【けいおん!】田井中聡はお寒いのが嫌い 地球3周目

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1名無しさん@お腹いっぱい。
田井中聡(たいなかさとし) (CV:伊藤実華)
りっちゃんの弟で、番外編「冬の日!」に登場したアニメオリジナルキャラクター。
姉とは、一緒に映画を見に行ったりする辺り、仲が良い様子。
ちなみに寒いのが苦手です。

      __ ..-- 、.:一::フ___
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    /:::::/::::::/:::∧:::::::}`ヽ::::、:::::::::::::ゝ
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   ノァ:::::| 〈弋::;ノ     弋;::ノ 〉イ'::::/ソ
     ハ::::ト /////  ,  ///// |:;.ヘ
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      ソハ    (._,)   /≧/⌒丶、
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お〜とっす〜なよ〜ぉ

前スレ
【けいおん!】田井中聡は姉想いな弟 映画2本目
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1254589929/

前々スレ
【けいおん!】田井中聡はお姉ちゃんっ子【弟】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1245987553/

聡スレまとめwiki
http://www21.atwiki.jp/tainakasatoshi/
2名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 07:10:44 ID:sEEjZnc4
2げと
3名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 07:13:16 ID:XwvSWYkV
何故おちた?
4名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 07:14:18 ID:4BrG7pZ+
どうも、十月から新しく始まったアニメの新キャラスレがいっぱい立ったかららしい
もう落とさないぞ、聡!
5ボインない:2009/10/16(金) 07:14:46 ID:XwvSWYkV
↑オレのID全部子音
6名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 07:16:03 ID:4BrG7pZ+
一応↓

●公式サイト
http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/

〔アニキャラ個別板〕
【けいおん!】田井中律はジュリエット可愛い103【Dr】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1255611626/
【けいおん!】平沢唯40うんたん【木(G)だよ!】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1255109755/
【けいおん!】秋山澪225やだ!!【冬の日】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1247931133/
【けいおん!】琴吹紬 妖精15人目【よいしょ♪】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1255021250/
【けいおん!】中野梓 あずさ14号【あ、遊ぶ?】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1254620467/
【けいおん!】平沢憂7【こんにちは。平沢憂です】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1253269487/
【けいおん!】山中さわ子2【召し上がれアォウ!】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1247413421/
【けいおん!】真鍋和3【(´┗┛-┗┛)】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1253248376/
【けいおん!】 鈴木 純 1 【お願い】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1250009323/
7名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 07:17:29 ID:4BrG7pZ+
このスレでの登場人物
新庄剛:13話にて聡を鈴木んちに誘った友人
鈴木イチロー:13話にて聡と新庄が遊びにいった友人 純の弟
松坂大輔:学園祭の回で唯がぶつかった男
8名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 08:34:09 ID:hn08nruj
油断していたわw
ともかく>>1田井中さ乙し
あと「新庄 剛志」ね(※非公式w)
9名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 08:35:21 ID:istV7DR5
さとしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
10名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 09:19:08 ID:6R5/sT8p
>>8細かいなw

ともあれ>>1
11名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 09:30:41 ID:4BrG7pZ+
良く確かめずにコピペしちゃったテヘペロ☆>剛志

で、dat落ちしたスレに投下されたSSだけど
「聡]恥 3〜9」「十年後の姉弟・それぞれの道」「聡唯 - 手と手を繋いだら」
の三つでおk?
12名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 10:39:08 ID:XwvSWYkV
多分おk

律スレに“聡じゃ3スレは無理”ってカキコがあった
ごめんよ聡…
13名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 10:58:16 ID:2TbUvxlj
正直新庄とかイチローとか野球ネタがでてから保全しなくなった
野球ヲタはこれだからと呆れた
ごめんな聡
14名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 11:02:36 ID:hn08nruj
どうもなまじ一本のまとまったSSに整えようとして筆が遅く(or停止に)なってしまう
今後は1スレ目の時みたいに、思いついたらなるべく速くショートでポンっとのっけるわ
ほっといてごめんよ聡
15名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 12:37:37 ID:XKxUXRkb
ダイヴォ−
16名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 13:01:01 ID:Oqx0jBru
TINKSTS
17名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 13:20:07 ID:W62AFGlG
自分を売る
18名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 13:29:49 ID:gXHpmiyl
    |ii||iii;;;i;;;;;|/_⌒ヽ⌒ヽ
    |ii||iii;;;i;;;i:/` ゚` :.; "゚`ヽ
    |ii||iii;;;i;;;l/   ,_!.!、  ヽ   ダイヴォー!ダイヴォー!
    |ii||iii;;;i;;( __ .⊂⊃  , , )     ダイヴォー!ダイヴォー!
    |ii||iii;;;i;/  /⌒     i
   r^-、ii;;ii_/  ィ    / )
   ヾ.__,、____,,/    /'"
    |ii||iii;;;i|        ノ
   / ̄ ̄ヽ、     ノ
   (,           |
    ',  \     ,  i
    |ii',   ';;ヽ _,ノ_ノ
    |ii||',  ',;;ii;iill|/
    |ii||ii) ヽi;iill|
    |ii/ __.ノ;iill|
    |(__/;i;;;;ii;iill|
19名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 13:49:46 ID:bmqLf5W5
よし、ホモしかいないな
20名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 13:56:08 ID:2DnkEgk5
YIは俺の嫁
21名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 14:03:43 ID:Y3x4PoYZ
MOヴォー
22名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 15:47:39 ID:CWjd7C4R
聡スレに書き込む奴なんてただの数人だろ
23名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 16:30:49 ID:xGVcJtVQ
あ〜気持ちよかった、、、 投稿者:Alparker (8月30日(日)01時04分05秒)

 月の満ち欠けが性欲に影響を与えるのだろうけど、
最近、満月でもないのに何故か異常に発情しています。
 精神的な問題も影響しているのかも知れません。仕事が巧くいったとか
不安が解消されたとか、、。
 それにしてもこの半月、異常に性欲が増していて、余り気持ち良くて
もう狂ったように長時間オナニーしています。乳首モロ感なので乳首を触っているだけで
“あ〜ん、あ〜〜ん! あ〜〜〜ぁん、、!!”
叫びながらまず1時間は乳首オナニーします。
 昼間のオナニーも、普段と景色が変わって見えて燃え上がります。
7年以上付き合ってマンネリ化している彼氏とのエッチも何だか燃え上がりました。
もう、どうしようもなく気持ち良くて溶けてしまいそうです、、、
真っ赤に燃えたオチンチンは本当にいやらしい形をしてニョキっと上を向いている。
神は何と、いやらしいモノを創造したのだろうか?
神に感謝致します。
オチンチンをシゴくと気持ち良くてのた打ち回り部屋中徘徊、
意味不明踊り、雄叫び絶叫、腰振りダンス、鏡に映ったお尻がとてもキュート、
そのお尻を眺めながら乳首を触ると腰をくねくねさせてヨガってしまいます。
40代半ばなのに射精する時は1メートル以上は飛びます。
精液の量も多量。いい匂い、、、。
キンタマがスッキリしたけどまだ、精子が残っている感じで
明日ももっと気持ち良いオナニーが出来そうでワクワクしています。
チンポ最高!



ます 投稿者:大マラ (10月15日(木)06時04分32秒)

竿のつっぱりおさまんねぇ えらのそりでずるずるにむけ、おったち汁でぬめり竿 くせぇ寝床で握り金玉



臭えマスかき好きか? 投稿者:辰次 (10月13日(火)22時32分55秒)

今俺、仕事中なのでAM12時30頃にせんずりおっ始めるんでくっせえ話をしながら雄の竿祭りイカれ笑い声をだしながらだとおりゃーよ淫乱のスイッチが入っちまうぜ。
そんな笑い声をだしながらやるのが好きな野郎で汚れくっせえのが好きな奴限定で募集や。
なのでTELに俺がでたら必ずゲヒヒヒイカれ笑い声をだせや。それがねぇ時はTELよこしてもすぐ切っちまうぜ。
その後くっせえくっせえカス魔羅キャンタマ等変態淫語連呼でまじ狂おうや。
魔羅神輿祭りやソイヤソイヤソイヤー。オラオラくっせえきんたま、酸っぱくせー匂いかげかげ糞くせえー。へロッへロへロ狂いズリ。
えら滓指わっかに絡み付く。腋から漂う男の酸っぱい匂いに魔羅が勃起んきん。兎に角狂おうや。
ぅ押忍!スキン髭38才雄や。捩り鉢巻き、腹に晒しを締め、くっせえ汚れ六尺締めてくっせえ雄竿磨きながら待つ。
それでは12時30以降に電話くれ。それまではTELしてもいねーからでないんできいつけてや。宜しゅう頼む。
24名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 17:29:12 ID:9Q1MO+3i
前々スレで「時をかける聡(仮)」を書いていた者です
タイトル通り、時かけパロで書こうと思っていましたが、
似たようなSSが既出だったっぽいんで、内容変更して再度投稿しようと思います。
何かすません。
25名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 18:05:42 ID:4XPpT7ss
>>24
来てくれるの待ってたよ〜
dat落ちやら荒らしやらでいろいろ大変だけどよろしく頼んます
26名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 22:08:50 ID:HVidKNL7
ハッピーエンドがいいなw
期待してる
27名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 22:36:17 ID:DILp8yTp
律「んッ、ぅあっ、は、あぅ―――ちょ、ちょっと待って、んっ、聡っ」
聡「姉ちゃん、姉ちゃん…ッ」
律「やッ…だめ、あ、あ、ぁん、ふぁっ…目、さま、せっ…てぇ、ん!」
聡「姉ちゃん、が、悪いんだっ。お酒、のめって…!」
律「だっ…て、ふぁっ!ちょぉ…ッひゃあ、ん、んっ、ああッ、やぁ!」
聡「姉ちゃんの、身体っ気持ちい…」
律「待って、まっ、ふああああっ」

鈴木「――――って、お前ら毎晩こんな事してたりするんでしょ?」
聡「…死ね」
28名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/16(金) 22:42:00 ID:2k3Vmoik
>>27
鈴木…その言葉そっくりそのまま純ちゃんと入れ替えて想像してみろw
29名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 01:49:14 ID:ZmvvKBgz
鈴木「ね、姉ちゃん!せ、先輩がカッコいいって、だけで…」
純「か、かっこいいー!」
鈴木「か、勝手に…猫に名前、つ、つけられて…うっ!」
純「か、か、かっこいいー!」
鈴木「じゃ、じゃず研で…何の楽器を・・・あーッ!!!!」
純「かっこいいーーー!」
30名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 02:57:43 ID:4Bw3wjqn
スレタイよく見たら3個目から3周目に変わってる
31名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 09:13:05 ID:GwNZID54
鈴木「田井中ああああああ!」
聡「何?」
鈴木「入れ替わらないかっ」
聡「は?」
鈴木「だってお前の姉ちゃん可愛いだろ?俺も1度でいいから田井中イチローになりたくて」
聡「ばっ…姉ちゃんは誰にも渡さないからな!」
鈴木「…まじでシスコンかよ?うぇっうぇっ」
聡「ううううううううるさい!第一、姉ちゃんだって絶対入れ替わりとか認めねえし!」
鈴木「それはどうかな〜?」
聡「…」
鈴木「とにかく姉ちゃんに聞いとけよ田井中!許可もらったんならお前大敗北だけどな!」
聡「ちっ」


聡「てなことがあったんだけど」
律「サトシ、ソイツシメテコイ」
32名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 09:46:25 ID:2ceN8v9g
やったねさとしくんのAAやめろ
33名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 17:10:50 ID:AF8cw5zJ
         Ο ○                、 y':::::::::::::::::::::`:`'w、
             ο               _'シ::::::::::::::::::::::::::::::::::厶、
             v              _z':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::そ_
          / _⌒ヽ⌒ヽ          彡::, '" ̄``ー、≦==、:::::::::ミ
         /  ` ゚` :.; "゚`ヽ        彳j      `` `  ヾ::::::ミ
 __     /     ,_!.!、   ヽ         l:f  __    ・  _,.、 `!::::::ミ   ____
     \.. / .    --- ,,  ヽ        }l 'ヾミミヽ  rz彡‐`ヽ |::fYj.  /
      |i./       Y    ヽ       .{|  、_tッ、,゙ ' r' rtッ_‐ァ' |::}}!  |
 さ .や |i.         八    ヽ.      ゙l  `ー 'ノ  !、`ー '   |::リノ  | 立 新
 と .っ  |i     __//. ヽ ,, , ).      l  . ,イ   'ヽ     }チ'  |  っ ス
 し .た  |i ,,,,;;:::::::::::   八.,  ''''''!       '、 ゚ ´...:^ー^:':...   ゚ 卞、   |  た レ
 く  ね  |i"   ==ュ  r== j       .ヽ  r ζ竺=ァ‐、   ,ハ <  よ が
 ん    |i   .、_tッ、,゙ ' r' rtッ_‐ァ'|        丶  `二´  丶 /    |  !!
 !    |i|    `ー 'ノ  !、`ー ' |          丶、    ,. ' ヽ     |
        |i|   . ,イ   'ヽ    |         ノ:r jヾ` ̄´   .:ア` …‐: |
       |i.   ゚ ´...:^ー^:':...  ゚│     __,..'| /        /   :::: |
       |i     r ζ竺=ァ‐、   │.. __,,:'´   t/       /    |
       li       `二´  丶  |_:'´     {    ,,___ /     ,,/i \____
       |i.             |/j\    _:ヘ:ニヽ,,,/_,,    , /:::j      j
  __ /               |  i:::::ヽ::`r‐'___ `   ヽ ,,:_,,_,,/:::::ノ"ノシ    〃


34名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/17(土) 18:24:20 ID:MeFd7Ya0
そのふたやめ
35名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 05:17:45 ID:69ByaGBj
>>27,28
不覚にも純×イチローに萌えたww
36名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 06:25:54 ID:d0xw0GfW
小泉 純一郎か
37名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 06:43:07 ID:69ByaGBj
wwwwwwダレウマ
38名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 14:40:38 ID:d0xw0GfW
さとうい@恥の恋


〜 ある日の通学路 〜

恥「うっ、俺の邪気眼が…じゃなくて、こないだの事故のせいでまだ本調子じゃないな…」
 クラッ
恥「やべぇ、ほんとにめまいがしてきやがった」
憂「あの、大丈夫?」
恥「誰だ!」
憂「わっ、びっくりした…あ、あれ?」
恥「……」
憂「聡くん…じゃない、よね?少し感じがちがうような。親戚のかた?」
恥「ま、まあそんなとこだ」
憂「すごく顔色わるいよ。あそこのベンチでちょっと休んだほうが」
恥「いや、話したらなおった…あ、ありがとう///」
憂「ところで邪気眼ってなに?」
恥「いや///それはググレカス!としか…」
憂「ググレ?」
恥「と、とにかく!じゃあな///」
 タッタッタッタッ

憂「……」


恥「あの女性(ひと)が…聡の…ポッ///」




〜 次の日の通学路 〜

聡「憂さん、大丈夫?」
憂「うん、心配してくれてありがとう。もう平気だから」
聡「…(手、引いてあげたほうがいいのかな。いや、しかし)…///」
憂「?」
聡「あ、あの憂さん///もしよかったら、その、手を…」


恥「 ち ょ っ と ま っ た ぁ あ あ あ ー ー ー ッ !! 」


聡「恥!?どうしたんだよお前?」
恥「聡…俺は悟ったぜ…愛は人を変えると」
聡「なんの話だ」
恥「もう影でコソコソするのはヤメたということさ」
聡「おまえ…」
恥「憂さん!好きです!俺のこの気持ち!受けとめてください!」
憂「ええっ!?…っていうか…あなた誰?」
恥「HAHAHA!そういうお茶目なところも好きですよ。ついきのうここでおきた事をお忘れですか?」
憂「きのうここで…って、きのうは私、風邪でずっと家にいたけど…」
恥「えっ」

39名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 14:44:16 ID:d0xw0GfW


戞「認めたくないものだな…自分自身の…若さゆえの過ちというものを…」



恥「誰だ!」
戞「おひさー。あたし戞(ケチ)よ。話は聞かせてもらったわ」
恥「ケチ?」


聡「な、なんか憂さんに似てる人が!」
憂「もうなにがなんだか…」


戞「失望させるようで悪いけど…きのうここでフラフラしてたあなたに声をかけたのはあたしよ」
恥「はい?」
戞「だから!あれはあたしだったの!」
恥「で、でたらめを…セリフの頭は『憂』だったはず…」
戞「HAHAHA!そんなの作者が誤字ってただけでしょ」
恥「な、なんだってー」


聡「ふ〜む。憂さんをもっとやかましく元気っ娘にした感じだな。スタイルもいいしこれはこれで…イタイイタイウイサン!アシガイタイ!」
憂「聡く〜〜ん、なにデレデレしてるのかな〜〜?」ギリギリギリ


戞「まだ信じられない?じゃあこれはどう?」
恥「?」
戞「…邪気眼」
恥「はうっ!」
戞「…ググレカス」
恥「メメタアッ!」
戞「…中二病」
恥「うわらば!」


憂「聡くん、これって…」
聡「行こう憂さん、アホが感染るから」
 ギュッ
憂「あ///あの、聡くん…手が///」
聡「ああいうヘンなヤツらが多いから…///は、離さないようにね!」
憂「…うんw///」


戞「…『聡…俺は悟ったぜ…愛は人を変えると』…って!ぎゃはははwwwww」
恥「や、やめてくれ〜〜恥ずかしい〜〜///」


(おしまい)
40名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 17:09:02 ID:Fhc2jeWs
ダイヴォー
41名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 18:22:59 ID:5BEus5c3
けちwwwww
42名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 20:51:36 ID:SV6RsOwb
イチ口ー(※口はくち)「どうやらこちらの世界でも恥君は戞さんとペアのようですね。」
親庄「やれやれ。」

(物陰から)
屯「イチ口ー、がんばるのよ」
43名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 23:28:29 ID:69ByaGBj
www段々収拾つかなくなってきたなおいw
そのうち済籐とかまで出てきたりしてw

ちなみに>>39GJ!
44名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 07:36:09 ID:oxHAJoOV
あずにゃん2咢「ニャニャニャ-ン」
45名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/19(月) 16:30:24 ID:NPi3C1+g
ドッペルゲンガーだらけでえらいことにw
46名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 02:24:07 ID:8Tr0FBeD
>>39
GJ
47若狭湾:2009/10/20(火) 06:59:33 ID:0hD6a1I3
さわ予「これが若さか…」
48名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 07:59:25 ID:qo1eTCUb
弟原作でも出ないかな??
ちょっと見てみたい
49名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/20(火) 13:57:03 ID:wrZYQcq4
>>47
程「そんな大人、修正してやる!ここは生徒会の出番ね!」

和「あんた誰よ」
50敦賀湾:2009/10/20(火) 14:10:03 ID:/OGWKHYd
さね子「どうやら>>47に偽物が出たようね」
51駿河湾:2009/10/20(火) 15:49:55 ID:0hD6a1I3
ちわ子「いい加減にしなさいよ、本物のニセモノは私よ!」
52伊勢湾:2009/10/21(水) 03:10:44 ID:IeqoYsHm
ちね予「ククク…」
53名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 21:24:00 ID:W6DOvYHy
最近聡×紬の妄想が暴走しっぱなし。
54名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 22:47:50 ID:0PWxdyLl
それをこのスレに吐き出すんだ!
55名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 23:08:34 ID:6IlM8Ynr
聡君は憂ちゃんが俺的にはベスト
56名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 23:37:23 ID:W6DOvYHy
自分的にはベストは梓だな。
この二人に青春させるのが大好きだw

何となくだけど梓だけは聡と対等な恋愛をしそうで。
57名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 23:44:07 ID:0PWxdyLl
>>55

  `¨ − 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `Tーて_,_` `ー<^ヽ
      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _Lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´
           ̄ー┴'^´
58名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/21(水) 23:48:20 ID:QwzybnHv
やっぱ梓だなー
1、2スレ目のとき2つSS書いたけどどっちも梓だった
59名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 00:32:27 ID:WBPQv9Oc
まとめると
憂→聡←梓
こんな感じか
60名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 09:12:25 ID:+qadlE+q
聡「ふ、二人とも引っ張らないで!腕がちぎれるから!」
61名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 22:20:36 ID:dRmaxMkg
>>58
律、梓、澪辺りでカップリングを試みて
今は紬とを構想してるけど
やっぱり梓が一番しっくりくるんだよな…

いや、SSだと唯や憂は決定版がありすぎてあまり構想を膨らませられないというのはあるけど
62ウホッ!:2009/10/23(金) 05:29:52 ID:toDlc5he
まさかの聡×阿部さん
63名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 06:33:29 ID:HJtqelc7
>>59-60
手を離した方が本当の母親です
64名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 08:44:12 ID:Axt8GVoy
憂だな
65名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 14:51:48 ID:HbO83TPU
梓「じゃあ憂が姑で、私が聡くんの嫁」
憂「えー」
66名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/23(金) 15:49:48 ID:LDJDANF6
妻妾同衾ですねわかります
67名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/24(土) 11:51:10 ID:jfEPb6eI
憂と付き合うともれなく唯がついてきます
68もうろく!:2009/10/25(日) 06:42:04 ID:5u2rJ7qz
唯「うぃ〜うぃ〜、ご飯はまだかね〜?」
憂「お姉さん、ご飯はさっき食べたでしょう」
唯「そうだったかねぇ?」
聡「…憂、もうお姉さんはホームに預けないか」
69名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/25(日) 07:58:36 ID:hGVifZHY
唯「フォッフォッフォ、私を追い出そうったってそうはいきませんよ聡さん」
恥「いや、あの、私は恥なんですが…」
戞「…いいかげん、ご飯たかりにくるのはカンベンしてほしいわ」
70名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 12:42:18 ID:f5bsuZ/w
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/10/26(月) 08:40:58 .81 ID:3IxoRfHE0
>山本梓 井上聡と破局。

>山本梓が次長課長の井上聡と破局し、有名スタイリスト・望月唯氏と交際中である事がわかった。
>なんでも、山本梓のマンションから望月唯氏が出てくる姿を何度も目撃されているそう。って事は、山本梓さん、井上聡とは完全に破局なんですかね。

http://www.number1-news.net/archives/cat3/post_140/
71名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 17:35:57 ID:43uRaFgO
>>70
ワロタ
72名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 18:46:39 ID:FR/o2uTa
>>70
ここまで名前揃うとなんかすげえw
73名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 19:35:54 ID:l856ce9J
>中野梓 田井中聡と破局。

>中野梓がけいおん!の田井中聡と破局し、有名ギタリスト・平沢唯氏と交際中である事がわかった。
>なんでも、中野梓のマンションから平沢唯氏が出てくる姿を何度も目撃されているそう。って事は、中野梓さん、田井中聡とは完全に破局なんですかね。

こういうことですか?
74名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 21:06:08 ID:i3dWXXhW
風邪を引いた聡の元に梓が看病に来ると言う電波を受信した
75名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 04:35:09 ID:K8BKvVjw
それはいいシチュだ
76名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 21:44:42 ID:yCPSxSrf
>>74
うちの地デジチューナーを通したら

律の家に集まった軽音部メンバーのなかで梓が風邪をひいていて
廊下でぶっ倒れているところを気付いて助けた聡に風邪がうつって
最初は何てことないかと思っていた風邪が40度を超すような高熱になるほどすごく悪化して
梓がうつしてしまったことを責任を感じて
お見舞いに行った縁で付き合うことになった数年後

梓「私お父さんやお母さんに楽器を教えてもらったから
 私も聡くんとできるだけたくさんの子供に囲まれて楽器教えれたら幸せだな」
聡「(/////」

みたいな会話をしていたら
風邪をひいたときの高熱で精巣が破壊されて
聡は子供を作れなくなって、子供好きな梓の夢をかなえられないと
別れることを理由は言わず伝えるけど
律や澪から聡が冷たい態度を取った理由を聞いて
じっくり考えてそれでも聡と付き合うことを決意して、ついに結婚して
数年後、どうにも体調が悪いと思って病院に行ったら
子供が出来ていた、奇跡だ!

…って電波を受信したよ。

SSにしたかったけど無理だった・・
77名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 22:39:48 ID:3KIuIQ/8
>>76
唯「りっちゃん、おいっす」
律「おぉ〜いらっしゃーい」
梓「おじゃまします…ケホケホ」
澪「梓…風邪か?」
梓「たいしたことないと思ってたんですが…ゲホゲホ!」
律「そーだな…聡ぃ病院に連れて行ってやってよ、私達もすぐ行くからさ!」
聡「俺?別にいいけど…」

中略

病院
医者「子供が出来ていた、奇跡だ!」

fin

何て言うか…マジでごめん
78名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 23:18:23 ID:3KIuIQ/8
ピンポーン
律「はいはい、どちら様…って梓どうしたの?今日集まる日じゃないぞ」
梓「はい、えっと弟さんが風邪引いたって聞いて…私の風邪移しちゃったのかもと…」
律「あ〜、なるほど!わざわざありがとうな2階にいるから相手してやってよ」
梓「おじゃまします…」

ガチャ
聡「ん、ねーちゃん?りんごむいてきてよ〜ねぇオ☆ネ☆ガ☆イ☆」
梓「………リンゴ…ですか?」
聡「う?うわぁぁぁぁ!?えっと…この間の…」
梓「中野…梓です。先日はどうも、風邪引いたと聞いたのでお見舞いに」
聡「あ、アリガトウガザイマス///ワザワザスミマセン」
梓「いえ、私が原因でもあるし…」
聡「ハァ…///」
梓「……リンゴ…むきましょうかw?」

上があまりにもアレだから中略の所書いたがやっぱり無理だった
続きはwebで
79名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 23:20:50 ID:yCPSxSrf
何でもいいから続き書いて
80名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 23:42:18 ID:yCPSxSrf
>>77>>78の間

律「おいっすー」

紬「りっちゃんー
 今お茶入れるね」

律「いや…今日は早く帰るから言いに来たんだ…
 弟が風邪ひいてさ…両親も今日遅いから面倒見てやらないといけなくて…」

澪「え…聡そんなにひどいの?」

梓「……」

律「あ、そんなにひどくないと思うけど、一応な。」

梓「あの、律先輩…弟さんお見舞いに行っても良いですか?」

律「へ?うん、大丈夫だと思うけどどうして?」

梓「なんか私がうつしちゃったみたいだし…
 大丈夫か気になるから…」

律「いや…そんな梓が気にしなくても…
 来てくれるんなら聡も喜ぶだろうけど…」

梓「それならおじゃましますね!」
81>>76シナリオ:2009/10/28(水) 13:06:32 ID:y3DXd1df
>>78の続き
梓「……リンゴ…むきましょうかw?」
聡「えぇ!?いやいや悪いですよ」
梓「罪滅ぼしみたいなものだから…じゃあ台所借りますね」

リンゴ切って帰ってきた
梓「う〜ん、ちょっと形いびつになっちゃったかな?」
聡「いえ!美味しいですよwありがとうございます中野さん」
梓「うん?私は聡君の事聡君!って呼んでるし梓でいいですよ♪」
聡「…///あ、梓さん?」
梓「さん付けだと呼びにくいでしょ私の名前…」
聡「あ…ず…さ?ってなんか照れますよ///」
梓「ふふふwこれから慣れてくださいね♪」

(注)あずささん
      ↑↑ここが言いにくい

キスまで書こうと思ったら意外と長くなってしまったorz
82>>76シナリオ:2009/10/28(水) 13:37:26 ID:y3DXd1df
聡の風邪は長引いた…具体的には地球が30回自転する位
その間梓は足しげく田井中家へ通ったのだった

梓「なかなか治らないね〜」
聡「医者も不思議がってたよ、今度学会で発表するかもってさ」
梓「未発見の病気って事?」
聡「さぁ、どーだろう?治す方法見つかればいいけどね…」
梓「治す方法か…」

回想開始
憂「風邪って人に移すと治るって言うよね」
梓「そーだねー」
憂「移すとしたらやっぱり…キスとか///」キャ
回想終了

聡「ははwこういうときって白馬の王子様のキスとかで治ったりするよねーw男だけど」
梓「!?」
聡「そんな都合のいいことないけどねw」
梓「聡君……ちゅ…///」
聡「!?…あ、あずささん?」
梓「///王女様のキス…///あとさん付け禁止!」
聡「ご、ごめん梓?///」
梓「よろしい///」フフッ

こうして聡の風邪?はぐんぐん治っていき、完治したとき2人は恋仲となった…
そして時は流れ数年後…田井中聡20歳

第一部 完

おまけ
律「聡でさえキスしてるのにあたし達ときたら」
澪「ちゅ」
律「!?」
澪「///」
律「///」
83名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/28(水) 14:59:37 ID:YtwT+suP
まとめ

>>77>>80>>78>>81>>82>>73
84名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/29(木) 07:12:47 ID:e0dRWUC2
聡梓よりむしろ澪律がGJwww
85名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/30(金) 00:17:42 ID:Fz/EXtQN
なんとなく間接キスの話が見たくなった
86名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/30(金) 23:14:13 ID:M0i/RkAf

          ,-=;,
          {__7!
          〔_ラレ        ,、_,-‐y;     
           `y"l       rヲレへシ'"    
           iト-ヘ、      (_;フイ              r;_/iレソ
            l  'ヽ      ル ||   /_⌒ヽ⌒ヽ     し ン′
              ヽ   ヽ     レ' ||! . /` ゚` :.; "゚`ヽ    人_フ
             V  ヽ,    |   |.| ./   ,_!.!、  ヽ  _/ / 
              ヽ   ヽ,  ト = }{i( __ ---  , , )  /
               `i 、,  ヽ, }- ルハjト'`_ー-∠-r'"  シ´
                V   `;|   i∨  ̄~7  ン〈___/
                V丶  |   リ >,    ( <_/ ,_
                 ヾ  {   ソ レ  ン ;_ン'" ,r"<rn ゞミヽ
                  ゝ、ゝ = 〃ソノ__/   / y'"J | \` ヽ
   rn,              rfレ`ー-=-‐''~ ̄   /`7  `、|  ヽ-'ヽ
  rJllル7       rnh;   l´ ´'リ  ,rn     / r'ン==ト、!__  V ヽ
  〉__ソ       ヾヽ``ij'l 〉 /、,ハjjj し'l mhレ'   /f" |リレ7,,m〉  |  |
  |  {   rfjn   ,;'V _ン',/ //〉r>,、__//リリ ト  〈 }'=‐' ソ 〉トii,_/  j
  .|  i _,-;ゝ_ソ  {' ' 'V V /'ハ~ ' ノヽ ヽ,;ヾ レ'⌒jー'-ン Λ'ー'~ヽ,  /
    ! V;;;ゞ''~ ̄ヽ_〉_j,;|  ヽ/レ_>' ラ';;/;-‐-{〉⌒|!    / /     〉"
   }  V       }リ レヽ  ヽ彡';,、-l ・ ・ ゜j、=ヾヽ / / `` _,‐'"
   Y´~j!_    ji!_,-' ヾ,ヽ,=''`ヽ,;;; ;,トー-‐'j リヽ,;'_>' ,/ ‐= |
   .{   `ー=''" 、、 」、|/~`ヽ,;;;:;.〉、__,,ソ 〉‐''‐、. /   彡 |
87名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/01(日) 17:36:53 ID:NmtnZsMO
あげ
88名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/02(月) 12:15:54 ID:/pF5lyBy
今日は寒いな
地球は温暖化してるんじゃなかったの
89盛者必衰:2009/11/03(火) 13:42:12 ID:BhwC9n1i
うう、一時の盛り上がりが嘘のようだ…
ssカモーン!
90名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 13:48:23 ID:hJBJ7f8s
まじ聡ムカつく。
りっちゃんよこせ。
91名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 14:33:45 ID:tCLeIBiV
>>85
梓「はぁ、律先輩の唇おいしそう…でも女の子同士でキスなんて///」
唯「ってさ〜私と憂は小さい頃キスしまくってたんだって〜」
律「あぁ〜小さい兄弟ってよくあるらしいなw私も聡とキスしてたらしいぞ
  3,4歳の頃だし弟だしノーカンだけどなw」
梓「!?こ れ だ!」

田井中家 ピンポーン
聡「あれ?誰だろ?はーい」ガチャ
梓「むちゅ」
聡「む?むぐぅ〜???」
梓「せめて、せめて間接キスを!!!」
聡「む〜ん///」

はいはい終わり終わり
92名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 21:01:22 ID:/f7rZ5pd
なんか聡梓が人気みたいだね
93名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/03(火) 22:03:47 ID:6RRJrL7B
ダイヴォー
94名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 04:34:44 ID:0xQgdAgP
>>89
じゃあせっかくだから昔書いた聡律でも投下しましょう
聡幼すぎかね?w
95名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 04:35:34 ID:0xQgdAgP

さとりつ:エレドラ編


とある日の夜。

「シャーン!っと。ま、こんなもんか。」

律は自分の部屋に置いてあるエレクトロニックドラムを叩いていた。
ヘッドホンで聞いているので、聡の部屋までは聞こえない。・・・・・・はずだ。

「あれ、聡?どうした?」

開けっ放しになっているドアの向こうから、パジャマ姿の聡が眠たそうに
覗いていることに律は気付いた。

「眠れないのか?あ、もしかしてうるさかったか?」
「ううん。それほどでもないけど・・・・。」

目をこすりながらぼそぼそと言う聡。
96名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 04:36:29 ID:0xQgdAgP
「それほどでもない、ってことは少しはうるさかったって事か。わりぃわりぃ・・・。」
「いや、別に良いよ。またライブがあるんだよね?」
「そう、来週なんだよな〜。一応練習しておかないと、梓にも怒られそうだし・・・。」
「後輩とは思えない人だね・・・・」

聡はくたびれたように苦笑いし、大きく欠伸をした。
そしてふと顔を上げ、提案した。

「そうだ。少し聴かせてよ、姉ちゃんの演奏。」

このところ律はずっとヘッドホンで練習していたため、なかなか聡が聴けるチャンスはなかった。
久しぶりに姉の大雑p・・・・・・元気の良い演奏を聴いてみたくなったのだった。
97名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 04:37:20 ID:0xQgdAgP
「よおし。そんじゃいっちょ聴かせてやるか!」

夜晩くとは思えない威勢のよさでそう答えると、律はヘッドホンを外して軽快に演奏を始めた。
聡は律のベッドにうつ伏せになり、頬杖をついてドラムの音に聴き入った。

力が入りすぎている。
バスドラムのリズムが安定していない。
フィルインも急ぎすぎだ。

でも、律のドラムには何か安心させてくれるものがある。
ひょっとするとそれは、ドラムの音というよりはむしろ、常に極上の笑顔を絶やすことのない
律本人からにじみ出てくる、明るくどこまでも楽しげな空気そのものなのかもしれない。
音楽で人を楽しませるには、まず自分が楽しまなくてはならない。
そういうことなんだろうな、きっと。

「(姉ちゃんのドラムを聴くと、何だか楽しくて仕方がなくなるんだよな・・・・。)」
98名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 04:38:34 ID:0xQgdAgP
「シャシャーン!ドコドコドン・・・・・。よーし、なかなか良かったな。
どうだ、聡?良かっ・・・・ってあれ?」

気持ち良く演奏を終えた律が振り返ると、そこにはベッドの上でスヤスヤと
心地よさそうに眠る聡が居た。

「もう、こんな時間だもんな・・・・。」

律は時計を見て呟くと、穏やかに弟を眺めた。
どこか笑っているような、喜んでいるような、とても嬉しそうな表情のまま寝入っていた。
99名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 04:39:53 ID:0xQgdAgP
律は寝る支度を済ませると、ベッドを揺らさないように細心の注意を払って、聡の隣に横になった。
聡が掛け布団の上に乗ったまま寝てしまったため、律は新たに掛け布団を持ってきて、自分と聡の上にかけた。

「(ちょっと前までは、嵐の晩っていうと私のベッドに潜り込んで来てたよなぁ・・・。
それが最近ではすっかり来なくなっちゃって。)」

律は隣で寝息を立てている聡の顔を見つめた。

「(でもやっぱり、いつになっても聡は聡・・・・だよな。)・・・・な?」

聡の柔らかい頬を軽く突く律。
聡はほんの少し眉を動かすと、かろうじて聞き取れる声で囁いた。

「ドラm・・・・良かったy・・・・・姉ch・・・・・・・。」
「フフ。・・・ありがとな、聡。」

律も小さな声で囁き返した。

静かで涼しげな夜空は、幸せな二人をいつまでも温かく包み込み、
キラキラと輝く星々は、安らかに眠る二人を優しく見守り続ける。
平和で、美しい夜だった。
100名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 04:40:49 ID:0xQgdAgP

________


「んん・・・・・・ん?」

わき腹に鈍い痛みを感じ、聡が目を覚ました。
気付けば律は上下逆さになり、片足を聡の体に食い込ませていた。

「うう・・・・・。あれ?何で姉ちゃんが・・・・・・?
あ、そっか、昨日は姉ちゃんの部屋で・・・・・。グハッ!」

律のかかとが聡の胸骨をめがけて落下してきた。

「アイテテテ・・・・・。これだから姉ちゃんと寝るのは・・・・・・。」

聡は律の足を横に追いやると、本来の掛け布団の下に潜り込んだ。
足元のほうで、大きく口を開けたまま幸せそうに寝ている律が、寝言を囁くのが聞こえた。

「うぃらうぃんゆーぅ・・・・アハハ・・・グゥ・・・・・・」

白みかけた暁天のもと、気の早い小鳥たちが爽やかな囀りを響かせている。


(完)

101名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 09:50:50 ID:ur8LkwB/
ええんちゃう
102肉体:2009/11/04(水) 21:23:57 ID:fYmjv6dE
GJ

過去に掲載したssを大幅に加筆修正しました
また投下していいすか?
103名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 22:28:45 ID:+vhbTco9
好きにすればいいさ
104名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/04(水) 23:11:12 ID:F+qE/ETk
楽しみです
105肉体:2009/11/05(木) 02:52:49 ID:tLMiI8Ou
投下します
内容は聡]律、または聡]唯です
自分だけでなく他の人の書き込みもあり、その内容も採入れてます
では
106アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/05(木) 02:54:02 ID:tLMiI8Ou
『第1部:姉弟』
【聡29才】
聡「お姉ちゃん!どうしても開けてくれないのなら、無理に開けるからね!!」

僕は扉に体当りをした。1回、2回、…そして5回目で扉は開いた、約10年振りに…
その部屋はすえた臭いがし物が散乱していた。そして部屋には一人の女性がいた。髪は伸び放題で体型は太り気味、以前の姿とはかけ離れていたが、間違える筈は無い
姉の田井中律だ…

聡「お姉ちゃん…」
律「・・・」
107アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/05(木) 02:55:56 ID:tLMiI8Ou
姉は元々明るくて元気な性格だった。そして音楽が大好きで、自身もバンドでドラムを叩いていた
しかし約10年前にそのバンドの事で心に深い傷を負ってしまい、結果引篭るようなった(僕も一部関係しているのだが…)

田井中父「お、お前…このバ、馬鹿やろう」
田井中母「りっ、りっちゃん!何とか言いなさい」
律「う、う…」

両親と僕は話し合いをした結果、力ずくで姉を部屋から出す事にしたのだ
だが、実際目の当りにする変わり果てた姿に、父も母もかなりショックを受けたようで怒る声にも戸惑いが隠せない
108アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/05(木) 02:56:44 ID:tLMiI8Ou
聡「分ってるの?10年だよ10年!安いワインだって十分に熟成できる期間だよ!!」
律「・・・」
聡「みんながどんな気持ちでいたか、考えた事あんのかよ!!」
律「ご、ごめ…」
聡「聞こえないよ、父さんと母さんにちゃんと謝れよ!」
律「ご、ご、ごめんなさ…」
聡「ちくしょう・・・」

僕は涙を堪えながら静かに部屋を後にした…
109アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/05(木) 03:07:50 ID:tLMiI8Ou
【聡31才】
あれから約2年がたった
あの後姉は市が実施する更生プログラムに参加した
施設での協同生活は大変そうだったが何とか1年間の期間を終え、次に職業訓練も受けた
姉は今では一人暮らしを始め、バイトだが仕事もちゃんとしているそうだ

ある日、仕事中に僕は先輩から声をかけられた。因みに僕は大手の建築事務所で働いていた

先輩「おい田井中、お前にお客さんだぞー」
聡「え、誰ですか?」
先輩「知らん、でも綺麗な人だぞ。ひょっとして恋人か?」

僕はロビーへと向かった
110アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/05(木) 03:09:23 ID:tLMiI8Ou
聡「!」
律「…よう、久しぶり聡」

そこにいたのは姉の律だった。会うのは約1年振りだ
思い起こせば、家族に部屋から出された時は再会の感動などなく、ただあるのは絶望だけだった
しかし今やっと本当の姉に会えた気がする

姉と僕は会社の近くの喫茶店にいた

律「1年振りだね、何で会いに来てくれなかったんだよ〜」
聡「…更生プログラムが終わった時、お姉ちゃんはもう大丈夫だって思ったんだ」
律「そうか…でも本当にありがとな、感謝してる」
聡「たいした事してないよ、僕は」
111アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/05(木) 03:11:16 ID:tLMiI8Ou
以前のように体型はスリムになり、髪型と服装もちゃんとしていた
僕は綺麗になった姉の事を見つめていた

聡「そういえば、もうカチューシャは着けないの?」
律「しないよ〜、もう33だよ」
聡「そっか、あの虹色のやつ好きだったのに…」
律「それより・・・
これ…、返すね」
聡「その指輪は…」
律「私なりにケジメをつけに来たんだ、あの時の事に」
聡「お姉ちゃん…」
律「…今の聡がどう思ってるかは分からないけど」
聡「・・・」
律「これが、私の気持ちだから」

そして姉は席を立ち帰って行った
テーブルの上には指輪が残されていた。僕が18才の時にプレゼントした指輪が…
112名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/05(木) 12:27:41 ID:bpEyso3n
聡…何故ワインの薀蓄を語ったw
113アネキとボクと,時々ユイ:2009/11/05(木) 23:26:02 ID:tLMiI8Ou
【律34才(聡32才)】
律「先生、聡の様子はどうですか?」
主治医「依然として変化は見られないですね」
律「そうですか…」

私(律)は病院の神経科に来ていた
引篭りだった私を助けてくれた聡だったが、その後に聡自身の精神が壊れてしまった

半年前、会社を無断欠勤していると連絡があり、心配した母親が聡のアパートを訪ねた
そこで衰弱して倒れていた聡を発見したのだ
それから容態は一向に変らない…

私は病室に来ていた。聡は虚ろな目でずっと窓から空を見ている
114アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/05(木) 23:30:54 ID:tLMiI8Ou
律「聡、元気か?」
聡「・・・」
律「姉ちゃんな、今度介護士の試験受けるんだぞスゲーだろ!」
聡「・・・」
律「合格したら一番に報告に行くぞ、それと聡が好きなワインも持ってくるからな!
そしたら、そしたら…」
聡「・・・」
律「聡、ごめんよ…」

いつまでも聡は空を見続けていた。その瞳には何が映っているのだろうか…
―――――――
唯「りっちゃーん!」
律「唯!」
唯「久しぶ〜、どわっ!!」

14年振りに会う唯はいきなり段差に足をとられ勢いよくコケた。慌てて駆け寄る
唯らしい賑やかな再会になった
115アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/05(木) 23:31:37 ID:tLMiI8Ou
律「だ、大丈夫か?…ったく、相変わらずだなぁ」
唯「へへー」

唯は服を砂まみれにしながら笑っている。その笑顔に自然と私の心は解きほぐされた

唯と私は適当なベンチを見つけて腰掛けた

律「今日はわざわざ時間作ってくれてありがとう。で、仕事は上手くいってんのか?」
唯「うん、大変だけど楽しいよー。今度ねぇ映画にちょこっとだけ出させてもらうんだー」
律「マジかよ?」
唯「コメディーものなんだけど」
律「はー…唯は頑張ってんなぁ」
116アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/05(木) 23:33:58 ID:tLMiI8Ou
唯は20才の時に芸能事務所にスカウトされ、天然系アイドル(お馬○タレント?)としてデビューした
10数年経った今もその魅力は衰える事はなく根強い人気を誇っている

唯「りっちゃんもだよ、何か弁護士の試験受けるんでしょ?すごいね
あ、そういえば聡君、元気にやってる?」
律「あー…っと」

私は話してもいいものかと少し迷った。だがその透き通る瞳を見て、唯なら言っても大丈夫だと思い直した

律「唯、聞いて欲しいんだけど実は…」
唯「な〜にりっちゃん?」
117アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/05(木) 23:36:19 ID:tLMiI8Ou
私は勇気を振り絞って口を開いた
10年間引篭っていた事、その後聡が精神を壊して現在も入院中である事を話した

唯「そっか…、一時期連絡は取れるのに全然会ってくれない時があったけど、そういう事だったんだねぇ」
律「…ごめん」
唯「えっ?いいよぉ別に、りっちゃんこそ大変だったのに」
律「ずっと部屋に篭ってただけだよ・・・」
唯「もしかして引篭ったのって、HTT(放課後ティータイム)が原因なのかな?」
律「それも…あるけど…、それだけじゃないよ」
唯「…(澪ちゃんとの事かな?)」
律「それよりも今は聡の事だけが心配で…」
118アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/05(木) 23:41:01 ID:tLMiI8Ou
唯「・・・」
律「・・・」

気まずい沈黙が流れた

唯「…連れてって!」
律「え、どこに?」
唯「聡君の病院に!!」

そして躊躇する私を尻目に、唯は半ば強引に病室に来てしまった
中に入ると窓の外を眺めていた聡がゆっくりとこちらに顔を向けた

律「聡…」
唯「りっちゃん、こっちこっち!」

唯は私の手を取ると、そのまま聡の側まで引張った

唯「やっほー聡君。覚えてるかなぁ私だよ、唯だよ!」
律「聡、唯がお前に会いに来てくれたぞ」
聡「・・・」
119アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/06(金) 18:11:55 ID:GMNzK9ft
聡は暫く私達を見ていたが、すぐに視線を窓へと戻した
その時、唯がいきなり聡の手を取ってぶんぶんと振り始めた。驚いた聡は唯の方を向いた

唯「聡君!りっちゃんを悲しませたら駄目だよ、戻って来ないと駄目だよ」
律「ちょ…っ」
唯「りっちゃんが泣いてるぞ!聡君はそれでいいの?」
聡「・・・」

唯は今度は聡の肩を掴んで揺さぶった

唯「これならどうだ〜」
律「わ〜〜〜っ!ちょっと、やめろーッ」
唯「あれ、ちょっとやり過ぎちゃったかな?」
律「もう、やり過ぎだよ!聡は一応病人なんだぞ」
唯「へへ、ごめ〜ん」
120アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/06(金) 18:12:59 ID:GMNzK9ft
病室は唯の登場により賑やかな状態になった
その時、一瞬だけ聡は笑ったような気がした

面会時間が終わり、唯と私は帰る事にした。久し振りに楽しくて賑やかな1日だった

律「今日はありがとう、忙しかったんだろ?」
唯「大丈夫だよ〜それよりまた、聡君のお見舞いに来るよ!」
律「今度は静かにしなきゃ駄目だぞ!」
唯「は〜い、でも…お見舞いの必要はもう無いかも」
律「えっ?」
唯「きっと聡君は良くなるよ!後は…(本人次第かな)」
律「唯…」

唯も私と同じ事を感じているのかも知れない
聡はとっくに・・・
121アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/06(金) 18:13:51 ID:GMNzK9ft
聡「やっぱり、あの人には敵わないな…」

・・・・・・・

ほんの1時間前、買い物をしに姉が席を外した時だ
いきなり話しかけて来た

唯「聡君、本当はもう大丈夫なんでしょ…」
聡「・・・(え!)」
唯「りっちゃんは、聡君の事だけが心配だ、って言ってたよ」
聡「・・・」
唯「…私の事あんなに悲しませたのに、今度はりっちゃんも悲しませるの!」

実は、唯と僕は短い期間だが付き合っていた。僕が18才の頃だ
唯は何となく姉に似ていた。だから好きになったのかも知れない。そして、告白した僕のほうから別れを告げた…
122アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/06(金) 18:14:34 ID:GMNzK9ft
唯「…ごめんね、大きな声出しちゃって
今のは私の独り言!
だから気にしないでね」
聡「・・・ゆ」
唯「あ、りっちゃん戻って来たみたいだよ!」
律「―――ごめん唯、やっぱアイスは無かったわ〜」

・・・・・・・

聡「唯には敵わないな…」

半年前は本当に意識が朦朧として、夢と現実の区別がつかない状態が続いた
だがある日突然、長い夢から目が覚めた
…でも、この状態が続けば姉がずっと側にいてくれる気がした。だから病気の“ふり”をしていた

聡「もう、終りにしなきゃ…」
123アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/07(土) 07:48:55 ID:zDD8dH+k
【聡33才】
僕は市役所内にある食堂で、親友の新庄と一緒に食事をしていた

新庄「具合はどうだ?」
聡「あまあま、かな…」
新庄「でも、ここまで回復するなんて本当に驚いたよ」
聡「みんなのお陰だよ」

病気から回復して今の会社に就職した
会社は市役所に近い所にあったので、こうして新庄と気軽に会っている

新庄「実は、病気のフリしてたんじゃないの〜?」
聡「えっ…」
新庄「冗談だよ、冗談…それより聡、大事な話があるんだ」

一瞬心臓を鷲掴みにされたように驚いたが、それよりも次の新庄の言葉が気になる…
124アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/07(土) 07:49:48 ID:zDD8dH+k
新庄「…律さんと結婚したいと思ってる!」
聡「そうか・・・」

ある程度は予想していた言葉だった
引篭りだった姉に更生施設や職業訓練をスムーズに手配してくれたのが、市の生活課に勤めている新庄だった
姉があそこまで回復し、社会復帰できたのも新庄の尽力が大きい
そして新庄が昔から姉を好きだった事も知っていた

新庄「実は、律さんのお腹には、その〜、赤ちゃんがいるんだ…」
125アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/07(土) 07:52:47 ID:zDD8dH+k
医師「母子ともに順調ですね」
律「そうですか」

今日は定期検診の日だった。私(律)は診察室を出て待合室のソファに腰掛けた

私の妊娠の話しを聞かされた聡だが終始落着いていたと、彼が言っていた
よかった、また聡に何か起こったら…

その時、待合室のテレビの音が耳に入って来た

司会「本日のゲストは5年振りにアルバムを発売したHTT(放課後ティータイム)の皆さんです」
澪「あ、ど〜も…」
司会「ドラムとボーカルに新メンバーを迎えたHHTですが…」
梓「HHTじゃなくてHTTです!」
司会「ああ〜こりゃすみませんね、で…」
126アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/07(土) 07:53:33 ID:zDD8dH+k
私は画面に釘付けになった。私が10年近く引篭る事になった1番の原因、HTT・・・
画面には澪,ムギ、梓、それと知らない若い女の子が二人いる。澪もムギも梓も派手な衣装にキツいメイクで少し痛々しかった
私は複雑な気持ちで画面を見ていた

そして澪達を見ていて、15年前の記憶が蘇って来た…

『第1部-完』
127名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/07(土) 11:06:49 ID:ySVkUfeD
HTTがテレビでいじられるのは好きじゃなかったな
128アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/08(日) 02:06:49 ID:QoYlz/D8
『第2部:律の回想』
あれは忘れもしない、私(律)が20才の時だ
高校卒業後も私達HTTの5人はバンド活動を続けており、地元のライブハウスでは結構人気があった
そんなある日、私は澪から呼び出された

律「何だ〜澪、話って?」
澪「実は、この前のライブでレコード会社の人が…」
律「えっ、も、もしかしてスカウト!プロデビュー!!」
澪「話を聞け!…まぁ、凄く端的に言うとそうなんだけど…」
律「すごいよ!すごいよ!澪ちゅわ〜ん!私達がいずれ武道館で…」
129アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/08(日) 02:07:44 ID:QoYlz/D8
澪「ちょ、ちょっと話を最後まで聞けよ!
いきなりプロじゃなくて、先ずはインディーズからなんだけど、それには条件があって…」
律「どんな?もう何でもしちゃうよ!」

嬉しいニュースなのに、澪の顔はなんだか曇っていた

澪「…既に事務所に所属している二人の子がいて、その子達もHTTのメンバーに入れるって条件なんだ…」
律「合計7人か〜、でも賑やかでいいんじゃない?」
澪「いや…、その二人はドラムとベースなんだよ」
律「えっ、どういう事」
130アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/08(日) 02:12:09 ID:QoYlz/D8
澪「事務所が正式にデビューさせたいのはその二人と、キーボードのムギ、ギターの唯と梓…」
律「…じゃ、じゃあ、わ、私達二人がHTTから外されるって事なのか!?」
澪「あ、あの〜、私にはベースではなくて、その〜、正式にボーカルをやって欲しいって…
律ゴメン!ゴメン…ごめんなさい、私は…」
律「・・・」

…それからは部屋に篭る事が多くなった。大学にも余り行って無い
もう誰にも会いたくないし、何もしたくない…
そんな時だった

聡「お姉ちゃ〜ん、お客さんだよ…、あっコラ、ちょ、かっ勝手に!」
131アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/08(日) 02:13:07 ID:QoYlz/D8
唯「やっほー!りっちゃ〜ん唯だよ〜」
律「え!や、やだ、なんで勝手に家どころか、部屋にまで入ってきてんだよ!」
聡「ちょっと唯、…じゃなくて唯さん、困るよ!」
唯「えへへー、二人共ごめんね!でもりっちゃんが中々携帯に出てくんないから〜」
律「…分ったよ
聡、暫く二人で話がしたいから…」
聡「ああ、じゃあ僕は下にいるよ」

みんなには会いたくないと思っていたが、こうして直に唯が来てくれた事が嬉しかった

132アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/08(日) 02:14:35 ID:QoYlz/D8
唯「私さ、HTT辞めちゃった!」
律「え、なんで!まさか私に同情して…」
唯「違うよ〜、何か昔みたいに楽しくないし、私はやっぱりりっちゃんがいないと詰まんないよ!」
律「唯…」
唯「それにムギちゃんも辞めたがってるんだけど、そうなると事務所が凄く困るみたい
何でかな?まぁいいや!」
律「ムギも…」
唯「でも、みんなはみんな!私達は私達だよりっちゃん!」
律「唯…そうだな、唯の言う通りだよ!」

本当に嬉しかった。私は一人じゃなかったんだ
133アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/09(月) 00:41:13 ID:vME7kY4x
数日後
今日は唯の誘いで近所の居酒屋に来ていた。そこには珍しく和もいた。そして皆で色々な事を話した
和が将来は警察官になりたがっている事、唯が町で芸能事務所の人にスカウトされた事、他にも沢山…
ただ、和から少し気になる話を聞いた。同じ大学に通う澪を学校内で殆ど見掛けず、たまに会っても他人の様によそよそしかったとの事だ
でも私にはもう関係ない、澪なんて…

その後は三人でカラオケに行った。唯はP-MODELってバンドの曲ばかり歌っていた
でも意外な事に、普段はCOOLな和がこの時はHOTでテンションHIになっていた
134アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/09(月) 00:41:58 ID:vME7kY4x
カラオケの後は二人と別れて私は家路についた
帰り道の途中のホテル街近くの曲がり角でカップルに出くわした
男のほうは40位の渋い感じの人で、女のほうは・・・

髪を金色に染めて、顔にはかなり濃いメイクをしていたが、見間違える筈は無かった…、澪だ!

間違なく澪だ。しかし目が合った瞬間、私はその場から逃げ出していた
…どこをどう走って来たのか、気が付いたら近所の公園にいた。澪と最後に会った公園だ

あの日から何も成長してない私、そして変わり果ててしまった澪…
135アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/09(月) 00:43:58 ID:vME7kY4x
涙が溢れて来た
澪があんな男と!あんな格好で!絶対に髪は染めないって言ってたじゃないかよ!なんでだよ…

少し休んだら落着いて来た、そして昔を思い出した
家で一緒にライブDVDを見た中3の夏

《私がドラムでぇ〜、澪がベース!絶対に一緒にバンドやろうな!!》

あの日のあの時の私の声が蘇って来た

《りつ…》
《りつ…》
・・・・・・・
「りつー!」

澪の声だ!そこには澪がいた。私を追ってここまで来てくれたんだ!

澪「りつー!お願い、待って…」
律「・・・」
136アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/09(月) 00:44:55 ID:vME7kY4x
何を言っていいか分からなかった。暫く沈黙が続いたが、澪が口を開いた

澪「元気、そうだね…」
律「…ああ、そっちは?」

言いたい事は山程あるのに、上手く言葉が出てこない。でも間違なく澪は目の前にいる

澪「うん、元気」
律「そっか…それよりさっきの人は?」
澪「あ、あの人は…HTTのプロデューサーなんだ」
律「…えっ、それって!」
澪「わ、私さ、やっぱり律と一緒にバンドやりたいよ!で、でさ、彼に頼んだら、考えてくれるって」
137アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/10(火) 04:04:31 ID:qH3kCsn9
律「もしかして、その条件に…」
澪「いや…、その〜、彼はそういうつもりは無かったらしいんだけど…」
律「…寝たんだ」
澪「・・・で、でも律の為に…」

《律の為に》
その言葉を聞いた瞬間、私の中で何かが切れた

律「…ふざけないでよ」
澪「え?」

パシーーーンッ!
澪に思い切りビンタをしていた、同時に涙が溢れ出た

律「私をバカにすんな!そんな事して私が喜ぶと思ったのか!何処まで私を惨めにすれば気が済むんだよバカ澪!!」
138アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/10(火) 04:06:03 ID:qH3kCsn9
私は力の限り澪に平手打ちを食らわせた、何度も、何度も…
澪は何も言わずそれを受け続けた。赤く腫れる頬、虚ろな目、鼻血も出ている

私の為に澪が汚れるの嫌だ、でも私は澪を力まかせに傷付けている…
どうしようも無かった。この涙と同じように溢れる感情を止める事が出来なかった
もう、澪が愛しいのか憎いのかも分からなかった
…そして流れる涙で視界が見えなくなった

律「ぅわああああ!」

限界だった。私は泣き叫びながらその場を離れ、家の玄関に走った

遂に、大親友との別れが来てしまったんだ・・・
139アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/10(火) 04:07:11 ID:qH3kCsn9
【聡18才】
律「ぅわあああああああ〜!」

姉が玄関に倒れ込みながら泣いている、しかもその泣き方は尋常じゃ無かった
僕は側に行き、姉の体を起した

聡「お姉ちゃん、どうしたんだよ!」
律「わ、わ、私のせいで…ち、違っ、私が、私が〜」
聡「分からないよ、何があったの?」
律「澪、澪、澪〜ぅわああああ!」

澪さんとなると…、きっとバンド絡みの事だと思った
唯から聞いていたので大体の事情は知っていたし、その事で姉が深く傷付いていた事も知っていた。もうこんな姉の姿は見たくなかった

僕は姉の体を強く抱き締めた
140アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/10(火) 04:14:30 ID:qH3kCsn9
律「さ、聡?」
聡「お姉ちゃん、僕じゃダメ?
僕じゃ、澪さんや唯さんの代わりにはなれないかな?」
律「・・・」
聡「あの指輪だって、本気だったんだ!」
律「…聡、きついよ、力を抜いて・・・」
聡「お姉ちゃん…、律…」

僕は静かに姉と唇を重ねた、そして

・・・・・・・

それから暫くして、姉は部屋に閉じ篭るようになった

そんな姉を嘲笑うかのように、HTTはその数ヶ月後にデビューを果たした

『第2部-完』
141名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/11(水) 11:51:49 ID:Fznff8dP
確か最後までできてるんじゃなかったっけ…?
できればもうちょっとハイペースにしてくれ
142名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/11(水) 12:57:09 ID:bACJn2iU
あげておく
143名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/11(水) 17:52:45 ID:SWvx8Ksg
律が大学なんて行くわけないだろ
144アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/12(木) 01:14:03 ID:viKvp1Rw
『第3部:疾走』
私(律)は昔を思い出していた。15年もたったんだ、本当に色んな事があったな…

司会「…でHTHはもう15年もしつこく続いてたんですね、凄いですね〜」
澪「ええ、まぁ〜」

テレビ番組はまだ続いていた。しかしこの司会は失礼な奴だな
昔の澪だったら間違いなく殴っていただろう

司会「メンバーチェンジも多く、結成時からいるのはMioさんとAzusaさんだけなんですよね〜」

澪「ええ、でも今回のレコーディン…」
司会「ああそうだ、Mugiさんは一度脱退したけど、去年また戻って来たんですよね?」

テレビの画面がムギのアップになった。派手なメイクをしているが、初めて会った高1の頃と全然変わってないように見えた
そういえば唯が言っていたけど、ムギもデビュー前は辞めたがってたんだよな

みんなに会いたいな…
145アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/12(木) 01:15:50 ID:viKvp1Rw
【聡34才】
姉の妊娠を知ってから1年半が過ぎた
姉と新庄は正式に入籍し、そして二人の間には子供が生まれた。かわいい女の子で名前は聡美だ…

僕と姉との間には色んな事があったが今ではもう大丈夫、何のこだわりも無く普通に接していた
今日だって家に夕飯を食べに来ないかと誘われたので、こうして来ていた
そして夕飯の準備をしている姉の代わりに聡美の遊び相手をしていた

因みに新庄は出張の為不在だった

律「メシができたぞー!」
聡「お姉ちゃん、もう少し綺麗な言葉遣いできないの?メシとかクソとか止めないと…」
146アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/12(木) 01:16:48 ID:viKvp1Rw
律「なんで〜?メシはメシだしクソはクソじゃん!」
聡「だめだよ、聡美が真似しちゃうよ…」
律「聡は細かいな、ねぇ聡美ちゃ〜ん」
聡美「きゃ♪きゃ♪」

楽しい時間だった、そして何よりも姉は幸せそうだった

夕食後、姉と一緒にワインを飲みながらテレビを見ていた
音楽番組に突然紹介も無しにHTT(放課後ティータイム)が画面に現われて演奏を始めた

聡「あっ…そうだ、野球の結果はどうなったかな?」
律「いや、替えなくていいよ…大丈夫」

姉は懐かしそうに、そして少し淋しそうに画面を見つめていた
147アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/12(木) 01:17:41 ID:viKvp1Rw
律「澪は堂々としてるな、それに梓は相変わらず上手いし、でもムギはなんかプレイに落着きがない感じがするな…」
聡「・・・」
律「みんなに…会いたいな…」

聞こえないよう小さく呟いたつもりだが、僕にははっきりと聞こえていた

聡「そうだ!お姉ちゃん、実家の近くの公園覚えてる?」
律「ああ、二人でよく遊んだよな」
聡「あの公園、区画整理で無くなるらしいんだ」
律「そうか、なんか切ないな〜」
聡「明日行かない?」
律「ん〜そうだな…、久し振りに実家にも顔出すかな」
聡「僕も明日は夕方なら時間あるから・・・あっ!」
148アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/12(木) 01:22:15 ID:viKvp1Rw
その時、ある考えが頭に浮んだ

聡「じゃあ帰るわ!公園の事は明日にでも連絡するから!!」
律「え、もっとゆっくりしていけば…」
聡「ゴメン、じゃあまた明日!」

家を出てから、僕はある人物に電話をした
・・・・・・
そして数分後には電話を切った。全ては明日だ…

翌日
姉と聡美と僕の三人は実家近くの公園に来ていた

律「うわっ、懐かしいな〜」
聡「そうだね…」

聡美は僕が抱っこしていた、今は穏やかな顔で眠っている
それとは逆に僕は激しく緊張していていた
あぁカミサマお願い…
149アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/12(木) 01:23:11 ID:viKvp1Rw
律「どした?顔色悪いぞ」
聡「そ、そうかな〜」
律「中に入ろう。あ、誰か人がいるみたい」

ベンチに一人の女性が座っていた
ロングの黒髪、キリッとしたつり目、その女性は…

律「・・・澪!な、なんで…」
聡「ゴメンお姉ちゃん!僕が呼んだんだ」
律「ちょ、聡、おま…」

その時澪さんが急に両手と頭を地面に付けた

澪「ごめん律!許して貰えないかも知れないけど、本当にごめんなさい!!」
律「・・・」
澪「今まで律の事考えない日は無かった、本当に酷い事したと思ってる!」
律「・・・」
澪「お願い、許して下さい…」
150アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/12(木) 01:24:07 ID:viKvp1Rw
澪さんは泣きながら土下座をしていた、クールでカッコいい澪さんが

律「…やめてよ」
澪「え…」
律「やめてよ、土下座なんかしないでよ!私の知ってる澪は絶対そんな事しないぞ!」
澪「り、律?」
律「…怒ってないよ
私こそ、あの時澪を何回も叩いちゃって…」

そして姉は澪さんに抱き付いた

律「澪ゴメンね、会いたかったよ!」
澪「律〜」

二人は抱き合いながら、子供のように声を上げて泣いていた
涙も声も枯れるまで、ずっと…

唯「よかった〜りっちゃんと澪ちゃんが、やっと仲直りできたね!」
151アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/12(木) 01:25:30 ID:viKvp1Rw
聡「唯!いつの間に?」
唯「さっきからずっといたよ〜」
聡「気が付かなかった…でも澪さんに連絡してくれて、ありがとな!」

昨日連絡した相手は唯だった。何とかして澪さんと姉を会わせたくて唯に頼んだのだ
目の前の唯は少し涙ぐんでいた、そして目を覚ました聡美が不思議そうな顔で唯を見つめていた

聡美「うーん?・・・あ〜♪」

僕ら姉弟は、もう何回唯に救われたのか分からない

唯「これで後は・・・」
152名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/12(木) 18:26:02 ID:aU8oy7L4
大幅加筆っていってたけどここまでは余りかわらないな
という事は此処から先が・・・ゴクリ
153肉体:2009/11/13(金) 00:16:25 ID:QxDBnEG4
>>152 第1部はかなりまとめたんですけど・・・(期待に答られなくてスミマセン)
154アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/13(金) 00:17:16 ID:QxDBnEG4
あれから数週間後、私(律)は澪達が所属するレコード会社内の喫茶店にいた

澪「りーつ!遅れてゴメン!」
律「許さない、罰としてここは奢だぞ!」
澪「もう、分ったよ」

澪から会わないかと連絡が来たので、こうしてやって来た。でも澪と普通に会ってる事が嘘みたいだ

律「酷い格好だな、髪ボサボサじゃん」
澪「あ〜、最近は殆どここに軟禁状態だったからな」
律「ゲェ、酷いなレコード会社って!でもそんなに忙しいのか?」
澪「私はアレンジやミキシングもやってるから、でも疲れた〜」
155アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/13(金) 00:18:48 ID:QxDBnEG4
その後は私達は色んな事を喋った、15年の空白を埋めるように…

律「じゃあ、そろそろ帰るな」
澪「もう、行っちゃうの?」
律「うん、旦那や子供の事もあるし、それにいつだって会えるよ」
澪「そっか、そうだよな」
律「そうだ聞きたい事があるんだけど」
澪「何?」
律「ムギの事なんだ」
澪「ムギの…」
律「ムギの様子がおかしくないか?なんか雰囲気が昔と違うって言うか…違和感があるんだよ!」
澪「そうかな…まぁ15年たってるし…」
律「それにしても…、あーっ!上手く言えないんだけど何か違うんだよ!!」
156アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/13(金) 00:23:13 ID:QxDBnEG4
澪「まぁそんなもんだよ、それより今年のボジョレーヌーボーは…」

ムギの名前を出した途端、澪の様子はおかしくなった

律「なんか隠し事してるな…
なんでハッキリ言わないだ!また私だけ除け者にするのかよ!!」

一瞬だけ私は感情的になってしまった

澪「…ち、違う!私はもう絶対に律を傷付けるような事はしない!絶対に!!」
律「澪…」
澪「でもゴメン今は言えないんだ、いつかちゃんと説明できると思うから…」
律「…分ったよ、信じてる」
157アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/13(金) 00:25:13 ID:QxDBnEG4
ムギの身に何かあったのは確かだろう、でも私は澪の事を信じて待つ事にした。それがいつになっても構わない

高1の時に一緒にマックに行った時、ムギはとても嬉しそうだった

ムギ《私、こういう所初めてなんです♪》

あの時の笑顔は今でも忘れない
ムギ、何があったんだよ・・・
158アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/13(金) 00:34:42 ID:QxDBnEG4
あれから暫くして唯から僕(聡)に連絡があった

唯「今週の日曜日に飲み会するんだけど、聡も来ない?」
聡「相変わらず急だな。で、誰が来るの?」
唯「凄いんだよ〜、けいおん部のみんなが集るんだよ!」
聡「えっ、お姉ちゃんも?」
唯「勿論、聡君も来なよ。ワインは赤も白も青も用意しておくから、じゃあね!ピッ、ツーツー…」

こっちの返事も聞かずに切ってしまった。場所も時間も聞いてないし、ワインに青なんてない
でもそこがいかにも唯らしい所だ
日曜日が楽しみだな
159アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/13(金) 00:35:51 ID:QxDBnEG4
日曜日
僕と姉はクラブJyunに来ていた。ここは梓さんの同級生が経営しているライブハウスで今日は貸し切りだ。中に入った

唯「やっと来た!二人とも遅いから先に食べちゃってたよ〜」
澪「お前だけだろ!」
律「わはは、唯は相変わらずだな」
梓「律先輩、聡くん、大変お久し振りです!今まで何の連絡もせずに済みませんでした!!」
律「いいよいいよ、梓は相変わらず真面目だな…、それよりムギは?」
澪「もうすぐ来るよ、ただ…」

その時、扉が開き中に人が入って来た

律「ムギ!」
160アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/13(金) 00:42:16 ID:QxDBnEG4
ムギと目が合った。しかし何故か少し困ったような表情をしている
それよりも、目の前にいるムギは15〜16にしか見えなかった

律「ム、ムギ…ムギだよな?」
??「あ、あの〜初めまして、琴吹小麦と申します。琴吹紬の娘です」

…娘、そうだったのか!違和感の正体がやっと分った。似てはいるがムギ本人では無かったからだ

律「そっか〜でもムギにそっくりだな、特に眉毛なんか。で、ムギ本人は来ないのか?」
小麦「あの、母は…」
澪「ムギは、琴吹紬は、もういない…」
律「え…」
澪「死んだんだ」
律「まさか、嘘…」
梓「本当なんです、律先輩!」
161パラレルんるん:2009/11/13(金) 23:31:01 ID:RoX6HG2q
律「冗談はやめろよ、怒るぞ」
唯「……本当なんだよ、りっちゃん」
沈黙が落ちる。
誰も口を開く者はいない。
律「……なんで…なんで?!」
唯「私が………………………殺したの」
律「は?唯…、何言って…」
澪「おい、唯…」
唯「いいの澪ちゃん。本当の事だもん」
澪「でもそれは…」
律「嘘だろ…」
唯「嘘じゃないよ。嘘じゃないんだ」
律「なんで…」
唯「ムギちゃんの眉毛の秘密、みんな知ってるよね」
律「あ、ああ…」
唯「ムギちゃんは生まれつき眉毛が生えてこない体質だった。だから、いつも沢庵をつけてた」
律「……」
唯「私達、ずっと気がつかないふりをしてきたよね。ずっと突っ込まないできた」
鼓動が早い。
拳をぎゅっと握り締めて唯の次の言葉を待つ。
唯「………我慢できなかったんだ。だって、こんなのおかしいでしょ!」
律「まさか……まさか…」

唯「そうだよ!食べたんだよ!ムギちゃんの額についた生ぬるい沢庵を!!」
律「唯っ、お前…!」

唯に掴みかかる。
唯は泣いていた。
紬は、それを苦に自殺したのだ。
律も泣いていた。悔しかった。
私だって、わたしだって

律「…――――私だって沢庵食いたかった!」
162名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/13(金) 23:32:43 ID:RoX6HG2q
すまん、気にしないでください
163名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/13(金) 23:57:11 ID:xtFLfgwX
おいww
164肉体:2009/11/14(土) 00:25:53 ID:tJfs3Z+l
(>>161から続ける事にします)
唯「私はとんでもない事を…、ごめんなさい」
律「唯…」

唯はその場に座り込んだ。肩がワナワナ震えている

コムギ「唯さん、私はあなたを絶対に許さない!」
唯「小麦ちゃん…」
コムギ「これで私と勝負よ!!」

ドスン!
小麦ちゃんはコーラ(500ml)とメントスをテーブルに置いた
165肉体:2009/11/14(土) 00:50:01 ID:tJfs3Z+l
(>>164の続き)
澪「これは桜高伝統のメントスコーラ!!」

【メントスコーラとは】
ルールは単純!
500mlのコーラを一気飲みして、先に飲み終わった者の勝利とする

しかし只の一気飲みではツマラナイ!!
危険度を上げるために、競技者は口にメントスを含み一気飲みをしなければならない!!!!

(*コーラにメントスを入れると急激に発泡して危険なので、絶対に真似しないで下さい)

コムギ「唯さん、勝負してくれますよね?」
166名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/14(土) 01:29:44 ID:tJfs3Z+l
(>>165の続き)
唯「分ったわ…」
律「やめろよ唯、ムチャだよ!」
澪「そうだよ、なんせ相手はムギの血を引いてるんだぞ」

ムギはかつて、オリンピックの強化選手に選ばれるほどの実力者だった
当然、娘の小麦ちゃんも相当の実力を秘めているはずだ

唯「勝つ可能性は低いけど、私は闘うわ!」
律「唯…」
澪「唯、負けんなよ」
梓「唯先輩…」

こうして私と小麦ちゃんの死闘の幕があけた

私と小麦ちゃんはメントスを口に含んだ

聡「レディー・ゴーーーッ!!」
167名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/14(土) 02:46:27 ID:tJfs3Z+l
(>>166の続き)
私はコーラを口に入れた

聡「〜って言ったら始めますから♪」

ブーッ!
私はコーラを吹き出した

聡「では、レディー・ゴーーー!!」

私はコーラを口に入れた

聡「あっ、その前に!
飲み終わったら“コンプリート”って言って下さいね♪」

ビブーッ!
私は再びコーラを吹き出した
殺意を持ち始めたその時、私は聡の意図に気付いた
私のコーラは1/3が減っていた。私の飲む量を減らしてくれたのだ

ありがとう聡…

聡「あれ唯さんのコーラ減ってますね?
新しいのに取り替えて下さい!」
唯「ちょ、おまww」
168名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/14(土) 08:44:51 ID:/hxH2x7O
その時だ。

「やめて、みんな!」

全員、声のした方を見る。
誰もが我が目を疑った。

唯「………うそ…」
小麦「――――――――――お母さん」

そこに居たのは紬だった。
夢でも幻でもでもなく、間違いなく彼女だ。
ただ違うのは…
律「ムギ、その眉毛…」
紬「……うん、リーブ21で生やしたの。ごめんね、こんなにかかっちゃった」
唯「ムギ、ちゃん…」
確かに富士山山頂で遺書は見つかったものの、死体は未だ発見されていなかった。

律「馬鹿!」
ぱんと鋭い音が響く。
紬は痛みで熱い頬を押さえて、
紬「ごめんなさい…」
と言った。
律はその目に涙を溜めて、紬を抱き締めた。
律「なんで、自分一人で決めちゃうんだよ…!」
律は泣いた。
唯も、澪も、梓も小麦も。
暫く全員で泣いた。

紬「……………みんな、涎を拭いて」
律「おっと」
169名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/14(土) 09:29:42 ID:/hxH2x7O
全員涎を拭い、そして改めて顔を見合わせた。
まるであの頃に戻ったかのように、それぞれの瞳は輝いていた。

唯「放課後ティータイム、全員揃ったね」
律「ああ!」
澪「やっぱりこうでなくっちゃな」
梓「はいっ」

律の顔に笑顔が零れる。
うれしくてしょうがなかった。
聡は少し離れたところで邪魔しないようにその様子を見ていた。

小麦「―――じゃあ私はこれでお役目御免ですね」
そう言う小麦の顔は決して悲しそうなものではなく、母の方を見て笑っていた。
紬もにこりと笑顔を返した。
紬「ありがとう、小麦」

こうして、二十年振りに本当の放課後ティータイムは復活したのである。
170名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/14(土) 09:31:54 ID:/hxH2x7O
一応ラストなんとか前作と繋げられるようにしてみましたm(_ _)m
171肉体:2009/11/14(土) 23:57:24 ID:tJfs3Z+l
という訳で>>170で終了〜♪(いいですかね?)
172名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/15(日) 20:15:55 ID:ofRaS4Et
まてまてw
173名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/16(月) 00:10:28 ID:J+6u4kyM
いや、ラストよろしくねの意味なんだけど…;
いやいいならいいんですけど
174肉体:2009/11/16(月) 07:46:50 ID:qxQNS7KP
(ああ、そうでしたか…
では改めて>>169の続き)

こうしてHTTは昔のように全員が揃ったのであった。よかったよかった

・・・・・・・

何かがおかしい!
これは現実なのだろうか…
眉毛の代わりに沢庵をつける奴なんているのか?
オリンピックにメントスコーラのなんて競技はあったか?

そう考えた途端にみんなの姿は歪み、目の前の光景はぼやけてきた

律「あれ、みんなどうしたんだ?」
唯「・・・」
律「みんなが、消えていく…」
紬「・・・」
律「唯…、ムギ…」
175名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/16(月) 08:02:45 ID:qxQNS7KP
(>>174の続き)
「〜起きて、りっちゃん起きてよ」

私は体を揺すられた
意識が目の前に集中する

律「…あ、あれ?ムギは、メントスコーラは?」
澪「何言ってんだよ大丈夫か」
唯「りっちゃん、急に倒れちゃって」
澪「それに、メントスコーラは2010年に禁止法が施行されただろ」

どうやら私はショックで気を失っていたようだ

律「…迷惑かけて悪かった
それよりも、なんでムギが死んだのか教えてくれ!」
176肉体:2009/11/16(月) 08:14:03 ID:qxQNS7KP
>>161からの流れは夢って事にしました
スミマセン
次からは一応>>160の続き
177アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/16(月) 08:15:48 ID:qxQNS7KP
澪「2ndアルバムを発表したすぐ後にムギは妊娠してる事を告白してHTTを辞めた。その1年後に小麦ちゃんを生んだんだ。でも出産後に体調を崩して、結局そのまま…」
律「何で私には教えてくれなかったんだよ!!!!」
澪「ムギの希望だったんだ、私達だって2年前に初めて知ったんだよ
私達に心配かけたくないから、知らせなかったんだって…」
律「2年前って事は…」
澪「去年出したオリジナルアルバムの製作が決った時だ
話題性も含めて、事務所はムギをHTTに復帰させようと考えたんだ」
178アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/16(月) 08:21:09 ID:qxQNS7KP
律「で、でも…なんで今頃…」
澪「デビュー当時はムギが1番人気があったんだ、私設のファンクラブもできたりして
…でも連れて来られたのは本人ではなく娘の小麦ちゃんだった。そして私と梓はムギの死を聞かされた…」
梓「ただ、この事に関しては事務所から箝口礼が出されていたから言えなかったんです
律先輩スミマセンでした…」

その時の姉は放心状態になっていた。ただショックなのは姉だけではない
他の人達だって同じ気持ちを味わった筈だ

唯「ちょっといいみんな…、実は私ムギちゃんに会ってたんだ」
律「…え、いつ?」
唯「死ぬ少し前に連絡があったんだ、“会いたい”って」
179アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/16(月) 08:22:26 ID:qxQNS7KP
・・・・・・・
今から15年前
私(唯)はムギちゃんの部屋にいた。ムギちゃんは赤ちゃんを抱いてベッドに座っていた

唯「ムギちゃん久し振り〜」
紬「今日は来てくれてありがとう、なんだか急に会いたくなって」
唯「ムギちゃんの為ならどこにだって行くよ!
それより赤ちゃんカワイイね〜、眉毛なんかムギちゃんそっくりだよ!」
紬「ウフフ、ありがとう…
ねえ唯ちゃん聞いてくれる?」
唯「何?」
紬「たぶん私…、もうそんなに長くないと思う…」
唯「やだ止めてよ!
そんな事聞きたくないよ!!」
180アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/16(月) 08:23:25 ID:qxQNS7KP
紬「ありがとう唯ちゃん、でもいいの…
ただ、りっちゃんと澪ちゃんの事が心残りかな」
唯「うん、すぐには難しいけど、でもいつかは…」
紬「そうしたら、もう一度ちゃんとみんなでHTTやりたいね!」
唯「そうだよ!元気になったらバンドやろうよ!」

…しかしその願いは叶わず、一週間後にムギちゃんは天国に旅立った
・・・・・・・
181アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/16(月) 08:29:30 ID:qxQNS7KP
唯「…だから私だけは知ってたの」
澪「そんな事があったのか…」
唯「ムギちゃんも今のみんなの事を見て、きっと天国で、あ、安心し、して……う、う、ぅえええ〜〜〜ん」

ついに唯は泣き出した
当時のムギさんが相談できる相手は唯しかいなかったんだ。そして唯もムギさんと同じように辛かったんだろう

帰り道、姉と僕は並んで歩いていた

律「なあ…聡」
聡「ん、何?」
律「私はこの16年間、色んな人達に心配かけてたんだな…」
聡「・・・でも、今のお姉ちゃんはもう大丈夫だよ
心配なんかしてないよ」
律「へへ、ありがとな
あー、早く家に帰って聡美とついでに旦那の顔が見たいな〜」

だがこの後、姉にとんでもない事件が起こるのであった
182アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/17(火) 06:13:32 ID:XoweHlRI
【聡35才】
僕は桜ヶ丘高校の講堂にいた
HTTは一ヵ月前にラストアルバムを発売し、今日はここでライブを行なうのだ
最後のライブを

メンバー全員の希望でこの思い出の場所が選ばれた
女子校の講堂でプロのバンドがライブを行なうという事なので、警察が正式に警備をする事になった。府警に勤めている和さんが今日の警備責任者だそうだ
収容人数を遥かに超える二千人以上がこの講堂に入っている

30分遅れでやっとライブが始まった。幕が上がる
ステージ上にいるメンバーは5人。ギターは梓さん、キーボードは小麦ちゃん、ベースは澪さん、そしてボーカル(兼ギター)がなんと唯

…しかし一番の驚きはドラムが姉の新庄(旧姓:田井中)律である事だ
183アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/17(火) 06:15:51 ID:XoweHlRI
あれは1年前
軽音楽部の皆さんと飲み会をした日から暫くして、姉の元に澪さんと梓さんがやって来た
HTTは解散する事になったそうだ。そしてラストアルバムの製作に向けて流動的だったメンバーを一新して、姉に正式メンバーになって欲しいと依頼をして来た
夢のような話なのに姉はその申出を断ってしまった
よく考えれば当然かも知れない
姉には16年のブランクがあり、何よりも大事な家庭があるのだ

僕は姉の家にいた。姉を説得する為だ

聡「絶対やるべきだよ、僕もできる限り協力するから!」
律「でかい声出すな、聡美が起きるだろ」
184アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/17(火) 06:18:09 ID:XoweHlRI
聡「あ、ゴメン…」
聡美「ん〜〜〜zzz」
聡「聡美ごめんね〜
で、お姉ちゃんはやりたくないの?」
律「スゲェやりたいよ、でも今更無理だよ…」
聡「澪さん達も相当悩んだ末の結論らしいよ
決して思い付きや同情じゃないって」
律「それは分ってる!
…でもまずはプロの指導で半年はみっちりトレーニング、あと何故かダイエットも必要だってさ
まぁ分かるけど…
そんな時間はないっつーの!」
聡「唯は…、じゃなくて唯さんはHTT加入を正式に発表したし、テレビの新しい仕事だって殆ど断ってんだよ
後はお姉ちゃんだけだよ!」
185アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/17(火) 06:19:23 ID:XoweHlRI
律「お前やけに詳しいな?でも唯はそこまで…」
聡「ねぇ、これはムギさんの願いでもあるんじゃないかな」
律「ムギの願い…」

説得の甲斐もあり、やっと姉は承諾してくれた
それから姉にとって大変な1年が始まった
初めの内は辛くて、よく家で泣いてたらしい。またレコーディングが始まってからも、録り直しばかりで中々OKがでないとの事だった
でも、そう言いながらも姉は楽しそうだった

そして紆余曲折あったが遂にHTTのラストアルバム(CD2枚組、全20曲)が発売された
186アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/17(火) 06:25:47 ID:XoweHlRI
…そしてついにHTTのラストライブが始まった
姉に関して最初はちゃんとできるか心配だったが、それは杞憂に終わった
多少危ない所もあったが、殆どの曲を問題なくこなしていった

ライブは順調に進み、次がいよいよ最後の曲だ

唯「えっと、改めまして放課後ティータイムです
『目標は武道館』とか言って私達のけいおん部は21年前にここで始まりました
そして色々ありましたがHTTはメジャーデビューしました
その後は何回もメンバーチェンジをしたり、CDも昔ほど売れなかったりと、お世辞にも順調だったとは言えないけど、やっと最後にこの最高のメンバーが戻って来ました!
そしてここが、今いるこの講堂が私達の武道館です
最後まで思い切り歌います
『ふわふわ時間』!!」

♪キミを見てると いつもハートDOKI☆DOKI
揺れる思いは マシュマロみたいにふわ☆ふわ…

〜〜〜〜〜〜〜

ふわふわ時間♪♪・♪♪・ジャーン!

最後に私はシンバルを思いっ切り鳴らした
最後の曲『ふわふわ時間』が終わった。みんな満足そうにお互いの顔を見ていた

…ムギ終わったよ、ムギの夢がやっと叶ったんだよ
187アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/17(火) 06:28:06 ID:XoweHlRI
・・・・・・・
(ライブ開始前の控え室)

澪「律、緊張してんのか〜」
律「当たり前だろ!心臓が止まりそうだよぉ…」
唯「あはは〜りっちゃんと澪ちゃん、昔と逆だね〜」
梓「あと、ライブ前は律先輩は必ず和さんに怒られてましたよね♪」
律「お前、嬉しそうだな…
まぁ今日は流石に励まされたよ」

みんなは軽口を叩いているが、それでも一様に緊張している様子だった

小麦「…皆さん、ちょっと宜しいでしょうか」
唯「ん〜どうしたの小麦ちゃん?」
小麦「実はここに、母からの手紙があるんです」

小麦ちゃんは手紙を握っていた
188アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/17(火) 06:30:35 ID:XoweHlRI
小麦「是非皆さんにも聞いて欲しいんです」
澪「…分った、読んでくれ」

小麦ちゃんは手紙を読み始めた

『愛する小麦へ
貴方がこの手紙を読んでる時、私はもうこの世にいないと思います
でも私はいつでも近くで貴方の事を見守っているので安心して下さい

ところで、私には心残りな事が一つだけあります。それは私がかつて在籍していた放課後ティータイムというバンドの事です
元々私を含めてメンバーは5人いました。でも些細な行違いでバンドから離れていった人もいました
そしてまた5人揃って演奏するという私の夢は叶いませんでした

もし貴方が大人になった時、バンドの誰かが困っていたら貴方が力を貸してあげて下さい。こんな我儘なお願いをしてごめんなさい

最後に
他人の為に一生懸命になれる優しい人間になって下さい

貴方の母親、琴吹紬より』

涙がこぼれそうになったがグッと堪えた
泣くのはライブが終わってからだ

ムギ、天国から見ててくれ、HTTの最後のステージを!!

スタッフ「本番始まりまーす!」
・・・・・・・
189名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/18(水) 04:34:58 ID:YU7lawZM
GJ
190アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/18(水) 08:01:40 ID:IBVpjp1B
ムギがいないのは残念だけど、代わりに小麦ちゃんが力を貸してくれたよ
ムギの願い通りに
その時

♪♪♪♪〜

小麦ちゃんがキーボードのコードバッキングを弾き始めた

あの時と一緒だ!
高2の学園祭の時のムギがそこにはいた!
少し興奮した顔で、嬉しそうにムギはキーボードを弾き続けていた

ムギが私を見た。私はうなずき、再びドラムを叩き始めた
それに続けて澪も梓も楽器を弾き出した、そして

唯「もう一回!!!!」

♪あぁカミサマお願い
二人だけの Dream Timeください☆
お気に入りの うさちゃん抱いて 今夜もオヤスミ
ふわふわ時間 ふわふわ時間 ふわふわ時間♪

唯「けいおん大好きー!りっちゃん、もう1曲!!」
律「おっしゃーーー!」
和「唯!」
唯「あ、和ちゃ〜ん」
和「もう時間切れよ!!」
唯「えぇぇぇ〜〜〜!」

お し ま い ●
191アネキとボクと、時々ユイ:2009/11/18(水) 08:03:19 ID:IBVpjp1B
(エピローグ・冬の日)

あのライブから数ヶ月が過ぎ、季節はすっかり冬となっていた。僕は桜ヶ丘高校の正門前に来ていた

あのライブを最後にHTTは解散をして、メンバーはそれぞれ自分の世界に戻って行った

姉についてだが、少し困った事が起きている
後で発売されたラストライブのDVDを毎晩子供と旦那に見せてるそうだ
新庄いわく“もう限界…”との事
聡美に至っては、今ではDVDを見るだけで泣き出すそうだ
二人には悪いがもう少し我慢してやってくれ
大丈夫、姉は飽きっぽいから

さて、今日僕はある決心をしてここに来ていた。それは…

唯「やっほ〜、遅れてゴメンね!」
192肉体:2009/11/18(水) 08:08:39 ID:IBVpjp1B
終りです

が、ちょこっとだけ続けるかも…
193名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/18(水) 20:17:48 ID:z+67lvoe
聡のプロフィールブルーレイにつけてくんないかな…
194名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/19(木) 22:25:47 ID:h1gtUGoV
墜ちる!
195名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/19(木) 22:29:49 ID:wctKmExi
オトさん!
196名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/20(金) 03:02:57 ID:tK4CYXQF
聡おやすみ
197名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/20(金) 06:52:45 ID:Ub/8CDMu
大坊聡さんオッスオッス
198唯×聡:2009/11/20(金) 09:24:33 ID:xyY3wUr7
唯「聡くん大好き!」
聡「僕も唯さんが大好きです!!」

5年後
聡「僕と結婚して下さい!」
唯「……はい」

10年後
聡「ゴメン唯、会社をリストラされた…」
唯「…げ、元気だして、きっと大丈夫よ!」

15年後
唯「あなた、仕事に行ってくるわね
帰りは遅くなるから」
聡「・・・」
199名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/20(金) 13:23:34 ID:BsVW+VqF
奥様はロックミュージシャン!
200名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/20(金) 14:11:25 ID:pxfx6Ezy
憂「聡くん可愛いよ聡くん」
201名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/21(土) 06:11:42 ID:KzSmOy2a
過疎のキワミ、アッー
202名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 02:27:05 ID:zCD6NKyU
唯「聡くんかわいい〜!」ギュゥゥ
憂「お姉ちゃんずるい…」ギュゥゥ

聡「しっ死ぬ………」(いろんな意味でっ……!)
203名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 11:55:15 ID:gFarKSiW
梓憂聡じゃなくて申し訳ないんだけどせっかく書いたんで投下する
前スレの聡中学生日記の律版です

@

「俺、女って何考えてんのか全然分かんない」

聡の口から出た思わぬ台詞に、律は危うく読んでいる漫画をおっことすところだった。

律「……はぁ? いきなりどうしたんだよ」
ベッドから身体を起こし、勉強机に向かう弟の背中を見る。
その肘の横に置いてあるデジタル時計は午後9時を示している。
言うまでもなく、ここは聡の部屋だ。
律「さーとし」
もう一度声をかける。
ようやくこちらを振り返ったその顔は、神妙なものだった。
律「どうした?」
律はベッドの縁に座りなおした。
聡は落ち着きなく身体を揺らしている。
聡「いやさ……」
律「うん?」
聡「…―――――やっぱいいや」
律「がくっ」
聡はくるりと背中を向けてしまった。
(…―――何だ何だ?)
話の流れからして異性がからんでいるのは確かである。
弟の女のコ事情。
正直、気になる。
というか、私は聡の姉なのだから当然知っていてもいいはず。
いや、知っておくべきだろう。
うん、そうだよ。…多分。
204名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 11:58:08 ID:gFarKSiW

聡の話によると、その秋川さんという女の子と聡は元々ほとんど会話をしたことはなかったらしい。
どこかクールな印象で、たまに目が合えばさらりと逸らされてしまい、
聡としてはむしろ嫌われているのではないかと思っていたくらいだ。

ある日の放課後。
机に忘れた問題集を取りに戻った聡は、一人教室で日誌を書く秋川さんとはち合わせた。
一瞬怯んだ聡だが、無理に会話をする必要もない事に気付き、
足早に自分の席まで行くと問題集を取り出しその場を去ろうとした。
すると教室を出る際、彼女の方から声を掛けてきたそうだ。
聡が振り返ると、そこにはいつものそっけない表情と違い、人懐っこい笑顔を浮かべる彼女がいた。
話してみると意外に気さくで親しみやすく、そのまま30分ほど話をしたそうな。

その翌日の朝。
聡が教室に入ると既に何人かの生徒のが登校しており、その中に彼女の姿もあった。
席に座って本を読む彼女に、昨日のこともあって聡はその横を通り過ぎる際におはようと声を掛けたらしい。
すると前を見ていた彼女の視線がすっと聡に向けられたかと思うと、またすいっと逸らされ
以前と変わらずそっけない様子でおはよう、とだけ返されたそうだ。

205名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 11:59:21 ID:gFarKSiW
流石の聡も少しカチンときたものだ。

聡「…―――ほんと、わけわかんねーし」

聡はぶすっとしながら机に片肘をついている。
律「…いや、そりゃお前、」
その子、お前に気があるんじゃん。
そう言おうとしてやめた。
もしそれを言って聡が彼女を意識しはじめたとして。
例えばいい雰囲気になったとして。

―――なんか、ちょっと妬ける。

そもそも、以前から何度も目が合うって時点で、そういう事なんじゃなかろうか。
視線なんてどちらかが意識していない限り、そうそう合うもんじゃない。

…鈍い。鈍過ぎるぞ聡。
呑み込んだ言葉の代わりに、別の事を聞いてみた。
206名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 12:03:59 ID:gFarKSiW

律「…――聡はその秋川さんって子の事、好きなのか?」
よほど予想外の質問だったのか、聡の目はまんまるに見開かれた。
聡「はっあぁ?なんでそうなんの?そんなわけないだろっ」
勢いよく椅子から立ち上がったその顔は耳まで赤い。
正直、小学生並のリアクションである。
(…可愛いすぎる)

律「うわー…顔真っ赤だし。もしかして図星なんだ?」
聡「違うっ、ちょ、そういう事言うのマジでやめて。そんなんじゃないから」
律「そんな顔で言われてもなー、説得力ないなー」
聡「姉ちゃんっ!」

流石にやりすぎか。

律「―――うそうそ、分かってるって。ゴメン」
律が謝ると、聡は脱力したように腰を下ろした。
「これだから女は…」とかなんとかブツブツ言っている。
207名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 12:04:49 ID:gFarKSiW
まあこの分だと本当に違うのだろう。

律「じゃあさ、聡は他に好きな子とかいないのか?」
聡「え?」
律「好きな子だよ、好きな子」
聡はきょとんとした顔をして、それから視線をさまよわせた。
やがてその視線は律へと戻ってくる。
律「―――うん?」
聡「…いや………いるような…いないような…………どうだろ」
聡は視線を落とすと、わかんない、と言った。
律「なんだそれ」
つまり、気になる子くらいはいるということか。
(ふーん、へぇー、ほーぅ…)
心の中で相づちを繰り返す。

聡「…――って、そうじゃなくてさ。なんか話の主旨変わってない?」
律「え?ああ、そだな…。まあ、その秋川って子は別に聡を嫌ってるわけじゃないだろ。安心しな」
聡「え、そうなの?ほんとに?」
律「うん、そうだと思う」
聡「すっげー…なんでわかんの?」
律「そういうもんなの」
聡「よくわかんないけど、へぇー…」
聡はすっかり関心した様子だ。
聡「…良かったー…。俺なんかしちゃったのかと思ったし」
安堵の溜め息をつくと、こてりと机の上に頭を乗せた。
208名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 12:05:28 ID:gFarKSiW

律は慌てて「でもまあ、あくまで予想だけどな」と付け加えたが、
聡はすっかり安心しきった様子で再び机へと向かったのである。

律「…」

律は持っていた漫画を横に放るとベッドにごろんと横になった。
しばらく天井をじっと見つめていたが、やがてゆっくりと瞼を閉じた。
聡「姉ちゃん、人の布団で寝んなよ」
すぐさま聡の声が飛んでくる。
分かってるってば、とその声に背中を向けて寝返りをうった。

…―――聡に彼女ができたら、私も彼氏を作るんだ。

ぽつりとそんな事を思った。
209名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 12:11:25 ID:gFarKSiW
A

律「うー…ん…」

寝苦しさからひとつ寝返りをうって、律は瞼をうっすらと開いた。
(………あれ…?)
視界は真っ暗で、一瞬自分がどこにいるのか分からなかった。
頬に感じるシーツの感触。
多分、ベッドの上か。
徐々に目が慣れてきて、視界に誰かの背中がぼんやりと浮かび上がった。聡だ。

そうか、あのまま寝てしまったのか。

律はゆっくりと身体を起こすと暗い部屋の中をぐるりと見まわし、
それからベッドの隅っこで眠る弟の背中を見た。
「――あ。」
律の上にかけられている布団。
そのほんの端っこを、聡は自分の身体にひっかけている。

(わっ、ごめん聡)

慌てて自分の上の布団をはぎとると、その背中に掛けてやった。
210名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 12:12:06 ID:gFarKSiW
聡も多分、そうしてくれたのだろう。

(起こしてくれても良かったのに…)

優しい子だ。
律は再びゆっくりとベッドの上に身を沈めた。
そして、成長期真っ直中のまだ華奢な聡の背中を見つめながら
いつかこうやって側に居るのは私達家族ではなくなるんだろうなと考えたのだった。

(なんか、やだなぁ…)

拗ねたように唇を尖らせる。
歳なんてとりたくないと思う。
今が一番いい。今のままが一番幸せなのに。

ふとそこまで考えて、以前聡も似たような事を言っていたのを思い出した。
律は思わず苦笑する。

…―――なんだよ、私も全然お子ちゃまじゃん。

まったくをもって人のことが言えない。
今はまだ、手を伸ばせば届く場所にある背中。
律は瞼を閉じると、再び眠りの中へと落ちていった。
211名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 12:22:23 ID:gFarKSiW
B

窓から差し込むやわらかい日差しが、瞼の裏を心地良く刺激する。
その暖かさに身をまかせながら、律は枕を抱き締めまどろんでいた。

遠くで誰かが呼んでいる。
うるさいなぁ、今日は日曜なんだからゆっくり寝かせてよ。
そんな事を思いながら、律は頑として瞼を閉じていた。

「…――――ちゃん」

おや?と思う。
胸に抱いている枕が、もぞもぞと動くのだ。

「ねーちゃんッ」

おかしいな、とようやく腕の中を見た。
枕だと思っていたそれはもちろん枕などではなく、聡だった。
聡「やっと起きた…、ちょっと、放して」
律と目が合うと、助かったとばかりに脱力した。
律「おわっ、ごめん」
律は慌てて聡を拘束していた腕を放すと、とりあえず朝の挨拶をする。

律「おはようございます、聡君」
聡「おはようございますじゃないっての。ずっと身動き取れなかったんだぞ」
聡はやっと開放されたとばかりに起き上がると、早速文句を言った。
律は寝癖を手で梳かしつつのっそりと起き上がる。
212名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 12:23:08 ID:gFarKSiW
ついでに聡の寝癖も梳かしてやろうと手を延ばしたが、いい、と断られてしまった。

律「そんな怒んなよ。昔は雷の夜とかよくこうして寝たじゃん?姉ちゃんこわいよーって」
聡「いつの話だっ」
顔を真っ赤にして声を上げる聡。
そのぴょんとはねた前髪が非常に気になるが、我慢する。
聡「俺もう中2だぞ。もう小学生じゃないのっ。姉ちゃんも夜はちゃんと自分のベッドで寝てください」
律「ごめんって。昨日はほんと寝るつもりはなかったんだって」
聡「………」
聡は暫く律の顔を見たあと、がくりとうなだれ、これみよがしに溜め息をついた。
聡「…姉ちゃんが女子校で良かったと思う。共学でこれだと、俺ちょっと心配」
律「そうなのか?」
聡「めちゃくちゃ心配してるんです」

そうなのか。
律は素直に、すみません、と謝った。
…というか、最近なんとなく立場が逆転している気がするのは気のせいか。
これはよろしくないぞと、律は口を開いた。

213名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 13:06:12 ID:gFarKSiW
律「――でも私だって聡の事心配だけどな」
聡「え。…なんで?」
瞬きをする聡にわざと含みのある言い方をする。
律「聡は鈍いから」
聡「へ…??…え、なにそれなんのこと?」
律「さってと、部屋に戻って着替えるかぁ。聡、女の子を泣かすなよ」
聡「はあ?」

ぽかんとしている聡の横をすり抜けてベッドから降りると、ドアまで歩いてもう一度振り返る。
律「朝ごはん、私チーズトーストしようと思うんだけど聡の分もいる?」
聡「え?あ、うん」
律「了解ー」

まだ何か言いたげな弟を部屋に残し、律はパタンとドアを閉めた。

朝の日差しが気持ちいい。
一晩寝れば、昨日沈んでいたことが嘘のように晴れやかな気分になっていた。
そもそもだ。
この先の、まだ起こってもいない事でうじうじ悩んでどうするというのだろう。
そんな事で暗い顔してるなんてもったいない。
その時のことはその時考えればいいのだ。

(さてっと…)

律はぐっと伸びをして、今日一日の予定を立て始めた。

〈おわり〉
長文失礼しました
214名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 19:58:59 ID:rlmribrg
これ…凄い好き!
次は澪とかの絡みも見てみたい…
215俺×聡:2009/11/22(日) 22:32:23 ID:HV/I0bTB
ここは新宿2丁目
僕はここで『お兄様』と出会った…

俺「もうこんな時間か、そろそろ帰るか?」
聡「ま、まだ…帰りたくない…です」
俺「聡はまだ中学生だろ
親が心配してるぞ」
聡「でも…(もう、お兄様のイジワル!!)」
俺「なら・・・、あそこに入るか?」

お兄様が指差す先にはネオンの看板があった

『HOTEL ROSE GARDEN(薔薇園)』

…アッーーー!!
216名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/23(月) 00:42:13 ID:3V+z6f5r
>>213 GJ!
まさにこういうのが読みたかった
ほんとこの二人には、いつまでも姉弟で、家族でいてほしいよな

関係ないけど、律スレと聡スレ仲良く並んでるなw
217名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/23(月) 02:18:25 ID:iJ48hXYh
>>213
よくやった
最後まで姉弟で一線を越えないとこがいいw
218213:2009/11/24(火) 01:09:28 ID:3d0Xta6/
引かれなくて良かったw
ネタがあればいくらでも書きたいんだけど前スレまででもうネタ出し尽くしちゃって。また何か浮かんだら書いてみる>214
俺聡乙ですw
219名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/24(火) 19:59:06 ID:GFjSFAMn
聡はクリスマスはどうやって過ごすんだろうと少しわくわくw
220名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/24(火) 20:16:32 ID:kMlgj1Rb
梓「クリスマスにはちょっと予定があるんで行けないです」
221名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/24(火) 20:24:30 ID:RfEqN9Rt
彼氏ですよ奥さん
222名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/25(水) 00:36:37 ID:aE/Z4eyf
 
223名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/25(水) 00:45:06 ID:7j4n4xLH
>>222何か言いなさいよ
224名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/25(水) 19:25:39 ID:GjhG2LXy
聡「ごめん姉ちゃん、クリスマスの日は用事が………」
225名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/25(水) 22:58:06 ID:mSygm3OM
聡は家族か新庄かクラスメイトあたりと楽しくクリスマス希望。健康的な感じで
中学生で恋人とクリスマスとかマセたのはやだなw
226名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/26(木) 00:23:01 ID:8qAMNDFE
彼氏ですよ奥さん
227名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/26(木) 00:24:12 ID:ooIgGlPT
若い子はいいわねぇ
228名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/26(木) 00:24:43 ID:xYZXD4tR
まあカプ相手もけいおん!部でクリスマス会だろうからね

そして後日クリスマス代わりにデートしてクリスマスプレゼントの渡しあいとか
229名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/26(木) 00:31:34 ID:lXrH1iwg
憂や和も参加してるぐらいだから聡も参加させられるんじゃないの
230名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/26(木) 03:22:41 ID:8xJ1qjbm
聡、新庄と鈴木の家でクリスマスパーティー

時同じくして憂、梓も純とパーティー

その後の成り行きで結局みんなでパーティーを楽しむ
……的な事を予想してた
231名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/27(金) 20:34:39 ID:SRP2HEAG
軽音部+和+憂のクリスマス会に参加する聡→律「これ全部憂ちゃんが作ったんだ〜」→憂への好感度up

憂「いける!」
232名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/28(土) 16:11:15 ID:ydH6JRtE
聡「悪いな、クリスマスは父さん達や姉ちゃんと過ごすから」
鈴木弟「僕も両親と姉のみんなで外食の予定が」

新庄「………クリスマスなんかーーー!!」
新庄ごめん
233名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/28(土) 18:56:54 ID:V/wC3OHd
おいおい新庄ママはあらあらまあまあうふふおっとり系の超美人なんだぜw
234名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/29(日) 13:35:26 ID:JZLPydJW
あらあら
235名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/29(日) 14:21:04 ID:2FgAo2hK
まあまあ
236名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/29(日) 14:43:31 ID:E1GTMmze
うふふ
237名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/30(月) 00:29:09 ID:IBfpHFVW
聡はクリスマスの日にデートする時すごくテンパりそう
238名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/30(月) 20:26:44 ID:yKsuzLfH
憂「あっ、澪さん、紬さん、律さん(お義姉ちゃん)、こんにちは」(ペコリ)
澪「憂ちゃんか。こんにちは」
紬「ええ、こんにちは」
律「ちょっと待って。あたしのとこだけなんかおかしくなかった?」
239名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/01(火) 08:52:41 ID:RcKFCEp6
聡「お、おかしくないよ!…ね!ね!ね!?」
律「…(´゚д゚`)ポカーン」
240名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/01(火) 11:24:46 ID:8WAB1ru1
おかしくねーし!かわいーし!
241名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/01(火) 12:46:11 ID:xNpkwZOS
唯「聡くん、お義姉ちゃんって呼んでもいいんだよ?」
聡「そっ…それはまだ早すぎますよ……」
憂「ふふ…♪」
242名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/01(火) 23:09:19 ID:Wmt6kWht
聡「クリスマスが今年もやってくる〜♪」
243名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/02(水) 16:31:25 ID:NPZcUX5r

                         、    y':::::::::::::::::::::`:`'w、
                            _'シ::::::::::::::::::::::::::::::::::厶、
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         /  ` ゚` :.; "゚`ヽ        彳j      `` `  ヾ::::::ミ
 __     /     ,_!.!、   ヽ         l:f  __    ・  _,.、 `!::::::ミ   ____
     \.. / .    --- ,,  ヽ        }l 'ヾミミヽ  rz彡‐`ヽ |::fYj.  /   
      |i./       Y    ヽ       .{|  、_tッ、,゙ ' r' rtッ_‐ァ' |::}}!  |
 さ .や |i.         八    ヽ.      ゙l  `ー 'ノ  !、`ー '   |::リノ  | 突 確
 と .っ  |i     __//. ヽ ,, , ).      l  . ,イ   'ヽ     }チ'  |  入 率
 し .た  |i ,,,,;;:::::::::::   八.,  ''''''!       '、 ゚ ´...:^ー^:':...   ゚ 卞、   |  だ 変
 く  ね  |i"   ==ュ  r== j       .ヽ  r ζ竺=ァ‐、   ,ハ <  よ 動
 ん    |i   .、_tッ、,゙ ' r' rtッ_‐ァ'|        丶  `二´  丶 /    |  !!
 !    |i|    `ー 'ノ  !、`ー ' |          丶、    ,. ' ヽ     |  
        |i|   . ,イ   'ヽ    |         ノ:r jヾ` ̄´   .:ア` …‐: |
       |i.   ゚ ´...:^ー^:':...  ゚│     __,..'| /        /   :::: |
       |i     r ζ竺=ァ‐、   │.. __,,:'´   t/       /    | 
       li       `二´  丶  |_:'´     {    ,,___ /     ,,/i \____
       |i.             |/j\    _:ヘ:ニヽ,,,/_,,    , /:::j      j
  __ /               |  i:::::ヽ::`r‐'___ `   ヽ ,,:_,,_,,/:::::ノ"ノシ    〃
244名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/03(木) 03:22:42 ID:DGszTdyf
ちょっと気が早いけど、来月発売の新作番外編に聡は出るんだろうか
245名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/03(木) 10:56:47 ID:i/BtgWfy
冷静に考えると、あまり期待できそうもないが…

 聡 な ら や っ て く れ る !

246名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/03(木) 22:55:13 ID:YT3uyUEl
もし出るのならもう少し出番を増やしてほしいな
247名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/04(金) 06:42:54 ID:7TLwtyOj
今のところ登場時間一分以下だからな・・・・まあもう一分くらいはw
248名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/04(金) 09:33:04 ID:/exQXiUZ
その一分で憂とからんでくれたら
(チラッと目配せとか、お互い笑顔とか)
それだけでまたさとういが書けそうだ…

まあこの際ぜいたくはイワン
とにかく新作に出てくれw
249名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/04(金) 11:03:59 ID:yFk16bta
私たちは、みんなが同じであるという理由によって平等に扱われるべきなのではありません。
私たちは、一人一人が異質の個性を持っているからこそ、平等に扱われなければならないのです。
この意味で、日本の教育者の多くは 「平等」 を誤って解釈していると言わざるを得ません。
「和して同ぜず」 というのは 「論語」にでてくる言葉ですが、
まさにこれまで述べてきたように 「協調性は重要だが主体性 ・ 個性を失うな」 という意味の言葉です。
日本では儒教のこうした面はほとんど無視されているのです。
アメリカでもフランスでも、子どもの頃から個性を持つことを教育されます。
英語の “education”(教育) という語は、ラテン語の “educo” (引き出す) が語源です。
教育とは子どもたちに知識を詰め込むことではなく、その子が持っている個性を引き出してやることなのです。
「アメリカ人は個性を伸ばすためのどんな教育を受けるのですか」 と尋ねられた一人のアメリカ人は、次のように答えました。
「私たちは、( 教えられた知識を鵜呑 [うの] みにするのではなく ) あらゆることを疑ってみることを強調して教えられました。
また、自分の得意とするものを見つけ、その特技によって自分の身を支えるようにということも強調して教えられました。
“What  am I ?” ( 私って何?) と問うことは私にとってはごく自然なことであり、
今までに何度も問いかけてきました。」
250名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/04(金) 13:10:09 ID:/exQXiUZ
マイナー中のマイナーである聡を応援している俺らに言うことじゃないなw
誤爆乙
251名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 18:23:30 ID:r9bohGpw
聡は憂ちゃんほどではないが
できる子だと思う


聡「姉ちゃーん!昼飯できたよー!」

律「お〜!相変わらず聡の料理はうまいなぁー!」

聡「つうか姉ちゃんも料理の一つや二つ覚えろよ…」

みたいな
252名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/06(日) 10:28:27 ID:9tYrk1FK
>>251、あるいは

姉「聡ぃー、この数学の問題わかるか?」

弟「僕中学生だよ〜、あ、でもコレは…」

姉「オッ、分かるか?聡は数学得意だからな〜」

弟「2次方程式の2解が正になるには、判別式・2解の和・2解の積が全部0より大きければいいんだよ」

姉「さっすがぁー、ありがとう聡!!」

ガバッ,スリスリ
聡に抱きつく律

弟「あわわ!(胸があたってる…)」
253名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/06(日) 23:11:36 ID:hN3vc+Jg
おっと
254名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/06(日) 23:20:58 ID:sltbownn
唯「聡君みたいな弟欲しいなぁ〜」
255名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/06(日) 23:52:56 ID:VcrHxCcw
憂「が、がんばる!////」
256名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 01:48:41 ID:7s/adpbw
なにをだー!
257名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 02:11:56 ID:cLPNfb7V
聡は高校生になったらチャラけそうだな
258名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 02:23:54 ID:7s/adpbw
>>257
部活一辺倒のシャイボーイにもなりそう
259名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 02:25:46 ID:7s/adpbw
ピュアボーイの間違いだった
260名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 06:43:23 ID:h1ILHsIQ
チェリーボーイだ
261名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 07:19:30 ID:5xUVMrSn
聡にあずにゃんはやらん
262名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 14:43:28 ID:PGzdKAZt
憂「聡君は私が貰うから心配ないよ♪」
263名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 14:45:19 ID:DehMN3pj
聡は運動部よりも文化系の部活に入りそうなイメージ。
264名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/07(月) 16:07:41 ID:rvB7g0r5
将来メガネっこか・・・イイ
265名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/08(火) 02:49:41 ID:r6G68klE
そろそろ律ちゃんは寝たかな。
よし、夜ばいに行くか。
誰も阻止する人もいないだろう。
266:2009/12/08(火) 03:05:45 ID:5JSBEpVD
>>265
俺を倒してから行け
267名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/08(火) 10:32:56 ID:xmpkJ9bO
一時間聡美ちゃん
268名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/08(火) 11:31:00 ID:olWxBBYl
ベネット「残念だったなぁ…トリックだよw」
269名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/08(火) 12:45:53 ID:cvfuxtdx
来いよ!スティックなんか捨ててかかって来いよ律姉ぇ
270名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/08(火) 14:31:44 ID:olWxBBYl
聡「どこで(ギターの)使い方を習った?」

憂「説明書を読んだのよ」

唯「……」
271名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/08(火) 15:00:06 ID:nB2k2FIx
ここだけの話だけど、聡君、メガネフェチみたいね
272名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/08(火) 18:08:14 ID:cvfuxtdx
詳しく
273名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/09(水) 00:04:50 ID:yK1g5iVi
憂「お姉ちゃん、ど、どう?似合うかな」(伊達眼鏡をかけながら)
唯「うん、バッチリだよ♪」

和「…………」
さわ子「………」
274名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/09(水) 00:43:04 ID:4ocGQS5o
聡「あれ?憂さんメガネかけたんですか?」
憂「うん♪伊達メガネなんだけどね………変かな?」
聡「そんなことないですよ!すごく似合ってます!」
憂「聡くん…」ドキドキ



ダメだ…
こっから先が思いつかん………
275名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/09(水) 08:34:42 ID:hWOsULiQ
2OO9眼鏡ですね、オシャレだな〜
276名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/09(水) 15:53:51 ID:Zi79Prl5
>>274
聡「メガネガアルト、キスノトキジャマナンダケドナ…」
憂「…ん?どうしたの?」
277名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/10(木) 15:35:50 ID:YlAzDehB
新庄「好きなタイプは?」
聡「知的クール眼鏡」
278名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/11(金) 02:11:59 ID:s40lSypS
書き込みないね
279ホテル:2009/12/11(金) 17:14:55 ID:3uFP/Fu2
聡「姉さん事件です」
280名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/11(金) 17:44:46 ID:IJbFUaaz
初雪ネタで聡律を
思いついたのだが…
281名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/11(金) 17:57:49 ID:Hsseq89j
和「ここは私の出番ね」
282名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/11(金) 23:42:38 ID:f0mlu4Hq
>>280
今すぐ書き起こす作業に入るんだ!もう書いてあったら投下するんだ!











投下してくださいお願いします
283くらえ!!:2009/12/12(土) 02:03:34 ID:oCDoU0j3
聡「見て姉ちゃん、初雪だよ」

律「それは死の灰よ」

聡「およよ…」
284名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/12(土) 03:30:29 ID:atu3ZbhP
マリンスノーか
285名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/12(土) 04:02:30 ID:c/nWvMlA
好きって気持ちが恋にまで微妙に育っていないそんなSSが好き。
286名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/12(土) 12:55:08 ID:+y21jIzT
すげーわかるわ
287名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/13(日) 11:21:24 ID:dL1MhATp
聡寒いね
288名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/13(日) 14:29:13 ID:orpCNHjl
憂「わ、私でよかったら抱きついていいよ…!」
289名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/13(日) 16:35:01 ID:WFtcw5Ki
>>282
えっと…
前に初雪ネタを考えた者ですけど
一応できましたけどクオリティは期待しないでください

では投下します



ある初冬の日

まだ学生が起きるには少し早めのころ


聡「…んん……クゥ…zzz」
律「おっきろーーー聡ーー!!」ピョン

聡「…ふぇっ?…うわぁ!?」ボスン!

律は聡の寝ているベッドへ飛び込んだ

聡「痛ってぇ〜…てかなにやってんだよ姉ちゃん!!こんな朝っぱらから!」

律「いやぁ〜なんか早く起きすぎてさ、暇だから話し相手にでもなってもらおうかと」
聡「そんな理由で起こすなー!あと早くどけー!!」





…‥ーー教室

聡「…まったくいつもこんな感じなんだよ」
鈴木「それはお疲れ様です」
新庄「ぷはは!やっぱお前んちの姉ちゃんおもしろいな!」
聡は今朝の出来事を親友の二人に話していた


聡「笑い事じゃないんだぞ…ノックもしないで部屋に入ったり風呂上がりはタオルで家ん中うろつくは………もう少しは女の子っぽくすりゃいいのに」


新庄「んん〜でもさ」



新庄「田井中の姉ちゃんって結構可愛いよな」

聡「………はっ?」
290名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/13(日) 16:37:11 ID:WFtcw5Ki
かえりみち!



聡「うぅ…寒っ………」

聡(手袋持ってきて正解だったな…けど…)

聡は教室で新庄が言った一言が気になっていた

聡(可愛い……のかな?うちの姉ちゃんが)

正直なところ
小さい時からずっと近くに律がいたので聡にはただの姉としか思えなかった

そしてしばらく歩いていると…


聡「あっ…」
(姉ちゃんだ…)

目の前に姉を発見した……が
どこか様子がおかしかった
何かを真剣に見ているようにも見えるし髪をいじくってるように見える、更にぶつぶつ独り言を言っているようにも見えた


聡「…姉ちゃん?」

律「うぇっ!?」ビクッ

律は虚を突かれた感じで後ろにいる聡の方へ振り向いた
すると…



聡(えっ…!?姉ちゃんが前髪おろしてる!?)

普段家の中ですらあまりカチューシャをつけている律が外で前髪をおろしている事に聡は驚いていた
291名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/13(日) 16:38:58 ID:WFtcw5Ki
律「なっ…なんだ聡か……」

後ろにいた聡を確認するとなぜか持っていた紙切れを乱雑にポケットに突っ込んだ


聡「えっと…学校帰り?あとなんで前髪を…」
律「えっ!?これは……ほら!冬になると風も冷たいだろ!?だからデコ出しはちょっと寒いかな〜と思って…」

律は何かを隠してるように見えたが聡はそんな事は考えられず
目の前にいる姉がいつもと違う風に見えると感じていた


律「そうだ、せっかくだから一緒に帰ろうぜ!」
聡「あっ……うん…」





二人は帰路についていたが
聡はやはりなにか変だと感じていた

律はただ黙ったまま歩いていた
それが聡には変だと思っていた

聡(…いつもならちょっかいぐらいだしてくるのにな)


律「………」
聡(ダメだ……なんかこの空気耐えられない!)

聡「あのさ!姉ちゃん!」
と姉に話そうとすると……

律「あっ…」
聡「へっ…?」
姉がいきなり上を向いたのでつられて上を見た
292名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/13(日) 16:42:45 ID:WFtcw5Ki
聡「……雪?」

律「初雪だなー」
と律はのんきそうに言った

聡(新庄のやつ今頃雪だー!…とか喜んでるだろうな)
そんな事を考えていると…
律「うわ!冷たっ!…」

そういえば姉は手袋をしてなかったな…と思い聡は律の方を見た


聡「…えっ?」ドキッ
聡はいろんな事に驚いた

しんしんと降り積もる雪の中
寒さで頬を赤く染め前髪をなびかせながらたたずむ姉の姿

そしてそれを見て寒さとは別に顔が赤い自分に

聡(なんだこれ…!?ホントになんなんだ!?)ドキドキ
律「聡?大丈夫か?」

姉が自分の顔をのぞき込んでいた

聡「なっ…!何でもないから!!そういえば姉ちゃん手袋してないだろ!?俺の貸してやるから!」
律「えっ!?ちょっさとし…」

聡「俺、鈴木ん家行ってくるからー!!」

手袋を渡し聡は走り出した

律「聡…ありがとな……」




…‥ーーしばらく走り進んだ所


聡「ハァ…ハァ…」
聡(ヤバい…!何がヤバいかわからないけど…)
聡「姉ちゃんの顔まともに見れないかも………」



田井中聡
中学二年
姉の可愛さを始めて自覚した日であった…


終わり
293名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/13(日) 16:46:48 ID:WFtcw5Ki
あとがき的な


小説風に書いてみようとして自爆した感じです

時間軸はアニメ番外編の時という事でお願いします

最後にひとつ
長ったらしくしてスミマセンでした!
294名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/13(日) 17:19:56 ID:+1XDoSH/
乙かれっ
自分も前髪ネタ描きたくなってきたよ
律って前髪で印象全然変わるよな
295名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/13(日) 22:25:01 ID:tXAO/3W6
乙かれ
俺は聡が万引きで捕まるss書くわ
296名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/13(日) 22:26:03 ID:tXAO/3W6
うそうそ

他のssスレですでに書きました
297名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/14(月) 11:40:12 ID:2lMMFhRr
聡「あれ、人がいない?」
298名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/14(月) 13:13:35 ID:RQ6NOdDy
きっとみんな聡律とか聡唯とか聡澪とか聡紬とか聡梓とか聡憂とか聡和とか書きためてるに違いない!











………そうだよね?
299名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/14(月) 14:45:54 ID:5x4NBIEZ
俺聡を書き溜めていますって人も・・・居ないか
300おれさとテクニック:2009/12/14(月) 17:45:14 ID:2lMMFhRr
僕は田井中聡、ホモだ
公園のトイレに行こうとしていたら、ベンチにツナギを着た男が座っているのが目に入った

聡「ウホッ、いい男!」

男はおもむろにツナギのジッパーを下げて、自分のイチモツを露出させた

俺「や ら な い か」
聡「・・・」

僕は男と一緒に発展場のトイレに入った
301名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/15(火) 10:32:12 ID:fifC1uBp
聡ー寒いぞー
302名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/15(火) 10:53:49 ID:TdVAbMBc
聡「じゃあマフラー貸してやるよ」ニコッ
303名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/15(火) 13:14:14 ID:aGuTiM9E
梓「今日は寒いなぁ」(チラッ)
304名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/15(火) 14:13:38 ID:+SeTMrQz
憂「わ、私も寒いなぁ!」(チラッ)
305名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/15(火) 16:35:31 ID:rLJEMRWG
俺「俺も寒いなぁ」(チラッ)
306名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/15(火) 17:29:56 ID:kDfpAPSb
澪「聡、あの…それじゃ私と一緒に……マフラー巻こ?」
307名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 09:12:36 ID:u1jBwYUo
聡「…ってことがあってさ」
新庄「んで、おまえどうしたの」
聡「いや、恥ずかしいし////別になにも」
新庄「……」
308読みにくいと思う:2009/12/16(水) 10:50:57 ID:1jKmTmKT
屋上から見える青空はどこまでも澄み渡っていた。
一年間想い続けた彼女にやっとの事で告白をしたら、返ってきた返事が、

「―――ごめんなさい、私、田井中君が好きなの」

世界が一瞬で暗転した。

だけど心のどこかで、やっぱりそうか、とも思った。
前々から、彼女が田井中に話しかけている姿をよく見かけた。
可愛らしいしぐさで笑っているのを何度も見た。

―――ああ、そうだ。

だから俺は、田井中の事があまり好きじゃなかった。
今ごろ気がついた。

彼女はもう一度、ごめんなさい、と言うと足早に去って行った。


田井中聡。憎むべき、恋敵。
やつの席は、俺の前だったりする。
309名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 10:52:47 ID:1jKmTmKT
(まったく、どんな試練だよこれは…)

授業中、顔を上げれば最初に目に入るのはやつの小さな背中。
身長は俺よりずっと低い。大抵の女子より低い。
もちろん、彼女よりも。

(…―――なんでこいつが)

例えば授業中、田井中からプリントがまわってくれば、
紙にシワがつこうがお構いなしにひったくった。

例えば田井中が落とした消しゴムが、俺の足下に転がってきたとしても、
絶対に足をどけてやったりなんかしなかった。

例えばクラスの副委員長である田井中が、クラスメイト達の笑いをとったとしても、
俺だけは絶対笑ってやらない。

…――だけど。
あいつは懲りもせずに話しかけてくる。

「なぁ、その時計かっこいいな。どこで買ったの?」
「この漫画、すげー面白いんだけどお前も読まない?」
「なーなー、今度の日曜鈴木達と出かけるんだけど、お前も行かね?」

屈託のない笑顔を向けられて俺は困惑する。
なんなんだ、こいつは。
俺の態度を見れば、好意を抱いてないことは明らかだろうに。
なんでこいつは変わらない態度で接してくるんだ?
なんで?

――いや、本当は分かってる。
理由は単純かつ明解だ。
つまり、田井中聡がすげーいい奴だから。
ただそれだけ。

いっそ、どうしようもなく性格が悪い奴だったら良かったのに。
田井中を見てると、自分がすごくいやな人間だと思う。
310名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 11:09:26 ID:1jKmTmKT

なんとなく憂鬱な気分で帰り支度をして、教室を後にする。
昇降口を出ると、校門前に佇む人影を見つけた。
田井中だ。

(誰か待ってんのか…?)

思わず昇降口へと引き返したくなる衝動を抑えて、その前を通り過ぎようとする。
それと同時に。

「―――なあ、」

田井中の声。
それが自分に向けてのものだと気付いたのは、その場に自分のほか誰もいなかったからだ。
歩みを止め、くるりと振り返る。

「…なんだよ」

内心の動揺を隠そうとして、冷たい口調になった。
しまったと思ったが、一度表に出してしまった態度はそうそう崩せない。
ポケットに手を突っ込んで、ぶっきらぼうに視線をやる。
311名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 11:14:29 ID:1jKmTmKT
田井中は言葉を探しているようだった。
しばらく視線を落とし、深呼吸をしたあと、顔を上げた。

「俺、おまえになんかした?」

田井中らしい、実にストレートな言葉。

「お前、俺のことあからさまに避けるし、たまにすんげー睨んでくるし。
 俺なんかしちゃったのかなって、ずっと考えてたけど、やっぱ駄目。分かんない。
 なぁ、俺おまえになんかしちゃったの?」
「………」

俺は黙り込んだ。
わざとそうしたんじゃなくて、何も答えられなかった。
言葉にしようとすると、あまりに身勝手な理由だった。

田井中の真っ直ぐな瞳が、俺を射抜く。
二人の間に、沈黙が落ちた。
ちらほらと下校していく生徒達が、黙ったまま向かい合う俺たちを
怪訝そうに見て通りすぎていく。

「…――あのさ、」

やがて口を開いたのは田井中の方だった。

「お前がどうしても俺が駄目っていうんなら、我慢できないんなら、もう話しかけたりしない。
 ただ俺は、今のはっきりしない宙ぶらりんな状態が、一番嫌だ」
312名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 11:17:44 ID:1jKmTmKT
はっきりと、田井中は言い切った。
だけど、その真っ直ぐ透き通る瞳の奥は、どこか哀しげに揺れているような、気がする。
どうしたらいいのか分からず黙って突っ立っていると、田井中は小さな声で、そっか、と呟いた。

「それも言いたくないんなら別にいいけどさ」

そう言って、その場を去ろうとする。
多分、俺は酷く田井中を傷つけている。

「違う」

思わず、口をついて出た言葉。
俺は焦っていた。

「ごめん、違う。俺が悪い。田井中は全然悪くないんだ。ごめん」
「え?」
「俺、お前のこと嫌いじゃない」

言って、はじめて気がついた。
結局俺は、田井中の事を嫌いになれなかった。
むしろ心のどこかで、こいつと友達になったら楽しいだろうな、とすら思っていた。
そう思ってしまう自分が、悔しかった。

「ほんと、ごめん」

もう一度そう言って、頭を下げた。
今さら謝っても、もう遅いのかもしれない。
おそるおそる顔を上げた。

「――――あれ? 田井中?」
313名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 11:19:38 ID:1jKmTmKT
田井中はこちらに背中を向けていた。
なんと説明すればいいか、田井中は門のところに右手をついてだらりと身体を折り曲げている。
言うなれば、猿の反省ポーズ。
俺はその背中に近付いた。

「あー…えっと、田井中?」
「…………」
「田井中君? おーい、聞いてる?」
「…………」
「…………」

目の前には陽に焼けた細いうなじ。
その表情は窺えない。
返事がないことに最初は不安が募り、次に段々とイライラしてきた。(逆切れ?)
その肩をつかむ。

「おいって!」
「……………うるさいな、今ホッとしてんの」
「……」

やっと顔を上げた田井中は、満面の笑みを浮かべていた。

その後も田井中は、それ以上理由を追及しようとはしなかった。
これからも仲良くできるんならそれでいい、そんな感じだった。

完全に負けだ。
こいつにゃ敵わん。
314名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 11:24:49 ID:1jKmTmKT

聡「さっきからなにニヤニヤしてんの? 新庄」
新庄「え?」

いつの間にかすっかり過去の記憶に脳内トリップしていたらしい。
田井中の声で、俺は現実へと引き戻される。
聡「大丈夫?」
テレビゲームをしていた田井中が、怪訝そうな顔をしている。
ここは俺の部屋。

新庄「ニヤニヤしてた? 俺」
聡「うん。ニヤニヤしてた」
新庄「…いや、ちょっと去年の事を思い出してた」
聡「去年?」
新庄「そ。」
聡「え、なになに、なんだよ?」

田井中はコントローラーの一時停止ボタンを押して、こちらに詰め寄ってくる。
315名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 11:27:57 ID:1jKmTmKT

新庄「いや、あの頃の俺はまだまだ青かったなあって」
聡「………いや、分かんないし」
新庄「うんうん。聡君は分からなくていいのだよ。よしよし」
聡「はぁあ??」

さっぱり話が読めない、という風に田井中は眉をしかめる。
こいつはあの頃とちっとも変わらない。
あの日をきっかけに、俺たちはぐんと仲良くなった。
今ではかけがえのない大切な友人だ。

新庄「…―――なあ、田井中」
聡「うん?」
新庄「これからもよろしくな」

さりげなく、何でもないふうに言った。
本当はすごく照れくさかったけど。
田井中は最初、きょとんとしていたけれど、なにいってんだコイツ、と眉をしかめた。
そして、

「あったりまえだろっ」

そう言って無敵に笑うのだ。
316名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 11:34:52 ID:1jKmTmKT
おわりです
最初は俺聡のつもりだったけど俺の性格の癖が
強くなってしまったんで変えました

台詞少なくてすまんです
317名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 11:44:23 ID:u1jBwYUo
>>308-316
乙です。新庄キターーーw
あと、鈴木とはどういう風に(ry
318名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 12:09:00 ID:PiFYPwbr
聡新とは珍しいwGJ
※ただし聡に限る
多分鈴木は「こいつの近くにいれば女の子と仲良くなれる!」
とかだと予想w
319名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 15:55:36 ID:7+PM1HQT
乙です
ふつうに良い話を見せてもらいました!
地味にSSの波が来てる?
320名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/17(木) 14:11:23 ID:k1DFpDij
姉ちゃ〜ん
321名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/17(木) 16:34:36 ID:CawbD3Cd
律「お前らホント仲良いよな」
新庄「親友ですから!」
聡「真顔で言うなよテレるだろ!」
322名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/17(木) 16:47:09 ID:yPZg4n8T
鈴木「テレテレ///」
323名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/18(金) 13:10:33 ID:27KMN8/X
ヘタレ聡と純情梓のデートがみてみたい
324名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/18(金) 17:59:24 ID:H6n26rLC
そういやもうすぐクリスマスだね
325名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 01:02:01 ID:b0KqY77r
聡「私はジョン・タイターだ」
326名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 08:47:07 ID:mCUcT5vu
聡鈴書いたから投下する
ギャグなしなうえにキャラが違うけど
これからはっちゃけていくということでw
というか鈴木って敬語キャラだったっけ?
前スレ読めないからわからない…
とりあえず例のごとく読みにくいが暇つぶし程度に
327名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 08:48:07 ID:mCUcT5vu
(1)
4月1日。入学式。
一階からは、早くしなさい、と母のせかす声が聞こえる。
それに適当に返事をしながら、僕は身支度終え、自室を出るまえにもう一度鏡のまえに立った。
新しい制服に身をつつんだ自分は、どこからどう見ても立派な中学生だ、…と思う。

「よし」

鏡にうつる自分に向かってひとつ頷いて、新たな決意を胸に、僕は部屋をあとにした。

(…―――今日で僕は、あの頃の自分と決別する)
328名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 08:50:44 ID:mCUcT5vu
(2)
教室の前には、座席を指定した紙が貼られていた。
それに従って、新入生でざわめく教室に足を踏みいれると、僕は緊張の面持ちで席についた。
首元を締め付けるパリッとした学ランの感触が、お前はもう今までのお前とは
ちがうのだ、と言っているようだ。
まだそ知らぬ顔の教室も、慣れない座り心地のイスも、全てが期待と不安で輝いてみえた。

ここには今までの僕を知っている人はいない。
恐ろしいアイツらもいない。

―――大丈夫、僕はうまくやっていける。

そう、言い聞かせる。
手には、今朝純ちゃんが持たせてくれた小さなマスコット人形のお守りを握っていた。
純ちゃんというのは僕のふたつ上の姉だ。
ピンク色の毛糸でこしらえた、手作りのハリネズミ。
僕の好きな、ハリネズミ。

唯一家族の中で、純ちゃんだけが、僕が密かに小学校でいじめられていたことを知っている。
ぎゅっと人形を握りしめた。

(――――大丈夫)
329名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 08:55:27 ID:mCUcT5vu

ふと、視線を感じて顔をあげた。

「…?」

なんだ?
教室の前の方。ふたりの男子生徒が、ちらちらとこちらを見て笑っている。
僕と、人形を、交互に見ながら。
にやにやと。馬鹿にしたように。

とたん、背中がひやりと冷えて、脳裏にあの頃の記憶がよみがえってきた。
僕を蔑む、あのいくつもの目。目。目。
僕の名前を呼ぶときの、あのいやな感じ。

急激に、世界が色を失ってゆく。
鼓動が早くなる。
気持ちわるい。
僕は、くるしさに浅い呼吸をくりかえした。

(…―――――大丈夫、大丈夫)

ここはあそことは違うんだ。

(大丈夫、大丈夫、)

僕は変わるんだから。

(大丈夫、大丈夫、…………大丈夫)

じわりと涙がにじんでくる。
ああ、でも。―――やっぱり、駄目なのかもしれない。


「―――気分、悪いの?」
330名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 08:56:48 ID:mCUcT5vu
突然、頭上から声が降ってきた。
いつの間にか僕は、机に顔を突っ伏していた。
ゆっくりと、声のしたほうを見上げる。
そこには、人懐っこい瞳をした少年が、立っていた。

聡「大丈夫か?」

心配そうに眉根をよせている。
どこか、暖かい雰囲気の少年だった。

鈴木「あっ、いや。全然大丈夫ですので」
聡「? なんで敬語? …いや、大丈夫ならいいけどさ」
鈴木「……」
聡「前いい?」

少年は、僕の答えを待たずして前の席のイスをひくと、どすんと座った。
そして僕の机に片肘をついて、にまっと笑う。

聡「俺は田井中聡。そっちはなんていうの?」
鈴木「え、…僕?」
聡「お前以外いないじゃん」
鈴木「す、鈴木一郎です。よろしく…ええっと、田井中、君」
聡「おーっ、よろしくな、鈴木。な、イチローだからもしかして野球できる?」
鈴木「え? あ…できません、すみません」
聡「? 別に謝んなくていいのに」
鈴木「あっ、すみません」
聡「変なやつ」

そう言って、田井中君は笑った。
僕はというと、緊張してうまく笑えなかった。
ふと、田井中君の視線が、ぼくの手に握っているものを捕らえる。
331名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 09:01:22 ID:mCUcT5vu
聡「それ、なに?」
鈴木「あ、これは…ハリネズミ」

手のなかの、ハリネズミをちゃんと見せようとして、はたと気付く。
男がピンクの人形なんて、引かれてしまうだろうか。
僕は慌てて姉から貰ったのだと言おうとした。
だけどふと、この目の前の少年の反応が知りたくなった。

鈴木「…男がピンクなんて、変だと思う?」

思い切って聞いてみた。
田井中君は大きな瞳を瞬かせて、

「そりゃあ、変だと思うよ」

と言ったのだった。
あまりにきっぱり言うので僕が目を丸くしていると、田井中君はその先の言葉を続けた。

「でも、別にピンク好きな男がいてもおもしろいと思う」

ここだけの話、俺も甘いもの好きだし。
こそっと付け加えた。

その言葉は、すっと素直に僕の心の中を満たしていった。

この子と友達になりたい。
そんな気持ちが強く湧いてきた。

聡「ところでさ、なんでハリネズミなのさ」
鈴木「え?うーんと、弱いのに、強いから…でしょうか」
聡「んんん?」
鈴木「僕にも、ハリネズミみたいな鎧があればなって思って」

その鎧を着るだけで、こんな僕でも強くなれる。
それは素敵で無敵な鎧。
332名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 09:02:24 ID:mCUcT5vu
田井中君は、ふぅん、と相槌をうった。

聡「でも、そしたら誰も鈴木に近付けなくなっちゃうな」

僕はきょとんと田井中君の顔を見た。
田井中君は「ん?」とこちらを見返して小首をかしげる。

鈴木「あ、いえ、」

確かに。
ずっと欲しかった無敵の鎧。
だけどこれからは、そんなものもういらないのかもしれない。
いらなく、なるのかもしれない。

開いた窓からひとひらの桜の花びらが、静かに机のうえに舞いおりた。
僕も田井中君も、どちらからともなく窓の外へと目をやった。
窓からのぞく、中庭に植えられた桜は満開にさいていた。
光に照らされたその鮮やかな光景を、僕は一生忘れないかもしれない。

僕はもう一度田井中君を見ると、そうですね、と笑った。
333名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 09:05:40 ID:mCUcT5vu
(その後:姉弟)

その日は午前中で学校は終わったけれど、田井中君や何人かのクラスメイト達と駅前で喋っていたら、家に着くころには辺りはオレンジ一色だった。
なんの連絡もいれていなかったから、心配しているかもしれない。
そう思いながら、玄関のドアを開けると、すぐに純ちゃんが出迎えた。

純「あっ、一郎おっかえりー」
鈴木「ただいま、純ちゃん。…なにしてるの?」
純「え?ちょっとね、玄関の掃除中ー」

純ちゃんは右手に持った雑巾をかかげてみせる。
めずらしい。
純ちゃんが自分の部屋以外を掃除するなんて、年末くらいだったのに。
しかも母さんに言われて渋々。

(…僕のこと、心配して待っててくれたんだ)

純「一郎、今日はあんたの好きなカレーだって」

その証拠に、純ちゃんはもう雑巾を放り出して中へ上がろうとしている。
334名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 09:07:53 ID:mCUcT5vu
純「…そういえば、遅かったね。なにしてたの?」
鈴木「え? あ、」

靴を脱ごうとしていた僕は、ぴたりと止まった。
それに気付いた純ちゃんが、こちらを振り返る。

純「…一郎?」
鈴木「――――とっ、友達と、お喋りしててっ、遅くなりましたっ」

思い切って言った。
とたん、目の前の純ちゃんの顔がぱあっと明るく輝いた。

鈴木「わっ…と、っ」

思いっきり抱き付かれる。

純「やったやったっ!やったじゃん一郎!良かったねっ」
鈴木「…うん」

純ちゃんは僕を抱き締めたまま、ぴょんぴょん跳ねまわる。
純ちゃんが喜んでくれると、僕もうれしかった。

鈴木「純ちゃんのおかげだよ。ありがとう」
純「なーに言ってんのっ、一郎が頑張ったからでしょ!…さ、中に入ろっ」
鈴木「うん」

純ちゃんに手をひかれて、僕は中へと入った。
台所に近付くにつれ、カレーのいい匂いが鼻の奥を満たしていった。

明日がこんなに待ち遠しいのは、何年ぶりだろう。

※※
おわりです
またまた長文失礼しました
335名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 09:37:56 ID:2KopgM8z
すげーイイ話、乙!
純スレ住人としても嬉しいぜw
336名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 12:14:54 ID:pRVAL07y
鈴木は谷口キャラとか思っててごめんよw
それにしても聡イケメンだなぁ
337名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 12:15:19 ID:wB+E6YwY
GJ! 素晴らしい!
何と言うか、あと味が良すぎてどうしたらいいのやらw
鈴木姉弟が好きだわー
338名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/19(土) 13:37:12 ID:hZYVE2PJ
乙です!
聡がすごくカッコイい!
あと純ちゃんナイス!
339名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/20(日) 02:44:30 ID:kXZcCrL9
340ルーベンスの絵:2009/12/21(月) 04:42:08 ID:5qPnQPHQ
さ、聡…僕は、眠いんだ
ねぇ、聡…
341名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/21(月) 07:45:53 ID:jOSkbwp8
5分律ちゃんと交尾
342名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/21(月) 08:07:27 ID:J7gxaDHb
なんでここでするw
343こたつ:2009/12/21(月) 18:53:44 ID:Iz4v4ONz
聡「ハァ〜やっぱ冬はこたつにミカンだよな〜」
律「だよな〜……さとし〜ミカン剥いて〜」
聡「あいよ〜」ムキムキ
344名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/21(月) 19:02:25 ID:KVb0gGpC
律「さとし〜沢庵取って〜」
聡「あいよ〜」ムギムギ
345名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/22(火) 16:10:13 ID:jYZUadT1
憂「あったかいね聡くん♪」
聡「う…憂さん///」
346名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/23(水) 06:31:30 ID:oDMh2Khn
聡くん、おじさんとハアハア…
347名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 00:21:36 ID:o1Pz/tD/
憂「よし…今のうちに…」
348名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 10:55:10 ID:7GhkzFbg
クリスマスだし、SS投下でもしようかな。
349名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 11:11:59 ID:7GhkzFbg
「「「かんぱーい」」」
 部屋の中に、男3人の声が木霊する。
 そして、グラスが触れ合うカチンという音も。
「いやー、今年も色々あったな」
 この面子の中では、特に目立つ男である新庄がそう言いながら、グラスを口に運ぶ。
「そうですね〜。なんだかんだで楽しいものでしたね」
 次に、最も真面目そうな男である鈴木がそう続けた。
「おいおい。なんかお前らの話聞いてると大晦日みたいだぞ」
 そして、最も背が低い(悪かったな)俺がそう言って苦笑した。
350名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 11:19:27 ID:7GhkzFbg
「んだよ、田井中。もう今年だって一週間足らずだろ?」
 新庄がお菓子を口に掻き込みながら、俺にそんなことを言った。
「そうだけどさ……なんか」
 俺は気恥ずかしさを抑えながらも続ける。

「あと一年でお前らともお別れだと思うと、な」

 そう。来年は受験の年。俺たちがこんな風に集まることも難しくなるだろう。
 だから、まだ終わってほしくなかった。今年が続いてほしかったのだ。

 俺の発言を受けてか、新庄と鈴木は考え込むそぶりを見せる。
「あー、なんていえばいいのか分からないけど……別に違う高校行ったとしても俺たちは友達だろ?」
「そうですよ、田井中君。僕らの友情は不滅です」
「うわ、鈴木がくせえこと言ってるよ」
「本気ですって! だから、大丈夫ですよ田井中君」
 俺はそんなやり取りを眺めながら、胸がじんわりと熱くなっていくのを感じた。
 この二人に出会えてよかった――心底、そう思ったのだ。
351名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 11:24:12 ID:7GhkzFbg
「ただいまー!」
 俺がそんな風に温かい気持ちになっていると、不意に玄関から聞きなれた声がした。
「ん? 誰か来てんのか?」
 声の主はそう言いながらパタパタと俺の部屋へと向かってきた。

「なあ、田井中。あれって――」
「お前の考えてる通りだろうな」
 ……つーか、クリスマス会行くとか言ってなかったっけか。
 考えているうちに、俺の部屋の扉が開かれた。
352名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 11:31:01 ID:7GhkzFbg
「おっす、聡! それに、その友達!」
 声高にそう告げて、部屋に入ってきた人物。
 それはまさしく――
「姉ちゃん、お帰りー」
 俺の姉である田井中律だった。

「へえー、ここでもクリスマス会してたんだー」
 俺の部屋を見るなり、状況を把握したらしい。
 そう言うと、ドカリと腰を下ろした。

「な、なんで姉ちゃんまで入ってくんのさ」
「別にいいだろー? 私も仲間に入れてくれよう」
 口を尖らせてそんな事を言ってくる姉ちゃん。
 俺は二人に「良いか?」と聞く。
「俺は構わねえよ。人数は多い方が楽しいし」
「僕も大丈夫です。上に同じ」
 二人の了承を得たので、クリスマス会に姉ちゃんを加えることが決定した。
「きゃっほう、ありがとう! 聡、ナイス!!」
「うわー、やめろ! ほっぺたに冷たい手付けるのやめろー!!」
 ちらりと二人の方を見ると、両方とも苦笑していた。
 やれやれ……恥ずかしい。
353名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 11:48:33 ID:7GhkzFbg
「ところで、なんでこんなに早かったわけ?」
 俺は姉ちゃんにそう問うた。
 軽音部の人たちとクリスマス会をやるとか言ってなかったっけ?
「ああ、あれは途中でお開き。ちょっとみんなの予定が合わなくってね」
 頭をポリポリと掻きながら、姉ちゃんはそう答えた。
 
「で、俺達のパーティーに参加したわけか」
「そゆこと。しっかし――」
 じーっとテーブルの上にあるお菓子やらジュースやらを見て言う。
「質素だねえ」
「ば、ばかにすんなよ!」
「こっちは凄かったよ〜。七面鳥にクリスマスケーキ、それに――」
「よそはよそ、うちはうち!」
「そんなむきになるなって、可愛いやつだなー」
「……う、うっせえよ」
 だめだ、姉ちゃんに勝てる気がしない。

「そういえば、君たちの名前――」
 俺がやきもきしている間に姉ちゃんは話の矛先を変えた。
「は、はい。俺は新庄です。こっちは――」
「鈴木、といいます」
「そうなんだー。私は田井中律。ここのちっちゃい弟の姉だよ」
「ちっちゃい、言うな! 自分だってそんなに背高くないくせに!!」
「へー、それでもまだまだ聡よりは高いよー」
「くっ、そのうち追い抜いてやるんだからな!!」
「はいはい、楽しみにしてますわん」
 ……軽くあしらわれてしまった。
 
「あ、ちょっと私トイレ行ってくるわ」
 そう言って立ち上がる姉ちゃん。
 男だらけのところで「トイレ」なんてワードを出す女子高生。
 デリカシーのかけらも無いな。
「聡、なんか言った?」
「いえいえ、なんにも言ってませんよ?」
「そう。じゃあ、後で」
 部屋から出ていく姉ちゃん。残される俺達3人。

 正直言うと、この状況は多少気まずい。
 きょうだいいる人だったらわかるかもしれないが、友人にきょうだいとの掛け合いを見られるのは
 気恥ずかしいものがある。
 現に、前方の二人はクスクスと笑ってるし。

「田井中は姉ちゃんに敵わねえんだな」
 そう言いながら肩に手を置いてくる新庄。
「う、うっせー! いつもは違うんだぞ、いつもは」
「でも、きょうだい仲が良くて羨ましいですよ」
 鈴木は心なし、しんみりとそう言ってきた。
「僕と姉さんあまり仲が良くないから。お二人を見ていると、理想像を見ているようで」
 沈黙。俺も新庄もどう返せばよいのかわからない。
354名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 12:01:54 ID:7GhkzFbg
「いつからだったかな、姉さんが高校に上がったあたりで、僕とあまり話してくれなくなってしまったんです」
 ぽつりぽつりと告げられる鈴木のお姉さんの話。それに俺と新庄は耳を傾ける。
「僕も何か悪いことをした覚えはないのですけど――」
 また、沈黙。俺と新庄もなんて言ってあげれば良いのかわからない。

「――それはきっと、お姉さんが少し大人になっちゃったからじゃないか?」
 そういった考えを示したのは、うちの姉ちゃん。
 ふむふむ――って
「い、いつの間に戻ってきたんだ!?」
「私ほどの腕になれば気配を消すことも可能なのさ」
「そんな忍者マンガみたいなこと言われても」
「聡、うるさいよ。今は鈴木君に話してるんだから」
 ぴしゃり、と言われてしまった。少し、しょんぼり。

「さて、話を戻して――」
 こほん、と咳払い。
「きっとお姉さんは高校生になって、少し意識が変わっちゃったんだと思う。
 今まで弟と仲良くしてたのに、いきなりそういったそぶりを見せるってことは、
 お姉さんの中でなにかきっかけがあったんだよ。
 それは、鈴木君のせいじゃない。
 気長に待っててみな。少しは変わるだろうから」
 それで話は終わりらしい。
 鈴木も心なし、表情が明るくなっている。

「あの、ありがとうございます」
「いいっていいって。じゃあ、気持ちが上向きになったところで――」
 立ち上がって告げる姉ちゃん。
「恥ずかしいことを言い合おう!」
「なんでだよ!? なんで飛び入り参加の姉ちゃんが仕切ってんだよ!」
「姉より優れた弟なんて存在しねえ!」
「そんな、ここは世紀末じゃない! 戻ってくるんだ姉ちゃん」
「じゃあ私から。聡ったら、小学生の頃にね――」
「なんで俺の話なんだよ!? そこは普通自分の話だろ!」
「うっせえよ、聡。外野は引っ込んでろ」
「そんな、新庄まで! 鈴木、こいつらを止めてくれー!」
「いえ、僕も聞かせてもらいますよ。興味、ありますし」
「お前ら鬼だー!!!」
 ――まあ、こんな感じで。
 途中からクリスマスもなにもありゃしない話になってしまったが。

 なんだかんだで、楽しいものだった……。
355名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 12:13:14 ID:7GhkzFbg
その後の話。

――鈴木――
 僕は今、姉さんの部屋の前にいる。
 クリスマスの今日がチャンスと言えよう。
 すーっと息を吸い込む。

 トントン、というノックの音。
 もちろん僕がドアを叩いた音だ。
「……なにー?」
 気だるそうな姉さんの声にさみしい気持ちになりながらも
 僕は部屋に足を踏み入れる。

「なんだあんたか」
 ぴしゃりと言われてしまい、さすがに僕も委縮した。
 本当に、田井中君のお姉さんが言ってくれたことは本当なのだろうか……。
「用事がないんだったら、出て行ってよ」
 気だるそうにそう言われると、ダメージはなかなか大きいものだった。
 しかし――僕は。

「――姉さん!」
 僕は姉さんの前にそれを差し出す。
 そこには――
「……なにこれ」
「お手伝い券です。最近僕は、家のためにしてあげていることが無かった。
 全部姉さんに押し付けてしまった。だから――」
 すうっと息を吐き、告げる。
「これからはその券を使って、僕をこき使ってください!!」
 言えた――ようやく、言えた。
 なんども練習したセリフが、ようやく。

 それを見た姉さんはぷっと笑った。
 そして――
「はははははは! あんたそんなの気にしてたの、馬鹿ねえ」
「ば、ばかって……!」
 さすがに傷ついた。精一杯だったのに。

 落ち込んでいると、ふわりと抱きしめられる感触がした。
 驚くべきことにそれは姉さんのものだった。
「私があんたを嫌うなんてことあるわけないでしょ。でも、ごめんね。
 最近、いやなことが重なっちゃって、あんたに厳しく接していたかもしれない。
 けどね――」
 
 ――あんたは私の弟なのよ。

 僕はその台詞を聞いて、心の底から安堵した。
 そして、これから姉さんを支えていかなきゃなと決意する。
356名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 12:22:21 ID:7GhkzFbg
――聡――
「くそー、姉ちゃんのせいで俺のイメージガタ落ちじゃねーか!」
 俺は部屋の片づけをしながら、姉ちゃんに抗議する。
「えっ、でもあの話はほんとのことだろ?」
「言っていいことと悪いことがある!!」
 さすがにむきにならざるをえない。
「あの話が学校中に伝わったら俺はもう生きていけない……」
「えっ、でもお前が言ってる中学ってたいていが小学校から同じ連中だろ。
 だったら――」
「なにがだったらだ! その連中すら知らないような話をするな!!」
 まったく、憤懣やるかたないぜ(最近覚えた言葉)
 
「……ごめん、聡。考えてみたらひどかったね」
 俺がぷんすかしていると、しんみりとした声で姉ちゃんは謝罪してきた。
 俺が姉ちゃんを憎めないのはこういったところだ。
 自分に非があると少しでも自覚すると、すぐに謝ってくれるのだ。
「……まあ、わかったならいいよ」
 俺もぶっきらぼうにそう言う。

 まあ、そんな感じで。俺達きょうだいは仲良く年越しの準備をするのだった。
357名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 12:25:29 ID:7GhkzFbg
――新庄――
「頼む、おふくろ!!」
「なにさ、お小遣いだったらあげないよ」
「そうじゃないんだ」

 俺は必死に言葉を探して、告げる。

「俺に姉をくれっ!!」

 馬鹿にされた。当然か。

 でも、あの二人の話を聞いていると、どうしてもほしくなってしまう。
 特に田井中のお姉さんは良い人だったし。

 あんな風に頼れる姉がほしい――そう思う。
 
 まあ、なにはともあれ。
 田井中の恥ずかしい話も聞けたし、良しとしよう。

 そうして、俺は部屋の大掃除に精を出すのだった。

 Fin.
358あとがき:2009/12/24(木) 12:29:04 ID:7GhkzFbg
即興で書いたためか、いろいろと大変でした。
ただ、三人の話はいつか書いてみたいなと思っていたので、書けて良かったです。

ああ、聡と律の物語をまた書きたくなってしまった。すみません、聡がタイムスリップした話が全然進んでなくて
もうしわけありません。ネタが切れてしまって、困ってるんです。

では、またいずれ。クリスマス(イブ)に作品が書けて良かったです。
359名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/24(木) 23:48:57 ID:nV06ie23
>358
おつ!
これほど脇キャラが愛されるスレも珍しいな
鈴木なんてほぼオリキャラw
時かけ聡はてっきり投下しにくくなっちゃったのかと思ったけど
本当に行き詰まってるのね
360名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/25(金) 02:24:05 ID:q72vnTbN
>>358
GJ!大いにニヤニヤさせてもらったw
そして姉が欲しくなったw

というかあなたタイムスリップの人か!
行き詰ってるみたいだけどネタを思いついたらいつでも投下してくださいな
待ってますからね
361名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/25(金) 21:04:49 ID:QflOq64L
>>358
乙ですよ!

クリスマスSSは自分も書こうとしたんですけど
>>358さんのが素晴らしすぎて別にいいかな…と

ネタが思いついたらガシガシ投下しちゃってください
362名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 00:10:59 ID:HsckvtXz
聡律クリスマス話書いたので投下
7話後設定だから358と年はかぶらない…はず?

>358
前スレで勝手に続き書いちゃったけどほんとあれなかった事にしていいんで…忘れてください
続き楽しみにしてます!

※※

玄関からの物音に、聡は閉じていた瞼をひらいた。
布団の中にはいたけれど、眠っているわけではなかった。
とん、とんと静かな足音が階段をのぼってくる。
聡はベッドから降りるとドアへと向かった。
がちゃり、とドアをあける。

聡「おかえり、姉ちゃん」

自室に入ろうとしているところだった律は、暗闇の中びくりと身体を震わせた。

律「…びっくりしたぁ、聡か。ただいま」
聡「遅かったじゃん」
律「いやぁ、えらく盛り上がっちゃってさ。今、何時?」
聡「11時過ぎ」
律「うわ、もうそんな時間かぁ」

声をひそめて会話をする。
父も母も、姉の帰りを待たずして眠ってしまった。
家の中は真っ暗だ。

聡「明日のクリスマスも、軽音部の人たちと遊ぶの?」
律「いや、明日は部活終わったらすぐ帰ってくるけど」
聡「ふぅん…」
律「―――って聡、なんか怒ってないか?」
聡「えっ、怒ってないよ別に」
363名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 00:12:26 ID:HsckvtXz
そう言いながら、つい目を逸らしてしまった。
これじゃあ肯定してるも同じだ。
律はずんずんとこちらへ歩いてきて、
律「タコ」
聡の頬を両手でぐいと押し上げた。
聡「やめろってそれっ」
律「しっ」

聡は慌てて自分の口を押さえた。
そのまますぐ近くにある律の顔を見上げる。
暗闇の中でも、明るい色をした律の瞳はよく映える。
それをぼうっと見つめていたら、自然と言葉が零れた。

聡「…………姉ちゃんさ、来年のイブも軽音部の人たちと過ごすの?」
律「え?」
聡「姉ちゃんがいないとつまんないよ。去年まではいっつも家族で過ごしてたじゃん」

律が困った顔をする。
これは、子供っぽい嫉妬だとわかっている。

聡「姉ちゃんがいないと、つまんない」

もう一度呟いた。
すると、なにやら律は肩に下げていたバックをゴソゴソと探りはじめた。
ばりばりと紙袋のような音も聞こえる。

聡「姉ちゃん?」

――ふわり、と柔らかいものが首に降ってきた。
律が、なにやら聡の首に巻き付けている。
冷たい指が、首筋に触れるたびに聡はどきりとした。

律「はいっ、どーぞ」
聡「…えっ?え?」
364名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 00:14:05 ID:HsckvtXz
聡は慌てて首元のものを確認すると、それは水色のマフラーだった。
顔を見上げると、律はにっと笑って

律「メリークリスマスっ」
聡「え、これ、くれるの?」
律「がくっ。どう見てもそういう流れじゃん」
聡「…あ、りがとう」
律「うーんとさ、来年も多分、軽音部のメンバーと過ごすことになると思う。許して」

律は少し顔を傾けて、こちらを窺ってくる。
こんなふうに不意打ちでプレゼントなんてもらってしまうと、さっきまでの自分が情けなく思えてしまうじゃないか。聡「………ケーキ」
律「へ?」
聡「姉ちゃんのぶん残してあるから」
律「やったっ、サンキュー」
聡「実は俺も食べてない」

最後は、ぼそぼそと聞き取りにくい声になってしまった。
けれど、律はすぐに弟の言わんとするところをくみ取った。

律「―――じゃあ、明日二人で食べよっか」

その言葉を聞いたとたん、聡の口元は緩みそうになる。
我ながら単純すぎて嫌になる。
聡は照れを隠しながらこくりと頷いた。

聡「明日、雪つもるかなぁ」
律「おー、ホワイトクリスマスだな」

窓の外には、雪が静かに降っていた。


※※
おわりです
365名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 00:37:18 ID:95eNtTvo
>>362-364
乙!
唯憂だけじゃなく律聡でもあったかあったか
366名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 12:18:19 ID:lRWI+H3u
乙です!やっぱ聡律だわ〜
聡の言わんとするところをちゃんと汲み取ったりっちゃんに惚れたw
367名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/26(土) 21:44:03 ID:X/BAskm9
>>364
乙です! やっぱりこの姉弟は幸せでいてほしい。

タイムスリップの続きはあなたが書いてくれたのか。
自分自身どう続きを書いたらよいのか分からなかったから、良い刺激に
なりました。だから、気にしないでください。
368名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 01:31:47 ID:Dar2cJFv
遅ればせながら自分もクリスマスSS投下させていただきたいと思います。

普段VIP板でしか書いておりませんので特に連続投下になる部分など
無作法なところなどあるかもしれませんがご容赦ください。

369名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 01:32:28 ID:Dar2cJFv
ドア「ガチャ」

律「おいーっす…」

憂「律先輩お姉ちゃん!
 いらっしゃい!」

律「憂ちゃん〜軽音部はどう〜?」

憂「はい!凄く楽しいです!」

梓「憂にはほんといろいろお世話になってますよ。」

唯「あ!純ちゃーん!元気だった!?」

純「は…はぃい〜!?」
370名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 01:35:42 ID:Dar2cJFv
紬「あら、唯ちゃんにりっちゃん!いらっしゃい!」

澪「どうした〜二人とも?」

律「さすがに推薦で大学が決まってるお二人は余裕で部活動でございますわね!?」

唯「やっぱりムギちゃんのお菓子は最高だねー」

律「なんで一般入試のお前までそこまで余裕なんだ!おいー!?」
371名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 01:39:13 ID:Dar2cJFv
澪「…まぁ律も唯もセンターまで一カ月切ってるし、疲れてるのは分かるけど、がんばれよ!」

律「センターは頑張るんだけどさ…
 去年クリスマス会はやってないし今年は新入部員の純と
 改めて軽音部員になった憂ちゃんも一緒にクリスマス会やらね?」

憂「いいですね!
 腕によりをかけますよ!」

純「私も行っていいんですか?」

律「何言ってんだ?
 純だって軽音部の部員だろ?
 どこに来ていけない理由があるんだよ。」

澪(会費狙いだ…絶対に会費狙いだ…)
372名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 01:42:11 ID:Dar2cJFv
梓「あの…私は今年も…」

澪「あー…まぁ、分かってるよ。」

梓「はい…あの…」

律「聡とデートなんだろ?いいよ、気にすんなって。」

梓「いえ…今年も家族と過ごすんですけど…」
373名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 01:48:00 ID:Dar2cJFv
律「へ?でも聡の奴クリスマスは梓さんと過ごすんだー…って大はしゃぎだったぞ?」

梓「まぁ…聡くんとも一緒なんですが…」

唯「??」

梓「お父さんが聡くんの話を聞いて気に入ったから
 うちのパーティに招待しろって…」

律「聡の奴いきなりご両親とご対面か!?」

澪「いきなりきっつい試練だなー…」
374名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 01:50:02 ID:Dar2cJFv
澪「でもいきなりお父さんからご指名とわね…」

紬「あの衆人環視での告白合戦で梓ちゃんと聡くんはちょっとした有名人だから…
 梓ちゃんのお父さんの耳にも入ってたのね。」

憂「噂のアレ…ですか…」

純「でも正直、そういうのってちょっとかっこよくてうらやましいですよね…」

一同(今年も梓(ちゃん、あずにゃん)以外は全員彼氏無しだもん…)

  ど  よ  〜  ん

梓「??」
375名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 01:51:02 ID:Dar2cJFv
―――りつんち!

聡(ぼろろ〜ん)
 「こんな感じかな?」

律「おい〜っすおつかれー…」
 <聡の部屋に入ってくる律>

聡「あ…ごめん、うるさかった?」

律「いやいや、ちょっと受験勉強で疲れたので息抜きに…
 ギター、がんばってるな。」

聡「うん。梓さんに教えてもらってるし…
 クリスマスのパーティでさ…梓さんとセッションするし…
 梓さんのお父さんに見てもらうから…」

律「そうかそうか!
 聡としてはお義父さんに認めてもらわないといけないもんな!」

聡「ま…まぁ…」

376名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 01:52:24 ID:Dar2cJFv
―――クリスマスイブ

聡(いよいよ梓さんの家まで来てしまった…(ドキドキ
 お父さんやお母さんが怖い人だったらどうしよう…)

妄想梓父『なに!?梓の彼氏だと!SATUGAIするぞ!!』

聡(ひぃぃぃ…)

梓「うちの前で何やってるの?」
 <聡の肩を叩く>

聡「違います違いm…て、梓さん…」

梓「準備も終わってお父さんもお母さんも待ってるから。上がって。」

梓父「君が田井中聡君だね?聡くんと呼んでいいかな?」

聡「は…はいぃ〜!た…田井中聡です!!
 あ…梓さんをください!!」

梓父母「え?」

梓「え!?」

聡「じゃなかった!すみません間違えました!!
 ごめんなさいごめんなさい!!」

梓母「そんなに硬くならなくてもいいのよ…そんなに緊張してたんじゃあ
 せっかく作った料理もおいしく食べてもらえないもの。」

聡「ごめんなさい…あの、梓さんにはギターのこととかいろいろお世話になってます。」

梓父「間違いだったのか…残念!」

聡「え?」

梓「え?」

梓母「うふふ…」

梓父「ともあれ、メリークリスマス!」
377名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 01:53:45 ID:Dar2cJFv
―――たけなわ!

梓父「聡君もギターをやってるんだよね?」

聡「はい!…まだ初めて3ヶ月ですけど…」

梓父「今日持ってきたってことは聞かせてくれるのかな?」

聡「はい!」

梓「あ…じゃあ私も準備するね。」

梓父「梓とデュオか…お父さんなんか妬けちゃうなぁ」

聡「えっ!?」

梓母「二人とも仲がよさそう、ってことよ、聡君。」

聡「あ…はい…(///」

―――聡梓えんそう!
梓母「始めて三ヶ月にしてはじょうずね〜!」(拍手)

聡「いえ…先生がよかったので…」

梓父「先生?」

聡「梓さんに教えてもらえたから…」

梓「さ…聡君ががんばったからだよ!」

梓父「そうだな、いくら先生がいいって言っても本人が
 たっぷり時間をかけて練習しないとなかなかここまではできないだろうし。
 聡君も頑張ったんだろ?
 もっと威張っていいだろ!若いのにそんなに謙遜してどうする!?wwww」

聡(認めてくれたんだ…俺も…なかなかやるんじゃない?ふふふ…)
378名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 02:08:53 ID:K3y+jlkl
梓父「じゃあ、お返しに俺も二人に一曲弾かせてもらおうかな?
 聡君、ギターを貸してもらっていいかな?」

梓母「それなら私もお父さんにご一緒させてもらおうかしら?」

―――梓父母えんそう!

聡(す…すげぇ!テクニックもそうだけど…同じギターを使ってるはずなのに
 ぜんぜん違う音に聞こえる!
 どうやったらこんな演奏ができるんだ!?
 それに、息の合ったメロディで…ほんと、楽しそうだ…)

梓父「どうだった?」

聡「すごかったです…おじさんとおばさんの息もぴったりで、
 俺もいつか、そんな風に弾けるようになりたいです!
 なんて曲ですか?」

梓父「え…あー…今アドリブで即興で弾いたから、どの曲ってのはないんだけどな。」

聡「そうなんですか!?俺もあんな風に弾けるようになれますか?」

梓父「まー、本人の努力しだいだと思うけど
 俺たちはもう連れ添って20年になるんだぜ?同じように演奏しようと思ったら
 一緒に演奏する相手と同じように連れ添わないといけないよな?」

聡「え…?」

梓「ぁぅ…(///」
379名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 02:10:09 ID:K3y+jlkl
梓母「さて、と。それじゃあちょっと片付けてデザートの準備してくるわね」

梓「それなら私も手伝う」

梓父「いやいや、そっちは俺が手伝うから梓は聡君とゆっくりしていてくれ」

梓「でも…」

梓父「母さんと二人きりになりたい父さんと、聡君にも少しは気を遣えよ、梓w」

梓「あ…ごめんなさい…」

聡(///
380名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 02:10:48 ID:K3y+jlkl
梓「じゃあ…何かお話でもしよっか?」

聡(梓さんと二人きり…これは…チャンス!)
 「あの!あ…梓さんにもう一つプレゼントがあるんです!!」

梓「??」

聡「あの!梓さんのことを想って曲を作ってきたんで!聞いて貰えませんか!?」

梓「曲?聡君が作ったの?」(/////

聡「はい!へ…下手かもしれないですけど聞いてほしいんです!!」

梓「そんなことない!嬉しいよ!
 それじゃあ…お…お願いします…」

聡「じゃあ!行きます!!」

 「あなたと出会って三ヶ月が過ぎて〜♪」



隠れて中を伺いながら
梓父「いきなりオリジナル曲のプレゼントとは、やるなぁ、聡君!」

梓母「ほんと、どこかの誰かさんと同じね。」

梓父「かっこよかっただろ?」

梓母「そうじゃなければ一緒になったりしないわよ。」



聡「だからずっと〜一緒にいたいんだ〜♪」(ジャジャ〜ン

梓「………」

聡「…これで、終わりです…一応…」

梓「………ぁ」

聡「………」
 (何で何も言ってくれないんだろう…やっぱりギターもうまくないし
 曲も変だったかな…)

梓「あああ!ありがとう聡君!(///
 すごく!すごく素敵な曲だった!
 私!今日のこと、絶対に忘れないから!!」

聡(///
 「よ…喜んでもらえて、俺も嬉しいです(にへへ」
381名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 02:13:10 ID:K3y+jlkl
梓(うう〜!
 こんな素敵な曲のプレゼントなんて嬉しすぎるよ!?
 わ…私も聡君に何かお返しがしたい!
 えと…なにか…何かないかな…
 あ…そうだ…)

梓「さ…聡君…
 あの、私もお返しがしたいんだけど…いいかな?」

聡「そんなお返しなんて!」

梓「ううん、私がしたいの…お返し…」

聡「じゃあ、お願いしていいですか?」

梓「えと…じゃあ、こっちを向いて目をつむってくれないかな?」

聡「え!それって!?」

梓「早く!父さんとお母さんが戻ってくる前に!」

梓父(もう戻ってきてるんだけどね)
梓母(あの子ったら…子供だと思ってたのに…)

聡(><
 「つむりました!」

梓「……聡君、ありがとう。大好き。」(チュ

聡「!!
 あ…あの!ありがとうございます!!」

梓「さっき言ったでしょ!私がしたかったの!
 これからもよろしくね…聡君。」

―終わり―
382名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 02:46:14 ID:EjmgaBP4
乙です!
ニヤニヤが止まらないw
383名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 11:03:00 ID:yw2CBL/f
やはり聡梓は良いものだw
乙!
384名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 13:29:40 ID:Qfl4pp8G
乙です! 聡と梓には幸せになってほしい。

以前、VIPにてゲーセン告白合戦のSSを書いた方でしょうか。
あのSSもとても面白かったです。
385名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 13:31:09 ID:/FKzU+Dq
 ここから濃厚なホモスレに
386名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 15:41:30 ID:nzTGsxEz
聡「悪寒が…」
387名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 15:52:29 ID:hH9j++iv
憂「わ、私のマフラー使う?」
388名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 15:57:20 ID:msidEbx9
俺「わ、わしのマフラー使うかね?」
389名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 17:41:40 ID:EjmgaBP4
新庄「ここはオレに任せて逃げるんだー!!」
390名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/27(日) 18:24:18 ID:14ttZZ2G
オシノ
391名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 13:29:26 ID:Xc5zA0al
田井中家の大掃除はどんなんだろうな
392うほっ、イケメン!:2009/12/28(月) 15:54:58 ID:i5z/MFUQ
俺「新庄くん、おじさんの家に来るかね?」
393名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/30(水) 23:10:46 ID:7Hdz25gt
                ,-、 nn
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. ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ::/    l| |Ln:::r┘|.l _lニユ、
、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′    l| | r゙=゙┐ |└ァ::/
. \\`´ |:::|. l| l 〈::/  、 !       l| |「二:::7 .|.l └′
     \ ̄  l  :.........  l| l 〈::/  、 !
         :,. :´:  ̄ ̄: ミ: ..、:
        :/. : : :}/二二ミ 、:.\:
        :/ : :/: : :爪: : : : } : : `\: ヽ:  ───7  /  ヽ.     /  ヽ.     /  ヽ.     /  ヽ.
        :.′: ;. : : 厂⌒´ ` ̄` ミ:i : }:     │    /    ヽ    /    ヽ    /     ヽ    /     ヽ
      :i. : : :| : : :|          |:.〈:     /   /     ヽ. /     ヽ. /     ヽ. /     ヽ.
      :}: :}: :| : : :|≧ー'   ー≦ }: :|:
     :ノ: :|r┤: : :!,==ミ  ,==ミ !:.:| :         │ .                             │
    :/-‐八 i ∧:{ o。° ' °。o {.:::!':       ─┼─.  ─┬─  | _|_    /  ヽ. \\ ─┼─┐
       :ノ-z∧: :.:ト ' '' r===┐'' .小/::       / │ ヽ,   ─┼─  |  │    /     ヽ     │  │
.        :}从ノiへ. _ i、___,ノ ノ.:|::        '   !  丶.   │    |  ▽\  /     ヽ     │  │
       :/´ ̄⌒ヽ/^}.┬ァ<}:.:/:                    ̄ ̄
        :ヽ, : :/、 〈:.〈 ,ィ^j:/ヽ.           │
        :{ヽ : ハ ヽ Y`‐┴、{V ハ:        -┼─ \\               /  /
        :| ヽ{ ヽ_ゾノ‐一’ |  ∧:         / -─     _______  /  /
        :|.  `¨´--介i_〉〉  |  ∧:      /  ヽ_                 ○ ○
        :|.    ` } |!厂  j__ 〉:
        :|    __|_jlj ../   |:
          :j 丶r┴-- `ー‐ '⌒,  |:
        :〃  マ二       _,ノ:
      ://    ヽー 一 '´ ̄ヽ:¨
      :,','       \O    ヽ:

394名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/31(木) 00:54:03 ID:jdAepCHo
2期決定したみたいだが出番あるんかね
395名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/31(木) 11:59:34 ID:5X68JepB
二期出番あったらいいな。出来れば一分以上はw
でもまずは新作番外編に聡の出番があるかだ
396名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/31(木) 22:29:31 ID:MC/P5l9+
聡の出番に期待したい
出てこないって事はないだろうけどさ
397名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/01(金) 00:46:11 ID:vlZQl+Pw
聡あけおめだぞ
398名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/01(金) 19:17:41 ID:g89iTd26
聡くんが主役で二期やれよ
399名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/03(日) 23:24:15 ID:XSs41z9J
聡の夢かなえたろやないかい。

聡「えと…あの人に…俺の…」
400名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/06(水) 23:13:36 ID:hbfAjDYO
400いったか……なんだかんだで聡すげえや。
401名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/09(土) 02:29:02 ID:hhk0ZLKv
デュラララララの主役っぽいのが聡きゅんぽいw
402名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/10(日) 17:32:16 ID:BctxzHfT
>>399
梓「あの人って誰かなぁ(/////」
403名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/10(日) 20:55:43 ID:GLKtZBe4
>>402
憂「もう!梓ちゃん!
 そんなこと私の前で言わせようとしないでよ!(///」
404名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/11(月) 08:45:13 ID:m4DNp4Os
澪「え!?」
 (聡って昔から私の事好きだったんじゃなかったの?
 律だってそう言ってたのに!?)
405名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/12(火) 18:15:56 ID:nQxDw33/
律「・・・・・・」
406名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/12(火) 19:07:30 ID:S5xEYuuN
>>402-404
中学生相手に必死だな(´・ω・`)
407名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/12(火) 22:15:02 ID:vSCz9bx9
憂は子供の面倒をみるのが好きだから、
梓は肉体的精神的に同世代だから
澪は聡以外の男とまともに付き合えなさそうだから…?
408名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/13(水) 13:07:53 ID:Gf3ZI67o
↑まさにそれだw
409名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/14(木) 09:02:42 ID:5AXHpzbE
>>401
チラッと見てみた
これは狙ってるとしかw
410名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/16(土) 22:30:45 ID:h8Os7Qw2
ハーレムもいいけどちゃんと一人に絞らないと駄目だよ聡きゅん
411名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/17(日) 23:05:04 ID:++goQ9FQ
>>401
もう少し成長した姿っぽいな
412名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/19(火) 13:09:50 ID:3ljzO9cl0
ああ、残念。新作番外編・・・・聡君のさの字もなかった
二期に期待だな
413名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/19(火) 20:16:50 ID:3ljzO9cl0
2スレ目とdat落ち3スレ目のss一通りwikiっといた
読みたい方は↓からどうぞ

聡スレまとめwiki
http://www21.atwiki.jp/tainakasatoshi/
414名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/19(火) 21:27:41 ID:u4FAz1Y8P
しかしBD版コメンタリーから
女性スタッフの濃い愛は伝わってきたッ!
さらに新庄は女性キャストに好かれているッ!
これは二期に期待していい…んですよね?
415名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/19(火) 23:08:24 ID:JOh55HUW0
>>413
これ見るとほんとさとりつが人気なんだと再認識…
さとみおとかさとあずさだってきっといいものだー!
416名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/21(木) 20:59:51 ID:ZRG8ccqc0
本当にさとりつだけは飛び抜けて多いな
さとりつ好きの自分には嬉しい限りだが、他ももっとあってもよさそうなのに
417名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/21(木) 22:46:05 ID:J29hKkdv0
>>413
ちょうグッジョブ
418名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/22(金) 11:06:55 ID:/V7wIDZMO
まあ、そもそも今のところ律の弟としての登場しかしてないし聡律がおおくなるのは仕方ないんじゃない?
澪はともかく他カップリングは今のところ願望だし…
あ、今のところな?
419名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/23(土) 23:04:55 ID:SyYQrArJ0
さとあずとさとういも結構支持者が多い気がするな
>>413
GJ!
420名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/24(日) 19:23:32 ID:3Yd+49ZZ0
案外さとみおが少ないんだよな。何でだろ
421名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/25(月) 14:26:43 ID:7rDt62SA0
色々な方面で姉が嫉妬するから
422名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/25(月) 19:49:34 ID:J++ZgPBh0
言えてるwってかなにそれ萌える
423名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/26(火) 21:18:09 ID:ibZ4rBH+0
>>420-422 ご要望にお答えしましてw



ガチャ

律「ジュース持って来たぞ〜。おお、やってn・・・」

澪「・・・・で、あとはxの値を代入して」

聡「あっ、そういうことか!ありがと、澪姉」

澪「どういたしまして。他には?」

聡「う〜ん・・・じゃあこの問題」

澪「あ、これか。これはこうしてこうなって・・・」

律「・・・・・・」

ガチャ
424名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/26(火) 21:20:57 ID:ibZ4rBH+0
律「おやつ持って・・・来・・・」

澪「うわっ、何だ今の!」

聡「必殺技だよん」

澪「な、必殺技?ずるいぞ聡w私にも教えろよ〜」

聡「えっへへ〜どうしよっかなぁ」

澪「教えろったら〜、なあ聡〜」

律「・・・・・・」
425名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/26(火) 21:24:18 ID:ibZ4rBH+0
聡の通学路で待ち伏せ

聡「あれ、姉ちゃん?」

律「ん?おお、聡!偶然だな〜」

聡「どうしt」

律「いや〜、たまたまこっちに用があってな〜。それで・・・」

聡「あ、澪姉!」スタスタ

澪「聡じゃないか!奇遇だな」

聡「だね!あのさあのさ、今日テストでね・・・」

律「・・・・・・」
426名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/26(火) 21:28:14 ID:ibZ4rBH+0
律「聡、今日学校でなんかあったか?」

聡「う〜ん、特に何もないよ」

律「・・・・・・」

聡「あ、そういえばね、澪姉が今度映画に連れるってくれるって!」

律「・・・・・・」

聡「期末テストの成績良かったから・・・って?どうしたの?姉ちゃん」

律「・・・い、いや・・・なんでもない。良かったな。映画・・・楽しんでグスッ・・・」

聡「?・・・姉ちゃん?まだご飯残って・・・姉ちゃ〜ん!」

聡「・・・何が可笑しいんだ姉ちゃんってば」
427名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/26(火) 21:32:31 ID:ibZ4rBH+0


律「うぐっ・・・・ヒック・・・・・ぅ・・・・」

(聡『姉ちゃん、今度の日曜予定ある?』)

(律『う〜ん・・・どうだろ?』)

(聡『いや、どうだろって・・・』)

(律『多分大丈夫。何だ?』)

(聡『映画見に行かない?』)

(律『映画かぁ、いいな、行こうぜ!』)

(聡『決定だね』)

律「・・・・聡は・・・ぅぅ・・・私との・・・ヒック・・・約束なんか・・・」
428名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/26(火) 21:38:20 ID:ibZ4rBH+0
?「・・・ちゃ〜ん」

律「・・・・」

聡「姉ちゃん?」

聡「姉ちゃん、ご飯要らないの?っていうかこんな暗いとこで何やってんの?」

律「ん?あ・・・いや・・・」

聡「何笑ってたの?」

律「へ?う・・・・う〜ん・・・いや、くしゃみが止まんなくってさ〜」

聡「それで目も真っ赤だし声も変なのか」

律「そっそ。花〜粉症かな〜」

聡「この時期に?」

律「じゃあ埃アレルギー」

聡「・・・・そうなの。ところでさっきの続きだけどさ、澪姉が映画に誘ってくれたけど断っておいたから」

律「え?」
429名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/26(火) 21:47:00 ID:ibZ4rBH+0
聡「だって姉ちゃんと行く約束したし、それに姉ちゃんと行ったほうが楽しいしね」

律「・・・・」ウルウル

聡「澪姉ったら怖がりなのにわざわz」

律「さぁ〜としぃ〜」

聡「うわ姉ちゃ、ちょ・・・何して」

律「なぁ、日曜日は聡のおごりな〜?」

聡「ええ!何で?・・・っていうか離して・・・姉ちゃ・・・」

律「ほれウリウリ〜♪」


澪「(あの二人がいつまでも幸せでいられますように)」

ポストに入れられた二枚のチケットは、ほんの少しの温もりを・・・
・・・聡の財布にもたらしたのでした


おしまい
430名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/26(火) 21:50:12 ID:ibZ4rBH+0
ヤバイ、これ書きながらすんげー心が痛んだ・・・
ごめんよりっちゃん・・・
431名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/27(水) 18:42:36 ID:lqKnXiQ/0
>>430
乙! 良い話だった。
聡はいい子。
432名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/28(木) 21:57:16 ID:sAhtVPlW0
澪が良い子すぎて感動
433名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/29(金) 08:37:50 ID:zVRKHXuTO
>>430
優しい弟に友達がいるとは…
りっちゃん恵まれてるな
434名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/29(金) 19:33:39 ID:cfTtaIKC0
けいおん!2期は4月から放送開始予定!
435名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/31(日) 20:07:24 ID:k4/tnL0TO
聡「出番あるといいな………」
436名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 21:38:32 ID:XJaky+VV0
りっちゃんは良い子ダナー
437名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/01(月) 21:40:59 ID:c0NTUZbT0
ねんどろ律を聡に改造する隊員は居ませんか?
438名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/02(火) 10:10:55 ID:N7w6pUQG0
何それ見てみたいww
439名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/03(水) 17:16:18 ID:6gXwSeJS0
ねんどろぷちだったら出るかなぁ・・・
あずにゃんや憂と並べてみたい
440名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/04(木) 20:07:47 ID:9QfBR9zs0
ひょっとして聡ってあずにゃんより背低い?
441名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/06(土) 02:38:56 ID:hYMnStJL0
同じくらいじゃないかな・・・と思うけど
442名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/07(日) 13:14:09 ID:zWLOrE2B0
一日約一レスか・・・閑散としてるな
443名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/07(日) 17:00:17 ID:lUh2BxAG0
2期で登場してくれれば盛り上がりそうだが・・・
是非あずにゃんとの出会いを果たして欲しい
444名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/07(日) 17:46:05 ID:LapK/h+R0
聡単体のエピソードがあったら鯖が飛ぶなw

澪と顔見知りである可能性は高いと思うけど
自分としては二人が顔を合わせるだけでご飯三杯はいけるな。
445名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/07(日) 23:21:01 ID:23nX7J530
       __ ..-- 、.:一::フ___
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     ノァ:::::| 〈弋::;ノ     弋;::ノ 〉イ'::::/ソ
       ハ::::ト /////  ,  ///// |:;.ヘ
      {  ヾ              /  }
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        ソハ    (._,)   /≧
        { 「 丶、      .':
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446名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/08(月) 01:37:13 ID:U4uOrd000
やるならやるでもっと頑張れよw
447名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/08(月) 20:47:16 ID:d0M+kR/10
>>446
だなw あと関係ないけどいいIDだな
448名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/09(火) 03:04:09 ID:WaeNR9EI0
あほらしすぎてワロタ
449名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/10(水) 07:40:37 ID:3yrfnEY+O
>>444
100%顔見知りだと思うよな
450名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/10(水) 18:52:01 ID:JpZOOK2u0
律と澪は幼いころからの親友みたいだし、絶対聡と三人で遊んでるよな
うむ、是非とも公式で聡と澪をあわせて欲しいものだ

ご飯三杯といわず、それだけで一生食っていけるぜw
451名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/10(水) 18:55:32 ID:7bMU4aSZ0
聡にとっては憧れのお姉さん。
澪にとっては唯一気兼ねなく話せる異性。
そんな関係を妄想。
452名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/11(木) 00:08:26 ID:8JL4AKE10
下手したら聡が生まれたところにすら立ち会ってる可能性があるからな。

>>451
更に最近では澪は無意識のうちに聡に好かれるのが当たり前だと
思っていたのに恋愛相談されて動揺したりするのを見てみたいと思うようになった。
453名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/11(木) 00:38:48 ID:a7ujvVlR0
年上への憧れって、永遠のモチーフだからな。
454名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/11(木) 18:56:23 ID:Dmf7W44IO
勉強教えてもらったり
一緒に遊んでもらったり
でも高校に進学してからは疎遠になって
お互い寂しがる
そんな聡澪を想像した
455名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/11(木) 19:18:54 ID:OnwWaPIp0
>>454
なんかずいぶん前にそんなss書いたような書かなかったような・・・
ちょっと探してみるか
456名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/11(木) 21:02:39 ID:Pj3WLy8PO
聡が万引きで捕まって、律が引き取りに来るssないの
457名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/12(金) 04:16:25 ID:BlfbUzrj0
長めでおすすめの聡ssありまふか?

聡「唯さんごめん」
澪「…聡とエッチなことする夢を見てしまった」
聡「唯さんマジかわいい」

この3つは知ってるんだけど…
458名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/12(金) 17:48:44 ID:RQ2Ww2vn0
>>457
律「最近なんか、聡が怖い…」
とかどうよ
459名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/12(金) 19:34:36 ID:4CGbqkqW0
唯「聡くん、デートしよっか」
聡「澪姉の中 気持ちいいよ‥」

どっちも聡不遇の時代に作られたからちょっとアレだけど
VIPでのけいおん!SS最盛期の作品だけに正統派聡唯としてクオリティは高いよ。
460名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/12(金) 23:01:22 ID:3/VDtP6Z0
聡×澪支持って意外と多かったんだな
461名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/13(土) 05:04:36 ID:Jv4V6yJp0
唯や澪だと初めから好感度高いのが多いけど
個人的には徐々に仲良くなるのが好きだな
上の聡「唯さんマジかわいい」はツボったわ
462名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/14(日) 19:33:29 ID:L06tZhPU0
今日はバレンタインだな
りっちゃんは聡に買ってきたチョコをあげて、聡は手作り逆チョコだったりしてw
それとも案外欧米式にカード交換とか

妄想が広がるぜ・・・
463名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/14(日) 22:58:06 ID:Z79oWWlZ0
澪「聡…? あのさ…実は…その……作ってみたんだ…チョコレート」
464名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/15(月) 03:36:24 ID:D/zIyMDl0
聡「えっホントに?やった〜!唯さんだけじゃなく義理とはいえ澪姉からももらえるなんて今年はいい年だ!」
465名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/15(月) 14:00:54 ID:TO/4OrUA0
憂やあずにゃんが聡にチョコをあげるSSも見たいぜ
466名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/15(月) 17:43:42 ID:SUgYAzL/0
聡が澪に告白して振られてあきらめるけど
その日から逆に澪のほうが聡を意識してしまって…
みたいなベタなのが好みです
467名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/15(月) 23:05:35 ID:M1c9R48W0
べたこちゃん
468名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/16(火) 12:24:17 ID:q0l+Lwby0
聡の澪への呼称って澪さんと澪姉で分かれるな
469名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/18(木) 06:26:00 ID:V1/DzVVWP
澪お姉ちゃん
470名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/18(木) 10:26:16 ID:T2Bh1aWW0
澪ちゃんと付き合い始めても呼称が澪姉な聡きゅん
471名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 05:18:19 ID:uXsojTnS0
おいおいなんか外にすげぇの沸いてるぞ何とかしろよ信者共
472名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 12:45:57 ID:PYAGKbIH0
473名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 12:46:11 ID:PYAGKbIH0
474名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 12:46:47 ID:PYAGKbIH0
475名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 12:47:05 ID:PYAGKbIH0
476名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 12:47:08 ID:PYAGKbIH0
477名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 12:47:12 ID:PYAGKbIH0
478名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 12:47:19 ID:PYAGKbIH0
479名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 12:48:33 ID:PYAGKbIH0
480名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 12:48:37 ID:PYAGKbIH0
481名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 12:48:42 ID:PYAGKbIH0
482名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 12:48:47 ID:PYAGKbIH0
483名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:23 ID:PJI0/76Q0
484名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:26 ID:PJI0/76Q0
485名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:29 ID:PJI0/76Q0
486名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:32 ID:PJI0/76Q0
487名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:36 ID:PJI0/76Q0
488名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:38 ID:PJI0/76Q0
489名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:41 ID:PJI0/76Q0
490名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:44 ID:PJI0/76Q0
491名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:46 ID:PJI0/76Q0
492名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:49 ID:PJI0/76Q0
493名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:52 ID:PJI0/76Q0
494名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:55 ID:PJI0/76Q0
495名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:03:58 ID:PJI0/76Q0
496名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:04:02 ID:PJI0/76Q0
497名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:04:04 ID:PJI0/76Q0
498rizgan.bondarenko.in:2010/02/19(金) 13:06:33 ID:PJI0/76Q0
499名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:06:59 ID:PJI0/76Q0
500名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:07:09 ID:PJI0/76Q0
501名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:07:25 ID:PJI0/76Q0
502名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:07:49 ID:PJI0/76Q0
503名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:08:01 ID:PJI0/76Q0
504名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:08:45 ID:PJI0/76Q0
505名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:09:17 ID:PJI0/76Q0
506名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:09:24 ID:PJI0/76Q0
507名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:09:32 ID:PJI0/76Q0
508名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:09:37 ID:PJI0/76Q0
509名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:09:43 ID:PJI0/76Q0
510名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:09:51 ID:PJI0/76Q0
511名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:09:55 ID:PJI0/76Q0
512名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:10:03 ID:PJI0/76Q0
513名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:10:06 ID:PJI0/76Q0
514名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:10:06 ID:PJI0/76Q0
515名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:10:14 ID:PJI0/76Q0
516名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:10:21 ID:PJI0/76Q0
517名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:10:30 ID:PJI0/76Q0
518名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:10:40 ID:PJI0/76Q0
519名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:10:47 ID:PJI0/76Q0
520名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:10:53 ID:PJI0/76Q0
521名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:11:12 ID:PJI0/76Q0
522名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:11:20 ID:PJI0/76Q0
523名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:11:25 ID:PJI0/76Q0
524名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:11:31 ID:PJI0/76Q0
525名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:11:37 ID:PJI0/76Q0
526名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:11:42 ID:PJI0/76Q0
527名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:11:47 ID:PJI0/76Q0
528名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:11:52 ID:PJI0/76Q0
529名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:12:05 ID:PJI0/76Q0
530名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:12:11 ID:PJI0/76Q0
531名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:16:52 ID:4/M1U/fi0
532名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:17:04 ID:4/M1U/fi0
533名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:17:13 ID:4/M1U/fi0
534名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:17:24 ID:4/M1U/fi0
535名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:17:37 ID:4/M1U/fi0
536名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/19(金) 13:17:47 ID:4/M1U/fi0
537名無しさん@お腹いっぱい。