【けいおん!】唯×梓スレ 3

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1名無しさん@お腹いっぱい。
けいおん!の唯と梓のはわほわカップルを全力支援するスレです
梓×唯も可

【けいおん!】唯×梓スレ【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1247991400/

前スレ
【けいおん!】唯×梓スレ 2
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1247988782/
過去スレ
【けいおん!】唯×梓スレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1246808256/
2名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/19(土) 16:46:55 ID:7avK4tzK
SSや雑談で楽しみましょう
次スレは様子を見て
>>970か480KBくらい?
3名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/19(土) 16:53:32 ID:+8zCcfd8
>>1

>>2
とりあえずそれで
4名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/19(土) 16:58:55 ID:c8Vfq6OC
>>1おつ
容量あまり気にしてなかったな
5名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/19(土) 17:00:57 ID:jDoV5kQw
>>1
何となく見たら490超えててびっくりした
6名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/19(土) 17:56:45 ID:nKUtxche
_  -―――- ..._               __ -: : ´: ̄: ̄:` : : : : : 、
: : : : : : : : : : : : : :`: : ‐ 、       , イ´ : : ::/: : : :i: : : : : : : : : : : : \
: : : : : : : : : : : :.: : : : : : : :: `ー‐- ∠_: /: :/: : : : :{i:.:.: :ヽ: : : : : 丶: : :`ヽ,
: : : : :.:./: :/: : : : : :.:.: : : : : : : `ヽ、-´.:.:.:/ i.: : : :: : |∧:.:.:.::',:.: : : : : :ヽ: : : : :'.,
: : : : :/: : :/: : : : :/:.:.:.:i: : : : : : : : : :く\ ,′{: : : :..:.:.| ヽ:.:.:.:}:.:.: : : : : : :', : : : :::
: : : :/: : :/: : : : :/ .:.:.:.:|:∧: : : : : ::ヽ: ∨ ノi:.:::∧:.:.入  \:|:.:.:. : : : : : :.|:.: : 、 ::
: : : i: : : : : : : :/:.:.:.:.:./::\i ::.: : : : ::∧〈    V ヽ: ::|     \:.:. : : :i: :.:|.:.: : }: :ハ
: : : |: : : : : : : }:.:.:.:.:/:.:/ ヽ:.:. : : : : } レ' __      ヽi_    i} : : : :|: :::i.:.: : |: : :',
: : : |: : : : : : : |.:.:.:.:.:.:/   レ'ヽ: : : | ,ィ=≡ミ    ,r≡=ミ、   : : : : .|: :∧: : i}: : ::i
: : : |: : : : : : : | .:/i::,′       〉::::リ _´         _  `  |: : :.:/.:/ .::i ::/: : :.:|
: : : |: : : : : : : i / レ / / / / /i:ムイ(///)r‐、    ( ////) / : : /: : : : :|:/: : : : i}
:´ : : : : : : : . {  / / / / / / ヽ:/    〉        ̄   〈 : :./ :.: : : 、/.: :.:.:.i :ハ >>1おちゅ
ヽ i : : : : : : :.|   / / / / / / .爪    し            /:..:/: : : : : ::} i: :.: ::| : i}
:.:丶} : : : : : :.:.:     , ー、    ,::\          / : :.:/: : : : : ::/ノ: : : ::', ::|
: : :/ : : : : : .:/i   / ̄ .、〉 イ:.:.::.>          / : : : : : : :_: : : /:.:.: : :.:.:::i}::,′
,‐: :: : : : : ://   {     //. |:.:.:.:.:∧`≧ー  ― i/|―、 ´   `ヽ:.:.: :.:.:.:/:/
{ i/: : : : : /レ> _ー―r_' ヽ-、.レ'`ヽ' i´       ヽ   \    ∨:.:.:.:.:/
`i∧i: :/ヽ / / }     / / /.ヽ ̄_   ̄`ヽ      ',     ヽ   i}レ'i,′
./ T  i .爪.  / i /  `^⊂r、i _ノ.ノ    .}      }         ,'
}  ヽ/斗|ヽ / / .}     { ノ. '-_-っ ._ノ     〈        /⌒ヽ




前スレ>>935-936

まとめるときは『ウメネタ』でよかとですか?
7名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/19(土) 18:10:18 ID:9SbB35CW
唯「やべぇ、チン肉すげーついたわ。おい、メス猫!このチン肉しずめろや」
梓「はい…ぺろべろ、ちゅぴっ、あむぅ、にゅぽっ」
8名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/19(土) 20:01:35 ID:Bf2Guodn
>>1
乙です
9名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/19(土) 21:51:21 ID:+o7biEvt
>>4
細かいこと気にしたら思う存分書けなくなってしまうからな

文字だけで容量がヤバくなるのはスレに活気がある証拠かね
10名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/19(土) 23:23:10 ID:qJfLm1Qk
>>1乙たい焼きアイス
11名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/19(土) 23:43:32 ID:/3j04DoH
>>1
前スレの梅両氏もGJw
12名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/19(土) 23:54:35 ID:/UvP6w57
>>1
13名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 06:23:10 ID:psd3y/xm
>>1乙!
そういえば保管庫に投下しないのは何故?
あっちにあると結構便利なんだが
14名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 10:51:57 ID:TOwaehoh
>>13
では言い出しっぺが
15名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 12:35:35 ID:5kCURU5t
>>1
先輩後輩逆転ネタ振ったはいいが今考えると無茶だよなぁ…梓が後輩すぎるわ
というか敬語梓可愛いけど先輩になると敬語使う相手居なくなるんだよなぁ
16名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 13:16:49 ID:OMnj74IR
>>15
逆に敬語唯が非常にイイ!と思うんだ
17名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 13:33:44 ID:FaeivwNE
>>16
敬語唯・・・確かに見てみたいなw
18名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 13:44:52 ID:l8RBoKpm
桜高入学式…
和「ふたりはもうどこの部に入るか決めたの?」
梓「実は軽音部に入ろうかなって」
唯「あずにゃんがねー、去年の文化祭の演奏テープにハマりまくってさー。一緒に入ろうって聴かないんだぁ」
梓「ちょっ…言わないでよ、唯っ!」
和「へぇ、珍しいわね、梓が唯を振り回すなんて」
梓「だ、だって…その…唯とはずっとギターやって来たし…いつも一緒だったし…」
唯「あずにゃんには私が付いていないとね♪(ぎゅっ)」
梓「う、うぅ…ノーって言えないよぉ」
和「はいはい、ご馳走さま。まぁ、梓が一緒なら唯のことも安心ね」
唯「う〜、ひどいよ〜、和ちゃ〜ん」
和「あ、ほら、あそこ、軽音部の勧誘やってるみたいよ」
唯「おっ!本当だ!なんかデコがすごい人がいるよ!あとなんか眉毛っ!」
梓「後ろの人、顧問の先生かな。すごくきれい…」
唯「行こ、あずにゃん」
梓「うんっ!」


という同級生&幼馴染みルートをあえて模索してみた。
ただひとりギターやってた先輩が抜けて二重のピンチに陥った軽音部をゆいあずが救う、みたいな
この場合、唯は最初からある程度イケメンかな
19名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 13:48:38 ID:Rm+tuCUE
>>18
さぁ早くその設定で最後まで書く作業に戻るんだ
20名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 13:50:46 ID:NOnZTxK2
>>18
なんという素晴らしい設定
いいぞもっとやれ







補給所のIfストーリーにも期待
21名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 13:53:00 ID:4nc05cdY
>>18
どうぞ、続けて続けて
22名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 14:08:56 ID:cXUefdxU
前スレ埋めなくてもいいのか?
23名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 14:14:51 ID:aFWa5KFS
もう埋まってるよ容量オーバーで
書き込もうとしてみるとわかる
24名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 21:59:11 ID:Lu0QC2cj
先輩後輩逆転とか同学年とか面白い設定だけど
やっぱ唯が先輩で、あずにゃんは後輩が良いなあ。

家では妹に頼り切りでだらしのない、どちらかと言うと
ダメな先輩の唯が、あずにゃんの前ではびしっと決める、
みたいなのが好き。アニメの13話(番外編)みたいな。
25名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 22:18:22 ID:rFEBkwQb
まぁそれが基本だもんなぁ
26名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 22:47:47 ID:psd3y/xm
ちょっと異次元過ぎてついて行けないw>逆転
27名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 23:10:26 ID:IZmLEMY+
逆転話は難しいってか夢オチぐらいじゃないとできないかー
梓が素直になって唯に甘えるとか
唯が梓とふたりっきりだと唯ケメンになるとかのほうがあり得そうなのかな
28名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 23:18:05 ID:NOnZTxK2
逆転とかでも全く問題ない俺は、もしかしてSSの読み過ぎで映像の影響が薄れてるのだろうか

いつの間にか絵や声が脳内再生されなくても平気になってる
29名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/20(日) 23:36:45 ID:+huvH7hx
          ○
     ○ .、. ,':: ', , ○
      ヽ::: ::   ::: ,'     
       i::l:⌒Y::⌒Y
       |:l::●::_::●|
       ヽ:: ::ー- :ノ
        / ゙''―::"ヽ
       /: ./ ̄ ̄ヽ:ヽ 
       l:: | |    :|:: |
       l:: | |    :|:: |
       l:: | |    :|:: |
   ._, /:: | |    :|:: | ..r'.,、',ヽl |`\ヽ`'、:、
    | |/:: /|::|    :|:: /,' l:::\.!!l;;;;;;;;;ヽヽ.ヽヽ
    |/:: / l::|     ,'.i l |:r'''"´   ".ヽ! .', 、'、    そうだ・・・発想を逆転させるのだ!
  ((_.,ノ . ヽ:', ,__: ..! l .i i. __,,..、  __,,. i.| .| .l |    あの男のように!
   |. |   |::::: i i::::::| ! ', ','、-ti-ヽ ´rti-|l l ,'.,'
   |. |   |::::: i i::::::| ..':,';:',ヽ       l',' / ,'
   |. |   |::::: i i::::::|   `-、、.   '-'   //ノ
                 '、  -‐-  ,イ
                _,,!,`:、_.'"' ./,.!i、
              _,/ | -/ i""i゙',~i゙-:| `:、_
           _,,.-‐'゙/ ./i / l:  .l:: ',"l|. ヽ`ー:、__
      _,, .-'''"  ./  ./:l/_ .:l,r'';'-|:. _,',l l  ヽ   `''ー:、_
30名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 00:00:05 ID:8RzmD/Bi
唯「あずにゃ〜ん♪ぎゅ〜♪」

梓「……」

唯「あり?」

梓「どうしたんですか?」

唯「え、いつも私が抱きつくと怒るからなんか変だなって…」

梓「まあ、たまにはいいんです」

唯「そっかー、じゃあもっとぎゅ〜ってしていいよね〜」

梓「…あの、一つ提案があるんですが」

唯「なあに?」

梓「私が…私が唯先輩を…その…」

唯「え、あずにゃんがぎゅってしてくれるの!?」

梓「あ…まあ…」

唯「じゃあ〜どうぞ!」

梓「…はい」

ギュッ

唯「わっ、あずにゃんちっちゃいけどあったかいね♪」

梓「先輩は…意外と背中大きいです」

唯「む、どういう意味!?」

梓「あ、なんでも…」

唯「えへへ、あずにゃん、大好きだよ♪」

梓「私もです」
31名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 02:35:22 ID:WWzq/hr9
萌えますなぁ
32名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 02:54:30 ID:TVOeRyHO
「私も後輩欲しいです」
「じゃあわたしが今日一日後輩になってあげるよ!」
「…は?」

これならいけるんじゃね逆転ネタ。
…なんかごめん
33名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 03:04:43 ID:58xGVGdY
>>32
それいいなw
そしてたどたどしく先輩ぶろうとするあずにゃん…ニヤニヤしながら後輩を演じる唯w
34名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 04:59:56 ID:OaUWNTjL
>>32
それ使えばどんな状況も作れるなw
お嬢様な唯とか良さそう
35名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 08:52:03 ID:qW0Sb7Cr
お嬢様唯…


ハァ━━━*´Д`━━━ン
36名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 11:37:29 ID:SCVzXYBg
・後輩唯×先輩梓
・幼なじみ唯×梓
・1日〇〇体験

Ifネタは沢山出たが形にするの難しいなw
誰か頼む
37名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 12:59:16 ID:vyrp2qVv
ゆりゆりさんが何かやってくれそうな予感
38名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 18:23:53 ID:WWzq/hr9
表紙が唯澪だけど中身は唯梓&澪律な同人を買ったんだが
あずにゃんが唯を呼ぶとき『平沢先輩』とか呼んでてゲンナリした
39名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 19:18:59 ID:iQaKIAkP
呼称は大事だよなー
口調とか
40名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 21:35:49 ID:CbMU3T/3
kwsk
41名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 21:37:05 ID:CbMU3T/3
>>38
kwsk
42名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 21:48:02 ID:vJJ6rPg+

梓「はぁ…私も早く後輩ほしいなあ」

唯「じゃあ、私が一日あずにゃんの後輩になってあげるよ!」

梓「え?なんですかそれ…」

唯「はい、スタート!」

梓「え、えーと…じゃあ…ゆ、唯…?」

唯「なんでしょうかあずにゃん先輩!」

梓「えーと…そのあずにゃんっていうのはやめてもらえないかな?」

唯「あ!確かにあだ名で呼ぶのは失礼っすね!梓先輩って呼びます!」

梓(梓先輩…なんか…いいかも…)

梓「えへへ…唯、もっと先輩って呼んで?」

唯「梓先輩!」

梓(あぁ…なんだろこの感覚…先輩っていいなぁ…)

梓「コホン、唯、わからないことがあったらなんでも聞いてね?」

唯「はい!先輩、早速なんですがここの弾き方がわからないです!」

梓「そこは昨日教えたばかりじゃないですか!…ばかりじゃない!ちゃんと練習したの?」

唯「うぅ…私後輩なので梓先輩みたく上手にできないんです…もう一回教えてくれますか?」

梓「ま、まあそこまでいうなら仕方ないわね!先輩が一から教えてあげる!」

唯「わーい♪じゃあお願いしまーす!」

梓「まかせなさい!」



>>32
とりあえず書いてみた
43名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 21:52:14 ID:hSqDK0Xp
>>42
その先の世界を見せてくれ・・・

期待機
44名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 22:06:26 ID:9oVZnsj2
紬「続けなさい」
45名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 23:11:02 ID:TiC6higH
なにこれ凄く良い
46名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 23:50:06 ID:vJJ6rPg+
続き
唯「梓先輩、教えてくれたお礼にお茶お入れします!」

梓「え、いいよそんな」

唯「まあまあご遠慮なさらず座っててくだせえ!」

梓「うん…」

唯「さあ、お飲みになられてください!」

梓「さっきから微妙に敬語おかしいような…ありがとう」

唯「いえー、後輩が先輩に尽くすのは当たり前のことです!」

梓「そ、そうなの?」

唯「はい…」ジー

梓「…唯、もしかしてお菓子食べたいの?」

唯「え、いいんですか?それじゃあ遠慮なく〜」

梓「まだなにも言ってないけど…まあいいか」

唯「そうだ梓先輩、私、お菓子食べさせてほしいです!」

梓「ええ!?」

唯「ダメですかあ?」

梓「こ、今回は特別だからね!あーん!」

唯「ありがとうございます♪あーん」

ガチャ

律「あ、梓?」

澪「な、なにしてるんだ?」

梓「あ、いやこれは唯が…」

紬「まあ♪呼び捨てだなんて、仲よくなったのね!」

梓「ち、ちが…」

唯「梓先輩、一生ついていきます!」

律「おまえら…」

澪「あはは…まあいいんじゃないか」

紬「梓ちゃん、さすがね♪」

梓「な、なにがですか!」

唯「梓せんぱ〜い♪」

梓「も、もう!」
47名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/21(月) 23:56:05 ID:hSqDK0Xp
>>46GJ
畜生・・・このスレのSSは俺の心を掴んで離さねぇ
48名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 00:34:43 ID:DMe/gl3I
中野梓です。放課後。音楽室には私と唯先輩しかいません。ほかの先輩方は用事があるとかで遅れてくるそうです。

唯「あずにゃーん」

梓「なんですか?」

唯「お腹空いたよー」

私はそうですねと言い流す。確かに今はムギ先輩もいないのでティータイムはまだです。別に私もお腹空いたとか思っていません!

唯「そういえば、あずにゃんこれ一緒に食べよ」

そう言って唯先輩が鞄から取り出したのはとんがりコーン。てかなんでとんがりコーンを持っているんですか!

唯「ねえ、食べよ!」

梓「まあ・・・そうですね」

そうして私たちはとんがりコーンを食べています。

唯「あ、あずにゃん!」

梓「え!? あ、すいませんつい癖で」

そう私がやっていたのはとんがりコーンを指にはめること。やってしまったと私は顔を赤らめる

唯「私より先にやるなんて! えい!」

そう言い唯先輩は私の指にはさめたとんがりコーンを食べていきます
49名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 00:39:37 ID:5CTIVbrm
あずにゃんにゃ・・・ペロペロ
50名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 00:47:14 ID:DMe/gl3I
梓「ちょ、ゆゆゆゆ唯先輩! 何やってるんですか!」

唯「何って、あずにゃんが私より先にやるから」

先にはめたからってなぜ食べるんですか! 最終的には私の手にはめたとんがりコーンを食べてしまいました

唯「ごめんね、あずにゃん。はいこれお詫び」

そう言って唯先輩はとんがりコーンをはめる。何これ誘ってるんですか!?

梓「い、いいですよそんな!」

唯「えーお願いだよ」

うるうるした瞳で見つめられる。私はゆっくり唯先輩についたとんがりコーンを食べる。唯先輩はもう片方の手で私の頭をさわっていますが撫でてるんでしょう。スルーです。私は唯先輩についたとんがりコーンを食べ終える。しかしなぜでしょう私は唯先輩の指をなめています。

唯「ちょっとあずにゃん、大胆すぎるよー」

梓「手についたあぶらをとっているんです」

唯「そっかー、まあ私もあずにゃんなら」

チロ、チロと音楽室には私が唯先輩の指をなめる音が響いてます。



51名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 00:53:40 ID:1uHx7AwB
 ∧_∧
( ;´∀`) ちんこ勃ってきた。
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
52名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 01:00:10 ID:DMe/gl3I
律「ちーす、悪い遅れ・・・ってあれ」

ここでなんと律先輩、澪先輩、ムギ先輩が扉を開けて入ってきます

律「じゃ、邪魔したな!」

そう言って三人とも音楽室から出ていく。私は唯先輩の指をなめるのを止め顔を真っ赤にして頭を抱えます。

梓「あー! やってしまった! 取り返しのつかないことをやってしまった! 
・・・てか何で私は猫耳をつけてるんだ!」

唯「あずにゃんが可愛すぎるのでつい、えへへ」

えへへじゃないですよ! 変な風に思われたらどうするんですか!

廊下

澪「い、今のはなんだ! 猫耳つけた梓が唯の指をなめてたぞ!」

律「ホントだよ! どうゆうプレイだよ! ムギも鼻血出すな!」

紬「我が生涯に一生の悔いなし・・・」

その後私は先輩方の誤解をとこうとしましたがその日はからかわれまくりでした。しかも唯先輩にいたっては

唯「私もあずにゃんなら別に・・・いいよ」

なに顔を赤らめて言ってるんですか! また変な誤解を招くことを!

53名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 01:03:31 ID:DMe/gl3I
つうことで初投稿です。恥ずかしすぎて見直す気にもなれないので誤字あったらすいません。
ちなみに今とんがりコーン食べていてとっさに書きました。無論手につけて・・・誰か俺の手についたとんがりコーンを食ってくれと思う今日この頃
54名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 01:22:16 ID:og5N6WlT
本当にやってそうだから困る。いや困らない。萌えた。

二人だけの世界もいいけど他キャラがこういう絡みをするの好きだw
55名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 01:37:48 ID:K0Ez9uFQ
>>53
GJ!
さて……第二のムギにでもなるか
56名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 01:53:42 ID:meKlFw/n
>>46>>52
GJ!!
寝る前に覗いてみたけど、今日はいい夢がみられそうだぜぇ
57名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 02:46:42 ID:9m4uYXsS
>>51
ちょwww勃つなwww
>>52
むきゅぅぅぅぅぅ
58名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 03:05:54 ID:cTubsx3P
>>53GJ
その発想はすごいな。見習わないとだな
59名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 12:52:59 ID:fEjZs/0r
唯「あずにゃんペロペロ、っと」
梓「あれ、唯先輩がパソコンなんて珍しい。なにしてるんですか?」
唯「うええぇぇ!?あ、あずにゃんなんでもないよ!」
60名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 15:29:57 ID:NQxQvWG6
>>59
逆にあずにゃんは唯スレで・・・
61名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 21:33:09 ID:fEjZs/0r
梓「いまおれ唯先ぱ…唯ちゃんとあったかあったかしてるよ、っと」
唯「ん〜…あずにゃ〜ん…もういっかいやろうよ〜…」
梓「わかってますよ、唯先輩」
唯「あ〜、また先輩扱いした〜」
梓「…悪かったよ、唯」

とか無理に男の子演じてたりしてハァハァ
62名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 22:18:48 ID:D+Dh+oy6
63名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 22:21:05 ID:Ih0aYbjm
>>62
かわいいい くぁwせdrftgyふじまlp;@:「」
64名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 23:16:45 ID:dXNmYn/A
65名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/22(火) 23:53:39 ID:D+Dh+oy6
全年齢板なので気持ちモザイクかけてみました!
ttp://ranobe.com/up/src/up398105.jpg
66名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 00:03:56 ID:UxL/S7wH
ttp://ranobe.com/up/src/up398116.jpg

何か貼らなきゃいけないような気がした
67名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 00:25:34 ID:BYQ8MPRv
原作3巻早く出ないかねえ
唯梓の仲良しっぷりが見たいよ
68名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 19:27:51 ID:pjvq+vfu
唯梓スレの住人はなんでこんなに統率されてんの?
69名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 19:44:34 ID:0WtCIHUv
なんだこの統制されたスレは
70名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 19:44:38 ID:SBe/UdGe
お前ら訓練されすぎwwwwwwwwもっとやれwwwww
71名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 19:50:52 ID:0+3Ivfwq
ヤベェ…どれもコレも俺を悶え殺す気だ……本望っ!!
72名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 21:51:58 ID:ybPhV1LR
「あずにゃ〜ん」
 その言葉が耳に届くと同時に、私の体がふんわりとした暖かさに包まれる。
「もう。先輩、練習中ですよ?」
「いいじゃ〜ん、あずにゃん暖かいし〜」
「どんな理由ですか、それ」
 はぁ……と、ため息を吐くけど、実はそこまで嫌なわけじゃない。なんというか、先輩に抱きしめられるとほっとするし、体だけじゃなくて心まで暖かくなるから。
 だけどやっぱり部活中に抱きつかれるのは少し抵抗がある。練習できないのもそうだけど、何より先輩たちに見られるのが恥ずかしいし……。
 だから、放してくださいと先輩に頼むんだけど、唯先輩はそれに答えずにさらに抱きしめる力を強くしてくる。
 ……完全に逆効果じゃないですか、これ。
「練習はどうしたんですか」
「ちょっと休憩だよ〜。りっちゃんたちも、ほら」
 唯先輩が指差した方向を見てみると、そこには膝枕をしている律先輩と、恥ずかしそうに顔を埋めている澪先輩。
 ……部活中に何してやがるんですかこのバカップルは。というか、ムギ先輩鼻血拭いてください。
「ね? みんな練習してないでしょ?」
「いや、それはだめでしょう」
「だから、私たちもイチャイチャしようよ」
「ってどうしてそうなるんですか――――――――ッ!!!!!」
 絶叫。唯先輩の腕の中から強引に抜け出して、距離を取る。
「あ……」
「え……?」
 すると、唯先輩は今にも泣きそうな表情になってしまった。
「あずにゃん……そんなに、嫌だったの……?」
「ち、ちが……ッ、そうじゃなくて……」
 ど、どうしよう……。このままじゃ先輩を泣かせちゃうよ……、その前に誤解を解かなきゃ。
「あ、あの、違うんです! 抱きつかれるのが嫌なわけじゃなくて……」
「じゃなくて?」
 どうやら嫌がられているわけじゃないと理解して、ほっとした様子の唯先輩。だけど、それならどうしてといった風な瞳で私を見てくる。
「じゃなくて……」
 それ以上言葉が続けられない。だって、これ以上続けるということは、つまり、私が恥ずかしい思いをすることになるんですから……。
 言えない、先輩に抱きつかれるのが実は物凄く嬉しいなんて、とてもじゃないけど私の口からは言えない。そもそも私のキャラじゃない。
 そんなことを考えていると、なかなか口を開かない私に不安を感じたのか、唯先輩が再び泣きそうな表情になっていた。
 どうしよう、早く言わないと……でもそれじゃ私が……でもそうすると唯先輩が――えぇいままよ!
「唯先輩に抱きつかれるのは……その……、嫌なんかじゃなくて、むしろ好きなんです」
「へ?」
「好きなんですけど……、やっぱり恥ずかしいので、できれば二人っきりのときだけにしてほしいかな……とか」
「……」
 あ、あれ? 空気がおかしい……。なぜに唯先輩は黙っているのだろうか。いや、それより私はさっき何と言った?
『できれば二人っきりの〜』
 ボンッと音を立てて、一気に顔が熱くなった。
「ちちち違うんですよ!? 今のは言葉のあやというか何というか」
「あずにゃん可愛い〜」
「わひゃぁっ!?」
 必死に弁解していると、その声を遮って唯先輩が急に抱きついてきて、思わず変な声を上げてしまう。
「ちょ、何するんですかいきなり! 離れてください!」
「やだ〜」
「やだじゃありません! 離れてください!」
「いいじゃん〜、あずにゃんも抱きつかれるの好きなんでしょ?」
「す……好きですけどそれとこれは話が違いますッ!」
 第一恥ずかしいから二人っきりのときだけにしてくださいって言ったじゃないですか。
「ん〜、いいじゃんりっちゃんたちのほうがもっと凄いスキンシップしてるよ?」
 言われて指差された方向を見ると、今にもキスする5秒前な二人。
「あ――あんなバカップルと比べないでくださいッ!」
「あずにゃんうるさい〜。ちゅーしちゃうよ〜?」
「何言ってるんですか!? ちょ、止めてください! 離れろーッ!」
「たまりませんわぁ」
「ちょ、ムギ先輩見てないで助けてくださいよ!」
「いやよ面白そうなのに」
「あずにゃ〜ん」
「止めろーッ!」
「あらあらうふふ」
73名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 21:52:02 ID:eY7mdx25
Fin
74名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 22:43:55 ID:xSlEUG13
>>72
な、こ、この部活は天国ですか?!
カップル二組と変態…フヒヒヒヒw
75名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/23(水) 23:49:06 ID:jr5Ls82t
>>74
> カップル二組と変態
こらw
76名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 00:15:09 ID:Fo84z6Eu
変態でも……、羨ましいぜ、ムギちゃん
とりあえず>>72GJ
77名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 00:17:57 ID:L71sxCkb
梓「……んん」

朝、目を覚ますと隣に裸の唯先輩がいた。というか私も裸だったけれど

梓「………あぁ、どうしよう。勢いとはいえあんなこと…」

そう、ついに私は唯先輩と一線を越えてしまったのだ。
まぁもともと恋人同士だったから構わないのかもしれないけど…

唯「……むにゃ…あずにゃん…大好き…だよ」

梓「唯……先輩……」

こんな可愛らしい寝顔をしている恋人が昨夜、あんなにリードしてくれたなんて今でも考えられない

梓「私も大好きですよ……いえ、愛してます」

私はまだ夢の中にいるであろう最愛の人にキスをおとし、顔を胸にうずめるようにしてまた眠りについた。


みたいなのをどうぞ長々とお願いします!!!!
78名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 00:21:58 ID:lW52wkbn
>>77
どうぞ長々とお願いします!!!!
79名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 00:29:35 ID:L71sxCkb
おっとサゲ忘れすまん

>>78
俺にはそんな文才ねぇよwwwwwwww頼むからだれかかいてくりwwww
80名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 00:35:34 ID:Jl3hUgVh
梓「せっかく憧れの軽音部に入ったんだ!先輩たちに負けないように頑張ろう!」

唯「いっしょに練習しよ?」

梓「はい!」

唯「一緒にかえろ?」

梓「はい」

唯「今日私の家でご飯食べよ?」

梓「え?は、はい」

唯「泊っていってよ」

梓「あ、えー、はい…」

唯「一緒に寝ちゃおうよ」

梓「あ、あれ…?」

みたいなの書こうとしたが断念する
81名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 00:37:53 ID:Yt7pMNOt
>>80
諦めんなよ諦めんなよお前!!
どうしてそこでやめるんだそこで!!
もう少し頑張ってみろよ!
82名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 00:51:21 ID:GMmpwWR/
やれる!お前達ならやれる!!
自分を信じるんだ!!
83名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 01:13:04 ID:lW52wkbn
だからこそ!Never Give Up!!
84名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 01:50:30 ID:L71sxCkb
おい誰か>>77の続き頼む

85名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 03:17:07 ID:SJIo5OdF
>>84

唯「あずにゃーん…寝ちゃやだよ〜」

梓「先輩!起きてたんですか?」

唯「うん…ねえ、もう一回、しよう?」

梓「…もう、先輩のえっち」

唯「へへ〜…」

唯先輩は私の胸を静かに撫でる。私はその心地よさに思わず声を上げてしまう。

梓「ん…あっ…ゆ、ゆい…せん…」

唯「あずにゃん…ペロペロしてもいい?」

梓「や…だめ…」

唯「いただきます♪」

梓「だめって…言ってるのに…あぁっ…ひゃうっ…!」

唯先輩の柔らかい舌が私の胸に触れた瞬間、私はあまりの快感に悶えてしまう。

唯先輩の唾液が胸全体を覆う頃には、私は完全に唯先輩のとりこになっていた。

梓「ゆいせんぱ…きもち…いい…よ…」

唯「あずにゃん…あそこも…いい?」

梓「うん…きもちよく…してね…?」



すまん…
そろそろ自重するよ…
86名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 03:31:05 ID:L71sxCkb
>>85
おい…涙が溢れてきたぞ……
ちょっと俺死んでもいいわ
87名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 03:36:59 ID:SJIo5OdF

梓「こんにちはー」

唯「あっ…さて、ギー太の手入れやらなきゃな〜!」

――最近、どういうわけか唯先輩が私から距離を置いている。
唯先輩に話しかけても、まともに相手をしてくれなくなったのだ。
ある日
梓「唯先輩、ここなんですけど…」

唯「ひっ!み、澪ちゃんここ教えて!」

またある日
梓「唯先輩、このお菓子どうですか?」

唯「きゃあ!り、りっちゃんお菓子どう!?うんまいよう!」

さらにまたある日
梓「唯先輩、お疲れさまです」

唯「あひぃ!む、ムギちゃん!今日もいいたくあん眉毛だね!」

紬「えっ…」


こんな調子で、唯先輩は私と話すのを徹底的に避けるのだ。
しばらくはふざけているだけだと気にしていなかったけど、
1週間、2週間と過ぎていくにつれて、だんだんと不安な気持ちになってきた。

こんなことは考えたくないけど…私のことが、嫌いになってしまったのだろうか。
無理もない。日頃の先輩に対する態度を考えれば、生意気な後輩だと思われても仕方ないだろう。
まあ、部活に専念するなら、これくらいの関係でちょうどいい。

…そう思おうとしても、胸にポッカリと穴が空いたような感覚は、どうしても消えなかった。
88名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 03:37:56 ID:SJIo5OdF
そんなある日

梓「こんにちはー…あ…」

唯「う…」

二人きりの音楽室に、気まずい沈黙が流れた。
その雰囲気から逃げるように、唯先輩は無言で部屋を出ようとする。
そして私は衝動的に、すれ違う唯先輩の腕を掴むと、そのまま抱きしめた。

唯「きゃあ!な、なな…」

梓「…どうして、ですか」

唯「え?」

次の瞬間、堰を切ったかのように涙が溢れ出す。溜まっていた感情が、とめどなく溢れ出す。

梓「うっ…う…うぅ…うえ…」

唯「あ、あずにゃん!?」

梓「どうして…私としゃべってくれないの?
 どうして、私と目を合わせてくれないの?答えてよ先輩…」

唯「……」

私は唯先輩を離してその目を見つめた。
しかし先輩はただ黙ってうつむくだけだ。そんな先輩を見て、私は確信した。

梓「先輩は…私のことが嫌いなんですね」

唯「ええ?」

梓「私が生意気だから…だから、私と話すのが嫌になったんですね」

唯「ち、違うよあずにゃん!」

梓「違わない!先輩は私と話したくないくらい嫌いなんだ!だから…」

私が言い終わらないうちに、今度は唯先輩が私を抱きしめた。
突然のことに、私は訳が分からなくなる。
89名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 03:39:29 ID:SJIo5OdF
梓「唯先輩…?なんで…」

唯「…きだから…」

梓「え?」

唯「好きだから!」

梓「は?す、好き…って…?」

先輩は確かに「好きだから」と言った。でも、好きって?なにそれ?どういう意味なの?
疑問符で埋め尽くされた脳内を整理できないでいると、唯先輩はぼそぼそと話し出した。

唯「…私、少し前からあずにゃんのことが頭から離れなくなっちゃったの…
 それであずにゃんと顔を合わせると、頭が真っ白になって、
 何も考えられなくなっちゃって…それで…」

梓「それで私と話をしなくなったんですね…」

唯「…うん」

唯先輩の話を聞いて、私はほっとしていた。
よかった。先輩は私を嫌いになったわけじゃなかったんだ。

梓「…先輩の、バカ」

唯「ええ?ば、バカ?」

梓「はい、バカです。先輩のせいで私…すごく寂しくて、すごく悲しい思いしたんです」

唯「うぅ…ごめんなさい」

唯先輩の申し訳なさそうな顔を見ていると、とてもいとおしい気持ちになる。
――そうか、私は唯先輩のこと…
90名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 03:40:56 ID:SJIo5OdF
梓「埋め合わせ、してください。そしたら許してあげます」

唯「埋め合わせ?って、なにすればいいの?」

梓「私に…好きって言ってください」

唯「ええ!?な、なな…」

梓「嫌ならいいです。もう二度と口聞きません」

唯「わ、わかったよぉ!もう…」

唯先輩は顔を真っ赤にして、おずおずと言った。

唯「あずにゃん…す、好き…だよ」

梓「先輩」

唯「な…なに?」

梓「私も…好きです」

唯「…!」

唯先輩は驚いたように目を見開く。そんな唯先輩に、私は続けて言う。

梓「これで私たちは両想いですね。だから…」

唯「だから…?」

梓「私たちは恋人同士です」

唯「ええ!?」

梓「嫌ですか?」

唯「嫌じゃ…ないけど…」

梓「じゃあ決定です!改めてよろしく、唯先輩♪」

唯「う…うん…」

梓「あ、先輩は変かな。唯、でいいですか?先輩もちゃんと名前で呼んでください」

唯「あ…あず、さ…」

梓「聞こえないな〜?」

唯「もう!梓!私も大好きだよ!」

梓「きゃあ!」


思い切り抱きつく先輩の胸の中で、私はとびきりの幸せを噛みしめていた。
ありがとう唯先輩…じゃない、ありがとう、唯♪
91名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 03:43:24 ID:SJIo5OdF
以上です!
一気に投下してすまんね
92名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 04:25:45 ID:v/LSiQnF
>>91
いいよいいよーGJだよ
唯も恋愛経験無さそうだから本気で好きになったらどうしていいかわからなくなるかも
93名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 04:28:00 ID:ps7iNx2Y
むしろ唯は積極的に行きそうな気がするな
>>91GJ
94名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 04:37:19 ID:W6MyBSAc
唯は怖いもん無し一直線って感じだからなぁ
あんまり臆病になる感じはしないけど、恋して臆病になってる唯も可愛いよね!!!
95名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 05:12:17 ID:L71sxCkb
ええい!!なぜ軽音部の部室にベッドがない!!


梓「ひゃっ…駄目ですよ唯先輩!みんなが来ちゃいます!」

唯「ごめんね梓…私…我慢出来ないや」

梓「……っ!んいやぁ!……先輩待って!待ってよう!……うぅ……」ポロポロ

唯「あ、あずにゃん!?ごめんよ!……わ、私……だめ……梓に嫌われちゃうの…やだよぅ……グス」

梓「え?ち、ちょっと先輩!先輩が泣かないで下さいよ!……それにここじゃやなだけです!ふ、二人きりのときにしましょう!」

唯「う…ん。ごめんね。ごめん……」

梓「もう……泣かないで下さいね」

唯「うぅ…うぇっ…うわあああん……」ポロポロ

梓「よしよし……唯先輩…今日、家に泊まってもいいですか?」

唯「…ぐすん……うん。いいよ」

梓「じゃあ……今夜はよろしくお願いします。……チュッ」

唯「……!…あずにゃん…私……倒れそう…」


平沢宅

ギシギシアンアン
96名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 05:16:37 ID:W6MyBSAc
とりあえず
ここ一応全年齢板だからageてエロ書くのは自重しようよ
97名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 07:28:52 ID:gLj4SLYw
98名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 18:36:40 ID:L71sxCkb
くやしいのうwwwwwwくやしいのうwwwwww
99名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 23:06:23 ID:dsFoqyy4
>>85みたいな
ガンガン攻めてくる唯にメロメロなあずにゃん、
>>90みたいな
誘い受けあずにゃんとヘタレ攻め唯ちゃん

どっちもおいしいです
100名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 23:39:35 ID:6QUUowk5
どの唯梓も最高!

唯は最初は戸惑っても慣れるとノリノリで攻めそうな気もする
101名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 23:42:06 ID:L71sxCkb
というかおい>>96
俺はエロは書いてないだろ
お前は馬鹿か
102名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 23:44:25 ID:EThuOvbF
Sな唯とか良い
103名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/24(木) 23:54:31 ID:1kBjCgN1
基本唯が責めだろ

けど本人には自覚なし

あずにゃんムンムン
104名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 00:35:53 ID:qzrggtvs
うちの唯は天然ドSですが何か?
105名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 03:14:27 ID:gYK6RJrD
唯「澪ちゃ〜ん、髪さらさら〜♪」

澪「や、やめろ唯!」

唯先輩が澪先輩の長い髪の毛をいじって遊んでいる。まるで子供だ。
でも…唯先輩は、結ばない方が好きなのかな。
私は無意識に自分の髪を撫でて、そんなことを考えていた。

紬「髪、下ろしてみたらどう?」

梓「きゃあ!」

突然背後からムギ先輩が声をかけてきた。この人は読心術でも会得しているのだろうか。

梓「なっなんでそんなこと…」

紬「たまにはいいかと思って…きっと唯ちゃんも喜ぶわよ?」

梓「な、なんで唯先輩が出てくるんですか!何も関係ないです!」

紬「あら、そうかしら?うふふ」

まったくムギ先輩は…でも、確かに唯先輩の反応は気にはなる。
かわいいとか、似合うだとか、そういうことを言われたいわけじゃ…ない。
ただ、後輩として先輩にそういう友好的な態度を示すのは大事なことだ。
そう理由を付けて、私は鏡の前へと向かった。

唯「あれえ?」

髪を下ろした私を見て、唯先輩がすっとんきょうな声を上げる。

唯「あずにゃん、どうしたの?髪、澪ちゃんみたいだね」

梓「べ、別に…ちょっと暑いので下ろしただけです」

唯「そうなんだ〜なんかその髪型…」
106名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 03:16:39 ID:gYK6RJrD
私はなぜか緊張していた。先輩はなんと言うだろうか。まずい。なんでこんなに…

唯「似合わないね!」

梓「え…」

高まっていた鼓動が、一瞬にして静まる。
私、一体なにしてるんだろう…わずかな期待は後悔に変わっていた。

梓「あ…そ、そんなことはわかってますよ!ホントにただ暑かっただけですから…」

私は溢れる涙を悟られないように、下を向いてギターの手入れを始める。
本当にバカだ私は。魔が差したっていうのはさっきの自分のためにあるような言葉だろう。
――ふと、髪に力をかけられるのを感じて、私は頭を上げる。すると…

唯「あずにゃんは、やっぱり髪縛ったほうがかわいいよ♪暑いならこうしたほうが涼しいしさ」

梓「先輩…」

唯先輩は、私の髪を元のように縛っていた。いつものツインテール。いつもの私…

唯「できた!うん、やっぱりこのほうがかわいいや!」

梓「ありがとう…ございます」

唯「ん〜♪あずにゃ〜ん♪」

梓「ちょ、ちょっと…もう、先輩ったら」

――ありがとう先輩。澪先輩は澪先輩、私は私…ってことなのかな。
だからやっぱり私はこのままで、ツインテールのままでいようと思います。


終わり
107名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 03:19:13 ID:gYK6RJrD
深夜に失礼、文章に変なとこがあるのはお許しを…

しかしこのスレも最近活気があるみたいでなにより
108名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 04:30:38 ID:lDV6RR3P
  ∧_∧
  ( ;´∀`) <ちんこたってきた
  人 Y /
 ( ヽ し  
 (_)_)
109名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 05:38:26 ID:9vM4zai+
>>108
ただの朝立ちだよ
110名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 07:59:49 ID:FpQ8oKc5
>>107
良いねぇ
111名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 10:09:13 ID:uoGUINta
>>107
主要なSS投下犯がブログを立ててしまったから以前の様な活気は無いな〜。
112名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 11:43:27 ID:BkGjfJg8
そういやここではifって微妙なのか?
少し前にここで話題になってた後輩唯とか大好物なんだが
113名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 12:15:33 ID:8EfisjQN
>>112
俺は大好物だ
114名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 12:17:18 ID:GirF6hdg
唯が梓に憧れて入部する辺りが好きだし、ifもそれはそれで面白いけど
基本は唯が先輩で梓が後輩だからそっちを主体にするのが自然の流れだろう。
115名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 12:52:52 ID:9p0lG2Jx
>>112
俺は好きだが>>115の言うように基本を主体にするのが自然の流れだからな。
でも、>>112がifを書くのなら俺は止めはしない、さあ書くんだ。
フルスロットルな脳内で想像して創造するんだ。いや、してください。
116名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 13:28:37 ID:gYK6RJrD
もしも唯とあずにゃんの性格が入れ替わったら…

梓「新入部員の中野梓です!よろしくお願いします!」

唯「よろしくね梓ちゃん!…どしたの?」

梓「あの…これ着けてみてください!きっと似合います!」

唯「な、なにこれ?」

梓「なにってネコミミですけど?」

唯「いや、それは分かるんだけど…」

梓「いいから着けてくださーい!」

唯「ちょ、ちょっとやめてよ梓ちゃん!きゃあ!う、うう〜…」

梓「おお…あの、にゃーんって言ってみてください!」

唯「にゃ、にゃーん…?はっしまった!つい!」

梓「か、かわいい…唯にゃん先輩と呼ばせてください!」

唯「な…!あまり先輩をからかうと怒るよ!」

梓「う…あ、お菓子どうですか?あーん」

唯「ちょ、やめ…パク」

澪「おいおい、そんなので機嫌が直るわけ…」

唯「うまぁい…」

澪「なおったー!?」

梓「というわけで唯にゃん先輩、改めてよろしくお願いしますね!」

唯「う、うん…」

梓「ああ、もう我慢できない!ぎゅ〜♪」

唯「や、やめてってば梓ちゃん!んもー!」


>>115
希望・欲望・煩悩 リボンかけて包装してみました
117名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 13:44:26 ID:9p0lG2Jx
>>116
ガチで麗しいSSだGJ   やっぱifは新鮮で良いね。

ネタどっさり持ち寄って New Type Version のゆいあずを考えてみるか
118名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 18:01:47 ID:rarAVx9Y
IFものは最近元気無いな〜。ちょっと残念・・・。
119名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 18:10:12 ID:rbJpTngP
唯「あーずーさー、あいすー」

梓「もう、お姉ちゃんもご飯作るの手伝ってよ」

こんな感じのだれかお願いします
120名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 18:33:34 ID:+zTXVq8g
>>119
これってもしや憂と梓が結婚したんじゃ…と思ったよ
121名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 19:01:53 ID:xXg08Ob3
あずにゃんが唯のことをお姉さまって呼んでて、
唯はお嬢様キャラな設定で誰か書いて下さいお願いします
122名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 19:54:03 ID:8EfisjQN
>>121
言い出しっぺの法則
123名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 19:58:17 ID:U5RAepDe
>>116
ifネタどうかと思ってたが良い意味で裏切られた
もっとやれ
124名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 20:05:25 ID:gYK6RJrD
>>119
よしきた

唯「あずさ、アイス〜」

梓「んもーお姉ちゃんたら…夕飯の前はダメだって言ってるでしょ!」

唯「そんなこと言わないでさあ、ねっ?」

梓「うっ…そんな顔してもダメ!」

唯「あーずーさー…じゃあ半分こしよ?それならお腹いっぱいにならないよ!」

梓「だ、だからダメだってば…」

唯「ね、お願い!いっしょーのお願いだから!この通り!」

梓「もう…わかったよ、食べていいよ」

唯「さっすが梓!話が分かる!」

梓「はぁ、私も甘いなあ…」

唯「じゃあはい、あーん」

梓「え…お姉ちゃんが先に食べなよ」

唯「いいから先に食べて!はい、あーん!」

梓「う、うん…あ、おいしい…」

唯「でしょ!やっぱり食べてよかったね!」

梓「うん…そうだね」

唯「あ、梓、ほっぺにアイス付いてる!ちょっとじっとしてて」

梓「え?な、ちょ、ちょっとお姉ちゃ…」

ペロリ

唯「んー、あまーい♪」

梓「あ…あ、あう…」

唯「ん?どしたの梓」

梓「な…なんでもない!ゆ、夕飯の準備するから手伝って!」

唯「はーい♪」

梓(もう、お姉ちゃんったら…えへへ、まあいっか♪)



以上です
125名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 20:15:57 ID:wznYfLSO
ここは桃源郷かなにかですか?
126名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 20:17:39 ID:9p0lG2Jx
>>125
天国です
127名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 20:38:00 ID:rarAVx9Y
>>126
俺はここで青春時代を謳歌するぞ!
128名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 20:40:23 ID:rbJpTngP
>>124
GJ! ありがとう!
129名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 22:26:47 ID:EApWBmO4
唯「梓先輩!「

梓「うん? どうしたの唯?」

唯「このコードが解らないんですけど教えてください!」

梓「また? そこはさっきも教えたじゃない」

唯「でも忘れちゃって……てへへ」

梓「てへへじゃないでしょ、もう……」

唯「教えてくれないんですか?」

梓「教えてあげるよ、今度は絶対に忘れないようにみっちりとね」

唯「ありがとうございます梓先輩!」

梓「わっ! もう、急に抱きつかないでよ」

唯「えへへ〜、梓先輩、ちっちゃくてかわいいんだもん」

梓「ちっ……、ちっちゃくなんかないよ!?」

唯「ちっちゃいですよ〜。ほら、手のひらもこんなに」

梓「比べないでよ! そ、それは唯がおっきいだけなんじゃない?」

唯「そんなことないですよ〜、梓先輩がちっちゃいんです」

梓「むぅ……、そんなことより練習しよ!」

唯「あ、話を逸らした」

梓「う、うるさい! そんなこと言ってると教えてあげないよ?」

唯「ご、ごめんなさい!」

梓「はぁ……、それで、このコードはね……」

唯「はいっ」

梓「――はっ! ……何だ夢か」

梓「でも、唯先輩が後輩……、いいかも……」

梓「今度頼んでみようかな」

 ――今度、一日だけ私の後輩になってくれませんか?



Fin
130名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 22:28:03 ID:EApWBmO4
唯「梓先輩!」

梓「うん? どうしたの唯?」

唯「このコードが解らないんですけど教えてください!」

梓「また? そこはさっきも教えたじゃない」

唯「でも忘れちゃって……てへへ」

梓「てへへじゃないでしょ、もう……」

唯「教えてくれないんですか?」

梓「教えてあげるよ、今度は絶対に忘れないようにみっちりとね」

唯「ありがとうございます梓先輩!」

梓「わっ! もう、急に抱きつかないでよ」

唯「えへへ〜、梓先輩、ちっちゃくてかわいいんだもん」

梓「ちっ……、ちっちゃくなんかないよ!?」
131名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 22:28:54 ID:EApWBmO4
>>130
誤爆
132名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 22:37:26 ID:rarAVx9Y
こんにちは、中野梓です。本日は唯先輩の家にお邪魔してます。と、いってもギターの練習をするなんて言う建設的な事などやりません。ゴロゴロするだけです・・・。おっと、もうこんな時間ですか・・・早く帰らないと・・・。
「唯先輩、そろそろ帰りますね。お邪魔しました」
その言葉を聞いた途端唯先輩が私の後ろから抱きついた。
「ちょっ、唯先輩離して下さい」
「やだよ〜。もうちょっとあずにゃんをギュッてしてたい」
「わがまま言わないで下さい」
「え〜・・・だって〜」
唯先輩が珍しくだだをこねる。いつもならこのくらいのやり取りで離してくれるのに・・・。
「離して下さい!」
「ッ・・・!」
あっ、ちょっと強く言い過ぎたかな・・・。唯先輩が急に黙りこくってしまった。
「ご、ごめんねあずにゃん。やっぱり嫌だったよね・・・」
唯先輩が私を抱く力を緩める。
「せ、先輩、違うんです!」
私が口を開いたと同時に唯先輩も口を開く。
「そうだよね。私があずにゃんがいないと寂しいからって・・・引き止めちゃってごめんね・・・」
そういって腕を放した。振り向くと寂しそうに私を見ている。私は若干の躊躇の後唯先輩に抱きついた。
「えっ!?」
「唯先輩。私、先輩の事が嫌なんかじゃありません」
「そんな気を使わなくてもいいよ〜」
返事の代わりに私は更に強く唯先輩を抱きしめる。
「あずにゃん〜♪」
唯先輩はさっき迄の表情が嘘のように明るい笑顔を浮かべる。
「う〜ん、今夜は離れたくないよ〜」
「い、いいですけど」
「わ〜い」
フフフ、今夜は寝かせませんよ唯先輩♪


最近投下量がへったので勢いで書いてみた。反省は全くしていない。流れも文章も滅茶苦茶だが若気の至りなので許して欲しい。
133名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 22:42:10 ID:EApWBmO4
>>132
GJ! だが許さない
許してほしければもっと書くんだ! さぁ早く!
134名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/25(金) 23:59:33 ID:gYK6RJrD
唯「あずにゃ〜ん♪」

梓「せ、せせ先輩、どこ触ってるんですか!」

唯「う〜ん♪あずにゃんのおっぱい柔らかくてふにふに〜♪」

梓「や、やめ…はぁ…せ、せんぱ…」

唯「…あ、ごめんあずにゃん、調子に乗りすぎちゃった…」

梓「許しませんよこんなことして!先輩にはおしおきしないといけないですね…」

唯「お、おしおきって…きゃ!」

梓「目には目を!歯には歯を!揉まれたら揉みかえすしかないです!」

唯「や、あずにゃ、ちょ、やめ…ひゃん!」

梓「まだまだ!今まで唯先輩に受けた恥辱はこんなもんじゃないです!」

唯「やぁっ…あ、あずにゃん、そんなに強くされたら壊れちゃうよぉ…」

梓「まだまだぁ〜!」


>>133
これでどうか>>132を許してやってくだせえ!
135名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 00:15:04 ID:pvg10amm
許す!



だがもっと書け
136名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 00:33:52 ID:jXtm5RAF
私、平沢唯は今とっても機嫌がよくありません。
何故なら愛しのあずにゃんが澪ちゃんに取られてしまったからです。
といっても、あずにゃんが澪ちゃんに宿題で分からない所を教えてもらっているだけなんだけどね?
本当は私が教えられればいいんだけど…
あずにゃんもあずにゃんで、私のことはスルーして
「澪先輩、数学の宿題で分からない所があるんですけど教えてくれませんか?」
なんて言うんだよ。ちょっと妬いちゃうよね。
りっちゃんも澪ちゃんを取られちゃって寂しいみたい。
二人にちょっかいを出してたけど澪ちゃんに殴られて、今はムギちゃんに介抱されてます。
残った私はただ黙って二人の事を見ているだけ。
本当は今すぐにもあずにゃんにギューって抱きつきたいけど、我慢、我慢。
あずにゃんを怒らせて嫌われちゃうのはやだもん。
でも、スラスラとシャーペンを走らせるあずにゃんは私のことをちっとも見てくれないので、やっぱり寂しい。
あーあ、早くこの時間が終わればいいのに。
そうしたら、すぐに足りないあずにゃん分を補給するんだ。
きっと、あずにゃんは恥ずかしがって私から離れようとするんだけど、でもダメだよ?
私は寂しい思いをいっぱいしたんだから、あずにゃんが何を言っても離れてあげないから。
「じゃあ、これで終りにするか」
「澪先輩、ありがとうございました」
私の願いが通じたのか、宿題を終えたあずにゃんが教科書やノートを鞄にしまっていく。
やったー!あずにゃ〜ん!
今まさに抱きつこうとしたその時だった。
137名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 00:37:15 ID:Qy5hJIBR
「痛っ……」
そう小さく呟くあずにゃん。
あれ?私まだ抱きついてないよ?
不思議に思って覗き込むとあずにゃんの人指し指から血が流れている。
どうやらノートをしまう時に切っちゃったみたい。
「ち、血が……」
あ、澪ちゃんが倒れた。
「しっかりしろ、澪!」
「待ってて。確か鞄の中に絆創膏があったはずだから」
りっちゃんは倒れた澪ちゃんの介抱。
ムギちゃんは慌てて鞄の中から絆創膏を探している。
「あずにゃん大丈夫?」
「ちょっと紙で切っただけですから平気ですよ」
「でも……」
あずにゃんはそう言うけど傷口は結構深そう…
血は止まる所か指を伝い下へとこぼれ落ちそうだ。
止血しなきゃ…
考えるよりも先に体が動いていた。
「唯せんぱ…な、何を!?」
指をくわえるのと同時にあずにゃんが声を上げる。
それを無視して傷口を吸い上げると血で汚れてしまった指を舌で綺麗にしていく。
「ムギちゃん、絆創膏見付かった〜?」
一旦、指から口を離して後ろへ振り向く。
…あれ?りっちゃん、何で金魚みたいに口をパクパクさせてるの?
澪ちゃんは両手で顔を覆っているけど耳まで真っ赤に染まっている。
えっと、ムギちゃん。何でそんなに息が荒いの?
しかもお目当ての絆創膏はムギちゃんが強く握ったせいかグシャシャ。
「唯先輩……」
「なーに、あずにゃん?」
「唯先輩のバカー!」
結局、その日はあずにゃんを怒らせておあずけさせられちゃった。
でも、何であずにゃん怒ってたんだろう?

あずにゃんスレに行ったらなんとなく思いついた
深夜に失礼しました
138名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 01:27:07 ID:KYEt06gb
まさにあずにゃんペロペロ
139名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 01:39:53 ID:h4wim+WE
あずにゃんスレのぺろぺろカキコは
全部唯のしわざ
140名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 02:22:21 ID:u2MQrm8P
おいちょっとどこまでのエロならいいんだ教えろ書くから
141名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 02:37:44 ID:IrJWtEys
「あずにゃーん!ぺろぺろっ」

「やめてください、先輩!きもちわるい」

「ええ…」

「あ、いやそんな世界の終わりみたいな顔しなくても、すみませんでした、別にきもちわるくなんてないんです」

「……」

「ああもうすきですよ!ほんとにそう思ってたらもっと全力でいやがります!」


「え?ほんと!ありがとうあずにゃーん!これからもぺろぺろするねっ!」
142名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 03:12:51 ID:oiTCfIMZ
早くこれからもぺろぺろするところを俺達に見せるんださぁ早く
143名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 03:49:55 ID:8qnr+20c

唯「じゃあ〜ほっぺから!ぺろぺろ〜」

梓「んっ…うぅ…」

唯「あずにゃんのほっぺ、柔らかくてぷにぷに〜♪次は〜」

梓「ひゃうっ…ゆ、ゆいせんぱ…く、首は…だ、ダメぇっ…」

唯「あずにゃん、ここが弱いんだー…弱点発見!」

梓「うう…」

唯「次は…えへへー…」

梓「む、胸は…ダメです!」

唯「なんでー?」

梓「だって私の胸小さいし…」

唯「関係ないよー♪」

梓「え…あ、ああっ…はうっ…」

唯「あずにゃん、なんだかあまーい♪ぺろぺろ〜」

梓「せっ…う…ひゃうぅ…」

唯「えへへ、かわいそうだしそろそろやめとこうか、ごめんねあずにゃ…」

梓「はぁ、はぁ…ま、まだです!今度は私の番です!」

唯「うえ!?きゃあ!」

梓「先輩…いいですよね?」

唯「え…あ、えっと…」

梓「いただきます!」

唯「あ、あずにゃん!?きゃ…あうっ…あっ…にゃう…」

梓「唯先輩…かわいい声出すんですね?」

唯「あ…あず…にゃ…」

梓「じゃあもっとかわいい声出してください!」

唯「ふ、ふわあぁっ…あ、あうぅ…やっ…あっ…」

梓「もっと!もっとです先輩!」

以上です
これならセーフだよね!
144名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 03:50:14 ID:AcV8c1Rg
「今日から抱きつきは一回だけにしてください!」

こう言えば少しは改善されると思った。
だけど、それは甘かった。

「そっかー、じゃあ一回で離さなきゃいいんだね!」

そういって、もう一時間も抱きついたままだ。

「あの〜、そろそろ離れてくれないと練習もお茶もできないんですが…」
「やだ、離したら今日一日抱きつけないから」

そこだけ りちぎに まもらないでください
律先輩はくすくす笑ってるし、紬先輩はこっちをちらちら見ては鼻をふさいでる。
澪先輩は律先輩のほうを見てるだけで役に立たない、だめだこの軽音部。
そう悩んでる間にも耳に息吹きかけてくるし顔すりすりしてくるし…

「こっち向いてよーあずにゃーん」
「うぅ…」

なんか振りほどくのも悪いしそもそも振りほどけそうもないし…
そんなとき、澪先輩が唐突に口を開いた。

「今日は練習にならないからみんな帰ろうか。」
145名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 03:51:20 ID:AcV8c1Rg
明らかに私のせい…
いや、唯先輩のせいだ。
今はそんなことを考えてる場合ではなくて、このひっついた先輩をどうするか。
廊下に出たのにまだ離さないのだ。

「唯ちゃん本当に梓ちゃんから離れたくないのね」
「うん、今日はこのまま離れたくなーい」

そういえばどうしてこうなっているんだろう。
あぁ、私が一回限りって言ったからだ。
だったら、それを取り消せば離れてくれる?
どうしてすぐに思いつかなかったんだろう。

「あの、唯先輩、抱きつきの話はなしで…」
「わーい、ありがとうあーずにゃーん!」
「わわっ!」

余計にひどくなった。
もうどうしようも、いや、まだ一つだけあった。
あまりやりたくはないが、仕方がない。
146名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 03:52:16 ID:AcV8c1Rg
「唯先輩!」
「なに、あず、にゃっ!?」

私は唯先輩にキスをした。
想定通り、唯先輩は固まってしまっている。

「し、失礼します!」

なんだか恥ずかしくなって後ろも見ないで走ってその場から離れた。
昇降口まできて、自分がとんでもないことをしたと思った。
廊下で、それも同じ部活の先輩が見てるなかで…
お嫁にいけないとかそんなじゃない、明日からどんな顔して部活に行けばいいのか…
147名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 03:53:05 ID:AcV8c1Rg
翌日。

結局一晩中どうしようとか唇柔らかかったなとか舌ちょっとだけ触れちゃったなとか。
簡単にいえば寝むれなくてしかも考えすぎて悶々していた。
校門までつくと、今一番会いたくなかった唯先輩がこちらに気づいた。

「おふぁよー、あ〜ずにゅあーん♪」
「おはよ、ふわぁ!」

あいさつされたかと思うと、あっという間にお姫様だっこされた。
そして、信じられない速さで走り始めたのだ!

「ちょ、ちょっと、一体なにをするんですか!?」

言っても反応がない。
なんだかよくわからないうちに教室まで連れてこられた。
そして、私を下ろした唯先輩は、

「あ〜ずにゃん、昨日のお返し!」
「んうっ!?」

なんとクラスの人が見てる前でお返しのキスをしたのだ!
そっと見るとみんなこっち見てるし、憂は写メでパシャパシャとってるし…
しばらくしてチャイムが鳴る前に唇を離して、

「それじゃ、また部室でねー」

と言い残して唯先輩は去って行った。
残されたのは、

「お姉ちゃんといつからそんな関係に!?」
「あの中野さんが…大胆ね…」
「今のどういうこと、詳しく聞かせて!」

とクラス中から質問攻めにあう私であった。
148名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 03:53:59 ID:AcV8c1Rg
終わりです。

寝る前にふと思いついて書いたら…
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )  どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /
149名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 07:03:57 ID:u2MQrm8P
先輩方ありがとうございます!参考になりました!
150名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 08:24:05 ID:pvg10amm
下半身が熱くなってきた
151名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 09:24:03 ID:DNKdGfyZ
なんだこの凄まじいSSダッシュはw
しかも、昨日の夜からかなり積極的になってるし

はぁ、天国って素晴らしい
152名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 11:27:51 ID:q/wLkoPl
このスレは俺に夢と希望を与えてくれる・・・
153名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 14:27:09 ID:NUEfs++f
GJ

何人かvipから流れ着いた人間がいるように見えるのは気のせいか
具体的にはエロどうこう言ってるやつ
154名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 17:40:11 ID:mygKLqkA
「唯先輩は、私のことが好きなんですか?」
 二人っきりの音楽室。お互いにギターの手入れをしているときに、なんとなくそんな疑問が零れた。
 その疑問に、唯先輩は手入れする手を止めて、くりくりした瞳を私に向けてくる。
「やぶからぼうにどうしたの?」
「いえ、別に。ただ、少し気になったので」
「そっか」
 唯先輩はそう呟いて、またギターの手入れを再開させた。そして、手を動かしながらさっきの疑問に答えてくれる。
「私は、あずにゃんのことは好きだよ」
「そうですか」
 対する私の返答は冷めたもの。そう言われるのは解っていたし、今までだって何度も言われ続けた言葉だから、今更照れることもない。
 私の反応が予想通りだったのか、唯先輩がくすりと笑った。
「あずにゃん、照れないんだね」
「もう慣れましたから」
「そっか。照れるあずにゃんも可愛かったんだけどなぁ」
「もう昔とは違いますから、それぐらいじゃ照れませんよ」
 そう言ってやると、唯先輩はむむむと顔を顰めて考え込んでしまった。大方、どうやったら私を照れさせられるのか考えているのだろう。
 考え込んでいる唯先輩を見ているのも楽しいけれど、やっぱり喋っていた方が楽しい。という訳で更に質問を投げかける。
「ちなみに、どれぐらい好きなんですか?」
「なにが?」
「私のことですよ」
 これぐらい話の流れで察して欲しかったけれど、このズレ具合もまた唯先輩らしさ、か……。
 ふふ、と唯先輩に気付かれないように小さく笑みを零した。別に気付かれたってどうもしないとは思うけれど、自分のことを笑われたとか思って膨れてしまうかもしれない。
 ぷくぅと膨れる顔も見てみたかったけど、今は会話を先に進めたいからそれはまた別の機会にしよう。
「あずにゃんのことは世界で一番大好きだよ」
「随分簡単に言っちゃうんですね」
 世界で一番なんてそんな簡単に言う言葉じゃないと思う。そんなんだからみんなから信用されないんですよ?
 でも、そう言ってもらえるとやっぱり嬉しい。この人は嘘を吐くような人じゃないから、きっとその言葉は本心なんだろう。
 それが解るから、嬉しい。言葉通り、世界で一番愛されているということだから。
「それじゃ逆に質問するけど」
「なんですか?」
「あずにゃんは私のこと、好きなの?」
 決まってるじゃないですか、そんなの。もうずっと前に言ったはずですよ。
「好きですよ、唯先輩のことは」
「そっか」
 唯先輩の反応は私と同じように冷めていた。やっぱり、何度も何度も繰り返したやり取りだから、新鮮さが無いから、か……。
 でも、それでも一応反応はしていた。目が嬉しそうに笑っている。これが、私と唯先輩の違い。この人は何度好きと言われてもその度に嬉しそうに笑う。
 昔みたいに抱きついてきたりはしなくなったけど、その代わりに静かに喜ぶようになった。いつもでも子供のままではいられない。高校を卒業してから、この人は大人になっていった。
「それじゃ、どれぐらい好き?」
「なにがですか」
「私のことだよ」
 もちろん私も変わった。唯先輩を追いかけるようにして同じ大学に入学して、そして大人になった。
 昔のように赤面することも少なくなったし、何より好きという気持ちを落ち着いて考えられるようになった。
 初めて唯先輩への想いに気付いたとき、私は泣いて泣いて泣きまくった。
 女同士で好きになるなんてあっちゃいけない。そんな考えから一時期軽音部を止めようかと思ったりもしたけど、今は恋愛は人それぞれだと柔軟に考えられるようになった。
 それもこれも、全てはムギ先輩が私の背中を押してくれたから。心の中でお礼を言って、私は口を開く。
「私は、唯先輩のことを世界で一番愛しています」
 あぁ、私まで世界で一番なんて言ってしまった。これで私の胡散臭度が0から5%に上がってしまう。
 だけど、本心なんだから仕方無い。
 唯先輩は、私の言葉ににっこりと笑って、扉の方を指差す。ざわざわとした談笑と足音。どうやら他の先輩たちが来たみたいだ。
「解ったよ、あずにゃんを照れさせる方法」
「なんですか?」
 その質問に答えないで、唯先輩は無言で私の唇を奪ってきた。
「ちょ……ッ!」
 何するんですか他の先輩たちに見られちゃうじゃないですか。そう目で訴えても、返ってくるのは妖しい笑みだけ。
 ……あぁ、なるほど。つまりこれが私を照れさせる方法、ですか。
 ――1本取られましたよ。
Fin

お目汚し失礼した
それでは
155名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 18:23:11 ID:2EBBi8LT
>>154GJ
ちょっと大人っぽい二人もいいね。そしてムギGJ
156名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 18:57:36 ID:DNKdGfyZ
>>154
GJ
少し大人っぽい唯梓の恋愛も新鮮だね!
157名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 20:00:02 ID:GRVM5cz3
夕飯を作りながら主人の帰りを待つ。エプロン姿もだいぶ板についてきたかな。

こんばんは。梓です。

時間を確認するため時計に目をやると、部屋の角に置かれたギターが目に入る。
私は不意に思い出す。

入部希望…なんですけど…

六年ほど前、私は高校に入学し、軽音部に入った。そこで彼女と出会い、素晴らしい時間を過ごした。
そして私が高校三年だった四年前の今日。
その日は私にとって一生忘れることはないだろう。

私の初恋の相手は、私と同じ女の子だった。
だらしなくて、可愛いものと甘いものが大好きな、部活の先輩。私はいつの間にか、その人のことを考えてばかりいた。
初めての気持ちに困惑した。彼女を見るたび、思うたび胸が締め付けられた。

ある日、私は思い切って告白した。これ以上自分の気持ちを隠すことができなかったから。
叶うことのない初恋だと思っていた。涙を堪えきれなかった。
しかし彼女は、そんなわたしを抱きしめてくれた。目に光るものを溜めながら、私の気持ちにこたえてくれた。
私たちは結ばれた。

それからの日々は、幸せ以外の何物でもなかった。毎日が輝いていて、数え切れないほどの思い出ができた。
愛し愛されることの素晴らしさを、彼女は教えてくれた。
先輩方や、友達も私たちを受け入れ、祝福してくれた。
ただただ、幸せだった。


しかし、そんな日々がいつまでも続いてはくれなかった。

先輩が大学に進学すると、会える時間は必然的に減っていった。
そして私の受験勉強が本格化すると、二人の時間は更に無くなった。
幸せだった日々が、段々と薄れていく…。
158名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 20:00:56 ID:GRVM5cz3
ある日の夜、彼女は大粒の涙を溢しながら私に言った。

女の子同士は、いけないことなの…?

私は愕然としながらも、何が起きたか悟った。覚悟はしていたから。そっか、ついにこの時が来たんだ…。

彼女が続けて言う。
どうしたらいいのか、わからないよ…

彼女は大学に進学すると、少なからず友達ができた。親しいと思える人には、恋人のことを打ち明けた。
しかし、大学は女子高とは違う。二人の関係を受け入れてくれる人は殆どいなかった。
彼女は傷ついた。
何度か男性にも誘われるが、彼女はその都度断りを入れた。
恋人がいると主張したかった。けれど出来なかった。また傷つくのが怖かったから。

なんで…

私に会う時間が減っていくにつれて、積もりに積もった不安が彼女を苦しめていた。
悩み事なんて無いような明るいヒトが、涙を流しながら私に訴える。彼女を悲しませている、苦しめている原因は、私…。

そんな私も会えない日々が続き、悩んでいた。
当然勉強も手に付かない。大事な時期にもかかわらず、成績は落ち込んでいた。
このままでいいの?このまま幸せになれる…?

決断の時が来た。

私たちは一晩中泣いた。私は彼女の顔を見つめ、そして決心した。

―これ以上、貴女から笑顔を奪いたくない。

私は彼女に告げる。
…私も、先輩も、このままじゃ幸せになれないんです…。だから、だから……





ジュー
「あちっ」
フライパンの油が手に跳ね、私はふと我に返る。
「あっ、焦げちゃう」

あの日々、あの時があるから、今の私がある。

ガチャ

「梓、ただいま」
「おかえり、遅かったね」


そして―
159名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 20:01:53 ID:GRVM5cz3
「実はね…アイス買ってきちゃった♪」
「ちょ、またですか!?」
「だって今日は、梓がプロポーズしてくれた記念日でしょ?」
「そうだけど…」
「あの日の梓の言葉、今でも覚えてるよ。
『…だから、二人で、二人で一緒に乗り越えていきましょう。唯先輩、ずっと一緒に暮らしてください!』って」
「ゆ、唯…恥ずかしい//」
「私、本っ当に嬉しかったんだよ〜」
ギューッ

こうして私が大学に進学して以来、私と唯は二人で暮らしてきた。
私は現在大学生。唯は幼稚園の先生になったので、働いて家を支える主人なのです。へへへ。

「明日は皆と合わせる日だね。ムギちゃんのお菓子なにかなぁ」
そう言って唯は部屋の角に仲良く並んだ二本のギターを見る。
「もう、ちゃんと練習もするからね」
「えへへ、だーいじょうぶだよぉ」

―そして今も彼女の笑顔は、私も前にある。

「梓」
「はい?」
「これからも、よろしくね」
「…こちらこそ、よろしくです」

これからどんな辛い事があったとしても、私たちは二人で乗り越えていく、二人で一緒の道を行く。そう誓ったんです。
どんな道が来ようとも、そこのけそこのけです。








「梓、見てみて〜」
「何?今ご飯作ってるのに」
「じゃーん、たい焼きアイス!」
「はうっ!?………………………た、食べたい」
「えへへ、ご飯食べてから♪」
「ううっ…そ、そんなのわかってるもん……ケチッ!」


おしまい
160名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 20:04:01 ID:GRVM5cz3
あずにゃんのキャラソンから作ったので、締め方が強引に・・

駄文失礼しました><
161名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 20:08:00 ID:mygKLqkA
>>160
GJ

やっぱり同性ってのは辛いな
162名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 20:35:13 ID:MJukaQ54
はぅ!?
GJ!! ここは電車乗ってる時は見ちゃダメだな!!!!
ニヤニヤニヤニヤしちゃうよ(^〜^)
163名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 20:39:07 ID:u2MQrm8P
同性でも妊娠できるようになったとして
懐妊するなら梓かな
唯はいい旦那さんになりそうだ
164名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 21:41:30 ID:Pj4xBEt4
立て続けに傑作に巡り合ってもう幸せ絶頂ですわぁ…
165名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 21:57:56 ID:qKunCjV9
166名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 22:24:03 ID:h4wim+WE
フォントが何かこわいw
167太らない体質にはわかるまい:2009/09/26(土) 22:27:17 ID:Pj4xBEt4
憂「ねぇ、お義姉ちゃん、最近お腹出て来たんじゃない?」ニヤニヤ
梓「な、何、憂ったらいきなり畏まっちゃって」ドキドキ
憂「私ね、ベビーグッズを作るのが夢だったんだぁ♪」
梓「律先輩と澪先輩の赤ちゃんときにさんざん作ったじゃない」
憂「いやいやいや〜、家族は別腹だよ♪」ニヤニヤ
梓「な、何?なんか冷やかすみたいな顔」

(唯登場)

唯「ただいま〜。いやー、本屋行くのに迷っちゃって」
憂「おかえり〜」ニヤニヤ
唯「おぉ、なんか憂ご機嫌だね〜って、ありゃりゃ」
梓「どうしたんですか、唯?」
唯「買い物、憂と被っちった」
梓「えっ!?」
唯「あと姓名判断の本も買って来たんだ〜」
憂「ほほぅ♪これはこれは♪」ニヤニヤニヤニヤ

(唯、梓を抱き締めて)

梓「唯?」
唯「大丈夫だよ、梓。私がついてるからね。一緒に頑張ろうねっ♪」
憂「(やっぱりね!)私もお産には立ち会うよ!というか助産婦の免許を取って来るよ!」キラキラ

梓「………………」
梓「(いや、単なる幸せ太りなんですけど)」
168名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 22:42:19 ID:u2MQrm8P
お前らのせいで鼻血でた
169167のスピンオフ:2009/09/26(土) 22:43:55 ID:Pj4xBEt4
律「お!梓おめでたか?」
澪「子どもはいいぞ、うん。本当にいいぞ」
梓「残念ながらただの幸せ太りです」

あずにゃん2号「にゃあ(訳:相手はどこのネコじゃ?)」
梓「にゃう(訳:だからただの幸せ太りなの)」

ムギ「お産のときは最高の環境を整えるから安心してね、梓ちゃん」
梓「ありがとうございます。そのときになったらお願いしますね。今回はただの幸せ太りですけど」

純「なに、梓ったら幸せ太り?愛されてるな〜」
梓「人から言われるとちょっとフクザツだなぁ…。でも純の言う通りだよ♪」

さわ子「んっふふ〜。ねぇ、あたしもお腹出て来たと思わない〜?」クイクイ
唯「先生のは単なる中年太りでしょ」
さわ子「おい、表に出ろ」
170名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/26(土) 23:57:51 ID:yo/DE2sl
>>170
さりげなく2号と会話すんなw
171名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 01:41:16 ID:RBn2mkE4
>>169
さわちゃん口悪くなりましたねw
172名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 01:54:08 ID:zO4E4/u5
梓は毎晩唯と激しい運動してるから太るはずがない
173名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 03:57:22 ID:hFifd9N6
唯「あ・ず・さ♪ちょっとこれ見て〜?」

梓「唯!?な、なんて格好を…!」

唯「このブラどう〜?こないだ買ったんだー♪」

梓「ど、どうって…」

唯「もっとちゃんと見てよー?ほらぁ」

梓「あ…うぅ…か、かわいい…よ?」

唯「ありがとう♪じゃ〜あ…外しても、いいよ?」

梓「もう…今夜はするつもりなかったのに…」

唯「えへへ、えっちな気分になっちゃった?」

梓「…バカ!明日寝不足になっても知らないからね!」

唯「きゃあ♪」


おしまい

深夜に暴走してすみません…
でも悪いのは>>172なんです!僕はそんなつもりはなかったんです!
174名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 04:00:51 ID:CmAwqBQA
>>173
GJ

アンタは何も悪くないよ
悪いのは俺の愚息だ…
175名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 12:28:09 ID:IWKEf7pA
176名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 12:34:11 ID:S+yMYY9H
和さん自重してください
177名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 13:01:58 ID:zO4E4/u5
>>173
あんた……最高だ
GJ
178名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 20:57:12 ID:zO4E4/u5
なんか過疎ってるな
179名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 21:50:11 ID:qPDvuuJG
180名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 22:34:58 ID:aDNVA7cZ
>>179
最後ww
181名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 22:51:17 ID:y5jmAsBB
>>179
2枚目、これ絶対入…ってないな
182名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 23:03:52 ID:tl3J09pQ
「ねーねー」
「なんですか? 唯先輩」
 いつもどおり唯先輩のお部屋にお邪魔をして、いつもどおり膝枕をしてあげて、頭を撫でていると、唯先輩に声をかけられた。
「あずにゃんってさ、好きな人、いる?」
「好きな人ですか?」
 なんと性格の悪い人だろう。こんな解りきったことをわざわざ私の口から聞き出そうなんて。
 唯先輩がにやにやと笑っているのがなんとなく気に食わなかったから、顔を手のひらで覆ってやることにする。……尤も、私に手のひらじゃ全体を覆うことはできなかったけど。
「いませんよ、好きな人なんて」
 まぁ嘘ですけど。たまにはこれぐらいしてやらないと日頃いじられている私の気が済みませんし。
 これで少しぐらいは動揺してくれるかと思ったけど、現実はそう甘くなかった。顔を覆っていた手のひらをどけてみると、唯先輩はさっきと同じ――いや、それ以上のにやにやした目で私を見ていた。
「好きな人いないんだぁ〜、へぇ〜」
「なんですかその言い方。まるで私が嘘吐いているみたいに」
「吐いてるじゃん」
 間、髪を入れずに突っ込まれた。
 さっきまでのにやにやとした目から一転、じとーっとした目で私を見てくる。
「……なんですか」
「どうして嘘吐くの?」
「さぁ、どうしてでしょうか」
 原因はあなたですけど。
 これまでもそう。何度も何度も手を変え品を変え私の口から『好き』だという言葉を言わせようとする。
 もしかしなくても私が恥ずかしがる姿を楽しんでいるとしか思えません。趣味悪いですよ。
「そうじゃないんだけどなー」
「じゃあどうだって言うんですか」
「だって、好きな人には好きって言ってもらいたいから」
 この人は……本当に卑怯だ。こんな恥ずかしいことを簡単に言ってしまうなんて。
 だから私も反撃してみる。
「それじゃ、唯先輩は私のことが好きなんですか?」
「うん。世界で一番愛してるよ」
「……」
 本当に、この人は……。愛してるなんてそんな簡単に言っていい言葉じゃないでしょうに。
 こんなことを真顔で言われてときめかない訳がない。私は赤くなった頬を隠すようにそっぽを向く。
「どうしたの? あずにゃん」
「先輩は、本当に卑怯ですね」
「うん?」
 だから、この人にも私と同じぐらいの羞恥を味わわせないと気が済まない。私もこれ以上の羞恥を味わうことになるけど、それはもうどうでもいい。
「唯先輩」
「なに?」
「私も、唯先輩のことを愛しています」
「……」
 そっぽを向けていた顔を戻して、真正面から唯先輩の目を見据えて言うと、しばらくして唯先輩の頬がぽっと赤くなった。
 だけど、恥ずかしさよりも喜びのほうが勝っているらしい。唯先輩は赤くなった頬を隠そうともせず、笑顔で私に抱きついてきた。
「わっ」
「やっと言ってくれたね」
 急に何するんですかと言おうと思って口を開いたけど、言葉が喉に詰まってしまった。
 その原因は――
「もう、何泣いてるんですか、唯先輩」
「だって、嬉しかったんだもん」
「嬉しいからって人の肩で泣かないでください。制服が汚れちゃうじゃないですか」
 この人の涙で汚れるのならそれはそれでいいかもしれないけど。
 ……いやいやそれはだめだろう思考が変態になってるよ私。
「あずにゃん」
「なんですか?」
「好きだよ」
「……私もです」
「ね、ね、ちゅーしよ?」
「調子に乗らないでください」
Fin

お目汚し失礼した
それでは
183名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 00:06:55 ID:VRTMNI1w
唯と梓は夜中は正常位って気がする

……すみません
184名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 00:10:36 ID:H9JrKxXT
マジでエロネタ自重しろ
185名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 00:49:47 ID:VRTMNI1w
>>184
おいおいあんまムキになんなよ
186名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 00:53:43 ID:oPQRDGnc
まあまあまあまあまあまあ
187名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 00:56:47 ID:nwE/Gx0S
>>186
おいおいあんまムギになんなよ
188名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 01:00:45 ID:QxasSb11
>>184
唯がいたら「いいこ、いいこ」されちゃうぞ
189名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 01:07:46 ID:StV1rgt3
>>182
GJ
膝枕しながら顔を手のひらで覆うってなんかいいなw
190名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 01:12:14 ID:TWgLytVJ
>>186 6回

ゆいあず、クッキーネタ。唯暴走気味注意

「皆さん、クッキー食べませんか?」
 放課後ティータイムの準備中、急にあずにゃんはそんなことを言う。
「クッキー?」
「あ……、ケーキじゃ不満だったかしら?」
「あ、そういうのじゃないですよ、ムギ先輩。ただ、私が自分で作ってみたってだけで……」
「手作り!?」
 敏速に反応しましたは私、平沢唯、平沢唯です!!大事なことなので、二回言いました!!
「まぁ、おいしいかどうかは、わかりませんけど……」
「お前は、またそういう……。どれどれ」
 ぱくっ、と出された弁当箱入り(なんで?)のクッキーをつまみましたのは、我らがりっちゃん隊長。
「ん!うま!ムギが出すお菓子よかうまいぞ!!」
「あらあら、本当。おいしいわ」
「うん。手作りクッキーって感じがして、私は好きだな」
 続いて、ムギちゃん、澪ちゃんと続きます。
私は、なかなか食べれません。てか、クッキーに皆群がりすぎだよ。私入るとこないじゃん。おーい。
「で、なんで弁当箱に入ってるんだ?」
「あ、それは、入れ物が見つかんなかったので……。すいません」
 ああ!その質問私がしようと思ってたのに!!りっちゃんひどい!!空気読め!!
「うっせぃ!」
「にしても、梓がお菓子を作れるとはなぁ」
「驚いたわ。こんなにおいしく作れるのなら、もっと早く持ってきてくれれば良かったのに」
「あ〜……、いや。最近、興味持ったもので。調理実習の時間、憂達と作ったんですけど、これがなかなか楽しくて」
「憂ちゃんは、料理うまいもんなぁ」
「はい。それもあって、なんというか、悔しいというか……。で、私も頑張ってみようって。あ、誰かに自分の作ったもの食べてもらったのは、これが初めてなんですけど……」
 その初めてを、私はまだ食べていません。
「唯、さっきからうるひゃいぞ」
「あー!!りっちゃん!!なんか静かだと思ったら、何口に思いっきり頬張ってんの!!返せ!あずにゃんの初めて返せーー!!」
「誤解を招くようなこと言うな!!」
「あうちっ!」
 澪ちゃんに叩かれました。
最近思うけど、澪ちゃんなんか暴力的だよね。そっちのほうに目覚めちゃったとか?
「そうか。そんなに死にたいか」
 すいませんでした。
「ま、まぁまぁ。唯先輩、クッキーなら、まだありますから」
「え〜、ウソ。もうないじゃん。ほら、空だよ」
「そっちじゃなくて……」
 パッ、と取りだしましたは同じような弁当箱。あ、でも色が違うや。
「一応、余分に作ってきたんです。まぁ、作りすぎもしましたが……」
 パカッ、とあずにゃんが箱を開ける。と、さっき登場したクッキーたちは、四角ばっかだったのに対し、こちらはやけにハートが多い。
てゆうか、ハートばっか。なんで?
「あ、すいません。え〜と、無意識?のうちにこうなっちゃって……」
「なんで疑問形?」
「う……、と、とにかく、食べてみてください!」
 質問に 答えてくれても いいじゃない。……まぁ、いいか。いただきます。
 はむっ もぐもぐ
…………なんだろうね。まず、バターがこう、ジュワンってなって、シャリン、が、ドーン!みたいな。そんでパンッてなって、ゴーン!がバキューン!で。
 うん、そうだね。すごくおいしい。
「本当ですか!?」
 パアア、という効果音が付いてきそうなほど良い笑顔。
「うん。憂が作るお菓子よりおいしいかも」
「そ、それは言い過ぎですよ!」
 そんなことないのに。
「でも……、えへへ。嬉しいです。ありがとうございます」
 あずにゃんは、本当に嬉しそうに、顔をにこにことさせている。
その顔に、つられて私もにこにこする。
191名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 01:16:13 ID:TWgLytVJ
「……やっぱり、嬉しいものですね」
「うん?何が」
「えっ、あっ……」
 しまった、と言うような顔。多分、無意識のうちに声に出していたのだろう。不意を突かれて、あずにゃんの顔に一瞬焦りが見える。
でも、すぐに意を決したように、
「ええと……、料理の話です」
「料理が、何?」
「あ〜……。ええと、――……人に……りを……れるのは、…………って話……」
「んぅ?ごめん、聞こえなかった」
 あずにゃんは、伏せ目がちなネコ目をキッとこちらに向けて、
「好きな人に、自分が作った料理を『おいしい』って言われるのは、嬉しいって話ですよ!!」
 声が、部室中に響く。
その声が、あずにゃんの耳にも届いたのか、急に顔を真っ赤にした。かわいい。
「す……、すいません。あの……、」
「あずにゃん」
 なるべく、優しい声で、私の気持ちを伝える。
「すごくおいしかった。また作ってね」
 なるべく、優しい笑顔で、あずにゃんに笑いかける。
あずにゃんは、一瞬驚いて、何か言おうとしたけれど、やっぱり諦めたのか、苦笑して、
「……気が向いたら、作ってあげますよ」
 そう言うあずにゃんの顔は、私以上に優しい笑顔だったと思う。
しばらく、微笑み合っていると、あることに気付いた。
「あれ?りっちゃん達は?」
「え?……あれ?そういえば、どこに行ったんでしょう?おかしいなぁ……」
「……まぁ、いいや。先に二人でティータイムにしよう。あ、もうしたか」
 目の前にある、愛情たっぷりクッキーを見て気づく。
今思うと、これは、私“だけ”のために作ってくれたのかも。少なくとも、このハート型クッキーは。
なんでって?そりゃあ……、ハートだからに決まってるじゃん!!
「……じゃあ、第二幕、ということで」
「ふふふ、そうだね。あ、私お茶出すよ〜」
「えっ、あっ、ゆ、唯先輩はだめです!私がやりますから!」
「え〜なんで〜」
「じゃあ、お茶を蒸す時間とか、分かりますか?」
「……あずにゃん先輩、お願いします」
 そう言って、また私たちは笑い合った。
ハート型クッキーを、間に添えて。


――部室前、廊下――
「まいったな。カンッペキに出るタイミング逃したぞ」
「一時間ぐらい、どこかの喫茶店にでも行くか?」
「またか……。もう勘弁してくれよ。私は部長だぞー!部長が空気読んだために部室入れないってなんだー!!」
「落ち着け、律。唯たちに聞こえる」
「しかも、その唯に空気読めとか言われたし!!なんなのあいつ!?CD売れたからって調子乗ってんの!?」
「律、リアル(二次元)とドリーム(三次元)を混合させるな」
「ちくしょー!おい、ムギ!お前も悔し……」
「あっ!待って!今服擦れる音した!静かに!!」
「いや、何言ってんのあんた」
「てゆうか、何を想像してるんだ?」
「あああ、しまった。ビデオカメラ(手のひらサイズ)を持ってくるの忘れたわ……。あっ!携帯って録画もできるのよね!?確かここに……、あっ!?しまったわ!携帯、カバンの中だし、カバンも部室の中だわ!!ああ〜どうしましょう二人とも〜!!」
「いや、私らに振られても」
「……律、駅前のバイキング、今ケーキ特集やってるらしいぞ。どうだ?」
「ああ、いいね、澪。今日はやけケーキの気分だ。付き合うぜ」
「ああ〜、部室にカメラでも付けていればよかったわ……」
「はぁ……。ほら、ムギも行くぞ。やけケーキ」
「カメラ〜」
「「((ムギの場合、ホントにやりそうで怖いな……))」」

おわり
 いつか、新婚ネタとかやってみたい
192名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 01:34:23 ID:VRTMNI1w
>>191
GJ
ぜひ新婚ネタも
勿論初夜のことも書いて下さりますよね
193名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 08:20:17 ID:Ar4wW9zG
来月のきららの表紙が唯梓なら嬉しい
194名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 11:59:37 ID:1d4+89WH
>>191
GJ!
途中まで他の皆は空気を読めてないように思えたけど、そうでなかったんだな。
梓のハート型クッキーはホワイトディーの時も渡していそうだ

>>193
順番的に7月号と同じ唯梓が表紙になりそうだけど
11月号はその時期に合わせた格好になると思うから、学園祭のライブの衣装を着てるのかな??
195名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 23:02:10 ID:8Xymdldh
 放課後ティータイム。名前の通り、私たちの部活はまず全員でのティータイムから始まる。
 でも、今日はどういうわけか唯先輩以外の先輩たちは全員予定が入っているとかで練習に来れないらしい。
 少し寂しい気もするけど、でもまぁ、唯先輩と二人っきりでお茶を飲む時間も悪くないかもしれない。
 普段はあれだけ騒がしい唯先輩も、お茶を飲んでいるときはとても静かだし。
「ねぇ、あずにゃん」
「どうしたんですか?」
 自分で入れたミルクティを口に含みながら唯先輩の言葉を待つ。
「あずにゃんって、好きな人とかいるの?」
「ぶぅっ!」
 盛大にミルクティを口から噴き出してしまった。
「ひゃっ! ……んもぅ、あずにゃん急に噴き出さないでよ〜」
「す、すみません。でも元はといえば唯先輩が急に変なことを言い出すからじゃないですか」
 私のミルクティでべちょべちょになった唯先輩の顔をハンカツで拭ってあげる。ゴシゴシと力を入れて拭いていると、唯先輩が嬉しそうな声を上げた。
 ……なんていうか、子犬みたいだなぁ。これで尻尾が生えていたら間違いなくぶんぶんと振り回している、と思う。
「変なことなんて言ってないよ?」
「言ったじゃないですか。好きな人がどうこうって」
「あ、そうそう。それで、どうなの? やっぱりいるの?」
 まさか墓穴を掘ってしまうなんて……。言わなきゃよかったというか唯先輩忘れっぽすぎでしょう。
「ねーねー、どうなの? いるの?」
「い、いませんよそんな、好きな人なんて。第一いたとしても絶対に教えませんし」
「どうして?」
「どうしてってそりゃ……」
 ――好きな人に直接言うなんて、そんなことできる訳が無いじゃないですか。
「それは?」
「な、なんでもないです! そ、それより、唯先輩はどうなんですか?」
「私?」
「そうです、人に訊くだけじゃなくて自分も答えてくださいよ!」
 私だけ恥ずかしい思いをするなんて不公平すぎます。先輩もこの羞恥を味わうべき……でも、唯先輩って好きな人いなさそうだしなぁ。
 この人ならみんなが大好きとか普通に言いそうだし。私みたいに誰か一人を本気で好きになるなんてことはしなさそうな気がする。
「どうなんですか? やっぱりいないとか――」
「いるよ、とっても大好きな人」
 私の言葉を遮るように、唯先輩が言った。とても真剣な声で。さっきまでのへらへらとした顔はどこへ行ったのか、表情も真剣なものになっている。
 その顔と言葉には絶対の意思が込められていて、それが解ったからこそ、私は開いた口が塞がらない。
 まさか唯先輩に好きな人がいるなんて思わなかった。誰なのか知りたいけど、それを聞くには勇気が足りない。
 だって、それを聞くということはつまり私の失恋という方程式が出来上がるのだから。聞いて悲しむぐらいなら、知らずに今の関係でいるほうがまだ気が楽だ。
「その人のことを考えるだけで胸がほわほわとあったかくなってね、その人が他の子と楽しそうにお喋りしているのを見ているととっても悲しくなるの」
 ……同じだ、私と。唯先輩のことを考えるだけで胸があったかくなって幸せな気持ちになるし、唯先輩が他の人と仲良くしているのを見ていると胸がきゅっと締め付けられるような感じになる。
 何より、それを語る唯先輩の瞳は正に恋する乙女のそれだったから、この人が恋をしているのを認めざるを得ない。はぁ、まさか唯先輩に好きな人がいたなんて……。
「私の好きな人はね……」
「ちょちょちょちょっと待ってください唯先輩」
「ほぇ?」
196名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 23:02:52 ID:8Xymdldh
 今にもその人の名前を言おうとしていた唯先輩を無理やり止める。こんな心の準備もなしに聞かされたらその人のことを一生恨み続けてしまうかもしれないし、止めてくださいよ。
 唯先輩はすっかりその気だったみたいでぶーたれてたけど、「名前以外なら何でも喋っていいですから」と言うと、あっさりと機嫌を直してくれた。
「そのいち、その人は私の後輩です」
「後輩、ですか……」
 唯先輩と面識のある後輩だと、憂と純と、そして私ぐらいかな。
 ……当てはまったからってほっとしている私が恨めしい。
「そのに、その人は私と個人的に親しいです」
 純はあんまり親しく無さそうだから除外。憂は親しいってレベルじゃない。私は……どうなんだろう。
「そのさん、その人は可愛いです」
 そりゃ唯先輩が好きになるんですから当然でしょう。
「そのよん、その人はもう世界を滅ぼせるぐらい可愛いです」
 何だか雲行きが怪しくなってきたような……。これじゃただの惚気話じゃないですか。
「そのご、その人はとってもちっちゃくて可愛いです」
 また惚気……、でもちっちゃいってことが解ったしいいか。
 というか、ちっちゃいってことは憂は違うのかな? それじゃ、残ったのは私――いや、そんなこと無いよね……。
「そのろく、その人はギターがとっても上手です」
 どくん、と私の心臓が大きく脈打った。
 まさか、まさか、まさか……。
「そのなな、その人のあだ名は――」
「もういいです唯先輩! それ以上言わないでください!」
 恥ずかしさで死んじゃいます。
「解ったでしょ? 私の好きな人」
「……はい」
 まさか、唯先輩の好きな人が私だったなんて思わなかった。その事実に嬉しさがこみ上げてくる。
「それじゃ、今度はあずにゃんの好きな人を教えて欲しいな」
「解ってるくせに……」
「直接、あずにゃんの口から聞きたいの」
 本当に、唯先輩は卑怯です。でも、そういうところも全部含めて好きなんだから、これぐらいは大目に見てあげます。
「私の好きな人は――唯先輩、です」
 やっと言えた。ずっと言う機会が無いだろうと思っていた言葉。
 その言葉を聞いて、唯先輩はにっこりと笑い、そして私を優しく抱きしめてくれた。
「これからもよろしくね、あずにゃん」
「――こちらこそ、よろしくお願いします」



Fin




お目汚し失礼した
それでは
197名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/28(月) 23:22:04 ID:VRTMNI1w
>>196
あぁ……素晴らしい
まさにゆいあず

GJ!
198名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 00:01:22 ID:k1x1aAeX
ある日、私は風邪をひいて学校を休んだ。
高校に入ってからは体調を崩したことなんてなかったのに…少し練習頑張りすぎたかな。

昼過ぎ、おかゆを食べてぼんやりしていると、憂から電話がかかってきた。

憂『梓ちゃん?具合どう?』

梓「うん、もうだいぶよくなったから明日は学校行けそうだよ」

憂『よかったー…あ、今日純ちゃんとお見舞い行こうか?』

梓「ううん、大丈夫。また今度元気な時に遊びに来て」

憂『そう?じゃあお大事にね』

梓「うん、わざわざありがとう…じゃあね」

私は電話を切るとベッドに横になり天井を見つめた。
さっき電話したせいか、無性に寂しい気持ちになる。
…やっぱり来てもらえばよかったかな。
唯先輩は、風邪のこと知ってるのかな。心配…してくれてるのかな。
って私、なんで唯先輩のこと考えてるんだろ…
そんなことを考えているうちに、私はいつの間にか眠ってしまった。
199名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 00:02:20 ID:k1x1aAeX
目が覚めると、辺りはすっかり暗くなっていた。ずいぶんと長い時間眠ってしまったようだ。
と、私はなにやら手に温もりを感じるのに気が付いた。
おそるおそる首を横に向けると―――

梓「唯…先輩…」

唯「スー…」

唯先輩が私の横で、静かに寝息を立てていた。
いつか、律先輩をお見舞いに行った時と同じように。

唯「ん…あずにゃん…おはよう♪」

梓「な…な…なんで…」

唯「いやあ、あずにゃんが風邪引いたって聞いてお見舞いに来たんだけど…」

梓「い、いつ来たんですか?」

唯「うーん、2時間前くらいかなあ…安心して!憂には連絡してあるから!」

梓「そういうことじゃなくて…」

正直、嬉しかった。私が眠っている間も、唯先輩は私のそばにいて、手を握ってくれてたんだ…

唯「それであずにゃん、具合どう?もう大丈夫?」

唯先輩はそう言うと、私のおでこにおでこを重ねる。唯先輩の顔が、まさに目と鼻の先にあった。

梓「あ…あの…」

唯「あずにゃん顔赤いよ!大変、まだ寝てなきゃ!」

梓「こ、これはその…」

唯「いいから寝てなさい!」

唯先輩は無理矢理私を寝かせると、カバンから何かを取り出す。
200名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 00:03:07 ID:CAEEQAGn
梓「あの…それは?」

唯「ムギちゃんがあずにゃんにって、アイス持たせてくれたの!
 安心して、ドライアイスの中にあるから溶けてないよ!」

梓「はぁ…」

唯先輩はアイスを一口分取ると、私の前に突き出した。

唯「はい、あーん♪」

梓「えっ…あの…」

唯「風邪の時は甘いものが一番なんだよ!はい、あーん」

梓「はい…パク」

唯「おいしい?」

梓「……」コクリ

この時の唯先輩は、とても優しい、そしてかわいい顔をしていた。
ダメだ。こういう顔をされると、何も言えないや…

唯「じゃあ私、そろそろ…」

梓「あ…あの!」

唯「なあにあずにゃん?」

梓「もうちょっとだけ…一緒にいてください」

唯「もう、しょうがないなぁあずにゃんは〜」

唯先輩は私のベッドの横に座ると、私の頭を静かに撫でる。
その手は温かくて、柔らかくて、力強かった。

梓「…ありがとう、先輩」

唯「うん♪早く元気になってね、あずにゃん♪」

梓「…はい」

唯先輩、ありがとう。私はあなたの後輩で、本当によかったです。



以上
201名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 00:40:23 ID:QoKSI/5/
泣いた
202名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 00:44:20 ID:Pp/8mEmw
>>196
このあと仲良くティータイムですね

>>200
このあと仲良くにゃんにゃんですね
203名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 09:15:21 ID:d9V5A5G/
朝から二本もssが読めるなんて思ってなかったわw
作者gj
204名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 11:13:09 ID:cdXf9BW6

授業中読んでニヤニヤしてたら先生に変な目で見られたぜ\(^o^)/
205名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 12:22:11 ID:Qs3H/L2x
もうアンタらで百合小説出版してくれw

昼休憩に癒されたぜ!GJ
206名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 16:00:02 ID:CAEEQAGn
207名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 17:17:31 ID:xv9RR3ii
残念ながら既出だからその続きを貼りましょう
208名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 17:22:15 ID:uq4kO1P1
>>206
既出だった様な希ガス
209名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 18:39:46 ID:kGVwOgeB
210名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 19:29:49 ID:rII2cP0O
いいわあw
211名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 21:25:47 ID:ovqxqkls
「あずにゃん、そろそろ帰ろっか」
「そうですね」
 他の先輩たちが帰った後も居残り練習を続けていた私たち。だけど、そろそろ外が暗くなってきたからということで唯先輩の声に従って後片付けをする。
 もう少し練習していたかったけど、この時期はすぐに日が落ちるから早めに帰らないといけない。残念だけど、しかたのないことだ。
 それに、明日になればまた二人っきりで特別特訓ができるんだから、そんなに気にすることじゃない。
「唯先輩、最近上達スピードが速いですね」
「そうかな?」
「そうですよ。正直言って、今のところを弾けるようになるにはもう少しかかると思ってました。家でも練習してたりするんですか?」
「うん、家でも毎日弾いてるよ。でも、やっぱりこの居残り練習のおかげなんじゃないかなぁ」
「だといいですけどね」
 元々これは唯先輩が上手になるように無理言って残ってもらってるわけだし、これで上手になってくれているのならとても嬉しい。
 逆にこれで上達していなかったら全く無駄になる――いや、そうでもないか。少なくとも私は唯先輩と一緒に練習できて嬉しいんだし。
「でも、まだまだあずにゃんには届かないけどね」
 そう言ってにへらっと笑う唯先輩。そんなことは無いと思うけどな……。少なくとも、技術だけで言ったら私と同じかそれ以上だし。
 だけど、それは教えてあげない。教えたらそこでだらけてしまいそうだから。この人にはもっと上手になってもらわないと困る、もっともっと上手になれるはずなんだから。
「ね、唯先輩」
 ようやくまとめ終わった荷物を持ち上げながら、音楽室の扉を開く。
「どうしたの?」
 唯先輩も、最後にギターを丁寧にケースの中にしまうと、それを肩に担いで私の後に続いてくる。
 バタン、と扉が閉まる音が人気の無い廊下に響いた。
 まだ余韻の残っている廊下をゆっくりとしたペースで歩きながら、後ろにいるであろう唯先輩に話しかける。
「先輩は、まだまだ演奏が雑です」
「うん」
「だけど、それもここ最近の練習のおかげでかなり滑らかになってきてます」
「……」
 唯先輩は黙って私の話を聞いている。
「このまま練習し続ければ、いつかさわ子先生ぐらいギターを扱えるようになるかもしれません」
「ほんと!?」
「かもしれません、と言いました。あくまでなるかもしれないという話です」
「だよね……」
「でも」
 足を止めて、唯先輩を振り返る。ここだけはしっかりと言っておかないと気が済まない。
 つられて足を止めた唯先輩の瞳をじっと見る。ふわふわとした、独特の瞳。だけど、その中に少しだけどギタリストの色が混じっているのが見えた。
「でも、唯先輩はいつか絶対にさわ子先生を超えると思います。いえ、絶対に超えさせます。だから」
 これは後輩として、ギタリストとして、そしてあなたのことが好きな人間としての言葉。
「だから、これからも一緒に練習して、いつか絶対、二人でさわ子先生を超えましょう」
「――うん!」



Fin




何と短い文章


お目汚し失礼した
それでは
212名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 21:49:33 ID:A4UDE8ys
お目汚れてないからもっと書いてくだしあ
213名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 22:14:26 ID:ovqxqkls
「雨……か」
 窓の外でザーザーと降っている雫を眺めながら呟く。ベランダに吊るされた照る照る坊主が儚げに揺れている。
 今日は唯先輩とお出かけする予定だったんだけどな……。服も悩んで悩んで、二時間ぐらい悩んでやっと決めれたのに。
「台無しだよ……」
 天気予報だと今日は一日晴天だって言ってたのに、すっかりそのつもりで用意もしていたからその分反動が大きい。
 それに、この雨の強さだと唯先輩の家に遊びに行くこともできないから、今日は唯先輩と会えないということになる。それが一番悲しい。
 毎日会っていたからその大切さに気付かなかったけど、一日会えないだけでも随分と苦しくなってくる。しかもそれがお出かけの日だからなおさら。
「唯、先輩……」
 会いたい、会いたい、会いたい……。
 そのまましばらく、部屋の中で独り悲しんでいると、不意に携帯電話が鳴った。着信音は、唯先輩からのもの。
 慌てて、ベッドから起き上がり携帯電話を手に取る。
「もしもし」
『あ、もしも〜し。あずにゃん起きてた?』
「えぇ、まぁ……」
 電話の向こう側の唯先輩は、驚くほどいつもどおりだった。その声を聞いて、私は心が軽くなるのを感じる。
 ――そうか、会えないなら電話をすればよかったんだ。
『雨降っちゃったね』
「そうですね。今日はどうするんですか?」
『う〜ん、このお天気だとお出かけはできないだろうし、今日はこのままずっと電話しとこうよ』
「そうですね」
 会えないのは残念だけど、声が聞けるだけでも充分だから。
 それから、私たちは一日中電話をし続けた。比喩とかじゃなくて本当に、一日中。今日お出かけできなかった分を補うぐらいに。
 唯先輩は、普段は話さないようなこと――自分の夢とかを話してくれて、私は子供の頃のエピソードを話してあげた。
 そのエピソードに唯先輩は笑ったり褒めてくれたり、一緒に泣いてくれたり。唯先輩の夢が意外なものだったことに驚いたりした。
 今日一日で唯先輩のいろいろなことが解った気がする。普段はおちゃらけている先輩も、心の中ではちゃんといろいろと考えてるんだなぁ。
 ――たまには、会えない日があってもいいかもしれない。今日は、そんなことを考えさせてくれたいい日だった。



Fin




お目汚し失礼した
それでは
214名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 22:48:16 ID:zxt07NJY
GJ
向こうのゆりゆりなんとかでも見たけど
精神的な繋がり描写もまたいいね!
215名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 23:03:29 ID:58B/Mntt
SS書いてみたんだけど
唯あず以外の場面が結構あるんだが、投下しても良いかな?
216名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 23:07:37 ID:yIegPu91
唯梓以外のカップリングがあるってことか? 例えば律澪とか
俺はいいと思うが長くなるようならテキストでやったほうがいいかも
217名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 23:15:36 ID:58B/Mntt
いや、カップリングじゃなくて自宅での唯と憂のやりとりみたいな
218名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 23:25:09 ID:zxt07NJY
唯梓があって唯と憂が普通に仲がいいだけなら別に構わないじゃないかな?
219名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 23:31:38 ID:58B/Mntt
私はいつから唯先輩を好きになったんだろう…
初めて会ったときから?それとも合宿のとき?

こんにちは。中野梓です。

何を隠そう私は唯先輩の虜になってしまったのです。でも、そんなこと言えるわけもなく、
唯先輩にスキンシップされても他の先輩がいると恥ずかしさでつい離れてしまいます。


部室

ガチャ
唯「おぉ〜まだあずにゃんだけなんだぁ〜」

梓「そうみたいですね」

唯「あずにゃん?」

梓「何ですか?」

唯「ぎゅー」

梓「先輩、やめてくださいよ〜」


いつも通り唯先輩は柔らかいなぁ。今は2人っきりだし、これくらい大丈夫だよね。
あぁ、幸せ…


ガチャ
律「おいーっす…おぉ、お二人さん仲良いですなぁ〜」

唯「えへへ〜」
梓「先輩っ、離れてください!」ドン

唯「ドテッ」

ああ、いつもの悪い癖が出ちゃった。ちょっと強くやりすぎたかな…でも、いつも先輩はここから更に…
…あれ?

唯「…あずにゃん、ごめんね。嫌だったよね。」

梓「いやいや、今のはですね…」

唯「りっちゃん、今日調子悪いから帰るね」タタッ

律「ちょっ、唯!」


バタン

どうしよう、やってしまった。そして私は唯先輩が泣いていたのを見逃さなかった。本当ならここで私が追いかけるべきだが、体が動かなかった。
結局この日は、唯先輩抜きで練習したが私は練習が手につかず凡ミスを連発した。先輩達は心配したが、「大丈夫ですよ、調子が悪いだけです」と返した。
学校を出ても唯先輩のことが頭から離れず、夕飯もろくに食べれなかった。でも唯先輩のことだから明日は何もなかったかのように来てくれるはず…
そのときは私から謝ろう。
220名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 23:34:26 ID:58B/Mntt
翌日の放課後
ガチャ
梓「こんにちは〜」

律「やっと梓も来たか〜」
紬「梓ちゃんの分の紅茶も淹れるわね」

梓「あれっ、唯先輩はまだなんですね」

律「あ、聞いてなかったか?唯は今日学校休んでるぞ?」


嘘だ、あの唯先輩が…もしかして私のせい??いやいや、まさか唯先輩があれだけで学校を休むなんて思えないし。
きっと風邪かなんかだ。私は平静を装って続ける。

梓「えっ、そうなんですか?風邪か何かですか?」

律「それがな、ただ『休む』としか言わないんだ」

梓「そうですか…」

私の中でどんどん悪い予感が大きくなってゆく。でも、もし勘違いだったらと思うと恥ずかしくて、いざ行動を起こすことはできなかった。
素直になれない自分がもどかしかった。


澪「まぁ唯の事だから明日になったらケロッとして来るんじゃないか?」
梓「だといいですけど…」


▽唯視点
 『離れてください!』

自室で唯はその梓の言葉を思い出してはため息をつく。
体から力が抜けてしまい、学校まで休んでしまった。

「あずにゃん、ごめんね…」ポロポロ

私は入部希望として部室に来たあずにゃんを見た瞬間から彼女に惹かれていった。
いつしかそれは恋だと気づいた。少しでもあずにゃんに触れていたいと、スキンシップの頻度も増えていった。

「あずにゃん、嫌だったんだね。今まで無理してくれてたんだね。嫌われちゃったな…」
「これからどうすればいいんだろう…」


221名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 23:35:41 ID:58B/Mntt
夕飯
憂「お姉ちゃん、風邪大丈夫?」

唯「少しは良くなったよ。憂の看病のお陰だよ〜」

憂「もう、お姉ちゃんったらぁ」


私は憂の前では精一杯元気と笑顔を振りまいた。
いつもいろいろやってくれる憂に心配かけたくないもん。

唯「ごちそうさまでした〜」

憂「お姉ちゃん?」

唯「な〜に、憂?」

憂「なにか辛いことあったの?」

唯「(!!)どうして?」

憂「ご飯食べてるとき、時々暗い顔してたよ」


さすがは憂だ。どうやら私は笑顔を振りまいたつもりだったけど顔に出ていたらしい。憂にだったら相談しても良いよね?


唯「憂?もしもだよ、もしも自分が好きな人に嫌われちゃったら憂はどうする?」

憂「う〜ん、原因が自分だったらまず謝ると思うよ。」

唯「そうだよね。やっぱり謝らなきゃね。 憂、ありがとう!」タタタッ

憂「おっ、お姉ちゃん?(何があったか分からないけど、頑張って!)」



翌日放課後
ガチャ
梓「こんにちは〜 って私が最初か。」

今日は唯先輩来てくれるかな?今日も休みだったらすぐに先輩の家に行って謝ろう。
で、あわよくば想いを伝えられたら良いな。

いつもだったら「部室に一人」という状況はのんびりできる快適な空間だが
今日はそうは行かない。試合前のような緊張感が梓を襲う。

222名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 23:37:39 ID:58B/Mntt
ガチャ
扉が開く音と共に、おそるおそると唯が入ってきた。

梓「もう、昨日はどうしたんですか?心p…」

唯「抱きついたりしちゃってこの間はごめんね、あずさちゃん。嫌だったんだよね。」


そう言うと、先輩は泣き崩れてしまった。”あずさちゃん”?そんな寂しいこと言わないでくださいよ。
私は子猫のようにうずくまっている唯先輩をそっと抱きしめた。


唯「(!)あず・・・さちゃん?」

梓「"あずさちゃん"なんて呼ばないでくださいよ。寂しいですよ。」

唯「えっ、抱きつかれるのもあだ名も嫌だったんじゃ…」

梓「"あずにゃん"でいいですよ。むしろその方が良いです。抱きつかれるのも…嫌いじゃないですよ」

唯「ふぇ?」

梓「私こそこの間はすみませんでした。急に律先輩が入って来て、恥ずかしくなっちゃって。
  本当は、抱きつかれるのも好きだったっていうか、その…ええと…」

唯「あず…にゃん?」

梓「私は唯先輩が好きです!大好きです!」

唯「…!」

梓「だから泣かないでください。先輩には笑顔のほうが似合ってますよ。」

唯「えへへ、そうかなぁ。」

梓「そうですよ。」


私は唯先輩をそれまでより強く抱きしめた。この状態でどれくらいの時間が経っただろうか。
聞こえるのはグラウンドの方から聞こえる音と2人の鼓動だけ。


梓「これで、仲直りですね」

唯「そうだね。あの、あずにゃん?」

梓「何ですか?」

唯「あのね、私もその…あずにゃんのことが… …ひゃん!」


私は先輩が言い終える前にやさしく先輩の唇をふさいだ。
ただでさえふわふわした先輩だけあり、その唇はとろける様に柔らかく、そして甘かった。
223名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/29(火) 23:39:03 ID:58B/Mntt
唯「んっ…  ぁん…  」プハー


かなり長くの時間こうしていたので、呼吸が苦しくなってきた2人は
名残惜しそうに唇を離した


梓「続きは言わなくて良いですよ、唯。」ハァハァ

唯「…!今私のこと"唯"って…」

梓「ダメですか?」

唯「ダメじゃないよぅ。でも…」

梓「ならいいじゃないですか。 唯?」

唯「…なに?」

梓「もう一回しよっか」

唯「…」コクリ

2人はいつまでも貪るように唇を求めた。



その頃
澪「ははっ、そうなのかww」
律「そうなんだよwwで、キャベツ太郎がさ…」

澪「あれ?なんでムギが部室の前で立ってるんだ?」

律「お〜い、ムギ〜」

紬「……」ポタポタ




FIN

お目汚し失礼しました
初めてのSSで至らない点ばかりだったと思う
5レスも使ってしまい申し訳ない
224名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 00:07:49 ID:7b6EyAtd
「"あずさちゃん"なんて呼ばないでくださいよ。」で泣いた。

GJ
225名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 00:16:41 ID:lh3JEYMa
>>223
GJ!
ゆいあず関係ないが、“キャベツ太郎”でなぜ盛り上がるwww
226名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 00:17:35 ID:dPuC2l2R
GJ
初めてのSSとは思えないほどの良い感じだった。
227名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 00:30:31 ID:ufVmvhLO
梓「ヨガフレィム」
228名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 03:04:56 ID:eWD9BCF/
いいねいいね〜w
そんな寂しいこと言わないで下さいよ、でキュンと来た
そして最後のキャベツ太郎はなんだwww無駄に気になりwww
229名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 08:32:54 ID:EE8sX4/c
k-onvipで似たような話を見たな
あれのラストも実に良かった
何が言いたいかというと
唯梓も好きだが、個人的には梓唯が大好きだもっとやれ、もっとやってください

GJ!
230名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 12:53:34 ID:ZoHrlQDm
唯が何かの原因で梓に対する接し方を変える

梓 最初は耐えていたが次第に寂しく苦しくなり泣き出してしまう



こういう流れが大好きです
231名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 13:22:01 ID:qxC20bPh
むぎちゃんwww鼻血落ちwww
232名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 15:45:24 ID:DscqOCcH
梓唯の時の唯の可愛さは異常だよな
233名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 16:28:23 ID:uzBqjcNj
梓は唯にいじられるってイメージ強いけど
梓が自分の気持ちに気づいて唯とはっきり結ばれてからは
逆に梓が結構攻めそうな気もする
234名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 16:43:57 ID:6/p0y76q
>>232
いや、コンスタントにかわ唯
235名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 16:50:03 ID:y6fP75kc

唯「あ〜ずにゃん」

梓「ちょっ、唯先輩いきなり抱きつかないでください!」

唯「え〜!やだ〜!」

梓「…………」

唯「…あずにゃん怒ってる?」

梓「…ずるいです」

唯「ふぇっ?」

梓「先輩ばかりずるいです!私も先輩に抱きつきたいです!」

唯「えっ、あ、あずにゃん何か怖いよ?」

梓「覚悟してくださいね。唯先輩」

唯「わっ!ちょっ…あずにゃん!」


とりま、ここまで想像した
236名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 16:51:05 ID:RhTaoFyC
紬「続けて続けて」
237名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 17:28:56 ID:PsnvUFZA
梓「唯先輩って、結構太ってるんじゃないですか?」

唯「そ、そんなことないよ!」

梓「じゃあ確かめてあげます。お腹はどうなってるかな?」

唯「あう!や、やめ…」

梓「先輩、こうやってボタン外すのってなんだかドキドキしちゃいますね」

唯「あ…あずにゃん、恥ずかしいよぉ」

梓「ふむ、見ただけじゃわからないですねぇ…触っちゃいましょう」

唯「あぅ…あずにゃん、そういう触り方くすぐったい…」

梓「ふふふ、やわらくてぷにぷに…じゃあ、ここはどうでしょう?」

唯「む、胸はさすがに…」

梓「わ、ピンクだなんてかわいい下着着けちゃってもう…これも外しちゃいます」

唯「あ…あずにゃん…」


試合の途中ですが放送を終了させていただきます。ご了承ください。
238名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 17:48:48 ID:/ilQUh0o
こうして梓の唯先輩トレーニング計画が始まったという…

てか続k(ry
239名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 17:54:22 ID:yn/tJvLF
これ以上 いけない

唯には羞恥心が足りないから見せびらかすか、ふざけて梓をからかうかだと思う
梓は初めは嫌がるけど煽られて意地になり、ばばーんと見せるんじゃないかと
240名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 18:34:00 ID:XSYtCsiu
>>237
試合www
241名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 18:57:39 ID:1tXg56YR
>>239
おまえは何もわかってない
242名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 19:20:58 ID:BU7Pb3fl
てかこのスレエロに耐性なさすぎ。全年齢板ってのは分かるがちょっとくらい許してもいいだろ。

あんまり言ってたらつまるSSもつまらなくなるぞ
243名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 19:40:31 ID:xbZZw6hA
ここはvipとは違うんで


エロss投下したいのならテキスト上げで注意書きしとけと
244名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 19:43:21 ID:eWD9BCF/
耐性云々より一応板ルールは守った方が…
皆で気分よく使おうぜ?いざとなったら保管庫だってあるんだし
245名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 20:02:40 ID:eTSR2ep1
あんまり過敏なのもどうかと思うけど
まぁエロならテキストで上げれば誰も文句言わんだろう
と言うわけでとっとと書いてもらおうか
246名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 20:05:50 ID:EE8sX4/c
素晴らしい流れだ!
・・と思ってたらなんだこれw

>>237はちゃんと自重してるし
>>239もただ警告してるだけで、そこまでうるさく言ってないと思うんだ

ちょっと過剰に反応しすぎじゃないか?
247名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 22:03:12 ID:6/p0y76q
こんにちは、平沢憂です。今日は梓ちゃんが家に夕飯を食べに来てます。お姉ちゃんもすっかりご機嫌。ウフフ♪
「あずにゃあ〜ん、今日は泊まって行きなよ〜♪」
「ちょっ、先輩!食べてる時くらい離れて下さい!」
梓ちゃんたら真っ赤なっちゃって。
「ちえ〜」
と、お姉ちゃんが不満そうに自分の席に戻ります。
「あ、もうジュースが無いや〜」
お姉ちゃんが空っぽのジュースのペットボトルをひっくり返す。もちろん何も出てこないです。
「あ、お姉ちゃん。私が持ってくるよ」
箸を置いて立ち上がると
「いいよ憂、このくらいやるよ〜」
ちょっと心配だけど流石のお姉ちゃんでもジュースを注ぐくらいできるか、と思って私はありがとう、と答えて席に着きました。
「おまたせ〜」
しばらくしてお姉ちゃんがコップになみなみと注いだ飲み物を持って来てくれました。
「あい、あずにゃん〜♪」
「ありがとうございます」
と、いって梓ちゃんは飲んだのだけど・・・。

〜数分後〜
「アッハッハッハ〜♪」
・・・梓ちゃんが壊れちゃいました・・・。
「お姉ちゃん!何飲ませたの!?」
「えっ?ちゅ〜はいって言うジュースだけど」
中々うろたえるお姉ちゃんも可愛・・・え?酎ハイ?
「それお酒!!!」
「な、何ですと!」
お姉ちゃんが慌てて梓ちゃんに駆け寄る。
「あずにゃん!だ、大丈夫!?」
梓ちゃんは真っ赤な顔をして幸せそうにしてる。
「唯先輩〜愛してます〜!」
お姉ちゃんが梓ちゃんに近づいた瞬間それを待っていたかの様にお姉ちゃんが唇を奪われました。たまりません・・・。なんだか最近紬先輩のような言動が多くなって来た私・・・。
「!んぷっ」
長いキスの後ようやく梓ちゃんは唇を離しました。
「あ、あずにゃん一体何を・・・!?」
流石のお姉ちゃんも驚きの声をあげる。そんなお姉ちゃんを満足そうに眺めながら梓ちゃんは不敵に笑った。
「フフフ・・・私の想いに気がつかない唯先輩が悪いんですよ・・・」
お姉ちゃんの悲鳴が響いた・・・。

〜翌日〜
「唯〜、遅いから迎えに来たぞ〜って酒臭っ!」
「い、一体何があったんだ・・・?梓は幸せそうに寝てるし、唯はほぼ真っ裸でうなってるぞ?」
「はあ、はあ、はあ・・・」
「む、ムギ・・・鼻血止めた方が良いんじゃない・・・?」


あとがき
う〜む、相変わらずの駄文。二日酔いは怖いですねw
もうちょっと上手く展開を書きたいなあ〜。
248名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 22:11:29 ID:+R/sQYQl
>>247
GJ
249名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 22:42:22 ID:ZoHrlQDm
お酒! その手があったか
250名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 22:50:36 ID:6/p0y76q
>>249
お酒は20になってから!
251名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 23:14:43 ID:+R/sQYQl
 今日は2月14日、バレンタイン。全国的に女の子の日。
 男の子も女の子もテンションが高くなる日でもある。
 男の子はチョコを貰えるかどうかソワソワして、女の子は想いを伝えるために精一杯の勇気をスパイスに作ったチョコをいつ渡そうかと思案している。
 舞台が女子高になると男の子がいなくなるから渡す相手がいなくなるかというと、そうではない。女の子同士でも友チョコやら何やらで盛り上がるのだから。
 ……それに、たとえ同性だとしても恋愛は成立するものだし、そういう人はしっかりと本命のチョコを作ってきている。澪先輩や律先輩辺りがそれに当たるんじゃないかな。
 斯く言う私も憂や純たちに渡すチョコを持ってきているのだけれど、あくまでそれは友チョコ。本命もしっかりと持ってきている。
 渡す相手は現在私が片想い中の唯先輩。これまで幾度となくアプローチをかけてきたけど、全然気付いてもらえないからこれを機に想いを伝えよう、という魂胆である。
 ……しかし、悲しいかな私は臆病だから本命チョコとは別の義理チョコも持ってきてしまった。
 本命は大きなハートに恥ずかしい言葉を書いてきたけど、義理のほうは大きなハートまでは同じだけどその上にはみ出すぐらいの大きさで『義理』と書いたものである。
「はぁ……、どうしようかなぁ……」
 伝えたいという気持ちはもちろんある。気持ちを伝えてチョコを食べてもらって、おいしいって言われたい。大好きな唯先輩の笑顔でおいしいよって。
 だけど、もし受け取ってくれなかったら、気持ち悪いと思われたらと思うと後一歩が踏み出せない。そうすると今までの関係が壊れてしまう。抱きつかれたり頬擦りされたりする日常が無くなってしまう。
 それなら、何も渡さないで、何も言わないで、今までの関係で満足したほうがいい。結ばれることはないけど、それでも関係が壊れるよりかはマシだ。
「でも……、それで私は満足できるの?」
 音楽室の扉をそぉっと開ける。別に何かやましいことをしている訳じゃ無いから堂々と開ければいいとは思うけど、なんとなくの行動だ。
 いつもどおり私が一番乗りかなと思っていたら、先客がいた。唯先輩だ。部室の真ん中で誰かを待っているように目を瞑っている。
「唯先輩、早いですね」
 私が入ってきたことに気付いていないみたいだから、忍び足で真後ろに歩み寄り、背中をぽんと叩きながら声をかける。
 すると、ようやく気付いたのか、先輩は振り返って私を見つけると花のような笑みを零した。
「あずにゃん、待ってたよ」
 その表情に、その言葉に、私の心臓がどきりとする。待っていた? 私を? 一体どうして……。
 胸に宿るのは疑問と、そして期待。なんとなく解る気がしたけど、それを決め付けるには早計すぎる。それに、そんなに世の中は甘くない。
「どうしたんですか?」
「うん。今日はあずにゃんに渡したいものがあるんだ」
 心臓が一際大きく高鳴った。
「渡したいもの? おもちゃとかならいりませんよ?」
「違うよ。あずにゃん、今日が何の日だか知ってる?」
「……バレンタイン」
 唯先輩の言葉と、後ろに回ったときに見つけた、きれいにラッピングされた小袋を思い出して、疑問が確信に変わる。
 唯先輩は私の言葉ににかっと笑い「正解」と言うと、後ろに隠していた小袋を私の目の前に突きつけてきた。
「……何ですか、これ」
「何って、チョコレートだよ。憂に教えてもらいながら頑張って作ったんだ」
「……食べられるんですか?」
 嬉しいはずなのに、ついつい可愛くないことを言ってしまう。我ながら素直じゃないなとは思う。だけど、素直に喜ぶのは私のキャラじゃないし、これはこれでしょうがない。
 今も顔がにやけてしまうのを抑えるので精一杯だ。まさか、唯先輩からチョコをもらえるなんて、しかも手作りの。予想もしていなかったことに喜びゲージが振り切れている。
「失礼な! 食べられるよちゃんと! りっちゃんたちもおいしいって言ってくれたもんっ!」
「え……」
 唯先輩は何気なく言ったんだろうけど、その言葉に絶句してしまう。
「これ、他の人にもあげたんですか?」
「うん? うん、そうだよ。軽音部のみんなと憂、和ちゃんには」
「そう、ですか……」
252名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 23:15:34 ID:+R/sQYQl
 何だ、結局私が一人で舞い上がってただけだったのか。唯先輩の性格を考えればすぐに解ることなのに、私はバカか。
 ゲージが一気に下がってきて、テンションがガタ落ち。きっと今の私の顔はとても悲しそうになっているはずだ。
 それを見られたくなくて、俯いて前髪で表情を隠す。そこまで弱くは無いだろうけど、もしかしたら涙も出るかもしれない。
「あずにゃん……?」
 頭上で、困ったような声。それはそうだろう、さっきまで喜んでいた人間が急に俯いたりしたら、誰だって困る。私だって困る。
 だけど、返事をするだけの余裕は無かった。きっと声を出したら何かが崩壊してしまうから。一言でも言葉を発したら涙が出てくるかもしれない。
「……」
 唯先輩が困っているのが解る。何も言わなくても、きっとどうしたらいいのか解らないでいるはずだ。……これ以上先輩を困らせるのはよくない。
「す、すみません。私、帰りますね」
 少し濡れた言葉でそう言い、逃げるようにして唯先輩に背を向ける。そして、そのままそそくさと音楽室を後に――
「待って、あずにゃん!」
 できなかった。
 立ち去ろうとした私を唯先輩は後ろからぎゅっと抱きしめてきたのだ。いつもよりも数倍強く、決して私を逃がさないように。
「……何ですか」
「実は、もうひとつあずにゃんだけに持ってきたものがあるんだ」
 私にだけ、という言葉に体が反応する。私が動くつもりが無いと理解した唯先輩は一旦私を放して、自分の鞄から何かを取り出してそれを私に見せてくる。
 取り出したのは板状の何か。表面から見ただけではそれが何なのか解りにくい。ただ、ラッピングがされていることからしてプレゼントか何かだろうということは解った――ラッピングが雑なのが気になるけど。
「開けていいですか?」
「うん、ゆっくりね」
 許可を得て、紐を解いて包装紙を外す。すると、現れたのはハート型の箱。
「これは……?」
「それも開けてみて」
「はい」
 ゆっくりと、箱を開ける。すると、中にはチョコが入っていた――ハート型で、表面に大きく『I LOVE AZUNYAN』と書かれた。
「先輩、これ……」
 まさかと思って唯先輩を振り返ると、先輩は照れくさそうにえへへと笑っていた。
「こっちが本命なんだ。あずにゃんのためだけに作ったの。誰にも内緒だよ?」
「は、はい、それは解りましたけど……。この、表に書かれている言葉の意味は……」
 そんなの訊かなくても充分理解できる。だけど、それが信じられなかった。
「言葉通りの意味だよ。あずにゃんが大好きってこと」
「えと、つまり……」
 ――つまり、私たちは両想いだったという訳か。
「うぐ、ぇぐ……」
「あ、あずにゃん!?」
 嬉しさのあまり、泣き出してしまった。さっきは我慢できたのに、悲しみより嬉しさで涙が出るなんてね……。
 そんな私を見て、唯先輩はあたふたとし始める。きっと自分が何かしてしまったのだろうと思っているんだろう。
「ご、ごめんあずにゃん。私何かしちゃったかな?」
「えぇ、しましたよ。それはもういっぱい」
「ご、ごめん――」
「はい、これ」
 唯先輩の謝罪を遮るようにして私は鞄から取り出したチョコを唯先輩に突きつける。
 もちろん、本命チョコだ。
「な、何これ?」
「開けてみてください」
 その言葉に唯先輩は「うん」と頷き、包装を外す。
 そして、中から現れたチョコを見て、驚いたように顔を上げた。
「あずにゃん、これ……」
「好きです、唯先輩。私と付き合ってください」
 ――初めて触れた唇は、とてもやわらかかった。



Fin


30分でやっつけ相変わらずの遅筆具合


お目汚し失礼した
それでは
253名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/30(水) 23:47:22 ID:l9Mp6Mgk
30分でこの出来で遅筆とな?
ここ2〜3年、一作も書けてない私にコツを……

GJ
254名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 01:31:07 ID:drE4Zfp6
勝手に>>18の続き書いてみた
かなり長くなったけど、大目に見て下さい><


ワイワイガヤガヤ

紬「宜しくお願いしま〜す」
律「軽音学部で〜す」

律「宜しくお願いしまーす……あ゙ぁ゙〜もう疲れた〜」ペタン

紬「でも、このまま一人も部員が入ってくれなかったら廃部よ。頑張らなきゃ」

律「む〜、それは分かってるんだけどさぁ。……ていうかさわちゃんも手伝ってよ〜」

さ「だるいから却下」
255名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 01:33:03 ID:drE4Zfp6
律「……廃部になったらムギのお菓子も食べれないぞ」ボソッ

さ「!!」

律「だからさぁ……手伝ってくんない?頼むよ」

さ「……ぅ……」プルプル

紬律「「……う?」」

さ「うぉりゃああぁぁ」ドドドドド

生徒A・B「「ひいっ!!」」ビクッ

さ「バンド や ら な い か」ハァハァ

律「いや、さわちゃん!それじゃ逆効果……まぁ、ほっとくか……」

紬「そうね……」

紬「あら?ところで澪ちゃんは?」

律「ああ、澪なら……ほら」

澪「うぅ……」ブルブル

律「おーい、澪〜。いつまでそうしてる気だよ〜?」
256名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 01:36:08 ID:drE4Zfp6
澪「だ、だってぇ……//……っていうかなんで私だけメイド服なんだよぉ……//」

律「あら?似合ってますわよ。澪しゃん?」

ゴチンッ

澪「ふざけるなっ!!」



憂「えーっと……唯達はどこかな?」

律「いてて……ん?あれは……」

律「おーい、憂ー」

憂「あっ、りっちゃん、ムギちゃん」

澪「ん?律、この人は?」
257名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 01:39:40 ID:drE4Zfp6
律「ああ、そういえば澪はクラス違うんだったな。私達と同じクラスの平沢憂さんだよ」

憂「澪ちゃん……でいいのかな?よろしくね」

澪「う、うん。よろしく……//」

憂「あっ、そうだ。ねぇ、りっちゃん?実は私の妹が軽音部に興味があるって言ってるんだけd…
律澪紬「「「えぇ!?本当に!?」」」

憂「え?う、うん。」

律「よっしゃー。廃部じゃなくなる〜っ♪」
258名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 01:42:02 ID:drE4Zfp6
澪「お、おい律。まだ入ると決まった訳じゃ……」

さ「そうそう、油断してんじゃないわよ!!」

皆「!!」ビクッ

律「さ、さわちゃ〜ん。いきなり出てくんなよ〜。びっくりするだろ」

さ「人をお化けみたいに……。とにかく、新入部員は新歓ライブ次第なんだから、お菓子(部員)確保の為に!新歓ライブ気合い入れていくわよ!!」

律澪紬「「「おー!(お菓子かよ……)」」」

律「じゃあ憂、新歓ライブ見に来てって伝えといて。頼むよ」

憂「うん。りっちゃん達も頑張ってね」

律「よっしゃ!じゃあ次はあっち行こうぜっ!」
259名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 01:44:51 ID:drE4Zfp6
――――――

唯「あの人達行っちゃうよ!早く行こうよあずにゃん」グイッ

梓「ちょ、ちょっと唯。あんまり手引っ張らないでよ//」

憂「あっ!唯!」

唯「お姉ちゃん!!」
梓「あっ、憂先輩こんにちは」
――――――

梓「新歓ライブ!?」ワクワク
唯「演奏してくれるの!?」テカテカ

憂「軽音部の人、みんないい人達だったよ。唯と梓ちゃんも頑張ってね」
260名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 01:46:29 ID:drE4Zfp6
唯「うん、ありがとーお姉ちゃん!……よし、早速講堂へれっつごー!」

梓「えっ、ライブは明日ってさっき憂先輩が……」

唯「ほえ?そうだっけ?」

梓「全く……唯はいっつも抜けてるんだから」ハァ

唯「……テヘッ☆」

梓「……殴ってもイイノカナ?」

唯「ひいっ。あずにゃん怖いよぉ」

梓「ぷっ……。もう、冗談に決まってるでしょ。」

唯「えへへ……とりあえず今日は帰ろっか//」
261名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 01:48:26 ID:drE4Zfp6
よくじつ!

梓「ほら唯、早く早く!もう始まっちゃうよ!」

唯「ふぇ〜。ちょっと待ってよあずにゃ〜ん」

梓「ああもう!誰のせいで遅れたと思ってんの!」

ガチャ
〜〜〜〜〜〜♪

唯「おぉ……」
梓「わぁ……」

――――――

唯「いい演奏だったねぇ」

梓「うん。上手さがどうとかじゃなくて、感動するというかなんというか……」

唯「なんか楽しそうだった!」

梓「そう、それそれ」
262名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 01:50:19 ID:drE4Zfp6
梓「ギターの人は多分顧問の先生だよね?」

唯「うーん……それはわかんないけど、綺麗な人だったね」

梓「だったら私達二人で一緒にギター出来るのかな?」

唯「私はあずにゃんとじゃなきゃやらないも〜ん」ギュウ

梓「……っ//も、もう唯!変な事言わないでよ//」

――――――

律「新入部員来るかなぁ……今さらながら不安になってきたよ」ハァ…

澪「なんでそんなネガティブなんだよ、律らしくもない。ライブは成功しただろ?」

紬「大丈夫よ、きっと。それよりお茶にしましょう」
263名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 01:51:43 ID:drE4Zfp6
ガチャ
唯梓「「あの〜入部希望なんですけど〜」」

律さ「「確保ー!!」」

唯梓「「ひぃっ」」

――――――
梓「中野梓です。楽器は一応ギターをやってます」

皆「おー」パチパチパチ

唯「え、えっと、ひ、平沢唯でしゅ。趣味はギターとボーカルを少々でございましゅる」アワアワ

梓「お見合いか」バシッ

唯「ひゃっ。痛いよ、あずにゃーん」ウルウル

律「ははは、仲いいんだなぁ二人とも〜」
264名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 01:59:01 ID:pKyny29B
1レスにもっと入るだろ
長いなら尚更
265名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 03:09:38 ID:VhJNmlDl
どのSSもまとめてGJ!

if幼馴染の同級生設定も新鮮でいいですな
266名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 03:59:33 ID:yUaX/NBV
ある朝学校に着くと、下駄箱の近くに唯先輩が立っていた。珍しいこともあるものだ。

梓「あ、唯先輩…おはようございます。どうしたんですか?」

唯「あ!お、おは…よ…えっと…その…」

私が話しかけると唯先輩はぶつぶつとつぶやきながら、顔を赤らめてうつむいてしまった。
なんだか唯先輩らしくない反応だ。また何か変なことを考えているのだろうか?

梓「なにか用ですか?なにもないならもう行きますけど」

唯「えっと…その…今日のお昼なんだけど…暇?」

梓「多分暇だと思いますけど…なんでですか?もしかして部活の練習ですか?」

唯「そうじゃなくて…もし、もしよかったら…」

唯先輩は一瞬ためらうような表情を見せて、やがて意を決したように言った。

唯「あずにゃん、今日二人だけでお昼食べない?」

梓「え?お昼…ですか。まあ別にいいですけど、なんで二人なんですか?」

唯「それは…その…」

梓「先輩?」

唯「とにかくありがとうあずにゃん!じゃ、昼休みになったら部室でね!」

私の質問に答えずに唯先輩は去って行った。一体なんなんだろう…
267名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 04:01:11 ID:yUaX/NBV
憂「梓ちゃん?」

梓「……」

憂「梓ちゃんったら!」

梓「うあぇっ!?」

憂に話しかけられて、私は思わず間抜けな声をあげてしまう。
午前中はずっとこんな調子だった。私はなにを悶々としているのだろうか。

憂「もうお昼休みだよ?お昼食べようよ」

梓「あ…ごめん憂。私ちょっと用事があるから…純と食べてて!」

憂「え?梓ちゃん?」

私は教室を飛び出して急ぎ足で部室へと向かう。
唯先輩はなんで私を呼んだのだろう。なにか言いたいことがあるのかな。
色々と考えているうちに、部室に着いてしまった。
まあいいや。本人に会えば分かることだ。私はゆっくりと扉を開いた。

梓「先輩…?」

唯「あ、あずにゃーん♪こんにちはー♪」

唯先輩は朝とはうってかわって、弾けるような笑顔を私に向けた。

梓「あ、あの…」

唯「あずにゃん、座って座って!お昼にしよう!」

なんだ。いつもの唯先輩だ…私は拍子抜けして椅子に座る。

梓「もう、なんなんですか?わざわざこんなところでお昼なんて」

唯「たまにはいいでしょ〜?それよりあずにゃんのお弁当、どういうの?見せて見せて〜」

梓「わ、ちょっと…」
268名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 04:03:02 ID:yUaX/NBV
唯先輩とたわいもない話をしながら時間が過ぎた。
澪先輩たちがいないという点を除けば、部活となにも変わらない時間だった。
どうやら唯先輩は本当に気まぐれで私とお昼を食べたかっただけのようだ。
そうこうしているうちに、チャイムが鳴る。

梓「あ、じゃあそろそろ教室戻りましょうか」

唯「…やだ」

梓「え?」

唯「やだよ、あずにゃん」

梓「え…え?」

唯先輩の言葉に戸惑って何も言い返せずにいる私に、唯先輩は続けて言う。

唯「あずにゃん、ここで部活の時間までずっと二人きりでいよう?
 今日の午後はどのクラスも音楽の授業ないし」

梓「…え?唯先輩、どうしたんですか?戻らないと皆心配しますよ?」

唯「…わかってるよ…でも、それでもあずにゃんと一緒にいたいの」

梓「な、なんでですか?どうせ放課後になれば一緒にいられるじゃないですか」

唯「それじゃ嫌なの…私はあずにゃんと二人だけでいたいんだよ」

その言葉になぜかドキッとしてしまう。なんだろう今の…

梓「よ、よく分かりません…なんで授業サボってまで…」

唯「あずにゃん…」
269名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 04:09:15 ID:yUaX/NBV
不意に、唯先輩は私を抱き締めた。普段とは違う、優しい抱き締め方で。

梓「あ、あの…」

唯「私、あずにゃんのことが大好きなの…だから…お願い。一緒にいて?」

梓「ゆ…唯先輩…」

大好き。その言葉に体中が熱くなる。幸せで、むずむずするような、そんな感覚に襲われる。

梓(どうしちゃったんだろ私…なんでこんな…)

唯「あずにゃんは私のこと…好きじゃないの?」

梓(好きじゃない?そんなわけない)

唯「あずにゃん…?」

梓(だって唯先輩は、あったかくて、優しくて…そうだ、私は…)

今気付いた。
私があんなに悶々としたり、今こんな気分になるのは…この人のことが、好きだからなんだ。

唯「あずにゃ…!」

私は不安そうに私の反応を待つ唯先輩に、そっと唇を重ねた。
唯先輩の唇は、メロンパンの砂糖で少し甘かった。

唯「あ、あず…?」

梓「…唯先輩、キスって甘いんですね」

唯「な、なんで…」

梓「キスしたかって?そんなの簡単です。好きだからですよ」

唯「あずにゃん…」

梓「…先輩、お茶でも飲みましょうか。放課後までは時間がありますよ」

唯「…うん!!」
270さるくらった:2009/10/01(木) 07:40:09 ID:drE4Zfp6
>>263
澪「ところで、さっきから気になってたんだけど、そのあずにゃん?っていうのは……?」
梓「あ、それは… 唯「猫みたいだからあずにゃんです!澪ちゃん先輩!」ビシッ
澪「猫って……まぁ分からなくもないけど」
律「じゃあ猫耳とか着けてみたりして?」ニヤニヤ
さ「あら、猫耳なら……ほらここに」ヒョイ
皆「あるんかい!」
唯「わぁい!ほらほら、あずにゃん着けてみてよ〜」
梓「いやいやいや、なんでそんなもの持ってるんですか」
さ「こまけぇことは(ry」
唯「いいじゃんいいじゃ〜ん。あ、私も着けてみよっと」ヒョイ
梓(はうっ!猫耳着けた唯……か、可愛いっ……//)
唯「ねぇあずにゃん、どう?にゃあ〜」
梓「っ!//ま、まぁいいんじゃないの?//」
唯「ぶ〜、あずにゃんが冷たいよ〜。じゃあ次はあずにゃんの番ね」
梓「え?私は別にいいって…
さ「ほう?」パキポキ
梓「……着けさせて頂きます。」
唯「大丈夫だよ〜あずにゃんなら絶対に似合うから!」
梓「いや、そういう問題じゃ……まぁいいや」ヒョイ
皆「……。」
梓(あ、そうか。鳴かなきゃ)
梓「にゃ〜あ」
皆「……。」
梓(あれ?何この空気、もしかして私すべった!?)
271名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 07:42:20 ID:drE4Zfp6
唯「あ、あずにゃん……」
梓「うっ……(謝った方がいいのかな?)」
唯「可愛い〜!!」ガバッ
梓「うわっ!//」
律「うん、確かに猫だな」ニヤニヤ 澪「だな」紬「ええ」
唯「あずにゃん可愛いよぉ〜」スリスリ
梓「もう//くすぐったいって唯//」
唯「え〜いいじゃん、あずにゃんのほっぺすべすべで気持ちいいよぉ」
紬「あらあらまあまあ」

――――――

唯「じゃあ早速……一番、平沢唯!行っきまーす」

〜〜〜〜〜〜♪

澪「おぉ」
律「へぇ、意外にも上手いじゃん」
唯「むぅ〜意外にもって何さ、デコ先輩」プクゥ
律「だ〜れがデコ先輩だって〜?このこの〜」ギリギリ
唯「痛い痛い、しゅびばしぇん許して下しゃい、りっちゃん隊員様」
澪「次は梓の番だな」
梓「あ、はい」

〜〜〜〜〜〜♪

皆「……。」
梓「えっーと……どうでした、か?」オドオド
澪「う、上手い……」
272名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 07:45:25 ID:drE4Zfp6
律「めちゃくちゃ上手い……」
澪「凄いな、梓!!」
律「おぉ、唯よりずっと上手かったぞって……はっ!」

唯「」

唯「うぅ……分かってる、分かってるけどショックだよぉ……グスッ」ウルウル
律「あ、いや……」
唯「どうせ私なんて……」イジイジ
律「い、いや、唯もかなり上手かったぞっ、うん」
澪「そうそう。それにほら、唯はボーカルも出来るんだろ?」
唯「うぅ……そうだとしても」グスッ
梓「……唯っ!!」ギュッ
唯「!!」ビクッ
梓「私は、どんなに凄いギタリストのギターよりも、『唯の弾く』ギターの方が好きなの!だから元気出して!」
唯「あ……あずにゃん」グスッ
唯「うわぁぁああん、あずにゃ〜ん!ありがと〜」ギュウウウウ
梓「やれやれ……」ナデナデ
唯「グスッ……ねぇ、あずにゃん?」
梓「ん?どうしたの唯?」
唯「私、あずにゃんの事だい好きだよっ//」
梓「私もだよ。唯//」

fin
273名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 07:47:05 ID:drE4Zfp6
長々とごめん
日常を書きたかったから落ちはあまりないです

後、投稿初めてだったので1レスの長さとかイマイチ分かりませんでした。以後自重しますorz
274名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 08:23:27 ID:iig+ZXdo
書き方からしてvipから流れ着いたゆとりが増えてきたのかな
別にそれ自体はいいんだけどあんまり巧く無いのが気になる
ブログやってる例の人もそんな感じだし、なんだかなあ………

うん、まあGJ
275名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 08:41:31 ID:cEcEm7tv
バッサリだー
276名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 08:59:24 ID:fWaSzQq/
VIPだゆとりだ言ってるだけじゃ改善されない
どういうところが巧くないのかを言うといいと思う
277名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 09:10:48 ID:qVMQWJXx
ただケチ付けたいだけにしか見えんわな。
278名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 10:56:57 ID:VhJNmlDl
そもそも、VIPがどうこうとかいちいち気にする以前に
>>273は投稿は初めてって言ってるのにな
279名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 12:37:11 ID:xGndOzbP
SS批評スレじゃないんだし、もっとまったり見ようぜ
唯あず見られるだけで俺は楽しいな
280名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 13:00:58 ID:W7UaBTKG
のんびりとだ
SSでいわなくても、妄想でもじゅうぶんなんだ
それだけで満足だよ
281名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 17:55:19 ID:U6eQTu6m
>>274
>>276も言ってるが、批判は結構だが改善点を述べないとな
批判だけならお前さんの言うゆとりにもできるだろうよ

こんな流れじゃ過疎りそうだけど、SS書く人は気にせず投稿して欲しいなー
俺も含め、唯あず好きなら喜んで読んでくれるだろうからね
282名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 18:27:59 ID:/iHLZFXr
>>274
そこまで言うのなら傑作をお書き下さい(^ω^)
283名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 18:34:14 ID:TnBHcToi
いろいろとGJ

ひとつだけ言っておくと『ここ』の行数制限は60行だから、容量オーバーとかしない限り限界まで使ったほうがいい
無駄にレス数使わないで済むし、何より見やすいしさるも食らい難くなるだろう

いつも言ってることだけど、あんまり長くなるようならテキスト上げするのもひとつの手段かと
284名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 18:43:47 ID:7hif1onn
>>281>>282の言うとおりかと
まずはその巧いSSとやらを見てみたい
そもそも巧いSSってどんなの?
285名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 19:58:01 ID:pKyny29B
↓この流れを切る燃料頼む
286名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 20:34:27 ID:yUaX/NBV
梓「はっくしょん!」

唯「あれ、大丈夫?」

梓「はい…ちょっと寒くて…ズズ…」

唯「大変、あずにゃんが風邪ひいちゃう…そうだ!」

梓「な、なんですか先輩?」

唯「私のカーディガン着ていいよ!ブレザー1枚じゃ寒いし」

梓「でもそれじゃ先輩が…」

唯「私は大丈夫!さぁさぁ着て着て!」

梓「ちょっと先輩…あ…」

梓(唯先輩が今まで着てたカーディガン…あったかいや…)

唯「ありゃ、ちょっと大きいかなあ?」

梓「いえ…すごくあったかいです。ありがとうございます」

唯「いえいえ〜別にお礼なんて…へっきし!あ゙ー…」

梓「先輩、やっぱり…」

唯「だ、大丈夫だよこれくらい!さあ、早く帰らないと暗くなっちゃうよ!」

梓「…じゃあ先輩、こうしましょう」

唯「わ、あずにゃん?」

梓「こうやってくっ付けば…少しはあったかくなると思いますから」

唯「…うん、すっごくあったかい♪あ、手もつなごっか!」

梓「い、いいですけど…今回は特別ですからね」

唯「はーい♪じゃあ帰ろっか!」

梓「…はい」


おしまいです
流れをぶった切って書いてみました
287名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 21:35:44 ID:aSnk9Tdu
すごくほっこりした
もっとぶった切ってくだしあ
288名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 21:47:00 ID:5oDsS3oG
GJ
唯梓はほっこりしていいよな
289名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 21:54:39 ID:PauVfXdu
ここでこんなこと聞くのはどうかと思うけど唯憂好きな人っている?
290名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 21:58:25 ID:TnBHcToi
唯憂スレから出張お疲れ様です
唯梓≧唯和>唯憂です、私は

それとGJ
291名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 22:12:00 ID:PauVfXdu
まぢで?
3番目?
憂ちゃん泣いちゃうよ
292名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 22:15:13 ID:U6eQTu6m
おお、ナイスぶったぎりw
やはり唯梓はいいのぅ

>>289
唯憂も大好きだぜ
293名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 22:19:02 ID:TnBHcToi
>>291
3番目といってもベクトルが全然違うから正しいとは限らない
もしかしたら1番目になるかもしれないし、圏外になることだってありえるかもしれない
294名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 22:21:06 ID:/acvsP+b
まぁまぁまぁまぁ…
295名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 22:25:13 ID:PauVfXdu
あぁ、なるほど。
こちらの考察力が足りずすやんかった。
296名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 22:42:45 ID:TnBHcToi
「唯先輩」
 私の隣で、注意された部分を何度も何度も繰り返し練習している唯先輩に声をかける。
 二人っきりの音楽室。今日は他の先輩たちがいない、皆さん用事だとかなんだとかで残ったのは私と唯先輩だけ、という訳。
「どうしたの?」
 譜面から顔を上げて、視線を私に移す。同時に手も止めて、最後にぽろんと弾いたCの音が部室内に響いた。
 その音が完全に消えるのを待って、私は鞄からあるものを取り出し、それを唯先輩に差し出す。
「これ、何?」
「クッキーです。試しに作ってみたらこれがなかなか面白くて、ついつい作り過ぎちゃったので唯先輩におすそ分けしようと思って持ってきたんです」
「あずにゃんの手作りかぁ〜」
「あまり根を詰めすぎるのもよくないので、少し遅いですけどティータイムにしましょう」
「そうだね」
 唯先輩が机の上を片付けて、できたスペースに私は次々とクッキーを置いていく。
「あ、あずにゃん……?」
「どうしたんですか?」
「多すぎない? これ……」
「言ったじゃないですか、作りすぎた、って」
「確かにそう言ったけど、それならみんながいるときに出したほうが良かったんじゃないかなぁ」
「それだと味が落ちちゃうかもしれないですか、それに――」
「それに?」
「……唯先輩に食べてもらおうと思って、作ってきたんですから」
 その言葉に、唯先輩は少し驚いた風に口を開ける。だけど、やがてそれがとても優しい笑みに変わって、小さな唇から「そっか」と小さな呟きが漏れた。
 そして、持ってきたものを全部テーブルの上に並び終えて、自分の席に座る。唯先輩は、私の対面に座った。
「唯先輩、席違いませんか?」
「いいのいいの、今日は二人っきりなんだから、細かいことは気にしな〜い」
「ま、いいですけど」
「うんうん。それじゃ、早速食べようか」
「そうですね。初心者なので、味はあまり自信がありませんけど」
「味なんて気にしないの。気持ちが篭ってればそれで充分嬉しいよ?」
「それはどうも」
 この人は何の前触れも無く攻撃をしかけてくるから困る。不意をつかれて顔がにやけそうになるのを抑えるのも、結構大変なんですよ?
 別に、にやけ顔を見られたからといって何か損するようなことがある訳では無いのだけれど。
「まずはこれから食べようかな〜?」
「あ、それは……」
 そう言って唯先輩が摘み上げたのは少し焦げてしまった失敗作。
 それは止めといたほうがいいですよという私の言葉を無視して、唯先輩はそれを口の中に放り込んだ。
 唯先輩が口を動かす度に、サクサクとした音がこちらにまで聞こえてくる。
 やがて、充分それを租借した唯先輩は、用意したミルクティに口をつけずに、そのまま強引に喉に流し込んだ。
 ――あぁ、そんなパサパサしたものを飲み水なしで飲み込んだりしたら、咽ちゃいますよ。
 私の予想通り、全て飲み込んだ後に唯先輩はゲホゴホと大きく咽た。
「ちょ、ちょっと、大丈夫ですか?」
 声をかけながらミルクティが入ったカップを唯先輩の口元に持っていき、そのまま、薄く開いた唇から、零れないように注意してミルクティを口内に流し込んでやる。
 白い喉をゴクゴクと鳴らして、ゆっくりと、味わうようにミルクティを流してゆく唯先輩。
「ん……ぷはー、死ぬかと思ったぁ」
「親父くさいですよ、唯先輩」
 それに、咽たぐらいで死ぬことは無いと思う。いや、もしかしたらもしかするかもしれないけど、それはかなり可能性が低い。
 しかも、注意してあげたのにそれに耳を貸さなかったのだから、自業自得だ。
「あぁ、うん、そう、味のことだけどね」
「わざわざ言わなくても解ってますよ。美味しくなかった、でしょ?」
 作った本人なのだから、それぐらいは解る。
 しかし、唯先輩はノンノンと人差し指を左右に振り、否定のポーズ。
「美味しかったよ、あずにゃん」
「嘘です。焦げたクッキーなんかおいしい訳が無いじゃないですか」
「ほんとだって、あずにゃんも食べてみなよ」
297名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 22:43:28 ID:TnBHcToi
 あ、飲み込むときは気をつけないと、咽ちゃうかもしれないからね。という唯先輩に、あなたほどバカじゃありませんよと聞く人が聞けば失礼な言葉を返し、渡されたクッキーを口の中に放り込んでみる。
 そして、少し躊躇しながら焦げた表面に歯を立てる。
『サクッ』
 口の中に広がるのはとても甘いとは言えない苦い味――ではなく、ほどよく苦味と甘味が混ざった不思議な味だった。
 あれ、そんなに不味くないな……。そんなことを考えながら、充分に租借を済ませると、そのままそれを喉に流し込み――
「ゲホゴホッ」
 盛大に咽た。
 そんな私を見て唯先輩はあぁんもう何をやってるんだいあずにゃんと、ミルクティの入ったカップを私の口元に運んでくる。
 ……完全にさっきと立場が逆転していた。
「んぅ……ぷはっ」
 ゆっくりと味わう余裕は無く、気が付いたらカップの中が空っぽになっていた。
 目の前には膨れっ面な唯先輩。
「んもう、だから気をつけてって言ったのに」
「すみません」
 完全に忘れてました。
「……ん、まぁいいや。それで、味はどうだった?」
「味ですか……そこまで、悪くなかったかもしれませんね」
「でしょ? ほら、あずにゃんはもっと自信を持ってもいいんだよ」
「そう、ですね」
 それでも、まだまだ美味しく作れるはずだ。
「それじゃ、残りも片付けちゃおうか」
「はい」
 ――その後、残りのクッキーをお互いに『あーん』させて食べさせていると、いつの間にか全ての箱が空っぽになっていた。
「あれ、もう無くなっちゃった……」
「唯先輩が食べ過ぎるからですよ、もっとゆっくり食べましょうよ」
「ごめ〜ん。あずにゃんが食べるときの顔が可愛くって、つい」
「理由になってません」
 まったく、この人は……。
「でも、あずにゃん」
「はい?」
「美味しかったよ、できればまた食べさせてほしいな」
「……」
 本当に、この人は。
「……しょうがないですね、そこまで言うならまた作ってきてあげますよ」
 ――今度は、今日よりもずっと美味しく、そしてその後は更に美味しく……。



Fin



またしてもやっつけ



お目汚し失礼した
それでは
298名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 22:45:04 ID:HJWuYBZp
唯憂好きなやつはここに来ません
299名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 22:48:26 ID:HJWuYBZp
>>297
GJ!!
素晴らしい手作りマジックだ
300名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 22:51:01 ID:5oDsS3oG
乙!
これは続編に期待してしまう
301名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 22:55:40 ID:1VuqvRg7
最近1日2つ以上はSSができていて本当にありがたい、GJです。

>>289,298
俺は好きだぞ
唯梓、唯紬、唯憂、憂梓、澪律スレにいるけど 唯梓、唯憂は特に好き
はい、どう見ても百合厨です、本当に(ry
302名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 23:22:06 ID:OP2nk3Jy
>>301
おかしいな…俺何時書き込んだっけ。

とりあえずGJだお前ら、もっとやrいやもっと書いてくださいお願いします。
303名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 23:45:29 ID:M/NhhD4q
俺も唯梓、唯憂は大好きだ
だからこそどうしても憂梓が好きになれないんだ

SS書いてくれてる人は乙
いつも楽しんで読んでるよ

304名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 23:51:51 ID:U6eQTu6m
なんか俺がいっぱいいる
305名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 01:28:14 ID:naWQi3rI
>>297
手作りクッキーをお互いに『あ〜ん』食べさせる光景もいいね
何気に間接キスでミルクティを飲ませてもらってるしw
GJ!


ちなみに俺は唯梓が本命で、その次に憂梓が好きだけどな
306名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 01:42:01 ID:J8e9PgQ9
『唯先輩、今までありがとうございました』

『えっ、あずにゃんどうしたの?』

『さようなら、今まで楽しかったです』

『何言ってるの?ねぇあずにゃん?』

『私が居なくなってもちゃんと練習するんですよ』

『行かないでよあずにゃん、 あずにゃーん!』


『…………』

 

「おい平沢。 平沢起きろ!」

「…はっ! すみましぇん!」

  「ハハハハハハw」

「唯〜大丈夫かー。うなされてたぞ?」

「う、うん。大丈夫だよりっちゃん」


五時間目の物理の授業。お昼の後ということもあって私は寝ちゃったみたい。
それにしてもさっきの夢は何だったんだろう。
思い出したらまた悲しくなってきた。うう、あずにゃん…
えっ?どうやら私は先ほどの夢を見ながら泣いていたらしい。
りっちゃんもうなされてたって言ってたし。
でも大丈夫。あずにゃんはいなくなったりしないもん。


307名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 01:43:23 ID:J8e9PgQ9
放課後部室

律「おっ、今日のお菓子はモンブランか〜。」

澪「いつもありがとうな、ムギ。」

律「あれあれ?澪しゃんは練習したいんじゃなかったんでしゅかぁ?」

澪「うぅ…まだ梓が来てないんだからしょうがないだろ。」

紬「梓ちゃんからは何も連絡来てないのかしら?」

律「そうみたいだな。唯は何か知らないのか?」

唯「……」

律「お〜い、唯。ゆ〜い。」

唯「はっ!なになに?」

律「おい、さっきから元気ないけど、どうかしたのか?」

唯「そんなことないって〜」

澪「それにしても梓遅いな〜 いつも遅刻なんてしないんだけどな」

律「ついにこの部活が嫌になって帰っちゃったか?w」

唯(……!)

澪「おいおい、縁起の悪いこと言うなよ。 なぁ唯?」

唯「……うぅ」グスッ

律「唯?!どうしたんだよ?」


ガチャ
梓「みなさん、遅くなってすみません…」

唯「…! あずにゃぁぁぁぁぁん!」ダキッ

梓「もう、何してるんですか… って、泣いてる?!」

唯「会いたかったようぅぅぅ…ひっく」

梓「先輩…(とりあえずここは落ち着かせたほうが良いよね)
  よしよし、大丈夫ですよ」ナデナデ

唯「うぅ、あずにゃん…」


結局数分間部室のドアの前で2人は抱き合っていた。
その光景に紬は目をキラキラさせ、律と澪は顔を見合わせていた。


308名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 01:44:32 ID:J8e9PgQ9
律「…で、話を整理すると、梓が居なくなる夢を見た唯が
  梓が本当に居なくなったと勘違いし泣いた、ということか。」

澪「唯が泣くなんて珍しいから驚いたよ」

唯「だって、怖かったんだもん…」

梓「…唯先輩は馬鹿ですね」

唯「えっ?」

梓「私が先輩を残して急に居なくなるわけないじゃないですか。」

唯「あずにゃん…」

梓「べ、別に深い意味なんてないですからねっ」

唯「あずにゃん、大好き!」ダキッ

梓「うぅ、ちゃんと練習もするんですからね(泣いてる唯先輩、かわいかったかも)」

唯「わかってるってぇ〜」

梓「唯先輩?」

唯「…なぁに?」

梓「呼んでみただけです」

唯「もう、意地悪ぅ〜」


律「ああ、やっぱり私達は蚊帳の外なんだな」
澪「いっそ2人でどこか遠くに行ってみたら良いんじゃないかな」
紬(やっぱり唯×梓は王道ね!)


fin


お目汚し失礼しました
唯目線って梓目線に比べてちと書きにくいですね
口調の問題でしょうか?
309名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 02:00:19 ID:216pl306
おほほ〜いいねいいねぇ〜w

唯は作中で独白とかあんまり無いから書きにくいのかもよ、天然キャラだし
310名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 02:25:36 ID:mWMxK/Qy
おつおつ。
唯はその場その場のストレートな好意をぶつけてくるから、
一貫して唯視線で書くのは難しいかも。
でもそのサプライズ行動があずにゃんの琴線に触れるんだろうね。
311名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 11:50:09 ID:CVfE9kOS
俺は憂梓も唯憂も唯梓も大好きだ!
っていうかけいおんのキャラはみんな好きだ!
312名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 12:58:09 ID:VwRmipB7
梓 転校等の理由ほんとにいなくなってしまう

唯 あずにゃん悲しいよ 離れたくないよ
梓 私も悲しいです もっと一緒にいたい

梓 明日が転校の日 ですから今日は一緒にいましょう
唯 うん・・・

とうじつ!



という雰囲気で誰か書いてください!
313名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 18:48:48 ID:yG9PLfIk
>>312
唯「大学初日なのに寝坊するなんて…遅刻しちゃう!」

桜咲く道を走る唯
その道の先にひとつの影を見つける
まるで唯を待つかのように立ち止まっている
肩から見慣れたギターを…唯にとって決して忘れることの出来ないギターを提げている
それだけで自分を待っていたのが誰だかわかり、だからこそ驚きを隠せない唯

唯「あずにゃん…?」

唯を待っていたのは転校したあの日からずっと離れた町で暮らしていた梓だった

唯「どうして…?」
梓「飛び級の手続きがやっと終わりました。これからは唯先輩と同じ大学に通えます」

驚き覚め遣らぬといった様子の唯に梓は優しくほほ笑みかける

唯「本当に?」
梓「はい」
唯「もうライヴやスタジオで集まるとか週末お泊まりとかで我慢しなくてもいいの?」
梓「はい」
唯「………………」

梓の力強い返事に、唯は華が開いたような明るい笑顔を咲かせる
力いっぱい梓の胸に飛び込んでいく唯
それを優しく、けれど二度と離さないように抱き留める梓

唯「これからはずっと一緒だよ」

再会を果たした恋人たちを祝福するように、桜の雨が降り頻った………









律澪「いや、しょっちゅう逢ってるし」
紬「長い間応援ありがとうございました! かきふらい先生の次回作(世界中に飛び散った唯ちゃんの記憶を梓ちゃんが集めるの)にご期待くだハァハァ」
314名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 19:11:27 ID:WP8Ygf77
>>313
いい!!
315名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 19:19:20 ID:rYL3OYdB
>>313
GJ!
次回作のギー太クロニカルに期待
316名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 22:23:48 ID:lBMbrv0x
初めは片想いで切ない気分にさせておいて、色々あって両想いになる話が好み。


そんな雰囲気の、前ここに投下されてた梓が澪のことを好きなんだと勘違いする唯の話の続きが読みたい。
317名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 22:28:33 ID:93LJbu51
拒絶のやつかね

リハビリ代わりに投下してたけどそろそろ続きが読みたいな
318名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 22:53:37 ID:93LJbu51
「ねぇ、あずにゃん」
 放課後、二人きりの音楽室。隣で私と同じようにギターの調整をしているあずにゃんに声をかける。
 う〜ん、私よりも手付きとかが優しい……。それだけ愛されてるってことなんだろうなぁって思って、ちょっとだけギターさんに嫉妬。
「なんですか?」
 顔を上げずに、口だけを動かして答えるあずにゃん。手は相変わらずギターを撫でたりしてる。
 うぅ、私にはそんな風に撫でてくれたりしないのに……。
「好きだよ、あずにゃん」
「なんですか藪から棒に」
 突然の告白にも落ち着いて対処するあずにゃん。クールなあずにゃんもかっこよくていい感じだけど、昔みたいに顔を真っ赤にしてくれないのかなぁ。
 昔は私のほうが優位だったような気がするんだけど、今じゃこんなに立派になっちゃって……。先輩は悲しいよ。
「用が無いのなら話しかけないでください、気が散ります」
「ごめんなさい」
 うぅ……あんまりクール過ぎるのもどうかと思うよ、あずにゃん。もしかして、私って愛されてないのかなぁ。
 そんなことを思ったけど、口には出さないでおく。またあずにゃんに怒られそうだし、もしそれを肯定されたらと思うと言葉が出せなかった。
 どうしてこんなに臆病になっちゃったのかなぁ。あの頃はむしろあずにゃんがびくびくしてた気がするんだけど。やっぱり、私の独り相撲なのかなぁ……。
 そう考えると、急に寂しくなってきちゃった。あずにゃんはすぐそこにいるのに、手を伸ばしても届かない気がしてくる。それどころか、私の声がもう届かないんじゃないかな――
「……ッ!」
 自然と涙が出てくる。泣き声も出そうになったけど、その前に口元を押さえたからそれが漏れることは無かった。
 慌てて俯く、あずにゃんにバレないように。こんなところを見られたら、何の脈絡も無く急に泣き出す変な人として認識されてしまう。それだけは絶対に嫌だ。
 ただでさえ好感度が下がっているのに、これ以上下げるようなことをしたら今度こそ破局。あずにゃんが私のそばを離れてしまう。
 ……もっとも、今も状況としては大して変わってないと思うけど。
 自嘲するように笑みを零す。本当に、いつから私はこんなに弱くなったのだろう。昔はもっと簡単に考えられたのにな。
 そう、昔ならあずにゃんが本気で嫌がっていることも平気でできた。どれだけあずにゃんが嫌がっても、私のことを嫌いになるなんて考えなかった。
 それが、今では嫌われることを恐れて、びくびくとあずにゃんの機嫌を損ねないように縮こまっているだけ。一体私たちの間に何があったのだろう。
 そんなに大した変化は無かった、と思う。少しあずにゃんが大人になって、私も少しおとなしくなったぐらい。それだけで、ここまで変わるの?
「ねぇ、あずにゃん」
「なんですか、くだらない話ならまた後にしてください」
「私たちの関係って、一体どうなっちゃったんだろうね?」
 ぴくりと。
 ぴくりと、あずにゃんの動きが止まった。
319名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 22:54:38 ID:93LJbu51
「どういう意味ですか、それは」
「私たちの関係が解らなくなってきちゃったよ」
 なんとなく。なんとなくだけどあずにゃんが怒っているような気がする。それはもう勘とかじゃなくて声色からも想像できて。
 だから、慎重に言葉を選ばないといけないのに、なぜか私は思ったことをそのまま口に出してしまった。
「私はあずにゃんのことをどう思ってるの? あずにゃんは私のことをどう思ってるの?」
「……」
 私の問いかけに、あずにゃんは答えてくれない。それがひどく――辛かった。
 ねぇ、すぐに答えてよ。私はあなたのことが好きなんですって、あのときみたいに言ってよ。そうじゃないと、私……。
「――あなたが私のことをどう思っているのかは知りませんけど」
 もう少しで泣きそうなタイミングで、あずにゃんが口を開いた。
 声に宿るのは怒りではなくて、悲しみ? それとも戸惑い? そのどれよりも呆れの色が強かったと思う。
 あずにゃんはその呆れた声そのままの表情で、恐らく悲痛な表情をしている私をぎゅっと優しく抱きしめた。
 ……あぁ、あずにゃんから抱きしめられるなんて、久しぶりだなぁ。
「私が好きなのは、後にも先にも唯先輩だけです。今だってそれに変わりは無く、あなたのことが大好きです。あなたのことを愛しています」
 その言葉に。
「――うわああああああああああああああぁぁぁああああああああああああん!!!!!!」
 耳元で囁かれたその言葉に、心の中で何かが決壊し、愛しい人の胸の中で私はわんわんと泣きじゃくった。

「…………落ち着きましたか?」
「うん……」
「まったく、もう大人なんだからあんなに大声で泣かないでくださいよ」
「うん……」
「かなり迷惑でした」
「……うん」
「――愛してます、唯先輩」
「――うんっ!」



Fin



60行で纏まったと思ったのに容量オーバーだと……


お目汚しからそれではまで
320名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 22:59:23 ID:ngez8fb+
>>319
GJ
321名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/02(金) 23:50:55 ID:YZ66ktPv
>>319
GJ
ラブラブな話もいいけど
こういう不安になったりして気持ち再確認するって話もいいね
322名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 00:54:46 ID:mrrnmGAI
>>319
GJ
ツンデレからクーデレに変更ですねわかります
323名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 02:55:08 ID:PV6SDkug
律「よーし、今日はこれくらいにしとくかー」

いつものように律先輩の言葉を合図にして、皆が帰り支度を始める。
そんな中、私はチラリと唯先輩を見た。
ギターを大事そうにしまいながら、ムギ先輩とおしゃべりをしている。

別に気になるとか、そういうわけじゃない。決してない。
ただ、なんとなく今日は話し足りなかったからというか…
あまり唯先輩の顔を見られなかったからというか…

律「ゆーい、一緒に帰ろうぜ!」

唯「やーん、離してよりっちゃーん♪」

律先輩が唯先輩に抱きついてじゃれあっている。とても楽しそうだ。
なんだろこの気持ち。無性にムカムカする…

唯「ねー、あずにゃんも一緒に帰ろう?」

梓「…いいです。私お先に失礼します!」

唯「あ…」

唯先輩にせっかく声をかけてもらったのに、目も合わせずに部室を飛び出してしまった。
なにやってんだろ私…どうして素直になれないんだろう。


沈んだ気持ちのまま校舎を出ると、風がとても冷たく感じられた。
まだ10月なのにこんなに寒いなんて…それとも一人でいるせいだろうか。
やっぱり、唯先輩と一緒に帰りたかったな。なんて、今さら…
324名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 02:58:17 ID:PV6SDkug
唯「つーかまーえた♪」

梓「ひゃっ…」

突然、唯先輩が私を後ろから抱きしめる。不意の事態に、私の体は強ばってしまう。

梓「あ、あの…ゆ、唯先輩?」

唯「あずにゃん早足なんだもん、追いつくの大変だったよー」

梓「どうして…他の先輩たちは?」

唯「一緒に帰るの断ったの。どうしてもあずにゃんと一緒に帰りたかったから」

梓「どうしてそんな…わ、私なんかほっといて皆と楽しく帰ればよかったじゃないですか」

唯「え…?」

また私は…どうしてこういう言い方しかできないんだろう。素直になれない自分が嫌になる。

梓「私といたって楽しくもなんともないですよ。だから早く…」

唯「そんなことないよあずにゃん」

唯先輩は優しく私の頭を撫でて言った。

唯「私あずにゃんと一緒にいるのすっごく楽しいよ?」

梓「うそですよ…そんなの」

唯「ホントだよ?あずにゃんかわいいし、優しいし、ギターのことにも詳しいし」

梓「……」

私は嬉しくて何も言えなかった。唯先輩は私のこと、そんな風に感じてくれてたんだ。

唯「私、あずにゃんのこと大好きだよ?好きな子と一緒にいられて楽しくないわけないでしょ?」
325名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 03:08:50 ID:PV6SDkug
梓「先輩…」

唯先輩の言葉を聞いて、心が満たされていくのを感じた。
大好き。こんなに短い言葉が、こんなにも幸せな気持ちにさせてくれるなんて…

唯「だから、一緒に帰ろ?ね?」

梓「は、はい…あの、先輩?」

唯「なあに?」

私は逃げてたんだ。自分の気持ちを認めるのが怖くて…
でも今は違う。唯先輩も私を想ってくれているってわかったから。
だから、ちゃんと自分の気持ちを伝えよう。

梓「私も先輩のこと好きです。ずっと前から大好きでした。
 だから…これからは、私とできるだけ一緒にいてくれませんか?」

言えた。私が安堵していると、唯先輩はうれしそうに答えた。

唯「うん♪もちろんだよ!」

梓「あ、ありがとうございます…じゃあ、帰りましょうか」

唯「そうだね…あ、手つなごうか!」

梓「は、恥ずかしいですよ…」

唯「えー?私のこと好きなんじゃないのー?」

梓「う…わ、わかりました…!」

唯「わーい♪あったかーい♪」

梓「も、もう…」

唯先輩、ありがとう。色々大変そうだけど、これからはずっと、一緒にいましょうね。
326名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 03:10:50 ID:PV6SDkug
以上です
複数レス失礼しました

しかし唯梓スレはいつも活気がありますねえ
327名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 03:16:09 ID:Cx7Wn5N9
GJ
就寝前に良いものが見れたよ
328名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 03:16:11 ID:tE3Udnsy
乙!GJ!!!ラブラブいいなぁ〜萌え…

あずにゃんが遅めの登場だった分みんな創作意欲に溢れてるんじゃね?
329名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 05:31:28 ID:1i++d1X8
きららの表紙こいつらだね
330名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 08:03:42 ID:pjdYEghZ
なんかもう夫婦だなww
331名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 08:29:18 ID:tNQFoV3q
まあ当然だな
332名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 09:15:06 ID:KtYniO1e
画像うp
333名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 10:10:59 ID:CagAcOv2
毎日投下してる人とその他の複数人が入れ代わって投下してくれてるから毎日2作以上読めるからだろうね
しかしずっと書いててネタ切れにならないのかな…特に毎日書いてる人
334名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 10:44:52 ID:tNQFoV3q
かといってネタ提供とかするのは書いて、って言ってるみたいで図々しいしなあ
SS書いてる人は
335名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 10:47:29 ID:tNQFoV3q
>>334
間違えた
最後の文は無視してくれ
336名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 10:51:14 ID:QhQF+TEU
だからSSを書いてくれてる人に変な風に受け応えしていちいちケチをつけるなよ
自分は唯梓が見れるだけで嬉しいけどな
337名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 10:52:40 ID:QhQF+TEU
>>335
ああ、そうだったか
早まってレスを入れてしまってすまん。
338名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 11:42:33 ID:FoK7eyrG
新連載「ギー太・クロニカル」

梓「死なせはしません!愛する唯を!」
唯「あなた、だぁれ?(←凛々しいあずにゃんを見ていたいから記憶喪失を自演)」
澪「元いた世界に戻せ(一刻も早く律と結婚式を挙げたいから)」
律「元いた世界には帰りたくないなぁ(ちょっと早い新婚旅行を澪と満喫したい)」
紬「どんとこいです、みたいな(←なんでもアイテムを出せる。主に金の力で)」
さわ子「願いを叶えたいならおやつちょうだい」
あずにゃん2号「にゃん(よろしい。では次の一手だ)」
ちょっと妄想してみたら色々最低なことになってしまったw
339名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 12:19:19 ID:faYmmOQw
ねぇ楽しいとこ悪いんだけどさ
>>338
それどんな気持ちで書いたの?
340名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 12:30:51 ID:KpU/ggWl
>>338
昼間からにやにやしちゃったじゃないか
341名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 15:22:29 ID:G1Jo9lCH
>>332
これかな?
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org214104.jpg

どういうシチュなんだろ
342名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 16:01:20 ID:QhQF+TEU
11月号は発売した時の表紙を見たら、どういうシチュになるのかが分かるのかな?
見た目だけだと7月号の表紙で唯が梓に抱きついた時の方が萌え度がありそうだけど
343名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 16:05:26 ID:g5gGheF0
視力検査してるようにしかみえない俺って…
344名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 16:10:12 ID:F2wy6DJZ
ちょっと無理やりだけど、実は唯と梓が向かい合ってて
何か言ってる梓の話をおすわりして聞いてる唯だと考えると萌える
345名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 16:16:14 ID:ps7KWK+P
CDでも選んでんじゃない?
いくら唯でも店の床に座るなんてこたないだろうから梓の部屋にあるやつだな
346名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 16:48:49 ID:PV6SDkug
この二人が並ぶといいなあ
347名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 16:56:10 ID:DiNMwn33
梓と唯が乳繰り合ってる現場に出くわして梓にオフレコですよって言われている紬まで妄想した
348名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 16:59:08 ID:KtYniO1e
ディモールト良い
349名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 17:58:29 ID:pjdYEghZ
>>347
いい!!
350名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 21:11:38 ID:1i++d1X8
そもそもこの2人どういう経緯でくっついたんだっけ?
351名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 21:18:42 ID:t5ZdAl9r
>>350
原作とアニメみろ
352名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 21:22:11 ID:ETVMjFAr
あずにゃんは元々新歓で唯のギター気に入ったのがきっかけかな
アニメでも唯先輩のギター聴きたいって言ってたし
唯は初めて出来た後輩でかわいがってる
353名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 21:23:27 ID:G1Jo9lCH
ていうか別にくっついてないけどねw

アニメでは12話とか
原作では、最初は「唯先輩はスキンシップ激し杉」と
ウンザリしながら憂にこぼしていたのに、
いつのまにか後ろから抱き締められても抵抗しなくなってたり。

あとはみんなの輪から離れて二人だけで語りっちしたり、
唯のトンデモ発言にメンバーが呆れる中あずにゃんだけ同意したり、
じわじわ唯のこと好きになってきてる感じ。
354名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 21:33:10 ID:IXiaRDcj
頭では優等生の王子様(澪)に惹かれてるんだけど
チョイ悪不良(唯)になし崩しでエッチされちゃって
頭では駄目だってわかってるのに段々肉体がもたらす快感に抵抗できなくなってきて
「あれ?ひょっとしてこの不良いい奴かも・・・」なんて精神調教まで進んできてるのが今のあずにゃんです
355名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 21:39:28 ID:B4lCB2C0
>>354
全然違うようで
ものすごく的確だw
356名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 21:44:35 ID:1i++d1X8
梓のムギに対しての心理描写って無いよね。
スレ全然関係ないけど
357名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 21:50:42 ID:iKCPu6ZA
>>354,355
つまり、スキンシップが気持ちいいから好きになっていったて言いたいのか?
多分梓は、唯の前向きな姿に惹かれていったとおもうんだけど。
358名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 22:03:32 ID:G1Jo9lCH
両方だな
359名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/03(土) 22:05:15 ID:tNQFoV3q
あずにゃんは原作だと三年になってから、アニメだと十話の合宿から唯のことが気になってると思う
360名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 01:44:08 ID:ynGxPlic
>>356
それらしい事はムギスレにちらっとあったよ。
361名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 02:02:42 ID:SRIgdHWx
ゆいあず、結婚ネタ


目の前に広がるは、真っ白な風景。
そこにいる、真っ白な、可愛らしいドレスに身を包んだ梓。
彼女の黒髪が、その白だけの世界によく映えている。
―――ああ、そうか。これは。
「唯、結婚おめでとう」
 りっちゃんは、その性格とは正反対の、やや落ち着いたドレスで祝福してくれた。
「にしても、新婦が2人か。ややこしいな。嬉しいけど」
 りっちゃんの隣で、おとなしめのドレスを着た澪ちゃんは苦笑い。
「本当、招待してもらえて、嬉しい限りだわ」
 ムギちゃんは、右手になぜかずっとビデオカメラを持って撮影している。
後ろでムギちゃんの執事っぽい人が、「私がやります」とおろおろしているのに、気にも留めない。
「それより、私のショーはどうだった?良い感じだったでしょう?」
 さわちゃん先生、確かにショーは盛り上がったけど、歯ギター披露は余計だったよ。
「お姉ちゃんは、『お姉ちゃん』のままだけど、梓ちゃんはなんて呼べばいいんだろう?『奥さん』じゃ、他人行儀すぎだよねぇ」
 憂は、よく分からない心配をしている。呼び方なんて、どうでも良いよ。
「そうね。今まで通りで、いいんじゃないかしら、呼び方なんて」
 和ちゃんが、最善の答えを出してくれた。いくつになっても頼りになる。
「あの〜、私ホントに、来てよかったんでしょうか……?」
 梓のもう一人の友達、確か……、純ちゃんだったかな。が、申し訳なさそうに質問してくる。
もちろん。なんだって、梓の友達だもの。そう答えると、ようやく可愛らしい笑顔を見せてくれた。
「唯先ぱ……、唯」
 梓が、呼び慣れていない、呼び捨てで私の名前を呼ぶ。
気づくと、私は手に愛しのギー太を持っていた。あ、愛しいって言っても、梓ほどじゃないよ?もちろん。
「こんなところに呼び出して、どうしたの?皆、向こうでパーティやってるのに……」
 そうだ。今は、披露宴のパーティの途中。そこで、私は梓だけを連れて抜け出したんだ。
きっと、主役のいないパーティで、ほとんどの人はどうしたんだ?と思うだろうが、その辺は、どうしてもらうか軽音部の人たちにはちゃんと説明済みだ。
 ―――と、隣の部屋で、聞き慣れた軽音部による演奏が始まった。
どうやら、こちらも始める番らしい。
「あのね、梓。梓には、とっておきの―――」
362名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 02:06:23 ID:SRIgdHWx
「唯。起きてよ。もうお昼だよ。唯!」
 ゆさゆさ。体を揺すられる。
重い瞼を開けると、高校の時とは違い、髪を下ろして大人っぽくなった梓が、眉を吊り上げている。
「もうっ、折角の結婚記念日、寝て終わらせる気?」
 結婚。そうか、したんだっけ、結婚。じゃあ、あれは?さっきの、出来事は?
寝ぼけている顔をぴしゃりと叩くと、同時に寝ぼけていた頭も、目が覚めたらしい。
 そっか。あれは―――夢か。それも、結婚式のときの。
「今日は一緒にごちそう作るって、約束したのに……、もうっ」
 ぷいっ、と梓がそっぽを向ける。ああ、どうやら本気で怒っているらしい。無理もない。今日は結婚してから最初の記念日なのだ。
どうしたものかと、ベッドから周りを見渡すと、ふとギー太が目に入った。
 そういえば、去年の今日も、君で演奏したね、ギー太。
思って、ひとつの考えが、覚めたばかりの脳で思い出される。
「唯は、どうでもいいの?私たちの記念日……。恥ずかしいけど、私は、楽しみにしてたんだよ、今日を」
 そんなことないよ、梓。私だって、楽しみにしてた。
「嘘。じゃあ、なんで今まで寝てたのよ」
「昨日、がんばって考えてたんだ。それこそ、夜中まで」
「考えてたって、何を?私とどうやって別れようとか?」
「まさか」
 そんなことしたら、私は死んでしまうよ。
「じゃあ、なに?」
 見るからに不機嫌な梓を、私は笑って「ちょっと待ってて」と促す。
不機嫌そうに腕組している梓を背に、私は、部屋の壁で私たちを見守っているギー太に手を伸ばす。
 そう、あの日も、梓が不思議そうに、私とギー太を見ていたね。
そして、私は言うんだ。
「あのね、梓。梓には、とっておきのラブソングを送るよ」
 去年、一生懸命考えた曲の、アレンジ版だけど。
でも、こもってる心は、あの時以上だよ。
「だから、聴いてくれたら嬉しいな」
 ふと、去年の曲を送った後の、梓の表情が思い浮かぶ。
あの日は泣きながら、「ばか」って言ってくれたけど、すっごくかわいい笑顔だったね。
今日は、どんな顔をしてくれるのかな。
明日は、どんな顔をしてくれるのかな。
 梓の“新しい”を見つけるたびに、私は嬉しくなるんだよ。
大好きになるんだよ。
 だから、そばにいてね。
おばさんになっても、おばあさんになっても。
ずっと、ずっと。
 ―――観客は1人だけの、リサイタルが始まった。

おわり

新婚ネタ書こうと思ったら、いつの間にかただの結婚ネタになってたでござる
363名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 02:15:47 ID:CIYrpme7
GJでござる

髪下ろしたあずにゃんやっつけ
http://up3.viploader.net/anime/src/vlanime003171.jpg
364名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 02:27:49 ID:3tnAJJjz
>>363
右の方が澪みたいになってるぞw
365名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 02:30:23 ID:CIYrpme7
>>364
てか澪みたいにした  作者批判じゃナイヨ
366名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 03:30:34 ID:JItYDDMT
>>362
あんた神だよ……
GJ!!
367名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 11:47:38 ID:RFqMgZpc
>>362
GJと言わざるを得ない
368名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 12:40:04 ID:CWpAaNa5
1時間あずにゃんぺろぺろ
369名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 12:51:21 ID:jTiOds8x
あずにゃんをペロペロしていいのは唯だけですよ
370名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 13:33:01 ID:gDZVFO/4
>>354
澪=唯世
唯=イクト
梓=あむちゃん
371名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 13:45:15 ID:c7AXyBAv
けいおん!どきっ
372名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 17:26:24 ID:ASNzzL3k
私の心アンロック
373名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 21:33:12 ID:RFqMgZpc
「唯先輩……」
 呟くように声をかけて、少し茶色がかったショートボブの髪を撫でてみる。さらさらというよりふわふわ。指の間をすり抜けていくというより髪の毛に指が沈んでいくような感じ。
 もちろん声をかけた程度じゃ起きないし、こうして髪の毛を触っても身動ぎひとつしないで私の膝の上でぐー、すぴーと寝息を立てている。
 そもそもどうして私が膝枕をしているのかというと数時間前に遡るのだけどつまりは最近夜遅くまで練習していたらしい唯先輩が眠気の限界だったらしくてギターを壁に立てかけて
そのまま突進するように私に抱きついてきたと思ったらまるで猫みたいに私の膝の上に丸くなりそのまま眠ってしまったという訳だ。
 ちなみに、今日は部活がオフの日で、昨日せっかくですし二人で特訓しましょうと誘ってみるとあっさりとオーケイをもらえたからでは朝6時にウチに来てくださいと言うと
それは早すぎだよと文句を言われてしまってしょうがないですねでは私がそちらに行きますと言うとそれならいいよと合鍵を渡してくれたのでそれを使って家に入ったのである。
 寝顔が見たかったから朝4時に家に侵入――否、合鍵を使っているのだから何もやましいことはないということで憂に気付かれないように足音に気をつけて唯先輩の部屋に忍び込むと
案の定唯先輩はぐっすりと眠っていたのでゆっくりとその寝顔を堪能していたらいつの間にか私も寝てしまっていてそれをばっちり唯先輩に見られてしまったのだけれど別に悪い気はしない。
 しかし憂の姿が見えないなと思って訊いてみると昨日から友達の家にお泊りだよと答えられてそれならまるで泥棒よろしく足音に気をつけていた私はなんだったんだという
理不尽な怒りが湧いてきたけどそれを外に出してしまうと私が唯先輩の寝顔を見たいがために早起きして家まで来たように思われるので言わなかった。別に勘違いされたからってどうにかなる訳じゃないのだけれど。
「しかし、まぁ……」
 なんとも可愛らしい寝顔をしていらっしゃる。いや、この人が可愛いのはいつものことだけど寝ているときは普段の数倍可愛らしいと思う。
こんな可愛らしい顔を無防備に晒されたら思わず食べてしまいたく……おっと。
 寸でのところで自分の欲望を抑える。こんなところでコトに及ぶなんて道義に反するしそういうことはしっかりとした関係を持ってからじゃないと駄目だろう。
それを無視して無理やりしてしまうとそれこそ今まで積み上げた関係を壊してしまうことになりかねないし先輩の心に一生治らない傷を負わせてしまうかもしれない。私のことを嫌いになるぐらいならまだいいけどトラウマを残すのはやっぱりよくない。
 しかし、だからといって、
「んぅ……、あずにゃぁん……」
 私にも我慢の限界というものがある訳で。
 こんなに無邪気で無垢で純真な寝顔で私の名前を呼ばれてときめかない訳も無く、私の心は正直もう我慢の限界である。
 我慢の限界である。
 しかしだからといってコトに及ぶわけにはいかない。前述したとおり私はそれをやってはいけないものだと考えているし、恐らく誰だってそう考えるだろう。もしそう思わない輩がいたとしたらそいつはただのレイプ犯だ。即刻逮捕して私刑を下してやる。
 だったら……うん、キスぐらいならきっと許されるだろう。情事をするというわけじゃなくただの愛情行為だし私が先輩を愛しているのは誰の目にも明白だろう。そんな私がキスをしたところで誰も驚かないしむしろそれが当然だと思うはずだ。
 そう思って控えめだけどぷっくりと柔らかそうな唇を見つめてみる。普段は雑な唯先輩もやっぱりそこには気を使っているのか、簡単にだけどリップを塗っているみたいで、ちっともかさついていない。
「……」
 なんとなしに顔を近付けてみると、唯先輩独特のふわふわとした匂いが鼻孔をくすぐった。同時に薄く開いた唇から漏れる吐息の甘い匂いも感じて気恥ずかしくなり、心臓が早鐘を打つ。
 このままもう少し顔を落とせば簡単に唇を奪えるけど、それは紳士的はないというかなんというか……。
 ただ勇気が出ないだけだけど。
 そんなことを考えながら数分間。
 パチリと唯先輩の瞳が開いた。
374名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 21:34:07 ID:RFqMgZpc
「あ……」
「え……?」
 二人の距離、およそ数センチ。鼻同士がぶつかりそうな至近距離である。まさに目と鼻の先。
 唯先輩は不思議そうな目で私を見つめている。恐らく寝起きで頭が回っていないのだろう。今なら誤魔化せるかもしれない。
「あはは。さっきまでゴキブリがそこにいたので殺そうと思ってたんですよ〜。もう逃げちゃいましたけど。決して寝ている人間の唇を奪おうなんて思って――」
「あずにゃ〜ん」
「んん!?」
 キスされた。
 あまりにもあっけなさ過ぎてキスされたという事実を認識するのに時間がかかってしまったけど、間違いなくキスされてしまった。
「あ、あの……」
「えへへ〜、あずにゃんとちゅ〜」
 聞いちゃいねえ。
「どうしてキスなんか」
「え? だってあずにゃんからしようと思ってたでしょ?」
「違いますよあれはゴキブリを殺そうと」
「嘘だね」
「本当です」
「嘘だよ」
「嘘ですけど」
 ほらやっぱりと唯先輩が笑った。なんとなく見透かされたような気になって恥ずかしくなって目を逸らす。
「だけどこれで私とあずにゃんは恋人になったんだね」
「……は!?」
 何かトンデモナイ衝撃発言が聞こえたような気がしのだけれど気のせいだろうか。
「あ、あの、唯せんぱ――」
「さ、練習練習〜」
 ……あれぇ?



Fin





長すぎる行があったらしい



御目汚し失礼した
それでは
375名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 22:37:03 ID:JItYDDMT
いいよいいよー
GJ!
376名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/04(日) 22:51:34 ID:RFqMgZpc
「今日はなかなか上手でしたよ」
「ほんと?」
「えぇ、少なくとも最近の中じゃ一番でした」
「やったぁ〜」
「あ、こら、抱きつかないでくださいよ」
「どうして?」
「それはほら、人前ですし、こういうのをするべきじゃぁないでしょう」
「んー、そっか、なら仕方ないね」
 そう言うとあっさりと私から離れてしまった。
 んー、確かに頼んだのは私だけど、もう少し粘ると思ってたからちょっと拍子抜けしてしまう。
「? どうしたの?」
「いえ、何でもありません」
 どうせ家に着けばすぐに抱きついてくるのだ。それは不変の未来であり今抱きつかれないからといって特に気にする必要は無い。
 つまらないことで唯先輩の気を惹くのはよくない。そう考えて止めていた足を再び帰路に向けて動かしだす。
「あ、待ってよ〜」
 慌てた風に私の隣にやってくる唯先輩と歩調を合わせて、通学路を逆に歩いていくと、前方に猫がいた。
 毛並みのいい、黒い子猫。
「わぁ〜、猫さんだ〜」
 当然動物好きのこの人がそれを見逃すはずが無く、私のことを放って子猫さんのところへ駆け寄っていく。
「……」
 別に子猫に嫉妬している訳じゃ無いけど、なんだかなぁ。
 ま、いっか。
「よ〜しよしよし」
「にゃぁ〜」
 嬉しそうに撫でている人間と、気持ちよさそうに撫でられている子猫。
 んー、そういえば最近は私の頭を撫でる回数が減ったような気がする。どうでもいいけど。
「ねぇあずにゃん」
 顔を上げないで一言。
「この子、ウチで飼っちゃだめかな?」
「気に入ったんですか?」
「うん。それにちょっと、怪我してるみたいだし」
 言われて見てみるとなるほど確かにお腹のところを怪我しているように見えるかもしれない。しかしこんなところよく見つけられましたね。
「んー、あまり乗り気はしませんけど……」
 あ、そこ、まだ暗くならないでくださいよ。この先の言葉を聞いてください。
「ま、怪我が治るぐらいまでだったら、許可しましょう」
「ほんと!?」
「えぇ、本当です。ま、お金はあなたに出してもらいますが」
「それぐらいなら大丈夫だよ。あずにゃんありがとう!」
「わぁっ!」
 突然の抱擁に反応できなかった。
「よかったね! あずにゃん3号!」
 3号?
「……それ、もしかしてもしかしなくてもその猫の名前だったりするんですか?」
「うん! いい名前でしょ?」
「…………」
 頭が痛い。
 いやでもそもそも私が預かったときに2号なんてつけたからこうなったのかもしれないうんきっとそうだつまり私のせいではないか。
「ま、いっか」
「うん?」
「いえ、なんでもないです。それより早く帰りましょぅ。その子の家も作らないといけませんし」
「あ、そうだね! 早く帰って一緒にテレビ見なきゃ」
「それは違うでしょう」
 ともあれ、私たち2人のほかに、新しくペットが増えて3人。新しい家族と一緒に、私たちの家、マイホームへと帰ることになった。
 ――夕日に伸びる子猫の影は、これから帰る新しい家がどんなところなのか、期待に胸を躍らせ楽しそうに体を揺らしていた。
Fin

ノロマ達成

御目汚し失礼した
それでは
377名無し.けいおん!厨:2009/10/05(月) 00:08:07 ID:DJvO5TCF
>>325
いいぜ〜〜〜〜
378名無し.けいおん!厨:2009/10/05(月) 00:36:09 ID:DJvO5TCF
寝るぜ、厨学校だぜ、おやすみ〜唯〜っ
379名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 01:19:01 ID:tS0q33Rz
>>376
GJ
猫は子供代わりか。ウフフ
380名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 03:12:58 ID:m65ZiO1p
キーンコーンカーンコーン…

今日もいつものように放課を告げるチャイムが鳴る。さて、今日は何分で来るかな?

唯「あーずーにゃーん!」

新記録達成だ。1分も経たないうちに私の恋人は教室にやってきた。
なんというか、すごい人だ。

唯「あずにゃーん!部活いこー!」

梓「わ、わかりましたから大声出さないでください!」

クスクス…と教室全体から笑い声が聞こえて、恥ずかしくなってしまう。
いわゆるバカップル、とでも思われているのだろうか。

純「梓、今日もお熱いねえ〜?このこの!」

梓「べ、別にお熱いなんて…」

憂「いいじゃない梓ちゃん、とってもお似合いだよ♪」

梓「もう、憂まで…」

二人にこういう風に言われるのは嬉しいんだけど、やっぱり気恥ずかしい。
私は意味深な笑みを浮かべる二人をあしらって、逃げるように教室を後にした。

梓「ふぅ…待たせちゃってすいま…きゃ!」

唯「あずにゃん…会いたかったー♪」

息つく暇もなく、唯先輩が私に抱きつく。この人はどうしてこう大胆なんだろう…
381名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 03:15:55 ID:m65ZiO1p
梓「あ、あの先輩…こんな廊下で抱きつくのはちょっと…」

唯「いいでしょー?なんてったって私たちは恋人同士なんだから!」

梓「み、皆見てますって…いいから早く部室行きますよ!」

唯「ああん、あずにゃんの意地悪!」

別に意地悪じゃない。
誰でもこんな公衆の面前でイチャイチャするのは恥ずかしいはずだ…

音楽室

梓「まだ皆来てないみたいですね。ムギ先輩たちは掃除ですか?」

唯「うん、皆遅れるみたい!だからぁ…」

唯先輩は再び私に抱きついた。
突然体重をかけられて、私はバランスを崩して壁にもたれてしまう。

梓「きゃ…もう、先輩ったら…」

唯「ねぇあずにゃん…今二人きりだし…唯って呼んで?」

梓「うん…さっきはあんなこと言ったけど、私もずっと会いたかったんだよ、唯」

そう言いながら私は唯の頭を撫でる。髪の毛がふわふわしていて、とてもいい気持ちだ。

唯「ねぇあずにゃん…ぎゅーってして?」

梓「…うん、いいよ」

私は唯の背中に手を回して静かに抱き締める。私よりも少し大きいその体は、とても温かかった。
382名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 03:19:22 ID:m65ZiO1p
唯「えへへ、なんだか落ち着くなぁー♪」

梓「もう、甘えんぼなんだから…ねぇ唯…チューしよっか」

唯「いいよー?こないだみたいに鼻ぶっつけないようにしようね」

梓「うん、気をつけるね。…唯?」

唯「…なあに?」

梓「大好きだよ」

私はそっと唯にキスをした。唯は目を閉じて、私に身を委ねてくれた。
唯は私のことを信じてくれている。そして私も。こういうのが、愛っていうのかな。

唯「…えへへ、今回は上手くできたね」

梓「…うん。ね、今度する時は唯からして?」

唯「いいけど、今度じゃなくて…今しちゃうもんね」

そういって唯先輩が私に唇を重ねようとした瞬間、部室の扉が開く。

律「おー、遅れてわり…あ…」

澪「い…」

紬「う…ふふ…」

3人が入ってきたのを見て、私は即座に唯先輩を突き飛ばす。

梓「い、いい嫌だな先輩、いくら顔を近づけても私のまつ毛にはゴミなんてついていませんですよ!?」

唯「うぅ、痛いよあずにゃん…」

梓「ささ、さぁ皆さん!今日も練習がんばりましょう!全力で死ぬ気で死んでも!」

私はよく意味のわからないことを口走っていたが仕方ない。
それくらい恥ずかしかったのだ。
383名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 03:22:52 ID:m65ZiO1p

律「やれやれ、隠さなくたっていいのになぁ」

澪「で、でもまだキスは早くないか?」

紬「うふふ…ふふ…」

私は自分でも挙動不審だと思うような動きでギターを取り出す。
それを眺めながら先輩たちはニヤニヤしつつお茶の用意を始めた。どうやらしのげたようだ。

…でも、せっかく唯がキスしてくれるとこだったのにな…残念。
と、起き上がった唯が私の耳元で不意にささやいた。

唯「…あずにゃん、続きはまた放課後にね♪」

梓「え…あ…う、うん…」

真っ赤になる私の顔を見て、唯が幸せそうに微笑む。
どうやら今日は、練習に集中できそうにないや。

終わり


夜中ですが投下してみました
384名無し.けいおん!厨:2009/10/05(月) 07:01:57 ID:DJvO5TCF
>>376
設定が恋人とかwwwww
385名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 08:22:58 ID:tnh/LGUZ
>>384
何か駄目なことでもあるのか?
386名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 09:21:32 ID:9WyDazjH
>>383
GJ!唯の前では素直な梓かわいいw
朝からいいものを見せてもらいました
387名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 12:04:25 ID:eGwj1UAb
俺の脳内でならもう100回は結婚してるぜこの二人
388名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 15:01:40 ID:Yp6h17Tn
どんだけ離婚してるんだw
389名無し.けいおん!厨:2009/10/05(月) 16:52:06 ID:XUjS5h2M
>>385
無いけど、ね、
390名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 21:36:35 ID:U3S9/tNp
うん。恋人設定は最高だな。
くっつくまでのもいいけど、それからの甘い感じのが好きだ

>>384もそれが言いたかったんだろ
391名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 21:46:12 ID:U3S9/tNp
ということで恋人後の話でもっとお願いします!!
392名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/05(月) 21:54:32 ID:KvjT96UG
「あずにゃん、かえろ〜」
「はいはい、少し待ってくださいね」
 チャイムが鳴るなり教室に入ってきた唯先輩に一言そう言って、帰るために荷物をまとめる。
 いつも思うのだけれど、唯先輩はいつから教室の前にいるんだろう?
「それじゃ、帰りましょうか」
「うんっ」
 頷いて私の腕に自分のそれを絡めてくる唯先輩。子供みたいな笑顔でにへらと笑っている。
 別に腕を組むことには抵抗が無いのだけど、人前でこういうスキンシップはあまり取らないほうがいいと思う。さすがに恥ずかしい。
 いくら私たちの仲が周知だといってもある程度の距離を保たないと、そのうち人前でキスとかもされそうで困る。
「どんとこいです」
「うん? なにか言った?」
「いえ、ただの独り言です」
 危ない危ない、気付かないうちに口に出てたみたいだ。
 さすがにあのセリフだけで考えが見透かされるということは無いだろうけど少し心配。何せ私は考えていることが口に出ていることが多いから。
「そ、それで、今日はどこに行くんですか?」
 取り繕うように質問を投げかける。
「あ、うん、実は私の家の向こう側にいいお店を見つけたんだ〜」
「向こう側、ですか」
 両腕を使って場所を教えてくれてるけど正直よく解らない。
「え、っと、それは私の家からどれぐらいかかりますか?」
「んー、多分10分くらいで着くんじゃないかなぁ、自転車で」
「んー」
「あ、でも直接行くから時間は気にしないでいいよ」
「それもそうですね」
 そんなことを話しながら下駄箱を通過して校門を通り抜けて唯先輩の見つけたというお店に向かう。
「――着いたよ」
 他愛も無い話をしながら歩いていると、唯先輩が足を止めたのでつられて私も止まった。
 視線の先には小さな喫茶店。
「喫茶店、ですか」
「うん、ここのアイスが美味しいんだぁ〜」
「そうですか」
 そんな会話をしながらお店に入り「何名さまですか?」「お二人様です」という恒例のやり取りを済ませて手近な席に座って注文を済ませる。
「お待たせしました」
 早っ!
 注文して1分も経ってないですよそれとも今はこれがデフォなんですかいやそんなことはないでしょう。
 動揺している間に唯先輩が「どうも」とお礼をして店員さんが「いえいえ、ごゆっくり」と言って去って行った。
「どうしたの?」
「……いえ、何でもありません」
「? へんなあずにゃん」
 不思議そうにしながらも唯先輩は持ってこられたパフェを食べ始める。
「おいしいですか?」
「うん、あずにゃんも食べなよ」
「そうですね、では」
 当然唯先輩とは違うものに手をつける。あわよくば交換しようと言われることを期待したのではなくてたまたま違うのを選んだだけなので誤解しないように。
 しばらく黙々とスプーンを口に運び続けていると、不意に唯先輩が「あ」と声を上げた。
「どうしたんですか?」
 その問いには答えずに唯先輩は顔をこっちに近づけてきて、ぺろりと紅い舌で私の頬を舐めた。
「……なにするんですか」
「ん? んーとね、あずにゃんのほっぺにクリームがついてたから」
 悪びれた様子も無くあっけらかんと答える唯先輩に怒る気が失せてしまった。
「クリームを取ってくれたのはいいんですけどそれなら布巾で拭けばよかったじゃないですか」
「だめだよそんなの。もったいないじゃん」
「そういうものなんですか」
「そういうものなんです」
 上手く言いくるめられた気がするけどまあいいか。
「あ、唯先輩」
「うん?」
 ――やり返してやった。
Fin
お目汚しからそれではまで
393名無し.けいおん!厨:2009/10/05(月) 21:59:23 ID:Re/ytcsg
>>390
そうさそれが言いたかったのさ!!

けいおん!二巻の漫画のカバーとった時にかいてある唯と梓が寝てるとこいいよいいよいいよいいよいいよいいよwwwwwwwwwwwwwwww
394名無し.けいおん!厨:2009/10/05(月) 22:02:38 ID:Re/ytcsg
>>392
このあいす物語ナイスだったよ〜〜〜〜
395名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 00:51:03 ID:tDn4KETQ






















1位 825票 逢坂大河@とらドラ!
2位 711票 中野梓@けいおん!














w
396名無し.けいおん!厨:2009/10/06(火) 00:54:51 ID:BbG3byAX
大河好きだけど、唯のほうがいいいいいいいいいいイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
397名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 01:01:18 ID:Y0nkNwQI
>>396
梓さん、もう寝たらどうですか
398名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 01:07:45 ID:64DLh/hW
唯先輩が隣にいないと眠れないあずにゃん
399名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 01:08:12 ID:DELytxfN
>>396
中野さんそんな大声で旦那自慢しなくても
みんな分かってますから
400名無し.けいおん!厨:2009/10/06(火) 01:11:33 ID:BbG3byAX
>>397
僕ですか。お事ばに甘えてsunday siesta聞いて寝ます。日曜日じゃ無いけどwwwwww
http://beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchQLEgxJbWFnZUFuZFRleHQY7tIODA.jpg
401名無し.けいおん!厨:2009/10/06(火) 01:12:16 ID:BbG3byAX
おっと変換ミスwwww
402名無し.けいおん!厨:2009/10/06(火) 01:17:47 ID:BbG3byAX
>>399
中学生デスっ!!!!
403名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 02:18:34 ID:BbWhpxGB
>>402
さっさと寝ろやおっさん

404名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 02:50:10 ID:GNsnNynr
梓が唯のことを唯ちゃん、って呼んで唯が照れるSSが見たい
405名無し.けいおん!厨:2009/10/06(火) 06:53:08 ID:K+cG2XbI
>>403
オッサンじゃ無い・・・・
だから、中学生デスって中3ね!!!
406名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 08:18:55 ID:xbUchE1w
>>405
君、痛いからちょっと黙ってて
407名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 08:45:19 ID:3gzF0rhI
んがぐぐ
408名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 11:12:02 ID:QTPJkbWy
口ではイヤと言ってても体は正直だな!
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org226136.png
409名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 12:38:55 ID:Jv/64uhG
「どんな関係?」なんて聞かれたら 友達以上かな?それも少し違うか
410名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 13:00:09 ID:BbWhpxGB
恋人以上に決まってんだろクズが
411名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 14:27:08 ID:xbUchE1w
それもう夫婦じゃ(ry
412名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 15:22:15 ID:BK7lxYJK
二人の結婚式マダー?
413名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 16:31:20 ID:APMtZZqu
唯梓(笑)
414名無し.けいおん!厨:2009/10/06(火) 16:49:41 ID:2/IDD8jA
>>406
あー学校オワタ\('€')/

痛くな〜い
415名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 18:37:33 ID:BbWhpxGB
なんか最近変なの沸いてんな

書き手さんはこんなやつら気にしないでくれよ
416梓の飽くなき挑戦[1/3]:2009/10/06(火) 19:24:57 ID:J758B7TR
梓「ゆ、唯ちゃん……」

唯「ほえ?」

 そう呼べばかつる!というまるで根拠の無い神託が下ったので、
 意を決してそう口にした私に対して、意中の人物はきょとんとした表情を浮かべる。

唯「どうしたの、あずにゃん?」

梓「い、いやその……、照れたりしないんですか?」

唯「照れる?なんで?」

梓「……」

 ダメじゃん。
 ダメじゃん神託。

 寧ろ、照れているのは私の方であって、これじゃあいつもと全く同じ展開じゃないですかこのやろう!
 ありもしない脳内の神託に罪をなすりつけて、私はやさぐれた。

唯「あずにゃん、顔赤いよ?」

梓「誰のせいだと思ってるんですか」

唯「ぎゅってしてあげようか」

梓「な、なんでそうなるんでs」 唯「ぎゅー」

梓「ふにゃぁぁ……」

 あぁぁぁ。ダメになる、ダメになるうぅぅ。
 どうして、この人に抱きしめられるとこんなに落ち着いてしまうんだろう。

 もう、いいですよ。
 ええ、負けですよ。今日も私の負けでいいですよー。
 でも……。
 次こそは照れさせてみせますから!
 覚悟しておいてください、唯先輩!!
417梓の飽くなき挑戦[2/3]:2009/10/06(火) 19:25:47 ID:J758B7TR
紬「え?唯ちゃんを照れさせたい?」

梓「はい」

紬「どうしたの、突然?」

 私が勝利を収めるために、百合のかみs――もとい、ムギ先輩に相談を持ちかけた。
 どうしたの、と聞かれても返答に困るところではあるが、
 ここでこの人に嘘をついても、どうせ見抜かれるに決まっている。
 ならばいっその事、本当のことを話してしまったほうが話が早い。
 本当のこと、と言っても大したことじゃない。
 唯先輩の過剰とも言えるスキンシップ。
 いつも私ばっかり顔を赤くして照れているというのに、彼女は微塵もそういう素振りを見せない。
 だから、たまには私の方から、唯先輩をそういう目にあわせてみたい―。
 たったそれだけのことなのだ。

紬「なるほど、つまり……梓ちゃんは左側になりたいということね」

梓「ひ、ひだり?」

 これは、私の読解力、或いは語彙が足りないのだろうか。
 左ってどういうこと?
 ……教えて偉い人!!

紬「……」

 困惑する私の表情を見てか、ムギ先輩が更に言葉を繋げる。

紬「分かりやすく言えば、攻めにまわりたいのよね」

梓「攻め?」

 攻めるから攻め?
 むぅ。こちらの方が幾分わかりやすいか。

梓「えっと、多分、そういうことだと思います」

紬「そうね……、唯ちゃんは甘えたり甘えられたり、そういうスキンシップにはまるで抵抗がない」

 だから、唯ちゃんと同じ方向性で梓ちゃんが攻めたとしても、貴女が望む結果は得られない。
 ムギ先輩は、何故だかやたらと嬉しそうに、そう説明を続ける。

紬「だけど、こと恋愛に関しては、まるで耐性が無い」

 勿論、私の憶測だけれどね、と可愛らしく片目を瞑る。

紬「だから、私が梓ちゃんに授けられる方法はこれしかないと思うわ」
418梓の飽くなき挑戦[3/3]:2009/10/06(火) 19:27:04 ID:J758B7TR
 ムギ先輩から授かった、唯先輩を照れさせる方法。
 その台詞を忘れぬよう、何度も心の中で反芻する。
 冷静に考えていれば、これが如何に恥ずかしいことか分かりそうなモノなのだが、
 悲しいかな、この時私の脳内はアドレナリンで満ち溢れていた。

 部活の時間が終わり、先輩たちと揃って下校する。

律「んじゃ、唯、梓、また明日なー」
澪「またな」

唯「りっちゃん、澪ちゃんばいばーい」
梓「お疲れさまでした」

 そして律先輩たちと別れ、唯先輩と二人きりの時間が訪れた。

唯「あっずにゃぁぁん」

 ふたりきり〜、等と口にしながらいつものように抱きついてくる唯先輩。

梓「ええ、この時を待っていました」

 至って真面目な顔で、私はそう口にした。既に戦いは始まっている。
 おふざけの雰囲気は、不要だ。

唯「え……、ど、どうしたの?」

梓「……唯」

唯「は、はい!?」

梓「唯は、私のこと、好き?」

唯「う、うん……、好きだよ、あずにゃん」

梓「……そう、それじゃあキスしようか」

唯「っ!?ど、どうしたのかな……あずにゃん、急に、そんな……」

梓「好きなんでしょ? 私も唯のことが好き。愛してるの」

 抱きついてきた状態で硬直する唯先輩の背中に、そっと手をまわす。

唯「あ、わわわ、あずにゃ……、だ、ダメ……だよぅ……」

 ……勝った。危うく敬語を使いそうになったが、問題ないレベルだ。
 ふふふ、さすがですムギ先輩。ほら、見てください、この唯先輩の表情!
 顔を真っ赤にして、目尻に涙を浮かべて――

 ……あれ?

 なにやってんだ私。

 ガチ告白みたいになってるじゃん。

 どうやって収拾つけるつもりだよ?

 まぁ、いいか。
 ……割と本心だったりするし、ね。

 その日から、唯先輩のスキンシップが更に激しくなったのは言うまでも無い。
419名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 19:28:03 ID:J758B7TR
駄文失礼しました。

>>404を書こうとしたら、脳内唯ちゃんが全く照れてくれなかったので
なんか色々迷走した結果がこれだよ!!

恋人同士な流れをぶった切ってしまってゴメンナサイww
420名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 19:59:57 ID:2qL7Wi5s
いいからもっとやれ
421名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 20:01:29 ID:xbUchE1w
>>419
GJ



梓「唯先輩の馬鹿!大好き!」の人?
422名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 20:02:43 ID:zlBV4oe1
>>419
GJ

>>421
作者特定はしない方がいい
423名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 20:03:44 ID:NkUDn51D
>>419
梓の行動がいちいち可愛くておもろい!
ド天然の唯を照れさすにはこれくらいしか無さそうですなー
424名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 20:16:42 ID:Y+618rGR
GJ!よきかな
425名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 20:31:24 ID:GNsnNynr
>>419
GJ!
そしてありがとう
426名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 21:57:01 ID:BbWhpxGB
>>419
よっおおおおしゃああああああああぁ!!!GJ!!!!
427名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 22:06:23 ID:wV4BUnF/
>>408 もっともっと
428名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 22:29:25 ID:ZXllYLBl
>>419
後日談に続けるんだよな?
429名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 22:31:51 ID:zlBV4oe1
 どうすれば唯先輩に私の想いを気付かせられるんだろう。
 今までだって、さり気なくだけど結構な数のアプローチをしてきたはずだ。少なくとも私はそう認識しているし、その好意に気付かないほど先輩も鈍感ではない、とは思う。
 だったらどういうことだろう、気付いていて気付かないふりをしているのだろうか? だけどそんなことをして何の意味が……。
「これは私の憶測だけど多分唯ちゃんは梓ちゃんにちゃんと好きって言ってほしいんじゃないのかしら?」
「わっ」
 びっくりした。
 突然の声に意識を戻すとムギ先輩がいつの間にか私の隣に座っていていつの間に用意したのかミルクティの入ったカップを優雅に口元に運んでいた。
 ……本当に神出鬼没な人だな。さっきまでは私ひとりしかいなかったのにと思いながら時計を見てみる。
 私が席に座ってから実に30分は経っていた。
「…………マジですか」
「どうしたの?」
「いえ、時間の流れについて少し考え事を」
「ふぅん? へんなことを考えるのね」
 いや冗談なんですけど。
 しかしそんなことを訂正するのも面倒くさかったので私はさっきの言葉について質問する。
「あの、あれはどういうことなんですか?」
「あれ? あれって言われてもいろいろあるんだけど。もしかしてえっちなこ――」
「私が唯先輩に好き云々のことです」
 変なことを言わないでほしい。しかもこんな真昼間から。
「ああ、あれね」
 ムギ先輩は言う。
「そのままの意味よ」
「そのままって……」
「だからそのままの意味。本当に言葉の通りでいいの。唯ちゃんが梓ちゃんの想いに気づかない訳がない。あの子はそこまで鈍感じゃない。だったら気付いていて気付かないふりをしていると考えるのが妥当よ」
「はあ、そうですか」
 ってちょっと待って何でばれてるの、え、ちょ、どういうこと?
「あ、あの」
「じゃあどうしてわざわざそんなことをするのか? 答えはひとつしか無いわ。梓ちゃんがいつまでも自分の気持ちに気付かない唯ちゃんに対して痺れを切らして直接的なアプローチをしてくるのを待ってるのよ」
 どうやら質問はさせてくれないらしい。
 まあこの人に限っちゃ心を読むぐらいは平気でしそうだから気にしなくてもいいか。
「いや普通にバレバレだけど」
「マジッスか」
 どうやらムギ先輩だけじゃなく周囲の人にはバレバレらしかった、不覚。
「だけど私を待つっていうのはどういうことなんですか?」
「だからそれも言葉通りの意味よ。梓ちゃんが唯ちゃんに真正面から、小細工抜きに本心をぶつけるのを待ってるのよ」
 ま、全部私の想像だけどね、と言ってカップを置いてムギ先輩は立ち上がった。
「どこに行くんですか?」
「うん? ふたりの邪魔にならないように、ね」
 最後に軽くウインクをしてムギ先輩は去っていった。
 ……本当に何しに来たんだろう、あの人。
「んー、どうなんだろう」
 ムギ先輩はあんなことを言ってたけど私はただ単に鈍感なだけだと思う。さっきと言っていること――考えていることが違うけどやっぱりそう考えるのがいちばんしっくりくるというかなんというか。
 でも、うん、そっか。鈍感だとしても待っているとしても、私が動かないことには何も変わらないんだ。どっちにしろいつかはやらなきゃいけなかったことだし、別に今言ったって変わらない、かな。
 心の準備ができてないけどそんなのはいつものことだし恥ずかしい思いをするのは慣れている。だから後は唯先輩が来るのを待つだけ。待って、告白したら、それでおしまい。不思議と失敗したときの心配は無かった。
「やっほ〜」
 3分も経たないうちに唯先輩がいつものようにやって来た。遅れたことに少しも悪びれてない様子で――実際悪びれてないのだろう、いつものように笑顔を振り撒きながら音楽室に入ってきた。
 2人っきりの音楽室。
「あれ? あれれ? 他のみんなはまだ来てないの?」
「はい、まだ来てません。今は私と2人っきりです」
「そっか。えへへ、あずにゃんと2人っきり〜」
 本当はさっきまでムギ先輩がいたのだけどそれは一々言わないでいいだろう。
「それで、唯先輩、少し言いたいことがあるんですけど」
「うん? 何? なになに? どうしたの?」
 大きく息を吸って言葉を吐き出す。不思議と緊張はしなかった。
「唯先輩。私、唯先輩のことが好きです。私と付き合ってください」
「…………」
 唯先輩は、少しの間黙りこくって、そして、口を開く。
「私たちって恋人同士じゃなかったの?」
「……えっ!?」
 ――鈍感なのは私のほうでした。         Fin 御目汚しからそれではまで
430名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 23:28:58 ID:Y0nkNwQI
>>429
GJ
ムギちゃんはもう、恋愛の神様だな
431名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 23:47:26 ID:BbWhpxGB
>>429
イィエエェ゙アアアアアア!!
GJ!!!!
432名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 03:44:23 ID:PNXCscA4
それは、唯先輩と付き合い始めてから1ヵ月が過ぎた頃のこと。
その日、私はムギ先輩と部室で二人きりだった。

梓「はぁ…」

紬「どうしたの梓ちゃん、唯ちゃんとケンカでもした?」

梓「いや、ケンカなんてしてません」

紬「じゃあもっと遊びたいとか?」

梓「いえ、毎日一緒に帰ってますし、休みのたびにデートしてます」

紬「じゃあ…キスがまだとか!」

梓「き、キスはまだですけど…それも違います」

紬「じゃ、なにが不満なの?」

梓「不満はないですけど…」

そう、私は現状の唯先輩になんの不満も感じていない。
優しいし、私のことを好きだと言ってくれる。そんな先輩に文句なんてあるわけがない。
でも、だからこそ…私は違和感を感じていた。

紬「つまり…唯ちゃんが梓ちゃんに対して気を遣いすぎてるってこと?」

梓「私を抱きしめてくれる時も、なにかぎこちないっていうか…前みたいに頬ずりもしてくれないし」

紬「頬ずりしてもらいたいの?」

梓「べ、別にそういうわけじゃ…以前との対比で例に挙げただけです!」

紬「うふふ…とにかく、唯ちゃんにもっと大胆に愛情表現をしてほしいってことね!」

梓「まぁ…そんなとこです」
433名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 03:47:14 ID:PNXCscA4
紬「任せておいて!いい作戦があるわ!」

梓「作戦?なんですかそれ」

紬「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ♪」

そう6回つぶやいたムギ先輩は、なにやら笑みを浮かべていた。
唯先輩が大胆になるって、一体どんな作戦なんだろう…?
そうこうしているうちに、唯先輩たち3人が部室にやってきた。

唯「おーすあずにゃん、今日も元気ー?」

梓「は、はい!あの先輩、今日も帰り一緒にかえ…」

唯「あ、りっちゃーん!こないだ借りたマンガ返すよ!すっごくおもしろかった!」

梓「……うぅ」

紬「確かに、前みたいにすぐに抱きついたりしないわね…」

梓「はい…」

紬「よし、早速作戦を実行に移しましょう!梓ちゃん、ちょっとこっちきて?」

そういうとムギ先輩は、私を音楽雑誌を読んでいる澪先輩の前に連れてきた。

梓「あの、一体なにを…」

紬「澪ちゃん、ちょっと立って?」

澪「ん?なんだムギ?梓も…」

紬「えーい♪」

梓「きゃっ…」

澪「わっ…」

突然ムギ先輩は、私の背中を押して澪先輩に向けて倒れこませた。
あわてて私を支えようとした澪先輩はバランスを崩して倒れこみ、私が澪先輩を押し倒した格好になる。
434名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 03:51:48 ID:PNXCscA4
澪「だ、大丈夫か梓?」

梓「は、はい大丈夫です…ちょっとムギ先輩、一体…」

紬「それより、あれ♪」

ムギ先輩が指差す先には、ポカーンと口を開けた律先輩、そして…
ジトーッとした目付きで私を見つめる唯先輩の姿だった。
あんな目で私を見るなんて…ムギ先輩の作戦、逆効果なんじゃ…

梓「あ、あのこれは…」

唯「……」

私が弁解する間もなく唯先輩はのしのしと私の方へやってきた。
そして私を羽交い締めにし、澪先輩から引き離した。

梓「あ、あの…唯先輩?」

唯「…ちゃダメ…」

梓「え?」

唯「浮気しちゃダメ!」

梓「う、浮気ってそんな…ふにゅ!」

唯先輩は胸に顔を押し付けるようにして私を抱きしめると、今度は澪先輩に向かって言った。

唯「澪ちゃん!いくら親友でも、私のあずにゃん取るのは許さないから!」

澪「あ…え?」

フンス、と荒い鼻息が私の頭に当たる。
どうやら唯先輩は、私が澪先輩を押し倒したのを見て浮気だと勘違いしたらしい。
それでこんなに必死になるなんて…私はなんだかおかしくなって、クスクス、と笑ってしまう。
435名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 04:00:06 ID:PNXCscA4
唯「どしたのあずにゃん?」

梓「いえ、なんでも…大丈夫ですよ。私は唯先輩だけのものですから」

唯「ホント?」

梓「ホントです。でもその代わり、おもいっきり好きでいてください」

唯「おもいっきり?」

梓「あまり気を遣ったりしないでいいので、前みたいにもっとその…大胆な感じでいてください」

唯「え、いいの?恋人はおしとやかじゃなきゃいけないって憂が言ってたから…」

憂の言うことも一理あるけど…でも、そんな気を遣う唯先輩はやっぱりらしくないと思う。
それに恋人の私には、ありのままの姿を見せてほしいし。

梓「いいんです。私が許します。だから…」

唯「うん、いいよ♪」

そう言うと唯先輩は、さらに強く私を抱きしめた。

梓「あ、あの…苦しいです…」

唯「いーの!あずにゃんがいいって言ったんだから♪」

梓「もう…先輩ったら」

ふと横を見ると律先輩たちがじーっと私たちを見つめていた。は、恥ずかしい…

律「…まったく、いいバカップルだよなあ」

澪「まあ、仲がいいに越したことはないんじゃないか?」

紬「梓ちゃん…やったわね!」
436名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 04:03:38 ID:PNXCscA4
ガッツポーズを作るムギ先輩に、人を押しこくっといて何がですか、と突っ込みたくなるがまあいい。
今は唯先輩と抱き合っていられれば、それで…

梓「先輩、大好き♪」

唯「私も大好きだよ、あずにゃん♪」


以上です

眠くて区切り&投稿の間隔が変になってしまったのはご勘弁を…
437名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 06:46:49 ID:Z5TLd/sE
なんなんだこの可愛いカップルは! 蝶・GJ!
438名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 07:29:01 ID:NPG6Wbrk
なんで蝶野がいるんだよw
439名無し.けいおん!厨:2009/10/07(水) 07:51:23 ID:iZFW0KTS
>>432
貴方何処かのアニメ制作会社に勤めたらどうだ!!!!!!
440名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 09:41:22 ID:E5V11oiI
>>429
全俺が萌えた
441名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 12:15:12 ID:HOMjVoe4
>>419
いいから続きかk…いや書いてください
442名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 13:53:07 ID:mMHlPY79
嫉妬唯はええのう・・・GJ!
443名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 16:31:20 ID:OczImrVr
>>436
すっげええええぇぇ!!!!
可愛いよおおおお!!
444名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 21:55:25 ID:VsW+fm++
『ピンポーン』
「……うん?」
 今日は部活が休みなので久しぶりの休日を満喫しようと朝から読書に勤しんでいたのだけれど、予期せぬ客人の来訪を告げるチャイムの音によってそれを中断せざるを得なかった。
 はたして今日は誰かが来る予定でもあったのだろうか否それは無いはずだならば両親の仕事関係だろうかいやそれもしばらくは落ち着くという話だった。
 ならどうしてだろうと考えながら手近なところに置いてあった上着を羽織り、靴を履いて玄関の扉を開けた。
「やっほ〜」
 唯先輩がいた。
「……」
 見なかったことにして扉を閉めた。
 今のはきっと何かの見間違いだろうそうに違いないだってあの人がウチの住所を知っているはずが無いんだからそもそも別人なのかもしれないしうんそうだそうだ。
『あ、ちょっと! 勝手に閉めないでよっ! あずにゃ〜ん!』
 ……現実はそこまで優しくなかったようです。
 仕方ないので入れてあげることにする。このままじゃずっとドアをバンバン叩かれっぱなしだし。というか鍵はかけなかったんだから普通に開けて入ればいいのにと思わないでもない。
「冗談ですよ、何しに来たんですか?」
「用が無くちゃ来ちゃいけないの?」
「いえ別にそういう訳ではないですけど」
 特に何かを持っている様子でも無いし本当に用は無いみたい。
「それじゃ、特に何も用意できませんが」
「そんなの気にしなくてもいいよ。お邪魔しま〜す」
 そんな訳で。
 ゆっくり読書するという当初の計画はおじゃんになり、代わりに唯先輩と二人でのんびり過ごすこととなった。
 ん、まあ、たまにはこんな日があってもいいかな。
「あずにゃん早く〜」
「はいはい、ちょっと待ってくださいね」
 うっかり考え事も出来ない。楽しいからいいですけどね。
 どこに行けばいいのか解ってない風な唯先輩を私の部屋に案内してから、お茶を取りに行こうとすると、
「ああ、別にそういうのはいいよ。いらない」
 だそうで。
 動く手間が省けるのはこちらとしても願ったりだったのでその意見は謙虚に受け止めておいた。
「それで、何をするんですか?」
「うん? なにが?」
「わざわざ私の家に来たんですから、何かしたいことがあったんじゃないんですか?」
「んー、そういうのは特に無いかなあ」
「無いんですか」
「うん。そうだね、それでも理由を言おうとすればあずにゃんと一緒に過ごしたかったから、かな」
「私と一緒に過ごしたかった、ですか。ん、それなら、まあそういうことで。適当に何かしときましょう」
 わざわざ私の家に来たのにも驚いたけど、その理由にも拍子抜けさせられた。まあ、先輩らしいと言えば先輩らしいかな。
 あ、そうだ。
「唯先輩、そういえばどうして私の家の場所が解ったんですか?」
「憂に教えてもらったんだよ」
 納得したところで、今度こそ『適当に何か』を始める。それはもういろいろと。
 CDを二人で聴いたり、ゲームで対戦したり協力プレイをしたり、一緒にパズルを解いたり、料理を教えてあげたり、抱き枕にされたり――最後のほうは同じベッドで横になりながらお喋りしかしてなかった気がする。
 そんな訳で、私は久しぶりに友達と休日を過ごす感覚を味うことができた。先輩は私のことを友達だとは思わずにただの後輩だとしか思ってないだろうけど、それでも私は楽しかった。
 勿論楽しい時間は過ぎるのが早くて。
「それじゃ、そろそろかえろっかな」
 そろそろ空が暗くなり始める頃に、唯先輩が言った。
「うん。今日は楽しかったよ、来てよかった」
「それはよかったです。私も楽しかったですよ」
 その言葉に、唯先輩は笑顔になる。
「当たり前だよ。友達といて楽しくないなんてこと、あり得ないもん」
「そう、ですね」
 それじゃね〜、と別れの挨拶をして唯先輩は私に背を向けて自分の家へと歩いていく。
「友達……か」
 小さくなる唯先輩の背中を見送りながら、呟いた。
 それなら、そう遠くないうちに今度は私から遊びに行きます。
 ――そのときは、ちゃんと友達らしくもてなしてくださいよ?
Fin

御目汚し失礼した
それでは
445名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 22:40:39 ID:wWKBmuF2
GJだ
さあその友情が愛情に変わる瞬間を
描く作業に戻るんだ
446名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 22:43:55 ID:hIZ2/cQX
GJ
そして>>445が良いこと言ってくれた
447名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 23:06:22 ID:D7j5iDNO
書き手の人達まとめてGJ
にしても唯梓は書き手に恵まれてるな
448名無し.けいおん!厨:2009/10/07(水) 23:34:30 ID:iZFW0KTS
唯と梓は、やっぱり親友・友達の関係が最高・・・・今回よかった
449名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 00:51:47 ID:t/sW3YTH
>>448
ちょっとお前黙ってろ
そして二度とここに書き込むな糞コテが
450名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 01:14:29 ID:KqwdZfvQ
>>449
まぁまぁまぁまぁまぁ
451名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 01:19:30 ID:GnDkHDA0
男なら黙ってNG
452名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 02:48:41 ID:th2s+s5V
唯「あ〜ずにゃ〜ん♪」

梓「きゃ…」

ある日の放課後、二人きりの部室で、いつものように唯先輩は私に思い切り抱きついた。

唯「ん〜♪今日もか〜わいい♪」

梓「ちょ、ちょっと先輩、いきなり抱きつかないでくださいよ、苦しいです!」

唯「あれぇ〜?じゃあなんでそんなに嬉しそうな顔してるのかな〜?」

梓「そ、それは…」

最近、唯先輩に対して嘘がつけなくなってしまったような気がする。
どうしても表情に出てしまうのだ。体は正直、というヤツだろうか…

梓「す、好きな人に抱きつかれたら、嫌でもこんな顔になっちゃうんです」

唯「そうなんだあー?じゃあ、こうされたらどんな顔になっちゃうのかな?」

梓「え…?な、なにを…」

唯「はむっ」

突然唯先輩は私の耳を優しく噛んだ。いわゆる甘噛みだ。
私は全身の力が抜け、唯先輩に体を預けてしまう。

梓「ふにゃあぁ……」

唯「あずにゃんの耳、柔らか〜い♪」

梓「ひ、卑怯です…こんな、こんな…」

唯「いいでしょー?えへへ〜♪」

涙目になりながら反論するも、唯先輩はニヤニヤと私を見つめているだけだ。
おのれ、こっちにも考えがあるんだから!
453名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 02:53:13 ID:th2s+s5V
梓「そういう態度を取るなら…もう先輩が謝るまでキスしてあげません!」

唯「えぇ!そんなこと言わないでよぉ!」

梓「嫌ですよーだ、私は唯先輩のおもちゃじゃないです!」

唯「うぅ〜…」

困ったようにうつむく唯先輩。本当にかわいいんだから…そのせいでいじめたくもなるのだが。
でもそろそろかわいそうだし、勘弁してあげよう。と思った瞬間――

梓「まぁどうしてもって言うなら…!」

唯「ちゅっ」

唯先輩は私にキスをした。

梓「んな…」

唯「ふっふっふっ、あずにゃんが嫌でも私が無理矢理しちゃうもんね!」

梓「こ…この…」

唯「あれあずにゃん、そんなにやつきながら何言うのかなぁ〜?」

梓「うぐぐ…」

ダメだ、唯先輩にはかなわない…私は諦めて、大人しく唯先輩の胸に顔を埋めるのだった。

梓「…負けました、唯先輩にはかないません…」

唯「ふふふ、あずにゃんったら、やっぱりまだまだね♪」


終わり

夜中に失礼
台風の夜に捧ぐ…
454名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 04:13:50 ID:1jNmsVqI
もはや言葉だけで反抗してくるあずにゃんが可愛すぎて、唯がいじわるしてしまうのはしょうがない!
455名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 08:35:46 ID:wFPjwiAY
言葉だけで反応してくるあずにゃんに見えてイケない妄想が止まりません
456名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 08:51:19 ID:QchKRh9i
唯の言葉責めですね?わかります
457名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 10:35:02 ID:V3ZBT1Ib
あずにゃんは攻めぶってるけど本能では受け
458保守かわりに1:2009/10/08(木) 13:22:53 ID:GCGYpHW1
「ただいま、あずにゃん2号」

帰宅した梓を可愛らしい鳴き声で出迎えたのは、またしても純から預かったあずにゃん2号だった。
手近なテーブルに学校の荷物を置いた梓は、構って欲しいと足に頬を擦り付けて来るあずにゃん2号を抱きかかえた。

「やっぱり今日も練習あんまり出来なかったよ。心配してた通りだった。次のライブまでもう随分近付いていて……」

そうやってあずにゃん2号と遊んでいると、家のインターホンが鳴った。

「はい」

このご時世、なにが起こるかわからないので相手が誰だか確かめた後でなければドアを開けるのも危険なのだが
梓は相手も確かめず、また、ためらいもせずにドアを開け広げた

「あずにゃんっ!」
「わっ!」

果たしてそこには満面の笑みを浮かべた唯の姿があった
一旦家に帰ってから来たらしく、いつもの普段着でなく普段着に着替えている
その唯は、ドアが開かれるやいなや、これまたなんのためらいもなく梓に抱き付いていった

「遅くなってごめんね!寂しくなかった?私は寂しかった!」
「も、もう…とりあえず一旦離れてくださいよぉ」

玄関先にも関わらず力いっぱいハグして頬擦りしてくる唯に苦笑しつつ、梓はリビングへ行きましょうと促した。
459保守かわりに2:2009/10/08(木) 13:23:47 ID:GCGYpHW1
と、梓の態度が何か気に障ったらしく、唯はぷくーっと頬を膨らませた。

「敬語ヤだって言ったでしょ」
「でも、唯先輩…」
「唯って呼んでって言ったのにぃ」
「はい。あ、いえ、うん…でもそれは…」
「ゆ・い」
「ゆ、唯……」

二人きりのときだけの、特別な話し方をしてくれた梓に満足した唯は、今にも蕩けそうな笑顔を浮かべる
梓の一番大好きな笑顔だ

「でも今日は本当に遅かったね。いつもならドア閉めた瞬間にチャイムが鳴るのに」
「今日は珍しくお父さんとお母さんが帰ってたから、ちょっとお話ししてたんだぁ」
「そ、そんな大事な日なのに抜け出して来たの?」
「うんっ」
「はぁ………」

家族をないがしろにしてまで恋人を優先させるのはちょっと考え物だよと付け加え、注意する素振りの梓ではあるものの、口許はつい綻んでしまう。
考え物とは分かっているが、何よりも自分のことを一番に想ってくれる唯の愛情がたまらなく嬉しかった。
その態度から梓の本心を見て取った唯は、梓に負けないくらい顔を綻ばせた。

「もう一年になるんだね。私たちが出会ってから」

リビングの一画を占めるオーディオコンポの上には去年の学園祭後に撮影した記念写真が飾ってある。
それを手に取った唯は、大切なものを愛おしむように写真の中の自分たちを撫でた。
カメラが切り取った過去の自分たちも、そこから連なる未来の姿と同様に幸せそうだ。
唯が力いっぱい梓を抱き締め、梓はちょっとだけ戸惑い気味にはにかんでいる。

「あずにゃんが新歓のライブで軽音部に興味持ってくれて。前の年の学園祭でやったライブも音源聴いててくれて。大喜びで入部してくれたのに…」
「最初は戸惑ったけど、今、私はとっても幸せだよ?唯と出会えたもん」

460保守かわりに3:2009/10/08(木) 13:25:40 ID:GCGYpHW1
ただ一つ違う点があるとすれば――カメラが切り取った瞬間から一年を経た今日では、梓のほうから唯に抱き付く機会が増えたことか。
写真立てを愛でる唯の背中を「昔の私に浮気したらダメだよ」と梓はぎゅっと抱き締めた。

「だから二人で一緒に暮らそうって言ったのに」
「まだ結婚してないのに一緒には暮らせないよ」
「そんなことないもん。あずにゃんは私の恋人さんだもん」
「学生二人じゃ生活してくのは無理だよ。それに週末はどっちかの家に泊まってるし」
くるりと梓に向き直り、正面から彼女と抱き合った唯の表情(かお)は、話しながらだんだんと憂いを帯びていく。

「でも………」

梓の頭を自身の胸元へ引き寄せた唯の声色は、憂いから切なさをはらんだものへと変わっている。

「平日の夜とかあずにゃんと離れてるときは………さびしいよ。あずにゃんはさびしくない?」
「………さびしいよ」

唯が感じた寂しさともどかしさは、互いの家と家とを隔てる数キロメートルの距離は、お互いに共有するもの。
「どこにも行かないで。ずっともっとそばにいて」。その叫びを抱き締める力に込める唯に応じるように、
また、自分も同じ叫びを胸の内に秘めてることを伝えたくて、
461保守かわりに4:2009/10/08(木) 13:29:40 ID:GCGYpHW1
梓も唯を抱く力を強めた。

「部屋でね。夜、ギター弾きながらいつも考えてる。あずにゃん何してるかなって。わたしのこと、ちょっとでも考えてくれてるかなって」
「………考えてるよ」

唯を真っ直ぐに見つめながら――小さな彼女は自然と見上げる恰好になるのだが――梓は、
全ての存在を許容し愛する天使のような笑顔を浮かべた。

「どうしてるかなって、唯のこと、いつでも考えてる」

それからその笑顔に見惚れている唯の唇に自分のそれを重ね合わせた。
恋人との距離を縮めようと爪先立ちまでして頑張るとは、妙に愛らしい天使がいたものだ。

「あ…あ…あ………」
「え?」
「あずにゃんっ!」

恋人が伝えてくれた力いっぱいの愛情に感激した唯は、お返しとばかりに今度は自分から梓を求め、
貪るかのように彼女の唇を堪能すると更に頬擦りしながら愛を叫んだ。

「大ッ好きっ!愛してるよ、あずにゃんっ♪」
「も、もぉ…唯ったら………私も愛してる、唯♪」





途中までギー太・クロニカルのつもりで書いていたらあらぬ方向に話が飛んでしまった! ツバサ冒頭の改変コピペみたいになってしまいました。お目汚し失礼しました。
次はオリジナルで勝負します
462名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 16:01:29 ID:wFPjwiAY
制服が普段着とは・・・
まるで中学時代の俺だな!
463名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 16:10:54 ID:GCGYpHW1
>>462
入力ミスですorz
最初の普段着を制服に脳内変換でお願いします。
ああ鬱だ…もう死んでもいい
464名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 17:41:57 ID:+Vi82KMj
>>463
GJ!内容がいいから全く気にならないよ。素直なあずにゃんもいい!
465名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 21:55:26 ID:j0WSpa2L
>>409
オゾンより下なら問題ないんですね。わかります
466名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 22:26:55 ID:93VSlRqw
>>444の続きが見てみたいなぁ〜♪
467名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 23:03:15 ID:kPmfd3MF
 ある日、暇だったので街に出てみると、唯先輩とばったり会った。
 なんたる偶然。
「今日は、どうしたんですか?」
「ん? んー、のどかちゃんとお出かけしようってね、約束したの」
「そうなんですか」
 のどか。真鍋、和先輩。唯先輩の友達であり幼馴染でありそして保護者でもある。もちろんそれは喩えであって法的には赤の他人なのだけどそう言って問題無いと思う。
 それほどまでにこの二人の仲はいい。……と言っても実際私はこの二人が仲良くしてるところを見たことは無いのだけれど律先輩曰く姉妹みたいだとかなんとか。どちらが妹であるかなんて言うまでも無いだろうけど。
 その話が本当なのかどうかは解らないけどそれでも友達であることには違いないだろうからデートの邪魔をする訳にはいかない。さり気ない優しさで「では」と別れの挨拶をして去ろうとすると唯先輩に引き止められた。
「どうせだしあずにゃんも一緒に行こうよ」
「え、でも邪魔になっちゃうんじゃ」
「いいのいいの。旅は道連れって言うでしょ」
 それは少し意味が違うんじゃないかと思ったけどそんなことをわざわざ言っても意味がないと思って押し黙ることにした。それにもし私が間違えてたら恥ずかしいし。
 そんなこんなで待つこと数分間。
 ようやく真鍋先輩が現れた。唯先輩に向けて手を振りながら、私に気付いて「あら?」という表情になった。
「えーっと、あなた確か、中野梓さん?」
「はあ、そうですけど」
 何度か顔を合わせているのに名前を疑問調にされたのに面食らったけどそもそも特別親しい訳ではないんだし当然か。軽音部の1年生という認識がやっとだろう。
 真鍋先輩はここに私がいるのが理解できないらしく何度か唯先輩に質問したりしてたけどそれが終わる頃にはその疑問は解けたらしい。「それじゃ」と私に声をかけてくる。
「今日はよろしくね、中野さん」
「名前で呼んでもらって構いませんよ。苗字で呼ばれるのはあんまり好きじゃないので」
「あら、そう。それじゃ、梓ちゃんでいいかしら?」
「はい」
 どうして『さん』から『ちゃん』になったのだろうと不思議に思ったけどすぐにどうでもいいことだと思い直して気にしないことにした。
 その後も当たり障りのない挨拶を交わしていると私と真鍋先輩の間に唯先輩が割り込んできた。
「はいはいそこまでっ! 二人とも、早く行くよーっ!」
 言うなり私の右手を左手で、真鍋先輩の左手を右手で掴んで歩き出す唯先輩。止まっていると腕を持っていかれるので、そうならないように私と真鍋先輩も歩き出す。
「それで、どこに行くんですか?」
「さあ、私は唯が来いって言ったから来ただけだから」
「そうですか」
 ずいぶんと流されやすい人なんだなと思いながら唯先輩の言葉を待つ。見れば真鍋先輩も同じように唯先輩を見ており、二人の視線に気付いた唯先輩が「うん?」と不思議そうな表情になった。
「ああ、うん、そうだね。んーと……どこに行こう?」
「あんた決めてなかったのか」「来る前に決めときなさいよ」
 ボケ一名にツッコミ二名。これではバランスが悪いんじゃないだろうかと思ったけどそこは唯先輩。めちゃくちゃ楽しそうだった。
 ……まあこの人が楽しいのならいいか。
「それじゃ、とりあえずあそこにでも行きましょうか」
 そう言って真鍋先輩が指差した場所はそこそこ大きなぬいぐるみ屋さんだった。さすがは唯先輩の幼馴染、好みはバッチリ解っているらしい。
 予想通り、唯先輩の目がキラーンと光った。
「いいねっ! それじゃ早速行こうっ!」
 全ての文に促音がついている唯先輩。本当にテンションが上がっているらしい。
 さっきまで繋いでいた両手をさっと離し、一人さっさとお店の中へ入って行ってしまった。
「あ、待ってくださいよ〜っ」
 後を追うために駆け出そうとした私に、真鍋先輩が「ちょっと待って頂戴」と声をかけてきた。ご丁寧に服の襟を摘まんで。
「……なんですか?」
「あの様子だと行っても私たちに目もくれないでしょうし、ちょっとお話でもしましょ」
 軽く、でも有無を言わさない口調でそれだけ言うと、真鍋先輩は近くの公園に向かって歩き出した。
 少しだけ迷って、結局私は真鍋先輩を追うことにした。
 公園に入ってすぐ横に設置されたベンチに二人並んで腰掛ける。
 そして、数秒間逡巡した後、真鍋先輩は私に向かって口を開いた。
「あの子のこと、どう思う?」
「あの子……唯先輩のことですか?」
「そう」
468名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 23:03:56 ID:kPmfd3MF
 どうして急にそんなことを訊くのかと思ったけどその理由を話してくれそうではないので「そうですね」と素直に評価を下すことにする。
「唯先輩は子供っぽい人だと思います。ちょっとしたことでも喜んで、そして悲しんで。時に泣いたり、逆に笑ったり。感情を体全体で表現しますよね」
 私にはとてもできないことで、そこは素直に尊敬している。
 真鍋先輩は私の言葉を頭の中で反復しているのか、数秒間目を閉じて考えていたけど、やがて目を開けて「そうね」と相槌を打ってくれた、
「確かにそうね、その通りよ。あの子は感情を隠さない、いいえ隠せないのかしら? とにかく、感情表現が下手なのか上手いのか解らないけど、見てるだけで何を思ってるか解るのよ」
「そうですね、あの人は本当にそうです。良くも悪くも感情をむき出しにしてるって言うんでしょうか。そんなことができるのは後にも先にも唯先輩ぐらいしかいないと思います」
「そうね。確かにあれは唯ぐらいしかできそうにないわね。あの子は嘘を吐けないのよ。吐いたとしてもその罪悪感ですぐ泣き出しちゃうような子だからね」
「ああそれは確かにそうでしょうね」
 なんて、ついつい頷いちゃったけど本当にそうなのだろうか。結構嘘吐いてるような気がするけど。
 そこで、と真鍋先輩が身を乗り出してくる。
「唯が嘘を吐けないということがはっきりしたところで、質問があるんだけど」
「なんですか? 答えられる範囲でなら何でも言ってください」
「あなた、唯のこと好き?」
 ……おおう。
 まさかここまで真正面から、何の捻りも無いど真ん中ストレートが飛んで来るとは思ってませんでしたよ。
 真鍋先輩はじっと私の答えを待っている。
「少なくとも嫌いではありません」
「そんなことは訊いてないの。唯のことを女性として見て好きなのかと訊いてるのよ」
 うやむやに言って誤魔化そうと思ったら逆に追い込まれてしまった。
 沈黙を選ぼうと思ったけどそれを許してもらえるような気配じゃない。私が答えるまでその気配を解くつもりが無いみたいだ。
「……答えられません」
「そんなことは無いでしょ。YesかNoか言うだけ、簡単じゃない」
「そうは言ってもですね……」
 そんなこと、簡単に言えるはず無いじゃないですか。私の将来に関わるんですから。
 と、私がいつまでも話し出さないのに痺れを切らしたのか、真鍋先輩から語りかけてきた。
「それじゃ、これだけは言っておくわ」
「はあ、なんですか?」
「これ以上、唯に近付かないで」
 一瞬、何を言われたのか理解できなかった。
「ど……、どういう意味ですかそれは」
「どういうも何も言葉通りの意味よ。これ以上唯に近付かないでと言ってるの」
「いや反復しなくてもいいんですけど」
 えっと、つまり、あれですか? 私と唯先輩が近付くのが嫌ってことは、もしかして真鍋先輩は唯先輩のことが好きなんですか?
「好きよ」
 真鍋先輩は言う。
「だけど、ここで言う好きは恋愛的な意味じゃなくて、そうね、言うなれば友愛かしら?」
「民主党ですか」
「違う違う。私が唯に向けているのは友情ってこと……というか解って言ってるでしょ?」
「まあそれなりに。ですが唯先輩を愛していないのなら――いやこれじゃ語弊がありますが、解ってください。どうして私が唯先輩と距離を取らないといけないのでしょうか?」
「決まってるでしょ、唯のためよ」
 真鍋先輩は呆れたように言う。
「これ以上唯を傷付けないで」
「傷付ける……? 私は何もしていませんけど……」
「確かにあなたは何もしていないそうね。だけど、何もしていなさすぎるわ」
「? どういうことですか?」
「解らないのかしら? あなたは唯からいろいろなことをされているみたいだけど、唯にそれを返すことはしてないでしょう?」
「すみません、何を言っているんですか?」
「……。そうね、なら単刀直入に言いましょう」
「お願いします」
「唯はあなたのことが好きなのよ」
 心臓が止まった。
「…………あー、それはあれですか。私のことを友達だと思ってくれてるってことですか? 嬉しいですねー」
「そんな訳無いでしょう」
 茶化したけど茶化せなかった。
「唯はあなたのことを心から愛してるの」
「そ、そんなことどうして解るんですか」
「本人がそう言ってたから。私に相談してきたのよ」
「嘘かもしれないじゃないですか」
「あの子は嘘が吐けないって、さっきあなたも認めたじゃない」
 そういえばそうでした。ああもうどうしてそんなことを認めちゃったんださっきの私。
469名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/08(木) 23:04:37 ID:kPmfd3MF
「あの子は気丈に振舞ってるけど、どれだけアプローチしても自分を振り向いてくれないって、陰で泣いてるのよ?」
「え、」
 それは。
 そんな唯先輩の姿は想像できない。
「本当なんですか?」
「本当よ。この調子じゃあと数週間でアウトね」
「アウト、って……」
「唯が壊れる」
 真鍋先輩は悲しそうに言う。
「だからこれ以上唯が悲しまないように、今はっきりさせとかないといけないのよ」
 もう一度訊くけど、と真鍋先輩。今度は言い逃れが通用しなさそうだ。
「唯のこと、どう思ってるの?」
「……………………好きですよ、そりゃ。この世で一番愛してます」
 本当に。
 それが人として間違っていると知ってもこの想いは消えてくれずに、それどころかどんどん増してくる。
 だから私はそれから目を背けた。そうやって自分の気持ちに嘘を吐いて、蓋をして、忘却するのをただただ待っていた。
 でもそれは決して消えてくれるようなものじゃなくて。
「好きなんですよ、あの人のことが。愛してるんですよ。だけどッ! だけどこれは間違った感情で、認められる訳が無いんですよッ!」
 だから私は自分の想いに蓋をした。二重に三重に蓋をして、想いが暴走しないようにと思っていたのに。
「なのにッ! なのになのになのにッ! どうしてそんなことを言うんですかッ! せっかく蓋をしたのにッ!」
 真鍋先輩が。
 今まで黙っていた真鍋先輩がようやく口を開いた。
「あなたは、『世界』と『唯』どちらを取るのかしら?」
「そんなのッ……」
 そんなのは決まっている。
「唯先輩に、決まってるじゃないですか……」
「そう、よかったわ」
 そう言って真鍋先輩はベンチから腰を上げる。
「そろそろ唯が私たちが来ていないことに気付く頃でしょ。泣き出す前に行ってあげないと」
「そうですね、あの……」
「うん?」
「ありがとうございました」
「そんなこと気にしなくていいわよ。それより」
 そこで一旦言葉を切って、真鍋先輩は私を振り向く。
 そして、今まで見た中で最高の笑顔で、
「これからも唯のこと、よろしくね」
「――はいっ!」




Fin




御目汚し失礼した
それでは
470名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 00:56:53 ID:H0ZqhNFX
>>469
GJ
続き!続きは!?
471名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 03:24:03 ID:/qd+S4xO
ある日の放課後、私は部室で先輩たちを待ちながら机に突っ伏していた。

梓(はぁ、今日は体育疲れたな…先輩たちが来るまで少し休んでよっと)

5分ほどしてうとうとしていると、階段を昇る足音が聞こえた。
これは…唯先輩かな。どうやら一人みたいだ。
それにしても、足音だけで唯先輩だと分かるなんて…伊達に唯先輩との付き合いは短くない、ということかな。

ガチャ

唯「みんなおはよ…あり、あずにゃんだけ?」

どうしよう、起き上がろうか…いや、いい機会だ。このまま寝たふりして驚かせよう。

唯「あずにゃん…寝てるの?」

梓「……」

唯「寝てるのかぁ…」

私が何も反応しないでいると、唯先輩はカバンを置いて私の席の隣に座った。
顔は見えないが、どうやら私を見ているようだ。どのタイミングで驚かせようか…そう考えていると、唯先輩はポツリと呟いた。

唯「好きだよ、あずにゃん…」

え?こ、この人は一体何を言っているんだろう。好き?私を?それはどういう意味合いで?後輩として?それとも…

私が脳内を疑問符で埋め尽くしている間に、さらに唯先輩は続ける。
472名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 03:28:33 ID:/qd+S4xO
唯「ホントはもっとちゃんと言いたいんだけど…私、あずにゃんの顔見るとどうしてもふざけたりしちゃうんだ」

私は何も言えない。身動き一つ取れない。ただ必死に耳を澄ませて、唯先輩の言葉を聞いていた。

唯「私、バカみたいだよね…でもあずにゃんにホントの気持ち聞くの怖いんだ…だから何も出来ないの」

梓「……」

唯「はぁ…恋って苦しいや…」

梓「……」

唯先輩は黙りこくってしまった。きっと色んなことを考えながら私のことを見ているんだろう。

私はどうしていいか分からなかった。起きて何事もなかったように振る舞おうか?それとも全部聞いてましたって言おうか?
わからない。わからないけど…どちらにしても、私が唯先輩に対しての気持ちを伝えなきゃ、先輩はこのまま苦しむことになる。

それは嫌だ。だって、だって私は――

梓「うーん…あれ、唯先輩」

唯「…あ、あずにゃん…」

梓「どうしたんですか?なにか元気ないですね」

唯「うん、な、なんでもないよ…じゃあ皆が来るまで練習でもしよっか」

梓「あの先輩…私、夢を見たんです」

唯「夢…?どんな?」

梓「はい、唯先輩に告白される夢です」

唯「……!」
473名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 03:33:50 ID:/qd+S4xO
梓「私、結構嬉しくて…それでOKしたんです」

唯「え…?」

梓「だって私も…唯先輩のことが好きだから」

唯「……」

梓「でもあきらめます。残念ながら夢なので…」

唯「あずにゃん!」

その時の唯先輩は、まるでライブの時のように強く、そして真面目な顔つきだった。
そんな先輩に圧されて、私は静かに返事をした。

梓「…はい」

唯「あのね…私…うぅ…あーもう!ふん!」

顔を真っ赤にした唯先輩は、思いがけない行動に出た。なんと自分の顔を思い切り引っ張たいたのだ。
ただでさえ赤い顔をさらに赤くして、そして私の肩を掴んで――言った。

唯「あずにゃん!大好き!だからチューして!」

梓「はい、いいで…はぁ!?」

付き合って、と言うのかと思っていた私は思わず承諾してしまった。
時既に遅し。私が何かを言おうとした時には、唯先輩の柔らかい唇が私の唇に重なっていた。

唯「あずにゃん、ありがと♪」

梓「…あ、あなたという人は…」

こうして、『夢見たふりして気合いを入れて告白してもらおう作戦』は微妙に失敗してしまった。
でもまぁ…いいか。こうして先輩と気持ちが通じ合えたなら、それで。
474名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 03:37:14 ID:bQB8lqqt
やっぱり唯が乙女なのってすごく良いですよね・・・
475名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 03:37:35 ID:/qd+S4xO
以上です

眠い中で気ままに書いたので文が変でも気にしないでください…
476名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 06:32:39 ID:DJcKEmbY
>>469
続きマダー?
477名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 07:18:51 ID:5deTi227
>>465
梓「分かってる。すぐ行く」
478名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 21:06:14 ID:psA3E9Uy
きらら表紙の梓はガラスに文字書いてるってシチュだったんだな
キョトンと見てる唯かわいい
しかし本編で唯梓の絡みが少なくてさびしい…
479名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 21:16:16 ID:M3J56szC
今回ばかりは律ムギに譲ってやろうぜ…
あいつらかわいそすぎるぞ…
480名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 21:22:22 ID:urObqteg
少ないってことは少しはあったのかい?
481名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 21:26:05 ID:L1CiCQLC
いい加減原作のほうも唯梓に切り替えるべき
482名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 21:30:02 ID:Ne9/OMze
>>480
唯と梓の絡みは無し
483名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 21:58:49 ID:M3J56szC
14話でたくさんあるから。だから今回は見逃してやって…
484名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 22:09:27 ID:X0Oidjpw
>>479
お前…いいヤツだなぁ…(;ω;)
485名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 22:55:44 ID:NwdMSMQo
「ねえねえ、あずにゃんの願い事ってなあに?」
「願い事は人に教えると叶わなくなるらしいですよ」
「そうなんだ」
 いや本当のところはどうなのか知りませんけどね?
 そんなこんなで本日は七夕。織姫さんと彦星さんが年に一度出会える日でもある。
 とはいえ私は別にロマンチストじゃ無いからそれがどうしたとしか思えないんだけど。
 唯先輩も別の意味で彼らのことを気にして無さそうだ。というかこの人は何を考えているのか解らない。
「ところで、どうして急に私を誘ったりしたんですか?」
「うん? どういうこと?」
「ですから、どうして私なんかを誘ったりしたんですか? しかもわざわざこんな川にまで出てきたりして」
「七夕だから、一緒に願い事を叶えようかなーって思って」
「それだけの理由ですか……」
「うん? もしかして嫌だったの?」
「いえ、別にそうじゃないですけど」
 正直誘われたのは嬉しかったですし。
「だけどそれなら私以外にも誘えばよかったじゃないですか。こういうのはみんなでやったほうが楽しくないですか?」
「あー、うん、それはね。……みんな予定が入ってたの」
「? そうなんですか」
 確かみなさん予定を空けてたはずだけど……聞き間違いかな?
「それじゃ、そろそろ短冊を括ろうか。あずにゃん、家で書いてきたよね?」
「はい。一応は」
 唯先輩ともっと仲良くなれますように。
 もちろん教えないし知られたら恥ずかしさで死んでしまうだろうけど。それでも精一杯の勇気を振り絞ってそれを書いた。
 もしかしたら叶うかもしれない。なんて、そんなことを想ってしまったから。
「ん、あずにゃんも括り終わった?」
「はい、できました」
「それなら、そろそろ帰ろっか」
「そうですね」
 と、そのとき、不意に風邪が吹いて唯先輩の短冊に書いてある文字が私の目に映った。
『あずにゃんともっと仲良くなれますように』
 ――案外、本当に叶うかもしれない。



Fin



御目汚し失礼した
それでは
486名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 23:00:52 ID:A8omSmgJ
>>485
(´∀`) 甘いネーGJ
487名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 23:19:30 ID:r8SOQ8GB
唯梓は今度のライブ回はありそうな気がするけど…
去年のリベンジという意味も込めて


なにはともあれ>>485GJ
488名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/09(金) 23:34:18 ID:ZzweyheG
>>475
GJ!かわゆい!

>>485
GJ!いつもご苦労さまです
489名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 00:03:52 ID:ATfZhDvN
>>480
りっちゃんに羽交い締めにされながら

梓「ゆ、唯先輩は何するんですか?」
唯「木(G)だよ!」キリッ

これだけ…
490名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 11:11:11 ID:hZEZLMhy
>>489
木だけで7人も使うのか…

今月は7月号と同じく表紙保存の方向で
491名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 16:35:16 ID:HafCv2G1
>>490

木Aがあらわれた!
木Bが(ry
〜中略〜
木Gがあらわれた!

木Gは世界樹の葉を使った
なんとロミオが生き返った!

ロミオ「木G!…お前、何故敵の俺を…」

木G「ふん、ただ手が滑っただけだ。そんなことより、お前の宿敵とやらがお待ちかねだぜ?」

ロミオ「っ!…ありがとよ、木G。…この技で決めてやる!」

ジュリエット「ふはははは、返り討ちにしてくれるわっ!」

ロミオ「みんな…ちょっとずつでいい、オラに元気を分けてくれ!!」
ロミオはミナデインを唱えた!

ジュリエットに623のダメージ
ジュリエット「なん…だと…?」
ジュリエットは倒れた

こうして世界は救われたのであった

〜Happy end〜



梓「……なんですか?これ」
唯「これ、ムギちゃんが自分で書いたんだよ!凄いと思わない!?」
梓「えぇっ!?」

反省は猛烈にしてる
492名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 19:00:42 ID:q5sqRDu/
しかし、皆との学祭の最後のライブも近づいていながら梓ひとりだけで練習してて寂しそうだったけど
その後に、ほとんど劇でする事はなくて空いた時間のある唯だけが部活に行って
梓と一緒にふたりきりで練習してたら嬉しいんだけどな

493名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 19:45:02 ID:V+fAPHUP
>>492
ゆっくりでもいい
その妄想を形にしてくれ
494名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 19:49:57 ID:WVZcuvrk
本編でその展開になるといいな
来月号期待しちゃうぞ
495名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 21:12:46 ID:lCPjs3at
>ほとんど劇でする事はなくて空いた時間のある唯

普通はそうだろうな
実は木のポーズの研究に余念がなく、家では憂に、部活では梓に意見を求め、
何やってんですかと呆れさせるのが唯なような気もする
496名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 22:27:02 ID:v4KuyqVW
(G)って何のことかと思ったら7人目って意味か
てっきりギターかと思っちまった

唯の性格からして>>495もありえそうだが
やはり梓と二人で練習して欲しいな>来月号
497名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 23:49:30 ID:Nfv1Fel1
梓「はぁ…」
一人きりの部室にため息がむなしく響く。
今日も先輩たちは演劇の練習で部活には来ない。こんなことでライブは上手くいくのだろうか…

梓「もう帰ろっかな…」

日も傾いてきたことだし、少し早いけど帰ろう。そう思って帰り支度をしていると、不意に部室の扉が開いた。

唯「あ、あずにゃ〜ん♪お疲れさまー」
梓「唯先輩…もう演劇の練習はいいんですか?」
唯「うん、先に帰っていいことになったの!私は木だからセリフもないしね!
 というわけで少し練習してくよ!あずにゃんはもう帰るんでしょ?戸締まりは私がやって…」
梓「いえ、私もまだ練習やります!」
唯「え、でも」
梓「いいから!早速やりましょう!」
唯「そう?じゃあがんばろ!」

…最近律先輩たちは演劇にとても力を入れていて、軽音部のことを忘れてしまっているような気がしていた。
だからこうして唯先輩が練習をしに来てくれて、私はほっとしていた。

梓「先輩、わからないとこありますか?よかったら教えてあげます」
唯「え、いいのー?えっとここなんだけど…」

それから下校時間を過ぎるまで、私たちは一生懸命練習をした。こんな風に唯先輩と練習したのは久しぶりだ。
498名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 23:52:38 ID:Nfv1Fel1
唯「できたー!あずにゃん、ありがとう!」
梓「そんな…唯先輩が頑張ったからですよ」
唯「いやいや〜それほどでもあるんだけどね〜♪」
梓「もう、調子に乗らないでください!」
唯「えへへ…なんだか今日のあずにゃん優しいね!」
梓「うえ!?そ、そんなことないです!いつもと変わらないですよ!」
唯「またまた〜」
梓「あの、唯先輩」
唯「なに?」
梓「…ライブ、大丈夫でしょうか?」
唯「え?」
梓「皆最近演劇の練習ばっかりで…ライブ、上手くいくんでしょうか」
唯「あずにゃん、心配なの?」
梓「……」

唯先輩に心の中の不安な気持ちを吐き出すと、目に涙が浮かんだ。
こんな時に泣いたらダメだ。わかってはいても、涙は止まらなかった。

梓「唯先輩…私、すごく不安なんです…皆でできる最後の学園祭のライブ、頑張って成功させたいのに…」
唯「…大丈夫だよ」

唯先輩は私の前に立つと、静かに私を抱き締めた。

唯「りっちゃんたち、きっと演劇もライブも同じくらい楽しみにしてるよ?
 だから大丈夫、どっちかを適当になんてしないから」
梓「でも…」
唯「大丈夫だったら大丈夫!だから私たちもがんばろ!」
梓「…はい」
499名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/10(土) 23:54:06 ID:Nfv1Fel1
唯先輩が言ったことは、別に特別なことじゃない。自分でもわかっていたことだ。
本当は、こうして誰かに不安な気持ちを拭い去って欲しかっただけなのかもしれない。

梓「…コホン、まあそれくらい唯先輩に言われなくてもわかってますけどね」
唯「もー、あずにゃんの意地っぱり!」
梓「だ、誰が意地なんて!」
唯「さ、帰ろ帰ろ♪早く寝て、明日もがんばろー!」
梓「…先輩」
唯「んー?」
梓「ありがとう、ございます」
唯「あ、あずにゃんが素直だ…!」
梓「い、いいから帰りますよ!」

終わりです

こんな感じ…かな?
500名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 02:45:07 ID:2yJyhKT7
素晴らしいですね
501名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 09:03:49 ID:Ny3TlaLy
やっぱこういう場面では唯は大人なんだな そして普段しっかりしている風に見せているが内面的には弱い梓
この二人が合わさる事で俺は悶絶する
502名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 10:16:31 ID:wMg/R1uN
唯×梓愛してる!!(*^ω^*)
503名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 15:12:00 ID:3pB6Fnnb
うーん!素晴らしい
この二人のキスシーンが見てみたいな!
504名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 15:54:03 ID:jH19MTU0
本編でのキスシーンはさすがに無理かね?
学祭では梓は唯からのキス拒否ったけど
卒業式とかで逆に梓から唯にキスしようとするとかひそかに期待してるんだがw
505名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 16:07:15 ID:2yJyhKT7
いくら何でも公式では有り得ないだろ
咲とかならともかく
506名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 16:20:17 ID:wMg/R1uN
いやほっぺチューくらいなら有り得る!!
共学でもほっぺくらいなら友達同士でするし・・・
507名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 16:42:55 ID:HS4O0x8O
え?ほかのアニメではあんのか?
508名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 16:57:07 ID:Cl6s45Cq
あの時、あの時もし唯が真剣にキスをせまっていれば・・・!
509名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 17:24:36 ID:wMg/R1uN
あれはきっと二人きりじゃなかったからだめだったんだ!
510名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 17:42:40 ID:la5bBwoX
「あずにゃん、はい」
「なんですか? これ」
 差し出された箱を見て受け取るよりも先に疑問を投げかけてしまったけどこれはしょうがないことだと思う。いや、これがムギ先輩や憂とかに渡されたものならすぐ受け取るだろうけど。これは差別とかじゃなくて今までの経験を考えれば当然の反応だと思う。
 悪戯好きの唯先輩のこと、これまでも何度か似たようなシチュエーションで箱を渡されたことが歩けど、そのほとんどが私を驚かせるために用意されたものだった。もちろん純粋にプレゼントとして渡されたものが無かった訳ではないけど、
それもほんのちょっとだけ。無いと言っても過言ではない、と思う。
 そんな経験から言わせてもらうとこれは迂闊に信用して受け取ってはならないと思うのも仕方が無い。もちろんこれが純粋なプレゼントだという可能性も無い訳ではなくてもしそうだったとしたら非常に申し訳無いのだけど。
 箱自体はとても薄っぺらいものだからびっくり箱ということは無いだろう。大体3cmぐらいか。こんなに薄い箱に仕掛けが収まるとは到底思えない。いや、私が知らないだけでもしかしたらそういうものもあるのかもしれないけど。
 うーん、と未だに箱を受け取らない私を見て唯先輩が痺れを切らしたのか、無理やりその箱を私の手に握らせた。握らせたと言っても私は元々受け取る気が無かったので私の両手を唯先輩が上から包み込む形になるのだけど。
「ちょっ……」
 何か反論しようとした私の考えはしかし唯先輩が口元に人差し指を当てて「しぃ〜」と言ったのでどこかへ行ってしまった。
「大丈夫だよ、そんなに警戒しなくて。これは私からあずにゃんへのプレゼントなんだから」
「……本当ですか?」
「本当だってば。私を信用してよ」
 どの口がそんなことを言うんですかと突っ込みかけたけどわざわざ言っても詮無いことだと思ったので黙っておく。代わりに警戒心をバリバリに出しながら箱を開ける。
「これは……」
「ね? プレゼントでしょ?」
 箱の中に入っていたのは写真だった。それも、私と唯先輩のツーショット。それが何枚か集まって束になっている。なるほどそれでこの薄さですかと得心した。
 確かにこれはプレゼントだ。今までの比じゃなく、私にとって最高のプレゼントです。これまでの悪戯を全て忘れるぐらい。いやもちろん忘れないしそれに赦すつもりもありませんけどね。
「ありがとうございます」
「うんうん。お礼はいいから早く見て?」
「あ、はい」
 渡した張本人である唯先輩と共に、写真に目を通す。と言うか、近い、近いです唯先輩。いくら一緒に見るためだからって他にやりようがあったでしょうに。
 ……どうでもいいか。
 つまらないことを気にするのは止めて、写真に集中する。
 数枚見ただけだけど、懐かしいものから新しいものまで、唯先輩との時間が余すことなく保存されていた。
 ん? そういえば……。
「ところでこの写真誰が撮ったんですか?」
「ムギちゃんだよ」
 何やってんだあの人。
 改めてムギ先輩に底知れない恐怖を味わいながら写真を捲り続け、その枚数が僅かになってきた。
 そして、最後の一枚。
「あ……」
「えへへ」
 その一枚を見たとき、私は驚いた。というか絶句した。
 だって、その一枚は――
「あ、あの、唯先輩」
「えへへ、私たちのファーストキスの写真だよ」
 そう。
 その写真は、私たちのファーストキスのときの写真だった。
 誰もいない二人きりの部室内で、せっかくだしやっちゃおうかという唯先輩の提案になぜか乗ってしまい、しかも写真撮影までしてしまったものだ。
 このときばかりはムギ先輩の技術じゃなく、カメラの性能に頼った。最近のカメラは機能が発達していてすごく使いやすい。
 だからこれは、正真正銘私たちだけのメモリーだった。
「あは、あずにゃんびっくりした?」
「もう、結局悪戯だったんじゃないですか」
「でも、嬉しかったでしょ?」
「まあ、それは」
 確かに、こんな風に驚かされるのなら悪くないかもしれないと思った。
「だから、これからも悪戯してもいいよね?」
「それは止めてください」
 ――私が欲しいのはプレゼントだけなんですから。



Fin

微妙


御目汚し失礼した
それでは
511名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 19:34:20 ID:la5bBwoX
「今日もいい天気だね〜」
「そうですね」
 唯先輩の隣を歩きながらその言葉に同調する。確かに今日はいい天気だ。
「ところで唯先輩、どうして急に散歩しようなんて言い出したんですか?」
 しかも私だけ。それも充分不思議なことだったけどそれよりもやっぱり急に散歩を提案したことのほうが不思議だった。
「理由が無いと誘っちゃだめなの?」
「いや別にそういう訳ではありませんけど」
 と言うか私が起きてたらどうしたんだろう。電話が鳴ったのは5時30分だったし普通の人は寝てると思うんだけど。
 聞いてみたいけどそうしたら何かとんでもないことを言われそうな気がするので黙っておく。
「んー、それにしてもいい天気だね〜」
「それはさっきも言いました」
「そうだっけ? でもいいじゃん、本当にいい天気なんだから」
「……そうですね」
 相変わらずよく解らない人だ。だからってそれが害になる訳じゃないから気にすることは無いんだけど。
 んー。
「それじゃ、どうして私だけを誘ったんですか? あなたなら私のほかにも誘うと思ったんですけど」
「んー、私と二人だけじゃ不満なのかな?」
「いや、別にそうではないですけど」
 というかどんとこいです。
 唯先輩はしばらく困ったような表情をして、やがて口を開く。
「別にそんな大した理由は無いんだけどね」
「そうなんですか。それならその理由を教えてください」
「あずにゃんと一緒にお散歩がしたかったから」
「そりゃまあ……ずいぶんとシンプルな理由ですね」
 だけどこの人らしい、と思う。というか訊いた私が馬鹿みたいじゃないか。
 ん、と唯先輩がポケットから携帯電話を取り出して声を上げた。
「そろそろ帰らないと、学校に遅刻しちゃうよ」
「そうですか。それじゃ帰りましょうか」
「うん、あのね……」
「なんですか?」
 唯先輩が珍しくはにかんだような表情になっている。これは珍しい。大事なことだから二回言ったよ。
「あの……」
「なんですか、もう。早く言ってくれないと遅刻しますよ?」
「う、うん」
 それでもしばらく迷ってたみたいだけど、やがて決心が出来たのか唯先輩は顔を上げて私と目を合わせた。
「これからも、私と一緒に散歩してくれるかなっ」
「……? そりゃ、まあ、予定でも入ってなければ別に構いませんけど」
 そんなことを言うために迷ったの……? 一体どうして……。
 悩む私をよそに、唯先輩は「それじゃ学校でね〜」と言って一人駆け出してしまった。
 後に残されたのは一人、言葉の意味を考えている私だけ。だけど考えても考えても意味が解らない。
「……帰ろう」
 結局私は、胸の中のもやもやを払拭できずに家に帰ることになった。
 ――本当に、何が言いたかったんだろう?



Fin


微妙



御目汚し失礼した
それでは
512名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 21:27:22 ID:2yJyhKT7
よきかなよきかな
513名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 22:34:39 ID:EC1adIPP
唯梓書いてみたよ!
落書きレベルだけど…

http://imepita.jp/20091011/798630
514名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 23:02:06 ID:bPWt7/jM
最近やたら職人達が頑張ってるな…お陰で毎日悶える日々なんだがw
515名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 23:21:21 ID:EVK6/eWr
このスレであずにゃんがデレる度に勃起するんだが
これは何かの病気かな
516名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 23:26:45 ID:la5bBwoX
>>513
光速で保存した

>>515
早く病院に行くべき
517名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 00:33:47 ID:xlOkDZ3R
唯の誘い文句
「あずにゃーん!ベッドいこー!」
「一緒に寝よっか、あずにゃん」
「こ、今夜お願いします!」


さぁこの中から選べ
518名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 00:36:25 ID:MdeUGDDY
ここは一番下にしようか
519名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 00:37:12 ID:U7EhYBjE
唯は足をモジモジさせながら潤んだ瞳でこちらを見上げている

言葉は要らなかった
520名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 01:08:21 ID:xlOkDZ3R
唯「あ、あのねあずにゃん……」

梓「はい、どうしましたか?」

唯「こ、今夜お願いします!」

梓「ち、ちょちょ……ちょっと待って下さい!いくら恋人同士でもここは全年齢板ですよ!……そりゃ嫌じゃないですけど…」

唯「うぅ……ごめんなさい」

梓「ちょ、謝らないで下さいよ。唯は何も悪くないんですから……それに嫌じゃないって言ったじゃないですか……」

唯「あずさぁー!大好きだよー!」ガバッ

梓「ふふ……もう唯ったら」




さて寝るか
521名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 01:09:41 ID:xlOkDZ3R
今さらだけど>>519のがグッと来た
522名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 01:12:12 ID:MdeUGDDY
  _
´     ` ヽ
     ヾ   ;,
  ハ    ハ , ,:
. /彡 、   ..|ミ、   i
/   vへ |  ヽィ ノ
'  ==     ミ i ノ
ヽ::::::     :::::: { j   キマシタワーーー!!
 "   ワ   ノ  \
  " ー―  ":: ミ  ハ
、  i rへ  「⌒Y / 丿
ハ j i  j  〉¨¨´i /
 |/ /¨¨' i  l   |"
523名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 01:15:25 ID:7WaHr93p
俺もムギちゃんになりそうだわ
524名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 21:07:22 ID:VVbNSAJT
まぁまぁまぁまぁまぁまぁ
525名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 21:43:25 ID:xlOkDZ3R
ネタがないぞ!
526名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/12(月) 23:06:07 ID:7jU0QEEE
ネタがないときは唯梓の日常を想像している
梓は家族に唯先輩や軽音部の話をしたりするのだろうか
梓の家族構成は謎だけど
527名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 00:08:13 ID:eJp1sxQD
何となく両親+梓の3人家族っぽい
たまにあずにゃん2号がレンタルされてくるくらいか
528唯と梓の家族構成:2009/10/13(火) 00:53:42 ID:6a9pjD6n
「…? 世の中には変わったことを言う人がいるもんだね、梓」
「それは仕方ないですよ。人の家のことなんて普通はあまり知らないでしょうし、誤解した人は責められないでしょう?」
「澪ちゃんとりっちゃんは相手の家のこともなんでも知ってるっぽいよ?」
「あの婦妻はまた特別なんです。色々な意味で。そこは余所は余所、うちはうちですよ」
「ぶ〜…でもさぁ、平沢家の家族構成はさ、私と梓のふたりなのにさぁ〜」
「まだオフィシャルには発表してませんし、それにまだ結婚して間もないじゃないですか。これから広めていけばいいんですよ」
「そっか。うんっ、そだね。というわけで、私たち平沢家は今日も超ラブラブですっ♪」
「も、もぅ、唯ったら…惚気過ぎですっ。いくら本当のことだからって…照れちゃいますよっ」
529名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 01:03:28 ID:0L34WGW1
じゃあ俺は「あずにゃんペロペロ」で
530名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 01:37:30 ID:VsgGu+4B
>>258
よくやった

だがその続きがあるはずだ
子作り汁!!
531名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 01:49:46 ID:Z/WE5dOY
あれあずにゃん兄いるかと思った
532名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 03:28:00 ID:jJ4VUVzN
ある日、二人きりの部室にて

唯「ん〜おいひ〜♪」
梓「あれ?先輩そのお菓子どうしたんですか?まだムギ先輩来てないのに」
唯「えへへ〜、後輩の子が差し入れにってくれたんだ〜♪」
梓「へぇ、そうなんですか…珍しいですね」
唯「あとその子ね、一緒にラブレターもくれたんだ〜♪私ったらモテモテ〜♪」
梓「へぇ、そうなんで…はい!?」

私は耳を疑う。ら、ラブレター!?この人はさらっと何を言っているんだろうか。

梓「せ、先輩?今なんて?」
唯「私ったらモテモテに…」
梓「じゃなくてその前!」
唯「ラブレターもらったってとこ?」
梓「そんな…」

ていうか私、何を驚いてるんだろう?
唯先輩がラブレターをもらおうが私にはなにも関係ない…はずなのに、なんだろうこの落ち着かない気持ち…

梓「…ラブレター、なんて書いてあったんですか?」
唯「えっと…『好きです、私とお付き合いしてください』…だって!いやぁ、困っちゃうなぁ〜♪」
こんな風に菓子を渡すあたり、その子は結構本気なのだろうか。
唯先輩もまんざらでもなさそうだし、もしかしたら、もしかしたら…
533名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 03:32:13 ID:jJ4VUVzN
唯「ねぇねぇあずにゃん、私どうしたらいいかな?女の子同士で付き合うってどう思う?」
梓「絶対ダメです!」
唯「え?どうして?」
梓「先輩は、その…軽音部があって忙しいんですし、その子に構ってる時間なんてないですよ」
唯「あー、そっかー…」

正直、自分でもどうしてこんなに必死になっているのか分からなかった。
とりあえず軽音部の活動のためということにしておこう。

梓「だから…断るべきです」
唯「そっか、そうだよね!じゃあ今度断りに行くよ!」
梓「それと…今後はラブレターとかお菓子とかやたらもらっちゃダメです」
唯「えー?なんでなんでー?」
梓「なんでも!」
唯「もー、あずにゃんの意地悪!わかった、お菓子食べてるのがうらやましいんでしょ!」

唯先輩はからかうように後ろから私を抱き締めた。
普段なら鬱陶しいと振り払うところだが、今日ばかりは無抵抗でいることにする。
534名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 03:36:54 ID:jJ4VUVzN
唯「ありゃ?あずにゃん怒らないの?」
梓「…先輩」
唯「んー?なーに?」
梓「そ、その…私がいるんですから、他の子のこと好きになったりしないでくださいよ」
唯「え?うん、わかったよあずにゃん♪私、あずにゃんから浮気しないからね♪」
梓「な!べ、別に変な意味はないんですよ!?あくまで一人の後輩として心配してるだけでその」
唯「わかったってば♪んもう、かわいいんだからぁ」
梓「うぅ…」


おわり
535名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 04:52:31 ID:VsgGu+4B
>>534
GJ!甘いぜ!



じゃあ自分も投下するぜ
4レスほど頂きます
536名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 04:54:53 ID:VsgGu+4B
「うーん、どれがいいんだろ……」

私は今悩んでいる。
今日唯の家で自宅デートをするからと約束をしたのはいいが、恋人同士であり、色々なことを考えると下着も可愛い方がいいのかな、とか考えてしまう。
あ、もちろん色々な事は言えないことですから言いませんよ!

「ゆ、唯は何色がいいんだろ……やっぱり白かな…というか白以外はあまり持ってないし……うぅ」

はぁ……こうゆうときどうすればいいのだろう。
まず唯はこういう事をしてくれるのだろうか……私の体自体スタイルがいいわけでも無ければ、澪先輩みたいに胸が大きいわけでもない。
そんな体を唯が愛してくれるのだろうか、考えれば考えるほど色々と不安になってくる。

「で、でも、唯も私もお互いのこと愛し合ってるんだから大丈夫だよね!うん!」

そうだ。私も唯もお互いが好き、それでいいじゃないか。
私は何を心配しているんだ

「よし!じゃあ行ってきます!」

適当にお昼ご飯を済ませ、愛する人の家に向かった。
あ、ちなみに下着は結局白にした。
……なんか文句ありますか

537名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 04:55:51 ID:VsgGu+4B
平沢宅

ガチャ
「おお、あずにゃん!いらっしゃい。さあ上がって上がって!」

私が呼び鈴を押すより先に唯は玄関を開けた。流石というかなんというか

「おじゃましまーす……ってあれ、今日憂は居ないんですか?」

「うん、友達の家に居るよ」

あれ……ひょっとして憂が気を利かせてくれたのかな、いやまさかね……。
いや、あり得る。憂のことだ、「じゃあ明日は友達の家に行ってるね、頑張ってね!」とか言ったのであろう

「とりあえず私の部屋いこっか」

恋人同士になってからも何度も入ったことあるはずの唯の部屋、でもいつも何故か緊張してしまう……

「よいしょと……」

唯がベッドの上に腰をかけた。私はテーブルの側へ座り……

「……………」

「……………」

・・・・・・・・
恥ずかしい。お互いが沈黙している……な、何か話題を

「え、えぇと「ねぇあずにゃん」

私の言葉は唯によって遮られた

「は、はい!なんでしょうか!」

「ふふ、そんな驚かなくたって。こっちおいでよ」

唯が手でぽんぽんと自分の隣を叩く。
・・う、どうしよう。ベッドっていうだけで変に意識してしまう……が行くしかない

「ふふあーずさ、大好きだよ」

538名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 04:56:58 ID:VsgGu+4B
ああ、多分今私は真っ赤なんだろうな。
抱き付かれたり、唯のするがままだった

「ねぇそうだ梓、膝枕してあげよっか」

「膝枕…ですか、じゃあ……お、お願いします」

そうだ、これはあくまでも唯の願いだ。そう、私はそれに答えただけ…

「ふぁ…とっても気持ちいいです」

「そう、良かった。梓にしてあげたかったんだー」

「ふふ、ありがとうございます」

そういって唯を見上げると私の頭を撫でながら可愛いらしい笑顔をくれた。
そして私は唯の頭の後ろに手をまわし

チュッ

「ちょ、ちょっと梓ぁ……」

「ふふふ、お礼ですよ、お礼」

こっちばっかりやられているのではつまらないからとお返ししてやったのだが、我ながら上手く出来たと思う。
そうして唯の膝から頭をどけ、今は向かい合うようにして座っている。
そのうち――

「ねぇ、梓。愛してるよ――」

「…んっ、」ドサッ

キスをしたまま私は押し倒されてしまった……ていうかこの状態は……

「わわわわ!ちょ、ちょっと待って下さい!心の準備が!じゃなくて!」

ここは全年齢板だ。これ以上は大変なことになる

「でも梓ぁ、私もう我慢できないよ……いいでしょ」

539名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 04:58:02 ID:VsgGu+4B
あぁ、そんな顔で言わないで下さい……断れないじゃないですか。ていうか、もう…全年齢板とか関係ないです。
唯に――抱かれたい

「唯、いいよ……ってあれ?」

私をずっと抱き締めていた唯から可愛らしい寝息が聞こえてきた

・・・・・あれれー?普通このタイミングで寝ちゃう?

「まぁ…でも、嬉しかったですよ。でも…今度は寝ないで下さいね」

そういって、今頃夢の住人となっているであろう恋人にもう一度口付けをして、一緒に眠りについた。



以上です

考えようによっちゃ微エロになるかも知れないがそこは勘弁してくれると嬉しい

540名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 05:00:15 ID:VsgGu+4B
>>539
タイトル自宅デートっていれんの忘れてた
541名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 09:06:27 ID:ZFEEG6t4
自宅デートって響きが何かいいな

床に雑誌広げて二人でアヒル座りして読んでてふとした拍子に目が合って…
少しずつお互いの顔が近づいて(ry


なんて妄想をお前らもしてるって信じてる
542名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 10:58:25 ID:ZFEEG6t4
唯って梓の両親からも気に入られてそうだよな
自分たちの子が好きだって言ってくれる子だもん
親としては嬉しいよな
俺親になったこと無いけど

梓母「唯ちゃんいらっしゃい、お菓子持ってきたわ」

唯「いつもありがとうございます!」

梓「ちょっとお母さん!いつもそんなに沢山…唯先輩が太っちゃうじゃない!」

唯「大丈夫だよあずにゃん!私いくら食べても体重増えないから!」

梓母「あずにゃん?」

梓「あ…!ゆ、唯先輩!その呼び方はははh」

唯「あだ名です。私はいつも梓ちゃんのこと『あずにゃん♪』って呼んでるんですよ〜」

梓母「そうだったの〜 じゃあごゆっくりね?唯ちゃん、あずにゃん♪」

唯「だって!あずにゃん♪」

梓「あああああああああああああああ」


あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ちょっとトイレ行ってくる
543名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 13:08:58 ID:6a9pjD6n
これはあずにゃんきついw
でも唯ならやりかねないなw
544名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 13:09:01 ID:y1PqYnUT
梓母と唯のノリが合って2人であずにゃんトークしまくったりしてな
家とか学校でのあずにゃんの様子をお互い語り合う感じで

梓母「梓はいつも家で唯ちゃんの話してるのよ〜♪」

とか話されたら梓は焦りまくるだろうな
545名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 13:14:12 ID:HxKumzXD
でも実の娘がレズだったら引くだろうなと現実に立ち返ってみる
シリアスルート突入ですね
546名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 13:38:25 ID:6a9pjD6n
新ルート開拓
梓母「実はお母さん、学生時代は平沢先輩(唯母)とお付き合いしてたのよ♪実は今でも………」
547名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 20:06:00 ID:zVTpHlpd
>>545
引くじゃなくて泣くだろうな。どっちにしたって美味しいシチュだ

>>546
ドロドロな展開しか思いつかないぜ…
548名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 20:13:06 ID:NcHTFSXt
>>544 さ、はやく書くんだ
549Heaven's door girl:2009/10/13(火) 21:20:24 ID:zyXgezHW
ピロリロリ-♪

着信音にびくりとした私は恐る恐る表示された名前を見て、それが唯先輩である事に恐怖と安堵を同時に覚えていた
その類稀な才能で今をときめくトップミュージシャンになった唯先輩と、秘密の二人暮らしを始めてから二年が経つ
とても世間に言えるようなものではない女同士の関係だけど、私は幸福だった

・・・ついこの間までは

「こんばんゎ!まだ起きてた?十時なんかに寝ないかー あはは」
「ゆっ・・・唯、先輩」
「ごめんねえ、色々おしちゃって今帰ってるとこなの。寝てていいからね!」
「・・・・・・唯先輩・・・・・・その・・・どうともないんですか?」
「どうともないって?」
「それは、その・・・私の作ったお弁当、食べました?」
「あたりきしゃりき!完食したに決まってるじゃーん!どしたの?」
「だ、だって・・・・・・あれには」
「コーヒーに毒が入っていた?」
「!!」
「なんかねえ、舌にぴりっときたんだよねえ。それでわかっちった。あ、これ飲んだら死ぬなって」
「・・・だったら何で最初にそう言わないんですか」
「なんでだろうねえ。でもやっぱり夜はこんばんゎじゃん?こんばんみとか終わってるよね!あ、これオフレコね」
「・・・やめてください。私は・・・唯先輩を殺そうとしたんですよ」
「熱愛報道のせい?」
「!!!」
「ジョダギリさんはただのお友達。本当だよ」
「・・・信じてましたけど。じゃああの写真は何なんですか。ジョダギリさんのマンションの前で撮られたっていう・・・」
「だからあの時はスタッフみんなで行ったんだってば。コンビニに買出しに行っただけで」
「最近12時前に帰ってきた事が無いし」
「年末用に色々撮りだめしないといけないんだよー」
「仕事減らしてくれって言っても誤魔化したり・・・怒ったり」
「私だけの都合で仕事が決まるわけじゃないんだよ。私が働かない事で色んな人に迷惑がかかるの。怒ったのは、ごめん」
「どんどん二人の気持ちが離れてくみたいで・・・」
「うん・・・」
「だ、だから・・・・・・私・・・あんな」
「・・・うん・・・」
「だって・・・だって・・・・・・本当に好きなんだもん。うえっ・・・ひっく」
「泣かないで。もう済んだ事だよ」
「でもでも・・・無事だったからそんな事言えるけど、もしあれを飲んでたら」
「飲んだよ」
「・・・え?」
「これ飲んだら死ぬなって思ったんだけど。飲んじゃった」
「な、何言ってるんですか。飲んだら無事なはずありません・・・私、殺そうと思ったんですよ」
「だから、死んだの」
「・・・・・・え?」
「死ぬなって思った時にわかったの。どれだけあなたを悲しませてたか。それで、この人になら殺されてもいいって思った」
「・・・」
「だから一息に飲んじゃった。そうしなきゃいけないと思った。そうしなきゃもう、会う資格が無いって思った」
「ゆっ、唯先輩・・・それじゃあ、この電話って」
「・・・うん。未練たらしいなって思ったけど、最後のわがまま。ねえ。こんな私が会いに行ったら怖い?」
「・・・・・・」
「・・・だよね。私、やっぱり」
「会いたい」
「え」
「唯先輩に・・・ひっく。会いたい。会いたいですっ・・・」
「・・・うん。ありがとう」
550Heaven's door girl:2009/10/13(火) 21:22:07 ID:zyXgezHW
それきり電話は切れてしまって、私はじっと窓から外を眺めていた
ふとヘッドライトが暗闇を切り裂いて、マンションの前に停まったタクシーから見知った人影が降り立ったのが見える
幽霊でもタクシー使うのかな?・・・唯先輩ならやりかねないな
そんな事を思って涙が零れそうになるのを必死にこらえた
別れの時の前に余計な事を考えてしまうのを必死に制して、ただ唯先輩の事だけを思った
ぴんぽーん
インターホンの音
怖くなかったと言ったら嘘になってしまう
でも躊躇いは一瞬だけで、私は確認もせずにドアを開けた
そうしなくてはいけないと思った
そこには暖かな笑顔を浮かべた唯先輩が、靴でとんとんリズムを取りながら立っていた
・・・え?・・・足がある・・・・・・?・・・幽霊じゃない?

「やっぱり夜は・・・こんばんゎ、だよね」
「唯先輩!!」

駆け寄ってがっちりと抱きつくと、確かな感触と体温
夢じゃない・・・生身の唯先輩だ!

「おっとと。こんな熱烈な歓迎されるなんて愛されてるなあ。芸能人って得だね!」
「茶化さないでください!私・・・私は・・・・・・」
「ま、ま。とりあえず中はいろうよ。目立っちゃう」

かちゃり
ドアを閉める時も唯先輩の温もりを確かめるように、私はその体から離れなかった

「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
「やめてってば。キミの知ってる唯先輩はこんな時どうする人だっけ?怒る?泣く?違うよね」
「私・・・私、唯先輩に笑ってもらう資格なんて無い」
「資格とか関係ないよ。私がこうしたいからこうするの。平沢唯は、ちっともまったく1ミリも中野梓を恨んでませーん。だって・・・」
「だって・・・?」
「・・・好きなんだもん。殺してしまいたいほど自分を好きでいてくれたってわかって・・・嬉しいんだもん」
「先輩・・・私」
「私もきっとこうするよ!とか言ったら怖い?えへへ。唯は梓を許します。だって心の底から愛してるから。それでいいじゃん!」
「・・・・・・はい」

ぎゅっと先輩の温もりに甘えている
ずっとこうしていたい
もう二度と間違わないように

「でも・・・生きていてくれてよかった。私、もう絶対、こんな事しませんから」
「ううん。だから死んだんだってば」
「・・・・・・え?」
「ああ、それとね」

「お姉ちゃんは許しても、私は許さないから・・・・・・」

Fin
551名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 21:31:25 ID:ECIzXv2e
KOEEEEEEEEEEE
552名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 21:34:18 ID:NcHTFSXt
こわすぎる・・・・
553eer:2009/10/13(火) 21:38:59 ID:CQl4jBIF
こえーーーーーーーーーーー
554名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 21:49:53 ID:6a9pjD6n
ラストのラストでそれか!
た、たまにはこう言うのもアリ…なのか?
555名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 22:03:48 ID:HxKumzXD
たまにでいいよたまにで
ごくごくたまにでいい
556名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 22:07:45 ID:ejY1IHmn
ちょ、鳥肌たったww
ほのぼの唯梓を誰か…w
557名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 22:28:10 ID:04XnqavH
いい話で終わると思ったら・・・

                     へ、__   , ,  , . − '"/
                   ,. - '. : : : : : : : : ̄:`.く、ゞ、, : : -='、
                /: : : ; : i: : : : : : : : : : : : : :`ヽヽヽ; : : : :丶
              /: : : : : :i: ハ: :ハ; : 、: : : : :i : : : : ヽヽヽ;.: : : : i
             /: : : :.i: : : |: i:::.`; :|弋: 丶: : : : i : : : : : ',`, `;.;.: : i:|
            /: :i: : :.|: : : ハ;::::::::.'.:| ::\: :.i:.i:::i: ||: :,ノ: : ハ `, i::::. ::i:|
            ,': /|:.i: :.|: : :i !i::::::::::::::i;=ニゞ、!: : i:|ソ: : :ノ::| |:i .i|: ::. :|
           ノノ i|: :ハ: : | ,!=、:::::::: "刺ミ,ヾ,y; : |: ://::::i, u ノi:ハ,: !
          ノ    |: i:::i: :.|i!逝i} ::::::::. {殺ツ,ノソi,:.rニ;'::::::ハ:丶':i|  ヾ
              |: i:::::i: ハ`去'    `- '  i 'ソ .}::.ノ! .レ'ソ
               !:|i:::::i:.! i ,,, '    '''    ,、// | !
          ___  !| V 'i i   弋フ、   ノ;/"    `'
    i-- 、 /:::r'γつ`丶、  `\      / tっ,
    |:.:   ヽ;:::}' / /っ::::::::::ソ     ` ソヾ" ,/"::::::`ゞ,、
.    |:.:.    ソ, ',/っ:::::::::i、   ,/" / /.:: :: : //_'ゞ、
.     |:.:      `.  Y:::::::::i|::| ,バ":: ::i:/-,/:: ::,//:/¨ ¨ :ヾ
      i.::.     `.,.|:::::::::::':::|ハ:'. `. ::/=/:: :://.:/     :.|
     /.';.:.      `、::::::::::;>! i::`ソ、ツ.//.::/        :|
     i:::::::`、::     丶/y y `、`,!r/_'" ;. ,       .:|
.    |:::::::::|:`、::     ヽ!. /,./`'r⌒,,"  \ !:: i      .::|
.    |::::::::|:::.!`、::   ,/'丶」_ 〃ゞソヽ、  /  !:| i      :::|
     |::::::::|::::.i, `、;メ"丶,. -` ヽノ.<i|.丶, ソ   i       .::|
.     |:::::::::i:::::i!,   (,_     》: ::ヾミ`ソ_._  |       :|
     |:::::::::|:::::'| 丶 { _     /:: :.ソ ソ丶   \ ̄ ヽ,   .:|
558名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 23:20:00 ID:fVoIFyNt
この絶望感 たまにはこういうのもありか・・・?
559名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 23:32:52 ID:VsgGu+4B
イチャイチャものしか書かない俺にとっちゃあ>>550は見るのもキツかったな……

ということで誰か唯梓で際どいとこまで書いていただけませんか!!
560名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 23:40:31 ID:txIfnoQG
いいぞもっとやれ
561名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 23:41:02 ID:ECIzXv2e
ここで一服
 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /^ヽ
: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :/: : : :/ } : : ヽ二ニ :_‐-
: : : : : : :/: : : : : : : / : :// : : /: : : /: : :i : '; : : : : : \: `丶.__
: : : : : :/ : : : /: : /: : : ∧\ : :/ : : :/: : : :| : :}: : :ヽ : : : \: : :\: : :`
: : : : :/ : : : /: : /: : : / : :\,ン:_:_:/|: : : : |: /: ヽ : }: : : : : :ヽ: : : \: :
: : : : ': : : : :l : : | : : : : / /' : / `ト !: : : /:| : : :V: : : : : : : :'; : : : :ヽ
: : : :l: : : : : |: : : : : : : :|/l/ /    l: |: :〃ト!、: : l: : : : : : : : :l: : : : : :
: : : :|: : : :}: |: : : : : : : :|,:ィ'´   ー=ミレ'!: /__|从\ |: : : : : : : : :|: : : : : :
: : : :l : : /: : : : :|: : : : :| :|   :::::::::::::  j/'ァーミヽ : | : i: : : : : : :| : : ;/ :
、 : : : {:/: : : : : :|: : : : :|: |          〉 ::::::::: `Vj : |: : : : :/ :|ー:7 : :
^ヽ : ハ: : : :} : ハ : : :|:!       ノ        } : : |: : : 〃:/l/ : : :
:::::::V:::::l: : ;イ :/ ヽ: : ト:、:、             /: : : l ://:/:´: : : : :/
::::::::{::::::j/::レ'::ヽ  }>、\ヽ>-/}         //: : :ノ: :ィ'彡, -―<
::::::::::::::::::::::::::::::::::}\: :イ:` ;} : :/  、       /イ: : :/ノ|//::::::::::::::::::`
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、::::::::::::::::::::::::::ヾ:::`ヽ::::ヽ        〉ヽ:::::lj//| |:::::ノ!::::::::::::::::::::::::
::ヽ::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::}          {:::}::::):://| |::〈::::|::::::::::::::::::::::::
:::::::\::::::::::::::::::::::::::::\::::::、        ヽ\:/∧| |::/::::|::::::::::::::::::::::::
562名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 23:44:07 ID:ECIzXv2e
誤爆したorz
563名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 23:54:18 ID:qtyAlDJz
グッドタイミングすぎだよバカ野郎
564名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 02:29:48 ID:0NkFS1fa
>>561
お前殺されたいのか?ああ?
今すぐ唯梓ver作れよクズが
565名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 02:30:36 ID:hgGwdfI8
これは早いとこ甘々唯一分を補給しないと死ねるレベル
566名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 02:31:56 ID:hgGwdfI8
間違えた唯一じゃなくて唯梓
567名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 02:41:51 ID:LzemPlbj
拾いものだけどとりあえずこれで
http://up3.viploader.net/anime/src/vlanime004310.jpg
568名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 03:35:04 ID:ddXny9RY
ある日、二人きりの部室

唯「あずにゃん、今日は寒いね〜」
梓「そうですね…へっくし!」
唯「大丈夫?」
梓「だ、大丈夫です…うぅ」
唯「…そうだ!」

何をするのかと訪ねる間もなく、唯先輩はいきなり私を抱きしめた。

梓「な…なに…するんですか?」
唯「あずにゃんがあったまるまで、こうやってあっためてあげる」
梓「い…いいですそんな…」
唯「なんでー?あずにゃん、私のこと嫌いになっちゃった?」
梓「う…そ、そういうわけじゃ」
唯「じゃ、いいよね」

…ダメだ。何も言い返せない。私は大人しく唯先輩の腕の中で力を抜く。
それにしてもあったかいな…唯先輩の体、唯先輩の匂い、唯先輩の吐息…全てが私を温めてくれる…

梓「あの…唯…?」
唯「なあに?」
梓「その…いつもみたいに甘えても…いい?」
唯「えー?ここ学校だよ?」
梓「でももう皆帰っちゃったし…だめ?」
唯「ふふ、もう、あずにゃんったら…うん、いいよ」
梓「ありがとうございます…えへへ」

私は唯先輩の胸に顔を埋めた。とても柔らかくて温かくて、懐かしい気分になる。
…なんだか、お母さんみたいだ。
569名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 03:40:03 ID:ddXny9RY
梓「…唯、ありがとね。私のことあっためてくれて」
唯「…うん。あずにゃんが風邪ひいちゃったら私、やだもん」
梓「あ、でもそしたら唯に看病してもらえるし、それはそれでいいかも」
唯「もぉ、あずにゃんったらぁ」
梓「なんて冗談!私も唯と部活できなくなったらやだよ?」
唯「えへへ、そっか…ねぇあずにゃん、チュー、しようか」
梓「うん、いいよ…学校でするの、初めてだね」
」唯「…うん。じゃ、するね…あたっ」

唯先輩は一度鼻をぶつけてから、私の唇にそっと唇を重ねた。
もう何回もしているのに、唯先輩はまったく慣れない。…私もだけど。
でもそのおかげか、唯先輩の唇の味はいつまでも新鮮だ。

唯「ごめん、失敗しちゃった…」
梓「ううん…ありがとう、唯」
唯「どういたしまして…あずにゃん、もう少しここにいよっか」
梓「うん、いいよ」

私たちは、抱き合ったまま一日の出来事の話を始める。どうやら、今日は帰りが遅くなりそうだ。


終わり
夜中に失礼しました
570名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 05:00:56 ID:0NkFS1fa
>>569
よっしゃあああああああああ
まさに拍手!!!!
571名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 05:05:34 ID:3KZ+/rfl
俺も思ってた
あそこまで無償の愛を注ぐ唯はまさにお母さんだと
572名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 13:06:08 ID:3KZ+/rfl
お母さんネタで便乗しようと思ったら無駄に長くなったからテキストで
ttp://nullpo.vip2ch.com/dl.php?f=ga30500.txt

地の文いらなかった
全部会話形式で突っ走ればよかった
573名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 16:55:01 ID:bqLxSQ1s
あらあらあらあら!
574名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 17:50:52 ID:hgGwdfI8
良い
575名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 19:31:56 ID:VUvdvZGu
即興だけど攻めあずにゃん
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org259968.jpg
576名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 20:32:29 ID:vLOBvq+P
>>572
GJ!地の文もいいと思う!
梓はこれから寝るときはいつも唯に抱きしめてもらうといいよw
梓って一緒にいて安心できる人を求めてる気がする

>>575
唯の顔がかわいい!
いつもは唯からのスキンシップが多いけどこういう風に梓から攻めて唯をビックリさせるってのも好きだ
577名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 21:32:39 ID:s3ZosD26
>>575
梓唯好きの俺にはたまらないな
578envy-yui:2009/10/15(木) 03:08:32 ID:sM7DDFDe
いつものお茶の時間、皆で他愛もない話をしていると、突然澪先輩が私の顔に手を伸ばしてきた。

梓「な、なんですか?」
澪「動くなよー…よし、取れた」

澪先輩の指先を見ると、ケーキのクリームが付いていた。どうやら私の頬についていたらしい。
なんてことだ。話をするのに気を取られていて、まったく気付かなかった。

梓「あ、ありがとうございます…」
澪「まったく、梓もおっちょこちょいなとこあるんだな」

澪先輩はそのまま指をペロリと舐めた。私は恥ずかしくなって澪先輩から顔をそらす。
私としたことが…こんな、唯先輩みたいなドジするなんて…はっ…唯先輩!?まさか今の…
私はあわてて唯先輩の方を見る。…思った通り、先輩は明らかに不機嫌そうな表情で私を睨んでいた。

律「唯、どうした?なんか元気ないな」
唯「…なんでもない!モグモグ」
律「おぅい!それ私のケーキだぞ!!」

まずい。これは後でしっかり話をしなければ…
579envy-yui:2009/10/15(木) 03:13:07 ID:sM7DDFDe
唯先輩は、部活が終わるまで一度も私と口を聞かなかった。
皆が帰って部室に二人きりになっても、唯先輩は私の方を見ようとしない。

梓「…唯先輩」
唯「……」
梓「…もう」

私はゆっくりと歩み寄り、唯先輩を後ろから優しく抱き締める。
唯先輩はびくっと体を震わせたものの、拒絶する気配はなかった。

梓「唯先輩、なにツンツンしてるんですか?」
唯「……」
梓「当ててあげます。さっき澪先輩が私にしてくれたことで怒ってるんでしょ」
唯「……」

唯先輩は何も言わない代わりに、小さくうなずいた。まったく、この人は意地っ張りというかなんというか…

梓「もう、そんなことで怒ることないのに」
唯「…だって」
梓「だって?」
唯「だってあずにゃん、澪ちゃんにクリーム取ってもらった時、すごく嬉しそうな顔してた」
梓「そう…ですか?」
唯「そうだよ!あずにゃんは私より、澪ちゃんの方が好きなんだよ…」

今、私からは直接唯先輩の顔を見ることは出来ない。でも、見えなくても手に取るように唯先輩の表情が読み取れた。
きっと、今にも泣きそうな顔してるんだろうな…私はさらに力を入れて唯先輩を抱き締める。
580envy-yui:2009/10/15(木) 03:23:34 ID:sM7DDFDe
梓「…唯先輩のバカ」
唯「え?」
梓「私は確かに先輩たちのこと好きですけど…唯先輩より好きな人なんていませんよ?」
唯「…うそだ」
梓「嘘じゃないです。私、唯先輩のこと世界で一番好きですから」
唯「そ…そんなの…うぅ…」

唯先輩はまだ何かを言おうとしていたが、言葉が見つからないようだった。
ホント、この人はかわいいんだから…

梓「先輩、仲直り…しましょう?」
唯「でも…」
梓「まだ不満ですか?だったら」

私は素早く唯先輩にキスをする。唯先輩は驚いたように私を見つめた。

梓「これで…わかってくれましたか?」
唯「う…うん…わかった…」
梓「じゃ、仲直りのしるしに手をつないで帰りましょうか」
唯「わ、待ってよあずにゃん!」
梓「ふふ、先輩…大好き♪」


終わり
投下してみました
581名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 03:26:06 ID:r06dEtO0
嫉妬唯はいつ見てもええのう・・・
582名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 05:44:59 ID:YUlOCliE
梓「唯…私のこと……抱いて」

唯「うん!」ギシギシアンアン

みたいなのお願いします!!
583名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 10:06:25 ID:r06dEtO0
>>582
すまんな、あんまり甘くなくて
この飴砂糖不使用なんだ


放課後の部室に一人
まだ他のメンバーは誰も来ていない
一番…いや二番乗りは誰だろう、私の好きな人だといいな
みんな大好きだけど、中でも一番…うん、一番
そんな小さな願い事を思い浮かべながら持て余し気味の時間を吸い込むように
欠伸をしようとした刹那、ドアノブに手をかける音がして私は振り返る。

どうやら願いは叶ったようである

唯「あずにゃんやっほ〜」
梓「遅れ゛てすみま゛せん」
唯「ど、どうしたのその声!?風邪?なら家で寝てないと!」
梓「違い゛ます、身体はな゛んともあ゛りません。ただ昨日暖房を付けたま゛ま寝たら喉が…」
唯「あぁっ!あずにゃんのキュートな声がやれぐれちゃったよぉぉ」


相変わらずなんて表現をしてくれるのだろうと呆れつつ、私は肩からずり落ちる鞄をそのまま左手で持ち
ソファの上に置こうとする。すると先輩も立ち上がり反対側に置いてある自分の鞄に近づく
どうやら中に入ってある物に用があるらしく、ファスナーを半分まで開けて左手でまさぐる。
探し物を見つける間、首を傾げながらまるで抽選箱の中のボールをかき混ぜているような感じで…
何故中身を確認しながら探さないのだろう、非効率的にも程がある。
だけどそれがこの人なんだ、ということに最近ようやく気付いた
584名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 10:06:45 ID:r06dEtO0

突如として起こす意味不明なアクション、でもそれは日常を楽しもうとする心理の表れで
何でもない行動の一つにもゲーム性を持たせようとしたり
それは小学生が帰り道に石ころを蹴りながら帰るのと一緒で、
唯先輩はきっと、こうするともっと楽しい・嬉しい・可愛い…
そんな感情を上乗せしながら生きている。
だからといって猫耳を付けようとしてくるのは勘弁して欲しいけど
でも、そうやってこの人のことが分かると前よりももっと、先輩を、


唯「む…!発見しました隊長!」

後輩を隊長に仕立て、高々と手を上げる隊員
当の隊長は隊員の声でようやく、思考の海底からサルベージされた
いまだこの歴史的大発見を理解できていないようだ

梓「え…?え゛ーっと、な…な゛んですか先輩?」
唯「んっふっふ〜♪はいっジャーン!」

それは見紛う程の金銀財宝…ではなく封の開いた飴の袋だった

唯「やっぱり喉が痛いときは飴ちゃんだよね〜」

この人にしては珍しくまともな思考の帰結、と思ったのも束の間
先輩の頭の上に電球が光る。
まずい、これは先輩の意味不明なアクションの前兆…一体何を思い付いたんだろう
先輩にとっての楽しい・嬉しい・可愛いは、大抵私にとっては恥ずかしかったりすることであって
できれば私が巻き込まれるようなものは遠慮願いたい。
私が不測の事態に身構えていると、先輩はおもむろに袋から飴を一つ取り出し
封を開けて自分の口へ、そして歯で軽く飴を固定すると唇を窄めてニコニコしながら目を閉じて止めの台詞
585名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 10:07:15 ID:r06dEtO0

唯「はぁ〜い♪ あふひゃ〜ん」
梓「・・・・・・・」

梓は前傾姿勢で唇を突き出している唯につかつかと近寄り、人差し指と親指で唯の口元の
飴を摘むと、優しくそれを奪い取った。唯が少し驚いて目を開ける
抗議の声を発しようとするが、梓はその前に自らの行動で黙らせようとする
そのままそれを自分の口へ持って行き、ぺろりと自分の指先も舐めながら飴を含んだ
果たして予想通りに唯は黙る、この場合は言葉を失うと言ったほうが正しいか
梓は構わず次のプロセスへ向かう。
濡れた人差し指を立てて、目の前の自分より少し高い場所にある唇へゆっくりと近づける
程なくして人差し指とのキスを果たした唯は頬を赤く染めて必死に言葉を探している
梓はニコリと笑って唯を軽く抱きしめ、爪先を立てて背伸びをしながら耳元で囁く

梓「も゛う…順番がメチャクチャですよ゛?」
唯「え…?」
梓「キスはぁ…愛の告白が済んでから゛、です。だから…この喉が治るま゛で、待っててくださいね゛? 唯」
唯「!!!…う、うん」


                  旧ジャンル 『突如イケメン化』
586名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 10:33:39 ID:dUnueBTR
>>585GJ
砂糖なしでこの甘さ…
587名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 13:00:09 ID:YUlOCliE
>>585

究極の甘さとは

目で見えるような単調な甘さではなく

二人の心の奥底に根付いた




なのである


588名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 14:02:48 ID:1sPTs50h
>>587
あんさんのID惜しいなー
589名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 19:45:45 ID:YUlOCliE
本当におしいIDだ

というか最近思ったんだが
唯と梓の子供って絶対可愛いよな

多分この世のものではないレベルの可愛いさなんだろうが
590名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 21:02:17 ID:vUNpqXa0
iPS細胞の出番ですね
591名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 21:43:17 ID:Vkauvwl8
トレヴィル隊長かわいいよねwまさかの主役無視とかコーヒー吹いたw
592名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 21:45:24 ID:Vkauvwl8
すいません 誤爆です
593名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 03:21:55 ID:URqMfd7j
if『唯がお嬢様(?)』

はじめまして、中野梓です!この4月、晴れて桜ヶ丘高校に入学しました!
そして今日は、軽音部に入部するために音楽室にやってきました!
新歓であんなすごい演奏をしてたんだもん、きっと素敵な先輩がたくさんいるんだろうな…

ガチャ

梓「失礼します!入部希望なんで…す…けど…」

大きく声を張り上げて扉を開くと、中には一人しかいなかった。確かあの人は…ギターを弾いていた人だ。

梓「すいませーん…」
唯「あら、あなたどなた?」
梓「入部希望なんですけど」
唯「まぁ!これは大変!入部希望ですって!」
梓「あの…」
唯「とにかくおかけになって!今すぐお茶の用意しますから!」

なにやらおかしなしゃべり方をする人だな…ていうか他の部員は?そしてなんで部室にティーセットがあるの?
などと悶々と考えていると、謎の先輩はちょこんと私の向かいの席に座った。

唯「…ごめんなさい、ムギさんがいないとお茶入れられなくて…あ、先に他の部員の紹介をしておきますわね?
 キーボードをムギさん、ベースを澪さん、そしてドラムはりっちゃんさんがたしなんでおりますの!」
梓「は、はぁ…りっちゃんさん…」
594名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 03:25:17 ID:URqMfd7j
唯「そして、私は平沢唯!楽器はギターを少々…おほほ♪」
梓「な、中野梓です…私もギターをやってます。よろしくお願いします!」
唯「こちらこそよろしくお願いしますわ!それじゃ早速…」

早速ギターの腕前を見るのかな?よし、頑張らなきゃ!私は張り切ってギターを取り出す。が…

唯「これを付けていただけるかしら?」
梓「は?こ…これは?」

いや、聞かなくてもそれがなにかは分かる。ネコミミだ。しかし今は到底これが出てくる状況ではない…

唯「ネコミミですわ!さわ子女史が渡してくださったのよ?さぁ、これを早く!」
梓「女史って!?あ、ちょ…」

唯先輩は無理矢理ネコミミを私の頭に装着し、思い切り抱きしめる。ああ、なんだこの状況…訳がわからない…

唯「すばらしいですわ!ちょっと、にゃーんと言ってみてくださらないこと?」
梓「にゃ、にゃーん…?は、つい!」
唯「あぁ、いい!これからはあずにゃんとお呼びしてもよろしくて?」
梓「よ、よろしくないです!」
唯「よろしいの!これを持ってあなたは私のペット!覚悟なさい!愛でて愛でて、愛で尽くして差し上げますわ!」
梓「ええぇぇぇぇ…」

終わり
ノリで書いた。反省はしていない
595名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 05:26:41 ID:14Eg91Qt
:::::::::::::: :: : : : : : :                                    
::::::::::: :: : : : : : :                     ,,‐…─- 、.,_       
::::::: :: : : : : :                    ,. "´        ヽ.     
:::: :: : : : :                    /             'r'、,___
:: : : :                      / ,   ,    ;     ヽ./ヽ、_,/
: : :                       ,' ,' ,'  / ! /! ,ハ /!  i<'i::::;:イ
                        ! i | /__,!/ レ'  V、!__/!、ーiゝ' |
                       レヘ,レイ ○     ○ レi´ |  !.    ここのりっちゃん超可愛いよね
                         /7,.,.   ___   ,.,. |   ,'  | 
                        ,' ト、,   └┘   ノ! /i  ,'
                         レヘ!ヽ!`"'ァr-,-  イ、 レ' ハノ
                            ヽ,/,イ'、__ノ  ,.ヽ,/ 
                              ,'.;'::レム、_/:::::/`ヽ.
                            ,.-'、!::::(ハ):::;:--、i   ',
                         ,.<ゝ--'二二ニゝ--ヘ、_  i
: : :                _,,... -‐ ''"´___         ̄`ヽヽ.ノ!_,. --─--,、
:: : : :          _,,.. -‐''"´      ´    ̄`"'' 、       '、 '、!      i `ヽ._
::: :: : : :       ,.:'"                    ':,       ヽ,ヽ` ー--‐ 'ー--'  ̄>,..
:::::: :: : : : :    ノヽ、.,__                          i |     _,,.. - ''"´  ノ::::..
596名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 05:28:00 ID:14Eg91Qt
誤爆しました><
597名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 06:25:05 ID:w5zlJ3SR
エロパロ板のらきすたスレ並に厨房の多いスレだ
598名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 19:33:07 ID:F17sl1YT
梓のプロフィールカードが楽しみだ
誕生日とか唯との身長差とか気になる
599名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 19:45:11 ID:q6nOs3jR
身長は150cmなんじゃないの?
キャラソンの歌詞に「150cmのパワー」とかあるけど
600名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 20:16:16 ID:F17sl1YT
>>599
マジか!
じゃあ6cm差か。もっとはなれてると思ってた
601名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 03:22:08 ID:zMNL/6rf
抱きついたらおっぱいに顔を埋めるくらいの身長差があってもいい
602名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 03:31:36 ID:4E4A0knb
6cm差だとちょうどいいくらいじゃないか?
キスするのに。
603名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 04:16:48 ID:7Lsbz1xa
>>601
それだとあずにゃん140cm切っちゃう
てか本当に150cmだとしたら思ったよりでかいな
いや小さいんだけど
604名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 08:36:14 ID:K53AXKRc
自称169cmの女は実際は170オーバーの法則
自称150cmの女は実際は140台後半の法則
605名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 08:49:40 ID:NrlhSlqK
おっと愛生ちゃんの悪口はそこまでだ
606名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 18:53:32 ID:v2I2Y7vL
唯と梓の子供の名前って何がいいと思う?
名前が無いと妄想しずらいから頼むwww

ちなみに俺が一瞬で思い付いたのが「ゆずき」
唯の「ゆ」と梓の「ず」から取った。
607名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 19:32:33 ID:7Lsbz1xa
>>606
地獄少女…

608名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 19:33:38 ID:wWNG6Rgh
>>606
椎ちゃん
609名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 19:41:25 ID:HTth1JzF
「口辛」←これで一文字の漢字ってないよ・・・な?
だから>>608かな
しいちゃんか、しいにゃんだな
610名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 19:50:45 ID:zMNL/6rf
辛口ちゃんとか
611名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 20:35:13 ID:v2I2Y7vL
>>607
そんなのいたっけ?
二期の途中で辞めたからよく分からんw

>>608
しいにゃんに決定しました

どうもありがとうございます
612名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 20:35:34 ID:ftzj/+nj
頭文字とってゆあとかは?
613名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 20:50:06 ID:v2I2Y7vL
よし、一旦出たの挙げよう

・ゆずき←消去寸前
・椎
・ゆあ
614名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 20:51:49 ID:GY38zb13
でもゆずきっていいなとおもう
かわいいじゃないか
615名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 20:53:15 ID:HTth1JzF
ゆあと同じ由来で「あゆ」・・・普通だ
616名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 20:56:59 ID:nd1DOsKk
>>615
親と同じでたい焼き好きな娘さんになりそうですねw
617名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 20:59:03 ID:QeGCsgOL
うぐぅとか言うのかw
618名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:00:16 ID:v2I2Y7vL
>>615
浜崎の方思い出すからやめてくれwww
619名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:01:02 ID:HTth1JzF
>>616
kanonか
>>618
却下ですかwww
620名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:03:27 ID:v2I2Y7vL
唯と梓の子供の名前候補一覧

・ゆずき←>>614ありがとう
・椎
・ゆあ
・あゆ
621名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:05:00 ID:GY38zb13
>>620
とりあえずがんばってくれ
応援してる
622名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:06:18 ID:v2I2Y7vL
>>619
却下なわけねーだろwww
もっとなんかくれwwww
623名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:19:28 ID:sXivu6DJ
「ギー子がいいと思うわ」
624名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:20:02 ID:HTth1JzF
>>622
そんな簡単に浮かばないってw

生まれるとしたらどんな子だろう、天然とツンデレ(多分)だから「天然ツンデレ」かな
625名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:23:37 ID:HTth1JzF
連投ごめん

>>622
思いついた、天然の「天」とツンデレの「照れ」で、天照(あまてらす)ちゃんだ。




冗談だ
626名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:24:06 ID:JuoLz3ee
梓「この子の名前なんにします?」
唯「ん〜、とぉ…あ、アイス!」
梓「…」



ってのが頭よぎった。椎ちゃん名前かわいいよ。すいちゃんだと思ったよ…
627名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:25:07 ID:Y8YENIrU
ありがちだが
梓と唯からあい
二人の愛の結晶みたいな
628名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:30:34 ID:JuoLz3ee
梓と唯で椎みたいに杏ちゃんってどう?
629名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:34:11 ID:J9QuPg2S
梓「この子の名前なんにします?」
唯「ん〜、とぉ…
  (なにやら紙に書いて)お互いの名前から一文字ずつとって、『椎』とか!」
梓「…何か違うような気がしますけど、アイデアはいいかもです」
唯「ところでこの字、なんて読むの?」
梓「Σ(゚д゚ )」


…いくら何でもねえな
630名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:34:54 ID:HTth1JzF
>>628
偏同士かなるほど、「きょう」って読めばいいかな?
あんずにゃんだとちょっと被るし
631名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:44:42 ID:7Lsbz1xa
杏ちゃん
あんちゃん
632名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:50:00 ID:v2I2Y7vL
唯と梓の子供の名前候補一覧

・ゆずき
・椎
・ゆあ
・あゆ
・あい
・天照(あまてらす)ちゃん
・アイス!
・杏ちゃん、あんちゃん
633名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 21:53:42 ID:HTth1JzF
>>632
まて、下から3つ目は除け、黒歴史になりかねん
634名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 22:08:11 ID:QeGCsgOL
何も名前からとらなくても、二人にとって重要な何かでも良いんだよな
俺は思いつかないけど
635名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 22:18:56 ID:JuoLz3ee
>>630-631
個人的には『あんず』ってよんでた。『あんず』は『杏子』とも書くから二人の部首、つまり「つくり」から取った子ども。
二人から「つくった」子って意味で杏(子)ちゃんってイメージ。

でもあだ名はアウト眼中だったぜ…確かにかぶってる。
636名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 22:21:56 ID:sXivu6DJ
「あんじゅ」にする事でほどよく唯とあずにゃんが混ざった名前に
漢字にすると杏樹かな?
637名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 22:22:29 ID:wWNG6Rgh
>>634
ちょっと当て字臭いけど、思弦(しづる)
ギターを愛するふたりってことで
638名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 22:29:08 ID:hSWlWnb4
おおう、来てみたら二人の赤ちゃん談義になってるww
でもなんとなく赤ちゃん抱いてる姿が想像出来てしまうのが唯×梓か。
639名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 22:29:48 ID:C7HdWHoy
どの名前もなかなかいいな
全員生んじゃえよ
640名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 22:30:24 ID:nd1DOsKk
でもどっちが母親だ?
641名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 22:34:59 ID:v2I2Y7vL
唯と梓の子供の名前候補一覧

・ゆずき
・椎 ←現在最有力
・ゆあ
・あゆ
・あい
・天照(あまてらす)ちゃん
・アイス!
・杏ちゃん、あんちゃん←有力
・杏子(あんず)←有力
・杏樹(あんじゅ)←有力
・思弦(しづる)
642名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 22:36:38 ID:v2I2Y7vL
>>640
母親は唯と梓両方だが

産むのは梓で
643名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 22:40:21 ID:Yv+YGpX4
もう連載は終わったけど掲載誌の姉妹誌に載ってた作品のキャラで
琴吹杏珠(あんじゅ)ってのがいるからなぁ。まぁ漢字は違うけど。
644名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 22:43:07 ID:wkNa0LYM
おっさんな俺は鈴木杏樹という芸能人を思い出す
645名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 22:51:13 ID:v2I2Y7vL
唯と梓って名前が一般的な方だから関連した名前がつけにくいよ……
646名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 23:11:51 ID:4wcSDjM2
杏って「きょう」とも読む→訛って「きょん(+ちゃん等)」って呼ばれる事もあるよね


キョンと聞いて男が浮かぶヤツの意見は認めん
647名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 00:17:34 ID:XW+YO+oz
二人の性格合わせた子供よりもいっそ、天然とツンデレの仲良し双子姉妹で(ry
648名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 00:30:59 ID:XW+YO+oz
連投すまん

けいおんキャラ全員(例外あり)名前一文字だし、椎がいいな
平沢家は名前の末尾が『i』って法則も作れるし(殴

そしたら二人目出来たとしたら、ありきたり過ぎる名前だが『愛ちゃん』か
649名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 00:39:22 ID:a5NsieC/
しかし唯が茶目っ気だして縦に連結してしまったので
集ちゃん(すだくちゃん)になってしまいましたとさ
650名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 01:31:35 ID:zLZpMmAs
>>649
なるほどwww
651名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 02:12:55 ID:4nJGJHEe
唯と梓の子供の名前候補一覧

・ゆずき
・椎(しい) ←現在最有力
・ゆあ
・あゆ
・あい、愛
・天照(あまてらす)ちゃん
・アイス!
・杏ちゃん、あんちゃん
・杏子(あんず)
・杏樹(あんじゅ)
・思弦(しづる)
・集(すだく)ちゃん

>>648
突っ込ましてもらうが、平沢家って梓と唯のことだよな?
結婚してること忘れんなよ
652名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 02:18:38 ID:AFT7snkV
このスレには変態が足りない
653名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 02:20:50 ID:4nJGJHEe
>>652
おいまて俺は変態だぞ

ただここの書き手がエロ方面に向かわないだけだ
654名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 02:27:17 ID:zLZpMmAs
>>652
真の変態紳士は安易な変態行動にはでないペロ
655名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 06:48:49 ID:X7X16Nsl
なんとなく、けいおん!人気ってどんなもんなんだろうとキャラスレを覗きに来たよそ者なんだが
子供のことを考えるなら絵やコラも欠かせないと思う
656名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 12:35:32 ID:atyHdVZJ
>>655
全くここの変態紳士は流石だなあ

それに比べてあずにゃんのキャラスレと来たら・・・。
657名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 12:53:06 ID:Pk49awdJ
唯と梓の子供は髪は何色になるんだろう?
どっちかの髪の色と同じでもいいかもしれないけど
2人の髪色合わせたような色の方が2人の子供って感じするかもね
658名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 13:01:23 ID:rgoDeit3
唯と梓の子供が幼稚園くらいになった時の小説希望
三人でピクニックする話とか
659名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 13:24:54 ID:d5bAQgWj
ここの住人は二人を均等に愛しているのかな?
660名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 13:25:49 ID:SXyyrFV9
>>660
俺はあずにゃん派です
661名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 13:53:06 ID:5fRGTanj
>>661
俺は唯派です
662ピクニック:2009/10/18(日) 14:12:24 ID:A0h7BN3v

梓「二人とも、お弁当ですよー」

唯「待ってましたぁ!いっただきまーす!」

椎「いただきまーす!」

梓「椎、タコさんウィンナーだよ!あーん」

椎「あーん…モグモグ…おいしいー♪」

唯「あ、椎だけずるーい!私も食べさせてー」

梓「だーめ、甘えないの!唯は自分で食べられるでしょ?」

唯「ぶー、あずにゃんは意地悪だね椎ー?」

椎「じゃあ椎がやってあげるー♪あーん」

唯「わ、椎は優しいねー♪あーん」

椎「はい!あ、まちがえた、こっちだー」

唯「あだっ!は、鼻に…でもおいしいよ、ありがとう♪」

椎「えへへー!」

梓「もう、二人ともふざけてないでちゃんと食べなさいよー?」

唯「そんなこと言ってぇ、あずにゃんもやってほしいんでしょー?椎、唐揚げ食べさせてあげて!」

椎「うん!あーん」

梓「わ、私は…パク」

椎「おいしー?」

梓「う、うん…ありがとう、椎」

唯「椎、あずにゃんが照れてるよ!」

椎「お顔がまっかっかー♪」

梓「照れてない!日差しが暑かっただけだもん!」

唯「またまたぁー♪」

椎「またまたー♪」

梓「も、もう!」

おわり
663名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 14:14:02 ID:A0h7BN3v
なんとか書いてみました
名前は椎にしてみたけど、色々難しいな
664名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 14:14:21 ID:4nJGJHEe
>>662
久しぶりに神を見た
665名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 14:28:20 ID:a5NsieC/
SSになってわかったが「椎」という名前はパッと見で
「唯」と判別がつかないので駄目だw 超よみづらいww
666名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 14:38:55 ID:Kxh7MCh8
>>662
GJ!

椎にゃんが大きくなったら二人も唯の両親のようになるのか?




唯「ね〜梓、今年のクリスマスは二人でどっか行こうよ〜」

梓「二人って…椎はどうするんですか?」

椎「私なら大丈夫だから行ってきたら?」

唯「やったー!お土産いっぱい買ってくるねー」

梓「ちょっ、ちょっと唯待ってってば!」

椎「まったく二人とも見てるこっちが恥ずかしいよ」



考えたが、これ一人っ子だとすごく可哀想だな
667名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 15:16:08 ID:4nJGJHEe
>>665
まぁたしかにそうかもしれんwwwどうしようww

>>666
大丈夫。あと一人生んでくれる予定だからなんとかしよう

668名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 15:21:21 ID:4nJGJHEe
唯と梓の子供の名前候補一覧

・ゆずき
・椎(しい) ←長女決定か?ただし漢字が唯と被るのが難点
・ゆあ
・あゆ
・あい、愛
・天照(あまてらす)ちゃん
・アイス!
・杏ちゃん、あんちゃん
・杏子(あんず)
・杏樹(あんじゅ)
・思弦(しづる)
・集(すだく)ちゃん

ということで一応二人目も考えてみるw
669名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 16:36:54 ID:5fRGTanj
俺の中では栗毛サイドorツインテールのおてんば活発系たまにツンデレの妹と
黒髪ボブのおっとり天然系たまに頑固な姉

という設定
670名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 17:33:20 ID:4nJGJHEe
>>869
もはやそれしかないよな
671ママとお母さん:2009/10/18(日) 18:55:26 ID:bBWNaVrZ
唯「しい、もう寝ちゃった?」
梓「はい。唯がお風呂行ってる間にお寝むになっちゃったみたいで。しい、おやすみって言ってました」
唯「そかそか。今日も良い夢見られるといいね」
梓「見れますよ、きっと。いつもと変わらず幸せな寝顔でしたもん」
唯「うんっ!…あ・ず・さぁ〜ん♪」ダキッ
梓「…どうしたんですか。今度は唯が甘えん坊なんですか?」
唯「うん?それもあるけど…梓にも甘えて欲しいなって」スリスリ〜
梓「あ、甘えるなんて、私は…」
唯「梓♪」なでなで
梓「………じゃあ、お言葉に甘えて………」ふにゃ
唯「…梓」
梓「はい」
唯「幸せだね、すっごくすっごく!」
梓「唯のお陰ですよ」
唯「違うよ。梓が幸せにしてくれたんだよ」
梓「じゃあ、私と唯と…しいの三人で幸せってことで」
唯「だね♪」スリスリむちゅちゅ〜
梓「もう…唯ったら♪」
しい「うー…ママぁ…お母さん…」とことこ
唯「ん? どしたの、しい?」
しい「…おしっこぉ…」
梓「わ、大変っ」
唯「ふふっ…ママ出動だねっ」
梓「お母さんもね」
672名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 19:00:53 ID:bBWNaVrZ
椎(しい)を提案した人間として何か書かなければと思いまして。
紬をムギと表記するみたいに、便宜上、椎をひらがなで「しい」と書いてみました
673名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 19:31:26 ID:4nJGJHEe
>>671
おぎゃああああああああんん!!!!!!!!!!!!!!GJ!!!!

表記するときは「しい」でいいなww
674名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 19:41:20 ID:a5NsieC/
かしこいw
これならパッと見でわかる
675名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 19:52:40 ID:zLZpMmAs
杏の上下逆にして「呆」ってできるな
あんまり良い字じゃないけど
676名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 19:55:34 ID:yoUEqxBx
二人の間に子供が出来たと聞いt(ry

何処まで進むんだ……そのままノンストップで行ってしまえ♪
677名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 20:10:37 ID:aB5lpUxk
長女 しぃ
次女 ギー子
三女 白根伊予
四女 八頭身

で一つ
678名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 20:14:39 ID:gdSRne2p
妹つくるとしたら、天然な姉を仕方ないなと思いつつベタ惚れだといいな。
あと、柚って名前はどうだろう。
>>671みたいに「ゆず」ってひらがな表記すれば区別つきにくいってことはなくなると思う。
ってか、お母さんとママとしいちゃんかわえええ
そして>>662の幸せ家族っぷりにニヤニヤした
679名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 21:45:20 ID:4nJGJHEe
とりあえずまとめたwwwww

姉:椎(しい)
―特徴―
黒髪ボブのおっとり天然系たまに頑固な姉

妹:柚(ゆず)
―特徴―
栗毛サイドorツインテールのおてんば活発系たまにツンデレの妹。天然な姉を仕方ないなと思いつつベタ惚れしている


特徴追加、入れ換えたほうがいいとか、変えたほうがいいとかなんでも言ってくれ!!

※名前は一応現段階で選んだだけのものですので他にも意見下さると嬉しいです
680名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 22:42:20 ID:4P1Bg+py
原作・アニメの唯梓絡みがいいんであっておまえらの妄想する娘とかどうでもいい
681名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 22:45:23 ID:4P1Bg+py
いや、やっぱアリな気がしてきた・・・
682名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 22:52:20 ID:A0h7BN3v
>>681
その3分の間になにがあったww
683名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 22:52:53 ID:dPivTcDM
早っw
684名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 23:11:39 ID:XW+YO+oz
このままじゃ、親が名前変わっただけみたいになりそうだから

姉:おっとり天然系 万能

妹:おてんばで活発なツンデレ 姉にベタ惚れ 健気

で、お姉ちゃんの為に頑張って料理とか作ってあげようとするんだけど、失敗しちゃって

柚「お姉ちゃ〜ん、私また失敗したゃったよ〜 ; ;」

椎「よしよし、いいこいいこ♪」ナデナデ

柚「ごめんね、お姉ちゃん…グスン」

椎「柚は、私の為に頑張ってくれたんだよね?私はそれだけで嬉しいよ♪」

とかなって、更にお姉ちゃんにベタ惚れする妹

でもギターに関しては、無難にそつなくこなす姉に対して妹は、絶対音感持ちの天才肌で、姉に褒められたのが嬉しくて更に練習頑張っちゃうとか

妄想が止まらんwww
685名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 23:24:11 ID:4nJGJHEe
姉:椎(しい)
―特徴―
黒髪ボブのおっとり天然系。万能。ギターもそつなくこなす

妹:柚(ゆず)
―特徴―
栗毛サイドorツインテールのおてんば活発系たまにツンデレの妹。姉を慕い、ベタ惚れしている。絶対音感持ちの天才肌


あとは画像だな
686名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 23:36:29 ID:8f0EWk5R
女前提かよ
687名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 23:58:36 ID:eU7jRrve
久々に覗いたらなんかすごいことになってるな
688名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 00:11:19 ID:fCSpevXI
俺も一日ぶりに来たが、脳内妄想とかぶるところがあって吹いたww
みんなGJだな
689名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 00:18:45 ID:EdqSLUJR
なんだこの流れはwww
たまげたなぁ
690名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 00:19:00 ID:/sTScoFX
みんなGJなんだけど、柚って紬とちょっと被らない?
691名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 00:21:42 ID:xDy2FdeH
>>690
沢庵「柚はわしが育てた」
692名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 00:25:42 ID:L9YCENKF
沢庵なにものだよw
693名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 01:19:10 ID:tzZ0RjKj
女同士からは女の子しか生まれないって、ばっちゃが言ってた
694名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 01:19:51 ID:q+fxEqpY
>>693
ばっちゃが言ってたなら間違いないな
695名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 01:58:04 ID:hzObt2fn
ゆとり多すぎワロタwwwwwww

女の染色体はXX
男の染色体はXY

女同士で子供が生めたとして、どうやったら男が生まれるんだよwwwwwwwwwwwwwwww

ちゃんと勉強してこいやwwwww
696名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 02:21:30 ID:XqjZaY6M
おい画像はまだか!
697名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 02:44:41 ID:n0mcEEew
唯とあずにゃんなら頑張れば男の子できるよ!できるよ!

ABO式血液型診断もAとAからBが生まれる可能性が結構あることが判明したり、
色々不思議なことは起きるよ
698名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 03:15:30 ID:66oM5lPI
あくまで本編のような日常の絡みだけでいいのに、結婚とか子供とか…
もうやだぁ…このスレ
699名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 04:21:43 ID:4VOxPDH2
いやいや、本編絡みのネタだけじゃ話すことなくなってくるよ。ただでさえ本編前半は唯憂、唯澪を推してたんだから。
700名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 04:25:15 ID:hzObt2fn
>>697
ふざけんな!男なんぞいらんわ!!

>>698
嫌なら見るな!嫌なら見るな!


お願いします!!
誰か早く柚椎の画像を!!
701名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 08:17:25 ID:BP7lK9wm
ここもvipのゆとりたちに侵食されたな
702名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 08:37:30 ID:L9YCENKF
放送終わってもここは賑やかだなーと思ってたけど
これがきっかけで廃れなきゃ良いな
703名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 08:40:23 ID:Dms9DdcJ
スレ内でしか通じないオリキャラ設定は流石に痛すぎる
しかも今後そのオリキャラに固執するKYが出そうな予感
てか嫌なら見るなとか既にKYすぎる
704名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 10:09:07 ID:hl9Mhl2h
純粋に唯梓好きだがこの流れは痛すぎてついていけん

脱線した個人の妄想展開しといて、ついてこれない奴はこのスレ来んな
なんてそんなおかしな話はないだろ

ここは唯梓スレの筈だ
705名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 10:16:43 ID:itxwCGBt
良かった、この流れを止められる人がまだ残ってたんだな
いい加減見限ろうかと思ってたぜ
しかしネタがないのは事実
なんかないかな
706名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 10:42:08 ID:lHsE6uOe
そういう時は初心に戻ってみる
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org278500.jpg
707名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 10:44:53 ID:sikKKpqy
動物ネタはまだ消化しきってない。ムツゴロウ的な意味で
708名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 10:56:32 ID:SWYmDKkg
ベタベタもいいんだけど、純粋に先輩と後輩として慕いあってる
二人の話も書きたいなと思いつつ。
書いてると何故かラブラブになってしまう不思議。
うちの梓は唯LOVEすぎるよ…
709名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 10:57:57 ID:itxwCGBt
>>706
おぉう、いいねこれ
710名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 12:32:05 ID:XqjZaY6M
たまには悲しいのが読みたいな
711名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 14:44:08 ID:kY7vqIAh
>>710

>>545、546あたりで蓄えた妄想を吐き出すぜ


梓母「いらっしゃい唯ちゃん。ごめんなさいね、梓は今おつかいに行ってるの」

唯「大丈夫です!待ってますから」

梓母「とりあえず上がって、梓の部屋で待ってて?お茶持って行くわ」

唯はそれに従い梓の部屋でベッドに腰を下ろして待つ
程なくしてお盆にグラスとケーキを乗せて梓の母が入ってきた
それをテーブルの上に置き、床の上に正座して唯を見つめる
その顔はとても穏やかで、でもほんの少しだけ哀しげで
自分のお母さんもこういう顔をする時がある、たしかそれは私を諭す時にする顔で
そこまで考えて唯は途端に緊張する。
何だろう、私が何か粗相をしてしまったのだろうか…
ここ最近の自分の中野家での言動に至らぬ所があったかどうか思い出そうとした時梓の母はゆっくりと口を開いた

梓母「ねえ唯ちゃん、唯ちゃんは…梓のこと、好き?」

唯「え!?は、はい!大好きです!」

梓母「ありがとう、唯ちゃん。本当にあなたは優しい子」

唯「いえいえそんな」テレテレ

梓母「ちょっと長話になっちゃうかもだけど、おばさんの昔話、聞いてくれる?」
712名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 14:44:38 ID:kY7vqIAh
〜数日後〜

梓「どうしたんですか先輩、昼休みはいつも部室で一緒に食べてるのに、今日は屋上なんですね」

唯「うん、ここってあんまり人がいないからね、今日は私達以外誰も居なくてよかった」

梓「よかったって・・・先輩ナニ考えてるんですか・・・」

唯「もう、あずにゃんたらエッチなんだから〜」

梓「っちょ!唯先輩が言い出したんじゃないですか!」

唯「そういうのじゃなくて、今日はあずにゃんに言いたいこと、ううん・・・あずにゃんと決めなくちゃいけない事があるの」

梓「何ですか?決めなくちゃいけない事って」

唯「うん、あのね…私達、もう終わりにしよう?」

梓「・・・・・・・・・・・・・え?」

唯「元に戻ろう?元の…ただの先輩と、後輩に」

梓「な・・・何言ってるんですか?どうしたんです?何があったんですか?それとも私が何かしましたか?
  なら言ってください、私の至らない所は直しますから、この間のことですか?先輩がうちに来た時に
  私が居なかったから?だから怒ってるんですか?」

唯「あずにゃん!落ち着いて!あずにゃんが悪いわけないよ!誰も…悪くないよ」

梓「じゃあ何故ですか!何で…急に…」
713名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 14:45:24 ID:kY7vqIAh
唯「昨日もね?ううん、一昨日も、その前も・・・私ずっと考えてたの」

梓「……」

唯「お父さんとお母さんと憂と私で、おばあちゃんの家に行った時ね、おばあちゃんはいつも笑顔で迎えてくれるの」

梓「………」

唯「おばちゃんは私たちのこと凄く可愛がってくれて、私も子供ができたら、お父さんとお母さんに見せてあげたいな・・・って」

梓「……っ!」

唯「あずにゃんは…そういう将来のこと、考えたことある?」

梓「わ、私…は…」

唯「私達…ここから先に進んでも、きっと誰も喜ばない…私の両親がおばあちゃんにしてあげたこと、私はできなくなる」

梓「そんな!誰かに言われたわけじゃないでしょう!先輩が気負う必要なんて!」

唯「それだけじゃないよ、子供どころか…結婚だってできないし、この先どんどん風当たりだって強くなるよ」

梓「何で…なんで先輩がそんなこと言うんですか!」

唯「そうだね…ごめんね、でもあずにゃんも将来のこと、きちんと考えてみて」

梓「唯先輩!」

唯「返事はいつでもいいから、じゃあまた…放課後にね」

梓「先輩!待って…!せ…ん、ぱい…」

続きはWebで!
714名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 15:35:27 ID:CMquDA9y
シリアスな流れ→ハッピーエンドは最高だよな
ってことで続き頼む
715名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 17:20:55 ID:kY7vqIAh
<<714
悪いなのび太
これバッドエンドなんだ

娘「それで?その後はどうなったの?」

母「え〜っと、どうなったんだったかしら、あ!もう出かける時間だわ!」

娘「また同窓会?お母さんのクラス同窓会好きだね、毎月やってない?」

母「クラスじゃなくて部活仲間ね、じゃあいってきま〜す」


今でも時々考える。
あの時の私の、あなたの選択は正しかったのかどうか
もし私の手がもっと強く、あなたの手をつかんでいたなら、
あの電車に、有無を言わさずあなたを、引っ張って、乗っていたなら
選ばなかった『もしも』に思いを馳せて私は空を見上げる
家族に囲まれて、幸せな家庭・・・そしてあなたとも、今でもこうやって、会って話ができる
あの時の選択は、間違って無かったよね
なんて、誰に聞いても答えは帰ってこない
答えがあるんじゃなくて、今を正解にするんだ。それこそ、人生を掛けて

「ん〜っ・・・と!何だか同窓会も久し振りだなぁ、って言っても三か月前なんだけど」

同窓会というより定例報告会のようなものになってい会合に足早に向かう
今日は何の話をしよう、あの人と、みんなと・・・


私は私の、道を行く
716名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 17:41:18 ID:4iB1VxCT
展開についていけない
717名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 17:45:56 ID:F6tA1IXb
考えると、やはりこのままではいられないのですよねー。
年を経ると、何らかの変化を得ざるをえないと。
こういう形もそれはそれでやはり幸せといえるのかも?
結婚せずなんとなくそのままの形でい続ける二人、というのもありですが。
もしくは、同性婚やパートナーシップ制度のある国に籍を移すとかw
いろんなもしもがあるからこそ面白いと思うのです。

そして対になるエンドの方もお待ちしておりますw
718名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 17:47:55 ID:F6tA1IXb
ひさしぶりに。
またタイトルが思いつかない…うたたねあずゆい、とかで。

「唯先輩、寝てるんですか?」
問いかけに答えはない。ソファーの背もたれに気持ち良さそうに体を預けた姿勢で私を出迎えてくれた先輩は、目の前にまで近づいた私の気配にも気付くそぶりすら見せてくれなかった。
ついっと顔を寄せると、僅かに開かれた口元からすーすーとかすかな寝息が聞こえてくる。
実際、声にするまでも無かった。どこからどう見ても睡眠中です、という光景。
せっかくの部活時間なのに、と小さくため息をついては見せたものの。
ソファーの上にできた小さな陽だまり、そこを独り占めするようにぬくぬくとうたたねに興じるその姿はあまりに唯先輩らしくて、そんな微かな憤りなんてあっさりと消え去ってしまっていた。
本当に、この人は何でこんなにたやすく、人の心を温かくしてしまえるんだろう。
答える者のない疑問がふいっと心に浮かぶ。それを口にしてしまえば、例えば先輩の妹にして私の親友のあの子が事細かに説明してくれるんだろうけど。
自らもうすうす認めつつある素直さのない私は、それを心に浮かべるだけだから、答える者はやっぱりいない。
仮にいるとしたら、それはその声を聞くことができる私だけ。だけど私は素直じゃないから、それに答えてあげてなんてやらない。
ぽすんと、ソファーの開いてる場所、先輩の隣に腰を下ろす。
直後、その衝撃で起こしてしまわなかったかとその様子を伺うも、先輩は相変わらずの様相で、私はそれにほっとすると同時に、どこか寂しさのようなものも感じていた。
なんだろう?とその何処か寂しさなようなものとやらを引っ張りあげてみる。
視界の中の唯先輩は、夏という言葉を完全に消し去り秋という言葉を体現しているようなふわりと柔らかなお日様の光の中、今日初めて目にしたときと何等変わらない、気持ち良さそうな寝姿を見せていて。
それはやはり先ほどと変わらないふんわりとした暖かさを私の心臓の下側辺りに植えつけてくれるのに。
何故か、私の心にはやっぱり、何処か寂しさのようなもの、とやらが存在しているようだった。
だって、いつもなら――いつもの唯先輩なら、あずにゃーんなんて呼びながら、現れた私をぎゅーっと抱きしめてくれているはずなのに。
うかつにも浮かんできた、普段の私らしからぬ素直な回答に、私は慌てる。
それが正解だとするなら、私は普段のアレを、それがないこの状態で寂しさを覚えてしまうほどに、当たり前のもの、そして自分にとって心地よいもの、望むものだと認識していたことになるのだから。
そんなの――なんて慌てた私は否定できる何かを探そうとするけど、そんなものは見つからなかった。
ぎゅっと抱きしめてほしい。
あずにゃんっていつものように呼んでほしい。
優しく頭をなでてほしい。
それなのに、何で先輩はそんなに気持ち良さそうに寝たままなんですか。
私はこんなに、先輩の傍で、寂しい思いをしてるのに。
逆に浮かんできたのは、それと正反対の言葉だけで。それは一瞬にして私の頬を真っ赤に染めてしまう。
ああもう、うっかり素直になんてなってしまったから、きっと堰が壊れてしまったに違いない。
だけどそう、堰を作っていただけ。こっそりと気付かれないようにだけど大事に、胸の奥に抱え込んでいたもの。これはそれから溢れ出したもの。
本当にらしくない。そんなあっさりと、私の、ずっとこじれさせてわからないようにしていた心情を、纏めてしまえるなんて。
719うたたねあずゆい2/2:2009/10/19(月) 17:48:35 ID:F6tA1IXb
「もう……先輩のせいなんですからね」
先輩が、そんな風に無防備な姿を私に見せてくれるから。私にとって、それがどんなに威力を持っていたのかなんて、この人は少しも知らないんだろう。
少し恨みがましく、先輩に視線をぶつける。だけど、それもそんなに長くは持たない。
熱のようなものが、どんどん溢れて来る。発生源は胸の奥あたり。それはあっさりと体中を駆け巡って、私を溶かそうとしてくる。
このままだと、どうにかなってしまいそう。それに流されてしまいそうで、少し怖い。
だって、それに流された私は、本当に私の気付く隙すらなく、自分の肩をそっと先輩に寄り添わせていたのだから。
そうして一日ぶりに触れた先輩は、本当に暖かくてやわらかくて心地いい。いつもどおりのはずなのに、それだからこそ私を溶かしてしまう。
このままぎゅっとされてしまえば、本当に溶けちゃうんじゃないかと思えるくらいに。
だけど先輩は、それでも夢の中。私はこんなに先輩の近くにいるのに、先輩はまだ夢の中。
だから、いつものようにぎゅっとしてくれることなんて無い。やはり、それは寂しいことで。
いっそ、自分からぎゅっとしてみようかな、なんてそんな風に思っちゃったりしている。
さすがにそれは、と最後に残ったいつもの私という、理性的な何かが押しとどめてくれたけど。
もう少しこの熱がめぐってしまえば、それもあっさり押しのけられちゃうんだろうなって、何処か他人事のように私は思っていた。
「…あず…にゃ…ふにゃ…」
不意に、耳をこつんと優しくたたく優しい声。
それは本当に不意打ちだった。
没頭して、いわばボーっとしていた私に、いつの間にか先輩の腕が回されてる。
肩を合わせてるだけのはずだった姿勢は、ぎゅっと体ごと包み込まれるものに変わっていて、30センチくらいの距離はあったはずの先輩の顔は、今は私の耳元。
それがいつもどおりの、私が望んでいたものだと気付いたのは、それを示すもの全てを確かめた後だった。
「にゃ…っ!?」
言葉にならない声が漏れる。歓喜なのか驚愕なのか、よくわからないものが渦巻いて、どうしたらいいかわからなくなる。
だって、こんなにあっさりとそれが実現してしまうなんて思いもしない。だって先輩は確かに寝ていたはずなのだから。
ひょっとしたら、唯先輩は実はずっと起きていて、私の様子を伺っていて、そしてこうしてくれたということなんだろうか。
だとしたら、それはあまりにうかつで――そして意地悪すぎる。
「ゆ、唯先輩…って」
あれ?と思う。私の声に先輩の反応は無い。ううん、小さなうめき声のようなものでそれは返してくれるけど、それは寝言の範疇であり。
つまり、私にこうして抱きついている唯先輩は、先ほどとまったく変わらず夢の中、ということ。
がっかり、なんて言葉が浮かんでくる。いや、さっきまでの自分の様子を全て知られていたと思えば、こういう結果でよかったと思うんだけど。
続けてため息をつこうかと思ったけど、それはこぼすまでも無くすっと掻き消えてくれた。
だって、こういう結果だったとしても、今ここにある事実は変わらない。
「んぅ…あーず…にゃん」
まだ夢の中で、それでも私の名前を呼んで、私を抱きしめてくる唯先輩。
それはやっぱり心地いい。ふんわりと、私はまた暖められる。
「ふふ、唯先輩…私はここですよ」
先輩に、優しく話しかける。この言葉はきっと、眠る先輩には届かないだろけど。
夢の中の唯先輩は、その中にあってもぎゅーっと私を抱きしめていてくれるから。
それはとても嬉しくて、暖かいもの。逆に少しだけ、その夢の中の私への嫉妬なんてものも浮かんでは来ているけど。
ぎゅっとその体を抱きしめ返す。いつもの私なら、絶対取ることのないそんな行動。
だって、教えてあげないといけないから。夢の中の先輩は、夢の中の私じゃなくって、ここにいる私を抱きしめているんだって。
そんなことを思いながら、私は小さく、本当に小さく微笑を浮かべた。
720名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 18:10:15 ID:c+6Vbs4a
ようやくちゃんとした流れに戻ったな。
作者さんGJ!
721名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 18:53:56 ID:EdqSLUJR
あのままオリキャラで暴走してワケ分からんことになるかと思った
>>719
乙!GJ!
722名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 19:20:03 ID:q+fxEqpY
>>719
GJ
>>710
梓「好きな人はいるんですか?」
唯「いるよ〜」
梓「だ・・・誰ですか・・・?」
もしかしたら・・・と少し期待をしていた
唯「りっちゃんだよ」
梓「!?」
そんな・・・いや、私は何を期待していたんだ。
いつも抱きついてきたりするけど、それは後輩として可愛がっていただけということか、
私は何を自惚れているんだ・・・・・・

みたいな感じか?まあこれを唯梓と呼べるかはわからないが
723名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 22:43:19 ID:x/1SodUG
>>722
それだと唯←梓って感じだね
個人的には途中がシリアスでも最終的には唯梓になってほしいかなあ


唯に告白される梓だけど自分は澪が好きだと思っていたから断ってしまう
憧れの澪とはいつも部活で一緒で結構いい感じで嬉しいはずなのに
告白を断ったときの唯の悲しそうな表情やそれ以来スキンシップをしなくなった唯のことが頭から離れない

みたいなのが読みたいw
微妙に澪ごめんって感じの内容だが
724名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 00:27:32 ID:yEs5Zs59
>>723
言い出しっぺの法則というものがあってだな・・・
725名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 00:42:24 ID:Olq4iCJr
法則は破るためにあるもの
726名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 13:07:42 ID:shcjqU7x
ねだるな、勝ち取れ
727名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 13:41:54 ID:CcMSijuE
唯(あずにゃんは澪ちゃんが好きなんだよね…お姉さんにしたいって言ってたみたいだし…)
梓(唯先輩はきっと律先輩のことが…いつもじゃれ合ってるし…)
唯(そうだ!澪ちゃんとりっちゃんをくっつければいいんだ!そうすればあずにゃんもフリーに…)
梓(はっ!律先輩にはっきり澪先輩が好きだって言わせれば、唯先輩も諦めが…)
唯・梓(それだ!)
紬(そうだ、その通りだ!)


と言うSSを書くつもりでいますです。
728名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 15:13:37 ID:xsVxy8Pv
>>728
全裸で待つ
729名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 17:16:23 ID:Fa5yeIvs
>>728
下半身寒すぎワロタ
730名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 17:17:00 ID:aPqB3ccI
つか子供ネタで云々言ってる奴はなんなの?
実際あれで一時的にでもスレは盛り上がっただろ。文句たれてる暇あったらネタ提供するかSS書けよ
731名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 17:30:13 ID:+dy8y+hu
物事には限度というものがあってだな
732名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 17:32:09 ID:8gZIGEMc
ごもっともだが蒸し返すなよ
733名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 17:56:38 ID:ICOkS+3Q
>>728-729
おまえらwww
734名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 18:01:51 ID:shcjqU7x
今だから言えるけどあの流れには正直どん引きしてた。止めてくれて良かったわ本当に

やっぱり動物ネタだよな、猫化したあずにゃんはいつ見てもはわほわする
735名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 18:41:29 ID:4JFQZESF
唯先輩が犬みたいになってしまった。
私の隣でじっとしてるし。私が食べたいと思ったときに
ケーキを食べさせようとする
ふと横を見ると、唯先輩も食べたそうにしているから
あーんしてあげたら目を光らせていた
736名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 21:07:08 ID:IcP8MztI
唯が梓にわんこ的なスキンシップをするのもいいかもしれない
737名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 22:37:06 ID:cqB0bj7S
唯「おすわり!」

梓「わんっ!あ、しまっ…つい」

唯「お手!」

梓「わんっ!はっ!また…」

唯「ち…」

梓「先輩、それ以上は言わないでください!色々まずいですよ!」

唯「え?そうかなあ…じゃあ、おいで!」

梓「はい?おいでって?」

唯「飼い主の胸に飛び込んでくるんだよ!さぁ!」

梓「…わん」

唯「んー♪かわいいようあずにゃ…いや、犬だからあずわんだね!ぎゅー!」

梓「ど、どっちでも…いいです…」

唯「んんー♪あずわんかわいいですねぇ〜♪よーしよしよし、よーしよしよしよし!」

梓「って、そんなに頭撫でたら痛いです!がぶ!」

唯「うう、飼い犬に噛まれたぁ…」

梓「ふん、これからは私たちは犬猿の仲です!」

唯「そんなこと言っちゃってえ、あずわんたらホントにかわいい〜♪」

梓「や、やめ…わん…」

その頃廊下では

紬「はぁはぁ…うふふ…今度梓ちゃんに首輪プレゼントしてあげようかしら♪」

おわり

途中から訳がわからなくなった。反省はしていない
738名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 00:03:12 ID:YWjwZ5d5
練習風景・ちょっとサイズ大きすぎるかも
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org284429.jpg
739名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 00:11:09 ID:E3vXadlL
ニヤニヤしてしまった
740名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 00:19:06 ID:E3vXadlL
こんにちは、中野梓です。今日は唯先輩の家にお邪魔しています。あ、別に変な理由では無いですよ!ギターの練習です!
「あずにゃんせんぱーい。ここ分かりません!」
唯先輩がビシッと右腕を挙げて言う。そんな声高々と言わなくても・・・。
「って、こここの前教えたばっかりじゃ無いですか!」
「えー、忘れちゃった〜」
「全くもう・・・」
仕方なく手とり足とり教えているとふと唯先輩が顔を上げて聞いた。
「なんであずにゃんって文化祭の時私の事心配してくれたの?」
ドキッ
一瞬私の動きが凍りつく。
「なんで?」
唯先輩が無邪気な笑顔で首をかしげる。文字どおり全く邪気が無いだけ返答しづらいです・・・。
「そ、そんなのどうだっていいじゃ無いですか。さっ、練習しましょ」
私は適当にお茶を濁して音程の狂ったメロディーを奏でる。
「えー、誤魔化さないで教えてよー!」
流石に無理があったか・・・。
741名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 00:25:58 ID:E3vXadlL
「別に理由なんてどうだっていいじゃ無いですか!心配な物は心配だったんです」
「答えになってないよ〜!」
唯先輩は追撃の手を緩めない。全く変な所で頑固なんだから・・・。この際だ!勢いに任せて言ってしまえ私〜!
「じ、実は私唯先輩の事が好きだからです!」
742名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 00:30:29 ID:E3vXadlL
続くかも
743錯覚:2009/10/21(水) 00:38:15 ID:WEwWcpKB
>>742GJ!

>>723……とは違うが、それっぽいのを書いてみた。


「中野梓さん、私はあなたのことが好きです」

他に誰もいない、二人きりの音楽室。
そう言った唯先輩の顔は、いつになく真剣だった。それだけでこの告白が冗談の類ではないということが分かる。

でも……
何故私なの?

その場を沈黙が支配する。
私の答えは既に決まっていた。決まっていたけど、それを伝えることが出来るかどうかは全くの別問題だった。

「あ、あの、私は」
「他に好きな人がいるの?」

当たっていた。

「…………はい」
「澪ちゃんかな?」
気づかれていた。全部。
これまでの行動を思い返せば、それも当然だとわかる。
だって最近の私は……誰から見ても明らかに澪先輩にべったりだったから。

「そう……です」
私がためらいつつも同意すると、唯先輩はわずかに微笑んだ。
「そうなんだ。急に変なこと言ったりしてごめんね?もう忘れていいから」
そう言って唯先輩は部室を飛び出した。


廊下では、ずっと唯先輩のすすり泣く声が響いていた。





帰宅し、味のしない夕食を終え、私は自室のベッドに潜った。
あの時の唯先輩の作り笑顔と、泣き声が頭から離れなくて。
でも、仕方がなかったんだ。だって私が好きなのは……澪先輩なのだから。
自分の気持ちを無視して唯先輩を受け入れたとしても、そんな関係はすぐに終わってしまうし、第一そんなのは唯先輩に失礼だ。

唯先輩は、私が澪先輩が好きだということに薄々気付いていたようだ。だけど私に告白した。わずかな希望と、自らの勇気を頼りに。
しかし私は唯先輩の告白を受け入れなかった。
そして、先輩を深く傷つけてしまった。

多分、私と唯先輩が昨日までと同じように接することはもう出来ないだろう。
そして唯先輩の澪先輩に対する態度も、どこかぎこちないものになってしまうはずだ。

昨日までの日常はもう戻って来ないのだと思うと……とても寂しかった。そしてその原因が私だと思うと、罪悪感に押し潰されそうになった。
744錯覚:2009/10/21(水) 00:39:23 ID:WEwWcpKB
「こんにちは……」

次の日、私は静かに音楽室のドアを開けた。
そこには既に私以外の全員が揃っていた。

「こんにちは、あずにゃん」
唯先輩は、一見いつもと変わらない元気な挨拶を返した。
しかし、瞼は赤く腫れていた。昨日あれからずっと泣いていたのだろう。

そして、いつものように私に抱き着いてくることも無かった。


何故だろう。
胸が、痛い。


「唯、どうしたの?なんか元気ないぞ」
泣き腫らした唯先輩の顔を見て、律先輩は尋ねた。
「そんなことないよ〜。ほら、ほら」
唯先輩は作り笑いをしながら、大袈裟に手を振って元気をアピールする。
その様子は、見ていて逆に痛々しかった。

それを見かねて、澪先輩は椅子から立ち上がった。
「マジでどうしたんだよ唯!なんかあったなら私たちに相談」
「なんでもないって言ってるでしょ!第一、澪ちゃんには関係ないじゃない!!」


唯先輩が……あの、唯先輩が他人に大声で怒鳴った。
澪先輩たちは目を見開いて驚いている。



そして、その沈黙を破ったのも、唯先輩だった。

「……ごめん」
やっぱり私って最低だね。
そう、呟いた。

胸が、痛い……

「ごめんね、あずにゃん」
先輩は、こちらを向いた。


聞きたくない。
もう、聞きたくない!!

無意識の内に私は部室を飛び出していた。
745錯覚:2009/10/21(水) 00:41:28 ID:WEwWcpKB
気がつくと私は屋上まで来ていた。

どうして、どうしてこんなにも胸が痛いの?
どうして涙が止まらないの?
私が唯先輩を傷つけてしまったから?

「……違う」
その罪悪感は、昨日感じ、悩んだ。
この胸の……心の痛みは、それとは全く違うものだった。


冷静になれ。
考えてみよう。
この痛みのきっかけは、唯先輩が私に抱きついて来なかったことだった。

さらに、傷ついた唯先輩を見ることで私は痛みに耐え切れなくなった。

つまり、どういうこと?
私の中での唯先輩の存在は、私が思っていた以上に大きかったということなの?

この感情は……


と、浮かんだ考えをすぐに破棄する。
だって今私が恋をしているのは、澪先輩なのだから。

澪先輩。
軽音部の実質的な部長。演奏も上手。軽音部唯一の良心。とっても格好いい先輩。
私はこの先輩に恋を……




      しているのか?

先程気付いた、私の中での唯先輩の存在の大きさと比べてみる。
澪先輩の存在も、私の中ではとても大きい。とても、とても。

でも、唯先輩とは比べられない。そんな、全く別の大きさだった。

つまり。


わかった。やっとわかったよ、わたしのきもち。


746錯覚:2009/10/21(水) 00:43:09 ID:WEwWcpKB
「あずにゃん!!」
唯先輩が、ドアを開けて屋上に飛び込んできた。
「本当にごめんね!!私、なんにも考えられなくなっちゃって……あずにゃんのせいじゃないからね!!私がいつまでもうじうじしてるからいけなかったの。そのせいで澪ちゃん達に怒鳴ちゃったりして……」

唯先輩は涙をこぼした。
自分がみんなを傷つけて、さらに私に責任を感じさせてしまったことに対して。
ほんとに、優しい人だ。

「昨日は、本当にすみませんでした。先輩をここまで追い詰めてしまって。澪先輩達を驚かせてしまったのは、私の責任でもあります。だから、後で一緒に謝りに行きましょう」

私はまず謝った。昨日のことについて。さっきのことについて。

そして私は唯先輩の側へ行き、頭を軽く撫でた。
「それより私、気付いたことがあるんです」
唯先輩は私の目を見て、続きを促す。
「私も唯先輩のことが好きです。愛してます」
「……え?」
突然の私の告白に、唯先輩は戸惑っていた。

「今までは澪先輩への『憧れ』を恋だと錯覚して、自分が本当に好きだった人がわからなくなっていたんです」
唯先輩の表情が、驚きから喜びへと変わってゆく。
「本当……なの?」
「ええ。一度失った今ならばはっきりわかります。あなたが私に抱き着いてくることが、どれだけ嬉しかったのか。あなたの笑顔が、どれだけ私に幸せを与えてくれていたのか」


言ってしまった
ものすご〜く恥ずかしいセリフを。

「あ、あ……」
あれ?何か先輩の様子が……

「あずにゃ〜〜ん!!!!!!」
「うにゃ!?」
ものすごい勢いで抱き着いてきた先輩により、私はバランスを崩して見事に転びそうになる。

しかし体が半回転したところで、パシッという音と共に、唯先輩に体を支えられた。

「ご、ごめん……」
「許しません」
そう言いながら私は体勢を立て直す。

「罰ですよ、唯先輩」


私は自分の唇を、唯先輩の唇に強く重ねた。






勢いで書いたからかなりグダグタだな……
文才が欲しいと切実に願う。
747名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 00:55:28 ID:5vf+5ZSo
まとめてGJ!
良いじゃないこの流れ。誰だよネタないとかいったやつ
748名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 01:11:42 ID:ncxYLjNt
いや〜、最近唯梓なんだか梓唯なんだかわからなくなってきているけど、とにかくこの二人から目が離せませんヨ
749名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 01:13:54 ID:/egypQTO
>>746
GJ!
やっぱ唯には、スキンシップしてもらわないとな
750名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 01:33:15 ID:PPdez8jA
>>746
723だがまさにこういうのが読みたかったんだ、ありがとう!GJ!
唯梓はなんだかんだいって梓が唯を必要としてる感じがしてすごくいいんだよなあ
751名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 02:13:03 ID:lV0kpQGy
>>746
GJ!
切ないのはやはりこうぐぐっと来ますね…
最近シーモのベストが出てマタアイマショウ散々聞いているせいで
悲しい話を書きたくて仕方がない…
でもネタ浮べてるだけで切なくて死にそうになるから、きっと無理だ
752名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 06:49:10 ID:BnLoSsuu
>>746
切なさに涙ちょちょ切れた
753名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 09:40:00 ID:bY56tymZ
あの日は雨が降っていた
黒く冷たい雨が降っていた
あの日私は大切な人を無くした
世界で一番大切な人を無くした
あの人は私の世界の中心だった
いつも私を包み込んでくれて
いつも私の心を照らし、どんな雲も吹き飛ばしてくれた
あの人がいたからこそ私はいつも澄んだ空のような気持ちになれた

「唯先輩・・・・・」

私は雨で濡れ黒くなった石と向かい合っていた
754名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 18:28:25 ID:bZ5uii6q
>>746
GJ!
途中まで切ない状況の中で唯梓ハッピーに持って行く話もいいなぁ
755名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 23:06:17 ID:WEwWcpKB
唯「とりっくおあとりーと!」
梓「今はお菓子なんか持ってませんよ」
唯「じゃあいたずらしちゃう!」
梓「きゃあっ!」

みたいなのが今日延々と脳内でループしてた。
756名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 23:43:19 ID:/egypQTO
俺の脳内では、二人で焼き芋食ってた
757名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 23:46:45 ID:cJ8cvRJs
>>738
おおおおお…神…
758名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 00:30:24 ID:X6SWHprn
u&iのカップリング曲はa to zって曲にしてほしい
759名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 01:44:07 ID:Wl/f18Al
U&Iってなんの略?
もしかして公式なのか?
760名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 01:46:36 ID:R06jNlEI
>>759
原作で唯が作った歌詞、UIで憂なのと あなた(U→you)と私(I)をかけてるんじゃないかと
761名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 02:04:18 ID:Gvpcl6kx
友愛だよ
762名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 02:10:35 ID:LPu4Ho7b
さてここで憂に嫉妬しちゃうあずにゃんを
763名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 02:32:35 ID:Wl/f18Al
嫉妬しちゃうのもわかるけど、唯憂は姉妹というある意味悲しい?現実があるよね。
梓は多分嫉妬というより…なんだろう…嫉妬してる自分が嫌になるんじゃたいでしょうか。
764>792>793に捧ぐ:2009/10/22(木) 07:05:30 ID:ZTSCn9AI
究極のお姉ちゃん大好きっ娘な憂に嫉妬と言う概念は存在しません。
相手が誰であろうとお姉ちゃんが幸せなら憂も幸せなんです。
ましてやお姉ちゃんの相手が親友の梓ちゃんなら幸せ二千倍増しです。ニコニコし過ぎてほっぺたが落ちちゃうくらいです。
あぁぁぁ…可愛いなぁー、ふたりとも!憂の前でも構わずもっとずっとにゃんにゃんして!



澪「…っていう書き込みを某大型掲示板で見掛けたんだが(私も同じようなこと、律スレに書いたけど)」
律「バレバレじゃねーか。途中から普通の話し方になってるし(憂ちゃんすごいなぁ…あたしももっと色んな手で澪にアプローチを…///)」
紬(憂ちゃんには琴吹流百合術の素質があるみたいね。さっそくスカウトしなきゃっ)
和「…考えてることが手に取るように分かるわね」
765名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 07:54:14 ID:LPu4Ho7b
>>764
いやぁ憂が、ではなく憂に、だよ
766名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 08:15:29 ID:ZTSCn9AI
>>765
すみませんでした。首吊って来ます。短い間でしがお世話になりました
767名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 08:30:22 ID:DFG0SyfW
>766さよなら。・゚・(ノД`)・゚・。
768名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 19:13:20 ID:bwqadez0
首吊ってる暇あったらまた次のSS書いてw
769名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 02:37:57 ID:V4JF3TeF
>>766追悼のために嫉妬あずにゃんをですね
770名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 13:46:05 ID:h3mR9MS8
ふわふわ時間をツインボーカルで歌う唯と梓を妄想してたら、
想像以上に萌えたんですがどうでしょう。
見つめあって歌ってたら、必要以上に想いを歌詞に篭めちゃって。
まさしく二人だけのドリームタイム的な何かに。
771名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 19:33:55 ID:tRv1+WFT
こんにちは、中野梓です。今日は唯先輩の家にお邪魔しています。あ、別に変な理由では無いですよ!ギターの練習です!
「あずにゃんせんぱーい。ここ分かりません!」
唯先輩がビシッと右腕を挙げて言う。そんな声高々と言わなくても・・・。
「って、こここの前教えたばっかりじゃ無いですか!」
「えー、忘れちゃった〜」
「全くもう・・・」
仕方なく手とり足とり教えているとふと唯先輩が顔を上げて聞いた。
「なんであずにゃんって文化祭の時私の事心配してくれたの?」
ドキッ
一瞬私の動きが凍りつく。
「なんで?」
唯先輩が無邪気な笑顔で首をかしげる。文字どおり全く邪気が無いだけ返答しづらいです・・・。
「そ、そんなのどうだっていいじゃ無いですか。さっ、練習しましょ」
私は適当にお茶を濁して音程の狂ったメロディーを奏でる。
「えー、誤魔化さないで教えてよー!」
流石に無理があったか・・・。
「別に理由なんてどうだっていいじゃ無いですか!心配な物は心配だったんです」
「答えになってないよ〜!」
唯先輩は追撃の手を緩めない。全く変な所で頑固なんだから・・・。この際だ!勢いに任せて言ってしまえ私〜!
「じ、実は私唯先輩の事が好きだからです!」
「なーんだそんな事か〜。私もあずにゃんの事だーいすきだよ?」
唯先輩がそう言って私を抱きしめる。思わぬ答えに私は混乱した。唯先輩は私の事が好き?まさかこれって両思い・・・?いつもの事の筈のスキンシップが今回ばかりは意味深に思えて仕方がなかった。
「え・・・?わ、私のこと好きなんですか?」
私が少しどぎまぎしながら聞き返すと先輩は
「うん!澪ちゃんも律っちゃんもムギちゃんもあずにゃんもみーんな大好きだよ!」
・・・再度まさかの返答・・・。そんな先輩に私は半ば呆れながら頬にキスをした。
「えっ?あ、あずにゃん。こ、このキスは?」
「まったくもう・・・鈍い人へのお仕置ですよ!」
いつか絶対に振り向かせて見ますよ。唯先輩?

fin

はい、そこやっつけって言わない!PCが直って久しぶりのSS投下です。スレ汚しスマソ
772名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 20:35:02 ID:l+mZJLdN
「あずにゃんはあずにゃんの道を行って私は私の道に行くから」
「唯先輩どういう意味ですか、先輩!先輩!」

ガバっと、梓は飛び起きた。
「何だ。夢か・・・」
携帯の時計を見ると、まだ4時、梓は不安を覚えながらまた布団に体を預けた。

「はい今日はここまでぇ〜」と律先輩の声が音楽室に響いた。
「あずにゃ〜ん一緒に帰ろう」と唯先輩が声をかけて来る。
「唯先輩、私もうちょっと残って練習しますね」と梓は返す。
「じゃぁ、私も〜」と唯先輩は言うと、愛用のギター、ギー太を肩に掛ける。
その時、私は唯先輩に声をかけた「先輩。先輩は私の傍にずっと居てくれますよね。」
「ぇ」っと唯先輩は聞き返す。
その後、唯先輩はすぐに口を開く
「当たり前じゃん、私も、澪ちゃんも、りっちゃんも、ムギちゃんも皆傍に居るよ、どうしたのそんな突然変な事いいだして。」
「いえ、何でもないんです、ただ単に聞きたくなっただけで」と梓は返す。
「あずにゃん」
「はい?」
唯先輩がいきなり私に抱きついた。
「ぇ?」
「あずにゃん、私は絶対にあずにゃんの前から消えないよ、私はかならずあずにゃんと一緒に居るからね」
というと唯先輩は私に口づけをした、そして唇を離すと。
「さ、練習しよっか、あずにゃん」と私に言った。
「はい」と私は顔を赤く染めながら返す。

第一部完・・・。

勢いで書いてしまいました、お目汚し失礼しました。

(この物語一応自分の頭の中で第2部も考えてます)
773名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 21:56:03 ID:nDoT+xI9
じゃ、第2部いってみよーか
774名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 22:14:22 ID:iC2HEB2T
私はあずにゃんのことが大好きだ。ただの後輩としてではなく、もっと特別な、恋の対象として。
でも私はその気持ちを打ち明けるつもりはない。なぜなら…

唯「あずにゃ〜ん♪」
梓「もう、毎日毎日…よく飽きないですね」
唯「だってあずにゃんかわいいんだもーん♪」
梓「はいはいどうも…」

こんなふうに、先輩後輩のままの、お互いに遠慮のない関係が最善だと思うから。これ以上を望んだら贅沢だ。
それに、仮に告白したとしても今よりいい関係になんてなれないのはわかってる。
そして…今の関係が『特別』じゃないってことも。

澪「梓、そういえば今日新譜の発売日だな」
梓「そうでした!あ、澪先輩、今日一緒にショップ行きませんか?先輩のおすすめとか買いたいです」
澪「そうだな…じゃあ行くか!」
梓「ありがとうございます!楽しみです!」

――だから、あずにゃんが澪ちゃんと楽しそうに話していたとしても、私には何も言うことはできない。
だって私は、ただの先輩だから。あずにゃんにとっての『特別』な存在なんかじゃ、ないんだから。
775名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 22:17:24 ID:iC2HEB2T
律「お二人さん、抜け駆けは許さないぜ!私ももちろん行くからな!」
紬「じゃあ私も行くわ♪」
梓「結局全員で行くんですね…唯先輩も来ますよね?」
唯「あ…わ、私はいいや!憂に買い物頼まれてるんだー!戸締まりはやっとくから、皆先行って!」
梓「そうですか?じゃあ、お先に失礼します」
唯「うん、またね」

バタン

唯「……はぁ」

一人きりになった部室で、こらえていたため息が漏れる。
あずにゃんが澪ちゃんと楽しそうに話していた。
ただそれだけのことなのに、恐ろしいほど胸が痛くなる。痛い、痛い、痛い…どうしてこんなに痛いんだろう。
あずにゃんが私を嫌いだって言ったわけでも、澪ちゃんと付き合ってるってわけでもないのに、どうして…?

唯「あ、そっか…私が弱いから…か」

そうだ。原因は私にあるんだ。
今のままでいいだなんて都合のいいこと考えといて、こういうことに耐えられない、私が悪いんだ…
その事を自覚したとたんに、視界が潤んだ。自分の甘えた考え方が情けなくて、溢れる涙をこらえることができなかった。
776名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 22:22:07 ID:iC2HEB2T
唯「うっ…うぅ…っ…う…」

泣いたってどうにもならないことはわかってるのに、どうしてもその涙は止められない。
あずにゃんの笑顔とか怒った顔が浮かんで消えない。もう、嫌だ…こんな気持ちになるなら、最初から…

梓「唯先輩…?」

突然後ろから、あずにゃんの怪訝そうな声が聞こえた。私は驚きながらも、なんとか平静を保つ。

唯「ど…どうしたの?皆は?」
梓「帰る途中で憂に会ったんです。そしたら唯先輩に買い物なんて頼んでないって言うから…」
唯「それで…わざわざ戻ってきたの?」
梓「な、なにかあったら困りますから…で、なんで嘘なんかついたんですか?」
唯「あはは、ちょっと勘違いしちゃっただけだよ!」
梓「そうなんですか?もう、唯先輩ったら…」
唯「そうなんだよ〜!ごめんごめーん♪」
梓「は、離してください!まったく…」

いつものようにおどけて抱きつくと、あずにゃんはいつもみたいに私に反抗する。
…これでいいんだ。別に恋なんてできなくていい。ずっと今のままでいい。最初から恋なんてしなかったってことにすれば、それで…
梓「先輩、そろそろホントに離してくださいよ。遅くなっちゃいます」
唯「やだ…」
梓「…先輩?」
777名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 22:26:15 ID:iC2HEB2T
唯「私…やだよぉ…うええええ…」
梓「ゆ…唯…先輩?」

あずにゃんの胸で、私は思い切り泣いた。ただひたすらに、私は泣いた。
この時あずにゃんがどんな表情をしていたのかは分からない。けど、優しく私を抱き締めて、背中を撫でてくれた。
――そんなあずにゃんへの想いをなかったことにするなんて、私にはできない。

唯「うぅ…ひっく、あ、あず…」
梓「鼻、噛んでください。ひどい顔ですよ?」
唯「ずずー!…あずにゃん…ごめん…」
梓「別に謝らなくてもいいですけど…なにかあったんですか?」
唯「……」
梓「ま、言いたくないならそれでいいです。何かあったら相談してくださいね」
唯「あっ…あずにゃん!」
梓「はい?」

私が名前を呼ぶと、あずにゃんは不思議そうな顔をして私を見つめた。
やっぱり私は、この子の恋人になりたい。『特別』になりたい…

唯「私…あずにゃんのことが好き」
梓「えっ…?」
唯「ずっと、ずっと大好きだった…だから、私と…付き合って、ください」
梓「そ、そんな冗談よしてくださいよ!さ、早く皆さんのとこに」
唯「冗談じゃないよ。私、本気で言ってるの。本気で、あずにゃんのことが大好きなの」
梓「先輩…」
778名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 22:30:20 ID:iC2HEB2T
あずにゃんはしばらく黙り込む。何かを必死で考えているような、そんな表情で。
もし…断られたら…私とあずにゃんの関係は壊れてしまうのだろうか?
わからないけど、これだけは言える。もう私たちは、今までのままではいられない。
――やがて、あずにゃんは静かに口を開いた。

梓「…ごめんなさい」
唯「……」
梓「私…唯先輩のこと、そういう目では見られないっていうか…その…」
唯「…そっか」
梓「ホントに…ごめんなさい」
唯「ううん、いいんだよ。急にこんなこと言う私が悪いんだから」
梓「あ、でも…私も唯先輩のこと好きですよ!先輩として、仲間として!」
唯「…ありがと、あずにゃん」
梓「これからも、よろしくお願いします」
唯「うん、よろしくね」
梓「あ、あの…えっと…」
唯「あずにゃん、もう行っていいよ。皆心配してるから」
梓「え、先輩は?」
唯「いいからいいから!早く行かないと澪ちゃん帰っちゃうよ!!」
梓「でも…」
唯「いーいーかーらー!じゃあ、またね!」
梓「ゆ…」

バタン

半ば無理矢理に部室から出されたあずにゃんは、私のことを待っていたのか、しばらく扉の前に立っていたけど、やがてゆっくりと階段を降りていった。
779名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 22:34:54 ID:iC2HEB2T
その音が聞こえなくなると、私はゆっくりと部室の外に出た。
階段を降りて踊り場まで行くと、ふと窓の外に目をやった。
そういえば、1年の頃、軽音部に入部した時も…こんな風に空を見たっけ。

その空はあの日のような青空ではなく、きれいなオレンジに染まった夕焼け空だった。


終わり
780名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 22:39:43 ID:Uk9BEsAW
乙、切ないな
781名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 23:00:21 ID:jnRsJub6
>>779
GJ!
胸が苦しくなった。唯梓の悲恋ものはあまり読んだことなかったから辛くなったぜ…
でも唯視点の切ない感じがなんかよかったよ
782名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 23:25:59 ID:mEUmftrV
これは凹む・・・
783名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 00:48:03 ID:IJ8HYxrm
>>779

これは泣ける……
784名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 00:56:16 ID:rgUZFORa
報われない恋も、たまにはいいな
785名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 01:01:16 ID:w+oAfToj
俺の心がベコベコに凹みました
GJ
786名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 01:22:17 ID:+osg0EDL
ぶっちゃけ普通に振られただけだよね
787名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 02:41:45 ID:lmZjagai
普通にフられたほうがダメージでかくね?
788名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 03:00:20 ID:Zn1rHbFH
>>786
ぶっちゃけないで下さい・・・。
789名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 03:42:57 ID:SVCLP4P+
でも、このまま振られたままでいるとは思いたくないな
原作の梓は2年に進級した辺りから唯に傾いてきた感じに見えたけど、以前までは澪にべったりだったし
もし、779のSSがあの頃だとしたら、梓は一度は唯を振ったけど、これから先心変わりする事もありえるかもしれないから
私的にはまだ希望はある方向に解釈した。そもそも、ここは唯梓を支援するスレだし
790名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 04:01:16 ID:Ndq+xTrt
なにをどうやったらそんなにキモいレスができるんだ、教えてくれ
791名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 04:33:49 ID:miK2W77G
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 |     .!       |  i       |゙、  l
 |      l       |  !       | j fj
792名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 04:38:18 ID:miK2W77G
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  |ノ  (∵∴ ( o o)∴)         
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::::::\  ヽ        ノ\        
:::::::::::::\_____ノ:::::::::::\      


 ↑ >>790
793名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 05:42:56 ID:6OMb1zNr
>>791
ぶはっwwww
794名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 08:43:07 ID:fg1gI3h8
この流れを断つには
ペプシあずさ味で誰か何か書くんだ
795名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 09:32:43 ID:tKmyZq/X
ここキモい奴多いからもう俺は唯憂に移るわ
796名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 10:14:38 ID:lmZjagai
そっかー
ばいばい
797名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 13:21:55 ID:Dex+Do9c
アニメの唯梓度アップはすごいよね
特に学祭の話は原作との違いに衝撃をうけた
原作も唯梓描写増えてるし、もしアニメ2期があったら楽しみだな
798名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 14:14:56 ID:ZQv5pb4y
ガチ百合になるかはともかくチューくらいは本当にしてしまいそうだな
いいぞもっとやれ!
799名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 15:49:46 ID:4KGRil0J
そこまで行くと引く
800名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 15:50:54 ID:46uSR2UX
キスでもダメとかきびしすぎじゃね
801名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 15:57:47 ID:fg1gI3h8
公式はハグくらいに留めて欲しい
そのほうが妄想が広がる
802名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 16:22:25 ID:JKjGWdQk
>>779
を読んだら
>>772
俺が書いたのが、しょぼいなと余計思えてきたな・・・
803名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 16:25:49 ID:lmZjagai
あんまりSS作者が自己主張すると叩かれっぞー気をつけろー
804名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 17:17:25 ID:Dex+Do9c
色々なことを考えたら公式でキスはしないほうがいいだろうな
それでも頬くらいになら…と期待してしまうw

>>802
別に比べることもないんじゃない?
続きがあるなら読みたいと思うよ
805名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 17:32:16 ID:46uSR2UX
公式での話だったらキスはないなぁ…
二人とも同意の上でのハグとか?
806名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 17:47:36 ID:lmZjagai
あずにゃんの方からハグだろ
807名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 18:43:50 ID:H3/R6c6L
あずにゃんが恋人マフラーを巻こうとするけど
唯の背が高すぎて必死に背伸び
唯がそれを見て抱きつきながら巻いてと言う

まで俺のテンプレ
808名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 01:51:32 ID:bJilL96c
あずにゃんが恋人マフラーを巻こうとするけど
唯の背が高すぎて必死にヒザかっくん
唯がそれを見て巻きつけながら抱いてと言う

までが新たなるテンプレ
809名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 02:12:32 ID:F8LHccYb
梓「唯先輩、こないだギターの練習に付き合ってほしいって言ってましたよね」
唯「うん、なかなかできないとこがあるのー」
梓「…じゃあ今日、私の家でどうですか?今日は親が帰るの遅いし、ゆっくり練習できますよ」
唯「ホント!?行く行くー♪」

唯先輩と二人きりでギターの練習…それも私の家で。私は頬がゆるみそうになるのを必死にこらえる。

梓「あの、何時ごろまでいられるんですか?」
唯「うーんと…」
律「ゆーいー♪帰りに皆でお茶してくんだけど、お前も来るよな?」
唯「え!お茶?」
梓「な、ちょっと待ってください!唯先輩は今日私の家でギターの練習するんです!」
律「そんなのいつでもできるだろー?今日はケーキが割引なんだよ!」
梓「でも唯先輩はやる気出してるんです!それを邪魔するなんてやめてください!」
律「いいからいいから、ほら唯、行くぞー」
唯「うお…!」
梓「ダメです!さあ唯先輩、私の家に行きますよ!」
唯「うあ…」
律「離せ梓!唯はケーキを食べるんだ!」
梓「律先輩こそ離してください!唯先輩はギターの練習するんです!」
唯「い、いたい…」


澪「…ムギ、あいつらは何を遊んでるんだ?」
紬「うふふ…うふふふ…」
810名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 02:15:58 ID:F8LHccYb
すったもんだの末、なんとか私と唯先輩は律先輩たちと別れ、私の家へとやってきた。

唯「はぁ…ケーキ食べたかったなぁ…」
梓「お菓子ならありますよ。…それともなんですか、律先輩と一緒にいたかったんですか?」
唯「そ、そういうわけじゃ…きゃっ!」

私は唯先輩をソファーに押し倒すと、覆い被さるようにして先輩に顔を近づける。

唯「あず…にゃん?」
梓「私言いましたよね、浮気は許さないって」
唯「う、浮気なんて…しないよ」
梓「どうだか…お菓子に釣られてほいほいついていっちゃいそうです」
唯「ほ、ホントにしないよ!」
梓「信用できません…なので、二度と私以外の子に目がいかないようにしてあげます」

私は唯先輩の顔を両手で挟むようにして、さらに顔を近づけた。
そうすると、唯先輩の吐息と鼓動が徐々に速まるのが手に取るように分かる。

唯「あ…あず…」
梓「ふふ…こんなにドキドキしちゃって…唯先輩、かわいいですね」
唯「うぅ…」
梓「いつもキスする時は唯先輩からでしたね…どうですか?こんな風にされる気分は」
唯「どうって…」
梓「ドキドキします?それとも嬉しい?」
唯「りょ、両方…かな…」
梓「そうですか…じゃあ…」
811名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 02:22:56 ID:F8LHccYb
唯「ねぇ、あずにゃ…!!」

私は唯先輩の言葉を遮るように、唇を重ねる。重なる胸を通して、先輩の鼓動が最高潮に速まるのが分かった。

梓「…ぷは」
唯「……」

十数秒後、先輩の唇から自分の唇を離すと、唾液が糸を引いた。なんだかとてもいやらしい感じだ。
唯先輩はというと、顔を真っ赤にしてうつむいている。

梓「ふふ、なんだか新鮮ですね」
唯「…うん」
梓「唯先輩、もう私以外の子にたぶらかされないって誓えますか?」
唯「…うん」
梓「ならいいんです。さ、お菓子でも食べて、ギターの練習始めますよ」
唯「…やだ」
梓「え…?」

次の瞬間、唯先輩は信じられない力で私を押し退けた。たちまち、私と立場が逆になる。

梓「なっ…?」
唯「あずにゃん…ごめんね。ちょっとでもりっちゃんの方に気持ちがいっちゃって。
 でももう大丈夫。私あずにゃんしか見えないや」
梓「ちょ…唯先輩?目が変です!」
唯「だから…あずにゃんにも、私以外の子に目がいかないように証明してもらわなきゃね」
梓「な、ちょ…や、やめ…」
唯「あずにゃん、大好きだよ♪」
梓「……!!」


――結局その日、私たちはギターに触れることはなかった。

おわり
812名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 02:24:51 ID:F8LHccYb
以上です
テンションが上がって書きました
813名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 02:59:16 ID:OO8eO2am
>>812
あなたのおかげで唯梓は最強だと証明されました
814名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 04:16:02 ID:T8AMol10
>>812
GJすぎる
815名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 04:38:32 ID:KdL0Pzu1
唯ちゃんはこうでなくっちゃね*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
816名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 08:18:38 ID:PDUlXSkD
練習しろってばw
817名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 11:09:39 ID:FQ+2nZdP
>>816
次の朝、梓が目を覚ますと、真剣な顔してギターの練習している唯がいて
やがて梓が起きたことに気がついた唯は、
「おはようあずにゃん。ごめんね、起こしちゃった?」
とか言って、にこりと笑ったりして。
そんな唯に惚れ直すエピソードとかが待ってるんですよ、きっとw
818名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 12:59:00 ID:yf3nEDAj
>>812
電車の中でニヤニヤしちまったじゃねぇか!

GJ!!
819名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 20:58:57 ID:5zn27uUq
>>817
惚れ直したところで、
唯「ところでCってどうやって押さえるんだっけ?」
だな
820名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 23:15:15 ID:eJ2NKTrr
ニューヨークポリスデパートメントはいらねんだYO!
821名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 23:16:21 ID:eJ2NKTrr
誤爆しました
822:2009/10/25(日) 23:53:35 ID:qKx1TgOa
梓「唯先輩、また変なTシャツ増えましたね…ニューヨークポリスデパートメントってまた際立って意味不明なものを…」
唯「な、なんか響きがカッコ良かったから、つい…」
梓「そんな唯先輩の為にこんなものを買ってきました」
唯「お、Tシャツだ…。なんかアフロの人がプリントしてあるよ?」
梓「ジミ・ヘンドリックスっていう、言ってみればギターの神様です」
唯「私たちの大先輩なんだねっ」
梓「せ、先輩だなんて恐れ多い…」
唯「これからはジミちゃん先輩って呼ぶよっ!」
梓「やめましょうよ、大昔の芸人さんみたいなニックネーム…この人がさわ子先生お得意の歯ギターの元祖なんですよ?」
唯「じゃあ、余計にジミちゃん先輩だね」
梓「だからよしましょうって」
唯「え〜、可愛いのにぃ―って、あり?」
823:2009/10/26(月) 00:03:23 ID:qKx1TgOa
唯「あずにゃんあずにゃん、このジミちゃんTシャツ、同じのが二着あるよ?」
梓「はい、このうち一着を唯先輩に着てもらって、残りを私が預かって…」
唯「…あっ、もしかして、あずにゃん、これって!」
梓「は、はい。ペアルック…です。律先輩と澪先輩に対抗してみました」
唯「合宿のとき、ふたりしてペアルックだったもんね〜」
梓「えと…よ、よかったですか? 私とペアルックで…」
唯「もっっっちろん!嬉しいよ、あずにゃん」ぎゅ〜
梓「喜んでもらえて嬉しいです」照れ照れ
唯「よぉ〜し、じゃあ張り切って練習しよっか!」
梓「珍しくやる気出てますね」
唯「どうせならジミちゃん先輩に負けないくらい上手くなりたいもんねっ!CD聴いてことないけど」
梓「今度、CD持ってきますよ。…うん、目標は高く! やってまりましょう、唯先輩っ」
唯「ふたりで神様に挑戦しよ〜っ、おーっ!」ジミちゃん先輩に負けないくらいにねっ
824名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 02:04:13 ID:iqE/5L7V
素晴らしいじゃない
825名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 03:01:40 ID:vb2DVGtN
キ〜ンコ〜ン…

待ちかねていた放課のチャイムが鳴ると同時に、私は荷物をまとめて教室を飛び出す。走って向かう先は、もちろん部室だ。

部室に着くと、ドアの前に立ってその人がやってくるのを待つ。他の先輩たちは今週掃除当番らしいから、一人でくるはずだ。

唯「あるふぁるふぁ〜♪」

ほどなくして、階段を上がる唯先輩の鼻歌が聞こえてきた。私は高鳴る鼓動を抑えながら、今か今かとそのタイミングを伺う。…よし、今だ!

ガチャ

唯「こん…」
梓「唯先輩!こんにちはっ!」
唯「わぁっ!」

私は部室に入ってきた唯先輩に勢いよく抱きつく。先輩は驚きつつも、しっかりと私を受け止めてくれる。

唯「あずにゃん!?びっくりしたぁー」
梓「ふふ、遅いですよ先輩!待ちくたびれちゃいました」
唯「えー?まだチャイム鳴って5分しか経ってないよ?」
梓「5分も経ったんです!私はチャイム鳴ってから1分で来たんですよ?」
唯「はやっ!すごいねあずにゃん!」
梓「当たり前です!唯先輩に一刻も早く会いたかったんですから♪」

私は唯先輩に力いっぱい抱きついて、その胸に顔を押し付けた。鼻に甘い匂いがいっぱいに広がって、とても幸せな気分になる。
826名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 03:06:59 ID:vb2DVGtN
唯「ふふ、あずにゃんくすぐったいよ〜♪」
梓「そうですか?私は柔らかくていい匂いがして、すごく気持ちいいです」
唯「それはあずにゃんだけでしょー?もー」

唯先輩は私の頭をポンポンと叩くと、椅子の方へ向かった。まだまだ、こんな程度じゃ終わらないんだから…

唯「よっこらしょっ…あずにゃん、皆が来るまでのんびりしてよう?」
梓「そうですね、のんびりしてましょうか…」
唯「あずにゃん?なに…?」
梓「唯先輩、失礼します」
唯「えっ…?あ、ちょ!」

私は椅子に座る唯先輩の膝の上に、静かに腰を掛けた。

梓「ふふふ、こうすると視線が高くなりますね。なんだか新鮮です」
唯「あ、あずにゃん?ちょっと…」
梓「あ!これじゃあ唯先輩が見えませんね。逆に向かなきゃ」
唯「ぎゃ、逆?あずにゃん、それは…」

問答無用で、私は逆側、つまり唯先輩に向き合って、跨がるようにして座る。
その時、私の素肌の太ももと先輩の黒タイツの太ももが擦れて、なんともいえない感覚に襲われる。
私は唯先輩を優しく抱き締めて、その耳元に問いかけた。

梓「唯先輩…今の、気持ちよかった?」
唯「う…うん…」
梓「じゃあ…もっとしてあげよっか。こんな風に」
827名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 03:13:34 ID:vb2DVGtN
私は、唯先輩の太ももにゆっくりと手を這わす。すると、先輩は小さな喘ぎ声を発した。

唯「あっ…」
梓「唯先輩、ここが弱いんですね。また一つ、新発見です」
唯「も、もう…」

それにしても…唯先輩に股がって抱きついているこの状況、誰かに見つかったらと思うと、相当スリリングだ。

唯「ねえあずにゃん、そろそろやめないと、皆が…」
梓「いいじゃないですか見られたって。それとも、見られたくないようなやましい関係なんですか?私たち」
唯「そうじゃ…ないけど…」
梓「じゃあ、まだまだやめません。それに私、こういう状況の方が燃えるんですよね」
唯「も、燃えるって?」
梓「あ、今エッチなこと想像しましたね?」
唯「し、してないもん!」
梓「顔真っ赤ですよ?そういう反応するってことは、したんですね」
唯「う、うぅ…」
梓「じゃあお望み通り、してあげちゃおうかな?なーんて」
唯「あ、あずにゃんこそエッチじゃん!」
梓「そんなことないもーん♪」
唯「もー、ばか!」


おわり

ちなみに、その後律先輩たちはいつもより30分ほど遅れて部活にやってきました。
828名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 03:15:18 ID:vb2DVGtN
以上です
本日も真夜中の投下失礼しました
829名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 03:39:22 ID:s9FFbTt1
これはけしからんw
GJ!
830名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 03:41:09 ID:osNKoRvI
眠れなくなっちゃったじゃないか・・・GJ
部活が終わったら唯か梓ん家で
続きが始まるんですね
831名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 04:31:23 ID:vCony/n4
>>794
ttp://nagamochi.info/src/up44293.jpg
ペプシあずさ味と聞いて
汚くてすまん
832名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 09:19:17 ID:MiZumZKK
>>831
素晴らしいとしか言いようがないw 甘すぎるぜ
833名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 13:19:46 ID:4HY5k3e7
みんなGJ!
最後のコマ、律が悟りを開いてるw
834名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 13:38:44 ID:gNIuFzjj
>>831
おま・・・
俺の脳内ほぼそのまま再現してくれやがって
GJと言わざるを得ないぜ
835名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 14:33:02 ID:GdjBkw2A
一文字違いじゃなくて二文字違い・・・
なんていらんツッコミ入れたらもう描いてくれないかもしれないので言わない
836名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 16:20:03 ID:vCony/n4
>>835
うわぁあああああ今気付いた俺恥ずかしすぎるwwwwwwww
寝起きの頭で描くもんじゃないwwwちょっと頭冷やしてくるwwwww
837名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 16:50:30 ID:osNKoRvI
>>835
バカヤロー気づいてたけど黙ってたのにww

>>836
どんまい
気にすんな
838名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 17:35:29 ID:h9LAynfN
>>827
おいもっと続き書いてくれ!!お願いします!!

839名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 20:07:59 ID:K4U+Ao4k
>>831
お前は素晴らしい、胸を張って生きろ
二文字違いなど気にするな
840名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 03:15:13 ID:OGilvgkU
ちょっと長いので、投下するか迷ったのですが、折角なので。
今月号のラストを見て思いついたネタです。
次の号が出る前に終わってよかった…
またタイトルが思いつかない…適当にやくそくゆいあずとかで。
多分、10レスくらいです。
841やくそくゆいあず1:2009/10/27(火) 03:18:06 ID:OGilvgkU
小さなため息の音。
今日何度も耳にしたそれが、自分のものだと気付き、私は再び、今度は大きくため息をついた。
考えてみれば当たり前のこと。今この部屋の中で生まれる音は、そのほとんどが私発祥のもの。
何故なら、今ここにいるのは私だけなんだから。
抱えていたギターを脇に下ろし、腰掛けていたソファーの背もたれに背中を預け、天井を仰ぐ。
しばらくその姿勢を続けた後、身を起こし、自らのギターに目を落とした。
ずっと一緒だった私の相棒。普段は無口だけど、爪弾けばすぐに応えてくれる。
練習して上達すれば、それをちゃんと教えてくれて、それが嬉しくて私はずっと弾き続けてきた。
今もそう。ずっと練習していたフレーズ、それをようやく弾きこなせるようになった私に、また新しい音を響かせてくれた。
いつもの私なら、それに満足げな笑みを浮かべていたはずなのに。
今の私はそうじゃない。とても、そうとはいえない。仮にそうだと強がって見せても、それはすぐ自己否定に遮られてしまうだろう。
ううん、満足感も嬉しさも確かにある。ただ、それより強い何かが自分の中に居座ってて、その邪魔をしているだけなんだ。
ああ、昔の私ならこんなの全然平気だったのに。平気だって笑っていられたのに。
「寂しい、か」
呟く。本当にそのまま。その言葉が今の私の全て。
1人で練習することが、じゃない。それだけなら、普段の殆どがそれに当てはまる。
でもそれは、本当は1人じゃない。皆と演奏をするための単独練習。だから、その先には皆がいるから、1人じゃない。
だけど今は、いつもなら皆と一緒にいる時間。その空間に今、1人でいるということ。
本当なら、やるなあってドラムの向こうで笑いかけてくれる人がいて。
こちらもうかうかしてられないななんて微笑を浮かべて見せる人がいて。
それまでの私の努力を労う様な優しいまなざしを向けてくれる人がいて。
そして、すごいねあずにゃんって自分のことのように喜んでくれる人が隣にいるはずなのに。
だけど今は私1人。目を閉じればすぐ傍にあるように浮かんでくる光景は、どこを探しても見つからない。
ただ、がらんとした、こんなに大きかったのかと疑問を抱いてしまうほど広く感じる音楽室の風景だけが視界を埋め尽くしている。
それは本当に、もうどうしようもないほどの寂しさをこの胸に湧き上がらせている。
ぎゅうっと絞り込まれるような、そんな感触が心臓の下あたりに居座っていて、痛覚と錯覚しかねないほどの不快さを与えてくる。
それはとても苦しくて、苦しくて。私が得られてきた楽しさを、根こそぎ奪い去ってしまうほどの、感覚。
だけど、と私は続ける。今のこれは、そんなに深刻なものじゃない。そんなはずはない。何故なら――
ふと、私の目が扉に目を向けられる。そこに生まれたかすかな気配が、くいっと私の視線を引っ張る。
普段ならたやすく見逃してしまうそれを、今の私は鋭敏に感じ取っていた。
「あれ、あずにゃんだけ?」
直後、がちゃりと音を立てて生まれた隙間からひょっこり現れたのは、私の予想通りの顔だった。
そう、予想通り。だって先輩がここに来ることはわかっていたこと。部活中止の連絡があったわけではなかったから。
学園祭での劇の練習のため、先輩たちが遅れてくることはあらかじめ知っていることだったし、その中で比較的作業量の少ないこの人が真っ先にここに現れることも、想定の範囲内のことだった。
「唯先輩」
私の口から零れ落ちたのは、その名前。
流れ的には質問への返事を返すべきだと思ったが、何故か私の口はそう動いていた。
扉の影からその全身を現したその人の名前を、口にしていた。
ほんわりとした柔らかな笑顔と、のんびりとしたそれでもひょこっとした軽快さを見せる仕草と、私より手のひらくらい高い背を持った先輩。
ほんの2年にも満たないくらいの付き合いのはずなのに、もう随分長い間近しい関係を続けていたような、そんな錯覚を思わせる人。
私の先輩。そう、まだ今は。この人が先輩で、私が後輩。この限られた時間の中で、私たちはその関係でいられている。
そう、だから今は深刻じゃない。そのはずがない。いずれ訪れるそのときに比べれば、そう言える筈がない。
何故なら、こうして待っていさえすれば、この人は必ずここに来てくれるのだから。今、こうして向かい合っていられるように。
842やくそくゆいあず2:2009/10/27(火) 03:19:17 ID:OGilvgkU
「……?」
返事も返さず、目を向けたまま停滞している私に、唯先輩はその笑顔を維持しながら小さく首を傾げて見せた。
そこで私は初めて自分の俯瞰的な状態に気付き、慌ててたたずまいを直す。
「ボーっとしてるなんて珍しいね」
小さく笑い声を上げると、唯先輩はとすんとケースを肩から下ろし、その愛用のギターを取り出した。
私はといえば、いくら軽音部がゆるい部活とはいえ、先輩が来たと言うのに挨拶すらしなかったことに自己嫌悪を覚えたりしつつ――
唯先輩が、ティータイムも抜きで練習しようとしていることに驚きを覚えていた。
「ん〜ムギちゃんもいないからお菓子もないし。それに遅くなっちゃったから、時間もあまりないからね」
何度か爪弾き、何度かペグをひねるだけのチューニングを済ませ、唯先輩はギターに落としていた視線をこちらに向けた。
ふんわりとした眼差しと柔らかな笑顔。向けられる者を容赦なく優しい気持ちにさせてしまう佇まい。
それはひょっとしたら、私の贔屓目かもしれないけど。それでも、彼女を取り巻くほとんどの人が私と同じ感想を抱いてるだろうと半ば確信していた。
知らず浮かべていた笑顔を、その不覚を僅かに悔しく思いながら、それでもあっさりとそれを上回る暖かさに押されるように、私は腰を上げた。
ギターを持ち上げ、ストラップを肩にかけ、いつでもいけますよ、と先輩に視線を送る。
いつもならまるで習慣のように――たぶんきっと先輩にとっては本当にそうなんだろうけど――きゅっと私に抱きついてくるのに、今日は、先輩にしては本当に珍しく、すぐにギターに向かっていたから、それはお預け。
それが習慣になっているほうがおかしいんです、なんて普段の私なら思っていたのだろうけど。
今の私は素直にそれを寂しいことだと感じ、思い浮かべていた。
「アレいこっか」
「アレですね」
一度だけうなずき、特に合図の声を交わすでもなく、唯先輩は眼差しに確かな真剣さを灯し、小さく、でも踊るような軽やかさでピックを振り下ろす。
それに合わせて、自然と私の手も動き出す。拍合わせなんていらない。もう何回も何十回も重ねたものだから。その音が、その気配が、その存在があるだけで、私はきっと目を瞑っていたとしても演奏できるだろう。
何時もの私たちのナンバー。そういえば、始まりはいつもこの曲だった。先輩たちにとっては、初めてのライブで演奏した曲。それだからかもしれない。
そのいつものタイミングで、先輩の声が響く。やわらかくて、包み込まれるようで、それでも確かな芯を持った歌声。
唯先輩の声。そしてその奏でる音色。それは私の大好きな――
それに飲み込まれてしまわないように、それを更に高められるように、それに負けない輝きを放てるように、私は嵐の海の上懸命にマストにしがみつく船乗りのような必死さを持って紡ぐべき音を奏でていく。
実際、そうでもしないと置いていかれそうだった。私の心情に依存するものだけではなく、先輩は掛け値なしに私が初めて出会ったときよりもずっと上に登っているから。
そして予感するまでも無く、これからもずっと登り続けていくのだろうと確信できる。
この音を聞けば、きっとそれは私だけの感想ではなくなることだろう。そう思えるくらいに。
それに触れられることは、今の私にとって至上の幸せだった。勿論そう言うべきなのは、それだけではないのだけど。
その音に包まれること。それと共に奏でられること。
優しく笑いかけられること。
ぎゅっと強く時に優しく抱きしめられること。
放課後音楽室を訪れれば、やっほーあずにゃん、なんて出迎えてくれて。
練習しますよと促しても、もう少しだけーとお茶とお菓子と椅子にしがみついたりして。
めっと怒ると、懐柔しようとケーキ付きのフォークを差し出してなんか来たりして。
その癖に奏でる音は、やはり私の大好きな音だったりして。
私の風景の中に、先輩はいつも存在していた。四六時中一緒というわけでは当然のことながら無かったけど。
だけど、私が引き出せる思い出という名のページには、いつも先輩がにっこりとした笑顔を見せてくれていた。
それはきっとこれからも私のページに刻まれていくのだろう。いまだ白いそのページに。
そして――次の春が来れば、そこにその姿が刻まれることはない。
演奏が止む。映画のワンシーンのようにぴたりと、ではなく。歪んだ私の音を合図にして、不揃いの余韻を残しながら、ゆっくりと。
「珍しいね、あずにゃんが間違えるなんて」
「すみません」
843やくそくゆいあず3:2009/10/27(火) 03:20:43 ID:OGilvgkU
とすんと音を立てて、先輩のギターがソファーの淵にに立てかけられる。少し遅れて、私のギターもその隣に立てかけられる。
練習は中断ということらしい。折角乗ってきたと思ったのに、と私は自分のミスを悔やむ。
本当に何をやってるんだろう。練習中にそれを浮かべてしまうなんて。動揺してしまうことなんて、わかっていたことのはずなのに。
ちゃんとしていかないといけない。だって、もうすぐ学園祭なんだから。そこで、自分にできる最高のパフォーマンスで、最高のライブにしないといけないのに。
振り返ったとき、最高の思い出だって胸を張れるほどの。これを逃せば、もうチャンスはないんだから。
だって、それが先輩たちとできる最後の――
それがキーワードだった。
考えるまでも無く、それは当たり前のこと。私は二年生で先輩は三年生。この年が終われば、先輩たちは卒業してしまう。
今年になってから先輩たちと過ごしたこと。梅雨のじめじめしたあの日も、夏の日差しにうんざりしたあの日も、夏合宿でライブを見に行ったあの日も。
先輩たちと、という言葉を頭につければ全て、その後に最後のという言葉が続いてしまう。
最初は、だから頑張ろうなんて思えていた。だからこそ最高のものにしようって。最高の思い出にしようって。
そう無邪気に考えられていた。だけど、それらを一つ一つ終えて行き、あと「最後の」は幾つ残ってるんだろうって考えたときに、私は気付いてしまった。
気付かないように蓋をしていたものを、開けてしまった。
この「最後の」が全て終わってしまったら、もう私の傍に先輩たちはいないんだ、と。
さっきの私みたいに、一人きりの音楽室でギターを抱えるしかなくなるんだと。そして、いくら待ってもそこに先輩たちが訪れることはない。
ひょっとしたら、一人じゃないかもしれない。今年は入らなかったけど、来年の春になれば新入部員がどっと来たりして。
そしてまた新しい桜高軽音部が作られて。その賑やかで楽しそうな音が、私を包み込んでくれるのかもしれない。
だけど、そこには先輩たちはいない。先輩は、いない。
当たり前のことだとも、仕方がないことだとも、それが普通だということも、全てわかっている。
自分がそれを受け入れて、先に進まなければいけないことも全てわかっている。
だけど、それはどうしようもなく寂しい。寂しくて、切ない。切なくて、苦しい。
そう、それをこうして明確な形で思い浮かべてしまうだけで、そのときまでずっと零さないと決めていたものが溢れ出してしまいそうになるほどに。
慌てて、堪える。それが耐え難いものだとしても、今は我慢しないといけない。だって、私の目の前には今、ふんわり笑う先輩がいるんだから。
今ここでそうしてしまえば、きっとそれを崩してしまう。それは、嫌だ。先輩には、笑っていて欲しいから。
それが在るだけで、そのシーン全てが私にとって最高の思い出になるんだから。
「あーずにゃん♪」
ぎゅうっと先輩が私を抱きしめてくる。今日初めての、そして初めてそうされてから今までずっと、習慣になってしまった行為。
そのぬくもりは、あっさりと私を溶かしてくれる。この人のぬくもりに私は弱い。どんなものを抱えていたとしても、抱え込んでいたとしても、この瞬間だけはふわりとそれは何処かに行ってしまう。
今も、この気持ちをあっさりと消し去ってくれるに違いない。先輩には、その魔力が在るから。
そう思ったのに――やはりというか、それは消えてくれなかった。
先輩にこうされること、それも時間制限つきなんだと、そんな意識が湧いて来てしまう。暖かいのに、いつもどおりの先輩のぬくもりなのに、今はそれが切ない。
きっと、ナーバスになってるのだろう。「最後の」学園祭のライブが近付いてるから。
そして、それが近付いていると言うのに、先輩たちはクラスでの出し物である劇の練習に時間を割かれていて、部活で練習する時間をほとんど取れない。
さっきみたいに、一人でギターの練習をしているのがこのところの私の部活時間の過ごし方になっている。
本当なら、もっともっとみんなで練習したいのに。みんなでいっぱい練習して、これなら最高のライブに出来るなって笑い合いたいのに。
その最高の思い出を、一緒に作ってるんだって実感したいのに。
だけど、それが独りよがりな物だってことは分かってる。
先輩たちにとっては、どの瞬間も最後のということになる。放課後ティータイムのライブも、クラスでの出し物も、その他の学園行事に類するもの全て。
だからどれにも一生懸命。演劇の練習を頑張っているのは、話を聞いていれば分かるし、短くなってはいるけどライブの練習もちゃんとしていることもわかってる。
844やくそくゆいあず4:2009/10/27(火) 03:24:30 ID:OGilvgkU
それでも、今の私にとっての「最後の」は、先輩たちと学園祭の舞台に立つということ。
だからなんとしても最高のライブにしたい。最高の思い出にしたい。私にとって、最高の思い出を作って欲しい。
来年が来て、先輩たちがいなくなっても、それに耐えられるくらいの最高の思い出を作って欲しい。
私がそう思って、なのに先輩は劇の練習に時間を割いていることを切なく寂しく思っていることを、わかって欲しい。
そんな――欲しいというものばかり。私が抱いてしまっているのは。
そんなこと、言えるはずがない。ううん、言っちゃ駄目なことだと思う。だから、私は泣かないと決めた。そうしてしまえば、それはきっと押し付けがましいものになってしまうから。
最後の最後、その瞬間まで取っておかないといけない。それまでは、笑っていないといけない。
私だけじゃなくて、先輩たちにも沢山の最高の思い出をあげたいから。あげないと、いけないから。
「あずにゃん」
耳元で響く先輩の甘い声が、トンと優しく私を打つ。
直後、ぎゅうっとさらに力を込めて、強く私は先輩に抱きしめられる。
あれ?と思う。さっきまでのいつものとは確かに違うその感覚に、私は小さく首を傾げる。
「先輩?」
問いかけに、先輩は答えない。ただぎゅっと私を強く抱きしめ続けるだけ。
いつものべたーっとくっついて私を感じようとする、先輩風に言えばあずにゃん分補給というそれとは違う。
まるで、自分がここにいるよということを私に教えるような、そんな形のもの。
ああ、そう言えば一度だけこれを感じたことがあった。それを思い出す。
あれは確か、去年の今頃。学園祭のライブの直前で、ようやく現れた先輩を前に、私が泣いてしまいそうになっていた、あのときと同じだ。
それで、全てがわかってしまった。
唯先輩には、お見通しだったんだ。私が今どういう気持ちでいるのかを。
気付かれていないと思っていた。ちゃんと笑えていると思っていた。そして、それは上手く行っていたと思う。
だけど、そうじゃないと説明できない。
先輩は今こうして、こんなにも強く私を抱きしめているから。
一生懸命隠そうとする私の手をすり抜けて、先輩の手はあっさりとそこに届いてしまっているから。
「いいんだよ、あずにゃん」
そしてそんなことを、そんな状態の私に告げるものだから、もうそれはどうしても我慢できなくなって私の頬を濡らしていた。
絶対にそうしないと決めていたことだったのに。南極の氷よりもずっとずっと厚くて冷たいところに、閉じ込めていたはずなのに。
あっさりと溶かされてしまっていた。そう、わかっていたこと。唯先輩はいつも容易く、私を溶かしてしまうんだから。
一度零れてしまえば、もうその勢いは止まらない。嗚咽も慟哭も、最早私の意志に関わらず、どんどん溢れ出して来る。
まるで子供みたいに、私は先輩の胸で泣きじゃくる。そうでもしないと、この勢いと量に押しつぶされてしまいそう。
そんな私を、先輩はぎゅっと抱きしめていてくれた。私から零れるもの全てを、受け止めようとするかのように。
それがあまりに優しいから、私はまるで母猫に甘える子猫のように、全てを預けてただひたすらに泣き続けた。

ひくっと、ちいさくしゃくりあげる。それを最後にして、私の涙はようやく止まってくれた。
ゆっくりと顔を上げると、ぐしゃぐしゃになってしまった先輩の制服と、それでも先程と微塵も変わらない優しい先輩の笑顔が目に入った。
「すみません」
とりあえず、謝る。制服を汚してしまったことと、こんな醜態を見せてしまったこと、とにかく、いっぱい迷惑をかけてしまったことを。
実際、私が顔を埋めていた胸元辺りは染みになっていたし、ぎゅっとしがみついて握り締めていた部分はクシャクシャになってしまってる。
間違いなくクリーニング行きコースだろう。
なのに先輩はそんなことどうでもいいよって顔して、やっぱりにへらって笑ってる。
「いいよ〜気にしなくて」
そう言って、パタパタ手を振って見せて、そのままその手を私の頭にぽんって乗せて、なでなで。
先程と同じ。この仕草も、何処か私を慰めようとするもの。普段のそれとは少し違う感覚を与えてくれる。
845やくそくゆいあず5:2009/10/27(火) 03:25:31 ID:OGilvgkU
それでもやはりそれは心地よくて、私はやがて喉を鳴らす猫のように、それに身を委ねて、力を抜く。
へなりとなった私を先輩はよいしょなんて掛け声を上げながら抱え込むと、ポスンとソファーの上に座り込んだ。
私もそのまま倒れこむように、どさりとソファーの上に身を投げ出され、頭はぺたりと座り込んだ先輩の太腿の上に。
丁度膝枕をされている形。ううん、正確に言うなら、飼い猫を膝の上で優しく可愛がるように、先輩の手は私の頭を撫でている。
勿論それは私の主観なのだろうけど。そう思うということは、ひょっとしたら私にはそういう願望があるのかも、なんて思ったりして。
泣くだけ泣いて、何とか落ち着きを取り戻した状態だと、この姿勢は少し恥ずかしい。
だけど、それを上回るほどの心地よさとか暖かさとか、そんな私にとってプラスなことにみっしりと包まれているから、私は顔を上げることなく、それに身を委ねている。
喉を鳴らしながら、ちらりと覗いた先輩の眼差しは、やはり量りようも無いほどの優しさに満ちていて。
私はとろんと、私というものが溶けて行く感覚を確かに感じていた。
「…なんでわかったんですか?」
「ん〜、なにが?」
その熱と疼きに、身をよじるように零れた疑問。だけどそれは疑問なんてものじゃなくて。
例えて言うなら、もっと甘い言葉をくださいというおねだりみたいなもの。
もっともっと、私を溶かしてください、なんて言う。
何もかも、忘れてしまえるほどに、もっともっと熱いものをくださいなんて、そんな思い。
――それはやはり、私の寂しさを埋めて、一人になっても耐えられるほどのものを与えてくださいという気持ちからくるもの。
仕方がない。いっぱい泣いて落ち着きはしたけど、それはやはりいずれ確実に訪れるものだから、この気持ちは隠れはしても、消えてはくれない。
だけど。
今抱いているこの欲求は、その理由だけじゃなくて、ただ純粋に唯先輩のことをもっと感じたいと、そういう気持ちからも来てると思う。
だって、そうじゃなきゃ。こんなにも胸が熱くなっていることの説明がつかないから。
こんなにも、先輩が欲しいと思ってしまっている、その理由に説明がつかないから。
私は先輩の問い返しに答えることなく、ただぎゅっと、その腰に手を回し抱きしめた。
それこそが、答えだと言わんばかりに。
「わかるよ、だって」
そして唯先輩は、私を撫でる手を止めることなく
「あずにゃんのこと、ずっと見てたもん。だから、わかるよ」
そう、言ってのけた。
それは本当に、私が望んでいた言葉そのままで、だから私は嬉しくてきゅっとまた先輩にしがみつく腕に力を込める。
「こういうときはね、我慢せずに泣いちゃった方がいいんだよ。泣くだけ泣いて、全部流しちゃって、すっきりしなきゃ」
「そう、ですね……」
全部、とはさすがに言えない。ちゃんとそれは残ってて、それはどうしようもないものだけど。
だけど、それでも随分楽になってくれた。いっぱい泣いたことと、いっぱい先輩が甘えさせてくれたことで。
私の心を埋め尽くして、それがいられる場所を小さくしてくれた。これくらいなら、駄目な私でも、ちゃんと頑張れる。
全部、唯先輩のおかげ。
ああ、そうだ。こうしてとろけてるだけじゃなくて、ちゃんとお礼をしないと。
そう思って、一本だけ、手を離す。その分だけ、先輩との距離が少しだけ空いてしまったけど。我慢して。
ゆっくりと伸ばしたその手は、だけどあっさりと先輩の手に捕まえられてしまった。
頭をいっぱい撫でられてる分、こちらも撫で返そうと思ったのに。私の左手は、先輩の右手の中。
そのままぎゅうっと、胸に抱え込まれる。そしてぴたりと、私の頭を撫でていた先輩の手が止まった。
「あずにゃん」
先輩の声が私を呼ぶ。少しだけ、真面目な声。それに釣られるように、私は埋めていた顔を上げ、それに必要なだけ状態をひねって、先輩の顔を見上げた。
合わせた瞳は、やはり柔らかだけど、その声色の通り少しだけ真剣さを灯していた。
「最後の学園祭だから、って思ってた?」
ぴくりと私の体が震える。私が埋め込んでしまおうと思っていたもの、それを先輩はスパッと切り出そうとしていた。
846やくそくゆいあず6:2009/10/27(火) 03:28:49 ID:OGilvgkU
反射的に逃げようと私の体は動こうとしたけど、私の左手は先輩の胸に、頭は右手に、そして何よりもその視線が一番的確に私を絡め取って、動きようがない。
「そうだよね?」
続く言葉。返事を促す、先輩の声。私はそれに頷くしかない。仮に首を横に振って見せたとしても、今この瞬間の私には、先輩を誤魔化せる気なんて欠片もし無かったから。
「それが終わるともうライブの予定も無いし、春が来れば私たちは卒業しちゃうから……一人になっちゃうって思ってたんだよね」
「……はい」
目を逸らし、確認するような二つ目の問いかけに、返事を返す。
予想はしていたけど、やはりそこまで知られていたんだ。そう、先輩は嘘をつかない。ずっと見てたって言ってくれた。わかるよって言ってくれた。
だから、ここまで読み取られていても、全然不思議じゃなかったんだ。
だけど、怖い。そこまであけすけにされて、そして今それを認めて、そんな私を今先輩がどんな目で見ているのか。それが、怖い。
なんでだろう。先輩には出来れば自分のいいところだけを見ていて欲しくて、こんな弱くて醜いところなんて見せたくないって思ってる。
どうして――
「てい」
「あいたっ」
額の真ん中、その少し右側に走った衝撃に、私は思わず声を上げた。
何ごとと、顔を上げて、ぴたっと視線が合ってしまう。折角逸らして、隠していたのに。
だけど、先輩の目は柔らかなままで、だけどその顔は少し怒ったようにその分だけほっぺたを膨らませていた。
そのいつもどおりに、私は心底安堵し、そして首をかしげた。
先輩の左手はチョップの形。それが私の額を打ったのだろう。声は上げたけど、肩をぽんと叩く程度の力。
怒ってるよって合図の、表情と行動。でも、なんで、どれに対して、何のために。
「な、何するんですか、唯先輩」
「なにするんですか、じゃないよ、もう」
先輩は表情を苦笑に切り替え、チョップ型の手から力を抜いて、また私の頭を撫でる。
「あずにゃん、卒業したらもうそれまでって思ってた?」
「…え?」
その言葉に、私はぽかんと口をあけていた。
「ダメだよ、そんなの。私はね、卒業してもずっと変わらないって思ってたんだよ」
先輩の言葉が続いていく。私は、ただそれを聞いているしかない。だって、それは私にとって、奇跡のような魔法の言葉。
何故なら、それは今まで私がずっと抱えてきたものを、悩んできたことを、苦しんできたことを全て、本当に魔法のように無かったことにしてくれる言葉だから。
それが今、私の目の前にある。それでも私はまだそれを信じられない、夢じゃないのかな、なんて思ってしまっている。
「私たちは変わらない。だって、こんなにすごくて、あったかくて、気持ちよくて、楽しいの、私他に知らないもん」
だって、それはあまりに私にとって都合のいい言葉。あまりにそうだから、そんなはずないって反射的に蓋をしてしまっていて。
そう、蓋をしてしまっていたんだ。それを望んでしまえば、それが裏切られてしまったときに私は酷く傷ついてしまうだろうから。
酷く傷ついて、そしてひょっとしたら先輩たちを恨んでしまうかもしれない。そんなのは絶対に嫌だったから。
だから私は望むのをやめて、それが叶わない世界こそ当たり前なんだって決め込んで、そして一人で悩んで苦しんで辛い思いをしている気になっていた。
「きっと、澪ちゃんもりっちゃんもムギちゃんも同じ気持ちでいるんだって思ってる」
私はそこではじめて、自分の本当の弱さに気がついた。本当に弱くて、どうしようもなくて、駄目な自分に。
本当に臆病で、嫌になる。逃げ出した癖して、その痛みに耐えることが強さなんだって勘違いして。
「あずにゃんも、同じ気持ちだったって思ってた。だから私、今とっても悲しいんだよ……」
ただ、信じられなかっただけなのに。先輩たちを、こんなにも真っ直ぐに私を見つめてくれる唯先輩のことを。
「確かにね、卒業しちゃうとここではもう一緒にいられなくなる。でも、私たちは、放課後ティータイムはね、それでも続いていくんだよ。
あずにゃんを一人にしたりなんてしない。私ももう、みんなと離れるのはいや。だから、ずっとずっと一緒だよ」
847やくそくゆいあず7:2009/10/27(火) 03:30:01 ID:OGilvgkU
強く、確かな意思を込めて、先輩は私に視線を落とす。それは、じゅっと音を立てて私の中に在るものを溶かしてくれる。
「唯先輩……私も、そう思っていいんですか」
「もちろん!」
間髪いれず、先輩はにこっと笑ってそう返してくれた。本当に嬉しいって、そんな笑顔で。
本当は、ずっと一緒なんて難しいってこと、わかってる。今は一緒でも、進む道がずっと重なってる保証はない。
例え今、どんなにそれを強く信じていても、どんなに強くそれを望んでいたとしても。私たちそれぞれの道を決める要素は、それだけではないのだから。
でも、先輩は今言ってくれた。ずっと一緒だって。私を一人にしたりしないって。
それだけで、それをもらえたから、私はもう大丈夫。
例え、この先離れ離れになったとしても、その想いはずっと私の中にあるだろうから。
それが在る限り、どんなに離れていても私たちは、そして放課後ティータイムはずっと私の中に存在するんだから。
勿論、そうと決めたからには、そんな例え話、絶対に実現させたりはしないけど。
「いいんですね、もう絶対、離さないですよ。例え先輩が、もういやって言ってもです」
ぎゅうっと、その意思を伝えるようにしがみつく腕に力を篭める。
「もー、いやなんていわないよ」
先輩はまた少し膨れて、そしてまたにこっと笑って見せた。
目を閉じても、瞼に焼き付いてしまいそうな眩しい笑顔。
それを離したくない。離れたくない。もうずっと、離さない。
だから私も、とびっきりの笑顔を浮かべて見せた。ずっと傍にいますって、約束するように。
願わくば、それに負けないくらいの眩しさを先輩に与えられるように。
先輩は微かに目を細め、私がその目論見が満たされたことに満足を覚えるのと同時に、きゅうっと力いっぱい、その胸に抱き寄せられていた。
抱き寄せられ、膝枕の状態から持ち上げられた上体を、膝を立てて安定させ、私は先輩に重心を預ける。
背中に両手を回し、そのままくいっと抱え込むように軸を傾けると、唯先輩はあっけなくポスンとソファーの上に倒れこんだ。
床に落ちてしまわないように支点の位置を調整しつつ、私は覆いかぶさるようにぎゅうっと強く先輩を抱きしめる。
もっと強く抱きしめたい。もっともっとぎゅーっとしてあげて、私の中に先輩を閉じ込めてしまいたい。唯先輩の中に、私を閉じ込めてしまいたい。
そんな思いのまま、ただひたすらに、強く、強く。
私の想いを、気持ちを、余すところなく伝えられるように。
「ずっと一緒だよ、あずにゃん」
先輩の声が耳元で囁かれる。言葉だけじゃ足りなくて、動作だけでもやはり足りなくて、だからまた言葉を重ねようと紡ぎ出された言葉。
だから私もそれに重ねる。今の思いを集約して、形にしたもの。それが同じなんだと、確かな形としてこの記憶に残せるように。
「ずっと一緒です、唯先輩」
848やくそくゆいあず8:2009/10/27(火) 03:30:52 ID:OGilvgkU
「先輩、知ってたんですね?」
「まあね〜」
帰り道、私はすたすたと先輩の前を歩く。私のほっぺはいかにも不機嫌ですという思いを隠すことなく膨らんでいた。
だけど先輩は、そんなこと気にも留めることなく、ふんふん鼻歌を歌いながら、私の後を上機嫌に歩いていた。
「もう、だからあの日、あんなに自信満々だったんですね」
「ふふーん」
「得意げにならないでくださいっ」
「えへへ」
くるりと振り返ると、先輩は私に笑顔を見せる。得意気というよりは、本当に嬉しそうなそんな笑顔。
少しだけ拗ねていた私から、あっさりとそれを奪い去ってしまう。
「りっちゃんが、驚かせるから内緒だぞーって言うからさ」
「もう、律先輩らしいですけど」
それを読み取らせないように、私ははぁとため息をついて見せた。尤も、唯先輩がそれくらいで誤魔化されるとは思わなかったけど。
「それにしても、びっくりしましたよ」
今日律先輩が、みんなを集めて口にした重大発表。
それは、放課後ティータイムが卒業後プロとして活動して行くことだった。
さわちゃん先生が勝手に送ったデモテープから、とんとん拍子で話が進んで行ったらしい。
事務所の意向で、デビューは高校を卒業してからということで。
だから、先輩たちも卒業後のデビューになるし、私は更に一年後卒業してからの加入となる。
一年も待たないといけないのはやっぱり辛いと思うけど、だけど逆に一年待てば私はまたそこに飛び込んでいける。
そしてその間も、ずっと放課後ティータイムは文字通り存在し続ける。
まさしく、先輩が口にしたとおりの展開。先輩はそれを知っていたからこそ、あんなに強く一緒だよっていえたんだ。
――でも、それだけじゃないと思う。
「でもね、あずにゃん」
「…なんですか?」
私の思考を遮るように、そして私の期待通りの笑みを浮かべて、唯先輩は私をじっと見つめた。
「もしね、この話が無かったとしても。例え私一人になってたとしてもね。私はあずにゃんを一人にしたりはしなかったよ」
「…っ」
そして、私の期待通りの言葉を続けてくれる。本当にこの人は、いつもそんな奇跡みたいなことを容易く形にしてくれる。
そしてそれには欠片すらも嘘は混じってないのだろう。
「大好きなあずにゃんだもん!」
そう言って、ぎゅうっと私を抱きしめてくれたのだから。そう、その例えどおりになっていたとしても、先輩はこうして私を抱きしめ、一人にはさせなかったに違いない。
「もう…唯先輩は。そういうこと、簡単に言ってくれるんですから」
「えへへ」
「それにきっと、そうだったとしたら、私から離しませんでしたよ」
「えへへー、あずにゃん寂しがり屋だもんね」
「そんなんじゃありませんけど…ね」
だって、大好きな唯先輩ですから、なんて簡単に返せたらいいんですけど。
私がその勇気を振り絞るか否か迷っている間に、先輩はふいっと私から身を離した。そのままとんとんとスキップするように前へと歩を進めていく。
少し肩透かし。だけど、確かに考えれば通学路で長時間抱き合ってるわけにも行かない。寂しさを素早く胸の中にしまいこむと、その後に着いて歩き出す。
先輩はやはり上機嫌で、鼻歌なんか歌ってたりして。
ひょっとしたらと、私は思う。この事実を知って、嬉しかったのは先輩も同じだったんじゃないかと。
先輩も多少なりとも私と同じような思いを抱いていて、そしてもうその心配をすることはないと知って、嬉しくて。
だから、あんな風に私の気持ちを読み取ることができたんじゃないかって。
なんて、確かめたりはしないけど。それに意味があるとは思えないし、きっとそれは必要がないこと。
だってもう、私たちはお互いの気持ちを確かめ合えたのだから。
ちゃんとその約束を、交し合えたのだから。
それに、そんなことより先に確かめないといけないことがある。だって、先輩の鼻歌は、私の知らないメロディーだったから。
「それ、新曲ですか?」
「うん、まだ完成には遠いけど、タイトルは決まってるよ」
「なんてタイトルなんですか?」
先輩はそこで言葉を区切り、くるりと振り返って、そして最高の笑顔を浮かべながら私にピースして見せた。

「CagayakeGirls!」
849名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 03:33:18 ID:OGilvgkU
以上となります。
10行かなくて良かった…
850名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 04:59:05 ID:OGilvgkU
そういえば、梓ってさわ子先生のことなんて読んでましたっけ。
仮打ちした「さわちゃん先生」のままでやっちゃってましたが…
違ったらすみません。脳内変換お願いします…
851名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 11:35:50 ID:IFGlQJPs
>>850
なんだ、ただの神か・・・
GJすぎて目からムギが溢れてきた
852名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 12:20:02 ID:BhH4/XQB
良いねぇ
853名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 20:35:26 ID:B0BAp4Rq
汚いあずにゃんを見つけたので虐待することにした。
他人の目に触れるとまずいので家に連れ帰る事にする。

嫌がるあずにゃんを風呂場に連れ込みお湯攻め。
充分お湯をかけた後は薬品を体中に塗りたくりゴシゴシする。
薬品で体中が汚染された事を確認し、再びお湯攻め。
お湯攻めの後は布でゴシゴシと体をこする。
風呂場での攻めの後は、全身にくまなく熱風をかける。

その後に、カステラ生地の中にあんこを入れて鉄板で焼いた不味そうな魚型の食べ物を食べさせる事にする。
そして私はとてもじゃないが飲めない白い飲み物を買ってきて飲ませる。
もちろん、温めた後にわざと冷やしてぬるくなったものをね。

その後は棒の先端に無数の針状の突起が付いた物体を左右に振り回して
あずにゃんの闘争本能を著しく刺激させ、体力を消耗させる。

ぐったりとしたあずにゃんに干したばかりで日向くさい布団を掛けて
寝るまで監視した後に就寝。
854名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 22:03:08 ID:88tzGB+7
>>853
憂「お姉ちゃん、無理して難しい言葉使うからかなり間違ってるよ!それ虐待じゃなくて愛護だよ!」
855名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 23:11:21 ID:WutBPkL4
ルッキーニ虐待コピペ思い出した
猫キャラの定番だな
856名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 23:59:14 ID:zshroHa/
>>850
GJなんです
857名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/28(水) 03:49:46 ID:tV44fwJn
>>853
久しぶりに見たw
というか、むしろ何故今まで無かったのかのかとw
858名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/28(水) 06:55:41 ID:EbmlUQJ/
「私もあずにゃん飼いたいよぉ〜」
「冗談でもやめてくださいよ。唯先輩がご主人様で、私がそのペットだなんて」
(え…?梓ちゃんがお姉ちゃんのペット!?)


(憂の妄想開始)


『ふふふ…首輪がとっても似合ってるよ、あずにゃん』
『ゆ、唯先輩…こんなのひどい…ひどいですっ』
『先輩じゃないでしょ?』
『え?』
『ご主人様、だよ。あずにゃんは私のものなんだから』
『ご…ご主人様…』
『よくできました。…じゃあ、ご褒美をあげるよ、あずにゃん』
『ふぁっ??やっ…そ、そんな強く激しくされ…たら…私っ、私ぃ…!』
『ふふふ…いい子いい子…私のあずにゃん』(あたまなでなで)
『ふにゃぁ〜…』(溶けた)
『じゃあ次はねぇ…』
『にゃっ!?ま、まだ続くんですか?』
『もちろん。あずにゃんが身も心も私のペットになるまでたっぷりしつけてあげるからね』
『唯先ぱ…ご主人様ぁ』
『次は甘噛みだよ。私の指を柔らかく噛んで…舐めて』
『んっ、んんっ…ちゅっ…ぴちゃ…ぺろぺろ…』
『うまくできたら次はミルクをあげるよ。その次はお風呂だね…身体の隅々まで私のものにしてあげる…』
『ご主人様の指…おいひいよぉ…』

(憂の妄想終了)


「これはこれでヨシ!私にも梓ちゃん分けてっていうか、私もしつけてお姉ちゃ………んんっ?」

「ごめんね、梓。梓の気持ちも考えずに飼いたいなんて言って…」
「ぐすっ…本当ですよ…。確かに私は唯のものですけど…でも、それはぁ……」
「うん、梓…梓は私のもので、私は梓のもの…結婚しよう、梓っ」
「唯…唯っ!」

「ほっほぅ…さすがはゆいあずッ!妄想の遥か上を行ってくれるッ!見つめるキャットファイトッ!百合色に光るッ!」
「キタシタワー!」(天井裏から)
859名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/28(水) 08:07:40 ID:iuA769G0
>>858
笑ったwwww
860名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/28(水) 14:16:59 ID:tV44fwJn
何処にでも潜んでるムギw
861ハロウィンの前に[1/2]:2009/10/29(木) 00:11:47 ID:ZkvIWA+3
 ある日、いつものように部活へ向かうと、

梓「こんにち――」 バタン!

 唯先輩の席にカボチャ人間が座っていたのでとりあえず閉めた。

梓「……」

 意味がわからない。
 改めて、扉を僅かに開けて、隙間から様子を窺う。

 巨大なカボチャの目の部分をくり貫き、それを被って佇む少女。
 カボチャの大きさと体の大きさが致命的なまでに合っていない。
 頭がでかすぎるだろう。紛う方無きミスマッチである。
 なによりカボチャ人間、口元の部分をくり貫くのに失敗したのか、鼻から下の部分が丸見えになっている。
 あれではライダーマンだ。

梓「ん?」

 よく見ればカボチャ人間、うちの制服を纏ってるではないか。
 そして、切り取られた鼻から下の部分から覗く、茶色い髪の毛。
 そしてスカートから覗く可憐な御御足を包む、黒のストッキング。

 テンションがギュインってなって扉を開けた。

梓「なにやってんすか、唯先輩」

唯「とっ、トリックアンドトリック!!」

梓「悪戯ばっかりですね」

 悪戯したあと更に悪戯しちゃうぞ!
 一切の拒否権なし。相手涙目。

 唯先輩相手なら望むところとは思いつつも、トリートはどこいった、と突っ込んでから自分の席へと着く。

唯「やっほーあずにゃん。どうして私って分かったの?」

梓「こんにちは、唯先輩。分かりますよ、服装とか動きとかその他諸々で……っていうか、他の先輩たちはどうしたんですか?」

唯「りっちゃんと澪ちゃんは掃除当番だね」

梓「ムギ先輩は?」

唯「空気を読むって言ってた」

梓「……」

 絶対どこかで見てるな、あの人。

梓「で、なんなんですかその他国の文化を間違った形で輸入した胡乱な被り物は」

唯「えー、可愛いじゃんこれ」

梓「ええまぁ可愛いですけどそれはそのワケのわからん被り物を被ってるのが唯先輩だから可愛いのであってその被り物自体は微塵も可愛くないですけどね」

 一息で言いのけた。
 我ながらなかなかの肺活量だ。梓ご満悦。
862ハロウィンの前に[2/2]:2009/10/29(木) 00:13:41 ID:ZkvIWA+3
唯「あずにゃん、被る?」

梓「遠慮しときます」

 明らかに人の話聞いてないなこの人。

唯「そっかぁ、可愛いのに……」

梓「あのですね、唯先輩」

唯「なぁに?」

梓「確かにハロウィンといえばカボチャで、ジャックランタンは有名なんですけど、
  ハロウィンの仮装といえば、魔女とか吸血鬼とか幽霊とかであって、ジャックではないんですよ」

 まぁ、ジャックの仮装をする輩も中には居るだろうけれど。
 私としてはどうせ唯先輩に仮装していただけるなら、もっと可愛らしい方が好みだ。

梓「日本の場合、ハロウィンという名のコスプレ祭りになってたりもしますけどね」

唯「へぇ、そうなんだー」

梓「ていうか、ハロウィンってまだ先ですよね?」

唯「今週だよ、土曜日」

梓「土曜日……というと、やっぱり」

唯「うん、うちでやるんだー、ハロウィンパーティー! あずにゃんも来るよね!?」

 ああ、やっぱり。大方、唯先輩にカボチャの被り物吹き込んだのも律先輩あたりだろう。

梓「別にいいですけど、何やるんですか?」

唯「仮装したり、お菓子食べたり、悪戯したり」

梓「……」

 ハロウィン定番の台詞を連呼しながら、街中を闊歩してお菓子を強請る仮装集団。考えただけで頭痛がしてくる。

 ――いや、待て。
 唯先輩の家でやるのなら問題は無い。寧ろ……

 私「Trick or Treat!!」
     ↓
 唯先輩「お菓子はあげないもん」
     ↓
 私「じゃあ悪戯します」
     ↓
 にゃんにゃん

 わぁ、薔薇色だぁ。


梓「喜んで行かせていただきます!」

 私は最高の笑顔で答えた。
863名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 00:16:26 ID:ZkvIWA+3
PC規制されたよちくしょう!!

はい、オチなし百合なし続きなしです
最悪ですね、書かなきゃいいのにww

もうすぐハロウィンってことでこんな話を考えてみたけど、
そもそも彼女達はハロウィンパーティーとかやるんだろか?

ではでは駄文失礼しました
864名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 00:19:53 ID:xAnnaDLM
>>863
薔薇色?
百合色だろGJ
865名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 01:23:34 ID:ePMYcN88
>>863
俺も最高の笑顔になったわ、GJ
866名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 01:54:17 ID:0VLwOcuO
>>863
これは頬が緩む、GJ!
867名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 03:59:31 ID:/27j3lf6
その日私は、誰もいない部室の扉の横で身を潜めていた。
なぜこんなことをしているのかというと、あずにゃんに抱きつくためである。
最近は抵抗してなかなか抱きつかせてくれないし、こういう方法でないと存分にあずにゃんの感触を味わえないのだ…
身を潜めて5分ほどして、階段を昇るあずにゃんの足跡が聞こえてきた。いよいよだ!

ガチャ

梓「こんにちはー」
唯「あーずにゃーん!」

私は影からあずにゃんに抱きつくべく腕を広げた。
この距離なら、もう逃げられない…はずだったが、ここであずにゃんは思わぬ行動に出た。

なんと、あずにゃんから私に抱きついてきたのだ。
私はあまりの驚きに、上手く言葉を発することができない。

唯「あ、あ、あずにゃん…?」
梓「どうしたんですか唯先輩。うれしくないんですか?」
唯「そりゃ…うれしいけど…」
梓「だったらもっと喜んでくださいよ。それとも、もっと色々されたいんですか?」
唯「い、色々って…?」
梓「例えばこういうこととか…」

そう言うと、あずにゃんは私の頬をぺろり、と舐めた。その瞬間、私の体はピクッと跳ねる。

唯「ひゃっ!あ、あずにゃん!?な、ななな…」
868名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 04:02:55 ID:/27j3lf6
梓「ふふふ、そんな声出しちゃってかわいい…でも、そんなのじゃ済みませんよ?」

さらに、あずにゃんは私の耳たぶをくわえて、ぺろぺろと舐め回す。
私は全身の力が抜け、あずにゃんに寄りかかってしまう。

唯「あっ…あじゅ…にゃ…あうぅ…」
梓「…ふふふ…そんなに気持ちいいですか?唯先輩」
唯「う…うん…気持ち…いい…もっと…やって…?」
梓「じゃあ…もっと気持ちよくしてあげます。
 もう二度と私に逆らえないくらいに、私無しじゃ生きられないくらいに、気持ちよくしてあげますよ、唯先輩」

そう言うとあずにゃんは、私のブレザーのボタンに手をかけた。


終わり



ムラムラしてやった。反省はしていない
869名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 07:05:05 ID:ZkvIWA+3
>>864
ばらいろ 0 【〈薔薇〉色】

(2)(比喩的に)しあわせや希望に満ちている状態。輝かしい未来などを象徴する色。
「―の人生」「―の未来」

百合色でも良いんだけどね(ビアン的な意味で)


>>868
唯は間違いなく誘い受け
お前のせいで朝からムラムラしたGJ
870名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 08:08:54 ID:iptLeXH9
>>868
GJ
よくやった
871名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 09:01:55 ID:i0kXS49Y
わっふるわっふる
872名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 13:56:26 ID:/27j3lf6
あずにゃんはブレザーを脱がせて、タイをほどいたところでピタリと手を止めた。

唯「あずにゃん…?どうしたの?」
梓「考えてみると…このまま唯先輩の思い通りにするなんて、なにか癪にさわります」
唯「え?そんな、いまさら…」
梓「やーめた!もうしません!さぁ、ギターの練習しましょう」
唯「ま、待ってよあずにゃん…」

私は突然目の前のごちそうを取り上げられたような、そんな感覚に襲われる。
あんなに気持ちよかったこと、もうしてもらえないの?そんなの、嫌だ…

唯「あずにゃん…お願いだから…もう一回…してよぉ」
梓「嫌です」
唯「お願い!一生のお願いだから!」
梓「そこまで言うなら…誠意を見せてください」

そう言うとあずにゃんは、目を閉じて唇をつきだした。これって…?

梓「大好きだよって言って、キスしてください。そしたら、続きしてあげます」
唯「で、でも…」
梓「嫌ならいいんです。私は別に構いませんよ?」
唯「わ、わかった!わかったよ…あずにゃん、大好き」

私はおそるおそる、あずにゃんの唇に自分の唇を重ねた。あずにゃんの唇は、柔らかくて、とても甘い味がした。
もうそろそろ離してもいいかな。そう思った時だった。
873名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 14:01:04 ID:/27j3lf6
梓「んっ…」

あずにゃんの小さなうめき声が、私の中の何かを呼び起こした。
私は体の奥から、激しい衝動がわき上がるのを感じた。

唯「……」

私は思い切りあずにゃんを突き倒した。当然あずにゃんは床に倒れ込む。

梓「い…いた…なにするんですか!」
唯「あずにゃん、さっきから先輩に向かってずいぶんな態度だよね…おしおきしなくちゃだね♪」
梓「ゆ…唯先輩?な、なにを…んん…」

私はあずにゃんに馬乗りになると、再びキスをする。あずにゃんは息が苦しいのか、よだれをタラリ、と垂らす。

梓「ぷはぁっ…ゆ、ゆい…せ…」
唯「うふふ…あずにゃん、よだれでぬるぬるだよ?きれいにしてあげなきゃね」
梓「あ…や、やめ…ひゃ、ひゃあぁ…」
唯「ぺろぺろ…ねぇ、あずにゃん」
梓「……?」
唯「もう二度と私に逆らえないくらい、私無しじゃ生きられないくらいに気持ちよくしてあげるからね♪」
梓「ひぃ…や、やめ…にゃあああああああ!!」

――――――

律「ん、なんだ今の?」
澪「さぁ…ん、ムギ?なにやってんだそんなとこで…っておい!は、鼻血が…」
紬「きょ、今日の部活は…はぁ、はぁ…休みに…しましょう…」

(今度こそ)終わり
874名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 18:59:08 ID:iptLeXH9
>>873
久しぶりに勃起したわ
GJ
875名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 19:32:37 ID:xAnnaDLM
>>873
さあ具体的にどんなことをしたのかテキストファイルにしてうpするんだ
876名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 22:54:24 ID:/27j3lf6
絵を描いてみたりしてみました
上手くないのは分かってるけど!この熱い想いを形にしたかったんです!

http://imepita.jp/20091029/821460
877名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 23:37:34 ID:9gnY30HB
>>876
UMEEEEEEEEE

さぁ、今すぐ色を塗る作業に入るんだ
878名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/30(金) 01:23:32 ID:dVGT1pBk
>>876
自信を持て
お前は俺を悶えさせた
879名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/30(金) 03:30:13 ID:rpYqj+cR
いちゃらぶしてる二人はやはりいいですな
880名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/30(金) 04:42:10 ID:C71IxKeG
梓唯こそ至高、>>876GJ!
881名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/30(金) 07:26:00 ID:+fz9muwc
困るよ〜
882名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 01:17:02 ID:RyO2xnNS
ゆいあず、ハロウィンネタやろうと思ったら>>863とちょっと被ったでござる

「トリック、オア、トリート!」
 今日はハロウィン。
 「相手に食べさせたいお菓子をひとつ、持ってきて、二人で食べよう!」とあずにゃんを誘ったのが二日前。
会場となる私の家の扉を開けたあずにゃんに、私はハロウィンらしいあいさつをした。それが、今さっき。
当のあずにゃんは、豆鉄砲でも食らったようにポカンとしている。
「お菓子くれなきゃ、いたずらしちゃうぞー!」
 しょうがないから和訳してみる。
「いや、別に二回も言わなくていいですから」
 大事なことなので。
「大事って……」
「まま、とりあえず入って入って」
「あ、お邪魔します」
 丁寧に自分の靴(ありがたいことに私の脱ぎ散らかしちゃった靴も)を揃えて、あずにゃんが我が家に入る。
両親はハロウィンにかこつけて二人でスイーツ巡り。憂はほかの友達と遊びに。
要するに、今、この家には私とあずにゃんだけってこと。
 ……ふふふー、たーのしいなあー♪
「なんですか、突然ニヤニヤして」
「しーてなーいーよぉー♪」
「……やれやれ」
 ホントはリビングとか、なんか飾ったりしたかったけど、カボチャのくり抜きなんてできないし、仮装もしたいけど服がないので、結局いつも通り。
それでもあずにゃんは、「別に構いませんよ」といつものクールな反応。
「よし、それじゃあお菓子ターイム♪」
 今日はハロウィン。ハロウィンといえばお菓子。お菓子といえば女の子の主食。
「唯先輩は、お菓子食べたいだけでしょう」
「えー、そんなことないよー。私は、あずにゃんともおいしさを分け合いたい!!」
「……。ありがとうございます」
「どーいたしましてー♪ てわけで、私のオススメお菓子はこちら!じゃん!」
 ずらりと出しましたは、いつでもおいしい棒状のアレ!!
 …………。
「……なんで、う○い棒?」
「え?おいしーじゃんう○い棒。しかもコーンポタージュ味!!うわあーいきいろーい!!」
「コーンなんだから、黄色いのは当たり前でしょう」
 今日もあずにゃんのツッコミがきらりと光ります。
「まーまー♪まろやかでおいしいから、食べてみなって。はいっ!」
 10本以上あるうま○棒コーンのうち、1本をあずにゃんにフォーユーする。
なにか納得いかないのか、あずにゃんは渋々と袋を開け、○まい棒をガブリと一噛み。
 ……と、あずにゃんの頭上に猫耳がピコン、と立った。気がした。
「おいしい……」
「でしょ!おいしーよね。さすがう○い棒!!」
「おいしいですけど、でも……」
「でも?」
 何か変なこと言ったかな、そう思いながらも、あずにゃんの伏せてる両目を見つめて、言葉を待つ。
「同じ味ばっか、買ってくるのは……。このお菓子、バリエーションが多いのも売り?なんですから」
「飽きちゃう?」
「……てゆうか、こんなには買い過ぎですよ、先輩」
「あう」
 だって、好きなんだもん……。安いんだもん……。お得なんだもん……。だからあずにゃんにも、それを知ってもらいたくて……。
…………てゆうか、『食べさせたいお菓子を“ひとつ”』だよね。種類は確かにひとつだけど、量的には……。あずにゃん、ごめん。
「あっ、でも、本当においしいですから。新発見でした。こういうの、あんま食べないんで」
「そう?……えへへ。ありがと」
 あずにゃんの言葉は、お世辞も何もない、ホントの気持ち。ホントの心。だから、注意されても、怒られても、あまり苦痛とは思わない。そこには『愛』があるから。
……まぁ、本当に嫌いだったら、怒ったりはしないと思うけどね。
 あずにゃんの優しさにしばらくぽわぽわしてると、ふと、あずにゃんのそばにある、見慣れない小さな紙袋に気付く。
「あずにゃん、それなーに?」
「へ?ああ……。お菓子ですよ。私も、持ってきました。ごめんなさい、今まで忘れちゃって」
「んーん、いいよ。持ってきてくれたんだ。ありがとう!」
「そりゃあ、誘ってもらいましたし、約束ですし。当り前ですよ」
883名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 01:21:47 ID:RyO2xnNS
「えへへ、そだね」
 私の言葉に微笑んでくれたあずにゃんは、そのまま袋の中からまたまた小さな袋を出す。
頭をオレンジ色の紐で結ばれているその袋は、中を見ると星やら音符やら様々な形のクッキーが、「やぁ」という風に顔を出した。
それは、見てるだけでこちらまで楽しくなってくるようで。
「クッキー、焼いてきました。パンプキンと、ココア味です」
 もうひとつ、今度は茶色の紐で結ばれている袋を出す。
「わー、おいしそう!食べていい?食べていい?」
「ふふ、もちろん。どうぞ」
「わーい!」
 紐を解き、クッキーを掴んで口に運ぶ。その過程がもやもやもどかしい。
  アムッ  もぐもぐ    ……うまーい!!
「ホントですか?よかった」
「すごいあずにゃん!パティシエ!パティシエなれるよ!……いや、女の子だからパティシエール?パティシール?」
「大袈裟ですよ、唯先輩」
 あずにゃんの笑顔が花咲く。
「……でも、持ってきてくれちゃったんだねぇ」
「え、な、何かマズかったですか?」
「ううん、そうじゃなくて」
 つと、あずにゃんのそばに腰かける。
肩と肩が触れ合うと、あずにゃんは少し強張った顔をした。
「お菓子くれなかったら、いたずらしようと思ったのに―」
 小悪魔っぽい笑顔であずにゃんに話しかける。
「……それを言うなら、唯先輩だって。お菓子、忘れると思ったのに」
「ふふん、甘いねあずにゃん!言いだしたのは私なんだから、忘れるわけないよ!それに、ハロウィンは大好きだしね!」
「大好き、ですか」
「うん!だって、お菓子もらえるし〜」
「……そんなことだろうと思いましたよ」
 やれやれ。あずにゃんは呆れたように首を振る。いや、実際呆れてるのかも。
「むぅ。……だけど、だからこそ、あずにゃんと一緒に過ごせて、すごく嬉しい。ありがとっ、あずにゃん」
 私はいつものようにあずにゃんに笑いかけた。そうすると、あずにゃんはいつも、照れたのか顔をそらす。う〜ん。かわいい。
このままいつものようにぎゅ〜ってしちゃおうか……。
「と、ところで唯先輩」
 急にあずにゃんが振り向く。
「うぇい!?」
 抱きつこうと手をわきわきさせてた私は、素早くその手を後ろに隠す。
「……まぁ、いいです。ところで、ここに来るまでにお店とかチラ見してきたんですけど、なんか意外と、ハロウィンフェアとかやってるみたいですよ」
「へぇ!ハロウィンフェアか〜。いいね、楽しそう」
「でしょう?お菓子を食べれるかは分かりませんが、一度見に行ってみるのも、おもしろいと思いますよ」
「そだね〜」
 おもしろい、とは思うが、それにあずにゃんを付き合わせるのは、どうにも……。楽しいの、私だけかもだし。
でもでも、今年のハロウィンは今年しかない。それはもったいない。うーん。どうしよう。うーん…………。
「……デート、なのに。行かないんですか」
 一瞬耳を疑ったが、確かに、私の絶対音感と名高い耳はそのセリフを聞き逃さなかった。
……ああ、そっか。なるほど。
「あずにゃん、デートしたいんだ?」
「なぁ!?ち、ちちちち違っ……」
「んもう、それならそうと、言ってくれればいいのに〜」
「だ、だから……!」
 赤くなりながらも必死に否定するその様は、まさしくトンデレ。……タンデレ?あれ、りっちゃんに教えてもらったのに忘れちゃった。……まぁ、いいや。
「よし!じゃあ早速行こう!デート!!」
「も、だからデートなんて……、って唯先輩!手ぶらで行くんですか!?あと上着!!今日、寒いですよーー!!」
 あずにゃんの声が、リビングに響いた。
―――
「ハロウィンデート、だね」
「……そ、そうですね」
「まぁ、ハロウィンじゃなくても、あずにゃんとのデートならいつでも大歓迎だけどね〜」
「……っ。は、はい……」

おわり
皆様、よいハロウィンを
884名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 02:56:30 ID:tAvuEHmb
なんという素晴らしいハロウィン!
GJです!
885名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 03:34:55 ID:X8nFm0/4
ピンポーン…

唯「はーい…」

ガチャ

梓「トリックオアトリート!」
唯「きゃあ!」

ジャックランタンの被り物を被った私を見て、唯先輩は驚いたように後退りをする。
まさかここまで驚くとは思わなかった。これで日頃の恨み、少しは晴らせたかな?

唯「だ…だれ…?」
梓「クス…私ですよ、唯先輩」
唯「あ…もしかして、あずにゃん?」
梓「正解です。唯先輩、驚きすぎですよ?」
唯「う…さ、最初からわかってたもん!あずにゃんのためにびっくりしたふりしてただけだよ!」
梓「はいはい、そういうことにしときましょう」
唯「もー!バカにしないでよー!」

10月31日、ハロウィン。今日は唯先輩の家でパーティーが開かれるようになっていた。
それぞれが家に来るたびに仮装して唯先輩を驚かせる…ということになっているのだが、この分だと唯先輩は、皆の期待通りのリアクションを見せることになりそうだ。

梓「他の皆さんはまだなんですね。憂はどうしたんですか?」
唯「憂はスーパーにジュース買いに行ってくれてるんだー
 多分そのうち帰ってくると思う!」
梓「そうなんですか…ところで、唯先輩?」
唯「ん?なあに?」
886名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 03:42:19 ID:X8nFm0/4
梓「さっき私が言ったこと、忘れたんですか?」
唯「へ?何のこと?」
梓「だから…トリックオアトリート、ですよ」
唯「トリ…どういう意味だっけ?」

呆れた。どうやらこの人にとってハロウィンは、仮装よりもお菓子の方が大きな比重を占めているらしい。

梓「トリックオアトリート…つまり、お菓子をくれなきゃいたずらするぞって意味です」
唯「ええ、お菓子?うーん…ムギちゃんが持ってくれることになってたからなぁ…今ないや…」
梓「くれないんなら…いたずらしちゃいますよ?」
唯「わっ…!」

私は唯先輩を後ろから抱き締めた。唯先輩は最初こそ抵抗したものの、すぐに観念したように力を抜いて私に身を委ねた。
まったく、こういうところもかわいいんだから…

唯「えへへ、あずにゃん、ちっちゃいけど柔らかいねぇ」
梓「ちっちゃいは余計です…ねぇ唯先輩、皆が来るまで二人きりでハロウィンしませんか?」
唯「いいね!あ、ちょっとこっち来て?」
梓「はい?なんですか?」
唯「ふふふ…ちょっとこれ、着けてみて!」
梓「な…」

唯先輩の手に握られていたのは、お馴染みのネコミミ…なぜこんなものが唯先輩の家にあるのだろうか?
887名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 03:48:38 ID:X8nFm0/4
唯「さわちゃんにもらったんだー♪ささ、あずにゃん着けてー?ハロウィンの仮装だよー!」
梓「嫌です!…って普段は言うところですけど…特別ですよ?」
唯「わーい♪」

私はいつものようにネコミミを装着した。…なんとなく落ち着くのは気のせいだと思いたい。

梓「どうですか?」
唯「うん、最高だよ!とってもかわいいよ、あずにゃん♪」
梓「い、いざ言われると、なんだか恥ずかしいですね…」
唯「ホントだよ。あずにゃん」
梓「…唯先輩」

唯先輩は優しい微笑みを浮かべて、私を抱き締めた。今度は唯先輩の温かさが私を幸せにしてくれる。

唯「あずにゃんは世界で一番かわいいよ。私が言うんだもん、絶対だよ」
梓「そ、そう…ですか…?」
唯「うん、そうだよ…あずにゃん、大好き」

チュッ…

唯先輩は優しく私にキスをした。その唇は、砂糖よりも甘い味がした。

梓「唯先輩…おいしいお菓子、ありがとうございます」
唯「えへへー♪どうせならいたずらもしてもらっちゃおうっかなあ?」
梓「もう…バカ!」


終わり
888名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 03:51:58 ID:X8nFm0/4
以上です
>>383に触発されて書いてみました
…あまりハロウィンぽくないのはご愛嬌ということで
889名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 08:03:40 ID:6Quk3jhR
>>888
朝からいいものを見せてもらいました
890名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 08:40:18 ID:7InWRqZI
↑こいつムギじゃね?
891名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 09:04:18 ID:p7sZM4qf
>>888
ハァハァ
つ、続きは?
892名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 10:08:17 ID:AdL0q5IE
↑こっちがムギかもよ?
893名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 11:10:08 ID:xKJwSbwx
私だ
894名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 12:06:00 ID:LCcNeed5
お前か
895名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 12:13:17 ID:74yGo+Xj
騙されるな少年
この俺だ
896名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 16:50:14 ID:Vs+tZmYj
お前だったのか
897名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/31(土) 23:03:37 ID:pRw/arpg
>>889-896
以上沢庵様の自演でお送り致しました
898名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/01(日) 03:31:12 ID:CJ8fPe1q
みんなGJ!素晴らしいハロウィンでした。
遅ればせながら、というか見るまでハロウィンのこと忘れてました。
別件で使ったネタの再利用ですが、とりあえず。
ハロウィンゆいあず!
3レスくらいです。
899ハロウィンゆいあず1/3:2009/11/01(日) 03:31:57 ID:CJ8fPe1q
「とりっくおあとりーと!」
なんですか、そのひらがな発音は。覚えたての言葉を嬉々として連呼する子供みたいですよ。
まあ、そこがかわいいところではあるんですけどね、唯先輩は。
「えへへ〜あずにゃーん。お菓子くれないといたずらしちゃうよ?」
そう言って、じりじり私ににじり寄る唯先輩。その両手は、今にも私に抱きつこうと、うずうず動いてる。
にっこりと、本当に子供みたいな笑顔を浮かべた唯先輩は、思う存分「あずにゃん分補給」ができる口実を見つけたってそんな顔。
だけど、甘いですよ、唯先輩。
ひょいっと手を伸ばし、その右手を捕まえる。ほよっと表情を変えた唯先輩に、にこりと出来得る最高の笑顔を浮かべてみせた。
「はい、お菓子です」
そして、ぽんとその手のひらに、あらかじめ用意しておいた飴玉を置いてあげる。
オレンジ味の大玉のキャンディー。それを目にして、唯先輩はがくぜん!とでも言いたげな表情を浮かべた。
ふふ。先輩の考えることなんて、お見通しなんですから。
「食べないんですか?」
「うぅ、食べるよぅ。あずにゃんの意地悪〜」
これくらいで、意地悪呼ばわりは心外ですね。
「美味しいですか?」
「おいしいけど、涙の味がする……」
先輩はそういいながら、本当に少し涙目になってる。先輩の目論見では、本来なら今ぎゅーっと私を抱きしめられてるはずだから。
だけど今はお預け状態。それが悲しいよ、寂しいよ、ってそんな表情。
別に駄目って言った訳じゃないんですから、かまわず抱きついてくれてもいいんですけど。
だけど、先輩は私がちゃんとお菓子をあげたから、悪戯できないってそう思い込んでいる表情。
本当に先輩は、可愛い。本当に可愛すぎて、そう、食べちゃいたくなるくらいに。
「それじゃ先輩、次は私の番ですね」
「ほぇ?」
声をかけると、先輩はきょとんとその様相を変化させた。私の番ってどういうこと?って首を傾げてる。
さっき先輩が使った手ですよ。まさか、自分だけが使えるなんて――そう思っていたんですよね、唯先輩のことですから。
む〜と考え込み始めた唯先輩に、その言葉を投げかけてあげる。その、とびっきりの魔力を持った魔法の言葉を。
「Trick or Treat?」
ぴたり、とのその動きを止める唯先輩。一瞬の間を置いて、サーっとその顔から血の気が引く音が聞こえた。
「あ、あいべぐゆあぱーどぅん?」
無理して英語で返さなくてもいいんですよ。つまりは、ちゃんと聞こえてるということですよね。
「さあ、お菓子ですよ、お菓子。なければ悪戯しちゃいますからね?」
「うぅ、お菓子なんて持ってないよ…あ、かばんの中に」
「手元にないと駄目です。猶予期間は無しですから」
「うー!あずにゃんのおにーあくまー!」
酷い言われようだ。
まあ、なんとでも言ってください。負け犬の遠吠えをいくら聞こうとも、痛くも痒くもありませんから。
先輩はしょんぼりと肩を落とす。くーんとうなだれる子犬みたいで、その様子も可愛い。
ああもう、それは食べていいってことなんですよね。
「じゃあ、悪戯ですね」
「うぅ、本当なら私があずにゃんにいたずらするはずだったのにー」
「往生際が悪いですよ?」
「ふーんだ!いたずらするなら、すればいいもん!」
先輩はぷーと膨れて、すねましたって表情。
もう、そんなにすねないでくださいよ。それに、そんなに膨らましたら伸びちゃいますよ?
両手を伸ばして、そのほっぺたに両手を当てる。膨れた分だけきゅっと押して、先輩が頬を膨らませるのを阻止してみる。
先輩はそれでも頑張って頬を膨らませようとするけど、さすがの先輩の肺活量でも、私の両腕の力には及ばない。
むーむーと唸り声のような声を上げるだけ。
さあ、そろそろ大人しくしてください。これからは悪戯時間ですから。
900ハロウィンゆいあず2/3:2009/11/01(日) 03:33:52 ID:CJ8fPe1q
「え?」
再び頭上にきょとんを浮べた唯先輩に、私はゆっくりと顔を近づけた。
両手を先輩の頬に当てたのは、別に膨れ顔阻止のためだけじゃない。ただ、その角度をあわせるため。
私より背の高い先輩は、少し下を向けて。先輩より小さい私は、少し上を向けて。そのベクトルが、丁度ぶつかり合うように。
何を、とか。何のために、とか。そんなの考えるまでもないこと。
例えば、この光景を傍観者的視点に切り替えたとしたら、まるでドラマのワンシーンの、まさにその一歩手前そのものだろうから。
きっとそんな絵になっている。それくらいに、私の動きは自分でも驚くほどにスムーズで、淀みがない。
先輩がそれに気付いて、何らかの行動を起こす前には、既にそれは触れ合えていると確信できるほどに。
当たり前ですよ、そんなの。だって、この光景は、この瞬間は、今まで何度も何度も夢見て、そして恋焦がれていたものですから。
実践するのは、これが初めてですけど、ね。
その寸前、ようやくそれに気付いた先輩の目は大きく見開かれ、私はそれに微笑みかけるような一瞥を残して、最後の距離をゼロにした。
瞬間、まるでマシュマロのようにふわりと柔らかくて、ほんのり甘くて、やさしく包み込まれるような感触が、一瞬にして私の意識を白く塗り潰してしまう。
私がずっと思い描いていたのと同じ、ううん、それよりもずっと気持ちよくて心地よくて素晴らしくて。
どんな言葉や表現を尽くしても、この感動を表す術なんて、私は思い浮かべられない。
そもそも、そんな余裕なんてどこにもない。冷静に分析できる私なんて、もうどこにも残ってない。
私に残るのは、真っ白に埋め尽くされた世界の中、それでも鮮やかに浮かび上がる唯先輩だけ。
触れあっているのは唇、ほんのちょっとの面積のはずなのに。
きゅっと手を繋いだときよりも、ぎゅーっと強く抱きしめられたときよりも、その他今まで先輩から与えられたどんなスキンシップだって、この瞬間には敵わない。
こんなに鮮やかで深くていっぱいな唯先輩を、私は他に知らない。
「あ、あずにゃ…んぅっ…」
何か言おうとした唇を、啄ばむようにして遮る。
その刺激に少しずつ慣れてきた唇が、貪欲さを帯びていく。
もっと、唯先輩を感じていたい。これくらいじゃ、まだ全然足りない。もっともっと、強く、深く。もっと――
唯先輩を感じたい。そして、私を唯先輩に感じて欲しい。
背中に手を回し、ぎゅっと抱きしめる。
太腿の間に太腿を差し入れ、ぎゅっと絡めとる。
くたりと先輩の体から力が抜け、床に崩れ落ちそうになのを確認して、私は一度唇を離した。
ほわ、と先輩の唇から声が漏れる。至近距離、だけど少し距離を得たその顔は、おそらくは無意識にもう終わり?という言葉を浮べていた。
大丈夫ですよ。心配しなくても、まだ悪戯は終わってませんから。もっともっと、してあげますから。
とんとソファーの淵に右手を着いて、倒れる方向を調整し、丁度覆いかぶさるような体勢で、二人してふかふかのクッションの上に倒れこんだ。
支えに立てた肘と二の腕の長さ分だけ下にある唯先輩を、そのままじっと見下ろす。
いつもの見慣れた顔。だけど、これからもずっと見飽きることはないだろうと予感できる、先輩の顔。
それはほんのりと赤くなって、とろんと熱を帯びた瞳で私を見上げていた。
「あ、あずにゃ…」
何か喋ろうとしたその口に、ぺしと人差し指をのっけて遮る。
「まだです」
「はわ…ぁ」
私の短い返答、その意図を察したのか先輩は更に赤くした顔で、更に熱をこめた眼差しで私を見上げた。
正解です、なんて小さくつぶやいて、再び唇をあわせる。
ソファーに強く押し付けるような強さで、ぎゅうっとその体を抱きしめる。
強く、強く、壊してしまうくらいに強く。それが私と先輩の境界をなくして、一つになってしまえばいいのにと願うように。
901ハロウィンゆいあず3/3:2009/11/01(日) 03:34:26 ID:CJ8fPe1q
「は…んぅ…」
耳を打つ、甘くかすれるような声。薄く開けた瞳に移る、熱にうなされるような切なげな先輩の目元。
息苦しさからか先輩の口が僅かに開かれて、まるでそれに導かれるような自然さを持って、それをこじ開けようと私の舌が動く。
くいっと上あごを押し上げると、一瞬の硬直の後、それを受け入れようとするかのようにふわりとその力が抜けてくれた。
ゆっくりと差し入れられた私に、先輩のそれが触れる。おそらくは反射的に、絡めあうように私を捉えてくる。
その感触は、与えられるその感覚は、私を何度溶かしつくしても冷め切らないほどの高熱。
声にならない声が喉の奥からあふれそうになって、だけど私は懸命にそれを押し殺した。
絡みつく舌をゆっくりとおびき寄せ、ぱくりと唇で挟み込んで吸い上げる。私の中に引っ張り込まれたそれを、ツンツンと舌先でなぞってあげる。
瞬間、先輩の体がぴくんと跳ね上がり、だけど覆いかぶさる私はその動きを許さないようにぎゅうっとまたクッションへと沈み込ませて、封じ込めた。
堪えるように、ぎゅうっと私の背中、ブレザーを握り締める先輩の手。ふるふる震えて、ぴくぴく震えて、それでも私を離さないその手。
だから私も離さない、離してあげない。生まれた嗜虐心に忠実に、私は先輩を貪っていく。もっと強く、もっともっと深くまで。
そう、まだ終わりません。これくらいじゃまだ駄目ですよね。先輩が本当に満足するまで、終わらせてあげませんから。
ですよね、唯先輩――

完全にその体から力が抜けたのを確認してから、私はひょいっと舌先でそれを掬い上げ、口に含むと、唇を離した。
漏れる吐息と、細い光の糸を一瞬だけ作った唾液に、最大限の名残を残しつつも、私はソファーの上身を起こして、まだ横たわる先輩を見下ろす。
私の口の中には、先輩とのキスの味――今先輩から奪い取ったオレンジキャンディーが転がっていて、私はそれを見せびらかすように舌先にひょいっとのっけて小さく開けた口元から覗かせて見せた。
「お菓子、もらえたから、悪戯は終わりです」
ぐったりと、呼吸を整えながら私を見上げていた先輩の目が、きょとんと丸くなる。
その顔は、すっかりそれを忘れていたと言う顔。あんなにしちゃったから、無理もないですけど。
「もう、こんな悪戯、反則だよぅ」
「いやでしたか?」
「まさかぁ」
そう言うと、先輩はむくりと上体を起こして、私と同じ高さ、視線を合わせてきた。
「だけど、やられっぱなしは嫌だよ」
先輩はふわりと両手を伸ばして私を抱きしめると、押し倒すように私ごとソファーに倒れこむ。丁度、さっきとは正反対の体勢。
そして耳元で小さく、優しく囁いた。もう既に、答えの分かっているその言葉を。

ええ、次は先輩の番ですから。
だから、ちゃんと悪戯してくださいね、唯先輩。

(終わり)
902名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/01(日) 11:19:11 ID:ZTgiS640
>>901
GJ
えっちぃな!
903名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/01(日) 14:06:29 ID:VR8PbKYH
GJ
904名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/01(日) 21:26:35 ID:NmtnZsMO
エロす
905名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/02(月) 00:18:53 ID:WTJlYfxj
>>901
これはGJ


これちょっと真面目な話なんだが、唯って梓が生理中でも体求めそうだよな。
最近妄想しながら思った
906名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/02(月) 00:25:41 ID:Z10UgKfm
いや、構わないけども、お前は唯をなんだと思ってんだw
907名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/02(月) 03:27:06 ID:IAURUxDY
唯「ねぇねぇあずにゃん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

放課後、二人きりの部室でギターの手入れをしていると、唯先輩がなにやら話しかけてきた。
一体なんだろう。珍しく演奏の質問だろうか。

梓「なんですか?なにかわからないとこでも…」
唯「あずにゃんはきのこの山とたけのこの里、どっちが好き?」
梓「…なにを聞くかと思えば…」
唯「いやいや、結構重要な問題だと思わない?意外にきのこたけのこ議論は深いんだよ!」

確かに言われてみれば、この二つのお菓子の好みは結構別れるのかもしれないけど…

唯「で、どっちが好き?」
梓「まぁ…私はきのこの方が好きですね」
唯「えー?私はたけのこの方が好きだけどなぁ」
梓「たけのこって、チョコが多すぎてしつこいじゃないですか。
 きのこはあのサクッとした部分がよりチョコのおいしさを引き出してると思うんですよ」
唯「ちっちっ、あずにゃんはわかってないなー。確かにたけのこはチョコのイメージはあるけど、
 噛んだときのあのサクッとした感じはきのこには絶対ないと思うよ!?」
梓「わかってないのは唯先輩です!だいたい食べる前のことを考えてもきのこの方が良いんです!」
908名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/02(月) 03:30:04 ID:IAURUxDY
唯「…どういうこと?」
梓「きのこのスナックの部分はすべすべしてて、粉がつくことはあまりありません。これはわかりますね?」
唯「まぁ…」
梓「でもたけのこはスナックの部分がざらざらしてて粉がつきやすいし、持つ時もチョコの部分を持たなきゃ取りにくいんです。
 当然指にチョコの油がついてぬるぬるするし、粉もついていいとこないんですよ」
唯「う…」
梓「こういうことを踏まえて、私はきのこの方がたけのこよりも上回っていると思うんです」

唯先輩は何か言い返そうとしているようだったけど、私の熱弁の前にお手上げのようだった。
…しかし我ながら、無駄に熱くなってしまった。今さらだけど、少し恥ずかしい…

唯「ね、ねぇあずにゃん、やっぱりこういうことは、食べて検証した方がいいと思わない?」
梓「先輩が言い出したんじゃないですか!」
唯「というわけで、じゃーん!きのこの山にたけのこの里だよー♪」
梓「…なんで持ってるんですか」
唯「いやぁ、学校の途中で買ってさ、皆で食べようかと思ったんだけど…」
梓「いつの間にか私と論争になってかなわないからいっそ食べさせて分からせよう…ですか」
唯「えへへー♪わかるー?」
909名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/02(月) 03:32:53 ID:IAURUxDY
唯「さ、あずにゃん食べて食べて?たけのこの里ー♪」
梓「じ、自分で食べられま…!…パク」

唯先輩に無理矢理口に運ばれたたけのこの里は、確かにサクッとした噛みごたえが心地よかった。
久しぶりに食べたからか、特別に甘く、おいしく感じた。

唯「どうー?おいしいでしょー?」
梓「まぁ、そこそこ…ていうか、私は別に嫌いだとは言ってないです」
唯「あずにゃん、今の負け惜しみ?」
梓「ち、ちがいます!そういう唯先輩も食べてみてくださいよ」

私はきのこの山を一つ取って差し出した。唯先輩はそれをパクンと頬張ると、とろけるような表情を見せた。
確かこれはムギ先輩のケーキを食べる時の表情…きのこの山って、そこまでおいしいかな?

唯「んん〜♪やっぱりおいしいね〜きのこもたけのこも、両方大好き!」
梓「…結局そうなるんですね。まぁ私もそう思いますが」

結局、両方食べてしまえばどちらが好きかなんていう問題はあまり意味がなかったのだ。
どっちもおいしいんだから、それでいいよね。それが唯先輩との議論の末に導き出された結論だ。
910名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/02(月) 03:36:39 ID:IAURUxDY
唯「じゃああずにゃん、皆が来る前に全部食べちゃおう?内緒内緒♪」
梓「多いですね…ムギ先輩のお菓子、残さないようにしてくださいよ」
唯「はーい♪」

二人でお菓子をつついていると、私は一体何をやってるんだと思う。
けれど、以前の私なら受け入れることのできなかったこのひとときも、今はかけがえのない時間に感じられた。
その変化のはっきりした要因はわからない。
だけど確かなのは、今目の前にいる唯先輩もまた、私にとってかけがえのない存在である、ということだ。

梓「ほら唯先輩、急いで食べてください!皆さん来ちゃいます!」
唯「う、うん…ねぇあずにゃん」
梓「はい?」
唯「なんだか、楽しいねっ♪」
梓「…そうですね。楽しいですね、唯先輩」


おしまい



キスも抱きしめもないですが、たまにはこういうのもいいかと思って書いてみました
911名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/02(月) 05:00:58 ID:G7gZ1Zgj
GJ!
こういう日常いいですよね。
心が洗われます!
自分もこういうの書きたいと思いつつ
何故か書いてるうちに際限なくイチャイチャし始めてしまうのは何故か…
912名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/02(月) 09:39:37 ID:nRQZSf1h
GJ!
おかしの事で唯はともかく梓まで熱くなってるのが可愛いな
読んでる途中に梓がたけのこの里の手にした後に指先のかすかについたチョコとか粉を唯が舐めるんじゃないかと思ってた自分は邪かも…
913名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/02(月) 18:37:44 ID:Y0x8i1Wa
>>910
GJ!
仲良い先輩後輩のやりとりって感じでいいね


けいおんのプロッププラスプチ買ったら唯出たけど梓は出なかった
早くあずにゃんを連れてきて2人を並べたいぜ
914名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 02:02:24 ID:vkV0TgDv
ライブ唯は二人も出たのに、制服唯は出なかった…
並べてもなんかしっくりこないです…

今日すごく寒かったおかげで、さむいー!と言いつつ
ずっと梓にぴとっとくっついて離れない唯がずっと脳裏にこびりついてました。
梓もいい加減離れてくださいと言いつつ、満更でもないと。
そこで律が、ムギの方が暖かいんじゃないかとか言って
そっか!とムギのほうに唯が行ってしまい、密かに寂しがる梓とか。
そんな梓の様子を見て、寒がってると勘違いして戻ってくる唯とか。
別に寒がってなんて、と強がりながら今度は素直にそのぬくもりに浸る梓とか。

色々末期か…
915名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 02:12:37 ID:RdPZ9NlY
>>914
いい、すごくいい妄想
916名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 03:47:53 ID:nLIgd4yY
ここは凄く癒されるスレですね。
今日みたいな寒い夜に読むと暖かい。
917私たちの帰り道1:2009/11/03(火) 07:37:42 ID:AW5TkijA
今日は本当に寒いね。はい、凍えちゃいます――そんなことを話しながら手を繋いで帰る。

今はふたりきりになったけど、唯先輩は皆さんの前でも構わずくっついてくるから困る。
いや、本当はとっても嬉しいんだけど。
だけどもやっぱり恥ずかしくて。全身が熱くなってしまう。

律先輩にもからかわれたけど、自分の顔がリンゴみたいになってたことは、
誰より私本人が一番わかってたんだ。

(でも律先輩だって十分恥ずかしい人でしたよ)

私と唯先輩がくっついてると律先輩は決まって冷やかすけど、あの人、自覚はないんだろうか。
24時間澪先輩に付きっきりで、隙あらば「りつー」「みおー」「キマシタワー」してるのに。
律先輩と澪先輩のほうがよっぽど恥ずかしい人だ(それにムギ先輩も人間としてかなり恥ずかしいです)。

それに比べたら私たちは可愛いものだと思う。
手を繋いで帰る――ただそれだけで心が満たされて、ほんのり温くなれる。
唯先輩が側にいてくれると感じられて、世界で一番幸せになれるんだ。
918私たちの帰り道2:2009/11/03(火) 07:39:24 ID:AW5TkijA
――うん、私は世界一幸せな娘かもしれない。

今夜は家族がみんな外出していて家に一人だって話したら、

「じゃあ、私ん家に泊まりなよ〜♪」

…間髪入れずにそう言ってくれた。
お邪魔しますって答えた瞬間に見せてくれた、極上の笑顔。
全身で喜びを表現するかのようにハグまでして貰った。

私は本当に大事にされてるんだな――しみじみ噛み締めるように唯先輩の体温を、
もっと言えば愛情の深さを感じたら、冬の日の寒さなんてどこかに飛んでいっちゃった。

ほんの少し冷たさが残って赤くなってた鼻先も、寒いの寒いの飛んでけって唯先輩に撫でられたら、それだけで温くなる。
代わりに別の意味で赤くなっちゃったんだけどね。

「あっ、お姉ちゃん、梓ちゃん」

ふたりで歩く帰り道――その途中で憂と落ち合った。
こう言う場合、ムギ先輩だったらまた「(三角関係)キマシタワー」してワクワクするんだろうけど、
現実は妄想のようには行かないものですよ。

私たちが手を繋いでいたって、……お付き合いをしていたって憂は憂だ。
唯先輩と私の幸せを心から喜んでくれて、とろけるような笑顔を見せてくれる。
919私たちの帰り道3:2009/11/03(火) 07:41:17 ID:AW5TkijA
そんな憂の優しさが本当に嬉しくて――私はほらってもう片方の手を憂に差し出した。

「え、私もいいの?」
「悪い理由なんかどこにもないよ。ね、唯先輩」
「もちろんっ。憂も一緒にあったかあったかしよ〜」
「えへへ…じゃあ、お言葉に甘えて」

嬉しそうにはにかみながら憂は私の手を握り返してくれた。
右手に恋人の温もりを、左手に親友の温もりを同時に感じられて――私は宇宙一幸せな娘なのかもしれない。

ううん、私は間違いなく宇宙一の幸せ者だよ。

…だから、「あずにゃん、捕まった宇宙人みたいだね」ってのはいらなかったです、唯先輩…。

「あ、そ〜だ。ねぇ、憂。今晩なんだけど、あずにゃんのこと――」
「うん。梓ちゃん、今夜一人なんだよね。だから泊まってって誘いたかったんだ」

一歩遅かったみたいだねって唯先輩と笑い合う憂の手には、ちょっと大きめの買い物袋。
中には色々な食材が詰め込まれてるみたいで、唯先輩と憂ふたりで食べるには明らかに量が多かった。
それは三人目を――私の分を計算に入れた買い物なんだって考えるのは自惚れ過ぎ?

ほら、平沢家のご両親ってばいつも家にいないしさ。

「今日は冷えるし、お鍋にしようね。梓ちゃんもいっぱい食べてね?」
「…うん、ありがと、憂」

きっと自惚れだって決め付けてた予想は、憂のその一言で幸せ色に塗り替えられた。

ふたりきりの帰り道から、三人の帰り道へ。
大好きな人たちとの帰り道は、こんなに幸せでいいのだろうかって驚くくらい。

温もりに包まれた今夜は、きっと最高に素敵な夢が見られるはずだ。
920名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 08:36:46 ID:g9nkN2nh
唯「あずにゃ〜ん!今夜は寝かさないよ!」
921名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 09:37:35 ID:FI2bh1OE
3Pですね
922名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 11:22:17 ID:vkV0TgDv
>>920-921
ほんわかが台無しだw
だがそれが(ry

>>919
GJ!
妄想を形にしてくれてありがとう!
唯梓憂三姉妹は、やはり頬が緩みますね
923名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 11:29:27 ID:3vsADTyi
唯と梓をくっつけられるフィギュアっていつ発売だっけ?
早くこの二人を飾りたい
924名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 17:29:18 ID:a66ZotTX
>>923
09’12月下 SR けいおん!2時間目
http://img04.shop-pro.jp/PA01013/659/product/15729798_o1.jpg

先に出る夏制服のSummer Specialじゃなくて12月に出る水着の2時間目のほう。
925名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 17:44:07 ID:/qPfEfm0
合体させられるなんて気がきくフィギュアだ
これもいいけどぬいぐるみの唯梓セットにも期待している
926名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 18:29:01 ID:3vsADTyi
>>924
thx
12月か・・・楽しみだ。
927名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 21:21:19 ID:soV95WLj
まさに

梓「ゆいぃ……電気消して」

だな
928名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 02:08:00 ID:g9SgOKqO
唯「だめだよ、あずにゃんのかわいいとこが見えなくなるから」
とナチュラルに続いた自分は駄目だと思った

あまりに寒すぎて、学校帰りにラーメンを食べに行く二人が浮かんだり。

梓「女二人でラーメン食べに来るなんて、色気ない話ですよね」
唯「ん、そかなあ…あつっ、でも美味しいね〜」
梓「まあ、先輩は美味しいラーメンがあれば幸せそうですけど」
唯「それだけじゃないよ〜。あずにゃんと一緒だから、ってことだよ」
梓「…それはまあ、私もそうですけど…でも、ラーメン屋ですし」
唯「そうだねー…例えばさ」
梓「なんです…んむっ!」
唯「ん〜〜…」
梓「〜〜っ…ぷはっ…い、いきなり何するんですか!」
唯「えへへ、あずにゃんはネギ味噌味だね」
梓「そういう唯先輩は塩バターコーン味…じゃなくて!」
唯「ほら、こうしてラーメン味のキスができるの、ここだけだよ!」
梓「いやそういう問題じゃ…ああもう、なんかもうどこから突っ込んだらいいかわからなくなりました…」
唯「明日は牛丼味のキスをしにいこー!」
梓「また色気のないところに…まあ、付き合いますけど」
唯「えへへ、あずにゃん、大好きだよ」
梓「もう…私もです、唯先輩」

寒いせいか脳がおかしい
929名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 02:14:17 ID:wVnwfX19
>>928
もっとこう人目とか気にしろよ
ラーメン屋だったら一本の麺を両端からちゅるちゅるだろ
930名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 02:22:47 ID:OVReLYJh
>>928
はぁはぁ・・寝れなくなりました
931名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 03:00:04 ID:ZJSl3uGr
>>930
ムギちゃん早く寝ようよ
932名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 03:59:45 ID:Z8QZK6UF
休日、唯の家にて

梓「唯先輩、それじゃ私そろそろ帰りますね。最近帰りが遅くて親がうるさいんですよ」

唯「まだ帰る時間には早いんじゃない?…あずにゃん♪」

梓「きゃ…」

唯先輩は私をベッドの上に押し倒した。
私はあわてて立ち上がろうとするも、先輩は私を押さえつけて離そうとしない。

梓「ちょ、ちょっと唯…」

唯「あずにゃん…今日はまだ、してないよ?」

梓「あ…」

唯先輩は私にキスをした。いつもより優しく、そしていつもよりちょっとだけ激しく。
ずるいよ唯先輩、そんなことされたら抵抗する気力なんて失せちゃうじゃない…

梓「ゆっ…唯…憂がきちゃうよ…」

唯「別に大丈夫だよ。私たち恋人なんだもん」

梓「理由になってないよ…?」

唯「じゃあ、あずにゃんは気持ちよくないの…?」

梓「それは…気持ち…よかったけど…」

唯「じゃあいいじゃん♪もっと二人で色々しよう?あずにゃん」

梓「い、色々ってなん…んっ…んんー…」

こうして私の帰りは今日も遅くなるのだった…

終わり


お、俺は悪くない!>>928が悪いんだ!
933名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 09:05:47 ID:EyaR85vx
梓のセリフは丁寧語にしてください(><
934名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 10:47:06 ID:sXxGLCnf
唯「恋人同士なんだから唯先輩じゃなくて唯って呼んで?」

定番かつお約束
935名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 11:36:52 ID:g9SgOKqO
>>932
人のせいにw
だがGJ!

冬は人肌が恋しい季節ですね。

マフラーコート手袋と重装備してきて
今日は寒くないよ〜と、昨日みたいにくっついてこない唯に
寂しさを覚える梓と、それをいち早く察して
マフラーを外して、コートの前を開いてその中に梓を抱え込んで
その上からマフラーをくるりと巻いて
これなら二人ともあったかいよね、という唯と
恥ずかしいですよこんなの、と言いつつも満足そうな笑みを浮かべる梓。

とか浮かびましたけど、自分のせいじゃなくて冬が悪いんだ!
とかw
936名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 19:07:59 ID:Dr0NmPua
>>935 はやく!
937名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/05(木) 02:29:47 ID:4W+q4Klf
唯の部屋で2人っきり…。

唯「あずにゃん、つぎココ…お願い」

梓「そこ…ですか。ふふっ、今日の唯先輩積極的ですね。それじゃ…いきますよ?」





唯「いたっ」

梓「ああっ大丈夫ですか!?」

唯「う、うん。皮、剥けちゃった…」

梓「ご、ごめんなさい。速かったですよね…」

唯「ううん、大丈夫だよ。でも…最初はもうちょっとゆっくりがいいな、あずにゃん」

梓「はい。ゆっくり…じっくりやりましょう。時間はたっぷりありますし…」

唯「えへへ…ありがと、あずにゃん」



>>928>>932が悪いんであって、これはただのギターの練習ですよ!
これでいいでしょうか、お嬢様
938名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/05(木) 04:05:05 ID:xETI3J6K
と思わせておいて、実は……なんですね
わかります
屋根裏ではムギと憂が鼻血を吹いているに違いないw

そして以下、何か寒いのにアイスネタ…寒々しいことこの上ないですが…
きっと眠くて寒いせいw
939名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/05(木) 04:06:17 ID:xETI3J6K
「あずにゃん、アイス食べたくない?」
「は?」
今まで何度かその機会はあったけど、この瞬間ほど唯先輩の正気を疑ったことは無い。
外気温は約10度程度。吹き抜けていく風は、真冬のそれほどではないとは言え、寒風というに相応しい様相で容赦なく体温を奪い去っていく。
さっきまで焼け石に水程度の暖を与えてくれていたお日様も、今はもう地平線の下にもぐりこんでしまい、僅かなオレンジを空に残すのみ。
そんな中、この人は一体何を言い出すのか。
「先輩に自殺願望があるなんて知りませんでした」
「もー、そんなのないよ!ただ、アイス食べたいなーって思っただけだもん」
この寒空の下でそんなことを言い出す辺り、そうとしか思えないんですけど。
それともなんですか、実はマゾっ気があるとか言い出すつもりなんですか。先輩がその気なら、少し頑張ってもいいですよ。
なんて言ってみても、所詮私は猫なんですけど。ええ、あずにゃんですから。でもいつか下克上して見せます。
と、思いっきり話が逸れた。それもあらぬ方向に。
とりあえず、アイスは却下です。間違いなく風邪を引きますから。そうなると苦労するのは憂と私なんですよ。
だからやめてくだ――ってもういない!?
「あずにゃーん!」
遠くから聞こえてくる声。つい一瞬前まで私の前であいすーあいすーと言ってた唯先輩は、いつの間にかはるか先、両手にアイスを持ってこちらに駆け寄ってきていた。
これは、唯先輩の行動力と素早さに驚愕するべきなのか、考えに没頭するあまりその行動を看過してしまった自分の迂闊さを呪うべきなのか。
ああ、もう。どっちだっていい。どっちにしたって、目の前の現実は変わらないから。
「はい、あずにゃんの分」
そう言いながら、満面の笑みで左手のアイスを私に差し出してくる唯先輩が私の目の前にいるということは。
「…ありがとうございます」
こう差し出されてしまっては、受け取るしかない。受け取ったからには、食べるしかない。
ナイスタイミングで吹き抜けていく風。寒い。掛け値なしに寒い。そしてそれよりも確実に冷たいであろう白い塊が、今は私の手元に握らされている。
なんて拷問ですか、これは。
そんな私の心情なんて露も知らないって笑顔で、先輩ははむっとアイスにかじりついてる。
「おいしいよーあずにゃん!」
ええ、見ればわかりますよ。そんな幸せそうな笑みを浮かべてるんですから。
はあ、と溜息一つ。食べればいいんでしょう、食べれば。何でこんな寒い中アイスなんて食べなきゃいけないんだか、全然わかりませんけど。
親の仇のようにそれを睨みつけ、その冷たさに最大限の覚悟を固めつつ、私はぺろりとその表面に舌を這わせた。
940名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/05(木) 04:07:14 ID:xETI3J6K
「…おいしい」
「でしょ〜」
うかつにもそう口にしてしまった私に、唯先輩はにこっと笑ってみせる。
本当にうかつ。だけど、仕方がない。だってそれは、自分でも驚くほどに美味しかったのだから。
「寒い中で食べるアイスって、かくべつだよね!」
「……そうですね」
はむっともう一口、今度は大きくかじりながら、そう答える。実際、認めるしかない。自分でそう口にしたことだし、それに本当にこれは美味しいから。
確かに、冬に食べるアイスは美味しいって聞く。私も、コタツで食べるアイスは別格だと思っていたし。
でも、なんかそれだけじゃない。それだけじゃ、自分はここまで思えない。
「えへへ〜」
じゃあどうしてかなって思ったとき、隣で幸せそうに笑う唯先輩が目に入った。
私にこの美味しさを伝えられたってことが嬉しいんだろう。ちらちらとこちらを見てきて、目が合うとにこっと笑って、またアイスをかじってる。
そして、私はその理由がわかった気がした。
「なんかしあわせ〜」
そう言って、くすくす笑う唯先輩。
きっとそれは、アイスが美味しいからだけじゃない。確かに、このアイスはとても美味しいと思うけど。
だけど、これがこんなに美味しいのは、寒さのスパイスってだけじゃなくて、きっと唯先輩と一緒だから。
美味しいって思うことを私に分けてくれて。唯先輩はそれを、私に分けることができて。
そして、今それを分け合って、一緒に味わってるってことがそうなんだ、ってことだと思う。
だって、今の私がまさにそんな気持ちだから。
「私もですよ、先輩」
空いている手で、きゅっとその肘にしがみつく。すると唯先輩は、慣れた仕草でするりと腕を絡めてきた。
さっきよりも近いその距離で、少しだけ見つめあって、くすりと笑い合う。
そしてまた、はむっと二人並んでアイスを口にする。本当に、本当に美味しくて、そして幸せ。
冷たくて凍えそうだけど。実際私の唇は冷え切ってしまっていて、きっと青みがかってしまっているのだろうけど。
だけど、そんなのたいした問題じゃない。だって。
もう少ししたら、先輩が優しく暖めてくれるだろうから。今口にしたアイスより、もっと、ずうっと甘い方法で。
そうですよね、唯先輩?

(終わり)
941名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/05(木) 09:03:32 ID:5ilP5G2J
>>938
外は寒々、中はお熱いとはこれは如何にや?
GJの他には無かろう

>所詮私は猫なんですけど。ええ、あずにゃんですから。
ワロタ
942名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/05(木) 11:12:22 ID:Mvl5oT62
>>940

容量479KBか
次スレはまだ早いかな?
943名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 01:47:35 ID:SdsvpoBd
もう次スレの季節か
とうとう次でこのスレも4つ目
このままじわじわ盛り上がって行くといいね
944名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 03:34:42 ID:f4qu0mGe
唯「ふんふふーん…うぁっ!?」

放課後、部室に向かうべく廊下を歩いていると、突然なにかが背中にぶつかった。
私はバランスを崩してよろめいてしまう。

唯「おっとっと…な、なに…?」
梓「唯先輩、こんにちは!」
唯「なんだあずにゃんか…どしたの?いきなりぶつかってくるなんて」
梓「なんだとはなんですか!あとぶつかったんじゃなくて抱きついたんです!それくらいわかってください!」
唯「えー…」

あずにゃんは抱きついたつもりでも、不意にされた私からすればぶつかられたとしか言い様がないんだけど…
と言いたいところだったけど、そんな不満もあずにゃんの笑顔を見ていると吹き飛んでしまった。
まぁいいか、あずにゃんかわいいから。

唯「ところで、どうして私のとこに来てくれたの?」
梓「先輩が遅いので迎えに来たんです。なんてったって私は唯先輩の恋人なんですから!
 さ、早く部室に行きますよ!」
唯「わ、ま、待ってよあずにゃん!なんでそんな急ぐの!?」

あずにゃんは問答無用といった様子で私の手を引いて廊下を走り出した。
ちっちゃな体で一生懸命に走るあずにゃんは、なんだか妙に嬉しそうだった。
945名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 03:37:23 ID:f4qu0mGe
ガチャ、バターン!

梓「唯先輩を連れてきました!」

あずにゃんが勢いよく部室の扉を開くと、皆ぽかーんと私たちを見つめた。
この反応からすると、別に急ぐ必要はなかったんじゃ…?

律「唯に梓?なにをそんなに急いでんだ?」
唯「はぁ、ひぃ、へぇ…な、なにがなんやら…」
梓「さぁ唯先輩座ってください、お茶にしましょう!ムギ先輩、お茶お願いします!」
紬「は、はいっ!?」

なんかさっきからあずにゃんのテンションがおかしい。一体どうしたんだろう…?
皆も私と同じ疑問を抱いているのか、不思議そうにあずにゃんを見ていた。
当のあずにゃんはというと、ムギちゃんから受け取ったティーカップを持って、なにやらもじもじと私を見つめている。

唯「あずにゃん?それ、私のだよね?」
梓「あ、あの…唯先輩、これ…」
唯「なに?」
梓「の、のの…飲ませて、あげます」
唯「え?あずにゃんが?いやいいよ、さすがに自分で…」
梓「ふー、ふー…はい、唯先輩。口開けてください」
唯「う…」

あずにゃんは半ば無理矢理に私に紅茶を飲ませた。

あずにゃんがこんなことをしてくれるのは、正直とても嬉しい。でも、それ以上に…熱かった。
946名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 03:41:36 ID:f4qu0mGe
唯「んんー!あつーい!」
梓「きゃぁっ!?」ガチャ−ン!
律「わー!梓が紅茶こぼした!」
澪「ゆ、唯!制服がびしょびしょだぞ!」
紬「唯ちゃんたいへん、早く脱がなきゃ!とにかく脱がせなきゃ!」

ワーワ-…



梓「…ごめんなさい」

部活が終わって二人きりになった部室で、あずにゃんはしょんぼりと私に謝った。
ちなみに、私は上下ジャージだった。

唯「いいんだよ、あずにゃんは私のためにやってくれたんだから」
梓「でも、先輩の制服をあんな風にしちゃって…本当にごめんなさい!クリーニング代はちゃんと払います!」
唯「ホントにいいんだって、私が吹き出しちゃったのも悪いんだし」
梓「でも…」

あずにゃんは目に涙を浮かべながら私を見つめていた。
そんな顔を見ていると、なんだか私まで胸が締め付けられるようだった。

梓「私、最低です…こんなんじゃ、唯先輩の恋人失格です…」
唯「…そんなこと、ないよ」

私はうつむくあずにゃんをぞっと抱きしめた。
あずにゃんはしばらく私の腕の中で小さく泣いてから、ぽつりぽつりと語り出した。
947名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 03:44:52 ID:f4qu0mGe
梓「私…いつも唯先輩がするみたいに、スキンシップしようと思ったんです」
唯「スキンシップ?」
梓「私はいつも受け身になるばかりで、唯先輩に何もしてないし…恋人同士って、もっと仲良くするものだと思ったから…」
唯「…なんだ、そんなことだったんだー」
梓「そんなことって…」

唯「もちろんスキンシップしてくれるのは嬉しいよ?けど、私は普段のあずにゃんが一番好きなんだよ。
 私が抱きついたりすると照れるような、そういうあずにゃんが好きなの」
梓「唯先輩…」
唯「だから無理しないでいいんだよ、あずにゃん」

私が力を込めて抱きしめると、あずにゃんはくすぐったそうな顔をした。
それは、すっかりいつものあずにゃんだった。

梓「は…離してください、苦しいですよ」
唯「やだー♪さっきスキンシップしたいって言ったでしょー?」
梓「たった今無理しないでいいって言ったじゃないですか!」
唯「それはあずにゃんからって意味で、私は別にいつも通りだもん」
梓「ず、ずるいです…」
948名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 03:50:23 ID:f4qu0mGe
そう言いながらも、あずにゃんはそれ以上抵抗することはなかった。
それどころか私の背中に手を回したので、抱き合うかたちになる。

唯「あずにゃん…」
梓「まぁ…む、無理はしてないですから」
唯「そのわりには顔が赤いよ?」
梓「く、くっついて体温が上がっただけです!」
唯「わかったわかった♪ホントにあずにゃんはかわいいなー」
梓「も…もう!」


――ねぇあずにゃん、どちらかが一方的に抱きついたりするのもいいけど…
こうやって抱き合うのも、恋人らしくていいよね。


終わり


たまには唯目線からもいいかな…と思いつつ投下してみました
949名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 10:12:23 ID:4NVFm8I+
唯受け唯目線は貴重
950名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 10:48:00 ID:pReeBHmH
あと16KBしか書けない、もうスレ立てないとやべえな。俺立てらんねえけどw
951名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 11:48:30 ID:SdsvpoBd
立てられなかった…誰かお願い
952名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 11:50:55 ID:SdsvpoBd
>>948
GJ!
受け唯視点は確かに貴重
953名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 12:13:32 ID:/Uvnirx6
>>948
いい…いいよ!あずにゃん!!かわいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!
954名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 12:34:12 ID:sG5oGQ4c
よし
立ててこよう
955名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 12:36:48 ID:3dAMd6ds
>>954
よろしく頼む
956名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 12:43:55 ID:sG5oGQ4c
唯「あずにゃ〜ん♪私たちの新しい愛の巣だよ!」

梓「あ・・・愛・・・!?先輩どこでそんな言葉覚えたんですか!!」

唯「略してあいす!」

次スレ
【けいおん!】唯×梓スレ 4
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1257478775/
957名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 14:26:46 ID:SdsvpoBd
最近はラブソングを聴くと、そのシチュを唯梓に当てはめてしまう傾向が
あまあまなのはニヤニヤするけど、悲恋失恋系は胸が痛くなるというか
ぼんやり街頭音楽と書きいてるだけで一喜一憂してる自分とか
末期だなあとw
958名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 15:25:59 ID:sG5oGQ4c
大丈夫!すぐ慣れるよ!
959名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 17:43:51 ID:jOoG1DGs
さあ埋めるか
960名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 17:45:49 ID:uuQN1HVO
961名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 19:54:58 ID:dGyKvtHB
>>956
962名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/06(金) 22:06:39 ID:r7IvC7zD
>紬「唯ちゃんたいへん、早く脱がなきゃ!とにかく脱がせなきゃ!」

沢庵自重
963名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/07(土) 11:34:59 ID:L2TbuM7o
早く埋めちまおうぜ
964名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/07(土) 16:33:03 ID:JWvWM6Fi
唯「私、なにやらハスキー声になっちゃったよあずにゃん!」

梓「わっホントですね!なんかすごくかわ…」

唯「かわ?な〜に〜?」

梓「か、かわ…変わらないですね普段と!」

唯「んもぅ、意地悪しないで言ってよー?」

梓「だ、抱きつかないでください!」

唯「さっきの続き言ってくれなきゃ離さないよ!」

梓「わ、わかりましたよ!唯先輩の声…すごくかわいいです」

唯「えへへ、ありがとうー♪でも、かわいいのは声だけー?」

梓「なにを言わせようとしてるんですか!?」

唯「ふふふー♪もうわかってるでしょ?」

梓「も…もう!唯先輩は全部かわいいですよ!それで私は…唯先輩の全部が大好きです!」

唯「ありがとー♪じゃあお礼のちゅー♪」

梓「ちょ、唯せんぱ…もう…」

チュッ…




埋めついでに…あぁ、ハスキー唯CDほしいなぁ
965名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/07(土) 21:43:54 ID:8EMAgg71
冬の寒さが私を攻め立てる
966名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/08(日) 00:40:34 ID:SHpUvc4C
ウメネタを。
でも多分埋まらないと思うので、あとは誰かお願いします。
967ウメネタ2:2009/11/08(日) 00:41:29 ID:SHpUvc4C
気付かなければ良かったのかな。
ううん、それを言うならきっと――出会わなければ良かった、のかな。
もしそうだったとしたら、私は――

あの人と初めて顔を合わせたとき思ったことは、ほんわりした人だな、とかそんな印象だった。
そして、なんていい加減な人なんだろう、とかそんな思い。
練習よりティータイム、そんな姿勢は当時の私にとってとても許容できないものだったし。
変なあだ名はつけてくるし、行動は何かおかしいし、ぼんやりしていて全然先輩っぽくないし。
そんな感じだったから、好印象、とはとても程遠かった。
だけど、不思議と嫌いにもなれなかった。
ほんわりしたその雰囲気は、傍にいると何故か優しい気持ちにさせられたし。
ぎゅっと抱きしめられると、とても柔らかくて暖かくて、気持ちよかったのも確かだったから。

それに最初に気がついたのは、いつだったのか。
今ではもう思い出せない。いつの間にかそれはこの中にあって、気がつけば私の胸を焦がしていた。
毎日毎日、私をぎゅっと暖めるぬくもりに慣らされている内に、気がつけばもう後戻りできないところまで踏み込んでしまっていた。
部活に行けばあずにゃーんなんて気の抜けた声で駆け寄ってきて。
これが日課と言わんばかりに、あずにゃん分補給なんていいながらぎゅーっと抱きついてきて。
長いティータイムに不満げな顔を見せると、懐柔しようとほいっとケーキつきフォークなんて差し出してきて。
そんなことじゃ誤魔化されません、と思いつつもそれはとても甘くて私をあっさり溶かしてくれて。
それでも、いざそのときになれば真剣な顔を見せてくれたりして。
難しいなーと悩んでるところにアドバイスをしてあげたら、嘘みたいに素敵な笑顔でありがとう、なんて言ってくれて。
私の大好きな、その音を奏でてくれたりして。
それはみんな私の日常。そう、そんなふうに私の中にいろんな唯先輩を積み上げていくことが、今の私の日常になっていた。
そして積み上げられたそれは、すぐに想いと呼べるものに変換されていく。
日に日に高まるそれは、私のちっちゃな胸に詰め込まれて、外に出してよってどんどんと内側から叩いてくる。
その笑顔を向けられるたびに、その胸にぎゅっと抱きしめられるたびに、あずにゃんって優しく呼びかけられるたびに。
だから胸はどくんと高鳴って、私にそれを思い知らせてくれる。
中野梓は、平沢唯のことが大好き――なんて。
そんな言葉を抵抗なく浮べられてしまう自分を。

傍にいられればいい、なんて最初は思っていた。
そう望むまでもなく、先輩はいつも私の傍によってきて、私に笑顔とぬくもりを与えてくれた。
私は――口にしたりはしなかったけど――それをとても幸せだって思ってた。
そんな幸せの中で、こっそりと表に出さないように、私はただひたすらにこの人を慕っていた。
それだけでよかったはずなのに。
だけど、私はいつの間にか思ってしまっていた。
私からだけじゃなくて、先輩にも私のことを大好きでいて欲しい、特別な存在だと思って欲しいって。

それが叶わないことは、私が一番良く知っていたはずだったのに。
968ウメネタ2:2009/11/08(日) 00:42:49 ID:SHpUvc4C
あずにゃん、って先輩は私を呼ぶ。先輩が着けた私のあだ名。
私をその名で呼ぶ人は唯先輩だけ。私にとって特別になったその呼び名。
そう呼ばれて、かわいいよぅなんていわれながらぎゅーっとされて。そうされる私はきっと、先輩に好かれてるんだろうなとは思えるけど。
だけど、ただそれだけのこと。それ以上の意味はそこにはない。
だって、先輩が私に向ける笑顔は、あっさりと私じゃないほかの誰かにも向けられてしまうから。
先輩は誰にでも、大好きって気持ちを振りまいてくれる。その最高の笑顔で、皆に幸せを振りまこうとするように。
そして実際に、周りのみんなを幸せにしてくれる。
それはおそらく、特に意識していることではなくて、そういう風に先輩はできているんだと思う。
おそらく尋ねてみれば、自分に触れる全てのものが大好き、なんってあっさり言ってのけるに違いない。
ふんわりと全てを受け入れてしまって、そして優しく包み込んでしまう。
それが、私の大好きな唯先輩。
だから、わかってた。
私は先輩の特別にはなれないってことは。
私は大好きなみんなの中の一人ってだけ。
ひょっとしたら、いつか。その存在を持って唯先輩に、特別だと思わせる人が現れるかもしれないけど。
それは私じゃない。
そんなの、とっくにわかってたことなのに。

唯先輩はいつも私に笑いかけてくれる。
触れ合えるほど近くで、時にはぴたっとほっぺを合わせて、嬉しそうに。
いつもそんなに近くにいるのに。私は思ってしまう。何でこんなに遠いんだろうって。
後輩としての私なら、あっさりと先輩に触れられるのに、その胸に抱きしめてもらえるのに。
それ以上を求める私の手は、先輩に届くことはない。
先輩の手が、その私に触れることはない。
可愛いよとか大好きだよとは言ってくれるのに、特別だとは決して言ってくれない。
ぎゅうっと抱きしめて可愛がってはくれるのに、そこに特別な何かをこめてはくれない。
優しく笑いかけて私の名前を呼んでくれるのに、その響きは私が望むものじゃなくて。
その甘い声で、その優しいぬくもりで、ふわりとした笑顔で、私にくれた沢山のもので、私をその気にさせてしまったくせに。
先輩は絶対に、そのラインを超えてはくれない。
私のことは可愛い後輩、それだけだよ、なんて言うかのように。そのラインの向こう側で相変わらずのその笑顔を浮かべている。
私なんかじゃ、ここまでこれないよって、私に思い知らせるかのように。

わかってたのに。
何で望んでしまったんだろう。
何でそう望むまでに、好きになってしまったんだろう。
望まなければ良かったのかもしれない。
好きにならなければ、良かったのかもしれない。
私は先輩のかわいい後輩のままで、唯先輩は私の――ただの先輩のままで。
そうすればきっと、こんな思いを抱くことは無かった。
こんな苦しい思いをしなくてもすんだ。
そう、例えば唯先輩じゃなければ、誰か違う人に思いを預けられていたらよかったのかもしれない。

例えば――あの人とか。

梓、と優しく私を呼ぶその人。
澪先輩、と私が呼ぶ人。
振り返った私の目に映るのは、長くて綺麗な黒髪と、嘘みたいに整った顔立ち。
そして、思わず自分を卑下してしまいそうになるくらいの完璧なプロポーション。
ベースを弾かせれば、なんでこんな人がこんなところにいるんだろうと疑問を浮べるほどの音を聞かせてくれて。
怖がりで恥ずかしがりやなところは玉に瑕だけど、それを差し引いても十分にかっこいいと呼べる人。
いい先輩、なんて言葉はこの人のために在るんじゃないかと思える。実際に、澪先輩はあっさりと私の尊敬を得てしまっていたから。
そう、ファンクラブの会員証を自慢げに見せびらかして、うっとりとしていた私のクラスメイトのように、この人を慕ってしまえばよかったのかもしれない。
だけど澪先輩はしっかりしてるから、きっと上手に応えてくれて、私はきっと幸せでいられたのだろうと思う。
こんな苦しい思いをすることも、無かったんだと思う。
969ウメネタ2:2009/11/08(日) 00:43:48 ID:SHpUvc4C
だけど、無理だってことは分かってた。
だって、私は出会ってしまったから。
その最初の瞬間に、既に私は気付いていたんだと思う。
それはきっと、まだ顔を合わせる前、その音をはじめて耳にしたとき。
今思い返せば、そこには確かな予感があった。むしろ、予言と言ってもいいかもしれない。
私が、その人のことを、唯先輩のことを大好きになってしまうことは。

あずにゃん、ってあの人が私を呼ぶ。
自分が傍にいないことが寂しいよ、なんて顔で私を呼んでいる。
それだけで、もう私の中はあの人でいっぱい。
甘くてとろけるような声と、ふんわりとした笑顔に全て奪われてしまう。
ふらふらと、ごはんだよって声に呼ばれる飼い猫のように、その傍らへと歩み寄ってしまう。

ずるいですよ、こんなの。

私を捕まえてはくれないくせに、私をぐぐっと引き寄せて離れることを許してはくれない。
私はくるくると、まるで重力に囚われた衛星みたいにこの人の周りを回り続けるだけ。
届かない距離にどんなに私が恋焦がれているか、そんなの何も知らないよって笑うこの人の周りを。

もしもですよ、唯先輩。
ぎゅうっと先輩を抱きしめて、捕まえて逃げられないようにしてしまって、耳元で先輩のことが大好きです、なんて言ったらどうしますか?
私は世界で一番先輩のことが大好きです。先輩も、私のことを世界で一番大好きでいて欲しいです。
そんな風に続けたら、先輩はどんな顔を見せてくれますか?

そうできたら、どんなにいいのかと思うけど。

私は後輩。先輩のかわいい後輩。先輩の思う沢山の可愛いものの、そのうちの一つ。
少し口うるさくて、怒りっぽいけど、ぎゅうっとされるだけで大人しくなってしまう、そんな後輩。
どこまで言っても、私はそのまま。どんなにこの想いを募らせたって、その分だけ胸の痛みが増していくだけ。
私の胸を締め付けて、ばらばらにしてしまいそうな苦しさだけ、強くなっていくだけ。
だけど、止めることはできない。止められるはずがない。
だって、私は先輩に出会ってしまったのだから。
ううん、きっと。何度やり直してもきっと私は先輩に出会い、そして好きになる。
私は必ず、その私を選ぶ。だって何処まで行っても、何処にいても、私は先輩を大好きな私だから。

とん、と先輩の音が鼓膜を叩く。
視界には、ギターを爪弾きながら私に微笑みかける先輩がいる。
私は微笑み返して、背中にまわしていたギターをグルっと戻し、先輩の音に合わせてピックを振り下ろす。
私の大好きな時間。
私の先輩の関係も、距離も、何も変わらないままだけど。私たちの音だけは、この瞬間一つになってくれる。
一つになって、響いていく。それは、私にとって幸せと呼べる瞬間。
こんなにもあっさりと、私たちは一つになれるのに。
この音のように、私の想いも一つになってしまえばいいのに。
そんな奇跡が、起きてくれればいいのに。

なんて、無理ですよね、唯先輩。
970名無しさん@お腹いっぱい。
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