木冬かがみがぼっちになっているようです 避難所

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1名無しさん@お腹いっぱい。
大生板は落ち着かない人はこちらにどうぞ
2名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 23:45:23 ID:ngVSjJV9
■本スレ
木冬かがみが大学でぼっちになっているようです20
ttp://c.2ch.net/test/-/campus/1221755634/

■保管庫
Wiki
TTp://www40.atwiki.jp/kagamin_bocchi/
■らきすた呼称リスト
p://www.syu-ta.com/luckystar/luckystar-namecalled.shtml
3名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 23:50:16 ID:GE21Yyif
みゆき「さて、寂しい思いさせてやりますか」
4名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 23:53:52 ID:zJ/k+e6W
かがみ「ウェイパー」
5名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 23:55:37 ID:MCYtAKQG
  )  ) )        ___   /ヽ、
  (,,  ( (  ─==フ¨´      ̄|  ``'ー- 、
  )  ,  )    /,        / ,ィ'|  ヽ     ヽ、
  (,,  ( (   // /  /  /〃 | | |   ヽ    ヾYニヽ、
   )  , ) /,イ  /   / 〃/,  |│!、   ',.   ヽ |:.:.:ヘ:.:.\
  (  ( ( / /  ,'  / 孑|'"   l !| \ }    ∨:.:.:.:.:',:.:./
   ヽ ヽ )./  i  ,'' /  j   l ||  ヽ |`i    }:.:.:.:.:.:.∨
    ) ,))|   /  |/{        |__,rz l|  | |:.:.:.:.:.:.:.|
    (  ( | / |  lム   _,,z     '=="}  ト、|:.:.:.:.:. 丿
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6名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 00:41:08 ID:HlCAHT5P
なんかかがみぼっちスレ消えたなぁと思ったらこっちに移動してたのか
俺の知らない間に何か新しい流れは生まれた?
7名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 18:29:15 ID:kE/9Ozr/
8名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 00:31:48 ID:VJI7+ID+
かがみ「ぼっち?孤高って呼んで欲しいわね」
9名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 01:31:30 ID:dmCU1gCL
2つもチェックするの大変じゃない!どっちかにしてよ!
10名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 10:08:23 ID:MijX6kxj
さぁて、メンヘルと喪女とヒッキーにもスレ立ててくるか
11名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 11:21:28 ID:gzOaApWe
俺大生じゃねーからこっちの方が落ち着くね。
12名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 13:43:27 ID:KoW2oRlk
OVA見た
ついにぼっち公認かとオモタ
13名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 21:57:54 ID:cCJtrvi1
>>12
どのへんが・・・・?
14名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 09:37:04 ID:XgdtZSXc
本日の予定:回想「あの頃は楽しかったな・・・」→妄想「うへへ」→腐った同人誌をよむ「・・・。」→日曜終了。

な、何よ・・・笑いたいだけ笑ったらいいじゃないのよ!
15名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 11:45:30 ID:gdLAF7Sr
なんという俺…
16名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 21:44:14 ID:c3RK4q00
           , -――- 、 _ _/ヽ
         /: : : : : : : : : : : : : : : : !-.-.‐.‐.‐. ァ
    __∧': /   . . . : : : : : /: :/: : : :`: :<
.  /:::::::::::::::::〉: : : : : : :./: : : :,:イ: :∧: :i: : . .\:`ヽ   ○
  〈::::/:::::::::::/: : : : : : :/ : : : / /: /  ',: |: : ハ: : ヽ  \
  ∨:::::::::::::/: /: : : : :/: :-∠_/_:/   |: |: : :∧: : :ヘ、  ',         ○
  〈:::::::::::::/: /: : : : :/: :.X   //   \!∧: : : :',: : : ハ\j
  /\:::::/: /|: : : : /i/  \      /`ー∨: : :l: : : :.!        o
  ,'.:: : :ヾ:./´ !: : : /  ̄ ̄ ̄       ___∨: :i:. : : :!
. i.: : : ./イ!  |: : /      __    \    /!: ;イ::. : :.i〉     もう日曜日終わりじゃないのよ!
. !: : : : .::|:.ヽ_j: /     /:::::`:.、   \ /、|:/:.|:::. : ,'
 j: : : : : .:!:.:/ |/ \    /::::::::::::::::::〉     ! }':.:.:|∨:/     o
 |: : : : : .:|:/    > 、j::::::::::::::::::/   , イ-<:.:.;イ:.W
 |: : : : : .:|'   /   |` ーrー-イ--‐ '  |:.:.:.∨:.!: |
 |: : : : : : !   〉     |  /ヽ  ヽ  o j:.:.:.:.:. : !: |          O
 |: : : : : : |  /`ー 、  |    ,!  }、   |:.:.:.:. : :.|: !    ○
 |: : : : : : | ./    ヽ |\/,|  / ハ   |:.:.:. : : :.|/
 |: : : : : : |/      `|\///   |  .|::. : : : : |
17名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 21:44:15 ID:G2w4LBKM
かがみ「高校卒業したあたりから携帯が壊れたみたい。
ちっとも電話もメールも届かなくなったのよ。」
18名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 21:55:49 ID:ydM8LMcq
336 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/09/27(土) 21:13:56 ID:kGs8RBkk
>>328

言い寄ってくるものにはつれなく
少し距離を置かれるものには引かれるというタイプがツンデレなのだが…
対こなたと対みさおでは全然態度が違うな…

とりあえずかがみは自分より目に見えて秀でるものがない者はとことん下にみるタイプらしいな
19名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 01:29:57 ID:Rd9IZqqv
かがみ「強くなければ生きていけない(ぼっちだとね)
     優しくなければ、生きていく資格がない(だからお前等私を構え)」
20名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 18:48:26 ID:qVTUOOlG
>>19
元ネタはまたアニメかと思ってググったら、何か難しい外国の小説みたいだね
さすがはかがみ様だわ! 博学で夜神月みたい。
21名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 14:35:47 ID:JnyEDZk5
ハードボイルド気取るかがみん
22名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 16:44:36 ID:CH7IV2Bv
かがみ「ニーハオウェイパー」
23名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/01(水) 18:10:21 ID:Xw48tgff
このスレの存在意義
24名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/01(水) 20:42:02 ID:t9nRnWtu
更に過疎になったな!かがみん
25名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/01(水) 23:54:35 ID:XcPmH5hX
大生戻って成功→ぼっち
大生戻って失敗→自殺
26名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 00:25:13 ID:2hh98Elc
こなじさスレも避難所たってた
27名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 02:21:07 ID:8ImczenJ
俺ニートだから大性嫌いみん。
大学性よ呪われよ。
28名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 02:31:40 ID:2kIb+df5
おいおい、このスレに通う大学生は未来のニート候補生だろう。
将来の後輩として嫌わないであげなよ。
29名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 02:34:21 ID:PzGOGh+/
くだらんことばかりやってるからネオみたいな奴にすら、荒らす気満々で巡回してたら、らきすたスレが食いつきが良くて一番荒らしやすいなので居つくことにしましたなんてバカにされるんだ。
アンチも百合もどっちも煽りのネタにされてるだけだと気付けよ、他作品信者やネット廃人の工作だと頭が回らん食いつく奴が幾らかいるからホント鬱陶しいぜ。
30名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 00:10:54 ID:EUdqNVIA
避難所ものがたり

登場人物
木冬かがみ…空気読めない女子大生。友達0
こな犬…かがみが拾って来たこなたそっくりの犬。二つ名は非常食。
大家さん…かがみが暮らしているアパートの大家。パンチパーマ。
セメンプ公爵…通行人
31名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 18:51:48 ID:RiXEHEKx
リレー小説でも始める気かい?
いいねいいねwww
32名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 22:20:18 ID:qg8kJiZm
大生がまた死んだんで、こっちに人間失格を投下します。
http://ex24.2ch.net/test/read.cgi/campus/1221755634/402-405の続きです

>太宰治、人間失格のパロ。
>原型ほとんど留めてないけど。
>大学時代以外に言及してますんで、うざたっかたら題名でNGしちゃって下さいな。


33人間失格×らき☆すた:2008/10/03(金) 22:20:59 ID:qg8kJiZm

*

「二枚目」
 高校の入学式、新入生代表の挨拶を任されたのは私ではなかった。
はるばる東京から通う事になった、眼鏡をかけた女子だった。
私は楽々とこの高校に受かってはいたが、トップで合格した訳ではなかったのだ。
尤も、その事を自覚してなお私の自信は崩れなかった。
どうせ2年進級までにはあの女子も私の足元に跪く、
そう思っていた。今までどおり、勝てると思っていたのだ。

 新入生代表の彼女とは、クラス代表の委員会で初めて話すことになった。
私はC組のクラス代表に選出され、彼女は別のクラス代表に選出されていた。
いや、私の場合は選出されたわけではなく立候補した、
というのが真相ではあるが。
 彼女と話したところ、正直な話、拍子抜けしたのを覚えている。
私を押しのけてトップ入学を果たしたくらいだから、
もっと怜悧な話をする女子だと思っていたのだ。
だが、彼女の話し方は非常におっとりしていた。
話し方だけではない、物腰もおっとりしたものだった。
 彼女の物腰や話し方に甘さを感じ取った私は、
早くも次の中間テストで彼女を抜きされると確信した。
本気で勉強すれば彼女なんて目じゃない、そう思っていた。
 だから私はその日以来、必死で勉強した。
予習復習、欠かした日はない。
 しかし、中間テストは彼女の勝利に終わっていた。
いや、勝利、という言葉を使うのはおかしいかもしれない。
私が勝手に競争意識を持っているだけだったのだから。
だから、私の敗北に終わった、そう表現するべきだろう。
 その日以降も私は予習・復習を続けた。
だが期末テストでも敗北した。彼女とはよく話をするようになっていたのだが、
どうも彼女は家でそれほど勉強しているわけではないらしい。
なのに、必死に勉強した私が敗北した。
この事実を突きつけられた私は、最早女王を気取る事はできなくなった。
34人間失格×らき☆すた:2008/10/03(金) 22:21:41 ID:qg8kJiZm
 それでもその事実を認めたくない私が自己の中に同居していたのも確かだった。
だからこそ、私は以前より一層周囲を見下すようになった。
周囲を見下すことで、自身の優秀さを確認するかのように。
 どうしても勝てないあの女のせいで、私の三年間は地獄と化したのだ。
そう、それから彼女に私が勝つ事は三年間遂に訪れなかった。
それは勉強に限った事ではない。スポーツも、スタイルも、
告白された回数でさえ彼女には及ばなかった。
 だから私は、事あるごとに言い訳めいた行動を取る様になった。
例えば、つかさの勉強を頻繁に見るようになったのも、
テストで彼女に勝てない理由付けの為だ。
テスト前日までつかさの勉強に付き合っていたから私は負けました、
そう自分に言い聞かせる事で、どうにか自尊心を保っていた。

 けれども、オアシスはあった。
それが親友、泉こなただ。
つかさと並び、私が常に優越感を持っていられる人間だ。
こういう存在と一緒に居ると、心の底から安心できた。
 そしてこなたはつかさと違い、私が弱さを見せられる存在でもあった。
つかさの前では完璧な存在でありたかったが、
こなたの前ではそのような使命感は沸かなかった。
つかさと違い、守る必要性を感じなかったから。
それに加えて、こなたの前でどんな醜態を演じたとしても、
こなたより下の存在になることはない、そう思う事ができたのだ。
恐らくそれはこなたの能力が低いから、というよりむしろ、
こなたが所謂オタクと呼ばれる存在だったからだろう。
私も他の一般人と同じように、オタクを一段下の存在だと見ていた。
その証拠に、こなたと同じく能力の低い存在である日下部の前では、
醜態を演じるような真似はしたくなかった。
むしろ、スポーツ万能という点においては、
日下部にすらコンプレックスを抱くようになっていたのだ。
だが、こなたもスポーツ万能ではあるが、
その点にコンプレックスを抱いたことはない。
あの女に出会い、私が完璧な存在ではないと思い知らされてからは、
些細なことでも私は劣等感に苛まれるようになっていた。
それでもこなたの前では、安心して素の自分でいられたのだ。

 こなたが居たお陰で高校三年間、どうにか修了することができた。
尤も、大学受験は最悪だった。
結局第一志望に落ち、受かったのは第二志望の私立だった。
浪人を考えないでもなかったが、経歴に傷を付けるのが嫌で第二志望へと進学した。
それともう一つ。弁護士を考えていた私は、
法科大学院への進学を前提に進路を選ぶ必要があった。
法科卒業後三振した時の年齢を考えれば、
公務員転向の為にも浪人は避けるべきだと考えた。
35人間失格×らき☆すた:2008/10/03(金) 22:22:15 ID:qg8kJiZm
 ああ、思えばこの時に私は既に自信を喪失していたのだ。
かつての、中学時代までの私ならば、
そもそも司法試験に落ちる事など考えなかったはずだ。
それが、あの女に三年間かけて殺され続けたお陰で、
私の万能感は尽き果ててしまった。
第一志望に落ちたことよりも、あの女の存在が私から自信を奪ったのだ。
入学式からずっと付き纏っている、あの女へのコンプレックス。
それに打ち克つ事ができなかった。
 ただ、それでも私にはまだプライドがあった。
負け続けたにも関わらず、プライドは残り続けていた。
それが悲劇に繋がっていった、そう今では思っているが。
そのプライドは私の口を介して、こなた達に「第一志望に受かった」、
そう言わせていた。
勿論、大学名を誤魔化して伝えたのではない。
元々何処の大学を受験するのかさえ言っていなかった私は、
第二志望の大学を第一志望だと偽ってこなた達に伝えたのだ。
 それまで意固地に、何処の大学を受験するのか言っていなかったのが幸いした。
いや、今思い返すと私は分かっていたのかもしれない。
元々第一志望に受かる見込みなんてない、だから予め保険かけとこう、と。
 かくして私の高校生活は終わりを告げた。
あの陳腐極まりない卒業式と共に。
 ああそうだ、もう一つ書くべき事があった。
卒業式後、クラス会があったらしい。らしい、
というのは私は呼ばれなかったからだ。
峰岸や日下部には友情を感じたことがあったが、
私の一方的な思い込みでしかなかった。
それにしても…桜庭先生も出席したらしいじゃないか。
先生からでさえ、私は嫌われていたのだ。
ああ、人間を見くびっていた。きっと私が周囲を見下していた事なんて、
皆心の何処かで分かっていたのだろう。



 そのような紆余曲折を経て、私の大学生活は始まった。
大学の近くにアパートを借りて、一人暮らしもスタートした。
36人間失格×らき☆すた:2008/10/03(金) 22:22:48 ID:qg8kJiZm
 サークルにも加入したが、すぐに辞めてしまうことになる。
ああ、新歓の飲み会でやらかしてしまったのだ。

 周囲からアルコールを勧められても、私は意固地に拒否した。
「まだ未成年なんで」そう繰り返した。
 私の真面目っぷりに苦笑しながらも、先輩は執拗に勧めてきた。
「悪法もまた法なりし、か。将来有望じゃないか。
でもさ、ここは一口だけでも飲んどきなよ。
それで合わないと感じるようなら、無理に薦めたりしないからさ」
 そう言って薦めてくるのだ。一口だけでも飲んでおけば、
その後の大学生活も変わったかもしれない。
たった一口すら拒んだ事、それが私の大学生活を狂わせた。
「だから、未成年者の飲酒は法律で禁止されてるでしょうっ。
貴方も法学部生ですよね?そしてここは法学研究会ですよね?
なのに法律を軽んじるような事が許されると思っているのですか?
それと、無理にアルコール勧めるのはアルハラじゃないっ」
 私は毅然とした口調で、ヒステリックに怒鳴りつけた。
法学研究会、きっと真面目な人たちが集まっており、
司法試験にも有意義だと思っていた私の理想が砕かれたのが
ショックでついつい怒鳴ってしまっていた。
 辺りは水を打ったように静まり返り、刺すような視線が私に注がれた。
その視線に、私は無言の声を聞いた気がした。
「空気読めない」「偉そうに」「可愛げがないね」
「お前に法律の何が分かる」「協調性がない」「何様のつもりだ」
声こそ発していないが、彼ら彼女らの視線はそう語っていた。
居たたまれなくなり、私は五千円札を投げつけると
逃げるように居酒屋を出た。
サークルにはその後、顔を出す事はなくなった。

 この事件があった後は、学内で新たな人間関係を築こうとは
思えなくなった。元々学歴にコンプレックスを抱えていたが、
あの事件のせいでより一層この大学の学生が下衆な存在に思えてしまったのだ。
だから私は、クラスの必修でも周囲の人間に話しかけようとは思わなかった。
孤独なら孤独で結構、そう思っていた。
37人間失格×らき☆すた:2008/10/03(金) 22:23:45 ID:qg8kJiZm
 だがこの決意も、二ヶ月経たずに崩れることになる。
それを強く意識したのが、学食だった。
周囲は楽しそうに談笑しながら昼食を摂っているのに、
私は一人ぽつんと昼食を摂っている…。
これが酷く惨めな事に思えたのだ。
周囲の笑い声が私への嘲笑にも感じられた。
一人でご飯を食べている私を笑っているように思えたのだ。
 それに耐え切れなくなった私は、
クラス内で何とか友達を作ろうと思いたった。
だが、遅すぎた。クラスは既にグループが形成されていたのだ。
私の付け入る隙なんて、何処にも見当たらなかった。
そう、結局話しかける事すらできなかった。
 だが学食で一人昼食を摂るのも限界に近づきつつあった。
そんな心理状態が続いていたある日のことだ。
私はトイレの個室で一人篭っていた。
その日は朝からお腹の調子が悪かった。
どれだけ篭っていたのだろう。30分くらいは篭っていたのかもしれない。
そんな時、隣の個室に誰かが入る音がした。
だが、続いてきた音は、衣擦れの音でも排泄音でも無かった。
トイレではおよそあり得ない音が聞こえてきたのだ。
それは、紛れも無く咀嚼音だった。
脂汗滲む腹痛の中で私は思った、「あ、これはアリだ」と。
トイレでご飯を食べれば周囲の目を気にしなくて済む、と。
 その思考の異常さに気づいた時、私は胃の内容物を吐き出してしまった。
隣から聞こえていた咀嚼音は消えた。続いてドアの開く音が聞こえ、
個室から逃げるように遠ざかる足音が私の耳に届いた。
今思えば、あの人も私の仲間だったのかもしれない。
そうでなければ、トイレで食事なんてしないだろう。
 その日以来、私は学食を利用しなくなった。
無論、トイレで食事を採るような事もしなかった。
家が学校から近い事を利用して、一々家に帰って昼食を食べたのだ。
家と学校を一日に二回も往復しながら私は誓ったものだ。
秋季は午前か午後に履修科目を偏らせよう、と。
 少なくとも、学食を利用せずに済むという点に関しては
家が学校から近い事が幸いした。
38人間失格×らき☆すた:2008/10/03(金) 22:24:20 ID:qg8kJiZm
 「学食を利用せずに済むという点に関しては」という留保がつくのは、
勿論欠点があるからに他ならない。
そう、学校から近いが故に、通学路の一つともなっていたのだ。
だから部屋に面した道路から、時折学生達の話し声が聞こえてくる。
仲良さそうに喋りあう学生達の声が。
それだけではない。同じアパートに住む学生達が、
度々友人を部屋に連れ込む姿を目撃しなければならないのだ。
 部屋に居る時ですら、私は疎外感に苛まれ続けなければならなかった。
それでも学校に居る時よりは幾分かマシではあったが。
 
 友人が居ない、という事は孤独感に苛まれるだけではなく、
大学生活においてはハンデとなって付き纏う。
例えば普段の講義の時、出席カードを友人の分まで提出している
という光景は一年の春季から既に見慣れたものとなっていた。
友人が居るからこそ、できる芸当なのだろう。
 ああそうだ、一年次春季のテスト期間の時
私は友人を作る機会に恵まれた、と錯覚したのだった。
とある講義が終わった後、私は面識の無い人間にいきなり話しかけられた。
ノートをコピーしたいので貸してくれ、という話だった。
丁度その時期、クラスメイト達が必修の時間を利用して
ノートを交換しあうという光景を見ていた私は、
そういった関係に憧れていた。
だから私は嬉々としてノートを差し出した。
ここから友人関係に発展していくかもしれない、
その期待に私の胸はときめいていた。
だが、その期待は裏切られる事となる。
それ以来、その人にあった事は無い。
ノートも帰ってこなかった。
39人間失格×らき☆すた:2008/10/03(金) 22:25:15 ID:qg8kJiZm
 それでも単位取得に手間取る事はなかったが。
それくらい、テストは簡単だった。結局この時私は知る事になる。
所詮大学の単位取得など、出欠の確認を取る講義を除けば容易であるという事を。
出欠の確認を取る講義であっても、出席さえしていれば問題は無い。
いや、出席を採点項目に加えていない講義を狙って履修していけば、
学校にはほとんど登校しなくとも単位取得は可能ということになる。
この、一旦入学すれば卒業するのは楽、という日本の大学のシステムも
私にとっては不幸に作用する事になるのだが。

 テスト期間が終わると、夏休みに突入した。
この夏期休暇、不必要なまでに長かった。
友人の居ない私に取っては、地獄のように退屈な日々。
そんな折だった。つかさから電話がかかって来たのは。
久しぶりに皆で集まって遊ぼう、という旨の電話だ。
 その皆、というのが誰を指すのか私には分かっていた。
私とつかさとこなたと、そしてあの女だ。
だから私は断った。あの女の事だから、どうせ充実した日々を送っているのだろう。
折角高校を卒業してあの女から逃れたというのに、
再び会おうという気が起ころうはずもない。
決して超えられない壁として私の前に立ちふさがった完璧な存在、
そんな女にどうして今の私が会うことができよう。
孤独な大学生活は辛かったが、あの女に会う事がないだけ
まだマシだと言えた。
 それでも私にとって、つかさからの電話は一筋の光をもたらした。
そう、空の果てのような退屈を打破するための、
地の底のような孤独を打破するための方法が提示されたのだ。
 その日以来、私はつかさやこなたに電話する日が続いた。
つかさからの誘いは適当に理由をでっちあげて断ったが、
電話で人と話すことで退屈を紛らわせようと思ったのだ。
 しかし、その電話もしなくなった。
その理由として、こなたやつかさに電話すると必ずといっていいほど
あの女の話が出てくる事が挙げられる。
「TOEICでスコア700叩きだしたんだって。凄いよねー」
「サークル掛け持ちしてて大変らしいよ」
「理系って宿題いっぱい出て大変らしいね」
「夏休みのはずなのに、合宿とかで学校ある日より忙しいんだって」
etcetc…
 結局、あの女から逃れても、あの女の影は未だ私に付き纏い続けていたのだ。
あの女の充実した学園ライフをこなたやつかさの口から聞くのが恐ろしくて、
つかさやこなたに電話することさえ容易ではなくなった。
40人間失格×らき☆すた:2008/10/03(金) 22:26:15 ID:qg8kJiZm
 結局、9月に入るとこなたやつかさに電話する事も無くなった。
代わりに、峰岸や日下部に毎夜の如く電話するようになった。
だが、そのような日々も長く続かなかった。
9月も三週目になる頃だろうか。日下部から言われてしまったのだ。
いい加減しつこい、と。私もあやのも迷惑しているんだ、と。
ああ、そうだ。更に胸に突き刺さる事も言われたんだ。
「そうやって都合のいい時だけ人に縋ろうとするから、
卒業式後の打ち上げにも呼ばれないんだよ」
 目の前が真っ暗になったのを覚えている。
 その日以来、日下部にも峰岸にも連絡することはなくなった。
ああ、その日、私はうまれて初めてアルコールを飲んだ。
煙草も吸った。半ば自棄になったように、
コンビニでアルコールを購入したのを覚えている。
コンビニの店員は新入りだったらしく、年齢の証明は求められなかった。
アルコールを傾けながら、私は後悔したものだ。
どうせ法律違反を犯す事になるのなら、新歓の時に飲んでおけば良かった、と。
そうすれば、大学生活が狂うこともなかったのかもしれない。
一体あの時の正義感は何だったのだろう、生まれて初めて自分を嘲笑したのを覚えている。
 この辺りからだ。私がインターネットに依存するようになったのは。
特に、匿名掲示板は私のオアシスとなった。
そこでなら、私は他人とコミュニケーションを図れた。
そうして私の昼と夜は逆転した。
昼よりも、深夜の方が人が多かったのだ。

 いつの間にか、秋季の授業も始まっていた。
だが私は、春季と違いあまり大学に行く事はなくなっていた。
昼夜逆転の生活習慣となったせいで、登校それ自体が億劫になっていたし、
何よりも必修以外は講義に出なくても単位取得ができる事を知ってしまった。
苦痛を感じてまで無理に登校する意味があまり見出せなくなっていたのだ。
 外出すること自体少なくなった私は、見た目にもあまり執着しなくなっていた。
鏡に映した自分は、もうかつてのかがみではなくなっていた。
そうこうする内に正月になったが、私は実家にも帰らずにひたすらアパートで過ごした。
親に合わせる顔などない、と思っていた。
 そうだ、この頃から私はいわゆるオタク趣味を楽しむようにもなっていた。
オタクカルチャーが蔓延る匿名掲示板に常駐していれば、
私がオタク化するのも時間の問題だったのかもしれない。
ゲームや漫画、アニメに感情移入している時だけは現実を忘れていられた。
41人間失格×らき☆すた:2008/10/03(金) 22:27:12 ID:qg8kJiZm
 滑稽だ。そもそも私がこなたに対して安心感を得ていたのは、
オタクという属性それ自体を見下していたからだった。
気付けば、自分もまたオタクとなっていた。
これが滑稽でなければ喜劇だ。
それでもその事に気づいた時には、私は涙を抑える事ができなかったが。
もう、私が他人に優越感を抱く余地はなくなってしまったのだから。

お前達の喜劇は、私にとっての悲劇だ。
笑いたければ笑え。いくらでも泣いてやる。

uvw

*

 二枚目の手紙は、高校三年間と大学一年生の時を綴ったものだった。
状況だけ見れば、何処の大学にも一定数は存在するであろう大学生にしか見えない。
だが、高校当時の柊かがみを知っている私から見れば、
目を覆いたくなるような堕落ぶりだ。
一年足らずで、彼女から気品という二文字はなくなってしまったのだ。
 これ以上手紙を読むのは辛かった。
あの女は嫌いだが、それでも人が堕ちていく様を見るのは
あまり気分のいいものではない。
 それでも三枚目の手紙を手にとってしまうのは、
あの写真が気になったからに他ならない。
あの三枚目の写真に写る”人間ではない何か”はどう形成されたのか。
私は急く心を抑えながら、三枚目の手紙に目を走らせた。
42名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 22:40:54 ID:RiXEHEKx
ぼっちマンガはギャグばかりなのにぼっちSSは暗い話が多いな・・・
そいや最近画像の投下がない。
43名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 00:27:44 ID:lpmGwUns
何ゆえ2話は避難所にw
44名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 00:34:15 ID:gewDXh6w
大生がカオスってた。
ひらがなしか受け付けなかったり、カタカナオンリーになったり…
45名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 00:37:43 ID:lpmGwUns
ageスマソ
酒やタバコは大学生位なら未成年でも暗黙の了解で
大抵売ってくれるよな実際
46名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 05:10:19 ID:kGOskMGW
大性涙目wwwwwwwっうぇwwwwww
47名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 06:52:11 ID:uUbShwKQ
ぼっちは大生板を鬼は外されて避難所生活・・・。
絶望した、鬼は外社会に絶望した。
なんか俺ら、スレ違い呼ばわりされているらしいし・・・。

http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1166172419/472
削除理由・詳細・その他:
5.掲示板・スレッドの趣旨とは違う投稿
48名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 07:15:21 ID:bKeUFQw+
まさか今更ぼっちすれがスレ違い扱いされるとは。
絶望した!
49名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 08:04:14 ID:uUbShwKQ
前スレサルベージ
http://c.2ch.net/test/-.lcE-E0/campus/1221755634/1-

>>430 ナイスぼっちマンガ・・・。
50名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 08:14:10 ID:B4uyt5iJ
>>49
GJ

ぼっちまんがもよかった
51名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 08:34:54 ID:35pAB/6w
早速避難所が役に立つとは。
52名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 08:37:31 ID:uUbShwKQ
かがみ「投稿した直後にスレが消されるなんて悲劇よね・・・」
53名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 08:49:46 ID:iUXgfoNF
ひどい話やで・・・

>>430
テンション絶妙ww
54名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 11:33:35 ID:t+TyQ1cQ
スレ違いとかありえねえ。

俺らはどこにゆけばいいのだ・・・
55名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 11:45:58 ID:294nOM4j
ん?保持数が減った余波くらって落ちたのと違うのか?
56名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 12:08:27 ID:FRXgII+G
SSはこっちに投下すればおk?
57名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 13:33:51 ID:KgxSUKiY
なんか大生板が規制掛かってるの?
しばらくスレ立てない方がいいんだろうな。
58名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 13:33:56 ID:Vz7PitLS
おk
59名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 14:10:50 ID:kGOskMGW
(^p^)ピギャァァァァァァァァッwwwwwwwwwぱしへろんだすwwwwwwww
おぎゃwwwwwwwwwおぎゃwwwwwwwwあうあーwwwwwwwwwww
60名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 14:55:44 ID:uUbShwKQ
>>47見たらわかると思うけど、大生板でアニメ関係のスレは削除人からことごとく削除されたようだ。
板違いだからって理由らしいし、また立てても消されるんじゃないのかな。
もはやわれらの居場所はここしかない。
61名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 14:58:12 ID:v5qYS1dw
犬板ワロス
62名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 15:03:08 ID:LS9Rg4+A
犬板はまたFO糞のおもちゃにされたのか
63名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 15:04:33 ID:Pa5IEqwN
>>33-41の続き投下します。
64人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 15:05:20 ID:Pa5IEqwN

*

「三枚目」
 大学二年生の日々は、飛ぶように過ぎた。
まともに勉強した記憶は無い。
司法試験を目指していた私は何処へ行ったのか、当の私にも分からない。
成人式も当然のように欠席した。
親からは出るようにと再三電話がかかってきていたが、私は意固地に拒んだ。
日下部と顔を合わせるのが気まずかったのだ。
 ゼミも履修しなかった。生身の人間と議論をする、
などという事は最早私にとっては恐怖以外の何者でもなくなっていた。
 昼過ぎに起きだして、電脳世界に深夜までこもり続ける日々。
引きこもりと何ら変わる事はない。
 そうだ、哲学の本に手を出すようになったのも、
大学二年生の時からだ。ニーチェやキルケゴールと言った実存主義哲学を
好んで読み耽った。孤独の中で読んだ彼等の本は、
私の心の中にニヒリズムとペシミズムを徐々に植えつけていった…。

 そんな日々に嫌気が差し、
私が漸く生活を立て直そうと動いたのは、大学三年生の時であった。
 立て直そうと思えたのは、つかさのおかげだった。
二年生から三年生にかけての春休みの時期に、
つかさから頻繁に電話がかかってくるようになっていた。
どうやら、成人式すら欠席した私を心配してくれているらしかった。
 妹の優しさに涙が出ると共に、もう一度やり直そうとも思えた。
つかさにとって誇れる姉でありたい、今更ながらそのような思いが芽生えていた。
忘れもしない5月5日、私の誕生日につかさは言ってくれたっけ。
「生まれてきてくれて、ありがとう」
と。
 その日から私は大学生活をやり直す為の具体的なプランを練るようになった。
まずは秋にある行政書士試験へ向けての勉強。
今から司法試験は絶望的かもしれないが、
在学中にせめて法律系資格を一つでも取得しようと思ったのだ。
65人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 15:06:07 ID:Pa5IEqwN
 それともう一つ。アルバイトを始めようとも思うようになった。
今更大学で友人を作る事など不可能に近いが、
アルバイト先でならできそうな気がした。
新しい出会い、それをアルバイトに求めていたのだ。
 アルバイトの求人雑誌を眺めながら私が選んだのは、
ケーキ屋での接客だった。家からは遠いが、
大学から遠いというのは魅力的だった。
同じ大学の学生達に愛嬌を振りまくのが憚られたのだ。
どうせ媚びる態度を取るのなら、一年の時に媚びておけば良かった。
そう思うのが怖かったから。
 電話した所、面接の日程を告げられた。
早速履歴書を仕上げ、私は面接に向かった。
が、結局そのケーキ屋の敷居を跨ぐ事は無かった。
見てしまったのだ、そのケーキ屋であの女が働いているのを。
あの、高校の入学式以来目の敵にしてきた女のエプロン姿を。
店の前まで来ていながら、私の足は固まった。
あの女はここに来てなお、私を邪魔しようというのか。
大体、家が金持ちなのにどうしてアルバイトなどする必要がある。
私の頭の中をノイズのように、怒りの声と疑問の声が駆け巡った。
結局、私はその場から逃げるように立ち去った。
面接を断る旨の連絡もしなかった。
 
 それでもアルバイトそれ自体を諦めたわけではなかった。
私はすぐにアミューズメント施設へと応募した。
つかさに健全である事をアピールする為にも、アルバイトも友達も必要だった。
アミューズメント施設で働くような人は、
きっと気さくな性格をしていると思ったのだ。
 面接では出勤できる日にちだけ聞かれ、その場であっさりと採用が決まった。
出勤初日は大変だったけど、
教えてくれた人がとても親切で胸が熱くなったのを覚えている。
人と話すのなんて本当に久しぶりで、思ったように話せなかったが
「ゆっくりと慣れてくれればいいですよ」
と優しく微笑んでくれた。真面目そうだから期待している、
とまで言ってくれた。
ここでならやり直せるかもしれない、友人も作れるかもしれない、
そう思えた。もう一度、失われていた青春を取り戻そうと思った。
 しかし、その期待は儚く散った。
66人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 15:07:01 ID:Pa5IEqwN
 あの女がまたしても私の眼前に姿を現したのは、
私が5回目のバイトに入った時の事だ。
あの女は多数の友人を引き連れて、私が働くアミューズメント施設へとやって来た。
私の顔は引き攣った。私が望んで手に入れられなかったもの、友人。
それをあの女は、あっさりと大量に手に入れていたのだ。
暗く沈んだ思いを抱えつつ、バックヤードに私は篭って仕事をするフリをした。
とても応対などできやしない。
 見せびらかすために現れたのか、そう疑心暗鬼に囚われたが違った。
他のバイトメンバーの話によると、どうもお得意さんらしかった。
私は不運を呪った。私が行く先々、あの女の息がかかっている。
いや、不運だと言うのなら、あの女との出会いそのものが不運だったのかもしれない。
 そして私は店長直々に頼まれた。
あの女の居るグループの接客に当たるように、と。
他のバイトメンバーは手一杯らしかった。
私は必死に言い訳を作って断った。あの女の前に出るのだけは避けたい。
その思いから、必死の形相で断った。しかし、店長は承諾しなかった。
当たり前だ、他のメンバーが手一杯なら、
手の空いている私に接客を命じるしかないのだから。
「腹痛なので早退しますっ」
 結局、私はヒステリックに叫ぶと手早く着替えて帰ってしまった。
店長の呆気に取られたあの顔は、今でも忘れられない。
 その日以来、私がアルバイト先に顔を見せることはなくなった。
早退後二日目まではアルバイト先から電話もあったが、無視を決め込んだ。
 結局私は、あの優しく教えてくれた先輩バイトの期待に応えられなかった。
その事実は、私の胸を鋭く刺した。もう、二度とアルバイトをする気は無くなった。
また期待を裏切るのが怖くなってしまったのだ。

 そうしてまたネット依存の日々に戻った。一旦外へ出てしまえば、
何処へ行ってもあの女に出会いそうな気がして怖かったから。
あの女の影に怯える日々、それが続いた。
時折つかさの優しさを思い出し、行政書士の勉強もするのだが
どうしても勉強の合間合間にネットを覗き見てしまう。
リロードキーを連打するその姿は、完全なる中毒者のものだっただろう。
67人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 15:07:39 ID:Pa5IEqwN
 結局、行政書士試験は落ちた。当たり前の結果にも関わらず、
私は落ち込んだ。つかさの優しさ、それを裏切ったような気がしたのだ。

 だが、私が落ち込んでも時は流れ続ける。
大学三年生の秋、といえばそろそろ就職活動に突入する時期である。
行政書士に落ちておきながら法科大学院へ進学するなんて、
底なし沼に自ら身を投じるようなものだ。
いや、そもそも法律の知識なんてほとんどない。
講義なんてほとんど出ずに、
概要だけ見て楽そうな講義だけで単位取得してきたのだから。
 だから私は、就職ガイダンスへと出席した。
そこで言われたのは、自己分析が大切だという事だった。
模擬エントリーシートも配られた。次のガイダンスまでに埋めてくるように、
との事だった。
 部屋に戻ってから模擬エントリーシートを見て私は愕然とした。
そこに書かれていた項目は、残酷なまでに私をいたぶった。

【大学時代に最も力を入れて取り組んだ事は何ですか】

【貴方は友人からどのように言われていますか】

【最も印象に残る経験について記入して下さい】

【リーダーシップを発揮した体験を記入して下さい】

【サークル活動・ボランティア活動・アルバイト等を通じて得たものは何ですか】

 改めて突きつけられ、
何もしてこなかった大学生活に対する絶望が背筋を冷たくさせたのを覚えている。
 模擬エントリーシートを埋めることなんてできやしなかった。
二回目の就職ガイダンスは欠席した。

 結局、私がようやく重い腰を上げて就職活動を開始したのは
大学四年の五月頃からであった。
68人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 15:08:20 ID:Pa5IEqwN
 特に就職したくなったわけではない。
何もしないこと、その事が非常な恐怖となって私を襲い、
就職活動へと駆り立てていた。
面倒なエントリーシート提出がないところにエントリーしていった。
あんな残酷な項目、書けるわけがないのだから。
 けれども、エントリーシート提出がなくとも、面接はある。
私が避けてきたあの残酷な問いは、面接の場で言葉のナイフとなって容赦なく私を抉った。
面接ではあの模擬エントリーシートと、ほとんど同じ事について聞かれた。

「大学時代に最も力を入れて取り組んだ事は何ですか」
 何もしてこなかった。強いてあげれば、匿名掲示板の巡回程度か。

 こんな事面接の場で言えるわけもなく。

「貴方は友人からどのように言われていますか」
 そもそも友人が居ない。
ああそうだ、高校時代に私が友人だと思っていた人間からは、
”都合のいい時だけ人に縋ろうとする”って言われたんだ。
卒業式後の打ち上げに呼びたくない、そう思われていたんだ。
 
 こんな事言ったら不利になる。

「最も印象に残る経験についてお話下さい」
 無い。
ああ、アルバイト先に私が常々コンプレックスを抱いていた
あの女が現れた事があったか。

 こんな事喋ったら、落としてくださいと懇願しているようなものだ。

「リーダーシップを発揮した体験を聞かせてください」
 皆無。絶無。無。
本当に頭の中が空っぽになった問いだ。
酸欠の金魚のように口をパクパクさせる事しかできない。

 そもそも何も言えなかった。

「サークル活動・ボランティア活動・アルバイト等を通じて得たものは何ですか」
 サークルもボランティアもやっていない。
誰かボランティアの一環として、私の友達になってほしいくらいだ。
アルバイトを通じて得たものも無い。数日で逃げ出したのだから。

 アルバイトをしていた事さえ、伝えられなかった。

 5社目くらいで、私は挫折した。
心が挫け、精神が折れた。面接に行けば、
大学生活がいかに空虚なままに終わったかという事を改めて突きつけられる。
それに耐えられなかった。
生まれて初めて、ストレス性胃潰瘍で吐血したのもこの時期だ。
69人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 15:09:42 ID:Pa5IEqwN
 それからは、就職活動を一切しなくなった。
ひたすら匿名掲示板や動画サイトを巡ることで現実逃避を続けた。

 夏ごろに、大学から卒業記念写真撮影の案内が届いた。
私はすぐに破り捨てた。空虚なまま終わっていく大学生活に、
思い出として残す価値を見出せなかった。
卒業アルバムも頼まなかった。
 そうこうする内に、秋になった。
大学のリクルートボードに貼られた秋採用の文字も見えないフリをした。
本当に情けない、つかさもこなたも初夏には内定を得ていたというのに。
 秋といえば、内定式の時期だ。私には縁のない儀式が、
10月1日に執り行われた。つかさはスーツを新調したらしい。

 冬。この時期も残酷だった。
街を歩けば、卒業旅行を呼びかけるポスターがそこかしこに貼られている。
駅前のキャッチも、卒業旅行のパンフレットを狙い済ましたように私に手渡してくる。
友達が居ない私には縁のない話だ。
レールを外れてしまうと、世のイベントのほとんどが縁の無いものになる。
その事をほとほと痛感した冬だった。
 自分がレールを外れても、世の人々はライフステージに合わせた
イベントを楽しみ人生を謳歌する。その事に耐えられず、
この頃から私はアルコールやニコチンに逃げるようにもなった。
最早電脳世界でさえ、没頭できなくなっていた。
現実にすぐ引き戻されるのだ。
だがアルコールが頭に回っている時は、まだ逃げていられた。
 実家にも帰らず、アルコールに頼ったまま年が明けた。
そういえば、大学時代結局一度も実家には帰らなかった。
 勿論実家からはしつこく一度は帰るようにとの電話はあったが。
そして卒業式シーズンを迎えると、別件で実家から電話がかかってきた。
一応アパートの契約更新はしたという事を伝える電話だった。
それともう一点。卒業式に着る振袖はどうするのか、という電話だった。
私は断った。どうせ卒業式なんて出るつもりなかったから。
 それでも、つかさは綺麗な振袖を着て卒業式に出席するのだろう。
そして、別れを惜しむように涙を流すのだろう。
気がつけば、つかさにも追い抜かれていた。
70人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 15:10:37 ID:Pa5IEqwN
いや、本当は遥か昔につかさの方が大人になっていたのかもしれない。
 私は、暗い部屋の中にすっかり大人の女性としての魅力を備えたつかさの
姿を見たような気がした。


 卒業式が終わると、私は大学生ですら無くなった。
だが、卒業式という学生と社会人の区切りであるイベントに出席しなかった私には、
その実感は沸いてこなかった。いや、私は社会人になれなかったが。
 改めてもう大学生ではないという実感が湧いたのは、
四月一日、入社式の日だった。
何気なくテレビを付けていたら、
入社式の映像が流れて慌ててスイッチを消したのを覚えている。
 その日、初めて私は所謂無職であると実感した。
親からの仕送りは続いていたので、生活に困ることはないが
学生という肩書き喪失に私は茫然となった。
 ああ、それでも再びアルバイトをしようとはどうしても思えなかった。
またしてもあの女が現れる事が怖かったのだ。
求人雑誌を見るたびに、あの女の面影がフラッシュバックして
眩暈に襲われてしまう。
 現実逃避の為のアルコールは、いよいよ量を増やした。
ビールやカクテルから、焼酎やウイスキーへとアルコール度数も上がった。
煙草の量も増えた。一日に二箱は吸い潰した。
 それでも、どれだけ酔っていてもすぐに現実に引き戻された。
社会で切磋琢磨する同年代を見るたびに、冷たい氷柱が心に突き刺さり、
私の酔いを醒ました。
 6月を過ぎる頃には、匿名掲示板の常駐カテゴリーも変質していた。
オタク系のカテゴリーから、無職・求職系のカテゴリーへと。
ただ、同年代が集まるようなスレッドの閲覧はすぐに控えた。
彼等はまだ明るかったから。第二新卒枠にかける人間と、
公務員浪人達の巣窟だった。夢も希望も潰え、
アルコールだけが逃避になっていた私を癒せるような人種は居なかった。
 だから私は、30歳以上職歴無しが集まるスレッドに頻繁に書き込むようになった。
いくら無職とはいえ、20代は私には眩しすぎた。
30代職歴無しの人間の方が、地獄を共有できると思ったのだ。
 それも錯覚でしかなかった。地獄は個々の人間の心に形成されるもの、
つまりは、他人と共有できる類のものではない。
 孤独。それをここでも私は味わった。
71名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 15:12:10 ID:Pa5IEqwN
>>64-70
そろそろ連投規制入りそうなので、一時撤退します。
夜頃来るかも。
72名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 16:08:01 ID:KgxSUKiY
結局アニキャラ板に戻るしかないのか。
大生板に帰って来たの失敗だったな。
73名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 17:32:59 ID:t+TyQ1cQ
>>71
GJ

74名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 18:04:44 ID:Vz7PitLS
あっちに1年弱あったとき誰も文句言わなかったのに。
75名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 18:15:55 ID:EmZ+iZc7
元々大生発祥のスレなんだ
大生に無くてどうする
76名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 18:30:29 ID:uUbShwKQ
\(●)/全ての虐げられし者たちよ!今こそ立ち上がれ。
77名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 18:36:05 ID:6PxTL0Bu
ブラックホールマン?
78名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 18:36:23 ID:x5t3IGfm
向こう落ちたの?
79柊かがみは農家の嫁になるそうです。:2008/10/04(土) 19:14:22 ID:ghjqptgx
今、私、庄司かがみは娘の首を絞めている。
すべてが狂い始めたのは陵桜を卒業した頃からだった。

滑り止めのつもりで受けた某農大の経済学部。しかし、肝心の法学部
の大学が受からず、仮面浪人するつもりで某農大に入学した。そのた
め、友人に恵めまれず一週間の間、語学の授業以外はしゃべらないこ
ともあった。
唯一の救いは高校時代の旧友である、こなた、みゆき、みさお、あや
のがいたことであった。メールのやり取りも途絶えることはなかった
し、休日ともなれば、会いに来てくれることもあった。こなたのヲタ
の話でも案外盛り上がったりもした。

後期になると大学の講義と受験勉強を両立させることも難しくなり、
このままの状態を続けるには限界があった。そんな時、かがみに優し
くしてくる男性がいた。最初は、会話を楽しむ程度であったが相手が
庄司と名乗ったころから、急速に親密となり、受験勉強そっちのけで
デートを楽しむ仲となり、かがみは仮面浪人をやめた。そして、ぼっ
ちになったかがみにも一筋の光が射したように見えた。結婚するまで
はプレゼント攻撃に気づかずに。

庄司は農家の長男であり、初めて聞かされたときは驚いた。が言葉訛
っていたので地方出身というのは分かっていたので、すぐに納得でき
た。しかも、秋葉系よりは遥かにマシだと思い、特に気に留めなかっ
た。実家で初顔合わせしたときも、彼の両親からは意外にも「嫁にき
てくれりゃあ、あとはなんもせんでもええ」と言われ庄司の家族は歓
迎ムードに包まれ、公認の仲となった。庄司の実家は一面の田んぼと
ハウスに囲まれたところにあった。また、近くには山があり多くの部
分を、実家が所有していた。相当の資産家であり年収は千万を超える
と庄司に聞かされた。鷲宮より空気がおいしく、結婚を決意するには
時間は掛からなかった。大学4年間はそれから、あっという間に過ぎ
た。そして、大学を卒業した直後結婚し、柊かがみから庄司かがみに
なった。ここから、地獄みたいな日々が始まるとは想像もしていなか
った。
80柊かがみは農家の嫁になるそうです。:2008/10/04(土) 19:23:35 ID:ghjqptgx
庄司家の本性が明らかになったのは、新婚旅行の時だった。
ホテルに忘れものをしたかも?と言ったら突然「いくらしたんだ!」と怒
鳴りだし延々と文句を言われた。私物で自分が買ったものにも関わら
ず。そんなものにまで夫はいちいち値段を聞きたがって、まるで自分
が損したみたいに悔しがって、失くしたことを悲しんでいる持ち主の
かがみを罵倒した。まるで、夫が別人のように感じた。しかし、それ
は農家の嫁の不幸の始まりに過ぎなかった。

朝は早く、毎日午前5時に起きなければならなかった。絶対につかさで
は耐えられない。そして、農作業を手伝いつつ家事もしなくてはならな
かった。特に料理が苦手だったせいか姑にはよく文句を言われた。家
事が終わりようやく寝つけたのは、家族がすっかり熟睡した12時であった。

テレビは一台しかなくリモコンを操作できる権限はなかった。ただ、民
放は限られており、深夜には放送を終了する局も少なくなかったので
ある程度は我慢できた。家族が見る番組と言えば、NHKの連続ドラ
マ小説とNEWSぐらいだった。

趣味であったライトノベルはおろか、メジャーな雑誌も手に入らない田
舎で唯一読むことができたのは、農協から送られてくる家の光と地域
限定のローカル誌ぐらいであった。そのため、ハルヒやフルメタを二
度と読むことはなかった。

年収一千万という話は年商=年収というのが真相で、経費から差し引
いたら手元には僅かしか残らなかった。そのためかがみの可処分所
得はゼロで財産はすべて、夫や姑が管理していた。そのため、生
殺与奪の権利もすべて庄司家に握られていた。

高校時代の旧友との交流も結婚したときから、途絶えた。旧友の結婚
式の招待状が送られたときですら、姑の顔色が悪くなり、庄司家の空
気で欠席せざる負えなかった。

かがみは実家にはもう長い間帰っていない。そのため、つかさが大手
社員と結婚したのを知ったのもその年に送られてきた年賀状からだっ
た。庄司家では妻の実家には新米できたらその年に余った古米を送る
という伝統があったため、これにより辛うじて実家とのつながりが取
れていた。実家が神社ということもあり御神酒が送られることもあっ
たが大吟醸酒ということもあって、かがみの口にはいることはなかっ
た。
81名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 19:30:09 ID:uUbShwKQ
>>71 GJ。
かがみの姿は、俺と似ているな・・・静かに泣いてるように胸に響くぜ。
82柊かがみは農家の嫁になるそうです。:2008/10/04(土) 19:32:10 ID:ghjqptgx
結婚したとたんに豹変した庄司家の中でも、姑と舅はひどかった。特に
20代も後半になると後継ぎのことでうるさくなり、「子供出来ないんだ
ったら、お前のような不細工嫁はいらんのじゃ」と言われても、耐えな
ければならず、夫はマザコンであったため、味方は誰一人としていなか
った。30代になってようやく妊娠し、後継ぎ問題は終わったかに見えた。

妊娠6ヶ月ぐらいでも家事一切+農作業をやらされ、妊婦にとって辛か
ったが耐えた。そして、生れた子供は二卵性双生児であったが両方と
も女であった。産後もひどい貧血でも農作業に駆り出され、最後は歩
くのがやっとだった。病院に行けば舅から「無駄金使いおって、ごく
つぶしが」と言われる始末だった。

数年過ぎると、後継ぎは長男という庄司家の伝統から後継ぎ問題が再
燃し、小言を言われることが多くなった。柊家が神社で兄弟が女しか
いないこともやり玉に挙げられ、実家は軽蔑された。そして、庄司家
と村一帯の集落では鷲宮神社に行くと男児に恵まれず、後継ぎが生ま
れないという噂までたった。

それでも、30代も後半に差し掛かるとまた妊娠し、家族から強制され
た出産前診断で男児と分かると、態度が一変した。それでも、強い子
を産むためという名目で農作業と家事に従事させられた。高齢の母体
に過酷な労働、そして転倒した。病院に運ばれたかがみは緊急手術を
受け流産してしまった。流産の知らせが家族に届くと葬式のような準
備までなされた。その日からかがみの扱いは劇的に変わった。
83柊かがみは農家の嫁になるそうです。:2008/10/04(土) 19:35:02 ID:ghjqptgx
夫は、不倫、姑や舅からは奴隷のように扱われ身も心も限界であっ
た。子供を産む機能を失った農家の嫁は最早、家畜も同然であった。
娘は姑などから小さいうちは可愛いからお人形扱いで溺愛されていた
が将来的に見れば、長くは続かないだろう。不倫相手が男児を産め
ば、もうこの家には居られない。

かがみは小3になる双子の娘を連れて車を走らせていた。長女は私
似、次女は私の妹似。それぞれ、可愛いくて母親思いである。でも、
あの家では長男以外は幸せになれるだろうか?実家とは絶縁状態と
なり、夜逃げでリセットする金すらない今........心中するしかない。
そして、娘に手を掛け、私は車ごと崖から落ちた。走馬灯のように
脳を駆け巡る映像は人生で一番幸せな高校時代だった。  (完)
84柊かがみは農家の嫁になるそうです。:2008/10/04(土) 19:35:55 ID:ghjqptgx
85名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 19:37:54 ID:uUbShwKQ
>>83
゚(ノд`)゚。・・・感動しますた。リーマンの人ありがとう。
マジで日本でもこういうの実際にありそう・・・。
86名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 19:47:51 ID:eaXLT3ZJ
中国地方の田舎のほうかな?
87名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 19:56:57 ID:f2T2JFpt
過酷なのは確かだけどバッドエンドすぎるw
二の轍になっちゃうけど面白そうだし、違う観点から俺も便乗させて貰おう
88名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 20:09:06 ID:6PxTL0Bu
うぉ・・・。
これまで読んだSSの中でもっとも鬱で完成度高かったが、最後にちょっと吐き気をもよおしたよ。
でも乙。
89名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 20:16:11 ID:v5qYS1dw
かがみらしいいい最期だった
90リーマンの人:2008/10/04(土) 20:32:21 ID:FRXgII+G
>>83
リアルすぎて鬱だ・・
何も知らずに旧習の中に嫁ぐ悲劇は、だいぶ減ってると思うけど(っていうか、こんなの続けてたら誰も嫁がなくなるわw)、今でも多かれ少なかれ実際に起こってると思う。
しかし乙!

>>85
リーマンの中の人は、期の変わり目の激務ゾーンにハマって、明日の今頃は黄泉の国でかなたさんとお茶飲んでるかもです(鬱
リーマンシリーズ、続きは考えてるけど、いつ書けるかな。
農業体験実習に騙されたバージョンもちょっと考えてたけど、読みたい?

91名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 20:47:42 ID:6PxTL0Bu
>>90
この前言ってたSS(結婚しない)すっげー楽しみです。
92名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 21:16:28 ID:uUbShwKQ
>>90 執筆する立場にとってもお辛いでしょうが、嫁の話は、マジにありそうで、本当にリアリティがありましたよね。
大変面白い内容で、ちょっとまたこの体制を見てみたくなりましたよ。かがみんにはここらで流れを変えてね、なんとか辛い農作業を乗り越えて欲しいです。
その辺も次回の見所といった気がします。どういった展開を見せるのか期待しております。
93名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 21:39:00 ID:f2T2JFpt
3レスほどお借りして、
農家に嫁ぐ、田舎、ぼっち、スローライフ、辺りをキーワードにしたものの前編を落とさせて頂きます
タイトルは考えていないので、取り敢えず稲穂かがみ(仮)あたりで
94名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 21:39:05 ID:kGOskMGW
>>75
大生(^Д^)プッギャァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!
951/3:2008/10/04(土) 21:40:39 ID:f2T2JFpt
揺れる稲穂。
撫でる山風。
注ぎくる西日。

溶けるような夏の日差しも鳴りを顰め、秋風が吹き始めたこの季節。
世間様的には『残暑厳しき折、如何お過ごしでしょうか』とでも言うべきなのだろう。
けれども、ここは山奥。
あの頃の煩雑とした街中とは気温も違うし、延いてはそこに活きる人々の心持にも差異が生じているのだ。

「もうすぐ、収穫の時期かな」

今日分の作業も終わりが見えて来たので、私は一足先に垣根に腰掛け稲穂を眺めていた。
眼下遠くでは収穫を間近に控え、期待の眼差しを光らせる夫が入念に病気のチェックを入れている。
勿論、病気というのは人間のモノでは無く、稲のものだけどね。
まあ、今年の気候は穏やかだったし幸い、台風にもあてられてはいない。
ともなれば後は害虫系、ウィルス系の心配だろうけども……

「問題なさそうやねぇ!」

思いっきりの笑顔とマルっとジェスチャー。
そして未だ独特に感じられる彼の訛り。
それらから即座に解る、どうやら万事順調といった具合。

「そう、それは良かったわね」
「もうちっと喜ばんか」
「はいはい嬉しいですよ。それじゃあ私は一足先に戻って、晩の支度でも手伝ってくるから」
「おぅ、かぁちゃんにも塩梅ば言うとってくれ!」

稲の経過をね。
わかりましたよ。
無駄に声を張り上げなくとも、ちゃんと伝わっていますから。

軽く手を挙げてその意志を伝え、私は畦道渡りの帰路を辿り始めた。
962/3:2008/10/04(土) 21:41:24 ID:f2T2JFpt
しとり、しとりと踏まれゆく雑草。
見渡せば辺り一面に注ぐ朱の夕陽と、それに染め上げられた青緑色の風景。
言うまでもなく、人影などは無い。
そんな平静を絵に描いた様な情景。
夜冷えの香を鈴虫が運びくる中で、私は自身の大学生時代を漠然と思い返していた。

弁護士になりたい。
その明確に思えて朧過ぎた夢を抱き、単身、人で焙れた荒波へと飛び込んで行ったこと。
肩が触れるほど近くに居るのに、遥か彼方のように遠い心と心の距離に慄然としたこと。
そして勉学を積み、知識を蓄え、現実を知る毎に剥離していった夢への情熱。
それらから導き出された、私にはこの世界で馳せるのは無理だという答え。

摩耗し、辟易し、憔悴した時代。

やがて私は逃げだした。
全てから。
雁字搦めに縛られ、その縄が何なのかすら判らなかったから……
だから、逃げ出した。

ただ遠くへ。
誰も居ない辺境へと。
誰も知らない私だけの安穏の地を目指して。

そうやって曲折の末に辿り着いた先が、今私が立っているこの場所なのだ。
973/3:2008/10/04(土) 21:42:21 ID:f2T2JFpt
つかさは、お姉ちゃんは、お父さんは、お母さんは、家族は……。
今、どうしているのだろうか?

半ば蒸発よろしく飛び出してしまったので、永らく連絡も取っていない。
ついでにその時、両親が私の生活の為にと苦節の末に与えてくれていた資金と、
自身で貯めても使い道が無い故に、学生としてはそこそこ誇れる財産と成り得ていたアルバイトの給料。
それら全てを携えて忌まわしき故郷を飛び出したのだ。

結果は多難なものだった。

しかし惑っていたのは当初こそで、当ても無く急行電車とバスを幾度も乗り継ぎ、
ようやくして揺られ着いた小さな街。
そこでアパートを借りると、いつぞやの高校時代に笑いながら見ていたニュースの見出しである、
『自分探しのフリーター』
の実演を兼ねるように、適当なアルバイトをこなすことで生活を保てていけた。

不思議なものだと自分でも思う。
あんなに鬱屈としていた私が、この誰も知らない私だけの場所へと来た途端アクティブになれたのだから。
もしかすると。
もしかするとあの街を飛び出すまでの私は、自身の行いさえ省みずに待望していたのかもしれない。
きっと、誰かが助けてくれると。
いつかは高校時代のように素敵な仲間と巡り合えると。

だけど、それは叶わなかった。
結局は全てを棄ててこの新しい街へと移ってきた。
そこでの”誰かに頼れるのかも”という希望すら抱けなかった背水の念が、良い方向に働いたのだろう。
社会的には笑われたとしても、私としては順調だった。
云い様のない開放感、安心感、躍動感。

閉塞感なんて欠片もない。

私は今、一人で生きているのだ。
あるのはその唯只管に湧き上げてくる自信だけ。
或いは、万感というべきか。
正に安住の地だったということらしい。

そのような生活を続けていた折、彼と出会ったのだ。

……まあ、彼ってのは私の夫なんだけどね。
98名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 21:44:53 ID:f2T2JFpt
以上です
農家の細かい話などは次回ということで
99名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 23:29:05 ID:pNRDkez4
乙です。
>>64-70の続き投下します。
100人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 23:30:02 ID:pNRDkez4


 もう、アルコールでは私の精神は保てなくなっていた。
それにこれ以上アルコールを増やすことにも危機感を覚えてもいた。
 私は心療内科に通院するようになった。
それほどまでに、私は追い詰められていたのだ。
だが、心療内科で自分が抱えた地獄をどう説明すればいいのか、
それが分からなかった。結局、
「漠然とした不安が込み上げてきて、最近眠れなくて…」
 としか言えなかった。気がつけば、
私からコミュニケーション能力はほとんど失われてしまっていた。
 その日、私にはデパスが処方された。
デパスを服用した私は、一時的にではあるが、
心に平安が訪れた。ただ、それは根本的な問題解決とはなっていない。
アルコールからデパスへと、私の依存対象が移っただけなのだから。
 そんな日々が続いていたが、
ある日通院途中にある居酒屋で、気になるキーワードを見かけた。
看板に書かれたそのキーワードを見た瞬間、私の心は凍りついた。
”同窓会は是非当店で!”そう看板には書かれていた。
 そう、同窓会。私にはその便りが来たことが一度も無い。
もう23歳だ。同窓会の一回や二回開催されていても不思議ではない。
『また招かれなかったんだ…』
 別に開催されたと決まったわけでもないのに、
私の心の中を暗い疑念が駆け巡った。
 その場で私は、急いでつかさに電話した。
中学同期の同窓会は開催されていたのか、と。
つかさは、一度だけ開催された、と答えた。
同窓会の後に開催されたから、欠席したお姉ちゃんは誘えなかった、と。
続いて私は訪ねた。同期達がどうなっているか、気になったのだ。
いや、違う。私と同じくらい堕ちている同期が居てくれれば救われる、
そう思ったのだ。
「つかさ、同窓会の後も中学時代の人たちとは連絡取り合ってるの?」
「うん。特に峰岸さんや日下部さんとはね。
皆お仕事が大変みたいだけど」
 苦笑しながらつかさは答えた。
残念ながら、私の望んだ「ニートばっかりだよ」という答えは飛び出してこなかった。
「そう…。私も就職活動には苦労してるわ。
今から憂鬱ね」
 就職活動などせず、薬物依存の状態にあるくせに私はそう言った。
体裁だけでも保ちたかったのかもしれない。
それに対し、つかさは励ますように言った。
101人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 23:30:59 ID:pNRDkez4
「大丈夫だよ。社会は大変って言っても、励ましあえる仲間が居るから。
日下部さんだって、色々ドジやって大変みたいだけど、
可愛がられてるみたいだし。あ、そうだ。峰岸さんは今度結婚するみたいだね。
同僚からも素直に祝福されてるみたいだよ。
そういう素敵な人も会社にはいっぱい居るから、憂鬱になんてならないで」
 天使のような声だったが、何の慰めにもならなかった。
むしろ、私の絶望は深さを増した。ここまでのやりとりは鮮明に覚えているのに、
その後どのようなやりとりを経てつかさとの通話を終了したのか覚えていない。
 仕事を頑張っていたり、結婚をするような人間まで居るのに
私は何をやっているんだろう。その思いが私を貫いた。
 茫然と立ち尽くしていた私の目の前に、
20代くらいの社会人が連れ立って向かってくるのが見えた。
彼等も大変な思いを抱えながらも、支えてくれる友人が居るのだろうか。
そう思った瞬間に、彼等は姿を変えた。
あの、高校時代から常に付き纏っているあの女へと。
あの女の大量の群れが押し寄せてくる…
恐怖に駆られ、思わず叫んでいた。
その瞬間に、あの女の幻は霧散した。代わりに訝しげな顔で私を見つめる
スーツ姿の青年達の顔があった。
彼等にさえ、あの女の影を見てしまったのだ。
絶対に勝てない存在の代名詞、あの女。
それが、今や赤の他人でしかない同年代の人間に投影されてしまうまでに私は堕ちてしまっていた。
全ての同年代の人間より、絶対的に劣っている存在に私は成り下がっていた。
 その日以来、私はあの女の幻に苛まれる日々が続いた。
道行く全ての人間が、あの女に見えた。
掲示板で書き込まれているレスが、あの女のレスに見えた。
アニメのキャラクターのモデルが、あの女のような気がした。
もう、デパスでは逃げられない。
 今度はナルコレプシーを装って、リタリンを入手するようになった。
興奮作用を持つ薬物で自我を保とうとしたのだ。
それもすぐに使い果たした。指定された内服量では、
大した効果は見込めなくなっていたから。
 多数の病院を掛け持ちするようになった。その為の診察代や薬代、
交通費などで仕送りのお金もすぐに底をついた。
私はクレジットカードのキャッシング機能を使って、
借金までするようになってしまった。
そうしてアルコールやポカリスエットと共にリタリンを大量に服用する日々。
無茶な薬物乱用は、私の身体だけではなく精神までも破綻させていった。
102人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 23:31:40 ID:pNRDkez4
 今でも憶えている。あれはクリスマスイブだっただろうか。
リタリンの大量服用でオーバードーズに陥った私は、
卒業した大学に乗り込んでいった。
その時の心理状態としては、何故かこう思っていた。
『今ならやり直せる。今の私なら友達がいっぱいできる』と。
何故そう思ったのか、今の私にも分からない。
薬で気分が高揚して、過去のトラウマを乗り越えられるとでも思ったのだろうか。
 だが、そこに居たのはキャンパス内を埋め尽くすあの女の大群だった。
私を指差して嘲笑するあの女を、ここでも私は見た。
私は錯乱したように、キャンパス内で叫び声を上げながら
あの女に掴みかかっていったのを覚えている。
私が記憶しているのはそこまでだった。
次に気づいた時には、病院のベッドの上だった。
ああ、お母さんやお父さんが泣いていたっけ。
 この事件と、リタリン乱用により自殺した男性の事件がきっかけとなって、
リタリン処方の審査は厳格になったらしい。

 

 ベッドの上で、私が起こした事件の概要を聞いた。
どうやら私は、狂乱状態となってキャンパス内の学生達に掴みかかっていったらしい。
すぐに取り押さえられ、
尋常ならざる私の状態を見た彼等は警察ではなく病院に連絡したらしい。
その時の私は、左右の眼球が別々の方向を向いていたという事だった。
 今後の身の振り方も、親から聞かされた。
アパートは解約しておくから、実家に戻るようにとの事だった。
二日後くらいには退院できる、
だから今は家でゆっくりと精神を癒して、それから就職活動をすればいいと。
心に染み入るような、優しい声音だった。

 深夜になり、一人になると私は考えた。
果たして社会復帰なるものが今更できるだろうか、と。
薬物中毒患者が母校で暴れた、その事はニュースになっているかもしれない。
103人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 23:32:43 ID:pNRDkez4
 いや、ニュースになっていなくとも、だ。
私は社会でやっていけるのだろうか。
今後、今までがそうだったように年齢に応じた能力が求められるようになるだろう。
だが、私は年齢に応じた成長なんてできそうにもない。
大学四年間、何ら成長せずに空辣な日々を送ったのだから。
高校時代も、あの女に抑えつけられたままに終わった。
まともに学校生活を送った記憶があるのは、中学時代までだ。
そこから精神面は何の成長もしていない。
精神年齢なんて、14歳がいいところだろう。
 学童期に空白を抱えたまま、大人になんてなれる気がしなかった。
孤独という名の地獄は、私から学生生活を奪い去ってしまっていたのだ。
大人への階段も、取り払われてしまっていた。
 心底冷えるような絶望が心に染み入ってきた。
30歳を迎えてもきっと、精神年齢は14歳のままなのだろう。
空白を埋めない限り、私の成長はあり得ないのだから。
あの空白を未練に思うあまり、私は前へ進むことを拒んでしまっている。
 それでも周囲は年齢に応じた人格や能力を私に求める。
それに耐え切れるとは思えなかった。
 子供のような30歳の私や40歳の私が瞼に浮かび、
私は酷く惨めな気分になった。
 私は窓を開け放った。一瞬の躊躇の後、
私は飛び降りた。何が私を一瞬とはいえ躊躇わせたのか、
今となっては思い出せない。


 結局、あの飛び降り行為は私の退院を一週間遅らせはしたものの、
私は死ねなかった。
2階から飛び降りても、打ち所が悪くない限り人間は死ねない。
今思えば、だからこそあの窓には鉄格子が嵌められていなかったのだろう。
104人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 23:33:22 ID:pNRDkez4
 いや、私の心は完全にあの時に死んだのかもしれない。
涙で顔を曇らせた家族の顔を見ても、何の感慨も湧いてこなかったのだから。
 退院後に聞いた話だが、
私の借金も、親が全額肩代わりしてくれたらしい。
だからお前は安心して心を癒せ、と。
その事を聞いても、最早申し訳ないとすら思えなくなっていた。
 時の経過に対する恐怖、それ以外の感情が湧かなくなってしまったのだ。

 ああ、この私の状態、何と言って表せばいいのだろう。
──人生、終了
いやいや弱い。こんな温い言葉では、今の私を正鵠に言い表しているとは言えない。
──社会、不適合
確かに不適合だが、社会よりもっと根本の所でズレた存在だと思う。

────人間、失格
 これが相応しい。もう、人間ではなくなった。
私、柊かがみは、人間を辞めた。
神の如く傲慢な思考回路を持っていた少女は、結局神にはなれなかったが、
人間でもなくなったのだ。
 
 私は今年、24歳になった。だが、めっきり老け込んでしまったので
30代くらいに見られるだろう。精神年齢なんて14歳なのにね。
 14歳のような30歳。これを恐れていたのに。

xyz
105人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 23:34:27 ID:pNRDkez4

*

 手紙を読み終わった私は、泉さんに向き直った。
「ああ、そうだみゆきさん。
別にみゆきさんを責める意図があって、
この手紙をみゆきさんに見せたわけじゃないよ」
 言い訳するように右手を顔の前で振ると、泉さんは続けた。
「ただ、かがみんの状況、みゆきさんも知る権利があるんじゃないか、
そう思って」
 私は溜息をついた。
「やはり、この手紙に書かれている”あの女”というのは、
私の事ですか。私が、悪かったんでしょうか…」
 柊かがみがこうなってしまったのは、人間失格を宣言する羽目に陥ったのは、
私に原因があるのだろうか。
「いや、違うと思うな。かがみんがコンプレックスを抱いていたのは、
みゆきさんじゃないよ。かがみの中で勝手に形作られた、
完璧な高良みゆき像。短所のないみゆきさんを勝手に心の中に作り上げて、
それに壊されていっただけだろうね。その証拠に、みゆきさん」
 泉さんは悪戯っぽく笑った。
「ボタン、掛け間違えてるよ」
 見ると、ブラウスのボタンを一つ掛け間違えていた。
私は苦笑しながら、ボタンを掛け直す。
「ほらね。みゆきさんはドジッ娘属性を付与せざるを得ないほど、
欠点だらけなのにさ」
「確かにそうですね」
 私は笑った。恐らく泉さんは、私を慰めてくれているのだろう。
けれどそれは無用の気遣いだ。仮に柊かがみ崩壊の原因が自分にあったとしても、
私は自責の念に囚われたりはしない。
「そうだ、泉さん」
 私は気になっていた点を訪ねた。
「これはつかささんにも、見せたのですか?」
 私にも見せたのならば、つかささんにも見せたのだろうか。
「うん、見せたよ。私の下に届いたのに、他の人に見せてもいいのか
悩んだけど…。やっぱり知る価値はあると思って。
…私たちは親友、だからね」
 親友、その単語は抑揚なく発声された。
まるで社交辞令の決まり文句の一つでも言うように。
 この三通の手紙と三枚の写真は、泉さんの下に同日同時刻に届けられたものだった。
一通の封筒の中に、写真と便箋を各三枚入れて。
106人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 23:35:39 ID:pNRDkez4
「ねぇ、みゆきさん。どうしても私には気になる事があるんだ。
どうしてかがみは、私にこの手紙を送ったのかな?
どうして今更のように、洗いざらい告白したんだろ」
「多分…謝罪の意味もあったんでしょうね。
かがみさんは、泉さんをかつて見下していた。
その事に対する謝罪の意味が」
「その解釈はおかしいよ。だって、人間辞めちゃったんだよ?
親に対して申し訳ない、という気持ちすら抱いていないのに、
私に謝罪の念を抱くなんておかしいよ」
「でしたら…。遺書のようなものなのかもしれません。
遺書、というのはおかしいですね。遺書とは死ぬ人間が書くものですから。
人間そのものに対する絶縁状、といった方が正しいかもしれません。
泉さんに対して、人間を辞めた宣言をする為の手紙を送ったのは、
かつてのオアシスだったから、ではないでしょうか。
唯一、自分を人間としてこの社会に繋ぎとめていた存在が泉さんだったのかもしれませんね」
「…そっか」
 本当にそうなのか、自分でも良く分からない。
人間に対する絶縁状、その解釈は合っていると思う。
ただ、泉さんに対してその手紙を送ったのは、
他に適当な人間が居なかったから、それだけの理由からではないだろうか。
 そこまで考えて、柊かがみに対する思考をやめた。
狂人、いや人間を辞めた存在の考える事なんて、私の及ぶ所ではないだろう。
「そうだ、泉さん。一つだけ、聞いていいですか?」
「何?」
「貴方はこの手紙を読んで…泣きましたか?」
「いや…泣いてはいないけど…。駄目だね、人間こうなったら。
もう、終わりだね」
 何処か諦めたように、泉さんは溜息と共に言葉を吐き出した。
「そうですか。では、ここら辺でお暇します。
これから、つかささんにも会ってみたいので」
「うん、そうしてあげて。つかさも、
かがみがこんな事になっちゃって辛いだろうから」
 私は優しく微笑むと、泉さんの元を起った。

107人間失格×らき☆すた:2008/10/04(土) 23:36:25 ID:pNRDkez4


 つかささんの待つ鷲宮神社へと向かう道すがら、
私は思いを巡らせた。
 あの三枚目の写真は、人間を失格したからこそ、
ああも異様な雰囲気を纏っていたのだ。
心を持たない人間、私には初めそう見えたが、
実際には人間を失格したモノだったのだ。
彼女は自分の事を30代に見えると言っていたが、
あの写真を見る限り30代には見えない。
勿論実年齢通りの24歳にも見えない。
そもそも人間に見えない。
 私も、柊かがみと同じ思いだ。
柊かがみは、人間として失格だ。


108名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 23:40:04 ID:LtaHcRXP
解除
109名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 23:58:11 ID:iUXgfoNF
>>人間失格
GJ!!
原作の翻案してると思う!
110名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 00:01:23 ID:IxECHnOo
実は連投規制中です。
111人間失格×らき☆すた:2008/10/05(日) 00:01:41 ID:pNRDkez4


 気がつけば、鷲宮神社に着いていた。
神社の庇の下、つかささんが待っていた。
「つかささん、お久しぶりです」
「ゆきちゃん、久しぶりだね」
 つかささんは嬉しそうな笑みを浮かべて、私を歓迎してくれた。
つかささんはお茶の準備に向かおうとしたが、私はそれを辞した。
「いえ、二つほどお話を聞いたら、すぐに立ち去りますので」
 柊かがみが棲む家、そう思っただけで私の腕に鳥肌が立った。
「残念」
 つかささんは寂しそうな顔を浮かべたが、
どうもここは好きになれない。
「つかささん、泉さんに送られた手紙の写真を撮ったのは、
つかささんですか?」
「あー、一番新しいヤツのことかー。うん。
お姉ちゃんに撮ってくれ、って頼まれたから。
あの時、数ヶ月ぶりにお姉ちゃんに話しかけられて嬉しかったよ」
 思い出に浸るように、遠くを見つめていた。
「つかささんも、あの手紙を読んだんですよね?
つかささんは泣きましたか?」
 誰か一人くらい、彼女の為に泣いた人は居るのだろうか。
「泣いたというよりは…。ただ、そうだね、人間、
ああなったら駄目だよね。終わっちゃったんだよね。
ゆきちゃんは、お姉ちゃんの為に泣いてくれたの?」
 泉さんと同じように言葉を濁すと、
つかささんは私に問いかけてきた。
私は毅然と返答する。
「いえ、泣きませんでした。
そもそも、同情しようとさえ思えませんでした」
「それは…自業自得だから?」
「いえ、確かに彼女の惨状は自業自得です。
ですが、その事が同情を拒んでいるのではありません。
人間に降りかかる不幸な境遇の多くは、自業自得によるものですからね。
人間、完璧ではないんですから、自業自得によって地獄に落ちたとしても、
私にとっては同情を阻む理由にはなりませんよ」
「なら、どうして?」
「…彼女が、私達と同じ人間だとは思えません。
だから同情以前に、特段の感慨が湧いてこないんですよ」
「そっか…そうだよね。人間、失格。その通りだよね」
 つかささんは寂しそうに笑った。
「つかささんは、彼女に対してどのような感情を抱きますか?
人間でないとしたら、彼女は何だと思いますか?」
 何とも形容しがたいあの三枚目の写真を思い浮かべながら、
私は率直に訪ねた。
 つかささんは遠くを見るように目を細めると、
涙を堪えるように途切れ途切れに言葉を紡いだ。
「なにって…決まってるよ。
私の…大切なお姉ちゃん。
あれで変な自尊心さえなければ…んーん、あってもね、
とっても優しくて、寂しがり屋で、私の自慢のお姉ちゃんだよ」

<FIN>
112名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 00:02:53 ID:pNRDkez4
>>100-111
以上です。
規制入って足止め喰らってました…。
また、次の機会があればお会いしましょう。
113名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 00:17:48 ID:+ATQGRJ4
人間失格、漏れにはちょっと難しかった・・・。
でも乙でした。
114名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 01:35:06 ID:PzI9UIg2
あばばば
やばいわSS多くて幸せすぎる
115名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 01:41:09 ID:WeWZfVou
やっべ最後救われてるジャン
ぐっ・・・堪える
泣かすなよな
116名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 01:49:07 ID:AAZ0HF7P
大生が復活したぞお前ら
時は今
117名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 01:49:39 ID:xt0aYUfI
かがみ「ぼっちはもう嫌だ。耐えられ無い!助けてこなた!!」

こなた「」
118名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 02:03:14 ID:WeWZfVou
119名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 04:26:50 ID:MJF+jfYF
>>112
原作の構成を踏まえつつ、現代の社会を投影してる。
これは参ったね。大したもんだ。
120名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 05:35:25 ID:l00C3Wlc
大生糞すぎて無理だろ。
121名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 07:06:00 ID:S+N7mI2P
大生糞すぎて無理
大生大嫌い
122名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 10:15:36 ID:Djhpegl7
>>118
これがその3枚目か
123名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 14:46:46 ID:ZSI1rD+P
かがみ「もう大生なんかには騙されないわ。ここならみんな歓迎してくれるしね」
124名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 15:14:17 ID:S+N7mI2P
みんなから歓迎されるかがみん・・・
幼児誘拐犯になったり、ヤク中の人間失格になったり、農家に嫁いで奴隷になったり・・・
125名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 17:56:36 ID:RzDoLLjS
みき「あら?かがみは?」
つかさ「委員会の仕事で遅くなるらしいよ」
みき「じゃあ、久しぶりにお寿司でも食べに行こうか」
皆「やったー」
126名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 18:12:40 ID:G9YbH9XT
>>125
これは笑えない……
127125:2008/10/05(日) 19:57:59 ID:3gcDoJzD
かがみ「ただいま〜。あれ、誰もいない。」

かがみ「ん?なになに?『みんなで散歩に行ってきます。晩ご飯はお茶漬と朝の
残り物で我慢してください。それと省エネのため明かりはつけないように』か。」

かがみ「あ〜あ…最近独りで冷や飯ばかりだな。」


かがみ「なんでだろう。涙出てくる」
128名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 20:03:23 ID:3C4Bx9aA
灯火管制www
129名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 20:04:15 ID:+rcpSXyw
かがみざまぁ
130名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 21:27:16 ID:9Pojjstc
犬生板の時より活気でてきたね
131名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 00:53:11 ID:KQXe9fTf
農家の話すげー鬱。
かがみんのリアルな不幸さに鬱入ったわ。
132名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 12:22:14 ID:jPRt4fbe
学部棟前の喫煙ベンチで一人飯しながらぼっちスレを見る。めしうま!
133名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 12:36:49 ID:xFFxHPKF
〉〉132

かがみ乙。
134名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 13:36:08 ID:13Yom2nv
りんご丸かじりって奇行?
切るのめんどくさかっただけなのに…
妙に注目されて恥ずかしい…
135名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 15:03:29 ID:cPwtEEp2
そんな事ないよ丸かじりの方が男らしくてカッコイイよ。
136名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 15:58:51 ID:13Yom2nv
あたしゃかがみんだよっ
137名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 18:14:35 ID:2Vj20OUL
>>134
それは、ほら欧米スタイルってやつよ
アメリカではよくあることなんじゃないの?
どっかの州ではオニオンまるごといっちゃうらしいぜ
138名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 20:17:41 ID:sfkDiFin
遂にかがみんは自殺を計ったようです

かがみ!かがみ!
暗闇の中声だけが微かに聞こえた
がもう何も考えられなかった
考えたくなかった
ただただ闇に身を任せた

次の場面はぼんやりとした白い景色
長細い光が2つ並んでいる
それが天井だと気づくのに時間を要した
ふと横を見ると薄紫色をした髪の子がいた
自分はベットに寝ていて
その子はベットの傍らにに座ってベットにうっぷしているのだ
小さくおねーちゃんおねーちゃんと呟いている
微睡んでるだけで眠ってはいないようだった
私は今の状況を知るであろうこの子に声をかける事にした
かがみ「あの・・・」
ほとんど息しか出なかった
しかし薄紫色の髪の子ははっと顔を上げた
薄紫色の髪の子「お姉ちゃん?よかった・・・」
と言って私にしがみついわんわん泣いた
私もなぜだか涙がスーっと流れた
139名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 20:20:14 ID:sfkDiFin
どうやら記憶喪失らしい
医者に説明された
家族という人達が沢山来たが誰一人分からなかった
傍らにいた子はつかさという名前で双子の妹だそうだ
双子という割にはあまり似てないが
まぁそうなんだろうと特に疑問も抱かなかった
つかさは私に良く世話をしてくれた
色々私の経歴などを写真をふまえて説明してくれた
なるほど私はそういう人間だったのかと分かってはきたが正直な所他人事だ
今は大学生だと説明されたが大学と聞くと何故だか頭が締め付けられる感じと胸がギュッとなる不快感を感じた
大学はどうやら私にとって嫌な所だったようだ
私が何故こうなったかを聞くとつかさは口を噤んだ
140名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 20:24:49 ID:sfkDiFin
記憶意外は健康そのものだそうで退院する事となった
カウンセリングを受けるため暫く通院する事にはなる
大学は休学する事になった
手続きは親や姉たちがやってくれた
実家で療養する事になったので
つかさと私は私の住んでいた部屋に荷物を取りに行くことになった
情けない事につかさ無しではどこに住んでいたかも分からない
かがみ「つかさちゃんありがとね」
とこの所献身的に世話をしてくれている妹のつかさにお礼を言った
つかさは照れくさそうに笑った
141名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 20:27:00 ID:sfkDiFin
部屋に入るとゴミは散乱してるし服は適当に置かれてる
酒の空き缶やら煙草の吸い殻もある
かがみ「ちょ・・・ここ本当に私の部屋!?」
と動揺を隠せず叫んだ
つかさ「う・・・うん・・・そうだよ」
ちょっと困り顔で返したつかさの顔がふと笑顔に変わった
つかさ「今の言い方お姉ちゃんぽかったよぉ」
あまり嬉しくない
私って結構大ざっぱな人のようだ
かがみ「ショックだわ・・・私の考えてたイメージと全然違うわ・・・」
つかさが急に神妙な顔つきにになって
つかさ「お姉ちゃんトイレ・・・」
かがみ「ん?トイレ?遠慮しないで使って」
違うのと首を横に振った
かがみ「何かトイレにあるの?」
ガチャと開ける
そこには七輪と焼酎の空きボトルがあった

換気口には目張りがしてあった
私は理解した
私はここで練炭自殺を謀ったんだ
かがみ「こ・・・れ・・・」
言葉が見つからない
するとつかさが私の背中にそっと抱きついた
つかさ「もうこんな事しないでお姉ちゃん」
かがみ「・・・」
つかさ「こなちゃんが居なかったら死んでたんだよ?」
つかさは泣いている
こなちゃん・・・何か懐かしく胸がキュンっとする名前
とても特別な名前
自然と口からでた
かがみ「こなた・・・」
つかさ「お姉ちゃん!?思い出したの!?」
142名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 20:40:46 ID:sfkDiFin
かがみ「つかさちゃん・・・私こなたに会いたい」
これだけは分かった私はこなたと言う子が好きなんだと

私の希望はすぐに叶えられた
まともに話せるだろうかと不安であったがそれは思い過ごしのようだった
こなた「やあかがみもう便所飯ならず便所酒盛りはやっちゃダメだよー≡ω≡.」
と冗談まじりで言った
あの光景をそう取るとはこなたらしいと直感した
記憶が戻りつつあるのだろうか?
その日私は誕生日だった
もちろん妹のつかさも誕生日
柊家で高校時代の友人も招いてお祝いをしようとつかさが企画したのだ
しかし大学に入ってからの私はめっきり付き合いが悪くなり
今回の誕生会もそんな歳でもないと断ったようだ
そんな私にこなたがぶち切れて縛ってでも連れてくるとわざわざ私の部屋に来てくれたのだ
こなたは部屋に入るなり鬼の形相で部屋を探しトイレに居ることを察知
アホ毛が反応したとか
最初隠れていると勘違いしたこなたは更に激怒
ドアを蹴り飛ばして中に突入したそうだ
そこは練炭が煌々と燃え息苦しく
私は酒臭を放ち便座に寄りかかっていた
トイレから引きずり出し必死に名前を呼んだそうだ
こなたは話が巧く重々しい話の筈なのになぜか笑ってしまった
143名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 20:45:36 ID:sfkDiFin
その後高校時代の友人を中心に頻繁に会うことになった
自殺未遂をしたとは考えられないくらい私は良い友人を持っていた
なぜ自殺に走ったのか未だに分からない
友人達は口を揃えて言う
辛い事があったら相談してねと
なぜ私は相談しなかったのだろうか

1ヶ月ほど経つ
結局記憶は戻っていないが大学の勉強もノートを見るとすんなり入ってくる
カウンセリングの先生とも相談し大学に復帰する事にした
大学に記憶の鍵があるかもしれない
私は期待を胸に大学へ向かった
しかしそれは教室に入る頃には恐怖に変わっていたのでした


144名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 20:54:38 ID:mqPXrbUc
>>143
オチwwwwwwww


>>117のネタを考えてたらやたら長編になった。
けど、投下。
145かがみは本当に一人になったようです。:2008/10/06(月) 20:56:34 ID:mqPXrbUc
(鬱展開・流血あり)

1.

>>117

かがみ「ぼっちはもう嫌だ。耐えられ無い!助けてこなた!!」
こなた「さびしんぼのかがみん、一人にしてごめんね。よしよし」
かがみ「こなたぁ、私・・・私、あんたのこと、・・・・」
こなた「かがみ・・・」

「はっ・・」

カーテンの隙間から差し込む朝日が、寝起きの目を刺す。
夢の中で微笑んでくれたこなたは、いない。
もう、いないんだ。

体を起こし、カーテンを開ける。
気持ち悪いくらい、いい天気だ。
今日は何もする気になれない。気分が悪い。
タバコに火をつけると、私は、あの6月の日のことを回想した。



高校を卒業後、仲良し4人組はバラバラの道へ進むことになった。
つかさは東海地方の短大へ、みゆきは四国の医大へ。
それでも、同じ都内の別の大学に進んだこなたとは、大学入学後の4月になってもちょくちょく会っては遊んでいた。
引っ張り回されてのアキバ散策ばかりだったけど、お互いまだ大学の友達もあまりいなかったこともあって、私たち二人だけは高校時代のロスタイムを楽しんでいたんだ。

5月の連休が終わる頃には、私もこなたもそれぞれの大学のサークルや授業が忙しくなってきて、少しずつ二人で遊ぶことも少なくなってきていた。
新しい環境に溶け込み始められたことはうれしかったけど、今まで大事にしていたものが少しずつ「過去」になってしまうようで、少し寂しかった。
多分、アイツも同じことを考えていたのかな、ある日の夕方、1週間ぶりに電話がかかってきた。

「かがみ、今度の週末、空いてる?映画でも見に行こうよっ!」
「私結構忙しいのよ?まあ、どうしてもって言うなら、日曜なら付き合ってあげるけどさ」なんて。
ホントは、誘ってくれたのがちょっぴりうれしかった。
146かがみは本当に一人になったようです。:2008/10/06(月) 20:57:34 ID:mqPXrbUc
2.

一生の友達。
そんな言葉で、はっきりと自分の思いを定義したことはなかったけど、アイツと私の関係は限りなくその言葉に近い何かだった。
素直になれないタチだから口には出せなかったけど、あの日曜日は本当に楽しみだった。

そして日曜日。
起きてすぐカーテンを開けたのを覚えてる。
天気はよかった。晴れてよかった。そのときは本気でそう思った。

「いや〜面白かったね」
「アンタ、いくら笑えるシーンでも大声で笑いすぎよ!ちょっと恥ずかしかったじゃない・・」
「かがみだって、抱腹絶倒、腹筋崩壊してたじゃん(=ω=.)」
「してねえよ!いや結構笑ってたのは事実だけどさ・・」

池袋の映画館を出た私たちは、その後の予定も無かったので、習慣に流されるままに結局いつもの秋葉原に来てしまっていた。

「かがみ、とりあえずゲマズにでも行こっか」
「その前になんか食べようよ、お昼過ぎてるし」
「かがみんは相変わらず食いしんぼさんだなあ(=ω=.)」
「うるさいよ!っていうかアンタもおなか空いたでしょ?どこかいいお店ないかしら」

相変わらずのやりとり。こなたはマイペースで、いつも私をからかってばかり。
でも、それがアイツなりの愛情表現だって分かってたから、私も遠慮なくツッコミを入れる。こんな掛け合いの中に、確かな幸せがあった。

休日の秋葉原は、大通りが歩行者天国になっている。
ついこの間までは変なパフォーマンスをする人も沢山いて、逮捕者まで出たらしい。
警察のパトロールの成果か、今日は落ち着いた雰囲気だ。それでも、見るからにオタク風の青年から、若いカップル、外国人、ご老人夫婦やコスプレイヤーまで、あらゆる人種がこの道を歩いている。

ごくごく普通の、ありふれた休日。
私は歩き、隣にこなたがいて、からかい、ツッコみ、笑い合った。
147かがみは本当に一人になったようです。:2008/10/06(月) 20:58:12 ID:mqPXrbUc
3.




タイヤのスリップ音、鈍い衝撃音。悲鳴。

「ッ!!かがみ!危ない!!」

え?

気がついたら、私はしりもちをついていた。
両手で突かれた胸に軽い痛み。

トラック、こなた、血しぶき、血だまり。
何がなんだかわからない。
目の前の出来事が、夢か現実かも分からない。

こなたが、突然現れたトラックにはねられた。
宙を舞って、コンクリートの上を転がった。
血しぶきが、私にかかって、目に入った。

「こ、こなた・・・アンタ・・・・」
ここは歩行者天国、なんでトラックが・・いや、こなた、あんなぶつかりかた、血が、救急車、誰か、誰か・・・

足元がおぼつかない。
すぐそこで倒れているこなたに、転がるように駆け寄るまでのほんの数秒が、数時間にも思えた。
こなたは血を吐いて、腕や、胸や、頭や、顔から、たくさん血が流れ出ている。
膝が、あらぬ方向に曲がっている。

「こなた!しっかりして!」

こなたは、口をパクパクさせ、目の焦点が合っていない。手が、足が、ガタガタ震えている。
「すぐ救急車を呼ぶから、大丈夫よ、大丈夫だから!」
一目で分かる。「意識不明の重体」。
ニュースの中で聞き流していた単語そのものが目の前にあって、私の一番の親友がそうなってて。頭の中のいろんなものが結びつかない。
ポケットを探るが、携帯が見つからない。さっきの衝撃でどこかに落としたんだ。

「もしもし、あ、はい救急です。女の子が、いや沢山の人がトラックにはねられて・・・」
近くにいた青年が通報してくれている。どうやらはねられたのはこなただけではないようだ。
148かがみは本当に一人になったようです。:2008/10/06(月) 20:59:24 ID:mqPXrbUc
4.

遠くではまだ悲鳴が聞こえている。警官やパトカーが走り回っている。
サイレンが聞こえる。救急隊も到着したようだ、よかった、助かるよ、こなた。

「大丈夫か!?・・・・おい、そっちの男性を先に見ろ」

え?
「どうして・・・どうしてこなたを見てくれないのよ!あんなに血が出て、足も曲がって・・・」

でも、分かってしまった。こなたは、助からないんだ。

人がたくさん倒れていた。血がたくさん流れていた。
私はその後のことを覚えていない。





「・・・ふぅぅ」
吐き出した煙が宙を舞う。
煙越しに見た太陽の光はあの日と同じ、ぎらぎらと光っている。

机の上の古い新聞。
一面に、必死に涙をこらえ棺に別れを告げようとするみゆき、泣き崩れるつかさ、そして、つかさを胸に抱きながら、何の表情も見せていない私が写真に映っている。

「・・・7名の命を奪った今回の通り魔事件。犠牲者の一人であり、作家の泉そうじろうさんの長女泉こなたさん(19)の告別式がしめやかに行われた。
泉さんの高校時代のクラスメイトで親友だったという短大生(18)は、「(泉さんは)いつも明るくて、みんなを楽しい気持ちにさせてくれた。今はもう悲しくて・・・」と言葉を詰まらせた。
父そうじろうさんも、涙ながらにあいさつし・・・」

そう、こなたはもういない。私はあの日からひとりぼっち。
事件の目撃者で当事者、いろんな人にいろいろ聞かれた。
でも、何も応えなかった。
この記事のコメントも、記者は私のコメントが欲しかったようだけど、一言も口をきかなかった私の代わりに、つかさががんばってしゃべったんだ。
149かがみは本当に一人になったようです。:2008/10/06(月) 21:00:03 ID:mqPXrbUc
5.

事件の真相、犯人の生い立ち、動機、格差問題、精神鑑定、救急医療、ナイフの規制、歩行者天国の問題。

その全てに、私は興味が無い。

映画を見た後に行きたかったカフェが池袋サンシャインの近くにあって、でも当日になったら忘れてたんだ。
そういや、上野でマンガ展やってたっけ・・って、上野駅を過ぎてから思い出したんだ。
気になっていたラノベの発売日が過ぎてたから、お昼食べる前にゲマズに行ってもよかったし、新しいiPodが出たらしいからヨドバシのほうに行ってもよかった。
「かがみ、牛丼の香りに心惹かれてるね?」「女2人で吉野家かよっ」なんてやり取りもあったな。

アイツ流に言えば、フラグ。選択肢はいくつもあった。私が、こなたを殺した。
その日は天気がよくて、私は土曜日に用事があって、映画が終わったのがお昼前だった。

時計を見る。時刻は8時。今から霞ヶ関に向かえば、9時には着く。
精神鑑定の結果責任能力ありと判断され、起訴された被告の初公判の日だ。
あの男は、容疑者や、被告なんかじゃない。私は奴の無罪なんか推定しない。
私は忘れない。こなたを跳ね飛ばした瞬間、フロントガラスの向こうで笑みを浮かべた奴の顔を。

準備はすべて出来ている。私が学ぼうとしていた法律が下せない正義を実現するための。
親友を死なせた、一生消えない罪を負った私が唯一生きる気力を持てる目的。

こなたの遺影の裏に隠された、チタン製の短いナイフを確認する。
すべての気力を失い廃人となった父そうじろうの代役として遺影を持つ親友。
地裁の警備に強くマークされる可能性は皆無だ。

奴は間違いなく死刑になるだろう。しかし、それで私が救われることはない。
私の罪が許されることはない。私の手で・・・


黒い喪服に着替え、薄化粧をする。
化粧なんて、しばらくはできないかもね。そう思いながら、もう一度、鏡を見る。

鏡の中の私は、うっすらと微笑んでいた。



「かがみは独居房に入るようです。」に続かない
150名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 21:06:31 ID:tmX/5rnG
>>143
乙!かがみんついに自殺まで・・なんかこなたに萌えた
>>149
乙!こなたもあの事件の被害者だったのか・・

それにしてもSSがどんどんハードになってくなw
鬱展開好きとしてはいいことだ
151名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 21:17:33 ID:jVxaDNyE
        \、
      ___>` ー---|`ー -- 、
    ,ィ´ ァ:.: : : : : : : :.:.:.:|: : : : : : : \
   / / : /:.: /: :.,イ: :./|:.!: \: .: : : : :<⌒ヽ
    /:/: :/: :./___/ !: / .|:.|l: .:__ヽ: :.\:.:ヽ\ \
    /イ: :/: :./´:./` |/  |:.||ヽ: :`ヽ: : :.ヽ: :} \{
     /: :.': :.:i: :./  |   Y  \: :|: : : :.∨ /
.    ': : { : : |:./ ,_        _, ヽ!:.:: :.|:.:|ィ´
    |: :/|: : :|イ ィ=ミ    ィ=ミ } : : ト、!:|
    |;イ: ! :./`|           ム : : |:/: |
      |:|.:V:l`ri^ixx  、__,   xxrvィヘ : |: : :|
      |:|: : :l: :〉、`ー-、 .___ ,.-‐' /:.:.:V: : : |
      |:|: : :l:/ `ァ  〉r‐┤  r‐':./}:!: : : :|
      |:|: : :l{.  /   /:.:l ./|   |: :/  |:l:.:. :.:.|
      |:|: : :l| /   ∧:.:|/:.l  |:/  .!:l: : :.:.|
このスレはかがみんが見守っています
152名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 21:21:33 ID:CVZtMROg
ぼっちスレですよね?
153名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 21:21:37 ID:WrQWyyxN
自分を庇って目の前で轢かれるとか俺なら確実に廃人になるな
154名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 21:25:04 ID:bpgDVS92
  ________________
  : : /: : : : : /: :/l: :/   ヽ: ト、: : :l: :l:.:. : :.:i: :
  : /: : ヽ、:.:l: :/ !/    |:.l ヽ: |: :|_,.: : :.|: :
  :.l:.:./: .: :`|7ー-f   ヾトf‐七弋:|: : : : :l: i:
  :.l: l: : : :./l/x云      ィ气ミト、.|: : : :./:/:
  :.|: |: : :./r彳.ノ:.:}     ト ..ノ:.:.狄: : : :./:.:
  :.|/l: : / { .{:んハ|     {:.んハ:} .〉: : :/、:.:
  :/{ l: ∧  辷_ノ      .辷_ノ |: : / }:/
   l:.从 .}  ¨¨    '     ¨¨   l: /_,ノ/
   ∨l丁八      ‐-‐     ノ|/:./|/
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  このスレはつかさに監視されています
155名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 21:36:30 ID:2Vj20OUL
実際にあった不幸をまんまネタにするようなのはやめようよマジで
もっと参考程度にするとかさ・・・
156名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 21:37:09 ID:iINoa1aG
  ________________
  : : /: : : : : /: :/l: :/   ヽ: ト、: : :l: :l:.:. : :.:i: :
  : /: : ヽ、:.:l: :/ !/    |:.l ヽ: |: :|_,.: : :.|: :
  :.l:.:./: .: :`|7ー-f   ヾトf‐七弋:|: : : : :l: i:
  :.l: l: : : :./l/  ,..::''/.: {i リ    、.|: : : :./:/:
  :.|: |: : :./r  _, 。ィ' li:.、ヒァ'   ヽ: : : :./:.:
  :.|/l: : /    `ヾ、.:'.::`ミ/゙'.   .〉: : :/、:.:
  :/{ l: ∧    ⌒';,゙i, ri:.:i .::' メ、 |: : / }:/
   l:.从 .}     ,:' /,';;;}:.ヾ:    .l: /_,ノ/   ぐぇぁ
   ∨l丁八     ' {;!゙' ::.    ノ|/:./|/
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
157名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 22:44:15 ID:d994JddP
実際に死人が出てるのに不謹慎だろさすがに…
158名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 22:53:58 ID:bpgDVS92
やべええ
SSふたつとも面白かった
かがみの不幸で飯がうまい
今日もメシウマ!
159名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 23:08:26 ID:13Yom2nv
芸術活動にタブーはないのよ
てかここは便所よ
160名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 23:09:03 ID:ql0+qXQi
>>155
やっと面白くなってきたのに、甘ちゃんだねえ
161名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 23:11:17 ID:vJvsy1Ic
流石に不謹慎だろ
162名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 23:18:53 ID:co9tGO6a
大生から離れるとやはり増えるな
163名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 23:21:21 ID:EIJZLJom
大生の住民は流動性があるからどっちでも移動するけど、
ここの住人はうごかねぇからな

わざわざ他板にいかないんだろ
164名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 23:29:43 ID:s0pmmLd1
つまりFランクと高卒で大生見てる奴は>>160みたいな奴ばかりと言うことか
さっさと内紛続きのお前たちにふさわしいゴミ溜めに帰れ
165名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 23:35:01 ID:mqPXrbUc
正直、すまんかったと思ってる・・。
166名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 23:36:27 ID:S6gxWFRb
大して変わらないような…
つーかSS投稿してんの、大生ん時から居た人ばっかじゃね?
まぁこっちの方がSS投下しやすそうだが
待ち時間的にも行数的にも
167名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 23:37:41 ID:bpgDVS92
本来賛否が分かれるような作品は避難所にあげるもんだ
>>165間違ってないよ
168名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 23:39:30 ID:tmX/5rnG
>>164
日本語でおk
169名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 23:48:30 ID:jVxaDNyE
          /: : : : : : : : : : : : : : : `ヽ
        /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ---、
     /::了弋___: : : :/: : : : : : : : : : :.〉: : : : : `ヽ.__ヽ___,
  /::::/ 7::::::::{: :`>': : : : : : : /: : : : :/ト、: : : : : : ヽ---rイ´
  {:::::::: | /::::::::::::∨ /: : : : : : /: : : : :/:.:| !: : : : : : : : \:::ヽl
  ヽ::::: |.!:::::::::::: /: :{: : : : : //: : : : ,イ: :/ |:ト、 : : : i: : : : ヽ::::〉
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.    l: :l ̄ |/r‐、l: : :.//|/      |/__ ,ィ.: :|: : :|ヽ: : :!
    l : :!: : :.:.{ ヽ.|:.:.:/ヤ乍牙气     斤ァ/ハ:|: : :l  \|
.   | : :!: : :.! ト、_.l/  {:辷.ソ       辷/{: :∧!: :/
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   l : : ! : /    \\\ .____(^ーァ____,. イヽ:.!: :.:.:|
    | : : l:.:,'     ,.ヘ_と}_}_}_]≧、  `ヽー┴‐-、:|
    | : : l:.|    '"´       ヽヽヽヽ- 、      }!
    | : : l:.{                {:.:{:.:{:.{  〉      {--―ァ
    |: : :.l:.|ヽ、             }:.:}.:.}.:}ィノ____〉
    |: : :.:/ /\_______,. -‐一'¨´i ̄¨´:.
    このスレはかがみんに見守られています
170名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 00:41:50 ID:dDCRnSkV
>>155
>>164
かがみ「そう?私は愉快で愉快で仕方ないわ。」
   「寧ろ食糧問題とかの解決になって喜ばしいじゃないの。」
   「私ニートだけど」
171名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 00:47:26 ID:Jl+Vzjox
かがみ「こなたの肉ってどんな味がするのかしら」
172名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 00:53:26 ID:HNli+YvW
人食みん
173名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 00:54:20 ID:s6kalYOn
174名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 00:58:05 ID:pjht0pym
人の不幸を飯の種にしてあざ笑う連中の巣窟、それが大生板です
そんな肥溜めの腐った汚物を凝縮して生まれたのが、このかがみんぼっちスレです
175名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 01:03:47 ID:Gj7PaVES
>>173
マジキチ
176名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 01:16:18 ID:RR1mgQm1
この時期、一気に寒くなって人肌が恋しくなるんだよな
だからそれが屈折した想いとなって
「こなたの肉食べたい」って思わず言ってしまったかがみんの気持ちが痛いほどよくわかる
その後の虹グロ画像見ても何か癒されるようなものを感じた。
とにかく
人の肉でメシウマ!
177名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 01:18:03 ID:pjht0pym
おっぱいとか脂身ばっかであんま美味くなさそう
178名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 01:19:34 ID:ZmG9lXJg
かがみがサイコ女になってるwwwwwwwww
179名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 01:22:10 ID:kjF5DPO6
>>173
人間の断面の筋肉名が覚えられずに大学生活数年余計に送ってる人間にとっては、
手や足の断面が実物と余りにも違う為に、そんなに気にならなかったわ。
それにしてもアホ臭いイラスト。

そういや、みゆきの想いって名作が自殺スレにあったなぁ・・・。
180名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 01:27:57 ID:s6kalYOn
>>179
いるよなー
こういう画像張ると粋がるやつ
181名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 01:28:30 ID:Jl+Vzjox
>>173
保存した
182名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 01:30:49 ID:kjF5DPO6
>>180
すいません。ただ違うものは違うんだ。トラウマなんだ。
183名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 01:32:47 ID:s6kalYOn
それなりにうまいからケチつけたくなるんだろ
それを嫉妬っていうんだけどね
184名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 01:47:27 ID:xDDGyV6g
え、この便所の落書きのどこが上手いんだ?
どこが大学ぼっちに関係があるんだ
自分が楽しいものはすべて正しいと思い込んでる莫迦は幸せでいいな
185名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 01:52:08 ID:s6kalYOn
え?この絵見て楽しいの?
それ気持ち悪いよ
186名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 02:10:40 ID:pjht0pym
実にカオスなスレですね
187名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 04:21:53 ID:fiiXpFVm
だいがくせいどもはきょうもがっこうなのれすwwwwwwwwwwwww
ボキはてんすなのでニートでいいのれすwwwwwwwwww
だからかがみおねーやんはボキのよめwwwwwwwwwwwwwwww

(^p^)だいがくせいはしーね!しーね!
ピギャァァァァッwwwwwおぎゃwwwあうあーwwwwwwwwwwww
188名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 04:37:17 ID:SXzlmAEv
アニキャラの方が基地外が多くて面白いなww


スレの活性化に、きっと今頃喜んでるはずだよ。

ね?かがみん。
189名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 05:23:38 ID:HNli+YvW
このままぼっちスレが消えることを必死に願うかがみん
190名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 05:27:35 ID:jozNvX+a
倫理観の麻痺したぼっちには不謹慎とか似つかわしくないことばだ。
どっちかというと思考の鈍った日和らーが好みそうなレッテル。
SSGJ!
191名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 06:39:04 ID:hT5sNQ75
>>149
かがみの動揺っぷり
被害者の連れもそんな感じだっただろうなと思うと涙がでた
192名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 07:54:34 ID:naEuzwR/
別にギャグ的な内容じゃなくて遺族の苦しみをちゃんと描いてる内容だしそこまで騒ぐ事もないような。
むしろ2次元キャラとはいて馴染みのあるキャラが苦しんでるのを見ると
現実の被害者や遺族の不条理さをあたらめて考えさせられる。

ひぐらしのなく頃にの原作でも脱線事故を元にしたシーンあったし。
193名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 11:18:01 ID:I2pBtnyJ
>>165
なんだか不謹慎とか言われているようだが、かがみの心理描写はオリジナルな訳だし謝る必要なんかない。
良いSSだった。
194名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 11:51:42 ID:1CdpSgYm
実際に被害者いるから不謹慎てw
てことは戦争時代を描いた作品全否定かw
ゆとりにも程がありすぎる
195名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 12:30:53 ID:Bbu0vvd1
>>188
いや?
大生とあんまり変わってない。
むしろ大学から離れちまった…
196名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 14:08:32 ID:XdZV+Va/
犬板信者うぜえ
197名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 14:10:37 ID:+Hp4qONn
不謹慎が嫌ならこんなとこ来なきゃいいのに
198名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 14:38:46 ID:A5d2/jTo
まだ引きずってんのかよ
199名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 14:40:53 ID:hT5sNQ75
俺は特に板にこだわりはない
ぼっちすれのある所にいくだけの事
200名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 14:45:00 ID:kgjSyE7I
人が少ない時間帯の食堂で一人飯しながらぼっちスレを見る。めしうまー
201名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 14:59:03 ID:W1l7Sfyv
ただのSS発表場所に堕してる
こんなものはぼっちスレではない
202名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 15:12:57 ID:RR1mgQm1
最近ssが投下されるとお前みたいなやつ出てくるよな
まるでssが悪いみたいな言い方する
そんな書き込みせずにあるある一言ネタ書けばいいのに
203名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 15:15:44 ID:KenZHkUD
(^q^)あうあうあーwwwwwwwwぱしへろんだすwwwwwwwwww
204名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 15:16:51 ID:Bbu0vvd1
>>201
大生時代は良かった…
205名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 15:35:12 ID:KenZHkUD
>>204
(^q^)だいがくせいはしーね!しーね!
うぃくwwwwwwうぃくwwwwwwwwww
206名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 16:03:04 ID:JU1gpUJ2
「昔は良かった(わよね。みんな優しかったし、私、みんなと一緒なんだって、安心できた。
 それが何?今じゃあれは嫌だこれは嫌だって、もしかして美食家(笑)にでもなったつもり?
 そんなに昔が恋しいなら死ぬまで過去ログ読んでなさいよ。まったく」

と、トイレで携帯いじりつつカロリーメイト頬張るかがみん。
207名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 16:42:48 ID:A5d2/jTo
「あっ!カロリーメイト落としちゃった……」
208名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 17:00:15 ID:CI/5M59k
大生のほう落ちた?
209名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 17:14:34 ID:I2pBtnyJ
>>208
板にそぐわない云々で抹殺された。
210名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 17:19:10 ID:CI/5M59k
そうか、まさにぼっちの終わり方だな
211名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 17:27:38 ID:hT5sNQ75
かがみん「大丈夫3秒以内よモグモグ」
212名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 20:08:12 ID:OCNlRfAT
>>209
池沼運営が凸してきた言い訳が「アニメの実況してたから」

板内の敵意がアニオタに集まる

アニメ関係スレ削除依頼を出される

とかそんな感じじゃなかったっけ
騒動が収まった今は普通に大生内に他のかがみスレあるな
俺は別にこっちで続けてもいいと思うけど
213名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 20:23:10 ID:JU1gpUJ2
以前VIPでも同じ事ありましたな…
214名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 21:39:25 ID:ROkTa2re
みなさん大いに議論しましょう。
215名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 22:31:24 ID:GmqJOj4g
なんのだ?
216名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 23:02:09 ID:x5vSqTZF
かがみ「あれ?もう新学期って始まってるの?」
217名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 23:10:56 ID:A5d2/jTo
>>216
あるあるwwww
218名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 23:39:31 ID:UrTnX1wu
俺はあるあるネタもSSもどっちも好きなんだがなぁ
別にどっちか一方に固執する必要はないと思う
そんなくだらない事で議論したり煽りあうくらいならこのスレがもっとまともに活性化してる方がいいわ
219名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 23:43:58 ID:x5vSqTZF
かがみ「めざましテレビで一日のニュースを見てから寝る生活はもういやだお・・・」
220名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 00:29:19 ID:1vS3mf/v
かがみ「だからとくだねを見てから寝る生活にするおっおっおー♪」
221名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 00:31:31 ID:RFiFLLhX
かがみ「めんどくさくてしばらくご飯食べてないけど、案外生きられるものね」
222名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 01:05:00 ID:sUg/qTII
こなた「何このダメなかがみん。…かがみの番号削除っと」
223名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 01:13:03 ID:RFiFLLhX
かがみ「キャバクラって女性客は半額なのよね。今夜行ってみようかしら」
224名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 02:23:27 ID:D7G8w5Vu
キャバクラにはまるかがみん
225名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 02:51:46 ID:4+Bj1pzk
かがみ「こうなっても身体だけは売れないのは生きていく上で邪魔な誇りね」
226名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 06:36:28 ID:vd/ruo3y
かがみ「今日も誰とも話さなかったわ、寂しいからうpスレでちやほやされてやるのだわ」
227名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 07:55:56 ID:4+Bj1pzk
「食べ物がなくなったけれど、洗濯しないと外に出られる着るものがないわ」
228名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 12:41:46 ID:t6b9ZQTI
かがみ「あまりに寂しくてキャバクラに行ってみたけど、お触りしすぎて出禁くらったわ。いいじゃない、減るものじゃないし」
229名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 14:40:35 ID:uU+UWUNc
大学生なら前の席の女の子の首に生えた産毛みてハァハァするよな
230名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 14:55:24 ID:wRa6jbGq
かがみ(この娘の首キレイ……はぁはぁ)
231名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 15:24:54 ID:uU+UWUNc
ぼっちかがみんと付き合う話誰か書いてくれ
232名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 15:57:28 ID:gEoDJRc+
「あ、メール…げ、また未承諾広告?…じゃないわね。ああ、出会い系の。
 何々?『当方、幸手市内で作家を生業としている者です。良かったら会いませんか身長180(ry』
 作家…ふぅん。色々知ってそうよね。少しくらいなら、寂しさ、紛らわしてくれるかも。
 よし!早速返信♪」
233ハレハレ不愉快@23歳鬱病会社員:2008/10/08(水) 19:11:11 ID:zmLE6TM7
マジカルかがみん、続きを考えてみたけど、壮大すぎて、あと100レスは消費しそうだけどどうしよう・・・。
内容もだんだんぼっちスレに合わない展開になりそう。
読んでもらいたい。感想が聞きたい。wikiにも載せたい・・。ああでも叩かれるのが怖い・・。
234名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 19:16:23 ID:uU+UWUNc
かがみ「やりたかったらやってみればいいじゃない
      というか、夢のないコテね・・・」
235名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 19:28:27 ID:nlKayIiM
>>233
止めとけ
236名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 19:38:23 ID:0pxy+hwD
かがみ「がんばれがんばれできるできるできる!鬱に負けるな!」
237名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 19:46:04 ID:RFiFLLhX
>>233
ブログでも作ったら?
238名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 19:46:37 ID:0pdnjw//
>>233
ここに書かずwikiに投下して読みたい人だけ読めばいい。
俺は読みたい。
239名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 19:56:57 ID:vd/ruo3y
100レスか
別に構わないんだが鬱アピールはいらないな
240ハレハレ不愉快@23歳鬱病会社員:2008/10/08(水) 20:00:22 ID:zmLE6TM7
いいこと考えた。内容を大幅にけずって、スレに合うような鬱展開に持って行き、
別の結末は、サイドストーリーとして自分で作ったブログかどっかに書いて、wikiに投下したSSからそこへ誘導。
もしくは執筆を断念。
241名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 20:09:49 ID:1mfFY3mb
>240

あんた本当に鬱病かww
242マジカルかがみん:2008/10/08(水) 20:10:27 ID:zmLE6TM7
>>239
ですよねー・・・マンガやイラストだってURLだけだし、俺もwikiのみに投稿してスレにはURLを貼るって形にしても、いいかなぁ・・・
でも他の執筆者さんも気を使い出して、そのルールが定着したら申し訳ない気がする。なんとも悩ましい・・・。
243名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 20:12:43 ID:0pxy+hwD
ネットでうつ病宣言するようなメンヘラは
基本的にかまってちゃんである

つまりはそういう事である
244マジカルかがみん:2008/10/08(水) 20:23:34 ID:zmLE6TM7
スマソ・・・心を入れ替えて普通にスレに投下すようにするわ。無駄話させてごめんよ・・・
245名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 20:34:15 ID:vd/ruo3y
>>244
君がどんな人間かは興味ないけど
マジカルかがみんは読みたい
俺の言いたいこと分かるな
246名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 20:42:37 ID:WPjo//N/
かがみ「今日は5時間も風呂に入ったわ!時間が自由に使えるのはぼっちの特権ね」
247名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 20:56:12 ID:RFiFLLhX
かがみ「6ヶ月くらい開けていない冷蔵庫を、開ける勇気がないわ・・」
248名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 20:58:38 ID:zmLE6TM7
>>247
かがみ「それでどうやって生活しているのかが自分でも不思議だわ・・・」
249名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 21:01:43 ID:1+RIBZCf
つかさもこなたもこの中にいるのよね…
250名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 21:07:30 ID:RFiFLLhX
かがみ「自炊なんかするわけないでしょ、食事は吉野家、松屋、すき屋、ホモ弁でローテンションよ」
251名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 21:10:14 ID:WPjo//N/
かがみ「ホモ弁?なんだかドキドキするフレーズね…」
252名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 21:14:41 ID:RFiFLLhX
かがみ「薔薇よりは百合。ちょっと言ってみただけよ」
253名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 21:29:40 ID:SMtyZUFq
かがみ「こなたのおまんこ舐めたい」
254名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 21:45:13 ID:MYnCLOGE
部活後食堂にひしめくリア充どもを心の中でDISりながらぼっちスレを見る。めしうまめしうま
255名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 22:08:56 ID:rO+/QlL9
こな戌の人今大変な状態なのか…
リハビリテーションに漫画描くのががいいらしいよ
256名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 22:45:58 ID:zmLE6TM7
>>255
あ、ちなみにこな犬のマンガかいた人と、マジカルかがみんは別の人です。
急に魔法少女モノが書きたくなって、魔法少女にはマスコットキャラがいるよな!って思って、捨て犬を拾った設定をもらっただけです。
勘違いしてた人、こな犬マンガの人、ごめんなさい。

>>231-232
かがみんが出会い系で男と付き合う話考えたけど、恋愛らしい描写皆無です・・・すみません。
ちょっと投稿するね。
257名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 22:48:38 ID:zmLE6TM7
1.
出会い系サイトで出会った男、りゅうじ。
遊園地での初デートを思い出しながら机に座りながらにやにやするかがみん。

かがみ「今日のりゅうじくんとのデート楽しかったな〜。大学ではぼっちだけど、彼氏がいるから耐えられる!」
つかさ「コンコン。お姉ちゃん。今、大丈夫?入ってもいい?」

かがみの部屋につかさが入ってきた。すると、つかさはかがみに急に抱きつき泣き出した。
つかさ「お、お姉ちゃん・・・」
かがみ「なになに・・・どうしたのよ?」
つかさ「あのね、こなちゃんがね、私のこと・・・。助けてくれたんだよ」
かがみ「落ち着いて、つかさ。ゆっくりでいいし、順を追って話してくれない?」
つかさ「私、今日 電車の踏み切りを乗り越えて・・・・、死のうって考えようとしてたの。だ・・・だって、か、彼氏にひどいことさ、されて・・・」

つかさは調理師専門学校に入って、先輩の彼氏が出来たが、彼氏から絶え間ない暴力を受け、別れた後もずっとそのことで苦しんでいた。つかさはそのことを誰にも言えずにいた。
偶然あの時、こなたが声をかけてくれていたのがこなたではなかったら、そのまま自殺を決行していたのかもしれない。
こなたのおかげでつかさは死なずに済んだのだ。
258名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 22:50:14 ID:zmLE6TM7
2.
つかさ「電車がやって来る前に、その踏み切りの前でこなちゃんと会ったの。こなちゃんと話せて、今度遊びに行こうってさそってくれて・・・そしたらこなちゃん達との楽しかった事とか思い出して、生きようって思えたんだ」
かがみ「そうなんだ・・・・。ごめんね、つかさ。あたし今まで試験勉強ばかりに夢中で何も知らなくて・・・・」
つかさ「ううん。もっと早くお姉ちゃんにも相談していればよかった」
かがみ「つかさ・・・、本当に・・・辛かったでしょ?本当にごめんなさい」
つかさ「NTR・・・」
かがみ「?」
つかさ「りゅうじくんひどいんだよ。私のことずっと大好きだって約束してくれたのに」
かがみ「へ・・・・・・?りゅうじって・・・まさか」
つかさ「りゅうじくんが私に急に冷たくなったのって、新しい女のせいだと思うの」
かがみ「ちょっと待って、りゅうじって・・・」
つかさ「だから・・・絶対りゅうじくんのこと許せなかったの。そして、おんなじくらいお姉ちゃんのことも」

つかさの様子がおかしい・・・。
かがみは気がついた。つかさの腕に注射器を射したような点が無数にあることを。まさか麻薬・・・?

つかさ「お前が!お前がりゅうじくんを変えたんだ」
いつの間にか、つかさの顔は豹変し、すでに先ほどまでそうだった いつもの愛らしい妹のものではなかった。
つかさは包丁を取り出し、かがみに向けた。包丁を握り締め、突進してきたつかさを咄嗟に避けることができたが、バランスを失い、
かがみはドレッサーの鏡に激突・・・。鏡が割れ、破片が散り、額が切れた。かがみはすぐさま体制を建て直し、額から溢れ出る血をそのままにして、つかさに言い放った。
259名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 22:55:19 ID:zmLE6TM7
かがみ「つかさ!あんたにドラッグを教えたのは誰?りゅうじがそうさせたの?」
つかさ「あは。お姉ちゃんは知らないんだ。りゅうじくんのくれたスペシャルなやつ・・・、とってもいいんだよ。お姉ちゃんは教えてもらってないんだ。あはは・・・」
かがみ「つかさ!一緒にすぐ病院に行きましょ。私はりゅうじと別れるわ。だからあんたもヤツと縁を切るのよ。」
つかさ「あは・・・あはははは。確かに。ってか、ダメなんだよね。お姉ちゃんじゃ。」
かがみ「え?」
つかさ「お姉ちゃん、今日りゅうじくんに会っても"つかさ"だって認知もされなかったみたいだね。これじゃやっぱりこれから"つかさ"は私だけなのがいいよ。
ニセモノなんて、ホンモノになれないんだからニセモノなんじゃない?」
かがみ「意味わかんない・・・・・何言ってんのよ?」
つかさ「りゅうじくんには"つかさ"は一人いれば十分だよ。うん、だからこれでもう苦しまなくて済むよ・・・お姉ちゃん。そして、これが唯一の救いになる・・・」

かがみ「待っ・・・」

ドスッ・・・。かがみはショックでその場で倒れこんだ。かがみの腹部に包丁が刺さった。刺したのはもちろんつかさ。
つかさ「私はつかさ。お姉ちゃんが"つかさ"になろうとして、りゅうじくんと付き合おうなんて絶対許さないんだからね。ふふふ・・・あはははは・・・」

つかさ・・・こなた・・・みゆき・・・・日下部・・・峰岸・・・。なぜだろう、こんな時になって大好きなみんなの顔が浮かんできた。
視界が暗転する。だんだん痛みすら何もわからなくなってくる。朦朧とした意識の中、何かが聞こえたような気がした。

「地獄でもぼっちで苦しみなさい」

The end.
260名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 22:59:26 ID:zmLE6TM7
まあ、そんなわけで・・・

>偶然あの時、こなたが声をかけてくれていたのがこなたではなかったら、そのまま自殺を決行していたのかもしれない。
日本語下手でごめん。
261名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 23:21:29 ID:Nh6jgDRb
>>259
これはむしろ、ビッチだ、久しぶりのビッチだ!!
262名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 23:29:29 ID:RFiFLLhX
「地獄でもぼっちで苦しみなさい」
そういうと、つかさは、もう動かない姉に向かってつばを吐き、血に汚れた手をハンカチで拭き始めた。

わずかに開いたドア越しに一部始終を眺めていた私は、指先ひとつ動かすことができなかった。
「つ、つかさ・・、かがみ・・・」

恋人からの暴力に悩み、自殺までしようとしたつかさ。
心配で心配でたまらなくなって、様子を見にきたんだ。

何をやってもダメな子だけど、調理がうまくてやさしくて。
なんだかほっとけない、私の大事な親友、つかさ。

落ち込んでるだろうな、でも、しっかり者のお姉ちゃんもいることだし、きっとすぐ元気になるよね。今日はちょうどバイトも休みだし、つかさとかがみと三人でまた楽しく遊ぼう。
みゆきさんがいないのは残念だけど、きっと私たちは永遠の親友。みんなが顔を合わせればきっと高校時代みたいに楽しい時間を過ごせるはずだ。
そう思って、かがみとつかさに電話をかけたんだけど、二人ともつながらない。それで、ついアポなしで押しかけてみたんだ。

その大好きだった親友達が、今目の前で殺し合いをしている。
いや、妹が姉を殺している。
思わず私は目を閉じた。
コレは夢だ、夢だ・・・

ズギュッ
「え、・・」

「あ・・・ああ・・・」
目を開けると、不気味な笑顔をうかべたつかさ。
気づかれてたんだ。
私のわき腹に、魚をおろすときに使うような包丁が根元まで刺さっている。
「つ・・か・・さ・・・なんで・・・」


「あはは、お姉ちゃんもしぶといねえ」
「は・・はあ?」

「おねえちゃん、ずっと私はおねえちゃんのオマケでしかなかった。できる姉を持つ妹の気持ちが分かる?!
勉強も、運動も、友達も、全部おねえちゃんに持ってかれた!でも、でも、私の大事なひとまで奪うなんて・・・
絶対に、ぜったい・ぜ・・・うぎゃわあああああああああああああああああああ」

つかさは錯乱している。私を、かがみと間違えるほどに。
彼女は叫びながら、仰向けに倒れた私の腹を包丁で切り裂いている。
不思議と痛みはない。
つかさ、そういや料理、うまかったっけなあ。
魚の捌き方のコツ、教わったっけ・・

つかさ。
救ってあげれられなくて、ホントにごめん。
私、天然でちょっとおばかなつかさが大好きだったよ。
かがみとみゆきと、つかさ。
みんながいたこの世界が大好きだった。

願わくば、次の世界は幸せな結末を・・・
一人ぼっちのさびしがりやも、人の心の汚さを覚えた天然娘もいない、輝く未来を・・・

らき☆すた〜姉殺し編〜
終わり
263名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 23:34:13 ID:RFiFLLhX
すまん、こなたが出てこなかったから、酒の勢いで書いてしまった。
今は反省している。
264名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 23:35:36 ID:D7G8w5Vu
クズみん
265名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 23:43:06 ID:zmLE6TM7
>>263
ウマイ・・・しかもこの短時間で。その発想はなかったわぁ!
266名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 00:40:37 ID:gzFJZVL9
かがみ「こなかがSSを書くのは楽しいわね」
267名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 03:43:55 ID:cxC4CTWU
風邪をひいた


朝、目が覚めると喉はカラカラに渇き
全身を倦怠感が包んでいた
時刻は8時ちょうど
いまから準備すればなんとか学校には間に合うはずだ
熱はない
高校時代までの私なら間違いなく登校していただろう
だが今の私は行かない
「仕方ないもんね、風邪なんだから…」
自分に言い訳をする理由なんてないが
誰かに形だけでも許しをえないといけない気がした
自分の精神安定のために


再びベッドに横になり、読みかけのラノベに手をつける
ヒリヒリする喉と倦怠感が相まって
中身などまったく頭に入ってこない
「なにか飲むもの…」
冷蔵庫に行くのすら億劫だが
喉の渇きには勝てない

ノロノロとドアを開けた
だが冷蔵庫の中には使いかけのドレッシングとマーガリンがあるだけで
喉を潤すものなどなにもなかった
仕方ないので水道水を飲んだ
ぬるくてドロリとした水は喉には吸い込まれず、そのまま胃に落ちていった
268名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 03:50:29 ID:cxC4CTWU
胃に水が届くと、急に胃酸がでてきて胸焼けがした
だか食べるものすらなにもない
「寝ちゃえばいのよ、寝ちゃえば」
そのままベッドに倒れ込むと目を閉じた



だが睡魔は一向にやってこない
鼻が詰まりだしとても息苦しい
仕方ないので携帯で2chを見る
暇潰しにはなるがすぐに頭から消えていきそうなことをつらつらと読みすすめる
途中、携帯の上のほうにメールが来たというマークがつくので
そのたびに画面を戻して確認するが
業者からのメールだった
私の受信箱には同じ業者のメールが沢山貯まっている
受信拒否をしていたころもあったが
それではまったくメールが来なくなるのでやめた
メールが来なくなると携帯を持つ意味がなくなる気がしたから
269名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 03:56:18 ID:cxC4CTWU
大学の誰からも心配するメールはこない
もはや居ないことのほうが多いからだろう
いや、心配とは友達にするものだ…
大学が始まったころは積極的に自分からメールしたものだったが
どれだけ長文を送っても1〜2行の返事しか返ってこないとわかると
怖くなり誰にもメールを送れなくなった
結果、風邪を引いて苦しんでいても
誰にも知らせることのできない自分ができた
2chを見るのも飽きたが眠ることもできない
布団の中の温度だけが上がり
ここからも追い出されていくような気がした
270名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 03:58:49 ID:cxC4CTWU
胃はずっと空腹を打ったえていたが起き上がることもしない
ただただこのまま消えてなくなりたかった
時折、高校時代の友達が見舞いに来てくれたことが頭に浮かんできそうになったが
それだけは全力で抵抗した


いつのまにかお昼を過ぎ、西日が差し込むようになってきた
271名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 06:37:38 ID:AGiARCaA
>どれだけ長文を送っても1〜2行の返事しか返ってこない
>怖くなり誰にもメールを送れなくなった

これすげーわかる
あと腹立つのは一方通行の奴
送られてきたメールは返してあげてるのに
こっちが送ったメールには返さないとかもうね・・・
メールって怖いやね
272えぐち:2008/10/09(木) 07:38:19 ID:LypGTXTK
かがみ「私の携帯は電話もメールもしないから、ネットと電卓さえあれば良いわ」

避難所に行ってもぼっち健在すぎて安心しました。
ぼっち漫画描くテンションも上がりますた。

どうでもいいけど、マルボロブラックメンソール、うまー
273名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 09:15:51 ID:gzFJZVL9
かがみ「あと半年で卒業かあ…就職したらぼっちから脱出できるかな。そういや、就職活動っていつから始めればいいのかしら…」
274名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 09:59:37 ID:u+1PPhdt
かがみん「初心者向けかと思ってわかば吸ってたあの頃が懐かしいわ」
275名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 18:47:53 ID:T1Iha8KK
かがみ「携帯なんてゲームとネットできれば十分」
276名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 19:16:57 ID:AGiARCaA
携帯屋の店員「ついでにですねプランの変更ですけども、お客様通は話は少なくてパケット通信量がこんなにありますのでこちらのプランがオススメですよ」
かがみ「・・・・」
店員「お客様?」
かがみ「あっ・・・はい・・・それでお願いします・・・」

その夜かがみは泣きながら新調した携帯で時報を聞いていた
277名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 20:09:35 ID:XOXVeNXY
恐ろしいほどのリアリティ・・・。
それがらきすたのゆるおもおもしろさ。
278名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 20:27:12 ID:DWq7hP7x
かがみ「>>277 (XOX)」 
279名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 00:07:41 ID:jd6HqYfh
かがみ「こなた、愛してる」
かがみ「私もだよ。ずっと一緒にいてね」
かがみ「こなたぁ」
かがみ「かがみん・・」
かがみ「ぎゅっ」

かがみ「はぁはぁ」
280名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 00:19:04 ID:uwEFU5pF
れずみん
281名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 00:47:03 ID:bzZb7vjW
れずみんと見せ掛けてソロ活動
282名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 01:41:53 ID:NQUwyE+T
かがみ「一人お好み焼きはさすがにハードルが高かったわ…」
283名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 02:20:32 ID:zSJ3aczq
かがみ「一人で白木屋は余裕になりました」
284名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 06:24:00 ID:nY9ravR5
かがみ「今日は一人お好み焼きよ」
かがみ「モグモグおいしーゴクゴクぷはービールうめー」

こなた「あれかがみ?」つかさ「お姉ちゃん・・・」
みさお「ひいらぎー・・・」
みゆき「きっと連れの方にすっぽかされたんですよ・・・」
285名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 09:16:56 ID:3XVAe6g4
やばい…
座る場所がない…
286名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 12:44:48 ID:NQUwyE+T
かがみ「一人で食べるフルコースは美味しいわね」
287名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 14:01:27 ID:CgOYaff9
学食避けてラーメン屋でぼっちスレ
288名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 16:17:02 ID:nY9ravR5
面接官「あなたは大学生活で勉強以外に学んだことは有りますか?」
かがみん「・・・友達の大事さです・・・(´;ω;`)ブワッ」
289名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 17:44:36 ID:7JcTv+MG
今までで評価高いSSどれ?仙台は読んだ。良かった。
290名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 17:47:59 ID:uXzSzppj
八王子でレズって夢オチ
291名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 18:01:08 ID:KtvEABii
>>289
●コナニーが止まらない
●バターこな犬
292名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 18:46:10 ID:gplrYpFh
木冬かがみがまたアコギな商売に利用されるようです。


≪発売延期≫『らき☆すた』かがみんのツンデレCD(仮)
発売元: ランティス
発売日: 2008年10月22日
盤種: CDアルバム
レコードNo: LACA-5828
価格(税込): 3000円

私は買います。
293名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 18:47:39 ID:pTNVSa1w
高いな。ノーギャラで大変ですね
294名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 19:05:49 ID:CBGE+HlJ
>>291
そんなのあったっけ?
295名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 20:42:51 ID:pFzLimPd
>>292
もはやMAD用公式素材だとしか思えません。
296名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 20:43:33 ID:nY9ravR5
>>292
予約特典は?
297名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 20:44:16 ID:ta8O1FCy
かがみがコナニーしてるイラストならwikiにある
298名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 21:08:22 ID:9m2GQFfs
ツンデレ寿司でバイトするかがみそ
299名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 21:10:53 ID:gplrYpFh
>>296
おそらく、未定。この発売日も(仮)?
まあ、ゲーマーズさんかアニメイトさんなら何かつけてくれるだろう。

つか、らきすたサイトにもランティスのサイトに情報がねー!
仁義なきぼっち。
300名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 21:15:10 ID:cCIq+g+W
鏡の世界きぼんぬ
301名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 21:21:12 ID:nY9ravR5
秋葉総研に軽く載ってた
書き下ろしジャケット・テレカ・ポスターって感じか
302マジカルかがみん A's:2008/10/10(金) 21:45:41 ID:gplrYpFh
 第3話「なぜだ?!こなかがを引き裂く悪魔の影だしー」
 
ヒロインの名前はかがみ。彼女はごく普通のツンデレに企画し、ごく普通のツンデレにデザインをされました。
ただひとつだけ違ったのは…… ヒロインはぼっち魔法少女だったのです。
 
1. 
マフラーの一件。
あれ以来、つかさはこちらがいくら話しかけても全く反応してくれない。
この間もかがみが実家に帰った時に顔を合わせても、つかさからは完全に無視をされた。
だがその表情は硬く、さげすむような眼つきをこちらに向けてくることは別にして・・・。
かがみ「つかさ・・・た、ただいま・・・あの・・・そのっ、ごめんね。あの時、私・・・どうかしてた」
つかさ「ぷぃっ」
かがみ「ねぇ、つかさ・・・。こっち向いてくれない? おーい!」
つかさ「・・・・。」
かがみ「あじゃぱー」
つかさ「うぷぷ・・・ ハッ!? ・・・ぷぃっ」
基本的には無視だが、たまに変なギャグを言うとちょっと笑ってくれる。
かがみ(かわいい・・・)
 
こな犬「そんなわけで・・・とうとうかがみんは家族の中からもぼっちになってしまったわん・・・悲劇のヒロインだわん」
かがみ「はっ?バカ言わないでよ。最近ちょっとだけつかさとの仲が上手くいってないだけじゃないのよ。嫌な言い方をするなっ!ビシッ」
こな犬「いたっ!痛いわん・・・でもツインで鞭のようにぶたれるのはちょっと気持ちいいわん・・・。言葉でも責めて欲しいわん・・・。」
かがみ「このっこのっバカ犬〜!」
こな犬「わんわおーん・・・(恍惚の遠吠え)」
などと、かがみとこな犬がたわむれている内に、今日も平日の穏やかな午後が過ぎていく・・・。かがみんは学校行かなくていいのだろうか?
魔法少女マジカルかがみん。始まります。 
303マジカルかがみん A's:2008/10/10(金) 21:46:27 ID:gplrYpFh
2.
SOS団の糟日部市襲撃、通称:サイタマ事変から早三ヶ月が過ぎ、決戦場となった糟日部の街も復興作業が進みつつあり、ようやくかつての落ち着きを取り戻しつつあった。
こな犬「糟日部の街も少しづつ立ち直ってきたわん。もう魔法で人んちとか壊さないように気をつけるわんよ、かがみん」
かがみ「魔法少女かがみんは天才 無敵 最強だから手加減が難しいのよ。才能って怖いわ・・・。
    あっ!ねぇ、こなた(犬の名前)ふと思ったんだけど、あたしって攻撃魔法しか使えないの?
    あれだけ街を吹っ飛ばすくらいの魔力があるんだから、例えばお金を魔法で出して、大金持ちになったりとか出来ないの?」
こな犬「そんな大金持ちなんて無理に決まってるわん。せいぜい100万円が限界だわん。」
かがみ「え、まじ!?」
こな犬「まじだわん」
かがみ「ひゃっほう!金だ金だー!!!」
かがみは魔法で100万円を手に入れた。それからのかがみの生活は一辺した。
アキバで大人買いを楽しみ、今使っている布団・家具・服などを全部捨てて、新しく機能性のあるものを買いなおした。
食事はもっぱら外食で済ませ、あとは大学に行かずにパチンコかゲーセン三昧。
ひたすら贅沢を楽しみ、そして一週間後・・・案の定 財布の中身はスッカラカンである。
 
かがみ「ねぇ・・・こなた。千円でいいから貸してくれない?来月の仕送りの時には必ず・・・絶対に返しますから!」
こな犬「犬にお金をせびるなんて・・・でもそういうところ、かがみんらしくて大好きだわん。ちなみにもう魔法でお金は一銭たりとも出せないわんよ」
かがみ「そんなぁ・・・・せっかく魔法少女になったのに、お金も出せないだなんて、せめて好きな人と魔法でラヴラヴになりたいわ」
こな犬「ラヴラヴだなんて、そんな都合のいい話があるわけがないわん。せいぜいで
見つめあうことすら恥ずかしくて、手をつなぐことすら無理、キスなんてもってのほか、そんな純情な恋愛が精一杯・・・」
かがみ「・・・・。」
こな犬「・・・・?」
かがみ「う、ヴォオオオおオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
こな犬「びくっ・・・ど、どうなさいました?」
かがみ「で、出来るのね!?・・今すぐ!今すぐ教えなさい。こなたと!こなたと付き合う方法を!!!!!」
 
304マジカルかがみん A's:2008/10/10(金) 21:47:08 ID:gplrYpFh
3.
次の日の日曜日。
お金がないので、公園デートを楽しむかがみとこなた。
ブランコに乗って、ゆっくり森林の中を歩いて、噴水のそばでジェラートを食べた。
でもまだ付き合い初めて間もない二人は、お互いの距離感が微妙だったりする。と言うよりかがみんが普段のツンデレから、デレのみ状態になっている。
かがみ(見つめあうことすら恥ずかしくて、純情な恋愛が精一杯になるのは私の方だけか・・・まともにこなたの顔を見られないよ・・・)
かがみ「ねぇ、こな・・・泉さん。」
こなた「なぁに?かがみん。やっぱり手をつないで歩きたいとか?」
かがみ「は、恥ずかしいわよ・・・そんなの」
こなた「うーん、かがみんはホントにカワユイねぇ〜」
こなたはかがみの顔をまじまじと見つめた。澄んだ青い瞳・・・その純粋な眼差しに、かがみの心は大きく揺さぶられた。
世界でいちばん木冬かがみを愛してくれる泉こなた・・・しかし、結局これは魔法のカなのだ。自然な人間の感情ではない。
これは私が普段、現実逃避のためにやる恋愛シュミレーションゲームと何が違うのだろう。
ゲームの中の恋人などというものは所詮は架空のキャラクターだ。自分を愛するようにプログラムされたものでしかない。
所詮は魔法のカ・・・プログラム・・・偽物・・・。
こなたの楽しそうな顔を見れば見るほど、自分は惨めになってくる。たまらなく虚しくなってくる。
 
美しい銀杏並木が秋を感じさせるそんな帰り道。
こなたは変な鼻歌を歌いながらうきうきと陽気にスキップをしている。そして、その三歩後ろを行くかがみ。
こなた「ジェット〜ジェット〜ジェットマ〜ン(鼻歌」
かがみ「あ、あのね。今日は楽しかった・・・ありがとう。でもね、今日ずっと私といて、本当に泉さんが楽しいのかどうなのか・・・不安になってきたの。」
こなた「えっなんで? かがみと一緒ですっごい楽しいよ!?」
かがみ「違うの・・・あたしは・・・本当はただ魔法でこなたを好きにさせただけ・・・」
こなた「魔法?そうかもね。私、すっかりかがみんの魔法にかかっちゃった・・・(///)」
かがみ(そ・・・そうじゃなくて!あぁ・・・もう!うまく説明できないぃぃ)
こなた「かがみは私の嫁・・・。私だけの巫女かがみ。何があっても絶対に放さないんだからね」
かがみ「こなた・・・キュン」
 
どさっ・・・ん?急に頭が重くなった。頭上に手をやってみると、かがみの上にこな犬が乗っかっていた。
かがみ「ご、ごめん!ちょっとトイレに行って来るから・・・泉さんはこのままここにいて待っててね!すぐ戻るから!」
こなた「おおお!?かがみがヘンテコなわんこを掴んだままトイレに向かったあ!?」
かがみ(大声で現在の状況を説明するな、恥ずかしい・・・)
 
かがみは大急ぎで公園に戻り、公衆トイレの裏側にまわった。
かがみ「どうしたの?こなた(犬の名前)、アパートでお留守番してたんじゃ・・・?」
こな犬「この近くでSOS団の気配がするわん・・・テロでも起きたら大変だわん!すぐに変身して敵の捜索を・・・」
かがみ「え〜・・・そんなの知らないわよ。せっかくこなたといいところだったのにぃ!あたし、戻るからね!」
こな犬「何と恐ろしい正義の味方だわん・・・」
人間の方のこなたのところに急ぎ戻ろうと、かがみが振り返ると、そこには見覚えのある制服の人物が・・・。
305名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 21:47:37 ID:nY9ravR5
>>301はovaのだった
スマソ
306マジカルかがみん A's:2008/10/10(金) 21:48:21 ID:gplrYpFh
4.
長門「待つがよい」
かがみ「誰?」
長門「ハルヒ団長は、超常のカを持っている。彼女のカは自らの意思を絶対的な情報として、あらゆる環境条件に影響を及ぼす。これは思うままに世界を変革し、人の運命を捻じ曲げる。」
かがみ「何? もしもそれがホントなら、あんたはどうしてあたしにそんなことを教えるの?っていうかその声、岩崎さん・・・!?」
長門「・・・そうです。かがみ先輩・・・私はみなみです。でも今はSOS団の長門でもあります。」
かがみ「どうして岩崎さんが悪のSOS団に・・・?あなたは、いったい・・・」
突然現れた奇ッ怪な少女は、岩崎みなみであり、長門有希である。みなみの格好は、例のとんがり帽子に例の制服といえばおわかり頂けるだろうか。
みなみと長門はイコールである・・・よくわからない設定だが、そういえば前回現れた怪人谷口の正体は白石だった・・・。中の人繋がりなのだろうか。
 
長門「木冬かがみ。今のあなたは輝かしかった高校生活から180度転落して、ぼっち大学生になり、そして魔女のカに目覚めた・・・」
かがみ「う・・・あたしのことをよく知っているみたいね、岩崎さん・・・戦うためにここへ来たの?」
長門「敵と戦うのに理由はない。残念だがここで消えてもらおう」
かがみ「理由が話せないというなら、悪魔らしいやり方で話してもらうわ」

さあスーパーヒロインに変身だ!
そういえば、いつの間にかこな犬がいない。敵を見て自分だけ逃げたのだろうか?腹が立つペットだな・・・。
かがみはポーチから、らき☆すたーいんふぇるのを取り出した・・・しかし!
かがみ「え、嘘・・・。変身が出来ない!?どうして・・・」

なぜか変身ができなくなった かがみ。そして突然出てきてよくしゃべる岩崎さん(長門)。
人智を超越した魔法決戦!!長門とかがみの一騎討ちが始まる!そして物語は最終ステージを迎える。
かがみ「次回も見てね。よそ見したら許さないわよ。」
307マジカルかがみん A's:2008/10/10(金) 21:49:03 ID:gplrYpFh
>>305 かぶってスマソ・・・
308名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 22:13:57 ID:NKV65FT3
ぼっちパワーが足りなくなったんだろ
309名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 22:19:45 ID:NKV65FT3
>>292
特典つきそうなとこ予約終わってるな
なぜもっと早く言わない
310マジカルかがみん A's:2008/10/10(金) 22:27:15 ID:gplrYpFh
>>309
10/22 ⇒ 未定延期
どうやら本当の発売は22日よりずっと後になるみたいです。ぼっちは必ず来る!

http://www.animate-shop.jp/ws/commodity_param/ctc/+/shc/0/cmc/4094127
<概要>
ジャケットイラスト描き下ろし
集え!かがみファン!!かがみんツンデレCD発売!
●ツンデレかがみがツンデレなセリフをたっくさんしゃべります!それだけ?それだけです!!
 でもそれがいいんです!それこそがいいんです!!
●そしてやるからにはホンキです。やり尽くします。
●誰もが認める超正統派ツンデレかがみの真骨頂な一枚です。

<出演>
柊かがみ/加藤英美里
311名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 22:44:09 ID:NKV65FT3
>>310
ありがとおおおおおおお予約してきたよおおおお
312名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 00:53:08 ID:FBcYFSYj
>>マジカルかがみん
GJ!ぼっち分は少ないけど必死なかがみんの姿が見れるだけで俺は満足だぜ
313書いた人
>>312
ぼっちと魔法少女とらきすたを両立させるのが結構大変なんだ。ぼっち分が少ないのは
これからまたぼっちになる伏線?みたいなもの。最終回うまく書けるかわかんないけどリリカルマジカル頑張ります。