昔のアニメのキャラでバトルロワイアルをしてみるスレです
具体的な年代などはこれから決めていきたいと思います
あー、テステス。本土側から来たアルター使い無常矜侍が
>>2getしました♥
_. -ッ'"  ̄ ̄`' ー-、
/、.....!......._,,::;;:'::::::::::::::ヽ
>>3 >>2さえ取れれば私の無敵は磐石です♥
i´厂`''''"´ `ー、‐::-::;;l
>>4 はい、私が
>>4を精製しました♥
}ノ-、 ,. -‐-、 ヽ;::::::::l
>>5 それ以上虚勢を張るのはお止めなさい♥
l ̄二'ー 'フ,ニニ.ーrー}-レ ''7
>>6 あーしかし、それでも貴方の恋は実らない!!
l : i.__゚〉r、::..ヽ.__゚ノ レ''}ノf´/
>>7 厨過ぎて吐き気がする、ならばその命華々しく散らしなさい!
`''r-- ノ:::`ー---‐'′:l-イ
>>8 私が君の残り少ないアルターを吸い尽くしてあげましょう!
l `_ ____,、 :l|::::|
>>9 なんと吸い応えの無いアルターか、このクズが!!!
. ヽ. ― /:::|:リ
>>10 馬鹿だ、貴様は大馬鹿だー!
ヽ. ,. -'-‐''"´| ,.へ,
>>11-1001許せない・・・許してはいけない・・・今すぐ引導を!!
r} ̄ _,,.. -‐ ''"フ‐''"_∠,`ー- ...,,_
-‐ノハ ̄ _.=''´/ --`i '''' ー-′
/ l / / '′ -ー{
,.ヘ. '´_,.‐'
昔のといってもどのくらい前になるのかな?
エヴァやガンダムWやスレイヤーズとかも10年ちょい前ということで入れてもいいのかな?
セーラームーンとドラゴンボール(無印)を出したい
90年以降ぐらいか
書き手集まるか?
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/29(日) 14:37:07 ID:fYJaL6l+
GガンとGRのOVA
レイアースきぼんぬ
世紀末の出番か
古すぎね?
エルハザードと天地無用
新しい方は90年代まででいいとして、古い方はどこまで取るのか
70年代までいくと古すぎる?
人集まんねーな
創作か懐アニ板に立てた方がよかったんじゃないか?
場所の問題ではないだろ
まあ創作発表なんて過疎板に立てるくらいならこっちの方がよかったとは思う
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/05(土) 11:14:49 ID:ajskIBQV
懐アニだと昭和と平成で分かれてるし
中華一番
彼氏彼女の事情
時空探偵ゲンシクン
きんぎょ注意報
らんま1/2
夢のクレヨン王国
忍空
ゲンシクンとか懐かしすぎw
あれモンスターが変身するのがかっこよくて好きだった
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/10(木) 18:56:37 ID:zx6Gbyv1
ドッジ弾平
オーフェン
リウイ
セーラームーン
餓狼伝説
グルグル
アベル伝説
幽遊白書
マイトガイン
ガンダムX
せめて90年代アニメキャラバトルロワイヤルとかいうスレタイにしてほしかった…
その方がどの作品が出るかわかりやすいし
80年代も有りにしてほしい
じゃあ80年代と90年代でいいだろ
70年代が出したいって奴は、流石にいないよな?
そこらへんは話し合って決めればいいんだけど根本的に人が集まらん現状・・・
>>1はどうしたんだ?
70年代?「妖怪人間ベム」は本放送が1968〜69年だぜ
吸血姫美夕頼む
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/16(水) 23:33:51 ID:dJqZnHa0
ジャンプ全盛期
スレイヤーズ
るろうに剣心
グルグル
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/17(木) 20:29:19 ID:Kse9WD24
銀河戦国群雄伝ライ
あかほり作品が死ぬほど多かったなー
無限のリヴァイアスはさすがに無理かな
ぼくらのもきついかも
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/09(月) 09:11:45 ID:15q5Wc32
神谷のいいこちゃん竜馬が原作を尊重したクレイジーなチェンゲの竜馬に惨殺されるバトロワをだな・・・。
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/17(日) 11:42:31 ID:NFaI6RFz
80年代後半〜90年代くらい?
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/17(日) 12:39:02 ID:9MsH8Mqt
サイボーグ009
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/21(木) 21:12:20 ID:dIP7EnmX
勇者シリーズ希望
キューティーハニーはどうだろ?
シリーズごとに別れてるけど
俺はFで
90年代ならアニメより特撮のほうが記憶に残ってる
カクレンジャーとかビーファイターとかもアリじゃね?
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/25(月) 17:17:56 ID:OwVYuijx
超発明BOYカニパン
地味にやりたいロワだったんだが、人が集まらないみたいだな
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/12(水) 00:15:07 ID:B9UfBxG0
王ドロボウJING
40 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/01/12(水) 04:27:20 ID:1TOWT+Xb
「アニロワ4thに、絶対参戦してみせるわ!!」
金髪の美少女が天に向かって拳を掲げた。
「無理だね」
「無理だわ」
「無理やで」
「無理よ」
「無理」
「It's impossible.」
「むりー」
「だまらっしゃい!!」
金髪の美少女は涙目であるww
【一日目・午前5時13分/岡山県倉敷市/天候・雨】
【ナージャ・アップルフィールド@明日のナージャ】
【状態】健康、涙目
【道具】支給品一式
【装備】ナージャバトン、アンブレラ、万華鏡、ミシン、タイプライター
【思考】おだまり!!
【春風どれみ@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】健康
【道具】支給品一式
【装備】コロンタップ、ジュエリーポロン
【思考】この人(ナージャ)怖い
【藤原はづき@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】健康
【道具】支給品一式
【装備】コロンタップ、ジュエリーポロン
【思考】一生許されないと思う>ナージャ
【妹尾あいこ@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】健康
【道具】支給品一式
【装備】コロンタップ、ジュエリーポロン
【思考】必死やな
【瀬川おんぷ@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】健康
【道具】支給品一式
【装備】コロンタップ、ジュエリーポロン
【思考】必死ね
【春風ぽっぷ@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】健康
【道具】支給品一式
【装備】見習いタップ、クルールポロン
【思考】っていうか4thあるの?
【飛鳥ももこ@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】健康
【道具】支給品一式
【装備】コロンタップ、ジュエリーポロン
【思考】アヒャ
【巻機山花@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】健康
【道具】支給品一式
【装備】ピュアリンコンパクト、マジカルリスト
【思考】あははははー、むりー!
,r';;r" |;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;
,';;/ /;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;
l;;' /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;',;;;;;;;
. ,l;L_ .,,、,--ュ、 ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;iソノ
ヾr''‐ヽ, ,、ィ'r-‐''''''‐ヽ ';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
l rO:、; ´ ィ○ヽ 'i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、l なんと! このロワはカオスロワが乗っ取られていたと?!
| `'''"/ `'''''"´ !;;;;;;;;;;;;;;;/ l |
. ,' / 、 |;;;;;;;;;;;;;ノヽ'/ ならばカオスロワwikiを紹介じゃ
. l ,:' _ ヽ .|;;;;;;;//-'ノ
http://www23.atwiki.jp/terachaosrowa/ ', ゞ,' '"'` '" i;;;;;i, `' /
', i、-----.、 `''"i`'''l カオスロワの法度じゃ
. ヽ ヾ゙゙゙゙ニニ'\ ,' ト、,
http://www23.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/405.html ヽ ヽ〈 i| Vi゙、
゙, ,ヽ===-'゙ ,' , // ヽ
. ',.' ,  ̄ , ' ノ /./ ヽ,
. ヽ.  ̄´ / ,、 ' / / \
ノ:lゝt-,-‐''" / ,.ィ゙ /
,、 - '''´ | ヽヽ /,、ィ /
,、r'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`';,、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
. /;;/´ `' 、;;;;;;;ヽ
. ,';/ ヽ;;;;;;;l
. |;|┌--‐フ ┌----、、 |;;;;;;;| カオスロワとはなんぞや?
. |l ~~__´ 、 ``'__''''┘ |;;;;;;;;| と左様に理解してもらうためにも
_|. <,,O,> 〉 <,,O,,> |;;;;;⊥
http://www11.atwiki.jp/row/pages/197.html | '|. / 、 |;/ ィ | もついでに貼っておくんじゃ。
| | ( ) .ソ /ノj
ヽ | _,ニ ニ,,,,,_ ソ./
`| ,、ィ-‐''__'''‐-`,、 '' /
. ', :i゙''''''''''`l' ` ,‐'"
ヽ. L__」 /
ヽ. -、、、、 ' /|
. ハ / |、
/|ヽヽ、___,,,,、 ' l ',
ノ. | ヽ / |`ー-、
45 :
アニロワの定義:2011/02/07(月) 19:17:13 ID:KP5OuV27
r ‐、
| ○ | よい子の諸君!
_,;ト - イ、
(⌒` ⌒ヽ アニロワに出られないナージャが不憫だと言っているが
|ヽ ~~⌒γ⌒) 一番アニメの印象があるポケモンが一度も参加していない身になって欲しいな!
│ ヽー―'^ー-'
│ 〉 |│
│ /───| |
| irー-、 ー ,} |
| / `X´ ヽ
【一日目・5時00分/東京都/天候・雨】
【ブラックホール@キン肉マン】
【状態】健康
【装備】不明 ハンバーガー×199
【道具】支給品一式
【思考】1:そういやジャンプ作品のアニメも参加してないんだっけ
46 :
修:2011/02/07(月) 19:19:38 ID:KP5OuV27
r ‐、
| ○ | よい子の諸君!
_,;ト - イ、
(⌒` ⌒ヽ アニロワに出られないナージャが不憫だと言っているが
|ヽ ~~⌒γ⌒) 一番アニメの印象があるポケモンが一度も参加していないのはおかしいな!
│ ヽー―'^ー-'
│ 〉 |│
│ /───| |
| irー-、 ー ,} |
| / `X´ ヽ
r‐‐、
∧l☆│∧ 良い子の
>>45!
/,、,,ト.-イ/,、 l
r'⌒ `!´ `⌒) そもそもロワに出ることが果たした幸福なのだろうか?
( ⌒γ⌒~~ / ロワに出て碌で醜態を晒すくらいなら、
|`ー^ー― r' | 参戦しない方がましかもしれないぞ!
|/ | l ト、 |
/ i
/ 入 |
【一日目・5時00分/東京都/天候・雨】
【ペンタゴン@キン肉マン】
【状態】健康
【装備】不明 モスバーガー×199
【道具】支給品一式
【思考】1:ちなみにアニロワ1stは『アニメ化した作品でバトルロワイアル』だったから、
原作設定を持ち出しても何も言われなかったぞ!
48 :
気になる点:2011/02/07(月) 19:31:36 ID:KP5OuV27
r ‐、
| (| r‐‐、 <ところでお前、[[参考はテーマソングから]]で死んだだはずなんじゃないのか?
_,;ト - イ、 ∧lマ │∧
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l <あの私は7期参戦の私だ。
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) 私があんな間抜けな死に方をするはずがない
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' |
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i
| / `X´ ヽ / 入 |
【一日目・5時01分/東京都/天候・雨】
【ブラックホール@キン肉マン】
【状態】健康
【装備】不明 ハンバーガー×199
【道具】支給品一式
【思考】1:原作持ち出しってアニメ設定の補正にも使われたみたいだな
【ペンタゴン@キン肉マン】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】1:それよりアニロワ4thを見たい気がする
※[[参考はテーマソングから]]で死んだペンタゴンは7期参戦でした。
「ぬるぽ」
【俺@現実】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】1;ぬるぽ
そして
>>49は誰にも叩かれずに1人寂しくカオスロワの渦に消え去るのであった
【俺(
>>49)@現実 消滅確認】
【一日目・5時30分/東京都/天候・雨】
【亞北ネル@VOCALOID派生】
【状態】魔法少女、首から下は超肉体
【装備】妖しく光る肉体、金のブーメランパンツとマント
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:この世界のレンきゅんと結ばれる
1:キュゥべえと行動しつつ、レンきゅんを探す
2:レンきゅんを誘惑しそうな女と男は全員殺す。ただし家族は例外
3:目の前のイイ男達(飛竜と承太郎)は殺す
【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】健康、冷静?
【装備】ライトセーバー@スターウォーズ、光剣サイファー
【道具】俺にそんなものは必要ない
【思考】 基本:主催者共を闇に葬り去る
1:アンチ連盟も全員、地獄に堕とす
2:西に向かう
3:神夜については……
4:襲撃者(ネル)を倒す
※7期からの参戦です。
【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】スタンド『星の白金(スタープラチナ)』
【道具】支給品一式 、ノートパソコン
【思考】基本:主催者をぶちのめす
1:DIOを倒すため沖縄に向かう
2:襲撃者(ネル)を裁く
【マーティン・ジグマール@漫画版スクライド】
【状態】健康、尿意(我慢の限界)
【装備】アルファーガン @チャージマン研!
【道具】支給品一式
【思考】基本:全宇宙を支配する
1:逃げる
2:トイレを探す
「あーあ僕は可愛い女の子が殺されるのが見たいのに」
離れた場所からネルを見ていた、キュウべえは呟いた。
【一日目・5時30分/東京都/天候・雨】
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、火傷、若干の恐怖、片耳手損失、欲求不満
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:ネルと行動する。
1:まともな女の子が惨殺されるシーンを見たい
【熊先生@俺の先生】死亡確認
ジグマール達の移動速度早くね?
前回、1時20分時点で青森にいたはずでは?
やべえ距離を考えてなかった
じゃあ熊先生の支給品のどこでもドアで来たというご都合設定で
別にカオスロワならそのへんはいい加減でよくね?
度々すみませんやっぱり
どこでもドアは無しで新幹線で来たという事で修正版投下します
56 :
男狩り修正版:2011/02/09(水) 22:43:33 ID:w0hLxzCt
青森から新幹線で東京まで来た承太郎達。
「ここが東京か……」
周りを見渡しながら呟くのは、マーティン・ジグマール。
「そうみたいだな」
そう答える、承太郎。
「さて早速トイレを探さねば」
「まだ行ってなかったのかテメェは……」
「俺と一緒に行くか?」
「いや……遠慮します熊先生……」
そして何故か付いてきた熊先生。他にも誰かいた気がするけど、多分気のせいだね。
すると不意に後ろから声を掛けられる承太郎
「そこのお前」
「てめぇは」
承太郎に話しかけたのは飛竜。
「安心しろ殺し合いには乗っていない」
「何の用だ?」
二人の間に緊迫した空気が流れる。
「情報交換を行いたい」
「……良いだろう」
情報交換を行う二人。だが次の瞬間。
ボ
殴り飛ばされる熊先生。
「熊先生!」
叫ぶ承太郎。だが熊先生は、もう既にただの肉塊になっていた。
「貴様……」
熊先生を襲った襲撃者の方を見る飛竜。そこにはムキムキの魔法少女亞北ネルがいた。
構える飛竜、そして逃げ出すジグマール。
「ごめんなさい、でもレンきゅんを誘惑しそうな女と男は全員殺さなきゃいけないの」
冷徹な声でいうネル。だがそれに対し承太郎は、怒りに満ちた声で問いかける。
「……言いたい事はそれだけか?」
「そうだけど」
「そうか……」
スタープラチナを出し、戦闘態勢を整える承太郎。
「てめぇは俺が裁く!」
57 :
男狩り修正版:2011/02/09(水) 22:44:14 ID:w0hLxzCt
【一日目・5時30分/東京都/天候・雨】
【亞北ネル@VOCALOID派生】
【状態】魔法少女、首から下は超肉体
【装備】妖しく光る肉体、金のブーメランパンツとマント
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:この世界のレンきゅんと結ばれる
1:キュゥべえと行動しつつ、レンきゅんを探す
2:レンきゅんを誘惑しそうな女と男は全員殺す。ただし家族は例外
3:目の前のイイ男達(飛竜と承太郎)は殺す
【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】健康、冷静?
【装備】ライトセーバー@スターウォーズ、光剣サイファー
【道具】俺にそんなものは必要ない
【思考】 基本:主催者共を闇に葬り去る
1:アンチ連盟も全員、地獄に堕とす
2:西に向かう
3:神夜については……
4:襲撃者(ネル)を倒す
※7期からの参戦です。
【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】スタンド『星の白金(スタープラチナ)』
【道具】支給品一式 、ノートパソコン
【思考】基本:主催者をぶちのめす
1:DIOを倒すため沖縄に向かう
2:襲撃者(ネル)を裁く
【マーティン・ジグマール@漫画版スクライド】
【状態】健康、尿意(我慢の限界)
【装備】アルファーガン @チャージマン研!
【道具】支給品一式
【思考】基本:全宇宙を支配する
1:逃げる
2:トイレを探す
「あーあ僕は可愛い女の子が殺されるのが見たいのに」
離れた場所からネルを見ていた、キュウべえは呟いた。
【一日目・5時30分/東京都/天候・雨】
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、火傷、若干の恐怖、片耳手損失、欲求不満
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:ネルと行動する。
1:まともな女の子が惨殺されるシーンを見たい
【熊先生@俺の先生】死亡確認
もう次スレか・・・・・・早かったな
杜の都。それが、宮城県仙台市の通称だ。
その呼称は大正の時代に刊行された地理の本に使われたのがきっかけで全国的に広まった。
その言葉通り、空気は澄み青葉山や広瀬川の景色も素晴らしい。
「森」ではなく「杜」なのは市街地に植えられた街路樹から取られたといわれている。(人工林のことは「杜」と明記する)
もう少し、詳しい説明はWikipediaを参照されたい。
そんな自然豊かなこの町に、4人の漫画家と1人の打ち切り漫画の主人公が集っていた。
「あ、岸本さん!久保さん!冨樫さん!お久しぶりです!!」
澤井はパッと笑顔になる。そりゃそうだろう。
大好きな作品の作者、友人、そして漫画家としての心得を教えてくれた男が一堂に会しているのだから。
久保は一瞬、一瞥をくれると……こう言った。
「久しぶりだな、一発屋よ」
嘲笑。その言葉通りの蔑んだ笑みを久保は浮かべた。
「久保さん、そりゃ言い過ぎですよ。澤井君だってがんばってたんだから」
岸本が必死にフォローする。
「あ、いいんです!僕、本当に実力がありませんでしたから!!『一発屋』って呼ばれても仕方ないですよね」
馬鹿にされても、怒らない。常々思っていたがどんだけお人よしなんだ、と久保は思った。
その時、横にいたドレッドの男……チャゲチャが澤井の肩を叩く。
「澤井、そろそろ長期連載の作者達を粛清するぞ」
えっ……という言葉を発せずとも、澤井の顔は驚愕に満ちていた。
「チャゲチャ、それってどういう……」
「まだ言ってなかったか。すまない。俺は長期連載の漫画が許せないんだ。
俺も長期連載として活躍するはずだったのに、奴らに負けてしまった……」
「けど、あれは僕の……!!」
澤井の言葉をさえぎるように、チャゲチャは続けた。
「今まではそのキャラを殺すつもりだった。しかし、考えてみればその親となる作者こそが害悪だった。
その親を殺せば、もう新たな物語も人物も生まれない……」
「何言って……!!」
澤井は茫然自失としている。そんな中、チャゲチャは誰に向かって言っているのか、天に向かって言った。
「状態表、直しとけよ」
そして、向き直る。すでに久保と岸本は各自の武器を構えていた。
「澤井、お前も早く準備しろ。お前の武器は何か知らないけどな」
「……」
澤井は、答えない。さまざまな感情が交錯し言葉が見つからない状態だ。
「……冨樫さん、行きますよ……」
斬魄刀を構えながら、久保は言った。
「え?」
DSの画面から顔をあげながら、冨樫は言う。
「「「「ズコ─────!!!!!」」」」
冨樫以外の全員が砂煙とともに足を天へと投げだし、盛大にずっこけた。
【一日目・5時16分/宮城県/天候・雨】
【冨樫義弘@現実?】
【状態】ズタボロ 念能力者
【装備】"盗賊の極意(スキルハンター)"
【道具】支給品一式、あとDS(私物)
【思考】
基本:バトロワをクリアしたら働く
1:え?なになに??
【久保帯人@現実?】
【状態】健康 死神
【装備】崩玉 大量の斬魄刀
【道具】支給品一式
【思考】
基本:HUNTER×HUNTERの続きが気になるので冨樫先生を手伝う
1:ズコ─────!!!!!
【岸本斉史@現実?】
【状態】健康 忍者
【装備】写輪眼
【道具】支給品一式
【思考】
基本:HUNTER×HUNTERの続きが気になるので冨樫先生を手伝う
1:ズコ─────!!!!!
【チャゲチャ@チャゲチャ】
[状態]:健康、ヤン気ー全開
[装備]:さっき全部燃え尽きたのでなし。っていうか全裸。
[道具]:支給品一式
[思考]基本:暴れまくる
1:ズコ─────!!!!!
2:長期連載している漫画の作者を皆殺し
【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]基本:チャゲチャと一緒に頑張る
1:ズコ─────!!!!!
2:チャゲチャ、どういうことなの……?
3:また師匠(島袋)と一緒に連載したい
「お前は!」「貴様はあの時の!」
再び出会ったクーガーとプラシド。
しかし、僅か数時間前だというのに、状況は大きく変わっていた。
以前のように、互いをダサいと罵る女性もいない。
そしてクーガーは見た。プラシドの持つ、真っ赤に血塗れた剣と、傍に倒れている二つの屍を。
「お前っ……!」
クーガーはすぐさま臨戦体勢を取った。だが、それがまずかった。
「っ!俺に、俺たちに近寄るなああああああ!」「!?」
プラシドの剣が勢いよく一閃、クーガーを狙ったが、クーガーはこれをなんとか回避した。
(こいつ……殺人に乗っているのか!?
いやだが、背中に女の子を?守ってる……のか?だが、今はまともに話せそうにないな……)
プラシドの斬撃をかわしつつ、クーガーが選んだ行動は一時離脱であった。
※※※
「はぁ……はぁ……なんとか凌いだか……」
どこかへと走り去って行くクーガーを見て、プラシドは深いため息をついた。
プラシドからしても、クーガーは警戒すべき相手だったのだ。
アクセルシンクロ、かつて自分の上半身がもげる原因となった召喚の使い手に似ていたから……
だが今は、誰であれ自分たちに近づく存在全てを警戒していたというのが大きい。
優しげな参加者でも、アンチ連盟の追っ手かもしれないのだから。
そして、少し落ち着いてから、彼は血に塗れた剣と二つの遺体に視線を向けた。
「……これでいいだろう」
プラシドは機皇帝ワイゼルに掘らせた穴にラグナの遺体を埋葬する。
剣を墓標代わりにすることも考えたが、カード以外に武器を持たないのもまずいと思い止めた。
もう一方のシン・アスカの遺体も一応埋葬する。見るに耐え難い肉塊をリンに見せないために。
「……貴様はこれで十分だ。罠カード『硫酸の溜まった落とし穴』」
一気に開いた落とし穴にシン・アスカの遺体は落ちていく。
少しだけジュッと音がしたあとに、穴は自動で塞がった。
※※※
プラシドはリンを乗せて、逃げて来た道を戻る。
途中、アンチ連盟の兵士達がゴロゴロと転がっていた。
斬られた断面からは凄まじい怒りを感じる。黙らせたとは、こういう意味か。
大量虐殺に触れないためだろうか、胴から下を斬り落とされたものや、両腕を飛ばされたもの……
辛うじて生かされている兵士達は、呻き、嘆いていた。
「いてぇ……」「助けて……」「どうしてこんな目に……」「俺達が何をしたっていうんだ……」「ぐぅぅ……」
「……っ!殺れ、ワイゼル!」
機皇帝の一撃は、元々半死半生だった兵士達を絶命させるには十分だ。
もはや死んでも誰も気に留めない、死者に含まれない、歴史にも残らない兵士達は屍を残すことなく消え去った。
だが、兵士が残した言葉により生まれた怒りは消え去らない。
(少なくとも、貴様らがいなければ……!)
歯を軋ませつつ、プラシドはやがて木の根元に倒れる少女の姿を見つけた。
(傷がない……?まさかあいつ、自分の手で……?
愛する者を自ら手にかけなくてはならない……これも絶望だな……)
おそらくは、自分の様に苦痛の中で血に塗れ死に絶えることを避けるための苦肉の策だったのだろう。
先程の刻まれた兵士達は、アンチ連盟への怒りと自分の無力さへの怒りの表れ。
プラシドはそれを理解することができた。そして、自分が愛した恋人を思い出す。
目の前で機皇帝に無惨に殺された、恋人を。
(…………考えるな)
首を振り、プラシドは傷のないエリスの遺体を担ぎ、再び引き返した。
(愛する者のために、その者の分も生き続けるか……愛する者と共に死ぬか……
どちらが……幸せなのだろうな……
やがて世界は愛さえ必要無くなる。だが……)
※※※
(……あまり墓らしくないな)
一度穴を掘り返し、二人の遺体を並べてから再び埋めた。
墓標代わりには、如雨露が置かれている。
今度の作業はプラシド自身が行った。ワイゼルは今はいないのだ。
ワイゼルは、主の命に背いて自立行動し、少し前に爆発があった場所に向かっている。
プラシドには、もうそれを止める気力も無くなっていた。
(……)
バイクで運んだにも関わらず、リンは未だに意識を取り戻していない。
(このまま眠り続けたほうが……絶望しないのではないか?)
そう考え、リンの首筋に剣を近付けるプラシド。
しかし、その手を動かすことはできなかった。
(鏡音リンの防衛……そのためにあいつらは命を落とした。
俺とリンを見捨てていれば、多少傷を負ったにしても、逃げることは出来たはずだ。
俺が今この場で剣を横に動かせば、それは無駄になる。
そして、こいつの他の『家族』が絶望を味わうことになる……
だが、生き続けても絶望するだけ……しかし、死ねばそこで終わる。未来の希望が無くなる……
こんな世界に希望などあるというのか……?
……7期と呼ばれた、この世界の平行世界で希望を通り越した奇跡があった話を聞いたばかりじゃないか。
いやだが、そんな奇跡を手にした者も俺の前でこうして倒れたではないか……
結局は、希望にみせかけた絶望だということなのか……)
プラシドの頭の中を、絶望と希望の言葉が飛び交う。
そもそも何をもって絶望、希望というのだろう。
今プラシドとリンが置かれている状況も、どちらとも言えてしまう。
仲間が死に、放送で姉の名前も呼ばれたという絶望。
仲間のおかげで生き延び、放送で呼ばれた姉の名前は一人で、まだ他の家族は生きているという希望。
結局は、捉え方、考え方でそれは変わってしまう。
では、絶望も希望も一度置いておくとしよう。切望なら、どうなるだろうか?
(俺の切望……未来を変えること……
リンの切望……生きて家族と会うこと……
絶望が降り掛かろうが、希望があろうが、変わることのない確固たる願い……
そして奴らが切望していたのは……リンを守り、主催者を倒すこと……
……俺は……)
プラシドは、やがてひとつの答えにたどり着いた。
※※※
「…………」
「む、戻ったか、ワイゼル……その手に持っているのは……」
気付けば、ワイゼルも帰還していた。
ただ出発前と違う点は、ワイゼルの体には泥やらなんやらが付着し、細かい傷ができていたこと。
そして、その手に何かを持っていたこと。
それは、焼け焦げてしまっているが、髪留めだったと思われるもの。
それは、原型を保ってはいるが、既に機能は停止している白い球鉄塊。
それはワイゼルが爆心地から見つけだした……亜北ネルと、防衛システムの遺品だった。
ワイゼルは、如雨露の置かれた墓の横に髪留めを置き、白い塊を自分の中に吸収する。
そして……
『マスタープラシド……ワタシハ、トモノイシヲツギ、リンノボウエイスル。
アンチモシュサイシャモタオス。マスターハ、ドウスルカ』
言語プログラムを借りたのか、ひどくたどたどしい片言で。
しかし確かな意志を持って、主人に言葉を告げた。
「ふっ……お前に言われるまでもない。俺の道は、決まった」
――この状況は、確かに絶望だ。だが、立ち止まってはならない。
――僅かでも希望がある限り、絶望を乗り越えて進め。歩みを止めるな。
――家族を、愛する者を失う絶望を知っているか?
――知らなければ、それが一番平和だ。知っているなら、受け止めて前を見ろ。
――その先にさらなる絶望は存在する。愛すらいらない孤独な世界が。
――だがリン……お前はそれまで知る必要はない。まだ間に合う。残った家族が、お前を待っている。
――孤独ではない。先の絶望を知る必要はない。だから前を見て、絶望ではなく希望の道を進め。
――今の俺にできるのは、お前を俺と同じ運命を歩ませぬようにすることだ。
――深き絶望は分割して耐えろ。俺も少しは受けとめてやる。だからまずは……
「起きろ、リン」
「ん………ん……?」
「俺が今から話すことを、しっかりと受けとめろ……いいな」
【一日目・6時20分/静岡県/天候・雨】
【プラシド@遊戯王5D's】
【状態】ダメージ(中)、決意
【装備】サイクロン号、機皇帝ワイゼル∞(スターダスト、防衛白コア入り)
【道具】支給品一式、覇邪聖皇剣、回復薬
【思考】
基本:世界の破滅の根源であるニアラを消す。アンチ連盟も。不動遊星は保留。
1:リンに全てを伝え、諭す
2:リンを防衛し、絶望の道を歩ませないようにする
3:速い男(クーガー)を警戒
※神龍ニアラがシンクロモンスターだと思ってます
※7期の世界を知りました
【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】ダメージ(中)、絶望、悲しみ、混乱、半覚醒
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:……?
※7期とは別人です。
※7期の世界を知りました
プラシドは、絶望への反逆を誓った。それは同時に、希望を信じることでもあった。
「やっと見つけた……ぞ……?」
「……」
だが、愛する者を失う絶望を知る……知った者はここにもいた。
彼は、彼らの道は、どこにつながる……?
【一日目・午前6時20分/富士山近辺/天候・雨】
【カズマ@スクライド】
【状態】健康
【装備】アルター解除
【道具】支給品一式、かなみのリボン@スクライド
【思考】
1:……
【ストレイト・クーガー@スクライド】
【状態】健康、困惑
【装備】ラディカルグッドスピード
【道具】支給品一式、ブルーアイズジェット
【思考】
基本:世界を縮める!!
1:まさか……
2:カズヤ(カズマ)とかなみを見つけた後、最速で東京に戻りふ京(右京)に協力する
3:バイクの男(プラシド)を警戒
※7期から続投です
※右京とGUMIが海外に居る事を知りません
審査員の一人が殺された──
このままではカオスロワンアイドル事態が緊急中止してしまう可能性もある。
そう思い早速犯人探しを決意した6/とマトてあった──
が、事態は急転換を迎える。
【猫村いろは@VOCALOID 死亡確認】
「はぁ!? 審査員を殺した犯人が死体で発見され、かつ遺書が残っているから自殺だって?!」
なんと、彼らが調査する以前に既に決着はつかれていたのだ。
これには流石の6/も驚きを隠せない。
マトも同様に信じられないといった様子だ。
「ああ、本当さ。 自分で自分の胸を一突きでグサッと」
審査員の一人であった井口ヒロミが二人に事件の結末について教える。
どうやら嘘ではないらしい、けれどこの後の進行に何か弊害が出てしまうのでは? と、
マトが質問をする。すると井口ヒロミは少し悩んだ様子を見せ、口を開く。
「君達は知らないかもしれないけど、サイモンともう何人か以外の審査員は
一審査ごとに変わったりしてそこまで重要な立場にはいないんだ。
まあスタッフや審判団も兼任しているから、カオスロワンアイドルの最後まで残っていなきゃいけないんだけどね。
で、何が言いたいかというと、殺されたスタッフ……彼女はあの時点ではもう審査員じゃあ無かったから、こう呼ぶよ、
スタッフの主人公子は例外なくスタッフ兼任審査員だった、だからヒドイ話かもしれないけど、彼女が死んでもカオスロワンアイドルに
一切影響はないってことだよ。 まあ今はカオスロワが進行中だから当然だけどね。
それにしても一度共に審査をした人がこんな理由で離れてしまうのは、やっぱり寂しい物があるねえ」
そうですかとマトは納得し、礼の言葉を告げる。
すると今度は6/がすいませんと一言述べてから井口ヒロミに問いかける。
「変なことを聞くが、その犯人の死体を見せてくれないか?」
「ん? 変なことを聞くねえ、まあ問題はないと思うよ? たしかそこの右奥行ったところの個人控え室だったかな?
スタッフさんが何人かいるからすぐに分かると思うけど。ただ予想以上に激しい自刃だから、無理してみる必要も……」
「ありがとう、それじゃあマト、いくぞ!」
6/は井口ヒロミの許可をもらい、彼が全て言い終える前にマト共にその犯人死亡現場へと向かった。
◆
「いや〜、凄いもんですなあ〜、良心の呵責と呼ばれる奴は。
自分の胸を槍でドンッッと一突き、顔もすべてを悟ったっ顔で逝く。
全くもって、この見事な自害は表彰もんですな!」
犯人死亡現場にいて、現在進行形で血痕や遺体自体を清掃中であるスタッフ、
ガダルカナル・タカがこの現場に来た6/とマトに向けて、役者のようにハキハキと遺体の様子を伝える。
「さっきまでは結構な人がここに居たんですけどね、まあ〜皆さんバトルやらなんやらの
調整する時間が惜しい模様で、一分ほど見たら直ぐ様自分の控え室に戻ってしまいましたわ。
まあ〜ライバルではなくスタッフの一人ですからねえ〜、大半の参加者は企画が中止されしまうのかどうかを
聞きに来た人が多かったから仕方ないといえば仕方ないんですけどなあ〜」
そんなタカの言葉を無視しながら、6/は死体が残した遺書に目を通す。
目を通すと言っても、書いてあることはほんの一行。
『仇は打った、もう思い残すことはない。 お騒がせしてすまない。』
これに本人の署名と拇印だけという、かなり簡潔な物であった。
一方マトは死体の方の検証していた。
恐らく、立ったまま自分の胸を槍で貫いたのであろう、死体は壁に寄り掛かるように膝を折り曲げて座り込んでいる。
目立った外傷は致命傷である胸以外に一切無い。
両手は逆手で力いっぱい握りこんで槍を持った跡が見える。
「どうやら……本当に自殺だったようです」
「そうみたいだな……何と言うか……本当に人騒がせだったな……」
両方とも何か引っかかるところがあったものの、これといった自殺ではない証拠を見つけることも出来なかった。
腑に落ちないが、カオスロワンアイドルがそのまま進行するし、もし変な地雷を踏んで誤解されたら
それこそもっと面倒なことになりかねない、そう考量し、マトと6/はタカに現場を見せてくれたことにお礼をしつつその部屋から退出する。
その後二人は軽く雑談を交わし、マトは敗者復活戦に向けて調整をするために自分の控え室に向かっていった。
6/の方はと言うと、そう言えば腹も減ってきたなあと思い、食事規制が解除されているうちに
食事を取っておこうかと考え、会場内にあるお食事処へ歩みを進めることにした。
【一日目・5時00分/東京・カオスロワンアイドルセカンドステージ会場/天候・雨】
【6/氏@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】疲労(中)、カオスロワ参加者として引退中
【装備】カオスロワンアイドルの番号札、万年筆
【道具】支給品一式
【思考】基本:カオスロワのアイドルの頂点を目指す。
1:何がなんやら、まあとにかく飯だ。
2:二回戦も頑張る。
3:新必殺技が……………?
〔備考〕
※今までのカオスロワや他のロワの登場、活躍を全て知っている6/氏です。
【黒衣マト(ブラックロックシューター)@BLACK★ROCK SHOOTER】
【状態】健康
【装備】★Rock Cannon
【道具】不明
【思考】基本:アイドルになる
1:敗者復活戦に向けて調整。
2:全面的に6/氏を信頼
◆
二人が立ち去ってものの数分も経たずして、スタッフの一人である井口ヒロミが
死体が存在している部屋の前にたどり着いた、どうやら彼も清掃員の一人のようだ。
「いや〜しかし自分が企画しているに妨害する者を、こう……
容赦なく打ちのめす彼女には、本当にビックリさせられたよ」
「ああ、それも犯人を突き止めるやいなや何一つ言い分を聞かずにやったって言うのだから、余計に驚きだよ。
それに、どこをどう見ても他殺体にしか見えないこの犯人も、『自殺』として処理するだから」
「まあ〜その方がスタッフの仕事が減って楽なんですがね〜」
「死体処理と部屋清掃の時間はかかるけどな」
二人は雑談をしつつ事件があったこの部屋を元通りに綺麗にし始める。
死体は死体袋にしまい、血飛沫はゴシゴシと専用クリーナーを使う。
その場所で『殺人事件』が起こらなかったようにするために彼らは作業を続ける。
【一日目・5時00分/東京・カオスロワンアイドルセカンドステージ会場/天候・雨】
【井口ヒロミ@本格的ガチムチパンツレスリング】
【状態】健康
【装備】スタッフ証
【道具】支給品一式ほか多数
【思考】
基本:カオスロワンアイドルのお手伝い。
1:清掃清掃、ナムナム。
【ガダルカナルタカ@軍団】
【状態】健康
【装備】スタッフ証
【道具】支給品一式ほか多数
【思考】
基本:カオスロワンアイドルのお手伝い
1:さて、そろそろ遺体を片付けますか。 ナムナム。
「笑っちまうよな?君島」
カズマは、もうこの世にはいない君島に話しかける。
「昔、俺に関わった奴らには、腹括ってもらうなんて言ったがよ、一番腹括ってなかったのは、俺みたいだな……」
自嘲気味に言うカズマ。その顔は悲しみに満ちている。
「結局、俺には人の命なんて重すぎた……」
カズマはそのまま話を続ける。
「君島……お前を背負うなんて言ったが、俺はもう背負いきれねぇ……」
もし、この場に君島が居たのなら、カズマは、君島に殴り飛ばされていただろう。
何故なら、かつて君島邦彦と言う一人の男が命を掛けて共に戦った
カズマと言う男はもう既に見る影もなくなっているからだ。
「すまねぇ、俺はお前を裏切る事になりそうだ……」
そう言った後カズマは、近くにあった木を背もたれ代わりにし座り始める。
「そういや、あいつら……」
ふと脳裏をよぎるのは、この殺し合いが始まってから出会った式、ギルガメッシュ、右京、GUMI。
「あいつらも……裏切っちまうな……」
そう言いつつ、ティバッグの中を漁るカズマ。すると中から出てきたのは、君島の銃。
カズマは、その銃を自らの頭に当てる。
「この銃で死ぬ事になるなんてな……」
そして、そのまま引き金を引こうとした、次の瞬間。
プラシドから、離脱してきたストレイト・クーガーが現れる。
「やっと見つけた……ぞ……?」
「……」
「……兄貴」
【一日目・午前6時20分/富士山近辺/天候・雨】
【カズマ@スクライド】
【状態】健康
【装備】アルター解除
【道具】支給品一式、かなみのリボンと君島の銃@スクライド
【思考】
1:……
【ストレイト・クーガー@スクライド】
【状態】健康、困惑
【装備】ラディカルグッドスピード
【道具】支給品一式、ブルーアイズジェット
【思考】
基本:世界を縮める!!
1:まさか……
2:カズヤ(カズマ)とかなみを見つけた後、最速で東京に戻りふ京(右京)に協力する
3:バイクの男(プラシド)を警戒
※7期から続投です
※右京とGUMIが海外に居る事を知りません
72 :
沖縄物語:2011/02/10(木) 04:12:43 ID:dPnYpwwl
「喰らえ吸血鬼ども!ナチスドイツの科学力の結晶、紫外線照射装置ィィィイィィイィッ!」
テラカオスバトルロワイアルが始まって四半日が経とうとしている頃。
DIOの手で屍生人が跳梁跋扈する悪夢と化した沖縄にて、その男は戦っていた。
男の名はルドル・フォン・シュトロハイム。誇り高きドイツ軍人である。
彼にとって、日本はドイツと共に連合と戦う同盟国。その日本が危機ならば戦わない道理は無い。
幸いなことにシュトロハイムに内蔵された紫外線照射装置は対吸血鬼・柱の男用の武器、屍生人が相手なら効果は抜群だ。
襲いかかる屍生人の群れはもちろん、たまたま通りすがっただけの無関係な吸血鬼もまとめて消し炭と化していく。
もはや無双ゲーだ。
とはいえここ数時間で急激に数を増やした屍生人は、数十数百体倒されたところでまだまだ尽きる気配が無い。
どこかの中将が戦いは数だと言っていたように、
その数の多さ、そしてねずみ算式に仲間を増やす増殖スピードは屍生人最大の脅威と言ってもいいだろう。
いくら紫外線照射装置があったとしても、シュトロハイム一人ではこの戦局を覆すのは難しい。
いつからか僅かに疲労を見せはじめていたシュトロハイムに、十数体の屍生人がまとめて飛びかかった。
「のおおおおっビッグバン!!」
が、飛んできたテニスボールが直撃し、屍生人らはシュトロハイムに指一本触れられないまままとめて吹っ飛ばされた。
「油断大敵さぁー、シュトロハイムー!」
「すまん! 礼を言うぞタニシ!」
そう、シュトロハイムも一人では無い。
数少ない現地民の生き残りの少年、田仁志慧もまた自らの故郷を守るために戦っていた。
田仁志には紫外線照射装置のような対屍生人用武器は無い。
けれど、田仁志には縮地法による巨体に似合わない軽やかな動きがある。
まともに受ければまず無事ではいられない一撃必殺のサーブ『ビッグバン』がある。
そして、テニスで鍛えた強靭な肉体と精神が、強敵(とも)との闘いで得た経験がある。
今の田仁志慧が、屍生人如きに遅れを取るはずが無いのだ!
73 :
沖縄物語:2011/02/10(木) 04:14:42 ID:dPnYpwwl
「タニシ! 人種は違えど、私はお前のような勇気ある者に敬意を表す!
この殺し合いが終わったらナチスに来い、お前ならこちらでもやっていけるぞ!」
「はっはぁーっ! 悪いが俺はテニス一筋さぁーっ!!」
【屍生人@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【赤夜萌香@ロザリオとバンパイア 死亡確認】
【レミリア・スカーレット@東方project 死亡確認】
死因:紫外線照射装置
【セワシ@ドラえもん 死亡確認】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】
死因:ビッグバンに巻き込まれた
【一日目・5時30分/沖縄県/天候・雨】
【ルドル・フォン・シュトロハイム@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】疲労(小)
【装備】
【道具】支給品一式、不明
【思考】
1:同盟国の日本を守る
2:どさくさ紛れで米軍基地も破壊していいだろうか?
【田仁志慧@テニスの王子様】
【状態】健康
【装備】テニスラケット@テニスの王子様、テニスボール多数@テニスの王子様
【道具】支給品一式、不明
【思考】
1:屍生人から沖縄を守る
2:シュトロハイムと協力
74 :
色々あった。:2011/02/10(木) 06:09:09 ID:6TNrLZdS
「………………」
動かなくなった四人を見下す飛竜。
激戦だった。
魔法少女とスタンド使いとストライダーとアルター使いと書き手の戦いは激戦だった。
あの時、空条承太郎が飛竜を庇っていなかったら……
あの時、亞北ネルが隙を作っていなかったら……
あの時、ジグマールがトイレに行っていたら……
あの時、
>>954氏が乱入してこなかったら……
結果は変わっていただろう。
飛竜は静かに目を閉じ、黙祷する。
「………行くか」
再び野を馳せて行く。
揺るぎ無い信念を持って、任務を遂行する。
それが、ストライダーだから。
【亞北ネル@VOCALOID派生 死亡】
死因:サイファーによる惨殺
【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険 死亡】
死因:ボ
【マーティン・ジグマール@漫画版スクライド 死亡】
死因:ボ
【
>>954@現実 死亡】
死因:スタープラチナによる撲殺
【一日目・6時00分/東京都/天候・雨】
【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】疲労(中)、冷静?
【装備】ライトセーバー@スターウォーズ、光剣サイファー
【道具】俺にそんなものは必要ない
【思考】 基本:主催者共を闇に葬り去る
0:………………
1:アンチ連盟も全員、地獄に堕とす
2:西に向かう
3:神夜については……
※7期からの参戦です。
75 :
現実への回帰:2011/02/10(木) 15:41:46 ID:JdU31Bmb
「……そっちの首尾はどうだ?」
「……問題ない」
「そうか」
「………」
「………」
愛知県名古屋市。
ここで二人の男がハッキングを行っていた。
一人の名は『相良宗介』。
もう一人の名は『ヒイロ・ユイ』。
二人は主催者基地とアンチ同盟のメインコンピューターに同時潜入して、
バグを回避しつつ、情報を集めていた。
「……………」
「……………」
無口な二人。だが迅速にことを進めていく。
彼らの狙いはゲームの破壊である。しかし……
―― ERROR ――
「……しまった」
「どうした?」
「どうやら、勘付かれた、仕方ない、このパソコンを爆破処理する」
「了解した」
相介は持っていた手榴弾をパソコンに向かって投げた。
そして、パソコンは凄まじい爆発音と共に塵と化した。
,,-' _,,-''" "''- ,,_  ̄"''-,,__ ''--,,__
,,-''" ,, --''"ニ_―- _ ''-,,_ ゞ "-
/ ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
(" ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii
,, ( l, `'-i| |i;;-' ,,-'" _,,-"
"'-,, `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '" _,,--''"
 ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_ __,,-''"
._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄ |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
,,-''::::二-''" .--i| .|i "- ;;:::`、
._,-"::::/  ̄"''--- i| |i ヽ::::i
.(:::::{:(i(____ i| .|i _,,-':/:::}
`''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i| .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
"--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i| .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
 ̄ ̄"..i| .|i
.i| |i
|:::::: :: `,
(威力、おかしくないか?)
(大丈夫だ、問題ない)
二人は瞬時に身を隠したので軽傷で済んだが……
民家は閃光と砂塵と共に散って逝った。
そして、砂塵が晴れるとそこには……
「な、何が起こったの?」
「うっ、腹が痛い」
若い男女がそこにいた。
電脳世界にいたティアとキョンである。
【一日目・5時00分/愛知県名古屋/天候・雨】
【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】腹痛(大)、体力全回復
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
0:何が起こった?
1:トイレを探す。
【ティア・グランツ@テイルズオブジアビス】
【状態】健康
【装備】ナイフ
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】 基本:殺し合いからの脱出
0:何が起こったの?
1:電脳世界から出る
2:知り合いを探す
【相良宗介@フルメタル・パニック!】
【状態】健康
【装備】ショットガン、手榴弾×2
【道具】支給品一式、レーバテイン@フルメタル・パニック!
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊とかなめを探す。
0:何が起こった?
1:ヒイロと行動する
【ヒイロ・ユイ@新機動戦記ガンダムW Endless Waltz】
【状態】健康
【装備】拳銃
【道具】支給品一式、ウィングガンダムゼロカスタム@新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊とリリーナを探す。
0:何が起こった?
1:宗介と行動する
77 :
闘い:2011/02/10(木) 18:09:58 ID:xk8I8Gld
「カズヤ……お前……」
カズマの生気を失った顔と、カズマ自身に向けられた拳銃を見て
クーガーはかなみがどうなったのかを瞬時に理解した。
どうしていいかわからず、とにかく自殺を思い止まらせようとした時
2人の上空を奇怪な生き物・谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)が通過した。
そしてその体内から
「ぇぇぇぇぃぃぃぃぃぃめええええええええええん!!!!!」
無理矢理一つの肉塊が分離して地上に、ちょうどカズマとクーガーの間に落ちた。
「ぶるううううううううううううあああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
その肉の塊を突き破って現れたのは、銃剣を持ったサラリーマン姿の男・アナゴ。
彼は谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)に吸収された後も、強烈な精神力と闘争本能で完全吸収されることを拒み
そしてついに怪物の体内から脱出することに成功したのだ。
「ぅおまえらぁぁぁ!俺と闘えええぇぇぇい!!」
「なんだナレーションみたいな声しやがって
今はお前の相手をしている暇はない!もっと可及的速やかに対処すべき問題があるんだよ!」
ラディカルグッドスピード装着形態となり、クーガーは文字通り目にも止まらぬ速度でアナゴにファースト・ブリットを叩きこむ。
一撃でアナゴの顔半分が消失する。しかし次の瞬間には、アナゴの顔は超再生を始めていた。
「ぬうううるううういいいわあああああ!!!」
そしてクーガーの脚を顔面で受け止めたまま、至近距離から連発でエネルギー弾を撃ちこむ。
「ガハァッ!!」
クーガーは吹き飛ばされ、近くの山の山肌に磔になるようにめり込んだ。
「ぐ……カズ……マ……」
呟くとクーガーは意識を失った。その身体からはアルターが粒子化して消えていく。
「ククク……ハハハハハ……」
唐突な笑い声にアナゴは振り返る。
その笑いの主はカズマだった。その顔に、先ほどまであった死相はもう無い。
「わりいなぁかなみ……そうだよなぁ君島……
俺に出来る事は、俺の生きる術は、俺の死ぬ方法はこれしかねぇんだよな……」
カズマが構えると共に、かなみのリボンと君島の銃が虹色の粒子となり、カズマの身体半分を覆っていく。
そこに現れたのは、以前より進化した反逆の拳・シェルブリットだった。
「ぶるあああああああああああ!!!!」
飛びかかるアナゴを、カズマのシェルブリットが一撃で弾き飛ばす。
血を撒き散らしながら地面に激突したアナゴは、素早く起き上がると笑った。それはやっと殺し合いをするに足る相手を見つけた喜びだった。
それを見てカズマも笑い……アナゴに殴りかかっていった。
夢を―――
夢を見ていました。
夢の中でその人は、自ら進んで果ての無い闘いに身を投じていくのです。
まるで自分で自分を傷つけるように―――
まるで自分で自分を罰するように―――
【一日目・午前6時30分/富士山近辺/天候・雨】
【カズマ@スクライド】
【状態】健康
【装備】シェルブリット(第2形態)
【道具】支給品一式
【思考】
1:闘い続ける
【ストレイト・クーガー@スクライド】
【状態】ダメージ(大)、失神
【装備】ラディカルグッドスピード消失
【道具】支給品一式、ブルーアイズジェット
【思考】
基本:世界を縮める!!
1:……
※7期から続投です
※右京とGUMIが海外に居る事を知りません
【アナゴさん@サザエさん】
【状態】ダメージ(小)、CV若本
【装備】バヨネット@HELLSING
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本方針:闘争に身を投じる。
※CV若本の技なら全て使用可能。
※7期までとは別人です。
めっさ亀だが、
>>61修正
【一日目・5時16分/宮城県仙台市/天候・雨】
ブラックロックシューターこと黒衣マトは当然ながら非日常の世界の住人である。
生身の人間のものではありえない能力を持ち、普通に暮らしていては遭遇するわけもない戦闘行為を幾度も経験している。
よって彼女自身もそれを自覚し、自分はかなり特殊な人生を送っている特殊な存在なのだと自負している――はずだった。
「う〜……」
6/氏と別れてから、マトは控え室とそのちょっと離れたところにあるトイレとを何度も往復していた。
お腹を壊したわけではない。下ではなく上が問題なのである。
二つも続けて惨殺死体(主人公子の死体も6/が写真を見せろと主催側に要求したために一緒に見る羽目になった)を見せられて、
非日常の住人とはいえ中身は普通の女子で死体にも慣れていないマトはリバースを繰り返していたのだ。
6/氏と一緒にいた時にはなんとかガマンしてクールを装っていたが、一人になった途端に脳裏に死体が何度も浮かび上がってきて、
その度に気持ちが悪くなって吐き気が襲ってくる。
「6/さんはなんであんなもんを見て平気なんですか……」
内心ではかなりビビッていたマトとは対照的に、6/氏は眉一つ動かさずに殺害現場を検分していた。
いろはの殺害現場など、6/氏が遺書のほうを調べ始めたために彼女は死体のほうを調べる羽目になってしまったのだ。
まさか死体が怖いから代わってくれ、などとはとても言い出せない雰囲気だった。
自分は非日常世界の住人だとばかり思っていたが、あの6/氏と比べたらまだまだなのかもしれない。
そんなことを考えながら(そして極力死体のことを思い出さないように努めながら)部屋に戻ろうとしたマトを呼び止める声があった。
「あ、あの、ブラックロックシューターさん……でしたよね?」
振り向くとそこには一人の少女がいた。確か自分と同じトーナメント参加者の一人で、何度か会場内ですれ違ったこともある。
「私、萩原雪歩っていいます。あなたと同じ参加者の一人で……それで、折り入ってご相談が……」
「はい、なんでしょうか」
正直さっさと話を切り上げてほしいマト、声音が自然と鋭くなってしまう。
「実は私、主催の方たちのはからいで二次審査については免除されているんです。
あ、いえその、私は他の人たちみたいにバトルしたりするのって得意じゃないんで……」
正直羨ましい話だと思ったが、そういう枠が設定されていることは予想していた。
戦闘力は無いけど他の部分に秀でている参加者を救い上げるためなのだろう。
「でも色々考えたんですけど……私、この二次審査免除権をあなたにお譲りしようと思うんです」
「本当に?」
一瞬耳を疑った。
「はい、あ、もちろん主催者さんにも了承を得ていますよ? それによってマトさんなら敗者復活戦免除で次の審査に進めるとのことです」
マトは目を丸くして考え込む。
正直話が上手すぎるとも思うが、彼女の話を字句通り信じるならこれ以上望めないほどの幸運と言うべきだ。
他の参加者に何を言われるかはわからないが、アイドルになるという最終目標を叶えるためになら……
「その代わりに、一つだけお願いがあるんです」
「……それは?」
ここまでの条件であるからには決して軽いものではあるまいと覚悟しながら聞いていると、
「はい。あなたと仲のいい6/さんを――殺して、いただけませんか?」
息を呑むマトの前で、少女はあくまでもじもじした態度を崩さずに言う。
「警戒心の強い6/さんは、他の参加者や審査員とも友好関係を積極的には築こうとしていません。
そんな中でご自分のほうから6/さんに近付いて仲良くなったマトさんはこれ以上ないくらい適任なんです。
無事成功したら、敗者復活戦免除だけではなくてそれなりの謝礼も……」
「お……お断りします」
早口でそう答え、後ずさって雪歩から離れるマト。
この少女をこのまま帰してはいけないことはわかっていた。
これがいつものような強い力を持った相手なら戦って打ち負かせばいい。
しかし彼女は戦闘能力など無いただの少女。自分が全力で攻撃すれば確実に死ぬだろう。
そんなことをしてもいいのか。
非日常の存在であるマトは、『現実』の戦いを前にしては全くの無力だった。
「そうですか、なら……力ずくでも、頷いてもらうしかないですね」
そこにはさっきまでのもじもじおどおどした少女の姿は無かった。
冷徹な顔に早代わりした雪歩は指を鳴らして合図を送る。
しかし、何も起こらない。
「なっ……どうして?」
呟きながら焦ったように周囲を見渡す雪歩。そこに一人の男が現れる。
「ああ、そこに隠れていた奴らならちょっと眠ってもらったぜ?」
クルミを左手で弄びながら登場した6/を見て、雪歩は観念したように脱力した。
「食堂でお食事をするって言ってませんでした?」
「ああ、けど気が変わった。さっき、俺とお前があの『殺害現場』で感じた違和感の正体に気付いたんでな。
まあお前も気付いたんじゃないかと思うんだが……」
「はあ……」
会場内の、倉庫として使われているらしい一室で6/とマトは向かい合っている。
正直さっぱりわかっていなかったマトは曖昧に首をかしげていた。
それを見た6/は口を開く。
「まあ俺がまず気付いたのは遺書に関する不自然さだからな。お前がわからなくても仕方は無いか。
死んでいた猫村いろははボーカロイド、人間とは違う。あいつは普段は両手にスピーカーを嵌めていたようだが、
そのスピーカーを取れば遺書を書くくらいは出来るだろう。実際、手で槍を握って死んでいたしな。
しかし、『拇印』だけはありえない。人間ではないボーカロイドに指紋なんかあるわけが無い。
念のために死体の指先を見てみたが、ミクとかの他のボカロと同じで案の定ツルツルだったよ。
拇印を偽造するならそれくらいのことは確認すりゃ良かったと思うけどな、演出過剰ってやつだ」
「な、なるほど、言われてみれば確かにそうですね」
「もう一点は血の飛び散り方だ。すでに現場はかなり掃除されていたが、死体からかなり離れたところまで血しぶきが飛んでいた。
自分で刺したならあそこまでは飛ばん、増してや女の力じゃあな」
淡々とまるで当然という感じで語る6/だが、その落ち着いた口調と語る内容は、彼がかなりの数の死体を見てきたことを物語っていた。
「じゃ、じゃああれは自殺じゃなくて……」
「他殺だ。それは間違いない。それも犯人はカオスロワンアイドルの主催者の中にいるか……
もしくは、主催者にその犯人を庇わないといけない理由があるか、だ。
第一の事件の犯人と同一犯かどうかはなんとも言えないけどな」
「なるほど……ところで6/さん」
「なんだ」
「は、吐いてもいいですか?」
見るとマトは真っ青な顔で口元を押さえていた。
「……つい五分ほど前にも吐いてたはずだがな」
そう言いつつも、こんなこともあろうかとポケットに大量に入れていたビニール袋を一つ渡す6/。
マトは部屋の隅に走っていってリバースした。
さっきの6/の話でまた死体を思い出したようだ。
「あの〜……あなたたち、いつまで私を放置されるおつもりなんでしょうか」
焦りのような呆れのような顔で呟いたのは、椅子に後ろ手に縛りつけられた雪歩である。
6/とマトはとりあえず抵抗されないように彼女を縛った後ここに連れてきたのだった。
ちなみに6/の倒した雪歩の私兵たちも同様に縛られている。
「あんたもちょっと功を焦りすぎたな。もうちょっと慎重にやってれば良かったんだ」
自分が殺すはずだった標的自身にそう言われて唇をかみ締める。
確かに彼の言うとおりだ。もっと堅実なほうほうもあったはずなのに、早く結果を出そうとしたためにこんな失態を演じてしまった。
「で、あんたが今回の黒幕……じゃ、ねえよな。背後に誰がいる?」
クルミを突きつけて迫る6/だったが、雪歩はそれだけは頑なに口を閉ざした。
「それでどうするのですか、6/さん?」
吐き終えたマトが戻ってくる。
「主催者に報告するしか無かろう」
「そんなことをしたら、今度こそ企画がストップしかねませんよ?」
「いや、そのほうが今は最善だ」
信じられないといった顔をするマトに6/は説明する。
「次の試合に備えながら、殺害事件の犯人を捜し、襲撃者からも身を守る……
そんな綱渡りをするのは並大抵のことじゃない。
なら一時的に企画をストップしてもらって、その間に色んな懸案を片付けるほうがむしろ早い」
「でも……」
マトはなんとか反論しようとする。何しろそれは、一歩間違えれば『一時中断』ではなく『中止』という可能性が常にあるのだ。
「大丈夫だ。中止はさせない」
不安そうな顔をするマトに向かって6/が告げた。
「お前ともまた戦いたいしな……それに、俺一人に限っての話だが、今回の件は主催者の耳に入れておいたほうが安全だってこともある」
「なるほど、自分を狙っている誰かがまだいるかもしれないと訴えれば、護衛をつけてくれたり
保護してくれる可能性もありますね」
「ああ。まあその時には俺じゃなくてお前の護衛も一緒に頼むことになる。
今回のような接触がまた無いとも限らないし、その時の相手は今回ほど下手には出ないかもしれん」
自分の命がはっきり狙われた直後だというのに、必要以上に恐れも怖がりもせず最善と思える対策を冷静に述べる6/。
その横顔を見ているとマトは羨望かあるいは嫉妬にも近い感情を抱いた。
どんな非日常的なことが起こっても動じない精神力。
これほどのものを、一体どんな人生を送れば身につけられるというのか……
「……ところで6/さん」
「なんだ、またリバースか?」
急に真っ青な顔になったマトを見て呆れたように言う6/。
「違います……今度は、その、ええと……おトイレです」
そう言って腹を押さえる。
「ああ……ま、そんな常時お腹を出した格好でいればそうなるよなあ」
「ま、まあそういうことです。正直この服のせいで私は常時下痢なのです。夏場涼しいだけで何もいいことはありません」
「いやそんな情報はいらん」
「あ、あの……女の子の前であんまり吐くとか下痢とか、言うのはその、良くないような気がするんですけど……」
もじもじモードに戻った雪歩も非難がましい目を向ける。
「そんなわけでトイレに……」
「ああ待て」
縛った雪歩たちを見渡す6/。この状況からの逃亡は不可能だろう。
それよりもマトを一人にするほうが危ない。
「仕方ない、俺も行く」
二人は連れ立ってトイレに向かい、倉庫の中には縛られた雪歩たちだけが残された。
「……で、だ」
マトを伴ってトイレから戻った6/はその光景を見て頭を抱える。
「なんでこいつら死んでやがる?」
置いていった者たちは一人残らず、こめかみを撃たれて殺されていた。
今度ばかりは主催者も自殺とは言い張れまい。凶器は無いし、なによりどうやって手を縛られたまま自分を撃つというのか。
ちなみにマトはその光景を見た瞬間にリバースを起こし、今も床の上で吐いていた。
もういろはの時みたいに一時的にガマンすることも諦めたらしい。
「現場保存もクソもねえなあ……」
あとから殺害現場を調査する奴らにこの吐瀉物について聞かれたらどう答えたらいいのだろうか。
(とにかく、これは悠長なことは言ってられんな)
彼女たちが殺された理由は考えるまでも無く口封じだろう。
ようやく立ち上がったマトに向かって険しい顔で告げる。
「このことを報告に行くぞ」
「はい……でもその前に……」
「なんだ、もうちょっと吐きたいのか?」
「いえ、今度はトイレです」
「もうお前帰れー!!」
ここに来て6/は冷静さを失って素で叫んだ。
【一日目・5時20分/東京・カオスロワンアイドルセカンドステージ会場/天候・雨】
【6/氏@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】疲労(中)、カオスロワ参加者として引退中
【装備】カオスロワンアイドルの番号札、万年筆
【道具】支給品一式
【思考】基本:カオスロワのアイドルの頂点を目指す。
1:主催者に一部始終を報告し、保護を求める。
2:二回戦も頑張る。
3:新必殺技が……………?
〔備考〕
※今までのカオスロワや他のロワの登場、活躍を全て知っている6/氏です。
【黒衣マト(ブラックロックシューター)@BLACK★ROCK SHOOTER】
【状態】吐き気、腹痛
【装備】★Rock Cannon
【道具】不明
【思考】基本:アイドルになる
1:主催者に一部始終を報告する。
2:全面的に6/氏を信頼
【萩原雪歩@アイドルマスター2 死亡確認】
【カオルロワンアイドルの係員に成りすましていたアンチ連盟の人@テラカオスバトルロワイアル 死亡確認】
審査員用の控え室の一室で、二人の男が話をしていた。
「全く君も容赦が無いねえ。何も殺すことも無かったろうに」
井口ヒロミがそう言うと、猟銃を持った男が不敵そうに答える。
「なに、敵の手に落ちるようなマヌケどもなど俺たちアンチ同盟の恥ってもんよ。
それにあの程度の奴らを切り捨てても同盟は痛くもかゆくも無い」
男は和服姿だった。猟銃もかなり古いタイプのもののようだ。
そしてその足元には一匹の狐がいた。
「ま、さすがにこうなっては仕方が無い。このまま予定通りに企画を進めるわけにはいかないね。
全く余計な仕事を増やさないで欲しいよ。まあじきにここにあの二人が駆け込んでくるだろうが……」
「まあそしたら奴らの要求を全部聞いてやんねえ。そうすりゃしばらくは表立った動きは控えるはずだ」
そう言って猟銃の男は酒を飲む。
「それよりあんたの立場のほうが俺は心配だよ? カオスロワンアイドルの運営側でありながら俺たちアンチ連盟とつるんだりして」
「別にいいさ。この際教えてあげるけど、僕はこのアイドル企画そのものにはそこまで興味は無い。
僕が求めているのはカオスロワのアイドルを作ること、なんかじゃないからねえ。
僕が求めているのは結果じゃない、過程なのさ」
「ほう、そりゃあいい」
その時、男の足元で寝ていた狐が、迫る駆け足の足音に気付いて耳を立てて立ち上がった。
【一日目・5時20分/東京・カオスロワンアイドルセカンドステージ会場/天候・雨】
【井口ヒロミ@本格的ガチムチパンツレスリング】
【状態】健康
【装備】スタッフ証
【道具】支給品一式ほか多数
【思考】
基本:カオスロワンアイドルのお手伝い。
1:さて、どうしたもんか……
【兵十@ごんぎつね】
【状態】健康
【装備】猟銃
【道具】支給品一式ほか多数
【思考】
基本:カオスロワンアイドルのスタッフに成りすまして目的を達成する
※アンチ連盟の刺客です
【ごん@ごんぎつね】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式ほか多数
【思考】
基本:カオスロワンアイドルのスタッフに成りすまして目的を達成する
※アンチ連盟の刺客です
「はぁはぁ……積極的に殺人だなんて、少しは頭冷えたかしら?」
「……むしろ燃えて熱いんだけど」
「た、たすけてー!」
魔法少女と魔女、そしてアルター使いの戦いは魔女の勝利で終わった。
いくらネルの肉体が強化されているとはいえ、首から上が未強化なのが致命的だった。
相手は本物の魔法を使う歴戦の上級魔女。杖の打撃もかなりの威力だったのだ。
ネルは筋肉から煙をあげ、頭には大きなこぶができて、さらに正座をさせられた。
休戦のためにキュゥべえ(以下QB)は殺されず、彼の支給品だった有刺鉄線で束縛された。
そしてジグマールは早々に戦いから離脱していた。ある意味それが一番正しい選択だろう。
「全く……その淫獣が何を吹き込んだのか知らないけど、貴女の願いってなんなの?」
「……戦闘力B、レンきゅんが見ても反応する可能性は0……いいわ、教えてあげ
「心の声が表に出てたわよ。丸焼きにしてあげましょうか?いいから素直に教えなさい」
◆
「……要するに、愛しの彼の好みがわからなくて不安で、でも最終的に結ばれたいのね?」
「そうよ!そのためにはQBがまだ必要なの!」
ネルは結局、自分の行動方針をアルティに打ち明けさせられる。
全てはレンきゅんを手に入れるためだと、ネルは信念を持って答えた。
「馬鹿ね……愛の魔法に関しては私のほうが先輩だから、一言言わせて貰うわ。
貴女、根本的に間違っている」
「なっ!どこがよ!?」
だがアルティはネルの言葉を一蹴し、諭すように言葉を続けた。
「もし、仮に貴女が邪魔者を全て排除できて、愛しい彼と結ばれたとして……
彼は、周りの人は喜ぶ?いいえ、殺人狂の夫とその彼まで罵られ、避けられる。それで幸せ?」
「!!」
「愛の魔法は誰かを幸せにする魔法。魔法は使い方を誤れば悲劇しか生まないの……」
ネルはショックを受ける。
全ては自分とレンきゅんが結ばれるためだと思っていた。
彼に近寄る悪い虫を全て叩き潰せばいいと思っていた。
だけど、それは全部自分中心の発想。肝心の相手の気持ちを全く考えていなかった。
「で、でも私はどうしても……!」
「貴女、もっと自分に自信を持ちなさい。せっかくかわいいんだから。
それにとっても一途。愛すら人のためだったら何だってできる強さを持っている。
QBの力を借りなくても、十分な愛の強さ。
彼を誰かにとられないか心配?取り返せるわ。貴女の愛の炎は、誰にも負けないものなんだから」
自分に自信を……
そうだ、自分はレンきゅんを愛している。自惚れでもなく断言できる。
この世界の誰よりも、他の家族の誰よりも愛している。
愛の強さの勝負なら、真っ向から正々堂々挑んで負ける道理がない。
そうさ、ルカ達より胸が小さくとも、大切なのは体じゃない、愛の強さ、想いの強さ!
ああ、私は一体何に惑わされていたんだろう……
ネルの中で、何かがふっきれた。
◆
「……ありがとう師匠!おかげで目が覚めたわ!」
「し、師匠?」
「うん、筋肉の師匠はもういるから愛の魔法の師匠かな。
私、愛の魔法でレンきゅんを絶対に幸せにしてみせるわ!」
晴れ晴れとした笑顔で、ネルは立ち上がる。
「でもまずはレンきゅんを見つけないと。今もどこかで悲しみにくれていたら……」
「そうね……こんな世界、彼の命を狙う奴もいるでしょうね。
幸い貴女は戦う力を手に入れてる。敵を壊すんじゃなくて、彼を守るために力を使いなさい。
それとこれは、新しい愛の魔法の使い手への餞別……持っていきなさい」
アルティがネルの胸に触れ、魔力を流し込む。
「これは……凄い、なんだかさらに愛の力が強くなった気がする!」
「私の愛の魔法の力を分けたわ。これでQBがいなくなっても魔法が使えるはず。
愛の魔法の強さは想いの強さに直結している。貴女ならすぐに使いこなせるはずよ。
でも蘇生魔法は止めときなさい。私ももう魔力残ってないし、失敗したら大変なことになるから」
「ありがとう師匠。このたぎるラヴ・パワー!待っててねレンきゅん!」
「一緒にいて守ってあげたりすれば、愛もより深まるわ。……最終手段で既成事実を作るのも手だけど。
とにかく頑張ってね。貴女達の幸せを祈っているわ」
「「愛の魔法に不可能はない!」」
そう高らかに宣誓し、二人は別れた。
【一日目・6時45分/東京都/天候・雨】
【亞北ネル@VOCALOID派生】
【状態】魔法少女、首から下は超肉体、頭にこぶ、魔力上昇
【装備】妖しく光る肉体、金のブーメランパンツとマント
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:この世界のレンきゅんと結ばれる
1:レンきゅんをみつけ、守る
2:魔法を正しく使い、レンきゅん達が幸せになれるようにする
3:ただし反撃が必要な時は容赦しない
「頑張ってね、ネル……さてと」
ネルが凄まじい速度で走り去るのを見届けるアルティ。
その姿が見えなくなったところで、彼女は後ろへと振り向いた。
その先には、縛られたQBが転がっている。
「私の愛の魔法に(笑)をつけただけじゃ飽き足らず、純粋なネルの愛まで利用するなんて……
貴方、覚悟はできてるんでしょうね?」
炎を撒き散らしながら、アルティはゆっくりとQBに近寄り……
「ぁぁああ……!なんだかこのトゲトゲが体に食い込んで気持ちいぃ!」
「まさか目覚めたの!?」
逃げ出した。
【アルティ@Luminous Arc2】
【状態】健康、覚醒後、魔力消費(大)
【装備】炎杖エクリクシス
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:愛の魔法で世界を救う
1:キュゥべえは放置
※蘇生魔法は当分使えません
雨にうたれながら、新たな世界、未知なる感覚を手に入れたQBはただ転がり続ける。
「……放置プレイか。それもなかなかいいね」
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】焦げダメージ、火傷、片耳手損失、恍惚、目覚め
【装備】有刺鉄線
【道具】支給品一式
【思考】
基本:この未知なる感覚を楽しむ
「さて、そろそろ出発しよか」
洞爺湖観光ホテルのロビー。椅子から立ち上がりながら、アッコさんは言った。
「出発ってどこへですか、おやびん?」
「主催のとこにきまっとるやろ!!このアホ!!!」
愚問だ、と言わんばかりにアッコさんは坂田をぶっ飛ばした。
「モルスァ」
どっかで聞いたことのあるような断末魔をあげ、坂田はのびた。
「いいんですけど、アッコさん。主催の居場所わかるんですかwwww」
俺の問いに、アッコさんは
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」
哄笑する。これもまた、愚問といったところだろう。
「……知らんわ!!」
どんがらがっしゃーん!!!!
その言葉にアッコさん以外の全員が座っていた椅子ごとずっこけた。
そう、さながら「新婚さん」の桂三枝のごとく。
糸色がよろよろと起き上がる。
「なら、そんなこと言わないでくだ……」
糸色の言葉はアッコさんの見せた拳でさえぎられた。
やっぱアッコさんはおっそろしいわwwww
まあ、確かにずっとこのままここで大人しくしているわけにもいかない。
だってずっとこのまま同じ場所にいたら、小説として面白くないわけだしwww
主催の居場所が分からなくても、とにかくどこかに向かわなければ。
「ひとまず、適当なとこに向かえばええやろ」
「いや、適当じゃダメでしょう。なんでこんなに大雑モルスァ」
今度は糸色がブッ飛ばされたwwwww
---------------
「しゃーないな。東京でええやろ」
「ええやろって……あなた……」
糸色さん、苦労性だなぁ……ww
「あ、そういえば私の支給武器って何だろう」
そんな状況下で、可符香ちゃんがデイバッグをあさる。
なかなか出てこない。かなり大きい武器のようだ。
「えい!!」
あ、出てきた。……出てきたのは……
「すっげええwwwwwセスナだwwwww」
「ギャグアニメじゃないんですよ、こんな小さなデイバッグにセスナが入っているなんて……」
笑う俺の横で、糸色が呆れ果てている。
「しかし、出てきたのは事実だろ」
「ですが、坂田さん……」
「お前ら、ごちゃごちゃやっとらんとはよ乗り!!!」
アッコさんの一喝で俺達はセスナへと向かった。
「で、だれが運転するんですか?」
可符香ちゃんが問うた。
「私や」
アッコさんが自分を指差す。
「すっげえwwwアッコさん、セスナの操縦法知ってるんスか!?!」
「知らん!そんなん気合いでええわ!!」
そう言ってアッコさんは操縦席に乗りこんだ。
やっぱアッコさんはパないわwwwww
「なんか悪い予感がするナツ……」
可符香ちゃんの膝の上で、ナッツが不安げな顔をしている。
まあ、しょうがないだろう。セスナの運転方法を知らない人間がセスナを動かすのだから。
「気合いでええわ」と言われたら、不安にならない人間はいない。
でも、アッコさんならなんとかできるっしょwwwだってアッコさんだもんwww
向こうではすでに、アッコさんが操縦桿を握りしめスタンバイしていた。
「燃料満タン、視界は……そこそこ!非常口は自分で探し!シートベルト、締めたな?
いざ、東京に向かって全力前進や!!!!」
猛烈なスピードでセスナが走り出す、そして……きりきり舞いながら北の大地から飛び立った。
「助けろナツー!」
「絶望した、無免許の人間が飛行機を運転していることに!!」
1匹の生物、1人の男の悲鳴を乗せて。
【一日目・6時51分/北海道上空/天候・雨】
【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】基本:生きて帰りたい
1:たすけろー!
【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夢原のぞみ仕様)
【道具】支給品一式 (−セスナ)
【思考】基本:絶望を止めるんです!
1:すごい、飛んでます!!
【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康
【道具】なし
【装備】支給品一式 柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【思考】基本:アッコについていく
1:こんな運転で大丈夫か?大丈夫、問題ない!(だっておやびんだから!!)
【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夏木りん仕様)、ビニール傘、セスナ
【道具】支給品一式
【思考】基本:ロワをぶち壊して、みんなで飲み会!
1:東京に向かって全速前進!
【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(−ビニール傘)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:すっげえwwアッコさん飛行機動かしてるwww
【ナッツ@Yes!プリキュア5】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:5人のプリキュアを集める
1:たすけろナツー!
-------------
ちょうどそのころ、洞爺湖にうつぶせで浮かんでいる男がいた。
男の名前は右代宮譲治。……気を失っているらしい。
彼はいつ目を覚ますのか、そしてこれからどうなってしまうのか。
続きは忘れたころに。だって、テラカオスバトルロワイアルなんだもん。
ギャフン。
【一日目・6時51分/北海道洞爺湖/天候・雨】
【右代宮譲治@うみねこのなく頃に】
【状態】気絶、落とし穴無効
【装備】黒スーツ、富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:自分以外のモテ男を全て殺す
1:サイモンを強行突破
※アンチ連盟の一員です
譲治さん、避難所で復活なさってたwww
>>91は破棄します
投稿時間的に向こう方が後だから、むしろ
>>91をつなげたんじゃね?
だから破棄の必要は別にないかと
避難所のも北海道の湖ってなってるからだいじょぶじゃね?
てかみんなどんだけ譲治をいじめたいんだよw
>>93-94 確認してみたら、本当だったw
しかも、北海道ってwwなんという偶然の一致。
すみませんでした、そしてありがとうございます
ぬるぽ
97 :
電人M:2011/02/11(金) 22:12:27 ID:uEqzN4+Z
「ミク……貴様は……」
赤きセイバー、ネロはたった今眼前で起きた出来事が信じられなかった。
逆刃刀を手に立つミク、その足元には頭を唐竹割りされた錆白兵の屍体が転がっている。
セイバーと白兵の戦闘中……常人ならとても介入できない戦闘の中にミクは割って入り、物を斬れないはずの逆刃刀で錆白兵を斬り裂いたのだ。
「一体どうやって……」
ミクの顔を見て、近づこうとしたセイバーの体が止まる。
ミクの顔には瞳が無かった。ただ暗黒の空間がその双眸の中に広がっていた。
何が起きたのかは分からない、だがミクは危険だ。セイバーがそう思って下がろうとする
その前にミクはセイバーとの距離を一瞬で詰めていた。
そして逆刃刀をセイバーの心臓に突き立てる。
「なっ……」
口から血を吹き出し、悪魔を見るような目でミクを見るセイバー。その首を、ミクは引き抜いた刃で斬り落とした。
ミクの周囲の空間が変質していく。
その空間に飲み込まれるように、錆白兵とセイバーの屍体はグズグズに腐り溶けた。
◇
「おい、何が起きた?」
アンチ連盟のコンピュータールーム。フォルテッシモは不機嫌な声を上げる。
彼はオプーナとカイトを空間ごと切り刻んで殺し、錆白兵の様子を見に行こうとした矢先に現実世界に無理矢理連れ戻されたのだ。
「電脳世界に戻せ!俺はまだ任務を果たしていない!」
同じく連れ戻されたジェリド・メサが、自分たちを連れ戻したクルル曹長に詰め寄っていた。
「おい、錆はどうした」
「クーックックックック……あいつの事は諦めたほうがいいぜ……」
そう言いながらPC画面を見るクルル。あいかわらずの笑い顔だったが、その額には汗が浮かんでいた。
「クックックッ……こいつはヤバイ事になったぜ……」
【一日目・6時30分/アンチ連盟・コンピュータールーム/天候・雨】
【クルル曹長@ケロロ軍曹】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:クックックッ……さてどうするべきか
※アンチ連盟の仲間です。
【フォルテッシモ@ブギーポップシリーズ】
【状態】健康
【装備】グリードアイランドのスペルカード@HUNTER×HUNTER
【道具】支給品一式 他不明
【思考】 0:強者と戦う。
1:敵を倒す。
2:錆はどうした?
※アンチ連盟の仲間です。
【ジェリド・メサ@機動戦士Zガンダム】
【状態】健康
【装備】デスティニーガンダム@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
【道具】不明
【思考】
0:アンチ連盟の全てを握る。
1:ディアッカを倒す。
※アンチ連盟の仲間です。
98 :
電人M:2011/02/11(金) 22:13:07 ID:uEqzN4+Z
☆
汚染されていく。
全ての電脳世界が汚染されていく。
「グゥレイト!」
そんな中でディアッカはまだ破壊活動を続けていた。
たとえ世界がおかしくなろうとも、彼は全てを破壊することしか考えていなかったのだ。
「グゥレイ……ト……?」
その額に刀が……逆刃刀が突き立てられた。
ガンダムの外側から、想像を絶する力で投擲された逆刃刀はコクピットを切り裂き、ディアッカの命を奪ったのだ。
コントロールを失って墜落炎上したヴェルデバスターガンダム。初音ミクはその残骸に近づくと……融合を開始した。
数十分後……
電脳世界に悪魔が誕生した。
それは超巨大な少女の顔だった。その顔から伸びた無数の触手が、周囲の空間と連結している。
そして頭頂部からはヴェルデバスターガンダムの上半身が生えていた。
しかしその頭部は、胴体部の顔と同じ、ツインテール緑髪の少女の顔になっていた。
それはもう初音ミクではない。初音ミクとDG細胞とシグマウィルスが不可分に結びつき誕生した怪物、デビル初音ミクだった。
デビル初音ミクの目的は地球の浄化、つまり人類を絶滅させることである。
そして今の時代、核兵器すらコンピューターによって管理されている。
それらの兵器を自由に使い、人類を絶滅させるために、デビル初音ミクはさらなる電脳空間への侵略を開始した。
【一日目・6時30分/デビル電脳世界/天候・果たしてデビル電脳世界にそんなものがあるのか】
【デビル初音ミク@VOCALOID+DG細胞&シグマウィルス】
【状態】DG細胞、シグマウィルスに感染
【装備】デビル電脳世界
【道具】デビル電脳世界
【思考】
1:人類を絶滅させる
2:そのために全電脳空間を掌握する
【錆白兵@刀語 死亡確認】
【セイバー(ネロ)@Fate/EXTRA 死亡確認】
【オプーナ@オプーナ 死亡確認】
【カイト@.hack 死亡確認】
【ディアッカ・エルスマン@スーパーロボット大戦Z 死亡確認】
最終話 希望を胸に すべてを終わらせる時…! T・C・C第1巻は、発売未定です。 オス・テラカ
魅音「チクショオオオオ!くらえオソローシ!新必殺音速イヤボーン斬!」
オソローシ「さあ来い魅音ンンン!オレは実は一回刺されただけで死ぬぞオオ!」
(ザン)
オソローシ「グアアアア!こ このザ・フジミと呼ばれる四天王のオソローシが…こんな小僧に…バ…バカなアアアア」
(ドドドドド)
オソローシ「グアアアア」
ツヨイーヨ「オソローシがやられたようだな…」
スゴイーゼ「ククク…奴は四天王の中でも最弱…」
キョウレーツ「人間ごときに負けるとは魔族の面汚しよ…」
魅音「くらえええ!」
(ズサ)
3人「グアアアアアアア」
魅音「やった…ついに四天王を倒したぞ…これでラスボースのいる魔龍城の扉が開かれる!!」
ラスボース「よく来たなソードマスターミオン…待っていたぞ…」
(ギイイイイイイ)
魅音「こ…ここが魔龍城だったのか…!感じる…ラスボースの魔力を…」
ラスボース「魅音よ…戦う前に一つ言っておくことがある お前は私を倒すのに『竜の玉』が必要だと思っているようだが…別になくても倒せる」
魅音「な 何だって!?」
ラスボース「そしてお前の両親はやせてきたので最寄りの町へ解放しておいた あとは私を倒すだけだなクックック…」
(ゴゴゴゴ)
魅音「フ…上等だ…私も一つ言っておくことがある この私に双子の妹がいるような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!」
ベルゼバブ「そうか」
魅音「ウオオオいくぞオオオ!」
ラスボース「さあ来いミオン!」
ミオンの勇気が世界を救うと信じて…! ご愛読ありがとうございました!
テラカオスバトルロワイアル8th・完
魅音何やってんだよwww
「と、いうお話だったとサ」
「んなわけあるかぁァァ!!っていうか、まだ1日目だぞ!まだ始まって数時間しか経ってないぞ!!」
このような打ち切り漫画的な嘘最終回を語り、メガネの少年にツッコまれたのは私、園崎魅音だ。
「まあまあ、冗談を冗談と見抜けない人には掲示板を使う資格がない、ってね☆」
「掲示板って何だァァァ!!!」
このように、強烈なツッコミを繰り出すメガネの少年。名前は志村新八君。
数時間前……そう。バトルロワイアルとやらが始まってすぐに知り合い、行動を共にしている存在だ。
案外飽きない存在で、全てが終わったら部活メンバーに入れようか……と考えているところ。
部活メンバー……といえば圭ちゃんにレナ、梨花ちゃんに沙都子はどうしているんだろう。
いくら何度も死線をくぐりぬけてきた最強メンバーだとはいえ、
「殺しあい」というフィールドに置かれたら結構きついんじゃないか?
けど、信じるしかない。絶対大丈夫だって。何故なら私達は部活メンバーだから!!
「と、いつまでもここでじっとしているわけにいかないよね。新ちゃんも探し人いるんでしょ?」
「え、まあ……」
「OK、ならば出発だ」
「どっかで聞いたセリフ……」
私達が今いる場所は京都らしい。京都って1回行ってみたかったんだよね。
おたべとか、五色玉とか……そうそう、それからにしんそばにお漬物!
って食べ物ばっかだな……。圭ちゃんに笑われちゃう。
五色玉ってレナが喜びそうなお菓子だな。絶対に箱ごと「お持ち帰りぃ〜」しそう。
でも、これはぶらり旅じゃない。バトルロワイアルだ。
ぶらり旅をするのはこんな空しい戦いが終わってから。絶対にメンバー全員で帰ってみせる。
梨花ちゃんの言葉を借りるなら、「ふぁいと、おー☆なのです」といった心境だ。
と、そんな私達の前に人が通りかかる。小さな女の子とおじいさんだ。
地元の人だろうか、それとも参加者?もし後者なら主催者とやらに怒りを覚えるばかりだ。
ー女の子が話しかける。
「おねえさん、のびちゃんとどらちゃんをしらない?」
のびちゃんと……ドラちゃん?聞いたことのない名前だ。
「これ、「タマキ」ちゃんや。挨拶せんといかんだろう」
「わたしは玉子よ」
「おー、すまんかったの、「ヤマキ」ちゃん」
「だから、玉子」
「あー、すまないねぇ、「ヤマニ」ちゃん」
「おいィィィィィィ!!!どんだけ間違えれば気が済むんだよ!っていうかどんどん遠くなってるし!!」
新ちゃんのツッコミがまたまた炸裂した。
「まあまあ。玉子ちゃん、人を探してるの?」
「ええ、わたしの「ぐそく」と「いそうろう」をね」
「あっはっはっは!「愚息」に「居候」?小さいのに難しい言葉知ってるねー?でも、意味知ってる?」
「しってるわ」
大笑いする私に、玉子ちゃんは冷静に返した。
「まあさ、おじさん達も人を探してるの。よかったら、付き合うよ。
私は園崎魅音。で、こっちのメガネは志村新八っていうの」
「ありがとう、それからよろしく」
こうして、新たな同行者を加え私達のバトルロワイアルは再開したのである。
に、しても玉子ちゃんの横にいるおじいちゃん。初めてあった気がしないなー。
けど、公由のおじいちゃんや、雛見沢の翁方ではない。それでも……なんでだろうな。
「そういえば、おじいちゃん名前は?」
「ワシか……ワシはのぉ……忘れた」
【一日目・7時07分/京都府京田辺市/天候・曇り】
【野比玉子@ドラえもん】
【状態】ょぅι゙ょ、健康
【装備】バスタードソード@テイルズシリーズ(ビームで死んだタケシから入手)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:のびちゃん、ドラちゃん待っててね
1:おじいちゃん(圭一)といっしょに行動する
2:こうげきしてくるやつは、ころす
【前原圭一(84歳)@ひぐらしのなく頃に】
【状態】老人、健康、ややボケ気味
【装備】鉄バット
【道具】支給品一式
【思考】
基本:玉子ちゃん(野比玉子)の人探しを手伝う
1:なんかいっぱい人が来たのー
【園崎魅音@ひぐらしのなく頃に】
【状態】健康
【装備】モデルガン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:部活メンバーと合流、そして全員で生還。殺し合い?のらない!(ただし、相手が襲ってきた場合はその限りではない)
1:おじいちゃん(圭一)、玉子ちゃん、新ちゃんといっしょに行動する
【志村新八@銀魂】
【状態】健康
【装備】竹刀
【道具】支給品一式
【思考】
基本:銀さん達と早く合流したい。殺し合いには乗らない
1:魅音ちゃん、玉子ちゃん、おじいさん(圭一)と一緒に行動
豪華なデスクに椅子や棚、光を放つシャンデリア、高いワイン。
様々な高価な物体が散在するこの部屋は、カオスロワンアイドルのメインプロデューサー
サイモン・コーウェルのオフィスである。
そんな部屋で優雅にサイモンはワインを嗜んでいる。
参加者から幾人か死者が出ているのにも拘らず、
自分がアンチ連盟と呼ばれる過去の産物に襲われたことも無かったかのように。
コンコンっと何者かが彼のオフィスの扉を叩いている。
その音に一言どうぞっと冷静に返答し、音を立てた人物は静かに扉を開け
豪勢な部屋に入室する。
部屋に入ってきた人物は体型は非常に小柄で、少女と言っても過言ではないであろう人物であった。
だが顔も同じようかと言われれば、それは正反対とも答えてもいいほど
非常に落ち着いて大人びており貫禄がある。
体は美少女で顔は美女、では年の頃はどちら寄りなのであろうか。
体型の方から表すと小学生だろうか。
それとも貫禄の面構えから見て20代であろうか。
もしかするともっと歳上なのかもしれない。
もっとも、その答えは彼女自体よく存じていない。
五十歳以上と称してもいいと感じているし、一桁台でもいいのかもしれない。
つまり、彼女に取ってあまり年齢などに興味を示していないのだ。
しかしながら彼女を見る人物から思えば、誰もが年齢を予想したいと言わざるをえない。
そんな彼女であるが、今サイモンに見せている表情は、笑顔でも泣き顔でもない。
強いて表すのなら、仕事を終え一服したいと考量している顔であろうか。
「おやおや……その様子だとまた面倒な奴を排除してきたようだね?」
サイモンは扉から出てきた彼女が、まだ彼のデスクの前に歩いている最中に、
その人物に対して悪意のない笑みを浮かべて口を開いた。
一方入室した彼女は彼の言葉に意に介さず彼の目の前に、これまた極上の笑顔を浮かべ、
デスクの前に来るやいなや、スッとデスクに腰をおろし、空のグラスとワイン瓶を手に取り、
始めにサイモンのグラスにつぎ込みその後自分のグラスにつぎ込む。
そして乾杯と一言サイモンの目の前で呟きグラスを彼のグラスに寄せる、
もちろんサイモンもそれに答え乾杯っと言い放ちグラス同士をくっ付ける。
音を立てるグラス、そして二人はグラスに口をつけワインを嗜む。
一口したを唸らし、彼女は彼に先程の答えを口にした。
「ええ、優勝候補をあんな地雷原みたいな人と一緒に行動されてカオスロワから退場なんて、
本当に考えられないことだわ。 まあもっとも、貴方も彼には目を付けているんでしょ?
だったら彼を決勝戦まで行かせるための必要最低限のフォローはしてあげるべきじゃない?」
その口調はとても落ち着いている。
だが内容はあまり美しいとは言いがたい。
「ハハハッ! 君は本当に正直に言うね、まあ俺も彼には目を向けている、
優勝はわからないが少なくとも決勝の十数名にはコマを進めることが出来るだろうな。
そこまで行ったら実質アイドルになったことと同じ、それは本家アメリカン・アイドルと一緒だね。
そんな優勝候補をこんな茶々なステージで、下らない理由で失うわけには行かないな。
まあ、彼に近づいたほうが悪い、それは妥当だね」
サイモンはそんな彼女の言いっぷりに思わずせせら笑う。
無論彼女に対してだけではなく、彼女が殺した人物にもと言う意味も含めている。
サイモンはそのまま言葉を続ける。
「しかしながら、本当にアンチ連盟やらは厄介だね。
……ああ、でも最初に片付けたあの……まあいい、ともかくそいつはアンチ連盟には関係なかったがな。
もちろんアイツのおかげでアンチ連盟が手段を選ばなくなったから、結果は同じなんだけどね」
なんと最初に自殺として処理した猫村いろはも、サイモンの目の先にいる彼女の犯行であった。
ただしいろはの処分はスタッフ総出で決めたことであるからして、彼女だけが罪を背負うということはないであろう。
「本当よね、あの人が目指した内容とかけ離れちゃったのに、今は本当に鬱陶しいだけの組織。
雑兵も居なくなったんだし、さっさと解散すればいいものの……」
「でも旦那さんが旗揚げして譲渡したものだろ? ある意味成功だったんじゃないか?」
「そうね……皮肉な話だけど。 私たち『真の主催者のエージェント』としては
参加者がじわじわと減って欲しいものだけど……」
「まあだからこそこの企画にはよって欲しくなかったんだけどね。 ま、来たらさっさと排除、
アイドル候補たちに手が及ぶ前に迅速にな」
何とサイモンと彼女は言わばこのカオスロワ八周目の黒幕である
真の主催者から使命を司られたエージェントだったのだ。
考えても見て欲しい、何故殺し合いという危険のまっ最中にこれだけの戦力と
地盤を持っているのかを。答えは簡単、企画自体が真の主催者からの支持を得ていたからだ。
いくらサイモンの人脈と手腕を費やしても、流石に巨大な組織には出来ない。
いやその前にサイモン・コーウェルは『アメリカン・アイドル』の審査員から勇退していたから
彼がこの企画の発案者であるわけがあるまい。
それでも彼がリーダーであることは、彼が最もこのような企画に精通しており
なおかつどんなことに対しても冷静に対応できるだけの力を持っているからなのである
結果は言うまでも無いだろう。
一番問題が多くばかみたいな人数が会場に現れる一次予選を見事に問題なく捌いている。
これはサイモン以外の人間には到底不可能だと思われる。
それくらいサイモンのプロデューサーとして能力は確かなのだ。
さて、この会話からもう一つお気づきな点もあるであろう。
それはエージェントである彼女の『旦那』が『アンチ連盟』の創始者であり、
それを今の盟主(恐らくムルタ・アズラエル)に譲ったということだ。
彼女がエージェントならば必然的に旦那もエージェントだということは必然的に予想できてしまうことだ。
(事実旦那もエージェントである)
よって『アンチ連盟』と『カオスロワンアイドル』の根本は同じ『真の主催者』から生まれたものなのだ。
しかしながら彼女の旦那がアンチ連盟の権利を全て放棄した──大方雑兵たちが離れたことがそれを決断とさせた──
ことにより、自体はおかしな方向へと向かってゆく。
旦那も彼女もサイモンも、そして真の主催者でさえもアンチ連盟は崩壊の道を進むと想定していた。
けれども崩壊はしなかった。雑兵がいないことをいいことに規模を縮小し、欠点を全て取り払い再始動、
その結果何が起こったのか。
もともと同じ根であったカオスロワンアイドルにも、多くのアンチ連盟が活動をするようになったのだ。
もちろん完全放棄の前にもアンチ連盟はカオスロワンアイドル内に潜伏していた。
これは無論同じ根だということを隠すための連中と、本当にアイドルを目指していた連中だけであった。
だが今潜伏している連中は、根が同じであったことを知らない奴らばかりで、
その結果自重しない行動に出て、一時期中断せざるを得なくなってしまったのだ。
106 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/12(土) 02:44:08 ID:8a7gmRrd
「だがそれももう決着するだろう。
何せ完全に部外者である『黒衣マト』が殺されたのだから……自殺って言う風に処理したけど。
まあ、彼女じゃなくとも良かったんだがな、でもまあさっき言った通りアンチ連盟に狙われている彼の近くにいたから、
勘違いで殺されたって言われてもしょうが無いだろう、これによってアンチ連盟のリストに入っていない参加者も
アンチ連盟を憎むようになると、我ながら単純で直ぐにバレそうな策だなと思うよ」
「でもいいじゃない? アンチ連盟排除に努めてくれた参加者は私たちの傘下に入れて
真の主催者側の戦力を増やすことも出来る、新たなエージェントになれる力を持つアイドル……
もとい決勝進出の十数名を守ることが出来る、単純でも自分が命を落とす可能性が低くなるのなら、
その言うことは聞くと思うわ。 自殺と判断させたのは……まあ、これは私が言うとややこしくなりそうね……」
「なんたって君が殺したんだからそう言うしか無いな。 でもまあ何も知らない参加者が新たに関わりを持つことの内容にするための処置さ。
首突っ込みたくなる人物にはアンチ連盟を締めだしを手伝って貰えばいい」
その後しばしワインを嗜んだあと、サイモンは彼女をデスクから降りるようにいい、
そしてデスクの引き出しの中から端末を取り出し、メッセージを送り出す。
出す相手は当然この事件に対して疑問をもつアイドル候補たちにだ。
アンチ連盟がすべての原因であり、排除すべき団体であることを
鮮明に表し、自殺は連盟を油断させるための仕方のない事であった。
アンチ連盟が全て葬り去った後に、丁重に彼女を葬らせる。
もの凄く要約すると以上のような文章を候補たちに送ったのだ。
「じゃあサイモン、貴方がその他大勢に連絡を行き届かせたのだから、
私は被害者と最も信頼関係を築いた6/のもとに行かなきゃ、全ての原因はアンチ連盟ってことを伝えに……」
「おいおい、当の本人を殺したお前が向かうなんて……本当にお前さんは面白いな、東京タワー」
彼女──東京タワー──は彼の笑いながら言い放つ苦言に微笑みながらそうねと答え
扉の方へ向かう。
「あ、それと、6/は男の俺からしてみてもモテる奴だと思っているからな、浮気なんてするなよ?
まあもししていたら容赦なく旦那に連絡させてもらうけど」
「あらぁ? 私とあの人の絆はそんじゃそこらの人じゃあ切り崩せないけど?
あの人はスカイツリーにうつつを抜かしていても、最終的には私のところに戻ってきた。
それを笑顔でお帰りって返せるのが、私って言うものなのよ? ま、あの人はちょくちょく浮気するのはもうしょうがないと思っているけど。
今もスカイツリースカイツリーとか言いながらうつつを抜かしていても、可笑しくはないわね」
「惚気話するってことは、浮気する可能性はなさそうだ。 つまらんな」
そうよと、すこし悪魔がかかっている微笑を最後にサイモンに振り与え
東京タワーはサイモンのオフィスから退出する。
一人になったサイモンはいつも通り憮然とした顔に戻り、
刻々と今後のイベントスケジュールの調整をし始めた。
それが自分の仕事なのだから。
【一日目・6時10分/東京・カオスロワンアイドルセカンドステージ会場/天候・雨】
【サイモン・コーウェル@アメリカン・アイドル】
【状態】健康 碌でも無い参加者ばっかでうざったい 常任審査員 エージェント
【装備】予選応募者の名簿
【道具】支給品一式多数
【思考】
基本:カオスロワンアイドルをプロデュース
1:スケジュールの調整。
※今更言う必要もありませんが、カオスロワンアイドル企画側のリーダーです。
※真の主催者のエージェントの一人だったようです。
◆
部屋を出た私は、黒衣マトと一番関係が深かった6/の下へ向かう。
すれ違いになってしまう可能性も無くはない、なんたってサイモンへ怒鳴りこんでも不思議ではないのだから。
でもどうやらそんな心配は不必要だったみたい。
何故なら彼はボーッと食堂の席に座っていたのだから。
多分怒鳴りこむ気力さえ失った、それしか答えが考えられないくらい彼は沈んだオーラを出していた。
フフ……これから彼女を殺した真犯人が自分に話しかけてくるなんて、彼は予想できるのかしらね?
もっともそれを自分でいい事なんて十中八九ありえないんだけど。
けれどね6/、あなたはこんなところで沈んだままの人間じゃないでしょ?
だってあなたは全てのスタンスを経験した、生きる伝説のカオスロワ参加者なんですもの。
今まででもあなたが興味惹かれていた女性を失っても、あなたは精一杯
その人の分まで生きて、主催者を倒したのだから。
まあこれは全部あの人からの口伝なんだけどね。
……私やあの人、サイモンは真の主催者のエージェント。
つまりそれって誰がどう考えても、最後まで生き残るって可能性が無いと断言してもいいくらい死が近いスタンス。
そんなわけのわからないスタンスに私とあの人は付いている。
不満はないわけじゃない、だってそんなスタンスにいなければ、私とあの人は優雅に暮らしていたのかもしれない。
でも、私たちはエージェントに任命されてしまった。
もしもの話なんてしてはいけない、それ以前にあの人は平気な顔をして『カオスロワを盛り上がる一員になれるなあ』
って言ってのけた、……そこがあの人のいい所なのかしら。
話がそれちゃった、ともかく私が6/に話しかけるってことは
死に一歩とは行かず百歩くらい近づくものよ、だって私が犯人なのだから。
でも、そんな事を一々気にしていたら、カオスロワは盛り上がらない。
だから私はあの人と同じように平然に6/に向けて言葉をかける。
「ねえ……? あなたが6/氏で、いいのかしら?」
6/がゆっくりと私の方に目を向ける。
少し間の抜けた顔が私の網膜に映る。
これから私はたくさんの真実を隠し、嘘を付く。
黒衣マトを殺したのがアンチ連盟だということを。
6/、伝説の人であるあなたは私の言うことを信じてしまうの?
それとも疑いを持ちつつとりあえず頷くの?
もしかしたらすぐに嘘だとわかって私を即座に殺すの?
または全ての真実を拷問してでも私に口を割らせるの?
どんな結果が着ても私は悔いを残さないと思うわ。
何故ならば、私はあの人一緒にカオスロワが盛り上がればいいのだから。
6/、あなたはどうする?
【一日目・6時10分/東京・カオスロワンアイドルセカンドステージ会場/天候・雨】
【東京タワーちゃん@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 エージェント 常任審査員
【装備】予選応募者の名簿
【道具】支給品一式ほか多数
【思考】
基本:あの人と一緒にカオスロワを盛り上げる。
1:6/に嘘を教える。
2:6/、あなたはどうする?
※今期世界の東京タワーの役割も果たしているみたいです。
※猫村いろはと黒衣マトを殺した下手人です。
※真の主催者のエージェントの一人だったようです。
※ついでにカオスロワンアイドルの発案者だったそうです。
※どうでもいいと思いますが、脱衣拳とは切っても切れない程の仲になった模様。
【6/氏@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】疲労(小)、精神的疲労(中)、混乱、カオスロワ参加者として引退中
【装備】カオスロワンアイドルの番号札、万年筆
【道具】支給品一式
【思考】基本:カオスロワのアイドルの頂点を目指す。
1:アンタは一体……?
〔備考〕
※今までのカオスロワや他のロワの登場、活躍を全て知っている6/氏です。
110 :
決意:2011/02/12(土) 03:25:25 ID:q60TGZTB
富士山近辺でのカズマと、アナゴの殺し合いは熾烈を極めていた。
「ぶるううううううううあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
アナゴに拳を叩きつけるカズマ。それをバヨネットで防ぐアナゴ、だがその程度ではカズマの拳を防ぎきれす
そのまま後退してしまう。
「シェルブリットォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
さらに後退するアナゴに、追い打ちをかけるカズマ。
アナゴは、カズマの拳により折れたバヨネットを手放し素手でカズマの拳を受け止める。
「その程度かぁ?小僧ぉ!!!!」
「何!」
カズマの拳を受け止めたアナゴは、至近距離からカズマにエネルギー弾を放つ。
「ぐ……」
空中に吹っ飛ばされるカズマにアナゴは、瞬間移動を使いカズマが着地する地点へ先回りし
追撃のエネルギー弾を放つ。
「そう何度も食らうかよ!」
シェルブリットのプロペラを回転させ、空中で態勢を整えたカズマは
自身に向け放たれたエネルギー弾を全て弾き飛ばし、そのまま地上にいるアナゴに向け拳を叩きつける。
「ぶるううううううううううううううううあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
激突する二人の拳。だが殴ると言う事に関しては、カズマの方が一枚上手だ。
「貰った!」
「ぬううううううううううううううう……」
拮抗していた二人の拳。しかしカズマの拳に押し負けるアナゴ。
だがアナゴは、カズマの拳が自らの体に直撃する前にその場から離脱する。
「良いぞ……小僧……」
「ああ?」
「もっとだもっと、この俺を楽しませろ!」
笑みに満ちた顔で、そう言い放つアナゴ。
今彼は、今まで生きてきた中で最高に充実していると実感している。しかしそれは何故か。
アナゴは元々、ただのサラリーマンとして生きてきた。平凡な毎日を送り、平和な日本に生きる
ただのサラリーマンとして、だが彼は心の奥底で望んでいたのだ、心躍る闘争を。
そしてその願いは叶った、カオスロワによって、目の前に居るカズマによって。
だから今彼は最高に充実しているのだ。
「貴様はこのアナゴが全身全霊を持って殺す!!!」
「じゃあやってみろよ!」
構える二人。だがカズマはアナゴの構えが今までと違う事に気がつく。
(なんだ、あの構えは?)
「いくぞおおおおおおおおおおお!!!!」
アナゴの構え、それは亀仙人が編み出した奥義かめはめ波の構えである。
「か〜め〜は〜め〜―――」
「シェルブリット―――」
二人の間に、緊迫した空気が流れる。そして
「波ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
「バーストおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
激突する。シェルブリットと、かめはめ波。
「ぶるううううううううううううううううううううううううううああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
一見して、両者は拮抗しているように見える。
しかし地球すらも軽々消し飛ばすエネルギーの塊に対し、カズマは拳一つで突っ込んでいる。
その結果、カズマの右腕を包んでいたアルターにひびが入り崩壊が始まる。
(俺ももうお終いか……)
そのまま、カズマは死を受け入れる様に瞳を閉じる。そして彼の視界を暗闇が支配する。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「そんな所でくたばる気か?カズマ」
「君……島……」
だが暗闇の中、カズマの目の前には、死んだはずの君島が居た。
「お前……死んだ筈じゃ……」
「そんな事はどうでも良いんだよ。それよりカズマ、お前ここで死ぬ気か?」
「それは……」
「もしここで死ぬのが、かなみちゃんに対する謝罪のつもりなら、それは間違ってるぞ」
「なっ」
驚くカズマを見下ろしながら、話を続ける君島。
「俺は……」
「これだけは言わせてもらうが、かなみちゃんも、俺も自分で選んでお前と関わった。自分で選んだ道を進んで死んだ」
「……」
沈黙する二人。
「あ〜やっぱ説教なんて俺の柄じゃないわ」
普段の、おちゃらけた態度になる君島。
「まぁ俺が言いたいのはカズマ、お前には後悔のない道を進んで欲しいそれだけだ」
「……」
「おっとそろそろ時間みたいだな」
「待てよ」
そのままカズマに、背を向け去っていこうとする君島をカズマは呼び止める。
「ありがとよ、君島お前のお陰で目が覚めた」
「そうかそりゃ何よりだ」
そのまま黙る、二人そして
「…………じゃあな君島……」
「…………じゃあなカズマ……」
別れを告げる。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
閉じた瞳を見開くカズマ、もうその眼に迷いはない。
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
そのまま、かめはめ波を押し返すカズマだが
(押しきれねぇ)
目の前に存在する壁は、あまりにも巨大すぎる。
「だからどうした!」
前に進むように、拳に力を込める。
「そうだ俺は進む!あいつらの分まで徹底的に!」
カズマの決意に応える様に輝き始めるシェルブリット。
「もっとだ!もっと!もっと!もっと輝けえええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」
「ぶるううううううううううううううううううううううああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
アナゴの最大出力のかめはめ波をカズマが押し返す、そして次の瞬間富士山が消し飛び爆音と共に全てが光に包まれた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「随分と派手にやってくれたなカズヤ……」
荒野となった富士山近辺に立ちそう呟くのは、失神から目覚めたクーガー。
「あそこか」
クーガーは倒れているカズマを担ぎあげブルーアイズジェットに乗せる。
「やれやれ今度UMIさんに富士山に変わる、新しい山を紹介しないとな」
ブルーアイズジェットを発進させながら、頭を悩ませるクーガー。
「まっ取りあえず最速で東京に戻りふ京さんとUMIさんと合流しないとな」
夢を、夢を見ていたんです―――――――
夢の中の貴方は悲しみを乗り越え、前に進む事を選ぶのです
確固たる決意の元、その先に何があろうとも
夢の中の貴方は進み続けるのです―――――――
【一日目・午前7時00分/富士山近辺/天候・雨】
【カズマ@スクライド】
【状態】疲労(大)、ダメージ(大)、気絶
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:何があっても前に進む!
1:……
※カズマとアナゴさんの戦闘により富士山が消滅しました
【ストレイト・クーガー@スクライド】
【状態】ダメージ(大)、
【装備】ラディカルグッドスピード消失
【道具】支給品一式、ブルーアイズジェット
【思考】
基本:世界を縮める!!
1:最速で東京に戻る
2:ふ京(右京)とUMI(GUMI)と合流する
※7期から続投です
※右京とGUMIが海外に居る事を知りません
悪くない……悪くないぞ……この感覚……
死が迫ってきていると言うのに……何だろうなこの気分は……実に心地よい気分だ……
目がかすむ……そろそろか……だが後悔はない……何故なら……これが俺の選んだ道だからだ……
【アナゴさん@サザエさん】 死亡確認
そしてブラディ一家のカジノ…トトカルチョでどっちに賭けるか思案する最強のギャンブラーICブルース。
>>113の兄貴の状態表修正
【ストレイト・クーガー@スクライド】
【状態】ダメージ(大)、
【装備】ラディカルグッドスピード消失
【道具】支給品一式、ブルーアイズジェット
【思考】
基本:世界を縮める!!
1:最速で東京に戻る
2:ふ京(右京)とUMI(GUMI)と合流する
3:バイクの男(プラシド)を警戒
※7期から続投です
※右京とGUMIが海外に居る事を知りません
「な……なんなのよあの変態2ndは……」
会場の様々な場所の様子をモニターでチェックしていたニアラは唖然としていた。
北海道に、自分が苦戦した変態以上に質の悪い変態がいたからである。
ちなみに主催者本部の機器は独自のシステムで動いているため、デビル電脳の影響は受けていない。
「で、でも主催者として負けるわけには……」
「……ニアラ、少し話がある」
そんなニアラに声がかけられた。
ニアラよりも背が高い、仕方なくタンスの中にあった巫女服を着こんだ銀の髪の少女……
もれなく脱衣拳の美少女化マシンの餌食になった元装真竜ヘイズだった。
ヘイズはニアラを引っ張り、個室へと連れ込んだ。
「な、何よいきなり。私は今、あいつらへの対策を考えて……」
「……確かに強敵かもしれないが、まだ無害。今は目の前の危機を知ったほうがいい」
「危機……?」
ヘイズの言葉にニアラは疑問符を浮かべる。
確かに敵戦力は強大だが、本部にいる限りはまだ安全のはずだからだ。
「落ち着いて聞いて……あの男、脱衣拳は馬鹿のふりをして私たちを油断させようとしている。
今はまだ大丈夫かもしれないけど、いずれ私たちを消す気よ」
「なっ……」
そんな馬鹿なの言葉を言う前に、ヘイズはなおも真面目な表情で話を続ける。
「さっきからあの男、スカイツリースカイツリー煩いから、部下が試しにお茶を持っていった。
そうしたら、反応を示した。カップに描かれた東京タワーを見て、僅かに嬉しそうな顔をしたの。
それで少し疑問に思ってね……調べたら、脱衣拳が何者かと電話していた可能性が浮上。
同刻、予め目をつけていた東京タワーも電話をしていた。内容まではわからなかったけど……
まず二人が何かのやり取りをしたのは間違いない。そうなると次の謎が出来上がる。
あの男は今や主催者。転送装置を使えば、東京タワーをここに連れてくることもできるはず。でもしない。
ロワ会場よりも、本部の方が安全なのは明らかなのに……つまり、彼女はあの場に残らざるをえなかった」
「そんなにアイドルが誕生するのを見たかったってわけ?」
「……ニアラ、人間になって神の頭脳も退化した?」
「何よ!だってあのアイドル企画だって、殺し合いに恐怖して現実逃避した連中の……」
「やはり馬鹿ね。私が最初からマークしてなかったらどうなってたやら……
とにかく、あれはそんな生温いものじゃない。
考えて。ロワを開始して、僅か数分であんな大規模な計画を実行できる?
それに設備、人員、物資……アンチ連盟と同じか、それ以上よ。
それに武器庫まであった。武器の専門家の私でも、あれだけ揃えるのは少し骨が折れる。
もう……理解できた?」
「いや、あんまり……よほど人脈やらアテがあったってこと?」
「はぁ……要約すると、あれは主催者レベルの協力がないと実現不可能ってこと。
真の目的はおそらく、戦力の確保。考えてみればつくづく合理的な方法だ。
アイドルたる者強くあれ……勝ち抜き戦をやらせれば、優れた戦士が生まれる。
力がなければ頭脳、それもなければ技能、特技……最後に残るのは、やはり優れた援護者。
それを説得するなり洗脳するなりすれば、一気に強力な軍団の完成というわけ」
「なるほどね。理解したわ。つまり脱衣拳の奴、私たちの戦力が足りないから……」
ゴッと鈍い音が響く。
ヘイズが頭を抱えつつニアラを一発殴ったのだが、ニアラはその理由がわからなかった。
「この馬鹿……!『カオスロワンアイドルはロワ開始直後から存在していた』!
そして『ニアラが脱衣拳を連れて来たのは第二回放送の時』!
戦力が欲しいなら『私たちドラゴン全員を完全に無力化させる必要』は無い!
つまり最初から脱衣拳は、主催を乗っ取りに……いや、放送の時に名乗ってしまっているから、
乗っ取りを計画している誰かの手駒という線が強い!
自らは表舞台に出ないで、戦力を増強させつつ、誰からも怪しまれず、恨まれず、狙われず……
真の意味で安全なところから、バトルロワイアルを円滑に進ませようとしている黒幕の……
私たちは邪魔者でしかない。だけどロワな以上、参加者の注意をひく主催者は必要……隠れ蓑となるね。
だから脱衣拳は私たちを人間にするだけで、殺しはしなかった。だからまだ生かされている。
……カオスロワンは、アンチ連盟幹部の右代宮譲治を本気で迎撃している点から見て、
アンチ連盟とは協力関係にはない。私兵候補を殺されては意味がないということかもしれないが……
とにかく、アンチ連盟を潰しに行くはず。恐らく、アイドル候補を騙して動かしてね。
同じアイドルを目指していた黒衣マトを殺したのはアンチ連盟だとでも言えば、動くはず。
そして邪魔なアンチ連盟が滅ぶ頃には……私たちは完全なる用済み、一網打尽にされる……」
ヘイズの長い話が終わり、ニアラは何も言えなかった。
全てが推測に過ぎず、ましてや自分たちがいいように利用されたことを信じたくなかったのだ。
「信じられない?なら、追加の疑惑。ニアラに渡した死亡者リストには死者の名前しかないけど……
一部を除けば、実は加害者の名前もわかっている。そして黒衣マトを絞殺したのは……東京タワー。
それと、さっきの脱衣拳の姿を見て違和感を感じたはず。
……私たちをこんなにしたマシンが、装備から消えていた。
本部内に破棄された形跡無し、転移装置も使われた形跡無し……
多分、黒幕に報告か何かをしに行って、その場で落としたか破棄したと考えるのが妥当ね……」
今度こそ、ニアラは言葉を失った。
「それじゃあニアラ、悪いけど私とはここでお別れ。ニアラも自分で考え、動くといい」
「ど、どこに行くつもりよヘイズ!?」
話を終えたヘイズは、手早く荷物を纏め始めた。
一振りの剣に、ロワ参加者全員に配られた支給品一式、そして……首輪。
「私は……自分の推理が正しいと思っている。この本部でぼんやりしててもいずれ殺される。
戦うにしても、今の私たちはもはや少し特殊な力を持つ、ただの人間……認めざるをえない。
一参加者としてロワ会場に行って、誰かと戦って、人間の姿での経験値を積まなければ勝ち目は0。
勿論、会場で戦って負け、死ぬことも当然あるだろう。それがバトルロワイアル。
でも、名乗らず姿も見せない奴に、いつ殺されるのか怯え続けるより数段マシ。
それが元装真竜としての私の意地。運がよければ……黒幕に一矢報いれるかもしれないしね」
そう言い残し、ヘイズはどこかの県へと転送されて行った。
あとには、友の推測を聞き、これから自分は一体どうするべきなのか……
それを考え続ける主催者だけが残された。
【一日目・7時/某所・主催者本部/天候・不明】
【ニアラ@TCBR】
【状態】健康、主催者、美少女 、メイド服、グラハム(レンチ)に嫌悪感、混乱
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:????
(ついたか……いきなり東京都は危険と思って隣県にしてみたけど、これからどうしよう?
残された私の能力は……せいぜい体の軽い金属化と、ラーニングくらいか……
戦いつつ、且つ低い生存率を少しでも上げるには……やはり対主催として誰かと行動するのが一番ね。
ふっ……主催者の仲間である私が対主催とは、笑い話にもほどがある……
だが、黒幕を討つという意味では対主催と同じ思考なのか?
ま……今の私は堕ちた神、ただの人間、狩られる側だ。
人間は人間らしく、小さな抵抗をさせて貰うとしよう……)
【一日目・7時/静岡県/天候・雨】
【ヘイズ@TCBR】
【状態】健康、美少女、脱衣拳たちを警戒、
【装備】キャリバーン、巫女服
【道具】支給品一式
【思考】
基本:このバトルロワイアルの黒幕に一矢報いる
1:対主催の参加者を探して、共に行動
2:力をつける
※脱衣拳たちの裏に黒幕がいると睨んでいます
屋外でアブノーマルなプレイにふけるマイスとトゥーナ。
その様子を、近くの木の上から見つめる二つの影があった。
「あれがマスターの後輩かしら……?」
「まあ、向こうはもう独立したシリーズになってるから、直系の後輩とは言えないんだけど……。
怖いわー、今の牧場経営怖いわー」
片方はおでこがプリティなローゼンメイデン第2ドール・金糸雀。
もう片方は帽子にオーバーオール姿の青年・「牧場物語」シリーズの初代であるSFC版の主人公である。
「仲間はほしいけど、正直あの人とたちと一緒に行動するのはいやだなあ……」
「カナもかしら……」
「よし、それじゃあ他の参加者探しに行こうか……」
「了解かしら!」
木から飛び降り、二人は激しく交わる夫婦とは逆方向へと歩き出した。
【一日目・7時10分/北海道/天候・雨】
【金糸雀@ローゼンメイデン】
【状態】健康、ピートと契約
【装備】バイオリン@ローゼンメイデン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ピートと共に主催者を倒す
1:仲間を集める
2:姉妹が困っているようなら助ける
【ピート(主人公)@初代牧場物語】
【状態】健康、金糸雀と契約
【装備】デデデ大王のハンマー@星のカービィ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:金糸雀と共に主催者を倒す
1:仲間を集める
「ただいまー」
少しずつ東の空が白みはじめた頃。
泉こなたは自宅のマンションのドアを開け、久方ぶりに我が家へ帰還した。
(久方ぶりって言ってもバトロワが始まってまだ六時間しか経ってないんだけどね。何故かもう三週間近く経った気がするよ)
申し訳ないがメタネタはNG。
ところで、一度死亡したはずのこなたが普通に生きていることに疑問を抱く人もいるかもしれない。
しかしそれは単に前に死んだのが七期の泉こなた、ここにいるのは八期の泉こなたというだけだ。
要するに柊つかさや亞北ネルとかと同じケース。
(それにしてもいいかげんな放送だよね、私が死んだなんて。私が死んだなら、ここにいる私はいったい何なのさ)
だが、一介の高校生に過ぎないこなたが、平行世界の自分が死んだなんて発想に及ぶはずもない。
自身の名前が読み上げられた時は面食らったものの、すぐに同姓同名の別人が死んだか、もしくは主催が適当に放送したのだろうと思い直した。
そんなわけで、友人の名前が放送で呼ばれても、どうせ何かのミスだろうとこなたは楽観的に考えている。
いや。
無意識の内に、楽観的に考えようとしている。
いくらバトロワでも、まさかこんな身近なところで死者が出るはずがない、と。
無理矢理にでも、思い込もうとしている。
非情な現実を、直視することを避けている。
(……靴はあったから、お父さんは家にいるはずだよね。リビングかな?)
あたふたしている父親の姿を思い浮かべながら、こなたはリビングのドアノブに手をかける。
(心配させただろうから、謝らないと)
ガチャ、と音を立ててドアが開かれる。
娘の死に絶望した泉そうじろうが首を吊って死んでいた。
「え?」
【泉そうじろう@らき☆すた 死亡確認】
【一日目・06時30分/埼玉県/天候・雨】
【泉こなた@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、不明
【思考】
1:え?
※七期とは別人です
「……」
蟹こと不動遊星は猛烈に追い込まれていた。
原因は、彼の後ろから聞こえてくる「アッー!」……といった声である。
ショタ補正のかかった鏡音レンの嬌声と、腰に当たる柔らかくて暖かいもの……
そっちのケはない遊星だが、悲しいかな、彼の育った環境が不味かった。
ジャック・アトラスと色々あり、スラム街・サテライトで仲間と日々を過ごしてきた遊星。
彼の周りは、100%男で固められていた。それもむさいのばっかりだ。
その中に一人だけ、幼い子がいた。
その外見から、一部の視聴者と遊星はその子を女の子だと思い込み……抜いた。
まあオチは読めてるとは思うが、数週間後に男であることが確定された。
結果、一部の視聴者と遊星は某バイク人間に負けない程の深い絶望を味わったのだ。
その後、ある日を境に彼は自分の欲望の処理に困ることがなくなった。
時の流れは人の心の傷を癒す。遊星も、忘れたいその絶望をもうほとんど忘れていた。
だが、突然巻き込まれたこのテラカオスバトルロワイアルで事件が起きた。
一回轢き逃げされかけたことではない。
ずっと欲望の処理をしてきた大切な相棒と離れ離れになってしまったのだ。
これはやばい。しかも、ちょうど処理をしようとしていた時にロワ参加である。
そして見つけた仲間は、常時合体状態の阿部さんとレン。
彼らは時と場所を選ばない。そう、この遊星号でもかまわずヤッている。
そして前述したが、遊星の腰には何かが当てられている。
そして荒い息づかい、嬌声……ショタ……
溜まっていた遊星に、かつての悪夢が蘇る。
(お、落ち着け! クリアマインドの境地になるんだ……!)
必死に必死に、耐える。
ここでレンをおかずにしてしまったら、今度味わう絶望は前回の比ではない。
いや、おかずで済めばいいほうだった。
今、遊星の下半身のスピードカウンターはマックスの12溜まっている。
スッキリするとなると、10は消費したい。
カウンターを10個取り除くと……『フィールド上の何かを一つ破壊する』
そう、何かのはずみでレンを破壊してしまうおそれまであったのだ。
そしてwikiに載る、死亡者・鏡音レン、加害者・不動遊星、死因・堀り殺し……
とてもじゃないが直視できたもんじゃない絶望。レンの遺族にどう謝罪しても許されはしないだろう。
そして、自分が筋肉と愛の魔法少女に輪廻転生もできない程に【禁則事項です】される気もした。
(くそっ……クリアマインドの境地に達せない!
このままじゃ、俺はとんでもない過ちを……!
…………そうだ! こんな時こそ、あいつを思い出すんだ……!)
そして遊星は、非常回避手段として、過去を思い出し始めた。
この世界に来る前の、相棒との日々を……
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『ブラックローズドラゴンは、シンクロ召喚に成功した時、フィールドのカードを全て破壊する!』
『何度でも受け止めてやる! ヴィクテムサンクチュアリ!』
とある大会での一試合。
一体のドラゴンが全てを破壊しようと、もう一体は主人を守ろうとしていた。
身を挺して敵のドラゴンの攻撃に耐える、星屑の名を冠するドラゴン。
観客達は、大型ドラゴン対決に息を呑んでいただろう。
だが、その時の遊星は違った意味で息を呑んでいた。
彼には、不動遊星には確かに見えていた。
自分を守ってくれているのがドラゴンではなく、一人の美少女だということが見えていた。
白衣に身を包み、輝く蒼銀の髪をなびかせる清楚な美少女の姿が見えていた。
ボロボロになりながら、敵のドラゴンを自分もろとも墓地へと送る健気な美少女の姿が見えていた。
その日の夜、遊星はカードから『彼女』を呼び出した。
『大丈夫だったか?』
『は、はい……マスターのためだったら……なんだって頑張れます……』
「そうか……なんでもか……』
暗転
この日から、不動遊星は本屋に立ち寄ることもトイレに篭ることもなくなったという。
またあくる日、『彼女』は以前の黒バラのドラゴンから手痛い仕返しを受けた。
抵抗する攻撃ができなくなるまで、死なない程度に何度も何度も何度も何度も茨の鞭でその身を裂かれた。
その日の夜、遊星は『彼女』の全身を、傷跡を舐めまくった。
即興の思いつきで行った、自らの手による鞭打ちも『彼女』には意外と好評だった
また別の日、『彼女』は誘拐され、遊星が誘拐犯と対峙した時の『彼女』の姿は黒い拘束具をつけられ、変わり果てていた。
なんとか『彼女』の奪取に成功したあとは、顔芸誘拐犯を塵にした。
その日の夜、遊星はごめんなさいと謝り続ける『彼女』を一晩中愛した。
それとは別の日とその後日、『彼女』は奇妙な合体ロボの触手で全身を拘束され、ロボに取り込まれた。
新たな世界を知った遊星は新たな力にも目覚め、ロボを操る男の上半身をもぎとってやった。
その日の夜、遊星は早速『彼女』を荒縄で縛り、じっくりとその様子を楽しんだ。
そのまた別の日、『彼女』は三極神と呼ばれるガチムチのおっさんにたて続けにその身を嬲られた。
その怒りから、三極神は遊星の手により戦闘能力をゼロにされたうえ異次元追放された。
その日の夜、遊星は汚されちゃったと嘆く『彼女』をずっと慰め続けた。
さらに別の日も、その次の週も……『彼女』と遊星はずっと一緒だった。
その『彼女』は今はいないけれど、彼女との思い出の日々は残っている。
きっと自分が『彼女』を探しているように、『彼女』も自分を探してくれているに違いない……
また会いたい……
そしてまたあの愛の日々を……
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「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!! いまどこだあああああああああ!!!
スタアアァァァァァァダストゥウオオオオオオオオオオオッッッ!!! ウッ!!!」
SPカウンター 12→0
「ふぅ……ありがとうスターダスト……お前のおかげでショタを襲わずに済んだ……」
(遊星はドラゴン専か……)
(遊星さん……人を愛せない体なんだ……)
【一日目・7時/静岡県/天候・雨】
【阿部高和@くそみそテクニック】
【状態】健康、レンを捕食中
【装備】不明
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:や ら な い か
0:アッー!
1:レンの家族探しを手伝う
2:レンと遊星と行動する
3:その道中でいい男をさがす
4:悪い男は掘り殺す
5:できれば遊星も掘りたい
※7期とは別人です
【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】阿部さんを見てると胸がドキドキする…
遊星さんとくっついていても胸がドキドキする…
【装備】不明
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:家族を探す
0:アッー!
1:阿部さんと遊星と行く
2:阿部さんとイク
3:できれば遊星さんともイキタイ
※7期とは別人です
【不動遊星@遊戯王5D's】
【状態】健康、スッキリ
【装備】遊星のデッキ、Dホイール(遊星号)
【道具】支給品一式
【思考】基本:仲間を探して主催を倒す
0:ありがとうスターダスト……
1:阿部さん達と東京へ行く
2:でも決してイキはしない。
3:阿部さんとレンと一緒に行動する。
※スターダストドラゴンは持ってません。
※探してるのはプラシドワイゼルにinしてるスターダストとは別人です
「クソッ!こいつはどういうことだ!」
「もうこんな所にまでゾンビが……」
スネーク、フランク・ウェスト、一休さんは命がけで沖縄を脱出し鹿児島県にたどり着いていた。
しかしそこで彼らが見たのは、街に溢れかえる屍生人の姿だった。
そう、ロワが開始してから7時間、ほとんど話題に上らない間に
血を吸うだけなら禁止行為に当たらなかったため、九州全域が屍生人によって占拠されていたのだ。
しかも食事の禁止が解かれたために、今や屍生人たちは人々を貪り食っていた。
屍生人の弱点である太陽光も、まだ九州地方には差し込む気配すらない。嵐と豪雨がいまだに続いている。
物音に目をやると、4人のゾンビが血管を針のようにして突き刺し人の肉を喰らっていた。
【善人化範馬勇次郎@グラップラー刃牙 死亡確認】
【善人化ラオウ@北斗の拳 死亡確認】
二人を食い終わると、ゾンビたちは今度はスネークたちに襲い掛かってくる。
「おれの名はペイジ」「ジョーンズ」「プラント」「ボーンナム」
『血 管 針 攻 撃 !』
だが3人は難なくその攻撃を回避する。
そしてスネークはペイジの頭部を撃ち抜き、フランクはジョーンズとプラントをマネキンで殴り殺す。
最後に残ったボーンナムは、一休さんの持っていた丸太で押し潰された。
【ペイジ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【ジョーンズ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【プラント@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【ボーンナム@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
「こんなこともあろうかと丸太を拾っておいて正解でしたね」
「ああ……しかしゾンビの感染がここまで拡大しているとはな……」
流石に動揺するスネークと一休さん。
「おい!こいつを見てくれ!」
そんな彼らにフランクは携帯電話の画面を見せる。
「この携帯はいつ手に入れたんだ?」
「さっき倒したゾンビから頂いたのさ。どうやら奴の支給品だったらしい……それよりこれでインターネットに接続してみたんだが」
画面にはネットの掲示板が表示されていた。
「これはカオスロワ参加者が情報を交換するための掲示板らしい。この書きこみを見てくれ」
333 名前:ひとで大好き◆YareYareDZE :XXXX/■△/○◎(?) 06:55:00 ID:9jojoTR0
九州で屍生人が増殖しているのは沖縄にいるDIOという吸血鬼が原因だ。
俺が直々にぶちのめしたいが中々交通手段の確保ができねえ……やれやれだぜ。
「この情報は信用できるのか?」
「ああ。このトリップは他の書きこみで
俺たちが戦っているゾンビの特徴や弱点を性格に言い当てている。信用できると思うぜ」
「では……沖縄に戻りDIOという吸血鬼を倒すしか、この状況を打破する方法はないということか
……俺は沖縄に戻る。お前たちはどうする?」
「俺も沖縄に戻るぜ。こんな大スクープは逃せないからな」
「では……御坊は?」
「私も皆さんに同行します。これ以上屍生人の犠牲を出さないために、私もお手伝いしたいのです」
「よし、それならば沖縄に――」
その時、フランクの持っていた携帯が奇怪な音を出してブラックアウトした。
「どうした?」
「いや、何か電波障害が起きたらしい」
電脳世界が汚染されていることなど、彼らには知るよしもない。
「よし、この嵐では危険かもしれないが……もう一度連絡船に乗って沖縄に戻ろう」
【一日目・7時00分/鹿児島県/天候・嵐】
【一休さん@一休さん】
【状態】疲労(中)
【装備】丸太@彼岸島
【道具】支給品一式
【思考】基本:DIOを倒す
1:スネーク達と行動する
2:沖縄に戻る
【ソリッド・スネーク@メタルギアソリッド】
【状態】疲労(中)
【装備】S&W M19(5/6)
【道具】支給品一式、357マグナム弾×50、段ボール
【思考】基本:DIOを倒す
1:フランク達と行動する
2:沖縄に戻る
【フランク・ウェスト@DEAD RISING】
【状態】疲労(中)
【装備】マネキン、カメラ、携帯電話
【道具】支給品一式
【思考】基本:DIOを倒す
1:一休達と行動する
2:沖縄に戻る
3:スクープを探す
※DIOの影響で九州全域に屍生人が溢れています。
しかし無事な参加者もいるかもしれません。
「樺地、やれ!」
「ウス!」
テニスラケットから繰り出される強烈なスマッシュが屍生人どもにブチ当たり、肉塊が弾け飛ぶ。
さらに驚いたことに、ボールは少年の手元に戻って来る。
俗に言う『樺地ゾーン』である。球磨川化を解除した樺地。
今、彼がコピーしているのは中学生テニス界の至宝、手塚国光をイリュージョンした仁王である。
そして、なんやかんやで彼らのいた宮崎県の屍生人は結果的に全滅したのであった。
【一日目・7時15分/宮崎県/天候・曇り】
【樺地崇弘@テニスの王子様】
【状態】手塚国光化
【装備】テニスラケット、テニスボール
【道具】不明
【思考】
1:勝つのは氷帝です
そして、それを指示した青年は……
「スケスケぜよ! 仁王王国(キングダム)」
何故か跡部様化した。
【仁王雅治@新・テニスの王子様】
【状態】跡部様化
【装備】テニスラケット、テニスボール
【道具】めだかボックスのコミックス全巻、新・テニスの王子様のコミックス全巻
【思考】
1:意外とやってみるもんぜよ
※宮崎県の屍生人は全滅しました。
「でぇぇぇぇりゃぁぁぁっ!!」
「ぬぉぉぉぉぉっ!!!馬鹿なぁぁぁぁぁっ!!!」
激戦の末、クライシス皇帝は散った。
奴に引導を渡した者の名はウルトラマンゼロ。
光の国が誇るウルトラ兄弟の一人、ウルトラセブン。
その息子が彼である。
「も、もうエネルギーが…」
彼は疲労していた。
光の国の住人であるウルトラマン、そのエネルギー源は太陽光である。
太陽光が充分に届かない地球上では、ウルトラマンはその巨体を三分間しか保つことが出来ない。
しかしそれはあくまで、巨大化していれば、の話だ。
体を縮めればエネルギーの消耗を抑えることが出来る。
その為ゼロはこの殺し合いに巻き込まれて以来、人間大の大きさで活動していた。
「く…一体どうなっていやがるんだ。この星の天気って奴はよぉ…」
だが、先程からの異常な天候の為に、人間大の状態であってもエネルギーが消耗されていってしまったのだ。
そしてつい先程戦ったクライシス皇帝は強敵だった。
ウルトラマンゼロは、持ちうる限りの全エネルギーで皇帝と相対した。
今の彼にはエネルギーを補充するために飛び立つだけの力も、人間に姿を変えるだけの力も残されてはいなかった。
危険信号であるカラータイマーが激しく点滅し、エネルギー残量が尽ようとしていることを知らせている。
「畜生…すまねぇ親父…俺はとんだ親不孝者だ…」
彼は、最期の時を迎えようとしていた。
「呼んでいる…俺を!」
ゼロの命が尽きようとしたその時、何かメタルってて、ガンダムってる人が飛んできた!
「これより対話を開始する!」
「うおっメタルっ」
メタルってる人がゼロに向かって飛んでった結果、とりあえず同化すれば助かるらしいんで同化した。
だが、今まで人間と同化した事はあっても、人間に同化された事はないゼロである。
果たしてどうなってしまったのか。
「俺がっ!俺達がっ!!ウルトラマンゼロ!セブンの息子だ!」
なんか混ざった。
【一日目・7時55分/東京都/天候・大吹雪】
【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACK RX 死亡確認】
死因:プラズマスパークスラッシュ
【ウルトラマンゼロ@ウルトラマンゼロTHE MOVIE】
【状態】健康、刹那と同化
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:ロワを止める
1:台詞パクられた…
※体の半分がメタル化しましたが、元々銀色の部分が多いのでそんなに変わりません
【刹那・F・セイエイ@劇場版ガンダム00】
【状態】メタル刹那、ゼロと同化
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:ロワを止める
1:俺がウルトラマンだ
2:そして俺がガンダムだ
3:イノベイダーでもある
4:ELSでもある
131 :
改名の影響:2011/02/13(日) 00:12:29 ID:DzxOp8if
「なんだと?テリーマンが近くにいる?」
東京都の山岳の多い西の地域で巨大なラジカセで自分の宿敵・テリーマンと思われる情報を聞いた
悪魔超人・ザ魔雲天は驚くようにそう呟いた。
だがこの盗聴の情報、正確に言えば7期から参戦している織田信長の抹殺のための
情報を聞いている最中にテリーマンが同行しているということを聞いたからだ。
そして魔雲天から歓喜の声を上げた。
「グヘヘヘ…テリーマン。今こそこの因縁に決着を付けようではないか…」
思えばテリーマン一族には、あの断崖絶壁デスマッチ以降の因縁があるのだ。
霊体になってからもそれは同じだったのだ。
復活してから息子にその野望を託すも、テリーマンの息子にまたしても妨害されたのであった。
そして気が付いたらこの殺し合いに参加させられてしまったのである。
ギギガギコ…
「マウンテン、ドウスル?ノブナガノクビヲカリトルトドウジニオマエノシュクテキヲコロシニイクノカ?」
そう言えば同行者がいることに魔雲天は気付いた。
そいつはアンチ連盟とか名乗るラジオに変形するロボ超人・サウンドウェーブだ。
転送されたときに表れて協力するなら連盟にも協力をしてくれと声を掛けて来たのだ。
参加者を手当たり次第に殺害する条件と旧世代を抹殺するために人数が欲しいという利害が一致
そして、協力にする事に至ったのだ。
遠くの参加者の情報を盗聴出来るのは奴の仲間である
ラジカセに変形するコンドルに現地へ向かわせて盗聴させていたのだ。
まさかその中でテリーマンの情報を聞き出せたとは思いも寄らなかっただろう。
「サウンドウェーブ!今すぐ向かうぞ!あの憎きテリーマンと古い考えの間抜け共を押し潰すために!」
「ワカッタ。イマヤワレワレノレンメイノヘイシハタタカウコトヲヤメ、
キュウセダイノサツガイモマカセラレナクナッタ。ノコッタドウシデゼンメツアセルシカナイ」
こうして、旧世代の信長とテリーマンを殺すために二人の連盟が立ち上がったのだが…
「ぐぅ…長い間、超人レスラーとして戦っていない分ガタが来ておる…
サウンドウェーブ、ちょっと肩をかしてくれんかのう…」
「…ワカッタ。コレモジョウケンダ…」
かくしてアンチ連盟に所属する最高峰の山脈と戦う情報参謀は抹殺の為に動き出したのである。
しかし、彼がテリーマンだと聞こえていたのはテキサス魂あふれる地味な超人に改名を無理矢理させられてしまった
テルィーマン、元照井竜であったことに気付いていてはいない。
(コノジイサン。ミミガトオイノカカンチガイシテヤガル…マアイイ。
ドノミチオレタチノモクテキハカワラナイ)
△ △ △
ブチッ
その頃、信長とルカと同行しているテルィーマンは自分に支給された
靴ひもが再び切れたことに大きく目を見開いていた。
「!?」
「どうした?テルィーマン?そんなに驚いたような顔をして」
「い…いや何でもない…」
(また靴ひもが切れた…本当に嫌な予感だ…。
まさか左達の身にまた何か起こったとでも言うのかッ!?)
ルカの一言で、テルィーマンは少し我に戻ったのだが
「ねぇ、何時になったら尻を叩いてくれるの?」
「俺に質問するなァァァ!」
【一日目・7時00分/東京都品川区/天候・曇り】
【織田信長@歴史】
【状態】健康
【装備】拳銃
【道具】支給品一式、壊れた石ころ帽子
【思考】
基本:異世界のKAITO達とその家族を守り、できれば主催を討つ
0:ルカの尻を叩いていいかの?
1:KAITOの家族を探す。
2:巡音ルカ、テルィーマン(照井竜)と行動する
3:テルィーマン(照井竜)の仲間を探す
※7期から参戦です
※ミクトランとMEIKOとの合流は諦めるみたいです。
【巡音ルカ@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:気持ちよくなる方法を知っているかい?
0:テルィーマン(照井竜)はなんで叩いてくれないんだい?
1:信長、テルィーマン(照井竜)と一緒に行動する
2:家族を探す
3:テルィーマン(照井竜)の仲間を探す
4:家族に心配かけたくないから死ぬつもりはない
5:ネルがちょっと心配
※7期までとは別人です
※気持ちよくなる方法⇒尻叩きで妥協することに決めたみたいです。
※ミクトランとMEIKOとの合流は諦めるみたいです。
【テルィーマン(照井竜)@仮面ライダーW】
【状態】健康、顔芸状態
【装備】アクセルドライバー、アクセルメモリ、エンジンブレード、エンジンメモリ、靴紐
【道具】支給品一式
【思考】
0:俺に質問するなァァァ!
1:信長、ルカと行動する。
2:殺し合いを止める
3:左達と合流したい
4:ルカの家族を探す
5:自分を改名したおじさん(姓名判断士)を探して元の名前に戻す
6:靴ひもがまた切れた…今度は自分の危機かも知れない…。
※テルィーマンに名前を変更させられました。
※靴ひもが完全に途切れました
【一日目・7時00分/東京都山岳地帯/天候・曇り】
【ザ・魔雲天@キン肉マン】
【状態】健康、足腰弱い
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:アンチ連盟と協力して旧世代参加者を全滅させる
1:テリーマン(テルィーマン(照井竜))を殺す。
2:サウンドウェーブと協力する
3:よわったのう…
※年老いた時期からの参戦です。
※耳も遠くなっているのでテルィーマン(照井竜)をテリーマンと聞き間違えています。
※更に耳が遠いので、放送の一部を聞いてません。
※アンチ連盟の一員になりました。
【サウンドウェーブ@戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー】
【状態】健康、魔雲天に肩をかしています
【装備】コンドル
【道具】不明
【思考】基本:アンチ連盟の一員として旧世代参加者を全滅させる
1:織田信長の抹殺。
2:旧世代参加者の情報収集
3:確かに聞き間違えてもおかしくはなかったんだけどなぁ…
※アンチ連盟の一員です。
※魔雲天が聞き間違えていますが今のところ誤解を解く気はありません。
修正
【ザ・魔雲天@キン肉マン】
【状態】健康、足腰弱い
【装備】不明
【道具】ウェザーメモリ@仮面ライダーW
【思考】基本:アンチ連盟と協力して旧世代参加者を全滅させる
1:テリーマン(テルィーマン(照井竜))を殺す。
2:サウンドウェーブと協力する
3:よわったのう…
※年老いた時期からの参戦です。
※耳も遠くなっているのでテルィーマン(照井竜)をテリーマンと聞き間違えています。
※更に耳が遠いので、放送の一部を聞いてません。
※アンチ連盟の一員になりました。
「THIS WAY
FOLLOW ME 」
「静岡をなめてたか」
対峙するゴンさんと五郎(通称ゴローちゃん)。そしていーさんとFルートの人はその場から避難している。
「グォオオオオォオオオオ!!!」
だがそんな二人に向かって、ティガレックスが突っ込んで来る。
「いるんだよな こういう余計なことする奴」
そう言うが早いかティガレックスに関節技を掛けるゴローちゃん。
そして
「FIRST… COMES… ROCK…」
ボッ
消し飛ぶティガレックス。
【ティガレックス@モンスターハンターポータブル2ndG 死亡確認】
「ああ危ない危ない」
間一髪、ゴンさんの攻撃を回避するゴローちゃん。
「焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ」
そう呟き構えるゴローちゃん。だが
「戦闘中すまないが少し話を聞いてもらえないか?」
そう言われ後ろを振り向くゴローちゃん。その後ろに居たのはアーチャーと浜口優。
「え〜と何の用です?(俺はできるだけ物おじせずハッキリという、言った事を聞き返されるのはやっかいだ)」
「実はこの辺をへんな生き物が通過しなかったかな?」
その質問に対し最初に口を開いたのは、意外!!ゴンさんである。
「あの生き物か?」
さらに意外!!ゴンさんが指さす方向に居たのは、富士山近辺上空を飛んでいる谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)。
「おお、あれやあれ」
「すまない礼を言う」
そう言い走り出そうとする二人に、ゴローちゃんは質問する。
「あの生き物をどうするんです」
「もちろん獲ったるに決まってるやろ」
そのまま走り出す二人。
(獲る!!そういうのもあるのか)
「もうカイトなんてどうでもいいや」
そのまま二人を追いかけるゴローちゃんとゴンさん。
「なんやアンタらも付いてくるんか?」
そう質問する浜口に頷く二人。
「よし!よく分からんが行くで二人とも、そしてアーチャー!」
「了解した優」
「「「「ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!」」」」
こうして新たな仲間を迎え、新たな漁に挑む二人の釣り人であった。
【一日目・午前6時30分/静岡/天候・雨】
【濱口優@現実】
【状態】健康、パワー全開
【装備】釣りに必要なもの全て
【道具】支給品一式、釣りに必要なもの全て
【思考】基本:アーチャーと共に世界中の魚を獲る
1:谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)を獲る
2:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!
※7期から参戦です
【アーチャー@Fate/stay night】
【状態】やけっぱち精神崩壊、凛のうっかり伝染
【装備】釣りに必要なもの全て
【道具】支給品一式、釣りに必要なもの全て
【宝具】無限の剣製
【思考】基本:濱口優と共に世界中の魚を釣る
1:谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)を獲る
2:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!
※7期から参戦です
【井之頭五郎@孤独のグルメ】
【状態】空腹
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:飯を食う
1:浜口達に付いて行く
2:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!
【ゴンさん@HUNTER×HUNTER 】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:浜口達に付いていく
1:もうカイトなんてどうでもいいや
2:ウラーラーラーラーラーラー!!!!!!!
137 :
嫌になった:2011/02/13(日) 02:46:33 ID:dMVeRUM5
脱衣拳は死んだ。
色々言いたいことはあるが、なんかもう面倒なので何も言いません。
いいでしょ? 別に。 だってカオスロワだもの。
つーかあんな落ちにするならwikiに項目作らなくても良かったんじゃない?
割と本気にそう思います。
【脱衣拳@TCBR 死亡確認】
「おい本当にいいのかよ!? 僕は絶対に認めないぞ、こんな奴が仲間に入るなんて!!」
本来の好青年っぷりはどこへやら、6/を鬼の形相でにらんでみっともなくわめき散らす譲治。
「出来れば今すぐこの世から消してやりたいのに!!」
「クックック、それなら心配しなくていいぜぇ……こいつには今すぐ『この世界から』消えてもらうからよぉ……」
「な、そりゃどういうことだよ!!」
思わぬ言葉に焦る6/。やはり騙されたのか?
「ときにあんた、初音ミクって奴の顔はわかるよなあ?」
「ああ? そりゃまあ一応俺には今まで参加した全てのロワの記憶があるからな。あいつのことはよく覚えてるぜ」
「ならまあ多分問題ねえだろう……ちょっくらこっちに来てくれねえか?」
「こっちって……そりゃただのパソコンだろ?」
いぶかしく思いながらもそのパソコンの傍に近寄る6/。
その背中を兵十が羽交い絞めにした。
「な、なんのマネだ!?」
「気にしないでくれよ旦那。ちょっと逃げられないようにしてるだけだかんよ」
「いややっぱり怖いわ!! おい、お前ら俺をどうするつもりだ!!」
「クックック……あんたには今から電脳世界に行ってもらう」
「でんの……?」
「つっても普通の電脳世界じゃねえ……デビル電脳世界だがな。
その世界にいるデビル初音ミクって奴を捜して殺してくれ。それがあんたの最初の仕事だ」
「ちょっと待て、さっぱりわけがわからんぞ!!」
「悪いが、デビル電脳世界に侵入した上で戦闘が出来そうなのはあんたぐれえだからよ」
何の説明にもなってないクルルの言葉を最後に、6/はパソコンの画面から電脳世界に押し出された。
【一日目・7時35分/アンチ連盟本部/天候・雨】
【右代宮譲治@うみねこのなく頃に】
【状態】健康、落とし穴無効、小疲労、ずぶ濡れ
【装備】黒スーツ、富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に、キメラの翼
【道具】支給品一式
【思考】
基本:自分以外のモテ男を全て殺す
1:とりあえず6/が消えて一安心
2:サイモンらを殺せるよう、上層部に8期参加者殺害の許可も貰う
※アンチ連盟の一員です
【クルル曹長@ケロロ軍曹】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:6/にデビル電脳世界をなんとかしてもらおう
※アンチ連盟の仲間です。
「へえ……ここがデビル電脳世界ですか、そうですか」
サルバドール・ダリと吉田戦車がしこたま酒を飲んだ上で合作したようななんとも形容のしようのない風景の中で6/は呆然と呟く。
「つーか……これってかなり目立つコースじゃねえ?」
げんなりしていると、足元からキツネの鳴き声がした。
「ああ……なんだ、お前もこっちに来たのか?」
どさくさに紛れて一緒に電脳世界に入ったらしいごんが6/の足元にまとわりついていた。
「ま……観光するくらいのつもりで、行きますか」
【一日目・7時35分/デビル電脳世界/天候・果たしてデビル電脳世界にそんなものがあるのか】
【6/氏@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】疲労(小)、精神的疲労(中)、混乱、カオスロワ参加者として復帰
【装備】カオスロワンアイドルの番号札、万年筆
【道具】支給品一式
【思考】基本:アンチ連盟に協力する
1:まあぼちぼちやるか
〔備考〕
※今までのカオスロワや他のロワの登場、活躍を全て知っている6/氏です。
※アンチ連盟の仲間になりました
【ごん@ごんぎつね】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式ほか多数
【思考】
基本:うなぎ喰いたい
※アンチ連盟の仲間です
>>137 頭に血が上ってたんで>>はスルーしてくれ
「……けど、本当に彼一人であの化け物を始末できるのかい?」
6/氏をほぼ強制的にデビル電脳世界に突入させた後、譲治は束の間のコーヒーブレイクと洒落込んでいた。
隣には、相変わらずPCの画面から片時も目を離そうとしないクルル曹長。
これがカエルじゃなくて可愛い女の子なら、と思いつつ譲治はちょっとした疑問を尋ねる。
「アンチ連盟としても、このまま化け物を電脳世界にのさばらせておくわけにはいかない。
彼が死ぬのは僕としても大歓迎だけど、電脳世界奪還のためにはそれなりの精鋭部隊を向かわせた方がいいんじゃないかな?」
「クックック……そいつは無理ってもんだぜ」
「無理?」
「ああ……そんなことをしても、戦力を無駄に削る結果になるだけだ」
「なんだって……?」
クルルの返答に驚愕する譲治。
今のアンチ連盟の戦力を、譲治は正しく把握しているつもりだ。
いくら雑兵を全て失ったからといって、名有りの幹部クラスは未だ健在。消耗は微々たるもの。
そのアンチ連盟をもってしても及ばないとしたら、もう誰にもデビル初音ミクを倒せないのではないだろうか。
「いや……観測した限りでは、現時点のデビル初音ミク自体は倒せない敵じゃねえ。けどな、場所がまずい」
「詳しく説明してくれるかい?」
譲治の言葉に頷き、クルルは解説を始める。
当面最大の問題は、デビル初音ミクと激突するのがデビル電脳世界内だということ。
デビル電脳世界は言うまでもなく敵のテリトリー。迂闊に踏み込めば不利になるのはアンチ連盟の方だ。
何せ、今の電脳世界はクルルの頭脳でも何が起こるか読みきれないカオスの極みと化している。
戦闘経験の少ないアンチ連盟のメンバーではとても対処できないとクルルは判断した。
「今回に限らず、カオスロワでの戦闘経験が少ねえってのは俺達の弱みだよなァ……。
どうしても、何度も出てるキャラと比べてカオス展開への対応が遅れちまう。目的が目的だからしかたねえがな」
「ああ、だからこそあの男を向かわせたんだね? 歴代カオスロワの経験を持つあの男に」
「ク〜クックック、そゆこと。理解が早いじゃねえか」
「君に誉められるとはね、光栄だよ曹長。で、これからはどうするんだい?」
「俺は奴が失敗した場合に備えて、デビル電脳世界とは別に、アンチ連盟独自のネットワークを構成しておくぜぇ……。
お前らは現実世界の方で好き勝手に暴れてりゃいいんじゃね?」
「好き勝手ね……本当に好き勝手させちゃっていいんだね……この、僕を」
好き勝手に暴れる。譲治にとってそれはカップルの虐殺だ。
コーヒーも飲み終えて休息も十分。今こそ、再始動の時。
「待ってなよ全世界のカップル、モテ男ども……この僕がッ! 引導をッ! 渡してやるよッ!」
勢いよく譲治は椅子から立ち上がる!
そして勢い余ってそのままパソコンの画面に突っ込んだ!
「………………あれ?」
【一日目・7時45分/デビル電脳世界/天候・果たしてデビル電脳世界にそんなものがあるのか】
【右代宮譲治@うみねこのなく頃に】
【状態】健康、落とし穴無効、ずぶ濡れ
【装備】黒スーツ、富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に、キメラの翼
【道具】支給品一式
【思考】
基本:自分以外のモテ男を全て殺す
1:………………あれ?
2:サイモンらを殺せるよう、上層部に8期参加者殺害の許可も貰う
※アンチ連盟の一員です
「……そこまで好き勝手やっていいとは言ってねえがな。ま……別にいいか。奴レベルなら失っても支障はねえし」
デビル電脳世界に消えた譲治に対し、一人部屋に残されたクルルは冷徹に吐き捨てた。
譲治が死んでも代わりがいる。哀しいけどこれ、事実なのよね。
【一日目・7時45分/アンチ連盟本部/天候・雨】
【クルル曹長@ケロロ軍曹】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:6/にデビル電脳世界をなんとかしてもらおう
2:新しいネットワークを構築する
※アンチ連盟の仲間です。
激戦が始まって何時間が経っただろうか。
なんやかんやで本気を出した冨樫は盗賊の極意 (スキルハンター)で盗んだとされる
念能力を駆使し、澤井&チャゲチャの打ち切りコンビをいい感じに追い込んでいた。
冨樫の手下となっている岸本や久保も後方支援という形で冨樫を援護している。
対するチャゲチャもヤン気ーを引き出し、対抗しているのだが
いかんせん、相手は忍者に死神に念能力者。おまけに長期連載チーム。
8週打ち切りで、しかも得体のしれない力を持つ者が彼らにかなうはずもない。
さて、そのチャゲチャの親たる澤井はといえば……
「……」
何もせず、黙りこくりその場をただ見守るだけであった。
そういうことだから、冨樫の念能力に吹き飛ばされる。
「ただ何もせずに突っ立っているだけかい、澤井君。それで乗り切れるほど戦闘は甘くないのだよ」
と、どこかで聞いたセリフを冨樫は吐いた。
「ですけど……尊敬する先輩を倒すなんて、僕にはできません……」
ぼろぼろの体で、澤井は言う。
「お前は何を言っているんだ。長期連載の作者を倒さない限り、お前は漫画界の神にはなれないんだぞ」
「けど、チャゲチャ……」
「どこまでも人のいいやつだ。お前は悔しくないのか?人気連載(ボーボボ)の作者が帰ってきた!
と、いう触れ込みで戻ってきて、人気が出ず引き続きの長期連載の夢もかなわず
ひっそりと打ち切りになり、今じゃ『笑い者』なんだぞ」
澤井は答えない。チャゲチャの言っていることは的を得ている。
しかし、チャゲチャの言う『長期連載作家の皆殺し』には同意できなかった。
悔しいけれど、それは実力不足だっただけ。自分の責任だ。
長期連載の作者を殺したところで真の「漫画界の神」になどなれない。
結局は、「努力」と「練習」なのだ。
「まったく……お前が動かないのなら俺が代わりに武器を出してヤンよ」
「ヤンキー」と「やんよ」の「やん」を何気にかけながら、チャゲチャは澤井のデイバッグをいじった。
ひらひらひらひら。黄色い蝶がデイバッグから現れる。
……そう、このパターンは……っていうか変則っぷりとご都合主義っぷりが半端ないのだが……。
とにかくまあ、その黄色い蝶は澤井の左手首に止まり……後は言わずともわかるだろう。
瞬時に、彼の顔つきが引き締まる。杜の都がゴールデンイエローの光に飲み込まれた。
「プリキュア!メタモルフォーゼ!!」
腕を大きく回す。異空間の中、澤井の首から下が発光した。
黄色をメインとしたドレスー裾部分がふんわりと膨らんだバルーン状となっているーが
オーバーニーソックス、黄色い靴が、次々と装備された。
そして、何より大きな変化は……髪の毛が所謂「ドリルでルンルンクルルンルン」になったこと。
光が薄まる。そこに立っていたのはプリティでキュアキュアなハジケる戦士。
「はじけるレモンの香り、キュアレモネー……ド?」
口上に思わず疑問符が付いてしまった。まあ、しょうがないだろう。
「澤井君……その格好は……」
「『はじける』っておま……いくら「ハジケ」がテーマの漫画を描いていたからって……」
「……っていうか、その頭……」
「……まあ、いろいろとすまない」
3人の漫画家、そして1人の打ち切りキャラが呆れ気味に見ている。
「み、見ないでー!!!!」
ちゅっどーん!!!!!
杜の都が再度、黄色い光に包まれた(笑)
【一日目・7時31分/宮城県仙台市/天候・雪】
【冨樫義弘@現実?】
【状態】ズタボロ 念能力者
【装備】"盗賊の極意(スキルハンター)"
【道具】支給品一式、DS(私物)
【思考】
基本:バトロワをクリアしたら働く
1:ポカーン
【久保帯人@現実?】
【状態】気絶 死神
【装備】崩玉 大量の斬魄刀
【道具】支給品一式
【思考】
基本:HUNTER×HUNTERの続きが気になるので冨樫先生を手伝う
1:キョトーン
【岸本斉史@現実?】
【状態】気絶 忍者
【装備】写輪眼
【道具】支給品一式
【思考】
基本:HUNTER×HUNTERの続きが気になるので冨樫先生を手伝う
1:あれまあ
【チャゲチャ@チャゲチャ】
[状態]:気絶
[装備]:さっき全部燃え尽きたのでなし。っていうか全裸。
[道具]:支給品一式
[思考]基本:暴れまくる
1:……。
2:長期連載している漫画の作者を皆殺し
【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:ピンキーキャッチュ(春日野うらら仕様)
[道具]:支給品一式
[思考]基本:チャゲチャと一緒に頑張る
1:見ないでー!!
2:先輩を殺すなんて、できない。
3:また師匠(島袋)と一緒に連載したい
「ハジケるプリキュア」と書きたかっただけだ。すまない。
切腹!!!
【この話の書き手@現実 死亡確認】死因;自害
「ヌンッ!」
「ガアァァァァァァァァッ!!!」
京都から上京の途中だったジンオウガに良い体格をしている男の拳が突き刺さる。
男の拳は胴体を貫き、そこから激しい血が噴出す。
「今日はデカイ奴の厄日だねぇ」
サングラスの男戸愚呂の拳がジンオウガから引き離される。
ジンオウガの体はずるりと地面に倒れた。
狩猟終了のファンファーレは鳴ってはいないが明らかに死んでいた。
「20%程度じゃこんなものか」
戸愚呂はつまらなさそうに嘆く。
そう、彼は妖怪集団の大将的存在。
ジンオウガなど敵ではなかったのだ。
「フフフ、苛烈苛烈。相変わらず卿は破壊を好む男だな」
戸愚呂の背後から声がかけられる。
背後に現れた顎鬚を蓄えた戦国武将風の男の名前は松永秀久。
己の欲望に忠実に生きる極悪人である。
彼にとってこの声は聞き覚えのあるものだった。
というのも戸愚呂は殺し合い当初から松永と組んでいたからだ。
途中から人数制限が解除されたもののそれなりに悪くない仲であるので今も一緒に行動している。
「だったらどうだっていうんだい?」
「何、気にするな。欲望に従って生きるのが人としての正しい生き方だ。
私は卿の生き方に口を出すつもりはないよ」
松永はそういうと手持ちの刀を手に取りジンオウガの体に突き刺す。
突き刺した刀を奥の方まで刺し、何かを探るように動かす。
ぐちょぐちょとグロテスクな音が響き、しばらくするとジンオウガから輝く玉が出てきた。
それを見て松永は不気味な笑みを浮かべその輝く玉を自分のデイバッグへとしまった。
「私は全てを奪う。卿は全てを壊す。それでいいではないか。誰も我らを止める権利などありはしないのだよ」
「違いないねぇ。もっとも、俺は妖怪だから人の法律なんて関係ないがね」
「さて、そろそろ喉を潤したいところだな。どうだ……酒でも飲みたいか?」
「酒は飲めないんで。オレンジジュースで頼むよ」
他愛ない会話を済ますと二人は欲望のために歩き出した。
【一日目・7時30分/岐阜県/天候・雨】
【戸愚呂弟@幽々白書】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:殺し合いに乗る
【松永久秀@戦国BASARA2外伝】
【状態】健康
【装備】業物の日本刀@るろうに剣心
【道具】雷狼竜の碧玉@MHP3、支給品一式
【思考】
1:欲望に赴き全てを奪う
2:欲しい物は殺してでも奪い取る
【ジンオウガ@モンスターハンター 死亡確認】
やあ、新たな世界に辿り着いたキュゥべえだよ。
アルティのお陰もあって目覚めたんだけど、彼女は何処かに行ってしまった。
でも、もうちょっと強く縛って欲しかったから、彼女を引き止めようとしたんだ。
ジュ〜……
ああ、香ばしい香りだ。なかなか上等なタレを使っているね。
……その匂いは僕のからだから出てるんだ。
粘着しすぎたのがまずかったのか、アルティは近場の糸目の男の遺体から支給品を拝借したんだ。
手早く準備して、火をつけて、僕を茶色い液体につけこんで……
「そんなにQBからBBQに改名したいの……?」
養豚場の豚を見るような目付きで、僕を縛ったまま鉄板の上に乗せた。
これが熱いのなんの。天気が雪になってなかったら死んでるね。
……でもなんだかこの熱さも心地よいかも。
「……匂いに誘われてきたら……何の肉かしらこれ?」
とか言ってたらまたかわいい女の子が僕の前に現れた。
しかもナイスおっぱい。マミといい勝負かもね。
さあ、趣味は忘れてお仕事お仕事。魔法少女契約をもちかけないと!
「ぼくとSMプレイして魔法少女にならないかい!?」
欲望が微妙に漏れちゃった……
「ふぅん……私、昔は魔女って呼ばれてたんだけど……」
あれ?この子も魔女?どうなってるんだこの世界は。
「たまには昔に返るのも悪くないかもね……丁度ストレス溜まってたから……
あなた、もう縛られてるからMでいいのよね?つまり私がS、攻めていいのよね?」
……女の子が鞭を装備した。目がイッちゃってるよ……
怖い、けどゾクゾクするね……!
【一日目・7時25分/東京都/天候・大雪】
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】焦げダメージ、火傷、片耳手損失、恍惚、目覚め、香ばしい香り
【装備】有刺鉄線、BBQセット
【道具】支給品一式
【思考】
基本:目の前の女の子が何をしてくれるか期待
【十六夜アキ@遊戯王5D's】
【状態】健康、ストレス
【装備】自分のデッキ、グリンガムの鞭
【道具】支給品一式
【思考】基本:遊星を探す
0:キュゥべえをしばいてストレス発散
1:遊星をたぶらかしているスターダストドラゴンも見つけたらしばく
東京の都会の降りしきる雪の中。
殺し合いの最中にもかかわらず
ベンチで身を寄せ合い男の子に本命チョコを渡す女の子
…の撲殺死体が放置されていた。
「兄貴、ここにも居たよ…リア充が…。
リア充ってやっぱりいる。気の毒な連中で、DNAが狂っていて……アブノーマル」
そこに立って居たのはパンチホッパーの変身を解除したばかりの影山瞬であった。
どこかで聞いた台詞だがそんなことは気にしない。
「ちょ、ちょっと待てよ!俺たちが何もモテないからって殺しちゃダメだろ!」
影山を引き留めるのは、彼が開始直後から兄貴だと思っているゴーオンウィングス・須塔翔人であった。
「兄貴…そんなんじゃ甘いよ…。公共の場で厚顔無恥な行為をするリア充は抹殺しないとね…」
彼にリア充に何の恨みがあるのか知らないが、正義のヒーローとしては一般人が殺されるのをむざむざと見ていられない。
しかし、須塔を無視するかのように次の標的を目指すように呟いた。
「さぁ、兄貴。行こうか。次の地獄が待っている…」
ボンッ
その台詞の直後影山の首が宙に舞ったのである。
何も変態殺しの禁則事項を破った訳ではなく
原因は、影山の後ろに積み上げられているカップルの死体の山であった。
【影山瞬@仮面ライダーカブト 死亡確認】死因:大量虐殺による禁則事項
【リア充@現実 死亡確認】
【ビッチ@現実 死亡確認】
【野比のびた@ドラえもん 死亡確認】
【源しずか@ドラえもん 死亡確認】死因:パンチホッパーに撲殺される
【モブのリア充@版権キャラ? 死亡確認】死因:多分影山に殺された
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【野比のび助@ドラえもん 死亡確認】死因:巻き添え
【一日目・7時30分/東京都/天候・大雪】
【須塔翔人@炎神戦隊ゴーオンジャー】
【状態】健康
【装備】ウイングトリガー、チェンジソウル
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】1:主催者を倒す
2:妹を捜す
3:な、何が起こったんだ…
ハワイのとある砂浜にビーチパラソルの下で蹲って眠っている影山の兄・矢車想であった。
遠く東京で影山が死んだと同時に覚醒していった。
「……影山、先に地獄へ旅立ったか…」
彼もわざと禁則事項を破って地獄へ行きたいところだったが
あいにく、食料のデイパッグを取られてしまったのである。
なので、あまり死ぬに死ねない状況であった。
【一日目・7時30分/ハワイ/天候・快晴】
【矢車想@仮面ライダーカブト】
【状態】健康、疲労
【装備】ライダーベルト、ホッパーゼクター
【道具】
【思考】1:影山…
2:死ぬ方法を考える
【ハワイアンな女の子@ガイドライン!板】
【状態】健康
【装備】人差し指
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】1:あたしハワイアンになったよ
2:サテンサンを探す
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】 死因:矢車のデイパッグを強奪
修正
須塔翔人→須塔 大翔
「……着地、成功」
白い忍者っぽい服装の2本の剣を持った青年が呟いた。
彼は先刻まで、神戸で参加者達の間引きを行っていた。
だが、ゼロと名乗ったレプリロイドを激戦の末に倒し、Zセイバーを奪ったところで異変が起こった。
突如として起こった津波により神戸が水没してしまったのだ。
青年は軽やかな身のこなしで、危機一髪のところで津波を回避したのだ。
そして、彼が見つけたのは宙に浮き、異質な化け物と化した四国であった。
その四国が東に向かって飛んでいるのを見て、青年は考えた。
(神戸にはあまり人がいなかったことや四国が東に向かって飛んでいるということは、やはり……)
そして、青年は四国……否、『デビル四国』に飛び乗ったのであった。
目的地は『デビル四国』と同じ多くの参加者が集まる『東京都』。
【一日目・午前7時35分/デビル四国・香川県/天候・デビルガンダム】
【飛燕@ストライダー飛竜2】
【状態】ダメージ(大)
【装備】光剣サイファー、Zセイバー@ロックマンX
【道具】支給品一式
【思考】基本:あのお方の為に参加者達を間引く
1:四国に乗って東京都に向かう
2:飛竜とは戦いたくないので、説得する
【ゼロ@ロックマンXシリーズ 死亡確認】
死因:サイファーによる刺殺
157 :
末路:2011/02/14(月) 19:41:30 ID:Q7NKT7Pe
「ょぅι゙ょ! ょぅι゙ょ! ょぅι゙ょハァハァ!」
「いやあああぁぁぁぁぁぁ! なんなのこの男は!?
あ……! ちょ、どこ触って……やめんかああああぁぁぁぁ!」
「ょぅι゙ょナデナデ! ょぅι゙ょもふもふ! ょぅι゙ょカリカリ! ょぅι゙ょパクパク!」
「こ、こら! これでも私はかみゃあああああぁぁぁぁぁ!?」
静岡県に謎の奇声が響きまくる。
息が超絶荒いのがシェルブリットのカズマ。
だんだん熱っぽくなっているのが元、神龍にして元、主催者のニアラ。
脱衣拳の策略により美少女化され、友人の推理に一理を感じて脱主催した瞬間この有り様である。
傀儡の主催とはいえ因果応報。ではあるが、さすがにこのような展開は予想だにしていなかっただろう。
(……これが、バトルロワイアルの犠牲者……)
その様子を少し離れた位置から覗っているのはニアラと同じ境遇のヘイズ。
背が高かったおかげか、先にナデナデターゲットにされたのがニアラだったので無事でいる。
(あれは確かカズヤだったかカズマだったか……とにかく富士山を消し飛ばした人のはず……
大切な人を殺されて、そこにあの大戦闘のショックが加わって精神が崩壊したのね……
もう彼は手遅れだわ、誰かに殺されるまで、延々と幼女を捕獲し続けるマシーンになってしまった。
……なにかしら、元、竜の私が哀れみの感情を抱くなんて……)
そう思いつつ、ヘイズは徐々に後退し、その場を去っていった。
(ごめんなさいね……この場にいたら私もいずれ巻き込まれる。頑張ってねニアラ……
少なくともグラハム(壊す方)よりかは優しく扱って貰えるはずだから……)
【一日目・7時20分/静岡県/天候・雨】
【ヘイズ@TCBR】
【状態】健康、美少女 、脱衣拳たちを警戒、僅かに罪悪感
【装備】キャリバーン、巫女服
【道具】支給品一式
【思考】
基本:このバトルロワイアルの黒幕に一矢報いる
1:他の(まともな)対主催の参加者を探して、共に行動
2:力をつける
※脱衣拳たちの裏に黒幕がいると睨んでいます
「ょぅι゙ょスーハースーハー! ょぅι゙ょクンカクンカ!」
「どこ嗅いでんのよおぉぉぉぉぉ!?」
【ニアラ@TCBR】
【状態】健康、美少女 、メイド服、グラハム(レンチ)に嫌悪感、もみくちゃ
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:誰か助けて!
【カズマ@スクライド】
【状態】ロリコン、疲労(大)、ダメージ(大)、手遅れ
【装備】シェルブリット第一形態(ファーストブリット使用済み)
【道具】支給品一式
【思考】基本:何があってもいろんな意味で前に進む!
1:ょぅι゙ょハァハァ!
2:ょぅι゙ょ万歳!
誤ってデビル電脳世界に飛び込んでしまった、魔王こと右代宮譲治。
未知なるデビル電脳世界は、早速彼に影響を与え始めた。
「うっ!?なんだ……?僕の中に、膨大な量の情報と映像が流れてくる……!」
『はい、毎年恒例のチョコレートですよ』
『ありがとう。いつも本当に嬉しいよ』
『あ、あんたにあげるのは義理なんだからね!?』
『ハート型の手作りが義理……ねぇ……』
『今年のチョコレートはね……私のチョコフォンデュなの。たっぷりつけて食べてね』
『ヒャッハー!』
……
「うっオアアアアアああアアァァ!!キミ達全員爆発しやがれえええェェエァァ!!」
流れてきたのは、この世界のどこかか、或いは異世界のものか……
とにかく、バレンタインに浮かれるカップル達の映像と音声だった。
そんなものを数秒に圧縮して見せられた譲治は……
「皆殺しだ!」
当然ぶちぎれた。
キメラの翼をぶん投げ、彼はデビル電脳世界からの脱出に成功する。
そして、その行き先は……
「男女で行動してる奴のもとに飛べ!」
【一日目・7時50分/???/天候・???】
【右代宮譲治@うみねこのなく頃に】
【状態】魔王、落とし穴無効、ずぶ濡れ 、ぶちギレ
【装備】黒スーツ、富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に
【道具】支給品一式
【思考】
基本:自分以外のモテ男を全て殺す
1:カップルやフラグ野郎を殺す。チョコレートを持っている奴を優先
2:サイモンらを殺せるよう、上層部に8期参加者殺害の許可も貰う
※アンチ連盟の一員です
※男女で行動している誰かのもとにワープしました。行動している人数は問いません
譲治は てんじょうに あたまをぶつけた!
【一日目・7時55分/デビル電脳世界/天候・果たしてデビル電脳世界にそんなものがあるのか】
【右代宮譲治@うみねこのなく頃に】
【状態】魔王、落とし穴無効、ずぶ濡れ 、ぶちギレ
【装備】黒スーツ、富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に
【道具】支給品一式
【思考】
基本:自分以外のモテ男を全て殺す
1:カップルやフラグ野郎を殺す。チョコレートを持っている奴を優先
2:サイモンらを殺せるよう、上層部に8期参加者殺害の許可も貰う
※アンチ連盟の一員です
※男女で行動している誰かのもとにワープしました。行動している人数は問いません
おっと、
※男女で行動している誰かのもとにワープしました。行動している人数は問いません
の部分は無しで
ああでも電脳世界が屋内とは限らないのか
すみません、やっぱ
>>159は破棄で
「しまったァァァ!!!」
テラカオスロワ8期でプリキュアに関する話を書きまくっている書き手は大いに叫んだ。
そう、ピンキーキャッチュを着ける手首は右ではなく左と気付いたのだ。
「少し、頭冷やそうか」
バンダイ及び東映アニメーションに吹き飛ばされた書き手であった。
【書き手(アホ)@現実 死亡確認】
『ミ、●クトラン様・・・・・・一体何をやられるのですか?』
『ずばりその巨乳を堪能させてもらう!』
『え!? いくらミクトラ●様でもそのようなことは・・・・・・』
『天●王の言うことが聞けないとは良い度胸だ。 貴様が誰の物かしっかり教えてやらなければならんな』
『そ、それとこれとは話が違いま・・・・・・嫌っ!!』
「何をやっているんですの!!」
「「え?」」
参加者達の盗撮映像を見ていたマダオ二人に、少女がお嬢様口調で突っ込みを入れる。
赤い鎧を纏った少女は【赤帝竜キングドラゴン】という竜だった者の慣れの果てだ。
彼女は今、赤ん坊に戻った竜の世話をしている最中であり、前にも後ろにも赤ん坊を背負っている。
片手には剣の代わりにガラガラ、もう片手には幼女に戻った竜の手を繋いでいた。
「もう放送の時間ですわよ! お二人は今になって何をやっているんですの!?」
子守をしていたキングドラゴンであったが、一向に放送が始まらないため、もしやと思って様子を見にきたのだ。
ニアラから前に事情を聞かされていたため、今の彼女の上司はマダオ×2ということになる。
「参加者の行動を把握するために監視カメラで盗さ・・・・・・もとい観察している最中だ」
「そうそう観察。 キンちゃんそんなに熱くならないで」
マダオの片割れ、碇ゲンドウが答え、もう片方のマダオも更に言った。
キンちゃんというのは無論、キングドラゴンの仇名だ。 だって名前長いし。
そのような呼称になれたのか、キンちゃんは仇名には特に反応を示さず、
代わりに彼らの見ている映像に目をやる。
『良いではないか、良いではないか』
『あぁん! やめてください・・・・・・そんな・・・・・・ところ』
「・・・・・・」
金髪の男が白髪の女の豊かな双丘を揉みくちゃにしている。
女の服は脱げかかっており、はっきり言ってもうすぐR-18の流れだ。
そこでキンちゃんは自分が連れている子供達のことを思い出した。
「ねえねえキンおねえちゃん、あのひとたちはなにをやっているの?」
幼女は映像を興味心身に見ており、キンちゃんに質問を投げかけた。
瞬間、キンちゃんは自分の爪で画面を切り裂く。
今のが底力だったためか、彼女は疲労を顔に見せたが、それでも画面は使い物にならなくなった。
「ねえおねえちゃん、あのひとたちなにをしていたの?」
「お、大人になったらわかりますわ!」
「そーなんだー」
便利な言葉だとキンちゃんは思う。
とにかくあんな情緒教育に悪い映像を子供に見せてはいけない。
それはキンちゃんが子育てをやっていくにあたって得た母性本能なのかも知れない。
「あーあ、見れなくなっちゃったよ」
「うむ、新しいAVの用意をせねばな」
堂々とAVと言ってのけるゲンドウに、キンちゃんは苦笑する。
先ほどまでは観察だのなんだの言って、結局性欲解消目的か。
上司の二アラはなんでこんなマダオどもに主催を託したのだろう。
「(そうでしたわ、あのお方のかしこさ値は元々・・・・・・)あのう、お二人方」
自問自答をしてすぐに答えが出たキンちゃんであるが、それ以上は上司の威厳のためにあえて答えを避けた。
そしてキンちゃんは本来の目的を思い出し、マダオ達に進言をした。
「ん? 予備の画面あったから画面の方は別にいいよ」
「今ので萎えてしまったな。 また最初から見直すか」
「そんなことではありませんわよ! あなた方、いい加減次の放送をしてくださりまし!!」
「「え?」」
キンちゃんの言葉にマダオ二人の呆けた声が重なる。
どうやら本当に放送のことを忘れていたらしい。
何かが切れたキンちゃんは、彼らを押しのけて放送マイクを握る。
そして手元の名簿を読み始めた。
―ピンポンパン
こほん、大変長らくお待たせしまし『ハァハァ……巨乳ハァハァ……安心しろハ■……しばらく私たち二人だけだから……』
私、放送をやらせて頂いている(元)赤帝竜キングドラゴンと申し『きゃー!ミ●トラン様のエッチ!』
では、遅くなって恐縮ですが、第二放送から今までの死者について述べま『くくく・・・・・・抵抗しても無駄だぞ? 貴様はこの(ry
博麗霊夢、柊かがみ(6期)、桑原和男、折原臨也、セシル・ハー『嫌・・・・・・こんなの嫌・・・・・・!』
〜しばらくお待ちください〜
---------------------------------------------------------------------------
「マダオども、覚悟はできておりますわね? 早くその不埒な映像を・・・・・・」
「「構わん、続けろ」」
「・・・・・・」
募 り ゆ く 殺 意
----------------------------------------------------------------------------
こほん、放送中に雑音が入ったことを心からお詫び申し上げますわ。
気を取り直して死者の発表ですの。
博麗霊夢、柊かがみ(6期)、桑原和男、折原臨也、セシル・ハーヴィ、亞北ネル、主人公子、防衛システム、めがみ、アレルヤ・パプティズム、さくら友蔵、
エリス、シン・アスカ、ラグナ、次スレを乗っ取った308、テム・レイ、イネス・フレサンジュ、タケシ、リンゴォ・ロードアゲイン、テスイカツ、劉鳳、アストレア、
黒桐幹也、股尾前科、股尾前田、由詑かなみ、御坂美琴、イカ娘、善人化志々雄真実、善人化ン・ダグバ・ゼバ、
ビッグフットの筋グゴン、孫悟空、ゴンさま、キラーマシン、ハーケン・ブロウニング、トリッシュ・ウナ、グイード・ミスタ、俺(
>>49)、鹿目まどか、猫村いろは、
屍生人、赤夜萌香、レミリア・スカーレット、やる夫、やらない夫、萩原雪歩、カオルロワンアイドルの係員に成りすましていたアンチ連盟の人、
バットフィッシュのカップル、パルマコスタのリア充とビッチ、錆白兵、セイバー(ネロ)、オプーナ、カイト、ディアッカ・エルスマン、
黒衣マト(ブラックロックシューター)、アナゴさん、泉そうじろう、善人化範馬勇次郎、善人化ラオウ、ペイジ、ジョーンズ、
プラント、ボーンナム、ナッツ、クライシス皇帝、ティガレックス、元アンチ部隊のロリコン達、鯛焼き屋の親父、この話の書き手、
歌愛ユキ、波音リツ、ゆの、ジンオウガ、影山瞬、リア充、ビッチ、野比のびた、源しずか、モブのリア充、野比のび助、ゼロ、
書き手(アホ)
以上82名ですわ。
仮に知り合いが死んでも、同姓同名の別人だったり、
並行世界の人物だったりする可能性もありますので、早とちりに気をつけてくださりませ。
それでは御機嫌よう。
-------------------------------------------------------------------------------------
「さてこれをどうしましょうか・・・・・・」
放送後、マダオ達を殺ったキンちゃんであるが、その死体処理に少し悩んでいた。
死体袋何処にあったっけ?
しかしそんな彼女の思惑を気にすることもなく、二人のマダオを立ち上がる。
手元に復活草を持っていたらしい。
そして二人は新しい画面をつけて言い放った。
「「そんなことよりAVだ」」
【一日目・8時00分/某所・主催者本部/天候・不明】
【碇ゲンドウ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】マダオ、主催者
【装備】グラサン
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の仕事をする
1:AVを見る
【長谷川泰三@銀魂】
【状態】マダオ、主催者
【装備】グラサン
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の仕事をする
1:AVを見る
【キングドラゴン@TCBR】
【状態】健康、美少女
【装備】赤い鎧(出展はお任せ)、ガラガラ、赤ん坊×2、幼女
【道具】不明
【思考】基本:主催者の仕事をする
0:もう嫌ですわこの二人・・・・・・
1:(元)竜の子守をする。
----------------------------------------------------------------------
(ほう、主催に放送されるとは私の恐ろしさがわかってきたみたいだな)
(もう、ミクトラン様てば・・・・・・)
放送を聞きつつ、ミクトランは何か勘違いをしていたのであった。
そしてハクは何故か頬を赤らめていたとか。
【一日目・午前8時00分/東京都/天候・晴れ】
【※ミクトラン達の状態表は[[洗脳装置と聞くとこんな使い方しか思い浮かばない]]のまま】
170 :
放送補足:2011/02/15(火) 00:43:12 ID:TZFoKwU3
『おっと、言い忘れましたわ。
勘違いしておられる方々もいるでしょうが、既に食べる禁止の制限は解かれました。
肉なり野菜なりお好きな物を食べて英気を養ってくださりませ。
それでは改めて御機嫌よう』
r ‐、
| ( r‐‐、 <ペ「と言うわけだブラック。私は一足先にハンバーガーを食べさせて貰うぞ」
_,;ト - イ、 ∧lマ │∧
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l <ブ「いいとも。6時間食べられなかった分を晴らせよ。」
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' |
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i
| / `X´ ヽ / 入 |
バクバクバクバク…
バタリ
【ペンタゴン@キン肉マン 死亡確認】 死因:早食いでで喉を詰まらせる
【一日目・8時01分/東京都かまくらの中/天候・大雪】
【ブラックホール@キン肉マン】
【状態】健康
【装備】不明 ハンバーガー×2
【道具】支給品一式
【思考】1:無茶しやがって…
東京晴れてたわ…
【一日目・8時01分/東京都かまくらの中/天候・晴れ】
どさっ。
僕は地面とディープキスしてしまった。
初めてのディープキスが地面とだなんて何たる屈辱!
しかし、地面が新雪で覆われていたのは僥倖だった。
おかげで鼻から血がデトロイト、という間抜けな事態に陥らなかったのだから。
それにしても、ここはどこだろうか。すさまじい雪である。
雪の向こうにかすむ景色を目を凝らしてみてみる……
おい、これは聖イサク大聖堂じゃないか。完成度高いな、オイ。
聖イサク大聖堂。ロシア正教会の誇る大聖堂でドームは全高101.5メートルの偉容を誇る。
サンクトペテルブルグのランドマークともいえる存在だ。
イサアク大聖堂ともイサーク大聖堂とも表記されるが先の書き手の表記に合わせて「イサク」としたい。
……え?サンクトペテルブルク??イサク大聖堂???
おい、おい、おい、おいィィィ!!僕ってやつはこんなところまで来てしまったのか?!
でも、しかし。僕の「男女が一緒にいるゾ☆」センサーがピンピンしている!
皆殺しだコラァァァァァァァァ!!!
ビュゴォォォォォォォ……
ぐ……顔に雪が……前に進めない……
どさどさどっさりんこ
あ、雪が僕に向かって……
-----------
「すっげえwwww雪がピタリとやんだ!」
「わあ……一面の銀世界です!!」
可符香と勝俣が満面の笑みで外に出る。
なーるほどな、外は一面真っ白な雪で覆われている。
顔を出した、太陽の光に反射して雪がキラキラと輝くその光景はまさに銀世界。
「っしゃあ!可符香ちゃん、雪合戦で勝負だ!!」
「負けませんよ!!」
そんな2人に絶望先生が声をかけた。
「2人とも!むやみに外に出たら、襲われかねませんよ!」
「大丈夫ですよー!先生も一緒にやりませんかー?」
「俺、本気で行きますよwwww」
「はぁ……」
やれやれ、という書き文字が横に現れそうな顔で絶望先生も外に出た。
まったく、苦労性だな。この人も。
「そこ!さっきから……名前をつなぐなって言ったでしょう!!」
うおっ!俺の地の文に突っ込んできやがった……底知れねぇな。
まあ、せっかくだし、俺も童心に帰って雪遊びをしますか。
いいところに雪の塊があるのを見つけた。……もう、作るものは決まってる。
こてこて、ぎゅっぎゅっ、とんとん……うぐぅ。
ん?なんか声が聞こえたぞ。気のせいか。
「おい、坂田。お前何作ってなんやねんこれはァァァァァァ!!!」
言葉を途中で切り猛烈な勢いでおやびんは突っ込んだ。
「あ、おやびん!これっすか。これは……」
説明しようとする俺に可符香が言葉をかぶせてくる。
「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲、ですね!完成度たけーな、オイ!」
「なんやねんな!『アームストロング』2回ゆーたで!?」
「かつて、ポロロッカ星人と地球人が戦いを繰り広げた際……最終兵器として使われた伝説の兵器!」
「こんな卑猥なもんにそんな背景が、っていうかポロロッカ星人ってなんやねん!?」
おおー。おやびんもなかなかのツッコミだな……。
それはそれとして、新八や神楽はどうしているだろうか。とっとと合流したいところだ。
「そんなことより、アッコさん!やっぱりここは東京じゃないですよ。むしろ、ロシアです!
ロシア連邦です!モスクワの味パルナスでおなじみのロシアですよ!!」
「……あー。うすうす感づいとったわ」
ずるどかっしゃんっ!!絶望先生は頭から思いっきりずっこけた。
「……アッコさん……(汗)」
「まあ、ええ。そうと決まればとっととここを離れるで!」
「しかし、おやびん!セスナは……」
「……坂田、そういえばお前のデイバッグまだ見てへんかったな……」
デイバッグを強奪される。中から出てきたのは……あの青い狸でおなじみのピンク色のドアだった。
「すげええええええうぇえええええwwwwどこでもドアだ!!!」
勝俣は歓喜の雄たけびを上げる。
「みんな行くで!いざ東京へ!!!」
ややご都合主義が過ぎる気がしねーでもないけど……とにかくおやびん率いる俺達全員は東京へと向かったのである。
-------------
一方その頃。坂田銀時が作った「ネオ(ry」の中に右代宮譲治はいた。
雪像の中に埋もれて、誰にも気づかれず今にも窒息せんとしている。
いったい彼はどうなってしまうのか。
右代宮ジョウジの災難:つづく?
【一日目・8時08分/ロシア・サンクトペテルブルグ/天候・晴】
【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】基本:生きて帰りたい
1:今度こそ本当に東京に行けるのでしょうか?
【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夢原のぞみ仕様)
【道具】支給品一式
【思考】基本:絶望を止めるんです!
1:どこでもドアって本当にあったんですね!
【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康
【道具】なし
【装備】支給品一式(-どこでもドア@ドラえもん) 柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【思考】基本:アッコについていく
1:Q;異国の地にすさまじい雪像を立てた件について? A:わりとどうでもいい
【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夏木りん仕様)、ビニール傘、どこでもドア@ドラえもん
【道具】支給品一式
【思考】基本:ロワをぶち壊して、みんなで飲み会!
1:いざ、東京へ!
【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(−ビニール傘)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:もっと雪合戦したかったwww
【右代宮譲治@うみねこのなく頃に】
【状態】魔王、落とし穴無効、せつぞうのなかにいる
【装備】黒スーツ、富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に
【道具】支給品一式
【思考】
基本:自分以外のモテ男を全て殺す
1:んがぐぐ
昏き海淵の禍神……前期の主催者である彼も、今は単なる一参加者に過ぎない。
今の彼の目的は今期主催者の打倒、宿敵を葬ったアンチ連盟を滅ぼすこと、そして……彼の意中の少女、ニャル子を陰で支えること。
彼はニャル子に気づかれぬよう、慎重にストーキングしていた。
禍神には誰にも存在を悟られていない自身があった。しかし
「調理解禁じゃ!調理解禁じゃみんな!!」
「いたー!第一食材発見!!」
「「うぉぉぉぉぉーーーーー!!」」
「な、なにをするきさまーっ!」
突如現れた筋肉モリモリマッチョマンの2人組に禍神は拘束された。
「はい、それでは今日はタコのマリネを作りましょう」
「まずはこちらの茹でたタコをですね、ブツ切りッ!!あえてブツ切りにしましょうッ!!」
「そして薄くスライスした野菜とともにッッッ!!」
「オリーブオイル!レモン汁!おろしにんにく!塩!こしょう!白ワインを秘密の分量で調合したこのマリネ液に混ぜる!混ぜる!混ぜる!」
「そしてそのまましばらく漬け込みましょうッッッ!!」
「今ならこの特製ドーピング液も入れちゃう!」
「おっと至郎田シェフ。今回はドーピング無しで調理する約束ですよ」
「むっ……まあいい、そしてある程度漬け込んだものがこちらになります!!!」
「皿に盛り付け……お好みで胡椒とパセリを少々……」
「「出来た!!」」
「本当にお料理をご馳走してくれるんですか?」
ナイフとフォークを持ち前掛けをして座っているのは、たまたま近くにいるので誘われたニャル子とシャンタッ君。
その肉体は、前菜として出された陽力投与即神コンソメスープの影響で筋肉ムキムキと化している。
「ええ、どうやら調理が終わったようですよ」
「「お待たせいたしました。タコのマリネです」」
本当はタコではなく昏き海淵の禍神のマリネなのだが、そんな事はここにいる誰も知らない。
「タコかー、私タコって苦手なんですよねってゥンまああ〜いっ!!!!」
一口食べて発狂したように叫ぶニャル子。
「これはああ〜〜〜っ!この味わあぁ〜〜っ!マリネ液がタコを、そして野菜をひき立てるッ!
『パーフェクトハーモニー』っつーんですかあ〜〜〜〜『完全調和』っつーんですかあ〜っ
たとえるなら地獄兄弟のライダーキック&パンチ!
矢車兄貴に対する影山!
劇場版仮面ライダーカブトに対する吉川晃司の『ONE WORLD』!
………つう感じっスよお〜〜っ」
しゃべりながら料理を平らげていくニャル子、その横ではシャンタッ君も夢中になって食っている。
「「どうでしょうお客様。お口に合いましたでしょうか」」
瞬く間に料理を食い終わったニャル子に両シェフが恭しく尋ねる。
「おばあちゃんが言っていた……
この料理は……
この料理は……
うーまーいーぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
感極まったのか、ニャル子とシャンタッ君は口からビームを放射して叫びながら何処かへと全力疾走していった。
「どうです、ドーピングなんて無くても料理で人を幸せにすることはできるんですよ」
「フン、言っておくが私はまだお前の料理を認めたわけではない」
思いっきり料理をして今までのフラストレーションを解消したシェフ2人に花開院が声をかける。
「料理が終わったなら出発しましょう。先の放送で呼ばれたネルさん、私の知るネルさんでなければいいが……」
そして邪神すら屠った傍迷惑な筋肉親父トリオは再び、主催者を調理するために歩き出した。
【一日目・8時15分/東京都赤羽/天候・快晴】
【八坂ニャルラトホテプ@這いよれ!ニャル子さん】
【状態】健康、首から下は超肉体
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:真尋LOVE
1:うーまーいーぞー!!!!!
【シャンタッ君@這いよれ!ニャル子さん】
【状態】健康、首から下は超肉体
【装備】狂気じみたバトルロワイアル風首輪
【道具】
【思考】
基本:ニャルラトホテプに従う
1:うーまーいーぞー!!!!!
【郷田俊朗@うみねこのなく頃に】
【状態】健康、マジカル☆シェフモード
【装備】郷田ブレード、調理器具一式
【道具】不明
【思考】
基本:至郎田正影らと行動し、主催者を調理する
1:知り合いがいれば探す
※通常よりも強化補正かかってます
【至郎田正影@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康、ドーピングモード
【装備】ドーピングボディ、調理器具一式
【道具】不明
【思考】
基本:花開院灰吾らと行動し、主催者を調理する
1:行く手を遮る者は殺す
【花開院灰吾@ぬらりひょんの孫】
【状態】健康、陽力混祖召投与即神中
【装備】人はなぜ筋肉にひかれるのか(自著)
【道具】支給品一式、陽力混祖召投与即神剤×1
【思考】
基本:筋肉の素晴らしさを世に広める
1:主催者を潰す
2:亜北ネルがいたら保護
【昏き海淵の禍神@世界樹の迷宮3 死亡確認】
「四国が飛んでる……?」
「……やれやれだぜ」
驚いた四国が飛ぶなんて普通は有り得ない。
放送が終わり、名古屋辺りを突き進んでいた私が見つけたのは……
飛翔する四国だった。
な、何を言っているのか分からないと思うが……
私も何で四国が飛んでいるのか、分からない。
頭がどうにか成りそうだった。
「「お の れ 、 ク ラ イ シ ス ゆ る ざ ん !!」」
その四国の上で倉田君らしき人影が叫んでいるのを見逃さなかったのも私だ。
倉田君の隣には南さん……ではなく違う娘がいる。
浮気か? 浮気なのだろうか? まあそんなことどっちでもいいんだけどね!
そして、なんやかんやで私達はエジプトに向かうのであった。
【一日目・8時05分/愛知県/天候・晴れ】
【所ジョージ@現実】
【状態】健康 スタンド使い
【装備】ダーツ
【道具】ミスドのドーナツ、支給品一式
【思考】
1:エジプトに向かう。
2:……やれやれだぜ。
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 ニート
【装備】赤いジャージ、フランヴェルジュ@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】基本:ジョジョについていく。
1:ジョジョに養ってもらう。
2:レヴァンティンは放置の方向で。
「ょぅι゙ょょぅι゙ょょぅι゙ょょぅι゙ょ」
「いやああああああああああああああああ」
暴走するカズマ。だが、そんな彼を止めたのは第三回放送の内容だった。
「……劉鳳が死んだだと……」
「え?」
動きを止めるカズマ。何が起こったか理解できないニアラ。
「糞!俺は今まで何やってた!」
そう言うと、ニアラの方を向き
「おい、お前名前は?」
「ニアラだけど」
「よし!東京に行くぞ!」
「は?」
言うが早いかニアラを抱きかかえ、そのまま走り出すカズマ。
「なんで私まで!」
「うるせぇ舌噛むぞ!」
〜数分後〜
(畜生、俺がニアラをナデナデしてる間に、どいつもこいつも好き勝手やりやがって……)
爆走するカズマに
(あれ、もうナデナデしてくれないの?)
そのカズマにしがみ付きながら、こんな事を考えていたニアラ。
そうカズマも手遅れだが、描写のないうちにニアラまで手遅れになってしまったのだ。
(劉鳳が死ぬような場所なんだ、そんなところに幼女を放っておけるかよ!)
(どうしたのよ、もっと触りなさいよ!)
こうして手遅れな二人は、東京に向かうのであった。
【一日目・8時20分/静岡県/天候・晴れ】
【ニアラ@TCBR】
【状態】健康、美少女 、メイド服、グラハム(レンチ)に嫌悪感、手遅れ
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:カズマに付いていく
1:カズマにもっと色んな事をしてもらう
【カズマ@スクライド】
【状態】ロリコン、疲労(大)、ダメージ(大)、手遅れ
【装備】シェルブリット第一形態(ファーストブリット使用済み)
【道具】支給品一式
【思考】基本:幼女をこれ以上死なせない為に、主催者や裏で何かやってる連中をぶちのめす
1:ニアラを守りながら色んな事をする
2:逃げた幼女(ヘイズ)を見つける
3:東京に行きクーガーや対主催の仲間を探す
4:見つけた幼女は保護
5:ょぅι゙ょハァハァ!
6:ょぅι゙ょ万歳!
「それで貴方達は殺し合いに乗っていない、と?」
「……肯定だ」
「それでもう二人以上三人以下の制限は解けているのね?」
「……そうだ」
愛知県のとある喫茶店内。
ここに二人の男と一人の女がいる。
男達の名は『ヒイロ・ユイ』と『相良宗介』。女の名は『ティア・グランツ』。
ティアは、殺し合いには乗っていないというが、無口な二人の警戒を怠らない。
必要最低限の言葉しか喋らない男二人にティアはイラついていた。
殺し合い当初にあったあの男に二人のイメージがダブるのだ。
(ここまで性格が似ているってことは親戚とかじゃないの?)
飛竜、ヒイロ、宗介と今まで出会ったタイプが似過ぎている。
まあ、一人だけキョンという腹が痛いと言っていた男がいたが。
で、そのキョンは今、どこにいるのかというと……。
◇ ◆ ◇
(か、紙がねぇぇぇぇ!!!)
喫茶店内のトイレに篭っている。
が、地味にピンチだった。
因みにトイレでここに一つしかなかった。
(なんで、人間に腕が二本あるか知っているか?
……って、そんなこと言っている場合じゃない!
クッ、何か代わりに成るものはないのか?)
必死になってデイバックを漁る。
そして、彼が見つけたのは……。
(ハルヒの写真だと……)
色々とヤバイ物だった。
(……どうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうする
どうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうする
どうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうする
どうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうする
どうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうする
どうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうする……)
考えても考えても答えは出ないので……
そして、キョンは考えるのを止めた。
◆ ◇ ◆
「お前の同行者遅いな」
「そうね」
「まさか、トイレに不審者が……」
だが、次の瞬間だった。
トイレのドアが静かに開いた。
そして、トイレからキョンが出てきた。
その表情は実に……険しかった。
「皆さん、方針は決まりましたか?」
「えっ、ええ……(何があったの?)」
「……一旦、東京に向かう事に決定した(何があったんだ?)」
「お前の意見はどうなんだ?(何があったんだ?)」
「ああ、それでいいです」
三人は何があったのかキョンに聞かなかった。
いや、聞けなかった。否、聞いてはいけないような気がした。
そして、四人は東京に向かうことで合意したのであった
【一日目・7時00分/愛知県名古屋/天候・雨】
【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】罪悪感
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:ハルヒには会いたくない。
【ティア・グランツ@テイルズオブジアビス】
【状態】健康
【装備】ナイフ
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】 基本:殺し合いからの脱出
1:東京に向かう
2:知り合いを探す
【相良宗介@フルメタル・パニック!】
【状態】健康
【装備】ショットガン、手榴弾×2
【道具】支給品一式、レーバテイン@フルメタル・パニック!
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊とかなめを探す。
1:東京に向かう
2:ヒイロ、ティア、キョンと行動する
【ヒイロ・ユイ@新機動戦記ガンダムW Endless Waltz】
【状態】健康
【装備】拳銃
【道具】支給品一式、ウィングガンダムゼロカスタム@新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊とリリーナを探す。
1:東京に向かう
2:相良、グランツ、キョンと行動する
ここは地獄の最前線、主催の本拠地。
相変わらず、2人のマダオはAVを肴に酒を飲んでいた。
「あっはっはっはっは。最高だねーゲンちゃん」
「まったくだよ、たいぞーちゃん」
ほろ酔い気分とはまさにこのこと。
2人とも、顔をほんのり紅に染めにっこりにこにこ笑っている。
少し彼らの頭を冷やすべくリモコンをピポパポピと操作し、映像を切り替える。
……そこに映っていたのは……。
映っていたのは……。
「「アッー!!」」
熊のような巨体の男と1人の青年がよろしくやっている映像だった。
「「アッー!!!」」
絶叫と雄たけびがハモる。そして、2人の耳から何やら白い物が出ていくのが見えた。
ちょっと、やりすぎた?(←田村ゆかり声で脳内再生してください)
【碇ゲンドウ@新世紀エヴァンゲリオン】
【長谷川泰三@銀魂】
以上、死亡確n
「「ってコラー!!!」」
また彼らは復活草を所持していたらしい。
私の頭をスカン、ポカンと殴るとプリプリ怒りながら、映像を切り替えた。
再び、嬌声が部屋中にサラウンドした。
【一日目・8時23分/某所・主催者本部/天候・不明】
【碇ゲンドウ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】マダオ、主催者
【装備】グラサン
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の仕事をする
1:AVを見る
【長谷川泰三@銀魂】
【状態】マダオ、主催者
【装備】グラサン
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の仕事をする
1:AVを見る
【キングドラゴン@TCBR】
【状態】頭上に2段たんこぶ、美少女
【装備】赤い鎧(出展はお任せ)、ガラガラ、赤ん坊×2、幼女
【道具】不明
【思考】基本:主催者の仕事をする
0:もう嫌ですわこの二人・・・・・・
1:(元)竜の子守をする。
サブタイ;献血での事前問診の際、男性限定で「同性との性交をしたか?」と聞くそうです
「はぁ……」
元赤帝竜、キングドラゴンはため息をついた。
目の前でAVを観賞し続けているのはマダオズ。彼女の今の上司だ。
幼女を別の帝竜に預けたが、赤ん坊はまだ背負ったまま。
果たして赤ん坊にAV音声は教育上どうなんだろうか?
(いいわけがありませんわ……)
なまじ設備が充実した主催者本部なのが災いした。
モニターの中には、耐衝撃のものもあり、マダオはそれでAVを見ているため止められないのだ。
(それにしても、これが天上王の本性ですのね……ケモノも同然……
首輪を爆破してしまう最終手段もありますが、それはタブーですわよねぇ……)
繰り広げられるミクトランとハクの痴態に、キンちゃんは頭を抱える。
監視映像がこうも鮮明に残っているとなると、他にもやばい記録がありそうだ。
ティア達の着替えシーンやら、ハルヒの着替えシーンやら、ルカの尻叩きやら、
かがみのストリップやら、谷間に沈むバナナやら、戦闘狂夫婦のアブノーマルプレイやら……
(そういえば、もうラグナ様もブロント様も亡くなられたのでしたね……
かつて私を屠った方々が、こうも容易く敗れてしまうなんて……
それはつまり、弱体化した私など一瞬で殺されてしまうということですわ。
いや、仮に竜の姿のままでも結果は変わらなかったのでしょうが……)
ニアラが七期出典な以上、部下であった彼女らも七期出典である。
そして彼女は、いや、全ての竜はあることを疑問に思っていた。
(なぜニアラ様は主催者を引き受けたのでしょうか……?
私達を含めて、完敗ですわよ?あの鋼の精神はある意味羨ましいですわ……)
ぶっちゃけ、彼女らも無理矢理上司に付き合わされてとばっちりをもらったのだ。
(……済んでしまったことをうだうだ言っても何も始まりませんわね。
とにかく、ニアラ様から命ぜられたミッションをこなさなくては。
脱衣拳たちの警戒…アンチ連盟の警戒…そしてニアラ様の状況を定期的に確認…
そろそろ定時……多分大丈夫だとは思いますが、見ておきましょう)
ピッ
『もっとナデナデして!もっとナデナデナデナデ!』
『仕方がねえな……ようじょナデナデ!』
(…………私、元帝竜だけど上司が手遅れだった…転職したいですわ……)
【一日目・8時30分/某所・主催者本部/天候・不明】
【碇ゲンドウ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】マダオ、主催者
【装備】グラサン
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の仕事をする
1:AVを見る
【長谷川泰三@銀魂】
【状態】マダオ、主催者
【装備】グラサン
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の仕事をする
1:AVを見る
【キングドラゴン@TCBR】
【状態】頭上に2段たんこぶ、美少女、頭痛
【装備】赤い鎧(出展はお任せ)、ガラガラ、赤ん坊×2
【道具】不明
【思考】基本:主催者の仕事をする
0:もう嫌ですわこの二人も上司も・・・・・・
1:(元)竜の子守をする。
「なん・・・・・・だと?」
放送後、再びハクをホテルに連れ込んだミクトラン。
その後両者ツヤツヤで出てきたのだが、そんな彼の目の前に飛び込んできたのは、
自分を裏切る味方の姿だった。
咄嗟に身を隠したため、彼らはいずれかに行ってしまったが、それでも彼が失った物は大きかった。
よって、彼はこのまま侵略活動を行うことが厳しくなったので近くの神奈川県に移動した。
(まさか洗脳装置の効き目が切れてしまうとは・・・・・・)
ミクトランは頭を抱えた。
土花に水をやらねばいずれ枯れてしまうように、
機械による洗脳も時間が経つたびにかけ直さなければならない。
最初に洗脳した時以来、べジータ達には何もしていなかったため、
放送を切れ目に完全に洗脳が解けてしまったのだ。
こんなことなら孫悟空に同行していた巨乳天使を捕獲しておけばよかった。
「ミクトラン様どうしましたか?」
唯一手元に残った弱音ハクが、ミクトランの顔を心配そう覗き込んでくる。
そのままミクトラン谷間を見て数秒・・・・・・
「何、気にすることはない」
天上王スマイルをハクに投げかける。
下心丸出しの笑顔を見たハクは、赤面しつつも安堵した。
「それは良かったです・・・・・・あの・・・・・・ミクトラン様」
ハクが視線を逸らしながらもミクトランに話を持ちかけてくる。
そわそわしていて落ち着かない様子ではあるが、それでも懸命に言葉を紡ぎ出した。
「良ければこの後も・・・・・・しませんか?」
「!?」
初プレイとは真逆の態度にミクトランは驚く。
以前は嫌々であったが、今度はノリノリだ。
YESと答えるとハクはミクトランの腕に抱きつき、巨乳が腕に挟まる。
ハクのおっぱいを揉みながらもミクトランは決意した。
「私は私の(巨乳王)国を手に入れる」
【一日目・午前8時30分/神奈川県/天候・晴れ】
【ミクトラン@テイルズオブデスティニー】
【状態】健康
【装備】ストームブリンガー@テイルズオブデスティニー2、弱音ハク
【道具】支給品一式、壊れた洗脳装置、参加者からの強奪品×それなりに
【思考】
基本:地上を支配するために主催を殺し、(巨乳王)国を手に入れる。
1:異世界(七期)のミクトランの名を利用する。
2:更なる駒と物資と巨乳を集める。
※7期とは別人です
※洗脳装置は壊れました。 修理にはそれなりの部品が必要ですが、
部品については後の書き手に任せます。
【弱音ハク@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】機関銃@現実
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ミクトランに絶対服従
0:ミクトラン様のエッチ♪
※7期とは別人です
「アレルヤ…」
放送の内容に刹那はショックを受けていた。
アレルヤ・パプティズム…同じソレスタルビーイングの仲間が死んだのだ。
彼は…電池だった記憶しかないが、兎も角共に戦った仲間が死んだのだ。
一刻も早くこの戦いを止めなければならない…そこで刹那はあることに気がついた。
クァンタムバーストしとけば戦い終わるんじゃね?
(本当にそんなに上手くいくのか?)
と、彼と同化しているゼロは疑問を感じているようではあるが、
「だから、示さなければならない。世界はこんなにも簡単だということを!」
ゼロから託された変身アイテム・ウルトラゼロアイを装着し、彼は青い巨人に姿を変える。
「刹那・F・セイエイ、ウルトラマンゼロ。対話を開始する!」
GN粒子が色々やらかして、刹那達の視線の先にはすっぽんぽんになった参加者達が。
これで意識を共有することによって皆分かり合える。筈なのだが…
「嫌ァァァァァッ!!!!俺のアーマーがァァァァァッ!!!」
「スターダスト、ああスターダスト、スタアアァァァァァァダストゥウオオオオオオオオオオオッッッ!!! ウッ!!!」
「なんなんだろうこの未知の感覚、熱い、痛い、だがそれがいい」
「ウホッ いい男達。燃えるじゃないの」
「この穴は…糞を突いている味だぜ」
「な、何だこれは!目の前にピンク空間が二重に三重に!しかしこれは中々ウヘヘヘヘ」
「フフフ…。セックス、セックス、みんな、セックスし続けろ!激しく!もっと激しく!
…ペニスとヴァギナをこすり合って、愛液と精液を混ぜ合って、肉と肉とがとろけ合うまで交わり続けろ!
いずれは、避難所の読み手も参加させてやる。善人面した書き手達もだ!」
「セックスだぁ?知るか馬鹿!そんなことよりオナニーだ!」
「僕は誰とだって構わないよ」
「レンきゅんレンきゅん連休ん連休ん連休ん連休ん連休ん」
「いいじゃないか!自分の好きなようにマス掻いて、何が悪いんだよぉぉぉっ!!
…ああ!興奮してきた…うっ」
「幼女とセックスしたいようじょのおしっこ飲みたいYOUJOペロペロしたいょぅι゙ょょぅι゙ょょぅι゙ょ…」
「もっと触りなさいよ!もっとナデナデしなさいよ!もっと色んな事しなさいよぉ!」
「主催の椅子に座りつつ、AV鑑賞に暇を費やす。何も問題ない。な?たいぞーちゃん」
「う、うん。そうだねゲンちゃん。うわははは」
「うっオアアアアアああアアァァ!!キミ達全員爆発しやがれえええェェエァァ!!
さもなくば爆発しろォォェェエァァ!!」
「そんなことより続き続き☆」
…これ以上やっても悪影響しか無いと判断した刹那は、変身を解除しその場にガックリとうな垂れた。
「この世界は歪みに満ちすぎている…!」
(ま、まあ、横着せずに頑張ろうぜ、な?)
金属生命体ELSと分かり合うことが出来た人類。
しかし彼らが変態達と分かりあえる日はまだ遠い…。
【一日目・午前8時30分/東京都/天候・晴れ】
【ウルトラマンゼロ@ウルトラマンゼロTHE MOVIE】
【状態】健康、刹那と同化
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:ロワを止める
1:地球人ってすげぇんだな…
【刹那・F・セイエイ@劇場版ガンダム00】
【状態】メタル刹那、ゼロと同化
【装備】ウルトラゼロアイ@ウルトラマンゼロTHE MOVIE
【道具】不明
【思考】
基本:ロワを止める
1:俺がウルトラマンだ
2:そして俺がガンダムだ
3:イノベイダーでもある
4:ELSでもある
5:世界歪み過ぎだろ…orz
【一日目・午前8時30分/色んな場所/天候・晴れ】
【変態達@色んな作品】
【状態】リドリー、不動遊星、キュゥべえ、阿部高和、ブローノ・ブチャラティ、ミクトラン、
月島拓也、クリスタルボーイ、鏡音レン、亞北ネル、碇シンジ、カズマ、ニアラ、碇ゲンドウ、
長谷川泰三、マイス・トゥーナら16名
【装備】変態的に色々
【道具】変態的なまでに不明
【思考】
基本:己が欲望に従う
1:何なんだ今のは?
192 :
降臨の刻:2011/02/15(火) 23:23:01 ID:IbhVr241
各地で勃発する変態行為。
それに見かねて一人の男…いや、悪魔が立ち上がった。
「俺が本当のレイプのやり方を教えてやる」
開始前に8期参戦宣言をしたクラウザーさんだった。
【一日目・午前8時30分/???/天候・???】
【ヨハネ・クラウザーU世@D・M・C】
【状態】健康、ハイテンション
【装備】血塗られたエレキギター
【道具】不明
【思考】
1:ロワを地獄の血塗られたトゥルーエンドへ導く
2:レイプ及びSATUGAI
【相馬光子@バトルロワイヤル 死亡確認】
【宮本麗@学園黙示録 死亡確認】
死因:レイプしてSATUGAI
「ンアッー!ンギモッヂイイイイイイイイイ!!」
「な!」
「フン五月蠅い雑種だ!」
街中でホモ○ックスに明け暮れているのは
>>954、熊先生、ギルガメッシュ。
しかし首輪が爆発したずの、ギルガメッシュが何故生きているのか。実はミクトランは
ハクとのR―18に夢中になりながら、首輪の細工を行っていた為、首輪の細工が不完全だったのだ。
その為、結果的に、首輪は不発したのだ。
「フンたまにはコンドームを着けてみるか」
そう言い、コンドームをムスコに装備するギルガメッシュ。だが次の瞬間
「ぐああああああああああああ!!!!」
なんとコンドームに片方の睾丸を食いちぎられてしまう。
「おい大丈夫かギル!」
駆け寄る熊先生と
>>954。そして血だらけの股間を抑える、ギルガメッシュ
〜数分後〜
睾丸を食いちぎられた、ギルガメッシュは近くの病院に来ていた。
「おのれ!天上王といいコンドームと言い、もう許さん!」
そう叫ぶと自らの睾丸を食いちぎったコンドームを探しに病院を出る。
「おいまだ動かない方が」
「そうですよ睾丸を食いちぎられたんすよ」
合体したまま、ギルガメッシュを止める熊先生と
>>954。
「黙れ!我の睾丸を食いちぎられたんだぞ!我の所有物を奴は奪ったのだぞ!」
怒りをあらわにするギルガメッシュ。それを見た二人は
「仕方がない……俺も手伝うぜギルガメッシュ」
「俺も微力ながら力になります」
ギルガメッシュを手伝うことにした。
こうしてギルガメッシュの睾丸を食いちぎったコンドームを探す旅が始まった。
【一日目・午前8時30分/東京都/天候・晴れ】
【ギルガメッシュ@Fate/stay night】
【状態】右側の睾丸無し
【装備】黄金の鎧
【道具】支給品一式
【宝具】王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
【思考】基本:やおいの仇を取る
1:自らの睾丸を食いちぎったコンドームを探す
2:後でミクトランは殺す
※7期から参戦です
※式、べジータ、海馬の首輪も不発しているかも知れません
【熊先生@俺の先生】
【状態】な!
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:な!
2:ギルガメッシュを手伝う
【
>>954@現実】
【状態】ンギモッヂイイイイイイイイイ!!
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:ンギモッヂイイイイイイイイイ!!
2:ギルガメッシュを手伝う
さすがにR-18の前に細工をしたと思うが…
ま、カオスロワだし気にしないことにしよう
「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉッッ!! 何とかしろよぉぉぉぉぉ!!」
「おいおい、旦那少しは落ち着けって……」
だが、そこでクルルの体は凍り付き、粉砕された。
というよりも、アンチ連盟本部のすべてが凍りついた。
主に盟主王の氷のフォルスの暴走の仕業である。
フォルスとは心の力である。ってリバースやったことある人はわかりますよね?
心が不安定になれば、フォルスの力は暴走する。あのヴェイグさんですら暴走するのだ。
盟主王の今の状態でフォルスが暴走しないはずがない。
さらにその影響で天候が大雪に変わったんだとさ。
【一日目・8時35分/アンチ連盟本部/天候・大雪】
【ムルタ・アズラエル@機動戦士ガンダムSEED】
【状態】健康、混乱、激怒、フォルス能力暴走
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:あのデビル四国をなんとかしろよ!
2:前作キャラ、オリキャラを粛正する。
3:さらに第二、第三の刺客を送り前期参加者達を狙う
〔備考〕
※アンチ連盟の盟主ですがトップではありません。
※何故か氷のフォルスが使えます。
※フォルスが暴走しました。
【クルル曹長@ケロロ軍曹 死亡】
死因:凍結粉砕
>>195 いくらカオスロワとはいえ
症候群以外の死んだキャラがポンポン生き返るのはどうかと思うわ
はっきり言って萎える
でもあの首輪死もズガン同然だったしねえ
ズガンを拡大解釈していくと皆生き返れてしまう罠
その例えは極端だと思う。いくらなんでも1、2レスのズガンと普通の死亡話を同列に扱う人はあまり居ないだろ
シリアスに死んだやつらの復活はほとんどないし
201 :
羨ましE!:2011/02/16(水) 18:39:22 ID:GJFw8GQs
せつぞうのなかにいる!
普通ならそのまま窒息死するのだが、右代宮譲治はそうはならなかった。
どころか、雪像、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を内部から溶かしていたのだ。
「ぐぐぐぐ……」
それは、彼の全身から放出される怒りと嫉妬のどす黒い炎の力。
「よくも、よくもこの僕を裏切ったな天上王ミクトランンンンンッッッ!」
譲治の絶叫とともに、雪像は砕け散った。
そう、今譲治の怒りはミクトランに向けられていた。
雪像の中で聞いた、ミクトランとハクのちょっとエッチな音声。
それは譲治の怒りのボルテージを振り切らせるには十分過ぎた。
「ハクってあれじゃないか!巨乳のお姉さんじゃないかああああああああ!
なんで貴方が彼女にあんなことやそんなことをしてるんだ天上の王よおおおおお!
この世の全ての女の子は僕に惚れる義務がある!そして他のカップルには死ぬ義務がある!
新たなカップルが誕生おおぅ?よろしい、ならば破壊だ!王者の暴力で徹底的に!
別に巨乳は羨ましくないさ!僕にだって紗音っていう巨乳使用人が……
『実は戦人様の方が好きでした〜譲治様は2番目で〜す』
うがあああああああああああ!とにかく僕以外のモテ男とカップルは皆殺しだ!」
一息でまくし立て、譲治は少し落ち着き……
「それにしても、まさか主催者の中に女の子がいたとは……彼女も僕に屈服させるとしよう。
ま、まずは日本に戻ろう。確かこの近辺にも本部へ帰還できる旅の扉があったはずだからね」
決してぶれることなく、確かな歩みで雪を踏みしめて行った。
【一日目・8時15分/ロシア/天候・晴】
【右代宮譲治@うみねこのなく頃に】
【状態】魔王、落とし穴無効
【装備】黒スーツ、富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に
【道具】支給品一式
【思考】
基本:自分以外のモテ男を全て殺す
1:旅の扉を使って本部に戻る
2:ミクトランも殺害対象に
3:自分も手頃な巨乳の女の子が欲しい
シリアスな展開で死んでしまったら、余程の理由がない限り復活はない。
症候群以外がズガンされても、復活させる必要があるのは一部だ。
シリアスやってきた人達や、まだまだ繋がれそうな人達だ。
あるいは、復活して目覚めるキャラとか。
では、せっかく復活しても特にこれといったまともな目的がないキャラは?
「ただの変態ってやっぱりいる。気の毒な人で、DNAが狂っていて……
冥!空!斬!翔けぇぇぇん!!!」
【ギルガメッシュ@Fate/stay night】
【熊先生@俺の先生】
【
>>954@現実】
それぞれ死亡確認。
「あの、ここはどこなんですか?」
私の目の前に広がるのは断崖絶壁。
「さあ、どこだか」
アッコさんはしれっと答える。
「絶望した、どこでもドアが当てにならないことに絶望した!!!」
後に、これは『どこでもドア』ではなく『どこだかドア』と知ることになるのだが
……それにより、私の絶望はますます深くなるのであった。
【一日目・9時02分/ミクロネシア・サイパン島、バンザイクリフ/天候・晴】
【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】絶望
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】基本:生きて帰りたい
1:絶望した!
【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夢原のぞみ仕様)
【道具】支給品一式
【思考】基本:絶望を止めるんです!
1:それにしても、絶景ですねー
【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康
【道具】なし
【装備】支給品一式(-どこでもドア@ドラえもん) 柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【思考】基本:アッコについていく
1:おいおい、今度は南の島か。
【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夏木りん仕様)、ビニール傘、どこでもドア……もとい、どこだかドア@ドラえもん
【道具】支給品一式
【思考】基本:ロワをぶち壊して、みんなで飲み会!
1:ここはどこや?
【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(−ビニール傘)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:うはwww断崖絶壁wwww
解説;どこだかドアって?
大山時代のドラえもんの中編エピソード『あべこべの星』。
そこで、地球によく似たあべこべ星のドラえもんが出した道具。
どこに出るのかわからない、とんでもねぇバクチアイテムである。
「俺とカズヤが富士山に行ってる間にそんな事が」
「ああ俺様が居ながらなんて様だ……」
両儀式と海馬瀬人の埋葬を行いながら、情報を交換を行っているのはクーガーとべジータ。
「おやクーガーさん御無事で何よりです」
二人の前に現れたのは、全裸の変態刑事杉下右京と変態な仲間たちである。
「UMIさん……その格好は?」
「女の子がなんて格好をしてやがる……」
「クーガーさんも全裸になりましょう、そうすれば頭の病気も治りますよ!」
「全裸になればM字剥げも治るってミサカはミサカは断言してみたり」
「……」
「これがお前の知り合いか?」
「いや……ふ京さんはともかくUMIさんはまともな人だったんだが……」
「頼むからアイツらは気にすンな」
その後情報交換を行う8人。
「そうですか式さんが……」
「……」
式とギルガメッシュの死を知った右京とGUMI。その表情は後悔と無念に溢れていた。
「右京にGUMIといったな、俺はこれからミクトランをぶちのめしに行くが、お前らはどうする?」
「私は……貴方に付いていきます」
「彼女が行くなら、僕も行こう、何せ彼女は全裸同盟の大事な仲間だからね」
(全裸同盟てなンだ?)
「露伴先生やGUMIさんが行くなら私も行かない訳にはいきませんねぇ」
「ふん!話は決まったようだな!なら俺は先に行ってるぞ!」
言うが早いか武空術を使い、ミクトランを探しに行くべジータ。
そして残りの7人がべジータを追いかける為、ブルーアイズジェットに乗りこもうとした次の瞬間
突如、静岡県に虹色の光が発生した。
(あれはカズヤか……)
「すみません、ふ京さん俺はやる事が出来ました」
「カズマ君の事ですか?」
「ええ」
「分かりました……」
「そうだ僕のGTR良ければ使って下さい」
「本当にすみません、確かかんぺさんでしたよね?」
「神戸です」
そのままクーガーを乗せず発進する、ブルーアイズジェット。
それを見送った後
「やれやれ……世話のかかる弟分だ……」
クーガーはGTRをアルター化させ再び静岡県に向かうのであった
【一日目・午前9時00分/東京/天候・晴れ】
【ストレイト・クーガー@スクライド】
【状態】疲労(小)、ダメージ(中)
【装備】スカイラインGTR(アルター化)@現実
【道具】支給品一式、
【思考】
基本:世界を縮める!!
1:静岡に向かいカズヤ(カズマ)を連れ戻す
2:バイクの男(プラシド)を警戒
※7期から続投です
【ベジータ@ドラゴンボールZ】
【状態】健康。ダメージ小。決意
【装備】スリッパ(ハズレ支給品)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者をこの手で叩き潰す
1:ミクトランをとりあえずぶっとばしとく
2:カカロットを殺した者を探し、倒す
※7期より参戦です
【岸辺露伴@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康 、全裸
【装備】スタンド『天国の扉(ヘブンズドア)』
【道具】支給品一式、漫画を描くために必要なもの全部
【思考】基本:面白い漫画を描く
1:全裸の素晴らしさを伝える
2:ミクトランを倒す
※全裸同盟の一員の様です
【GUMI@VOCALOID2 Megpoid】
【状態】全裸
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:生き残る
1: 全裸の素晴らしさを伝える
2:ミクトランを倒す
※全裸同盟の一員の様です
【杉下右京@相棒】
【状態】健康、ペルソナ「剛毅」カメヤマ解放
【装備】全裸
【道具】支給品一式
【思考】
1:主催者の逮捕
2:はぐれた仲間を探す
3:七期での知り合いを探す
2:ミクトランを逮捕する
※カメヤマの力で雷系の攻撃を吸収します
※七期からの参戦です
※全裸同盟の一員の様です
【神戸尊@相棒】
【状態】健康
【装備】ニューナンブ@現実、ブルーアイズジェット(操縦)
【道具】警察手帳@現実、支給品不明
【思考】基本:主催者の逮捕
1:右京達に付いていく
※『天国の扉(ヘブンズドア)』のお陰でジェット機の操縦が可能です
【一方通行@とある魔術の禁書目録】
【状態】健康
【装備】電極チョッカ―
【道具】支給品一式、替えバッテリー×3
【思考】基本:打ち止めを守る
1:右京達に付いていく
【打ち止め@とある魔術の禁書目録】
【状態】全裸
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:一方通行に付いていく
1:全裸の素晴らしさを伝える
2:右京達に付いていく
※全裸同盟の一員の様です
右京さんだけ訂正
【杉下右京@相棒】
【状態】健康、ペルソナ「剛毅」カメヤマ解放
【装備】全裸
【道具】支給品一式
【思考】
1:主催者の逮捕
2:七期での知り合いを探す
3:ミクトランを逮捕する
※カメヤマの力で雷系の攻撃を吸収します
※七期からの参戦です
※全裸同盟の一員の様です
「東城…好きだ」
「真中君…」
真中淳平と東城綾は長々とストロベリっていた。
放送も、周囲の騒音も、気にならなかった。
彼は安全な場所にいる筈だったから。
だから遠くから発射されたロケットランチャーで木っ端微塵にされることになる。
「宗像さん…?」
「羨ましいね。あの二人はこんな疑心暗鬼あふれる殺し合いであんなに仲良くすることができるのかい。
殺したくなってくる」
岩崎みなみは同行者である宗像形の突然の行動に頭が真っ白になっていた。
互いの友達を探すべくみなみは宗像と行動していた。
宗像形は年が少し上の穏やかで物静かな先輩というイメージだった。
だが真中と東条の現場を目撃した瞬間、突如懐からロケットランチャーを取り出し彼らに向かって発射したのである。
爆炎で見えないがあれではもうミンチ確定だろう。
呆然としているみなみに気づき、宗像は服の中にしまうには大きいロケットランチャーを服の中へしまい、話しかける。
「あぁ、驚かしてしまってすまないね岩崎さん。
ごらんの通り僕は人殺し大好き人間でね。岩崎さんのこともずっと前から殺したいと思っていたんだよ」
しまわれたロケットランチャーの代わりに大量の刃物が宗像の制服のあらゆる場所から飛び出した。
先ほどのロケットランチャーといいどこにそれだけの凶器がしまえるんだという疑問は今は沸かなかった。
「そんな…さっきの友達を探すって言うのは嘘…?」
「嘘なんかじゃないさ。それは本当のことだよ」
「君と一緒に友達を探してやりたい。だから殺す」
「もたもたしてる暇はない。だから殺す」
「殺し合いに乗りたくない。だから殺す」
「今はとてもいい天気だ。だから殺す」
「禁止行為が解かれた後のごはんはおいしかった。だから殺す」
「特に何もない。だから殺す」
「全ての道がローマに通じるのと同じように、僕にとってはすべての事象が殺人に通じるだけなんだよ」
非常にクレイジーなことを次々と列挙する宗像。
彼女は感じていた。仲間と思っていた宗像形という男の恐怖。
そして異常性を。
「君といる時間はとても楽しい。だから殺す」
宗像は刀を一本取り出してみなみに迫る。
彼女は逃げようにも足腰が震えて動くことができない。
こうして宗像形の刀が振り下ろされ、殺人衝動の犠牲者が増えようとしていた。
「あいや待ったぁ!」
刀がみなみを切り裂く直前、何者かの蹴りが宗像の刀を弾いた。
「何なんだい君は?」
「フフフ…影から話は聞かせてもらったよん。え〜確か宗像君だったっけ?私は鶴屋って言うんだけど。
こんなか弱い女の子に対してそんな物騒なものを振り回すなんて感心しないっさ。
大体二枚目な宗像君にはこんな刃物は似合わないにょろ」
緑髪の乱入者鶴屋は独特な口調で喋り始める。
ちなみにこの鶴屋さんは涼宮ハルヒちゃんのほうの鶴屋さんだ。
なんかいろいろな秘奥義を持ってて強くていろいろと便利なほうの。
「いろいろと理由は歩けどどうやら君の威圧感は只者じゃないみたいしさ。
ちょっくら私に稽古つけてくれるかい?」
「鶴屋さんか。見ず知らずの女の子をかばって前に出るなんて君はとてもいい人なんだね。
君とはいい友達になれそうだよ。だから殺す」
「フフフ、殺せるもんならやってみるっさ。はたして君に鶴屋流古武術をやぶれるかな。
私の秘奥義は108式まであるんだぜぃ」
「やぶれなくたっていいよ。殺せれば僕はそれでいい」
鶴屋が構えて宗像が刀を構える。
座り込むみなみの見つめる先で闘う者と殺す者の戦いが始まろうとしていた。
【一日目・8時20分/茨城県/天候・晴れ】
【岩崎みなみ@らき☆すた】
【状態】恐怖
【装備】なし
【道具】支給品一式その他
【思考】
1:ゆたかを探す
【鶴屋@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式その他
【思考】
基本:私より強い人に会いに行く!
1:宗像と闘う
【宗像形@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】夜刀【月影】@MHP3、伊達政宗の刀(六爪流セット)@戦国BASARAシリーズ、RPG-7(弾頭残り2/3)@現実、他違反しない数程度の武器
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺人衝動を抑える…でももう無理
1:鶴屋とみなみを殺す
※殺すことに躊躇いはありません
【真中淳平@いちご100% 死亡確認】
【東城綾@いちご100% 死亡確認】
死因RPG-7による爆撃
今から数時間前
「もう放してくれ!僕たちは本当に君のおじいさんを殺した犯人なんて知らないんだ!」
植物の蔦で両手両足を拘束され、磔のような格好で立たされているKAITO。その横ではLilyも同じように自由を奪われていた。
「本当におじいちゃんのこと知らないの? でもお兄さんたちがウソついてるかもしれないしなあ」
2人を磔にしている元凶、キッコロはそう言って蔦を引っ張った。KAITOは手足が引き裂かれそうになる苦悶に呻く。
「お願いだから僕たちを解放してくれ。僕らは早く家族に会わなくちゃ……」
キッコロによる2人への尋問、そして拷問はもう数十分間続いていた。
その間にも雨は激しくなり、身動きの取れないKAITOとLilyの体力を奪っていく。
頼みの支給品も、穴抜けの紐は彼らの背後で木に埋もれている電車の車内に、
ヴォーパルソードはLilyの足元にそれぞれ落ちていて使いようがない。
「お兄さんたち本当に知らないんだね。じゃあ死んで」
キッコロの言葉と同時に蔦が2人の体を引き裂くように引っ張り始めた。
「やめろッ!やめてくれ!」
KAITOの叫びをキッコロは無視する。
その時、ずっと黙っていたLilyが口を開いた。
「私は知ってるわよ。犯人の名前」
「本当?」
「Lily!? 何を――」
驚くKAITOに目配せして、Lilyは言葉を続ける。
「教えてあげてもいいけど、その前に私を解放して」
「えー。でもお姉さん、僕をだまして逃げるつもりかもしれないし」
「じゃあ足の蔦だけ取ってよ。それなら逃げられないっしょ
足がむくむとか超NGだし」
「んー、それならいっか」
キッコロはLilyの両足の蔦を解いた。
「それじゃあアンタのじいさんを殺した犯人だけど……実は私居場所も知ってるんだよね」
「ホント!?」
「居場所も教えてほしかったら兄さんの両手の蔦を解いてあげて。
寒さでかじかんでて可哀想っしょ?」
「うーん……」
キッコロは少し悩み、KAITOの両手の蔦を退けた。腕が自由になったKAITOは両手をさすり合わせる。
「じゃあ約束だよ。犯人教えて」
「そうね……アンタの爺さんを殺した犯人は……」
そう言いながら、Lilyは足元のヴォーパルソードをKAITOに向かって思い切り蹴り上げた。
兄妹の連携でヴォーパルソードをキャッチしたKAITOは、一瞬で自分たちを拘束している残りの蔦を切り捨てる。
そしてキッコロに向けて切りかかった。
「わ!わ!」
キッコロが慌てて後ろに飛びのいたのと、KAITOの身体が長時間の拘束でかじかんでいた為に、剣先は空しく宙を切った。
「今度は外さない!」
もう一度ヴォーパルソードを構えてKAITOはキッコロに切りかかろうとする。
「弱いものいじめはダメだよ!!」
突然飛んできたビームでKAITOは吹き飛ばされた。
「な……なんだ!?」
狼狽するKAITOが見たのは光線銃を構える女子高生の姿だった。
(しまった、あいつの仲間か!)
逃げるKAITO。彼を追いかけて、ビームが地面を吹き飛ばしていく。
「兄さん!こっち!」
脱線した電車の中からLilyの声が聞こえた。KAITOは全力で電車の中に乗り込む。
「えーい!」
KAITOが飛びこんだ一瞬後、唯の撃った光線銃によって電車は大爆発を起こした。
△
そして現在
「ほんと危なかったよねー。キッコロちゃんを助けられてよかったよー」
「ありがとうお姉ちゃん。お姉ちゃんはいい人だね。(だから殺さないでおいてあげるね)」
唯、梓、キッコロの3人は無人のファミレスで雨宿りをしていた。雨はさらに激しさを増し、嵐に近くなっている。
「じゃあキッコロちゃん。キッコロちゃんが犯人を捕まえるまで一緒に行こうよ!」
「わーい!お姉ちゃんありがとう!」
「先輩ったらまた勝手に約束して……それにしてもあのカザリとかいう人、どこにいったんだろ?」
【一日目・08時30分/埼玉県のファミレス/天候・豪雨】
【平沢唯@けいおん!】
【状態】健康
【装備】ワンダースワン@現実
【道具】支給品一式
【思考】基本:まだ考えてない
1:軽音部や友人達を探す
2:死んだ人たちは…まあいいか
3:キッコロちゃんかわいいなあ
【中野梓@けいおん!】
【状態】健康
【装備】スーパー光線銃@スクライド漫画版
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いはしたくない。だが防衛はする。
1:軽音部や友人達を探す
2:唯に対する恐怖
3:キッコロを一旦、仲間に入れる。
4:カザリはどこに行った?
【キッコロ@愛地球博】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:おじいちゃん(モリゾー)を殺した奴を見つけてお仕置きする
1:しばらく唯たちと行動を共にする。
?
「Lily……大丈夫かい?」
「兄さんこそ……辛いんじゃないの?」
KAITOとLilyは電車が爆発する寸前で、穴抜けの紐を使って脱出していた。
しかしキッコロと唯によって負ったダメージは小さくない。
その上豪雨によって2人の体力は限界に近づいていた。
追い討ちをかけるように先の放送で彼らのよく知る歌愛ユキ、波音リツの名が呼ばれ、更にはハクの……
「畜生!ハクに何かあったら許さない!絶対に殺してやる!」
「兄さん……」
「これ以上……一人の犠牲者も出させない……」
「見て兄さん!あのマンション、ドアが開けっ放しになってる
ここで一旦休憩しようよ」
「しかし一刻も早く東京に……」
「このまま進んだら確実に行き倒れだって!
この雨が止むか、せめて体力が回復するまで、ね?」
罠という可能性もあるので、2人は恐る恐るマンションの中に入る。
「ごめんください、誰かいませんか?」
家の上がりこみ、2人はリビングのドアを開けた。
「すいません。誰かいま――」
そこで2人が見たのは天井からぶら下がっている男の自殺死体だった。
【一日目・08時30分/埼玉県・泉宅/天候・豪雨】
【KAITO@VOCALOID】
【状態】ダメージ(中)、疲労(大)
【装備】ヴォーパルソード@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】
1.え?
2.生きて家族に会いたい
3.東京へ向かう
※七期とは別人です。
【Lily@VOCALOID】
【状態】ダメージ(中)、疲労(大)
【装備】穴抜けの紐@ポケットモンスター
【道具】支給品一式
【思考】
1.え?
216 :
黄泉送り:2011/02/17(木) 20:56:37 ID:ePMwZvIp
「くそ!認めないぞ、症候群など……!」
「うるせえええぇぇぇぇぇぇ!」
新たに野比玉子症候群を発症したかに見えた劉鳳。
だが彼は見知らぬ男たちとともに謎のおばさんの剛拳をくらい死者スレに直送された。
発症する理由も薄く、症候群の人が殺害数に加わらない現状では無理に増える必要はないのだ。
これでゆっくり眠れるよ!
そして、加害者は……
「あぁ〜……やっぱり2000万より4000万のパンチは威力が違うわぁ〜……
この調子でもっと報酬を貰ってナックルの威力を上げるわよぉぉぉ!」
【一日目・8時25分/東京都/天候・晴れ】
【ナックル幸代@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康
【装備】様々な高級指輪
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:7期参加者、オリジナルキャラを片っ端からぶん殴り報酬を貰う
※アンチ連盟の一員です
【劉鳳@スクライド】
【名も無きクチビル岩@デスクリムゾン】
【ダン@熱砂の惑星】
死亡確認 死因:4000万のパンチ
「人気が欲しい」
インドのとある都市。
その時、一人のタクアンが呟いた。
今、彼女が欲しいのは何よりも人気であった。
そして、彼女が悩みに悩み抜き、辿り着いた境地は……『悟り』であった。
悟りを開いた彼女にとって首輪とはただのわっかであり、解除も2秒で終わった。
仲間の首輪を外そうかと考えたが、その考えはすぐに捨てた。
そんなことをしても、人気は出ないということを悟ったからである。
感謝なんざ、糞喰らえだ。と悟ったからである。
「ならどうする、全てを無に帰すか? いや、無駄だ。
…………………………………………………帰るか」
一瞬、心が乱れたが彼女は悟りを開いているのですぐに平常心を取り戻した。
悟りを開いた彼女にとって脱出など遊びと同義語だった。
そして、彼女が胡座を組むと異世界への扉が開いた。
「さらばだ、我が家族(マイファミリー)!」
【琴吹紬@けいおん! 脱出確認】
「悪い奴、許さない!」
ズガン!ズガン!
メダルの怪人・バッタヤミーは正義の名の下、今日も悪人に制裁を加えていた。
巷じゃ真さんよりもカッコイイと専らの噂だ!
【平坂黄泉@未来日記 死亡確認】
【斉藤一@るろうに剣心 死亡確認】
【一日目・8時30分/埼玉スーパーアリーナ/天候・曇り】
【バッタヤミー@仮面ライダーOOO】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:悪い奴…許さない…
「うらぁぁぁぁ!! タクアン死ねぃっ!!」
「なんで貴女が……ひでぶっ!」
「ヒャッハァ! キルスコアゲットォォォォォォォ!!」
異世界に脱出なんて温い。臍で茶を沸かすほど温いッ!
一人だけ護身をするなんて甘い。極上の料理に砂糖をぶっかけるほど甘いッッ!!
さて澪死んだし、タクアンも死んだから、次はあの基●外をヤリに行こう!
決定! 決定! 大決定!! これでけいおん!のヒロインの座はこの私!
田井中律のものだ! クックックッ……!! ハッーハッハッハッハッハッハ!!
行くぞ、変態共! 全ては私のK―ON計画の成就させるために!
唱えろ!! オール、ハイル、律っちゃん!!
『オール、ハイル、律っちゃん!!』
うるせぇ!! 黙れクズ共!! 静かに出来ねぇのか!!
コキャ!! コキャ!!
っしゃーっ!! 勝ったッ!! 第三期完ッッ!
次の放送が楽しみだなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
そして、私は支給された核ミサイルに颯爽と乗り込んだのであった。
【一日目・8時00分/インド/天候・晴れ】
【田井中律@けいおん!】
【状態】発狂、情緒不安定、超ドーピング済み
【装備】「モリゾーを殺したのも私だ」と書かれた核ミサイル(フル改造済み)
【道具】支給品一式
【思考】基本:けいおん!のヒロインになるぜ、ヒャッハァ!
1:軽音部や友人達を優先的に殺すッ! それ以外はスルーするッ!
2:原作は投げ捨てるものだッッ!!
3:死に場所は選ばない、だって女の子だもんッッッ!!!
4:さぁ来いよ、雑兵共まとめて相手になってやるぜッッッッ!!!!
【琴吹紬@けいおん! 死亡】
死因:秘孔を突かれた
【真鍋和@けいおん! 死亡】
【平沢憂@けいおん! 死亡】
死因:豪快な首コキャ
【山中さわ子@けいおん! 死亡】
【鈴木純@けいおん! 死亡】
死因:核ミサイルのバーニアで焼死
ズガン!
「秘孔突いて、首コキャして、ただ仲間をズガンするだけ?
適当に動いて助かれるほどバトロワは甘くないのよ」
モブ生徒・立花姫子の銃撃によって田井中律は命を落とした
【田井中律@けいおん! 死亡確認】
【一日目・8時01分/インド/天候・晴れ】
【立花姫子@けいおん!】
【状態】健康
【装備】ショットガン
【道具】支給品一式
【思考】 基本:これがバトロワよ
そして無人の核ミサイルはどこかへ飛んでいってしまった。
「うはwwwなんだあれwwwww」
勝俣の指差す先には先程まで田井中律が乗っていた核ミサイルが。
「流れ星ですかね。えーと、金、金、金……」
「パフェ食べ放題、パフェ食べ放題、パフェ食べ放題……」
「ノンノモデル、ノンノモデル、ノンノモデル……」
「半ズボン普及、半ズボン普及、半ズボン普及……」
可符香、銀時、アッコ、勝俣が好き勝手な願いを核ミサイルに託している。
「みなさん、おかしいと思わないんですか!?9時ですよ、午前9時ですよ!
こんな時間に流れ星が落ちるわけないでしょう!!!っていうか、碌な願いがないし!!」
そんな4人に絶……もとい、糸色は突っ込んだのであった。
そんな中でも、次第にミサイルは海面へとまっしぐらに……
「破ッ───!!!」
いきなり現れた男が、手をかざすとミサイルは海面到達前に爆破四散した。
「これで安心だな……」
そう言って男は片手で煙草に火を付けた。
「おたく、だれですか……?」
糸色は問う。思わず、発した言葉がオールひらがなになってしまったが。気にしている場合ではない。
今、気にしなければならないのはいきなり現れてミサイルを消滅させた男のこと。
「寺生まれのTさんですね!初めて会いました!!」
可符香がうれしそうに言う。
「……危ないところだったな、あれを流れ星と思いこんだまま呑気にやっていたら、お前らは死んでいたぞ」
ふーっ。Tさんは紫煙を吐きだした。
「寺生まれってすげぇwwwwwwあざーっすwwwwww」
勝俣は大興奮である。
「私からもありがとうございます!」
「ありがとうな」
「おーきにな」
他の3人も感謝の意を伝えた。
「アデュー……」
Tさんは手を振って、どこだかドアに入り……消えた。
「……思えば、私は……この『バトロワ』とやらが始まってからまともな人間に出会っていません
……不幸だァァァァァァァァァ!!!!」
違うキャラの決め台詞を叫ぶ、糸色の声がバンザイクリフ界隈を包んだ。
【一日目・9時10分/ミクロネシア・サイパン島、バンザイクリフ/天候・晴】
【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】絶望
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】基本:生きて帰りたい
1:不幸だァァァァァ
【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夢原のぞみ仕様)
【道具】支給品一式
【思考】基本:絶望を止めるんです!
1:またTさんに会いたいです
【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康
【道具】なし
【装備】支給品一式(-どこでもドア、もといどこだかドア@ドラえもん) 柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【思考】基本:アッコについていく
1:すごいやつに会ったな……
【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夏木りん仕様)、ビニール傘、どこでもドア……もとい、どこだかドア@ドラえもん
【道具】支給品一式
【思考】基本:ロワをぶち壊して、みんなで飲み会!
1:なりたかったな、ノンノモデル
【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(−ビニール傘)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:うはwwwすげえやつだったなwww
【寺生まれのTさん@コピペ】
【状態】不明
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:不明
1:不明
俺は絶望を知っている。
騒がしいガキと、時々ハッスルするジジイの絶望も知っている。
ある男の生前の三つの絶望を知っている。
俺の位置は真ん中、二つ目の絶望。
愛してくれた家族を失い、それでも希望に縋り生き続けた先で、愛する人を失った絶望。
俺の背に乗る少女は、若くしてすでに俺の位置まで絶望を味わってしまった。
家族が多い分、家族を深く愛し、愛されていたからこそ一気に二つの絶望が襲い掛かった。
そしてさらに、つい先程まで話していた仲間を失う絶望も知ってしまった。
俺には四つ目、この少女には三つ目の絶望。
俺は元々戦いの中に身を置いていた。だから人の死にはある程度耐性がある。
だが、こいつは一般人だ。人の死はおろか、ろくに血を見たこともないだろう。
そして絶望の密度も普通ではない。家族と楽しく暮らしていた時から、まだ半日も経っていないのだから。
俺はこいつを護る。あいつらの遺志だからというだけでなく、俺の意思でも護る。
俺の知る最後の絶望には到らせない。これ以上の絶望を与えてはならない。
まだ、家族が残っているのだから。
「ハクお姉ちゃん!?」
「あれがお前の姉か。そうなると、隣に乗っているのが……!?」
そうだ。これ以上の絶望を与えてはならない。
だが、すでに深い絶望を味わった。そう簡単に新たな絶望が生まれるわけがない。
だから、あれは俺の見間違いのはずだ。
あれほど再会を心待ちにしていた妹に向けて、姉が銃を構えたなど。
在ってはならない。よりにもよって、家族を誰よりも愛しているこの少女に対して……
『家族に裏切られる絶望』が与えられるなど、在ってはならない……っ!
「リンッ……伏せろ!」
----------------------------------------------------------------------
何が起きたのか、わからない。
とにかく、前から走って来た車にハクお姉ちゃんが乗っていて。
お姉ちゃんがこっちに何かを向けてきて。プラシドさんが伏せろと叫んで。
次の瞬間には、乾いた音が響いて、プラシドさんが倒れた。
乱れた天気のせいで路面の調子が悪いと速度を下げていたけど、それでも私は投げ出された。
身体中が痛い。けど不思議と気にならない。
お姉ちゃんの乗っていた車はもう見えなくなっていて、私の視界に入るのは倒れたプラシドさんだけ。
「プラシドさん!」
「ぐ……リ、リン……無事か……?」
そこで私は見てしまう。プラシドさんの体にあいた三つの穴を。
いや、本当はお姉ちゃんが何かを……拳銃を向けてきた時から理解はしていた。
ただ、認めたくなかっただけ。
でも、現実にプラシドさんは……私を庇って、ハクお姉ちゃんに撃たれたんだ。
そのショックよりも、私は自分の情けなさに涙が出てきた。
私は、誰かに護られてばっかりだ。
いつもの生活では、優しいお兄ちゃんとお姉ちゃんに護られて。
この世界に来てからも、システムさんに護られてから今に至るまで護られっぱなし。
そして、みんな倒れて、死んでしまった。未だに実感が持てない、人が死ぬということ。
ミクお姉ちゃん達とまた一緒に歌いたかったけど、もう歌えない。
違う世界のネルお姉ちゃんの歌も聞きたかったけど、もう聞けない。
システムさんの言っていたおかしな世界のお話も聞きたかったけど、もう聞けない。
ラグナさんとエリスさんが言っていた黄金色の野菜のお話も聞きたかったけど、もう聞けない。
プラシドさんがやっているカードゲームのお話は……まだ聞ける。
「プラシドさん、しっかりしてください!今、どこかの病院へいきますから!」
前にプラシドさんが言っていた。誰かに依存するだけでなく、自分にもできることを考えろと。
護られてるだけじゃ駄目なんだ。私にできることを……
----------------------------------------------------------------------
「そこまでよ!」
「!?」
突然、リン達のもとに紫髪の魔女が現れた。
「反逆者プラシド……本部から殺害許可も降りてるわね」
「だ、誰ですかあなたは!」
「アンチ連盟よ。あなたは無関係だからおとなしくしてなさい。
全く、前期は親友の私を差し置いて、レミィばっかり活躍して目立っていたみたいじゃない。
妬ましい限りだわ。でも、こうやって手柄をコツコツ貯めていけば、病弱な私もいつかは……」
アンチ連盟の刺客、パチュリー・ノーレッジは思わず言葉を失った。
意識を失っているであろうプラシドにとどめを刺そうとしたら、
鏡音リンが彼の持っていた剣を震える両手で握り締めて立ち塞がったのだから。
「……やめときなさい。あなたには人は殺せやしない」
「私は……お姉ちゃんやお兄ちゃん、家族のみんなが大切……
でも……!この世界で知り合って仲良くなった人たちも大切なの!
護られるだけじゃ駄目……私も、大切のものを護るために戦わないといけないの……!」
剣など握ったことのない少女に、人を殺せるわけがない。
持っている剣は、熟練の剣士でも扱いの難しい軍神の剣。
だから、完全に油断していた。
目の前に迫る刄を見ても、パチュリーはまだ現実を理解できず、そのまま切り裂かれた。
【パチュリー・ノーレッジ@東方Project 】死亡
----------------------------------------------------------------------
「はぁ……はぁ……」
血だまりに沈んだ屍と、初めて人を斬った感触が手から離れず、リンはボロボロと涙を流す。
その涙の中にはきっと、ハクが自分たちを撃ってきた悲しみも含まれているだろう。
しかし、その眼には確かな決意が宿っていた。
自分が決めた道。絶望に震えるのではなく、絶望に立ち向かう茨の道だけど。
もう後戻りはできない。
「護られてるだけじゃ駄目……私も、プラシドさんやみんなみたいに……
殺し合いを止めて、大切な人たちを護らなきゃ……
……たとえ、本当にハクお姉ちゃんが殺し合いに乗っていても…………止めてみせる……!」
【一日目・9時15分/神奈川県/天候・雨】
【プラシド@遊戯王5D's】
【状態】気絶、ダメージ(大)、決意、サイクロン号と合体中
【装備】サイクロン号、機皇帝ワイゼル∞(スターダスト、防衛白コア入り)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:世界の破滅の根源であるニアラを消す。アンチ連盟も。不動遊星は保留。
1:…………
2:リンを防衛し、絶望の道を歩ませないようにする
3:速い男(クーガー)を警戒
4:ミクトランは許さない
※神龍ニアラがシンクロモンスターだと思ってます
※7期の世界を知りました
【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】ダメージ(中)、疲労(中)悲しみ、決意
【装備】覇邪聖皇剣、その他不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き残り、家族と再会する。
0:プラシドを治療できる場所を探す
1:プラシドと一緒に行動する。
2:護られるだけではなく、自分も戦う
3:ハクの真意が知りたい。やむを得ない場合は戦う
※7期とは別人です。
※7期の世界を知りました
「うん、しっくりくるね。やっぱり王者には王者にふさわしい格好があるものだ」
旅の扉を使い、無事にアンチ連盟本部に帰還した譲治。
本部が妙に寒かった気がしたが、特に気にすることもなく着替えだけを済ませて再び外にでた。
いま彼の格好は、漆黒の全身タイツに豪華なマントという、そこはかとなく魔王を彷彿とさせるものだ。
「この勝負服なら僕の肉体美が服の上からでもわかってしまう。
ククク……そして女の子はみんな僕に魅了されてしまうのさ……」
「いい肉体だな。 や ら な い か 」
「男はよるなぁ!!!」
【ビラク@ファイアーエムブレム】譲治に蹴られ死亡
「はぁはぁ……まったく、七期参加者・ビラク撃破確認と……」
せっかくの再出発を妙な男に邪魔された気がするが、とにかく譲治は決意を新たにしていた。
カップルやモテ男、フラグ建築士はもちろん、ミクトランやサイモンなども殺す決意を。
結局のところ自分の許せない相手を殺すというスタンスに変わりはないのだが。
「しかし、天上王の傍に女の子がいるなら、魔王たるこの僕の傍にも女の子がいるべきだよね」
そしてこれも追加スタンスだった。
ミクトランに負けじと、自分も巨乳の女の子を手に入れる。それが譲治の新たな野望だった。
だが、都合よくそんな参加者が見つかるとも思えない。
そもそもどの辺りのサイズから【巨】になるのかも曖昧である。
「そんなのは簡単さ、触診して僕が気に入ればそれでいい」
王者の暴論である。
そんな時。
「変態ってやっぱりいる……」
「き、君は!?……ほう」
突然少女がワープしてやってきた。
あまりの出来事に譲治は一瞬焦るが、すぐさま少女の一点を凝視し始めた。
そう、胸である。
やがて譲治はぐっと親指を立てた。どうやら譲治の求めるサイズを越えたらしい。
「いいよ、合格だ。確か君は野比玉子症候群の巴マミちゃんだったかな?」
「……」
「ん?」
笑う譲治に対して、少女、巴マミはただ黙っているだけだった。
その様子に、譲治は違和感を覚えた。
本部のデータにも彼女の記録はあった。
巴マミ・新たな野比玉子症候群患者で、我々が七期参加者を撃とうとすると高確率で間に立っていて邪魔である。
また、変態兵何名かを斬殺。所持している魔剣の力でどこにでも現れ、相討ち狙いで変態を殺しに来る少女。
(名も無き兵士の記録より)
その彼女が、現れておきながらすぐに殺しにこない。すぐに死なない。
それが違和感の原因だった。
「あなた……玉子さんが症候群を抜けたのは知っているかしら?」
「ん?ああ、知っているよ」
そして、ようやく口を開いたマミは譲治に問いを投げかけ、譲治もそれに答えた。
「野比玉子症候群……その名の通りの病気。でも、今それはその効力を失いつつある。
病名にもなっている玉子さん本人が抜けたことで、症候群の力がどんどん抜けているの。
そして私も、この前三人の変態を冥空斬翔剣で倒した直後……死ななかったのよ」
「なんだって……?」
「他のみんなも症候群を打ち破って、自分の進むべき道を歩み始めた……
私の道は、魔法少女としてこの世界の平和を取り戻すこと。
そして……最初に私を射殺したうえに変態の生息率が高かったあなた達アンチ連盟を滅ぼすことよ!」
ぶわりとマミの気が解き放たれた。それは、とても患者に放てる気の量ではなかった。
(なるほど、一時的なものにせよ症候群が力を失っているのはどうやら本当らしいな。だが……!)
譲治も魔王としての気を解き放ち、得意の構えをとる。
「所詮は患者あがり、魔王たる僕に勝てる確立は0以下だよ?
君の胸はさっきも言ったが合格だ。脱症候群祝いに、僕の前に屈服して生涯の忠誠を誓うといい!」
「変態問題を差し引いても、罪も無い前期の参加者を殺してまわるあなた達の所業は許せるものじゃない。
覚悟しなさい!」
魔王は両の拳と脚に力を溜めて。
魔法少女は片手の剣と片手の銃を握り締めて。
両者は同時に地を蹴った。
「悪いが、一瞬で眠ってもらうよ!」
だが、譲治の方が脚力が強く、先に間合いを詰める。
そのまま攻撃態勢に入る譲治。譲治が魔王と呼べる証でもある攻撃だ。
ストレート、アッパーの拳の二連撃から脚を高速で振り上げ、最後は必殺のかかと落しで決める脅威の四連撃。
まともに食らえば、どんな相手でも確実にダウンするか吹き飛ばされる。
そして、譲治には見えていた。
どこまで踏み込み、どのタイミングで殴り抜き、蹴り飛ばし、完全に勝利するか……
そのビジョンが完全に見えていた。
そして、譲治の狙い通り、マミは自ら自分のテリトリーに入ってきた。
「いまだ!」
無常なる拳が、少女のがら空きの体を捉え
「鳳凰天翔脚!」
「ごぶぅ!?」
るよりも先に燃える蹴りが譲治の体にめり込んだ。
「なっ……!?なにが起き……」
「時空蒼破斬!虎牙破斬!剛招来!襲爪千裂破!殺劇舞荒剣!まだいくわよ!虎牙破斬!剛招来!次元斬!」
怒涛の剣撃の合間に銃撃を一回挟んでさらに追撃の剣撃が容赦なく襲う。
一度ガードを崩されているところにコンボを繋がれているため、譲治にはなにもできないのだ。
「これで最後よ!ティロ・フィナーレ!」
「そんな、そんな馬鹿なあぁぁぁぁぁ!」
そしてとどめの一撃に持ち出されたのは剣でも銃でも魔法でもなく、魔砲。
いまだ自分の上にHIT数が表示されている譲治はそれをまともにくらい、東京湾のもくずと消えた。
「これでいいわ……この身が持つうちに、少しでも世界を平和にしないと……」
【一日目・9時15分/東京/天候・晴れ】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】無限の銃製、エターナルソード、赤い鉢巻
【道具】支給品一式、アルベイン流奥義書セット
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊
1:他の症候群のみんなは今なにしてるんだろう……
2:アンチ連盟関係者、キュゥべえは見つけ次第攻撃
【右代宮譲治@うみねこのなく頃に】完全敗ぼ
「み、認めないぞ……この僕が……症候群の女の子に負けるなんて……
つ、次だ……次こそ僕も全身全霊を賭して戦おうじゃないか……」
そして魔王はしぶとく生き延びていた。
「でも、このままじゃ駄目だ……もっと、もっと強い力を……」
【一日目・9時25分/東京湾/天候・晴れ】
【右代宮譲治@うみねこのなく頃に】
【状態】魔王、落とし穴無効、大ダメージ、ずぶ濡れ
【装備】魔王装備
【道具】支給品一式
【思考】
基本:自分以外のモテ男を全て殺す
1:今より強くなる方法を探す
2:ミクトランも殺害対象に
「ニアラ……?」
谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)を倒し、ニアラを探しに来たカズマ。
だがニアラは、もう動かない小さな肉塊になり果てていた。
「フ……フハハハハハハハハハハハハ」
俯き笑いだすカズマ。
「まただ……また死んじまった……
……俺と関わる奴は痛い目を見るのさ、あいつの様に、お前の様に……」
そのまま、カズマは拳を握りしめる。
「だから俺はもう何も背負わねぇ……ただ進むだけだ!!!」
顔を上げるカズマ。その眼に写っているのは、静岡県を疾走している高級スポーツカー。
そして、それを睨みながらシェルブリットを出現させるカズマ。
「逃がさねェ……絶対にだ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ここまで来れば一安心ね……」
そう言い高級スポーツカーの中で体を休めるのは弱音ハク。
「ミクトラン様……」
助手席に座っているミクトランを見つめるハク。
(顔色が悪い、やっぱりあの時のダメージが……)
ハクは何かミクトランを回復させるアイテムは無いか周りを見渡す。
「何もないわね……」
だが不運にも、そんなハクの前を通り過ぎたものがいた。
「どこ行ったのよカズマ……」
カズマとはぐれたニアラである。
(あの子がに持ってるの、もしかして……)
次の瞬間、ニアラは殺された。ハクによりあっさりと。
「ごめんなさい……」
そう言うとハクはニアラの死体から、ある物を回収する。
「もしこれが、べジータさんから聞いたものと、同じだとしたら……」
彼女が回収した物、それは仙豆である。実はハクはミクトランに洗脳される前に、べジータからDBの世界を聞いていたのだ。
そのまま高級スポーツカーに乗り、アクセルを踏むハク。
「ハ……ク……?」
「待ってて下さい、ミクトラン様、すぐにその怪我を癒して差し上げます」
そう言い、仙豆をミクトランに食べさせようとした次の瞬間。
ド
ゴ
オ
オ
ン
!!!
辺り一面に轟音が響く。
後ろを振り向くハク。そこにいたのは
「逃がすかアアアア!!!!!」
鬼の様な形相で、高級スポーツカーを追いかけてくるカズマであった。
【一日目・10時00分/静岡県/天候・真夏日】
【カズマ@スクライド】
【状態】疲労(大)、ダメージ(大) 、怒り(大)
【装備】シェルブリット第一形態
【道具】支給品一式
【思考】基本:何も背負わねぇ……ただ進むだけだ!!!
1:ニアラを殺した奴をぶちのめす
※正常にもどりました
【弱音ハク@VOCALOID】
【状態】健康、覚悟
【装備】機関銃@現実、ワルサーP38@現実、縄、高級スポーツカー
【道具】支給品一式、仙豆@ドラゴンボール
【思考】
0:ミクトランを守る
1:カズマから逃げる
※7期とは別人です
【ミクトラン@テイルズオブデスティニー】
【状態】ダメージ(大)、ハクに対する罪悪感
【装備】ストームブリンガー@テイルズオブデスティニー2
【道具】支給品一式、参加者からの強奪品×それなりに
【思考】
0:…………
※7期とは別人です
【ニアラ@TCBR】死亡確認
【谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)@テラカオスバトルロワイアル】死亡確認
雨が降り続ける。
この殺戮遊戯の無情さを象徴するかのように、降り注ぐ。
フォルカはその中で、ただ一人雨に打たれ続けていた。
その心は、己の無力さに打ち震えていた。
今、彼は一人だ。
二人の同行者とは、場所を離している。
――嘘です、こんなの……ハーケンさんが、死ぬわけないじゃないですか!
――お嬢様……が……い……いやあああああああああ!!!
恋人の死に崩れ落ちる神夜。仕える主人の死に叫ぶ美鈴。
そんな二人に対し、フォルカにはかける言葉が見つからなかった。
大切な人をあまりに理不尽な形で奪われた彼女達に、今の自分の言葉がどれだけ届くというのか。
フォルカは彼女達が落ち着くまで、二人をそっとしておくことにした。
二人とも、強い心を持っていると思う。きっと、立ち直ってくれるはずだと信じて。
拳を握り締め、前へと突き出す。
こんな悲しみが、今もどこかで同じように広がっている。
今すぐにでも主催のもとに乗り込み、奴らを打ち砕きたい。
この拳があれば――決して、不可能な話ではなかった。
「確かに、あなたの拳で次元の壁を破れば……主催のもとまで行くことは不可能ではない」
「!?」
突然、フォルカの耳に届いた声。雨の音に混じりながら、はっきりと聞こえた男の声。
「主催の場所さえ特定できれば可能かもしれません。修羅王でもあるあなたなら。
だがそれを行うには多大な覇気を消耗する。使えるのは一度きりでしょう」
そうだ。この手を使うには今は時期尚早。だが、この声はなぜそれを知っている?
空気が張り詰める。フォルカの中で緊張が高まる。
「そして闘気転生……心に刻んだ相手の力を体現する奥義をも使用可能。
いえ、条件さえ整えば、このバトルロワイアルで失われた全ての魂までも味方にできるかもしれない」
闘気転生のことまで知っている。誰だ?
匂いで感じる。この声の主は……自分と同じ、修羅だ。
「原作でも使用しなかった、実際の所本当に使用できるかどうかすらも怪しい、
ラスボス級の大技の使用を当たり前のように許されるあなたの姿は、もはや異常だ。
そんな裏技的とも言える能力に、しかし本来あるべき制限が一切加えられないという時点で、
あなたの力はある意味では異質とすら言えます。
……それだけの力を持ちながら、あなたは未だ動こうとしない」
そして……この男は、自分に良い感情を持っていないことは、わかる。
「この殺し合いに憤りを感じるなら、何故あなたは動こうとしないのです?
あなたがもっと早く動いていれば、少しでも犠牲者を減らすこともできたかもしれない」
その言葉の一つ一つに、確かな苛立ちも感じ取れた。
「買い被りすぎだ。現実は、そう甘くはない」
「はい。甘い考えであることは重々承知です。ですが、それでも……」
「……俺は、今自分にできることをやっているだけだ」
「本当に、そう言えるのですか?」
「……何者だ。何故、俺のことを知っている」
雨は次第に小降りになっていき、やがて止む。
雨で遮られた視界が開け、周囲の景色がはっきりと見られるようになった。
そして。
フォルカの前に、赤い髪の男が立っていた。
「私はあなたと同様、修羅の者です。フォルカ殿。
そして、このバトルロワイアル……主催者の、手の者です」
赤き修羅……アレディ・ナアシュは言った。
「主催側の人間……だと!?」
「はい。殺し合いを進行・煽動するために遣わされた、いわゆるジョーカーです」
二人の間に戦慄が走る。
フォルカはその言葉が嘘ではないことを察した。こんな嘘をいう理由がない。
何より、真っ直ぐにフォルカを見据えるアレディの目は、嘘を言う者の目ではなかった。
「貴様……何故こんな非道な真似を!!」
「その言葉、甘んじて受けます。自分達の行為は、決して許されることではない」
「既に多くの命が失われた……美鈴と神夜の大切な人達も殺された!!
どれだけの悲劇を生み出したか……彼女達の悲しみが、わかっているのか!?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
神夜の名が出た時、ほんの僅かにアレディの表情が曇った。
ハーケンの死に、彼女はさぞ悲しんでいることだろう。
主催側にいる者の考えることではないが……かつて共に戦った仲間として、声の一つもかけたい。
だが、それは許されない。今の自分は、もう彼女達とは別の道を進み始めているのだから。
放送が終わって、この会場に降り立つ直前、ネージュ姫に言われた。
神夜とは直接顔を合わさないほうがいい。
合わせてしまえば、多分……決意が鈍る、情けが移ると。
それを抜きにしても、下手に正面から挑めば、自分という敵を前に、逆にフォルカ達の結束を促すことになる。
無論、その中に神夜をも巻き込んで。
それでは、出向いてきた意味がない。フォルカ・アルバーグをさらに調子付けるだけだ。
だが、アレディは器用な駆け引きの行える男ではない。彼自身もそれを自覚していた。
だから、フォルカが一人になるチャンスを待って、接触した。
「答えろ、ジョーカー!!」
「……その問いをそのまま、お返しします。彼女達の悲しみ……本当に理解できているのですか?」
「何だと……!?」
「そして……本当に、この殺し合いに憤っているのですか?
あなたは本気で、このバトルロワイアルに抗う気があるのですか?」
「ふざけるな!こんな殺し合いを許せるものか!俺は必ず、お前達の目論見を叩き潰す……」
「それにしては、あなたの行動は不自然すぎるのです」
アレディは淡々と話し始める。今フォルカが置かれている、異常な状況を。
「今この東京は、極端な過密状態にあります。
バトルロワイアルの参加者の大半が、この東京周辺に密集している。
そして……多くの戦いが勃発し、多くの命が失われた」
「……」
「不自然なのです。これほどまでに大規模な戦いが立て続けに発生するこの地域で……
その真っ只中で、何事もなく、見事なまでに争いごとを避けて平穏を保つ、あなた達の存在は」
……フォルカの行動の不自然な点の指摘を。
「……偶然だ。俺達の行く先には、偶然何もなかっただけの話だ」
「あなたも修羅の王たる存在ならば、戦いの気配くらい感じ取れるでしょう。
……気付いていたはずです。自分の周囲が、戦いの匂いに満ちていることを」
「……」
「あなたが最初にいた地域は、今では破壊と虐殺により廃墟と化しました。
神夜姫殿のいた場所では、巨大機動兵器の破壊活動が行われました。
他にもありとあらゆる類の変態が大量発生し、今や東京は異様な空気で充満しています」
「おい最後ちょっと待て」
「あなたほどの方が気付かないとは言わせませんよ。何故それらから目を逸らし続けているんです。
あなたはすぐにでも、その場に向かうべきだった。共に戦う仲間を求めるべきだった」
「……美鈴と神夜を連れながら、迂闊な行動は取れん」
「彼女達がそれを聞いたら、失望するでしょうね。
お二人は決して守られるだけの女性ではありません。戦う力も、心の強さも持っている。
それに、彼女達を理由に他者との接触を避け続けていては、事態は何の進展もしません」
「……」
場の空気が、少しずつおかしくなっていくのがわかる。
理不尽な殺し合いに憤る青年と、殺し合いを煽動するジョーカーの会話……そのはずだ。
だが……フォルカのほうにも、徐々に不審な点が見え隠れし始めていた。
「……それと、もう一つ。どうしても腑に落ちない点があります。
あなたはこのバトルロワイアルが始まって、まず最初に……ベガと言う男と戦った」
「都庁での戦いか」
――我がシャドルーの野望を邪魔する小僧! 貴様は一体何者だ! 何故私の邪魔をする!
――俺の名はフォルカ……フォルカ・アルバーグ。貴様のような邪悪な覇気を放つ者を放っておくわけにいかないのでな!
「この会話からもわかりますが……あの戦い、先に仕掛けたのはあなたのほうだった。
私は最初からあなたの行動を見ていましたが……最初の接触の時点で、何の迷いもなく、
あなたはベガを殺しにかかった。……何故です?」
「言葉通りだ。奴の邪悪な覇気を見過ごすことができなかったからだ。
放置すれば、あの男は恐らくその邪気のままに、殺戮を繰り返していただろう。
その前に……悲劇が起きる前に、奴は倒さなければならなかった」
「しかし、かと言って即座に戦いを選択するのは……あまりに浅慮ではありませんか?」
そう。あの場で出会った者を殺すという選択に出ることなど、普通は考えられない。何故なら。
「あの時点では、2人以上3人以下のチームを組まねば……死が待っているのですから」
「!!」
最初のルールだ。ゲーム開始から5分以内に、誰でもいいからチームを組まなければ、
その首輪が爆発していたはずである。
「ゲーム開始から5分しか時間がなかったのですよ?
あの場に、偶然美鈴殿が居合わせていなかったらどうするつもりだったのです?
ベガを倒した後、美鈴殿というパートナーを見つけなければ……あなたは死んでいた」
「それは……あの男、ベガとやらも同じことだろう」
「はい。ベガもあなたも、目の前の事に囚われて、死に直結する制限を忘れるような考えなしではない。
ですから……あなたと美鈴殿を倒すと豪語しつつも……ベガは、攻撃を手加減していた」
「……!」
「万が一にでもあなたを殺し、一人にならないように。あなたを殺さず、死なない程度に痛めつける……
あるいは、巻き込む美鈴殿を死に追いやらない程度の威力に抑えて。
彼の放ったサイコクラッシャー……もし本気であれば、あの程度の威力では済みません。
いかにあなたと言えど、あの男は本来、ああもたやすく倒せるような楽な相手ではないのですよ」
緊張が張り詰める。アレディの提示する疑問点に、フォルカは沈黙を保っていた。
アレディは見抜いていた。フォルカ・アルバーグの異常性を。
「居合わせた美鈴殿をあなた共々敵に回した時点で、ベガの敗北は決定していたのかもしれません。
ですが、それは問題ではない……あなたは、最初からベガを殺すつもりで戦いを挑んだのだから。
ここで、考えられることは3つ。1つはあなたが最初のルール説明を聞いていなかったか。
2つ、最初から都庁内に美鈴殿がいることに気付いていたか。
そして3つ目はは……」
アレディの眼光が、鋭く光る。
「ルールを違反しようが、首輪が爆発することになろうが……意味はないとわかっていたから。
そう、自分は死なない……そんな確証か保障が、あなたの中に存在していた」
それは、恐るべき可能性だ。
バトルロワイアル参加者に与えられる最低限の枷をも、免除しているも同然ではないか。
あえて例外を挙げるなら、例の症候群に感染しているという可能性。
だが、フォルカからはその反応は見られない。
「フォルカ・アルバーグ!!お前は何を隠している!!」
アレディの叫び声が響く。
彼はゲーム開始から、フォルカの動向をチェックしていた。最初はほんの興味本位だった。
だが、アレディはやがて気付く。この男にかすかに漂う異常性と、危険性を。
このことに気付いている者はいるだろうか。
脱衣拳やニアラ達も、真の黒幕すらもこの事実に気付いていないかもしれない。
(フォルカ・アルバーグ……やはり彼は、何かがおかしい)
この男には、外部から全く別の、何らかの力が働いている。
フォルカ自身はそれを知っているのか。あるいは無自覚なのか。
それが何かはわからない。しかし、放置しておくと危険な何かであることは確かだ。
しばしの沈黙が、場を支配する。
やがて、俯いたまま黙っていたフォルカが、面を上げた。
「お前が俺に対し何を苛立っているかは知らん。だが、俺は今のやり方を変えるつもりはない。
俺は共に闘う仲間を探し、この地に蔓延る悪意を撃ち滅ぼしながら……反撃の時を待つ。
お前達の馬鹿げた目論見は許しはしない……必ず打ち砕く!」
「……答えるつもりはありませんか。いいでしょう。
あなたを闇に堕とす。本来の目的の前には、それらも些細な問題です」
「闇に、だと……!」
フォルカが構えを取り、臨戦態勢に入った。
そんな彼に対し、アレディは口を開き、一言。
「……ショウコ・アズマ」
「何……?」
「彼女もこのバトルロワイアルに参加している、と言ったら?」
かつてフォルカが心開き、修羅を離脱し新たな道を歩むきっかけとなった少女の名。
アレディの言葉は、この殺し合いがフォルカにとって新たな意味を持たせることになる。
「貴様ッ!!」
「その状況下でも、これだけ悠長にしていられますか?あなたは」
「ショウコはどこだ。どこにいる!!」
「この東京都内のどこかです。それ以上を聞きたいのであれば……」
アレディもまた、ゆっくりと構えを取る。
「お前の目的は何だ。何故、俺に絡んでくる」
「失われた命を背負い、信じる道を進む……それを貫ける人は尊敬に値します。
ですが、このバトルロワイアルでは……それだけでは、貫き通せない。
最終的に、さらに強い信念を持った敵対者に、駆逐される事になる」
「……」
「あなたは、バトルロワイアルの本当の闇に触れなければならないのです。
これから先、このカオスの中で対主催として戦い続けるのであれば……」
「お前の名は?」
「闇の道を歩き始めた私は、名乗る名を持ち合わせていません。もはやその資格もない……」
今、二人の修羅がその拳を交えようとしていた。
「いざ……勝負ッ!!」
【一日目・8時30分/東京都台東区/天候・曇り】
【アレディ・ナアシュ@無限のフロンティアEXCEED】
【状態】健康 ジョーカー
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:ゲーム煽動
0:フォルカを尊敬、同時に許せない。また、その行動に対し疑問・危険視
1:フォルカを闇に堕とす
2:神夜とはなるべく顔を合わせたくない
【フォルカ・アルバーグ@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康 決意 ???
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを止め、主催者を倒す……?
1:アレディを倒し、ショウコの居場所を聞き出す
2:殺し合いに乗った者は倒す。
3:神夜の仲間を探す
4:???
※何らかの力が外部から彼に働いているようだが……?本人の自覚の有無は不明
※美鈴・神夜とは一時的に離れています
※参加者として、ショウコ・アズマ(@スーパーロボット大戦シリーズ)の存在が東京都内に確認されました。
>>230 ニアラは前回の位置が静岡県沖・ロストグラウンドに一人ほっぽりだされたはずでは?
そしてハクの車の速度が異常では?9時過ぎに東京都で10時にもう静岡って……
何、二アラが旅の扉で戻ってきた+車は実はスポーツカーがたのライドロンだったとかにすれば問題ない。
「ニアラ……?」
谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)を倒し、静岡県沖・ロストグラウンドまで、ニアラを探しに来たカズマ。
だが彼がニアラを見つけた時には、既に彼女は小さな肉塊に変わり果てていた。
「フ……フハハハハハハハハハハハハ」
俯き笑いだすカズマ。
「まただ……また死んじまった……
……俺と関わる奴は痛い目を見るのさ、あいつの様に、お前の様に……」
そのまま、カズマは拳を握りしめる。
「だから俺はもう何も背負わねぇ……ただ進むだけだ!!!」
顔を上げるカズマ。その眼に写っているのは、ロストグラウンドを疾走している高級スポーツカー。
そして、それを睨みながらシェルブリットを出現させるカズマ。
「逃がさねェ……絶対にだ!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ここまで来れば一安心ね……」
そう言い高級スポーツカーの中で体を休めるのは弱音ハク。
「ミクトラン様……」
助手席に座っているミクトランを見つめるハク。
(顔色が悪い、やっぱりあの時のダメージが……)
ハクは何かミクトランを回復させるアイテムは無いか周りを見渡す。
「何もないわね……」
だが不運にも、そんなハクの前を通り過ぎたものがいた。
「どこ行ったのよカズマ……」
カズマとはぐれたニアラである。
(あの子がに持ってるの、もしかして……)
次の瞬間ニアラは殺された、ハクによりあっさりと。
「ごめんなさい……」
そう言うとハクはニアラの死体から、ある物を回収する。
「もしこれが、べジータさんから聞いたものと、同じだとしたら……」
彼女が回収した物、それは仙豆である。実はハクはミクトランに洗脳される前に、べジータからDBの世界を聞いていたのだ。
そのまま高級スポーツカーに乗り、アクセルを踏むハク。
「ハ……ク……?」
「待ってて下さい、ミクトラン様、すぐにその怪我を癒して差し上げます」
そう言い、仙豆をミクトランに食べさせようとした次の瞬間。
ド
ゴ
オ
オ
ン
!!!
辺り一面に轟音が響く。
後ろを振り向くハク。そこにいたのは
「逃がすかアアアア!!!!!」
鬼の様な形相で、高級スポーツカーを追いかけてくるカズマの姿があった。
【一日目・11時30分/静岡県沖・ロストグラウンド/天候・真夏日】
【カズマ@スクライド】
【状態】疲労(大)、ダメージ(大) 、怒り(大)
【装備】シェルブリット第一形態
【道具】支給品一式
【思考】基本:何も背負わねぇ……ただ進むだけだ!!!
1:ニアラを殺した奴をぶちのめす
2:この世界にロストグラウンドが存在することに疑問
※正常にもどりました
【弱音ハク@VOCALOID】
【状態】健康、覚悟
【装備】機関銃@現実、ワルサーP38@現実、縄、高級スポーツカー
【道具】支給品一式、仙豆@ドラゴンボール
【思考】
0:ミクトランを守る
1:カズマから逃げる
※7期とは別人です
※べジータからDBの世界を聞きました
【ミクトラン@テイルズオブデスティニー】
【状態】ダメージ(大)、ハクに対する罪悪感
【装備】ストームブリンガー@テイルズオブデスティニー2
【道具】支給品一式、参加者からの強奪品×それなりに
【思考】
0:…………
※7期とは別人です
【ニアラ@TCBR】死亡確認
【谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)@テラカオスバトルロワイアル】死亡確認
<ファイナルベント>
「飛翔斬!」
自らの体を槍にした黒きライダーの攻撃で、数人のおジャ魔女たちの肉片が飛び散った。
【春風どれみ@おジャ魔女どれみシリーズ 死亡】
【藤原はづき@おジャ魔女どれみシリーズ 死亡】
【妹尾あいこ@おジャ魔女どれみシリーズ 死亡】
【瀬川おんぷ@おジャ魔女どれみシリーズ 死亡】
【飛鳥ももこ@おジャ魔女どれみシリーズ 死亡】
「きゃー!人殺しー!」
「助けてぇー!」
運よく難を逃れた者は、その黒い仮面ライダー、ナイトから全力で逃げ去っていた。
「チッ!何人か逃がしたか。まあいいわ」
その仮面の奥で笑うのは秋山蓮……ではなくたまたまナイトのデッキを拾ったナージャである。
「この力で忌々しいおジャ魔女もプリキュアも消し去ってやるのよ!そうすれば女児アニメの人気1は明日のナージャになる!」
高らかに宣言する仮面ライダーナイト(ナージャ)。だがそんな彼女に近寄る者がいた。
「何奴!?」
「ここか……祭りの場所は……」
現れた蛇革のジャケットを着た男・浅倉威は足元の水溜りにライダーデッキを翳す。
しかしそのデッキは彼が慣れ親しんだ王蛇のものではなかった。
「変身!」
掛け声と共に浅倉が変身したのは、赤き龍のライダー・仮面ライダー龍騎だった。
この龍騎デッキは以前夜神月に謀殺された草○メンバーに支給されていたものだった。浅倉は目敏くそれを我が物にしていた。
「あなたも仮面ライダーなの!?なんだか知らないけど、あなたを倒さなければならない気がしてきたわ!」
「イライラするんだよ……俺と戦え……!」
こうして殺し合うことを定められた仮面ライダーたちの、新たな戦いが始まった。
【一日目・午前10時/岡山県倉敷市/天候・雨上がり】
【ナージャ・アップルフィールド@明日のナージャ】
【状態】健康、仮面ライダーナイトに変身中
【道具】支給品一式
【装備】カードデッキ(ナイト)@仮面ライダー龍騎、ナージャバトン、アンブレラ、万華鏡、ミシン、タイプライター
【思考】基本:アニロワ4期に参戦する
1:目障りなおジャ魔女とプリキュアを消す
2:仮面ライダー龍騎(浅倉)を殺す
【浅倉威@仮面ライダー龍騎】
[状態]健康、仮面ライダー龍騎に変身中
[装備]毒牙のナイフ@ドラクエシリーズ、カードデッキ(龍騎)@仮面ライダー龍騎
[道具]支給品一式
[思考]基本:イライラする。
1:誰でもいいから殺す
2:まずは仮面ライダーナイト(ナージャ)を殺す
「よし これから君の名前はアンコだ!
前よりいい名前じゃないか良かった良かった」
「アンコじゃない!アンコじゃなーい!」
【一日目・9時30分/東京都/天候・晴れ】
【姓名判断士@ポケモンシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:参加者のニックネームを変更していく
1:前よりいい名前じゃないか!良かった良かった
【アンコ(アンク)+佐倉 杏子@仮面ライダーOOO+魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、アンクの意識
【装備】タカメダル、多節槍
【道具】支給品一式
【思考】
1:アンコじゃなーい!
2:映司を探す
3:このおっさんの体にでも入ろうかぁ?あぁ?
※憑依されている佐倉杏子共々アンコに名前を変更させられました。
※アンクは7期とは別人です。
246 :
もう十分だろう:2011/02/19(土) 21:06:58.56 ID:IYtbx7C/
ミクトラン達を追いかけるカズマ。
しかし彼はずっと大ダメージを負ったままで、強敵との戦いで描写がないとはいえ、既に限界だったのだ。
普通もうとっくに死んでいて当たり前の傷。
結果、あっさりとハクに蜂の巣にされて死んでしまった。
【カズマ@スクライド】 死亡確認
【一日目・11時31分/静岡県沖・ロストグラウンド/天候・真夏日】
【弱音ハク@VOCALOID】
【状態】健康、覚悟
【装備】機関銃@現実、ワルサーP38@現実、縄、高級スポーツカー
【道具】支給品一式、仙豆@ドラゴンボール
【思考】
0:ミクトランを守る
1:焦って損した……
※7期とは別人です
※べジータからDBの世界を聞きました
【ミクトラン@テイルズオブデスティニー】
【状態】ダメージ(大)、ハクに対する罪悪感
【装備】ストームブリンガー@テイルズオブデスティニー2
【道具】支給品一式、参加者からの強奪品×それなりに
【思考】
0:…………
※7期とは別人です
冨樫は怒った。
久保も怒った。
岸本も怒った。
チャゲチャも怒った。
そして、澤井は叫んだ。
「助けてー!!!」
こんな事態になったのには理由がある。
そう、あれは1時間前の定期放送での「放送事故」。
これにより、熱戦を繰り広げていたWJ漫画家with打ち切りキャラは激怒することになった。
まず、冨樫曰く
「人が必死に戦っている時に!なんだこのざまは!!」
続いて、久保曰く
「主催は……呑気にAVなんか見やがって……」
更に、岸本曰く
「くそ!俺も混ぜろ!!」
どんどん、チャゲチャ曰く
「俺の必死な想いを……アイツらは知らないんだ!!」
そして、澤井曰く
「……(ぽかーん)」
訂正、1人は激怒していなかった。
エニウェイ、4人の怒りは頂点に達し……全員一致でこの考えに至った。
「「「「主 催 を ぶ っ 潰 す」」」」
そして、怒れる漫画家と打ち切りキャラは燃える弾丸と化したのである。
なお、この時の怒りの炎で冨樫と久保、そして岸本の着衣と支給品入りデイバッグは燃え尽きた。
かくて、冒頭の「今日から俺は!」的な文章に戻ることになる。
「待ってろ、主催!テメーは俺がぶっ潰す!!」
「その腐った煩悩、叩き切る!!」
「そしてAV鑑賞会に混ぜてもらう!」
「さらに、『真説チャゲチャ』を始めてもらう!!」
うち2人はやや煩悩が入っているが……。
こうして、4人は走り出した。全裸で。
主催を打倒すべく、いざ主催の本拠地へと……彼らは奔る!全裸で。
かつて対立していた者同士が手を組む、まさに少年漫画的熱血展開。
ああ、真実は小説や漫画より奇なり。
さて、澤井はといえば。引っ張られていた。プリキュアの格好のまま。
「へるぷみー!!!」
【一日目・9時05分/(ぶっ飛びモードなのでどこにいるか不明・笑)/天候・嵐】
【冨樫義弘@現実?】
【状態】激怒、念能力者 全裸
【装備】盗賊の極意(スキルハンター)" DS(死守した)
【道具】全部燃え尽きたのでなし。
【思考】
基本:おのれ、主催!ゆ゛る゛ざん゛!!
1:うおおおおおおおおおおおおおおおお
【久保帯人@現実?】
【状態】激怒 死神 全裸
【装備】崩玉 大量の斬魄刀
【道具】全部燃え尽きたのでなし
【思考】
基本:おのれ、主催!ゆ゛る゛ざん゛!!
1:うおおおおおおおおおおおおおおおお
【岸本斉史@現実?】
【状態】激怒 忍者 全裸
【装備】写輪眼
【道具】全部燃え尽きたのでなし
【思考】
基本:AV鑑賞会に混ぜやがれ、主催!
1:うおおおおおおおおおおおおおおおお
【チャゲチャ@チャゲチャ】
[状態]:激怒、全裸
[装備]:全部燃え尽きたのでなし。っていうか全裸。
[道具]:支給品一式
[思考]基本:主催めぇぇぇぇぇ!!
1:うおおおおおおおおおおおおおおおお
【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:キュアレモネードの装備一式
[道具]:支給品一式
[思考]基本:なんなの、この状況!?
1:へるぷみー!!!
サブタイ;いがみ合っていた者同士が手を組む展開って燃えるよね!?燃えなきゃジャンプファンじゃないよね!?
「カズマ……」
ベジータとカズマとの戦いに割って入り、二人を気絶させたクーガー。
しかし、今彼の前に横たわっているカズマはすでに死んでいた。
[[もう十分だろう]]で書かれていた通り、カズマの体はとっくに限界を超えていた。
それを気力だけで動かしていたわけだが
クーガーが気絶させたことによって、ついにその気力も途絶えたのだ。
カズマは、まるで眠りにつくように生きるのを止めていた。
「俺がもっと早く来て、戦いをやめさせてりゃ……」
ロストグラウンドに辿りつくのが遅すぎたことを悔やむクーガー兄貴。
だが、今さら後悔しても文字通り手遅れだった。
「速さが足りなかったのは……俺のほうか」
「うん……お、お前はクーガー!
何故ここに!? 俺と戦っていたヤツはどうした!?」
目を覚ましたベジータに、カズマの死体を埋葬し終えたクーガーは無言で首を振る。
「ペジータさん、頼みがある」
「俺はベジータだ!」
「わかったペヅータさん。気絶している人たちのことを頼む」
「だから俺はベジータ!!誇り高きサイヤ人の……って待て!お前はどこに行く!」
ベジータの返事も聞かず、クーガーは海の上を超スピードで走り出していた。
「俺はもう一度自分自身を鍛えなおす!
そう、今の俺に足りないのは情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ
そして何よりも 速 さ が 足 り な い ! ! 」
こうして海の向こうのアメリカ大陸を目指してクーガーは疾走していった。
【一日目・11時40分/太平洋上/天候・晴れ】
【ストレイト・クーガー@スクライド】
【状態】疲労(小)、ダメージ(小)
【装備】ラディカルグッドスピード
【道具】支給品一式、スカイラインGTR(アルター化)@現実
【思考】
基本:世界を縮める!!
1:速さを磨く修行の旅に出る
※7期から続投です
「あの野郎……勝手なことを」
残されたベジータは気絶している全裸同盟たちを見る。どいつもまだ当分は目を覚ましそうにない。
「こうしている間にもミクトランの野郎が……チッ!」
見たところ、今はまだロストグラウンドには自分たちしかいない。
それならしばらくは襲撃される心配もないだろうし、そもそも襲われて簡単にやられるような連中でもないだろう。
そう考えたベジータは、念のため彼らを岩陰に隠したあと、一人でミクトランを追うことにした。
「ミクトラン!首を洗って待っていやがれ!」
猛スピードで飛び去るベジータ。その風を受けて、カズマが埋まっている地の上に咲いていた一輪の花が揺らめいた。
【一日目・11時40分/静岡県沖・ロストグラウンド/天候・真夏日】
【ベジータ@ドラゴンボールZ】
【状態】疲労(中)、ダメージ(小)
【装備】スリッパ(ハズレ支給品)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者をこの手で叩き潰す
1:ミクトランをとりあえずぶっとばしとく
2:カカロットを殺した者を探し、倒す
※7期より参戦です
※全裸同盟とは別れました
【カズマ@スクライド 死亡確認】
251 :
最速VS最速:2011/02/20(日) 14:33:01.95 ID:iF3pALmp
アメリカ大陸を目指し走り続けるクーガー。
「そうだ俺がもっと速ければ、こんな事にはならなかった!」
彼のの言うこんな事とはかなみが死んだ事でもあり、劉鳳が死んだ事でもあり
両儀式、ギルガメッシュ、海馬瀬人が洗脳され殺された事でもあり
ハクがミクトランに付いていってしまった事でもあり
カズマが死んでしまった事でもあった。
「オイアンタガ、ストレイト・クーガーカ?」
だがそんなクーガの前に立ちふさがる男がいた
「誰だ貴様は!」
「オレハ、セカイサイソクノオトコ、ウサイン・ボルト」
「なに!」
それを言うが早いか、ボルトがクーガーを蹴り飛ばす。
「オイオイ、ソンナ二トロイノカ、クーガー?」
失望したと、言わんばかりに呟くボルト。だが次の瞬間
「俺が遅いか……否定はしない
だからこそ俺は今の速さを超えた速さを手に入れる!!」
「ナニ!」
ボルトはクーガーの蹴りを食らう。
「ガハァ」
「行くぞ!ナルト!」
「ボルトダ……」
ヨロヨロと立ちあがるボルト。だがその顔は笑みを浮かべていた。
「俺はお前を倒し、更なる速さを手に入れる!!」
「ソウコナクッチャナ!クーガー!!」
【一日目・午前11時50分//天候・晴れ】
【ストレイト・クーガー@スクライド】
【状態】疲労(小)、ダメージ(小)
【装備】ラディカル・グッドスピード
【道具】支給品一式、 スカイラインGTR(アルター化)@現実
【思考】
基本:世界を縮める!!
1:速さを磨く修行の旅に出る
2:ボルトを倒し更なる速さを手に入れる
3:バイクの男(プラシド)を警戒
※7期から続投です
【ウサイン・ボルト@現実】
【状態】ダメージ(小)
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:速さを極める
1:クーガーを倒す
>>251 【一日目・午前11時50分//天候・晴れ】×
【一日目・午前11時50分/太平洋上/天候・晴れ】○
「うっ……くっ……」
桜井智樹に殺された巴マミは生きていた。
正確に言えば、致命傷を受けたのは空っぽの脱け殻の方。
魔法少女の魂が閉じ込められた小さな宝石、ソウルジェムが巴マミの本体であり
それを完全に破壊されない限り、死ぬことはない。死ねないとも言える。
いわばゾンビ、半ディアボロ状態なのだ。
(まさか、本当にこっちが本体になっているなんて……でも……)
しかし、だからといって即復活して桜井智樹に攻撃を加えることは出来なかった。
本体ではないとはいえ、脱け殻の肉体も深刻なダメージは受けている。
肉体を魔力で回復させることはできるが、少しは時間もかかる。
その気になれば、もう何も痛くない状態にもなれるらしいが、今は無理そうだ。
「マ、マミさん!?」
「うっ……セワシ君……?」
そんな巴マミのもとに、同じく一時的に症候群の呪縛から解放されたセワシが現れた。
地に伏せうめく巴マミの姿を見て、セワシは焦る。
「わ、私は大丈夫……でも、私の力じゃ、どれだけ肉体が不死身でもあの股間の翼に勝てない……
悔しいけれど、今は退くしかないわね……セワシ君も早く逃げた方がいいわ……」
そう言うと巴マミは空間転移でどこかへと去って行った。
しかし、セワシはその場を動こうとはしない。
「ほう、反撃装甲か!なかなか面白いが、お前の体力を一撃で削りきれば問題はないな!」
「くっ……!」
すぐそばでは、全裸王と魔王の激戦が繰り広げられていた。
しかし、魔王が押されている。反撃装甲で桜井智樹の攻撃を制限させて凌いでいるらしい。
元々魔王は直前の巴マミとの戦闘で、推定46HITの攻撃をモロに食らいダメージが残っている。
素人目から見ても、全裸王の勝利はほぼ確定的だった。
「!もらったぁ!」
「しまっ……ぐああああぁ!」
そして、ついに装甲が薄れた瞬間をついた全裸王の強烈な攻撃が魔王を捉える。
きりもみ回転しながら魔王は海へと叩き込まれた。
「ふん、雑魚にしては中々粘ったな。
……うん?なんだ貴様は」
勝利ポーズをとり、悠々とその場を立ち去ろうとした全裸王・桜井智樹。
その前に立ち塞がったのは、何か支給品を手に持つセワシだった。
「お前だな!その股間の翼でマミさんの純潔を奪ったのは!いつか僕が貰う筈だったのに!」
「……俺が言うのもあれだが、お前頭だいじょうぶか?
まあいい、この全裸王に恐怖せず立ち向かってきたその勇気は評価しよう。
俺はここから一歩も動かん。先制攻撃はくれてやる。殴るなり、武器があればそれを使うなりしてもいいぞ?」
そして全裸王は、全裸で仁王立ちした。
股間の翼をはためかせ、堂々と立つその姿は、まさに王の姿だった。
「その油断が!お前の命取りだ!全裸王!食らえええええぇ!」
セワシは、手に持つ支給品を構えたまま突進した。
最初は余裕の表情だった全裸王も、その支給品の正体を知った瞬間にその表情が崩れる。
「おい待て貴様!まさかそればぃあ゙あ゙あ゙あ゙ぐがあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぎあ゙あ゙あ゙お゙ッッッ!!??」
筆舌に尽くしがたい激痛に、全裸王は絶叫し、やがて冷たく動かなくなった。
セワシが手に持ち突進したのは『電動鉛筆削り』を少し大型にしたものだった。
これを、全裸王の股間の翼の奥に隠れるものに突き付けたのだ。
夢で悶絶ものなのだから、実際やられたら確実に死ねる。
「ハァハァ……やったぞ!マミさんの仇を討ってやった……!
でもこれからどうしよう……僕達の症候群からの解放はおそらく有限。
野比玉子が再び死ねば、僕らも連鎖的にまた患者に戻るに違いない……
限られた時間を有効に使うには……………………よし!さっきの主催者のAVを根こそぎ奪って死者スレに持って行こう!」
こうして、セワシの旅が始まるのだった。
【一日目・10時/東京湾/天候・晴れ】
【セワシ@カオスロワ】
【状態】健康
【装備】大型電動鉛筆削り
【道具】支給品一式、携帯バッテリー、セワシのパソコン
【思考】
基本:主催者本部からAVを全て奪い取る
1:無理なら借りる
【桜井智樹@そらのおとしもの】死亡確認
【右代宮譲治@うみねこのなく頃に】生死不明
「てめぇらみてぇな、変態がいるからおじいちゃん死んじまったじゃねぇかッ!!
やっぱり変態っているッ!! DNAがッッッ!!! なんちゃらだッッッ!!!」
祖父の無念を晴らすために孫が立ち上がった。
【一日目・11時40分/静岡県沖・ロストグラウンド/天候・真夏日】
【さくらももこ@ちびまる子ちゃん】
[状態]発狂
[装備]ナイフ
[道具]支給品一式
[思考]1:おじいちゃんに変わって変態を殺す。
【岸辺露伴@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【GUMI@VOCALOID2 Megpoid 死亡確認】
【杉下右京@相棒 死亡確認】
【神戸尊@相棒 死亡確認】
【一方通行@とある魔術の禁書目録 死亡確認】
【打ち止め@とある魔術の禁書目録 死亡確認】
【アブノーマルの人@カオスロワ 死亡確認】
死因:刺殺
まるちゃんが……全裸の人を皆殺しにした。
殺した時、何かわけのわからないことを言っていたけど……。
なんだか分からないけど、まるちゃんの力になってあげたい。
まるちゃんの苦しみは、タミーの苦しみだから。
だって、私はまるちゃんの親友なんだもん!
【一日目・11時41分/静岡県沖・ロストグラウンド/天候・真夏日】
【穂波たまえ@ちびまる子ちゃん】
[状態]強い決意
[装備]ナイフ
[道具]支給品一式
[思考]1:まるちゃんの力になる!
装備、変更します。
ナイフ→包丁
「変態だと? あなたみたいな人が爺さんを殺したでしょうが!!」
「!?」
直後、まるこはメガネをかけた青年、氷山キヨテルに惨殺された。
例えまるこが既に息が無い肉塊となっても、振り下ろすバットを止めることはない。
それもそのはず。 せっかく発見した妹のGUMIを殺されたからである。
何故か全裸だったが、たったそれだけの理由で平然と彼女を殺せるまるこを、
青年は酷くくだらなく、そして忌々しく思えたのだ。
「まるちゃんを虐めないで〜」
「おや、あなたにはこれと言って恨みも無いのでね。」
突如キヨテルの前に彼女の友人であろう少女が現れる。
しかし、彼からすれば特に関係を持たない赤の他人だったので、
適当に金属バットであしらいながら距離を空けていく。
「待って!」
少女、たまえは叫ぶが、所詮大人と子供の差、
彼との距離を詰めることができず、いつのまにかキヨテルの姿が見えなくなってしまった。
一人残されたたまえは、友の遺体を一瞥し、悲しみに沈んだ。
(いくらまるちゃんが悪いことしたからって・・・・・・からって・・・・・・!)
たまえにはわかっていた。
キヨテルだけが悪いのではない。 まるこも恨みを買うのに十分すぎることをした。
見たところ、自分が止めるまではキヨテルは、まるこに激しく怒りをぶつけている。
普段は冷静沈着であろう表情が歪み、罵言雑踏を吐きながら何度も殴打を続けていたのだ。
まるこが殺した人物の中に、彼にとって大切な人がいたのだろうと容易に推測できる。
「・・・・・・この人達もこんなところにいたらかわいそうだよね」
泣き止んだたまえは、まるこが殺した人物達を見て、支給品のスコップを出し始める。
遺体をこんなところに野ざらしにするわけにはいかない。
それは慈悲か、それとも単に自分が見たくないだけなのか、彼女自身はわからない。
(私、これからどうしたらいいのかな?)
大切な親友を失って心にぽっかり穴が空いたたまえ。
かつてのまるこはこんなことをする人物ではなかった。 あの眼鏡の男性だってそうであろう。
誰しもが平和な世界で生きていたはずだ。
殺し合いとはああも人格を醜く変貌させてしまうのだろうか。
このような殺し合いで自分はいったい何ができるのだろうか。
答えが見つからないまま、彼女はひたすら穴を掘り続けていた。
【一日目・11時45分/静岡県沖・ロストグラウンド/天候・真夏日】
【穂波たまえ@ちびまる子ちゃん】
[状態]悲しみ、迷い
[装備]ナイフ、スコップ
[道具]支給品一式
[思考]1:まるこ達を埋葬する。
2:これからどうしよう・・・・・・
-----------------------------------------------------------------
「ここまでくれば大丈夫ですね」
たまえから逃げ延びたキヨテルは、近くのベンチに腰掛ける。
しかし、その表情は安堵よりも、憂鬱と言った方が適切であった。
(流石に殺してしまうのはやりすぎでしたね・・・・・・)
再会できたと思った家族が目の前で殺された。
だから殺した。 それだけであったら心地よい気分でいたはずだ。
いや、本当にそうでいたのだろうか。
氷川キヨテルは悩む。 あそこでまるこを殺すのが正しい選択だったのか。
(彼女にだって私と同じように、大切な人がいましたね・・・・・・)
まるこを殺して気分を晴らしている所に突如、彼女の友人と思われる少女がキヨテルの前に現れた。
包丁を構えていたものの、涙を流して悲しみの感情の方をむき出しにしていた。
あれほど思ってくれる人がいたのだ。 まるこも生前は明るい少女だったのだろう。
そう、自分の妹達みたいに。
(MEIKO、ミク、ユキ、いろは、ネル、リツ・・・・・・そしてGUMI、すみません・・・・・・)
まるでその手を血に濡らし、家族を助けることができなかった自分への贖罪のように、彼はこの世にはいない妹達の名前を呟いていく。
彼女達は、憎しみの連鎖に巻き込まれて、その中で生き残れることができずに散っていった。
ならば自分は何ができたのだろうか。 キヨテルは自身に問いかける。
(ゲームを破壊? 冗談言わないでくださいよ・・・・・・)
キヨテルは極めて理知的であった。
それ故、掴めることのできる希望を見分けることができた。
首輪という枷がはめられ、監視がされている現状で、
主催を倒すことなど泡を掴むよりも困難であることがわかってしまったのだ。
キヨテルは極めて理知的であった。
それ故、掴めることのできる希望を見分けることができた。
首輪という枷がはめられ、監視がされている現状で、
主催を倒すことなど泡を掴むよりも困難であることがわかってしまった。
(だから私は一刻も早くあなた達を見つけます!)
キヨテルは今生きている家族を思い出す。
自分と同年代のKAITOはこの事実に憤り、家族を守るため奮戦しているであろう。
異常者でありながらも誰よりも家族を愛しているルカは、その心を深く傷つけているであろう。
まだ幼いレンやリン、ガチャッポイドは、甘えていた姉達が次々と死んでいる事実に何もできずに泣いているかも知れない。
ハクだってそうだ。 家族の中でも一番弱気な彼女は、精神的にもう参っているに違いない。
ひょっとしたら今でも虐めを受けているのかも知れないのだ。
Lilyやテト、一見気丈に振舞っている彼女達も、何処まで耐えることができるのか心配だ。
他にも・・・・・・
(そうですね・・・・・・こうしてはいられません)
やがてキヨテルは自分の本来の目的を思い出す。
規模が非常に大きなため、バトルロワイアルに殺害を強制するルールはない。
強制しなくても自然と人が殺されていくからだ。
だから彼は一刻も早く家族を集め、殺し合いから逃げ延びるために歩き始めたのであった。
【一日目・11時45分/静岡県沖・ロストグラウンド/天候・真夏日】
【氷山キヨテル@VOCALOID】
[状態]健康
[装備]悟史のバット@ニコニコRPG
[道具]支給品一式
[思考]基本:家族を見つけ出し、生き延びる。
1:まるこを殺したことに対する罪悪感
【さくらももこ@ちびまる子ちゃん 死亡確認】
【穂波たまえ@ちびまる子ちゃん】
[状態]悲しみ、迷い
[装備]包丁、スコップ
[道具]支給品一式
[思考]1:まるこ達を埋葬する。
2:これからどうしよう・・・・・・
「ミクトラン様、仙豆です。食べてください」
「うっ……」
追跡者を振り切ったハクはようやくミクトランに仙豆を食べさせることに成功した。
今、ハク達がいるのは山梨県だ。
ミクトランが参加者から強奪した品の中にあったウイングドブーツを使ったためである。
※ウイングドブーツ――他ロワに倣い、使用したエリアと隣接するエリアにランダムワープ効果。
「ハク……お前はどうして……」
仙豆の効果で、多少の傷は残っているものの体力は全回復したミクトラン。
自分が一瞬で回復したことにも驚いたが、やはりハクの行動の方がずっと驚きだった。
自分は、ハクの家族であるMEIKOを斬殺したのに。
自分は、ハクやその他大勢を洗脳し、破壊と殺戮を行わせたというのに。
自分は、ハクを無理やりホテルに連れ込み、その体を弄りたおしたというのに。
普通なら、自分を殺すであろう少女が、何故家族を手にかけてまで自分を守ってくれたのか?
天才的な頭脳を持つミクトランであっても、どんなに考えてもその答えが出てこなかった。
「私のとった行動が……理解できませんか?」
そんな悩むミクトランに、ハク自身が答えた。
「私……昔からどう頑張っても、何に対しても自信が持てなかったんです。
家族から励まされても、褒められても……みんなの歌を聴くと……すぐに自信を無くしました。
兄さんが前に、私の性格を謙虚だといいました。でも、違う。私は、もう一歩が踏み出せない臆病な女なんです。
このバトルロワイアルが始まってからも、同じです。生き残る自信はすぐに消え失せました。
前に、歌が駄目なら他の特技を身に着けようとして銃の扱いを学んだことがありましたけど……
そんなもの、本当のプロの前には何の役にもたたない、勝てるわけがないとあきらめたんです」
「……」
「だけど……ベジータさんや海馬さんは違いました。あきらめた私を励まし、主催者を倒すとまで言いました。
正直、とても羨ましかった。そのどこから沸いているのか根拠のない無限の自信の一部でもいいから分けて欲しかった。
でも、私にはそれに触ることが出来なかった。どうしてもあと一歩、それが踏み出せなかったんです。
そんな時です。ミクトラン様が私の前に現れたのは……」
ミクトランの頬の傷にそっと触れて、ハクは思い出すように言葉を続ける。
「最初は本当に洗脳されていましたけど……実はすぐに自分の意識は取り戻していました。
そして、その時にみたミクトラン様の姿は……誰よりも眩しかったです。
主催者を倒すどころか、逆にこの世界を支配しようなんて無謀なことを、微塵の迷いも無く言っていた貴方は。
気づけば、私も自分では出したことのないような声をあげて次々に逃げる人を撃っていました。
生まれて初めてでした。今までの私なら、確実に引き金をひけずに、逆に銃を奪われ殺されていた。
洗脳の余韻か、踏み出せなかった一歩を、自信を確かに私は手に入れてました。
貴方の労いの言葉があっただけで、たとえそれが間違った行為であれ、私は人の役にたてたんだと自信が持てました。
そして、もっともっと自信を持ちたいという気持ちは、もっともっとこの方の役にたちたいという気持ちになった……」
「ハク……」
「誰よりも戦果をあげて、ミクトラン様に褒めてもらいたい、今の私にならできるに違いない……
だから、ユキちゃんとリツちゃんを殺せと言われた時も……そっちの感情が優先されたんです。
ホテルに連れられた時、怖くなかったといえば嘘になります。ミクトラン様の眼、殺人の時より本気でしたし。
でも……私みたいな女でも、この方を満足させることが出来るんだって……そんなところも自信に変換しました」
「だが、私は……」
「ええ、わかっています。たまたま傍にいたのが私だから……ですよね?
大丈夫です。私に与えてくれたこの自信も愛もニセモノでかまいません。それでも私は……ミクトラン様を愛しています。
たとえどんな理由や行為でも、貴方が、家族にもできなかった私のあと一歩を踏ませてくれた事実は変わりません。
付き纏う邪魔な女だと思えば、その剣でいつ私をバラバラにしてもかまいません。
敵に奇襲された時、私を人質にするのも盾にするのもかまいません。
ミクトラン様が望むまで……私は貴方の傍らで、貴方を守ります」
ハクの唇が、そっとミクトランに触れる。
以前のミクトランであれば、そのままハクを押し倒してそのまま行為を続けていただろう。
だが、今のミクトランにはとてもそんなことはできなかった。
(私は……何をやっているのだ……)
ミクトラン。天上の王。彼は自分の行動を悔いていた。
機に乗じて世界を支配しようだとか、自分の思い通りの巨乳王国を造ろうだとか……
自分の軽い決意に、恥じていた。
彼はハク達、ボーカロイドの家族を詳しくは知らない。
だが、信長やルカ、MEIKOやハクの言葉から、その絆がとても深いことはわかった。
第三者からみてもわかるその絆を……ハクは捨てたのだ。ミクトランを守る、ただそれだけのために。
先に撃ち殺した二人だけではない。姉を撃ち、少し前に再開した妹をも撃った。完全な家族との離別の覚悟。
いや、あの放送事故を聞いた者の中には、七期参加者や正義感の強い者もいることだろう。
彼らはハクを助け、ミクトランを討たんとするかもしれない。ハクは、そんな彼らをも討つ覚悟でいる。
すなわち、この世界そのものを敵にまわす覚悟さえしているのだ。
(ハク……違うんだ。私が最初に東京を制圧して、やがては全てを支配しようとしたのは……自信などではない。
天上王である私が、下等な地上の民に負けるはずなどないという……自信や覚悟とは無縁の、ただの驕りなんだ……
その結果が、半死半生で不様に転がり……お前に命を救われるというものだった。
確かに、その気になれば私はいつでもお前を殺せる。肉体の強さは私のほうが上だ。
だが、心の強さは……お前の方が遥かに上だ……
すまない……ハク……私は……)
「っ!? ミクトラン様、しばらく中でお休みになっていてください」
その時、突然ハクが運転を止めて銃を装備した。
そのままハクは車から素早く降りる。
一体何事かと、ミクトランはフロントガラス越しに前方を見た。
その先にいたのは、とても人間とは思えないほどの筋肉に包まれた一人の少女だった。
「……ネルちゃん……前に言っていたこと、本当に実現させたんだね……」
「ハク、第三回放送は聞いたわ。私の名前が呼ばれていたのもどうでもよくなるくらいの内容だった。
ミクトランって男を、挽肉にしてハンバーグにでもしてやろうかと思っていたんだけど……
その車に乗っているのが多分ミクトランよね? そしてあんたは私に銃を向けている……
どういうことか、説明してもらえるかしら?」
一台の車の前で。
弱音ハク、亞北ネルの二人が再会した。
だが、あたりにながれるのは、再会を祝うものではなく……怒りと疑問と悲しみとが入り混じったものだった。
「ごめんねネルちゃん……私はミクトラン様を愛しているの。ミクトラン様を殺すつもりなら……私は容赦しない」
「……随分と饒舌になったわねハク。
その男を愛した? あの放送を聞いて、私が、他の家族のみんながそれを信用できると思う?
仮に本当にそうだとして……いきなり家族の私にも銃を向けるのはどういうつもりなの?」
ハクとネルの間に、ピリピリとした空気がひろがる。
ネルの言葉には、怒りが込められていた。
「世界にミクトラン様の敵は増えすぎた……それはネルちゃん、貴女や他の家族も同じこと。
それにもう私は引き返せないし、その気もない。
ユキちゃんもリツちゃんも、ルカ姉さんも殺したんだから……」
「なっ……!? ハク……あんた……ッ!」
「だから、今更ネルちゃんを撃つことにも、なんの躊躇いもないの……」
憤るネルに対して、ハクはあくまで冷静に銃をネルに向けた。
「あんたどうかしてるわよ!? そんな無理矢理あんたを襲った男なんかのために、家族を殺したっていうの!?
あのなんでも弱気な、でも優しかったあんたにそんなことが出来る筈がない! あんた操られて……」
「これは私の選んだ道。私はミクトラン様が好き、愛しているから」
「っ! 本当に愛したとしてっ! 邪魔だからって家族を撃てるの!? そんなの、愛なんて呼べやしないわ!」
「……ネルちゃんも、レンくんのためにその体を手に入れたんでしょう? 愛する人のためなら、なんだってする。
それはお互い様よ。あなたも、レンくんを守るためなら、人を殺すことぐらい平気でできる。
私も、ミクトラン様を守るためなら、家族も世界も敵にまわせる……!」
「ぐっ……私は、師匠に教えられた! 愛する人まで不幸にさせちゃ、それは愛とは言えない!」
「ネルちゃん、甘いわ。私は幸せになんてなろうとは思っていないし、ミクトランさまは現状もう不幸よ」
「あんた、それでいいわけ!?」
「そうね……もし幸せになれるとしたら、誰も私とミクトラン様を知らない世界に行ければ幸せになれるかも……
あるいは、私とミクトラン様以外の全員を殺せば……誰も文句は言えなくなるわね……」
「ハク……あんた……自分が何を言っているかわかってるの!? レンきゅんだけじゃない、リンや他の……」
「リンちゃんはさっき撃った。レンくんも、見つけたら……撃つわ」
「!!? こっ……の……!!!」
「嫌なら……私を殺して止めるといいわ……」
「で……できるわけないでしょ! レンきゅんもみんなも、私も! あんたを大切な家族だと……」
「私は家族を捨てたの。もう元には戻れないの。
あなたの愛は所詮その程度……家族が敵にまわった場合、殺すことを躊躇う程度の覚悟。
でも私の愛は違う……もう、なにも躊躇わない……っ!」
先に動いたのはハクだった。
正確にネルの関節と急所部分を狙っての速射攻撃。
(ごめんね……レンきゅん、みんな……)
「ハクッ! もういいわ! 私はレンきゅんが好き、家族のみんなが好き!
愛する者への想いも、覚悟も! 守るべき人の数も! あんたより上よ!
せめてもの情けよ! 私の愛の力で、あんたの歪んだ愛を焼き尽くす!」
叫ぶネルは、地面を強く蹴り銃弾をかわす。
その眼からは、涙が零れていた。
それは、ハクも同じくだった。
「あの世でルカ達に謝ってきなさい! 猛れ私の愛の炎! イグニスブレイズ!」
「!?」
ハクは、目を疑った。
ネルに向けて、再び銃撃をしかけようとした瞬間。
自分の目の前に炎の塊が現れ、それが瞬間的に大爆発を起こしたのだ。
爆風によりハクは吹き飛ばされ、その身を強く打ち、銃も手を離れてどこかへといってしまった。
「な……ネル……ちゃん……なに……今の……?」
「……こんな世界だから、私はレンきゅんを守るために魔法少女になった。
そして師匠にも会って、魔力をわけて貰った。使い方を誤るなとも教わった……これは家族になんて使いたくなかった……
これは……愛する人を守るためだから……許してね……」
ネルは、道中出会った愛の魔法の師匠であるアルティから魔力を渡されている。
その力を借り、ネルは白焔の魔女の得意とする魔法を発現させたのだ。
ボロボロになったハクを見下ろしながら、嗚咽を漏らしながら、ネルはとどめの一撃を決めようとする。
「メテオスォーム!」
「「!?」」
その瞬間に、ネルを隕石が襲った。
「セラフィックフェザー!」
両腕で隕石を砕いているネルのがらあきになった体に迫る追撃。
「光と闇の狭間に消えろ! アンビバレンス!」
そして、天地から放たれた無数の雷が、ネルを貫いた。
「ぐっ……くっ……あん……た……は……」
「ミクトラン……様……?」
地面に倒れるネルの前に立っていたのは、天上王ミクトラン。
ネルに容赦なく攻撃をしかけたのも彼だった。
「喋るな、ハク……!」
「どう……して……?」
「元は、私のせいだ……お前が私を守るというのなら、私もお前を守る!」
「!!」
「待っていろ、すぐに傷を治せる場所を探す! どんな手を使ってもだ!」
そういうとミクトランはハクの体を抱えてスポーツカーへと乗り込み、走り去った。
【一日目・11時50分/山梨県/天候・曇り】
【弱音ハク@VOCALOID】
【状態】健康、覚悟 、ダメージ(大・火傷)
【装備】機関銃@現実、縄、高級スポーツカー
【道具】支給品一式
【思考】
0:ミクトランを守る
1:ミクトラン様……
※7期とは別人です
※べジータからDBの世界を聞きました
【ミクトラン@テイルズオブデスティニー】
【状態】健康、ハクに対する罪悪感 、疲労(中)
【装備】ストームブリンガー@テイルズオブデスティニー2
【道具】支給品一式、参加者からの強奪品×2
【思考】
0:ハクを守る
1:ハクを治療できる場所を探す
※7期とは別人です
「う……う……」
瀕死の重傷……いや死に直結する傷を負ったはずのネルは、まだ生きていた。
「ぐ……『情熱の愛(ヒートヒール)』」
回復魔法で、自分に応急処置を施したネルは、よろよろと立ち上がった。
「あの魔法少女の先輩だとかいう人の話……ちゃんと聞いておいてよかったわね……」
ネルは、握られた拳の中から小さな宝玉を取り出した。
少し前に突然自分の前に現れた、魔法少女の先輩を名乗る存在――巴マミからこれの説明を受けていた。
ソウルジェム……魂はこの中で、肉体はどれだけ損傷しようと、決して死ぬことはなくなると。
これを破壊されないかぎり、自分達魔法少女は死ぬことはないのだと……
「まさかキュゥべえとの契約で人間じゃなくなるなんてね……あーあ、もうレンきゅんとの結婚は無理かぁ……」
乾いた笑いとともに血を吐き出すネルだが、その眼の光は失われていなかった。
この傷では、回復が済む頃にはスポーツカーを完全に見失っているだろう。
それでも、ネルはすぐさま歩きだした。
「でも……レンきゅんを、家族を守るためなら……むしろこの体は好都合だわ……
師匠……愛の魔法は……みんなを幸せにするためにあるんだよね……?
ちょっと未練はあるけど、私とレンきゅんが結ばれても、幸せなのは私だけ……
でもレンきゅんと家族を私の手で守れたら……みんな幸せ……これ以上、減らせるわけにはいかない……
…………ハクがいなくなるのは幸せじゃないけれど、それでも……私は……あんたを…………」
【一日目・11時52分/山梨県/天候・曇り】
【弱音ハク@VOCALOID派生】
【状態】魔法少女、ダメージ(大)魔力消費(中)、首から下は超肉体、魔力上昇、覚悟
【装備】妖しく光る肉体、金のブーメランパンツとマント
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:自分の肉体と魔法を正しく使い、レンきゅんと家族を守る
1:ハクの追跡より、家族の安全を優先する
2:ハクとミクトランは、倒す
3:ミクトランの強さに警戒
ネルの状態表が!?
しもた、訂正。まじごめん。
【一日目・11時52分/山梨県/天候・曇り】
【亞北ネル@VOCALOID派生】
【状態】魔法少女、ダメージ(大)魔力消費(中)、首から下は超肉体、魔力上昇、覚悟
【装備】妖しく光る肉体、金のブーメランパンツとマント
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:自分の肉体と魔法を正しく使い、レンきゅんと家族を守る
1:ハクの追跡より、家族の安全を優先する
2:ハクとミクトランは、倒す
3:ミクトランの強さに警戒
ミスした俺もネルにぶっ飛ばされて死んだ
【俺@愚者】 死亡
「……」
まずはアッコさん。ハゲヅラを被り、鼻眼鏡を装着。
「……」
続いて勝俣。猫耳メイドである。
「……」
銀時。装備するのはバナナの着ぐるみ。
「……」
最後は可符香。バカ殿様だ。(むろん、白塗りメイク)
「みなさん、真面目にやってくださいっ。っていうか、また違うところに出ちゃいましたし
……絶望した!こんなぐだぐだ展開が続く私達の章に!!」
絶望先生の絶望は、ますます深くなるばかりなのでした(笑)
【一日目・11時21分/カンボジア・アンコールワット前/天候・晴】
【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】絶望
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】基本:生きて帰りたい
1:安西先生。いい加減、シリアス展開をやりたいです。
【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夢原のぞみ仕様)
【道具】支給品一式
【思考】基本:絶望を止めるんです!
1:ギャグは大事ですよ。
【坂田銀時@銀魂】
【状態】健康
【道具】なし
【装備】支給品一式(-どこでもドア、もといどこだかドア@ドラえもん) 柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【思考】基本:アッコについていく
1:ギャグマンガの主人公が、シリアスを望むたァ酔狂だっぜ。
【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夏木りん仕様)、ビニール傘、どこでもドア……もとい、どこだかドア@ドラえもん
【道具】支給品一式
【思考】基本:ロワをぶち壊して、みんなで飲み会!
1:……
【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(−ビニール傘)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:うはwwwメイドの格好くせになるwww
「マス……ター?」
桜井智樹のエンジェロイドであるイカロスは目の前の現状が理解できなかった。
「うそ……そんな……」
智樹の死体を見て、どうせ原作のギャグパートみたいに、バカやって死んだんだろうなと思いながらイカロスは泣いた。
「ハァハァこの……僕が……」
そんな泣いているイカロスの横で海から上がってくるのは譲治。それを見たイカロスは、ある秘策を思いつく。
「そうだ死んだマスターと融合させよう」
「え?」
イカロスは支給品にあった融合のカードを使う。
「な……何をする気だ!!!」
逃げようとする譲治。だが間に合わない。そして融合する二人(性的な意味じゃなく)。
そして二人の融合により誕生したのは
「俺は桜井智樹でもなければ、右代宮譲治でもない!!!!」
「マスター?」
「俺は…………魔全裸王だ!!!」
こうして誕生した魔全裸王。
「俺に付いてこい!イカロス!!!」
「はい!マスター!」
新たに生えた黒き股間の羽をはばたかせ、空を飛ぶ魔全裸王。それに続くイカロス。
彼の目的それは―――――――――
「俺は、この世のモテ男とカップルを全て消し去り!夢のハーレム王国を作る!!!」
【一日目・10時/10分東京湾/天候・晴れ】
【魔全裸王@桜井智樹×右代宮譲治】
【状態】全裸王、全裸、ギャグパート、魔王、落とし穴無効、
【装備】股間に黒い羽 、魔王装備
【道具】支給品一式
【思考】基本:自分以外のモテ男とカップルを全て殺し、夢のハーレム帝国を作り上げる
1:邪魔する者は殺す
2:次会ったらセワシも殺す
3:ミクトランも殺害対象に
【イカロス@そらのおとしもの】
【状態】健康、通常モード
【装備】:色々
【道具】:支給品一式、その他色々
【思考】基本:マスターに従う
1:マスターの邪魔するものは排除
パシャ! パシャ!
なんだ、この音は?
滋賀県の東部辺りを突き進んでいる私達。
誰かに見られ……というより写真を撮られるような気がする。
「貴様、見ているなッ!!」
と、私が叫んだ。
すると私が叫んだ反対の方向から、声を掛けられた。
……超スピードってものを体験したような気がする。
「お前は確か……」
「こんにちは……戦場カメラマンの……渡部陽一です。
所さんですよね……貴方に……お伝えすることが……あるんです」
戦場カメラマン……だと……?
しかし、今の動き、只者じゃないな。流石は死線を多く潜り抜けてるだけある。
だが、この程度じゃ私は驚かない。
「私にか?」
「はい……エジプトで……待っている……と、言われました」
「……やはりか」
「ええ……それで……私も同行したいの……ですが?」
「構わない」
戦場カメラマンが同行することになった。
しかし、彼はどんなタイプのスタンド使いなんだ?
気になって昼も眠れそうになさそうだ。
【一日目・10時30分/滋賀県/天候・晴れ】
【所ジョージ@現実】
【状態】健康 スタンド使い
【装備】ダーツ
【道具】ミスドのドーナツ、支給品一式
【思考】
1:エジプトに向かう。
2:……やれやれだぜ。
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 ニート
【装備】赤いジャージ、フランヴェルジュ@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】基本:ジョジョについていく。
1:ジョジョに養ってもらう。
2:レヴァンティンは放置の方向で。
3:戦場カメラマンの能力が気になる
【渡部陽一@戦場カメラマン】
【状態】健康
【装備】カメラ
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
1:殺し合い……には……乗り……ません。
2:エジプトに……向かいます。
友人と悲しい犠牲者を弔う、わが娘の姿をただ見守る男がいた。
「たまえ……」
たまちゃんのお父さん、穂波真太郎。フリーの……っていうか娘専門のカメラマンだ。
娘の写真を撮るようになったのはまる子の祖父の一言がきっかけだった。
生きがいを見つけてくれた彼にちゃんとお礼をしたかったが、もう叶わない。
その祖父の仇を討とうとした孫娘も殺されてしまった。
そうした、悲しみの連続に巻き込まれた自身の娘を今、こうしてみている。
「たまえ、大丈夫だ。お父さんが付いているぞ。……一緒に頑張ろうな」
父の決意。悲しみに沈む娘の力になってあげること。
それが、父としてできる最大最強の娘孝行。
今まで見たことのない、最大にかっこいいたまちゃんのお父さんだった。
「それにしても、悲しい表情を浮かべるたまえはかぁいい!!
お持ち帰りぃぃぃ……もとい、撮影ィィィィィィ……!!」
えーと、前言撤回。
【一日目・11時56分/静岡県沖・ロストグラウンド/天候・真夏日】
【穂波真太郎@ちびまる子ちゃん】
[状態]強い決意、そしてデレデレモード。
[装備]カメラ(ライカ)
[道具]支給品一式
[思考]基本;娘の力になる
1:ウオオオオオオたまえウオオオオオオ
なんとか進路修正をし、東京都へ向かっていた一組。
「まだまだイくぞ?」
「アッー!!」
「くそっ!だから俺の腰に押しつけないでくれ!スターダストォォォうっ!……ふぅ」
彼らはなんと呼べばいいだろう?
くそみそな二人に加え、先頭、不動遊星もアウトなので欲望トリオとでも呼ばせてもらう。
さて、そんな欲望トリオの共通目的はレンの家族、つまりはボーカロイドを探すことである。
そしてもう一人の探し人が、不動遊星のエースモンスター、スターダストドラゴン。
彼女が行方不明になったせいで、遊星は走りながら己の欲望をぶちまけているのだが……
「…………ァァ!」
「ん?まさかあれは!?」
「マスタアァァァ!」
「ス、スターダストォォォォォォ!うっ!」
さんざ絶叫したおかげか、祈りが天に通じたのか……
欲望トリオを乗せたバイクの正面から、翼を生やした少女が向かってきていた。
それこそ、まさに不動遊星の探し求めていたスターダストドラゴンだった。
スターダストの姿を確認するや、勢い余って一回達してしまった遊星。
だがそれを気にすることなく、彼は急ブレーキを踏み、バイクを止めて彼女の受け入れ態勢に。
ブレーキの反動で、阿部さんのジャッカルがレンをより深く貫いたが、それも気にしない。
「マスター……!無事でよかったです!」
「ああ、俺もお前が心配過ぎてもう色々大変だったぞ!」
キャッキャウフフといった感じで、遊星とスターダストはその場で回転し続けるのであった……
◆
「……俺は……?」
一方、度重なる襲撃にあっていたリンとプラシドはとある病院にいた。
リンを庇い、重傷を負ったプラシドだが、その体の傷はすっかり修復されている。
「……ここは、病院か?」
自分がベッドに寝かされていることを知り、プラシドは起き上がる。
隣を見ると、眠っているリンと、一枚の書き置きがあった。
『治療費3000万』
「なんだと!?ん……続きがあるな」
『を払うと約束した市川海○蔵が行方をくらましたため、いま追跡中だ。
万が一市川海○蔵が捕まらなかった場合、君たちに払ってもらうことになるがあしからず』
ぐしゃりと紙を握り潰し、プラシドは頭の中で市川海○蔵を捕まえるか、踏み倒すかを考えた。
だが、それよりも前に、リンの様子が気になった。
(なんとか守れたみたいだな……
しかし、服に付いている血は……こいつの血じゃない……?)
ふと、リンの腰を見る。そこには、あまりに不釣り合いな長刀が。
長刀は、素人に扱える代物ではない。日夜己を鍛え続けた剣士でも、一苦労するものだ。
しかもリンはまだ幼く、身長も低い。これではどちらが装備されているのかも怪しい。
だがそれでもリンはその刀を装備していて、服についたのは恐らく返り血だろう。
(……別の襲撃があって、リンがそれを退けたというのか?
仲間と家族の死に絶望していたこいつが……?そして、撃たれた俺を助けようと医者まで……
大したやつだ……この数時間、お前には辛いことが多過ぎた。今はゆっくり休め……)
少し驚いた表情を浮かべたあと。
プラシドは眠るリンを起こさないように、その頭を撫でるのであった……
◆
「ああ、スターダスト!愛してるぞスターダストォォォ!」
「マスター!私も、私もです!あなた様を守るためなら、この身何度滅びようと構いません!」
「遊星さんがマスタアッー!ってことは、その人が探していた人なの?」
「名前からしても、そうみたいだな」
そして欲望トリオは、再会の喜びもそこそこに、再び運転を再開。
だが、ここでひとつ問題が発生した。
彼らが乗るDホイール、要するにバイクだが、これは本来一人乗りが基本だ。
しかし、今の頭数を数えてみよう。
後ろから、阿部さん、レン、遊星、そしてスターダスト。計四人である。
カードの精霊の類と思われるスターダストをカードに戻せば一人減るのだが……
「スターダスト、俺にヴィクテムサンクチュアリだ!強く強く抱き締めてくれ!」
「はいマスター!」
「よし、このまま俺とシンクロだ!阿部やレンにもお前の姿が見えている今!
念願だった野外ライディング羞恥プレイができるぞ!」
「え!?は、はいマスタ…ふあぁぁぁぁぁ!?」
再会の喜びから遊星の思考回路がジャンクになっていた。
そしてそんなだから気が付かない。
この遊星号のベースは、廃品だったということに。
この態勢では、ろくに前が見えないということに。
この狭さでは、それぞれの体が極限まで密着されてレンが大変なことになっていることに。
遊星号がミシミシと軋み、こころなしか走行もぐらついていることに。
そして、すぐ目の前に、建物が迫っていることに。
◆
「しかし3000万か……トラップカード「魔宮の賄賂」でなんとかごまかせないか?
やはり行方不明の男に払って貰うのが一番だが、リンのそばを離れるわけには……ん!?」
ガシャアアアアアアン!
ガラスを突き破り、何かがプラシドの病室に飛び込んできた。
「「!?」」
その正体は、重量オーバーと危険運転を繰り返した遊星号、欲望トリオ。
感動の再会……なるか?
【一日目・10時30分/神奈川県・病院/天候・雨】
【プラシド@遊戯王5D's】
【状態】健康、決意
【装備】サイクロン号、機皇帝ワイゼル∞(スターダスト、防衛白コア入り)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:世界の破滅の根源であるニアラを消す。アンチ連盟も。不動遊星は保留。
1:まさか!?
2:リンを防衛し、絶望の道を歩ませないようにする
3:速い男(クーガー)を警戒
4:ミクトランは許さない
※神龍ニアラがシンクロモンスターだと思ってます
※7期の世界を知りました
【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】ダメージ(小)、疲労(小)悲しみ、決意
【装備】覇邪聖皇剣、その他不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き残り、家族と再会する。
0:なに!?
1:プラシドや古畑達と行動する。
2:護られるだけではなく、自分も戦う
3:ハクの真意が知りたい。やむを得ない場合は戦う
※7期とは別人です。
※7期の世界を知りました
【阿部高和@くそみそテクニック】
【状態】健康、レンを捕食中
【装備】不明
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:や ら な い か
0:何が起きたアッー!
1:レンの家族探しを手伝う
2:レンと遊星と行動する
3:その道中でいい男をさがす
4:悪い男は掘り殺す
5:できれば遊星も掘りたい
6:ミクトランを探してじっくりと"お話"する
※7期とは別人です
【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】阿部さんを見てると胸がドキドキする…
遊星さんとくっついていても胸がドキドキする…
ダメージ(小)
【装備】不明
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:家族を探す
0:アッー!?
1:阿部さんと行く
2:阿部さんとイク
3:遊星さんとも行く
4:遊星さんともイキタイ
5:ハク姉さんが心配
※7期とは別人です
【不動遊星@遊戯王5D's】
【状態】健康、ヘヴン
【装備】遊星のデッキ、Dホイール(遊星号、中損壊)、スターダストドラゴン(人型)
【道具】支給品一式
【思考】基本:仲間を探して主催を倒す
0:今、何か撥ねたような……でもスターダスト愛してる
1:阿部さん達と東京へ行く
2:でも決してイキはしない。
3:阿部さんとレンと一緒に行動する。
【市川海○蔵@現実】 死亡
死因・隠れていたところにバイクが突っ込んできた
玉子を筆頭に巴マミ、セワシも症候群から抜けて活動を開始した。
そしてここにも症候群から解放された男が一人……
「もふもふかぁいいよぉ〜〜〜お持ち帰りぃ〜」
「わん……(もう……勘弁してくれ……)」
「ヴォオオオ……(俺たちは何時間もふられ続ければいいんだ……)」
捕まってからずっとレナにもふもふされ続けている定春とトトロ。
5時間ももふられて二頭もいい加減ぼろぼろになってきていた。
「イワーク!いわおとしだ!」
突然落ちてきた岩にレナは潰されて死んだ。
「わん!?(何だ!何が起きた!?)」
「ヴォオオオオオオオオオオ!(わからん。だがチャンスだ、逃げるぞ!)」
これは好機と逃げようとする二頭。
しかしそんな彼らに向かって二つのボールが飛んできて……
そして二頭の視界は閉ざされた……。
「定春!トトロ!ゲットだぜ!」
タケシは勝利の声を上げた。
これでさっき使ったイワークを含め、三匹のポケモンをゲットできた。
「やっと症候群を脱出できたんだ……
せっかくだから俺はポケモンマスターを目指すぜ!
それからブリーダーになってジョーイさんと結婚するぜ!」
ただ希望もなく殺され続けていた日々の反動で、タケシの中には大いなる目的が生まれていた。
「このカオスロワの中なら俺にだってポケモンマスターになるチャンスはあるはずだ。
今まで活躍できなかった分まで活躍してやる!俺はもう症候群じゃねえ!」
【一日目・10時40分/岩手県花巻市/天候・晴れ】
【タケシ@ポケットモンスター】
【状態】健康
【道具】モンスターボール×3、イワーク、定春、トトロ
【装備】支給品一式
【思考】
1:ポケモンマスターになる
【定春@銀魂】
【状態】モンスターボールの中
【道具】なし
【装備】支給品一式
【思考】基本:タケシに従う
1:わんわん……(どうしてこうなった)
【トトロ@となりのトトロ】
【状態】モンスターボールの中
【装備】なし
【道具】支給品一式、大きなコマ@となりのトトロ、どんぐりとかの木の実たくさん@となりのトトロ
【思考】基本:タケシに従う
1:ヴォオオオオオオオオオオオ!(何ここ暗くてせまい!)
【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に 死亡確認】
混沌を極めるカオスロワ。そんな中ただひたすらギャルゲーをやっている少年がいた。
「僕は落とし神!例えカオスロワでも、僕はギャルゲーをやり続ける!!!」
この手遅れな少年の名前は桂木桂馬。
「桂馬く〜ん」
そんな手遅れな彼の元に作画崩壊した少女が歩み寄る。その少女の名は
「よ……よっきゅん!」
ついでによっきゅんこと杉本四葉とは、桂馬が溺愛するギャルゲーヒロインである。
「桂馬くん実は私、貴方に真の黒幕の事を伝えに来たの」
「え?それって一体」
「よく聞いて今回のカオスロワの真の黒幕h
次の瞬間、彼女の首輪は爆破した。
【杉本四葉@神のみぞ知るセカイ】死亡確認
死因:知ってはいけない事を知ってしまった為
「よ……よっきゅん?」
そして、運よく爆発に巻き込まれなかった桂馬は泣いた。そして誓った。
「見ててくれ!よっきゅん。必ず真の黒幕を倒し、君の仇を取る!!!」
こうして、また変な奴が一人、打倒真の黒幕の為に立ちあがった。
【一日目・10時/00分東京/天候・晴れ】
【桂木桂馬@神のみぞ知るセカイ】
【状態】落とし神、激しい怒り
【装備】PFP(PS○じゃないよ)
【道具】支給品一式、様々なゲーム機とギャルゲー
【思考】基本:真の黒幕を倒しよっきゅんの仇をとる
カオスロワとやらに巻き込まれ、10時間ほどたっただろうか?
腹が痛いのが治った俺。だが、ハルヒに対して凄まじい罪悪感を感じている。
出来ればなかったことにしたい。……黒歴史だ。ブラックヒストリーだ。
「……さっきから、何ぶつぶつ言っているの?」
この人はティアさんだ。
どうも、苦手なタイプだ。歳はそんなに離れていないはずなんだが……本人曰く軍人らしい。
多分、平和ボケした俺とは恐らく相容れぬ存在だろうな。
「どうした、キョン? また腹が痛いのか?」
この頬に傷がある男は相良さんだ。
この人もやっぱり、苦手なタイプだ。陣代高校2年生らしいなので、同い年だ、多分。
学生を服を着ているので学生なのだが……本人曰く専門家(スペシャリスト)らしい。
なんの専門家(スペシャリスト)ですか? ごく普通の俺には理解できない。
「……相良、一般人にはこの状況はきついだろう、少し休むとしよう」
それでこのタンクトップの人はヒイロさんだ。
非常に相良さんに雰囲気が似ている。親戚か? 親戚ですか?
そして、なんやかんやで神奈川県で少し休むことになった。
「そういえば、キョン?」
「なんですか?」
「お前の本名はなんだ?」
「何故、今更そんなことを聞くんですが?」
「……実は『キョン』という名前が第一回の放送で呼ばれたんだが」
Why? どういうことなんですか?
「これを見てくれ」
相良さんがメモ帳を取り出した。そこにはびっしりと名前が書かれていた。
俺の名前やティアさんの名前。よく見ると古泉や長門の名前まであった。
「これは一体?」
「放送で呼ばれた名前の一覧だ」
放送で……? えっと……つまり……。
「私たちは死んだことになっているの?」
「肯定です……大佐殿」
「大佐殿?」
「いえ、失言した、グランツ軍曹」
そうか、長門、古泉、死んじまったのか……。
実感が湧かない。多分、今、悲しいんだろう。
俺がトイレを探している間にそんなことになっているとは、な。
ハルヒ、今、お前は悲しんでいるのか?
俺や長門、古泉や鶴屋さん、ついでに朝倉まで呼ばれて……。
だが、俺はお前に会って生き恥を晒すなんてことはしない。
いや、実のところを言うと、ハルヒには会いたくないってのが本心だ。
ハルヒ……お前はそんな俺を許してくれるか?
【一日目・10時00分/神奈川県/天候・雨】
【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】罪悪感
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:ハルヒには会いたくない。
【ティア・グランツ@テイルズオブジアビス】
【状態】健康
【装備】ナイフ
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】 基本:殺し合いからの脱出
0:私、死んだことになっているのね……
1:東京に向かう
2:知り合いを探す
【相良宗介@フルメタル・パニック!】
【状態】健康
【装備】ショットガン、手榴弾×2
【道具】支給品一式、レーバテイン@フルメタル・パニック!
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊とかなめを探す。
1:東京に向かう
2:ヒイロ、ティア、キョンと行動する
【ヒイロ・ユイ@新機動戦記ガンダムW Endless Waltz】
【状態】健康
【装備】拳銃
【道具】支給品一式、ウィングガンダムゼロカスタム@新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊とリリーナを探す。
1:東京に向かう
2:相良、グランツ、キョンと行動する
「おのれ、どこだ私の偽者は!」
一人の男が、憤怒の表情で地を駆けていた。
ことの発端は少し前。
空間転移してやってきた少女にいきなり斬られそうになった時だ。
『変態ってやっぱり……あ、ごめんなさい。人違いでした』
『待て待て! 変態と私をどう間違えたというのだ!?』
『着ている服がそっくりだったから……』
『……まあ私の服は結構流通してしまっているからな(なりダンとかで)
つまりそやつは、私のなりきり服を着て変態行為を繰り返していると?』
『あの人は発言も変態的だったけど……アンチ連盟の眼鏡、右代宮譲治だったかしら……』
『……情報提供感謝する。ではさらばだ!』
少女から聞いた、自分の服を着込んだ完全変態。
幸い顔は別人のようだが、行為がエスカレートしていけば同じ服の自分も怪しまれる。
そしてそれは、自分の威厳にかかわり、そんなことになったら母星の民に合わせる顔もない。
「手を取り合いこの馬鹿げた殺し合いを止めようとするまともな人間がいると思えば……
やっぱり変態っている。覚悟せよ、右代宮譲治……!」
偽の魔王を倒すべく、本物の魔王が動き始めた。
【一日目・10時50分/神奈川県/天候・雨】
【ダオス@テイルズシリーズ】
【状態】健康、憤怒
【装備】不明
【道具】支給品一式、大いなる実り、他不明
【思考】
基本:拾った実りを自分の星に持ち帰る
1:自分の偽者、右代宮譲治を倒す
2:主催者の撃破及びこの世界からの脱出
3:樹を大切にしない奴は問答無用で倒す
※7期とは別人です
284 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 18:31:38.39 ID:G5Db/gUP
バトスピみたんだけど
あの激カワエエキャラ何?
だれか教えて!緑色のコシュチュームのあの子、メカっ子みたいだけど工業系だな
少し前にスレッドあったみたいだけど倉庫いったみたい
だれか復活させて!あの子になら命ささげてもいい!!
フォルカ・アルバーグ……
スパロワを見れば、彼の無双っぷりがよくわかる。
元々スパロワに限らず、基本スペックが高い彼は本来、このカオスロワでも有力対主催だと思われた。
だが彼の運命は、ロワ開始直後から狂っていたのだ。
ウルトラマンノアのせいで、だ。
彼と一体化したフォルカは、対主催を名乗りながら、自分以外の対主催を認めなくなった。
それは即ち、彼の手によるKILL・THEM・All……皆殺し宣言だ。
このノア・フォルカのスペックは最早チートという言葉ですら生温い。
例を挙げよう。
七期においてボス候補だった真の聖杯、終焉をもたらす者、クライシス皇帝、レオナルド。
七期において活躍した、忍者やレミリアを筆頭とした無数の対主催、英雄達。
彼らが全員生き返り、尚且つ協力しあい、さらに装備を極限まで整えたとしても……
おそらくノア・フォルカに勝つことは出来ないだろう。
驚異的な強度を誇った七期新惑星でも、ノア・フォルカの攻撃に耐えられるのは一撃までだろう。
攻撃、防御能力だけでなく、さらには時空間をも好き放題にできるまさに超越者。
それが、ノア・フォルカだ。
だが、彼、ウルトラマンノアも、本来はこんな性格ではない。
ノアも本来ならば、純粋な対主催だったはずだ。
確かに、ノア・フォルカとなった彼はまさに古今無双、完全無欠の存在に見える。
だが、完全ではなかった。超越者たる彼の精神を蝕んだ存在……
『カオス』までは超越することができていない。
如何に症候群を支配し、ズガンを支配し、主催者の束縛を支配しようとも……
全ての原初たる『カオス』までは、支配できない。
それに気が付いていない、気が付くことさえ『カオス』に許されていない。
自分が歪められていることに、永久に気が付けないのだ。
彼が超越した世界をさらに超越した位置から見れば、彼もカオスロワの犠牲者の一人にすぎない。
ところで、だ。
ノア・フォルカの思考をもう一度見てみよう。
彼の基本中の基本の思考は対主催。これは揺るがない。
そして彼が狂った理由、カオスにつけいられた原因は、原作での不遇。
そこから彼は、自らの存在を知らしめたいと思った。
だから、自分が目立てるように、主役になれるように……
それを実現するには、自分以外の有力対主催やライバルを排除するしかない。
なんと哀れな戦士であろうか?
……ようやく本題に入ろうか。
このカオスロワに、彼と非常によく似た思考をもった男がいたのを覚えているだろうか?
彼もまた哀しき戦士、カオスの犠牲者なのだ!
「そうっ!この俺も同じ哀しきカオスの狂気にのまれた犠牲者!
しかもウルトラマンノアの奴が出てくるずっと前からこのスタンスだったんだ!
なのになんで俺が死んで二番手の奴がまだ生きてるんだーァ!?
活躍する主人公は!目立つべき対主催は!フォルカでもノアでもない!
この俺だああぁぁぁぁぁぁ!」
不満を持ったカオス八期初代狂人が強引に復活したようです。
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】復活
一機のMSが、東京上空を飛行していた。
ザンスパイン。光の翼を持つ、GジェネのオリジナルMSである。
そのコックピットには、似たような声の二人が搭乗していた。
「この周辺に、そのアンチ連盟という組織の本部があるのね、ケロロ君」
「尋ね人ステッキによる情報が正しければ、間違いないであります、エリス殿!
モブ構成員からの情報だと、そこにクルルがいたとかどうとか……」
金髪の少女と、その膝に座っているカエルの軍人。
カエルは言わずと知れた、ケロロ軍曹。
そして、ザンスパインを操縦している少女は、エリス・クロード。
Gジェネシリーズの皆勤オリジナルキャラクター。シリーズにはなくてはならない看板娘である。
しかし……今回の新作『Gジェネレーションワールド』で、大変な事態が彼女の身に発生した。
「……ぐすっ」
「エリス殿、そう気を落とすなであります」
「ううっ……ごめんね、ケロロ君。あなたも友達が死んで辛いのに……」
「辛いのはお互い様でありますよ。我輩も今期でアニメ終了でありますからなぁ……」
「そっちなんだ……」
「いや、もちろんクルルの死も悲しいでありますよ!でも挫けている場合ではないであります。
さあ!エリス殿も元気出してこー!」
大変な事態。とは言っても、決してエリスがリストラされたわけではない。
ただ……
「たとえ声が変わっても、エリス殿はエリス殿であります!」
「うん……ありがとうね、ケロロ君」
エリスの声が、渡辺久美子じゃなくなってた……
……この判断を下したスタッフは誰だぁぁぁぁ!!!
と、その時。
ザンスパインに、その中のエリスに対し、強烈な殺意が向けられる。
「っざけんなコラアアアアアアアアア!!!!!!」
「!?この敵意……まさか、みんなが!?」
殺気を感じた方角にエリスが振り返ると、そこには見慣れた母艦キャリーベース。
そして、MSの大軍勢がエリスを捉えていた。
ファーストからZ、ZZ、ν、ゴッドにWゼロにストフリからダブルオー、UCから∀に至るまで。
ありとあらゆる歴代ガンダムシリーズの強豪MSが、勢揃いしていた。
これだけの大戦力を揃えられる部隊は一つ。エリスの所属する、Gジェネのプレイヤー部隊だ。
「みんな、無事だったのね!」
「うるさい!!」「いい子ぶってんじゃねぇ、このアマ!!」「もう許さん!!」
「え……え……?みんなどうしたの!?」
「なんかみんな、エリス殿を目の仇にしているようでありますが……」
せっかくの再会の場のはずが、様子がおかしい。
仲間達は皆、エリスに猛烈な敵意を向けていた。
「黙れ!!声が変わったくらいが何だ!!」「こちとら出演すらままならないってのに!!」
「常連の余裕って奴かしら?」「むかつくんですよ!」「ナベクミじゃないお前に用はないわ!!」
ここにいる彼らは、Gジェネへの出演自体が安定しない、非常連組。
Fのみの登場だったり、ウォーズや今回のワールドでリストラされたり、
果ては無印の初代Gジェネで出たきり出番なかったりなど、そんな面々。
毎回登場が約束されているエリスとは違う、日の目を浴びること自体難しい者達なのだ。
そんな彼らにとって、声が変わったくらいで嘆くエリスは許せなかったらしい。
「み、みんなどうしたの!?今は争ってるしてる場合じゃ……」
「シリアス気取ってんじゃねぇよ」「お前普段も一人だけマジだよなぁw」
「あわわわっ!?なんかわかんないけど、落ち着くであります!」
「ちょ、いきなりミンミの真似かよw」「遺憾であります!」「エリスさんがそんな人だったなんて」
「い、今のは私じゃなくてケロロ君の……」
「問答無用です!」「ジャッジメントですの……覚悟しろゴラァ!」「我、攻撃開始セリ!」
「拙者の秘剣つばめ返し、食らわせてくれる!」「私も私もー!」
「君の勇気と熱血を見せてくれ!!」「君のハートも命も、射止めてみせるぜ!」
「みんな……やるしかないの!?くっ、ケロロ君、しっかり捕まってて!」
こうして、プレイヤー軍の嫉妬に狂った総攻撃が始まった。
ありとあらゆるMSの攻撃が、エリスを殺さんとばかりにザンスパインへと集中する。
無茶苦茶な超改造を施された、通常のMSならオーバーキルしまくりのMS軍。
とはいえ、エリスもその戦闘力は自軍最強クラス。ザンスパインも超強化済みだ。
攻撃の一つ一つを回避し、相手をコックピットを狙わないよう無力化していく。
だが、多勢に無勢。さすがの彼女も、徐々に追い詰められていた。
289 :
これも仕事さ:2011/02/22(火) 23:38:52.03 ID:F6RSC8Vs
「おっと、そこまでだ」
「何ぃ!?」
復活したシン・アスカの背後に、いつの間にか一人の男が立っていた。
「貴様!何者だ!!」
「そういえばお目にかかるのは初めてだったな。
俺は南斗脱衣拳伝承者。主催者側の者さ」
「脱衣拳…そうかお前が」
シンの表情が笑いで歪む。
「主催者がわざわざ殺されに来るとはな!
ここから再びはじまる俺の英雄伝説の、その礎となる事を誇りに思って死んでいけェー!!」
脱衣拳に殴りかかるシン。だが脱衣拳は風にそよぐ柳のように攻撃を避け、逆にシンの秘孔を突いた。
「グゲッ!」
「これも俺の仕事の一つでね。
いくらカオスロワだって、症候群以外でそうホイホイ復活されちゃお話にならなくなる。
それにお前は知らないだろうが、前期カオスロワを終結させた英雄たち
ブロントさん、ストライダー飛竜、不破刃、ラグナとエリス、鬼道さん……などは実は一回死んでいる。
しかしその後なぜか大量復活して、結果的に主催者を打倒した……。
つまり死者の甦りは主催者にとっても憂慮すべき事態なのさ。
死んだやつには死んでいてもらう……当たり前のことなんだがこれを守らないやつがいるんだよ。
そういう奴は俺が再び殺させてもらう。
今までもアイテムやら魔法やらで復活する奴がいたが、まだ始めだと思って目こぼししてきた。
だがこれからはバシバシ再殺させてもらうよ」
脱衣拳の話が終わると同時にシンの体が痙攣をはじめた。
そして
「あべし!」
シンの服が破れて飛び散る。
「ひでぶ!」
次に皮膚と脂肪が破れて飛び散り、筋肉と内臓が丸出しになる。
「サラダバー!」
遂に筋肉と内臓も飛び散り、あとには骨だけが残された。
その骨もバラバラになって崩れ落ちる。
「これが南斗脱衣拳奥義の一つ……
こんな死に方をしたくなかったら、くれぐれも症候群以外で復活などしないように」
そう言い残して脱衣拳は闇の中に消えた。
【脱衣拳@TCBR】
【状態】健康、主催者
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:主催の人気アップ、認知度上げるために頑張ってみよう。
1:主催だって、まー空気にならないように頑張る。
2:野比玉子症候群以外で復活したキャラは再殺する。
※実は真の主催者のエージェントだったようです。
※復活者を殺すのもエージェントとしての仕事のようです。
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】死亡確認
割り込み失礼
「キィーヤァー!エリス殿ぉー!!しっかりするでありますよ〜〜!!」
「こ、このままじゃ……うっ!?」
エリスは突如、襲い来るプレイヤー軍とは別の方角から、新たな殺気を感じ取った。
次の瞬間……
今にもザンスパインに止めを刺そうとしていたガンダム達が、一瞬で凍りついた。
「ケロ!?」
「い、一体何が!?」
MS達は次々と、瞬く間に凍りつき、砕けていった。
それは、乗っているエリスの仲間達の命もまた、砕けていくことでもある。
やがて全てのMSが、そしてキャリーベースが砕け散り……ザンスパインだけが残った。
「あ、ああ……そんな、みんながッ……!」
『フン、殺されかけた連中を相手に、とんだ甘ちゃんもいたもんだな』
「ゲロッ!?誰でありますか!?」
男の声と共に、新たなMSが現れる。
デスティニーガンダムだ。しかし、プレイヤー軍のものではない。
「もしや、アンチ連盟の関係者でありますか!?」
「……俺達のことを嗅ぎつけてきたか。だが、ある意味手遅れだったようだな。
アンチ連盟は事実上壊滅……本部は俺を除いて全滅だ」
デスティニーに乗る男……ジェリド・メサは、エリス達に衝撃の事実を伝える。
「!?どういうことなんですか!?」
「そこをどけ!お前に構っている暇はない、巻き添えを食う気はないんでな!
それでも邪魔をするなら……」
「こちらは無駄な戦いはするつもりはありません!今はお互いここから離脱すべきです!
とにかく、後で話を聞かせて貰います!それでいいですね」
「……ちっ!」
暢気に長話をしている猶予はない。今はここを離れなくては。
ザンスパインとデスティニーは、この危険な空域を離脱していった――
【一日目・11時30分/東京都・アンチ連盟本部上空/天候・大雪】
【エリス・クロード@SDガンダムGジェネレーションシリーズ】
【状態】健康、疲労(中)
【装備】ザンスパイン@Gジェネ
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを止める
1:この空域から離脱
2:アンチ連盟の情報をジェリドから聞き出す
3:仲間を探す
※声は渡辺久美子です
【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
【状態】健康、エリスのザンスパインに同乗中(サブパイロット化)
【装備】尋ね人ステッキ@ドラえもん
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを止める
1:エリスと共に行動し、ケロロ小隊の仲間を探す
【ジェリド・メサ@機動戦士Zガンダム】
【状態】健康
【装備】デスティニーガンダム@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
【道具】不明
【思考】
1この空域から離脱
※アンチ連盟の仲間です。
氷漬けとなったアンチ連盟の本部は、静まり返っていた。
本部に残っていた数少ない構成員も、脱出したジェリドを除き全滅していた。
そして、その要因となったムルタ・アズラエルもまた、首輪の爆発により死亡していた。
当然だ。エリスを襲っていたGジェネプレイヤー部隊の全てを凍らせ、命を奪ったのだ。
6人どころではない虐殺。ルール違反のペナルティとして、彼の命は終わりを迎えていた。
アンチ連盟を巡る抗争は、これで終わりを迎えたのだろうか。
否。また、全てが崩壊したわけではない。
もはや僅かとはいえ、構成員は各地に残っている。
本部のある一室で、静かに明かりが灯っている。
明かりの正体は、本部から独立したクルルのパソコンのデスクトップの光だ。
モニターには、デビル四国とデビル初音ミクの姿が映し出されている。
全ては、まだ終わっていない。
戦いは新たなステップを踏み出そうとしていた。
【ムルタ・アズラエル@機動戦士ガンダムSEED 死亡】死因:ルール違反
【フォルテッシモ@ブギーポップシリーズ 死亡】
【アキラ・ホンゴウ@SDガンダムGジェネレーションシリーズ 死亡】
【クレア・ヒースロー@SDガンダムGジェネレーションシリーズ 死亡】
【ケイン・ダナート@SDガンダムGジェネレーションシリーズ 死亡】
【サエン・コジマ@SDガンダムGジェネレーションシリーズ 死亡】
【フローレンス・キリシマ@SDガンダムGジェネレーションシリーズ 死亡】
【ミンミ・スミス@SDガンダムGジェネレーションシリーズ 死亡】
【アル・アルハザット@SDガンダムGジェネレーションシリーズ 死亡】
【ガルン・ルーファス@SDガンダムGジェネレーションシリーズ 死亡】
【その他大量のGジェネオリキャラ達@SDガンダムGジェネレーションシリーズ 死亡】
死因:上記全員氷のフォルスにより死亡
「ちょっと黙っててくれないかな?」
「……………」
ガルダ(フリーデン)に乗り込んだ彼らはギャザビ系Gジェネ普及の為に今日も活動していた。
【アイン・レヴィ@Gジェネレーション モノアイガンダムズ】
【状態】健康
【装備】ガルダ(フリーデン)@Gジェネ クロスドライブ
【道具】不明
【思考】
1:携帯Gジェネを宣伝する
【D.トリエル@GジェネレーションDS】
【状態】健康
【装備】トライア@GジェネDS
【道具】不明
【思考】
1:…………………
相変わらず、平和ボケした屑ばかりだ。
だが、俺の邪気眼の力はますます磨きが掛かっている。
先程、殺した刑事も死に際に何か呟いていたが、下らん戯言にしか聞こえなかった。
「……チャーン、バブー……!」
俺の右腕の疼きが収まらん、もっと血をくれ。
そんな最中、俺は女子高生二人を発見した。
見た所、こちらには気付いていないようだ。
じゃ、早速だが……………………………………死になよ。
「助けて……せんぱ……」
「……あずにゃん?」
ツインテールの女の近くの空間を圧縮する。
手足がみるみる内にちぎれていく。断面からどす黒い血が流れていく。
真っ赤な真っ赤なミンチが出来上がっていく。
周囲に異臭が漂っていく、ランチタイムにはまだ早い。
隣の女がグチャグチャになった【タンパク質の塊】を見て唖然としている。
でも、もうそんな表情しなくていいんだよ? だってね………。
今から、お前も同じ所に行くんだからさ!
「……チャーン(ジ・エンドV2)」
―――クックック……。
―――ハッハッハッハッハッハ………!
―――アーッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!
【一日目・11時20分/埼玉県/天候・豪雨】
【波野イクラ@サザエさん】
【状態】絶好調、中二病発症、右腕に包帯、邪気眼解放、ジ・エンドV2習得
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:バブー、チャァァン!(邪気眼の力を完全に解放できるよう、人を殺す)
1:ハーイ……(さて、次はどこに行こうか)
※7期より参戦です
※一定距離離れた相手をオーラで包んで圧殺できます。
【平沢唯@けいおん! 死亡】
【中野梓@けいおん! 死亡】
【石垣筍@魔人探偵脳噛ネウロ 死亡】
いやそれ以前に唯とあずにゃんはキッコロと行動しているし。
まあ、漫画版ってことでいいんじゃないの?
「症候群最後の一人……?どうして、この俺の存在を忘れるんだ……」
怒りのあまり、その男は一人称が変わっていた。
「俺だってなあ、玉子さんやタケシ君やセワシ君、それからディアボロ君と一緒に行動してそして何度も散った。
それなのに、いつの間にか忘れ去られて、俺の名前を残すのがどこのポニーの骨ともわからん魔法少女の支給品……。
っていうか、名前が残っているんだから俺の存在は何となく気取れるだろう?そうだろう?
それなのに、忘れられた。俺って一体何なんだ?どういう存在なんだ??
「ひぐらし」「ひぐらし解」「デイブレイク」で美しいまでの活躍を見せているというのに!
俺ってそんなに地味か?何がいけないんだ?メガネか?性格か?」
いつの間にか、言動が支離滅裂になっていた。(もっとも、書き手である私の責任なのだが)
「俺達は『何度も死ぬ』という運命を共有してきた『魂の友(ソウルブラザーズ)』だった。
それなのに、その友からも忘れられた……あんな奴ら……もう『友』とは呼べん!
全員、ぶっ殺す!ぶっ殺す、ぶっ殺す、ブッコロス!!!!!」
こうして、憎しみの炎を体から発し……男は歩きだす。
憎しみの炎は、やがて服をデイバッグを焼き切った。……つまりまあ、あれだ。また全裸人が増えたってこと。
その全裸で憎しみの炎を纏う男の名は、富竹ジロウ。自称フリーのカメラマンだ。
【一日目・11時59分/富山県南砺市/天候・曇】
【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に】
【状態】怒りと憎しみ全開。全裸
【装備】カメラ(気合いで死守)
【道具】なし(だって全部燃えちゃったもん)
【思考】基本:元野比玉子症候群仲間を皆殺し
1:(超怒)
相変わらず、平和ボケした屑ばかりだ。
だが、俺の邪気眼の力はますます磨きが掛かっている。
先程、殺した刑事も死に際に何か呟いていたが、下らん戯言にしか聞こえなかった。
「……チャーン、バブー……!」
俺の右腕の疼きが収まらん、もっと血をくれ。
そんな最中、俺は女子高生二人と黄緑の奇妙なモノを発見した。
見た所、こちらには気付いていないようだ。
じゃ、早速だが……………………………………死になよ。
「助けて……せんぱ……」
「……あずにゃん?」
ツインテールの女の近くの空間を圧縮する。
手足がみるみる内にちぎれていく。断面からどす黒い血が流れていく。
真っ赤な真っ赤なミンチが出来上がっていく。
周囲に異臭が漂っていく、ランチタイムにはまだ早い。
隣の女がグチャグチャになった【タンパク質の塊】を見て唖然としている。
でも、もうそんな表情しなくていいんだよ? だってね………。
今から、お前らも同じ所に行くんだからさ!
「……チャーン(ジ・エンドV2)」
―――クックック……。
―――ハッハッハッハッハッハ………!
―――アーッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!
【一日目・11時20分/埼玉県/天候・豪雨】
【波野イクラ@サザエさん】
【状態】絶好調、中二病発症、右腕に包帯、邪気眼解放、ジ・エンドV2習得
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:バブー、チャァァン!(邪気眼の力を完全に解放できるよう、人を殺す)
1:ハーイ……(さて、次はどこに行こうか)
※7期より参戦です
※一定距離離れた相手をオーラで包んで圧殺できます。
【平沢唯@けいおん! 死亡】
【中野梓@けいおん! 死亡】
【キッコロ@愛・地球博 死亡】
【石垣筍@魔人探偵脳噛ネウロ 死亡】
突然の覚醒だった。
気づいていたら自分は血溜りの中に倒れていた。
さっき自分はJK共を惨殺していたはずなのに?
「――ジャスト一分だ」
サングラスをかけた男が視界に写った。
それが最後の光景だった。
「いい夢みれたかよ」
【一日目・11時20分/埼玉県/天候・豪雨】
【美堂蛮@ゲットバッカーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:仕事を請け負う
【波野イクラ@サザエさん 死亡】
「ふざけんな! 私はズガンで死んだってのにお前らは何なんだよ!?
何、のうのうと優遇されちゃってんだよ! まじありえないんですけど!
大体、知ってんたぞ!! お前らがルール破った直後にルールが変わった!!
つまり、主催者はお前らを贔屓したいだろ? もういい!
私は堂々と復活してやる、だから。早く殺しに来いよ! つーか、殺せよ!
KILL!!KILL!!KILL!!KILL!!KILL!!KILL!!KILL!!KILL!!KILL!!KILL!!KILL!!KILL!!」
【一日目・11時20分/埼玉県/天候・豪雨】
【田井中律@けいおん!】
【状態】発狂、情緒不安定、超ドーピング済み
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:けいおん!のヒロインになるぜ、ヒャッハァ!
1:軽音部や友人達を優先的に殺すッ! それ以外はスルーするッ!
2:原作は投げ捨てるものだッッ!!
3:死に場所は選ばない、だって女の子だもんッッッ!!!
4:さぁ来いよ、雑兵共まとめて相手になってやるぜッッッッ!!!!
「あ・だ・も・す・てぇぇぇぇ!!!」
復活を宣言し挑発を行った直後。
南斗脱衣拳の技により、田井中律は粉砕された。
「なんでこの娘がそんな古いギャグ知ってるんだろうか……
まあいっか。望み通り殺してやったぞ、満足か?」
律の死体を一瞥して大きく呆れの溜息をつき、脱衣拳は再び闇へと消え……
「……あれ?」
消えない。主催本部へと転移できない。これはどういうことだろうか?
そう疑問に思った矢先、脱衣拳の首輪から通信の声が聞こえてきた。
「首輪!?嘘!?なんで俺に付いてるの!?」
『悪いが、君には主催の座を降りてもらった。これから参加者として、活躍を期待する』
「え!?あんたは!?」
――黒幕。
脱衣拳をこのカオスロワ八期に主催及びエージェントとして送り込んだ、真の主催者。
『困るのだよ、主催者たる者が安易に本部と会場を行き来されては。そこから本部の場所を特定される恐れがある。
だから、君はもう主催側の人間として、本部に転移することはできない』
「ちょ……何をバカな!?この手の復活者の間引きも主催の仕事なんじゃ……」
『首輪を爆破すれば済む話だろう。他にも、本部から離れず参加者を間引く手などいくらでもある。
わざわざ主催者自ら簡単に出向かれて貰っては困るのだ。不用意な行動は慎みたまえ』
「いや、けど……」
『少し前までなら、そうした行動も気にはしなかったのだがね……
君も知っているだろう?アレディ・ナアシュによりもたらされた、ウルトラマンノアの情報……
奴の存在を知った以上、我々は慎重な行動を要求される事になった。
時空を司る奴の力なら、こうした僅かな痕跡からでも我々の所在を突き止められるだろう。
あれの力は我々の力をも凌駕している。もし奴の暴挙を許してしまえば……
今回は愚か、過去7回に渡るカオスロワの全てをも破壊されかねん。
我々はゲーム進行と共に、奴への対策も同時に進めなければならなくなったのだ』
「……」
『そうなると、ゲームを進行させる主催者にも、ある程度の知識を有した者が必要となる。
既に君の後釜も送り込んだ……少なくとも、最低限彼に抗える知識を持った者を』
「それって、俺は用済みってことじゃ……」
『今まで頑張ってくれた分、何とか助けたい所だが、君を本部に転移させたら足がついてしまう。
君は参加者として、このカオスを存分に楽しんでくれたまえ。じゃ』
プチッ、と通信が切れた。そして、雨に打たれながら呆気に取られる脱衣拳だけが残された……
「……マジ?」
【一日目・11時25分/埼玉県/天候・豪雨】
【脱衣拳@TCBR】
【状態】健康、呆然
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
1:え……?え……?
※主催者の座を追われ、参加者に格下げされたようです
【田井中律@けいおん! 死亡】
「見事でしたよ、脱衣拳殿。あなたの存在により、主催側のドラマも進行……
微妙で地味と呼ばれた主催の地位を、何だかんだで引き上げてくれました。
あとは私が引き継ぎます。まあ、私もしばらくの間だけかもしれませんが……
限られた時間、お互い、このカオスを楽しもうじゃありませんか。
今期は変態が大量発生しておりますしねぇ……私も張り合いが出ますよ。フフフ……」
脱衣拳に代わり、主催本部に姿を現した、謎の黒い仮面の人間。
この者が主催となった今、果たしてカオスロワはいかなる展開を迎えるのか……?
【一日目・11時30分/某所・主催者本部/天候・不明】
【黒のカリスマ@スーパーロボット大戦Z】
【状態】主催者
【装備】???
【道具】???
【思考】基本:主催者としてゲーム進行
1:???
「あれは……2年程前……ですかね……
私が……マリンフォードで……白ひげ海賊団と……海軍の全面戦争を取材に行った時でした……
とある海軍の少年兵士が……叫びました……『命が……もったいない』
多分ですが……その瞬間……私は……世界の運命が変わった……と、思いました……」
……無茶苦茶だ。
戦場カメラマンの話を聞いた私はそんなことを感じた。
現在、私は京都府辺りを突き進んでいる。何、移動スピードが速すぎるって?
戦場カメラマンの支給品の『ランボルニーギ』に乗っているから大丈夫だ、問題ない。
ちなみに運転はジョジョがしている。元々、ジョジョは車好きだからな……。
その時であった、
「……やれやれだぜ」
「ジョジョ、どうしたんだ?」
「コイツを見てくれ」
ジョジョが車についているカーナビを指差した。
私がそれを覗き込むと驚愕した、なんと九州が半分無くなっているのだ。
……九州は飛翔したのだろうか? ネオ桃山幕府の仕業だな、確実に。
だが、大変なことになった。どうしようか?
そんな私を戦場カメラマンはカメラに収める。
……あ、あまり写真を撮らないでくれ、はずかしい……
「所さん……でしたら……山口県の……下関市に……港があるので……
そこから……船に乗ったら……いいのでは……ないでしょうか?」
「それしかないなら仕方ないな、まずは山口県下関市に行くか」
日本列島ダーツの旅。1億分の山口県下関市。
ってことに次回はなるのかな?
【一日目・11時30分/京都府/天候・晴れ】
【所ジョージ@現実】
【状態】健康 スタンド使い
【装備】ダーツ ランボルニーギ(フル改造済み)
【道具】ミスドのドーナツ、支給品一式
【思考】
1:エジプトに向かう。
2:……やれやれだぜ。
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 ニート
【装備】赤いジャージ、フランヴェルジュ@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】基本:ジョジョについていく。
1:ジョジョに養ってもらう。
2:レヴァンティンは放置の方向で。
3:戦場カメラマンの能力が気になる
【渡部陽一@戦場カメラマン】
【状態】健康
【装備】カメラ
【道具】支給品一式
【思考】
1:殺し合い……には……乗り……ません。
2:エジプトに……向かいます。
「何この面子……」
キングオブデュエリスト武藤遊戯(アテム)は頭を悩ませていた。
彼は殺し合いが始まってから打倒主催の為、仲間を探していたのだが、集まった面子が酷かった為である。
「さっさと吐きなさい!この豚!!!」
「ああもっと!!!」
「俺にあった仕事はない以上、仕方あるまい!」
「ゆぅぅぅぎぃぃぃ!!!」
「イクぞ!ネオス!!!」
「「アッ―!!!」」
さっきからQBを尋問してる、十六夜アキに、元キングのニート、ジャック・アトラスに
顔芸し続けるマリクに、ガチホモに目覚めた遊城十代と、色々カオスな連中が集まってきたのだ。
「どうしてこうなった……」
このカオスな仲間達を見ながら遊戯はため息をついた。
【一日目・11時30分/東京都/天候・晴れ】
【武藤遊戯(アテム)@遊戯王デュエルモンスターズ】
【状態】健康
【装備】千年パズル、自分のデッキ&デュエルディスク
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いを止める
1:打倒主催の仲間を集める
2:どうしてこうなった……
3:そう言えば相棒は?
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】焦げダメージ、火傷、片耳手損失、恍惚、目覚め、香ばしい香り、裂傷多数
【装備】有刺鉄線、BBQセット
【道具】支給品一式
【思考】
基本:この痛みこそが性の証……!
1:取りあえず遊戯に付いていく
【十六夜アキ@遊戯王5D's】
【状態】健康、ストレス、焦り
【装備】自分のデッキ、グリンガムの鞭
【道具】支給品一式
【思考】基本:遊星を探す
0:キュゥべえを尋問して遊星の場所を吐かせる
1:遊星をたぶらかしているスターダストドラゴンも見つけたらしばく
2:取りあえず遊戯に付いていく
【ジャック・アトラス@遊戯王5D's】
【状態】元キング、ニート
【装備】自分のデッキ&デュエルディスク
【道具】支給品一式、Dホイール
【思考】基本:働かない
1:取りあえず遊戯に付いていく
※七期とは別人です
【闇マリク@遊戯王デュエルモンスターズ】
【状態】顔芸
【装備】自分のデッキ&デュエルディスク
【道具】支給品一式
【思考】基本:顔芸をする
1:取りあえず遊戯に付いていく
【遊城十代@遊戯王GX】
【状態】ガチホモ
【装備】自分のデッキ&デュエルディスク、ネオス
【道具】支給品一式
【思考】基本:イイ男とヤる
1:取りあえず遊戯に付いていく
「ヒーハー!!!」
いきなり、「お前はカウボーイか」というツッコミを受けそうな叫び声をあげているのは俺、タケシだ。
今までは『野比玉子症候群』のかわいそうな被害者だったが、今は違う!!
今の俺はそんな悲しい『因縁』から解放された最強のジムリーダー兼ポケモンマスターを目指すイケメンだっぜ!
さて、俺が冒頭でこんな叫び声をあげた理由……それは。
前回のお話で俺は珍しいポケモンを入手した。
トトロと定春。彼らは珍しいだけじゃなく、どことなく王者の風格を持ちあわせていたんだ。
しかも(俺が殺したんだが)茶髪の少女が思わず感涙するほどもっふもふでかわいい。
やっぱかわいいポケモンを持っとかないと、ギャルにモテモテになれませんよね、石田純一さん??
閑話休題。で、そのトトロの能力が『大きなコマに乗って空を飛ぶ』というもの。
一見するとノーマル系統なのに、「ひこう」の属性も持っていたとは驚きだ。
『そらをとぶ』は違う街まで歩いたり自転車を使ったりせずとも一気に移動できるすごい技だからな。
と、いうことでトトロを召喚して飛行を開始した。
に、してもだ。トトロのお腹気持ちいいィィィ!!!!!
なんだろう、高級毛布の上にいるっていうかミンクのコートが顔面直撃っつう───っ感じっスよお〜〜〜!!!
おまけに、おまけに!ただの「ひこう」属性のポケモンの背に乗って飛ぶのとは全然違う!
なんつーか……「すごい」としかいいようがないのだ!
ああ、いつか素敵なギャルと一緒にこの「もふもふ飛行」を楽しみたいもんですなぁ……。
と、またまた自分の世界にトリップしてしまったが……とにかく、冒頭の叫びはそういう理由だ。
んお?地上にまたまた不思議な生き物発見!
「トトロ!着地するぞ!!」
「ヴォォォォォォォォ!!」
--------------
こんなふざけた戦いが始まって数時間がたつ。他の部活メンバーはどうしているんだろうか。
それにしても、今の私はおそらく世界一不幸な人間だろう。
ようやく100年の袋小路を打ち破ったというのに。今度は「殺し合い」だ。
おまけに、横には得体のしれないアヒルのようなオ○Qのような化け物がいる。
始まった直後に知り合ったのだが……何を考えているか分からず、ボディランゲージも歯が立たない。
相棒の羽入に相談しようにもあぅあぅ言うばかりで役に立たない。
いつかその「ロワ」とやらが終わったら、辛さ100倍豚キムチやワサビたっぷりのサーモンのお寿司を食ってやろう。
ちょっとかわいそうな気もするけど、当然の報いだわ。くすくすくす。
などと考えていたら、巨大な獣が降りてきた。腹部にはつんつんヘアーで線目の男が捕まっている。
その線目の男は前述の「オバ○的ナマモノ」に目をやると……変なボールを取り出し、投げた。
「みー、なんかわからないけど逃げるのです!!ボクは大丈夫ですから!!!」
「○バQ」に逃げるよう指示……したのだが、ボールが横に大きく開いたかと思うと
……飲みこまれた。そう、急に「オバ○」が光ったかと思うと、そのボールにぱくっと。
「っしゃあ!ゲットだっぜ!!!」
線目の男は言った。
「みー、ひどいのです!!無抵抗の生き物にこんな真似をするなんて。
動物愛護協会とムツゴ○ウさんがだまっちゃいないのですよ!!!」
「悪いな、俺はポケモンマスターを目指す身だ。珍しいポケモンをゲットして
世のギャルからモッテモテになるのだァァァ!!申し遅れたが、俺はタケシだ」
その『タケシ』とやらの男はきりっとしたり、顔を赤くしたり、大忙しだ。
「だからって、やっていいことと悪いことがあるのですよ!!」
「反省はしてるさ。そんなことより、女の子がこんな所で1人でいては危ないぞ。お兄さんと一緒に行動しよう!」
「ボケモンマスターとやらになる前に幼女誘拐の罪であっけなく御用になりたいのですね。かわいそ、かわいそ☆」
最大級の皮肉を込めて、私はタケシに言った。
「『ポケモン』マスターだ!!とにかく、お兄さんと一緒に行動しよう。でないと狙われるからね!!」
まあ、彼の行っていることは間違いではない。入江のように奇行を起こさないうちはタケシはただのバカ男だ。
しょうがない。彼の厚意を受け入れてあげよう。
「にぱー☆仕方ないのです。一緒に行動してあげるのです。申し遅れましたが、ボクは『古手梨花』なのですよ」
-----------
こうして、タケシは梨花を仲間に引き入れ、『○バQ』的生き物……エリザベスをゲットした。
ポケモンマスターへの道は始まったばかり。タケシの旅はまだまだ続く。続くったら続く!
(それにしても、あの茶髪の女の子可愛かったなー。殺さなきゃよかったかも)
【一日目・12時00分/福島県のどこか/天候・晴れ】
【タケシ@ポケットモンスター】
【状態】健康
【道具】モンスターボール×2、イワーク、定春、トトロ、エリザベス
【装備】支給品一式
【思考】
1:ポケモンマスターになる
【古手梨花@ひぐらしのなく頃に】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、
【思考】基本:タケシについていく
1:タケシが何もしなければいいけど
【定春@銀魂】
【状態】モンスターボールの中
【道具】なし
【装備】支給品一式
【思考】基本:タケシに従う
1:わんわん……(どうしてこうなった)
【トトロ@となりのトトロ】
【状態】健康。現在、ボールから出されている
【装備】なし
【道具】支給品一式、大きなコマ@となりのトトロ、どんぐりとかの木の実たくさん@となりのトトロ
【思考】基本:タケシに従う
1:ヴォオオオオオオオオオオオ!(このロリコンめ!!)
【エリザベス@銀魂】
【状態】モンスターボールの中
【装備】なし
【道具】支給品一式、看板いくつか
【思考】基本:タケシに従う、っていうか桂さんに会いたい
1:……助けて、桂さん!
何故、タケシがトトロの能力を知っていたか……?
そりゃ知っていたからに決まっているでしょうよ!!
「言い訳は許さん!イワーク、『いわおとし』だ!!」
ギャー
【書き手(ダラズ)@現実 死亡確認】
310 :
変態を追う変態:2011/02/23(水) 20:00:55.48 ID:D6MWlWeQ
「ふっはっくらえ! ふっはっくらえ! ふっは(ry」
一人の青年が狂ったように同じ台詞、同じモーションで攻撃を繰り返していた。
彼の名は、セネル・クーリッジ。
己の体を武器に戦う投げキャラである。
だがそんな彼はかれこれ10時間以上の死闘を繰り広げていた。
セネルの戦闘能力で、そこまで手こずる相手がいるであろうか? ラスボスでもこうはかからない。
その驚異的な相手の正体は……
「いいか。私の名前はゼラチナスマターであって、ゼラチナマスターではないのだよ」
「ふっは(ry」
「……もう何度目になるかわからんが最初からいうぞ。
私はゼラチナスマター。リピートアフタミー?」
「ふっは(ry」
早い話、セネルと相性が最悪の敵だった。
この青っぽい生物はゼラチナスマター。電撃を操り、ほとんどの体術を無効化するスライムだ。
セネルはなんとか相手を殴り殺そうとするが、通用しない。
そしてマターも、頻繁に間違われる自分の名前を正しく呼んでもらいたくて同じ台詞を繰り返していた。
このままでは勝負は平行線である。
「ふっはっくらえ! (ry」
「いいか、私はゼラチナスマターで、ゼラチン素股ーなどと卑猥な名前じゃ(ry」
永久に終らない……いやいつかどちらかが餓死するまで続く戦い。
その戦いは……
「へえ☆ 格闘家に体術が効かないスライムか。面白いね、相手になってよ☆」
「ふっは(ry」「私がゼラチナスマターです」
「おーい……」
「ふっは(ry」「私がゼラチナスマターです」
「……モコモコブレーンバスター!」
ぐじゃぁ! と嫌な音を立てて、二人の長き戦いは第三者の手によってあっさりと幕をおろした。
【セネル・クーリッジ@テイルズオブレジェンディア 死亡確認】
【ゼラチナスマター@ロマンシングサガ2 死亡確認】
311 :
変態を追う変態:2011/02/23(水) 20:02:09.54 ID:D6MWlWeQ
「……何も殺さなくても……」
「ごめんごめん、ちょっとイラッ☆ ときてね。
でもやっぱり、あのアンチ連盟の眼鏡くんの方がずっと経験値高そうだね。
トゥーナ、このまま南下して。きっと彼もそこら辺りにいるはずさ」
「わかった……」
「ところで、空中プレイってどうかな☆」
「……絶対に落ちるから我慢して」
右代宮譲治を探して、彼らも東京に向かっていたようです。
【一日目・10時30/栃木県/天候・晴れ】
【マイス@ルーンファクトリー3】
【状態】健康、レベル10001、裏人格
【装備】拳、太陽のペンダント、変身ベルト
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:主催者やアンチ連盟、強い奴と戦ってさらにレベルを上げる
1:右代宮譲治を探して戦う
【トゥーナ@ルーンファクトリー3】
【状態】健康、変身中、レベル10001、飛行中
【装備】インビジブレード
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:マイスのサポート
1:できれば殺人はしたくない
2:服が欲しい
悪天候の中を、宗像形は西へ西へと歩き続けていた。
特に目的地があるわけではない。
(それにしても…本当に人を殺してしまった)
いままで彼は人を殺したことがなかった。
殺人衝動を持ちながら、それを何とか誤魔化して「なんちゃって殺人鬼」として生きてきた。
だがこの状況に置かれ、ついつい羽目を外して本当に人を殺してしまった。
そうなるともうブレーキをかけることができない。同行者だったみなみと絡んできた鶴屋さんも殺してしまった。
【岩崎みなみ@らき☆すた 死亡】
【鶴屋@涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 死亡】
宗像形により斬殺される
(しかし自分はこのままでいいのだろうか)
今更な悩みだが、せっかく今まで人を殺さずに生きてきたのだ。
たとえバトロワに巻き込まれたからといって、人を殺してよかったのだろうか。
いくら殺すこと自体には躊躇いがないとはいえ、彼も悩んでいた。
そんな今更なことを考えながら茨城と埼玉の県境に来たとき、彼は異様な光景を目撃する。
「あははははー、キッコロちゃんこっちこっちー」
「わーい、待ってよ唯お姉ちゃーん」
雨の中を走り回る女子高生と緑の生き物、彼らが形を感動させた理由は
(あいつら…なんてのびのびと人を殺しているんだ…)
唯は笑いながら光線銃をデタラメに撃ちまくり、人を焼き殺している。
キッコロは手当たり次第に植物で人を捕まえてはバラバラにしている。
それはあまりに自由で、あまりに豊かな光景だった。
【石垣筍@魔人探偵脳噛ネウロ 死亡】
【美堂蛮@ゲットバッカーズ 死亡】
唯にスーパー光線銃で撃たれる
【いーさん@テラカオスバトルロワイアル 死亡】
【Fルートの人@テラカオスバトルロワイアル 死亡】
キッコロに捕まって八つ裂き
(なんて羨ましい…殺したい
僕もこんな風に自由に人を殺すことができれば…殺したい)
形に見られていることに気がついた唯が、光線銃を振り回しながらやってくる。
「こんにちは!ここでなにしてるんですか?」
形は光線を避けながら応える。
「僕は君たちがひどく羨ましくなったよ、殺したくなってくる。
君たちと一緒にいれば僕も自由に生きる道が見つかるかもしれない。そして君たちを殺したいので同行させてくれないか?」
「?? なんだかわからないけど一緒に来たいの? いいよ!」
こうして碌でもない同行者が一人増えた。
【一日目・12時/埼玉・茨城県境/天候・小雨】
【平沢唯@けいおん!】
【状態】健康
【装備】ワンダースワン@現実
【道具】支給品一式
【思考】基本:まだ考えてない
1:軽音部や友人達を探す
2:死んだ人たちは…まあいいか
3:キッコロちゃんかわいいなあ
【中野梓@けいおん!】
【状態】健康
【装備】スーパー光線銃@スクライド漫画版
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いはしたくない。だが防衛はする。
0:また勝手に同行者を増やして…
1:軽音部や友人達を探す
2:唯に対する恐怖
3:キッコロと宗像形を一旦、仲間に入れる。
4:次の避難場所を探す
【キッコロ@愛地球博】
【状態】ダメージ(小)
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:おじいちゃん(モリゾー)を殺した奴を見つけてお仕置きする
1:しばらく唯たちと行動を共にする。
【宗像形@めだかボックス】
【状態】健康
【装備】夜刀【月影】@MHP3、伊達政宗の刀(六爪流セット)@戦国BASARAシリーズ、RPG-7(弾頭残り2/3)@現実、他違反しない数程度の武器
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺人衝動を抑える…でももう無理
1:しばらく唯たちと行動を共にする。
※殺すことに躊躇いはありません
「なんだい、これは?」
「カッチカチネ!」
「……これは『フォルス』で作られた氷だ」
強力なフォルス反応に釣られ、彼らがやって来た東京都のとある一角。
そこでヴェイグ達が見たのは氷漬けになったとある施設だった。
ヴェイグが見たところによるとこの氷はフォルスの暴走で出来たものであった。
前に自身もフォルスを暴走させた事があるのでよくわかる。
フォルスの暴走で出来た氷は普通の方法じゃ壊せない。
「確かに普通の氷じゃないねぇ、これは」
「神奈子、分かるのか?」
「私を誰だと思っているんだい? 八百万の神、八坂神奈子だよ?
この程度のことが見抜けないほど、私の眼は節穴じゃないわ!」
「お姉さん、カッコイイアル!!」
自信満々に豪語する神奈子だが……。
アクセルやヴェイグの肉体のことを見抜けなかったことはすっかり忘れている。
…済んでしまったことはウジウジ思い返さないのが長生きのコツだって誰かが言ってた。
「だが、どうするんだい?」
「……ディムロス、出来そうか?」
『…難しいが、我の力を一点に集中すれば、あるいは……』
「「!?」」
「? 二人共、何を驚いているんだ?」
「剣が喋っているネ!?」
「魔剣なの、それ魔剣なの!?」
『我を魔剣扱いするなァァァッ!!』
某バイク並みに声を張り上げるディムロス。
だが、女性陣は驚きを隠せない。だって普通、剣は喋らないだろ?
天地戦争時代末期に天才ハロルド・ベルセリオスによって作られた剣、ソーディアン。
元々、地上軍の切り札として開発された局地戦用の戦術兵器である。
ちなみにその天地戦争の天上軍を指揮した空中都市群の支配者は『あの男』である。
「……話を進めていいか?」
「いやいや、何で剣が喋ってるのに、アンタはそこまで冷静にいられるんだい?」
「機関車だって喋るんだ、今更、剣が喋った程度で驚く方がおかしい」
「機関車は喋らないヨ!」
「そうなのか?」
『……もしかして、二人に我の声が聞こえるのか?』
「…ええ、ばっちり」
「イケメンボイスアル!」
……ディムロスは驚く。
元来、ソーディアンは素質を持つソーディアンマスターしか声が聞こえないである。
つまり、声が聞こえるということはこの二人も素質があるということである。
(……考えられる理由として、この世界に何らかの力が作用しているということなのか?
だと、すれば、あの天上王ミクトランが復活していることも辻褄が合う……のか?)
ディムロスとしては、やはりあの天上王ミクトランが生きていることが疑問だった。
ディムロスの世界ではミクトランは死んでいる。
あの時……第二次天地戦争と呼ばれる戦争でスタン達が倒したはずだった。
しかし、あの放送で流れた男の声は間違いなくミクトランだった。
(……まさか、あの男にそんな趣味があったとはな)
ディムロスも天上王の性癖にちょっと引いていた。
「ディムロス、聞いているか?」
『なんだ、ヴェイグ?』
「扉の氷を解かす、火力の調節を頼む」
『了解した』
「二人共、少し離れててくれ」
「わかったわ」
「了解したアル!」
扉の前に立ちディムロスを構え、精神を集中するヴェイグ。
「はぁぁぁぁぁッ! 瞬連塵ッ!」
踏み込むと同時に三連突きで氷を突き、切れ目を作り出す。
「幻魔……」
『燃えさかれ、紅蓮の炎よ!』
「……衝裂破ァッ!!」
続けてバックステップから巨大な裂破衝を放つ。
更に今回はディムロスの炎を纏っている。
強力な炎が盟主王のフォルスによって作り出された氷を一気に溶かした。
そして、勢いそのままに扉を破壊した。
「案外、出来るものだな」
「さぁ、進むわよ!」
「銀ちゃん達、見つかるといいネ……」
「行くぞ……!」
三人は扉を潜り、アンチ連盟本部に突入した。
【一日目・11時35分/東京都・アンチ連盟本部上空/天候・曇り】
【神楽@銀魂】
【状態】健康
【道具】仕込み傘@銀魂
【装備】支給品一式
【思考】基本:主催者をぶっ殺す
1:3人で行動する
2:知り合いを探す
※アンチ連盟を主催者側の手先と判断しました。
【八坂神奈子@東方Project】
【状態】健康
【装備】ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲×2@銀魂
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者をぶっ殺す
1:3人で行動する
2:知り合いを探す
3:自分専用御柱が欲しい
※アンチ連盟を主催者側の手先と判断しました。
【ヴェイグ・リュングベル@テイルズオブリバース】
【状態】エヴォリュダー化
【装備】S・D@テイルズオブデスティニー
【道具】支給品一式
【思考】
1:離れ離れになったクレアを探す
2:3人で行動する
※7期からの参戦です
※アンチ連盟を主催者側の手先と判断しました。
【ディムロスの思考】
1:ミクトランを倒したい
2:ソーディアンマスター以外に声が聞こえることに疑問有り
◆ ◆ ◆ ◆
一方、その頃、三人を追いかけていたヅラさんは……
「追いかけていたヅラさんじゃない桂だ。
いや、そんなことよりリーダー達を見失ってしまった……」
盛大に迷子になっていた。
ヴェイグ達はあの時、また『絶・瞬影迅』を使い移動していたのだ。
「流石の俺でも参るな」
桂が頭を悩んでいる時であった。
「……動かないでください」
少女の声が聞こえた。
頭部に剣らしきものを突き付けられた。
「お兄さん、貴方は殺し合いに乗っていますか?」
「お兄さんじゃない桂だ、いや乗っていない」
「そうですか、それは失礼しました」
少女は剣を戻した。
桂が振り返るとそこには胸元にバナナを突っ込んだ少女が立っていた。
「私、東風屋早苗と申します。桂さんでしたっけ?」
「ッ!? 貴様、何故、俺の名前を知っている!?」
「さっき自分で名乗ったじゃないですか!?
まあいいんですけど…貴方、今困ってますよね」
「確かに、知り合いを探している」
「なるほど……そういうことなら私に任せてください!!」
胸を張る早苗さん。
その時、不思議なことが起こった!!
バナナが早苗さんの胸から飛び出したのだ。
勢いよく飛び出したバナナ。さらには皮が剥けた。
そして、そのまま桂の口の中に入った。
「……少し腐ってるな、このバナナ」
「……そうですか」
冷静にバナナの感想を述べる桂。
念のために言っておくが、これは捕食である。バナナも参加者だ。
【一日目・11時35分/東京都/天候・曇り】
【東風谷早苗@東方Project】
【状態】健康、常識に囚われない
【装備】明星弐号@テイルズオブヴェスぺリア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:異変(バトルロワイアル)を解決して守矢神社の信仰をUP
1:困っている人がいたら助ける
2:悪い妖怪は退治する、殺害も止むを得ない
3:とりあえず、桂さんの人探しを手伝う
※悪事を働く人間は妖怪とみなすかもしれません
【桂小太郎@銀魂】
【状態】健康
【装備】日本刀
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者に天註を下す
1:リーダー(神楽)を探す
2:打倒主催の仲間を集める
【バナナ@現実 死亡】
死因:捕食
訂正
×【一日目・11時35分/東京都・アンチ連盟本部上空/天候・曇り】
↓
○【一日目・11時35分/東京都・アンチ連盟本部/天候・曇り】
319 :
バカ王子の本気:2011/02/24(木) 16:52:06.92 ID:55MM9PWH
「首輪のせキュリティが、以前より強くなっている……」
氷漬けになったアンチ連盟本部。そこに居るのはバカ王子。
「ウルトラマンノアというイレギュラーの介入のせいで、主催者も本腰を入れ始めたという事か……」
そう言うと彼はアンチ連盟のデータベースを開く。
「やはり……前回からの参加者達が死にすぎている……」
そうこのカオスロワ8期が始まってから、前期活躍した参加者達は、ほとんどが壊滅状態にある。
「おそらく、前期参加者達が壊滅状態にあるのも、ウルトラマンノアが何か仕組んでいる筈」
そのまま彼は朝食のパンを口に運ぶ。
「そして主催者側も、それに気が付いている。首輪のセキュリティが以前より強くなっているのもそれが原因だ。
もっとも、その程度でウルトラマンノアが制御出来る筈もない。
つまりセキュリティを強くした主催者側の狙いは、ウルトラマンノア以外の参加者達の行動を制限する為。
何故そんな事をするのか、主催者側はノアの対処のせいで、他の参加者達に目を向ける余裕がないからだ。
かなり追いつめられているな……主催者側は」
そう言うと、王子はパンを食べ終えコーヒーを飲む。
「誰かここに侵入してきたようだし。長居は無用だな」
言うが早いか王子は、腕に付いている腕時計型転送装置のスイッチを押す。そしてどこかに転送される直前
「面白くなってきたな……」
王子は一言そう呟いた。
【一日目・11時35分/東京都・アンチ連盟本部/天候・曇り】
【王子(バカ=キ=エル・ドグラ)@レベルE】
【状態】健康
【装備】腕時計型転送装置、その他不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:面白いいたずらを考える
1:そろそろ本気で、殺し合いからの脱出を考える
2:首輪を外す
3:利用価値のある参加者とは接触する
4:でもやっぱり面白そうな事には首を突っ込む
5:谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)は飽きたのでほっとく
6:ウルトラマンノアを警戒
※アンチ連盟の一員でしたが、本部が潰れたので抜けました
※どこに転送したかは後の人に任せます
ー侵入者確認、侵入者確認、各員探し出し、見つけ次第ふん縛りやがりましょう……
アンチ連盟本部内に響くアナウンス。部下達は入り込んできたネズミを捕まえるべく、奔走していた。
「アンチれんめーにはむかおーなんていいどきょうね!みつけたら、ちまつりよ!」
1人の幼女もまたアンチ連盟の1人。なんか怖いこと言ってるけど。
「いや、そんなことよりほんとどでもいーんだけどさ。ちいちゃん。」
幼女、ちいちゃんの横にいた褐色の肌の男は言う。
「アッコさんているよね、7期参加者の。危険度MAXなのになんで倒しに行こうとしないの?」
「きまってるじゃない、ポディマハッタヤさん。あの人こわいでしょ。うちのかあさんよりこわいのよ。
おまけに、つよいし。そんなひとにたちうちできるわけないでしょ」
先程恐ろしい発言をしたちいちゃんをも震え上がらせる、アッコさんやっぱパないwww
「それは同感だよ。今まで様子見てきたけど、あれはとても倒せるような相手じゃない。返り討ちにされて、ちゃんちゃん♪だ」
ポディマハッタヤさんも同じ心境のようである。
「だからって、野放しにする気かい」
声がする。老人だろうか。
「「大造じいさん!!!」」
大量の雁を引き連れた、その老人の名は「大造じいさん」。
見た目はよぼよぼのジジイだが、すさまじいまでのオーラを見せつけている。
まあ、みんなが走っている中1人だけ歩いているわけだが。
「恐ろしいから、といって最初から諦めるのは間違っておる。信じるんだ」
さすが、人生経験をたくさん積んだ大造じいさん。かっこいいこと言ってくれる。
「けど、大造じいさんも知ってるはずですよ、アッコさんの恐ろしさを」
「ポディマハッタヤさん、我々は『不屈の心はこの胸に』をモットーとしたアンチ連盟の一員だ。
ここで諦めたら、モットーが泣くだろう。……やってやるしかないんだ」
「あの、どでもいいんですけど我々のモットーは『あきらめたらここで試合終了だよ』です」
どっちにしても、アニメが元ネタという微妙な結果なわけだが……。
「行こう。早くしないとアッコさんのすさまじさで地球が我々がヤバい」
まだまだかっこいい大造じいさんに、ちいちゃんは冷静に突っ込む。
「でも、まって。いくたって、アッコさん達は「るろうのたみ」なのよ。どこへむかえばいいのよ」
「それは……今から考える!!!」
ズドジャビグジャバアアアアアアアアアアアアア!!!!
ちいちゃんとポディマハッタヤさんは盛大にずっこけた。
【一日目・11時36分/東京都・アンチ連盟本部/天候・曇り】
【大造じいさん@大造じいさんとガン】
【状態】健康
【装備】猟銃
【道具】支給品一式
【思考】基本:アッコさん達を探し出す
1:どこへ向かえばいいんだ?
【ちいちゃん@ちいちゃんのかげおくり】
【状態】健康、呆れ
【装備】干飯×5
【道具】支給品一式
【思考】基本:アッコさん達を探し出す
1:……(呆)
【ポディマハッタヤさん@いっぽんの鉛筆のむこうに】
【状態】健康、呆れ
【装備】ヘルメット、鶴嘴
【道具】支給品一式
【思考】基本:アッコさん達を探し出す
1:……(呆)
アンチ連盟が崩壊してたの忘れてた、
破棄します。切腹!!
【書き手@現実 死亡確認】
主催者から一気にただの参加者に落とされた脱衣拳。
そしてどんなに戻ろうと思っても主催者本部に戻れないので
――そのうち脱衣拳は考えるのをやめた。
考えるのをやめた脱衣拳は近くにいた参加者の秘孔を手当たり次第に突きまくった。
「服は脱ぎ捨てるもの!そして命は投げ捨てるもの!」
「「ほげえええっ!」」
秘孔を突かれた参加者たちはシン・アスカのように飛び散った。
【ピクル@範馬刃牙 死亡確認】
【夢原のぞみ@Yes!プリキュア5 死亡確認】
【哀川潤@戯言シリーズ 死亡確認】
【フィアンマ@とある魔術の禁書目録 死亡確認】
その屍の中で、脱衣拳は力の限りの大声で叫ぶ。
「東京タワアアアアアアアアアアア!!ヘルプミイイイイイイイイイイイ!!」
次の瞬間脱衣拳の姿が掻き消えた。
「まったく、本当に世話が焼けるんだから」
「すまぬ…すまぬ…
でも大騒ぎすればきっと気づいてくれると思っていたよ」
空間転移装置によって東京タワーちゃんに呼び寄せられた脱衣拳は、今は南極にあるカオスロワンアイドルの審査会場に転送されていた。
「それにしても呆れたわ。
調子に乗ってロワに出向いていったら主催者から追放されたなんて」
「いやぁ面目ない。
だが空間転移装置を使ったことを黒幕のお偉いさん方にどうこう言われなければいいんだが」
「それは平気でしょ、私たちと主催は建前上まったく関係のない組織なんだから
仮にフォルカ・アルバーグが私たちの存在を感知しても、そのことで主催に危険が及ぶことはないわ」
「フォルカ・アルバーグ……ウルトラマンノアか、なんとも厄介な奴が出てきたな。
どう思う、奴に勝てると思うか?」
「勝つ可能性ならあるわ。
その為のカオスロワンアイドル計画ですもの」
長い廊下を渡り、その突き当たりにあるドアを東京タワーちゃんは開けた。
中には無数のモニターと、忙しく走り回る無数のスタッフの姿があった。
「帰ってきたか。それがお前がいなかった間の選考結果だ」
相変わらず不機嫌そうなサイモンが書類を東京タワーに渡す。
「話には聞いていたが……こりゃあすごいな」
モニターを眺めていた脱衣拳が驚嘆とも呆れともつかない感想を漏らす。
そこに映っていたのは山のように積み重なるカオスロワンアイドル参加者たちの死体だった。
様々な作品から集められた何千、いや何万ものキャラクターが、選考から脱落して次々と死んでいく。
それは阿修羅地獄もかくやと思わせる光景だった。
「これはアイドル審査の一部に過ぎないわ。
この南極基地も世界各地にある審査会場の一つに過ぎない」
驚く脱衣拳を尻目に、東京タワーは冷めた口調で話す。
「一種の蠱毒みたいなものよ。
膨大な参加者たちを競わせ、その中で人工的に決戦存在を作り出す……。
総意を超える個の可能性……それを限界まで
そして限界以上に引き出す存在。それが我々の求めるカオスロワンアイドルよ。
その存在が持つ可能性は、フォルカ・アルバーグやウルトラマンノアすら凌駕するでしょう」
「なるほどねぇ。しかしそんなに上手くいくかな」
「上手くいくように努力するわ。
……それより貴方はこれからどうするの?」
「うーん、出来ればまた主催になりたいが、しばらくは無理だろうな。
復活者を殺す仕事も次の主催者が引き継いでるだろうし……
まあ俺は当分、ここでカオスロワンアイドルを見物させてもらうとするよ」
【一日目・12時15分/南極狂気山脈・カオスロワンアイドル審査会場/天候・猛吹雪】
【脱衣拳@TCBR】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
1:しばらくはカオスロワンアイドルを見物する。
2:隙あらばまた主催者になりたい。
※主催者の座を追われ、参加者に格下げされたようです。
【東京タワーちゃん@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 エージェント 常任審査員 軽傷
【装備】予選応募者の名簿
【道具】支給品一式ほか多数
【思考】
基本:あの人と一緒にカオスロワを盛り上げる。
1:カオスロワンアイドル計画を進める。
※今期世界の東京タワーの役割も果たしているみたいです。
※真の主催者のエージェントの一人だったようです。
※ついでにカオスロワンアイドルの発案者だったそうです。
※どうでもいいと思いますが、脱衣拳とは切っても切れない程の仲になった模様。
【サイモン・コーウェル@アメリカン・アイドル】
【状態】健康 碌でも無い参加者ばっかでうざったい 常任審査員 エージェント
【装備】予選応募者の名簿
【道具】支給品一式多数
【思考】
基本:カオスロワンアイドルをプロデュース
1:どうしようもない奴しかいないな。
2:???
【カオスロワンアイドル関係者一同@???】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 他不明
【思考】
1:がんばる。
話をしよう。
これは脱衣拳と東京タワーが合流した直後だったか、それとも別行動する前の話だったか……
まあ、どちらでも構わないか、どちらにせよ二人はまだ生きていたのだから。
そんな二人はいつも通りに仲良く会話していたよ。
けれども、どうも脱衣拳のほうが何か困惑しているような雰囲気を醸し出している。
それに気づいて東京タワーも彼にどうしたのって言った。
彼女が質問してからの二人の会話を、ちょっと聞いてみるか
「どうでもいいことだけでさあ、東京タワーちゃん」
「なあに?」
「今期の俺の姿って○○○○○の○○○○の姿だよな」
ほぉ、確かにカオスロワ7期では特に彼の姿は言及されていなかったから、必然的に○○の○○○の姿になってしまっている。
これは仕方ないかもしれないなあ、何せ彼は6/氏のように大勢の人が見るところで支援絵など投下されていなかったからな。
まあ、このことは全ての名無し書き手全員に言えることかもしれないな。
しかしま、支援絵事態は幾つか来たのだから、その内彼や他の参加者の姿が描かれた物が投下されてもおかしくはないだろう。
そうしたらカオスロワでの彼のイメージも決まるだろう。
……おっと、この話はまだ君たちにとっては未来の出来事か、変なことを言ってしまってすまない。
さて、二人の会話に戻るぞ。
「そうよ。 今更何言っているの?」
「いやあさあ、確かにこの○○○○の姿は限りなく俺なんだけど、何と言うか、パッとしないというか、想像しにくいと思うのよ」
「そうねえ……確かに○○○○と言う姿は実際に観ている人以外は想像しにくいかも」
「前期と同じっていうのもなんかしっくり行かない。だから折角だから安価辺りで今期の自分の姿を決めたいと思う」
安価で決めるのか……懐かしいなあ、私も何度か安価に挑戦したよ、私はどうもそう言うのが苦手でね、いつもアークエンジェルたちに安価を取られてしまっていたよ。
「安価がスルーされたらどうするの?」
「その時はIDの一番左の数字で決める」
「数字がなかったら?」
「その時は次レス以降で数字があるIDを参考にする」
「で、肝心の安価内容は?」
「こんな風にでいいんじゃないかね」
脱衣拳がフリップを使って安価の内容を発表したぞ。
ふむ、既に経験した姿が5つ、新たなる姿が5つか。
本来なら彼にはもっと姿があるはずなのだが、あ、これも未来の出来事か。
そんな事よりもそのフリップに書かれた内容を記すぞ。
1:氏の原点 『書き手ロワ2nd ダイナマイト・アンデッド』の姿 赤木しげる。
2:彼の正式名称かつ現在の通称 『書き手ロワ3rd 南斗脱衣拳伝承者』の姿 フェイト・T・ハラオウン
3:一応別人なのかもしれない 『カオスロワ6期 女プーチン書き手』の姿 ウラジーミル・プーチン
4:TSしますた 『書き手ロワ3rd 女プーチン書き手 女化ver』の姿 キョン子
5:プロレス好きで主催者はドラゴン軍団だった、即ちこの人しかあるまい 『新日本プロレスレジェンド 藤波辰爾』の姿 マッチョドラゴンである
6:日本のドラゴンに対抗、アメリカのドラゴン。 『WWE リッキー・ザ・ドラゴン・スティムボート』の姿 WWEレジェンド
7:男色疑惑がある、しかし女もいける 『DDTプロレスリング 男色ディーノ』の姿 4gamerでゲーム記事を連載中
8:麻雀好きだそうで 『真・雀鬼 桜井章一』の姿 清水健太郎は何度逮捕されただろうか。
9:東京タワーの近くにはお寺があるそうで 『僧衣を脱ぐ日 英恵』 ヤマジュン作品である
0:やっぱりカオスロワでの姿はこれしかない。『カオスロワ7期 脱衣拳』 楽天のユニホーム着用トキ
「普通に一番下が選ばれそう」
「まあ一応ね。 ちなみに左の数字を安価してください。 まあ十中八九スルーされると思うが」
「安価は……
>>330かしらね、遠すぎず近すぎず……」
「スルーしてももちろん構わない。 その場合はIDで判断だ」
「でも次の話書いた人が思いっきり別の姿にさせたらどうするのよ?」
「激流に飲み込まれてどうかする……それがカオスロワってもんですな」
こうして、今期の脱衣拳の姿を決める安価は始まった。
確かに主催を既にやり、シグナムやアークエンジェル達に彼の姿を言い触らされたら結構大変な目に合うかもしれないから妥当と言えるんじゃないかな?
……しかし、一つだけ私は不安に思うことがある。
もし藤波辰巳の姿になったら、彼が何を言っているかわからなくなってしまうのではないかと。
飛龍革命とか、ドラゴン体操とか聞いている人はわかると思うが、藤波辰爾の喋り方はとても独特だからな。
……おっと、杞憂だったか、なんせ安価はスルーされそのまま七期と同じ姿になるのが、このSSの結果となるのだからな。
え……これはいつの出来事だったか、まあいいか。
ところで私はしばらくはリレーされないだろうなあ、なんせみんな現在絶賛発売中のエルシャダイをプレイしているからな。
それをクリアしたあと、存分に私を書くと良いんじゃないかな。
……あ、すまない。 君たちのところではまだ発売までに一月以上時間があるのか。
それじゃあそっちの時間帯では、まだ私はあの……イーノックの近くにいるのかもしれないな……
ま、いずれそっちの世界でも私に会うだろう、それまでは生き残っててくれよう。
それじゃあ、いずれまた会おう。
【少なくとも、二人が仲良く話していた時のお話だ】
【脱衣拳@TCBR】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
1:俺の姿はなんじゃらホイ
【東京タワーちゃん@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式ほか多数
【思考】
1:脱衣拳を見守る。
※脱衣拳@TCBRの姿は
>>330に書かれた数字orIDで決まります。
IDに数字がなかった場合、
>>331、
>>332、など新しいレスのIDの数字となります。
※ちなみにこれは過去か未来かは不明なため、次の氏のSSに関係していないかもしれません。
327 :
基盤は腐る:2011/02/25(金) 00:25:16.99 ID:/ryerDbp
ロボ・サイボーグバトルロワイアル終了からはや1年と4ヶ月。
何をどうやったのかは不明だが、あの男がカオスロワにやってきた。
流体多結晶合金製のボディを持つ殺人マシーン、T-1000である。
彼の目的はこのバトルロワイアルを円滑に進める事。
所謂ジョーカーという奴である。
「…」
この殺し合いの会場に転送されて程なくして、T-1000は二人の人物が交戦している光景を目の当たりにした。
いや、正確には「二人」という表現はおかしい。
何故なら片方は人間ではないのだから。
金属のボディを持つその姿は紛れもなく自分と同じターミネーターであった。
見れば、金属の男のほうが生身の男に追い詰められ、防戦一方となっているではないか。
どうも武器を落としてしまったらしい。
生身の人間相手に苦戦するとは情けない。と、殺人機械の彼が思ったかどうかは定かではないが、
殺し合いを円滑に進めるべく、利用可能なターミネーターの数を減らすのは得策ではない、と彼は判断した。
気配を殺し、生身の男に近づき、ニードルに変化させた腕で胴体を貫く。
勝負は呆気なく終わった。
機械の名はT-800。そして人間の方の名は刹那・F・セイエイと言った――――
328 :
基盤は腐る:2011/02/25(金) 00:26:48.52 ID:/ryerDbp
◇
「すまない、助かった」
落ちていたウルトラアイを拾い上げ、刹那はT-1000に礼を言う。
「…」
それに対してT-1000は無言のまま、やれやれといった具合に首を振った。やはり、呆れているのだろうか。
それにしても何故、主催者側のT-1000が対主催の刹那を助けたのであろうか。
ネタを明かそう。T-1000は溶鉱炉で全身を溶かされた状態から、カオスロワ補正で復活した。
だが、世の中そんなに上手くいくわけがなかった。壊れた機械を100%元に戻すのは難しい。
ましてや彼は全身が液体金属で出来ている複雑な構造である。
そんなものが溶けて、また元に戻るなんて都合の良い話があるだろうか。
つまるところ、バグっていたのだ。
ロボロワにおいてヘタレジョーカーと嘲笑されてきた殺人機械T-1000。
悲しいかな、彼はここカオスロワにてポンコツっぷりに磨きをかけて復活した。
(思考が読めない…人間じゃないのか?)
「…」
「俺は刹那、刹那・F・セイエイ。あんたは?」
「ゲイ専」
「は?」
「ゲイ♂専」
「いや、だから…」
「ゲゲゲゲゲゲゲゲgggggggggせせせせせん1000」
「もういい黙っててくれ」
「…」
バグっていた。
329 :
基盤は腐る:2011/02/25(金) 00:27:27.48 ID:/ryerDbp
【一日目・11時30分/神奈川/天候・真夏日】
【T-800@ターミネーター 死亡確認】
【ウルトラマンゼロ@ウルトラマンゼロTHE MOVIE】
【状態】健康、刹那と同化、T-1000に対する不信感
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:ロワを止める
1:なぁ何か今腕がありえない事になってなかったか?
【刹那・F・セイエイ@劇場版ガンダム00】
【状態】メタル刹那、ゼロと同化、T-1000に対する不信感
【装備】ウルトラゼロアイ@ウルトラマンゼロTHE MOVIE
【道具】不明
【思考】
基本:ロワを止める
1:俺がウルトラマンだ
2:そして俺がガンダムだ
3:何言ってんだコイツ…
【T-1000@ロボロワ】
【状態】バグった
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:バトル・ロワイアルが円滑に進むように行動する。シグマとスカイネットの命令には絶対服従。
1:メタルってる奴=仲間
2:生身っぽい奴=人間
※刹那をターミネーターだと誤認しました
3で
福島県のとある都市部を、アンバランスな風貌の男女が歩いていた。
男はやせ気味の体に古びたコートを纏い、気だるげな表情を浮かべている。
名は阿紫花英良。人形使いの殺し屋だ。
一方の女は、ロリータファッションに身を包んだ金髪の美少女である。
名は真紅。生きた人形「ローゼンメイデン」の第5ドールだ。
二人はロワ開始時にたまたま近くに居合わせ、襲ってきたとあるマーダーを協力して撃退。
そのまま現在まで、行動を共にしているのである。
「それにしても……紅茶も満足に入れられない男と組むことになるとは……。
早くジュンを見つけたいわね。あいつ、私を放っておいてどこをうろついているのか……」
「すいやせんねえ、紅茶の入れ方もわからん、教養のない男で。
しかしお嬢ちゃんも、自動人形(オートマータ)なのに紅茶を好むとは珍しい……」
「だから私は、誇り高きローゼンメイデン! そんな下品な名前ではないのだわ!」
「あー、はいはい。そうでしたねえ」
軽口を叩きながら、歩き続ける二人。そこへ、ふいに声がかけられる。
「真紅! 真紅じゃないか!」
「……蒼星石?」
自分の名を呼ぶボーイッシュな雰囲気の少女を見て、真紅は半ば反射的にそう呟いた。
◇ ◇ ◇
「これは……」
蒼星石に案内された民家に足を踏み入れた二人。そこで真紅たちが見たのは、布団に寝かされた一人の少女だった。
その少女の顔は真っ赤に染まり、息も荒い。健康体でないのは、一目見れば明らかである。
「彼女は?」
「鳴海亜樹子さん。この殺し合いが始まった直後に、僕が出会った人だよ。
なんでも、彼女に支給されたのが彼女の友達にとってすごく大事なものらしくて……。
いくら止めても、渡しに行くって聞かなくてさ……。あの嵐の中を走り回って、この状態さ」
「なるほどねえ……」
「それで、そこまでして彼女が届けたい物って何なの?」
「ああ、僕が預かってる。これだよ」
真紅の質問に対し、蒼星石はポケットから何かを取り出す。
「これは……何かの機械かしら? 見たことがない形ね」
「あっしも見たことがない代物ですねえ」
現れた謎のアイテムに、真紅と阿紫花は揃って首をかしげる。
彼らにとって未知の存在であるそれは、ダブルドライバー。
亜樹子の大切な仲間である翔太郎とフィリップが、仮面ライダーWに変身するためのアイテムだ。
「届けなきゃ……。翔太郎君か……フィリップ君に……」
「うわごとでまで……。よっぽどその人たちのことが心配なのね」
「ふむ……。翔太郎にフィリップね……。その方たちに届ければいいんでやすね?」
亜樹子が呟いた名前を脳裏に刻み込むと、阿紫花はダブルドライバーを自分の懐にしまい込んだ。
「英良、あなた……」
「で……お代はいかほどいただけるんで?」
【一日目・11時00分/福島県・とある民家/天候・晴れ】
【阿紫花英良@からくりサーカス】
【状態】健康
【装備】まっぷたつのけん@ウィザードリィ
【道具】支給品一式、ダブルドライバー@仮面ライダーW
【思考】
基本:積極的に殺し合いに乗ることはしない
1:ダブルドライバーを「翔太郎」か「フィリップ」に届ける
【真紅@ローゼンメイデン】
【状態】健康
【装備】マグナムスチール製のメリケンサック@魁!!男塾
【道具】支給品一式
【思考】
基本:積極的に殺し合いに乗ることはしない
1:阿紫花にとりあえず同行
2:ジュンを探す
【蒼星石@ローゼンメイデン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:亜樹子を看病する
【鳴海亜樹子@仮面ライダーW】
【状態】風邪による高熱
【装備】なし
【道具】基本支給品
【思考】
1:ダブルドライバーを二人に……
「父さん、大変だ!」
「どうした、カイル?」
金髪の親子が何やら騒がしい。
父親の名は『スタン・エルロン』。
特典とかシナリオの扱いは不遇だが……
戦闘はやりたい放題しまくるデスティニーの主人公だ。
息子の名は『カイル・デュナミス』。
苗字は違うのはお察しください……というわけではない。
「俺たちの剣が……別の人が持っているんだ!」
「……へ?」
スタンの剣、『ソーディアン・ディムロス』は現在ヴェイグが持っており。
カイルの剣、『ストームブリンガー』は天上王が持っている。
「でもな、カイル……俺は別にディムロスが無くても戦えるし……」
「父さんの奥義や秘奥義、晶術にはディムロスさんが必要でしょ!?」
「確かにそうだけど、普通に魔神剣や虎牙破斬は使えるし……
別に構わないんだけどなぁ……」
「父さんには普通の剣を支給されたからいいんだよ!! 俺の支給品は『デッキブラシ』なんだよ!
俺には装備できないんだよ! 蒼破刃も爆炎剣、閃光衝も使えないんだよ!!」
「それくらいは頑張って出せって……」
「もういい、父さん、貴方は英雄なんかじゃない!!」
「別に装備なんてどうでもいいと思うんだけどなぁ…」
【一日目・11時00分/大阪府/天候・雨】
【スタン・エルロン@テイルズオブデスティニー】
【状態】健康
【装備】乖離剣・エア@Fate/stay night
【道具】マーボーカレー@テイルズシリーズ 、その他不明
【思考】基本:主催者を倒す
1:カイルと行動する
2:そんなことより、マーボーカレーを食べないか?
※7期とは別人です
【カイル・デュナミス@テイルズ オブ デスティニー2】
【状態】健康
【装備】デッキブラシ@テイルズシリーズ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催者を倒す
1:父さんと行動する
2:アンタ、ふざけてんのかァァァ!!
※7期とは別人です
「ふぅ……死ぬかと思いました」
秘孔を突かれ、死んだはずのタクアンは生きていた。
「まったく唯さんや梓さん、それに前期の澪さんは優遇されているというのに
なんで私ばかり……でも、もうそんなの関係ありませんよね!
適当に殺されたから、私は復活していいですよね!」
「んなわきゃねぇだろいっ!!」
背後から、また秘孔を突かれた。
だが、悟りを開いているので二度目は通じなかった。
「やれやれ、また貴女ですか?」
「あの二人なんで生きてんだよ! 適当にズガンされた右京さんに謝れよ!
もしくはけいおん!の真の主人公の私に謝れよ!!
あいつらにも適当にズガンされる恐ろしさを伝えようぜ!」
「あのう……私は?」
「別にどうでもいい!!」
「紬×律ですね!」
【一日目・12時/埼玉・茨城県境/天候・小雨】
【田井中律@けいおん!】
【状態】発狂、情緒不安定、超ドーピング済み
【装備】真ゲッターロボ
【道具】支給品一式
【思考】基本:けいおん!のヒロイン兼主人公になるぜ、ヒャッハァ!
1:基○外と猫女ズガンするッ!
2:原作は投げ捨てるものだッッ!!
3:死に場所は選ばない、だって女の子だもんッッッ!!!
4:さぁ来いよ、雑兵共まとめて相手になってやるぜッッッッ!!!!
【琴吹紬@けいおん!】
【状態】全てを悟った、首輪解除済み
【装備】真ゲッターロボ
【道具】支給品一式
【思考】基本:脱出する
1:軽音部や友人達と脱出する
【野比のび助@ドラえもん 死亡】
【パーマン一号@パーマン 死亡】
【徳川家康@歴史 死亡】
【黒神めだか@めだかボックス 死亡】
【矢部明雄@パワプロ 死亡】
【ギレン・ザビ@機動戦士ガンダム 死亡】
死因:真ゲッターロボに踏み潰された
「はぁ……暇だね、ルイージさん。お客さん全然来ないよ……」
「そりゃこんなスピードで走ってたら誰も来ないと思うけどね……」
ここはリッカの宿屋。
ブルートレインセットにより電車と化したこの宿は、東京へと向かっていた。
「でも今だけだよ!東京に着けば、きっとお客さんがいっぱい来てくれるわ!」
「だといいね。なんか本来の目的からズレまくってるけどね……」
客の来ない宿屋のカウンターで、ルイージとリッカは暇を持て余していた。
ちなみにルイーダは3階で宿屋を運転中。マーニャは地下のカジノに入り浸っている。
と、その時である。
ズシャア!バリバリバリーン!
とド派手な音を立てながら、突如、謎の黒い物体がリッカの宿屋に落ちてきた。
屋根と2階・3階の床を突き破って、1階の二人のいるフロントに、弾丸のごとく落下してきた。
フロントの床に大穴が空く。
「な、何だいきなり!?」
「も、もしかしてお客さん!?」
「いやどう考えても違うって……」
落ちてきた黒い物体は、やがてむくりと起き上がり穴から這い出てくる……
それはデビル四国から放り出された仮面ライダーBLACK RXだった。
「お、おのれクライシスめ!だが、この程度で俺を倒せると思うな!!」
「いきなり何を言い出すんだこいつ……ていうか何この黒いの」
「ルイージさん、こいつゴキブリだよ!この黒さといいしぶとさといい、きっとそうだよ!」
「確かに、どこからどう見てもゴキブリの怪人だ!リッカ、下がってて!」
「むっ……?君達は一体!?」
中略。
元々双方戦う意思がない上、てつをの単純明快ぶりも相俟って、特に大事にもならず接触は完了。
ルイージとリッカは、人間体に戻った光太郎と情報交換を行った。
ところで全く関係ないが、昔ボンボンで連載してた仮面ライダーSDという漫画では、
ゴキブリ化したRXが未来の世界を滅ぼすというネタがあった。
やっぱりこいつ黒さといいしぶとさといいタチの悪さといいゴキブr(ry
「言葉遣いとテンションが変で緑色の女性型アンドロイドだって!?」
「知っているのか、ルイージ!?クライシスの女性型怪人、ラミアのことを!」
「間違いないよ、ルイージさんの探してた、アシェンっていう悪い人だよ!」
「うん、特徴は一致しまくってる……でも名前が違うなぁ」
「だが、こんなおかしな特徴を持つ者が二人もいるはずがない!
恐らく君の戦ったアシェンと俺が出会ったラミアは、同一人物に違いない!」
「まあ……確かに、あんな際立った変人は他にいるわけない、よなぁ……」
「やったね、ルイージさん!情報見つかったよ!
私の言ったとおり、宿屋の手伝いをしててよかったでしょ!」
(いや全然関係ないと思う……)
まあ確かに、ルイージと光太郎の遭遇した相手は同一人物ではあったのだが。
順調に、全く関係のないラミア・ラブレスに対する誤解フラグは拡散していった。
「ここで会ったのも何かの縁!
クライシスと、そしてバトルロワイアルを破壊するために、一緒に戦おう!」
(ゴキブリと一緒に戦うのか……)
(なんか抵抗あるなぁ……)
「……と、ところでカジノに没頭してるマーニャは置いといて……ルイーダさんが降りてこないなぁ」
「そういえば……これだけ派手な音立ててたら、気付きそうなもんなのにね」
ふと思い出したルイーダの存在に、3人は3階の操縦室へと様子を見に行く。
そして部屋の扉を開け、そこに広がる光景は……
「ル、ルイーダさん……!?」
「いけない、見るんじゃないリッカ!」
「こ、この服は……キュアサンシャイン!?」
そこに広がる光景は、穴の開いた屋根と、二つの死体。
一つは、頭を粉砕され死亡したルイーダの無惨な姿。
もう一つは、かろうじて少女と判別できる程度の、グチャグチャの死体……
死体の服は、キュアサンシャインのものだった。
RX同様、超高度から落下したキュアサンシャインが、たまたまルイーダの頭上に直撃したらしい。
「ううっ、ルイーダさんがどうしてこんな目に……」
「気をしっかり持つんだ、リッカ」
「おのれクライシス……俺の仲間を操って、殺人を引き起こすなど……人間を何だと思ってるんだ!」
(いや絶対関係ないっていうか言いがかりレベルだろそれ……)
そんな悲劇を巻き起こしながら、リッカの宿屋は目的地である東京に到着していた――
【一日目・12時00分/東京都・リッカの宿屋/天候・晴れ】
【ルイージ@マリオシリーズ】
【状態】健康。覚醒
【装備】ハンマー、ナイトファウル、ロングトゥーム・スペシャル
【道具】支給品一式
【思考】基本:ゲーム破壊
1:リッカの手伝い&元気付ける
2:アシェンを追い、決着をつける
3:楠舞神夜を探し、ハーケンの遺言を伝える
【リッカ@ドラゴンクエスト9】
【状態】健康 ショック
【装備】リッカの宿屋
【道具】支給品一式
【思考】基本:宿屋を繁盛させ、対主催の拠点にする
1:ルイーダの死にショック
【南光太郎@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】ぶっちぎり
【装備】リボルケイン@仮面ライダーBLACKRX
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ぶっちぎる
1:おのれクライシス!
2:クライシスの怪人ラミアを倒す
※7期とは別人です
※アシェンの名をラミアと勘違いしています
【明堂院いつき@ハートキャッチプリキュア 死亡】
【ルイーダ@ドラゴンクエスト9 死亡】
――その頃、宿屋の地下のカジノでは。
「すっからかーん!!」
マーニャが、ルイーダから貰ったコイン1万枚を全部スッていた。
【マーニャ@ドラゴンクエスト4】
【状態】健康、すっからかーん
【装備】ふんd……踊り子の服
【道具】支給品一式
【思考】基本:どんな手段を使ってでも生還する
1:カジノで遊ぶ
1:リッカの宿屋を手伝う。カジノで遊ぶ
2:ルイージがほっとけないから、とりあえずしばらく面倒見てやる。カジノで遊ぶ
3:アシェンを危険視、錫華が心配。カジノで遊ぶ
4:自分のスタンスに若干の疑問。でもまあカジノで遊べればいいや
アンチ連盟が大変になっている中、難を逃れた者がいた。
6/氏と一緒にいるごん?いや、彼だけではない。それは……。
「ポディマハッタヤさん、ほしいい……食べる?」
手のひらに載せた、干し飯を差し出す幼女。名前は『ちいちゃん』。
こんな幼女でも、アンチ連盟の一員なのだ。底知れない。
「これ、あまり好きじゃないデス。女房の作る2種類の豆のカレーが食べたいデス」
ヘルメットをかぶり、褐色のマッチョボディを見せつけている男。名前は『ポディマハッタヤさん』。
今までは、高山で黒鉛を採る仕事に就いていたのだがなんやかんやでアンチ連盟に入った。
「忘れたのかい、ポディマハッタヤさん」
「大造じいさん」
大造じいさん。猟銃を担ぎ、猟師服が板についている熟練の猟師だ。肩には雁が止まっている。
その、大造じいさんが言った。
「ここはバトルロワイアルの世界だ。この状況下でカレーなど食べたら
……否、カレーなどを食べようとしたら……どうなるかわかってるな?」
「……そう、でしたね」
少し、声を落としボディマハッタヤさんは干し飯を少しかじった。
さて、アンチ連盟の3人がここにいる理由はほかでもない。
「危険度MAX参加者のアッコさんと勝俣を倒す」。
これがこの3人に課せられた任務だ。それゆえ、『外回り』という形になったため
『本部凍結事件』から生還する形となったのである。よかったね。
「ね、だいぞーじいさん。今アッコさん達はどこにいるの?」
「今かの?」
大造じいさんはタブレット端末型探知機に目を落とす。
この示す印をもとに、アッコさんを追いかける彼ら。
しかし、アッコさんの所持する『どこだかドア』の所為で着いたと思ったら、
すでにアッコさん組は移動済みでした、ちゃんちゃん♪というオチを彼らは何回も繰り返していた。
今回もはるばる、カンボジアはアンコールワットまでやってきたのだが
やっぱりというかなんというか、すでに移動した後。ため息の連続だ。
彼らもまた、『流浪の民』なのである。
「しかしデスネ、もし見つけても僕らの相手になるんデスカ?」
「あきらめたら、そこで試合終了。それが我々のモットーだろう」
「違いますヨ、『不屈の心はこの胸に』デスヨ」
「そうだったかの……?」
そんな漫才を繰り広げる2人に、ちいちゃんは呆れながら言った。
「で、どこにいるの?アッコさん達は」
「おっと、忘れていた。……リビア?」
「アフリカの国デス。時間がありません、早く行きマスヨ」
ああ、といいながら大造じいさんは肩に止まっている雁を地面に下ろした。
「残雪、頼むぞ」
「くけー」
『残雪』と呼ばれた雁が一声鳴くと、急にその体が光りだし……巨大化した。
「何度見てもすごいデスネ」
ポディマハッタヤさんは大きくなった『残雪』を見上げる。
「かんしんしてるばあいじゃないでしょ、行くわよ」
すでにちいちゃんや大造じいさんは『残雪』の背に乗っている。
「行くぞ、残雪!『リビャー』へ!!」
「リビアデスヨ、大造じいさん……」
こうして3人を乗せた巨大な雁は空へと舞いあがって行った。
……それから1分もしないうちに荷物を抱えた1人の少年が駆け寄ってくる。
名前はエーミール。彼もまたアンチ連盟の一員なのだが……
食料調達などなどをしている間にその他のメンバーに置き去りにされてしまったようである。
怒りに打ち震えるエーミールは静かに……後に、激しく叫んだ。
「そうか、そうか……つまり君達は……そんな奴だったんだなァァァァァァァ!!!!」
置き去りにされたエーミール。はたして、彼の運命は?
それは誰にもわかりまへん(笑)ちゃんちゃん♪
【一日目・12時07分/ベトナム・アンコールワットの近く/天候・曇】
【大造じいさん@大造じいさんとガン】
【状態】健康
【装備】猟銃、猟師服、残雪(魔改造済み)
【道具】支給品一式
【思考】基本:アッコさん達を探し出す
1:いけ、残雪よ!
【ちいちゃん@ちいちゃんのかげおくり】
【状態】健康
【装備】干飯×5、防空ずきん
【道具】支給品一式
【思考】基本:アッコさん達を探し出す
1:まにあえばいいけど。
【ポディマハッタヤさん@いっぽんの鉛筆のむこうに】
【状態】健康、
【装備】ヘルメット、鶴嘴
【道具】支給品一式
【思考】基本:アッコさん達を探し出す
1:カレー、食べたかったデス
【エーミール@少年の日の思い出】
【状態】健康、強い悲しみと怒り
【装備】特になし
【道具】支給品一式
【思考】基本:(怒泣)
1:君達、覚えてろ!
340 :
語られる世界:2011/02/26(土) 17:38:32.72 ID:coVO7fTg
「美鈴ちゃん……」
「……止めるだけ無駄だ、奴の決意を鈍らせるだけだ
……あれは戦いに赴く奴の眼。外からとやかく言う問題じゃない」
「同感だ」
「飛竜さん……アシェンさん、なんでそこまで冷静にいられるんですか!?」
「……カグヤ・ナンブ、そいつはアシェンじゃないラミアだ。
人違いなんだな、これが」
美鈴と別れた四人は情報交換をしつつ、とある地点を目指し移動をしていた。
アクセルとラミアが先刻に約束した場所を目指してだ。
(しかし、この地点は……どうやら俺に因縁があるみたいだな)
その場所を聞いて、飛竜は少し眉を潜める。
「飛竜、何故貴様は『ギリアム少佐』のことを知っている?」
「……少し前に『殺し合いが行われた』」
「なん……だと……?」
「ぶ、物騒極まりないです!」
飛竜は語る、前の殺し合い『テラカオスバトルロワイアル七期』を。
「……『ギリアム』というのは黒いロボットに乗った男ではないか?」
「黒いロボット……ゲシュペンストの事か?」
(ファントムさんに乗る? 上に乗って戦うってことですかね?)
神夜は勘違いしているが……
ムゲフロの世界とスパロボの世界ではPTの大きさが違うので仕方ない。
「奴には何度か助けられた」
「ちょっと待て、そしたらその殺し合いの結果は……」
「勝ったさ、主催者や殺し合いに乗った者を全て倒してな」
その後も飛竜によって前回の戦いの全てが話された。
◆ ◆ ◆
341 :
語られる世界:2011/02/26(土) 17:39:37.79 ID:coVO7fTg
「あの秀吉という男は何度も倒しちゃったりしちゃったりしんでございますですか?」
「零児さんや小牟ちゃんとも会った事があるんですか?」
「それに『イングラム・プリスケン』に『ヴィレッタ・バディム』だと?」
「言っておくが、嘘はない」
飛竜の話は三人に衝撃を与えると、同時に信じられないものばかりだった。
死んだはずの人間が生き返り、自分達の知り合いがいたり……。
さらにそれを平然と語る飛竜が一番の驚きだった。
そして、約束通りの時間ぴったしに目的地の工場に着いた。
「どうやら、着いたみたいだな」
「アリスちゃん。グラハム。中村君いるか?」
「……一応、いるわ」
工場の扉が開くとそこには傷だらけになったアリスとグラハムがいた。
周りには激しい戦闘が行われたと思わしき痕跡が沢山あった。
「グラハム、グラハム大尉はどうした?」
「グラハム・エーカーは旅に出るだとさ……そっちの二人は誰だ?」
「それよりも何があった?」
「……ちょっとした特訓よ。コレを完璧使いこなせるようにするためにね」
「これって邪鬼眼王……?」
邪鬼眼王を指差すアリス。
その直後、アリスはぱったりと倒れてしまった。
「アリスちゃん、おい、しっかりしろ!」
「……姐さんは気を失っただけだ……俺も少し眠る、あと頼む……」
「グラハム?」
そのまま、二人はぐっすりと眠りについた。
その顔は非常に安らかだった。
あなたは、こんな顔で眠れますか?
【一日目・12時00分/東京都太田区/天候・晴れ】
【アリス・マーガトロイド@東方Project】
【状態】悲しみ 疲労(中)魔力消費(中)睡眠中
【装備】邪鬼銃王
【道具】不明
【思考】基本:生き残る
1:………………
2:首輪を外したい
3:ラミアに親近感
【グラハム・スペクター@バッカーノ】
【状態】睡眠中、疲労(中)
【装備】すごく……大きいレンチ、小型レンチ
【道具】不明
【思考】基本:この世界の神(主催者)を壊す
1:アリスの姐さんについていく
2:神龍ニアラも壊す
3:脱衣拳も壊す
【楠舞神夜@無限のフロンティア】
【状態】健康 深い悲しみ、怒り、絶望
【装備】護式・斬冠刀、チャクラム@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の打倒
0:邪鬼眼王を何故、この娘が?
1:アレディを殺したフォルカに強い怒りと憤り
2:ハーケンの死に絶望中
【アクセル・アルマー@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康、怒り、記憶喪失(回復傾向)
【装備】可変式トンファー
【道具】支給品一式、大量のウナギパイ
【思考】基本:記憶を探す
0:何があったんだ?
1:アレディを殺したフォルカに強い憤り
2:迅速にバトルロワイアルを終わらせる
3:ハーケンを殺した奴については…
【ラミア・ラヴレス@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康、言語回路故障、困惑
【装備】レヴァンティン@魔法少女リリカルなのはシリーズ(待機フォルム)
【道具】支給品一式、その他不明(本人確認済み)
【思考】基本:主催者を倒し、元の世界へ帰還する
0:グラハム大尉はどこに行った?
1:フォルカの行動に困惑
2:アクセル隊長と行動する
3:アリスとグラハムが心配。
【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】健康、冷静?
【装備】ライトセーバー@スターウォーズ、光剣サイファー
【道具】俺にそんなものは必要ない
【思考】基本:主催者共を闇に葬り去る
0:………
1:フォルカを強く警戒・危険視
2:アンチ連盟も全員、地獄に堕とす
3:東京で情報を集める
4:神夜……
※7期からの参戦です。
東京都港区台場。今やでっかい観覧車やらレトロフューチャーなTV局やらで有名だが、
「開国してくださいヨー」
とばかりに、開国を訴えまくっていたペリーに畏怖の感情を覚えた幕府の皆さんが
直接防衛のためにここあたりに砲台を置きまくった。
その工事たるやもう急ピッチで8ヶ月後にはペリー2度目に来航に間に合うんじゃないかってくらいの数が出来上がった。
こうして、『品川台場』が完成したわけだが、なぜ「お」がついてるかといえば……Wikipediaを見てほしい。
まあ、それはともかくとして。そのお台場の街を4人の男達が走っていた。全裸で。
彼らの通った後は、衝撃波でアスファルトがめくり上がり建物や人が吹っ飛びペンペン草一本生えなくなった。
しかし、運よく、死傷者は出なかったそうだ。
そんな中、1人の青年が引っ張られていた。プリキュアの格好で。その青年は言う。
「ね、ね、チャゲチャ!」
「なんだ、澤井!」
『チャゲチャ』と呼ばれたドレッドヘアーの男は『澤井』と呼ぶ青年に返答した。全裸で。
「主催のもとに向かうったって……どこまでいけばいいの!?」
「決まっているだろう」
きりっとした表情を浮かべるチャゲチャ。全裸で。
「んなもん、知らんわ!!」
チュドギャガドォオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!
その言葉を聞いた、他の3人の男は地面にスライディングしながら盛大にずっこけた。全裸で。
―挿入歌・あわてんぼう(全裸)のバトルロワイアルー
♪あわてんぼう(全裸)のバトルロワイアル
♪目的地も考えず、あわてて駆け出すタッタッタッタッタ
♪東京都港区台場で気がついて止まる
♪どこまで走ればいいんだ、タッタッタッタッタ
(元ネタ;あわてんぼうのおつかい)
先が思いやられる、漫画家組なのでした。ギャフン!
【一日目・12時08分/東京都港区台場/天候・霧雨】
【冨樫義弘@現実?】
【状態】念能力者 全裸、ズッコケ
【装備】盗賊の極意(スキルハンター)" DS(死守した)
【道具】なし。
【思考】
基本:おのれ、主催!ゆ゛る゛ざん゛!!
1:ギャフン!
【久保帯人@現実?】
【状態】ズッコケ 死神 全裸
【装備】崩玉 大量の斬魄刀
【道具】なし
【思考】
基本:おのれ、主催!ゆ゛る゛ざん゛!!
1:ギャフン!
【岸本斉史@現実?】
【状態】激怒 忍者 全裸
【装備】写輪眼
【道具】なし
【思考】
基本:AV鑑賞会に混ぜやがれ、主催!
1:ギャフン!
【チャゲチャ@チャゲチャ】
[状態]:「あ」、全裸
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]基本:主催めぇぇぇぇぇ!!
1:やっちまったんだぜ!
【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康、呆れ果て
[装備]:キュアレモネードの装備一式
[道具]:支給品一式
[思考]基本:……あぅ。
1:ギャフン……。
「田井中律と琴吹紬が復活しましたか……」
主催本部で一人呟くのは黒のカリスマである。
「彼らをただ始末するのは簡単なこと……
しかしそれでは些か興に欠ける」
そう言うと黒のカリスマは手元にあるボタンを押した。
※※※※※※※※※※※※※※※
「おぎょるげりゅぐるるぐるお!!!!」
田井中律が叫ぶ。
「ぎゅるるぐあぎょぐぶるるぐぐ」
琴吹紬がそれに答える。
彼らの外見はすでに人間ではなかった。
律はカチューシャ、紬はタクアン眉毛を除いて人としての原形を留めていない。
黒のカリスマによって、彼女たちはゲッター線を食らう怪物・インベーダーと同化させられていた。
さらにインベーダーによって真ゲッターロボとも一体化し、最悪の怪物メタルビーストへと変貌を遂げていたのだ。
「おぶろぶぢゃぐぐ!!!!!!!」
「きゅるすぐるうるううるう」
幾人かの参加者を食らった後、異形のモンスターとなった女子高生たちは更なる獲物を求めて東京へと進行した。
【一日目・12時30分/東京・埼玉県境/天候・暴風雨】
【田井中律@けいおん!】
【状態】インベーダーと同化、メタルビースト化、発狂、情緒不安定、超ドーピング済み
【装備】真ゲッターロボ(一体化)
【道具】支給品一式
【思考】基本:おぶぎちゅるづふゅぎぎょおおおおおおおおおおおおお!!!!
1:ばぼでょるぶぃすうううぎょ!
2:にょぎょがでぇりええづず!!
3:ぎゃぎゅらちでょじいじゅうううら!!!
4:のごびょぢりゅすずぅるぢゅうううらああああああああああ!!!!
【琴吹紬@けいおん!】
【状態】インベーダーと同化、メタルビースト化、全てを悟った、首輪解除済み
【装備】真ゲッターロボ(一体化)
【道具】支給品一式
【思考】基本:じゅぬべえええが
1:ぎゃぼらあぼろろろろろろ
【安雄@ドラえもん】
【園崎詩音@ひぐらしのなく頃に】
【アノマロカリス@カンブリア紀】
死因:メタルビースト化した真ゲッターロボに食われる。
347 :
殴り愛・地球博:2011/02/26(土) 23:38:08.24 ID:uikwq38q
「律っちゃんェ……」
スーパー光線銃で律を撃ち殺した唯が呟いた。
『ひゃっはぁ、基地外と猫女は消毒だ』と叫びながら律がゲッターから殴り込んできたからである。
唯は別に悪くない、悪いのは200パーセント律だ。
そんな彼女は辺り所が悪く魂まで消滅した。
「唯さんwww事故ですよ事故www!」
「悪いのはwww律先輩ですからwww!」
「そうだよねwww!」
「そんなことよりおじいちゃん探そうよ!」
「黙れ、緑の怪物(グリーンモンスター)!
脱出が先だ、屑が……!」
「うっ……それで、どうするの?」
「……ゲッターの力を信じるんだ!
そうすれば、脱出出来る……!」
「分かった、やってみよう!」
そして、彼女達は真ゲッターロボに乗り込んだ。
因みに彼女達の首輪はタクアン師匠によって解除されたから大丈夫だ、問題ない。
「ペダルのタイミングを合わせるんだ!」
「行くぞ!」
「「「「「真・カオススパァァァァァァァァァァァクッッ!!」」」」」
五人が乗り込んだことによって真の力発揮したゲッターロボ。
そして彼女達はゲッターエンペラーに導かれ、この混沌とした世界から脱出した。
【一日目・12時2分/埼玉・茨城県境/天候・小雨】
【平沢唯@けいおん! 脱出】
【中野梓@けいおん! 脱出】
【キッコロ@愛地球博 脱出】
【宗像形@めだかボックス 脱出】
【琴吹紬@けいおん! 脱出】
【田井中律@けいおん! 死亡及び魂消滅】
タイムベントェ・・・
唯達は確かに脱出できたはずだった。
しかし、直後彼女達に変化が起こり始める。
「「「「もう駄目だお終いだ」」」」
唯、梓はもちろんキッコロと宗像までがネガティブになったのだ。
そう、ゲッターロボはゲッターによってはゲッター線によってパイロットの精神を蝕んでしまうのだ。
新ゲッターでは流竜馬が戦闘狂になったり、原作漫画版でも、真ゲッターに乗り込んだパイロットの一人が、
ゲッター線に意識を取り込まれて植物人間状態になったのだ。
そして、ゲッターの進化系であるエンペラーも例外ではない。
「ごめんなさいごめんなさい、殺した人達ごめんなさいごめんなさい・・・・・・」
「日焼けしたらゴキブリの私に生きている価値なんてありませんね・・・・・・」
「おじいちゃん人殺してごめんなさいおじいちゃん人殺してごめんなさい・・・・・・」
「嫌だ、やめてくれ・・・・・・みなみ、鶴屋さん俺をそんな目で見ないでくれ・・・・・・」
(これは不味いわね・・・・・・)
変貌した友人達を見て、タクアンは冷や汗を垂らす。
悟りを開いた紬は、ゲッター線に抗うことはできないものの、
ただ一人ゲッター線に取り込まれることはなかった。
だが、いくら自分の力を使おうと充満しているゲッター線から彼らを守り続けることは厳しい。
「もう嫌だ、私死ぬよ!」
「そうですね! ゲッターと同化すればみんな一緒になれますよ!」
「おじいちゃん、今イくよ!」
「ゲッターの中ならば人を殺さずにすむ!」
(止むを得ないか・・・・・・)
タクアンは決断を下した。
次の瞬間、唯達の姿はゲッターエンペラーから、いやこの世界から姿を消す。
(再び友を殺し合いに戻すのは気が引ける・・・・・・でもアメリカ合衆国ならなんとかなるわね)
タクアンは己の力を振り絞り、唯達を元のカオスロワの世界に送還したのだ。
ワープ先はアメリカ合衆国。
今でも激戦が繰り広げられている東京から遥かに離れた国だ。
とりあえず世界最強のアメリカ軍がいる国にいれば安泰だろうという理由である。
(すまない友よ)
唯達を送還した後、タクアンは深く頭を下げた。
友を救い、彼女達を以前のような軽音部の日常に帰還させることを望んだ彼女としては、
この決断は苦渋のものであったのだ。
例えゲッターエンペラーの中でなくても、ゲッター線が充満しゲッターの敵が多く生息しているこの宇宙では、
彼女達が生きていられる確率は限りなく低いであろう。
(すまない、私ではお主らを守りきることができん・・・・・・)
一人にはできることに限界がある。 それが例えタクアンであってもだ。
悟りを開いた彼女にはそれが嫌でも理解できていた。
(さて、私も戻るか)
自身も唯達の元に帰還しようとしたとき、
彼女の背後に一人の男が現れた。
「やらないか」
「キョン〜もっと〜♪」
「キョン〜♪」
「おにいちゃ〜ん♪」
「な!? 」
タクアンは戦慄した。
自身に気づかせることなく背後をとったということもだが、
何より彼は全裸であったからだ。
キョンと呼ばれた男は、一糸纏わぬ姿で裸の少女達を抱いていた。
「一体何者・・・・・・?」
「俺か? 俺はデウス・エクス・キョンだ」
そう、彼はカオスロワ7期で超スペックになって神になった男である。
その後、ゲッターエンペラーと友人となって彼らと一緒にインベーターとかと戦い続けていたのだ。
一時期はトップハム卿とも一緒にいたのだが、彼らはトーマス線という新たな存在になって、
ゲッター線とともに宇宙の意思として存在し続けている。
「うむ、どうやらカオスロワ8期の参加者みたいだな」
「どうしてあなたがそれを知っている?」
「やつらとの戦いの合間に元の世界をちょくちょく覗いていたんだ。
そうしたらカオスロワ8期を知ってな」
そしてキョンは自虐するように言う。
「まあ、何もできないんだがな」
いくらデウス・エクス・キョンが神の力を得たとは言え、全能ではない。
インベーターを始めとしたゲッターの敵の力は強大であり、いつも接線を強いられるほどだ。
その結果、当事トーマスのパイロットであったヴェイグを守りきることができなかった。
そして今でもインベーターらを駆逐することができる、ゲッターとともに戦い続けている。
それがキョンができる精一杯のことなのだ。 とても元の世界のことを気遣う余裕などない。
「そうか・・・・・・お主もまた悟りを開いたのか」
タクアンは悲しそうに嘆く。
どれだけ大きな力を得ようが、どれだけ敵を倒すことができようが、
それだけではどうしようもできないこともある。
救うこと、守りきってこそ本当の勝利を得られるのだと、彼女は知っていたのだ。
結局、どれだけの力があろうと独りでは全てを守ることはできない。
それは、人の身では過ぎた力を得たがために、悟りを開いたが故に知ってしまった真実である。
(まさかこの境地に達した者が私の他にいたとはな・・・・・・)
デウス・エクス・キョンは神の如き力を持つ。
それゆえに失ってしまったものも多いであろう。
元の世界に置いてきてしまった人々には、いつ会えるか検討もつかない。
タクアンは、キョンの境遇を深く嘆いた。
「まあ水臭い話はここまでにして」
「え?」
タクアンは呆けた声を上げた。
いつのまにかキョンがタクアンの衣服を脱がしたのだ。
さらにはキョンの取り巻きの少女達がタクアンの体を掴んでいる。
「キョン、これは一体・・・・・・?」
「や ら な い か」
タクアンはまた新たに悟った。
今のキョンが、人間の三大欲求の一つに強い拘りを持つものだということを。
というよりは取り巻きの女性からして真っ先に早く気づくべきだったのかも知れない。
しかし彼女がそれを悔やむ暇はないであろう。
なぜなら、カオスロワ7期では性欲を持て余すネタが多く、キョンのノリはその頃のカオスロワのノリなのだから。
【平沢唯@けいおん!】
【中野梓@けいおん!】
【キッコロ@愛地球博】
【宗像形@めだかボックス】
以上4名カオスロワに復帰。(アメリカへ)
【琴吹紬@けいおん! デウス・エクス・キョンと合体確認】
タ、タクアァァァァァ〜〜〜ン!!
「[[多分史上最強の女子高生の誕生]]って悟ったのだが?」
「はぁ? 何を訳わかんねぇことほざいてんだぁ!?」
一分程前の二人の会話である。
タクアンは律に助言したが、華麗にスルーされた。
そして、次の瞬間、律は唯達を発見した。
「ひゃっはぁ、基地外と猫女は消毒だ」
そんなことを叫びながら律はゲッターから飛び降り、二人に突撃していった。
その結果は……先程である。
(……未来が変わりましたね)
そんな様子を見て、再びタクアンは悟ったのであった。
【一日目・12時1分/埼玉・茨城県境/天候・小雨】
【琴吹紬@けいおん!】
【田井中律@けいおん!】[[殴り愛・地球博]]へ
356 :
僕も病気だよ:2011/02/27(日) 03:00:21.67 ID:2kSEEREF
東京都内を高速で移動する漫画家一行。
そして葛飾区のとある派出所前まで来たとき、事件は起こった。
「あっ!山正川正先生だ!」
そこには日本中の漫画家から尊敬される漫画家・山正川正の姿があった。
山正川正。
週間少年ジャンプの読者なら、いや日本人ならば彼の名を知らぬものはいない。
代表作「バイオレンスポリスマン」は週間少年ジャンプに35年間掲載され続けており、現在コミックスが173巻まで発売されている
アニメ化、さらには有名アイドルグループのメンバー主演によるドラマ化もしている国民的漫画である。
そんな「バイオレンスポリスマン」の作者である山正川正はまさに日本マンガ界の生きる伝説であり、すべての漫画家たちの憧れなのだ。
「山正先生!お久しぶりです!」
笑顔で山正に駆けよる澤井。
銃声とともに、澤井の額に穴が開いた。
「なん…だと…」
「どういうことだってばよ!?」
「キサマああああああああああああああああ!!!」
唖然とする一同、そしてチャゲチャは山正に殴りかかる。
しかしチャゲチャの拳はむなしく宙を切った。
「クソマンガごときが……
この山正川正に触れられるとでも思っているのか?」
「173巻の重みを知れ」
次の瞬間、チャゲチャの体はバイオレンスポリスマンの単行本全173冊に押し潰されていた。
「チャゲチャー!」
「てめえ……!卍解!」
怒った岸本斉史は九尾に覚醒し、久保帯人は卍解、そして崩玉を使ってパワーアップした。
しかしそんな彼らの攻撃も、山正には一切通じない。
「まったく……どいつもこいつも……」
九尾と死神の攻撃を軽く受け流しながら、山正川正は怒っていた。
「好き勝手言いやがって……。
なにが老害だ…!なにが「70巻ぐらいまでは面白かった」だ…!
なにが「寿司屋が出てきてから読まなくなった」だ…!なにが「大阪編はマジでクソ」だ…!!
どいつも!こいつも!俺より鳥山のほうが好きだったくせにッ!今は尾田のほうが好きなくせにッッ!!」
怒りとともに山正が乱射するニューナンブM60により、岸本と久保は蜂の巣にされた。
「お前らも173巻の重みを知れ!!」
とどめとばかりに二人の上にバイオレンスポリスマンの単行本全173冊が落とされ、二人の体は二度と再生できぬほど粉々になって死亡した。
「この世に俺以外の漫画家は必要ない……次はお前だ、冨樫!」
山正の言葉に、今までずっとDSをやり続けていた冨樫がようやく顔を上げた。
そして変化が起こった。冨樫の体がいきなりムキムキになり、髪の毛が長く伸びて逆立った。
(なんだ…このプレッシャーは!?
まさか冨樫の奴は…俺を倒せるレベルにまで自分を強制的に成長させたのか!)
驚く山正の前に現れたのは、ゴンさん化した冨樫だった。
「今週から本気出す」
「ククク、謳うなよ小僧…35年間連載の力を思い知らせて殺してやる!」
(なにが……どうなってるんだ?)
澤井啓夫は血の海の中でうめいた。
キュアレモネードに変身していたために、銃による即死は免れたのだ。
しかし重症には変わりない。もう動く力すら彼には残っていなかった。
霞む視界に、山正と本気を出した冨樫が向き合っているのが見える。
次の瞬間、澤井の体は放り投げられていた。
投げたのはチャゲチャだった。バイオレンスポリスマンの単行本に体のほとんどを潰されながらも、チャゲチャは残っている上半身で澤井を力の限り放り遠くへ投げたのだ。
山正の拳と冨樫の拳が激突した。その時、小型核爆弾に匹敵する衝撃が葛飾の一角を消滅させた。
「チャゲチャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
放り投げられた澤井が最後に見たのは、戦いの衝撃に巻き込まれて消滅するチャゲチャの姿だった。
最期の瞬間、チャゲチャは笑っているように見えた。
【一日目・12時40分/東京都葛飾区亀有公園前派出所跡地/天候・雨】
【山正川正@代表人】
【状態】激怒
【装備】ニューナンブM60
【道具】バイオレンスポリスマンの単行本1〜173巻
【思考】
基本:自分以外の漫画家を抹殺する
1:冨樫を始末する
【冨樫義弘@現実?】
【状態】念能力者 全裸、ゴンさん化
【装備】盗賊の極意(スキルハンター)" DS(死守した)
【道具】なし。
【思考】
基本:主催者をボる
1:This Way…
【久保帯人@現実? 死亡】
【岸本斉史@現実? 死亡】
【チャゲチャ@チャゲチャ 死亡】
【澤井啓夫@現実】
[状態]:重症、頭部にダメージ(特大)、吹き飛ばされた、気絶
[装備]:キュアレモネードの装備一式
[道具]:支給品一式
[思考]基本:……
1:チャゲチャ……
※どこに吹き飛ばされたかは不明
358 :
新騒音部:2011/02/27(日) 15:05:02.08 ID:nUvHDSX9
「ホゲーーーーーーーー!!!!」
ニンフは歌を歌った。次の瞬間、月は消滅し太陽が欠けた。そして偶然通りかかった様々な参加者達が
その歌声により死亡した。だがそんな彼女の歌を聴き涙を流している者達がいた。
「なんて……感動的な歌声なんだ……」
「ぽよぽよ……」
前期カオスロワで歌いまくったカービィとジャイアン(死んだのとは別人)である。
「そんなに私の歌よかった?」
「ああもう感動しまくったぜ」
「ぽよ」
「そ…そう」
調子に乗ったニンフはまた歌い出した。それに便乗してジャイアンとカービィも歌いだした。
「ホゲーーーーーーーーーーー!!!」
「お〜れはジャイアーン!ぐわぁきどぁーいしよおおぉぉぉ!!」
「ぽーよぽーよ…デストローイ!!(ヘビメタ)」
こうして新騒音部が誕生した。
【一日目・12時00分/神奈川天候・晴れ】
【ニンフ@そらのおとしもの】
【状態】健康
【装備】マイク
【道具】不明
【思考】基本:歌いまくる
【ジャイアン@ドラえもん】
【状態】:健康、
【装備】:マイク
【道具】:不明
【思考】基本:俺様の歌を世界中に広める
1:ニンフの歌に感動
※七期から参戦
【カービィ@星のカービィシリーズ】
【状態】:健康
【装備】:マイク
【道具】: 不明
【思考】基本:歌いまくる
1:ニンフの歌に感動
※七期から参戦
【クッパ@マリオシリーズ】死亡確認
【ダイナソー竜崎@遊戯王】死亡確認
【高坂桐乃@俺の妹がこんなに可愛いわけがない】死亡確認
死因・新騒音部の歌
「ならMeたちも仲間に入れてくれよ!」
「タピ岡さん!!」
「さっき死んだのとは違うのも私だ!」
「伊佐坂先生ぃぃぃぃぃッ!」
「ミヨコぉぉぉぉぉぉぉッ!!」
再結成した騒音部に彼らも合流した。
だって、騒音部だもん。
「おう、また一緒に歌おうぜ!」
【一日目・12時05分/神奈川天候・晴れ】
【ニンフ@そらのおとしもの】
【状態】健康
【装備】マイク
【道具】不明
【思考】基本:歌いまくる
【ジャイアン@ドラえもん】
【状態】:健康、
【装備】:マイク
【道具】:不明
【思考】基本:俺様の歌を世界中に広める
1:ニンフの歌に感動
※七期から参戦
【カービィ@星のカービィシリーズ】
【状態】:健康
【装備】:マイク
【道具】: 不明
【思考】基本:歌いまくる
1:ニンフの歌に感動
※七期から参戦
【騒音お姉さん@現実】
【状態】:健康
【装備】:マイク
【道具】:ドラム
【思考】
0:伊佐坂先生ぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!
1:マーダーだろうがしばくぞぉ!!
※七期から参戦
【ドイツの青年@ようつべとかニコ動とか】
【状態】:健康
【装備】:キーボード マイク
【道具】:パソコン
【思考】
1:運動会プロテインパワー!!!
※七期から参戦
【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】健康
【装備】マイク
【道具】不明
【思考】基本:世界を平和にする
1:けど、光太郎は倒す
※七期から参戦
【マイク@不明】
【状態】健康
【装備】オーディンのデッキ@仮面ライダー龍騎、マイク
【道具】不明
【思考】 基本:幸せを手に入れる
1:けど、騒音部は殺す
※七期から参戦
【井坂深紅郎@仮面ライダーW】
【状態】健康、超空腹
【装備】ガイアメモリ『WEATHER』、マイク
【道具】不明
【思考】 基本:クライシス皇帝の力を我が物にする
1:それにしても腹がすいたな
※七期から参戦
「「お前は……っ!」」
バイクを乗りこなす、蟹こと不動遊星。
バイクと合体する、プラシド。
二人の間には少なからぬ因縁があった。
バトロワで原作での因縁の二人が出会ってしまった場合は、戦いとなることが多い。
べたな台詞を言えば、ここで会ったが百年目というやつだ。
二人の男は、バイク事故と転がる哀れな犠牲者・市川海○蔵のことも忘れ、ただ因縁の相手の姿だけを見る。
「いでよ、ワイゼル∞! ワイゼルT! ワイゼルG! ワイゼルA! ワイゼルC!
合 体 せ よ ! 機 皇 帝 ワ イ ゼ ル ∞ ! 」
そして、先に動いたのはプラシドだった。
自身のデュエルディスクに5枚のカードを次々に置き、機皇帝ワイゼル∞をこの世界に呼び出す。
カードのモンスターが普通に実体化できるこのカオスロワにおいて、ワイゼルは非常に強力だ。
攻撃力などを抜きにして、単純にその巨体から繰り出される攻撃は並の相手なら一撃で文字通り潰せる。
遊星もいくら力のあるデュエリストとはいえ、体はちょっと鍛えられた人間である。
このまま、機皇帝が腕を振り下ろせば彼は息絶えるだろう。
「ワイゼル! インフィニティガードフォーメーションだ! 急げ!」
「リョウカイ」
だが、何故か攻撃はしかけず、守りの構えをとった。
しかもそれは、プラシドを守ることはしていない。
ワイゼルは、彼の後ろにいる少女……鏡音リンの前で必殺フォーメーションの構え。
「え? え!? プラシドさん! 何も見えないです!」
「お前は見るな!」
突然視界を機皇帝に遮られたリンは慌てるが、プラシドがそれを制する。
それもそのはず。
彼は、たとえこの場にマーダーが乱入してきて……
自分の命が危険にさらされてもワイゼルをリンの防衛にあたらせるつもりだった。
その理由は、因縁の相手、遊星にある。
「貴様っ、不動遊星! 危うく俺も轢かれかけたことは100歩譲って許すとして!
そのふざけきった体勢はなんだ!?」
「お前はプラシド……またアポリアから分裂したのか。そうか、それで知能も3分の1になったんだな。
これは、『駅弁』と呼ばれる比較的ポピュラーな体勢だぞ? それをふざけただなんて……
……そうか、そんな体だものな……悪かった。だが、素直に羨ましいと言ってくれれば」
「おい貴様、今すぐD・ホイールから降りろ。俺がこの手でダイレクトアタックしてくれる!」
拳を握り締め、プラシドが吠えた先に立っている男は……
とても14歳の少女には『みせられないよ!』状態の姿で乱入してきていた。
自分達を逃がすために散った仲間の遺志と、自分の意志は『鏡音リンの防衛』だ。
防衛とは、肉体面は勿論のこと、絶望の道を進まないようにケアする精神面の防衛も含まれている。
少なくとも、プラシドはそう決めていた。そしてきっと、教育面の防衛も含まれている。
こんな生の18禁なんて、リンに悪影響しか与えないに決まっている。だから、防衛する。
「落ち着けプラシド。さては俺のスターダストの可愛らしさに照れているな?」
「リンに貴様のような走る猥褻罪が見せられるか!……それが……スターダスト……だと……!?」
「リン!? リンがいるの!?」
「ん? 遊星の後ろ、リンの知り合いがって貴様らも何をしているっ!?」
「え? 阿部さんとホモセ○クス。リンは僕の大切な妹なんだ!」
遊星の後ろから現れた、いい男と繋がったままの自称リンの兄の姿を見たプラシドは、頭を抱え込むのだった。
----------------------------------------------------------------------------------------
「お兄ちゃん!」
「リン! よかった無事で……!」
数分の論争のあと、遊星と阿部さんが合体を解除することを約束に兄妹はようやくの感動の再会となった。
その様子を、プラシドはただ黙って眺める。
「……意外だな。まさか、お前がレンの家族を守り続けてきたなんてな」
「ふん……俺が何をしようと、俺の勝手だろう。
不動遊星……本来なら、この場で貴様を抹殺してもいいのだが……今は主催者共が先だ」
「この世界を、レン達のような罪の無い人達を救いたい気持ちは俺も同じだ。なら、俺達は仲間だ」
スターダストドラゴンを名残惜しそうにひとまずカードに戻した遊星は、右手を差し出した。
それは、これから共に戦う新たな仲間としての、友情の握手。
「ち……」
舌打ちしつつ、プラシドも渋々手を差し出した。
ピュアな瞳でこちらを見てくるリンと、不安な様子でこちらをうかがうレンの前だ。
ここで無碍に突っ返すのもあれだと思っての行動。
ぬべちゃっ……
「…………おい貴様。なんだ今の感触は、音は、ぬめりは、べたつきは!?」
「ああ、すまない。スターダストが中々見つからなかったからこっちの手は相当自家発電に……」
「「……」」
「き……貴様よくも謀ったな不動遊星!? もう許さん、この場で勝負だ! デュエルでな!」
絶叫しつつ凄まじい速さで手洗い場へと駆けていくプラシド。
残された4人はそれをただ見送ることしかできなかった。
----------------------------------------------------------------------------------------
「ではライフ4000、デュエルディスクを使うと実体化して危険だからデュエルマットでデュエルを行う。
このデュエルに勝った方がこのチームのリーダーとなる。班員はリーダーの指示に従うこと。いいな」
「ああ。つまり、俺が勝てばもうスターダストとどれだけ愛し合ってもお前は文句を言えなくなるというわけだ」
(この勝負……負けられん、絶対に!)
やがて、机に敷かれたデュエルフィールドの前に二人の決闘者が向かいあった。
これが彼らのやりかた。世界を救うのをお金を手に入れるのも人を殺すのも全てカードバトル。
いつの間にかチームリーダーや服従など勝利報酬が増えているのも彼らの世界なら許されてしまう。
「不動遊星……さっきの恨み、そして今後のリンのためにも貴様には負けるわけにはいかない!」
「スターダスト……待っていろ。すぐにまた召喚するからな」
互いに、譲れない信念を持っての真剣勝負。
なお、デュエルマットはレンの支給品だったトランクの中に入っていた。
他にも大量のカードが入っており、レンとリンは物珍しげにカードの絵柄などを眺めている。
「このいい男……ダイ・グレファーっていうのか……」
そして阿部さんまで品定めをしていた。
デュエルディスクがないと実体化はできないようなので、その顔は若干残念そうである。
「「デュエル!!」」
そ し て 数 分 後 …
「屑鉄のかかしを破壊! そして攻撃力5000となったワイゼルでダイレクトアタックだ!」
「こ……こんなことが……!?」
遊星・LP700→−4300
試合はプラシドの一方的なものとなり、遊星はプラシドのライフを削ることもできずに敗北していた。
とはいえ、このデュエルには最初から遊星の勝ち目が下がっているのだから仕方が無い。
機皇帝を葬る切り札のシューティングスタードラゴンは、アクセルシンクロモンスター。
ライディング中のスピードのなかでクリアマインドにならなければ召喚できないモンスターなのだ。
だが今は互いに正座しながらのデュエル。これではアクセルシンクロが使えなかったというわけだ。
「くそっ! 卑怯だぞプラシド! アクセルシンクロさえ使えれば……」
「そもそも色欲に塗れた今の貴様では、本当にクリアマインドになれるか怪しいがな……
とにかく俺の勝ちだ不動遊星。おとなしく俺に従ってもらおうか」
ふふんと遊星を見下ろすプラシド。そんな彼に声がかけられた。
「あの……プラシドさん?」
「ん、どうしたリン。……それはデッキか?」
「はい、あのトランクの中に入っていたカードで適当に作ったやつだけど……
面白そうなので、私にも一試合させてもらえませんか? ルールは今の戦いで大体わかりましたから」
リンが手に持っていたのは、彼女が即興で作ったというデッキだった。
見れば、レンも何枚かカードを取って悩んでいる。あの阿部さんまでだ。
やたら胸の大きい女性モンスターと、やたらムキムキの戦士族ばかりだったが。
しかしとプラシドは一考した。
デュエルディスクさえ手に入れば、モンスターを召喚して自衛することが可能となる。
非力なリンとレンでも扱える、強力な手段。自分のデッキを持っておくのも悪くないだろう。
そして、一番の理由は娯楽の意味合い。
ピュアなリンも、かなり汚れたレンも、この殺し合いでの精神疲労はとても大きいだろう。
ならばせめて、今この時だけでも殺し合いを忘れて楽しくカードゲームにしゃれ込むのもいいのではないだろうか?
「よし、ではやるとするか。デッキのアドバイスはあとで俺がしてやろう」
「ありがとうございます!」
----------------------------------------------------------------------------------------
そして始まったプラシドのデュエル講座は……
「ワイズコアを破壊! そしてその効果によりデッキからパーツを呼び出し機皇帝ワイゼル∞を特殊召喚!」
1ターン目から大人げなかった。いきなり切り札の登場である。
しかしこれはプラシドなりの優しさだった。
わざと手を抜いてリンを勝たせても、デュエルの厳しさは伝わらない。
デュエルはまさしく決闘。生半可な覚悟では消される。それはこのバトルロワイアルにも言えることだろう。
偽りに惑わされず、真実を知り、それでいて希望を失わず前を見て歩き続けろということだ。
「俺はカードを一枚伏せてターンエンドだ」
「えと、私のターン!」
ターン2…プラシド・LP4000 フィールド…機皇帝ワイゼル∞・ATK2500(5種で1体) 伏せ1枚
「えーと……手札からサイバードラゴンを特殊召喚します!」
ターンがまわって来たリンは、手札から機械の龍を召喚する。
このサイバードラゴンは、相手のフィールドにのみモンスターが存在する時、特殊召喚が可能となる。
攻撃力は2100なのだが、このモンスターを見た瞬間、プラシドの顔が凍りついた。
「それで……エクストラデッキから『キメラテックフォートレスドラゴン』を特殊召喚!」
「なんだと!?」
プラシドが叫ぶが、もう間に合わない。
このフォートレスドラゴンは、サイバードラゴンをベースに他の機械族を巻き込んで造られる融合モンスターなのだが……
その巻き込む範囲は『自分と相手のフィールド』つまりはプラシドのフィールドも含まれている。
そして機皇帝は名前の通り全てのパーツが機械族。
リンが召喚宣言をした瞬間に機皇帝はバラバラにされて一体の要塞龍の一部となってしまう。
「フォートレスドラゴンは素材にしたモンスターの数×1000の攻撃力になるみたいですから……
6体で攻撃力は6000ですね。そして手札から速攻魔法リミッター解除発動!
機械族の攻撃力を2倍にします! そして手札2枚を捨てて魔法石の採掘を発動、リミッター解除を回収です。
そしてもう一回リミッター解除発動! 攻撃力をさらに倍に!」
フォートレスドラゴン・ATK6000→12000→24000
(ジャックのパワーが(笑)になりかねない攻撃力だ……!?)
(お、落ち着け! まだ俺には聖なるバリアミラーフォースが……)
「念のため手札から速攻魔法サイクロンも発動します!」
その言葉を聞いた瞬間。
プラシドは両手をあげて諦めた表情を浮かべた。
そして、つくづくデュエルディスクでやらなくてよかったなぁと思いつつ……
「と、通るかな……? フォートレスドラゴンで直接攻撃です!」
「ウボァー!」
プラシド・LP4000→−20000
ライディングデュエルだったら確実に上半身が6回はもげている攻撃をくらい、プラシドは敗北した。
そしてこの瞬間。この混沌としたチームのリーダーがリンに決定してしまった。
傷心気味のプラシドは頭の片隅で悩む。
今まで味わってきた絶望に加え、追撃の絶望。
初心者にオーバーキルされる絶望。宿敵が変態だった絶望。守ると決めたリンの兄レンももう手遅れだった絶望。
これから阿部と遊星の18禁行為をリンに見せないように頑張り続けなくてはならない絶望。
そして放置されていた死体からはみ出ていた名刺にあった市川の名……3000万の借金の絶望。
(ルチアーノ……ホセ……いまどこだ……次々絶望が降りかかるんだが……どうすればいいんだ?)
リンの防衛より先に、プラシドの精神が限界を迎えるのが先かもしれない……
【一日目・12時00分/神奈川県・病院/天候・雨】
【プラシド@遊戯王5D's】
【状態】健康、決意 傷心
【装備】サイクロン号、機皇帝ワイゼル∞(スターダスト、防衛白コア入り)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:世界の破滅の根源であるニアラを消す。アンチ連盟も。不動遊星は保留。
0:とりあえず借金は踏み倒すために早々にここを出る
1:不動遊星をリンに近寄らせないようにするが、共に行動。
2:リンを防衛し、絶望の道を歩ませないようにする
3:速い男(クーガー)を警戒
4:ミクトランは許さない
5:遊星達と情報交換する?でも遊星達がろくに情報を持っていない気がする
6:東京に向かいつつ、デュエルディスクを探す
※神龍ニアラがシンクロモンスターだと思ってます
※7期の世界を知りました
【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】ダメージ(小)、疲労(小)悲しみ、決意 、リーダー
【装備】覇邪聖皇剣、自分のデッキ、その他不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き残り、家族と再会する。
0:プラシドが心配
1:プラシドや遊星達と行動する。
2:護られるだけではなく、自分も戦う
3:ハクの真意が知りたい。やむを得ない場合は戦う
※7期とは別人です。
※7期の世界を知りました
【阿部高和@くそみそテクニック】
【状態】健康、レンを捕食中
【装備】自分のデッキ、そのほか不明
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:や ら な い か
0:この調子でレンの家族を探す
1:レンの家族探しを手伝う
2:レンと遊星と行動する
3:その道中でいい男をさがす
4:悪い男は掘り殺す
5:できれば遊星とプラシドも掘りたい
6:ミクトランを探してじっくりと"お話"する
※7期とは別人です
【鏡音レン@VOCALOID】
【状態】阿部さんを見てると胸がドキドキする…
遊星さんとくっついていても胸がドキドキする…
【装備】自分のデッキ、そのほか不明
【道具】支給品一式、海馬社長のカードトランク
【思考】
基本:家族を探す
0:リンと再会できてよかった
1:阿部さんと行く
2:阿部さんとイク
3:遊星さんとも行く
4:遊星さんともイキタイ
5:ハク姉さんが心配
※7期とは別人です
【不動遊星@遊戯王5D's】
【状態】健康
【装備】遊星のデッキ、Dホイール(遊星号、中損壊)、スターダストドラゴン(人型)
【道具】支給品一式
【思考】基本:仲間を探して主催を倒す
0:リンか……年齢的にセーフだよな?
1:阿部さん達と東京へ行く
2:でも決してイキはしない。
3:阿部さんとレンと一緒に行動する。
(この周辺にはいないか……やはり都内という情報だけでは……)
フォルカはショウコ・アズマを捜し続けていた。
だが、アレディの情報だけでは、広い都会を探すには手がかりが少なすぎた。
(ショウコ……無事でいてくれ)
この地にいるであろう彼女の無事を願う。
そして、フォルカは数時間前なし崩し的に別れた仲間の安否も気にしていた。
(ラミアや美鈴達はどうしているだろうか……)
かつて共に戦ったかけがえのない仲間と殺し合う、そんな道理などあるはずがない。
アクセルにしろラミアにしろ、こんな殺し合いに乗るような人物でないことは知っている。
美鈴と神夜も、殺し合いにより大切な人を奪われた、被害者だ。
そして、二人と共に行動していた男……神夜の言っていた飛竜という男と特徴が一致する。
もし彼がそのストライダー飛竜であるなら、共に戦う仲間となりえただろう。
不幸なすれ違いだったのだ。自分達が憎み争い合う要素など、どこにもない。
アレディ・ナアシュというジョーカーの存在がなければ、全てが丸く収まるはずだった。
そのアレディにしても不可解な点が残る。
かつての修羅王アルカイドと同じ姓を持ち、別世界の自分のことを熟知している、あの男。
神夜の語った人物像、彼女やアクセルのアレディに対する信頼……そこに嘘は感じられなかった。
彼女達の信頼からかけ離れた、あのアレディという男は、結局何者だったのか。
(主催者の手……ジョーカー、か……)
主催者が絡んでいるというのが、どうにも気にかかる。
主催から何らかの悪意を仕込まれたのか。何かを吹き込まれたのか、あるいは洗脳か……
やはりあらゆる意味で、アレディを殺してしまったのは痛手だった。
彼が生きていれば、多少話がこじれるにしても、仲間の誤解を解く可能性は見出せただろうし、
主催側の情報を引き出すきっかけも掴めたかもしれない。
アレディを死なせてしまった以上、彼がジョーカーであったことを証明する術は、フォルカにはない。
結局、ノアの力を使いこなせず彼を死なせた、自分の未熟さがこの事態を引き起こしたのだ。
握り締める拳に、力が込められる。
これからの行動を考える。ショウコを探すのは勿論として、危険を承知でもう一度彼らと合流すべきか。
神夜には殺意をも向けられるかもしれないが、このまま誤解を放置しておくわけにもいかない。
アレディのことを知らないラミアか、最初から行動を共にしてきた美鈴ならば、話を聞いてくれるだろうか。
アクセルも感情に任せて暴走するような男ではないし、気がかりは飛竜の存在ではあるが……
「ん……?」
歩いていると、道路のど真ん中という明らかに不自然な場所に、建物が建っていた。
東京の街には酷く場違いな建造物……宿屋と書かれた看板が飾られていた。
不審なものを感じつつも、フォルカはその宿屋の扉を開け、中に入っていく。
「ルイーダさん……せめて安らかに眠って……」
「いつきちゃん、君の仇は必ずとってみせる!クライシスを倒し、そして殺し合いを止める!」
「ごめんねルイーダさん、貰ったコイン1万枚、全部スッちゃった……」
「いやマーニャ、そういう話じゃなくてね……」
中には四人の男女と、そして無惨な姿となった二人の参加者の亡骸。
仲間の死を嘆き悲しむ者達の光景であることは、一目で理解できた。
同時に、死を悲しむことができる彼らが、殺し合いを良しとしていないことも。
やがて、彼らはフォルカの気配に気付く。
「!?誰だ!?」
「待ってくれ、戦う意思はない」
フォルカは彼らの前に姿を現した。
「俺はフォルカ・アルバーグ。……この殺し合いを止めるために、行動している者だ」
正面から、フォルカは自分の名と意志を堂々と告げる。
そこには嘘偽りはない。殺し合いを嘆き、止めたいと思う意志は紛れもなく本物。
彼らにフォルカを拒む理由など、あるはずもなかった。
ルイージ。リッカ。マーニャ。そして南光太郎。
彼らの輪の中に、フォルカ・アルバーグも足を踏み入れることとなる。
ルイーダと明堂院いつきの亡骸の前で黙祷し、フォルカは静かに祈りを捧げた。
(安らかに眠れ……お前達の無念は、必ず俺が晴らしてみせる)
心から、祈る。
これが、フォルカという男だ。
仲間を想い、死を悲しみ、理不尽な悪意や暴力にも敢然と立ち向かう。
戦うだけを運命とした修羅の理から外れ人としての道を歩む、フォルカ・アルバーグという男。
ウルトラマンノアと同化したからといって、彼の本質は決して変わりはしない。
その心があるからこそ、ノアもフォルカを選んだのだ。
ノアもまた善……光に属する存在なのだから。
「四国が怪物化して東京に向かってくる……!?まさか、そんなことが!?」
「事実だ。そして、裏で糸を引いていたのが……クライシス帝国の女性型怪魔ロボット、ラミアだ」
「アシェンだよ……まあ、同一人物の線が強いけどね。言葉使いがおかしい所とか」
「ラミア……アシェン……?」
互いに情報を交換する中で、ルイージ達の口から出てきた、フォルカも知る二つの名前。
ラミア……ラミア・ラヴレス。しかし彼女とはほんの数時間前に東京で出会っている。
彼らの言うラミアは、ラミア・ラヴレスとは別の人物である可能性が高い。
アシェン……神夜の仲間、アシェン・ブレイデルだろうか。
だが神夜から聞いた情報とは、こちらも食い違いがある。
別人か、もしくは彼女の身に何らかの異変が起きているのか。……アレディと同様に。
「それと、フォルカ。楠舞神夜という女の子に出会ったことはあるかい?」
「神夜……!?」
さらにルイージの口から出た名前に、フォルカは思わず聞き返した。
「知ってるの!?」
「……少し前まで、俺と行動を共にしていた。わけあって、離れることになったが……」
「彼女は今どこに!?」
「すまない、今はわからない……お前は、どうして神夜のことを知っているんだ?」
「……ハーケン・ブロウニングだっけ?そいつの最期を看取ったのよ、ルイージは。
一緒に行動してたっていうなら、あんたも知ってるでしょ」
「……そうだったのか」
口を挟んできたマーニャの説明により、フォルカはルイージの意図を漠然と察する。
ルイージの目には強い意志の光が灯っている。それは、託された男の目だ。
ハーケンの死を知った時、恋人である神夜は酷く取り乱していた。
ハーケンはそれを察した上で、ルイージに何らかの遺志を託したのだと推測できる。
……彼は、信頼できる。フォルカはそう感じた。
託された遺志を胸に、歩き出そうとする彼ならば。
「フォルカ、俺達も殺し合いを止めるために戦っている。
君も同じ目的だというなら、俺と君は同志だ!共に戦おう!!」
情報交換もひととおり終え、光太郎が握手を求めてきた。
彼もまた、その心にぶれがない。確かな正義感と、強い意志をもって、殺し合いに抗おうとしている。
フォルカは光太郎の言葉に強く頷き、握手で返した。
「心強い仲間が加わったね!ルイージさんに光太郎さん、フォルカさん……
それにマーニャさんの呪文が加われば、どんな敵も怖くないよ!」
「ん……まあね。そうだといいけど……」
はしゃぐリッカと、どこか冷めた態度を取るマーニャ。
そんな女性達をよそに、フォルカは光太郎のことが引っかかってならなかった。
彼の心に嘘はない。今は心強い仲間として共に戦っていけるかもしれない。
だがこの男は、自分の障害となる可能性をも秘めている。
この男――仮面ライダーBLACKRXのチートぶりを、フォルカは見抜いていた。
……だからと言って、光太郎の排除などフォルカは考えない。
それではマーダーと同じだ。目的を同じくする仲間を殺す外道な行為など、論外。
フォルカもまた対主催だ。他の力のある対主催を認める気はないが、存在の否定までするつもりはない。
それでいいのだ。
彼らは、ウルトラマンノアを引き立てるために存在するのだから。
それ以上の存在にはなりえない。英雄は一人でいい。
せいぜい、ウルトラマンノアの引き立て役として機能して貰うぞ。最強の仮面ライダーよ……
【一日目・13時00分/東京都・リッカの宿屋/天候・晴れ】
【フォルカ・アルバーグ@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康。ウルトラマンノアと同化
【装備】ウルティメイトイージス@ウルトラマンゼロ
【道具】不明
【思考】基本:自分が完全メインとなった上で打倒主催。
0:基本的に、自分以外の有力対主催及びノア以外のウルトラマンは認めない
有力対主催は基本的に引き立て役として利用する
1:ルイージ達と共に行動
2:ショウコを探す&神夜達ともう一度合流
3:殺し合いに乗った者は倒す。
4:自分以外のウルトラ戦士も抹殺する
5:光太郎は警戒しておく
【備考】本来課せられるべき制限がかかっていないようです
【ルイージ@マリオシリーズ】
【状態】健康。覚醒
【装備】ハンマー、ナイトファウル、ロングトゥーム・スペシャル
【道具】支給品一式
【思考】基本:ゲーム破壊
1:フォルカ達と共に行動
2:アシェンを追い、決着をつける
3:楠舞神夜を探し、ハーケンの遺言を伝える
【リッカ@ドラゴンクエスト9】
【状態】健康
【装備】リッカの宿屋
【道具】支給品一式
【思考】基本:宿屋を繁盛させ、対主催の拠点にする
1:ルイージ達と共に行動
【南光太郎@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】ぶっちぎり
【装備】リボルケイン@仮面ライダーBLACKRX
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ぶっちぎる
1:クライシス、そして主催者め!許さん!!
2:クライシスの怪人ラミアを倒す
※7期とは別人です
※アシェンの名をラミアと勘違いしています
【マーニャ@ドラゴンクエスト4】
【状態】健康、すっからかーん
【装備】ふんd……踊り子の服
【道具】支給品一式
【思考】基本:どんな手段を使ってでも生還する
1:ルイージがほっとけないから、とりあえずしばらく面倒見てやる。
2:アシェンを危険視、錫華が心配。
3:自分のスタンスに若干の疑問。
「よくも……神聖なるアリスゲームを!」
ローゼンメイデン第一ドール水銀燈は、このカオスロワによってアリスゲームが汚されたことに怒っていた。
「主催者共め……よくも私の邪魔を!」
その隣で、水銀燈そっくりの魔女リーゼロッテ・ヴェルクマイスターもカオスロワの影響によって
世界を滅ぼす魔術を打ち消されたことに怒っていた。だが次の瞬間
「「え?私」」
二人は驚いた。何せ目の前にいる女は自分そっくりなのだから。
「な……私が二人?」
「ドッペルゲンガーか?」
構えるリーゼロッテ。それを水銀燈が静止する。
「ちょっとぉ落ち着きなさいよぉ貴女」
「貴様何者だ?」
「私は水銀燈、誇り高きローゼンメイデン第一ドール。そう言う貴方はぁ?」
「……リーゼロッテ・ヴェルクマイスターだ」
「そぉところで貴方、主催者が憎いようねぇ」
「そう言う貴様も主催者が憎いのだろう?」
「どぉ?ここは主催者をジャンクにするまで手を組まなぁい?」
「……いいだろう」
こうして瓜二つの二人は打倒主催の為、手を組むことになった。
「ところで貴女ヤクルトもってない?」
「持っているが、やらないぞ?」
【一日目・12時00分/神奈川/天候・晴れ】
【水銀燈@ローゼンメイデン】
【状態】健康
【装備】背中の黒い羽
【道具】支給品
【思考】基本:主催者共をジャンクにする
1:リーゼロッテと手を組む
2:ヤクルトが飲みたい
【リーゼロッテ・ヴェルクマイスター@11eyes】
【状態】不老不死、ノーパン(公式設定)
【装備】なし
【道具】支給品、ヤクルト×5000
【思考】基本:主催者全員皆殺し
1:水銀燈と手を組む
2:ヤクルトうめぇwwwww
373 :
幻影回帰:2011/02/28(月) 12:07:21.84 ID:1ZiI7Qe0
……なんだ。この匂いは?
非常に生臭い異臭が漂っている。
「……気付いたか?」
「……結構近いな、まだ近くに潜んでいる可能性がある」
「あのう、この匂いは一体?」
「……言いにくいかも知れないけど、『ヒトの血』の匂いよ」
やはりか。
ここまで安全で戦闘が縁がなかったからな。
いよいよ、俺も覚悟を決めなきゃならないということなのか?
「ティア、相良、お前らはキョンを守ってろ」
「一人で行くの?」
「……そうだ」
「……了解した」
ヒイロさんが一人、先行することになった。
……というか、俺完全に足手まとい扱いだな。
だが、そうなるのは至極当然だ。
俺は宇宙人でも未来人でも超能力者でも……
ましてや、軍人でも専門家(プロフェッショナル)でもない。
ただの高校二年生だからな。
◆ ◆ ◆
「……これは酷いな」
ヒイロが見つけたのはまだ温かみが残る三体の死体だった。
一つは首から上から完全に無くなっており、
一つは綺麗に胴体と四肢が切り離せれており、
そして、最後は一つは心臓部分に風穴が空いていた。
「……完全に場馴れしているな」
恐らくはこの三人を殺したのは同一犯だ、と考えるヒイロ。
三つの傷口があまりにも綺麗に斬られているからだ。
ここまで綺麗な切断面の遺体はヒイロも初めて見た。
そして、犯人は既にこの場から離れている可能性が高い。
「……ヒイロ」
「……相良か、二人は?」
「……すぐ近くにいる、しかし、これは酷いな」
「……相良、お前はこの遺体を見てどう思う?」
「……完全に場馴れしたものが殺害したと見て、間違いないだろう。
凶器は恐らくは刃物だが、傷口があまりにも綺麗すぎる……不自然すぎるまでにな」
「……そうか、キョンには見せない方がいいな、この光景は一般人にはきつすぎるからな」
「……了解した」
そして、ヒイロと宗介は三人の遺体を埋葬し始めた。
◆ ◆ ◆
374 :
幻影回帰:2011/02/28(月) 12:08:53.40 ID:1ZiI7Qe0
どれくらい時間がたっただろうか?
そういやヒイロさんって一体何者なのだろうか?
ティアさんのような軍人なのか? それとも相良さんのような傭兵なのか?
まあ、俺が言えるのはあのタンクトップは伊達じゃないと思う。
「ティアさんはあのヒイロさんは何者だと思いますか?」
「へっ……?」
急に話題を振られたティアさんは少し困惑気味だ。
いつも冷たい雰囲気が少し無いようにも思える。
「そうね……私の嫌いなタイプね。
なんというか、無口で無愛想でとっつきにくいタイプね」
………ティアさん。
それはひょっとしてギャグで言っているんですか?
まんま貴方自身のことを語っているようにしか聞こえないんですが?
「……遅くなった」
「どうだったの?」
「……完全に手遅れだった」
「それと殺した犯人がまだ近くにいる可能性が高い……警戒を怠るな」
「マジですかい?」
「……肯定だ」
ヒイロさん、相良さんなんでそんなことを真顔で言えるんですか?
普通の高校生である俺がもし死体なんかを見つけたら、多分冷静ではいられないだろう。
きっとパニックを起こす、いや絶対にパニックになる。
……うっ、また腹が痛くなってきた。
【一日目・12時20分/神奈川県・病院近く/天候・雨】
【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】罪悪感、精神疲弊
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:ハルヒには会いたくない。
【ティア・グランツ@テイルズオブジアビス】
【状態】健康
【装備】ナイフ
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】 基本:殺し合いからの脱出
1:東京に向かう
2:知り合いを探す
【相良宗介@フルメタル・パニック!】
【状態】健康
【装備】ショットガン、手榴弾×2
【道具】支給品一式、レーバテイン@フルメタル・パニック!
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊とかなめを探す。
1:東京に向かう
2:ヒイロ、ティア、キョンと行動する
【ヒイロ・ユイ@新機動戦記ガンダムW Endless Waltz】
【状態】健康
【装備】拳銃
【道具】支給品一式、ウィングガンダムゼロカスタム@新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊とリリーナを探す。
1:東京に向かう
2:相良、グランツ、キョンと行動する
◆ ◆ ◆
時は10分ほど遡る。
三人の男たち。
あの死体に朽ち果てる前のブラックジャック、古畑、今泉はここにいた。
しかし、僅か時間にして1分の間で殺害された。
まずは今泉だが、僅か一瞬で首を刎ねられた。
人間というよりも何か獣的なモノがすれ違ってた一瞬で。
首がゴロゴロと転がり、それに注意が剥いた時であった。
また何か白い影が飛び交い、見えない刃は速く、鋭く走る。
一瞬の閃光が今度は古畑の心臓を貫いた。
無慈悲なまでに奮われる刃は防弾仕様のコートすら意味を持たない。
音も無く、姿も無い光の剣が鋭く男達の身体を切り裂いていった。
白い影の動きが止まった。
周囲は真っ赤な血で染まったが、その男の着ていた服は不自然なまで白かった。
返り血などまったく付いていなかったのだ。
この男もまたストライダー。それも特A級のライセンス所持者。実力はあの男とほぼ同等。
彼もただ与えられた任務を遂行するのみ。
だが、その先に在るものはあの男は完全に違う。
全てはあのお方のため。そのためなら自分の全てを捧げる。
白い燕が雨の中を馳せる。
【一日目・12時10分/神奈川県・病院近く/天候・雨】
【飛燕@ストライダー飛竜2】
【状態】ダメージ(小)
【装備】光剣サイファー、Zセイバー@ロックマンX
【道具】支給品一式
【思考】基本:あのお方の為に参加者達を間引く
1:飛竜とは戦いたくないので、説得する
【ブラックジャック@ブラックジャック 死亡】
【古畑任三郎@古畑任三郎 死亡】
【今泉慎太郎@古畑任三郎 死亡】
377 :
王子の決断:2011/02/28(月) 21:05:33.72 ID:Kfx3xgMP
「これで……もう大丈夫だ……」
重傷を負ったハクを治療し終え、ミクトランはハクの眠るベッドの横の椅子に座る。
ネルとの戦いの後、ミクトランは気絶したハクをつれて長野の病院に隠れていた。
天才であるミクトランは医学にも精通していたため、そこでハクを治療することができた。
そして彼女は一命を取り止めた。しかし……
ミクトランはベッドに横たわるハクを見る。
その顔の片頬には火傷の痕が、そして支給されていた包帯で覆われたその体の半分にも火傷痕が残されていた。
設備の整った病院ならともかく、現時点ではこの傷痕はどうしようもなかった。
このことをハクが知ったらどう思うか……ミクトランはそう考えて暗澹たる気持ちに包まれた。
「ミクトラン様……」
うたた寝していたミクトランはその呼び声に起こされた。
「ハク!目が覚めたのか」
「はい……」
ベッドで上体を起こして俯くハク。その包帯がほつれて火傷の痕が見えている。
「申し訳ありません。ミクトラン様……」
「そんな、お前が何を謝ることがある」
「このような体では……もうミクトラン様のお相手をすることができません……」
「バ、馬鹿を言うな!私は、お前と……!」
その時、部屋のドアが吹っ飛ばされた。
「ようやく見つけたぞ!ミクトラン!」
そこにはデコに血管を浮き上がらせたベジータが立っていた。
「動くな!俺はお前の戦い方をよく知っている。
妙なことをしたらこの病室ごとぶっ飛ばすぞ!」
エネルギー弾でミクトランを牽制しながらも、ベジータは困惑していた。
状況を見るにミクトランがハクを治療していたとしか思えない。だが自分たちを洗脳して駒にしていた奴がなんでそんな事をするのか?
さらにハクはベッドから起き上がってミクトランを庇おうとしているが、その目は洗脳されているようには見えなかった。
「やいテメェら!今まで何があったのか三行の空白の間に説明しやがれ!」
ミクトランはハクと目を見合わせると、今までのことを話し始めた。
「なるほどな……」
ミクトランの話をすべて聞き終えたベジータは
「このクソッタレがッ!!」
ミクトランの顔面に拳を撃ち込んだ。
「ミクトラン様!」
ハクの悲鳴を無視して、ベジータは壁まで吹き飛んで激突したミクトランを引きずり起こすと
さらに二発、三発とぶん殴る。
血を流すミクトランの襟首をつかみ上げ、ベジータは怒鳴った。
「いいか!俺は主催どもをぶっ潰す!
その為にはミクトラン!てめぇの力が必要だ。
だから今は殺さない……だがな!」
彼は決して許すことができなかったし、許すつもりもなかった。
自分を洗脳したことも、海馬や式をはじめとする人々を虐殺したことも。
「クソ主催者どもを殺してこのバトロワが終わったら……
俺はお前をぶっ殺す!絶対に!俺自身の手でだ!
それまでは生かしておいてやる!
わかったな!嫌とは言わせんぞ!」
「……わかった」
観念したミクトランがそう答えると、ベジータはケッと呟いてミクトランを投げ捨てた。
成り行きに固まっていたハクが、慌ててミクトランに駆け寄る。
その様子を見てベジータは再び忌々しげにケッと言い捨てた。
「ハクが回復して動けるようになったらここを出るぞ!
だからとっとと怪我を治しやがれクソッタレども!」
【一日目・13時20分/長野県/天候・晴れ】
【ベジータ@ドラゴンボールZ】
【状態】健康
【装備】スリッパ(ハズレ支給品)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者をこの手で叩き潰す
1:ミクトラン、ハクと行動して主催者を潰す
2:カカロットを殺した者を探し、倒す
3:バトロワが終わったらミクトランを殺す
※7期より参戦です
※全裸同盟とは別れました
【弱音ハク@VOCALOID】
【状態】疲労(大)、体半分に火傷痕、覚悟
【装備】機関銃@現実、縄、高級スポーツカー
【道具】なし
【思考】
基本:ミクトランを守る
1:ミクトランに従う
2:ミクトラン様……
※7期とは別人です
※べジータからDBの世界を聞きました
【ミクトラン@テイルズオブデスティニー】
【状態】疲労(小)、ダメージ(小)、ハクに対する罪悪感
【装備】ストームブリンガー@テイルズオブデスティニー2
【道具】参加者からの強奪品×2
【思考】
基本:ハクを守る
1:ベジータに従う
2:ハクの傷をなんとかしたい
※7期とは別人です
379 :
ひとつの真実:2011/02/28(月) 23:10:43.95 ID:HKjgFu3t
「やっぱり……」
主催者本部のモニタールームで、赤い鎧を装備した少女が頭をひねっていた。
『スターダストォォォォォォ!』
『マスターァァァァ!』
「主従関係か……うむ、これもなかなかいいAVだな」
「俺はさっきの羊が激しく女の子を蹂躙しているAVも捨てがたいと思うな」
後ろから聞こえてくるマダオ共の声も、今は気にならなくなっていた。
(まだ半日……それなのに、あの世界……七期の参加者の方の死亡数が多過ぎる。
何か理由があるかと思って調べてみたら……これはどういうことですの?)
少女……赤帝竜キングもバカ王子と同じように疑問を持っていた。
そして、彼女が調べた結果……ひとつの事実が明らかになったのだ。
(七期参加者全員に……複数の弱体化術が同時にかけられているなんて……
でも、それなら納得できる点もある……
不破師範……彼は明らかに分身できる数が減っていた。首輪とは無関係に……
ブロント様……インビンシブルをはじめとしたナイトの技が全て使用できなかった……
ギリアム様……彼の場合、ゲシュペンストのスペックが大幅ダウン……
ラグナ様夫妻……操る地幻竜は七期主催ロボ軍を全滅させる力があったのに、たった二体に撃墜……
防衛システム……スターバスターが人間一人に軌道をずらされる程、全体的な出力低下……
ネウロ、アーカード、ジャイアン母の怪物トリオ……とても爆撃一発で倒れる程やわではなかったはず……
昏き海淵の禍神……ぶつ切りにされてしまう程、全ての触手の耐久力が無くなっていた……
妹紅様……いくら気を抜いていても、たかが雑魚兵士に易々とやられるはずはない……
幹也様、悟空様……優勝者と本物の英雄が、危険を察知することもできずに瞬殺……
優様、アーチャー様……彼らも狩りに関しては特に高い能力を持っていたはずなのに……
右京様……意外と逞しいモノをお持ちでしたのに、気絶したばっかりに……
……全員が弱体化させられていたなら理由がつきますわ。
死んでしまった方に限らず、まだ生きておられる方にも……)
キングの指がキーボードを叩き、七期からの参加者で尚且つ生存している者の姿がモニターに映しだされた。
(飛竜様……本人も多分気づいているのでしょうけど、以前よりも動きが遅い……
ジョジョ様は……ドーナツを利用して兵士を倒しているところを見ると、多数を仕留める技が使えない……
信長様も……ああもあっさり腕を飛ばされ……何故にドリルに?
そしてあのアッコ様さえも……加速装置の速さを失ってしまっている……)
キングの口からため息が漏れた。
おそらく、この他の七期参加者も弱体化させられているのだろう。
それはきっと、自分たちも含めて。
(これが真の主催者かフォルカという男の手によるものだとしたら……卑怯ですわ。
自分の力に自信があるなら、正々堂々正面から小細工無しでパワー勝負したらどうですの!?)
振り下ろされた手が、ガシャリとキーボードを砕く。
(でも、私たちではどうにもできない……
できるのは、犠牲者の発表と、せいぜい禁止行為の操作だけ……
そういえば、次の放送は誰に担当させればいいのでしょう……?)
【一日目・12時30分/某所・主催者本部/天候・不明】
【碇ゲンドウ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】マダオ、主催者
【装備】グラサン
【道具】支給品一式、参加者の盗撮映像ブルーレイ
【思考】基本:主催者の仕事をする
1:AVを見る
【長谷川泰三@銀魂】
【状態】マダオ、主催者
【装備】グラサン
【道具】支給品一式、参加者の盗撮映像DVD
【思考】基本:主催者の仕事をする
1:AVを見る
【キングドラゴン@TCBR】
【状態】健康、美少女、頭痛
【装備】赤い鎧(出展はお任せ)、ガラガラ、赤ん坊×2
【道具】不明
【思考】基本:主催者の仕事をする
0:真の主催者、フォルカを警戒
1:(元)竜の子守をする。2:マダオに放送させるのも……
※七期参加者全員がなんらかの手段で弱体化させられていたようです
※仕事が忙しかったため、ニアラの死には気づいていません
「七期参加者たちの弱体化…
ここまで来ると偶然ではない… もはや『必然』―!!」
「キバヤシさん!!」
赤帝竜キングは驚いた。
独り言で七期参加者弱体化論を語っていたら、いつの間にか背後にキバヤシが立っていたのだ。
「話は聞かせてもらった!このままでは人類は滅亡する!」
「な、なんですってー!!」
キバヤシの断言にキングは驚愕する。
「では私たち竜はどうなりますの!?」
「竜も滅亡する!」
「な、なんですってー!!」
また驚愕して絶望に膝をつくキング。
「そんな…私たちに打つ手はないんですの…」
「あきらめるな!
あきらめない!!それがオレたちにできる唯一の闘い方なんだよ!!」
そんなキングに無責任なことを言うキバヤシ。
「と、とにかく!私たちも弱体化させられてる以上その犯人かもしれない主催の所になんかいられませんわ!脱出いたします!」
「待ってたぜ、その言葉を!」
いつの間にかキバヤシ以外のMMRメンバーも集まってきていた。
「「「「絶対に諦めない!!」」」」
「ああ、そういえば放送がまだでしたわね…
でもそんなことはもうどうでもいいですわ!」
急いでキバヤシたちと主催者基地を脱出しようとするキング。
しかしそんな彼女の動きを察知して、基地にあったバグ(@機動戦士ガンダムF91)が脱走者をミンチにしようと追いかけてきた。
「ここで死んだらそれこそ奴らの思うツボ!俺はこんなところで死んではいけないんだ!!」
「この場合は仕方ありませんわ!」
キバヤシとキングはナワヤ以下四名のMMRメンバーを自分たちの身代わりとして突き出し、彼らが殺されている間に転送装置で脱出した。
◆
「赤帝竜キングドラゴンが逃げた…
まあいいでしょう。ニアラが死んだ今、新しい展開の盛り上げ役になるかもしれませんしね」
相変わらず放置主義な黒のカリスマは一人呟く。
「それにしても七期参加者を弱体化させたとはどういうことなんでしょう?
私もウルトラマンノアも真の主催者たちも、別にそんなことはしてないと思うんですが…」
果たして真実はどこにあるのか。そして地球のどこかに送られたキングの運命は――
【一日目・12時40分/某所・主催者本部/天候・不明】
【キングドラゴン@TCBR】
【状態】健康、美少女、頭痛、キバヤシを信じる
【装備】赤い鎧(出展はお任せ)
【道具】不明
【思考】基本:人類、そして竜の滅亡を止める
0:主催者から逃げる。
1:真の主催者、フォルカを警戒。
2:そういえば育児放棄してしまいましたが大丈夫でしょうか?
※七期参加者全員がなんらかの手段で弱体化させられていた…と思っています(真偽は不明)
※仕事が忙しかったため、ニアラの死には気づいていません
※どこに転送されたかは不明です
【キバヤシ@MMR】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式その他不明
【思考】
1:話は聞かせてもらった。人類は滅亡する!
※どこに転送されたかは不明です
【黒のカリスマ@スーパーロボット大戦Z】
【状態】主催者
【装備】???
【道具】???
【思考】基本:主催者としてゲーム進行
1:???
【ナワヤ@MMR】死亡確認
【タナカ@MMR】死亡確認
【イケダ@MMR】死亡確認
【トマル@MMR】死亡確認
バグ@機動戦士ガンダムF91にやられて死亡
「「そ〜れそ〜れ乳酸菌飲料!!!」」
すっかりヤクルト中毒者になったリーゼロッテと、その辺の店からヤクルトを買い占めた水銀燈は
色々とアレな歌を歌いながら歩いていた。それにしてもこの二人馬鹿丸出しである。
「ん?あれは……」
そんな中リーゼロッテが足を止める。
「どうしたのよぉ?」
「……死体だ」
リーゼロッテの指差す方向、そこにはブラックジャック、古畑、今泉の死体があった。
「うわぁ容赦ないわねぇ」
「!?」
突如リーゼロッテの腹部に激痛が走る。彼女が腹部を見てみると、そこには光剣サイファーが刺さっていた。
そしてそれを刺したのは飛燕。
「ほう……いい腕をしているな。小僧」
「何!」
だが彼女は不老不死、いくらか制限されているとはいえ、この程度では死なない、いや死ねない。
「ジャンクになりなさぁい」
「!」
動揺している飛燕に、命中率0の羽を放つ水銀燈。しかし飛燕はそれらを難なくかわす。
「なんで当たらないのよ!」
切れる水銀燈、だが当たらないものはしょうがない。
「下がれ!水銀燈」
そう言うと、リーゼロッテは空を飛び上空から火炎球を乱射し始める。
「くっ」
かわす飛燕。だが水銀燈の羽とは違い、威力も規模も余波も比べ物にならない火炎球を完全にかわしきるのは難しい。
(まずい……ここは一旦撤退して……!?)
しかし次の瞬間、彼は見てしまった。そしてそれが彼の命運を分けた。
上空を飛ぶリーゼロッテ。もちろん下からなら彼女のスカートの中が見えてしまう。つまり彼が見たものとは
(あの女……ノーパン……)
その隙をつき火炎球を放つリーゼロッテ。
「しまっ……がああああああああああ!!!」
飛燕は何とか直撃は避けたものの、余波により大ダメージを受けてしまう。
(動けない程では無い。だが―――)
上空ではリーゼロッテが止めを刺そうとしている。
(仕方ない。これを使うか)
彼は何か取り出すと、それを上空にいるリーゼロッテに向かって投げる。
「あ……あれはヤクルト!」
それを受け取るリーゼロッテしかし次の瞬間、彼女の目の前には飛燕が投げた手榴弾が――――。
「あっ」
◆
(あの変な歌のお陰で、奴らがヤクルト好きだと分かっていたのは運がよかったな……)
爆発音を聞き安堵する飛燕。
(それにしてもここが、病院に近かったのは助かった)
傷の手当を始める飛燕。
「よし次は俺の番だなプラシド」「加減はしないぞ阿部とやら」「「決闘(性的な意味ではなく)!」」
(誰かいるのか?)
飛燕は光剣サイファーを強く握り気配を殺しながら様子を伺う。
(さてどうするか……)
【一日目・12時30分/神奈川県・病院/天候・雨】
【飛燕@ストライダー飛竜2】
【状態】ダメージ(大)
【装備】光剣サイファー、Zセイバー@ロックマンX
【道具】支給品一式、手榴弾、ヤクルト×2
【思考】基本:あのお方の為に参加者達を間引く
1:飛竜とは戦いたくないので、説得する
2:プラシド達に対処
【プラシド達】
状態表はMISSION・無垢なる少女を防衛せよ!と同じ
◆
「おのれ!よくもヤクルトを囮にあの男!!!」
「貴女、私以上にヤクルト中毒者ねぇ」
手榴弾をもろに食らうも、生きていたリーゼロッテは怒っていた。その横で水銀燈は呆れていた。
「あの男は必ず殺さねばならない……行くぞ水銀燈」
「ちょっと流石に疲れたわぁ少し休みましょぉ」
「……仕方がない」
そう言うと彼女達は、その場を離れ体を休める場所を探し始めた。
【一日目・12時30分/神奈川県・病院近く/天候・雨】
【水銀燈@ローゼンメイデン】
【状態】疲労(中)
【装備】背中の黒い羽
【道具】支給品 、ヤクルト×4990
【思考】基本:主催者共をジャンクにする
1:リーゼロッテと行動する
2:体を休める場所を探す
3:飛燕を警戒
【リーゼロッテ・ヴェルクマイスター@11eyes】
【状態】不老不死、ノーパン(公式設定) 、ヤクルト中毒(手遅れ)
【装備】なし
【道具】支給品、ヤクルト×4800
【思考】基本:主催者全員皆殺し
1:水銀燈と行動する
2:体を休める場所を探す
3:飛燕は絶対殺す
>>384 (それにしてもここが、病院に近かったのは助かった)×
(それにしても病院が近くにあったのは助かった)○
>>383 度々修正申し訳ありません
リーゼロッテの指差す方向、そこにはブラックジャック、古畑、今泉の死体があった。×
リーゼロッテの指差す方向、そこには惨殺死体があった。○
それと最後に
【ゴロリ@つくってってワクワク】死亡確認
とお願いします
「ルルーシュか!?」
「いや、最初の放送で死んだって言ってだろ?
って、それ以上、俺に近づかないでくれぇぇぇ!」
「だが、この声はルルー……なんだガキか」
緑の長髪の女と金髪の使用人っぽい雰囲気の男が現れた。
すさまじいチーズの匂いを漂わせながら。
「いきなりですまない。俺はガイ・セシルでこっちの女はC.C.
戦闘らしき音がこっちに来てみたんだが……お前たちは?」
「俺はスタンでこっちは俺の息子のカイルだ」
「「息子!!?」」
ぱっと見、親子にしては年齢が近すぎる二人を見て、
ガイとC.C.は素っ頓狂な声を上げる。
「色々とおかしくないか?」
「いや、おかしくない」
「それよりも、貴方たちは殺し合いに乗っているんですか?」
「小僧、それはだな……ガイ、説明を」
「俺が説明するのかよ!」
その後、数分間ガイによる説明が行われた。
説明によると二人とも殺し合いには乗っておらず。
知り合いを探していたのだが、第一回放送で知り合いが呼ばれてしまった。
「まあ、そんな感じだ」
「よし、カイル、とりあえず魔神剣の特訓は一旦中止だ」
「えっ、なんで?」
「『困った人を見過ごすな』、エルロン家の家訓だろ?」
「流石、父さんだ!」
そして、スタン親子の今後の方針が決まった。
【一日目・12時00分/大阪府/天候・晴れ】
【スタン・エルロン@テイルズオブデスティニー】
【状態】健康
【装備】乖離剣・エア@Fate/stay night
【道具】マーボーカレー@テイルズシリーズ 、その他不明
【思考】基本:主催者を倒す
1:カイルと行動する
2:ガイ、C.C.を手伝う
※7期とは別人です
【カイル・デュナミス@テイルズオブデスティニー2】
【状態】健康
【装備】デッキブラシ@テイルズシリーズ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催者を倒す
1:父さんと行動する
2:魔神剣を覚えたい
※7期とは別人です
【C.C.@コードギアス 反逆のルルーシュ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】大量のピザ
【思考】基本:未定
1:ピザを食べる
2:ガイを弄って遊ぶ
【ガイ・セシル@テイルズオブジアビス】
【状態】健康
【装備】ラストフェンサー@テイルズシリーズ
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】 基本:殺し合いからの脱出
1:知り合いを探す(心配なのでルーク優先)
「ところでカイル?」
「なんですか、ガイさん?」
「魔神剣ってのはコレのことか?」
剣の抜刀から地を這う衝撃波が飛び出した。
紛れもない魔神剣である。
「畜生ぉぉぉぉ!!」
「?」
すいません。タイトル変更します。
×『考える、もっと考える、それでも答えが出ないなら駄目なら諦めろ』
→○『考える、もっと考える、それでも答えが出ないなら諦めろ』
度々、すいません冒頭ミスりました。
修正版投下します。
391 :
修正版:2011/03/01(火) 15:23:34.68 ID:xw3OoF3J
「魔神剣ッ!!」
「カイル、そんなんじゃ駄目だ、もっとこう魔神剣ッッ!!って感じだよ」
「魔神剣ッッ!! 駄目だやっぱり出ない……俺は魔神剣には成れない……」
「魔神剣になるってなんだよ……」
魔神剣を必死に出そうとしている少年カイル。
父親、スタン・エルロンの指導の下、必死に練習していた。
けど、出せないというか出ない。
「畜生、クレスさんもリッドさんもロイドさんもヴェイグさんも
カイウスもルカもエミルさんもアスペルさんも使えるってのにぃぃぃぃ!!
それだけじゃないッ! リオンさんもゼロスさんもクラトスさんもクロエさんも
その他、色々の剣士キャラは魔神剣が使えるのに……俺は……」
「……何、言ってんだ、お前には蒼破刃があるじゃないか?」
「父さんは両方使えるからいいじゃないですか!!? 技をパクられまくてんだよ、俺は!
蒼破刃は父さんやユーリさんに、爆炎剣も父さんに、閃光衝はヴェイグさんに、
空破絶風撃と岩斬滅砕陣はルークさんに、秘奥義の裂衝蒼破塵なんて空気王に取られたんだよ!」
「確かにそうだけど、リメイク版の俺なんて半分以上既出の技だし、それくらいはいいんじゃないか?」
「もういいよ、俺は詠キャンループコンボで頑張るしかないないのか……」
完全に自暴自棄なったカイル。
英雄英雄言わないがこれはこれで十分酷い。
その時である。
「ルルーシュか!?」
「いや、最初の放送で死んだって言ってだろ?
って、それ以上、俺に近づかないでくれぇぇぇ!」
「だが、この声はルルー……なんだガキか」
緑の長髪の女と金髪の使用人っぽい雰囲気の男が現れた。
すさまじいチーズの匂いを漂わせながら。
「いきなりですまない。俺はガイ・セシルでこっちの女はC.C.
戦闘らしき音がこっちに来てみたんだが……お前たちは?」
「俺はスタンでこっちは俺の息子のカイルだ」
「「息子!!?」」
ぱっと見、親子にしては年齢が近すぎる二人を見て、
ガイとC.C.は素っ頓狂な声を上げる。
「色々とおかしくないか?」
「いや、おかしくない」
「それよりも、貴方たちは殺し合いに乗っているんですか?」
「小僧、それはだな……ガイ、説明を」
「俺が説明するのかよ!」
その後、数分間ガイによる説明が行われた。
説明によると二人とも殺し合いには乗っておらず。
知り合いを探していたのだが、第一回放送で知り合いが呼ばれてしまった。
「まあ、そんな感じだ」
「よし、カイル、とりあえず魔神剣の特訓は一旦中止だ」
「えっ、なんで?」
「『困った人を見過ごすな』、エルロン家の家訓だろ?」
「流石、父さんだ!」
そして、スタン親子の今後の方針が決まった。
392 :
修正版:2011/03/01(火) 15:24:23.97 ID:xw3OoF3J
【一日目・12時00分/大阪府/天候・晴れ】
【スタン・エルロン@テイルズオブデスティニー】
【状態】健康
【装備】乖離剣・エア@Fate/stay night
【道具】マーボーカレー@テイルズシリーズ 、その他不明
【思考】基本:主催者を倒す
1:カイルと行動する
2:ガイ、C.C.を手伝う
※7期とは別人です
【カイル・デュナミス@テイルズオブデスティニー2】
【状態】健康
【装備】デッキブラシ@テイルズシリーズ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:主催者を倒す
1:父さんと行動する
2:魔神剣を覚えたい
※7期とは別人です
【C.C.@コードギアス 反逆のルルーシュ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】大量のピザ
【思考】基本:未定
1:ピザを食べる
2:ガイを弄って遊ぶ
【ガイ・セシル@テイルズオブジアビス】
【状態】健康
【装備】ラストフェンサー@テイルズシリーズ
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】 基本:殺し合いからの脱出
1:知り合いを探す(心配なのでルーク優先)
「ところでカイル?」
「なんですか、ガイさん?」
「魔神剣ってのはコレのことか?」
剣の抜刀から地を這う衝撃波が飛び出した。
紛れもない魔神剣である。
「こんちくしょぉぉぉぉ!!」
「?」
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