【瀬戸の花嫁】瀬戸 燦(せと 3)【人魚・仁侠】

このエントリーをはてなブックマークに追加
654留奈様スレより失礼いたします
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1195218423/420 の続き
『・・・てなことがあってさぁ。全く留奈ちゃん酷いったらありゃしない!』
燦「まあ留奈ちゃんも意地っ張りな所はあるけど、でもちゃんとあやまらないかんで。」
『なんでだよ!向こうから吹っかけてきたんだよ?』
燦「それはそうじゃけど・・・。」
ーーー浮上します、ご注意ください、浮上します、ご注意ください
ずおおおおおおおおおおおおおおおおおむ!!
三河「燦ちゃんヌ!この間のバレンタインデーのお返しだなも、受け取ってくりゃあせ!」
燦「海君!」
『どこがホワイトデーだよこりゃ!』
三河「ふっ、わからぬきゃ?まあ黙って見ているがいいぎゃ」
うおーん。ミサイル発射口からミサイルの形のクッキー。
『な、なんじゃこりゃ!』
三河「ふっふっふ。これぞ三河財閥の髄を結集した、全自動クッキー製造潜水艦!!!!(ばあああああああああああん)
これがあれば、いつでもどこでもクッキーを好きなだけ頂ける、まさにスイーツを嗜むセレブにぴったりの芸術品だぎゃあ!!」
(お申し込みは0120、0(ry)
『どこの世界にそんなセレブがいるぎゃあ!!だいたいそれ、まんま潜水艦だろうが!!!』
三河「かあああああ一般庶民にはこの崇高な趣味は理解できないようだ、残念無念。
燦ちゃん、こんな一般庶民は捨て置いて、僕と昼下がりのスイーツタイムといこうではないきゃ!!!」
燦「・・・海君、気持ちは嬉しいけれど、これは受け取れんわ。」
『燦ちゃん・・・』
三河「どうしてだぎゃ燦ちゃん?!これではまだ愛が、愛が足らんというのきゃ!?」
燦「ううん、愛は十分すぎるほど一杯もろうたで。けども・・・」
『あ、どこからとも無く桜吹雪・・・!』
燦「海君は愛の大きさを、財力や物量で量っとる。本当に愛があるならそんなもんに頼らんでも、
自分のありのままで表せばええんじゃ。侠(おとこ)じゃったら四の五の言わず、裸一貫でぶつかってこんかいっっっっっ!!!!
仁侠と書いて、にんぎょと読むきん!!」
どっぎゃあああああああああああああああああん!!!!
燦「私、○○さんの飾らない、等身大の愛に惚れたんよ。海君、堪忍な・・・。」
三河「燦ちゃん・・・」
『燦ちゃん・・・!』
三河「くそおおおっつ!今日の所は諦めるが、いずれまた第二第三のっ・・・!」
ーーーバックします、ご注意ください、バックします、ご注意ください
『一体何しに来たんだ・・・?』

『燦ちゃん、俺、留奈ちゃんにちゃんと謝ろうと思うんだ。
さっき燦ちゃん、等身大の愛って言ってたよね。留奈ちゃんもアイドル生活で何百何千って
プレゼント貰ってるけど、数が問題なんじゃなくて一つ一つが全部、留奈ちゃんにとっては大切な贈り物なんだ。
俺もちゃんと応えて上げなきゃって、そう思ったんだよ。』
燦「○○さん・・・うん、それがええよ」
『アハハハ。』
燦「うふふ。」

翌日〜。
三河「燦ちゃんヌ!昨日の反省を踏まえ、今日は全面強化ガラス張りの潜水艦型プールだぎゃ!
燦ちゃんの言ったとおり裸一貫でぶつかっていくだで、燦ちゃんも裸の付き合いを、
ああああああああ、ガラス張りだから日光直撃、眼が、眼がああああああああああああ」
サル「おいたわしや、殿おおおおおお」
『何をやってんだ、あいつは・・・。』
燦「ははは・・・(汗)』
(燦篇・終わり) http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1195218423/421 に続く