3
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/08(土) 19:54:16 ID:mAJPZQON
7 :
あの人:2006/04/08(土) 20:02:26 ID:r6FS7vwq
>>1お疲れさまです。
まとめの人さんも、まとめサイトの更新、お疲れさまです。
ID:ionx51MSの場合
【本スレ】
310 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 11:49:06 ID:ionx51MS
夜の学校って何だか某魔物を狩る人を思い出すな・・・w
312 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 16:42:01 ID:ionx51MS
シラネ、ニート志望なんじゃねえの?
【音夢スレ】
518 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 00:40:09 ID:ionx51MS
おんむが犯した罪は計り知れない
アイシアを悪役にしたて、さくらも利用した挙句に捨てて、そしてことりを踏み台にした罪
その罪は子に孫の代まで永遠に続く。何代に渡ろうとも決して許されない罪だ
朝倉家は一生疎まれて孤独に滅びてしまえ
520 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 01:14:39 ID:ionx51MS
孤独に滅びてしまえ
523 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 11:40:28 ID:ionx51MS
>>522 結果として他のやつも貶める形になったことを未来永劫の罪と言ってるんだよ
自分勝手で他人のことなんか考えずに自分だけが幸せならそれでいいというおんむの厚かましさ
本当、おんむ厨もおんむと一緒で自分の事しか考えてねえ、物分りが悪ぃなあ!
525 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 14:43:51 ID:ionx51MS
1000年の罪を背負いながら孤独に滅びてしまえ
【ことりスレ】
98 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 00:32:02 ID:ionx51MS
よし、曲芸はOVA作るな
俺が作ってやるよ。みんな洗脳から目が覚めて、
アイシアとさくらとことりが団結しておんむを追い出すと
そして最後にDCSSの正統派ヒロインであることりを祭り上げてめでたしめでたしと
なんだ、こんな簡単なことじゃないか。誰だって作れるぜこんなの
【ヒナスレ】
152 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 01:13:48 ID:ionx51MS
>>151 君、もう来なくていいよ。はっきり言って
154 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 01:17:36 ID:ionx51MS
>>153 超ムカつくしそういう発言されると萎えるから
ID:drXXQMaMの場合
【本スレ】
524 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/19(木) 10:25:34 ID:drXXQMaM
>全然関係無いハズの作品同士のキャラのカップリング
それだな、それ。恋愛関係に持ち込みたくてもこれに違和感抱いて邪魔をして
あと一歩というところが踏み出せないでいるんだよなぁ
作品を越えた恋愛というものは果たして成立させることができるのだろうか、この二人は
【音夢スレ】
544 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/19(木) 00:26:35 ID:drXXQMaM
r──‐/´ ̄二ヾ´ ̄ ̄`ィ二´ ̄\-─┐
|====| l≧‐''` ´丶≦l |:.==|
ヽ l l´ 、 ヽl l:.:. l
l l l l l l |:.:. 〈
| | | /l l l l | l: |:.:. |
|===:| トl、L__ハ, 、レ__Lノ l |:===|
ヽ_.| |!<c゙;;.j´\/イ;J:゙.>l ! l、___,ノ
/ハ! ヽハ ヒ.ソ ヒ:.ソ jl」/ ヽ\
/ ノ/| l ゝ、:::: , :::: ノノ ヘ \
>>543さんには死んでほしいのですが
/ (..ノ ノ Y ノ、 _ ‐ _,..ィ ) `)、 ヽ
//ハン / (ィ'´ :l  ̄´ l `トゝ、 ( ノ /`ヽヽ
/:.:.:./f´r-、こ/ヽ }|| || / r‐ヘ (__ゝ、 ';:.ヽ
ノヽ/ ` .ン l ( (ィl| `" " llヽ、'ーァ |_..)´ ゙、:.〉
/_ ノ | |__|| ||__/l | Vヽ
// l !l___〉ー----‐‐|l.__/ l `ヾ
// | 〉 ハ、、_,、、ハ |! l 丶
´ l {ー'`ヽ、i__!:;ノ し'} !
l l |c| :l l
| l lol :: { l
547 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/19(木) 10:20:30 ID:drXXQMaM
なんと絶滅したと思われるおんむ厨に出会えるとは!?
ありがたやありがたや・・・・
さて、お前らで最後だから滅ぼして今度こそ絶滅だなwwwwww
【ことりスレ】
368 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/19(木) 00:20:12 ID:drXXQMaM
>>367 sine、糞コテ
まさか600台で容量オーバーになるとは思わなかった…
前スレ660は容量嫁
>>10 今までは、立てるのが早いって言われていて、今回はギリギリまで待っていたからなぁ。
案外、毎回こんなもんだったんじゃないのか( -∀-)ノよぅ
>>1 スレ建て乙。
前スレ
>>655-660 GJ!結局トトカルチョwwwwwwwwwwwwwww
敢えて言うなら容量ミスが辛かった
確か1スレが960、2スレが911、3スレが890だったと思う
4スレは700後半か800前半じゃなかったっけ?
あらためて、見直してみたら、今回だけバカ早かったんだな。
>>15 キリの良い所まで投下出来たもんだから容量オーバーして6スレが立っていた
事にさっき気が付いたよ… ○| ̄|_
>>17 SS少ないから大丈夫だと思ってたが、AAが結構張られてたからな…それも
原因の一つかも知れない。
今後の為にスレの容量の見方をだれか教えてください…
オレはクラシックだけど、たまに直接見に来て容量チェックしてる( -∀-)ノよぅ
なんか便利なのがあるなら知りたいけど。
少し流れが遅くなった分全体の書き込みに対するSSの割合が増えたんじゃないだろうか
やっぱりブラウザ入れないと表示されないのか…特にブラウザ入れる必要は
無いと思ってたんだが、やっぱり入れたほうが良いのかな?
実際、それでミスったようなもんだし。
……てか、自作パソな人なの?
さてバトルスレの新スレ一発目が、あの人の超クオリティに対して、こちらの新スレ一発目は
オレのしょーもないネタの後編か( -∀-)ノよぅ
まぁ投下、引き伸ばしてもショウガナイしなぁ。
「いっしょに入る?」に対するシン・アスカの応答シミュレーション その7
ことり「災難でしたねぇ」
眞子「全く、なんだって突然雨なんて降るのよ」
萌「まぁまぁ眞子ちゃん。とりあえず、お風呂をお借りしていいですか」
ことり「はい。今、シン君が……」
シン「だいたい入ったよ。どうする?」
眞子「どうするって、入るに決まっているでしょ」
ことり「人数のこと、言ってるんじゃないでしょうか」
シン「うん。眞子たちの家の風呂と違って、こっちは普通の広さだから」
眞子「そんなの気にする必要ない。……っていうか、アンタも一緒に入る気
じゃないでしょうね」
ことり「さすがに4人はキツイなぁ」
萌「そうですねぇ」
シン「勝手に話を進めないでよ。オレは後から1人で入るって」
眞子「当然でしょ。ね、白河さん」
ことり「ねぇシン君。正直に、いっしょに入りたいって答えてくれたら、それ
でも良いんだよ」
眞子「白河さん?」
シン「……正直ありのまま答えてます。オレは後から入る!」
萌「では、眞子ちゃんと白河さんで、私とシン君で入りましょう」
ことり「えぇ?」
眞子「ちょっと、お姉ちゃん。話聞いてた?」
萌「はい〜。もちろん、ちゃぁんと聞いていましたよ〜」
シン「いや、それ以前にオレ、男なの忘れてない?」
ことり「安全すぎてちょっとって感じの男の子だけどね」
眞子「ん〜、どっちかというと、迫るタイミングをことごとく外していく男
の方が合ってない?」
ことり「それ良いです。言い得て妙ですね」
シン「失礼な!」
眞子「失礼も何も。あんた傍から見てると、みんなの輪の中に入れず周り
をウロウロする小学生みたいな態度をとっているって、気が付いて
ないの?」
ことり「気が付いていたら、直してますよぉ」
シン「うぐぅ」
萌「あらあら、やっぱりシン君は小学生だったんですねぇ」
眞子「お姉ちゃん、ソレ言い過ぎ」
シン「笑うなよ、眞子」
萌「では先ほど決めたとおり、私はシン君と入りますねぇ」
シン「入りません。1人で入りますから…って、腕を引っ張らないでください」
腕を振り払うことが出来ず、萌に連れて行かれるシン。
見送る、ことりと眞子。
眞子「白河さん。どうする?」
ことり「そうですね。とりあえず、何秒くらいでシン君が逃げ出せるか賭けますか?」
レイ?「待ち給え。これでは、ことりタンの萌え話では無いではないか」
杉並「少し感じが違うな。バレル、倒れた時、打ち所が悪かったのか?」
アスラン「懐かしい雰囲気だ、これは?」
キラ「……キミは、いったい……」
レイ?「あなたには分かっているだろう」
杉並「サッパリ分からんが」
レイ?「いえ、そっちではなくて。キラ・ヤマト!あなたには分かっているだろう。
オレはラウ・ル・クルーゼだ!!」
「いっしょに入る?」に対するシン・アスカの応答シミュレーション その8
クルーゼ「……っくしゅん」
キラ「あなただけは容赦する感情など湧きもしない。吼えろ、ストライクフリーダム。ボクを
守護する女神と共に戦慄の理を持ち、蒼天の剣舞を彼の者の瞳に焼き付かせ、永遠の静
寂を与えん。
全砲門一点集中! フゥッルゥッバァァァアアッッスットォ――――ッ!!」
レイ?「生身の人間相手にMSで攻撃だとぉ。にょはぁぁぁぁああっ…………真っ白に燃え尽きた
よ、ギル……ガクリッ」
キラ「安心しろ、クルーゼ。赤き女神が見えただろう。この世で迷うことなきよう、彼女が冥
府へ連れて行ってくれるさ」
杉並「女神とは、ヤマトの守護霊のことか。それだと冥府は、お前の背中ということになるな」
アスラン「それはいいが、また欠番か。やれやれだ。そろそろロリ系がいいな。芳乃さくらでも行
ってみるか」
杉並「待つんだ、ヅ……ザラ。彼女は……」
「いっしょに入る?」に対するシン・アスカの応答シミュレーション その9
さくら「うにゃ〜〜〜〜〜。ずぶ濡れだよぉ〜〜」
ことり「災難でしたね」
シン「まぁとりあえず風呂に入ろっか。さくら」
問答無用で、さくらを抱えるシン。
さくら「うわぁあ。何するんだ。離せ〜」
ことり「ちょっとシン君? 何してるの!?」
シン「何って? さくらと一緒にお風呂に入るんだよ。大丈夫。小さい子と
入るのは慣れてるんだ。5分で済むよ」
さくら「私は子供じゃ…」
シン「分かってる。お風呂じゃ子供扱いなんてしないよ」
さくらの背筋に寒気が走った。ニヤ付く顔を抑え、必死に冷静に振舞お
うとするシンの不気味さに気が付いた。
さくら「た、助けてぇ。白河さ〜ん。お兄ちゃ〜ん」
ことり「シン君。待って……」
ことりの呼び声に振り返るシン。ノシノシと近づいてきて
不敵な笑みと共に、こう言った。
シン「ことりも、いっしょに入る?」
ことり「えぇ? いや、私は遠慮しとこうかなぁ……あ、あは、あはは」
さくら「ちっ、ちょっと白河さん、助けてよぅ」
無言で手を合わせ謝る、ことり。ひたすら陽気なシン。
さくらは、シンの腕の中で暴れながら連れて行かれるのだった。
アスラン「白河ことりが目立たないとか主旨が変わっているとか置いといて…。誰だ? この変態は」
杉並「芳乃さくらは地雷だと言おうとしたんだが、遅かったな」
アスラン「地雷って。シンのヤツ、何かあったか?」
杉並「実は今まで黙っていたが、シンはリアルマユ、すなわち、10歳前後の明るく元気な
少女がストライクゾーンなのだ。ちなみに本命は日野まどか」
キラ「それで、なかなかロリキャラが登場しなかったんだねぇ」
アスラン「『〜だねぇ』って呑気に言うことか。これでは他のロリ系キャラも使えないじゃないか」
キラ「確実に開通されちゃうもんねぇ」
杉並「では、次は、どうする?」
キラ「次にいくのもいいけど、他のキャラと絡むと、ことり分かシン分が少なくならない?」
杉並「ふむ。では、基本に戻り、なおかつ応用編を見せようか」
アスラン「なんだと?『基本』で?『応用』だと?」
「いっしょに入る?」に対するシン・アスカの応答シミュレーション その10
うたまる「にゃあ〜」
シン「ついてないよな。いきなりの雨なんて…」
うたまる「にゃっふん」
シン「大丈夫か?くしゃみして。一緒にシャワーでも浴びるか?」
うたまる「……にゃあ?」
シン「拒んでもムダだぞ」
…で、うたまる片手に浴室へ入ろうとガラっと戸を開けると
湯船に、ことりが…
ことり「ひゃっ……シン君?」
シン「あっ……ことり?って、わぁぁああぁ。ご、ゴメン」
…だから、あわてて戸を閉めた。脱衣所にシン。浴槽にことり…
シン「ワザとじゃないんだ。ゴメン、本当にゴメンorz」
一時の間。ちゃぷっと湯が跳ねる音。近づいてくる音?
引き戸が滑る音。
ことり「……ねぇ、シン君」
シン「何でしょうか?」
…顔を上げるシンの視界には、曇りガラスに肌色モザイクが滑らかな
女性の体のライン映し出してた。驚き、さらに上を見上げると、引き
戸の少し開いた所から、頭だけを出して見せる、ことりの笑顔が…
ことり「いっしょに入る?」
シン「ちょww待www。そ、そんなこと出来るわけないだろ〜〜〜」
…赤面し、すっころびながら立ち去っていくシン。
アスラン「それだ!! それならシンの察しの悪さに関係なくイベントに入ることが出来る」
杉並「いわゆる『お風呂でバッタリ』という基本であり、『いっしょに入る?』の応用編でもある」
キラ「でも、コレなら一緒に入っちゃうでしょ。ボクなら入るね」
アスラン「オレだったら……。というか、オレ達は、こんな無駄な妄想で大喜びしているんだ?」
杉並「割り切りたまえ。考えたら負けだぞ」
「いっしょに入る?」シミュレーション・終
……前編と後編のバランス悪……orz。次回はちゃんとやるさ。
よぅさんのことりマジいいキャラしてるな〜。GJ!
よぅさんGJ!!
ワロスwwwwww
>>25 DELLの奴なんだけどね、それとも見方が解らないだけなのか?今度パソコン
に詳しい友達に聞いてみるよ…
よぅさんGJ!ワロス
アスラン「そろそろロリ系がいいな」
アスラン「誰だ? この変態は」
お前もなw
とりあえずスレ立ったばっかりで容量気にしないで居られる内に前スレ660
の続きを投下します。
シン、主人公になる編 続き。
シン「はあ…結局まだ元の世界には戻れてないのか…オレずっとこのままなのかなあ〜」
音夢「兄さんやっと起きたんですか?休みだからってだらけすぎです!」
シン「出かけるのか?」
音夢「美春とちょっと買い物にね」
シン「ふ〜ん」
音夢「行ってきま〜す!」
シン「家に居ても暇だな、ちょっとオレも出かけてくるか」
シンはとりあえず商店街に向かう事にした。
シン「ゲーセンでテキトーに時間でも潰すか…」
???「おっとっと…あっ!スイマセン!きゃあっ!」 バサバサバサッ!!
シン「ん?なんか聞き覚えのある声が」
ななこ「あ〜もう!なんでこうなるのよ〜っ!」
シン「こんな所で何してるんだ?」
ななこ「シン君!お願い!手伝って〜っ!」
シン「なんだよこの大量の紙は」
ななこ「ちょうど漫画用の紙が切れちゃって…それでお店に行ったらインクとかトーンとか
新しいのが色々入っててついまとめ買いを…」
シン「はあ…持ちきれないほど無理して買うなよな〜しょうがない、どうせ暇だったし家まで
運ぶの手伝ってやるよ」
ななこ「ありがとうシンく〜ん!」
シン「いいから早く荷物を持てよな…」
シン「やっと着いたか…」
ななこ「ありがとうシン君、疲れたでしょ?ちょっと上がってお茶でも飲んで行かない?」
シン「ああ、そうさせてもらうよ」
母「あらお友達?それとも彼氏?」
ななこ「ちっ違うわよお母さん!シン君はただの友達よ友達!」
母「あらそうなの?」
ななこ「出かけるんでしょ!?早く行きなさいよ!」
母「あっそうそうあんたが観たがってたビデオ借りておいたからお友達と一緒に観たら?」
ななこ「解ったから早く行って!」
シン「荷物2階に運んだぞーって何してるんだ?」
ななこ「ううん何でも無いの!ちょっと待ってて!今お茶の用意するから!」
シン「ふ〜っやっと落ち着いたよ」
ななこ「私も〜アレだけ買えば当分持ちそうだし…ねえシン君、さっき商店街で何してたの?」
シン「暇だからゲーセンにでも行こうかと思って」
ななこ「ふ〜ん…ねえ、暇だったんなら私、ビデオ借りて来たんだけど、一緒に観ない?」
シン「どんなの?」
ななこ「韓国映画なんだけど、とっても泣けるラブストーリーなんだって〜」
シン「ラブストーリーか…(オレはあんまり観ない映画だな…ま、どうせ暇だし良いか)」
ななこ「もしかしてラブストーリーとかあんまり好きじゃ…無い?」
シン「あんまり観ないけど嫌いって訳でも無いし、せっかくだから観てみようかな」
ななこ「そう?良かった〜じゃあ早速…あっティシュも用意しとかなくっちゃ!」
ななこはビデオテープをセットすると再生ボタンを押した、しかし再生
されたのは泣ける韓国映画などではなく…
以下自主規制
シン「うわああああっ!ストップ!ストップ〜ッ!!」
ななこ「(////)プシュ〜ッ!」
シン「おい!ななこしっかりしろ!起きろ〜っ!」
母「ただいま〜」
ななこ「おかあさ〜〜ん!!なんて物借りて来てるのよ〜〜っ!!!!」
母「どう?盛り上がった?3時間くらいあれば大丈夫だと思ったんだけど?」
ななこ「いったい何考えてんのよ!!」
母「あら何にも無かったの?残念」
ななこ「あ〜の〜ね〜っ!!」
母「良い?良く聞きなさいななこ、あんたみたいに部屋に引き篭もって漫画ばっかり描いて
ちゃ幸せにはなれないわよ?ましてや男の人との出会いなんて皆無に近いんだからこ
のチャンスを逃しちゃダメ。
ただでさえ見た目が地味なんだから裸でぶつかるくらいしなきゃ逃げられちゃうわよ?
あんた顔もスタイルも特別悪くは無いんだから大丈夫よ!」
ななこ「それが親の言う事か〜〜〜っ!!」
シン「うわあ…これは見つからない様こっそり帰った方が良さそうだな…」
ななこ「これじゃ恥ずかしくて二度とシン君と顔を合わせられないじゃない!」
母「ここまで来たらもう恐れる物は何も無いわ!勇気を出すのよななこ!」
ななこ「まだ言うか〜〜っ!!」
シンは静かにななこの家を後にした。
気を落ち着ける為、桜公園にやって来たしんは満開の桜に導かれる様に
公園の奥へと歩いて行った。
シン「すごい…こんな大きな桜の木があったんだ…」
???「朝倉先輩?」
シン「なんだ美春か…音夢と買い物に行ってたんじゃなかったのか?」
美春「音夢先輩とはさっきまで買い物してましたよ、でも買い物が早めに済んだんでお開き
にしたんですよ」
シン「そっか、美春はこんな所で何してるんだ?」
美春「…」
シン「美春?」
美春「この場所で偶然朝倉先輩と会うなんて…やっぱりもう1人の私が応援してくれてるん
ですかね…」
シン「何の事だ?」
美春「2年前の事覚えてますか?あの日、もう1人の私がここでオルゴールを見つけた日の
事ですよ…」
シン(2年前?ロボ美春…桜の木…オルゴール…アレ?なんでそんな事知ってるんだオレ?
誰かから話を聞いたことも無い筈なのに…もしかして純一の記憶が残っているのか?)
美春「朝倉先輩はオルゴールの中の紙を見たんですよね?」
シン「えっ!?あ、ああ…」
美春「シンお兄ちゃんとずっといっしょにいられますように…あの紙にはそう書いてありまし
たよね」
シン「そうだったな、オレは『世界が平和になりますように』とかって書いてあったよな」
美春「美春はお兄ちゃん…朝倉先輩の事が大好きでしたから、改めて読み返してみるとちょ
っと恥ずかしいですけどね〜でも…」
シン「でも何だ?」
美春「美春は今まで自分の気持ちをごまかして来ました、音夢先輩が先輩の事を好きなの
を知っていましたし…だから美春は先輩と距離を取る事にしたんです、幼馴染としてで
は無く、先輩・後輩として付き合う事にしたんです…」
シン「…」
美春「でももう自分の気持ちに嘘が付けなくなってしまったんです、朝倉先輩の周りには音夢
先輩以外にも女の子がいっぱい居て、仲良くしてるのを見たら胸が苦しくて、苦しくて…
そんな時もう1人の私に言われたんです、「がんばって」って…だから美春は…美春は…」
シン「お前まさか…」
美春「本当は今日音夢先輩にその事を言うつもりだったんですけど、勇気が出なくて…結局
言えませんでした…だからこの気持ちをこの場所にもう一度封印しようと思ったてら朝倉
先輩が…」
2人は黙ったまま見つめ合っていた、暫らく時間が経ってから美春が再び
口を開いた。
美春「だから…美春は勇気を出して言います!」
シン「…」
美春「美春は…美春は…朝倉先輩の事がずっと前から好きでした!」
シン(美春がそんな風にオレの事を思っていただなんて…)
シン「美春…オレ…」
美春「朝倉先輩、返事はしなくても良いです、今日は気持ちを伝えられただけで美春は十分
ですから…」
シン「美春…」
美春「あ〜っすっきりした〜!…言いたい事が言えたんで美春はこれで帰ります!でもこれ
から覚悟して下さいね朝倉先輩!」
シン「何を覚悟するんだ?」
美春「美春の気持ちを知られたからにはガンガン攻めますから!音夢先輩には悪いですけど」
シン「ガンガン…ねえ…」
美春「ええ!ゴリゴリガリガリ押して行きますよ〜っ!!覚悟して下さいね!」
シン「お手柔らかに頼むよ…」
美春「それじゃ朝倉先輩!また明日学校で〜っ!」
シン「お〜い!ちゃんと前向いて…」
美春は全力で走って行ったが、案の定途中でつまづいてコケた、直ぐ起き上がった美春
は恥ずかしそうにシンの方を向いて笑うとまた駆けて行った。
シン「全く何やってんだか…」
そしてシンは暫らく桜を見て回った後、家路についた、美春やその他の女の子達との事を
考えながら…
杉並「フフフ…これは予想外の急展開だな、ますます面白くなって来たようだ…さて、お前
は誰を選ぶ?それとも…フッフッフッ…」
続く。
よぅ氏、
>>33そろってGJ!
ななこはシンと呼んで美春や音夢は朝倉と呼ぶのはオチへの布石ですか?
>>よぅ氏
やっぱりシンは弟キャラが一番いいと思う( ^ω^)
>>33-37氏
シンがシンに見えるキャラと見えないキャラがいるのは伏線?
って
>>38と一緒じゃんw
>>33 GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
な〜んか、いい感じにオチが見えてきたなぁ。
さて、誰も突っ込まないので自分のミスを告白。突っ込まれても困りもんだけど。
>>28で、さくらの一人称間違えた〜〜〜!
どーりで何べん読み返しても違和感が拭えなかったわけだ。すまん、さくら。
>>38>>39 スマン「見えない」のではなく「純一」が弾かれて「シン」が入れ替わった。
だから現在の主人公の名は「朝倉・シン」な訳で…
だから苗字で読むキャラは「朝倉」名前で読むキャラは「シン」と。
まあオチにはあんま期待せんで下さい、伏線とか無いですから…むしろ次から
始まる前半の雰囲気無視の超展開のネタがメインなんで。
42 :
あの人:2006/04/10(月) 08:28:45 ID:D62TeuNO
>>27 GJです!
キラの背中でフレイにボコボコにされている
クルーゼを想像してしまいました
……って見るとこそこじゃないですね(汗
>>41 朝倉シン……そうか、Nameで名前を(ry
このハーレム状態からの超展開……期待しつつ待ちます。
『あのクマ』の展開に悩んでいます。
途中はできているのですが、最終的にクマをどうするか……
1人で決めてしまうのはアレなんで、
できれば意見を聞かせてください。ちなみに候補は三つ
候補1:現状維持(クマスーツのまま学校に通う)
長所:特に問題が発生しない
短所:それじゃあ彼女が救われない。
候補2:記憶を消して中身で通学
長所:F.S.仕様。中身で登場できる。
短所:記憶を消していいものだろうか?
候補3:すべてを明かして中身で通学
長所:中身で登場できる。偽りのない自分でいられる。
短所:いろんな意味で危険?
自分としては3なんですけど……
香澄に動じない暦さんとか見てると、
大丈夫な気がしてきましたから。
>よぅ氏GJ! そうか、ロリ疑惑があるのはシャア議長だけじゃなかったのかw
>>41氏GJ! ななこのママ、エロ杉
>あの人 流石に3番は危険すぎる気がする……
>>42 コーディネーターとモビルスーツと魔法使いとロボ少女が共存共栄する
初音島に今更宇宙人が一人増えてももはや誰も驚かないかもしれない…。
>>41 そうか…朝倉シンだったのか。Nameで名前変えてもみんな朝倉君と呼ぶから
振られたショックで全員精神を病んでしまったのかと心配していたがもう安心だ。(マテ
>朝倉シン
シンヒナすれで痛い発言をした香具師を思い出した
>>42 3で良いんじゃないですか?そしてロリコン扱いされて粛正
されるシンとかw
>>43 ななこママンは原作でもななこと純一にラ・マン(愛人)とショーガールを
借りてきて見せようとする人ですから
ではシン、主人公になる編続きを投下します。
その日シンは1人屋上に居た。
杉並「シン、どうかしたのか?」
シン「昨日一晩考えたんだ、誰を選ぶのか…でもオレには選べなかった…」
杉並「やれやれ、優柔不断な奴だ」
シン「まだオレは誰が好きなのか解らない、だからもう少し時間が欲しいんだ…」
杉並「そうか…だが、彼女達はもう待ちきれないようだぞ?中庭を見ろ」
シン「?」
音夢「みなさん集まった様ですね…この際はっきり言わせて貰いますけど家の兄さんにちょっ
かいを出すのは止めて頂けますか?」
環「ちょっかいも何も私と朝倉様は許婚の関係ですから」
音夢「私はそんなの認めてません!」
さくら「音夢ちゃんは妹なんだからダメだよ!」
眞子「そうよね〜やっぱり兄妹はダメでしょ?」
音夢「血は繋がって無いし、法的にも結婚できるから良いんです!」
美春「昨日美春は朝倉先輩に告白してきました〜!返事はまだ聞いてませんけど」
音夢「なんですって!?」
アリス「美春抜け駆けなんてずるい…」
アイシア「そうですよ!ずるいです!」
美春「告白も出来ないチキンにどうこう言われる筋合いはありません!」
ななこ「私には恥ずかしくてとても告白なんて出来ないよ…」
ことり「でも一番大事なのは朝倉君の気持ちだと思うな」
工藤「朝倉君は誰の事が好きなのかな?」
さくら「じゃあ、みんなで今から確かめに行こうよ!」
音夢「このまま私達が集まって論議してても埒があかないですからね」
杉並「あ〜諸君、朝倉は誰か1人を選ぶ事が出来なくて悩んでるそうだぞ」
シン「あっ!杉並余計な事を!?」
音夢「優柔不断な兄さんらしいですね…」
環「朝倉様が誰かを選べずに困ってらっしゃるみたいですわね…ならば選択肢を減らして差し
上げれば宜しいのでは無いですか?」
眞子「つまりあたし達が戦って最後に残った1人が朝倉の彼女になる、という事ね」
さくら「だったらボクがお兄ちゃんの彼女で決まりだね」
美春「どうして芳乃先生が彼女で決まりなんですか〜っ!」
さくら「だって魔法使いのボクには普通の人間じゃ勝ち目なんか無いもん」
アイシア「私だって魔法が使えます!だからさくらが勝つとは決まってません!」
ことり「それに…特別な力を持っているのは芳乃さんだけじゃないんですよ?」
音夢「もしかしてみんなも…」
工藤「…」 アリス「…」 ななこ「…」
美春「って事は音夢先輩もあるんですね…」
さくら「どうやら楽には勝たせてくれないみたいだね…」
音夢「じゃあ時間がもったいないんでさっさと始めますか(笑)」
???「待ちなさい!」」」
音夢「誰!?」
和泉子「シンさんは誰にも渡さないです〜っ!」
美咲「シンさんを窓から見つめて早数年、元ネコミミメイドの鷺澤美咲参加させて頂きます!」
萌「眞子ちゃ〜ん来ちゃいました〜っ」
美春「人数が増えちゃいましたね…」
眞子「お姉ちゃんだからってあたしは容赦しないからね!」
萌「どうぞお手柔らかにお願いしますね〜っ」
環「では始めましょうか」
環は一瞬で巫女装束姿になると矢を空に向けて一本放った。
シン「みんなやめるんだ!オレの為に争わないでくれ!」
ヒュウゥゥゥゥ…
シン「何だ?」
環が空に放った矢が数千本の矢の雨となって地上に降り注ぐ!
シン「うわああっ!」
眞子「何なのよこれ〜っ!」
美春「弓矢の雨です〜っ!」
環「あら、1人くらい仕留められるかと思ったんですけど…朝倉様、危ないですから下がって
らして下さい」
シン「そういう事は先に言え!」
環「申し訳ありません!」
ポンポロ〜ンピン・カラ・ポンピンポンカン〜ッポロ〜ン〜♪
音夢「何の音?木琴?」
さくら「ふにゃあ〜なんだか眠くなって来たよ〜」
眞子「こ、これは!?お姉ちゃんの!」
ななこ「徹夜明けにこれは効きますね〜ああもうわたし・だ・め…」
環「ゆ、油断しましたわ…」
ポロ〜ン・カン・キン・ピロ〜ン・ピロリロキンポ〜ン♪
ことり「なかなかやるわね萌さん…でも世界を音で満たす存在である私にあなたの音色は
届かない!」
アリス「このままじゃ…」
シン「い、意識が遠退いて行く…ZZZ…」
美春「あれ?木琴の音が止みましたね?」
ことり「私なにもして無いよ?」
萌「ZZZ…今夜は眞子ちゃんの好きな…カモ鍋ですよ〜ムニャムニャ…」
工藤「自分の木琴の音で寝ちゃったみたいですね…」
和泉子「あやや危ない所でした…まさかクマスーツの防御障壁を破られるとは思わなかっ
たです〜」
音夢「さて、続きを始めましょうか?」
さくら「ねえねえ、ボクから提案があるんだけど良いかな?」
音夢「提案?何なの?」
さくら「どうせやるならトーナメント方式にしようよ!萌ちんが離脱して12人になった事だし、
その方が面白そうじゃないかな?」
眞子「う〜ん、バラバラに戦って後ろからバッサリってのは勘弁して欲しいわね、良し乗った!
みんなは?」
環「ええ、それで構いませんわ」
美春「美春も特に異論は無いです!」
アリス「私も…」
ことり「決まりみたいだね」
シン「うっ…一体なにが起こったんだ?」
抽選の結果
眞子VS工藤 環VS和泉子 アリスVSななこ アイシアVS美咲
さくらVS美春 音夢VSことり
となった。
眞子「負けないよ工藤さん…朝倉の為、そしてキング・オブ・ハートの名にかけて!」
工藤「私はこの朝倉ゲームを制して見せるわ、そして私は朝倉君の彼女になって見せる!」
工藤の周りを無数の薔薇の花びらが回り始めた!
眞子「朝倉ファイトオォォォッ!レディィィィッ!」
眞子・工藤「ゴォォォッ!!!」
眞子「てりゃあああっ!」 眞子の拳が工藤の背後の壁をぶち抜いた!
工藤「はっ!」 工藤の手から放たれた薔薇の花びらが眞子の真下の地面をえぐる!
眞子「ただの花びらだとなめてかかったら怪我するわねっ!」
工藤「いって!ローズテール!」
眞子「何これ!?何処までも追いかけて来るっ!?」 ガッ!
眞子「キャアッ!?しまった!?囲まれた!」
工藤「これで終わりよ水越さん!ローゼスハリケーン!」
眞子の回りを覆っていた花びらが回転を始め、巨大な赤い竜巻となった!
工藤「この薔薇の渦から抜け出すことは不可能…終ったわね…」
眞子「あたしがこんな物くらいでやられると思ってるの!」
工藤「まさか!?」
眞子「ゴッドスラッシュタイフ〜ン!!」 ガリガリガリッ!!ズシャアアアッ!!
薔薇の渦の流れと逆方向に回転した眞子は内側から竜巻を切り裂いた!
工藤「流石ね…どうやら全力で向かわなくてはあなたに勝てないようね…来てホーリエ!
次の一撃で決めるわ!!」
眞子「あたしのこの手が真っ赤に燃える!朝倉奪えと轟き叫ぶぅぅっ!ば〜くねつ!ゴッド!
ふぃんがあああっ!!」
環「私達もそろそろ始めましょうか」
和泉子「できれば戦いたくは無いのですが、仕方ないです…なるべく痛くならない様にしま
すから許してくださいましね、アイビーム!」
ちゅどお〜ん!!
環「あらあら、あんな物をまともに喰らったら普通死んでしまいますわよ?」
和泉子「ですから苦しまないように一思いにと…ゴオッ!」
クマの口から放たれたビームが先ほどよりも大きな爆発を引き起こした!
環「甘いですわ!」
和泉子「シャ〜ッ!」 ガッ!!
環「弓が!?」
和泉子「今です!ビーム一斉掃射〜っ!!」
ちゅどどおお〜ん!! 爆発で巻き上がった土煙があたりを覆った。
和泉子「これでおしまいです…安心してくださいまし、後でちゃんと再生してあげますから」
環「まだ終っていませんわよ」
ゴオオオッ!
和泉子「何ですかこの光は!?今までに計測した事の無いエネルギー反応が!?」
環「戦いはまだまだこれからですわよ?」
環から青白い光が渦を巻いて立ち上り、土煙を吹き飛ばした、その左手には
光の弓が握られていた。
和泉子「むむむむっ!爪ミサイル!発射!」
シュッ!!
和泉子「あややっ!?消えたっ!?」
環「何処を狙って居ますの?」
ドドオオオン! 和泉子は目にも止まらぬ速さで放たれた光の矢に吹き飛ばされ、
校舎の壁にめり込んでいた。
和泉子「全然見えなかったです…加速装置無しにこんなスピードで人間が動けるなんて…そ
れにこの威力…バリアーが無かったら危なかったです」
環「瞬動…霊気を足元に集中させて移動する高等技術ですわ、世の中には科学では解明
出来ない事がまだまだありましてよ?名残惜しいですが、止めを刺させて頂きます」
和泉子「!?」 環が放った矢が和泉子ごと校舎をぶち抜いた!
ゴオオオッ…
環「アレを受けてまだ立って居られるなんて…」
和泉子「胡ノ宮さん、あなたは私の想像以上でした…勝つためにはリミッターを解除するしか
無いみたいですね!惑星制圧用のデストロイモード起動!!」
クマの目が光るとボディが赤く染まり、全身から真っ赤なオーラのような物が
湧き上がり、和泉子周辺の瓦礫を粉々に吹き飛ばした!
和泉子「原型を残してあげる事が出来なくなるかもしれませんが許してくださいましね」
環「私もあなたの命を奪ってしまうかもしれません、恨まないで下さいね」
カッ! チュドオオォォォォォン………
シン「あんな超人バトルいくらコーディネーターのオレでも止められない…なんでこんな事に…」
杉並「元はと言えばお前がいたずらにフラグを立てまくったクセに誰の専用ルートにも入らな
かったのが原因だ、どうやら某シャ○フルのようなハーレムルートは存在しなかったよ
うだな」
シン「やっぱりオレが原因なのか…」
ディアッカ「なんだ今の爆発は!?」
イザーク「敵襲か!?」
杉並「安心したまえ、MSの襲撃の類などでは無い」
イザーク「ではこれは一体何の爆発だ!?」
杉並「朝倉をめぐる女同士の戦いの結果だよ」
イザーク「はあ?何を言っているのだお前は!」
ディアッカ「おい、イザーク!アレを見ろよ…」
イザーク「な、なんだあれは!?」
ドドーン!!
ディアッカ「嘘だろ?マジで女の子達が戦ってるぜ…」
イザーク「…」
ディアッカ「どうしたイザーク」
イザーク「何故だか知らんが、俺の右手の紋章が疼く…」
続く。
GJ!!
イザークも参戦したがってるのかwww
GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
てーか、イザークwwwww
前にエロパロ板で似たようなのやってたな・・・(´ー`)y-~~
55 :
あの人:2006/04/11(火) 07:36:55 ID:7dyEOq6/
ほ、ホントに超展開だっ?!
……これはもしや、イザークEN(ry
>>43 >>44 >>46 精一杯、反映させてみます。
『DCFS(ダ・カーポ Fighting Sprits):朝倉純一争奪武闘大会』
二年間フラグを立てまくって元カノが帰って来たらあっさり全員捨てる
あの男とどっち(ry やっぱりハーレムが一番だなうん。
シン、主人公編続き。
アリス「来て…ピロス」
ピロス「キケケケケッ!」
ななこ「なんかナイフなんか持っててホラー映画に出て来そうな人形ですね」
アリス「ピロスは私の大切なお友達…フフフッ…」
ななこ「こわっ!私ま、負けませんからね!」
そう言うとななこはスケッチブックにヤギの絵を書き出した。
ヤギ「メエエェェェッ!!」
スケッチブックに書かれた絵が怪しく光るとそこから5メートルはあろうかと言う巨大な
ヤギが出現した!
ななこ「さあ!やっておしまい!」
ヤギ「メエエェェェッ!!」
ヤギは前足をアリスに向かって振り下ろした!しかしアリスは軽々と
それをかわすとヤギの真上に飛び上がった。
アリス「ピロス…」
ジャキジャキッ!
ヤギ「メエエェェェッ!?」
ピロスに切り刻まれたヤギは元の紙に戻ってしまった。
ななこ「まだよ!はああっ!行け!怪人軍団!」
コウモリ怪人「キエエエッ!」オオカミ怪人「ウオオオッ!」ベニザケ怪人「シャーッ!」
スケッチブックから飛び出した無数の怪人がアリスの周りを取り囲んだ。
ななこ(ディテールをもっと細かく描く時間さえあればもっと強力な奴を呼び出せるんだけど…)
怪人「ヴェアアァァッ!」 怪人「キシャアァァ!」 怪人「ギチギチギチッ!」
怪人達は一斉に襲い掛かったが、アクロバティックな動きでアリスは易々と
それをかわしていた。
アリス「…」 シュルシュル…
ヤギ怪人「ウメエェェッ!」 ヤギ怪人はアリスに向けて角から破壊光線を放った!
ディアッカ「なっなんだ!?体が勝手に!?」
イザーク「引っ張られる!?」
西川「割り切れよ、でないと…」
バチバチバチッ!!
3人「ギャアアァァァァッ!!!」ディアッカ「こんな扱い割り切れるか〜っグゥレイトオオオッ!!」
ななこ「イザークさん達を盾にした!?でもどうやって!?」
怪人「ウヴェア!?」
ななこ「きゃあっ何!?糸が絡み付いて…身動きが取れない!?」
ジャギッ! 怪人「ギェアアァァ!!」 ジャキィィン! 怪人「グエアァァッ!!」
身動きが取れなくなった怪人を1匹ずつピロスが切り裂いて行く
ななこ「その糸を使って私達の動きを封じたのね!」
アリス「そう、これは相手の動きを封じるだけでなく人や物を操る事も可能なんです…」
ジャギッ!
ななこ「ああっ!?スケッチブックが!」
アリス「これでななこさんはもう何も出来ない…さようなら」
ピロス「ケケケケケッ!」
ななこ「ふっふっふっ…まだよ!スケッチブックが破られても、まだ私には心のスケッチブック
があるわ!正直コレだけは使いたくなかったけど…心のスケッチブック…私ですら何
が描かれているか、何が出てくるか解らない危険な物、これを使わせた事を後悔させ
てあげる!」
アリス「!?」
ななこの胸から禍々しいオーラをまとった黒いスケッチブックが現れ、開かれた
ページから巨大な何かが湧き上がってきた!
???「ウオオオオオオオォォォォッ!!!!!」
アリス「これは!?」
美春「いや〜皆さん凄いですね〜もはや人間じゃないっていうかなんていうか…美春には
真似できません」
さくら「じゃあ美春ちゃんはどうやってボクと戦うつもりなのかな?」
美春「それは…美春はコレで戦います!」
美春はいつも首からいつも下げている鍵を天にかざすと鍵から放たれた光が
空にバナナを映し出した!
美春「こ〜い!スーパー美春ロボ〜ッ!」
キラ〜ン!
ロボ「ミハ〜ッ!」 ずどおおおん!!
空の彼方から飛んできた美春ロボは美春の直ぐ側に着地した、風見学園の制服を
まとい、若干ディフォルメされたこの姿はロボというより巨大な縫いぐるみに見えなく
ない。
美春「ふゅ〜じょお〜ん!」 シュタッ!
ロボ「ア〜ン!パクッ!」
美春「さあ!コレで準備万端です!どっからでもかかってきて下さい!」
さくら「なんか緊張感の無いロボットだねえ〜っ…」
美春「チッチッチッ…見かけで判断すると後で痛い目をみますよ〜っ!」
さくら「そうだね…じゃあボクも」
さくらは胸元から小さな赤い石を取り出した。
さくら「行くよRH!」
RH「OKマスター!セットアップ!」
シュルルッ! ガチッ!ガチガチィィン!
さくら「魔法少女リリカルさくら、ここに参上!」
美春「こう言っちゃなんですけど、今の芳乃先生の外見だと鎌持ってる相方の方が似合
う気がしますよね〜」
さくら「うっ…気にしてる事を…ボクの中の人的には合ってるんだから良いんだもん!」
美春「では行きます!」
ロボ「ミハ!」 どご〜ん!どご〜ん!どご〜ん!
美春ロボはさくらに連続で殴りかかるが、さくらは後方にジャンプしてそれをかわす。
さくら「いくよ!ディバインシューター!!」
ロボ「ミハ〜ッ!?」 どおお〜ん!
魔法の光弾を喰らった美春ロボは仰向けに倒れた。
美春「イタタタタッ…さすがやりますね〜っ!ではいきなり奥の手を使っちゃいます!」
ロボ「ミハッ!」
美春ロボは足を曲げると反動を付けて起き上がった。
美春「ドリルバナー・ライナーバナー・ステルスバナー発進!ファイナルフュージョン!
プログラムドラ〜イブッ!」 グチャッ!
美春は声高にそう叫ぶとコクピットに何故か突き出ていたバナナを叩き潰した!
美春「ファイナルフュ〜ジョン!バナ・ナンダアアアァッ!」
ナレーション「君は見たか!今ここに最強のバナナマニアが誕生した!その名もバナナ王
バナナンダ〜!君は最強マニア伝説の目撃者となる!」
さくら「おお〜っ!やっぱり巨大ロボットの合体シーンは燃えるね〜でもボク負けないよ!」
美春「バナナンダ〜はバナナある限り負けません!」
RH「シューティングモード」
さくら「いくら合体してパワーUPしたからってコレに耐えられるかな?ディバイーン!」
RH「バスター!」
さくらが撃った魔法砲撃が一直線にバナナンダ〜に向かっていった!しかし!
美春「プロテクトバナ〜ナ!」
バナナンダ〜は突き出した左手に付けられたバリア発生装置で砲撃を受け止めた!
さくら「んにゃ!?ディバインバスターを受け止めた!?」
美春「ふっふっふっ、これはお返しします!」
受け止められた魔法エネルギーが六亡星に形を変えさくらに向かって放たれる。
さくら「うにゃあああっ!?」
さくらは魔法で空に飛び上がりそれをかわすが、後方の体育館が粉々に吹き飛んだ!
美春「ブロオオクン!バナナムッ!」
今度はロボの右手が回転を始め、弾丸のように打ち出された!
さくら「RH!」
RH「プロテクション!」
さくら「でええやあああっ!!」
さくらはバリアでロボの拳を受け止め、ステッキで叩き返した!
美春「バナナムホ〜ルドッ!」
さくら「うわあああっ!?」
ロボの左手から放たれた電撃がさくらに襲い掛かるが、さくらはバリアで防御した!
美春「でやあああっ!」
さくら「わっ!?何!?」
鞭のように絡みついた電撃に拘束され、身動きが取れないさくらをロボは腕を振り上げ、
校舎の屋上に叩き付けた!勢い良く叩き付けられたさくらは床を突き破り、1階の床
にめり込んだ!」
ガラガラッ…
さくら「イテテテ…やられちった、バリアジャケットが無かったら危なかったかも、よ〜し!反撃
だ!行くよRH!」
RH「イエス、マスター」
美春「これで終わりですかねえ?案外あっけなかったですね」
さくら「まだ終わって無いよ!」
さくらは魔法で上空高く舞い上がる。
美春「なかなかしぶといですね!今度こそ仕留めますよ〜ブロオオクンバナナム!」
シュッ!
美春「早い!」
さくら「こっちだよ!」 シュッ!
美春「!?」
さくら「何処見てるの?ボクはこっちだってば〜」 シュシュシュッ!
美春「え〜い!ちょこまかとすばしっこいですね〜っ!でもそんな事ではバナナンダ〜は
倒せませんよ!」
さくら「じゃあ、これならどうかな?」
美春「何処です!?」
さくら「これだけ近づけばバリアで防げないよね?行くよ!0距離ディバイン・バスタ〜ッ!」
美春「しまったっ!」
ドオオン!
ロボの背後に回りこんださくらは至近距離からディバインバスターを放った!砲撃によっ
て吹き飛ばされたロボはそのまま校舎に前のめりに倒れこんだ!
ズシャアアァァァァァッ!!!バキバキッ!ガラガラガラッ!ドオォォォン…
シン「あああ〜っ!」
工藤「私の学園が〜っ!?」
杉並「全壊だな、まあさっきから散々壊してたんだし、中途半端に残るよりはいっそ全壊し
た方が再建し易いだろう」
シン「そういう問題じゃないだろ!?明日から学校どうするんだよ!?」
杉並「よいでは無いか、少し早い夏休みにでもなったと思えば」
美春「今のはちょっと効きました〜っ…あれをこれ以上食らったら流石に装甲が持たない
ですね〜」
さくら「0距離でも効かないなんて…こうなったら最後の手段を使うよ!」
RH「OKマスター!カウントダウン!」
さくらはステッキをロボに向け、砲撃体制を取る。
美春「どうやら次で決める気みたいですね、なら美春もコレで決めます!バナ&バナ〜ン!
RH「9・8・7・6…」
美春「ふぃりぴん、たいわん、もんき〜ばなな、焼いても生でもおいしいよ…」
ロボはゆっくりと左右の拳を握り合わせる。
RH「5・4・3・2・1…カウント0」 キュイイィィン!
さくら「スターライト!ブレイカ〜ッ!!」 ドオオォォーン!!
美春「はああっ!バナ〜ナああっ!!」 ドゥオオオオォォッ!!
バチバチバチイィィィィッ!!
スターライトブレイカーとバナナンダ〜の拳が激しくぶつかり合った!
さくら「ぶち抜けえ〜〜っ!!」
美春「最後に勝つのは…バナナあるものなんです〜〜っ!!」
さくら・美春「でやあああぁぁぁぁっ!!!!!」
次回に続きます。
>>54 エロパロ板は見たことが無いんですけど、2次創作ですからねえ…知らず
にかぶる事も多々あるかと。
それより巨大ロボ美春がバトルスレのバードの話と被ったのに焦りました。
なんだよここ?
シン厨の作品レイプスレかよ
>>63 次はいよいよ音夢vsことりか…宿命の対決だな。
ひさしぶりに美咲が登場しそうでwktk
>>57 >二年間フラグを立てまくって元カノが帰って来たらあっさり全員捨てる
それは僻みにも程があるだろw彼女がいても女友達ぐらい普通に作るwww
ゲーム版なら杉並と一緒にコーヒー飲みに行って終わるルートだな。
68 :
あの人:2006/04/11(火) 23:50:06 ID:7dyEOq6/
>>63 香澄が「バナナを取り戻せっ!」とか言い出しそうです。
さくらはメーザーとミサイルで反撃だっ!
……と、中の人のネタは置いときまして。
バナ&バナ〜ンの呪文(?)がツボにはまりました(笑
コーディネーターどころかMSででも止めれそうにありませんね。
実は元々あれ、「ANOther バナナ娘誕生!?」と言う
題名にする予定だったのですが、書き上げたら
ミハルは、活躍しているものの目立っていなくて、
バードの方が目立っていたので名前変更。危なかった(汗
D.C.F.Sをクマ(?)シナリオ以外やっていなかったことを思い出し、
とりあえず春のシナリオを攻略してみました。
……ことりの台詞を聞いてると、涙が止まらないっ
>>66 ならば見込み無いのに二年間尽くしていたS.S.ことりを叩けというのか。
んなことできるか。純一がD.C.なのではない、D.C.=白河ことりなのだよ。
>>69 S.S.のは純一ではないッ
ズ ン 一 だッ!
>>57 あの男=ズンイチか…。まあ純一とは別人だしな。
>>68 ことりに何があったんだ?
>>63 >>68 スマン…
俺は美春がでっかいハリセン持って、眞子が最強のヴァンパイア魔術師になり、ことりが新体操やりだす想像しちまった……
さっきマガジン読んでたもんでよ……
さくら:RH
美春:GGG
>>73 そして和泉子がクマスーツを脱げずにトイレの前で「もるです〜!」
と言ってたりする訳かw
シン、主人公編 続き。
アイシア「美咲!あなたは前に『見てるだけで幸せ』とか言ってたじゃないですか!?」
美咲「ごめんなさい…でも、みんなを観て居る内に私も素直にならなきゃって思ったんです!」
アイシア「そうですか、解りました。まずはあなたを倒してシンを私だけの物にしてみせます!」
美咲「負けませんから!」
アイシア「まじかるアイシアメイクア〜ップ!」
美咲「頼子!」
頼子「ニャ〜!」
美咲「フュージョン!ネコミミ魔法メイドまじかるよりりん!今夜もあなたにご奉仕するにゃん!」
アイシア「あ〜っ!なんですかその姿は〜っ!美咲は魔法少女なんかじゃ無いじゃないで
すか〜っ!」
頼子「違うわアイシアちゃん、今の私はネコミミ魔法メイドの『頼子』よ」
アイシア「でもそれって『まじかるひ○りん』のパクリじゃないんですか?」
頼子「違います!パクリじゃなくてインスパイアされたんです!それにアイシアちゃんのその
格好だってまじかるシフォンのパクリじゃないですか!?」
アイシア「私は魔法少女っぽく見えるようにこの格好にしただけです!私は本当に魔法少女
なんですから美咲…じゃなくて頼子とは違います!」
頼子「うう〜っ!勝ちさえすれば魔法とかはどうでも良いんですっ!もう行きますからね!
ご近所の猫さん達!私に力を貸して下さ〜い!」
ネコ「ニャ〜ニャ〜ニャ〜ニャアァ〜ッ!」
頼子「やっちゃって下さ〜い!」
アイシア「きゃああっ!痛いッ!引っかかないで〜っ!」
頼子「ほらほら早く逃げないと服がボロボロになっちゃいますよ〜っ!」
アイシア「うう〜っ!そっちがその気なら!うたまるっ!」
うたまる「にゃっ!」
アイシア「いっけ〜っ!」
アイシアは何処からとも無く現れたうたまるを掴むと頼子に向かって放り投げた。
頼子「う、うたまるさん!?」
うたまる「シャアアァァッ!」
頼子「ひいいぃぃっ!」
うたまる「うにゃああぁっ!!」
頼子「い〜やぁ〜っ!!」
杉並「この2人の戦いはなごむな、ズズズ〜ッ!」
シン「今までが余りにもアレだったからな…眞子とか工藤が普通に見えてくるから怖い…」
イザーク「きっ貴様らっ!何をのん気にお茶など飲んでいる!?」
杉並「ここまで来たらケリが付くまで見てるしかなかろう?それともあの中に入って止めて
来るか?」
ディアッカ「勘弁してくれ…さっきみたいなのはもうこりごりだぜ…それより早くここから逃げ
た方が良いんじゃねえか?」
シン「オレは逃げても多分みんな追いかけて来るだろうから無駄な事さ…ハ・ハハ・ハハハ…」
イザーク「…なにもかも諦めたという訳か、確かにお前が市街地に逃げでもしてあの化け物達
に暴れられてはかなわんからな」
杉並「ま、自業自得という奴だ」
頼子「え〜い!よりりんぱっ!」
ドーン!ドーン!ドーン!
アイシア「わああっ!?」
アイシアの頭上に巨大なカレー鍋が降り注ぐ。
アイシア「やりましたね!ジュゲムジュゲムゴコーノスリキレ…メークミラクルイッツ!ワンダ
ホ〜ッ!!」
ガラガラガラッ!
頼子「きゃああっ!?」
今度は頼子の頭上に大量のガラクタが降り注ぐ。
頼子「それ〜っ!」 ドーン!
アイシア「や〜っ!」 ガラガラ!
頼子「た〜っ!」 ドーン!
アイシア「えいえいっ!」 ガラガラ!
シン「なんかゴミがどんどん増えてくな」
杉並「サギーのカレーをゴミ扱いするな!この愚か者め!」
イザーク「どの道食いきれない分はゴミになるのだから間違ってはおらんだろ?」
ディアッカ「つーかアレ食っても平気なのかよ?」
さくら・美春「でやあああぁぁぁぁっ!!!!!」 カッ!
その瞬間、閃光とともに巨大な爆発が起こり、激しい爆風が周囲を駆け抜けた!
アイシア・頼子「きゃあああっ!?」
ドゴオオオォォォォォ…ン…
シン「うわっ!?」
イザーク「今度はなんだ!?」
杉並「ズズズズ…」
アイシア「う〜ん…」 頼子「きゅう〜っ…」
2人は爆風に吹き飛ばされ目を回していた。
杉並「ダブルノックダウンか…」
シン「この2人にとってはコレで良かったんだよ、多分」
杉並「そうだな」
シン「先輩達、2人を安全な場所に連れて行くの手伝ってくださいよ」
イザーク「ああ、良いだろう」
ディアッカ「…」
イザーク「どうしたディアッカ?なにをボ〜ッとしている?」
ディアッカ「いや、な〜んか忘れてるような気がしてさ…」
イザーク「はあっ?そんな事は良いからとりあえず手伝え!」
続く。
>>46 遅レスだけど、DCPSでななこを攻略した。純愛ものならこれを観ろってお母様…
>今夜もあなたにご奉仕するにゃん!
ワラタw
79 :
あの人:2006/04/13(木) 08:01:42 ID:LTVjdbnn
>>77 緩急のあるバトルですね。
ネコにたかられるのはある意味ホラーな気もします(笑
忘れてること……眠ったままの萌とか香澄とか?
>>71 ネタばれすぎるとマズイので、ことりの台詞の一部抜粋で……
「でもこんなことって、あんなに気のあるそぶりを見せていたのに……そんなの、許せない?!!」
「そこのあなた」
「あなたはいったいここで何をしているんです」
「女の子の気持ちを踏みにじって、恥ずかしくないんですか」
「あなたに恋してるんです。それなのに、あなたは……」
「いったいどういうつうもりなんですか」
「どうするんですか?」
「謝ってください。誤解させたこと謝ってください!」
「自分の胸に聞いてみてください」
「傷つけて、なんとも思わないんですか?」
「してないと言うんですか?」
「好きな人にあんな甘いこと言われたら……誰だって期待しちゃいます!」
「そうです! はぐらかさないでください」
「でもこのままにしたら、うやむやにされちゃうかもしれないじゃない」
他人のためならここまで言えることり。
DCSSでは、相当抑制してたんでしょうね……
ちなみに、DCFSのことりは幸せ全開なのでご心配なく。
DCSSでことりとアイシアがもっと仲良くなってれば
どっちかがズンイチに同じ台詞を言ってたかもしれないな…。
>79
>他人のためならここまで言えることり。
>DCSSでは、相当抑制してたんでしょうね……
ゲームの台詞?アニメの台詞?kwsk
>>81 >>68読め。
結局DCSSが失敗したのはことりとアイシアがコンビにならずに
バラバラになっちゃったことが最大の要因な気がするな。
ことりが「アイシアちゃんに謝って下さい!」とか言ったり
アイシアが自分の為じゃなくてことりの幸せを最優先に考えて行動する
ようになってくれてれば大分いい話になってたような。
おお、
>>82の意見を曲芸が取り入れていればSSもさぞ素晴らしい神アニメになっていただろうに
○音夢結婚エンドは曲芸からの指定
○最初は1クールだったが2クールに変更
○そのためPSキャラを登場させるの決定
○PSキャラの背景化やアイシアのコミック版との性格の相違、音夢が最初から出ない等は曲芸チェックはほぼスルーで通った。
○ことりの忍ぶ恋を描いた自己完結ドラマ
○アイシアのドラマでもある
設定段階から糞アニメです、本当にありがとうございました
純一には音夢がいるとをことり自身が分かっていたとはいえ、
2年間もことりに叶わない夢を見させ続けた純一の責任は大きいよな。
本来ならことりにちゃんと謝罪すべきなのに、縄曰くことりの自己完結物語らしくて完全放置だし。
>>76 GJ!続きも期待するよ。
>>84 曲芸からの指定は音夢結婚エンドだけか?
それ以外のチェックはほぼスルーで通ったってことは、
やはり縄やスタッフが無能だったから矛盾だらけの糞アニメになったんだな。
DCSSが叩かれてるのは最後に音夢が結婚して終わったからだけじゃないでしょ。
兄弟で恋人になることで悩んでて幸せそうじゃないから桜の木を咲かせたとか
マジアホかと。ことりと純一をくっ付ける為に咲かせた、でいいじゃん。
メインヒロインをぞんざいに扱い過ぎ。
>純一には音夢がいるとをことり自身が分かっていたとはいえ、
>2年間もことりに叶わない夢を見させ続けた純一の責任は大きいよな。
「彼女がいるのに仲がいい女子と遊ぶのは最低だ」って言ってるようなもんだなw
なにこのDCSSスレ
>>89 それだけみんなD.C.が好きってことだろ
俺は未プレイだけど
>>79 FS買って無いんだけど、そのことりの台詞は純一に言った台詞なの?
違う、と思う。
そういうオレはFS買う前にFSの公式ビジュアルガイド買った人。まぁ
>>79見て、さきほど
買ってきた=未プレイではあるけど。
それはそれとして予告通り、人格入れ替えネタ書いてきた( ゚∀゚)ノよぅ!
前にやった小ネタとは組み合わせ違うけどね。
んじゃあ、投下!
美春(シン)「……美春? なんで?」
朝、目が覚めたら美春になっていた。
美春(シン)「落ち着け、オレ。何でなっているか考えても仕方ないよな。今、何をすべきかだ。
え〜っと。人格が入れ替わっていた場合、まず自分の体の安否を確認しないと。
そこに辿り着くまでに余計な厄介ごとを持ち込まないよう、美春の真似をしない
といけない、……でいいよな。さて……」
分析。天枷美春の言動。
○バナナーと言ってバナナに飛びつく
○バナナをひたすら食べまくる
⇒○音夢センパーイと言って、音夢に飛びつきスリスリ
⇒○白河センパーイと言って、ことりに飛びつきスリスリ
⇒○ことりの乳の大きさを気にかけ、揉む。
…………
美春(シン)「……美春。今回ばかりは心から感謝するよ。ことり待っててくれよ、今行くからね」
シンにしてみればコレ以上に無い邪悪な笑みをしていたのだけど、鏡の中の美春の顔は、そ
うでもなかった。まさに、普段の美春オヤジモード。それが天枷美春クオリティであること
を、シンは、よく分かっていた。
美春(シン)「人格入れ替えネタで、コレは、すごい幸運じゃない?」
――で、数十分後、白河家の近く。
美春(シン)「なんの問題もなく、ここまで来たけど。…順調にいくのって怖いんだよな」
そんな風に考え事をしている美春の視界に、白河家から、ことりが出てきた。
美春(シン)「来た!ああ、もう。ウダウダ悩むのはオレのキャラじゃないだろ。よし。このま
ま飛びつくぞ。鏡の前で表情練習をした。発声練習もしてきた。声を録音して確
認もした。今の状態なら中身がオレ(シン)だと分かるのは、おそらく本人(美
春)しかいないと断言できる」
進路クリア。シン・アスカ。美春、行きまーす。
変なこと言っている気もしたけど、心の中で、そう叫んでから飛び出した。
美春(シン)「白河センパーイ!!」
――そのころの朝倉家。
純一(ことり)「コレ、朝倉君。私、朝倉君になってる!?」
朝、目が覚めたら朝倉君になっていた。
純一(ことり)「どうしよう。私、朝倉君になっちゃった」
――白河ことりの心の中――
悪ことり「音夢、振っちゃえばいいのよ。それで、大勢の前で体ことりに告白。コレよ」
善ことり「そんなのダメだよ。朝倉君の気持ちを無視して、そんなこしちゃダメ。それに、入
れ替わっている間に、そんなことしているのがバレたら、私が非難されるだけだよ。
友達付き合いすらままならなくなちゃう。そんなことより、せっかく朝倉君になっ
たんだから、ハーレムED狙ってみない?」
悪ことり「何、言っているのよ。くやしくないの。だいたい一つ屋根の下に居たってだけで
敗北したのよ」
善ことり「そんなの拘ってたら、前には進めないよ。ねぇ、朝倉君に好意を抱いている女の
子全部モノにして、皆でウハウハした方が、色々楽しめるよぉ」
悪ことり「貴方、キーッくやしいぃって気持ちは、これっぽっちもないっていうの?」
善ことり「貴方の方こそ、えっちなことでウハウハしたくないの? それも皆でだよ?」
悪ことり「やだな〜。そんなにウハウハしたいのなら、もっとエロエロな線で朝倉君を攻めれ
ば良かったじゃない?」
善ことり「だって…。ひとりだけ、そんなことしだしたら浮いちゃうじゃない?」
悪ことり「でも、確実に勝てたよ」
善ことり「そんなことないよぉ」
悪ことり「……そうかなぁ。例えば濡れた姿で『いっしょに入る?』じゃなくて、バスタオル
姿で『いっしょに入ろう』だったら、勝ってたと思うけどなぁ」
善ことり「ねぇ、なんで、そんなに勝ち負けに、こだわるの?」
悪ことり「それは、私が“女のプライド”から成る白河ことりだから。貴方の方は何なの?」
善ことり「私は……白河ことりのぉ……、本音?」
悪ことり「本音? ああ、性欲ね」
善ことり「ちがうよぉ」
悪ことり「どこが違うの? 他人に『えっち』と言っているわりに自分の方が、もっとエロい
こと考えている白河ことりでしょ」
善ことり「……それは……そうだけど。ただ性欲って言い方は嫌だなぁって」
悪ことり「もぅ止めなよ。どうして、そう良い子ちゃんで居たがるのかなぁ。浮いてもいい
じゃない」
善ことり「……だってぇ、ひとりになるのが怖いんだもん……」
悪ことり「何、怖がっているの。貴方には私がいるじゃない」
善ことり「……悪ことり……?」
悪ことりは善ことりの唇に軽くキスをした。
善ことり「ん。……もう一回いい?」
もう一度、軽く唇に触れた。すると善ことりの方が、もっと求めてきた。悪こと
りの口内に舌を入れ、深く絡みこんできた。
悪ことり「っんん。……やだ、もぅ。我慢の無い子なんだから、しょうがないなぁ」
……………
純一(ことり)「止まって、止まって。何を考えているの、私!?」
頭を抱え込み、その場に座り込む純一。と、純一の部屋に音夢がやってきた。
純一(ことり)「あっ。音夢さ……、じゃなくて、音夢」
音夢(??)「にゃあぁ〜」
純一(ことり)「え? うたまる? なの?」
音夢(うたまる)「にゃあ」
純粋で飾り気もない、にっこり笑顔の音夢が、擦り寄ってきた。猫のしぐさ、そのままに。
とまどうも、つい音夢の喉をくすぐると、気持ち良さそうにゴロゴロいった。
純一(ことり)「か、かわいい。どうしよう。すごく可愛いよぉ、音夢さん」
ことりの心に選択肢が出た。
・この音夢を思いっきり可愛がる
・この音夢を色々着替えさせて楽しむ
・この音夢を……
純一(ことり)「時間の限り、何個選んでも良いよね」
――再び、白河家前。
ことりに向かって突撃していく、美春。ことりが、こっちに気が付いた。
そのまま胸の中へ……。
ことり(??)「あ〜〜〜、美春ですぅ。美春がココにいるのに美春が向かっていますぅ」
その言葉を聴いて思いっきり、すっころんで、ことりの足元にスライディングを
かましてしまった。
美春(シン)(落ち着けシン・アスカ。ことりが、ふざけて美春の真似をしている可能性も…。
あるわけない〜! 理由が全然見当たらない!!)
勢いよく立ち上がり、そのことりと向かい合った。
美春(シン)「なんで、よりによって、ことりの中に美春が居るんだよ!」
ことり(美春)「そんなこと美春に言われましても。……それよりアスカ先輩。美春の体で
今、白河先輩の体に、やましい事をしようとしていませんでしたか?」
美春(シン)「ギクゥ。……いや、ちょっと待って。なんでオレがシンって分かるんだ?」
尊大な姿でニヤ付くことりを、眉を潜めながら美春はみた。
ことり(美春)「話し方で分かるというのもありますけど、それ以上に一つ簡単なことがある
のです」
ことりは、こほんと咳払いをし、右手の人差し指をピンと空へ立てながら、ちょっと
気の抜けた表情で解説し始めた。
ことり(美春)「こんなとき、わざわざ美春の真似をするような人間は、アスカ先輩と朝倉先輩
以外にいないんです。杉並先輩や他の皆さんならば、姿を変えようが、いつも
のノリです。それで、朝倉先輩なら、まず音夢先輩の所にいくはずです。これ
ならば、ソコで一悶着が起きて白河先輩に会うなんてことは出来ません。よっ
て真っ直ぐ白河先輩に会いに来る美春は、アスカ先輩しかいません」
美春(シン)「……言われてみれば、その通りだ」
ことり(美春)「それで、ですね。今、いやらしいこと、しようとしてましたね。アスカ先輩」
邪悪な笑みを浮かべる、ことり。慌てつつも誤魔化そうとする美春の中身。
でも、ことりの中身の方が一枚上手の様子。
美春(シン)「ない。そんなことない。いつもの美春をやろうとしただけだ」
ことり(美春)「やったら、セクハラさんですよ」
美春(シン)「お前、自覚があるのかよ!?」
ことり(美春)「もちろんです。ちなみにですね、白河先輩の体は、すでに美春が堪能済みです」
美春(シン)「ずるいぞ、ソレ」
ことり(美春)「あっはっは。どうやら勝負は美春の勝ちのようですね」
美春(シン)「勝負って何だよ。でも敗北感が体に満ち溢れてくる。ちくしょう」
落ち込む美春の中身のシン。しかし、よくよく状況を分析してみると、ある事実が
浮かび上がった。
美春(シン)「……あれ?待てよ。冷静に考えたら、中身は美春でも、体は、ことりなんだよ
な。だったら、気にせず実行すればいいだけじゃないのか?」
ことり(美春)「ギクッ!」
美春(シン)「やっぱり、そうだよな。ふ。覚悟しろよ美春。普段、美春のしていることに反
省しながら、ことりの中にいることを後悔するがいい!」
ことり(美春)「や〜〜〜〜。アスカ先輩、変態さんです〜〜〜」
美春(シン)「それは普段のお前だ!!」
再度、ことりに飛び掛ろうとする美春。と、ことりの背後から、叱咤が同時に
飛んできた。低い男の声。
杉並(??)「いい加減にしなさい。美春もアスカ君も」
ことり(美春)「その喋り方は…音夢先輩! 音夢先輩マニアの美春には分かります。
音夢センパー…………ぁ?」
くるりと向きを変え、いつものノリで飛びつこうとしたけど、体が全く動かない。
抑えられているわけではない。それでも空中の見えない大きな壁に当たったように
急制動が掛かった感覚に陥っていた。
ことり(美春)「すみません。美春は音夢先輩が大好きですけど。でも、それは、いくらなんで
も無理です。無体です。トレードをお願いします」
杉並(音夢)「私だって、出来るんだなら、トレードしたいわよ。あら、みは…、アスカ君?
顔色悪いですね。大丈夫ですか」
美春(シン)「……音夢口調の杉並……気持ち悪……」
杉並(音夢)「仕方ないじゃないですか。目が覚めたら、こうだったんですから!」
ことり(美春)「それは、それとして。スギネム先輩は、何故こんなところに、いらしゃるんですか」
美春(シン)「……スギネムって……」
杉並(音夢)「体が入れ替わった場合、最初にやることは、自分の体の安否の確認でしょ。何
故、白河さんの家の前を通ることになったかは、あとで杉並君にでも聞いてく
れる?」
美春(シン)「スギネムはスルー!?」
ことり(美春)「そんな小さなことに拘っているから、アスカ先輩は野望の一つも果たせないん
ですよ」
美春(シン)「悪かったね。ところで、何でオレの場合は省略しないんだ?」
ことり(美春)「自分を〜、変な名前で呼びたくはないからですよぉ」
杉並(音夢)「くだらない事してないで行くわよ」
美春(シン)「どこへ?」
杉並(音夢)「私の……。この姿で私の家は無いかな。朝倉家に行くんです」
――朝倉家到着 御一行。
美春(シン)「合鍵なんて、よく持っているよなぁ…………………………、杉並」
杉並(音夢)「後で色々と締め上げないといけませんね」
ことり(美春)「お手伝いします」
美春(シン)「その時は、オレも手伝うよ」
――で、純一の部屋から聞える妙な話声に気が付いた御一行。
『似合ってるよぉ、音夢ちゃん』
『にゃぁぁああ』
『もうしばらく待てば朝倉君、復活しそうだから』
『にゃあ?』
『その時はまた可愛がってあげるよぉ』
『にゃ〜』
『可愛いなぁ、もぅ』
――扉一枚向こうで、聞き耳を立て中の様子を伺う御一行。
美春(シン)「音夢の方は、うたまるだね。純一の方は、……ことり?」
ことり(美春)「そうですね。多分、白河先輩です」
杉並(音夢)「え? 白河さんって、こんな感じでした? 2年前はともかく、今はもう少し
大人っぽいイメージがあるんですけど」
美春(シン)「大人っぽい? それ騙されてるよ。以前のことりは知らないけれど、今、音夢
が見ていることりは、牛の皮かなんか被ってるから。家での限定解除版はスゴ
イよ」
ことり(美春)「結構ハイクラスさんですよね、白河先輩は」
杉並(音夢)「そうなの? 美春」
ことり(美春)「テンションが、というより価値観が、とでもいいましょうか」
『音夢ちゃんの好きな所は把握したし』
『にゃあん』
『今度は色々開発しちゃおうかなぁ』
『にゃあ?』
『さっき、気が付いたんだけど。音夢ちゃん……』
『うにゃ』
『お尻、未経験だよね』
杉並(音夢)「って、何を考えているんですか。白河さん!」
純一(ことり)「うひゃうっ?」
杉並を先頭に、純一の部屋に押しかけた御一行が見たものは、ベッドの上でイチャツク純一
と音夢の影。ここまでは予想通り。ただ音夢の格好が……。
続く
なにこのチャリオッツ・レクイエムw
GJ!
ことりにセクハラしたい願望があるとは、シンもやはり男だな。
そしてことりの心にもやはり闇の部分があったのかw
続きがきになる!
よぅ氏GJ!
101 :
あの人:2006/04/14(金) 08:32:24 ID:UDSx6ig5
ぐはっ……す、スギネム、ってよぅさんwwww
二人ほど中身が行方不明な人が……
シン、がわの心配、した方が良いと思うよ。
>>91 ネタバレになるので(十分ネタバレな気もしますが)
詳しくは言いませんが、純一に対しての台詞ではありません。
よぅさん
ことりボディと音夢ボディはとりあえず無事?なのであの2人は誰のボディに
入ってる事やら…
>>101 ありがとうございます、大体予想がつきました。
>>92 あー!すげー面白え〜!GJ!
なんてエロいことりだ。
>>102 いや、誰よ?杉並…は無いだろうし
みっくんのお兄ちゃん?
シン、主人公編 続き。
音夢「D.C.のメインヒロインたるこの私に挑戦しようだなんて身の程をわきまえて欲しいです
わね?ちょ〜っとばかり人気があるからって調子に乗っているんじゃなくて?」
ことり「メインヒロインだからって必ずしも結ばれるとは限らないんじゃないかな?緑のボクっ
娘先輩みたいな事も世の中にはあるのよ?」
音夢「あんな特殊な例は参考になんかなりません!口で言って解らないなら実力行使で黙
らせるしかないみたいですね…」
音夢の体から真っ黒なオーラが立ち上る。
ことり「流石音夢さん、あなたのお腹の中みたいに真っ黒なオーラですね〜」
音夢「そんな事を言ってられるのも今のうちよ!はっ!」
音夢の手から放たれた黒いオーラがことりに向かって伸びていった!
ことり「ラ〜」
しかしバリアーの様な物に遮られことりには届かない。
音夢「小癪な真似を!ならこれはどうかしら?」
ボボボッ! キシャアァァァッ!!
音夢から立ち上ったオーラが巨大な竜を生み出した!
音夢「さあ!あの女を食いちぎってやりなさい!」
グオオオォォォッ!!
ことり「私の歌、迫り来る敵を打ち破って!『ラブ・デスティニー!』」
「会いたいアイアイアイアイのに〜あ〜えないアイアイアイ今夜は〜♪♪」
シュバッ!シュバッ!シュババッ!!
ことりが歌い出すと幾つものデスティニーガンダムの幻影が現れ音夢の作り出した
竜に向かって行った!
音夢「そんな物で!」
グアアァッ!?
竜に向かって行った幾つものデスティニーの幻影がアロンダイトを付き立て爆散した!
ことり「今度は私の番よ!『スクランブル!』」
「ぐるぐるまわ〜る!ぐ〜るぐるまわ〜る!ぐ〜るぐるまわ〜る♪♪」
ことりの歌と共に現れた渦が音夢を飲み込み遥か空中へと巻き上げた!
音夢「きゃあああっ!?目〜が〜ま〜わ〜る〜っ!?」
どか〜ん!!
音夢「ううっ…回りすぎて気持ち悪い…」
ことり「音夢さん、どう?私の歌の威力は?」
音夢「よくもやってくれましたね白河さん…さくらちゃんに次ぐ、いえ、それ以上の強敵と私が
認めただけの事はあります…もはや手段を選んでいられませんね…」
ことり「音夢さん?」
音夢「能力3倍猫パンツ!」
ことり「ぱ、ぱんつ!?」
音夢「私だってこんな物使いたくありません!でもあなたに確実に勝つ為にはしょうがない
んです!え〜い!」
猫パンツ「久々のこの感触たまんねえぜ!特に背中に…イデデデッ!?ちぎれるっ!?」
音夢「あなたは大人しく私に力を貸せば良いんです…余計な事を言うとこのまま引きちぎり
ますよ?」
猫パンツ「そいつは勘弁してくれ〜っ!解った!解ったから離してくれ〜っ!」
ことり「喋るパンツ…」
音夢「さあ!これで能力3倍よ!あなたの力みせてあげなさい!」
猫パンツ「よ〜し!久々に暴れてやるぜ〜っ!そこのお嬢ちゃんには悪いが、オレも命が
惜しいんでな、手加減できねえぜ?」
ことり「なんだか良く解りませんが、私負けませんから」
猫パンツ「これでも喰らえ!ロケットパ〜ンチ!」
音夢「てりゃああっ!!」
ドゴ〜ン! キシャアアァァァッ!!
パンツと音夢の激しい攻撃がことりに襲いかかる!
ことり「音夢さん、そんな格好してて恥ずかしく無いんですか!?」
音夢「恥ずかしいに決まってるでしょ〜っ!?」
ドオオ〜ン!
音夢「良いわよ!その調子でどんどん攻めなさい!」
猫パンツ「おう!まかせとけ!ルストハリケ〜ン!」
ことり「きゃああっ!?服がっ!?」
ドド〜ン!!
音夢「ほ〜っほっほっ!服が溶けて丸裸になったのかしら?それとも溶けて無くなってしまっ
たのかしら〜?」
猫パンツ「幾らなんでもちょっとやりすぎじゃねえのか?」
音夢「そんな事無いわよ、私から兄さんを奪おうとする人は誰であろうが許しません!」
ブワアァァァッ!!
音夢「何!?羽?」
猫パンツ「おい!アレを見ろ!」
???「ラ゛ーーーーーッ!」
音夢「白河さん!?」
そこには背中から白い羽を生やし、聖歌隊の衣装に身を包んだことりの姿があった。
神聖ことり「ラ゛ーーーーーッ!」
ことりは翼を羽ばたかせ上空に飛び上がった。
音夢「すっ少し姿が変わったからってこの私が怯むとでも思ったら大間違いですよ!」
猫パンツ「おい!気を付けろ!仕掛けてくるぞ!」
ことり「ラ゛ーーーーーッ!」
ビシュウゥゥゥゥゥッ!! ドドオオォォォン!!
音夢「キャアッ!?」
ことりの口から青白いビームの様な物が発せられ、音夢の横をかすめたソレは海岸
線まで地表をなぎ払った!!
音夢「白河さんなんて事するんですか!?他の関係無い人達に当たりでもしたらどうする
んですっ!?」
ことり「それなら大丈夫よ、後で私が全て元に戻すから、あなた達の存在以外はね(笑)」
猫パンツ「この嬢ちゃんも怖いが、あっちの嬢ちゃんも怖えなあ…恋する女ってのはキレる
とみんなこうなっちまうのかねえ…」
ことり「ラ゛ーッ!ラ゛ーッ!ラ゛ーッ!」
ビシューュ!ビシューッ!ビシューッ!!
音夢「わっ!?きゃっ!ちょっとアンタ!なんとかしなさいよ!」
猫パンツ「仕方がねえなあ…オレもいっちょ本気出すか!」
音夢「今まで本気出してなかったの!?さっさと出しなさいよ!」
猫パンツ「猫パンツパワー全開ッ!猫パンツカイザ〜ッ!カイザ〜スクランダ〜!」
音夢の背中に何処からとも無く飛んできた赤い翼が装着され、ブースターで
大空へと飛び上がった!
音夢「さあ!反撃よ!」
猫パンツ「この猫パンツカイザー様の力、思い知らせてやるぜ!ターボスマッシャーパーンチ!」
ことり「!?」 ガリガリガリッ!!
猫パンツ「ギガスミサイル!」 ドオオォォン!!
ことり「少しは出来るようになったみたいね!でもっ! ラ゛ーーッ!!」
猫パンツ「喰らえ!ファイアーブラスターッ!!」
ドドオ〜〜ン! ことりのビーム?とファイアーブラスターが激しくぶつかり合った!
ことり「さすがカイザー(皇帝)と言うだけはあるわね…でも世界を調律する力を持つ私には
勝てないという事を思い知らせてあげる!」
ことりは背中の翼を大きく広げ、周囲には大量の羽が撒い散った。
ことり「ラ゛ーーーーーッ!」
音夢「何をする気!?」
猫パンツ「おい!今度のはマジでヤバイぞ!?音夢!オレに力を貸せ!」
音夢「解ったわ!」
猫パンツ「今度ばかりはちと危険だが、覚悟は良いな!?」
音夢「ええ!兄さんと結ばれる為なら多少の危険は覚悟の上です!」
猫パンツ「良く言った!行くぜ〜っ!カイザ〜ノヴァ〜ッ!!」
音夢はオレンジ色の光に包まれ、ことりに向かって突っ込んでいった。
チュドオオオォォォォン!!
その直後、上空で大きな爆発が起こり、辺りは閃光に包まれた。
シン「また大きな爆発が!?」
杉並「まるで世界の終末でも来たかの様だな」
シン「早く2人を安全な場所に運ばないと」
ディアッカ「だったらオレがこっちのネコミミの子を運ぶぜ!」
イザーク「お前の事だ、どうせまた下らん事でも考えて居るんだろ?」
ディアッカ「だってよ、おんぶして運べば背中にその…当たるじゃねえか、ヘッヘッヘッ…」
イザーク・杉並・シン「…」
杉並「サギーは俺が運ぼう」
イザーク「こっちはオレが運ぶ」
杉並とイザークは頼子とアイシアを抱きかかえるとディアッカを無視して歩き出した。
ディアッカ「ちょっと待てよ!なんでそうなるんだよ!?」
イザーク「キサマは俺達の荷物を持って来い!」
ディアッカ「ならせめてアイシアはオレに運ばせろよ!?荷物はイザークが運べば良いだろ!」
イザーク「ディアッカ…キサマは『上官』の命令に従わないつもりか?ただの『緑』のキサマが!」
ディアッカ「ううっ!?」
シン「全く何やってるんですか…じゃあ後を頼み…うわっ!?」
キキキ〜ッ!
突如シンと杉並達の間に割って入った黒塗りのリムジンがシンを車内に引きずり
込んで走り去って行った。
シン「イテテテ…瀬場さん!?」
瀬場「アリスお嬢様!朝倉様を確保致しました、その場から離脱なさってください!」
シン「瀬場さん!何処に行くんですか!?オレはあの場所に居なきゃいけないんです!」
瀬場「ご安心下さい、間もなくお嬢様も合流なさいます。後は日本を脱出し、お嬢様の生まれ
故郷である北欧で2人仲良く暮らして頂きます、式の準備も整っておりますので朝倉様
は何も心配する必要はございません」
シン「ちょっと!何勝手に話を進めてるんですか!?」
西川「酷い目に遭ったぜ…あれからどうなった?」
ブロロロロッ…
西川「ん?」 ドガッ!!
西川「ぐあああっ!?」
跳ね飛ばされた西川は走り高跳びでもするようにきれいな放物線を描きながら落ちていった。
ベチャッ!
シン「うわあああっ!?ちょっと瀬場さん!今誰か人を轢きましたよ!?」
瀬場「はて?そうでしたかな?」
アリス「…」 シュタッ!シュタッ!
ななこ「何処へ行くの!?」 黒い何か「ウオオオオォォォォッ!」
眞子「月城さんが逃げる?」
美春「あ〜っ!朝倉センパイがアリスの家の車に拉致されました〜っ!?」
さくら「なんだって〜っ!?」
環「抜けがけなんて許せませんわ!」
アリス「…」 シュルシュル…
工藤「きゃっ!?何!?」
眞子「動けな〜い!」
環「糸が体に絡み付いて!」
美春「こんな糸バナナンダ〜で引きちぎってってあれ?バランスが!?あわわわわっ!?」
さくら「わわわわ〜っ!?」
和泉子「倒れてきます〜っ!?」
「きゃああっ!?」 どおおお〜ん!!
足に糸が絡み付いてバランスを崩したバナナンダ〜は身動きが取れない眞子達に
向かって倒れこんだ。
瀬場「おっ?戻られた様ですな」
ガチャッ! リムジンの後ろのドアが開くとアリスがそこから入って来た。
瀬場「お嬢様、お怪我はございませんか?」
アリス「はい、大丈夫です」
瀬場「それはなによりでございます」
アリス「朝倉先輩、もう大丈夫ですよ」
シン「アリス、他のみんなは!?」
アリス「他の人なんてどうでも良いじゃないですか、2人で幸せになりましょう」
シン「でも今回の事はみんなオレが悪いんだ、だから責任を取らなきゃいけない…このまま
逃げる訳にはいかないんだ!」
アリス「先輩…私じゃダメなんですか?…」
アリスは目を潤ませながらそっとシンの手を握った。
シン「えっ!?あっ!?そういう訳じゃ無いんだけど…」
アリス「良かった…先輩になら私…」
シン「ちょっと!?手が胸に!?瀬場さ〜ん!」
瀬場さんは親指をグッと立てると運転席と後部座席の間を仕切る板を上げ始めた。
シン「何親指立ててるんですか!ちょっと待ってくれ〜っ!?」
続く。
香ばしいスパロボ厨が沸いてるな
>>104-107 GJ!
抜け駆けして一人で逃げようとする奴ってサスペンスやホラー物では真っ先に殺されるパターンが多いよね。
ところで声優ネタ、結構はいってる?
声優ネタですらねぇ・・・
>>110 ことりの歌は中の人が歌ってるシスプリとスクランの主題歌から
音夢の猫パンツはマジカノのあゆみと音夢の中の人が同じ所から
工藤=真紅 さくら=なのは も中の人ネタです。
こういうのも嫌いじゃないがバトルスレ行った方がいいと思う
シンの中の人は真中淳平でもあるから案外ハーレム満喫も経験済みだったりして
こう言っちゃなんだが
バトル始まってからつまらなくなった
ことり(美春)「音夢先輩、体操服姿です」
美春(シン)「上着の裾は入れない状態で、ブルマの三角部がホンの少しだけ見える形。さら
に、ネコミミに三本1対の猫ヒゲつけて、……三つ折りソックスを片方だけ履
いている?」
ことり(美春)「ソックスのもう片方が見当たらない所を見ると、脱がす途中でも、履かせる最
中でもなく、“片方だけ履いている仕様”ですね」
美春(シン)「マニアだ。“片方だけソックスが標準”なんてマニアックだよ、ことり」
注)片方だけソックスのマニアさが分からない方は、そのままピュアな貴方で居て
ください。類似に、脱がしたショーツを足首に引っ掛けたまま等がある。
ことり(美春)「まだ早いです、アスカ先輩。音夢先輩マニアの美春には分かります。アレ、直
に体操服を着ています」
美春(シン)「本当か!? あの下、何にもつけてないの?」
ことり(美春)「間違いありません。ブラのホックも肩ヒモも確認できませんし。美春の記憶に
焼きついた音夢先輩のお尻のラインと、布一枚分、ズレがあります。間違いな
く、ショーツもつけていません」
美春(シン)「ことりは、純一を超える変態だったんだな」
二人で遠い目。
純一(ことり)「ち、違。私ハ、コトリじゃナいヨ。えぇっと、そうだ。……実はオレ、シンなんだ」
美春(シン)「…………ことり。オレなら、ここにいるよ」
純一(ことり)「嘘ぉ? 何でシン君が天枷さんの中にいるの? 冗談だよね?」
ことり(美春)「本当ですよ。というかぁ、白河先輩。朝倉先輩の真似をした方が、良かった
んじゃないですか」
純一(ことり)「言われてみれば、その通りだよぉ!」
杉並(音夢)「さて、白河さん。私の体に何をしていたのか。吐いてもらいましょうか」
――白河ことりの心の中――
善ことり「あ〜〜〜ん。どうするのよぉ。変態呼ばわりされてるぅ」
悪ことり「別にいいんじゃないの。変態オヤジとして、路線を変えて、新しい世界を開拓して
も大した問題じゃないよ」
善ことり「大した問題です。可愛いことりちゃんが霞んでいく。およよ」
悪ことり「……ねぇ、落ち込んでないで、どうするの?」
善ことり「どうするって言われても。何か方法ない?」
悪ことり「シン君は後で何とでも言いくるめられるし、天枷さんもバナナで、どーとでもなるよね」
善ことり「残るは音夢さんか。どうしよう。ぐすん」
悪ことり「“オレ、シンなんだ”やっちゃんだし、体ことりの言う通り“オレ、純一なんだ”
やればいいんじゃないの?」
善ことり「今さら? もぅ遅いって。無理だよぉ」
悪ことり「大丈夫だよ。なんのために朝倉君との2年間があったと思っているの?」
善ことり「え? このためにあったの?」
悪ことり「そうだよ。今、このとき、完璧に朝倉君を演じるためにあったのよ!」
善ことり「無理のある後付け設定のような気もするけど、なんだかそんな気がしてきた」
悪ことり「その意気。朝倉純一+白河ことりの魅力で、音夢をベロベロにするよ」
善ことり「……ああ、でもぉ。今、音夢さん、杉並君の中に居るよぉ。杉並君を見ながら口
説くのは、さすがに無理が……」
悪ことり「甘ったれないで!」
パシーンッ
善ことり「痛ッ。自分でも打ったこと無いのにぃ」
悪ことり「杉並に見える? そんなの脳内補正で、なんとかすれば良いのよ!」
善ことり「……補うどころか全体を書き換えないと、ムリな気が……」
悪ことり「まだ言うの。ねぇ、善ことり。貴方は今、どうしたいの?」
善ことり「この、どうしようもない空気を一変して、いつものことりに戻りたい」
悪ことり「だったら、朝倉君を演じて誤魔化すしかない。幸せになりたいなら、分かるよね」
善ことり「確かに、それしかないよ。でも、すでに決められた道筋を、ただ歩くだけで、本当
に幸福になるのかな?」
悪ことり「それは違うよ。例え、決められた道でもノンビリ歩くのと全力で走るのとでは違う。
うつむいて進むのと、風景を楽しみながら進むのとでは、まるで違う。幸せになれ
るかどうかは、その道を、どう進むかによるの。一生懸命頑張って前へ、たくさん
工夫して進んで、ふと立ち止まった時の満足感が、その時の幸福感なの」
善ことり「つまり? 朝倉君を演じるのを嫌々やっても幸せになれないけど? 全身全霊を持
ってすれば? 自ずと幸せがやってくる?」
悪ことり「それは、やってみないと分からない」
善ことり「ズルイよ、そんなの」
悪ことり「そんなことないよ。ってゆーか、何でこんな話で幸せとか何とかって、説いてるの
よ。さっさとやれっての」
善ことり「ひゃぁうわぁ!」
杉並(音夢)「白河さん、聞いていますか」
純一(ことり)「……すまない。音夢。オレが悪かった」
杉並(音夢)「な、なんですか?突然??(この感じ、兄さん。実は兄さんだった?とか)」
純一(ことり)「音夢。聞いてく(ry」
……………………
美春(シン)「あ〜あ、音夢、すっかりたらしこまれてるよ。珍しく、ことりの慌てる姿が
拝めると思ったのに。ダラシナイなぁ」
ことり(美春)「仕方が無いですよ。朝倉先輩を外から見ている人、それも、白河先輩の演じる
朝倉先輩です。朝倉先輩本人が謝る場合の30%増しくらい魅力が出ています」
美春(シン)「それで、いつもの三倍早く話が済むと?」
ことり(美春)「はい。ところで、アスカ先輩、顔色が優れないようですけど」
美春(シン)「当然だろ。中身が、ことりと音夢でも、外見は純一と杉並なんだぞ。正直、
あの愛の語らいは気色悪くて……」
――で。
ことり(美春)「あの〜、白河先輩。盛り上がっている所、恐縮なんですけどぉ…」
純一(ことり)「どうしたの? えっと……」
ことり(美春)「美春です。あのぉ白河先輩。……アスカ先輩が死体さんになっちゃってますぅ」
…青い顔で倒れている美春…。
純一(ことり)「っって、シン君!? いったい、何があったの?」
ことり(美春)「お二人の会話に当てられましたぁ」
純一(ことり)「あ…ああ、なるほど。ま、しばらくすれば起きるよ」
ことり(美春)「お二人の愛の語らいが終われば、ですけど。終わったんですか?」
純一(ことり)「落としきったよ。もとに戻っても、しばらくは従順な音夢ちゃんなっている
と思う」
幸福感たっぷりの笑顔をした純一。
視線を変えると、純一(ことり)の言葉に酔いしれて、赤面で惚けている杉並の姿があった。
ことり(美春)「……うっ……。さすがの美春も見てはならないものを見た気分です」
純一(ことり)「大丈夫か? 美春。なんなら、オレが介抱しようか」
ことり(美春)「け、けけけけ結構です。それにアサカワ先輩、目が怖いですぅ」
純一(ことり)「おっと、つい地が……。……これなら、どうだ? 美春」
ことり(美春)「はわぁ。まま待ってくださいです。美春にも心の準備が……、じゃなくて、え
っと、あの」
純一(ことり)(はっは〜ん。なんだ、天枷さんもまだ、朝倉君のことが好きなんだ。それなら…)
ことり(美春)「ああアアアサカワ先輩。この体は、白河先輩のモノで美春のモノではないんで
すからぁ」
純一(ことり)「私、白河ことり本人の許可でもダメ?」
ことり(美春)「え? いえ、それは……そのぉ……」
純一(ことり)「美春、大丈夫だ。今なら30%増量で、よろしくするからさ」
ことり(美春)「こんなの違いますぅ。30%増した朝倉先輩は、朝倉先輩じゃないです〜〜〜」
――さらに、しばらくして美春(シン)が目覚めた。その頃には日が暮れつつあった。
美春(シン)「あ〜、よく寝た。って、美春のままだよ。目が覚めたら、元に戻るが基本だと
思うんだけどな。…………って、なんだ? この惨状!」
机がひっくり返っていた。窓ガラスが割れていてて、窓枠が歪んでいた。天井に椅子が
刺さっていた。壁には人が真正面から激突したときに出来たような人型の凹みもあった。
と、ことりが美春に泣きながら抱きついてきた。
ことり(美春)「アスカ先輩ぃ、お寝坊さんですぅ〜〜。え〜〜ん」
美春(シン)「え? 何? こと……、美春。どうしたんだよ」
純一(ことり)「いや〜、天枷さん、意外とチェックが厳しいなぁ」
美春(シン)「純……じゃなくて、ことり。って! 何、そのボロボロの顔……だけじゃなく
て服も」
純一(ことり)「意外な伏兵現るだね。参った参った。シン君とライバル張るだけあるね。すご
かったよぉ」
美春(シン)「……ひょっとして、あの壁の人型、ことり?」
純一(ことり)「あれは杉並く……、やっぱり杉並君でいいのかな?」
杉並(音夢)「う〜ん。ひどい目に遭いましたぁ」
美春(シン)「………オレが寝ている間に何が?」
純一(ことり)「まぁ、通り過ぎた喉の熱さだし、気にしない方向で」
純一(ことり)「そんなわけで、紆余曲折ありましたけれど。自分の体は見つかったし。今日の
所は、めでたしめでたし、かな」
美春(シン)「純一と杉並の中身の方は?」
純一(ことり)「帰る場所(体)が無事だから、大した問題じゃないよ」
杉並(音夢)「そうですね。逆だと、困り者ですけど」
ことり(美春)「ああぁぁあ!」
美春(シン)「? 美春? どうした? 突然、大声なんか出して」
ことり(美春)「まだアスカ先輩の体を見つけていません!」
美春(シン)「しまったぁ! 言われてみれば、そうだった」
純一(ことり)「天枷さんは見てないの?」
ことり(美春)「美春が白河先輩であることを良いことに、アスカ先輩をからかおうと、部屋に
行ったときには姿はなく。てっきり空気になって、窓から外へ、風で流されて
しまったのでは?と思い、探しに出た所で……」
杉並(音夢)「アスカ君に会ったのね」
美春(シン)「……何で、オレが空気になるの所はスルーするんだ?」
純一(ことり)「天枷さん。シン君の靴は無かったの?」
美春(シン)「( ゚Д゚)!」
ことり(美春)「そういえば、見当たりませんでした」
杉並(音夢)「ちゃんと靴を履いて外出したってことですね」
純一(ことり)「とりあえず、外に行ってみようか。あら? シン君。何、落ち込んでいるの?」
美春(シン)「…………なんでもないよ」
――で、ぞろぞろと朝倉家の門から出てみれば、ちょうどよく、遠くに人影が見えた。
純一(ことり)「ねぇ、あっちから歩いてくるの。シン君の体じゃないかな?」
純一が指差す方を見ると、口笛吹きながら歩いてくるシンの姿があった。シンは近づいてく
るなり、いきなり話しかけてきた。
シン(??)「なんだぁ。こんな所で立ち止まって。あっはっは。男はスゲェ格好だな。浮気
中に彼女が尋ねてきたのか?」
純一(ことり)「失礼ですが、どちらさまですか?」
シン(??)「オレは、シン・アスカってんだ。よろしくな」
美春(シン)「いや、中身の方。その体の本来の中身は、オレだから」
シン(??)「あ、そう。入れ替わっているの知っているのかよ。しょうがないなぁ。オレは
ムウ・ラ・フラガ、た・い・さ。二階級特進しといて、実は生きていた漢さ」
美春(シン)「だから、誰だよ、アンタ。胡散臭いな。オレの体で変なことしていたんじゃな
いだろうね」
シン(ムウ)「安心しろって。ちょっとハクをつけてきただけさ」
純一(ことり)「……ハク……ですか?」
シン(ムウ)「ほら、キラには婚約者キラーって、肩書きがあるだろ。それに匹敵する愛称を
作ってきたのさ。その名もマダムキラー・シン」
ことり(美春)「まだむきら〜? ですかぁ?」
シン(ムウ)「いや何。プラントや初音島の、色々溜まっている既婚者のご婦人を対象に、慰
めに回っていたのさ。オレって親切っていうか、ホントウ、女性に優しいよね。
この小動物的ルックスとオレの経験を合わせれば無敵だったな。エザリアだろ、
それから…」
美春(シン)「何を自慢したいのか分かりませんけど、もう少しマシな嘘を言ったら、どうで
すか? 半日で、プラントと初音島の両方を回るなんて、できないですよ」
シン(ムウ)「お前、本当にオレのこと知らないんだな。オレは“不可能を可能にする男”だ
ぜ。女性のためなら、時空くらい簡単に超えられるのさ」
純一(ことり)「一つ宜しいですか。初音島も回ったということですけど、“佐伯暦”という名
前に憶えはありますか? 私の姉なんです」
シン(ムウ)「んん。ああ、そうなのか。いやーなんていうか。甥に赤い目の子が出来たらゴ
メンなぁ」
純一(ことり)「嘘でしょ? なんてことしてくれたのシン君」
美春(シン)「オレに言われても。っていうか、何をしたっていうのさ?」
シン(ムウ)「だ〜か〜らぁ、慰めたんだって言っているだろ」
純一(ことり)「あ〜ん。シン君のバカーーポカポカポカ」
美春(シン)「イタタタタタ。ちょっと待ってよ。純一の体じゃ、ポカポカじゃ済まないっ
て。ああ、もう。なんでこんなことぉ……」
??(シン)「……ありえないだろ、こんな展開!……って、……アレ?」
飛び起きたら、そこは薄暗い部屋だった。
??(シン)「あ……、夢? 夢かぁ。そうだよな、夢だよな……」
改めて辺りを見回すと、いつもの見慣れた……、見慣れた部屋じゃない!
電気をつけて確認する。部屋の一角に“NEMU”のロゴ。
音夢(シン)「って嘘だろ〜〜〜〜??」
夢の羊は真昼の陽炎・終
シャッフルされている間、記憶が残り続け、正常な組み合わせに戻ると、記憶が無くなる方式
です( ゚∀゚)ノよぅ!
オレは話の隅々まで書くような人じゃないから、杉並と純一が、どこに行っているのかは、あ
んまり考えてない。ラクスの中に杉並がってのは考えはしたけど、残りをどーすんねん?と。
あと、ムウはあくまでゲストキャラ。クルーゼと同様にファンタジー扱い。今回のように、不
可能を可能にして貰いたい時以外使う気がないなぁ。
純一(ことり)なら全員攻略してハーレムエンドに到達することができそうだ…。
そうかあの二年間はその為にあったのか(マテ。で、ふっ飛ばしたのはキラ?
薄くてちょっと見難いかな?
3コマ目はセリフほとんど読めなかったorz
でも雰囲気は掴めたしイイ感じですw
よぅさんGJ!
でもそんなマニアックなことりは嫌だなwシンの中身が議長でことりの中身が
レイだったらどんなカオスになっていたやら…
いや…ゲームやった感じことりはこんな娘だったぞ確かに…。
>>123 GJ!なんか絵が可愛いです。
>>123 GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
なんかほのぼのした。
129 :
あの人:2006/04/16(日) 23:42:18 ID:bunLluxe
>>103 確かに杉並は論外として、みっくんのお兄ちゃんでもありません。
ネタバレ覚悟で言いますと……ともちゃんの関係者です。
DCFSのことりシナリオ以外には登場しませんが……
>>110 ことりの歌攻撃&ラブ・デスティニーと言う名前を聞いて、
金色の0=デスティニーがアロンダイトでバサッといくイメージが……
シス○リの主題歌だったんですね。
『黒い何か』ってなんなんだろう……
>>121 シン、やはり、がわが大変なことに(笑
まあコーディネーターの出生率は(ry
中身が杉並のラクス……あれ、意外と違和感がない?
>>123 完全に弟属性だwww GJです!
い〜まから、投下されるSSは個人的な懺悔( -∀-)ノよぅ!
「いっしょに入るシミュ」で根本的な間違いを犯していたことに気が付いたために、それ自体をネタにして
投下される内容。
基本的に、しょーもない話であることに加えて、シミュ自体と、後半の昭島ノイマンアーサーの雑談が長
いんで、シミュだけ読んで終わった方が無難な気がする。
雑談は、本当に個人的な勘違いを、ひたすら綴っているだけだしorz
アーサー「帰ってきました!『いっしょに入るシミュレーション』の時間です」
ノイマン「うるさいぞ、そこ」
アーサー「す…すみません」
昭島「ふふふ。さて、『シミュ外伝』ということだけど。ナビゲーターがサブキャラすぎると
いうだけで、こちらが正史といっても過言ではないのだが」
アーサー「えぇ?」
ノイマン「だから、うるさいよ」
アーサー「…すみません…」
昭島「ふふふ。なぜなら、前回の若人たちは一つ大きなミスをしていてるんだよ」
アーサー「それは、いったい何でs……」
ノイマン「いったい何のことでしょうか」
アーサー「あの……自分が喋っているさい…ちゅ…ぅ…ぃぇ…なんでもないです」
昭島「ふふふ。とりあえず、見てもらった方が良さそうだね」
シンことりの「いっしょに入る」シミュレーション正史(注:昭島談)
シン「……っくしゅん。……あ……」
くしゃみをした少年にバスタオルが優しく被せられた。
ことり「大丈夫?」
そう言いながら、ことりは少年の濡れた髪をゆっくりと拭こうとすると、少年
は、頭を大きく振ることで、ことりの手を払い、
シン「自分で拭けるからいいよ。ことりは自分を拭きなよ」
と、少し頬を赤くしながら、そう言った。
少年の反応に、残されたことりの指先は、ちょっとだけ迷いはしたけど、素直に引
っ込めた。代わりに、ことりは微笑と、返事“そうするね”を送った。
雨粒が窓に当たる音が聞えていた。それ以外の音がしない空間は静寂に近かった。
少年に上手く言葉を紡ぐ力は無く、静けさを保つことしか出来なかった。
二つ目のくしゃみが響いた。ことりのモノだった。そこで、やっと少年の口が動い
た。
シン「お風呂に入った方がいいかな」
静けさを破るには少し弱く、タドタドしい言い方で、入浴することを少年は提案し
た。そんな少年に、ことりは、そうしようか、と笑顔で返した。その表情には、無理
に余裕を出しているような、作りの入ったものだった。
夏とはいえ、その始まりの時期に水浴びは早いのだな、と思い、少年は、ことりに
一言も言わずに浴室へ走り、お風呂の準備を始めた。
お湯を浴槽に入れ始め、少年はリビングへ戻ると、何をしていたのか尋ねられた。
シン「お風呂の準備」
恋愛をテーマにするような話の主人公なら、ここで一つ小粋な冗談を言いそうな所
だけど、少年の辞書には、そんなページはなく、素っ気無い一言を返すのみだった。
そんな少年に、ことりは
ことり「ありがとう。シン君、優しいんだね」
と、心が1℃ほど温かくなるような声をプレゼントした。
普通は嬉しいのだろうけれど、少年は、そのような器用さを持っていないことが、
歯がゆかったのか、少し乱暴に返事をしてしまった。
シン「別に。普通だよ、これくらい」
その言い方は、受け取る側をささくれ立たせるような口調だったけれど、ことりに
は、その姿が、ただ照れているようにしか見えず、クスクスと笑うだけだった。
子供扱いされている。少年は、そう受け取った。だから、出来る限り、心を背伸び
させて言った。こっちの方が上だぞと、威勢を張った。
シン「ことり。先に入ってきなよ」
それでも、ことりからしてみれば、少年が一生懸命、心の踵を浮かせている姿が瞳
に映っているようで、あはは、と軽快な笑い声に出してしまった。
少年は、そんなことりの姿に眉を潜ませ、少し拗ねた口調で、入らないなら自分が
先に入る、と主張し出した。
“普段のことり”なら、キチンと周りに気を配って、他人に不快な気持ちにさせる
ことなどない。そして、現実は学園の偶像;白河ことりを作り出し、それが所謂、
“普段のことり”というものになっていた。
ここにいるのは、その“普段のことり”ではなく、一部の限られた者だけが目にす
ることの出来る、ただのことり。本音が見え隠れする女の子だ。
少年が、たまに不快感を得ることがあるのは、そのことりの境界の内側にいること
を意味した。でも、そのことを少年が理解しているとは限らないわけで――。
シン「――で、どうするの。本当にオレから入ってもいい?」
バスタオルを被ったままの姿で、少年は口を尖らせていた。
ことり「か弱い女の子を待たせて、どうするの? さっきの優しさが台無しだよぉ」
ことりは、笑うのを止めて、柔らかい口調で注意した。それに対して、少年はプイ
っとソッポを向いた。怒ってますという意思表示だ。さすがにマズイと思い、
ことり「シン君っ。ごめんなさいっ。少しばかり、おふざけがすぎました」
ことりは、笑ってしまったことを謝るために頭を下げた。それでも、少年は、こと
りを見ようとしなかった。お風呂どうしようかと聞いてみても、ことりに振り返らな
かった。
少年は天の岩戸にでも入ったつもりなのだろうか。しかし、その岩戸は、ご存知の
ように、とある機転を利かせることで、内側から開いたのだ。と、すると今回も、少
しばかり機転を利かせるだけで、心の岩戸を開かせることは出来るはず。
もっとも、ここで踊り出すのは、さすがに変かと思い、少年が改心してしまうよう
な一言を伝えることにした。それには、ことりの姿を見せた方が効果的だ。
だから、ことりは、下から覗き込むようにしながら、軽い足取りで、少年の向いて
いる方に回りこんでみた。すると、少年はまた、プイっと別方向を向いてしまった。
全く子供なんだから、と心の中で思いながら、少年の頭から垂れ下がっているタオ
ルの両端を引っ張り、少年の頭をムリヤリこちらに近づけてみた。少年がまだ、顔を
他所に向けいるせいで、ことりから見て左側のタオルの面は、少年の顔の凹凸を浮か
び上がらせていた。
ことりは構わず、少年の耳元で、こう言った。
ことり「シン君。お風呂、どうするの? 答えないのだったら、このまま、お風呂まで引っ
張っていくよ。それで、そのまま私と――」
内容の異様さに気が付き、少年は思わず、タオルが引っ張られている方を見た。視
線の先、というより、まさに目と鼻の先に、ことりの顔があり、それだけでも驚きな
のに、追撃の一言が入った。
少年の瞳は、その言葉を使うことりの唇の動きを、しっかりと写していた。
ことり「――いっしょに入る?」
えぇ?っと大きな声を上げ、少年は思いっきり後ろに跳び引いた。タオルは、こと
りの手から離れ、足場が濡れていたこともあり、少年だけ、その場に、滑って転んだ。
反射的に受身を取り、後頭部を打つことは避けられたものの、驚きすぎて、すぐに
起き上がろうという気にならなかった。
少年が、仰向けのまま、ぼ〜っと天井を見上げていると、視界に、ことりの笑顔が
入ってきた。イジワルそうな笑顔だった。
ことり「冗談です。ねぇ、私の方が先に入ってもいいよね?」
少年は静かに頷き、それを確認したことりは
ことり「それでは白河ことり。行ってきます」
と、一言残しリビングを出て行った。
しばらくしてから、少年は、ゆっくりと体を起こし、床に座った姿勢で止まった。
そして、ふと思った、“自分はことりに、一生勝てない気がする”と。
アーサー「えぇ!? 二人だけなのに、普通に話が回っているじゃないですか!」
ノイマン「あんた、イチイチ大声ださないとダメなのか」
アーサー「……ぁ……ぇっと……ごめんなさぃ……」
昭島「ふふふ。前回、アスカ君は動かないという理由で、他ヒロインを投入してきたけれど
それが間違いであると分かったかな?」
アーサー「さっぱり分かりません!」
ノイマン「アーサー、お前な」
アーサー「……ぁ……あのぉ……ぃぇ……なんでも」
昭島「ふふふ」
ノイマン「昭島先生。前回のと何が違うのでしょうか」
アーサー「えぇ! それ、自分が言いたいk……ぃぇ……ドーゾ」
昭島「ふふふ。よくある勘違いなのだけど、純一君の立ち居地にアスカ君を、そのまま入れて
しまうから、上手く話が動かなくなるのだよ」
アーサー「そういえば、あの最初の……」
ノイマン「そうすると、冒頭のくしゃみ。確か、元は白河ことりがしてましたね。それと関係があ
るのでしょうか?」
アーサー「……キミぃ! 私のセリフを取らな……ぃ……ぃぇ……どうぞ……」
昭島「ふふふ。アスカ君の特徴は総受け。この手の日常的な話だと、はっきり言って、ヒーロ
ーの居地に置くと、ヒーロー補正と相反し、行動が制限されるだけなのだよ」
アーサー「えっ………………ぇぇ!」
ノイマン「日常生活に必要なのは、知恵や機転ですからねぇ」
昭島「また、白河君も同様に、その総受けヒーローに対するヒロインとして配置するから、彼
女の能力が制限されてしまい、力が発揮できなくなる。まぁ、周知の事実だけどね」
アーサー「だったら、どうすればいイ……」
ノイマン「待てよ。これはヒーロー像とヒロイン像が逆だってことだよな。ならば、ヒーローに白
河ことりを据え、ヒロインにシン・アスカを置けばいいのか」
アーサー「ええぇぇぇぇぇえええぇぇぇ?」
昭島「ほぼ正解かな」
アーサー「ええぇぇぇええ!」
昭島「ちなみに、それを本気で実行してしまったのが、人格入れ替えネタ『夢の羊は真昼の陽
炎』なんだよ」
アーサー「え〜〜?え〜〜!え〜〜!?」
ノイマン「言われてみれば、あの純一(ことり)は、少年漫画系ヒーローに、ありがちな“余計なこ
とをして、ピンチに陥るわりには、最後は自分の力で困難を乗り越えてしまう”役でし
たね」
昭島「対して、アスカ君は“何で私がこんな目にぃ”の理不尽系ヒロインだったというわけさ。
まぁ、損な役割になるのは男の子だから、仕方が無いことなのだけれどね」
アーサー「あれ? でも今回は、ヒーローという感じでは無いような……」
ノイマン「アーサーと同感というのはアレですが、このシミュレーションは、ヒーローとは違う気
がしますけど」
昭島「そうだね。今回のは、いうなればギャルゲーの主人公サイドとしての白河君と、その攻
略ヒロインとしてのシン君かな」
アーサー「ぇぇッ!」
ノイマン「ああ、主人公に、かき回されるタイプの攻略ヒロインですね」
昭島「他に何か質問はあるかな」
アーサー「あの〜、こうして振り返ってみると、自分は何のために居たんでしょうか」
ノイマン「ふふふ」
昭島「キミは……、アーサー・トラえもん君といったね」
アーサー「……ぇ?……ぃぇ……とらいん……ですけど」
昭島「トラえもん君。キミはMMRはキバヤシしか必要ない派かね?」
いっしょに入るシミュ外伝・終
なんつーかゴメン。どーしても、やりたかった,、というか、やっとかなければイカンと思った。
アーサーの扱いの悪さには元ネタがあって、ニャー速かニュー速で見たんでけど「僕がエヴァ
ンゲリオンの登場人物だったら」から来ている( ゚∀゚)ノよぅ!
つっても、あの味は出せてないなぁ無念。元ネタの方は面白いから探してみてヨ。
これの前段階の構想では、フレイ、ステラ、香澄の凸凹幽霊トリオでやる、話がひたすら逸れ
捲くる、シミュ2だったはずだけど。アレを見た瞬間に、昭島、ノイマン、アーサーの外伝ネ
タになってしまった。
実は、外伝を先にやっちゃうとシミュ2やる意味ないなぁ。オレとしてはもう、シミュ2はお
蔵入りだね。使いたかったら、ドゾー。
あとシミュの方で文章が多いのは、若者組と昭島のシミュの差を出すためにやった苦肉の策。
だって、昭島だよ。杉並は、ともかく残りの三人と一緒ってのはなぁ…
アーサー「え〜〜?え〜〜!え〜〜!?」
↑これの為に呼ばれたんかいw。
そうか、白河ことりがヒーローでシン・アスカがヒロインだったのか。
よぅさんGJ!
なんかすっげーおもしろかったw
ことりに惚れ直しそうだ・・・
最近質が落ちたなと書くとどうなるのだろうか
良職人さん戻ってきて><
全盛時よか書き手が少なくなると、誰でもそう思うさね
スレの勢いって、時流もあるしなー
様子見してる職人さんに熱意がない場合には逆効果ではないだろうか?
ROM専からはこうだw
確かに逆効果だろうな〜
やる気を削ぐのに使えそうだが
ことりの出番が前より全然増えてるじゃん。
種キャラメインにするとDCキャラの影が薄くなることが
判明したので種寄り&ゲーム版DC未プレイな職人さんは
書きにくくなったのかもしれないな。
昔は生まれたばっかだったから勢いがあったのは当然
なら今世の中で生まれてくる良スレに勢いがあるのは当然。つまり既存のスレからその分勢いも人も吸われていく
ならば新規の人に期待するしかないのか?
原作に忠実なスレなら、その作品が好きであれば、スレが進んでいても新規の人も入りやすい
だけどこのスレは2作品からの派生スレであり、明確な原作はないといえる(このスレが交流の原作ともいえる)
ので、さすがに6までスレが進むと新規は望み薄
ながながと書いてしまったけど、ようはこういった種類のスレが時と共に衰退していくのは、何が悪いとかじゃなく、必然
今はこの状態で安定しているんだからこのままでいいんじゃないの?(てかどうしようもない)
唯一ともいえる改善策は、ロムの人も作品を少しずつでもいいから投下していくことかな
最近のよぅさんのことりとあの人のロボことりが
可愛くてしょうがないんだが・・・。
よぅさんGJ!
その能力に嫉妬( ^ω^)
作品投下できない俺たちROM専は、大人しくしてようぜ。
スレ談義になってまた荒れるの嫌だしね。
定期的にそうゆう流れになるのもしょうがないかもしれないけど、今はまったり安定してていいと思うよ。
それはともかくよぅさんGJ!
ことりテラカワイイ(;´Д`)ハァハァ
「いっしょに入るシミュ」は、S.S.第一話という原形があるから、ことりが可愛く見えて当然で、
実際はオレの力ってわけじゃないんだ( -∀-)ノよぅなorz
いや〜入れ替えネタの時も可愛かったぞ。
うむ、アレは萌えた。紛れも無くよぅさんの実力。
これが本当のインスパイア。負債とは出来が違うw
なんか俺、泣いてばっかだ・・・
とりあえず皆様GJ!
152 :
あの人:2006/04/19(水) 06:50:47 ID:OwFOvmpg
自分はよぅさんに、一生勝てない気がするwww
GJです!
シン・アスカの成分解析結果 :
シン・アスカの60%は見栄で出来ています。
シン・アスカの23%はハッタリで出来ています。
シン・アスカの7%は月の光で出来ています。
シン・アスカの4%は媚びで出来ています。
シン・アスカの4%は利益で出来ています。
シン・アスカの1%は宇宙の意思で出来ています。
シン・アスカの1%はカルシウムで出来ています。
白河ことりの成分解析結果 :
白河ことりの40%は電力で出来ています。
白河ことりの28%は度胸で出来ています。
白河ことりの23%は微妙さで出来ています。
白河ことりの9%は嘘で出来ています。
_| ̄|○
シンみたいな下僕を従えてるいたずら好きって辺りに何か近いものを感じる・・・。
このスレのことりは下僕持ってるが…。
ななか苗字が同じ別の人かと思ってたけど性格に合わせて
ちょっとリファインしてるだけでほとんどことりそのまんまだな。
保守しにきた
さっき知ったが、ボーカルアルバムVOL.2なんて出るのか
ことりは音夢と一緒の曲だけだし、工藤はやっぱり曲なしか・・・
まぁ何か工藤はドラマCD出るみたいだが
音夢とことりを一緒にして音夢の不人気を払拭しようとする魂胆丸見え
>153
チラシの裏にでも書いてろつの
165 :
あの人:2006/04/24(月) 00:10:42 ID:C5CrHOwN
迷走に迷走を重ねて……『あのクマ』の続きです。
翌朝……
ことり「昨日調子悪そうだったけど……大丈夫かな?」
シン「おーい……えっと、バーニィ、起きてるか?」
「ふっふっふ……とりゃあ!Aのフォーカード!」
「あや?!」
「またまたアタシの勝ちね〜」
「うう……もう一回、もう一回勝負ですっ!」
「いいわよ、何十回だろうが何百回だろうと相手してあげるわ。」
「むむむ……あっ!」
「何か良いカードでもきた?」
「あ、あや?!いえそんなことは……」
「カード、何枚交換する?」
「いえ、私はここでストップします。」
「自信あるんだ。じゃあアタシは2枚交換、と。」
「ではカードオープンです、私のは……QとKのフルハウスですっ!」
「へえ、最初っから揃ってるなんて、ラッキーね。」
「あい、やっと天も私に味方してくれたんですね。」
「そうねー、ただアタシの方が一枚上手だったみたい。」
「あや?」
「アタシのは……ハートの4から8までのストレートフラッシュ!」
「あ、あやややや?!そ、そんな……」
「ふっふっふ……またまたアタシの勝ちね。どう、まだやる?」
「あや……もちろんです!こうなったら、一回でも勝つまでは……」
ことり「……なにしてるんですか?」
「あや、ことりさん。見てのとおりポーカーですよ。香澄さん、強くて強くて」
香澄「だってこの子すぐに顔に出るんだもん、まあ根性はあるみたいだけど。
シンだったら大体2時過ぎたら寝ちゃうからね〜」
シン「それが普通だって。珍しく出てこないと思ったらバーニィの部屋に……
ってまさか、徹夜でやってたのか?」
香澄「ええ、そうだけど。」
シン「そうだけど、って……大丈夫かバーニィ?」
「?なにがですか」
ことり「眠たく……ないの?」
「あい、寝なくても疲れない薬を飲んでますから。」
シン「なっ……そ、そんな薬があるのか?!」
「ありますよ」
シン「……たのむ!その薬わけてくれ!毎晩、毎晩、香澄にゲームの相手させられて、
ここのところ慢性的な寝不足で寝不足で……もう限界なんだ。」
「あや、そうなんですか。それは大変ですね……」
シン「頼む、このとおりっ!」
「あい……ただ、この薬の成分は地球人にとって危険なものだったと思うのですが、
それでもいいのならどうぞ飲んでください、効果抜群ですよ。」
シン「飲めるかっ!眠らないどころか永遠に目が覚めなくなるだろ!」
ことり「まあ、実際眠らなくてもいいみたいですけど…」
166 :
あのクマ:2006/04/24(月) 00:12:16 ID:C5CrHOwN
香澄「……ねえ、素朴な疑問なんだけどさ。」
シン「ん?」
香澄「地球人にとって危険な成分の薬を飲んで平気なこの子は……何?」
「あ、あやや…そ、それは」
シン「地球から数百光年離れたシーム星から来たシーム星人なんだってさ。
ちなみにバーニィっていうのは偽名な。」
「あやっ?!ア、アアアアスカさん、何をそんな、フォローはどうなったんですかっ!」
シン「大丈夫だって。超常現象具合なら香澄もそう変わら…」
香澄「シーム星人ってことは……まさか、宇宙人?!
グレイ型じゃないようね……って、なに冷静に観察してるのアタシ?!
まずい、まずいわ!このままじゃアタシ、連れ去られて何か埋め込まれちゃう!
いえ、それならまだマシだわ。下手したらエイリアンベイビーとか……
いや〜〜!!そんなのいや〜〜!!助けて明日美〜〜〜!!」
シン「いや、落ち着けって。バーニィはそんなことしないから。」
香澄「ウソよ!ちゃんとわかってるんだから!
ほらこのページ、UFOにさらわれた少女の話が……」
「冤罪ですっ!何度も言いますけど、銀河連邦でそういうのは禁止されているんです。
だいたい、こんな資源的にも技術的にも価値がない、辺境の惑星にわざわざやってくる物好きは
そうそういませんから、それだけ頻繁に起こっているとしたら、それは間違いなく地球人の仕業です!」
ことり「それはそれで恐いかも……」
シン「って、なんで香澄が『ヌー』持ってるんだよ?!」
香澄「杉並がくれたのよ、日がな一日時間潰せるからって。いろいろと投稿もしてるのよ。」
ことり「何時の間に……」
シン「幽霊がオカルト雑誌に投稿するなよ……」
香澄「いいじゃないの、暇なんだから……そうだ杉並がいたわ!すぐにメールを」
シン「絶対送るなっ!話がややこしくなるっ!」
ことり「えっと、香澄さん。そういう雑誌が全部が全部、正しいわけじゃないと思いますよ。
実際、幽霊とかの話だって香澄さんが知っている事とはだいぶ違うでしょうし。」
香澄「えっ?……そうね。アタシも知り合いの死神さんから少し聞いたぐらいだけど、
ああいう話のうち霊的なものは、実際のところかなり少ないらしいから。」
ことり「でしょ?それと同じ事だよ。私が保証します、バーニィちゃんは良い宇宙人さんです。」
シン「そうそう、少なくともゲームに負けたからってポルターガイストは起こさないから。」
香澄「あ、あれはものの弾みで……でも、そうね。この子がそんなことするとは思えないわね。」
シン「そうそう。だいたい香澄は騒ぎすぎなんだよ、自分自身が超常現象の固まりみたいなものなのにさ。」
香澄「う、うるさいわね!幽霊になっても、恐いものは恐いのよ!
……えっと、恐がったりしてゴメンねバーニィ。宇宙人なんて始めてだったからさ。
謝るから、そんな部屋の端っこで、青い顔しながら震えてないで、こっちに」
「いやですぅ!!この前映画でやってました、そんなこと言って、近づいたところを
水中に引きずり込むつもりなんですぅ!えろいむえっさいむどーまきさらむーん悪霊退散っっっ!!」
香澄「アタシは河童でも悪霊でもな〜〜いっ!!」
シン「……こっちもか」
香澄「…まあそういうわけで、アタシはシンの守護霊だから、取り憑いたりはしないから安心して。」
「あやや、そうだったんですか。取り乱してすいませんでした。」
シン「守護された覚えはないけどな。」
ことり「あはは……ではでは、誤解が解けたところで朝食にしませんか?
お姉ちゃんが用意しておいてくれてるはずだから。」
167 :
あのクマ:2006/04/24(月) 00:13:35 ID:C5CrHOwN
?「あっ♪シン君、おはようっすv」
「あや?!」
香澄「……えっ?」
ことり「あっ」
シン「おまえ……」
香澄「ド、ドッペルゲンガーだわ!白河さんのドッペルゲンガーっ!!」
?「違います。」
「クローンですか?でも地球の技術ではテロメアの長さが……」
?「それも違います。」
シン「…で、なにやってるんだ、バード?」
バード「はい。私、昔の……私の先輩であるHM-A05の活動記録を見つけて、気がついたんです。
私のするべき事、それは……ことりさんを影ながらサポートすることだと。」
ことり「私の……サポート?」
バード「はい!白河家の炊事洗濯家事全般は勿論、ことりさんの為ならたとえ火の中水の中!
ことりさんが交通事故で意識不明の重体になったなら、代わりに学校へ通います!
昔の恋をあきらめられないのなら、今の彼女をサーカスに売りつけてでもよりを戻させます!」
シン「……ほんとに、ことりのためか?」
バード「はい、すべてはことりさんのため!白河家に出入りすればシン君に会えるとか、
ことりさんが意識不明の間にシン君とフラグを立てて一線を越えてしまおうとか、
一人身になったシン君をおいしくいただこうとか、そんな事は微塵も考えて…」
シン「帰れ。」
バード「まあまあ、そう照れないでください♪ところで……そこの女性二人はどちらさまですか?」
「あや、私たちは、その……」
香澄「人に名前を聞くときはまず自分からでしょ?あんた、いったい何者なのよ。」
香澄「ごちそうさま〜」
「ごちそうさまでした。」
バード「おいしかったですか?」
香澄「ええ、このコーンスープとか、良いダシが出てたわよ。」
「このスクランブルエッグも、サモスカみたいでおいしかったです。」
ことり「…どうすれば焼き魚の味がするスクランブルエッグができたり
コーンスープが味噌汁味になったりするのかは気になりますけどね。」
バード「えへへ、何せ作られて初めて作ったもので…」
香澄「初めてにしては上出来よ。アタシなんか生きてるうちはまともに料理作れなかったからね〜
最近白河さんに習って、やっとまともな料理できるようになったんだから。
バードも白河さんに習ったら?きっとすぐに上手になるわよ。」
バード「そうですか?う〜ん……シン君においしい料理食べてもらいたいし…
シン君はどう……って、どうしたのシン君、そんな神妙な顔して。」
シン「いや……適応能力早いな、って思って。」
バード「ああ。私の本質的な部分はことりさんと同じですからね。
ことりさんも二人に会ったとき、あんまり驚かなかったでしょ?」
シン「バードとことりが本質的に同じっていうのはいまいち信用できないけど……
まあ確かに、あんまり驚いてなかったな。」
バード「まあ初音島ですからね。記録によれば過去には猫耳メイドとかもいたらしいですし、
いまさら幽霊や宇宙人やMSやコーディネーターや魔法使いが増えても、
そこまでオーバーに驚く人は滅多にいないと思いますよ。」
シン「そこにコーディネーターを括るなよ、あと魔法使いはいないだろ流石に。」
168 :
あのクマ:2006/04/24(月) 00:15:20 ID:C5CrHOwN
杉並「やあ、シン!今日もピンクのクマミミフードがよく似合ってるぞ。
と、人が挨拶しているのに何処に行こうというのだ。」
シン「うるさいなあ……なんでこんなところにいるんだよ?」
杉並「家はそう遠くあるまい。ときにシン、霧羽香澄は一緒ではないのか。」
シン「香澄なら家で留守番してるけど、何か用があったのか?」
杉並「ああ、ヌーの最新刊とコミックキュートをな。今回はまたすごいぞ!
ツングースの大爆発は遊園地でデートでプラズマ火球が観覧車で重なる影!」
ことり「ま、混ざってますよ……」
杉並「うむ……まあそれはそれとして、その見かけない幼女はなんだ?
隠し子はまだ生まれないだろうしな。まさか、公園からこっそりと……」
シン「んなわけないだろ。こいつはバーニィ・ピンク、オーブにいた時の知り合いで、ことりと同い年だぞ?」
杉並「ほお、芳乃講師と同じようなものか。俺はてっきりシンが本性を現したのかと思ったぞ。」
シン「ど・う・い・う・本性だ?」
杉並「ロリ&シスコン。」
シン「あ、あんたって人はぁぁぁぁぁあ!!」
杉並「冗談だ、そうムキになるな……ときに、ピンク嬢。」
「あや、なんですか。」
杉並「うむ、君はオーブから来たということだが……観光か?」
「あや、ちょっと……日本の文化の勉強に。」
杉並「ほお、それは感心だ。だが悪いタイミングで来たな。最近ここらへんにクマがうろついているらしいからな。」
「あ、あや。そうなんですか。気を付けないといけませんね。」
杉並「ああ、まあクマといってもどうやら普通のクマではないらしい。」
シン「ピンクのクマだろ。着ぐるみだって。誰かのイタズラだ。」
杉並「ふっ、甘いな。『ピンク色』という印象に隠れてあまり問題になっていないが……
証言からそのクマは、風見学園の本校の制服を着ていたことが判明している。」
シン「だ、だからなんだよ。」
杉並「わからんか?風見学園への通学路、通学時間に制服姿でうろついている……
このことから、ピンクのクマは本校の学生である可能性が、高いっ!」
「あ、あや…」
ことり「で、でもでも、なんでそんな姿で学校へ?ドッキリか何か?」
杉並「いんや、俺の考えが正しければ……おそらく、そのクマは、今までもその姿で学校へ通っていたと思われる。」
シン「い、いや、学校にクマが来たら普通気づく、だろ?」
杉並「ふっ、おまえ達は知らないだろうが……風見学園には、2年ほど前から
『着ぐるみ姿で通常授業を受けても誰も気にしてくれない』という淋しい噂があるのだ。
情報源は不明だが……火のないところに煙は立たないっ!
おそらく……そのクマの着ぐるみには特殊なステルス機能的なものが付いている。
だが、今の地球にはそこまでの技術はない。つまり、それは地球外のテクノロジィ!!
そう、風見学園には、我々の知らないうちに……外宇宙からの使者が紛れ込んでいるのだっっ!!」
シン「ひ、飛躍しすぎ、じゃ、ないのか?」
杉並「ふっ、そうでもないさ……カードは既に揃っている、俺に解けない謎など、ないっ!」
シン「か、カードって……なんだよ?」
杉並「詳しいことはまだシークレットだ。まあ近いうちに、な。」
シン「……もしかして、バレてるのか?」
「あやぁ……一時期、朝倉さんが『クマ、クマ』って、連呼していましたから。」
ことり「そういえば、私も聞いたことがあったような気も……」
シン「……要注意だな。」
169 :
あのクマ:2006/04/24(月) 00:17:14 ID:C5CrHOwN
桜公園……
ことり「ねえバーニィちゃんって、ケバブは好き?」
「ケバブ……あの屋台のなら、何度か食べてますよ。」
ことり「バーニィちゃんは、チリ派?ヨーグルト派?」
「あや、そうですね。店員さんが薦めてくるので、今まではチリソースだったんですけど。」
ことり「ヨーグルトソースも美味しいんだよ、食べてみる?私がおごるよ。」
「あや、いいんですか?」
ことり「うん。シン君も食べるよね。」
シン「ああ、朝、あんまり食べれなかったからな。俺が買ってこようか?」
ことり「ううん、私が買ってくる。シン君が買いに行くとチリソース買わされちゃうでしょ?」
シン「うっ」
さくら「シ、シン君?!」
シン「ん、さくら?」
さくら「にゃにゃ……あのウワサ、本当だったんだっ……!!
シン君が白河さんと同居しているのにもかかわらず手を出さないのは、
シン君が、10歳前後の明るく元気な少女がストライクゾーンの変態だからだという、
非常に恐ろしげなあのウワサは……っ!!」
シン「なっ、ちょっとまて!何処から出たウワサだ、それ!!」
さくら「杉並君達がシミュレーションしてた……でもまさか本当だったなんて……
ボクの貞操の危機だよ!よるなっ!見るなっ!近づくなっ!このケダモノっ!
こうなったら積極的自衛権の行使だっ!粛正だっ!成績オール1だっ!」
シン「やめろ!いいか、こいつはな……」
ことり「シン君、バーニィちゃん、おまたせ。思ったより時間がかかっちゃった。」
さくら「こんにちは、白河さん。」
ことり「あっ、こんにちわ、芳乃先生。こんなところでどうしたんです?」
さくら「うん、ちょっと個人的に家庭訪問に来た帰りなんだけど……ふーん、そっかこの子が。」
ことり「……あっ、バーニィちゃんのこと、教えたの?」
シン「ああ……俺はクマの中身だって、教えただけなんだけど、バーニィが口を滑らせて……」
さくら「でもでも、宇宙人なんてビックリだよ〜!宇宙船の航行システムはどういうシステムなの?
約820光年を数日で往復できるんでしょ、すごいシステムだよ!教えて教えて!」
「あや……教えてもたぶん分からないと思いますよ?」
さくら「らんららんらら〜ん♪らんららんらら〜ん♪は・じ・め・てのうちゅうせ〜〜ん♪」
シン「前にミネルバにも乗っただろ……」
さくら「ノンノン、あれは戦艦だよ。宇宙船とは大違い。
それに外宇宙のテクノロジーが見れるんだよ、これでワクワクしないでか♪」
シン「いや、でもあれ、内装だけ見たらな……ところで、バーニィ?」
「あい?」
シン「何やってるんだ?」
「見て分かりませんか?逆上がりです。」
シン「それは分かる。いや、どうしてそんなことしているのかを聞いてるんだけど……」
「あや、朝倉さんから聞いてなかったんですか。これプロテクトを解いてるんですよ。」
ことり「プロテクト?」
「あい、我々他の星系の人間の存在はまだまだ秘密にされているべきでありその為な厳重なプロテクトは……」
170 :
あのクマ:2006/04/24(月) 00:19:03 ID:C5CrHOwN
暦「おお、遅かったな。」
杉並「茶をいただいているぞ。」
「あ、あやややっ?!」
さくら「あっ、杉並君だ。」
ことり「お、お姉ちゃんまで……」
シン「なんであんた達がここにいるんだぁぁぁぁぁぁぁあああ!!」
杉並「ふっ、言っただろ。俺に解けない謎はないっ!、と。」
ことり「で、でも、どうして……」
杉並「その説明の前に確認したいことがある……そこの他称バーニィ・ピンク!」
「あ、あい……」
杉並「きさま……本校3年の紫和泉子だな?」
「……っ!」
シン「紫……和泉子?!」
ことり「えっ……紫さん、だったの?」
杉並「……うむ、間違いないようだな。まあ、違っていたらここには入れなかっただろうが。」
和泉子「……どうして、どうしてわかったんですか。」
杉並「カードは揃っている、とも言っただろ。ピンクのクマが目撃されたのが一昨日。
そして昨日、ピンクのクマミミフードをかぶって登校したシン・アスカ。
まあクマミミフードの理由は定かではないとして、この二つには何らかの関連性があるのは自明の理。
そしてそこへとってつけたかのように現れた自称オーブ人の女……迂闊だったな、
オーブ人の入国記録を調べれば、その女がオーブ人でないことなどすぐに分かる!」
和泉子「あ、あや……でも、それなら……それなら、あの中身が私だということは分かっても、名前はどうして……」
杉並「昨日、一昨日に学校を休んだ生徒を調べ、しらみ潰しに確認していった。
その結果、浮かび上がった名前が『紫和泉子』だ。桜公園の敷地内に住んでいるというが、
その家を知っている人は誰もいない。ただ遊具公園で幼児に混じって遊んでいる姿が、
毎日のように確認されている。その証言を元に、順番通り遊具で遊んだら……
なんと!なだらかな斜面にさっきまでは無かったはずの洞穴ができているではないか!」
シン「あっさりと解かれてるな……厳重なプロテクト。」
ことり「でも、どうしてお姉ちゃんも……」
暦「いつまで経ってもバードが帰ってこないんで、家に様子を見に行ったら偶然出会ってな。
話を聞いた時は、にわかに信じられなかったんだが……まさか本当に異星人とはな。」
ことり「……お姉ちゃん、物凄く興味津々な目してるね。」
暦「ん、そうか?」
シン「バー……いや、紫さん。いつでも逃げれるようにしておけ……捕まったら解剖される。」
暦「いや、いくら私でも、この娘にそこまではできないぞ?色々と調べてはみたいが……」
ことり「お姉ちゃん、杉並君、このことは内密にしてくれませんか?
紫さんは、普通に学園生活をおくりたいだけなんです。」
杉並「うむ、まあここは元々ミステリーが多い島だ。宇宙人が1人増えたところでそう問題はない。
が、宇宙人の存在の確固たる証拠をむざむざと捨てるのは、俺としては不本意なことでな。
……悪いが、今回の件はしかるべき所へしっかりと報告させてもらうぞ!」
和泉子「そ、そんな……」
シン「香澄の時は黙っていてくれたじゃないか!今回も……」
杉並「残念だが、幽霊と宇宙人ではスケールが違うのだ。何と言われようとも、
今回の出来事はしかるべき所へ送らせてもらう……俺が死ぬか、忘れでもしない限りな。」
171 :
あの人:2006/04/24(月) 00:23:45 ID:C5CrHOwN
さんざん迷走した結果こうなりました……一番バレてはいけないところにっ
次回、やっと最終回?シリアスになる予定…
>杉並「ふっ、おまえ達は知らないだろうが……風見学園には、2年ほど前から
> 『着ぐるみ姿で通常授業を受けても誰も気にしてくれない』という淋しい噂があるのだ。
これまた意外な所から発掘乙
あの人、マジでクオリティ高いよ、GJ!!
174 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/24(月) 17:30:13 ID:C1jxZe4/
つかパクリネタか?
GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
よもや
>10歳前後の明るく元気な少女がストライクゾーンの変態
とシミュを本気で組み込んでくるとは、相変わらずのツワモノッぷり。
>>171 GJ!
しっかしコーディネーター、宇宙人、幽霊、ロボが一つ屋根の下で同居するとは初音島で一番神秘なのは白河家かもしれんのう
>>176 忘れ物
つ魔法使い
アイシアが凹んでるようです
(´・ω・`)
その設定ってまだ生きてたのか?
>>177 虎のメイド喫茶にしか登場してなかったが、
実はちゃんと白河家で同居していたアイシア。
>シン「そこにコーディネーターを括るなよ、あと魔法使いはいないだろ流石に。」
しかしみんなから無視さていれる。
いじめられてるのかアイシア?
アイシアが白河家に居候してるって設定は
他の人の作品と独立してる初代さんのSSが元だから使ってる人が少ない
俺もスレ初期の頃はてっきりアイシアは白河家にいるもんだと思ってたが
初代さんのSS以外では大抵朝倉家にいる
>>179 単に魔法使いだってばらしてないんじゃないか
181 :
あの人:2006/04/26(水) 00:43:29 ID:N7v/tQVf
>>172 そして伝説へ……あれには驚きました。
>>173 いえいえ、まだまだ低いですよ。無駄に長い部分がありますし……
>>174 あー……桜公園でのやりとりのことでしょうか。
キャラや展開を変えてみましたが、元は「初音島コンチェルト」という
コラボレーションコミックスに載っている「サーモン・プリンセス」です。
最後のコマの、びちびちとしたモノは、想像以上でした。
>>175 いつでも本気です。なんだったら入れ替えネタもくm(ry
むしろ、このネタを考えついた、よぅさんがツワモノです。
>>176 元々、バードと香澄はこの話に絡む予定はなかったのですが、
香澄が白河家に住み着いたので、更に規格外さを出すために
バードも登場させてみました。少しはサポートさせましたよ。
>>177 >>178 >>179 自分は、アイシアは朝倉家にいるという設定で書いています。
何故初音島にアイシアが残っているのかの設定も
勝手に捏造していますが……語る必要もないのでしょうね。
しかし、そうか……アイシアも絡ませれば良かったかな。
>>179 >>180 魔法使い設定は一応バレてない方向で書いています。
シン「魔法使いはいないだろ流石に。」
ことり(いるんだよねぇ、それが。)
友人にD.C.S.S.を全話見せてもらいました。
……なんだか、色々と受信してしまいました。
黙っていれば、分からないことなんだけど( -∀-)ノよぅ
オレの場合、アイシアは居たり居なかったりする。まぁアイシアに限った話じゃないんだけど。
登場していなかったら、居ないくらいかも? の感覚かな。実はイザークたちが居ないのを、
前提として書いている世界観も織り交ぜているんだよなぁ。ヒドい話だ、つかゴメン。
まぁ絡ませないのは、未熟さ故なんだけど。パワーバランスを取りきれないというヤツ。
もともと強力なカードは、あまり使おうとしない方だから。オレがアイシアを登場させても、杉並
同様、コメンテーターその一みたいな扱いになっちゃう、と思う。
結構、無茶出来るネタ思いついたら、絡ませて、派手にやるのもいいかも。でもバトルスレ的
ネタになりそうな気がする…。
うーむ。やっぱりそうなのか。どうでも良いが
ことり&アイシアのペアって結構好きだったり。
つーかDCSS、純一がことりを選ばなかった事より
このコンビが速攻で解散したことが一番納得できねー。
絶対、音夢&アイシアより息合ってるのに・・・。
解消もなにもことりの心の傷口広げて泥を塗りたくり、自分のフラグが立ったらゴミのように捨ててましたが
アイシアはDQN
シンは主役を降ろされたという点ではことりと似てるけど、
自分のやったことが完全否定されたという点ではアイシアとも似てると思う。
アイシアはアスランを手に入れたメイリンクラスの勝ち組み(メイリンの失態は「どっちが本物のラクス様〜」の部分ぐらい)
純一やキラみたいな改悪はほとんどなく(教育環境のせいで精神年齢自体が低いことになってる)
純一がサポート部隊に捧げるべき愛情や優しさを一身に受け(6〜9話の火病したときは除く)
最後まで美味しい役を取っていった。メイン回数も一位か二位と名和の恩恵を受ける
うん、真面目に邪魔だった。
これは、種死を動かし続けたアスランをウザイと思ったときの感覚に似てる
188 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/26(水) 22:32:11 ID:HxXoMX04
そうか?最後らへん悪役押し付けられたりとけっこう酷い扱いだったと思うけど
主役級で…最後は悪役扱いで…自分を完全否定されて…
……アイシアはクルーゼ?
アイシアにスポット当てるなら他のヒロインに当ててやれよって気はかなりした。
ヒロイン達をかき回して勝手に自己完結して結局自分だけ朝倉家に一番近い位置にいたし。
SS自体がアイシアの宣伝アニメだったという意味でウザイのはよく分かる。
とりあえず「その他」扱いは極めて正しいらしい。
そういやぁ反省した後改心してことりの舎弟と化したのは初代さんのSSの
オリジナル設定だったっけ…本編で何やってたかすっかり忘れてた…。
>>189 否定されて、そのまうっころされた変態仮面と、
それ自体が成長につながり、最後に奇跡が起こったアイシアはかなり違うんじゃないか?
最後に起こった奇跡もさくらに否定され・・・。
ああ、最終話の事か。
否定された否定された言ってるが、あれだけのことやって誰も否定しなかったらそれこそおかしいだろ
>>193 そーいや、そうだな。
と、すると種無印・種死は否定されると大抵死んじゃっているから…、アイシアに
匹敵するヤツが居ない?
あとは、地球連合のMAに対する評価くらいしかないような。
アイシアもシンも間違いを犯してきたわけだから否定されて当然。
でも一方でキラ・ラクスや朝倉兄妹が全く否定されないのは不公平だと思う。
ああ、だから超脚本なのか。
どうでもいいよ
>>197 キラはシン・カガリ・アスランが否定した
全員揃ってキラの電波話術の前に敗れ去ったけど
純一はみっくん・美春が否定した
最も、この二人もことりたちの気持ちを教えようとかは思わなかったみたいだが
音夢は、最初純一が二年間のことで否定してたが、何時の間にか純一が謝っていた
ラクスは・・・ヨップと議長?
保守するよ
202 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/04/28(金) 19:49:26 ID:BAEhuNcy
このスレワロスw
もうダメかもな
マターリしてていいけど。
|, ,_
|∀゚)
|⊂ノ
|, ,_ ∩
|∀゚) 彡 < おっぱい!おっぱい!
|⊂彡
|
| ミ
| ピャッ
|, ,_
|∀゚)
|⊂ノ
|, ,_ ∩
|∀゚) 彡 < チクビ!チクビ!
|⊂彡
|
| ミ
| ピャッ
207 :
あのクマ:2006/05/02(火) 00:39:57 ID:KuEgRuGw
未開の辺境惑星を訪れ、文化のレポートを作成する。
銀河連邦に加盟している星の学校なら、大抵ある普通の課題です。
成績と、厳正なる抽選の上、私は『地球』という星へ行くことになりました。
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん……旅立ちの日、家族総出で見送りに来てくれました。
そんなに大げさなことじゃないのに。滞在期間は対象の星の一公転周期。
それに帰ってこようと思えばいつでも帰ってこれる距離なんですから。
そう、思っていたのですが……帰れなくなりました。
どういうわけか着地に失敗してしまい、外装が破損。材料のルアミは地球には無いようで修理も不可能。
そのうえ、コンピューターも一部壊れてしまっていて、シーム星との通信もできなくなってしまいました。
そのうえ……積み込んだはずのスーツが、ありません。安物のスーツと簡易スーツだけ。
しかも、簡易スーツは……壊れていました。
やれるだけのことはやってみました。でも、どうしようもありません。
定期報告を送らなければ、学校が気づいてくれるはずです。
だから、私は当初の予定通り、地球の学校に通うことにしました。
私が通う学校は『風見学園』というところの、付属の3年1組。
男の子と女の子の学生と先生がいました。地球の生活を知るにはとてもいい感じです。
事前に調べた日本の文化の中に出てきた、有名な女性の名前にちなんで、
地球での名前は『紫和泉子』という名前にしました。
紫和泉子……これが私の名前。故郷に帰るその日まで、地球にいる限り、
この名前と、イメージコンバーターで観測させている仮の姿が、私のすべて。
……大丈夫です、そう長いことはありません。きっと、誰かが気づいてくれます。
あきらめました。だれも気づいてくれません。
元々、レポート課題なわけですから必要以上に介入しないわけで、
そのうえ場所が場所なので、いくら恒星間航行が可能だからと言っても、
こちらから通信を入れない限り、きてはくれないのでしょう。
このまえ、とうとう冷凍サモスカのストックはなくなってしまいました。
ですが、幸い地球にはサモスカに味がそっくりな『シャケ』というものがありまして、
お昼はいつも、このシャケを穀物で包んだ、シャケおにぎりというものを食べています。
学校生活には慣れました。授業は難しいですが……地球の文化を色々と知ることはできます。
おかげでレポートもはかどります。でもせっかくレポートを作っても、帰れないんじゃ意味がない。
地球を銀河連邦の仲間にできない。こんなにも、ステキな星なのに。こんなにもステキな人たちなのに。
208 :
あのクマ:2006/05/02(火) 00:41:18 ID:KuEgRuGw
正体がバレました。
卒業式が近づいたある朝、同じクラスの生徒が私のことを『クマ』と呼びました。
クマというのは地球に住む大型の動物の名前です。少なくとも人間ではありません。
私の姿は地球人の女の子の姿に観測させています。クマ、なんて呼ばれるはずがありません。
ありませんでしたが……でも、その人は私をクマと呼びました。
……地球に来てから調べましたが、このスーツの姿は、クマがモチーフになっているらしいです。
つまり、その人にはスーツ姿の私が見えているわけで……
イメージコンバーターは正常に動いています。でも実際にその人には私がクマに見えている。
目の前が……真っ暗になりました。
うっかり口を滑らせて、正体をバラしそうになった時はありました。
そんなときは、申し訳ないと思いつつ、相手のその部分の記憶を消していました。
でも、その人にはイメージコンバーターが効きませんでした。
例え、記憶を消してもそれは変わらないことでしょう。
そして、もしその人が私のことを公言してしまえば……
記憶を消しきれないほどの人の記憶に、あるいは記録に残ってしまったら。
私はもう、紫和泉子でいられなくなる。ここにいられなくなる。地球でのたった一つの私の場所に……
でも、その人は、私のことを黙ってくれたし、必要以上に詮索もしませんでした。
それだけじゃなく、仲良くしてくれました。お話ししたり、一緒にご飯を食べに行ったり、おうちでおはなしをしたり。
それまで、正体がバレないように、人と距離をおいていた私にとって、すごく、すごく嬉しいことでした。
卒業までの短い間でしたが、その人がいてくれたから、私の最後の学校生活は、とっても充実したものになりました。
そして……宇宙船の修理にも力を貸してくれました。
私が、地球で楽しく暮らせたのも、みんなみんなその人のおかげでした。
私が、故郷の星へ戻ることができるのも、みんなみんなその人のおかげでした。
いつからか、自分でもわからないけど、気がついたら、その人のことを好きになってました。
その人とお別れするのが寂しくて……帰らずにこのまま地球にいれば、なんて思ったこともありました。
でも、でも、私がそんなこと言ったら、たぶんその人を困らせてしまう。
だって、その人にはもう……好きな人がいたから。
だから、私の気持ちは最後まで言わないで帰ろうと思っていました。自分の気持ちを伝えなければ、きっと楽だって思って。
すべての物は、観測されて初めて存在できます。イメージコンバーターで観測させている地球人の紫和泉子も、
その人の……朝倉さんのことが好きな自分の気持ちも。自分の気持ちを隠しておけば、誰にもわからない。
自分にもわからない、存在しない、だから笑顔で笑って帰れるって。『今までありがとうございました、サヨナラ』って言いたくて。
だから、ずっと気にしないようにしていた。自分は、ただ帰ることが嬉しい。久しぶりにみんなと会えるのが嬉しい。
ただ、それだけを考えていようって……でも、それは無理な話でした。
いくら隠そうとしても、朝倉さんと私の過ごした短い、本当に短いその記憶が、
朝倉さんが私を知っている、私という存在を知っている、その記憶が、
私を朝倉さんに依存させる。別れることなんか、できない。想いを伝えない限り。だから……
そうするしかないと思ったんです。朝倉さんにとっても、私にとっても一番いいと。
記憶を……紫和泉子という存在を、最初からなかったことにしてしまうことが。
いくら私が朝倉さんのことが好きでも、朝倉さんが覚えてなかったら、諦めがつくから。
でなきゃ……自分の好きな人とのお別れなんて、私には耐えられないから……
209 :
あのクマ:2006/05/02(火) 00:42:59 ID:KuEgRuGw
でも、私はまた戻ってきました……戻ってきてしまいました。
地球を飛び出したのはいいけれど、恒星間移動のためのメモリがなくなっていて……
820光年という距離を航行するのは、当然、通常の方法では不可能なわけで、
少なくとも、光の速度を超えることが最低条件となります。
そのためには、物理的な条件のつながりをいったん切り離して、
速度を光速以上に観測させて再構築、時空に共鳴置換させる必要があるわけで、
そのためには高度な演算能力と、それに見合ったメモリが必要になります。
……なので、メモリチップが見つからない限り、故郷には帰れません。
とりあえず、家……といいますか、洞穴のまわりと公園を探してみることにしました。
途中、水越さんを見かけました。声をかけようとして、記憶を消していたことを思い出しました。
彼女は私を知らない。彼女だけじゃない、この地球上に私のことを知っている人は誰もいない。
胸が、締め付けられました。そうだれも、朝倉さんも覚えていない……そのはずでした。
でも、たった1人、朝倉さんだけは私のことを覚えていてくれました。
私は朝倉さんに、私のことをすべてを忘れて欲しくて記憶を消そうとしたわけですが、
やっぱり、私はどこかで、朝倉さんに自分のことを覚えていて欲しかったんだと思います。
そして、それと同時に、なくなったメモリチップも見つかりました。
公園に落ちていたのを、朝倉さんが拾って持っていてくれたんです。
ただ、先の航行未遂でエネルギーを消耗していたため、宇宙船の残りのエネルギーが少なく、
銀河連邦と通信ができるまでは、地球にとどまることにしました。
再び、風見学園に通うことになって、それはすぐに来ました。
滞在期間を過ぎても帰ってこない私に気がついた銀河連邦が、通信を送ってきたのです、
あまりにも急だったので、朝倉さんに説明する暇もなく、私は故郷のシーム星へと帰ることになりました。
元々、私が地球に滞在しているのも学校教育の一環なのでしかたがありません。
少し提出期限を過ぎたレポートを提出したあと、私は地球へ戻る準備を始めました。
未開惑星への移住は銀河連邦の許可が必要です。場合によっては、許可が下りるのに数年かかる場合もあるそうです。
しかし、今回はそんなことはありませんでした。私が書いたレポートが評価されて、
私は、地球の親善大使として銀河連邦から正式に派遣されることになったのです。
それから2年。私は環境適合薬で地球の大気中でも普通に生活できるようになりました。
でも、流石に生身で高校に通うわけにもいきません。私は地球の皆さんから見たら全然ちびっこなのです。
そのせいで正体がバレてしまう可能性もあるのです。だから私は、クマスーツを着て、
イメージコンバーターで創った『紫和泉子』を観測させ、学生生活をおくっていました。
コロニーの欠片が落ちてきたとかで、地球の気温が下がって冬の寒さが厳しくなったり、
かと思ったら、夏なのに急に初音島の桜が満開になったり、DNAを元にした職業選択システムが導入されそうになったり、
朝倉さんとヤマトさんが『黒いの怖いガクガクブルブル』とよくわからないことを言いながら泊まりに来たり、
いろいろありましたが、楽しい毎日を過ごしていました。でも、何故だかコンバーターの調子がおかしくなって……
210 :
あのクマ:2006/05/02(火) 00:44:14 ID:KuEgRuGw
またまた正体がバレてしまいました。しかも二人……シン・アスカさんと白河ことりさん。
ただ、バレたといっても私が紫和泉子だということはバレていなくて、
アスカさんもことりさんも朝倉さんと同じで、特に詮索もしないでくれました。
いつもは私と、たまに訪ねてきてくれる朝倉さんの二人だけの空間に、今は4人。
嬉しくなって、丸焼きだけのつもりが色々と手のこんだサモスカ料理を作ってしまいました。
逆に、お泊まりもしました。地球に来て、初めての外泊です。
夕飯の目玉焼きには苦戦しましたが、好き嫌いなく食べるようにと言ってくる暦さんを見て
故郷のお母さんを思い出しました。久々の家族団らんでした。
アスカさんの守護霊の香澄さん、ロボことりのバードさんとも知り合いになりました。
……私の知らない世界が、まだまだたくさんあるんですね。
地球に来てから、色々な人たちと出会いました。でも、その一歩がなかなか踏み出せなくて。
でも、今なら……今ならその一歩を踏み出せるのかもしれないです。
そんな淡い、私にとっては贅沢な願いは、私には大きすぎたのでしょうか。
杉並さん。何度か話したことがあります。朝倉さんのご友人の方です。
暦さん。クラスの担任の先生だったときもありました。とてもお世話になった方です。
バレました。徹底的にバレました。
名前も、宇宙人だということも。今まで……私が騙し続けていたことも。
当然の結果ですよね。騙し続けて、記憶まで消して、それがしっぺ返されてきたんです。
いつかはきてしまうんじゃないかって、ずっと怯えていました。
自分の正体が、世界中に公表されてしまう。私が、私として、ここにいられなくなる。
自分の居場所が、地球上から、なくなる。
あまんじて、受けるべきなのかもしれません。私は、それだけのことをしてきました。
でも
そんなのは、イヤです。私は、朝倉さんや、知り合った初音島の皆さんと別れるなんて、イヤです。
だから、やっぱり、もうこの方法しかないんだと思います。もうこれしかないんです。
和泉子「ごめんなさい杉並さん。ごめんなさい暦さん。そして……ごめんなさい朝倉さん。
もう使わないって決めたのに、また使ってしまう私を、どうか、どうか、堪忍してくださいまし……」
手を首元に当てる。チョーカーと一体化した金属の飾り。何十回と使ってきたその装置。
使わないと言っておきながら、身につけていたその装置。やっぱり私はずるいです。
消したい記憶。私が紫和泉子だという記憶。宇宙船の場所。ピンクのクマの……
……ああ、そうですね。ピンクのクマのこと、杉並さんと暦さんだけ忘れたらおかしいですよね。
ピンクのクマのことは、とりあえず後回しです。あとで広域で消去をかけましょう。
装置のまわりに、光が集まります。準備完了です。
和泉子「アスカさん、ことりさん、芳乃先生、目を閉じてくださいまし……!」
211 :
あのクマ:2006/05/02(火) 00:46:02 ID:KuEgRuGw
シン「やめろ、和泉子!」
和泉子「あやっ?!」
私の手が装置から払いのけられました。集まっていた光は、そのまま空中に消えていきました。
和泉子「な、なにするんですか!」
私の抗議の声に、しかしアスカさんは振り返らず、杉並さんの方へ歩んでいき、そして……膝をつきました。
杉並「……なんのつもりだ?」
シン「たのむ。和泉子の……紫のことは黙っていてくれ。」
杉並「シン、さっきも言ったと思うが、残念だが俺は…」
シン「こいつは、記憶を消すことができるんだ。」
和泉子「っ?!ア、アスカさん」
杉並「ほお……流石は宇宙人だな。今まで正体がバレなかったのはそのためか。
だが、説得ができないからといって脅しにかかるとは、見損なったぞ、シン。」
シン「違う。俺はただ、記憶を消させたくないだけだ。」
杉並「俺の心配か?まあ悪い気はしないが、だからといって…」
シン「違う!」
アスカさんの声が大きくなる。でも荒らげるといった感じではなく…
シン「記憶を消させたくないんだ……紫に。」
和泉子「えっ…」
杉並「変わったやつだ。消す側の心配をするとはな。」
シン「……杉並。おまえにはわからないのか、紫の気持ちが。」
杉並「ほぉ……大きく出たな。では逆に聞こうではないか。おまえにはわかるというのか?紫の気持ちが。」
シン「ああ、わかるさ!俺は紫じゃない。記憶を消したことも消されたこともない。
でも、自分が相手のことを覚えているのに、相手が自分のことを覚えてなかったら、
そのときの辛さは、俺はよく知っている!そんな辛い思いを、自分の手でしたらもっと辛いはずだ!
そんなこと、紫にやらせるわけにはいかない!」
和泉子「ぁ……」
杉並「しかし、ここで俺たちの記憶を消さなければ、正体がバレることになるんだぞ。それでも構わないと言うのか?」
シン「それもダメだ。でも、だからって記憶を消すなんてこと、絶対に認めちゃいけないんだ!」
杉並「ではどうする?記憶を消さない限り、俺の目が黒いうちは絶対に諦めないぞ。」
シン「その台詞、そっくりそのまま返す。場合によっては、力づくでも……」
杉並「ふっ、おもしろい。やれるものなら、やってみろ。」
シン「くっ……うぉぉぉぉぉ!!」
アスカさんの拳が杉並さんに放たれます。しかし、
杉並「ふっはっはっはっは!見える、見えるぞ!」
シン「くっ、これが……毎日眞子のパンチを避けている杉並の力かよっ」
アスカさんのパンチはことごとく避けられています。
杉並「いくら強いパンチでも、当たらなければどうということはな……?!」
杉並さんの動きが、急に止まりました。その背後には、
ことり「杉並君?」
笑顔がやたらと眩しいことりさん。
ことり「私も、記憶が消えちゃうってことが、どんなことか、よく分かっているつもりだから。」
杉並「ま、まあまて白河。とりあえず、この羽交い締めを外してだな…」
ことり「シン君。」
羽交い締めをしたまま、親指を立て、
ことり「やっちゃえ♪」
212 :
あのクマ:2006/05/02(火) 00:47:14 ID:KuEgRuGw
暦「はいはい、そこまでだ……もうそろそろ、ネタばらししてもいいだろ?」
ことり「えっ?」
シン「ネタ……ばらし?」
暦「ああ。おい、もうそろそろでてこい。」
その声に答えるように、奥の障子が開き……
シン「なっ」
和泉子「あ、あや?!」
ことり「朝倉……君?」
そうなんです、家の奥から出てきたのは他ならぬ朝倉さんだったのです。
純一「よっ、元気そうだな。」
シン「って、なんで純一がここにいるんだよ?!」
さくら「……実は、昨日の夜お兄ちゃんにいろいろと相談を受けてね。」
暦「私と杉並は朝、芳乃先生からその事を聞いたんだ。」
和泉子「い、いったいどうしてこんなことを……」
暦「……まあ、悪いとは思ったが、一応テストみたいな物だ。」
ことり「テスト?」
暦「ああ。まあバードと香澄には反対されたし、私自身乗り気ではなかったけどね。
『地球の平和のためには、絶対に確かめなければならない』と杉並がな。」
シン「……さくら、いったい何のテストだったんだよ?」
さくら「にゃにゃ、先生を名前で呼び捨てしないの。
……記憶をね、ホントに消しちゃうかどうかのテスト。」
シン「……なんだよ、それ。」
さくら「自分にまずいことがあったからって、記憶を消しちゃうような人は、
風見学園にも、初音島にもおいていけないってことだよ。」
暦「期待してたんだけどね……残念ながら、落第点だ。」
シン「で、でも!こんな、こんなおとしいれるような……」
暦「だが現実にあり得る状況だ。実際に何度か消されているという話だしな。」
シン「だけど…」
和泉子「もういいです。」
私はアスカさんの言葉を遮るかのように、いえ実際に遮って声を出しました。
和泉子「もういいんです……暦さんの言うとおりです。
アスカさんが止めてくれなかったら、私また記憶を消しちゃうところでした。
ダメですね。ダメダメです。私には、皆さんと一緒に生活する資格はありません。
色々と迷惑をかけて、ごめんなさいです。私は……故郷に帰ります。
……安心してください。こんどは記憶を消しません。
ただ、紫和泉子という地球人が、初音島から出ていくだけですから……」
そう、わざわざ消す必要はありません。それは私の甘えだから。
……出会いがあれば別れもある。今度はちゃんと、真っ正面から別れを受け止めよう。
暦「まあまてまて……話はちゃんと最後まで聞くものだぞ?」
和泉子「……あい?」
暦「私は、自分で言うのもなんだが、これでも寛大な方なんだ。落第者なんか出さないさ。
合格するまで、何度でも追試をしてやるさ。」
和泉子「えっ、それって……」
さくら「そうそう、記憶を消さないならNo problem ♪まあ、ちょっとIdentity がCrisis だけど。」
シン「ちっこいのをアイデンティティにするなよな……」
暦「……で、だ。今後のことなんだが……一つ提案してもいいかな?」
和泉子「あや……提案?」
213 :
あのクマ:2006/05/02(火) 00:48:25 ID:KuEgRuGw
月曜日……体育館
ディアッカ「ったく、なんで朝から全校集会なんてやるんだよ?」
イザーク「俺に聞くな。どうせまた何かイベントでもするんだろ。」
『あー、そこ、うるさいぞー』
壇上の教師……たしか、佐伯暦といったか。だが、今はもう教師を辞めていたと思うが……
暦『突然の集まってもらってすまない。だが、こういう場を作っておかないと色々と混乱が起こると思ってな。
知っての通り、この風見学園と天枷研究所は深い繋がりがある。
実際、私も天枷研究所からこの学園に来て講師をしたことが何度かあるし。
で、実を言うと二年ほど前から、この学園でちょっとした実験をしていてな。
どんな技術かは……まあ、実際に見てもらうのがいいだろう。』
佐伯暦がステージの裾の方に手招きをすると、そこから二人の女子が出てきた。二人とも知った顔だ。
1人は金髪でツインテール……3年2組の担任の芳乃さくらだ。学園内で知らない奴はいないだろう。
あれが講師というのはイマイチ納得いかないが。あれで18歳だというのは反則だ。
もう1人はほっそりとして、長いきれいな黒髪で、白磁で作ったような肌の女子……紫和泉子だ。
大人しい性格で、印象はあまり深い方ではないが、席が隣同士だったこともあり、結構話をしたことがあった。
暦『この娘は三年の紫和泉子……まあ、知っている人もいるだろう。
でだ、特にその知っている人たちにとっては、ちょっとしたサプライズになると思うが。
見て驚くな……とは言えないな。石を破るぐらいの勢いで驚け!』
さくら『ささ、紫さん。スイッチオフだよ〜〜』
和泉子『あ、あい……』
そう答えた和泉子は、少し身をくねらせてピンク色のクマへと……って
イザーク「な、なにぃ?!」
眞子「ク、クマ!ピンクのクマっ!!やっぱりいたのよ!!」
ディアッカ「お、おちつけ眞子!混乱したからって殴ってくるな!
ってか、違うクラスなのに、なんでわざわざ俺に殴りに来るんだ!」
暦『うむうむ。盛大に混乱しているようだな。一応言っておくが、別に紫自信がピンクのクマってわけじゃないからな。
これは新開発の特殊なステルススーツだ。紫にはこれのモニターをしていてもらったんだ。
一応、色々と目処が立ったんで、モニターを終了することにした。で、モニターが終了したことだし、
紫も、いいかげん中身で学園生活をおくりたいというので、この場を設けた、というわけだ。』
なるほどな。確かに学校に来たらいきなり隣の席にピンクのクマがいたら驚くだろうな。
暦『じゃあ紫、みんな気になっているようだし、顔を見せてやれ。』
和泉子『あ、あい。』
……っと、クマはスーツだったな。紫和泉子は、ごそごそとスーツを脱ぎ
和泉子『えっと、初めまして……というわけではないのですが、この姿では初めまして。
紫和泉子です。どうか、よろしくお願いします。』
ペコリとお辞儀をする、その姿は
眞子「ちょっと、ねえ、ディアッカ。あれどういうこと?紫さん、なんで子供……」
ディアッカ「って、殴るか質問するかどっちかに、って殴るな!質問しろ質問!」
さくら『紫さんこう見えてもボクと同い年なんだよ。驚きだよね〜でもでも、これホントの話』
芳乃講師と紫和泉子が同い年なのは別に驚かないんだがな。何を食べたらあんなに小さく育つんだ?
暦『まあ突然で戸惑う人も多いだろうが、これからも普通に接してやってくれ。』
和泉子『皆さん、どうか、どうかよろしくおねがいしま〜〜〜す!』
大混乱な体育館の中、紫和泉子の声が鳴り響いた。
長々と続いたけど、おしまい。
214 :
あのクマ:2006/05/02(火) 00:50:09 ID:KuEgRuGw
おまけ(と書いてボツネタ)
1
かぽー……ん
「うう……ことりさん、酷いですよぉ……まだ気持ち悪い。」
ことり「そう拗ねないでください……ちょっとした冗談ですから。
……楽しく、ありませんでした?」
「目玉焼きの前では楽しいとかそういうレベルの問題じゃ……
でも、たしかに久々に家族団らんみたいで、結構楽しかったです。
……たまにはこういうのもいいですね。」
ことり「私も、妹ができたみたいで楽しかったよ。」
「あや、ですからどうして妹になるんですか……」
ことり「だって、こんなに可愛いんだもん。」
「あ、あや。そんな。ことりさんの方が、ずっとずっときれいですよ。」
ことり「ふふふ、ありがとう。でもホントに可愛いよ。もう、つまみ食いしたいぐらいに……」
「……あの、ことりさん。なんだか目が怖いんですけど。」
ことり「大丈夫、痛くはしな(自主規制につきここまで
2
さくら「なるほどなるほど、つまり質量・時間・空間のつながりをいったん切り離して
再構築して対象の速度を光速以上に観測させて置換させてるわけなんだね。」
「あい。ただ、フィールド展開のための特殊加工ルミアは作れるんですけど、
地球の量子コンピュータの演算能力では広い範囲の時空共鳴置換はできないと思いますよ。
置換のために必要な観測能も……初音島の桜の花びらがちょうど良かったんですけど、
今はもう枯れてしまいましたし、地球上で恒星間航行可能な宇宙船を造るのは難しいと思います。」
さくら「う〜ん……でもでも、主観観測能なら他のもので代用できるんじゃない?
演算能力だって、並列処理で頑張ればスペースは取るかもしれないけど……」
シン「な、何を言っているかわからない……」
ことり「気にしなくてもいいよ、作者の捏造だから。ドネルケバブ、美味しいね。」
3
純一「と、いうわけで、杉並。アレ、早いとこ解除してくれ。」
杉並「ん?なんのことだ、記憶にないな。」
純一「ほら、あのDCSDとかいう組織に自動送信されるように設定してあるって言ってた…」
杉並「2文字目が違う。宇宙のロマンを間違えるな。」
純一「記憶、消されなかったんだから送る必要ないだろ?」
杉並「うむ……せっかく特ダネだったのだがな。まあ害のある宇宙人というわけでもないようだし、
一応は約束だからな。送るのは取り止めにしてやろう。ところでだ……
朝倉よ、どうして俺がボコボコにされる前に出てこなかったんだ。まだ痛むぞ。」
純一「いや、たまには杉並がボコボコにされるところ見てみたいなぁ、と思って。」
杉並「なるほど、おまえがそっち系だったとはな。てっきり純愛系だとばかり思っていたが……よっ、鬼畜っ!」
純一「……もう一発、余分に殴られておくか?」
杉並「冗談だ……おまえは鬼畜なんかじゃあない。ただのヘタレだ。」
純一「……生サモスカ、食べるか?」
215 :
あの人:2006/05/02(火) 00:51:19 ID:KuEgRuGw
当初、書き始めた時、和泉子はクマのままにするつもりでした。
でも、工藤が女の子だと言うことを明かしたり、香澄が成仏(その上昇格)したり、
DCの各シナリオのエンドに向かっている中、
和泉子がクマのままだというのはおかしいと思い……
ただ、だからといってシナリオのままにはできませんでした。
シナリオ通りにいくと、シンの目の前でバシバシと記憶が消し飛んで、
シンに変なスイッチが入ってしまいそうだったので。
なので、記憶は消さない方向で、でも最後は中身の姿で、となったら、
なんだかかなり強引な終わり方になってしまいました。
……今思うと、もう少しシナリオに沿った流れにした方が良かったですね。
今回はサルベージは少ないです。ゲーム版と捏造ばっかり……
SEED分もかなり少な目です。そしてやっぱりシリアスは無理っぽいです。
あと決定的に問題なのは……ことり分が足りないことですね。
>>215 GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
>シン「ああ、わかるさ!俺は紫じゃない。記憶を消したことも消されたこともない。
> でも、自分が相手のことを覚えているのに、相手が自分のことを覚えてなかったら、
> そのときの辛さは、俺はよく知っている!そんな辛い思いを、自分の手でしたらもっと辛いはずだ!
> そんなこと、紫にやらせるわけにはいかない!」
これが、すごく良かった。シンだからこそ言うことが出来る心を突くセリフだねぇ。こういう部分
に目を付けられるのなら、シリアスは十分OK! に見えるけどね。
オレ、甘いのかな?
羽交い締めしたことりの笑顔でやっちゃえ♪でことり分は十分です!
それより、眞子にワザワザ殴られにきてもらえるディアッカが羨ましい俺眞子スキー…
・一人称は「漏れ」二人称は「おまい」「藻舞」「おまいさんを愛用。
・「( ´∀`)σ)´Д`)」「(=゚ω゚)ノ」「(・∀・)人(・∀・)」「(´・ω・`)」「(*´・ω・)(・ω・`*)ネー」「(´・ω・) カワイソス」
などの馴れ合いに発展するAAが好き。OTL,orzも多用。
これらを何処でも構わず使い、うざがられるのが分からない。
・2ch語、AA多用の上、自分達の住んでいる板でしか通用しない用語を他板でもばらまく。
・謝れば何でも許されると思ってる。自分語りの同義語→チラシの裏
「チラシの裏スマソ」「ここからチラシの裏〜ここまでチラシの裏」
・意味無く流れをぶった切るのが大好き。切る物に自分らしさを付加。
・「おおむね同意」「禿げ上がるほど同意」とやたら意見や嗜好の一致を強調する。
「>○○ あなたは私!?(*´∀`)人(´∀`*)ナカーマ!(以下延々と自分語り」と人の意見にかぶさってくる。
・煽るとき文末に大量の「w」を入れる。「〜(ry」を多用。自分の意見に自信が無い証拠。
・内容ではなく「〜なんだあー。へぇー」など言葉尻で嫌味っぽさを表す。
・論理で反論できないとき(それがほとんどだが)、なぜか赤ちゃん言葉を使いだす。幼児並の知能を体現。
・「〜だが。「〜かと。」「〜じゃね?」といった、漫画のキャラのような言葉づかいで男になりすましたつもりになっている。
このスレにもチラホラ見かけますね〜
>>222 シンにもことりにも萌えました。 GJ!
226 :
あの人:2006/05/04(木) 11:42:01 ID:y9SnrSjU
みんなのGJありがとうございます!
次回作もがんばります。でも次はバトルの方かも……
>>222 GJです!
女性の扱いが苦手なSEEDキャラが初音島に(中略)
それにより発生するカタルシスっ!
バトルか。wktk( ゚∀゚)ノよぅ!
オレも、やっとかんとなぁ…。もともと遅筆とはいえ、前スレの時点で思いついていた、
いくつかのネタ融合させたら、完成が伸びまくりって…。イカンイカン。
ことりのパンツ見てぇ
229 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/06(土) 00:47:59 ID:EyJMjwsX
下がりすぎ
>>222 遅くなったけどGJー!
かわいすぎるよ
|, ,_
|∀゚)
|⊂ノ
|, ,_ ∩
|∀゚) 彡 < おっぱい!おっぱい!
|⊂彡
|
| ミ
| ピャッ
シン「ことり、あのサバみたいな吹流しっていったいなんなんだ?」
ことり「サバ?……ああ、それコイですよ、鯉のぼり。5月5日のこどもの日に、
鯉のぼりをあげるのが日本の風習なんですよ。サバじゃねぇ、っすよ。」
シン「うちにはあがってなかったけど?」
ことり「基本的に男の子の祭りですからね。シン君は一応はそういう歳じゃないですし。
他にも菖蒲湯に入ったり……あと柏餅やチマキを食べたりもしますね。」
シン「菖蒲湯って?」
バード「菖蒲の葉が入ったお風呂だよ。一緒に入る?」
シン「その一言だけのために出てくるな……柏餅とチマキっていうのは?」
ことり「和菓子の一種なんだけど……あっ、こんなところに朝倉君。」
純一「ん?」
ことり「シン君、柏餅とチマキ食べたことないんだって。
どんなのか説明しようと思うんだけど……」
純一「ああ、なるほど……ほら、シン。これがチマキと柏餅だ。」
シン「どれどれ……あんこの入った餅と……長細い団子?」
純一「ホントは柏の葉とか笹の葉に包まれてるんだけどな、まあ省略だ。
はい、これことりの分。ついでに俺のも、っと。」
シン「いっぱい持ってるな……」
純一「ん、ああ……まあ時期が時期だからな、買いだめしてるんだ。」
イザーク「道端で何を食べてるんだ?」
ディアッカ「なんだなんだ、菓子か?」
純一「イザークたちも食べるか、日本の和菓子だ。」
イザーク「ほお、では遠慮なくいただこう。」
アイシア「おいしそうですね。」
シホ「ええ、洋菓子にはない独特の香りが…」
虎「こういうのもいいな、和菓子もメニューに取り入れてみるか。」
ミーア「はい、アスラン、あーん」
ルナマリア「三人目はお呼びじゃないの。アスランには私が……」
メイリン「あっ、お姉ちゃんズルイ!アスランさんどうぞ私のを……」
ケバブ屋「……なんだか楽しそうだな。」
アスラン「って、まて別にこれは俺のせいじゃ…ま、まて、むしるな!これ以上減るとっ!!」
ラクス「アスランも、大変ですわね。」
議長「まったく、彼の女性遍歴には困ったものだよ。」
タリア「議長の言う台詞ではないと思います。あっ、ミネルバへのおみやげにいくつかお願いするわ。」
キラ「こっちも、エターナルとオーブ軍の分ね。」
シン「って、なんであんた達がここにいるんだぁぁぁぁぁあ!」
レイ「もちろん、俺もいるぞ。さあシン、今こそこの金太郎スタイルに……」
シン「なるかっ!」
ディアッカ「……数だけは多いぜ。」
叶「えっ、朝倉君が倒れた?」
眞子「ええ。何でか知らないけど、血糖値がやたらと低くて……ちゃんとご飯食べてるの?」
音夢「おかしいなー、よく和菓子食べてるから、むしろ高いぐらいだと思うんだけど……」
シン「昨日やけにハイテンションだったからな……そのせいか?」
ことり「あはははは……」
魔法は危険だという教訓を残しつつ、終わる。
ちょwwwケバブ屋wwww
GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
仕事早いな、もぅorz
死にそうになるまで和菓子を出し続ける純一WWW・・・いい奴だなぁ。
236 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/09(火) 15:32:34 ID:tuxslwNq
GJ!なんか和んだw
237 :
二人が来る!:2006/05/10(水) 04:23:16 ID:fko5rFhg
学校帰りにことりが一人で道を歩いていると
なにやら外人らしき怪しい男二人組がが向かい側から歩いてきた
何が怪しいって、天気こそ晴れだが日は雲に隠れた涼しいこの日
帽子を目深に被った上サングラスまでかけているのだからそりゃ怪しい
二人組はことりを指差して少し言葉を交わすと、近寄ってきて声をかけてきた
「ねぇねぇ、そこの君」
「私ですか?」
ことりが少し怯えながらも、その様子を表さないようにして問い返す
「そうそう君。白河ことりちゃん・・・だよね?」
「え・・・何で私の名前知ってるんですか?」
(バカ!何言ってんだよ)
(痛っ)
後ろにいたもう一人が小声で何か言いながら前にいた色黒の男を小突いて前に出る
「あー・・・と、そんなことどうだっていいじゃん!それよりさ、俺達今日この島に来たんだけど
よかったらこの島を案内してくれないかな?」
「あの、私今学校帰りですし、家に帰ったらやらなきゃいけないこともあるので・・・」
ことりは何だか怖くなり、一刻も早くその場から立ち去りたいと思った
「そんな固い事言わないでさ」
一人の男がことりの手を掴む
「や、やめてください!」
「デスティニィィィィィィィキィィィィィック!!」
どこからか駆け寄ってきたシンの飛び蹴りが色黒の男の方に炸裂した
モロに飛び蹴りを食らった男はぶっ飛んでその場に気絶した
「シン君!」
「大丈夫か!ことり!」
シンは今度はもう一人の男の方に近寄って胸倉を掴んだ
「お、おい待てって!冗談だよ冗談!俺!俺!!」
男が怯えた様子でサングラスを外した
「あ・・・」
「グボァッ!」
シンの拳が男のみぞおちに入り、男はその場に崩れ去った
「なーんだぁ、ヴィーノとヨウランじゃないかぁ(棒読み」
「なぁ!今気付いてたろ、なぁ!!」
続・・・かないかもしれない
深夜のテンションで書いたから何かおかしくっても気にしないで
238 :
あの人:2006/05/10(水) 07:10:08 ID:meo0WNHx
GJです!とうとうあの二人も上陸www
ヨウランはアノ台詞を言うのだろうか……
>「デスティニィィィィィィィキィィィィィック!!」
シンの精神年齢が……でもまあGJ!
>>237 GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
そのテンションのまま続き求む。
ずっとROMしてたけど書きたくなった
>>207 なんか和んだ
相変わらずあの人さんはいい仕事をするぜフゥー(ry
>>237 シンヒドスw
ここの板のシンは
>「デスティニィィィィィィィキィィィィィック!!」
と言ってくれないとMSパイロットだったことを忘れそうだ
242 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/10(水) 23:42:05 ID:wb87tFjw
技名叫ぶシンにワロタwwwwwww
ageないように
「デスティニービーム」とか「デスティニーブーメラン」とか叫ぶシンを想像しちまった
>>244 だがそれがいい
むしろその成分が足りないと思う私は駄目な人
以下チラシの裏
原作シンは前作二人とは逆に対比でうじうじぐだぐだを少なめにしてほしかった(むしろ賑やかめに
そりゃまあ親兄弟殺されてザフトにいるわけだからわからんでもないが
実は
>>237読んだ直後、
ヴィーノ「甘いぜ、シン! ヘッッッド スタビィィィイイ ラチェットハンドォォォル パァァンチ!」
ヨウラン「あれはミネルバ整備班に代々(?)伝わる一子相伝の八つ当たり系必殺技。
通常はMSを整備したくない気分になったとき、そのMSの装甲を殴って手を傷めてし
まう伝説の技じゃないか!?」
ことり「自らの拳を必殺するってことですか? なんて恐ろしい技なの」
くらいやってほしいと思ったオレより、遥かにいい。
247 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/12(金) 15:27:33 ID:YfGR/xw9
>243
何で?
248 :
あの人:2006/05/13(土) 19:12:52 ID:TVmpzCuG
>>まとめの人さん
保管庫の更新、乙です。
シン「ディスティニィィーフィンガー!!」
イザーク「馬鹿者っ!!」
バシィ!!
シン「ぐはっ」
イザーク「その程度の根性なら最初から撃つな!! 足を踏ん張り、腰を入れんかぁっ!そんな事では悪党のキラ一人倒せんぞ!!」
チョット乗ってみた
>>249 ちょwwwwwww遺作wwwww何してんのwwwww
251 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/14(日) 00:38:21 ID:aoPb0Eqs
誰か同人誌作って。
253 :
ライダーお宅:2006/05/14(日) 00:49:44 ID:+TBbYGcl
ちゃ〜す
254 :
ルナマリアLOVE:2006/05/14(日) 00:51:06 ID:ewT/s3Gv
同人紙くらい自分で作れよ。
前スレで、すぐ書けるといっていたヤツのどれかを書いていたら、気に入らなくなり削除→書
き直し→→削除→書き直し……を繰り返していくうちに、予定に無い全く違う話を書いていた。
どういうこと( ゚∀゚)ノよぅ? オレ?
256 :
外れた矢が射抜く的(前編):2006/05/14(日) 05:54:13 ID:Kz6IanOC
――保健室。
ことり「失礼します」
音夢「どうぞ。ああ、白河さん」
ことり「……あの、実は。音夢さんに聞いて欲しいことがあるんです」
音夢「白河さん?」
ことり「……ちょっと悩み事があって、音夢さんじゃないとダメなんです」
音夢(顔に影が差したみたいに暗いし。水滴を溜め込んだように目が潤んでる。今にも泣き
出したいのに堪えてるんだ)
ことり「……ちょっとでいいんです。聞いてくれませんか」
音夢「私に出来ることなら良いですよ」
ことり「ほんと、ですか」
音夢「本当です。人の気持ちを助けることだって、保険医(正確には違うけど)の仕事の内
です」
ことり「音夢さん。ありがとうございます」
――扉を閉めて、腰を掛け、向かい合う、ことりと音夢。
ことり「実は、……シン君のことなの」
音夢(うわ、アスカ君と来たよ)
ことり「シン君が……」
音夢「アスカ君が?」
ことり「今週末、天枷さんの家に泊まるってぇ!」
音夢「美春の家に泊まる……えぇッ!?……って。あの二人いつのまに、そんな関係になった
んですか?」
ことり「音夢さんも知らなかったんですか!?」
音夢「……初めて聞きました……。待って待って白河さん。天枷研究所に泊まる じゃない
んですか」
ことり「ううん。天か……、美春ちゃんの部屋に泊まるって言ってた……」
音夢「あ、頭が混乱してきました。いったい、どういうことですか?」
ことり「私の方が聞きたいよぉ〜〜〜」
――昨日、放課後に戻る。さくら公園にて。チョコバナナ食べながら話す、シンと美春。
美春「――で、ですね。白河先輩の胸を知った美春は、音夢先輩のだけでは物足りなくなっ
たのです!」
シン「ふーん」
美春「何で、そんなに反応が軽薄さんなんですか? 仮にも、白河先輩と一つ屋根の下に
住んでいるというのに!」
シン「そう言われても、ねぇ。それに、女の子の魅力は胸ってわけじゃないだろ」
美春「びみょーに違います。女の子のたくさんある魅力の一つに胸があるんです」
シン「へー」
美春「だから、どーしてアスカ先輩は、そう反応がニブニブさんなのですか。女の子さんへ
の興味は無いのですか?」
シン「別に興味が無いわけじゃないさ」
美春「だったら……」
シン「ただ、胸のことで、そんなに熱く語れるような気持ちになれないだけ」
美春「変です。なにか別の意味で変態さんです。美春は白河先輩の胸のことを考えただけで……」
シン「ヨダレ垂らすなよ。ほら、ハンカチ」
美春「す、すみません」
シン「オレからすれば、美春のような反応する方が、どうかしていると思うけど」
美春「若いうちから、そんな枯れていていいと思っているんですか!」
シン「思ってるよ。だいたい、オレの良し悪しは、美春が判断することじゃないだろ」
美春「それはぁ、そうですけどぉ」
美春「じゃあ、今週末、美春は白河先輩の家に泊まることにします」
シン「じゃあ? って、その様子だと、ただ泊まるだけじゃなさそうだけど。美春、何する
気?」
美春「白河先輩に夜這いをかけます!」
シン「夜這いぃ?」
美春「ただ、そのとき聞えるであろう、白河先輩の悩ましい声を聞いて、狼さんになったア
スカ先輩に襲われることのないよう。アスカ先輩は、かわりに美春の家に泊まっても
らいます」
シン「オレは狼になんてならない、と思うけど」
美春「アスカ先輩を可愛がっている他の皆さんと違って、美春は、アスカ先輩を絶対安全な
生き物とは、思っていません。アスカ先輩だって、立派な男の子さんなのですから。
その作り笑いの苦手で、憂いのある表情が、白河先輩の口から我慢しきれずに漏れる
声を聞いて、空腹の野獣の顔のようになることだってある、と思っています」
シン「まぁ、オレが云々っていうのは、置いといて。今、この時点で確かなことは、天枷美
春という危険生物を、ことりと一泊させるわけにはいかないってことか」
美春「女の子さん同士のお泊り会ですよ。何がイケナイんですか?」
シン「美春、さっき、ことりに夜這いするって言っていたじゃんか」
美春「は、はわぁ。しまったです。えっと、前言撤回します」
シン「でも、実行するんだろ?」
美春「それはもちろん! 据えバナナ喰わぬは美春のh……いえ……あの……その……」
狼狽する美春を置いて、シンは、ふらっと席を外した。戻ってきたときには、その手
にチョコバナナを持っていた。
シン「ほら。コレやるから、諦めな」
チョコバナナを受け取った美春。諦める様子は無論ない。けれど――。
シン「美春が諦めるまで、奢ってやるからさ」
美春「ほ、本気ですか」
シン「本気だよ。そのくらいじゃないと、諦めつかないでしょ」
苦笑するシンを見て、美春はバナナと野望を秤にかけてみた。
美春「……分かりました。夜這いは…………諦めます」
シン「……そっか……」
ほっと一息入れたシン。しかし、美春は心底では諦めていなかったようで――。
美春「替わりに白河先輩の胸のうちで、ゆっくり睡眠することにします。これならば、問題
ないでしょう。どうですか、アスカ先輩!」
シン「どう……って、言われてもなぁ」
美春[うるうる]
シン「美春、お前。そんな潤んだ目で見るなよ」
美春[うるうる]
シン「ああ〜〜〜、もぅ! 分かったよ。それくらいなら良いです。OKです」
美春「ありがとうございます! アスカせぇんぱいっ」
シン「でも、美春。最終決定権は、ことりの方に有るんだぞ。分かっているのか」
美春「分かっておりますです、アスカ先輩!」
シン「ことりがダメだって言ったら、本当にダメだからね」
美春「ハイです!」
シン「……一応、ことりとの会話を録音しとくかな」
美春「そんなことしなくても、美春は、アスカ先輩の報告を信じますよ。アスカ先輩は、嘘
なんてつきませんから」
シン「そうかな。オレ、嘘つきかもよ」
美春「もし、そんな人なら、白河先輩は一緒に住むようなことはしませんし。第一、アスカ
先輩が、本当に嘘つきさんなら、今の会話だって、都合のいい嘘で塗り固めて、美春
を説得しちゃえば良かったわけですし」
シン「……そーいや、そうだ。考えても見なかった」
シン財布の中身が尽きかけ、美春が今持っているチョコバナナを食べ終えた頃に。
シン「……あ! そういえば、結局オレは、どうすれば良いんだ?」
美春「ほぇ? 何を、ですか?」
シン「いや、だから、泊まる所だよ。夜這いが無しなら、オレはそのまま家に居てもいいの
か?」
美春「それは、もちろん美春の家に泊まってもらいます」
シン「もちろん? って、なんで??」
美春「実は、今まで黙っていたんですけど……」
シン「今までの会話のどの辺りに、隠し事をしなければならない事実が潜んでいるんだ?」
美春「知り合いの中に、ロボットを操縦している男の子さんがいると、お父さんに話したら
ぁ。ぜひ、その男の子さんと、一晩中語り明かしたいと……」
シン「…………それで、今週末、そいつを家に連れて来い、と……」
美春「ははは。珍しく察しが良いですね」
シン「美春ぅ。それ黙っていたんじゃなくて、忘れていたんだろ」
美春「ギクッ」
シン「しかも、どう考えても、ソッチの方が本題じゃないか」
美春「いえいえいえいえ、えぇっとぉ。そうです。美春が白河先輩と泊まることの交換条件
として、美春のお父さんと話す権利を与えます、というのは、どうでしょうか」
シン「そういうのは、どーでもいいよ。大事なことはウッカリ忘れちゃダメだろ」
美春「あはは。すみませーん。美春の部屋、好きに使って、かまいませんから」
シン「はぁ? 美春の部屋に泊まるの? オレ、廊下でも寝られるし、そこまでしなくて良
いよ」
美春「いえいえ、アスカ先輩が大切にしていらっしゃる白河先輩を、美春の歯牙にかけるわ
けですから、それくらいは当然です」
シン「……ちょっと待て。今、何か不穏なことを口走らなかったか?」
美春「気のせいです」
シン「まぁいいや。白河家お泊りの件は、今日の夕食の時にでも聞いてみるから。結果は、
明日、でもいいよな」
――で、その日の白河家の夕食 …後。
シン「……あっ。忘れる所だった。ねぇ、ことり。……お願いが、あるんだけど……」
ことり「うん。いいよ。何でもドンと来いっス」
シン「聞く前から、そんな安請け合いしていいの?」
ことり「だって、シン君から、お願いなんて珍しいじゃない?」
シン「そうだっけ?」
ことり「そうだよぉ。いつもは、私の方から、アレ取ってとかコレ持ってとかって、お願いす
るけど。シン君からっていうのは、なかったよ」
シン「そう?」
ことり「そうそう」
ことり「で、何何。シン君から私へのぉ、お願いっ」
シン「どうして、そんなに嬉しそうなのさ」
ことり「初めて、シン君が私を頼ってくれるんだよぉ」
シン「別に、頼っているわけじゃないよ。少し許可してほしいことがあるだけだって」
ことり「それでも! 今日をシン君お願い記念日にしたいくらい嬉しい事件だと思うけどなぁ」
シン「大げさ。……オレ、そんなに排他的だった?」
ことり「排他的な部分が原因だと、すぐに思いつくのなら、自分でも十分に分かっているんじゃ
ないのかな」
シン「ん〜? まぁ、それは置いといて。お願いの方。言っても良い?」
ことり「おっとっと。そうでした。このまま話し続けると、シン君、何を話すのか忘れちゃう
かもしれないもんね」
シン「何か嫌な言い方。いいや、もぅ。……えっと、週末なんだけどさ」
ことり「うん」
シン「美春の家に泊まりに行ってもいいかな?」
ことり「 え゛!? 」
シン「勘違いしないでよ」
ことり(天枷さんの家に泊まる!? このシン君が女の子の家にお泊り??)
シン「美春の父親が、オレとモビルス……、まぁ、ロボットについて話をしたいんだって」
ことり(……シン君、そんな能力なかったはずじゃないの? そんなの取扱説明書に書いてな
い機能というか、砂糖が混ざりきってないクリームを食べたというか、善哉に塩を足
しすぎたというか、カカオ99%というか……。 あら? なんか違うような)
シン「いつまでも話が続いても良いように、いっそのこと美春の家に泊まれば?ってさ」
ことり(……ダメだ。考えがまとまらないよ。落ち着いて、ことり。こんなときは深呼吸……)
シン「それで換わりにっていっちゃあ、なんだけど、美春が白河家で一泊したいって」
ことり(……すうぅぅぅぅぅ……はぁぁぁぁぁあああ……)
シン「ことり? ちゃんと聞いてる?」
ことり「……あ、うん。聞いてるよぉ。えっと、天枷研究所の方かな、泊まる所……」
シン「? 天枷家だよ。美春は、部屋で寝て良いって、言ってる」
ことり「……客間……だよね?」
シン「いや、美春の部屋」
ことり「天枷さんのぉッ! 部屋ぁあ!」
シン「驚くのは分かるよ。オレも驚いたし」
ことり(ウソウソ?? ホントウにホントウ?? さも当然と云わんばかりにシレっと言ったよ)
シン「そうだ、言い忘れてたけど。美春が、こっちに泊まりに来る件。美春のヤツ、ことり
にセクハラするのが目的だから」
ことり(部屋に泊まるってことは、やっぱりアレだよね。こんな急展開は予想してないよぉ)
シン「美春の件は、断りたいならバシッと断って良いよ」
ことり(少し目を離していただけなのに、シン君が勝手に大人の階段を上がってしまうぅ)
シン「ことりってさ。お人良しな所あるよね。何でもかんでも引き受けちゃうような。泊ま
るのくらい、いいかなって思うかもしれないけど」
ことり(およよよ。ど、ど、ど、どうしよう)
シン「ねぇ、ことり? 聞いてる?」
ことり「も、もちろん。聞いてるよぉ」
シン「今回の件は、(ことりの)貞操に関わることだから、サクっと断っても良いよ」
ことり「……(シン君と天枷さんの)貞操に関わること……」
シン(いくら女の子同士でも。さすがに嫌だろうな、こういうの。悩むこと無いのに)
ことり「……………………………………………………いいよ」
シン「え? ほんとうに良いの?」
ことり「さ、最初に良いって言ってるんだから。てっ、撤回なんてしないよぉ」
シン「後悔しない?」
ことり「ここここ後悔? なななななんで後悔しないといけないのかなぁ? あは あはは」
シン「……まぁ、ことりが良いって言うのなら、いいけど……」
『シンが美春の部屋に泊まる』ということしか聞いていない、ことりであった。
――就寝直前。その日の白河ことりの脳内会議。
善ことり「何で、こんなこと! フラグもイベントもなかったじゃないのぉ」
悪ことり「……思ったんだけど、音夢の策謀って可能性はないかな?」
善ことり「ないよ。理由がないじゃない?」
悪ことり「分からないよ。朝倉君が『ことりの料理って上手かったなぁ』って、うっかり音夢
の料理の前で言っちゃったとか?」
善ことり「音夢さんなら、その場で朝倉君を即制裁だよ。私に、それが来るなんてありえませ
ん」
悪ことり「だったら、何で“天枷美春”なの? あの音夢の尖兵。他にも女の子はいるのに!」
善ことり「……ん〜でもぉ、シン君は、気さくに女の子へ話しかけることの出来るタイプじゃ
ないし、女の子と話せるような話題を持って無いタイプだし。1人で居るとき、ちゃ
んと会話が成り立つ女の子は、自然と限定されてくるんだけど」
悪ことり「まぁ、確かに、それはある。月城さんくらいになると、30分持つかどうか」
善ことり「3分持ったら、奇跡だと思うよ」
悪ことり「“奇跡”なんて言わないでよ。2、3言葉を交わしただけで会話が続かないからっ
て、いきなり携帯をいじり出すシン君を想像しちゃったじゃない」
悪ことり「そー考えると、ひー、ふー、みぃ、…。私込みでも、片手に届かないような……」
善ことり「実は、水越さんが入るか入らないかのギリギリのラインだからね」
悪ことり「改めて思ったよ。シン君、スペック低すぎ。そこが、かわいいところではあるんだ
けどね」
善ことり「教室でも、一見、クールに状況を見守っているように見えるけど。実際は、皆の会
話に入れずに、影から、そっと見守るように佇んでいる所がいいんだよね」
悪ことり「そう。あの、ダメっぽさが可愛くて可愛くて。甘やかすのは良くないんだけど。直
さない方がいいかなって気もするんだよぉ」
善ことり「たまに、シン君1人にお使いをさせて、その後をつけると、面白いこと面白いこと」
悪ことり「擦れ違う人には、ちゃんと挨拶出来るのに。話しかけられたら、うまく相槌が出来
ないんだよ。ひたすら大人しい子で」
善ことり「“男の子は元気な方が良いよ”って言われたことあったね。ぷくくwww」
悪ことり「その割には、公園で遊んでいる小学生達と、やけに仲が良くって。しかも、小さい
子の頼みすら断りきれずに、一緒に遊んであげて……」
善ことり「……お使いのこと、すっかり忘れて、一番夢中になって遊んでる」
悪ことり「やっぱり、子供の方が波長が合うのかな?」
善ことり「優しいってだけじゃ、仲間に入って遊ぶような芸は身につかないもん」
悪ことり「大人しそうな顔して、大人っぽさが欠片もないなんて。まったく、シン君という人
は」
善ことり「やれやれだぜ」
悪ことり「ねぇ、こんな話をしている場合じゃないんじゃない?」
善ことり「というか、何の話をしてたんだろう?」
悪ことり「シン君と天枷さんがくっついて、うひゃー……」
善ことり「そうだった。何でこんn」
悪ことり「もう、やったからソレ。で、どうする?」
善ことり「どうするったって。許可しちゃったし。ぐすん」
悪ことり「前言撤回すれば良かったのに。お人好しというか意地っ張りというか。週末は、そ
うだね。いっそ乱入でもしてみる?」
善ことり「それは、いくら何でも」
悪ことり「あれ? てっきり三人で楽しもうって話になるかと」
善ことり「……ソレが出来るのなら、もうやってるよ……」
悪ことり「それは、そうだね」
善ことり「もぉ〜いい! 男の子は、もうイイよ。これからは女の子でいくよ」
悪ことり「“白河アスカちゃん計画”?」
善ことり「及び“ことりちゃんハーレムED計画”ね」
悪ことり「とりあえず“白河アスカちゃん計画”の方は頓挫かな?」
善ことり「もぉ〜。天枷さんなんて予想外すぎるよ。全然マークしてなかったし。情報が一切
回って来なかったし」
悪ことり「ん〜。音夢が情報統制してたかな」
善ことり「なんでもかんでも音夢さんの性にするものじゃないの。でも、今回は天枷さんのこ
とだし、音夢さんには会っておかないとイケナイね」
悪ことり「そうだね。音夢なら何か知っているかもしれないし、ね」
善ことり「うん。そして、音夢さんをハーレム一号に」
悪ことり「……どこをどうすれば、そんな考え方に?」
善ことり「受け手に回って“アスカちゃん計画”が頓挫したのならば、“ことりちゃんハーレ
ムED計画”は、攻めあるのみ」
悪ことり「だ、だから、何で音夢?」
善ことり「音夢さんを手に入れれば、朝倉君も天枷さんも同時に手に入る。そうすれば、シン
君も取り戻せる。それを機に、残り全ての女の子を手中に収めるべし!」
悪ことり「理屈はあってるけど、考え直さない?」
善ことり「考え直してたら負けだよ。今までが、そうだったじゃない?」
ことり「うん。明日、音夢さんに会いに行こう」
――で、現在に至る。
ことり「すごいショックです。しばらく立ち直れそうもないです」
音夢「私も信じられませ……」
ことり「これじゃあ、“白河アスカちゃん計画”が、水の泡だよぉ」
音夢「…………何ですか、その名前だけでも如何わしい計画は?」
ことり「シン君を女の子にする計画です。日本名はアスカちゃん。シンちゃんだと、どっかの
園児と被っちゃいますから」
音夢「そんな計画立てているから、他所に行っちゃったんじゃないですか?」
ことり「そんなことないですよぉ。あの鈍いシン君には、全く感知出来ないように、微に入り
細にわたって進めています」
音夢「まあ、いいですけど。だいたい何で女の子にするんです? 理想の男の子に育てると
いうのなら、ともかく……」
ことり「……だってぇ、私が良いなぁって想った男の子は、どんなに尽くしても好きな子の方
に、あっさり行くだもん。なら、いっそ、気になる男の子は皆、女の子にしちゃおう
かなぁって……」
音夢「女の子にするというのは同意できませんけど。そういうの。分からないくないです。
こっちが一生懸命でも、ダメなときはダメなんですよね」
ことり(あら? 同情されてる。これは予想外。“女の子にして、どうするの”って聞かれて、
実演付き解説で攻める予定だったんだけど……)
音夢「白河さん。私のこと、聞いてくれませんか?」
ことり「え、ええ。もちろん。構いませんけど。……それ、やっぱり朝倉君のこと、ですよね」
音夢「はい。………………私、料理下手じゃないですか」
ことり「……でも、大分良くなってますよ。もう一息ですって」
音夢「白河さん、優しいですね。私、本土に行っている間、兄さんに喜んでもらおうと、一
生懸命頑張ったんです。でも……」
ことり「でも?」
音夢「いえ、あの。別に兄さんが悪いわけじゃないと思うんです。私が未熟なだけ。白河さ
んや眞子と比べたら味は落ちるだろうし、美春と比べると料理っぽくないかもしれな
い。けれど、私はただ“前よりもおいしくなったね”って、兄さんに言って貰えるだ
けでも良かったんです」
ことり「まだ、言ってもらってないんですか」
〜そのときの、ことりの脳内〜
悪ことり「コレって、ニアピン?」
善ことり「そういうこと言わないの。コレ、些細なことだけど重要な問題だね。シン君にも
よく言っておかないと」
悪ことり「あ〜。シン君も言わなそうだね」
善ことり「前と比べて、どう?って聞いたら、細かく味を分析しそうだよぉ。ん〜、塩分が
0.2g足りない、とか…」
悪ことり「ありそう。こっちは別に料理を品評してって言っているわけじゃないのに」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
音夢「“かったるい”って言わなくなったのはいいんですけど。その分、無頓着さが上がっ
たような気がするんです」
ことり「でしたら、もっと気が利きそうな癒し系の大人の男性……、昭島先生なんて、どうで
す?」
音夢「……そういうのもいいかもしれませんね」
ことり「ひっどいなぁ、音夢さん。そんなこと心にも思ってないのに」
音夢「もちろんです」
ことり「でも、もしも、ホントウにそうなったら。……結構、荒れますよ」
音夢「兄さん、そんなにヒドイですか?」
ことり「私たちが、ですよ。人気のある人は、相手がいるからとって、その火が簡単に消える
ものではないですから」
音夢「“私たち”って、白河さんも含まれるんですか?」
ことり「……だとしたら、どうします?」
音夢「……昔は強敵でしたけど、今の兄さんは私だけの兄さんですから問題ないです」
ことり「それは、どうでしょう?」
音夢「試してみます?」
ことり「試す?」
音夢「一日、兄さんを借りてみますか? もちろん誘惑してもいいですよ。許可します。も
し落としきれたら、譲ってもいいですよ」
一瞬、静まり返った室内。
でも、一拍置いただけで、二人は、同時に泡が弾けたように笑い出した。
ことり「もう。そういう冗談は……」
と話していると、保健室の扉が開き、誰かが入ってきた。
続く。
ageてしまった…スマン…寝ぼけたことした…
登場人物は、ことり、シン、美春、音夢の4人のみ。今回は後編も乱入者無しで展開する。
シンが排他的ていうのは、自分が流されやすいタイプだという自覚があり、周りから入ってく
る情報を最小限にすることで、自分を保とうとしているわけね。
料理の話は食べて、「う゛」っていうのはお約束のギャグだけど。アレ、ホントウに言われて
ないんだったら、結構堪えるよなぁ。確か、そういうシーンは無かったと…。いかん。また、
うろ覚えだ。
あとは、冗談交じりで純一のことを話す、ことりと音夢、かな。
ヒーロー・ことりは後編で触れるとして…。なんか音夢っぽくない不敵なアレは、世間体を気
にしていたから引いていた以前と違って、くっついた後なら、VSさくらのように、他の女の子
と相対せていいと思う感覚から。
だいたい、あんくらいの感覚なかったら、純一放っておいて本土に行けんと思うんだが。
リアルタイムで生投下のSSゲーット!w いやGJです
266 :
あの人:2006/05/14(日) 09:29:25 ID:qjDe7k0D
GJです!よぅさんの書く、オヤジっぷり全開な美春と、
ことりの脳内会議が、楽しくて楽しくて仕方がないですw
GJ!立ち寄ったら良スレはけーん
( ゚∀゚)ノよぅさんキターーーー!!!!GJです!
悩んだ末そういう結論に至ったんですかことりちゃん…。
おんむがむかつく
270 :
おんむさま:2006/05/14(日) 23:34:58 ID:e5hG3+Re
おんむはいらない子
卑劣な手段を使わなければ勝てぬおんむなんぞ所詮小物よ。
まあ気持ちは分からんでもないが、ここはアンチスレじゃないんだし、キャラ叩きはやめとけ。
273 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/15(月) 01:56:15 ID:bdQljoU2
そうそう。ここは負け犬の妄想スレ
負け犬は負け犬らしく妄想してようぜ
ただの妄想に余裕で負ける正規品って一体・・・。
負け犬は糞音夢
よぅさんGJ!!
よぅさんのことりが俺は大好きだw
277 :
おんむさま:2006/05/15(月) 23:08:31 ID:7byAlu3I
278 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/16(火) 00:15:16 ID:Uz/1+k/S
>>274 勝とうが負けようが妄想は妄想
では次の妄想を待とうじゃないか
単に見てて不快になるだけの二大糞アニメをここまで面白くしてくださった職人に喝采を。
>>274 >>279 そうなんだよな〜、負債も縄も素人の2次創作に完全にまけてるんだよな
なんでこんな奴等がプロなんだって感じだよな
それと毎度職人さんGJ!
281 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/16(火) 01:31:32 ID:Uz/1+k/S
そうだよな。見てて不快になるだけの二大糞アニメに、いつまでも妄想できることって凄いことだよな
職人さんGJ!
それももうじき終わる。
だがお前はとりあえず死ね。
音夢厨は死んどけ
>>280 「二次」なんだから当たり前じゃないか?
そうでもない。D.C.キャラが手からビームを撃ち始めたり種死における
キラみたいな何でもありの脳内オリキャラがでしゃばり出すと超危険。
上手くバランスを取って面白い話を書くのは結構難しい。
それで最近つまらなくなったんだな
>>287 それは言わないお約束
だが、レベルの低下は感じるな
>>288 期待せずに見ました。
ちょwwwwwwwwwwwwwっwwwwおまwwwwwwwwwwww
それは究極の寸止めだよ。悪いことはいわない完成させてくれーーー
ごめんね、レベル低くって。
とりあえず、後編、出来たんで投下する( -∀-)ノよぅ
今の所、コレが限界orz
――少し巻き戻す。廊下にて。
シン「あ、美春」
美春「アスカ先輩、こんにちわです。アスカ先輩が、こんな時間まで1人で居るのは珍しい
ですねぇ」
シン「まぁ、ね。普段は、学校に、しばらく居るなんてことないもんな」
美春「大抵、すぐ帰っちゃいますよね」
シン「居る理由がないからね」
美春「しかも、白河先輩と、いつも一緒なようで、案外、そうでもないですよね」
シン「ほら、ことりは顔が広いから。色々と都合や付き合いもあるし。そうそう一緒ってわ
けには、いかないよ。……付き合いっていったら、ことり参謀と、ことり幕僚がいるときは、
正直な話、一緒に帰りたくないんだよな」
美春「あはは。質問攻めですか」
シン「そ。ことりとは、どうなの?とか、ことりのこと、どう思っているの?とか煩くって。
放っといてくれっての」
美春「でもぉ、それは仕方のないことなんじゃないですか。アスカ先輩以外の皆さんは、普
通に気になっていることですよ」
シン「なんで?」
美春「“なんで”って…。アスカ先輩は、白河先輩という、風見学園のアイドルの隣にいら
れるということを何とも感じていないんですか」
シン「感じるって。例えば、どんな?」
美春「そうですね。白河先輩を見るとムラムラするとか、もやもやするとか。それで、白河
先輩がいない隙に、白河先輩のベッドで転げ回ったり、白河先輩が使用したタオルを
ワザワザ使い直したり、白河先輩の服を着たり、白河先輩の下着を使ってゴニョゴニ
ョしたり……」
シン「ごにょごにょ? あのさ、後半の所だけど、なんか無茶苦茶言ってるなぁ。そんなの
するわけないじゃん」
美春「するわけないって、そんな……。あ、あまり考えたくないですけど、実は男の子さん
に興味が……」
シン「ないない」
優しく美春の言葉を否定した。それから、自分の今の気持ちと周りの空気が、ゆっく
りと混ざっていくように言葉を吐いた。
シン「オレはね。みんなが、何気なく笑っていられる所。そういう明日が来る所に。一緒に
居られるだけで、幸せなんだよ。これ、スゴイ幸せなことなんだ。本当に。それが、
今、オレの心を満たす全て、なんだ。だから――」
美春「それでは、アスカ先輩が可哀想さんです」
次の言葉が空気に触れる前に、美春の声に塞き止められた。隣にいる女の子を見てみ
ると、哀しいような、怒っているような目をしていた。
自分は、今ある幸せだけで十分だから、恋愛する気持ちなんて必要ないと言った。こ
とりのように恋する女の子に同じことを言えば、否定されるのは目に見えてた。
けれども、バナナだけがあれば幸せだという女の子に、この気持ちを否定されるとは
思ってもみなかった。美春を少し侮っていたみたいだ。
それならばと、少し話をそらせて見た。今のセリフを言った雰囲気を無かったことに
して――。
シン「まぁ、まるっきり不満がないわけじゃないんだけどね」
美春「何なんですか、それ」
シン「そこまで目を輝かせる理由を聞きたい所だけど。まぁいいや」
美春「やっぱり白河先輩関係ですか」
シン「なんで、そう思う?」
美春「みなさんと居るのが幸せな人の不満、といえば、身近に居る人への不満が基本ですよ」
シン「分かるような分からんような理屈」
美春「それで、白河先輩の何が不満なんですか?」
シン「大したことじゃないんだけど。オレのこと、少し認めてほしいんだよ」
美春「みとめる? ですか? 白河先輩お付の奴隷ではなく、ちゃんと人権を認めてほしい
と?」
シン「誰がいつ、ことりの奴隷になったんだよ。そういうんじゃない。オレにだって色々出
来ることがあるのに、なぜか役立たず扱いを受けているような気がするんだ」
美春「アスカ先輩の出来ることって何ですか?」
シン「……オレの出来ることは……、射撃、MS戦、ナイフ戦、爆弾処理……」
美春「今の生活に必要ないことしか出来ないんですね」
シン「そ、それは。でも、ほら、こう、非常時になれば……」
美春「非常事態になってほしいんですか?」
シン「……なってほしくない……」
美春「でしたら、まるっきり役立たずです」
シン「役立たずって。そんなことない。色々出来るんだから、他にも何か出来そうじゃない?」
美春「……そうですね。例えば、白河先輩が困っているとき、アスカ先輩ならどうしますか」
シン「助ける」
美春「どんな風にですか」
シン「……どんなって。何に困っているか分からなかったら、どんなもこんなもないんじゃ
ない?」
美春「困っている白河先輩を元気にさせるための、かける言葉も思いつかないんですか?」
シン「かける言葉? あ、そっか。そういうのもあるのか」
美春「まったくダメダメですねぇ。アスカ先輩は」
シン「なんだよ」
美春「白河先輩がアスカ先輩に求めているモノっていうのは、多分そういうモノですよ」
シン「そういうって何さ」
美春「“そういう”は、“そういう”です」
シン「はぁ? それじゃあ、分かんないよ」
美春「ところで、白河先輩といえば、今日、聖歌隊ですか」
シン「え? あ、いや、バンドの方……のはずだったんだけど」
美春「どうなさったんですか?」
シン「いや、オレ遅くなったし、一緒に帰ろうかと思って寄って見たら、ことりは保健室に
行ったよって言われてさ」
美春「ケガでもされたんでしょうか」
シン「怪我をしたわけじゃないってさ。何か用事があるって話だけど」
美春「ほほう。これはアレですね」
シン「何だよ、そのイヤらしい顔は」
美春「自分の身近な男の子が役立たず!」
シン「悪かったな!」
美春「ならば、大人の男性に惹かれるのも道理かと」
シン「大人の男性?」
美春「……昭島先生です」
シン「ふっ……ははは。そーんなわけないじゃん。繋がりなさすぎるよ。そんなだから、い
つまでたっても、美春は犬扱いを受けるんだよ」
美春「それは、お互い様ですが」
シン「オレのドコが犬なんだよ」
美春「犬とは言ってませんけど。ペット扱いって所は、同じじゃないですか」
シン「ム。でも、オレは犬じゃない。美春みたいに尻尾振ってベタベタ寄って来たりしない」
美春「それは、アスカ先輩が、猫さんだからです」
シン「猫?」
美春「はい、猫です。ツーンとすまして1人を好むように行動しているかと思えば、いつの間
にか寄って来ていて、一緒に居る。1人は平気だよって顔をしても、本当は寂しがり屋
さんなんです」
シン「…………。そんなことより、さっきの話。えっと、ことりに昭島先生はないよ」
“その通り”なんて言えるはずもない。だから、話を替えてみたけど。すごく不自然
な話の切り替え方だった。おかげで、美春から、見守るような生温かい微笑を貰ってし
まった。
シン「それは無い!ってことを証明するためにも保健室に行こうかと思うんだけど。美春は、
急いで済ませておかなければいけないような用事ってある?」
美春「ありませんよ。というかぁ、美春も保健室に行く予定でしたから」
シン「そうなんだ。でも、何で……って。ああ、音夢か」
美春「はい。白河先輩の家に泊まりに行っても、それは浮気では無いと、お伝えしようと思
いまして」
シン「……変な所、マメだよな」
――保健室の前。
声が聞える。ことりと音夢だ。
『“私たち”って、白河さんも含まれるんですか?』
『……だとしたら、どうします?』
『……昔は強敵でしたけど、今の兄さんは私だけの兄さんですから問題ないです』
『それは、どうでしょう?』
『試してみます?』
『試す?』
『一日、兄さんを借りてみますか? もちろん誘惑してもいいですよ。許可します。もし落と
しきれたら、譲ってもいいですよ』
すでに手をかけていた保健室の扉を、美春が奪い取るように勢いよくあけた。で、そ
の勢いを保ったまま、室内に入り、一言。
美春「そんなのダメです。朝倉先輩が可哀想さんです! そりゃあ、漬物石みたいに動かな
かったり、洗濯したばかりのTシャツみたいに、だらしなかったりしますけど、そん
な物の貸し借りみたいに扱っちゃダメです。音夢先輩! 今の話、朝倉先輩に聞かれ
たら、どうするんですか。美春は、そんなくだらないことで喧嘩する二人は見たくあ
りません!」
いつものハシャイでいる美春のように見えるけど、違和感がある。怒っているように
も笑っているようにも見えない。ことりも音夢も気が付いてないようだけど、何かが違
う。自分の中の何かが同調する。よく知る感覚だ。コレって、ひょっとして――。
突然の乱入者。びっくりする、私と音夢さん。迫力に欠けた天枷さんの微笑ましく怒
る姿が視界に入ってきた。怒っている人に微笑ましいなんて、言っちゃダメだよね。だ
けど、天枷さんの怒り方って、いかにもプンプンッていう擬音が入ってくるような可愛
い怒り方。
だから、つい、こちらは笑顔になってしまう。まぁ、叱られている音夢さんの方は、
眉毛をハの字にした苦笑いをしているけど。
それは、天枷さんの元気で無邪気な話と、私たちの笑顔が作る何も変わらない日常。
そう、“いつも”のはずだった。
けれども――。
シン「……美春、泣いているのか?」
気の抜けた炭酸飲料のような刺激の無い一言。その言葉に、私も音夢さんも驚いた。
一拍置いて、笑顔の天枷さんの頬を、涙が伝った。
『朝倉先輩が可哀想』
天枷さんは、真っ先に、そう言った。音夢さんの冗談に対する注意より、先に、物扱
いされた朝倉君の気持ちを気づかっていた。違う。ただ、気づかっているだけなら、泣
いたりはしない。天枷さんは、想っているんだ。
今の私は、相手の考えを直接読み取ることは出来なくても、読心能力があった頃の記
憶を生かして、表情、仕草や声色の変化で、何を感じているのか読み取ることが出来る
という自負があった。でも、それは思い上がりだったみたい。
いつも飽きることなくバナナが好き、音夢さんが好きと言っている天枷さん。体全体
で、無邪気に元気に、それらを表現していた。
でも、多分、それは、天枷さんの中にしまい込んでいる誰かへの気持ちを、隠すため
の蓋でもあったんだ。だって、常に、そんな風に、おちゃらけて振舞っていれば、誰も
天枷さんが恋をしている女の子だなんて思わないよ。
天枷さんは、誰といても、その“いつも”でいた。その姿に、嘘である部分は一つも
無い。きっと、天枷さん自身すらも騙してしまっていたんだ。
その天枷さんの完璧さに誤作動が起きた。何気なく突っついてきた、その言葉は、明
るく振舞う天枷さんにとって想定外の攻撃だった。そして、天枷さんの心の蓋が、一瞬
開いてしまった。だから、大事にしまっていた繊細な心の欠片が、外気に触れてしまい、
痛い痛いと泣いてしまった。
天枷さんの頬を流れた水滴は、きっと、そのことを意味していたのだと思う。
それでも、天枷さんは、その不安定になった心から、1人で立て直した。変ですねって
笑いながら涙を拭った。そして、少し外で休んできます、と残し、その場から立ち去っ
た。
天枷さんが立ち去る前に、私の体は、すでに動いていた。同じように立ち上がろうと
した音夢さんの肩を軽く抑え、右手で顔の前に出して、ごめんのポーズを取った後、天
枷さんを追った。
保健室の入り口を通り抜けると、昇降口の方へ曲がっていく橙色の頭の後ろ姿が見え
た。
――っと。
天枷さんを追いかける前に、ひとつ処理しておかないといけないことがあるね。保健
室の入り口の前に、いつもの気弱な顔で立っていたシン君。私が天枷さんを追いかける
のを見て、ついてこようとした。だから――。
ことり「シン君は来なくていいよ」
シン「どうして?」
ことり「天枷さんの泣いている理由、分からないよね? だったら、ついて来ちゃダメだよ」
シン「でも…」
ことり「シン君が泣かせたんだよ。シン君が後先考えないで行動するから」
隣からシン君が消えた。私は構わず、天枷さんを追いかけた。泣いていることに気が
ついたのは良かったけれど、それだけ。
気が付いた事、意外だった? ううん。それは彼の雰囲気に誤魔化されていただけ。
シン君は士官学校を上位の成績で卒業したと言っていた。そういう人に、洞察力が無い
と考える方が甘いんだ。
でも、気がついたからといって、この場面で指摘してはいけない。そのことが、分か
らなかった以上、シン君に居てもらうと難儀な話になりかねないし。場合によっては、
天枷さんを傷つけることになる。
その言葉を言われたとき、廊下が足に張り付いてくるような感覚がした。まるで、廊
下と足が磁石になったように吸い付いてきて、一歩一歩が重く感じ、二、三歩進んだだ
けで、体は前へ進む勢いをなくし停止した。
切り裂く声でも刈り取る言葉でも無かった。透き通った声と芯をつく言葉。それは見
事に、この体に潜む弱点を射抜いた気がした。
美春が泣いていると言った。けれど、涙を見せると思っていなかったし、その後、ど
うするかなんて全く考えていなかった。
ことりに、ついてくるな、と言われたのは、こんなシン・アスカは、白河ことりにと
って不要ということだろう。
何も出来ない自分に対して、悔しいのか悲しいのか判断が利かない頭に呼応するよう
に、足は廊下と一つになり、まるで物言わぬ柱のように動こうとせず体を支えていた。
音夢「こっちでコーヒーでも飲みませんか」
シン「……音夢は、行かなくて……いいの?」
音夢「私が立ち上がろうとしたら、白河さんが、その場に居てって言う感じに私の肩を軽く
抑えたんです」
どういうことなのか、少しずつ分かってきた。ことりが音夢を抑えたというのは、美
春が泣いた理由は音夢に知られてはいけない内容、ということなのだろう。ことりたち
が隠したがること、音夢に知られてはいけない気持ちなら、答えは一つだけ。朝倉純一
への気持ちだ。
それが分かったからといって、自分が泣かしてしまった美春にかける言葉なんて、湧
いてこない。足も柱のまま固まっていた。
音夢「……それに、今はアスカ君の方が放っておけません」
シン「オレは大丈夫だよ」
音夢「本当に大丈夫でしたら、その足は動き出しているはずですよ」
その通りだ。
シン「……コーヒーじゃなくて、紅茶はある?」
音夢「ありますよ。好きなんですか? 紅茶?」
シン「パックの紅茶なら、入れ間違いは無いだろうから」
音夢「どーいう意味ですか?」
コメカミに筋を浮かばせているであろう音夢の顔は見ないで、また問いにも答えず、
保健室に行こうと踵を返した。足は簡単に廊下から離れた。それでも、足取りは重いま
ま保健室に行った。ことりが、さっきまで座っていた椅子にまっすぐ向かい、それに腰
を下ろし、俯いた。
音夢が紅茶を入れてきてくれたようで、アールグレイの香りが自分の周りに近づいて
きた。これしかないけどいいですか、と訊かれ、うん、とだけ答えた。
朱い水面を見つめた。情けない顔が映っていた。紅茶を一口含んだ。味なんてしなか
った。まるで、女の子を泣かしてしまうようなヤツには、味なんて知る必要ないって言
われているみたいだ。
時間だけが静かに流れた。
しばらくして――。
音夢「ところで、アスカ君に美春のことで聞きたいことがあるんですけど。いいですか?」
本校舎の昇降口の真ん中、日が差し込んでいる所と影の境目で、すすり泣いている天
枷さんを見つけた。
ことり「……天枷さん……。さっきのは……」
美春「ダメです。あんなの……」
遮る声は、震えていた。
美春「冗談でも、 あういうことは言っていいはず、無いんです。音夢先輩に、あんなこと
言わせちゃダメなんです」
シン君が来たことで、私の中の誰かへの気持ちは、徐々に薄らいでいた。彼の手間の
かかりっぷりは、私に誰かを思う時間を与えなかったから。あんなに大切だった想いを
こんな形で消してしまっていいのか、迷いはするけれど。シン君との毎日は、心を正常
に機能させる清涼剤みたいに、私を少しずつ変えていたみたい。だから、音夢さんと、
誰かのことで冗談っぽく話すことも出来る。
でも、私だけが変わっていたんだ。
表面的には、まるで気の無い素振りをして、いつも笑顔で、二人の幸せを願っていた
女の子。それは、自らが引いてしまった、という行為が正しいことである証明として、
二人は永遠であれ、と願っていたことに他ならない。
ことり「そうだね。私たちにとっては、そうだよね」
天枷さんは私だ。
私の内側のそれは消えていくから、もう放っておいていい、というわけじゃない。私
の外側にも、未だ色あせることの無い私がいる。
心が軽くなった私は、駆け引きを気取った冗談で楽しんで、私が今まで大切にしてい
た私を傷つけてしまった。
シン君が泣かせたなんて言ったけれど、私も同じだ。
ことり「ごめんね」
放課後の校庭から聞えてくる小さな雑音に混ざって、私の声は天枷さんに届いたみた
い。呼吸を整え、落ち着きを取り戻した天枷さんは、静かに、はい、とだけ返事をした。
そして、いつもの笑顔に戻っていた。
ことり「……強いね。天枷さん」
美春「ほぇ? 何のことですか」
普段とそん色ない、まさに、いつもの天枷さんだった。でも、それはフリなんだと思
う。だけど、私もそれに付き合い、なんでもない、と一言返した。
それにしても何か変だ。天枷さんは隠しているとはいえ、朝倉君のことを想っている。
にも関わらず、シン君と付き合っている?
ことり「あ……天枷さん。シン君のことで聞きたいことがあるんだけど。いいかな?」
美春「アスカ先輩のことで? いいですけど」
ことり「今週末、シン君が天枷さんの部屋に泊まるって、ホントウなの?」
美春「はい。その予定ですけど」
ことり「天枷さんたちって……、えっと、付き合っている……の?」
美春「美春とアスカ先輩がですか。ないですよぉ。桜公園でよく遭遇しますけど、ただ会う
ってだけですし。いったい誰がそんなこと言ったんですか」
〜〜〜〜ことり脳内・情報整理中〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
善ことり「なんだ、付き合ってないんだ。良かったぁ」
悪ことり「でも、天枷家で一泊するんだよ」
善ことり「……あれ?」
悪ことり「“あれ?”じゃなくて。シン君は、付き合っても無いのに、天枷さんの部屋で一泊
する予定なんだよ。変じゃない?」
善ことり「えっと。部屋で一泊とは、えっちをすることだよね」
悪ことり「それでも、二人は付き合ってはいない、と天枷さんは言う」
善ことり「ってことは、シン君と天枷さんは、えっちなことをするだけの関係?」
悪ことり「それって……」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ことり「まさか、セッセッセッセ、……セックスフレンド!」
美春「せっくすふれんど? 何の話ですか?」
美春の両肩を掴み、ガクガクと揺さぶりながら喋る、ことり。
ことり「ウソウソ! それ、一番、あってほしくない事実だよ。そりゃあ、天枷さん。肌の露
出の多い格好してるときあるよ。でも、私としては、無邪気で元気な小学生の延長上
程度だと思っていたの。だって、一にバナナ、二にバナナって、いつも言っている女
の子がよもや、セックスアピールを前提にして服装決めてるなんて、考えたくないじ
ゃない。純粋無垢であって欲しいなんて、勝手な言い草と思うかもしれないけど。ほ
ら、立ち位置ってあるよね? 皆から、わんこ嬢と親しまれている女の子が、実は、
男をたらしこむ女郎蜘蛛だなんて考えたくもないよ。十歩下がって、そうだとしても、
シン君が、天枷さん程度の色気に転げたなんて認めたくない。それって、私が天枷さ
んに負けたってことじゃない! 自分が可愛いって自慢する気はないけど、そんじゃ
そこらの女の子に負けない自信はあるんだよ。伊達に風見学園のアイドルとして、祭
り上げられているわけじゃないの。確かに、天枷さんも、可愛いとは思う。でも、犬
みたいにハシャいでいるような人に、ぶっちゃけ色気なんて欠片もないじゃない?
そうだよぉ。天枷さんが、うっふ〜んとか、あっは〜んとかやったって、小学生低学
年の児童が、棒読みで台本を読んでいるくらいのマヌケさしかないよぉ。それに負け
たなんて、ありえないよぉ〜。うわ〜〜〜ん」
美春「ああああのぉぉおお、ししし白河先輩いいいいい。おおおおお落ち着いてくださいいいいい」
ことり「次から次へと襲い来る想定外な事情の前に、どう落ち着けばいいんだよぉ」
美春「何かぁぁああ、ももも物凄いい、勘違いをしているるるるるようなんですけどぉぉ」
ことり「勘違い? 私が? そんなのしてないよぉ。あ〜〜〜ん。こんなのってないよぉ」
美春「たたた確かに、あああアスカ先輩は、みみ美春の部屋に泊まりますけど。そそその日、
みみ美春はぁぁぁ、ししし白河先輩の家に泊まるってぇ……」
美春を揺さぶるのをピタリと止め、その眼をじっと見つめる、ことり。
凄んでいて、ちょっと怖い。
ことり「聞いてないよ。そんなこと」
美春「……そんなはずはない、と思うんですけど……」
ことり「どーして、そんなはずは無いと言えるのかなぁ。いつも一緒って訳でも付き合ってい
るわけでもない人がねぇ」
美春「(こ、怖い。白河先輩の中で何かが壊れているような?)あ、あの、ですね。アスカ
先輩は、軍人さんだったわけじゃないですか。でしたら、報告・連絡は、キチンと出
来ないと仕事にならないのではないか、と思うんですよ」
ことり「……それは……そうだね」
美春「しかも、エリートさんだったわけですから。出来ていないわけ、ないですよね」
ことり「うん。それは当然かなぁ。……ん?」
美春「でしたら、今回の件は、むしろ……」
ことり「…………私が聞き漏らしていた?」
美春「おそらくは」
ことり「……そういえば、何か喋っていたような……。あれ? そうだ。言ってたかも」
美春「分かっていただけましたか」
ことり「ご、ごめんなさい。勝手に勘違いしてたみたい」
美春「それと、白河先輩。今、美春に対して、とても失礼なこと言ってませんでしたか?」
ことり「え? え〜あ〜。あ あは あははは。多分、それは空耳だよぉ」
と笑って誤魔化そうとしたかと思うと、いきなりガックリうな垂れた、ことり。
ことり「……というか、なんて初歩的なミスしてるんだよぉ」
…………………
美春「もうすぐ保健室ですよ。いい加減立ち直ってもらわないと、色々面倒なことになりそ
うなんですけど。アスカ先輩とか」
ことり「そーなんだけど。なんか自己嫌悪だよぉ。あんなツマラないミスをするなんて」
美春「ひょっとして、白河先輩の中で、アスカ先輩が、いつのまにか、なくてはならない大
きな存在になっていたんじゃないですか?」
ことり「そういうのだと、いいんだけどね」
美春「あれ? 存在感全く無しなんてことは……」
ことり「放っておけないとか、このまま世の中に出してはいけないとかって、意味では存在感
があるよ」
美春「はは。ずいぶんと情けない存在感ですね」
ことり「それに、シン君は……」
――な感じで話しながら、保健室に帰ってみると、ことりの失敗をネタに調子付くシ
ンの姿があった。
音夢「意外ですね。あの白河さんが……」
シン「だから、みんな、騙されてるんだって。ほんっっと、オッチョコチョイなんだから。
なんなら、この前、タンスの角で足の小指をぶつけて苦しんでいることりの姿を撮っ
たヤツ見せようか」
音夢「そんなのイチイチ撮ってるんですか」
シン「まぁね。白河ことりオッチョコチョイ記録大全集。ちょっとした自慢品だね。あのオ
ッチョコチョイが、失敗した計画集ってのも作ろうかと考えてもいるけど」
音夢「失敗した計画集……ですか」
シン「そ。あのオッチョコチョイが立てて、散っていった変な計画。オレを女の子にする
とかさ」
音夢「“白河アスカちゃん計画”に気が付いていたんですか」
シン「とーぜんでしょ。あのオッチョコチョイが、立てた計画くらい簡単に見抜けるさ。だ
いたいね。あのオッチョコチョイは、自分でいうほど、しっかりした人間じゃないん
だよ。その計画さぁ。ちょっと前に、あのオッチョコチョイ自らが、オレの前で吹い
てたよ。それのどの辺りが、微に入り細にわたるのか享受願いたいね。それから……」
音夢「あ、白河さん」
…………シンが振り返ると、ことりが真後ろに立っていた。
ことり「ほほう。それは、なかなか興味深い話ですねぇ。シン先生。ぜひとも、私にも、その
お話を享受していただけないでしょうか?」
いわゆる百万ドルの笑顔。しかし、その気配は、どこぞの国家予算十年分級の殺気。
ちなみに、美春は保健室に入らずに、入り口の所で縮こまってブルブル震え怯えて
いた。
ことり「そのオッチョコチョイとは、いったい誰のことなのかなぁ」
シン「ほ、本人の希望により匿名……なんて……?」
ことり「音夢さん! 手術の準備、いいですか!」
音夢「え? 手術って?」
ことり「今から、この場で、シン君を去勢します!」
シン「ちょっ、それ傷害罪!」
音夢「ムリですよ。私、まだ研修医ですし」
ことり「手術の経験を積む良いチャンスだよ」
シン「そういう問題じゃないだろ。切られる本人の同意が無いじゃないか」
ことり「シン君は……私に幸せになって欲しいと思う?」
シン「それは……思ってるけど?」
ことり「ならチョッキン! それで私が幸せになれるから」
シン「オレが不幸になるじゃんか」
ことり「男の子なら、幸せになって欲しいと思う女の子のために、その身を差し出すくらいじ
ゃないとダメっス」
シン「違〜う。あってるように聞えるけど、これは絶対間違っている。ことりはオレの未来
を殺す気かぁ」
ことり「今さら、遅いっス。もう私が選んだんだよぉ! この道を! なら行くしかないじゃ
ない」
シン「いや、まだ軌道変更可能だってぇ。あ〜〜もぅ。なんで、こんなこと!」
美春「自業自得です。口は災いの元とは、まさに、このこと。相変わらずのおマヌケさんで
すね、アスカ先輩」
シン「美春に言われる筋合いはない!」
ことり「待ってシン君、逃げるな」
シン「やだ! 逃げる! オレは逃げて明日をつかむ」
――その夜の白河家にて。
シン「ねぇ、ことり。そういえば、どうして、オレに、ついて来ない方がいいって判断した
のさ。そりゃあ、美春を泣かしたときは、理由分からなかったけどさ。でも、理由が
分かれば、なんとかなったかもしれないじゃない?」
ことり「シン君は、恋をしたこと、ある?」
シン「恋?」
ことり「その人を想うだけで、嬉しくなるなったり切なくなったりするような恋」
言われてみれば、経験ないかもしれない。キスしたり抱いたりした経験は持っていた
けれど。気になる女の子を、ゆっくり想い、切なくなるということはなかった。
ことり「その差です。それをひとつも知らないうちは、誰も慰められないよ。下手すると傷つ
けることにあるからね。よく気をつけるように」
反論できないことが悔しかったから、ことりに聞えないようにボソッと一言呟いた。
シン「……さすが失恋した人の言葉は重みが違うね……」
ことり「なにか、いった?」
シン「もう寝るから、オヤスミっていっただけ」
ことり「そうなんだ。だったら私も。“恋が分からない内にフられちゃったシン君は、これか
ら頑張らないとね”」
シン「なんだよ、ソレ?」
ことり「オヤスミって言っただけだよ」
外れた矢が射抜く的・終
シンが見抜けたのは、その流されやすさ故で、よく言えば感受性が高かったから。
ラストのことりのセリフが指す、シンを振った相手はルナのこと。別れ話は『くっつけない派
のカプ考察』のヤツ。
>>302 GJ!いやぁアンタはレベル高いよマジで。とりあえず歴代の職人の中では
一番ことりを活躍させてると思う。今回も面白かった。
神が2人も
305 :
あの人:2006/05/16(火) 23:57:39 ID:YKkKDC2H
>>288 期待して見てみました……期待以上でした。
カフェアイシャが、カフェアイシャがっ!
ヴェスティージ版もゆるりと期待しつつ待ってますね。
ところで、こういう動画って
どんなソフトを使って作っているんですか?
>>302 ギャグかと思ってたらシリアス展開っ
アニメ本編で全く触れられなかった、
美春本人の純一に対する想いが見れるとは……GJです!
>>288 なんかカクカクするのは俺だけ?
でもGJ
>288
GJ
次は完全版をお願いします。
308 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/17(水) 04:03:33 ID:NFiq7EPQ
あと少しで完成じゃまいか!
>>288 .........orz
お願いだよ旦那・・・生殺しは苦しいよ・・・
完成お待ちしてます!!!
>>288 GJ!第二期OP!?
朝倉兄弟&ラクシズとも決着がついてみんないい人になったっぽい感じ。
やはり今後の展開はさくらが鍵なのか?…完全版…orz
あせって作ったって感じだな
315 :
あの人:2006/05/17(水) 18:08:08 ID:PCdiCmwQ
もうこれしか言えない。GJですっ!!
そうか、杉並の機体が……
>>288 生殺し!?
>>314 GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
杉並より純一で吹いた。純一生身で闘う気かよw
>>303 そういって貰えるのは嬉しい が
実は『最近ダメだよね』話は、かなりの高確率でオレの投下後に起きているのが
事実だから。暗にツマランと言われてるってことだよな。
(神作品後の投下タイミング悪!も高確率だな。今回はそれに救われた気が)
オレのSS好きっていうのは少数派と思っておいた方がいいと思う。
とりあえずスレタイに一番忠実な内容の話を書いてると思うけどな。
ザ☆ボッツでみんなが没ネタ紹介したときに気付いたけどことりをまとも
に活躍させようとしてた職人さんてよぅさんくらいしか居なかったっぽいし。
正直普段のよぅさんの作品はちょっと合わないんだけど
今回の後半中頃からのシリアス部分は上手いと思った
敬意を込めてこの言葉を送る。GJ!
ところでシンはステラに恋してたんとちゃうん?
ん〜。判断の難しい所でもあるんだけど。シンって本編で「好き」と一言も言っていないのが
引っかかって( -∀-)ノよぅ オレはコレに拘るタイプなわけ。
ステラにしてもルナにしても、護りたいという意識が強く出すぎて、残りの部分が、疎かになっ
ているんじゃないか、と解釈してる。
あと「好き」と自覚する前に、不幸か行動の方が先に来ちゃっている、可能性もある。
ステラは特にそうじゃない? のんびり恋をする余裕が完全になかった気がするんだけど。
あとバトルスレの方で、チョロッと言ったことあるけど。オレの場合、シンの突発性「護る」発言
はトラウマから来る行動、という位置づけにしてる。つまり、ステラ・ルナへの行為は、どちらも
失ったものに対する埋め合わせ、として解釈してる。
それと、ことり活躍はアレだ。ヒーロー・ことり、ヒロイン・シンで一発解決だよマジで。最近、種
死の主人公がことりだったら、を妄想してたんだけど、信じられんほどのヒーローっぷりだった
よ。ただ、実際やるとしたら杉並たちの雑談ネタにしかならんけど。
>種死の主人公がことりだったら
それ面白そうだなw。書いてみたら?
tp://www.uploda.net/cgi/uploader1/index.php?dlpas_id=0000115854
パス:TIGA
以前UPしたティガバージョンです。以前のは音があまり良くなかったので今回は音を調節しました。
>>316 俺は貴方の作品好きだよー!
どんどん…投下してくれぃ!
324 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/19(金) 13:28:37 ID:Oyj4uZTQ
もともと二つのアニメを混ぜる時点で技術が要求されそうだけど
今の職人さんのほとんどは2つの世界観のバランスを取ろうと結構がんばってると思う。
以前言われたことりの出番がないとか種のSSばかりとかそういうことはなくなった。
それと「最近つまらない」発言は
職人さんや職人を目指してる人にSS投下しずらい環境を作ってしまうのではないか?
325 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/19(金) 20:13:29 ID:cqWweBs9
ここはキモい馴れ合いスレですね
建前でマンセーしろと?
オレの感覚だと、ツマランというのはいいんだけど、どーいう風にツマラナイか言ってくれると
助かるってのがある( ゚∀゚)ノよぅ!
もしくは、コレを見たい、こんな風にして欲しい とか、ここは良くないとか。
内容もなく、ただツマランだけじゃ、はっきり言って対応しようがない。
「最近つまらない」とか1スレ目から言ってた奴いたしな〜。
いちいち全部のレスを間に受けてたら何もできません。
_,.、-―- .,_
,.、‐'" `'' 、
./ __,,,_ \
./ _,.- '' ゙ _,,,_ `'' 、 ヽ
./ ,r''_,.- '/::´:::::,::::::::::'' - ,_ヽ .゙l,
,′ .r..i´:://,:::/:::/ ヽヾl::i:::::|::::iヾ .゙l,
,l l.Vl:::i::i::l:::|:::::| |::l::|:::i::i:゙l::::゙Vi ゙l
゙l, lX´::|:_」、+i-::i i:i-i:‐l+:i、i:::lXl l゙ 心の羽を癒すそよ風
ヽ、 |'^::::|:i,;‐u'':::トヽ ´´iU::::iヽ.l:::::|::l / 桜の木の下巡り会ってた
'l::|:::::l:l ; |::::o| |i::::o/l::l:::|::l 〃 優しい一時胸を暖めたの
,l゙l:|:::::|l',ヽ''-‐ 、 └‐'' /ノl:::|::lヾ、 大切な人と呼んでしまってもいいですか?
,l:l:l:::|::::|::l' , .__ 〃,l゙:l:::|:l ゙l,ヽ
//:::|::';ヽ:ヾ、ゝ ,, /::ノ '''´::l:::゙l, ヾヽ
//::::::|::::/::l ̄l::l_;;| ` ‐ ´ ト::l:::l:::::l::l:::::゙l, ヾ:ゝ、
//::::::/:::/_;;l、‐''` .l .l `''‐:;;_l::::::::l:l, ヾヾ`''‐.,,_
,、´/::/:::::::/<´ヽ [____] .`ゝ;l::l, ヾ:\ `'' 、
〃 /::::/::::::// \ \ lー--―l //`l::ll, \::\ ヾ
〃 /::::/::::://:| \ ヽ. ゙l, ,l゙ ,.、‐"、'´ |::l:l, ヾヾヽ
〃 ,l::l:::|://::::| / ヽ `'' ‐,゙l, /‐'"、‐'" .| |::l::lヽ ヾヾヾ
/ / - '' "´ ̄ ̄` 丶:::、::::::::丶、 |
/ / / / /| `丶、::::| |
/ イ∨7 l l | / l / / | ヾl !
〈 / /∧'| |,,..| |--| 、j| l/ | i| | /-‐''´'´
\ / l 7´`| |lハ| ヽlハ| |l`|/{ __-‐'''´-‐'''-‐''´
ヽイl l { r;| |トミ' )γ--''´ ̄ / /
/| │ ヽヽ| |'゙(◎弋 / // / /r
//| l lヽ| l |!ゞノ"} l l | | ⌒( 風のーー!!!
// l| l | | ! ! ノ"}| l | 丶 丶
/ / | | ! l| l | '| ,. -'´ \'
/ / ,! l i | l|.ハ | //) / :∠ミーニ丶、
/ / / | ハ ! | ゞ、| \丶、__ ../ ̄>-'⌒ー‐r;┬' ∠ミーニ
/ / / ノノ ,lr‐‐j |: :l: l: :| .|:. |lノソ
l { /_,,..、 < ヾ |ト、l: !: l: :l. f´
| | /r`\ \ \ ´ヽ丶、l: .{ :|
| |/ \\ \ー、 r__ム ` ー-、|
| / ヽ \\ \/´ ___', |! } ヽ
L| ヽ iヽ、丶、 \´ ゙̄| l! | ヽ
/ / - '' "´ ̄ ̄` 丶:::、::::::::丶、 |
/ / / / /| `丶、::::| |
/ イ∨7 l l | / l / / | ヾl !
〈 / /∧'| |,,..| |--| 、j| l/ | i| | /-‐''´'´
\ / l 7´`| |lハ| ヽlハ| |l`|/{ __-‐'''´-‐'''-‐''´
ヽイl l { r;| |トミ' )γ--''´ ̄ / /
/| │ ヽヽ| |'゙(◎弋 / // / /r
//| l lヽ| l |!ゞノ"} l l | | ⌒( ささやきが!!!
// l| l | | ! ! ノ"}| l | 丶 丶
/ / | | ! l| l | '| ,. -'´ \'
/ / ,! l i | l|.ハ | //) / :∠ミーニ丶、
/ / / | ハ ! | ゞ、| \丶、__ ../ ̄>-'⌒ー‐r;┬' ∠ミーニ
/ / / ノノ ,lr‐‐j |: :l: l: :| .|:. |lノソ
l { /_,,..、 < ヾ |ト、l: !: l: :l. f´
| | /r`\ \ \ ´ヽ丶、l: .{ :|
| |/ \\ \ー、 r__ム ` ー-、|
| / ヽ \\ \/´ ___', |! } ヽ
L| ヽ iヽ、丶、 \´ ゙̄| l! | ヽ
〜∞ プーン
, '´ `ヽ、
/ \ 〜∞ プーン
r'´ , -───‐ 、 \ 〜∞ プーン
ヽ∠ --───‐ 、`ヽ、 ヽ 〜∞ プーン
_/ / ヽヽ `゙ヽ\ ヽ 〜∞ プーン
,ィ1/ // // ハ ヽヽ i | | 0ハ ヽ 〜∞ プーン
/// // //」⊥! |lナTl/川| Kハ ) 〜∞ プーン
//|| |/ / 「lレ ヾ リ ├}} ||)| \_/ 〜∞ プーン
|/ ヽ、|| {{ ヘ ◎) (◎ /| l |l | 〜∞ プーン
l ヾlト 〉〉ヽヾ‐ , ""〃/ | l | | 〜∞ プーン
/ィ/ハ ∴) ∀ (∴7/ィ1| |ヽ |__
|| |{ ヽ ` _ ノ Ll | \\
l! ヽV ヽ>一'7 / \ \`ー‐、 微笑みを誘うの
/rく`、 ├‐<._/ `ヽ \__ \
/ / ヽ_ヽ__⊥ ̄`/ //}|ヽ \\ \
/ 〃 /ノ '´, ィ" / ___r‐'", イ ヽヘ ヽヽ  ̄`
/ /// └‐ ニニつ---‐ ' /イ | |ヾ}l | }}
// / __/ └┴'─ュヽ / | |リ|K
l/// ∧| ⊂工 ̄\ヽ | | 〃\
{ { j| | ┬┬' TスTT\_// | |/ ! \
ハ \! ト// } ハVー' | | | ヽ
} \ `‐'ノノ j jハヽ l. | | ヽ、
j `>才\{ { | | \ ハ | ! | | ||ヾ
{ // 人 | ト | | \_ノ ハ | | /| | || }}
\/ / /へ // 」 |--一う)へ| V //リ} ノjj 〃
∠.人 j } }'´ ヽ! / /∧ハ V/ j/
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/ イ∨7 l l | / l / / | ヾl !
〈 / /∧'| |,,..| |--| 、j| l/ | i| | /-‐''´'´
\ / l 7´`| |lハ| ヽlハ| |l`|/{ __-‐'''´-‐'''-‐''´
ヽイl l { r;| |トミ' )γ--''´ ̄ / /
/| │ ヽヽ| |'゙(◎弋 / // / /r
//| l lヽ| l |!ゞノ"} l l | | ⌒( いつかーーー!!!
// l| l | | ! ! ノ"}| l | 丶 丶
/ / | | ! l| l | '| ,. -'´ \'
/ / ,! l i | l|.ハ | //) / :∠ミーニ丶、
/ / / | ハ ! | ゞ、| \丶、__ ../ ̄>-'⌒ー‐r;┬' ∠ミーニ
/ / / ノノ ,lr‐‐j |: :l: l: :| .|:. |lノソ
l { /_,,..、 < ヾ |ト、l: !: l: :l. f´
| | /r`\ \ \ ´ヽ丶、l: .{ :|
| |/ \\ \ー、 r__ム ` ー-、|
| / ヽ \\ \/´ ___', |! } ヽ
L| ヽ iヽ、丶、 \´ ゙̄| l! | ヽ
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/ イ∨7 l l | / l / / | ヾl !
〈 / /∧'| |,,..| |--| 、j| l/ | i| | /-‐''´'´
\ / l 7´`| |lハ| ヽlハ| |l`|/{ __-‐'''´-‐'''-‐''´
ヽイl l { r;| |トミ' )γ--''´ ̄ / /
/| │ ヽヽ| |'゙(◎弋 / // / /r
//| l lヽ| l |!ゞノ"} l l | | ⌒( この気持ち!!!
// l| l | | ! ! ノ"}| l | 丶 丶
/ / | | ! l| l | '| ,. -'´ \'
/ / ,! l i | l|.ハ | //) / :∠ミーニ丶、
/ / / | ハ ! | ゞ、| \丶、__ ../ ̄>-'⌒ー‐r;┬' ∠ミーニ
/ / / ノノ ,lr‐‐j |: :l: l: :| .|:. |lノソ
l { /_,,..、 < ヾ |ト、l: !: l: :l. f´
| | /r`\ \ \ ´ヽ丶、l: .{ :|
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./ _,.- '' ゙ _,,,_ `'' 、 ヽ
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'l::|:::::l:l ; `ーノ ノ; ヽ` ~ /l::l:::|::l 〃
,l゙l:|:::::|l',ヽ~~ ハニ!-ヽ /ノl:::|::lヾ、 届けられますように
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//:::|::';ヽ:ヾ、ゝ ヾエエァ/::ノ '''´::l:::゙l, ヾヽ
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ヽ、 |'^::::|:i,;イ(:::)ヽ i イ(:::)メ.l:::::|::l /
'l::|:::::l:l ; `ーノ ノ; ヽ` ~ /l::l:::|::l 〃
,l゙l:|:::::|l',ヽ~~ ハニ!-ヽ /ノl:::|::lヾ、 ち、血輪ッス!!!
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//:::|::';ヽ:ヾ、ゝ ヾエエァ/::ノ '''´::l:::゙l, ヾヽ
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,、´/::/:::::::/<´ヽ [____] .`ゝ;l::l, ヾ:\ `'' 、
〃 /::::/::::::// \ \ lー--―l //`l::ll, \::\ ヾ
〃 /::::/::::://:| \ ヽ. ゙l, ,l゙ ,.、‐"、'´ |::l:l, ヾヾヽ
〃 ,l::l:::|://::::| / ヽ `'' ‐,゙l, /‐'"、‐'" .| |::l::lヽ ヾヾヾ
動画作ってる職人様、いつもGJっす
ひとつききたいんですが、そうゆうのって何のソフト使って作ってますか?
フリーソフトなら、挑戦してみようかと思ったもんで……
335 :
動画作者:2006/05/20(土) 22:59:10 ID:H3pDv3I2
少々荒れてますな…
>>334 自分も初心者なんで詳しいわけじゃないんですが、
編集にはAdobeの「After Effect」を使ってます。フリーではないっす(;´Д`)
動画切り出したりとかは「aviutl」とか「VirtualDub」。これはフリーです。
エンコードは「Windows Media エンコーダ」。
他にも色々あると思うので探してみるのがいいですよー
336 :
333:2006/05/21(日) 14:16:57 ID:sDTD/Aqa
>>335 ありがとうございます
ソフトと素材が手に入ったら挑戦してみたいと思います。
もしかするとデステニーガーネットや美春プロビの動画を使わせてもらうかもです………
ダメなら言ってください。自分で作ってみます
うぷされなかったら挫折..orzしたと思ってください……
337 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/22(月) 16:47:54 ID:R1DFcskg
ちょっと聞きたいことがあります。
どこでみたのか分からないんですが
シンに一気に幸福とかが舞い込んできて
それに耐えられなくなったシンがうたまるに愚痴るという
内容のSSの題名分かりますか?
小ネタ集12の( ゚∀゚)ノよぅ!さんのSSです。
339 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/22(月) 19:28:17 ID:R1DFcskg
338さんありがとうございます!
340 :
更にあのネコ:2006/05/22(月) 21:55:04 ID:c8NXs8Y/
シン「ことり、2年のアリスって知ってるよな。」
ことり「うん、月城さんがどうかしたの?」
シン「ああ驚かないで聞いてくれ、
今朝登校途中にアリスの車と擦れ違って挨拶されたんだけど……
そのとき、アリスが……ネコ被ってたんだ。」
ことり「えっ」
ネコを被ったアリス……
シン『あっ、おはようアリス。』
アリス『あーらシン先輩、おはようございますですわ〜♪』
ことり「……想像が追いつかないっす。」
純一「おいおい、アリスはそんなやつじゃないぞ?」
シン「でも俺見たんだ、あれはネコを被っているとしか言いようがない。」
眞子「何か変なものでも食べたのかな。初音島って変なキノコとかも多いし。」
アイシア「変なキノコ?」
眞子「自分の姿が大きくなる幻覚をみるキノコとか。
前お姉ちゃんが食べたときは、急に泣き出して大変だったわ。」
アイシア「そ、そんなキノコが自生してたんですか……気を付けないといけませんね。」
純一「……まあ、イマイチ信用できないけど。とにかく様子を見に行くか。」
シン「ああ、見ればすぐわかるはずだ。」
純一「おはよう、アリス。」
アリス「あっ先輩……おはよう、ございます。」
「ミャー」
シン「なっ、ネコ被ってるだろ?」
ことり「うん、ごめんね疑ったりして。」
純一「いや、まあ確かにネコ被ってるけど……」
眞子「って、そのネコよく見たらうたまるの彼女の黒ネコじゃないの、
どうして月城さんのとこにいるわけ?」
アリス「今朝起きたら、ベットの中に入ってて。暖かかったです。」
アイシア「でも、学校にネコを持ち込んでも大丈夫なんでしょうか?」
シン「別に問題ないんじゃないか……だって」
さくら「にゃほ〜♪今日も元気だラッキョが上手い、HR始めるよ〜♪」
「うにゃ〜ん」
シン「って先生がいるわけだし。」
アイシア「…確かに。」
純一「でも流石に頭の上に乗せとくのはやめた方がいいぞ、
授業中とかは流石にマズイだろ、首も疲れそうだし。」
アリス「これぐらいの重さなら別に……でも、そうですね。
じゃあ、膝の上に……さっ、おいで。」
「ミャン」
341 :
更にあのネコ:2006/05/22(月) 21:55:49 ID:c8NXs8Y/
昼休み……
萌「は〜い、今日の鍋は石狩鍋ですぅ〜〜」
「うみゃ〜ん!」
ばくばくばく…
アリス「…おまえも、食べる?」
「ミャォ」
アリス「じゃあ少し、冷ましてからね。」
シン「……ネコだからって全部が猫舌ってわけじゃないんだな。」
ことり「種類によって違うんじゃないかな。」
シン「……うたまるってなんて種類のネコなんだろう。」
ことり「た、たぶん雑種だよ、だからいろんな特徴を持ってるんだよ。まちがいないっす!」
アイシア(ことり、必至ですね)
環「こちらのネコは……ノルウェージャンフォレストキャットのようですわね。
でも全身真っ黒なノルウェージャンフォレストキャットなんて、珍しいですね。」
シン「ん、環、ネコ詳しいのか?」
環「はい、もうメロメロです。」
シン「メ、メロメロ…?」
環「はい。見てるだけでご飯三杯は……そういえば、このネコのお名前は?」
眞子「まだ決まってないんじゃない、飼い主がいるわけでもないし。」
アリス「あっ、でもこの子、首輪してるから……たぶん元々は、飼い猫だったと、思います」
眞子「その首輪に名前とかは書いてないの?」
アリス「さあ、そこまでは、確認してませんから…」
シン「どれどれ、ちょっと拝k」
「ミュギャシャァァっ!」
ばりっ、びりっ、がしっ、ガジガジ
シン「ぐわっ、ちょ、まっ、鳩尾に猫キックは伊達じゃぐほはっ?!」
ことり「だ、大丈夫……シン君?」
アイシア「うわっ、ひどい嫌われようですね。」
眞子「食事中に横から手を出すからよ。」
シン「ま、まだ熱くて食べれてな、がはっ、ふ、踏みつぶされっ……」
アイシア「何か恨みを買うようなことでもしたんですかね?」
眞子「う〜ん……この子が食べようとしていたネコ缶を盗み食いしたとか。」
シン「食べるかっ!そんな奴がいたら、一度顔を拝んでみたいよ。」
アイシア「そうなんですか?じゃあ、シンはさくらを拝むんですね。」
シン「はっ?どうして俺がさくらを……」
アイシア「だって、今シンが言ったんじゃないですか。さくら曰く、あれはツナよりまろやかで……」
シン「いや、待て。いい。意味はよくわかった。ツナが食べれなくなるから、説明するな。」
ことり「と、とりあえず、続きは鍋を食べてからにしませんか?」
眞子「そうね。」
和泉子「あつぅっ!あっ、でもおいしい。けどやっぱり熱っ!
ああ、でもシャケおいしい……んですけど熱いのは熱いんですぅ!
天にも昇るような美味しさなのに、地獄のようなこの苦しみっ!
でも、負けません!シャケのためなら猫舌の一つや二つ!
例えこの身が砕けようとも、このシャケだけは、シャケだけは……!」
シン「もう少し静かに食べろよ……というか、いったいいつの間に現れた。」
342 :
更にあのネコ:2006/05/22(月) 21:57:54 ID:c8NXs8Y/
シン「じゃあ、食べ終わったところで首輪を確n」
「ミギャァァァァァッ!!」
ずばしゃーんっ!
シン「……がはっ」
アイシア「完全に嫌われてますね。」
眞子「まったく、しょうがないわね……ちょっと失礼するわよ。」
「ミャオ」
シン「うわっ、なんだこの差は……」
眞子「日頃の行いの差よ。えっと……あっ、何か刻んであるわね。」
ことり「なんて書いてありますか?」
眞子「んと、掠れてるけど……えっ…と、
ディー……ジェイ……アイ……っとこれ、エル、かな?」
ことり「……どじる?」
シン「ぅわ、ひっどいネーミング……」
眞子「まあ掠れてるし、筆記体だから読みづらいし、違うかもしれないけど……
確かに、この名前で呼ぶのは忍びないわね。」
アイシア「だったら、私たちで名前、決めちゃいませんか?」
ことり「そうですね、名前呼ぶ時困るし」
美春「命名『チョコバナナ』!これで決まりです!」
アリス「決まらない。」
杉並「うむ、俺のお薦めは『うたまるこちゃん』」
眞子「なんのアニメよ。」
さくら「んとね、黒ネコだからやっぱり『アルキメd」
ことり「それは色々危ないっす」
工藤「みんな、もうちょっとちゃんと考えようよ。
『DJ』なんてどうかな?一応首輪の文字とも繋がるし。」
ななこ「め、命名でしたら……えっと……
うたまるの彼女だから歌繋がりで……『メロディ』?」
和泉子「『マンターブ』というのはどうですか。有名な木琴奏者の名前なんですけど。」
ディアッカ「グゥレイト!な名前があるぜ。『ミリィ』だ、由来は聞くな。」
イザーク「キサマの昔の女の名前だろ。『にゅーら』とかどうだ。」
眞子「いるのよね、ペットに昔の彼女の名前付ける男って。黒猫なら『ジジ』でしょ」
キラ「黒ネコって言ったら『ヤマト』だよね。」
環「♀ですから『なでしこ』というのはどうでしょうか?」
西川「『灰猫』とかどうだ?」
音夢「黒……こうじえん……広……『マダレム』?」
純一「黒から連想して辿り着くのがそこか……『クロムゼファー』」
ことり「なんだか連想ゲームみたいになってきてるけど……私は普通に『うたはな』」
シン「って、なんでこんなに集まってきてるんだよ!?
しかもなんかいないはずの人物も混じってたような……あっ、俺は『ガイア』」
343 :
更にあのネコ:2006/05/22(月) 21:59:53 ID:c8NXs8Y/
アイシア「う〜ん……全部で16個ですか。」
眞子「選ぶの大変ね」
杉並「うむ、いっそのこと『イッパイアッt」
眞子「却下。」
さくら「あ〜でもでも、もうすぐ昼休み終わっちゃうよ。どうするの?」
アリス「というわけで、この子の名前を考えるのもかねて、
今度の休み、お茶会に招待したんですけど……よかったですか?」
瀬場「はい、よろしゅうございますよ。調度、良いブルーベリーが手に入ったところですので、
腕によりをかけたブルーベリーパイを振る舞わせていただきましょう。」
アリス「ありがとうございます。」
瀬場「いえいえ。私も一度、念のため転校生の方々に会っておきたいと、
思っておりましたので。調度良い機会でございます。」
アリス「では、次の日曜日に、よろしくお願いします。」
「ミャオ♪」
なんだか続くっぽいけど、とりあえず終わっとく。
オマケ1
シン「ん、環、ネコ詳しいのか?」
環「はい、もう大好物です。」
シン「だ、大好物…?」
環「はい。一匹でご飯三杯は……そういえば、明日の鍋の予定は?」
眞子「まだ決まってないけど、ネコは具材じゃないわよ。あとキャラ変わりすぎ。」
オマケ2
和泉子「あなたもシャケ好きなのですか?」
「ミャオーン♪」
和泉子「そうですね、やっぱりシャケですよね♪♪
私はシャケおにぎりが大好物で…」
「ミャンミャン♪」
和泉子「ああ、スモークサーモンもいいですねぇ♪」
「ミャンミャミャン♪」
シン「なあことり。和泉子がネコと会話してるように見えるんだけど……」
ことり「きっと、シャケ好き同士心が通じあったんだよ。」
シン「なんだ、そんなことか。」
ことり「そうそう。はい、シン君の分も取っておいたよ。冷めないうちに食べよう。」
>眞子「自分の姿が大きくなる幻覚をみるキノコとか。
前お姉ちゃんが食べたときは、急に泣き出して大変だったわ。」
GJ!おお!うたまるが普通に四足歩行で歩く伝説のサイドエピソードから
ネタを持ってくるとはやりおるな・・・。
GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
いいなぁ、このホンワカさ。
猫被るって一度は挑戦する技じゃないか。羨ましいぞ、アリス。
そーいや、ねこ缶って本当に、おいしいらしいね。オレは知らないけど
>さくら曰く、あれはツナよりまろやかで
あれ? ここに具体的な味が……。まさかと思うけど食べた?
GJ!
各キャラ別の猫の命名方法、よぅ考えたのう
どーでもいいけどガイアってネコっつーか犬じゃね?
あの人のSSは読んでてすごく和む。
シンが体育館裏を歩いていると、純一が女の子と話しているのを見つけ、二人に近づこうとするとする
「どうしたんだ?こんなところに呼び出して。何か困ってることがあるって言うなら力になるけど」
「違います・・・朝倉先輩が好きです。そんな朝倉先輩が好きなんです」
純一が少女を見る。真摯な瞳、必死さと愛情が見え隠れする瞳、純一は目をつぶり頭を下げた
「・・・ゴメン。俺、付き合ってる人いるから」
その会話を聞いたシンが冷や汗を流す
「音夢さん・・・ですよね。」
「ああ。だから・・・ゴメンな」
シンはコッソリとそこから離れようとして―――慌てて柱の影に隠れた。女の子がそこを走り去っていく
「・・・あ、危なかった。」
「何が危なかったんだ?」
シンが胸を撫で下ろすと純一が目の前に立っているのに気付いた
「い、いや・・その・・・実は・・・」
「はぁ・・・まぁいいか。杉並とか誘ってゲーセンでも行こうぜ」
純一が笑ってるのを見てシンに笑顔が戻る
「分かった。準備するから少し待っててくれ!」
シンが校舎に戻って行く。純一は女の子が去っていった方を見て呟いた―――ゴメン
その日の夜、純一は夢を見ていた。自分の夢ではない、他の誰かの夢を
「これはまた久しぶりだな」
感慨に耽ってると音夢が姿を見せる
「ん?これは音夢の夢なのか?」
純一が呟くともう一人女の子が現れた。顔は見えないが本校の制服を着ている
その娘は音夢に近づくと包丁を振り上げ、音夢に突き刺した
「!!!」
返り血を浴びても女の子は動きをやめない。少女は何度も音夢の身体に包丁を突き刺し、瞬く間に辺りが赤く染まっていく
「や、やめろ!!!」
純一が叫ぶが少女には聞こえない。すると一人の少年が姿を現した
「あれは・・・俺?」
それは間違いなく純一自身の姿だった。女の子が純一に近づくと二人は服を脱ぎ肌を露出させる
「ま、まさか・・・!」
そのまま接吻をし、肌を重ねていく。突然、少女が見えない筈の純一を見て微笑んだ
「これは・・・俺に夢を見せた? いや、そんなこと出来るわけが・・・」
純一がベットの上で呟く。身体が気だるい、服を着るとノックをし音夢の部屋に入った
(心配だしな・・・)
音夢の部屋は片付いている。純一は簡単に辺りを見渡すとベットに下に気付いた。
「あのときは桜の花びらがあったんだよな・・・」
純一が手を入れてベットの下をまさぐり、何かを取り出す
「さっきの夢といい、一体何なんだよ・・・!」
純一の手の上には、秋だというのに桜の花びらが乗っていた
「に、兄さん・・・!」
純一が慌てて振り返ると、音夢が青ざめた顔で純一を見ている
音夢が震えているのが分かると純一は音夢を抱きしめる
「大丈夫だ・・・約束したろ。お前は俺が守るって」
「うん・・・うん・・・!」
音夢が頷く。純一はこれからのことに不安を感じ、軽く目を閉じた
シンとことりが朝食を食べている。何もない日常の一ページ
「今日は皆でカラオケにいこうか」
「あぁ、ゲーセンだと俺たちばっかりやるから、たまにはカラオケもいいよな」
「うん、じゃあそろそろ学校行こっか」
「分かった。少し準備するから先に行っててくれ」
ことりが鞄を持って外へ出て行き、シンも後に続いて外に出る。どこまでも青い空を見上げシンが微笑んだ
こんな日々が・・・当たり前の日常がいつまでも続いて欲しい
新展開?な、何が始まるんだ・・・?
351 :
あの人:2006/05/24(水) 00:04:14 ID:mnlYp5Th
魔法系敵キャラの登場か……?!
>>344 この前、友人にD.C.全話見せてもらいまして……
初音島って、ほんとに、ミステリーが多いですね。
あと、『白河さん』がどうしても気になります。
>>345 残念ながら、ネコ缶は食べたことありません。
固形のなら、小さい時食べて結構美味しかった記憶があります。
>>346 実はこの展開、4スレの334,336あたりのサルベージだったりします。
>色々騒動の挙句カフェ・アイシャで「バクゥ」って名前で飼われるってネタを思いついた
>美春が犬に「バナナ」って名前付けようとしてみんなに止められるんだろうな
というわけで、『チョコバナナ』はすぐに決まりました(笑
あとは色々と、いろんな方向から……
ガイア以外にいいMSが思いつかなかったんです(汗
>>347 ありがとうございます、和んでいただければ本望です。
ただ、このあとの展開は和み少な目になりそう……
杉並に名前が必要無いのと同じように、
自分的には、このネコに名前付ける気はないので、
付けたい人がいれば、どうぞ。
352 :
まの人:2006/05/24(水) 00:26:17 ID:ox6nc6ZE
>実はこの展開、4スレの334,336あたりのサルベージだったりします。
それはいつぞやの自分の書き込みだなぁ
企画だけ残ってて書き始める様子も無かったから有効利用してくれてありがとう
>>320 さて、ホントウに書いてしまったわけだが( -∀-)ノよぅ!
真面目にシリアスを書く気はなかったから、無茶苦茶な理屈と
恐ろしいほどに補正が入り捲くった展開になっている。
サラッと流してくれるとありがたい。
基本的なイメージはD.C.F.Sの説教する、ことり。
レイ「以前、昭島という男が、ヒーローは白河ことり、ヒロインはシンタンというのが正しいと
言っていたんですが……」
アスラン「そういえば、そんなこと言ってたっけな」
杉並「オレ達はミスを犯している、というアレだな」
レイ「……だったら、白河ことりにSEED DESTINYの主人公をやらせてみろと!!」
杉並「バレル。悔しいのは分かるが、あまり大人気ないことは言わない方がいいぞ」
レイ「……で、想像してみたら、ずいぶんハマッちゃいまして……」
杉並「なんと!?」
アスラン「にわか信じがたいな。どういう想像をしたんだ?」
レイ「あのステラというエクステンデッドをシンタンが捕虜にする話あるでしょう。あれを基に
考えたんですよ。こんな感じに……」
○SEED DESTINYの主人公が白河ことりだったら その1
PCで調べものをしている、ことり。
ルナマリア「あら? ことり。何か調べ物?」
ことり「エクステンデッドに打たれている薬の種類を調べているんです」
ルナマリア「はぁ。なんで、そんなことを。そんなのことりのすることじゃないじゃない」
ことり「だって、こうしている間にもステラちゃんは衰弱していっているんです。じっとし
ていられないの。私にだって何か出来ることがあるはずです」
ルナマリア「ステラって。あの捕虜にした女の子? 待ってよ。それこそ変だって。あの子は敵
だよ」
ことり「……ねぇ、ルナ。敵って、なんだろう?」
ルナマリア「敵は……敵でしょ。私たちを攻撃してくる……」
ことり「その攻撃する意思は、どこから来るの?」
ルナマリア「そりゃあ、“上”から、命令されて……?」
ことり「……だったら、その人たちこそが敵です。彼女は敵じゃないです」
ルナマリア「屁理屈よ。実際、あの子のせいで何人犠牲になっていると思っているの」
ことり「その責任は、あなたの言う“上”のものでしょう。あの子は、自分の意志で引き金
を引いているんじゃない。それに、ステラちゃんは、戦わずにすむ道があるのなら、
そっちへ行くことを望んでいる。そして、私たちは、その道を指し示すことが出来
る」
ルナマリア「ああ、もう! それでも、ことりがそんなことする必要はないって」
ことり「私がステラちゃんを助けたいって望んでいるんです。助けたいと思う人が、それを
やるのに何の問題があるんです?」
ルナマリア「……まったく、ホント言い出したら聞かないんだから。でも、こんな所じゃ調べよ
うもないんじゃない?」
ことり「うん。色々やってみたけど……。ここでは無理ですね」
ルナマリア「……ほら。だったら、もう止めようよ……」
立ち上がる、ことり。
ことり「……だから、申請しに行くことにしました」
ルマナリア「申請? って、まさか!?」
ことり「ここでは無理だって、いうんだったら。本格的な医療設備のある場所ですればいい
だけです」
ルナマリア「待って、ことり。そんなの無理だって」
――で、艦長室へ向かう通路を進む、ことりとルナマリア。
と、タリアたちの声が聞えてきた。例のステラを実験云々のヤツ。
タリアたちの前に、飛び出していく、ことり。
ことり「そんなことさせません」
タリア「ことり!?」
ことり「私は、ステラを殺すために招き入れたわけでも、実験に使うために運んできたわけ
でもありません。彼女を戦いから遠ざけるために、ここに連れて来たんです」
タリア「……今の話、聞いていたのね」
ことり「助かろうが助かるまいが、その体は実験に使われる? あの子は私達と同じ人間な
んです。それなのに、そんな風に扱っていいと思っているんですか。そもそも、そ
の助ける気が、まるでないという態度は、何ですか」
ルナマリア「ちっちょっと、ことり。落ち着きなよ」
ことり「敵側の人間だから、助けないんですか。ステラは死を怖がっているだけなんです。
死ぬのが怖いから、死なずに済むように、と無理やり戦わされているだけかもしれ
ないんですよ。それなのに、ただ敵側にいた、というだけで、動けず弱っていく彼
女を見殺しにするんですか」
タリア「ことり。あなたの気持ち分からなくも無いわ。そうね、彼女は、戦いを望んでいる
とは限らない。だからといって、彼女を必ず、助けなければいけないという義務は、
こちらにはないはずよ」
ことり「ステラには生きる権利があります。それを無視して、彼女を生かす義務を放棄する
と、艦長はおっしゃるんですね」
タリア「その通りよ。敵兵である彼女を、無理してまで生かす義務も理由も無いわ」
ことり「艦長ッ!」
タリア「話は、これで終わりです」
ことり「……分かりました。コレ以上無理は言いません。ザフトがステラを助ける気がない、
というのでしたら、私は連合に彼女を返すだけです」
タリア「何を言っているの? あなた、自分の言っている意味が分かっているの?」
ことり「もちろん理解しています。ここで助ける手段がないというので、ステラを助ける唯
一にして最後の手段として、彼女を連合へ返す。ただ、それだけの話です。では、
失礼します」
毅然とした態度のまま踵を返す、ことり。
タリア「待ちなさい、ことり。ルナマリア、ことりを取り押さえなさい」
ルナマリア「え? あ、はい」
ルナマリアが、ことりの肩に手をかけた。
ことり「ルナ、見逃して」
ルナマリア「だ、ダメだって。そんなことしたら、ことりが銃殺刑にされちゃうじゃない」
ことり「構わないよ。私の命でステラちゃんが助かるのなら、それで十分です」
ルナマリア「そんなの私が嫌! 整備班の男たちだって、ことりを失うなんて、嫌がるよ。ひょ
っとしたら、ことりの非公式ファンクラブが暴動を起こすかも……」
動じなかった表情が、わずかに曇る。でも――
ことり「……許して、ルナ」
ルナマリア「ダメだよ。そんなのダメだって!」
そんなやり取りに大きなため息が入った。
タリア「貴方達は、こんなところで昼ドラマでもヤル気なの。……いいでしょう。捕虜の移
送及び保護の件、考えてみるわ」
ルナマリア「え? か、艦長!?」
タリア「仕方ないわ。捕虜を逃がされるのも主力を失うのも艦内で暴動を起されるのも、ご
めんですもの」
ことり「ありがとうござ……」
タリア「礼をいうのは早いわ。早急に本国に要請してみるけど。必ずしも、いい結果が出る
とは限らない。彼女自身に時間的制限もあるし。期待しないでね」
――で。
タリア「ことり。あなたの要望通り、ステラを助けるため、彼女を本格的な医療設備のある
研究所へ移送することが決定したわ。本日、ヒトサンマルマルに専用の高速機が迎
えに来ます」
ことり「本当ですか」
タリア「ええ。議長から直々に許可を貰いました。ただし、あの子は、助かったとしても、
その存在を公表され、政治的カードとして使用されるけど。その辺は、いいかしら」
ルナマリア「それって、連合を非難する材料に使うということでしょうか?」
タリア「そうよ。それ以外に彼女を救う理由はないですもの」
ことり「十分です。生きてさえいてくれるのなら。ありがとうございます、グラディス艦長」
タリア「礼なら、議長と、……ルナマリア、それから、扉の向こうで待っている仲間達に言
いなさい」
ことり「え?」
――艦長室の扉を開くと、ヴィーノたち整備班の心配そうな顔に迎えられた。
タリア「ことりの言う通りにしてくれなかったら、パイロット及び整備班はストライキを
起すって、私の所に詰め寄ってきたんだから」
ことり「ルナ、みんな。……ありがとう」
(以下略)
レイ「ちなみにヒーロー補正が入り、このあと共有ソフトにより薬のデータが流出。ステラは
助かります」
アスラン「一兵士のくせにカリスマありすぎるとか、艦長折れるの早すぎとか、外部から独立して
いるであろうコンピュータのデータが、どうやって流出するんだとか、色々補正入りま
くりだが。OKだ!オレは許す」
杉並「しかし、ストーリーが無茶苦茶変わるのではないか。ステラが連合に行かないのであれ
ば、デストロイ戦と、その後のフリーダム戦、気合の入れ方が、ずいぶん変わるだろう」
アスラン「そういうのは、他所で考えればいいんだろ。しかし、グラディス艦長たちの話に割って
入るというのが、白河ことり的ってことでいいのか」
レイ「そうですよ。加えて、ステラを助けるために、言われるでもなく進んで行動している所
など。偶然でも、なんとなく知ってしまうのと積極的に関わっていく過程で知るのでは、
印象が大きく異なります」
アスラン「シンの場合、何にも考えずにフラフラ通路を歩いていて、あの話を聞くわけだからな」
杉並「勧善懲悪の時代劇物において、偶然、将軍を暗殺する計画を聞いてしまう、お使い途中
の酒屋の娘のような感じだったしな。つくづくヒロイン向きな男だ」
レイ「仕方ないですよ。良くも悪くも、シンタンの心は人並みですから。それに話が変わるとい
ったら、こんなのもありますよ」
○SEED DESTINYの主人公が白河ことりだったら その2
最終話にて――
レイ「ことり! お前はミネルバと共に、アスランとアークエンジェルを追え!」
ことり「お断りッス!」
レイ「ことり?」
ことり「二人でフリーダムを倒してから、アスランを追った方が確実です!」
レイ「しかし……」
ことり「相手が分散したからって、こっちも戦力を分けることありません。彼らを確実に葬
り去りたいのなら、協力した方がいいです。……ねぇレイ君、熱くなっちゃダメだ
よ。戦力を集中して各個撃破は基本だよぉ」
レイ「そうだが。メサイアがやられたら元も子もないんだぞ。もし間に合わなかったら……」
ことり「間に合うよ。私とレイ君なら、フリーダムなんて秒殺なんだから!」
その言葉を聞いて、驚き、そして、苦笑いするレイ。
レイ「……まったく、昔からお前は……」
ことり「無駄口叩いてないで、フリーダム落とすよ」
レイ「ああ、いくぞ。ことり!」
ことり「OKッス、レイ君!」
(以下略)
アスラン「その場のノリに流されないってことか。……なぁこれ、キラ倒せるんじゃないか?」
杉並「もともとジャスティスの介入がなければ、撃墜寸前までいっていったこともあるのだか
ら可能だろうな」
アスラン「ひょっとして、このあとオレも、やられるのか?」
杉並「そうだな、白河嬢に口ゲンカで勝てる者はSEED側にいないし、この世界において、彼女
は無敵も同然。力が拮抗した場合、アスランには勝てる見込みがないだろうな」
アスラン「……ということは、オレは散々天然バカップルに振り回されて、最後は撃墜かorz」
レイ「なんでしたら、その天然バカップルの1人であるキラ・ヤマトを白河ことりに変えてみま
すか?」
○SEED DESTINYでのキラ・ヤマトを白河ことりに変えてみたら
ラクス襲撃後、カガリ結婚の話を聞いて――。
ことり「フリーダムで結婚式に乱入後、集まっているマスコミに向け、改めてカガリに、オ
ーブは中立国である、と宣言をしてもらいます」
虎「そいつは大胆だな」
マリュー「でも、他の首長たちは納得するかしら」
ことり「これを機にフリーダム及びアークエンジェルが正式にオーブ軍として登録されるの
であれば、可能です。ただし、アスハ直属の部隊としてね」
虎「なるほど、ねぇ。アスハの意志にのみ従う部隊というわけか」
ことり「いいよね、ラクス」
ラクス「ことりが、よろしいのであれば、私はそれに従いますわ」
ことり「それじゃあ、カガリにガツンっと言ってくるッス。ついでに花婿もどきにも!」
マリュー「ねぇ、“もどき”はないんじゃない?」
ことり「“もどき”は“もどき”です。私は、あんなのを兄にする気はありません。だいた
い、あんな訳の分からない手紙で納得しろって方が無理ッス」
――で、結婚式場に、乱入するフリーダム。
カガリ「ことり? コレは、いったい、どういうことだ」
ことり「フリーダム及びアークエンジェルは、正式にアスハの部隊になることにしたの」
カガリ「誰の許しを得て、そんなことを……」
ことり「もちろん、カガリの許しだよ。カガリが、この場でフリーダムとアークエンジェル
をアスハの部隊として認可し、オーブは、ザフトにも連合にも属さぬことを宣言す
るんだよ」
カガリ「そんな……それでは私の決断が……」
ことり「状況が変わったんだよ。フリーダムと私がいれば、オーブは中立を保つことが出来
る。私たちの力は知っているよね。カガリ、今、この時、新たに決断し直していい
んだよ」
ユウナ「テッテッテッテロリストが勝手なことをいうな。誰か、アイツを捕まえるんだぁ」
ことり「私たちはアスハの意志にのみ従う。決断して、カガリ・ユラ・“アスハ”!」
警備兵が、ことりとカガリの周りを取り囲み、アサルトライフルを構える。
カガリが目蓋を下ろし、表情が苦悩に満ちる。一時の沈黙の後、再び、目蓋を開い
た時には、その瞳に、燃え上がるような炎の意志を宿らせていた。
警備兵「そこの赤い頭、動くな! 両手を頭の後ろに組んで、地面に伏せろ!」
カガリ「…………下れ! お前たち! この者は、私、カガリ・ユラ・アスハの妹だぞ」
ユウナ「カガリィ? そんな……」
カガリ「ことり、私は決めたよ。フリーダムを切り札として、オーブは中立を宣言する」
ことり「それでこそ、カガリ・ユラ・“アスハ”っス。それと、そこの青い頭の人!」
ユウナ「ボ、ボク?」
ことり「そうです。私の許可もなしに、勝手に人の姉を取らないでくれます? 姉が、ちょ
っと頭が悪いからっていいように騙していたんでしょうけど」
カガリ「頭が悪いとは、なんだ? 私だって、色々考えたんだぞ」
ことり「手紙を読めば分かるよ。明らかに騙されるッス! 平和と結婚、どこをどうすれば
繋がるんだよ」
カガリ「それは……えっと……」
ことり「しっかりしなよ。アスハ代表! せっかく灯った心の炎を消さずに、マスコミに向
かって、ど〜んと宣言するっス。とりあえず、結婚帳消し宣言を」
カガリ「はは。そうだな」
ことり「それでは、……スタンバイ OK! キュー!!」
(以下略)
アスラン「ここから変わるのか?」
レイ「もとより、代表をさらうってテロリストと化す発想の方が常軌を逸しているんですから。
まともな思考の持ち主ならば、ここからですよ」
杉並「ぶっちゃけ、キラ・ヤマト以外なら誰でも考えるということか」
アスラン「……他所で考える事かもしれないが、これならオレも、まともに立ち振る舞えるな。う
ん。キラと白河ことりを交換して、新訳SEED DESTINYを出そうかな」
レイ「それなんですけどね。実はコレ、キラ以前の問題でもあるんですけど」
杉並「……ふ〜む。そういえば、アスハがセイランとの婚姻を決めた理由を考えると……」
アスラン「んん? 何か問題があったか」
杉並「つまりだな……」
○SEED DESTINYでのアスラン・ザラを白河ことりに変えてみたら
ミネルバがオーブについたときのこと。
ユウナ「カガリぃ」
ことり「すみませんけど、この後、用事が入っているんです」
ユウナ「護衛が口を出……」
ことり「護衛兼秘書です。それから、今は、こういう事態です。安全には安全を期すために、
御用の際は、いかなる場合においても、アポイントメントを取ってから、ということ
になっておりますので」
ユウナ「キミはボクが誰だか知らないわけじゃないだろ」
ことり「私の主は、カガリ・ユラ・アスハ。それ以外を知る必要などありません。それでは行
きましょう、アスハ代表」
カガリ「あ、ああ」
……………………
カガリ「ことり。あんまり、ああいう無茶なことはするな」
ことり「カガリが、もっとしっかりしとけばいいんだよぉ。押しに弱かったり、うっかり“こ
とり”って言ったり。偽名使っている意味が無くなっちゃたじゃない」
カガリ「……ごめん」
ことり「ほら、そこで屁理屈こねれるくらいの強さが無いと、簡単に実権を取られて裏から操
られちゃうかも」
――で、議長の誘惑だけど……
ことり「誘われたんだけど、蹴っちゃいました」
カガリ「蹴ったって、議長を、か」
ことり「私を、どういう眼で見てるのかな。お誘いを、その場でハッキリ拒否したんです」
カガリ「でも、お前がザフトに戻れる良い機会だったんじゃないのか」
ことり「私がザフトへ行って、カガリは1人で大丈夫なの?」
カガリ「1人でって、当然だ。大丈夫に決まっているだろう」
ことり「ウソウソ。絶対、ユウナ辺りに流されちゃうって」
カガリ「そんなことない」
ことり「あ・る・よ。カガリは、強がっているけど、本当は弱いよね」
カガリ「それは……、でも……」
ことり「だから、私が傍にいて支えてあげるよ。これからも、ずっと。ね」
杉並「……というわけだ。前半のは白河特有のヤツだが、後半は、他人のことを考えて行動す
る者ゆえの結果、というところか」
レイ「ホントですね。カガリ・ユラ・アスハのことを中心に考えれば、どう考えても、こうな
りますね。白河ことりが居れば、心は揺れず、ユウナ・ロマ・セイランとの婚姻もない
でしょうし。フリーダムもサクっと味方になりそうですね」
アスラン「……ごめん。オレが悪かった。自分勝手でした」
レイ「しかし、こういう企画とはいえ、シンタンがいないというのは嫌ですね」
杉並「ならば次回は、『シン・アスカがD.C.のヒロインだったら』というのでもやるか」
アスラン「止めてやれ。それは、あんまりだろう」
白河ことり英雄伝説・終
さすがにツッコミどころ色々あるだろうから。そこの所は、読んだ人それぞれで
考えてみるのもいいのでは……なんて。
よぅ氏サイコー!!
超GJ!
夜中だから笑いを堪えながら見てたからそうとう苦しかった=面白かった
このシリーズ好きなんで、また楽しみにしてます
・・・何この最強ヒロイン様
やってる事がキラマンセーと大して変わらん気がするのは俺だけか
>白河嬢に口ゲンカで勝てる者はSEED側にいないし、この世界において、彼女
は無敵も同然。
多分MS操縦の腕はそんなにすごくないんだと思うが確かにこれなら無敵だな。
劣化しなければ元々こういうキャラなんだからしょーがねー。 GJです。
>>364 書いているオレ自身が、キラと被るんじゃねって感じがしてたから
その感性は正しいと思う( ゚∀゚)ノよぅ!
つーか、シリアスぶっても全体的にギャグだし、それでいい。
そもそも補正入れ捲くりな時点で……真面目に書く気まるで無いし。
純一「むかしむかし、と言ってもつい最近までこの初音島には枯れない桜が咲いていました」
シン「ああ、ことりがいってたな。学者でもわからなかったとか」
純一「そしてこの大きな木が桜の中心だった」
シン「でも何でいきなりそんな事を話すんだ?」
純一「何となくだ。俺は音夢も心配するだろうしもう帰るとするか」
シン「俺はもう少しここで桜をみてるよ」
シン「それにしても大きいな」
桜の木に手を触れる。
シン「桜よ、咲け!って咲くわけないよな。魔法使いならともかくそんなのいるはずないし」
アイシア「へくしっ!!」
さくら「くしゅん!」
眞子「へーちょ」(偶然)
虎「風邪かい?」
アイシア「そういう訳じゃないんですけど」
さくら「花粉症でもないし」
眞子「なんで急にくしゃみなんかしたんだろう」
ラクス「え?今のくしゃみ?」
桜の木が桜色の光を放った。何故光を放ったのかはシンに知る由はない。この場にさくらがいてもわからない。
シン「な、なんだ!」
シンの驚きは相当なものだった。桜の木が光るなどありえない。仮にあったと仮定しても自然界で桜色の光など無い。かといって人工の光とも違う輝き。
シンが初音島の神秘について知っていたら間違いなく奇跡と断定するだろう。
しかしシンは知らない。この島にきて宇宙人や幽霊や男装した少女等には会ったが幽霊を除く非科学的現象は体験した事が無い。
魔法について何か知っていれば違ったかもしれないが、存在その物を知らない。知っていたとしてもどうしようもないが。
シン「うわあぁぁぁぁああ!」
シンの体は桜色の光に包まれていく。その光に包まれていくうちにシンは意識を失っていった。
純一「シン!」
純一は偶然に後ろを振り返った。そこには桜から放たれた光に包まれていくシンがいた。
落ちこぼれとはいえ魔法使いの血を引く純一にも何がどうなっているのかさっぱりわからない。
専門家のさくらを呼ぶか?いや、そんな時間は何処にもない。なら助けるしかない。どうやって助ける?考えるんじゃない。感じるんだ。
純一は何の躊躇いもなくシンを包み込んだ光に突っ込んでいった。自分に降り掛かる影響などまるで考えずに。
だが純一も光の中に入ったが、そこには誰もいなかった。
周りを取り囲んでいた光も完全に消えた。純一は辺りを見渡したが矢張り誰も居なかった。
純一「ことりにシンが消えた事を………さくらが先か?」
あれ………ここはどこだ?おれはどうなったんだ?てんごくかな?
??(しっかりして。起きてよ)
誰かが俺を呼んでいる………マユ、ステラ、もうすぐあえるね。俺はもうすぐ行くよ。
??「大丈夫か!しっかりしろ!」
シン「あ……あれ………ここは?」
??「桜公園だが」
シンは辺りを見渡した。確かに桜公園だった。満開の桜が一年中………。
シン「あ、あれ?」
全ての桜に花が咲いていた。咲き掛けや散り掛けなど一つもなくどれもが満開だった。
シンの記憶にある桜公園は桜の木が植えてあるだけで特別不思議な事は無かった。少し前までは枯れない桜で有名な初音島だったが、最近は散ってしまったという。
シン「初音……島だよな……」
??「頭でも打ったのか?打ったのなら軽くでも治療しないと……うちに来ないか?お前、名前は?」
シン「俺はシン・アスカ。あんたは?」
??「俺は………」
こうしてシンの奇妙な運命が始まった。続かない
気が向いたら多分書きます。頭の中では完成してるので
??はもしも次回があれば正体がわかります。
大阪「へーちょ」
暦「え?今のくしゃみ?」
乙!
./:::::/
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i:::::/':::/-‐‐‐''"",__,./′
,..-‐'":::::::::::::::::::::::::::`ー- 、,_
,.-‐'",-::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、_
,_,'"''/::: .:: .:::::::::::::::::::::::::::::.. ヽ、、、_ヽ、
/. .: . ..:::::::::::,::::::,::::::::、:::::::::::.. ::.. ヽ、 `ー、
./::::..:::: .::::::::::::,::::/i:::::ハ,:::::::iヽ::::,::::::::::::::...:ヽ
./:::/::::::::::::::/:::/i::/. i::::i. ヽ::::::i ヽ:iヽ,::::::::::::::::ヽ
/ ハ:::::::::::::::::i::://_' .i::::i. ヽ:::i ,..-i-、,:::::::',:::',,:::',
/' ./::::::::::i:::::::i:i:/"i,.-`-i::i_ , 、,リ':‐、 i::::::::',:::iヽ:',
/::::/:::::::',::::ヽi. i:::・::i_ リ,.` i.、・_i__. 'i::::::::::i:::i ヽ:i
./:::/i:::::::/i:',::::',`  ̄ ' ' i::/::i'i:i::i リ今度会った時は必ず倒してやるからな〜!!
.i::/ i:::::/i .i:::ヽ,ヽ ., '´´` //::://i,:i
..リ i::/ ',ヽi::::::ヽ` ′:: ノ'./:::i,:::i.リ
.i/ ',::::i、::::::ヽ,. /:::/ i:i
i ヽi. ヽ、::::ヽ、、 __ ,.-‐'i:::/リ リ
` ` ‐、-‐''=i, ̄==i'/-、
,/"~i_i''ヽ,ヽ'/ ̄.i.i`i./',
i、 .i'i' i ヽ/ ____',',.ヽ,_i
//,.i.、_,..,--'-,., ̄,.i,., .ヽ
" i i i i i .i `` ',
>>368 そこで終わると読んでいるこっちは??なんだけど。
感想のしようがないって状況。
>>1のとこのまとめサイトの保管庫にある
ED動画ver.3 存在
ってのの存在って曲の詳細教えてくれないだろうか
D.C.のアニメ 第21話以降のED曲。ただし最終話はOP
作詞:rino 作曲・編曲:長田直之 歌:CooRie
D,C.アニメヴォーカルアルバム 「dolce」のトラック8に入っている。
こんなもんか…。
dクス
がんばって探してみる
“真面目に書いていない”だと、あんまりなんで、ことりが最強
ヒロイン様になる理由を書いてみた( -∀-)ノよぅ
暇な人は目を通してみて。
それにしても規制中とは……。
アスラン「なんだ? これは?」
レイ「前作にて、キラマンセーと変わらないという意見を見て、もしかしたら、前作の展開に不快
感を持った人が他にも居たんじゃないかと思いまして。ネタ的に、そこで思考が止まっ
てしまわれると、こちらも遺憾ですから。SEEDの世界に白河ことりが入ると、なぜ最強
ヒロイン様になるのか、という理屈を説明しようかな、と」
アスラン「素直にSSがツマランかった、でいいじゃないか。正直な話、ことり萌えに目覚めつつあ
るオレには、どーでもいい話だがな」
杉並「そういうな。このスレの住人には、SEED DESTINYの補正の入り方に不快感を得た者たち
がいるのだ。白河嬢に代役させても、同じように補正の入った展開をされれば、嫌な気
分になる。しかし、バレルは、補正が入るに値する理屈がある、というのだ。説明させ
てやろうじゃないか」
レイ「ありがとうございます」
アスラン「オレがいうのもなんだが。理屈も何もないだろ。単に例の方々の心理の問題じゃないの
か?」
レイ「甘いです。職人は、補正をも、ネタとして解釈するものです」
杉並「つまり?」
レイ「発想を逆転させるんです!」
杉並「ふむ。SEED世界は、ある特定の人物に補正が入ることがデフォルトというのが、一般に
認知されている事柄だが……」
アスラン「それを逆転させたら、どうなるっていうんだ?」
杉並「……いや。まてよ……。……そうか!」
レイ「気がつきましたか、杉並」
杉並「補正が入ることがデフォルトなんじゃない。SEED世界は、『ある条件を満たせば補正が
かかる世界』として捉えるんだ!」
レイ「お見事です」
アスラン「なんのことだか、よく分からないんだが」
レイ「相変わらず鈍いですね。初期設定や話の展開で付与されていく要素の中に、補正をかけ
たり、特殊効果を加えたりするものがある、と言っているんです」
杉並「表に出来るか、バレル」
レイ「はい。だいたい、こんな↓感じですね」
○SEED世界の補正条件と、その効果
条件 : 補正・特殊効果
可愛い : カリスマが上昇。大抵のことが許される。
歌が上手 : カリスマが上昇。洗脳能力;話を聞く人が、迷ったり落ち込んでいたりする
と100%効果あり。
天然 : 幸運が上昇。たいがいのことは上手くいく。
おっぱいが大きい : 回避率上昇、大きさに比例。ザフトのほとんどを操作可能。
口げんかが強い : MS戦闘において、敵対者に致命的な隙を与える。
他人の話を聞かない : 回避率上昇。
おちゃらけている : 奇跡を起せる。
にぶい : 苦労が集中する。
偽者 : 本物が出るまで本物同様の力を行使出来る。本物と相対すると、それまで持って
いた補正が無効になり、強制的に死亡フラグが立つ。
彼女が居る : 死亡フラグを回避出来る。ただし、大抵の場合は一旦退場し、体の一部を
欠損することがある。
セックス : 何かが強くなる。
知人が死ぬ : その直後の限定された時間内で能力値がMAXまで引き上げられる。
したいことをする : 各数値や補正を大きく上昇させる。世界が自分に都合の良いように
動く。
赤い : 特定の数値・補正・展開などが三倍になる。
最高のコーディネイタ : 全ての能力が上限なし。能力値上昇が急激。時間をおいても、
数値が低下しない。
幽霊が傍に居る : 強力な霊的作用;力場歪曲(ビームや爆風が逸れるなど。ただし、剣
系の武器を逸らせるほど力は無い)。敵対者の金縛り(雑魚は回避不
能。主力キャラについては、隙を見せたときのみ効果アリ)。
アスラン「疑問なんだが、『赤い』の三倍って何だ? オレも赤かったが、いったい何が三倍にな
っていたんだ?」
レイ「アスランの場合は、MSの解体率、女難、裏切り、最後の活躍が三倍だったはずですが」
杉並「確かにセイバーのバラバラぶりは他MSの三倍だったな。他の『赤』には、ホーク姉妹
のフラグ展開。ラクス・クラインは……ピンクだから、電波は三倍というほどではなか
ったか?」
アスラン「あの電波は三倍どころじゃなかった気がするが。まぁ、良し悪しに限らない効果ってこ
とか。……あの『幽霊が傍に居る』って、キラのことか。これは?」
レイ「はい。フレイ・アルスターの死後から付与された特殊補正効果です。SEEDのラストシー
ンで、ラウのプロヴィデンスが放つビームが、致命傷になる部分に当たらなかったり、
SEED DESTINYにおいて、キラ・ヤマトが無敵を誇ったりした理由ですよ」
杉並「ふっふっふ。では、あれは、キラ・ヤマトが凄いのではなく、背後霊が凄かったのだな」
レイ「はい。『SEED DESTINY世界のMSの戦闘は性能が全て』ですけど。それでも、あそこま
で極端さを誇ったのは、全て、フレイ・アルスターの仕業です」
杉並「まぁ、他は、このくらいにして、問題の白河嬢だが。彼女は『可愛い』し、『歌が上手』
く、すこし『天然』入っていて、『おっぱいが大きい』上、『口げんかが強く』、『お
ちゃらけている』に加えて『したいことをする』タイプで『赤い』系の髪をしているな」
レイ「ええ、ですから、SEED世界における白河ことりは、『カリスマがあり、大抵のことが許
され、洗脳能力を持ち、基本的に幸運で、たいがいのことは上手くいき、回避率も高く、
ザフトを操作することやMS戦闘において敵に致命的な隙を与えることが可能、奇跡も
起せて、これらの各補正を大きく上昇させ、世界が都合よく動き、どっかの数値・補正
・展開が三倍になる』わけです」
アスラン「無敵じゃないか。誰も勝てないだろ」
杉並「もやは、戦場に立っているだけで、敵が勝手に墜ちていくレベルだな」
白河ことり英雄伝説 解説編・終
>>よぅ氏
ΩΩ Ωナ…ナンダッテー!?
あなたの作品はイイ!
GJっす!
次も期待してます!
380 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/27(土) 20:18:43 ID:RJvJGlP7
素晴らしい。
ワロタw
_ ...ィ___
. , -''
. , -''"´  ̄ ̄-`ヽ.
{:, - 、 . . .ヽ\
f´:{: . 、. .丶、. . \:ヽi`
ノ: : f、: : ヽ.、: : : `丶、:\ヽ
. /: . :/ハ : i、ヽ、ヽ 、: トヽ从|
iイ:i: {:{rtヘ\ヾtッヌ}: ル'}:}/
ヽトニゝ¨/```` ノ´_.イル1 良いコーディネイターは
、 、 _ム/.::ヘ 死んだコーディネイターだけだ
,r>、 ̄`rヘヘ /〉、
,〈 ヽゝィ:ヽ ヽ 、 /: `ヽ、
,r‐': 丶 、V::::::ヽ ハ/= 、: : :` ‐-、_
i{: : :rソ'/::::::/ / }}: : : : : ,r>、
li: : :八 {:::::::{ ll: : : : // }
l'、: / ヽヽ::::) ` 、: : : // _」
ヽ「 ヽレ' `=、// /:⊥_
`! | _____ 「 ム〈 ゝヘ
'l .| L........ / { `=ニ._\
l :} 、 ト、、 ``ヽ、
____
, '´ ` 、
/ .:/ . i:. \
./ .:./ .:/ / |.!:. .ヽ:. ヽ
/ .:./ .:/ ..:/′ :l.ト、 ヽ:. ハ
′ .: .:′ .:/ :/. .:/!| V __ ';_:. '
i.:l :l .:| l , l-‐-ハ.:l ' ll‐‐+>]<:. .:l
|:.|:. :| l ト:. |l:.! .| |ハ .:/ リ _ iハニ-三|:. .:|
|:.l: :!:. l .:Vソ:⌒ト |/ / イ⌒ヾ!  ̄´!: . ′ そんな仲睦まじいのなら
l:ハ:. ヘ:ハ:ヽ.lっ;;;i| lっ;;i| 〉' .i.:リ.:./_ どうしてわたしと
′ヽ:.(`ト ヘゞ‐┘ ,. └‐ ' / /;イ:./ィ 〉 付き合ってるのかしらぁ〜?
<ヽ/ ヘ .:ヘ _,._, /:イ.i:/ニニニ _-、 なぜかしら〜?ななか怒りすぎて
/,.イア.人 :.>.、 ,.ィl´ .:/个V / /./ よくわかんなぁ〜い♪
/< ./ / ノ ト .:ミ j`. ー. ´lァ' .:.人 ヽ\イ/
/ア>、ヽ.'イl |/\ト::::: ̄::::彡シヽ.__ヽ_ r、 ヽニヽ
.// \V'/ 〈::::::::::::::::::::::/ >ー  ̄ヽ. `ヘ
/ /.:;:イ. ヘ::::::_:::: :/ ` フ /::ヘーァ
/ /,< V'"⌒`/ `ァ /::::::/ ト
/ / .:.| ヽ`ヽ、. ヘ. / _,` テー/ ヾヽ
./ .//.:| /` ー、. ヘ. / ,. イ´ ヘ <ー'´ .>\
, './ ! / //^`ニ.fKニニニ'ヽ、 Vヽ //.ヘ: ヽ
,.イ レ l ヾヽ /Aヘ >> .! .V ./イ V \
次はこの二人でも交流させてみるか?
スターゲイザーの主人公?
>>375 GJ!転んでもただでは起きないよぅさんイカス。
384 :
あの人:2006/05/28(日) 20:01:23 ID:HApNQl9v
>>367 タイムスリップでしょうか?
2年前か、それとも意表を突いて50年後だったり……
続きが気になるっ
>>362 >>375 む、無敵だ……
シン「……と、いうことは、香澄が取り憑いている今の俺には、
『幽霊が傍に居る』補正が働くのか?!」
香澄「日常生活では意味無いけどね〜〜」
バード「………………死亡フラグ?」
バトルスレに書き込もうとしたら、落ちてた……ぁぅ
どうも、こんばんは。こっちではお久しぶり。ちょっとバトルスレの方が落ちたようなので、
このスレも落ちてしまうのではないかと慌ててきました
もうちょっとストーリーが固まってから発表しようと思ってましたが、
出し惜しみしてる場合じゃないですね
こないだようつべでSS最終回を見ました
あれは酷すぎる、非常にサードシーズンが書きたくなってきましたねw
というかシンとことりの救済SSは書いたつもりだったんですが、肝心な子がまだ残ってましたね
アイシア。もちろんシンとことりが主役ですが、今回アイシアと魔法に焦点を置いて書いて
みたいと思ってます
文章はギャグ形式でまた例にもよって長いですが、書くとしてもこれで本当に最後でしょうねw
見てもいいという人がいれば、今日の深夜からでもうpります
S.S.のVocal Album2をつい買ってきてしまった
>>377 「おっぱいが大きい」の「ザフトのほとんどを操作可能。」と「偽者」って
ミーア意外誰か当てはまるのいたっけ
>>384 あれ・・・シンには既にステラの霊が憑いてたような憑いてなかったような
ってマジでバトルスレ落ちてるし。どうする、この際合併するか
バトルスレなんで落ちたんだ?
初代さんの作品が完結して活気が無くなった
アイシアの話はいろんな意味でいらん
また変なのが寄ってくるぞ
ではやめておきましょう、それでは
392 :
あの人:2006/05/28(日) 22:06:51 ID:HApNQl9v
自分としては見てもいい、というか是非見たいです。
『SEED』のシン・アスカと
『D.C.』の白河ことりが交流する限り、
MSと魔法の話は、避けては通れない話だと思うので。
でも、確かに荒れるのも困りますし…………板挟み
別に荒れないんじゃないですか?音夢もキラも敵だったけど
すごくいいキャラになってましたし。自分的にはすごく続きが
読みたいです。
>>386 「ザフトの〜」も大きさに比例……自分で言っててキツイ( -∀-)ノよぅなorz
こりゃミスかな。
ステラは「ちょっとだけ来た」=「どこかへ帰った」じゃない?
今修羅場なんだから流れを切るなよ・・・。
すまん
いや自分も初代氏不在時に彼が書こうとしていたものを
再現しようと頑張っていたエセ職人の一人だったんだがな。
ぶっちゃけ無理。彼のSSは彼じゃないと書けん。
だから続きがあるんならどんな内容になるのか気になってしょうがない。
398 :
おんむさま:2006/05/28(日) 23:07:23 ID:hnW7OviE
バトルスレは……融合か。出来た当初も壮絶バトルを書きたがる人の
ための救済処置みたいな感じだったのに、書く人がいなかったという
不思議事態だったし。
そーんな長いので無ければ分けなくてもいい気がするけど。
アイシアは、ちょくちょく出す分には問題ないけど、焦点当てるとい
かんってことか。
でも、住人減ったし、問題あったらスルーで通っているし。気にする
ほど荒れるかね。
400 :
おんむさま:2006/05/28(日) 23:13:48 ID:hnW7OviE
音夢楓スレには顔を出さんのか? あっちの皆(?)は待ってるっぽいぞ
>>391 書いてもいいんじゃね?
あの後どうなったか見てみたいし。
403 :
おんむさま:2006/05/28(日) 23:51:40 ID:hnW7OviE
書け書け
アイシアも何気にDQN悪役扱いなキャラだしな。
正しいと思う使い方が思いついたんなら是非見たいんだが。
保管庫に、スレに貼られた絵を載せて欲しいという要望がありまして
画像ろくに保存して無かったもので、ひとまず断ってしまったのですが
お持ちの方で同じく画像の保管を希望する方がいましたら、是非うpして頂けないでしょうか
お願いします
もうあんま職人いないんだし今更しょうもない規制しても
意味ないんだけどな。とりあえず投下してみたら?
バトルスレの方はどうする?過疎り具合からして今更本スレと分ける必要はないと思う。
ただバトル系作品は本スレ用保管庫ではなく仮設保管庫に保存するくらいの処置はあっていいとも思う。
訂正、
分ける必要がないっつーか、立て直す必要がないってことな。
>>391 また本スレの時のノリのSSが読めると思ったのに残念。
自分は職人様の投下を楽しみにまってます。
書けれたら書きたいけど、精々小ネタで手いっぱいだと思う
次スレ立てる時が来たら統合するついでにアニキャラ総合行っちゃおうか?
種シリーズとダカポの交流スレにしてさ。
行くか行かないかはともかく、スレタイ変更の必要まではないと思うぞ。
主役から降ろされた二人の救済的なスレなのに、ここでスレタイ名から降ろされたら
まんま本編の扱いと同じじゃん、と思う。
もう拘らなくていいと思うよ
【D.C.】シン・アスカと白河ことりが交流するスレ 7【S.D.】
でいいじゃん
>>385 つーかわざわざ予告しなくても黙って1話目投下しちゃえば
誰も文句言わなかったような・・・。
予告したら喜んでくれるとでも思ってたんじゃねーの?
アイシアあれのせいでイメージ悪いの知らなかったっぽいしな。
しかしどう料理してくれるのか楽しみでもあった。
決断早杉。ちょっと目を離してた隙に読めなくなるとかありえねぇ。
アイシアが悪いというイメージがここまで広まっているというのならば
尚のこと投下するしかありませんね
サードステージ、始まります
キラ襲撃事件から数週間経ったある休日の正午
(白河家にて)
シン「・・・・だらだら〜」
アイシア「・・・・うーん、シン完全にダメ人間と化してますねぇ」
ことり「シン君は何か深刻な問題でも起きない限りあんな感じだからねぇ・・・・」
アイシア「まさか純一以上にかったるい人間だったとは・・・・おまけに、純一よりも冷めてると
きたものですから、尚たちが悪いです」
シン「休日ぐらい家でゴロゴロしてて何が悪いんだ」
アイシア「シンの場合はそれがいつものことだから問題なんですよ・・・・」
ことり「今日はお天気いいからどこか遊びに行ったら?」
シン「外に出たら、負けかなと思ってる」
アイシア「はぁ・・・・ダメダコリャ」
ことり「もう・・・・しょうがないね。アイシアちゃん、ダメなシン君は放っておいて朝食の
食器片付けちゃお」
アイシア「はい。あ、ことりはいいですよ。私に任せて休んでてください♪」
ことり「そう?じゃあお願いしちゃおうかな」
アイシア「はい、お任せをー(バタバタ」
シン「アイシアは偉いな」
ことり「うん、素直でいい子だよ。どこかのぐーたらさんとは違って」
シン「うぐ・・・・し、しつこいな・・・・ことりも・・・・」
「・・・・けど、俺はともかくとして、ことりには本当に慕っているって感じだよな。
たまに、本当の姉妹なんじゃないかと思えるぐらい、仲良いよな」
ことり「・・・・うん、仲良いよ、私とアイシアちゃん♪」
「けど、こう見えてもアイシアちゃんとは出会ってからまだ日が浅いんですよ?」
シン「そうなのか?」
ことり「うん、シン君と同じぐらいだよ」
シン「へー・・・・意外だな。てっきりもっと長い付き合いなのかと思ってた」
ことり「そういえば、シン君にはまだそういう話はしたことなかったね」
シン「ことりとアイシアって、最初どんな感じだったんだ?」
ことり「えっとね、最初は・・・・アイシアちゃんはもっと無口で、ずっとミステリアスな感じで・・・」
シン「無口?ミステリアス?そんなアイシア、とても想像できないな」
ことり「まぁ、私も今となってはかなり別人のように思えてしまうけど。あ、そういえば・・・・・」
(ガシャーン)
アイシア「・・・・・あ」
シン「ど、どうしたアイシア?突然食器なんか落として。大丈夫か、どこか怪我でもしなかったか?」
ことり「ア、アイシアちゃん・・・・」
アイシア「思い出した!!」
シン「な、何を?」
アイシア「魔法です!!」
シン「はぁ?」
アイシア「魔法ですよ!!色々あってすっかり忘れてましたが、私は魔法の修行のために
この島へと来たんでした!!」
シン「・・・・アイシア」
アイシア「何ですか?」
シン「頭でもぶつけていよいよその知恵遅れの症状が悪化でもしたのか?」
アイシア「アイシアちゃんキィィィック!!!」
シン「ぐはぁ!!」
ことり「シン君・・・・さすがにそれは言い過ぎ」
シン「・・・・だ、だからって、溝入れするの行為は”過ぎ”に入らないのか・・・・」
アイシア「シンは失礼です!!」
シン「まぁ・・・・それはともかくとして、魔法って何だよ?」
ことり「うーん・・・実際に見たほうが早いかもしれないですね」
シン「だから、何のことだ?」
ことり「アイシアちゃん」
アイシア「はい。シン、今何か欲しい物はありますか?」
シン「欲しい物?そうだなぁ、とりあえず腹減ったから何か食い物くれ」
ことり「・・・・さっき朝食食べたばっかりでしょ・・・・シン君」
アイシア「じゃあ和菓子なんか手ごろでしょうか?うーん」
(ポンッ)
シン「おおっ!?」
アイシア「はい、どうぞ♪」
シン「・・・・・そうか、手品か!!」
アイシア「魔法です!!」
ことり「ええっと・・・・こ、この島には色々と不思議なことがあるの。追々説明してあげるけど・・・・」
シン「ふ、ふーん・・・けど、俄かには信じ難いなぁ。やっぱ手品だ」
アイシア「と、とにかく!!私は魔法の修行をしていたあの頃に戻らなければなりません!!
ことり、長い間お世話になりました」
ことり「・・・・本当に行っちゃうの?」
アイシア「うっ・・・・・で、でも、そんな悲しげな顔をしてもダメです!!これは私の悲願でも
あるのですから!!」
ことり「・・・・んー・・・そっか、仕方ないよね」
アイシア「・・・・ことり」
シン「・・・・いいのか、ことり?」
ことり「うん、平気・・・・だって」
「シン君にも付いてってもらうから何も心配ないっす♪」
アイシア・シン「・・・・・は?」
ことり「それと、お夕飯までにはちゃんと戻ってきてね」
アイシア「って、私は出て行くって行ってるじゃないですか!?」
シン「それに、何で俺までコイツに付き合わなきゃならないんだよ!!」
ことり「シン君が付いててくれれば何があっても安心だから。シン君と一緒じゃなきゃダメ」
アイシア「だ、だから私の言い分は・・・」
ことり「はいはーい、早くしないと陽がくれちゃうよー。張り切って行ってらっしゃーい♪」
(バタン)
アイシア「・・・・・・」
シン「・・・・・ことりは、もしかして単に俺を外に出したかっただけなんじゃないか?」
アイシア「はい・・・・・私もそう思います・・・・」
【シンとアイシア、無理やり外に出される】
【アイシアの魔法修行開始】
「アイシアの話は本スレですらヤバイ位に過疎ってきたら投下するのでよくね?」
って言おうとした矢先に、あと一歩間に合わなかった……GJ!
423 :
あの人:2006/05/29(月) 19:21:42 ID:DfVu7L0H
待っていましたよ〜〜(涙
って、シンがダメ人間化してるよ……(汗
やっぱり日常生活でシンはことりに勝てないですね。GJ!
「あれ」か
つーか”あれ”の意味もわからんのに、なんで「やめておきましょう」なんか言ったんだ
てっきり察したのかと思ってたのに
>>426 アイシアはことりのトラウマ抉ったことがあるから、そっちのことだと思ったんじゃない?
初代氏GJ!続きも楽しみにしてます。
>>418 なんか某熱血魔法バトルアニメの1話のようなタイトルだが…。
あー、良かった。とにかくGJ!
>>426 人間他人に評価されると増長してしまう。それはしかたのないことだ
彼は最初からやめる気などなく、カムバックコールがくるのを見越してそう言ったのだよ
1スレ目のこともあるので単純にやる気なくなっただけかと。
見てもいいという人がいれば言ってたし。
432 :
あの人:2006/05/30(火) 07:11:36 ID:g98f07Pk
ちょい待ち。オレの絵は、そのまま黒歴史にしてくれ( -∀-)ノよぅ
すまんけどマジで。自分でも思いっきり消去してるのに。
>>432 おぉ!ご協力感謝します
とりあえずそのページがあれば今の所は作らなくても大丈夫ですね
>>433 では、よぅさんの絵は未掲載ということで
・・・と言うか既に消されてて取れなかったんですけどね
>>433 うわぁー俺のも掲載されてますね・・・・w(ノ∀`)ハズカシー
まあいいんですけどね・・・・お疲れ様です
>>435 一番下、俺の塗ったやつですね。ナツカシー
まだあったら再upしてくれませんか?
いや・・・・この絵うpは勘弁してくださいw
ちょっと見たけどマジ酷すぎ、これは
色がなぁ・・・・もっと上手く塗れたら・・・(ノд`)
439 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/30(火) 22:00:33 ID:LzK9ejra
失礼致します。先日管理人さんに絵の要望を出した者です。
管理人さんがスレッド内で書き込んで頂いたおかげで、絵を見る事が出来ました。
絵が拝見出来てすごく嬉しいです。
描いた職人の方々や貼っていただいた方。皆さんの誠意にお礼が言いたく、書き込みました。
本当にどうもありがとうございました。
乙女はお姉さまに恋してる
スタッフ
監督:名和宗則(「D.C.S.S.」監督他)
キャラクターデザイン:島沢ノリコ(「D.C.S.S.」作画監督他)
シリーズ構成:長谷川勝己(「D.C.S.S.」シリーズ構成他)
アニメーション制作:feel(「D.C.S.S.」他
ははっ………('A`)
>>441 とりあえずチェックだな…
いつからどこでやるんだ?
D.C.S.Sの反省がみられるかの……
DCUで元凶の半分は今の腐った曲芸である事が判明したので
会社がアフォな指定さえしなければまだ希望はある…か…?
これは…!!
447 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/31(水) 01:58:12 ID:zIbJ0NaO
元ネタの叩きはやめようぜD.C.Uとことりはほとんど関係ないし
D.C UはD.C.S.Sの続編っぽい形になってるらしい。
さくら視点の話でアイシアのことを言っているであろう描写があったとのこと。
確実に曲芸が脚本に絡んでるよな。
451 :
あの人:2006/05/31(水) 07:31:37 ID:ZwaWFEyR
D.C.Uは買うとしてもコンシューマ版のつもりなのですが……
美夏の型番が『HM-A06』だと聞いて、ちょっとテンパっています。
ああ、なんかネタが色々と被ってそう……
実はロボことりが路線変更して本物との差別化を図るため髪をショートに
したり声を変えたりしながら50年の月日が経ちry
しかし半世紀も新型アンドロイド作ってなかったのか天枷研究所。
>>403 おんむさまのためにアイシア虐殺SS書きますね^^
シン「で、まず何から始めるんだ?」
アイシア「そうですねー、とりあえず実戦経験を積むのが一番早いでしょうね。
街を歩いてみて困った人を見かけたら魔法でお助けー♪って具合でおkじゃないですか?」
シン「(・・・・おk?)・・・・そ、そうか・・・・まぁやり方はお前に任せるが・・・・」
「ところで、何で魔法なんか使えるようになりたいんだ?今巷でブームの魔法少女物に
感化されたのか?」
アイシア「・・・・魔法は、みんなを幸せにすることができるんです。これはおばあちゃんが言ってた
言葉なんですけどね」
シン「ほう」
アイシア「誰か困っている人がいて、それを魔法の力で少しでも手助けできたとすれば、
それは素晴らしいことだと思いませんか?」
シン「・・・・・」
アイシア「・・・・・シン?」
シン「あ、いや悪い・・・・正直感心した。お前がそんな風に考えていたとは」
アイシア「えへへ♪」
シン「それも、自分で考えてのことなのか?」
アイシア「いえ、これは元々おばあちゃんが考えていたことなんです・・・・それを見て、私も
おばあちゃんみたいになれたらいいな、って思って。おばあちゃんから教わった、大切なこの魔法で」
シン「そっか・・・だが、実際そう上手くいくものなのかな?」
アイシア「上手くいくようにするために、修行をするんじゃないですか」
シン「なるほど・・・・それはごもっとも」
アイシア「それでは、張り切っていきましょー♪」
シン「ん?あれは」
アイシア「早速第一困り人さん発見ですか!?」
シン「・・・・美春か」
美春「あ、シン先輩にアイシアさんー」
シン「どうしたんだ美春。周りをキョロキョロとそんなあからさまに挙動不審な行動をして」
美春「はぁ、実は美春は落し物をしてしまいまして・・・・」
美春「バナナです」
アイシア「・・・・・」
シン(・・・・・バナナなんてどうやったら落とすんだ)
アイシア「ま、まぁ、それでもノープロブレムです、このアイシアにお任せを。
魔法で落としたバナナの位置を特定して見せましょう!!」
美春「本当ですか!?ありがとうございますアイシアさんー♪」
シン(というか、魔法で新しいバナナを出せば今すぐ問題解決するんじゃないのか・・・・?)
アイシア「では・・・・メイクルミラクル、イッツワンダフォー(ピカッ!!」
シン「おおっ!!な、何だか分からないけど、とりあえず凄そうだ」
アイシア「美春の落としたバナナ、どーこだ♪」
シン「って棒倒しかよ!!!」
(カタン)
アイシア「結果が出ました・・・・・バナナはここから南東の方角にあるでしょう!!」
シン「ウソくせー・・・・・」
美春「わわっ、ありがとうございますアイシアさん。このご恩は一生忘れません♪」
シン「って信じてるし・・・・・」
美春「では美春はこれで!!バナバナバナナーーーー!!!」
アイシア「はぁ・・・・やっぱり人助けをした後は気持ちがいいです♪」
シン(・・・・あっちって、確か森だったよな・・・・そこを抜けると崖になってて・・・・)
「・・・・美春、死んだか・・・・・(ボソッ」
アイシア「さて、続けてどんどんみんなを幸せにしていきましょー♪」
シン(初音島に不幸をもたらすか・・・・・アイシアよ)
【アイシア・シン、順調(?)に魔法の修行中】
【美春、バナナを目指し崖に向かって一直線】
次回はギャグとしては既に何度か出てきましたが、”あの子”が正式に登場します
魔法とアイシアといったらあの子も出さないとお話にならないでしょー
>>457 なんか初期のノリに戻ってきた〜!GJ!
基地外が喜びそうだ〜!GJ!
理解した上でやってるのか理解してないのか
おんむさまのことだろ
あんな奴の話するなよ、荒れるから
>>457 GJ!次回さくら登場か。
ところで彼女に病院送りにされて以来行方不明の
あの男の出番はあるのだろうか?
>>457 と、アイシア自体が嫌いなやつはあんまいないんだよ
「○○厨が嫌いだから○○も嫌い」とかそんな感じ
それを理解した上で続けていくんならそれもいいと思う。
470 :
あの人:2006/06/01(木) 21:47:19 ID:VS7+I1bb
>>457 GJです!
美春、久々の出番……まあ3秒で復活する、心ゆくまで走れっ
あの子……ここだと既に、アイシアに魔法(ディバインバスター)を
教えてるんでしたよね……展開が予想できないw
>>442 憧れの「お姉様」その正体は男の子!
_人人人人人人人人人人人人_
> 捨てればいいんでしょ? <
> 捨 て れ ば ! ! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y
〈,.'⌒
'´ , `´ ヽ
i イノノ))))
| リ Tヮノl!
ノ ⊂)夭iヽ
( (( //__j〉う
(_/ 、_〉!l!|
1! ペシッ!!
) (_
⌒) 男 (⌒
⌒Y⌒
2006年10月 チバテレビほかにて放送予定
<スタッフ>
原作 : 嵩夜あや/キャラメルBOX
監督 : 名和宗則
シリーズ構成 : 長谷川勝己
キャラクター原案 : のり太
キャラクターデザイン : 島沢ノリコ
アニメーション制作 : feel
キャスト : 未定
(C)HOBI BOX・CARAMEL BOX/おとボク製作委員会
(C)Copyright King Record.Co.,Ltd All Rights Reserved.
今、某私鉄の特急に乗ってるんだけど車内放送で…
ピンポンパンポーン「本日はご乗車ありがとうございます(中略)」
「尚、本日この車両……
「運転手はフクダ」
ん?( ̄□ ̄;)?
「車掌はナワで運行させていただきます」
ナニ!?Σ(゚Д゚;)!?
( ゚Д゚ )スグニオリルベキカ?
乗っていても構わないが多分期待してる方向には行ってくれないだろう。
諦めるんだ。
音夢「・・・・・あら?」
純一「どうした、音夢」
音夢「いえ・・・・・今美春の悲鳴が聞こえた気がしたもので・・・・」
純一「何?俺は何も聞こえなかったぞ。空耳じゃないのか」
音夢「そうかなぁ・・・・」
純一「徹夜までして撮っておいたドラマなんか見たりするから、そんな聞こえもしない
幻聴が聞こえてくるんだ」
音夢「んー・・・・・」
純一「ほら行くぞ、まだ買い物が残ってるんだろ。結局俺は荷物持ちでしかないんだろうが・・・・」
音夢「あ、待ってよ兄さん!!・・・・あれ?」
純一「今度は何だ?」
音夢「い、いや・・・・何だか今懐かしいものがあそこの角を曲がっていったような気がして」
純一「・・・・音夢」
音夢「は、はい?」
純一「いよいよ眼までいかれてきたか。次は何だ?また巨大を人型兵器を発見して
操縦した、なんておこちゃまが見そうな夢の話の続きを語りだ、ぶはっ!?」
音夢「・・・・ひ、一言多いですよ、兄さん・・・・」
(・・・・でも、あれは確かに・・・・あの金髪は・・・・ま、まさかね・・・・)
アイシア「うーん・・・・困ってる人、見当たりませんねぇ」
シン「それだけ平和だってことだろ。それに、周りがそんな困った奴だらけでも困るだろうに」
アイシア「むぅー・・・」
シン「もう昼近いぞ、歩き疲れたぞ、腹も減ったぞ。今日はもうこのくらいで終わりにして帰ろーぜ」
アイシア「私はもう白河家を出てきたんですよ」
シン「とか何とか言って、本当は早く帰ってことりの作った昼ご飯食べたいんだろ、お前も」
アイシア「そ、そんなことは・・・・・あ、シンあれ!!」
シン「ん、どうした・・・・スーパー?」
アイシア「スーパーです」
シン「・・・・で?」
アイシア「実は、今朝ことりに夕飯のお買い物を頼まれていたんです・・・これメモ用紙♪」
シン「・・・・帰る気満々じゃないか、お前」
アイシア「・・・・た、頼まれたのだから仕方ないです。お夕飯の材料だけはきっちり買っていきましょうか」
シン「さいですか」
アイシア「シンはここで待っててください。ちゃんと荷物運んでもらいますからね」
(バタバタ)
シン「・・・・・ふう、素直じゃないヤツ」
??「にゃはは、全くだよねぇー」
シン「ん・・・・?うおっ!?っていつの間に・・・」
??「ちわーっす♪」
シン「ち、ちわーす?(この子、どこかで会ったことあったっけ・・・・?いや、それはともかくとして・・・)」
??「んー?」
シン(・・・・ヤバイ、無茶苦茶カワイイじゃないか、この子・・・・・♪見た目は小学生っぽいけど・・・・
ま、まさか俺にこんなやばげな趣味があったとは・・・・)
??「ど、どしたの・・・・お兄ちゃん?」
シン(お、お兄ちゃんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! )
ttp://vista.xii.jp/img/vi4925574880.jpg ??(ビクッ!?)
シン(久々の妹属性キャラだ・・・・お兄ちゃんなんて言われたの、マユ以来だよ・・・・)
「・・・・金髪ツイテのロリょぅι゛ょハァハァ(ボソッ」
??(・・・・うぅ、なんかとてつもない悪寒を感じるよぉ・・・・やっぱ話しかけないほうがよかったかも・・・)
シン「・・・・ご、ごほん。それで、この頼りになるお兄ちゃんに何か用かな?
お話ならどこか喫茶でお茶でもしながら・・・・いや、これには決して邪な気持ちは含んでいなくて」
??「・・・・あのー・・・・お兄ちゃん、”朝倉純一”っていう人と知り合いだよね?」
シン「ん・・・純一?何だ、純一の知り合いだったのか」
さくら「にゃはは、やっぱりー。何となく雰囲気似てるから、そうなんじゃないかと思ったの。
ちょっと純一お兄ちゃんより冷めた感じだけど」
シン(・・・・そんなに似てるか?)
さくら「ねえお兄ちゃん。お願いなんだけど、これから朝倉宅にまでご案内してくれないかな?」
シン「え、いやそれは別にいいけど・・・・君はそもそも誰n・・・・・」
アイシア「お待たせーシン♪はい、これ持って・・・・あ・・・・・」
さくら「あ、やっほーアイシア♪」
アイシア「・・・・・さくら・・・・」
【シン、アイシア さくらと邂逅】
【音夢、純一 商店街にて買い物中】
【シン 妹に目覚める】
>>466 出ますね、結構活躍させるつもりです
ネタバレになってしまいますがw
>>470 よく覚えてますねぇ
俺なんてこないだちらちら自分の見直してそんなこともあったと思い出しましたよw
まあ、そこのところは一応置いておきます。設定もだいぶご都合主義入ってますから
>>477 バンザイしてるシンに笑った、GJ!
この独特のノリのSSは初代氏特有だ〜
479 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/03(土) 03:58:48 ID:pVxV2C/D
シンとさくらとアイシアの組み合わせを見ると、あるサイトのネタさくら様を思い出してしまうw
481 :
あの人:2006/06/03(土) 06:31:58 ID:DJrnjNti
>>477 GJです!
シンが目覚めた……ダメ人間街道まっしぐら?
でもアイシアもさくらとあんまり背は変わらないはず……
やはりこの差は、がんばればCだっていけるアイシアと
どうがんばってもAなさくらとの(ry
おお、あいつも出てくるのですね。
また、消し炭にされたり、うたまるに捕食されたりするのかw
狂ってるなこのスレ
>>477 GJ!さくらがまともに登場したのは初めてか。
つーかワザとやってるだろ?
しかもスレ違いに板違い
住人の人望があればルール守らなくていいのか?
まぁ、
>>477が続けた結果こうなるのは分かりきってたことだな
>>480 ttp://southernlight.jugem.jp/?eid=293#sequel さくら「こんなところで会うなんて奇遇だね鈴村!」
シン「あ、うん、そうだね。じゃあオレ行くな」
さくら「おいなんだよ、コソコソしちゃってさぁ」
さくら「ギャルゲーでも買っちゃったのかな?青少年♪」
シン「なななななななにを言っているのかさささっぱり」
さくら「い〜ってやーろ、言ってやろぉー、みーんなぁに鈴村がギャルゲー買って
こそこそしてたって言ーってやろぉー♪」
シン「遊ぶのは俺じゃねぇええええ!!!!」
さくら「お前さぁ、いくら女がいなくて寂しいからってパソコンの前で
二次元少女にハァハァしてみっともなく思わない?」
シン「だからオレじゃねぇって!!!」
>>477 GJ!第一部みたいに最後はシンとことりの話になるんだろうし
別に心配してない。アイシアがホーク姉妹級の活躍はすると
思うけどね。さくらと既に知り合いなのか。
ならなかったらワロスだな
最終的に落ち着けばそれでいいのか?
そんなの音夢結婚エンドと変わらねえし
495 :
480:2006/06/03(土) 22:04:19 ID:ShpmZY5m
荒れるの分かってて書く◆hA/Opjl6aYはカッコいい
文句言ってる人が何にこだわってるのかさっぱりわからん。
ことりの出番がちょっと少ないから寂しいのか。
機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
第1話 スターゲイザー打ち上げるまでの話
第2話 それを追う話
第3話 有耶無耶になった宇宙鯨の話
>>498 自分好みじゃないSSをスルーできないただの粘着。ほっとくのが吉
>>498 これが原因でつね
384 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/02/01(水) 01:21:39 ID:B4F3Zbzy
上の方で出てる嵐(通称OVA死ね?)のカキコを各スレで拾ってきたんで晒しておきます。
ID:ionx51MSの場合
【本スレ】
310 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 11:49:06 ID:ionx51MS
夜の学校って何だか某魔物を狩る人を思い出すな・・・w
312 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 16:42:01 ID:ionx51MS
シラネ、ニート志望なんじゃねえの?
【音夢スレ】
518 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 00:40:09 ID:ionx51MS
おんむが犯した罪は計り知れない
アイシアを悪役にしたて、さくらも利用した挙句に捨てて、そしてことりを踏み台にした罪
その罪は子に孫の代まで永遠に続く。何代に渡ろうとも決して許されない罪だ
朝倉家は一生疎まれて孤独に滅びてしまえ
520 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 01:14:39 ID:ionx51MS
孤独に滅びてしまえ
523 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 11:40:28 ID:ionx51MS
>>522 結果として他のやつも貶める形になったことを未来永劫の罪と言ってるんだよ
自分勝手で他人のことなんか考えずに自分だけが幸せならそれでいいというおんむの厚かましさ
本当、おんむ厨もおんむと一緒で自分の事しか考えてねえ、物分りが悪ぃなあ!
525 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 14:43:51 ID:ionx51MS
1000年の罪を背負いながら孤独に滅びてしまえ
【ことりスレ】
98 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 00:32:02 ID:ionx51MS
よし、曲芸はOVA作るな
俺が作ってやるよ。みんな洗脳から目が覚めて、
アイシアとさくらとことりが団結しておんむを追い出すと
そして最後にDCSSの正統派ヒロインであることりを祭り上げてめでたしめでたしと
なんだ、こんな簡単なことじゃないか。誰だって作れるぜこんなの
【ヒナスレ】
152 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 01:13:48 ID:ionx51MS
>>151 君、もう来なくていいよ。はっきり言って
154 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/08(日) 01:17:36 ID:ionx51MS
>>153 超ムカつくしそういう発言されると萎えるから
385 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/02/01(水) 01:22:25 ID:B4F3Zbzy
ID:drXXQMaMの場合
【本スレ】
524 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/19(木) 10:25:34 ID:drXXQMaM
>全然関係無いハズの作品同士のキャラのカップリング
それだな、それ。恋愛関係に持ち込みたくてもこれに違和感抱いて邪魔をして
あと一歩というところが踏み出せないでいるんだよなぁ
作品を越えた恋愛というものは果たして成立させることができるのだろうか、この二人は
【音夢スレ】
544 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/19(木) 00:26:35 ID:drXXQMaM
r──‐/´ ̄二ヾ´ ̄ ̄`ィ二´ ̄\-─┐
|====| l≧‐''` ´丶≦l |:.==|
ヽ l l´ 、 ヽl l:.:. l
l l l l l l |:.:. 〈
| | | /l l l l | l: |:.:. |
|===:| トl、L__ハ, 、レ__Lノ l |:===|
ヽ_.| |!<c゙;;.j´\/イ;J:゙.>l ! l、___,ノ
/ハ! ヽハ ヒ.ソ ヒ:.ソ jl」/ ヽ\
/ ノ/| l ゝ、:::: , :::: ノノ ヘ \
>>543さんには死んでほしいのですが
/ (..ノ ノ Y ノ、 _ ‐ _,..ィ ) `)、 ヽ
//ハン / (ィ'´ :l  ̄´ l `トゝ、 ( ノ /`ヽヽ
/:.:.:./f´r-、こ/ヽ }|| || / r‐ヘ (__ゝ、 ';:.ヽ
ノヽ/ ` .ン l ( (ィl| `" " llヽ、'ーァ |_..)´ ゙、:.〉
/_ ノ | |__|| ||__/l | Vヽ
// l !l___〉ー----‐‐|l.__/ l `ヾ
// | 〉 ハ、、_,、、ハ |! l 丶
´ l {ー'`ヽ、i__!:;ノ し'} !
l l |c| :l l
| l lol :: { l
547 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/19(木) 10:20:30 ID:drXXQMaM
なんと絶滅したと思われるおんむ厨に出会えるとは!?
ありがたやありがたや・・・・
さて、お前らで最後だから滅ぼして今度こそ絶滅だなwwwwww
【ことりスレ】
368 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/19(木) 00:20:12 ID:drXXQMaM
>>367 sine、糞コテ
386 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/02/01(水) 01:23:10 ID:B4F3Zbzy
ID:I0zs6Oyeの場合
【本スレ】
648 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/26(木) 12:05:25 ID:I0zs6Oye
>>647 温泉ネタキボン
【ことりスレ】
475 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/26(木) 00:51:57 ID:I0zs6Oye
なら、ことりのだけ買えばいい
478 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/26(木) 12:03:01 ID:I0zs6Oye
お前らOVAは出して欲しいといってるのに
新商品の発売にはウンザリするって、一体どっちなんだ?
ちなみに、俺はサントラならまだしもOVAは認めんぞ
480 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/26(木) 16:05:00 ID:I0zs6Oye
>>479 OVA以外は万歩譲って認めてやるって言ってるんだよ
お前らがあまりに五月蝿いから
でもOVAは認めないって言ってるんだ?お分かりか?ボウヤ
484 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/26(木) 17:56:56 ID:I0zs6Oye
分かってない奴らだ、どこまでおめでたい奴らなんだwwww低脳どもめwwww
いいか、おまえらは曲芸商法にすっかり騙されてるって言ってるんだよ、
ことりというエサにほいほい釣られて
まぁことりがちょっと脱げば喜ぶお前らを見てるともはや道化としかいいようがないな
これは本スレで俺が何べんも言ってきたことだぞ、まだ分からないのか、バカめがwwww
486 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/26(木) 18:03:59 ID:I0zs6Oye
ぼくしょうがくせいだからなにいってるのかわかんないなーーーーーー!!!!
489 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/26(木) 18:11:23 ID:I0zs6Oye
よし、これからここに居座ることにするか。ヨロシクな!!
以下略
391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/02/01(水) 18:58:47 ID:ZYuSwrR2
盛り上がってますね
OVA死ねが初めてOVA死ねと書き込んだ
ID:VpHvuQwbも晒しておきますね
と
>>258が言ってました
【ことりスレ】
25 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/01/06(金) 09:59:42 VpHvuQwb
音夢様、冬厨な
>>21をいけにえに捧げますのでどうか怒りをお静めくださいませー
巣にお帰り下さいませー
30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/01/06(金) 14:09:09 VpHvuQwb
OVA死ね
37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/01/06(金) 15:49:06 VpHvuQwb
一生思考停止してるほうがいいよ、もう
ことりかわいいよことり
【音夢スレ】
該当作品無し
【さくらスレ】
282 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/01/06(金) 11:27:46 VpHvuQwb
さくらも可哀想だよなぁ。どうしておんむの肩入れをするんだ
さくらもことり陣営においで、ほれほれ〜
284 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/01/06(金) 15:54:04 VpHvuQwb
親友故に、と響きはとても素晴らしいけど。
今作ではおんむは悪の位置でしかないから、
そんなおんむを手助けするさくらも必然的に悪でしかなくなってしまうわけである
親友ごっこなら原作の方でやってくれ
【頼子スレ】
335 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2006/01/06(金) 16:15:42 VpHvuQwb
美咲死ね
ちなみに最初の発言のとき音夢が荒らしにきている
この時は音夢スレを荒らすつもりは毛頭なかったみたいだね
しかし1月7日18時台に再び音夢が荒らしにきた後に
彼は音夢スレを荒らし始めた・・・こんなところです
【本スレ】
544 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/20(金) 01:12:26 ID:VqStrALB
>>543におおむねどうい
だと思うんだが、これでいいんじゃないか?
そもそも、本編を越える遥かにいいSSばかりが産み出されているというのに、
つまらない規約が創造の妨げになるということは実に惜しいことだ
559 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/20(金) 22:29:19 ID:VqStrALB
>他人の意見否定するときの発言がきつい
たとえばどれよ?
【ことりスレ】
386 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/20(金) 01:06:51 ID:VqStrALB
>382,384
オマイラバロスwwwwwww
395 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/01/20(金) 11:06:20 ID:VqStrALB
>>393 なんだ、殴りたかったのか。しょうがないなぁ
こうやって殴るんだよ
>>391 /__ ゙;
_,,.-‐''"i ヽ ヽ ̄`゙''ー-、_ !
.! .!ヽヽ ィ ./:.! '"/ i ヽ \ \`ヽ、
.| .! ヽり゙,/ノ'´, / ヽ ヽ ヽ:. ヽ
.! .! iトi、 ::::.! /.:: i ヽ ヽ ヽ.::.:.\
/ / j|'|zl.ヽ:::::/i:.!.:.: i:. :.:ヽ ヽ 、 、 ヽ.:.: ヽ
! |//.!|:ヽヽ.! !:|:::::: :ハ::: :..:.. . : .:i:.:ヽ:ヽ :. : :.: \ -‐''´
l .`>'´::::|│::ヽ /‐.::,ィ:: ::i .|:::i:..:..:.:.:. :..:.:i:.:.:i.: :.i ::, -‐'''´
.//::::::::::.! !::::::.! /.:ハ:.:.:| !:.ト、:ヽ:.:.:. __,.. -‐'''´ / /
i:.:|.:.:i.:. :.:i:.:.:.:.:i ';::.| ';.γ--'´ ̄ / // / /r
|:.|:.:ハ:.::.:.i:.:.:.:.i_,.-弋ミ V / //i | __/i
|::| l ::!:.:.:i:.:.:.:.|r'''゙,ニミ' ) ,' l l | | ⌒(
| iヽ ::ト.├、:.:.i ト-(、◎i l | | l |
// ::{入Y:\{. !ゞ ノ"} ! l | 丶 丶
//:: ::\ヾっ ヽ r ' | 丶 丶'
//!: :.:.:i::.:`ー弋 丶 } \'
// | : ::.:i:.:.:.:i:.:.:.::ヽ '-ミY ,. -'´ ∠ミーニ丶、
// | :::.:.:.i:.:.:.:i:.:.::.:.:.|\ // ) / r;┬':
// |:.:.:.:.:i.::..:.:i:.:.:.:.::.| ` 丶、_ _/ ̄>-'⌒ー‐
彼がアイシア厨である根拠が音夢と楓の交流スレで報告されています
156 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 20:11:33 ID:vW7m3YwW
ことりはアイシアに振り回されてるから。「ことりは嘘つきです!純一にどうして好きって言わないんですか!?」
空気の読めない発言連発でことりはどうすることもできません でもアイシアは嫌いじゃない俺
158 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 20:22:54 ID:iZV4OvdW
>>156 アイシアは悪くない、悪いのは度胸のないもとりのせいだ
165 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 20:47:13 ID:iZV4OvdW
>>163 必死だな、ことりスレ住人
ことりのせいにしてるアイシア厨な件
ここでもアイシア叩きに対してつられていますね
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1146896199/869
つまり文句言ってる奴は
アイシアが嫌なんじゃなくてアイシア厨がいやだから
アイシアのSS書くなと文句言ってんだよ
アイシア話に替わるSSを自分が書いてくれるわけでもないのにね
今となってはどうでもいいけどさ
アイシア話やバトルスレ統合とか好き勝手言ってるけど
置いてきぼりにされたヒナ話も忘れないでいてあげてください(´・ω・`)
誰か続き書けば〜?もう文句言うヤツいないだろうし。
もう荒れるから議論する奴マジヤメロ。他のスレでしろ
お前らだってお気に入りのスレ荒らされると気分悪いだろ?
513 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 19:05:06 ID:ImHlL+9n
他のスレなら荒れてもいいような言い方ですね?
その為の専用スレがあっただろ
音夢とキラがなんたらスレって。そっち使え
515 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 19:11:49 ID:ImHlL+9n
荒らさないために隔離スレまで立ててるんですか?
贅沢し放題ですね
別に議論なんかしてないじゃん。
日曜日……
シン「そういえば俺、アリスの家へ行くのって初めてだな……」
ことり「私も直接行ったことはないけど……杉並君と天枷さんはよく行ってるんだよね?」
シン「えっ……美春は分かるけど、どうして杉並まで……」
杉並「この初音島で俺の話を分かってくれるのはセバスチャンぐらいだからな。
シン、おまえも元軍人ならもう少し俺の話につきあえるようにならんとな。」
シン「なりたかねぇ……ってか、それならイザーク先輩達と話すれば良いんじゃないか?
俺と違って、左遷(?)されたとはいえあの二人はれっきとした軍人なんだし。」
杉並「イザーク・ジュールとは話をしようとした。
が、守秘義務に反すると言ってなかなか話に乗ってくれん。まあ軍人としては正しい反応だな。」
ことり「ディアッカさんとは話したんですか?あの人、なかなか口が軽そうですし……」
シン「ことり、それ少し失礼だぞ……本当のことだけど。」
杉並「うむ、あれはな…………むっ、噂をすれば……」
ディアッカ「よぅ、おはよう。今日もグゥレイトォ!な天気だな。」
イザーク「すまない、少し遅れた。」
ことり「まだバスは着てないので問題なし、ですよ。それよりも……
どうしたんですか、皆さん少し服が汚れていますけど。」
叶「それが……ここに来る途中に、彩珠さんが襲われて……」
シン「お、襲われた?!ななこ、いったい誰に……」
ななこ「……ギです。」
シン「……えっ?」
ななこ「……ヤギです!あのヤギ!突然現れすべてを奪い去る悪魔のようなあのヤギ!
神出鬼没!大胆不敵!風雲再起!石破天驚!マトンの焼肉定食!
もうネタとして使ってやりたいぐらいの存在ですよ、あれは!」
杉並「先生、いくら先生でも……それは言い過ぎです!
八木ブリッジ長官は、初音島の平和を守るために、日夜がんばっていらっしゃるのです!
ネタなどで消化するのは勿体ない、起用するならば、是非、是非メインキャラにっ!!」
シン「……そんなモノまで徘徊してたのか、初音島には。」
西川「割り切れよ、でないと噛みつかれるぞ?」
ディアッカ「この前保健所の連中がきた時にさあ、
ついでに駆除してもらった方がよかったんじゃないか?」
杉並「この色黒がっ!長官がいなくなったら誰が、承・認、をするというのだぁぁぁぁ!!」
シン「……ヤギがなんの承認するんだよ。」
イザーク「……そういえば、あのわんこはどうした、先に行ってるのか?」
ことり「天枷さんは用事ができて少し遅れるそうです。
最近少し出番が多すぎたので、自粛させてたら……
ちょっと、色々と、暴走したらしくて。シン君分が足りなかったようですね。」
イザーク「……シンクンブン?」
ことり「はい……あっ、バスがきました。」
朝倉宅……
イザーク「そういえば、月城はハーフだと聞いているが……」
純一「ああ、母親が北欧系の人だったらしい。もう亡くなってるけど……」
アイシア「ちなみに、私も北欧の出身なんですよ。」
音夢「……あっ、そういえばイザークさんも髪の毛、シルバー系ですね。
もしかして、ご先祖様に北欧系の人がいるんですか?」
イザーク「さあな……まあ髪の毛の色は純粋に遺伝らしいが、
別に髪の色が似ているからといって、そうとも限らんだろ。
この島の中だけでも、髪の毛の色がいったい何種類あるのか……」
ことり「まあ確かに……みっくんも銀髪系ですしね。」
ディアッカ「……でもよ、緑系の色は光の加減とかで分かるけど、
白河さんや美春の髪の色は……」
純一「気にしたら負けだと思うぞ?」
環「そういえば、霧羽さんはお元気ですか?」
シン「幽霊が元気かどうかは知らないけど……まあいつも通りだ。
居間でオカルト雑誌でも読んでるんじゃないか?」
和泉子「あや、一緒にこればよかったのに。」
シン「曇りとか雨の日ならいいんだけどさ、晴れだと相当辛いらしいんだ。
この前、雨の日に気分転換に、って散歩に出かけたら急に晴れてさ、
道端で目、回してぶっ倒れてたからな……」
和泉子「そ、それは大変ですね……」
環「……日傘とかをさしたらどうでしょうか?」
シン「前、それやったらしいんだけどさ、流石に体全体は覆いきれなくて……
足とか光が当たってるところが透けてきてさ、
それ見た子供が泣いて逃げ出したって……凹んでた。」
環「……そうなんですか。」
さくら「ならなら、頭から白い布を被るってのはどう?もしくは、全身包帯グルグル巻きっ。」
シン「そっちの方が怖い……ってか、さくらがなんで香澄のこと知ってるんだよ?」
さくら「ふっ、この芳乃さくら、初音島のことで知らないことなんて何も無いのさ。
例えば、シン君の部屋のクローゼット中には、バラバラにされたフリーダ」
シン「あ、あれは関節のパーツを間違えただけだ!意図的にやったわけじゃあ……って、
ほんとに、なんで知ってるんだよそんなこと?!」
さくら「にゃはは、秘密秘密のsecret♪」
美春「おっ待たせしました音夢先輩!不肖天枷美春、只今到着しましたっ!」
眞子「ごっめ〜ん、ちょっと遅れちゃった。」
ことり「天枷さんは遅れるの聞いてたけど……水越さん達はどうして遅れたんですか?」
萌「すいま、せぇ〜〜ん……私の、準備が、遅れて、しまい、まし、てぇぇ〜〜」
ことり「準備って…………水越先輩。」
萌「は、はい〜〜?」
ことり「……なんで鍋、持ってきてるんですか。」
萌「人が、大勢、集まるときに、鍋は、欠かせま、せんよ〜〜きっと、役に、立ちますよ〜〜」
純一「……代わりに持ちましょうか?」
シン「うわあ……」
イザーク「……大きな屋敷だな。」
ディアッカ「初音島って意外と金持ちが多いんだよな。
眞子のところもなかなか大きかったし。」
美春「水越、鷺澤、工藤、月城……まあここらへんが、初音島にある名家ですね。」
シン「工藤のお祖母さんって、風見学園の理事長だもんな。
……鷺澤っていうのは聞いたこと無いけど、何処の家なんだ?」
萌「桜公園の側のお屋敷ですぅ。私の、お友達が住んでいるんですよぉ」
アイシア「あっ、それってもしかして、美咲のことじゃないですか?」
眞子「あれ、アイシア、鷺澤さんのこと知ってたんだ。」
アイシア「はい。何度か公園や桜の木の下で……でも、学校では会ったことありませんね。」
萌「美咲ちゃんは、家庭の事情で休学してましたからぁ……」
眞子「それにお姉ちゃんと同い年だから、もう卒業生扱いになってるわね。
……結局、本校へは一回も通えなかったみたいだけど。」
ことり「深窓のお嬢様、ってことですか。」
純一「お、おい……シン……」
シン「ん、どうしたんだ、純一?」
純一「さ、さっさと、先に、行くなよ、これ、結構、重いん、だぞ……」
ことり「水越先輩、よくこんなの持ってこれましたね。」
萌「はぃ〜〜鍋は、別腹ですからぁ」
眞子「お姉ちゃん、それ関係ない。」
音夢「がんばって、兄さん!」
さくら「お兄ちゃん、Fight Fight♪」
杉並「朝倉……足りない分は、キャラとハートが大まかカバーだっ!」
純一「おまえも手伝え!」
瀬場「ようこそいらっしゃいました。お嬢様は応接室でお待ちでございます。
……ああ、お荷物をお預かりします。割れ物はありませんね?」
萌「はい〜、鋼鉄製の鍋を持ってきましたから〜」
シン「って、あの鍋を片手で軽々と……」
美春「さっすが瀬場さんですねぇ〜〜朝倉先輩なんて、
ひぃひぃ言いながら、やっと持ってきたっていうのに。」
純一「瀬場さんと俺を比べるなよ。」
イザーク「……純一。」
純一「なんだよ。ほんと、重かったんだぞ。」
イザーク「おまえの軟弱ぶりはどうでもいい……あの男は?」
純一「ん?ああ、アリスの執事をしてる瀬場さん。」
ななこ「色々と武勇伝を持っている、スーパー&ミラクルな方なんですよ。」
イザーク「武勇伝……?」
ディアッカ「どんな武勇伝なんだ?」
アリス「ようこそ、先ぱ」
「シャァァァァァ!!」
ズガガガガガッ! メキメキメキメキッ!
シン「ぐあっ……な、なんで俺ばっかり……」
西川「運がなくて命の危機におちいることが……運命。」
ことり「どんな運命ですか……」
美春「ではでは、さっそくネコちゃんの名前決めちゃいましょう!」
音夢「あっ、私、家から色々と本を持ってきたんだけど……」
純一「なっ、凶器持参?!脅してまで自分の付けた名前を通したいのか……」
音夢「ち、違います!何かの参考にと思って……だいたい、
こんな危ないモノ、兄さん以外には投げません!」
シン「危ないって自覚はあるんだ……」
アリス「あの、そのこと、なんですけど。」
音夢「えっ?」
アリス「瀬場さんに首輪を見てもらって……それで、彫られてる文字なんですけど、
ディー、ジェイ、アイ、までは合ってたんですけど、どうやら4文字目は
エル、ではなく、ビー、だったようです。」
眞子「えっ……あ、あはは。まあ、筆記体のビーとエルって、似てるからね……」
ことり「と、いうことは……どじぶ?」
アリス「いえ、あの私、調べてみて……どうもそれらしい単語があって。
たぶん、首輪に彫られている名前は、それだと思います。」
叶「あっ、じゃあ元々の名前、わかったんですね。」
環「なんという名前なんですか?」
アリス「はい。ディー、ジェイ、アイ、ビー、アール、アイ、エル、で、ジブr」
シン「却下っ!!」
アイシア「ぅわ、ど、どうしたんですか、シン。そんな全力で拒否するなんて……」
シン「却下だ却下!そんな名前、付けるべきじゃあない!」
ななこ「ええっ、でも、確かそれって、旧宗教に出てくる大天使のうちの1人で
大天使の中で、唯一の女性の天使だったはずですし、別にそう悪い名前でも……」
シン「ダメだ!!絶対付けるな!そんな名前付けたら性格歪む!
……まあ、もう既に性格歪んでる気もするけぐべらっ?!」
杉並「うむ、見事な跳び膝蹴りだ。」
シン「な、なぜ……どうやったらネコが跳び膝蹴りを……がくっ」
アイシア「あっ、シンが死んだ。」
アリス「アイシア、そのギャグ、面白くない。」
和泉子「ギャグで済ませていいんでしょうか。泡、吹いてますよ?」
瀬場「名前は、決まりましたかな?」
アリス「いえ、まだ決まってないです。」
ことり「首輪の名前を付けようともしたんですけど、
シン君の『絶対付けるな!』っていう遺言もありますし。」
シン「か、勝手に殺すなよ、ことり……」
杉並「うむ、流石はコーディネーター。生命力は伊達じゃあないな。」
瀬場「そのようですね……話が行き詰まっているのでしたら、
ここらへんで一度、ティータイムにしましょうか。
ちょうど、ブルーベリーパイが焼き上がったところでございます。」
純一「瀬場さんのお菓子って、いつ食べても美味しいよな。」
音夢「たしかアイシアって、瀬場さんにお菓子習ってるんだよね?」
アイシア「はい。おかげで、料理の腕もだいぶ上がりました。
カフェ・アイシャのメニューにもいくつか出してるんですよ。
今度、是非是非、食べにきてくださいね。」
瀬場「そうですね。私は紅茶派なのですが、一度その
コーヒーに拘りがあるマスター、とも話をしてみたいですし、
明日にでも、お嬢様を学校まで送った後に寄ってみましょうか。」
アイシア「あっ、でもその時間帯は私も学校へ行っていますよ?
イザーク達も学校ですし、シホとマスターしかいませんけど。」
瀬場「いやはや……恥ずかしながら『美人店員手作りの朝メニュー』に、少し引かれまして。」
美春「えぇえ!意外ですねぇ〜。」
純一「いや、でもシホさんって本当に美人ですし、
誰かと違って料理の腕もいいから、その気持ち、よくわかります。」
音夢「兄さん。私もこの、世界の料理大全集、で料理の勉強、ちゃんとしてるんですよ?」
純一「ああ、そうだな。俺が悪かった。とりあえずその本、机の上に下ろしてくれ。」
イザーク「話の途中にすまない。トイレへ行きたいんだが……
できれば案内してもらえないか?」
瀬場「……ええ、よろしいですよ。迷うと大変ですから。」
イザーク「ああ、すまない。」
ディアッカ「俺も行っていいか?実はずっと我慢しててよ……」
眞子「珍しくずっと無言だと思ってたら……さっさと行きなさいよ」
ディアッカ「仕方ねえだろ、タイミングがつかめなかったんだ。」
瀬場「では、エルスマン様もご一緒に。皆様はそのままおくつろぎください。
ブルーベリーパイと紅茶は、まだまだありますから、
机の上の鈴を鳴らして頂ければ、女中さんが持ってきてくれますよ。」
純一「じょ、女中?!……つ、つまりそれは……」
さくら「メイドさんだね。」
純一「鳴らそう!早速鳴らそう!じゃんじゃん鳴らぐがっ?!」
アイシア「あっ、今度は純一が死んだ。」
こんなところで後編へ、続く。
久々にあの人のSS読んで和んだ。
初音島は今日も平和だな〜。GJ。
イイ!
GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
なんか色々思い当たる部分が……。
シン「え?し、知り合いなのかアイシア?」
さくら「にゃはは、まあねー」
シン「まぁ、純一のことを知ってるなら、アイシアと知り合いでも別に不思議じゃないよな」
アイシア「・・・・・・」
さくら「それよりお兄ちゃん、早く朝倉家へと案内してよー」
シン「あ、ああ・・・・だがしかし、君は誰なんだ?」
さくら「んー、まあ追々説明してあげるから、とりあえず歩いて歩いて」
シン「あ、ああ・・・・?」
アイシア「・・・・・さくら」
シン「ところで、さくらって名前なんだ、君」
さくら「うん、ボクの名前は芳乃さくら。さくらでいいよ♪」
シン「俺はシン・アスカ。呼び方はお兄ちゃんのままでいいよ」
アイシア「・・・・シン」
シン「さくらかぁー、カワイイ名前だね♪(えへへ」
さくら(ビクッ!?)
アイシア「・・・・シン、危ないおじさんと化してますよ」
シン「なっ!?お、お兄さんと呼べ!!俺はまだそんなおじさんなんて呼ばれる歳じゃないぞ」
アイシア「”危ない”、ってところは否定しないんですか・・・・はぁ」
シン「こ、これは一種のスキンシップのようなものだ。可愛い女の子に萌えるのは
至極当然のことだろうが、何を言って・・・・」
アイシア「・・・・ことりに言いつけますよ?(ジロリ」
シン「(ギクッ)・・・・な、なぜそこでことりが出てくる・・・・?」
アイシア「私は常にことりからシンの監視を言いつけられていますので・・・・ふふふ」
シン「こ、ことり・・・・いつの間に・・・・し、しかし、ことりもこれぐらいのことは笑って許してくれるだろう。
まだ手も出してないんだからな」
アイシア「ええ、きっと笑ってシンだけ晩御飯抜きにされるぐらいでしょうね♪(にこり」
シン「うっ・・・・そ、それは確かに嫌かも・・・・」
アイシア「分かったら、さくらの肩にちゃっかりと軽々しく触れているその手を離しなさい」
シン「え、あっ!?い、いつの間に・・・・ま、まいったなぁーあはは・・・・」
さくら「・・・・・」
シン「・・・うっ・・・・な、名残惜しいが、晩飯には代えられない・・・・・すまない、マイスイート(すっ・・・」
さくら「(にへら)抱き♪」
シン「ぐぁぁああ!?ま、待て待て待て!!早まるな、落ち着け俺!!!い、いやでも確かに
こうやって小さな女の子に抱かれるのは物凄く嬉しいが、しかし俺の晩御飯がぁぁーー!!!」
アイシア「シ、シン!!!お夕飯抜きにしますよ!!」
さくら「お兄ちゃん、大好き(はあと」
シン(・・・・・・プツン←理性の糸が切れる音)
「・・・・ゆ、夕飯抜きにされるだけでこの子をお持ち帰りできるなら、俺は喜んでこっちを取るぞ!!」
アイシア「シン!!さ、さくらも、ふざけるのは止めなさい!!シンはバカで単純なんだから、すぐ
その気になる人なんですよ」
さくら「ボク何のことか分かんなーい。お兄ちゃん、ボクのことお持ち帰りして♪」
シン「任せておけ、もう君は俺の物だ!!たとえ何があろうと絶対に君のことを守・・・・」
アイシア「アイシアちゃんキィィィック!!!」
シン「ぐはぁksjd!!」
アイシア「全く!!どうしてことりもこんなどうしようもない人なんかを好きに
なっちゃったんでしょうか!!(ずるずる」
さくら「にゃははー、ボクもちょっとふざけすぎちゃったかなぁー(ずるずる」
アイシア(ジロリ)
さくら「あ、朝倉家に到着ー(どさっ」
アイシア「・・・・はぁ、ほらシン、着きましたよ」
シン「む、着いたか・・・・」
アイシア「起きてたのなら自分の足で歩いてください!!(バキッ」
シン「ぐはぁ」
さくら「ほらほら、漫才なんかしてないで早く中に入ろうよぉ」
シン「い、いやだけど、今誰かいるのか・・・・?留守みたいな気もするけど」
アイシア「とりあえず、呼び鈴を鳴らしましょう」
(ピンポーン)
シン「・・・・・誰もいないな」
アイシア「お出かけ中でしょうか?」
シン「いないならしょうがない・・・・で、どうする?」
さくら「んー、ちょっと待っててね二人とも」
シン・アイシア「?」
(ゴソゴソ)
さくら「あ、あったあった、ホラ♪」
シン「・・・・鍵?」
アイシア「あー・・・・そういえば、その植木鉢の下に隠してあったんでした。ことりもよく
この鍵を使って出入りしてました」
シン「しかし、何で君がそんなことを知ってるんだ?やっぱ朝倉家の関係者なのか?」
さくら「まぁまぁ、上がってお茶でも飲もうよ。時期にお兄ちゃんも音夢ちゃんも帰って来ると
思うからさ」
シン「・・・・・」
さくら「ただいまー♪うーん、久しぶりの我が家、って感じだよー」
アイシア「お、お邪魔します・・・・」
シン「って、勝手に上がってもいいのか?誰もいないっていうのに」
アイシア「まあ、さくらがいるからいいんじゃないでしょうか・・・・」
シン「???」
さくら「二人ともお茶でいいよねー?まあこの家にそんな高価な飲み物なんて置いてないけど」
シン「って、いい加減そろそろ君の素性について教えてくれよ」
(ガチャ)
??「えっ、な、何で鍵が空いてるのよ?も、もしかして泥棒!?」
シン「・・・・音夢の声だな」
アイシア「ですね」
529 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/04(日) 23:22:03 ID:Zuize7uU
やはりここのSSは見ていて楽しいです
音夢「ど、泥棒さん!!うちにはそんな盗むような高価な物は置いてませんよ!!
通報されたくなければ観念して早く立ち去りな・・・・」
アイシア「お帰りなさい」
音夢「・・・・って、アイシア・・・・?どうしてうちに・・・」
シン「よう、お帰り」
音夢「なっ!?シ、シン・アスカ!!う、うちで何をしてるんですか、アナタは!!」
シン「いや、ちょっと茶でも頂こうかと思って」
音夢「何を勝手なことを・・・」
さくら「やっほー、お帰り音夢ちゃん♪」
音夢「・・・・え・・・?げげっ!?さ、さくら!!!」
【シン、アイシア、さくら 朝倉家に無断侵入】
【音夢 帰宅】
【純一 ノックダウン中】
始める前に言い忘れましたが、俺のSSが嫌な人はIDをNG登録して消してください
そのためにトリップ付けてんだから
>>518 お疲れ様です
>>あの人
GJ!和んだ。
コーディネターは髪や瞳の色は調整できるって聞いたことある。
つまりラクスの髪がピンクなのはシーゲルの趣味の可能性があるわけで(ry)
>>hA/Opjl6aY 氏
GJ! 俺はあんたのSS好きだぁ!!
>>531 GJ!ああシンがどんどん駄目人間になっていく……。
とりあえず最後まで書いてくれそうで安心した。
ここ数日気が気じゃなかったからなホント。
今日からゆっくり寝れそう。
SSが気にいらないから文句いってるわけじゃねえんだよ
ローカルルール見たことないのか?
何のためにアニキャラ板が複数あると思ってんだよ
>>534 おーい、この前と言ってる事が違うぞ少年wwwww。
要するに早く次スレ立ててアニキャラ総合行きなさいと。
>>531 GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
シン、ダメ人間街道まっしぐらだな。ここに限らずNTでもそうだし。
どっかで立ち直らないとマズイ気が……
アニキャラ総合に行くだけでこのバカどもが静まるならそれでもいいんじゃないか?
とにかく、次スレを立てるまでこれ以上SSの感想等以外関係ない話は荒れるので禁止
他の人も荒らしと見なしてスルーをお願いします
ローカルルールを平気で無視してるやつが馬鹿荒らし呼ばわりかよ
まぁ引越しは前スレの時点から言われてることで、前スレが
相談前に埋まったという珍事が……。
今回、ミスらなければ、次スレはサクッとアニキャラ総合引
越しってことね。
>>540 おんむさまみたいなやつだな。
でも確かに引越したほうがいいね。
話が纏まったのなら早めに
>>539でお願いしますね
タイトルも
「シン・アスカと白河ことりを中心に種死キャラとD.C.キャラが交流するスレ」
に変える?
ローカルルールはこちら。
アニメキャラの話題のうち、単体キャラ/カップリング/グループ/キャラ対決など
特定のキャラ限定の話題を扱います
●スレのタイトルには検索しやすいキャラ名と作品名を入れましょう
●保守レスは禁止です
●作品別キャラスレなどキャラ限定でない話題はアニメキャラ(総合)板へ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●キャラなりきりはキャラネタ&なりきり板へ
●アニメ作品自体のスレはアニメ板/アニメ2板/アニメ新作情報板/懐かしアニメ板へ
●その他、アニメに関する話題で有用なスレはアニメサロンへ
>>544 長!
スレタイは変えなくてもいいでしょ。
>>536 だがシンを一番ダメ人間に書いてるのはあんたでないか?
いや、ダメ人間つーかいじられキャラか。
SS自体は面白いけどさ
シンはダメ人間だろ
>>531 >【純一 ノックダウン中】
>なんておこちゃまが見そうな夢の話の続きを語りだ、ぶはっ!?
て爆笑したんじゃなくて音夢にボコられてたのね・・・。
最近思うんだ。男が弱くなったんじゃなくて
女が強くなったんじゃないかってね・・・。
キラと違って努力型のキャラだとは思う
少なくとも
>>531の
礼儀も身の程も知らない緊張感ゼロの只のゴミ虫ではない。
嫌が応にも規則正しい生活を送らされる軍に居てそれなりに実社会の
酸いも甘いも知ってる奴がこんなクズだとは思えないし不自然。
ん、ああ。そういうことか
ネタをネタと見抜けない(ryってやつか。
>>550 >礼儀も身の程も知らない緊張感ゼロの只のゴミ虫ではない。
>嫌が応にも規則正しい生活を送らされる軍に居てそれなりに実社会の
>酸いも甘いも知ってる奴がこんなクズだとは思えないし不自然。
一つ言っておくと、アカデミー時代はルナと一緒にレイのノートを写してる
それに、カガリへのあれは国家元首に対する対応じゃない。軍を舐めてるとしか思えない。
それに目の前で起こってるアスランとツナの修羅場に気付かないし
あげく「捕虜を逃がしたら死刑」って基本中の基本も知ってなかったっぽいしね
俺も見抜けてないかもしれn
ツナって誰?
×ツナ
○ルナ
>>544 【D.C.】シン・アスカと白河ことりが交流するスレ 7【S.D.】
でいいじゃん
て前に言ってた希ガス。
558 :
あの人:2006/06/06(火) 19:18:56 ID:CQ/uCpYg
>>531 シン……『持ち帰る』って、白河家にか?埋められるぞ、たぶん。
アイシアとさくらに引きずられていくシンw
>>523 >>524 ありがとうございます。
でも、後編は和み分少な目で……
>>525 さりげなくサルベージしておきました。
>>532 実はエターナルの色がピンク色なのも、裏でシーゲルが(ry
バトル保管庫を、ちょっとばかり更新しときました。
同期に年下扱い。同レベルがヴィーノしかいないと言われるのが
シン・クオリティ。
さくら「はいどーぞ」
シン「どーも」
音夢「・・・・」
シン「今日は純一、どこかに出かけているのか、音夢(ズズズ」
音夢「え、ええ・・・・買い物があって、さっきまで一緒にいたのですが」
シン「が?」
音夢「ちょっと幻聴や幻覚が見えたって話したら兄さんったら、”お前はきっとどこか頭を
打って疲れてるんだ、家に帰って休んだほうがいい”なんて失礼なこと言うから
私かぁっとなって、つい・・・・」
シン「・・・・あ、もういいや。大体オチ読めたから・・・・」
アイシア(一言多いんですよね・・・・純一も)
さくら「相変わらず、お兄ちゃんらしいね」
シン「・・・・で、もう一つ。この子は一体何者だ?」
さくら「うにゃ?」
音夢「その子は芳乃さくら・・・ちゃん。私と兄さんの従兄弟に当たるんだけど・・・・さくらちゃん、
そんなことも説明してなかったの?」
さくら「にゃはは、謎が多い女の子って何だかミステリアスでカッコいいよねー」
シン「従兄弟?純一の?へー・・・・あんま似てないなぁ」
さくら「従兄弟なんだから、そんなものだよ」
シン「似てないといったら、音夢と純一もあんま似てないよな」
アイシア「・・・・・あー」
音夢「・・・・そういえば、この人にはまだその話してませんでしたね」
シン「ん?何の話だ?」
音夢「・・・・ま、いずれお話しますよ・・・・」
シン「むぅ?だけど・・・・従兄弟なんだったら、別に案内しないでもこの家の場所分かっただろう?」
さくら「うーん、ボクももう歳を取っちゃったのかな、どうにも物忘れが激しくて」
シン(・・・・・遊ばれてるのかな、これは)
音夢「それよりも、さくら・・・ち、ちゃん」
さくら「んー?何だかさっきから違和感のある呼び方だね?」
音夢「べ、別に・・・・何でもないです。そ、それより今まで何をしてたの・・・?また突然
消えてしまって・・・・この間ちょっと会ったけど、問答無用で吹き飛ばされたけれど」
アイシア(・・・・あー、そんなことありましたね・・・・)
さくら「んっとね、ちょっと島の巡回」
音夢「巡回?」
さくら「うん、悪人がこの島にいないかどうか探っていたの。お陰で怪しい変質者を一人
葬ることに成功できたのだ♪」
シン「変質者?」
さくら「うん。”シンチャン、オレノシンチャンハドコ”、ってあからさまに怪しい呪文を唱えていた男の人。
ボクも危うく襲われそうになったの」
シン(・・・・まさかレイか?)
さくら「あれ?でもシンってお兄ちゃんのことだよね?・・・・もしかして、お兄ちゃんの知り合い?」
シン「いや、全然(さらり」
アイシア「それで、その巡回も終わって帰ってきたのですか?」
さくら「うん・・・・まぁ(にやり」
音夢「うっ・・・・」
シン(ゾクッ・・・・・)
さくら「・・・・ボクのいない間音夢ちゃんがまぁ随分と好き勝手やってたみたいで、
ボクも堪らなくなって戻ってきたわけなんだけどね」
シン(・・・・な、なんだ今の寒気は・・・一瞬キャラが変わったぞ、この子)
音夢「な、何が悪いのよ!!私はただ自分の正当性を主張しただけよ!!」
さくら「・・・・うん、まぁその話はいずれ二人だけの時にゆっくりと」
音夢「・・・・」
シン(・・・・この子、油断できないな。ちょっと怖い・・・・・が)
(ナデナデ)
さくら「にゃ!?」
シン「可愛いょぅι゛ょに、悪い子はいない」
>>558 更新乙
おぉ、機体紹介が追加されてるではないですか
キャラ解説的なもの書こうとしてたけどこの分だと必要なさそうだね
さくら「う、うにゃ〜・・・・・」
アイシア(こ、この変態ロリコン男は・・・・べ、別にさくらじゃなくったった・・・・同じぐらいの背の
私だっているのに・・・・私は眼中にないんですか)
さくら「ま、そーいうわけで、またしばらくお世話になりますけど、ヨロシクねー」
音夢「また騒がしくなりそうね・・・・くっ、さくらがいてはあまり目立った行動には移せな・・・・」
さくら「何か言った、音夢ちゃん?」
音夢「・・・・い、いえ何でも・・・・」
さくら「・・・・ボクがいる限りは勝手なことはさせないよ?音夢ちゃん♪」
音夢「・・・・・ぐっ」
シン「お、おお・・・・何だか、俺にはさくらが本当の天使のように見える。これで毎日ちょっかいを
されてる俺たちの身も安泰になるというわけだな。なぁアイシア」
アイシア「・・・・・」
シン「・・・・?」
アイシア「・・・・しばらく、ここにいるんですか、さくら」
さくら「ん?うん、まぁ」
アイシア「なら、私に魔法を教えてください!!さくら、いえお師匠様!!!」
シン「アイシア?」
さくら「・・・・まだそんなことを言ってるの、キミは」
アイシア「お願いします!!私に魔法を」
さくら「以前にも言ったように、キミには魔法を教えないよ・・・・アイシア」
アイシア「さくら!!」
さくら「・・・・お兄ちゃんゴメン、今日はこれで引き取ってくれるかな?」
シン「あ、あぁ・・・・いいけど」
さくら「ゴメンね、ボクも久々に家族水入らずでのんびりしたいからさ。今日はありがとね♪」
アイシア「・・・・・」
シン「・・・・」
かつての自分のような弱者を守りたいと力を求めた正義漢
だが精神的に未熟者な少年が成長する話―な予定だったが
スポンサーに見捨てられて主役でも何でもなくなり元々
バンダイに言われて監督が嫌々作ったキャラなんで
後半は派手な演出で必要以上にDQNに解釈できる大活躍ぶり
劇場版でどんな悲惨な目にあうか楽しみだ
───(数時間後、白河家)
ことり「ふーん、そんなことがあったんだぁ」
シン「ああ」
ことり「それで、今アイシアちゃんふてくされちゃってああして部屋に閉じこもってるの?」
シン「朝倉家を出てから、声をかけてもちっとも反応してくれなくて」
ことり「そっか・・・・まぁ、後で私がアイシアちゃんと話をしてみるとして・・・・芳乃さんかぁ、
最近会ってなかったね、久しぶりだなぁ」
シン「ことりもさくらのこと知ってるのか?」
ことり「うん、クラスメートだったからね。そこまで親しかったわけでもないけど。
可愛いよね、芳乃さん」
シン「ああ、可愛かった。金髪でロリでょぅι゛ょ、俺の萌えポイントに見事クリーンヒットしたよ」
ことり「・・・・・」
シン「・・・・ど、どうしたことり?」
ことり(この喜び様・・・・また悪い癖が出ましたなー・・・・シン君のドスケベ)
「別にー・・・・ただ、ちょっと・・・・」
シン「ん?」
ことり「あ、いえ・・・・芳乃さんは嫌いじゃないんですが、私はちょっと苦手かなぁ・・・・って」
シン「へぇ・・・・・珍しい。ことりに嫌いな人がいたとは」
ことり「だ、だから、嫌いじゃなくてちょっと苦手かなぁーってぐらいで・・・・まぁ、今となっては
どっちでもあまり変わらないから、大丈夫だけど」
シン「?」
ことり「・・・・芳乃さん、何だかたまに何を思っているのか読みきれないところがあって・・・・」
シン(・・・・そういえば、普段は明るいが一瞬だけだったが、さっきはやけに影を落とした印象を
感じたなぁ・・・・・ことりはそのことを言いたいのかな・・・・それに)
「ことり」
ことり「はい?」
シン「魔法って何なんだ?アイシアは何だかさくらに魔法を教えてくれと頼み込んでいたけど、
それは要するにさくらも魔法を使えるってことだよな。俺はどーも何が何だかいまいち
分からない部分が多すぎなんだが」
ことり「あー・・・・それは、話すと結構長くなるんですけど・・・・・」
シン「長くなってもいいから」
ことり「・・・・シン君、私にもね。以前心が読むことができる能力があった」
シン「えっ?」
ことり「・・・・・って言ったら、驚きます?」
シン「・・・・ほ、本当か?」
ことり「私だけじゃないよ。朝倉君だって、手から和菓子を出したり、人の夢を覗く力が
あったらしいですよ」
シン「・・・・あった?今はもうないのか?」
ことり「うん・・・・二年前の事件の時以来、ね・・・・」
【シン ことりから二年前の話を聞き始める】
【アイシア 引き篭もり中】
【さくら、音夢 戦闘開始(?)】
次回は久々に2話連続でシリアスパート入ります
>>549 カッコイイですよね
一昔前では考えられなかったことですよ、時代が変わってきてるんでしょうね
バトルスレでもホーク姉妹がキラと互角に渡り合ってましたが、
そんな強い女の子、マジ惚れます
プライパシーがあるから純一のこととかは言わないだろ
言ったとしても自分のことだけだ
GJ!シリアスも楽しみにしてます
メイリンと天国と地獄のレイは今何処に
いやきっと最後の展開の鍵を握ってるに違いない
571 :
あの人:2006/06/07(水) 23:26:58 ID:kGI6Vx3Z
>>567 GJです!ついに二年前の話が……
>>562 ただ、自分の書く(予定)のキャラ解説は、
元々自分用のメモなので、かなり主観的なものになりそうです。
できれば、貴方の書くキャラ解説も見てみたいですね。
余裕があれば、でいいですけど。
ネットでD.C.Uのことを調べていますが……
やばい、被ってそうで危険だ。やはり実際プレイしないと……
>>571 見てきた( ゚∀゚)ノよぅ!めっさ乙です。
他の人のSSの設定分も整理されてるのね。
面白そうなんで、バトルスレ用SSのオレ設定も
ちょっと纏めて送ってみるよ。
574 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/09(金) 06:06:45 ID:neVMryEY
悲しいこと言うなよ・・・
『あのネコと…… 後編』投下します。
シリアスに突っ走ろうとしたら、シンとことり分が足りなくなった……
あるグゥレイトォ!な天気の日曜日。
俺たちは、うたまるの彼女の黒ネコの名前を決めるべく、
二年の月城アリスの家へと集まった。
アリスの家はこの島の中でも有数な名家で、その家はまさに『屋敷』だった。
赤い絨毯が敷き詰められた、長い廊下。そこを歩いているのは
イザーク、俺、そして執事の瀬場さんの三人。
瀬場さんは、以前海に行ったときに純一たちと一緒だったらしいけど、
こうして直接会うのは今回が初めてだった。この屋敷に入ってから、
瀬場さんとアリスちゃん以外の人物には会っていない。
でも……
「……うちのマスターとシホに会いたいと言っていたな。どうしてだ?」
「アリスお嬢様から評判を聞きまして……私は基本的には紅茶専門ですが
コーヒーにも多少は自信があるのですが、アリスお嬢様曰く
バルトフェルド様の淹れるコーヒーには、何か懐かしい味を感じるそうで、
是非ともその淹れ方を教授していただきたく思いまして。
ハーネンフース様へは……まあその、単純な好奇心でして。」
「誤魔化すな。ここまでこれば部屋の奴らにも声は届かない。
……もういいだろう。」
「はて、なんのことでしょうか?別に誤魔化してなど…」
「ふざけるな!俺たちが気づかないとでも思ったのか?!」
我慢しきれず、イザークが叫ぶ。まあ、シンの奴は気づいてなかったようだけどな。
「気配はするが姿が見えん。ここにいる奴らは……キサマも含めて、いったい何者だ。
ただのメイドや執事ではないだろ?」
この屋敷に入ってから感じる視線……しかしその当事者の姿はない。
姿を隠している。それも、ただ物陰に隠れているとかいうレベルじゃない。
そして感じる視線は、あまり友好的なものじゃあない。そこから感じられるものは、むしろ、敵意。
監視されている。この屋敷に入った瞬間から、俺たちは。何故か?
「純一に聞いたが……北欧の方で諜報部員をしていたらしいな。」
純一たちから聞いた瀬場さんの武勇伝。
曰く、シベリアの収容所から逃げ出したとか、
曰く、どこかの特殊部隊にいたとか、
この島の人たちにとっては、軽い冗談みたいな話だ。けど
実際にそういう場所にいた俺たちにはわかる。それが戯言じゃないことが。
瀬場さんから感じるその気配は、軍に身を置いていた者の気配。
そして、北欧といえば……ユーラシア連邦の勢力圏だ。
ユーラシアの軍部に身を置いていたということは……
「答えろ……キサマ、ブルーコスモスか?」
ブルーコスモス……元々は『自然に帰る』ことを目的とした自然保護団体だったのだが、
……ロゴスの仕業だろうか。『ジョージ・グレンの告白』以後、反コーディネーター組織へと変貌した。
最初はテロ組織だったのだが、ロゴスが本格的に関わるようになってからはその財力にものをいわせ、
大西洋連邦を中心にユーラシア連邦、東アジア共和国など地球連合各国に勢力を伸ばし、開戦。
プラントへの核攻撃、レクイエムによるビーム攻撃などもこいつらの仕業だ。
……まさに、コーディネーターの天敵。
停戦中の今でさえ、世界各地でテロを起こしている。そう、世界各地。
忘れかける時があるが、この初音島も、紛れもなく『世界』に含まれる。
いくら非戦闘エリアだからといって、コーディネーターに対する概念が薄いからといって、
ブルーコスモスによるテロが起こらないとは、誰にも言い切れないことだ。
その矛先は俺たちコーディネーターに向けられ、
そして、その親しき者達へと飛び火していく。
「ブルーコスモス、ですか。いやあ、久々に聞く名前でございますな。」
「はぐらかすなっ!俺の質問に答えろ。返答によっては…」
「戦いますか、この島で?」
「…っ!」
気配が、変わった。
隠していたものが、全面に押し出されてくる。
俺も、イザークも、思わず固まってしまった。
……なんつープレシャーだ。
「質問に質問を返して失礼とは思いますが、どうか答えてください。
もしブルーコスモスがこの島にいたら、お二人……喫茶店のお二人とアスカ様を含めて五人ですか。
あなた方は、そのブルーコスモスと戦いますかな?」
こちらの素性は、完全に把握しているようだ。
「……相手次第だ。俺は、むざむざ殺される気はない。」
「エルスマン様はどうお考えですか?」
俺にも振ってきた。まああんまり関わりになりたくない話だけど、
一つだけ、どうしても言わなければならないことがある。
「…まあ、とりあえず。先にトイレに行かしてくれないか?もうそろそろ本気でマズイんだ。」
「づぁ?!」
イザークが変な声をあげてコケた。
「キ、キサマ、空気を読んだから、とかじゃなくて、ほんとにトイレに行きたかっただけなのかっ!?」
「いやそういうわけじゃねえけどよ……自然の摂理だ、しゃあねえだろ。で、トイレ、何処?」
「すぐそこでございます。ご案内いたしましょう。」
「戦いたくはないね。」
トイレから出て、ディアッカの第一声がそれだった。
「確かに死にたくはねぇけどよ、でもこの島では戦いたくない。」
だってこの島、戦争とか似合わねえだろ?と続けた。
当然だ。別に俺たちは戦うのが好きで軍人をやってるわけではない。
……まあ昔は微妙なところだが、少なくとも、今は違う。
ましてや、こんな平和な場所に戦争を持ち込むようなことは、
もう、したくはなかった。戦争に関係ない者を戦争に巻き込むことは、
最低限、してはいけないことだ。そのための『軍人』なのだ。
「だからよ、できればこのままそっとしておいてくれないか?
眞子たちを戦争に巻き込みたくないしさ……
アリスちゃんもさ、ここが戦場になるなんてヤだろうしよ。」
「それでも、もし襲い掛かってきたら、どうしますか?」
「そのときは……まあ、潔くこの島、出て行くかな。
別れるのは辛いけど……生きてりゃまた会えるかもしれない。
……まあ、襲われた時点で、戦争持ち込んだってことだからさ、
俺たちにはこの島に戻る資格、なくなるだろうけどな。
なっ、だから頼む。俺としてはこの島離れたくないんだ。」
「残念ですが、その約束、受けることはできませんな。」
強烈なプレッシャー。そして、瀬場は、懐へと手を伸ばし…
「私はブルーコスモスではありませんので。」
取り出した白いハンカチでメガネを拭いた。
「フン、まあそうだろうとは思っていたがな。」
そもそも、本当にブルーコスモスならあんなまわりくどい質問はしない。
「なぜ俺たちを監視した?」
「まあ、念のため、と申しましょうか。ザフトの中にはナチュラルと見れば
見境なく滅ぼそうという者も……アリスお嬢様から話は聞いていたので、
お二人はそんなことはない、とは思ってはいたのですが……
気分を悪くしないでください、とは言えた義理ではありませんが……」
「いや、気にするな。こっちも同じようなものだ。」
地球軍の軍部に身を置いていたからといって、全員が全員ブルーコスモスではない。
戦争がしたいからとか、コーディネーターを滅ぼしたいとか、
そんな理由で軍に入った者も少なくはないと思うが、
純粋に、戦争を終わらせたいと思い軍に入る者だっている。
……むしろ俺たちは、瀬場のいうような考えを持っていたこともある。
もし、あのころこの島に来ていたら……あながち、杞憂でもない。
イザーク「ちなみに、俺たちを監視しているやつらは、あれも元軍人か?」
瀬場「いえいえ、彼女らは趣味でやっているアマチュアの諜報部です。」
ディアッカ「……ア、アマチュアの諜報部ぅ?」
瀬場「はい。詳しいことはお教えできませんが、二年ほど前から……
諜報部自体は、かなり昔から初音島にあったようですが。」
ディアッカ「マジかよ……初耳だぜ。」
瀬場「まあ、非公式な団体なので……趣味でやっているものなので、
実害は、あまり、無いようでございます。」
イザーク「……『あまり』、ということは少しはあるということか。」
環「大丈夫ですか、朝倉様?」
純一「あ、ああ……まったく、酷い目にあった。」
音夢「兄さんが悪いんですよ、メイドさんにはしゃぎすぎです。」
純一「んなこといっても、最近メイド分が足りなくて……ああ、二年前が懐かしい。」
杉並「サギーがいなくなってからたまに発症する朝倉特有の病気……
『ネコミミメイドシンドローム』っ!治療法はいまだもって確立されていない。」
純一「変な名前付けるなよ。」
ディアッカ「つーか、なんだそのネコミミメイドってのは?」
眞子「あっ、おかえりディアッカ。遅かったわね……って」
ディアッカ「ん?どうしたんだ、そんな拳に炎を纏わせぶげっ?!」
眞子「あ、あああああ、あんた!お姉ちゃんになんて格好させてるのよ!!」
ディアッカ「ま、まて、萌さんがどうかしたのかよ。俺は何も知らないぜ?」
眞子「……じゃあ、あんたの後ろにいるのは誰なのよっ!」
ディアッカ「はぁ?」
イザーク「俺たちの後ろ?」
萌「あ〜〜、やっと気づいてくれましたね〜〜」
イザーク「っな!?」
瀬場「おぉっ?!」
ディアッカ「グ、グレイトお?!」
眞子「な〜〜んでメイド服着用したお姉ちゃんが、後ろに着いてきてるのよ!
事と次第によっては、成層圏のかなたまで吹き飛ばしてあげるわよ……」
ディアッカ「い、いや俺は無実だ!マジで、今まで気がつかなかった!」
瀬場「うむむ……まったく気配を感じさせないとは。水越様も妹様に負けじ劣らず……」
イザーク「一体いつの間に……」
純一「萌先輩、GJですよ!さあ、あとはこのネコミミバンドをつければカンペぎぐおはっ?!」
音夢「い・い・か・げ・ん・にしてください!本気で怒りますよっ!」
ことり「あれ、本気じゃないんだ……」
シン「つーか、純一。そのネコミミバンド、一体何処から……」
萌「は〜〜い、今日の鍋はブルーベリージャムフォンデゥです〜〜」
眞子「なーんだ、これ作ってたんだー」
萌「はい〜。でも重くて、私一人じゃ持ってこれないので、
誰か呼びに行こう、と思っていたら、丁度廊下で話し込んでいた
イザークさんたちに出会ったので、頼もうかな〜〜と思っていたのですが、
声をかけるタイミングがなかなかなくてぇ」
眞子「ちなみに、その服はどしたの?」
萌「服が、汚れるといけないので、メイドさんに衣装を借りましたぁ。」
眞子「ふーんそうなんだー。ごめーんディアッカ、
アッタシの勘違いだったみたいー……許して?」
ディアッカ「もう少し、誠意こめて謝れ。俺、完全に殴られ損じゃねえか。」
杉並「それぐらいの攻撃避けれない貴様が悪い。もう一度修行をしなおせ!
まずは、両手でそれぞれで同時に○と△を書く修行っ!」
ディアッカ「何の修行だよ、それ。」
シン「じゃあ、おつかれさま〜」
ことり「ばいばいき〜〜んっ」
眞子「結局、名前決まらなかったわね。」
ディアッカ「まあ、鍋パーティに、なってた、からな、後半は。」
眞子「まっ、今までもネコ、ネコ、呼んでいたんだからそう困んないか。」
ディアッカ「ああ、そうだ、な。ところで、イザーク、もうそろそろ、交代、しないか。」
イザーク「さっき交代したばかりだろうが、軟弱者が。」
萌「ああ〜、そういえば、イザークさん〜?」
イザーク「ん?」
萌「あの時、廊下で言っていたブルーコスモス、ってなんですか〜?」
ディアッカ「あっ」
イザーク「……まあ、もしかしたらとは思っていたが、そうか、聞いていたか。」
眞子「ブルーコスモス……青い秋桜?」
ディアッカ「気にすんな、眞子には関係ない。」
萌「でも〜〜、確か、眞子ちゃんの名前、言っていませんでしたか〜〜?」
眞子「なに、アタシに関係ある話なわけ?ちょっと、教えなさいよ。」
ディアッカ「関係ねえし、教えられねえ……いや、だからそうすぐに拳に炎を纏わせるな。
こっちは超重量のウェイト持ってるんだぞ?」
眞子「だから一体どうし、ってこら!鍋ほっといて逃げるな!まて〜〜!!」
イザーク「……で、一体何処まで理解している?」
萌「さあ〜〜?ただ……」
イザーク「ただ?」
萌「ディアッカさんやイザークさんが、
私達のことを大切に思っていてくれていることは、わかりました〜〜。」
おわっとく。
オマケ1
ディアッカ「……ちなみにさ、瀬場さんはどうして軍に入ったんだ?」
瀬場「私でございますか?いやはやお恥ずかしいことではございますが…
小さいころから、スパイとか諜報部員というのに憧れていまして。
特に、小さいころテレビでやっていた『諜報部員大作戦』というドラマが…」
ディアッカ「あー……これ、ギャグだよな?」
オマケ2
イザーク「ちなみに、俺たちを監視しているやつらは、あれも元軍人か?」
瀬場「いえいえ、彼女らはアリスお嬢様が趣味で作ったメイド戦隊『ゴホウシスルンジャー』です。」
ディアッカ「……ご、御奉仕するんじゃー?」
瀬場「はい。詳しいことはお教えできませんが、二年ほど前から……
企画自体は、かなり昔から構想していたようですが。」
ディアッカ「マジだったら泣くぜ。」
オマケ3
シン&ことり「「セリフがすくなぁぁぁぁぁぁぁぁい!!」」
ジブネコ(…私の出番は?)
誰も望んでいないだろうけど、シリアスもどきです。
……シリアスにすると、シンとことり分が減るのは病気です(汗
北欧にいた瀬場とか、アメリカ(大西洋連邦)にいたさくらとか、
あと天枷研究所の関係者とか、杉並あたりぐらいでしょうか、
初音島でブルーコスモスとかの事情詳しそうなのは。
イザークは初音島で、そうとうフラグの立て逃げしてる気がする。
あと、登場当初からバレバレかもしれませんが、
あのネコの正体はジブリールの黒ネコです。
GJ!あのネコかよ!!
相変わらず二つの世界の融合ぶりがスゲェ
シンとことり分が少ないのは気になるけどGJ!
>質問に質問を返して失礼とは思いますが(ry)
これはもしやキラ・ラクスに対する皮肉?
>>582 ひょっとしてキラと吉良つながり・・・?
GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
やっぱジブねこだったか。シン(コーディネイタ)を嫌う所でピンと
きたよ。
場の空気が重いように、さくらには感じられた。
シンとアイシアが帰ってからずっと、音夢と黙ったまま二人で向き合って座っていた。
音夢は眼を閉じて、何も言わない。けれど、それがどこか怒っているような感じがした。
あんな言い方をしてしまったのだから、無理もない。
音夢が純一のことが好きだったということは、分かっている。小さい頃からずっと知っていた
想い。そして、さくらも純一のことが好きだった。二人とも兄である純一のことが好きで、
一時期はいがみ合っていたことさえあった。ほとんど家族と言ってもいいぐらいの関係なのに、
お互いが相手のことを疎ましいと、そんな風に思ってしまうぐらい。
そんな時に、二年前の事件が起きてしまった。あの事件以来、さくらは暫く初音島を
離れていた。それは、二人の邪魔をこれ以上したくない、純一は諦めて音夢に託した、
といった理由も含めて離れたわけだったけれど。
それ以上に、さくらはこれ以上音夢争いたくなかった。一瞬でも不快に思ってしまった
ことはあったとしても、それでも音夢のことは、本当は嫌いじゃなかった。本当は純一と
同じぐらい好きだった。
小さい頃からお互いのことをよく知っている、分かりきっている数少ない幼馴染で、
そして従姉妹なのだから。だから、音夢とこれ以上憎しみ合いたくなんてなかったから、
さくらは二年間島を離れていた。
けれど、寂しいという気持ちはいつまで経っても拭い切ることはできなかった。
二年の間いつもあの島で過ごした日々のことを想い出していた。楽しかったこと、
嬉しかったことなんかを。
二人に会いたい。純一や、そして音夢に会いたいという気持ちが堪え切れなくなって、
この間とうとう島に戻ってきてしまった。
けど島に戻っても、音夢は口を聞いてくれなかった。
やっぱり自分は音夢に嫌われているんだなと思い、それが分かるとさくらは無性に
悲しくなった。涙は出てこなかった。何となく、それが分かりきっていた反応だったから。
紅い陽が窓から差し込み、二人を照らしていた。段々と暗くなるのが早くなってきた。
これからはもっと早くなり、寒い季節になる。
この部屋もすぐに真っ暗になってしまう。電気を付けないと。そう思っているのだけれど、
足が動かなかった。
「・・・・音夢、ちゃん」
さくらはその重い空気に耐え切れず、恐る恐ると口を開いた。音夢は何も言わず、
眼を瞑ったまま黙っていた。
「その・・・・怒ってるよね?」
そんな当たり前のことを聞いてしまってから、さくらは後悔した。
「怒ってるか、ですって・・・・?」
その瞬間、音夢は眼を開いて睨むように見つめてきて、さくらもついたじろいでしまった。
「怒ってるに決まってるでしょ!!!」
音夢の怒気の含まれた一声に、さくらは下を向いて俯いてしまった。眼を、直視できなかった。
二年前にあんなことがあんなことがあり、先ほどそれを逆撫でしてしまうようなことを
言ってしまった。音夢が怒るのも無理はなかった。
それでも、謝りたかった。先ほどのことだけじゃない。今までのこと全て。
許して欲しいわけじゃない。ただ音夢のことが本当に好きで、大切な人だから誠意を込めて
謝りたかった。
「・・・・ゴメンね、音夢ちゃん」
やっとの思いで、それだけを小さな声でぽつりと呟いた。
「・・・・・」
「音夢ちゃんは、何も悪くないよね・・・・分かってる。二年前に、桜の木の魔法すらも
克服してお兄ちゃんのことを好きになったんだよね。そんな二人を、ボクは応援してあげたい」
それが今の本心だった。以前はともかくとして、今は本当に二人の仲を祝福したい。
「音夢ちゃんは、きっとボクのこと嫌いなんだろうけど・・・・二年前、あんなことがあって、
恨まれて当然なんだろうけど」
「・・・・二年前?」
音夢が訝しげな表情をしていたが、さくらはそれに気づかずに続けた。
「でもボクは、音夢ちゃんといがみ合いたくないんだ。ずっと、仲良しでいたい・・・・・」
二人の間に、自分の場所はないのだろうけど。それでも、陰ながらでも、傍にいたかった。
暖かいこの場所にいつまでもいたい、そんな想いを拭いきれずにいた。
「・・・・さくら?」
「勝手なお願いなんだろうけど・・・それでも、ボクは」
「何言ってるの、さくら!!」
音夢の声に、さくらは肩を揺らして再び驚いてしまう。
すると、次に音夢が意外なことを口走った。
「私は、そんなことで怒ってるんじゃないの!!」
「えっ・・・・?じゃ、じゃあ・・・?」
予想外の言葉にさくらは驚いて眼を瞬きさせる。音夢は怒ったような、それでも
真剣な表情で言った。
「また突然姿を消してたことを、私は怒ってるの!!連絡も入れずに、いつも突然
ふらっと消えて。二年前だってそう!!いつも・・・・いつも・・・・」
音夢は強張った顔から一変して、悲しげな表情を見せた。
「・・・・どれだけ心配したと思ってるのよ・・・・さくら」
「・・・・ね、音夢ちゃん・・・・っ!!」
突然音夢が立ち上がり、さくらの傍に寄ってくる。
何となく叩かれる、と一瞬思ってしまい、さくらは眼を閉じて俯いた。
けれど、さくらの予想に反していつまでたっても痛みがこないで、代わりに何か
包み込まれるような感触があった。とても暖かい。
静かに眼を開けると、音夢はさくらのことを抱きしめていた。
「・・・・・バカさくら・・・・本当に、バカなんだから・・・・」
音夢が、泣いていた。さくらの小さな肩に顔を埋めて。
泣きながら、抱きしめていた手にぎゅっと力が篭った。少し、痛いぐらい。
けれど不快な気分はない。決して離れないように。
その瞬間、さくらの眼からも熱いものが込みあがってきた。
「・・・・呼び方、昔みたいに呼び捨てに戻ってくれた」
「・・・・・」
「白河さんにも、そんな感じなんでしょう。本当、素直じゃないね・・・・音夢ちゃんは」
そう言った自分も素直じゃないな、とさくらは思って泣きながら苦笑した。
照れて自分の本当の気持ちを隠してしまう。
でも、そんな優しい音夢だからこそ、さくらも好きだった。
音夢の胸の中に、思いっきり寄りかかった。
懐かしい、桜の香り。
「・・・・バカ」
音夢が少し微笑んで、さくらの頭を愛おしそうに撫でた。
ようやくこの場所に帰って来れたんだと、実感できた。
ただ音夢×さくらが書きたかっただけです、深い意味はありません
次回はほのぼのから一転して暗いです
>>568 ちょっとネタバレしちゃいますと、今回ホーク姉妹はあまり活躍しませんw
まあ前ステージあれだけ活躍したんだから充分でしょう
レイは・・・・まあお楽しみということで
よし音夢がこのままさくらとくっ付けばすべてが丸くおさまるぜ
・・・とりあえずそれは置いといて、GJ!
591 :
あの人:2006/06/10(土) 08:22:34 ID:d7K5ix8T
>>589 相変わらずツンデレだw
次回、今度こそ魔法の話に突入?
>>581 >>584 実は、バトル保管庫29を読んだ影響もあります。
……バイオチップは埋め込まれていませんが。
どっかのブルーコスモスが必至で捜索中。
>>582 いえ、普通に。質問に質問で返すのは失礼だと思うので。
次はシンとことり分が多いSSを書く予定……たぶん。
>>583 ごめんなさい、そのネタわかりません(汗
>>589 GJ( ゚∀゚)ノよぅ!
初代さんは、そーいう感じのヤツ、“ふたり”っていうのを書くの
上手いなぁ。
今、無謀にもアイシアいない=S.S.のあと話版さくらと桜の木を
中心にした話を書いているけど、1人で勝手にプレッシャー!!
あっはっは。やべぇやべぇまぁいいや。
>>573 黒歴史を正史にされてお役御免となったことりと
キラの引き立て役として生かされ続けるシン
どっちがマシなんだろ・・・・・
DCSSの公式補完ルートとやらが出る可能性はほぼ無くなったが
あれ以上不幸話を作られる事も無くなったのでまだ幸せなのかもな
追加エピソードが作られるたびに格好悪くされるシンは
最終回で精神崩壊でも起こしてた方がマシだったのだろうか
TVはなかったことにして、と言われている劇場版次第じゃないかと。
さてと、S.S.のあと版、というか、基本的にアイシア居ないのが前提で
書いていたから、こんなのが出来ちゃうわけなんだけど( -∀-)ノよぅ
オレのも、まだ、さくらと遭遇してなかったんだよな。時間の流れが
ゆっくりすぎる。
なわけで、オレの方の、シンとさくら遭遇話。
――それは、枯れてしまった桜の木。他の桜の木が作る円形の広場の中央に、堂々と
生えている。
いつも、というわけじゃない。けれど1人のときは、そこに来ていた。常に桜が咲いて
いたという頃なら、いざしらず、今では物好き以外は近寄ってこない。そこは、誰にも
邪魔されないという点において、絶好の場所。
……のはずだった。
普段と同じように、桜の木に寄りかかって、桜色の携帯電話の液晶に映った思い出を
眺めていると、声をかけられた。顔を向けると、そこには、金色の長い髪を頭の左右一
箇所ずつリボンでまとめ、腰の辺りまで下げている、小学生の高学年くらいの姿をした
女の子がいた。
声をかけられるくらいなら別に不思議じゃない。ただ、その内容には首を傾げさせら
れた。
さくら「キミは、よくそこに来ているね。悪いんだけど、もう、その木に近寄らないでくれる
かい? 以前、“万が一”が起きちゃってね。誰かに居てほしくないんだ」
空の天辺のように青い目が、こちらを見つめていた。怒りとも取れる真剣な表情。
他の場所なら、素直に引き下がっただろうけれど、ここはお気に入りの場所だ。子供
だからって、大人しく明け渡してやれるほど、人間丸く出来ていない。
だいたい“万が一が起きた”って、何のことだ? そんな訳の分からない理屈で、立
ち去ると本気で思っているんだろうか。
シン「あんた、誰? 偉そうにしてるけど、何の権利があって、そんなこと言ってるの?
公園は皆のものだろ」
さくら「確かに公園は皆のものだけど。その桜の木はボクのものなんだ」
シン「証拠は?」
さくら「証拠?」
シン「この桜の木が、あんたのものですって書かれた証明書でも、証人でもいいから出して
くれる?」
さくら「それは無い。もう居ないって言った方が正しいかな」
この身でハッキリ感じる事実。聞いていいことじゃなかったみたいだ。
シン「……ごめん」
さくら「いいよ。それより、こっちの要求、その桜の木に近寄らない、飲んでくれるかい」
シン「ヤダね。第一、“万が一”ってなんだよ。ここに居たら何が起きるって言うんだ」
はぁっと、ため息をした女の子。こればかりは仕方ないか、と呟き、さらに不可解な
ことをいった。
さくら「キミが寄りかかっている、その桜の木は魔法の木なんだ。人の純粋な想いに反応して
奇跡を起す。基本的に、所有者以外に反応することは、万に一つもないんだけど、一
は一だったんだ。それは起こった。だから、二度と、そんなことが起きないように、
誰も、この木に近寄って欲しくないんだ」
シン「“人の純粋な想い”って、何さ」
さくら「そうだね。例えば、人を好きになる気持ちかな。そういう強い想いに反応するんだよ」
シン「人を好きだと思うような強く純粋な気持ちねぇ。恋も知らないような顔をして何言っ
てるんだか」
さくら「あるよ。もっとも、ボクの恋は、bittersweet memories ではなかったけどね」
意外だったのは、彼女が恋をしていたことではなく、それを語った顔つきが大人びて
いたこと。それで、緩んでいた気持ちが彼女への興味として収束した。
この女の子は、いったい何を経験したんだろう? それを聞く前に、彼女は質問してき
た。
さくら「キミの方こそ、恋をしたことある?」
最近、ことりにも同じことを聞かれたっけな。そのときは、同僚のことを思い出した。
あれは傷の舐めあい。“現代社会の恋”なんて言い方も出来るようだけど、今、話して
いる恋は、そういうのじゃない。それこそ、青春ってヤツだ。
“悪かったね、ありませんよ”と答えるつもりで口を開こうとした瞬間、女の子の虹
彩が一層、深い青色になった気がした。その真ん中にある黒丸には、この体に沈み込ん
でいる鈍く暗い想い、心のクレバスに落ち込んでいる儚い記憶が見えているように思え
た。
女の子の視線が入り込んでくる錯覚と同時に浮かび上がってくる記憶。ある女の子と
の思い出。
それは切ない。それは哀しい。
あのとき助けたかった。あのとき助けられなかった。
この記憶は忘れられない。この記憶を忘れさせてくれない。
この想いを忘れてはいけない。この想いを忘れたいとは思わない。
出来れば、そのまましまっておきたい。なるべく触れないで欲しい。
そんな記憶。
『それは恋だ』と言われれば、そうかもしれない。けれど、その記憶は、我が身を切
り裂くほど辛いものだ。軽々しく人に話せるものじゃない。
なのに、いつの間にか、それは喉の所に来ていた。でも、その思い出を形に出来るほ
ど、自分は強くなかった。
言葉にすれば、きっと、一音一音で喉が焼け付くような息苦しさを覚え、肩からぶら
下っている腕が痺れだし、地面に接しているはずの脚を見失い宙に浮く感覚に陥るだろ
う。
頭が重力に引かれだし、体はそのまま屑折れ、涙腺が必要以上に水を出し、眼球を溺
れさせるだろう。
だから、女の子の問いに何も答えられず、ただ立っていた。加えて、視線は彼女から
逸らすように、地面の方へ吸い込まれていた。
さくら「……sorry. 聞いちゃいけないことだったみたいだね」
売り言葉買い言葉のような問答だったはずなのに、女の子は素直に謝ってきた。しか
も、大丈夫?と心配してきた。声に出さなければ、まだ平気だと想っていたのだけれど
今この時点において、すでにヒドい顔をしているんだろうか?
マズイ。こんな小さな女の子に慰められるような、この雰囲気はマズイ。話を元に戻
さないと。
シン「いや、オレの方こそ悪かった。でも、この木が魔法の木だ、なんて言われてもねぇ」
そう、ぼやく言葉に、頭を悩ませる女の子は、あることに気がついた。彼女の視線の
先を見てみると、この広場の端に、もう1人、役者が来ていた。腰まである長く赤い髪
をした、自分の知る人だった。
それは、とある放課後の帰り道。私の友達、みっくん、ともちゃんと一緒に歩いている
ときのこと。
みっくん「そういえば、前から疑問に思ってたんだけど」
ことり「何でしょう?」
みっくん「どうしてシン君は私たちがいるときは、ことりと一緒に帰ろうとしないのかな」
ことり「それは、二人がシン君を弄り回すからじゃないかなぁ」
ともちゃん「私は、私らと一緒じゃないときでも、揃って帰らないことの方が気になるけどね」
ことり「う〜ん。1人でフラフラする方が得意な子っているよね。シン君って、どうも、そう
いうタイプみたいなんだよね」
みっくん「言われてみれば、そんな感じかな。皆と居ても、真ん中より隅っこに居て、様子を
伺うような……」
ともちゃん「誰かが話しかけないと、ずっと1人で自分の世界にいるような感じ?」
みっくん「男の子には、よくあるし。それほど不思議なことじゃないよね」
ことり「ほほぅ、みっくんが言うと含蓄あるね」
ちょぉ〜っとイヤらしい笑みをする私。と、反撃してきた、みっくん。
みっくん「それは置いといて。ことり、このままでいいの。このままじゃ、誰かさんの時みた
いになるかもしれないんじゃない?」
当然のことながら、この二人は“白河アスカちゃん計画”なるものを知らない。だか
ら、今の私とシン君の関係が、例の2年間のようにも取れるかもしれない。
その件とは状況が確実に違う、とはいえ、“白河アスカちゃん計画”を阻む=シン君
に彼女が出来る、という事態は不都合なわけで。その点においては、この会話に訂正を
入れることなく続けることは何の違和感もない。でも、二人を騙しているみたいで気が
引けるのも事実。
ことり「……多分、大丈夫。うん、大丈夫」
いつか、ちゃんと話せる日が来るのかな。
ともちゃん「そんなこと言って。ほら、天枷っていう後輩の女の子と彼、仲良いそうじゃない」
ことり「シン君と天枷さんは、そういうんじゃないよ」
本当に、そういうのじゃなかった。友達というと、少し違う感じもするけれど。天枷
さんに、それ以上は無かった。私も忘れられない切ない事件。
みっくん「その子に限らず、意外と人気あるよね、シン君」
ことり「……そうなの?」
ともちゃん「あの無害そうなルックスと、どこでも弟君な性格が一部のマニアに大ヒットして
ファンクラブがあるって、噂だけど」
ことり「いつのまに、そんな……」
みっくん「ほら、ウカウカしてられなくなったでしょ?」
確かに、事態は思ったより、動いているみたい。
ともちゃん「そうだね。今日、シン君は、どこにいるのか。ことり、知ってる?」
ことり「私と居ない時は、大抵、桜公園にいるよ」
みっくん「どうして分かるの?」
ことり「そこで、よく会うって、天枷さんが言ってたし」
ともちゃん「また、天枷さん? 本当に大丈夫なの?」
ことり「大丈夫です。たまたま行動範囲が似通っているだけだよ」
というより、学園から見た家の方向が同じだから、ってだけなんだけど。私の考えと
は別に、二人は、それが一番マズイと言い出して、三人で桜公園に行くことになった。
さて、桜公園についたはいいけれど、どこから探せばいいものやら。桜公園にいるの
は知っていても、シン君が、そこで何をしているのかまでは聞いていない。
仕方ないかな。二人から、“また?”って言われそうだけど、まずは、行動が丸分か
りで、非常に見つけやすいある人物を探してみることにした。彼女なら知っているかも
しれない。
美春「ほぇ? アスカ先輩の居所ですか?」
屋台のチョコバナナを食べている天枷さんを見つけた。天枷さんは、難しい顔で、ち
ょっと悩んで一言。
美春「白河先輩にだけ、ということであれば、お教えしますけど」
どういう意味なんだろう。みっくんやともちゃんに知られてはいけないほどの何かを
しているってことだよね。
美春「大それたことじゃないんですけど。あまり知っていいことでもないですから」
天枷さんは、シン君から聞いて、それを知ったのではなく、桜公園を散歩している内
に、たまたま、それをしているシン君を知ってしまった、と教えてくれた。多分、秘密
にしていることなのでは? とも。でも、私になら教えても多分問題ない、と言ってく
れた。
みっくんとともちゃんには、ここで、ごめんなさいをして、さよなら。報告するしな
いは、ことりの判断に任せる、と二人は言ってくれた。ホントにゴメンね。
天枷さんが教えてくれた場所。枯れた桜の木がある広場。開けた場所は、まるで、そ
の木が主というように、周りの木々は遠慮して、距離を置いているみたいに見えた。
枯れた桜の木のもとに人影が二つ。黒い髪の少年、あれはシン君。それに、もう一つ、
小柄で、金髪のツインテールの少女。あれは――。
ことり「芳乃さん?」
二人に近寄っていった。すると、芳乃さんが話しかけてきた。
さくら「白河さんは、この彼と知り合いなの? 今、彼が白河さんを見て“ことり?”って、
言ったんだけど」
ことり「うん。シン君は、今、私の家で預かっているんです」
さくら「また、居候か」
シン「悪かったね、居候で。で、“また”って何さ」
さくら「ああ、ソレは、こっちの話だよ。気にしなくていい」
その言葉に素直に反応して、シン君は不機嫌そうな顔をして見せた。
ことり「えっと。ねぇ、シン君、何の話をしていたの? 差し支えなければ私にも教えて欲
しいな」
シン君は不機嫌な顔のまま、左手の親指で桜の木を指して返事をした。
シン「んん。ああ、魔法の桜の木なんだって、コレ」
さらに、芳乃さんを人差し指で指し直して、
シン「……とコレが申しておりました!」
と、ふてぶてしい態度を取っていた。芳乃さんは、シン君の態度は無視して、私に向
き直った。
さくら「こうなっちゃったから、言うけれど。いや、白河さんは信用できるから言うことだと
キモに命じてくれるかい? この話はthe maximum secretだ」
誰にも言ってはいけない大切な話をするのだな、と分かり、私は覚悟を決め、強く頷
いた。それを受けて、芳乃さんは話を続けた。
さくら「今聞いた通り、この木は、他の桜の木と違う、魔法の桜の木なんだ。人の純粋な気持
ちに反応して、時には細やか奇跡、時には大それた奇跡を起す。2年前、桜が、年中
咲き続けていたのも、この木の性なのさ。今は枯れているけど、この木は死んでいる
わけじゃない。誰かの願いに反応して、咲くこともある。そのときこそ魔法が発動し
ている証なんだ。もう、ボク以外に反応するなんて、滅多にないことなんだけど。
“万に一つ”も、起き得る一つの可能性であることが、以前、証明されてしまってね。
だから、anxious elementは排除して起きたいんだ」
ほら訳がわからないだろ、とでもいうように、薄ら笑いを浮かべてシン君は私を見た。
芳乃さんは、さらに、こう付け加えた。
さくら「“2年前までの白河さん”には、分かるよね?」
それは、読心能力を持っていた私のことを指して言っているのだと思う。この際、彼
女が、それを知っていることが何を意味するのか、は置いておいて、考えてみた。
新しい家族の気持ちが分からず泣いていた、小さかった自分に、いつのまにか身につ
いていた、読心能力。それは、2年前の桜の木が枯れてしまう頃に、消えていった。
桜が咲いていること、それが魔法発動の証というなら、桜が散ることは魔法の停止を
指す。それなら、確かに辻妻が合う。
今まで考えたこと無かったけれど、この魔法の桜の木が、私に、あの力を与えていた
んたんだ。芳乃さんを見た。彼女は静かに頷いた。
ことり「芳乃さんの言うことは、本当だよ。私も思い当たることがある」
ことりまで、と不満げなことを言うシン君だったけれど、私の真剣な顔を見て、ため
息をつき、
シン「ことりが、そういうんなら、この子の話、ホントのことなんだ」
と渋々認めていた。逆に、そのやり取りが芳乃さんには不思議だったみたい。
さくら「あれ? 白河さんの言うことは、あっさり信じるんだ」
シン「ん? ああ、ことりは冗談ばっかり言うけど、こういうときは嘘なんて言わない」
さくら「ふ〜ん、白河さん。彼は、本当に、ただの居候なの?」
ことり「今のところは、そうですよ」
さくら「“今のところ”ね。とりあえず、彼の態度の悪さは何とかした方がいいんじゃない?」
シン「はぁ? 何言ってんだよ、あんたは」
ことり「ごめんなさい、教育中です」
シン「ことりまでぇ」
ことり「“ことりまでぇ”じゃないの! シン君、礼節とか気配りとか、全っっ然! なって
ないッス。最近、私がシン君に会えたのは、シン君が立派な大人になれるように、教
育するためなんじゃないかって、思えてきたくらいだよ!」
それを聞いて、シン君の眉毛は元気の無いハの字に、芳乃さんの眉毛はあざ笑うよう
に弧を描いていた。
すると、思い出したように、シン君が、突然こんなことを言った。
シン「あ、そういえば純一もコレを魔法の桜の木だって言ってたっけ? すっかり忘れてた」
ことり「朝倉君が?」
さくら「お兄ちゃんが?」
シン「まぁ、いいか」
さくら「“まぁいいか”って、It isn't good not to speak!」
ことり「芳乃さん。その件は、あとで朝倉君に聞けばいいことですし。今は聞かないでくれま
せんか」
朝倉君が、桜の木の秘密を言ったのには、それなりのわけがあるのだと思う。そして、
シン君の“それなり”は、今、シン君が右手に持っている、あの桜色の携帯電話。天枷
さんが言っていたシン君の秘密も、それだと思った。
いくら秘密を聞いたからといって、あれは初対面の人に気安く話せるの思い出じゃな
いよね。だから、そのことは後回し。芳乃さんは私の申し訳なさそうな顔を見て、ため
息一つで承諾してくれた。
でも、もともと、本題は、そこじゃない。
さくら「とにかく!これが魔法の桜の木だと分かったのなら、この木には近寄らない。いいね」
シン「何も起きはしないと思うけどな」
さくら「起きてからじゃ遅いんだよ」
シン「……でもさ、魔法なら、もう手に入れているよ」
さくら「何だって? いったい、どんな魔法を手に入れたって言うのさ」
その言葉に芳乃さんの血の気が下り、顔色を青くした。そして、表情が険しくなった。
彼の返答しだいでは、その身を裂くことすら厭わないような怖い顔。
芳乃さんとは正反対に、穏やかな顔をしたシン君は、無邪気さいっぱいの明るい声で、
こういった。
シン「みんなに会えたこと。出会いの奇跡だって、魔法でしょ」
その視線は、空の晴れている部分を眺めていた。皆の顔でも見ているのかも。すごく
穏やかな雰囲気。
芳乃さんは、というと、張り詰めた空気の膜に小さな穴が開いたみたい。ゆっくりと
険しい表情は崩れ、鳩が豆鉄砲を撃たれたときのような顔つきになっていった。
シン「……それに、オレの願いは、魔法なんかじゃ叶わないよ」
視線を空から手元に移したシン君は、寂しそうな声で桜色の携帯電話を見つめた。今、
シン君の心の中は、どうなっているんだろう。心を読めたら? ううん。シン君が、い
ずれ話してくれるまで待った方がいいよね。
驚いた顔をしていた芳乃さんは、また、ため息を一つ漏らした。そして、何かを諦め
たような、それでいて、優しく慰めるような、そんな雰囲気で喋った。
さくら「キミは、魔法を心底信じていないんだね。多分、奇跡すらも。分かった。いいよ。キ
ミが、この桜の木に来ることは許してあげるよ」
シン「え? ホントに?」
今までの嫌悪感のある雰囲気は、吹き飛んで、軽く心地よい風が三人の間を通り抜け
た。
さくら「本当だよ。魔法を信じていないキミなら、桜の木のプロテクトが破られることも、魔
法の発動も有り得ないだろうし。好きなときに、好きなだけいるといいよ」
シン「ありがとう、……えっと、芳乃さん?」
さくら「“さくら”で良いよ」
シン「分かった。Thank you! さくら」
さくら「You are welcome. シン」
何が可笑しかったわけでもなく、青空と枯れた桜の木のもとで、三人は笑っていた。
シン君が、今日はいい、というから、もう帰ることにした。
これで、この件は、めでたしめでたしと、いきたかったんだけど。芳乃さんとの別れ
際、こんな会話をした。
シン「ことりってさ。顔が広いと思っていたけど、こんな小さな子とまで知り合いだったん
だ」
ことり「小さな子?」
さくら「生憎だけど、シン。ボクはキミと同い年くらいだよ」
シン「な〜に言ってるんだか。子供が背伸びするもんじゃないよ」
ことり「シン君。芳乃さんの言っていること、本当だよ」
シン「嘘!?」
ことり「信じられないのも無理はないけど……」
シン「証拠を見せてもらおうか」
そのときのシン君の顔は、未だかつて見たことの無いような好奇心と熱意に溢れたも
のだった。
さくら「うにゃ〜〜。証人じゃダメかな。白河さんの他に、お兄ちゃんとか音夢ちゃんとかい
るけど」
シン「ダメだ。みんなで嘘付いてるかもしれない。そうだ。さくらは、どこに住んでるんだ?」
ことり「シン君も行ったことある場所だよ。ほら、朝倉君の家の隣。いかにも日本家屋って感
じの、あの家」
シン「どうして教えてくれなかったのさ」
ことり「? どうしてって? なんかシン君、変だよぉ」
シン「なぁ、さくら。家の人は? 何人で住んでいるんだ?」
さくら「ボク、ひとりだけだけど」
シン「それは危険だ。ことり、オレ、今日は、さくらの家に泊まるよ」
ことり「え?」
シン「さくら。証拠の話は、一緒にお風呂に入ったときにでも、ゆっくり……」
そのとき、たまたま持っていた英和辞書を、某変態君の後頭部のちょっと下、頭と首
の付け根の所目掛けて、斜め上からフルスイングで叩き込んだ。冗談だったのにぃ、と
呟きながら倒れていく、某変態君。とても冗談を言っているような顔つきには見えなか
ったんだけど。
さくら「苦労してるね、白河さんも」
ことり「こんな苦労は初めて知りました」
今日、一番のため息が漏れた。
手に入れた魔法・終
シンはステラに恋をしていたんじゃないか?と言っていた方へ。
こんなん
>>599で、どうだろう。
( ゚∀゚)ノのは基本的に1話完結だからちゃんと
完成するのかハラハラする事がないので安心
どこへ向かってるのか知らんがことりがシンを
女の子にすることに成功したら完結?
それともDCSS繋がりで乙女はお姉さまに恋してる編へ続くのか?
608 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/11(日) 22:17:52 ID:+iv5adqo
GJです!しかし白河アスカちゃん計画か・・・
乙女はお姉さまに恋してる編もシン・アスカがD.C.のヒロインだったら、も
見てみたいですけど・・
そろそろ容量がヤバイな
…いつも作品を投下している職人さんたちGJ!!
いつも楽しく見さしてもらってます。
メぇぇぇ〜〜〜リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!!
ひゃーーーはっはっはっはっはぁーーーーっ!!
//〈
/7 l _,、
_ , -,- 、' ⌒ヽ , -‐ '´ヽ  ̄/
/ ヽィく ノl l l 丶 ゝー '´
l } ヽ ノ;:;j | , . <ヽ ヽ/
ヽ_ ノr_}.}〈:;;;;;,)__〉1 ヽ l /
l l `;::。`→x'。:/l_l`ヽ',l_/
ィ、_ l}`l" フT⌒T,j‐ ヽ',l
λ ! `´ }¬ヾ/. ./ノ| j l
hヽ, ,,..ヽ _ノ、\  ̄,イー '´ !
.| ヽ -‐''''' ‐く ヽ ニー`彡' l
| `< ヽ ノ7
|_ ,,,.. _ `l i ,'´ 丿
〃´ ` ヽ〕 r=,l | ,, ‐''''''‐‐ 、 h 亅
. / | || ||h ___ | ,.ク ̄
/ _ 丱 h´ 「;;;;;;;;:>__ノ=='´
!/ `丶r'ミヽヽ_ r - '´ ヽ /
/ >r‐'´ '  ̄ ̄ `ヽ_j_,,,.. -rヽ
l // '  ̄ ̄ ヽ Y-= >'
612 :
あの人:2006/06/12(月) 18:37:28 ID:Gz0RN+sA
>>606 GJです!
シン、ファンクラブなんぞあったのか。
って、杉並達のシミュレーションがっ
>>609 今のところ、『アニメキャラ総合』に
【D.C.】シン・アスカと白河ことりが交流するスレ 7【S.D.】
もしくは、シン・アスカと白河ことりが交流するスレ 7
で立てる、という感じにまとまっているんでしたっけ?
今から立てに行きましょうか?
>>614 乙です( ゚∀゚)ノよぅ!
>>607 無限巡回型だから、どこいくか考えてないけど、EDねぇ。
構想上と自己満足用(どっちにしろ書ききってない)で、現在以下の二つのED分岐
があるにはある。
・ことりの本計画 ことりちゃんハーレムED計画に桜の魔力が加わって大騒ぎに
なり、魔王ことりとシンが闘う 「桜の木大暴走 ことりVSシン」
・スレ的に色んな意味で禁断だから投下不能の恋話「伝えたい言葉(美春ルート)」
まぁ投下するとしたら上だろうけど。でも、ことりが臨界に達さない限り無いなぁ。
つまり、今のところ、EDの予定は全く無い。
──ずっと昔、小さい頃は人と話すのが苦手だった
シンなんかは意外だ、とでもいうかもしれないけれど。ことりも、今では自分でも不思議だと
あの時のことは思えるぐらい、苦手だった。
苦手というより、分からなかった。人が何を考えているのかが分からなくて、自分以外の
人間がどこか遠くに感じられてしまう。その気持ちが、堪らなく苦痛だったことだけは、
今でも鮮明に覚えている。
ほかの人間の頭の中、考えていることなんて覗けるはずもないのに、その人の
全てを知ろうとするその愚考。全てが分かってから人と人との付き合いは始まるものだと
思っていた。実際にはそんなことは不可能なのに。けれど、それを望んでしまった。
そしてその願いは、人の心を読むことのできる力を手に入れることになった。
桜の木に、そう願ったのだ。
それ以来、その力は確かにことりにとって欠かすことの出来ない力となった。
しかし二年前、その力が突然消えてしまった。まるで、最初からそんなものは
存在してなかったかのように、跡形もなく。
暫くの間は無くなったショックから深く気落ちしていたものの、純一のお陰で何とか
元気を取り戻すことができた。
それから、考えた。魔法は本当に必要なものなのかということを。
困っている人間を助けてくれる力、それにどれほどの価値があるのか。
魔法に頼りすぎてしまった人間は、その力が突然消え失せてしまった時には
どうすればいいのか分からなくなり、自分を見失ってしまうのではないだろうか。
事実、自分がそうであったから、その時の心境というものがどのようなものなのか
分かっているつもりだった。
アイシアは、そんな魔法の力を望んでいる。
ことりとしてはどうすればいいのか、迷っていた──
部屋の前まで来てみたが、人の気配がしない感じがした。
アイシアは中にいるのだろうかとことりは疑問に思ったが、とりあえずノックをして
みることにした。
「アイシアちゃーん、中にいるのー?」
しばらく待っても返事が返ってこないので、ことりはどうしようかと迷った。
何となくドアノブを捻ってみると、鍵がかかってないことが分かった。少し躊躇して、
けれどやがて意を決してドアを開けた。
部屋の中は真っ暗だった。うっすらと闇の中に、アイシアはいた。ベットの上で膝を
抱えて丸くうずくまっていた。
ttp://vista.xii.jp/img/vi5012254452.jpg ことりは小さく溜め息をついて電灯をつけた。途端に部屋に明かりが灯る。
「・・・・電気、つけないでください」
しかしアイシアが俯きながら、小さく呟き明かりをつけるのを嫌がった。
「でも・・・・」
「・・・・・」
ことりはアイシアの言う通りに、再び電灯を消した。部屋が再び真っ暗になる。
こんなに暗かったら、気分まで暗くなってしまいそうだった。
「アイシアちゃん」
ことりがアイシアの横に腰をかけた。アイシアは反応しない。
「・・・・・・」
暫く無言のまま、時が過ぎていく。
アイシアは今何を考えているのだろうかと、ことりはふと思った。
魔法のこと。さくらのこと。それとも、あの桜の木のことを。
魔法の力でみんなを幸せにしてみせる。それが彼女の想いであり、願いであった。
ただそう言うと、確かに響きは良く聞こえるかもしれないが。
けれど全員が全員平等に幸せになれるなんてことが、現実問題できるはずがなかった。
アイシアの主張は現実性のない盲目的なただの夢物語にすぎないのかもしれない。
だけど。
アイシアの頭に触れると、アイシアが僅かに反応を示した。
ことりはそのままアイシアを慰めるかのように頭を撫でた。
ただ一途にみんなの幸せを願っている彼女を、どうして非難をすることができるのだろうか。
小さく丸まっている姿が、ことりにはその姿はとてもか弱く見えた。純粋で、壊れやすくて、
ちょっと触れてしまうだけで崩れて消えてしまいそうな、そんなアイシア。
そんなこと、できるはずがない。この子を責めるなんてことは、絶対にできない。
「・・・・魔法は」
俯いたまま、アイシアがぽつりと呟きことりははっと我に返った。
「魔法は、みんなを幸せにできるんです・・・・」
「・・・・・」
「なのに、どうしてさくらは・・・・」
アイシアが顔を上げた。暗くて見辛いけれど。泣いていたのだろうか、目元が少し
潤んでいた。
「私は、間違ってるんでしょうか・・・・ことり・・・・」
アイシアにそう尋ねられた瞬間、ことりは不意に遣る瀬無い気持ちへと駆り立てられた。
罪悪感にも似た、そんな気分。
ことりはアイシアを抱きしめて静かに呟いた。
「・・・・そうだね、アイシアちゃんは間違ってないよ・・・・間違ってなんか、ない」
耳元で繰り返しそう呟く。
アイシアにではなく、まるで自分に対して言い聞かせるように、ことりは何度も言った。
「・・・・こ、ことり・・・・?」
アイシアが少し驚いたようにことりの名前を呼んだ。
アイシアのことを信じてあげたい。このか弱い少女の支えになってあげたい。
そう願っているというのに、どうしてもその一歩が踏み出せなかった。
彼女を信じきれない。どうしてなのだろうか。
ふと昔を思い出した。それほど遠くない過去。未だ、あんな出来事に拘っているというのだろうか。
あれは自分のことを想ってくれてのアイシアの行為だというのに。
傷が、ことりが自分で思っている以上に深いものなのかもしれない。
もう傷つきたくないと、本能的に拒絶してしまっているのか。
「ことり・・・・・」
ことりに頼りすがるようなアイシアの声。
ことりは、それに言葉で応えてあげることができなかった。言葉の代わりに、ことりは
ぎゅっと抱きしめていた手に力を込めた。
アイシアちゃんは悪くない、確かめるようにことりはその言葉を反芻させる。
暗い部屋を出ると、そこで運悪くシンと会ってしまう。シンはことりの表情を見ると
怪訝そうな顔をした。
「顔色悪いな、ことり・・・・?」
ことりは顔を反らすと、小さく首を振って何でもないと小さな声で答えた。
シンの横を通り過ぎようとした時、一度立ち止まって耳元で囁いた。
「・・・・アイシアちゃんの傍に付いててあげて」
「えっ」
「アイシアちゃん、寂しがり屋さんですから・・・・」
そう言って、シンに背を向けて階段を降りていくことり。
またシンに頼ろうとしている。何でもかんでもシンに押し付けて、自分はただ傍観しようと
してしまう。
そんなに自分の身が大切なのか。そんなに傷つきたくないのか。ことりは自問した。
彼女を支えてあげることができるのは、自分しかいないというのに。
そんなどうしようもない愚かしい自分の性が、たまにどうしようもなく嫌になってくる。
それでも、傷は痛むのだ。
次回からまたギャグパートに戻ります
絵というものはその人間の性格を実に顕著に映してくれますね
俺の場合は・・・・線が実に汚いです。ペン入れしても汚いですw
大雑把な性格が反映されてるんでしょうね・・・・細かい部分を描くのも苦手です(ノД`)
>>614 お疲れ様です、移転ですね
すっかり仲良しさんかと思いきやまだ完全に許していたわけじゃ
無かったのね…ことり&アイシアがちゃんとメインヒロインとして
扱われている話が読めそうなので期待してます。GJ!
GJ!
傷跡ってやっぱり、スタッフの間でも色々あったという第15話のことかな…
ことりにもトラウマが出来てたんか…
623 :
367:2006/06/13(火) 23:53:48 ID:+N3bIsZ9
とりあえず続き。キャラが違うんじゃないか?っていわれても困ります。ゲーム買ってませんから。
??「で、なんで倒れてたんだ?」
シン「それが………よくわからないんだ。気が付いたら倒れてて………」
??「記憶喪失か?何か自分を証明するような物持ってないか?」
シンはポケットの中を探した。別に記憶喪失と言う訳ではないが、思い込みという恐ろしい可能性があるので一応従う。
シンは携帯電話と財布とナイフと拳銃をポケットから取り出した。
シン「これくらいしかないな」
??「なんかヤバイ物があるように見えるが………気の所為だよな」
シンの取り出した拳銃は勿論本物である。デスティニーガンダムにのって思い付きで初音島に来てしまった為、持っていたのだ。
初音島にはありえない現象が多いので護身用に持ち歩いていた。杉並あたりにすられる方がかなり恐いが。
シン「モ、モデルガンに決まってるだろ!が、学生の俺が日本に持ち込めるわけないだろ!!」
??「まあ、そうだよな」
シンはなんとか誤魔化そうとしたがバレバレだった。しかし、運がいい事に義之は気がつかない。
その時未確認生命体が急接近してきた。それは風のような速さで拳銃を奪い取っていく。
不思議さん「……………」
シン「なんだよあれは!」
義之「俺に聞かれてもなあ」
誤魔化したとはいえ本物の拳銃をほっぽいておく訳にはいかない。シンは不思議さんを追うことにした。
シン「待てーー!!」
義之「何処いくんだよ」
シンは不思議さんの後を追う。義之もその後につづく。だが、不思議さんは速かった。
シンは足には自身がある。若干16歳とはいえ、コーディネーター+軍人と言う補正が入っている。
それでも不思議さんには適わない。そもそも不思議さんの足が速いのか?という疑問もあるが猫なので速い事にしておこう。
シン「あいつ速過ぎたろ」
義之「お前も十分速い……」
シンの後を追い掛ける義之ついてくるのが精一杯。特別足が速い訳ではない。普通の中学生だ。
それでも100mを10秒で走れず、50mを10秒で走るさくらよりは速いが。
義之「モデルガンくらいほっぽいておけばいいだろ……」
シン「プ、プレミアがついてるんだ。あれは」
義之「そんなもの持ち歩くなよ…………」
と会話を交わすが、どんどん二人の差は開いていく。勿論不思議さんとシンの差も開いていく。
差がどんどん開いていくものだから当然シンは不思議さんを見失ってしまった。
シン「ちぃ、何処行ったんだ」
シンは辺りを見回したが、不思議さんの姿は何処にも無かった。
辺りの確認を完了した後、不意に後ろから物音がした。
義之「ま、待てよ………何でそんなに体力が続くんだ………」
それは追って来た義之だった。シンのぺースがあまりにも速かった為もう疲れ果てていた。
シン「一応元軍人だからな。体力には自身があるんだ」
義之「軍人って………お前何やってたんだ………」
シン「これでもザフトでエースパイロットやってたんだぜ」
義之「ザフト………。?。何処だ、そこって」
シン「ザフトはザフトだ。月は何処って言っているようなものだぞ」
義之「ザフトなんて聞いた事すらないんだけど」
シンはわからなかった。何故、義之がザフトを知らないのかが。義之も理解できなかった。ザフトとは何かが。
何故お互いがこれを理解する事ができないのか?これは世界観に問題がある。
実はこの世界、一応2053年であるがこのスレの基本世界であるDCSDの世界とは一切繋がっていない。
かといってオリジナルのDCと同じ世界でもない。いや、基本はDCUの世界だが………どう違うかはお楽しみで。
まあDCSDの世界は平行世界からヒナもやって来たりしてるんでそんなもんだと思ってくれれば十分っす。
シン「そんな事よりあいつが掻っ払っていた銃は何処だ」
義之「見つかる訳ないだろ………もう手がかりすらないんだぞ」
二人が会話をしていると後ろの草群からがさごそと音がした。
あまりに不自然なタイミングだった。作者の都合のように。(実際そうだが)
その気配は明らかに動物の物ではない。人間のみが発する気配だった。
シン「誰だ!」
草群からは青い瞳を持ち、金色の長い髪を携えた小さな少女が出てきた。それは正しく………
??「誰だとは失礼だよね、君は。ところで義之くんはりまお見なかった?」
シン・義之「「さくら!」さん」
さくら「そういえば君は誰?うちの学園の生徒じゃないよね」
シン「俺はシン・アスカ。一応元軍人」
義之「桜公園の樹の下で倒れてたんだ。記憶がはっきりしないって言ってたから気になって」
さくらは少し考えた顔をして………
さくら「じゃあ家に来ない?記憶がはっきりする迄いてもいいよ」
この言葉はシンにとって嬉しい誤算だった。今日は行くところはなかった。金もないし、寝泊りするところもない。
ならどうしたらいいか。住み込みのバイトか野宿くらいしかないだろう。
しかし一日やそこらでバイトなど簡単に見つかるはずもない。薬の実験なら簡単に大金が手に入るが、保証人がいなければ部屋も借りられない。
これはシンにとって天の助けだろう。断れるはずが無い。
シン「ありがとう。さくら」
さくら「そのかわりボクの事は『さくらさん』って呼ぶ事。これでも60半ばなんだから。後は色々話を聞かせてくれればいいよ」
シン「わかった………って60!!」
年齢を聞いたシンは驚いた。ありえないと。目の前の少女はどうみても小学生だ。しかし元の時代でさくらを見ているから高校生と言われても違和感はない。
ただ、さくらはすでに60半ばと言う。もはや若いという次元じゃない。化け物だ。
シン「不老不死の薬でも飲んだのか?」
さくら「そんな物は存在しないよ。後これからは年齢の話は禁止ね。レディの前では失礼だよ」
こうしてシンは芳乃家にご厄介になる事になった。続け
例によって気が向いたら続きます。まぁこのくらいというありえない遅さですけど
626 :
あの人:2006/06/14(水) 00:30:54 ID:aLpce7FZ
>>620 GJです!
15話というと……焼きそばサラダ見つけた後の
エプロンを乱暴に放り投げ→帽子を鷲掴み→
振り返らずに家を出て→震える声でアイシアとやりとり
……確かに、ここまでことりが怒っているときは、
アニメじゃ他になかったな……
>>625 50年後の方だったのか、ってか不思議さんw
自分も、レビューとかしか見てないんでキャラがよくわからないです。
でも、義之とシンは何となく近いイメージがあります。
……というか、義之の設定見てるとどうしても、保管庫40とか、
まとめサイトの世界設定考察の3つ目とかが頭に……
あああ〜またトラウマがフラッシュバックしてきた・・・
「笑顔」と「飾りのない仲」を書いてくれた初代氏への
恩義は忘れませんよ・・・
631 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/14(水) 20:06:23 ID:/k5F8BEv
>>623GJです!2のキャラと絡むとは新感覚です!
他のキャラと会ってシンがどうリアクション
とるのかも楽しみです!
ことりとかもこの世界に来るんでしょうか?
シン「結局、未だ大した成果も現れず。にも関わらず再度突撃を試みようという
アイシア嬢でありました」
アイシア「何冷静に説明口調で言ってるんですか、シン!!」
シン「だってなぁ・・・・昨日だって実際さくら全く相手にもしてくれなかったじゃないか」
アイシア「さくらも頑固なんです!!魔法の一個や二個ぐらい、ぽぽいと教えて
くれてもいいのに」
シン「・・・・まあ、確かに頑固そうだよな。さくらは」
(昨日、ことりは俺にアイシアの傍に付いていて欲しいと言ってきた。以来
何だかことりはアイシアに疎遠になった気がするけど・・・・まあいい、
ことりにはことりの考えがあるんだろう。俺はことりに言われなくたって
アイシアのことを絶対に見放したりなんかしないさ・・・・!!)
「で、今日もまた頼みに行くのか?」
アイシア「勿論です!!レッツラゴーです!!」
シン(今朝からアイシア、やけに元気に振る舞い過ぎてるな・・・・)
(・・・・やっぱ寂しいのかな、ことりと話してないのが)
ことり(シン君とアイシアちゃん・・・・今頃芳乃さんちに行ってるのかなぁ・・・・やっぱり
ちょっと心配)
(ピンポーン)
ことり「あ、はーい。どちらさまですかー」
(・・・・あら?)
(ガチャ)
??「・・・・・」
ことり(うげっ・・・・な、なんでしょうか・・・・このあからさまに怪しい人は・・・・何で
どこぞのRPG風な全身フードを被ってるのでしょうか)
??「・・・・君に尋ねたいことがある・・・・」
ことり「は、はぁ・・・・?」
??「この写真に写っている男を知っているか?」
ことり「(どこかで聞いたことのある台詞回しっすねぇ・・・)どれどれ・・・」
「・・・・あ、シン君だ・・・・それに、アスランさんもルナマリアさんも映ってる・・・・」
??「知っているのか!?」
ことり「え、ええ、まぁ・・・・」
??「今どこにいる!!!」
ことり「え、ええっと・・・・今はちょっと出かけていまして」
??「何!?くっ・・・すれ違いになったか・・・・」
ことり「あ・・・・ちょっと待っt・・・・」
(・・・・行っちゃった・・・・やっぱシン君たち、変なことに巻き込まれそうになってる・・・・
心配だなぁー・・・・)
【シン、アイシア さくらの家に向かう】
【ことり 怪しいフードの男と遭遇】
【時刻は午後を過ぎた頃】
遂にあの男が出やがった。
てっきり桜の木の下から発掘されて出てくる
と思ってたがなんか重要なイベントが裏で起こってるのか
やっと来たか!あの男。オレはお前を待っていた。
GJです!!!!
>>どこぞのRPG風な全身フード
これってキングダムハー(ry
違ってたらすみません。
637 :
あのアニメ:2006/06/15(木) 23:48:17 ID:8qIDkIa6
GJです!
でもあの男って、ことりと面識があったような……
あっ、女には興味がないのか。
まぁ、なんとなく書いてみたくなったってヤツなんだけどさ。
以下の三点を満たさない人は、回避する方が無難( -∀-)ノよぅ。
・現在テンションが、とにかく高い。どんなにつまらないギャグでも大笑い出来る。
・しょうもないネタ・くだらないネタで延々と会話が出来る。
・話につながりや流れが全く無い、突発的なネタフリでも平然と話を合わせることが出来る。
とにかく初めの何行か読んで、合わないと感じたら即行止めた方がいい。そのままのノリで最
後までいく。あと、シンとことり出番無い。
639 :
大人の宴:2006/06/16(金) 01:50:09 ID:2o+Srgd3
注)以下の内容は酔っ払いの会話です。
――初音島の、ある飲み屋にて。
クルーゼ「かんぱ〜い!」
ムウ「乾杯!」
クルーゼ「しかし、なんだな。貴様と私が、こうして肩を並べて飲むことになろうとは。ムウ・ラ
・フラガ」
ムウ「というか、生きて再会するとは、思わなかったぞ。ラウ・ル・クルーゼ」
クルーゼ「それは、お互い様だろう。まぁ、過去のことは、スッキリ水に流して。今日は吐くまで
飲むぞ」
ムウ「いいけどさ。年寄りが、あんまり無理するなよ」
クルーゼ「生憎だが、この島に来てから、テロメアの短さは克服してしまったよ」
ムウ「それって、克服出来るものなのか」
クルーゼ「噂だが。私の純粋な気持ちに桜の魔力が反応したらしい」
ムウ「なんだ? そりゃ?」
――で。
クルーゼ「ップハァッ! ことりタン最高〜!!」
ムウ「やっぱ、お前も、そう思う? いいよなぁ、あの子」
クルーゼ「2年前、ヤキン・ドゥーエから初音島に流れ着いたおかげで、私の人生はスッカリ変わ
ってしまった。あんなに憎かった世界が、ことりタンがいるだけで、バラ色になったのだ
からな」
ムウ「ホント、すっげぇ変わったよな。まさか、あのラウ・ル・クルーゼが海岸のゴミ拾いを
して、市から表彰されているとは、予想もしなかったぜ」
クルーゼ「まぁな。私はただ、ことりタンのいる島を綺麗にしよう、と思っただけなのだがな。島の
海岸線一周を毎日掃除していたところをTV中継されてしまい、よもや全国から“ゴミ拾
い仮面おじさん”と親しまれ、応援の手紙までくることになるとは思わなかったさ」
ムウ「オレ、そのとき記憶無くって、放送中はラウ・ル・クルーゼだって分からなくて流し見
してたんだけどさ。たまたま、ソレをキラがベータに撮ってて。……最近、見たんだよ」
クルーゼ「そいつは光栄だ。というか、キラ君は、今時ベータなんて持っているのか。相変わらず、
有ってはならない存在だな」
ムウ「……で、お前がさ。TVのインタビューで堂々と、『ラウ・ル・クルーゼといいます。以
前は、MS乗りだったんですけど……』って言っている姿見たときには、茶ぁ吹いたぞ」
クルーゼ「嘘ではないだろう?」
ムウ「そういう問題じゃねぇよ」
ガララララ……
暦「なんだ、もう、やっているのか。少しは待ってくれてもいいだろうに」
昭島「こんばんわ」
640 :
大人の宴:2006/06/16(金) 01:51:30 ID:2o+Srgd3
クルーゼ「やっと来たか」
ラウ「何? この二人も呼んでいたのかよ」
暦「問題でもあるのか?」
ムウ「いや、問題なんてないけどさ。どういう集まりだ?」
昭島「白河ことり好き好き倶楽部・大人の会ですよ」
クルーゼ「まあ、そういうわけだ」
ムウ「ちょっと待て。昭島は違わなくないか?」
暦「そうなのか?」
ムウ「だって、コイツ、わざわざ朝倉音夢を助手に連れて来た男だろ。まともに考えたら、音
夢狙いじゃんか?」
クルーゼ「そういえば、結局、良い兄ちゃん止まりの変な役柄だったな」
昭島「簡単なことです。音夢くん狙いできたはずが、何故か、ことりくん萌えになっていた。
これが初音島の神秘ってヤツですかね」
暦「私のことりが可愛いだけさ。まぁ、そんな話は後だ。とりあえず乾杯しようか」
クルーゼ「では、ことりタンのために!」
暦「ことりのために!」
ムウ「ことりちゃんのために!」
昭島「白河ことりくんのために!」
「乾杯!」
――で。
暦「……と、そんなわけで。私のことりは可愛いんだよ。分かるかぁ、そこ!」
ムウ「ことりちゃんがいい、のは分かるよ。でもさ。オッパイは水越萌だよな」
クルーゼ「貴様、何を言っている。ことりタンのオッパイを超えるものなど存在しないさ」
ムウ「はぁ? 何言ってんだよ。オッパイは大きくてナンボだろ」
昭島「あのぉ、雪中梅、お願いします」
クルーゼ「は! これだから。所詮、息子は父親を超えることなど出来ないというわけだな」
ムウ「あんだと〜!! て〜か、貴様から生まれた憶えはないぞ」
クルーゼ「産んだ憶えもないわ!」
昭島「それより、お二人さんに、指摘しておきたいことがあるんですけど。良いですか」
ムウ「ん? オレ達、何か変なことを言ったか?」
昭島「こういう説があるんです。天然物は、ひらがなで“おっぱい”、人工物は、カタカナで
“オッパイ”」
クルーゼ「…………本当かね」
暦「今、さらっと言ったけど。そんなのどう言い分けるんだ?」
昭島「そうですね。愛情を含んで言うのが“おっぱい”、欲情を込めて言うのが“オッパイ”」
暦「……発音の仕方の違いで、説明してくれないか」
昭島「“い”の音を抜くように言うのが“おっぱい”。全体を“オ”と同じ音程で平たくハッ
キリ言うのが“オッパイ”です。まぁ、柔らかく言おうとすれば自然と“おっぱい”に、
かたく言おうとすれば“オッパイ”になります」
暦「後半、抽象的になっているんだけど?」
クルーゼ「ふむ。では、ことりタンのは天然物だから、おっぱイか」
ムウ「酔ってんじゃねぇよ。オっぱいだろ」
昭島「外国の方には難しいですかね。ボクに続けて発音してみてください。
ことりくんのおっぱい」
クルーゼ「ことりタンのおっぱい」
ムウ「ことりちゃんのおっぱい」
昭島「いいですね。では、もう一度。こと……」
暦「バカ話はおいといて。ことりの可愛さ。分かったか、お前ら」
クルーゼ「バッチグー!」
ムウ「肌年齢が古いのは知ってるけどさ。頼むから、死語、使うなよ」
クルーゼ「では、頼みたまえ」
昭島「バッチグーを使わないでください。よろしくお願いします」
暦「あんたが頼むのか」
641 :
大人の宴:2006/06/16(金) 01:52:34 ID:2o+Srgd3
ムウ「そうだ。オレ、思ったんだけどさ」
暦「どうした?」
ムウ「今さらだけど、教職員免許取ってみようかと思うんだ」
クルーゼ「何だ? 貴様は取っていなかったのか?」
ムウ「ちょっと待て。貴様、持っているのか」
昭島「意外ですね」
暦「免許をたくさん取る人というのは、いるにはいるが。何でまた、教職員免許を」
クルーゼ「いや何、ずば抜けた空間把握能力があるとはいえ、ナチュラルである私がプラントで
生きるには並々ならぬ努力というものが必要なわけでね。とりあえず、片っ端から、
色々な物に挑戦してみたわけだよ」
ムウ「だからさぁ、何で教職員免許なんだよ」
クルーゼ「自分が上の人間になったとき、何か不自然な教え方があって、ナチュラルとバレたら、
バカバカしいと思わないか」
暦「言っていることは理にかなっているように聞えるが。考えすぎじゃないのか?」
昭島「顔の洗い方でスパイとばれてしまうという話もありますし。徹底的にやるに越したこと
はないんじゃないですか」
ムウ「教え方の違いって何だよ。チョークの持ち方か?」
暦「チョークに持ち方なんてないだろ。投げ方の方じゃないか」
昭島「投げ方って、それこそ自己流なのではないですか?」
クルーゼ「ところがあったのだよ、プラント流の投げ方が!」
ムウ「まぁ、それは、ともかくさ。オレ、先生になってみようと思うわけ。それも風見学園の
せ・ん・せ・い」
暦「却下だ」
ムウ「何でだよ。女生徒に囲まれつつウハウハして、おまけに、ことりちゃんゲットの何が悪
いんだ?」
昭島「フラガさん、本音と建前が逆になっていますよ」
ムウ「酒飲んでるんだから、当然だろ」
クルーゼ「貴様は、しらふでも似たようなものだろう?」
暦「そういえば、フラガ。あんた、女いるんじゃなかったか?」
ムウ「問題ない。大人の男は間口が広いんだよ」
昭島「何を言っているんですか。問題大有りですよ。冬の制服は、長袖半ズボン白の靴下で、
それ以外はマフラーと手袋の着用のみ可、コートもジャージも不可だった小学生の頃、
校則に載っていないという理由から、全生徒の中で唯1人だけオーバーニーソックスを、
もちろん半ズボンとソックスの間に肌が見える仕様で履いて、学校に通っていたけれど、
その価値が全く分からなかった少年時代くらい、問題ありますよ。お蔭で自分の家に、
当時の写真が一枚もないという有様」
暦「あんた、理系だろ? そういう訳の分からない例えは、止してくれないか」
クルーゼ「コート不可とは、ずい分と昔のことのようだが。そもそも誰の話かね、それは?」
642 :
大人の宴:2006/06/16(金) 01:54:01 ID:2o+Srgd3
ムウ「けどさ。なんか、くやしくネ?」
昭島「何がですか?」
ムウ「なんつーかさ、ことりちゃんがふるっていうなら分かるんだよ。まあ。朝倉純一ごとき
に、やる気もないけどぉ。ことりちゃんの魅力に揺るがないって、有りえなくないか」
クルーゼ「ふっふっふ」
昭島「おやおや、何かを知るような不敵な笑みですね」
暦「あんまり本編に触れるのも、どうかと思うがな。とりあえず、何を知っている?」
クルーゼ「簡単なことさ。ことりタンと朝倉純一がくっ付かなかった理由は、私が邪魔したからだ!」
ムウ「爆弾発言っつーより、電波だな」
昭島「でも、クルーゼさんは、2年前から島民だったわけですよね。時間的には可能ですよ」
暦「時間的に可能でも、ソイツはD.C.S.S.出てないじゃないか」
クルーゼ「だから、D.C.S.S.が始まるまでの2年間、邪魔をしていて……」
ムウ「あのさぁ、だったらS.S.に出てない理由は何だよ」
クルーゼ「海岸掃除に決まっている! 夏はこれから、という時期に休めるわけがなかろう」
昭島「あの〜、邪魔するって、どういう風に邪魔をしていたんですか?」
クルーゼ「くっ付かないようにと、お百度参りを」
ムウ「電波じゃねーか」
クルーゼ「この際だからハッキリ言っておくがね。私は、あのシン君も許した憶えはないんだよ」
ムウ「オレもないぞ」
暦「私もだ」
昭島「すいませーん、久保田、追加いいですかぁー」
クルーゼ「まぁ、ぶっちゃけ? この世界観ならば? ことりタンとぉくっつくのはぁ……私だ!」
暦「勝手なことを抜かすな! ことりは私のことりだぞ!!」
ムウ「いや、あんた。旦那と娘がいるだろ」
暦「1に娘、2にことり、旦那は4番だ」
昭島「3番は、誰ですか」
ムウ「自分だろ。つーか、旦那、4番かよ」
暦「旦那にはバットを振るってもらわないといけないからね……なぁ〜んて」
クルーゼ「あっはっは。オヤジギャグならぬオバンギャグか?」
暦「十度、死んで来い!!」
……しばらくお待ちください……
暦「……ごめん。ギブアップ。疲れた……」
昭島「生き返るって便利ですね。衝動で殺しても事件にならないんですから」
ムウ「その突っ込み方も、どうかと思うが。よく生き返れるよな、ラウ・ル・クルーゼ」
クルーゼ「言っておくがな。生き返るのではない。死んでないのだ! ムウ・ラ・フラガ」
昭島「そうですね、すみませんでした。とりあえず、左右の胸郭骨の間を通り抜けている竹串
を引き抜きますよ」
クルーゼ「よろしく頼む。自分でやると、肩が抜けそうな感じになって、難しいのだ」
ムウ「なぁ、その斜めに入っている感じの串。左肩の所から右下の肋骨の辺りに抜けてるやつ?」
昭島「この左円錐靱帯結節の辺りから右第十一胸椎と第十二胸椎の間を抜けているコレのこと
ですか?」
ムウ「ソレソレ。そんな長い串、ドコにあったんだよ」
暦「目の前にあるだろう?」
ムウ「違う違う。そういう意味じゃなくてさ。どのメニューの串だりょ」
クルーゼ「だりょ?」
暦「フッ。…だりょ?」
昭島「ふふふ。『だりょ』ですか」
ムウ「ああ、うるさいな。いいよ、もう!」
643 :
大人の宴:2006/06/16(金) 01:55:09 ID:2o+Srgd3
暦「話を戻すが。とにかく、私は、ことりを誰かに譲る気など全く無い! ことりは一生、
私のものだ!!」
ムウ「そんなお義姉さんの理屈ぅ」
クルーゼ「ソレが人だよ、ムウく〜ん」
ムウ「いや〜ん、クルゥゼくんの……」
昭島「ウザイんで止めてください。酒が不味くなります」
暦「ことりが欲しければ、私を倒してからにするんだな」
ムウ「言っとくけど、オレ寝技は大得意だぜ」
暦「そっちの“倒す”じゃない。やっつけるの方だ!」
クルーゼ「ネタにマジレスするものではないな」
昭島「そういえば、マジレスって、元はイマジネーションレスの略だったそうですね」
暦「麻雀で勝負だ!」
ムウ「空間認識能力のずば抜けているオレ達のイカサマ、見抜けるのかぁ」
昭島「ですから、本音と建前が……」
クルーゼ「理系君。イチイチ、細かいことを言うものではないな」
暦「そんなわけで。勘定を、よろしく勇気!」
クルーゼ「あばよ、涙」
昭島「逆ですよ。あばよ涙、よろしく勇気」
ムウ「だから、細かいって。流せよ」
暦「移動するぞぉ」
クルーゼ「ドコに行くのかね?」
暦「天枷研究所だ。レッツゴー三匹ぃ」
昭島「四人です」
クルーゼ「流せないのか、理系君は!?」
ムウ「とりあえず、ここはオレが持つよ」
昭島「お義姉さんへの得点稼ぎですか」
ムウ「お前が払いたいんなら、止めないけど?」
クルーゼ「ちなみに私は財布を持ち歩かない主義だ」
暦「聞いてないぞぉ」
……………………で。
暦「お〜〜い、早くしろぉ」
クルーゼ「何を手間取っているんだ、ムウ・ラ・フラガ」
昭島「もう、4分32秒立ちましたよ」
ムウ「待てってぇ! ……だぁかぁらぁ領収書じゃなくて、請・求・書。……そうそう。で、
請求先は、ラクス・クラインに」
大人の宴・終
644 :
まとめの人:2006/06/16(金) 02:11:13 ID:imUWy40/
ごめん、更新サボリすぎてた・・・orz
>>638 GJ!
くだらないと思いつつもちょっと笑ってしまった
GJ!!ワラタwwwww
なにやってんだクルーゼさん
>>638 GJ!すげえ笑ったw
>まとめの人
更新乙!
シン「着いたな」
アイシア「・・・・(ドキドキ」
シン「・・・・」
(ぽふっ)
アイシア「えっ・・・・シン?」
シン「心配するなアイシア。まずは誠意を持って話せば、さくらもきっと分かってくれるって」
アイシア「・・・・・はい。では」
(ガタガタ)
アイシア「あれ?」
シン「どうした?」
アイシア「鍵かかってます」
シン「・・・・留守、かな?」
アイシア「どうしましょう、シン」
シン「そうだなぁ・・・・」
音夢「あら・・・・シン・アスカ、それにアイシア」
アイシア「あ、音夢」
シン「よう」
音夢「さくらちゃんの家の前で何をしてるんですか?また勝手に上がってお茶でも
失敬するつもりですか」
シン「さくら知らないか?」
音夢「家にいないんですか?そういえば・・・さっきどこかに出かけて行ったような気が・・・・」
シン「やっぱいないのか」
アイシア「シン、とりあえず近くを歩きましょう。そのうちばったり会うかもしれませんし」
シン「そうだな、待ってるのも退屈だし。行くか」
音夢「・・・・シン君!!」
シン「ん?」
音夢「・・・・さくらは、ああ見えても凄く傷つきやすいんです。あまり無理強いは
させないでください」
シン「・・・・・」
音夢「もしさくらを傷つけるようなことをしたら・・・・本気で怒りますよ」
シン「・・・・心配するなって、女の子を傷つけるような真似、俺がするものか」
音夢「・・・・」
シン「んじゃ、またな」
アイシア「・・・・・シン」
シン「ん、どうした?」
アイシア「女の子には優しい、そのシンの女の子好きの性格も、案外悪くない
かもしれませんね♪」
シン「なんだ、今頃気づいたのか、デヘヘ♪」
アイシア「・・・・まぁ、それにも限度というものがありますが(ちょっとおだてたらすぐこれです・・・」
ことり「あら・・・・?」
純一「やほー、ことり・・・・」
ことり「珍しいね、朝倉君がうちに来るなんて」
純一「ああ・・・・ちょっと水でも一杯頂けたら嬉しい・・・・」
ことり「んー、どうしたの?まぁどうぞ、あがってあがって」
ことり「はいどうぞ」
純一「すまない・・・・ことり・・・・・」
「・・・・うっ、うう・・・・」
ことり「うげっ!?な、なんでそこで突然泣くの・・・・」
純一「い、いやことりがあまりに優しくてつい涙が・・・・」
ことり「ほ、本当にどうしたの?」
純一「いや、音夢に家を追い出されて・・・・しばらく森で野宿してた」
ことり「の、野宿ですか!?・・・そ、それはまぁ、大変でしたね・・・・
また音夢さんを怒らせるようなことを言ったんじゃないですか?」
純一「全然身に覚えがないってば!!ちょっと音夢の様子がおかしかったから、
つい一言言って・・・・あれぐらいのことでここまでしなくても・・・・」
ことり「(また余計な一言言ったんですね、朝倉君は)おかしかった?」
純一「何でも、昨日美春の悲鳴が聞こえたやら、金髪のなんたらがどうとか」
ことり「は、はぁ・・・・何だかよく分かりませんが」
(でも、さっきもおかしな人が尋ねてきたし、やっぱ変なことが起きてる・・・・
シン君たち巻き込まれてないかなぁ・・・・何だか不安になってきた・・・・よーし)
純一「あ、ことり・・・・?」
ことり「ゴメンね、私ちょっと出かけてくるから。朝倉君はうちでゆっくりしていってくださいね」
純一「い、いやでも」
ことり「大丈夫、話し相手は私の代わりにお姉ちゃんがいてくれるからね♪」
暦「うむ、教師と生徒水入らず。ゆっくり勉強の話でもしようか?」
純一「('A`)・・・・・・」
ことり「じゃ、後ヨロシクねーお姉ちゃん。行ってきまーす」
暦「ああ、行ってらっしゃい」
純一「・・・・今日は厄日か・・・・」
【シン、アイシア さくらを探しに街を歩く】
【ことり シンとアイシアが心配になり後を追う】
【純一 暦と一緒に個人授業を開始】
>>627 今回、それよりもっと凄い百合分を書く予定ですのでw
やっぱ百合が好きなんだろうなぁ、自分は。男であるシンの立場はどうなっちゃうのか
>>634 一応これまで目立ってなかったので、それなりの活躍はする予定です
あとデス種からあの魔王の登場も考えていたり・・・・w
>>636 いや、違います
特に元ネタはないですね、そのまんまです
おお、出るんですか…さて赤い彗星か教祖様かどっちかな〜?
百合好きならアカイイトってゲームがマジオススメ。
GJ!
魔王って・・・やっぱキラ倒しちゃったから
責任持ってシンが議長と戦ったりするのだろうか
ミーア「・・・・うーん、この辺りにいると思うんだけどー・・・・」
アイシア「あ・・・・シン、あれって」
シン「あっ、ラク・・・・じゃなくて、ミーア?」
ミーア「あら、シンじゃない。ハロハー♪」
シン「何やってるんだ、アンタ?プラントに戻ったんじゃなかったのか?」
ミーア「あたしは今ある極秘任務に携わっていて、この島である探し物をしてるのよ。
だから、ここであたしを見たことは他言無用よ♪」
シン「極秘任務?けどその格好はどう見ても・・・・」
ttp://vista.xii.jp/img/vi5063627799.jpg アイシア「・・・・ただ観光で来たとしか思えない格好ですよね・・・・」
ミーア「あたしも一応超有名人でしょ。だから、一種の変装みたいなものよ。
あのラクス・クラインがまさかこんなラフな格好をして辺鄙な島に来てる、なんて
誰も思わないでしょ、どう♪」
(くるん♪)
シン「・・・・あー、まぁいいんじゃないか?」
アイシア「・・・・シン、鼻の下伸びてますよ」
シン「ばっ!?す、少なくともこんなでか乳には萌えないぞ、俺は!!」
ミーア「誰がでか乳よ!!!」
シン「・・・・ま、まぁ、それはいいとして。なんでアンタがそんなことをしてるんだ?
アンタ一応プラントの歌姫だろう」
ミーア「・・・・あー、実は私、この間ミネルバに臨時配属にされちゃったのよね・・・・」
シン「いっ!?マ、マジか・・・・?」
ミーア「マジマジ・・・・この間のサポーターとして意外に役に立つって言われて、アスランに
急遽無理やり登用。議長もアスランの近くにいる方がいいだろうってことで
承諾しちゃって。今はあの赤毛の子、いたじゃない?その子の代わりに
オペレーターに転属にされたの・・・・」
シン「赤毛って・・・・メイリンのことか。今なにやってんだ、アイツ?」
ミーア「最近はもうずっとアスランが付きっ切りでMS演習・・・・それも超スパルタの」
シン(・・・・災難だな、メイリン)
ミーア「アスランは何だかあの子を育てるのに熱中しちゃってて・・・・何を考えてるんだが。
だから今前線にはハイネ一人で頑張ってもらっちゃってるんだけど・・・・
まぁハイネ一人でも充分ミネルバは支えられているんだけどね」
シン「さすがハイネだな・・・・」
ミーア「でもさすがにそれじゃ体裁がまずいということで、アスランに代わる人材を・・・・」
シン「人材?」
ミーア「・・・・あーなな何でもない何でもない!!極秘事項よ」
シン(・・・・俺のことじゃ、たぶんないよな?)
ミーア「別にアナタのことじゃないから安心しなさい。本当はアナタに戻ってきてくれれば
それが一番手っ取り早いんだけど・・・・。私が捜している人がたぶんこの辺りに
いるはずなんだけど・・・・それが全然見当たらなくて」
シン「ふーん・・・・まぁ適当に頑張ってくれ。んじゃ」
アイシア「・・・・シン!!(グイッ」
シン「ぐえっ!?え、襟を引っ張るなアイシア!!」
アイシア「何言ってるんですかシン、困り人です!!ここは私の魔法で見事その捜している
人の場所を当ててみましょう」
ミーア「魔法?何だかペテンっぽいわね」
アイシア「魔法の力は偉大です!!いきますよ、メイクミラクル以下省略!!(ピカッ」
シン「へっ、どうせまた棒倒しだろ・・・・分かってるn・・・・・」
アイシア「どちらにしようかな、てんのかみさまの」
シン・ミーア「・・・・・・」
アイシア「いうとおり♪あっちです!!!」
ミーア「ウソくさー・・・・」
アイシア「そんなことありません!!これは探索魔法の一種で今指先に全魔力を集中させて
対象の在り処を探り当てたのです!!!」
ミーア「そ、そうなの・・・・?」
アイシア「はい!!これで前回にもバナナを落とした女の子も見事バナナが見つかったと
感謝していました」
シン「・・・・美春は死んだだろう、お前のせいで」
ミーア「へ、へぇー・・・・そう言われると何だか凄いように聞こえてくるわね」
シン「ってまた信じちゃってる人がいるし・・・・」
ミーア「分かった、試しに行ってみるわね。ありがとう、グッバイ♪」
シン(・・・・ミーアの向かって行った先は・・・・海の方角か・・・・まぁ、相当のバカじゃ
なければ引き返すだろうな・・・・)
アイシア「はぁ・・・・また今日も一人お助けしてしまいました・・・・♪」
シン(また今日も一人犠牲者か・・・・)
アイシア「さぁシン、早くさくらを捜しちゃいましょう」
さくら「・・・・はぁ、またそうやって無闇に魔法を使ったの?」
シン「って、さくら?」
アイシア「い、いつの間に!?」
さくら「何となく嫌な予感がしたんだけど・・・・まぁ案の定ってところだね」
アイシア「あ、あれのどこが悪いって言うんですか!!困ってる人を助けていいこと
したじゃないですか」
さくら「悪いよ、充分」
シン「すまんなアイシア・・・・・こればかりはさくらに同意するしかないぞ・・・・」
さくら「まぁ、立ち話も何だし、歩きながらお喋りしよっか」
【シン、アイシア さくらと合流、そのまま桜公園の方へと】
【ミーア 海に向かって入水?】
一応ラフな格好なイメージです・・・・服はよく分かんないですw
線が薄すぎてミーアの☆がー・・・・
>>651 体験版やりました
感想、アニメ化決定!!
>>652 ちなみに、魔王とはミーアのことじゃないですよ
議長出すと冗談にならないような気がするので
まあ残ってる人でおおよそ見等はつくでしょう、登場はしばらく先の話になりますが
GJ!
しかしさくらよ、「どちらにしようかな(ry)」程度の事さえも許さないか
つーかアイシアがやるとホントに魔法になるのか
GJ!ミーア萌え。
パイロットが一気に三人も抜けてミネルバの人材不足が深刻なようで
しかし体験版でそれだと本編やったら映画化決定まで行っちゃいそう
明日は6月20日か
660 :
あの娘:2006/06/19(月) 23:13:31 ID:th7+5C/V
ある晴れた日曜の昼下がり。音夢さんに、捕まりました。
「えぇっと……もう一度言ってもらえますか?」
「はい……あの、白河さん。
白河さんに似た親戚の方とか、この島に来ていませんか?」
「……親戚、ですか?」
遠くの村に従姉妹はいるけど、私にはあまり似ていない。
けど、似ている娘なら……一応、外を出歩く時は変装しているらしいけど、
あの娘は私を元に作ったロボットだから、変装しても
変装した私か、私のそっくりさんだと思われてしまう。
音夢さんが見たというのは……おそらくバードちゃんだ。
「……約一名、心当たりがありますけど、その娘がどうかしたんですか?」
「っ……」
音夢さんの表情がが曇った。目が泳いでいる。
……音夢さんがこういう表情をする時は
「もしかして……朝倉君のことですか?」
「ぅええっ?!な、なんで白河さんがその事を……
まさか、白河さんって……エスパー?!」
「心を読めなくてもわかりますよ。」
音夢さんが落ち込むことといったら、9割、朝倉君のことだ。
でも……そっか。バードと朝倉君かぁ……
「何が、あったんですか?」
「それが……さっき、買い物をしていたら……」
「していたら?」
「兄さんが……兄さんが白河さんにそっくりな娘と、
仲良さそうに歩いていたんですっ!」
「えっと…………それだけですか?
道端でキスしていたとか、押し倒されたりしてたとかは?」
「キ、キス?!そ、それに押し倒しって……
兄さんがそんなことするわけないじゃないですかっ!!」
バードならするかもしれない。
バードは私のデータから作られた。ただ、天枷教授の元にいた時に性格が変わった……
というか、箍が外れている。だから、私が朝倉君のことを好きだった気持ちが
バードのデータに反映されているとしたら、朝倉君を押し倒すぐらいのことはするはずだ。
でも、それをしなかったとすると、バードのデータにその事は反映されていないようだ。
じゃあ、どうして朝倉君に近づくの?シン君にならともかく…………はっ!
「もしかしたら、あの娘の目的って……」
「なに?なにか心当たりがあるんですか?」
661 :
あの娘:2006/06/19(月) 23:15:10 ID:th7+5C/V
〜回想〜
『はい!白河家の炊事洗濯家事全般は勿論、ことりさんの為ならたとえ火の中水の中!』
『昔の恋をあきらめられないのなら、今の彼女をサーカスに売りつけてでもよりを戻させます!』
『はい、すべてはことりさんのため!』
『一人身になったシン君をおいしくいただこうとか、そんな事は微塵も考えて…』
私のフリをして朝倉君を誘惑して音夢さんと別れさせる。
→私のフリをして朝倉君との結婚をミスコンで宣言する。
→裏化しそうな音夢さんを問答無用でサーカスに売りつける。
→いい頃合いを見計らって私と入れ替わる。
→私と朝倉君を結婚させる。
→シン君をおいしくいただく。
「……とか本気で考えてそうで、我ながら怖いっす。」
「我ながら?」
「と、とにかく、直接会って話をつけないといけませんね。
二人は今、何処にいますか?」
「あっそれが……あの娘と兄さんが、仲良さそうに歩いている姿を見たら、
こう、頭の中が真っ白になって……気がついたら、白河さんを捕まえてました。」
「そうなんですか……少しは落ち着きましたか?」
「あっ、はい……」
「でしたら……あの、もうそろそろどいてくれませんか?」
「えっ?」
現在の構図
.八 ̄ヘ
-‐‐〈((从((》《|
,' ,,==,(!(Д !从(,
!/x〈((ハ))と__, ヽ
'ノl リ!;´Д)(⌒⊃
⊂` 、_ _,ノ(_つ
「あ……」
「マウントポジションは流石にマズイと思いますよ、まわりの目とか。」
662 :
あの娘:2006/06/19(月) 23:17:03 ID:th7+5C/V
「それ、バードじゃないぞ?」
「…………えっ?」
とりあえず、二手に分かれてバードを探すことにした私達。
音夢さんは島の東側、私は西側を探すことにして天枷研究所に寄ったのですが……
「昨日から試作型の補助動力機関の取り付け作業してたからな。
さっきやっと終わったばかりだ、なんなら会ってくか?」
「う、うん……」
じゃあ、朝倉君と一緒にいたっていう娘は……?
「ん……あっ、ことりさん」
「「白河せんぱい!こんにちわー!」」
研究所内の休憩室。そこには、私そっくりのバードちゃん。
そして天枷さんとミハルちゃん。それと……
「バナナの山?」
「はい、白河先輩も食べますか?」
「あっ、うん、ありがとう……」
天枷さんに渡されたバナナの房からバナナを1本もぎ取り、皮を剥く。
「はむはむ……ところで、天枷さんとミハルちゃんはわかるけど、
バードちゃんもいつの間にバナナ好きになったの?」
「……天枷さんや暦さんに聞いてください。
ところで、今日はどうしたんですか、いきなりやってきて?」
「そんな、ことりさんにそっくりな娘なんて……そんなの、キャラが被るっ!」
「そういう問題でもないんですけど……」
問題は、朝倉君と一緒にいたという娘の目的……
「ちなみに私なら、音夢をサーカスに売っ払うことのために、
わざわざ朝倉さんと付き合うなんて回りくどいことしませんよ。」
「売っ払うことは否定しないんですね……あっ」
私の携帯電話が着信を伝えた。相手は……
663 :
あの娘:2006/06/19(月) 23:18:44 ID:th7+5C/V
『もしもし!白河さん?!』
「ね、音夢さん……どうしたんですかそんな慌てて、朝倉君見つかったんですか?」
『ええ、見つかりました。』
ということは、私そっくりな娘、というのも見つけたということ。
……その正体がバードじゃないとわかった今、
もしかしたらその目的は、本当に、朝倉君を……
「えっと、音夢さん。実は、朝倉君と一緒にいる……」
『そうなんですよ!どういうことなんですか?
どうして、シン君も一緒にいるんですか!』
……え?
「ちょっと待ってください……シン君も一緒なんですか?」
『そうなんですよっ!しかもあの娘、兄さんだけじゃなくてシン君とも……
許せないっ!兄さんと、シン君みたいなのとを二股に掛けるなんてっ!!』
その言い方は、ちょっとシン君に失礼だと思いますよ。
たしか、私が家を出る前、ちょっと用事があるとかで出かけていったけど、
どうして朝倉君や私そっくりな娘と一緒にいるんだろう?
『あ〜〜!!あの娘がシン君に抱き付いてるっ!!
勿体ない!せっかく隣に兄さんがいるのに、どうしてシン君なんかに……』
「えっ……でも音夢さん、その娘が朝倉君に抱き付くのも……」
『もちろんダメっ!でも、兄さんがシン君に負けるのもダメっ!』
……乙女心は複雑、というやつでしょうか。
ただ、ちょっとイキすぎてる気がします。
このまま放っておくと、やんごとなき事件とかが起きそうなので、
今のうちに音夢さんを止めないと。
「私も、これからそっちに行きます。場所は何処ですか?」
『桜公園です。あっ、今、シン君がバナナンボーで新作のチョコバナナを……』
664 :
あの娘:2006/06/19(月) 23:21:44 ID:th7+5C/V
「新作のチョコバナナぁっ?!」
ミハルちゃんが息を荒らげながら私の携帯電話を奪い取りました。
「音夢先輩!新作のチョコバナナって、いったいどんなチョコバナナなんですか?!
……えっ?私がなんで白河さんと一緒にいるか?そんなこと、気にしなくていいですから。
新作って、何味なんですか!
……抹茶パウダーの苦みがアクセントになっている抹茶チョコバナナ、
クッキー生地でコーティングしたメロンパンチョコバナナ、
香辛料を使ってピリカラに仕上げたスパイシーチョコバナナ、
梅の果肉を加えたチョコを使ったウメチョコバナナ、
ピーナッツチョコと蜂蜜を使ったハニーピーナッツチョコバナナ……
くぅ〜〜!!もう我慢できませんっ!わっかりました!
今すぐそっちに向かいま〜〜す!」
ぴっ、と携帯電話を切り私に返してくるミハルちゃん。
「というわけで、ミハルは美春さんとバードと一緒に
その娘の正体を探るべく桜公園へレッツゴーしますね。
別に、新作のチョコバナナが食べたいから、というわけではありませんよ。」
「ヨダレ、垂れてるぞ。とりあえずちゃんと変装して行けよ。」
「あはは……はい……って、あれ?」
「どうしたんですか、ミハル?」
「……バードがいません。」
「えっ……そういえば、いませんね。」
「いったいどこに……あっ」
ミハルちゃんの顔がさっ、と青くなります。詳しい原理は知らないけど、
こういう細かい所に天枷研究所のこだわりを感じます。
「……さっきの電話。」
「えっ?」
「ミハル達は耳がいいんですよ、だから電話の内容も聞こえてるんです。」
「あっ、だからさっきチョコバナナのとき……ん?」
電話の内容……?
『どうして、シン君も一緒にいるんですか!』
『あ〜〜!!あの娘がシン君に抱き付いてるっ!!』
「……暴走、した?」
「たぶん。」
暴走しつつ7スレへ
これは…とうとうDCUの世界からあの娘が来てしまったのか?
なんかロボことりにモデルチェンジの前兆が
いやヒナと見た。
自演君だろ
もう容量限界か
さらばだ……
この板での6スレ間は忘れないよ……
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. /:::::::::::://:::::::::::::::::i:::/ _」::/ /::::::::/ |:::::::::::::八::::::::::l:::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::
/::::::::/ /:::::::::::::::::::ハ/r'"l/ニ;ミ/:::::::/ |:::::::::::;'=l:::::::::l:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::
/::::/ ,:':::::::::::::::::::::::l ヘ {-‐'´:l::::::::;' |:::::::::::l__|:::::;イ:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::
::, ' /:::::;ィ::::::::::::::::::| 、_'ー-'l::::::/ |::::::::l,-‐;;!:://イ:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::
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l::::/ /;ィ:::::::::/::::::ヽ Y ゙ヽ '''"´/:::::::::::::::::::::::;:::://
l::/ /''_j::::::;イ::::::::;;:::ヽ ヽ / /:::::::::::::::::::::::::::::ハ::!
l/ r'´_!:::/ l::::/!::::/ ヽ `ー―''´ r‐'7:::::::::::::;:イ::::::;イ/ l{
ヽ {l:/ l:/ ノ/ ト、 `− ,. イ r7::::::::::/ /;イ::/〃 ヽ
', '' ´ '´ | ヽ、 __,,..-‐'''´ / //:::::;ィ",ィ '7//
'、 ', , 'l / //ィ''´ レ/ ,イ''´
, -‐ヘ ', / l / / く_ 7/ ヽ
Happy birthday to you !
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