんだろ
梓「♪〜」
紬「こんにちは、梓ちゃん」
梓「あ、ムギ先輩。こんにちは」
木曜日の昼下がり。より具体的に言うならば5限と6限の間の休み時間。私はトイレから教室に戻ろうとした所で、ムギ先輩と遭遇した。
一年生と二年生ではフロアが違うので、(澪先輩は例外として)先輩達に会うことは滅多に無いのだが。
梓「どうしたんですか、こんなところで?」
紬「ちょっとね。職員室に用事があったの」
梓「そうでしたか」
紬「それより、随分ご機嫌みたいだけど?」
梓「あ、え!? そ、そう見えましたか……?」
紬「それはもう。まるで日曜日のデートが待ちきれない恋する乙女のような――」
梓「っ!」
ムギ先輩のその発言に、廊下に屯していたクラスメイト数人が視線を向ける。
私は咄嗟にムギ先輩の口を塞いで、廊下の端っこに連れ込んだ。
梓「(ムギ先輩、一体どこでそのような与太話を?)」
紬「何を言っているの梓ちゃん。ただの比喩よ? それとも本当にデート――」
梓「わぁああああ!!」
その叫びに、またしてもクラスメイト達の視線が私に集まる。
ていうか、なんでこの人普通のトーンで話してるんだよ。わざわざ小声にした私はどこの道化だこのやろう。
どうしたの、梓? という外野からの声に、私は必死になんでもないとアピールする。
そんな私の様子を見て、ムギ先輩は嬉しそうに口元を歪めていた。
梓「もう、有らぬ誤解を招いたらどうするんですか……」
紬「ふふ、ごめんね梓ちゃん。それじゃ、私はそろそろ行くから」
梓「あ、はい。ではまた放課後に」
紬「ええ」
朗らかに挨拶を交わし、ムギ先輩は踵を返した。
そして――、
紬「二週連続なんて、素晴らしいわね」
言い残されたその言葉に、私はがっくりと膝をついた。
梓「……」
なんでバレてんの?
――日曜日。デート当日。
待ち合わせの場所で、私はまたしても待ち惚けを食っていた。
梓「(全く……、今度こそ遅れないでくださいねって、あれほど念を押したのに)」
憤りはしてみたものの、きっとまたあの笑顔で許してしまうであろう自分に嘆息する。
梓「まだかな、唯先輩……」
先輩が来るまでの間、少しだけ思考を巡らせてみることにする。
何について? 決まってる。どうしてムギ先輩にバレているかについて、だ。
一番手っ取り早く導ける解は、律先輩がバラしたってことだろうけど。
しかし澪先輩も一緒なのだから、不用意に言い触らすような状況にはなり得ないとも思う。
となると、律先輩達同様に、先週私と唯先輩が一緒にいるところを目撃していた、か。
梓「……有り得る」
唯「何が有り得るの?」
梓「わぁ!?」
目の前には、小首を傾げて私の顔を覗き込む唯先輩。
両の手でハンドバッグを持ち、後ろ手に組むという愛らしいポージング。
イェス、ストライク。
梓「な、なんでもないです、なんでも」
唯「ふーん……。顔赤いけど、大丈夫?」
梓「こ、これは、その……、暑いから! あー、今日は暑いなー! ……なんて」
唯「えぇ、今日すっごい寒いのに。あずにゃん元気だね」
梓「……」
真に受けられてしまった。
梓「そ、それより遅刻ですよ遅刻! 今度は遅れないからって言ってたじゃないですか!」
唯「えへへ、また楽しみで寝れなくて。ごめんね、あずにゃん」
梓「……べ、別に、いいですけど」
申し訳程度に反省の色を浮かべつつ、残りの8割は照れ笑い。
なんて眩しい微笑みだろうか。再び顔が熱を帯びてきたのを感じて、私は先輩から視線を外した。
外した先にギターケースが鎮座していた。
梓「……あの、唯先輩」
唯「なぁに?」
梓「なんでギター持ってきたんですか?」
唯「え?」
心当たりがない、と言わんばかりにきょとんと目を瞬かせる唯先輩。
視線でギターケースを指し示すと、唯先輩はそれをしばらく見つめて、
唯「あれー? 私ギー太持ってきたんだっけ?」
そんなことを口走った。
梓「いや、覚えててくださいよそれくらい」
唯「んー、おかしいなぁ。持ってきてないと思うんだけど……」
梓「でもそのケース、唯先輩のですよね」
唯「うん、私のだと思う」
どういうことだ?
私は待ち惚けの間ずっとここに立っていたけれど、唯先輩が来るまでこのケースは置いてなかった。
そして、唯先輩がギターケースを持っているシーンも目撃していない。
唯先輩も持ってきてない、と言う。しかし、これは間違いなく唯先輩のものであって……。
ん?
ケースから、何か黄色い糸のようなものがはみ出している。
冬へと移ろうこの季節において、尚も燦々と大地を照らす柔らかな秋陽を浴びて、その黄色は煌いた。
黄色?
まさか――。
ケースのファスナーを静かに開く。
ビデオカメラを構えたムギ先輩が入っていた。
閉じた。
梓「唯先輩、逃げましょう」
唯「え、なんで?」
梓「なんでもです!」
唯「わ、わっ、待ってよあずにゃん〜!?」
唯先輩の手を引いて、私は走り出した。
えっと、今日のデートコースは……。ちくしょう、ギターケースの中のムギ先輩のインパクトが強すぎて完全に飛んだ。
この日の為に念入りに調べてあったのにぃぃぃ!!
脳内で不満をぶちまけながら駅前の喧騒を抜けて、私達は、入り口でカップルが親しげに話している大きな建物の中へと入っていった。
唯「あ、あずにゃん、ちょっと休もうよ」
梓「そ、そうですね……」
入り口にカップル=デートコースと安易に判断してしまったが、強ち間違いでもなかったようで、そこがどこなのかは内装を見てすぐに判断できた。
唯「ボウリングか〜」
梓「折角だからやっていきましょうか」
唯「折角って、ボウリングが目的で入ったんじゃないの?」
梓「あ、いえ……、まあ、そうでしたね」
唯「?」
悟られる訳には行かない。
唯先輩には純粋に私とのデートを楽しんでもらいたい。
それに、唯先輩が万が一ムギ先輩の存在に気付いてしまえば、どうせならムギちゃんも一緒に〜、とか言い出しかねない。
ムギ先輩には全くそんな気ないだろうけど、それでも私達のデートを阻害する可能性は全て潰さなくてはならないのだ。
受付でレーンの番号を渡され、エレベータで目的の階層へと向かう。
唯「結構混んでるねー」
梓「仕方ないですよ、日曜日ですし」
椅子に荷物を置いて、ボールを取りに行く。
重さは8か9かで迷ったが、唯先輩が10を選んでいたので9を選択した。
荷物を置いた反対側の椅子に座ると、私の真似をするようにして唯先輩が隣に座る。
梓「……っ」
唯「……?」
真横に座られた位でなんで緊張してんだ私。
自分のヘタレっぷりに思わずこめかみを押さえた。
梓「あ、あの、唯先輩」
唯「うん?」
梓「先輩からですよ」
唯「おお、そうだったね!」
唯先輩はそう言って、9ポンドのボールを掴んで放った。
いや、それ私のだよ。10ポンド使え10ポンドー!
カラカラン、と音を立ててピンが散る。
倒れたピンの数は――2本。
2本?
梓「あの、唯先輩」
唯「むううう」
梓「ボウリングの経験とかって」
唯「もちろんあるよ!」
梓「アベレージは」
唯「150くらいかな!」
絶対嘘だ。
唯「そういうあずにゃんはどうなのさ」
梓「私は、無難に100前後ですかね」
唯「ふ〜ん」
ここで私の脳が、一つの妙案をはじき出した。
せっかくデートなのだ。ただボウリングを楽しんでいるだけでは芸が無い。
梓「先輩、提案があるんですけど」
唯「なぁに?」
梓「勝負しませんか?」
唯「うん、いいけど」
梓「私が負けたらアイス奢ってあげます」
唯「本当に!? じゃあ、私が負けたらあずにゃんにあいs――」
梓「キスしてください、私に」
唯「え……?」
唯先輩は僅かの間、口を開けたまま固まって、
唯「ふ、ふふふ……、良いよ! 私に勝てると思わないことだね!」
上気して顔を真っ赤に染めあげた私に、そう宣言した。
梓「嘘だ」
終わってみれば惨敗だった。
7レーンまで、私は自分の勝利を信じて疑わなかった。
しかしこのお方、恐ろしいことに7レーンから三連続ストライク。所謂ターキーを叩き出してくれやがりまして、私は地に両膝をついて自分の爪を噛むことしかできなかったのでございます。
唯「ふふふ、私の勝ちだね、あずにゃん!」
梓「はいはい認めますとも。あそこまで綺麗な逆転劇魅せられたらいっそ清々しいですもん」
唯「アイス奢ってくれるんだよね」
梓「ええ、もう唯先輩の為ならいくらでも」
唯「……ん〜」
唯先輩は少しだけ考えるような素振りを見せて、それから私の顔をじっと見据えた。
梓「? どうしたんでs――」
――ちゅ。
梓「!」
唯「えへへ、アイスも良いけど、こっちもいいかなって」
梓「あ、あ、う」
唯「……あずにゃん?」
梓「ず、ずるいですよ……、ちゃんと決めたルールには従ってもらわないと」
唯「……そっか、ごめん」
梓「ば、ば……」
唯「ば?」
梓「罰として、もう1回です。もう1回――」
――パシャ。
パシャ?
なんだその効果音。
梓「っ、まさか!」
唯「わあ!?」
突然立ち上がった私に驚き、唯先輩が前のめりに体勢を崩す。
棚ボタと言わんばかりにぎゅっと受け止めて、私は周囲を見渡した。
ごめんなさい唯先輩。構ってあげたいけどそれどころじゃないんです。
――奴が、奴が来たんだ!
唯「奴って誰?」
梓「いいですか、唯先輩。今貴女は狙われているんです」
唯「え、ええ?」
梓「でも安心してください。私が必ず守ってあげます」
唯「話の展開が読めないよあずにゃん」
気付けば口から出ていたらしく、唯先輩の可愛らしい疑問を優しい嘘を織り交ぜて完璧に諭し、その手を取って再び走る。
ここは、このボウリング場はもうダメだ。
どこか、安全な場所に逃げなくては――!
私と唯先輩の愛の逃避行は続いた。
木を隠すなら森の中、人が隠れるなら人ごみの中、とショッピングモールを二人で歩きつつウィンドウショッピングを堪能し、またしても感じた奴の気配を逸早く察知、
逃げ込んだカラオケで盛り上がりつつも甘いムードを漂わせ、そして今私達は、ファミレスで夕食を摂っている。
長くなりそうだから端折った訳は無い。断じて。
梓「あの、唯先輩。この後予定とかって……」
唯「んー、もう少し一緒にいたいけど、あんまり遅いと憂が心配するからね」
梓「あー、想像できます」
唯「うん、だから今日はこれで解散」
梓「そういうことなら仕方ないですね」
会話を弾ませつつ、食事を口に運ぶ。
唯「そういえば、あずにゃん。結局今日一日、誰から逃げてたの?」
梓「そ、それは、む……むぁ」
唯「むぁ?」
梓「唯先輩は知らなくてもいいことなんです!」
唯「えー、気になるよー……」
梓「……じゃあ」
唯「うん?」
梓「来週も、その……デート、しませんか?」
唯「三週連続? え? 三週連続!?」
梓「なんで2回言ったんですか」
唯「大事なことなので」
梓「嫌なら教えてあげませんよ?」
唯「ち、違うよ、嫌とかじゃなくて、その……嬉しい、から」
梓「珍しいですね、唯先輩が照れるなんて」
唯「もう、からかわないでよー」
ぶーたれる唯先輩に脳内で悶えつつ、私は来週のデートの約束を取り付けた。
食事を食べ終えた私達は、会計を済ませて外へ出る。
梓「うわ、寒っ……」
吹き付ける北風に落ち葉が舞い踊り、アスファルトに擦れて小気味良い音を立てた。
外はすっかり冷え込んで、冬の装いを呈している。
唯「帰ろっか、あずにゃん」
梓「はい」
その寒さに負けぬよう、私達は身を寄せた。
唯「楽しかったね」
梓「走りすぎて疲れましたけどね」
唯「でも、それも映画みたいで楽しかったよ。あ! まだ『むぁ』の正体聞いてないよあずにゃん!?」
梓「発音まで正確に再現しないでもらえますかね」
唯「で、誰なの?」
梓「来週教えてあげますよ」
唯「むぅ。絶対だからね?」
梓「むしろ、自分から正体明かしそうですけどね、あの人」
唯「?」
梓「いえ、なんでもありません」
出来ることならずっと一緒にいたいけれど、それでも別れの時間はやってくる。
梓「ここまで、ですね」
唯「うん。今日はありがとね、あずにゃん」
梓「こちらこそです。来週、楽しみにしてますから」
唯「……うん」
梓「……」
唯先輩の顔が赤い。
私も顔が熱い。きっと唯先輩と同様、朱に染まっているのだろう。
冷たい風がそっと頬を撫でて、その熱を冷ましてくれているかのようだった。
これは、つまりあれですか。
ボウリングの時の様なほっぺにちゅーとかじゃなくて、もっとこう恋人同士のそれが必要な時――という認識で宜しいのでしょうか唯先輩。
心の中でそう問うも、返事は返ってこなかった。
僅かの間見つめ合う。
心なしか、その瞳は潤んでいるような気がした。
一歩、前へ出る。
唯先輩の顔が、そっと近付く。
梓「……目、閉じてもらえますか?」
唯「……」
その言葉に、唯先輩は瞼を閉じる。
周囲に人影は無く、音という音が一切消失したような感覚に陥る。
自分の胸の鼓動だけが、ハッキリと聞こえる。
それは先輩に近付く程早く、触れる度激しく波打つ。
私は少しだけ背伸びして、唯先輩の背に手をまわして――
――パシャリ。
梓「……」
唯「……え?」
梓「台無しだろ眉毛ぇぇぇっーーーー!!」
とりあえずキレた。
来週に続く。……かもしれない
なんか
>>166-174の流れが楽しそうだったので書いてみたら案の定楽しかった
毎度毎度、梓がやさぐれててすまない
ムギがあんなんですまない
行間の論議してたから、台詞毎の改行端折ってみたけどどうかしらん?
端折っても長いとか言ってんじゃねえぞこのやr――長くてごめんなさい
とりあえず3回目のデートにフラグ立てといたんで後は頼んだww
とりあえず人はギターケースの中に入れんだろ
 ̄` ‐-
/ / ∧ ヽ \
' ′ / ,, ヽ
/ { /主彡ヘ. ト、
/ } / 、 ハjミ」
′ i| |, / ,ィf羔ミ, }ノ ,.. | }
l| |/ 〈{ 辷tタ f市k| / ,
{ ,'ニ| | x.x.x ヾツリ′ ′ このスレはむぎに監視されています
{ (| | ' ''{ {
`T| r‐-, } |
〉 l | ヽ  ̄ ノ |
/ ノノ ', , イ |
/ ∧ } ,-‐1 , |
_」.. _,′ } ,\ ∧ U ′ |
/ { {`V/ ヽ{ }‐-|/
∨'\/, ,{二}、′ /} ,
,| \ ∨/} }l n{ {//
/ | |ヽ ヽl {/ 八l八 〈
,ノ⌒7 /| | |ハ ー‐' ∧マ'´ヽ
/ / ' | | l八 i | { | | |
. / /{ | 、| | | | ト、|| ∧ |
. ,ノ / } | ∨ } ノヽ|_| V / 丿ノ
おまいらもっとやれ
ムギが変態過ぎて楽しい
とてもGJ!
シリーズ化してるw
お前らあんまりムギを面白人間にしてやるなよwww
ワロタw
>>150 亀だけど。
ようやく聞けた。マジで言ってて吹いたw
ここ監視されてるんじゃね?w
※このスレはあずにゃんに監視されています
. --- ..
/./.:i :.:.:i:..:.:ヽ.
/.:i .:i_|.:l .:.:.}.:ヽ:.:.'.
.イ:.:.| .:トト{`ミハ爪iV:.i
/.:.{:.(|: :| ● ●{:.:.:}
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/ .:.:′ 八:.l> . -< j∧: '. j゙~~| | | |
. .:.:′ ,/ヽ>介く 丶 ';:. i|__| | | |
|.:.:i /丶 {{_j八_》 { ∨i: |n|| .| | |
|.:.:{ / |/ {{ }} | Y:( こ).| | |
|.:.:| ム- 、{ ヽ'′ |´T レ / |_|___________|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二 _|_|__|_
けいおんのオフィシャルムック表紙来ましたね
身長判明した澪と並んでいるので梓の身長割り出す!と
大体女性の顎から頭頂までの長さの平均が23センチだから
目見当で梓の頭頂の位置は澪の頭の長さの1/5まで来ているとして
23/5で4.6*4は18.4だから澪の身長160から引くと
大体142位に!梓の歌詞の150センチのパワーというのは大幅な鯖読みだったんだよ!
とか思って得意になってたら、既に別スレで話題に出されていた orz
澪がスタイルいいという設定から小顔だとして21センチくらいだとしても143センチか…
でも実際単行本初登場で憂から、
「ちっちゃくて可愛い子」と評されるくらいだから、それくらいが妥当な気も
この身長差だと、唯に正面からぎゅっとされたら首元辺りに鼻先が来ますか
とまで考えて、ぎゅっとされているとき口では「またですかもう」とかいいながら
「唯先輩の匂い…」とスンスンしてるあずにゃんが浮かんだ
>>198 梓「…」じぃ〜〜〜
唯「ん?どうしたの、あずにゃん?私の顔になにかついてる?」
梓「いえ、唯先輩を監視してるんです」
唯「ふぇ?わ、私、なにかしちゃった!?」
梓「ていうかなにもしないから監視してるんですっ」
唯「なにもしないって…えと、おやつばっか食べてて――」
梓「はいっ」
唯「――あずにゃんにハグもキスもしないから?」
梓「そうで…違います。どうしてそうなるんですか。いつ練習する気になるのか見てるんですよっ」
唯「うぅ…あずにゃんがいぢめるよぉ」
梓「いぢわるって…軽音部として当たり前のことを言ってるだけじゃないですかぁ」
唯「あずにゃん、ほいっ!あ〜ん♪」←おやつを差し出す唯
梓「今回はその手には乗りませんよ」
唯「むむむ…手強いよぅ」
梓「その代わり――」むちゅちゅ〜
唯「あ、あずにゃんっ?」
梓「――これであずにゃん分、補給してあげますから」
唯「あずにゃんっ♪」ジ〜ン
>>190 紬「ふふふ…唯ちゃんも梓ちゃんも本当に仲良しね♪(あとで盗さ…撮影しておいたビデオでもう一度楽しみましょっと♪)」
唯と梓は声優公認のカップルなんだな
激萌え
203 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 18:46:41 ID:AF7duk8C
憂「丸一日書き込みないとか終わりが近付いて来てるね」
梓「そっ・・そんなことない!きっと皆さん忙しくて・・・」
澪「おいおい土日だぞ?」
梓「うっ・・・!」
律「そろそろ潮時って事だよ梓」
和「そうよ、もう唯とは関わらないで」
さわ子「GO TO HELL」
こんな日もあるさ
205 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 19:02:41 ID:AF7duk8C
梓「うぐぐ・・・・うぅ・・」ポロポロ
唯「あずにゃん」
梓「あぁっ唯先輩!助けて下さいぃっ書き込みが少ないからって皆さんが私達の事ry
唯「別れよう」
梓「・・えっ・・え」
唯「もう終わりだよ私達、普通の先輩後輩に戻ろう」
梓「な・・・何言ってるんですか唯先輩まで!!皆さんの言葉に感化されちゃダメです!!」
唯「だって考えてもみてよ、休みの日なのにこの書き込みの少なさだよ?もう目に見えて廃れてるんだよ」
梓「書き込みがないからなんだったってんですか!!!そんな事で簡単に諦めるなんて先輩らしくないです!!」
唯「今まで楽しかったよ梓ちゃん、ありがとう」
梓「嫌です嫌です!!そんな呼び方しないでください!!行かないで先輩!唯先輩!」
206 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 19:20:00 ID:AF7duk8C
梓「いやああぁあああ!!!」ガバッ
梓「あ・・あは・・夢・・?」
梓「私・・泣いてる・・うぅっ」ポロポロ
トゥルルルル
梓「あっ・・・携帯・・もしもry
唯「あっあずにゃん起きてた!?おはよー!ねぇ今日空いてるかな?またどっか出掛けようよ!」
梓「・・・・」グス
唯「あずにゃん・・・?」
梓「・・はい、勿論空いてますよ!」
唯「何かあったの?なんか悲しそうだよあずにゃん」
梓「えっ・・・そんなこと・・」
唯「今からそっち行っても良いかな?」
梓「うぅ・・・先輩ぃ〜」ブワッ
唯「おーよしよし、待っててね愛しのあずにゃん!」
紬「という事なのでこれからも梓唯をよろしくお願いしますね♪」
だが断る
あんまり皆書き込んでないだけで、人は居るんだと・・・信じたい
ちゃんと居るぜ
SSの書き手さん達はネタ出しに困ってるのかな
>>206乙
唯梓は一緒のピンナップ率高いけど、梓が困った顔とかちょっと微妙な表情してるのとかが多い気がする
そういうのも悪くないけど、やっぱ唯に抱かれて嬉しそうな梓の絵も見たいなぁ
> 唯に抱かれて
何かやらしい…
>唯に抱かれて
梓「エ、エッチなのはダメだと思います!」
唯「んー?何がどうエッチなのか先輩に教えてあずにゃん!」
梓「ーッ!!!」
紬「●REC」
さわ子「唯ちゃんは意外に策士」
>>206GJ!
そして、ちゃんといるよ書き込み
週末用にネタ練ってたけど、次から次に浮かんできてどれも完成しなかったんだ…
完成したら、また様子を見つつ
その日は木枯らし一号が記録されるほど冷え込んだ日だった。
「ああ、もう寒ーい!」
唯先輩は何度も何度もこの寒さに愚痴をこぼしていた。
ちなみに今さっきのは今日会ってから数分しか経ってないのにすでに本日6回目の『寒ーい!』だ。
「そんなに着こんでもやっぱり寒いですか?」
この日の唯先輩は上からマフラー、コート、手袋とかなりの重装備。
ムギ先輩風に言うと『冬将軍、どんとこいです』な格好なんだけどそれでもかなり寒そうだった。
「寒いものは寒いよ。あずにゃんは寒くないの?」
「そりゃあ寒いですけど」
逆に私は私で突然の寒波の襲来に対し防寒対策は万全と言える状態ではなかった。
「でしょ。あ、そうだ」
そう言うと、唯先輩はマフラーを首から外しだした。
一体何だろう。私にそんなことを考える間も与えることなく、唯先輩は外したマフラーの端っこをクルンと一回だけ自分の首に巻き、
「はい、あずにゃん」
と、マフラーの余らせた部分を差し出してきた。
唯先輩から提示されたヒントは少ないけど、この状況から推測できる唯先輩の考えはただひとつ。
おそらくマフラーを共有しようということだろう。
「あ、ありがとうございます」
私は何の疑問も持たずに、差し出されたマフラーを手に取りいそいそと首に巻く。
そんな私を唯先輩は何ともいえない表情で見つめていた。
「どうしたんですか?」
「いやー、あずにゃんも変わったなあ、と思って。出会ったころのあずにゃんなら『そんな恥ずかしいことできません』って断っただろうなあって」
「え、あ、こ、これはですね、唯先輩のご厚意を無駄にしたら悪いなあと思ったから……」
「フフ、そういうことにしといてあげる」
唯先輩はいつもとは違う、小悪魔のような微笑を見せてきた。
「……んもう、意地悪です」
すっかり見透かされていた私は反論にもならないつぶやきをこぼすことしかできなかった。
「巻けた? じゃあ行こっか」
「ハイ」
唯先輩の号令で足を運ぼうとした、その時、
「お二人さん、お熱いねえ」
私たちの背中越しに聞こえてきた冷やかしの声。
振り返るとさっきの唯先輩とは違うイタズラな笑顔を見せる律先輩がいた。
あまりにも良すぎるタイミング、それにあの顔。恐らく一部始終を見ていたのだろう。
「そ、そんなんじゃないです」
なんだか急に恥ずかしくなったために急いで唯先輩から身を離そうとした。
……そのとき私はすっかり忘れてしまっていた。首に巻かれていたマフラーという存在を。
――さて、冷静になって考えてみましょう。
まず私は唯先輩から距離をとろうと任意の直線方向へ力を働かせた。
しかしマフラーによってその動きは止められてしまった。
私が任意の直線方向へ力を働かせたため、マフラーで繋がっていた唯先輩は私が力を働かせた方向へ引っ張られる形となった。
そして唯先輩が引っ張られる方向には動きを止められた私がいる。
このことから導かれる結果は何でしょう?
答えはこの後すぐ――
「お〜い、大丈夫か?」
一連の流れを終えた私たちに律先輩が心配そうに声をかけてくる。
その目の前には頭を抱えてうずくまる私と唯先輩。
――正解は『お互いの頭をぶつけてしまう』でした。
痛みに耐えながら隣に目をやると唯先輩は同じようにうずくまっている。
怒らせちゃったかな、一抹の不安を抱きながら様子を伺っていると唯先輩はこちらに視線を向けてきた。
突然目が合いドキリとした私に、唯先輩は人差し指を突き立てながら、
「んもう、あずにゃん。突然動いちゃダメだよ、私たちは今、運命共同体なんだからさ」
と、たしなめるような注意をしてきた。
「突然動いたバツとして……、こうだ!」
そう言うと唯先輩は私の後ろに回り込んで覆いかぶさるように抱きついてきた。
いつもなら存在しないコートに包まれたために、二人羽織のような格好になっている。
「えーと……、これは?」
「もうさっきみたいな痛い思いは嫌だからね。あずにゃんが突然離れないようにこうやって押さえておくの」
「え、それはさすがに恥ず……」
「ダーメ、これはバツなんだから」
全てを言い終わる前に遮られた。どうやら今回は自己弁護の機会を与えてはくれないようだ。
仕方なく二人羽織状態のまま足を進める。だけどこの格好、想像に難くなく歩きにくい。
「すみません、歩きづらいんで止めてもらっても……」
「ダーメ」
「……ハイ」
唯先輩は意外と頑固なところがある。今の唯先輩は私の意見を聞いてはくれないだろう。
もう私には『あきらめる』という選択肢しか残されていなかった。
横から絶え間なく冷やかしてくる律先輩の言葉を受け流しつつ唯先輩を背負った状態で学校へ向け足を進める。
ただ律先輩が横にいてくれて助かった部分もあったり。
数人でいたから学生同士のふざけ合いだって見て分かるけど、二人きりで、しかも道端でこんなことやってたら、それこそただの変質者だと思われかねなかったから。
それでもやっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい。恥ずかしさやら何やらで結果的に私の体はかなりの熱を帯びていた。
学校に着くころには唯先輩に『あずにゃん、暖かーい。まるでカイロみたいだね。ホカにゃんだ、ホカにゃん』なんて言われる始末。
そのために寒い日にはより唯先輩が抱きついてくるようになったのは言うまでもありません。
……ただ唯先輩、抱きついてくるのはいいですけど、『ホカにゃん』ってあだ名はどうかと思います。
『中野梓』っていう原形がほとんど残ってないですよ。
ほっかほかの梓ですな
219 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/23(月) 02:02:57 ID:P1WqvJrL
かるたやトランプ売っちゃう京アニさんならカイロも売り出しそうで恐い
あずにゃんホッカイロ
221 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/23(月) 09:47:48 ID:zzYfJMEz
唯×梓
222 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/23(月) 09:49:21 ID:zzYfJMEz
×俺
虚しい…
最近、唯先輩が抱き付いてこなくなった。イヤがる私に無理矢理、キ…キスしてくることもここ二週間すっかり止んでいる。
自分が美味しいと思ったおやつも分けてくれるけど、「あーん」はしてこない。
丁寧に切り分けて渡してくれる。食べてるおやつがふたりで違うときは私も切り分けて、ふたりで半分こ。
時々羨ましがった律先輩と争奪戦になるのは余談。
入部した直後は過剰なスキンシップについていけなくて呆れてしまったのだけど、今では唯先輩の体温を感じられない日があるとたまらなく寂しい。
でもね。生意気だから嫌われちゃったのかな―って心配は不思議となかった。
ていうか、過剰なハグとキスがないだけで、それ以外で唯先輩の態度に変わりはないんだもん。
これで呼び方があずにゃんから梓ちゃんとか中野さんとか、他人行儀なのに変わったら立ち直れなかったけど。
「えへへ…梓♪」
むしろ進展しちゃってます。他の先輩たちと別れてからは大体呼び捨てで呼ばれてるし、私もその…ゆ、唯って呼ぶこともある。
私たちふたりだけの、特別な呼び方。
だから余計に不思議。
手を繋ぐことは増えたけど、抱き合う機会は少なくなって。キスも強引じゃなくなって。
覚えるのは不安じゃなくて違和感。前よりもっと仲良くなってるのに、けれど感じる体温は遠くなった気がして。
「あの、唯…最近、あまり抱き付いてこなくなりましたよね? どうか…したんですか?」
いつもの帰り道、思い切って唯先輩…唯本人に尋ねてみた。
不安…はやっぱりちょっとあったのかも。そのことを尋ねるとき、繋いでいた手につい力が入ってしまった。
唯のこと、信じてるけど…でも、この温もりは離れて行ったりはしないよね…そう訴えるように。
「うん? それはほら、梓ってりっちゃんにハグされるのが好きでしょ? だから、だよー」
台詞だけ抜き出すと言い方にトゲがあるけど、唯の顔は朗らかそのもの。「梓の好きなもにはいつも楽しいし、あの明るさには励まされているけど…
「それでハグは律先輩に譲った…ってことですか?」
「そだよ〜」
「おやつを切り分けるようになったのは?」
「みんなの前であ〜んってやると梓困って食べられなくなっちゃうんだなーって気付いて。
ごめんね、もっと早く気付いてあげたかったんだけど」
「はぁ…気の使い方がおかしいですって」
毎回毎回ヘンなことばかり天然でやってしまう唯に―誰より近くにいてくれる恋人に、私は苦笑混りの溜め息を吐く。でも、どうしたって呆れ顔は作れなかった。
だってどんなにおかしな奇行だって唯は私を想ってしてくれたんだもん。
溜め息ついてるくせして顔が顔が綻んじゃっても仕方ありません。
…そうは言ってもね、唯。
「唯はそれでいいんですか? 本当はハグもあ〜んもしたいんでしょ?」
「うっ…さすが梓、お見通しだったかぁ」
「唯の考えてることならなんだってわかりますよ。…したいんですよね?」
「実は今、禁断症状と戦ってる真っ最中でありますっ。梓をハグハグしたい病のっ」
「なら遠慮しないで解禁してください――」
私だって唯とおんなじですよ。あなたには一番好きなことをして貰いたい。遠慮とか我慢とかしないで、とびきりの笑顔を私に見せて欲しいんです。
あなたの一番は私なんですから。私の一番はあなたなんですから――何をされたって幸せふたり分です。
幸せはふたり一緒に味わえます。
「――私は唯の体温も何もかも欲しくて…大好きなんですから」
解禁するやいなや「あ〜ずさ〜♪」って言いながら、繋いだのと反対の手で唯は私をぎゅ〜って抱き締めた。
久し振りに全身に感じた唯の体温は、身も心もとろけてしまいそうになるくらい温かった。
227 :
中編改訂版:2009/11/23(月) 15:19:01 ID:5yXzl/32
>>225 一部コピペ失敗しました。こちらの改訂版でお楽しみください;
「あの、唯…最近、あまり抱き付いてこなくなりましたよね? どうか…したんですか?」
いつもの帰り道、思い切って唯先輩…唯本人に尋ねてみた。
不安…はやっぱりちょっとあったのかも。そのことを尋ねるとき、繋いでいた手につい力が入ってしまった。
唯のこと、信じてるけど…でも、この温もりは離れて行ったりはしないよね…そう訴えるように。
「うん? それはほら、梓ってりっちゃんにハグされるのが好きでしょ? だから、だよー」
台詞だけ抜き出すと言い方にトゲがあるけど、唯の顔は朗らかそのもの。「梓の好きなもの持って来たよ〜」って感じだ…ていうか、私と律先輩がどうしてそこで繋がるのかな?
「普通、自分の恋人が友達とは言え他の人に抱き付かれるのってイヤじゃないですか?」
「好きな子だからだよ〜。好きな子には一番好きなことしてて欲しいじゃん。梓が楽しければ私はそれが一番だもん」
「私、そんなに律先輩と楽しそうにしてました?」
「それはもうジェラシーしちゃうくらいじゃれついてたよ〜」
ジェラシーと言いつつ、唯の顔はほにゃって笑ってる。「梓とりっちゃんが仲良くしてると私も嬉しいし」って付け加えて。
確かに律先輩にはいつも楽しいし、あの明るさには励まされているけど…
「それでハグは律先輩に譲った…ってことですか?」
「そだよ〜」
「おやつを切り分けるようになったのは?」
「みんなの前であ〜んってやると梓困って食べられなくなっちゃうんだなーって気付いて。
ごめんね、もっと早く気付いてあげたかったんだけど」
「はぁ…気の使い方がおかしいですって」
毎回毎回ヘンなことばかり天然でやってしまう唯に―誰より近くにいてくれる恋人に、私は苦笑混りの溜め息を吐く。でも、どうしたって呆れ顔は作れなかった。
だってどんなにおかしな奇行だって唯は私を想ってしてくれたんだもん。
溜め息ついてるくせして顔が顔が綻んじゃっても仕方ありません。
jg
乙なんです
ここまであずにゃんの自演
むしろ唯の妄想
むぎむぎ時間だろ
乙
呼び捨ては良いよな
ゆいあず、イヤホンネタ。短い
唯「あずにゃーん。昨日気になる曲見つけたんだ。一緒に聴いてもらってもいいかな?」
梓「(ゆ、唯先輩が珍しく音楽に積極的……!まだお茶もしてないのに!これは是非協力しないと!!)もちろん、いいですよ!!」
唯「? なんか元気だね。まぁ、いいや。じゃあ、はいっ」
梓「はい。…………って、え?なんですか、これ」
唯「え?何って、イヤホンだよ。片っぽだけど。あ、右につけてね〜。私は左だから。当り前だけど。えへへ」
梓「いや、イヤホンなのは分かりますけど、ええと……?」
唯「スピーカーがないプレイヤーにダウンロードしたから、イヤホンじゃないと聴けないよ〜。他のみんなにも迷惑になるしね」
梓「あ、なるほど……(って、なんでこんなこと気付かなかったんだろう。先輩の言葉に、動揺しすぎでしょう、私……)。……はい、つけましたよ」
唯「おっけー。でねぇ、この曲なんだけど……」(ズイッ
梓「……!?へっ!?な、なんで!?近っ……!?」
唯「え?だってこんだけ近づかないと、コード足りないし……。ダメ?」
梓「あ、いえ、その。だっ、大丈夫です。ちょっと、びっくりしただけ……、ですから。すいません」
唯「そう?んじゃ、再生するよ〜。ほいぽちっとな」
〜♪ 〜 ♪ 〜 ♪
唯「ここのね〜、ギターすごいと思ってね。私じゃ弾けないかな〜って。あ、がんばるけどね?もちろん」
梓「(あああ、唯先輩肩、肩当たってるー!!近いちかい!!)そ、そうですね。がんばんないと」
唯「うん。……あ、ここも良い感じ。ここで上がって〜……、下がる!って感じで、好きだな〜」
梓「(ああああ、唯先輩動いたらもっと近づいて!ていちょっと!?)で、ですねっ」
唯「あ!ここ!!ここも私好き!!ねっ、ね?」
梓「(な、なんでそこで私の腰を持って!?ち、近い!!近いし唯先輩の顔が、すぐ目の前に……っ!?)」
唯「……う〜ん、終わっちゃった〜。ね、どうだった?あずにゃん」
梓「(や、やっと解放された……)……えっ!?あ、ああ。良い曲ですね。なんか、興奮しちゃいます」
唯「うん、だろうね〜。あずにゃん顔赤いもん」
梓「え!?あ、こ、これはその……」
唯「えへへ〜あずにゃんも気に入ってくれて嬉しい。ね、もう一曲あるんだけど、付き合ってもらっていい?」
梓「(も、もう一曲!?まだこれが続くの!?……でも、唯先輩のやる気を削ぐ訳には……)い、いいですよ。どんとこいです!」
唯「ホント!?ありがと〜。あ。じゃあ、一緒に座ろっ。あずにゃん、ここおいでっ」(ペチペチ
梓「……って、膝の上ですか!?」
唯「うん。寒いし。これならコードも足りるし。ね?ね〜?」
梓「う、ううううん……(そんな上目遣いで……、卑怯な……)。し、仕方ないですね。とくべつ、ですよ?」
唯「わーい!ありがと、あずにゃん!!」
――――――
律「何やってんだ?あいつら。膝乗せて小学生か。むしろ親娘か」
澪「それは言い過ぎだ……。一応、部活中なんだから、邪魔するなよ」
律「ふーん。じゃあ、私たちもぼちぼちやりますかな、部活」
澪「………………って言いながら全然動かないな、部長」
律「ん〜……。だって、ムギが、」
紬「はぁ、いいわぁ……。片方ずつのイヤホン。膝乗せ。赤くなるあの娘。こんな日に、ビデオを持ってきてないなんて……。う、ううううう……」
澪「……マジ泣きしてますが、あの娘」
律「もう唯と梓観察部でいいんじゃね?」(もぐもぐ
澪「部を勝手に捏造するな!軽音部部長!!」
おわり
律、澪、ムギちゃんがオチ担当になってしまって生きるのが辛い
>>234 あずにゃんがてれてれなところがすごくいい
乙
↑
こいつムギじゃね?
>>234 GJ!確信犯唯めw
このスレにいるからにはみんなムギ的要素を持ってるんだ
と思ったら、沢山のムギがモニターを覗き込んでる図が浮かんで
なんかすごく和んだ
オチ要因がいやなら投げっぱなしでいいじゃない
240 :
ある冬の朝:2009/11/25(水) 03:29:03 ID:4uRKgXUf
ある朝、いつものように登校しようと玄関を出ると…
唯「おっはー♪」
ほがらかに例のあのポーズを決める唯先輩が、門の横に立っていた。
私は一瞬あんぐりと口を開けたのち、すかさず突っ込んだ。
梓「なにやってるんですか!?」
唯「あずにゃん知らないの?これは昔流行ったんだけど、慎…」
梓「そういうことじゃなくて!なんで今ここに唯先輩がいるんですか!」
唯「なんでって…あずにゃんをお迎えに来たんだよ」
梓「お迎えって…そんな約束してないですよ!?」
唯「別に約束してなくたっていいでしょー?」
梓「そ、それは…ていうか先輩…」
唯先輩をよく見ると、頬は赤く染まっているし、鼻の頭も真っ赤だ。
一体どれくらいここにいたんだろうか…
梓「ところで先輩…いつからここに?」
唯「うーん…30分くらい前かなぁ」
梓「さ、30分!?なんで呼んでくれないんですか!」
唯「だって、あずにゃん起こしちゃったら悪いかなって思ったんだもん」
梓「だからって…」
唯「それにしてもあずにゃん、朝早いんだね!」
梓「か…」
唯「この時間、私ならまだ朝ごはん食べてるよー」
梓「か…」
唯「それに…へっきし!うー…」
梓「か!」
唯「か?」
241 :
ある冬の朝:2009/11/25(水) 03:34:44 ID:4uRKgXUf
梓「風邪ひいたらどうするんですか!」
唯「ふぇ…?」
私は大きな声を上げると、驚いたような顔をした先輩をそのまま抱きしめた。
唯「あ、あずにゃん…?」
梓「唯先輩のばか!なんであなたはそうなんですか!」
唯「え、えぇ?」
唯先輩の体はすっかり冷えていて、いつもの温かさは感じられない。
それがとても恐ろしいことのように感じられて、私はさらに力を込めて唯先輩を抱きしめる。
梓「こんなに冷えちゃって…どうしてこんなことしたの…?」
唯「だって…あずにゃんに早く会いたかったから」
梓「焦らなくたって、学校で会えるじゃない…」
唯「…ごめんなさい」
梓「もう…ばか」
しょんぼりとした唯先輩の頭を優しく撫でると、先輩はくすぐったそうに目をつぶる。
その姿はなんというか、かわいい。私は思わず唯先輩に頬ずりしてしまう。
唯「あずにゃん…くすぐったいよぅ」
梓「…いいの。あっためてるんだから」
唯「ねぇあずにゃん…もうお迎えに来ちゃだめ?」
梓「…だめじゃないよ」
唯「やったぁ♪」
梓「その代わり今度からはちゃんと家に入って待つこと!わかった?」
唯「…はい」
このところ寒くなれば寒くなっていくほど
唯と梓のくっつく時間は長くなりぎゅーっとする強さは上がっていくんだろうなーと
ニヤニヤしている自分が。
「あずにゃんっ」チュ
「ちょ!い、いきなり何するんですか!」
「あずにゃんのくちびる、寒そうだなって♪」
「もう、何考えているんですか!」ガミガミ
「あぅ〜…あずにゃんに怒られたよ…」シュン
「…もう、ほら」
「…?どうしたの、くちびる突き出して」
「あんな中途半端じゃなくて、ちゃんと暖めてください。…まだ、冷たいんですから」
「あずにゃ〜ん!」パアッ
「…他人の振りをすべきか、いつものことだと動じずにいるべきか、どちらが正解なんだ…」
「とりあえず、ムギの介抱が先だろ…」
「大丈夫よ…輸血用パックは持参してるから…」ドボドボ
243 :
ある冬の朝:2009/11/25(水) 03:38:34 ID:4uRKgXUf
これだけ言っておけば大丈夫だろうか。
この人は変なところに気をつかうというか、自分がどうなるか考えずに行動する傾向があるからなぁ…
ま、そこもいいところと呼べるのかもしれないけど。
梓「…でも、うれしかった」
唯「え?なにが?」
梓「唯がこうして来てくれたこと…」
唯「えへへ…そっか♪」
先輩はうれしそうに笑った。今まで私に見せた笑顔と比べても、とびきり魅力的な笑顔だ。
梓「あ、学校…唯、そろそろ行かないと」
唯「うん、じゃあ行こう?」
梓「ちょ、ちょっと…手…」
唯「ん?繋ぐのやだ?」
梓「やじゃないけど…恥ずかしいよ」
唯「そっかー…でも残念、離さないよ〜!」
梓「なっ…」
唯「だってあずにゃんの手、すごくあったかいんだもん♪」
梓「もー!唯のいじわる!」
私の手を引いて走り出す唯先輩の手を、私はぎゅっと握り返していた。
こういう姿を人に見られるのは確かに恥ずかしい。でも…
唯「ほーら急げあずにゃーん!」
梓「ま、待ってよ唯!」
…幸せだから、いいかな。
おしまい
>>242 こちらこそごめん!思い切りかぶった…
そしてGJ!
246 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/25(水) 12:38:59 ID:5HAiH5Z0
百合の女神「どちらもとても素晴らしいです・・・」
〇×〇スレって結局ただのSSスレじゃん
で?
唯×梓のSSメインスレです。
いやいやカップリングスレだぜ
SSいやなら雑談のネタ出せばいい
他にもカプスレあるけど
唯梓が一番しっかりくるな
もはや俺の中では王道だな
とりあえず唯の一番の笑顔は
「あずにゃーん」と梓に抱きつくときのだと勝手に思ってる。
「あずにゃ〜〜〜ん!」ダキッ
「…もう、またですか」
「ほんと、いい笑顔するよなー」
「んん〜何の話、りっちゃん?」
「梓に抱きつくときのお前だよ」
「そうかなあ…自分じゃよくわからないや。そうなの?あずにゃん」
「え、えっとですね…」
「梓ちゃんは、いつも唯ちゃんのあの笑顔に見とれてるから、簡単に捕まっちゃうのよね」
「まあそういうとこです…って!い、今のは違いますからね!ムギ先輩、釣らないでください!」
「そうだったんだ…あずにゃん!」ガバッ
「な、なんですか…」
「見とれるほどいいなら、いっぱい見せてあげるよ!ほらほら!」ニコニコニコニコ
「ほわぁ…はっ!む、無駄にニコニコしないでください!」
「嬉しいくせに…」
「う、うるさいです、律先輩!」
「顔、にやけてるぞ?」
「澪先輩まで…!」
「うぅ…」ヘナヘナ
「あ、あれ?どうしたんですか唯先輩…?」
「あずにゃん分補給!」ギュッ
「きゃっ!も、もう、いきなり抱きつかないでください!」
「ごめんね、もっと笑顔見せてあげたいけど…ぎゅっとしてないとあずにゃん分が不足しちゃうんだ…」
「私は栄養素か何かですか…」
「ごめんねぇ、あずにゃん…」ギュー
「…はあ、もう、気にしないでください」
「え?」
「別に笑顔だけって訳じゃないです。こうしてぎゅっとされるのも、にこっとされるのも、先輩のならどれでも私の大好きなことなんですから」
「あずにゃん…!」パアッ
「…はっ!い、今のは口が滑っただけです!もう!三人ともそんなにニヤニヤしないでください!」フー!
2行で終わるつもりが、なんでこんなに…
梓「はぁ…」
見上げた先には、満天の星空。
今まで見たことのないような、美しい星の煌めきが私の瞳に飛び込んでくる。
本当にきれいだ…と、素直に感動できていただろう。こんな、こんな状況でさえなければ…!!
唯「おーい、あずにゃーん!魚だよー!タコもあるよー!」
梓「ぎゃぁー!」
そう…無人島に漂着してさえいなければ!
唯「ムギちゃんが焼いてくれたんだよー♪たこたこたーこたーこたこたーこたーこたこたこ焼きムーギちゃん♪」
梓「なんすかその歌…ていうかたこ焼きってそのまんまじゃないですか!」
唯「まぁまぁ、はい、あーん」
梓「むぐむぐ…あ、おいしい…」唯「でしょー?天然のたこ焼きは最高だね!」
ぐっと笑う唯先輩を見て、私はため息をついた。
唯先輩はこんなにかわいいのに…ましてや、今は二人きりなのに…どうして、どうして無人島なの!!
唯「……」
唯(あずにゃんが故郷を思って落ち込んでる…励ましてあげなきゃ!でもどうやって…そうだ!!)
まぁ、こんなことを思っていても仕方ない。がんばらなきゃ!
唯先輩のギター漁とムギ先輩の怪力があれば、こんな無人島でも生きていける気がするし…
唯「あ・ず・にゃ〜ん♪」
梓「はい?なんですか、唯先…ぶふっ!」
振り向くと、なんと唯先輩がセクシー(?)ポーズを取り、私を流し目で見つめていた!な、なに考えてんだこの人!?
かなり色っぽ…くはないけど、それでも私にとってはストライクゾーンド真ん中のかわいさだ。私は思わず顔を背けてしまう。
梓「ちょちょちょっと、先輩!な、なななにを…」
唯「うっふん♪あずにゃんが落ち込んでるみたいだから、元気づけようかと思って!」
梓「落ち込んでなんかいません!ていうか、なんでそのポーズなんですか!」
唯「いやぁ、あずにゃんにはお色気作戦がいいかと思って…セクシーでしょ?」
梓「セクシーじゃないです!全っ然!」
唯「がーん!ひ、ひどい…」
唯先輩はよよよ…と泣き出した。まぁ嘘泣きだろうけど…
梓「まぁ、セクシーではないですが…プリティーではありました」
唯「ホント!?私、プリチーだったの?」
梓「…はい」
唯「あ…あずにゃぁん!!」
梓「きゃうっ!」
唯先輩に抱きつかれた私は、背中から地面に倒れた。
唯先輩の汗ばんだ肌が私の肌に密着すると、なんだかイケナイ気分になってしまいそうだ。
梓「ゆ、唯先輩…だめですよ、こんなところで」
唯「だってあずにゃんにかわいいって言われるの、うれしかったんだもーん」
梓「…もう」
ザザーン…ザザーン…
波が打ち寄せる音を耳にして、私たちはロマンチックな雰囲気に包まれる…
梓「って唯先輩!なんで水着をぬ、脱ぐんですか!」
唯「え、だってあずにゃんとくっついたら暑いから」
梓「だ、だめです!ちゃんと着なさい!」
唯「やだー!暑いー!」
梓「いいから、着てください!こんなとこを律先輩たちに見られたら…」
澪「おーい、デザートの木の実ジュースだぞー…はうぁっ!」
紬「まぁ…まぁまぁまぁ…」
律「これは売れる…」カシャ
梓「…な、なんでデジカメが…」
唯「きゃっ♪恥ずかしい!」
…それ以後、私と唯先輩は軽音部公認カップルになりました。いや、うれしいことはうれしいんだけど…
見られた場面が場面なだけに、相当深い関係に思われてしまったようです…
ま、いっか♪
おわり
てなわけで、5巻のうらおんを見てたら思い付きました
なんという…なんという…!萌え
おい律
売ってください
よし!
5万で買うぞ!
どう考えてもムギに競り勝てる気がしないw
素肌でくっつくシーンで
何故か季節正反対の、スキーに来て雪山で遭難した二人が
たどり着いた小屋で暖めあう光景がぱっと浮かんだ
脳が病んでる気がする…
脳内再生がうらおんの映像だった・・・orz
もうすぐ唯先輩の誕生日。それも恋人になって初めて!なんだけど…
梓「プレゼントあげたいんですけど、唯先輩の趣味ってちょっと分からないとこがあって…」はぁ
澪「それで私たちに相談か。うん、確かに唯は変ってるな」
梓「先輩たちの方が付き合い長いですし、何がいいかなって」
紬「そうね。やっぱり甘いもの好きだし、お菓子なんかいいんじゃないかしら」
梓「あっいいですね…でもムギ先輩が普段持ってくるお菓子に比べたら、そこらへんのお菓子じゃいまいちかもしれないですね…」
紬「そう?でも梓ちゃんの愛が詰まった物なら、何だって嬉しいと思うの」
梓「そっ、そうですか///」
澪「うーん、唯は抱きつくのが好きだから抱き枕とかはどう?ああいうのがあれば夜も不安じゃないし」
律「不安って…それは澪だろ。毎晩お気に入りのうさちゃん抱い」ボカッ
澪「ち、違うッ///」
紬「うふふ」
梓「抱き枕かぁ…」
律「イテテ。よぉーし、ここは部長のあたしにいい案がある!いままでの話からまとめると…」
梓「な、なんですか」
律「こうだっ!梓が頭にリボンを巻いて『私がプレゼントだにゃん。夜食に召し上がれ♪』て言う」ドカッ
澪「真面目にやれぇぇ!」
紬「うふふ、りっちゃんったら」
梓「………」
澪「ホラッ律がふざけるから」
律「あ〜ゴメン梓。今のは冗談でさ」
梓「それ…………わ、悪くないですね///」
澪・律「え」
紬(まあっ!)
梓「リ、リボンは何色がいいですか?ピンクとかですかね!?」
澪「え、ちょっと」
梓「やっぱり猫耳も要ります!?」
紬「梓ちゃん?」
梓「そうと決まったらこうしちゃいられないです。ちょっと私今から見に行ってきますね」ばたばた
律「ちょ、もしもーし」
梓「ありがとうございました!お先に失礼するです!」ピュー
律「梓、変わったよな…」
澪「そ、そうだな…。でもあの二人って、もうそんな関係に…」ボンッ
紬「本人たちがいいなら、いいんじゃないでしょうか///」ポー
律「なんだこれ」
唯が出てこなかった・・当日は職人たちによる誕生日ss期待してます!
明日か
梓と一緒にお祝いして盛り上げなきゃな
265 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/26(木) 15:16:43 ID:U94GW9W1
超期待
うんたんじょうび
誕生日小ネタ
唯「ふんふーん♪あの針が12時に届けば、私の誕生日っ」
唯「もう少し、もう少し〜」
――♪
唯「あれ、携帯が鳴ってる…誰だろ、こんな時間に」
唯「あずにゃん…?どうしたんだろ…もしもし、あずにゃーん?」
梓『こんばんは、唯先輩。すみません、こんな時間に』
唯「ううん、全然いいよ〜でも、どうしたの?」
梓『えっとですね…その』
唯「んー?あ、0時!あずにゃん、とうとう私の誕生日になったよ!」
梓『お誕生日、おめでとうございます、唯先輩』
唯「ありがとう、あずにゃん!えへへ、今年はおめでとう言われたの、あずにゃんが一番だね」
梓『そうでしたか…よかった』
唯「あずにゃん、ひょっとしてそのために電話かけてきてくれたの?」
梓『な、そ、そんなわけないじゃないですか…っ!ぐ、偶然ですよ!』
唯「それ以外考えられないんだけどなあ…」
梓『それは先輩の勘違いですっ』
唯「まあ、それでもいいや。でも、危なかったね。もう少ししてたら憂に一番取られてたよ」
梓『憂は強敵ですからね。だから、日付が変わる直前に電話したんです』
唯「…やっぱ、そうなんじゃん♪」
梓『…はっ…い、今のは無しです!』
唯「ふふ、あずにゃん。私、とっても嬉しかったよ。あずにゃんがそんな風に頑張ってくれて」
梓『も、もう!勝手にそう思っててください』
唯「あはは」
唯「ね…あずにゃん?」
梓『なんですか?』
唯「来年も、私の一番ちゃんとゲットしてね?」
梓『…大丈夫ですよ。先輩の一番は、誰にも渡しませんから』
梓『そのかわり、私の一番もちゃんと取ってくださいね』
唯「もちろんだよ!」
憂「今年は先越されちゃったなあ…くす、まあいっか」
269 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/27(金) 07:40:12 ID:D/sNvwUI
唯の家の前で電話してそうだな
>>269 おま・・・
全く同じ事考えてたじゃねーか
>>269 書いた本人そのつもりだったw
実はこの後
風の音で梓が外にいることに唯が気付いて
ひょっとしたらとカーテンを開けると、寒そうに電信柱にもたれている梓を見つけて
こっそり外に出て、すっかり冷え切ってしまった梓をぎゅっと捕獲する唯
びっくりする梓を、こんな時間に外にいたらダメだよ、と中に引き入れて
迷惑ですから帰ります、という言葉もこんな時間に返せないよと却下してお持ち帰りする唯
一番に唯先輩をお祝いしなきゃという想いが募って、気がつけばこんな時間にこんなところまで足を運んでいた梓
それを先輩は不愉快に思っていないだろうかと不安になって涙ぐむ梓だけど
そんなこと無いよ、嬉しかったよ、と梓の冷え切った体を暖めるようにぎゅーっと抱きしめる唯
こんなに冷えて、このままじゃ風邪引いちゃうよと思い、でも梓を部屋に上げたのは家族には内緒で、シャワーを貸すとばれちゃうから
てきぱきと梓の外套とかマフラーとかを取り去って、ぎゅっと抱え込んでベッドにもぐりこむ唯
なにするんですか!?と焦る梓に、この時間にはもう帰せないし、そろそろ寝る時間だから一緒に寝ちゃおうよとあっけらかんと言う唯
何とかその腕の中を抜け出せる言葉を探すものの、結局はその暖かさと心地よさに折れて、大人しくなる梓
でも、唯は梓がここにきてくれた嬉しさと、梓はこの状況のせいで興奮気味で、なかなか眠れずに布団の中でおしゃべりしたりしてじゃれあう二人
そのうち段々雰囲気が怪しくなってきて、梓が意を決して、先輩に用意してきたプレゼントがあるんです、受け取ってもらえますか?と梓
雰囲気でそれが何かを察して、もちろんだよと答える唯。そして(ry
という話だったけど、長くて今日中にまとめきれない上にどう考えても載せられないよ状態になるので自重したという
まさか、読み取られるとはw
そして・・・の後期待wktk
>>271 いつまでかかってもいいから書いてくれ!w
>>271 テキスト上げという方法があるのをお忘れなく
だからそしてのあとをできる限り詳しく
今日は11月27日。それは世間一般ではいつもとなんら変わらない平日。
だけど私にとって、そしてこの部室にいる皆にとっては、とても特別な意味を持つ日だ。
律澪紬梓さわ子「誕生日おめでとーー!」
唯「皆ありがとう!それでは…ふぅーー!」
皆の声を合図に、唯先輩はケーキのろうそくに勢いよく息を吹きかけた。
するとろうそくの火がきれいに消え…ない。5本ほど残っている。
唯「あ、あれぇ?ふー、ふー!」
紬「あらあら、なかなか消えないわね♪」
澪「あはは…唯らしいな」
律「お前、年ごまかしてんじゃないかー?」
唯「むぅ、そんなことないよ!もう大人だもん!」
さわ子「じゃあ私は年寄りだっていうの唯ちゃん!」
唯「や、やめてよさわちゃーん♪」
さわ子先生とじゃれ合う唯先輩は、とても幸せそうな顔をしていた。そりゃそうか、誕生日だもんね。
先輩の笑顔を見る私も、いつの間にか釣られて笑顔になっていた。
唯「あずにゃん、なんか楽しそうだね!」
梓「そ、そうですか?まぁ…はい、楽しいです」
律「こらこら、二人だけで盛り上がるなよー!」
梓「も、盛り上がってなんて…」
唯「いやぁ、照れるねあずにゃん!」
梓「て、照れてません!」
誕生会は、とても楽しいものになった。
皆でお菓子やケーキを食べたり、歌を歌ったり、途中で調子に乗ったさわ子先生がお酒を飲もうとしたのを必死で止めたり…
さわ子「なんでダメなのよ!私があんたたちくらいの頃はねぇ…!」
と昔話を始めたのを皆でスルーしたり…
そんなこんなであっという間に下校時刻になってしまった。
練習をせずにこんなに時が経つのを早く感じるのは、軽音部に入って初めてかもしれない。
律「じゃあな唯ー」
紬「唯ちゃん、またね♪」
澪「家帰ったらあまり食べすぎるなよ?」
唯「大丈夫だよ、私いくら食べても太らないから!」
澪紬さわ子「ずるい!」
唯「えー!?」
…皆も帰るみたいだし、このままお開きにするのもいいんだけど、せっかく二人きりなんだし…
梓「ゆ、唯先輩」
唯「なあにあずにゃん?もっとケーキ食べたいの?」
梓「そうじゃなくて…その」
唯「ん?」
梓「お誕生日…おめでとうございます」
唯「え?あ、ありがと。でもあずにゃん、さっき言わなかった?」
梓「それはそうですが…これは私個人からのお祝いです」
唯「そっか♪…そうだあずにゃん、さっきもらったプレゼント、開けていい?」
梓「ど、どうぞ」
私は少し緊張しながら唯先輩が包みを開くのを見ていた。先輩、喜んでくれるかな。
先輩にとってはとても実用的なものだし、きっと役に立つ…はずなんだけど。
ちなみにそのプレゼントというのは…
唯「これ…CDに、ギターの本?」
梓「私のおすすめのCDと、ギターの教則本です。それがあれば唯先輩もめきめき上達するはずです!」
唯「どれどれ…うっ、何がなんやらちんぷんかんぷん!CDは…うっ、洋楽!英語わかんない…」
梓「そう言うと思ってました!心配ご無用です!私がつきっきりで教えてあげますから!」
唯「え?いいよそんなの、悪いよ!」
梓「いいんです!遠慮しないでください!」
唯先輩は珍しく困ったような顔をしていたけど、私は思わずヒートアップしてしまう。
なんというか、唯先輩には教えがいがあるのだ。
梓「音楽用語は私が一から説明してあげますし」
唯「あのぅ」
梓「洋楽は英語が分からなくても大丈夫です!私が大事なとこだけ解説してあげます!」
唯「あの…あずにゃん?」
梓「は、はい?」
唯「ありがとう」
唯先輩はそう言うと、私をぎゅっと抱きしめた。普段よりも優しく、そして力強く。
梓「…先輩?」
唯「私のために、色々用意してくれたんだ…ありがとうね」
梓「れ、礼には及ばないです!これは軽音部のためでもあってですね」
唯「それでもありがと、あずにゃん♪」
鼻の頭がぶつかりそうな距離で、唯先輩は優しく笑った。
私は急に照れくさくなって、唯先輩から顔を背ける。
梓「ほ、ホントは…もっとかわいい物の方がよかったんじゃないですか」
唯「ううん、今ちょうど洋楽入門しようと思ってたとこなの!ギターの本も欲しかったし!」
梓「あはは…そうですか」
唯「それに、あずにゃんと二人で練習できるしね♪」
梓「な…べ、別に私は、先輩と一緒にいたくてこういうプレゼントをしたわけじゃ決して…」
唯「え、違うの?」
梓「なくもない…ですけど…」
ああ、今の私真っ赤な顔してるんだろうなぁ…
梓「…って、なにネコミミつけてるんですか!」
唯「ふふふ、さわちゃんがプレゼントにくれたんだよ!どんどんあずにゃんに付けなさいって!」
梓「あの先生はホントにもう…」
でもまぁ…今日くらいは怒らないでいてあげようかな。
こんなにうれしそうな唯先輩を見ていると、起こる気にもならないし。
唯「あずにゃん、にゃあって言って!にゃあって!
梓「…にゃあ」
唯「まぁ、あずにゃんたら素直!どーして?」
梓「どーしてって…唯先輩の誕生日ですし、今日くらいは唯先輩のためにいろいろしてあげようかと」
唯「いろいろ?」
梓「あ!ち、ちが!別に変な意味じゃなく」
唯「変な意味って、どういう意味?」
梓「う……」
私は何も言えず、唯先輩の胸に顔を埋めた。
なんていうか、これ以上何か言うと取り返しのつかないことになってしまいそうな気がする…
唯「今日のあずにゃんはかわいいな〜♪」
梓「ちょ…く、苦しいです…」
唯「へへへ…今日はありがとう♪」
梓「…どういたしまして」
唯「よーし、あずにゃんの誕生日にはとっておきのプレゼントあげるからね!」
梓「ホントですか?…期待してますよ♪」
唯「うん!手作りネコミミを…」
梓「それはいいです!」
おしまい
です
複数レスすまない
素晴らしい
>>280 GJ!
書いてたけど間に合わなかった orz
この週末で何とか…
梓「いたっ…」
唯「どうしたのあずにゃん?」
梓「ちょっと指切っちゃって…」
唯「た…大変!」
梓「え?な、なにを…」
ちゅぱっ…
なんと唯先輩は私の指を口に加え、そのまましゃぶり始めた!
梓「ゆ…唯先輩!?や、やめ…」
唯「ふぁいひょうふはよ、ちーほふぁうはら(大丈夫だよ、血ー止まるから)」
梓「そ、そうじゃなくてぇ…」
なんていうか、こういうことされると変な気分になっちゃうんだよ唯先輩…
唯「んっ…んくっ」
梓「はぁ…っ…う…」
たらり、と唯先輩の唾液が私の指を垂れる。
もう何分もしゃぶられているうちに、私は快感を感じるようになっていた。
唯「ぷは…こんなとこかな?」
梓「や…やめないで…ください…」
唯「え?でももう…」
私はべとべとになった指を舐めながら、唯先輩にすがった。
梓「だって…唯先輩に舐めてもらうのすごく気持ちいいから…」
唯「あずにゃん…実は私もあずにゃんのちゅぱちゅぱするの、気持ちよかったの」
梓「じゃあ…」
唯「今度は、こっちもちゅぱちゅぱしちゃおうかな?」
梓「きゃ、どこ触ってるんですか♪」
アンソロに影響を受けて書いた
反省はしている
ちょっとアンソロ買いに行ってくる
・・・ふぅ
>>287 唯梓がオフィシャルに認められつつあって俺たち勝ち組!?
アンソロは指ちゅぱとか唯梓な見どころもあったけど、琴吹無双がありえないくらいひどくて(褒め言葉)
美味しいとこをムギに全部持ってかれた感があるなぁ。
アンソロは思ったより楽しめたかも
唯梓的な見所は指ちゅぱくらいかな?
ムギは本当にネタの人にwまともなムギを探す方が大変w
あと、何気にカバー下の漫画が面白かった!
>>287 なんか澪が妹二人のお姉さんに見えてきた…
>>290 服装が今回就活中のお姉さんって感じだしなw
292 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/29(日) 03:11:56 ID:MEyKtmgc
澪が長女 ありだな
>>293 うわああああああぁ神だ!!!!神様が降臨なさったぞおおおおお!!!!
一生ついていきます
>>293 お昼からとてもいいものを読ませてもらった
GJ!!!
297 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/29(日) 17:09:09 ID:MEyKtmgc
腰が抜ける程とはどんな激しい・・・
耐久レース!
本編では学園祭ライブ終わっちゃったけど、これからどうなるのかな。
やはり、3年だし部活引退とかなるのかなあ…
来月のきららは結構注目な気が。
300 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/30(月) 02:27:38 ID:k9YnHe4F
あずにゃん泣きクルー
301 :
唯あずの戯れ:2009/11/30(月) 03:47:53 ID:nYA7QURz
唯「だーるーいー」
今日も今日とてだらだらな唯先輩。
部室にやってくるなり机に突っ伏すと、ため息をついて力なくうなっている。
梓「もう、せっかく早く来たんですから練習してくださいよ!」
唯「無理!ムギちゃんのお茶飲んでお菓子食べないと力が出ないよー…!」
梓「はぁ…まったく」
ちなみに、当然というか何というか、今の部室には私たち二人しかいない。
だから一緒に身のある練習をしたかったのだけど…まぁ、あまり期待はしていなかったし、そこまでがっかりはしないけど。
それに…二人きりでできることは何も練習だけじゃないし。
梓「…唯?」
唯「あれあれ?今日はもうその呼び方?まだ早いよー?」
梓「だ、誰もいないんだからいいでしょ!それより…こっち、来て?」
私は長椅子に座ると、唯を招き寄せた。すぐに先輩はうれしそうな笑顔で駆け寄って来る。
唯「なあに?あずにゃん♪」
梓「今二人きりだし…普段できないことしよう?」
唯「え?たとえば?」
梓「たとえば…こういうこと」
唯「わっ…?」
私は横に座る唯の肩を抱き寄せると、そのまま私の膝に倒れこませる。
ちょうど、膝枕をするように。
302 :
唯あずの戯れ:2009/11/30(月) 03:49:11 ID:nYA7QURz
唯「いてて…なにすんのあずにゃ…」
梓「うふふ…唯は今日もかわいいねー♪」
唯「へっ…?な、なに?いきなり…」
梓「ダメだよ起きちゃ!…今日は、私に目一杯甘えていい日なんだから」
唯「え、いつ決めたの?」
梓「…今」
唯「なにそれ、おかしいよー?」
梓「おかしくない!…それとも、私に甘えるの嫌?」
唯「…嫌じゃない」
梓「じゃあ、いいの!」
そう言って唯の頭を優しく撫でると、くすぐったそうに笑みを浮かべる。
なんだか、ものすごくかわいい…
唯「あずにゃん…」
梓「ん?」
唯「だっこ、して?」
梓「だ、だっこ?無理だよそんな、私力ないし…」
唯「持ち上げなくたっていいよ、座りながらでいいから…だめ?」
梓「だめなわけ…ないでしょ。いいよ」
唯はうれしそうに微笑むと、起き上がって私に抱きついた。が、なにか窮屈な感じだ。
唯「なんかしっくりこない…そだ、普通の椅子に座ればいいんだよ」
梓「じゃあ…はい」
椅子の上に座る私の太ももにお尻を乗せて、唯は私の背中に腕を回した。
これで、一応だっこ…の形にはなったかな。
梓「唯…どう?」
唯「うん…あったかくて、気持ちいい」
梓「そっか…私も、気持ちいいよ」
303 :
唯あずの戯れ:2009/11/30(月) 03:52:58 ID:nYA7QURz
小柄な私の体には、唯先輩の体はちょっぴり重いけど…
でも、その温かさは十分に伝わってくる。私は力を込めて唯先輩を抱きしめた。
唯「ひゃ…あずにゃん、あんまり顔押し付けないでよぅ」
梓「しょうがないでしょ?ちょうど顔の前に胸が来ちゃうんだから」
唯「ねぇあずにゃん、私の…どう?」
梓「うーん…あんまり大きくないね」
唯「…あずにゃんの意地悪」
梓「ウソウソ!私のよりは大きいから安心して!」
唯「もう!あずにゃんのばか!」
唯はさらに強く私を抱きしめた。そのせいか吐息が私の首筋に当たって、なんだかぞくぞくしてしまう。
梓「ゆっ…唯…?」
唯「なあに?」
梓「あ…あまり…息…かけちゃだめだよ…」
唯「うん…じゃあ、かけちゃお!ふーっ」
梓「ひゃう…ん…」
唯「ありゃ、あずにゃん首が弱いんだ!じゃあ今度はぺろぺろしちゃおうかなぁ?」
梓「…や、やめてよー♪」
唯「いっただきまーす♪」
――その直後、私たちはドアを突き破って入ってきた先輩たち2人(もう1人は天使のような微笑みを浮かべていた)に説教されることになる…
おしまい
あ、所々地の文が唯先輩になってるのは許してください…
305 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/30(月) 10:43:41 ID:t77OktMS
GJ!!
梓「アグレッシブですけど何か?」
なんという自重しない二人w
GJ!
唯たちが引退したとして、梓一人になったとしたら
キャラットのほうのネタであったように純が加入とかなるのかな
更には憂が来たりして…って憂は唯の世話があるから無いかなw
憂が加入したとして、唯がじゃあこれ使ってねとギー太を憂に渡して
憂が唯のギー太を使っているのを見て
このまま唯先輩ギター辞めちゃうつもりじゃと思ってしまう梓とか
一つのことに集中すれば一つのことは忘れてしまう唯
ギターのことも今まで何度も繰り返してきたそれのようになってしまって
完全に軽音部のことに興味を失ってしまったりして
そうなればそれで繋がっていた私と唯先輩も過去のことになってしまうんじゃ
と不安になる梓とか
いても立ってもいられず、部活途中で飛び出して唯のところに行って
そんなこと無いよ、憂が新いギター買うまで部活時間だけ貸してるだけだから
と唯に言われて、ほっとしてその胸でわんわん泣く梓とか
というところまで妄想が進んだのですが、誰か書いてくれないかなw
>>307 純「あれ?憂が使ってるギターってお姉さん…唯先輩のだよね?」
憂「そうだよ。たくさん使い込まれてお姉ちゃんの汗と匂いがたっぷり染み込んだ愛用のギー太だよ」
梓(その予備情報は全力でいらない気が…)
純「でも、憂がそれを使ってるってことは唯先輩、もうバンド辞めちゃったの?」
梓「あぁ、それは憂が自分用のを買うまで貸してるだけだよ。家には私が持って来た練習用のもあるし」
憂「お姉ちゃん、ギー太じゃないと調子出てないでしょ?なるべく早く返すからね」
梓「うん、帰ったら伝えとくね」
純「そっか、そうよね、放課後ティータイムが解散したって話も聞かなかったもんね」
梓「勝手に解散させちゃダメだよ〜。みんな忙しいけど、ちゃんと活動してるんだから」
純(…てかナチュラルに話してるけど、今の流れからして梓と唯先輩って…)
梓(今夜は久し振りにアイスを買ってあげよっと)
唯卒業後の選択肢はひとつしかあるまい。
どうせい!
何人かエセν速民が混ざってるな
板間違えてるから帰れよっつってもどうせ知ったのはつい最近か
こくはく!
唯先輩ペロペロペロペロ
あずにゃんペロペロ
316 :
307:2009/12/01(火) 02:19:50 ID:7MRNVYL6
>>308 まさか、そんな予想を上回る形で応えてくれるとは!
ありがとう&GJ!
そして永久就職ですね、わかります
紬「唯ちゃんケーキよ、あーん♪」
唯「んぐんぐ…うまいっ!」
澪「はは、二人とも仲いいなー」
律「お、なんなら私もやってやろうか澪ー?」
澪「ば、ばか!…あれ、どうした梓?そんな恐い目して」
梓「…なんでも!」
…とは言ったものの、ただいまわたくし中野梓は大変ムカついております。その原因は…
唯「ムギちゃん、もう一口〜♪」
紬「あらあら、唯ちゃんたらぁ♪はい、あーん」
唯「ん〜♪」
このだらしなく鼻の下を伸ばしてケーキを頬張る平沢唯先輩である。
以前の私ならしょうがない先輩だなぁ、とあきれる程度で流していただろうけど今はそういうわけにはいかない。
なぜなら私と唯先輩はラブラブなお付き合いをしているから!(自分で言うのもなんだけど)
なのにこの人は…!!
梓「唯先輩!」
唯「ほ?なあにあずにゃん」
梓「…ちょっと顔貸してください」ガシッ
唯「え?な、なに?なんなの?」
梓「いいから!」
私は唯先輩の首根っこを掴むと、部室の外まで引っ張っていった。
その間、律先輩にケーキを食べさせてもらっている澪先輩と目が合うが、特に気にはしない。
澪「ちょ、梓!そんな目で見ないでくれ!私はただ…」
バタン
梓「…さて」
唯「ねぇあずにゃん、なんの用?まだケーキが…」
梓「…そんなにムギ先輩に食べさせてもらうのがうれしいですか?」
唯「え?な、なにを…」
梓「とぼけないでください!あんなにデレデレしちゃって!唯先輩、あなたムギ先輩に浮気してましたね!」
唯「ち、違うよ!あれはケーキがおいしかったから…」
梓「言い訳は聞きたくないです!私というものがありながら年増の色香に惑わされるだなんて最低!」
唯「う、うぅ…」
唯先輩は申し訳なさそうにうつむくけど、これも二人の輝ける未来のため。心は痛むけど許して!
…あと年増発言すいませんムギ先輩。
唯「…ごめんなさい、もうしません」
梓「わかってくれればいいんです。これからは気をつけてくださいね」
唯「じゃあ戻ってケーキを…」
梓「ちょっと待った!まさかそれだけで許されるとでも?」
唯「え?今いいんですって…」
梓「口だけならなんとでも言えます!ここはきちんと行動で示してください…んー…」
唯「行動?ってなにをするの?」
梓「……」
はぁ、この人はまったく鈍感だ。せっかく私が恥を忍んで唇を突き出しているのに!
私は強引に先輩の顔を押さえつけると、そのまま――
チュッ…
唯「わ、あ、あずにゃん?な、なな…」
梓「いいですね、今後ああいうことがあったら即効でこれですから!…ちゃんと私のことだけ見ててくださいよ?」
唯「…うん」
少し照れた様子の唯先輩も非常にかわいい…しかしそれだけでは許せない。
梓「先輩、戻りますよ」ガシッ
唯「え?」
私は再び先輩の首根っこを掴むと、そのまま部室の席に戻った。その間、律先輩にケーキを食べさせてあげている澪先輩と目が合うが、特に気にしない。
澪「ちょ、梓!そんな目で見ないでくれ!私はただ…」
カチャ…
梓「さて…」
唯「あずにゃん、ケーキのお皿なんて持ってなにするの?」
梓「口開けてください唯先輩」
唯「あーん…もが」
私はケーキを先輩の口に突っ込んだ。そう、ムギ先輩がしたことを唯先輩にしてあげるのだ。
これで万事OKのはず。
梓「先輩、おいしい?」
唯「…うん♪おいしいっ!」
梓「ムギ先輩の時と、どっちがおいしい?」
唯「…あずにゃん」
梓「そうですか♪ふふふ、いっぱい食べさせてあげますからね♪」唯「うん♪」
紬「うふふ…今日のティータイムはvery sweet…」
おわり
320 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/01(火) 07:53:24 ID:pV1vrTnv
紬「計画通り・・・!」
年増てw
顔貸すって
あずにゃんヤンキーかよwwww
顔貸して下さい→唯の顔を掴む→そのままキス
の流れかと思いました
GJ!
なぜかホール一個丸ごと唯の口に突っ込む梓と
それをこともなげにごごごと吸い込んでいく唯の図が浮かんだ…
何故w
ワロタ
いつも自然体な唯。律とバカ友達ならではのスキンシップをしたり、ムギに餌付けされたり、憂にペロペロハァハァされたり…とにかくみんなを愛し、また愛されまくってます。
あんまり他の子とくっついてるもんだから、傍観者の澪まで「大丈夫か、あんなの気にするなよ」と梓に気をつかう始末。
しかしここで我らがあずにゃんが焦った様子も見せずに一言。
「唯先輩と一緒にいると幸せな気持ちになれるのはみんな一緒です。たくさんの人に唯先輩を好きになって貰えたら私も嬉しいです」
梓の愛の強さに感心する澪
「それに私は「他の人が知らない唯先輩」を知ってますから」
梓の言葉に赤面しつつ、あぁ、甘えた律みたいなもんかと自分に置き換えて納得するも、
やっぱり律が他の子とキャッキャするのがやるせなくて、前髪下ろした上に激しくキマシタワーして、あまつさえヘアバンドを律の目の前で舐め回すお仕置を決意する澪とか。
雨降って地固まりまくってもう揺るがないあずにゃんも良いかと思うんだ
>>325 さりげなく変態が多いw
さあ、書く作業に移るんだ
>>322 俺は
顔貸して下さい→唯の顔をつかむ→ケーキ口移し→ムギ先輩の時と、どっちがおいしい?
の流れかと思った
梓「はっ、澪先輩と律先輩が口移しでケーキを食べてます!私たちもやりましょう唯先輩!」
唯「も、もう食べられないよ…げぷ」
紬「それじゃあ私が口移しで紅茶を飲ませてあげる♪」
梓「調子に乗らないでくださいたくあん先輩!」
紬「たっ…(絶句)」
梓「さぁ唯先輩…んー」
唯「ごぷっ…んんん…」ダラダラ
紬「す、すごい…すごいわ!」
梓「あ、こぼれちゃいました!まったく何やってるんですか!」
唯「あずにゃんが一気に流し込むからだよぉ」
梓「しょうがないですね、さぁ早くブレザー脱いでください!」
唯「え、そんなに濡れてないんだけど…」
梓「いいから脱いでください!むしろ脱がなきゃだめです!」ゴソゴソ
唯「な、なんでシャツまで!?はわわ、スカートまで!」
紬「…あ、私泣いてる…」
暴走しました
よくやった
ムギちゃんちょっと切ないよムギちゃん
もうだめねこのぶいん
いんらん!
もう梓は唯が(性的な意味で)抱いてくれなくなったら死んじゃいそうだな
334 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/02(水) 02:11:19 ID:SJsklox4
一ヶ月くらい抱きつき我慢させたあとに思いきりハグハグしたらあずにゃんイくんじゃね
一ヶ月は多分無理だw
多分一週間がリミットで、耐え切れずに逆に抱きついて行くに一票
すでに中毒なのねw
338 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/02(水) 09:05:31 ID:SJsklox4
>>336 でもそんなあずにゃんが何らかの理由で一ヶ月おあずけせざるをえない状況に陥ったと仮定しよう
(休み中はずっと一緒に過ごしてやるです!!)
梓「唯先輩は冬休み予定とかあるんですか?」
唯「うん!冬休み中はずっと家族と旅行なんだ〜」
梓「」 ドサッ
みたいなの書いて下さい
>>338 梓(終わった…私の冬休み…しかも唯先輩とそんな長い期間離れ離れなんて…)
憂「お姉ちゃ〜ん、忘れ物だよー」
唯「おぉー、憂、ありがと〜」
憂「こんな大事なものを忘れたらダメでしょ」
唯「えへへ…ごめんごめん。というわけで、ほい、あずにゃん」
梓「ふぇ?」
唯「あずにゃんの分のチケット。冬休み中はずっと一緒に過ごそうね♪」
梓「え?え?え?」
憂「梓ちゃんのご両親にももう許可取ってあるから大丈夫だよ。一緒にクファルダロムへいこー♪」
唯「あーずにゃーん♪」ぎゅ〜
梓(こう言うとき、ムギ先輩ならこう言うだろう…)
梓「キマシタワー!!!!」
という妄想をしてみました。すみません…
勝手に親の許可とるなw
旅行当日
憂「梓ちゃんとお姉ちゃんはこの服を着て!」
唯「わ〜いペアルックだ」
梓「う、憂・・・これはちょっと・・・」
憂「ご両親にももう許可取ってあるから大丈夫だよ。」
梓「・・・え?そ、そうなんだ(許可?)」
ホテルにて
憂「梓ちゃんとお姉ちゃんは一緒の部屋だよ!」
唯「わ〜いあずにゃんと一緒だ」
梓「う、憂!ベッドが一つしかないんだけど!」
憂「ご両親にももう許可取ってあるから大丈夫だよ。」
梓「なんですと」
水面下で動く計画
クファルダロムってどこさ
知らないうちに苗字が平沢になってそうだw
逆もありかな?
中野唯…平沢梓…どっちだろう
そんなに親の許可を貰っているなら
同性婚の認められているオランダに行けばいいのに
紬「費用は私が・・・!」ハァハァ
大神官ダロム
今月のきららも唯梓あると良いな
期待大
季節的にクリスマスネタかなあ…
皆でクリスマスパーティとか
無理矢理サンタコスさせられて、なんでこんな格好をと思う梓だったけど
唯にかわいいよ似合ってるよーとハグされてまあこれはこれでと思ったり
サンタだからプレゼントあげないとですね、何がいいですか、と乗ってみたら
「あずにゃん!」と即答されて真っ赤になる梓とか
その場は冗談的な流れになって、パーティは進んでいき、夜になって解散と
梓も帰ろうとすると、あずにゃんはこっちだよと唯に手を引かれて部屋へ
なんだろうと思ってると、駄目だよ帰っちゃ、今日はあずにゃんはプレゼントなんだから
と唯に迫られて、あれは冗談じゃと思うものの、真剣な唯の眼差しに思わすころりといっちゃって
そのまま……
なんて展開はさすがに無いですかw
>>338 こんなのもあり…か?
梓「はぁはぁ…あ、唯先輩こんなところにいましゅ…」
律「梓、気を確かに!
紬「幻覚症状に手の震え…もう限界ね。こうなったら…」
1時間後
唯「ただいまー♪」
律「どうしたんだ唯!?」
唯「なんかいきなり大使館から帰国するよう言われてね?軍用ジェット機で帰ってきたんだー」
澪「ま、まさか…?」
紬「〜♪さぁ、私たちはお邪魔にならないよう廊下へ!」
律澪「あ、怪しい…」
バタン
梓「ゆっ…唯先輩!」ギュ
唯「あずにゃん!会いたかっ…ぐええ、苦しい…」
梓「べっ別に…私は唯先輩に会いたくなんてなかったです」
唯「あずにゃん、言葉と行動が全く一致してないよ…?」
梓「…唯先輩、私、すっごく会いたかったんですからね?」
唯「うん、私もだよ」
梓「寂しくて寂しくてしょうがなかったんだから…ちゃんと埋め合わせしてください」
唯「埋め合わせ?」
梓「とりあえず、いっぱい一緒にいてください。それでまず…き、きき…」
唯「わかってるよ、あずにゃん♪」
チュッ
梓「きゃっ…も、もう、久しぶりなんですからもっと長くしててください!」
唯「ごめーん♪」
ヽ|/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ \,, ,,/ |
| (●) (●)||| | ここから濃厚なキスから始まるスパイラル…ゴクリ
| / ̄⌒ ̄ヽ U.|
| | .l~ ̄~ヽ | |
|U ヽ  ̄~ ̄ ノ |
|  ̄ ̄ ̄ |
>>348 和「ちょっと!みんな、大変よ!」
紬「どうしたの和ちゃん。そんな血相を変えて」
澪「り、律…ちゅっぷ…の、和に見られ…んちゅ…ちゃうよぉ…くちゅっ」
律「んっんっんっ…いいじゃん…ぴちゃ…見せつけてやろーぜぇ…ぐちゅ…んっ」
和「とにかくこれを見てちょうだい!」
紬「あらあら、目の前のサバトに反応してもいいのよ、和ちゃん」
和「この間から唯たちがガザ地区へ旅行に行ってるでしょう?」
澪「まふぁかゆいとあじゅちゃににゃにかあったのふぁうんっ」
律「てかガずぁっちぇどきょにありゅんくはぁっ」
和「ニュースサイトからプリントアウトしてきたんだけど…」
*長年のパレスチナ問題がついに決着を迎えたことをアルジャジーラが伝えた。現地記者によれば旅行客のふたりがエレツ検問所付近で単独ライブを行っていたところ、
居合わせた人々が手拍子をし始め、次第にその現象はパレスチナ全土へ波及。ついにはパレスチナ・ファラド議長を心をも動かし、イスラエルのザハビー首相へ和平を申し入れるに至った。
ザハビー首相も旅行客ふたりの歌声には心を洗われたとコメントしており、両首脳は和平会談の席で肩を組みながら「ゆいあず最高!」と宣言したと伝えられています。
中東和平を実現した旅行客は日本人と見られており―
和「十中八九あの子たちの仕業ね」
紬「私の目に狂いはなかったわ!百合は世界を救うの!いえ、世界が百合なのよ!」キラキラ
律「みっ!おっ!」ガクガク
澪「りっ!つっ!」ビクンビクン
ゆいあずよ、世界に羽ばたけ!
( ;∀;)イイハナシダナー
ゆいあず最高!
ゆいあずで繋がる世界
>>354 ____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ ___| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __ __ | r┐ ___| |___ r┐ / / | | /\ ヽ冫L_ _ | | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_ | | | r┐ r┐ | | | / | | レ'´ / く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___ __|. | | | 二 二 | | |く_/l | | , ‐'´ ∨|__ ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
| | / /\ \. | |└------┘| | | | | |__| | / / / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー───-′
>紬「私の目に狂いはなかったわ!百合は世界を救うの!いえ、世界が百合なのよ!」キラキラ
ムギちゃんかっけェwww
いいなあ……
梓になって唯とにゃんにゃんしたいよぅ
俺は唯になって梓とふにふにしたい
俺はムギになって二人を近くで見ていたい
やめてくれ
あの唯と梓だからこそ良いんだ
>>361 ついにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
アニキャラ個別でID唯を見たのは初めてだ
ステルススーツが開発されたら唯と梓の絡みを撮影会
今月はクリスマスネタとか大晦日ネタとか冬の雪が降ってきたよネタとか
唯の高校最後の冬休みネタとか・・・いろいろネタはころがってる月だよね!!
てことで職人さんお願いします♪
唯「きゃー!」パン!
梓「唯先輩!?どうしたんですか!」
唯「あずにゃん、地球温暖化の影響は着実に私たちに迫ってるよ!」
梓「は?なにを古館さんみたいなことを言ってるんですか」
唯「ほら」
差し出された唯先輩の手のひらには、ぺちゃんこの蚊が…
梓「きゃ!な、なんでこんな時期に…」
唯「ふふ…」
唯先輩はどこか悟ったような面持ちで手を洗っていました。
ていうか、別にかっこよくはありません。かわいいですが。
唯「もしかしたら、私たちに引き寄せられてきたのかもね」
梓「え?」
唯「冬になっても熱々な私たち二人の仲に…」
梓「(キュピーン☆)唯先輩…やだなぁ、恥ずかしいですよ///」
唯「ふふ…この蚊のせめてもの供養に、私があずにゃんを吸っちゃおうかな」
梓「唯先輩SUTEKI…」
律「なにこれ」
終わり
371 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 01:22:59 ID:L6DZTZ+Z
このバカップル!
なんか倦怠期の唯梓夫妻
梓「ゆい〜ちょっとは私にも構ってよ……」
唯「んもー何?最近文句ばっかだね、梓は」
梓「はあ〜。唯は私のこと好きなの?」
唯「うんうん。すきすき」
梓「じゃあちゃんと証拠見せてよ……」
唯「めんどくさいから却下しまーす」
梓「…………」
唯「……わーったよ、チューでいいね」
梓「嫌です。ちゃんと今晩付き合って下さい」
唯「……なにこのお嫁さん」
梓「わ か り ま し た か ?」
唯「わ…分かりました……」
唯だけ倦怠期みたいになっちまったww
>>372 何か良い
ちょっと冷たい唯先輩と
構って欲しがるあずにゃんとか
凄く良い
>>361 a5YuiALl つまり
あずにゃん*5で唯にオール
つまり、あずにゃんが5人になって唯の全てを奪っちゃうのかと妄想が発展して仕事中悶々と
もう末期だ
唯「あ、あずにゃんが5人…!?」
梓A「はい、5人になっちゃいました」
梓B「唯先輩への愛が臨界点を超えたせいです」
梓C「先輩が悪いんですよ。いつも私ににゃんにゃんするから」
梓D「だから私たちはこんなになっちゃったんです」
梓E「ちゃんと責任とってください」
唯「も、もう!いっぺんにしゃべられても困るよ!それに責任って言われても…どうすればいいのか」
梓A「こうするです!」ダキッ
唯「わあっ!」
梓B「あ、抜け駆けです」
梓C「ずるいです」
唯「や、だめ、あずにゃ…そんなこと…もう!」ハグッ
梓A「はうっ…きゅう…」クタリ
唯「ふう、大人しくなった…」
梓D「まだですよ、唯先輩」ダキッ
唯「うしろ!?そ、そんな…」
梓E「一人だけ捕まえてもダメですよ?」ギュー
梓B「私たちは5人いるんですから」ギュー
唯「ひゃあっ…そんなぁ…こ、こうなったら!」ハグッ
梓B「ふにゃん…きゅう…」クタリ
唯「これで一人ずつ…ひゃうっ!」ビクッ
梓A「ふふふ、甘いですよ、唯先輩」ギュウッ
唯「あずにゃんA!さっき無力化したはずなのに…!」
梓A「はい、確かに。でも唯先輩の可愛い顔と声を聞いたら、すぐ元気になるです」
唯「そんな…それじゃ、同時に全員を無力化しないとダメなの…?」
梓A「ほら、ぼーっとしてると、梓Bも復活しちゃいますよ」
唯「え…ひゃんっ」ビクッ
梓B「油断大敵、です」ペロペロ
唯「やあっ…そんなとこ、舐めちゃダメだよぅ…」
梓C「私はこっちですね」スルスル
唯「や、そこ、手入れちゃ…!」カアア
梓D「邪魔だから、取っちゃうです」パチ
唯「は、外しちゃダメ…!」
梓E「唯先輩のここ、美味しいです」ペロペロ
唯「も、もうだめぇ…」キュウ
梓A「唯先輩…もうすっかりとろとろですね」
唯「あずにゃんたちが悪いんだよう…うぅ」
梓A「そんな顔しないでください。まだまだこれからですよ。いつもかわいがってもらってる分、一杯シテあげますから」チュ
唯「んっ…はぅ…あずにゃぁん…」クタリ
唯「…って夢を見たんだぁ」
梓「唯先輩…溜まってるんですか…?」
唯「そうかもぉ…」ジー
梓「仕方ないですね…って、5人分裂とか無理ですからね」
唯「だよねー…」ションボリ
梓「…でも、その分愛でカバーしますから」
唯「あずにゃん…!うん、期待してるよっ」ニコッ
梓「さ…それじゃ行きましょう」
唯「うん!」
途中で梓に5人の唯が、でもいいんじゃと思ったけど
梓「唯先輩が5人!?」
唯A「あずにゃーん!」ハグッ
梓「ひゃうっ…もう、いきなり抱きつかないで…はっ!?」
唯B「あずにゃーん!」ハグッ
梓「嘘…二人目なんて!こ、こんなの…」トローン
唯C「あずにゃーん!」ハグッ
梓「ひゃああんっ!や、も、もうこれ以上は…っ!」
唯ED「「あずにゃーーーん!!」」
梓「」
梓死んじゃうんじゃね、ということで却下の方向にw
間をとって唯とあずにゃんが5人ずつでいいじゃん
あご唯オールと読んでしまった…
5ペアが部室でいちゃいちゃしてたりなんかしたらムギの身が危ない!
>>374の妄想力に脱帽したww
素晴らしい
素晴らしい
在学中は特に何も無いんだけど
数年振りの再会で意識しちゃったりとか
同窓会
五年振りに会った軽音部のみんなは立派な「大人」になってて
特に唯先輩(平沢さん、って呼んだほうがいいのかな)は髪を伸ばして
あの頃の子供っぽさはどこへ行ったのかと言いたくなるほど、綺麗になってて
あの時と比べても、背もほとんど伸びてないし、全然成長してない自分が恥ずかしくなるくらいに、、
三人が酔いつぶれて寝息を(一人はいびきを)立てていても
私たちの会話は終わらない
過ぎた時間を、取り戻すように思い出を紐解いていく
そして、その時が来る
「私、あの頃あずにゃんの事好きだったんだよぉ。うぅん、ほんとはあの頃だけじゃなくて・・・」
五年越しに始まる。私達のお話
っていう自主制作映画を仕事中に脳内上映してた俺はもう本当に気持ち悪いから死んだほうがいい
381 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 09:41:05 ID:L6DZTZ+Z
ポップコーン来たからはやく上演しろ
これはシリーズ化決定
>>380 紬「とりあえず製作費用として200億は確保したわ。追加予算も準備中よ。ロケ用にサグラダファミリアも借り切ったの!」
さわ子「衣装は私が担当するわよ!任せて!ウェディングドレスにはスゴいの作るからね!」
澪「わ、私たちの新婚生活もスピンオフで作るんだってさ」
律「へへっ…ちょっと照れくさいなぁ」
紬「ちょっぴり大人になったゆいあずの、ビタースウィートなラブストーリーが始まっハァァァァン!!」
梓「それを同棲中の私たちに求めますか。結納済ませたばかりの私たちに」
唯「あずにゃ〜ん♪ペロペロ♪」
…ここまで妄想した。
なんで○×○スレのむぎちゃんはいつもくるってるの?
>>380で刺激されたけど髪の長い唯が見てみたい!!だれか画像を!!
389 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 14:12:59 ID:L6DZTZ+Z
髪のばした唯がみたいですー!
試しにハネムーンTシャツ来た唯の髪を伸ばしてみたら
まるっきりニートになってしまった件
唯は割りとクセ毛だから、伸ばすとふんわりした感じになるような
多分ポニテか何かにするのかなぁ
あずにゃんとお揃いのツインテで
唯のツインテだと?
すばらしい
396 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 21:38:34 ID:UHZ75AHL
アニメの作画だとふわふわ感があるけど原作の唯はストレートっぽくないか
397 :
5年越しの…:2009/12/06(日) 03:58:53 ID:Z+xdJpsn
唯先輩にそんなことを言われて、私は不覚にもドキッとしてしまう。
いけない。こんな気持ちになっちゃ…
梓「な…なに言ってるんですか。悪ふざけが過ぎますよ」
唯「悪ふざけなんかじゃないよ?私は本気だよ」
梓「本気って…」
唯「その証拠に…えいっ」
梓「きゃっ…?」
私は唯先輩に押し倒されていた。覆い被さるように抱きつく先輩は、あの頃と変わらない微笑みを私に向けた。
唯「えへへ…♪あずにゃんいい匂いがするね。香水かな?」
梓「は、離れてください…!こんなことしちゃダメです!」
唯「なんでー?私、あずにゃんのこと好きって言ったでしょ?」
梓「そういうことを言ってるんじゃなくて…」
唯「ねぇ、あずにゃん?」
梓「…なんですか」
唯「あずにゃんて、彼氏いるの?」
梓「いるように見えますか?」
唯「あ、いないんだ。もてそうなのに」
梓「ほっといてくださいよ…そういう先輩はどうなんですか」
唯「いるわけないでしょ?私はあずにゃん一筋なんだから」
梓「…そういうこと臆面もなく言うの、どうかと思います」
唯「だから今、すごく幸せなんだよ。あずにゃんとこうしていられるの」
梓「あっ……」
398 :
5年越しの…:2009/12/06(日) 04:05:18 ID:Z+xdJpsn
唯先輩は体を動かすと、私の頭を抱えるように胸の中に抱き寄せて、足と足を絡ませた。
先輩の胸は、5年前より豊かになり、その腰も女性らしくなっていて…色っぽさを感じてしまう。
そっか、唯先輩はもう高校生じゃない。大人なんだ…
唯「あずにゃん」
梓「は…はい?」
唯「5年も遅くなっちゃったけど…好きだよ。よかったら私と、付き合ってください」
梓「……」
唯「あずにゃん?」
梓「……」ギュ
私は何も言わずに唯先輩の手を握った。
正直今は、何も言えないから…これが私の返事だ。
唯「えっと…オッケーってことで、いいのかな?」
梓「……」コク
唯「えへへ…ありがとう。うれしいよ」
梓「……そうですか」
唯「ごめんね、もうちょいちゃんとした告白すればよかったかな」梓「いえ…先輩らしくていいと思います」
唯「そ、そう?…ねぇ、梓?」
先輩は私を真っ直ぐに見据えて、私の名前を呼んだ。
その響きに、胸がむずむずして、嬉しくて、恥ずかしくて…すごく幸せな気持ちになる。
梓「はい?」
唯「愛してるよ」
梓「……わ、私も…愛してます」唯「ありがとっ!へへっ♪」
梓「……」コク
おわり
402 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/06(日) 14:16:09 ID:/lTFr1Yn
唯梓すごく大好き
なんか元気でてくるよね
ひたすら和みますよね
俺は悶える派かなぁ
唯と梓が一緒にいるだけで幸せ
406 :
女神の微笑1:2009/12/06(日) 20:06:43 ID:dtfaAOIj
今日の放課後は珍しくムギ先輩とふたりきりだ。
律先輩は澪先輩を迎えに行きがてらいちゃこら、唯は補習に行っている。
こんな機会はめったにないから、普段から気になってたことを思い切ってムギ先輩に尋ねてみた。
「…ムギ先輩はどうして私と唯先輩の仲をそんなに気にかけてくれるんですか? やっぱりその…女の子同士の恋が好き…なんですか?」
「そうねぇ…」
私の手元へ紅茶の注がれたティーカップを差し出したムギ先輩は、喉を潤すよう自分の紅茶へ口をつけ、
それから私の質問にアンサーをくれた。
「美しいものがふたつ合わさるのって、とても感動的じゃないかしら?古代から連綿と受け継がれて来た芸術のように」
「は、はぁ…」
「汚れを知らない無垢な花々が咲き乱れて春の薫風を世界に運ぶように!」
すみません…意味わかりません。
トレードマークの眉毛を吊り上げて熱弁するムギ先輩の瞳は、まるで銀河が生まれたみたいにキラキラしてるけど、そこまで感動する理由は凡人には理解できません。
「…って言えば良かったかしら?」
「へ?」
引きつりまくってる私の顔を見てクスクス笑うムギ先輩…え?これってまさか―
「私、茶化されちゃいました?」
「なんでも信じる素直な梓ちゃん、可愛いわよ」
よしよし―とペットをなだめるみたいに、愛でるみたいにムギ先輩は私の頭を撫でてくれます。
なんだかほんわかした気持ちになるのはともかく、つまり私は一杯食わされたわけで。
「ひ、人が悪いですよぉ、ムギ先輩〜」
「ふふっ…ごめんね、梓ちゃんがあんまり可愛らしいからつい、ね」
そうかなぁ…。
ぺろっと舌を出して謝る茶目っ気たっぷりなムギ先輩も十分可愛いですけど…。
「でも、唯ちゃんが梓ちゃんに恋した気持ちも分かったわ。梓ちゃんの本当の愛らしさに気付いて、唯ちゃんは惹かれたのよね」
407 :
女神の微笑2:2009/12/06(日) 20:07:35 ID:dtfaAOIj
「そ、そう…ですかね?」
「だって梓ちゃんといるときの唯ちゃん、本当に幸せそうだもの。…梓ちゃんもそうでしょう?」
「私、も…?」
「唯ちゃんの本当の愛らしさに恋した…そうじゃないかな?」
「それは…」
そう、ムギ先輩の言う通りだ。私は唯のお日様みたいな温もりに惹かれて、唯も私の想いを理解してくれてる。
私たちはお互いに想いの全てを分かち合い、愛し合っている。
「それが答えよ。さっきの質問のね」
そう言ってからムギ先輩はまた私の頭を撫でてくれた。
「恋する友達の応援って特別なことじゃないもの。それが相思相愛なら尚更」
「ムギ先輩…」
「みんなの幸せが私の幸せ―なんて言ったら、ちょっと気障過ぎるかしら?」
照れくさそうに微笑むムギ先輩は、窓から差し込む光に照らされて、さながら女神のような神々しさを醸し出していた。
もしかしたら唯梓スレに投下するのは趣旨に合わないかも知れませんが…
お目汚し失礼しました。箸休めになったら幸いです
やはりムギちゃんはこうでなくっちゃ!
GJ
ムギちゃんええ子や
411 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/06(日) 21:07:42 ID:iR+Za1/B
脳内映画館から帰ってきたらなんというスレの進み具合
413 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/06(日) 23:52:04 ID:EQFICH5f
414 :
天使の微笑1:2009/12/06(日) 23:56:01 ID:Z+xdJpsn
唯「……」ジーッ
梓「な、なんですかさっきから」
唯「さっきムギちゃんといい雰囲気だったよね」
梓「み、見てたんですか?」
唯「まあねー。で、なに話してたの?」
梓「そ、それは…その…」
私は口ごもってしまった。さっきの話の内容を話すのは気恥ずかしいというか、照れくさいというか…
ていうか、もしかして私がムギ先輩と浮気してるんじゃないか、とかあらぬ誤解をしているのではないだろうか。
あれこれ考えると、なかなか言葉が出てこなかった。そしてしばらく沈黙が続くと、唯先輩は…
唯「ぷくく…」
梓「先輩?」
唯「ぷふっ!…あははは!」
梓「な…なに笑ってるんですか?」
唯「ごめんごめん!あずにゃんがあんまり真剣に考えてたからさ、なんかおかしくって」
梓「…唯先輩の笑いのツボはよく分かりません」
唯「それで、あずにゃんは私のどこに恋したの?」
梓「それは…って!聞いてたんじゃないですか!」
唯「でもはっきりとは答えなかったでしょ?私、あずにゃんの口から聞きたいなー」
まったくこの人は…答えにくいことをどんどん聞いてくる。
まぁこういう積極的なところも、好きなところの一つなんだけど…
415 :
天使の微笑:2009/12/06(日) 23:58:05 ID:Z+xdJpsn
梓「ムギ先輩の言葉を借りれば…本当の愛らしさ、でしょうか。
一緒にいると楽しくて、あったかくて、幸せで…唯先輩のそういうところを、私は好きになったんです」
唯「…そっか」
私が言い終えると、唯先輩は私の頭を優しく撫でた。さっきムギ先輩にされたように、ほんわかとした気持ちになる。
梓「唯先輩は…どうなんですか?私のどういうとこを好きになったんですか?」
唯「そうだなぁ…かわいいとことか、あったかいとことか、柔らかいとことか…」
梓「なんか、ずいぶん多いですね」
唯「そう?いっぱいあるんだけど…やっぱり、一緒にいて楽しいとこかな」
梓「…そうですか」
考えてみたら、お互いに恋をしたところを一つ一つ答えていたらキリがない。だって、全部が好きなんだから。
一緒にいる時にお互いに対して抱く、言葉にはうまく言い表せない気持ち。それがムギ先輩の言う本当の愛らしさ、なんだと思う。
唯「あずにゃーん♪」
梓「きゃ…も、もう!いきなり引っ付かないでください!」
私に抱きつく唯先輩の微笑は、私の心を優しく包み込む。
さっきのムギ先輩の微笑を女神の微笑とするなら、唯先輩のは…さしずめ天使の微笑、かな。
おわり
GJ!
和んだ…
唯梓もムギも好きな私歓喜
それにしても、この週末は各所で唯梓なのが多くて、結構ホクホク
わ・・・和んだ・・・
わんだwww
唯梓で本格的な小説書きてえ・・・
かなり来てるだろこれ
422 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 02:47:55 ID:9qe5dJsg
/:::/:ヽ :: : : : : : : : : : : : : : : :\: : : ::ヽ
/:::/: : : : : ,: : : : : : : : : : : : : : :: : : ヽ: : : :ハ
,′/: : ,: : ::/:: i : : : : : : : : : : : : : ::::: : : : : : : : :',
/: ::/: : /: : /:: :::|i : : : : : : : il: : : : : : :::: : : : : : : : :',
,': :./.: ::/: : /: ::::/ヽ.:.: : : : : : |ヽ:.:.: : : : :::: : : : : : : : :i
/ : : : : /\/ : :::/ |i : : : : :.::卜、\ : : : : :::: : : | : : :.:{
,′: : : : i: \ヽ::/ ,斗: : : : : :.:{i ヽヽ: : : : : : : :|: : : : i
,: ::/ : : :.:|\: :Y / ヽ: i :: : : :| ヽ:: : : : :.:|: : : : ハ (ドキドキ・・・)
i ::/: : : : ::|\ヽi _ レ'\ : ::| _ i:.:.:: : : :|:::i : : : ',
|: | : : : :::::|:: : `| z≠ミ、. ヽ| ,ィ≠ミ、 ∨: : : :|:/ : : : : i
|: | : : :::::::::〉: : :i 〃 ん心 ん.心バ∨.:::: /::: : : : : :|
|: | : : : : :::i ヽ: | {{ {i:::゚ノi} {i:::゚'ノi} ノ川 :/: : : : : : :〈ヽ、_,
ヽi: : : ::: : | ::::Vi ヽ マ_シ `゚ー´ ∧::/ : : : : : ∧:i ` ̄
_/|: : : :::::: |: :::::∧ , /l///l i: : : : :: : :: / }:|
}: ∧:: :: |:::::::i/∧ /l//l/ u 从: : : ::::: 〈 レ'
|: i ヽ:.:.|: :: :.|//ヽ u , 、 イ: : :: ::/::: /ヽ
レ' i\i : : }// `> <i |: : : :/:::////{
{//ヽ: ::ヽ.//. i ヽ ` ‐≦ / { |: ://=、i////|
,十‐ {l \人|/ } \ / | レ'}} i}  ̄ ヽ
/ |i _」} { i \ /. i } |=´ ',
i i ̄ :| li } イi`. ヘ | | |::::::::| |
|. |::::::::i ヽ i/ )) o || ∨ .|::::::::| ノ .|
※唯ちゃんは今まで後輩のあなたを妹のように可愛がっていたので
突然告白されてどうしてよいのか分からず戸惑っているようです
>>417 ムギも好きなら乙女なムギが見れる唯×紬スレもおすすめだよ
425 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 19:53:10 ID:4A8K27xM
みんなクリスマスに向けて力作を執筆していると勝手に信じて勝手に楽しみ
もうすぐきららか
今月も唯梓を求めるのは贅沢かな?
ネタバレ:ゆいあずは神
クリスマスかぁ…
唯梓が居ればなんとか乗り越えられそうだ…
クリスマスゆいあず…皆でパーティしてて宴も酣となった頃
いっぱい騒いで火照った体を冷ます為に外に出てみたら偶然二人で鉢合わせて
そのまま星空の下、他愛もない話をしながら二人だけのクリスマスを過ごす二人とか
いいですよねー
それで体が冷え切っちゃって、暖めないとか是非いちゃうねと
同じベッドに入るわけですか、なるほど
か是非いちゃうね=風邪ひいちゃうね
是非いちゃ
つまりこれはベッドで是非イチャコラして下さいというムギからのメッセージだったんだよ!!!
ワロタ
ムギ「ごめんね、澪ちゃん…私、もう自分の気持ちに嘘をつけない…私はりっちゃんが好き!…大好きなの」
澪「ムギ…そんな…律とのこと…いつも相談に乗ってくれてたじゃないか…」
ムギ「ごめんね…ごめんなさい…」
澪「いや…ムギも苦しいよな…辛いのに打ち明けてくれたんだよな…」
ムギ「澪ちゃん…」
澪「そうだよ、律に恋した同士、私とムギは親友だ。一緒に律を愛していこう」
ムギ「えぇ…一緒に…澪ちゃん…」
澪・ムギ「「というわけで…」」
律「なにが「というわけで…」だよ!やめろ、離せ!で、デコ撫でるな!前髪下ろすなぁ!た、助けて、和ぁ!」
澪「和、だって!?律の本命は和だったのか」
ムギ「素晴らしいわ、澪ちゃん。りっちゃんに恋してる娘がどんどん増えてく!みんな私たちと同じようにりっちゃんを!」
和「話は聞かせて貰ったわ」ガラガラ
律・澪・ムギ「和(ちゃん)!」
和「抜け駆けなんてずるいわよ、ふたりとも。こう言うことするときは私も呼んでくれなきゃ」
律「え、え、え?の、和?まさか和まで私のデコを…」
和「お化粧してより可愛らしい律にしてあげるわ」
ムギ「まぁ!その発想はなかったわ!」
澪「さすが和だ!クールな外見と裏腹にテンションはいつだってハイなだけはあるな!」
律「くやしい…でも勧進帳!」ビクビク
和「さぁ、新しい自分を解放しなさい」
律「あ、や…なんか…なん…あ…ひゃっぱぁぁぁぁぁぁッ!!!(エコー)」
梓「…先輩がたはさっきから何をしてるんですか?」
唯「りっちゃんに一足早いクリスマスプレゼントだって。りっちゃんってかまってちゃんなとこがあるでしょ?だからみんなで愛してあげよ〜って」
梓「律先輩泣き叫んでるんですけど、あれでもプレゼントになるんですか?」
唯「澪ちゃん曰くあれも構って欲しいサインなんだって。澪ちゃんが言うなら間違いないよ」
梓「律先輩が前髪下ろされた上に皆さんの手で純白のドレスに無理矢理着替えさせられてるのは…」
唯「愛だよ、愛♪」
梓「その澪先輩…いえ皆さん、目血走ってて怖いです。鼻息とか涎とかもう…」
唯「りっちゃんはみんなに愛されてるねっ」
梓「…唯先輩は参加しないでいいんですか?」
唯「ん?参加して欲しかった?」
梓「えっ!?い、いや…私には別にそんなの関係ないし…」
唯「…しないよ。りっちゃんは大好きだけど、でも、梓に寂しい想いはさせたくないもん」
梓「い、今…私のこと…」
唯「私は梓だけのものだよ。浮気なんか考えたこともないし…だから安心してね」ぎゅ〜
梓「唯……唯っ」むちゅちゅ〜
唯「んっ…あ…梓…」
梓「一足早い…クリスマスプレゼントです」
浮気なんかしないよ→一足早いクリスマスプレゼントって小ネタをやろうとしただけなのに…どうしてこうなった
あなたが変態だからさ
変態は褒め言葉
いいぞもっとやれ
人間はみんな、どこかしら変態だよ。気にスンナもっとやって
注1:本SSは律澪分、唯梓分が均等に振り分けられて(るはず)ますので
澪×律スレ、唯×梓スレの両方に投下させて頂きます
注2:本SSは某「唯が梓に嫉妬するSS」を参考に作成されています
注3:本SSは既に律澪と唯梓はカップルになってる事を前提で話を進めさせて頂きます
また、あからさまなキャラ崩壊が見受けられる可能性がありますのでご注意下さい
唯律澪紬「ワイワイガヤガヤ」
ガラガラ
梓「こんにちは、遅くなってすみません」
唯「あっ!あずにゃん!遅いよ〜早く早く〜♪」
梓「はい…でもその前に」
唯「?あずにゃんその手に持ってるのなぁに?」
梓「あぁこれは…ラブレターです」
唯「…え」
律「おっ、梓も隅に置けないねぇ〜このぉ〜」
澪「こら律、あまりからかうn」
ドンッ!
梓「キャッ!」
澪「!?」
律「ゆ、唯!?」
唯「梓、それどういう事?」ギロリ
梓「えっ!?あ、あの…ヒッ!」サワサワ
唯「ふぅん…私という恋人がいながらそんな紙受け取っていいんだぁ〜ねぇ、梓って結局誰が好きなの?言ってよ」
梓「ふぇぇ…あの…その…」ウルウル
唯「っ!あずさぁ!」
澪「ひっ!」ビクッ
律「澪、大丈夫?」
澪「ゆ…唯…怖いよ………」ビクビク
律「………澪、こっち向いて」
澪「え?」チュッ
律「んっ……落ち着いた?澪」
澪「う、うん///」
律「ちょっと待っててね、すぐ戻るからさ」
澪「う、うん」
律「唯!」
唯「…何?」ギロリ
律「(うっ…唯の奴ホントに怖い…でも澪の為!)
何?じゃないだろ!澪も梓も怖がってるじゃん!」
唯「…それがなんなの
りっちゃんには関係ないじゃん、それに邪魔だからどいて」
律「なっ!冗談じゃない!澪が怖がってるのにさがれるか!」
唯「邪魔しないでよ!これは私と梓の問題なんだから!」
両者「む〜〜〜!!!」
梓「あ、あの…」
両者「なに!!」
梓「こ、このラブレター、実は澪先輩宛てなんですが…」
唯律澪「………………えっ」
――――――――
梓「もう!信じられないです!人の話も聞かないで!」プンプン
唯「………」
梓「全く…これじゃあ私いじられ損じゃないですか」プンプン
唯「………ふぇ」ポロポロ
梓「第一唯先輩はもっと………唯先輩?」
唯「ふぇぇぇん!」抱きっ
梓「ちょ、唯先輩!?」アセアセ
唯「あずにゃんゴメンよぉあずにゃんあずにゃぁぁぁぁぁん!」ポロポロ
梓「もう………ほら、唯」チュッ
唯「あ、あずにゃ…」
梓「もう泣きやんで唯、唯は笑顔が一番だよ」
唯「…ゴシゴシ、うん!」パァァ
梓「ふふっ」ニコッ
律「あ〜あっちは解決したんだな、さて…
澪ちゅわ〜ん、そのラブレターどうするんでちゅか〜?」
澪「…」
律「ま・さ・か・愛しのりっちゃんよりそんな馬の骨なんか選ばないよねぇ〜?」
澪「…」ニヤリ
律「まぁ澪の事だし、心配はな」
澪「…ちょっと会ってこようかな」
律「…え」
澪「折角書いてくれたんだから返事をしに位は行こうかな〜なんて」ニヤニヤ
律「…………………やだ」
澪「律?」
律「やだぁ!」抱きっ
澪「ちょ、りt」
律「やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ練習真面目にやるからお茶の時間減らすからふざけないから行っちゃやだぁ!」ポロポロ
澪「律…」
442 :
大きさ≠愛:2009/12/09(水) 03:49:26 ID:SWyRooUS
放課後の部室で、私と唯先輩は二人きりで帰り支度を整えていた。…が、唯先輩はご機嫌ななめだ。
唯「……」
梓「唯先輩、いい加減に機嫌直してくださいよー」
唯「……やだ」
梓「もう!ちょっと澪先輩とおしゃべりしてただけで何をそんなに怒ってるんですか!」
唯「…おしゃべりだけじゃないでしょ」
梓「う…」カーッ
それは、つい1時間ほど前のこと…
梓「…それでですね、その新曲がホントにもう最高で!」
澪「確かに今回のはいい感じだよな」
私と澪先輩はあるミュージシャンの新曲について語り合っていた。
音楽的な会話が盛り上がるのは軽音部では澪先輩くらいなので、つい私は唯先輩の視線にも気付かずヒートアップしていたのだ。
唯「…あずにゃんたち、なにしゃべってるのかな」
紬「あら、唯ちゃん気になるの?」
唯「うん…ちょっとだけ」
律「じゃあちょいと…突撃ー!」ドンッ
澪「わっ…」
梓「きゃっ…」
律先輩は後ろから澪先輩に覆い被さるように抱きついた。すると、勢い余った澪先輩は私に倒れかかってきて――
ムニュ…
梓「あっ…」
澪「ひっ…」
澪先輩を支えようとした私の手は、豊満なバストをわしづかみにしていたのだった…
443 :
大きさ≠愛:2009/12/09(水) 03:53:29 ID:SWyRooUS
唯「…澪ちゃんの胸、さぞ大きかったでしょ」
梓「だ、だからあれは事故で!私は別になにも…」
唯「じゃあなんで鼻血出したの」
梓「そ、それは…」
平静を保とうとした私だったが、生理的反応を抑えることはできなかった。
溢れ出る鼻血を抑えながら、泣き出した澪先輩を慰め、笑い転げる律先輩に文句を言い、笑顔のムギ先輩をスルーしたのだった。
唯「あずにゃんは私みたいに胸がちっちゃいコより、澪ちゃんみたいなコの方がいいんだね」
梓「だからちがいますって!私は唯先輩一筋です!」
唯「ウソ!しょせんあずにゃんはおっぱい星人なんだよ!」
梓「そ、そういう言葉をどこで覚えてくるんですか!」
唯「もう知らない!」
唯先輩はいじけてしまった。やれやれ、ここまで嫉妬深いとは思わなかった…
私はある手段を実行に移すことにした。恥ずかしいけど背に腹は変えられない。
多少強引だけど、唯先輩の機嫌を直すにはこれしかない…
梓「…先輩、ちょっとこっち向いてください」
唯「……ひゃっ?」
先輩はかわいい声を上げた。なぜなら、私が一瞬の隙を突いて先輩の胸にポンと手を当てたからだ。
先輩は驚いたように目を見開き、みるみる頬を紅潮させていった。
444 :
大きさ≠愛:2009/12/09(水) 03:58:56 ID:SWyRooUS
唯「あ、あず…?」
梓「…これで分かりましたか?私は唯先輩のことが好きなんです。胸が大きいからって、澪先輩に浮気なんてしません」
唯「で…でも…」
梓「それに…唯先輩の胸だって、負けてませんよ」
唯「そ、そんなことないよ…澪ちゃんより全然ちっちゃいもん」
梓「大きさじゃありません。なんていうか、ちょうどいい感触っていうか、触っててすごく気持ちいいんですよ」
唯「…ホント?」
梓「ホントです。だから、機嫌直してください」
唯「う…うん」
唯先輩はコクリと頷いた。よかった。なんとか上手くいったみたいだ。…それにしても、我ながらすごいことしちゃった…
唯「じゃあ、今度はあずにゃんの触ってもいい?」
梓「な!?」
唯「お願い!」
梓「と…特別ですからね」
唯「ありがと♪えっと、どうやって触ったらいいのかな?こう?」
梓「ふぁうっ…!あ、あまり強くしないでください!」
唯「あ、こう?」
梓「ひゃぁぁっ……!」
おしまい
僕は変態じゃない…
よう変態
GJです
朝からいいものを(ry
↑こいつ(ry
今月唯梓はあったのか?
デスクトップアクセサリーのカレンダーが唯梓でびっくりした
律「行っちゃやだぁ澪ぉ!」ポロポロ
澪「…ゴメンね律、冗談だよ」
ビリッ ポイッ
澪「こんなラブレターどうだっていいもん、律と一緒にいる時間のほうが大事だよ」
律「み、みおぉ…」ウルウル
澪「ほら、泣きやんで、膝枕してあげるから」
律「う、うん!」
澪「いい子いい子〜」ナデナデ
律「えへへー♪」デレデレ
澪「もう///律ってばホントに可愛いなぁ///えへへー♪」ニヤニヤデレデレ
さわ子「オエェェェェェェェェェ!」バタン
紬「」
憂「●REC」
和「ハァ…全く…
とりあえず最後に一言言わせてもらうとオエェェェェェェェェェェ!」
おわる?
補足
最後の何?
→さわ子と和ちゃんは砂糖放出
→紬は百合の神様のもとへ召されたようです
→憂は紬の遺志を継いだらしい…
以上 さいなら!ノシ
ああ、さいなら
足を怪我した梓をお姫様だっこする唯というビジョンが浮かんだ
ふと思ったんだけど
9話で梓にギター始めたきっかけを聞かれて、軽い音楽だと思ってたなんて言えない
って言ってたけど、新歓ライブのときに言ってるのを梓も聞いてたはずなんだよね
今週のきららは、特に唯梓的なのは無かったとは思うけど
普通に3年組と2年組の仲のいいところが描かれていたような感じ
というか、本当に仲いいなあ…
そして大学編フラグが!
456 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/10(木) 04:50:57 ID:vdOYCjpb
唯が卒業したらあずにゃんどうすんのかな死ぬのかな
一緒に卒業するんじゃね?
>>449 あ、使ってる人いたのかーw 俺もそう思った
今月号は…
唯「私たち付き合うことになりました!」
梓「な、なりました」
憂「そ…そんな…本当なの、お姉ちゃん?」
梓「う…憂…(やっぱりショックだよね、唯先輩を私に取られちゃって…)」
憂「抜け駆けなんてずるい…梓ちゃんは私のものなのにぃ!」
梓「…へ?」
唯「ごめんね、憂…でも憂にもあずにゃんだけは譲れないっ」
憂「お姉ちゃん…私…私、お姉ちゃんが相手でも負けないよっ」
梓「え!?あの…えぇぇぇ!?」
という平沢姉妹初の真向勝負フラグが立ったように見えた。
てか平沢姉妹はあずにゃん好き杉るw仲良し姉妹を狂わすとは罪作りな女だぜ、あずにゃん!
そう言えば今回出番のあった純ちゃんは学祭の回ではハブられてたな。もしや憂→梓に気付いて気をつかった?
今月号はそうだったけど、憂は基本唯とのフラグの方が強すぎるからなあ
憂→唯は想像しやすいけど憂→梓は想像しにくいんだよな
まあ唯憂になっても憂梓になっても唯梓は成立しないわけだから、
憂に関してはとりあえずスレチかな
憂と唯は正反対に見えて根本的なところで似てるじゃないかと思った今月号
N女子大って近所なのかな
遠くて一人暮らしとかになるんだろうか
遠距離恋愛唯梓?
電話越しの声で愛を暖めあう二人とかね!
何となく唯より梓のほうが先にいないのが寂しいと強く思い始めるイメージ
だけど電話口では平気な振りをしたりして、だけどやはり弱ってたりして
その様子を憂から聞いた唯がサプライズで帰ってきたりして
あんまり嬉しくて泣きながら抱きつく梓とか浮かんだ
流石に下宿が必要なほど遠くの大学にはいかないだろう
多分
奈良女が浮かんだ
唯たちの学校は富士山より東の県だからどちらも有り得ない
N女子大…NAKANO女子大…中野女子大ッッッ! これはつまりッ!
梓「実は私ん家、唯先輩たちが通う大学の理事長やってるんです」
律澪「What!!??」
紬(息ぴったりな田井中婦妻ハァハァ)
梓「先輩たちは大学でも軽音サークルをやるんですよね?」
唯「もちろん!バンド楽しいもんっ!…HTTは外バン扱いになっちゃうけど…」
梓「心配ご無用です。…申し遅れましたが、私、今年の春からN女子大で放課後限定臨時講師をすることになりました」
唯「うそ、ホント!?受け持ちは?」
梓「軽音サークルの顧問です」
唯「ホント!?ホントに!?」
梓「私が唯先輩にウソついたことありますか?」
唯「あずにゃん…あずにゃーんっ!」だきっ
梓「来年には学生として通いますから…またあなたの後輩になりますから…だから、これからもずっと一緒です」
唯「うん!ずっとずっとずーっと一緒だよ!あずにゃん」ぎゅ〜
澪「なんというご都合主義」
律「まー、いいじゃん!また一緒にバンドやれるんだしさ」
澪「それもそうだな…うん、みんな一緒だ!」
紬(平沢婦妻も田井中婦妻も鼻血がボーンよナヒヒヒヒヒヒ!)
さわ子「そろそろ声かけないと眼鏡の子泣くんじゃないかしら」
ムギちゃんの病気が進行している
ムギw戻って来いw
しかし今月号はクリスマスはすっかりスルーでしたね。
来月だと新年になっちゃうけど…一緒にこなすのかな。
新年を一緒に迎えて、初日の出も一緒に迎える唯梓とかいいですよね
唯が一緒に迎えるよ!と張り切っちゃって
こうすれば間違いないよね、と梓を捕獲して同じベッドに
ちゃんと起きてるからと言いつつあっさり寝ちゃって
確かに新年も初日の出も一緒に迎えられましたけど、とすやすやとした唯の寝顔に苦笑を浮かべ
でもすぐに苦笑を笑顔に変えて、そのほっぺにキスをして初キスです、なんていったりして
自分の行動と言動に真っ赤になる梓とか
姫初めとか言い出さないうちに妄想停止しておきますw
470 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/11(金) 02:56:41 ID:qTnCfH8I
まだまだクリスマスネタ募集中の時期だろ!
当然唯のクリスマスプレゼントは・・・
474 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/11(金) 12:12:54 ID:qTnCfH8I
なんかえっちいです
朝からいいものを(ry
おっぱい揉む唯
>>472 梓「んっ……はあ、あんっ…」
唯「(どうしよう……やりすぎちゃった)」
憂「混ぜて」
今月号の髪下ろしている梓を唯に見せてたらどんな反応してたのかなあ
と、少し気になった
@気付かず素通りされて梓ショック
Aこっちのあずにゃんもかわいいねと言われて満更でもない梓
Bこっちの方がかわいいかもと言われて次の日から髪を下ろしてくる梓
Cなんか触角が無いとあずにゃんじゃない!といわれて即髪型を戻す梓
D普段結んでるから分からないけど髪長いんだねと色んな髪形にいじられる梓
Eその他
どれかなー
澪ちゃんの妹みたいだね、と唯が梓に告げたとして
そうですか、澪先輩の、と嬉しそうな梓とか
次の日から髪を下ろしてきた梓に、唯は何かすっきりしない気持ちになって
髪型を褒められる梓に、つい前の方があずにゃんらしくてよかったよと言ってしまったり
昨日は似合ってるって言ってくれたじゃないですかという梓に、昨日は昨日だしとどこかそっけない態度を取ってしまう唯とか
梓、少しむっとして、じゃあ戻しますから、とか言い返して
あずにゃんはそっちの髪型がいいんでしょ、と更に言い返す唯
結局その日は喧嘩別れみたいになってしまい、みんなと別れた後何やってるんだろと後悔する唯とか
憂に心配されつつも、なんでもないよと誤魔化して次の日まで悶々と過ごす唯
次の朝登校すると校門のところでツインテールに戻していた梓と鉢合わせて
だけどふいっとそっぽを向かれて、しょんぼりとなる唯
やっぱり嫌われちゃったんだとムギ律に心配されながら沈んでると
昼休み、突然梓が訪れてきて唯を引っ張って屋上に連れて行く
そして梓に確認したいことがあるんです、と怒ったようなよくわからない表情で言われて戸惑う唯
憂はきっとそうだと言ってくれたんですけど、と前置きして
ひょっとして、嫉妬してたんですか、と唯に尋ねる梓
唯、それでようやく自分がどういう状況にあったのか理解する
澪と姉妹みたいといわれて喜ぶ梓を見て、姉妹のように笑いあう二人を見て
私はそう思ってたんだ、と
そうかも、と答える唯に、梓はようやくいつもの笑みを向ける
私が昨日髪を下ろしてきたのは、先輩が似合うって言ってくれたからですよ
そして今日元に戻してきたのは、先輩がこっちの方が似合うって言ってくれたからです
と唯に告げ、どういうことかわかりますか、と尋ねてくる梓
唯それを聞いて嬉しくなる。そして自分が全く的外れなことを思って、そして迷惑をかけていたことを済まなく思う
謝ろうとする唯を梓はいいですよ、そんなのとあっさり制して、そして尋ねる
それより、聞かせてください。どうして先輩は私と澪先輩を見て、そう思ったんですかと
そして自分の気持ちにようやく気付いた唯は梓に(ry
というところまで妄想が進んだのですが、誰か書いてくれないかな…
そこまで妄想してるおまいに脱帽
続き期待してる
憂「あれ?梓ちゃん、髪留め忘れちゃったの?」
梓「朝はちゃんとセットしてたんだけど、朝学校来る途中で髪留めが壊れちゃって」
純「はぁー、災難だったわねぇ。ま、とりあえず(と言いつつ写メ撮る)」
憂「あ、私も私もー(●REC)」
梓「ちょ、ちょっとふたりとも…は、恥ずかしいよ」
唯「憂〜、どうしよ〜、今日水泳あるのに水着忘れて来ちゃったよ〜」
憂「もー、仕方ないなぁ(と自分が制服の下に着てきた水着を脱ぎ始める)」
純「」
憂「こんなこともあろうかと着てきといて良かったよー」
唯「ありがと〜、憂」
梓「いや…今日、うちのクラスは水泳ないじゃん…」
唯「ん?あれれ?」
梓(あ、唯…私に気付いた!?)
唯「憂、純ちゃん、この子は?新しい友達?」
梓(ガビーン…)
唯「―なんてね」ぎゅ〜
梓「ふぇ!?」
唯「その髪型も似合ってるよ、あずにゃん♪」
梓(あ…ちゃんと気付いてくれてたんだ…)
唯「あずにゃん、珍しく髪下ろしてたからちょっとからかっちゃった。ごめんね」
梓「も、もうひどいですよ…一瞬、心臓が止まるかと思って、私…」
唯「ね、あずにゃん。今夜泊まりにきなよぅ。あずにゃんの髪で色々遊びたいな♪」
梓「お泊まりは別に大丈夫ですけど…放課後のティータイム中じゃダメなんですか?」
唯「だ〜めなのっ。髪下ろしただけであずにゃん、こんなに可愛さチェンジしちゃうんだもん。…あずにゃんの可愛いところは私だけの独り占めにしたいんだ♪」
梓「も、もう…特別ですからね? あ…憂、急なことなんだけどぉ―」
憂「もちろん大丈夫だよ♪梓ちゃんの為にも晩ご飯はとびきり美味しいものを作るねー」
梓「ありがと、憂」
唯「えっへへ〜、あずにゃん独り占めだぁ〜」ぎゅ〜
梓「独り占めなんて、いつものことじゃないですか」
純「ホント仲良しだよねー(と言いつつ写メ撮りまくり)」
…放課後、どこかの暗室にて
純「どうですか、極上のショットが何枚か撮れたんじゃないでしょうか」
紬「ふふふ…なかなか良い仕事ね、純ちゃん」
純「偶然ですが、梓の髪留めが壊れたのがラッキーでしたよ」
紬「あら?世の中に偶然なんかないのよ。あるのは必然だけ」
純「…!まさか…」
紬「ふふふ…」ニコニコ
純「さすが総帥…恐ろしいお方だ」
紬「ゆいあずに永遠の祝福を。それが私たちの合い言葉よ」
ゆいあずに永遠の祝福を。
俺達の合言葉でも有る。
>>480 Eその他…あずにゃんのかわいさに唯が照れる
梓「唯先輩、どうですかこの髪型?」
唯「あ…あずにゃん!?…え、えっと…」
梓「先輩?」
唯先輩は顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。こんな唯先輩、初めて見るかもしれない。
梓「どうしたんですか唯先輩?私の髪型、似合わないですか?」
唯「ううん、すっごく似合ってるよ?でも…」
梓「でも?」
唯「…あずにゃん、すっごくかわいいから…その、まぶしくてまっすぐ見れないの…」
梓「唯先輩…」
唯先輩は申し訳なさそうに私を見た。そんな顔しなくていいのに…。
先輩の気持ちは、とてもうれしいんだから。
梓「…わかりました。私、元の髪型に戻します」ゴソゴソ
唯「な、なんで?似合ってるんだよ?」
梓「そう言われるのはうれしいですけど…唯先輩によく見てもらえないなら、なんの意味もないんです」
唯「あずにゃん…」
梓「だから先輩、私のことちゃんと見ててくださいね?私、唯先輩にかわいいって言ってもらえるよう頑張りますから」
唯「うん…やっぱり、今までの方がいいね。あずにゃんのこと、ずっと見てられるから」
梓「唯先輩…」
唯「あずにゃん…」
唯梓「大好き♪」
>>487 ●REC
ゆいあず、あーんネタ、からの
今日のお菓子は王道のイチゴショート。
赤く熟したイチゴが、白いクッションの上で私を見ている。私達を食べてくださーい、と。
ええ、もちろん食べますとも!とまずは一口。んー、甘い。おいしい。ティータイムさいこー!!
「ふふ、喜んでもらえて何より」
「唯、高校生なんだから、もうちょっと大人しく食べなさい。あと、急に席を立つな。ビックリする」
うにぃ。すいません、澪ちゃん。
「ははは、澪はまるで唯のお母さんだな」
「おか!?せ、せめてお姉さんにしろ、律!」
「澪ちゃん、席を急に立っちゃだめよ。お行儀悪いわ。あと、ツッコむ所ちがう」
「あ……、すいません、ムギお母さん……」
どっ、と皆の笑い声が重なる。なんて優雅で、楽しいひととき。私は、みんなで過ごすこの時間が、大好きだ。
……と、気になるのは、先ほどからイチゴケーキとにらめっこして無言なあずにゃん。にらめっこに夢中なのか、ケーキには一口も触れていないようだ。
なんでだろ。おいしいのに。
そう不思議に思っていると、急にフォークをケーキに滑らせ、一口分のサイズをフォークに備える。あ、なんだ。食べるんだね。
「…………唯、先輩」
「ん?」
なのに、なぜかあずにゃんは私に声をかける。そればかりか、その一口ケーキ付フォークを、私の口に向け、
「あーん」
なんて仰るのですよ。
冗談ですかと言えるような空気でもなく、あずにゃんの目は真剣そのもので、その真剣さは文字通り身を乗り出すほどのものだった。
なぜ急に。こんなこと、今までで初めてだ。
恥ずかしがり屋のあずにゃんが、積極的に私に何かを求めることは、まず無いからね。
…………で、ここはやっぱり「あーん」に答えたほうがいいのかな?
と、あずにゃんを見ると、明らかに顔が真っ赤だ。眉のつりあがり具合と、私を見るあずにゃんの視線の強さから、早く食べてください、というあずにゃんの訴えが読み取れる。
このままこの様子を見てるのも面白いなー、とか思っていたが、目の端でムギちゃんがビデオカメラを用意してるのが見えたので、すかさず「あーん」と答えた。
……不思議と、さっき自分で食べたケーキの味とは、違う気がした。どうしてだろう。同じケーキなのに。
「……先輩」
「んにゃ?」
余韻に浸っていると、あずにゃんが声をかけてきた。
「次、先輩の番です」
「なにが?」と危うく訊きそうになったが、すぐに「あーん」のことだと分かった。危ないあぶない。また墓穴を掘って、あずにゃんに叱られるとこだったよ。
自分のケーキ(食べかけ)にフォークを滑らせ、にっこり笑ってあずにゃんの口元に向ける。
「はい、あずにゃん。あーん」
すぐには食べないあずにゃん。また顔が赤くなっている。自分で、「やって」と言ったのに、なんかそれってヘンだよあずにゃん。
そう思っていると、可愛らしい小さな口で、パク、と私のケーキを含んだ。私は笑顔で眺めている。
「おいし?」
もぐもぐと恥ずかしそうに食べているあずにゃんに、私はまた笑顔で話しかける。視線は、何故か合わない。
「…………はい」
そう小さく答えるあずにゃんは、本当に可愛らしかった。ので、私はもう一度「あーん」をすることにしたのだ。
予想外だったのか、あずにゃんも最初はすぐに対応することができなかったが、無事、あーん、と答えてくれた。
そして、今度は私の番ですと言わんばかりに、「あーん」をしてきた。私はもちろんそれを笑顔で受ける。
そうしたやりとりが、お互いのケーキがなくなるまで、行われたあと。
「……お前ら、部室であんまイチャイチャするなよなぁ」
というりっちゃんの呆れた声が。
澪ちゃんは、あずにゃんほどではないが、顔を赤くし、よく噛みもしないままケーキを食べて……、いや、飲んでいる。
ムギちゃんはビデオで私達を撮ってるっぽいです。カメラの向こうの、天使――いや、むしろ女神並みの笑顔が気になるが、まぁ、いいや。
あずにゃんは私の隣で、恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑っていた。
帰り道。やけにウフフウフフと先ほどのビデオを見ながら言っているムギちゃんを、りっちゃんが引きづっている。その隣で澪ちゃんは、私とあずにゃんに「またな」と手を振って別れた。
季節はもうすっかり冬で、口から吐く息は、白い息に変換されるほどまでに来ている。見ているだけで、寒い。
巻いているマフラーを締め直し、手袋も持ってきたら良かったな、と思う。そして私は、やっとあずにゃんと二人っきりになれたので、今日のことを振ってみることにした。
「珍しく、今日は積極的だったね〜、あずにゃん」
「ふぇ!?」
予想外、だったのだろう。突然のその言葉に、あずにゃんは身体をビクリと揺らした。
「今日の、ティータイム」
「へ?あ、ああ……」
そのことですか……。あずにゃんは小さく呟いた。思い出したのか、少し顔が赤い。
「いや、別にいいんだけどね?私としては大歓迎。ただ、なんの前振りもなかったから……」
「唯先輩だって、なんの前振りもなしに私に抱きつくじゃありませんか」
「いやぁ、それはまぁ、儀式みたいなもんだし……」
「儀式って……」
あずにゃんのため息が、白い息となり、空へ消えていく。それを見て、私は余計に寒くなってしまった。
マフラーを、余計に締め直す。
「……嫌、だったのなら、もう、やりませんけど」
ぽつり。あずにゃんはまた呟いた。まるで今日の行動を、本気で反省してるみたいに。
「……え?ええ!?いあいやいやいや、もままま待ってよあずにゃんこ落ち着いてっ!」
「先輩が落ち着いてください」
すいません。
「……あ、あのさ。さっきも言った通り、私は大歓迎なんだよ?」
「……はぁ」
「だから、もっとやってくれても構わないから」
「……例えば?」
えっ。
「やってくれって、具体的に、何を?」
――あずにゃんは、本当に分からないから私に訊いているのだろうか。違う。確信犯な気がする。
その具体例を考え、困っている私が見たいのか、その具体例を口に出すのを、恥ずかしがる私が見たいのかは、分からないけど。
「……具体的にはね」
「はい」
「キス、とかかなぁ」
……どちらにせよ、私は困ることも、頬を赤らめることもしないまま、ただ淡々と答えた。
逆に、――いや、予想通りに、あずにゃんが頬を赤に染めている。耐性ないなぁ、ホント。
「な、ななななな、な」
「キス」
「二回も言わないでいいです!!」
やはり、あずにゃんをからかうのは、楽しい。
「してくんないの?キス」
「ふぇ!?……あ。む、そ、あ。…………無理、です」
「えー、なんで?」
「レベル、高すぎです」
レベルて。
あずにゃん的にキスはどれほどのレベルなのだろう。……と言っても、ここは外だし、レベルが高くなるのも無理はないか。
「……え!?ここ(外)でやる前提だったんですか!?」
「えー?うん。だって今すぐしたいもん」
「今すぐって……」
「ね。今すぐできる何か、あったらしてくれない?」
この人はホント無理難題を言う。あずにゃんの猫っぽい目が、そう言っているような気がした。
しかしすぐに、何か考えるようなしぐさをする。なんて素直な後輩だ。おねーさんは嬉しいよ。
何をしてくれるんだろう。わくわくしていると、不意に右手を、柔らかく、あったかい何かに掴まれた。
あずにゃんは微笑んでいる。鼻を赤くして、頬を赤くして。本当にこの天使さんは、私をどうするつもりだろう。
「……これじゃ、不満、でしょうか」
遠慮がちに言う。彼女のその性格が、良いところでもあり、悪いところでもある。
……いや、私が遠慮なさすぎ、なのかな?まぁ、どっちでもいいか。
「そんなこと、あるわけないじゃん」
どんなマフラーよりも、どんな手袋よりも、きっとこの温もりが、一番あったかい。
あずにゃんの小さな手を、私は強く握り、微笑んだ。
おわり
ムギちゃんは女神です
すごく良い
すばらしいわ
492 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/13(日) 18:55:52 ID:zRwgnNuM
ディモールト
493 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/14(月) 01:58:18 ID:dYujnCfe
おなかいっぱいだぁ〜
ごっつぁんです!!
いちゃいちゃな二人はいいですね
やはり冬はあったかネタがいいものです
手袋とマフラーは既にあるけど、手編みのセーターとかプレゼントしたりしないのかな
唯はそのままでき無さそうだけど、熱中すると凄いの作りそう
梓は、なんかそういうのは不器用そうなイメージがありますね
お互いそれを準備しているのに気付かず、クリスマスに交換して驚くとか
北海道の冬は寒い。
こんな日にあったかあったかしてくれる誰かがいたらいいのに・・・
ゆいあず最高
明日はBD6巻フラゲ日だけど
ついにあずにゃんのスペックが判明するね
唯と10cm以上身長差があったら萌える
キャラソンの“150cmのパワー”って歌詞が気になるけど
>>496 家族関係と運動能力が一番気になる
SSの新たなネタにしやすそうだし
運動神経は微妙、
得意科目は英語、
一人でいる時の過ごし方はギターの練習だな
たぶん
兄弟はどうかな
姉はいないんだろうけど
歳の離れた兄が居そうなイメージ
実は2、3才下の妹が居て、家に遊びに来た唯が妹ばっかり可愛がるせいで、嫉妬しちゃうあずにゃんとか
一人っ子が一番ありえそうだけど
やはり一人っ子かなあ…
そのイメージが強いですね
家族がいて休日にひとり留守番とかハブられすぎに感じるからなー
やはりあの場面で一人っ子イメージが強いな。
503 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/15(火) 12:44:34 ID:QVQ58sgd
ハブられあずにゃんとか可愛すぎる
>>503 梓「気にしないでください…この家に私の居場所なんかありませんから…だからへっちゃらです」
唯「あずにゃん…ねぇ、あずにゃん。私と一緒に行こう?」
梓「えっ…?」
唯「私と家族になろう、あずにゃん…結婚しようっ」
梓「唯先輩…ありがとう…ありがとう…ございます…」
紬「みたいなのはどうかな?」
梓「人ん家を勝手に家族崩壊させないでください(ていうか家にいないのはむしろ私のほうだし…)」
唯「あ、あずにゃん。今晩何食べたい?昨日はお魚だったから今夜はハンバーグにしようよ〜」
律(え?なに今の…同棲!?)
澪(律ハァハァ)
BD来た
梓DATAバレした方がいい?
ぜひとも!
11月11日生まれ 身長150cm 体重46kg AB型
家族構成は一人っ子 両親はジャズ奏者 音学歴は5年 あらゆるジャンルの音楽を嗜む
性格は生真面目な委員長タイプ、一番ウマの合う澪を姉のように慕っている一方で
唯とさわ子は可愛がってくれるんだけど、梓からしたら落第点の人たちなので微妙な気持ちで見ている
ギターは唯よりずっと上手いが本番では唯の方が上を行く事もある
大体こんな感じ
全然原文と違うんだが。
まぁ原文は実際に購入して読んで頂くという事で
あくまで概要ね
概要にしてもえらく悪意持って書いてるな。
軽音部の新入部員。
唯たちの1学年下で、軽音部の新入生歓迎会でのライブ演奏に感動し、入部する。
パートはギターで、かなりの腕。
はいよ。
普段の唯よりは断然上手い(ライブなどでは唯が瞬間的に上回る)。
親がジャスバンドをやっていた影響で早くから楽器に親しんだ。
生真面目で委員長的性格であり、練習もせずお茶してばかりの軽音部に入部早々キレる。
真面目な澪とは波長が合い、姉のように慕っている。
唯からは「あずにゃん」のあだ名をもらうなど皆から一方的に慕われているが、
梓の目から見た唯はだらしない先輩に映っているため、戸惑い気味。
猫耳が似合いそうなどと言って猫耳をつけさせてくる、
およそ教師らしからぬさわちゃんのことも同様に微妙な目で見ている。
一方で実は楽しいことをするのも嫌いではなく、夏合宿では一番はしゃぐ。
背は小さく、ミニマム体型。
憂とは1年生同士、友達。
↑すまね、ヘンなとこに「はいよ。」入ったw
気にすんな
はいよ。
プロフィールカード、
ゆいあずスキー的には特に旨味はないね…
ジャケ絵のあずにゃんは唯を見て笑ってるのかな?
シチュエーションがよくわからん
りっちゃんを見て笑ってるようにも見える。
>>507 予想よりも背丈があって驚いた。147cmくらいだと思ったのに。
そして誕生日が5日違いでテンション上………唯に睨まれたので黙りますごめんなさい
梓「こんにちはー」
紬「いらっしゃい、梓ちゃん」
律「澪!澪澪澪ー」
澪「律律律ー律!」
唯「………」
梓「律先輩と澪先輩は相変わらずですね…って、どうしたんですか、唯。今日はいつもより静かですね」
唯「あ…うん」
梓(…あれ?それ…だけ?いつもならここで抱き付いてくるのに…)
・おやつ中
紬「今日はショートケーキを持って来たの♪」
律「おー、待ってましたぁ!ムギ大好き!」
澪「こら律!あんまり調子に乗るな!食べたらちゃんと膝枕してくんなきゃ浮気したこと許してやらないんだからな!ムギのほうが私より好きなのかそうなのか…ぐすっ」
律「ばっか!私が浮気なんかするもんか!ムギは大好きで、澪は愛してるの!」
梓「とかなんとか言ってナチュラルにあーんってやってるし…ホントラブラブですね、あのふたり」
唯「…そう…だね」
梓(え…「あずにゃん、あ〜ん」って今日はしてこないんですか?)
・放課後
律「じゃ、私らこっちだから」澪ちゅっちゅ
澪「また明日な」律ちゅっちゅ
紬「うふふふふふ(カメラを構えて律澪を追う)」
梓「じゃあ、私たちも帰りま―」
唯「あ…私、今日、ちょっと用事があるから…」
梓「え、え?」
唯「…バイバイ…梓ちゃん…」
梓「!?」
>>507 >>511 のキャラ紹介を読んだ唯。
きっとあずにゃんは私のこと書いててくれるんだろうなとwktkしていたのに実は嫌がられていたと知ってしまい…みたいな。
誰か続きを頼む!
なーにまだ半デレ状態なだけさ
唯梓は途中からあずにゃんが唯にデレ始める、ってとこに魅力を感じる
>>517の続き
梓「ちょっと先輩、どうしたんですかいきなり!」
唯「なんでもないよ…梓ちゃん」
梓「なんでもなくないです!呼び方もおかしいし…ちゃんと目を見て話してください!」ガシ!
唯「……」
梓「はっ…」
唯先輩の手を掴むと、その目には光るものが…
唯「グス…梓ちゃんは、あだ名で呼んだり抱きついたりする私のこと嫌いなんだよね…」
梓「そ、そんなことないです!」
唯「いいよ無理しなくて…どうせ私なんて、だらしなくて馴れ馴れしい先輩なんだよ!」ダッ
梓「唯先ぱーい!」
唯先輩は突如走り出した。が、直後につまずいてずっこけてしまう。
唯「あいてっ!」
梓「先輩!大丈夫ですか?」
唯「うぅ…グスッ…あずにゃん…うぇぇ…」
梓「よしよし…もう、私が唯先輩のこと嫌いなわけないじゃないですか」
唯「でも…」
梓「私は唯先輩のことちゃんと好きですよ?だから心配なんてしないでください」
唯「あずにゃん…じゃあ、ぎゅってしてもいい?」
梓「はい、いいですよ」
唯「あずにゃぁん♪ペロ」
梓「ひぇっ…へ、変なとこ舐めないでください!」
唯「だってー♪ペロペロ」
梓「だってじゃなくて…ひっ…ゃあぁっ…」
>>520 GJ!!
やっぱ唯梓はたまらんww
BD6のキャストコメンタリーでも中の人がいってたぞ
梓って「唯先輩なんて〜」とか言ってるわりに唯のこと絶対一番大好きだって
まじっすか!
キャストコメンタリー聴いてみる
やっぱ、あずにゃんはツンデレなのか
でも、本編でも見てみたいな。
唯がいつも通りに梓に抱きついたりするんだけど、
梓がいつもより強く言い過ぎて唯が梓が嫌がってる
と思って落ち込み普通に接するようになる。
でも、ずっと梓と微妙な距離を置いてた唯に梓は
耐えられなくなり、唯に「別に嫌じゃないです」とか
いろいろ言って最後に唯が元に戻って。梓が、
「やっぱりこっちの方がいいです…」って感じに
11話の律と澪みたいな感じに。梓は本当は唯先輩が好きっていう
ところを原作で見てみたいな。原作は梓が冷たすぎて見てて
かなしくなってくる。こういう話が見てみたい。
下手な文で悪いが俺はこう考えてる。
確かに原作ではちょっと冷たい気もするな
でもだからこそ梓が本音を見せそうな唯達の卒業式が楽しみだ
その前にバレンタインでも何かあってほしいと思ってしまう
あと大学受験の応援とか合格のお祝いとか
>>525 去年のバレンタインは澪に本命チョコあげたんだよね>梓
ただそっから梓澪描写が減ってきてるので(というかほぼ無い)今どうかは分からない
夏フェスなんかは完全に梓唯で
夜二人きりでしっぽりしてて律に冷やかされてムキになった時の反応も
完全に唯を意識してる感じだし
とりあえず原作は今後のデレに期待っちゅうことで
>>514 無理して探すなら
・誕生日がポッキーの日
・ギターの腕前(ライブ時は瞬間的に唯が上)
・胸の分も考えると、BMIがほぼ同じ
なんかネタに出来る……かも
>>514 本スレにも書いたけど誕生月は唯と同じ11月
部内での誕生会がもしも月1であったとしたら…
紬「今日は唯ちゃんと梓ちゃんの為にケーキを持って来たの」
梓「ありがとうございます、ムギ先ぱ…え?ちょっと大き過ぎないですか?」
紬「一生に一度のことだもん。ふたりのために気合い入れちゃった♪」
梓「(言い間違い?)いえ、一年に一度しかないです」
紬「え?!じゃあ毎年やってくれるの?唯ちゃんと一緒よね?」
梓「は?まぁ、そうなりますね(同じ十一月だし)」
紬「どんとこいですッッッ!!!」
梓(いつもながら可哀相な人だな、頭が)
和「ちょっと律、講堂の使用申請書が出てないじゃない!当日になるまで忘れてるなんて…もうオードブルの運び込みも始まってるわよ!」
梓(え?講堂使用だから突発ライブかと思ったのに違うの?)
澪「ごめん、和。私のほうで代筆しとくよ。律はほらあの通りだから」
律「ほ、ほんじ、本日はお日柄も三つの袋が祝い船!」
和「初めての仲人でしかも挨拶ありだものね。さすがの律でも緊張するか。澪は大丈夫?」
澪「私は律の隣りにいるだけだからなんとか…」
恵(とか言いながら照れる澪様ハァハァ…しかし田井中律、おめーはだめだ!)
梓「一体何が始まろうとしてるんですか…」
さわ子「もちろんあんたたちの為のパーティーよ?」
梓(たかがバースデーパーティーにここまで力入れなくても…)唯「あ、あずにゃ〜ん…」
梓「唯先輩、ちょうどいいところに…って、なんですか、どうしてタキシードなんか着てるんですか?超カッコいいです!」
唯「わかんないけど、HR終わると同時にさわちゃん先生に捕まって無理矢理着せられて…」
さわ子「私の最高傑作のひとつよ!」
梓「意味がわからないって言うか、貴様、私の唯先輩の柔肌に触れたんか。そうなんか」
純「ま、それはそれとして…」
憂「おめでたい日なんだから怒らない怒らない」
梓「へっ?な、なんでふたりして私の腕を掴んで…って、さわ子先生?!なんですか、そのウエディングドレス?!」
さわ子「あら?ちゃんと猫耳完備よ?なにか問題が?」
梓「質問に質問で返すバカ発見!じゃなくて意味がわからない!」
憂「ほらほら、梓ちゃん。早く着替えないと間に合わなくなっちゃうよ」
梓「もう間に合ってるよ(カオスな情況は)」
アナウンス「間もなく平沢家中野家の結婚披露宴のお時間となります。ご来賓の皆様は講堂へお入り下さい」
紬「私からのささやかなバースデープレゼントよ♪」
律「よかったな、唯、梓」
澪「幸せになるんだぞ。わ、私と律みたいに」
唯「なんかよくわかんないけど…幸せになろうね、あずにゃん」
梓「………とりあえずキスしましょう、唯先輩。話はそれからで」
ふたり一緒にバースデーパーティーという妄想のはずが…
>>532 GJ!
さわ子先生にだけは冷たいあずにゃんに噴いたwww
俺のだんじりティー返……もっとやって下さい
唯わん×あずにゃん
まだ?
535 :
ポッキーの日:2009/12/17(木) 01:21:27 ID:CA6Hftkg
今日は唯先輩に呼ばれて遊びに来ちゃいました。なんでも私のプロフィールを唯先輩が読んでくれたみたいで。
「あずにゃんの誕生日って11月11日なんだね。覚えやすくていいな」
「あ、はい。よく言われます。世間ではポッキーの日とも呼ばれてますよね」
「フフッ、そんなあずにゃんにポッキーをプレゼントだよ!」サッ
そう言って唯先輩は唐突にポッキーを差し出す。
「えっ、あの、なんで?」
「誕生日知って急いで買ってきたんだ。ポッキーの日生まれなんだから絶対好きだと思って!」
その理屈はどうかと思いますけど…。
「ありがとうございます!ポッキー好きです」
「よかった〜」パァァ
か、可愛い…。それもわざわざ買ってきてくれたとは。
「じゃあ、せっかくなんで一緒に食べましょうか」
「わーい!あずにゃん大好きー」ギュウウ
「はうぅ…///」
「それじゃあ、はい」パクッ
唯先輩は袋を開けると、ポッキーの端を銜えてこっちを向いた。
「え、先輩何を…」
「ん?ポッキーと言ったらポッキーゲームだよね」
「ななな///」
何ですかそのベタな発想は!てゆうか誰にそんなことを…まさかお、おとk
「せせ先輩まさか他の誰かともうやっちゃってるんですか!?」
「ふぇ?」
…あれ、私勢い余って変なこと言っちゃいました?でも落ち着いていられますか!
「うん、りっちゃんに教えてもらったんだ〜。ムギちゃんと澪ちゃんもやったんだよ」
「あ、ああそうなんですか」ホッ
よかった。とりあえずよかった。
「だからあずにゃんも、しよ?」
「いや、それは…」
「…いやなの?」ウルウル
「…やります///」
そう、せっかく先輩とのキ、キ、キスのチャンス。二人っきりだし、ちょっとくらいいいよね…?
「それじゃあ、はいっ!」パクッ
「うう…///」ぱく
「ほれじゃあふたーと」サクサクサク…
うわっ、ゆ、唯先輩速いです。まだ心の準備が…
サークサクサク…
ああ唯先輩の可愛い顔が、愛らしい唇が、近づいてくる…。先輩、私初めてなんですからね…。キs ぽきっ
「うん、うーまい!」もぐもぐごくんっ
「えっ」
「どうだった?ポッキー銜えたあずにゃん可愛かったよ〜」
「」
「あれ、あずにゃん?」
「」プルプル
「もしかして私が半分以上食べちゃったから怒ってる?」
「……こんなんじゃだめですー!!」ガオー
「ひええごめんよあずにゃん!まだいっぱいあるから、ね?」
「そうじゃないです!ポッキーゲーム、もう一回やるです!」
「わ、わかったよあずにゃん」アセアセ
「じゃあ、いきますよ?」
サクサクサク…ぽきっ
「なんで折っちゃうんですかー!!!」ガオー
「あわわ…だってそうやってりっちゃんに教わったし…」
律先輩もちゃんとそこは考えてたんですね。結局は期待した私がバカだったんですね…あれ、なんだか凄く辛い…。
「グスッ…もういいです…先輩とせっかく…せっかくキス…うぅ…」
「え…あずにゃん、私とちゅーしたいの?」
「そんな…ことないです…」
「じゃあポッキーゲームはやーめたっ」
「…はい」
「そのかわり…」
そう言ったかと思うと唯先輩はいきなり私に飛びついてきて、そして…
チュッ
「ゆゆゆ唯先輩!?」
「えへへ、しちゃった///」
「…///」カァァ
「前にビンタされちゃったから、ちゅーは嫌なんだと思ってたよ」
「…そんなこと、ないです」チュッ
「わわっあずにゃん!?」
「もっと、唯先輩と…したいです///」
「あずにゃん…///」
その後私たちはポッキーゲームを全部無くなるまで続けました。もちろん途中で折ったりなんか…していませんよ?
「ふぅ…あ、あずにゃん、実はプリッツも…あるんだ///」
「はぁはぁ…。頂きます、唯先輩…」
おしまい
ベタ子さんですいません。11月11日になにか意味はあるのかな?
>>537 GJ
唯ってBDジャケや版権絵で
よくポッキーくわえてるよね
キャラソンようやく買ったけど2曲目って唯の事しか歌ってないw
澪に気があるように見せてこの仕打ち
たまりませんな
萌えるギターコンビ
>>540 あの歌詞は当初、ゆいあず風に歌詞改変してやるぜと思って聞いたら
まるで改造する余地がなかったという逸話が
表面上は色々いいながらも、内心は抱きついて来る唯を憎からず、どころか
日向みたいな体温が好きです、柔らかな人肌よわいんです
なんて大好き宣言してるからなあ
前も話題に出たけど、何かの理由で唯が梓に抱きつかなくなったら
そのうち耐え切れずに梓のほうから抱きついていくんだろうなーとか
しかし体温とか人肌とか、合宿回みたいに水着ならともかく
普段は服越しだからなかなかそこまで感じられない気も
つまりあれですか、二人きりになったときは邪魔な衣服とか脱いじゃっ(ry
唯も梓に愛されてます
ゲマズで唯梓ブックカバーゲットしたぜ!
やっぱ抱き合ってる唯梓絵はいいなぁ
あれ良いよな〜
いつかの表紙と同じ絵だっけ
けいおんガイドブック、唯梓スキー的に
いちいちニヤニヤ出来すぎる
中の人の発言とか、
絵コンテの「何だかんだで(と?)唯がスキ」とか
3巻読了。愛するより愛される幸せってあるよね!そこから始まる恋もあるんだね!
同じく3巻完読
唯梓描写結構あったね
愛されるよりも愛したい
マジで
梓
誕生日 11/11
誕生花 椿
花言葉 申し分のない愛らしさ
唯
誕生日 11/27
誕生花 デンファレ
花言葉 有能
そういや、唯と同じ誕生日のジミヘンもギター始めたの15歳からなんだよな…
放課後、廊下を歩いていると唯先輩が私の元に駆け寄ってきた。
唯「あずにゃーん♪」
梓「あ、唯先輩!こんにちは」
唯「こんにちはー♪今日も部活頑張ろうね!」
梓「お菓子を食べるのは頑張らなくていいんですよ?」
唯「ぎくっ…れ、練習も頑張るよ」
そんなやりとりをしつつ部室にたどり着くと、ドアに貼り紙がしてあるのに気がついた。
梓「なんだろこれ…えっと…」
――緊急連絡――
本日は澪が歯医者に行くそうなので部活は休みです!
私とムギが責任持ってついてくのでお前らは心配しないでいいぞ!
――超絶天才美少女部長 田井中律――
梓「な…なにこれ…」
唯「澪ちゃん虫歯なんだねー。大丈夫かなぁ」
梓「ていうか…律先輩はともかく、なんでムギ先輩まで付き添いに?」
…まぁ、なんとなく察しはつくけど…
梓「…で、なんで私は唯先輩の部屋にいるんでしょう」
唯「へ?」
30分後、私は唯先輩の部屋の座布団にちょこんと座っていた。なんでこうなったのか、自分でもよくわからない…
唯「なんでって、あずにゃんが来たいって言ったんじゃーん♪」
梓「わ、私はそんなこと言ってないもん!唯先輩が遊びに来いって強引に引っ張ってきたんじゃないですか!」
唯「えーそうだっけー?記憶にないなー」
梓「あなたって人は…」
唯「まぁまぁ、二人でのんびりしようよ♪はい、冷蔵庫にあったプリンだよー」
梓「ど、どうも…」
私はこの状況に戸惑うと同時に、嬉しくもあった。こんな風に唯先輩の部屋で二人きりになるなんて、初めてだから。
プリンを食べながら唯先輩を眺めていると、不意に先輩と目が合った。
唯「…あずにゃん」
梓「はい?」
唯「今、ドキドキしたりしてる?」
梓「さぁ、どうでしょう?」
唯「むー、しないの?私はしてるのに」
梓「確かめてみます?」
唯「うん。確かめる!」
唯先輩は私の胸に頭を近づけると、ぴたりと耳を当てた。なんだか、妊娠した奥さんのお腹の中の音を確かめる旦那さんのようだ。
そう考えると、妙に照れくさくなってしまう。
唯「あ、ドキドキいってる!やっぱりしてるんじゃん」
梓「それは唯先輩がくっついてるからですよ」
唯「じゃあ…こうしたら、もっとドキドキするかな?」
唯先輩は顔を上げると、私にキス――せずに、ぺろりと私の頬を舐めた。
思いがけない感触に、私の体はビクッと震える。
梓「うぅっ…な、なにするんですかぁ」
唯「えへへー♪柔らかそうだったからつい」
梓「そんな犬じゃあるまいし…でも唯先輩って犬っぽいところありますよね。居眠りしてる時なんか特に」
唯「あ、あんまりうれしくない…」
梓「私があずにゃんなら…先輩は唯わんですね」
唯「ゆ、唯わん…かわいいかも…」
梓「冗談で言ったつもりなのにまんざらでもなさそうですね…よし唯わん、お手!」
唯「わん!ってやらせないでよ!…えいっ!」
梓「きゃっ…」
唯先輩は私にのし掛かった。お互いの体が密着して、その鼓動や息づかいが手に取るように分かる。
唯「ふふっ…犬は猫より強いんだよ、あずにゃん♪」
梓「…それはどうでしょう?猫だって犬に勝つこともありますよ」
唯「じゃあ…試してみる?」
梓「…やってやるです」
猫と犬、どちらが勝ったかは…ご想像におまかせします。
おわり
ゆいわんわん♪ゆいわんわん♪
あずにゃん の あまがみ!
ゆいわん は へいきなかおをしている!
ゆいわん の したでなめる!
こうかはばつぐんだ!
何とかプロデビューしたが、意識の甘さを先輩ミュージシャンに叱られる。
「冗談じゃない、ずっとみんなで仲良くなんて、そんなのは甘ったれと言うもんだ!
ミュージシャンの幸せってのは、サラリーマンが営業成績上げて出世して幸せってのとは
訳が違うよ。そりゃあ、今の状況じゃ気楽だろうさ。みんな仲良くやってんだから。
だけど俺はね、富士山頂にドラムセット持ち込んで、ゲリラライブやったってドラマーにも出会ったよ。
ド田舎の田んぼのあぜ道で、ギターの練習したって人、ザラにいるよ。
あんたたち、音楽が好きならそういうことできるか!?」
唯と梓は、返事ができなかった。他のメンバーも同じだった。
>>556 GJ!
なんとなくマメシバと黒猫でイメージが浮かんだ
来週は遂にクリスマスですね。
きっと良作が大量に来るに違いない、と正座して待ちます
>>560 梓「痛いところを付かれましたね・・・」
唯「うん・・・」
澪「りつー」
律「えへへ、みーお」
紬「あらあら」
梓「(動じてない・・・)っていうか、この人達が原因なんじゃ」
紬「梓ちゃんが言う事じゃないわね」
澪「梓には言われたくないな」
律「梓、お前がナンバーワンだ」
梓「えっ、そんなに!?」
唯「うん・・・///」
どーなる放課後ティータイム
>>563の続き的な
さわ子「それで私のところに相談に来たわけね」
五人「はい…」
さわ子「確かにその先輩の言うことにも一理あるわねぇ。楽器買うお金もないようなどん底から這い上がってきたような叩き上げも少なくないわ」
唯「………」
さわ子「そう言う人たちの目にはあんたたちのはお遊びに見えるかも知れないわね」
律「あたしらはあたしらなりに真剣なんだぜっ!?」
さわ子「それでいいじゃない」
紬「え?」
さわ子「尖ってるのが一流のミュージシャンだなんて思い込みはあんたたちの音楽性には合わないわよ。あたしに言わせりゃその先輩ってのは二流ね」
梓「でもオリコンでは結構上位に…」
さわ子「上位が限界でトップにはなれない。そんなもんよ、一流気取りってのは。でも、あんたたちはトップになる素質がある」
澪「さわ子先生…」
さわ子「HTTの持ち味は何?自然体で音を楽しむのが好きだったんじゃないの?」
唯「うん!バンド楽しいって気持ちは負けないよ!」
さわ子「それでいいのよ。自分たちが大切したいものを磨いて行けば結果は後からついてくるわ。それがHTTのやり方ってもんでしょ」
律「さわちゃん…」
さわ子「がんばりなさい。あんたたちは私の誇りよ」
だ、誰かこれを唯梓(+律澪?)に繋げてください…
唯と梓、二人きりで……
唯「でもねえ……先生はああ言ってくれたけど、私たち、甘い考えだったのは事実のような気がする」
梓「私も同感です。ちょっとなめてたのは確かだし」
唯「……あずにゃん、富士山頂でライブ、できる自信ある?」
梓「それは、ちょっと……」
唯「だよね。わかんないよ、私も。やれって言われたらやれるかどうか……」
梓「律先輩なら、『ハァ!? バカじゃないの?』って言うでしょうね」
唯「だろうね。でも、富士山頂は無理でも……」
どん底から這い上がってきた、そんな人たちの気持ちになって考えてみよう。
とある山奥の無人駅。周りには家一軒見えない。客がいるのかさえわからない駅の前。
唯「ここでゲリラライブだなんて、みんな夢にも思わないだろうね」
梓「先輩たちも、事務所の人も怒るでしょうね……単独行動するなって」
唯「安心して。責任は私が取るから」
梓「私も責任を取ります。二人で怒られましょう」
唯「うん」
二人はギターを構えた。
唯「みなさーん!! 今日は放課後ティータイムから生まれたソロユニット、YUI&AZUSAのゲリラライブだよー!!」
梓「兎さんも熊さんも、狸さんも、みんな聞いていってねー!!」
唯「一曲目は、『ふわふわ時間・YUI&AZUSA Ver.』でーす!!」
梓「1、2、3!」
ギターの音と歌声が、山奥に響き渡った。
その頃、乗客4人だけの列車の中で……
澪「(あのバカどもが!)」
紬「(どうして私たちを誘ってくれないの!)」
律「(抜け駆けするなっての!)」
さわ子「(ふふふ、現状に甘んじず、自分の甘さを直そうと努力する。結構結構)」
車内には、ドラムセット、キーボード、アンプが所狭しと積まれていた。
×ソロユニット
○ユニット
規制中につき携帯から長文スマン
梓「しかしいざやってみると・・・」
唯「あはは、誰も居ないねぇ」
梓「まぁする事に意義が、っ、クシュン!う゛〜寒い・・」
唯「・・・あ〜ずにゃん!」
梓「ひゃうっ!い、いきなり抱き着かないで下さいよ!」
唯「でも、こうすると温かいよ?」
梓「そっ、それはまぁそうかもしれませんけど」
唯「ま、それだけじゃないんだけどね」
梓「え?・・・あぁ、あずにゃん分補給ってやつですね」
唯「それもあるかもだけど、なんか、幸せで。急に抱き着きたくなっちゃった」
梓「幸せ、ですか?」
唯「うん。こうやってあずにゃんと2人っきりでキダー弾いて」
唯「2人っきりで、寒さに気付かない程熱中して。」
唯「あずにゃんが私だけを見てくれるから誰も居ないのも悪くないなぁ、って思ったり」
唯「だけど、あずにゃんがこんなに頑張ってるんだから、誰か来ないかなぁって思ったり」
唯「それが楽しくて、幸せだなって。」
梓「い、いきなり恥ずかしい事いいますよね、唯先輩って」
唯「あずにゃんは、違う?」
梓「・・・ううん、そんな事ないです。私だって唯先輩がいれば、いつだって、どこだって」
紬「あらあらあらあらまぁまぁまぁ!」
梓・唯「うぇっ!?」
全員集合はまかせたーバリバリ
キダ―――(゚∀゚)―――!!
タロ―――(゚∀゚)―――!!
すまんキダーワロタw
って俺かよ!ギターに訂正お願いします・・・
素直になるって、難しい。
軽音部に入ってから、私はそう思うことが多くなった。いや、唯先輩に出会ってから、と表現した方が適切かな。
あの人は遠慮という言葉を知らない。いつだって私に思い切り抱きついてくるし、強引にお菓子を食べさせてくる。
そういうことをされることに慣れていない私はつい…唯先輩に対して冷ややかな反応を取ってしまう。
「あずにゃーん♪」ギュッ
「ゆ、唯先輩…苦しいです」
「えへへー♪あずにゃんはいい匂いがするねー♪」
「は、離してください!」
「わわ…もー、あずにゃんつれないなー」
「いいから早く練習してください!」
「あずにゃん厳しい…けどわかったよー♪」
横目でチラリと覗くと、唯先輩はにこにこと鼻歌を歌っている一方で、少し寂しそうな、少し困ったような表情を浮かべていた。
…なんでそんな顔するんだろう。もっと仲良くしたい、とか思ってるのかな…
別に私だって先輩のことを嫌ってるわけじゃない。好きか嫌いかで聞かれたら、好きだと答えると思う。でも…
…多分、私と唯先輩は合わないんだ。どんなに友好的に接したって、合わない人間っていうのは必ずいる。私は唯先輩にとってそういうタイプの人間なんだろう。
だから…しょうがないんですよ、唯先輩。スキンシップが取りたかったら、律先輩とでも取ればいいんです。
私みたいに愛想が悪くて、素直になれない後輩なんかじゃなく。
そんなことを考えていると、しばらく黙っていた澪先輩が口を開いた。
「唯」
「なーに澪ちゃん?」
「今日から梓に抱きつくの禁止!」
「え…」
私は思わず澪先輩の方を見た。いや、私にとってはいいことのはずなんだけど…なんだろう、この気持ち。
「えぇー?なんでなんでー?」
「なんでじゃないだろ?毎日お前に抱きつかれて、梓は迷惑してるんだぞ?なぁ梓」
「えっ?あ、まぁ…はい…」
「だから今度からは普通に接すること! べたべたくっついて梓の集中力が落ちたりしたら軽音部のためにならないからな」
「あずにゃん……?」
唯先輩は私の顔をジッと見た。その目はどこか申し訳なさそうで、悲しそうだった。
ホントにそうなの?なんて聞かれているような気がして、私はあわてて目を逸らした。
「……わかった…もう、あずにゃんには抱きつかない……」
それから1週間。澪先輩の抱きつき禁止令が効いたのか、唯先輩はすっかり私に抱きつかなくなった。そして…
それを、とてつもなく寂しく思う私がいた。
やっぱり、私はダメなんだと思う。唯先輩に抱きついてもらわなきゃ調子が出ない。あのあたたかい感触を感じなきゃ、私はダメなんだ。
どうして、素直になれなかったんだろう。本当はもっと抱き締めていてほしいのに、もっと一緒にいたいのに…
「どうしたの?」
「はっ?」
一人きりの部室でぼんやりしていると、いつの間にかやってきた唯先輩に声をかけられていた。
「…唯先輩」
「ん?」
「私…その…っ…うぅ…」
「ど、どうしたの?どうして泣くの?」
「ごめんなさい…私…ホントは、ホントは…唯先輩に…」
「……」
唯先輩はそっと私を抱きしめた。あっさりと、澪先輩の禁止令を破ったのだ。
「唯…先輩…」
「いいんだよ…」
「…はい」
私はきゅっと唯先輩を抱きしめ返した。あたたかい、いつもの感触だ…私は幸せな気持ちで、唯先輩の胸に顔を埋めた。
そして私を強く抱きしめる唯先輩は、静かな口調で言った。
「ねぇ…私のこと、好き?」
「え…」
「どうなの?」
「…好き、です」
「ホントに?」
「はい…」
「…そっか」
唯先輩は私の首筋を軽く撫でた。私はくすぐったくてクスリと笑ってしまう。
今なら、素直になれる。そんな気がする…
「私、唯先輩のこと…大好きです」
「ありがとう…じゃあさ、なんで1週間も私に何も言わなかったの?」
唯先輩の手が、私の首を優しく包んだ。
「ごめんなさい…どうしても、素直になれなくて」
「そっか…でも私も同じ。素直になれないけど…好きだよ」
「…そ、そう、ですか…うれしいです」
「でもね…私、すごく苦しかったんだよ?1週間ずっと嫌われたって思って泣いてたんだよ?
どれだけ苦しかったか、分かる?どうして、すぐに誤解だよって言ってくれなかったの?」
「ごめんなさい…」
「ううん…謝らなくたっていいんだよ。だって」
その時私は思い出していた。今日は職員会議のため部活は休みだということに。唯先輩がここにくるはずはないということに。
そしてなによりこの目の前にいる唯先輩は、私のあだ名を一度も言っていないことに。
「これから教えてあげるんだから。梓ちゃん」
憂の手に、力がこもった。
576 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/21(月) 05:09:18 ID:h5vEtrTu
ちびった・・・
さすぺんす!
578 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/21(月) 07:22:35 ID:oh34yNMD
頭の中で火サスのテーマが流れたwww
何故そのオチにしたw
唯のフリした憂にぬっころされる話にデジャブを感じるw
憂の心情
@私のお姉ちゃんに手を出すなんて、許さない
Aお姉ちゃんを悲しませた罰だよ…
Bどうしてお姉ちゃんなの?私だって梓ちゃんのことこんなに好きなのに…
いずれにせよ怖いw
>>581 どのケースにしろ憂ちゃん病んでるじゃないかw
待て、誰も赤い通り魔ばりのサスペンスとは言ってない!
おれのシックスセンスはここから…
梓ちゃん、お仕置だよ→梓ちゃんのファーストキスいただき☆→ビリビリ→げへへ、この青い果実がたまらへんのや→(悔しい…でも、勧進帳)→
ちょっと待った!→お姉ちゃん!?→いくら憂でもあずにゃんに手を出すなんて駄目だよ!→ちっ、退散だ(これでお姉ちゃんと梓ちゃんは仲直りできるね!)→キマシタワ-(床下)
という未来予想図を受信したぞ!
>>583 お前、いくらなんでも妄想がぶっ飛び過ぎだ
屋根裏だろjk
部室だからロッカーだろう
勧進帳ワロタ
>>568の続き……
紬「いいムードの所、お邪魔しま〜す」
律「ばかっ、抜け駆けすんなっ!」
澪「こんな面白いこと、どうして誘ってくれないんだよ」
さわ子「感謝してよ。私ボーヤ、あ、ローディーか、ローディーやったんだからね。あー、肩痛い」
律「嘘ばっか、軽い物しか持ってなかったでしょ! 小さいバッグとか、弁当とか」
唯「みんな……」
梓「私たちのために……来てくれたんですね」
紬「実はね……私、わかったような気がするの。あの人(先輩ミュージシャン)、
『お前ら、音楽のためにバカになる覚悟があるか』って言いたかったんじゃないかな」
澪「私たち、その覚悟が足りなかった。きっと、それを怒ってたんだよ」
さわ子「どうやら、私も甘かったみたいね。あっちはプロだものね。
もう学生じゃない、軽音部じゃない、プロのバンドなんだから、覚悟を決めなくちゃいけない。
楽しんで演奏するのはいいけれど、聞いてくれるお客さんのことを無視しちゃいけない。
楽しんでやるのと、自己満足は違うわよね。一流二流、トップとかなんて関係なく
ただの自己満足のままじゃ、後からついてくる結果もついてこないわよね」
律「さあ、覚悟決めるために、一緒にバカになろうぜ! とびっきりの音楽バカに!!」
唯「……うん!!」
梓「はいっ!!」
律「さてさて、機材のセッティング、二人だけでやってもらいましょーか。抜け駆けした罰に」
唯&梓「げぇっ」
律「冗談冗談、身体が持たないじゃん。さあさあ、準備はみんなで。さわちゃんもだよ」
さわ子「げぇっ」
一同「あはははははは!!」
そして……
唯「みんなー!! 放課後ティータイム、全員集合だよー!!」
山猿「ウキャキャキャー!!」
紬「あ、お猿さんが応援してくれてる! ありがとー!」
唯「さあ、いっくよー!! 放課後ティータイムスペシャルライブ、『ようこそ森のティータイムへ』!!」
改めて、一曲目は、『Cagayake!GIRLS』!!」
律「1、2、3!!」
ついに、放課後ティータイムの山奥ゲリラライブが始まった。
唯のMC……
唯「ここは、武道館と違って満員のお客さんはいませんし、スポットライトもありません。
ステージもありませんし、設備も、衣装もありません。
でも、武道館と同じものが、ここにはあります。
それは……愛すべき音楽バカが、武道館と変わらずに演奏しているってことです!!」
一番下のあずにゃんの目がやばい・・・
やっぱ萌えるわぁ
592 :
勝手に完結!:2009/12/21(月) 23:54:09 ID:lwdVV6Fz
>>588の続き
私たちは持てるポテンシャルを全て出し、全身全霊の演奏を見せた。
観客は少なかったかもしれないけど…それでもいつか、何十、何百、何千、何万倍の観客の前で演奏する日がくるはずだ。
私たちのこの燃えたぎる情熱が、全世界へと轟く日がいつかくるはずだ…
唯「あ…あずにゃん……」
梓「唯先輩っ!こんなに白くなって…大丈夫ですか?」
唯「ふふっ…燃え尽きたぜ…真っ白にな…」
梓「唯先輩…なら、また灯せばいいじゃないですか!愛という名の熱い炎を!」
唯「そうだね…じゃああずにゃん、燃え尽きた私に火を灯すマッチになってくれる…?」
梓「ええ…たくさん擦って、どんどん熱くしてあげます」
唯「わぁ、なにを擦っちゃうのー?」
キャッキャッ、ウフフ…
律「…へへっ、結局私らは蚊帳の外。つれない奴らだぜ」
澪「…だったら私たちも別の蚊帳の中に入ればいいんじゃないか?」
律「澪…じゃあ私たち二人だけの演奏、始めちゃう?」
澪「ば、ばか!…アンコールは、3回までだからな」
律「やる気まんまんじゃねえか!!」
紬「ハァハァ…ぐ、glorious…」
さわ子「命短し、恋せよ乙女…ふふ、うらやましいわね…」
終幕
>>574 勝手に梓生還ルートを書いて晒す。ご容赦願う。だってこえぇんだもん!
それから1週間。澪先輩の抱きつき禁止令が効いたのか、唯先輩はすっかり私に抱きつかなくなった。そして…
それを、とてつもなく寂しく思う私がいた。
やっぱり、私はダメなんだと思う。唯先輩に抱きついてもらわなきゃ調子が出ない。あのあたたかい感触を感じなきゃ、私はダメなんだ。
どうして、素直になれなかったんだろう。本当はもっと抱き締めていてほしいのに、もっと一緒にいたいのに…
「そろそろ厳しくなってきたんじゃないか?」
「はっ?」
一人きりの部室でぼんやりしていると、いつの間にかやってきた澪先輩に声をかけられていた。
「どういう事ですか?」
「ん?そのまんま。唯に抱きつかれないと調子でないんじゃないかな、って。」
「私は…別に…」
「なぁ梓、いつまでも高校生で居られるわけじゃないんだぞ」
「…」
「唯だって卒業する。その時、梓はちゃんと素直になれるのか?」
澪先輩はそう言うと、ふわりと私の髪を撫でた。
その優しい微笑が悪気あっての事では無いと語っている。
「澪先輩は……」
「律の事か?律ならもう私のものだから」
そういうと自慢げに腕を組み
「それじゃあ私は帰るけど、あっ!今日部活休みだから、唯にも言っといて」
わざとらしく笑うのだった。
「あ…」
「あ…こ、こんにちは、唯先輩」
「あ、うん。こんにちは。えと…律ちゃんは?」
「律先輩ですか?」
「うん、なんか連絡があるって聞いたんだけど」
ああ、なるほど…全く。一歩間違えば大きなお世話ですよ。
けれど、それが大きな力となって私の背中を押してくれる。
皆さんが、私の大切な仲間が私を応援してくれるなら、きっと。
「…?えっ、ちょっ!あずにゃん!?」
「…驚き過ぎです」
「いや、でも、あずにゃんからなんて初めてで…」
唯先輩は所存なさげに手をウロウロさせている。
どうなんだろう?ただ困ってるだけなのかも…
「抱きしめてくれないんですか?」
あ、まずい。なんか、泣きそう
「―――」
声にならなかった。久々に唯先輩の腕に納まって、ずっと求めていた物がそこにあって
なのに結局涙はとまらなくて。
「えっ?あれ!?抱きしめちゃダメだった!?」
「違います…グスッ、もっとして下さい…」
「あはは、よかったぁ。こうでいいんだよね?」
「…はい」
泣き止んでも私はまだ唯先輩の胸の中に居た。
一週間と言う長い月日は、私の唯先輩文を枯渇させて尚余りある時間だったのだ。
もういいんです!ふっきれたんです!
「えへへ、澪ちゃんとの約束破っちゃったね。」
「ごめんなさい、我が儘言って…」
「そんな事ないよ。私もずっとこうしたかったし…」
「…唯先輩」
互いの瞳が互いを映す。少しずつその距離が縮まって、私たちは
「おい」
「!?」
「!?」
まずい。なんか唯先輩の格好をした憂が仁王立ちしてる。おい、とか言ってる。
「おい中野」
ひいいぃぃぃぃ
「あ、なんだ憂かぁ。もぅ、びっくりさせないでよぉ。他の人なら卒倒してたよ。」
「え?お姉ちゃん?」
「今日見た事は私と憂の秘密。誰にも言っちゃダメだよぉ。わかった?」
「うん、わかった!」
いい顔してるなぁ。秘密の共有、なんと甘美な響き。しかしそれでいいのか憂。
ともかく、私はどうやら死亡フラグの回避に成功したようだ。めでたしめでたし。
よしよし
二ヶ月ぶりに書き込めるようになった
唯と澪の間で揺れ動くあずにゃんを見て
今日も飯がうまい
澪梓を否定するつもりはないし、特に嫌いな訳でもないんだけど、合宿回とプロフィールカードではっきり『姉のように』慕ってるって書いてるからな
ちょっと、百合とかそういうのとは違う気もする
良く言われるが、澪に対しては憧れで唯のことは気になってるって感じ
主人公・イケメン1・イケメン2で構成される少女漫画構図だな
てすと
澪にはもう嫁が……と思ったけど3巻で律紬もいいなぁと思ったんだよなぁ
澪には元会長や和もいるし……ってスレチか
>>602 梓:牧野 つくし
唯:道明寺 司
澪:花沢 類
律:西門 総二郎
紬:美作 あきら
なんか色々カオス
最初は、梓は唯のことそんなに好きじゃないんだけど
だんだん気になる存在になってきてる、ってのが良いなあ
唯達の卒業の日、あずにゃんは…
・
・
・
卒業式を終えた唯、澪、律、紬
音楽室には梓を加えたHTT5人の姿
笑顔で別れの挨拶を交わす梓だったが、
唯に言葉をかけようとした瞬間、すっと涙が流れる
そんな梓を、いつものように優しく抱きしめる唯
今まで唯のスキンシップを冷たくあしらってきたが、
最後の最後に自分の気持ちに気づいた梓は
唯の背中にそっと手を回し
みたいな
>>606 これくらいなら原作でやってくれる・・・はず
梓が唯に自分から抱き着く、とかも良いけど
とりあえずアニメみたいに梓が唯のこと大好きってわかる描写が欲しいな
プールでの会話で純が唯を誉めてた時は思わず梓は澪を誉めてた時以上にはりきって反応してたしね
もしあの場に憂がいなかったら行き着く所まで
本心を吐き出しきっていたはずなのに・・・
ん?アニメだと「特別…ですよ。」のところですでに落ちてるじゃん、梓。
俺の見立てだと「よろしくお願いします、唯先輩」のところで落ちてたな
つまりだな…
梓「唯先輩は、その…いつから私のこと、好きだったんですか?」
唯「えへへ…実は一目惚れだったんだぁ」
梓「そうなんですか?」
唯「なんかね、ビビビって来たんだったよ。あ、この娘が私の運命の相手なんだなぁって」
梓「そ、そこまで言われると照れちゃいます…」
唯「ね、ね、あずにゃんは?いつから恋しちゃったの?」
梓「新歓ライブで一目惚れして…」
唯「おぉっ」
梓「その後すぐにだらしなさに幻滅して…」
唯「がーん…」
梓「ギターのこととか手のかかる後輩が出来た気分になって…」
唯「わ、私のほうが先輩なんだぞぉ。ぷんすか」
梓「抱き付いてくるのとかどうなんだろって思ってるうちに…」
唯「うぅっ…あずにゃん、私のHPはもうゼロだよぉ」
梓「気付いたときにはもう手遅れでした」ぎゅ〜
律・澪「それをなんで部活中に言う」
紬(りっちゃんと澪ちゃんが馴れ初めを自慢したからじゃないかしら)ボタボタ
さわ子「これはもう私へのあてつけと見なしてムギちゃんをペロる大儀名分にします」
俺が考える唯あずは、澪は梓にとって憧れの存在。
梓は真面目だから澪を先輩として一番信頼している。
でも、部活で親しいと言うか話したり、行動したりするのが多いのが唯で、
でもスキンシップやだらしなさが真面目な梓にとっては複雑で、
でも部活の中では一番中の良い親しい先輩。
先輩としては信頼はしてないとしても、一番梓と関係が深いのが唯あず。
これが原作の状況だよな。唯が先輩だから梓は複雑なんだろうな。唯自体は好きなのに。
つーか唯の事はあまり先輩って思ってないんじゃないか?
目線が同じっていうか、対等の存在っていうか
同じギターだし
615 :
好きか嫌いか:2009/12/23(水) 18:36:18 ID:oODPkcOa
梓「はぁ……」
部室の中にいるのに、吐く息が白い。ストーブを点けているといえ、やってきたばかりの部屋は予想以上に寒かった。
気を紛らわそうと窓の外を見つめても灰色の空が広がっているだけで、いっそう体が冷えたような気がするだけだった。
唯「あずにゃーん♪」
センチメンタルな気分になりかけていた私の耳に、部室の扉を開く音と聞きなれた甘いったるい声が飛び込んできた。唯先輩だ。
なんですか、と聞こうと思ったけどやめた。この声は、この後私に抱きつく合図のようなものだから。
唯「ぎゅー♪今日も寒いねー♪」
梓「わ、私に抱きついたところで寒くなくなるわけじゃないです」
唯「そうかな、私はすっごくあったかいよ?あずにゃんはあったかくない?」
梓「それは……あったかいですけど」
唯「ならいいじゃーん♪」
梓「……」
唯先輩といると、どうも調子が狂う。無遠慮に抱きついてきたり、無理矢理お菓子を食べさせてきたりして、いつだって私を温かい気持ちにさせる。
本当は突き放してしまいたいのに…不思議と唯先輩のぬくもりを受け入れてしまう。
私は、唯先輩のことが好きなのか、嫌いなのか…自分の気持ちが、よくわからなかった。
616 :
好きか嫌いか:2009/12/23(水) 18:38:02 ID:oODPkcOa
唯「…あずにゃん」
梓「はい?」
唯「私のこと、どう思ってる?」
梓「い、いきなりなんですか?」
唯「別にー?ただ聞いた通りだよ。どう?」
梓「そ、そうですね…だらだらしてて、お菓子ばっか食べてて、無神経に抱きついてきて…ちょっと迷惑な先輩だと思ってます」
唯「そっかー…」
不意に唯先輩が私を抱きしめる力を緩めたので、私は肩透かしを食らったような気分になる。
ひどいよあずにゃん!なんてツッコミを入れてくると思って少し厳しいことを言ったんだけど…
その表情を窺うと、先輩はいつものように微笑みながら私を見ていた。けど…どういうわけか、その目は寂しそうだった。
少し言い過ぎたかな、謝った方がいいかな…そんなことを考えていると、唯先輩がポツリと言った。
唯「…私は、あずにゃんのこと好きだよ」
梓「え…?」
唯「どんなにあずにゃんに嫌われてても、迷惑に思われてても…私はあずにゃんのこと大好きだからね」
梓「唯先輩…?」
唯「やっぱりこういうこと言われるの、澪ちゃんの方がよかった?」
梓「え?あ、いや…」
唯「…ごめんね」
唯先輩は私の頭を撫でると、にっこり笑いかけた。…なんだか、らしくない笑い方だった。
617 :
好きか嫌いか:2009/12/23(水) 18:46:53 ID:oODPkcOa
…私、本当は唯先輩のことをどう思ってるんだろう。
確かなのは、唯先輩に嫌悪感を抱いはいないということだけど…うまく言い表すことができない。
でも…こんな顔をしている唯先輩になにも言わないわけにはいかない。
梓「…あの、唯先輩」
唯「…なに?」
梓「私は…唯先輩のこと嫌いでも、迷惑してるわけでもないですから」
唯「え?でもさっき…」
梓「あ…あれは言葉のアヤです!だから…そんなしょぼくれた顔しないでください」
唯「あずにゃん…」
梓「…あと、ほどほどなら抱きついても…」
唯「あずにゃぁぁーん!」ギュッ
梓「きゃっ…せ、先輩…ってなに泣いてるんですか!?」
唯「だっでぇぇー…」
梓「もう…唯先輩はすぐに泣くんですから」
唯「…あずにゃん……」
梓「はい?」
唯「大好きだよ」
梓「…そ、そうですか」
唯「ねぇ、あずにゃんは私のこと好きじゃないの?」
梓「そっ…それは…ほ、保留しときます」
唯「えーなにそれー?」
梓「…い、いいんです!」
そう、今は無理に答えを出さなくたっていいんだ。
こんな風に唯先輩と一緒にいられるだけで居心地いいんだし。それに…
唯先輩はこんなに幸せそうに笑ってくれているんだから。
投下以上です!失礼しました
GJ! 唯せつねぇ..
GJ!なんか最近切ない唯が好物だ…
そしてメリークリスマスゆいあず
クリスマスにイチャラブ
この二人はどんなクリスマスを送るのだろうか
唯だけなら家でごろごろ・・・だけど二人でなら案外はりきって出かけるかもね
どこに出かけるのか知りたいです
なるほど、イヴはそれぞれ恋人同士でいちゃこらして、当日は仲間同士でバカ騒ぎですね!
唯梓、律澪、さわ紬、和憂、ぼっち純ちゃんのクリスマスパーティーネタを考えたけど、このスレに投下してよいものか…
純切ないw
投下、お待ちしております!
こちらはネタはあるけど、間に合いそうに無い…
めりくりすます
ひたすら寂しい
唯梓SSが君の心に火を灯してくれるさ
梓「はぁー…」
私、中野梓は自分のベッドに寝転がりながら、むなしくため息をついた。今年のクリスマスも終わりかぁ…
ま、まぁ別に全然寂しくないけどね。家族と楽しく過ごせたし。
…とはいえ、高一の女子高生が恋人の一人も作らずそれでいいのか、という気持ちはある。
近頃は中学生、いや小学生ですら手を繋いで街を歩いているというのに…
梓「はぁー…」
再び情けなくため息をつくと、どういうわけか唯先輩の顔が浮かんだ。
そういえば、あの人はどんなクリスマスを過ごしているんだろう…ま、大方ケーキでも食べてニヤついているんだろうな。いつもと変わらない、屈託のない笑顔で。
梓「…唯先輩」
ピンポーン♪
梓「わっ!」
唯先輩の名前を呟いてハッとした瞬間に玄関のチャイムが鳴ったので、私は飛び上がってしまった。
クリスマスの、しかもこんな時間に誰だろう。下の様子を窺っていると、お母さんが私を呼んだ。
「梓ー!お客さーん!軽音部の平沢さんですってー!」
梓「なっ…!?」
その言葉を聞いたとたんに、私は奇妙な感覚に襲われた。
動揺しているようでどこか嬉しくなるような、そんな感覚に。
唯「あずにゃ〜ん♪こんばんはー!」
玄関に行くと、もこもこに膨れた唯先輩が立っていた。
もちろん体そのものが膨れているわけではなく、着膨れしている、という意味だけど。
梓「唯先輩…どうしたんですか?こんな時間に…」
唯「えへへぇー♪実は…へっきし!」
梓「ちょ、ちょっと先輩!とにかく中に入ってください!」
唯「え、いいよ用が済んだらすぐ帰るから」
梓「だめです!いいからあったまってください!」
唯「おぉう、あずにゃん?」
まったくこの人は何を考えているんだろう。例年より多少気温は高いとはいえ、夜に外に出れば寒いに決まってるのに。
私は唯先輩に呆れる一方で、自分の顔が緩んでいることに気付いた。
な、なんで私こんな?そうだ、唯先輩が来て調子がおかしくなってるだけなんだ。そう、そうにちがいない。
唯「ふぅ〜♪あずにゃんの部屋あったかいね〜♪」
梓「…それで、用ってなんなんですか?」
唯「あ、そうそう!これ!」
梓「?」
唯先輩が持っていた手提げ袋から取り出したのは、小さな紙袋だった。
そしてそれを、ぽかーんとする私に差し出した。
唯「メリークリスマス!あずにゃん!」
梓「え…えぇ?」
唯「プレゼントだよ!受け取って♪」
梓「そ、そんな…でも私、何も用意してないし受け取れません!」
唯「そんなこと気にしないでいいんだよ!これは私が勝手にしてるんだから」
梓「でも…」
唯「いーいーかーらー!はい!」
梓「あ…ありがとう…ございます」
強引に私の胸に押し付けられた紙袋を、私は仕方なく受け取った。
もちろん、プレゼントをもらうのが嫌なわけじゃない。ただ、一方的にもらうというのに抵抗があるだけなのだ。
それに…嬉しいのは確かだし。
唯「開けて開けてー♪」
梓「は、はい…」
袋の中に入っていたのは、ヘアゴムだった。ピンクの花柄の飾りがついているあたり、唯先輩独特のセンスを感じずにはいられない。
唯「どうかなぁ、あずにゃんに一番似合いそうなの選んだんだけど」
梓「…こ、これが私に?」
唯「えぇっ、似合わないかなー?」
梓「正直、付けるのものすごく恥ずかしいと思います…」
唯「ガーン!そんなぁー…」
がっくりとうなだれる唯先輩を見て、私はクスッと笑ってしまった。
売り場であれこれ悩んでいる先輩の姿が浮かんできたからだ。私のために一生懸命悩む、唯先輩の姿が。
梓「…唯先輩」
唯「ん…?あ!あずにゃん…」
梓「どうですか?似合います?」
唯「あずにゃん…気にいらないんじゃなかったの?」
梓「誰がそんなこと言いました?…すごく、嬉しいですよ」
唯「あずにゃん…うん!やっぱりすっごく似合うよ!」
梓「そ…そうですか」
私は、さっきまでなんとなく寂しかった心がすっかり満たされているのに気付いた。
唯先輩のあったかいプレゼントで、すっかりいつものような気持ちに戻れていたのだ。
本当に唯先輩は、いつだって私の調子をおかしくする。どんなに沈んでいる時だって、こんな風にあったかい気持ちにしてくれる…
唯「じゃあプレゼントも渡したし、帰るね?」
梓「せっ先輩!」
唯「なに?」
梓「…今日はもう遅いし…その、私の家に…その」
唯「あずにゃん家に、なあに?」
梓「と、泊まっていってください!」
唯「え?でも私お着替えとか用意してないし…」
梓「そんなの私の着ればいいんです!だから早く憂に電話でもなんでもしてください!」
唯「あずにゃん…じゃ、お言葉に甘えちゃおっかな♪」
唯先輩は私の頭にポンと手を載せて、優しい手付きで撫でた。
全身の力が抜けそうになるのをどうにかこらえて、私はムキになって先輩に怒鳴った。
梓「か、かか勘違いしないでください!私はただ、唯先輩がこんな時間に外に出てなにかあったらと…」
唯「心配してくれるんだぁー♪ありがとうっ♪」
梓「……っ」
…だめだ。これ以上何か言ってもドツボにはまるだけだ…私はクルリと先輩に背を向けた。
唯「あり、あずにゃん?」
梓「は、早く憂に電話してください!」
唯「うん、わかった♪…あずにゃん、ありがとね」
梓「……こ、こちらこそ…ありがとうございます」
…しばらく、私は後ろを向けそうにない。
嬉しさと、幸せな気持ちと、照れ臭さのおかげで赤く染まったこの頬と、緩んだ顔が元に戻るまでは。
終わり
終わりです
失礼しました
なんとかクリスマス中に書けました…
GJです!!!
心が温まった・・・
こういうのが読みたかったんですよ!
乙&GJ
それにしても素直になりきれないあずにゃんは安定感があるな
以下、受信した電波を垂れ流し
律「12月はクリスマスーで澪と居れるぞ♪澪と居れ居れるぞ♪澪と居れるぞ♪」
澪「ちょ、りつぅ//」
梓「(まーた始まった)」
唯「ねぇあずにゃん・・・」
梓「何時もの事ですから気にしちゃダメです」
唯「そうじゃなくて、あずにゃんは歌ってくれないの?」
梓「にゃっ!?」
唯「12月はクリスマスで唯と居れるぞー!って」
梓「歌うんですか!?っていうか呼び捨て!?」
唯「・・・ダメ?」
梓「・・・や、やってやるです!」
クリスマスゆいあず
643 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 07:50:10 ID:8RYxhgvd
意外とメリクリネタの投下が少なかったな
クリスマスネタは色々考えたんだけどね・・・
梓「クリスマスくらいは私から先輩を驚かせてやるです」
梓「先輩!ケーキにロウソク立てましょう!」
唯「おー!立てましょー立てましょー!」
梓「唯先輩!一緒にフーッてしましょう!」
唯「あずにゃんいつもより積極的だねぇ」
梓「いいから!しましょう!」
フ〜〜ッ
真っ暗になる部屋
電気を付けようと立とうとした矢先に
ガバッ むちゅちゅ〜〜っ
唯「あ、あずにゃ・・んむっ・・」
みたいなね
でも仕事がね・・・
646 :
唯の支えに:2009/12/26(土) 09:44:47 ID:ZVSl/WkS
前からずっと気になっている人が居ます。
あ、いや、何ヶ月か前に気になりだしたから、”ずっと”とは言わないかな・・?
とにかく気になっている人が居ます。
ぜんぜんタイプじゃないはずで・・・というか女の子の時点でこんな気持ちになるなんて
考えもしなかったのに、いつの間にか背中ばっかり見つめてました。
でも普段は冷たく当たっちゃって・・・うう、どうして素直になれないんだろう・・・・。
最近はこんな気持ちもどんどん大きくなってきて、もはや恋といってもおかしくないくらいになってます。
いや、これはもう完全に恋です。
そんなことを考えてたらいきなり目の前にその人が立ってました!!
唯「あ〜ず〜にゃんっ!めずらしくぼーっとしてたけど、何考えてたの?」
梓「あっ、いや、別になんていうかその・・・・・な、何でもないです!」
唯「あやしいで〜Su。 さてはあずにゃん、恋してるな?」
梓「な、何ですかそのベタなセリフは!!そんなことあるわけない・・・です・・・」
唯「なーんだ、つまんないのう。。」
梓「ほらほらっ、もう他の先輩来ましたよ」
唯「おー! ムギちゃーん、今日のお菓子はー??」
紬「それより二人で何してたのかが気になるわね♪」
梓「・・・・期待に反して申し訳ありませんが何もしてません・・・」
647 :
唯の支えに:2009/12/26(土) 09:45:42 ID:ZVSl/WkS
そして皆で普段どおりの楽しい部活を終えました。
律先輩、澪先輩、ムギ先輩は先に帰りましたが、唯先輩はすることがあるみたいです。
イスに座って何か書いてます。
梓「唯先輩、何してるんですか??」
唯「いやー、課題がいっぱいあるんだけど、家に帰ったらいろんな誘惑に負けちゃって・・・・」
梓「怠けちゃうってことですね?」
唯「うぅ・・・はい・・」
梓「先輩が心配です・・・勉強ちゃんと出来てるのか」
唯「むむむっ、聞き捨てならないなぁ!!私だってやれば出来るんだよ!」
梓「じゃあ、ちょっと拝見・・・。 あっ、ここ間違ってます。」
唯「なんで一年のあずにゃんがわかるの?!」
梓「ここは中学生レベルですよ・・・・。やっぱり心配です。」
唯「むぅーーーーあずにゃんひどいーー馬鹿にしてる!」
梓「いやいや、馬鹿にはしてません!」
唯「私には わかっています その心」
梓「五・七・五で言ってもわかってないと思います。」
唯「しょぼん・・・・。」
それまでは気づかなかったけど・・・。
イスに座る先輩の肩越しにプリントを見ていたら、いつの間にか相当先輩にくっついていました。
先輩のプリントと真剣に向き合う顔を見つめていたら、胸がどきどきしてきて、
だんだん我慢できなくなってきて・・・・。
気づいたら先輩を後ろから抱きしめていました。
648 :
唯の支えに:2009/12/26(土) 09:46:28 ID:ZVSl/WkS
ギュッ
唯「どっ、どうしたのあずにゃん?!」
梓「でも、私は知ってます。」
唯「えっ、何を??」
梓「先輩、一つのことをしたらもう一つのことができなくなっちゃうけど、
それは頑張り屋さんだからなんですよね。」
唯「あず・・・にゃん・・?」
梓「私、何回もそんな頑張り屋さんの先輩の背中見てきました。」
唯「・・・・・・・・」
梓「そしてその度にずっと支えてあげたいなって凄く思って・・・」
唯「そんなこと思っててくれてたんだ・・・」
梓「こんな私ですけど、何か出来たらなって。
だから、これからは何かつらいこととかあったり、支えて欲しいなって時は言ってくださいね。」
唯「うん、ありがとう」
そして、私は先輩を抱きしめていた腕を離しました
梓「なっ、なんか、いきなり抱きしめちゃってごめんなさい。」
唯「ううん、いいよ。でも、どうして?」
梓「なんだか、先輩の頑張る姿見てたらぎゅってしたくなっちゃって・・」
唯「あずにゃんから抱きしめてくれるなんて〜〜〜!やっと私の魅力に気づいたかな??」
梓「真面目に言ってるんですからからかわないでください!」
そうして二人で少し笑い合って、唯先輩の課題を終わらせたあと、部室を出ました。
帰りは二人で途中まで一緒に帰りました。
649 :
唯の支えに:2009/12/26(土) 09:47:43 ID:ZVSl/WkS
梓「じゃあ、唯先輩、また明日会いましょう」
唯「うん、また明日ねー」
さて、帰るかと思ったとき、後ろで私を呼ぶ声がして
唯先輩が走って抱きついてきました
唯「あーーーずーーーにゃーん!!!」ギュッ
梓「なっ、なんですか!?」
唯「やっぱりあずにゃんはね、居てくれるだけでいいよ!」
梓「え・・・?」
唯「こうやってあずにゃんを抱きしめてると、私すごく心がぽわーってなってね・・・
今日も頑張ろって思えてくるの!!
だからね、あずにゃんは私のそばに居てくれるだけで支えになってるからね♪」
梓「唯先輩・・・・ありがとうございます・・・。」
唯「だからね、もう離さないぞーーー」
梓「はい。・・・・ってええ?!」
唯「今日は平沢家にお泊りです!いや、これからも毎日!every day!!」
梓「そこまでは遠慮しておきます!!!離してーーーーー!!!」
結局その日はお泊りしちゃいました。
あっ、いや、次の日は普通に自宅に帰りましたよ?!大丈夫です。
唯先輩との仲は少しは進展したのかなって思います。離さないとまで言われちゃったし・・・
でも、私は唯先輩が恋人でもそうじゃなくても、唯先輩の支えになれるなら
それが私の幸せなのかなって思えてきました。
あっ、もちろん恋人になれたらもっと幸せなんですけどね。
今日も私はそばに居ます。なので、頑張ってくださいね、先輩♪
おしまい
クリスマスをあまりに寂しく過ごしたので、寂しさを紛らわせるために書いちゃいました。
一応実体験を元に・・・。お目汚し失礼しました!!
実体験ということはお前は唯か梓のどちらかということになる
私は梓側です><
リア充爆発しろ
. -――- . ..
/ : : : : : : : : : : : \
/: :/ヽ:ト: : : : ::ヽ: : : : :ヽ
.仁/ ヽ\ト、ヽ}: :|: : : : :. 、′ 、 ’、 ′ ’ ; 、
i:ハ{ `ヽ / `!: :ト : : : :l . ’ ’、 ′ ’ . ・
| : }`● ● |: :「 }: : : { 、′・. ’ ; ’、 ’、′‘ .・”
| : {っ ⊂|: 爪|: : : ト ’、′・ ’、.・”; ” ’、
_ril |i: :> _く ̄}_ .イ}/ヽイハ}/ . ’、′ ’、 (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”;
l_!!! ,、从{ V}/V:丁レ/:/ノ::::::V―-、-―--、′・ ( (´;^`⌒)∴⌒`.・
>>653 ” ; ’、′・
| ! !_!|i::::::::: ゙^^ー''´:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::,..、::`ヽ . 、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ、"'人 ヽ
! ', ,|!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/---‐'´`\::::\ 、(⌒ ;;;:;´'从 ;' ;:;;) ;⌒ ;; :) )、 ヽ
!、_,イ:::ヽ::::::::お::や::つ:::::::::/::| \:::ヽ、_( ´;`ヾ,;⌒)´ 从⌒ ;) `⌒ )⌒:`.・ ヽ ,[]
',::::::',::::::|ヽ::::::::::::::::::::::::::::/:::::::l ヽ'◎ ヽ:::::. ::: ´⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ ヽ/´
',:::::::',::::! ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::,! ヽ __ '、ノ ...;:;_) ...::ノ ソ ...::ノ
',:::::::::::| ',::::::::::::::::::::::::::::/| ヽゞー'
ヽ_ ノ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::!
LV0 軽音楽部?どうせ部活中に菓子ばっかり食ってる部活だろ?どうでもいいよ…
LV1 ふーん…どっちかってーと萌え路線なのか?この唯先輩ってのは池沼なのか?
LV2 この澪先輩とか…ちょっといいかも…
LV3 やっべ澪先輩マジヤッベ
LV4 やべぇ律先輩とか紬先輩とか憂もすげぇ可愛い… 池沼だけ邪魔だ
LV5 マジこの池沼どうにかなんねぇのか?マジウゼェ…
LV6 唯先輩結婚してくれ!
LV7 やべぇ唯先輩最高!唯先輩と水さえあれば生きていける!
LV8 唯先輩と結婚した!私は唯先輩と結婚したぞ!!
LV9 やっぱ澪先輩は最高だわ
MAX 唯先輩とちゅっちゅしたいよぉ〜
LV5と6の間になにがあったw
LV8〜MAXの間も無茶苦茶だし…ていうか梓のキャラが酷すぎw
ネタとしてみてもあんまり気分の良いものじゃないな
LV0 軽音楽部?どうせ部活中に菓子ばっかり食ってる部活だろ?どうでもいいよ…
LV1 ふーん…どっちかってーと萌え路線なのか?この唯先輩って本物?何か違うだろ
LV2 このハグとか…ちょっといいかも…
LV3 やっべあーんマジヤッベ
LV4 やべぇ律先輩とか紬先輩とか憂もすげぇ可愛い… 唯先輩だけ愛してる
LV5 マジこの気持ちどうにかなんねぇのか?マジ困る…
LV6 唯先輩結婚してくれ!
LV7 やべぇ唯先輩最高!唯先輩と水さえあれば生きていける!
LV8 唯先輩と結婚した!私は唯先輩と結婚したぞ!!
LV9 やっぱプラトニックが最高だわ
MAX 唯先輩とにゃんにゃんしたいよぉ〜
こんな感じが妥当かと
このネタはLV5から6になった時急激に評価が変わってるのがおもしろいんじゃないか
しかし
>>656はひど過ぎるだろ・・・
アンチネタ入ってるってちょっとな
それにしても過剰に反応しすぎだろ
梓「こんないい加減で自分勝手で腹の立つ先輩、どこにもいません!だがそれがいい!」
というあずにゃんの激白(※結婚式の新婦あいさつ)から溯り、結婚式までを振り返る形で始まる2010年のけいおん!
唯とあずにゃんがどのようにして結ばれたのかをあずにゃん視点で描きます(全48回予定)。
という夢を今さっき見た
>>664 唯って全然自分勝手じゃないと思うんだけど。
「ただいまぁ、あずにゃん♪」
その甘くかわいい声が玄関に響いたのを聞いたとたん、私の胸から寂しさが消え、代わりにあったかい気持ちでいっぱいになる。
やっと帰ってきてくれたんだ。とは言っても、ほんの小一時間出かけていただけなんだけど…
「あれ?あずにゃん?ただい…」
「唯先輩っ♪」
「わわっ、あずにゃん?」
「もう、遅いですよ?何かあったんじゃないかって心配したんですから」
「ごめんごめん、家に着替え取りに行ったはいいけど、和ちゃんが来てしばらくおしゃべりしちゃっててさ」
「…へー、私がこんなに心配してたのに、先輩は友達と楽しくおしゃべりですか。へー」
「そ、そんな怒らないでよぅ」
「なーんて、そんなくらいで怒ったりしないですよ♪だって……ちゅっ」
「あ、あずにゃん…」
「私は先輩の奥さんなんですから♪」
そう。私と唯先輩は今日からめでたく私の家で一緒に暮らすことになったのだ。
…両親が旅行に出かける年末年始の1週間だけ、だけど。
でもいつか必ず唯先輩と一つ屋根の下で暮らしてみせる。これはその予行演習みたいなものなんだ。
「さ、うがいと手洗いしてきてください。もうすぐ夕飯ですよ?♪」
「うん♪あ、でその前にあずにゃん…」
「?」
「…ぎゅってして?」
「え?」
「…だめ?私、あずにゃんから離れてて寂しかったから…」
「えぇ、えっと…」
ど…どうしようか…いや、悩むことなんてないよね。
今私たちは夫婦なんだし、片方がしてほしいことはしてあげなきゃ。うん、それが夫婦円満の秘訣なんだよね!
「い…いいですよ」
「ホント?やったー♪」
「じゃあ…失礼します」
私は唯先輩を抱きしめた。柔らかくてあったかくていい匂いがして、頭がボーッとなる。
おまけに唯先輩が頬擦りまでしてくるものだから、私はそれはもうまずいことになりそうになってしまう。
「先輩…」
「…あずにゃん」
「えっ?あっ…」
唯先輩は不意に私の頬をペロリ、と舐めた。私は体がぞくっと震えるのを感じた。
「ひ…ゆっ…唯…しぇ…」
「……」
「んっ…」
唯先輩はさらに、私に口づけをした。ものすごく、甘かった。
「…い、いきなり…なにするんですか…」
「ごめん…あずにゃんがすっごくかわいかったから、つい」
「あの…ゆ、唯先輩…」
「ん…?」
私は正直、変な気分になっていた。こんなつもりじゃなかったのに…唯先輩のせいだ。
「すいません、私…もう我慢できそうに…ないです…なんか…」
「…あずにゃん……」
「えっ…?あ、あぅ!?」
突然唯先輩は私をそっとソファに寝かせた。そして優しく、でも力強く、私を抱きしめた。
その顔は真っ赤になっていて、なんというか…すごく、色っぽかった。
「せ…先輩…?」
「あずにゃん…どうしよう」
「え?な、なにが…?」
「私も…我慢できないの…ど、ドキドキしちゃって、なんかすごく変な気持ちなの…」
「…一緒、ですね」
「え?あずにゃんもこういう気持ちなの?」
「…はい。だから、大丈夫ですよ」
「そっか…えへへ、よかった…」「唯先輩」
「なに…?」
「…ずっと、一緒にいましょうね。ずっと、ずっと」
「うん…もちろんだよ」
「えへへ…よかったです」
「あずにゃん、じゃ、じゃあ…いくよ?」
「は、はい!」
おしまい
以上で終わりです
稽古は本場所のごとく、本場所は稽古のごとくっす…
>>665 夢の中のことを言われましても…あと明らかに元ネタ(夢のモチーフ?)が来年のアレなんで…
気を悪くさせたならすみません;
>>668 甘過ぎて砂糖吐いた…GJ
度胸満点の唯だけど
こういう時はちょっと緊張しちゃうのが良い
書き込み少ないのは年末だからかな…
年末年始ネタに期待
皆で初日の出を見に来て
気が付いたら唯と二人きりになっていて
まあいいかと思ってそのまま並んで座って初日の出を眺める梓とか
ぼんやりとそれを眺めながらたわいの無い話をしているうちに
だんだんいい雰囲気になってきて、そーっと手を重ねようとした辺りで
後から他3人に声をかけられて飛び上がる梓とか
残念に思いつつも、よく考えると恥ずかしいことをしようとしてたから
気付かれなくてよかったのかもと思う梓に
またあとでね、と意味ありげに耳打ちする唯に真っ赤になる梓とか
という夢を見つつ、大晦日の晩唯に捕獲されたまま抱きかかえられて眠っていて
気がついたらとっくに朝でしたとなっていて愕然とする梓とか
だけど自分を抱きしめて眠る唯が余りに幸せそうな寝顔を見せているから
こういう年越しもありかなと、額にそっと口付けして
それを起こしに来た他3人に見られてパニックになる梓とかでも
元旦から仕事の自分に代わって誰か書いてくれw
みんな規制に引っかかったのか
二期はどこから始まるんだろう
アニメ一期の梓と原作の梓とで
唯へのデレ具合が結構違う気がする
出来事も結構違うし、かなりデレ度が高いですよね、アニメ梓
アニメ梓限定イベント↓
だらしなく見えるけど、実はちゃんとギターの練習をしてることを知る(夏合宿)
*原作はカバーした漫画で夜這い
まだ慣れないけど、抱きつかれることを悪からず思うことを認める(夏合宿後憂との会話)
*原作には描写なし(慣らされてはいるよう、でもときどき言及する)
みんなで〜から唯先輩抜きで演奏しても意味無いです、と名指しに変更(ライブ唯がまだ来ないとき)
*原作だとみんなで〜だけ。唯のことを気にかけてると指摘されて、照れ否定(ほぼ肯定)あり
すねて怒ってるところをぎゅっとされて、特別ですよと言ってしまう(ライブ前)
*原作は唯が抱きつきと同時にキスしようとしたので、ハグなし即張り手
ギターは忘れて遅刻はしたけど、ちゃんとライブを盛り上げて成功させた(最終回ライブ)
*原作は出だしのリフ忘れる歌詞忘れるなど律いわく「酷い演奏」だった模様
2号のことで困っているときに、飛んできてくれた(13話)
*当該エピソード自体がない
とりあえずぱっと浮かんだ分
唯が少しずつ成長しているということが描かれてるのもあるから
原作だとこの時点まだ垣間見せる程度のデレが早期にわかりやすく出てるのかも
アニメ梓だとバレンタインはなんだかんだ理由をつけつつ唯にあげようとしそうだなあ…
二期いつかなあ…待ち遠しい
原作の全然デレてない状態であれだからなw
今の三巻の内容をアニメ化するんなら期待せざるを得ない
原作梓は大きなイベントはないものの、じわじわ近付いてる感じ
まとめてみると↓
唯 梓ギターノヒトウマイ!
アズニャーン唯 梓レンシュウシナイ!ダラシナイ
アズニャーン唯 梓ミオセンパイカッコイイ!
アズニャーン唯 梓ナンカホットスル、イナイトハリアイガナイ
アズニャーン唯 梓ミオセンパイモダケド、ユイセンパイモヨロコンデタ…アメアマイ
アズニャーン唯 梓ギュートサレルノモナレテキタ
アズニャーン唯 梓イイトコロモイッパイ、ヤッパリヘンダケド…ムッタン
アズニャーン唯 梓ナツダトアツイケド、ギュートサレテモハナレマセン
アズニャーン唯梓ヨルフタリキリ、チョットフンイキヨクスワッテミタリ
アズニャーン唯梓ユイセンパイホメラレルトウレシイナ
アズニャーン唯梓ウタタネ、シゼントトナリデユイセンパイニモタレテ
↑今この距離のイメージ
アズニャーン唯梓カップルデスガナニカ?
↑こうなる日も近いかもw
3巻のバレンタイン話だけど
結局最後は唯の事思い出すよね、梓って
…あめあまい
自分が好きな人を追い続けるのが幸せなのか、
自分を好きになってくれる人を受け入れるのが幸せなのか、
ってのは恋愛で必ず通る道だよね
梓のスタート地点は前者が澪で後者が唯だったはず
今はどのあたりにいるのだろう…
680 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/01(金) 00:09:31 ID:OstxOZcl
新年一番カキコなのにゃん
新年二番のry
新年三番ゆいあず!
お年玉は二人にあげよう
あけおめゆいあず!
梓「あけましておめでとうございます、唯先輩」
唯「あけおめ!ねね、あずにゃんっ」
梓「なんですか?」
唯「お年玉ちょうだいっ」
梓「はあ?」
唯「お正月といえば、お年玉だよね!」
梓「他にもお雑煮とか初詣とかいろいろあるじゃないですか…それに」
唯「ほえ?」
梓「普通は年長者である先輩から、私にですよね?」
唯「はっ…そういえば…でも、私用意して無い…」
梓「もらうことしか考えて無かったんですね…」
唯「ごめんね、あずにゃん。」
梓「ダメです、許しません。もらうものはちゃんともらいますから」
唯「え、ええ〜だ、だってないものはないよぅ…」
梓「大丈夫です、ほら、こっち向いてください」
唯「え?…あ」チュ
梓「これで勘弁してあげます…ふふ」
唯「あ、あ…」
梓「?」
唯「あずにゃーん!!」ガバッ
梓「きゃ、ちょ、先輩!いきなり何を…!」
唯「あずにゃんが可愛いことするから悪いんだよっ」
梓「だ、だからって…!」
唯「あずにゃん、年明けには姫初めという言葉があってね…?」
梓「そんな言葉、何処で覚えたんですかー!」
梓「…さて、唯先輩。折角着付けた晴れ着が台無しになってしまったことへ対する反省は」
唯「海よりも深く反省してます」
姫始めとは本来は姫粥を食べるだけの日であって
初めてエッチする日というのはエロ親父が広めた俗語です
ではお粥をフーフーしてあげるというシチュでだな
年明けなのに過疎ってんなぁ・・・
年明けだからこそ過疎ってると信じたい
きっと正月あければネタの投下がまた増えるかも
とりあえず、最終巻の未放映エピソードが楽しみかな
これまでの傾向から、ちゃっかり唯梓要素も期待できそうだし
ほっぺにちゅーくらい済ましてしまってもいいと思うんだ
こんにちは中野梓です。
今日は唯先輩の家で恒例の大晦日パーティーです。
相変わらず律先輩は鍋に引っ付いてるし、澪先輩はさわちゃん先生(って、また勝手に乱入してきてるし・・・)にコスプレさせられてるし。
・・・ムギ先輩嬉しそうにカメラ回さないで下さい・・・。話せそうな憂は年越しソバの準備に忙しいしなあ。
「あずにゃ〜ん」
「あ、唯先輩。いままで何処にいたんですか?」
「えへへ〜♪ちょっとねえ〜」
と、不敵な笑みを浮かべる。なんだか裏がありそうだ。
「って唯先輩・・・なんですかその手の猫耳は・・・?」
「フッフッフ、去年は間違えたから来年こそは虎耳だよ〜」
「ちょ、なに付けてるんですか!?」
思いのほか素早い動きで猫耳・・・ならぬ虎耳を装着される。
「あずにゃん可愛い〜。虎耳も行けるね!」
予想通りのハグ。相変わらず人肌に弱い私です・・・。
「おお〜、ガオーって言ってみて。ガオーって」
律先輩が白滝を口に含んだまま何時か聞いたようなセリフを言う。お行儀が悪いですよ・・・。
「ガ、ガオー!」
「おお〜、あずにゃん何時になく積極的だねえ」
「まあ、大晦日ですし。こ、今年一年のご褒美に・・・」
「ほほ〜、今日はブレイコウって事だね!一年間お疲れ様チュ〜」
「ッ!」
思わず身を引く。唯先輩が残念そうにこちらを睨む。
「限度って物がありますよ!」
「ちえ〜。じゃあ変わりにギュ〜ってするもん!」
まあ・・・これくらいなら良いかな・・・。それと、ムギ先輩鼻血拭いて下さい。
「みんな、そろそろ初日の出が上がるんじゃないかしら・・・」
鍋も一段落ついて人生ゲームで私が借金で首が回らなくなっているとムギ先輩が突然言った。
「はっ!完全に忘れてたよ!みんな行くよ!」
唯先輩が子供を満載した車をほっぽり出してコートを着込む。
まったく、こういう時は行動力があるんだから・・・。
まあ、これで借金地獄から開放されるし良いかなあ。
「おお〜、今年も見られたな」
「今だ!デコフラッシュ!」
キラッ☆
「って、律〜!」
あの二人は今年も仲が良いなあ。私は呆れてため息を付く。
・・・唯先輩、嬉しそうにデコフラッシュしないで下さい。
「むむ、りっちゃのようには行かないか!あずにゃん・・・侮りがたし!」
唯先輩が律先輩のように髪を上げている。うん、これはこれで中々かわい・・・って何を考えているんだ私。
「それにしても、あの3人は今年も仲が良いねえ〜」
唯先輩が律先輩と澪先輩の方に目を向ける。
「そうですね・・・ん?3人?」
「え〜?りっちゃんと澪ちゃんとムギちゃんだよ」
「あ〜、ムギ先輩は違いますよ。あれはあの2人を嬉しそうに眺めてるだけですよ」
「ふ〜ん」
唯先輩は生返事をして近くの岩に腰をおろしてポンポンと膝の上を叩く。
「ほ〜れ、あずにゃん」
「・・・それは膝の上に座れって事ですか?」
「ふっ、後輩を立たせたままにしておく程落ちぶれちゃいないよ」
無駄にカッコつけてもしょうがないですよ先輩・・・。
「こ、今回はご好意に甘えさせていただきます」
「フム、素直でよろしい!」
膝の上に腰をおろすと唯先輩が後ろから抱きついてきた。
膝の柔らかい感覚と胸の感覚のダブルパンチですか・・・。
「あ〜、あずにゃんあったかい〜。ホカにゃんだ〜♪」
「私を座らせた目的はそれですか!」
「うん、だってあずにゃんあったかいじゃん!それに・・・」
「それに?」
私は体をひねって後ろを向く。唯先輩の顔がほんの数センチ先にある形になる。
「あずにゃん、りっちゃんと澪ちゃんを羨ましそうに見てたから、ね」
「そ、それは別に唯先輩に構って欲しかった訳じゃなくて・・・」
とっさの言い訳を口走る。
「あ〜、やっぱりそうだったんだ〜」
にこやかな笑に思わず赤面する。ほんの数センチの距離・・・唯先輩の息も感じられる。ほんの少しだけ顔を近づければ・・・。
「お〜、お二人さん、そんな距離で見つめ合っちゃって、熱々だねえ」
律先輩の冷やかしで我に返る。見ると澪先輩は赤面し、ムギ先輩はキラキラした目でポオ〜っとこっちを眺めている。
冷静に考えればこんな所であんな事をするなんて元日から思い出す度に赤面するような思い出を作るところでした・・・。
今回ばかりは律先輩ナイス。
「あ〜あ、惜しかったねあずにゃん。」
思わぬ発言に振り返る。唯先輩は私に熱っぽい視線を送ってきている。
「え?ちょ、唯先輩・・・」
「続きはまた後でね。あずにゃん♪」
唯先輩が私にそう囁やいた。
そこで夢が終わった。一瞬何が起こったのか、ここは何処か混乱する。
何故ならば唯先輩の温かい感触は以前私の背中にあったからだ。
グイと体をひねると私の背中には唯先輩が抱きついていた。カーテンの間から差し込む朝日を受けて幸せそうに・・・ん?朝日?
部屋のデジタル時計に目をやると既に時刻は8時過ぎ。初日の出は見逃したようだ。
思わず頭を抱える。
みんな起こしてくれれば良いのに・・・。と、言ってもこの状態じゃ起ようが無いか。
「でも・・・」
唯先輩の腕の中で体を回転させて向き合う。
「こんな年越もありかな・・・ね、唯先輩」
気のせいか熟睡している唯先輩もニコリと笑った気がする。
「1年間お疲れチューは駄目ですけど、明けましておめでとうチューならあげますよ」
そういって私は唯先輩の頬にキスをおとした。
「ヤッホー、お前ら起きr・・・」
「唯、いつまで寝てんd・・・」
「あらっ・・・」
入り口で起しに来た3人が固まった。うん、まあ、固まらない方がオカシイですね。
「ご、ごゆっくり〜」
そう言ってさ3人は去っていった。
「あれ?あずにゃん?」
やっと目を覚ましたらしい唯先輩が間の抜けた声をあげる。じっと見つめている私と目が合う。
「あ、あずにゃん近いよ〜」
赤くなった先輩が照れ隠しの笑を浮かべる。
「・・・の・・・ですよ・・・」
「ほえ?」
「唯先輩のせいですよ!」
「えええ!?な、なにが!?」
突然の怒声に慌てる唯先輩。
「でも・・・」
ギュッと唯先輩を抱きしめる。
「こうしてギュッとしてくれるなら許してあげます」
「・・・なんだかよくわかんないケド。今年もして欲しかったら何時でもギュッてしてあげるからね」
そう言って唯先輩は満面の笑みを浮かべた。
「・・・はい!」
「明けましておめでとう、あずにゃん」
「明けましておめでとうございます。唯先輩」
はい、なんだか新年早々スレ汚しをしてしまったような気がします・・・orz
なんか年初め書いてみたかったんでよう・・・。ちょっと吊ってきます・・・。
…ふぅ
良かったぜ
賢者になるなwww
ふぅ…この二人を見て過ごす正月最高
やっぱり和むなあ…GJ!
例の唯梓で合体できるガチャガチャ買ってきた
1個400円とクソ高かったが合体させて飾ったらもうどうでもよくなったぜ
唯がなかなか出なくて3回連続りっちゃんでくじけそうになったけど
俺も唯梓が好きだから、ヤフオクで落とすという魅力に負けずにガチャガチャ何回もやって唯と梓出したぜ
700 :
唯☆梓☆初詣:2010/01/03(日) 22:53:05 ID:lmMduaBw
お正月に行くところといえば初詣と新春セールに盛り上がる百貨店と昔から相場が決まっておりますが、
わたくしこと中野梓もまたその風潮に逆らうことなく近所の神社にやって参りました。
まぁ予想通り大勢の参拝客で賑わっているわけですが、私は一つ思うのです。
この中にいる若者のカップルにとっては、おそらく初詣なんてデートをする口実に過ぎないのだと。
実際には恋人とくっついてイチャイチャするのを見せつけに来ているだけなのだと。
あぁ、なんというか非常に忌々しいです。私はこうやって一人突っ立っているだけなのに、どうしてこう…あぁ、嫌だ。こんな自分がいやだ…
と下を向いていると、ざわめきの中から聞きなれた声が私の耳に届きました。
誰誰?誰なの?と思うまでもなくあなたにはこの声の主は分かるでしょう。
あずにゃーん♪だなんてこっぱずかしいあだ名を恥じらいもなく叫びやがる方は、この世に一人しかいらっしゃらないので…
「あずにゃーん!AZUNYAーN!」
「分かりましたからそうローマ字風に叫ばないでください!恥ずかしいです唯先輩!」
「いやぁ、新年なんだしなにかしら変化をつけようかと…」
「いりませんそんな変化!」
701 :
唯☆梓☆初詣:2010/01/03(日) 22:54:22 ID:lmMduaBw
「…で、20分も遅れた理由はなんなんですか?」
「わ、私は悪くないんだよ!テレビが!コタツが!」
「寝過ごしたんですか…まぁ、今さら怒りも湧きませんが」
「ご、ごめんね!じゃあお願い事しに行こうか」
「とっと…なに普通に並ぶ気になってんですか?」
「え?」
「初詣、カップル、賽銭箱への列…この3つの要素から導き出される行動は!」
「…や、焼きそばを食べる!」
「そう、イチャイチャすることです!」
「スルー…」
「見てくださいこの列を!家族連れに混じってイチャイチャしてるカップルのなんと多いことか!」
「ホントだー。澪ちゃんとりっちゃんもラブラブだー」
「そう、澪先輩も律先輩も…はい!?」
唯先輩の指差す先には(人を指差しちゃいけません)、なにやら周りが引くレベルにイチャついている澪&律先輩の姿がありました。
…ま、負けた。
「律ぅ、お賽銭はぁ、いくら入れたらいいのかなぁ〜?」
「そうだなぁ、やっぱご縁があるように5円じゃないか?」
「でもぉ、律に私以外の人と縁があるのやだかもぉ〜♪」
「かわいいこと言ってくれてんじゃんかよぉ澪〜♪ようし、1円にしようぜ」
「えー、なんでぇ?」
702 :
唯☆梓☆初詣:2010/01/03(日) 22:55:36 ID:lmMduaBw
「1円、いちえん、いいえん、いい縁…私たちがいい縁でいられるように、だよ♪(キラッ」
「やだ、律かっこいいー!んー!ちゅっ!」
「おいおい、恥ずかしいぜ澪♪」
とてつもなくぶっ飛ばしてやりたい衝動をどうにか抑え、私は地面をガッ!と蹴りました。
ごめんなさいお父さんお母さん。梓は一瞬だけ女の子らしさを失ってしまいました…
「…あずにゃん、さすがの私もちょっとだけイラッときちゃったよ」
「正常な反応ですよ。まぁ他人の振りをしておきましょう…さ、私たちは私たちでイチャイチャをしましょう」
「どんなことするの?」
「まぁとりあえず…腕組みをしましょう」
「ほい!」
「いや、なんで腕組んで仁王立ちしてるんですか!先輩は応援団長かなにかですか!」
「いやぁ、つい〜♪さ、じゃあ腕組もうか!」ガシッ…ポニッ
「あっ…(ポッ」
唯先輩が勢いよく腕を組んだせいで、私のひじが先輩の…お、お胸にポニッとくっついてしまいました。
なんというすばらしい感触…この柔らかさはとても文章では表現できないです…ああ、幸せ…マジ幸せ…
「うふふ、私たちイチャイチャしてるように見えてるのかな」
「yes…」
「キリスト?」
703 :
唯☆梓☆初詣:2010/01/03(日) 22:57:30 ID:lmMduaBw
そうこうしているうちに、私たちの番がやってきました。
「で、あずにゃんはいくら入れる?」
「んなもん適当でいいんですよ。さ、早くしてください」
「じゃあ…5円でいいや…えいっ」チャリーン…
「…唯先輩と、もっとラブラブになれますように」
「ギタリストとして、さらなる高みにたどり着けますように」
「ちょっ…なんでこういう時に限って音楽関連持ち出すんですか!?」
「え…変かな」
「変です!さぁもっと私たち二人のことをお願いしてください!」
「じゃあ…もっともっとあずにゃんとラブラブになれますように!あと結婚できますように!」
「…ま、まぁ若干無茶な気もしますが…いいでしょう」
「えへへ…♪あずにゃん、今年もよろしくね!」
「はい♪」
お願い事とはいえ唯先輩が結婚のことまで考えてくれていたなんて…お父さんお母さん、梓の名字はそう遠くないうちに変わりそうです。
おしまい…
「じゃないや、唯先輩、お守り買って行かないと」
「あ、うん!そうだね」
「すいませ〜ん!お守り買いたいんですけど〜!」
「はーい♪」
「なっ…!」
「あ、あなたはっ…!?」
704 :
唯☆梓☆初詣:2010/01/03(日) 22:59:55 ID:lmMduaBw
「いらっしゃいませー♪うふふー♪」
売り場に現れたのはなんと、巫女の姿をした我らが琴吹紬先輩でした。
珍しくおとなしいと思ってたらこんなところに…衣装に血の痕があるのはおそらく鼻血だろう。なんという執念!
「な、なんでムギちゃんがここに?」
「実はこの神社、父が経営してる系列の神社なの♪特別にアルバイトさせてもらってるのよ♪」
「へー」
「嘘つかないでください!!」
「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ、細かいことは気にしないで!さ、お守りならこれをどうぞ♪特別に私からプレゼント!」
「わーい♪ありがとムギちゃん♪」
「な、なんで安産祈願なんですかぁ!!」
「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ、細かいことは気にしないで!さっき澪ちゃんにもあげたから♪
ところで、二人はどちらが産むかもう決めたの?」
「やだぁムギちゃんったら〜♪」
「あらあら、うふふ♪」
「……」
…お父さんお母さん、喜んでください。梓はそう遠くないうちに、孫の顔を見せられそうです。
「多分…きっと」
「カット?」
おしまい
はい!
ノリで書きました!
俺はこういうのを待ってたんだ
よくやったGJ
積極的あずにゃんはイイね・・・
スゴくイイよ・・・
デスクトップアクセサリの日めくりカレンダー
3月14日〜3月16日の間に何があった…
kwsk
710 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/04(月) 13:12:31 ID:u+s3r8fD
>>707 確認したけど調きょ(ry
唯「あずにゃ〜ん!!」
梓「何ですか、唯先輩」
唯「アニメ2期制作決定だって!これでまたあずにゃんとイチャイチャできるよ〜」
梓「イっ・・・そんなこといつもやってるじゃないですか!!」
唯(黙って梓を抱き寄せ)「見せつけたいんだよ」
梓「!?///」
唯「ダメ・・・かな?」
梓「ゆ、唯先輩がいいなら・・・特別ですよ」
唯「やった〜!!じゃあ次はあずにゃんからチューして!!」
梓「なっ!?それは無理です///」
唯「こういうのはね、徐々に慣れていくものなんだよ〜」
梓「じょ徐々にって、んっ!?・・・」
唯「・・・プハッ、今度はビンタしなかったね」
梓「あ、あれは皆さんがいたから・・・それに今のは不意打ちです!!///」
唯「あずにゃんかわいいよ〜」ダキッ
梓「ひ、人の話を聞いてくださいよ・・・もうっ///」
澪「・・・普通に私たちいるんだけどな」
律「完璧に自分たちの世界だな」
紬「ゆいあず大好きーーー!!!(2期もよろしくね)」
律「ムギ、心の声と逆になってる」
〜しばらくお待ちください〜に噴いたwww
こんにちは、アニメ化されるまで苗字すら貰えなかった鈴木純です。
名前あるだけ生焼けガールズよりマシだとか言う奴、屋上に来い。名前のあるなしじゃ越えられねぇ地獄を教えてやる。
というわけで、今夜は憂の家で年越しパーティーです。…本当は軽音部の鍋パーティーなんだけど、年末年始全く予定がない私を憂と梓が哀れんで誘ってくれたんだ。
さすがキャラソン出てる人たちは羽振りがよろしゅうございますね。
「そんなやさぐれなくても…」
「そうだよ。私も梓ちゃんも純ちゃんと遊びたかったんだもん。一緒に楽しも?」
嗚呼…親友ふたりの優しさが眩しい。心のさもしい私には眩しすぎる。
「うぅ…ありがとう、ふたりとも…」
って言いかけた瞬間、私の口はオートマティックで閉じました。
「あ〜ずにゃ〜ん♪ぎゅ〜でむちゅちゅ〜♪」
「憂、今日の味付け、最高よ。みぞれ鍋なんて、あなた、また腕を上げたんじゃない?」
うらぶれた私に手を差し出してくれてた親友は、それぞれの恋人に捕獲されてしまったのです。
「も、もぅ…唯先輩ったら…恥ずかしいよぉ…」
「えへへ…不思議な感じ…和さんに美味しいって言って貰えたほうがお姉ちゃんのときより嬉しいなんて…」
おい、ちょっと待て親友ども。
そこは「今はだめ」とか「ちょっと待っててね」とか断るべきだろ。なにいちゃこらおっぱじめてんだ。このタイミングでお前たちにスルーされたら余計にみじめじゃねーか。
「…って、あれ?梓、いつの間に指環なんか買ったの?」
「おぉっ、純ちゃん、お目が高い!こないだのクリスマスにね、ペアリング買ったんだぁ。ペアリングって言うか、エンゲージリングって言うかぁ…」
真っ赤になってる梓に代わって唯先輩に懇切丁寧な説明を頂戴しました。
えぇえぇ、梓と唯先輩の左手の薬指にはお揃いの指環がはめられていましたとも。仲がよろしいこって…って、いや、気ぃ早くね?
せめて憂と眼鏡の人(生徒会の人だっけ)みたいに年に見合ったお付き合いを…
「見て見て、純ちゃん♪私も和さんに新しい首輪をプレゼントして貰ったんだぁ…えへへ♪」
あ、だめだ。終わってる人に常識求めた私がいけなかったわ。
うぅ…痛い。親友どもの裏切りが痛い。具体的にはぴちゃくちゃって言うベロを絡め合う音が耳に痛い―っつーかナニおっぱじめてんだ、こいつら。
「梓…私もう我慢できないかも…」
「んっ…唯…唯ぃ…」
「すごい…ステキです…和さん…」
「いけない子ね…こう言うときは和って呼び捨てにしてって言ってるじゃない」
おい、誰かこいつらを打ち殺す武器をくれ。
「うぅ…悔しくないもん」
色ボケどもなんかもう知るか!荒んだ心を軽音部の花に…澪先輩に癒して貰うもん。
「澪、重くない?足痺れたら言えよ?」
「痺れてないし、重くもないよ。…律の重みがさ、私の膝にしっくり来るのがすごく嬉しいんだ」
「へへっ…あたしも♪」
癒して貰うどころか何倍増かのダメージを叩き込まれました。モルスァッ!
膝枕ですよ、おい。あの澪先輩が律先輩を膝枕してやがりますよ。何あの夫婦。
人目をはばからずアッハンウッフンな平沢姉妹の恋愛事情(っつーか情事)を見せつけられた後だけにこう言う普通なカップルぶりがえらく効くなぁ。…堪えるなぁ。
ときどき控え目に律先輩にキスする澪先輩のあの愛らしさよ。あーあー…顔真っ赤にしちゃってまぁ…。
「照れてる澪も可愛いよ。…澪の一番可愛いとこ、見せて欲しいな」
「り、りつぅ…」
なにこのイケメン。かっけーし、ド畜生。
「あん、もう…さわ子先生ったら…甘えん坊さん♪」
「だってぇ〜ムギちゃんが可愛過ぎるんだもの。一日中こうしていたいわ」
「うふふ…実は私も同じ気持ちよ、さわ子さん」
「はきゅぅぅん!その呼び方、たまんないわぁ!もうこのまま紬をお持ち帰りしたいっ!しちゃうっ!」
そうこうしてるうちにもう一組のほうもキックオフなされました。
なんだかなぁ…高校教師と生徒の恋愛ってもっと隠れてやるもんじゃないのかなぁ。野島伸司が見たらこれキレるわよ、きっと。ドラマにならないじゃないの。
紬先輩ってごんぶと眉毛と百合ウォッチャーなイメージが強かったけど、自分でヤる場合もなかなかスゴいわ。
猫みたいにじゃれついてくる先生を頭撫で撫で喉ごろごろしてうまく愛でつつ、自分では先生の首筋に大量のキスマークを…なんと言うテクニシャン!その道に隙ナシね。
貞操の危機がイヤンな感じ。…つーか、このカオスってる状況に慣れ始めてる自分が一番イヤンだわね。
「んっふぅっ…梓の…今日…しゅごいよぉ…ふぁぁっ」
「ちゅっちゅぷ…だって…唯が…可愛すぎるんだもん…んくっ…我慢できにゃい…」
「私は和の奴隷です。一生あなたの所有物なんです」
「あなたを手放すつもりなんてさらさらないわ。さぁ、跪きなさい、一生可愛がってあげるわ、憂」
「律…おでこに大根おろしぶっかけてペロペロしてもいいか?」
「澪はホントにそれが大好きだな…うん、いいよ。あたしの全部、澪のものだもん」
「隙ありぃ♪さてさて攻守交代、今度は私がたっぷりいぢめてあげるわん♪」
「もぅ、さわ子さんったら大胆♪」
…ん?あれ、冷静に考えたらこの状況って…まさか私…ぼっち?!
え、え、え?うそ、だってこれみんな仲良し年越しパーティーじゃ―
「えへへ〜、もう梓に首ったけだよぅ〜」
「私も唯の体温が大好きなんです。弱いんです」
―うん、違うな、これ。このド腐れども、いちゃこら発表会をしたかっただけと違うんか。しかも観客あたしだけ。相手もいないあたしだけ。
生焼けガールズですら妄想膨らむのに、相手候補すらいなくて妄想もへったくれもねぇぼっちなあたしだけ。
これはあれですか、新手のいぢめですか。いい加減にしないと砂吐くぞ。
「にゃー」
うぅ…あたしを心配してくれるのはあんただけだよ。連れて来て良かった…あたしの可愛い―
「あ、あずにゃん2号だぁ〜」
―what?唯先輩はあたしの可愛い飼い猫を、飼い主が初めて聴く名前で呼び付けやがりましたよ?
ていうか服着てください。
「連れて来てって純に頼んでおいたんです」
梓も服着ろ。
汗でベタベタになった肌に乱れた髪が張り付いてるのがなんだかアレでナニなテンションになってまうやろが。誘ってんのか。
つーかあずにゃん2号ってことは梓が原因か。さながら唯先輩と梓の子供みたいなもんか。なにそれ可愛い!
「あずにゃん2号もこっちおいで♪」
「も〜、あずにゃん2号に浮気しないでくださいよぉ、唯ぃ〜」
おい、待て。さも当たり前みたいにあずにゃん2号って呼ぶな。まだ養子縁組を許可した覚えはない―って、ちょ、待てよそこな猫!
明らかにぼっちな飼い主を置いてゆいあずんところへ行くとか、飼い猫ってレベルじゃねーぞ!
「…ぷっ」
鼻で笑いやがったよ、この猫。
そんな2009年の年越しパーティー。
やること(百合的な意味で)なくてヒマ&ぼっちだったあたし鈴木純はこのとき来年の抱負を立てました。
リア充爆発しろ、と。
>>716 色んな意味で暴走しすぎだw
>>717 絵を見る限りでは色々期待できそう
発売日が待ち遠しい…
>>716 あんた最高だよwww
どれ、ここは特別にぼっちの純ちゃんにノってあげるか…
リア充爆発しろ!
>>716 揃いも揃ってのろけすぎだw
…ところで憂ちゃんはドMですか?
唯梓は完璧にのろけてるけれど
なんで百合スレじゃなくてここでやってんだろう
隔離されてるのか
>>717 梓が唯にくっついててさわ子とムギが向かい合ってて…律と澪は起きてるんだよな、確か
うおっ何コレテンション上がってキタ
>>723 百合スレはBBSPINK(18歳未満立ち入り禁止サイト)
個人的にこっちのが居心地良く感じてしまう。
ゲームやアニメ関連では見ないけど、実話ネタ系のとこだとわざわざ板に来てまで稀に変な百合レズアンチが沸くからな。
一時期のAAでの荒らしを見なくなったのはAAに規制掛けられたに違いない。
727 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/05(火) 22:55:55 ID:pxr1slBS
PINKのほうはオリジナルの男と絡ませたりするからなぁ・・・ なんか違う気がするんだ俺の求めるあったかにゃんにゃんとは違うんだ・・・
百合スレは唯や梓関連の他のカプの話題も出るからちょっと複雑
まあ他キャラとの絡みも好きだけどカプとしては唯梓が一番好きだから
唯梓が当たり前なここが居心地がいい
729 :
愛し合う二人:2010/01/06(水) 04:09:06 ID:TSClDanO
冬休みもそろそろ終わりだし、悔いのないように過ごそう!ということで、今日私は唯先輩の家にお泊まりに来ている。
気を利かせてくれた(?)憂は純の家にお泊まりしていて、今夜私たちは二人きり。
思う存分に楽しい夜を過ごしていたんだけど、私には一つ気になることがあった。
暗い部屋のベッドの上で私を抱きしめる唯先輩に、私は思いきって聞いてみる。
「…ねぇ、唯先輩?」
「なあにあずにゃん?」
「胸…触ってもいい?」
「どうしたの?今日は積極的だね」
「い…いいじゃないですか別に…」
「ふふっ…うん、いいよ」
「じゃ…触りますよ」
「…うん」
私は唯先輩の胸を優しく撫でた。シャツの上からでも、その柔らかさとぬくもりははっきりと伝わってくる。
「ふっ…ぅ…」
小さく息を漏らす唯先輩に理性を持っていかれそうになりながらも、私はその懸念を口にした。
「やっぱり…大きいですね」
「そんなことないよ?澪ちゃんやムギちゃんに比べたら全然…」
「それでも…私よりは大きいですよ」
「あずにゃん?」
「…唯先輩は…やっぱり胸の大きい人の方が好き?」
「え?」
「小さい胸の私じゃ、唯先輩を喜ばせてあげられないかな…?」
730 :
愛し合う二人:2010/01/06(水) 04:13:04 ID:TSClDanO
「…そんなことないよ」
「…っ……」
唯先輩は私の胸に顔を乗せた。その感触に、私は思いがけずドキドキしてしまう。
「ゆ…唯……」
「わあ…すごくドキドキしてる」
「う…うん…」
「あずにゃんの胸…こんなに柔らかいんだね。それだけで私は喜ばせてもらえてるよ」
「ホント…?」
「うん、ホント」
「そっか…よかった」
よかった。唯先輩が人をそんな基準で見ないとはわかっていたけど…やっぱり、不安だったから。
ホッとして見ると、唯先輩はゆっくり私のパジャマのボタンを外していた。
その表情は…すごく、色っぽかった。
「……」プチプチ
「…唯先輩?」
「…あずにゃんのせいなんだからね」
「え?」
「…あずにゃんのせいでこんな気分になっちゃったんだから」
「…そっか。唯先輩はエッチな人ですね」
「…お互い様でしょ」
「えへへ…そうだね。じゃあ私も脱がせてあげる」
「うん…」
お互いに見に着けていたものを脱がせた後、私たちはキスをした。
それは愛を確かめるキス。そして、始まりを告げるキスだ。
「…愛してるよ、梓」
「…私も愛してる。唯」
二人の夜は、まだまだ始まったばかり。
END
寝る前なのに興奮してきた
732 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/06(水) 06:46:45 ID:xgRpmAyv
これは超良い・・・
はあはあ
今年もいいものが見れそうです!
↑
こいつムg(ry
久しぶりにけいおんでスレ検索したら何だ、この神スレは
いらっしゃい
ここがオアシスですよ
>>739 ┏┓ ┏━━┓┏━┓┏┓┏━━┓┏━━┓ //.i:.:.:i:.:.:.:.:i,|:.i/iハ:.:./ リ\|、;イ:.:.:.:.i、:.:i.... ┏┓┏┓┏┓
┏┛┗┓┗━┓┃┗━┛┃┃┃┏┓┃┃┏┓┃ .| i.|:.:.;イ:.:.i:.:| |i ィ ∨ ゝ リ|/`イ:.:.:ト:.Y、. ┃┃┃┃┃┃
┗┓┏┛ ┃┃┏━┓┃┃┃┗┛┃┗┛┃┃┏━| i,|:.:.| i:.:.|i:.:|ィェェク イミェュャ.レ:.:.i;,:.:) ヽ..━━┓┃┃┃┃┃┃
┏┛┗┓┏┓┃┃┗━┛┃┃┃┏┓┃ ┃┃┃ .i|.´i:.| i:.:.iヽi /// ヽ /// /:.:./、) \ ┃┃┃┃┃┃┃
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┃┃ ┗┓┏┛┏━┛┏┛ ┃┃ ┏┛┃ `ー <i\|\ヽ ヽ_ノ /:.:.:/Y ヽ. \ ,/.. ┏┓┏┓┏┓
┗┛ ┗┛ ┗━━┛ ┗┛ ┗━┛ ∨.|:.:.:`|`ゝ、 ,./i:.:.:/ .i| \ /.... ┗┛┗┛┗┛
>>739 待たせやがって・・・待たせやがって!
梓からアプローチかけてるのって初めてじゃないか?
「あずにゃんえろぺろ」
「唯先輩スレチです」
>>739 そろそろ唯あずフラグ回収の時期だと思ってたんだw
>>739 やべぇぇぇぇえ!!
心配停止どころの話じゃねーぞ!!
>>739 いよっしゃああああああああああああああああ
>>739 すべり台の上?
どういうシチュエーションだよ
誰か台詞をつけてくださいw
>>747 スリーパーホールドで唯の首を絞める梓
消えていく命を感じながら、こらえきれず泣きながら訴える
梓「唯先輩・・・何か言ってくださいッッッ」
唯「あずにゃん・・・・・・きみの手が暖かい」
律「唯ー梓ー撮るぞー」
唯「すべーるー」
梓「ちょっセンパイ踏ん張ってください!」
唯「むーりー」
ガシッ
梓「こうしてますからがんばってください///」
唯「おおぅあずにゃんあったか〜い♪」
梓「り、律センパイっ早く撮ってくださいっ!」
律「2828」
>>739 唯「ねーねーあずにゃん、寒いからもっとくっつこうよ〜」
梓「え?で、でもここじゃ狭いし…そうだ、じゃあこうしましょう」
唯「わぁ、あずにゃんあったかーい♪」
梓「と、特別ですからね」
唯「えへへっ♪あずにゃ〜ん♪」
ヤバいニヤニヤが止まらない…
>>750 やべぇ…顔がニヤケて元にもどらねーぞ
ゆいあず以上のカプなどこの世に存在するのかね?
凄く盛り上がってるから
急いで帰ってきたら既に見れない罠
なんてことだ…
皆の嫌われ役やられやくのブログに行けばあるよ
>>754 見られた!ありがとう!
…これは凄いねw
生きててよかった
俺アニメージュ買ってくるわ
やっぱり生きていれば良いことはあるもんだな
唯梓が最高すぎて生きるのが楽しい
「あ、あずにゃん?」
そんなびっくりしたような声出さないでください。びっくりしてるのは、私の方こそ、なんですから。
そう、なんで自分なこんな行動に出ているのか、私にはわからない。こんな、まるでいつものこの人みたいに、後から唯先輩のことを抱きしめている、なんて。
数秒前までの私の中には、それこそ欠片すらも想定し得なかった光景だった。だけど、今現実としてその光景は確かにここにある。
私の鼻先には唯先輩の髪がふわふわと揺れていて、私の腕はくるりと唯先輩の肩口から胸元まで回されていて、膝立ちの私の太腿から胸元にかけてぴたりと服越しのぬくもりが伝わってくる。
私は間違いなく唯先輩を抱きしめていて、唯先輩は間違いなく私の腕の中にいる。私の五感がどうにかなって無い限りは、それはもう疑いようの無い事実だ。
腕の中で唯先輩は落ち着き無さそうにもぞもぞと動いてる。いつも私のことをぎゅうっと抱きしめてくるくせに、いざ自分がその立場になると落ち着かないということなのだろうか。
だけどその動きは、あくまで首に回された私の腕を振り解かない程度のもの。
つまり、この状況は先輩にとって予想外ではあるものの、望まないものではないと言うことなのだろう。
そして、そう言えるとしたら、つまりは私にとってもこれは――そういうことということになる。
だって、結局のところ今の状況を完全に把握しきった今でさえ、私は唯先輩から身を離せずにいるのだから。
「あずにゃん?」
先ほどより少し落ち着いた先輩の声が、私を呼ぶ。
びっくりは消えて、だけどまだ疑問の色が残ってるその声。
ふわりと暖かくて、柔らかないつもの先輩の声。
「寒そうに、見えたからです」
そう答える。とりあえず何か答えなければと思い、反射的に口をついて出た言葉。
理由として挙げるとしたら、それは間違いではない。
暦の上では春と呼べるようになっても、吹き抜けていく風は当たり前だけど冷たくて、なのにマフラーも巻かずに現れた唯先輩は時折寒そうに身を震わせていて。
それなのに立ち寄った公園で、あれ登ってみようなんて滑り台の上に登りだして。
仕方無しにその後について滑り台の上に登れば、唯先輩はだけど滑り降りることもなくちょこんと座り込んでぼうっとここから見える景色を眺めだしたりして。
私の目に映るその姿は、遮蔽物の無い滑り台の上の風に晒されて、あまりに寒そうに見えて。
だから、私はその背中から唯先輩をぎゅっと抱きしめていたのだろう。
「そっかぁ……でも、びっくりしたよ」
「いつも先輩が私にしてることじゃないですか」
「そうだけどぉ……えへへ、あずにゃんからは、初めてだね」
「……そうですね」
先輩は小さく笑うと、体からすっかり力を抜いてしまい、私にもたれかかってきた。その重さを、きちんと支えられるように私はきゅっと更に力を込めて抱きしめる。
すると、唯先輩はにこりと笑って、嬉しそうに私の腕に手を添えて、あったかいよ〜なんて言葉を上機嫌に口にしている。
その笑顔は、本当にいつもの唯先輩の笑顔。見ているだけで、向けられるだけで、いつも私の心をほわっと暖かくしてくれる、唯先輩の笑顔。
ああ、きっとそういうことかもしれない。
滑り台の上座り込んだ唯先輩の眼差しはこの風景ではないどこかに向けられているように、私は感じていた。
それはきっと、唯先輩が小さい頃滑り台で遊んでいた記憶なのだろう。私も、今の私にはもう小さすぎる階段を登るときにそれを思い出していたから。
そのときの唯先輩の眼差しは、確かにそこに向けられていたのだろうと私は思う。
ずっと前の、私に出会うよりもずっと前の、小さかった頃の風景に。私の知らない、私のいない、私を知らなかったころの唯先輩へと。
私はそれが寂しかったのだと思う。
だって私は、私と出会ってからの唯先輩のことしか知らない。
私にとっての唯先輩はその時点以降の唯先輩で、だけど私に出会う前の唯先輩も、確かに唯先輩としてそこで過ごしていて。
私を知らなくても、唯先輩は唯先輩としてそこにいた。それは考えるまでもなく、考える必要もないほどに、当たり前のこと。
だけど、私はそれを寂しいことだと思ってしまっていた。
だから私は、普段なら決して取るはずの無い行動を取ってしまったんだと思う。――その体を抱きしめていたんだと思う。
それはきっと確認。先輩がここにいることへの、私の傍にいてくれることへの。私が今、唯先輩の傍に確かにいるということへの。
私が唯先輩の傍にこうしていてもいいんだと、それを確かめるための。
この行動の理由、その正解をもし一つに絞るとしたら、多分私はこれを挙げるべきなのだろう。
そして、それは確かに正解だった。
ぎゅっと抱きしめた先輩のそのぬくもりは、その笑顔は、私のそんな不安をあっさりとかき消して、おそらくは幸せと呼べるもので埋め尽くしてくれたのだから。
「あずにゃんっ♪」
上機嫌に先輩は笑う。私の腕の中で、私の腕をぎゅっと抱きしめながら。
私から抱きしめてくれたことが嬉しいよ、なんてそんな笑顔で。
だけど結局は、私の中ではその構図は全く一緒だということを、この人はきっと知らないのだろう。
なんだかんだと文句を言いながらも結局はその腕の中に収まったままでいる私と、今こうして唯先輩を抱きしめている私は、まるで変わらないものだということを。
「暖かいですか?」
「うん、あったか、あったかだよ〜」
「……私も、です」
照れくさげに強張らせていた頬と、きゅっと絞っていた眉から力を抜いて、私はようやくふわりと笑う。
ひょこっと首をそらせて、そんな私の笑顔に目を合わせた先輩は、少しだけ頬を赤く染めて、そして嬉しそうに笑ってくれた。
それは本当に素敵な笑顔で、だから私はそう思ってしまう。
ああ、私は本当に、この人のことが大好きなんだって。
それでもまだ口にはできないその想いを、だけど少しでも伝わればいいなと、私はまたより一層の力を込めてぎゅうっとその体を抱きしめた。
(終わり)
妄想が膨らんだので、自重せずに投下してみたw
しかし、梓に抱きしめられる唯の笑顔が素敵過ぎる…
乙乙乙乙乙!!!
>>739 「唯先輩は私のです(キリッ」
って風にも見える
>>739 ちょwコレキタコレマジでキタw
SS作者もGJなんだぜ、これで今年一年過ごせる。
ゆい☆あず
あず☆ゆい
が増えると幸せ
「あ〜ず〜にゃ〜ん〜」
間延びしながら私を呼ぶ声に声に目を向けると、そこには滑り台の上にちょこんと腰を下ろしてこちらに手を振る唯先輩の姿があった。
「……何してるんですか」
「うん、すべりだい!」
答えになってませんよと私は口にせず、呆れ気味の苦笑だけを浮かべて答えにする。
私のそんな反応などまるで気にしないよという顔をして、先輩は上機嫌に鼻歌を歌いながらニコニコとこちらを見下ろしていた。
何となく外を出歩いていた休日、本当に偶然に唯先輩と出くわして、何となく一緒に歩いたりしながら、たどり着いた小さな公園。
寒風の中寂しそうに佇む遊具たちはもう今の私には小さすぎて、そして年齢的にも今の私がそれで遊んでいたとしたらただの変な人だろう。
だからこの場所は、私の中ではあっさりと通過点として認識されていた。
だけど、次は何処に行こうかなと寒空を見上げながらぼんやりと考えていたその間に、唯先輩はあっさりとここに何らかの意味を見つけ出していたらしい。
真っ直ぐ立てば、その頭が頂上に届いてしまうほどの小さな滑り台の上で、唯先輩は相変わらずの笑顔をこちらに向けている。
本当に楽しそうに。いつも私の心を暖かくしてくれる、その笑顔を。
うかつにも、それだけで私にとってもこの場所は、意味のあるものへとその姿を変えようとしていた。
どうしてか、なんて思うまでもない。先輩がそこで笑っていると言うだけ、私にとってはそれだけで十分ということなのだろう。
「ほら、あずにゃんもおいでよ」
おいでおいでと小さく手招きしながら、ちちちと舌を鳴らす唯先輩。また人のことを猫扱いして。
「いやですよ、いい年して恥ずかしいじゃないですか」
「むー、それじゃ私がまるで恥ずかしい人みたいじゃない」
「違うとでも言うんですか」
私がそう返すと、先輩は頬を膨らませて見せた。拗ねましたよ、と私に知らせてくる仕草。
だけど、それが仕草だけだってことに私は何となく気付いていた。
おそらくは、先輩も気付いていたのだろうから。私のその拒否も、形だけのものだということに。
無造作に手すりを掴むと、私はひょいっとその小さな階段を登る。先輩が私をそう扱う、猫の様に身軽にとは行かないけれど。
一瞬よりも少しだけ長めの時間をおいて、私は滑り台の上、先輩のすぐ後ろに現れていた。
「さむっ」
そしてすぐにしゃがみこむ。ほんの少し高度を上げただけなのに、その分遮蔽物のなくなった北風は嫌がらせのような勢いで私の体から体温を奪おうと吹き抜けていく。
そんな私に向けて先輩はふらりと倒れこんできて、私は避けるわけにも行かずぽすんとその体を受け止め、支える。
すると、すぐに服越しに先輩の体温が伝わってきた。先輩の服と私の服、二つ通してなのにあっさりと。
そうあっさりとそれを感じ取れてしまうくらいに、ここは冷えるということなのだろう。
だって、実際寒いし。
「先輩は寒くないんですか」
「さむいよ〜」
きゅっと肩を絞って、一度ぶるりと身震いをしてから、それでも肩越しににこっとした笑顔を見せながら先輩はそういった。
「だからギュッとしてっ」
「な、何言ってるんですか」
かもん!とぽんぽんと胸元辺りを叩いて見せる唯先輩に、私はぎょっとする。それは確かに、この体勢のまま抱きしめれば私の手はその辺りに落ち着くだろうけど。
そうしてしまえば、私も唯先輩も今よりずっとあったかでいられるだろうけど。
「いやです」
「えー、いつもしてあげてるじゃん」
「べ、別に頼んでませんから」
先輩は少し拗ねたように、もしくはねだるように私にもたれたまま体をよじって、私に擦り寄ってくる。
「あずにゃんがギュッとしてくれないから、寒いよ〜」
「何を言ってるんですか、もう」
なら降りればいいじゃないですか、と思ったけど、私は結局口にしなかった。
唯先輩はそれでもここがお気に入り、とばかりに立ち上がる気配すら見せなかったし。
私もなんだかんだ言いつつも、ここで先輩とこうしているのは悪い気がしなかった。
そう言ってしまえば、そして唯先輩がそれに従ってしまえば、この時間は終わりになってしまう。
今はそれが、惜しいと思ってしまっていたから。
また吹き抜けて行った風に、唯先輩はまたびくっと身を震わせた。
目をおろすと、その首筋は微かに鳥肌の様相を見せている。
「ホントに寒いんですね」
「うん〜」
肯定しつつも、やはり唯先輩の顔は嬉しそう。私と一緒にこうして滑り台の上で、いつもよりちょっと視線の高い風景を眺められるのが楽しいって、そんな笑顔のまま。
「仕方ないですね」
だから、私は先輩の首元から胸元に手を回し、ギュッと抱きしめた。
間髪いれず、先輩の手が私の手に添えられる。そしてきゅっと握り締めてくる。
まるで、私がそうしてくれるということが始めから分かっていたかのように、そんなスムーズさで。
「えへへ、あったか〜」
私の胸の中、もう振り返るスペースがなくなってしまったから先輩の顔を見ることはできないけど。
おそらく先輩はやはりにこにことしているのだろう。
先輩はきっと、私が折れてそうしてくれると言うことがわかってて、そして今そうなったことが嬉しいというそんな笑顔を浮べているに違いない。
「特別、ですからね」
一応念を押しておくと、先輩はえーと小さく不満をあげた。
「いつもがいいよぅ、今だけの特別じゃいやだよ」
「なんですかもう、年から年中抱きつけってことですか」
「そうだよっ」
「……そんな元気よく答えないでください」
それじゃ唯先輩じゃないですか、もう。あいにく、そこまで唯先輩化するつもりはありませんから。
小さく溜息をついて、もうこの話題は終わりですときゅっと抱きしめる腕に力を籠めてみる。
まるでそれが伝わったかのように、唯先輩はそれ以上しゃべること無く私に身を預けてくる。
私が力を込めた分、先輩が私に身を預けた分、さっきより深いハグになる。
それはとても暖かくて、心地いい。
いつもとは立場が逆だけど、だけどそれでもそれに負けないくらいに。
「今だけのって意味じゃないです」
「ほえ?」
それに浸るままに、うかつにもそう口にしてしまっていた私に、唯先輩は疑問の声を上げた。
しまった、と思っても吐いた唾は飲めない。かといって、そこで言葉を切るのも不自然すぎる。
体がじわっと熱くなる。吹き抜けていく北風でも、冷やせないほどの熱が私の頬辺りで渦巻いている。
いいか、と思う。もう少しだけ素直になってみるのも。どうせこんな、人様から見ればどう思われるか一目瞭然の体勢なんだから。
「唯先輩だから、ですよ。私がこんなことをするのは」
「え?」
「そういう意味です、特別って」
続けた私の言葉に、先輩は一瞬きょとんと私を見上げようとして――この体勢だと頭頂部を私の顎にこすり付けるだけだったけど――
私はといえば、どう聞いてもそうとしかとれない発言に、致命的なまでに赤くなった頬をせめて見られないようにと、先輩が振り返れないように更にギュッと強く抱きしめていた。
やがて先輩はそうするのを諦めたのか、私の腕の中で大人しくなって、そして今度はふふふと笑い始める。
「それは私もだよ。あずにゃんは特別。いつもぎゅーっとするのは、あずにゃんだからだよ」
そしてあっさりとそう返すものだから、一瞬私の心臓は止まりそうになって、だから慌てて何処かその揚げ足を取れないかとまた素直じゃない自分を持ち上げたりしていた。
「……嘘です。先輩は誰にだって、ぎゅーっとするじゃないですか」
「むー、それはそうだけどさぁ」
先輩はちょっと考え込むような仕草。私はといえば、先輩がそう返してくれたことが嬉しくて、でも表面上はむすっとした顔を作ったりしてで、なんか変な忙しさの中。
ああもう、普段から素直になってないからこういう時困るんだと、私は自嘲したりしていた。
「よっ…と」
「え……わっ!」
不意に唯先輩は、無造作にスロープへと身を乗り出した。当然先輩の体は重力に従って前方下方へのベクトルを得る。
咄嗟にそのまま先輩の体が自分から離れることを嫌い、しがみついた私もそのまま滑り落ちそうになる。
さすがにこのまま滑り落ちると危ないと、私は慌てて体勢を整えようと後に重心を移動させた。
そうして空いたほんの小さな隙間。それを利用して、先輩は私の腕の中くるりと体ごと振り返ると、私が何らかの反応を返す隙も無く――
「……え?」
小さく、ほんの一瞬だけど、私に口付けをして見せた。
「ね、これはあずにゃんだけだよ?」
なんて言ってのけるその笑顔は、おそらくは私に負けないほど真っ赤に染まっていて。
いつもの笑顔のままでいると思っていた私は、それに不意打ちじみた衝撃を受けていて。
何も言えないままに、今度は正面から強く先輩を抱きしめていた。
「えへへ、特別同士だね」
「……そうですね」
先輩の手がするりと私の背中にまわり、ぎゅっと私を抱きしめてくる。私のそれに、負けないほどの強さで。
それは背中から抱きしめたさっきよりもずっと、柔らかくてやさしくて暖かくて。
不意に泣いてしまいそうなほどの何か強くて大きなモノを、私の中に生み出してくれていた。
「じゃあ、いつもぎゅっとしてくれる?」
「それはダメです……恥ずかしいですから」
「もう……いいじゃん〜」
そういう私に、先輩は少し拗ねた振り。
「だけど、たまになら……二人きりのときなら、そうしてもいいですよ」
そしてそう続けた私に、本当に嬉しそうに頬をすり寄せてくれた。
モヤモヤする。
あなたを見た時。
あなたに話しかけられた時。
あなたに抱きつかれた時。
あなたを振り払った時。
あなたが困ったような笑顔を私に見せた時。
どうしてあなたは無神経な優しさを私に押し付けるの。与える側は楽かもしれないけど、受けとる側はそういう訳にいかないのに。
いろいろ考えて、苦しんで、本当にそれを手にしていいのか悩んでしまうのに。
もしもあなたが、持てる優しさを全て私だけに向けてくれたとしたら。
多分私は、容易にその意味を理解して、あなたをこの胸に抱きしめることができるだろう。だって、そうしたいんだから。
…なのにあなたは今日も、優しさを振りまく。周りの友人、家族、自分を取り巻く人間全てに、その優しさを向ける。私にした時と同じように、分け隔てなく。
そうすることで、私はあなたにとって特別な存在じゃないんだって気付く。
だから、私はモヤモヤする。
だってあなたは―――私にとって特別な存在なんだから。
ジャジャッジャジャッジャ〜ン…
律「ふぅ、こんなもんか?」
澪「律、相変わらずドラム走りすぎ!」
律「うぅ…」
唯「あはは、りっちゃんたら〜」
澪「あと唯!」
唯「は、はい!?」
澪「細かいとこ間違えすぎだ!もっと練習しとくように!」
唯「はーい…」
紬「唯ちゃん、頑張って♪」
律「んじゃー課題も浮き彫りになったとこで解散に…」
梓「…あの」
澪「ん、なんだ梓?」
梓「唯先輩の演奏は…別に今のままでいいと思います」
先輩たちは驚いたように私を見た。そりゃそうか。普段ならこんなこと、絶対に言わないから。
それでも…私には唯先輩の演奏に違和感はなかった。
澪「そ、そうか?ちょっとテンポ悪くなってるとこもあるし、もっと直した方が…」
梓「いいえ!唯先輩はさっきのでいいんです!」
私は無意識に語気を荒らげていた。子供みたいな話だけど、ムキになっていたのだ。
紬「梓ちゃん…?」
律「な、なんだなんだ?どういう風の吹き回しだ?」
澪「そ、そっか…まぁ梓がそういうならそれでいいよ。でも唯、ちゃんと練習はするんだぞ?」
唯「う、うん!」
梓「……」
唯「あずにゃん♪」
下校の支度をしていた私に、唯先輩は明るく話しかけてきた。
私は普段通りのそっけない素振りで返事をする。
梓「…なんですか?」
唯「さっきはありがとう!私のことほめてくれたんだよね♪」
梓「…別に、そんなつもりじゃ」
唯「いいんだよ照れなくて〜♪ありがとう♪」
梓「……」
唯先輩に頭を撫でられて、私の心はふわっとあたたかくなる。居心地の良さを感じる。
もっと…唯先輩のそばにいたい。私は強く、そう感じていた。
梓「あの、唯先輩…」
唯「んー?」
梓「今日、一緒に…」
唯「あっ、りっちゃんそのマンガ見して〜♪」
梓「あ……」
唯先輩はあっさりと離れていった。私をほめたことなどなかったかのように、律先輩のマンガを読んでいる。
一瞬にして私の心は冷たく、暗くなった。
唯「え、貸してくれるの!?りっちゃんありがと〜♪」
唯先輩はさっき私にしたのと同じように、律先輩の頭を撫でていた。
…やっぱり私は、特別じゃないんだ。律先輩と、皆と…同じでしかないんだ。
唯「ふんふふん♪それでさっきの話なあに?あずにゃん」
梓「…なんでもないです。じゃあ私帰りますね。お疲れさまです」
唯「あ…?」
そのまま早足で玄関までやってきたところで、後ろから聞きたくない声が聞こえた。
唯「あずにゃ〜ん!」
梓「……」
唯「はぁ、ひぃ…ひどいよあずにゃん、呼んでるのに先行っちゃうなんて」
梓「…すいません」
唯「それでさ、さっきの話なあに?一緒に、の続き!」
意外に聞いているものだな。目は律先輩のマンガにいってたのに、耳はまだ私の声をとらえていたんだ。
それでも私は、それを嬉しいとは思わなかった。多分、私じゃなくても同じことだっただろうから。
梓「…なんでもないです。じゃあ私、急ぐんで」
唯「またまた〜♪ホントはどこか行きたいとこあるんでしょ〜?」
梓「ないですって…」
唯「隠さなくたっていいからぁ〜♪先輩が付き合ってあげるよ!だから…」
梓「…なんでもないって言ってるじゃないですか!!」
唯「っ…?」
私は唯先輩に向かって大声を上げていた。
ちょうど廊下を歩いていた先生に何か言われたような気がしたけど、まったく耳に入らなかった。
唯「あ…あずにゃん?ご、ごめん、ちょっとしつこかったかな。あはは」
梓「…なにがあはは、なんですか?なにがおかしいんですか?」
唯「え…?あ、いや…」
私は、自分の気持ちが抑えきれなくなっていた。
唯先輩に対する苛立ちと、自分自身に対する嫌悪感。その二つの感情が入り交じったどす黒い感情が、私の心を支配していた。
梓「…どうせ私のことなんて何とも思ってないくせに、先輩風吹かせないでくださいよ」
唯「そんな、何とも思ってないなんて…」
梓「じゃあ…どう思ってるんですか?」
唯「えっ…と…あずにゃんは…」
梓「ただの後輩…ですよね」
唯「ち、違うよ!あずにゃんはかわいくて、あったかくて…」
梓「…結局、その程度なんですね」
唯「え…?」
梓「かわいい。柔らかい。あずにゃん。唯先輩が私に言う言葉なんて、これくらいしかないじゃないですか」
唯「ち、ちがうよ…」
梓「…何が違うんですか?唯先輩は私のこと、それ以上に考えたことなんてないんですよね?」
唯「う……」
梓「……私は」
唯「…?」
梓「唯先輩のこと…好きなのに」
唯「え…」
ドサッ…
私が唯先輩に体を寄せた瞬間、先輩の持っていたカバンが落ちる音が、薄暗い廊下に響いた。
私は困惑する表情の唯先輩に、できるだけ顔を近づけた。
唯「あず…にゃん?」
梓「唯先輩は…私のこと好きじゃないんですよね?」
唯「そ…そんなこと…」
梓「私が言ってるのは恋してるかどうか、です。後輩として、じゃありません」
唯「……」
私は沈黙した唯先輩の手を握った。少し汗ばんだ、私より一回り大きな手。…私は、この手を離したくない。
梓「…唯先輩」
唯「……」
梓「唯先輩が私のことをどう思っていようと、特別じゃなくても、なんでもいいです。だから、これだけは言わせてください」
唯「……」
梓「…私はあなたのことが好きです。私と、付き合ってください」
唯「……」
唯先輩は何も言わない。ただ黙って、少し悲しそうな目で私を見つめていた。
気付くと、私は冷静になれていた。それは多分…唯先輩の答えがわかっているから。
唯先輩は私のことをただの後輩としか見ていない。軽音部の皆よりも私のことを好きになるなんてあり得ない。
だから…もう、あきらめているのかもしれない。
梓「…すいませんでした…今のは、忘れてください」
私は唯先輩から離れた。…その時だった。
唯「……」
梓「…っ!」
唯先輩は、私を力強く抱きしめた。
梓「ゆ…唯…先輩…」
唯「…あずにゃん、好きって言ってくれてありがとう。でも…ごめんなさい」
梓「……」
唯先輩は『ごめんなさい』と言った。
それはつまり…私はフラれたということだ。でも唯先輩は、私を抱きしめる力を緩めない。
梓「…どういう…ことですか」
唯「私…あずにゃんのこと好き。でもその好きはね、あずにゃんの言う通り、後輩としての好きなんだよ」
梓「…そう、ですか」
唯「だから今はあずにゃんとは付き合えない。
あずにゃんは本気で私のこと好きでいてくれてるのに、こんな中途半端な気持ちじゃあずにゃんに悪いから」
梓「唯先輩…」
唯「でも…もし、あずにゃんがいいって言ってくれるなら…私が本当にあずにゃんのことを好きになれるまで、私のそばにいてくれる?」
梓「え?」
唯「あずにゃんのそばで、あずにゃんのいろんなこと、知りたい。あずにゃんのこと、もっと好きになりたい…だめ…かな」
唯先輩は私の顔を見つめた。
あと少し首を動かせば、唇を重ねることができそうな距離で。
梓「はい…いいですよ」
唯「ホント…?」
梓「もちろん、です」
唯「そっか…えへへ」
唯先輩は、さらに私を強く抱きしめた。
…すごく、いい匂いがした。
唯「ねぇ、あずにゃん」
梓「はい…?」
唯「さっき言ってた、一緒に、の続き…なに?」
梓「…一緒に帰りましょう、って言おうとしたんですよ」
唯「…そっか♪じゃ、一緒に帰ろう?」
梓「で、でも」
唯「言ったでしょ?あずにゃんのそばにいたいって」
梓「…はい」
私と唯先輩は、手を繋いで歩き出した。他の人が見たらなんて思うかな。別に付き合ってるわけじゃないんだけど。
でも…今はこれでいい。少なくとも今私は、こうして唯先輩のそばにいられるから。
唯「…あずにゃん」
梓「はい?」
唯「私、あずにゃんのこと好きになれたら…今度は私から好きって言うからね。だから…待っててね」
梓「…待ってます。ずっとずっと、待ってます」
おわり
連投すいません。何とぞご勘弁を…
>>780 せつにゃい…
なんですかこの神ssラッシュは…
もっとやってください
>>780 おつ
でも唯が男だったらぶっ飛ばしたいwww
神画像に神SS…
うれしすぎる
今回のきららはムギのお話でした
スレチの話題ではあるけど、ムギちゃん可愛いw
ゆいあず的には、他の先輩方と総称するときに
唯先輩たちは〜と言ったところとか
ラストから2個目で、質問の答えにほわっとなってるところくらいかなあ
妄想的にはムギと梓が二人きりで楽しそうにしていることにこっそり嫉妬するけど
二人とも大好きだから、その二人が仲良くしてるのはやはり嬉しくて
だから表面上はいつもどおりの自分を装うけど
帰り道二人きりになったときにきゅっと梓に抱きつく唯とかの映像がw
梓は澪の事は尊敬の対象だけどムギの事は性的な目で見てるな
唯ピンチ!
しかし唯も唯で、憂や和などいろんな人とフラグ立ててるからなぁ
たまには嫉妬させる為に、とかなら超萌える
梓「それでですね、ムギ先輩ったらホントにかわいいんですよ〜♪」
唯「へ、へぇー」
梓「見た目によらず子供っぽいところがあるんですよね〜♪」
唯「そ、そうだね!ムギちゃんってお茶目だよねぇ」
梓「あとそれから…」
唯「……」ズキ…
だ、だめだよ私、こんな気持ちになっちゃ!
ムギちゃんとあずにゃんが仲良くするのはとってもいいことなんだし、かわいいところを見つけるのだって大切なことなんだから!
…だから、やきもちなんて焼いちゃだめなんだ。
でも、あずにゃんがこんなに楽しそうにしゃべるなんて、そんなにうれしかったのかな。
ちょっとだけ…寂しいな。
唯「……」キュッ
梓「唯先輩?」
唯「ねぇあずにゃん…ムギちゃんて、私よりかわいい?」
梓「はい?いきなりなんですか?」
唯「…別に、なんとなくだけど」
梓「そうですねぇ、どっちかといえば…」
唯「……」
梓「…どっちもかわいいですよ!」ギュッ
唯「わっ?」
梓「ムギ先輩にはムギ先輩のかわいいところがあるし、唯先輩には唯先輩のかわいいところがあるんです。だからどっちが上だとか、そういうのはないんですよ」
唯「そ、そっか…」
梓「あれ、もしかして唯先輩、やきもち焼いてたんですか?」
唯「そ、そういうわけじゃないよ!?まさか私がそんな心のせまいことするわけな…」
梓「ふふっ♪」
あずにゃんは少し呆れたような、少しうれしそうな、そんな表情で私の頭をクシャクシャに撫でた。
梓「はいはい、無理しないでいいですよー♪」
唯「わ、あ、あずにゃんやめてよぉー!」
また投下…
なんとなく、唯は嫉妬してもそれを我慢する感じ。でも隠しきれず梓にからかわれたり、かわいがられる感じだな
もう止めて!俺のライフはもう0よ!
夜だというのに寝付けなくなるな……GJ!
でも梓は唯の事かわいいって言ってる描写欲しいな〜
唯が「かわいい」って言われる描写無いよね。
唯も子供っぽい行動よくするのに、ムギが子供っぽいときだけかわいい
っていうのが不公平だと思う。梓が唯先輩かわいいっておもってないのかな原作は。
なんか今回ムギに俺がやきもち焼いた。
原作のあずにゃんは
恋してることに気付いてない女の子
みたいな感じだからな
>>793 バカァ!!そこはアレだ、もうあんまりにも親しみすぎて近すぎて当たり前すぎて
意識的に「可愛い」って思うのを意地で押し込めちゃってるとかそういう悶々する関係なんだよ
「な、なんで、唯先輩を可愛いって思うハズない!ドキドキ」みたいな!
普段とのギャップもあるよね
ムギとは逆に普段子供っぽい唯先輩がお姉さんらしさを見せた日には・・
職人GJ!
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職人めっちゃ早いwww
まあ原作のあずにゃんが
>>797みたいになるのも時間の問題だろう
あずにゃんがツンデレだということを忘れてはいけない
「…あれ、唯先輩だけですか?」
「うん♪今日は掃除当番じゃないから早く来たんだー」
「そうですか…はっ!」シュバッ
だとしたら思い切り抱きつかれる!?しっかりガードを…
「どうしたの?」
「あ、あれ…?」
今日はおとなしい…?いつもは抱きついてきてスリスリするのに…どうしたんだろう。
「じゃあ私皆さんが来るまでギターの練習するんで、邪魔しないでくださいよ!」
「あ、待ってあずにゃん」キュッ
「な、なんですか!?ちょっと静かだと思ったらやっぱりちょっかいを…!」
「やっぱり。こんなに手が冷たくなってる!ダメだよ手袋しなきゃ」
「わ…忘れたんですよ」
「じゃああったまるようにしばらく握っててあげるね♪かじかんでたら上手く弾けないから」
「は…はぃ…?」
「まだ部屋あったまってないからマフラーもしてた方がいいよ。あと膝掛けもしようね」
「え、えっと…」
「はい、これで寒くないね♪」
「あ、あり…がとう…ございます…」
「いいんだよ♪私、あずにゃんが風邪ひいちゃったら嫌だもん」
な、なんなの!?なんで今日の唯先輩はこんなに優しくて大人っぽいのー!?
「あずにゃん♪」
「……///」
続き!続き!
続きはWebで!
ここがWebだ!
続きはDVDで!
いわゆる「……///商法」
良し、10万出そう。
だめだ、唯梓にはまった。かわいすぎる・・・・
アニメ見たいけど、おすすめの唯梓回てある?
やっぱり1話から見た方がいいのかな
あずにゃん出てくるのは8話からだよ
8話以降はどれも絡みがあるからオススメだけど
やはり1話から見た方がいいかも。
原作とは描写が変わってるのも多いし、
1話のときはぽんやりしているだけだった唯が
12話では「あずにゃんのために〜」という台詞を言えるようになってるところとか
そういう唯の成長とか見て行くのも、より深く味わえる為のスパイスかも。
アニメ唯梓は原作に比べて梓のデレが早いので、好みもあると思うけど
結構楽しめると思うよー
ありがとう!
ちょっとDVD買ってくる
ちゃんと1巻から見てみるよ
合宿回と12話は神だな、唯あず的に…最近6巻見て改めて実感…
12話辺りだともうすっかり落ちてる感じだよね
ギターカッコイイ!軽音部入ろう!
何このだらけた先輩…でも、ぎゅっとされるとなんかほわっとするな
何で練習してる様子も無いのに上手くなってるんだろう…
ちゃんと練習してたんだ…やっと一緒に練習できる
…唯先輩、あったかいな。ぎゅっとされるの、悪くないかも
メンテナンス知らなかったなんて…この人は私がついてないとダメなんだから
唯先輩、風邪引いたんだ…律先輩が移したせいですよ…って違うの?
唯先輩抜きの演奏…仕方がないことかもしれないけど、なんかやだな
やっぱりいや!唯先輩がいないのなら、演奏する意味無いよ!
…唯先輩、やっぱり来てくれた…でも、なんで真っ先に来てくれないんですか
でもギュッとしてくれたから、私のために頑張るって行ってくれたから…特別ですよ
まさかギター忘れるなんて…でも、病気治すのに一生懸命だったから、仕方ないかな
唯先輩はいないけど、戻ってくるからそのときまで頑張ろう…でもやっぱり寂しいかも
唯先輩、来た!…美味しい台詞は皆先輩たちに取られちゃったけど、私も同じ気持ちですよ
盛り上がったなあ…やっぱり、唯先輩がいないとダメですね、私……たち
困ってたら、すぐ駆けつけてくれた…こんなときに頼りになるなんて、こんなんじゃもっと――になっちゃいますよ
(二期へ続く)
14話の先行画像とかでも背中から抱きついているシーンあるし
この間の梓→唯ハグ事件もあったし…
期待と妄想は膨らみます
唯「あずにゃん、あんなー?」
梓「どないしたん唯先輩?」
唯「うち、あずにゃんのこと好きやねん♪」
梓「な、なにゆうてるーん♪」
唯「嘘やないで、ホンマやでー?」
梓「うん。わかってる〜♪でも恥ずかしいねん。なんぼ好き好き言われても慣れられへんわー」
唯「慣れんでええんよー?うち、ずっとドキドキしてもらえるなら、うれしいねんから」
梓「そ、そやね…うちもその方が新鮮でええわぁ…ほな、帰りにたこ焼き食べてこか♪」
唯「せやな♪」
おわりやで
どうや!
はやてちゃんかと思った
なんか笑えたw
和みもしたけどw
唯の一人称はかなり難しいことが判明
梓は結構やりやすいのに…
につまる!
816 :
想い:2010/01/13(水) 03:46:13 ID:uOndU2Mj
その日部室にやってくると、あずにゃんが一人で椅子に座っていた。
ギターも持たずに何してるんだろ?と気になったものの、私はいつものようにあずにゃんに抱きついた。
「あずにゃ〜ん♪」
「……」
「あれ?」
あずにゃんは何も言わない。
普段ならやめてください!って抵抗してくるのに、今日はただ下を向いているだけだ。
「どうしたのーあずにゃん、今日はおりこうさんなんだね?」
「……唯先輩」
「……!」
ゆっくりと顔を上げたあずにゃんの顔を見て、私は思わず息を飲んだ。
なぜならその目は真っ赤に充血していて、瞼も腫れぼったくなっていたからだ。まるで、今の今まで泣いていたように。
「あ、あずにゃん!?どうしたのそんな顔して…」
「…ちょっと色々ありまして」
「色々って…何があったの?」
「……」
「黙ってちゃわかんないよ、ちゃんと話して……」
「うっ…うぅ…うぅぅ…唯…先輩っ……」
「あず…」
あずにゃんは私にしがみつくと、大声で泣き出した。
突然の出来事に動揺しつつも、私はしっかりとあずにゃんの震える体を抱きしめた。
でもこの後、私はさらに動揺することになる。
817 :
想い:2010/01/13(水) 03:48:23 ID:uOndU2Mj
「私…澪先輩のこと、ずっと好きだったんです」
さっきと違って、その動揺の原因は私自身の中にあるんだけど。
「入部した時から、ずっとかっこいいなって思ってて…いつの間にか、好きになってました」
…なんでだろう。
「それで…今日、告白したんです。昼休み、ここに呼び出して」
あずにゃんのこと、慰めてあげようと思ってたのに。
「大好きです、って…」
私の方が悲しい気持ちになってきちゃった。
「…そしたら…」
「…そしたら?」
「ごめんって、言われました。気になる人がいるんだって…」
「それって…」
「誰かは言わなかったんですけど…多分、律先輩ですよね」
「…うん」
「あはは…そりゃそうですよね。初めて会ってから1年も経ってないような私が、10年以上一緒の律先輩に敵うわけないですよね」
「……」
私は何も言わなかった。いや、言えなかった。
だって、今の私は…ホッとしていたから。あずにゃんに同情するどころか、澪ちゃんとりっちゃんを応援するような、そんな気持ちになっていたから。
私…最低だ。
しばらくの沈黙の後、あずにゃんはゆっくり口を開いた。
「でも…」
「……?」
818 :
想い:2010/01/13(水) 03:52:09 ID:uOndU2Mj
「私…あきらめきれないんです…無理だってわかってるのに、はっきり断られたのに、ふっ切れないんです…」
「あずにゃん…」
「唯先輩…私…私、どうしたらいいんですか?全然、わかんない……」
あずにゃんは再び私の胸ですすり泣き始めた。
そんな姿を見て、私は固く唇を噛む。
…ずるいよ、澪ちゃん。あずにゃんは澪ちゃんのためにこんなに涙を流してるのに。こんなに澪ちゃんのことを好きでいるのに。
なのに、どうして澪ちゃんはあずにゃんのことを見ないの?
私はどんなに近くにいたって、好きになってもらえなかったのに…
「うぅっ…うえぇっ…みっ…澪先輩…澪先輩……」
私の腕に抱かれたあずにゃんは、私の名前を呼んではくれない。
決して返事のない問いかけを力なく、何度も続けるだけだ。
…これからあずにゃんはどうするんだろう。これからも、報われないってわかってる恋を続けるんだろうか。
…多分、そうするんだろうな。あずにゃんは真面目だし、一途だと思うから。
でも、もしあずにゃんがそれでいいとしても…私は嫌だよ。あずにゃんのそんな姿見たくない…
だったら、私はどうしたらいい?
…考えるまでもない。そんなの、分かりきってるじゃない。
819 :
想い:2010/01/13(水) 03:58:11 ID:uOndU2Mj
「…あずにゃん」
「……?」
「…私がいるから」
「え…?」
「私が、そばにいてあげるから…だから、そんな顔しないでよ」
「ど、どういう意味ですか?」
「…こういう意味だよ」
私はありったけの力を込めてあずにゃんを抱きしめた。
「…ゆ、唯先輩…?」
「私は…あずにゃんのこと、絶対泣かせたりしない」
「え…」
「だって…大好きだから」
「…!!」
次の瞬間、私はあずにゃんに唇を重ねた。
私の初めてのキスは、甘くて、今にもとろけてしまいそうで、そして悲しい味がした。
「……」
「…私のこと、最低だって思ってもいいよ。ずっと口聞いてくれなくてもいい。それでも…これだけは覚えてて」
「……」
「私、あずにゃんのことずっと好きでいるから。いつだってあずにゃんのこと想ってるから」
「……」
あずにゃんは何も言わない。…無理もないよね。フラれた直後に、こんなことされたんだから。
私はあずにゃんから体を離そうとした。でも…
あずにゃんの小さな手が私の制服の裾を握って、私の動きを小さく妨げた。
「…あずにゃん」
「……」
「…ありがとう」
820 :
想い:2010/01/13(水) 04:05:29 ID:uOndU2Mj
多分あずにゃんは、私のことを受け入れてくれたわけじゃないと思う。
それでも…一緒にいてくれることは許してくれた。今の私には、それだけで十分だ。
「…唯先輩」
「なに…?」
「わ…私…うぅ……」
「…ごめんね」
私は、最低なことをしたのかもしれない。あずにゃんは澪ちゃんのことが好きなのに、無理やりその気持ちを私に向けようとしたんだ。
それでも…私はあずにゃんのことが好き。
だから私、がんばるから。いつか、あずにゃんが私を選んでくれるように。いつか、私のことを好きになってくれるように…
END
連投申し訳なかったです
こんな時間になにやってんだよ
切なくなってきたじゃないか
唯ちゃん…(つД`)・゜・。
切ない…こういう時って結局時間しかないよね
がんばれ唯…
がんばれあずにゃん…
朝からいいものを…(´;ω;`)ブワッ
切ない…続き気になるな。
826 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/13(水) 16:43:41 ID:ulkpMlW4
ここってまとめサイトみたいなものはないのかにゃん?
まとめで見返すと、SSの数もかなりの数になってますね
読み返すと、読み応えが凄い
私は唯先輩のことが好きです。
大事なことなので二回言います。
私は唯先輩のことが世界で一番大好きです。
あ、少し変わっちゃいました。
突然のことで驚いたでしょう。
だけどこれは事実なのです。
天地がひっくり返ろうともそれは揺るぎません。
しかし、しかしです。
問題は唯先輩のベクトルが誰に向いているかなのです。
もっと言うならば、唯先輩は私のことを好きなのか、です。
これこそが今最も重要な問題です。
たとえ今第三次世界大戦が起ころうと、宇宙人が襲来してこようと私の中の優先権第一位の座は揺るがないでしょう。
ちなみに私、未だに扇風機に向かって『我々は宇宙人だ』と言っています。
正直楽しいです。
音楽室で私に抱きついてくる当たり憎からず思っているのは確かでしょう。
しかしそれが恋愛感情を有していると断言できるかと言うとそうではないのが悲しいところです。
あの人はスキンシップが大好きなので妹の憂や他の軽音部の先輩方にも抱きついたりしています。
とくに憂なんて昨日一緒の布団で寝たとほざきました。
絶対に許せません。
唯先輩の妹でなければ社会的に抹殺した上で肉体的にも土にお還りいただくことでしょう。
っと少々脱線してしまいました。
私がいかに唯先輩のことを想っているのかが伝わったならそれでよしとします。
今も私、自室でごろごろ転がりながら携帯で写メった唯先輩を見ています。
ちなみにごろごろしているのは唯先輩となんらかのシンクロが出来ないかと思ったからです。
私と唯先輩はごろ友なのです。
ブーブー
ごろごろを一旦やめ、白い天井を見上げてそこに唯先輩の笑顔を頭の中から映し出していたら突然持っていた携帯が震えました。
その振動は私の猫の本能に届いて体中の体毛を逆立て・・・とはなりませんでした。
私はまだまだ猫失格。
せっかく私の心のメモリーからとびっきりの唯先輩を映し出していたのに邪魔する馬鹿野郎は誰だとむしゃくしゃする気分です。
前言撤回、感情が180度転換。
私の携帯には『唯』と映し出されていました。
苗字や先輩はつけないのかだって?
そんなの他人行儀じゃないですか。
将来そう呼ぶのだから今から慣れておかなければいけませんよね。
ゴホン、失礼しました。
メールの相手は意中の唯先輩その人。
ちなみに唯先輩からメールが来るときはとある沢庵ルートで手に入れた唯先輩のアブナイ画像を表示する設定にしています。
じっくりと最後のバイブレーターが震え終わり、普段の待ち受け画面に戻るまでその姿を目に刻みつけ、私は内容を確認することにしました。
『やっほ〜 元気ぃ? 明日暇だったら一緒に楽器屋でも見に行かない?』
イヤッッホォォォオオォオウ!!
これはデートのお誘いですよね!?
ですよね!?
休日の日にお出かけお誘いメールが来たらデートで決まりですね!
そうと分かればのんきに時間を過ごしているわけにはいきません。
明日は戦です。
明日のプランを即座に脳内でシミュレート開始。
まずはお昼を食べ、楽器屋に行った後には映画を見に行き、その後駅前でケーキバイキング。
ムフフな状況に備えて明日はおニューの下着で挑みましょう。
寝坊で遅刻などもってのほか。
『行きます! 絶対行きます!』と承諾メールを送信し、私はそのままベッドにダイビング。
飛び込んだ衝撃で枕のしたに入れてあった唯先輩の写真が数枚跳ねてしまいました。
どれもこれも可愛らしいです。
は〜やく明日にな〜れ。
天気の神様に明日晴らさなければどうなるかわかっているな?と脅しをかけ、私はまぶたを閉じるのでした。
〜fin〜
初投稿ゆえ稚拙さと見苦しさはご勘弁を。
それではおやすみなさい。
俺はこういうのを待っていたんだ
あずにゃんのテンションと攻撃性が高いw
続きを心からお待ちしております
あずにゃん
逆に考えるんだ
電話帳の唯の名前から「センパイ」を外すのは恋人になってからの楽しみとして取っておくと
世の中にはふたつのあずにゃんがいる
猫耳つけたあずにゃんと
猫耳つけていないあずにゃん
世の中はあずにゃんだ あずにゃんが唯をハグさせる
「……」
「らんらら〜ん♪」
「……」
「あ〜ずにゃんかわいいにゃ〜♪にゃ〜にゃ〜♪」
「…唯先輩っ!!」
「おょっ?」
それはいつものようにあずにゃんを抱きしめてエネルギー(あずにゃん分)補給をしていた時のこと。
大きな声を上げたあずにゃんが眉をつり上げて私を睨み付けました。(かわいいので怖くはないです)
「んー?どしたんでちゅかあずにゃーん?」
「ばっ、バカにしないでください!私は赤ちゃんプレ…じゃなかった、赤ちゃんっぽい扱い方なんかされたかないです!!」
「だってあずにゃんかわいすぎてもう赤ちゃんみたいなんだもーん♪あ、今日からあかにゃんって呼んでもいい?」
「喜んで!…じゃなくってぇ!!」
あかにゃんは私をぽかぽか殴りました。けどまったく痛くないです。
これはワンちゃんのする甘噛みみたいなもので、むしろ気持ちいいから。気持ちよすぎてなにかもう目覚めちゃいそうです。
「えへへぇ〜…も、もっと〜♪」
「はっ、唯先輩がおかしなことに…ええい、単刀直入に言います!唯先輩は私のことを意識しなさすぎです!」
「え?」
「普通恋人だったらもっと意識するもんです!」
「えー?そーかなー?」
「そーです!!」
私はあずにゃんの言うことについて本気出して考えてみたけど、心当たりがなかった。
私はあずにゃんのことものすごく意識してるつもりなんだけどなぁ。
「いいですか?普通恋人ってのはですね、ドキドキしながら手をつないだり、愛の言葉を囁いてみたり、
く、口づけを交わしたり、ロマンチックな夜には体を重ね合って――ってな、なにを言わせるんですか!」バシィ!
「いったぁ……えぇー?」
あずにゃんは一人で顔を真っ赤にして一人で盛り上がり、一人で照れたのちに私をひっぱたいた。
り、理不尽だ…
「とにかく私が言いたいのはですね、唯先輩はあまりに積極的すぎるってことです!もっとおしとやかになってください!」
「は、はい…」
なんかよくわかんないけど、あずにゃんは欲求不満なようだ。ならばその希望に答えてあげなきゃ!
「では…嗚呼あずにやむ、そなたはいとうつくし」
「え…?」
「そのかたち、声のかわいげなるは、空を舞ふてふてふの如し」
そう、おしとやかといえば古文。私はこう見えても、古文の成績はあまりよくないのだ。
「なんで古文的になるんですか!違います!」
「じゃあなんなのー?」
「そ、それは…そう、もっと私に甘えてほしいんです」
「甘えればいいんだね?じゃあ…」
甘える、それはつまり赤ちゃんへの原点回帰っ!!
私は赤ちゃんよろしくあずにゃんに抱きつきました。
「あずにゃんママー♪ばぶー♪」
「どわぁ!?だ、だからそうじゃなくて…」
「あずにゃん、ゆいね?あずにゃんのことだいすきだよ♪」
「えっ……」ポッ
「だから、ずっとあずにゃんとこうやってるー♪」
「だ、だめよ梓、私はこんな赤ちゃんプレイで興奮するような、そんな女の子じゃない…!どっちかといえば澪先輩みたく知的なキャラなの!」
「あずにゃ〜ん♪にゃ〜♪」
「あ、無理……しょ、しょうがないなぁ、唯はまったく甘えんぼなんだから」
あずにゃんは完璧に甘える私を、まんざらでもなさそうな様子で、ていうか完全ににやけながら撫でました。
やはりあずにゃんの言う通り、恋人には甘えることが必要なのです。
ごめんねあずにゃん、そのことに気付いてあげられなくて!これからはちゃんと甘えるから!
…ということで……
「あずにゃん、おっぱいー♪」
「なっ!?ちょ、だ、だめだょ唯〜♪めーっ♪」
おしまい
別に曲名はキンキのパクりじゃありません!
甘え方がマニアックw
らぶらぶだなあw
GJ!
>>842 GJ!
ニヤニヤしたw
「おっぱいー♪」「めーっ♪」に激萌え
例の唯梓合体フィギュアだが、さっき倒れてあずにゃんの首が取れてた…
ヤンデレ唯…これはきっと流行る
どこと無く知的に見えるw
最初からそういう設定でじゃなくても
和から眼鏡借りてきて、眼鏡っ子になって遊んでいる唯に
いつもと違う印象を受けて妙にどきどきしてしまう梓とかの話でもいいかも
でもキスする直前には、唯の眼鏡をそっと外して
やはりこの、いつもの先輩がいいです、なんて言いつつ唇を…
とかいう梓まで妄想
今日のDTAのあずさ・・・かなり軽音部に慣れてきたな・・・
>>846 怪談レストランの女の子に似てる
原作のゆいあず分が足りない…
待たされた分だけ反動で嬉しさが増す
>>850 つまり、1ヶ月の間離れ離れになって久しぶりに唯に会えた梓が狂喜乱舞するんだな?
唯が修学旅行中には今何してるんだろう、帰ってきたらいっぱい構ってもらうんだからと思いを馳せていたわけですね!
ゆいあず、あずにゃんモチ焼きネタ
私、平沢唯は今、とても困っているのでございます。
何に困っているのかというと、私の愛しのあずにゃんのことでございます。
なんだかよく分からないのだけど、なんか怒っているというか。
見た感じ普通なんだけど、どこかスネているというか。
だから、私が「なんか悪いことしちゃった?」って訊くと、なぜか余計怒って「なんでもありません!!」と言うのです。
なんでしょうこれは。反抗期なのかしら。
りっちゃん達に訊いても返ってくるのは「?」という答えだけだし、ムギちゃんはウフフウフフうるさいし。
とにかく、そんな感じで、今日も楽しく、けれど少しもやもやする部活が始まるのです。
「今日のお菓子は、アップルパイですよ」
ムギちゃんの声に、私とりっちゃんは、オー!!と歓声をあげた。
丁寧にムギちゃんが取り分けてくれたアップルパイを、私は丁寧に口に運び、悦る。
アップルパイも食べ終わり、みんなと身のない話をダラダラと続ける、いつもの光景。
テェータイム中も、何度かあずにゃんのことをチラ見したけれど、特に怒っている、という様子はなかった。
「なーなー唯、ちょっと手見せてよ」
そう思っていると、不意に隣に座っているりっちゃんが声をかけてきた。
「ん?手?なんで?」
「昨日、テレビで手相占いやっててさー。右手見してよっ。な」
テレビか……。私は昨日は憂と2時間サスペンス見てたなぁ……。って、そんなことはどうでもいいか。
「はい」
「おー。……って、生命線長っ!!ちょ、唯、お前長生きするぞ!!」
「えっ!嘘!?ホント!?やったー!目指せ200歳ー!!」
「いや、200はいきすぎ。……ほら、澪も見てみろ、これ」
と、りっちゃんは私の右腕をとり、澪ちゃんに私の手のひらが見えるように突き出した。
その途端、どこかで小さく「あっ」という声が聞こえたが、気のせいかな。
「えー?どれど……、うわ!?ホントだ!?ちょ、ムギ!!」
と、今度は澪ちゃんが私の右腕を掴んだ。なんだろう。私されるがままな気がする。
「ん?……あら、ホント。唯ちゃん、すごいわねぇ」
「えー?えへへ。そーかなー」
「私にもその生命線分けろよ唯ー」
「じゃありっちゃんの頭脳線ちょうだーい」
「やだよ。これ以上アホになったらどうしてくれるんだ」
「いいじゃん。りっちゃんらしくて」
「なんだとうっ」
りっちゃんが私に軽く拳を投げてきた。私はそれをひょいっと華麗に避ける。
それから、わいわいとりっちゃんと私で取っ組み合いが始まる。いつものことだ。1年のときからこんな調子なので、特に違和感も何もない。
でも、ひとつだけ、いつもと違った。
突然、ガタッと椅子の足と床が擦れる音がしたかと思うと、早足であずにゃんが私たちに近づいてきて、
「……の……て……ください……」
「ふぇ?」
伏せながら言うあずにゃんの言葉に、私は訊き返した。
「私の唯先輩に、触らないでください!!」
予想もしない答えが、返ってきた。
その答えは、部室中に響き、澪ちゃんは持っているフォークをカランと落とし、りっちゃんは掴んでいる私の両腕を離して、ムギちゃんはキマシタワーとか言ってる。
私は、少し涙目なあずにゃんの目を見つめ返した。
「唯先輩!!」
「ふあい!?」
そうしていると、急にあずにゃんが私を呼んだ。
「唯先輩は、唯先輩は、私のこと―――好きなんですか!?」
「えっ!?」
なんでそんなことを。
そんなの、当り前じゃない。
「じゃあ、じゃあ、どうして他の先輩たちと仲良くするんですか!?取っ組み合うんですか!?」
「……え」
「それ、それを見るたびに私は、唯先輩とのこと不安になって、恐くて、でもみんなに好かれてる唯先輩も大好きで、どうしようもなくて、複雑で、」
……ああ、そっか。だから怒っていたのか。
「分かってくれるって思ってても、分かってもらえなくて、そのせいで八つ当たりもして、」
全部、私のせいだった。
「こんなんじゃだめだって思ってても、我慢できない自分がいて、もう、私、どうしたら……」
私が、あずにゃんを、苦しめていたんだ。
「…………あずにゃん、ごめんね」
これって、罪だよね。
だって、こんなかわいい後輩を、恋人を、私が鈍いせいで困らせて。
だから、
「気付かなかった。気付いて、あげられなかった。ごめん。……ごめん、ね」
「……せん……ぱい……」
だから、この罪は、一生かけて償うよ。
「これからは、気をつける。特別な事情がない限り、他の人のこと、触ったりなんかしないよ」
「……え……?」
「あずにゃんに触れられるだけで、私は十分だもの」
「あ……、せん、」
言い終わる前に、私はあずにゃんを抱きしめた。
小さな身体と、温もりが愛しくて、もっとぎゅっと抱きしめたら、あずにゃんもそれに答えるように、ぎゅっと抱き返してくれた。
そんな私たちを、部のみんなは少々呆れ気味に、けれど優しく見守ってくれていた。
ムギちゃんはビデオのレンズ越しに見守ってくれていた。
―――
それから、私はいわゆる“あずにゃん専用”になった。
りっちゃんも空気を読んで、私にスキンシップをして絡んでくることはなくなった。
その分、私はあずにゃんにスキンシップをするようになったけど。……まぁ、前からだし、いいよね。
今回のことは、私たちが付き合っているのに、いつも通りの接し方をしたからだと言って、なぜか他のみんなが謝ってくれた。本当に悪いのは、私なのに。
でも、こんな良い人たちに囲まれて、きっと私は幸せなのだろう。
そう思いながら、今日も愛しいあずにゃんの、小さな背中を追いかける。
それは、償いでもあるけれど……。単純に、私の愛情表現でもあるから。
「あずにゃーんっ。今日もかわいーねー」
「わぁ!?……唯先輩、急に抱きつかないでくださいよ……。心臓に悪いです」
「えへー。ごめんね?」
「もう……。…………えへへ」
おわり
前にこのスレでやきもちの話が出ていたので、書いてみたくなっただけ
乙!
とっても2828しました
最近のゆいあずはやきもち通り越してヤンデレに見える
もう餅を焼く程度じゃ飽き足らなくなってきているのさ
妬いて妬いて妬いて
これがほんとの
. : : ´ ̄ ̄ ̄ : : : . 、
. : ´ : : : : : : : :i: : : :i : : : : ヽ
/: : : : :/: ;___/ :/!: : : :!: : i. : : : :`、 _人_
/ : : : : : /.: ;二7.:/ ! : : /!: : |ヽ: : : :ハ `V´ +
,′: : : : :j :l:``7;ム_j :/ i :/!| }.: : : : : !
! : : : : : :.l: !: :./x=ミメ j/-リ-‐i: !:. : : :!
.! : : : : : :.i: :!:,ィ'ん沁` 斥ミ、!:.!:i: : : i 身を焦がすような恋(キリッ)
l : : : : : : :l: l/` 辷ソ ヒマハj/|:.i: :i: :!
|: : : : : : : |;ハ .:::::::.. 丶 `" /::i: !: !:i:.i +
|: : : : : : : : : : ! 、 :::::.l:::::!: !:.レヘ!
.!: : : : : : i : : : i ‐- ' ノ::::i: :|!:} _人_
!: : : : : : i: : : :.!` 、_ ,. イ::::::::!: :ハ! `V´ +
ヽ: : : i: : i: : : :j__ 7´ :::::!::::::::j:/
,..:.:.:.´ヽ⌒ヽ!⌒ソヽ \ ムヽ:::/!::::/ l′
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.\_j |:.:.:\ ,小|^ヽレヘ、
i :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i ト、:.:.:ヽ! |!ヽ、:.:\:.:.ヽ.__
{ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! |:.:.:フ:.:.:| i} ト、ヽ:.:./:.:.:.:.:.:ヽ
〉 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ i/.:.:.:.:ゝ、ノ }ノ!:.ヽ:.:.:.:.:.:.:}
{:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ ! ハ:.:.:.:.:.:.:.:.::| 「!| !:.:/:.:.:.:.:.{
うまいこと言ってるw
ムクリと体を起こし、時間を確認するととまだ待ち合わせの時間までかなりの時間があります。
興奮のあまり早く起きてしまいました。
体は早くも臨戦態勢を訴えかけているようです。
何の待ち合わせかって?
今日は唯先輩とデートなのです。
デート!
D・A・T・E!
D=大好きな
A=あの人と
T=とっても
E=エッチなことができる日
で間違いありませんよね?
少なくとも私の辞書にはこれしか刻まれていません。
これは気合を入れて望まなければいけませんね。
今日は記念日になるのです。
えっとうるさい・・・ですか?すみません。
しかし今日は唯先輩からデートのお誘いがあったのです。
これでテンションが上がるなと言う方が無理な注文です。
恋する乙女はみんなデートの甘味な響きと幻想にとらわれてやまないのです。
それは私も例外ではありません。
しかしいくらなんでも今から向かうには早すぎます。
とりあえずシャワーを浴びて来ることにしましょう。
防水性の透明のビニールに包んだ唯先輩の写真の準備は万全です。
その後に再び周辺情報などの予習をしてから向かうことにしましょう。
時計をちらりと見ると待ち合わせの時間まで残り一時間半というところでした。
後輩たるもの先輩を待たせるわけにはいきません。
なのでそろそろでかけることにしましょう。
持っていくのは猫ちゃんポーチ。
デフォルメされた少し間抜けな猫の顔の形をしています。
これをもっていけば唯先輩の興味を買うこと請け合いです。
携帯を取り出し唯先輩の写メに今から行きますとささやいて家を出ました。
「にゃー」
待ち合わせ場所の途中にある近所の公園から私に訴えかけてくるものがいました。
吸い寄せられるように声のした方へ行くとそこには一匹の子猫がいて、つぶらな瞳で私を見上げています。
何か食べられるものでも持っていたらいいのですが、あいにく私は今食料の類を持っていません。
ごめんねと謝ろうとしたら子猫は私にスリスリと自分の体をこすりつけてきました。
そして再びにゃーとひと鳴きし、私の前方数メートルへと移動し私をちらりと振り返りました。
私は瞬時に理解しました。
この子猫は遊び相手が欲しいのです。
過分に時間に余裕をもって出てきたのであずにゃん3号と遊んでもバチは当たらないでしょう。
しばらくいっしょに追いかけっこや探索ごっこなどをして遊んでいたら、あずにゃん3号は急に立ち止まりました。
私がどうしたのと聞いてもこちらを振り向いてくれません。
そのまま茂みの方へ向かってとことこと歩いていき、にゃーとひと鳴きしました。
すると茂みの中からあずにゃん3号よりも一回りほど大きい、しかしそれでもまだ子猫のあずにゃん4号が姿を見せました。
あずにゃん4号は歩くよりは早く、走るよりは少し遅い駆け足程度のスピードであずにゃん3号のもとに寄って行き、そのままスリスリと体をこすりつけました。
あずにゃん3号の方も幸せそうな顔をして可愛らしくみゅーと鳴き、同じくあずにゃん4号にスリスリとしています。
この二匹は家族なのでしょうか、それともお友達なのでしょうか。
なんだか二匹を見てると私と唯先輩を見ているようで自然と頬がにこにことしてしまいます。
名前をあずにゃん4号からゆいにゃん2号へと改名し、お邪魔にならないようにもう行くねと二匹に声をかけました。
二匹は私ににゃーと返事をしてくれました。
その鳴き声は私にがんばってと言ってくれているような気がしました。
時計を確認すると30分前でした。
それでもまだ時間に余裕があり、いつまでも幸せに、素敵な出会いをありがとう、とあずにゃん3号とゆいにゃん2号に感謝します。
今度は二人と二匹でいちゃいちゃしようと思いながら私は足早に待ち合わせ場所へと向かいます。
待ち合わせ場所は駅前になぜかあるオブジェの前です。
そこそこ名の知れた芸術家が作ったそうですが、私には微塵の興味も関心もありません。
けれどようやく唯先輩と会えるのだと鼻歌交じりのるんるん気分でスキップなんかしちゃう私はまだまだ子供です。
でも仕方ないじゃないですか!
愛しのあの人とデートなのですから!
ようやく駅前へと到達し、へんてこなオブジェの方へと視線を動しました。
おや、あそこにいるのは唯先輩?
なんということ中野梓、唯先輩を待たせてしまうとは一生の不覚です。
腹を切って詫びたいところですが、死んだら唯先輩と会えなくなるので気持ちだけということにしておきます。
唯先輩は熱心に携帯をご覧になっているところです。
もしかして私の写メをとテンションが爆発しかけたところで熱心に指もピコピコと動いているところからそうでないと悟ります。
おそらく携帯でゲームをしているのでしょう。
それにしてもまばたき少なく画面に視線が釘付けで真剣さが伺える瞳とテンポよくボタン上を行ったり来たりしている指先に痺れます!
なんとキラキラとした瞳と綺麗な指先なことでしょう!
少々立ち止まって観察していると、やがて唯先輩はあちゃーといった表情で携帯から視線を外し、前方へと目を向けました。
そこには唯先輩を凝視していた私がいて、お目目とお目目がバッチリあっちゃいました。
みるみるうちに唯先輩は落胆の表情から笑顔へと変わり、『あずにゃん♪』とまるで迷子がお母さんを見つけたかのようにこちらへと駆け寄ってきます。
いえ訂正、待ち焦がれていた恋人がようやく姿を見せたかのように、です。
小走りで私のところに到達し、そのままゼロ距離からの抱きつきです。
たまりません!
どうしてこのまま時が止まらないのでしょう!
良い匂いで鼻腔がくすぐられ、暖かな体温が全身で感じられます!
ああ、私は今世界で一番幸せです。
この幸せをいつまでもと神に祈りながら、今日のデートに心踊らせるのでした。
〜fin〜
調子にのって『は〜やく明日にな〜れ』の続きを書いてみた。
相変わらず読みにくい文章と梓のキャラがこれでごめんなさい。
だが後悔と反省はしてな(ry
前にも言ったが俺はこういうのを待っていたんだ
言ってないけど俺も待ってたんだ
どんとこいd(ry
これは続きも期待せざるを得ない
素晴らしいほど自分に正直だなぁ、あずにゃんw
866 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/18(月) 03:17:01 ID:W2Fc4hs1
じゃあ次はデートの内容が来るのか 速くしろ
正座して待ってるw
唯梓ピンナップが評判良いので
にアニメージュ買って来たけど
記事も唯梓でわろす
>>861 GJ!
ノリノリなあずにゃん可愛いwデートの内容も見たいです
>>868 あの記事担当はよく分かっている奴だと思ったw
「実は梓、「あずにゃん」というあだ名が気に入ってたと判明する一幕でありました。」
とかはっきり書かれてて嬉しい
アンケート送ろうかな
マジで?記事読んでくるわ
ネタバレっぽいから暗号化する ヒントは「たぬき」
たたたた愛たたたしたたたてたたるたたよってたたたた
かたたたたなたたりたたたたたストたたたレたたートだよね
部員同士の絆が深い事で知られる桜高校軽音部だが、その間でにわかに友情を越える愛が育まれつつあることが取材で明らかになった。
問題のカップルは、ギター担当のHさん(2年)とNさん(1年)。出会って間もない先輩後輩の間に何があったのか。関係者に詳しく話を聞いた。
K・Tさん「あの二人は最初からお互いを意識していたと思います。
YちゃんはAちゃんによく抱きついてましたし、Aちゃんも口では嫌がってましたがまんざらでもなさそうでした」
出会った時から過激なスキンシップを行っていた二人。互いを知るのに言葉はいらない。その肉体があれば十分――
二人の関係は我々の予想以上にアダルティなものだった。しかしその関係はさらに進展を見せる。
K・Tさん「あれは絡み付くように蒸し暑い夏のこと。合宿に来ていた軽音部で、あの二人は異様な雰囲気を見せていました」
Kさんの話によれば、皆がいるにも関わらず、NさんはHさんの水着姿を舐めるように見つめていたという。
そして皆が寝静まった深夜、ギターの練習にかこつけて別室で体を重ねていたというのだ。
楽器を傍らに、互いの肉体の音色を確かめるチューニングに励んでいたというのだろうか…
さらに、こんな証言もある。
T・Rさん「YはAにAにゃんだなんてあだ名付けて、自分一人だけ呼んでたんだ!」
A・Mさん「Aもその呼び方を普通に受け入れてました。あんなあだ名、好きじゃなきゃ文句言うはずです!」
周囲に対して隠そうともせず特別なあだ名を用いていたHさんと、自分に対しての特別な呼び方に悦びを感じていたNさん。
これらの事実を総合すれば、二人の間にあるのは愛以外に考えられないだろう。
我々は意を決して当事者にコンタクトを取った。以後の文章は、その際のやり取りである。
担当「すいません」
Hさん「はい」
担当「少々お時間をいただきたいのですが」
Hさん「いいですよ。なんですか」
担当「Nさんとの仲について…」
Nさん「ちょっと、私のY先輩に何してるんですか!」(担当を突き飛ばす)
Hさん「暴力はダメだよAにゃん」Nさん「だって…Y先輩を取られちゃうって思ったんだもん」
Hさん「私は誰にも取られないから大丈夫だよ。さ、ごめんなさいしようね」
Nさん「ごめんなさい」
担当「いえ…それであなたたちの関係は」
Hさん「じゃあ行こうか、Aにゃん」
Nさん「はい!」
担当「あ、ちょっと…」
以後、二人は我々のコンタクトに応じてくれることはなかった。
だが我々は諦めることなく二人の関係の全容解明に努めていく所存である!
桜高校新聞部
次号掲載予定『放課後ティータイム顧問が赤裸々に語るHさん・Nさんのプラトニックな関係』
定期購読を頼みたい…が
取材陣に悩まされることなく、二人には愛を育んでほしいという心情もw
でも次の記事は気になるw
ライブハウス!
今観ました。唯梓的に言うならそんなに見所は無いですが。
(コタツで寝るとき梓が唯に抱きついてたくらい?)
なかなかいい感じでしたよ。
初めてのライブハウスの、初々しい感じがいかにもで。
最後は、ああ、この後二期だなって感じで終わっていました。
待ち遠しすぎる…
14話観たら
他のバンドの人と仲良くしまくって気に入られる唯を見て
梓がモヤモヤするって展開を妄想した
879 :
想い:2010/01/21(木) 23:00:29 ID:RtT7utgkO
「あずにゃーん♪」
今日も放課を告げるチャイムが鳴り終えないうちに、唯先輩は教室の入り口から私を呼ぶ。
頼まれているわけでもないのに、毎日私を迎えに来るのだ。
「お姉ちゃん最近どうしたの?ここのところ毎日来てるよね」
「えへへー♪どうしてもあずにゃんと一緒に部活に行きたいんだー♪」
憂の問いに満面の笑みを浮かべて答える唯先輩は、嘘をついているようには見えない。心の底から、私と一緒にいたいと思ってくれているんだ。
自分のことをそんな風に言ってくれるのは、とても嬉しい。そして同時に、辛くもあった。
だって、どんなに唯先輩が私のことを想ってくれていても…私はその気持ちに答えないから。
「今日英語のテストが返ってきたんだけどね、こないだよりいい点取れたんだ♪」
「…そうなんですか」
「でもムギちゃんは私より20点も高かったんだよ!すごいよねー」
「…そうですね」
部室に向かう途中にも、唯先輩は色々と私に話をしてくれる。けど私は、それにただ相づちを打つだけだ。
愛想笑いすら浮かべずに、ただ一方的に唯先輩の言葉を受けとるだけ。
それでも唯先輩は、私のそばにいてくれる。
…ごめんなさい、唯先輩。
880 :
想い:2010/01/21(木) 23:00:44 ID:RtT7utgkO
数日前、私は澪先輩に告白した。そして、フラれた。はっきり断られて、可能性なんてこれっぽっちもないって思い知った。
それでも、私はどうしても吹っ切ることができなかった。
「澪ちゃん、もう来てるかな」
「…どうでしょうか」
「今日もいっぱいお話できるといいねー」
「…はい」
そして唯先輩は、そんな私を応援してくれた。
私のことを好きだって言ってくれたのに、私の背中を押してくれたのだ。
ガチャ
「やっほー♪」
「…こんにちは」
「おいーす唯、梓!…でさ、そのバンドったらさぁ」
「へー、でもやっぱり…」
澪先輩と律先輩は、二人きりの部室で音楽の話をしていた。
それを見て、唯先輩はすぐに律先輩に抱きつく。
「りっちゃーん♪」
「わ、なんだよ唯?」
「昨日言ってたマンガ見つかったんだー♪読む?」
「おーでかした唯!読む読む!」
「あ、律!唯!もう…しょうがない梓、ムギが来るまで練習してよう」
「あ…はい!」
唯先輩はこんな風に、私と澪先輩が話をする時間が増えるようにしてくれていた。
時には強引な方法を使いながら、私のために一生懸命になってくれていたのだ。
881 :
想い:2010/01/21(木) 23:00:58 ID:RtT7utgkO
「あ、そこはもう少しゆっくりの方がいいぞ」
「こうですか?」
「そうそう、いい感じいい感じ。やっぱり梓は上手だな」
「い、いえそんな!」
澪先輩は、フラれたことなんて忘れさせてくれるような優しい笑顔を私に向けてくれる。
最初はお互いに気を使ってギクシャクしてたけど、毎日話しているうちにそんな雰囲気も消えて、話も前以上に盛り上がるようになっていた。
もしかしたら…そんな希望も、私の心に芽生え始めていた。
でも…
私は視線を横へやった。すると、私たちを見つめる唯先輩と目が合う。
「……えへへっ」
あずにゃん、がんばれ!そう言わんばかりに微笑む唯先輩。そんな姿を見て、私は言い様のない罪悪感に駆られるのだった。
…私は、何をしているんだろう。
いつも笑っている唯先輩に、あんな顔させて。今にも泣き出しそうな、悲しそうな顔させて…
「梓?どうした?」
「いえなんでも…続き、やりましょう」
…関係、ない。
私は澪先輩のことが好きなんだ。澪先輩と一緒にいられれば、ただそれだけでいいんだ。
「あ、そうだ梓、今度の日曜暇か?」
「日曜ですか?な、なんでですか…?」
「もし暇なら、二人で出かけないか?」
「え…」
882 :
想い:2010/01/21(木) 23:01:09 ID:RtT7utgkO
澪先輩の言葉を聞いた時、私は不思議な違和感を感じていた。
あれ?どうしたんだろ私。全然、ドキドキしない…
「今度楽器屋でレフティフェアやるんだけど、律は家の用事で行けないらしくてさ。だから梓と一緒に行けたらなって。大丈夫か?」
「あ…はい」
「そっか。じゃあ決まりだな」
「…はい」
澪先輩とお出かけ。こんな嬉しいことないはずなのに、なぜかあまり嬉しくない。
…き、緊張してるからだ。うん、きっとそうだ。緊張のせいで実感が湧かないだけなんだ。
「…あれ?」
ふと私は唯先輩の姿がないことに気付いた。
「あの、律先輩…唯先輩は?」
「んー唯?なんかトイレ行くってさー」
「そう…ですか」
…なんで私、こんな気持ちになるなんだろう…唯先輩がいないからって、なんで…
私には澪先輩がいる。デートに行ってもう一度気持ちを伝えたら、もしかしたら結果だって変わるかもしれない。
そしたら、澪先輩と付き合える。好きって言ってもらえる。抱きしめてもらえる。教室まで迎えに来てもらえる。…キスしてもらえる。
だったら、それで…
「そうだ梓、日曜は何時に待ち合わせする?」
「…よく……ない……」
「梓?」
883 :
想い:2010/01/21(木) 23:01:20 ID:RtT7utgkO
――あの日、私にはわかっていた。
どんなに頑張ったって、律先輩と澪先輩の間に割って入るなんてできない。そうはっきりわかっていた。
じゃあ、私はどうすればいい?自分の気持ちを納得させて、綺麗にふっ切るためにはどうすればいい?
私の頭にあった選択肢は、一つしかなかった。
澪先輩から、離れよう。
一緒にいれば辛くなる。ましてや律先輩と仲良くしているところなんて見たら、私は二人のことを妬んで、嫌いになってしまうかもしれない。
だからそうならないように軽音部を辞めよう。私はそう考えていた。
でも…それは嫌だった。大好きな先輩たちや、大好きな場所から離れなければならないのは嫌だった。
そんなあまりに自分勝手な考えが情けなくて、馬鹿みたいで…どうしようもなくなっていたところで、唯先輩が手を差し伸べてくれた。
そばにいてあげるって言ってくれた。大好きだよって言ってくれた。いつだって想ってるって言ってくれた。
その言葉に、私はどれだけ救われただろう。
あなたの笑顔が、どれだけ頼もしく感じられただろう。
唯先輩のおかげで、私は救われたんだ。今までのままでいることかできるんだ。
だから…このままでいいわけ、ないんだ。
884 :
想い:2010/01/21(木) 23:01:33 ID:RtT7utgkO
「梓、どうした?具合悪いのか?」
「…ごめんなさい澪先輩。私、今度の日曜日やっぱり無理です」
「え?」
「失礼します!」
「な、ちょっと…」
私は駆け出した。澪先輩の声も律先輩の声も、私の耳には届かなかった。
ただ、唯先輩に会いたかった。唯先輩のそばにいたかった。唯先輩に謝りたかった。
「……!」
「梓ちゃん?どうしたのそんなに急いで…」
「ムギ先輩…あの、唯先輩見ませんでした?」
「唯ちゃんなら教室の方に行ったけど…なにかあったの?
顔色悪かったから保健室に連れていこうと思ったんだけど、何でもないって言うばかりで…」
「…失礼します」
「梓ちゃん…?」
私はまた走り出した。走りながら、唯先輩のことを考えていた。
…私は、どれだけ唯先輩を傷つけてしまったんだろう。あの日唯先輩の裾を掴んでしまったばっかりに、すがってしまったばっかりに。
ガチャ
「…唯…先輩……」
夕日に染まる教室の床に、その人は座っていた。いや、座るというよりは、倒れ込む一歩手前という表現の方がふさわしいかもしれない。
小刻みに肩を震わせて、小さく嗚咽を漏らす唯先輩の姿が、そこにはあった。
885 :
想い:2010/01/21(木) 23:01:53 ID:RtT7utgkO
「うぅ……っ…う…うぇぇぇぇ……」
私が流すべき涙を、今唯先輩が流している。好きな人が自分以外の誰かの側にいるのを見て流す涙。好きな人を諦める時に流す涙。
きっと、あの日私が流した涙の何倍もの涙を、唯先輩は流したんだ。
私のことを絶対に泣かせたりしない。あの日唯先輩は言った。
私はその意味をよく考えなかったけど、それはこういうことだったんだ…
「…唯、先輩」
「……!」
私の呼び掛けにビクッと体を震わせて、唯先輩はゆっくりと振り向いた。
「…あずにゃん」
充血した目と、赤く染まった頬を伝う涙。鼻水を拭うために擦ったのか、赤くなった鼻。
その顔を見た瞬間、私は耐えられなくなる。自分に対する憤りと、唯先輩に対する想い。その二つが溢れ出て…
私は唯先輩を抱きしめていた。
「ごめんなさい…!」
「あず…にゃん?」
「ごめんなさい…ごめんなさい…!私…こんな、こんな……」
「どしたの、あずにゃん…?澪ちゃんとデートの約束は…?」
「いいんです…もういいんです…」
「よくないよ、あずにゃんは澪ちゃんのこと好きなんでしょ?だったら…」
「違う…違うんです…」
「違う…って…?」
886 :
想い:2010/01/21(木) 23:02:22 ID:RtT7utgkO
どんなに謝ったって、どんなに抱きしめたって、私がしてしまった罪は消せない。
自分に嘘をついて、唯先輩を傷つけてしまったことを、なかったことになんてできない。
だったら、だったら私は…
「あずにゃん…?」
「聞いてください、唯先輩」
「……?」
伝えよう。私の、本当の想いを。
「私、唯先輩のことが好きです」
「……!」
私の言葉を聞いた唯先輩は、大きく目を見開いて私を見つめる。
その表情には、驚き、そして悲しみの色が浮かんでいた。
「なに…言ってるの…?あずにゃんは澪ちゃんのことが…」
「違うんです。私、ただ逃げてただけなんです。澪先輩を諦めることから」
「諦める…?」
「私、本当は澪先輩のこと諦めてたんです。なのにそれを認めたくなくて、傷つくのが嫌で、唯先輩にすがっ…」
パシッ…
一瞬、何が起きたのか分からなかった。
時間が止まったんじゃないかっていうくらいの静寂と左頬の鈍い痛みが、唯先輩が私を叩いたという事実を教えてくれた。
「ぶって…ごめん。でもそんなこと言っちゃダメだよ。そんな簡単に好きな人のこと諦めちゃうなんて、そんなの私が好きなあずにゃんじゃないよ」
「唯先輩……」
887 :
想い:2010/01/21(木) 23:02:52 ID:RtT7utgkO
…確かに私は、澪先輩にフラれた後、すぐに背を向けた。
澪先輩、そしてそのそばにいる律先輩に向かって行こうだなんて、考えもしなかった。
「好きって言ってくれたのは嬉しいよ。でも…自分に嘘ついちゃダメだよ」
…それでも。
それでも、今は違う。
今は逃げない。絶対に、逃げない。唯先輩から、私自身から、絶対に逃げない。
「…嘘なんか、ついてません」
「え…?」
私は唯先輩を力の限り抱きしめて、唇を重ねた。あの日、唯先輩が私にしたように。
「……」
「……あず…にゃ…な、なんで…?」
「…唯先輩」
「わか…わかんないよ…わ、私……っ……うぅっ…」
「…私、唯先輩にどう思われてもいいです。フラれたから乗り換えたって思われても、勝手だって思われても、嫌いだって思われたっていいです」
「…うぅっ……」
「だから…もう一回言います」
「あじゅ、あずにゃ……うぅぅ……」
「私は、唯先輩のことが大好きです」
「うぅっ…うぇぇぇ……」
「…ずっとそばにいてくれて、ありがとうございます」
「うぁぁぁぁぁ…!!」
泣きじゃくる唯先輩を、私はさらに強く抱きしめた。
あの日私がもらったぬくもりを、今度は唯先輩にあげるために。
888 :
想い:2010/01/21(木) 23:03:23 ID:RtT7utgkO
「…あずにゃん」
「はい?」
落ち着いた唯先輩が口を開いた頃には、すっかり辺りは暗くなっていた。
先輩たちが探しに来ないのは、多分気を遣ってくれているんだろう。
「ホントに、澪ちゃんのこと…いいの…?」
「…はい。言い訳みたいになっちゃいますけど、私よりも律先輩がそばにいた方が、澪先輩は幸せだと思いますから」
「…そっか」
「それに、なにより…私が唯先輩のそばにいたいから」
「…あのね、あずにゃん」
「は、はい?」
「私ね、最初はあずにゃんに好きになってもらえるように頑張ろうって思ってたんだ」
「…はい」
「好きになってもらえるまでは、そばにいられるだけでいいって思ってたの。あずにゃんのそばにいられるだけで幸せだって思ってたの」
「…はい」
「でも、そううまくいかないんだよね。あずにゃんが澪ちゃんと一緒にいるの見てたら、どんどん胸が苦しくなって…今日みたいに、一人で泣いてばっかいたの。…焼きもち、焼いちゃったんだね」
「…ごめんなさい」
「謝んなくていいんだよ。私があずにゃんのこと応援するって決めたんだから、文句なんて言えないよ」
「でも、私のせいで…」
「だから…ね?」
889 :
想い:2010/01/21(木) 23:04:44 ID:RtT7utgkO
唯先輩は私の胸に顔を埋めると、甘えるように言った。
「ずっと、私のそばにいてくれる?私のことだけ、好きでいてくれる…?」
「あ…あ、当たり前です!私、散々唯先輩にひどいことして…んむっ…」
唯先輩は、私にキスをした。甘くて、今にもとろけるような、幸せな味のするキス。
そうだ、考えてみたら…これは本当のキスなんだ。
最初と二回目はどちらかの想いが一方的に向いたものだった。だけど三回目は、私と唯先輩の想いが通じ合っている本当のキスだ。
「…唯先輩」
「ん…?」
「私…これからは唯先輩のこと、絶対に泣かせません。だって…」
「私のこと大好きだから、だよね」
「…やっぱり、覚えてましたか」
「当たり前じゃん。あずにゃんのために言ったことだもん」
「私、絶対唯先輩のこと幸せにします。だから…ずっと一緒にいましょうね。ずっと、ずっと」
「…うん♪」
END
何レスもすいません
前に書いたやつの続きです
長くなってしまいましたが、もし読んでいただけたらありがたいです
>>889 おまえが来るのを待っていた…
グッジョーブ!
力作乙
良かったよ
ヤバ……マジに泣きそうになった…GJだ
言い方悪いけど最近なんか梓が澪から唯に乗り換える話増えたね
や、唯×梓スレだからそれは正解なんだろうけどなんか軽い気がしてさ
まあ甘甘なのが多いから
たまにこういうのがあっても良い
>>889 超GJ…!
実はこっそりハッピーエンドにしようと勝手に続き書いてたんだけど
先走らずに待っていたよかった…!
>>893 広い範囲ででけいおん!SSあさってると、結構そういうのに会うかな
紆余曲折して本当の気持ちに気づく、的なパターンとか
個人的には情動の振幅が大きくて楽しめるけど
…まあ、矢印が逆になるとかなりへこむ…って、スレチな話題ですね、これは
tes
久しぶりに書き込めた
14話見たけど寝てる時にあずにゃんが唯の背中に張り付いてるのが良いね
ライブハウスで唯が他のバンドの人と仲良くしてて寂しくなったのかな
898 :
その背中:2010/01/23(土) 04:24:00 ID:Lovg7Djn0
>>897を観て、なんか浮かんだので書いてみた。
眠気眼こすりながらなので、いろいろおかしかったらすみません。
――みんな、ありがとー!
歓声と拍手と照らしあげるライトの中、先輩は大きく手を振りながら叫んでいた。
本当にうれしそうに、楽しそうに。
初めてという言葉を差し置いても、成功といえた演奏の最後に。
私の視界の左半分で、本当に嬉しそうに、楽しそうに、両手をいっぱいに広げながら、笑っていた。
夜。
私たちはコタツを囲んで、のんびりとトランプへと興じていた。
憂の作った年越しそばを食べて、年末のテレビ番組を流しながら、ぼんやりと年の切り替わるその瞬間を待ちながら過ごしている。
さっきまでの緊張感がうそみたいな、のんびりした時間。
唯先輩は私の横でトランプを繰りながら、楽しそうにお喋りに興じていた。ほんにゃりと、すっかり力の抜けた笑みを浮かべながら。
不意にその目が少し細まったかと思うと、先輩は小さなあくびをする。そして、それをじっと見ていた私に気づいて、えへへと照れ隠しの笑みを浮かべて見せた。
「眠いですか?」
「んー、そうかも…」
無理も無い、と私は思う。初めてのライブハウスでのライブ演奏。何もかも初めてだったそれをこなし、そのまま唯先輩の家になだれ込んで今まで騒いでいたのだか
ら。
実際のところ、私の方もさっきから眠気と格闘していたりするし。
その余韻じみた興奮状態で何とかそれをしのいでいたけれど、それももう限界みたい。私も、そして唯先輩も。
ぱらり、と先輩の手からトランプが落ちそうになり、そのままふにゃりと先輩はゆっくりと崩れ落ちていく。
「う〜ん…もう、だめぇ……」
そう、最後に呟きだけを残して、先輩の体はぽすんと音を立ててクッションの上に倒れこみ、間髪いれずすやすやと寝息が聞こえ始めた。
その寝付きのよさに感心と、そして半分くらいの呆れを交えて、私もそれに追随するようにその隣、カーペットの上へと倒れこんだ。
やはり冷たい空気は下に、暖かい空気は上にということなのだろうか。
コタツに突っ込んだままの下半身は暖められているけど、腰から上はひんやりと肌寒かった。
「寒い……かな」
ぽそり、と私は思わずそう呟いてしまう。
呟いたからといって、それは変わらない。変わるはずが無い、なんてそんなことはわかっていたことだけど。
だけど――きっとそうならないって、私は期待していた。
「すぅ……すぅ」
視線を横に向ければ、そこには小さな寝息を立てながら眠る唯先輩の背中が見える。
だから、私はコタツ以外には自分を暖めてくれるものが得られないまま、小さく肩を震わせている。
「ゆい、せんぱい……」
小さく、その耳にぎりぎり届くか届かないか、その程度の声量で、私は先輩に呼びかける。
けれども返事はやはり、返ってこない。私の目に映るのは、変わらない先輩の背中だけ。
いつもなら、あずにゃーんなんていいながらぎゅーっと抱きついてくるのに。
だから今も、この瞬間も、きっとそうされたまま私は眠りにつくんだと。そう思っていたのに。
899 :
その背中:2010/01/23(土) 04:24:38 ID:Lovg7Djn0
「……」
ほんのちょっとだけ、恨みがましさをこめた視線を、その背中にぶつけてみた。それで何かしようというつもりは欠片も無かったけど、とりあえず抵抗のような何か。本
気なんて半分も、どころかおそらく一割程度にもこもっていない。
だって、本当のところ、きっとこうなるだろうってことはわかっていたから。
まるで習慣のようにそうするから、きっと私をはじめ、私を取り巻く人たちはそれが当たり前のことだと思っているかもしれないけど。先輩は、いつも私にくっついてい
るわけじゃない。先輩が私にそうするのは、この人の周りに私より興味を引くものが存在しないときに限られる。
そう、例えばこのところ。初めてのライブハウスにすっかり興味を惹かれてしまった先輩が、私に抱きつくことが無かったように。
先輩はいつもそう。
傍にいる近くにいてくれると思ったら、いつの間にかすごく遠くまで歩いて行っていたり。
それでもまた気が付けば、びっくりするほど近くまで来てくれたりもするんだけど。
思うが侭、大好きを振りまいて、楽しいよって笑って、いつだってにこにことしてる。
本当に、この人は無邪気で、無垢で、憂の台詞じゃないけどまるで生まれたての天使のような人で――そして残酷だ、と思う。
先輩たちは私のことを、唯のお気に入りだな、なんて言ってくれるけど。それはときに皮肉のように聞こえてしまう。
つまりはそういうことで、私は唯先輩のお気に入りにしか過ぎない。私がその目に入ったときだけ、ぎゅっと抱きしめて可愛がって、そしてまたふいっと次のお気に入り
に行ってしまう。
ずっと私だけ、なんて、そんな素振りは微塵も見せてくれない。
今もこうして、寒さに震える私のことなんてぜんぜん知らないよなんて、私に背中を向けて気持ちよさそうに寝息を立てているように。
距離的にはこんなに近くなのに、すごく遠くに感じてしまう。
それはとても苦しくて、胸がぎゅうっと締め付けられるように痛くなって、辛い。辛くて、苦しくて、泣き出してしまいそうなほど。
本当に、残酷だと思う。私を、これをそう思わせるまでにしてしまったくせに。
「……仕方ないけど、ね」
だけど、それを先輩のせいにはできないこともわかっていた。
だって、それは全部、私が勝手に思っていることだから。
抱きしめられても、素直にそれに甘えられない。先輩にはついつい小言ばっかりになってしまう――まあこれは先輩にも問題はあると思うんだけど。
いつもそれを受け取るばかりで、私は先輩に何も返してあげられてないから。
そんな私が、そんな状態でいながらそう望んでしまうこと自体が、間違っているんだと思う。
「ゆいせんぱい……」
だから、いつも私は後悔ばかり。いったいそれをいくつ重ねれば、私は素直になれるんだろう。
越えるべきハードルは、たくさん目の前に転がっているのに、私は全然足を踏み出せずにいる。
燃料になるべき想いを、まるで錘のように胸に抱え込んで、その重さに膝を震わせているだけ。
そして。
後いくつ後悔を重ねている間、私はこの場所にいられるのだろう。
まだ先輩が、私の傍にいてくれるこの場所に。
先輩は、いつも思うままに歩いていく。そして、思いのままに歩いていける力を、その胸にちゃんと抱え込んでいる。
先輩が思うよりもずっと、先輩は強いってことを、私はよく知っているから。
だからきっと、先輩はいつかずっとずっと遠くに進んでいってしまうんだろう。
足踏みしたままの私なんて置き去りにして、この手の届かないずっと遠くまで。
それは予想でも想像でもなくて、予言じみた何か。
このままなら、いつかきっとそれは実現してしまうとはっきりと瞼の裏に、夢の中に浮かべられる。
900 :
その背中:2010/01/23(土) 04:25:17 ID:Lovg7Djn0
「……あ」
ふと気が付けば、私は先輩の背中、その服をきゅっと掴んでいた。
逃がさないように、離れないように、遠ざかってしまわないように。
それが嫌だと、そんなシーンなんて絶対に来てほしくないと、そう願うように。
それは普段の私らしくない、自分でも驚いてしまうくらいに素直な行動で、思わず小さく苦笑してしまう。
そんな素直な行動を、こんなに簡単に取れてしまった自分が、なんだかおかしい。
唯先輩が寝ているから、それに気付かれないという前提があるからだとは思うけど。
だけど、それでもそれはびっくりするほど簡単な行為だった。
今まで思い悩んでいたことが、そんな自分が馬鹿みたいに思えてしまうほどに。
「……はぁ、もう」
せっかくだから、とその勢いのまま、私はそうっと唯先輩の背中に寄り添う。掴んだ手をおなかの方まで回して、肩をきゅっと寄せて、頬を背中に当てて。
まるで、いつも唯先輩がしてくれるみたいに――なんてそこまでは積極的にはなれないけど。
「あったかい……」
背中越しの先輩のぬくもりは、やはり暖かかった。いつものそれには、少しだけ及ばないけど、だけどそれでもちゃんと暖かい。暖かい、先輩のぬくもり。このシーンで
は諦めていたものが、今確かに私の胸の中にあった。
つまりは、私はずっと踏み出せなかったその一歩目を、踏み出せたということなんだろう。
「せんぱい、あったかいですよ……?」
浮かべた苦笑は微笑に変わって、それに押されるように私は小さく、でも甘えた声で先輩に囁く。
いまだ眠ったままの先輩は、それには応えてはくれないけれど。だけど、いなくなったりなんかしないまま、私を暖めてくれている。
私は先輩に抱きしめられていないのに、今こうしてそのぬくもりに暖められている。それは先輩に会ってから、そんな想いを抱くようになってから初めてのことで、それ
が嬉しくて私はくすくすと笑った。
ぎゅっともう少しだけ、先輩を起こさないほどの強さを右腕にこめて、その背中に顔を摺り寄せたまま、私は目を閉じる。
この幸せに浸ったまま、寝てしまおう。きっとそれは、ささやかだとは思うけど、とても幸せなことだから。さっきまでの私には決して味わえなかった、その一歩を踏み
出せたからこそ、得られたもの。
そして起きたら、またいつか次の一歩を踏み出せたら、と思う。
起きている先輩相手に、顔をあわせながらは難しいとは思うけど。
例えば寒くて震えている先輩を、後ろから抱きしめるくらいなら……くらいなら、なんていえる難易度じゃないとは思うけど、がんばってみようと思う。
それができたら。ねえ、先輩。先輩は、私にどんな顔を見せてくれるのかな。
それを楽しみにさえ思えている自分に小さな驚きを浮かべながら、私はゆっくりと先輩のぬくもりの中、意識を沈めていった。
(終わり)
..∧_∧
( ;´∀`)
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
ああ、ここから例の滑り台に繋がる訳ですね
つーことでGJでした
そういえば、あの滑り台は本編ででないのかなぁ
2期で期待しちゃっていいのかな?
乙過ぎて鼻血出て来た
>>903 唯と梓が2人で帰ってる途中で、唯が滑り台滑りたがって、最初はしぶしぶ付き合ってた梓だけど、
だんだんと楽しくなってきて、2人で密着して滑りながらはしゃぎまくる、とかあればいいな
あと、滑り台の上で、ギターのこととかちょっと真面目に語り合うってシチュもいいかも
ギターのメンテナンスにかこつけて、休日デートに誘う梓
的な展開とかあるといいね
代えの弦を購入したはいいけど、張替え方がわからなくて
仕方ない振りをしつつ、自宅に招いて弦の張り替え方を教えて
折角だからと、その他の手入れ法まで教え始めて
確信犯的に代えるにはもう遅い時間まで引き止めて
なし崩し的にお泊りに持っていく梓とか。
これでメンテナンスは完璧ですね、うん、完璧だよ!なんて答える唯に
それじゃ今度は私のメンテナンスを(ry なんて言う梓とかね!
何ですぐエロ妄想に行くか、自分を問い詰めたい
それじゃ今度は私のメンテナンスを(ry
それでお願いします
ギー太メンテナンス→じゃあ次は唯先輩をメンテナンスってのもありですよね!?
突然ですが中野梓、もう頬がゆるみっぱなしです。
表情筋が馬鹿になって一生笑顔しか作れなかったらどうしようと本気で心配しています。
しかしそれもしかたの無いことです。
なぜなら私の正面にはそれはもう太陽よりもまぶしく、どんな草花よりも可愛らしいお方が座っているからです!
そのお方の名前は平沢唯。
唯一無二の私のパートナーとなる人です!
どういった意味でのパートナーですかって?
あえてみなまで言いません。
けれどそんなの決まっているじゃないですか!
現在唯先輩も私に負けず劣らずのニコニコ顔です。
その表情を見るだけで私もより笑顔になるのです。
そう、私が唯先輩を想ってニコニコしているように唯先輩も私を想ってニコニコしているのです。
つまり私たちは両想い。
私たち二人でならどこまでも羽ばたいていける!
手と手をつないでいればどんな苦難も些細なことへとなるのです!
・・・ごめんなさい嘘です。
いえ、私の気持ちに嘘はありません。
未来永劫唯先輩と共に歩んで行きたいです。
そのためにはすべてを投げ出しても厭いません!
嘘と言うのは唯先輩のニコニコな原因。
実は今私たちは小腹を満たすためにお店へと足を運んでいたのです。
お店の前に飾られていた蝋で作られた食品サンプルに唯先輩のくりくりとした可愛い目に止まるものがあったのです。
唯先輩から熱い視線を送られている憎たらしいやつは普通のパフェの何倍あるのでしょうかというほどの特大パフェでした。
当初私はパフェのくせに生意気なと子供みたいに対抗意識を燃やしていました。
唯先輩を一瞬で虜にしたやつを許すほど私は大人になってはいなかったのです。
しかし店員にやつを頼んだときに言われた一言で私に衝撃が走ったのです。
「スプーン二つお付けしますね」
こっ、こっ、こっ、これは・・・!!
つまりは唯先輩と同じものが食べられるというわけです!
甘くて蕩けるような間接キス、素敵じゃないですか!
世間で言えば他愛の無い雑談を、しかし私にとっては何よりも大事な唯先輩の可愛らしい声を堪能していると思ったより早くやつが運ばれてきました。
なんというか圧巻です。
存在感をでーんと主張して、賑々しい色とりどりの果物がまるで贅沢に宝石を散りばめているかのようです。
常識的に考えてみればいくら唯先輩と言えどこの量を一人で食べるのは至難の業。
一方的に嫉妬の炎を浴びせてごめんなさいとやつに向かって心のなかで謝ります。
唯先輩のことを想うばかり正常な判断と思考ができなくなっていました。
冷静になれと心を落ち着かせようとします。
しかし、『あずにゃんと半分こ〜♪』などと愛しの彼女がおっしゃっているので早くも理性がさよならしようとしています。
そうです、今から一緒に食べるのです。
それはまるでウェディングケーキに対する初めての共同作業のよう。
歓喜のあまり震える手ではスプーンを上手く持つことができず、手からこぼれ落ちたスプーンは奈落の床へと落ちてしまいました。
チャリーンというまるでコインが落ちたかのようなスプーンにしては陳腐な音でしたがめくるめく妄想ワールドから我に返るには十分でした。
『あっ・・・』と私の口から惚けた音が発せられます。
すぐさま店員呼びボタンを一押しし、スプーンを取り替えて貰えばよかったのです。
しかし私は軽いパニックでどうしていいのかわかりませんでした。
おそらく泣きそうな表情をしていたのでしょう。
するとそこに女神の声が降りかかってきたのです。
「も〜しかたないなぁ あずにゃんあ〜ん」
あれ、今なんと?
も〜しかたないなぁ あずにゃんあ〜ん
あずにゃんあ〜ん
あ〜ん
・・・!!!!!
差し出されるスプーンとその奥に見える唯先輩の慈愛に満ちた表情。
ぎこちない動きで口をスプーンまで持って行き、そのままパクリと口に入れます。
沸騰していく頭と真っ赤になっていく顔を自覚します。
正直味なんて感じられませんでした。
それでも『おいしいでしょ?』の問いかけには頭をコクコクと何度も振ることで返事をしておきました。
感極まったあまり私はまるで借りてきた猫のように萎縮してしまい、言葉を発することも忘れてしまったかのように唯先輩から供給されるスプーンを只々口にと運ぶのでした。
不肖中野梓、何たる失態のことでしょう。
これじゃヘタレと後ろ指をさされても文句を言えません。
せっかくあ〜んをして食べさせてもらったのですから次は唯先輩を食べたいですと言うべきだったのです!
それなのに私ときたら固まってしまって不甲斐ありません!
過去の自分をぶん殴ってやりたい気分です。
タイムマシンが実在するならばもれなく使うことでしょう。
そして入れ替わった暁には・・・。
いけないいけない、頭の中がピンク色で染まるところでした。
かぶりを振って雑念を頭から吹き飛ばします。
現在私たちは当初の目的であった楽器屋へと向かっているところです。
そしてここが重要なのですがなんと現在私と唯先輩は手をつないでいるのです!
お店を出たところでおずおずと唯先輩に手を差し出してみたところ、愛しの彼女はギュッとしっかり握りしめてくれたのです!
その際の唯先輩のはにかんだような表情は絶対に忘れることはないでしょう。
ええ私、親の顔は忘れても唯先輩を頭に残し続けることでしょう。
ふんふんと気分の紅潮からついふわふわ時間のフレーズがもれてしまいました。
するとそこで唯先輩、私にあわせて口ずさんでくれたのです!
二人で奏でるハーモニーはそれはそれは美しく、ここは雑踏まみれた道路にも関わらず、まるで私と唯先輩しかいないのではないかと錯覚するほど一体感を得られました。
そんなこんなで楽器屋へとたどり着いてしまいました。
目当ての場所へと着いたのだから、唯先輩はキラキラと輝いた目でお店の中へと入ってしまいます。
とすれば当然私と唯先輩の手は離れてしまい、私は寂寥感と温もりの残響が残った私のお手手をしばし眺めてしまいます。
しかし何時までも引きずっていてはいられません。
そうです私たちは手を繋ぐよりも遥かに進んだハグまで行っているのです!
それにまた手と手を繋ぐ機会はあるでしょう。
ひとまず今日は手を洗わないことを決心し、先にいった唯先輩のところに向かいました。
キョロキョロと店内を見渡すまでもなく唯先輩のいる方向がわかります。
たとえ人ごみ押し寄せるスクランブル交差点に唯先輩が紛れていたとしても、一瞬で正確な位置を特定することでしょう。
気配や匂いや愛や乙女電波もろもろのなせるわざの賜物です。
その場所に行ってみると唯先輩はちょこんとしゃがんでなにやら熱心にご覧になっているところでした。
ぽわぽわしている唯先輩も可愛くて大好きですが、真剣な唯先輩も格好良くて大好きです。
何を見ているのかと私も視線を向けてみるとそれはギターのピックでした。
唯先輩が私に気づき、おいでおいでと手招きしたのでお隣にしゃがませてもらいました。
しばらくうんうん言いながら品定めをした後、意を決したように唯先輩は立ち上がりました。
その手には二つのピックを持っていて、『これ買ってくるね』と私に言い残し駆け足気味でレジまで行ってしまいました。
あいにく私はずっと唯先輩のことしか見ていなかったのでどのピックを買ったのかわかりませんでした。
髪の毛一本欲しいななんて思っているうちに選んでしまったようです。
やがて唯先輩は戻ってきて、『それじゃあ行こっか』と私を店の外へと連れ出しました。
内心もっとここで唯先輩といたかったので寂しい気持ちを感じていました。
今日の目的は楽器屋に行くこと、つまりはこのデートの終わりを迎えてしまうからです。
そんな様子が顔に出ていたのか、唯先輩は『どうしたの?』と私を案じてくれています。
唯先輩を心配させるわけにはいかないと下がった視線を上へと戻すと目の前にずいと今いたお店のロゴが入った紙袋が差し出されました。
『あずにゃんにプレゼント』と紙袋を私の好きな唯先輩の笑顔と声とともに受け取ります。
唯先輩の顔が赤く見えたのは柔らかく包み込んでくれる夕日のせいだけだったのでしょうか。
『開けて良いですか?』『いいよ〜』と許可を得て、紙袋を逆さにしてみると私の手元にひとつのピックがコロンと乗りました。
そして『お揃いなんだ』と唯先輩もポケットから色違いのピックを取り出します。
それらはハートの形をしたピックでした。
「いつもありがとうね そしてこれからもよろしく!」
いいえ違いますよ唯先輩。
私の方こそ数えきれないほどのものを貰っています。
私は本当にこの人のことを好きになってよかったと心の底から思います。
早速このピックを明日から使わせていただきましょう。
私と唯先輩の愛の力で聞くものすべてを幸せにしてみせましょう!
そう心に誓い、私と唯先輩は『また明日ね』と各々家へと向かって足を進めたのでした。
〜fin〜
というわけで『愛しのあの人とデートなのですから』の続きでこれで終わりです。
何レスにもわたってお目汚し失礼しました。
それではおやすみなさいませ。
>>906 期待しております
はなまるに唯と梓が出演したようで
思わぬところで唯梓分補給できたなw
夜の街に二人きりだなんて
>>913 ふむ、実によい
続編を心よりお待ちしておりました
超GJです!
相変わらず飛ばしているあずにゃんw
見てなかったから似てるキャラでもでてたのかなーて思ってたら
ガチじゃねぇかwww
>>916 これは妄想が膨らむww
梓「唯先輩、そろそろ帰りませんか?もう真っ暗ですよ」
唯「もうちょっとー、あ、ほらほら、見てあずにゃん!あそこなんか面白そうだよ!」
梓「居酒屋じゃないですか…言っておきますが、入れませんよ?」
唯「ええー…」
梓「当たり前じゃないですか、未成年なんですから」
唯「そ、それじゃ、あっち!あれ何かなー」
梓「…先輩、さすがにそろそろ帰らないと、私もまずいです」
唯「あ…うん、ごめんね…」
梓「何かあったんですか?…憂とけんかして、家に帰りたくないとか…」
唯「ううん、それはないよ〜私たち仲良しだもん!」
梓「まあ、知ってますけどね」
唯「でも、帰りたくない…ってのはあってるかも…」
梓「そうなんですか?」
唯「うん、なんかね…変だなって思うんだけど…」
梓「なんですか?」
唯「あずにゃんと離れたくない…って」
梓「…え?」
唯「…家に帰らずにこのままもうちょっともうちょっとって言ってれば、ずっと一緒にいられるかなって…あはは、変だよね私」
梓「唯先輩…」
唯「ごめんね、こんな遅くまで連れ回しちゃって…そろそろ、かえろっか」
梓「…いやです」
唯「え?」
梓「先輩が悪いんですよ、そんなこと言うから…今度は私が、先輩を帰したくなくなりました」
唯「あ、あずにゃん…」
梓「とりあえず、あそこに入りましょう。さすがにこの時間に制服でうろつくのは、いろんな意味で危ないですから」
唯「う、うん…って、あそこラブh(ry」
梓「せ、先輩、声が大きいです!」
唯「ご、ごめんね…だ、だって」
梓「…駄目ですか?」
唯「…ううん、あずにゃんがいいなら…いいよ」
以下自重
男1人だとラブホ入れないって聞くけど女の子二人でも入れるのかな
入れるよ、よって
>>920のように唯梓はよろしくやるわけだ
ちなみに空いてる日とかなら男一人でも入れてくれるとこはある
,. x= '".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `ヽ、 ,.x='": : : : : : /: : : : : : :ヽ : : : : : : : :`丶、
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j:.::::::|',:.:|:.:ヽ;.::'.{ イiて.゚::ハ`; ,,,,, |:.:.l/.::::l `v_rノ〃: : : : :::::::::|-.、:::i::::::::|: :|/.: : :|`‐-`-
,':.::::::i. Vi.:.:.:::ヽ. ヘ`ヽ:::,ソ |:i:.:|: :::::ヘ ''' 〃x-‐――-...、ソ.::::|::::::::|: :| : : : | あずにゃ〜んいっしょに
,'.:.:::::::| |.:.:.:::::::::ヽ.ヘ ,,,, ' |l|.:.| : :::::.ヘ ` - ,.x '".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.` 、:l::::::::l : |: : : ,' よそのアニメにでちゃったね〜
,'.:.::::::::|. |:.:.::::::::::::::i:| ', , - i |.:|/|: :::::,x`=‐--―‐= .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V.:::::::|:.,'| : :/
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そ、そうですね、とりあえず帰りましょーか、きょうはまっすぐ帰りますよ
ホテルはなしですよ…
いろんなものが膨らむ・・・
そうか今日は自宅でか……
※この物語では未成年の飲酒シーンがあります。よい子は真似しないでください
「こんにちはー♪」
その日も愛しの唯先輩とラブラブ時間を過ごすべく部室にやってきた私。
ですがその日の唯先輩はなにかが違っていました。
「……」
「唯先輩?どうしたんですか突っ伏しちゃって。居眠りですか?」
「…あずやん……?」
「ど、どうしたんですか唯先輩!?顔が真っ赤です!風邪ですか?」
「かじぇ…?えへへ、ちがうよー…ひくっ、わたしは元気百倍らよー♪」
「元気って…」
「それよりー♪」ガバッ
「きゃあ!?」
「あずにゃん遅いよも〜!私待ちくた、ひくっ、待ちくらびれちゃった〜♪♪」
「唯先輩…お酒臭い!?」
真っ赤な顔、おかしなテンション、酒の臭い…間違いない、唯先輩、酔ってる!
ふと机の上を見ると、チューハイらしき缶が。まさか、これを…?
「えへへ〜♪さわちゃんがねぇ、ひくっ、会議らから唯ちゃんに預けるって言ってね、ひくっ、らからね、ちょっと味見したの〜♪」
「ちょっとって…あ、半分しかないじゃないですか!とにかく顔洗って酔いを…きゃああ!!」ガターン!
「ん〜♪あじゅにゃ〜ん♪」
「ゆ、唯先輩、何を…」
「えへへ〜ん♪あ〜ず〜にゃ〜ん♪」
「に゙ゃ…!ん……」
唯先輩に頭を思い切り抱きしめられ、私の顔は先輩の胸に押し付けられます。
普段なら極上の幸せを噛みしめるところでしょうが、酔っているせいか力が強すぎです。い、息ができません……
「…ぐ……ぎ、ぎぶ……」
「あ!あずにゃん苦しそう!ひっく…たいへんだぁ…人工呼吸しなきゃぁ…」
「うぇ!?ちょ、ちょ……」
「んちゅ〜♪」
「ん…!!」
今度は遠慮なくキスをする唯先輩。人工呼吸というか、これはもうただのディープキスです……
さ、酒臭い……でも唯先輩の唇、柔らかくて気持ちいぃ……って私なに考えてんの!?
「ぷはぁ…ねぇあずにゃーん…私なんかあっつい……」
「はぁ、はぁ…え?ちょ!ダ、ダメですよ脱いじゃ!唯先輩!!」
「はー、すっきりー♪」
私の静止を振り切ってブレザーを脱ぎ捨てた唯先輩は、ブラウスのボタンを全て外してしまいました。
間からかわいらしい下着がちらほら覗くのを下のアングルから見るのは、な、なんというか……
「い…いくら酔ってるからってまずいです…!もし皆に見られたら……」
「えー…ひっく…大丈夫らよぉ……そうだ♪」
唯先輩はチューハイの缶を掴むと、満面の笑みを浮かべ私に差し出しました。
「はい♪あずにゃんも飲もー♪」
「ダメですよ未成年が飲んじゃ!と、とにかく離れて服を……!」
「ひっく……そっか、あずにゃんはまだ一人じゃ飲めらいのかぁ…大丈夫だよ、私が飲ましてあげるからぁ♪」
「な、ちょ…唯先輩……まさか」
「口移しならあず、ひくっ、あずにゃんも大丈夫れしょ〜?
く、口移し!?いくらなんでもそれは…と唯先輩を引きはなそうとしましたが時既に遅し。
チューハイを含んだ唯先輩の唇は、んちゅーっと私の唇に…
「んっ……ん…んく…んく…」
あ…やば……チューハイ、おいしい……かも……ゆ、ゆい…せん…だ、ダメ……あたま、ぼんやり……して……き……もち…いい……
「えへへ、どう〜?」
「…れんれんらめれす」
「ほぇ?らに言ってるのあじゅにゃん」
「こんらんじゃらえれす!ゆいしぇんぱいははらかになってくらさい!」ガバッ
「え?はらか?わ…ひゃあぁっ……!!」
私の名前は田井中律。個性派揃いの軽音部を華麗にまとめる美少女部長だ。
今日も澪や梓をからかったり唯と絡んだりムギの入れるお茶を飲んだりがんばるぞ!
ガチャ
「おーっす!」
「んんっ、あ、あじゅにゃ…はふぅ…」
「ゆーいしぇんぱい♪」
バタン
律「……」
えーと、待て。落ち着け。まずは気持ちを落ち着けよう。私の名前は?――田井中律。私の誕生日は?――8月21日。
…よし、大丈夫だ。私は平気だ。変な幻覚なんて絶対に見ない。友達と後輩が半裸で絡み合っている光景なんてあるはずがないんだ。
ガチャ
「おーっす!」
「…あ…じゅ…にゃん……」
「あっ…ん、んん……唯…しぇ……気持ち…いいよぅ……」
バタン
「……」
「よ、律!」
「そんなところでどうしたの?」
「澪、ムギ。今日の部活は中止だ。3人でハンバーガーでも食べに行こう。今日は私のおごりだ」
「え、唯と梓は?…ていうかなんで泣いてるんだ…?」
「わ…私だって泣きたい時くらいあるんだよぉぉ!うわあぁぁぁん!」
「わ、わかった!わかったから!わかったから泣くな!」
「…なにか、部室から強烈かつ甘美な雰囲気がするわ……ゴクリ」
―終幕―
カッとなって書いた。
最初はごく普通のイチャイチャを書こうとしてたのに…反省はしています
かまわん、実によい
よく考えたら一番飲ませたら駄目な二人だw
幼児並のアルコール耐性のなさだ
実に良…けしからん。
14話で梓が唯に
「シップか!?」ってツッコんでるの
何かすごく良い
ツッコミなれてない感じが良く出てるよね
梓も少なくともHTTとしては初めてのライブハウスでハイになってたんでしょうね
それでも、いつもと変わらない唯に他のみんな同様緊張をほぐされていたんだろうなあ。
やっぱり唯はなんだかんだでみんなの中心にいるんだなと思った回でした。
というまともな感想で終わるはずなのに
――ライブハウス、個室内
唯「あずにゃん、緊張してるの?」
梓「そ、そんなことは……ないです」
唯「ほんと?」
梓「……唯先輩にごまかしても仕方ないですね。ほんとは、緊張してるみたいです」
唯「そっかぁ……なんか様子おかしいなって思ってたんだ」ギュ
梓「ひゃっ!な、何でそこで抱きつくんですか」
唯「ん〜あずにゃんの緊張をほぐしてあげようって」
梓「こ、こんなんでほぐれるわけが…」
唯「…ない?」
梓「うぅ…あるみたいです…」
唯「ふふっ」
梓「…唯先輩は、緊張とかしないんですか?」
唯「もー、私だって緊張くらいするよ?」
梓「だって、ぜんぜん平気そうじゃないですか」
唯「今は平気だからね!…こうしてあずにゃんをぎゅっとできたから」
梓「…せんぱい」
唯「もう大丈夫?」
梓「…まだ緊張してるみたいです…だから」
唯「…もっと、だよね」
梓「はい…あ…」
唯「安心して、あずにゃんの緊張がほぐれるまで…してあげるから」
梓「はい…お願いします、唯せんぱ…い…」
なんでこう、唯先輩に身も心もほぐされました的な妄想に発展するのかもう
アニメのラストらへんだと肝心なときは梓は唯寄りになるけど
基本は澪に付和雷同って感じですか
ライブハウス回とかことあるごとに澪に賛同する梓が多くて
それにものほほんとマイペースな唯だったけど
少しだけ複雑さを感じたりすると面白いかもですね
「あずにゃんはやっぱり澪ちゃんにべったりだなあ…」とか
まあ、表層には出なくてもそういうのが積み重なって無視できなくなってきて
どうしてこう思うのかなと考えるようになって
その間こなしたイベントで、梓が唯の方により寄ってくるようになって
そんなことに幸せを感じたりして
そうしてふと、ひょっとしたら私、と気付くのもいいかなあ
ライブの日の夜にはもう梓からくっついてきてるぞw
久しぶりに書き込める
唯梓最高だなやっぱ
なんか妄想を続けていたら思いついたので
投下するか迷ったけど…
悲恋ものなので注意
最近澪先輩との距離が近いと思う。
気のせいかなと思うものの、だけど確かかもしれないとも思う。
今こうして、一緒に部活へと向かっているのがその良い例なのかもしれない。
偶然近くにいたから、とは言っていたけど。毎日とは言わないものの、最近よく起きるイベントだ。
勿論、それに何らかの拒否反応を示している、なんてことはない。
尊敬する澪先輩と一緒にいられること、それは喜びこそすれ嫌がる理由なんてないし。
部活でも合わせる機会を多く取ってくれるから、有意義に過ごすことができているし。
以前よりティータイムの切り上げを早くするよう、強く言うようになってくれたし。
帰り道も、わざわざ私に合わせてくれたりしてくれて、他の人にはできない音楽面の相談にも乗ってくれたりした。
そう、これが軽音部だよ、なんて思えたりもしている。
――多少の戸惑いを感じたりはしていたけど。
思えば、そのときの私がそれをもう少し深く考えていれば――
なんて、いまさら後悔しても何か変わるわけではないけれど。
それはまさしく、意味のないことだと思う。
あの日の出来事も、よくよく些細な出来事だった。
特別なことは何もなく、日常のワンシーンのその範疇に収まるくらいのこと。
教室にまた澪先輩が迎えに来てくれて、それに浮かれていた私は、ワックスのかけすぎで滑りやすくなっている廊下に気が付かず、まるで絵に描いたシーンのように鮮やかに転んでしまった。
勿論、それは私の運動神経が云々という話ではなく、滑ったその瞬間に自分をかばうか背負ったギターをかばうか迷ってしまったからで。
まあつまり、反射的な何かが不足していたということだ。
廊下で転ぶなんてことは、まあそんなに起こることじゃないけれど、四葉のクローバーを見つけることよりは高確率だろうから。
特別なことなんてない、ということにしておきたい。自分の名誉とかプライドとか、そんなもののために。
だから、その後のことが問題だったのだと思う。そのときしたこと起こったことではなくて、ただ純粋にタイミングの問題として。
結局はギターをかばうことにしたけれど、そのときには既に手を突くとか、そういう受身的な何かをとる猶予はまったく残ってなかった。
地面にたたきつけられるのを覚悟した私だったけど、その瞬間はいつになっても訪れなかった。
澪先輩が、その寸前に私を抱き上げてくれていたからだ。それも、本当に鮮やかな手並みで。
それは自分は小柄で、先輩は立派なスタイルだと思ってはいたものの、こうされてしまったときそれがこんなに顕著になるとは思っていなかった。
「大丈夫か」なんていつもより真剣さを交えた声をかける姿は、もうかっこいいとしか言いようもない。
おそらく傍から見れば、まるで劇画のワンシーンのように私たちの姿は映っていたことだろうと思う。それは主に、澪先輩のせいで。
まあ、澪先輩がかっこいいなんてことは、既にわかっていたことだけど。
唯先輩なら、きっと私を助けようとして、一緒に転んじゃってたかな。
なぜそこで唯先輩のことを浮かべたのかわからなかったけど、それを契機にして私は澪先輩から身を離した。
澪先輩も特にその動きを拒むことなく、手を離してくれる。当たり前、といえばそうなんだけど。
ありがとうございます、と少し赤くなった頬を隠すように、小さくうつむきながら視線を巡らしたときに、私はそれに気が付いた。
床に落ちている小さな手帳。見慣れたその表紙は、すぐに私にそれが生徒手帳であることを気付かせる。
落し物かな、と拾い上げ、その持ち主を確かめようと表紙をめくる。
そのとき私の中に生じたものを、そのときの私は言い表すことができなかった。
おそらくは硬直して見えただろう私に怪訝そうに問いかけてくる澪先輩に、知り合いのものだから預かっておいて後で渡すことを答えた。
そのまま澪先輩から隠すように、自分でもその存在を忘れてしまうようにと鞄の中に入れる。
その可能性に気付かないように。これがもし、ほんの今落とされたものだとしたら、先ほどのシーンをその人は目にしていたということになってしまう。
なぜそれを忌避してしまうのか、自分でもわからないけれど。
そう、今すぐじゃなくていい。いずれ返せばいい。それを忘れてしまったころに、さりげない振りをして。
どうせ、これを落としたあの人は、しばらくは自分がそれを落としたなんてことに気が付かないだろうから。
「やっほー」なんていつもどおりの挨拶で、本当にいつもどおりにあの人は音楽室に現れた。
逆に私のほうが戸惑ってしまって、「どうしたの?」なんてきょとんとされる始末。
いつもどおりのティータイムに、いつもどおりの練習、いつもどおりの帰り道。
澪先輩は今日は付いてこなかったから、最後はこの人と二人きり、お喋りしながら帰る。
本当にいつもどおりで、だから私はすっかり安心してしまっていた。
私がそこで、もう少し用心していたらひょっとした何か変わっていたのかもしれないけれど。
だけど結局ばいばいって別れるその瞬間をもって、私はいつもと何も変わらない日だったと結論付けていた。
そう、信じ込んでしまっていた。
何故なら、それは私の望む状況だったから。
それからの日々も、特に何も変わらなかった。
澪先輩との距離も近いまま。時々部活に行くとき迎えに来てくれるのも、たまに帰り道を共にするのも変わらない。
あの人も、相変わらずにこにこといつもどおりの笑顔で、いつもどおりに私に笑いかけてくれていた。
本当に、それはいつもと変わらない日常。それが、本当に驚くほど順調にカレンダーの日付を埋めて行っていた。
私の鞄の中の生徒手帳、その存在を私自身が忘れてしまうくらいに。
だからそれを見つけたときは、私はすっかりそれはあのときじゃなくてその前に落としていたものだろうと思い込めるようになっていた。
だから、安心だと。それを返してしまっても大丈夫だと。そう思えていた。
そうしてしまっても何も変わらないと。
あの人は変わらずににこにこ笑いながら、あずにゃんって私を呼びながら、私の傍にいてくれると。
そう思っていた。
そう思ってしまっていた。
きっと私は馬鹿だったんだと思う。
気付くべき全てに気付かず、それでも何も変わらないでいられると妄信していた。
いわば、全てに甘えていたんだと思う。
だって私は部活の中では最年少で、みんなの後輩で。
あの人の可愛い後輩で。
だからきっと、私は許されると思っていたのかもしれない。
だからその日もいつもどおり、音楽室の扉を開けた。
唯先輩が私より先にそこにいるのはわかっていたから。
教室を訪れた私に、私の知らない唯先輩の友人が、先輩がもう部活に行ったことを教えてくれたから。
いつもどおり挨拶して、そして生徒手帳を返してしまおう、なんてそう思っていた。
そこまでは本当にいつも通りだったから。
だから私は。
その瞬間私の目に映った光景を、どう捉えれば良いのか全くわからなかった。
そこには唯先輩と律先輩がいた。そこまではいい。澪先輩は私の後ろにいるし、ムギ先輩はきっと用事で遅れているんだろう。
だから、この二人だけが音楽室にいることには、何の不思議も感じない。
ただ、それがいつもと違ったのは。それも決定的に違ったのは――
その二人が口付けを交わしていたということ。
その言葉を、その様子を表すに足る言葉をようやく頭に浮かべられた瞬間に、私の思考は真っ白く塗りつぶされた。
そのとき何をしたかわからない。何を言ったかわからない。
ただ気付けば、私は廊下を全速力で走りぬけ、人目に付かない場所を探し続けるままに、屋上へとたどり着いていた。
そのまま倒れこむように、いや実際倒れるようにして私は地面に崩れ落ちていた。
コンクリートは容赦なく私のひざを削ったけれど、跳ね上がった鼓動と呼吸は文字通りマラソン直後のような気持ち悪さを与えてきたけれど。
そんなものはどうでもよかった。
そんなものとは微塵も関係ないところから、次から次へと涙があふれ出てきていた。
そのまま声を上げて私は泣く。まるで子供みたいに、声をはばかることなく、泣きじゃくる。
そこでようやく私は気が付いていた。
私が本当に抱いていたものは、何だったのかを。
私が本当に望んでいたものは、何だったのかを。
そして。
あの人が、その笑顔の奥で、望んでいたものが何だったのかを。
私の記憶に最後に残る、駆け出すその一瞬前に垣間見えたあの人の表情が、何よりも明確にそれを私に教えていた。
もっと早く気が付くべきだった。
もっと早く、気が付いてあげるべきだった。
その材料なんて、たくさんあった。生徒手帳なんて、そのひとつに過ぎない。
逆に、あそこまでわかりやすいヒントを与えられても、私は何も動けないままだった。
変わったことはいくつもあった。
ただ私が、それを変わらないと思い込んでいただけ。
澪先輩との距離もそう。澪先輩に何があったかまではわからないけど、それ以前に比べて明らかにそれは変わったものとすべきだった。
あの人に関してもそう。確かにあの人の笑顔は変わらないままだったけど。
だけど、思い返してみればそうだった。以前は毎日のように抱きついてきたあの人は、澪先輩と私の距離が変わってからそうしなくなっていた。
澪先輩が私と帰り道を共にしようとするとき、あの人はいつも妹から頼まれた買い物のことを思い出していた。
それでもあの人はいつものように笑うから、私はそれに気が付かなかっただけ。
どうして先輩がそうしていたか、私はそれに気が付かなかった。
だって、私は妄信していたから。
たとえ何があっても、この人は私のことを好きでいてくれて、私の傍にいてくれるんだって。
それは、なんて残酷なことだったんだろう。
私はそれを思い知らされるまで、全くそのことに気付かなかった。
今私の胸を切り裂いているこの痛みを、あの人はきっとずっと抱え続けていたんだろう。
それでも、いつもどおりの笑顔のまま私の傍にいてくれたんだろう。
私がそう望んでいることを、きっとあの人は気付いていたから。
だから、あの人はそうしていてくれた。
私にそれを悟らせないように、本当にそれまでどおりに。
私は、そんなあの人のことがずっとずっと好きだった。
そう、好きだった。
出会ったときから、とは言わないけど。
あの人のことを一つ一つ知るようになってから、どんどん好きになっていたんだろう。
私はそれに気付かなかったけど、気付けなかったけど。
確かに私は、あの人のことが大好きで、そして今も大好きでいる。
中野梓は、平沢唯の事が大好き――
それをどうして、私は――
もう、何もかも遅いのだろう。
あの人はもう、私の傍にはいないのだから。
どんなに手を伸ばそうとも、届かない場所に行ってしまったのだから。
そう思いかけて、自分の愚かさに心底呆れた。
今まで全くそうしようとしなかったくせに、何をいまさら手を伸ばそうとも、なんて言えるのだろう。
あの人はいつでも私の傍にいてくれたのに。
手を伸ばせば触れられたのに、捕まえることができたはずなのに。
私は、そうできたのに。
だけど本当に、もう何もかもが遅かった。
遅すぎた。
本当に、もう少しでも早ければ――そんな後悔すら、今の私には抱く権利はないのだろう。
胸の痛みは消えない。
いくら涙を流そうと、消える気配すらない。
深く刺さった棘は、幾重にもその切っ先を広げ、私の胸に根付いていた。
それはきっと、いつまでも消えることはないんだと思う。
だけど、それでいいと思う。
きっとそれは罰だから。
それくらいじゃないと、きっと割に合わないと、私は思う。
少なくとも、あの人が抱いたものよりも、ずっと強いものじゃないといけない。
それで私が許されるなんて欠片も思わないけど。
だからもう、泣くのをやめよう。
もうきっと、私にはそれすら許されないから。
嗚咽をかみ殺し、弛緩する体に無理やり力を込めて、私は立ち上がる。
それでも丸まってしまおうとする背筋を伸ばして、私は空を見上げた。
いまだあふれる涙も、そうしていればやがて止まってくれるだろうから。
そして、いつもの私に戻ろう。
いつもに見える私に戻らないといけない。
もうあの人の重荷にならないように。
それを背負うのは、もう私だけで十分だから。
今まであの人がそうし続けていたことを、今度は私が引き継ごう。
あの人がそう望む限りは、あの人の傍にい続けようと思う。
いつもの、私のままで。
だって、この状態になってもまだ、本当に浅ましいとしか言う他にないけれど。
それでもやはり、私は。
あの人のことが好きだから。
唯先輩のことが、好きだから。
――ねえ、だから。
それくらいは、許してくれますよね。
許されてもいいんですよね。
ああ、もう――本当に私は――
視界を埋める青。
何もかもをそこに預けてしまうように、私は一度目を瞑る。
そして、ゆっくりと目を開けた。
涙はもう止まっていた。
もう、いつもの私。いつものように音楽室に戻って、そして。
きっとそこはいつもじゃない様相になっているかもしれないから、それをいつもになるよう頑張って。
そしていつものように過ごしていこう。
それがきっと私のすべきことで、そして望める唯一の選択肢だから。
ガチャリ、と私の背後から音がする。
そして、キィと金属のきしむ音。立て付けの悪い、屋上の扉が立てるその音。
直後、あの人の気配が現れる。それを、感じ取れる。
きっと、飛び出した私を心配して追いかけてきてくれたのだろう。
本当に、こんな私のことなんて放って置いても良いのに。あの人は、本当にどこまでもあの人なんだ。
苦笑する。
本当に小さいけれど、そう私はできていた。
そのまま振り返ってしまおう。おそらく涙で腫れてしまった目元はどうしようもないけれど、それはきっといつもの私の表情だから。
私はきっと、大丈夫。
だから、心配ないってちゃんと伝えよう。
私なんか心配しなくてもいいんだって、そう教えてあげないと。
だから私は、精一杯の笑顔を浮かべて振り返った。
唯先輩、って。本当にいつもどおりに。
きっと数え切れないほどの――文字通り、万感の思いを込めながら。
(終わり)
泣いたけどスレチ
悲恋も嫌いじゃないよ
甘いのが好きは当然として
2期が決まってまだまだ唯梓を見ることができるんだな♪
楽しみだよな
唯梓SS書いてみました
初めて唯梓書いてみたから不安だけど、スレ汚しながら投下します
たとえば寒い中、温かいものを飲んだり。
それがココアとか、コンポタとかならなおさら。
コーヒーなら、砂糖をたくさんいれたやつ。
たとえば暑いとき、風鈴みたいに。
音だけなのに、涼しくなっちゃう。
冷たいものなんていらないんだ。
つまり、そういう存在が私には眩しすぎた。
【 MUSIC GIRL 】
寒い。今日はとにかく寒い。
冬はやっぱり寒いのです。
部活が終わって、学校帰り。
ギターを背負った私とあなた。
澪先輩や律先輩、ムギ先輩とは別れたあとのこと。
私とあなたの二人きり。
別に嬉しいわけじゃない。
だからって嫌なわけじゃない。
一緒にいると困っちゃうから。
となりにいて、ほんわかほんわかな…唯先輩が私を困らせるから。
「ねぇねぇ、あずにゃん!コンビニ行こうよ〜」
「いいですよ。お供します」
日は傾きつつあって、それでも人通りはあって。
私はギターが大好きだ。
恋人、とまでは言わないけれど。
ギターさえあればそれでいい。
そう思った日も多々あった。
音楽が全て、とまでは言わないけれど。
没頭した。
形のない、手に取れない、目に見えない。
なのに心に響いちゃう。
感動させたり喜ばせたり。
そんな音楽が大好きなんだ。
「あー、新しいのが出てる!」
コンビニに入るやいなや、本のコーナーに行って。
ファッション雑誌を手に取る先輩。
「これいいなぁ…欲しいなぁ〜」
雑誌を広げてしばらくして、ピンク色の可愛いTシャツに目が止まった唯先輩。
「唯先輩が好きそうですね」
「うん…わかる?」
「はい」
可愛いものが好きな人。
あなたに言わせれば、私は可愛いみたい。
…少しだけ、嬉しい。少しだけです。
しばしの間、雑誌を二人で見ていた。
買えばいいのに。
そんなときに。
ぐぅー。
となりにいて、耳に入った音。
「お腹すいちゃった」
「唯先輩ったら…」
女の子なんですから、ちょっとは恥ずかしがってもいいのに。
いや、恥ずかしがるのは澪先輩で足りているのか。
…どうでもいいとこでバランスがとれてる軽音部。
「ねぇ、なんか食べ物買ってきていい?」
「いいですよ。私はここで続き見てます」
「おっけー♪」
ふわふわと歩き出す唯先輩。
擬音は絶対、ふわふわが一番似合ってる。
私はさっきの雑誌の続きをよむことにした。
すると暫くして、唯先輩が本が並んだ雑誌売り場に戻ってきた。
「えへへ、肉まん買っちゃった〜」
…いい匂い。美味しそう。
◇◇◇◇◇
コンビニから出て、歩き食いする唯先輩。ちょっとだけお行儀わるい。
「はむ……美味し〜♪」
本当に美味しそうに食べますね。
グルメレポーターに向いてますよ。
唯先輩ったら…にこにこしちゃって。
はぁ、まったく。
またあなたはそうやって私を困らせるんですね。
無邪気に振る舞えば振る舞うほど。
表情がころころと変わるたびに。
私は困惑してしまう。
あなたはふわふわしてるから。
「あずにゃんも食べる?」
あぁ…。
さらに、困らせる唯先輩。
「い、いいです」
そんな優しさ、やめてください。
「そんなこと言わないで〜。ほら、あーん」
「あ…あーん」
…意志弱いな私。
いや、唯先輩に…弱いのか。
「美味しいでしょ?」
「はい…もぐもぐ」
美味しい。ふわふわな肉まん。
あったか、あったか。
唯先輩は不思議な人だ。
形があるのに、触れることができるのに、目に見えているのに。
どうしてあなたはそんなにも、私の心に響くんだろう。
だから、私はさらに困ってしまう。
ずっとずっと、見ていたい。
もっともっと、知ってみたい。
…本当に困る。
肉まんを食べ終えた先輩。
ちょこっともらったお裾分け。
「寒いね〜、あずにゃん」
「ですね。早く帰ってあたたまりたいです」
「帰るまでつらいよね。あ、そうだ!」
唯先輩はそう言うと。
あろうことか。
…私の手を握りだした。
「な!な!?」
「こうすれば帰るまであったかだよ」
いや。
いや…いや。
やめて、私を困らせないで。
だめ、だめです。
あってはならない。
「や、やめてください!」
「え…?」
唯先輩は、私がとっさに言った言葉に…呆然として。
「ご、ごめんねあずにゃん」
すぐに手を離して。
それだけ言って顔を余所に向けて。
……絶対に傷つけた。
やってしまった。
今までだって多々あった困惑。
困惑したら、誤魔化せばいいと思ってた。
でも今回、私は……その誤魔化しで唯先輩を傷つけてしまった。
謝らなくちゃ…。
「…唯先輩、さっきのは間違いです」
「…無理しなくていいよ。私なんか…ばっちいよね」
な……!!
「なにアホなこと言ってるんですか!」
「あ…あずにゃん…?」
「唯先輩ほど綺麗な人なんか、存在しません!!」
一気に言ってから気づく。
なに変なこと言ってんだ、私。
「あずにゃん…」
「…はい」
「じゃあ…じゃああずにゃん、手…繋いでいい?」
…やっぱりそうなるのですね。
唯先輩の目を見れば、何が言いたいのかわかった気がした。
唯先輩は不安なんだ。
私が突きつけた発言が、本当に間違いかどうか。
……ごめんなさい唯先輩。
私が勝手に困惑しただけです、だから。
そんな目をしないで。
「どうぞ」
◇◇◇◇◇
手を繋いで帰ると、それはあったかあったかだったから。
形があるのに。
触れることができるのに。
目に見えているのに。
どうしてあなたはそんなにも、ふわふわなんですか。
音楽みたいなあなた。
音楽が大好きな私。
……本当に、困る。
「あずにゃんの手、小さくて可愛いね」
鏡を見たらどうですか?
あなたの方が可愛いです。絶対に言わないけど。
「あずにゃんはさ、恋人とかいたりした?もしかして、今いる?」
……恋の話をあなたからするなんて。
「…いえ。今も昔も、恋人なんかいた試しがないです」
「えぇー?こんなに可愛いのに。じゃあさ…」
一息置いて、唯先輩は言った。
「誰かを好きになったことはある?」
そ、それは。
困ってしまう私。
「…それ…は…」
「どうなのさ、あずにゃん」
ワクワクしてるんだろうな、唯先輩。
これから赤裸々体験談が聞けると思ってそう。
「ゆ、唯先輩はどうなんですか!?」
「ふぇ?」
「誰かに…恋したこと、あるんですか」
唯先輩はどうなんですか。
まさか、あるとか。
いやいや、唯先輩だもん。
あるわけ…。
「えへへ、あるよ」
私の中の時が止まった。
ふわふわなあなたは、確かにそう言った。
ふわふわなあなたが……恋をしたことがあるんだ。
「そうなんですか…」
信じられない。失礼だけど、恋する先輩を想像できない。
…唯先輩は、どんな恋をしたんですか。
どんな人に、どんな想いを巡らせたんですか。
「片想いだけどね…恥ずかしいな、言っちゃったよ〜。
あずにゃんは恋したことあるの?」
「…ノーコメントで」
「えぇー!?ずるい!私は言ったのに」
……そう言ってから、唯先輩は私の手を強く握って。
「あずにゃんみたいな人が恋人なら毎日が楽しいのかな」
…そんなこと言うから。
非常に困った。
これ以上ないくらいに、本当に…困った。
だって。
…だって、だって。
これ以上困ったら。
「唯先輩!そう言うことは言わないでください!」
「え…?」
「これ以上そんなにされたら…」
「…されたら?」
私をもう困らせないでください。
だって、だって、これ以上何かされたら。
…これ以上、困ったら……。
「す、好きに…なっちゃうって言ってるんです!!!」
……あぁ。
言ってしまった。
ああ、言ってしまった。
「…あずにゃん…」
「だからだから…だから、もうこれ以上はやめてください!」
自分でも認めたくない感情を言ってしまった。
支援間に合わなかったか
サルは毎時00分に解除な
同一IPから一定時間以内に書き込まれたレス数で
規制をかけるので支援レスなんて挟んでも無駄だってウ・ワ・サ
こりゃサルられるなって思ったけどアニキャラ板の規制しきい値が知りたかったからわざと傍観しちったw
うむ、スレ容量がもう限界なので新スレを立てようと思ったが無理だった
さらば
どうにも改行多すぎな気がするけど初めてだから仕方無いか
トリは…まあ気にしないでおこう 支援
次スレ立ててくるわ
大好きなのは音楽だけでいいのに。
尊敬でもない感情。
友情でもない感情。
羨望でもない感情。
わけのわからない感情なのに。
その感情にはまだ名前をつけたくなかったのに。
…好き、だなんて。
「あずにゃん……」
何かを言いたそうな唯先輩の手を振りほどいて言った。
「か、帰ります」
…もう、困ることもないのに。
唯先輩に背を向けて、走って帰ろうとした時。
「あずにゃん!待って」
後ろにいるあなたは、私を呼び止める。
立ち止まる私。
私とあなたの距離はわずか。
「あずにゃん…」
「………」
振り返れない。
気持ち悪い後輩だと罵っても別に構いません。私なら言いそうです。
唯先輩は…何を言うんですか。
「好きになってよ」
…唯先輩。
だめですよ…そんな。
後ろから、唯先輩が私を抱き締めてきた。
ふわふわなあなた。
音楽みたいなあなた。
あぁ…もう、だめだ。
「…もう好きになりました」
私も振り返って、唯先輩に抱き付いた。
◇◇◇◇◇
たとえば寒い中、温かいものを飲んだり。
それがココアとか、コンポタとかならなおさら。
コーヒーなら、砂糖をたくさんいれたやつ。
たとえば暑いとき、風鈴みたいに。
音だけなのに、涼しくなっちゃう。
冷たいものなんていらないんだ。
唯先輩はそういう人だ。
私にとっての音楽みたいな。
私にはそんなものはいらないはずだった。
ギターがあって、それだけでよかった。
そういう存在は、私にはつらい。
だって、恋しちゃうから。
つまり、そういう存在が私には眩しすぎた。
「私は今まで恋したことなんてありませんでした」
帰路、二人きり。もう暗い通り道。
「そうなんだ!よかったよ」
…よかったって。
そう言って、私の手に指と指でからまりあう唯先輩の手。
今度はあなたの恋を教えてくださいね。
眩しすぎるほどのあなた。
ふわふわなあなた。
…今なら言えます、唯先輩。
「唯先輩」
「なぁに?」
名前をつけたばかりの想いを。
「大好きですよ」
冬は寒いはずだった。
以上でした
至らない点があってごめんなさい
スレ汚し失礼しました
乙
>>951 乙!
>>967 スレ立て乙!
二期は4月スタート予定とか。
意外に早くて驚けばいいのか喜べば良いのか混乱中。
原作だと卒業式後のスタートだけど、やはりそこまでになるのかなあ。
もしくは、やはり最後の桜高祭ライブかな。
とりあえず唯梓がどんどん増えていくはずだから、楽しみ。
974 :
ウメネタ:2010/01/30(土) 02:29:47 ID:nM/plX9Z0
多分丁度いいはず…
「……来ましたね」
一日分の授業を終え、一仕事終えたぞと緩んでいた気持ちがぴんと張り詰める。
部活開始時間だから、ではない。勿論練習開始となればそれ用に気持ちは持っていくけれど、そもそも私たちの部活はその名の通りティータイムから始まるのだから、この時間はメリハリ的な意味で緩めておいたほうが都合がいい。
実際、私はそれを常としてリズムを整えていたのだけれど。
半ば蹴り退けるようにして椅子を立ち、重心を低くスタンスを広く、前後左右どちらにも瞬時に動けるよう、身構える。
理想を言えば俊敏な黒猫のように。実際のところ、毎日毎日繰り返しているうちに私の動きはそれに類するくらいに研ぎ澄まされているという自覚はある。
だけども油断はできない。何故なら、私がどんなに会心の動作を見せようとも、結局私は一度たりとも――
――あの人から逃げられたためしは無いのだから。
「あーずーにゃーん!」
バーンという音と共に、私を張り詰めさせていた気配が、その形を現す。
周囲10Kmくらいの幸せを集約させたんじゃないだろうかってハッピーな笑顔を浮かべ、ふわりと柔らかくて暖かなその胸をこちらに広げたまま駆け寄ってくる。
このまま私が立ちすくんでいれば、ぎゅうっと抱きしめられてしまうだろうと、そう予想を浮べてしまう光景だ。
そう、ついこの間までなら、その予想通りにことが運んでいたのは確かだった。けれど――
その一瞬、ほんの一瞬だけ思考に意識を向けてしまったその僅かな隙。それだけで、唯先輩の姿は、気配ごと私の眼前からかき消えていた。
低くした重心を更に落とす。感覚を研ぎ澄ませる。その姿を視認できないことは、今問題にすべきことじゃない。
それに思考を囚われ失敗を繰り返した経験が、私にそう教えてくれた。そう、目的はわかっている。如何にめくらましを使おうとも、その終着点はここなのだから。
その兆しを見落とさず、最後の一瞬に対応できてしまいさえすれば、私の勝ちなんだ。
「ふふ、あずにゃん?」
耳元を打つ甘い声に、戦慄が走る。唯先輩の俊敏さは知っていた。この数日間でこれでもかというほど思い知らされていたから。
だけれども、まさかあの一瞬で背後まで取られてしまうとは思わなかった。いや、俊敏さだけではなく、この位置までその存在を感じ取らせない隠匿技術を褒めるべきなのか。
――もう、この努力を練習の方にまわしてくださいよ。
湧き出てきた突込みを、慌てて放り投げ、身を翻す。まだ終わっては無い。ここで諦めるわけには行かない。
その気になったときの先輩の運動能力を知っている私にとっては、この位置関係は最早絶望的ではあるものの、だからと言って諦めるわけには行かない。
メリットデメリットの問題ではなく、これはもう勝負として成り立っているのだから。だから、私はあっさりと負けを認めるわけには行かないのだ。
視認している時間はない。先輩の声から位置を推測し、その反対側へと体重ごと大きく利き足を踏み出す。同時にそれを支点としてぐるりと体を反転させ、前進の勢いを殺しつつ、背後へと振り返った。
いない。だけど、それは既に予想していた。唯先輩が、私に位置を知らせたまま、その場所に留まっているはずがない。
移動中、瞬きせず視界を巡らせていた。唯先輩の動きが、私の動体視力の限界を超えない限りは、背後に回りこまれていることはない。
だとすると。
「上ですね!」
確信はない。ただの消去法だ。だけど、その程度の根拠はあった。一瞬にして天井まで飛び上がった唯先輩はそのまま張り付き、私の隙を伺って――
――いや、私の中の先輩像どうなってるの。それじゃもう人外の範疇っていうか、某蜘蛛男とかそんなレベルだよそれじゃ。
そんな自動的に沸いて出たセルフ突っ込みの通り、そこには先輩の姿はなく、
「ちがうよ、こっち」
直後、私の胸元付近に突如現れたその気配に、自分の敗北を悟らされていた。
「あずにゃんっ!」
どうやら先輩は、体勢を低くしたまま、私の意識の死角をついて移動してきたようだ。
気がついたときには先輩の両腕は私の脇の下から背中に回っており、そのままぎゅうっと抱え上げられるようにして抱きしめられていた。
「えへへ〜今日も私の勝ちだね」
「わ、ちょ、ちょっと待ってください……っ」
先輩は嬉しそうに私を抱きしめる腕に力を込める。
私の身長は、先輩よりもかなり低い。つまり、こういう抱き方をされると、私の足は地面につかなくなるということになり、そして先輩も私の体重を支えきれるほどの膂力は無い。
そして、どうなるかというと、
「わ、ととと、とっ」
「きゃ……た、たおれ……!」
私を抱えたままの唯先輩と、か変えられたままの私はもつれ合うようにどすんとソファーの上に倒れこんでいた。
そう、ソファーの上に。それも角に体をぶつけるとかそんなことも無く、柔らかいクッションの上に都合よく。
ああ、つまりはここまで唯先輩の計算どおりだったということですよね。まったくもう、これじゃ、今日も完敗じゃないですか。
「えへへ、あずにゃ〜ん」
「もう……今日も私の負けです」
敗者は大人しく、その胸に抱かれる。ご褒美とばかりに先輩はまたきゅーっと私を抱きしめる腕に力を込めて、私の体からは力が抜けていく。
ああもう、これじゃ負け癖がついちゃうよ。勝つよりも、負けたほうが……気持ちがいいし。負けず嫌いという私のポリシー、あっさりと崩れ落ちてしまいそう。
というか、なんでこんなことが日常になってるのか。
発端は本当にたわいもないこと。とある日ちょっとした悪戯心から、抱きつこうとする唯先輩からひらりと身をかわしたことだったかな。
すると唯先輩もムキになっちゃって、私もなんか流れ的に本格的に防衛に入っちゃって。
いつの間にか唯先輩が抱きつくか、私が逃げ切るかの勝負に発展してしまっていた。
それから部活開始直前のこの追いかけっこが、私たちの恒例となってしまっている。本当にもう、なんでこうなっちゃったのか。
ちなみに5分逃げ切れば私の勝ち。お互い直接間接問わず、相手にダメージを与える行為は禁止。いつの間にかこんなルールまでできてるし。
まあ、勝負と言いつつも、私の全敗なんですけどね。勝負にすらなってないというか。ああもう、悔しいです。気持ちいいですけど。
先輩の方はといえば、抱きしめられるままちらりと垣間見た顔は本当に嬉しそうで、勝者への報酬を存分に味わいつくしてます!なんて表情だ。
実際に先輩のハグは、それまでのものよりずっと遠慮の無いものになっていた。それまでに遠慮があったかといわれればまた疑問なんだけど。
ぎゅーっとより強く抱きしめられるようになったし、それじゃ足りないよって言わんばかりにさわさわと撫で回されたり、ペロペロと舐められたり、むちゅーとされたり。
何で敗者にこんなにご褒美が――いやいや、違いますよ。敗者ですからね。勝者からの仕打ちに大人しく耐えているだけです。気持ちいいですけど。
まあ、そんなこんなで今日も私たちは仲良くにゃんにゃんしているわけです。
でも、明日は勝って見せますからね。唯先輩。
(終わり)