【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part19【変な女】
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・前スレ
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part18【変な女】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1187447257/ ・佐々木SSの保管庫
Part1-10まで
http://blog.goo.ne.jp/sasaki_ss Part11以降
http://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/ ・佐々木 = 例の変な女
自称「キョンの親友」、中学時代はキョンの自転車に二人乗りで塾に行く間柄
キョンとは学校内外でつるむ回数がクラスメイトの誰よりも多かった
キョンは否定するも傍からみるとどう考えても...
古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
恐るべきことに名実共にハルヒと対になる神的存在であることが明らかに
・次スレは
>>970が立ててくれたまえ。立てられない時は遠慮せずに言うといい。
このスレの住人は快くキミの代役に名乗り出てくれるだろう、くっくっ
・このスレは基本sage進行だ、間違えてageるならまだしも
意図的にageるような行為は慎んでくれたまえ。
>>1乙
佐々木可愛いよ佐々木
「リンクを貼るときは直リンは禁止してくれると僕も助かるよ」
「荒らし、それに反応する人への対応は無視するのが一番と昔から決まっているんだ」
「次スレは
>>970が立ててくれ。時と場合によっては早めることも遅めることも可としよう」
「次スレは立候補した人が責任を持って立ててくれたまえ」
「ただし、無理な場合はその所信表明を行い、次なる立候補者を集うべきだね」
「次スレへの誘導リンクが貼られるまでは今まで通り書き込みは控えるのが最良の手立てと僕は思う」
「基本的にはsage進行で行おう」
「SSを投下するときは名前欄やメール欄に『SS』と書くことを推奨する」
「でもSSと書くことは推奨であって強制ではないんだ」
こんな感じ?
>>1乙
ささき可愛いよささき
>>4 あとエロスは程々に、の一文が欲しいかも知れない
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・前スレ
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part18【変な女】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1187447257/ ・佐々木SSの保管庫
Part1-10まで
http://blog.goo.ne.jp/sasaki_ss Part11以降
http://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/ ・佐々木 = 例の変な女
自称「キョンの親友」、中学時代はキョンの自転車に二人乗りで塾に行く間柄
キョンとは学校内外でつるむ回数がクラスメイトの誰よりも多かった
キョンは否定するも傍からみるとどう考えても...
古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
恐るべきことに名実共にハルヒと対になる神的存在であることが明らかに
「リンクを貼るときは直リンは禁止してくれると僕も助かるよ」
「荒らし、それに反応する人への対応は無視するのが一番と昔から決まっているようだね」
「次スレは
>>970が立ててくれたまえ。時と場合によっては早めることも遅めることも可としよう」
「次スレは立候補した人が責任を持って立ててくれたまえ」
「ただし、無理な場合はその所信表明を行い、次なる立候補者を集うべきだね」
「次スレへの誘導リンクが貼られるまでは今まで通り書き込みは控えるのが最良の手立てと僕は思う」
「基本的にはsage進行で行おうか」
「SSを投下するときは名前欄やメール欄に『SS』と書くことを推奨する」
「でもSSと書くことは推奨であって強制ではないんだ」
とりあえず従来のテンプレと
>>4のを合わせてみたけど
長くなりすぎて見にくいな…
普通に二つに分けてみたらどうだろう?
1では今まで通りのテンプレで、2から
>>4を張ればいいんじゃないか?
エロは程々にもいるかもしれんが
物語背景、主な人物紹介
物語背景:キョン達が小6の時に涼宮ハルヒに時空改変能力(神の能力)が発現した。
そのために宇宙人、未来人、超能力者がやってきて遠目で観察するようになった。
高1の時にキョンに出会ったハルヒはSOS団を立ち上げる。
SOS団の目的は宇宙人、異世界人、未来人、超能力者を見つけ出すこと。
偶然か運命か、SOS団には宇宙人、未来人、超能力者が入団した。
それから、1年、色々あったが、キョンは中学時代の「親友」佐々木と再会した。
佐々木は本来ハルヒの代わりに神となるべきだったという話なのだが。本当か?
それに、佐々木はキョンに恋心を抱いているのか?
アニメ化され、一大ブームを巻き起こしたこの作品は、この時点で作者の筆が止まる。
キョン(男):涼宮ハルヒシリーズの語り部。シャーロックホームズでのワトソン役。本名不明
ハルヒに引きずられてSOS団団員となる。 入学以来ずっとハルヒの前の席である
涼宮ハルヒ(女):SOS団団長 涼宮ハルヒシリーズの主人公?シャーロックホームズでのホームズ役
キョン達と共にSOS団を立ち上げる。活動的だが人の気持ちを考えない。
本人は意識していないが時空改変能力を持つ キョンが好き?
長門有希(女):SOS団団員 ハルヒを観察に来た宇宙人 無口
キョン達とは学年は同じだがクラスが違う キョンが好き?
朝比奈みくる(女):SOS団団員 ハルヒを観察に来た未来人 巨乳
キョン達より1学年上 キョンが好き?
古泉一樹(男):SOS団副団長 ハルヒの造った閉鎖空間に入れる超能力者
ハンサム キョン達とは学年が上だがクラスが違う
佐々木(女):キョンの中学時代の親友にしてこのスレの主人公 キョン達とは高校が違う
谷口(男):ハルヒと同じ中学出身 キョンとハルヒのクラスメート
国木田(男):キョンと同じ中学出身 キョンとハルヒのクラスメート
>>12 すまん、古泉はキョン達と同学年が正しい。
14 :
932:2007/08/25(土) 20:05:59 ID:1VYjgbf5
15 :
1:2007/08/25(土) 20:07:07 ID:1VYjgbf5
ぎらつくような太陽がマウンドを照らしつける。
最終回、二死でランナーは二塁。
点差はたったの一点。
俺は袖で汗を拭うとセットポジションに入った。
緊張の一瞬。
全世界の音が消えた。
あとはキャッチャーミットめがけて、全力でボールを投げるだけ。
だが、なぜだろうか。まったく、抑えられる気がしない・・・
―何で野球となんか全く縁がないはずの俺がこんな激闘甲子園さながらの正念場に立っているのか。
その発端はこれより二日前にまでさかのぼる。
それは6月のことだった。
その日は何の変哲もない陽気な一日であり、俺は三時間目にある数学の小テストばかりを気にしていた。今回ばかりはまともな点数をとらないと怒られそうだからな、いろいろなところから。
というわけで、普段より少し早めに学校にやってきた俺は、教科書を広げて直前の瞬間記憶作業に追われていた。
思えばそのときに悪魔の足音は俺の背後にまで迫って来ていたのである。
「協力しなさい。」
後ろから首根っこをつかまれるやいなや、何に協力せよなどの目的語もなく、ただ命令だけが俺に降りかかってきた。
「な、なんだってんだ、朝っぱらから?」
振り返った俺の視界に入ってきたのは、俺の席の後に陣取るこの学校の名物変人涼宮ハルヒその人であった。
俺が学校に来たときには、まだ登校していなかったから、気づかなかったが勉強に集中している間にやってきたようだった。
「これを見なさい。」
得意げに涼宮は俺に何かのチラシを見せる。
「・・・野球大会?」
俺は思いっきり不信感に煽られた素っ頓狂な声を上げた。
「そっ。」
「いや、そっ、って言われてもだな・・・」
「この大会に我がSOS団の存在を世間に広めるために参加しようと思っているのよ。でも、私たちだけじゃ人数が足りないから、数合わせで参加してちょうだい。」
仮にもお願いしているんだから、数合わせとは失礼ではないか。まぁ、実際数合わせ以外のなんでもないんだが。
それ以前に、この大会にお前らと参加するということは、つまりお前らのお仲間として俺の名前が世間に広く知られてしまうということになるのでは・・・
それは俺にとってはあまり好ましくない事態だ。
「そうは言ってもだなぁ。」
「後で谷口と国木田あたりにでも声をかけといて。」
俺の返事を待たずにもう参加することになっていやがる。
「誰もまだ参加するとは言っていない。だいたい、この大会はいつやるんだ?」
「今度の日曜。」
「あさってじゃねえか!」
「どうせ暇でしょ。」
確かに、予定はないが・・・
かといって、せっかくの日曜日にお前らと一緒に白球を追いかけるっていうのもなぁ。それに野球がやりたいなら、俺じゃなくて野球部の奴に声をかけろよ。
そうして俺がどうやって断ってやろうかと思案していたところ、横から天の声が響いてきてしまった。
「面白そうではないか、キョン。せっかくだから参加させてもらおう。」
俺と涼宮が声のした方を振り向く。
俺の後ろから登校してきた佐々木がチラシを覗き込んでいた。
「いや、失敬。盗み聞きするつもりはなかったんだけれどもね。でも、せっかくの機会だ。たまには休みの日に運動をして過ごすのもいいだろう。」
佐々木は鼻を鳴らしてふむふむとうなずいている。何に納得しているんだ?
「お前もな―」
「涼宮さん。人数が足りないんだったら、別に私が参加しても大丈夫だよね?」
佐々木は俺の言葉など聞く耳持たず、涼宮に参加確認をしている。
「えぇ、まぁ。」
涼宮のほうも予想外の展開に驚いたのか、うまく言葉が出ないようだ。
「じゃあ、私も参加するということでよろしくね。」
佐々木は満足げに笑った。
16 :
2:2007/08/25(土) 20:08:10 ID:1VYjgbf5
佐々木の奴が勝手にオーケーを出したせいで、俺まで参加する羽目になってしまった。ここまでくれば谷口と国木田を巻き込んでも、罰は当たるまい。見事につぶれてしまった今週の日曜日を嘆いて、俺はため息をついた。
そして、恨みがましい目で隣の佐々木を見る。
「そんな目をしなくてもいいではないか。」
佐々木は悪戯っぽく笑うと、気にするなと言わんばかりに、右の手のひらを軽く振った。
「お前ら二人して勝手に決めやがって。俺の意思はどうなる?」
「涼宮さんや僕と一緒に野球をやるのがいやなのかい?」
「いや、そういうわけではないが・・・」
「なら不平不満を漏らす必要はあるまい。それに―」
「それに?」
「キミが参加するなら僕も参加しないとね。」
その日の放課後、この北高内では知らぬもののいないSOS団という珍妙な名前の集団に混ざり、俺も野球の練習をさせられる羽目になっていた。
授業が終わるやいなや、涼宮は俺の首根っこをつかみ
「さぁ、練習に行くわよ!」
とそのまま連中の部室まで強制連行、そして強制練習と相成ってしまったわけである。
俺に人権はないのか。
俺と同じく、練習場から追い払われた野球部員たちが迷惑そうな目でこちらを見ている。そんな目で見ないでくれ、俺も被害者の一人なんだから。
俺がこの事態に追い込まれてしまう原因を作ったもう一人の当事者である佐々木は、塾があるから、とさっさと帰ってしまったし、谷口と国木田は放課後になると同時に逃げるように去っていってしまった。
こうして、俺が人柱としてその身を捧げる羽目になってしまったわけである。
正直、俺が野球大会に参加することを渋った理由は、単純に野球がやりたくなかったというわけではない。
このSOS団という珍妙極まりない怪奇な連中と関わりあいたくなかったのである。
いや、ここで『あの現実』を認識させられるのが怖かったというほうが正解か。
その全ての発端は今年の5月にまで遡る。
思えば、あの事件以降俺の状況は一変したと言っても過言ではあるまい。
17 :
3:2007/08/25(土) 20:09:17 ID:1VYjgbf5
長くなる上に、俺自身もあの状況を理解できていないから、簡単に説明させてもらおう。
一言で言うなら、朝起きると俺は全く別のパラレルワールドに飛ばされていた。
初っ端から意味不明であるが、神に誓ってこれは嘘でも冗談でもない。
その事実に気づいたのは、普段隣の席にいるはずの佐々木がいないことに気づいたときだった。
そして、俺は高校二年生になっていて、涼宮がなぜかこういつもよりフレンドリーというかなんというかで、んで俺がパニクっていたら古泉という9組の男が現れて・・・
で、古泉に話をしたところ、世界の改変の可能性だのなんだのという電波話を聞かされ、んで、古泉は『機関』とかいうわけのわからない組織に所属する超能力者で、朝比奈さんという人は未来人で、長門という同級生は宇宙人で・・・
申し訳ない、やっぱりうまく説明できない。
で、それから仕方が無いのでとりあえず俺は家に帰って寝込んだ。
それ以外どうしようもなかったし、古泉にもあまり派手に動かないほうがいいとアドバイスされたので、とりあえず寝た。
そうやっているうちに何とかこの世界に戻ってこれたらしいのだが・・・
しかし、本当に俺が驚愕させられたのは、この元の世界に戻って来た瞬間だった。
本当に何を言っているのかわからないと思うが、この世界へ戻ってきた瞬間、俺は佐々木とキスをしていた。
頭がくらっとした後、だんだんと意識がはっきりしていくと同時に、唇に何かやわらかい感触があることに気づいた。
恐る恐る目を開けた俺の目に入ってきたのは、涙を流しながら目を閉じている佐々木の顔。そして、俺の唇に感じていたやわらかい感触は佐々木の唇。
一瞬にして頭が真っ白になってしまった。
いったい何があったんだ、っていうか何をしているんだ、俺。
そして、唇を離せないまま固まっていると、佐々木が目を開いて唇を離した。
佐々木は右手で涙を拭くと、俺の瞳を覗き込んで、ただ一言こう言った。
「キミは僕の知っているキョンかい?」
この一言で自分の置かれている状況が推察できた。
そして、確認のためにこの世界の日付と時間を尋ねてみる。
返ってきた答えは、俺を安心させてくれるものだった。
戻ってこれたまではよかったが、またこれはこれで別の問題が発生していた。
まさか佐々木とキスをしているとは思わなかった。
まぁ、その、なんだ、俺自身も佐々木のことは、まぁ、そう、思っていたわけだから、後は佐々木の意思次第だったというか・・・
とにかく、あれ以降俺と佐々木の間に何か意識するものが出来てしまったのは言うまでもない。
佐々木は俺がいない間に何があったのか教えてくれなかったし、俺自身も何が起こっていたかをうまく説明できない。
しかし、当然全てを忘れるというわけにはいかず、あのキスは常に俺たち二人の間に存在していた。で、あれ以降少しずつ俺と佐々木の関係は友人から、クラスの連中の喜びそうな方向へシフトし始めている。
全くもってしてうまく説明できなかったが、そんなことがあったんだ。
18 :
4:2007/08/25(土) 20:10:26 ID:1VYjgbf5
「あれから調子はどうですか?」
涼宮の殺人ノックを軽快にさばきながら、古泉がむかつくほどの爽やかスマイルで声をかけてきた。
「お前に調子を尋ねられる覚えはないけどな。」
古泉とは目をあわさずに、涼宮の方を向きながら答えた。
「まさか、あなたはあの未来人騒動を忘れてしまった、と?」
おおよそ察しは付くが、聞きたくない。
「・・・お前だいたい状況を理解しながら、聞いているだろ。」
「ということは、あなたもだいたい我々の状況を理解しておられるということですね。」
パンッ、という小気味のいい音とともに古泉は華麗にライナーを捕球した。
「どうしたもんかね。向こうの世界では結構お前に世話になったんだぜ。」
「そうですか、それはそれは。向こうの世界の僕も頑張ってくれているみたいですね。」
「あぁ、憎らしいくらいにお前そっくりだ。」
そう言い放ってやると、古泉は目を細めて両手を挙げるジェスチャーをした。
「それはそうと、向こうの僕から何を聞かれました?」
「あなたの身の回りの宇宙人、未来人、超能力者について。」
「それはよかった。いちいち説明する手間が省けて楽です。」
「ということは、この世界のお前らもそうなんだな。」
ちょっと、キョン、あんたまじめにやりなさいよー!、という涼宮のけたたましい声が聞こえる。
が、そんなもんは無視だ。
「ええ、そのとおりです。ですが、この件についてはくれぐれも他言無用で。」
「言われなくても、人に話したところで誰も信じやしない。」
そして、足元に転がってきたゴロをハルヒの方へ投げ返した。
千本ノックを受けているのは俺と古泉のほかは、まるで蝋人形のように突っ立っている宇宙人製アンドロイド長門有希、そして、未来人の朝比奈さん。
っていうか、なんで朝比奈さんはナース服のコスプレをしているんだ?まぁ、悪くはないが・・・
長門は突っ立ったまま自分のほうへボールが来たときだけ、グローブではじき落としている。
朝比奈さんは―
グローブで頭を抱えてうずくまっている、だめだこりゃ。
それから、涼宮の打った打球で負傷した朝比奈さんを保健室まで連れて行く形で俺は練習を抜けた。
戻ってきてみると、今度は古泉と長門がフェンス越しにグラウンドを眺めていやがる。
涼宮の奴は、なぜか野球部の連中に千本ノックの続きを行っていた。
ほんとあいつは運動神経いいな。俺らみたいなど素人捕まえて野球をせんでも、ちゃんとしたクラブに入ってやりゃいいのに。お前ならいい線いけるぜ。
そして、涼宮は満足したのかノックをやめて汗を拭いた。
「さすが涼宮さん、ちょうど千本ですね。」
そんなもんを数えていたのか、暇人だな。
「全くどうしたもんかね。」
「あなたは普通にしていてください。それが一番です。少なくとも、涼宮さんにとってはあなたは気になる存在のようですから。」
涼宮の奴は今度はマウンドに立って、投げ込みをはじめていた。
長門が無言で踵を返し帰り始めた。
もう、いいだろう。俺も帰ろう。
「じゃあな、古泉。」
「ええ、また二日後に。」
19 :
5:2007/08/25(土) 20:11:31 ID:1VYjgbf5
二日後。日曜日。午前八時ちょうど。俺たちは市営のグラウンドに集合した。
自転車を駐輪場に停めると涼宮たちの姿を探す。
「キョンくん、こっちですー。」
俺の姿に気づいた朝比奈さんが可愛らしく手を振って呼んでくれた。
俺以外の連中はみんな集合しているみたいだ。
「遅い!いい、今日の朝から試合は始まっているのよ!そんなたるんだ根性で勝てると思っているの!」
さっそく涼宮監督のゲキが飛ぶ。家を出てからが野球大会ですってか。
「おはよう、キョン。」
学校指定ジャージに身を包んだ佐々木が小さく手を振った。
「おう。」
元はといえば俺はこいつのせいで野球大会への強制参加は決定したようなもんだ。
「ちょっと、キョン。」
涼宮が俺のジャージの袖を引っ張る。
なんだよ。
「あれ、誰?」
涼宮の指差す方向では一人の小学生女子が朝比奈さんに自己紹介をしていた。
「俺の妹だよ。」
あれ呼ばわりとは失礼な。
「あんたねえ、今回の大会はリトルリーグじゃないのよ。小学生なんか連れてきてどうするのよ。」
「別に試合に参加させるわけじゃねえよ。今日野球大会に出るって言ったら着いてきたんだ。」
昨日の夜、明日は朝から俺は野球大会に行くからと言ったら面白がって付いて来た。
「おはよ。」
佐々木が妹の方へ笑って声をかけると、妹はうれしそうにこちらに走ってきた。
「佐々木さんだー。おはよー。」
「悪いな、付いてきちまった。」
「かまわないよ、キョン。一人でも応援してくれる人がいれば心強い。」
そう言って、妹の頭を撫でながら、佐々木は俺に笑いかける。
佐々木に頭を撫でられ、へへー、と妹は得意そうに笑っていた。
「ふんっ。まぁ、いいわ。ちょうどいいハンデね。」
なぜか不機嫌な涼宮は口を尖らせていた。
グラウンドの入り口のほうに固まっている男性陣のほうへ挨拶に行く。
「よう。」
「おお。」
谷口の奴が右手を挙げて応えた。
「おはようございます。」
古泉が慇懃に挨拶をしてくる。
「おはよう、キョン。」
「おう。」
国木田とも軽く挨拶を交わすと、俺はとりあえず人数を数えた。
「・・・8人しかいない。」
「あぁ、それでしたら9人目はあちらの方です。」
そして、古泉が手で指し示す方向には髪の長い女の人がいた。ジャージの色を見る限りは上級生か。
その人は俺たちの視線に気づくと笑いながらこちらに向かって来た。朝比奈さんも一緒にくっついてくる。ということは朝比奈さんの友達かな。
「こちらが私のお友達の鶴屋さんです。」
そう紹介されるやいなや
「キミがキョンくん?へぇー、キミがみくるの言っていた、ふーん。」
俺を上から下まで興味深そうにじろじろ眺めておられる。
「朝比奈さんが、何か言っていたんですか?」
俺の足元あたりを見ていた鶴屋さんは顔を上げると
「ん?いやー、キミがみくるのことを聞いてきても余計なことは言っちゃダメって釘をさされているのさっ。」
そう快活に言い放ち、朝比奈さんを慌てさせた。
まぁ、朝比奈さんがどういう意図をもってしてその発言をしたかはだいたい察しが付くが、この人には勘違いされている気がする。
「ちょっとー、守備位置と打順を決めるから集合しなさーい!」
怒号のような涼宮の声に追い立てられるように、俺たちは観客席のベンチに集合した。
20 :
6:2007/08/25(土) 20:12:34 ID:1VYjgbf5
「ところで、どうやって守備位置と打順を決めるんだ?」
明らかに俺たちは今日会ったばかりのインスタント烏合の衆ズであり、お互いのこともほとんどよく知らないのが現状だ。
「それならちゃんと考えてきたわ。」
ハルヒは得意げに胸を張ると
「これよ、これ。」
明らかにどう贔屓目に見てもあみだくじにしか見えない紙を、俺の目の前に突きつけた。
「・・・それ、あみだくじじゃないか?」
「そうよ。」
しれっと言ってのけやがる。
「あのなぁ。」
「何よ。民主的で平和的な方法でしょ!守備位置と打順で2枚ね。あと、私はピッチャーで一番だから。」
どこからどう突っ込めばいいのか、固まってしまった俺に佐々木が声をかけた。
「涼宮さんの言うとおり、これが一番平和的な方法だよ。文句は出ないはずだ。とりあえず平等ではあるからね。」
佐々木は苦笑いをして嫌味ともとれる台詞を吐いた。
文句が出ないためだけのチーム編成って一体なんだ。・・・かと言って俺に他に名案があるわけでもないしな。
こうするしかないか。
さてと、そんな我らの対戦相手であるが、これが目下三年連続優勝のディフェンディングチャンピオン、上原パイレーツである。
なんでも大学生の硬派なサークルらしく、明らかに気合が違う。大声を掛け合って、守備連携の確認やら、バックホームの練習などをおやりになられておられる。
俺たちの勝っている点といえば、ポジション編成の平等さくらいなもんだろうか。
負けたな、こりゃ。
野球のユニホームすら着ていないみすぼらしいチームは我々だけで、なんかもうそれだけで帰りたくなってきた。場違いにもほどがある。
ほとんど公開処刑に近いこれから起こる惨劇を思って、俺は軽く欝になっていた。
「よしっ、全部決まったわね。」
涼宮の景気のいい声が響き渡る。こいつに現実を理解しろ、と要求するだけ無駄か。
「それでは作戦を授けるわ!」
と言って、何か作戦らしきものを言っていた気がするが、俺はひたすら今日の昼飯のメニューばかりを考えて現実逃避していた。
それではあみだくじにて平等かつ公平に、そしてそれだけが取り得の、『チームSOS団』のスターティングナインを紹介しよう。
一番、ピッチャー、涼宮。二番、ライト、朝比奈。三番、センター、長門。四番、セカンド、俺。五番、レフト、国木田。六番、ショート、古泉。七番、ファースト、谷口。八番、サード、鶴屋。九番、キャッチャー、佐々木。
以上である。補欠は俺の妹。透明ランナーの方がまだマシじゃないだろうか。
整列して挨拶の後、俺たちはダグアウトに入り、一番バッターの涼宮がバッターボックスに入った。
ヘルメットの存在を見事に忘れていた我々だが、機転を利かせた佐々木が大会運営から借りてきてくれていた。
涼宮はバッターボックスで不敵な笑みを浮かべている。まさか、勝つつもりか。
「頭ばかり抱えていないで、応援してあげたまえ。」
そう佐々木に諭されたが、すまん、無理。
そんなやり取りをしている間にピッチャー第一球。
コキン。
金属バットが軽快な音を立て、白球が飛んでいく。それは、必死にその影を追うセンターをあざ笑うようにその頭を通り越すと、ワンバウンドでフェンスに当たった。
センター越えヒット。
涼宮は二塁に到達していた。
この光景を見て驚いていない奴がいたら、断言してやろう。そいつはまともな人間じゃない。きっと宇宙人か、未来人か、超能力者だ。
21 :
7:2007/08/25(土) 20:13:37 ID:1VYjgbf5
「さすがに野球をしよう、と誘ってくるだけのことはあるね。」
佐々木が小さく拍手しながら感心したような声を挙げる。
「正直、驚いた。」
完全試合すら覚悟していたからな。
目の前では涼宮の奴が、ピッチャー全然大したことないわよー、だのわめいている。
バッテリーの目の色が変わった。完全に逆効果だ、アホ。
おどおどしながら二番バッターの朝比奈さんがバッターボックスに入る。
朝比奈さんが入るやいなや、ピッチャーは強烈なストレートをインコース高めに投げた。手加減の手の字もない。女の子相手なんだからちったぁ加減しろよ。
これで唯一の勝利の可能性である、女の子への手加減という可能性が見事に絶滅した。
朝比奈さんは固まったまま、三球三振。無事帰ってきてくれればそれでいいです。
続く、長門もバットを引きずってバッターボックスに入ると、とりあえずバットを構えて、その体勢のまま固まった。
うーん、全く微動だにしない。これはこれですごいな。
などと感心しているうちに、見事にストラックアウト。
完全に傍観者を気取っていた俺を現実に呼び戻す非常の声
「キョン、次はキミだよ。」
佐々木がにこやかにバッターボックスの方へいってらっしゃいませ、と言わんばかりに手を向けていた。
長門からバットとヘルメットを受け取り、バッターボックスへ向かう。
相手チームの皆様方は俺の顔を確認すると、守備隊形を少し後へシフトした。どうやら、はじめて登場した男ということで少し警戒していただいているらしい。
悪いが、俺はキミたちの期待には応えられそうもない。
「キョンー!あんた四番なんだからね!打たないと承知しないわよ!」
真正面にいる涼宮が両手を振り回しながらキーキーわめいているのを適当に聞き流す。くじ引きで決まった四番に期待するな。
とはいっても―
ダグアウトの佐々木のほうへちらりと目をやる。
あいつはあいつで何を考えているのかよくわからんが、楽しそうにニコニコしている。一応ここは男のプライドとして、かっこいいところを見せてやりたいところだが・・・
バスン
だめだ。球が速すぎる。目の前を通り過ぎたことしかわからん。涼宮の奴がなにやらわめいているが、気が散るからやめてくれ。こりゃ、普通に洒落になっていない。
二球目、とりあえずバットを振ってみたが、大きく振り遅れた。
三球目、タイミングはマシになったが、俺のバットはボールの上空30センチで空を切った。
三球三振。面目ない。
「まぁ、いいわ。点さえ取られなきゃ負けることはないんだし。」
涼宮はそう言ってアヒルみたいに口を尖らすと大股でマウンドへと向かった。
「お疲れ。」
とぼとぼとダグアウトへ戻ってきた俺に佐々木はタオルを手渡してくれた。汗を拭いて、ほっと一息をつく。
「悪い。かすりもしなかった。」
「まぁ、仕方あるまい。彼らはなんといっても優勝候補らしいからね。それに野球において一般的に一巡目というのはピッチャーに有利なものだよ。」
と、励ましともなんとも思えない言葉をかけてくれる。
「やれやれ。」
ため息をついた俺の表情を見てあいつは悪戯っぽい笑いを浮かべた。
「もしかして、いいところを見せようと思ってはりきっていたのかい?」
そして言葉に詰まる俺を見て、愉快そうにくっくっと笑い声をあげた。
22 :
8:2007/08/25(土) 20:14:41 ID:1VYjgbf5
グローブを持って守備位置に付く。6月だというのにもう日差しは随分きつく、立っているだけで汗をかきそうだ。
キャッチャー佐々木は審判と一言二言交わすと、自分のポジションに座り込んだ。
相手の一番バッターがゆっくりとした足取りでバッターボックスに入る。んー、さすがにバットを構えるしぐさが様になっているな。
審判の合図を待って、涼宮が投球モーションに入る。
第一球―
バシィ
乾いた音がグラウンドに響く。内角低めに強烈なストレート。
なんつう球を投げるんだ、こいつは。相手のバッターも驚いた顔をしている。全く、でたらめな女だな。背中越しに涼宮の得意げな顔が見えてきそうだ。
って、あんな剛速球を受けて佐々木は大丈夫なのか?
マスク越しに佐々木の表情を伺う。
佐々木は涼宮に返球しようとしたときに、俺の視線に気づいたようで、大丈夫といわんばかりに右手を小さく挙げて見せた。
あいつは大丈夫と言っていても、本格的に無理そうになったら、俺がキャッチャーを代わるなりなんなりしよう。
そう決意して、俺は守備体勢に入る。
しかしながら、その決意は見事に杞憂で終わるのであった。
―うそだろ?
今、俺の前でわが目を疑う光景が繰り広げられていた。
現在のスコアは二死、ツーストライク、ツーボール。
そしてピッチャー涼宮の投げた速球は内角低めストライクゾーンぎりぎりに決まった。三振、ストラックアウト。
相手のバッターは肩を落として、すごすごと自分のダグアウトへと帰っていく。
一回の裏、相手チームの攻撃は三者三振で終わった。
「まじかよ・・・」
こんな即席チームで、しかも女の子バッテリーで、優勝候補をいきなり三者連続三振。
信じられない光景だ。
「涼宮さんの投手としての力量ももちろんですが、佐々木さんのリードがすばらしいですね。ことごとくバッターの狙いを読んで外しています。」
古泉が得意げに解説してきた。
わかってるよ、それくらい俺だって。
ただ、実際目の前でその光景が起こると到底信じられない。
あの涼宮の剛速球を平気な顔して捕球するだけではなく、リードまでするなんて。
「さすがに息ぴったりですね。」
古泉は俺に笑いかけると、ダグアウトへと走っていった。
なんだよ、その『さすがに』ってのは。
「わー、すごーい。」
おそらく野球のルールなんて全く知らないはずの妹も、なにか目の前ですごいことが起こっていたことはわかっているみたいで、涼宮にピョンピョン飛びついていた。
「ふふん。まぁ、ざっとこんなもんよ。」
と涼宮は胸を張ると、俺のほうをちらっとみて鼻で笑った。
あぁ、たいしたもんだよ。拍手してやる、心の中で。
もう一人の当事者である佐々木は鶴屋さんに絡まれている。
べた褒めされて、あいつはどうしたらいいかわからないようにはにかんでいる。
そういえば、佐々木はなんでもやったらすごいのに、普段から目立つのを避けているせいで、ああやって褒められることに慣れていないんだな。
「楽しそうだね、佐々木さん。」
後ろから国木田に声をかけられた。
「あぁ。まぁ、今回の一件にはあいつも主犯の一人だからな。楽しんででももらわなきゃ困る。」
国木田はふーん、と鼻を鳴らすと唐突に
「ところでキョン。佐々木さんとなんかあった?」
いきなりなんだよ。
「いや、なんか5月半ばくらいから佐々木さんの雰囲気が変わったなって思ってさ。なんていうか、明るくなったというか幸せそうというか。」
「なんで、佐々木が楽しそうにしてたら俺と何かあったと思うんだよ。」
「えっ、違うのかい?」
こいつ、絶対わかってて聞いているな。
そのとき、俺の頭の中ではあのキスの瞬間がプレイバックされていた。
23 :
9:2007/08/25(土) 20:15:43 ID:1VYjgbf5
「ふぅ、なんとか切り抜けられたね。」
「お疲れさん。」
鶴屋さんから解放された佐々木はやれやれというような表情で俺の隣に座った。
「すごかったな。まさか三人連続三振とは完全に予想外だった。」
佐々木は照れを隠すように唇に人差し指を当てると
「うーん。そうだね。涼宮さんのボールはスピードも威力もあったし、なにより彼女のコントロールがいいからね。」
「お前のリードもすごかったぜ。」
「まぁ、相手のバッターが打とうとしているコースを意識的に外しているだけだよ。」
「いや、バッター心理がわかるっていうだけでも相当なもんだと思うけどなぁ。」
佐々木は愉快そうに喉の奥で笑い声をあげると
「なに、キミの心理を推察するよりもはるかに簡単なことだ。」
とのたもうた。
どういう意味だ、それは。
「それはそうとさっきは国木田と何を話していたんだい?」
うっ、思わず頭の中にあのシーンがよみがえってきてしまう。バッターボックスでは五番の国木田が三度目の空振りをしていた。
古泉と谷口も仲良く連続三振を決め込んで、この回はチェンジ。
そして再び俺は守備位置についた。
目の前では先ほどの光景が見事にプレイバックされており、連続三振ショーの真っ最中だ。守備で突っ立っているけど、やることがなくて暇だ。
「涼宮さんのことについてあなたはどれだけの知識をお持ちです?」
ショートの古泉が話しかけてきた。いくらやることがなくて暇だからって、こんなところで無駄話をしていたら涼宮にどやされるぜ。
「どういう意味だ?」
「文字通りの意味です。」
まるで馬鹿にされているような気分になるくらい爽やかなスマイル。
「あいつが神様だのなんだのっていう電波話、か?」
「ご存知で何よりです。僕も説明する手間が省けて助かります。」
礼なら向こうの世界のお前に言え。
「こちらの世界での涼宮さんも、あなたがあちらの世界でお会いした涼宮さんと同じく、神とも呼べる能力をお持ちです。」
そうか。
とりあえず、俺はなにも聞かなかったふりをしてやるからありがたく思え。
「他人事のような顔をしないでください。あなたは選ばれたかもしれない人間なのですから。」
「何に選ばれたんだ、俺は。」
草野球の数合わせメンバーにか。
「まぁ、平たく言えばそうなってしまいますかね。」
馬鹿にしてるのか、お前は。
「あなただって疑問に思ったはずです。なぜ自分がこの野球大会に誘われたのかとね。」
なぜって?
俺があいつにとって話しかけやすい席に偶然座っていて、んで、まがいなりもあいつとクラスで会話する人間は俺ぐらいだからだろう。
「涼宮さんにとって偶然は必然です。あなたが彼女の前に座っていることも、あなたが四番をひいてしまったことも。」
何が言いたいんだ。
「先ほども言いました様にあなたは涼宮さんにとっては気になる存在、つまり彼女の精神に影響を与えうる存在です。僕らにとってあなたはもう無関係な他人ではないのですよ。」
勘弁してくれ。俺は未来人でも、宇宙人でも、超能力者でもない普通の高校生だ。
古泉はそんな俺の不満100%の顔を見て笑うと
「それでもあなたはもう内側の人間ですよ。それに、佐々木さんも。もっとも彼女はその前からそうでしたが。」
と、古泉が意味ありげな台詞を吐くと同時に、三人目の三振が告げられ、この回の守備は終わった。
24 :
10:2007/08/25(土) 20:17:38 ID:1VYjgbf5
さて、それでは我々の攻撃へと移りますか。
やる気なく、ダグアウトへ歩いていくと、涼宮の奴がなにやら不敵な笑みを浮かべていやがる。また、なにかよからぬことを企んでるんじゃないだろうな・・・
「どうやら、ここは試合の流れを変えるためにアレを出すべきね。」
アレっていったい何だ?何をやらかすつもりだ?
俺が不安に駆られて、その場で固まりそうになっていると、涼宮はすばやく審判にタイムを申請し、
「さぁ、みくるちゃん。ちょっと来なさい。」
とベンチに置いてあったボストンバッグを掴んで、朝比奈さんを引っ張ってベンチ裏へと消えた。
「いったい何をやらかすつもりなんだ?」
「何かこの状況を打開できるような策があるみたいだね。」
佐々木の奴は能天気に言うが、あの涼宮のやることだ。ろくなことであるはずがない。
「ちょ、ちょっと・・・涼宮さんっ!やっやめ・・・てぇ!」
女子トイレのほうからは朝比奈さんの時折悲鳴が聞こえる。
「ほらっ、さっさと脱いで!着替えるのよ!」
ろくでもなさそう率50%アップ(当社比)。
5分後、再び登場した二人はこの場にとんでもなく似つかわしい格好をして現れた。
鮮やかなブルーとホワイトを基調としたツートーンカラーのノースリーブにミニプリーツ。両手には黄色いボンボン。
完璧なまでのチアリーダーだ。ミニスカートから覗く白い足がまぶしい。
「似合うなぁ。」
と国木田は能天気な感想を言い
「みくるー、写真撮っていいー?」
ケラケラと笑いながら鶴屋さんはデジカメを取り出した。
・・・確かにこの光景はデジカメに収める価値があるな。
俺も写真がほし―
「キョン、鼻の下が伸びている。」
静かで落ち着いた声だったが、それは雷鳴のように響いた。佐々木は、顔は微笑みを絶やさないままだが、口元に力がこもっている。
佐々木をよく知らない人間にはわからないだろうが、今までの経験から言って、これはあまり好ましくない状態であることはよく知っている。
「いや、別にそういうつもりはないぞ。」
言い訳がましさ100%の白々しい台詞を吐く。
そして、こんな言い訳は佐々木に通用するはずもない。
「ポニーテールのほうがいいかしら。」
涼宮は朝比奈さんの髪を撫でながら後でまとめようとしていた。
ポニーテールと聞き、俺は思わず朝比奈さんたちの方へ振り向いてしまった。
涼宮は俺の視線に気がつくと、今度は佐々木と目を合わせ、口をアヒルみたいにした。
ポニー中止。
なんでお前ら普段学校であまり話さないくせに、そんなにコンビネーションがいいんだ?
「さ、応援しなさい。」
「えええ、どどうやってですか・・・?」
「こうやってよ!」
涼宮は朝比奈さんの後に回ると、白い両腕を掴んで、かんかんのうよろしく上下させた。
油の切れたロボットみたいな動きで腕を上下させている。
「ひいいー皆さん打ってくださぁい!お願いだからー、がんばってぇー!」
谷口あたりは何を張り切ったのか、そこらへんにあったバットを掴んで素振りを始めている。お前は前回見事に三球三振したところだろうが。
しかし、俺ががんばるべき目下の目標は、バットを振り回して球を飛ばすことではない。
案の定、佐々木はご機嫌斜めで不服そうにバッターボックスのほうを見ている。
とりあえず何か話しかけてフォローしたいと思うところだが、何て声をかけていいかわからん。
そうやって、俺が挙動不審に佐々木の方ばかり見ていると、俺の視線に気づいた佐々木は不服そうに
「なんだい?」
え、っとだなぁ・・・
「お前も、そのアレを着ないのか?似合うと思うぞ。」
・・・言うに事欠いて何を言っているんだ、俺。
確かに、佐々木のチアリーダー姿を見たいか、と問われると答えはイエスなのだが。
こりゃ、完全に佐々木を怒らせてしまうな、と戦々恐々としていると、
「・・・バカ。」
意外に佐々木の反応はあっさりしたものだった。
恐れていたほど機嫌も悪くないらしい。
----------------------------------------------------
とりあえずここまで落とします。
これで半分くらい。つめれば20数レスでいけそうです。
続きは、どうしよう?
頼むからtxt.でうpしてくれ。
俺はこっちにあげても良いと思うけど
続きが読みたいね
こっちであげると重くなりすぎる危険がないか?
序盤から飛ばしすぎるのもアレだし
長文もtxt.なら興味の無い人間も困らないし興味のある人間だって困らないと思うんだけど。
誰にとってもデメリットはなかろう。
GJ
個人的には涼宮よりハルヒの方がいい気がする。
佐々木可愛いよ佐々木
続行よろしく
38 :
932:2007/08/25(土) 21:25:27 ID:1VYjgbf5
確かに序盤から飛ばしすぎるのはアレなので、ポンジースレが終わった頃にtxtでとりあえずうpします。
谷川スレで我らが佐々木さんの名前が予想されていました。以下のものがありました。
何か失礼な名前もあった。
どんより、くもり、雲裏、雲璃、雨月、五月雨、時雨、春雨、出雲、八雲
今ならば!
十分佐々木
ふん、阻止だ
規定事項だからな
どんよりはねーよwww
佐々木どんより
>>25 txt.って携帯からみれる?出来ないならスレに書いて貰える方がいいな〜
>>24 涼宮って呼び方いいな!!
それが「ハルヒ」に変わるとき、佐々木は(ry
テキストじゃなくここに落として伝説を作ってくれたまえ。
>>42 時雨や八雲はいい名前じゃないか?
どんよりとか論外に過ぎるがw
ポンジー祭り終了
そして前スレ
>>993ワロタ
もう真殿しか見えない
佐々木可愛いよ笹木
>>48 回答さんくす
スレに投下されなくてもじっと待つ覚悟できた
ここで「佐々木」が名字ではなく名前だという新説を提唱する
スレに落としてもいんじゃね?
投下待ち複数ぽいし、part14みたいにSS祭りになるのもアリかと
56 :
932:2007/08/25(土) 22:39:10 ID:1VYjgbf5
直接投下特有の臨場感ってのはあるからな、アレはたしかに盛り上がる。
ほぼSSスレと化してることは事実なんだし、俺もスレへの投下希望。
もしイヤだという人が多いようなら、何レス以上はtxtでうp、とか
ルール決めてもいいんじゃない?
いまさらだが、アニメ個別キャラ板にこのスレ立てていいのか?
40レスのものをこの板に投下すると
2時間かかるんだぞw
小分けにすればいいと思う。wktk感も強まるし。
まとめに早くあがりますよーに
と携帯から祈念
アニメキャラの話題のうち、単体キャラ/カップリング/グループ/キャラ対決など
特定のキャラ限定の話題を扱います
こういうことらしいが、佐々木はアニメキャラなのかい。
つ「変な女」
5〜8レス程度ずつでも結構読み応えあると思うしね
前スレ1000
ポンジー消滅かww
>>54 ごめん、ポンゾーじゃなくてポンジーだったw
ちょっと聞いてくれないか。
SS書いたんだ。
佐々木SSのつもりなんだ。
見せ場も佐々木なんだ。
ただ、ラストでいいトコ持ってくヒロインが橘なんだ。
こっちに投下するべきか橘スレに行くべきか悩んでるんだが。
68 :
932:2007/08/25(土) 23:02:55 ID:1VYjgbf5
前スレ993の藤原攻爵が、
どう見てもコンピ研部長氏の変装にしか見えない件について。
つーか藤パンとコンピ研部長って結構似てね?
まぁ藤パンの方が若干顔が長い気がするが…
>>24>>56 GJ!!
続きの方も後で読ませてもらうよ
やっぱりポンジーネタは事前にしっかり用意しとかないといかんな・・・
明日中にかいとくか、
>>67 佐々木SSのつもりで書いたんならここでいいと思う。
名前欄にSSって入れないといけないルールとかおかしいだろ…
佐々木はアニメに出てないからSSやイラストみたいな燃料が必要なのに
そんなルール作ったら職人が投下しづらくなって佐々木スレが廃れるよ…
>>69 うん、分裂でキョンに耳打ちしてたのが藤原にしか見えなかった俺のなせる技だな
もっとポンジーっぽくなるように努力してみる・・・
75 :
SS:2007/08/25(土) 23:11:43 ID:u/tZQwKq
佐々木と文化祭
風呂から上がり、机の上に転がっている試験勉強という現実から目を背け、漫画でも
読もうとかと思ったその時、携帯が鳴った。ディスプレイには、橘、の一文字。
仕方がないので出る。
「もしもし。キョンさん?」
「違うと言ったらどうする?」
「むぅ。キョンさんってあたしに対して意地悪ですね」
「そりゃ常日頃から恨み辛みがあるからな。で、今日は何の用だ?」
「・・・・・・まあいいです。明日、お暇ですか?」
「悪い、橘なら間に合ってる」
「し、失礼ですねっ! 私じゃなくて佐々木さんの事で用事なんですっ!」
「何だ、先にそう言え。明日何かあるのか?」
「・・・・・・いろいろと腑に落ちませんけど・・・・・・いいですよ、もう。
明日、うちの学校で文化祭があるんですが、どうです?」
「文化祭? 随分気が早いな。この時期ってのは珍しいんじゃないのか?」
と、電話の向こうで胸をそるような気配。
「そりゃうちは進学校ですからねー。手早く終わらせちゃうんですよ」
えっへん、とこれでも自分はお前よりも頭がいいんだぞ、とでも聞こえそうな空気に躊
躇なく電話を切ろうと、
「ちょっと! 切らないで下さいよ! 佐々木さんの事聞いてないでしょ?」
「・・・・・・よく分かったな」
しぶしぶと会話を続ける。最近、こっちの動きを悟るようになってきて実に気持ち悪い。
こいつエスパーか、と考えてそういやエスパーじゃねえかと思い至りどうでも良くなった。
「で、佐々木がどうしたって?」
「ですから、文化祭に招待したいんですよ。佐々木さんは別にいいって言ってたんですが」
「へぇ。それで、お前たちは何をやるんだ?」
「私は特に何も」
どうやら本当に暇らしい。何となくではあるが、最近、橘の動きが読める。俺はエスパ
ーにでもなったのだろうか。
やだなあ。橘と同類か。
「今失礼な事を考えませんでしたか?」
「気のせいだ。で、他の奴らは?」
「藤原さんはブッチ決定だそうです。九曜さんは・・・・・・なんだっけかな?
あ、あった。えっと、『必録っ!エアーマンの倒し方!』
・・・・・・何でしょう、これ?」
「天蓋領域ネタだ。気にするな。で、佐々木は?」
何気ない風を装い、橘は言った。
「メイド喫茶だそうです」
「行く」
そういう訳で、佐々木の高校に行くことになった。
と、言ってもそう遠い場所にある訳じゃない。適当に電車に乗り、教えて貰ったバスに
乗り継いで、校門前までやってきた。
「即答ってはないと思いますよ」
約束どおり、橘は校門前に立っていた。しかしネチネチとしつこいな。
「いいじゃないか。佐々木がメイドなんて想像しただけで高笑いだ」
言いつつ、辺りを見渡す。文化祭である以上、外来の客も多いだろうと踏んでいたのだ
が、あまり賑わってるとは言い難い。
そんな俺に気付いたのか、橘は進学校というのもありますが、と前置きし、
「学校は、文化祭に力を入れていないんです。進学率しか誇れるものがありませんから。
まあ、いいです。案内します」
「頼むわ。まずは佐々木だな。どこにいるんだ?」
「えっ・・・・・・と。部室棟の一番端ですね」
76 :
SS:2007/08/25(土) 23:13:22 ID:u/tZQwKq
インパクト大だった。ブームに乗ろうとして失敗して廃れた喫茶店というイメージが滲
み出ていた。マジックで書いたやる気のない看板が虚しさを増大させる。
暗幕が引いてある入り口は、中を伺うことが出来ず、それが逆に不気味だ。
喧騒が遠い。この学校の部室棟は少し遠くにあり、押しただけで倒れそうな建物がひっ
そりと校舎裏に存在している。
そんな場所に店を構える奴らは数えるほどしかなく、場所取りに敗れたであろう写真部
の展示の他は、そのメイド喫茶があるだけだった。
ここまで徹底していると、逆にすがすがしさすら感じる。こんなところで飲み食いしよ
うとする奴などそういない。
「で、ここに例外がいる訳です」
「お前、実は俺の頭読めるだろ? 考え読みすぎだ」
橘は一瞬だけきょとんとして、ケラケラ笑い、
「だってキョンさん単純なんですもの。なんだ、当たってたんだ。何言ってるんだ、こい
つって目で見られるかと思ってましたよ」
ぐっ、と反論に詰まる。
「ほらほら。さっさと入りましょう。お客さんは少ないみたいですし、ゆっくり出来そうですよ」
正論だった。こんな所で躊躇していても始まらない。
メイドなんて滅多に見れるものじゃあないしな。谷口にでも声を掛ければよかったかと思いつつ、一歩を踏み出した。
小奇麗な部屋だった。古くささは拭いきれていないものの、ここが廃棟寸前とは思わせ
ないようにアレンジされており、手作り感のある小物がそこらに置かれていて、客は俺た
ちだけだった。
と、来客に気付いたのか一人のメイドがこちらにつかつかと歩みより、何度も練習した
であろう台詞を吐いて、
「お、お帰りなさいませ。ご主人・・・・・・さ・・・・・ま?」
ようやく、俺はそれが佐々木であると認識した。
「よ。楽しそうな格好だな。佐々木」
「・・・・・・キョン。何故、君がここに?」
「橘から話を聞いてな。邪魔しに来たんだ」
茫然自失する佐々木メイド。黒を基調として白のアクセントを合わせたそれはメイド服
と呼ばれる代物であり、信じられないことに佐々木が着ている。
佐々木の後ろでは、知り合い? とでも言いたげに数人のメイドさんがちらちらと視線
を送っている。
「ほら、佐々木さん。接客、接客」
「お二人様・・・・・・だね、じゃない・・・ですね。こちらへどうぞ」
佐々木の先導に従い、学習机を二つ合わせたテーブルに座る。
「お客様。何にする、じゃないて、えっと、何に・・・・・・致しますか」
これで顔がニヤけなかったらそいつは男じゃないね。クラスメートと思われる他のメイ
ドさんは大爆笑中で、俺はメニューで顔を隠すのが精一杯だった。
「キョン。人の格好を見て笑うのは失礼だと思わないか?」
「佐々木さん佐々木さん。口調、元に戻ってますよ」
「・・・・・・人の格好を見て笑うのは失礼よ」
言い直すなよ。腹筋が壊れるだろうが。
77 :
SS:2007/08/25(土) 23:14:56 ID:u/tZQwKq
無難な所でコーヒーを二つ頼む。そんなに待つことなくコーヒーが運ばれてきた。
三つも。
佐々木が不機嫌そうな目でこちらを見て、俺と橘の前に置き、自分もテーブルに座った。
「おい、仕事はいいのか」
「構わないさ。お客は君たちだけだし、ファンサービスだよ」
コーヒーを頂く。その辺の水出しコーヒーとさほど味は変わらない。
「それで、橘さん。どうして教えてしまうの? 私、言わなくていいって言ったよね?」
橘はクスクスと笑い、
「だって佐々木さん、キョンさんがそれを気に入るか気になっていたんでしょう?
だから、本人を連れてきちゃいました」
その言葉に、不機嫌そうにコーヒーを啜る佐々木。図星を突かれたらしい。
「それでそれで。感想はどうです?」
「感想? ああ、佐々木のメイド服か」
カップを置いて、じっと佐々木を見る。
「・・・・・・キョン。そんなじっと見られると流石に恥ずかしいよ」
「・・・・・・可愛いと思うぞ、うん」
その不意打ち気味の言葉に佐々木は顔を赤くして、言い訳するように口を開いた。
「その割にはあまり動揺していないみたいだね。メイド服は好みではないのかい?」
「いや似合う奴が着るならなんでも。ポニーテールならさらによし。
ただ、な。自分でも不思議なんだが」
少し黙って、言葉をまとめた。
「上手く言えないんだが、見慣れている感じがしたんだ。
自分でも不思議なんだが、メイド服そのものにインパクトがないというか」
まるで普段着を見ているようだった。メイドなんてそうそういるものでもなし、かの有
名なメイド喫茶に入ったのもこれが始めてだ。だというのにメイド服に驚くことはなかっ
た。
なんでだろうね?
「・・・・・・佐々木さん? どうしたんですか。顔色悪いですよ」
「・・・・・・何でもないさ」
会話はそれっきり続かなかった。
「―――タイム―――連打―――」
「竜巻には効きませんよ?」
「―――E缶は―――ー最後まで―――取っておく」
「はあ、なるほど。でもな、先にリーフマンを倒すと楽だぞ」
「―――ショック――――」
「何をしている藤原」
「見て分からないか」
「私には、たこ焼きを焼いているように見えます」
「奇遇だな、橘。俺もだ」
「鉢巻を巻いて、エプロンまで付けて」
「ああ、まるで藤原みたいだ」
「おい。いい加減にしろよ、お前ら」
「で、何してるんだ。サボるんじゃなかったのか?」
「・・・・・・後輩に捕まってな。仕方なく、だ」
たこ焼きを二パック買って、おまけで一パック貰って店を後にした。
相変わらず、口は悪い癖にいい奴である。身内に甘いというか知り合いを大切にする
というか。
「じゃ、この辺りで私は失礼します」
たこ焼きを食べ終え、空を見上げればもう夕方近くだった。
・・・・・あれ? もうこんな時間か?
「さぁて、うちの文化祭は楽しんで頂けました?」
夕暮れが迫る。この学校では、後夜祭が学園祭の締めになるらしい。ファイアーストー
ムはやらないのか。
78 :
SS:2007/08/25(土) 23:16:32 ID:u/tZQwKq
「ないですよ、そんなの。適当にカラオケやってビンゴやってお茶濁して終わりです。
まあ、それなりに盛り上がるんで、いいじゃないですか」
「ま、いっけどな。どうせ参加出来そうにないし」
「・・・・・・キョンさん」
「・・・・・・何だ?」
「佐々木さんの事、お願いしますね」
分かった、とでも言えばよかったのだろうか。
橘は俺の返事を待たず、くるりと振り向いて人込みの中に消えていった。
夕刻に焼かれた空が学校の屋上。
佐々木は約束どおりそこにいた。
流石にメイド服ではなく、普段着だった。
「よ。待ったか、佐々木」
「別に待ってないさ。すぐに来てくれると分かっていたからね」
クスクスと笑う。どうも無理をしているように見えるな。
「で、話ってなんだ。愛の告白か?」
「・・・・・・そうだ、と言ったら、どうする?」
別に考えなかった訳ではない。
こんなシチュエーションだ。それらと結びつけるのは想像にたやすい。
と、同時に最もありえない事だ、と頭が冷静に告げている。
俺は佐々木の事が好きなのだろうか?
ああ、好きだ。もちろん。
ただ、それは。
友人として好きであって、愛している訳ではないのだ。
だから、俺の答えは――
「おやおや本気に取ったかい。くっくっ、なんだ。結構僕の事を意識しているみたいだね」
こいつ流のジョークだったらしい。
まあ、分かりきった事だ。
俺と佐々木の間に。
恋愛感情は生まれないってことは。
「ま、一応はな。あーでもな、言ってしまうとだな。お前だから言うんだが、俺が好きな
のは、たぶん、」
「橘さんだね。言わなくても分かるよ。あれほど以心伝心しているカップルなんてそうい
ないだから。とっとと告白してくっ付いてしまいたまえ」
「・・・・・・なんだ、知ってたのか」
「知らぬは本人ばかりなり、だよ」
むう、と唸る。流石にちょっと恥ずかしい。
「それで。・・・・・・話ってなんだ?」
「そうだね。本題に入ろうか。
キョン。神様の存在を信じるかい?」
「・・・・・・信じるも何も。
橘の言い分じゃ、お前が神様なんだろ?」
79 :
SS:2007/08/25(土) 23:18:08 ID:u/tZQwKq
これっぽっちも信用していないが。
ただ、超能力みたいな物を橘は持っている。九曜もよく分からない力を持っている。藤
原に至っては、同時に二人存在しやがった。
だが、そんな物的証拠を提示されても、俺にはどうしても佐々木が神様だとは信じられ
ない。
「・・・・・・残念ながら。その通り。僕は、神様だよ。
ただね、今はそれを後悔している。
手に入れた当初は魔法のように思えたよ。何でも叶う力としてね。
世界は僕の物になった。だからどうしたい訳でもなかったけどね」
佐々木は悲しそうに笑う。
「それでね、ある時思い切って力を使ったのさ。
はじめのうちは嬉しかったよ。願いが叶ったって。
でも、そのうち神様でも変えられない物があるってことが分かった。
人の気持ちまでは、どうしても変えることが出来なかった」
「・・・・・・佐々木?」
今日のこいつはどこかおかしい。何かに追い詰められているように見える。
「これだったら、涼宮さんの方がまともだったよ」
「ちょっと待て。涼宮って北高の涼宮か? あいつとお前とどう関係があるんだ?」
「いいから聞いてくれ。
僕と涼宮さんとでは、大きな違いがあった。
僕は神である事を自覚し。涼宮さんは自覚していない。
どっちが危ないか分かる? 力があることを理解している方が危ないんだ」
何が言いたいのか、さっぱり分からない。
「メイドなんて誰にも見せたくないなと思ったからあんな場所になった。
こんな時間早く過ぎればいい、と思ったから夕方になった。
理解しているって事は、不便なのさ。理解しているが故に、無意識で力を使ってしまう
んだ」
こんなに寂しそうな佐々木は始めてだ。まるで、自分の罪を神に告白している殉教者の
ようにすら見える。
「ねえ、キョン。佐々木団は好きかい?」
「あ、ああ。放課後お遊びメンバーとして、あれ以上の奴らはいないだろうな」
「SOS団よりも、かい?」
「エスオー・・・何だ、それは?」
「君は元々そっちの人間だった、ってことさ。
僕が変えてしまったんだ。
ねえ、キョン。多分、そこは佐々木団以上に楽しい場所だよ?
今までの事を忘れてしまうけど。
今以上に楽しい場所に行きたいとは思わないか?」
その言葉だけは、不思議と理解できた。
だから、はっきりといってやった。
「思わんね」
佐々木の動きが止まる。
「俺はな、なんだかんだで皆が好きなんでね。それ以上と言われても俺にとって佐々木団
が、最高の場所なんだ。だからな、神様の力を使ってまで、これ以上の幸せになろうなん
て、俺は思わない」
そこに橘はいないだろうしな、とは口に出さなかった。
何がおかしいのか。それを聞いて、佐々木は笑った。
80 :
SS:2007/08/25(土) 23:19:28 ID:u/tZQwKq
「・・・・・・そうか。なら、これはこんな世界にしてしまった僕への罰なんだろうな」
ふう、と息をつく。
ああ、よかった。こいつはいつもの佐々木だ。
「なあ、佐々木。いまいちお前の言ってる事が理解出来なかったんだが」
「・・・・・・気にしないでくれ。僕が、理解して欲しくないな、と願ったからだからね」
日が暮れる。遠くで誰かが熱唱する声が聞こえる。
藤原め。何だかんだで楽しんでるじゃないか。
「あ・・・・・・佐々木さん。あの・・・・・・」
振り返ると、橘がいた。
「やあ、橘さん。全部、聞いてたね」
「はい。・・・・・・いいんですか。貴方の望みは――」
「いいんだ。自業自得って奴だろうね。きっと」
佐々木はゆっくりと歩き出す。その背中を追おうとして、佐々木に止められた。
「今は、一人にしてくれないか。それと、橘さん」
「あ、はい」
「キョンを頼むよ。仲人なら喜んで引き受ける」
最後の最後で爆弾を落として、佐々木は階段に消えていった。
「あー、橘。全部、聞いてたって言ったな」
「・・・・・・はいです。実は後ろを追けてましたから」
おめでとー、と言うつもりだったのに、と橘は辛そうに目を伏せる。
「私が悪いのでしょうか。私がいなかったら、キョンさんは、佐々木さんの事を――」
「あのな、橘。そういう事は軽々しく言うもんじゃないぞ」
橘が珍しく大人しい。じっと俯いて、ふと顔を上げ、
「キョ、キョンさんっ! 佐々木さんを追うんです。今ならまだ間に合いますよ!」
「断る。俺が好きなのはお前だし。お前がどう思ってるのか知らんが、佐々木は親友であ
ってそれ以上でもそれ以下でもない」
ぱくぱくと金魚のように口を開閉させる橘。
「全部聞いてたんだろ。聞こえなかったなら、もう一度言うぞ」
橘は顔を赤く染め、
「ダ、ダメですよ! キョンさんは佐々木さんがついてないとダメなんです! そうしな
いとあまりにも、」
悲しすぎます、と呟いた。意味が、分からない。
「で、返事を聞きたいんだが?」
「・・・・・・っ! ジゴロって言われた事ありませんか?」
「ないな」
橘は、何もかもを吹っ切るようにして、ため息を吐き、視線を上げて言った。
「私も。キョンさんの事が――」
好きです、といわれるよりも早く。
橘に、キスをした。
遠くで、誰かが唄っている。
それが俺のよく知る声で、失恋の歌だと気付いたのはあとの事だ。
蛇足として、いくつか書こう。
佐々木は次の日に普通に戻った。昨日は浮かれていたと謝罪され、その辺の喫茶店
で夕食を奢って貰った。
放課後集まりメンバーに変わりはなく、いつものように遊んだり勉強したりするのに変
化は見れらない。ただ、橘と一緒にいる確立が増えた、とだけ言っておく。
最後にひとつだけ。
なんで、俺は佐々木を神様と認めないんだろうね。
まるで、本当の神様が別いることを知っているみたいじゃないか。
誰か、その答えを知っていたら教えてくれないか。
・・・・・・なんてな。
ぶはぁ死んだ
GJ!
わざわざssって入れなくてもいいんじゃない?
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 23:24:11 ID:iNZas9ak
GJ!!
GJ
SSの後に題名入れると良いと思うよ
終わり…でいいのかな?ID:u/tZQwKq乙&GJ。
全体的に良くまとまってると思う。楽しく読ましてもらいました。
ラストのどんでん返しもコレはコレでありだと思う。
ただ、推敲と誤字チェックはした方がいいと思う。
あと、わかるなら2/6みたいにレス数入れてくれると嬉しい。
注文ばかりスマン。
.
>>82 一応推奨されてたもんで、チキンな俺としては素直に従うしかないのですよ。
>>84 助言サンクス。これからそうするわ。
橘スレかと思ったぜ…
GJ!!
やっぱり橘スレ向きだったな、最近向こうのきょこたん悲惨だし。
>>80 キョンがこの橘に惚れたのは、佐々木さんのことを真剣に考えているところなのだろうか。
自分の欲望のために神の力を使う人はお呼びでないということか。
ラストに驚愕した、GJ!
俺、ちょっとお隣の橘スレにタレこんで来るわw
>>75-80 GJ! ただ、まあなんつーか…切ない話だな。
それだけに、九曜のエアーマンネタとポンジーいじりに不覚にもw
>>86 名前欄にSSうんぬんって元々、
ハルヒスレとか長門スレに沸いてたキチ○イが言い出したことだから…あんまし気にしなくていいと思うよ。
このスレッドは、アニメ個別キャラ板のスレッドに関するLRから逸脱してないかい?
十分佐々木
>>80 消失長門世界で、キョンが朝倉と恋人になるネタを思い出した。
橘ネタの名作と言えば『巨人の歌』があるが、それに次ぐ出来だと思う。
>>80 GJ!
なぜきょこたんは自分のスレよりこのスレのほうが扱いがいいんだろうかw
〉〉92
あれ、そういう由来だったのか
橘スレや九曜スレで何も言わないっていわれても、ここ以外のスレは興味なくて見てないからなぁ
, -‐- 、.
,'. / ト、 ヽ.
. i. ((从ソ u从〉
l. (|┳ ┳i!l ここで僕が100getさせてもらうよ。
.ハNiヘ ー ノハ!. くっくっ、一度やってみたかったんだよキョン。
. {iつ旦O
. とくュュュュ〉
>>98 その話題振る人は皆それなのかw
ツンデレに見えて仕方がない
>>100 おめでとう
100取った佐々木もかわいいよ佐々木
103 :
932:2007/08/26(日) 00:14:28 ID:N+9lc7Z4
生殺しもアレなんでもう全部スレに上げます。
きっと後悔はしない。
>>100 おめでとう。俺も一度やってみたくなったぞ
>>98 970をとって自分で適当と思う場所に次スレを立ててしまえ!ついでにスレタイの変な女を恋な女に換えるも善し
>>101 携帯からのカキコを練習中なんだ orz
今度はうまくいってるかな?
108 :
11:2007/08/26(日) 00:18:38 ID:N+9lc7Z4
三回表、こちらの攻撃。
涼宮のチアガール作戦の効果があったのか、なかったのか、鶴屋さんはファールで粘っている。どうやらこの鶴屋さんも運動神経のいい人のようであったが、最後にはキャッチャーフライを打ち上げてしまいワンアウト。
「むずいわねーっ、バットに当てるだけで精一杯。」
ちなみに男性陣は誰一人としてバットに当てることも出来ていない。
次はラストバッター、キャッチャー佐々木の出番である。
「がんばってねっ!」
と、鶴屋さんからバットを渡された佐々木は軽く会釈し、バッターボックスへ入った。
あまりの味方チームのふがいなさに業を煮やしているのか、涼宮は両手を腰に当てて、右足のつま先で足踏みをし落ち着かない様子だ。
こんな即席チームに期待するほうが間違っている。
佐々木は軽く審判に挨拶するとバッターボックスへ。相手のバッテリーの顔色が変わる。
涼宮―佐々木バッテリーに今現在パーフェクトに抑えられているわけだから、それも当然だろう。
バシン
「ストライーク!」
一球目は内角低めへ強烈なストレート。
いくらなんでも女の子相手に内角攻めなんかするなよ、当たったらどうするんだ。
しかし、そんな俺の心配をよそに佐々木は平然としたものである。
カウントはツースリー。
佐々木は鶴屋さんよろしくファールで粘り、最終的にフルカウントまで持ってきた。
前々からあいつの運動神経がいいことは知っていたが、まさか大学生の野球チーム相手に渡り合えるほどだとは思わなかった。
最後の一球、外角低めコースギリギリ。佐々木は見逃した。審判のコールは・・・
「ボール!フォアボール!」
佐々木はバットをおいて一塁へとことこと歩き始める。これで、涼宮以外に走者が出たことになる。
そして、次のバッターはその涼宮だ。
「ふふん、これは決勝点を入れるチャンスね。」
それを言うなら先制点だ。
チアリーダー姿のままでバッターボックスに入った涼宮。相手のバッテリーは気の毒にどこを見ていいか困り果てておられる。まぁ、あいつは性格はアレだが、ツラとスタイルはいいからな。
ピッチャーは突如としてコントロールを乱し、甘い棒球を投げた。
それをすかさず涼宮がクリーンヒット。打球はライト前に転がり、涼宮は一塁へ、佐々木は三塁へ。これでワンアウト一三塁。
これはまさしく先制点を入れる大チャンス、理想的な状況だ。・・・普通のチームなら。
しかし、次に控えるバッターは朝比奈さんと置物のように動かない長門。
誰がどう見ても、このままなにもできずツーアウトは確実だ。せめてスクイズでもしてくれれば、なんとかなるのかもしれないが、この二人にそれを期待するだけ野暮というものだろう。
朝比奈さんもまたチアリーダー姿のままバッターボックスへ入った。ちょうどスカートの裾と目線の高さが一致してしまったキャッチャーの視線が泳いでいる。
ピッチャーも動きがぎくしゃくし、もはやヘロヘロ球しか投げなくなってしまった。
「みくるちゃーん!しっかり打つのよ!」
そんな涼宮のゲキに朝比奈さんはおどおどするばかりだ。
「えいっ!」
ヘロヘロ球になんとかバットを振ってみせるが、腰の引いたスイングでは当たるものも当たるまい。やっぱりこりゃだめか・・・
そう俺があきらめかけた二球目。
「え、えーい!」
こっちの腰が砕けそうな声を放って、またも空振り。
「ふぇー・・・」
半分泣きそうになりながら甘い声を出す朝比奈さんに、見とれてしまわなかった男がその場にいただろうか。
男なら誰しも作ってしまう一瞬のその隙を突いて、涼宮が走った。
「セカン!」
ショートからかけられた声に我に返ったキャッチャーが慌てて、二塁へボールを投げる。果敢に二塁に突っ込んだ涼宮のスライディングは、残念ながらキャッチャーの強肩に阻まれ、ギリギリのところでアウト。
くそっ、惜しい。
しかし、涼宮をタッチアウトしてほっとした顔で、返球しようとホームへ向いたセカンドの顔色が一瞬で変わった。俺もその視線の先を追う。
「なっ!」
佐々木がホームベースへ向かって走っている。
ホームスチール!
セカンドが慌てて返球するも、完全に虚を突かれていたため、ボールは山なりでスピードがない。キャッチャーはボールを捕球し、あわてて佐々木へタッチ、しかし―
「セーフ!」
こうして俺たちは虎の子の一点を入れた。
109 :
12:2007/08/26(日) 00:19:50 ID:N+9lc7Z4
その後の展開は言うまでもなく、朝比奈さんがあっさりと三振、チェンジ。
守備位置につこうとする佐々木に声をかける。
「すごかったな、ホームスチール。」
「まぁ、あの状況で点を入れようと思ったら、あぁするしかないからね。」
佐々木はペットボトルのお茶に口をつけて二口ほど飲むと、キミも飲むかい、とでもいいたげな目線を俺に送ってきた。
「俺はいいよ。あの見事なコンビネーションは事前に涼宮と相談していたのか?」
「まさか。」
佐々木は軽く笑い飛ばすと
「彼女の考えそうなことっていうのは大体わかるんだよ。」
そう言いながら涼宮のほうを見た。
のしのしと大股でマウンドへ向かう涼宮は、点が入ったらもっと大はしゃぎするかと思ったが、存外におとなしい。
何かを考え込むように手の中のボールを見つめると、仁王立ちでマウンドを見据えた。
点が入ってより気合をました涼宮のピッチングは、さらに迫力を増し、再び佐々木のリードの元三者三振に切り捨てた。これで9人連続三振、これ以上ないパーフェクトピッチングである。
続く四回表の攻撃。
だが、もうこれは言うまでもないだろう。あっさりと三者連続三振。
相変わらず動かない長門、バットを振ってもかすりもしない俺、国木田。
朝比奈さんは涼宮の言いつけを守って律儀に応援してくださっているのに、申し訳ない。
この野球大会では規定により予選は90分以内と決まっている。よって、この回の守備が最終になるはずだ。
「完全試合を期待してるぜ。」
ベンチから立ち上がった佐々木の肩を叩く。
「うーん、おそらくそれは難しいだろうね。」
「なんでだ?今まで完璧に抑えてきたじゃないか。」
「打者が一巡して次からは二度目の打席だ。いい加減彼らも僕らのピッチングに慣れてくる頃合だよ。」
そして、佐々木の予言は見事に的中した。
涼宮も疲れ始めたらしく、球威が落ちてきている。さらに、相手のバッターも目が慣れてきたらしく、ボール球には手を出さない。あっという間にカウントはワンスリーになっていた。涼宮の奴は疲れを気迫で補うように、汗を拭き目の前をにらみつける。
第五球目、その球は涼宮の気合をよそにすっぽぬけたようにど真ん中へと走った。そんな甘い球を見過ごす相手ではなく、鋭いスイングが白いボールを射抜く。
カキン
この日初めてのいい当たりは綺麗なセンター方向へのライナー。セカンドの俺がそれを捕球すべく、中央に走りこもうとする刹那―
ドンッ、というような鈍い音がした。
ライナーのボールは涼宮の右肩を直撃していた。
涼宮はうずくまるように落ちたボールを拾うと、それを右手で投げた。山なりのボールが力なくファーストミットに収まる。
「アウト!」
審判のコールを聞くと同時に俺は涼宮のほうへ走り出していた。
>>68 読み終わった。
佐々木ファンとしては最後が爽快だなー。
ハルヒと佐々木がコンビを組むというのは新鮮でもあるが、
女房役なんてオチがついたことを考えるとこの組み合わせは百合ん百合ん。
111 :
13:2007/08/26(日) 00:22:14 ID:N+9lc7Z4
「おい、大丈夫か!涼宮!」
右肩を抑えてうずくまる涼宮は、つぅ、と小さく声をあげるだけで返事をしない。
「おい。」
その場にひざを付いて涼宮の表情を伺う。
涼宮は俺が覗き込もうとしているのに気づくと
「別に大丈夫よ、あんたなんかに心配してもらわなくても。」
と強い視線を投げかけた。
「馬鹿野郎。打ったところを見せてみろ。」
いくら軟式とはいえ、あの速度で球が直撃すれば骨くらい折れてもおかしくはない。
球はちょうど二の腕のところに当たったようで、そこが丸く腫れ上がっている。俺が見ている間にもみるみる腫れはひどくなっている。
「腫れがひどい。大丈夫か、動けるか?運営委員会のほうへ行って応急処置をしてもらうぞ。」
「うっさいわね、だいじょうぶって、いっている、でしょ。」
声にいつもの元気はない。
「この腫れは結構ひどいよ。今すぐに冷やしたほうがいい。」
ホームベースから駆け寄ってきた佐々木が心配そうに声をかける。
「・・・だいじょうぶよ。」
涼宮は佐々木のほうから目をそらすと力なくつぶやいた。
こんな押し問答をしていても埒があかん。
「ちょ、キョン、なにするのよ!」
強引に涼宮の左肩にもぐりこみ立たせる。
「とりあえず、ベンチに行くぞ。そこで座って待っていろ、今すぐ何か冷やすものをもらってきてやる。」
涼宮は少し抵抗しようとしたが、右肩が痛いのか、その力は弱弱しかった。
そして、佐々木のほうをちらっと見て、唇を真一文字に結ぶと今度はおとなしく付いて来た。
「はいっ、どうぞ。」
古泉の奴がどこからかアイスノンを持ってきた。
それを涼宮の右腕に当て、タオルで固定する。
「これで応急処置としては大丈夫だろう。」
「・・・試合はどうすんのよ。」
涼宮がつぶやくように言う。
本来なら、ピッチャーの負傷により、ここはもう試合放棄すべきところだろう。
しかしながら、くやしそうに唇を噛む涼宮の姿を見てしまった俺は何をとち狂ったのか、
「任せろ、後は俺が何とかしてやる。」
「まったく、キミらしい。」
佐々木があきれるように言いながら、俺にボールを手渡す。
「すまん。」
「まぁ、あぁ言ってしまったからにはきっちり抑えていこう。がんばろう、キョン。」
涼宮はダグアウトの前に立って仁王立ちで俺たちを見つめている。
俺たちのチームは負傷退場したハルヒに代わって、おまけでついてきた俺の妹が入るという苦肉の策をとった。俺が抜けたセカンドには朝比奈さんが入り、朝比奈さんのいたライトには妹が入った。
もはや外野の守備力には全く期待できない布陣だ。ランニングホームランのタイムセール。
「くそっ・・・」
必死にボールを投げるものの、緊張感からうまくコントロールできない。
「フォアボール!」
四球フォアボール。この日相手チームに初めてのランナーが出た。
くそっ、ストライクを投げないと―
しかし、続くバッターに投げた第一球は軽快な音とともにレフトへ転がっていった。
そのゴロを国木田がキャッチ、古泉にすばやく投げ、なんとかバッターの二塁進塁は防いでくれた。
しかし、ワンアウト一三塁。
打たれないようにすれば、フォアボール、ストライクを取りにいけばクリーンヒット。
どうすればいいんだ。
112 :
14:2007/08/26(日) 00:24:33 ID:N+9lc7Z4
うまく挟み込めればよかったのだが、結局飛び出した一塁ランナーをアウトにすることはできず、これにて状況はツーアウトランナー一塁になった。後一つアウトを取れば勝てる。
しかし、
「キョン、悪いが僕にはもうこれ以上の悪知恵は思い浮かばない。あとは、なんとか実力で抑えてしまうしかない。」
タイムを取って、マウンド上へ歩いてきた佐々木が俺にそう声をかける。
あぁ、万策尽きたか。
「佐々木、お前はよくやってくれたよ。十分すぎるほどにな。後は俺たちがなんとかしてみせるさ。」
俺ではなく、俺たちと言ったのは自信がないからだ。
頼むぞ、バックの皆さん。ヒーローになるなら今しかないぞ。
おそらく、もう彼らは小細工を施してくることはなく、真っ向勝負だろう。
くそっ、ここへ来て勝てる気がまったくしねえ。
「キョン、がんばりなさい!」
涼宮からの応援が入る。
チアリーダーの癖に、腕を組んで仁王立ちで応援するんじゃねえよ。
「奇跡よ、起これ!」
やけっぱちの俺が投げた最後の一球。
投げ終わると同時に、その奇跡は起こった。
マウンド上につむじ風が吹く。
「きゃあ!」
そのとき俺の耳に入ってきたのは金属バットが軟式ボールを叩く音ではなく、女性の可愛らしい悲鳴が先であった。
目の前のバッターが目を見開き、全く腰の入っていないスイングでボールを叩く。力のないボールは俺の足元を転がりぬけ、ショートの古泉のグラブに収まった。慌てて後を振り返ると、走り出そうとした姿勢のまま一塁ランナーが固まっている。
そして、その目線の先には涙目でスカートを押さえている朝比奈さんがランナーを見つめている。
まさか、先ほどのつむじ風で起こった奇跡は―
そのまま古泉が二塁ベースを踏んで、ランナーホースアウト。
これにてゲームセット。スコアは1−0で我がチームSOS団の勝利。
「やったっー!」
鶴屋さんが勢いよくジャンプし、ようやく俺たちのチームが勝ったということがわかった。
あっけない幕切れで、俺には何が起こったのかよくわからない。佐々木は苦笑いしながら、両手をあげてジェスチャーしてきた。涼宮の奴は苦虫を噛み潰したような、嬉しいのか不機嫌なのかよくわからん表情をしている。
いったい何があったんだ?
佐々木、解説を頼む。
「まぁ、そのなんだ。キミがボールを投げるとほぼ同時に風が吹いただろう?
大方キミも予想が付いていると思うが、その風で朝比奈さんのスカートがめくれてしまったわけだ。
よって、バッターはあんな腰の入っていない打撃をし、走り出そうとしたランナーも目の前の朝比奈さんに見つめられて止まってしまったというわけさ。
あのまま突進していたら、状況が違えば変質者そのものだからね。」
なんだ、そんな最終回のドラマが俺の真後ろで起こっていたのか。
「けど、朝比奈さんは涼宮と同じようにブルマーを下に穿いていたんだろ。ならそこまで問題ないだろう。」
「・・・穿いていなかったよ。」
なっ、くそ!試合に勝って勝負に負けたっー!
「キョン、試合に勝ったのに何か不服そうだね・・・」
佐々木の凍りつくような笑みを向けられて、俺はとりあえず正気に戻った。
113 :
15:2007/08/26(日) 00:26:50 ID:N+9lc7Z4
試合終了の礼が終わる。
パイレーツの皆様は、全員討ち死にという壮絶な様相を呈していた。
半分以上が女子の高校生素人チームに素で負けてしまったからには仕方あるまい。
「さてと、二回戦はどうされますか?」
古泉がわざとらしく尋ねてきた。
「どうするもこうするも、エースが怪我してしまったんだ。これ以上の試合続行はどう考えても不可能だろう。棄権しよう。」
「そうですね。ちょうど僕も緊急のアルバイトが入ってしまったので、これ以降の試合は出られそうもありません。」
アルバイト?日曜日にご苦労なこったな。
「では、僕は大会運営本部に棄権の旨を伝えてまいりますので、あとはよろしくお願いいます。」
さりげなく厄介な仕事を押し付けられた気がするが、まぁ、いいか。
「涼宮、腕の具合はどうだ?」
チアガール姿のまま、まだ釈然としない様子の涼宮は不機嫌そうに
「どうってことないわよ、それより。」
「それより?」
「抑えてみせるって大口叩いた割には、ほとんど佐々木さんとみくるちゃんのおかげで勝ったみたいなもんじゃない。」
痛いところを突くな。
「俺なりにがんばったつもりだったんだけどな。」
「せっかく私が完全試合をしていたのに。」
「一応完封リレーはできたけどな。」
涼宮はふぅ、とため息をつくと
「まぁ、でもあのまま私が完全試合をしてしまったら、盛り上がりに欠けるからあれぐらいの方がちょうどよかったのかもね。」
とのたもうた。
「それはそうと、次の試合だが、棄権しよう。」
「せっかく勝ったのに?」
だから、不服そうに口を尖らすなっての。
「仕方が無いだろう。それよりも、まずはお前の怪我をちゃんとしたところで診てもらうほうが先だ。」
涼宮は考えるようなフリをして見せたが、すぐに
「まぁ、いいわ。私は十分堪能したしね。それより、お腹が空いたからお昼ご飯でも食べましょう。」
と言って笑った。なんかよくわからんがご機嫌は直ったみたいだ。
「お疲れさん。」
ベンチで荷物をつめて帰り支度をしている佐々木に声をかける。
「お疲れ、キョン。」
「次の試合だけど、棄権することにしたから。」
「あぁ、大体そうなるだろうと推察していたよ。」
「正直、次の試合に勝てる気なんて全くしないからな。」
全打席で、神風が朝比奈さんのスカートにでも吹けば話は別だが。
ただ、そんな奇跡を願うほど俺は人間として落ちぶれてはいない。・・・別に俺のほうから見えないのが悔しいからではない、ということは断っておく。
「何かよからぬことを考えていないかい?」
「いえ、何も。」
とりあえず今日の教訓は、佐々木の人の心を読む洞察力をなめてはいけないということだ。
114 :
16:2007/08/26(日) 00:27:56 ID:N+9lc7Z4
「よし、涼宮、後に乗れ。」
「ちょっと、何よ。」
俺は涼宮を引き連れて駐輪場へとやってきていた。
グラウンドへ自転車でやってきたのは俺だけだったので、とりあえず俺が自転車に涼宮を乗っけて近くの接骨院に連れて行くことになった。
「別に大丈夫って言ってるじゃないの。」
「ちゃんと診てもらえ。軟式とはいえ、あれが直撃したらただではすまないはずだ。」
どれだけお前の体が頑丈に出来ていたってな。
「そんなことより、お腹空いたからお昼ご飯が食べたい。」
拗ねるなよ。俺だって腹は減ってるちゅうの。
「ほっときゃ腫れ上がるだけだぞ、湿布くらい貼ってもらえ。昼飯はそれからでいいだろ。」
他の連中に後片付けやらなにやらを任せて、俺と涼宮で先に病院に行き、それから昼飯に合流する予定だった。
佐々木の奴は、少し不服そうだったが、まぁ仕方あるまい、と納得していた。
「わかったわよ、行けばいいんでしょ、行けば。」
そう言うと、涼宮は俺の後ろに立ち乗りした。
「って、馬鹿。腕を怪我してるんだから立ち乗りなんかするんじゃねえよ。」
「じゃあ、どうしろっていうのよ。」
「後に腰掛けて、俺の腰につかまれ。」
その体勢は中学時代俺が佐々木と予備校に通っているときのスタイルである。
「・・・わかったわよ。」
不服そうに座った涼宮が俺の腰に回してきた左手は、普段のあいつからは想像できないほど遠慮がちだった。
ちょうど中学時代に足を捻挫したときに、この近くの接骨院に通っていた。あそこなら、サラリーマン相手に日曜も開いているし、ある程度顔も利くからすぐ診てもらえるだろう。
「ねぇ、キョン。」
「なんだ?」
自転車の後から声がかかる。
「今日の試合のMVPを決めなきゃいけないんだけど、誰だと思う?」
「なんだそりゃ。」
「何よ。野球の試合が終わったら、その日一番活躍した選手がお立ち台に昇るのがルールじゃない。」
そんなルールはない。
「でも、選ぶとしたら、お前か佐々木だろうなぁ。」
「MVPは二人も選べないわよ。」
「とはいわれてもなぁ。」
パーフェクトピッチングのハルヒに、巧みなリードと決勝点を入れた佐々木、どちらも甲乙付けがたい。無理にどちらか一人を選ばなくても、二人ともっていうことでいいんじゃないか?
「やっぱり、俺にはどっちかって選べないな。」
「ちゃんとどっちかに決めなさい。二人ともっていうのはナシなのよ。」
115 :
17:2007/08/26(日) 00:29:06 ID:N+9lc7Z4
接骨院に着いて、涼宮の腕を診てもらった。骨には異常はなさそうで、ただの打ち身だろう、とのこと。湿布薬でも貼っておけば、二、三日で腫れはひいてしまうだろう、ということだった。
さてと、みんなを待たせているのは悪いからな、さっさと合流しよう。佐々木に電話をかけて、みんながどこにいるかを確認する。
「おう、佐々木か。うん、今診察は終わったところだ。みんなは?
―うん、そうか。わかった。場所?あぁ、そこなら知っている。うん、大丈夫だ。すぐ行く。」
携帯をパキンと折りたたみ、さぁ、後は涼宮をつれてみんなと合流するだけだ。
駐輪場から自転車を引っ張り出し、自転車にまたがって涼宮に乗れよ、と合図するが、あいつは俺の横を素通りしていく。
「おいっ、乗っていかないのか?」
あいつはのしのしと歩みを止めないままに
「手を怪我しているから、自転車の後ろにつかまると痛いのよ。」
来たときはそんな風にはまったく見えなかったけどな。時間が経って、腫れが進んでしまったんだろうか。
本人が痛いと言っているなら仕方がない。
「わかったよ。」
俺も自転車を押して、涼宮に付き合おう。さすがに、こいつを放っておいて、一人で先に行ってしまうほど俺は薄情じゃないさ。
佐々木の言っていたファミレスまでは、自転車なら十分ほどの距離だ。しかし、歩くとなると三十分はみておかなくてはならない。
遅刻決定だな。佐々木にメールで連絡でもいれておこうか。
「あんたさぁ。」
俺の前をさっきまで無言で歩いていた涼宮が突然口を開く。
「何だ?」
俺は携帯でメールを打ちながら、そっけない返事を返す。
『少し遅れる』、これでよしっと。
「何で、あの時私のことを名前で呼んだわけ?」
あの時?
わけがわからない。俺がお前を名前で呼んだことなんて俺の記憶にはないはずだ。
「いや、俺にはそんな覚えはないんだが。それに、あの時っていつだ?」
前を歩く涼宮は肩を少しいからすと
「5月の、そう、半ばくらい。」
・・・わかった、そういうことか。
例の俺が別の世界に行っていたときの話だな。あの世界の俺は妙に涼宮と仲がよいみたいだったから、こいつのことを名前で呼んでいるのか。
っと、そんなことはどうでもいい。うまくごまかさないとな。
「え、と、まぁ、そんな気分だったんだ。」
「あんたってそんな言い訳ばっかりね。」
痛いところを付きやがる。悪かったな、語彙が貧困で。
「そういう気分はそういう気分だったとしか言えねえよ。」
「佐々木さんとはちゃんと仲直りできた?」
突然話題を変えるな。
というか、いきなりなんなんだ?佐々木と仲直り?
俺は佐々木とけんかしていたのか?そんな記憶は『俺』にはない、が心当たりはあるな。
「あぁ、おかげさんで。」
「そう。」
自分から振っといて、そのやる気のない返事はなんだ。
「なんでそんなことを訊くんだよ。」
「別に。少し気になったから。」
いったい何が訊きたかったんだ、お前は。
「それはそうと、あんたは本当に佐々木さんと―」
そして、涼宮は言葉に詰まった。
何だよ、いつもの傲慢不遜なお前らしくない。普段なら、言わなくてもいいことをまで平気で喋るくせに。
「―佐々木と?」
「別に、なんでもないわ。」
そうかい。
俺は小さくため息をついた。
そして、涼宮はそれからは何もしゃべらず、ただ黙々と俺の前を歩き続けるだけだった。
お、全文投下に踏み切ったか。
後悔せず最後までやっちまえ、支援。
117 :
18:2007/08/26(日) 00:30:33 ID:N+9lc7Z4
結局、涼宮はそれ以上何も話しかけてくることはなく、二人で少し距離をおいて歩いていた。日差しが暑い、喉が渇いた、腹が減った。今日は本当に大変な一日だったな。まだ、昼飯すら食い終わっていないが、もう一日が終わった気分だ。
「あっ。」
先を歩いていた涼宮が突然立ち止まる。なんだ、いったい何を見つけたんだ。その視線の先には見覚えのある影。
佐々木が両手を後に組んで、ファミレスの駐車場の壁に背を当てている。
「佐々木?何してんだ、こんなとこで。」
「やぁ、キョン。いや、何、もしもキミがこのファミリーレストランの場所がわからなかった場合のことを考えて、ここで道標代わりに待機していたのだよ。」
佐々木は俺のほうを見て答えた。
涼宮は口を尖らすと、お腹が空いて死にそうだわ、と言って、さっさとレストランへ入っていってしまった。少しは俺に感謝の意ぐらい示してくれ。
「彼女とずっと歩いて来たのかい?」
そんな涼宮の後姿を見送って、佐々木が尋ねてくる。
「あぁ。なんでも腕が痛いから、自転車の後ろには乗れないって言い出してな。」
「ふうん、そうか・・・」
佐々木は考えるようなしぐさをした。
「何だ?何か気になることでもあるのか?」
「いや、なんでもないよ。ご苦労様だったね。さぁ、僕たちもお昼ご飯を頂こうか。」
そう言うと佐々木は俺の手を取った。
佐々木に手を引かれて店内に入った俺は、谷口の指すような視線と、国木田の生暖かい視線と、朝比奈さんの驚くような視線と、鶴屋さんの大笑いに出迎えられた。
「お前、遅いんだよ。何やってんだよ。」
谷口がハンバーグを突きながら、ブーたれた声を上げる。ただのボランティアワークだよ。
「お疲れ。キョンも、佐々木さんも。」
国木田がにこやかに話しかけてくる。
席を見渡すと涼宮が不機嫌そうに外を眺めていた。とりあえず、涼宮の隣が空いているので、そこに座る。
「まだ、腕は痛むか?」
「・・・うっさいわね。」
何だよ、人がせっかく心配して声を掛けているというのに。なんでそんなに機嫌が悪いんだ、まったく。
「あんたのせいよ。」
昼飯食うのが遅くなったのは、俺も同じだっちゅうの。
とりあえず席に着く。向かい側では妹が鶴屋さんと朝比奈さんに挟まれて、二人とじゃれている。ありゃ、完全になついてしまったな。まぁ、気持ちはわかるけど。
そして、俺の隣に佐々木が座った。
「キョン、何でも好きなものを頼んでくれればいい。先刻、二回戦出場の権利を譲渡した際に、相手チームからここのお食事券を人数分頂いたんだ。」
それは、またありがたい臨時収入だな。では、遠慮なく注文させていただこう。
俺と佐々木と涼宮が黙々と飯を食っている。他の連中はもう食い終わってしまっているようで、ドリンクバーのジュースを片手に談笑タイム。長門だけは本を読んだまま動かない。
俺はテーブルの端にあるソースを取ろうと手を伸ばした。が、少し届かない。こういうのってイライラするよな、全く。
トン
「お、さんきゅ。」
隣の涼宮がソースを取って、俺の前に置いた。あんたが手を伸ばしているのがうっとおしいのよ、とでも言わんばかりの視線を、俺にチラッと投げかけ、また食事に戻る。そんなにがつがつ食うなよ。
そして、ふと隣を見ると、佐々木と目が合った。もっとも、佐々木の奴はすぐ目を逸らしたが。
118 :
19:2007/08/26(日) 00:32:03 ID:N+9lc7Z4
「あー、食った食った。」
パイレーツの皆様のおかげで、ただ飯を堪能した俺たちは店の外に出て、帰る体勢になっていた。
どうやら、俺だけが自転車で来た様で、他の連中は電車で帰るみたいである。妹の奴は、すっかり朝比奈さんと鶴屋さんになついてしまい、これから鶴屋さんの家に遊びに行くと言い張った。迷惑だから、やめなさいと注意したのだが、鶴屋さんはそれを寛大に
「ぜんっぜん、かまわないさー。妹ちゃんめがっさ、かわいいしねっ。なんなら、キョン君も遊びに来るにょろ?」
という感じでOKしてくれた。妹は夜になったら迎えに行くか、仕方ない。
「じゃあ、また明日学校でな。」
「おうっ。」
ファミレス前で国木田たちを見送る。みんながぞろぞろと駅の構内へ吸い込まれていくのを見届けて、さぁ、俺もそろそろ帰ろうかな、と。そして、自転車を回頭させ家路に着こうとすると、
「?」
涼宮と佐々木がいた。涼宮はなんとも形容しがたいチョコレートと唐辛子を一気食いしたような表情で腕組みをし、佐々木は佐々木で両手を後に組んで笑っている。
お前ら、まだ帰らないのか。
「キョン、これを持って帰って明日学校に持ってきてちょうだい。」
と、涼宮は足元の野球道具の入った箱を指差す。というか、お前よくこんな箱とボストンバッグを担いで来たな。感心してやる、尊敬はしないけど。
「別にあたしが担いできたわけじゃないわよ。この荷物は古泉くんに頼んだの。」
そうかい。古泉も苦労してるんだな。で、バイトで帰っちまったあいつの尻拭いを俺がする羽目にね、
「何よ、文句あるの?」
涼宮は挑戦的な目つきで俺を見る。
「いや、別に文句なんかねーよ。腕を怪我しているお前にこんなもの担がせるわけにはいかないからな。」
また、疲れる仕事が増えたが仕方が無い。怪我をしている人間に荷物運びをさせるほど、俺は冷たい人間じゃないからな。
涼宮の表情が一瞬緩んだような気がしたが、すぐにいつもの不機嫌そうな表情に戻った。まったく、そんなんだから、クラスで野球大会のメンツに駆り出せるのが俺くらいになっちまうんだよ。もっと愛想よくしろ。
「で、佐々木も俺になんか荷物があるのか?」
こうなりゃ一つも二つも同じだ。
「まぁ、確かにものを運んでもらうのを頼むといっても、そう大きな齟齬はないかな。」
「何を乗せろっていうんだ?」
佐々木は一呼吸置くと
「僕。」
と、あっさり一言のたもうた。
妹が鶴屋さんの家に遊びに行ったおかげで、俺の自転車の後部シートは空いているので、誰かを乗せるのは問題ない。野球道具はなんとか前カゴに詰め込めるしな。しかし、しかし、だ―
「お前ら、いくらなんでもこれはアクロバティック過ぎないか・・・」
「大丈夫よ、ちゃんと前に進んでるじゃないの!あ、ちょっと今抜かれたわよ、キョン!」
そりゃ、爺さんの運転する自転車にも抜かれるわ!というよりも、これは間違いなく道路交通法とかに違反しているんじゃないだろうか。確か二人乗りは法律か条例で禁止されていたはずだ。
もっとも、三人乗りなんて摩訶不思議な事態を道路交通法様が考慮してくれているかどうかは知らないが。
電車賃が浮いて助かるから自転車に乗せてくれ、という佐々木の依頼を俺は快く引き受けた。断る理由なんて何一つないからな。しかし、だ。そこで、予想外だったのが今まさに帰ろうしていた涼宮が、振り返ってのたもうたこの言動である。
「あんたたちどっち方面に帰るの?」
どうやら涼宮の家も途中にあるらしく、
「ついでにあたしも乗せてってちょうだい。」
そして、涼宮の大丈夫いけるわよ、の一言により、荷台に佐々木が座り、涼宮が俺の後ろでボストン片手に立ち乗りという、雑技団顔負けの光景が繰り広げられることなったのである。
支援
「お前なぁ。これだけの斤量を抱えて、走っているだけでも十分だと思え。」
「何よ。あんた、全然野球の試合で役に立たなかったんだから、これくらいしてもバチは当たらないわよ。」
俺の肩に手を置いた涼宮は口を尖らしているが、声の調子は高揚してうれしそうだ。
だが、まぁ、仕方がないと言えば仕方がない。全然俺が役に立たなかったのは事実だし、それに今俺が乗せている二人は間違いなく今日のMVPだからな。
「キョン、辛いようだったら僕が降りようか?」
「いや、大丈夫だ。」
これくらいやっとかないと、こいつらに明日以降頭が上がらない気がするしな。全くいいところを見せられなかったんだから、これぐらいは。
「お前ら二人はMVP候補だからな。これぐらいはやらせてもらうよ。」
「MVP候補?」
佐々木がその単語に食いついた。
「ちょっと、待ちたまえ、キョン。そのMVP『候補』という言葉は何か変では
ないか?なぜわざわざ候補をつけるんだい?」
「あぁ、それな。涼宮と今日のMVPの話をしていて、お前と涼宮がMVP
だ、って言ったら、MVPは一人だけだからどっちか一人を選びなさいってな。
だから、候補。俺的には二人でもいいと思うんだが。」
「いや、どんなスポーツにおいてもMVPに選ばれるのは常に一人だよ。・・・
で、キミはどっちを選んだんだい?」
佐々木の声のトーンが少し低くなる。こころなしか、俺の肩をつかむ涼宮の力も強くなっている気がする。
「だから、どっちも選べなかったって言ってるだろ。甲乙付けがたい。」
「・・・そうか、キミらしいね。でも、キミが選べるのはたった一人だけだということは覚えておいてくれたまえ。」
お前も涼宮みたいなことを言うなよ。それに、俺にはどちらを選ぶべきかなんて本当にわからないんだからさ。
じゃあ、明日また学校でね、と言って、颯爽と身を翻し歩き始めた涼宮の後姿を眺めた後、俺は佐々木を後に乗っけて家の近くまで送っていった。
アクロバット乗りから、慣れた二人の乗りになって随分楽になった。
「キョン、僕はここでいいよ。」
そう、佐々木が言ったので、そこに自転車を停める。
「こんなところでいいのか?」
「うん。さすがに僕の家まで遠回りしてもらうのは申し訳ないしね。」
お前は涼宮と違って謙虚なもんだな。
「そうかい?そうでもないと思うが。」
なにやら意味ありげに笑う。なんだよ、全く。
「それはそうと、さっきの話だが。」
「さっきの話?」
「あのMVPうんぬんの話さ。」
あぁ、そう言えばそんなことを話していたな。
「僕は自分では涼宮さんより一歩リードしていると思っている。」
「それはまた、なんでだ?」
佐々木がこういった自信を覗かせる発言をするのは非常に珍しい。こいつはた
いてい自分を謙遜する。
「だって、僕は短い間だったけど、キミの女房役を努めたからね。」
なんだよ、それ―
そう言おうとした俺の口をふさぐように、背伸びした佐々木の顔が近づいてくる。俺たちの唇は重なっていた。そして、佐々木は唇を離すと
「じゃあ、また明日学校でね、キョン。」
と、この日一番の輝くような笑顔を俺に向けた。
佐々木はくるっと背を向けると、家の方角へと歩いていった。
やれやれ。今日は本当に長い一日だった。明日からの学校生活が思いやられるのはなぜだろうな、まったく。
そうため息をつきながら、公園のブランコを見る。そこは俺と佐々木が初めてキスをしたあの場所だった。
『トライアド』
おしまい。詰め込みまくりました。スレ汚し失礼。
多分大丈夫だと思うよ
上の方でもあったけど対応はされてなかったし
>>121 妙なところで切れるから規制されたのかと思ったw
長編乙でした!!
>>122 ほっとけよ
削除依頼なんか毎回出されてる
消される時は有無を言わさず消されるんだし
相手するだけ時間の無駄だよ
>>122 削除依頼を出すのをやめろと言いたいのか、投下中に書き込むのをやめろと言いたいのかどっちなんだ?
>>121 GJ
いやー、PDFでは読めなくてね。生殺しになっていたよ。
しかし、キョンは二股野郎として評価されるんだろうなー。
ちなみに、この世界では朝倉初めからいないんだっけ?
じゃあ
>>120はケツに「支援」とでもつけておけばよかったんじゃね?
これなら空気読んだことになるだろw
結論
スルーに限る
>>120 君は僕達に喧嘩を売ってるんだね
, -‐- 、 ,. ‐-ー- 、
,'..# ト、 ヽ. ノ / ヽ
. i. ((从ソノ从〉 ノハハハハハ !
l (|┳ ┳i!l !| | |;iリ)!落ち着け
. ハNヘ (フ.ノハ! ’ 、 - ,ノル´ 佐々木
⊂)"ー'゙iつ .⊂}゙|†'|´{つ
/ュュュュゝ . i´T `i
〈__八_,〉 〈_,八__〉
>>121 明日にでもゆっくり読むぜ、とり急ぎ乙。
>>122 死ね言うのはよくない。依頼内容見てきたが、
確かに佐々木はアニメキャラじゃないし嘘はついてない。
ただこれで削除が行われなければ、公式に認められたと判断できるわけだ。
しばらく様子を見ようぜ。
>>131 落ち着けキョンw
>>121 GJ
シリーズ化してほしい。佐々木はもちろん、戸惑いのハルヒが
かわいすぎる
それはとにかく公然とここに書くのは頂けないな
>>121 乙、GJっした
いやあ
>>68を落とす手間が省けて助かったw
>>122 俺も死ねというのは感心しないな
もし相手に非がある場合でも使っていい言葉とはいえないし、
この問題もこちらが結論を保留してる以上仕方がない事態だろうし
あと、このスレでその二文字を見るのはなんか嫌だ。
>>135 要約すると、個人的に嫌だから「死ね」という言葉を使うな。でいいの?
一行ですむことを何をダラダラと。
>>136 そうだな、こういう事にいちいち要領割くのもいかんか。
スマン
とりあえずお前ら落ち着け。
あと、削除スレ見てたらこんなのがあったので、一応張っとく。
たぶんこのスレにも適用されると思う。
> 429 1@削除聞仲 ★ [ sage ] 2007/08/04(土) 18:06:44 ID:???0
>
>がむしゃら案内人 ★さん、p848540.osaknt01.ap.so-net.ne.jpさん、
>p6012-ipad109fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jpさん、めびうす● ◆AC04sadGZMさん、
>まとめて頂きありがとうございました。
>
>
>>342 >1176188364/ クソ雛苺虐待スレ
>以下のスレで結論が出ておりますが、虐殺AAのスレ自体は削除対象ではありません。
>虐待・虐殺AAスレの削除議論するスレ
>
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/sakud/1134447445/ >
>
>>346 >1172309822/ 【知性の】キュアアクア・水無月かれん【青き泉】:2007/02/24(土)
>333の誘導先がdat落ちしているため、こちらを本スレとしてお使いください。
>
>
>>369 >1177770182/ 【コードギアス】第一皇子オーレリア2【真の黒幕】
>アニメのネタスレと判断しました。残します。
>
>
>>378 >1179628752/ 【らき☆すた】つかさを徹底的にレイプするスレ
>エロネタは禁止です。削除しました。
>
>
>>390 >1175270000/ ★アニメキャラ(個別)板 第5自治スレ★
>スレをお間違えでは?
>
>
>>409 >1182020141/ 星野仙一
>野球のアニメに出てくる様な気がしましたので残します。
>
>
>>420 >1184610636/ 【涼宮ハルヒの憂鬱】周防九曜――萌えスレ……2
>>周防九曜は「涼宮ハルヒ」の原作に登場するキャラ
>そこまで厳格にはいたしません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
天蓋GJ!
_, - ,ヘ
TL |_ )
`レ>〈
⊂イノ)
ゝ、ノニ7
_〉{
 ̄
>>138 先に九曜が出ているあたりに謀略の香りがするな
くーちゃんスレ住人だがまったく知らなかった
天蓋のおねーさんすごくダメっぽいのに……
九曜スレも依頼出されてたのかw
でも、これは今後の指針になるね
____
ィ´:::::::::::::::::ヽ
f::::(::::i::L.i_i_i__l)
j::::::ヽ::| ゚−゚ノ::| ――私の――スレが――
/::::::::|:ノ`天')ν、 ――残って――良かった――
j::::::::::(,,ノ、_ハ.ゝ)::i
^―--(_ノ ヽ)一
――あなたの――スレは――とても――立派ね――
>>138 情報乙。だいじょびそうだな。ヨカタヨカタ。
変なの橘スレにも湧いてるなあ…
>>68 GJでした!キョンもてていいなあ…おいらはどっちでもおk。読めるならなんでも。
>>80 GJ!佐々木カワイソス…メイドには萌えるけど…橘の扱いが今までにないくらいイイネ!
エロネタにでも走らない限りこのスレが消されることはないだろう。
でも前スレにあったような下ネタを含むSSとかはちょっと危ないw
ああいうのはなるべくエロパロの方に貼ってもらったほうがいいな。
スルーがいちばんだ
九曜スレの事を持ち出して反論なんかしてみろ、荒れるだけだぜ
周防九曜のスレッドまであるの。放置しておくと際限ないね。
そちらもいずれ考えよう。
>>148 その通りだな。変な火種持ち込んだかもしれん。
皆に安心してほしかっただけなんだ。
変なもん張って正直スマンかった。
151 :
1:2007/08/26(日) 01:41:49 ID:vzkTW5H0
適当に作った
【キョンの敗北】
俺たちはSOS団+佐々木団+谷口・国木田と海水浴に来ている。
ちなみにパンジーは来ていない。
ン〜今日の天気は例えるなら『空は青色、絶好のスカイフォーク日和ずら』と
秘打をよく使うどっかの二番打者がそう言いそうなぐらい晴れた天気だ。
谷口「やっぱさ、胸は大きい方がいいよな?!」
キョン「あぁ、そうなんじゃないか。」
古泉「そうですね…(キョンたん……)」
俺は谷口の戯言に相づちをうつ。
今日こそ(フラクラとしての)敗北を知ることができるだろうか。
国木田「ちょ、ちょっとヤバい事言わないで………………ハッ!刺殺気ー!」
…ん?刺殺気ー?国木田、漢字がヤバい。
佐々木「キョン、ちょっといいかな♪大切な話があるんだ♪」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
国木田「??!な、なんだ!佐々木さん以外に新たに二つの殺気が……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
長門「サーチ&……」
九曜「――デストロイ―――」
国木田「総員脱出!これは訓練ではない!繰り返す!これは訓練ではない!」
国木田の言いたい事が心で理解できた!!
国木田が谷口を連れ、砂浜をダッシュで駆け抜けた。
古泉は人混み(主に男性)に紛れ込んだ。
そして俺は海を凄まじいスピードで泳いだ。
佐々木「くっくっ、キョンは僕が 殺 る 。」
長門「古泉は任せて…」
九曜「――二人は――私―」
エロネタよりも、長編とかの投稿が増えて
完全にSSスレになる方が危険だと思うぞ。
153 :
2:2007/08/26(日) 01:44:26 ID:vzkTW5H0
【キョンの敗北】
【谷口&国木田】
国木田「ヒュウ」
谷口「WAWAWA」
国木田「……………………………WA・WA・WA」
谷口「……国木田、無事に逃げ延びてくれ。このゴムボートで。」
国木田「……谷口、生きて会おう。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
谷口「ここは俺が食い止める!ストーンフリー!」
九曜「――――」ドカッバキッバキッバキッバキッ
……谷口は自分の海パンの紐を抜いて、それを武器に戦ってくれた。
でも九曜さんの高速ラッシュの前に倒れた。
WAWAWA……、彼が最後に教えてくれた事を深く心に刻み込んだ。
……ただ海パンがずり落ちて【禁則事項】丸出しのまま戦っていたのには幻滅した。
【古泉】
古泉「長門さん、胸の大きさが全てではありません。たくましい胸板、ほとばしる汗、
どちらも僕のようなガチホモには喜ばしいことです。―そして」
長門「…デストロイ!」ドグォォンッッ
古泉「貴方を怒らせ僕をぶっ飛ばすように仕向ける。ぶっ飛んだその先は?
そう、キョンたんの胸板ですよ!不可抗力に見せ掛け大接近!
これが僕の逃走経路だーーーーーーッッッ!!」
【キョン】
佐々木「キョン、待ってよ〜♪」
キョン(速い!やはり胸への抵抗が少ないからか!?)
佐々木「あきらめが肝心だよ、何事もね。」
キョン(もっとスピードを上げないと…!――――ッ足がつったぁぁぁぁっっ!!)
国木田「だいぶ流されたなぁ。??あれは…、キョンじゃないか。
やっと仲間と合流できる………。(谷口……やったよ……)」
ヒュゥゥゥーー
国木田「なんの音だ?」
バスン!
古泉「いたた…、おや?キョンたんではありませんでしたか。
計算が間違っていたのでしょうか?
仕方がない、貴方のア●ルを頂きましょう。」
国木田「WAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWA!!!!!!!!!!!!!!!」バシャーンッ←海に落ちた
佐々木「捕まえた〜♪さぁてキョン、どうしてくれようか?」
キョン「俺が悪かった……。何でも言うこと聞くから助けて……」ブクブク
佐々木「そ、そうだね。じゃあ今度二人だけで映画観たり、一緒に食事したりもらおうか。
それからetc…etc….」
この後フラグは折れた
完
じゃ、たまにはAAでも
/"八ヽ
川'ー`リノ
ノ( )
||
つまり今までどうりでおk
SS書く人、書かない人も必見
よくある名前の間違い。気をつけよう!
古泉と喜緑が圧倒的に多いです。
小泉×−−−−−−−−−−>古泉○
黄緑×、貴緑×−−−−−−>喜緑○
みるく×−−−−−−−−−>みくる○
ハヒル×−−−−−−−−−>ハルヒ○
キョソ×−−−−−−−−−>キョン○
長戸×−−−−−−−−−―>長門○
どしゃ降りの雨の中、無我夢中で走る。行き止まりだ。目の前にはやたら高いフェンスしかない。
オレは震えながら振り向く。そこには書類とボールペンを持った佐々木が静かに歩み寄ってきた。
「くっくっ。ほら。ここにサインするだけなんだよ。このボールペンなら濡れた紙にだって書けるんだ。」
「うわぁぁぁぁ!!!!」
ふと目が覚めると、自分の部屋で横になっていた。助かった、と安堵しながら天井を見上げた。
そこには、なぜか背中に天井を張り付けた佐々木がいた。さっきと同じ書類とボールペンを持って。
「ひぃっ!!!!」
「ずうっと一緒だよ。」
ふと目が覚めると、なぜか宇宙船の中にいた。なんでオレが宇宙飛行士なのかはこの際どうでもいい。今度こそ夢か、と安心して窓の外に広がる宇宙空間を見た。
そこには、宇宙服をつけずに宙を舞う佐々木がいた。やはりさっきと同じ書類とボールペンを持って。
「書いてぇぇぇぇ!!!!」
殴るようにボールペンを差し出す。当然窓は割れる。
「うわぁぁぁぁ!!!!」
慌てるクルーたち。響く警報機。抜けていく酸素。ここは地獄か!?
ふと目が覚めると、なぜかタキシード姿で椅子に座っていた。顔を上げると、佐々木がウェディングドレス姿で微笑みながら佇んでいた。教会の鐘が鳴り響く。
昔あったボールペンのCMのパロディ。
濡れた紙でも逆さまでも無重力でも書ける、って触れ込みのボールペン。
ヤンデレっぽくていいかな、って思って書いてみた。
とりあえずいろいろとごめんなさい。
>>153 ガチホモネタがあるのでGJとは言わない。
SSスレの方が安全だと思う。
ルール的には、
>アニメキャラの話題のうち、単体キャラ/カップリング/グループ/キャラ対決など
>特定のキャラ限定の話題を扱います
なので、「キョンと佐々木のSSスレ」という扱いでいけるんでは。
ぶっちゃけここは佐々木単体というよりも、キョンと佐々木のSSが主だから。
どうも佐々木スレの存在と言うかSS含めての速度が気に入らない人がいるみたいだな
つまり佐々木とキョンを絡めれば
基本的に何でもいけるということだな
今後もただの荒らし野郎としてスルー処理すればいいのです。
そもそもSSなんてそこら中のスレに存在してるのもじゃないのかと
俺はエロネタ大好きなので嫌いな人がスルーして欲しい
>>167 確かに。
SSスレと銘打ってなくてもSSとその感想が半分近くを占めるスレがあるよね。
>>166 ルール違反の疑いが多分にあるスレについて報告することは荒らし?
それがこのスレッドのコンセンサスですか。
>>171 削除依頼はお好きにどうぞ
判断するのはここの住人でもお前でもなく削除人だから
ただここにそれをいちいち報告しに来るな
削除依頼が却下されてもイラついて荒らしに来るな
黙ってやれ
九曜スレが削除依頼されてたなんて今日初めて知ったくらいだぞ
見習え
>>1乙
「やあ、こんばんは。いつもいつもこんな時間に済まないね。
>>1乙。20スレを前にして、いつ
になくスレの消費速度が上がっているようだね。さて、19スレ目だ。19といえば、20以下で最
大の素数であり、未成年の最後の年である。18才を越えているから、子供扱いはされないが、
成人としての権利も義務も与えられない。20が特別な区切りであるが故に、ローマ数字では
20に1足りないと書かれ、漢数字では十に九つあまりと記される。素数であるが故に、除算や
乗算で現われることもない。くくっ、なかなか僕好みの孤独な数字じゃあないか。孤独を辛い
こと、哀しいこと、悪いことのように言う人もいるが、孤独というものも適度に使えば、それほど
悪いものじゃあない。人間にとって周囲の環境は非常に重要だ。社会化する動物である人間
にとっては、周囲の人間が織りなしてできる環境とはすなわち自分そのものであるとも言える
んだよ。それが故に、人生の転機に於いて、人は孤独を求める。環境をリセットすることで、
自分自身を見つめ直したり、一度すべて捨てることによって、自分にとって捨てられないもの
を見つけてみたり、ね。まぁ、かく言う僕も、進学する高校を選択するに於いて、それを実行し
てみたわけだ。いわゆる高校デビューというヤツさ。まぁ、それがどういう結果になったかにつ
いては好評既刊『涼宮ハルヒの分裂』を参照してくれたまえ。さて、このスレッドはどのような
展開を見せるのかな、最近はいろいろあるからね。僕も安易な予測はし難くなっているよ。
まぁ、少し落ち着いてコーヒーでも飲もうじゃないか。僕の親友が懇意にしているだけあって、
この喫茶店のブレンドはなかなかの物だ。最初の一杯くらいなら、僕が奢るよ」
佐々木はそういって、テーブルに置かれたメニューを取った。
今日の佐々木さんは、落ち着きたいようです。
>>172一瞬、俺が書き込んだかと思ったw
まぁそういう事だから思い通りにならなくても暴れるなよ〜?
175 :
SS?:2007/08/26(日) 03:23:39 ID:40JFCQ05
あれは中学3年の冬休みのことだった。
入試を控えた俺は、どうにも家にいづらいのと、形だけでも勉強してるって姿勢を
見せる必要があるのとで毎日塾の自習室に通ってたんだ。
奥の方にある席が俺の指定席みたいになってたっけな。ちょっと奥まったところにある席で
俺以外にあの辺りを使ってる奴はいなかった。自習室で昼寝してるだけの俺には最適な
環境だったな。
まぁ寝てばかりいたわけじゃない。まじめに自習してることだってあったし、佐々木や他の
やつらに教えを請うことだってあった。もっとも寝ていた時間とどっちが長いかと問われれば
何もいえなくなるけれどもな。
そんなある日のことだ。その日は塾の講義があったんだが、遅刻しそうだった俺は全力で
自転車をこぐ羽目になって、授業の半ばからうつらうつらと舟をこいでいた。そんなこんなで
授業終了後、自習室で仮眠を取って帰ることに決めた俺は、ついグッスリ眠ってしまったんだ。
どれくらい経った頃だろうか、俺は人の気配を感じで目が覚めた。といっても、まだ完全に
起きてはいなかった俺はソレを無視してまた眠ろうとしたんだ。
「起きないなぁ、キョンは」
ん?この声は…聞いたことがあるが…ああ、佐々木か。
人の安眠を妨害するのはどうかと思うぞ。
「ホッペにキスぐらいじゃ起きないか……」
へぇー、ホッペにキスねぇ。
佐々木がねぇ……誰に?え?ええ?
「もう大分遅くなってしまったけど……あと10分位なr「うわ!」きゃあ!!」
しまった、あまりにビックリして飛び起きてしまった。
「さ、ささ佐々木!!や、やぁ!おはよう!ほ、ほら、えーとあれだ、その何というか…」
自分でも何を言っているかわからない。寝たふりをするくべきだったと後悔するが後の祭りだ。
しかし、俺以上に混乱して、わやくちゃになっていた人物がいた。佐々木だ。
「え、お、おきていたのかい!?いや、別になんでもないんだ!僕はほら!キョンが寝てて
帰りをどうしようって思ってたから帰るに帰れなくなってるだけで!別にキョンの寝顔見て
カワイイなぁとか思って寝顔見てたらこんな時間になってたとか、つついても起きないから
ホッペにキスしたら起きるかな!?なんて全く微塵も思ってないんだから!……あ!?」
佐々木がコレだけ暴走することがあるとは。正直驚いた。これだけ慌てられると見てるこっちは
いやでも冷静さを取り戻してしまう。まったく、少し慌てすぎじゃないか?
「違う違う違う!今のなし!忘れて!!別にキョンの事を異性として意識してるとか、
そういうことじゃないから!あ、でも嫌いってわけでもなくて、いやそうじゃなくて!
うぅぅぅ………なんで起きちゃうのよぉ……」
そんな俺の内心にかまわず、佐々木の暴走は続く。とうとう言葉遣いが変わり始めた。
佐々木にこんな一面があったとは。泰然自若としたいつもの様子からは想像も出来ん。
佐々木は顔を真っ赤にして目に涙を浮かべている。それをみて俺は不覚にもドキッとして
しまった。反則だろ、と思ってしまうくらいいつもと違う佐々木はやけに可愛かった。
こいつのこんな一面を見せられるとクラッと来る奴は一人や二人じゃないだろうな。
安心しろ、佐々木、誰にも言わん。だから落ち着け。で、落ち着いたら、そこでぐーすか寝てる
その馬鹿をつれてとっとと帰ってくれ。アツくてかなわん。
…ってわけだ。あんなに慌てふためいた佐々木を見たのは後にも先にもあれっきりだったな。
しかし、あんな状況でも寝てられるキョンの奴はよっぽど神経が図太いんだろうな。それに、
結局卒業まで佐々木の気持ちに気づかなかったみたいだし、フラグクラッシャーってのは、
ああいうやつのことを言うんだろうな。
空気を読まずに投下してみた。
さっきはすまんかった。反省してるので勘弁してほしい。
じゃあ、皆おやすみ。
>>173 これ楽しみなんだよ
毎回よく思いつくもんだなぁ
乙なんだぜ!
>>175 GJ
キョンの寝顔はすごいんだよ。無口属性の宇宙人を恋の虜にするくらい
う、しまった。佐々木さんの気分が段々悪くなってきた。
ssって入れないといけなくなったのか…
ハルヒや長門スレみたいに佐々木スレも荒れちゃったか…
あーあ
別にそんな悪意をこめたレスをするようなことじゃなかろう。
それに名前欄にssと入れたところで長文を書く側も読む側も困るべき点は何一つ無いでしょ。
流れはえぇ〜
さ…佐々木のくせに〜
佐々木ss保管庫 @ ウィキ の中の人が
まとめやすい方法でいいと個人的には思う。
今回のスレは地鎮祭長いな。
>>179 「SSを投下するときは名前欄やメール欄に『SS』と書くことを推奨する」
「でもSSと書くことは推奨であって強制ではないんだ」
SSって書くのは書き手がめんどくなかったらかいてくれたらうれしいってニュアンスのつもりなんだよね。
ただそんな議論するもんでもなく。
ちなみに荒れてる原因の一端はキミが担っている
>>183 地鎮祭が長いと言うよりも、
レスの伸びが速すぎて追いつけない状態になってるだけだと思う。
皆さんGJです。
186 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 08:36:53 ID:cith+9lw
アニメキャラではないのにのさばって。
>>179 SS入れるのは、保管庫に入れる人の負担を軽くするためだよ。
妙な規則を作ってSS職人にいじわるするのが目的じゃないよ。
>>186 「早く佐々木の所までアニメ化してくれ」というのが、ハルヒのアニメにはまっている人の意見だと思うが。
それを先取りするのは悪いことか?
>>187 それだと、SSには全部名前欄にSSって入れないと、結局全部のレスを見ることになるんじゃないか?
名前欄にSSを入れることを強制しないと無意味だと思うけど。
ヒント:匿名掲示板で『強制』などできない
だったら負担なんて軽くならないじゃないか。
名前欄にSSを入れても何の意味もなくないか?
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part19【変な女】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1188035880/ 1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 22:41:10 ID:C2fKRpl6
そろそろ立てておく
ライトノベル板の谷川流スレによると
・早売りのネタバレは厳禁。解禁はライトノベル板の慣習で公式発売日の翌日午前0時からになっています。
(発売日が4/1の場合、2日午前0時以降)
つまり、このID:C2fKRpl6はライトノベルの新刊の話題解禁時期すら破り、アニメ視聴者にとっては
範疇外の話題を延々と語った。それがこの初代スレのスレ立てしたID:C2fKRpl6
しかも同一IDで新刊の内容を貼り続けた。佐々木スレは、その成り立ちから二重の意味でルール違反だ。
つまり、ライトノベル板では暗黙の了解となっている新刊話題の自粛時期を守らず、
かつアニキャラ個別板からみればアニキャラではない話題。
削除人氏にはこの点を判断のうえ、適切な対処をお願いしたい。2ちゃんねるライトノベル板を利用させて
いただいている一住人として、伏してお願いいたします。
SSが嫌いな人はNG登録できます。
まとめの時に基準のひとつになります。
けれど必要ないと思ったら別につけなくても構いません。以上
194 :
192:2007/08/26(日) 09:05:33 ID:JBeWWcjA
>>188 んんっもう・・・相手にしちゃ駄目なのです!!!
落ち着いたら投下する。今は出来ないな。
ふん、どうやら今回のスレは荒れ気味のようだな
ちょっとは落ち着いたらどうなんだ、くだらない
いや待て、この機に乗じて佐々木スレを僕のスレに・・・
>>197 今度、ボンジーの出番が多い佐々木のSS、書いてやるから我慢しろ。
これからは『SS』っていれてその横に『タイトル』も入れればいいのかな?
保管庫の人もタイトルがあれば入れやすくなるだろうし、『SS』って入ってれば
「また投下されてるな。よおっし。俺の出番だ!」
なんて目安にもなるかもしれないしな。
そもそも佐々木スレや他の『SS』推奨のキャラスレは流れが速いために、レスを見つけやすくするって効果があるわけで。
SSを見たくない人がスルーできるようにってのはそれに付随する効果なだけで。
ってなわけで最低限『SS』くらいは入れた方がいいのかしら?でも俺1人じゃ判断できんのです。
保管庫の中の人、いつもいつもお疲れ様です。
あ、ちなみに…
削除以来はずぅっとずっと、ずぅぅぅっと前の1スレ目から言われてるが、それでも削除されてないって事は許容されてるって事なんだろうな。
「これはアニキャラ板の住人の総意です。別に自分が住人の多いスレに嫉妬してる訳じゃないからねっ!」(注:要約です)
なんて言われても今更過ぎるわけで。
新参乙、とだけでも言っとこう。
201 :
wiki:2007/08/26(日) 09:33:29 ID:lc10YmQU
どーもwikiの中の人です。
タイトルにSSってつける件ですが、個人的にはなくても無問題です。
SSかどうかはみればわかるし。
今までどおりでOK。
それよりも、SSにはタイトル(名前欄でも文中でも)と長編なら通し番号をつけてもらえるとありがたいです。
あと、未完成ならそれがわかるようにしてもらえるとなおよし。
>>201 そうだったのですか。
タイトルの方が重要だったのですか。それに、通し番号は忘れがちですね。
どうもありがとう。
ルールを守るより破ったほうが得なら破るだろうに。
他人にルールを守らせたいなら破るより守るほうが得だと思わせればいいんだよ。
>>203 その通りなのだが、匿名のスレでは褒美も罰も与えれないからどうすれば良いのですか?
>>204 スレ住民が嫌だと思うようなことをすればいいんじゃないの?
嫌がらせは有効だと思う。根気は必要だけど。
ルール違反(だと思う)スレを片っ端から荒らせば?
論点変わってるだろ
佐々木団関連スレ全部に言えることだが(と言わないとわけわからん噛付かれ方するらしい)
ラノベのキャラスレを立てるべき板が存在しないなら、そのうちアニメに出るだろうってことで目を瞑ってもらうのも分からんでもないが、
ラノベのキャラスレを立てるべき板は他にあるからなぁ
>>208 目的が達成できれば別に手段がルール違反だろうとどうでもいいじゃないか。
今回はいつにもまして粘るねぇ
なにが気に触ったのやら
ラノベ板でも板違い
アニキャラ板でも板違い
もう既存のスレに間借りさせてもらうしかないのか?
我らが佐々木さんの下の名前でも予想しようよ。
俺はハルヒ(春日か?)の対になる名前だから雨や雲が入った名前で八雲とか時雨とかが良いと思う。
売ってるわけじゃないのに版権の二次使用がなんたら言われてもなあ
>>212 諦めるという選択肢もあるけど、このままここで続ければいいんじゃないの?
消されるかもしれないし消されないかもしれないよ。
>>210 それを言うなら同人誌の方が余程質の悪い件について
削除する・しないを決めるのは削除人であっていつもなんか言ってくる人じゃないからねー
このまま流れに身を任せて良いんじゃないかなぁ
>>212 九曜スレに許容判定が出た以上こちらから積極的に動く理由はない
2期で出ることがあればまたここなんだから
あと、ID:q4M83O7mその他は「該当のスレで暴れれば当然削除人の心証が悪くなる」ことを認識しような
本当に削除を望んでるなら九曜スレのように黙ってやれ
>>213 俺は夏もしくは秋が入ってるんじゃないか派なので「夏奈」「秋水」あたりを推している
>>213 対にするなら苗字とかも対にした方がよかったと思うけどなぁ
対なのはキャラだけで名前は普通だと予想
何気に名前があまり分かってないキャラ多いよな
キョンを筆頭に佐々木鶴屋藤原キョン妹などなど
>>220 涼宮に対応する性なんて思いつかないぞ……
実際には涼宮って性は存在しないそうだから、ありふれた性ってことで佐々木なのかもしれんな
キョンの名字に関しても鈴木が有力だったりするし
>>212 ボンジー祭のようなことを他のスレでやるのか? それこそ迷惑なのだが。
このスレの佐々木住人はボンジーに同情しているから問題ないが、
長門スレやハルヒスレで同じことをやってみろ。社会問題になるぞ。
>>215 207は賢いから王様の服が見えるんだよきっと。僕らは馬鹿だから見えないけど
スレッド削除スレを見たてきたが、
不当にも我らが佐々木さんのスレは毎回のように削除依頼されている。
あと、橘スレとかも。
消される前に消化すると思うぞ。
>>219 俺も秋が入っているのだと思って「秋水」だと思ってたけど
意図的にあの性格を作っているんだから逆に女っぽい名前なんじゃないかなと思えてきた
>>223 いや別に不当じゃないだろ
そこまでいっちゃうと単なる痛い人だからやめておけ
それにしても、なんで佐々木スレだけいちいち「削除依頼してきました」だの「なんでこの板なの」だのと
いちいちつっかかってくるんだろうか
きょこたんスレや九曜スレでは黙ってやってるのに
依頼人の質の違いかそれとも単なる愉快犯か
>>224 じゃあ「夏奈」か
秋だと何だろうな……
もうあんまりいいのが思いつかない
秋が入ってるなら「千秋」とか?
キョンからの連絡を一日千秋の思いで待ってたかもしれないし
>>222 非凡・平凡という点で対応してたか、確かに涼宮に対応する苗字思い浮かばないな
『アキラ』だとカッコイイかもしれない
古泉「アキラだと?男の名前なのに……なんだ女か」
佐々木「 なめるなっ!アキラが男の名前でなんで悪いんだ。僕は女だよ!!」
>>225 たぶんスレの数とかがその2つと比べると圧倒的だからだろうよ
その分反応する住人もいるから荒れるんだけど
問題先延ばしにするような考えだけどスルーのが一番だと俺は思ってる
反応して他スレを荒らすとかいうのが一番スレ違いだし
名前は素直に秋とか夏が入ってないのもありなんじゃね?
栗子とか海人みたいな
一々反応するから毎回来るんだよ
スルーしてりゃいいんだ
いい加減気づけよな
>>226 まあ一発目に思いついたのがそれなんだが姓名で「き」が続いて語呂が悪いんだよな
あとはあんまり聞かないけど「秋香」とか
秋ならやっぱり「秋水」を推したい俺
名字が平凡なら名前くらいはそれなりに個性的なものにしてあげたいと思うのは親の性だろうきっと
>>230 皆そうやって我慢できずに反応するんだよ。
>>230 言ってることとやってることが違わないか?
tDWw/H69で抽出するとスルーできていないようだが。
「自分は反応するけどお前ら反応するなよ!」とでも言いたいの?
>>228 カミーユ乙
まあそういうのもありだな
某卓球漫画を思い起こさせるのが少々アレだが
>>229 いや栗子はどうよ
佐々木さんがグレるぞ
ヒ(太陽)に対して月 ヒ(火)に対して水が入った名前でも良いかもしれないな
ハルは春だから、それに対抗するのは秋
すると秋月とか秋水か
「ハルヒ」に対応させて「月」の付く名前をイメージしてた。
一番直球なのだと「雨月」とか。
>>233 まあまあ、230は自分にも言い聞かせているんだよ。
>>234 ちょwww本気で栗子がいいなんて思ってねーよwww
そんな感じで秋を連想させる名前のいい例が思い浮かばなかったんだよチキショーw
>>235 なんとなく秋月の方がいいと思った
でもやっぱ中性的な名前派のほうが圧倒的なんだな
勝手に今まで上がったのをまとめてみた
・秋に関連したもの:秋水、秋香、千秋、栗子、秋月
・夏に関連したもの:夏奈、海人
・気象に関連したもの:八雲、時雨、雨月
・その他:アキラ
意外と冬が付く名前とかもいいかもしれない、冬美とか
うは、長編投下しようと思ったらなんじゃこの流れw
落ち着いた頃にまた出なおすわ、さいなら。
>>239 サンクス
冬の名前は気付かなかった
アキラも一応アキが付いているぞ
>>241 「アキラ」を漢字で当てはめると「亮」とか「明良」になるから
秋は関係ないのかなと思ったんだ
でもカタカナのまま名前にすることもあるからな…
>>239 とりあえず栗子と海人はないから消しといてくれorz
冬は長門じゃないのか? 有希=雪で
冬の名前はすでに有希ちゃんがいるぞ
2007/4/1にアニメキャラではない佐々木様スレを立てたID:C2fKRpl6が同日中に投稿した内容は以下。
いわゆる「ネタバレ」とされる、小説板ではいわゆる「荒らし」行為に相当するものです。
もう一人のハルヒ 佐々木様スレ
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1175434870/ 3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 22:48:34 ID:C2fKRpl6
・佐々木 = 例の変な女
自称「キョンの親友」、中学時代はキョンの自転車に二人乗りで塾に行く間柄
キョンとは学校内外でつるむ回数がクラスメイトの誰よりも多かった
キョンは否定するも傍からみるとどう考えても...
古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
恐るべきことに名実共にハルヒと対になる神的存在であることが明らかに
・橘京子 = 誘拐少女
『機関』と対立する組織の中核メンバーで、予想通りの「能力者」
・周防九曜 = 広域情報意識製TFEI端末
情報統合思念体が解析に全力を尽くすも未だ正体不明
情報統合思念体陣営は、その広域情報意識を『天蓋領域』と呼称
長門曰く「それは我々からみて天頂方向より来た」
・パンジー藤原 = 未来少年
自称だが恐らく偽名
「あんたが朝比奈みくるを朝比奈みくると呼ぶくらい無意味」
・閉鎖空間の頻発は佐々木に対するハルヒの嫉妬、のようなもの
出現する神人は不気味なほど大人しく破壊活動せず呆然としているだけ
ハルヒの深層意識ではモヤモヤをどう対応していいのかわからない為らしい
・物語中盤から、突然にαルートとβルートの並行世界へと分岐。
どちらのルートもほぼ同一の内容だが時系列が進むにつれ微妙にズレが生じ始める
4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 22:49:21 ID:C2fKRpl6
【αルート】
1,謎の女から電話、妹の部屋に行く
2.古泉だけに連絡
3,長門には連絡しない
4,日曜を何事もなく過ごす
5,昼休みを長門と部室で過ごす、長門から「天蓋領域」の名前を聞く、ハルヒと放課後の教室で居残り勉強
6,SOS団入団希望者殺到?! 11人、かと思ったら12人か...?
ハルヒ入団希望者に演説、新入生解散後にPC作業、SOS団の5人は揃って帰宅
【βルート】
1,佐々木から電話
2.古泉と長門に連絡、長門から「天蓋領域」の名前を聞く
3,妹が部屋に来る
4,佐々木団と対面、パンジー藤原再登場、喜緑さん喫茶店でバイト
5,佐々木の回想、昼休みを谷口と国木田と教室で過ごす、ハルヒどっか行く、長門の忘れもの発見
6,SOS団入団希望者ゼロ、朝比奈さんと会話、ハルヒと古泉が連れだって部室に、ハルヒPC作業、長門が居ない!?
5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 22:50:35 ID:C2fKRpl6
【ルートの予想説いろいろ】
-----------------------------
αルート : ハルヒ攻略ルート
βルート : 佐々木攻略ルート
-----------------------------
αルート : 朝比奈みくる時空へ融合
βルート : パンジー藤原時空へ融合
-----------------------------
αルート : 情報統合思念体宇宙へ連結
βルート : 天蓋領域宇宙へ連結
-----------------------------
αルート : 『機関』が暗躍する世界
βルート : 『橘一派』が暗躍する世界
-----------------------------
αルート : 日常系
βルート : 非日常系
-----------------------------
αルート : ハルヒの願望
βルート : キョンの現実
-----------------------------
αルート : 正史、または偽史(歴史を書き換える為に後から上書き
βルート : 偽史、または正史←βで進行した後、歴史の上書きの為にαへ説
-----------------------------
【解決予想】
1、αがβを介入する。実行。終了。してβルート消滅
2、βがαを介入する。実行。終了。してαルート消滅
3、途中からαとβルート融合→統合ルートへ
>>242 いや、世にはな「秋良」これであきらと言うキャラもいてだな
6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 22:51:36 ID:C2fKRpl6
【謎の声】
まるで聞き覚えのない声質
イントネーションは誰かに似ている
あたしはわたぁしです
あたしもこんな妹が欲しかった
年下?(これは確実じゃない)
妹に通じる幼い口調
これ以上新キャラはいや(キョンの心境)
【謎の女の声の正体予想説】
・朝倉 (再生おでん怪人
・みくる (異時間同位体
・佐々木 (女喋りVer
・橘
・九曜
・ハルヒ
・ミヨキチ
・妹
・岡本
・キョン本人
・シャミセン
・未知の人物
--------------------
・電話の女≠新入生説
・電話の女=新入生説
電話の女=新入生=朝倉擬態説
電話の女=新入生=妹擬態説
7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 22:52:35 ID:C2fKRpl6
【キョンが気になった新入生】
@いつの間にか増えていた12人目である可能性大。
Aハルヒの話に[余裕を感じられる表情でいる]。
BSOS団の活躍談に表情豊かに反応する[やたら素直な反応を見せる一年生]。
C背丈は長門くらい、体重は長門より軽い、髪質はパーマの後ブローしなかったような癖毛気味
スマイルマークみたいな髪留めを斜めにつけている(この辺はあんま重要でないかも)。
D制服のサイズがブカブカでちっともこなれてない。
Eキョンは見覚えがあるような気がするが思いつかない。
F[話にとって嬉しい聞き手の見本のような少女](←佐々木によるキョンの評価)。
Gハルヒの演説が終った後真っ先に拍手した。
以上、2007/4/1に佐々木様スレを立てたのと同一ID、ID:C2fKRpl6がおこなった行為
について指摘いたします。
個人的には、これはいわゆる「荒らし」行為であるように思います。
>>248 その当て字っぷりにワロタ
アキラはいい感じだがアニメに出たら一気にアキラ様呼ばわりが進行しそうだ
そして声が今野に
佐々木の名前はなんとなく男っぽいけど、綺麗なイメージがあるかな。
あきらは全然オーケー。
>>252 ちなみにその「秋良」が登場するある作品では主人公周りを除いて、
全てのキャラに「秋良様」と呼ばれていてだな
>>252 デザイナーに小野塚秋良って人がいたぞ、確か。
アキラ様はいいなw
>>243 ということは冬は有希ちゃんに使われているか
原作で名前がわかっている主要キャラは
涼宮ハルヒ、古泉一樹、長門有希、朝比奈みくる、朝倉涼子、喜緑エミリ(字忘れた)、
谷口、国木田、鶴屋、橘京子、藤原、周防九曜
夏と秋は無いな。
>>256 強いて言えば朝倉の「涼子」ってのが秋を感じさせるくらいか。
>>256 喜緑江美里です……たまには思い出してあげてください……
>>257 涼子は涼宮から一字取ったのかもしれない
「朝」倉「涼」子
二人分とかぶってるからなぁ眉毛さん
>>258 すいません。喜緑江美里さん。
いじめないで下さい。お願いします。
>>256 あと、周防九曜は長門有希の完全対象名って話があるんで、季節に対応させるとやっぱり冬かも。
九曜紋が雪の結晶をかたどってるんで。
九曜紋ていうのがあったんだ。
九曜紋:紋所の名。中央の大きな円のまわりを八つの小さな円で囲んだもの。九曜。
これが雪の結晶なんだね
つまり九曜がたくさん集まって出来たのが長門なんだよ!
アキラ=晶って名前のおにゃにょこの友達が居るんだが
佐々木みたいなキャラの女の子が近くにいたらいいのになぁ…
>>267 いや、苗字との組み合わせでなかなかカッコイイんだ
紅水晶を連想させる名前で
>>266 普通にいるぞ女の子でアキラは
その漢字が多分一番多い
271 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 12:57:16 ID:4FR2Dn/1
胸の大きさって
みくる>>>>ハルヒ>森さん>>>>>>ミヨキチ>橘>>>>>>九曜>>長門>>妹>>>>>>佐々木
で良いのかな?
2つIDアボーンするだけで…
まあいいや、皆気付いているだろうし。
九曜紋ってのは、たしか東北の方に多い紋章らしい。
有名どころでは星新一(ショートショート作家、父方が東北)もそうだとか。
・スレッドの成り立ちがそもそも荒らし行為に類するものであったこと
・一般視聴者向けの作品であることからすると問題のある投稿内容が多いこと
・多くの投稿が著作権関係の法令に抵触する疑義のあるものであること(いわゆるSS等)
・それらの投稿を根拠に「アニメキャラとして成り立つ」などという本末転倒な意見もみられること
・そもそもアニメキャラではないこと
これらから、このスレッドの整理議論は妥当であると考えます。
佐々木ってなんかジンジャーエールが好きそうだなと思ったw
キョンはコーラ
キョンに騙されて、コーラにメントスを入れて、慌てる佐々木さん
佐々木が周囲の3人と普段どんな会話をしているのかが気になる。
主には橘なんだろうけど。
九曜とかなぁ…
>>277 Skirthikeのくーちゃん×佐々木は楽しいぞ
髪と神の対話
280 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 13:26:50 ID:nDa86VFv
もう19かよw
しばらく見ないうちに伸びすぎだろ
>>271 佐々木最下位はどう考えてもありえんだろう
いくら小さく見積もっても佐々木団では一番大きい。
というか普通に考えるなら朝倉鶴屋喜緑くらいの大きいかわからんが小さくは無い組だろう。
多分驚愕でも大きいとも小さいとも言われないだろうな。
>>278 辿ってきた。
あのふたりの会話は予想以上に楽しかったわw
分裂の挿絵を見ると九曜が妙にでかく見えるんだよな。
>>276 コーラにメントス入れると化学反応でおいしくなるんだぜw
「『胸、ちっちゃくてゴメンね…』と節目がちに謝るのが同級生〜年上、
『お、大きさなんて関係ないでしょ! そんなにまじまじと見ないで!』がツンデレor委員長、
『あ、あれ…? こうすれば挟めるって本に書いてあって…』が内気耳年増三つ編み眼鏡、
『そのうちお姉ちゃんみたいに大きくなるのかな?』とイノセントに質問するのが年下、
『こ、これで男の子じゃないってわかったでしょ!?』とシャツを捲るのが短髪スポーツ少女、
『ふむ、ぬしはこの方が好きなのであろう?こんなに滾らせおって…』がツルペタ人外、
『貧乳はステータスだ。希少価値だ』と嘯くのが青髪オタク少女A、
『胸なんて飾りです! 偉い人にはそれがわからんのですよ』がご存知大人気の赤い彗星、
他には、『肩が凝らなくて楽』『このロリコンどもが!』『活動に支障は無い』『ぺたぺた』
『あててんのよ』『パッド長って言うな!』、…といったところかな」
「…台詞がメタ過ぎるとか、まずどこに突っ込めば良いのとか、とりあえず細かい所は聞かなかったことにして、
…お前は何を言ってるんだ?」
「僕の胸、というか君の周りの女性陣と僕の胸の比較については、最早定型句と化しているからね。
そろそろ別のリアクションを用意しないと飽きられる頃合だと思ったんだよ。
古今東西から貧乳キャラの台詞を集めて、適した返答の仕方を模索しようと思ったんだけど、
いやしかし、中々興味深いね。この『胸の小ささを気にする台詞』というのは。
マイナスイメージと言われている慎ましやかな胸部の印象を、言葉一つで巧みに変化させる。
言葉の端々に浮かぶ虚栄と不安、隠された少女たちの心情を考えるに…」
「落ち着け。何でそういう話になったかは知らんが、別にそういうのは、みんな違ってみんないい、というか…」
「ああ、もちろん定説と化している常套句『男の人に揉んでもらうと大きくなる』は考慮に入れてある。
しかし、もうこのシチュエーション単品では視聴率を取れない時代になってしまったんだよ。
むしろ、これと先ほどの台詞のいずれかを組み合わせて、さらに一捻り加えて砂糖とパン粉を振りかけて
オーブンで焼く位の工夫が必要なんだ。いやはや、難しい時代になったものだね。
…さて、君は、家族不在の自宅で、薄着の同級生と差し向かいでこんな話していると言うのに、
よもや『ま、俺はどっちでもいいけど』的な態度で流すなんてことは、…しないだろうね?」
>>285 ああ、当然だ。お前がそんなに胸が小さいのを気にしていたとは思わなかったぜ。
たしか、うちの母親ががバストアップマッサージ器を買って三日で飽きてたんだ。
まだあるかどうかわからんが今から聞きにいってみるよ、邪魔したな。
もし借りれるようなら、借りてお前に渡すから。
あ、勿論誰にも言わないから安心してくれ。じゃあな。
>>285 パッド長吹いたwwwwwww
咲夜さんじじゅうwwwwwwww
混沌とした流れの時のほうが聞きやすいんで質問。
SS書く人ってどんな風に話作ってるの?
初めに全体のストーリー考えるのか最初のほうから書きながら
展開を考えていくのかとか。
あと、メモとかして推敲するのかいきなり書き始めるのかも知りたい。
どうしてもうこんなに完全なひんぬーキャラになってしまったが疑問だな
のいじの佐々木もう一回見てみたけどそこまでは小さくはないよな…
まぁ大きいわけじゃないけど…
>>288 長編ものが好きな俺の例でよろしければ。
最初にやっばり核になるネタを1つ考えます。もしくは他の人の書き込みとかからヒントをもらったり。
その後は物語の王道っぽいテンプレを当てはめて基本のストーリーを組みます。いわば「お約束」って奴です。
あんまりお約束を外すと、誰もついてこれなくなるので。
あと伏線の配置、その消化、最後に納得できるエピローグ。
この時エピローグに一番力を注ぎます。
後はその「一番見てもらいたいエピローグ」に向けて着々と書いていくという、そんな感じ。
そのために、書き進めているうちにどんどん話が膨らんだりしますが、
脱線はしないように注意はしてます。
メモはあるといいです。特にアイデアメモは傍らに置いておくといいですね。
ただ書くのはいきなり。推敲はそのあとにじっくりとします(俺の時はあんまりしませんでしたが)。
…こんな感じ?
>>288 短編の場合はテーマ決めてそこでキャラクターがとりそうな行動を漠然と書いていくうちにオチが浮かんでそこへ収束していく感じかな。
あと貧乳な流れに対抗するため隙あらば大きい描写を入れる。
あと、こういうとこでSS短編書くなら、絵はかけなくても
4コマ漫画描くつもりでプロット組んだらやりやすいかも。
オチをつけるように考えることができるし。
>>291 昔、映画のシナリオの書き方の本を読んだので、そうかも。
それにはまず「骨格となるテーマを決めろ」って書かれてた。
テーマっていっても「友情と勝利」とか曖昧なものじゃなくて、「AはBに恋をした」とか、シンプルで具体的にしろってさ。
そこから肉付け作業が始まるんだって。
この肉付けが謎とかの伏線だったり、その解消までのプロセスなんだけど。
まぁ人それぞれだねえ。
佐々木はmixiとかやってるかもしれない
>>288 こんなオチにしたいってのが先にあって、そこに行くための流れを考えるかな。
長くても2〜3レスの短編しか書いたことないけど。
ようやく真の佐々木スレにめぐり合い申した・・・
無頼の日々、今はただ悔ゆるのみ・・・
つきましてはスレ住民の契をかわしたく・・・
>>288 短編向きだが。
とりあえず、〇〇が、〇〇する話、というのをメモる。
(キョンが佐々木の文化祭に行く話、とか。佐々木がメイド服を着る話、とか)
で、冒頭を書いてあとは勢いに任せて、ってやってる。
ただ、皆言うように人それぞれだから自分のやり方でいいと思う。
俺は書き方もだけど原作から離れた設定で書いてる人が
最初にその設定を思いつく過程が知りたい。
佐々木って親友って言うか同僚っぽいよね。
→でも佐々木とキョンって学力だいぶ違うんだよね
→それに二人とも文系っぽいなぁ
→文系でパートナー組めるような都合のいい職業あったっけ。
→京極堂シリーズ読む
→作家と編集者なんかいいんじゃね?
こんな感じだった。多分。
ここは小説のみのキャラ二次創作スレと
>>300 あのシリーズの人か
まさかお亀様とその奥さんから思い浮かんだのか?
佐々木かわいいよ佐々木
頑迷にルール違反をし続けたい心理がわからん。
佐々木は好きなのに板にとっての荒らしをし続けなければならないこの空気が苦痛だ
佐々木かわいいよ佐々木
他に有名な書き方としては
キャラクター先行型ってのがある
極端に端折ってしまえば、キャラクターを掘り下げることにより、キャラクターの行動規範を理解し
特定の状況下にキャラクターを追い込んだ場合にどのような反応を示すかを予測し、書くってやり方だ
いわゆる『キャラが勝手に動き出す』って状況を意図的に作り出してしまおうって事
スレ違いも甚だしいな、スマン
ノシ
>>304 たしかに厳密にはルール違反。これは譲れない。だから整理依頼もした。
削除人さんの判断としては、誰かが貼っていたように「そこまで厳密にはしないので黙認」
となる可能性がある。それはそれで。
ただ、はっきりいえば、この場所に佐々木スレが立ったのはライトノベル板のスレに対する
おそらくは嫌がらせ目的に思われる。橘京子スレと周防九曜スレは、そういう事情を読まな
かった無邪気な人が「立ってないのはおかしい」ということで立てたんだろう。
本来ここに立ってるのがおかしいのだと、読んでいる人には気づいてもらいたい。
>>298 ある日突然電波を受信する(w
いや、実際のところ別にSSのネタとか考えてるわけでもなく偶然入った店のBGM聞いてて急に思いついたり(→宇宙戦艦ナガト)、
本人も最早なんで思いついたのかの記憶すらない有様だったり(→佐々木IN北高)です。
で、思いついた後書く段階(
>>288)になるけどその前に頭の中で大まかな流れだけ考えます。
この段階で大半の電波は話が膨らまなくて没に。
どこまで頭の中で進めるかはその時々で異なるけど、ある程度の台詞くらいまでこの段階で作っちゃってますね。
だからキーボードに向かった時点では断片的に完成してるシーンをどう繋ぐかがメインです。場合によっては台詞までほとんど
出来ててキーボード打つだけってケースも(→第2ボタンの行方)
短編の場合冒頭から一気に書きますけど、長編の場合複数のファイル作ってシーンごとにとりあえず書いちゃってそれをパズル
みたいに繋いで足りない部分を埋めたり。
「IN北高」の場合、「転校生」のあと、思いついたシーンをどこで使うかも考えずにバラバラに書いて使えそうなやつを配置してから
間を埋める感じでした。ラストは案外早くできたんだけど、告白シーンと告白を決意するまでの流れで詰まって、最後にみくるとの
階段でのシーンを思いついて全部繋がった・・・ような記憶がある。
ちなみにこの書き方はラストシーンに上手く繋がらなくなるケースが多くて結局ラスト書き直しとかになるんでお勧めしません(w
うわ、みんなマジメに考えてる。
いつもスレの流れで出た話とか、その時してる仕事のこととかで、
関連したものを適当にこねくりまわしてるだけだなあ。反省。
オチもなにも、
・「その時のキーワード」を佐々木さんが利用してキョンにアプローチ。
・フラクラさんがフラクラ。
・とばっちりで橘が「イヤー(ry」
なのでオチにいたるまでの過程はマジメに考えたことないや。
本当にゴメン。
「赤信号、皆で渡れば怖くない」を地でいく佐々木スレはなんとかせにゃならんが、
この手の集団は基本的に群れてる時には何を言われたって聞かないどころか逆切れする。
1人ずつが2chとか見てるうちに悪い事をしてたんだって気付いてくれないと変わらないな。
せめてここのネタやらに他の場所で触れるなよ。触れてるのをすこしでも見かけたら。。。
真面目な話、仮に佐々木スレの場所を移転するとしたら
どこの板が適切なのかな?
>>311 振るとおいしさがアップするんだっけ?
確か炭酸の発泡量が増加するとかで……
板違いは出ていくべきだと思うんだ。
スレごとな。
>>312 ハルヒキャラ個別板。
キョン「ないもんはしょうがないだろ。人間はそこにあるもので満足しなければならないのさ」
ハルヒ「ないんだったら自分で作れば(ry」
佐々木「住人の意識がスレに宿るものだとしたら、板をよほど違うものにしない限り
考え方や物の見方もそう異ならないんだろう」
何やら佐々木さんは嫌われているようですね
>>313 俺も試してみたことあるけど予想以上に旨くなって驚いたな
愛しの彼が振り向かない佐々木verはなかなかよくできてると思うw
佐々木さんがアニメになるのは、もしかして第四期?
なんでこんな空気になってるん?
>>322 そっちかw
>>321 移転の件なら、
20スレを目前に神主さんが何時までも騒いでるんだよ。
普段なら早く終わる地鎮祭が、
昔悪い事があったって理由で長引きだしたんだ。
まぁ、佐々木さんが出るまでの辛抱って所かな?
ちょっと最近荒れ気味な気がして悲しいな。
佐々木はうざいからマジで死んでほしい
驚愕が中々出ないから佐々木さん分が不足してるのかもしれないな
言うまでもないが…
佐々木かわいいよ佐々木
ハルヒシリーズを京アニが手掛けるなら、アニキャラより先に漫キャラやゲーキャラになる悪寒。
>>323 さすがに盗人猛々しい。竹島のチョンか北方領土のロシアの理屈だ。
こういうヤツが他のスレでこのスレのネタをばら撒いたりするんだろうな。
そんな状況は佐々木さんも不本意だろうに。
まぁ、驚愕で佐々木が腹黒真っ黒黒とかになっちゃったりするとこのキャラにこのスレ住人とか言われちゃったりするのかもしれないが
手延べ素麺「異母の意図」
330 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 19:56:14 ID:4FR2Dn/1
アニメで佐々木が登場するのは何期くらいになるのかね?
でもなんとなく二期にも通りすがりの少女Aとか、OPで出てきたりしそうな…なんて淡い期待。
余談だが、佐々木の中の人を牧野由依で想像したら萌え死んだ。
アニメ第2期が消失まで、第3期が陰謀までとすれば、佐々木さんがアニメに出るのは第4期か
2年後ということかな?それまでに驚愕が出ているかも微妙だが。
谷川がラノベ界の冨樫と呼ばれる日は近い
漫画の方では佐々木さんが出るのはいつ頃だろうか。
エバとケロロだけで持っていたAは現在エバ休載中。今はハルヒで持っているみたいだ
同人板とかつくればよさげ。
いいかげん、と自分でも思うが・・・、
メントス、口に入れておいて、コーラを飲むとどうなるのだろう?
な る ほ ど ! !
是非、佐々木さんに試してもらおう。
阪中スレだって同じやん
>>338 それはそうだが他のスレ引き合いに出して巻き込むのは
やめとこうぜ。
で、削除依頼出てるんだから数日もすれば運営側の判断も
出るだろ。
それに従えばいいだけのことよ。
最近変なのがくるせいで流れが変だな…
佐々木かわいいよ佐々木
ID変えて書き込む位ならもっと有意義なことに時間使えばいいのにな。
何度も削除依頼出しても削除人がスルーしている現状を
いい加減受け入れたらどうなんだ。やれやれ。
>>341 何が有意義かは人それぞれなんじゃないの?
削除人がスルーしている現状を受け入れた上でなお続けているなら、
それは本人にとって有意義なことなんだと思うけど。
もうそんなことどうでもいいよ…
ササッキーかわいいよササッキー
新参の質問ですまないけれど、ここでいう「アニキャラ」の定義とはどういうものなの?
いっそのこと佐々木団のアニメを草の根で作れば、アニキャラとしての既成事実ができるのかしら?
まあ、そんなことはとうに誰かが考えているか。。。
とまれ、佐々木かわいいよ佐々木。
スレタイにネタバレって文言入れとけば原作未読のアニメ視聴者やラノベスレにも義理が立つ気もするけど。
(強制じゃない)
橘やパンジーは陰謀で先に登場するし、阪中は既に顔出ししてるんだよな。
佐々木かわいいよ佐々木
古泉「アニメ化されている作品の、アニメに出ていないキャラスレに関してはグレーゾーン、
すなわち閉鎖空間と言ってもいいでしょう。ここで削除依頼をするような者のことを
我々は神人のような存在であると認識しています。神人が暴れるとどうなるか……
閉鎖空間はますます拡大するでしょうね。このスレの動向は実に興味深いですよ」
夏も終わりですね
佐々木かわいいよ佐々木
佐々木さん、マジで危険なので絶対真似しないようにの巻
佐々木「ううむ、やはり危険に過ぎるか。でも、知的好奇心が……。いやしかし……」
キョン「どうした佐々木、なにを悩んでるんだ?」
佐々木「やあキョン。いやなに、ちょっと面白い化学反応の実験を見てね。
自分でも試してみようと思ったのだが、やや危険な気がして思案していたところさ」
キョン「危険な実験? バクチクほぐして一つにまとめて爆発させるとか、
化学実験室のスチールウールの中にマグネシウムリボン大量に仕込んどくとか、そーゆーヤツか。
あんまり危険なのは量を減らすなり薄めるなりした方がいいぞ、マジで」
佐々木「まあその類なんだが。……確か中学の時、理科の実験の途中でボヤ騒ぎが起きたと
聞いた記憶があるんだが、まさか犯人は君ではなかろうね」
キョン「い、いや俺はやってないぞ。……直接は」
佐々木「全く、君たちときたら。まあ、今更時効だし、どうこうは言わないが。
そうだ、過去の贖罪というとちょっと違うかもしれないが、一つ君にも実験を協力してもらおうか」
キョン「う。まあイヤとは言えんか、流れ的に」
佐々木「ではキョン、君はこのコーラを口に含んで、眼をつぶってもらえるかな。
ああ、飲み下してはいけないよ。くっくっ」
キョン「おいおい、何の実験だよコレ」
佐々木「くっくっ。君が示唆してくれたのではないかね。
反応が危険な実験ならば、薄めればいいと。君の唾液で薄めようというのさ」
キョン「……まあいいけど。手早く頼むぞ佐々木。あとあんまり危険なのは勘弁な」
ゴクゴク。
佐々木「さ、さて。キョンが眼をつぶっているうちに、僕がメントスを口に含み、それを、それを!」
…………
……
ぼきゃらどぅぅぅん
キョン「ぐぼはぁ!」
佐々木「きゃあっ!」
●「一体何事です。コーラを飲んで吹き出して入院ってどういうことなんですか」
キョン「……おへにもなにがなにひゃら」
●「ムリに喋らなくてもいいですよ。まったく。僕がどれだけ機関のお偉方に怒られたと思っているんですか。
夏休みだから気が抜けているのではないかと延々お説教のうえ、始末書ですよ。だいたいあなたは(ry」
キョン「おへはむりつら」
橘「佐々木さん、突然顔面打撲で入院って、まさかあの涼宮さん達にやられたのですか!?」
佐々木「……後悔はしていない。それだけの価値はあったよ。
まあ最初の味がメントスコーラ味だったのはちょっとガッカリだけど」
橘「包帯まみれでガッツポーズされてもわけわかめなのです」
本当にやっちゃダメよ
>>345 出所はどうあれ、既成事実について語ることは法には触れないよね?
原理主義は嫌いではないけれど、公式な進展は望めないから、
このスレの在り方について、不毛な議論は数年間不定期に行われるのだろう?
受け皿を作る、または既成事実を作るというのも考えられないかな。
ところで、受け皿を作る動きはないの?
>>350 顔面打撲ってwww 佐々木かわいいよ佐々木。
要するに、ラノベキャラ板というのがあれば良いんだが
無いからこの板にスレを立てざるを得ない、という訳さ
>>352 立てないって選択肢があるのに、立てざるを得ないってのはおかしいんじゃないのか?
佐々木さんと銭湯にいきました の巻
佐々木「橘さん、九曜さん、ところで私の胸を見てくれ……こいつをどう思う?」
九曜「――すごく――大きいです――」
橘「えと……凄く……大きいです」
こうやって、毎回言わされるのです。
佐々木さんは、キョンさんのいないところでは、意外と我儘なのです。
佐々木「うーん…・・・九曜さんに言われると嬉しいけど、橘さんは違うな……」
橘「え……?」
佐々木「何故だろう?」
九曜「――――我々の中では――最も大きい――」
佐々木「そうか……自分より大きい人に言われるから、嬉しくないんだね」
これも毎回言われます。でも、仕方ないじゃないですか。
自分の胸は自分で操作できません。
ちなみに、あたしの胸はそんなに大きくないと思います。
つまり、佐々木さんの胸もそんなに『すごく大きい』という程ではないです。
むしろちっちゃ……これ以上は言えません……
橘「んん……!もうっ!わかりましたよ!いつも通りにすればいいんですね?」
佐々木「そうだね、よろしく頼むよ」
こうして、あたしは湯船の中で佐々木さんの胸をマッサージすることになります。
まるで女王様です。
九曜さんはこの間湯船に浮いてるだけです。まるで水死体です。息継ぎしてください。
佐々木「あっ!」
橘「ごっ、ごめんない」
敏感な部分に触ると、後で怒られます。
あまりに怒られると、あとでフルーツ牛乳がもらえません。
難しいけど頑張るのです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
橘「……というわけでキョンさん、あなたの協力が必要なの」
キョン「……いや、今の話と全く繋がらないのだが」
橘「この前本で読んだのです。マッサージする方法は、女性ホルモンの分泌が条件なのです。
女性ホルモン分泌は、好きな人に揉んでもらわないと促進されないのです」
キョン「なおさら協力できるか!!」
356 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 21:43:41 ID:4FR2Dn/1
今思った事なんだけどさ
原作やアニメに、「キョンは鈍感」なんて設定あったっけか?
やっぱりキョンが鈍感なのもニ次創作的発想なのか?
分裂で古泉が佐々木との出会いのことをとぼけるキョンに
脳味噌に直接書き込んでやらねばわかりませんかあんたは、とか言ってたあたりは
周囲はキョンの鈍感さにやきもきしてる、とも取れるかな。
ハルヒの思いに気づいていないからじゃないのか?古泉からも再三指摘されてるし
個人的には陰謀で長門に対して鈍感だったのが一番強い
古泉にもみくるにも呆れられてるじゃないか
ハルヒ本編こそフラクラの物語だと言っても良い
と、いうか憂鬱終わってくっつけてない時点でだいぶアレ。
ながるんはサラサラキョンを誰ともくっつける気なさそう
>>356 朝倉のあれに対して「日本経済の話か?」って時点で十分鈍感だとオモ
それと、次回からはsageようか。
あれで実は韜晦でした、なんてことになったらキョンは最悪の腹黒だろ。
前にどこかで書かれてたが、本編が完全にキョンの一人称視点で書かれてるため
仮にキョンが他人から惚れられてることを認識したら
かなり自意識過剰というか、読んでてなんだかなぁな気分になる話になっちゃうからでもあるのでは
ボーイ ミーツ ガールズ ボーイズ アンド アンドロイドズ
366 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 21:58:12 ID:4FR2Dn/1
>>357 ああ、そういえばあったなそんな感じの…。
確かにあれは鈍かった。
>>358 そもそもハルヒがキョンを好きなんて描写あるっけ?
そりゃあ具体的には書いちゃいけないんだろうけど、やっぱり決定的な感じに欠ける気がする
キョンが唯一選ばれたのだって友人感覚だったりとか。
まあそんな事言ったら二次創作なんて書けないんだろうけどw
>>359 マジか、もう一回本編全部通して読んでみるわ
>>366 ちょww
キョン並に鈍感だなw
とりあえずsageでよろ
佐々木がアニメに出たら
ニコニコのキョン逃げてシリースの佐々木ボイスありver出そうなのにな
陰謀で長門にくじ引きの組み合わせを操作して貰ったとき、
みくるがキョンを諫めたのがポイントかな。
陰謀はバレンタインチョコを抜きにしても恋愛関係に触れてる部分が多い。
キョンだけ気付いてないがw
なんだ、俺が鈍感だっただけか。
やっぱりこのままいったら誰ともくっつかないか、ハルヒとくっつんだろうなぁ。
報われないのが佐々木といえど悲しいぜ
報われぬ恋ほど美しい恋は無い、と言うじゃないか。
うっ、うっ……
373 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:17:09 ID:KqBcjnbw
どちらかと言うとハルヒより佐々木エンドの方が可能性あるように見える。
俺だけなのか?
>>370 誰ともきっちりとはくっつかずに曖昧なままで終わるのが一番無難な気はするねぇ。
ただ、長門やみくると違って佐々木の場合最後まで出番があるのか驚愕もしくは佐々木団絡みの
ストーリーが終わった時点で消えてしまうのかって部分もあるんだが。
>>351 「受け皿」が何を指すのかわからないけど、他のスレ(ハルヒとか長門とか)にあるみたいな避難所
だったら提供できるよ。単なるJBBSの掲示板だけど。
そりゃ贔屓目ってモンですよ
そもそも佐々木がまっとうな形でデレを出すかどうかも定かじゃないと思う。
いや……
多分αβに別れてるから、
それで変わると思うけど……
それよりも最近sage忘れが増えている気がするんだけど、
みんなどうしたのかな?
14くらいの頃はそんなになかった気がするんだけど……
sage忘れ
そもそも佐々木がキョンに異性としての好意を持っているってのも不確定だしな
そうっぽいのは甘く見てもハルヒ、長門くらいじゃないか?
>>377 今日だけでも3人以上だな
確かにちょっと増えてきてるから気をつけようぜ
>>377 その言い方でなんとなく某白い冥王様を思い出してしまった
冥王風な佐々木・・・・いいかも
>>379 気づかんかったw
ちょっと頭冷やしてくる
>>379 そ れ だ !
この薄暗さ、どっかで感じたことがあると思ってたんだw
佐々木「神?そんなものに興味は無いよ」
佐々木「だがキョンがどうしてもというなら考えてあげないことも無いよ」
恋愛感情って程じゃないにしても、佐々木は北高の文化祭に行きたいって言ってたけど、
来なくてもいいって言えなかったって思われてた。
384 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:39:36 ID:QxvArHi3
みなさんがなさっているのは何のアニメの話ですか。
よく見る佐々木ssの傾向としては、佐々木がキョンに片思い的なものが多いけど
本編的には、キョンを一人の親友として大切にしていきたい的な感じなんだろうな。
実は佐々木はアニメ版憂鬱に「変な女」としてすでに語られている。
周りから見たらどう考えても…
ハルヒとの対比になってるところからしても、
佐々木はキョンに対しては友情とも恋愛ともいえない
微妙な感情を持ってるんじゃないか?
意識はしてるんだが本人が一番それを認めないとか。
389 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:51:15 ID:5brZQLrL
>>386 すると、ここで語られている内容は、
「アニメ視聴者にとっての重大なネタバレ」
ということですか。それはかなり問題ではありませんか。
親友に恋人(?)が出来て疎遠になっても疎外感や嫉妬は感じるかもしれん。
変な女+佐々木=ネタバレ
とりあえず
佐々木かわいいよ佐々木
うちの妹の幼い頃を例に出すと、とりあえずおもちゃを放りっぱなしで遊んでるんだよ
んで俺がそれを回収して片づけるなりいじるなりしようとするわけだよ
すると妹が血相変えて飛んできて「それ私のだからさわっちゃダメ」となるわけだよ
いや放りっぱなしだったじゃんとか俺のは勝手に持っていって遊んでるじゃんとか
そういう反論には聞く耳持たない
佐々木にしてもハルヒにしてもこんな感じだと思うよぶっちゃけ
>>392 > うちの妹
キョンの妹として脳内変換しますた
サキッポ「キョンをおもちゃにしたいよぉ〜う」
>>384 >>389 sageてください
スレ内で「sage推奨」となっている以上、あなた方もスレ内で発言するならsageる方が良いと思います。
特に、このスレ自体が良くないとおっしゃりたい立場ならば、少なくとも自分達は推奨される立場を取るべきです。
スレで推奨されない行為をする者は、その時点で荒しだと思われます。
また、今日に限って、あなた方のような主張をする方々が多く見受けられますが、
「何故、そう言った発言がウザがられるのか?」というのも考えてみるべきだと思います。
あなた方が何故今日になって、19も進んだスレに対して急に正論めいたことを言い出すのか?
その根拠がわからず、怪しく思えるのがその理由だと思います。
このスレを消させたところで、あなた方に何らメリットがあるとは思えない。
というのも、我々が疑わしく思う点かもしれません。
とりあえず、あまりスレの主旨と関係ない話を続けても良くないので、これで終わりにします。
396 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 23:15:07 ID:5brZQLrL
考えてみれば、スレッドのタイトル自体が
アニメ視聴者に対するいわゆるネタバレだね。
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part19【変な女】
アニメ視聴者にとっては非常に迷惑なことだと思わないか。
削除依頼の結果が出るまでほっとけって。
これでもし運営側から削除対象外って判断が出たら今度は
こっちが荒らし報告すりゃいいんだし。
そんなことより佐々木の可愛さについてかたろうぜ
>>395 > メリットがあるとは思えない
本気で言っているの?
人が何かをするとき、快の追求と苦の回避以外に動機があると思っているの?
女の子の友達と電話しててキャッチが入ったのでそのままの口調でとってみたら、
キョンからの電話で、あわてて口調を変える佐々木かわいいよ佐々木。
401 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 23:23:14 ID:gL8RQ5Ii
このスレは、スレタイのみで有害になりえるということか。
見事に荒らしに釣られてるな…
佐々木は笑いかたがかわいいw
主張はわかるがこのスレにいるのが複数の人間である以上「はいやめた」ってのが出来ようはずも無い。
削除依頼も出てることだし削除人の結論が出るまでおとなしくしててくれ。
消されないならこのままだし消されたら適当に身の振り方を考えるさ。
>>403 そうですね、待つことにします。
佐々木さんと関係ない話して申し訳ありませんでした。
このスレが消されたら俺は悲しみの余りコーラとメントスを口の中に含み
右手小指を鼻の穴に突っ込み
左手でシャドウボクシングをしながら
尻にフランスパンを挟んで
「いのちをだいじに」
と言ってしまうかもしれん
このスレでは胸を気にする佐々木がよく出てくるが
逆に全く気にしていないどころか開き直っている佐々木もいいかもしれん
何が言いたいかというと佐々木かわいいよ佐々木
>>394 ZONE(ENOZではない)のドラムを思い出した
408 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 23:39:30 ID:nDa86VFv
驚愕おせー
ウザイから消えろってだけじゃないと思うんだ。
マナーとか作法とか?
ハルヒの二期がアナウンスされてアニメのファンが戻って来るから、既読者と未読者の衝突を避けたいし、
アニメ板の利用者とハルヒファンの軋轢を減らしたいってのも有ると思うんだ。
いいかげんにスルーしようぜ。
削除人の判断にまかせるだけ。自治厨装った荒らしに反応すんな。
>>403 主張がわかるのなら、どうして迷惑を考えて少なくとも自分は身を引かないのですか。
まず、このスレの成り立ちが荒らしによるスレ立てである可能性が高い。
つぎに、アニメ視聴者にとってはタイトルだけでネタバレらしい。
スレの趣旨に沿った書き込みはすべて、いわゆるネタバレである。佐々木が話題に上ること
自体がアニメにとってはネタバレなので。
つまり、このスレは存在自体が有害だと思います。それでも書き込むのは、
他人の不利益を度外視した自己満足のためですか?
しかしなんだな
もしかしたらいつもの人は夏休み中に20スレに到達させるためにわざわざkskしてくれてるんだろうか
などと考えてしまうくらいに熱心だね
1日で500間近っておかしいだろ…そろそろ自重しろよ
荒らしのおかげで一気にkskしたなw
早くこの荒れまくってるスレを落として次スレいきたい
少なくとも、これまでにない活況であることは確かだ。
これなら早々にみくるスレを抜くなw
と言うより……
移転以来より先に次のスレ立ちそう……
まさかスレを加速させる事でポンジー祭りを早めるのが真の狙いなのでは・・・・
くそっ!まんまとはめられたか!
>>413 その割りに赤くなるほど書き込んでいるようだけど、
「自分は自重しないけど、お前ら自重しろ」って意味ですか?
反応するなっていってんのにな
夏も終われば少なくなると思うが・・・
>>405 それやると呪いでブタになるんだっけ?ww
421 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 23:53:04 ID:hMbI4KH3
素直に削除人に任せましょう!
スレの立てる立てないの善悪は削除人が管理するのですし
いつもSOS団でだべっているファミレス。俺とハルヒは佐々木に呼ばれてここに来ている。
今は店内に三人俺の隣にはハルヒ、正面は佐々木である。その佐々木はいきなり話をしてきた。だがこれは世界を変える序章にすぎなかった
「涼宮さん、僕と勝負しないか?清々同等とね。」
いきなり佐々木がハルヒに挑戦状と言うよりは果たし状だなこれは…
「いいわよ!この勝負受けて立つわ!なにをかけるの?」
「おい佐々木!お前なんて言「キョンは黙ってて!仕掛けられた勝負は受けなければいけないのよ!」
「くっくっく、それじゃあ決まりだね。」
やれやれ、嫌な予感がするな、まったくどうしょうもないね。
「ねえ、佐々木さん何を賭けるの?もしかしてみくるちゃん?有希?それとも古泉君?」
「いや、僕には必要ないからね橘さんと藤原君、それと周防さんがいるからね。別に人をかけるつもりはないよ。ただ一つだけ」
人を賭ける訳無いか…こうみえても佐々木は悪い奴じゃない。嫌な人間なら俺は友人付き合いは出来るほど温和な人間じゃないからな。
「ふーん?よく分からないけどね…何を賭ければいい?佐々木さんが決めてよ。何でも良いからね!」
「それじゃ遠慮なく…僕に向かって自分の能力をあげると念じてくれ…ただそれだけ」
「負けたら?貴方はSOS団に入りなさい!それでいいわ!」
待てハルヒ!俺は止めようとした…だが相変わらず俺の話は聞かない。
とりあえず書いてみた
まあ、荒れたついでにいい機会だから運営側の見解出してもらおうぜ。
そうしないといつまでもループするだけだし。
公式の佐々木分が不足しているんだなw
>>421 善悪じゃなくて単にルールに抵触しているか否かじゃないの?
そのルールも削除人のハラ一つだけど。
>>418 自重とはなんでしょうか。以下の意味でなら気をつけています。
問題のあるスレッドに関してそれを指摘することはむしろ大いにおすすめします。
他方、佐々木スレの趣旨に沿った発言はすべて問題なので、自重してくださると
助かります。自分はそうしているつもりです。
天蓋領域『あ、あ、あー。テステステース。本日は晴天ナリ、われわれはうちゅうじんだー。
佐々木さん、あたしたちに協力してくれれば、我がステキ宇宙パワーでもって、キミを
キョン君もめろめろの巨乳セクシーレディに変えてあげるけど、どうかしら?』
佐々木「ふざけないで! そんな誘いに、私が乗ると思っているの?
言うことをきけば胸を大きくしてやるだなんて、まるで私が胸の小さいことで悩んでいる
みたいじゃない。失礼極まりないわ。
それに第一、目の前に美味しそうな餌をぶら下げて、さあ食いついて私の虜になりなさい、
なんてやり方は、とても友好的な取り引きとは受け取れないわね。人に協力を請う前に、
まずは地球のマナーについて勉強することをおすすめするわ。
……で、具体的に協力って何すればいいのかしら」
天『( ゚д゚) 』
>>427 天蓋自重wwwwwww
佐々木意志弱いよ佐々木
朝から晩までご苦労な事だな。
結局は削除人の審判待ちだ罠。
このスレが問題あるかどうかは削除人氏の判断することだ。
それまではこのスレもとりあえず通常営業を続けようってことで。
>>427 佐々木……ww
.| | | | | | | | | | || | | -‐ '´ ̄ ̄`ヽ
.| | | レ | | | | | J || | | / \
. | | | J . | | | し || | | / / / .ィ ./ヽ.Y l .', ヽ
.| レ | | レ| || J | ,' ! -/7'Y /|' "´ヽ|. !!i '
.J し .. | | || J ! !.トノ リ `∪ ! !ノ、i !
.| し J| .,'' l l l ● ● l丿 ! リ
.J レ !;!l|ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j l丿i/
|/⌒l,、 __, イァト|/|
. ./ /|___|/ ヽ
|| l 彡,
433 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 00:03:23 ID:akPmzpie
ようするに、アニメが進展せずにこのスレがこの板にある限りそれはルール違反であり
スレタイからしてアニメ組にとっての重大なネタバレになると。
なんでアニキャラ板にこだわるのさ。
佐々木は可愛いのはガチ。
帰って来てもまだやってることに吹いたwww
いくらなんでも頑張りすぎだろ
>>426 一日でのレスが延びすぎてるって事でしょ?
普通に文章を読解したらそうなると思うんだけど?
それより、
どの辺りが不愉快なのかな?
このスレに現れない人にはそもそもネタバレにはならないと思うんだけど?
スレの名前については前々から変更の話は出ているわけだし。
【変な女】から【恋する女】
とでも変えたらどうかと言う意見が出ているくらいにね。
もしも名前を変えれば、
佐々木と言うキャラについて知りたいと思ってこのスレに来たのでなければそもそもネタバレも何もないよね?
また、そのほかの板に移転するにしても妥当な移転先がないのは事実なんだ。
だから、現状維持として待っている。
待っていればそのうちアニメに現れるはずのキャラなんだしね。
>>433 このスレの存在に完璧に適合する板がない為、
完璧に存在しない中でも、
このスレが存在するのに最も適していると思われる板を利用しているからです。
ですから、そのような板があるのでしたらおっしゃってください。
板がないなら失くせとおっしゃるかもしれませんが、
実際問題としてこのような速度でレスが延びるスレを放棄するわけには行かないと言うこともあると思います。
以上です
そういや以前「文芸・書籍サロン板」に長門スレが建ったことがあったが。
消えるときは突然だし、もしそうなった場合の移転先決めたり
する場所は一応欲しいな。
ID見たら
>>347=308が北高書いた人らしいし、信用して板
借りといてもいいかと思うんだけどみんなどう?
食い付くなって何度言えば・・・
構われたい厨房に構う厨房。
>>436 > このような速度でレスが延びるスレを放棄するわけには行かない
なんで?
ほっとけっての
>>438 移転はともかく、荒らし対策に避難所を用意して、テンプレに貼っとくのはいい考えだと思う。
以前にスクリプト荒らしで大変な目に合ったことがある経験から。
445 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 00:20:57 ID:CKz6oz6/
すこし想像力を働かせれば、こんなスレタイには出来ないと思う。
アニメを見ていた人はたしかに「キョンは昔から変な女が好きだからね」
という国木田の台詞を覚えているかもしれない。
それなら尚更
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part19【変な女】
こんなタイトルにするべきではないのでは。
涼宮ハルヒの分裂はこの部分をぼかす目的で叙述トリックを用いていた。ミステリといえる。
ミステリにおいてネタバレは忌むべき行為だ。初読者の読む楽しみをはなはだしく奪う。
そういったことを、小説とは無関係のこの板でこうしてバラされる。非常に不愉快だろう。
結局、他人の知識量や状況を考慮して自粛する、といったことのできない人たちが
ここでずっと書き込んでいる。それはこのスレッドが在るから。
このスレが在ること自体が問題だ。
>>436 話の通じない相手だとわかっただろ。
もう荒らしだとわかったよな?
わかったら相手すんな。
佐々木って意外と食べそうだな
今日のみなさんは、猛暑の所為でしょうか?独り言が多いような気がします
水分はこまめに補給して下さいね
>>447 長門とくーちゃんが対抗意識を露わにするからダメだそれは
>>448 俺たちに不足しているのは水分ではない
情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ
そして何よりも佐々木分が足りない
>>449 長門とくーちゃんと佐々木のフードバトルなる怪電波を受信
「神の器」佐々木
「私の胃袋は宇宙」長門
「天蓋知らず」九曜
九曜も大食いなのか?www
まさか喫茶店で喜緑の手をつかんだのは・・・
じゃあスレタイからは【変な女】を省くって事でネタバレは防げるだろう。
>>452 「……オレサマ――オマエ――マルカジリ」
【恋な女】を推奨
なんか「女子校生」と同レベルな気がしてきたw
なんか天使な小生意気を思い出すなw
粘着バカを餌で養殖して加速しているクソスレはここですか?
>>457 お疲れ様。
使わないことを祈ってるよ。
>>457 ありがとうございます。
確かに使わずに済むに越したことはないですが。
>>457 乙
できれば使われないほうがいいけど次からテンプレに追加しといたほうがいいかもね
「諸般の事情」ってやつで関係ないスレが立ってたり、「うわぁ」と言う感じの改変コピペが
貼られてたりしますがスルーしてください。某三大隔離板の筆頭的な板で使ってたんでw
明日にでももうちょっとまともに改造しますんで。
佐々木かわいいよ佐々木……
467 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 01:05:55 ID:hadI/UQD
>>453 それで、内容はどうするんです?
・佐々木SSの保管庫
Part1-10まで
http://blog.goo.ne.jp/sasaki_ss Part11以降
http://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/ ・佐々木 = 例の変な女
自称「キョンの親友」、中学時代はキョンの自転車に二人乗りで塾に行く間柄
キョンとは学校内外でつるむ回数がクラスメイトの誰よりも多かった
キョンは否定するも傍からみるとどう考えても...
古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
恐るべきことに名実共にハルヒと対になる神的存在であることが明らかに
・次スレは
>>970が立ててくれたまえ。立てられない時は遠慮せずに言うといい。
このスレの住人は快くキミの代役に名乗り出てくれるだろう、くっくっ
・このスレは基本sage進行だ、間違えてageるならまだしも
意図的にageるような行為は慎んでくれたまえ。
これはどうしますか?
仮にこれらも削除して、いったいこの板で「佐々木」の何を語るのですか?
「このスレッドの存在自体がアニメ視聴者にとって有害」ということがわかりませんか?
向こうの板見るとトリップばれそうなんで変更
ちなみに
◆4yCVLuCzqE =#吉田由紀
でした。
うわぁ…
佐々木かわいいよ佐々木
大学生になった佐々木さん、飲みに行く の巻
佐々木「キョン?キョン……大丈夫かい?」
キョン「ぅ……ああ、すまないな、佐々木」
佐々木「いいって、僕の方こそ調子に乗って飲ませてしまったみたいだね」
キョン「それにしても、今何時だ?」
佐々木「すっかり遅くなってしまったね。もう深夜1時を回ってるよ」
キョン「おい!もう終電無いじゃないか……参ったな」
佐々木「そうだね、どこか泊まるところを探さないと……」
キョン「いや、タクシーを使おう」
佐々木「くっくっ……この時間では深夜割り増しになる上、僕らの街までは遠い。
泊まっていった方がむしろ安上がりで済むとは思わないかい?」
キョン「いいや、少々高くついても良い。何としても帰るぞ」
佐々木「む……何故そんなに帰りたいのさ?」
キョン「何故って……お前の親御さんが心配するだろうが」
佐々木「僕の親には、さっき友達のところに泊まるとメールしておいた」
キョン「友達のところって俺の家か?ここから遠いってお前も言ってたじゃないか」
佐々木「いや、だからその辺はうまく誤魔化してるんだよ」
キョン「何で誤魔化すんだよ」
佐々木「もう!何でわからないかな?……ほら、あそこのホテルに行こう!」
キョン「おい!あそこのホテルって……キラキラしてて妙に高そうじゃないか」
佐々木「いや、ああいうのはキラキラしてるのは見せ掛けだけで……」
キョン「そうだそうだ!思い出した!橘に電話すれば良いんだ!」
佐々木「なっ……何で橘さんが出てくるのさ!」
キョン「いや、あいつ車持ってるんだよ。迎えに来させる!」
佐々木「ダメだよ!橘さんだって、もう寝てるよ」
キョン「いいぜ、叩き起こしてやる!」
佐々木(くっ……橘さんには妙に強気なんだから……)
プルルルル……ガチャ
橘『ふぁい……』
キョン「橘か?今すぐ梅○まで来い!車でな!」
橘『ええ?……今何時だと思ってんですか?』
キョン「今度牛丼奢ってやるから」
橘『……玉子もつけてください』
プツッ……ツー……ツー……
キョン「橘、とりあえず来るってさ。ん?どうした佐々木?メールしてんのか?」
佐々木「うん……ちょっと待ってて」
from 佐々木
to 橘
本文:来なくて良いから!!
車壊れたことにして!!
来たら絶交!!
橘「え?ええ〜?」
from 橘
to キョン
本文:あたしの車が森さんの陰謀により、エンジンが動きません。
牛丼は残念ですが……
キョン「な……なにぃ〜『森さんの陰謀』とかじゃなくて、手入れしてないだけだろう!」
佐々木「残念だけど……やっぱり泊まっていくしかないみたいだね」
キョン「いや……まだ……」
佐々木「……誰か車持ってるのかい?」
キョン「ハルヒが……」
佐々木「涼宮さんか……よりによって」
キョン「しかし、この時間の寝ているハルヒに電話するのは自殺行為だ……」
佐々木「そ、そうだよ!無理は良くない。だからあそこに泊まって……」
キョン「いや……もし寝てたら起こさないように、まずメールしてみる」
from キョン
to ハルヒ
本文:今から梅○に用事ないか?
佐々木「何でそんなに弱い文面なんだい……」
キョン「ハルヒの機嫌を損ねないギリギリの表現だろう?」
ピロリロ〜ン(メール着信)
from ハルヒ
to キョン
本文:偶然にも今梅○に居るのよ 車で
今、駅?とりあえず行くわ
キョン「おお!何たる偶然!来てくれるってさ」
佐々木「ぐ……偶然?」
ハルヒ到着
キョン「すまないな、ハルヒ。この埋め合わせは必ず……」
ハルヒ「当たり前でしょ!覚悟しときなさいよ!」
佐々木「涼宮さん、ありがとう」
ハルヒ「ああ、佐々木さんは後ろね(キョンは助手席)」
ピロリロ〜ン(メール着信)
ハルヒ「ん?メールだわ」
キョン「おいおい、運転中にメールするなよ……」
ハルヒ「うっさい!覗いたら承知しないわよ」
from 佐々木
to ハルヒ
本文:涼宮さん……さては張ってたね
ピロリロ〜ン(メール着信)
from ハルヒ
to 佐々木
本文:当然!あんたの浅知恵なんてお見通しよ
キョン「ふぁぁ〜……すまないがハルヒ。ちょっと寝てって良いか?」
from ハルヒ
to 佐々木
本文:こいつ殴っていい?
from 佐々木
to ハルヒ
本文:危ないから運転しててよ
私が後ろから首絞めとく
おしまい
にぶちん GJ
>>472 陰謀をめぐらして慌てる佐々木かわいいよ佐々木
て言うかどこに泊まろうとしてるんだ!!
亀だが、名前議論を見て、ながるんは意外にキャラの名前に凝ってるみたいだな
それで、みくる→未来ると深読みした俺
佐々木は女の子っぽい名前の方がよさそう
キョンが戯れで下の名前を呼んでみると、
「僕みたいな可愛げのない女には似合わないだろう?だから、その名前で呼ばれるのはあんまり好きじゃないんだ」
と、照れる佐々木を幻視した
479 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 01:42:51 ID:xT2a9HkJ
荒れてると聞いて定期あげに来ました
またお世話になります
つーか無関係なスレ巻き込もうとしてんじゃねーよカスが
せっかく離れてやってたのにな、やれやれ
>>476 の指摘にしたがってパソの変換に任せてみた
藤原→不治笑
橘京子→橘強固
九曜周防→供養蘇芳
>>476 まあ昔にな、
キョンの本名が「今日」でみくるが「未来」
みくる=キョン妹ならば、名前が繋がるぞっていう説があった。
>>481 キョンの本名って千尋って言うのもあるよね?
今日はひどいw
どこの貧乏姉妹だと小一時間
まあ佐々木が壮大だの音からは判断できないだの言ってたところを見ると
今日ってのはなさげだけど
>>482 俺としては「慧」を推したい
名字は鈴木かね
486 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 01:57:23 ID:hadI/UQD
橘京子スレもここの人が書き込んでるのか。
千尋と慧はこじつけすぎると思うなw個人的に。
呼び名なのに漢字のパーツをバラにしてもじったりはせんだろうと。
キョンの叔母が相当変人ならわからんでもないけどw
>>485 最初の自己紹介の時に「涼宮」の前の席だからってだけ
489 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 02:02:15 ID:xT2a9HkJ
定期あげ
anichara2:アニキャラ個別[スレッド削除]
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1152456218/458 458 名前:依頼の件ですが[] 投稿日:2007/08/26(日) 23:45:01 HOST:ppp122.airedge.sannet.ne.jp
>>452他過去にも出されている一連の佐々木スレについてですが、現状では依頼がスルーされているようですが
もし今回の依頼が通らない場合単にスルーするのではなくその理由を明確にしていただけませんでしょうか。
(これはローカルルールにある「削除しないことを批判する」目的ではなく、特に今回は当該スレ自体がこの論議で
荒れているためであり、削除の可否等は削除人様に一任することに変わりはありません)
とのことですが、「荒れている」とは?
思うに、アニメで「涼宮ハルヒの憂鬱」を見た人にとって
>>245>>274>>304>>307>>411>>445>>467で
指摘されたような問題をはらみつつ、このスレを残すことが「荒れる」ではないですか。
すでに指摘したにもかかわらず、なお書き込みを続けることが「荒れ」であると自分は思います。
>>487 こじつけついでに、
作者が影響を受けたと思われ、長門100冊やアニメの重要なシーンでも出てくる、
神林長平の『膚の下』というSFの登場人物に、慧の字がつかわれまくってるんだよね。
まあ鈍感フラクラキャラのキョンに「慧=さとし」って名前は合わないかもしれないがw
>>484 慧は字の形が「キョン」と読めるから、なら
俺は「初めに読んだのは親戚の叔母さん」という事実を提示するぜ?
キョンの名前のことなどスレ違いじゃないか?
wikiにのってた重村健吾にも一説あるのかな?
>>493 まぁまださっきみたいな違う板でやれな話題よりイイジャマイカ
496 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 02:37:31 ID:RRExlYq3
もう500か
ハルヒ関連では今最も需要あるだろこのスレ
ごめんスレチだね
流れを戻したかったんだ
どっかのスレであった杉田智和が個人的におもしろいと思った
確かそこでは杉が木が三本、和で一本、合計木が四本でキョンだったけな
>>497 いや。別に構わないが。このスレッド自体の整理を求めている身としては、
まだマシだとも思う。すくなくともこの件で答えをばらせる人はいないからね。
まとめwikiにつながんね
佐々木さんが500げとしたいようです。
, -‐- 、.
,'. / ト、 ヽ.
. i. ((从ソ u从〉
l. (|┳ ┳i!l
.ハNiヘ ー ノハ!.
. {iつ旦O
. とくュュュュ〉
503 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 02:51:56 ID:xT2a9HkJ
定期あげ
スレタイには【変な女】は入れたままの方がいいだろう。
佐々木を一番良く表わしている言葉だしな。
大層な理由にかこつけて今更変える必要もあるまい。
スレのこんな谷川な流れ・・・じゃない不毛な流れは早く終わって欲しいぜ。
三分以内にレスがなければ佐々木がトイレ入る時ちゃっかり後ろからついて行く
s
まだやってたのか
まったく無毛な・・・
このスレの住民はスルースキルが高いと思ってたのにな…
佐々木かわいいよ佐々木
>>511 悪いんだけど、
ちょっと投下して貰う訳には行かないかな?
今ちょっとダウンロード出来なくて落とせないんだ……
ほかに落として欲しい人がいたらで良いからさ
>>511 佐々木とキョンの心の掘り下げ方が丁寧でいいね。
お題だった「あのセリフ」への持っていき方も上手い。
異世界混入モノだと他に「キョンと佐々木の消失」があるけど、
あっちが動的だったのに対してこちらは静的で好対照。
メンタルな側面から解決を図っていくこっちの方が、俺は好みだ。
長々とすまん。つまり言いたいことは 超 G J ってことだ。
次も期待してるぜ。
>>511 ごめん、携帯からだと見れないっぽいです
まとめ待ちー
削除依頼はどうみてもただ単に嫌いなアニメのキャラスレが目立ってて目障りだから出してるんでしょ
削除人もそりゃそんなの無視します
削除人任せって、警察に見つからない限りは万引き続けるよって主張だよなぁ
>>517 このままでは公平な判断が出来ないため、
絶対的な人物に依頼しているだけです。
削除人は公平に判断してくださる事でしょうから。
そもそも、ここまでしてアニキャラ板じゃなきゃいけない理由って何?
指摘されて動くってのが負けた気がするから?子供くさい。
それともアニメに出てない、出そうもないのが他のキャラと比べて悔しい、むしろ早く出せって心理?
>>519 散々既出だから、
とりあえずこのスレの上から今まで全部見て書き込んでくれ
GJと 言われるSS 書きたいな
ポンジー 心の俳句
ポンジー=ともぞう、とは知らなんだ
525 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 10:29:24 ID:xT2a9HkJ
定期あげ
>>511 GJ。
佐々木にこんな結末が訪れて欲しいものだ。
ハレ晴れユカイ ポンジー編
ナゾナゾみたいに地球儀を解き明かしたら
そこには規定事項の連続
ワクワクしたいと願いながら暮らしている
端から見て 笑わせてくれる
時間に流され……ふん
ワープでループなこの世界で 人形となって与えられた規定を こなしてく
アル晴レタ日ノ事
魔法以上の愉快を限りなく望んでる ご苦労なことさ
明日また会うのは 決まっている事柄
うんざりだ 抗がわずに
黙って従う 僕にも
愚か者だらけだ 茶番はもういい
『大きな 夢 夢』…くだらない
色々予想が出来そうで出来ない未来
そんなもの幻想にすぎない
イライラ募って壊したいと思いもした
それでも従わずにはいられない
時間に縛られ…ふん
チープでクールな僕の役割
決められたふうに踊らされるのは ごめんだ
手と手を合わせても 未来には逆らえない
輝いた瞳では 前しか見えない
在るべき歴史たどるだけ くだらないルーティン・ワーク
不可解だ 抗わずに 黙って従う あんたが
理由も知らず 疑問も持たず
僕には 到底 出来ない
……ふん
ワープでループなこの世界で 人形となって与えられた規定 こなしてく
アル晴レタ日ノ事
魔法以上の愉快を限りなく望んでる 理解に苦しむ
明日また会うのは 決まっている事柄
うんざりだ 抗がわずに
黙って従う 僕にも
愚か者だらけだ 茶番はもういい
『大きな 夢 夢』…くだらない
>>509現状でも結構高いと思うぜ
なんか文句付けてるやつは全部同一犯でしょ
次スレでは流れが戻ることを願う
佐々木かわいいよ佐々木
>>527 こ、これはっ・・・。ポンジー主題歌決定稿か!ポンジーへの愛が深いなぁ。
>>527 ちょw まだポンジー祭り始まってねえしww
佐々木のちんちん舐めたい
533 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:21:58 ID:xT2a9HkJ
定期あげ
>>534 はためく宣伝旗を思い浮かべて、磔にされたポンジーを幻視した
佐々木団の団旗を構える勇姿くらい幻視してやれw
537 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:50:40 ID:KXXI7ZYD
もう500超えか。早いな
>>536 黒地に白文字でひらがなの「さ」がて゛かでかと書かれただけの
団旗(デザイン作成・橘京子)を連想した
>>538 きょこたんなら、紺地に白地の○さ、位のセンスを見せてくれると思うんだ。
540 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 13:05:12 ID:KXXI7ZYD
本スレにまで書かれてるな
暇な奴もいるもんだ
キョンは佐々木の家の、佐々木の部屋に上げてもらって、
佐々木がお茶持ってくる間に、佐々木のベッドで勝手に寝たよ。
だがそれは佐々木の巧妙な罠だった
「む、無毛で何が悪いんだ!」
佐々木…俺実はパイパン萌なんだ。お前のパイパンはとてつもなく似合っていたぞ。
キョン、い つ 見 た ん だ
前スレに詳細が。
550 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 14:54:52 ID:xT2a9HkJ
定期あげ
そのうちエロパロ池って言われるぞ…
佐々木かわいいよ佐々木
「僕らは親友だから、カウントされないんだよ」
とか言って、キョンとキスする佐々木。
キョンは閉鎖空間でのハルヒとのキスがファーストだと思っているが、実は……
ちょww
ここはvipじゃないぞw
ssk
ブルマーで、しゃがんでいる佐々木を前から
キミが無毛好きと聞いて(ry
_|_ . ,. ‐-ー- 、
| ,.'o´ ̄`ヽ _|_ ノ / ヽ
i 0.‐‐ ‐-l | ノハハハハハ !
l.(! ┳ ┳| !|─ ─;iリ)!
. 丶、 ヮ ノ ’ 、 - ,ノル´
⊂)"ー'゙iつ {i'つ´{つ
/ュュュュゝ / T. <
〈__八_,〉 〈_,/.ヽ__〉
>>556 佐々木さん、キョンは坊主萌えではないようですよw
スク水で胸の無さを気にしている表情の佐々木
じゃあ冗談でキョンにキスをしようと言ってる佐々木
メガネ佐々木
スナイプできないだろうけど
キョンと手をつないで笑ってる佐々木がみたい
きょこ佐々イラストはよく見かけるけど佐々キョンイラストはあまり見かけないので
佐々木団とSOS団でゲーム大会
もちろん佐々木とキョンがぺア
どんだけ待機してたんだwwwww俺涙目wwwww
一気にkskしてワロタww
お前ら待機しすぎだwwwwww
>>565 wktk
>>531 乙
おかげで読めましたわ
>>511 GJ!!
なんと頼りがいになるキョンだろうか
凹んでても佐々木可愛いよ佐々木
570 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 16:07:34 ID:KXXI7ZYD
>>471 久々にほのぼのとした良い作品を読んだ。
佐々木さんとハルヒの息はぴったりだね
GJ
571 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 16:08:16 ID:xT2a9HkJ
定期あげ
572 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 16:18:16 ID:KXXI7ZYD
僕のアンチスレができたらしい
人気者になった証拠と考えて良いんだね
, -‐- 、 ,. ‐-ー- 、
,'. / ト、 ヽ. ノ / ヽ
. i.(从ノノ 从〉 ノハハハハハ !
l (|┳ ┳i!l !|─ ─;iリ)!
. ハNヘ ー ノハ! ’ 、 - ,ノル´ そうかな?
⊂)"ー'゙iつ . ⊂}゙|†'|´{つ 人に恨まれるのは不幸だぞ
/ュュュュゝ . i´T `i
〈__八_,〉 〈_,八__〉
忘れ去られるより敵意を向けられる方がずっと幸せだよ。
特に好きな人からは
その点だけは僕と橘さんの意見が一致してね。
何ら特別なことをしなくても
宇宙人や未来人や神様に好かれているキョンには分からないことか
げえっ本当だ
だけどやっぱり佐々木さんが好き
佐々木スレの一部の住民は他スレでポンジーやら馴れ合いをしちゃうんだから
佐々木厨なんて呼ばれ方されても仕方ないわな
でもあのアンチスレ見ると夏だなと思う…
異例の事態だなそれw
まあいいや、もう触れない
佐々木スレ以外でポンジーとか言ってる奴はマジで自重しろと思う
あいつらのせいで佐々木厨とか言われてるし
とりあえずスレのふいんき(ry)悪くしてスマソ
佐々木かわいいよ佐々木
ポンジーは佐々木すれだけの方言だからなー。
他スレでは目立たなくて人気ないし、知らない人が多いと思う。
ついでにだが、個人的に藤原の事はどうでもいいと思ってる。
このスレでも見たくない
ポンジーネタを投下する際には名前ら(ry
>>579 まぁここは佐々木スレであって藤原スレではないしな
藤原ネタ自体は別に構わんと思うが、
たかが誤字をいつまでも引っ張って定着させようって流れがどうにもキモくてかなわんな。
そもそもパンジー自体、まだ藤原が名無しだったころに便宜上使ってた呼び名なんだし、
名前が確定したんだからもう藤原で良いだろ?
正直ケンタッキーをKFCと略すること位無意味だと思う。
墓に埋まるまで勝手に思ってろよ
>>582 ということはキョンの本名が明らかになれば、君は奴を本名で呼ぶんだね。
そろそろ佐々木かわいいよ佐々木
また変なのが沸いてるよ…
ずいぶんと沸点が低くなっちゃったなぁ
まったくむも
あれ、誰かに呼び止められたな……
589 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 17:23:28 ID:xT2a9HkJ
定期あげ
佐々木とハルヒがちっちゃくなったら虫カゴで飼うよ
>>590 ちっこい佐々木とハルヒを想像して萌え死んだ
キョン君の恋人
あ、駄目だバッドエンドw
>>560 ごめん、ちょいと仕事が忙しくなってきたんで
明日うpしまっす。
今夜は月食か。佐々木さんは今ごろキョンを誘っているのだろうか
>>596‐597
明日だね。
皆既月食を見ようとキョンを誘うがあいにくの雨により見れないから、
一緒に部屋で遊んでいる佐々木を夢想した
「月食はSOS団で観測イベントをやるからってハルヒが言うんでな」
と折るのが嗜み。
おつかれ。
でも使わなくてもいいのが一番だな…
そうですねぇ。「避難所」として使われることが無いのが一番いいと思います。
ただ、携帯とかで「まとめページのあぷろだだと見られない」みたいな人もいらっしゃるようなので
本スレにまとめて落としにくい長編SSとかの場合に避難所の方に貼っていただければJBBSは
2chに近いのでおそらく携帯とかでもまとめページに保管されるまでのつなぎとして閲覧可能かと。
保守を兼ねてそんな用途にでも使ってやってください。
つーか、他の人もちゃんと書き込めるか試してほしかったり。
604 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 18:52:37 ID:xT2a9HkJ
定期あげ
>>600 おっつーそしてありがとう
ホント使われなきゃそれが一番なんだけどねぇ
>>600 乙、
ちゃんと書きこめたよ
ありがとう
空気を読まず10分佐々木
609 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 20:51:19 ID:DH8qEc4I
甘いな
>>607 十数年前の武田版は死んで終わり。
数年前の二宮版はちっちゃいまま終わり。
どうせなら後者を妄想しようぜ。
ワイシャツの胸ポケットからピョコっと顔を出し、
「キョン、もう少し静かにしてくれないか」
みたいな?
アニメ三〜四期でようやく出てきそうなキャラなのにもうPart19w
612 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 21:02:25 ID:E3GWiuNH
30秒レスが無ければ佐々木はキョンのお嫁さん
>>611 それよりも一日で500レスがついたほうが驚きだ……
きっと二期のOPにチョイでるだろ
おのれハルヒ…
620 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 21:24:27 ID:xT2a9HkJ
定期あげ
佐々木、世界陸上じゃヒンヌー美女が大活躍じゃないか。
特にあのフトモモがたまら〜ん。
佐々木アンチはハルヒ
そそ、そんなことあるわけないじゃない!
勝手なレッテル貼りは止めなさいよね!
>>511 前スレ505主ですが、暫く間が空いて油断したとこに急所にきましたww
サンクス&GJ!
>>531 携帯なのでこんな良作見逃す所でした
お早い仕事感謝GJ!
626 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 22:06:08 ID:2QX/uf6Y
anichara2:アニキャラ個別[スレッド削除]
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1152456218/462 462 名前:必殺名無しさん[sage] 投稿日:2007/08/27(月) 05:18:38 HOST:220-152-21-21.rev.home.ne.jp
>>458 あのさー、ここやそこで、固定回線とPHSの繋ぎなおしで自演するのやめてくれないか。
なんでIDがころころ変わるのかがようやく分かった。
あんた、PHSで繋ぎなおしてはID変えて書き込んでるんだな。
それを人は荒らしというんだよ。
削除人の良識ある判断を待ちます。
これを書き込んだ人に質問ですが、これはいったいどういう意味でしょうか。
仮に整理依頼をした者(私です)を念頭に置いているのであれば、
レスアンカー先は誰か別の人の投稿です。
察するに、事実無根のことを意図的に書き込むことによって私を中傷するのが目的でしょうか。
とすると、そのような誹謗中傷をよりによって削除整理板で行うのがこのスレッドのいわゆる「住人」なのですか?
佐々木かわいいよ佐々木
ハルヒヲタきも…
629 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 22:13:39 ID:xT2a9HkJ
ですよねー
ハルヒが沸いたw
まて、これは宇宙人未来人超能力者異世界人のうちどれかの罠だ
夏だねえ
IDが真っ赤ワロタ
つらーれそーおーだとー思うなんてスレ違い
佐々木は夏休みの宿題を最後にやるタイプだったらおもしろいな
>>626 匿名掲示板で個人指定とは無茶ではないか?
どうしてもキミが反論したいなら名前欄に「fushianasan」と書こう。
>>626 あなたがアンカー先の書き込み者と別人であると主張できるなら、
同時にそのレスとこの住人には何の関係も無いと主張できます。
なんであれに構うの…orz
佐々木かわいいよ佐々木…
639 :
”削除”人様、ならびに各位へ:2007/08/27(月) 22:48:40 ID:2QX/uf6Y
>>635 そのようなことは、テンプレートを無視した投稿である上に事実に反してまで中傷をした
HOST:220-152-21-21.rev.home.ne.jpにでも告げてください。
アニメキャラでもなく、小説未読者であるアニメ視聴者にとって重大な「ネタバレ」行為を
スレタイ及びテンプレート、投稿内容、ハイパーリンク等によって自覚的に行い、
なおかつ「住人」にこのようなモラルに欠ける誹謗を行う者がいる。
このスレッドが存在することが非常に有害であるという充分な証左だと思われます。
なんでこんなくだらないことでスレが伸びてるん?
このスレも馬鹿ばっかり
前スレではスルーできてたのに何でこんなことに…
それをしたのがここの住人であると言う証拠を示してくれるかね?
♪煽る阿呆に乗る阿呆
ここの住人ならここで思いっきり荒らしても次スレでは仕切りなおせると信じている
ここのスレの人間はもっとスルーが上手いと思っていたんだがな
別天地を探したほうがいい。佐々木スレはたしかに板違いだ。
乗せられたら負けかなと思う。
板違いだと思うんならなんでアンチスレを立てたんだかね
くっくっくっ キョン キミの自転車の荷台の乗車権は今でも僕が保有している。
まで読んだ。
佐々木はそっと自転車の荷台に手を・・・・
まで読んだ
残念だな。荷台の乗車券はハルヒにやっちまった。
将来的に助手席の乗車券は佐々木にやらんこともない。
まで読んだような。読まないような
653 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:06:47 ID:xT2a9HkJ
定期あげ
でも、言われてることはだいたいホントのことだよね。
それなのに、なんで佐々木スレはここに居座ってるの?
数年後…とある教会で結婚式が行われようとしていた。彼女の想いは会えなかった一年間を乗り越え遂に実ったのだ!
まで読んだかもしれない
僕、ササえもん
までよみますた
そして教会に向かう途中で強盗を発見するポンジー……の姿を幻視したとかしないとか
>>654 もう何回もその質問に答えた…
過去ログ読み返してくれ…
まで書いた
佐々木は意を決した表情で言った
「好きだ、大好きなんだ」
まで読んだ。オチは読まなかったけど
>>4は読むべき
>>582 KFCはケンタッキーフライドチキンの略だろう?解っているとは思うが。
長い文字列はその存在だけで省略されても仕方ないと思うよ。
ポンジーには反対だけどね。
1年ぶりにあった佐々木は以前と全く変わらなかった
SASAKI「OH!ヒサシブリダネー!キョン!シンユー!」
別の国の人のようになまっていたり
ハリウッド映画に出ている主演男優のような顔になっていたり
体が妙にがっちりして身長が数十センチ伸びていたり
しているような気もするが以前と全く変わらなかった
662 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:14:52 ID:LJsCo3+n
このスレッド自体が荒らしでしょ。テンプレ
>>1とスレタイで小説未読者の楽しみを
意図的に削いでいる。
キョン「…ご…ごめんよ…佐々木…おっ…おれはっ………お…おれは…佐々木が好きなんだよおおおおお!!」
>>658 おまえ、また答えたいから構ってんだろ?
665 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:17:23 ID:xT2a9HkJ
つーか一々個別に対応するくらいならテンプレに入れるなりしろよな
何回も質問されるなら尚更そうしそうなもんだが
ここの連中は頭悪い奴ばかりだな
早くこの荒れまくってるスレ落としたいな
次スレではちゃんと住民はスルーしてくれると信じてる
>>662 これに加えて、
>>1のリンク先保管庫には(原作者の許諾を受けたのかどうか知らないが)
少なくともアニメキャラですらない、ネタバレキャラの二次創作がたくさんある。
だがそれがいい
そういえば高校とかは今週一杯で夏休みも終わりなんだな
やっぱ中学時代のキョンは佐々木に夏休みの宿題を見せてもらってたんだろうか
と思ったけど知り合ったのは中三の頃だったからなぁ・・・
>>667 そんなこといったら余計に…いやなんでもない
ここは一つスルーライフと言うことで
673 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:29:32 ID:xT2a9HkJ
>>667 そう言うお前は荒れてる事を意識した書き込みをして何らスルーできていない
「住民」さんよ、信じるのは勝手だが・・・まず無理だな
そうそう、松竹梅って元来 序列が無く平等だったって知ってたかい?
何故、松竹梅に優劣がついたかというと。
あっ宅配便が届いたようだ。
レクイエムだよキョン君
スキ…大好き…目の前に美少女が二人いる。
しかしどうだろうね。今の俺の状態は…ハルヒや佐々木をどちから選ばないといけないとは…
たにぐちは血の涙を流している。古泉はニヤニヤしている。まったく俺の気持ちも汲んで欲しいよ。
らくがんを水無しで一気食いしたほうがましだ。やれやれ…こんな事ならゲームで
負け続けてもいい、俺には選択件がないのかね。二人は真剣だ…鈍い俺がやっと二人の気持ちに気が付いた。
けじめを付けるにも度胸が無い…どっちもとれないしかし選ばなくてはいけない…
だー!逃げたい逃げたい。優柔不断な俺を許してくれ
677 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:33:33 ID:JmpXHdqi
未読者への配慮について多少なりと良心があれば、この板にこのようなスレを立てることは
しないと思う。少なくとも助長するようなことは書けないと思う。
佐々木と橘さんが談笑し、俺と藤原がオセロ盤を挟んで角突合せ、
九曜が何をするでもなく窓際に佇む。
そんな日常の風景を破壊したのは、SOS団の部員を引き連れて、
「あんた達、私たちと勝負しなさい!
…あれ?キョン、なんでこんなとこにいるのよ」
と言いながら入ってきたハルヒだった。
いったい唐突に何だ?
それに俺は今日は明日は佐々木団のほうに出るといってあったはずだぞ?
ま、どうしても遊び相手が欲しいなら藤原を連れて行けばいい。
一日二日帰してくれなくても俺は一向に構わんぞ。
「ちょっと、あんたは黙ってなさい。
アタシは佐々木さんに正々堂々の勝負を申し込みに来たのよ!」
ハルヒの言葉が終わると後ろに控えていた古泉と朝比奈さんが大きく頷く。
長門はいつもどおりの無表情だが、なにやら気合が入っているのは俺の気のせいか?
おい、古泉、いったいどういうことだ。勝負だって?きっちり説明してもらおうか。
なにやら不穏な空気をまとって佐々木と話しているハルヒを尻目に、
俺は古泉を締め上げる事に決めた。
俺の疑問に対する古泉のやたらと長い回答は、要約すれば次のようなものだった。
「SOS団と佐々木団で毎週勝負をしたい。競技は何でも可。
今回は佐々木が選択するが、来週からは前週の敗者が決定する。
宇宙人的な力他の使用は不許可。勝者の側の団が、一週間俺の身柄を確保できる」
おい、ちょっとまて古泉、なんだそれは。何故俺の身柄が景品になってるんだ。
ここまで書いて、スレの空気がおかしいのに気が付いた。
空気が変わるかと思って投下してみる。だれか勝負のネタをくれないか?
>>678 考えてたネタと8割以上かぶってて泣いた
>>678 昔の恥ずかしい思い出我慢大会とか
笑ってはいけない不思議探しとかしか浮かばん
>>678 ここでめがっさにょろにょろ団も出てくる
684 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:44:43 ID:hadI/UQD
ところでSS保管庫の管理人さんは、二次創作を収録する上で著作権者の許諾を
もらっているのですか?
アニメとは関係のないキャラクターですけど。
>>683 メンバーは?谷口?国木田?榎本?岡部なら笑う
687 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:52:08 ID:xT2a9HkJ
定期あげ
>>687 べつにあなたが定期あげしなくても大丈夫みたいですが?
住人でもないみたいですし、余所の方へお移りくださいまし
689 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:56:45 ID:GPBRNfrh
ageられても仕方ないよね。そもそもが板のルールを破って立てたんだから。
夏だから色々湧くんだよな。
キョンのごとくことごとくスルーだ。
ともかく佐々木かわいいよ佐々木。
>>678 脱衣麻雀。
…冗談です許してください
691 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:58:36 ID:xT2a9HkJ
俺に説得の類を試みるのは無駄というものだ
君たちと同じだよ
そもそも余所でおとなしくしてたのにここの奴が出張してきやがったんだからさ
荒らしさん、アニメ二期が始まったら消失のネタバレの方が未読者にきつくないか?
消失は先が見えないドキドキ感が見所だと思うから。
変な女の事を未読者が佐々木だと知ったとしても、そっか後で出てくるんだ楽しみだなー、
って反応が大半と思うがな。
>>685 鶴屋、朝倉、妹、貴緑と脇役四人組でお送りされていました
しかしキャラも多くなったもんだなおい
佐々木さんに、おまいら
おはようございます
ここじゃなきゃいけない理由なんて無いよね
荒らすのはかまわないけどとりあえず下げような。それだけやってくれれば文句言わんから。
697 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:05:46 ID:xT2a9HkJ
てめーらの俺ルールに従う謂れは無い
698 :
678:2007/08/28(火) 00:07:08 ID:V/GzoHuB
>>681 スマン。
>>レスくれた皆
dクス。勝負内容が思いついたら続き書きます。
ちょっとだけ脱衣が面白いかもしれんと思ってる。
>>697 謂れは有るんだけどな。意志は無いとか言えば決まったのにね。
700 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:19:06 ID:BA8RZKGU
おまえら、他スレにまで迷惑かけるな。
分かんねー!畜生!何でキョンばっかりもてるんだよ!
かんがえてみたが…俺の方が色男だし、トークだってばっちりだぜ!見ろよ。ナンパだってな。
りーち一発ツモ!ドラドラバンバンってあれえ?のってねぇや。
やめ、やめ、最近女の質が悪いぜ…俺の魅力が分からないのが多いぜ。やっぱ朝比奈さんみたいな可愛い人に、
すきと言わせてやるぜ!それまで俺は耐えてやる。かっこ
いいぞ俺!ふふふ、ん?国木田何を見て笑っている?
自分に対して嫉妬ですか?今気が付いたのか?さぁてちょうど阪中が目の前に居る。かっこいい俺を
演じて惚れさせてやるぜ!なんせ相手はお嬢様だ!男の免疫が無い!『谷口くん素敵…私と付き合ってなのね』なーんてなw
だったら善は急げだ!阪中「俺に惚れろ!」決まったぜ…あれ……おい!
なんですか?無視ですか?
wawawa
702 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:24:56 ID:BA8RZKGU
872 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/27(月) 23:53:26 ID:X7RGgJYl
今日は各種キャラスレが久々に荒れてたよぉ…
ハルにゃん助けて…
875 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/08/27(月) 23:58:42 ID:X7RGgJYl
>>873 (´・ω・)
こいつが荒らしてるのか?
相反する人たちが集まるSOS団と佐々木団、もちろ
ん応援するのは僕たちのほうだよね?キョン
あすからキミの身柄を拘束するのは勿論僕らといいたいところだけれども
すんなりとは勝てそうにないかもしれないね。非協力的な、カレが協力す
るなら、僕らにも勝機はありそうだ。
704 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:27:22 ID:oWUoqGFw
定期あげ
>>684 親告罪って知ってる?知らないよね。知ってたら同人誌はどうなのって話だもんね。
著作権侵害の罪は親告罪となっていて著作権者が訴えない限りは罪にならない。
そもそも二次創作が蔓延っている2ちゃんで著作権者の許諾がどうのこうの言っても仕方ない。
二次創作が普及すれば原作の知名度もあがるから出版社側も得をする。だから黙認してるし。
>>699 謂れ=理由。
>>697自身が従う理由は無いと考えているなら「謂れはない」で合っているんじゃないの?
完全に内面の問題だから、そんな主張をしたところで「はぁ、そうですか」と返されて終わってしまうと思うけど。
確かに、すこしでも他人のことを考えてればこんなスレッドは立てないでしょ。
つまりおまいらは、佐々木かわいいよ佐々木
って言いたいだけなんだろ。
いつからこのスレはツンデレだらけになったんだ。
>>703 だよねえ…メッセージ与えてもダメだなwww
>>4の2行目を次のテンプレで強調することを推奨
佐々木可愛いよ佐々木
>>705 触っちゃだめでしょ。
佐々木かわいよ佐々木。
反応するなと反応した相手に言うのは反応したことにはならないの?
スルーできない相手にスルーしろと言うのはスルーできていないことにはならないの?
「俺は反応するしスルーもできないがお前らは反応しちゃいけないしスルーしろ!」とでも言いたいの?
佐々木かわいいよ佐々木
さっさと新刊出せハゲ
佐々木かわいいよ佐々木
こんな流れがスレ初期にもあったような
まさかエンドレス・エイト?!
715 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:44:43 ID:aobJ3vU5
>>712 そんな理屈に気がつくくらいなら、そもそも荒らしに乗ってこのスレを存続させないでしょ。
最初のスレは、ライトノベル板のネタバレルールを意図的に破る形で立てられた。
716 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:44:45 ID:oWUoqGFw
718 :
オッサン:2007/08/28(火) 00:48:57 ID:8IhyHuz8
煽り耐性ゼロの住人萌えwwwwwwwwww
>>717 960のほうがいいんじゃない?なんかやけに消費早いし。
この速さが持続してたら
>>960で行こう。
いつもの速さなら
>>970で。
はやさはそろそろ落ち着くと信じたい。
とりあえず
つぎのスレでは
ぜ
んたいてきにまったりと
ここまで書いて飽きた
アニメと関係ない話を消去しないと問題は残る。
つまり佐々木という名前をテンプレスレタイに入れた時点でOUT。
724 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 01:04:29 ID:4ILvRIUg
そんなにネタバレが頭に来たか。
器の小さい女だ。
荒らしてるのは女だぜ。
さもしいねえ。
アニ個板の中で勢い2番目とかどんだけだよ…
驚愕マダー?
今スレが実はSS豊作である件について
xT2a9HkJは凄いな、ほぼ一日中張り付いてageてるよ。
時間が有り余ってるようで羨ましい。
それはそれとして、ネタバレはスレタイから変な女を抜きゃ解決だろ。
ネタバレ怖い奴はわざわざ未登場キャラのスレを開くとは思えんから
内容に関しては問題なし。
あとはテンプレにネタバレ警告追加するくらいか。
729 :
オッサン:2007/08/28(火) 01:17:45 ID:8IhyHuz8
>>728 また、そうやってスルーできないで煽る
だから、荒れる
ほんと低脳な住人たちですねwwwwwwww
じゃ、俺は練るノシ
730 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 01:18:24 ID:B5GoRMF7
IEでもfirefoxでもテンプレ見えてるのだが。↓がまるまる見えてる。
・佐々木 = 例の変な女
自称「キョンの親友」、中学時代はキョンの自転車に二人乗りで塾に行く間柄
キョンとは学校内外でつるむ回数がクラスメイトの誰よりも多かった
キョンは否定するも傍からみるとどう考えても...
古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
恐るべきことに名実共にハルヒと対になる神的存在であることが明らかに
こんなもん無自覚に貼ってて恥ずかしくないか?
>>730 俺は専ブラ使ってるんで他のブラウザについては分らんかった。
じゃあテンプレのレス番を下位にずらしてトップにネタバレ警告持って来りゃいいな。
>>731 こんなもんを未読者の多いアニ個板で貼っていて、なんとも思わないのがこのスレか
削除されて当然だ。
>>732 佐々木と涼宮ハルヒを結びつける時点ですでにダメだ。
そしてアニキャラじゃない。
テンプレ2つに分けたほうがいいかな?
>>1で佐々木AAとSS倉庫、避難所への案内
>>2で佐々木とこのスレについての説明みたいな感じに
ネタバレ嫌なら見なきゃいい話じゃないか…
そんなんで変えたら思うツボだ
>>735 どっちにしろ最新レスは表示される。レスの内容が見えるぞ。
て
739 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 01:34:01 ID:oWUoqGFw
定期あげ
まー、なんだ
他所に出張ってはしゃぎ過ぎたからいつもの以外にも変なのが寄ってきたんだな
今回の事で少しは自重を覚えてほしいものだけど
やれやれだ
あぁやれやれだ
やれやれだ
これは鎮静化のためにいったん非難所を使うことも本気で考えたほうがいいのかも・・・・
そんな手間かけてまで叩くほどのことかねぇ…
たかがアニメだか漫画だかの話題じゃないの。
二次元こそすべてだ
と言ってみるテスト
744 :
SS:2007/08/28(火) 02:14:09 ID:H0/b5qsu
中学生の佐々木さんの部屋にキョンがやってきた の巻
塾の無い日、一緒に勉強するためにキョンを部屋へ呼んだ。
異性を部屋に入れるなんて初めてだよ。ガラにも無く緊張してしまうね……
「じゃあ、僕はお茶を入れてくるから、適当にくつろいでてよ」
そう言って部屋を後にする。
そして、紅茶を淹れて部屋に戻ると、そこには驚きの光景が広がっていた。
「お、早かったな。お茶そこに置いてくれ」
「……いや……あの」
キョンは思った以上にくつろいでいた。
いや、そりゃ確かに『くつろいでて』とは言ったけれども、
まさか初めて訪れた人の部屋で、勝手に人のベッドに寝転んで、勝手に人の漫画を読まれているとは思わなかった。
「あ……これ妹の部屋で読んだことあるわ」
そう言って、キョンは手にしていた『快感フレーズ』を傍らに置いた。
せめて元の場所に戻してくれないかな……僕は本棚はきちんとしてないと気が済まない質なんだ。
しまった……本棚がいつものままだった……
「佐々木は案外少女漫画を読むんだな……」
早速指摘された。これは良くない展開だよ。わた……僕のクールなイメージが……
「ん?……なんだこれ?」
不意に、キョンが(僕の)布団の中に手を突っ込んだ。
そしてまたとんでもないものが出てきた……
「靴下と……ブルマー……か?」
しまったああああ!!何故そんなところに……
そう言えば、昨日は体育があって、面倒だからそのままブルマ穿いたままで……帰ってきてそこで脱ぎ散らかしたかもしれない。
ちなみに、普段は部屋ではシャツとパンツだけで過ごしているのは秘密だよ。
「お前なあ……まあ俺も人のこと言えないけどな」
ぽいっ!
あ……投げ捨てた……酷いな……そんな汚いものみたいに……
「さてと……寝るか……」
いやいやいやいや、君は勉強しに来たんだろう?
はっ!いけない!!その枕の下には秘密の写真が……
「だっ……ダメぇええ!!」
私は無我夢中でキョンにしがみ付いた。
あの写真だけは見られるわけにいかない!
「おいおい、何だよ急に……さてはお前……」
え?そんな……気付かれた?
「ここにエッチな本隠してるんだろう!!」
そう言ってキョンは僕の制止もきかずに全力でベッドを捜査しようとした。
「ちっ!!違うよ!!違うけどダメ!!」
私はもう必死でキョンの身体を押さえつけた。覆い被さるようにして、全体重を掛けてキョンに抵抗した。
「何ですか?騒々しい」
お母さんが部屋に入ってきた。
ちょうど、私がマウントポジションを取りながら、キョンの両腕を押さえつけたところだった。
「ふぅー……ふぅー……」
我ながら息が荒い。変なところを見られてしまった。
「……あのねえ……いくら好きでも、無理矢理は良くないと思うわ」
お母さんは何か勘違いをしている。
しかし、弁解をする間も与えてくれずに、顔を赤らめたままそそくさと部屋を去っていった。お父さんに変な事言わないでね。
お母さんの介入によって興醒めしたのか、キョンはそれ以上ベッドを探らなかった。
よく考えたら、何故このキョンは女性のベッドを探ることに罪悪感を覚えないのだろうか?
ひょっとして、私自身が女として認められていないのだろうか?
次の日。
「いやあ、昨日は佐々木に押し倒されて大変だった」
キョンが教室で国木田に話していた。
だめだこいつ……はやく何とかしないと……
おしまい
745 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 02:14:21 ID:GHbOEgUd
アニメに出ないキャラの話はご遠慮ください
>>744 GJ。あわてるササッキーもいいな。
あの妹が「快感?フレーズ」なんか読んでるのにワロタ。
749 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 02:21:20 ID:GHbOEgUd
佐々木好きだしこのスレもポンジー関係のネタ好きだが、橘スレで見掛けたポンジー祭りの告知みたいなのはひどかったな。ポンジーが産まれた時に広めようとしてたのもひどかったが。
ああいうのはこっちのスレだけに留めて他のスレじゃ自重しようぜ。
あがったからさげる
佐々木かわいいよ佐々木
754 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 02:35:21 ID:oWUoqGFw
>>749>>754 ____
/__.))ノヽ
.|ミ.l _ ._ i.)
(^'ミ/.´・ .〈・ リ >>1をまずは見たまえ
.しi r、_) |
| `ニニ' /
ノ `ー―i
粘着荒らし君の主張によれば、原作付き映像・演劇関係の話は2chでは御法度となる。
このスレがスレ違いかもしれない、
所謂グレーゾーンに当たる事を考慮した上で
アンチをスルーしつつ進行してればいい物を・・・
最近無駄に反論したり論争の種撒いたりしすぎですよ。
アンチを徹底スルーできない新参が他スレで暴挙に出る
↓
アンチを連れてくる
そんな構図
このスレでアンチに反応するときも
せめて佐々木っぽく書いてくれないだろうか。
>>758 くつくつ。こんなかんじかい?
それよりも僕は思うのだ。スルーは文化の極みではないか、と。
っというよりも僕にはスルー以外によいアイディアが思い浮かばないのだが。
たしかにこうやって長文を書く僕もイケナイのかもしれない。
レス事態を控えるべきか考えたところで飽きてしまったんだ。次スレのテンプレはもう少しわかりやすく改変する必要があるのかな?
>>759 く
そ
っ
た
レ
そもそもアンチに反応するなと言いたいようです
去り行く夏を惜しんで中長編投下しまーす。
花火もプールもない地味ぃ〜な夏のSSで9レス予定、では。
↓↓↓
762 :
1:2007/08/28(火) 03:55:08 ID:spWYs8z3
夏が終ってしまう、そう思った。
すすんで口に出したことはないけれど、私はこの季節が好きだった。
セミにひまわりに入道雲、この世の全てのものが躍動感に満ち溢れるのに、
ふとした拍子に切なげな顔を覗かせる静かな夏が。
過ぎ行くものだからこそ季節は美しい、それは分かっている。
でも、あの時だけは終って欲しくないと思った。だから強くそう願った。
その願いが届いたのだとしたら、きっと私があれを生み出したのだ。
彼とふたりで迷い込んだ、あの幻のような夏の迷路を――――
『夏の終わりの記念日』
ツクツクボウシに抱く俺の想いは、とてもひと言では言い尽くせないものがある。愛嬌と、そこはかとない
前向きさを醸し出すあの声が聞こえはじめると、俺が一年のうちで最も愛する季節が終わりに近づいた
ことを嫌が応にも知らされる。だから鳴き声だけに関していえば、はっきり嫌いであるはずだった。
かといって夏が終るのはセミのせいではないし、俺だって移ろいゆく季節を愛でるだけの日本人的情緒は
持ち合わせているつもりだ。どころか、この燃え尽きようとする瞬間こそが、夏が最も輝く時であるとさえ
思っていた。でもやっぱり終って欲しくねえ、いやいや今こそ謳歌すべきなのだ、そんな愛憎こもごもの
込もった一方的な感情を、俺はあの小さな夏の虫に対して抱いているのである。
「そこまで想ってもらえているなら、さぞかしツクツクボウシも光栄だろうね」
含み笑いでそう返したのは、クラスメイトであり塾の臨席の主でもある佐々木だ。まあ、俺のこんな勝手な
思い込みで、連中が6年も土の中にいたことが報われるとも思えんが。
「それは正確ではないね。セミの幼虫が何年間を地中で過ごすのかは、実はよく分かっていないんだ。
俗に6年間と言われるのは、アブラゼミの研究が元になっているらしいけどね。一説によればツクツクボウ
シの幼虫期は1〜2年というから、キミの一方的な恋慕でも案外報われるかもしれないよ?」
その無駄に豊富な知識で、俺がセミに抱いていた敬意を安っぽいものにしないでもらいたい。今のひと言
で、おまえは確実に日本中のツクツクボウシを敵に回したぞ。一斉に襲われても知らんからな。
とはいえ、こいつの明晰な頭脳に大いに助けられていることもまた事実だった。学校の成績は緩やかなカ
ーブで上昇線を描いていたし、なんと8月中旬までに全ての宿題を終らせるという快挙まで、今年の俺は
成し遂げていた。母親は地元の高校が甲子園で優勝したかのような喜びようだったが、遊びたい盛りの中
学生としては、夏休みのほとんどを夏期講習に明け暮れなければならなかったのは痛恨の極みと言える。
くそ、せめて午前で講習が終る今日くらいは遊び倒してやる。
「それはいい考えだね、キョン」
佐々木の顔が、一気に15センチは近づいた。ことあるごとに俺に勉強させようとしていたこいつに、こんな
食い付きをさせるほどの何が俺のセリフの中にあったんだ?
「いいかい、中三の夏は一度しか来ないんだよ? 確かに僕らは受験生で、その本分が勉強であることは
否定しない。でもキミは目覚しい成長を見せ、課題も早々に済ませるという驚くべき結果も残している。
そのために尽力した僕も含めて、僕らには少しばかり羽根を伸ばす権利があるとは思わないか?」
去年まで羽根を伸ばすばかりで飛びもしなかった俺からすれば、即座かつ無条件に同意すべき意見だが…
やはり同じ中学生、つまり、こいつも遊びたかったのだ。佐々木が急に身近に感じられた。そういえば、
こいつとは一緒に勉強をした記憶ばかりで、遊んだ覚えはほとんどないな。だがこれだけ馬が合うんだ、
きっと楽しい時間になるに違いない。
「おし、じゃあ…祭りも終っちまったし時間的に贅沢もできないし、プールにでも行くか?」
「いや、僕は古本屋に行きたい」
―――はい? 俺は耳を疑った。さっきこいつに覚えた親近感が一挙に遠ざかっていく。この暑い中どんな
羽根の伸ばし方をするかと思えば、古本屋巡りですか佐々木さん?
「失敬だな、人を珍獣を見るような目で見ていないで、まあ聞きたまえ。古本屋が目的であるのは間違い
ないんだけれど、この場合、多分に手段が目的になっていてね…」
聞けば、この街でもかなり古い一画にその古本屋はあるのだという。佐々木も一度しか行ったことがなく
場所もうろ覚えな上、バスが入れないほどに路地が入り組んだ街区なのだそうだ。
「徒歩だと遠いし、途中に結構な坂があるので自転車でも億劫でね。ついつい行きそびれていたんだが、
うん、キミが一緒なら実に心強い」
763 :
2:2007/08/28(火) 03:56:30 ID:spWYs8z3
ちょっと待て、この残暑の真っただ中で、俺にヒルクライムをしろというのかおまえは?
「いいところだよ。郷愁を誘う路地に風鈴の音色、軒先の金魚蜂。そんな空間を、うろ覚えな古本屋を
訪ね歩いてちょっとした探検をする。これはこれで、面白そうだとは思わないか?」
なんというか、実に佐々木らしい変化球だ。俺はひそかに興味を引かれ始めていた。
「プールやお祭りもいいけれど、僕はこんな、静かな夏の過ごし方にも魅力を感じるのさ」
例のくつくつ笑いを向けられて、俺の心は決まった。ノスタルジック空間も悪くないかもしれん。
-------------------------------------------------
だらだらと続く坂道の途中で、俺は早くもその決定を後悔していた。Tシャツは汗でべっとりと体に張り
付き、最初は気張って二人乗りをしていたママチャリも、とうの昔に「押し」が入っている。おい佐々木、
これじゃ俺が一緒に来た意味ないだろ、全くもって泣ける状況だ。
そんな俺の様子を見て佐々木は可笑しそうに笑った。どうやらこいつ自身はまんざらでもないらしいが、
いったい何がそんなに楽しいんだろうね。やっぱりこいつは変わってるな―――だが、何とか坂を登り切
った俺たちが最初の角を曲がった瞬間、景色は一変した。
年季の入った板塀、カラタチの垣根、まだなお白い漆喰の土塀。俺の家の近所では珍しくなった類の
敷地囲いが続く路地が、その先でYの字に分かれて消えている。雑多な囲いの奥にたたずむのは古い
木造の家々だ。いわゆる格式あるお屋敷ではない。ごく庶民的な民家が、ただその年代だけを古くして
軒を連ねている。強い日差しにコントラストを増したそこは、まさにちょっとした異空間だった。
「どうだい、汗を流して来るだけの価値はあるだろう」
汗を流すどころか、金を払う価値くらいはあるかもしれんぞ。景観保護区に指定して観光地にだってでき
そうだ。俺は、この街にこんな場所があるのを全く知らなかった。
「こうした景観が残っているのはほんのわずかな一帯だし、すでに新しく建て替えられた家も多い。今から
観光地化するのは難しいだろうね。それに、いつかは消えてしまう風景だからこそ、ここは魅力的なのだと
僕は思う。キミが夏の終わりが好きだというのも、それに近い感覚なんじゃないか?」
佐々木にしてはずいぶんと感傷的な意見だが、これには同意せざるを得ない。それより、おまえが言ってた
古本屋ってのはどこにあるんだ?
「僕の勘が確かならば、その先のY字路を右だ」
記憶じゃなくて勘ときたか。まあいい、せっかくだから迷子を楽しもう。俺は、荷台にちょこんと腰掛けた
佐々木を乗せて、真夏の路地へとママチャリを走らせた。
右に左に十字に分岐する、垣根と塀に挟まれた路地を、6割が勘で4割が記憶だという佐々木の道案内を
頼りに先へと進む。駄菓子屋に金物屋といった、今や絶滅危惧種といえる商家の店先をかすめ、角を曲が
った先に突如として現れる小ぶりな階段で自転車を担ぎ、神社の鳥居や延々と続く石垣を横目に俺たちは
走った。佐々木の言うとおりごく狭い区画なんだろうが、見通しが効かないために無限回廊に迷い込んだ
ような錯覚に陥る。
「ああ、あの柿の木には見覚えがあるな。う〜ん…確か次を左だったと思う」
非常に頼りない佐々木のナビに文句をつけながらも、俺はこの状況をかなり楽しんでいた。知らない道を
走るのはただでさえ心が躍るのに加え、この巨大アトラクションめいた異空間ときた。これで童心に返るな
という方が無理ってもんだろう。
「だんだん思い出してきたよ。このまま直進すると左手に小さなお堂があったはずだ。それを過ぎてふた
つめの十字路を右に曲がってくれ」
徐々に正確さを増してきた佐々木の案内に従うことしばし、鬱蒼と繁る竹薮の脇に目指す古本屋は現れた。
「地球堂」と書かれているのだろうか。達筆すぎて却って読みづらい看板をくぐり、俺は佐々木に続いて
店内に入った。古紙特有の黴臭さが鼻を突く。クーラーが動いている気配はないのに、薄暗い店の中は
ひんやりと冷たかった。
「懐かしいな。ここは哲学書が充実していてね、以前父に連れて来てもらったんだ」
こいつの博覧強記ぶりは親父さんの影響か? まだ幼かっただろう娘を哲学書に堪能な古本屋に連れ込
むとは、ずいぶんととんがった教育もあったもんだ。俺は雑多に積まれた本に足をとられながら、難解な
タイトルが並ぶ書籍の谷を眉をひそめて見上げた。ダメだ、俺には理解できそうもねえ。
764 :
3:2007/08/28(火) 03:57:54 ID:spWYs8z3
「くっくっ、そんな難しい顔をすることはない。読みたい本が見つからない時は何でもいい、タイトルや
装丁にインスピレーションを得た一冊を手に取ればいいのさ。いわゆるジャケ買いだね。読み手側が
先入観さえ持たなければ、この世に面白くない本など一冊もないんだよ、キョン」
そう言って、佐々木はぎっちりと詰まった本棚を実に楽しげに物色しはじめた。嫌な予感がする。まさか
厚物を山のように買い込み、一緒に荷台に収まって家まで運ばせるつもりじゃあるまいな。佐々木だけが
幸せそうに笑っているその末期的なビジョンを頭から振り払う。
だが、俺の不安は杞憂に終った。佐々木が選んだのは、哲学書というより詩集に近い印象を与える薄めの
一冊だったからだ。
「では購入してくる。少し待っていてくれ」
店の奥で化石のように鎮座する店主に向けて、佐々木は古書の谷間に消えて行った。
-------------------------------------------------
「せっかく来たのに、一冊だけでよかったのか?」
来る途中で見つけた駄菓子屋の軒先に座り、よく冷えたラムネを喉に流し込みながら佐々木に聞いた。
「今日は手段が目的になっていると言っただろう、十分さ。それに厚物を山のように抱えて、僕だけが幸せ
そうな顔をして荷台に納まるわけにも行くまい」
キミの心配事などお見通しだ、といわんばかりの笑みを浮かべて、佐々木は手元の詩集に目を戻した。
沈黙が訪れる。なんとはなしに、俺はすだれ越しに空を仰いだ。
鮮やかな夏空を背に、大きな入道雲が湧き立っている。陽光が瓦屋根に眩しく照り返り、石垣でトカゲが
チョロリと動く。かき氷の吊るしを揺らす風には、微かに秋の気配が感じられた。
いい気分だ。花火ともプールとも違う、素顔のままの夏がそこにあった。遠くでツクツクボウシが鳴いて
いる。その他に聞こえるのは、隣で佐々木がページを繰る静かな音だけだ。ふたりでいるのに会話はない、
でも、その距離感が心地よかった。俺はそのまま長いこと、長閑な夏の空気を堪能していた。
「―――しばらく二人で黙っているといい。その沈黙に耐えられる関係かどうか」
いつのまにか、俺と同じく空を仰いでいた佐々木が呟くように言った。なんだそれ、格言か何かか?
「気にするな、ただの独り言だよ」
佐々木はそう言って詩集をバッグにしまい、ラムネに口をつけると夏空に視線を戻す。
また、あの心地よい静けさがあたりを支配した。ツクツクボウシが鳴き止もうとしている。
「嫌だ、まだ終らないでくれ―――」
「え?」
俺が聞き取りそこねた佐々木の言葉を風がさらい―――ちりん、と風鈴が鳴った。
と―――
気が付けば、目の前に女の子が立っていた。
白いワンピースに麦わら帽子、透き通るような肌と艶やかな黒髪。
露出オーバー気味の背景に、陽炎のように輪郭がぼやけている。
麦わら帽子の鍔に隠れて、その表情は見えない。
俺の妹より少し幼いくらいの年だろうか。
それは、夏が人の姿をとって現れたような白い少女だった。
そして少女は―――くつくつと笑って、言葉を紡いだ。
「じゃあ、ちょっとだけだよ」
再び風鈴がちりん、と鳴り、白い少女は真夏の陽光に掻き消えた。ツクツクボウシが鳴き始める。
動き出した時間の中、白昼夢のような光景に呆然となった俺が隣を見れば、佐々木もポカンとした顔で
俺を見つめ返している。今のはなんだ? 僕にも分からない、そんなアイコンタクトを交わして、俺たちは
なんの変哲もない、駄菓子屋の前に広がる夏の風景に揃って向き直った。
「子供のいたずらだったんだよ、きっと」
荷台に座る佐々木が背中越しに言う。でもな、俺にはあの子が急に現れて、急に消えたようにしか見えな
かったぜ。おまえもそうなんだろ? ふたりまとめてそんな体験をするか普通。
「それだけ僕らが呆けていたってことさ。無理もない、あの場所は―――そこ左折だキョン、そうさせる
だけの独特の空気があった」
帰り道をかなり正確に覚えているらしい佐々木のナビに従い、俺はハンドルを操る。確かにあの駄菓子屋
の軒先は、いつまでもこうしていたいと思わせる引力めいた何かを帯びていた。そんな場所でいい具合に
脳をとろけさせていれば、突然現れた子供にも気づかない―――か?
765 :
4:2007/08/28(火) 03:59:29 ID:spWYs8z3
「現に僕らは子供の姿を見て、声も聞いている。もしキミの言うように僕らの意識がはっきりしていたの
なら、あの子が急に発生して消滅した理由を、量子力学的観点から考察しなければならないよ」
そういう身も蓋もない言い方をされてもな。とはいえ、俺も幽霊を見たような恐ろしさを感じていたわけ
ではない。むしろ綺麗で珍しいもの、そう、例えば虹を見た後のような気持ちでいた。
「美しいものが見られた、それでいいじゃないか。あぁ次を右だ。まあ正直なところ、僕もこの場所から
帰らなければならないのは少々残念だけどね。それくらい今日は楽しかった、ありが―――」
そこで、俺は目の前に現れた光景に自転車を止めた。せいぜい恨みがましい目をして佐々木を振り返る。
なるほど。おまえ、帰るのが惜しくてこんな道案内をしたのか?
「え、えっ?」
佐々木が驚いた視線を向けたその先には、「地球堂」という看板を掲げた、古ぼけた古書店があった。
-------------------------------------------------
かくして、俺はいま自分の自転車の荷台にまたがるという、人生初の体験をしてるってわけだ。道すがら、
いきさつを話そう。
「馬鹿な、ありえない。僕のナビゲートは完璧だったはずだ」
帰りの道順に絶対の自信を持っていたらしい佐々木はそう言い切り、逆にジトーッとした目を俺に向けて
きた。あ〜つまりなんだ、俺が指示どおりに自転車を走らせなかったと、そう言いたいのか佐々木よ。
「そうは言ってない、ただ、その可能性も考慮に入れるべきということだ」
言ってることが何も変わっていない気がするぞ。
「とにかく可能性がある以上は、アプローチの方法を変えて検証するしかないだろう」
そう言うが早いか、佐々木はいそいそとママチャリのサドルを下げ始めた。ちょ、何してるおまえ!?
「今度は僕が運転する。キョン、キミは荷台だ」
というわけで、いま俺の目の前には佐々木の背中がある。さすがにその細い腰に手を回すのは気が引け
たので、俺は荷台の前部をつかむという窮屈な姿勢を強いられていた。
「お堂が見えたら次を右、柿の木を左手に見てふたつ先を左……」
インプット済みの道順を呪文のように繰り返しながら、佐々木は重そうにペダルを漕ぐ。うなじには玉の
ような汗が浮かんでいて、なんとなく照れ臭くなって俺は目を逸らした。俺を後ろに乗せて夏の真昼間に
自転車を走らせるのは、インドア派の佐々木の足では辛かろう。
「おい佐々木、きつくなったらいつでも言えよ。あんまり無理すると膝を壊すぞ」
「次の次の角を曲がれば終わりだ、何とかなる。僕に任せておいてくれたまえ」
そして、俺たちは本日三度目となる、達筆すぎて却って読み辛い「地球堂」の看板を目にしたのだった。
シャリ…と、隣で涼しげな音がする。
「かき氷、冷たいよキョン」
「そうか、この心太も冷たいぞ」
暑さと疲労で脳をやられているためか、俺も佐々木もアホのような感想しか出てこない。どこまでも続く
陽炎の中、虫捕り網を持った子供が数人、駄菓子屋の前を走っていった。
あの後、都合8回に渡るノスタルジック空間脱出の試みは、ことごとく無残な結果を晒すこととなった。
俺が運転を代わり佐々木が携帯のGPSを起動させ、道行く人に聞き込みをして別ルートを開拓、果敢に
前に進んだ。それでもダメと分かると、駄菓子屋で50円で売っていた精度も怪しい子供用コンパスにさえ
手を出した。だが何度挑戦しても、結局あの古本屋の看板からは逃れられなかった。
おまえのGPSがいかれてるんだ、いやキミが道を見落としたに違いない、そんな不毛な言い争いを最初
のうちは続け、お互いにむっつりと黙り込み、それにも馬鹿馬鹿しくなって再度協力体制を築いても問題
が解決するわけでもなく、ただ疲れ果て、最後にはふたりで大笑いしながら自転車を走らせるという地獄
絵図にまで至ったうえで、俺たちは今こうして、駄菓子屋の軒先でぐったりとしているわけだ。
太陽はまだ真上にある。とっくに傾いてもよさそうな時間をここで過ごしたと思うのに、おかしなことも
あったもんだ。だが実際に時計を見ても、それほど時は進んでいない。まあ時計がそう言うのなら間違い
ないんだろう。楽しい時間はあっという間に過ぎるもんだが、今日は逆だな―――いや、楽しくもなかっ
たか? さっきから思考力が働かない。頭がぼうっとした。
「のぼせとらんと、これで顔でも拭きんさい」
おわっ! 頼むから婆さん、急に顔を出さないでくれ。すっかり顔なじみになった駄菓子屋の婆さんが、
奥から冷えた濡れタオルを持って来てくれた。
766 :
5:2007/08/28(火) 04:00:50 ID:spWYs8z3
「効くぅ〜」
佐々木の名誉のために言っておくと、これは俺のセリフだ。だがありがたい、キンキンに冷えたタオルを
首にあてると、ほんの少し意識がはっきりしてくる。それは佐々木も同じのようだった。
「GPSまで使って迷うなんて普通じゃありません。このあたりの道はそんなに複雑なんですか?」
「はぁ〜、あたしゃ経済のことはよく分からんけんども、この界隈じゃ昔から人がよう迷うでの」
「でも、それほど広いエリアではないんでしょう?」
「そうさねぇ、高台の上だけじゃったら、ぐるり3kmもないじゃろうな」
婆さんのボケにはあえて突っ込まずに俺は考える。周長3kmに満たないエリアからどうしても出られない、
いくら道が入り組んでいるからといって、そんなことがあるだろうか。やっぱり何かがおかしい。
「まぁ慌てんと、ゆっくりしていきなされ。まだ夏休みじゃろ? ほっほっ、若い恋人さんは羨ましいの」
「いえ違います、彼とは友人関係です」
「そう照れんでもええて、ほっほ、めんこいめんこい」
やれやれ…俺は、お約束の勘違いをして奥に消えていく婆さんから表通りに視線を戻し―――
「佐々木、あの子だ!」
「え?」
軒先から伸びる路地のはるか向こうに、陽光にきらめく麦わら帽子を被る、白いワンピースの少女を見た。
-------------------------------------------------
自転車に乗るのも忘れて俺は走り出した。佐々木は、あの子が突然現れて消えたのを見間違いだと言っ
たが、俺はまだ納得できていなかった。確証があったわけではない。ただ、白い日差しを背負った少女の
登場シーンがあまりにも非日常的で、それがGPSを使っても出られないこの小さなエリアの持つ非常識
さと、根っこで繋がっているような気がしたのだ。
ここから出られないことと、夏の化身のようなあの白い少女には関係がある、俺の直感がそう告げていた。
「非論理的だ、因果関係を証明する材料が何もない。頭を冷やせキョン」
俺は後ろに続く佐々木に問う。じゃあお前は、コンパスを見ながら北に進んでいたのに南端に出たのを
どう考える? GPSのグリッドが、突然あらぬ地点に移動したのをどう説明する?
「コンパスはおもちゃのような代物だったし、この暑さだ、GPSが壊れることだってある。僕らはただ迷子に
なっているだけだ、冷静に考えれば分かるだろう」
それなら聞くが、佐々木よ。おまえは今までどおりの方法で、まだここから出られる気がするか?
「それは―――」
佐々木は二の句を継がなかった。こいつも本当は分かっているのだ、これは異常な状況だと。ただ、俺よ
りもはるかに現実的な思考を持ち、それを裏付けるだけの情報も豊富にあるが故に、この状況を頭からは
認められないだけなのだ。路地にたたずむ少女が近づく。
「分かった。納得はできないが、あの子に話だけは聞いてみよう」
そして、少女は口元に笑みを形作り、カラタチの垣根に挟まれた横道に姿を消した。
俺たちの前を少女が駆ける。黒髪が揺れ、ワンピースがひるがえる。カラタチの路地から土塀の路地へと
右に左に奔放に、踊るような足取りでどこまでもこまでも駆けてゆく。その距離が縮まらない。なぜだ、と
俺の中の冷静な部分が問いかける。相手は年端も行かない子供だ、それなのに―――
眩暈がした。強い日差しにホワイトアウトした路地に白い少女が舞っている。麦わら帽子から覗く髪だけが
吸い込まれるように黒い。青い空、入道雲、焼けた石垣。狂おしいまでの夏の情景が陽炎に揺らぐ。
―――ああ、ここはまるで、夏の迷路だ。そう思ったのを最後に、俺の意識は暗転した。
佐々木の声の向こうで、ツクツクボウシが鳴いていた。
「ん……」
ちらちらとした光が眩しくて、俺は目を覚ました。陽光を透かした木の葉の間から木漏れ日が注いでいる。
そこへ、ひょこっと佐々木の顔が現れて俺を見つめた。その口元に優しげな笑みが浮かぶ。
「おはようキョン、気分はどうだい?」
「ここは、どこだ? 俺は…」
「近くにあった神社の境内だ。暑さにあてられたんだろう、キミは無理をしすぎだよ」
額に違和感を覚えて手をやると、水に濡れたハンカチが乗せられていた。そうか、俺はあの子を追いかけ
ている途中で…
「僕にとっては結構な重量物であるキミを運んできたんだ、感謝したまえ。それと、そろそろ足が重くなって
きている。もし元気があるようなら起きてもらいたいのだが」
そのひと言で頭が冴えた。がばっ、と起き上がって後ろを見れば、案の定、俺の頭を乗せていた部分を
ほんのりと赤くした佐々木の白い脚があった。あ〜、つまりこれって…
767 :
6:2007/08/28(火) 04:02:29 ID:spWYs8z3
「それから水分を取ったほうがいい。塾で飲みきれなかった残り物で恐縮だが、手水場の生水よりは
はるかに衛生的だろう」
そう言って、佐々木は半分ほどに減った緑茶のペットボトルを差し出してきた。礼を言ってキャップを外
したものの、そこで俺の手は止まる。こういう場合、このまま口をつけちまっていいのかこれ?
「キミの躊躇が衛生面から来るものであるとしたら、少なくとも僕の方は気にしないと答えておこう。ただ
し、その他の側面からの躊躇であるとしたら、それはいわゆる恋愛感情を持つ者が感じるべきものだ。
では、ここでキミに質問だ。僕らの関係を端的に表す単語として適当なものは何かな?」
……はい、友達です。
「そういうことだ。ためらう理由など何もないことが分かったら、速やかに水分を補給したまえ」
そうだ、こういう奴だった。恋愛感情を精神病のひと言で切って捨てるような女偉丈夫なのだった、こい
つは。だから俺は、お茶のことも運んでくれたことも膝枕のことも全部まとめて付けて―――
「ありがとな、佐々木」
と、それだけを言った。お茶を飲み干すまでの間、こいつの視線が妙に気になったのはこのさい秘密だ。
-------------------------------------------------
喉を潤して境内の木陰に涼をとってみると、頭が冷えてきたせいだろうか。なぜあれほどあの少女にこだ
わっていたのか、理由が分からなくなってきた。佐々木の言うとおり、俺たちはただの迷子ってことで十分
説明がつくような気もする。
「中三にもなっていたいけな女の子を追いかけ回すなんて、キミは直感よりも世間体を気にするべきだね」
そう言われてしまうと返す言葉もない。でもな、あの子を追いかければここから出られるんじゃないかと、
あの時はそんな気がしたんだ。確信に近い感じだった。
「それでキミが倒れてしまっては元も子もないだろう。まぁせっかくだから、もう少しこの状況を楽しんだら
どうだい? まだまだ時間に余裕はある」
そうだな、と俺は思った。どこぞの軍隊が誤射したミサイルや、どでかい隕石が落ちてくるような派手さ
こそないものの、これはかつての俺が望んでいた非日常に近いものであるはずだ。エンターテイメント症
候群とのお墨付を佐々木から頂戴した身としては、これを楽しまなければ嘘ってものだろう。だから…
「よっ!」
抱えていたものを吹っ切る意味も込めて、俺は近くの木にとまっていたそいつを素手で捕まえた。途端。
シャアアアアアアアアアーーーー!!!!!
耳をつんざく大音量が発せられた。しまった、オスだったのかよこいつ! 手の中で即席の音波兵器と
化したクマゼミを慌てて空に放る。やれやれ、捕まえる前にちょっとは鳴いてくれよ。
「―――すごい」
その声に振り向けば、佐々木の大きな瞳がさらに大きく見開かれ、熱っぽく俺を見つめていた。
「セミが手で捕まえられるものだとは知らなかった。キミはすごいよ、キョン!」
ちょ、本気か佐々木? ガキの頃に外で遊んだ奴なら誰でも知ってるぞ。
「それに、あんなに大きな声で鳴くなんて! いまのはクマゼミだろ? 他のセミはどうなんだい?」
ああ、あんな馬鹿でかい声を出すのはクマくらいだが……なぁ佐々木、おまえも捕まえてみるか?
「えっ? い、いや、僕にはとても、あんな電光石火の神業は…無理だ」
まいったな、こいつ本当にセミの捕り方を知らないらしい。幼虫が土の中に何年いるかなんていうマニア
ックなことは知ってるくせに、実践はからっきしってわけか。
よし、じゃあ佐々木、あそこにいる間抜けそうなアブラを狙ってみよう。ゆっくり近づいていって、セミが
鳴き止んだらこっちも動きを止めて、また鳴き出したら接近―――いいぞ。ちょっと腰をかがめて、その
感じだ。それを繰り返して、手がセミから20cmの必殺の間合いに届いたら、下から一気に―――
ぱしっ、ジイィィィィィーーー!!!
「よっしゃ!」
我がことのように声を上げたのは俺だけだった。佐々木は信じられないものを見る目つきで、自分の手の
中で鳴き声を上げるアブラゼミをしばらく見つめてから―――満面の笑みをたたえて、俺を振り向いた。
その後、駄菓子屋に停めっぱなしだったママチャリを回収するついでに捕虫網と虫かごを調達した俺たち
は、神社に戻りセミ捕りに明け暮れた。捕まえたり逃げられたりするたびに、コロコロと表情を変えて一喜
一憂する佐々木の様子がたまらなく面白い。ションベンをかけられた時の顔なんか最高だったぜ。
768 :
7:2007/08/28(火) 04:03:50 ID:spWYs8z3
そんな佐々木も、田舎の従兄弟相手にならした俺の指導で、その場にいた全ての種類のセミ―――アブ
ラにはじまりクマにミンミンにヒグラシ、それに最難関であるツクツクボウシまでを、ついにコンプリートした。
初戦でいきなり素手捕りを成功させただけのことはある、いい筋してるぜ。
受験生の男女がなにやってんだろうね、という突っ込みはこのさい野暮ってもので、俺たちはさながら
志望校の入学試験に向かうかのような真剣さで、心ゆくまでセミ捕りを堪能したのだった。そう、こういう
遊びにこそ本気になるべきなのさ。こんなにも楽しい日は、めったにやっては来ないのだ。
カラカラと車輪が音を立てる。自転車を押す俺の後ろに続くのは捕虫網を持った佐々木だ。神社で
捕まえたセミはキャッチアンドリリースの精神に則り全て逃がしてきたが、他の虫も捕まえてみたい
というこいつのたっての希望で、帰りの道を探しがてら、こうしてふたり歩くことになった。
「やっ! …ああ、逃げられた」
おいおい、トンボは上級者向けだぜ? だが意外だったな、こいつがこんなに虫捕りにハマるなんて。
「得られる興奮はスポーツのそれに似ているし、なにより直に自然を知ることができる点がいい。うん、
これはなかなかアカデミックな娯楽だね」
虫捕りをそんなふうに評したのはお前が初めてだよ。さすが、セミが手で捕れることを知らなかった奴は
言うことが違うな。
「くくっ、実践経験が不足していたことは素直に認めよう、お陰でいい勉強になったよ。書籍偏重もほど
ほどに、ということだろうね。まさか古本屋巡りがこんなことになるとは、とかくこの世は面白い」
陽がほんの少し傾いていた。体感上では、とっくに日が暮れていてもおかしくないくらいなんだが。
「なあ、キョン」
なんだ?
「その、キミさえよければでいいんだが、また……」
佐々木の言葉はそこで失速した。俺は内心苦笑する。まったく、普段あれほど口が回るくせに変なとこ
ろで素直じゃないなこいつは。でもな佐々木、皆まで言う必要はないぜ。おまえと過ごした今日この日は、
今年の夏休みで最高に面白い一日だった、俺が保証する。国木田や須藤には悪いが、おまえと遊ぶと
こんなに楽しいんだってことに、もっと早く気付くべきだった。ずいぶんと損をした気分だ。だから佐々木。
「秋になっても冬になっても、ずっと一緒に遊ぼうぜ」
足を止め、振り向いてそう言った俺の言葉に、佐々木はこれまで見た中で最高の輝きを瞳に宿して答えた。
「あくまで勉強の合間にだよ、キョン」
-------------------------------------------------
そして。あてどなくぶらぶらと路地から路地を歩くうち、ふと何気なく曲がった角の先に広がる光景を見て、
俺は思わず絶句した。佐々木の提案に乗ってしまったことを激しく後悔しながら汗まみれになって登った
あの坂が、いとも簡単に、あっけらかんとしてそこに現れたからである。
「出られた…?」
間違いなかった。だらだらとした傾斜で下界に続く日差しに焼かれたアスファルトは、俺の記憶と寸分の
違いもない。不意に笑いが込み上げてきた。なんのことはない、佐々木の言ったとおり、俺たちは絡んだ
紐のようにのたくった路地の中で、ただ迷子になっていただけだったのだ。麦わら帽子の女の子なんて
全く関係ない。俺はなんで、あんなに必死になっていたんだろう。
「なあ、佐々木―――」
苦笑を浮かべて後ろを向いた俺は、そこに佐々木の姿が無いのを見て―――再び絶句した。
「佐々木!?」
呼んでも返事はない。冷たい汗が背中を伝った。あの白い陽炎の向こうにあいつが消えてしまったような
気がして、俺は自転車を放り出してもと来た路地に駆け出した。
ふたたび目の前に続く路地また路地の光景に、目も眩むような夏の迷路のイメージが甦ってくる。嘘だろ
おい、勘弁してくれ、あそこに囚われたら誰も帰って来られないに決まってる、だから頼む、出てきてくれ
佐々木! 闇雲に角を曲がる。瞬間―――
769 :
8:2007/08/28(火) 04:05:08 ID:spWYs8z3
「きゃっ!?」
「うわっ!」
あやうく人とぶつかりそうになった俺は急停止して、一拍遅れてそれが佐々木であることに気付いた。
「さ、佐々木?」
「キョン?」
お互いに豆鉄砲を食ったような顔をして、しばしの間俺たちは見つめ合った。本当に、佐々木だよな?
「ひょっとして、僕を探してくれていたのか? すまない、ちゃんと声をかけたつもりだったんだが…
うまく伝わっていなかったようだ。今ちょうど、こちらから電話をかけようかと思っていたんだよ」
体から力が抜けていく。つまり、なんだ。佐々木とはちょっとの間はぐれてしまっただけで、俺がまた勝手
に取り乱したと、そういうことか? やれやれだ、まったくもって今日の俺はどうかしてるぜ。
と、そこで佐々木が手に持っているものが目にとまった。見覚えのある麦わら帽子が。
「途中の空き地にあの子がいたのでね。お別れの挨拶をしていたら、どうやらキミとはぐれてしまったら
しい。この帽子は彼女がくれたんだ、今日の記念に、と言ってね」
そう説明すると、佐々木はおどけたふうに麦わら帽子を被った。どう見ても小さすぎる。それに今日の記
念って何だ、人生最大の迷子をした記念か?
「さあね、あの子にとっては何か特別な日だったんだろう。お礼に今日買ってきた本をあげてきた、まだ
読める年だとも思えないが」
ちょっと待て、それじゃあ何のためにここまで来たんだか……もうわけが分からん。
「今日の目的は、それに至る行程にこそあると言っただろう。そういう意味では、僕らは十分にその目的
を果たしたのだからこれでいいのさ。それより、帰り道は分かっているのだろうね」
俺の目を覗き込んだ佐々木は、クツクツと喉を鳴らした。
あっけないほど簡単に戻ってきた坂道の上、自転車の荷台に佐々木がちょこんと座る。虫かごと網を持ち、
小さすぎる麦わら帽子を首の後ろにまわして。少し傾いてはいるものの陽はまだ高く、じっとりとした
残暑が世界を支配していた。俺は少し欲を出す。
「なあ佐々木、時間も妙に余ってるし、やっぱりこれからプールに行かないか? 途中でおまえの家に寄っ
て、その、水着とって来てさ」
「ふうん、やけにプールに拘るねキミも。でも僕の家に寄るというのはいいアイディアだ。塾で出された
今日の課題くらいなら、付き合うのに吝かではないよ。学生の本分は勉強だからね」
ぐあ、薮蛇だったか。こんなに暑くていい天気なんだから、今日くらいはいいじゃねえか。
「過ぎ行くものだからこそ季節は美しいんだよ、キョン。ずっと遊んでばかりいたら、まるで終らない夏の
ようになってしまう。いつかは飽きて、疲れてしまうだけさ」
そうか? 俺ならいくらでも遊び倒せると思うけどな、ずっと続く夏なんてものがあったら。
「またキミはいい加減なことを言って。いつか本当に、そんな世界に閉じ込められてしまっても知らないよ?
今日はもう十分すぎるほど遊んだのだから、諦めて勉学に励みたまえ。冷えた麦茶とお菓子くらい
はご馳走しようじゃないか」
やれやれ…俺は観念した。こうなったらもう、佐々木を止めるすべは無い。あとはひたすら学生の本分と
やらを全うするまでだ。ペダルを漕ぎ出す。
微かに秋の涼しさをはらんだ風が吹いた。もう夏も終わりだ。俺は、腰に回された佐々木の手が来た時より
も強く締め付けてくるのを感じながら、日差しに焼かれた坂道を下って行った。
770 :
9:2007/08/28(火) 04:06:38 ID:spWYs8z3
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遠くでツクツクボウシが鳴き止んだ。
彼の後を歩く私がふと空き地に目をやると、あの女の子が手を振っていた。
麦わら帽子に白いワンピース。夏の化身のようなその姿で。
彼女と話さなければいけない、そんな気がして、私は空き地に足を踏み入れた。
あなたは誰? と私が問うと、わたしはあなた、と少女は答えた。
からかわれているのかと思ったけれど、少女がくつくつと笑うのを見て、私は信じる気になった。
じゃあ、今日のあれはあなたの仕業? 私の問いに、少女はこくりとうなずく。
この子は私だ。ということは、つまりあの夏の迷路を生み出したのは私ということになる。
それほどまでに強いものだったのだろうか、あのとき抱いた私の想いは。
ふと、苦笑する。
普段なら絶対にこんなことは考えない。きっと暑さにあてられたのだ、彼と同様に。
それでも私は、ありがとうと、白い少女にお礼を言った。
今日という日がとても素晴らしかったという、まじりけのない気持ちを込めて。
すると少女は、これをあげると、私に麦わら帽子を差し出した。
私はこの子だ。ということはこの子にとっても、今日という日は大切なのだ。
それならば私からも、なにかを贈るべきなのだろう。この日にふさわしい記念の品を。
麦わら帽子を受け取りながら思いつく。そうだ、あれならぴったりだ。
あの強い想いを抱くに至った、夏の迷路で見つけたキルケゴール。
小さな手でそれを受け取ると、少女はふたたび、真夏の陽光に霞んで消えた。
遠くでツクツクボウシが鳴き出した。
気がつけば、私は空き地にたったひとり。どうやら彼とはぐれたらしい。
でも心配することはない。いまの私は、夏の夢から覚めている。
あのとき抱いた終わりへの不安は、もう欠片も残っていなかった。
見上げる空には入道雲。私は麦わら帽子を手に歩き出す。
今日はかけがえのない記念日だ、彼との絆を手に入れた。
秋になり冬がきて春を迎えても、これからはふたり一緒に歩いていける。
近すぎず遠くもない、この心地よい距離感をまもって、
過ぎ行く季節を大切にかみしめながら進んでいこう。
夏の終わりの記念日に、私はそう、心に誓った。
Fin
↑↑↑
以上っす。読了ありがとうございましたー。
ハルヒに比べて出力低そうな佐々木の神様能力で
エンドレスエイトやったらこんな感じかな、という妄想です。
一部の描写が京極堂入ってますが、ご愛嬌ってことでw
乙!こういうの好きだ
>>770 うおぉぉぉぉなんつー爽やかな話を書くんだ! こういうの大好きなんだよ超GJ!
ひょっとして神人の歌書いた人か? 相変わらずうまいなー
気を抜くと佐々木のセリフがムスカの声で再生されてしまうのですが、どんな修行をつむべきでしょうか…
解体新ショーの平野綾の声を70%の速度で再生して聞く。
これが佐々木ボイスだ。
この間久々にローゼンを見たら、
蒼星石の声がささっきーにいいなって思った
778 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 08:46:21 ID:Zgz+EsxB
アニメではどなたがこのキャラの声あてをされてたんですか。
ここの集団はファンを装ったアンチ
板違いを繰り返してハルヒを叩かせるのが目的。
>>770 名前欄にSS。
こういうときこそ守った方がいいと思うぜ。
782 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 09:52:46 ID:4ILvRIUg
>>770 いいねいいね切ないね!
佐々木が非常に魅力的に書かれてるよ。お見事!
乙でした!
佐々木「キョン、あのね……好き。
……いや、ダメだ。僕はこんなキャラではない。
もっと論理的かつ学術的に……ダメ。
今日は寝よう。告白するのは来週でいいや」
>>770 昼の休憩にいいものを読ませていただきました
GJ!!
佐々木「くぱぁ」
788 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 13:27:04 ID:oWUoqGFw
単発に反応しといて言ってる事とやってる事がまるで逆だな
国木田「佐々木さん、いいこと教えてあげよっか」
佐々木「なんだい?国木田」
国木田「実はね、キョンはカチューシャ萌えなんだ」
佐々木「萌え?」
国木田「そして、眼鏡属性あり」
佐々木「ふーん……で、何故それを僕に?」
国木田「別に……」
佐々木「くっくっ……変なの」
次の日
キョン「どうした?佐々木、急に眼鏡なんか掛けて」
佐々木「いや、僕は元々近眼だったのさ」
キョン「へえー」
佐々木「………………」
キョン「…………何だ?」
佐々木「いや、あの……カチューシャ……」
キョン「あ?あぁ、良いんじゃないか?」
佐々木「…………それだけ?」
キョン「あぁ」
佐々木(おかしいなぁ……)
キョン(変な佐々木……)
休み時間
国木田「佐々木さん、まんまと引っ掛かったね」
佐々木「国木田!これはどういう……」
国木田「少なくとも、僕の中では、君がキョンを好きなことが確定したわけだ」
佐々木「あ!……そんな……」
国木田「ふふふ……何してもらおうかな」
佐々木「くっ……」
国木田「とりあえず、今日一日ノーパンで過ごして」
佐々木「な!……」
国木田によって、乙女の純情を利用されてしまう佐々木。
果たして彼女の操はどうなってしまうのか!
俺達の闘いはこれからだ!
おしまい
くにきだ黒いよくにきだ
さて、カチューシャと眼鏡をかけた佐々木の絵を希望しようか
フラクラKなら自分のフラグだけでなく黒国木田のフラグまで粉砕してくれることだろう。
>>770 こういうノスタルジックの好きだなあ
読んでいい心地になった
>>789 勝手に続き
国木田に言われるまま僕はノーパンで授業を受けている。
思ったよりスースーする。やはりスカートを穿いているのに、恥ずかしいなどと思っていたら
「おい佐々木、椅子のしたに消しゴムが落ちたから拾ってくれないか?」
キョンが話かけてきた。
「ま、待ってくれ今は駄目だよ。我慢してくれないか?僕のを貸すから」
キョンは僕の顔を見つめている。やだ…そんなに見つめないでくれ…
「お前に悪いから俺が今拾うよ。少し椅子をどいてくれ」
キョンの行動は早く、僕の足元に腰をおろした。キョンは何故か動かない、まさか!
キョンの目線は僕のスカートの中を見ていた。
>>794の続き
(小声で)
佐々木、お前はしっかりしてる割に時々間抜けな行動をするが、
まさか、パンツを穿いてくるのを忘れるとは思わなかったぜ。
まったく、メガネに意識が行って忘れてたのか?
心配しなくても誰にも言わないさ。安心しろ。
だがとりあえずスパッツでも穿いておいた方がいいぞ。
>>787 推奨ってのはつまり本人の良識に依るってことだろう?
わざわざその推奨を「無視」してまで長文レスをだらだらと垂れ流すのはどうかと思うがな。
そもそも嫌い人も居るんじゃないの?別にここはSSスレじゃねーし。
全員がSS読みに来てるわけじゃねーだろ。
無視したんじゃなくて忘れてただけじゃね?
わざわざ故意にやったのだと解釈しても自分と周りがイライラするだけで良い事は何も無いと思うぞ
次からは気をつけようくらいの気持ちでいこーぜ
>>787 ヒント、同一ID無し
まぁいつもの空気になったわけだ
799 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 15:25:30 ID:oWUoqGFw
定期あげ
キョン言うべきセリフ違う!
>>801 わかった。
キョン「佐々木、実は俺ノーパン萌なんだ。お前のノーパンとてつもなく似合っているぞ」
見られた方向は無理がありそう
>>789からの分岐に期待
>>802 国木田「ふふ、参ったよ。僕の負けだ。佐々木さん、キョンとお幸せに」
806 :
女達の妄想:2007/08/28(火) 16:02:22 ID:SCy9eRib
あの悪夢から一週間が過ぎた。勘違いからハルヒ達に受けた怪我も癒えた。
まったく、困ったかぎりだ。今だに誤解を解けずに地獄を味わっていた。
そして今日もまた、俺、古泉、藤原それと谷口。何故谷口が居るのかとというと
たまたま団活が終わった時にたまたま彼女等を見つけて、かなり気に入ったみたいで、
橘と佐々木を紹介しろと煩かったのでこの場にいる。これも規定事項なんだろうな。藤原も相変わらずムスっとしている。
「なあキョンよう、彼女達の中で一番でかいのは誰だよ?」
ピクッ部室の中に緊張が走る。俺達三人は顔を見合わせた。
「すまんが谷口、その手の話題は勘弁してくれないか?嫌な事が起きる感じがする。」
藤原も古泉も同じ事を思っているようだった。
「すみませんがやめませんか?その手の話題は危険な香がするので…」
「……ふん……また怪我するのは嫌だからな。」
ま、とうぜんだ。打撲や間接が外れていたりトラウマが…思わず震えてしまう。
「は?何でだよ!お前達勘違いしてねえか?…………だよ!」
その頃丁度ハルヒが部室に入ろうとしていた。
「また、変な会話しているわね…どうせまた、くだらない話でしょうね。」
するとまた部室から話し声聞こえた。もちろん部屋の四人は聞かれている事はまったく知らない。
「なーんだ!アッチの方の話かと思ったぜ。なんせお前からの話題だからな」
古泉も安心しながら会話に参加した。
「そうですよ。あなたは知りませんが、我々は死ぬ思いをしましたからね…」
そうだぞ谷口空気嫁と言いたくなったが今日は大丈夫なはずだ…何故なら
今日は、ハルヒは佐々木達を迎えに行っているから遅くなるからと
言っていたから安心していたからだ。早く帰ってきていることを知らずに…
「俺達の中で見ると古泉が一番でかいな。次は藤原かな?」
「そうだな。俺とキョンは同じくらいだろ?少し俺の方がでかいんじゃないか?」
嘘だろ?実は俺の方がでかいね、お前はどんな目をしている。お前、その年で老眼鏡が必要じゃないか?
「やれやれ、仕方がないな、証明してやるぜ。立ってみろよ谷口!おい古泉、藤原見ていてくれないか?どっちがでかいか勝負だ!」
「え?どっちがでかい?勃って見せる?まさか部室内で…キョンのアレ…」
この時、外にいるハルヒは何やら興奮しているようだった。
「どうかしました?中に入らないのですかあ?」
「涼宮さん、何かあったのかい?くっくっく、またキョン達が撲達の悪口を言っていたのかい?」
ハルヒは顔を真っ赤にして背後に居る友人達に会話の内容を言うのであった。
「ええと、やっぱり説明しなきゃ駄目?あの…その…キョン達は、ア…アレ…のでかさを(でか竿)…比べているみたいなのよ…///」
「………私と言う固体もアレには興味がある…知りたい。聞き耳をたてるべき…」
するとまだ現状を把握できていない橘が
「周防さん、アレって何ですか。分かります?」
「――――ち――ん――ち――ん…ポッ」
その場に居た全員が顔を真っ赤にしていた。
ドアに変なシルエットが見える。ハルヒ達が帰ってきたようだな、なぜすぐに入ってこなかった?
その後女性陣は落ち着きが無くあたふたしていた。俺達の話を聞いていたのかな?それなら顔が真っ赤にするわけ無いし、
ただ俺達身長を計っていたのにな。
完
空気嫁無い俺を許してくれ
ちょっと遅れたけど、
>>770 GJ和みながら読ましていただきました。
いいですねぇ……
>>789 く、国木田……何があった!?
て言うよりお前は好きな子に悪戯したい小学生か?
もしくはおじさん……
>>770 遅れたけどGJ!
8月ももう終わりなんだよなぁ
>>806 第二弾ktkrwwww
とりあえず実際にアレの長さを比べた場合「美しい」のは誰かと考えた俺は
完全変態を遂げた男なのかもしれん
アンダードッグが想像できるぜw
>>744 キョン「いやぁ、昨日佐々木がいきなりプロレスごっこ始めてさぁ」
ある冬の休日、同級生の友人達と買物に出かけた。
「まず、このデパートに行こう。」
「うんそうしよう。」
あ、「親友」である彼がデパートに入るのが見える。1年近く会ってない。懐かしさで自然と早足になる。
会って何を話そうか。心臓の鼓動が早まる。
彼に声をかけようと思ったその瞬間。
「キョン、早く来なさいよ」
元気そうで美人の女の子が彼の袖を引っ張る。
「おい、袖が伸びるじゃないか。」
「ほんとのろまなんだから。早く来なさいよ」
呆然と立ち尽くす私。友人達が私に追いつく
「どうしたのササッキー?」
「佐々木さん、顔が真っ青じゃないの」
「ごめん、気分が悪いから先に帰るね」
「大丈夫?」
私が帰った後、友人達はこんなことを話したらしい。
「どうしたのかしら佐々木さん。急に気分が悪くなるなんて」
「あの時、ササッキーが男の子を追いかけていたのに気付いた?」
「全然」
「あれって、佐々木が男の子を追いかけていたの?」
「彼はササッキーの中学時代の恋人で、北高に行ったのだけど、今の彼女と仲良くしていたんでササッキーがショック受けたのだわ、きっと。」
「元彼のことは聞いたことあるわ。佐々木、まだ未練があったんだ」
「ひょっとして、声がでかい美人の女の子に振り回されていた男の子?」
「そうだけど」
「声がでかい女の子って、彼女、涼宮さんじゃないの。」
「知ってるの?」
「同じ東中出身なので知ってるのだけど。すごい変人なの。北高に行ったはずだから佐々木の元彼とは同級生か。」
「でも、ササッキーに勝ち目なさそうね。胸とか顔の出来とかが圧倒的に負けてるから」
「あちゃー、その顔で佐々木さんの顔を評論するのか」
「性格では佐々木が勝ってるはずだわ。涼宮さん性格最悪だし。」
「キョン君。キョン君というのはササッキーの彼なんだけど、キョン君は鈍いから彼女のように積極的じゃないと駄目なんじゃないのかな?
引っ込み事案のササッキーには無理か」
彼と別れて1年近くになる。彼との事が昨日のようによみがえる。
かじかんだ手を重ねた朝、陽だまりの教室での会話
伸びた影を一つにした夕暮れ、自転車の後ろで聞いた子供時代の話
星空のバス停で、また明日と言ってくれた何気ないあいさつ
出会いの春、灼熱の夏、落ち葉の秋、木枯らしの冬
積み上げた思い出をキョン、今はもう覚えていないのですね?
一年前のことを思い出すと、息がつまり、水の中で溺れているような気分になった。
卒業式の日、私は言った。
「これでお別れだね、キョン。でも、たまには僕のことを思い出してくれよ。
忘れ去られてしまっては、いくら僕でも寂しくなるというものだ。覚えておいてくれ」
また連絡してくれ、とは言わなかった。
何故私は彼に連絡しなかったのだろうか。
いや、その前に何故私は彼と違う道を歩いたのだろうか。
彼と同じ高校に行けばその後も「親友」の関係を続けることができる可能性は高かったはず。
また、彼に(その時は私自身も自覚していなかった)自分の思いを伝えることができれば「親友」以上の関係になれたのかもしれない。
しかし、私はどれもしなかった。
それは、私が臆病だったからであろうか。親に「あんな馬鹿者と付き合うな」と言われていたためであろうか、
それとも彼が私を忘れることはない、とうぬぼれていたのであろうか?
その数日後、私は超能力者を名乗る少女:橘に出会った。彼女によると、涼宮ハルヒは現在神様で、私の方が神様にふさわしいらしい。
「信じられないな。そんなこと。
それに、それを信じたとしたら私とキョンは敵同士になる」
「たとえ敵になったとして、それは一時的なことですよ。無視されるよりずっと良いですし。」
そう、橘さんの言うとおりだ。
春休み最後の日、私は彼に再会した。
人生を左右する出来事があったはずなのに、彼は以前のままだった。好きだったあの頃のまま。それが不思議だった。
でも、彼がずっと私を忘れたままであり、私など路傍の石としか思っていなかったのは悲しかった。
どうせなら、親友でなく恋人と自己紹介した方が良かったのかも。
私は悲しかった。彼にはかけがえの無い「恋人」が存在し、今の私などどうでも良いことがわかったから。
私は一人が寂しかった。表面的ではない、真っ向から私を向き合ってくれる存在が欲しかった。
二度目に再会した時、私と彼は敵同士になった。
「佐々木、あんな奴らと付き合うな。それは俺達の敵だ」
「でも僕にとっての敵じゃない」
僕にとっての敵は涼宮さん。そして、キョン、君かもしれない。
私は望む。彼がもう一度私の方を見ることを
それがたとえ、親友や恋人でなく、敵という存在だったとしても。
橘さんも思っているはずだ。独りでいるより、たとえ敵であろうと誰かがいる方が良いと。
忘却されるよりも敵意を向けられる方が幸せだと。
キョンにはこの気持ちは理解できないだろう。宇宙人の朝倉さんも持ったであろうこの気持ちを
涼宮さん。あなたは昔そう思ったことはないのかな。
(終わり)
>>813 切ないなぁ……佐々木……
佐々木かわいいよ佐々木
816 :
812:
どうですか?こんな感じで。
このスレの普段の佐々木さんとは一味違うのが出せたと思います。