1 :
Haruhi:
>>3以降の方へ
申し訳ございませんが、この度は私が「2ゲット」させていただきました。
多くの方が2を希望しておられたと存じますが、誠に申し訳ございませんでした。
私は「2ゲット」の為に、これまで多くの苦労を積んで参りました。
「2!!!!!」と気合を入れてカキコしたものの、「16ゲット」だった事もございました。
このような失敗談も、今では良き思い出。
2ゲッターの為の修行を1年以上積み、これだけの長文を記しても
なんら問題無く皆様の憧れである「2」をゲット出来るまでに至りました。
これも
>>3以降の皆様のお陰でございます
それでは、2をゲットさせていただきます。
「2」
3 :
Kyon:2008/01/26(土) 14:50:14 ID:g2HbrwrU
やれやれ……皆聞いてくれ、団長命令だ。
最近、荒らしのような発言をする奴が目立つが、そういうのはまず下記リンク先に目を通せとのことらしい。
それが出来ない奴は王様で団長なハルヒのスルー対象にされちまうので、気をつけるように。
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/comic/3935/(PC用)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/comic/3935/(携帯用)
/.:.:.:.:.:.;i.:.:.:.:.:.::;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.::,:,:,.:.:.:.:.:.;:;:;.:.:.:.:;:;::.:.:;:;:;::.:.:.:.::、;:.ヽ
.:.:.:.:.:.;:;l:.:.:.:.:.:.:;:;:;:l:.:.:.:.:.:.:.:/!:.:.:.:.:.:;:;:;i;:;:.:.:.:;:;:;:.:.:|、;:;:;:.:.:.:i;:;.:.:i
.:.:.:.:;:;:;l:.:.:.:.:.:;:;:;:;:l;:;:;:.:.:.:./ |;:;:;:.:.:.:.;:/|;:;:.:.:.ト;:,:,.:.l ヽ;:;:;.:.:.|;:;.:.l
:.:.:.:;:;:;l:.:.:.:.:.:;:;:;:;:|;:;:;:.:.:./ |,:,:,:.:.:.:;/ .l;:;:.:.:.l |;:;.:l/};:;:;:;:;.:.トr+-‐‐、
:.:.:;.;:;:|:.:.:.:.:.:;:;:;:;:|;:;:;:.:./\l,:,:.:.:./ j;:;:.:./ l:::/ .l;:;:;:;:;:.| i::| }
:.:.:;:;:;:|:.:.:.:.:.:;:;:;:;:l;:;:.:./_.|,:`:x' /;:;:./ //./゙ {:;:;:;:;:;:| l::! |
:.:.:;:;:;:l:.:.:.:.:.:;:;:;:;:;l;:.:;イ::;:::j/(つTヾ /;:./ / 〃 |i:;:;:;:;:;l// / l
.:.:.;:;:;/`>、:;:;:;:;:|;:/i l:::::illii;:::::リ // ' " l.|;:;:;:;:;!/f=‐'゙ /
:.:./ /,/lヽ;:;:;:;レト{ ヽっ::ノ:::{ ゝ ノ.|:;:;:;/ .| / いい?
:.;:.ヽ'. > >ヽ;:;:ヽ ヽ;;;;=''" _,,ィ /_=!:;:;/ .l / 優雅に、そして華麗にスルーしなさい
\;:;:,\へ! ヽ;:;.`、、 l ̄ ヽj ,イ.!='' /;/ヽ、 / 〈_/i じゃないとあたしを語らせてあげない
ヽ;:;:;.,\ ヽ;::;:ヽミ'''ー- ,,,._`ー_'',/.// /:' )^''、 `ヾf゙〉 あたしが王様なんだから
ヽ;:;:,<¨ヽ、 ヽー-≧ニェェ‐-=,,_ // ' // i `''、ー-' 王様の言うことは絶対っっなんだからねっ♪
くどいけど再掲
925 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/26(土) 00:22:42 ID:g2HbrwrU
長門スレから天才バカボン
50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 17:19:53 ID:VKkW2uNS
エロパロから情報だが甜菜
> 733 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 05:32:35 ID:p5LPc+l5
> 627 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/15(火) 21:54:50 ID:x6K+J9Jh
> あ、知らない新規制を発見したので、既出かもだけど報告。
>
> 一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えるそうです。
> SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイみたい。
>
> 630 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/15(火) 23:03:23 ID:JkkZ5sEy
> デザインとして最初に改行入れたいときは、スペースを入れておけばいいらしいよ。
> と一応報告。
>
>
> これか?
>
> 736 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 07:28:51 ID:sjR/O4I0
> −−−
> ↑文頭にこういう単一キャラクタが重複するのもまずいらしい、と風の噂で。
あんた自分がどれだけ
>>1乙な存在なのか自覚したことある?
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/26(土) 16:09:18 ID:c5rODfKu
ハルにゃあああああああああああああああああああ
_ ヵ、 ,.へ
_∠ ,メ、 `ー――' ヽ
___r-'´ / 、 `└-------ァ /
∠ -ァ l | \ ヽ \ / /
〉、|、 |ヽ弋 / レ'´/ /
./ / | | \Y | / / |\
/ノ| ト|- \ !_/ノ | { j ヽ こ、これは
>>1乙じゃなくて
'′| l l、!!,,,,, ,,,,, 入 |t j ', `ー――‐" ノ ポニーテールなんだから
l ト | ハ≧' `≦ Yー' ` ----------‐´ 変な勘違いしないでよね!
V ヽ! .}〃' r‐'>"ィ)、
`ー‐ ̄ィチ ///「 ̄ト、
rΤ「|Y// | ! \
世界だって夢を見る 寝言では火山が噴火する
>>1乙してあげる はじまりますよ!!
1おつ
前スレ埋まったんでSS投下2レス
まったりとしたある日の放課後のこと。
「ねえ、キョン。ちょっと教えて欲しいんだけど」
パソコンに噛り付いているハルヒの声が、俺の優雅なティ・タイム(朝比奈さんプレゼンツ)を、息抜きではなくその単語の意味通りに破壊する。極楽気分から憂鬱地獄へ急降下だ。
やれやれ、今度は一体何だ?
「この画像をサイトに表示したいんだけど、なんか上手くいかないのよね。どうしたらいいわけ?」
おい、ハルヒ。そのことだったらこの前も教えたばかりだろ。画像のファイル名の方を統一しておけば、サーバに上書きでアップロードすれば済むってな。
「あら、そうだったかしら?覚えてないわ」
俺はつい、仰々しい溜息を吐いてしまう。
「一度教えた事で二度手間掛けさせるなよ」
「なによ、その偉そうな口の利き方は。ふんだ、ちょっと忘れちゃっただけじゃないの」
全く。ハルヒぐらい頭のいい奴なら、一度教えただけで何でも完璧にこなせると思うんだが、どうしてこいつはパソコンのことになると俺にばかり頼ろうとするのだろうか?
「いいじゃない、そのぐらい。そもそもあんたは雑用なんだし、団長のこのあたしが直々にあんたの得意分野の作業で使ってあげてるのよ。退屈せずに済むんだから、感謝の言葉の一つでももらいたいところだわ」
俺の方こそ、一度でいいからお前の『ありがとうございました』ってお礼の言葉というものを聞いてみたいぜ。ってどこ行くんだ、ハルヒ?
「あたしが何処に行こうがキョンには関係ないでしょ」
何だ、ひょっとしてトイレか?
「バカ!あんたって、ほんとにデリカシーってモンが無いんだから……」
叩き付けられるようなドアの音。ハルヒはプリプリ怒って部室内からその姿を消失させた。
……いかんな。部室内が微妙な空気になってしまった。
それに、ハルヒの機嫌を損ねたままだと例によって閉鎖空間が発生、神人どもが大暴走、古泉の奴がバイトに――って、なにニヤニヤしてやがる、古泉。
「いえ、別に。僕はただ、『ケンカするほど仲がいい』という言葉の実例を目の当たりにして感心していただけですので」
ハイハイ、勝手に言ってやがれ。ていうか、どういう見方をすれば俺とハルヒが仲がいいだなんて思えるんだ?
だが、なんということだろうか。朝比奈さんまでもが、
「あ、でも、わたしも古泉くんとおんなじです。涼宮さんって、キョンくんのことをとっても信頼してると思うの。だから、つい、キョンくんに甘えてるだけなんじゃないかな、って気がするんです」
と仰るではないですか。
「甘えてる?ハルヒが――俺に――ですか?」
朝比奈さんの意外な言葉に少なからず動揺する俺だった。あのハルヒが誰かに甘える、なんて想像もつかないんだが。しかも、その対象は俺か?
「ええ。多分――パソコンの事はただの口実。涼宮さんは、キョンくんに話し掛けるきっかけが欲しくて、それでなんとなく質問しただけなんじゃないかな、って、その、わたしは思います」
はあ、そういうモノなんですかね。でも、短気なあいつのことだから、とにかく目の前の問題を早く解決することを望んでるんじゃないですか?
「キョンくん、知ってますか?――男の人ってすぐに結論を出したがるみたいですけど、女の子って、どっちかっていうと、結論なんかよりも会話すること自体が目的、ううん、会話にならなくても、ただ話を聞いてもらえるだけでも嬉しいものなんですよ」
優しく微笑んだまま、朝比奈さんは珍しくもハッキリとした口調で、俺を諭すように話を続けた。
しかし、目から鱗とでもいうのだろうか。まあ、俺は女心だとか、そういうのはまるっきりダメなので、朝比奈さんの御言葉はとても新鮮であったし、大いにありがたみというモノを感じられた。
でもなあ、そもそもあいつにはパソコンでの作業が向いていないんじゃないか、って気が俺はするんだけどな。面倒くさがりで、気が短くて、おまけに超が兆ぐらいつく程の我侭さだ。相手をせにゃならん俺の苦労は……。
「……そうとも限らない」
って、長門。そういえば今日初めてお前の声を聞いた気がするよ。んで、何だって?
長門は屈折率が限りなくゼロに近い透明なその瞳で、俺をじっと見据えたまま続けた。
「例えば、プログラマに必要な素養は『怠慢で短気で傲慢』という説もある」
えーと、どういうことだか俺にはさっぱり解らんのだが。
「本来、コンピュータにとって得意である単純な反復作業というものを期せずして勤勉な人間が手がけてしまうケースが散見される。それはとても非効率」
まあ、確かにそれはそうだが。
「でも、不精者であればそのような作業は全てコンピュータに任せる、といった思考をとりがち。単純作業ではなく、創造的な活動を行うためには、それはとても重要な考え方」
なるほどね、でも、『短気』ってのはどうなんだろう?
「短気な人間は、暢気な人間が見過ごしがちなシステムの不備に因る大局的な時間の浪費を良しとしない。その改善のためにはどのような苦労をも厭わない」
長門の言葉に、俺は今までのハルヒの行動力というものを思い返していた。確かにあいつは短気でいて、それで何事も本質を見抜いているがごとく、的確にこなしてきた。確かに、それは一理あるな。
「アプリケーション・ソフトウェアというものは作成した者以外の大多数の他者に利用されてこそ価値がある。謙虚な人間の行動ベクトルは内向きだが、傲慢な人間のそれは真逆」
まさにハルヒのことらしいがな。
「外界に向けられたその自尊心は常に他者を意識してこそのもの。その精神はプログラムそのもののあるべき概念を示している。すなわちそれは『相手に対する想い』」
ふーむ。言われてみれば、ハルヒみたいに他人を意識しながらも、自分のアイデンティティというものをこれほどまでに確立している人間は滅多にお目にかかることは出来ない気がするな。
にしても、長門よ。今日のお前、何だかやけに饒舌じゃないか。
「……あなたの気のせい」
そう言って長門は手元の本に目を向ける。
「なるほど。長門さんの説からすれば、涼宮さんが近い未来に世界に通用する腕利きのコンピュータ技術者として名声を縦にしている、という可能性は大いに有り得ますよ。とすれば、あなたの将来も明るい、というものではないですか」
どういう意味だよ。ふん、さっぱり解らんぞ。まあ、どうせ俺は中途半端な野郎さ。大学進学も危ういというのに、最先端の技術云々なんて俺には雲の上の話さ。
「だからこそ、主夫という道があるのではないですか?あなたは何かと面倒見はよさそうですし、案外似合っていると僕は思いますが」
おいおい、俺が主夫かよ。なんとなく、そんな未来図は考えたくないな。
「あ、わたしも、なんか、そんな気がします。……キョンくんがエプロン姿でお料理とかしてるところ、わたしも見てみたいなぁ――えへへっ」
なんですか、朝比奈さんまで。そんなに俺を主夫にさせたいのだろうか。まさか、みんなしてグルですか?これは何かの陰謀ですか?
おい、長門。お前もなにか言ってやって――って何だ、その興味津々、といった視線は。
「想像中……保存完了。対象映像を永久保護データとして登録」
やれやれ、全くどいつもこいつも……。
と、そこにハルヒが戻ってきた。
「あら、キョン、どうしたの?もう。そんな顔してたら、ただでさえマヌケな顔が余計にひどく見えるわよ」
大きなお世話だ。
「んで、なになに?一体みんなで何の話をしてたわけ?」
「なんでもないぞ。将来ハルヒが世界トップレベルの女性技術者になる、だとか、俺はしがない主夫、だとかそんな下らない話だ」
ハルヒはその口元を尖らせると、いかにも憤慨したような口調で、
「ちょっと、ダメよ、キョン。あたしが働きに出ている間、あんたが自宅でのうのうとしてるなんて許しがたいわ。会社勤めとまでは言わないけど、在宅でもできるような、せめて翻訳家とか小説家ぐらいにはなってもらわないと困るじゃないの」
と早速噛み付いてきた。
「それもどうだかな。なんだかんだで結局お前に養ってもらいつつもこき使われる、なんてのが今から目に浮かぶぜ。ハイハイ、解ってますとも。俺には甲斐性がなくて、どうも悪うござんしたね」
「今からそんなこと言っててどうすんのよ。いい?キョン、この際だからハッキリ言っておくけど、あたしが理想とする家庭を築くためには、あんたの協力は必要不可欠なの。大体、キョンはいつだって――」
「おやおや、これではまるで結婚を誓い合った恋人同士の会話みたいではありませんか。全く、ここは『仲がいいにも程がある』とでも言うべきなんでしょうかね」
「ふえぇ、涼宮さんも、キョンくんも、もう、わたしたちがいることなんか全然気にしてないみたいです」
「……バカップル」
絵まで付いてGJだぜ
前スレは無事埋まりました。
と言うわけで
>>1乙!
>>17GJすぐる
早速いいSS投下お疲れ様です。すでに将来設計が終わってるハルにゃん萌え
23 :
999:2008/01/26(土) 21:30:50 ID:Gbto6gLp
前スレ
>>995GJ
しかしキョンはなぜハルヒの起こし方を知っているのだろう……は!まさかあのふたり既に……
そうか、やはりふたりは既に結婚していたのか
>>17で確信もとい再確認した。GJ
>>1乙
ふと思ったが、ハルヒがみくるにいつもしてる事をキョンがやったらどうなる?
>>17 GJ
最近のSS及びイラストの投下量は異常。
このままでは俺自身が砂糖になってしまうのではないか
と思えるほど糖分の量も異常。いいぞ、もっとやれ。
>>26 キョンが誰に対してやるかで結果は変わってくるが。
おまえら糖尿病確定だな
ハルにゃん「ハルキョン性糖尿病患者は直ちに挙手しなさい!!これは団長命令よ!!」
俺「ノシ」
AAをいつも書いてた人へ佐々木スレは文芸サロン版にあります
>>17 理想とする家庭とはやはり子供は一姫二太郎で
その子供はハルヒそっくりで中身はキョンの姉のとキョンそっくりで中身はハルヒの弟(双子)
ってどうでしょうか
双子でも一姫二太郎って言うのかなぁ。
双子のどっちが上かって文化によって違うしな…
先に生まれた方だったり後から生まれた方だったり。
>>35 「ええっとぉ、確か、一姫二太郎三茄子、っていうんでしたよね。でも、三人目の、なすび、ってどういうことなんですかぁ?」
「……みくるちゃん、それ、変なものが混じってるわよ」
#ちなみに自分は73スレの「インフルエンザ嫁」の改変投下したヤシなんだけど
#あの時は二人の娘の名前は長門とみくるから取ったって設定だったw
#でも、ハルキョンのご子息ならどちらかに似てるって方が自然か。
>>36 お前のせいで「もしもハルヒとキョンが双子だったら」なんて電波が来たわけだが
とりあえず明日の予定が一つ決まった
お休みハルヒ
>>38 おお、期待してますぜ!
しかしキョンと生まれたときから一緒だったら精神安定してて幸せな中学時代を過ごすんだろうなぁ。
ブラコンシスコンになるのは必定か?(^^;
SOS団でジャズをやる電波が来た。
ハルヒ=歌とギター
キョン=ベース
古泉=サックス
長門=トランペット
みくる=ドラム
みたいな感じで
ハルヒはピアノがいいとおも
ハルヒカンタービレかw
ぎゃぼーってなるハルヒはなんかイヤだw
キョンが逃げ腰になったときに関西弁で焚き付けたりするんだなw
ハルにゃんかわいい大好き
>>37 そうでしたか。あれは可也GJ!でした。
>>35なんですが、ハルキョンの子供ってこのスレは前から一姫二太郎が鉄板なんですが。
あなたのSS読んでから、次女・三女=長門・みくる似が加わってしまいました。
>>38 ポジティブなキョンになりそうだ。
ハルヒなんか中学の時告白されても速攻振るだろうな(ブラコン)。
北高に入る前にSOS団が結成されそうだ。
こうなると一番の問題はやはり佐々木か
ハルヒキャラをシグルイに例えるとこんな感じかな
ハルヒ 藤木
佐々木 伊良子
キョン 三重
牛股 長門
いく 橘
虎眼先生はだれだろうな
ハルヒキャラをドラえもんに例えるとこんな感じかな
長門→ドラえもん
キョン→のび太
みくる→しずかちゃん
古泉─スネオ
ハルヒ→ジャイアン
鶴屋さん→出来杉
ナガともん「…あなたは将来源みくると結婚する事になる。私はそれを是正し、剛田ハルヒと結婚させる為にやってきた」
キョン太「なんだと?何故俺があんな凶暴女と結婚せにゃならんのだ」
ナガともん「…あなたとこの世界を救う為に必要な事」
…妄想も大概にしないといけないな、俺
ハルヒキャラをサザエさんで(ry
サザエ→ハルヒ
マスオ→キョン
タラちゃん→長門
カツオ→谷口
ワカメ→喜緑さうわなにするやm
こもりんは俺の嫁
誤爆なんてしてないからなッ!!
ハルヒキャラを平成ウルトラマンの主役で例えるとこんな感じかな
ハルヒ→アスカ
みくる→ミライ
キョン→ダイゴ
長門→藤宮
国木田→我夢
古泉→孤門
鶴屋さん→憐
いちおつ
そして前スレ1000にかつてないほどの幸福と幸運を・・・
いい1000だったぜ!
ハルにゃんは風呂で長いこと考え事しちゃう
ハルヒって少し哲学が入ってるよな
まぁそこがいいんだけど
>>55 最終回でハルヒが行方不明になってしまうじゃないか
ハルヒ寝るの巻
ニンニン
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/27(日) 02:19:16 ID:LUPjTZpX
同人ゲーの涼宮ハルヒの激闘って
ネトゲなの?
ハルにゃんぷにぷに
ハルヒ「勝手にぷにぷにしないでよ!」
キョン「いや、余りにも柔らかそうなんでついな」
ハルヒ「それなら先に言いなさい!
まぁ、キョンがどうしてもって言うんなら触らしてあげないことも無いわ!」
キョン「お前って時々物凄く可愛いな」
ハルヒ「なっ・・・///」
キョン「吸わせろ〜♪」
こうですか?
なんだこのリレーなのりの流れ。いいぞもっとやれ
おハルヒ
お前らのせいで
キョン父「今まで隠してたが、実はお前は双子だったんだよ!」
キョン「な、なんだってー!?」
キョン父「さ、ハルヒ。入りなさい」
ハルヒ「………」
っていう構成がパーになった件について
おハルヒ〜
>>70 それだとハルキョンが結婚できないから却下
いつものように強制ハイキングコースを歩き、いざ教室へ。
俺の後ろの席にいるハルヒの様子がチトおかしい。
「どうした」
「カチューシャが引っかかって……ちょっと、取ってくれない?」
どうやら、カチューシャが取れなくて苦労していたらしい。
「いたい! もう、そんな引っ張らないでよ」
「でも、これは、ぬっ、取れん」
「困ったわね。我慢するから、もうちょっと強く引っ張っていいわ」
「わ、分かった。よっ、ぬぬっ」
引っ張ったが、取れない。ハルヒが「いたたっ」と目に涙を浮かべた。
ちょっと気が引けて、やめようかな、と思った時……
すぽっ!
急に手が軽くなり、思わずバランスを崩すした。
「危ないわねえ」
いやあ、でも、良かった。
「良くないわよ」
ハルヒの声が、手元から……って、あれ!?
「何びっくりしてんのよ、クビが外れたくらいで」
なんと、あまりに強く引っ張りすぎたおかげで、ハルヒのクビごと外れて……
「ぬばっ!!!!」
はあ、夢か。ンなわきゃねーよなあ。
俺は本日二回目のハイキングを執り行い、学校へ。で、その途中で、長門に出くわした。
ところで、長門。その、でかいボストンバッグはなんだ?
>>72 結婚前提なら
>>38がどうやっても成り立たないwwwwwwwwwwww
ハルにゃんかわいいおはよう
76 :
72:2008/01/27(日) 10:51:22 ID:jtmST2cU
>>74 失礼しました。
甘い、もしくは面白ければ良いですw
ハルヒ(晴れ)⇔ユキ(雪)
みくる(未来)⇔古泉(古い?過去?)
未来、過去となったら現在。今日。
キョウ→キョン つまりキョンの本名はキョウだ
実は一ヶ月以上前から書き終えたものの
投下の機会を逸して放置状態のSSがあるんですけど
21レス分(しかもハルヒ・キョン別視点で内容重複気味)もあるんで
どうしたものか悩み中
>>78 > 21レス分(しかもハルヒ・キョン別視点で内容重複気味)もあるんで
どんだけ長いんだよw
ハルにゃんは首が取れても再生するから大丈夫です
でも心を取られたら再生しません
>>74 ほんとはキョンと佐々木が双子だったんだけど、産まれとき手違いでハルヒと佐々木が入れ替わってしまった。
だから血の繋がりはないんでハルキョンは結婚できるって言う電波を受信した。
韓流的に。
>>80 ハルヒ視点だけなら10レスなんだけど、ってこれでも長過ぎるか orz
>>82 流れによっては悲惨な事になりそうなヨカーン
>>84 いっぺんにやるとさるるからなw 分割してやるしかあるまい。
>>38 双子だとずっと思ってたけど、実は…な展開があるジャマイカ
テキストでアップという手段もあるぜよ
せっかくの日曜なのに、曇ってるぜ。
これはハルにゃんにお祈りするしかあるまい
ハルにゃんかわいいつんつん
>>17 遅レスで申し訳ないけど、
怠慢で短気で傲慢=良プログラマー というわけではなく、
それなりに協調性とか他人とのコミュニケーション能力は必要。
(最初から最後まで1人で開発するソフトはともかく、
オープンソースにしても、プロプライエタリなものにしても
多かれ少なかれチームで開発を行うので)
「怠慢で短気で傲慢」なだけじゃ独りよがりなものしかできない。
スレ違いもいいとこだけど、変なイメージを持つ人がいても困るので。
>>74 wikiの長編のキョンの妹(はるひ)ってのが双子設定だし未完だから
この設定にあやかるってのも在りかと
92 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/27(日) 13:03:40 ID:vxReuzn0
3分ハルにゃん
やれやれ
実はハルヒの親父はキョンの母親の弟だったとか
双子でもエッチはできるから問題ない
>>86-87 深夜とか過疎ってるときにでもちまちま分割投下してみます。
>>94 ハルキョンが双子では無くなるが今度は従兄妹同士になるじゃまいか
って従兄妹なら田舎で顔合わせるはずだから無理があるだろ
エッチできれば問題ない
ハルヒが双子の姉妹だったら良いのにな。
ハルヒ、ハルミ姉妹でキョンはどうするのかな?
ハルヒとキョンの家とが7駅相当離れていればあるいは
>>81 鶴屋さん「ハルにゃん、新しい顔だよっ!」
元気百倍!ハルヒマン(ry
と脳内再生された。
>>80 「涼宮ハルヒの軌跡」に比べればw
あれをもしこのスレに全部書き込んだら100レス以上になるから。
21レスはさすがにtxtでうpしたほうが良いんじゃ無いかな
あまりに内容が多いと規制されちゃうよ
>>100 西宮北口から7駅だと梅田とか宝塚で大して離れているわけじゃないじゃん、とマジレス。
ハルにゃんかわいいにゃん
ハルにゃんの可愛さは奇跡
ハルキョンで「罪に濡れたふたり」を
みんなケコーンまでいけないとダメなのかw
きょうだいできゃっきゃといちゃこいてるだけでも萌えるじゃまいか
兄妹かー……
兄キョン+消失ハルヒ(幽霊)+ハルヒ
どっちが消えなくちゃ世界が滅びると古泉に言われて、選択を迫られるキョン。
「決められるか、バカ」
……アレ(´・ω・`)?
ぷにぷにとかつんつんとか、キョンがハルにゃんの
どこを触っているのか激しく気になる俺は末期。
>>108 ケコーンまでいけない→でも将来的にはケコーンするだろう
→ハルヒはキョン以外の奴と、キョンはハルヒ以外の奴とケコーンする
=……私は拒絶するッ!!!!
ハルヒ「実は私たちは血の繋がらない双子の姉弟だったのよ!」
キョン「ほー」(どんな設定だ、もう何でもありだなこいつの能力…)
>>109 「こんなところで何をやっておるのだね寮長殿」
>>111 Wikiの長編はそこで未完になっている。
双子ならハルヒは姉だな。
>>114 キョン「姉さん、ちょっとパンツ借りるぞ」
キョンのあれが立たない
「団長のあたしじゃあ立たない訳?、アンタ、みくるちゃんでないと立たないの?」
キョンのあれがビンビン
「団長のあたしをこういう風に見ていたの?、いやらしいわね、このエロキョン」
>>116 キョンのキョンがビンビンなのはハルヒが
けしからん身体してるのが悪いってことでFA
団長さん、キョンのキョンをかわいがってあげてくださいw
ハルヒのファーストキスってキョンなのか?
中学時代にキスとかしてないのかね
>>120 結論が出ない上に萌えない流れになる悪寒。
いやしかし今のこのスレの糖分濃度を以てすれば……ッ
>>119 キョンのあれを手や口とかで優しくw
「団員であるみくるちゃんや有希に手を出さないように団長のあたし自らがやさしく搾り取ってあげるから感謝しなさいよ、このエロキョン」
なんかさっきからしぐれる代わりに雪が降ったり止んだりしてて天気が落ち着かないんだが……まさかハルにゃんの仕業か!
俺のファーストキスはハルヒ
SOS団でザ・コンビニをやる電波を受信した。
130 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/27(日) 18:53:04 ID:LBmHTVqz
>>130 アニメ雑誌のイラストだろう。
グッズは3月中旬発売のガシャポン、
HGIF5のハルヒだな。
10回回すつもりか、秋葉原のいろんな店のばら売りや自販機、
池袋、横浜のとらのあな、鶴間のマニスポのセット売り、自販機を探すよろし。
ハルヒが野球に行った話あったよな
野球に嵌ったら「今岡!何やってるのよ、今度ダブルプレーなら死刑よ」と
野次飛ばしそうだな
134 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/27(日) 19:23:07 ID:LBmHTVqz
>>130 なるほど。グッズ情報まで丁寧にありがとうございました!
>>133 おおおお!!!!すごい!!!
これです!これです!ありがとうございます!!!
ありがとう神様
この身も心も許しちゃお的な開放感溢れるハルにゃん
つまり新婚旅行中のハルにゃんなわけか
もう俺と変われよキョン
今日は「求婚の日」らしいな。
ということで138なら今日中にキョンはハルヒに求婚。
139 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/27(日) 19:58:17 ID:LBmHTVqz
>>133 実は足の裏フェチでこの画像、足の裏写ってるんで探してました。
もし他にもハルヒキャラの足の裏写ってるのあったらうpしてください(><)
自分でも今探してます
>>120 まぁ常識的に考えればファーストキスだろうな
ってかハルヒzipみんなほしいならうpするけど?
500枚くらい集めていいのだけ厳選して100枚程度にした
結構質には自信があるぜww
upちう
>>143 ようキョン
>>133 俺がいつも見てハァハァしてる画像じゃないか
wktk
147 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/27(日) 20:35:35 ID:rUGU7ANn
人間じゃないのに恋愛感情を持つって設定がおかしいと思う
148 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/27(日) 20:42:41 ID:B5EmktJE
ハルにゃんかわいいにゃん♪
携帯厨の自分が憎い……。
>>149 GJにもほどがあるだろ!
ってことでありがたくいただきました。
コンコンとドアをノックする音。あたしは返事をせずに、無言でドアを開けました。
「ああ、朝比奈さん――」言いかけるキョンくんに対して、あたしは人さし指を立てて唇にあてて制しました。
一瞬、わけがわからないような表情をしたキョンくんも、あたしの肩越しに見える部室内の光景を見て、納得したみたいです。そこには、長机に突っ伏して寝息を立てる涼宮さんの姿があったのですから。
「古泉は?」
「今日は用事があって来れないみたいです。……ううん、〈機関〉は関係無いみたい。プライベートって言ってましたけど」
「長門は?」
「コンピュータ研に行ってます」
「そうですか」
席についたキョンくんにあたしはお茶を出しました。
「無防備に寝てますね。こう無防備だと、イタズラしてやりたくなってきませんか」
「そうね、やってみたいかも」
あたしがそう言うと、キョンくんはちょっと意外そうな顔をしました。
「いつも涼宮さんにはやられっぱなしだもの。ちょっとくらい、やり返したいって思うことくらいあるんだから」
その時、眠ってる涼宮さんが小さく呻きました。
「ん……キョン……」
するとまた涼宮さんはすうすうと深い寝息を立て始めました。
その時、あたしはちょっとしたイタズラをひらめいてしまったのです。あたしはこほんと一回咳払いし、つとめて低い声を出そうとしました。そして寝ている涼宮さんの耳元で囁いたのです。
「ハルヒ……」
ちらと横目で見ると、キョンくんが「何をしてるんですか」とでも言いたげな顔で硬直していました。
「キョン……」
涼宮さんが寝言で返事をしました。あたしは続けました。
「ハルヒ、好きだぜ……」
キョンくんが驚愕した表情で石像のように固まってしまいました。さあキョンくん、涼宮さんの返事を聞くがいいわ。
「ん、あたしも……好き」
その時のあたしはきっと悪女のような笑みを浮かべていたと思います。だって、固まったまま顔だけみるみる赤くなっていくキョンくんが、面白くて仕方なかったんだもの。
「愛してるぜ、ハルヒ……」
「うれしい……あたしも、愛してる……」
あたしは笑いをこらえるのに必死でした。と、そこで涼宮さんはさらに言葉を続けたのです。
「だから……抱いて……」
あたしはキョトンとしてしまいました。
「抱いてよ……いつものように、激しく……」
いつものように? いつものように激しく……!? そ、そんな、まさか既に涼宮さんとキョンくんがそこまで進んでいたなんて!?
(断じて誤解です! 俺はハルヒと一回もそんな行為に及んだことはありません!)キョンくんは唇の動きだけで弁明しました。その時――。
「はっくしょん!」
涼宮さんの大きなくしゃみにあたしたちは飛び上がり、そして涼宮さんがむくっと起き上がったのです。
「お、おはようございます、涼宮さん……」
涼宮さんはまだ寝起きでボーっとしているようでした。これは……あたし……どうしたらいいんでしょう?
「あ、あたし、ちょっとおトイレに行ってきます」
あたしは逃げるように部室を出ました。そしてドアをバタンと閉めたところで、その場にへたりこんでしまいました。部室の中からキョンくんと涼宮さんの会話が聞こえてきたので、あたしは聞き耳を立てていました。
「あんた、あたしの顔にイタズラ書きとかしてない?」
「してねえよ。いっそしてやりたかったと後悔してるがな」
「あそ。ところでキョン、あたし寝てる間になんか寝言言ったりしてなかった?」
あたしはドキッとしました。
「い……いや。別に何も」
「ウソ」
「へ?」
「どうしてそうやって誤魔化すのかしら。絶対に聞いてたくせに」
「お、お前まさか起きてたのか? 起きてて言ってたのか?」
ひ、ひえ〜……。
「だとしたらどうかしら。あんたの返事を聞かせて欲しいところね」
「おいやめろ何する気だ……ちょ、どこ触って……あっ!」
だめです涼宮さん! どこを触ってるのかわかりませんが学校でいかがわしいことはだめです!
「やめろっておい、そろそろ朝比奈さんが戻ってくるし……」
「みくるちゃんなら戻ってこないわよ……戻ってこられるわけがないわ」
あたしは、あたしからは見えないのに、ドア越しに鋭い視線で射抜かれる思いがしました。
その時、いつの間にかあたしを頭上から見下ろす人物が居たことに気が付きました。
「じゃま」
「だめです長門さん……今この部室は入れないの……」
長門さんは不思議そうに首を傾げました。
規制中でPCから書き込めない俺・・・
>>149 GJ
鶴屋さんは歩く身代金
159 :
149:2008/01/27(日) 21:44:39 ID:vxReuzn0
日ごろ良いSS読ませていただいてるお礼です><
PSPのハルヒ画像入れ忘れてた
結構ここでもうpされてるけど(最初にあげたの俺だけどw)
持ってない人いたらそっちもうpするよ
>>149 あれ?うまくダウンロードできないよ……
ハルヒのファーストキス
閉鎖空間のあれじゃなくて本当はもっと前に
部室で自分と寝てるキョンの二人っきりの時に実はこっそり
とかだったら悪くない
落ちついてメール欄にsageだぜ
>>154 みくる涙目、反逆ならずw GJ!!
いきなりですが、短編投下します。
この話には元ネタがありますが、当方の電波受信機が壊れたため、発信元がわかりません。
逆探知可能な方は教えてください。
「キョン、あたしとキスしていいわよ!」
これだけ聞くと、我らが団長様がまた突拍子もないことを思いついたかと想像してしまうのだが今回は違う。俺の愛の告白の後、ハルヒが発した一言目の台詞である。
ハルヒに告白しようと思うようになるまで色々あった。色々とは何かって?そんな事俺に聞いても無駄だ。色々あったとしか答えようがないのだからな。
告白する日を決めてからも告白するシチュエーション、思いを伝える台詞など考えたものだ。谷口にその手の本を借りたりもした。
(さりげなく借りに行ったつもりだったが案の定「とうとうおまえも身を固める決心が付いたか!」と冷やかされたのは秘密だ。)
だが、告白当日そんな俺の付け焼き刃的な作戦はどこかへ吹っ飛んでしまったらしく、意を決した俺は昼休み中屋上の入り口前にハルヒを呼び出し、「ハルヒ…好きだ。」と言うだけで精一杯だった。
そして、しばらくの沈黙。冒頭のハルヒの台詞に戻るわけである。
ハルヒとのキスの後、ハルヒは「じゃ、先に教室に帰ってるわ。」と言い残してさっさと階段を下りてしまった。
一人残された俺だったが、唇に残るハルヒの感触を感じつつしみじみと思ったさ。俺たち、やっと結ばれたんだな、と。
その日、ハルヒが掃除当番で遅れることを知っていた俺は授業が終わるのと同時に文芸部室にダッシュした。3人には報告しておく必要があると考えたためだ。
3人に「俺、今日ハルヒに告白しました。」伝える。
「わあ、おめでとうございます。」ありがとうございます朝比奈さん。
「観察対象の側にあなたがいる時間が増えればその間私はあなたの私生活も覗く事になる。許可を。」出歯亀ではないよな、長門。ん?古泉はコメントなしか?
「先程、小規模な閉鎖空間が2回ほど発生しました。発生した場所がこの近くだったので僕にお鉢が回ってきたのですが、1人で2つの閉鎖空間に対処したため、少々疲労気味です。トイレを理由に2度も授業を抜け出すのは大変です。」
古泉の顔をよく見ると少しやつれているように見える。
ん、先程の閉鎖空間と言うが、授業中のハルヒは珍しく居眠りはしてなかったくらいで特に変化はなかったように思えたのだが。
すまんな古泉、今日からは俺がおまえのバイトの回数を減らしてやるぜ。
そんなことを話しているうちにハルヒが部室にやってきた。そして、いつもと同じ時間が部室内に流れ始める。
「キョン!あたしとあんたっていつからつきあってたのかしら!」
告白した次の週の放課後、俺はもう少しで文芸部室前に着くところで、真っ赤な顔をしたハルヒにネクタイを引っ張られ屋上入り口まで連れてこられた。
「アホの谷口が他の女子にあたしとあんたがつきあってることを言いふらしてたのよ!谷口を捕まえて締め上げたら話の出所はあんただって言うじゃない!」
ああ、すまん、谷口がしつこく聞いてくるのでつい口を滑らせちまってな、すまんハルヒ。
「そこじゃないわよ!問題はあんたとあたしがいつからつきあってることになったかってことよ。」
告白したのが先週だから今日で5日目、そうか、おまえも一週間記念とかやりた…「とぼけるのもいい加減にしなさいよ!わかってないようだから教えてあげるわ。
あたしはまだあんたの告白を受け入れた覚えはないわよ!」でも、あの時俺たちキスしたよな?
「キスしただけでしょ!あたしがあんたにいつ返事をしたって言うのよ!告白の返事は保留よ、保留中!」
突然の出来事に放心状態の俺はどうすることもできず、ハルヒが「団員のみんなへの誤解はもうメールで解いておいたから。」と言って階段を下りていく姿をずっと見つめていた。
予想斜め上どころではない。俺はうぬぼれていたのか、キスって恋人同士がするものではなかったのか?そんなことで頭の中がぐちゃぐちゃだったが、それでも俺は今日も部室へ行った。なんでだろうね。
他の団員の姿も、チェスの駒も朝比奈さんが出してくれたお茶の味も、何かで曇ってよく覚えていない。
それから数週間後の週末。俺たちは今まで通り「不思議探索」という名の町歩きを繰り返していた。
ハルヒや他の団員の俺への態度は今までと全く変わりなく、変わったことと言えば、不思議探索終了後に必ずハルヒが俺の手を引いて不思議探索の延長戦を行うようになったくらいだ。
人の腕を両手でしっかりとつかんで離さないばかりか、俺が食べ終わらずにもっているソフトクリームを「一口よこしなさいよ。」と言って横取りしようとやっきになっているハルヒ。
ハルヒ、これってつきあっているって言わないのか。
「言わないわよっ。」
ハルにゃんかわいいあったかい
>>164 全力で逆探知したが該当無しだったぜ…俺もまだまだだな
>>166 GJ
そうじろうが「まだまだ甘いな」と言った気がしたw
つかハルにゃんさっさとフィルター解除しろよw
人の画像zipで固めて何がGJなんだか
ハルにゃんおやすみにゃん
暖かくして寝なきゃだめだよハルにゃん
寝る前にトイレで歯を食いしばりながらキバるハルヒ
アタシ専用湯たんぽ の腕章を早く彼にあげるんだハルにゃん
>>172 確かに、あのおやじなら…。
電波履歴は音声だけで画像が出てこない俺の脳内。
皆ありがとう。
渡された腕章をシャミに着けるキョン
寝惚けてキョンの耳をはむはむするハルにゃん。
寝る前に歯を磨くハルにゃん
寝る前にセンスを磨くキョン
寝る前に自分を磨くハルにゃん
寝る前に頭を磨くなが(ry
寝る前にハイペリオンを読むキョン
寝る前なのに汗だくになるハルヒとキョン
おやすみハルヒ
今日も一緒に寝よボグォッ
寝る前に汗を拭いてあげるハルヒ
スパイダーマンになるハルにゃん
そしてキャットウーマンのみくる
スパイダーマンのハルにゃんと仮面ライダーのキョン
ハルにゃん、そろそろ俺は寝るにゃん
キョン「キバっていこうぜ」
古泉「イェイイェイイェイ」
>>193 蜘蛛の糸でキョンを拘束して一体どうする気なのかね
ハルヒのパジャマをくんかくんかするキョン
キョンのパンツをくんかくんかするハルヒ
当然最後には正義のヒーローが勝つのですよw
悪のスパイダーマンハルにゃんは可愛いぬこハルにゃんに変えられてしまいましたとさ。
「ハルハル〜、」
ハルヒが寝れないから少し静かにしてくれ
久々に原作読み直したんだけど、原作のハルヒはほんとデレないな。
ここのSSの読みすぎでなんか違和感あるわ。
こりゃ重症だな。
ここのSSは未来を先取りしたSSなのさ。
原作はまだツン期(たまーにほのかなデレ)。
ツンデレなんて言葉があるが、
ハルキョンの場合は陰デレですから。
決して本心を表に出そうとしない
キョンは素直クールだしな
眠るハルにゃんに子守歌にとコンバトラーVを歌ってあげるキョン
もうすぐ2月でバレンタインも近いし、ハルにゃんはやっぱりキョンにチョコあげるかな?
>>212 さてはお主、原作未読者だな?
チョコは上げるよ。ただ凄い回りくどい上げ方だがねw
しかし消失以降のハルにゃんは良い子過ぎて刺激が足りん
溜息くらいのハッスルっぷりが懐かしい…
夜になるとキョンとハッスルするハルヒ。
ハッスルしすぎて最近は二人揃って授業中に居眠り。
夜なべして二人でプチプチ潰しやってたんだな
その空間は、どちらが前後上下左右とも付かない、不可解な場所であった。そう、喩えて言うならば、放送時間終了後テレビの砂嵐画像の中にでも放り込まれたかのような、とでも表現すべき世界の中で、二人の少女らしき影が対峙していた。
「あーあ、やっぱりあなたに見つかっちゃったかあ。流石は長門さんね」
「……朝倉涼子。なぜここに?」
朝倉涼子は、両手を長門有希に向けてひらひらと振り、
「うん。今ここであなたと争うつもりは無いわ。どのみち、わたしには自動的な情報結合解除指定が遅延設定されてるから、そう長くは居られないの。ここに来たのだって、上から後始末を頼まれただけ」
と、間合いを詰めようとする長門有希を制する。
「涼宮ハルヒへの干渉は危険。リスクが高過ぎる」
「ええ。解ってるわ。でも、まだわたしたちの中にも、あきらめが悪い連中がいて、そいつらが勝手になんか始めちゃったの。わたしはそれを止めに来たつもりだったけど、ほとんど無駄足だったかもね」
腕を後ろに組んで、朝倉涼子は長門有希の方にくるりと背を向けた。
「心配しないで。今回の件で発生した情報デブリは、ちゃんとわたしが完全消去しておいたから、涼宮さんには何の影響も残らないはずよ」
長門有希は、その闇色の瞳を相手に固定したまま、はっきりとした口調で告げる。
「そういう意味ではない」
「えっ?じゃあ、どういうことかしら?」
「『あなた』がここに来たこと、それ自体が問題」
朝倉涼子は、再度長門有希のほうに向き直る。僅かに困ったような表情。
「気にし過ぎじゃあないかしら?わたし自身は、彼女の意識下の閾域レベルを超えるような部分には、一切踏み込んでないもの」
「人間の無意識というものを過小評価すべきではない」
朝倉涼子は、ふうっ、と溜息をついて、長門有希に笑いかける。
「大丈夫だと思うけどな。まあ、いざとなれば、長門さん、あなたに任せるわ」
「彼女に対しての直の情報操作は現在封印中」
「へえ、知らなかったわ」
「…………」
無言で答える長門有希に対し、朝倉涼子は少しいたずらっぽく尋ねた。
「この前のこと、気にしてるの?それか、ひょっとして、涼宮さんに情が移っちゃったのかしらね」
くすくす笑いながら朝倉涼子は続ける。
「ただの観測対象に、それはないか。そもそも、涼宮さんは『彼』との恋敵みたいなもんだしね」
「そうではない」
「あはは。照れ隠しなんかしても無駄」
長門有希は、自信に満ちた口調で、はっきりと答える。
「涼宮ハルヒは、わたしのことを『大切な仲間』だと認識している。その思いは、わたしも同様」
朝倉涼子は、一瞬目を丸くした。直後、その表情が僅かに緩む。
「――まあ、いいんじゃない。そういうの悪くないと思うな、わたしも」
何も言わない長門有希に対して、朝倉涼子は韜晦するように小さく呟く。
「正直、羨ましいわね、涼宮さんが」
しばらくして朝倉涼子の身体が発光し始めた。やがて周囲の空間にじわじわと溶け込むように、その姿が薄れていく。
「そろそろタイムリミットかあ。ま、もう一度あなたと話が出来て、わたしは嬉しかったから。……じゃあね」
淡い光と共に、朝倉涼子は、その存在を完全に消失させた。
長門有希は、しばらく立ったままで、朝倉涼子が立っていた辺りを見ていた。
空間が揺らぎ、一瞬消滅した。
再度現れたダークゾーンには、もう誰の姿も無かった。色彩も音も無い世界。
そこにあるのは『怒り』でも『不満』でもなかった。全てのエネルギーと安定を失った世界は、やがて、何かに吸い込まれるかのようにその大きさを縮めると、跡形も無く消し飛んでしまった。
「おい、ハルヒ。いい加減にしてくれ。ちっとは俺の都合だとか、そういうのも考えてみたことあんのか?」
「なによ、たかが雑用の下っ端団員が、団長のこのあたしに文句があるっていうわけ?」
「――もう知らん。お前の好きにしろ。だが正直俺は我慢の限界だ。こんな部活でも同好会でもないモノ辞めてやる」
「あっそ。勝手にすれば。あんたの顔なんかもう二度と見たくも無いわ。世界の果てにでも、どこにでも行っちゃえばいいのよ。ふんだ」
キョンはあたしの方も見ずに鞄を手に出て行ってしまった。
ドアの閉まる音を聞いて、あたしは正気に戻った。またやってしまった。いつもの口ゲンカ。原因は些細なことだった。でも、売り言葉に買い言葉というか、つい、あたしはキョンに対して酷いことを言ってしまった。
みくるちゃんも、有希も、古泉くんも、みんな黙ってあたしの方を見ていた。
やっぱ、あたしが悪かったよね。
キョンに謝らないと。
あたしは立ち上がると、キョンを追って外に出ようとした。
でも。
ドアノブが掴めない。おかしい。
急がないとキョンが遠くにいってしまう気がした。
焦る。
でもだめだった。目が回る。足元がふらつく。
「…………」
言葉も出てこない。どうしちゃったの、あたし?
だんだんと視界がぼやけていき、やがてあたしは、真っ暗闇に堕ちていくような気がして――。
そこは、布団の中だった。
え、夢?
あたしの右手は、ドアノブを掴もうとしたかのように、何も無い空間に伸びていた。
夢、か。
なによ、あいつ。夢にまで出てきてあたしとケンカすることないじゃないのよ。
そりゃ、昨日の放課後だって、ケンカ、とまではいかないけど、ちょっと険悪な雰囲気になっちゃったし。
大体、キョンってば、みくるちゃんのことは全肯定で褒めちぎってるし、有希に対しても細かい気遣いとか柄にも無くフェミニストぶりを見せてるぐらいなのに、どうしてあたしに対しては歯向かってばっかりで、受け答えも面倒くさそうにしたりするんだろう?
あたし自身、あんまりそういうのは気にしない方だと思ってたんだけど、ここまで待遇が違うのも、何か引っかかりを感じてしまうのよね。
もうちょっとでいいから、あたしに話を合わせてくれたりとか、そういうのってないのかしら。
なんだろう――ひょっとしてあたし、キョンに優しくして欲しいのかな?
現実でも、夢の中でまでも、苦虫を噛み潰したようなキョン。その表情がふと目に浮かぶ。
あいつも、普段はパッとしないけど、笑えば、ちょっとはマシな方だと思う。たまーにだけど、優しそうな目をしてることもあったし、そういう時はあたしだってちょっと驚いたりもする。
あたしがいけないのかな?
あたしが、もうちょっとでもキョンのことをマトモに扱ってれば、あいつもあたしのことを――、
って、なに考えているのよ、あたしは。
ちょっとパニクった後、自己嫌悪と憂鬱に苛まれる。
ゆっくりと体を起こす。ふと目覚まし時計に目がいく。午前四時にはまだなっていなかった。全く、中途半端な時間に目を覚ましてしまったわね。
深い溜息をついて、あたしは、また布団に潜り込んだ。流石にこの時間に起きるわけにもいかないだろう。
寝直せば、もうちょっとマシな夢が見られるかもしれない。そうよ、いくら夢とはいえ、キョンとケンカしてそのままなんてのも、なんだかバツが悪いじゃない。
でも。
なんで、あたしはあいつのことで、こんなに悩まないといけないのだろう?
キョンのことなんかどうでもいいはずだったのに。ずっとそう思ってきたのに。最近は何かとあいつのことが頭に浮かんでくる。一体どういうことよ?
ああ、もう、わかんない!
考えるのを止めようとして、それでもキョンのことをつい思い浮かべてしまって、そうこうしているうちに、あたしはまた、眠りに落ちていった。
なにこれ?
先程の夢から一転、あたしの目の前にいるキョンは、始終微笑みを浮かべていた。
「うん?どうした、ハルヒ」
それに、やたらとあたしのことを気遣ってくれている。パシリだろうが荷物持ちだろうが、嬉々としながら、あたしの命令を一つ一つこなしていくその様は、ある意味、不気味だった。
「キョン、あんた、本物?誰かが化けてるんじゃないの?」
「何を言い出すんだ?俺は俺じゃないか」
なにを訊いても笑みを崩さない。古泉くんが化けているとでも考えるのが一番ぴったりだったけど、あたしの目の前にはキョンと一緒にニコニコしている古泉くんもいる。みくるちゃんも有希も、キョンの様子を不思議ともなんとも思っていない様子だ。
「なあ、ハルヒ」
キョンが改まって、あたしに話しかけてきた。
「な、なによ?」
一体何のつもりだろう?
「今まで、その、すまなかった」
「はぁ?」
「俺は、お前のいうことに逆らってばっかりだったし、不思議探索でも役に立たなかったし、結局宇宙人も未来人も超能力者も見つけることが出来なかった。申し訳ないと思っている」
こいつ、なにを言い出すのだろう?
「でも、ハルヒ。俺はお前に散々振り回されてきたが、退屈はしなかったぜ」
いつの間にかキョンの顔からは、さっきの微笑は消失してしまい、見たことも無いぐらい真面目な表情に変わっていた。
「破天荒なお前の暴走っぷりには、呆れることが多かったのも事実だが。感心させられることも結構あった。実は、心の底ではハルヒのことを、俺は羨ましがってたのかもしれないって気がする」
あたしのことを褒めてるんだか貶してるんだか。どっちなのよ?
「――だから、お前の作ったSOS団のみんなと一緒に今までやってきて、俺は正直とても楽しかった。心のそこからそう思っている。だから……ちょっと残念だ」
えっ?
「残念って、なによ?」
しばらくの沈黙。
やがてキョンは何かを決心したかのようにこう続けた。
「実は、俺が北高に来るのは、今日が最後なんだ。急に、親の転勤が決まってな。その……転校することになっちまった」
「…………」
何だろう?隣ではみくるちゃんが目に涙を浮かべてる。古泉くんも、有希も、呆然とキョンの方を見ている。あたしは……、キョンが一体何のことを言っているのか理解できなかった。
「だから、お前に、はっきり言っておこうと思う。ハルヒ、今までありがとう。世話になってばっかりだったな」
キョンがどんどんぼやけていってはっきり見えない。嫌だ。どうして?
「みんな、これからもハルヒのこと、よろしくな。それから最後に……ハルヒ。SOS団を頼んだぞ」
ちょっとバカ、なに言い出すのよ。あんた、ふざけるのもいい加減にしなさいよ、キョン。
そんな、あたし、さっきは「世界の果てにでも、どこにでも行っちゃえ」なんて言っちゃったかもしれないけど、真に受けることないじゃないのよ。
キョン。ねえ、キョン?
キョンの姿はどんどんぐしゃぐしゃになっていき、やがてあたしの周りの世界は真っ白になり――。
やはり、そこは布団の中だった。
さっきと同じく、中空に向かって伸びたあたしのマヌケな右手。
急いで起き上がる。
頬に何かが零れるのを感じて、あたしはさらに動揺した。
何なの一体?
そのまま布団に顔を伏せる。
ありえない。
キョンが、転校?
頭の中が真っ白になる。
何も考えられない。
息が、苦しい。
心臓がバクバクいってる。
何分ぐらい、布団の上でエビ状態になっていたのだろう?
辺りの明るさに、あたしは目覚まし時計の方を見た。が、そこには何も無い。
ふと床に転がっているものに気が付く。ひっくり返ったその弾みで電池の蓋が外れて中身が飛び出したのか、バラバラ殺人事件状態の目覚まし時計の針は、アラーム時刻より遥か前で止まっていた。
焦って携帯電話の画面を確認する。
デジタルの数字は、あたしの事情なんかお構いなしに、現在の時刻を正確かつ冷酷に表示していた。
ヤバイ。寝坊した。
いつもならもう朝ご飯を食べ終えようかという時間だった。瞬間、頭の中でいつものタイムテーブルをおさらいしてみたけど、ギリギリ間に合うか、合わないか、微妙なラインだった。
身体は悲鳴をあげていたが、それどころではない。慌てて身支度を開始する。
洗面台では、酷いとしか言いようの無い自分の顔と対面させられることになった。案の定というか、そこで結構なロスタイムがあったために、あたしは結局、朝ご飯を断念することになった。
母さんに謝りながら、あたしは玄関から飛び出していった。
今なら――まだ、急げば遅刻は免れそうだ。相当走らされることにはなりそうだけど。
いつもと違う、朝の風景。
天気は快晴だった。こんなとき、雨なんかでも降ってたら、目も当てられない。さっさと遅刻することを選んだことだろう。
いや、むしろその方が良かったのかもしれない。そっちだとかえって諦めもつくじゃないの。
いつもなら、この時期の身体を刺すような空気は、あたしは嫌いではなかった。頭がシャキッとする寒さというか、気持ちまで引き締めてくれる感じは悪くはない。
でも、今日のあたしにはちょっとばかり荷が重かった。冷たい空気を急に送り込まれた肺が刺激され、咳き込みそうになるのを何度と無く堪える。精神的にも、身体的にもダメージを受けながらも、何とかあたしは走り続ける。
途中、いつもはさっさと渡ってる道路が変に交通量が多かったりとかして、ちょっと焦ったりもしたけど、何とかここまでこの時間に来れば、というところまでたどり着いたあたしは、乱れた息を整えようとして深呼吸した。
もう、走らなくても大丈夫。ちょっと早足ぐらいで歩いていけば充分間に合う。
先程まで酷使してきた身体のギアをシフトダウンする。それと同時に、張り詰めていた気持ちも少しだけ緩んだ気がする。
心身の余裕を回復させたせいか、今朝の寝覚めの取り乱し具合を思い出して、思わず苦笑してしまう。
バカみたい。
キョンの奴が急に転校するだなんて。
いくらなんでも昨日の今日よ。そんなに急な話なんて、あったりするわけが……、
いや、実はあったじゃない。
朝倉涼子は、周りに何も知らせずに、いきなりあたしたちの前から消えてしまった。
愕然としながらも、あたしはかろうじて立ち止まることなく、早足を続けた。
キョン。
今日もあんたは、いつも通りのキョンだよね。
急に優しくなったりとか、変にあたしのこと気遣ったりとか――しないわよね。
半ば祈るような思いで校門から下駄箱に向かう。予鈴の音が鳴り響く。
あたしが教室に滑り込んで席にたどり着いたのとほぼ同時に、担任の岡部がいつものように姿を見せた。岡部がキョンのことについてなにか言い出すんじゃないか?と警戒していたんだけど、そんな様子は全然無かったのであたしは何だか拍子抜けした。
ホームルーム終了後、早速キョンがあたしに話しかけてくる。
「よお、今朝はちょっと遅かったな。何かあったのか?」
普段はあたしが何か話しかけても面倒くさそうにしてるのに、今日に限ってキョンからなんて……まさかね。
「――別に。ちょっと寝坊しただけよ」
浮かび上がる疑念を必死で振り払うと、あたしはいつものように無愛想に答えた。
寝坊した理由を――夢のことを――キョンに話すことなんて出来るはずない。
「そうかい。ま、たまにはそういうこともあるかもしれんな。俺も実は今日はいつもより早く来ちまってな」
「なによそれ、自慢してるつもり?」
もう少し様子見ね。しばらくは不機嫌モードで応対しよう。
「いいや。でもまあ、いつもと同じ通学路でも、ちょっと時間が違うだけで感じが違うもんだとか思ってな。なんか、こう、調子が狂うっていうか、なあ、ハルヒ。お前もそういうことって無いか?」
なに、この雰囲気は。あたしはキョンの態度がいつも通りだという確信を持てずに、どうでも良さそうな話を続けた。
「まあね。道路を渡るときとか、普段と交通量が微妙に変わってたりとかね。あっ、そういえば道交法って、確か歩行者優先とかじゃなかったかしら。なのに、あたしが渡ろうとしてんのに全然譲る気配を見せない車共って一体何なわけ、あれ?正直ムカつくわ!」
あたしの言葉を受けてキョンは、少し真面目そうな顔になったかと思うと、
「だからって、横断歩道も無いところで、強引に車道に出て事故にあったりしたら元も子もないだろ。あんまり心配掛けんなよ」
と、あたしに向かって、普段見せない優しそうな表情を浮かべた。
何なの、この反応。
あたしは少し固まってしまった。その間もキョンはあたしに向けて、その妙に柔らかな視線を送り続けている。あたしは、思わず目をそらしてから、
「ふんだ。あたしは、あんたみたいなマヌケじゃないの」
と、わざと意地悪さを強調して答えてみせた。
ちらっとキョンを覗き見る。先程と同じ視線があたしを捕らえている。
なによ、もう。
あたしは、耐えられなくなってしまい、机に突っ伏した。そして、
「ああ、それにしてもお腹すいた。朝ご飯食べてこなかったのは失敗だったわ。ねえ、キョン。あんたの弁当、ちょっとでいいからよこしなさいよ」
と、あえて神経を逆なでするような調子で、無茶を言ってみる。まあ、お腹がペコペコなのは事実だったし。
だけど、キョンの返事はあたしの期待を裏切るようなものだった。
キョンは何もかもお見通しだ、とでも言いそうな調子で、
「弁当は無いんだがな。ホラよ、コロッケパンでいいな。クレームは受け付けん」
というと、鞄からコロッケパンを取り出して、あたしの前に差し出したかと思うと、ニッコリと笑いかけてきた。
「キョン……」
一体どういうことなの?普段のキョンだったら、「お前に食わせるようなモノを俺が持っているとでも思ってるのか」とか言ってそっけなくあしらわれるものだとばかり思っていたのに。
まさか、UFOのアブダクションによって頭に妙なチップを埋め込まれてしまった挙句に、どこからか宇宙人にでも操られているとでもいうのだろうか。
はたまた、ここにいるのは、実は某社によって製造された、キョンそっくりのロボットであって、本物のキョンは何者かの陰謀でどこかに拉致監禁されている、なんてことはないかしら?
と、普段のあたしだったら、そのぐらい違和感を感じてしまうキョンの態度だった。
でも、そのときあたしは、今朝の夢を思い出していた。妙に優しいキョンのことを。
「どうしたの?あんた……」
あたしが睨み付けても、平然とした様子は変わらなかった。まるで古泉くんからレクチャーでも受けたかのような微笑みを浮かべたまま、
「なんだ、いらないのか?それとも一個だけじゃ足りないか?」
と、さらに気遣うような感じで言葉を続けてくる。どう考えても変だ。やっぱりいつものキョンじゃない。
だけど、あたしはその場ではそれ以上追及できなかった。
このままだとあたしのお腹が恥ずかしい悲鳴をあげてしまいそうな様子だったのと、不自然さはあるものの、ここまであからさまにキョンからストレートな好意を受け取ることは初めてのことだったので、なんだか妙に照れくさくなってしまったから。
「ん、……あ、ありがと」
声がひっくり返りそうになったものの、あたしは何とか取り繕いつつもパンを受け取ると、キョンの視線を避けるようにそっぽを向いた。
キョンからもらったコロッケパンは、何故だか妙に美味しいような気がして、あたしは食べ終えてしまうのを惜しむように、ゆっくりと一口々々味わっていた。
なんというか、やっぱり今日のキョンはおかしかった。
ずっとニヤニヤ笑ってる。あたしがなにを言っても、軽く受け流すかと思えば、時折気遣う様子も見せる。
喉が渇いた、って、あたしが言ったときにも、
「しょうがないな。それじゃあ、ジュースでも買ってきてやるか」
と、別に頼んだわけでもないのに嬉々として自販機の元へ向かって出て行った。
「お茶系やコーヒーとかよりこっちの方がいいんだろ?」
と、手渡されたのは、あたしがいつも飲んでいる果汁百パーセントのフルーツジュースだった。
普段ならあたしが命令しても、面倒くさそうに適当なのをしぶしぶ買ってくるだけなんだけど。『俺の奢りなんだから文句言うな』とか言っちゃってね。
今日に限って何でこんなに気が利くんだろう。
まるで今朝の夢そのものじゃない。このキョンの様子は。
しかも、あたしに対してだけではなく、クラスのみんなにまで笑いながら話しかけている。みんなも最初は意外そうだったけど、今はすっかり自然な調子で人の輪を作っている。
こうやって眺めてると、キョンがクラス一の人気者であるかのように思えてくるから不思議だ。だけど、これって、まるであの朝倉が以前とっていたのと同じような態度と雰囲気じゃないの。
まさか、やっぱり――いや、でも。
気が付くと、あたしは何度もシャーペンの先でキョンの背中を突っついていた。
「どうした、ハルヒ。何か俺に用事でもあるのか?」
キョンは嫌がりもせず、むしろあたしのことを心配するかのように声を掛けてくる。
「なんでもない」
あたしは適当にごまかして、ひたすら窓の外をぼんやり眺めている振りをし続けた。
今のあたしは、妙に臆病だった。
放課後になった。
今日は、あたしは掃除当番だった。面倒くさいけど、なにか身体を動かしていれば、余計なことを考えずに済むかもしれない。
そんな思惑を裏切るかのように、キョンの奴が声を掛けてきた。
「なあ、ハルヒ。お前、確か今日掃除当番だったっけ。なんだったら、俺が代わってやってもいいんだが……」
「え、でも、キョン、あんた昨日も掃除当番だったじゃないの」
普段なら無理矢理にでもキョンに押し付けて、さっさと部室に向かうところだったんだけど、今はちょっとそんな気分にはなれなかった。
キョンはあたしのそんな気持ちもお構いなしに、
「そんなこといちいち気にすんなって。掃除当番なんて面倒事は雑用の俺にでも任せておけば良いのさ」
と、言ってのける。
あたしはしばらくキョンを睨んでいたけど、その優しそうな目を見てしまうと、結局なにも言えなかった。
「解ったわ。じゃ、あとはよろしくね」
あたしは鞄を手に取り、慌てて教室の出入り口に向かう。
「キョン。――さっさと終わらせて、早く来なさいよ」
と、平静を取り繕って告げる。
キョンは台詞は、あたしが驚くようなことだった。
「おう。みんなによろしくな」
「!」
思わず声を上げてしまいそうになった。何とか堪えたけど、振り返ることも出来ず、あたしはそのまま走り出していた。
なによ、よろしくって。
そうよ、『掃除で遅くなる』ことをみんなによろしく、って意味じゃない。意識過剰すぎるわね、あたしって。
部室であたしを迎えてくれたのはいつもの面子だった。みくるちゃんのメイド姿は相変わらずの可愛さだし、有希が本の虫と化しているのも、古泉くんがスマイルで挨拶してくるのも、今まで通りだった。
「あのぅ、涼宮さん、キョンくんとは一緒じゃなかったんですか?」
みくるちゃんに訊かれて思い出す。そうだ、キョンに掃除当番交代してもらったことを伝えなきゃ。
「ああ、キョンならあたしの代わりに今日も掃除当番だから」
「おや、二日連続で、ですか?彼は面倒なことを自分から進んで引き受けるタイプではないと思っていたのですが……。なるほど、涼宮さんの代わり、なのですね」
古泉くんは少しだけ何かを考えて、一人で納得していたみたい。
「…………」
いつの間にか、有希があたしの方を眺めていた。あたしがそれに気付くと、すぐまた本に視線を戻してしまったけど。
ひょっとしたら、みんなはキョンのことをなにか知っているのだろうか?とも思ってたんだけど、そんな気配は少しも感じられない。
あたしには隠しているのだろうか。まさか、そんなことはないわね。
でも。
悶々としながら、あたしは団長席に腰を下ろして、パソコンの電源を入れる。みくるちゃんがお茶を淹れてくれたけど、それどころじゃなかっったので、手を付けずにいた。ごめんね、みくるちゃん。
ノックの音がした。
みくるちゃんの返事と共に、キョンが現れた。
「ちわーっす。あれ、やっぱ俺が最後でしたか」
ニヤニヤ笑顔でキョンが皆に愛想を振りまく。あたしはパソコンのディスプレイに被りつく振りをしてキョンの方を見ないようにしていた。
みくるちゃんは、いつものように、お茶を淹れるのに夢中みたいだったけど、有希も、古泉くんも、キョンの態度にはおかしなものを感じたのだろうか、それらしいやり取りの様子があったけど、あたしは聞こえてない振りをしてた。
「思ったより、早かったわね」
なにも言わないのもちょっとわざとらしいかしら、と思い、あたしはキョンにさり気なく声を掛けようとしたつもりだった。が、やっぱり、妙にぎこちなくなってしまった。
「まあ、今日はなんとなくな」
キョンの返事に被せるように、あたしの座っている椅子が悲鳴をあげた。自分でもビックリした。もう、何であたしがこんなに緊張しなくちゃいけないわけ?
いつものようにみくるちゃんがキョンにお茶を給仕する。また、毎回同じようなやり取りを交わしているのだろう。油断していたあたしは、キョンのセリフの前後を聞き逃してしまった。
え?なによ?『地球の反対側』って。
まさか、キョンの奴、そんな遠いところに行ってしまうの?
気が付くと、あたしの手は掴んでいたはずのマウスを取り落としていた。
床に落ちて派手な音を立てたマウスは、古泉くんの足元の方まで転がってしまったらしい。
マウスを拾い上げた古泉くんは、それをあたしの方に差し出したんだけど
「どうぞ。あの――涼宮さん、どうかなさいましたか?」
と、少し心配そうに声を掛けてきた。
「えっ、あ、ありがとう。古泉くん」
あたしはマウスを受け取ったつもりだったけど、何故だか古泉くんはそれを離そうとせずに、あたしの方を見つめ続けている。
やだ、あたし、うっかり何か変なことしちゃったかしら?
何も言えずにあたしも古泉くんのことを見ていた。時間だけが流れていく。
その気まずい雰囲気を破ったのは、キョンだった。キョンに話し掛けられた古泉くんがマウスから手を離してくれたので、あたしもそれを受け取ると机に置いた。
あたしは、窓の方に向かって外を眺めることにした。
キョンたちの話をなるべく聞いてしまわないように努力したけど、目を閉じるのと同じように、耳からの情報を遮断することは出来なかった。
キョンは古泉くんに対してもいつものような邪険な態度を取るどころか、労いの言葉を掛けているようだった。らしくないじゃないの。
まさかの規制?
かと思えば、キョンは有希にちょっかいを出し始めた。有希も相変わらずの様子だったけど、何だか少しだけいい雰囲気っていうのかしら、そんな感じがキョンから伝わってきた。
どうやら有希は、キョンに何か自分の本をあげたらしい。って、キョン。その『大切にする』ってのはなによ?やっぱり、あんた『地球の反対側』にほんとに行っちゃうの?
もう、わけわかんない。
今すぐにでもここから逃げ出したいぐらいだった。
そんなあたしの気持ちを無視するかのように、改まった口調でキョンがあたしに話しかけてきた。
「えーと、ハルヒ。ちょっといいか?」
「…………」
――ど、どうしよう?
「ハルヒ?」
キョンが怪訝そうに訊いてくる。
あたしは覚悟を決めるしかなかった。
「……聞こえてるわ。なに?」
精一杯、虚勢を張りつつ答える。
コホン、と咳払いをして、キョンは語り始めた。
「今までお前は、無茶なことばかりしてきたし、それに振り回されて疲れるのはもっぱら俺だったわけで、まあ、それが嫌だったかというとそういうわけでもなくて、なんだかんだで色々楽しかったと思う」
妙にまじめな調子のキョンに、あたしは振り向くことも出来ずに化石みたいに固まっていた。
「もちろん、お前だけじゃなくて、朝比奈さんや長門、ついでに古泉も含めてみんなにはお礼の言葉いくらを贈っても足りないぐらいだと思ってる。無論、これだけの面子を集めることが出来たのも、団長であるハルヒの手腕に依るところ大であって、その……」
やっぱり……。まるでお別れの挨拶でもしてるみたいじゃないの。冗談――なわけないわよね。キョンの声も震えているようだし、ってことは……、
「なんだ、まあ、要するに、俺がハルヒに言いたいのは『ありがとう』ってことだ。もうお前も気付いてるとは思うが、実は……」
思わずあたしは立ち上がっていた。
全ては決定的だった。もう逃れようの無い運命。
キョンが、
キョンがどこかに行ってしまう。
嫌。
そんなのは嫌。
キョンの口が、その言葉を紡ぐ前に、
「……聞きたくない」
あたしは呟いた。
耐えられない。もうこれ以上。
このままだと、あたしはどうしようもなく壊れてしまいそうだった。
「――帰る」
そう言って、あたしはふらりとドアの方に向かった。
「おい、ハルヒ。待てよ」
慌てた様子のキョンに向かってあたしはつい
「来ないで!」
と、大声で叫んでしまった。
多分、泣きそうな顔になってたと思う。
呆然とするキョンを背にしてあたしは部室棟から逃げ出した。
紫炎
こんな朝早くからご苦労様ですwwww
帰る、って言って飛び出してきたのに、あたしは何故か自分の教室に戻っていた。
自分の席に座って、目の前のキョンの座席をボーっと眺める。
キョンがいなくなる。
何でこんなにショックなんだろう。あたしは、キョンのことなんて、別に、――好きだ――とか、そんなつもりは、なかったはずだ……多分。
そりゃ、ちょっとは気になってたりするかもしれないけど、実際のところ、どうなんだろう。正直、そんなこと考えてみようともしなかったから。
でも、この気持ちは何なの?まるで心に穴が開いてしまったような、この喪失感は、一体なに?
わかんない。今のあたしには、解らないことだらけだ。
一人になって、ちょっとは冷静になったのだと思う。あたしは、キョンが今日一日どんな気持ちだったのかを改めて考えてみた。
今までSOS団のみんなと色々やって、あたしは実際楽しかったし、みんなもそう思っているはずだ。それには自信がある。もちろん……キョンだって、きっとそうに違いない。
キョンが、初めて自分の転校のことを知ったとき、どう思ったんだろう。
あまりにも急過ぎる。あたしだって、さっきみたいに取り乱してしまったぐらいなんだし。本人なら、もっともっと悩んだり、怒ったり……。
でも、キョンは、何もかも受け入れていたんだ。そして、今日という日を、ずっと笑顔で過ごしてくれた。それも、きっとみんなとのいい思い出を作るため。
なのに、あたしは……。
最後の最後で、肝心なところで、キョンに悲しい思いをさせてしまったんじゃないの。
窓の外からの夕日の赤が、いつの間にか教室内を満たしていた。黄昏に染まる風景を見ながら、あたしも、キョンのことを受け入れなくちゃだめじゃない、だとか、必死で自分自身に言い聞かせようとしていた。
教室に誰か入ってきた。
きっとキョンだ。見なくてもあたしにはそれが解った。キョンは、ゆっくりとあたしに近付いてくる。
「ハルヒ」
あたしのことを気遣うような声。
でもあたしは、キョンの顔を見られないでいた。そんな自分自身への歯がゆさのあまりに、あたしはついうっかり、いつもの調子で邪険に答えてしまった。
「なによ?」
ああ、そんなつもりじゃないのに。あたしのバカバカ。
でも、キョンはそんなことを気にするようでもなく、淡々と続けた。
「鞄、忘れてたぞ」
「あっ――!」
マヌケな声を上げてしまった。そっか、あたし、帰るって出てきたんだっけ。
キョンはちょっと困ったような表情だったけど、やっぱり微笑みながら、あたしの方に鞄を差し出していた。
鞄を受け取るとき、つい余計な力が入ってしまったため、ひったくるような感じになってしまう。
苦笑する様子のキョン。
そうよね、最後くらい、ちゃんと笑ってなきゃね。
無理矢理に笑顔を作って見せる。キョンとのお別れのことをしっかり受け止めないと――ちゃんと、本人の口から、何もかも聞かなくちゃ。
せっかくこしらえた微笑が崩れてしまうのは、自分では止めようがなかったけど、あたしは思い切って、キョンに尋ねた。
「キョン……あんた、やっぱり転校しちゃうの?」
あたしの言葉を聞いたキョンは、一体何のことだか解らない、といった様子で首を傾げた。
「だって、あんた、さっき……」
え、なに、ちょっと。話が通じてないみたい、これって……。
「何を勘違いしたがしたかは知らんが、俺はどこにも転校なんかしたりしないぞ」
平然と、キョンは言ってのけた。
って、なにそれ?
「ほんと?」
声が裏返ってしまった。
キョンは、半分呆れたように、
「嘘ついてどうする?」
と、逆に訊き返してきた。
「でも……」
わけも解らず、あたしは俯いたまま混乱していた。
キョンはあたしのことをじっと眺め続けていたみたいだったけど、
「なあ、もうそろそろ下校時間だし……俺たちも帰った方が良くないか?」
といって、あたしの手を引いて教室を出ようとした。あたしは返事することも出来ず、ただキョンに引っ張られるままに付いて行き、下駄箱でキョンが取り出してくれた靴に履き替え、いつの間にか校門を出ていた。
繋がれたキョンの手は、妙に暖かな気がして、あたしは自分の鼓動が速度を上げるのを自覚していた。
帰り道、キョンと二人で並んで歩く。
キョンは、しばらくの間、ずっと黙っていた。これでも気を利かせているつもりなのかしら。かえって気まずいじゃないの。
仕方が無いので、あたしの方から話を切り出した。
「今日のあんたって、様子が変だったじゃない。ずっとニヤニヤしてるし、妙に気前もいいし」
キョンは何も言わずにあたしの話を聞いてくれた。
「ただ、なにか企んでるような感じには見えなかったのよね。それに……まるで慌てて思い出作りでもしてるような雰囲気で、だから、あたしはてっきり」
ほんと、大した想像力よね、あたしって。
キョンも、同じようなことを考えたのだろうか、やれやれとか言いたそうな感じだった。それにしても急過ぎるだろ、とか言うキョンに対して、
「あの朝倉だって、なにも言わずにいきなり転校しちゃったじゃないの。しかもカナダとか」
と、あたしがいうと、キョンもなにやら納得した様子だった。そもそも、あたしがキョンのことを誤解したのも、朝倉の一件があったからなんだからね。
「掃除当番だってあんたみたいな面倒くさがりが二日連続、しかもあたしの代わりを立候補だなんて、どう考えてもおかしいじゃないのよ。しかも『みんなによろしく』だとか」
キョンは、何か言いたそうな様子だったけど、それがなにか解っていたあたしは先回りするように続ける。きっと、掃除で遅れるとか、そういうことだろう。
「ああ、うん、そういう意味だってのは解ってたわよ。でも、その言葉自体、ちょっとビックリするじゃないの」
あたしの言葉に、キョンはちょっと申し訳なさそうな感じになった。
「部室でも、みくるちゃんと話しているときに『地球の反対側から』とか言ってるし、いつもと違って古泉くんを邪険にあしらってる感じもないし、有希から本を貰って『大切にする』とか言い出すし」
冷静になって考えれば、どれもそう大したことでもない気もする。でもその時点のあたしはそれどころじゃ無かったのよね。
「いつ『実は、転校することになった』って打ち明けられるんだろう、そればかりを考えてて、でも、それを聞いてしまうのが怖くなって、一人で狼狽えてた……。そしたら、とうとうキョンが、まるでお別れの挨拶みたいなこと始めるじゃない。それで……」
なんてことはない。あたしが勝手に一人で勝手なストーリーをこしらえて、自分でドツボに嵌っていただけだったんじゃない。
そのことに改めて気が付いたあたしは、深く嘆息すると自分自身を嘲笑うかのように呟いた。
「何だかバカみたいじゃない、あたし。一人で変に勘ぐって、勝手に誤解して。ただのマヌケだわ」
キョンは、からかったりもしなければ、相槌を打つわけでもなく、黙ってあたしの方を見ている様子だった。
今日一日見せてくれたどれよりも、自然な微笑みを浮かべているのだろう。キョンの方を見なくてもあたしには、なんとなくだけど、それが解る。
そう思っただけで、くすぐったいような恥ずかしさを感じてしまうのだけど、その気持ち自体、あたしは嫌いではなかった。
その後、キョンから、何故一日中スマイル状態でいたのか、その理由を聞き出して、あたしは思いっきり呆れた。
なによ、ちょっとはキョンのことを見直そうかな、とか一瞬でも思ってしまった自分が惨めに思えてしまうぐらい、しょうもないことだった。何か腹立ってきたわ、もう。
プッツリと糸のような何かが切れるみたいな音を聞いてしまったあたしは、キョンの奴に散々説教をお見舞いしてやった。キョンって、ほんとに、性根から叩き直してやる必要があるみたいね。
今からしてみれば、憤慨のあまりにあたしの頭の天辺からは湯気でも噴いてたんじゃないか、って思うわ。
あたしの文句を一通り、いつもみたいに聞き流している様子のキョンだったが、ふと気が付くと、またうっすらと微笑を浮かべていた。懲りない奴め。
「……なによ、何でまたニヤニヤ笑ってんのよ。気色悪いから止した方がいいわ」
キョン曰く、一日中微笑んでいたせいで癖になってしまった、だって。あんたって言い訳だけは小賢しいのよね、ほんと。
「ふんだ。柄にもないことするのがいけないのよ。大体、普段からもっとそうやって、あたしのために笑ってくれたり、もっとあたしに優しくしてくれてたら、変な勘違いせずに済んだのに……」
「おい、ハルヒ。お前、まさか俺に――」
「な、何でもないわよ……バカキョン」
何だろう、うっかり恥ずかしいことを口走ってしまった気がして、あたしはついつい、足を速めてしまう。
全く、調子が狂ってしょうがないじゃないの、もう。何もかも、キョンがいけないんだからね。
でも――そうね。もっともっと、SOS団のみんなで、楽しいことばかりずっと続けていたら、いつだってキョンも笑っていられるじゃないの。うん、やっぱりその方がいいわ。
やっぱりあたしがみんなを、キョンのことを引っ張っていかないといけないわよね。
ねえ、キョン。あんただって、そう思うでしょ?
>>230 10レスなのに寸なりと読めた。
乙GJ!!
キョンサイドはどうなるのだろうかw
書き忘れ、連コメすまん。
>>230 FBIの方でしたか。
絵は胡桃食べてるハムスターハルにゃんに脳内変換された。
おハルにゃん
昨夜、ハルヒの為に人知れず『仮面ライダー』に変身して戦うキョンを夢に見た
キョン「ブレイク・アップ!」
キバ自重
ハルにゃんかわいいおはよう
>>230 長編書けるわ絵も描けるわお前の才能はバケモノか!?
朝からGJでございます
『早起きは三文の得』という言葉は朝寝坊を戒めるための方便として使われていると思うのだが、早い話、そこでは睡眠欲と金銭欲のトレード・オフが成立することが仮定されているというだけに過ぎない。
ということであれば、これは金を払ってでも惰眠を貪りたい輩の存在をなんら否定するものではなく、所詮はその程度の心得に過ぎないのである、と俺は認識している。
まあ、SOS団市内探索で毎回奢らされる羽目に陥っている俺にとっては、それらに起因する経済的危機と、休日の貴重な睡眠欲における相関関係について、深い考察を要するというのは誰の目から見ても明らかな現実であると思うのはあながち間違いではあるまい。
どうでもいい話が長すぎたな。
今の俺にとっては本当に、どうでもいい話なのさ。全くといっていい程にな。
というわけで、といって何のことだか解る奴がいたらそれはそれで大した奴だと思うのだが、それもどうでもいいことだから置いておいて、俺はいつもの行動パターンからすれば一時間近くも早い時間に、寒空の下、いつものハイキングコースを辿っているわけだ。
毎朝恒例、妹の『キョンくーん、起きてー。あっさだよー!』ダイビング・アタックを食らうことも無く早出してきたのは俺にしては滅多に無いことだ。
が、気分は某ラジオ放送の体操で流れる歌のように爽やかかというと、実際は全くの正反対であって、憂鬱状態爆発寸前モードレベル九十九ぐらいではないかと思われてもしかたないかもしれない。
要するに、夢見が悪くて、中途半端な時間に目が覚めてしまっただけだったのだ。
それだけではない。その夢の内容がまた問題だった。
ああ、予め言っておく。隠すようなことでもないしな。夢に出てきたのは誰あろう、ハルヒだ。そして、その夢が以前の閉鎖空間とか神人とかに関係ないものであったことも申し添えておく。
俺にもプライバシーというものがあるから、特にこれ以上詳しくは話さないが、内容なんてこの際どうでもいい。
問題は、そのハルヒの様子だった。
明け方の夢は正夢になる、とか余計なことが頭に浮かんで、その度に俺の心にモヤモヤしたものが溜まっていく。思わず溜息を吐いてしまう俺。ふざけんな――あんなもの、もう二度と見たくも無い。
ハルヒのあんな悲しそうな表情なんてのはな。
一番乗りの教室内で、俺は役立たずの脳内人格を全員集合させて、一人緊急大会議を開催していた。
とりあえず、今日一日、ハルヒの地雷を踏んでしまうことが無いようにしなければな。そもそも、昨日だってケンカまでにはならなかったけど、結構ヤバイ空気だったな、とか俺は思い出した。
たかが夢に過ぎないはずだが、俺は妙に不安だった。思考がマイナス方向にばかり向かっている。それも良くない傾向だ。
ハルヒは妙に鋭いところがあるし、そわそわしている俺のことを不審に思うであろう確率は低くはなさそうだ。
そういえば、途中のコンビニで昼飯用に惣菜パンを買ったときのことだが、店員の兄ちゃんが妙に恐縮していたような気もしたな。ひょっとしたら思いっきり顔に出ちまってたのかもしれない。
ハルヒから正面向かって問い詰められるような事態は、何としても避けたかった。
ハルヒはお構いなしに俺のことを睨みつけるだろうが、今の俺はハルヒの目をまともに見られるかどうかも怪しいところだ。そうこうしているうちに、なんだかんだで下手に話を拗らせてしまって、ケンカになってしまうのは勘弁して欲しい。
うっかり口を滑らせて、ハルヒのことを傷つけてしまったりする可能性も無いわけではないのだ。むしろ、大いにありそうな話だ。くわばらくわばら。
とにかく、自然に振舞わなければ。警戒しすぎるあまり、視線を合わせないように、とかはかえってマズイ。藪をつついて蛇を出すような真似は極力避けるに越したことは無いだろう。
かといって、変に媚び諂ったりするのもどうかと思う。余計に怪しまれること間違いあるまい。普段の俺のハルヒに対する反応から比較して、理由も無く態度を一変させるというのも不自然極まりないことだ。――理由も無くな。
そうだな、せめて何か理由があれば、自然になるかもな。ハルヒに何か問い詰められても、『実はかくかくしかじか』と、言い訳の一つでも用意しておけば、案外うまくいくのかもしれない。
いやまて、逆に思い切り普段の俺らしくない行動を取っていれば、ハルヒのことだから速攻で気付くだろう。それで問い詰められたときに用意していたその理由で切り抜ける。
それも下らん内容の方がいいな。あいつが呆れそうなぐらいで丁度いい。木の葉を隠すなら森の中、というのとは微妙に違ってるのかも知れんが、完璧なカモフラージュだ。
よし、決めた。本日は俺限定の『団長様感謝デー』ということにしよう。って、やっぱりちょっとわざとらしいか?ええい、いっそのこと『SOS団感謝デー』ぐらいにしてしまおう。
ハルヒだけではなく、朝比奈さんや長門、ついでに古泉の野郎にも本日限定でサービス満載といこう。
他のみんなにも同じように接すれば、多少は誤魔化しやすいような気もするしな。まあ、実際のところ、色々と世話になっていることに感謝というのは間違ってはいないわけであるのだし。
というわけで、俺は本日の方針を固め、ちょっとしたイメージトレーニングに励むこととなった。よし、少なくとも、今日一日は笑っていることにしよう。
やることを決めてしまえば、気持ちも楽になるというものだ。さっきまではハルヒの顔を見るのも怖かった俺だが、今ではなんでもドンと来いといった按配だ。ちょっと極端かも知れんな。
その朝、当のハルヒは始業ぎりぎりになってからようやくその姿を見せた。ハルヒが席に着いたのは、担任岡部が教室に現れたのとほぼ同時のことだった。
「よお、今朝はちょっと遅かったな。何かあったのか?」
ホームルーム終了後、俺はハルヒに声を掛けた。ハルヒは一瞬固まったような気がしたが、すぐにいつものアヒル口で返事をした。
「――別に。ちょっと寝坊しただけよ」
「そうかい。ま、たまにはそういうこともあるかもしれんな。俺も実は今日はいつもより早く来ちまってな」
「なによそれ、自慢してるつもり?」
「いいや。でもまあ、いつもと同じ通学路でも、ちょっと時間が違うだけで感じが違うもんだとか思ってな。なんか、こう、調子が狂うっていうか、なあ、ハルヒ。お前もそういうことって無いか?」
「まあね。道路を渡るときとか、普段と交通量が微妙に変わってたりとかね。あっ、そういえば道交法って、確か歩行者優先とかじゃなかったかしら。なのに、あたしが渡ろうとしてんのに全然譲る気配を見せない車共って一体何なわけ、あれ?正直ムカつくわ!」
多分、いつも通りのハルヒである。それを見て俺は、少々安心した。
「だからって、横断歩道も無いところで、強引に車道に出て事故にあったりしたら元も子もないだろ。あんまり心配掛けんなよ」
一瞬キョトンとした様子だったが、ハルヒはすぐにプイッと横を向いて、
「ふんだ。あたしは、あんたみたいなマヌケじゃないの」
とブーたれた。へいへい、ハルヒ様の仰せの通りですとも。
そのハルヒ様は突然、がっくりと机に突っ伏したかと思うと
「ああ、それにしてもお腹すいた。朝ご飯食べてこなかったのは失敗だったわ。ねえ、キョン。あんたの弁当、ちょっとでいいからよこしなさいよ」
と、のたまわった。
いつもならば、「ふざけんな」とか「ちょっと、とかいって結局全部喰っちまいやがって、鬼かお前は」だとか、そういったやり取りになりそうなところである。だが、本日の俺は普段からは予測不可能なほどに寛容なのさ。
「弁当は無いんだがな。ホラよ、コロッケパンでいいな。クレームは受け付けん」
そう言うと俺は、昼飯用に買っておいた惣菜パンの一つを取り出してハルヒの前に転がしてみせた。
「キョン……」
それに反応してハルヒは顔を起こす。
と、まるでうっかり裏山に着陸したUFOから降り立ったばかりの銀色宇宙人にうっかり出くわしてしまったような、そうでなければ、某二足歩行ロボットが階段を上るデモ中に転倒してしまった現場を目撃してしまったかのような様子ではないか。
目を大きく見開いて正面を、まあ、そこにいるのは俺なので、まあ、要するに俺の方を呆然と見つめているハルヒは俺に尋ねる。
「どうしたの?あんた……」
早速おいでなすった。まあ、朝っぱらからいろいろと思考トレースしておいたのも無駄じゃなかったようだ。
俺は意識的に古泉よろしくニコニコスマイルを取り繕うと
「なんだ、いらないのか?それとも一個だけじゃ足りないか?」
と、平然とパンを勧める。なーに、問い詰められたところで例の『SOS団的サンクス・ギビング・デイ』のことを打ち明けて、ハルヒが『なにを今更』とか呆れて、ハイ、お終い。となるに違いないさ、とか思っていたのだが、
「ん、……あ、ありがと」
と、呟いたハルヒはコロッケパンを手に取り、俺に背を向けてモソモソと喰い始めた。
案外素直な反応に対して、正直拍子抜けした俺だったのだが、ひとまずは作戦成功といったところであろうか。やれやれ。
しかし、ハルヒの奴、いつもとは違ってやけにゆっくりと食べてやがるじゃないか。おい、そろそろ授業が始まっちまうぞ。
その後も、警戒するような様子こそあるものの、ハルヒは俺の振る舞いに関しては何も訊いてくることはなく、いつも通り退屈しのぎのちょっかいを出してくる程度に留まった。
俺は俺で、何をされてもハルヒに抵抗することも無く、微笑みの使徒と化したかのようにスマイル0円状態で、パシリだろうが何だろうが嬉々として引き受けていた。
しかし『笑う角には福来る』というが、案外真実なのかも知れんな。こういうのも悪くは無い、とか思えてしまう。
そういえば、古泉の万年笑顔状態を端から見て大変なんだろうな、とか考えていた俺だったが、実はあいつはあいつなりに結構楽しんでいるじゃないのか?とさえ思えてくるね、今の俺にとっては。
しかし、少々やりすぎなのだったのかもしれない。『俺的SOS団大感謝祭』の枠をはみ出して、クラスメイトのみんなにまでニコニコ状態を維持してしまっていた俺は、谷口の野郎から
「何だか今日のキョンは薄気味悪いぜ。変なもんでも喰ったんじゃないんだろうな?」
とかツッコミをくらう始末だ。不思議と腹は立たなかったがな。
国木田はあまり意外そうな様子もなく、
「ホント、何だかすごく機嫌が良いみたいだね。僕の想像だけど、昨日あたりによっぽど嬉しいことでもあったんじゃないのかな?」
などと普通に感想を述べて、いつも通り生暖かい視線で俺とハルヒの方を見ていた。
そんな俺の背中にハルヒのシャーペンの先が刺さる。正直痛い。どうせ突っつくんなら反対側にしてくれ、と、いつも言ってるんだが、その俺の願いが聞き入れられたことは今のところゼロ、である。でもまあ、ここは我慢のしどころだ。
「どうした、ハルヒ。何か俺に用事でもあるのか?」
「なんでもない」
どうでも良さそうな返事しか返ってこなかった。窓の外をボーっと眺めているハルヒを見ても俺はまだ何も気付いていなかった。
本末転倒というか、目的と手段を誤った末の悲劇というべきだろうか。
調子に乗った俺は、何故そもそも今日一日の自分がそのような行動をとってきたのかという動機が頭の中から消失していたのかもしれない。
早い話、ただのバカだったのだ、俺という男は。
一日微笑三太郎と化した俺は、暴走した核融合炉のごとく、クラスのみならず、校内中にスマイル・エナジーを放射しまくり状態であった。
後から考えれば、周りの生徒たちは、不気味なものを目の当たりにしてさぞかし驚いたことだろうとか思う。何とも思わなかったのは、おそらく休み時間にすれ違った鶴屋さんぐらいなんじゃないだろうか。
「やあやあ、キョンくん。めがっさ上機嫌だねっ。今日も一日絶好調っ!にゃはははは」
とか、いつもと大して変わらないハイテンション状態だったのは、俺がいつも鶴屋さんに笑顔で接していたからだろう。
いや、多分、鶴屋さんと対面して笑顔にならない奴なんてこの世にいるとは思えない。いやはや、すごい先輩だな。とても敵いませんよ、この人には。
放課後になる頃には、俺の博愛原理主義的経験値は怪しげなツールによって書き換えられたセーブデータの如くカウンターストップに達してしまった様子で、ハルヒが本日の掃除当番であることを知った俺は、その代わりを引き受ける旨を申し出たのだった。
「え、でも、キョン、あんた昨日も掃除当番だったじゃないの」
普段ならこれ幸いと部室にすっ飛んで行きそうなものなんだがな。
「そんなこといちいち気にすんなって。掃除当番なんて面倒事は雑用の俺にでも任せておけば良いのさ」
ハルヒは俺の方を見て、何か言いたそうにしていたが、
「解ったわ。じゃ、あとはよろしくね」
と、あっさり了承して先に部室に向かうことに決めたようだ。
「キョン。――さっさと終わらせて、早く来なさいよ」
立ち上がって歩き出したハルヒの背中に向かって、俺は何気なく言葉を掛けた。
「おう。みんなによろしくな」
「!」
ハルヒは一瞬ビクリと立ち止まったが、振り返りもせずに駆け出していった。
ボランティア症候群に憑かれてしまったかのような俺は、面倒な雑巾掛けからごみ捨てに至るまでを率先して行い、かといって嫌々ではなく自主的に行う作業の効率的な進展具合によって、さほどの時間を掛けることも無く所定の任務を完遂させた。
教師連中も一体何事か、みたいな表情を浮かべていたが、もはやそんな些細なことを気にする俺ではなかった。
いつもの文芸部室改めSOS団アジトに到着した俺はドアをノックし、魅惑のエンジェル・ボイスが「は〜い」と舌足らずに奏でられるのを聞き届けた上で、ちわーっす、とか挨拶しながら室内へと歩みを進めた。
やはりというか、俺が来たのは最後だったようだな。
未来からの愛と美の伝道師にして小柄なメイドさんと、広辞苑ぐらいはありそうな厚さのいわくありげな洋書と対決中の無口なコズミック・ヒューマノイドの姿を確認する俺。
本日の俺が手本とさせてもらったほどのスマイル・エキスパートにして怪しげな機関の誇る状況限定超能力者野郎はこの際脇においておく。
先に来ていたはずのハルヒの奴は、パソコンのディスプレイの陰にでも隠れているかのようにコソコソしているのであった。
「キョンくん、おつかれさま。今、お茶淹れますね」
いそいそと、嬉しそうにお茶の準備をする朝比奈さんのお姿を見ても、今の俺はそう表情を変えなかったはずだ。なんせ、既にスマイル・モード全開なわけだし。
しかし、そうだな。今度から心からの笑顔を作る必要があるときは、朝比奈さんの事を思い浮かべることにすれば良いのではないか。うむ、俺としたことが、全く気付くのが遅すぎるぜ。
古泉は、俺の方を見るなり、妙な目配せをしたかと思うと、
「おや、本日は一段とご機嫌がよいみたいですね。あなたのおかげで室内の照明の機能がいくらか上昇しているようも思えます」
と、言った。
「そりゃ、便利でいいな。まあ、省エネに貢献出来るというのなら、俺も本望だ」
しかし、そういうことを野郎相手に平然と口に出来るお前って、実はとんでもなくすごい奴なのかも知れんな、古泉。
少々意外なことに、長門は読んでいた本からしばらく目を離して、純度9Nクラスの水晶の如き双眸を俺の方に向けていた。
「…………」
初めて鏡を見た子犬だか子猫のごとく固まっていた長門だったが、やがていつものように本に意識を集中させたようだ。俺の様子が余程物珍しかったのだろうかね。
「思ったより、早かったわね」
ハルヒは俺の方も見ずに、わざとぶっきらぼうな感じでいった。
「まあ、今日はなんとなくな」
がたん、とハルヒの方から大きな音が聞こえた。なんだ?何か動揺するようなことでもあったのか?例えば、ネットサーフィン中に、いわゆる、精神的ブラクラとやらでも踏んじまった、とか。
「キョンくん。はい、どうぞ」
待望の朝比奈印ジャパニーズ・グリーン・ティの登場である。…………うん。なんだろう、今日のお茶はいつにも増して美味なことこの上なしですよ。
「そ、そうですか?あの、初めて淹れてみる種類のお茶の葉だったし、失敗しちゃったんじゃないかって、ちょっと不安で……」
「いえいえ、朝比奈さんの淹れるお茶に失敗の二文字は無縁ですよ」
「ふぇっ!そ、そんなにお世辞いっても、なんにも出ませんよぉ」
「お世辞なんかじゃありませんよ。朝比奈さんのお茶のためであれば、たとえ地球の反対側からでも駆けつける自信があります」
ごががん、と物音がした。
足元になにやらゴロゴロ転がってきた。何かと思えばマウスだった。古泉が拾い上げてハルヒに渡す。
「どうぞ。あの――涼宮さん、どうかなさいましたか?」
「えっ、あ、ありがとう。古泉くん」
何故か解らないが、マウスの受け渡しの姿勢のままハルヒも古泉も硬直してしまったようだ。
ちょっとした沈黙。
古泉の表情が何だか引きつっているように見えたのは気のせいだろうか?なんというか、深海から浮上した名状しがたき姿の超古代の邪神に睨まれて石化してしまったかのようである。
「な、なあ、古泉。最近の調子はどうだ?バイトとか、その、あんまり行かなくなったみたいだし」
無理やりかも知れんが話を振ると、古泉は天界から降りてきたクモの糸でも発見したような表情で俺に答えた。
「あ、ええ。おかげさまでね。ここしばらくは、まさに『暇』の一言に尽きます」
ま、忙しくて大変とかそういう心配は要らないわけだな。いつぞやはお前がぶっ倒れたりしないかヒヤヒヤしたもんだがな。今は一安心ってところか。
「もっとも、それはそれで、僕自身はクビの心配をする必要があるのかもしれません」
いつものように両手を開いた仰々しいポーズで苦笑して見せ、古泉はパイプ椅子に腰を下ろす。
「しかし、あなたから労いの言葉を掛けていただけるとは。今日の雰囲気といい、なにかこう、まるで悟りを開いた慈悲深い聖人みたいではありませんか。若しくは、何かの陰謀が進行中で、あなたは僕に油断させるためにそのように振舞っているとか――冗談です」
「茶化すな。俺にだって、たまにはこういう日があってもいいだろ」
ふと、ハルヒの方を見ると、パソコンに向かうのを止めて窓から外を眺めているようだった。
そういえば、まだまともに話をしていなかったなと思い、俺は長門に声を掛けることにした。長門となら本の話題とかは無難そうだが、そういえば、知り合って間もない頃にそうしようとして玉砕したんだっけな。
ええと――、
「なあ、長門」
「……なに?」
読書モードのまま返事が来る。
「前に、お前に借りた本なんだが、あれって確か続編もあったよな」
長門は、顔を上げると、自分の鞄からなにやらあの睡眠導入剤を連想させるようなカタカナタイトルの本を無造作に取り出した。
「……これ」
ああ、確かこの本だ。以前の俺が自爆したときのな。しかし、結構分厚い本だが、まさか、いつも持ち歩いているというわけじゃあるまいな?
それか、実は長門の鞄の中は、某未来製猫型ロボットみたく四次元空間につながっていたりとか。長門のことだからありえない話でもなさそうだ。
俺は長門から手渡されるままにハードカバーを受け取る。しかしな、俺の読書ペースでは最終ページまで到達するのはいつになるのか予想がつかんぞ。
「返さなくていい」
前に本を借りたときもそんなことを言われたっけな。流石に今度は栞にメッセージ、というわけでもないだろうが。
「いや、しかしだな……」
「二冊目。誤って重複購入した。迂闊」
なんとまあ、長門でもうっかり同じ本をダブって買ってしまうことがあるとは。俺の印象からすれば、自分の蔵書どころか図書館にある本の全てまで把握していそうな気がするんだが、案外お茶目なところがあるではないか。
長門から言葉を拝借して『ユニーク』とでも言ってやろうかとも思ったが、なんとなく止めておいた方がいいような気がした。
「進呈する。これもなにかの縁」
それが何の縁かは俺に解るわけもないのだが、どうやら長門もあの日のことを覚えていたらしい。
「解った。ありがとうな、長門。大切にするよ」
長門は例によってミクロの頷きでもって答えた。俺には、そんな長門の様子がが僅かにだが嬉しそうに見えて、どことなくむず痒いような照れ臭さを覚えた。
さてさて、大トリは団長様だな。本日の『俺様超絶感謝フェスティバル』の総仕上げアンド種明かしといきますか。
しかし、今日のハルヒは動作音がやかましい割には、長門並みに無口とまではいかないだろうが、とにかくあまりしゃべらなかったような気がするな。
「えーと、ハルヒ。ちょっといいか?」
「…………」
こちらを見ようともしない。シカトされているはずはないんだが。
「ハルヒ?」
「……聞こえてるわ。なに?」
わざとらしく咳払いして、俺は続けた。
「今までお前は、無茶なことばかりしてきたし、それに振り回されて疲れるのはもっぱら俺だったわけで、まあ、それが嫌だったかというとそういうわけでもなくて、なんだかんだで色々楽しかったと思う」
ハルヒの奴はこちらを振り向く気配も見せない。まあ、気にせず続行、と。
「もちろん、お前だけじゃなくて、朝比奈さんや長門、ついでに古泉も含めてみんなにはお礼の言葉いくらを贈っても足りないぐらいだと思ってる。無論、これだけの面子を集めることが出来たのも、団長であるハルヒの手腕に依るところ大であって、その……」
なんだか、先に進むにつれて、支離滅裂というべきか、グダグダ感が増加していく。どうやら俺はこういうのには向いていないようだ。既にテンパリ度最大値である。声も上ずってきやがったぜ。
朝比奈さんは、なんだかよく解っていないんだろう、椅子にちょこんと腰掛けてまじめな顔で俺の話に聞き耳を立てている。長門も本から顔を上げて、俺の方を不思議そうに眺めている。
古泉の奴は多分大まかな事情は察したのであろう、俯き加減のその顔は一見マジなようで、実は吹き出しそうになるのを必死でこらえているに違いない。
「なんだ、まあ、要するに、俺がハルヒに言いたいのは『ありがとう』ってことだ。もうお前も気付いてるとは思うが、実は……」
がたたん、と椅子の音がしてハルヒがまた立ち上がった。っておい、肝心のネタバレはこれからなんだがな。
「……聞きたくない」
は?どういうことだ、一体?
「――帰る」
そういったかと思うと、ハルヒは何故か自分の鞄も持たずに、部室から出て行こうとした。手ぶらで帰るつもりなのだろうか?
「おい、ハルヒ。待てよ」
「来ないで!」
振り向いたハルヒは、今にも泣き出しそうな目をしていた。
何の冗談だろうね、これは。
ハルヒのその顔は、紛れも無く俺が今朝方に夢で見た、『悲しみ』の表情そのものを浮かべていたのだった。
呆然としていたのだろう。ハルヒが出て行ったのにも気付かず、俺はしばらく立ち尽くしていた。
俺が正気を取り戻したのは、古泉の携帯電話の着信音が鳴り響いたときだった。
古泉は、通話を終えるやいなや、神妙な声で告げた。
「失礼。先程のお気遣いの直後で申し訳ないのですが、どうやら久々のバイト出勤のようです。……あなたは早く、涼宮さんの元へ」
朝比奈さんも、握り拳と涙目で俺に訴えかけてくる。
「キョンくん、早く行ってあげて。きっと涼宮さん、キョンくんのこと待ってるはずですから」
「でも、ハルヒは、来るなって……」
「違うの!男の人は、女の子から『来ちゃだめ』って言われても、ううん、そう言われたときこそ、なにがあっても絶対に行ってあげないと、そばにいて支えてあげないとだめなんです!」
朝比奈さんは、大泣きしながら、俺のことを叱った。見えない平手打ちをまともにくらった程の迫力があった。こんな朝比奈さんを見るのは正直初めてだ。
面目ありません。俺、そういうのって良く解らないんですが、今はとにかくハルヒを追いかけることにしますよ。
部室を出ようとした俺の制服の端が引っ張られ、急制動が掛かる。と、このパターンは長門か。俺は後ろを振り向く。
「涼宮ハルヒは現在、あなたたちの教室に戻っている。……急いで」
解ったよ長門。すまんな、いつも。
俺は自分の鞄とハルヒの鞄を手に取ると、五組の教室に駆け足で向かった。
教室に付くと、ハルヒは自分の席で頬杖を付いて窓から外を見ていた。俺が来たことに気付いた様子はあったが、こちらを見ることも無ければ、逃げ出す素振りも見せなかったので、俺はそのままゆっくりと近付いていった。
「ハルヒ」
「なによ?」
「鞄、忘れてたぞ」
「あっ――!」
やっとこっちを振り向いてくれた。どうやら泣いているわけではないようで一安心、といったところか。
自分の鞄をひったくると、ハルヒは、一瞬微笑むような様子を見せた。が、すぐに思いつめたような表情に変わり、おずおずと訊いてきた。
「キョン……あんた、やっぱり転校しちゃうの?」
は?転校?そりゃまた一体何のことだ?
「だって、あんた、さっき……」
「何を勘違いしたがしたかは知らんが、俺はどこにも転校なんかしたりしないぞ」
呆然とした様子のハルヒ。
「ほんと?」
「嘘ついてどうする?」
「でも……」
そのまま俯いてしまうハルヒ。
俺たちが固まっていたのは一体どのくらいの時間だったんだろう。沈黙がこんなに辛いものだとはな。
「なあ、もうそろそろ下校時間だし……俺たちも帰った方が良くないか?」
そういって、俺は半ば無理やりにハルヒを連れ出した。ハルヒはしばらく無言のままではあったが、大人しく俺の後を付いて来てくれた。
「今日のあんたって、様子が変だったじゃない。ずっとニヤニヤしてるし、妙に気前もいいし」
帰り道、いつもの坂道をしばらく二人で並んで歩いていると、ハルヒの方から話を切り出してきた。正直、ありがたかった。こういった場合、俺の方からは何を言い出したらいいものか解らなかったからな。
「ただ、なにか企んでるような感じには見えなかったのよね。それに……まるで慌てて思い出作りでもしてるような雰囲気で、だから、あたしはてっきり」
大した想像力だな。はっきり言って尊敬モノだぞ、その発想は。それにしてもいきなり転校とか、急過ぎるだろう、普通。
「あの朝倉だって、なにも言わずにいきなり転校しちゃったじゃないの。しかもカナダとか」
そういえば、一応はそういうことになっていたな。こいつを含めた何も知らない人たちにとっては、朝倉は、今やカナダの住人だ。
「掃除当番だってあんたみたいな面倒くさがりが二日連続、しかもあたしの代わりを立候補だなんて、どう考えてもおかしいじゃないのよ。しかも『みんなによろしく』だとか」
それは単に「掃除当番で遅れる」ってのを伝えて欲しかっただけだったんだが。
「ああ、うん、そういう意味だってのは解ってたわよ。でも、その言葉自体、ちょっとビックリするじゃないの」
そんなことでビックリされてもな。普段のこいつからは考えられないくらい神経過敏状態じゃないか。
「部室でも、みくるちゃんと話しているときに『地球の反対側から』とか言ってるし、いつもと違って古泉くんを邪険にあしらってる感じもないし、有希から本を貰って『大切にする』とか言い出すし」
なるほど、部室でのこいつの挙動不審はそれらのキーワードが原因だったのか。しかしまあ、俺が南米のどこかにでも移住するとでも思い込んだのだろうか。相変わらず極端な奴である。
「いつ『実は、転校することになった』って打ち明けられるんだろう、そればかりを考えてて、でも、それを聞いてしまうのが怖くなって、一人で狼狽えてた……。そしたら、とうとうキョンが、まるでお別れの挨拶みたいなこと始めるじゃない。それで……」
なんとまあ、ハルヒの頭の中で、そこまでストーリーが出来上がっていたとはな。
ハルヒは自分自身を呪うかのような深い嘆息の後、ポツリと呟いた。
「何だかバカみたいじゃない、あたし。一人で変に勘ぐって、勝手に誤解して。ただのマヌケだわ」
そのとき、俺は何も言えなかった。
ただ一つ明らかなことがある。
それは、今までに見たことも無いような表情を浮かべて遠くを見ているハルヒの横顔に見惚れながら、ボーっとしている俺の方が余程のマヌケ面だったに違いない、ということだ。
「ところで、キョン。そもそも、あんた何で一日中人格者ぶってニヤニヤしてたの?なにか理由があるんでしょ?教えなさいよ」
そのお前の言うところの『お別れ挨拶』で全部話すつもりだったんだが、中断させたのはお前だ。
「どうでもいいでしょ、そんなの。つべこべ言わずに洗いざらい白状しなさい!」
解ってるって。しかし、そういえば何でだっけな?忘れちまうところだった。
思い起こせばハルヒの地雷を踏まないように今日一日努力を重ねてきたはずだったのだが、結果的には火薬庫に向かって延びる導火線に点火するのと大して変わらない行為だったんじゃないのか、と、大いに凹んだ。
流石に今朝の夢の内容を話すわけにもいかず、俺は用意していた言い訳を今更ながら使わせてもらうことにした。
「あー、実は個人的に今日一日はSOS団のみんなに感謝をこめて、俺的サービス・デーを開催していたわけなんだ」
ハルヒの目が点になったかと思うと、それはやがて軽蔑の眼差しとかいうジト目に化けたことをわざわざ俺の口から語るまでも無いであろうことはいうまでもない。
「なによそれ、そんなの今日に限ってするようなことでもないでしょ、今更。大体キョンは常日頃から団長のあたしを含めSOS団みんなへの感謝の気持ちが全然足りないの。心がけの問題なんだからね。解ってんの、キョン?」
やはりというべきだろうか、俺が予想していた通りの返答がほぼそのままハルヒから告げられた。
その後俺は、憤慨した様子のハルヒの口から撒き散らされる有難い文句の数々を拝聴しながら、コロコロと変わるその百面相の如き表情を眺めていた。
まあ何にせよ、いつものハルヒに戻ったらしいな。まさに、やれやれだ。
「……なによ、何でまたニヤニヤ笑ってんのよ。気色悪いから止した方がいいわ」
申し訳ないんだが、一日中笑顔でいたためかクセになっちまったのかもな。勘弁してやってくれ。
「ふんだ。柄にもないことするのがいけないのよ。大体、普段からもっとそうやって、あたしのために笑ってくれたり、もっとあたしに優しくしてくれてたら、変な勘違いせずに済んだのに……」
「おい、ハルヒ。お前、まさか俺に――」
「な、何でもないわよ……バカキョン」
俺の言葉を遮ると、ハルヒはブンむくれて早足でさっさと俺から離れてしまった。
全く困った団長さんだな。さっきのお前のセリフをそっくりそのまま返してやるぜ。
もっとも、俺は別にハルヒに優しくして貰おうなんてことは望んだりはしないのさ。ただ、いつものあの周囲の気温が数度上昇したかのような笑顔を傍で見られるなら、それだけでも十分だからな。
そのためなら、お前の奇天烈なパワーが原因の騒動の一つや二つに巻き込まれても構わんね。まあ、たまに文句ぐらいは言いたくなるかも知れんが、そのぐらいは勘弁してもらいたい。
第一、お前には、悲しそうな顔は似合わないのさ。不景気な顔されてたら、なんだか俺の方も困っちまうからな。
なあ、ハルヒ。よろしく頼んだぜ。
翌日の放課後。
「……ということがあった。時刻は昨日未明の三時五十四分二十八秒」
部室にハルヒ以外の全員が集まっている中、長門は昨日の一件に関係する出来事について語ってくれた。ああ、ハルヒはというと何か用事らしく、後から顔を出すとのことだ。
「じゃあ、涼宮さんは、きっと悪い夢でも見ちゃったんですね。例えば、ですけど、その、キョンくんの身になにかあった、とか――」
朝比奈さんは自分で頭に思い浮かべたことが怖くなったのか、少しベソをかいたように、口元で手を合わせていた。別に俺は悪くはないんだろうけど、ちょっと申し訳ない気になってしまう。
古泉は、身を乗り出すようにして聞いていたかと思うと、腕組みをして何やら真剣に考えていた。
「なるほど、昨日一日の間、涼宮さんは精神的に不安定だった。その原因は未明に起こった『朝倉涼子』一派の仕業である、と」
朝倉本人は、今回は事態を収拾する側にまわってたみたいだがな。
「ですが、仮に涼宮さんがショックを受けたのであれば、その時点で例の閉鎖空間が発生していそうなものです。でも結局、昨日はあの一度きりでした。どういうことなんでしょうか?」
古泉の疑問に、淡々と長門は解説した。
「涼宮ハルヒは外部からの介入に対し、自らの精神エネルギーをもってそれらを殲滅した」
下手にちょっかいを出した挙句に返り討ちとは、情報統合思念体の例の一派の奴らも浮かばれんな。
「ふむ。つまり、その時点で涼宮さんがいつも閉鎖空間を生み出すときに利用されるパワーを使い果たしてしまった、というわけですね。それも一時的なものであったみたいですが」
古泉は一人納得した様子で、そのまま俺に対して話を向ける。
「僕の想像なんですが、涼宮さんはあなたに冷たくされた、あるいはケンカした、そんな夢を見たのではないでしょうか。で、あなたに『優しくして欲しい』と願った。その結果が、昨日のあなたの態度を生んだのです」
ちょっと待て。昨日の俺のアレはオリジナルのアイディアだったはずだぞ。
「もちろん、あなたにも動機はあるのでしょうが、それすらも実は涼宮さんが原因だった、と考えることは可能です」
それだと俺は結局ハルヒの手の内で踊らされていたようなものじゃないか。アホらし過ぎて、俺は一気に脱力する。
「しかし、あなたの涼宮さんに対しての演説は、僕も正直感動しました。このまま愛の告白か、プロポーズでも始まるのではないか、と思わせるぐらいの熱の入りようでしたからね」
アホか。変にお前の都合のいい方に勘違いしないでくれ。
「だが待てよ。何故ハルヒは俺が転校すると思い込んでたんだ?」
「それは、彼女が朝倉涼子の存在を無意識的に捕捉したため」
ん、長門、そりゃどういうことだ?
「自らの意識内に姿を現した『朝倉涼子』の残滓が睡眠中の記憶保守作業中に関連するキーワードを抽出させた。それが『転校』という事象」
なるほどね。人間の脳とか記憶の仕組みってのは、わけ解らんことだらけだが、俺は長門の説をなんとなく受け入れた。
「ところで、あの……キョンくんは、もう、今日は、昨日の続きはしてないんですか?なんだかちょっと、その――もったいないです」
流石にもう勘弁してくださいよ。まあ、朝比奈さんの前でなら、俺はいつでも笑顔でいる自信はありますけどね。
「あ、でも、あたしがいいなぁ、って思うキョンくんの表情は、涼宮さんが楽しそうに何かに熱中してるのを、眺めてるときの顔なんですけど……」
「え、朝比奈さん、俺、一体どんな顔してましたか?」
とたん、沈黙が室内を満たす。
「ふえっ。あ、あたしは、そ、その――」
朝比奈さんは真っ赤になって俯いてしまった。いかん、俺ってそんなに恥ずかしい顔になってたりするのか?
長門は、再開した読書を中断してまで俺の方を見ている。古泉の奴、なに頷いてやがるんだ。おい、その生暖かい視線はやめろ。
などと俺がパニクっていると、突然ドアがこの世のものとは思えない爆音を立てて開いた。我らが団長様のお出ましだ。
「みんな、集まってるわね!いい知らせを持ってきたわ。今度の土曜日のことなんだけどね――」
ご覧の通り、すっかりご機嫌な様子のハルヒだ。いわば、君の瞳は百万ボルト(死語)状態。さて今度は何を思いついたのやら。こらこら、朝比奈さんを弄りまわして遊ぶんじゃありません。
「……鏡、必要?」
長門は読書を続けたまま何か差し出す。その手にはどこから取り出したのか鏡があった。古泉は大袈裟に手を広げて肩をすくめた。お前、何が言いたい?
俺はやれやれとか思いながら、長門から借りた鏡越しに元気印二重丸のハルヒの笑顔を見ていた。多分、いつも通りの表情でな。
>>245 GJ!
設定にも無理を感じなかったし、ハルヒ・キョン両サイドそれぞれに読みごたえがあった。
朝からこんなものを拝めて本当にいい気分だ。
おはるにゃん
>>247 長編乙!
ナーバスハルヒ良いよ
顔のタッチがなんとなく既視感…
着ぶくれしてる?カーディガンだし、参事だとそのくらいがデフォか。
もうほんのちょっと細くした方が虹的にはイイカモしれん
でも上手いな。俺は証明写真で写る部分くらいまでしか描けないから羨ましいわ
構図がちぐはぐになるんよorz今は色々忙しいから、落ち着いたら絵の練習しようかね。
合わせてGJです
>>247 GJ!!
キョンサイドは安心して読めたぜw こういう日常は大好きだ。
1〜3分間隔なら規制くらいにくいらしいから次の参考にしてくれ。
ハルにゃんサイドも良かったぜ。
ハルにゃんあったかい
>>247といい
>>19といい『あ〜ん』の人といい『おしゃまなキューピー2』の人といい、
SS職人兼イラスト職人とか何だ。アレか、完璧超人か。
俺を萌え殺す気か。いいぞ、もっとやれw
俺今からコロッケパン買ってくる ノシ
ハルヒじゃなきゃ勃たないキョン
ハルヒが立った
ハルにゃんかわいいほっぺたつんつん
>>256 キョンのあれがビンビン
「団長のあたしをこういう風に見ていたの?、いやらしいわね、このエロキョン」
↓
キョンのあれを手や口とかで優しくw
「団員であるみくるちゃんや有希に手を出さないように団長のあたし自らがやさしく搾り取ってあげるから、このあたしに感謝しなさい、このエロキョン」
ハルヒの舞台になってる兵庫県って、女子高生の制服のスカート長いって聞いたが。
だったら必然的に兵庫にいるハルヒ達も、制服のスカートが長くなるハズじゃね?
>>260 京アニが兵庫県をモデルに使っただけで
ハルヒが兵庫県にいる訳じゃあないから
>261
原作じゃ席替えのくじを入れる缶はハトサブレだしな
アニメではゴーフルに変わってたけど
>>263 絵師の人がそう望んだからに他ならない
あの人ならなおさら・・・
ハルヒ「うちのスカート短くてよかったわ。長いと動きにくいもの」
その横でハラハラするキョン。
うちって言うハルヒに違和感なかった俺ガイル
SOS団がそれぞれお弁当を作ることに
誰が誰のお弁当はアミダくじで決めることに…
ハルヒポニーテールにしないか?
そしてそのお弁当を持ってピクニック。
風にちょっとだけなびくポニテに心ときめくキョン
バクバクしてやばいキョン
シャンプーの香りがたまらん
>>261 京アニではなく原作の段階で兵庫がモデルなのは確かだろう
ハルヒが兵庫県にいる訳じゃないのはもちろんだが
春休みハルにゃんのところに行こう
弁当の味付けに砂糖と塩を間違えるみくる
お陰でおにぎりは砂糖の塊となった
スカートが短いわりにはパンツが見えないんだよな。
キョン以外には見せたくないという気持ちの表れか。
いや、あれだけ短かったら見ようとしなくても見える
階段とか丸見え
>>273 を見てえろいことをかんがえた俺はだめだな
ノーパンだからです結論
>>275 しかしスカートの中には何もありません。何もです。
ハルヒがキョンの嫁になるのは規定事項
ハルにゃんは白だよ
スパッツ装備ではなかろうか
ハルヒに頼まれて食後の原始肉とターキーとマムシ焼酎を買ってくるキョン
食後はキョンと一緒にお昼寝するハルにゃん
>>247 長編乙GJ!!
ハルヒsideの時のIDに「FBI」とあったからついw
にしてもSSと言い絵と言いGJすぎる!!
キョンの将来の夢は漫画家。
ある日隠していた自作漫画がハルにゃんに見つかってしまう。 もちろんハルにゃんが主人公。
みたいな電波を受信した。
戸惑にCMがあったとは
>>283 ハルヒに大量のダメだしをくらうキョン
結局アドバイスに従い直して応募すると
いきなり大賞入選
ってのはどうか
漫画家キョン、アシスタントハルヒの図か・・・ありだな
ハルにゃんは将来なんの仕事するんだろう
俺は声をかけた、「古泉、大丈夫か、しっかりしろ!」と。
しかしその越えに答えることなくオレの親友・古泉は静かに事切れたのだった・・・
とキョンの自伝に書いてある。
ちなみにその本にはハルヒが引っ込み思案でおとなしい女の子に描かれている。
キョン「漫画は非日常を描くじゃないか。そして俺はSOS団でいろんな非日常を体験しただろ?
だから、描いている内に分からなくなるんだよ!
何処までが有り得て、何処までが有り得ないのか!!」
キョンは漫画家よりも小説家ってイメージだな。
>>276 通常は無の空間が広がっているだけだが
キョンと二人きりになるとそこには桃色な空間がッ……
>>288 つ
>>277
>>292 それだとまんま
>>16-17なヨカーン
何気にさっき気付いたんだがSSの中に
憂鬱、溜息、退屈、消失、暴走、動揺、陰謀、憤慨までのキーワードが
順番に出てる。
( ゚д゚)
分裂はないみたいだが何故だろう?
無難に大学の研究者とかかな。
漫画家キョンのアシってのは斬新だし、個人的には推したい。
ここ見てる人って
他にどのサイト見てる?
ハルヒ関連で。
中華料理屋でコックをやるキョンとハルヒ
298 :
きのこ:2008/01/28(月) 21:42:01 ID:85sBxrAG
あたしは、涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団の活動というサイトです
>>296 ハルヒスレSSまとめとかは結構見てるな
パティシエハルにゃん
>>296 キョン、●、鶴屋さん、wawawaスレ、長門鉄オタ、軍オタスレ
>>296 少なくともこの板で「ハルヒ」「長門」でスレタイ検索して出てくるスレ全部
>>296俺はハルヒ一筋!といいたいところだが、長門・キョン・ハルヒとらき☆すたのクロスオーバー
キョンの将来って話が出てたんで受信した電波を勢いに任せて書き殴ってみた。
続きを書くか…と言うか書けるかは分からない。
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無事大学受験も終わり、あとは卒業式を待つだけだ…と思っていたんだが
まだ俺は片付けないといけない大仕事が残っていた。
それは…四月からの住処探しである。
なんせ試験当日まで勉強漬けの毎日で、試験が終われば終わったで
合格発表までは針の筵俎板の上の鯉蛇に睨まれた蛙状態であり、
とてもじゃないが他の事に気を回す余裕など無かったのだ。
そんなわけで、今更ながら大慌てで4月から入るアパートを探すために不動産屋を巡っている訳である。
「キョン、僕はある程度個人のプライベートを重視する必要があると思うんだがどうだろう?」
「やっぱり…お台所は広いほうが良いですぅ」
「…書斎は必須。」
「でもっ!皆さんがくつろげる広いスペースは必要だと思うのです!」
「やっぱり予算は月30万〜36万円位って所かしらね。」
もう誰が何を言ってるのか説明も突っ込みも面倒になってきた。
俺が4月から住む所を探すと言ったら何故かSOS団三人娘が着いて来て
さらに途中から佐々木と橘まで合流して上記のような大騒ぎが続いているのである。
何だ?ハルヒが言った予算って何だ?俺はどこぞの豪華賃貸マンションにでも住むのか?
親からの仕送りと古泉に紹介してもらうバイト合わせても月15万で生活しないといけない俺が
何所をどう間違ったら30万なんて金を毎月出せるんだ?
「何言ってるのよ!一人5〜6万出せば十分じゃない。」
「そうだよキョン。家賃と光熱費と食費は皆で折半で良いじゃないか。」
「お料理なら任せてください。あたし頑張りますから。」
「カレーなら得意。」
「皆で協力すれば問題ないのです!」
問題大有りだ!
ちょっと待て、お前ら折半だの一人いくらだのって何だ?
今日は俺が住む部屋を探しに来てるんだろ、大学近くの月5万程度のワンルームを探しに来て
何で広々とした風呂だの台所だの書斎だのが条件につく豪邸を探してんだ?
と言うかお前ら何で自分が住む前提で部屋探ししてんだ!?
「何言ってるのよキョン!4月からここに居る6人で共同生活するって決めたじゃない!」
いつ何所で誰が決めたんだ?少なくとも俺はそんな取り決めがあったなどと知らんぞ。
「すべこべ言わずにとっとと動く!さぁ、次ぎ行くわよ!」
そもそも何で俺がこんな事態に巻き込まれる事になっちまったのか。
気が向いたらそのうち話しても良いかとは思うが、今はそんな気分じゃないので勘弁してくれ。
俺の大学生活に安息と言う文字はあるのだろうか…
谷口「死ねキョン!貴様なんぞ死んでしまえ!!!」
>>296 絵師のサイトだと
非エロ6、エロ2くらいか
どこのサイトかはここのスレを見てると大体分かる
あと方向的に微妙なサイトも1つばかり・・・
>>306 >ワカメとウホとアッー!
で誰だかわかってしまう俺って・・・
>>306 宇宙に帰りました
土に帰りました
ホームレスで
このスレしか見てない俺は異端なのか……?
ハルにゃんにゃん
みんないろいろ見てんだなw
俺はこのスレとvipのSSまとめかなあ・・・
絵師さんのサイトとか知らない><
絵師さんはえんぴつの人しか見てない
俺はハルにゃん一筋
>>245 脳味噌焼付きそうなくらいGJだ
世界観もオリジナルから外れてない
力作お疲れ様
>>304 ルームシェアにもほどがあるだろw
>>313
ナカーマ
俺ヤンデレハルヒとか好きなんだけど、変?
このスレで描いてた絵師のサイトってえんぴつ氏以外で何処かある?
公園の噴水辺りでアコギ一本でストリートライブをするハルヒ
殆ど見てない奴も居たのかw
>>317 変というよりもハルにゃんはそもそも酷いことはしない
ゲームのハルにゃんの笑顔はヤバイな。悶絶しそうだw
ゲームは約束も戸惑もアニメ絵に近いな、らきすたは原作なのに
>>324 らきすたはアニメ化以前からゲームになっていたからな。
眠そうなハルにゃん
>>323 ゲームじゃなくてもハルにゃんの笑顔にゃ悶絶するだろ。
>>324 のいぢ絵は動かしにくいからじゃまいか?
戸惑ももうすぐ出るんだな……ハルにゃんの戸惑う姿が待ち遠しいぜ
おやすみハルヒ
書くって宣言したSS2つも滞納してるw
戸惑買ったら育成ゲーム最初に作る
そんでハルヒのパパになる
>>329 その滞納したSSを差し押さえに行ってやろうか?w
ハルにゃんおやすみにゃん
熱出して寝込んでるハルにゃんに座薬挿れてやりたい
寝る前にハルにゃんが子守唄唄ってくれたら夢見がいいね。
「Hello,Vifam」とか。
長門「あたたかい……人の情けも……」
九曜「胸を−−うつ?−−−……あつい涙も……−−−」
南ハルカ……高二
涼宮ハルヒ……高二(分裂時点で)
……距離感あるなあ。
337 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/29(火) 01:16:55 ID:zBZbO93+
そろそろ戸惑いですね
有希を養女にしたいと言い出すハルにゃん。
おやすみはるにゃん
ハルヒ寝る
俺も寝る
数年後
ハルヒ:ヴォーカル
長門:ギター
キョン:ドラム
谷口:ベース
古泉:キーボード
期待のバンド「Every Big Thing」av○xからデビュー
これは突っ込むべきなのか
>>342 みくるのタンバリンが抜けてることに関して?
ハルにゃんおやすみハルにゃん
>>320 ひどいことはしない、ただ彼女は思うだけだ
嫉妬して危うく現世界破棄新世界創造とかある意味最強のヤンデレといえなくも無い?w
おはようハルにゃん
ハルハルおはよう
キョンの寝癖をいじるハルにゃん
あーいいなキョンは
あんなかわいい子とセクロスできて
ハルヒのスタイルの良さは異常
おハルにゃん
キョンと同じ席で内心はしゃいでたが後ろは空席だった。
泣けてきた…
連日雨なのはハルヒの仕業か
キョンと何かあったんだろうか
>>355 こういうの見ると腹が立つよな
おまえらには創造力というものがないのかと
彼らは車もブランドも違法で作ってるからな
違法も法だよ!
絶対違う。
>>358 悪法も・・・だね
そんなことよりはやくハルヒとキョンに仲直りしてもらわないと。
洗濯物が乾かない。
>>359 いや、悪法うんぬんは知ってる。
ダレだっけ?違法も法って言ったやつ。
まぁ知らないことはないと思ったがw
カイジ(だったかな?)の遠藤(だったかな?)の名言(?)
連レススマソ
ソクラテスも言ってた希ガス
そかそか。
カイジ→いほうもほー
ソクラ→あくほもほー
だったね。d
何その力抜ける呪文
アンタはあたしのことが好きになーる好きになーる…
>>365 もうなってる場合はどうなるんでしょう?
魔法のランプを拾って擦ればキョンが出てハルヒの願いを三つ叶えてくれる
1宇宙人
2未来人
3超能力者
キ「よし、願いは叶えた。さらばだっ(ぷしゅ〜)」
ハ「あ、待って・・・・・」
中国じゃハルヒを「春日」と漢字を当てるんだな
>>367 1婚約指輪
2ウェディングドレス
3キョンとちゅっちゅ
372 :
定番:2008/01/29(火) 12:31:40 ID:puJrkOgU
ハ「一つで良いわ」
キ「よかろう」
ハ「自分で願いを叶えられるようにして」
↓
今に至る
>>367 ハルヒ「3回何て認めないわ。呼んだら何度でもすぐにでてきなさい!!あんたは雑用係なんだからね!」
ハルにゃんとお昼寝〜
>>374 昼寝なんてしてる場合じゃないわ!今から一緒に市内探索に行くわよ!
たまにはお昼寝でもいいだろ〜ハルハル〜
>>370 中国語で「春日」だと音は「ちゅんりー」だなw
>>376 ハルヒ「……あんたがいいならまぁいいわ…」
雨の日には毎回サムデイ思い出してニヤニヤする今日この頃
>>380 週二回はサムデイの相合傘のシーンを見てニヤニヤしている今日この頃
あそこまでデレるハルヒっては貴重だよ
キャラ単体としてのハルヒが好きになったきっかけとしてもともと阪急電車が好きで阪急と可愛いハルにゃんが描かれたイラストを見て
ほれ込んだ俺ってかなり異端?
後ろから透けたブラのホックを見てほくそ笑むキョンの視線に気付くハルヒ
ブラをはずして見えないようにするハルヒ
OPの最後にハルヒが画面に向かってバンッ!ってする所を、初めて見た時から今日まで毎日見ているんだけど
これってギネス記録になんない?
とりあえず申請してみれ
>>385 別のものが透けるので引っ付いて見えなくするハルヒ
>>389 「おい、そんなにくっつくとだな…当たるぞ、あれが。」
「当ててんのよ。」
…しばし沈黙…
「ちょ…ちょっと、キョン!!あんたの固いのが当たってるわよ!!」
「当ててんだよ。」
…キョンの方はもろセクハラになるなorz
変態ハルヒvs変態キョン
>>390 現行法ならハルヒも罪になるんじゃなかったかな
>>392 ハルにゃんからのセクハラなら甘んじて受けます。
ハルヒイズム
>>392 基本的にどっちもセクハラ。
ただババアでもない限り男の方が訴えることは無いだろうなw
>>392 男のアレを当ててんだよって当てられてうれしいものじゃねえよなwwww
今日と明日岡部先生は休みだな
>>395 そう。
実際には舌巻くから日本語の「りー」とは違うけど。
,. - ── - 、
r'つ)∠─── ヽ
〆⌒  ̄ ̄ ̄ \__r 、 \
,.イ ,イ \ヽ,\rv-,
ヾイ /{ { ヽ、ト、 \Y <ノノ\
{ .ト{\ヽ', メ __\ } ⌒ヽ }へ
ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ- 、ノ // >= 私が北京の広告塔よ!
ノ ト、"´,. ー ノ ///\/ / \
/. { ゝ / レ// } Y´ \
{ ヽ ヽ⌒> / レ´TTア⌒>、_ \
V{ \ └ ´ / ,.イ/ /ll | /≦__ }
V{ >ー┬|/ ! ,.イノ || | /  ̄ ̄ ̄ /
リヽイ| /:| l _|' '´ || | | _/
/{{ | |===| || | __/
,. - ── - 、
r'つ)∠─── ヽ
〆⌒  ̄ ̄ ̄ \__r 、 \
,.イ ,イ \ヽ,\rv-,
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ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ- 、ノ // >=
ノ ト、"´,. ー ノ ///\/ / \
/. { ゝ / レ// } Y´ \
{ ヽ ヽ⌒> / レ´TTア⌒>、_ \
V{ \ └ ´ / ,.イ/ /ll | /≦__ }
V{ >ー┬|/ ! ,.イノ || | /  ̄ ̄ ̄ / やっぱり全身じゃないとね
リヽイ| /:| l _|' '´ || | | _/
/{{ | |===| || | __/
/し|| | |== / // | /,.イ
/ ヽヽ l==| / / l
/ イ\ \=| /// 〃
〈 ≧ー < ミ ヾ| // ト
\ \ \>∠、 /\
\ \ <〆ハ ゝ _/ \
{ / ̄> X〜ヾ´ ー'´ \
 ̄</⌒Y \ ',
\/ ノ | ',
_/ / / |/ ト、
/ / \ / |ー } ヽ
\/ / l /
ト、 / _ l /
/ ヽ/____/┬─ 、____/
/ ノ | /
/ / l /
チャンコロ氏ね
ハルヒがデレてるシーンを完全に集めた動画ってある?
ハルにゃんとキョンの3分クッキング〜
>>405 ハルにゃんの頬が赤らんだ動画集ならあったお
ハルにゃんのせいで人生狂い杉だろwwwwwwwww
ハルヒだけだから…ハルヒだけならオタじゃないから…
強引に自分に言い聞かせてきたのにさ…
部屋がやばい事になってきてカオス状態wwwww団長は責任を取るべきでしょでしょ?
_, ,_ パーン
( ‘д‘)
⊂彡☆))Д´)おちつけ
イチゴを食べるハルヒ
もちろんミルクがけ
日に日にキョングッズが増えていくハルにゃんのお部屋
ちょwww
416 :
SS 花束:2008/01/29(火) 21:47:15 ID:A0JpXHbt
1週間のアクセス規制明け記念でSSつーか小ネタ投下w
--
放課後、ハルヒは部室に来ないでどこかに行っていたと思ったら、花束を抱えて帰ってきた。
「なんだそれは?」
思わず聞いてしまったのも無理はない。
どう見ても、贈呈用にラッピングされた花束である。
ハルヒに花束でもプレゼントする酔狂な奴でも現れたのか?
ハルヒはニヤリと笑うと
「気になる?」
と聞いてきやがった。気にはならねーよ。
「みくるちゃん! 花瓶ある!?」
俺の返事は無視して朝比奈さんに活けるように命令すると、ハルヒは上機嫌で団長席に着いた。
「どうしたんでしょうね」
俺の前に座っている古泉が、いつもの笑みを浮かべながら俺に聞いた。
「知らねーよ。誰かにもらったんだろ」
俺はそう答えながら何となく面白くない物を感じていた。
一体何なんだろうね。
まあ、ハルヒが上機嫌だということは、世界が安定しているということなんだからいいことなんだろう。
俺は自分にそう言い聞かせていた。
何故言い聞かせる必要があるのかは自分でもわからん。
「さーて、みくるちゃん!」
ハルヒはどこで調達してきたのか分からない花瓶に花を活けた朝比奈さんに、極上スマイルを向けた。
ひっ と朝比奈さんは小さな悲鳴を上げる。
あの顔を向けられるときはろくなことが起こらない、と既に学習していらっしゃる。
「来週、華道部に行くわよ! 華道部でフラワーアレンジメントのイベントやるんですって! マスコットキャラとして貸し出す話をつけてきたから!」
相変わらず人権無視の提案ではあるが、ハルヒの持ち込むイベントとしては至極まともだ。
どうせ1人いくらか取るんだろうが。
「最近の華道部は活け花以外もやるのか」
どうも和室で剣山に花を刺しているイメージしかわかないが。
「そうよ、少なくともここの学校はね!」
ハルヒは上機嫌のまま答えた。
「それで、ついでに花束の作り方を教わってたってわけ! せっかく作ったのを崩すのはもったいないけど、人の都合で切られた花をそのまま枯らすわけにはいかないでしょ!」
みくるちゃんが花束持って立ってるだけできっとわんさか人が寄ってくるわよ、入れ食いね、なんて朝比奈さんに抱きつきながら話しているハルヒを見て、俺はホッとしていた。
それが何でかね、なんて自分をごまかすのはそろそろ終わりにした方がいいのかもしれない。
古泉のニヤケ面を疎ましく感じながらも、俺はそんなことを考えていた。
----------
このスレの絵師様方に影響されて、絵の練習をしていて思いついたネタです。
俺は昨日今日絵を描き始めた人間なので、下手くそなのはご勘弁を。
なかなか、他の方のようにはいかないものです(当たり前だ)。
http://www.vipper.org/vip727013.jpg あと、SSに長門が出ていないw ずっと本を読んでいます。そういうことにしておいてくだ
さいw
>>391 マニアックキョン思い出した。あとエロパロのうなぎプレイ
>>416 規制解除ナカーマ
この絵を見るとまるで結k(ry
GJ
ハルヒがOPで見た流星にはワームが大量に付着してたりして
侵食されてるww
>>413 キョンが赤くなってるの吹いたwww
しかしこのかわいさはやばい ハルヒは本当にキョンが好きなんだなあ
チョコを食べ過ぎて部室で鼻血を出してしまったハルにゃん
首の後ろを叩くキョン
前スレで初投稿「糸を切る」でやらかした俺だがその恥はSSでそそぐぜ。
いつかは吊るがそれまでお前らを糖尿病にするためにがんばる。
始業前、ハルヒとのいつもの何気ない会話をしていた時のことだ。
「やっぱみくるちゃんってこの学校のアイドルよねっ!」
机の中にたまたま国語辞典が入っていたのでふと手にとって、開きにくい最初の方のページをめくる。
アイドル:偶像。崇拝の対象。また、あこがれのまと。
感覚的にはまあわからんでもない。朝比奈さんの可愛さ魅力は像を作って崇拝したり、全校生徒の半分以上からあこがれられて然るべきものである。
かく言う俺も、その1人と言って間違いない。朝比奈さんと親しくしていることは正に僥倖と言えるだろう。
だがな、ハルヒ。
「学校のアイドルってのがイマイチわからん。具体的にはどういうのをアイドルって言うんだ」
「そうねえ、やっぱミス北高みたいな称号を持ってるべきかしらねえ」
ここで岡部が来てHRが始まった為に会話は中断されたわけだが。
1時限目の授業が始まっても俺の低学力な脳みそは朝の会話に取り付かれたままだった。
ミス北高、か。
個人的にはそんな谷口みたいなアホばっかりが喜ぶ企画に興味は無いが、やはり朝比奈さんがミスに輝く結果になるんだろうな。
容姿、スタイル、性格。どれをとっても神の奇跡のようなお方だからな。
後は、俺の知る限りでは鶴屋さんが次点といったところか。あの人柄だ。鶴屋さんを嫌いな人間などいるまい。
そう考えると朝比奈さんと鶴屋さんのクラスは北高一恵まれたクラスということになる。
羨ましいね、俺も共に……とまで言わないからせめてシャーペンで後ろからつつかれない日常が欲しいぜ。
SOS団の才媛、長門はどうだろう。
あくまで一般的なことを言えば、クールビューティーではあるが容姿は朝比奈さんほど見栄えがするものではない。
だが長門は文武共に超がつく優秀生徒であり、ギターテク、占いなどパーフェクト超人と言っても過言で無いほどの能力を有している。
それでいて物静かな文学少女というあたり、実際相当な人気があるのも事実である。
谷口の評価はなぜか低いようだが、俺個人としては朝比奈さんと票田を2分して勝るとも劣らない魅力があると思っている。
ま、宇宙的な他人に言えないような点を含めてしまうので、ミスコンとなればやはり朝比奈さん有利か。
朝倉がいればどうだったろうな。
俺は絶対にごめんだが今も北高に在籍していたら相当な人気があったんじゃないだろうか。
では喜緑さんは。
う〜ん、あの人もいい人だし美人なんだがどうにも影が薄い。
自らステルス機能を使っているのではないかと俺は考えているのだが、意識しないと近くに来るまで接近していることがわからないからなあの人は。
何と言おうか、イメージ的には海草だな。栄養価たっぷりで侮れないんだが海ではどうも地味ってところが。
俺だけのイメージか?
ううむ、こうじっくり考えてると本当にミスコンが開かれたりすることにならないか心配だ。
早いとこハルヒの考えが違う方向に向いてくれることを祈るしかないかね。
古泉のやつにしっかり釘を刺しておかないとな。ハルヒの提案をほいほい受け入れるなよってさ。
ありえんとは思うが、古泉からあの生徒会長に話がいってなんやかんやですったもんだして開催、なんてことになったら目も当てられん。
朝比奈さんや長門が迷惑を被るだけだ。
ああ、俺はこんなアホイベント反対さ。長々と考えといてなんだが、考えるだけくだらない。馬鹿馬鹿しい。女子生徒を馬鹿にするにも程がある。
男子で開かれたと考えてみろ。同じ男としてひどく心を痛めることになるぜ。
ん、ハルヒ?
ああ、あいつは駄目に決まってるだろ。
北高を代表する美女にあいつを選ぶようなやつは気が違っちまってるか相当な信者、もしくは物好きな馬鹿だ。
学校の内外問わずただ目立ってるだけであって、誰もあいつに投票なんてしないさ。
そうだな、ハルヒのやつを神扱いしてる古泉が信者ぶりを発揮して1票投じてくれるかもしれん。
これで総数2票。
クラス委員長の選出で人気の無い仕切り屋に集まった票じゃあるまいしってのがあいつのミスコン参加結果なんだよどうせ。
「なあハルヒ」
「なによ」
休み時間。教師が教室から出ると同時に俺は後ろを振り向いた。
「やっぱ学校のアイドルもミスコンもくだらん」
「あんたもしかしてそんなくだらないことを1時間ずっと考えてたわけ?」
そんな哀れさを滲ませた呆れ顔になるなよ。俺も自分の馬鹿さにはほとほと呆れてんだ。
……物好きすぎる馬鹿な自分にな。
以上。
なんつーかハルキョンってよりキョンハル。ハルヒ分薄いし。
参考電波として平野繋がりで「らき☆すた」3巻収録「夏のあれこれ」より「平穏な毎日」
書きながら頭の中を流れてたのはウルフルズの「かわいいひと」
>>427 キョン・・・
お前はハルヒに投票済みかw
GJ
>>427 なかなかのデレキョンじゃないかww
GJ!!!
『キョンがデレるとかわいい』
これ豆知識な。
GJ
ハルにゃんおやすみハルにゃん
ハルヒーー!愛してるぞーー!
おやすみ
ウルフルズはいいねぇ
あの自然体の前向きなとこはキョンも見習うベッキー
ハルにゃんの愛用枕はキョンの腕
ポニーテールの後ろの部分にもっとボリュームが欲しい
バカ、あの中途半端なポニテがいいんじゃないか。
ポニテのハルヒの絵ってほとんど見かけないな
おやすみハルにゃん
おやすみはるにゃん。
俺あした5時半起きだよ。
献血して貧血になっておんぶしてもらうハルヒ
ハルにゃんおやふみ
学生の本分は勉強だという事は頭では理解している。まあ、それが本音と建前のどちらか、というのは改めて言わなくても皆さんなら解るだろうがね。
というわけで、ここ最近の俺の行動パターンは、憂鬱な授業はほぼ居眠りやり過ごし、放課後になると旧館三階の端っこの部室で、芳しいお茶で喉を潤しながらマッタリ、というパターンばかりだった。
さて、本日の放課後も、例によって部室へ辿り着き、俺がドアをノックしようとしたまさにそのタイミングで、長門が室内から出てきたのだった。
「よ、よう、長門。どうした、どこかに行くのか?」
「……コンピュータ研究会の部室」
そう答えた長門は、そのままじっと俺の方を眺めている様子で立ち尽くしていた。
つられて俺も長門の顔を見つめてしまう――って、なんだ、こんなところでにらめっこしてどうするんだ、俺たちは。
「……なあ、長門。ひょっとしてお前、俺が許可するのを待ってるのか」
「そう」
おいおい、そんなの一々俺の承諾を得る必要なんて無いぞ。長門の好きなときにいつでも行ってやれよ。
「了解した」
そう言って長門はコンピ研の部室の方へと歩みを進めた。一瞬だが、その瞳に安堵の色が浮かんだような気がするのだた、まあ、俺の目の錯覚だろう。
「ちわーっす。って、何だ、ハルヒ、お前だけか」
思わず溜息を吐いてしまう俺。そんな俺の様子にカチンと来たのか、ハルヒは、
「そんなの見れば解るでしょ。なによ、それともあたしがいることに文句でもあるわけ?」
と声を荒げて反応した。
そういう言い方されると、文句の一つ二つぐらいでっち上げたくなってくるな。まあ、俺はどちらかといえば平和主義者だと自分でも思うので、余計な事は言わないでおこう。
どうやら朝比奈さんも古泉の奴もまだ来ていないらしい。俺のささやかなティ・ブレークはもう暫くの間お預けのようだ。なお、退屈しのぎのボードゲームはこの際どうでもいい。
「ねえ、有希はどこに行ったの」
「コンピ研行くって言ってたけど、ハルヒ、お前は聞いてなかったのか」
「何にも。――って、キョン。何で有希はあんたにだけ教えてあたしには黙ってるのよ」
そんなことを俺に訊かれてもな。おおかたハルヒには言い出し辛かったんじゃないのか。そもそも、お前は最初コンピ研の部長に長門がスカウトされてたときにゴネてたじゃないか。
「今更決まったことには口出しはしないわよ、あたしは。いい、キョン。SOS団の団長たる者はそこまで狭い心なんかじゃ務まらないの!」
その割にはなんだかんだハルヒは口うるさいと思うがな――主に俺に対してだが。
「なによ。キョンの方こそ、あたしの命令に従わずに文句ばっかりじゃないの」
口を突き出してアヒルさん状態のハルヒである。
しかし、二人きりの空間で口喧嘩っていうのも不毛過ぎるな。やれやれ、ここは不本意だが俺の方から折れてやるか。
「解った。解ったから少し落ち着いてくれ。すまん、謝るって」
「ふんだ。なによその態度。全然反省の色が見られないわ。口先だけで謝ってもダメよ」
ヤバイな。本格的にハルヒはヘソを曲げてしまったみたいだ。こうなったら面倒くさい事この上なしだ。
「お前の言う通り、俺が悪かった。頼むから許してくれ。後で――帰りにでもコンビニで何か食い物奢ってやるから」
ハルヒは、ぷい、っとそっぽを向いたかと思うと
「ま、まあ、そこまで反省してるんだったら、許してあげない事もないわ。…………言っておくけど、別に、食べ物に釣られたとか、そんなんじゃないんだからね。キョン、いい?」
と、先程までの勢いはどこへ消失したのやら、なんとも恥ずかしそうな様子で応じた。
あのな、ハルヒ。それは『語るに落ちる』ってモンだと思うぞ。
と、丁度その時、ハルヒの襟元で何か茶色っぽいものが動くのを俺は見た。
最初、俺はそれが何なのか認識できなかった。時期が時期である。こんなクソ寒いのに、そんな奴が今頃いるわけ無い。
いや、待て。そういえばパソコンの中に巣を作って繁殖とか、聞いた事があるぞ。ここのところ、ハルヒは面倒くさがってパソコンの電源を付けっ放しにしていたし、筐体の中はそれなりに暖かいのであれば、寒さもやり過ごせるのかも。
ということで、ハルヒの首近くに取り付いたそいつが何なのか、皆さんはもうお解かりだろう。
そう、そいつは――『ゴキブリ』――だった。
その瞬間、何故俺がそんな行動をとったのかは、俺自身説明のしようがない。
ただ、その時、何もかもがスローモーションのように俺には感じられた。
一歩、ハルヒの方に踏み出し、俺は右手を伸ばす。
刹那、反応してハルヒの首の後ろ側に回り込もうとするターゲットG。
俺の突然の動きに、唖然とした様子のハルヒの表情。
ターゲットG、ハルヒのセーラーの襟から、背中に潜り込もうとする。
何の躊躇も無く、ハルヒ襟口から背中に自分の右手を突っ込む俺。
ハルヒの肌の温もり。そしてターゲットGの名状しがたい感触。
即座に右手を抜き取る俺。
瞬時に紅に染まるハルヒの顔。
俺の頬を捉えるハルヒの右の手のひら。
スッパ〜ン!と、何とも切れ味のいい音が室内に響き渡った。
肩で息をしながら、ハルヒは
「バ、バカ〜!い、い、いきなりなにすんのよ、このエロキョン!」
と叫ぶと、俺のネクタイを掴んで首を締め上げた。
俺は頬の痛みよりも、引っ叩かれた拍子に自分の右手の中で潰れてしまったターゲットGの感触を何とかしたくて仕方がなかった。
間の悪いことに、直後、朝比奈さんが部室に現れた。
「遅れちゃってすみませ〜ん。え、あ、あれ?涼宮さん、どうかしたんですかぁ?――キョ、キョンくん!そ、そのほっぺた一体どうしたんですか?……あ、あのぅ、わたし、今、来ちゃったのって、ひょっとして、マズかったですかぁ?」
うむ、やはり朝比奈さんは何か誤解しているようだ。
「ちょっと聞いてよ、みくるちゃん。このケダモノキョンが、こともあろうに団長のこのあたしに――って、キョン。あんた、何か隠してるでしょ。その右手が怪しいわ。今すぐ見せなさい」
俺の右腕を抱え込んだハルヒは、、朝比奈さんの目の前で俺の握っている右手を無理矢理こじ開けた。
結果、見るも無残なグロ映像が俺の右手に展開される。
途端。
世界を静止させるために用意されたのではないか、と思われる呪文らしきシロモノが俺の左右からステレオ効果で鳴り響いた。
ハルヒは腰を抜かしたのか、その場にしゃがみ込んでしまった。
朝比奈さんは目を開けたまま気絶したのだろうか。そのまま後ろに卒倒――
「おっと。これは一体どうしたのですか?」
これ以上ないナイスタイミングで現れた古泉が、朝比奈さんを背中から受け止める。
「おや、気を失っているようですね。……僕はこれから朝比奈さんを保健室まで運んで行くことにしましょう。あなたは――涼宮さんをよろしくお願いします」
と、実に自然な様子で古泉は朝比奈さんをお姫様抱っこするが早いか、廊下に出て行ってしまった。
ああ、それはまるでいつぞやの映画のワンシーンの再現みたいだったな。
俺が古泉に続いてドアから外に出ようとすると、
「ちょ、ちょっと、待ちなさいよ、キョン。あんた、あたしを独りにして、どこへ行こうっての」
と、口調の割には必死そうな声で呼び止めてきた。
何処に行くも何も、俺は一刻も早く、この右手を浄化したいんだがな。
「バ、バカ!――とっとと行ってきなさいよ。いい?三十秒以内に戻ってこないと許さないんだから」
出来れば念入りに洗浄したいし、五分ぐらいはもらえないだろうか。
「いいからさっさと行ってくるの!」
俺が、一寸の虫の五分の魂を奪ってしまった穢れた右手の禊を済ませて戻ってくると、ハルヒはさっきのままの状態で床に座り込んでいた。
「なにしてたのよ。遅かったじゃないの」
これでも精一杯急いだんだがな。
「ハルヒ、立てるか?」
「ん……ダメみたい」
なんだ、同じ昆虫である蝉は平気なクセに、ゴキブリ様はさすがにハルヒでも苦手らしいな。
俺はハルヒを抱えて立ち上がらせると、手近なパイプ椅子に腰掛けさせた。
ハルヒは両手で自分を抱えて震えていたが、暫くして首を左右に捻ったり、肩を上下させたりしてモゾモゾと動いていた。
一体どうしたんだ、こいつ。
「なんでもな――くはないわね。さっきから、何だか背中が痒くてしょうがないの」
ゴソゴソ動き続けているハルヒだったが、やがて、呟くように言った。
「キョン――さっきは、ごめん。あたし、何だかわかんなくて、思い切り平手打ちしちゃったから……」
いや、今回はさすがに俺の方が悪かったんじゃないか。何の予告もなしに、女の子の服の中に手を突っ込んだんだからな。
「でも……キョンは、その――あたしのこと、助けようとしてくれたんでしょ?」
まあ、行きがかりとはいえそういうことになるのか、これは。
でもな、やっぱり男として俺はやっちゃいけないことをしてしまったんだ。簡単に許される事じゃない。
全く、お前の言う通り、本当にケダモノ並みだよな。暴走、もとい房総半島方で大量に繁殖してる奴らと一緒に駆除されても仕方ないかもって思うぞ。
「なによ、さっきから謝ってばっかりじゃない。キョンらしくないわよ」
一瞬、笑みを取り戻したハルヒは、またも顔を赤くすると俯いて言った。
「じゃ、じゃあ、許してあげる代わりに、あたしのお願いを、一つでいいから聞きなさいよ」
解ったよ。で、何をすればいいんだ?
「キョン――あたしの、背中……掻いて」
ハルヒは聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声で、俺にそう告げたのだった。
羽織っていたカーディガンを脱いで、腰掛けたまま前屈みになったハルヒの背中を、制服越しにガリガリと指で引っかいてやる。
ハルヒは相変わらずモゾモゾしていたが
「ああ、やっぱり服の上からじゃダメね。直接掻いてもらわないと効き目無いみたい」
といったかと思うと、何のためらいも無くセーラー服を脱ごうと裾部分を持ち上げ始めた。
「おい、ハルヒ!お前……」
俺は慌ててハルヒを制止する。もってけ、なんて言われても困るぞ、とかわけの解らないことを考えているあたり、俺の動揺の程を察して欲しい。
「だって、直に掻いてもらおうとしたら、脱がないと仕方が無いじゃない」
だからって、俺の前で脱ぐ事ないだろうが。お前には羞恥心ってモノが無いのかよ?
「なによ、背中見られるぐらい、あたしは全然平気よ」
あのなあ。お前は見られても平気かも知らんが、俺は全然平気じゃないぞ。なんていったって、ケダモノだぞ、ケダモノ。
「解った。だが、ちょっと待て。そもそも脱ぐ必要は全く無いだろうが」
俺はハルヒの持ち上げた隙間部分から背中に手を差し込んだ。
「あんっ!」
軽く悲鳴を上げるハルヒ。なあ、やっぱり、止めた方がいいんじゃないか?
「な、なんでもないってば。あんたの手がちょっと冷たかっただけよ。そのうち慣れるから」
やれやれ、覚悟を決めるしかないか。
俺はハルヒに命じられるまま、なるべく爪を立てないように、そのスベスベの肌の上をひたすら掻かされた。
「んぁ――そ、そこがいいわ」
何とも言えない調子の吐息と共に搾り出されるハルヒのセリフ。
「もうちょっと左……そう。も、もっと、続けて――」
うっかり指が下着のラインに触れてしまったり、ハルヒがその身体をピクリと捩る度に、俺は心臓が止まりそうな気がしてたまらなかった。今日一日で寿命がどれくらい縮んだことやら。
そうこうしているうちに数十分は経ったんじゃないだろうか。
ハルヒはグッタリとした様子で机に伏せたまま、ピンク色に頬を染め、繰り返し肩で息をしていた。
俺はカーディガンを背中に掛けてやったものの、どうしたらいいのかも解らずに、ハルヒの顔を呆然と眺めていることしかできなかった。
きっとこんなところを誰かに見られたら、絶対に誤解されるだろうな、とか、まさかこれも古泉あたりの陰謀なんじゃないのか、とか考えながら。
「おや、長門さん。ドアの前で何をしておいでなのでしょうか。――気のせいか、少々怒っていらっしゃるようにも見えますが」
「……憤慨しているわけではない。ただ、この場に発生した桃色空間にどう対処すべきかを検討しているだけ」
「ふえぇ、鍵が掛かっているわけでもないのに、部室の中に入れませんよぉ――」
,. - ── - 、
r'つ)∠─── ヽ
〆⌒  ̄ ̄ ̄ \__r 、 \ みくるー いくわよー
,.イ ,イ \ヽ,\rv-,
ヾイ /{ { ヽ、ト、 \Y <ノノ\
{ .ト{\ヽ', メ __\ } ⌒ヽ }へ
ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ- 、ノ // >=
ノ ト、"´,. ー ノ ///\/ / \
/. { ゝ / レ// } Y´ \ / ̄ ̄`ヽ :
{ ヽ ヽ⌒> / レ´TTア⌒>、_ \ /. i /ヘ\ヽ\:
V{ \ └ ´ / ,.イ/ /ll | /≦__ } ;| ! |/__.xト、L,_ ト}: な…
V{ >ー┬|/ ! ,.イノ || | /  ̄ ̄ ̄ / ; |!ヘ cモリ lモ!oV なんなんですか?
リヽイ| /:| l _|' '´ || | | _/ ;| !|.ト" rっ ツ|.|、: あの人、だれですか?
/{{ | |===| || | __/ ,',ノ 斗ャ fて`Y トミヽ なんであたし
/し|| | |== / // | /,.イ / {トミトv|'´ゝ } ノノ:l }: 呼ばれてるんですか?
/ ヽヽ l==| / / l :/イ { ゝィVr-ヘト、 ! ハ
/ イ\ \=| /// 〃 | !|Y⌒'ミ{ヾ=' | /イ|
〈 ≧ー < ミ ヾ| // ト ヽ人 |! /\ :
\ \ \>∠、 /\ `'┬' トー'´ ヽ :
\ \ <〆ハ ゝ _/ \ :,/{、 || ,.|='´ }
結界が出来取るwwww
GJ!!
さすがにハルにゃんも潰れたGをいきなりでは驚くよなw
ええい、キョン!そのままもってけ!
>>448 GJ!
しかしGの無惨な姿は想像したくねぇえええ!!
ところである業界では「かく」ってのは男女が寝ることの隠語なんだっぜ。
>>451 GJ!!
本当に背中をかくだけで終わったのだろうか。
はるにゃんおはよう。
ってか寝たら起きれないしずっと起きてたんだけどねw
おハルにゃん
おハルにゃん
新聞配達のバイトをしているキョンは、ハルにゃんの家にも新聞を配達しているようです。
,. - ── - 、
r'つ)∠─── ヽ
〆⌒  ̄ ̄ ̄ \__ \
,.イ ,イ \ヽ,
ヾイ /{ { ヽ、ト、 \
{ .ト{\ヽ', メ __\ }
ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ- 、
ノ ト、"´,. ー ノ ///\
/. { ゝ / レ// }
{ ヽ ヽ⌒> / レ´TT
V{ \ └ ´ / ,.イ/ /
,-、 f^ヽ >ー┬|/ ! ,.イノ
{ ヽ:::;ム マミ、: : \ ム: : :∨
\ ヽ,ム ∨ヘ : : \ /: /ヘ: : :ヘ
,.- 、 \ ヽ〉 ヽ \: : :\://ヘ: : :|
ヽ、 \ | 〉 \ lヽ./^)、 : : |: : !
丶、`¨ / ァ'´ /: : ヽr:| : ハ
`) l ,.イ、ヾニ二7イ |.ィ
⊂二´.. _ __/ / ` ー-、_|/、__jニフ
ヾー--='彡- ' /´:j:_}::::/一`
`ーr'´ ,f-':j´:||`′
/ヾ二トr‐_Tj-トイ : l:!┐
/: : : : : : 丁´ : : /:/: ://: `\-、
/: : : : : : : / : : : /:/: ://: : : : : :ヽ:\
,. -‐': : : : : : : :/ : _/::f: ://: : : : : : /ヽ7
ヽ: : : : : : : : : :|: : : :/:::::|: :!:|: : : : :/ \
拾ってきた
おハルヒ
_ノ_ノ
( ゚∀゚)
ノし▽J
| |
((( し⌒J カサカサ
俺達は虫に生まれ変わってもハルにゃんの柔肌に触れられないのか…orz
ハルにゃんおはお
偽ハルヒが出てくるくらい人気があるってのは嬉しいけど
偽ハルヒ服装以外似てなさすぎだろw
もうちょっとかわいく描けよ、と
日本人が中国人に似顔絵を描いてもらうと
なぜか中国人になる法則
オレは東南アジアで似た体験をしてきた
ハルヒホイホイ
キョンの私物をエサにしてハルヒを捕まえる事ができる
ディズニー映画の如きCGでデフォルメされたハルヒがみたい
汗ばんだ自分の足の臭いをかいでいるところをキョンに見られたハルヒ。
キョンがトイレに行っている間にキョンの弁当と自分の弁当をこっそり交換するハルヒ
ハルヒに授業中にわき腹をつつかれまくるキョン。
ハルヒが大きなあくびをしているときにおもいっきりお菓子をハルヒの口に中に入れるキョン
キョンの脱いだブレザーをこっそり着てみるハルヒ
キョンにひざかっくんされてこけて腰が抜けてしまったハルヒ
キョンの手袋を奪って自分に装着させ手袋に顔をすりすり擦り付けるハルヒ
雪が積もった日にキョンと一緒にソリで遊ぶハルにゃん。
寒い日にめじろ押しみたいに寄り添ってたった一つしかない文芸室のストーブに
群がるSOS団皆。
最近のイラストうpラッシュに絵師復興のヨカー(゚∀゚)―ン!!
受験組の帰還に全力でwktk(*´Д`)ハァハァwktk!
んもぅ今から全裸で待機しておくのね!!(・∀・)ムハッ!!!!
((((((・∀・∀・)ヌッヘッホー…
ヌッヘッホー…(・∀・∀・))))))
待 ち 切 れ な い の ね っ ! ! ! ! !
キョンのワイシャツが大好物
遅ればせながら
>>451 GJ!!!
絵のハルヒが色っぽい。なんか色々妄想しちまったじゃないかw
>>470 凄いアンテナを持ってるなww
それだけ電波拾ってみたいもんだ。
フライングで戸惑いゲットした〜
ちょっとデレはるにゃんを育ててくる〜www
>>476 頼むから明日までネタバレするなよ。絶対だぞ
明日ってか当分ネタバレは勘弁
ハムスターになったハルにゃん
欲しい
約束のネタバレならおk?
朝食を摂らず登校したので気分が悪くなって授業中に倒れたハルヒ
キョンに保健室まで運ばれて少し嬉しいハルヒ
制服を改造するハルヒ
舌を噛んだハルヒ、キョンに治療してもらう。
ガムで風船を膨らませるハルヒ、手を滑らしたみくるがぶつかって顔にガムがべったり。
30分毎にキョンにメールするハルヒ
キョン宅の合い鍵を内緒で作るハルヒ
キョンの部屋に盗聴器を仕掛けるハルヒ
もちろん隠しカメラも忘れずに
ハルヒは男に媚びないところがかわいいのに
地獄兄弟になるハルキョン
>>445 今更だがGJ!!
最近はこういう「健全なお色気」が少ないから新鮮な感じだ
ってことでお色気小説come on!
どこまでが健全でどこからが健全でないのか。パンツはセーフですか?
むしろホムーランです
誰か変態ハルヒのSSを書いてくれ
ハルヒの日頃朝比奈さんにしてる行為なんて変態そのものじゃん
ハルヒ流のスキンシップだよ
納得してしまった
ハルにゃんのカチューシャほしい
wikiより
いとうのいぢの好きなシチュエーションは
「元気良くパンチラしてる女の子とか」とのこと
ハルヒでパンチラしてるの見た事ありませんが
のいぢはシャナ派なんだよ
中華ハルヒのAAまだ?
と書き込もうと思ったらkttkr!!!!!!!!
中華ハルヒのSSまだ?
SSはねーよwwww
大体中華ハルヒと誰を絡めるのよwwwwww
誰かフラゲした?
中華ハルにゃんを受信しようと試みたが
杉田の隣でアルアル言ってる奴にしかならなかった。
そこでチャイナハルヒですよ
中華料理人ハルヒというテがある
506 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/30(水) 20:54:27 ID:+7YFcWkk
チャイナ服ハルにゃんの次は女医ハルにゃん
中華ハルヒのおっぱいって何であんなに尖ってるの?
あとその色つきの餃子は何?
中国ネタで電波を飛ばしてみる。
太極拳をキョンに見られるハルヒ
満干全席のカタログを見てよだれをたらしているハルヒ
今日の晩御飯はシューマイか春巻きかでもめる二人
段ボールに肉まんを作ろうとするハルヒ
キョンの湯飲みは中国製で鉛が入っていて危険と言い、自分の予備の湯飲みを挙げて、
キョンの湯飲みを処分するといって持って帰るハルヒ
中国語のモノマネが上手いキョン。
自分もやってみようとしたら盛大に舌を噛んでしまい、特に理由は無いけど
キョンを睨みつけるハルヒ。
餃子食いすぎてニンニク臭漂うハルヒ。
ハルヒじゃねえよハルビンだよ
キョンのことが大好きなハルヒ
キョンのことが大好きなハルヒ
キョンのことが大好きなハルヒ
キョンにだけデレるハルヒ
着替えてる時にキョンにイタズラされるハルにゃん
キョンの服を借りるハルにゃん
ハルキョンが柔道を始めたようです。
いや、泥レスだ
中華ハルヒまとめてうpしてくださいw
涼宮ハルビンまとめ
http://www.vipper.net/vip445484.zip.html 俺も悪ふざけで作ってみた
http://www.imgup.org/iup547955.jpg ,. - ── - 、
r'つ)∠─── ヽ
〆⌒  ̄ ̄ ̄ \__r 、 \
,.イ ,イ \ヽ,\rv-,
ヾイ /{ { ヽ、ト、 \Y <ノノ\ 喰餃子、姜!
{ .ト{\ヽ', メ __\ } ⌒ヽ }へ
ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ- 、ノ // >=
ノ ト、"´,. ー ノ ///\/ / \
/. { ゝ / レ// } Y´ \
{ ヽ ヽ⌒> / レ´TTア⌒>、_ \
V{ \ └ ´ / ,.イ/ /ll | /≦__ }
V{ >ー┬|/ ! ,.イノ || | /  ̄ ̄ ̄ /
リヽイ| /:| l _|' '´ || | | _/
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/し|| | |== / // | /,.イ
戸惑フラゲした
オプションで笑ったのは初めてだ
ハルにゃんとキョンをデレさせたいぜ
他所でやれよ中華
なあ・・・もう中華はいらないよ・・・
526 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/30(水) 22:01:32 ID:+7YFcWkk
さんざん好きにやっといて・・・自由な奴だなぁ
日本ハルヒに吹いた
アメリカンなハルヒだと金髪青目に鼻が高くなるのか
>>726 ハルヒのドロップキック
長門による情報連結解除
ミクルビーム
キョン椅子投げ
古泉のふんもっふ
好きなの選んでいいよ。
>>531 健全以前にお前さんの絵は良い意味でどこか狂ってるw
533 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/30(水) 22:34:27 ID:+7YFcWkk
少女漫画の…主にNA○Aとか○きマンに似てるNe
,. - ── - 、
r'つ)∠─── ヽ
〆⌒  ̄ ̄ ̄ \__r 、 \
,.イ ,イ \ヽ,\rv-,
ヾイ /{ { ヽ、ト、 \Y <ノノ\ <オッス! オラ悟空
{ .ト{\ヽ', メ __\ } ⌒ヽ }へ
ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ- 、ノ // >=
ノ ト、"´,. ー ノ ///\/ / \
/. { ゝ / レ// } Y´ \
{ ヽ ヽ⌒> / レ´TTア⌒>、_ \
V{ \ └ ´ / ,.イ/ /ll | /≦__ }
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リヽイ| /:| l _|' '´ || | | _/
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涼宮 哈爾濱 [スズミヤ ハルビン]
(不明〜2008没 毒入り冷凍餃子を食し死亡)
,. - ── - 、
r'つ)∠─── ヽ
〆⌒  ̄ ̄ ̄ \__r 、 \
,.イ ,イ \ヽ,\rv-,
ヾイ /{ { ヽ、ト、 \Y <ノノ\
{ .ト{\ヽ', メ __\ } ⌒ヽ }へ
ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ- 、ノ // >=
ノ ト、"´,. ー ノ ///\/ / \
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{ ヽ ヽ⌒> / レ´TTア⌒>、_ \
V{ \ └ ´ / ,.イ/ /ll | /≦__ } 良識的中国人民、涼宮哈爾濱が
>>536ゲットある!
V{ >ー┬|/ ! ,.イノ || | /  ̄ ̄ ̄ /
リヽイ| /:| l _|' '´ || | | _/
/{{ | |===| || | __/
中国は世界>1を狙ってるアル!
>2本の軍国主義化に懸念するアル!
中国共>3党は永遠に不滅アル!
中国の>4ん歩は永遠に続くアル!
アメリカは帝国主義の>5ロツキアル!
>6シアは、一応同盟国アル!
>7ん京大虐殺は史実アル!
>8す国神社参拝、絶対許さないアル!
に>9まんに段ボールは入れてないアル!
チベッ>10を解放したのは、我々アル!
日本ハルヒに戻そう
白無垢を一回着てみたいハルヒ
梅干食べてすっぱそうな顔をするハルヒ
茶柱を発見してキョンに自慢して喜んでいるハルヒ
茶菓子が咽喉に詰まってキョンに背中をさすってもらうハルヒ
いつものカチューシャはお休みしてかんざしを挿して学校に行ってみるハルヒ
鶴屋さんに着物の着付けを頼んだら後ろから思いっきり胸をもまれて赤面するハルヒ
一番風呂が大好きなハルヒ
ハルヒかわいいねハルヒ
ハルヒは神です。実は
前スレに投下された猫ハルヒはパンツ見えてるよな。ホームランだな。
というかハルヒの身体自体がけしからん。健全だけどけしからん。
>>537 いっそ自分で書くなり描くなりしてみてはどうだろうか。
電波の人無事だったか。最近見なかったから心配してたぜ。
しかし
>>537のネタはヤバイな。画面映えしそうだw
SOS団でファーストフード屋にハンバーガー食べに行って長門の頬についたケチャップを舐め取るハルヒ
コーラ瓶を零してキョンのブレザーを汚しちゃうハルヒ
ハンバーガーを喉に詰まらせてキョンに背をさすってもらいながらコーラで流し込むハルヒ
ハルにゃんに舐められたい
催眠術をキョンに掛けようとするが、自分が掛かってしまうハルにゃんおやすみ。
以下長駄文
>>537 鶴屋さんの親戚の結婚式にSOS団がお呼ばれする
↓
新婦の白無垢に見とれるハルヒ以下女子の面々
↓
その席で出た、高級な膳のこれまた値の張りそうな梅干を食べてハルヒが口をすぼめる
キョンがそれを見てた。ハルヒが当然の如く憎まれ口を
↓
その後、お茶会みたいなのを催すので鶴屋さんが三人娘に着物を着たら?と言う
三人が着替えてる間、キョンと古泉が閉鎖空間がどうたらこうたら話してる
↓
しばらくして着替えてきた三人をみて、如才なく賛美を送る古泉
↓
キョンはモノローグで絶賛、が口に出せたのは
「似合うじゃないか、長門。」
「似合ってますよ朝比奈さん。お姫様みたいですよ。いや、ほんとに。」
↓
そこまで言ってハルヒに向き合うが、ハルヒが「さぁ行きましょ!」と言ってみんなを引っ張ってく。
タイミングをはずされたキョンはしぶしぶ席に着く
↓
しばらく茶を飲みながら雑談、そしてハルヒが花を摘みに行くと言って席を立つ。
ハルヒが戻る前にみんながキョンに気を利かせて席を離れる。
キョンだけしかいないところにハルヒが戻る
↓
「あら?キョン、みんなは?」
「揃ってどこかに行ったよ。すぐもどる、とさ。」
「ふ〜ん。ま、いいわ。」
ハルヒ茶菓子を食う。キョンが「ハルヒ。」と呼ぶ。口に頬張ったままキョンを見るハルヒ。
ハルヒを見つめながらキョンが、
「似合ってるぞ(アニメ最終話風)」と言う
ハルヒは真っ赤になって、何か言おうとしてむせる。キョンも顔を赤くしながら背中をさする
↓
その2人を影から見てるみんな。
長文ゴメン。そのくせ「かんざし」と「一番風呂」が抜けててさらにゴメン
吊ってくる。
>>546 これは・・・いいぞw
かんざしと一番風呂か・・・難しいな
花を摘みに〜を風呂に入りに・・・とするとか?
なんという合成…GJw
>>547 かんざし+学校
白無垢+一番風呂
鶴屋さんの着付けと胸揉み+それを見るキョン ←鶴屋さんが許さん希ガス
合わせられない・・・orz
俺の想像力の限界きた
551 :
537:2008/01/31(木) 00:21:30 ID:mb5z/1ng
>>546に刺激されて自分で発した電波をなんとかしてみる。長文御免
来年撮影する映画の場面に着物姿が必要だと力説するハルヒ。
↓
鶴屋さんに頼んでみる。→鶴屋さん快諾
↓
鶴屋さんの家に行き、女性陣は鶴屋さんに胸を揉まれながらも着物を着てみる。
↓
更にかんざしを挿して着物らしいおしゃれをしてみる。
↓
ハルヒ含めキョンに似合っていると言われてみんな嬉しくなる。
(このときキョンは白無垢も似合うかもなハルヒに言ってしまう)
↓
着物来たからそのままお茶会をする流れになって、
キョンの茶柱をハルヒが飲んでしまったり、ハルヒが茶菓子を咽喉に詰まらせたり、
梅こぶちゃをすっぱそうに飲むハルヒに爆笑したり
楽しく時は過ぎる。
↓
楽しんでいたら夜遅くになってしまったのでお泊りという流れになり、
露天風呂に一番に入ってはしゃぐハルヒ。そこで後から来た鶴屋さんに胸を揉まれる。
↓
朝、キョンの似合っているが脳裏に移って、気分でかんざしを挿した髪型に変える。
キョンにまた似合っているといわれ赤面。それを微笑ましく見るみんな。
結局ハルヒはかんざしを挿したまま学校に登校。
終わり。
>>551 受信→自家発電(?)乙。
よし吊り終わったし、俺もばんがろう
明日から
田舎からドリアが大量に届いたのでハルヒに御裾分けするキョン。
あまりに臭かったので突っ返される事に。
>>551 鶴屋さんの「揉み」が重複w
どんだけ揉みたいんだw
ハルにゃんあったかくして寝てね
おやすみハルにゃん
北高の学生服が男子だけ変わる。
学ラン着て教室に入ってきたキョンを直視できないハルヒ。
もちろん萌えちゃって。
ドリアを栽培してる田舎・・・。
ドリア?ドリアンでなくて?
コリアンじゃね?いや、中華か?
560 :
554:2008/01/31(木) 00:41:42 ID:kKbv6AuH
今更だが間違えた。
ドリア→ドリアンね
イタリア料理なんか栽培してどうすんだorz
一瞬魔女の宅急便を思い出したじゃねーかwww
ドリアンを食べるハルヒは想像できn・・・できるか?
まぁ食べても一口、で残りをキョンに喰え! って言いそうだ
ハルヒにおやすみって言いたい
はるにゃんかわいい
布団蹴っ飛ばしておなか出して寝ているハルヒにそっとシャツをいれてあげて
布団をかけてあげるキョン。
キョンに手を握ってもらえないと寝れないハルヒ
寝ているハルヒの唇にそっと指をつけるとその指に赤ちゃんが母乳を吸うように
吸い付いてくるハルヒ
寝返りしてぼさぼさになったハルヒの紙を手櫛で整えてあげるキョン
キョンのカッターシャツをパジャマにして寝るハルヒ
ひんやり冷えた自分の足をキョンの太ももにつけてキョンをビックリさせるハルヒ
キョンの心音を聞きながらだと物凄く気持ちよく寝れるハルヒ
寝相が悪くてキョンをベッドから突き落とすハルヒ
俺も寝ようっと。
>>565 そのアンテナはどこに売っているんだ。
お休み。
>>565 全部同じ布団で寝てる2人かw
イイユメヲー(ハルキョンの)
春のSOS団合宿にて皆で雑魚寝
ハルにゃんとゆきりんはキョンに
みくるんはなぜかいっちゃんに抱き着く形で就寝
父親はこんな感じなのかと苦笑いの二人
「…やれやれ「ですね」」
みんな仲良くおやすみ
外に泊まりたかったので橋の下で火を囲みながら星降る夜、寝袋に包まるSOS団
シャンプーハットを愛用するハルにゃん
体育の着替えの時キョンがハート柄の赤パンを履いてた事を知るハルにゃん
ロッ○リアでコーヒー一杯で一夜粘ったSOS団
一夜の旅と題して夜行列車を使って県外に出てあてなくさ迷うハルキョン
スキーに行くSOS団。
スキー場でハルヒを怒らせてしまうキョン。
夕方になっても帰ってこないハルヒ。
古泉が引き止めるのをふりきって探しに行くキョン。
捻挫して動けなくなってたハルヒを発見。おぶって帰ろうとするが吹雪いてきてしまう。
そんな矢先に山小屋を発見。仕方なくそこで一夜を過ごすことにするハルヒとキョン。
ハルヒの冷えた身体を暖めようとキョンは……
……つづきは各自妄想して次の授業までにA4用紙50枚以内にまとめて提出するように!
>>570 その高性能なアンテナ譲ってくれませんか?^^
「きゃっ!」
ドン!という大きい音、続いて人の倒れる音。
「……みくるちゃん?」
倒れる朝比奈さん。呆然と立ち尽くすハルヒ。悪質な対比だった。悪酔いしてしまいそうなほどに。
誰よりも早く動いたのは古泉だった。
「医務室に運びましょう。話はそれからです」
軽々と朝比奈さんを背負い走り出す。頭は混乱していたが体は動いてくれた。
「異常はないわ。しばらく安静にしていれば大丈夫。もししばらくしても頭痛があったら大きな病院に行くべきだけどね」
保険医の言葉に安堵する俺たち。朝比奈さんはベッドでスヤスヤ眠っていた。
「朝比奈さんは僕達で看ています。あなたは涼宮さんをお願いします」
「ハルヒ?」
不覚にもその場にハルヒがいないことにすら気がつかなかった。
ああもう、とことんダメだな。畜生。
いつの間にか日も落ちて、部室は月明かりの中でうっすらとその輪郭を現していた。
「……電気もつけずに何やってるんだ」
ビク!と肩を震わせるハルヒ。その背中はいつもよりはるかに小さく見えた。
「朝比奈さんは大丈夫だ。とりあえずは異常なし」
大きく息を吐くハルヒ。それだけ責任を感じていたのだろう。
「しかし薄情じゃないか?ちゃんと朝比奈さんを見てろよ」
だがあえて責めた。責任放棄なんてのはこいつらしくない。
「元々お前が悪いわけじゃないんだ。お前の責任は朝比奈さんが無事かどうか見届けること、違うか?」
SOS団でまとまって移動中に箱が落ちてきた。誤って階段から落としてしまったらしい。
不運だったのはその真下に朝比奈さんがいて、すぐ隣をハルヒが歩いていたこと。
「……あたしが守ってあげなきゃいけなかったのに」
自己嫌悪なのだろう。なまじ何とかできる位置にいたのがハルヒの不幸だったと言える。
「あたし、団長なのに、みくるちゃんを守ってあげられなくて、すぐ隣にいたのに……」
会わす顔がない、そんな風に思っているのだろうか。馬鹿馬鹿しい。
「お前少しはマシになったかと思ったがやっぱりアホだな。朝比奈さんのことわかっちゃいない。来い」
ハルヒの手を引いて歩き出す。こんなにハルヒに力を感じないのは初めてだった。
保健室に着くと朝比奈さんが身を起こしていた。よかった、気がついたらしい。
「ごめんなさい涼宮さん。わたしまたうっかりしてて……涼宮さんは大丈夫でしたか?」
「え……あ、うん。あたしは大丈夫。けどあたしみくるちゃんを……」
「よかったぁ」
心底嬉しそうな優しさあふれる笑顔。この人はこういう人なのだ。
古泉は優しく見守り、長門は当然というふうに表情を変えない。それは無表情とは違う表情だった。
3人がここにいるのは仕事という一面がある。それでもハルヒを好きでなければあんな顔をしないだろう。
「っ!」
ハルヒが朝比奈さんに背を向け、俯く。肩が震えている
ハルヒの過失ではなく、朝比奈さん自身もまったく気にしていない。ならハルヒが悩んだりへこんだりすることは何もない。
「ちょっとこっち来い」
ハルヒの手を引き廊下へ。ハルヒはまだ俯いている。
「ま、なんだ。そういう顔は人に見られたくないだろうからな。胸か背中か、どっちか貸してやる」
胸に衝撃。すっぽり収まるようにハルヒが胸の中にいた。
「……は、すん、はぁ……あたし、よかった。みんなで、よかった」
……そういう台詞はずるいと思う。
どうにかなってしまいそうだ。既にハルヒを抱きしめたあとに思っても後の祭りではあるのだが。
ハルヒは嫌がらない。むしろ体を預けてきた。
「もしかすると、万が一だけど……今後もこんな気分になることがあるかもしれないわ、だから」
顔を上げ、俺を見つめるハルヒは形容詞が思いつかないほどで、俺は目が離せない。
「……あんたの胸、予約しておくから」
顔を赤くしたハルヒはまた俺の胸に顔をうずめた。
そんな仕草で、そんなことを言われて断れる男がいるだろうか。
「わかったよ、空けといてやるからいつでも言え」
ハルヒは照れ隠しだかなんだか知らないが痛いくらいの力で俺を抱きしめてきた。
だから俺も仕返しとばかりに痛いくらいの力で抱きしめてやった。
仲間に恵まれた、この幸せ者を。
>>572 まずみくるちゃんが倒れた原因を明示しろ。話はそれからだ
>>574 確認
あったな記述
しかし最初に言わないと混乱するじゃないか!俺は悪くねぇ!俺は(ry
最近脳内ハルキョンがあらゆるところでイチャついてる
577 :
sage:2008/01/31(木) 08:26:43 ID:8D3OGBuY
GJ!
いつもはいじってばかりなのに朝比奈さんになにかあると心配するハルヒがかわいい
どうでもいいがラストでろくでなしの前田と千秋を思い出した俺がいる
>572
GJ!!!
ここに来ればみなみけで傷ついた心が癒される…
でも日曜からなんか電波の受信感度が落ちたな…
あっちで勢いに任せてSS投下したけど何かまだモヤモヤが晴れない(´・ω・`)
もうすこしここで糖分補給してリハビリしよう
もっと糖分を!シロップの雨を!砂糖の雪をこのスレにっ!!!
>>572 素直に感動した。GJ!
ハルにゃんもキョンにこんな事言われたら甘えるしかないよな。
羨ましい。
もちろんキョンがな!!
あと30分か…
SS投下。ちょい2.5次元
581 :
SS 1:2008/01/31(木) 09:34:34 ID:zFqA98Yf
「終わったわ…」
満身創痍(っぽく)呟くハルヒ。当然だが、真に満身創痍な俺らには見向きもしない。
「疲れて…もうくたくた…」
欠伸混じりに朝比奈さん。確かに、これはSOS団の今までの如何なる活動よりも重労働だったしなあ。
「後は…運を天に任せるほかありませんね」
顔には出さないが古泉もいかにも疲労困憊といった感じだ。今閉鎖空間を感じたら発狂するかもしれん。
「……お疲れ様」
1人だけ普段と変わらない長門。宇宙人パワーで少し元気を分けてもらいたいもんだ。
「前回の「約束」より売るわよ。あたし達は過去の自分も超えていかなければならないの」
そりゃまあ確かに「約束」より手間暇かけたからな。圧倒的な量の台本。膨大なプログラム。長門がいなかったらマジで出来ねえよこんなの。
「だがハルヒ、提案があるんだが」
「何よ、あんたが意見するなんて珍しいじゃない」
そう言いつつハルヒは身を乗り出してきた。いやそんなたいそうな話じゃないんだが。
「今は寝させてくれないか?もう意識が飛ぶ寸前なんだ」
「だらしないわねぇ、それくらい我慢しなさいよ」
無限の体力を持つお前にそんなこと言われてもなあ。
「……わかったわ。各自一端休息を取りなさい。午後には鶴屋さんのところに持っていくから。以上」
お疲れ様でしたぁ、また午後に、おっつーかれ↓などと言いながら退出していく三人。部室には支度中の俺とハルヒだけが残された。
「ねぇキョン」
「なんだ?」
いつもの出だし。ということは、次に飛び出すのは俺が予測した台詞に違いない。
「みんな本当によく頑張ってくれたわよねぇ」
「何を今さら。お前だって十分頑張ってたろ」
「もっと頑張ってたわよ。……あたしの思いつきのために」
やれやれ。
「あいつらはそのお前の思いつきが面白そうだと感じたから乗っかったんだろ。面白そうなことに全力を出すのはお前だけじゃない」
「そう?」
そうだとも。それに、あいつらはなんだかんだでお前が好きなんだよ。好きでもなけりゃこんなイカれた企画に付き合わねーよ。
「………」
「んなことより、さっさと帰ってゆっくり休もうぜ」
鞄を取って扉に手をかけようとしたその時だった。
「あんたも…あたしのこと好き?」
「!!」
しまった。完璧に予想外だ!
「あたしが好きだから頑張ってくれたの?」
振り向いていないのでハルヒの表情はわからない。いや、むしろ振り向かない方がいいのかもしれん。
582 :
SS 2:2008/01/31(木) 09:35:43 ID:zFqA98Yf
「どうなの?」
声の調子は真剣だ。断じて「あの」意味を前提に置いてるようには感じられない。
俺は文字通り戸惑つつ、振り向いて言ってやった。
「好きだよ。とっくの昔からな」
「(ガチャ)すみませぇん鞄忘れちゃって…」
…………
「な…なな…」
みるみる顔が真っ赤になっていくハルヒ。しまったやっちまったぁ!
「お…お幸せに」
若干引きつった笑顔の朝比奈さん。そりゃそうだ、戻ってきたら愛の告白中(本当は違うが敢えて言う)だなんて想像出来るわけがない。
「ああ…いや、その…」
「うふ、それじゃあごゆっくり♪」
無情にも鞄だけ取って勘違いしたまま出て行く朝比奈さん。ヤバいぞこれは。
「……」
俯いたままのハルヒ。顔は凄く真っ赤だ。おいおいなんて言い訳すりゃいいんだ。
この反応から察するに、間違っても「すまん、そういう意味じゃない」なんて言えるわけがない。じゃあどうすりゃいいんだ俺!誰か教えてくれよ!
「あ、古泉君ですかぁ?今部室で涼宮さんとキョン君が…ふふっ」
『そうですか。それはめでたいですねぇ(計画通りっ!)』
終わり
以上。じゃあ、戸惑を買う準備をしようか
>>572 GJ!!!
キョンの胸はハルヒ専用だよね。
>>581-582 ちょ、キョンそれ分かってても告白にしか聞こえんww
つーかここでも古泉策士ww GJ!!!
584 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/31(木) 09:55:30 ID:eUCEXi4k
>>581 これはいい戸惑の販促w
戸惑欲しくなってきた。PSPごと買った約束の二の舞を踏むのか俺はorz
ポイントで買おうかな
戸惑い買うぜ、滅多にプレステしないのにさ。
約束もPSPごと買ったさ、ハルヒルートをやるために。
ハルヒによるキョン育成ゲーム・・・って現実と変わらんか
ハルキョンがデレまくってひたすらイチャつき倒す同人ないかな…
>>572 上手い。1レスでよくぞここまで…GJ!ハルにゃん遠慮しないでもっと飛び込めばいいよ!
>>582 通販の俺は届くの来週だぜ…
かわいいハルヒは世界一
デレたハルヒより可愛いキャラなんて存在するのか?
育成ゲームでハルヒを育成するキョン
それがそのまま本物のハルヒにも影響してしまい…
ハルヒ「おはよう、お兄ちゃん♪」
この台詞が俺の脳髄に螺旋状にリフレインするまでそう時間はかからなかった
ムグムグ言ってるハルにゃん
鶴屋さんに弱みを握られるハルにゃん
朝倉さんに太もも太いといわれてショックを受けるハルにゃん
お裁縫が物凄く苦手なハルにゃん。朝比奈さんに教わりながら大きさがいびつな
マフラーをキョンのために作る
来る日のためにキョンにどんなチョコが好きか聞きまくるハルにゃん。
キョンの家のお手洗いを借りたのはいいけど、トイレットペーパーが無く、
替えが手の届かないところにあるのに凄い焦るハルにゃん
鼻をキョンにかんでもらうハルにゃん
キョンに足ツボマッサージをしてもらうハルにゃん。
誕生日相性占いで自分とキョンの相性がよくなくて不機嫌になるハルにゃん
朝比奈さんに頭ナデナデされて少し恥ずかしいハルにゃん
太腿はどう考えても朝倉の方が太うわやめ何を(ry
いや朝倉で太いと言えばまyうわ何を(ry
朝倉はそもそも骨かkうわ何をくぁwせd(ry
つまり朝倉は何もかもが太うわなんだおまえやめr
ってことは朝倉(ry
ん、誰かきた・・・
朝倉は少なくとも高校生の体型じゃないよな
熟女熟女
俺はロリコンだから堀口ハルヒが好き
朝倉はエロい
ハルヒと朝倉、北高で人気なのはどっち?
悔しいが朝倉さんに1票
谷口のランクだとどれくらいになるんだろう
>>608 開いた瞬間消した。
明日配送予定とか、やはりAmazonで買うべきじゃなかったかorz
男は黙ってヤフーショッピングですね
>>609 あれ?俺も密林だが今日発送されたぞ
そしてニコ動に対応してない携帯が悲しいorz
発送は今日だけど配送は明日なのさ。
やっぱYahoo!かね。
よっしゃ!今来たぜ!
figmaって以外とちっさいんだなw
実際朝倉だろ。
才色兼備で性格もいいときたら。
ハルヒの魅力をわかってるのはキョンくらいなもの。
俺は朝倉好きじゃないが。
朝倉vsハルにゃん
人気も何ももういないんだけどな
男子生徒主催の非正規ミス北高コンテストが開かれ朝倉がトップになるが
キョンが誰に投票したのかを何故か把握していてご機嫌なハルにゃんって事だな
ハルヒの方がかわいいのに
>>621 グロ画像注意!
グロくないハルにゃん可愛い!!
いきなり質問だがみくる(大)って何歳ぐらいだと思う?
あとみくる(中)は何歳ぐらいで設定したらいいだろうか?
>>621 開く
↓
(゜д゜)
↓
黙ってキャッシュ削除
うん、なんかそんなかんじ。
,. - ── - 、
r'つ)∠─── ヽ
〆⌒  ̄ ̄ ̄ \__r 、 \ 普通のギョーザに興味ありません!
,.イ ,イ \ヽ,\rv-, サリンギョーザで冒険でしょでしょ!
ヾイ /{ { ヽ、ト、 \Y <ノノ\
{ .ト{\ヽ', メ __\ } ⌒ヽ }へ
ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ- 、ノ // >=
ノ ト、"´,. ー ノ ///\/ / \
/. { ゝ / レ// } Y´ \ / ̄ ̄`ヽ :
{ ヽ ヽ⌒> / レ´TTア⌒>、_ \ /. i /ヘ\ヽ\:
V{ \ └ ´ / ,.イ/ /ll | /≦__ } ;| ! |/__.xト、L,_ ト}: な…
V{ >ー┬|/ ! ,.イノ || | /  ̄ ̄ ̄ / ; |!ヘ cモリ lモ!oV なんなんですか?
リヽイ| /:| l _|' '´ || | | _/ ;| !|.ト" rっ ツ|.|、: あの人、だれですか?
/{{ | |===| || | __/ ,',ノ 斗ャ fて`Y トミヽ 本物の涼宮さんは
/し|| | |== / // | /,.イ / {トミトv|'´ゝ } ノノ:l }: どこにいったんですか?
/ ヽヽ l==| / / l :/イ { ゝィVr-ヘト、 ! ハ
/ イ\ \=| /// 〃 | !|Y⌒'ミ{ヾ=' | /イ|
〈 ≧ー < ミ ヾ| // ト ヽ人 |! /\ :
\ \ \>∠、 /\ `'┬' トー'´ ヽ :
\ \ <〆ハ ゝ _/ \ :,/{、 || ,.|='´ } :
>>631 その前に、みくる(中)ってなんだ
(中)出たっけ(´・ω・`)?
みくるさんは永遠の17歳
>>631 そこまで言うんだったら・・・
みくる(大)・・・30歳くらい?
みくる(中)ってなんだ(´・ω・)
みくる(小)、みくる(中)←みちる、みくる(大)
間違ってはないわな
__ __ _ ,. - ── - 、
_ , '"´ ,. _ ___`丶、 r'つ)∠─── ヽ
/ ` / /´-‐ァー-ヽ \ 〆⌒  ̄ ̄ ̄ \__r 、 \
/ /下7 ..///.:.::/ .:.:ト、 ヽ. ,.イ ,イ
/ └イ_j/ .://;へ、/!.:.::/:.}ヽ ', ヾイ /{ { ヽ、ト、
,' ///!l .::j.f .--‐ヽ/,.イ,.ム:.', l. { .ト{\ヽ', メ __\
, '〈/f`| l ::l `,_;:;:;ノ '´ rャjノ::.l:..| ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ
.| l:l :!:{、| l ::| 、 .マソハ: |:: | ノ ト、"´,. ー ノ //
| l:l::i个| l ::l! ;::)⌒ケ .} .:}:.l:: l /. { ゝ / レ//
.| lハ:l::{::', ::::{、 :丿‐y /.:/::.l:: l { ヽ ヽ⌒> / レ´TTア
l !:|:::',::',::ヽ:::ヽ\._ ~ /.:/::::/l::;!. V{ \ └ ´ / ,.イ/ /ll |
',::{:{、:::ヽ\:\;ゝ `「:フ´!::::/;:::/ 〃 V{ >ー┬|/ ! ,.イノ || |
ヾハj>''´ ヽ ト、_..上くイ::::{ {::{/. リヽイ| /:| l _|' '´ || |
/⌒ヽ、\ ` \-ー ̄\ヾ /{{ | |===| || |
にほんへ かえるんだな。 おまえにも ちょさくけんが あるだろう…
>>636 つまりその右側の物体がお前の嫁なんだな?
嫁自慢なら他所でやってくれや
へい!
団長さん
へい!
>>639 なみなみ爆弾 ってところの「なんだって?」っていう同人誌はどうだろうか?
デレまくって・・・はないけどorz
俺の脳内ではハルヒとキョンが毎日イチャイチャしてるからこまっちゃうよ
>>640 アレは名作だな。
ってかなぐ茶。さんのハルキョンは悶え死ねる。
>>641 俺の脳内でも桃色空間展開中だが、俺は特に困ってはいない。
むしろウェルカムだっぜ!
予約なしで特典手に入れた
キョンに内緒でバレンタインに渡すマフラーと手袋を編み始めるハルヒ
連日夜なべしてるため授業中でも団活中でも所構わず居眠りするハルヒ
計画をキョンにバレないように必死で隠そうとするがどう見ても挙動不審のハルヒ
ハルヒの様子がおかしいので気になって仕方がないキョン
っサムデイアフターザレイン、個人的に大ヒット。
>>644 うっかり右手と左手の手袋がくっついたままになってて「しょうがないな」とか言いながらハルにゃんが右手、キョンが左手に手袋をして一緒に帰るんですね!
646 :
SS 1/2:2008/01/31(木) 20:12:37 ID:gTjLTk5E
>>619見てて思いついた
「で、お前は誰に入れるんだ?」
「そんなこと、どうだっていいだろ」
一体何のことかというと、谷口達がクラスの女子の人気ランキングを作ろうと張り切って
今クラス中の男子に投票を煽っているところだ
もちろん女子にはバレないようにらしいが
「ちぇっ、つまんねーやつだな。また後で聞くからな、ちゃんと決めとけよ」
と、こんな具合だ
「キョンはてっきり涼宮さんに入れるのかと思ってたよ」
「バカ言うな、なんで俺があいつに入れるんだよ」
「なんでって、たぶん誰だってそう思うよ」
「意味が分からん」
全く、どいつもこいつも…
「きゃっ!」(ドンッ!)「うぉっ!」
ん?
教室の入り口の所で谷口とハルヒがぶつかって転んだらしい
「っ痛…、ちゃんと前見て歩きなさいよバカ」
「わ、わりぃ…」
「…?何これ、2年5組女子人気ランキング…」
ハルヒが谷口の落としたノートを拾った
--------------------------------
・
・
・
阪中:正  ̄
鈴木:T
涼宮:
瀬能:
高遠: ̄
--------------------------------
「い、いや、べ、別にNANANAなんでもねーよ!」
そう言うと谷口はハルヒからノート奪ってどこかに行ってしまった
ほんとにバカなやつだ
647 :
SS 2/2:2008/01/31(木) 20:13:07 ID:gTjLTk5E
休み時間も終わって午後の授業で俺が安らかな眠りにつこうとしている時だった
(ブスッ)
「いてっ、何だよ、シャーペン刺すな」
「あんたは誰に入れたの?」
「何の話だ?」
「さっきの谷口のバカのアレよ」
「あのことか、別に俺は誰にも入れとらん、興味がないからな」
「あっそう」
そう素っ気返事をよこすとそれっきりハルヒはずっと外をつまらなそうに眺めていた
相変わらずわけの分からんやつだ
放課後、ハルヒは何も言わずそさくさと部室へ行ってしまった
谷口は…まだクラスの男子に聞き回っているようだ
全く、懲りないやつだ
不意に谷口の机の上のノートが目に入り、俺は手に取った
…
……
…
全く、俺まで何やってんだか
「って、うわっ!ハルヒっ!」
「///」
「お前なんでここに…てか今見てたのか?」
「ちょ、ちょっと忘れ物取りに来ただけよ、見たって何のこと?///」
「…なんでもない///」
「そ、そんなことより、さっさと部活行くわよ///」
--------------------------------
・
・
・
阪中:正  ̄
鈴木:T
涼宮: ̄
瀬能:
高遠: ̄
648 :
619:2008/01/31(木) 20:19:07 ID:BTsb3UYi
当初はデレすぎとも感じていたこのスレのSSだが、
ゲーム発売以降はまったく違和感がなくなってきた感があるな。
ゲームだとデレすぎだろ、原作の10倍はデレてるな。
もっとやれ
まぁ小説だと書く人の一文でまったく印象がかわっちゃうからね
作者の脳内だとあれぐらいなのかもしれないぜ!
みくる(特大)こと中の人は永遠の29歳です
ハルヒお勧めのラーメン屋のラーメンがまずかったと言うに言えないキョン
>>652 味の感想を聞かれて『不思議な味』とだけ言って
100W笑顔でその不思議についていろいろ問いただされるわけですねw
>>652 旨いラーメンとは何かを教えることに決めたキョン。
>>645 好みの絵じゃないと思いつつも買った俺ガイル。
『なんだって?』で椅子に座ったキョンの膝の上に
向かい合って座ってるハルにゃんが個人的にホームラン。
なぐ茶さんのハルキョンはガチ。
>>654 俺現る。
なぐ茶さんはいいね、ガチだ
なみなみ爆弾も可愛いのを描いてくれてるしな
おっとTTTの悪口はそこまでだ
ハルにゃんはとんこつラーメン。
キョンはしょうゆラーメン。
途中で交換して食べ比べるわけか。
660 :
554:2008/01/31(木) 22:39:42 ID:kKbv6AuH
不思議を見つければ死ぬ、それがゲームのルールだ
ぼくらの憂鬱
そして食べ終わったあと、物足りないハルにゃんは二人で家に帰り一緒にラーメンを作るのでした。
でもラーメンを食べたとは限らないのです。
スープは仕込みが大事といって3日間泊まり込むと言い出すハルにゃん
>>594 いまさらだけど
それなんて地獄先生ぬ〜べ〜?
しかし実際やりかねんw
何かハルにゃんなら牛とか鶏ガラを自力で調達しそうな気がする。
>>663 つまりラーメンではないものを作るというわけか。
>>664 で、仕込むわけか。
……反省はしている。
SOS団で一人一種類各地から特選素材を見つけてくる
ゲームと言えばPS2のが発売だが面白かったの?
>>671 プレイ中の人もいるからネタバレは控えてるんだろ
俺は買ってないけど、しばらくしたら買う
ネタバレは特に気にしない
>>645 出て行ったあとに素早く帰ってくるシーンのハルヒが可愛くてしょうがないw
>>669 麺を切るのを競争するハルヒとキョン。
ハルヒは麺作れるかな?
某ツンデレゼクターだって作れるし大丈夫だと思う
ぼっちゃまの事かー!
カブトゼクタンの事じゃないだろうか
>>676 ゼクターと言ってるだろうがあああっ!
自重する
__ ,.-¬- 、._
/ '´, 、 、 `ヽ、
r´ / l ヽ \ 、ヽ
/ / /l. l、 \ ヽ ', lヽ
/, l. / /´ヽ lヽ ヽ. ! ヽ. ト ヽ、
'´| V '__ヽ. ト\、_',| ',|
| l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl. ト.| 冗談はスパッツだけにしてくださいよ
lハlヘ|´ ` ヽ´ ``〉,^! | !
l\l| | //ィ N
| ハ ヽ __ /ハ/ ` _
'′lハn\ `ニ´/! ! ,イ |
_,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\ | |ヽ
_, - ' / | ヽェ、 ' | ヽー、 _ | ト. ヽ
,.、-‐ ´ / | / 〉 | ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
/ ヽ 〈 ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、 ,〉 | l_! ヽ ゙l
ハルヒ、一緒に寝ようよ
ハルヒ「イヤ」
>>680 お前にはハルピンをくれてやるから我慢しろ。
キョン「ハルヒ、椎茸もちゃんと食えよ」
ハルヒ「あんたこそピーマン食べなさいよ」
ちくしょう・・・
ハルピンなんていらねーよおおお!
ハルヒが好きだぁーーー!!
ハルヒ「うるさいわね」
>>683 ハルヒ「な! なに言ってんのよエロキョン! …………あ、あとでちゃんと食べてあげるから我慢しなさい!」
……なんつーか、スマン
>>684 キョン「あれ…おかしいぞハルヒ。お前がピーマンに見えて仕方がないんだが…」
長門「……気をつけて」
おや?ハルヒの様子が…
ハルにゃんおやすみなさい
__ __ _ ,. - ── - 、
_ , '"´ ,. _ ___`丶、 r'つ)∠─── ヽ
/ ` / /´-‐ァー-ヽ \ 〆⌒  ̄ ̄ ̄ \__r 、 \
/ /下7 ..///.:.::/ .:.:ト、 ヽ. ,.イ ,イ
/ └イ_j/ .://;へ、/!.:.::/:.}ヽ ', ヾイ /{ { ヽ、ト、
,' ///!l .::j.f .--‐ヽ/,.イ,.ム:.', l. { .ト{\ヽ', メ __\
, '〈/f`| l ::l `,_;:;:;ノ '´ rャjノ::.l:..| ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ
.| l:l :!:{、| l ::| 、 .マソハ: |:: | ノ ト、"´,. ー ノ //
| l:l::i个| l ::l! ;::)⌒ケ .} .:}:.l:: l /. { ゝ / レ//
.| lハ:l::{::', ::::{、 :丿‐y /.:/::.l:: l { ヽ ヽ⌒> / レ´TTア
l !:|:::',::',::ヽ:::ヽ\._ ~ /.:/::::/l::;!. V{ \ └ ´ / ,.イ/ /ll |
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ヾハj>''´ ヽ ト、_..上くイ::::{ {::{/. リヽイ| /:| l _|' '´ || |
/⌒ヽ、\ ` \-ー ̄\ヾ /{{ | |===| || |
にほんへ かえるんだな。 おまえにも ちょさくけんが あるだろう…
夜中に小腹が空いて起きるキョン。
こっそりうどんを作るが寂しさで起きてきたハルヒに全部食べられてしまう。
>>694 俺の腹を鳴らすとはやるな・・・。
今から喰ってくる。
>寂しさで起きてきた
悶えた。
>>694 そして二人で一つのうどんを食べさせっこするわけだな?
そしてうどんを食べたあと歯みがきしあうハルキョン。
もちろん布団のなかではお互い湯たんぽがわり。
しかし、いつの間にか布団には古泉が。
そこで古泉を出す意味がわからない
700ハルヒ
「あんた幼馴染萌え?」
「……なんだって?」
ノートに書き込んでいた手が止まる。ハルヒの指導の元、勉学に勤しんでいたわけだが……そりゃ止まるだろ。何を言い出してるんだこいつは。
「前そんなこと言ってたじゃない」
「いつ言った、そんなこと」
「もっと幼馴染らしく言ってくれとかなんとか」
……言った気がしないでもない。そんな妄言忘れろと言うのに。
「で、どっちなの?幼馴染萌えなの?そうじゃないの?」
「そんなのどっちでもいいだろ。第一お前には関係ない」
今この瞬間に幼馴染になるなんてのは不可能なんだからな。
「あんたは幼馴染のよさを理解していないようね」
ハルヒはどこで入手したのか怪しげな知識を披露した。
やれ朝起こしに来てくれるだの、飯を作りに来てくれるだの、いつもそばでフォローしてくれるだの、無償の愛情だの……
「それじゃほとんど母親じゃないか」
ハルヒはしばらく考え「同い年のかわいい女の子なら話は別でしょ!」と言い訳めいた反論をしてきた。
「それに今はご近所づきあいが減ってるから希少なのよ」
まあしかしわからなくはない。
男ってのは心のどこかにマザコン的な庇護してくれる女性への憧憬があるそうだしな。
「で、あんたはどうなの?幼馴染欲しい?」
欲しいといってくれるものなら幼馴染が希少化することなんてないと思うがな。
欲しいか欲しくないか、ふむ、どうだろうか。もしいた場合……
「いや、いらないな。俺には必要ない」
「え?どうしてよ。そういう娘がいたらいいなって思わないの?」
「いらないって言ってるだろ。お前がいるからな」
「……え?」
ハルヒのイメージする幼馴染とは朝比奈さんのごとく心清らかな女性なのだろう。そんな女性が俺に好意を抱いていてくれるならそれ以上の幸福はあるまい。
だがそんな女性が俺に対するハルヒの数々の悪行を直視できるだろうか。
こっちの都合も聞かず振り回すハルヒ。止めようとする朝比奈さん(幼)……ってこれじゃ幼いみたいだ。朝比奈さん(幼馴染)。
いつしか心労で倒れてしまうだろう。なおも俺は連れまわされ去っていく。
ああ、なんということだ。俺たち幼馴染には不幸な未来しか存在しない。
と、いうわけでハルヒがいる以上そんな身に余る幼馴染は猫に小判に等しい。
だから……って、ハルヒがぽかんと口を開けたまま固まっている。どうしたんだ。
「なっ!何言ってんのよ!あたしは別に、そこまで……」
なにやらごにょごにょ口ごもって顔を赤くしている。
「て、っていうか、いいの?ほんとにあたしがいれば、それで」
文法も意味合いも間違っている気がしないでもないが結論としてはそういうことになる。
「まあそう受け取ってもらって結構だ」
「あ、そ、そう。ふーん。……じゃあしょうがないわね。あんたがそこまで言うんだもん」
なんだかわからんが満足そうなので良しとしておくか。
その日からハルヒが妙に絡むようになった。
わざわざ朝家まで来て妹と一緒に俺を起こしたり時たま弁当を作ってきたり。
あまつさえ問い詰めると「あんたのためじゃなくて余ったからついでに作っただけなんだから!」と、まるで幼馴染が照れ隠しで怒っているかのような返しをする。
どうしてそんなことをしているのかはわからないがまたハルヒのトンデモ頭脳がおもしろいと判断したのだろう。
ハルヒの思考回路なぞ常人である俺に理解できるはずもない。
というわけで俺は今までどおりに過ごすのが吉だろう。
どうせハルヒが飽きるまでのことだしな。
古泉が羨ましい限りです、なんてことを言ってたがとんでもない。
朝は乱暴に起こされるし、通学中はハルヒを乗せて自転車を漕がなきゃならないし、毎回弁当のコメントを考えるのも大変なんだ。
まったくやれやれだ。
>>701 GJ!!!
ああ見えてハルヒは尽くす女だと思う。
つーかキョン、ハルヒの思考回路が理解できんって
むしろ俺にはお前の異常なフィルターが…
まぁ要するに変人同士よろしくやってろってこった!早く結婚しろ!
ここまでくるとキョンは対人能力が著しく狂ってるとしか言わざるをえない
俺らは萌えられるからいいけど
GJだっぜ
ニコニコの頬を染めてみた脳内再生されて萌えましたよ
キョンは自分にさえ嘘つくからなぁ
おハルにゃん
>>701 GJ!
ツンデレカップルはこうじゃなきゃな。
これが無意識デレどいうやつか……フィルターから漏れ出てるぜ、キョン。GJ!
、 /:/::://::\::::::::\::::::,ヽ::::ヽ|、\
. /:::|, イ:'、::ヽ::::\::::::::Xヽ:|ヘ:::::ヘ\,ゝ
l/|:::::|::::::!、::\ー`ー-,ィf示ハ:::::ヘ、,ハ
く,.イl:::::斗┼‐` ー 弋炒 ',:::::ハ:::l::|
|/,!ヘ::::::ヘ:| ,ィf心 !:::::::l::|::!
//:| |ヘ::::::ヘ代t炒 ` ノ |:::::|:|_|リ
く/l:::L|、::`:ー-ゝ ‐'´ /イ/|:| ヽ
|:!:,-、:::\f^ヽ:≧z. __ .. イハ: : リ| |
l:|:{ ヽ:::;ム マミ、: : \ ム: : :∨
リ/\ ヽ,ム ∨ヘ : : \ /: /ヘ: : :ヘ
,.- 、 \ ヽ〉 ヽ \: : :\://ヘ: : :|
ヽ、 \ | 〉 \ lヽ./^)、 : : |: : !
丶、`¨ / ァ'´ /: : ヽr:| : ハ
\_______________________/
,. - ── - 、 ○
r'つ)∠─── ヽ o
〆⌒  ̄ ̄ ̄ \__ \ 。
,.イ ,イ \ヽ,
ヾイ /{ { ヽ、ト、 \
{ .ト{\ヽ', メ __\ }
ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ- 、
ノ ト、"´,. ー ノ ///\
/. { ゝ / レ// }
{ ヽ ヽ⌒> / レ´TT
V{ \ └ ´ / ,.イ/ /
,-、 f^ヽ >ー┬|/ ! ,.イノ
{ ヽ:::;ム マミ、: : \ ム: : :∨
\ ヽ,ム ∨ヘ : : \ /: /ヘ: : :ヘ
,.- 、 \ ヽ〉 ヽ \: : :\://ヘ: : :|
ヽ、 \ | 〉 \ lヽ./^)、 : : |: : !
>>701 どうしておまえはいつも一言足りないんだキョンw まあそのおかげでおまえの未来は明るいがな
人気のあるキャラは中華でパクられる運命にあるからしょうがない
おはるにゃん
おはようハルヒ
>>701 ハルにゃんかわいいGJ!
二人して秘伝スープのダシになるハルキョン
>>701 いいね、萌えが詰まってる。GJ。
前々から思っていたが、戸惑限定版パッケージのハルにゃんの可愛さは異常。
この笑顔がキョンの部屋でのことだとしたらお前らが引くぐらい悶絶できるんだが、
なぜか靴を履いている。屋外で地べたに座りながらプレステ? ……どんな状況だよw
>>714 一瞬文芸室かと思ったが、それじゃ上履きだよな。
あ、キョンの家は西洋風で土足で家にあがるのかも。
>>714 買ったばかりの靴だから、外に出る前に家の中でちょっと慣らしましょ!
とかだったりしてw
ハルヒかわいいよハルヒ
ハルヒは可愛いというより綺麗
可愛綺麗
最近グロを見ても何も感じなくなってしまったが
これはいいことなんだろうか
綺麗で健康美があって強くて基本的に器用なんだけど部分的に不器用で可愛いのがハルにゃん
所々不器用なのはキョンに構ってほしいから。
ハルヒは寂しいと死んでしまいます。
だから5秒毎に可愛がってあげてね。
足首にターボユニットを付けて走るハルにゃん
5秒とな
♪ベッドの周りに 何もかも脱ぎ散らして〜
…この番組は、視聴者から寄せられた依頼に基づいて、涼宮探偵局長が
部下の探偵を野に放ち、世のため人のため、公序良俗・安寧秩序を乱すべく、
この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追及する娯楽番組である…
「さ、今回も複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、様々な謎や疑問を徹底的に究明する『探偵!
ハルヒスクープ』の時間よ。あたしが局長の涼宮ハルヒ!」
「あぁ…秘書兼雑用のキョンです。ってハルヒ、俺はここでもこのあだ名じゃなきゃいかんのか?」
「ごちゃごちゃ言わないの。そして今日の顧問は…」
「やっほー!あたしも呼んでくれてうれしいにょろ〜。みくるがなんだか面白いことやるって言ってたから
めがっさ楽しみだなっ!」
「よろしくお願いします、鶴屋さん。」
「なぁ〜に、こちらこそっ!」
「では我が探偵局の優秀な探偵たちを紹介するわ!まずはみくるちゃん!」
「ええと、あ、あたしこういうの慣れてなくてドジばっかりだと思いますが、どうかよろしくお願いしまぁす!」
「いいわね、さすがは我らがドジっ娘みくるちゃんだわ。その調子よ。じゃ次、有希!」
「…ユニーク。日常生活における些細なことに対する人間の思索行動は大変興味深い。」
「ん…なんかよくわかんないけど有希らしいわね。最後、古泉君!」
「小さなことから宇宙の不思議まで、あなたのもとへ駆けつけて謎を解決する、古泉一樹です。どうぞ
お見知りおきください。」
「よし、全員自己紹介が終わったことだし、早速最初の依頼よ。キョン、頼んだわよ。」
「えっと、まずは西宮市の『WAWAWA』さんからの依頼、と。
『バイト先で知り合った彼女に振られました。俺はあいつのことあんなに好きだったのにどうして振られたのか
今でも分かりません。俺と容姿じゃ大差なさそうな親友はいっつもハーレム状態なのにどうしてこんなに
違うんでしょうか。探偵さん、恋愛格差社会の犠牲者となったこの俺をどうか慰めてください。出来れば
朝比奈さn』」
「ちょっと待った!キョン、何よそれ?下んないわ。なんでそんなはがき選んだのよ?」
「それは依頼が少なすぎて選んでる場合じゃなくてな…文句あるならお前が選べよ。」
「あんたは雑用でしょ。あたしは局長なの!もういいわ、谷口の妄想に付き合ってる暇なんてないわ。
次よ、次。」
「誰も谷口の依頼だとは言わなかったんだがな…じゃあ次、西宮市の『なのね』さんからの依頼だな。
『近所の樋口さんがこの前「うちのマイクが世界一可愛い」って言ってたのね。そのときは笑って頷いて
あげたけど、そんなはずはないのね。なぜならうちのルソーほど可愛い子もいないからなのね。だから探偵
さんにルソーとマイクを見比べてもらって、うちのルソーが世界一可愛いことを証明してほしいのね。』」
…これは、なんつーか
「…犬バカよねえ…鶴屋さんはどう思う?」
「うーん、あたしんちには犬が100匹くらいいるんだけどさ、可愛いのが最高、とは限らないのさ。
たとえばごっつい土佐犬の権兵衛ってのがいるんだけど、すっごい頼りになるんだっ!
この前なんか不法侵入しようとした不届き者をズッタズッタにしてやったしねっ!可愛いってのからは
かけ離れているけどあたしは権兵衛が大好きさ。」
さすが鶴屋家、一筋縄ではいかないような犬の宝庫なんだろうな。それにしても権兵衛とはルソーとはまた
違った意味で大層な名前だな。ところで不法侵入者といえどズタズタにしていいのだろうかな…?
「ふーん。じゃあいちいちあたしたちが見比べてどっちが可愛い、って言ってもあんまり意味がないわね。
じゃあキョン、次。次読みなさい。」
「んと、次は西宮市の『戦艦N』さんからの依頼だ。」
「西宮ばっかりね。他にないの?」
「しょうがないだろ、ローカルなんだから。」
「もっと知名度を上げて全国区にしたいわね…マスコットのみくるちゃんに頑張ってもらわないと。」
「ふええ…あ、あたし、そんなに目立つことはあまりしたくないんですが…」
「つべこべ言わないの。一時の恥で得るものは一生もんよ!」
なんか言葉の意味を取り違えている気もするし、朝比奈さんにあまり危害が加わることのないようにしないとな。
「おい、話を戻すぞ。ええと、
『探偵の皆さん、あたしの悩みを聞いてください。彼がなかなかあたしの気持ちに気付いてくれません。
自分で言うのもなんですが、あたしは結構可愛い方だと思います。でも彼はそんなあたしと毎日接していても
全然あたしに好意を示してくれません。彼の好みに合わせようと髪を結ってポニーテールにしてみても、
なかなか告白してくれません。いろんな仮装をしてみても、他の可愛い娘の方ばかり見ています。探偵さん、
どうしたら素直じゃなくて鈍感な彼が振り向いてくれますか。どうしたら彼の方から告白してくれるでしょうか。どうかこのあたしに伝授してください。よろしくお願いします。』だそうだ。ん、どうした、ハルヒ。何
震えているんだ?」
「ば…ば…バカキョン!何それ?誰が書いたのよ!?どこのどいつよ、あたしに成りすましてそんなの書いた
のは?こっそりとあたしの日記を盗み見たりしたのは!」
「おい、落ち着けハルヒ。まさかそれって…」
「……///////!!ちょっと、そのはがき貸しなさい!局長命令よ!今すぐ!」
「うおっ、こら待て、飛び掛るな!待てって。こら、そんなところ触るんじゃありません!アッー!」
「いやはや、これは夫婦漫才さながらですね。いいものを見させてもらいました。」
「おやおやっ、青春だね!そっか、ハルにゃん毎日キョン君のこと想って日記をつけてるんだっ!
めがっさ可愛い乙女さんだね!」
「…大成功v」
「さあキョン、吐きなさい。あんたがいつどこであたしの日記を見たのか、10秒以内!10、9、8…」
「待てって言ってるだろうが。それよりお前、日記なんて付けてたのか。意外だな。
どうせ日々がつまらん、とかそういうことばっかりなんだろうがな。どうだ、俺が日記を面白くする
色々な小技を教えるってのは。その気になれば結構楽しいぞ。俺は長続きしなかったが、ってハルヒ、
うおっ、こら、顔が近い顔が近いっての!」
「この…大馬鹿キョン!!」
♪二人にKnight Scoop...
―おしまい―
以上。古泉空気じゃん、ってのはドンマイで。
関西人なSOS団、ということで連想してったらこんなネタになった。
番組崩壊www
ハルキョンはどこでも暴走するんだなw
GJだ!
>>732 な、長門wwwwwwwww
GJ!!!
>>734 GJ!!
ハルにゃんは日記付けてそうなイメージあるなw
キョンの事ばっかりなんだろうけど。
>>732 長門さん、あんたも中々の悪ですな…
それはそうと、最近ナイトスクープ見てないな
>
>>732 一行目見て、ベッドの周りに何もかも脱ぎ散らすハルヒを妄想した。
ともかくGJ!
ハルにゃんはSOS団用とキョン用の日記持ってる
涼宮ハルビンの元ネタってオリンピック選手なの?
>>732 その番組、全国で放送されてないんですか?すっげぇ観たいんですけど。DVD発売でもいいです。
>>737 そしてその脱ぎ散らかしたものをキョンが片付け、ハルヒに「お仕置き」するんですね
>>740 最近レンタルで見かけたぞ>ナイトスクープ
そういや関西ではやってなかったかなぁ…って
>>742、違うだろw
電車の中で酸欠にするなこらw
ちなみにナイトスクープは関東でもUでやっているらしい
キョン、「謎のビニールひも」を解明するわよ!
秋も深まり文化祭の季節。
キョンやハルヒ以下略のクラスでも文化祭の出し物を決めることになった。
だが2人はそろって気持ちよさそうにお昼寝中。
2人が起きるととっくにHRは終わっていた。
そして黒板には次のような文字が
文化祭の出し物
演劇「ロミオとジュリエット」
ロミオ…キョン
ジュリエット…涼宮
………
……
なぜ俺らがやることになってるのかと問い詰めると寝てるのが悪いと一蹴される。
最初は愚痴愚痴言っていたハルヒだが
「やるからには成功させるわよ!」
とかいうネタを考えた。考えただけ。
>>746 懐かしすぎるwwwwwwwwwつかハルヒ赤ん坊の頃だがww
いまだに謎なんだなアレは…
これを期に付き合いはじめてしまうハルキョン
いったいこれからどんな桃色かと期待していたクラスメートたち。
しかしやってることは普段と変わらない二人
全員でジアースに乗るSOS団
【ロミオ】 あの木々のこずえを銀色に美しく染めてかがやいている、あの祝福された月にかけて、わたしは誓います……
【ジュリエット】 いえ、月にかけてお誓いなさってはいけません、あの不実な月、丸い形をひと月ごとに変えてゆく、変わりやすい月にかけてはいけません、あなたの愛がそれと同じように変わってしまうといけませんもの。
【ロミオ】 それでは何にかけて誓えばよいのです?
【ジュリエット】 誓いのことばなんかおっしゃらないで。でも、もしおっしゃりたいなら、あなたご自身にかけてお誓いくださいませ、あなたこそは私の崇拝する神様ですもの、あなたのおことばなら信じます。
【ロミオ】 もしもわたしの心のこの愛の気持ちが……
【ジュリエット】 でも、やっぱりお誓いにならないでください。私はあなたがとても好きですけれど、今宵のこのお約束はなんだかうれしくないのです。
あまりに向こう見ずで、軽率で、突然すぎますもの。まるで電光(いなびかり)のようですわ、「あ、光った!」というまもなく、消えてしまうようなものですわ。ロミオ様、おやすみなさい!
この愛の蕾は、夏のゆたかな息吹(いぶ)きにはぐくまれて、このつぎお会いするときには、美しい花を咲かせることができるかもしれません。
おやすみなさい、今夜はこれで! 私の胸の中に宿るのと同じような、ここちよい平安が、あなたのお胸にもやどりますように!
このセリフをキョンとハルヒが言うのかwwwww
言えるのかwwwww
(有名なバルコニーのシーンより)
ごめん、クッキー食い残し。
てか、なんで最近名前欄のミスが多いんだよ俺………
>>753 きっと2人とも顔真っ赤にしながら言うんだろうなw
リチャード三世の主役に抜擢されるキョン
キョンすっぱだかにされて殺されちゃうのか
乳母…鶴屋さん
ローザライン…みくる
ベンボリオ…国木田
マキューショ…谷口
パリス伯爵…古泉
神父…新川さん
ジュリエット母…森さん
ティボルト…藤原
殿様…長門
こんな感じだろうかな。
流れぶったぎりでスマン
同じ電波から派生した二つのSSができたんだが
読んでくれてる人にはどちらの方が受けがいいんだろうか?
ってことで、リサーチがてらに投下します。それぞれ3レスずつ。
人間というものは誘惑に弱いものである。それは我らの偉大なる最高指導者にしてSOS団の団長である涼宮ハルヒその人も例外ではないのだった。
まあ、俺がそんなことを言えた義理ではないのは、今のこの惨状を目の当たりにすれば明らかであろう。
俺は、いつだったかの夏合宿で金輪際酒を飲むのは止めておこうと決心していたし、ハルヒも『二度と酔っぱらったりはしない』と表明していたはずなんだがな。
「くぉら〜、キョン!なにそんなに憂鬱そうな顔してんのよ。さっきからコップが全然空いてないじゃないの」
すっかりトラと化したハルヒに絡まれ、俺は溜息の後に目の前の液体を無理矢理自らの胃袋に流し込んだ。
さて、俺の意識が確かな内に、今回の経緯、というか大まかな流れって奴を説明しておこうと思う。――すまん、ひょっとしたら最後まで説明できんかも知れん。
………
……
…
「ねえ、キョン。冬といえば、やっぱ鍋よね。というわけで、今度の土曜日には、市内探索の後で、有希の家で緊急鍋パーティが開催される事に決定しました。みんな、いいわね」
相変わらず何の脈絡もなく宣言するハルヒである。
「いきなりだな。今度の土曜、ってそりゃ明日のことじゃないか。みんなにも都合ってものがあるだろ。――おい、長門。お前ん家が会場らしいけど、いいのか?」
「わたしは構わない」
訊くだけ無駄、とでもいうかのように、本から目を離さずに答えた長門の様子はこれまでと全く変わらないものであった。
「鍋ですか。そういえば僕も、この冬の鍋料理というのはクリスマスパーティのとき以来ですね。実に楽しみですよ」
古泉は古泉でいつものスマイル・モードだ。
まあ、お前がこういったことを断るなんて、俺は端から思ってやしないさ。
「そうね――せっかくだから鶴屋さんも呼ぶことにしましょうよ。みくるちゃん、連絡、お願いしてもいいかしら」
「あ、はい。わかりましたぁ。……えへへ、鍋かぁ。――そうだ、キョンくんは、鍋料理では、どれが好きなんですか?」
「そうですね。俺は肉でも魚でも、好き嫌いはないから何でも来い、って感じですけど」
朝比奈さんのニッコリにつられて、俺も笑顔で答えてしまう。ああ、そうさ。この流れになってしまったら、俺にはもうどうしようもないじゃないか。
罰ゲーム的な闇鍋、なんてのは遠慮したいところではあるのだが、まあ、クリパのときのハルヒ特製鍋のことを考えれば、そんなに心配する事もないだろう。
この程度の催しに掛かる労力でハルヒの退屈だとかフラストレーションとかが解消可能であるなら、それで良しとすべきなんじゃなかろうか。
なんてことを思っていた俺の考えが甘かったのは、以降の展開を見るまでもないことなのかも知れんな。
土曜日の夕刻。
「いやあ、みんなっ!ごめんごめん。今晩はどうしても外せない用事が急に入っちゃってさ〜。その代わりってことでもないんだけど、差入れに飲み物類をちょろ〜んと置いていくからっ」
長門のマンション前で、鶴屋さんは大変申し訳無さそうにドタキャンのことを謝罪すると、『ちょろ〜ん』どころではない大量のドリンク類を置いて、
「それじゃあ、また今度ねっ。次の機会があったら、あたしも是非とも呼んで欲しいにょろ〜」
と、疾風のごとくその姿を消失させた。
で、どうするんだ、この大量の飲み物。
「そうですね。とても我々だけで消費しきれる量ではありませんが」
「まあ、いいんじゃない、残ったら有希のところに預けておけば?ねえ、有希」
「いい」
「よいしょっと。う〜、結構重たいですよ〜」
「みくるちゃん、慌てて今すぐ運ばなくてもいいわよ。あとでキョンに一人で全部持ってきてもらうから、暫くここに置いておきましょう」
やれやれ、一人で運ぶとなると、あと何往復する必要があるんだろうな。
と、そのときは全く俺は気が付いていなかったのだ。鶴屋さんの差入れの中に、日本酒を始めとするアルコール類が交じっていたことに。
あとは皆さんのご想像通りだ。
鍋の中身も空になり、俺たちはいつの間にか未成年者ばかりの酒盛りに突入していたのだ。若さゆえの過ちというか、暴走を止める者は、この場には誰一人いなかったということも恐ろしい限りではないか。
…
……
………
「ちょっと〜、古泉くん?――あら、もう寝ちゃったの?案外弱いのね、古泉くんって」
ハルヒの声につられて古泉を見ると、奴は既に寝転がっていた。が、こいつのことだから、もしかすると狸寝入りなのかも知れんがな。
「それより、キョン〜。あんた、さっきから一口も飲んでないじゃない。いいから、さあ飲め」
勘弁してくれ。身体も思うように動かせん。かろうじて意識があるのが不思議なくらいだ。あはは、不思議だ。ハルヒ、お前の大好きな不思議だぞ。
「あ、あの、涼宮さん。なんか、キョンくんも壊れちゃったみたいですし、あんまり、無理はしない方が……」
ああ、朝比奈さん。そんなこといったら、ヤブヘビってもんで――
「なによ〜、みくるちゃん。そういえば、あなた、今まで全然アルコール類飲んでないじゃないの」
「ふ、ふぇっ!わ、わたしは――」
「ダメよ、許しがたいわ!こーなったら、実力行使あるのみ、なんだから」
ハルヒはそういっって自分のコップを呷ったかと思うと、
「ひっ、いやぁ。す、涼宮さ――」
素早い動きで朝比奈さんの身体を絡め取り、
「ん……くっ、ぷはぁ」
何と口移しで無理矢理飲ませてしまった。
「……うきゅ〜」
即座に顔を真っ赤にした朝比奈さんは、そのまま後ろに卒倒した。
「あははは、みくるちゃんってー、やっぱ超可愛い〜!……ほら、キョン。そーゆーわけだから、あんたも――もっと飲め」
だめだ、こいつ。早く何とかしないと。
助けを求めるつもりで、俺は長門の方に目を向ける。
「…………」
一人で黙々と酒瓶を空にし続けている長門の様子はいつもと変わらないように思えた。
「なあ、長門」
「………………なに?」
「助けてくれ。今となっては、この中で唯一平気そうなお前だけが頼りだ」
「……………………その認識は誤り」
えーと、一体何のことだろう。他に頼りになりそうな者がいるとも思えないが。
「…………………………既に酩酊、……否、泥酔状態」
はあ?――長門、お前、もしかして酔っぱらってるのか?
「…………………………端的に言えば、そう。…………………………今から、それを…………………………証明、する」
そう言って長門は立ち上がると、おもむろに隣に寄ってきて、俺の肩に手を掛けた。
次の瞬間。
俺の背中は床に接しており、唇になにやら柔らかな感触が――
「えっ、ちょ、ちょっと有希?あんた、いったいなにしてんのよ」
ハルヒの声が妙に遠くに聞こえる。
目の前には、どアップの長門の顔。
何が起こっているのだろう?
「………………………………アルコールの、勢い」
「へ?あんた、まさか、酔っぱらったドサクサに、キョンに、そ、その、ちゅ、ちゅ、チューしたっていうの?」
動揺した様子のハルヒ。
だが、事態はそれだけでは収まらなかった。
「あー、ずるいですよぉ、長門さん。独り占めなんて、もっての他の、禁則事項ですぅ」
長門を押し退けるように突然現れた朝比奈さんは、俺を抱え起した。
って、あの、朝比奈さん?なんか、その、目が据わってませんか?
「うふふ、わたしも、キョンくん、いただきまぁ〜〜す。――んむ〜〜〜〜〜〜っ!」
再び、俺の唇がふわふわした感触で塞がれる。
「み、み、みくるちゃんまで、な、な、な、なにしてんのよ」
おい、ハルヒ〜、お前呂律が回ってないぞ〜。大丈夫か〜?
とか思っていた俺の顔面は、まるで幸せの一杯詰まったかのような、二つのふくらみにグリグリと押し当てられていた。
「えへへ〜。真っ赤なお顔のキョンくんも、かわいいですねぇ。……はぁ、このままお家にお持ち帰りしたいなぁ〜」
何故だろう。ものすごく嬉しい目に遭遇いているような気がするんだが、なにぶん意識がはっきり定まらない。逆に悔しい気がするぞ。
と、突然俺は朝比奈さんの元から引き剥がされた――ハルヒの手によって。
「うわぁぁ〜ん、やめてよ〜、みくるちゃんも、有希も、あたしのキョンを勝手に取っちゃダメなんだから」
ハルヒは俺を身体ごとガッチリと抱えて、
「いい?キョンはあたし専用なの〜。あたし一人だけの『ダーリン』なのよぅ。未来永劫、そう決まってるんだからぁ〜」
そう叫んだかと思うと、俺にその唇を押し当ててきた。
さっきから、何が起こっているのか、俺にはもうさっぱり解らん。
と、フラッシュの光。いつの間にか起きた古泉がその手にデジカメを構えていた。
まさか、ひょっとしてこれは全てお前の陰謀なのか。
「いえいえ、滅相もない。僕はこの貴重な瞬間に居合わせる事のできた幸運に感謝することしきり、ですよ」
俺は古泉のデジカメを奪おうと思ったが、身体の自由が利かない。って、ハルヒの奴が俺の首根っこをむんずと掴んで、隣の部屋に引きずっていこうとする。
「いい?有希〜、みくるちゃ〜ん、古泉く〜ん。今からぁ、こっちはあたしとキョンの愛の巣になるんだからねぇ。みんな、入ってきたりぃ、覗いたりしたらぁ、メッ、なんだからねぇ〜」
そう言ってハルヒは、和室に俺を放り込むと、襖をピシャリと閉めてしまった。
えーと、状況を整理してみよう。
今、俺が寝転がっているのは、例の七夕の日の一件で、長門に助けを求めたときに使った布団と同じものだろう。
あの時は、長門の手によって三年もの間、時間を凍結されていた俺と朝比奈さんだったのだが、今の俺は、体の上に圧し掛かったハルヒによって、別の意味で硬直させられてしまっているのだった。
顔面から数センチも離れていないハルヒの顔に向かって、俺は声を振り絞って尋ねる。
「なあ、ハルヒ。一体、これは何の真似だ?いくら酔っ払ってるからって、こんなこと――」
「あたしは酔ってなんかいないわよ」
おいおい、酔っ払いは誰もがそう言うモンなんだがな。
「バカ…………あんた、そのぐらい見ただけで察しなさいよ」
なんだって?それって、お前……
「有希やみくるちゃんは、アルコールの勢いかもしれないけど、あたしは違うんだからね。あたしはずっとキョンのことが――」
そう呟いたハルヒの顔は、先程とは比べ物にならないぐらいに真っ赤になっていた。その理由がアルコールに因るものなのか、それ以外モノなのかは、残念ながら定かではなかった。
「それとも、キョン。あんた――あたしじゃ嫌だった?……有希かみくるちゃんの方が良かったの?」
「いや、俺は――ハルヒが、ハルヒでなきゃ、ダメなんだ」
「キョン…………」
再び、ハルヒの唇が俺の唇に重ねられた。
「あたしにここまで恥ずかしい思いさせたんだから、キョン、あんた最後まで責任取りなさいよ」
最後まで、って何だよ?ところで、ハルヒ。何で俺の服のボタンを外そうとしてるんだ?
「うるさいアホキョン。もう――じっとしてないとダメじゃないのよ」
っておい、ハルヒ。俺にも心の準備ってものがだな。……もしもーし、聞いてますか、おーい、ハルヒ?
「……ちょっと、キョン。キョン?ねえ、あんた、ほんとに大丈夫?」
「まあ、涼宮さん。ここは暫くそっとしておいてあげた方が良いのではないかと、僕は思ってるんですが」
「え、でも、古泉くん……。なんか、キョンがさっきからうわ言で、あたしに助けを求めてるみたいだし」
「あの、多分心配ないと、わたしは思います。――だって、キョンくん、こんなに幸せそうな顔、してるんですもの。うふふ」
「急性アルコール中毒の症状は見られない。ただ、眠っているだけ」
あーあ、失敗だわ。
コッソリとキョンの飲み物にお酒を混ぜて、酔っ払わせて恥ずかしい話を聞き出してやろうと思ってたのに、コップ一杯分空けただけで寝ちゃうなんて。
しかも、さっきから寝言であたしの名前ばかり呼んでるし。これじゃ、あたしの方が恥ずかしいだけだわ。
かといって、みんなの手前、引っ叩いて起こすわけにもいかないし、もう、どうしたらいいのよ?
そんなことを考えながら、あたしはただ、マヌケ顔で眠っているキョンの唇を、ひたすら人差し指で突っついてばかりなのだった。
キョンがジュリエットでハルヒがロミオでも面白いんじゃないか
先日の放課後、何の前触れもなくハルヒが、
「ねえ、キョン。冬といえば、やっぱ鍋よね。というわけで、今度の土曜日には、市内探索の後で、有希の家で緊急鍋パーティが開催される事に決定しました。みんな、いいわね」
とか言い出したため、本日、即ち土曜日の晩に、SOS団の全員が長門のマンションに集結して、こうして鍋の準備をしている、というわけである。
ちなみに、今回はチゲ鍋だ。一応、長門のリクエスト、ということになっているが、
「有希、あなたは何の鍋を食べたい?場所を提供してもらうんだから、あなたの好みを聞くわよ」
とのハルヒの問いに、例によって、『カレー』とか答えそうだった、というか『カ』の字まで口に出掛かっていたので、俺の入れ知恵で『韓国料理のチゲ鍋』ということにしてもらったのだ。
まあ、辛いモノ仲間ってことで、何とか我慢してくれ、長門。
「……」
なんだか、少々残念そうな様子の長門だった。そんなにカレー食いたかったのか。解った、今度みんなで一緒に食いに行こうな。
「……二人がいい」
ん、何か言ったか、長門?
「なんでも」
朝比奈さんは、何処となくそわそわしているな、と思ったら
「あ、あのぅ、涼宮さん。わたし、その、あんまり辛いのは、に、苦手なんですけど……」
と告げた。ハルヒは
「へえ、みくるちゃんって、辛いのがダメだったんだ。――そうだ、家に韓国土産に貰った唐辛子が結構一杯あったのよね。それを使うことにしましょう。大丈夫、みくるちゃんでも食べられるようなマイルドな辛さになると思うわよ」
と、笑って答えたのだが、それでも何だか不安気というか、憂鬱そうに溜息を吐く朝比奈さんであった。なあ、ハルヒ。本当に大丈夫なのか?
「なによ、キョン。あたしが信用できないってわけ?あんたに罰ゲームで激辛フードを食べさせるんならともかく、あたしはみくるちゃんにはそんなイジワルはしないわよ」
いや、別にそういうのを疑ったりってわけじゃないんだがな。本当にそれほど辛くないのか、ってのが心配なだけだ。
「まあ、ここは涼宮さんにお任せしてみては如何ですか。きっと勝算は十分お有りなのだと、僕は思います」
古泉はいつもの笑顔で全肯定だった。どうでもいいが、顔が近いっていつも言ってるだろ。離れろ。
「失礼。それに、韓国産の唐辛子は国産のものよりも辛くない、という話を聞いたことがあります。きっと大丈夫ですよ」
まあ、今更別の鍋に変えるとか言う代案ぐらいしか思いつかない俺に比べれば、前向きというか建設的な手段なんだろうな、ハルヒのアイディアは。
というわけで、ハルヒは今、俺の目の前で、唐辛子の鞘をほぐして、種の部分を選り分けて捨てる、という地味というか退屈なだけの作業を、こいつにしては飽きもせずにひたすら繰り返していたのだ。
「キョン、知ってる?唐辛子って、種の周りの部分が特に辛いの。だから、種の部分を使わないようにすれば、あんまり辛過ぎなくなる、ってわけなのよ」
そいつは初耳だったな。しかし、なんだか面倒くさそうな作業じゃないか。いっそのこと、細かく切って、鞘の部分だけ集めて使う、とかの方が手っ取り早くないか?
「ダメよ。唐辛子は細かく刻んでも辛味が増すの。こうやって、鞘の部分を破るのを必要最小限にしてるのは、ちゃんと理由があるんだからね」
なるほどね。
俺はそれ以上口出しせずに、ハルヒの作業を隣でじっと眺めていた。
「……ちょっと、キョン。なにニヤニヤこっちを見てるのよ。気味が悪いから、止しなさい」
ああ、すまん。何ていうか、少々感心していたんだ、ハルヒのことをな。
「もう、今更なによ?」
そう言って少し俯き加減になるハルヒだった。気のせいか、その頬が微妙に赤くなっているようだったが、唐辛子の辛味に当てられたんだろうかね。
「何って、ハルヒはいつも昼は学食みたいだし、弁当とか作ってる様子もないから、実は料理が苦手なんじゃないか、ってちょっと心配してたんだ」
俺のセリフに露骨にムッとしたようなハルヒだった。文句が飛び出す前に慌てて俺は続ける。
「ああ、解ってるって。さっきみたいな知識も十分豊富だし、手先も相当器用だ。ハルヒが自分の弁当を作ってこないのは、出来ないんじゃなくて、作ることに意義を見出せないからなんだろ?」
「まあ、そんなところね」
「だとすると、誰かのためになら料理はするってことだよな。全く、ハルヒの将来の旦那さんって人が羨ましい限りだな」
「…………バカ」
ハルヒはそう呟いたまま口篭ってしまった。
なんだ、俺としては褒めてるつもりだったんだけど、何かヘソを曲げるようなことをいってしまったのだろうかね。
台所では、先に朝比奈さんと長門が分担して具材の準備を進めていた。ちなみにレシピは長門がバッチリ調べていたらしい。
魚介類を炒める音がする。早速ハルヒのほぐした唐辛子を二本ぐらい使うようである。ごま油とニンニクの香りが香ばしい。
ところで、さっきから古泉の姿が消失しているみたいなんだが。
「ああ、古泉くんなら、卓上コンロを持ってきてくれるんだって。全く、副団長の古泉くんを差し置いてキョンがサボってるなんていい度胸じゃない」
しかし、台所も狭いし、俺がいても邪魔なだけだろ。かといって他に何かすることもないじゃないか。
「仕方がないわね。……そうだわ。キョン、あんたを一日鍋奉行に任命するわ。ああ、大したことじゃないわ。あたしたち四人のぶんの具を取り分けてくれるだけでいいから」
まさか、俺の分はみんなが食べ終わった残り物とか、暴走したAIに支配された未来を描いた映画のいかにも悪役顔の看守が言い出しそうなセリフみたいなこと言い出すんじゃないだろうな。
「当然よ――って言いたいけど、さすがにそれは可哀想だから、あんたも普通に食べても構わないわよ。ただ、みんなのリクエストには最優先で対応すること。いいわね!」
ハイハイ、団長様のありがたきお心遣いに感謝痛み入りますよ、っと、口では言いながらも、何か裏がありそうな気がして、動揺を隠せないでいる俺なのであった。
古泉が戻ってくるころには、鍋の準備もすっかり整っていた。
それまで俺は台所から聞こえてくる三人娘の笑い声(実際に聞こえてくるのは二人分である事は言うまでもない)を耳にしながら、一人で炬燵に入って呆けていたのであった。
「おや、すっかり準備は整っているようですね。こちらも急いでセッティングした方が良さそうです」
古泉が持ち寄った卓上コンロを炬燵の中央に配置し、点火確認を行う。
本当は汚れないように天板の上に古新聞か広告のチラシ類を引いておきたいところだが、長門に聞いたところ
「ない」
とアッサリ一言で返されてしまった。
まあ、長門には新聞なんか必要ないということなのか、あるいは読んだものは即座に処分してしまう、のどちらかなのであろう、きっと。
というわけで、チゲ鍋パーティの開始である。
一日鍋奉行の俺の任務は、追加の具材投入と、煮えている具の取り分けだ。
こら、ハルヒ。追加の豚肉はまだ火が完全に通ってないから、他のもので我慢しろ。
「もう、仕方ないわね。じゃあ、海老にするわ。そうそう、キョンが殻剥いてちょうだいよね」
解った。だがちょっと待て。代わりにホタテで勘弁してくれ。
ほら古泉。白菜はこっちのが透明になってきているから食べ頃だと思うぞ。
「どうも、僕のために、わざわざご丁寧にありがとうございます」
だから、一々しゃべるときに顔近づけるなっての。
はい、朝比奈さん。ご所望の豆腐ですよ。どうですか、辛くないですか?
「あ、キョンくん、ありがとう。ええ――これぐらいの辛さなら、わたしでもなんとか平気みたい。お豆腐も熱くて、お口を火傷しちゃいそうだけど、とってもおいしいです」
そう言ってハフハフと豆腐を口にする朝比奈さんを見ているだけで俺の心は和んだ。
しかし、さっきから豆腐しかお召し上がりでないような気がするんだが。
「……大根」
ほらよ。
「……イカ」
よっと。
「……キムチ」
ほいさっと。
「……カレー」
はい、カレー、カレー……って、おい!
「……間違えた」
やれやれ、わざとやってるんじゃないだろうな、長門。しかし、食べるペースは相変わらずだな。
今のところ、俺に対する取り分けリクエストは、長門が四、ハルヒが三、古泉が二で朝比奈さんが一という割合だ。
って、今気付いたが、俺はまだ全然といっていいほど食ってねえ。普通に食べても構わないっていっても、結局こうなるんじゃ実際意味ないよな。全く、何の陰謀なんだよこれは。
でも、まあいいか。ハルヒは案外おとなしく俺の取った分をパクついてるし、朝比奈さんがうっかり唐辛子を鞘ごと口に入れてしまう、なんてことも俺が気を付けていれば防げそうだからな。
「ねえ、キョン。ちょっと出汁が煮詰まってきちゃったんじゃないかしら。お湯を足しなさいよ」
ハルヒに言われるままに俺は台所のヤカンを取ってくる。
どれどれ、あんまり一度に入れ過ぎたら薄まってしまうからな。
と、俺がチビチビとお湯を注いでいたのがハルヒには憤慨モノだったらしく、
「もう、キョンったら。なにチマチマやってんのよ。そんなの目分量で一気に――」
って、おい。手を伸ばすな。危な――
「きゃっ、熱」
なんということだ。ハルヒの手をかわそうとした俺だったが、そのせいでヤカンからのお湯がハルヒの袖口に跳ねてしまったではないか。
「おい、ハルヒ、……ハルヒ!大丈夫か?」
ハルヒは手首を押さえて顔をしかめている。袖の染みを見た感じではかなり広範囲にお湯を浴びてしまったみたいだ。
「なあ、長門。ちょっと洗面台借りるぞ。――ほら、ハルヒ。ちょっとこっち来い」
「な、ちょ、ちょっと、キョン?」
ハルヒの腕を掴んで無理矢理洗面台までつれてくると。俺は勢い良く水を出して、ハルヒの袖の染み部分ごと腕を突っ込ませた。
「冷!……ねえ、キョン。なにも、服の上から水掛けることないじゃない。腕捲りぐらいさせてくれてもいいでしょ?」
「ダメだ。火傷のときは無理に衣服を脱がせない方がいいみたいだからな」
「でも、ちょっと大袈裟過ぎない、これ?」
俺はつい声を荒げてしまった。
「バカ野郎!――万一、火傷の痕が残ったりしたらどうするんだ」
「…………キョン?」
「あ、いや、その、すまん、怒鳴ったりして。そもそも、俺のせいで火傷したようなもんだし、俺が悪いよな」
「――責任、取ってくれるの?」
「はあ?」
「もし、痕が残っちゃったら、キョンはあたしのこと、ずっと……面倒見てくれるのかしら?」
「ハルヒ。それどういう意味――」
次の瞬間、俺の足の甲をハルヒは思い切り踏みつけやがった。
「痛ってぇ!な、何しやがる」
「うるさい!……あんた、あたしが今言ったこと、全部忘れなさい」
「全部って?」
「さっきあたしはキョンになにも言わなかった。――――いいわね?」
何だか知らんが、顔を真っ赤にして俺を睨みつけるハルヒであった。
「解った。俺は何も聞いちゃいない。だから……責任取らなくてもいいんだよな」
「……バカ〜!」
ハルヒのエルボーが俺のストマックに直撃する。
やれやれ、口は災いの元、とは言いえて妙だな、本当に。
その後は特に何事もなく、鍋パーティは終了と相成った。ちなみに、ハルヒの火傷は、あの後応急処置をしてくれた長門によれば『問題ない』、とのことだ。良かったな、ハルヒ。
帰り間際、濡らしてしまったセーターを結局脱いでしまっていたハルヒは
「くしゅん!」
と普段からは想像できないぐらい可愛らしげなクシャミを連発していた。
「なあ、ハルヒ。お前、ひょっとして寒いのか?」
「セーター脱いでるから、ちょっとだけね。ああ、大丈夫よ。帰るときは上にコート羽織るから平気だってば」
でもな、お前の今日の格好は見てる俺の方が寒いぐらいだったんだがな。
「痩せ我慢するな。ほら、これでも中に着込んで帰れ」
俺は自分が今着ていたブルゾンを脱いでハルヒに手渡した。
「え、でも、キョンこそ寒くないの?」
「俺のコートはあんなでも結構防寒バッチリなんだ。ああ、そのまま月曜にでも持ってきてくれたらいいから」
ハルヒは、受け取った俺のブルゾンをすぐに着るでもなく、抱きかかえて臭いを嗅いでいるようだった。まあ、クリーニングに出したばかりってわけでもないんだが、そんなに変な臭いがするか?
「…………キョンの匂いがするわ」
ポツリと呟くハルヒ。って、お前、何を当たり前のこと言ってやがる。
「な、なんでもないわ。……しょうがないわね。あんたがどうしても着てくれっていうんなら、着てあげないこともないわよ」
ハルヒはそう言うと、俺のブルゾンと自分のコートを着込むと、俺に背を向けて玄関へと歩いて行ってしまったのだった。
翌週の月曜日、ハルヒは妙に疲れたような顔で、俺のブルゾンをクリーニングに出したから返すのが遅れると告げた。って、なんだ、そのまま返してくれても構わなかったんだがな。
「あんたが構わなくても――あたしが構うの」
よく解らんな。帰る途中で汚したとか?でも、上にコートを着てたらそんなことにはならんはずだが。
「それより、火傷の具合はどうだ?まだ痛むのか?」
「別に、もう何ともないわよ」
それにしては、えらくやつれてるな。何かあったんだろうかね。
「ああん、もう、昨日は死ぬかと思ったわ。……結構腫れちゃって」
腫れる?なあ、ハルヒ。火傷はもう何ともないっていってたが、また、別の箇所をどうにかしたのか?
「!」
ハルヒはその頬をピンク色に染めると、俺から目を逸らしたままずっと黙っていた。何なんだ、この反応は?俺、ナニも変なこと言った覚えはないんだがな…………。
>>768 GJだぜw
1作目のキョンデレと2作目のキョンフィルター
・・・にやけちまうw
>>768 GJだっぜ!
鋼鉄の精神を身につけないと
最近の俺の頬の緩みは異常
>>768GJすぐる!ニ連投でしかも絵まであるとはすごい
絵はるーみっくに似てるな
774 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/01(金) 23:05:04 ID:EB/w/Cef
エジソンの母を見てると、ハルヒも小学校の頃はあんな子だったのだろうかと思ってきた。
だからワトソンがでてくるのか
>>774 小学校6年まではクラスの人気者な自分に満足してたらしいから違うのでは
つまり過保護だったってこと?
それにしても、ディズニーランドとかそうじゃなくても
人のいっぱいいそうなところに連れてってもらえなかったのかな
わ〜い探偵ハルヒナイトがはじまったよ〜
779 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/01(金) 23:38:52 ID:EB/w/Cef
>>777 いや、ただいろんなことに興味津々だたのではないのかなと、思っただけ。
>>778 北高の誰かが
「うちの高校に謎の変な集団がいます。どんな活動を行っているのか調査してください。」
とかいってナイトスクープに依頼して
SOS団に取材きて出演することに。
その時間は
目を開けて座ったまま寝る長門にビビるハルヒ
その時間は東京でタモリ倶楽部とか水曜どうでしょうとか見てるしな
あまりこのスレではネタにはならないよな…
>>782 俺の所、水曜どうでしょう週3回もやってるwww
サイコロの旅とか対決列島のネタでなんか書けそうな気がしないでもないが……
>>782 そうなんだ・・・ハルヒとたむけんの絡みはおもしろそうだけどね。
つかsage忘れすまん
眠くてうとうとしてるハルにゃんをいじるキョン
>>768 GJ!二作目はいろんな意味でギリギリだからwwww
腫れた状態でキョンに襲い掛かられたらどうなるんだろう
キョン「ハルヒ、俺の椎茸もちゃんと食べてくれ」
789 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/02(土) 00:46:33 ID:i/yWjVwl
>>788 ハルヒ「あ、あんたのは椎茸じゃなくて松茸じゃない」
長門「……(゚д゚)シメジ」
普通高校生ってのはモテたい盛りなんだそうだ。一番異性に、性に積極的らしい。
中学生のように漠然とした憧れや興味ではなく実践的な行動を伴う可能性も高い。
なのでおしゃれなんかにも気を使うらしいのだが……俺はどうもなあなあで済ませてしまう。
服なんぞみすぼらしくなくて普通に見られる格好ならそれでいいと思う。
そもそも普通の恋愛なんてものはあの日ハルヒに連行されたときから半ば諦めているのだ。
だからハルヒがかわいいというかかっこいいというかつまり垢抜けた格好をしてきたところで俺に言う言葉はない。
「これは……いえすいません、少々見とれてしまいました」
「わぁ〜。涼宮さんすごい……いいなぁ、わたしそういうの似合わないから……」
「……」
最後の一名は別としてSOS団の絶賛を受けようが道行く人が一様にこちらを注視していようが俺には関係ない。
「じゃあいこうぜ。せっかくの休みを使ってるんだ。無駄な時間は過ごしたくない」
その日は古泉が急なバイトが入ったからという理由でうやむやのまま解散となった。
「なぜ一言褒めて差し上げなかったんですか?」
週明けの部室で開口一番これだ。予想はしていたから驚きはしないがな。
「別にいいだろ。お前や朝比奈さんが散々褒めたしそこいらの人の目も惹きつけてたじゃないか」
俺はお前みたいに美辞麗句を並べ立てる口もなければ語彙もないんだよ。
「そういう問題ではありません。涼宮さんにとって最大の目的が果たせなかったのですから意味がないでしょう」
ハルヒが何を考えてるかなんて俺にはわからん。お前みたいな専門家じゃないんだ、こっちは。
古泉がはぁ、と溜息をつく。
「あなたはほとんどの女性に対して一定の節度と優しさをもっています。好意だと勘違いする程に。それがなぜ涼宮さんにはそういう態度をとられるのですか?」
「こんどは俺の生態でも研究するのか?やめてくれ、ぞっとしない」
「……まあいいでしょう。先ほどのあなたの言葉の揚げ足をとらせていただきます」
「なんだと?」
「あなたは先日の涼宮さんの姿を美しいと思いましたか?」
「……見栄えはよかったんじゃないか?あれだけ注目されてて否定するほうが難しい」
「しかしあなたは僕らを始めとした周囲の人間が褒めていたので自分は必要ないと言いましたね?」
「そういう問題じゃない。俺は別に……」
「では少々お待ちください。いまから涼宮さんを連れてきます。ああ長門さんもご一緒ください」
俺一人残されてしまった。
「では涼宮さん、どうぞ」
しばらくしてから古泉の声が聞こえた。わざわざうろつき中のハルヒを探し出して引っ張ってきたらしい。
「え?あ、ちょっと古泉くん、いきなり……わ!」
ドアが開いて閉じる。ハルヒを産み落としたみたいに見えた。
「え?キョン……?」
ハルヒの服はいつもどおりの制服だ。化粧だってしていない。6時間目と変わっていない。
変わった部分は一つだけ。髪形だけ。そう髪形だけポニーテールに変わっていた。
「な、なによ。古泉くんまで巻き込んで何企んでるのよ」
どうも俺の悪巧みと思われているらしい。馬鹿馬鹿しい、俺がそんなことをさせる必要がないだろうに。
「はっきり言いなさいよ。何が目的?」
「……似合ってる」
「……え、な、何?」
「似合ってるって言ったんだ。その髪形」
「っ!べ、別にあんたに褒められたって、別に……」
「あとあんまり目立つ格好はするな。お前はただでさえ目立つんだ。これ以上遠くへ行かれると、困る」
「こ、困るって……なんで」
「言わせるな。それくらいわかるだろ」
「聞かせて。お願いだから」
女の子のお願い、なんてのは卑怯なものだと相場が決まっている。俺にだって言葉に出来ていない答えを求めやがる。
ここまででもそうとうきついんだぞ。なのにこれ以上はっきりと言えって?
「うん、その、先」
甘えたように懇願するようにハルヒは言う。俺には言葉に出来ない。なら態度で示すしかないだろうが。
「おめでとうございます」
SOS団の活動が臨時休業となった翌日、馬鹿馬鹿しいことに手をつないで部室のドアを開けた俺たちに向かって超能力者が言う。
「あの、お赤飯とか炊いたほうがいいんでしょうか」
先走っている先輩未来人が一名。もう一名の宇宙人はだんまりを決め込んでいる。
女の子のお願いなんてものは今後一切聞くべきじゃない。そう誓う俺だった。
>>791 GJ
どんな行動で示したんだろうかw
抱きつくぐらいじゃないな、押した倒s(ry
●「いえ、エノキダケです」
ハルにゃんおやすみハルにゃん
キョン妹「エリンギみたいだった〜」
谷口「オレのは偉大なるスーパーキノコだぜ!」
国木田「スーパーに売ってるキノコってそんなに偉大かな?」
国木田は間違いなく松茸
>>791 GJ!ハルキョンの幸せは俺の幸せ。
おやすみハルにゃん
>>791 今回はちょっと強引だったかな、とか批評家ぶって(ry GJ!
キョンもたまにはオシャレしろw
__ __ _ ,. - ── - 、
_ , '"´ ,. _ ___`丶、 r'つ)∠─── ヽ
/ ` / /´-‐ァー-ヽ \ 〆⌒  ̄ ̄ ̄ \__r 、 \
/ /下7 ..///.:.::/ .:.:ト、 ヽ. ,.イ ,イ
/ └イ_j/ .://;へ、/!.:.::/:.}ヽ ', ヾイ /{ { ヽ、ト、
,' ///!l .::j.f .--‐ヽ/,.イ,.ム:.', l. { .ト{\ヽ', メ __\
, '〈/f`| l ::l `,_;:;:;ノ '´ rャjノ::.l:..| ゝ |"ひ) \ イびゞ \ ヽ
.| l:l :!:{、| l ::| 、 .マソハ: |:: | ノ ト、"´,. ー ノ //
| l:l::i个| l ::l! ;::)⌒ケ .} .:}:.l:: l /. { ゝ / レ//
.| lハ:l::{::', ::::{、 :丿‐y /.:/::.l:: l { ヽ ヽ⌒> / レ´TTア
l !:|:::',::',::ヽ:::ヽ\._ ~ /.:/::::/l::;!. V{ \ └ ´ / ,.イ/ /ll |
',::{:{、:::ヽ\:\;ゝ `「:フ´!::::/;:::/ 〃 V{ >ー┬|/ ! ,.イノ || |
ヾハj>''´ ヽ ト、_..上くイ::::{ {::{/. リヽイ| /:| l _|' '´ || |
/⌒ヽ、\ ` \-ー ̄\ヾ /{{ | |===| || |
にほんへ かえるんだな。 おまえにも ちょさくけんが あるだろう…
中国でもハルヒは人気なのだろうか・・・
今日はブラクラ踏みまくったな・・・。
精神安定を図るためにも甘いハルキョンの夢を見たいね
ハルにゃんおやすみハルにゃん
おはようハルにゃん
2ch見たらハルキョンがくっついてるSSばっかで
恥ずかしくなっちゃうハルにゃん
おハルキョン
朝に弱いハルにゃん、キョンに着替えさせてもらいます
おはるひ
>>802 の支那哈爾妃は涼宮ハルヒの憂鬱ゼノグラシアのキャラって事に
しておけば何とかならないだろうか
>>808 キョンよりも朝が弱いハルヒなんて有り得ない。
ハルヒに萌えるのは実に結構だが、
あまりに原作のキャラから逸脱した性格付けをするのは
キャラ萌えとしては邪道というか、わざわざハルヒである意味が無いと思うんだぜ。
と、昨今の激甘SSラッシュの風潮を危惧してみる。
エアリ−ドスキルは必要だぜ
朝はいつもキョンより早く起きて朝食の準備をするハルヒ
起こす前にキョンの寝顔を堪能するのが日課です
こいつ絶対友達いないだろ
キョンをたたき起こしに来たはずが布団に潜り込んで一緒に寝てしまうハルにゃん
目覚ましに柑橘系の甘酸っぱいキスを。
さすがに原作とSSのキャラを混同してるやつなんていないよな
ここでキスしてが思い浮かんだ
ハルヒヤバい
かわいすぎ
ハルヒ可愛すぎワロタ
寝る前にパックを怠らないハルヒ
Hしたいアニメキャラ4位 ハルヒだたよw
ソースはvipブログ
3分ハルヒ
キョンの特権だけどなw
過疎ってんなみんな戸惑やってんのか
キョンが残業して帰るのが遅くなるたびに会社に電話して文句を言うハルヒ
キョンが帰ってくるまでごはん食べないでまっているハルヒ
ハルヒが風邪で寝込んだときは有給とって一日中看病するキョン
キョンが作ったおかゆをあーんして食べさせてもらっているハルヒ
>831
ハルヒが「早く帰ってほしいな〜」と思ったら
残業なんてなくなりますよ?
重要な会議の日。会議に気をとられていたキョンはうっかり「行って来ますのキス」を忘れてしまう
→ハルヒ、キョン出勤後ふて寝
→昼頃起き、阪中(旧姓)に電話で愚痴る。しかしどう聞いても惚気。
→今朝の仕返しにと夕飯はお茶漬け
→今朝のお詫びにとその晩は頑張っちゃうキョン
→特大級桃色空間発生
キョンの疲れが溜まっているときにはマッサージしてあげるハルヒ。
そして「あんたをマッサージしてたら疲れちゃったわ。今度はあんたがあたしをマッサージしなさい!」と言うハルヒ。
給料日には裸エプロンとポニテでキョンの帰りを待っているハルヒ。
せっかくの休日接待ゴルフに行ってしまうキョン。
ふてくされつつもキョンのあとをこっそり後をつけ、キャディーに変装してキョンをサポートするハルヒ。
× ふてくされつつもキョンのあとをこっそり後をつけ、
○ すてくされつつもキョンのあとをこっそりつけ、
電波にノイズが入ったようだ。メンテナンスしてくるorz
>>834 桃色電波をありがとう!
俺のIDからGJを送る。
今更だが
>>767を読んだ。
最後の腫れたという話を
「キョンの匂いにたまらなくなって思わずブルゾンをしゃぶりながら
唐辛子をたくさん剥いた手で072ったためアレが腫れて大変だった」
と読んだんだが問題ありませんね?
キョンに残業があるのは。実はキョンに会うのを焦らされたいから。
つまり、ハルヒは潜在的にMという事である。
そして夜の2人のお仕事もつい頑張りすぎて残業しちゃうのかw
ちょwwwすてくされって何だよwwwメンテし直して来るわ。
昼間寂しくなるとキョンの枕に顔をうずめて昼寝してしまうハルヒ
味噌汁はダシからとらないと気が済まないハルヒ
はやく子供が欲しいけど、
子供が産まれたらキョンとふたりっきりのあまーい夜が過ごせなくなるのでは?とジレンマに陥るハルヒ
近所の意地悪そうなおばちゃんからの「お宅は(お子様は)まだなの?」という言葉に
思わず「余計なお世話よ!ウチは毎晩頑張ってるわよ!」と叫んでしまうハルヒ。
戸惑初日売り上げ10万越えってさwww
すごすぎww
キョンが9万本くらい買ったのか
戸惑いも約束も恋愛要素ないんだろ?じゃイラネー
ものすごく今更だなwww
ハルヒはベッドの上じゃMというイメージが払拭できない。
今週のファミ通買ってきた。
いきなりp29(広告)にハルヒ出て萌え死んだ。
改めて見るけど雑音さんGJすぐる
>>826 3位だろ
1 峰不二子
2 人造人間18号
3 涼宮ハルヒ
4 朝比奈みくる
5 ラムちゃん
>>849 俺の大好きな18号が!
時代の差を感じる・・・
>
>>849 2位は認めるが、1位には納得できんwww
他の女の子の話をしてたらハルにゃんがむくれちゃうよ。
とりあえずグローブ吹っ飛ばされて「あれ?」って言ってるハルにゃんかわいいよ。
ハルヒから2人も入ってるのか、すげーな
あのランキング真に受けるなよ
>>852 俺チアリーダー萌えなんだ……
それはともかくハルにゃんのたまに見せる大雑把ぶりには器のデカさを感じるぜ…
一位はお約束みたいなもんだしなw
ジャージハルヒとパジャマハルヒはもはや神を越えた神。
プラスαでポニテだったらもはや脱糞級の可愛さ。
オープニングで映るチラッとお腹見える体操服姿に萌える。
軍服を着るハルヒ
NHKの番組でハルヒが古泉さんって言ってて吹いた
つうか藤子ちゃんは作中で普通にセックルしてる件について。相手は基本ルパンじゃないけど
ハルヒ「ルっパぁ〜ン」
キョン「はいはい似てる似てる」
スネークに調査されるハルヒ
スネークになりきりキョン宅へ潜入するハルヒ
>>866 アレな本を見つけて没収を!
というか1時間もあればミッション終了
ハルヒ「こちらスネーク。敷地内に侵入したわ」
長門「…スネーク、気をつけて」
ハルヒ「あ、玄関に鍵がかかってるわ!大佐、指示を頂戴」
長門「…庭から回ってみる」
ハルヒ「了解よ!」
なぜかこんな風景が浮かんだ
迷彩服を着てるんだろうな
軍服とは違う良さがある
ハルにゃんの可愛さは罪
何よこの フラクラの鬼! 何だと ツンデレの鬼!
\ / \ /
. \ / 。 。 /
o ゚ / 。 ゚⌒ ゚
. , A‐―‐A 、゚。 \ ,A‐-ーA、 。
. /r#/ニニヾ. 。 o.゚ソ / # ヽ
゚ ハ芥.lノメ从从|t. / 。 ノハハハハハ !
i l (||┃ ┠ !| ゚ 。゚ヽ.i|─ < ,iリ)! o
i从リ、''' (フ''ノリ_ヽ。_(’ 、ロ ノル´__
。 /, (づ=x=)つ.8o88ooヽi`と二)o8 /|
∠∠o8o∞oooo∞oo88ooo8o8__./ |
|┐ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄┌| |
. 。 . |┐ l _ ┌| | ゚
. \/ |┐ フ 口 ┌| | 。
|┐ 个. 田 ┌| / \/
|┐ ┌|./
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>869 迷彩服を軍服に含めないってなんだそりゃ。
普通軍服っていったら、戦闘服と通常勤務服含めるもんだぞ。
>>871 お前は天才か。お前は俺を悶えさせるために生まれてきたんだなそうなんだな。
874 :
SS:この先:2008/02/03(日) 00:01:23 ID:yklpWjNv
「ねえ、キョン。……あんた、入学式の日のあたしの自己紹介、覚えてる?」
節分の日の帰り道、食い過ぎた豆の胸焼けを堪えてずっと黙っていた俺に、ハルヒは唐突に尋ねてきた。
「ああ、覚えているさ。『ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上』だったっけ?」
いくら強烈に印象に残っていたとはいえ、そんなことをソラで言えてしまう俺も、正直どうかしてるな。で、それがなんだ?
「うん、ちょっと――失敗だったかも、って。もしかしたら、あのせいで、宇宙人も未来人も超能力者も、警戒してあたしに近付かなくなったのかしら」
警戒どころか、今もこうして宇宙人、未来人、超能力者が、一緒に並んで歩いている、という現実は一体何なのだろうね。
「やっぱり、あたしに見つかったら、捕まえられて見世物にでもされる、とか思われているのかしら?心外だわ。あたしはただ、仲良くしたいだけなのに」
おいおい。朝比奈さんは捕まえられた挙句、恥ずかしいコスプレ姿を衆人環視の元に晒させられたじゃないか。見世物も同然だろう。
「じゃあ、キョン。前にもちょっと話したけど、あんたは赤鬼だけじゃなくって青鬼ともちゃんと仲良くできる?あたしが捜し求めている、普通の人間じゃない人がもし見つかったとして、あんたはその人と友達として上手くやっていけるのかしら?」
いつになく真剣な眼差しでハルヒは俺に問う。いつの間にか、他の三人も立ち止まって俺の方に注目している。
俺はみんなの顔を見渡す。やれやれ、本当に今更な質問じゃないか。もう答えは決まりきっている。
「当たり前だろ。大体、俺はずっとハルヒと付き合ってきたんだ。なんだかんだで上手くやってきた自信もある」
そもそも、ハルヒぐらいぶっ飛んだキャラクターが始終そばにいるのにも、すっかり慣れてしまったしな。習慣とはいえ、ある意味恐ろしい。
ふと見ると、何故かハルヒは一瞬慌てて、
「な、キョン!あたしがいつあんたと付き合っ……」
と尻すぼみに口篭ってしまった。何だ、この反応?
「じゃ、じゃあ……もし、あたしの正体が、ただの人間じゃなかったとしたら――キョン、あんたはあたしのこと……嫌いになったりしない?キョンは、あたしのことをほんとに許容できるの?」
ハルヒは上目遣いで自信無さそうに訊いてくる。それが妙に新鮮で、一瞬俺の鼓動が早まったみたいだが、そんなの、きっと気のせいに決まってる。
ただの人間じゃない何か、か。
長門によれば自律進化の可能性、朝比奈さん曰く時空の歪み、古泉にいたってはこの世界の創造主、ときたもんだ。それらのどれを信じたとしても、結局ただの人間じゃないってことには違いない。
だからどうした。そんなの関係ねえ。
「別に。今まで通り、何も変わりやしないさ」
俺は、いや、俺たちは今こうしてみんなで、同じ空間を、同じ時間を過ごしているんだ。
こんなにありがたいことはないじゃないか。その『ありがたい』も、有ることが難しいって文字通りの意味だけじゃなく、心の底からの感謝の意味も含めて、俺はそう思っている。
「――キョン――」
ハルヒは俺の方をじっと見ている。ああ、急に黙ってしまったから、何か気になったんだろうか、と思い、俺は今の自分の考えをハッキリ口に出して続けた。
「むしろ、もっと大切にしたい、って思う。できれば、これから先も、ずっと、ずっと、一緒にいたいって、俺は考えている」
俺の言葉に、呆気に取られていた様子のハルヒだったが、
「もう…………バカキョン」
急に俺の手首を掴んだかと思うと、反対側を向いて早足で俺を引き摺るように歩き出した。
「お、おい――ハルヒ?」
「いつまでもこんなところに立ち止まってても寒いだけじゃない。ほら、早く帰りましょう」
先程の話を有耶無耶にするかのようにハルヒは宣言して、俺の手を引いたままみんなから離れてしまった。
気のせいだろうか、朝比奈さんも、古泉も、ハルヒと俺の方を生暖かい視線で見ている。長門まで、どことなく呆れ顔のような気がするが、それは俺の錯覚なんだろう、と信じたい。
「なあ、ハルヒ。あんまり引っ張るな。手首が痛いんだってば」
ハルヒはこちらを振り向きもせずに、
「キョンこそ、もっとちゃんと歩きなさいよ。――大丈夫、任せなさい。あたしに付いてくれば、この先きっと間違い無しなんだから」
と、自信満々に答える。
やれやれ、結局はこうなるんだな。
解ってるって。この先ずっと、俺はただひたすらお前に付いていくことになるんだろうってことはな。
それにしても、おい、ハルヒ。お前、やたらと歩くのが速くないか?
空前の絵うpブームですね
ありゃ、なんかID変わってるけど
>>874=876です。
ってこのカキコのIDはどうなってるんだ?
>>871、876
GJ!
陰謀口絵の豆まいてるハルにゃん可愛すぎ。
楽しそうに笑ってるハルにゃんの可愛さは異常。
>>872 射手座の日の服って意味で書いたんだ>軍服
横着者でスマソ
>>876 お前は化物か。お前は俺を萌え殺すためにはるばる宇宙の彼方からやって来たんだなそうなんだな
_
rー┐r─┘└─┐
 ̄ ,二二二二、
lニニコ |┌──┐|
,.ヘ L.二二二_」
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\/</廴__」 \冫
r┐
[_r三三三三三t_]
| l二二二l |
,.二二ユユ二二._
| l二二二二l |
L.」二 ̄ ̄二L.」
| | | |
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/,ニ二.ヽ ,.' / '、丶
| L.勹 j } く_∠ r:┐ \_>
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く, 全 _>フ 几 「 く_∠. . イ γ,=、
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|二二, 〉 〈 | 二 -‐ ´
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r────、 \二二二二コ
 ̄ ̄_フ / へ __
r──┘└──i \_> / ./
 ̄ ̄| | ̄ ̄ / ./
r┘ | l二二二二/
 ̄ ̄
チャイナネタは秋田から。
尻相撲をやるハルキョン
>>863 これいいなw
どっかでルナマリア風コスプレハルヒを見た気がするんだが忘れた
>>886のハルヒにすら萌えてしまった。俺はもう帰れない。
>>890 ボコされたハルヒにも萌えるよな・・・。
つかハルヒなら何でもいける。
しかしハルピンはなんだか異常ににむかつくなwwwww
昔のMUSASHIコラに似てないこともない
コーヒー飲み過ぎて寝れなくなったハルにゃん
ハルヒ「な、なによもうっ! むかつくわ!」
キョン「おいハルヒ、落ちつけよ」
ハルヒ「これが落ち着いていられるとでも言うの? あんた、
>>866ちゃんと見たんでしょうね? あんなのあたしじゃないわ!」
キョン「そう怒るなって」
ハルヒ「あんなのがネット上うろうろしているなんて許しがたいわ! キョン、これはどこにクレーム付けたらいいの?」
キョン「クレームをつけるまでもない。所詮偽物じゃねぇか。ほっとけ」
ハルヒ「……あんたはいいの? あんなの野放しにしておいて……何も感じないの?」
キョン「……そうだな。どうでもいい」
ハルヒ「……そう……そうなんだ……」
キョン「俺にとって『涼宮ハルヒ』は今目の前にいるひとりで充分だからな」
ハルヒ「……え」
古泉「おやおやこれはこれは……」
みくる「ふぇえ……キョンくんついに……」
長門「……計画通り」
>>897 866 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/02/02(土) 23:32:11 ID:IFunOn3h
スネークになりきりキョン宅へ潜入するハルヒ
スマン、マジすまん。安価間違ってた……
>>886だ。吊ってくる……orz
ハルヒ好きとして偽者にも大らかな気持ちで接してあげるべきだな
ハルヒはハルヒだし偽者が出てくるのはそのキャラが魅力的で人気のある証拠
は?
ハルヒの偽物は目が釣り上がってて爪先がアラビア風に尖っているのさ
あれだよ、色んなブランド品の偽者が流通してるみたいなもんだよ。
ハルヒおやすみハルヒ
というかハルヒの知名度が上がるだけのような希ガス
ハルにゃんグラディウス2やってたらこんな時間だよハルにゃん
難しいよハルにゃん
外雪積もってるよ@千葉ハルにゃん
908 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/03(日) 04:12:23 ID:writZ4wm
木目沢イ右一
5分レスが無ければハルヒは映画化
ハルヒ映画化おめでとう!!
有希が降ってる
映画のラストは現実世界での接吻で
おハルキョン
雪が積もったことに浮かれて朝っぱらからキョンに電話するハルヒ
東京近郊だがカレンダーの1〜2月じゃ済まないくらい降ってる
いくらなんでも望みすぎだよはるにゃんw
あとぷにキャラさんにSS職人さん、いつもいつも糖分をありがとう
これから出かけるけど心身とも温まって出られる
ハルヒ「みて有希、雪が降ってるわ」
ハルヒかわいいなぁ
おハルヒ
ハルヒポニーテールにしないか
ハルヒがポニーテールにするのは、特別な日だけさ
キョンとデートする時とか
ハルヒはあのカチューシャで大分見た目の年齢下げてる気がする。
ほかの髪型のときはイメージが違って見えないか?
雪が止まなくなる奇妙な現象が
しかし、関東で幾ら雪が積もっても兵庫の方じゃみぞれというオチ。
H「キョン、何で道がぐちゃぐちゃなのよ?」
K「知らん、天の神様のきまぐれだろう」
Y「涼宮ハルヒの情報が彼女の目の前に現れないように東日本地域で(ry」
という展開があったりなかったり。
吹雪いてくるたびに「場所をわきまえろって言ってんのよー!」が出てくる俺は末期
雪女ユキリン
山女ハルにゃん
>>925 お前は俺か。
なぐ茶さんのは破壊力抜群だぜ。
昨日の不思議探索の疲れも残る日曜の朝に、携帯の着信音が鳴り響いた。
『キョン! 外見なさい! ユキよ! ユキ!』
「あ? 長門がどうしたって?」
『何寝ぼけてんのよ! そうじゃなくて雪よ! 積もってるの! めちゃくちゃ降ってるの!』
「そうか、道理で寒いわけだ。路面もスリップするし電車も止まって大変だな。それじゃ」
『と言う訳で、今日は休みの予定だったけど、急遽特別臨時不思議探索を決行することに決めたわ!』
「お前俺の話聞いてたか……? 宇宙人や幽霊だって寒いのは嫌いだろうから、出て来ないと思うぞ」
『何言ってんの、古今東西雪にまつわる幽霊や妖怪は山ほどいるわ。雪女とか、イエティとか。いいからうだうだ言わないでいつもの場所にすぐ来なさい! 以上!』
「おい?」
切れちまった。全く、横暴にも程がある。とか言いながら、気が付いたら自転車を漕ぎ出してるのはこれはもう条件反射という奴だろうね。
駅前の待ち合わせ場所に着くと、ハルヒは既に仁王立ちして待っていた。……肩に雪を積もらせて。
「遅いわよ! 風邪ひいちゃうじゃない!」
「なあ、お前なんで傘持ってないんだ?」
「さ、行くわよ」
スルーですか。
ハルヒはそのままズカズカと歩き出した。
「おい、他のみんなは?」
「来ないわよ」
「そりゃそうだろうな、このクソ寒いのに。俺が来てやっただけでも感謝……」
「最初から呼んでないもの」
「はぁ?」
「何やってんの?」ハルヒは歩きながら振り返って言った。
「え?」
「何やってんのって言ってんのよ! あたしも傘に入れなさいよ! 気が利かないわね!」
何やら理不尽な気がしたが、俺は言われるがままに早足でハルヒに追い付き、傘を差し出した。
「なあ、お前なんで傘持って来てないんだ?」
ハルヒは答えなかった。
「で、どこに行くんだ? 街なかには雪女もイエティも居ないと思うんだが」
「お望みなら山でも登るけど?」
全力で遠慮させていただく。たとえ標高の低い鶴屋山だろうが、雪山登山なんざまっぴらごめんだ。
「キョン、あたしあそこ入りたい」
そう言ってハルヒが指差した先は……どう見ても、なんの変哲もないただのコンビニだが。
「コンビニにどんな不思議があるんだ?」
「何アホなこと言ってるの? 買物よ買物。ちょっと待っててくれる。すぐ済ませるから」
その言葉通り、ハルヒはものの一、二分で買物を済ませ出てきた。
「はいコレ。あげるわ」
そう言ってハルヒが差し出したのは……ナッツ入りのチョコレート?
「あんた、今日は何月何日だと思ってんの?」
二月三日だが。
「節分でしょ。だから豆入りってわけ。シャレがきいてていいでしょ」
「じゃ、チョコレートは?」
「予告編よ。十一日後のね。本番はちゃんと、てづ……くり…で……作るんだか…ら……」
ははあ、なるほどね。十一日後、つまり二月十四日が何の日だか、今年は忘れてないぜ。朝比奈さんが二人になるような珍事件も無かったしな。
「楽しみにしてるぜ、ハルヒ」
俺がそう言うと、ハルヒは怒った顔でそっぽを向いてしまった。やれやれ。
さて、団長様から拝領したチョコレートをいただくとしますかね。
チョコレートをひとつ口の中に放り込むと、ナッツの食感とともに、甘くて、ほろ苦い味が口の中に広がった。
「ふくはーうちー!」
掛け声がしたと思って振り向いた瞬間、顔面を雪の塊が直撃した。
「何しやがる!」
「やーいやーい!」
俺は逃げるハルヒを追いかけた。
「ふくはーうち! ふくはーうち!」
逃げながらも、途中で雪を拾って俺にぶつけてくるハルヒ。俺だってやられっぱなしじゃないぜ。逃げるハルヒ目掛けて雪玉を全力投球する。
「キャッ!」
ひるんだ隙にハルヒに追い付いて捕まえた。
「なあおい、なんで『福は内』って言いながら、俺に雪をぶつけるんだ?」
「聞きたい?」
いいや、聞かないさ。なんとなくわかるからな。
>>929 GJ!
なんだこのバカップルww
糖尿病にする気か!
>>929 GJ!
寒い中帰宅したら何だよこの甘甘な展開は!
御蔭で熱くなっちまったよ
俺を糖尿病で殺す気だな!
いいぞもっとやれ!
あと、やっと『戸惑』が来たよハルにゃん
>>929 あれ?外の雪が砂糖になってるよ? GJ!
ハルヒるやすみ
>>929 糖分補給完了w
午後も働く意欲がわいたよハルにゃん
俺のバイト先にハルにゃん来ないかな〜
甘すぎてハルキョンの周囲に蟻が大量に集って来る電波を受信した
>>929 GJ!本当にこの二人は・・・
見せつけてくれるぜ!!
>>929 GJ
ハルキョンの周りだけ一気に雪が溶解しそうだw
マラブンタって映画を思い出した
>>929 GJ!甘いよww
最近甘すぎるから違うとこも覗いてくる
虫歯やだもんね
食生活が荒み気味なのでキョンの勧めでつまみにスルメを齧るハルヒ
『落ち葉をけっとばすなよ今にまた転ぶぞ。』
これすらハルキョンに聞こえる俺は末期
ハルにゃん寒かったらキョンの手を握っていいよ
943 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/03(日) 17:24:18 ID:writZ4wm
木目沢イ右一
『何で怒ってるのに、楽しそうなの。』
これもハルキョンに聞こえる俺も末期。
多分ここにいる人の8割はそれ知ってるんだぜ
すごく……いまさらです……
まあ、何度見てもいいものだけどな。
知恵の輪と格闘してイラつくハルヒ
「な、なによ、キョンどうしたのよ、ずっとこっち見て」
ん、あぁ……お前の肌…綺麗だよなって思ってな…シミ一つないよな……
「そ、そんなこと無いわよ……有希の方が白くて透き通って……」
……そうか胸だっていいぞ、さわり心地だって最高だぞ
「ちょっとどこさわってんのよ。それにみくるちゃんには、負けるわよ。アレは凶器よ」
そうか……じゃぁ髪の毛だ、ほらさらさらでイイ匂いだぞ
「髪の毛は鶴屋さんが……さっきからどうしたの」
あのさ、長門のとか朝比奈のさんがどうとかさっきからいってるけどさ。それって俺が想像していいのか?
「!? だ、駄目にきまってるじゃないこのエロキョン。絶対駄目、いくらキョンでも罰ゲームよ!」
そうかじゃぁ先ばらいだな。…ハルヒ、愛してるぞ…。
「ちょっ! どういうこと!」
羞恥プレイの罰ゲームだな。
「ばかっ! あたしも罰ゲームしていい…あたしも好き!」
ルービックキューブと格闘してたらルービックキューブがばらけてしまいキョンに直してもらうハルヒ
>>950 甘甘なんだが溶けそうなんだが、あえて聞く。
なぜここで保守を?
>>944 『僕の右ポケットにしまってた思い出はやっぱりしまって歩くよ 君の居ない道を』
が浮かんでしまった…スマン、吊ってくる
ネズミパレットを晒したのかよ・・・・
>>948 トップページに書いてあるとおりでおk
何度見てもガチ
>>952 保守の要らないスレの流れであえて保守をする
それが通の醍醐味
とか(゜Д゜)
電波が大量に来てるのにSS書く気が起きない…もう一回原作読み直しの旅に出るべきかなあ
ねんどろハルヒはかわいいのう
>>950 それプリンスレに今日投下されたものの一部分を
転用しただけだろ…
ハルにゃんかわいいなぁ
ハルヒの尻をペンペンするキョン
そろそろ次スレだけど、前スレで言ってたように次スレは960に修正する?
よければ次スレ立ててきますけど?
にょろ
すまん、規制くらった・・・
↓次の人お願いします
よろw
あ、俺か。しまった。
ごめん、俺も規制だ><
↓頼みます
いってくる
試してみる。
「……ねえ、キョン……」
「何だ、ハルヒ?」
「――寒いんだけど」
「……そうだな」
「……あんたは?」
「ああ――俺も、寒い」
「そ、そうね――――」
「……?」
「とっても冷たいわ。……ほら」
「うわっ!って、おい、お前の手、メチャメチャ冷えてるじゃないか」
「そうでしょ。――――あ、あの」
「ん?どうしたんだ、ハルヒ」
「い、いや。………………な、なんでもないわ」
「………………やれやれ。――ほら、ちょっとこっちに出せ、お前の手」
「えっ?――や、ちょ、ちょっと、キョン」
「はあ……全く、この状況で、なんでこんなに手が冷たくなるんだ?」
「あ、あたしに訊かれたって――――わかんないわよ」
「……そうかい……」
「――――――ねえ、あんたの手――――」
「――へっ?」
「……結構……暖かいのね……」
「――――そうか?」
「――――――――そうよ」
「俺は……ハルヒの手が――――冷た過ぎるだけだと思うがな」
「そんなの…………あたしのせいじゃ――」
「ほれ。――もう片方も…………そっちの手も、こっちに寄こせ」
「えっ――――うん」
「やれやれ…………」
「――――――ねえ、キョン。知ってる?」
「――何だ?」
「…………『手が暖かい人は、心は冷たい』って話…………」
「……ハルヒ。お前――――何が言いたい?」
「…………冗談よ」
「――ふぁぁ〜、何か眠くなってきたな」
「……もう……」
「――――そういえば…………古泉から聞いたんだが」
「……なに?」
「いや、大したことじゃないんだが――――睡眠のときには――深部体温を下げるために、身体の表面から…………体温を放出するんだとか」
「だから…………それが何なのよ?」
「ハルヒ、お前――――今晩、眠れそうにないんじゃないか?」
「あっ…………うん…………そうかもしんない」
「…………………………………………」
「キョン、どうしたのよ?――――寝ちゃったの?」
「いや――――――――ハルヒ、その……ちょっと、こっちに――――――身体、寄せろ」
「へっ?――や、やだ、ちょっと……なにすんのよ、この、エロキョン!」
「いいから……しばらく、じっとしてろ」
「もう…………バカ…………」
「やっぱりな。……こんなに身体が冷えてたら、眠れないどころか、風邪ひきそうだ」
「キョン――――」
「だから、ハルヒ――――――お前が眠るまで、こうしててやる」
「!」
「どうした?……嫌なら、止めてもいいんだが」
「――――――――や、止めなくても……ずっと、そうしてても――いいわよ」
「……そうか」
「キョン………………ありがとう。――――――――あんたの身体って――――――――暖かくって……………………とっても、気持ち、いいわね」
「なっ…………そ、そうなのか…………」
「そうよ……………………キョン―――――――――――おやすみなさい」
「ああ――――――――おやすみ――――――ハルヒ……………………」
(やれやれ、今度は…………俺の方が眠れなくなりそうだな)
>>982 ごめん。思わず長門フォルダに放り込んでしまった。
婆さんが昔使ってたな
>>982 会話だけでこんなに・・・すごいな
絵はしっかりハルヒに見えてるから安心しろ
とりあえずGJ
このスレは本当に才能の宝庫だな
一度でいいからハルにゃんと一緒に寝たい
989 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/03(日) 22:10:32 ID:9XQRu/l3
うめ
「熱い……」
只今の季節は猛暑真っ盛り。何て言うかこれはもう暑いじゃなくて熱いの領域だ。
寒い時の比喩に「バナナで釘が打てる(凍るからな)」というのがあるが、さしずめ今の状況は「バナナも液体になります」って感じか。ちと大袈裟かな。
だが、そんな暑くても熱くても買い物を頼まれたら断るわけにはいかない。久々に素麺以外の食い物が食べれるかもしれんからな。
そんなわけで、俺は糞熱いアスファルトの上を生まれたてのゾンビのように歩いていた。帰りにアイスでも買おう。そう決めた時だった。
「あれ?キョンじゃない。なにしてんの?」
夏でも関係なく、いや、普段の3倍はギラギラしてる奴の声が後ろからした。言うまでもなく我らが涼宮ハルヒのだ。俺は溜息をつきながら振り返った。
「見りゃわかるだろ。夕飯の買い物…」
えらい美人がそこにいた。という表現を改めてしたくなりそうなハルヒがそこにいた。
なにしろ麦藁帽に薄白いワンピースっていういろんな意味で夏の定番な格好だからな。どこぞのギャルゲのヒロインかって感じだ。
「なによ固まっちゃって」
「ど、どうしたんだよその服」
「あたしだってこういう服は持ってるわよ」
嘘つくな。お前と清楚ほどかけ離れた言葉はないだろ。
「……お母さんが昔着てた服らしいの。今のあたしにサイズぴったりだから着てみたんだけど…どう?」
どうってなにがだよ。
「その…似合うかどうかよ」
「そりゃ似合ってるだろ」
てゆうかこいつに似合わない服装を誰か教えてくれ。
「そうだ、あんたにもあげるわ」
何だよと思う間もなくビニール袋を手渡してくるハルヒ。中身は…。
「さくらんぼ?この季節に?」
「知らないの?さくらんぼは夏が旬なのよ」
知らなかった。もっとも最近はビニールハウスのせいでいつでも食えるからなあ。
「親戚から大量に送られてきて。これから有希にも届けるつもりなの」
「俺はついでかよ」
てゆうか端から予定になかったわけだな。
「雑用のくせに有希より先に貰おうなんて何様よ」
長門は俺と同じ平団員だったはずなんだが、いつから俺は団員ですらなくなったんだ?
「じゃ、急ぐから」
「あ、ああ」
白いスカートを翻してハルヒは遠ざかっていった。全く、人間何を着ようと中身は変わらないもんだな。
「……」
試しに食べてみたさくらんぼは以外に冷たかった。酸っぱい甘さが口に広がる。
アイスは買わなくていいな。俺は種を吐き出しながらそう思った。