【虚無戦記】ゲッター線が他作品に出張!! ゲッター3【魔獣戦線】

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1名無しさん@お腹いっぱい。
ロボゲー板からアニキャラ総合に引っ越しました。
スレタイにある通り、ゲッターロボ以外の石川作品メインの出張(クロス)SSやネタ話もOK


●初代スレ
マブラヴ オルタネイティヴにゲッターロボが来たら
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1181725106/l50

●前々スレ
ゲッター線が他作品に出張するようです。
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1216866614/l50

●前スレ
ゲッター線が他作品に出張!! ゲッター2
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1223820400/l50


●関連スレ
エヴァの主人公が真ゲッターの竜馬だったら〜5号機
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/eva/1203512738/l50

●保管庫
ゲッタークロスオーバーSS倉庫
http://wikiwiki.jp/gettercross/
2名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 00:23:51 ID:Vv3hYkm2
3名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 00:39:18 ID:cPtnaSJt
スレ立て乙
4名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 00:53:42 ID:qT/DT4g2
>>1
そういや前スレで言ってた予告の人のssにwktk
5名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 01:00:00 ID:+AMYtz3t
wktkしつつ>>1
6名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 01:20:52 ID:TJCA1bzy
7名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 10:44:41 ID:NCx1g2qK
立て乙です
気楽な作品なんで休憩がてら

進化(チェンジ!)ポケットモンスター
第一話

セキエイこうげん。
そこに、その建物はあった。長く苦しいチャンピオンロードを抜けた先、半透明に輝く栄光の闘技場。ポケモンリーグ。
全国各地から、腕に覚えのあるポケモントレーナーが集う場所だ。
現在、内部では決勝戦が行われている。
会場の熱気が、ここ入り口前のドアまでも聞こえてくる。
あめが、ふりはじめた。
季節はずれのこの雨は、もう二週間目に差し掛かっていた。
あめが、ふりつづいている。
「きみ しょうたいけん は?」
リーグの大扉の前に立つ警備員が、そのめがねの端を上げた。
彼の目の前にいるのは、長身の青年だ。ぼろぼろになった学生服をはおるようにまとい、全身を筋肉で鎧ったその男は、傘をさそうともせずにそこに立っていた。
あめが、ふりつづいている。
男の持つただならぬ気配を感じたのか、警備員の足元からピカチュウが走り出る。
「ピッピカチュウ!」
しかし、ピカチュウが男にむけてはなった渾身のたいあたりは、その目的を果たさなかった。
「ふん…長雨でピカチュウまで気が立ってやがる」
男が放った手刀の一撃は、一瞬でピカチュウの皮膚を貫き骨まで到達。
あかぼんぐりのように地面を転がったピカチュウの頭部は、ブロック塀に到達するとベトベターのように貼りつき、そのまま動かなくなった。
8名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 10:46:23 ID:NCx1g2qK
「な…」
「邪魔するぜ」
あまりの出来事に動けなくなっている警備員を尻目に、男は鉄扉を押し開く。
目の前では、まさに決勝戦が終わろうとしていた。
挑戦者のエビワラーが、ワタルのカイリューに向かってれいとうパンチを放つ。
こうかは ばつぐんだ!
きゅうしょに あたった!
カイリューが小さく鳴いて動かなくなり、ワタルがその横に駆け寄る。
「そこまで!」
審判の声が響き、通常ならばそこで挑戦者が勝利、互いの健闘をたたえ合うはずだった。流れを断ち割ったのは、入り口から歩いてくる男の鋭い語気。
「待ちな!」
男はスタジアムに駆け寄ると、周囲の警備員の制止を殴り飛ばして拒否、
「なんで殺すまでやらねえんだ?」
にやりと笑う。
そのまま優勝カップを手に取ると、
「こんなもんを貰うためにやるのがポケモンしょうぶか!?これじゃまるでダンスだッ!」
握りつぶした。
激昂し、メガトンパンチを繰り出すエビワラー。
対する男はそれを片手で受け止めると、エビワラーのあごに一撃を放った。
「が…」
崩れるエビワラー。
「これが優勝したポケモンのパンチか…ポケモンリーグも堕ちたぜ!」
会場を睥睨する男に、四天王シバが歩み出る。
「まて…!貴様、何の魂胆があってこの神聖なポケモンしょうぶの邪魔をする?」
「神聖…?ふふふ…わははは!」
突然笑い出す男の顔は、残虐な喜びに満ちていた。
「戦いに神聖もくそもあるかよ…!あるのは…勝つことだけよ!」
満を持して、男は懐から一枚の額を取り出す。
そこに挟んであるのは、ひとりのからておうの肖像。
「おめえならこの顔に見覚えがあるだろう!おれの親父だ!」
9名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 10:46:51 ID:NCx1g2qK
現れた肖像に、シバは息を呑んだ。
疑問を浮かべるワタルに向かい、解説する。
「イチガン……昔のポケモントレーナーだ。そのうでのすさまじさはカントー地方全土のトレーナーに恐れられていた……ジム荒らしとしてな!」
「親父をジム荒らしにしたのはだれだ!てめえらじゃねえかっ!親父に勝てもしねえてめえらが、悪評を立ててジムを立てさせなかった!」
「し、しかし、きみの親父さんのポケモンしょうぶは危険とか言う以前にもはや何か違うものだった……ポケモンを出さずにトレーナーが肉弾戦を挑むのは、ポケモンしょうぶではない!」
「うるせえ!このサトシさまが本当のポケモンしょうぶを教えてやる!」
叫び、サトシは、そらたかくまいあがった!
サトシの とびひざげり!
きゅうしょに あたった!
てきの シバは たおれた!
「今の蹴りがかわせねえ年かよ…してんのうが聞いてあきれら…」
観客が息を呑んでいる間に、悠々とセキエイこうげんを後にするサトシ。
その後姿を、電柱の影から見ている男が二人。
「おい…いまのやつ…」
「サトシとか言ったな…あいつなら博士の探している人材にぴったりだ…」
10名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 12:32:51 ID:WUay8La2
ポケモンを出さずに肉体勝負wwそら業界から追い出されるだろww
11名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 12:58:36 ID:/LsXoob5
ポケモンバトルはここまで進化するのか…
12名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 14:20:47 ID:rep4HEkY
オニゴーリ! オニゴーリ!
13名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 15:03:12 ID:2tAsVciY
とりあえず、サトシのママがどんなキャラなのかが気になるw
ママだけアニメのままだったら凄いギャップだなww
14名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 16:05:16 ID:cHGtAKLN
>>きみの親父さんのポケモンしょうぶは危険とか言う以前にもはや何か違うものだった
ワタル!お前は正しいwwwまったく間違ってないぞwww
15名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 16:51:46 ID:d9QOW5FW
>>14違うぞ!ワタルじゃなくて、シバが言ったんだぞ。
16名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 17:01:39 ID:/LsXoob5
そういえば、今度のボーカロイドは翔なんだよな
17名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 18:49:55 ID:NCx1g2qK
ごめん…ママはあんまり覚えてないんだ…

進化(チェンジ) ポケットモンスター
第二話

マサラタウンの端に、そのアパートはあった。
雑多な国籍の人間が暮らす、貧民街のアパートだ。
「サトシさん!たまにはジム来い!」
「わりい。俺、金ねえから」
向かいの窓から顔を出した水の娘、カスミをかるく受け流すと、サトシはアパートの扉を開ける。
そこには、父親であるイチガンの仏壇があった。
前に座り、居住まいを正して目をつぶる。
「おやじ…やったぜ。みんなの前で恥をかかせてやったぜ」
だが、その顔は何故だか浮かない。
「思えばつらい修行だったぜ……でんせつのポケモンと戦わされたりな…我ながらよく生きてたもんだ」
親父、イチガンの眠る仏壇を睨み、
「くそ……っ!ポケモンしょうぶってのは強い相手がいてはじめて成り立つもんじゃねえか!今日だって俺一人で暴れてるみてえだったしよ……ポケモンしょうぶを立て直すって言ったって、これじゃ笑い話にもなりゃしねえ!!」
叫び、仏壇に対して正拳突き。
てきの ぶつだんは たおれた!
仏壇が音を立てて割れる。次の瞬間、
「!?」
その背後から届いた殺気に、サトシは息を呑んだ。
こんな生き方をしていれば、命を狙われたことぐらいある。
だが、今回のものは、かつて経験したそれをはるかに上回っていた。
来る。
仏壇が、背後からの割断によりオープンゲットする。
18名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 18:50:22 ID:NCx1g2qK
その影から、鋭利な刃による一撃が飛んだ。
あ、やせいの ストライクが とびだしてきた!
「ふふふ」
やせいの ストライクの きりさく こうげき!
だが、その刃は空を切った。
「なんなんだ!てめえら!」
叫ぶサトシを、天井から降下する影が捕らえる。
あ、やせいの スピアーが とびだしてきた!
やせいの スピアーの ミサイルばり!
「びょほほ! びょう! びょうっ!」
「ちっ!」
一かい あたった!
肩に当たったミサイルばりの穴から、ハイドロポンプのように血が流れ出す。
乱射されるミサイルばりを避けながら、窓ガラスを叩き割って道路に着地するサトシ。
そのサトシの足を、なにかが掴んでいた。
「ぐへ……ぐへへへ…」
あ、やせいの カイリキーが とびだしてきた!
やせいの カイリキーの はがいじめ!
「な…この野郎っ!どう見ても野生じゃねえだろこいつら!!」
サトシの からてチョップ!
一瞬の隙をついてカイリキーを蹴り飛ばし、三匹のポケモンを相手に身構える。
「来るならきやがれ! このサトシ!そう簡単にやられはしねえぞ!」
その殺気は、三匹を同時に下がらせるに十分なものだった。
じりじりとした緊迫感。夜のため周囲に人はいない。
すなあらしが ふきあれる。
19名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 18:50:50 ID:NCx1g2qK
サトシは、不思議と心が高鳴るのを感じていた。
「……びょうっ!」
動いたのはスピアーだ。
一撃が即、命の危険へとつながる猛毒の針が、サトシを一直線に狙って飛んだ。
やせいの スピアーの ダブルニードル!
対するサトシは、前方に向かって加速。反応の遅れたカイリキーの頭部を掴み、ダブルニードルの前に突き出す。
「ぐへぇっ!」
頭蓋をダブルニードルが貫通した鈍い音。
そのままカイリキーを蹴り飛ばし、スピアーの上に乗せて動きを封じる。
やせいの ストライクの つるぎのまい!
鍛え抜かれた剣技による、必殺の剣舞だ。
常人相手ならば、これで勝負は決まっていただろう。
だが、サトシの動体視力はそれをはるかに凌駕した。
「遅ぇっ!」
放たれた剣舞を紙一重で避け、その二本の鎌の根元をたたき折る。
「ぎゃあっ」
右の鎌をストライクの心臓に突き刺し、左の鎌でスピアーの脳天を突き刺すと、サトシは背後を振り返った。
そこにいるのは、一人の老人。
この町でポケモンの研究を行っている老科学者だ。
だが、血に飢えたサトシには獲物のひとつにすぎない。
出血多量で目がかすむが、たいした問題ではない。
「じじいだと!?じじい!喰らえっ!」
サトシの とびひざげり!
が。
その一撃は老人に届かなかった。
老人は一瞬でサトシの脇まで距離をつめると、その頭を下駄で強打。
サトシは めのまえが まっくらに なった!
20名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 19:19:03 ID:5sUVOGNB
>>16
ボーカロイド號、ボーカロイド凱はいつ出るんですか
21名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 19:55:10 ID:z+iFsc3g
む? 投下終了時は収量宣言とかあとがきつけてくれると助かるよー。

オーキド博士がキ○ガイすぎるw
22名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 20:04:49 ID:/LsXoob5
>>20
出るとしたら、ボーカロイド號って草尾と櫻井のどっちになるんだろうな
23名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 20:20:28 ID:cHGtAKLN
関智一を忘れるとは
24名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 20:26:00 ID:NCx1g2qK
あ、ごめん
慣れてなくて
一応これで二話は終わりです
三話はちょっと長いんで別の日にまとめて貼ります
これはこのスレでいいのかちょっと不安だったんだけど
このまま続けて大丈夫だよね?
25名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 21:28:14 ID:z+iFsc3g
俺はOKだと思うよー。魔獣で俺もクロス書こうかなあ。
26名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 22:13:13 ID:80iGYGzX
仏壇がオープンゲットとどうみても野生でないに吹いたぜww
ところどころ入る原作のテキストがシュールすぎるww

>ポケモンを出さずにトレーナーが肉弾戦を挑むのは、ポケモンしょうぶではない!
ポケモンに肉弾戦を挑んでトレーニングしている格闘系ジムリーダー達の立場がwww
27名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 22:16:30 ID:5sUVOGNB
ワタル倒したらもうポケモン終わりじゃねーかw
28名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 22:22:18 ID:8IhNdd7q
>>27
バトルタワー(ポケモン同士を食らい合わせ、時天空に対抗出来る生体兵器へ進化させるための空間)がある
29名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 22:30:14 ID:IcuH4PhG
平均レベル1000とか超えてそうだなそこ
30名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 22:34:57 ID:2tAsVciY
ミューテンとかミューハンドレッドとかミューミリオンとかがいるかもしれない。
勿論数字が増えれば増えるほど巨大化してミリオンともなると星を握りつぶせるサイズwww
31名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/11(日) 23:18:17 ID:aXOmswSA
脳内に「こんなポケットモンスターはいやだ」スレが立った気がした
だいたいあってた
32名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 00:57:29 ID:EXq3qF9z
>>23
おおっとぉ!福山潤を忘れちゃ困るぜ!!
33名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 01:26:11 ID:GwUa8mDf
一応これも関連スレか。

もし新ゲッターの隼人がギアスの主人公だったら
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1212334623/l50
34名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 01:31:23 ID:JS4giDoc
そういや竜馬も隼人も武蔵も弁慶も號も最初は学生だったから学園物にも対応できるな
35名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 09:09:10 ID:HoQ22rf1
学園ものか・・・? 
つまりアッシュフォード学園とかジャスティス学園で青春するゲッターチーム?

魔獣化する他作品キャラとかちょっと見たい。
36名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 12:23:15 ID:Yxugrs2K
隼人の校しゃ
37名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 15:53:26 ID:ptPptngw
下手だけど遊び心で短編ネタ投下

竜馬がいく〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン!
第一話

かわのそば公園
それは河川敷の横にある都会にしては珍しい自然を残す子供たちの遊び場。
そこでは子供のみならず動物たちや主婦たちの話し場として集う憩いの場所でもある。

「わりぃ〜!遅れちまった!」
河川敷から走ってくる一人の少年がいた。
少年の名は流竜馬、小学3年生。
浅間小学校に通う小学生。
頭は悪いが運動神経、体力とも並外れており、やんちゃなガキ大将である。父親は空手の師範をやっていて、竜馬にも英才教育をくわえた
「竜馬おせぇぞ!何分ぐらい遅れたんだ!!」
と竜馬を睨みつける長髪の少年とガタイのいい少年とかわいい少女が公園の門で待っていた。
「わりぃ!ちょっと遅れただけじゃん!」
「お前はいつも遅れてくるからだろ!ったく…時間守れよな!」
「はいはい!隼人はホントにうっさいよな!」

長髪の少年の名は神隼人。
竜馬のクラスメイトでクラスでNo.1の頭脳の持ち主でクラス委員をやっている。
スポーツ万能で天才だがどこか冷めた目をしており、キレると狂乱し誰も止められなくなるため人気は今一つ。
「それより武蔵君が見せたい物があるんですって!」
女の子が竜馬と隼人の口喧嘩に割り込んで入ってくる。
「実はこれなんだ!ジャーン!」
というと少年は食玩をみんなに見せた。
「うわぁ!!これは食玩EX虚無戦記シリーズの馬頭竜じゃん!」
竜馬はかなり目を輝かせながら見ている。
「ふん…そんなもの集めて何が楽しいんだ?」
隼人は武蔵に見て不機嫌そうにいった。
「いいじゃんか!人が集めたいものを見せてなにが悪い!さては隼人…これをみて自分は欲しいくせに…」
「なんだと!!こんなゴミみたいのいるか!!」
「なにを…!!」
今にも喧嘩が起こりそうな状態だ。

ガタイのいい少年の名は巴武蔵。竜馬のクラスメイトで大食いだが柔道をやっていてパワーだけなら竜馬や隼人を超える。
しかし女の子に目がなく弱点でもある。
必殺技は自分で編み出した相手を上に投げ飛ばす「大雪山おろし」。

「やめなさいよ!こんなことで見苦しい喧嘩はやめなさい!」
女の子は二人の喧嘩に割り込んで入ってくる。
「ふん…」
「やっぱりミチルちゃんを見ると可愛くて怒る気がなくなる〜!」
「な〜に馬鹿なこといってんの!」
38名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 16:31:50 ID:ptPptngw
少女の名は早乙女ミチル。
浅間小学校の校長の孫娘で竜馬たちのクラスメイトでクラスのアイドル的存在。
親が校長でもあり、学校内で優遇されてる面も。
頭もよく、運動神経もよく、尚且つ性格がいいので人気は絶大。
武蔵も彼女に惚れている。
この四人はどうゆう訳か馬が合い、いつも一緒に遊んでいる。

竜馬が流れを断ち切って話し出す。
「そういや〜、最近この近くになんかテーマパークができたらしいな」
「あっ知ってる知ってる。なんでも世界各地の食玩を揃えたテーマパークらしいね」
「名前は…ショック…なんだったけ!?」
「ショックガーンだよ!オマケの都「ショックガーン」!」
「そうだ!「ショックガーン」だった」

「世界各地の食玩を集めるなんてかなり無駄なことだな」
竜馬が怒りだす
「隼人!一言余計なんだよ!」
「俺は本当の事をいったまでだけど」
「くっ…!!」

「まあまあ竜馬落ち着いて!」

「それでね!私のおじいちゃんと今度の日曜日にそのショックガーンに行くんだけどよかったらみんなも一緒に行く?」

竜馬は飛び上がるように喜んだ
「行きたい!俺も行きたかった!」
「ミチルちゃんと一緒に行くなんて感激!」
「隼人くんも行くの?」
ミチルが聞くとそっぽ向いて
「俺はそんな子供っぽい所は行かねぇよ…」
「なにかっこつけてんのよ!行きたいなら行くっていったらいいじゃない?」
「何ぃ?」
「ミチルちゃん!こいつは何回いっても行かねぇよ!頭いい人は俺たちみたいに子供っぽい子供とは一緒に行かねんだよ」

「くっ…!分かったよ!いってやるよ!つまんなかった帰るからな!」
隼人は渋々うなづいた。

「よおし!じゃあ今度の日曜日の朝9時に私の家に集合ね!」
「おお!!!」
「ふん…」

一話完

かなりど下手な文章で投下時期は不規則だけどね頑張るわ
39名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 16:55:07 ID:ptPptngw
あっ忘れてた…

竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン

第一話〜Another〜

ここはオマケの都ショックガーン。
世界各地のありとあらゆる食玩が揃った巨大なテーマパーク。
中は遊園地みたいないろんなアトラクションがあり、ただの巨大な食玩専門ショップではない。

話は変わってショックガーンの城…

「ふっふっふ…」
「今こそこの時がきたベア!」
「本来…「芸術品」である私達をおもちゃという安っぽい言葉で片付けようとする馬鹿な人間ども…」
「今こそ!人間どもに復讐するときが来た!」
三体の黒い影が高笑いする。

その陰でその三体を見ている怪しい影
「たっ大変キャル!!」
「早く!「選ばれし者」を捜さなキャルル!」


第一話〜Another〜完
40名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 21:27:06 ID:ptPptngw
続き投下

竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン
第二話

「竜馬君!隼人君!武蔵君!見えてきたよ!」
ミチルが車の窓から手を出してせかす。
「うぉぉ〜!!あれが食玩の都ショックガーンかぁ!かなりでかいじゃねえか!」
竜馬のはしゃぎようは、いかにも小学生らしい。
「ふん…」
隼人は相変わらずだ。
「ってちょっと武蔵君!!さっきから外も見ないで何お菓子ばっかり食べてるの」
「だって腹減ったし!!いいじゃん!」
武蔵も相変わらずデリカシーもない。
「おじいちゃん!なんかいってやってよ!」
すると
「はっはっは!別にいいじゃないか!それに武蔵君、食玩を買うとお菓子もついてくるからショックガーンでもいっぱい食べるといい!」
ミチルの祖父で校長でもある早乙女校長はさすがに心は広い。
「っもう…」

早乙女一行はショックガーンに到着し、中に入った。
「へえ!遊園地みたいね♪かなり広い♪」
「わあすげえ!!ここに恐竜の化石シリーズの食玩がめっちゃあるな♪」
竜馬は世界各地の食玩の目の前にテンションMAXだった。
「ちょっ竜馬君!勝手に離れないでよ!あれ!?武蔵君は?」
武蔵がいない!ミチルは回りを捜していると
「ああ!!武蔵君!何やってんのよもう!」
武蔵は休憩所で大量の食玩のお菓子をむしゃぶりついていた。
「ふぇ?ほれはほほへほかしほたへへたたへたほ(えっ?俺はここでお菓子を食べてただけだよ)」
「何言ってんのよ!あなたお菓子以外に興味ないのね…」
ミチルはため息をついた。

一方
(ふん…こんなもん買って何が面白い?)
隼人は呆れて歩いていると向かいの食玩に目についた。
「世界のテロリストシリーズ…面白そうだな…」
隼人がその食玩を手に取って見てると
「隼人!気にいったやつあったか?お前くだらんとか言ってたくせに」
竜馬だった。隼人は驚き、食玩を元に戻す。
「っ何だよ!見てただけじゃねえか!欲しくねえよこんなもん…」
「無理いってぇ!本当は欲しいんだろ!なんだこれ?世界のテロリストシリーズ?」
竜馬は回りを気にせず大笑いする
「隼人!おめえも変わったもん好きだな!お前テロリストにでもなりたいんか?わっはっは!!」
隼人は拳を強く握り爆発寸前である。
「ブチっ」
隼人はキレた。竜馬は目の色を変え焦っている。
「思いだした…隼人はキレると狂うんだった…」
竜馬は顔に汗を流し一歩ずつ後ずさり隼人から離れていく。

それに連動して隼人も竜馬に近付いてくる。とてもいつものクールな顔と違いキチ〇イじみた顔となって…
41名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 21:29:35 ID:Yxugrs2K
凄く気になる<世界のテロリストシリーズ
42名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 22:18:45 ID:ptPptngw
竜馬は本能的に気付いたのであろう。このままじゃ「殺られる」と
「逃げろぉ!!!」
竜馬は振り向いて全速力で逃げた。
隼人は猫のように爪を立てて竜馬を追いかけた
「まちやがれぇ!!!殺してやる!殺す殺す殺スコロ…」
竜馬は逃げてると校長に出会う
「竜馬君!どうしたんじゃそんなに急いで?何かあったのか?」
「校長!隼人を止めてくれ!このままじゃ隼人に殺される!」
「はあ!?どうゆうことじゃ?」
「やべえ来た!!校長!あとは頼む!死なないでくれよ!」
竜馬はまた全速力で逃げる。
校長は振り向くと隼人がおぞましい姿で追いかけてくる。爪を立て、目はイッていて、とても小学生とは思えない姿だ
「隼人君!止まりなさい!!」
隼人は校長を押し倒し胸ぐらを掴んで爪を校長に向けている。
「あの野郎のぉ居場所を教えてくれないかぁ!!痛い思いはしたくないだろぉ!」
小学生とは思えない力と威圧感だ。校長もだめかと思った。
周囲の人達も集まって来た。悲鳴もあげる人がいて大混乱になっている。
ミチルも異変に気付き戻ってきた
「ちょっ!!隼人君!何やってんの!離しなさい!!」
ミチルは隼人にとりかかるが今キレている隼人と女の子のミチルとの力は差は歴然であった。
「うがぁ!」
ミチルは突き飛ばされた。
「あうっ…」
隼人はミチルに向かっている
「このアマ…!お前から殺してやる!」
隼人は爪を振り下げた
「ああ!!」
次の瞬間隼人の体が浮いた。
「えっ…ああ武蔵くん!!」
目の前にいたのは武蔵であった。
「武蔵ぃ!離せ!離せぇ!」
隼人は必死に抵抗しているが武蔵の怪力には無力だった。
「ミチルちゃんに手ぇ出したらゆるさねぇぞ!頭を冷やせ!」
武蔵は体を回転させて、遠心力を付ける。
「だぁぁいせつざぁん!おろしぃぃ!」
武蔵は隼人を上に投げ飛ばした。
「うあああ!!」
隼人は地面に激突した。動かない。どうやら気絶したようだ。
「ミチルちゃん!大丈夫かい!」
「あっありがとう!武蔵君!」
「…たくっ!キレやがって…こいつキレたらやばいからな」
武蔵はそうゆうと校長を起こした。
「校長先生大丈夫ですか?」
「ああ…大丈夫だ!」
ミチルも起こすのを手伝う
「おじいちゃん!大丈夫!?何があったの?」
「歩いていたら竜馬君が全速力で走ってき…そういえば竜馬君はどこいったんじゃ?」
「見てないけど…どこいったのかしら」

43名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 22:31:22 ID:vsTyku0i
ゲッターエンペラーとアンチスパイラルが戦ったら多分こうなる。

「フン、いくら進化したゲッターエンペラーと言えど、この至近距離から
ビッグバン級のエネルギーを食らえばひとたまりも・・・何ッ!」

何ごとも無かったかのように仁王立ちをしているゲッターエンペラー。
「まさか!?」
竜馬「ゲッタービィィィィィム!!」
    
            ドワオ!
44名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 22:38:42 ID:qTY2Zcn3
理想郷にそんなのあったな
45名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 22:48:08 ID:4tI3NpSl
まぁ、アンスパはスパイラルネメシスに至る前に自分で進化を止めた連中だからな
さらに進化したエンペラーにかなわないのは仕方あるまいよ
46名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 22:55:19 ID:f4Z8PvcM
進化する者と、進化を止めた者。どっちが勝つか、想像に難くないな
相手が100だったら100を越え。時間を操作するなら自分も操る。

コワイネー
47名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 23:16:11 ID:ptPptngw
その頃…ショックガーンの城内

「なんという子供だ…。」
「ありえない強さね…私達の計画の障害になるかも…しかし私達はフィギュア魔人」
「そうだな!子供ごときに負ける3魔人ではないわ!」
鏡で先程の状況を見ていた怪しい二人組
「ブリスター様〜!大変ベア!」
「うるさいてよ!レジン何かあったの?」
明らかに熊の形をしていて正面に「巨大↓」と書かれたフィギュアらしきものが動いている。
「キャルトがこの城から脱走したベア」
「何ぃ!あの裏切り者がぁ」
「ふん!あのレア種が調子に乗って…ブリスター様!このデカールが裏切り者の始末を」
「いやっ!生け捕りにしろ!裏切り者はどのような罰を食らうかわからせてやる!」
「わかりました。必ずや生け捕りに!」

そのころ

竜馬はショックガーンの外れの方にいた
「…もうここまでくれば追ってこねえだろ…。ここはどこだぁ?」
竜馬は歩いていると変なフィギュアが落ちていた。
ボトルキャップに猫耳のついた可愛いフィギュアだった
「なんだこれ?こんな所に落ちているなんて珍しいな」
拾うと突然
「キャル!」
竜馬にはフィギュアがしゃべったようにみえた。
「おわぁ!…ん?一瞬フィギュアがしゃべったように見えたけど…気のせいか」
竜馬振り返って
「もう夕方か…帰んねぇとな…このフィギュア…もったいねぇから持ち帰るか」
竜馬はそのフィギュアをズボンのポケットに入れると竜馬は走って戻っていった。

竜馬は知らなかった…このフィギュアを持ち帰ったがためにのちに大事件になるのと竜馬自身に隠された驚くべき能力を秘めているとはだれも…

第二話完

ちなみこの元ネタ知らない人のために教えるけど
元ネタは2006年に発売されたGBA専用ソフト「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン」
というゲームのストーリーにそっている。
しかしクレしんキャラは登場しないのでご了承ください
48名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 23:17:48 ID:ZE76GBQc
ビッグバンといえば時天空を食い止めたのもビッグバンだよな?
だったらアンスパがIBS続けてたら侵攻止めたままにできるのかな
49名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 23:22:08 ID:Yxugrs2K
ビッグバンも所詮は少しの足止めにしか過ぎないと言うあたりが実に石川チック
50名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/12(月) 23:50:08 ID:f4Z8PvcM
そういえばアンスパと戦ったところって仮想空間だったよね
螺旋王も身体生えたし。つまり、意思の力とかでいろいろ変わってくるんじゃない?
51名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/13(火) 00:48:30 ID:+y8BKAaK
ビッグバン級のエネルギーというだけでビッグバンそのものじゃないからなぁ。
俺のイメージからすると石川宇宙は既に時天空の内部にあって、時天空の侵食を大爆発で焼き払い、押し返して、
再侵攻のわずかな時間(といっても数百億年だけど)の間に時天空に対抗できる力を・・・
って感じだからエネルギーに指向性のあるIBSだと時天空の一部を押し返せても
結局周り中から押し寄せてくるのを抑えきることはできない、ってイメージ。
52名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/13(火) 15:31:09 ID:XXCqoBYt
>>48
時天空を足止めにしたビッグバンっつーのは
おそらく、並みの規模じゃないと思うけどな…
53名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/13(火) 20:15:07 ID:WwthDBtg
宇宙が完全にぶっ飛んでたもんな
54名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/13(火) 21:51:07 ID:1PILHWux
流れを変えて悪いけど暇なんで再び投下

ショックガーン第三話

「ただいま!」
竜馬はまるで今にも壊れそうなぼろい道場の入っていくと仏壇の前に座った。
そこには竜馬の父親の位牌があった。
「父さん…面白いものを買ってきたぜ…」
そうゆうと食玩を位牌の前においた。
「どうだ、凄くいいだろ。なかなか手に入らない食玩なんだぜ。」
竜馬は一人ぼっちだった。
母親は竜馬が物心がついた時からいなかった。父親でからは病気で亡くなったと聞いた。
父親が代わりに竜馬を育てたがそれはとても家庭の教育とは思えない程だった。
父親は武道家で日本各地で恐れられたが「道場破り」の汚名を着せられたのだが、竜馬には武道家としての英才教育を加えた。
「強くなれ!」それが父親の口癖だった。
そんな父親が一年前に病死し、竜馬だけとなった。
竜馬の希望でこのボロ道場に住むことにし、今は生活保護を受けている。もちろん学校側もミチルも隼人も武蔵も知っている

「父さん…死んでからもう一年ぐらい立つな…。思い返せばいろいろあったな。
強くなるのが男だといって、よちよち歩きの俺にはちょいときつかったぜ。わめいても泣いても許してくれる父さんじゃなかったしな。」
竜馬は自分の手を眺めている。とても傷だらけで小学生とは思えない膨れた手だった。
「この手がグローブみたいに腫れても塩水に浸してひたすら砂突き…野犬とも戦ったこともあったし…よく生きてこれたな。」
竜馬はそうゆうと手を強く握り震えている。いかにも怒りを表しそうな感じだ。
「だけどそれが何の役に立つんだよ!全く無意味じゃん!俺は普通の小学生として暮らしたかったのに!」
「なあ父さん…この拳をどこに向ければいいんだよ!!教えてくれ…」
竜馬は震えていた。小学生にしては酷である。竜馬は疲れていたのかすぐに寝てしまった。
55名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/13(火) 23:02:20 ID:1PILHWux
次の日の朝…

竜馬は起きた。かなり眠たそうだ。
「ん…もう朝か…学校行かねぇ…」
竜馬は立ち上がろうとした。すると突然ズボンのポケットから何かが動いていた。
「うわぁ!何だ!」
竜馬は恐る恐るポケットに手を入れてみた。
…確かに何かが動いている。あとなんかネチャネチャしたものもある。
「…まさか昨日の!」
竜馬はすぐに取り出した。
次の瞬間、信じられないことが起こった。竜馬が昨日拾ったフィギュアが動いていた。しかもガムがくっついてた。竜馬は驚いてフィギュアを投げた。
「おわぁ!何なんだあれは!?動いてる…?」
竜馬は驚いて尻餅をついた。
「…ネチャネチャして取れないキャル…」
今度はフィギュアが喋り出した。竜馬は何か何だか分からない。
「ちょっとキミ…このガムを取ってくれないキャル?」
竜馬はハッと我に返った。
「お前は一体何だ…?ナニモンだ!!?」
竜馬は恐る恐る言うとフィギュアはまた喋り出す。
「その前にこのガムを洗い流してくれる所に連れていってキャルル。」

竜馬はちょっと混乱状態だがとりあえずフィギュアを水道のある場所に連れていった。

「…すっきりしました♪ありがとうございますキャル♪」
竜馬は間を空けず質問した。
「お前は一体ナニモンだ?フィギュアなのか?」
そう聞くとフィギュアは答えるようにいった。
「私はボトルキャップの妖精キャルト。拾ってくれてありがとうございますキャルルン♪」
竜馬は頭を抱えて言った。
「フィギュアの妖精…?。訳わかんねえ…。俺は流竜馬。フィギュアが喋べるなんて初めてみたな…」
キャルトと名乗るフィギュアはいきなり顔を変えて竜馬に語り出した。
「竜馬さん!私の話を聞いて下さいキャル!」
なにか深刻そうな顔で語り出すキャルトに竜馬は興味を持った。
「何があったのか?」
するとキャルトは長く語り出した。
「実は私達がいたショックガーンにある日、自分達が「おもちゃ」ではなく「芸術品」であると主張する…
フィギュア魔人と名乗る者達が現れたのキャル…」
「はあ?」
竜馬は少し理解できないようだ
「彼らは自分達の価値を認めない人間達に復讐するために世界中の人々をフィギュア化にする計画を立てたのキャル!」
竜馬は少し困った顔をした
「…でそれで俺にどうしろと…」
「竜馬君!君はもしかしたら私が探してた「選ばれし者」の予感がしてならないのキャル。
竜馬君!どうかその陰謀を阻止して欲しいキャル!!」
竜馬は突然の事で少し苛立ちを感じた。
「…いきなりそんなこと言われたって「はい。わかりました」って言えねよ!!あと俺のわかるように詳しく説明しろ!!」
キャルトは困った顔でゆっくり語りだした。
56名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/13(火) 23:10:51 ID:1PILHWux
「つまりそのフィギュア魔人の人間フィギュア化計画を阻止するために「選ばれし者」である君に助けてもらいたいキャル!」
竜馬はやっと分かったのか少し穏やかになった。
「俺が…「選ばれし者」…?そんなこと言われたって実感がねえよ。俺にどうしろと?」
「とりあえず学校に行くキャル。もしかしたら何か分かるかも知れないキャル」
竜馬はキャルトに促され学校に向かった。
竜馬は何がなんだか分からないが少し興奮していた。しかも何かが起こりそうな気がしてならなかった。


第三話完
57名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/13(火) 23:14:13 ID:XgLzJa3w
マブラヴとポケモンはまだかなー
58名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/13(火) 23:19:58 ID:otH6MeKL
だめだ…元ネタが分からない以上に、これからどうドワオ!!するのか分からない…

しかし、こんなに平和が似合わないとは…恐れ入ったぜゲッターチーム
身体は小さいのにそれぞれチェンゲもしくは新ゲッターで再生される(しかも顔だけ)
59名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/13(火) 23:45:54 ID:856OZdpF
仮にギアスの世界で日本という存在が「ゲッターロボ世界の日本」まるまるそのまんまの設定でいった場合、
ブリタニアはテキサスマックとステルバーとステルボンバーを、それこそKMF並に量産しない限り勝ち目が無い。
しかしそれじゃツマランから、日本を征服しにくるのがKMFではなく量産型ゲッターロボGにしたらどうだ。

武蔵の特攻で恐竜帝国そのものが壊滅。
しかし日本の被害もあまりに甚大で、そのため政府からゲッター線の研究開発を禁止される早乙女研究所。
それに失望した早乙女博士は予てから打診のあったブリタニアに亡命、そこで新たにゲッター線の研究を開始。
10年後、ゲッターロボGの大軍団に襲撃され、ブリタニア帝国の統治下に置かれる日本。
だが同時に百鬼帝国なる新勢力が現れ、ゲッターロボを兵器として運用するブリタニア帝国に対し宣戦布告。
日本はブリタニア帝国 VS 百鬼帝国の壮絶な戦場になる………

そんな中、ルルーシュは日本解放・独立を狙うレジスタンスやテロリストの間で伝説の人物とされる神隼人と邂逅する。
「母の死の秘密が知りたければ、そして父親に復讐したければ、この私に着いてこい! 地獄を見ることになるがな!!」
60名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/13(火) 23:47:45 ID:856OZdpF
誤爆した、ドワオってくる。
61名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 01:14:59 ID:XIoazv5F
ふむふむ。実に興味深い

それはともかく、基本クロスでありがちな世界移動でゲッターをクロスさせるんじゃなくて、元からあった物としてクロスさせて考えるのが多いよね
その時点で既にゲッターと言う意思に取り込まれているのだ!!うおお!
62名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 02:01:24 ID:EfRmEWUV
いや、つーかゲッターで平行世界ネタ使おうとするとどうしてもどうしても
ゲッター線の意思がどうこうって話になるし。
63名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 09:55:51 ID:x0ADaUZJ
三話貼ります

進化(チェンジ!) ポケットモンスター
第三話

サトシの目の前に広がっていたのは、金属質な白色の天井だった。
動こうとし、右肩の傷に気がつく。
そこにはいつの間にか包帯が巻かれ、応急手当のあとがあった。
「ここは……」
呟き、直後に記憶がフラッシュバックする。
「そうだ!ジジイ!」
ベッドから跳ね起きると、その勢いのままに壁を蹴破り、廊下へ。
自分がなぜここにいるのかはわからないが、この事態にあのジジイが噛んでいることだけは確かだ。
だから、
「とりあえず一発殴る!」
ぎらついた目で廊下を見渡す。
同時、サイレンが響いた。
「脱走がばれたかっ!?」
きけんよちで サトシは みぶるいした!
何人もの職員が、交差する廊下を駆け抜けて行く。
「…俺じゃねえのか?」
疑問を抱きつつ、廊下を走る。向かう先に、大きな鋼鉄の扉が見えた。
開く。
目の前に広がるのは、標本室だった。いくつもの水槽に満たされて泡を立てるサイコソーダの中に、醜怪な軟体生物の切れ端が浮かんでいる。
それらは時折痙攣したように脈動すると、再び静かになる。
並木道のように整然と並べられた培養槽の向こう側から、老人が歩み出てくる。
「もう目覚めたか……やはり、並ではない!」
「てめえ!何者だ!俺をなんでこんなところに連れてきやがった!こいつらは何なんだ!」
サトシの叫びにも、老科学者は眉ひとつ動かさない。
「わしの名前はオーキド博士。こいつらは…ポケモンじゃ!」
64名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 09:56:40 ID:x0ADaUZJ
しかし、周囲に浮かぶ軟体生物は、これまでサトシが見たことのあるどんなポケモンとも違っていた。
「これが…ポケモン?」
「そうじゃ…われわれの敵じゃ!」
「ちょっと待て!俺にわかるように説明しやがれ!」
サトシが吼えた直後、標本室の扉が音を立てて開いた。
銃を構えたエリートトレーナーが打撃され転がり込んでくる。
「ち…もう来たか!」
扉の向こうから覗く触手に対し、オーキドは扉を蹴飛ばしてはさむことで対応。
こうかは いまひとつの ようだ!
エリートトレーナーがふらつきながらも立ち上がり、触手に機銃掃射を加える。
100かい あたった!
てきの しょくしゅは ちぎれた!
「何だってんだよー!こいつらは!」
オーキドが、壁にかかっていたトランセルを掴みながら答える。
「敵だと言っただろう。それ以上は知る必要がない!」
トランセルの かたくなる こうげき!
そのようにして手の中に完成するのは、並の金属をはるかに超える硬度をもつ緑色の棍棒だ。
「上等!」
同様の操作を行うサトシ。
「ついて来い!」
博士の案内に従い、廊下に飛び出す二人。
上から降ってきた複数の軟体生物を打撃と銃撃で切り抜けると、研究所の奥へ。あたりに転がるりかけいのおとこの死体と、鼻をつく血の匂いに眉をひそめながらも、サトシはその足を緩めない。
闘争本能が知っているのだ。
今何をするべきなのかを。
65名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 09:57:24 ID:x0ADaUZJ
「こっちじゃ!」
オーキドが、地下の扉を開く。
そこに広がっていたのは、格納庫だった。
その中心に、一匹のポケモンが天井から吊られた状態で存在していた。
ヒトカゲ とかげポケモン。
うまれたときから しっぽに ほのおが ともっている。ほのおが きえたとき その いのちは おわって しまう。
だが、そのサイズは、サトシが知るものとはまったく違っていた。
「ヒトカゲはたかさ:0,6mほどの小型のポケモンのはず…これは…」
「ふん。小説はもっと自由な発想で書かねば面白くないわ!これは、ゲッター……ゲッターポケモンじゃ!!」
「下駄ポケモン?」
怪訝そうな顔で聞き返したサトシを無視し、オーキドはサトシの背後を見据えた。
そこにいるのは、先ほどのエリートトレーナー。
彼はゆっくりと右手を上げると、そこにもっていた銃をサトシに向けた。
「ッ!?」
とっさに飛びのくサトシ。
エリートトレーナーの眼窩からは、紫色の粘液が滴り落ちていた。
「な、何だ…おい!目を覚ませ!」
聞こえていない。
ふたたび銃を構える男に、サトシは恐怖の視線を向ける。
そのとき。
ヒトカゲの かえんほうしゃ!
エリートトレーナーの体が炎に包まれる。
エリートトレーナーは やけどをおった!
「何をしやがる!ジジイ!」
「跡形もなく焼き尽くしてやる!サトシ!そいつの死に様をよく見ろ!われわれが戦う敵の恐ろしさを見ろ!」
炎に照らされ、オーキドの顔の陰影が不気味に揺れた。
「しかし、あいつはさっきまで……!」
66名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 09:58:37 ID:x0ADaUZJ
「サトシ!やつはもうメタモンに感染している!今のような戦い方をしていれば、次に炎に包まれるのはお前じゃ!そして世界全体なんじゃ!」
「待ってくれ、俺には何がなんだかさっぱりわからねえ。俺が炎に包まれるとか、世界全体とか聞き捨てならねえせりふが飛び出すしよ」
問いに、オーキドは火力を強める。
エリートトレーナーは やけどの ダメージを うけている!
炎に包まれ、サトシに手を伸ばすエリートトレーナー。
その体から、紫色の粘体がベトベトンのように零れ落ちる。
エリートトレーナーは やけどの ダメージを うけている!
もはや消し炭のようになったトレーナー。
そこに、オーキドは手を突っ込む。
取り出すのは、つきのいしほどの大きさを持った紫色の物体だ。
「見ろ!これはやつらの…ポケルスの影響を受けたメタモンの脳みそだ。こんな体と比較してありえないほどの大きさだ!やつらは人間に、そしてポケモンに化ける!」
メタモンの脳みそはオーキドの手の中で小さく動き、そしてじばくした!
ドワオ!
こうかは いまひとつの ようだ。
「……信じられねえぜ…この目で見るまではなっ!」
叫び、サトシはトランセルを一直線に投擲した。
射線の先は、入り口にたおれていたりかけいのおとこ。
トランセルはその体を突き刺し、金属質な床に突き刺さって止まる。
67名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 09:59:40 ID:x0ADaUZJ
突き刺されたりかけいのおとこの体から、紫色の液体があふれ出し、サトシとオーキドの前で二つの顔を作った。
オーキドが息を呑む。
「ウツギくん…ナナカマド先生…」
「おや、何かいっているねウツギ君」
「そ、そうだねナナカマド君。でも関係ないね。そろそろカントーは地方最後の日を迎えるのだからね!」
二つの顔面はそれだけ言うと滑るように排水溝を抜け外へ。
「いかん!しんかするぞ!」
オーキドの取り出したポケギアに、外の様子が映る。
紫色のメタモンは、ものの数秒で研究所を飲み込めるほど大きくなりつつあった。
「サトシ!ゲッターじゃ!ゲッターポケモンに乗るんじゃ!」
「俺があれに乗れば…どうにかなるってのかよ!」
博士は一切の疑念なく答えた。
「そりゃそうじゃ!」
…おもしれえ。そう思った。
サトシは はりきっている!
「怖気づいたか?」
「まさか!」
ヒトカゲの背中に登り、なぜか存在した操縦席に乗り込む。
「いいかサトシ、そのまま突っ込め!」
オーキドの言葉とともにヒトカゲの尾に炎がともされ、
ヒトカゲの ロケットずつき!
メタモンに突き刺さったヒトカゲはそのままそれをつきやぶり、トキワの森に突き刺さって停止。
背後で響く爆発を聞きながら、
サトシは めのまえが まっくらに なった!
68名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 10:02:28 ID:x0ADaUZJ
また何話分か書けたら持ってきます
おまけ
オープニングテーマ
風が唸る大地から さよならバイバイ
いつもいつでも うまく行くなんて 保証はどこにもないけど
きっと君が行かなけりゃ もしも俺がやらなけりゃ
マサラタウンに さよならバイバイ
(そりゃそうじゃ)
69名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 10:36:51 ID:ZRwlMfCl
仏の軍団vs宇宙怪獣

虎の軍団も乱入するよ決戦
70名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 21:22:23 ID:mh9oZOcx
地方最後の日って範囲せめーなあwww
71名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 22:16:31 ID:EgvmbRhK
続き

竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン
第四話
竜馬は登校中だった
「なあキャルト、フィギュア魔人ってどんな奴らなんだ?」
「フィギュア魔人は何らかによって魔力で意思を持ったフィギュアで3体いるので三魔人と呼ばれているのキャル」
さらにキャルトは話す
「三魔人のリーダーがブリスター、その側近にデカール、レジンがいるキャル」
「そいつらは強いのか?フィギュアだから弱そうに見えるけどな」
竜馬はそうゆうとキャルトは顔を横に振る
「強いキャル!!3体とも違った恐ろしい能力を持ってるキャル!」
竜馬は何故か少し笑った
「強いか…闘ってみたいな…」
「えっ…なんて?」
キャルトが不思議そうにきくと竜馬は顔を赤めらした。
「…うるせぇ!なんでもねえよ!」
「変なの」

突然
「キャアアア!!!」
「助けて!!」
突然悲鳴が聞こえた。

竜馬とキャルトは悲鳴に反応した
「何だ!?」
「まさか…フィギュア魔人の攻撃!?」
竜馬は走りだす
「キャルト!急ごう!」

悲鳴が段々大きくなって竜馬はハッと気付いた。
「まさか…俺の学校!?」
竜馬は急いで学校へ向かった。

浅間学校…

生徒と先生達が逃げ惑っている。
「キャアア!!」
「何だあれは!」
「早く教室に入りな…うわぁぁ!!」
空から光線が降り注ぎ、生徒先生達を襲う。
光線を浴びた生徒先生達は小さくなりフィギュアと化してしまった。
「ぎゃははは!この光線を浴びてフィギュアにしてやるベア!!」
空から三魔人の一人レジンが学校を襲っていた。
逃げ惑う生徒の中に隼人、ミチル、武蔵もいた。
「ミチルちゃん!早くこっちへ!!」
「隼人君!武蔵君!」
「ちっ!一体なんだってんだ!!」
レジンは隼人達を見逃さなかった。
「この光線を浴びるベア!そしてフィギュアになるベア!」
レジンの下の球から光線を出し、隼人達を襲う。
「うわぁぁ!!」
「きゃああ!!」
隼人達はフィギュアと化してしまった。
「人間ども!フィギュアの気持ちが分かったかベア!?」

「待ちやがれぇ!!!」
校門から一人の少年が駆け付けた。
やっと学校に着いた竜馬とキャルトだった
72名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 23:02:39 ID:EgvmbRhK
キャルトは空を見た。それが三魔人の一人、レジンだとすぐに気付いた。
「レジン!やめなさいキャル!」
レジンはキャルトの存在に気付いた。
「お前は…キャルト!ここにいたか裏切り者めぇ!!お前を捕まえて罰を与えてやるベアぁ!」
竜馬はレジンに怒りをぶつける
「おい!このクマ野郎!俺達の学校に何する気だ!」
レジンは竜馬を見下している
「お前のような奴に教えるオレ様じゃないベア!お前もあの子供のようにフィギュアにしてやるベア!」
竜馬は前方をみた。すると隼人らしき姿をしたフィギュアが横たわっていた。
竜馬は愕然とした。隼人が…ミチルが…武蔵が…無惨な姿になっていたことに
「隼人…ミチルちゃん…武蔵…」
レジンは笑いながら言う
「お前も今、この姿にしてやるから心配ないベア」
竜馬はレジンに目に向けた。顔はもう小学生の顔をしてなかった。
鬼のような目をして、今にも相手を殺そうとしている武道家の顔だった。
「ふざけるな…てめぇなんぞ殺してやる!」
竜馬の怒りは爆発した
「フィギュア魔人だか何だかかかってきやがれ!この流竜馬!一筋縄ではやられねえとこを見せたるぜ!!!」
キャルトは竜馬を顔を見てびびる
「こ…これが竜馬君?」
レジンも怒りを表した
「キサマなんかオレ様の敵じないベア!この光線でも食らえベア!」
レジンは竜馬に向けて光線を放った
しかし竜馬は
「こんな光ごときで負ける俺じゃねえぞ!」
なんと竜馬は光線を拳で掻き消した。
レジンとキャルトは驚いた。
「なっ…何!?オレ様の光線が効かないだと!?」
「…ついに見つかったキャル…私が捜してた「選ばれし者」が!」
レジンは体を震えている
「…くそぉ!こうなったらオレ様が直々に始末してやるベア!」
するとレジンは学校並に巨大化した。
「ギャハハ!!このオレ様がお前らを踏み潰してやるベア!」

「くそ!これじゃあ勝てねえ…!」
するとキャルトは突然ポケットから丸い一口サイズのチョコを出した。
「竜馬君!このチョコを食べてキャルル!「選ばれし者」がこれを食べて呪文を唱えると変身できるキャルル!」
「何!?変身できるだと?それに呪文って何だ?」
「それは私に続いて言ってキャル!「チョコット・チョコチョコ・チョコリンリン!」」
竜馬は恥ずかしくて唖然とした
「…言えるか!そんな呪文!!」
「言わないと変身できないキャル!お願い竜馬君!言ってキャル!」
竜馬には恥ずかしくて苦痛な呪文だが背に腹は変えられぬ状況だった
「くそがぁ!!!」
竜馬はチョコを食べて顔を赤面しながらいった
「チョコット・チョコチョコ・チョコリンリン!」
73名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 23:15:42 ID:XIoazv5F
原作はこの展開で普通なんだろうけど、こいつらでやると狂気に満ち溢れていて怖いな
74名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 23:26:10 ID:ZRwlMfCl
竜馬の小学生時代ってどんな子だったんだろ
75名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 23:29:16 ID:5HH2Ov6D
真(チェンジ!!)なら鎖ベルトに赤マントの小学生
76名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 23:32:05 ID:3mYV2lXi
学生時代は空手漬けであんまり学校行ってないんじゃないか?
77名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 23:32:59 ID:EgvmbRhK
パア……
竜馬は光に包まれた。
レジンは眩しいのか目を塞いでいる
「眩しいベア!なっ…何があったベア!?」

光は収まった。しかしそこにいたのは竜馬の姿ではなかった。
ぎざぎざ刃がついた太く丸い腕、赤い体、空に突き出た二本の角。それは古来日本に伝わる伝説の生き物、鬼ともいえる姿をしたロボットだった
「やった!成功したキャル。竜馬君は本当に「選ばれし者」だったキャルン♪」
「一体これは…?」
声は竜馬の者だった。
「竜馬君!変身できたのキャルル!」
竜馬はキャルトの声に反応した
「キャルト…」
すると突然竜馬の心に声が聞こえてきた。
「竜馬…その姿は…ゲッターだ…」
竜馬は反応した
「ゲッター…だと!?」
するとまた声は聞こえた。
「竜馬…ゲッタートマホークを使え…」
「ゲッ…ゲッタートマホーク?」
「そうだ…あとゲッターウイングも使え!」
竜馬は声に反応するかのようにいった。
「ゲッタァァァトマホォォォォク!」
すると肩の穴から何かが飛び出した。
それは混棒に刃が付いた斧だった。
竜馬は手に取りそれを見てニヤリと笑った。
何かが竜馬の心を興奮させた。闘いなのかそれとも強い者を前にした武道家としての性なのか…
「このクマ野郎!たっぷりと礼はさせてもらうぜ!ゲッタァァァウィングゥ!」
竜馬の背中から赤いマントを出し空へ飛んだ
「こい!叩き落としてやるベア!」

竜馬とレジンの壮絶な闘いが始まる

第四話前編 完

長いので前編と後編に分けました
暇があったら書きます
78名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/15(木) 12:35:45 ID:4u611KSB
>>75
で、顔が慎一なんだろ?
79名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/15(木) 12:58:02 ID:yUwdXcax
最近のロボットアニメで東映まんが祭り的なアニメをやるとすると
・真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
・ガイキングLOD
・鋼鉄神ジーグ
こんな感じのメンツになるのかな
80名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/15(木) 16:11:57 ID:tDFCx0uX
>>79
下ふたつはスパロボKに出るが、ゲッターは……orz
81名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/15(木) 21:38:54 ID:z913QkfW
暇なので続き投下

ショックガーン第四話 後編

竜馬は今、不思議な体感に包まれている。
意思をもつ不思議なフィギュア、キャルトによって明かされた不思議な出来事、そして異形の姿をした今の自分。
それらは今まで体験したことのないことばかりであった。
しかし今自分にすべきことは、目の前にいる敵を倒す、いや、殺ることだった。

「いくぞ!クマ野郎!!うぉぉぉ!!」
竜馬はトマホークを振り上げ、三魔人の一人、レジンの右腕へ突進する。
「ふん!そんな攻撃でやられるオレ様ではないベアァ!」

ガキィィン!

竜馬はトマホークをレジンの右腕に切り付けたが、材質が固いのか、かすり傷しかつかなかった。

「くそぉ!こいつマジで硬てぇ!」
竜馬はいったん離れる

レジンは笑いながら
「この巨大化したオレ様に勝てるはずがないベア!お前を紙みたいにぺったんこに潰してやるベアァ!」
レジンはファイティングポーズを構えだした。
「食らえベアァ」
レジンはまるでドラ〇もんのような丸い拳を前にだすとなんと腕が伸びた。
リーチが半端じゃない長さをもった破壊力をもつパンチだ。
「来るっ!」
竜馬は瞬時にパンチを紙一重で避けた。
竜馬の肩に乗ってるキャルトは竜馬に忠告する
「竜馬君!気をつけて!まだレジンは恐ろしい能力を持ってるキャル!」
「何?」

「これでも食らえベアァ!」
するとレジンは口から巨大なグミを大量に吐き出した。
「!!」
ベチャ!

竜馬はグミに当たってしまった。グミが体にくっついて身動きが取れない。
「がぁぁ!!何だこれはぁ!う…動けねぇ!」
竜馬は抵抗するも、全く動けなかった。
「竜馬君!危ないキャルル!」
レジンはまたファイティングポーズをとっている。
竜馬はかなり焦っていた。
「ふざけんじゃねぇぞ!あんなパンチ食らったら…」
レジンはパワーを溜めている
「ギャハハ!!これでお前の最期の時ベア!お前はこのフィギュア魔人に相手にすること自体間違いなのだベア!」
レジンは竜馬に向けてパンチを放った。
「これで終わりだベア!」
「くっ……」
竜馬は覚悟を決めた。
82名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/15(木) 22:29:55 ID:4u611KSB
>>80
俺は信じている、いつかこの揺り返しが来る事を
83名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/15(木) 22:45:35 ID:z913QkfW
「……ゲッタービームだ…ゲッタービームを使え」
「ん…何だ…?さっきの声だ」
竜馬の心の中にまた声が聞こえてきた
「ゲッタービームを使えば…敵を倒せる…」
「ゲッタービーム…だと…?」
パンチがもうここまで来ている。
「危ない!竜馬君!」
キャルトも覚悟を決めた
しかし竜馬は目を光らせていた。
「こうなったらいちかばちかだ!!」
竜馬は一気に感情を引き出した。
「ゲッタァァァァビィィィィム!!!」
キュイイン!!
竜馬の腹部に眩しい緑色の光が収束した。
ズギャオオォォ!!
収束した光を一気に放出した。物凄く太い光線だった。
グミは光線の熱で完全に溶けてその光線はレジンの拳をも一瞬で消滅させた。
「なっ!何ぃ…なんだ…この力は!!?こんなに奴に負けるとは…ベアァァァァ!」
光線はレジンを体を貫通したが学校の校舎も貫通した。光線は町の向こうの海へと突き抜けた。

やっと光は収まったが竜馬とキャルトは驚きを隠せなかった。
「…なっ…何だ…この威力は…」
「これは…凄すぎるキャル!私の目に狂いはなかったキャル!竜馬君がいればきっとうまくキャルルン♪」
「簡単に言うなよ!このフィギュア魔人は相当強かったぜ!ところであのクマ野郎は!?」

竜馬は下をみた。すると腹部に大穴があいて無残な姿で転がっているレジンの姿があった。

「あの野郎…フィギュア化した先生達を元に戻せるかな…」
「分からないキャル…私もどうするばいいか分からないキャルル」

「そこまでだ!人間!!」
突然竜馬の後ろに声がした。
竜馬は振り向くとそこに は二つの小さいフィギュアがいた。
一つはゴスロリ人形と思わせる恰好で右手にも人形を付けているフィギュアであった
もうひとつは黄金の鎧をつけ、金髪のロン毛のフィギュアだった。
「レジンをこんな目に遭わすなんて…ゆるさんぞ!」
「私たちフィギュア魔人をここまでコケにするなんて…馬鹿もよくてよ」

竜馬はまた怒りだした
「うるせぇ!!なんだってんだてめぇらは!!」
キャルトは訴えるように話す
「デカール!ブリスター!もうこんなことはやめてキャル!」
二人はキャルトの存在に気付く。
「お前は…キャルト!ここにいたのか裏切り者が!」
「お前みたいな裏切り者に素直に従う私達じゃないわよ!」

竜馬は流れを切って問い詰める
「テメェらは一体何ナニ者だ!!」

すると二人のフィギュアが言い出す。
84名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/15(木) 23:34:56 ID:z913QkfW
「私はフィギュア三魔人のリーダー、ブリスター!」
「そして私はレジンと同じブリスター様の側近、デカール!」

竜馬はまた殺気立っている。
「貴様らがフィギュア魔人か!!お前らのおかげでこっちがどれだけ迷惑をかけたか!」
するとブリスターも怒りをあらわにする。
「何だと!!迷惑がかかったのはこっちだ!!
私達を「芸術品」ではなく「おもちゃ」などと安っぽい言葉で片付けられた私の屈辱をお前に分かる訳がない」
「何ぃ!!」

キャルトは突然喋りだした
「ブリスター!デカール!アナタ達は人と遊ばれるために作られたのキャル!もうやめてキャル!」
するとデカールはキャルトに向けて言い放つ
「ふん…!レア種のお前に私の屈辱が分かる訳がない!」
するとデカールの右手の人形を喋り出した。
「キャルト!裏切り者の分際でよくそんなことが言えたもんだな!!!
そうやって自分を正当化して、また「選ばれし者捜し」ゴッコかよ!!」

竜馬は人形に向けて言い放った
「何だ?あのクマは…喋ったぞ!」
すると人形は竜馬にキレた
「猫だよ!!こう見えても俺は猫なんだよ!!!」
竜馬は唖然とした
「嘘だろ…どうみてもクマだろ…」

竜馬は続けて問い詰める
「テメェらに何があったかは知らんがだからといって罪もねえ奴にも攻撃するのは筋違いじゃねえのか?
早くフィギュア化した奴らを直しやがれ!」

「これ以上人間に話すことはない…フィギュア化した人間どもは我々の城「ショックガーン」に連れていく。
あとレジンも治療する。フィギュア化にした人間どもも救いたければいつでもウェルカム!!
その時はお前とキャルトに待っているのは死だ!」
「死にたくなければショックガーンに来ないことね…」
そうゆうと二人とフィギュア化した人々、そしてレジンのフィギュアは一瞬にして消えた

竜馬は地上に降りた瞬間、元に戻った。
竜馬は怒りを隠せない
「畜生がぁ!」
「竜馬君…あのフィギュア魔人達はね…昔はあんなんじゃなかったの…
三人とも違った苦痛、屈辱を受けて、その恨みから魔人になってしまったのキャル…」

しかし竜馬は
「うるせぇ!そんなの知ったこっちゃねぇ!
恨みがあるかどうか知らねえがあんなことされて黙ってる俺じゃねえ!
俺は決めた!!ショックガーンに殴り込みだ!隼人達を助けねえとな!」
キャルトは不安があるつつも竜馬に秘められた力を信じることを決めた
「分かったキャル!私は竜馬君を信じるキャル!ショックガーン内の道案内は任せてキャルルン♪」
竜馬はかなりニヤリとした
「ああ!いくぜ!ショックガーンへ殴り込みだ!」
竜馬とキャルトは意気投合しショックガーンへと向かった。

第四話後編 完


続きは暇があれば
85名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 10:14:31 ID:UAfjQKJo
なんて血の気の多い小学生なんだろう
86名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 10:58:42 ID:QMJ/ZpXp
地方最後の日…w
最近いろいろSS増えてきて楽しいな
オマケの都は文章力上がっていってるね。ゲッター出たし
マブラヴはどうなったんだろう
87名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 20:44:41 ID:UAfjQKJo
>>69
宇宙怪獣数十億の前でたった一人で仁王立ちしてる虎が思い浮かんだ
88名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 21:43:27 ID:5x6zMc6r
宇宙怪獣。じつはラ・グース成長のための餌だったんだよッッツ
89名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 22:06:33 ID:SQQfYrQS
大魔王サタン VS 柳生十兵衛

互いに喰らいあい進化するデーモンを認めたものと、否定し封じ込めたもの
本来一つであった者の戦いが始まる
90名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 22:52:44 ID:dxTou63G
続き投下

竜馬がいく〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン
第五話 前編

竜馬とキャルトはショックガーンの入口の前にいた。
竜馬はそびえ立つショックガーンを見上げていた。
「キャルト!準備はいいか?後戻りはできないぜ!」
「うんキャル!これ以上あの三人の謀略を止めないと!」
「うし!行くか!待っていろよ隼人!助けてやるからな!」
竜馬達はショックガーン内に踏み込んだ。
その瞬間!

ギィィィィ!ドン!!

巨大な入口の扉が閉まってしまった。ショックガーン自体が本性を表したのか、人一人もいなかった。
まるで地獄の門のようだった。
竜馬達はすぐに気付いた
「ああん?俺達を帰さねえつもりか…おもしれぇ!」
「竜馬君!気をつけて!奴らはどんな手を使ってくるか分からないキャル!」
「あったぼうよぉ!奴らがどんな手を使ってこようと俺は突っ走る!それだけだ!」
キャルトは苦笑いした。
(それじゃあ相手の思うつぼになると思うけどな…)
しかしキャルトは不安ながらも竜馬を信頼していた。
レジン戦での竜馬の強さもあったが、なにより竜馬のそのパワフルな性格が何とかしてくれる気がしてならなかったである。
竜馬達はショックガーン内を歩いていた。
「なあキャルト、俺達これからどこ行けばいいんだ?」
「今それを説明しようとしてたキャルル!
ショックガーン内は実際は遊園地と同じ作りになっていて、各それぞれテーマに沿ったエリアがあるのキャル。
その道なりはエリアとエリア同士が繋がっていて一方通行なのキャル。
そしてブリスター達がいるショックガーンの城は最上階にあるキャル。」
竜馬は訳がわからなくなったの首をかしげた。
「つまり…?どうゆうこと?」
「つまり、各エリアを抜けていったらいずれはショックガーンの城にたどり着けるのキャル!」
竜馬はやっと理解した。
「なんだ!そうゆうことか!もっと分かりやすくいってくれよ!」
キャルトはまた苦笑った。
(本当に大丈夫かなぁ…)
「ところでキャルト!また変身する時って、またチョコを食べてまた恥ずかしい呪文を言わないとダメなのか!?」
「その辺は大丈夫キャル!一度変身したら竜馬君の体で記憶されるから、自分がなりたいと念じるだけでいつでも変身できるのキャルルン♪」
「よかった〜♪またあの呪文を言うとなるとゾクっとするぜ…これでいつでも変身できるんだな!これで鬼に金棒だな!」

竜馬達は会話しながら歩いていると一つの巨大なドアに辿りついた。
91名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 23:23:27 ID:dxTou63G
竜馬はドアの上を見上げると「ジャングルエリア」と書かれていた。

「ここは…ジャングルエリアということは…」
「ここキャル!ここからショックガーンの城まで通じているキャル!」
竜馬は指はバキバキ鳴らした!
「よし!いっちょ大暴れしてやるか!」
「気をつけてキャル!一体どんな罠があるか分からないキャル!」
竜馬が中に入ろうとすると突然
「ついてきたか!われわれの邪魔をする人間と裏切り者キャルト!」
「その声はブリスター!」
「野郎…どこにいる!?」

すると竜馬の前方でブリスター達の映像が映し出された。
「貴様ら…もう覚悟は出来てるか?」
竜馬は問う
「なんの覚悟だ!?」
「なんの…?死ぬ覚悟だ!」
竜馬はフッと笑った。
「黙れ!死ぬのはてめえらだ!!」
ブリスターは高笑いしだした
「ハッハッハ!威勢のいいのはそれまでだな!フィギュア化した人間どもを救いにきたのだろ
だったら早くこっち来ることだ!最も…貴様らが死ななければの話だけどな!」
竜馬はその言葉に歯を食いしばった
「ちぃ!」
ブリスターの隣にいたデカールも言い放つ
「キャルト…今のうちに後悔しなさい…我々に逆らった愚かさを…」
キャルトは反論した
「後悔なんかしないキャル!竜馬君がいればアナタ達なんか怖くないキャル!!」

「ふん…とりあえず助けたければここまでこい!その前に各エリアの前に死ななければな!」
「キャルト!待っているわよ!」

一瞬映像は消え、ジャングルエリアの扉が開いた。
「キャルト!怖くないか?」
しかしキャルトは顔を横に振る
「怖くないキャルル!後悔もしてないキャル!」
竜馬はニヤリと笑った
「そうか!じゃいくぞ!」
竜馬はそうゆうとジャングルエリアへ突っ込んだ
第四話前編 完

次は中編です。長くなりそうだからまた明日書きます
92名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 23:26:17 ID:dxTou63G

誤爆
第五話 前編完
93名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 01:25:54 ID:3YV8llI3
新ゲで竜馬とかが平安に行っている間の小話思いついた

東京ドーム地下。
「地上最強の生物?」
早乙女博士が、向かいに座るかつての旧友に尋ねる。
早乙女は、突如消えてしまった竜馬たちに代わるゲッターパイロットを探していた。
「で、そいつの肉体と精神力はゲッターに耐えられるのか?」
「ああ、オーガなら何だって大丈夫だろう」
太鼓判を押す徳川光成。
「敵は…鬼だぞ?」
「鬼ならここにもいるぞい。全長50メートルを超える巨象を素手で屠りさる、巨凶のオーガがね」

ゲッターロボ外伝 ゲッターロボ鬼(オーガ)
ゲッターオーガ−ゲッターゲバル−ゲッターオリバ
の三段階変形
94名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 01:33:20 ID:coT2lniL
あれ?なんか場違いな人が……
95名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 02:27:15 ID:O/7MClyv
純か、ゲバル純のこと言ってるのか貴様!
ていうか、ネオゲの號ってまんま地下闘技場闘士だよな
96名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 02:54:33 ID:hkzRyC+D
>>48
規模が違いすぎると思う。
ボーマの起こしたビッグバンは銀河程度の大きさの天元突破を吹き飛ばせなかったが
時天空が喰らったのは宇宙を丸々一つ使ったビッグバン。

ビッグバンて確か空間が広がる現象のことを言うらしいから一口にビッグバンと
言っても大きさや威力(?)みたいなものがあるんだろう。
97名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 07:02:01 ID:TfTKxzn7
>>96
いや、アンスパのも宇宙創成のエネルギーとか言ってるから
大体吹き飛ばせないというかエネルギーを丸ごと取り込んでるからな



ビッグクランチってのは結局時天空に今の宇宙が押しつぶされるってことだよな、ところで
98名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 10:35:34 ID:lMOZky5r
さすが夢の中で宇宙の真理を見ただけのことはある<石川先生
99名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 12:58:10 ID:oYxfsz4Z
だけど次の日には忘れちゃうんだ
100名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 13:49:17 ID:5oZsx2fY
97           宇宙創世のエネルギーならなんで瞬時に宇宙一つ分の
ビッグバン起こせることになるんだ?根拠がないだろ。
101名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 14:00:54 ID:TfTKxzn7
>>100
逆に聞くんだが、どうすれば納得できるんだ?
ビッグバンのエネルギーの攻撃と普通にいえば今の宇宙ができた時のエネルギーに匹敵する攻撃だろ?
なんでわざわざ矮小化しないと納得しない?ただのアンチ?
102名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 14:56:17 ID:5oZsx2fY
>101          どうすれば納得できるんだ?って説明できねぇのかよw
ビッグバン=宇宙ができるほどの爆発だと思ってるのか?
あんま荒れても嫌だから揚げ足取らないけどすぐにアンチだとか言わず言葉に気をつけよーぜ。お互い
103名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 15:18:09 ID:a2tOsSnA
まあ、俺達の争いなんて、ゲッターエンペラーから見たらとてもくだらないことだぜ?
104名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 16:38:48 ID:Iw92AjPf
螺旋宇宙ってアンスパの半支配空間なんじゃねーの?

そんなかで敵(シモン達)と同じ土俵で戦おうとしたらアボンしちゃったってオチだと思う。
105名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 17:30:12 ID:s68KrLzn
ていうか完全にそうでしょ>螺旋宇宙が支配空間
ていうか、そもそも脚本家の中島がグレンラガンの3部と4部はゲッターよりも
寧ろ虚無戦記を意識したって公言してたはず
106名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 17:53:15 ID:YnVMKgD+
仮想空間、螺旋宇宙なので実際のサイズ、威力は異なります。ご了承ください
107名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 18:33:44 ID:lMOZky5r
いっその事、ゲッターロボサーガか虚無戦記をアニメ化すればいいんだ
108名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 18:38:11 ID:YnVMKgD+
いまなら普通に深夜でグロイのもやってるらしいから十分いけると思う
109名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 18:47:21 ID:s68KrLzn
つか、ゲッター線がどーたらとか逆にとっぱらって、
漫画版の初代とGを原作のノリに忠実にアニメ化すれば結構いけると思う
110名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 18:47:22 ID:hkzRyC+D
虚無戦記をアニメ化すると最初の猿羅神VSラ=グース細胞の所で
制作費が底を尽きそうw
中盤のラ=グースの登場シーンなどとてもとても

銭がないならヘタにアニメ化しないでそっとしといて欲しいな。
111名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 18:55:25 ID:YQc11xSl
ラ・グース細胞とかゲッターエンペラーはCGになりそうでやだな
つーか、描ける人いんのか
112名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 19:02:34 ID:s68KrLzn
エンペラーとかマジで死ぬwww
もしアークか真がアニメ化したとしてエンペラーのデザインが作画の為に簡略化されても文句はいわんw
113名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 19:11:36 ID:hkzRyC+D
一応ラ=グース細胞とエンペラーは「真ゲッターロボ世界最後の日」で
チラリズム的に登場してますぜ。↓動画(ニコニコなんで嫌いな人は注意)
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm4960919
ラ=グース細胞もエンペラーもかなり細部までデザインされていて石川賢的なタッチを
感じさせるけど殆ど動かない静止画。

他にも猿羅神、虎と戦った神の軍団の自称虎の兄、ラ=グースと戦った八十億の仏軍の内の
二人が新ゲッターロボでラスボスとして登場してる。
新ゲッターのラストにはこれまたチラリズム的に兜卒天羅王も登場。
114名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 19:31:10 ID:YQc11xSl
そういえばエンペラーって出てたか
でも、今の技術で映像化できるのだろうか?
115名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 19:46:45 ID:lMOZky5r
ラ=グースvs羅王率いる80億の仏軍と、虎のマッドウィング殴り込みをアニメで見れたら俺はその瞬間に死んでもいい
116名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 20:03:35 ID:s68KrLzn
俺は超光神ラ・オウ対ラ・グース細胞の対決をアニメで見てみたい
117名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 20:19:03 ID:kVJtBHsd
今更ながら5000光年の虎ゲット!
店頭には無かったけど本社に在庫があったから取り寄せてもらったぜ!
118名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 21:31:09 ID:IvaiF57Q
今日をとあるゲーム店ではじめて虚無戦記を立ち読みできた。
何が驚いたってそのダイナミックさもう凄すぎて言葉では言い表せなかった。
何が驚いたって女キャラの裸の色気の無さ
何が驚いたってすいません虚無っちゃいましたで終わってもしょうがないと思えるあとがき
119名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 21:36:49 ID:a2tOsSnA
ちくしょう、羨ましいな・・・地元には虚無戦記なんて置いてませんぜ、ファック。
仕方がないからコードギアスにゲッター放り込む。
120名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 21:50:13 ID:lMOZky5r
隼人が宣戦布告

「私は神、神隼人!これから先、貴様らに地獄を見せる男だ!!」

121名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 21:51:02 ID:YnVMKgD+
>>119
期待しても?

122名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 21:53:32 ID:a2tOsSnA
>>121
もう7kbは書いた。ギアスキャラ出したら投下出来るぜ!

あと>>120、それ味方に言う台詞だろw
123名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 22:03:37 ID:YnVMKgD+
予告的なものを投下できるならしてほしいな
凄い気になる
124名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 22:16:12 ID:a2tOsSnA
すまん、凝った予告を書く余裕はないw
ttp://changi.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1212334623/193-194
あたりをネタに、チェンゲちっくに書いてみたんだ。
今日か明日投下するよー
125名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 22:18:33 ID:3YV8llI3
ギアスの前座として箸やすめに
進化(チェンジ!) ポケットモンスター第四話

クチバシティ。
海の向こうの国々との貿易で栄える町だ。
開国以来この町には米軍がしばしば寄港し、その縁もあってかジムリーダーは代々米国人が勤めていた。
クチバジムの二階、テラスには二人の人影がある。
軍服をまとった二人組だ。
その下、テラスを見上げる位置に、一人の男が立っていた。
狂気をはらんだ目をした、痩身の切れ者そうな男だ、
二人の米国人のうち一人が、彼を指差し、
「おい、見ろよ。ジャップだ」
「ヘイ、ジャップ! すくすくこやしやるからここまで上ってこいよ」
対する青年は無言。
126名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 22:18:56 ID:3YV8llI3
「ふん。ジャップは一人では何もできねえ臆病者よ」
「…マチス、お前の日本人嫌いは筋金入りだな」
「ムシズが走るぜ。ジャップが一番嫌いで、次が黒人、その次がプエルトリコメキシカンだ!俺はやつらに触られようものならその手を切り落とすね」
階下の日本人はそれを聞いてにやりと笑った。
血に飢えたという形容がふさわしい、凄惨な笑みだ。
「ひひっ!」
日本人はテラスに飛び乗ると、マチスに向かって告げる。
「さあ、ポケモンしょうぶだ!」
シゲルの いかくで マチスの こうげきが さがった!
マチスは ひるんだ!
動けないマチスを見て、男、シゲルはその笑みをさらに深くする。
「ひっ!」
叫びながら、マチスに詰め寄る。
シゲルの にらみつける こうげき!
マチスの ぼうぎょりょくが さがった!
マチスは ひるんだ!
127名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 22:19:21 ID:3YV8llI3
「ゆ、ゆるしてくれ…ちょっとふざけただけなんだ…」
「お前、あそびでポケモンしょうぶしてたのか?ポフィンをママの手料理だとでも思ってたのか?」
マチスは ひるんだ!
「あ…許してくださ…」
「許せると思うか! やぁっ!!」
叫ぶと、シゲルは両手を大きく上げた。
マチスは ひるんだ!
「目だ!」
シゲルの ひっかく こうげき!
きゅうしょに あたった!
マチスは めのまえが まっくらに なった!
ちしぶきが あたりに とびちった!
「耳だ!」
シゲルの ひっかく こうげき!
みみが あたりに とびちった!
「鼻!」
シゲルの ひっかく こうげき!
「ひひっ!ひひひひっ!ひっ!」
てきの マチスは たおれた!
「いいかっ!これからは弱いポケモントレーナーは生きていく資格はねえんだ!その弱い部分を見つけて、なんだかきれそうだったら いあいぎりで刈り取るんだ!」
128名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 22:20:07 ID:3YV8llI3
続きはまた後で持ってきます
不定期ですみません
129名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 22:38:49 ID:YOkqWKRq
>なんだかきれそうだったら いあいぎりで刈り取るんだ!
もうゲーム中のアドバイスなのか、隼人の台詞なのか分からなくなってきたよwww
130名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 22:41:47 ID:VM4NvTGG
レッド、グリーンなら三人目はブルーで確定なんだが・・・誰が来るのだろうか?
131119:2009/01/17(土) 22:47:54 ID:a2tOsSnA
相変わらずシュール&バイオレンスw
もうこっちが普通なんじゃないかと思えてきました。
22:55からゲッター×ギアス投下します。


嘘予告だけど!
132反逆のゲッター:2009/01/17(土) 22:59:07 ID:a2tOsSnA
「コードギアス〜反逆のゲッター〜」プロローグ?

これは永きに渡る、人類の戦いの物語だ。
皇歴2010年八月十日。日本は、一つの終焉を迎えた。
太平洋と大西洋に挟まれたブリタニア大陸に広大な領土を持つ大国・神聖ブリタニア帝国は日本国へ宣戦布告し―――

―――数百体の量産型ゲッタードラゴンを投入した!

日本国も防衛のために自国軍を動かしたが、量産化されたゲッターロボの前には、通常兵器はあまりに無意味。
十年前の決戦―――爬虫類を祖先とする知性体、ハチュウ人類とその国家“恐竜帝国”との戦いで決戦兵器として運用されたゲッターロボは、
最終決戦での巴武蔵の決死の自爆攻撃で、恐竜帝国を撃退したおのの、日本が負ったダメージはあまりに大きく、それ故にゲッター線の研究は禁止された。
日本という国に失望し、見切りを付けた早乙女研究所所長、早乙女博士は予てから接触があった神聖ブリタニア帝国へ亡命。
ゲッター線の研究と引き替えに、ゲッターロボの軍事利用に同意し、十年間不気味な沈黙を保ち続けた。
その果てが、このブリタニアによる戦争行為だった。日本各地で展開された戦場は、虐殺の様相を呈するほど一方的だった。

《こちら第七機動部隊! 完全に孤立している、司令部、応答を! う、うわあああ、ゲッターロボがこんなに!》

戦車を踏み潰し、

《な、何だ? 前方から巨大な何かが―――》

戦艦を真っ二つにし、

《こちら三原基地航空隊、敵は飛行能力を―――と、飛び道具まで?!》

戦闘機・航空機を撃ち落とした。

地平線を埋め尽くすほどの量のゲッターロボを前に、あまりに日本軍は無力だった。
かつての鋼鉄の守護者はおぞましい侵略者の手先に成り果てたのだと人々が知るのは、国土が焦土に変わるその瞬間であった。
全高五十メートル、重量三百三十トンの赤き侵略者の軍勢は、街々を光線で焼き払い地獄へ変えた。
そんなゲッターロボ軍団は東京都を制圧、臨時政府が置かれた仙台へ向けて進軍していた。
ズシンズシン、という巨人の足音に、ゲッタードラゴンの進路上に住んでいた人々は逃げ出し、人っ子一人いない街だけが広がっていた。
重力制御によって五十メートルの巨躯が空を舞う中、一人の老人がゲッター線技術を応用した試作飛行艇に乗っていた。
神聖ブリタニア帝国では「アヴァロン」と呼ばれるゲッターロボを格納・収容する大型空中母艦である。
ブリタニアで研究されていたフロートシステムを、ゲッター線による重力制御能力で代替し、指向性エネルギーバリアーまで付いた動く要塞だった。
そのブリッジルームには、一人の男の影しかない。白衣を纏い、顎と口の上に白い髭を生やした堂々たる体躯の老人。
彼こそ、この地獄を演出した張本人。ブリタニア皇帝に祖国を売った男―――

―――早乙女博士だった!

地上を埋め尽くす無人操縦ゲッタードラゴンの群れ。ゲッター線増幅装置の搭載こそ間に合わなかったが、それは紛れもなくゲッターロボであり、
ゲッターという力を捨てた日本軍に勝てる要素など無かった。そう、彼らは自分を、死んでいった息子たちを裏切ったのだ……
早乙女にとって、それはとても許せることではなかった。故に、ブリタニア皇帝の思惑に乗り、自ら出陣して紅蓮の炎に燃え盛る街を記憶していたのだ。
そう、これは己の罪。この炎の下で逝った者たちは、自分を恨む権利がある。
だから自分は計画を完遂するのだ。ゲッター線に秘められた真理を解き明かし、世界を導くために。
早乙女は高笑いしながら、業火に燃え盛る街を見下ろし―――
133反逆のゲッター:2009/01/17(土) 23:02:00 ID:a2tOsSnA
「さぁぁ、ゲッター線を認めなかった愚か者どもよ! 日本最期の夜明けに懺悔せよ、ヌゥッハハハハハッッ!!」

―――その声は、天を切り裂く男の雄叫びに掻き消された。

『うるせぇぇぇぇ!! それはテメェのやるこったァァ!!』

その勇ましい雄叫びに、早乙女は聞き覚えがあった。

「ぬぅぅぅ、その声は―――」

数百体のゲッタードラゴン、そのすぐ手前に降り立つ鋼の巨人。大質量落下の衝撃に、地面がひび割れ、粉塵が派手に巻き上がる。
赤白黄の派手なカラーリングに塗装された、大型ロボット。両手に大型のガトリング砲、ミサイルマシンガンを保持したそいつは、赤いマントを揺らして仁王立ちする。
ゲッタードラゴンより一回り小さい四十メートルほどのそれこそ、日本が十年前の決戦で失ったはずのオリジナル・ゲッターロボ。
その操縦席に座る精悍な顔つきの青年は、ガンタイプコントローラーを握り締めると、咆哮しながら引き金を引いた。

『うぉおおおおおおおおっ!!』

ゲッターロボの両手に保持されたミサイルマシンガンの四連装砲身が回転し、凄まじい勢いで砲弾が吐き出された。
弾頭それ自体がある程度の誘導性を持つ恐るべき兵器―――直撃を喰らった十数体のゲッタードラゴンがよろめき、爆散する。
そしてマシンガンを、地平線まで並ぶゲッタードラゴンの群れに向けてぶっ放した。

「―――やめんか、竜馬ァァァ!」

そう、この深紅の戦鬼を駆る戦士こそ、ゲッターチームリーダー。
恐竜帝国との戦い以降、軟禁されていた流竜馬である。

『へっ、久しぶりだなァ、爺! ブリキ野郎の手先になって何が楽しいかしらねぇが、ちょうど良い。
テメェのせいで日本は焦土、俺は特A級危険人物としてこの様だ! どうせこのままにしてるお前じゃねぇんだ、俺の手で引導を渡してやらァ!!』

「……ミチルの時も、そう言ったのか?」

途端、竜馬の表情が途轍もなく恐ろしい鬼のようなものに変わった。
操縦桿を前に倒し、フットペダルを踏み込む。

『黙れェェェ!!』

瞬間、ゲッター1の巨体から赤いマントが展開され、重力制御によってその巨体を飛翔させた。
そして大地を右足で蹴りつけ、アスファルトを粉々に砕きながら突進した。
弾切れになったミサイルマシンガンを放り捨てるなり、ゲッターの腕をラリアットのように水平に広げ、二の腕をぶつけてゲッタードラゴンを次々と薙ぎ倒す。
髭のようなブレードアンテナを持つ、赤い巨人の群れは額からゲッタービームを発射するも、それは竜馬の読み通りだった。

『温りぃんだよ!』

ビームを地面すれすれに飛ぶことで避けたゲッター1は、両脚を大地に付けると肩部の突起からゲッタートマホークを取り出し、
こちらへむけて跳び蹴りを放ったゲッタードラゴンへ向けて刃を叩きつける。合金製装甲も切り裂く刃の煌めき。
斬また斬。血飛沫のようにオイルが飛び散り、暴発したゲッターエネルギーが緑色の閃光を放って火柱を上げる。
その爆炎を浴びながら、ゲッターの操縦室で竜馬は悪鬼のように笑った。
134反逆のゲッター:2009/01/17(土) 23:03:42 ID:a2tOsSnA
『どうした爺! 偉そうなこと抜かして、この程度のオモチャしかつくれねぇのか?!』

「ぬぅ……」

愚鈍―――そう、この早乙女が造ったブリキ人形は、何処までも愚鈍だ。
パイロットが乗っていない自動操縦でも十分撃退できた今までの敵と違い、流竜馬のゲッターロボは鬼神のような強さだった。
ゲッタードラゴンとの性能差は十年の間の技術進歩で歴然としているにも関わらず、ゲッター1は強い。

「流石ゲッターリーダー……モノが違う……だが!」

そのとき、ゲッターロボの足場が崩落した。

『何ぃ?!』

地中より現れ出でる無数の青い細身の巨人―――ゲッターライガー。
そいつに抱きつかれそうになった竜馬は、咄嗟に機体連結部を開放、戦闘機形態へ分離。
オープンゲットすることでゲッターライガーの群れから逃れ、数百メートル離れた場所まで超音速で機動、再び連結してゲッターロボへチェンジする。
僅か0.1秒の早業である。同時にゲッター線の集束を開始、ゲッター炉心で圧縮されたゲッター線が、超高濃度のビームとなって解き放たれた。

―――早乙女の乗る機動飛行艇「アヴァロン」へ。

「何ぃぃぃっ?!」

『ここでくたばれぇぇぇ、早乙女の爺ぃぃぃぃ!!』

指向性エネルギーバリアーが直ちに展開され、ゲッター線の集束した光の槍とぶつかり合う。
だが、障壁―――ブレイズルミナスを破ることは叶わず、ビームが途切れかける。

『んなろぉぉぉ! もっとだ!!』

竜馬はエネルギーゲージをフルスロットルで引き上げ、炉心を軋ませながらゲッタービームを放射し続けた。
限界を超えたエネルギーの集束に機体自体が軋んでいく中、竜馬は確かに謎の声を聞いた。

―――まだ、そのときではない―――

(何が起こってやがる?!)

竜馬が疑問に思った直後、機体がオーバーロードに耐えきれずに悲鳴を上げた。
じりじりと空気が焦げるような音が響き、爆発―――その日、緑色の光が世界を満たした。
135反逆のゲッター:2009/01/17(土) 23:05:23 ID:a2tOsSnA
七年後。
ルルーシュ・ランペルージは、端整な顔立ちの美少年で知略に富んだ、頭の切れる奴だった。
その甘いマスク故に学校では女子生徒から人気があり、成績も優秀……だが、この男は人には言えない秘密があった。

―――捨てられた皇族、ヴィ・ブリタニア兄妹。

そう、世界最大の版図を誇る神聖ブリタニア帝国の皇族、皇位継承権を持つものであることこそ、ルルーシュとその妹ナナリーの秘密だった。
親交のあった財閥、アッシュフォード家に匿われたとはいえ、その身柄はそこにあるだけで高度な政治的取引の材料と成り得た。
それゆえ、平穏を望んだ兄妹は偽りの身分で生きることを決め、皇歴2017年まで普通の学生として過ごしていた。
そのはずだった。

「お前の運命は今終わる」

だが日常とは儚いものだった。
今、彼はちょっとした親切心からそれと知らずにイレブン――帝国によって植民地支配された日本人――のテロリストの悪足掻きに巻き込まれ、
軍の機密を見たというたったそれだけの理由で殺されようとしていた。同国人、いや、ルルーシュにとっては故国の同胞であるブリタニア軍人に。

(俺が何をした? ナナリー……!)

最愛の妹の名を心中で呟きながら、ルルーシュは前を見た。紫色の瞳がいやらしい笑みを浮かべた軍人へ注がれる。
拳銃をこちらに突きつけた軍人の周りには、バトルライフルを持った兵士たちが数名。

(糞、考えろ、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。この状況を切り抜ける打開策を……!)

軍人の目が細められる。

「死ね」

(ナナリー!!)

―――鋭いナイフの一閃が、拳銃を構えた制服の軍人の喉笛を切り裂いていた。
ゴポゴポと血の泡を吹き出しながら倒れる軍人。

「死ぬのは貴様らの方だ」

同時に銃声。自動小銃特有の甲高い火薬の破裂音が響き、バトルライフルを持った制服姿の軍人たちが抵抗する暇もなく撃ち殺されていく。
黒い髪に黄色みのかかった肌の、長身の男がルルーシュの前に立っていた。青年期も終わりに差し掛かった、壮年特有の渋さのある男だ。
左手に小太刀のように長い刃のナイフを、右手に大型の自動小銃を持っている。
男が声をかけてきた。

「立てるか?」

随分と鋭い印象の抜き身の刃物みたいな表情の男だった。

「お……お前は?」

「私の名は、ジン、神隼人。ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、貴様に地獄を見せる男だっっ!
父親に復讐したければ、この私についてこい!」

ゲッターの地獄に、引きずり込まれる者がまた一人。




コードギアス〜反逆ゲッター〜、始まりません。
136反逆のゲッター:2009/01/17(土) 23:08:57 ID:a2tOsSnA
あとがき
何? チェンゲそのものだろって? ハハハ、それを言われると痛いですorz
ちなみにブリタニア軍はKMFの代わりにドラゴンとライガーを配備しています。
海軍はポセイドンで。多分、竜馬がキョウトが造り上げたブラックゲッターで出撃したりするよ!
他所のスレのゲッタークロスで忙しいから、ちょっと続きは無理っぽいですorz
魔獣戦線かヤクザでクロス書けたら書いてみたい。
137名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 01:08:31 ID:OACoAgAX
凄く続きを読みたい。けどやっぱりKMFも出て欲しいと思った

そのスレが何所なのか聞きたいのだが
138名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 01:33:08 ID:D7PKoMe+
ええ〜続き無しかぁ……
面白かっただけに手がすいたら書いて欲しいなぁ。
ともあれGJでした
139名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 09:39:10 ID:4TVowXVP
ゲッターには他の強いロボと違ってかっこいい口上が無いと言われた

「貴様らにも味あわせてやる…ゲッターの恐ろしさをな〜〜!!」

はかっこ良くないとでも?
140名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 09:46:32 ID:5V5INcm6
いや、そもそも口上のあるロボットの方が少ないんじゃ?
ダイターン3、ダイオージャ、グレンラガンぐらいじゃないか?
141名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 10:07:22 ID:4TVowXVP
言い方が悪かった、なんと言うか…決め台詞的な?
142名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 11:01:00 ID:nbkQi0ZY
「ゴミ箱ポイポイのポイよ!」みたいなもんか
143名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 12:46:53 ID:6cFr/uqD
このままひねりつぶしちゃえ!!


隼人決め台詞はこれで決まり。
144名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 13:52:52 ID:/wOdxfib
目だ!
耳だ!!
145名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 14:05:37 ID:gfCVCKG0
スパロボの攻撃シーンに出てくるセリフみたいなもんだと思いねぇ
146名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 18:35:11 ID:tUFfucTD
>>136
あんた……ひょっとして終わクロとのクロス書いた人か?
147名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 20:27:35 ID:JyfXGM1p
>>146
答えはYES。
あと、一スレ目でオイレンシュピーゲルとのクロスも書いたよー
148名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 20:37:11 ID:YtuvHdAt
あれか。あっちも面白かったぜい
149名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 20:44:47 ID:XeFtj7Xg
惜しむらくは続きがないことか
150名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 20:49:59 ID:OACoAgAX
てことは某所でジャイアント昴と名乗っている人か?
151名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 20:50:23 ID:4TVowXVP
もしこの中に魔空八犬伝を読んだ事のある人がいたら、おれの疑問に答えてくれ

伏姫は八犬士の能力を全て使えると言う事になるのか?
152名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 20:57:27 ID:YtuvHdAt
でしょ。そもそも八犬士の能力自体、伏姫の能力から分け与えたものだし
道節の刀と操られてた八犬士(名前忘れた)の鎌を同時に呼び出して
仮面ライダーアギトトリニティーフォームみたいなことやってたし。
153名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 21:02:34 ID:4TVowXVP
>>152
ありがとう、もしよかったらこの二つにも答えてくれないか

・本人が言ってる様に八犬士=伏姫って事でいいのか?
・伏姫や八犬士は意識の存在と言う事でいいのか?
154名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 21:31:52 ID:YtuvHdAt
上はYES、
下は分からん。実態があるっぽい気はするけど
155名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/18(日) 21:38:21 ID:4TVowXVP
>>154
ありがとー
なにせ「私達の存在の意義は肉体ではなく意識」だの王犬丸が「わしらもお主らと同じ意識体よ」

とかいってるから訳わかんなくて
156名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/19(月) 01:42:41 ID:CYeG6Sku
なあに、夢の中で答えどころか宇宙の真理すら見つかるさ
157名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/19(月) 07:50:33 ID:C+C7kQ/J
>>150
具体的な名前出すのはダメだろう
158名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/19(月) 21:20:31 ID:zDAqicex
慎一vsネロの魔獣対決
159名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/19(月) 21:46:12 ID:UKTomo6u
型月かw 
何故だろう、スペック的にはネロが勝っているのに、慎一が喰い殺しそうだw
160名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/19(月) 21:57:35 ID:xiK0/6K/
いや、慎一の場合、相手の残機がいくらあろうとも丸ごと取り込む(食う)という手段がある。
ネロは取り込まれる前に倒すのがいいだろうけど、新説の慎一はもう触るだけでも危ういだろうな。
161名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/19(月) 22:01:01 ID:UKTomo6u
あー、そういや真説の慎一はそう言う化け物だったなw
教授を取り込んだら、すごく変形のバリエーション増えそうだw
162名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/19(月) 22:39:30 ID:zDAqicex
666回地面を踏んで、マグマの火柱を起こせばいいじゃない
163名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/20(火) 05:01:42 ID:Q6NKj43U
いや、真説以前から真一は触れるな危険!な存在だぞ。
なにせ、触れていただけの、それも仲間の予知能力を意識せずに食ってたからな、あいつ……。
164名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/20(火) 06:25:49 ID:/96y/+dW
しかも全てをかき消す筈の波動に飲みこまれても無傷っていう
165名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/20(火) 19:22:09 ID:48Xz8Cik
そんな慎一君は女の心も持った大人しい青年
166名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/20(火) 19:38:40 ID:YfqHJpEJ
大人しい……?
167名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/20(火) 19:40:51 ID:l7atEkRx
石川キャラの狂キャラ二強は極道と魔獣で鉄板だろw
168名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/20(火) 20:24:00 ID:48Xz8Cik
>>166
富三郎も言っとろうが「怒るとこわいけど普段は大人しい」と
169名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/20(火) 22:19:09 ID:0HwLtp7E
ははは……待って〜お母〜さん。
170名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/21(水) 12:49:35 ID:J4QTWB6W
終盤の慎一はほとんどゴリラだったな
171名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/22(木) 00:38:16 ID:RFFl44IM
つまり「筋肉はゴリラ! 牙もゴリラ! もえる瞳は原始のゴリラ!」
なわけですね。


それはゴリラじゃろか。
172名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/22(木) 12:13:14 ID:FwSJ1O1r
スラングーール!!
173名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/22(木) 20:01:35 ID:H87r+GlE
バイオレンスという点では間違っていないな
174名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/22(木) 20:11:04 ID:FwSJ1O1r
バイオレンスじゃない石川主人公…九十九乱蔵とか?
175名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/22(木) 22:43:06 ID:3RIKuOKB
ゴモラ0が背中のウィング兼用スタンポールを突き刺し、さらに避雷針がわりにして
電撃を浴びせるシーンは石川賢には珍しくヒロイックな感じでガチでカッコよかった
ただし問題なのは攻撃をしているゴモラ0は悪の手先で
くらっている慎一が正義の味方なことだ
176名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/23(金) 08:09:40 ID:ap3GnOHW
魔獣のラストは凄かったなぁ、特に無印の方
177名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/23(金) 17:52:57 ID:ap3GnOHW
今、俺に何者かの意思がながれ込んできた

「イシカワ学園 〜ラ=グース様がみてる〜 」
178名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/23(金) 18:12:03 ID:76KIFNau
ヒロイン枠は誰が入りますか?
179名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/23(金) 19:50:05 ID:HyeQQ/eP
マリアじゃなきゃヤだ



アヤカ? 誰それ?
180名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/23(金) 20:02:11 ID:25SKzdDn
>>79
・新ゲッターロボ
・ガイキングLOD
・鋼鉄神ジーグ でも良い面子だと思った

181名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/23(金) 22:12:42 ID:HYNAri+p
>>179
おっと、テレサを忘れてもらっちゃ困るな。
182名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/23(金) 23:12:13 ID:dQimmDc7
聖闘士デビル
183名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 01:05:16 ID:zfiW3r39
だからヒロインは伊佐入道だろJK
184名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 11:16:26 ID:KQYRTLCs
竜馬の押しかけ嫁さん
185名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 11:34:05 ID:KSPN2zBw
黄鹿が一番
186名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 11:40:00 ID:2R2JjOZf
みちる……う、うあああああああああっ!
と思ったがヒロインはだいたい似た末路だったぜ
187名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 17:37:24 ID:sj1YXX07
セクロス=魔界転生フラグか
188名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 21:14:54 ID:D+jromKX
もし型月世界に神の軍団が来襲したら。


ラ=グース細胞兵器やら支配空間持ちの奴やら上位の連中は話にならんが、
重力制御とドグラ使いの魔人と炎の魔人なら良い勝負が出来るんじゃね?
189名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 21:23:09 ID:1j4AFqGe
いやあいつらも空間支配してるだろ。
導師たちも出来るんだから
190名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 21:29:22 ID:KSPN2zBw
空間支配ってほぼ全能だよな、「なんでも思うがままにできる」とか言われてるし

しかも描写を見るに「思う」必要が無いっていう
ラ=グースなんて寝っぱなしだぞ
191名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 22:15:04 ID:EQPtgRSA
ラ=グース の ねがえり
うちゅうに 10000000∞ ダメージ
ほとけのぐんだん は めのまえ が まっくらになった
192名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 22:30:27 ID:b4ceTxct
ドグラ使いも空間支配系に片足突っ込んでるよ。
あいつ、空間食って自分の領域に出来るもの。

空間支配は、能力ではなく生態だからね。
支配した空間全体が自分自身みたいなものだから、
どうすればどうなると考えて指を動かす奴がいないのと同じだよ。
193名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 22:44:55 ID:KSPN2zBw
昔の俺と友人の会話を思い出す

「空間支配ってほぼ全能じゃん、思うだけでいいから無敵じゃね?」
「でも、『思う』と言う事が必要なら、思う前に攻撃すれば勝てるんじゃね?」
「漫画読む限り、意識しなくてもいいんじゃね?」


未だにこの答えは出ていない、筋道立てて説明できる猛者がいたら是非俺の蒙を啓いてくれ
194名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 22:45:38 ID:EQPtgRSA
石川の書く空間支配とか侵食とかなんかこう…現実の弱肉強食っていうか、自然の摂理というか、問答無用っていうか…
なんか凄く当たり前な感じ。息吸って吐くように自然なことのように描かれているよね

たとえ同じスペックを持っていたとしても、本能と理性だったら、圧倒的に本能が勝ちそうな…そんな凄みがある
195名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 22:47:39 ID:m166leKj
>>191
ガチでそれだもんなw

あとラオウがカッコよすぎてあんまり皆突っ込まないけど、四天王と戦ったラグースの細胞兵器の
「核を破壊しない限り何度でも再生する」けど「核が無い」もかなり無茶だと思うw
196名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 23:36:26 ID:YAUjIu4D
>「核を破壊しない限り何度でも再生する」けど「核が無い」
あれは何故かキラークィーンのシアーハートアタック思い出した。

俺的に虚無戦記序盤にでてきた猿羅神の後継者がどこにいったのか気になる。
かっこつけまくってたけど「クソボウズ」発言で猿羅神の使者が反転して
そのまま星を後にして無かったことにされてたら笑うわ。
197名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/24(土) 23:51:34 ID:EQPtgRSA
そういえば、チェンゲのインベーダー最終形態(トマホークでぶった切った奴)あれラ=グース細胞に酷似してるよな

そして真・シャイスパークでゲッター艦隊と会合した時、ゲッターたちが戦ってた相手は何?
そんなことを考えてたら転生したくなってきたドワオ!!だれか詳しい解説をー
198名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 00:03:01 ID:je9w3cZv
未来のインベーダー達じゃないの?

ゲッターがエンペラーに進化したようにインベーダーも進化したってことだと思う
199名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 00:19:49 ID:w6+YB+V4
>>193

 空間支配は能力ではなく生態なので、生理的反応と同じレベルで空間を支配しています。
 意識して支配しているのではなく、支配した状況が常態……平たく言えば、自意識をもつ小さい世界なのです。
 その形態を取った生命体は、すでに物質に依存する存在ではない(虚無戦記MIROKUの幸村の台詞より)為、
 相手の支配空間を奪い取るか、或いは、相手が対応策をとる暇も無く空間そのものを消去(これは予想ですが)しない限り、倒すことは出来ません。


 ……これで説明になったっかな?

>>195

 ラ・グースが産声上げただけで艦隊吹き飛んでたしなw
200名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 00:35:14 ID:cWK65ZCS
それでも時天空の前じゃ小物なんだよなあ……
201名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 00:37:46 ID:K5wRByWo
>>197
全て理解するには永劫の時が流れてしまうのだ。
202名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 08:24:22 ID:azqm+jPC
ラ=グースって作中じゃずっと寝てるんだよな?
203名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 17:56:59 ID:wYIpFTsA
言うなれば全ての世界が一つの生物と例えるなら、時天空がその生物を侵す病魔
現在の宇宙がある一つの細胞でその細胞が病魔に対抗するために抗体を作ってるって感じだな。
時天空=強力な新生の病魔
ビッグバン=発熱(生物の細胞も死ぬ可能性がある攻撃)
仏の軍団=今までに作られた抗体の中でも強力なもの
馬頭竜,ゲッター,魔獣=新しく作られた強力な抗体下手すれば、細胞も殺す
ラ=グース=細胞を侵食する細胞、がん細胞など

こんなイメージかな?
やっぱり絶望的だな・・・。
204名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 19:42:03 ID:2X0qKOnX
ぶっちゃけゲッターも癌じゃね?
205名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 20:17:07 ID:QyDgxEhc
ラ=グース、ゲッター、インベーダーなんかはいわゆる蟲毒の毒虫
最終的に時天空を倒す存在になれば何でもいいんだろう
206名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 21:14:43 ID:azqm+jPC
でも極道ならなんとかするよ
207名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 21:15:14 ID:je9w3cZv
ゲッターは毒を以て毒を制すみたいな感じかな
208名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 21:25:22 ID:QyDgxEhc
そこまでして滅ぼさねばならない時天空とはいったい何者なのか
http://sumo.goo.ne.jp/ozumo_meikan/rikishi_joho/rikishi_2499.html
209名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 21:59:01 ID:FA+qP1XQ
そいつは時天空は時天空でも時天空(ときてんくう)だろ?それよりマガジンZに載ってる虚無の住人ってどう思う?
210名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 22:00:36 ID:wbH+zkyS
>>205
グースも時天空倒すためのものなの?
211名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 22:15:33 ID:delGPkjS
新説で言ってた星を食う魔物(だっけ?)は多分ラグースでしょ
212名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 23:14:16 ID:2X0qKOnX
ビッグバンで時天空からちぎれた一部のことか?

だとしたら…慎一は負けることになるのか…?
213名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/25(日) 23:48:05 ID:DpMspFv5
まぁ現状じゃ勝てそうにないけどやるしかないみたいなこと言ってなかったっけ?
ていうか慎一は虚無戦記風に言うと魔獣王とかになるんだろうか?
214名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/26(月) 04:10:01 ID:EK6HZb0Y
なんか慎一がラ=グースになるとかいう夢をみた
うちゅうのほうそくがみだれ過ぎて困る
215名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/26(月) 18:54:04 ID:fHutF0OI
>>206
儒生歴35000 極道王、関東異次元一家と岩鬼組を率いて乱入!!

とかなんかそんなの
216名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/26(月) 22:00:10 ID:j42qEIqD
久々にゲキガンが更新されてた
217名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/26(月) 22:51:17 ID:oPRKfJ8S
この勢いでこのスレのssも復活して欲しいところ

マジンカイザーとクロス
チェンゲの早乙女博士とドラゴン軍団
マジンカイザー対ミケーネ(もしくはドクターヘル)対ドラゴン軍団の三つ巴へ

魔神見参!!の歌詞にぴったりくるドラゴン軍団。きっと更なる混乱とドラマを生み出してくれるだろう
218名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/26(月) 22:51:34 ID:RZCxIyhD
これを殲滅
219名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 09:43:18 ID:VLmlzah6
DBとのクロスを夜も眠らず昼寝して考えてるんだが、
良いストーリーが思い浮かばない…

一応人造人間編直前の24回天下一武道会を始点にして、
竜馬と○○の出会い、サタンの優勝、ゲッター登場までは考えているんだが…その後が…

アレを動力にした真ドラゴン、が、さらに進化した……と面白そうなネタはいくつかあるんだけどな…
220名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 10:25:24 ID:MVxFYKmd
スパロボやったことないから分からねんだけど、ゲッターレーザーキャノンって
「真ゲッターロボ」でドラゴンがブライ撃退用に宇宙に持っていったアレのこと?
221名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 14:31:26 ID:H8wO2PXE
そのとおり。
222名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 15:09:58 ID:EGULHZFd
>>214
タイムパドラックスってレベルじゃねぇぞ
223名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 18:01:42 ID:QuxJt9uu
タイムパラドックスだ!!未来が変わってしまう!!
ズオオォォ……
224名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 22:08:39 ID:7mtvM3K0
今日、ついに虚無戦記を手にいれたぞ!!

なんと言うか…価値観がブッ壊れた、惑星破壊だとか、万単位の敵とか、実はそんなに大した事じゃなかったんだなぁ…
225名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 22:22:01 ID:TIL1tU8x
まあ虚無るっつー言葉の語源だからなw

ところで、最近ふと思ったんだが、チェンゲラストでゲッター艦隊が戦っていた相手って、原作漫画版のゲッター艦隊だとは考えられないか?
原作漫画版のゲッター線は明らかにインベーダーよりの存在だし、そもそもチェンゲのインベーダー自体「ゲッター線のてこ入れ」をモロに受けている種族である事は疑い得ない。
ゲッター線のてこ入れなしに「ゲッター線をエネルギー源とする生命」なんて生まれるはずがないしw

そうするとチェンゲゲッターはインベーダー≦ゲッター線にとっての敵対者が生み出したゲッターであり、アークのゲッターザウルスみたいなもんだと想定できる。
ある程度の意思があったとしてもそこには早乙女博士の意思が介在しているみたいだし、ゲッター線の意思というよりゲッターロボの意思っぽい。
となるとチェンゲゲッターにとって原作ゲッターは仇敵インベーダーの黒幕に他ならず、雌雄を決するべき相手という事になる。
んで、原作ゲッペラーに対抗するには、こちらもゲッペラーにならないといけない、と。

つーかゲッター艦隊みたいなやヴぁい奴等があんな調子で延々戦い続けなけりゃならんほど危ない奴なんて、時天空やラ・グース、そして同スペックのゲッター艦隊くらいしかいないだろうと。
いや、無理ありすぎの妄想なのは分かってるんだがなw
226名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 23:09:36 ID:cYWsITTG
>>225
良いゲッター線汚染だな。
ゲッターの目的がとにかく強くなることならそういう考え方もありじゃないか?
強くなるために何も別の兵器と戦う必要はないわな、
インベーダーゲッターVS人類ゲッターでも十分強く成れそうだし。
227名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 23:22:51 ID:ef9KAvvO
西川秀明が描いてたやつがもろにそんなんじゃなかったか
228名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 23:27:44 ID:fy44XnNv
アンソロジーであった解釈だがただの好奇心で外宇宙に出てるだけじゃないか?
229名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 23:28:45 ID:yI+xHKhQ
竜馬vs竜馬ということか…?なんてこった…こりゃ終わらねえぞ
230名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 23:33:19 ID:BpfKwP7w
そもそも、宇宙を食い尽くす食欲のアレが何なのかよくわからないんだが
231名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/28(水) 08:27:56 ID:R5pv3UYO
そういやもし第二次スパロボZ的な物が出たら、実現しそうだよな<竜馬vs竜馬
232名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/28(水) 19:12:22 ID:pV0KfpI5
それはゲッター大戦になるからやらないって寺田が言っちゃってるけどね

ユニットじゃなく、戦闘シーンとかイベントで他次元からテレビ版竜馬に語りかけてくるってレベルでいいから共演してほしかったりする
233名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/28(水) 20:34:34 ID:R5pv3UYO
ほとんどスーパーガンダム大戦になってるくせに…
234名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/28(水) 20:39:03 ID:c/4QNXFY
携帯ではW、Kとガンダム成分抑える方向に動いてるけどな。
235名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/28(水) 20:47:04 ID:PGXtzSWi
ゲッターロボ大決戦DSはまだですか
236名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/28(水) 20:59:27 ID:MdMEG/bt
5話でゴール死亡ですねわかります
237名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/29(木) 09:33:42 ID:Iuh/ukaP
本当に大決戦2が出るとしたら
アーク&飛焔のメンツ追加、ゲッター號がネオゲに変更、初代チームがオッサンに、
隠しで新ゲッター&偽書ゲッター追加って感じかな?
もし賢ちゃんが生きてたら書き下ろしの真ドラゴンのライガー&ポセイドン、ゲッターエンペラー2&3とかもあったんだろうな
238名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/29(木) 14:57:46 ID:IcByl0Y/
多分エンペラーさえも進化の途中の姿なんだろうな…
ゲッターの進化に果ては無いのだから
239名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/29(木) 20:15:44 ID:Lv8oVZ+A
大御所のロボット漫画とのクロスを書いてみた。
若者への配慮を一切顧みず投下してみる。
240激突!! ゲッター対ガイアー 第一話@:2009/01/29(木) 20:17:56 ID:Lv8oVZ+A
――宇宙。

広大無辺にして、あまねく生命の揺り篭。

その恒星の数は、銀河系のみでも千億以上、それらを取り巻く惑星の数は数知れず。
生物の住めると思われる星だけでも、二億五千万から十億は存在すると言われている。
更に、恒星の数を宇宙全体に求めたならば、銀河系のそれの一千億倍にもなると言う……。


現在、そんな塵芥の如き惑星の一つが、存亡の危機を迎えようとしていた……。





全ての始まりは、突然の海底火山の噴火だった。

大規模な天変地異は、大地の異常隆起とマグマの凝固を引き起こし、
日本の南海上に小さな島を出現させた。

その後、【秋の島新島】と名付けられたその隆起島を、とある取材クルーが訪れた際
同行していた新聞記者の一人が、同地に佇む少年の姿を発見し、それを保護した。

発見当時、少年は一切の衣服を身に纏っておらず、
精密検査の後も、暫くの間、まともに口をきく事が出来なかった。
風にたなびく赤毛が特徴的な、その少年の存在は、たちまち世間の好機を引きつけることとなり、
連日のように大々的な報道がなされたものの、結局、その正体は謎のままであった。

彼の本当の名前はマーズ。
本来ならば、現在より百年の後に目を覚まし、地球と人類を破滅に導く運命を背負っていた筈の少年であった……。



241激突!! ゲッター対ガイアー 第一話A:2009/01/29(木) 20:19:33 ID:Lv8oVZ+A
一面のディープブルーに満ちた世界が、少年の眼前に広がっていた。

ほの暗い、静謐さに満ちた秋の島新島の海底。
傍らを泳ぐスーツの男は、振り向きもせずに彼を導いていく。

二人が海中に飛び込んでから既に十五分。
常人の限界を遥かに超えながら、尚も二人は、疲労の陰りすら見せず、悠然と海底を突き進んで行く。

(――気づいたか? マーズ)

男の口の動きから、その意図を読み取ったマーズが周囲を見渡す。
マグマの凝り固まった無骨な岩盤は、いつの間にか眼下から姿を消し、
代わりに周囲には、何者かの手が加えられたとしか思えない、区画化された平坦な海底が広がっていた。

(まるで、古代の遺跡のようだろう?
 と言っても、目覚めたばかりのお前には、何の事だか分らないだろうが)

(……向こうに、何かがいる)

男はマーズの呟きには応えず、彼方の闇へと進んで行く。
やがて、ふたりの眼前に【それ】がゆっくり近づいてきた。
遠目には揺らめく岩盤のように見えていたその影が、近づくほどに人型を成していく。
海底の静寂の中、奇妙な機械音がマーズの耳元に響いてくる。
影はやがて巨体をなし、わずかばかり海中に届いていた日光を遮り、二人の前へ忽然と立ちはだかった。

(うっ!)

佇立する【それ】の正体に、初めてマーズが驚きの色を見せた。
赤髪の少年の前に現れたのは、機械仕掛けの鋼の巨体だった。

丸太のように太く力強い手足に、巨大な甲冑を纏ったようなシンプルな胸甲。
機械的な鈍い輝きを放つ外装に対し、どこか宗教的な意匠を思わせる、翼のような胸元の模様。
数十メートルはあろうかという威圧感溢れる図体に反し
クセ毛のような二股の頭部と、眼鏡のように分厚い両眼が、どこか奇妙な愛嬌を感じさせる。
242名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/29(木) 20:19:47 ID:IcByl0Y/
ガイアーとな!?
243激突!! ゲッター対ガイアー 第一話B:2009/01/29(木) 20:20:38 ID:Lv8oVZ+A
(これは…… ロボット!)

(タイタンだ、お前の目覚めと共に行動を開始するようセットされていた。
 言うなれば、地上の様子を探るための偵察機と言ったところか)

(偵察……?)

眼前の乱入者に対し、タイタンと呼ばれたロボットは、チカチカと両目を瞬かせていたが、
やがて、ついと向きを変え、再びディープブルー彼方へと姿を消した。

(そう、偵察だ。
 タイタンはこれから地上へと上がり、人類の力を探るつもりなのだ。
 そして、そこで得られたデータを分析し、ガイアーへと転送する)

(ガイアー、とは?)

(こっちだ)

男の示す先には、外周を真四角にばっくりと切り取られたような大穴があった。
数千年に及ぶ泥土の堆積により、底の様子を伺う事は出来ない。

(この下に、ガイアーが眠っている。
 タイタンから送られてくるデータをキャッチしながらな……
 そして、収集されたそれらのデータを危険と判断した時、ガイアーは目覚めるようプログラムされている)

(危険と判断した時……?
 どういう事だ? ガイアーが目覚めると、何が起こると言うんだ?)

(ガイアーの動きに呼応して、世界に散らばる六つの神体が動き出し……
 そして…… その時、地球は滅ぶ!!)

( !? )

マーズが更に問いかけを続けようとした瞬間、突如、深海が鳴動に覆われた。
ディープブルーの彼方に煌めく閃光、轟く爆音、そして衝撃が二人を襲う。

(――どうやら始まったようだな、高みの見物と行くか、マーズ?)



244激突!! ゲッター対ガイアー 第一話C:2009/01/29(木) 20:22:04 ID:Lv8oVZ+A
「おお!」

マーズが驚きの声を上げる。
陸に上がった彼の目に飛び込んで来たのは、戦艦の砲撃を受ける巨神の姿だった。

「どういう事だ?
 タイタンが攻撃されているぞ」

「当然だろう。
 奴らから見れば、タイタンは日本の領海を侵犯する国籍不明の兵器だ。
 しかも先日、タイタンは付近の海上で、日本の貨物船を沈めているのだからな。
 ……だが、これでいい。
 ああやって攻撃を受けることで、タイタンは人類の戦力を分析しているのさ」

「人類の戦力を…… 何の目的で?」

「よく見ろ、マーズ。
 タイタンの巨体に浴びせられる、あの容赦ない砲撃を」

むき出しの岩盤に腰を下ろしながら、男がどこか遠い目で海上を見つめる。
閃光が煌めき、爆音が響き、水柱が噴き上がり、その度に島全体が鳴動する。
それ程の一斉砲火を浴びて尚、タイタンは動きを止めようとしない。

「我々が、初めて人類と出会った時、
 彼らはまだ、原始的なコミュニティを持つだけの、野蛮な原住民に過ぎなかった。
 それが、ほんの数千年…… 地球全体の歴史の、十万分の一にも満たぬ時間の中で
 人類はこれ程までの力を蓄え、地上の覇者たる地位を確固たる物としてきた」

「…………」

「だが、厄介な事に、高度な文明を得るに至った今日になって尚、
 彼等の生まれつき備えた、残忍で好戦的な資質は、一向に消える気配を見せようとしない。
 毒ガス、細菌兵器、原爆、そして水爆――
 より強力で、より効率的な、いびつな兵器を争って作り出しては
 狭い地球の上で、同族同士の殺し合いを続けている。
 
 恐ろしいとは思わないか、マーズ?
 彼等が現在のような感覚で、星の海を飛び回る時代が来たならば……!」

「……妙な言い方をするな
 それじゃあまるで、あんたはこの星の人間では無いみたいじゃないか?」

「ああ、その通り、俺は地球人ではない
 お前もそうなのだ、マーズ!」
245激突!! ゲッター対ガイアー 第一話D:2009/01/29(木) 20:23:37 ID:Lv8oVZ+A
一瞬の閃光、そして、一際大きな爆音が轟き、黒煙が天まで噴き上がる。
胴体を真っ二つに圧し折られ、戦艦が大渦の中へと呑まれていく。
やがて、船の残骸を掻き分けながら、何事も無かったかのように、タイタンが悠然と顔を見せた。

「遠い昔、我々の同朋がこの星に降り立った。
 彼等はこの地の原住民を調べ上げ、その知能指数の高さと、残忍で好戦的な性質に恐怖した。
 調査の結果コンピュータは、いずれ、地球人達が宇宙に乗り出す可能性のある事を示唆した。

 もし人類が、残忍な本性を持ったまま、地球の外へと飛び出したなら、
 宇宙の秩序を乱す脅威の侵略者になりかねない。

 彼等は危険を回避すべく、人類の成長を探る【監視者】と
 抑止力としての、六つの【神体】をこの地へ封じた……」

「それが、ぼくやあんたと言う訳か……」

「我ら監視者の中でも、お前は特別な存在だ。
 ガイアーは他の神体とは違い、地球全体を吹っ飛ばす力を秘めている。
 人類に神判を下すための、最終兵器という事さ。
 そして、ガイアーに命令を出すキーとなるの筈だったがお前だ、マーズ
 ……海底火山の噴火の影響で、今のお前は、正常に機能していないようだがな」
  
いつしか波は収まり、海上は元の静けさを取り戻しつつあった。
敵船が海中に没した後も、タイタンは暫くの間、チカチカと周囲の様子を探っていたが、
辺りに敵の生命反応が無いのを確認すると、ついと矛先を変えた。

「フフ…… 人間どもも、少しばかり寿命が延びたようだな
 あのままタイタンが沈んでいれば、たちどころにガイアーは動き出し
 今頃はこの小さな惑星ごと、全ての生命が消し飛んでいたところだ」

「……タイタンは、あのまま本土に上陸する気なのか?」

「追うぞ、マーズ。
 人類がどんなもてなしをするか、じっくりと拝見させてもらうとしよう」




246激突!! ゲッター対ガイアー 第一話E:2009/01/29(木) 20:24:35 ID:Lv8oVZ+A
――怪ロボット、襲来。

平穏な日常を打ち破る、太平洋戦争以来の本土の危機に、
民衆はパニックとなり、たちまちの内に周囲が喧騒で満ち溢れる。

それでも、近場の駐屯地からかき集められた自衛隊は、
正体不明の敵から国土を守るべく、懸命の努力を重ねていたが、
その粘りすら、未知の巨人の前では長くは持たなかった。
敵は、至近距離での艦砲射撃にすら耐える鋼鉄の巨人である。
核を持たない日本の保有戦力では、眼前の怪物を止める手段は存在しなかった。

「駄目だ! 弾丸が効かないッ!?」
「これ以上は危険だ! 各自、撤退せよッ!」
「く、来るなあああアアァァ――!」

つい先ほど、海上で起こったばかりの惨劇が、地上に舞台を変えて繰り返される。
人類の生み出した兵器がどれ程の物か、どの程度の火力を有するか、どの程度の機動力を持つのか、
そして、どれ程の攻撃に耐えられるのか……。
より正確なデータを得るべく、タイタンが試す、試す、試す。
巨木のような剛腕を振り回し、叩きつけ、逃げ惑う兵士を容赦なく踏み潰す。

「……少し、やり過ぎでは無いのか?」

「そうか、お前は記憶を失っていたところを、人間に助けられたんだったな」

然り、と言った風に、スーツの男が頷く。

「だがな、マーズ、彼等がお前に温かく接してくれたのは、
 単に日本が裕福な国だっただからに過ぎん。
 人間という生物は、場所や環境の変化によって、瞬く間に悪鬼に変わり果ててしまうのだ。
 その事は、有史以来繰り広げられてきた、彼らの陰惨な戦いの歴史が証明している」

「…………」

「ヤツらの上辺に騙されるな、マーズ」

――やがて、タイタンは自衛隊の築いたささやかなバリケードを踏みつぶし、ついに市街地へと侵入した。

「ああッ!」

眼前の光景にマーズが叫ぶ。
無人と化したビル街、重低音を響かす巨神の黒い影。
そして、その場にポツンと取り残された、幼い少女。

「クッ!」
「どこへ行くッ! マーズ!?」
247激突!! ゲッター対ガイアー 第一話F:2009/01/29(木) 20:25:52 ID:Lv8oVZ+A
仲間の制止を振り切り、マーズが地を蹴る。
一息にビルの屋上から飛び降りると、疾風のような速さで駆け抜ける。

「やめろ! やめるんだ! タイタ……」

冷徹な悪鬼と化したロボットを止めるべく、マーズが叫ぶ。

――刹那、彼は見た!

少女とタイタンを分断して大地を走る、天空からの一条の光。

一瞬の静寂、そして……


ド ワ オ ォ ッ !!


直後、轟く爆音と共にブ厚いコンクリートが一直線に断ち切られ、巨大な断層の如く大地が陥没する。
断面から熱線が火柱となって噴き上がり、マーズの眼前を赤く染める。

「なッ!」

咄嗟に上空を仰ぎ見る、そこには、遥か虚空より猛スピードで迫る、真紅の彗星の姿があった。

「ムオオ!」

彗星が叫ぶ。
鋭利な刃のような八枚の翼がバサリと開き、その物体が急速に減速する。
腰を落として両足を踏みしめ、乱暴に着地する。
衝撃で、大地がひとつズンッ、と揺れ、周囲のビルの窓が一斉に爆ぜ、送電線が弾けて踊る。


248激突!! ゲッター対ガイアー 第一話G:2009/01/29(木) 20:28:20 ID:Lv8oVZ+A
「こいつは……?
 まさか、これが六神体、なの…… か?」

蒸気を巻き上げ高熱を放つ乱入者の登場に、呆然とマーズが呟く。
だが、彼の中に眠る根源的な何かが、その自問を否定した。
記憶を失ってはいても、マーズの本能は覚えていたのだ。
これは神体などでは無い、あるいは何か、もっと禍々しい存在……。

蒸気の霧が徐々に晴れ、機体の全貌が、徐々に露わになっていく。
その巨体の異様さに、マーズの心音が早鐘の如く高鳴る。

マーズの瞳に飛び込んできたのは、
蝙蝠の羽のような装飾に、拘束具のようなマスクを備えた、悪魔的なデザインの頭部。
偶像の如きタイタンの威容を造形美と称すならば、
眼前のロボットのそれは、まさに肉体美と呼ぶのが相応しいように思えた。
無機質の機械の塊とは思えない、全身の律動まで感じられるような、圧倒的な存在感。
鋼鉄の筋肉を全身に備えた、真紅の悪魔の姿がそこにはあった。

『ここは…… 日本、か?
 俺達、戻ってこれたのか……?』

コックピットの中、輩の通信を聞きながら、
パイロットの少年がゆっくりと周囲を見渡す。

大きくひしゃげ、黒煙を噴き上げる戦車。
屋根を、あるいは壁を吹き飛ばされ、廃墟の如く無人となったビル群。
表面を溢れるオイルで、赤々と燃えあがる道路。
油の臭いと硝煙の臭い、金属の燃える臭いと血の臭いがほど良くブレンドされた、むせ返るような大気。
そして、泣き叫ぶ少女の姿。

眼下に映る光景は、確かに少年の故郷に良く似ていた。
そこが、情け容赦の無い戦場である事も含めて。

立て続けにおこる異常事態に周囲が凍りつく中、タイタンのみがチカチカと両目を輝かせ、
眼前に現れた異形の戦力分析を、ただ黙々と続けていた。

『あれは、ゲッター…… じゃあないよな?
 どう思う、拓馬?』

「俺に分かるワケねぇだろ、獏 ……けどなァ!」

キッ、と少年が顔を上げる。
ヘルメットの奥、双の眼に紅蓮の炎が燃え上がる。
主の意思を汲み取るように、赤い悪魔の全身に、破壊衝動がオイルとなって脈打ち始める。

「あのデカブツをブチのめすぞッ アーク!!」

少年の雄叫びが機内で爆発し、真紅の巨体が野獣の如く大地を蹴った……。
249激突!! ゲッター対ガイアー :2009/01/29(木) 20:31:56 ID:Lv8oVZ+A
以上で第一話終了です。
横山光輝先生のSF漫画の集大成「マーズ」と
ケンイシカワの最後の遺産「ゲッターロボアーク」のクロスです。
タイトルは東映まんがまつり風ですが、作品の性質上
共通の敵を倒した両ロボットが、ガッチリと握手を交わす展開にはなりません。
250名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/29(木) 20:48:36 ID:TnsiVso0

どのように地球滅亡が描かれるのか楽しみ楽しみw
251名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/29(木) 21:26:45 ID:tjfvTrTA
さあて、滅亡までのカウントダウン…させてもらおうか
252名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/29(木) 21:56:18 ID:lRuU0D+O
うぉおおおおお!マーズ対ゲッターとかwktkせざるを得ない!
これはスゲーや、確かに巧いことテーマが被ってる気がするw
253名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/29(木) 22:10:40 ID:tjfvTrTA
マヴラブとポケモンとおまけの人たち…いつ復活するんだ…ガイヤーまで参戦したというのに!!
254名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/30(金) 07:55:05 ID:88MmsYXk
たまには竜馬達以外も…と思ってた所だから喜びが倍増

號や拓馬だって主人公ですよ?
255名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/30(金) 12:04:56 ID:oOmCD9DQ
剣もだ!
256名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/30(金) 13:03:09 ID:w6EbofPX
誰だっけw
257名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/30(金) 13:03:30 ID:w6EbofPX
ごめんアゲちゃった
258名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/30(金) 18:10:17 ID:q1kan2/2
>>188
めちゃ亀レスですまんが、あいつの重力操作って惑星全体が揺さぶられるぐらいだから、かなり強いぞ。
少なくとも真田十勇士・根津甚八のやっとさっとこ城ひとつ潰せる程度の重力操作とは比べ物にならない。
259名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/30(金) 19:22:13 ID:88MmsYXk
アンドロメダ大軍という名前が非常に格好良く感じる今日この頃
260名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/30(金) 22:28:58 ID:PgiFDrkK
ところでさ、このスレに投下された分だけでもウィキに纏めておかないか?
せっかく纏め作ったんだし。

かくいう自分はまとめの形式だと編集方法分からないけどorz
261名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 01:32:32 ID:D+jFWJiT
インベーダーってドグラと同じもの?
262名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 01:43:37 ID:YV+xw014
マーズいいね!楽しみでならない。
263名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 01:46:58 ID:SVUX/E+1
ドグラも色々バージョンあるんで、指定されないとなんとも言えんのだが、虚無戦記のそれなら全く違う。

アレは、人間の悪想念みたいな物を、閉鎖空間に閉じ込めたと言うか一体化させたというか、そう言ったもので、
入り口であり出口である自己増殖する『空間の穴』とセットになっている。

穴が開放されると、そこから人間の悪意と言うか、悪夢な怪物がわらわら出てくる上に、穴自体も増殖して大きくなり、増えていくと言う性質の悪い代物。
264名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 01:57:52 ID:YV+xw014
インベーダー=殺せそう
ドグラ=殺せなさそう

たんにイメージだが。
265名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 01:57:56 ID:1ueRpcX8
増殖 再生 同化って点なら嫌らしさで同じだな
266名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 04:41:23 ID:TpH15qX4
>>256
結構飛焔好きなんだけどなぁw

>>260
まとめってここだよな?
ttp://wikiwiki.jp/gettercross/
267名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 09:34:08 ID:p+gpX8L+
>>266
俺も飛焔好きだよ・・・ちくしょう、なんで連載終わるんだ!
これが、ゲッターの意志か! ウ、ウオオオオオォォォ(ry

とまあ、それはさておき、うん、そこ。
編集方法がよく分からん(他所のクロススレなら分かるんだけど
268名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 14:20:24 ID:fUcUSdPl
ドグラがこんなに大きくなりました
269名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 15:01:04 ID:AfzLJY9H
「號」じゃ何気に北朝鮮軍も出陣してんのな。
270名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 15:50:06 ID:1ueRpcX8
ああ、極道読みてぇ…それ以上に新ゲッターを見たい
271名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 17:24:39 ID:NLK9e0tR
もし仮にガイヤーとアークが戦うことになってもさ、
ガイヤーはやられそうになったら自爆しそうだな。
勝負には負けたけど試合には勝った的に。
272名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 21:00:28 ID:fUcUSdPl
で、全部ゲッター線の手の平の上と
273名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 21:04:17 ID:1ueRpcX8
マーズの超能力を超改造して虚無戦記に参戦
274名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 21:46:17 ID:qkWFcILV
人類に絶望したマーズが全てを飲み込んで火星へ
275名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 22:44:24 ID:FYJ4Hc49
地球の連中が闘争本能強くて進歩が早いのはゲッター的に見ると喜ばしい事なんだがな
276名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 22:47:49 ID:1ueRpcX8
そういえば現実の地球でも争いは絶えないよな
てことは…もしかすると…
277名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 23:36:51 ID:NLK9e0tR
>>274
なんかちっちゃいイデみたいだなw
278名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 23:39:09 ID:uqzAH6MD
>>275
だけど、ゲッター線の事を知らん宇宙人から見たらたまったもんじゃないわけで。
マジでよくこんなゲッターと相性がいい作品があったと思う。俺もW3とのクロスでも狙ってみるかw
なんにしても、作者さんにはマジ期待
279名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/31(土) 23:40:39 ID:fUcUSdPl
「火の鳥」の太陽編を見ていたら、なんだか虚無戦記と絡められる様な気がしてきた
280名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 16:54:27 ID:b/6SoDXY
あれは大陸から渡ってきた仏教の強力な神々「仏族」襲来に対し
日本の国津神などの土着系神々の軍勢が戦いを挑む話だったな。

あれは未来と過去が錯綜して虚無戦記ぽくって読んでワクワクした。
281名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 18:24:14 ID:QQwNPRUR
Wikiのまとめやってきたけど俺にできるのはここまでだ
一スレ目と二スレ目のログ持ってないから許してくれな
282名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 18:50:45 ID:KqT0IqOd
>>281
貴方が神か! いや、マジでありがとう、編集方法分からなくて困ってたんだ。
お礼に魔界転生する権利を(グワァァァ
283名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 18:51:24 ID:KqT0IqOd
>>281
貴方が神か! いや、マジでありがとう、編集方法分からなくて困ってたんだ。
お礼に魔界転生する権利を(グワァァァ
284名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 18:53:14 ID:KqT0IqOd
大事なことなので二回(ry

分身した、すまんw
285名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 19:23:58 ID:9sLmPhoP
>>284
さては貴様「離剣の剣」の使い手かぁ〜〜っ!?
286名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 19:36:26 ID:b/6SoDXY
>>284
乙&GJ!!
287名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 19:40:07 ID:KqT0IqOd
>>285
お前達は間違っている……あるのは虚空だけだ……


やっぱり真説魔獣はいいなぁw
流石に陰流は無理だが―――う、うおおおぉぉぉ(身体からドグラが(ry

魔獣でクロス書けないかと思ったが、無印じゃないと強さ的に辛い。
288激突!! ゲッター対ガイアー:2009/02/01(日) 20:29:19 ID:sjJey915
第二話、投下します。
289激突!! ゲッター対ガイアー 第二話@:2009/02/01(日) 20:31:31 ID:sjJey915
「うおおおォッ!」

少年が叫び、激情のままにレバーを倒す。
悪魔の両眼に力が満ち、真紅の巨体が勢い良く走り出す。
その巨大な体躯からは想像もつかない爆走に、大地が揺れ、路盤が砕ける。
だが、その段になっても、件のロボットは身じろき一つせず、
ただチカチカと両目を光らせるのみだった。

(気に入らねぇ……!)

少年がそう思った時には、既に体が反応していた。
赤い巨体が弾かれたように跳躍し、一息に怪ロボットの眼前へ躍り出ると、
気に入らない輝きを放つ両目の間めがけ、渾身の右ストレートを叩きこむ。
轟音が突き抜け大地が震え、操縦桿ごしに手応えが伝わってくるほどの会心の一撃に、
さしもの巨体も大きく揺らぎ、そのまま倒れるかと思われた…… が!

「なに!」

艦砲の釣瓶打ちにも耐えるタイタンの異常なタフネスは、この一撃に対しても遺憾なく発揮された。

巨人は大きく腰を落とし、両股を広げて大地に踏み止まると、
丸太ん棒のような両腕を伸ばし、未だ中空にいる対手の巨体を、プロレスのようにグワシと持ち上げた。
コックピットの中で、少年の視界が一回転する。

「うおああああ!」

超ヘビー級のボディスラムの炸裂し、赤い砲弾と化した機体が高層ビルに直撃する。
爆音が轟き、瓦礫の雨が悪魔の上へと降り注ぐ。

「や、野郎…… なんて馬鹿力してんだ」

『やべェぞ、拓馬!
 カムイの乗ってない今のゲッターじゃ、どうしてもパワー負けしちまう』

「へ、上等だ!」

乱入者の実力を見極めるべく、重低音を響かせタイタンが迫る。
やがて、瓦礫に埋もれた対手の姿を見定めると、その名に恥じぬ巨大な右足を振り上げる。

「調子に乗んな、メガネ野郎ッ!」

鉄槌の一撃が打ち下ろされんとした刹那、突如として爆風が巻き起こり
周囲の瓦礫が土塊ごと天高く舞い上がる。
衝撃で、バランスを崩したタイタンがたたらを踏む。
その間に、悪魔の姿は視界から消え失せていた。
ウィーンという独特の機械音を響かせながら、タイタンが周囲を見渡す。

「バトルショットカッタアァァ――!」

上空で鋭角に軌道を変えながら、真紅の機体が猛スピードでタイタンへと迫る。
同時に右腕を包む金属が変化を始め、肉厚の刃がジャキリと展開する。
敵の存在を認めたタイタンが、振り向きざまに裏拳を放つ。

剛腕と白刃が交錯し、ギンッ、という鈍い音が中空に響き渡る。

一瞬の静寂。

――やがて、ズシン、と一つ音を立て、はね跳ばされたタイタンの左手首が大地を揺るがした。
290激突!! ゲッター対ガイアー 第二話A:2009/02/01(日) 20:32:23 ID:sjJey915




「タイタンを破壊するロボットだとッ!
 バカなッ そんな物がッ!?」

監視者の男が叫ぶ
未知なる機体の秘めたポテンシャルの高さに、男は一切の余裕を失い。
ビルの欄干から今にも身を乗り出さんばかりにして、戦況を食い入るように見つめ続けていた。

確かに、いかに高度な治金技術で生み出されたタイタンと言えども、
関節の構造まで堅牢であるとは言えない。
装甲の継ぎ目に十分な衝撃を加えさえすれば、その巨体を分断する事も可能であろう。
高速で動く腕部の間隙に、正確に刃を合わせられる兵器があれば、の話だが……。

男の知る限り、この地球上にそんな兵器は存在しない筈だった。
それこそ、かの同朋の造り上げた六神体ですら、それ程の精密な動作は不可能である。

それに、遠目に見る悪魔の脅威は、ハード面のみに限った話では無い。
あれ程の正確な動作を反射的に繰り出して見せる以上、
あの機体が自律制御や遠隔操作で動いているとは考え難い。
相当な訓練を積んだパイロットが乗り込んでいると考えるのが妥当であろう。
だが、あの物理法則を嘲笑うかのような悪魔の動きについていけるパイロットとは
果たして、一体どのような生物であろうか?

男が額の汗を拭う。
早過ぎるマーズの目覚めも、その機能の障害すらも、
巨大な運命の前では、所詮は修正の効く範囲の出来事と推測していた。
だが、タイタンに対し明確な敵意を見せる、真紅の悪魔の乱入が、
同朋達の仕組んだプログラムの遂行に、果たしてどれほどの影響をもたらすものか……
状況は既に、予断を許さないものへと変わっていた。

(いや、こうなってしまえば
 マーズの誤作動は我々にとっての僥倖であったかもしれん。
 マーズの目覚めが予定通り百年後であったならば、
 恐らくは、全てが間に合わなかっただろう……)



291激突!! ゲッター対ガイアー 第二話B:2009/02/01(日) 20:34:16 ID:sjJey915
『 く わ あ 』 

ケダモノの咆哮の如き金属音を一つ上げ、赤い悪魔が牙を剥く。
これは比喩では無い。
拘束具のようだったマスクがガギャンと展開し、中から肉食獣のような獰猛な牙が現れる。
指先から鋭利な爪が瞬時に飛び出し、無骨な刃がジャキリと両椀に生え揃う。
瞬く間に一匹の魔獣と化したその機体は、左右の平衡を失ったタイタン目掛けて飛びすがり、
勢いのままに押し倒すと、その太い首筋を狙い、獰猛なる牙を突き立てた。

だが、片手を失ったとはいえ、タイタンのパワーも衰えてはいない。
右手で獣の頭部を鷲掴みにすると、恐るべき馬力でもって引き剥がしにかかる。
極端なパワーの集中に、異物を挟み込んだ機械の如く、両機の体躯が痙攣し、
ギギギギギッ、と、金属の擦れて軋む不快音が響き渡る。
タイタンの頸部がベゴンと陥没し、ドス黒いオイルがブシュゥと吹き上がる。
同時に真紅の悪魔の頭部が、ミシミシと音を立て始める。

『た、拓馬……』

「へ、こうなりゃ根くらべといくまで――」

≪ やめろ! やめるんだッ! タイタン!! ≫

「――ッ!?」

突如、耳元に響いてきた男の声に、思わず少年が動きを止める。
直後、タイタンの外装が大きく剥れ、とっかかりを失った魔獣が勢い良く跳ね飛ばされる。
我に返った少年の操作に合わせ、咄嗟に片手で大地を弾いて、機体が体勢を立て直す。

「これ以上はやめろ、引き返すんだ、タイタン!」

「……あいつ?」

『お、おい! 見ろよ、拓馬』

頸部を半ばまで喰い千切られたタイタンは、しばしの間、小首を傾げるような不気味な体勢で、
ウィーン、ウィーン、という独特の機械音を立てていたが、
やがて、ゆっくりと背を向けると、重低音を響かせながら、瓦礫の先へと消えて行った……。

『ロボットが去って行く…… ン、どうした、拓馬?』

「今、そこに赤い髪の男が……」

『赤い髪? ……なんだよ、そんなヤツ、どこにもいないじゃないか?』

確かに、視線を足元へと戻した時には、赤毛の少年の姿はそこには無かった。
その代わり、入れ替わるように、彼方の空よりプロペラの旋回音が聞こえてきた……。



292激突!! ゲッター対ガイアー 第二話C:2009/02/01(日) 20:35:20 ID:sjJey915
キュラキュラとキャタピラの音を響かせながら、戦車の大軍が砲身を並べる。
自衛隊の第二陣が戦場へと到着した時、既に標的は赤色の乱入者へと変わっていた。
先の戦いの反省もあり、一団は砲撃の射程距離いっぱいで停止し、
巨大な魔獣の癇癪を恐れるかのように、遠巻きに包囲網の完成を進めて行く。

「英雄の帰還に総出で祝砲を、なんてワケねえよな…… 気付いてるか、獏?」

『ああ、こんだけ軍隊が出動してるってぇのに、なんでゲッターが出て来ないんだ』

少年が首を傾げる。
かつて、彼らが時空を超える戦いに望んだ際、
地上に残ったゲッターチームの面々は、地球防衛のための戦闘を続けていた筈である。
怪ロボットの上陸という日本の危機に対し、彼らが後手を踏むとは考えがたい。
あるいは、地上のゲッターロボは全滅してしまったのではないか、という思考すらかすめたが、それも即座に否定できた。
彼らの上官、過激なまでの行動力に満ちたあの男が生きていたならば、
例え本拠である早乙女研究所が壊滅していたとしても、何らかの形で自分達とコンタクトをとろうとする筈だった。

二人が改めて周囲を見渡す。
眼下に広がる風景は、やはり彼らの故郷とそっくりであったが、
同時に、何がしらの違和感を胸中に沸き上がらせるものでもあった。
どこかが違う町並み、何かレトロな感じのビル群、そして、奇妙に前時代的な軍隊……。

かつてアルバムの中で見た、自分たちの生まれる前の日本の風景。
彼らの受けた印象を言葉にするなら、それが最も近い答えだった。

『……もしかして俺達、過去の日本に来ちまったんじゃないのか?』

「奇遇だな。俺も今、それを考えてた……」


【――国籍不明の兵器の搭乗者に告げる。速やかに武装を解除して投降せよ。繰り返す――】


大音量のスピーカーから、日本語の降伏勧告が伝わってくる。
これにより、二つの事実が明らかとなる。
少なくとも、自分達のいる場所が日本である事だけは間違いない。
さらに言うならば、その地は日本の誇るスーパーロボット【ゲッターロボ】が、存在しない世界であった。
293激突!! ゲッター対ガイアー 第二話D:2009/02/01(日) 20:37:06 ID:sjJey915
『あんな事言ってるぜ。
 どうする拓馬、ここはひとまず、おとなしく従っておくか?』

「……いや」

長考の後、少年が口を開いた。
現在、ゲッターはあの怪ロボット同様、侵略者と見做されている。
未来から時空を超えてやってきた、などと言う自分たちの主張が通じるとは思えない。
最悪の場合、ゲッターを取り上げられてしまう可能性すら考えられた。

「もし今、アークを奪われちまったら、元の世界に戻る望みが無くなっちまう
 ある程度状況が分かるまでは、こいつから離れない方がいい」

『それもそうか…… だがそれなら、やるべき事はひとつだな』

「ああ」

少年の決心に合わせ、アークの背面にある巨大な刃のような翼が扇状に展開する。
巨体の抵抗の意思を見てとり、ざわり、と周囲を包む気配が一変する。

「とりあえず…… この場は逃げるッ!」

直後、ドゥッ、と大地を揺らし、色めきだつ軍用ヘリを掻き分けながら、アークが一直線に飛び上がる。
地上の混乱を一瞥もせず、空中で軌道を垂直に変えると、驚くべき速度で雲の彼方へと消えて行った。

「飛んだ…… 逃げたのか、それとも……?」

二機目の怪ロボットの逃走により、現場に慌ただしい空気が溢れだす。
人だかりを避け、雑踏に優しく少女を下ろすと、マーズはしばしの間、飛行機雲の行方を眼で追い続けていた……。




294激突!! ゲッター対ガイアー 第二話E:2009/02/01(日) 20:38:05 ID:sjJey915
一方、海上では未だ戦闘が継続していた。

真紅の乱入者に手傷を負わされ、撤退を始めた怪ロボットを仕留めるべく、日本の艦隊が追撃を掛ける。
日本の防衛力を世界に示さんと、ありったけの爆雷を浴びせ、大型の対潜ロケットを叩きこむ。
それだけの集中砲火を浴びせられても、鋼鉄の巨体は動きを止めようとはしない。

「艦長、これ以上は爆雷が足りません」

「うむむ…… せめて首の破損部に直撃させる事が出来れば」

「か、艦長ッ! 後方より高速で接近する物体がッ!?」

「何だとッ! うおッ!?」

補足より数瞬、驚くべき速度で飛来した真紅の悪魔が海上を通過する。
衝撃で海面が大きく割れ、大型の戦艦が揺れる。
悪魔は艦隊を顧みもせず、標的目掛けて飛び去っていく。

「今のが二体目の怪ロボットか……
 クソッ! 日本はどうなってしまったと言うのだ」

「アメリカ駆逐艦より通信…… こッ、これは!?」

「うっ! 何だと……!」

295激突!! ゲッター対ガイアー 第二話F:2009/02/01(日) 20:39:06 ID:sjJey915
『どうする気だ、拓馬?』

「あのデカブツを追うッ! 状況を掴むには、それが一番手っ取り早い」

『…………』

「どうした、獏?」

『何か、周りの動きがおかしくないか?
 突然砲撃をやめちまって……
 それに、まるであのロボットから距離をとっているような……?』

「へっ、アイツにゃ何発ブチ込んだって効きゃあしないからな
 お偉いさんたちも、ようやく税金のムダ使いに気付いたんだろうぜ」

相方の懸念を気にも留めず、少年が機体を海中へと潜らせる。
だが、獏と呼ばれた大柄の少年の胸中には、不吉な予感が鎌首をもたげていた。
それは、予知と呼ぶにはささやかな力だが、
それまでも幾度となく彼の危機を救い、そして、彼をゲッターへと導いてきた能力であった。

――やがて、二人の眼前に、悠然と海底を行く怪ロボットの機影が近付いてきた。

「よし! 追い付いたぜ、まずは……」

その瞬間、獏の脳裏に恐るべきビジョンが浮かび上がった。

海面を覆い尽くす閃光、蒸発する鋼の機体、轟き渡る破壊音、そして、天高く立ち上るキノコ雲……。

『ヤベェーッ!? 逃げろッ 拓馬!』

「何!」

『核だッ! 連中、ロボット目掛けて核魚雷をブチ込みやがった』

「なッ! 何だとォ〜!?」

程なく、轟音を海中に響かせながら突っ込んでくる、流線型の金属の塊が視界に飛び込んできた。

「チクショオオォォォ――ッ!!」

少年が力の限りレバーを引く。
件の怪ロボットは、身じろきもせず悠然とそれに突っ込んでいく。

やがて……

―― カッ ――

と、目も開けていられない程に強烈な閃光が海域を包む。
直後、爆音、衝撃、高熱、津波――。

周囲の海水を鋼鉄の残骸ごと蒸発させながら、巨大な黒煙が天空を覆い尽くした……。



296激突!! ゲッター対ガイアー 第二話G:2009/02/01(日) 20:40:29 ID:sjJey915
『ごらん下さい、あの天高く立ち上るキノコ雲。
 先ほど東京湾に上陸し、破壊の限りを尽くした国籍不明のロボットに対し、
 遂にアメリカ籍の駆逐艦による、核魚雷の攻撃が敢行されてしまいました……』

日本の領域内で再び放たれた、悪夢の如き核の一撃。
無人の海域、それも憎い怪ロボット相手とは言え、
その凄惨なる映像は、日本人の中にある潜在的なトラウマを抉るのに十分であった。
道行く人々は立ち止まり、皆一様に、何かを堪える様な表情で、街頭のテレビを見つめ続けていた。

――そして、その観衆の中に、一連の騒動の中心人物である二人の姿もあった。

「マーズ、先ほどはなぜ、タイタンの攻撃を止めた?」

「…………」

「フン、まあいい
 結果から見れば、あれが怪我の功名となったのだからな」

「怪我の功名?」

「ああ。
 あの謎のロボットの正体が探れなかった事だけは残念だが、
 これで我々の計画を邪魔できる者はいなくなった。
 ……我等が恐れ続けた人類の狂気に助けられるとは、なんとも皮肉な結果ではあるが――」

『あッ!? お、お待ち下さい!? あそこだッ! あの煙の中を映せ!』

突如、レポーターが色めき立ち、周囲にたちまち喧騒が満ちる。
マーズ達も会話を中断し、食い入るように画面を見つめる。
混乱で大きくブレるテレビカメラが捉えたのは、
黒雲をブチ抜いて飛び出してくる、赤、白、黄色の戦闘機――。

戦闘機、と言っても、今日の軍隊で採用されているような、近代兵器としてのそれではない。

艶やかな光沢を備えた流線型のフォルム。
科学の常識を覆す、翼を持たないデザイン。
漫画の中でしかお目にかかれないような、超推進力をもたらす大型ブースター。

報道の取材ヘリの眼前を爆走していくのは、
あたかも、空想科学の世界から飛び出してきた、秘密兵器のような機体だった。

『こ、これはい…… ワアァーッ!?』

衝撃波でヘリが大きく揺れ、テレビカメラがひっくり返る。
映像は大きく乱れ、やがて、ザーッという砂の嵐を映すのみとなった。

297激突!! ゲッター対ガイアー 第二話H:2009/02/01(日) 20:41:11 ID:sjJey915
「……今のは何だ?」

突然の異常事態に周囲が唖然とする中、マーズが問いとも言えない呟きを漏らす。
傍らの男は答えもしない。
不振気に視線を向けたマーズが思わず目を見張る。
監視者の男は動揺の色を露にしながら、物映さぬテレビ画面を必死で睨み続けていた。

謎の物体の正体を男が推し量る。
タイタンやガイアー、六神体ではない。
彼の知る同胞達の超兵器は、そのいずれもが近未来的なデザインとは真逆のセンスで作られていた。

人類の兵器とも考え難い。
仮にどこかの勢力が、秘密裏に技術開発を進めていたのだとしても、
それがこの状況で姿を見せる理由がない。

……つまり、考えられる可能性は、ただ一つであった。

「バカなッ!? 変形したと言うのかッ! あのロボットが……!」

後方からの突然の絶叫に、居合わせた者達が一斉に振り返る。
だが、周囲の目もマーズの不信も気にも留めず、男は呟きを漏らし続ける。

「信じられん…… アレは、あのロボットは何だと言うのだ……?
 なぜ、あんな物が、今更になって我等の前に立ちはだかるのだ……」

男の問いに答える者はおらず、ただ、呟きが中空に消えるのみだった。




298名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 20:59:01 ID:QQwNPRUR
さるさんかな?
299激突!! ゲッター対ガイアー 第二話I:2009/02/01(日) 21:00:05 ID:sjJey915
『バッチリ映っちまったみたいだぜ。 どうする? 拓馬』

「どうするったって、ズラかるしか無ェだろ?
 ほとぼりが冷めるまで、どっかにコイツを隠さなきゃな」

爆走する戦闘機の中で、興奮冷めやらぬ二人の通信が続く。

『それにしてもよ…… 状況を探る手がかりもさっきのでパァだぜ
 これからどうすりゃいいんだ、俺達……』

「…………」

相方の巨体に似合しくないぼやきに対し、少年は暫くの間、無言で俯いていたが、
やがて、何事かを決心したかのように、キッ、と顔を上げた。

「……カムイを探すぞ、獏」

『カムイ? アイツがこの世界にいるって言うのか?』

「さあな
 だが、俺達はあの時、一緒に時空を超えたんだ。
 カムイがこの世界に迷い込んでいたって不思議は無いハズだ」

『……うん、まあ、そうだよな』

「いずれにせよ、俺達二人で考え込んでたってラチがあかねぇ
 こういう厄介ごとを考えるのはアイツの仕事だ
 早いとこ、あの迷子を探し出すとしようぜ」

通信機の向こうで、相方の少年も、しばし考え込んでいるようだったが、
やがて、明るい声を出して返答した。

『カムイ…… カムイか!
 ウン、そうだな、見つかると良いな、アイツ』

「おい! なに他人事みたいに言ってんだよ
 お前の予知能力だけが頼りなんだぜ」

『いっ!? オ、俺かよッ!
 知ってんだろ拓馬、俺の予知なんかじゃこの状況は……』

「そうと決まったら、今日の寝ぐらとメシの方もどうにかしないとな……
 おい獏、お前、いくら持ってる?」

『それも俺かよ! 持ち合わせなんかあるワケないだろ』

「そういや、この時代ってコンビニはあるかな?」

『人の話を聞けぇ〜〜!!』

遥か遠い時空の最果てから、この世界へと流れ着いた二人の漂流者は、
その境遇の過酷さからは思いもよらない陽気さを以って、夕日の彼方へと消えていった……。




――同時刻、
秋の島新島の海底では、タイタンからのデータが途絶えた事を認識し、
人類と世界に最後の日をもたらすであろう究極の巨神が、永い沈黙を破り、遂に動き出そうとしていた……。
300激突!! ゲッター対ガイアー 第二話:2009/02/01(日) 21:03:26 ID:sjJey915
さるさんにやられてしまいましたが、以上で投下終了です。
激突!!メガネ対脳筋、いかがだったでしょうか。
Wikiへの登録、ありがとうございました。
僕は体育会系のSS書きなので、Wikiの編集とかはチョット……。
301名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 21:13:14 ID:b/6SoDXY
ドワ乙
302名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 21:14:09 ID:9sLmPhoP
ダーク・乙砲発射!
303名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/01(日) 21:44:05 ID:KqT0IqOd
GJです! まさか、ゲッター世界の地球ではなかったとは、予想外。
これからどうなるのか想像できませんが、続きを楽しみに待たせていただきます。

あと、ウィキの方もありがとうございます。
304名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 16:22:24 ID:WSzG/wJ2
他のSSスレでも思うんだが、編集できる人はやり方をスレかまとめに載っけてくれると
出来ない人にとってやりやすくなってありがたいんではないだろうか?
305名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 16:25:22 ID:0g+0cVhe
ウィキにまとめてくださった方ありがとう!
ガイアーは続きが気になりすぎる

ポケモンでも貼ります
進化(チェンジ!) ポケットモンスター第五話

「シゲルのジム?」
「そうじゃ…つまり、本来倒すべき立場のトレーナーにジムをのっとられてしまったんで、そう呼ばれているというわけじゃ」
「・・・」
「どうじゃ、サトシ、ゲッターを動かすにふさわしい人間じゃと思わんか…ゲッターを!」
そして、サトシはクチバジムの前にいた。
脳裏にオーキドの言葉が響く。
「ふふふ…お前にシゲルを…わしの孫を連れてこられるかな…?」
上等だ、と思う。
ジムの窓という窓から、沢山のトレーナーがサトシを見つめている。
タチサレ…タチサレ…と言いたげな目だ。
「シゲルってのはどこだ?」
問いに、トレーナーは答えない。
「シゲルに会う前に、手下とやらなきゃいけねえってか…予定通り」
身構えたサトシを、一本の殺気が貫いた。
「!」
ゆらり、と空気が歪む。
トレーナーたちの背後から歩いてくるのは、一人の男だ。
その目は、ふかい きょうきに そまっている。
「だれだか知らんが、俺のジムを騒がしたらただでは済まんぞ」
ライバルの シゲルが しょうぶを しかけてきた!
シゲルの こうそくいどう!
サトシの にらみつける こうげき!
「俺はある男に頼まれてあんたを迎えにきたんだ」
306名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 16:25:48 ID:0g+0cVhe
「いやだと言ったら?」
その問いに、サトシは野獣のような笑みで答えた。
「こいつでてめえののびた体を引きずっていくまでよ!」
サトシの きあいだめ!
サトシは はりきっている!
「ひっ!ひっ!ひっ!ひっ!」
てきの シゲルの ひっかく こうげき!てきの シゲルの ひっかく こうげき!
てきの シゲルの ひっかく こうげき!てきの シゲルの ひっかく こうげき!
それをすべてかわしつつ、しかしサトシのパンチも空を切る。
「やるじゃねえか…!!」
「ひひひっ!」
シゲルと空中で交差して着地したサトシの頬から、赤い飛沫が散った。
「ひひ…」
それを見て、シゲルは狂気をさらに濃くする。
「こりゃあ、手加減はできそうにねえな…」
サトシがその拳を握りなおした時、背後からシゲルに勝るとも劣らない殺気の群れが来た。
殺気の源は、二人を遠巻きに見ていたトレーナーたち。
その顔色が、みるみる紫色に変わってゆく。
「メタモン!トレーナーの中に紛れてやがったか!」
あ、やせいの メタモンが とびだしてきた!
「シ…ゲル…さ…」
メタモンに乗っ取られたトレーナーが、そのポケモンとともに、体内からシゲルに向けて触手を伸ばす。
「ひいっ!」
シゲルの きりさく こうげき!
トレーナーの喉を正確に引き裂く、爪による斬撃だ。
攻撃はそれで止まらない。
シゲルの みだれづき!
トレーナーの懐から飛び出したライチュウめがけ、連続の貫手を放つ。
てきの ライチュウは たおれた!
「ひひ!ひ!ひひひっ!」
5かい あたった!
拍手するサトシ。
「さすが…自分の部下相手でも手加減しない戦いは見事。だがな…」
307名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 16:26:13 ID:0g+0cVhe
やせいの メタモンの じこさいせい!
目の前では、ゆっくりとメタモンたちが立ち上がりつつあった。
再生したメタモンがしんかをはじめる。
紫色の巨大生物だ。
「な!何なんだこいつらは!」
「敵だ!どうだ、面白ぇだろう?」
そう言って、サトシは腰からモンスターボールをとりはずす。
「ポケモン…ゲットマシン!」
投擲。空中でオープンゲットしたモンスターボールから、巨大なポケモンが現れる。
ヒトカゲ。
「これは…?」
シゲルが息を呑む。
「お前にはこれじゃ!」
いつの間にか背後に存在したオーキドが、シゲルに向かってモンスターボールを投げる。
中から出てくるのは、全長数メートルに成長したゼニガメだ。
「乗れ!シゲル!ようこそ ゆめと ぼうけんと ポケットモンスターの せかいへ!」
「俺はいやだ!」
「うるせえ!てめえも俺もオーキドのじじいに見込まれたんだ!つべこべ言わずに乗りやがれ!」
シゲルに がくしゅうそうちを もたせた!
「操縦はそのがくしゅうそうちが教えてくれる。しっかりハンドル握ってろ!」
抵抗するシゲルを無理矢理ゼニガメの背中に乗せると、
「ヒトカゲ、発進!」
「フシギダネ、発進じゃ!」
「ひいっ!」
ヒトカゲは そらたかくまいあがった!
ゼニガメは そらたかくまいあがった!
フシギダネは そらたかくまいあがった!
308名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 16:32:31 ID:0g+0cVhe
「チェエエエエンジ!ゲッターリザードン!」
叫びながらヒトカゲに指示を出すサトシ。
そして、空中で狂気が連結した。
ヒトカゲを先頭とし、ゼニガメとフシギダネがその下に直撃する。
骨が砕けるいやなおとが響き、てきの メタモンの ぼうぎょが がくっと さがった!
一連の動作の結果として完成するのは、通常ではありえないほどの質量を持った巨大なポケモンだ。顔面の部分には亀甲のような模様が走り、
「こいつがゲッターだ。驚いたか!」
真紅の破壊竜、ゲッターリザードンは、その瞳孔に螺旋状の光を走らせると、
「ゲッタァァァァ!」
その背からサトシを射出。
サトシは振りかぶると、
「ポケモン!ゲット!ゲット!ゲッタ−!」
モンスターボールを つかった!
斜線の先は空。
そこにいるのは、物見遊山気分でこの惨劇を眺めていたとりポケモンだ。
モンスターボールはポケモンにぶつかり、
ざんねん! ポケモンが ボールから 出てしまった!
「上等!」
必要だったのはわずかな隙。
逃げ遅れたとりの足を掴み、サトシを再びその背に収納すると、ゲッターは叫んだ。
「ゲッタームクホーク!」
やったー! ムクホークを つかまえたぞ!
309名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 16:42:59 ID:0g+0cVhe
眼下に広がるのは、メタモンによって崩壊しつつあるクチバシティだ。
そこに存在する敵に向かい、ムクホークを投擲する。
「ムクホーク!ブウゥゥメラン!」
ムクホークの つばさでうつ こうげき!
音速で投擲されたムクホークがメタモンに激突し、そのまま真っ二つに両断する。
ムクホークは たおれた!
「へっ!ゲッターにかかればこんなもんよ!」
「待て!何か来るぞ!」
シゲルが指差した先は海。
そこに、港に向けて高速で接近する大質量の移動体があった。
「あれは…!」
「サントアンヌ号!?」
クチバシティが誇る豪華客船。ふねのチケットが無いと乗り込むことすらかなわない究極の船だ。
分裂したメタモンの破片は桟橋に寄り、ふねのチケットを掲げる。
そして、サントアンヌ号がメタモンを迎え入れた。
汽笛があがり、船の機関部に火が入る。
向かう先は水平線の向こうだ。
やせいの メタモンは にげだした!

ちょっと今日は忙しいんでここまでです
またあとで貼りに来ます
310名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 17:51:02 ID:rU3a49by


それにしても浅間山…ゲッターGが活動を開始するのか、はたまた馬頭竜が飛ぶのか…
311名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 18:43:58 ID:CLQOCqSk
>>304
ヘルプ見てから言おうぜ!
ttp://wikiwiki.jp/gettercross/?%A5%D8%A5%EB%A5%D7
312名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 18:46:37 ID:CLQOCqSk
言い忘れてた、ポケモンの人乙!
313名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 19:21:11 ID:q6GrpYiY
どっちも面白いなあ
続きが楽しみなんだぜ
314名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 20:26:14 ID:RGZimVWG
浅間山が噴火なんて言われちゃうと、ちょっとドキドキしちゃう。
315名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 20:32:34 ID:Vc3VDVOF
浅間山噴火でやっと俺たちはゲッター線で一つに……
316名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 20:45:41 ID:n3Gdmaei
ゼニガメは水属性だからシゲルにはフシギダネのように思うが、まぁ良いか。
ポケモンの人乙。
317名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 21:07:44 ID:chHCmYS0
ゲッター線浴びれば最初の三匹の中じゃフシギダネが一番奇妙な形になりそうだ、草毒だし
318名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 22:06:20 ID:PkGtygTU
まんまゲッター飛焔だな
319名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 22:22:24 ID:rU3a49by
それにしても、俺はこのスレがあるからこの板に来たんだが、なんだかvsスレが多いな

これも大いなる意思の蟲毒の壷のなせる技か
320名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 00:17:28 ID:h96eentT
ゲッターのテーマが進化で、それに絡めようと思うとやはり絡めるほうも進化がテーマになり
進化がテーマだとやはり、マーズのように人類の進化は危険なものというのが多いからでない?
逆に人類の進化はいいものという扱いなものってどんなものがある?
321名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 00:30:30 ID:Psisc1J1
ポケモンとか?と思ったけど、人類限定か

改めて真(チェンジ)ゲッターロボを見なおしているんだけど、ゲッター線って何なんだろうな。
進化の力かと思えば研究所のまわりが太古の森になっちゃうし、インベーダーも進化させる。
「ゲッター線を捨て去る!」と言ってる人類側に多大な恩恵を与えて「進化!進化!」のインベーダーを滅ぼさせちゃう
結局真ドラゴンは朽ち果てちゃうからチェンゲ世界はもうゲッター線は使わないだろうし
322名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 00:44:40 ID:RhlIWfcy
>>320
マンアフターマン(ちょっと待て)
当然っちゃ当然だがグレンラガン
あとジョジョやバオー来訪者もそんな気がする

ふと思ったんだが、クロスSSでゲッター無しのIF設定
外宇宙からの侵略者に立ち向かう恐竜&百鬼チームとか思いついた
敷島博士と手を組むガリレイ長官
プラズマボムス搭載のメカザウルス
ゴールのピンチに駆けつけるブライ
地球が絶体絶命の危機に陥ったとき、神隼人の駆る魔王鬼が大地に立つ!
323名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 01:40:39 ID:/VFp13Yr
>>321
あれは結局真ゲッターに乗っていた旧ゲッターチームを得たかっただけじゃないか?>チェンゲのゲッター線
そういや隼人まで連れていく唯一の終わりだったな
324名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 02:33:18 ID:h96eentT
>>321
ジョジョは、肉体的より、精神的な進化がメインで、人間讃美がテーマ?
グレンラガンの進化は一概にいいものではない、下手したら宇宙滅ぼすものだし、
敵が戦う理由だから。
325名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 02:37:53 ID:h96eentT
スマン。
>>322だった。
326名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 06:46:49 ID:nKGdXiUk
>>319
うかつな事を言うと、例のvsに組み込まれてしまうかもしれんぜ?
最も、ゲッターや虚無戦記じゃそうそう負け様がないがね
327名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 06:59:15 ID:PGcCmtFZ
待て、いくら賢ちゃんの作品といえどvsサムライ達の明治維新とかなら負けてしまうぞ
ていうか何人この作品知ってるんだろ
328名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 07:20:40 ID:nKGdXiUk
魔界転生や魔空八犬伝もいいけど、爆末伝もいいよねー
329名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 09:26:05 ID:QaLoC4Dc
>>324
レクイエムのさらにその先、は肉体変化も起こす気バリバリだったけどな。
あの短時間で肉体レベルであらゆる生命を改変するんだから
チャリオッツレクイエムの進化力はある意味ゲッター線超えてるかも・・・
330名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 10:59:02 ID:zGIdKXCV
唐突に、メガテンと魔獣戦線のクロスとか思いついた。
真説魔獣の荒廃した地球と大崩壊後の東京は、すごく相性が良いと思うんだ。
悪魔合体ではなく、悪魔そのものを取り込む慎一とか。

ただ、メガテン最強っぽいアレフと最終形態慎一でも時天空の欠片に勝てるかどうか……
331名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 12:16:23 ID:wjQkmxMI
大全か全書買った人に質問なんだが、ゲッター炉心ってゲットマシン3機すべてに搭載されてるの?
それともジャガー号やライガー号にだけ積んでるんだろうか。
332名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 15:36:01 ID:pf75ZcG0
>>329
意外とジョジョって石川作品と相性は良さそうだよな
スタンドの矢も宇宙から飛来したもんらしいし、そもそもスタンド使い自体人類の進化系みたいなもんらしいし
333名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 19:24:22 ID:6Zf2upQV
ガイバーと石川作品は、絡みやすそうで絡みにくいな。
334名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 20:19:32 ID:luxOfWOm
>>327
まあ、あれは原作付きの「常識的」な漫画だからw
他にそういうマトモな漫画と言うと天と地とぐらいしか俺は知らない。
335名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 21:19:04 ID:nKGdXiUk
九十九乱蔵…はまともじゃないなどう考えても
336名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/03(火) 21:43:54 ID:4+GRkvr3
いや、けっこうマトモな漫画は多くないか?
羅生門とか。新じゃなくて
337名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 08:07:10 ID:4NyUIhe0
トロッコとかな
338名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 08:49:52 ID:l3L3Osaa
全部原作付きじゃねーか!
339名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 09:02:11 ID:h4jKRAeQ
原作付きでも魔界転生とか纐纈城とかマトモじゃないのはいくらでもあるぜw
ていうか、「柳生十兵衞」っていう名前のキャラが刀をサブアームズ扱いにしてたのは石川版魔界ぐらいじゃないか?w
340ハリー・ゲッターと進化の意思:2009/02/04(水) 10:41:35 ID:coA2kowh
嘘OP

私はきれいじゃないけれど 人は見かけによらぬもの 私をしのぐ賢い子 あるなら私は身を引こう
山高帽子は真っ黒だ シルクハットはすらりと高い 私は早乙女組分け帽子 私は彼らの上をいく
君の頭に隠れたものを 組分け帽子はお見通し かぶれば君に教えよう 君が乗るべきロボの名を

ゲッター1に乗るならば 勇気ある者が住まう空 勇猛果敢なトマホーク 他とは違うゲッター1

ゲッター2ではもしかして 君はまことの友を得る どんな手段を使っても 目的遂げる冷静さ

海とパワーのゲッター3 君は優しく臆病で 人情深く勇敢で 自己の犠牲も厭わない

かぶってごらん!恐れずに! 興奮せずに、お任せを! 君は私の手にゆだね(私に手なんかないけれど)
だって私は考える帽子!
341名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 11:17:09 ID:coA2kowh
ごめん
OPしか作ってないから続かない
342名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 12:14:54 ID:1HhTfMME
新ゲッターおもしれえええええええ!!まだ四話だけど合体シーンが鳥肌モンに格好いい!!
くそおおーーっ!もっと早く見ておけばよかった!!
343名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 12:28:13 ID:4NyUIhe0
>>339
ハンマーをブン回して、ショットガンを放ち、しまいにゃ十兵衛がルシフェルだもんな
344名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 15:03:11 ID:cGme882r
原作がなくてマトモな漫画か。
「怪物宇宙船オリオンの虎」は、けっこうマトモなSF漫画だと思う。
345名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 15:30:15 ID:AAu9bJXd
話の途中で悪いんだけど
SS投下します
クロス先は太陽鉄人で
346名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 15:30:40 ID:AAu9bJXd
太陽鉄人外伝 SHIKISHIMA

金田正太郎が、死んだ。
自分には、何もできなかった。
マキ子をその背に隠し、自分は一人だけそれを見ていた。
鉄人がハンマーパンチを振り下ろし、恐竜型の怪ロボットを叩き伏せる。
爆炎が上がり、金属片が飛び散る。
「いいぞ、正太郎君!」
大塚警部が叫ぶのが聞こえる。正太郎の操縦に合わせて、鉄人がフライングキックを放つ。これで終わりだと思った。鉄人は無敵だし、これからも金田正太郎とともにあるのだと。
一瞬の。
静寂。
銃声が響いた。
正太郎の体が、ゆっくりと崩れ落ちる。
操るもののなくなったVコンが、地面に冷たい金属音を立てた。
雨が降っていた。
自分には見えていた。
正太郎の背後から、編み笠をかぶったトカゲのような男が忍び寄る。
狙いを定める。
撃つ。
そのすべてが、自分にははっきりと見えていた。
なのに、声が出なかった。
自分の無力を、呪った。
347名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 15:31:03 ID:AAu9bJXd
少年探偵金田正太郎の葬儀は、敷島邸でひっそりと行われた。
ICPOはその事実を完全に隠蔽し、正太郎が生きているかのような報道を続けた。宇宙魔王を退けた英雄の名は、いまだ活動を続けるいくつかのロボットマフィアに対して大きな抑止効果があったし、そのためにはときおり鉄人が飛んでいる姿を見せるだけで十分だった。
許せなかった。
その怒りをぶつけるように、研究に打ち込んだ。
もっと強力な火器を。
もっと強力な破壊を。
鉄人の装甲を突き破るほどの火器さえ製造できれば、正太郎は出撃せずとも良かった。
だから。
雨音の中で乱射される携帯用改造銃器は、悲鳴にも似た哄笑を奏でていた。
敷島は、何かに追われるように学会を去った。
348名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 15:31:43 ID:AAu9bJXd
嫉妬していた。
正太郎には力があった。
本来守られるべき立場であるはずの少年。
金田博士をブランチの陰謀によってなくした悲劇の少年。
だが、彼はいつしか英雄になっていた。
繰り返される戦いのたびに、正太郎のまっすぐな正義が痛かった。
そのせいかもしれない。あの時叫べなかったのは。
自分は、汚い。
上等だ。
どうせ、正太郎のようには生きられない。
あのトカゲを見つけ出し、自分の武器で殺す。
それが、自分と正太郎への何よりの供養だ。
マキ子の呼ぶ声が聞こえる。
そんなはずはない。
マキ子はもう、いないんだから。
あのとき、正太郎をかばって飛び出したマキ子は、廃墟の混乱の中で行方不明になった。
それも、たまらなく悔しかった。
鉄人の操縦もできず、安全な場所から口を出すだけの自分。
それが、二人を殺したのだ。
雨音が聞こえる。
それに混じって、ノックの音。
「ただいまー」
聞き覚えのある声。しかし、そんなはずはない。
ありえない。科学者として、絶対にあってはならない。
火器を携えて玄関に出る。
349名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 15:32:06 ID:AAu9bJXd
「マキ子…!?」
そこにいたのはマキ子だった。
五 年 前 の 姿 そ の ま ま の。
「お父さん!久しぶり!ごめんなさい!しばらく冬眠してて…」
いなくなったときと同じ声で、マキ子が再会を喜ぶ。
違う。
これは。
マキ子は。
敷島の中で何かが弾けた。
「はははははははははははは!」
手に持った携帯用ミサイルのスイッチを入れる。ドワオ!
爆風と熱波に全身を焼かれながら、敷島は笑っていた。
「マキ子まで使うか!上等だ!上等だよトカゲ野郎!なかなか面白い余興だった!お礼に見せてやろう!人間の花火というものを!」

雨が降っていた。
季節外れのこの雨は、もう一週間目に入っていた。
全身に大火傷を負いながら、敷島は空を見上げた。
花火が打ちあがる。火薬庫に引火したようだ。
かつての生活の証が、復讐の炎となっていく。
楽しかった。
無性に楽しかった。
自分の過去も、思いも、敵の目的すらも燃やし尽くす。
「ああやって…死ねたらいいだろうな」
ゆっくりとやってきた08に抱き起こされながら、敷島はそんなことを思った。
「その力、僕のところで使う気はないか?」
早乙女博士と名乗る若手の研究者から手紙が来たのは、その直後だった。
350名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 15:34:11 ID:AAu9bJXd
終わりです
時系列は太陽鉄人最終話とゲッターロボ開始前の間です
351名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 17:30:37 ID:IbJgU4bC
おおう、マーズの次は鉄人か!
横山作品も好きなんでこれは期待!といっても太陽鉄人見たことないんだけどw
352名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 19:27:34 ID:cGme882r
敷島博士VS敷島博士というわけか!
353名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 19:28:50 ID:AAu9bJXd
>>351
ここで完結してるんだよねこれ、ごめん…
鉄人見てたら「敷島博士」って単語に引っかかったから遊んでみた
早乙女は駆け出しのころで、敷島は初老ぐらいのイメージ

ポケモンも更新できるようにがんばります。
354名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 19:39:24 ID:1HhTfMME
そしたらゲッター本編の敷島はいくつなんだよ…
355名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 19:43:03 ID:4NyUIhe0
アークの時点で90かそこら?
356名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 19:44:23 ID:cGme882r
あ、なるほどゲッターの敷島が、鉄人の敷島と同一人物という話か
357名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/04(水) 19:45:59 ID:1HhTfMME
それであんなに足腰しっかりしてて狂気の限りを尽くすなんて…!!
それだけでss一つ出来そうだな。おれはやらんけど
358名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/05(木) 00:17:02 ID:+9mrgKNp
>>346-349
非常にGJ!
359名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/05(木) 01:56:43 ID:pGJ3hKdd
なんだか悲しい物語になってるがもしこれが理由なら敷島博士はもっと知的になるはずだ
360名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/05(木) 12:38:13 ID:zK2BOucL
博士は知的だよ
361激突!! ゲッター対ガイアー:2009/02/05(木) 19:59:38 ID:WNzEMU1D
敷島博士GJです。
ずっと横山クロスのターン! 投下します。
362名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/05(木) 20:02:04 ID:m+JfbcNY
ずっとまってた!!
363激突!! ゲッター対ガイアー 第3話@:2009/02/05(木) 20:03:25 ID:WNzEMU1D
――西の空へと夕日が沈む。

血の色を思わせる、或いは、あの凶暴な悪魔を思い起こさせるような赤一色の世界、
その光景はあたかも、二人の男に待ち受ける未来を暗示するかのようであった……。

「ガイアーを発動させる気は無い、だと……?」

スーツ姿の男が、常ならぬ険しい表情を少年に向ける。
その様にやや気圧されつつも、赤い髪の少年は、確たる決意をもって一つ頷いた。

「しっかりしろッ、マーズ!
 お前は一体どうしてしまったというんだッ!?」

「!」

取り乱した男に襟首を押さえられ、マーズが金網へと叩きつけられる。
無人のビルの屋上に、ガシャン、という金属音が響く。

「見ただろう、マーズ! 人類の持つ兵器の威力を!
 そして、あの赤い悪魔のおぞましさをッ!
 このまま奴らを地上に野放しにしておけば、取り返しにつかない事になるのだぞ!」

「…………」

「人間共の進化の速さは、我々の予想を遥かに上回っていた。
 奴らは近い将来、この狭い惑星を飛び出して、宇宙全体の脅威となるだろう。
 人間の狂気を体現したかのような、あの悪魔の存在こそがその証明だ。
 
 だが、今ならッ! 今ならまだ全てを終わりに出来るのだ!」

「だが、アイツは、あのロボットは……」

――少女を守ろうとした、とは、ついにマーズは口にする事が出来なかった。
野生の本性を爆発させて、タイタンの喉笛を喰い破らんとする魔獣の戦慄が、
マーズの脳裏にこびり付いて離れなかったのだ。

「……とにかく、僕にはあんたが恐れるほど、人類が残忍な生物だとは思えないんだ」

マーズの曖昧な回答に対し、一瞬、男は鬼のような形相を見せたが、
直後、不意に表情から激情がストンと抜け落ち、代わりに、その瞳に冷酷な色を宿らせた。

「マーズよ…… お前に一つ、言っていなかった事がある。
 かって我々の同胞は、プログラム完遂のため、計画に万全のセーフティを施していた。
 万が一、お前が誤作動を起こした時の対処法も、計画の中に盛り込んであった……」

「何……?」

「ガイアーの体内に眠る爆弾を爆破する方法は一つではない。
 マーズ…… お前が死んだ時、ガイアーは自動的に爆発する!」

「――ッ!」

「正気に戻れ、マーズ
 さもなくば、我々監視者の手でガイアーを発動させる事になる!」
364激突!! ゲッター対ガイアー 第3話A:2009/02/05(木) 20:04:32 ID:WNzEMU1D
張り詰めたような緊張感が周囲に満ちる。
永遠に続くのではないかとすら思えた、長い長い沈黙の果て、
やがて、ゆっくりとマーズが口を開いた。

「……せめて、もう少しだけ時間をくれないか?」

「時間を……?」

「昨日目覚め、明日には世界を滅ぼせと言われても、
 簡単に納得できる筈が無いだろう?
 少しでいい、人類の歴史を調べ直し、冷静に考えるだけの時間が欲しい」

「……分かった。
 十日だ、十日だけ待とう。
 十日が過ぎ、それでも地球が爆破されなかった時は
 お前は裏切ったものと判断して、我々と六神体は独自の行動を開始する」

「ああ、それでいい」

マーズの同意を受けると、男はいつもの落ち着きを取り戻し
襟元の乱れを直しつつ、ゆっくりとマーズに背を向けた、が、
不意にピタリと歩みを止めると、マーズの方を振り向きもせずに言った。

「マーズよ……
 目覚めたばかりのお前には分からないだろうが
 運命の歯車は、既に大きく狂い始めている。

 予期せぬ海底火山の噴火が、全てのアクシデントの呼び水となったのか……
 あるいは、早過ぎるお前の目覚めすらも、
 あの悪魔に対抗するための、セーフティの一つだったと言うのか……

 いずれにせよ、タイタンの消滅によって、
 計画は引き返せない所まで来てしまったのだ」

「…………」

「もはや、動き出した時代の流れを止められる者はいない
 俺達にお前を殺させるなよ、マーズ」

それだけ言い残すと、男はマーズの返事を聞きもせず
ビルの影へと飛び去って行った……。



365激突!! ゲッター対ガイアー 第3話B:2009/02/05(木) 20:05:39 ID:WNzEMU1D
――マーズと別れてから、およそ三時間。

監視者の男は一人、物思いに耽りながら夜の街を歩いていた。

本来ならば、彼はマーズの状態を確かめたその足でニューヨークへと舞い戻り、
仲間の監視者たちと今後の協議をする予定であった。
だが、タイタンと赤い機体の戦いにより、各交通機関のダイヤは大きく乱れ、
彼はその日、日本に留まる事を余儀なくされたのだった。

尤も、彼自身、仲間への報告の前に、考えをまとめる時間が欲しいとは思っていた。
冷たい夜の外気を肌で感じながら、脳中に沸き起こる数々の疑問を、一つ一つ整理していく。

――正体不明の真紅の悪魔は、一体何処から来たものなのか?
――あのロボットの、金属にあるまじき超変形は、いかなる技術体系を母体としているのか?
――侵略者タイタンに対し敵対心を露わにしながら、何ゆえアレは、人間達の前から姿を消したのか?
――人類の進化を監視し続けた日々の中に、あの存在に連なる手がかりは無かったか?

地球人と遭遇して以来、数千年にも及ぶ長大な計画の中に、果たして何か見落としは無かったか……?
とりとめの無い仮説が浮かんでは消え、男の思考は堂々巡りを繰り返すのみであった。
だが、それでも男は、天空より舞い降りた謎の悪魔のルーツに、思いを馳せずにはいられなかった。

この時、男は取り立てて油断していたという訳では無かった。
だが、思索に没頭する余り、人気の少ない路地に入り込んでしまった事が、
結果としてその夜、招かれざる来訪者の接近を許す結果となった……。




366激突!! ゲッター対ガイアー 第3話C:2009/02/05(木) 20:07:16 ID:WNzEMU1D
「うん……?」

監視者の男が空気の変化に気付いたのは、陸橋の下に差し掛かった時だった。
前方から漂ってくる獣臭に、思考を中断して顔を上げる。
ほの暗いトンネルの先には、街灯の明かりを背負って佇立する、ひとつの影があった。
 
ただならぬ気配を放っていたのは、粗末な衣服に身を包んだ、獣の如き異様の男であった。

くたびれ破れたトレンチコートに、鎖をベルト代わりに巻き付けたズボン。
包帯のような布きれで覆われた両手。
痩身だが、必要な部位に十分な筋肉を備えているのが、服の上からでもわかる程の戦士の体躯。

襟元から頭部にかけては、マフラーのように長いボロ布で覆われており、その容姿を伺い知る事は出来ない……。
だが、覆面の間から覗く赤みがかった瞳が、闇の中で彗々と鋭い輝きを放っていた。

チッ、と監視者が舌打ちする。
これ程の殺気を放つ男の存在に気付かないなど、普段の彼ならば考えられぬ失態であった。

「……何か、私に用かな?」

相手の出方を探るべく、監視者が紳士然とした調子で声をかける。
覆面の男は、まるで声が聞こえないかのように、じっと男を睨み続けていたが、
やがて、ポツリと言葉を漏らした。

「全部だ」

「何?」

「お前とあの怪ロボットの関係、そしてお前の目的
 お前の持っている全ての情報を、俺に教えてもらいたい」

「何だとッ!?」

監視者が思わず声を荒げる。
目の前の覆面がただの物取りでは無い事は、今の一言で明らかであった。
何時から後を尾けられていたのか、あるいは、マーズとの接触にも気付かれているのか?
いずれにせよ、眼前の知り過ぎた男は、速やかに排除しなければならない存在となった。

「貴様…… 一体何者だ?」

「その質問には、何の意味もなさない」

鷹揚の無い淡々とした口調で、覆面が言う。

「俺が何者であるかを説明した所で、俺にそれを証明する方法は無いし
 お前も俺の言葉を信じたりはしないだろう」

「…………」

「尤も、お前が情報をくれると言うなら
 俺から危害を加えるつもりは無いし、身の上話を語るのもやぶさかでは無いがな」

「……俺が、嫌だと言ったら?」

ゴオオォォォ、と、轟音を反響させながら、一台の貨物電車が二人の頭上を通過していく。
長い振動の過ぎた後も、暫くの間、けたたましい踏み切りの警報が遠くから聞こえて来ていたが
やがてそれも止み、周囲が完全な静寂へと包まれた……。
367激突!! ゲッター対ガイアー 第3話D:2009/02/05(木) 20:09:17 ID:WNzEMU1D
直後、覆面が風を巻いて襲い掛かった。
驚くべき事に、覆面は一足飛びで急速に監視者の鼻先へと迫ると、
鉈のようにゴツい、肉厚のサバイバルナイフを袈裟がけに振るった。

「なッ!?」

必殺の一太刀をかろうじて避ける。
間髪入れず、逆手の返しが横一文字に払われる。
必死で首を捻った監視者の眼前を、高速の刃が紙一重で通過し、
右頬に赤い線が一筋走って、血玉が宙を舞う。

覆面の見せた恐るべき動きに、監視者が舌を巻く。
地球を監視するために作られた、彼等、無性生殖人間は、
並の地球人では及びもつかない程の高い身体能力を有していた。
その彼らに対し、真正面から手傷を負わせる事のできる人間がいるなど、予想だにしない事態であった。

一切の淀みの無い動作で覆面が畳みかける。
柄を両手で構えなおすと、監視者の胸元目掛け一息に突き込む。
体制の崩れた監視者に、その一撃を避ける余裕は無い。
致命傷を避けるべく、咄嗟に白刃目がけて右手をかざす。

胸元寸前で刃が止まり、二人の動きが静止する。
握り締めた拳からボタボタと血が滴り落ちるが、監視者の男は構いもせずに左手を重ねる。

「ムンッ!」

監視者が万力を込める。
その手の中で、ビギンと一つ音を立て、肉厚の刃が手品のように圧し折れる。
初めて驚きの色を見せた覆面に対し、監視者が渾身の回し蹴りを放つ。

「キサマ! 正体を見せろッ!」

巨大な岩をも砕く一蹴りが、覆面の男をガードの上から一直線に弾き飛ばす。
だが、覆面の驚異的な俊敏さは、この場面でも発揮された。
柔らかい受け身で大地を一回転すると、両手のバネで跳ね上がって体勢を立て直す。
激しい動きで、男の顔を覆っていた布が、はらりと落ちる。
368激突!! ゲッター対ガイアー 第3話E:2009/02/05(木) 20:11:34 ID:WNzEMU1D
「う、うおっ!?」
「ム……」

追撃を加えようとした監視者が思わず足を止める。
街灯の下に曝されたのは、天然の物とは思えない緑色の髪。
そして、地上の人間にあるまじき、ひび割れた、硬質そうな薄緑色の肌だった。

「…………」

「キ、キサマ? その顔は、一体……?」

「キ ャ ア ア ア ァ ァ ア ア ァ ァ ―― !!」

監視者が詰め寄ろうとしたその時、突如として後方から女性の金切り声が上がった。
それを契機に、周囲に野次馬達のざわめきが溢れはじめる。

「チッ!」

「ま、待て!」

緑色の男が後方へと跳ねる。
闇の中、彗々と輝く赤い双眸が、監視者の両眼を捉える。

「……貴様らがあの怪ロボットを動かし、何を企んでいるのかは知らんが、
 一つだけ忠告してやろう。
 本気で人類を敵に回そうとするのなら、
 奴らの力…… ゲッターの力を、くれぐれも甘く見るなよ!」

「何ッ!?」

監視者が驚愕の声を上げる。
だが、深い闇は、それ以上の言葉をもたらしはしなかった。

「ゲッター……、だと……?」

遠くよりサイレンの音が響く中、監視者の男はただ茫然と、男の去った闇の彼方を見つめ続けていた。



369激突!! ゲッター対ガイアー 第3話F:2009/02/05(木) 20:14:14 ID:WNzEMU1D
監視者の前に現れた緑色の暴漢は、その本名をカムイと言った。

その奇異な外見から推測される通り、彼はこの世界の人間では無い。
日中、天空より舞い降りた悪魔の如き異様のマシン【ゲッターロボ】の搭乗者の一人、
そして、かつてゲッターロボを操る人間たちと死闘を繰り広げた、
ハチュウ人類の血を引く混血児であった。

拓馬と呼ばれていた少年が推測した通り、彼も又、
空間を満たした膨大なエネルギーによって、この時代へと跳ばされていたのだ。
――拓馬達がこの地を訪れるよりも、半年早く。

ただでさえ人目を引く緑色の肌に加え、日常生活を営むには無理のあるパイロットスーツ姿。
この世界へ辿りついてから暫くの間は、人目を避け、糊口を凌ぐだけで精一杯の日々が続いた。
それでも、元来冷静でしたたかな性格のカムイは、もっぱら夜間を活動の舞台とし
点々と拠点を変えながら、自分のいる世界の情報を集め続けた。

その地が、自分の生まれる前の時代の日本であるという事は、すぐに判明した。
初めてそれに気付いた時、彼はその事実を僥倖として喜んだ。
と、言うのも、かつての時空を超えた戦いの中で、
ゲッター線の加護を得た人類が、宇宙全体の脅威となる未来が訪れる事を知った彼は
人類を滅ぼす決意を密かに固めていたのである。

未熟な兵器しか持ち得ない過去の人類が相手ならば、勝算は十分にある。
新たな目標を得た彼は、この時代、地上で活発に策動していた筈のハチュウ人類達と合流すべく、
ゲッターを滅ぼすための究極の兵器の情報を手に、行動を開始した。

だが、そのうちに事態は、思わぬ方向へと流れて行った。

彼がどれ程捜索の手を伸ばしても、
ハチュウ人類達の母体である【恐竜帝国】に関する情報を、入手する事が出来なかったのだ。
まるでそんな組織は、初めからこの世に存在しないかのように……
人類と恐竜帝国の苛烈な戦いの歴史を鑑みれば、考えられない事態であった。

恐竜帝国だけでは無い。
彼が人類打倒のための最大目標と考えていた、ゲッター線研究の第一機関、
【早乙女研究所】すらも、この世界には存在しなかったのだ。
山頂より見下ろした浅間山は、どこまで行ってもただの山であった……。

この世界は、自分の知っている地球ではない――
拾い集めた情報を整理した後、カムイはそう結論付けた。

サハラの砂粒ほどもある星々の中で、偶然にも周囲を取り巻く全ての条件が一致して、
自分たちの故郷と寸分違わぬ歴史を辿ってきた別の惑星なのか?
あるいは、未来人の一人が【悪魔の領域】とまで謳った、
時空間転移の果てに生まれた、平衡世界の一つとでも言うのか?

神でないカムイには、真実を窺い知る事は出来ない。
いずれにせよ、彼の中にあった唯一の希望は、その時点で、大きな絶望へと変わっていった。

この世界で、緑色の肌を持つ人類は、カムイ一人である。
人間を滅ぼすという彼の意思に賛同し、協力してくれる仲間はいない。
仮に正体を隠して力を蓄え、手の内にある兵器の技術を形にする事が出来たとしても、
倒すべき肝心の敵、ゲッターロボが、この世界にはいないのだ。
彼の手の届かぬ別時空で、人類とゲッターは無限の進化を重ね、やがて、宇宙の全てを飲み込むであろう……。

それでも、彼は心を折ることなく、辛抱強く雌伏の時を続けた。
自分の手の内にある力が、日の目を見る時がくる事をひたすらに信じ、
時空を超えて元の世界へ戻れる技術を探し、徒労と思いつつも日本各地を彷徨い歩いた……。
370激突!! ゲッター対ガイアー 第3話G:2009/02/05(木) 20:15:26 ID:WNzEMU1D




そして、今日、遂にその日が訪れた。
未知なるテクノロジーで造られた、怪ロボットの日本上陸。
そして、時空跳躍の際に離れ離れとなっていた同胞・ゲッターロボアークの光臨――。
緩慢な時を刻み続けていた世界の運命が、急激な加速を始めた事を、カムイは全身で感じ取っていた。

この時、カムイにはかつての仲間達と行動を共にするという選択肢も存在したが、
結局は、その手を打つ事は無かった。
ゲッターと合流するためには、衆人の前に自分の姿を晒さねばならなかったし、
それに、彼は既に、二度とゲッターには乗るまいと心に誓っていた。

宇宙の未来のため、人類を滅ぼす決意を固めたカムイだったが、
共に死線を潜り抜けてきた仲間達の事を憎んでいる訳では無かった。
地上の平和を守るため、怪ロボットに戦いを挑んだ彼らに対し、
一体、どのような顔をして会いに行けば良いというのか? 
カムイには、遂に決断がつかなかったのだ。

その代わり、という訳ではないが、
カムイは持ち前の観察力で、惨劇の現場から逃げるように去っていく、奇妙な男の姿を捉えていた。
驚くほどの身の軽さで、忍者のようにビルからビルへと飛び移るスーツ姿の男を、
カムイは一連の事件の中心人物と断定し、ひそかに尾行した。
そして、周囲に人影がいなくなった時を見計い、男に接触を試みたのである……。

結果は失敗であった。
あれだけ執拗につけ回し、周到に接触のタイミングを図った果てに得られた情報は、
男が規格外の馬鹿力の持ち主であるという事だけであった。

尤も、カムイ自身はそれほど落胆はしていない。
既に運命の歯車は回り始めているのだ。
出口の無い暗闇の中を走り続けたこの半年に比べれば、今の状況は大いなる希望に満ちてすらいた。
あの、怪ロボットを動かす技術体系を得ることが出来れば、
もう一度、時空を超える事が出来るかも知れなかった。

何か、あの怪ロボットに繋がる手がかりが無かったか、カムイが思考を回転させる。

(そう言えば、昼間、あの男は街頭で誰かと会話をしていた……
 確か……、あれは、赤い髪の……!)

ふと、何事かを思い出したカムイがコートのポケットをまさぐる。
出てきたのは、一週間前の新聞の切り抜き、そしてその紙面には――、


【秋の島新島に謎の漂流者、記憶喪失の少年!!】


という見出しが、大々的に躍っていた。

「この顔、間違いない…… 昼間の少年だ!」

スーツ姿の男、赤い髪の少年、そして海から来たロボット――。
カムイの中で、全ての情報が一本の線で繋がり始める。

「秋の島新島…… 探ってみる価値はありそうだな」

頭上に輝く満月を睨み付け、不敵な笑みをひとつ浮かべると、
カムイは再び、その姿を闇の彼方へと跳躍させた……。
371激突!! ゲッター対ガイアー:2009/02/05(木) 20:17:47 ID:WNzEMU1D
以上、投下終了です。
プロットの段階では、カムイは超人間ケリーの姿で登場する予定でしたが
素顔より怪しい変装というのもどうかと考え直しました。
372名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/05(木) 20:26:58 ID:uos+VxiR
久々に投稿
竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン!
第五話中編

ジャングルエリア
ショックガーン内で1番最初にあるジオラマエリア。
そこには密林のジオラマが広がり、鳥や動物たちの声が聞こえ、そこはまるで本物のジャングルのようだった
竜馬とキャルトはジャングルの中を歩いていた
「なぁ…ここやけに暑くないか?」
竜馬はかなり汗だくだった
「ここはジオラマの中でも本物みたいに造ってあるから温度も再現しているの」
「キャルト…お前は平気そうだよな…」
「だって私、ボトルキャップの妖精なんだもん!」
キャルトは誇らしげに言った
「ちぇ!いい気なもんだぜ!少し休憩しようぜ!」
竜馬はすぐそこのきりかぶに腰掛けた

「ふぅ〜!疲れたぜ!キャルト、あとどれくらいで次のエリアにつける?」
「あともう少しキャル。次のエリアは確か…」
竜馬はキャルトの話しを聞いていなかった
「うおぉ!!これコアラのフィギュアじゃん!すげぇ!」
竜馬はかなりはしゃぎまわっていた
「竜馬君!ちゃんと私の話を聞いて!」
キャルトは言うも、竜馬はもちろん聞いてはなかった
「すげぇ!!こっちにイノシシのフィギュアもあるぜ!」
キャルトは呆れていた
(やっぱり竜馬君は強くても子供だな…)

竜馬は熱も冷めてきて、またきりかぶに腰掛けた
「キャルト!次のエリアまでどのくらいだ!」
「竜馬君!人の話は最後まで聞くの!」
キャルトは叫ぶと竜馬は
「なんだ!?お前さっきなんかいったっけ?」
「…もういいキャル…」
キャルトは肩を落とした
「変なの!」

ガサッ
突然茂みの中から音がした
竜馬は音に反応して立ち上がった
「なんだ!?」
「竜馬君!気をつけて!」
ガサッ
ガサッ!!
段々音が大きくなっていく…何かが近付いてきている証拠だ
竜馬とキャルトは警戒を強めた

「キュゥゥン…」
茂みから出てきたのは一匹の子犬だった。
竜馬とキャルトは呆気をとった
「何だ子犬か…」
「おかしいキャル…こんな所に子犬が…」
「多分ここに偶然紛れこんで迷子になったんだろ?ほらこっちおいで」
しかし子犬は竜馬達が進む道に走っていった
竜馬達は不思議になったので子犬を追いかけた
「おい!どこに行くんだ?待ってくれ!」
竜馬は嫌な予感がしていた
何かが起こりそうな感じしてならなかった
373名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/05(木) 21:00:05 ID:uos+VxiR
ズゴゴゴゴ!!

突然大きな地響きがしてきた
「なっなんだ!地面が……」
竜馬はあまりの地響きで倒れてしまった
「うわ!立てねぇ!」
「竜馬君!大丈夫!?これは…気をつけて!地下に何かがいるキャル!」
「何ぃ!」

すると地面が盛り上がってきた
ズガガガァ!!!
地面から出てきたのはなんとドリルだった
ドリルはあの子犬の体を貫いた。血は飛び散り、体はバラバラになって地面にたたき落ちた。無惨な姿となって…

竜馬達はその光景をまともに見てしまった
「キャアアアァ!!なんて酷いことを…」
キャルトはかなり怯えていた
竜馬は驚いていたがそれがすぐに怒りにかわった!
「…このやろぉぉ!!!!なんてことをしやがる!」

地面から出てきたのは右手にドリル、左手にアームがついた今までみたことのないロボットの姿があった

竜馬達は驚いた。
「なっ…何だこいつは…?」
キャルトはまだ震えていた。恐怖感がピークになり今にも泣きそうだった

「フィギュア魔人さまに逆らう人間ども!俺がお前たちを殺してやる!」
突然ロボットは喋りだした
竜馬はその言葉を聞き逃すはずがなかった
「ふざけんな!それはこっちの台詞だ!覚悟しやがれ!」
竜馬は心に念じた

パァ…

竜馬は光に包まれた。そしてまたあの鬼のような姿になった。
「チェェェンジィ!ゲッタァァァァワン!!」

竜馬は肩からトマホークを出した
「お前を絶対ゆるさねぇ!行くぞ!うぉぉぉ!!」
竜馬はロボットに向かって突進していった

「来い!!死ぬのは貴様だぁぁ!」
ロボットもドリルを構えて竜馬に突進していった

第五話 中編 完
374名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 00:41:55 ID:Zp+7GeKC
わ、わんこが!!

ガイアーの人、文章ウマー
375名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 00:44:13 ID:DwVd1CTy
>>ガイアー
カムイ!カムイ!
376名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 00:45:49 ID:XgviYWEn
マブラヴまだぁ?
(・∀・)っ/凵⌒ωチンチン
377名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 00:49:41 ID:DwVd1CTy
保管庫のゲッターバサラってどこから来たの?
前スレ?
378名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 09:37:24 ID:OHSm46E3
マーズの人&クレシンの人乙でした
カムイかw慎一かと思ったのにw
ケリーだったらまぁ、鉄仮面とかになるんだろうか?w
379名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 09:41:44 ID:DwVd1CTy
恐竜帝国スキーとしてはカムイに期待せざるを得ない
敵になるのか?
380名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 13:22:05 ID:DwVd1CTy
いろいろごめんなさい
思いつきで今書いた

雨が降っていた。
季節外れのこの雨は、もう一週間目に入っていた。
大都会、東京。
その反映の裏には、このような見捨てられた廃墟が数多く存在する。
度重なる怪獣の襲来は戦後の焼け跡から立ち直りつつある日本経済に暗い影を落とし、MATの後手に回る対応は、それに対してなんら有効な手を打てない。
ここも、そんな災害のあおりを受けた建築現場の一つだ。
さびた鉄骨、建造中のまま放り出されたいくつものビル。
その一角に、煮炊きをする煙があった。廃屋の前には、いくつもの深い穴がある。
人間によって手で彫られた穴だ。
少年が一人、廃屋の中から歩み出てくる。食料を買いにいくのだ。
そこに、奴らがいた。学生服を乱暴に羽織った中学生の集団。
「おい!宇宙人!」
「……」
「何とか言えよ、宇宙人野郎!」
打撃。
少年の体が跳ね上げられ、ゴムまりのように宙を舞う。
雨が降っていた。
自分で彫った穴の中に生き埋めにされながら、少年は唇を噛んだ。
季節外れのこの雨は、もう一週間目に入っていた。
「何をしてるんだ君たちは!かわいそうじゃないか!」
「だって、こいつ宇宙人なんだぜ。MATなら早く退治しろよな!」
「このことはMATに任せて、君たちは帰るんだ!」
郷秀樹は、少年を掘り出しながら訊ねた。
「君は宇宙人なのか?」
「……僕は宇宙人じゃない。北海道で生まれたんだ」
381名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 13:22:43 ID:DwVd1CTy
数日後、MATには少年に関する詳細なデータが集まっていた。
「北海道で生まれ、炭鉱の閉鎖に伴って母は死亡、父は蒸発…か。少年は、あの廃墟の中で、父親の代わりとなる何かを見つけたのかもしれないな。それが、少年を宇宙人だと呼ばせる元になっているとしたら、悲しいことだ。郷、少年の件は君に任せよう」
「わかりました。かならず、あの少年の疑いを晴らして見せますよ」


郷は、少年の住む廃屋を覗き込んだ。
少年は、不良グループの資格と対峙していた。
身の丈1メートルはある中型犬だ。
犬が少年に飛びかかる。
のどもとを正確に狙った跳躍。
だが、それは少年に対して何らダメージを与えなかった。
郷が腰のマットシュートを引き抜くよりも早く、犬の首は地面に落下した。
「長雨でイヌまで気が立ってやがる」
ぶっきらぼうにそう言い放つのは、袖のない空手着に身を包んだ屈強そうな男。
室内なのにたなびくマフラーが、その狂気をいっそう引き立たせる。
「竜馬さん!」
駆け寄る少年。
「おう!ボウズ!イヌころなんかにびびってんじゃねえ!鬼どもはこんなもんじゃねえぞ!」
382名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 13:23:28 ID:DwVd1CTy
普通に話しているだけなのに、そこから漂う圧倒的な威圧感。
この男は危険だ。
レーサーとして、MAT隊員として、そして何よりウルトラマンとしての勘がいっせいにそう告げていた。
一挙動でマットシュートを引き抜き、竜馬と呼ばれた男に向ける。
郷の射撃の腕はMATで一番だ。
狙いは外さない。
だが、
「何だてめえはっ!」
竜馬の動きは人間をはるかに超越していた。
ウルトラマンと同化した超感覚で、かろうじて捉えられる速度。
マットシュートが蹴り上げられ、鉄骨にあたって乾いた音を立てる。
その勢いもそのままに、竜馬は郷の頭をつかみ壁に押し付ける。
「さあ、吐いてもらおうか、てめえは誰だ!鬼の野郎どもの仲間かっ!」


危ないところだった。
少年のとりなしがなければ、自分はあそこでウルトラマンになっていたかもしれない。
いまだに痛む頭を抱えながら、郷は竜馬の話を聞いていた。
「それでは、あなたは宇宙から来たんですか?」
「ああ? ふざけんな! 俺は鬼を追っかけて来たんだ!そしたらゲッターが埋まっちまって掘り出せねえ。俺は別にいいって言ったんだが、そこのガキがゲッター掘り出してくれるって言うから頼んでたんだ」
「ゲッター?」
「ゲッターロボだっつてんだろ!てめえ、そんなこともしらねえのか!?」
知るわけがない。無茶振りすぎる。
だが、ひとつだけわかったことがある。
この男にはあまり同情の余地がないということだ。
「僕、この地球にあばよダチ公が言いたいんだ。竜馬さんと一緒に、ゲッターで黒平安京に行って暮らすんだ」
「よし、ボウズ、その意気だ。ゲッターを掘り出して帰ったら、てめえはコマンドマシンに乗せてやる」
「うん。竜馬のおっちゃん、僕、がんばるよ」
その光景を見ながら、郷は思った。
−この少年、そろそろこいつに感化されつつないか?
383名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 13:23:56 ID:DwVd1CTy

夕日が沈もうとしている。
その日を背に受けながら、少年と郷、そして竜馬は地面を掘り続けた。
コツリと、スコップの先が何かに当たった。MATの戦闘機の装甲に良く似ている。
「君も、お父さんに会いたいだろう」
「父ちゃんなんかいらねえよ。僕は竜馬さんと一緒に黒平安京に行くんだ」
郷ははっとした。
この少年にとって、竜馬はかけがえのない父代わりなのだ。
ゲッターと呼ばれる何かは、彼らの無二の絆だ。
ならば、自分は手伝おう。
MATとして、ウルトラマンとして、守るべきはこのような絆だ。
そう、思ったときだった。
川の向こうから、駆けてくる群集が見えた。
「宇宙人を殺せ!」
「生かしておいたらひどいことになるぞ!」
「MATは宇宙人とグルになるのか!」
手に手に武器を持った暴徒の群れだ。
「やめてください!この子は宇宙人じゃありません!」
郷の叫びが、群集の怒号にかき消される。
「うるさい!殺せ!そいつを殺せ!」
そのとき、
「黙れてめえら!そのボウズは宇宙人じゃねえ!宇宙人は…オレだ!」
叫ぶと同時、竜馬はコートを開いた。
そこにずらりと並ぶのは、鉈やマサカリなどの叩ききるタイプの武器の一群だ。
横一直線に振るわれた鉈が、先頭に立つ警官の腹を引き裂く。
「うわぁっ!助けてくれ!ウルトラマン!」
…身勝手なことを言うな。竜馬を刺激したのはお前たちだ。巻き添えはごめんだ。
384名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 13:25:25 ID:DwVd1CTy
「ゲッター乗りと少年」
一応ここで投げっぱなし完結なつもり
385名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 15:08:04 ID:zgbxiMpj
ウルトラマン史上最も陰鬱な話がひっでぇことになってるw
386名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 18:05:30 ID:Gwa7MCJl
なんか勿体ない終わりかただなぁwww
387名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 18:28:28 ID:ssOgMGjJ
>>377
前々スレからのサルベージ
388名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 19:59:17 ID:/lK5rzCy
子供の頃は酷い話だと思ったが
今にしてみると、不法入国者にやさしくしろと言われてるようでムカつくんだよな
389名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 20:32:04 ID:wgO80hd0
竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン
第五話 後編

「うぉぉりゃゃ!!!」
竜馬はトマホークをロボットに切り付けようとする
しかしロボットは難無く避ける
「なめるなぁぁ!!」
ロボットはドリルを竜馬の方へ向けた
「ドリルストームゥ!」
回転したドリルはなんと直線上の竜巻を生み出した。竜巻は竜馬の方へ高速に向かっていた
「何ぃ!!」
「竜馬君!!避けて!!」
竜馬は紙一重で避けた。が、後方の森林ジオラマは竜巻の直撃を受け、広範囲に渡って吹き飛んでいた
竜馬は少し冷や汗をかいた
「…マジかよ…」
キャルトも恐怖感でいっぱいなのか、まだ震えていた
しかし竜馬はそんなことを気にしている暇などなかった
「くっそぉ!!ゲッタァァァウィングゥ!とお!」
竜馬はゲッターウィングで上空へ逃げ、トマホークをかざしている
「これでも喰らえ!トマホォォォク!ブゥゥメラン!!」
トマホークをロボットに向けてぶん投げた
しかしロボットは高速で避ける
「こんな攻撃当たるかぁぁ!」
するとロボットはドリルを使って地面に潜ってしまった。
竜馬はロボットを見失い、地上へ降りた
「くそ!野郎…どこいった…」
やっと震えが治まったキャルトは竜馬に注意を促す
「竜馬君、気をつけて…もしかしたら…」
ズゴゴゴゴゴ!
また地響きがしてきた
「!」
「竜馬君!下よ」
竜馬はすぐにその場から離れた
ズガガガガ!
ロボットは物凄いスピードで地中から攻撃してきた
しかしロボットはまだ攻撃体勢を解いていない
「これで終わりだ!ゲッタァァビジョン!」
ロボットは目に見えぬ速さで竜馬へ突進した
そしてそこから高速移動で竜馬達を翻弄する
「何だ!?奴が全く見えねぇ!」
ズガァァン!
バキ!
高速移動から繰り出される連続攻撃が竜馬達を襲う
「うわぁぁぁ!」
「キャアアア!!」
竜馬達はあまりの速さに手も足も出なかった
「はっはっはぁ!どうだ!手も足も出ないだろ!」
竜馬達の体は傷だらけになっていく。このままではやられてしまうのは時間の問題だった
390名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 21:20:17 ID:wgO80hd0
「このままじゃ…」
竜馬は諦めかけた
するとまたあの声がしてきた
「右斜め…43度」
竜馬はハッとした
「ん…またあの声か…?」
謎の声が竜馬にどんどん入ってくる
「左前方…真上…に来る」
声が言った所に攻撃してきた
「誰なんだ!?あんたは…何故俺に話しかけてくる?」
しかし謎の声は竜馬は質問を受け流した
「右横…後方から来る…」
竜馬はとりあえず謎の声を聞くことにした
「そこかぁ」
竜馬は後方に手をのばした
すると竜馬はロボットの腕を掴むことに成功した
「何ぃ!?」
「やっと捕まえたぜ!野郎!」
キュイイン
竜馬はロボットの方に向き、腹部に光を溜めた
「今までのお返しだ!ゲッタァァァァビィィム!

ズギャォォォン!
ビームはロボットの腹部に直撃した
「ぎゃあああ!!」
ロボットは光に包まれて大爆発を起こした
ドワォ!!!
竜馬は元の姿に戻った…がさっきの闘いで傷だらけだった
「はぁ…はぁ…勝った…」
キャルトも傷だらけだった
「疲れたキャル…とても強かったキャル…」
「全くだぜ…それにしてもあいつ…」
ロボットはボロボロになって倒れていた
竜馬は恐る恐るロボットの方へ近付いていった。
「動かねぇだろうな…」
パァァァ…
ロボットは突然光に包まれた
「ん…まさか…俺以外に」
光が治まると子供が倒れていた
顔を見るとなんと隼人だった
「隼人!お前か!!」
隼人は竜馬の呼びかけに起きた
「竜馬…俺は一体…」
隼人はうつらうつら言った
「隼人…お前…何にも覚えてねえのか!?」
竜馬はそうゆうと隼人は
かすり声で言った
「全く覚えてねえ…学校で変な光を浴びて…そこから何も思いだせねぇ…」
さらに隼人は続けて
「そういえばミチルや武蔵は…あいつらは大丈夫なのか…?」
竜馬はうなづいた
「…ミチルちゃんと武蔵は俺が絶対助ける!心配すんな!」
竜馬はそうゆうと隼人は安心したのか少し笑った。今まで見たことのない隼人の笑顔だった
「ああ…わかった…」
パァァァ…
突然隼人は光に包まれて消えた
竜馬は慌てた
「キャルト!!隼人はどうしたんだ!?」
「心配ないキャル!隼人君はフィギュア魔人の呪縛から解けて元の場所にもどったキャルル」
そうゆうと竜馬は一安心した
391名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/06(金) 21:40:12 ID:wgO80hd0
しかし竜馬は
「フィギュア魔人め…隼人をこんな目に合わせやがって…」
顔がひきつっていた

キャルトは目の前の次のエリアのドアに気付いた

「竜馬君、次のエリアのドアがあるキャル!」
「やっとここから出れるな…暑いわ痛いわで散々だぜ…」
竜馬ドアの上を見た
そこには「海上エリア」と書いてあった
「次は海か…涼しそうだな」
キャルトは竜馬にアドバイスする
「次は海上エリアね…そこは軍艦のフィギュアとか戦闘機とか軍事系のフィギュアがあるから気をつけて!」
「あぁ!わかった!行くか!フィギュア魔人どもをぶちのめすためにな!」
竜馬はガッツあふれる声でいった
しかし竜馬は気がしてならなかった…謎の声のことを
(何なんだ…あの声は…ゲッターって一体…)
そんなことを思いつつも竜馬は次のエリアに入っていった

第五話 後編 完
392名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/07(土) 16:01:23 ID:v4s+V66w
目からゲッタービーム
393名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/07(土) 20:41:42 ID:tgZzRGZe
竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン
第六話前編

海上エリア
港と海が広がるエリアで、港には軍艦や戦闘機などのフィギュアやジオラマがある。
また、海兵隊のフィギュアもあちこちに配置されていた

「ねぇ竜馬君、アナタが変身している姿はなんなの?」
キャルトがそう聞くと竜馬は首を傾げる
「わからねぇが変身するとどこからか声がするんだ。その声が言うには「ゲッター」て名らしい」
「ゲッター…う〜ん、わかんないキャル」
「キャルトもわかんないのか…まあ強いならいいにこしたことはないけどな」
竜馬はそう言うと辺りを見渡した。
港には海兵隊が配置されていて、キャルトと同じく動いていた
「竜馬君、あのフィギュア達はフィギュア魔人の魔力で動いてるキャル。
見つかったら一気に攻撃されるキャル…」
「そうか…それじゃ隠れながら進むしかねえな…さっきの闘いで傷だらけだしな…」
竜馬は突然ハッと気付いた
「てか…キャルト!お前、でかくなってないか?あのフィギュアも俺と同じくらいの背があるぞ!」
キャルトは竜馬の身長より少し小さいくらいまで大きくなっていた
「そりゃそうよ!ここはフィギュア魔人の領域、魔力でアナタが小さくなったのキャル」
「へぇ〜俺が小さくなったのか…すげぇな」
「感心している場合じゃないキャル!小さくなったことでアナタとフィギュアはもう大差ないキャル!」
竜馬は全く理解できないのか首を傾げる
「え…どうゆうこと?」
「見て!あのフィギュアの持っているライフル…
アナタが元の大きさならあのライフルの攻撃は痛みもかゆくもないけど、今は大きさのアナタ相手なら実弾並の威力をもつことになるわ!」
キャルトはそうゆうと竜馬は驚いた
「何ぃ!?じゃああれに当たったら…」
「…確実に死ぬキャル…」
竜馬は冷や汗一つかいた
「…見つからずに行くしかねえか…」
竜馬達はとりあえず近くにあるコンテナの身を潜めた
竜馬達は足音を立てずに前のコンテナに移動した
「しかし…本当に俺…小さくなったんだな…」
竜馬は少し笑った。こんな経験をしたことがないからだ
「笑っている暇はないキャル!見つかったら本当にやばいキャル」
移動するのも一苦労だった
394名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/07(土) 21:13:17 ID:m2jAMGt+
支援
395名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/07(土) 21:27:46 ID:k0PVkZBz
マブラヴとポケモンとマーズまだー
396名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/07(土) 21:30:00 ID:tgZzRGZe
(うっ…やばい…くしゃみが…)
竜馬の鼻がむずむずしている
キャルトは気付いていない
(どうしよう…ここで音を出したら…)
しかし竜馬は限界にきていた
(もうだめだ!!!!)
次の瞬間
「ぶぁっくしょい!!」
大きな声が辺り一面響き渡った
「竜馬君!!だめ!!」
キャルトは突然の大きな声でびっくりした
海兵隊フィギュアはくしゃみの音を聞き逃すはずがなかった
「怪しい奴がいたぞ!!!」
海兵隊フィギュアは竜馬達を取り囲み、銃口を向けていた
竜馬達は絶対絶命だった
「やっばぁ…」
「竜馬君!くしゃみなんかしないでよ!!」
「仕方ねえだろ!したかっただもん!」
竜馬とキャルトは口喧嘩になった
しかし海兵隊フィギュアはそんなことを待ってくれるはずがなかった
「射殺せよ!!撃て!!」
ライフルを竜馬達に一斉に向けた

「くっそぉ!!ここであれを使うしかねえ!!」
竜馬は心に念じた
「チェェェンジ!ゲッタァァァァワン!!」
竜馬はゲッターに変身した
「ゲッタァァァァウィングゥ!」
竜馬は上空に飛んだ。
海兵フィギュア達は竜馬に一斉に銃口を向けた
ババババババ!
無数のライフルの弾丸が竜馬の方へ向かってくる!!
竜馬は弾丸を旋回するように避け、すぐさまマントを包み、地上へ突進してきた。
「喰らえやがれぇぇ!」
竜馬はマントからビームを拡散させた
ドシュ!ドシュ!ドシュ!
拡散したビームは海兵フィギュア達に直撃した
ズバァアァ!
グワォォォン!
海兵フィギュアは跡形もなく吹っ飛んだ

「へっ!弱い奴らだぜ!」
竜馬は地上に降り、元の姿に戻った
キャルトはかなり怒っていた
「まったくもぉ!もう少しで私達は殺されていたのよ!」
「仕方ねぇだろ!!くしゃみしたかっただから!!」
「したかったじゃないキャル!ホントに気をつけて!」
「……わかったよ…悪かったよ…」
竜馬は素直に謝った
「…今度から気をつけてね…」
キャルトも少し言い過ぎたのか少し気を使っていった

竜馬達は港の倉庫から離れて浜の方に進んだ
「次のエリアのドアはどこにあるんだ?」
「この海の向こうにあるキャル。変身して飛んだほうがいいキャル!」
「この海の向こうか…それにしても海は綺麗だな…」
「ジオラマとは思えないほどの完成度だわ」
竜馬達は海を眺めていた
397名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/07(土) 22:16:42 ID:tgZzRGZe
突然、空から何かが落ちてきた
「!?」
竜馬は野性的なカンか何か働いたのかその場から離れた

ペタっ
落ちてきたのは一枚のシールだった
「シール…?」
竜馬はシールに近付いていった。普通のシールと比べて大きいシールだった
突然キャルトは竜馬に
「!!近付いていてはダメ!!」
「えっ!?」
次の瞬間
ドワォォォン!!
シールは強烈な光を放った後、大爆発を起こした。
竜馬達は爆風で吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた
「うわぁぁぁ!!何だぁ!!」
「キャアァァ !!」
爆発がおさまり、粉塵がまきおこる
シールがあった場所は大きなクレータが発生していた
竜馬は立ち上がり、クレータのほうに近づいた
「何なんだ…さっきのは…」
キャルトはクレータを見ていた
「この攻撃は…まさか!?」
キャルトは空を見上げた

竜馬も空を見上げた

「死ねばよかったのに…本当に惜しいこと」
「お前達はここでオレ達にけちょんけちょんにされるんだぜ〜♪」
フィギュア三魔人の一人デカールだった

「デカール!!」
「貴様かぁ!!!よくもこんな目に合わせてくれたな!!」

デカールは地上に降りた
「ようこそショックガーンへ…ここがキサマらの墓場…墓石がわりにここで死んでもらうわ…」
竜馬はその言葉に怒りが沸き上がった
「何だとぉ!ここで死ぬのは貴様だぁ!」
「デカール!!もうやめて!こんなことしても何の意味がないわ!」
キャルトが必死に説得するも聞くはずもなかった
「だまりなさい!キャルト!あなたなんかに…」
デカールの指人形も喋りだす
「はん!てめぇとは違って「ノーマル種」と呼ばれ、酷い扱いをうけたこいつの気持ちがわかるはずがねえよ!なあ相棒!」
「そうですわ!私はもうボトルキャルトの束縛から解放され、フィギュア魔人としての能力を手に入れましたの…
これさえあれば…あなたの何倍ものの価値のあるフィギュアですのよ…」
キャルトはそれでも必死に訴える
「確かにアナタは酷い扱いをうけた…恨みや劣等感がいっぱいでしょうがないと思う…
だけど!だからといってこんなことをしていい訳がないキャル!」

「うるせぇ!裏切り者の分際で偉そうな口聞くんじゃねえ!」
デカールは戦闘体勢に構えた
398名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/07(土) 22:23:11 ID:tgZzRGZe
「来なさい!今すぐ楽にしてあげる!」

「デカール!なんで分かってくれないキャル!」
怒りの頂点に達した竜馬はゲッターに変身した
「ぐちぐちうるせえ小物がぁ!死ぬのはお前らだ!ゲッタァァァァ!トマホォォォォク !」
竜馬はデカールに向かって突進していった

竜馬とデカールの死闘が今始まる

第六話 前編 完

暇があればまた書きます
399名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/07(土) 22:55:36 ID:J8dTs77H
投下間隔に時間がかかってますね。
おこがましいかもしれませんが、もし直接書いているなら。
一旦、メモ帳かワードなどに書き上げて、コピーしてから貼り付けるとかしてみてください。
400名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/08(日) 11:45:28 ID:8eerUDce
チェェェンジ!!
401激突!! ゲッター対ガイアー:2009/02/08(日) 20:46:30 ID:xPTVmSyP
第四話、投下します。
402激突!! ゲッター対ガイアー 第四話@:2009/02/08(日) 20:48:53 ID:xPTVmSyP
――ニューヨーク。

世界の経済・文化の中心地たるマンハッタン、そびえ立つ摩天楼の一室に
深刻な面持ちで卓を囲む、6人の男の姿があった。

――リーダー格と思しき、恰幅の良い白髪の老紳士。
――片目が隠れるほどに黒髪を伸ばした、痩せ型の男。
――丸みを帯びた輪郭の、サングラスをかけた男。
――顎の細い、ギョロ目のスキンヘッドの男。
――高級そうな葉巻を咥えた、片眼鏡のカイゼル髭の男。

――そしてもう一人、頬骨の張ったオールバック……、先日マーズの元を訪れた監視者の男であった。

いずれも上等なスーツに身を包んだ、紳士然とした印象の男たちであったが、彼らは皆、人間ではない。
並の人間を遥かに上回る身体能力に加え、
大陸一つを消し飛ばす程の力を秘めた兵器【六神体】の操縦者の資格を持ち、
時にその巨大な力で、人類の危険な進化の目を秘密裏に摘み取ってきた【監視者】達であった。

「……すると、マーズはやはり、
 早過ぎる目覚めの影響で、誤作動を起こしていたというのかね?」

老紳士の問いかけに対し、件の男が頷く。

「残念な事ですが、マーズは自分の使命を覚えては居ませんでした……
 ですが、望みが絶たれたわけではありません
 彼は短期間の内に人類の言葉を学習していましたし、身体能力の方も順調に回復を始めていました
 機能面に関しては何の問題も無く、正常通り作動しているようです」

「という事は、おかしいのは記憶だけという事か。
 それで、あいつに十日の猶予を与えたのだな
 確かに、期間内に奴が自分の役割を思い出したなら、それに越したことは無い。」

傍らのサングラスが、納得した風に言葉を漏らす。

「うむ、マーズの件は分かった。
 それで……、あの赤い機体に関する情報はどうかね?」

「それは……」

男が口を淀ませる。
しばしの沈黙の後、言葉を選ぶように、たどたどしく口を開いた。

「今の所、あの機体の所属組織、
 及びその勢力に関する有力な情報は得られておりません、が、
 一つだけ有力な手がかりがあります」

「…………」

「日本からの帰途、私は向こうで
 あのロボットの関係者らしき男と遭遇しました。
 ……緑色の肌の、まるでハチュウ類のような俊敏な若者でした。
 その男が、去り際に一言、こう言い残したのです。
 『ゲッターの力を甘く見るな』と――」

「【ゲッター】?」
403激突!! ゲッター対ガイアー 第四話A:2009/02/08(日) 20:52:06 ID:xPTVmSyP
聞き慣れぬ言葉に、居合わせた一堂が思わず固まる。

「ゲッターが何を示す言葉なのか
 あの機体の名称なのか、あるいは、男の所属する組織なのか…… そこまでは分かりません。
 ただ、男の言葉から推測するならば、あの機体が我々の計画の前に立ちはだかる可能性は高いかと」

「……六神体の現在の状況は?」

「はっ」

スキンヘッドの男が奇妙な水晶球をまさぐる。
直後、ブウゥゥン、という音と共に、壁のスクリーンに世界地図が投影された。

「第四神体【シン】より送られてきたデータです。
 画面中央、日本の秋の島新島付近で光っている、一際大きな点がガイアー。
 各地に散らばった六つの点が、六神体の所在地です。 
 現在のところ、ガイアーは正常に機能しておりますが、
 マーズから指令が下されていないため、待機状態となっているものと思われます。
 他の六神体についてもプログラム通り、起動に異常は見られません」

「ウム」

「――ただ、件の赤い機体に関しては、シンのセンサーを以ってしても
 エネルギーを感知する事は出来ませんでした。
 シンの起動したタイミングを考慮すれば、
 おそらくは敵は、日本の近郊で機体を停止させているのでしょう。
 尤も、あのロボットに関する有力な目撃情報が入って来ない事を考えると
 敵は何処か、例えば山間部や海底の辺りに、機体を隠しているのではないでしょうか?」

「だとすると、日本の諜報機関を探ったとしても、
 あの機体の情報を得る事は不可能か
 どうだろう? もう一度日本を攻撃し、奴らの出方を窺ってみては……?」

「いや、それはやめておいた方がいい」

長髪の男の大胆な提案を、片眼鏡が遮る。
フゥー、と煙を吐き出すと、やや煩わしげに言葉を続ける。

「今、マーズの心情は人類側に傾いている。
 ここで約束を反故にし、奴を下手に刺激したなら、
 謎のロボットとガイアー、両方を同時に相手にせねばならなくなるかもしれん」

片眼鏡の冷静な判断に、一同が静かに頷く。

「左様、あのロボットの正体を暴くのは
 マーズの選択を待ってからでも遅くは無い。
 我らは各地へ散り、マーズがどのような決断をしても対応できるよう
 万全の準備を整えておくのだ」

老紳士の打ち出した方針を結論として、男達が静かに立ち上がる。
既に各々の瞳に戸惑いは無く、代わって、どこか冷たい輝きが宿っていた。

「マーズとの約束から既に三日、決断までは残り一週間となった。
 それでは諸君、運命の日に、再びここで会おう」



404激突!! ゲッター対ガイアー 第四話B:2009/02/08(日) 20:55:14 ID:xPTVmSyP
――熱狂が、周囲の全てを支配していた。

男達の歓声、怒号、絶叫、悲鳴……。
ありとあらゆる激情が奔流を生み、その場に居合わせた者たちを一体として呑み込んでいく。
彼らの想いを一心に受け、やがて、運命の時が刻一刻と近づいてくる。

そんな憑かれたような興奮の中、深刻な面持ちでフィールドを臨む、二人の少年の姿があった……。

「なァ、拓馬、やっぱり無理だったんだよ。
 俺の予知能力なんてたいした物じゃないし、こんな使い方をした事も無い。
 なのにこんな大勝負を挑もうなんて、始めから無謀だったんだ……」

「うるせえな、だったら他に、何か手があったって言うのかよ!
 もう賽は投げられちまったんだよ、ウダウダ言ってんじゃねぇ!」

「だが、だからって……
 だからってッ! あ ん な 駄 馬 、来 る ワ ケ な い だ ろ ッ !?」

「うるせぇッ! お前もちゃんと応援しろ!!
 うおおお〜! 行けッ ジョークマンッ!」

『さァ、最終コーナーに入った!
 先頭は依然としてシンコウタイホ、
 その後ろから、
 アステカイザー、クイーンフェニックス、ブラックオックス、
 サザンクロスキッド、サンダーダイオウ、セイントデビル、
 ムテキゴウリキ、バトルウルフ、そしてビックバンパワーショット、
 揃いに揃った名馬達が、一団となって襲いかかる!
 これは日本競馬史上、稀に見る大混戦となってきたー!!
 ……そして十馬身ほど離れて、ドベはもちろんジョークマン』

栄光のゴールを目指し、居並ぶサラブレットに一斉にムチが入る。
ただ一頭を除けば誰が一着で入ってもおかしくない、
まさに世紀の一戦と呼ぶに相応しい名勝負であった。

「うわあ〜、もうダメだ〜!?」
「フザけんなッ! 馬刺しにして喰っちまうぞジョークマン!!」

『シンコウタイホ懸命の疾走…… おっと! 大きく右にヨレた!
 シンコウタイホ、これはトラブル発生か!?
 ああッ!? 後続馬が次々と巻き込まれていく!?』

「「 !! 」」
405名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/08(日) 20:57:27 ID:Dzx9z3Eu
なんという馬名w
スーパー石川&横山大戦w
406激突!! ゲッター対ガイアー 第四話C:2009/02/08(日) 20:57:52 ID:xPTVmSyP
『三頭…… いや、四頭が落馬!
 密集状態の集団がパニックとなった、これは危険ですッ!
 ……うん? 
 げぇっ!? ジ、ジョークマン!
 あわわ、さ、最後尾で難を逃れていたジョークマンが
 大混乱となった集団の脇を通過していく!?』

「おおおおおおおおおおお!!」

『鞍上の大塚のムチが跳ぶ!
 何というスピードだ! これは遅いッ!!
 これが本当に馬の走りか!? でも誰も追いつけない!

 ジョークマン! ジョークマン! ジョークマン!

 ジョークマン、会場の大ブーイングを受けながら、今、一着でゴールイン!!
 ……そして大きく遅れて、二番手はどうやらモンスターか
 まさかの大穴ジョークマンが、横石Sを制しました!』
 
 
 
 
「「きッ、き、来たアアアァァアアァァァァ――!?」」

ありえない超大穴馬の逆転劇に、周囲が深い絶望に包まれる。
馬上、ガッツポーズで応える大塚に、容赦なく会場から物が飛ぶ中、少年二人が鬨の声を上げる。

「は、はは、ワハハハ――ッ!! 見たか拓馬、俺の予知能力の凄さをッ!」
「ハーヒャハハハ! 今さら調子の良い事言ってんじゃねぇぞ!」

狂ったかのように興奮する二人、その体を覆っていたマントのようなボロ布が、馬鹿騒ぎではらりと落ち、
中から特撮の地球防衛軍のような、ブルーのパイロットスーツ姿が飛び出す。
直後、二人目掛けて、けたたましいホイッスルの音が浴びせられる。

「コラァー! こんな所で何やってんだッ!? クソガキィ!!」

「ヤベェ! 警備員だッ!!」

「逃げるぞッ! 獏、
 うおおお! どけどけぇ〜! オッサンども!!」

混乱する人だかりを掻き分けながら、二人は会場の外へとまっしぐらに駆け抜け
逃走用に確保しておいた捨てチャリへと勢い良く飛び乗った。

「ま、待て! 拓馬ッ まだちゃんと乗ってねぇ!!」

「ムリ言うなッ! お前の体重で2ケツなんぞしたら、パンクしちまうだろーがッ!?」

「は、薄情モン! フザけんな!? 俺達ゲッターチームだろうがッ!」

互いを口汚く罵り合いながら、とても人力とは思えぬ速さで、二人が旋風となる。
砂ぼこりの晴れた後には、呆然と立ち尽くす警備員だけが残った。



407激突!! ゲッター対ガイアー 第四話D:2009/02/08(日) 21:02:46 ID:xPTVmSyP
――東京競馬場より、北東に3kmほどの所にある浅間山(せんげんやま)。

標高80mを誇る大山の頂に、ブルーシートを巡らして作られた人類最後の砦【真・早乙女研究所】が存在した。

総面積3uという広大な研究所内の中で、
ゲッターチームの隊員全二名が、現在、寄せ鍋を突きながら今後の対応を検討していた。

「――まったく、過去とはいえ、勝手知ったる日本だからと油断してたら
 まさか、紙幣が通じないとは思わなかったよな」

猫の耳のような遅れ毛が特徴的な少年が、
無用の長物と化した野口英世の肖像をヒラヒラさせながら溜息をつく。

少年の名は、流 拓馬。
かつて、人類を襲う侵略者達と戦いを繰り広げたゲッターチームの一員、流竜馬の息子であり、
現在の一号機・ゲッターアークのパイロットを務める少年であった。

「まぁ、気付かない俺たちも迂闊だったけどな
 そもそも、この時代の人達は、平成なんて言う年号すら知らないんだから
 ……って、オイ! 拓馬、その肉は俺んだ!!」

隙あらば箸を割り込ませようとする拓馬に対し、
大柄な坊主頭の少年、三号機パイロットの山岸獏が抗議の声を上げる。

「ケチケチすんなよ
 どうせ、食い物なら食い切れないほど買って来たんだからよ」

拓馬がチラリと目を向ける。
確かにそこには、ただでさえ狭い室内を限界まで圧迫する山積みのダンボールがあった。


三日前、東京湾内にゲッターを隠し、夜陰に乗じて再上陸を果たした二人。
ビニールで防水して持ち込んだ虎の子の三千円が、
ただの紙切れに過ぎないのに気付いたのは、上陸より半日後の事だった。

以後、二日の間あちこちの自動販売機をまさぐり、かき集めた資金が三百八十円。
奇跡的な万馬券によって、ついた配当が十二万六千円。
警備員のせいで換金に行けなかったため、やむなく近くの中年に売りつけて得たのが八万円。
その大金も、最低限の衣類と大量の食糧の購入に費やした結果、手元の軍資金は殆ど尽きかけていた。

三人一組のゲッターチーム、その内で最も重要な『頭脳』を失ってしまった結果、
今の彼らの辞書には、計画性の三文字は存在しなかった。
408激突!! ゲッター対ガイアー 第四話E:2009/02/08(日) 21:04:22 ID:xPTVmSyP
「……しかしよぉ、拓馬、
 早乙女研究所に連絡がつかないってのはどういう訳だ?
 この時代には、確かに研究所が存在してたって筈なのによォ」

「…………」

「カムイを探す手がかりも無いし、これから俺達どうすりゃいいんだ?」

「うるせぇな、俺だって考え中さ」

箸を止め、拓馬が傍らの新聞へと目を通す。
一面には、怪ロボットに喰らい付くアークの写真がデカデカと写っていた。

ここ三日、各メディアの報道は怪ロボットの話題で持ちきりであった。
だが、にも関わらず、かのロボットの所属や目的は、未だ明らかにはなっていない。
このまま事態が推移すれば、ジリ貧に追い込まれるのは拓馬達の方であろう。
早乙女研究所が存在しないという事は、アークに安住の地が無いという事と同義であった。

と、不意に何かに気付いた様子の拓馬は、暫くの間、
一つの記事を食い入るように見つめ続けていたが、
突如として鍋に向きなおると、猛烈な勢いで胃袋にかきこみ始めた。

「お、おい! だからその肉は俺の……」

「こいつを食ったら出掛けるぞ、獏」

「うん! 何かアテがあるのか?」

獏の問い掛けに対し、拓馬は紙面をビリリと引き裂くと、その記事を眼前へと差し出した。

「その写真の男さ、この間見た赤い髪の男ってのは。
 野郎と怪ロボットの間にどんな関係があるのか……?
 とりあえず、そいつが収容されたって言う病院から当たってみようぜ!」




409激突!! ゲッター対ガイアー 第四話F:2009/02/08(日) 21:06:38 ID:xPTVmSyP
「やぁ、春美ちゃん」

校門の外で待ち受けていた人影を目に止め、
春美と呼ばれたロングヘアーの少女が、思わず苦笑を漏らした。

「こんにちは、岩倉さん
 新聞記者って言うのは随分と仕事熱心なのね」

皮肉の混じった少女の挨拶に、岩倉と呼ばれたスーツ姿の男が
やや困った風に角刈りの頭をかく。

「いやぁ、まあ、確かに特ダネが欲しいって言うのもあるけど、
 でも、それだけじゃなくて、第一発見者として、彼の事はなんとなく気になってさ」

「ええ、信じるわ」

漸く陽光の照らすようになった春先の通学路を、
とりとめの無い話をしながら二人が歩く。

「それでどうだい? その後の彼、マーズの様子は」

「別に、戻ってきた時のままよ
 世界史、とりわけ戦史を中心に一心不乱に勉強していたり、
 スフィンクスを始めとした各地のモニュメントが消えたというニュースを
 食い入るように見つめていたり……
 理由を尋ねてみても、何も教えてくれないのよ」

「そうか……」

「でも、十日たったら事情を話してくれるって言ってたから
 今日は何か分かるかも知れないわ」

「へぇ! それはツイてたな。
 僕にも話を聞かせてくれれば良いが」

ただならぬ特ダネの予感に、また、純粋な知的好奇心から、岩倉が瞳を輝かせる。

半月前、報道のため、秋の島新島を訪れた岩倉は、その地で赤い髪の少年、マーズを保護した。
発見時、まったく口を聞く事が出来ず、一切の身元が分からなかった少年は、
いくつかの精密検査の後、病院長のはからいにより、その後は彼の家で経過を見る事となった。
春美はその家に住む病院長の一人娘であった。 

家に来て以来、マーズは順調に回復しているように見えた。
来た当初は片言程度だった日本語も、いつしか流暢な物へと変わり、自分の名前も思い出した。
世間の情報や様々な事象に対しても、興味を持つようになって行った。
にも拘らず、自分の事を一切語ろうとしないマーズに対し、春美は一抹の不安を感じていた。
特に昨今の勉学に打ち込む彼の姿を見ていると、
何かマーズが大変な事に巻き込まれているような気がしてならなかった。
それだけに、約束の十日を迎えた今日、岩倉が同行を申し出てくれた事を、春美は内心頼もしく感じていた。




410激突!! ゲッター対ガイアー 第四話G:2009/02/08(日) 21:08:23 ID:xPTVmSyP
珍しい事に、その日、マーズは玄関先にいた。

「やあ、お帰りなさい、春美さん」

「ええ、ごめんなさい、マーズ
 帰りの通学路で、岩倉さんと会っちゃって……」

「いや、春美ちゃんは悪くないんだ。
 ……どうだろうマーズ、不躾な話だが、
 彼女との『約束』の件、よければ僕にも話して貰えないだろうか?」

岩倉の懇願に対し、マーズは少し首を傾げたが、
やがて、にこりと笑って言った。

「ええ、構いませんよ。
 岩倉さんは、僕にとって命の恩人ですし、
 この話はいずれ、報道関係者の人にも聞いて貰いたいと思っていましたから」

「ほ、本当かい!」

「でも岩倉さん、
 特ダネをスッパ抜こうと思うなら、
 もっと自分の身辺にも気を使った方が良いと思いますよ」

「えッ!?」

マーズの言葉に、二人がギョッ、として背後を振り返る。
なるほど、確かに家の門の前には、見知らぬ二人の少年の姿があった。

一人は獣の耳のような後れ毛が特徴的な、強い意志を感じられる瞳の少年。
袖なしのジーンズジャケットに黒のタンクトップというラフな格好で
なぜか背には、サンドバッグのように大きい、薄汚れた荷物を背負っている。

もう一人は愛嬌のある顔立ちの坊主頭の少年。
相方同様ラフな服装だが、大柄な体躯にあうサイズがなかったのか
ニッカポッカのような裾の膨らんだズボンを履いていた。

「よォ、また会えたな ……ええと、マーズ、か?」

「あ、あの……、あなた方は?」

やや怯えた風の春美の声を気にも留めず、小柄な方の少年がずんずんと歩いてくる。
咄嗟に岩倉が身構えたが、マーズはそれを片手で制し、一歩前へ出た。



411名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/08(日) 21:10:59 ID:8T3SjNDG
支援
412名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/08(日) 21:11:03 ID:U6TEolyy
しえん
413激突!! ゲッター対ガイアー 第四話H:2009/02/08(日) 21:11:27 ID:xPTVmSyP
彼らが一体何者であるか、マーズには一つの確信があった。
このタイミングでマーズに接触を図ってくる組織など、監視者を除けば一つしかない。
マーズにとって、それは本来ならば警戒せねばならない相手だったが、不思議と敵愾心は沸かなかった。
紳士然とした態度で近づいてきて、家人に問答無用で催眠術を掛けた上でマーズを連れ出した同胞に比べれば、
はるかに好感の持てる相手にすら思えた。

「僕に何か用ですか?」

マーズの問いに対し、少年は実に爽やかな満面の笑みを向け……

突如、荷物を投げ捨て、勢い良く大地を蹴ってマーズに襲い掛かった。

「オオッ!」
「なっ!?」

思い切りのけぞったマーズの眼前を、豪腕が唸りを上げて通過する。
人類とは思えない驚異的な瞬発力にマーズが肝を冷やす。
少年は既に左手を放つタメを作っている。
マーズに迷っている暇は無かった。

「くっ」

体を開く少年の動きに合わせ、マーズが踏み込む。
中国拳法で言う所の掌底のような、平手での一撃。
相手を怪我させまいとするマーズの優しさゆえの動きであったが、なにぶん彼にも余裕が無かった。
一切の加減が無い無性生殖人間の一撃が水月に炸裂し、
少年は一直線にブッ飛んで、そのままコンクリート塀に激突した。

「キャ、キャアアアァァ――ッ!」
「イ、イカン!? 警察、いや救急車をッ!?」

「まあまあ、お二人さん、そんなに慌てないで」

突然の事態にパニックに陥りそうになる二人の肩を、大柄の少年が優しく叩く。

「どうした? 拓馬
 ホームレス生活でナマっちまったか?」

「ヘ、バーカ、単なる腕試しだよッ、と!」

相方の軽口に揚々と応え、少年が何事も無かったようにハネ起きる。
さすがのマーズも、これには呆然として少年を見つめる。

「キミは…… 今のをくらって、大丈夫なのかい?」

「へへ、俺は不死身さ!
 尤も、この程度で参るようじゃ、ゲッターチームは務まらないがね」

少年は得意げに鼻先を擦ると、唖然とする一同に高らかと自己紹介した。

「俺は流拓馬、未来から来た、ゲッターアークのパイロットだ!
 立ち話もなんだから、中で茶菓子でもご馳走してくれないかな、マーズ?」


414名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/08(日) 21:11:29 ID:8eerUDce
支援
415名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/08(日) 21:13:55 ID:Dzx9z3Eu
そういやマーズって生身でもかなり強かったな
支援
416激突!! ゲッター対ガイアー :2009/02/08(日) 21:14:03 ID:xPTVmSyP
以上、第四話終了です。
ようやく喋るヒロインが出たと思ったら、おっさんが5人登場して相殺された。
横山−石川クロスの最大の盲点でした。

……競馬シーンは、おふざけが過ぎたかもしれない。
417名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/08(日) 21:15:53 ID:Dzx9z3Eu
乙!面白かった
そういや横山も石川も確かにおっさん多いw
418名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/08(日) 22:17:07 ID:SxyP+Wyk
>…競馬シーンは、おふざけが過ぎたかもしれない
いや、こういうのは大好きだ

ってか、全キャラかっこいいなー
ゲッターは水中ってことはもぐって取りに行くのか
419名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 02:31:01 ID:cqvn0URS
そうか、過去に行くと金が使えないんだな
こういう細かい部分をフォローする作品、すげー好き
420名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 11:38:02 ID:mUvUTMN7
ゼロ魔ネタは該当スレでやるべきなのか、
それともこの石川スレでやるべきなのか?
421名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 12:20:21 ID:6tDmxI4E
ゼロ魔でやったほうがいいんじゃない?
スレもあることだし。
422名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 12:27:11 ID:Qt+oEJgO
>>420
ちなみに誰を?
423名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 12:47:43 ID:trPExG4W
ゼロ魔にある程度詳しいことを前提に書くなら向こう
石川作品にある程度詳しいこと前提に書くならこっち
424名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 18:41:50 ID:/5gAeTOJ
3uw
425名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 19:38:32 ID:/pfMu3B4
ゲッターは戦い続けて進化するのをTV版竜馬が見たらどう思うだろう?
OVAや漫画版はゲッターから降りてなんだかんだでまた乗るけど・・
426名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 20:46:52 ID:75hQa5d+
続き貼り
竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン
第六話 中編
竜馬はトマホークをふりざして突進
「うぉぉぁりゃぁ!!」
「そんな攻撃、きかなくてよ」
デカールは即座に指人形をかざした
「バリアー!!」
ブオン!
デカールの回りが光に包まれる
「何!?」
竜馬はトマホークでバリアを切り付けた
バシュ!
竜馬はバリアによって弾き返される
「何ぃ!?何だこれは!?」
「竜馬君!それはバリアなのキャル!このバリアは強力でどんな攻撃も弾き返されるキャル」
「バリアだと?」
デカールは続くさまにポケットに手をいれた
取り出したのはさっきのシールだった
「喰らいなさい!クラッシュシール!」
デカールはシールを竜馬の方へ飛ばした
「!?、さっきのシールか!!」
竜馬はシールの直線上から避けた
が、シールは曲がって竜馬の方に向かってきた
「シールが…曲がった…?」
シールは竜馬に直撃した。シールは完全に竜馬に張り付いてとれない
「しまった!!やば…」
次の瞬間
ドワォォン!!!
シールは大爆発した
デカールは高笑いしていた
「このシールはホーミング機能があるからどこに逃げたって無駄よ!」
「所詮オレ達に勝とうなんて100万年早いんだよ!オレ達は魔人だけに「マジでスゲェ」ってことだよな!」
「竜馬君!!!」
キャルトはまさかと思い叫んだ
粉塵が巻き起こり、爆心は見えなかった
すると突然
「ゲッタァァァァビィィム!!」
粉塵の中から叫び声とビームが無数にデカールに向けて向かってきた

「!?」
デカールはバリアを展開した
「まさか…」
デカールは粉塵の方をみた
粉塵がなくなって前が見えてきた
「こんなんで俺を倒そうなんざ1000万年早いんだよ!」
マントに包まった竜馬の…いや、ゲッターの姿があった
キャルトは竜馬を確認すると喜んだ
「竜馬君!!」
「なかなかやるわね…さすがレジンを倒しただけのことはあるわ…しかしこれならどお!!」
デカールはポケットからシールを5枚取り出した
「これならどうかしら!クラッシュ、パラライズ、ポイズン、ダーク、マインド!」
5枚のシールを竜馬に飛ばした
「追っかけてくるんだったら消すまでだ!」
竜馬はトマホークを投げ付けた
427名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 20:49:05 ID:75hQa5d+
回転しているトマホークは2枚のシールに直撃
ザシュ!
スパッ!
直撃したシールは真っ二つになり墜落
残りの三つは竜馬に向かってくる
「ゲッタァァァァビィィム!」
ギュイイン!
竜馬はゲッタービームは放ち、三つのシールを消滅させる
「くっ!なかなかやるわね!」
デカールは顔色を変えた
竜馬は高速で突進する
「今までの分をお返ししてやるぜぇ!」
トマホークをデカールに切り付けた
ザシュ!!
「よっしゃあ!これで……何ぃ!?」
竜馬は目を疑った
トマホークで切り付けたにもかからわず、デカールは無傷だった
「何だと!?確かに切り付けたのに…」
デカールはピンピンしていた
「外れ!!こんな攻撃、効く訳ないだろ!」
竜馬は体勢を立て直す
「これならどうだぁ!ゲッタァァビィィム!」
ドギャオオオ!!
ビームはデカールに直撃したが掻き消されてしまった
竜馬はそれをみて焦っていた
「何ぃ!ビームが効かないだと!?」
デカールは笑っていた
「ふん!こんな攻撃じゃあ私は倒せなくてよ」
「フィギュア魔人相手にここまで闘ったことは誉めてやるが、無謀にも程があったな!」
焦った竜馬はキャルトに聞いた
「キャルト!あいつに攻撃効かねえんだけどどうしたらいい!?」
キャルトも困った顔で
「えっ…と確か…ちょっと待って!」
「はあ!?早くしてくれ!じゃないと俺達がやられちまう!」

「ごちゃごちゃうるさくてよ!」
デカールはシールは連続で飛ばしてきた
竜馬はトマホークで飛んでくるシールを切り落としていく
「このままじゃ…」
「死〜ね♪死〜ね♪早く死ね♪」
指人形は高笑いしていた
「調子に乗ってんじゃねぇぞぉ!このクソ野郎!」
ブン!
竜馬は指人形に向けてトマホークを投げた
「!?」
デカールは指人形をすぐに隠した
トマホークは指人形に当たらず、竜馬の方に戻ってきた
「クソ!これじゃあキリがね…ん!?」
よく見るとデカールの指人形は汗だくだった…
「あぶねぇ…死ぬかと思った…」
竜馬は疑問に思った。
(何故だ?あいつは攻撃が効かないのなら指人形をかばう必要ないだろ…まさか…)
竜馬はもう一回トマホークを指人形に投げてみた
「やばい!」
デカールはバリアを展開した
428名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 20:49:59 ID:EYVt6bMT
TVの竜馬は喧嘩っ早いが常識人の域だからなあ
マンガ版の世界に放り込まれたら精神耐えられないんじゃないか
429名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 20:51:05 ID:75hQa5d+
バシュン!
トマホークは弾き返されたがデカールの焦りようは並じゃなかった
「…まさか!私達の秘密がばれたんじゃ…」
竜馬は少しずつ謎のバラバラパズルを作っていた
「あの指人形の焦りよう…もしかしたら!」
キャルトは竜馬に突然言い出した
「あっ!思いだしたキャルル!デカール自体に攻撃しても意味がないキャル!
実はあの指人形がデカールの魔力の源、つまりあの指人形が本体なのキャル!」
竜馬の考えが的中した
「やっぱりそうか…あの人形が弱点なんだな!」
竜馬は気合いをいれた
「いくぞ!フィギュア魔人!お前の弱点は解ったぞ!」
竜馬は指人形に向けて突進してきた
「相棒、まずい!弱点がばれた!」
「くっ!けど大丈夫!こっちにはバリアがあるわ」
ブン!
デカールはバリアを発生させた
竜馬はバリアに体当たり
バリィィィ!!!
バリアとの衝突で電撃がほどばしる
「ぐっ!うおぉぉぉりゃぁぁぁ!!!」
竜馬の強引な体当たりが次第にバリアにヒビが入る
「何!?バリアが!」
ガシャァァン!
強固なバリアは一気に割れ、竜馬は一気に攻める
「今までの借りを返すぜ!!」
キュイイン!
腹部に光を収束させた。指人形との距離はわずか約1メートル
デカールと指人形は焦った
「まさかこの近距離で!?」
「まずい!」
竜馬は収束した光を一気に放出
「ゲッタァァァァ!!ビィィィム!!」
ズギャォォ!!!
しかし惜しくもデカールは間一髪で空中へ避けた
「はぁ…はぁ…助かっ…ん!?」
デカールはビームの先を見た
「なっ…なんだあれは…?」
「何?あれは!!?」
デカールは目を疑った
ビームが通った方向にあった観賞用植物は見たことがない植物に変化していた
さらにビーム周辺の金属類は全て結晶と化していた
「なんなの…?これは…」
驚いているのはデカールだけではなかった
「なんだ!?制御が効かねぇ!」
竜馬の意思とは無関係でビームが放出し続けていた
キャルトは様子のおかしい竜馬に駆け寄った
「竜馬君!どうしたの!!?」
「ビームがとまらねぇ…
デカールはこれを見て
「これは…ブリスター様に報告しなければ…」
そうゆうとデカールは一瞬で姿を消した
シュィィィン…
ビームはやっと治まってきた
竜馬達はビームの方向をみて目を疑った
430名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 20:52:35 ID:75hQa5d+
ビームが放出された直線上の周辺がおかしいことは誰の目でみても明らかだった
「…なんだこれは…これがビームのあとか…?」
「信じられないキャル…こんなの初めてキャル…」
竜馬達は少し呆然として後、ハッと気付いた
「あっ!あの野郎は!!」
竜馬は辺りを見渡したがデカールの姿はどこにもなかった
「あの野郎…逃げやがったな…」
「デカール…」

竜馬はキャルトに聞いた
「キャルト、あいつとお前はどうゆう関係なんだ?」
するとすっきりしない顔でキャルトは長々と話した
「実は…私とデカールは姉妹なのキャル…」
「なんだと?」
「詳しく言うとデカールが姉で私が妹なのキャルル…」
キャルトはフィギュア魔人のいきさつについて話した

第六話 中編 完
431名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 20:53:40 ID:75hQa5d+
竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン
第六話 過去編

「もうい〜らない!こんなフィギュア!」
子供に捨てられたフィギュアがある
レジンであった

−レジンの正式名称は「200%クマブリックス(パンダVer)」
かつては生産数がかなり少なく、プレミア食玩フィギュアであった。
オークションでは落札価格10万円は当たり前なほど、コレクターからは喉から手が出るくらいの貴重なフィギュアだった

しかしそれも人気がなくなり人々は次第にこのフィギュアを見ようとはしなくなった
ある日、このフィギュアを持っていた子供が遊び半分でフィギュアのお腹とお尻にそれぞれ「巨大↓」と「肛門↓」と落書きしてしまった
例え貴重なフィギュアでも落書きされたら一瞬で価値が無くなる
そして子供は落書きを最後に全く遊ばなくなり、最終的にはゴミ箱に捨てられてしまった。
そのフィギュアは悲しかった…なんで落書きした…なんで遊んでくれない…
そんな思いが色々と交差し、いつしか人間に対して憎しみを持つようになった
その憎しみが魔力と化し、レジンとしてフィギュア魔人と化してしまった−

「また売れ残りかよ…処分も大変なんだよな」
ゴミ捨て場にキャルトと同じタイプのフィギュアが捨てられていた
デカールであった

デカールとキャルトの正式名称は「みみっコシリーズ キャルト」
その可愛さから大変人気を誇ったフィギュアであった
色違いVerがあり、デカールは「ノーマルVer」だった
ノーマルVerは生産数が非常に多く、その分売れ残りが多かった。
デカールのフィギュアも当然のように売れ残り、ゴミとして捨てられたのである
そこからが地獄であった
ゴミ捨て場は生ゴミとかと共同だったため、とても臭かった
432名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 20:55:05 ID:75hQa5d+
デカールは生ゴミの臭いに耐え切れなかった
また夜になると寒い上に野犬が生ゴミをあさりにくるため恐怖でもあった
当然ながらデカールは犬に食べ物と間違えられて、体中を舐められ、噛み付かれてボロボロになった
(なんで…私がこんな目に…私がノーマルだから?シークレットのレアVerじゃないから?
私には全く価値がないってゆうの?くやしい…)
デカールは自分はノーマルで価値がないという劣等感が強く、それが魔力となりフィギュア魔人と化してしまった

「このフィギュア!かっこいいな!!」
「いいな!俺にも触らせて!!」
子供達に遊ばれているフィギュアがあった
ブリスターである

ブリスターの正式名称は「DX ナルシスト戦士 ブリスター」
人気アニメ「コスモ闘士 ギンガ」に登場する敵キャラのフィギュア
普通のフィギュアと違い、細かい所まで作ってある大変凝ったフィギュアであった
遊ぶための食玩フィギュアだったが、ブリスター自体はかなり期待していた
(私はかっこよくて作りもいい。買ってくれた人達は私を飾ってくれて尊敬してくれるだろう)
ナルシストな性格なためかいつも思っていた
しかしそんな思いはすぐに壊れた
子供達は買ってくるなりパックから取りだし手にとって遊びだした
(何ぃ!なぜ私を飾らない!?)
次第に遊びはエスカレートし、ついには公園の砂場に突っ込んだり、水の中に沈められたりした
日に日に傷と汚れまみれになり
(…許さん…この私を傷だらけするとは…私は…尊敬されるべきフィギュアなのだ…
復讐してやる…今に見ていろ人間ども!)
飾ってもらえなかったブリスターはその怒りを増幅させ、それが魔力となりフィギュア魔人と化してしまった

「…という訳なのキャル…」
「ふ〜ん…そうなのか…けどだからといって罪のねえ人も巻き添えにしていいわけがねえ!
だいたいブリスターってのはただの逆恨みじゃねえか!」
竜馬がそうゆうとキャルトは困った顔をした
433名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 20:55:58 ID:75hQa5d+
「それなのキャル…しかしブリスターは自分が正しいと思っていて全く気付いていないのキャル…」
竜馬は自分の胸を叩いた
「じゃああいつにわからせてやろうぜ!今していることが間違いだってことをな!」
竜馬はさらに言う
「あいつらがああゆう風になったのは俺たち人間のせいなら俺が人間代表で責任とってあいつらを止めにいってやる
だから心配すんな!キャルト!」
その前向きな言葉にキャルトは笑顔になった
「竜馬君…ありがと…!」
「よっしゃあ!そうと決まればさっさと海を渡るぜ!」
竜馬はマントを展開させ、キャルトを背中に乗せて空へ飛び、海の向こうへ渡っていった

しかし竜馬とキャルトは知らなかった
ゲッターに隠された本当の真実を…

第六話 過去編 完

暇があったら書きます
文章下手ですけど頑張ります
434名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 21:14:45 ID:5EwU2ZIE
マブラヴとポケモンとマーズまだぁ?
435名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 21:37:55 ID:Qt+oEJgO
ゲッターのクロスは結構見るし、魔獣戦線のクロスも見たことがある
しかし虚無戦記のクロスは見たことが無いなぁ…ゲッターや魔獣なんかと比べると知名度が無いからかなあ
436名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 23:06:40 ID:hMSej44D
時代とかの問題もあるだろうな。
MIROKUは江戸時代初期、虎は別の宇宙みたいだし、爆烈なんか文明が滅び去った未来だぜ?
まあスカルキラー邪鬼王なら出来るかも? だけどやっぱり知名度が(ry
437名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/09(月) 23:16:29 ID:Qt+oEJgO
>>436
だからこそ例の召喚スレと非常に相性がいい気がするな
どこの世界、どの時代だろうが問答無用で引っ張ってこれるから
438名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/10(火) 12:56:24 ID:D27sp2sH
極道兵器×あたしンちのSS書いてみようかな
439名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/10(火) 14:48:56 ID:8edUtTmx
タイムボカンシリーズ・ゲッターマン「仮面に隠した狂気の心」

道路がある。
夏のさわやかな日差しに包まれた、直線主体の明るい道路だ。
それは都会と浅間山を結ぶハイウェイ。
そこを、一機の犬型ロボットが疾走していた。底面部に車輪を装備し、地上での高速走行を主軸として設計された戦闘用ロボットだ。
左右に伸びた無骨なレバーには人間が一人づつぶら下がっている。
音速超過の水蒸気を引き、ロボは何かを追う。
犬型ロボの視線の先、更なる加速を用いて逃走を図る一機のメカがある。
巨大な台所用品で全身を武装した巨人。
頭部の中華なべを回転させて飛行するメカは、しかし徐々にその速度を落としつつあった。
その背には、大きな髑髏の面が縫い取られていた。髑髏の面は死と恐怖と暴力の象徴。
そしてそれは同時に、泥棒の神のしるしでもある。
追いつく。
犬型のロボが髑髏メカの下にたどり着き、
「逃げるんだよ!お前たち!」
「そんなこといっても、これでも全力でやってるのよドロンジョ様」
「お、追いつかれたでマンネン」
髑髏のメカから悲鳴が響く。
それを聞き、犬型ロボのパイロットは口元に笑み。
「よし、いっちょいくか、みっちゃん!」
「ええ。ジンちゃん」
そして、二人が犬型ロボから飛び上がる。
音速超過の中での跳躍は、空気抵抗とGにおいて生身の人間には難しい。
440名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/10(火) 14:49:30 ID:8edUtTmx
だが。
「「ゲッター!」」
二人の装備した特殊装甲は、それを何の苦もなく叶えた。
回転しながら髑髏メカの風防の上に着地する二人。
「お、お前たちは…」
絶句する台所メカのパイロットの前で、名乗りが開始される。
「ゲッターマンがいる限り!」
「この世に悪は栄えない!」
「「われわれはゲッターマン!貴様らに地獄を見せるものだ!」」
その名乗りに、三悪人がその目を恐怖に見開く。
「お、お前たち!ドロンボーの恐ろしさを見せるんだよ!やっておしまいっ!」
その指示に従い、さまざまな武装をオープンにするダイドコロン。
「今回は速攻で今週のハイライトだよッ!」
叫び声とともに、ダイドコロンからいくつもの包丁が射出される。
そのすべてを、ジンとミチルは手にしたマシンガンで叩き落す。
「き、効いてないでマンネンっ!」
441名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/10(火) 14:50:23 ID:8edUtTmx
悲鳴を上げるトンズラーを見ながら、ミチルは懐に手を入れる。
そこから取り出されるのは一本のアドレナリンの容器だ。
浅間山に向けて投擲。
音速超過の水蒸気を引いたアドレナリンは、浅間山の中腹に存在する建物へと吸い込まれていく。
「敷島博士―っ!武器のモトよーっ!」
向こうで小型の核爆弾によってファンファーレがなり、
「今週のびっくりドッキリメカ!発進じゃあ!」
遠くから叫びが帰る。
そして、
「アドレナリン!ちゅう!にゅう!クジャクメカじゃあ!!」
《説明しよう!敷島博士はアドレナリンを摂取することで、今週のびっくりドッキリメカを出すことができるのだ!》
直後、周囲をミサイルの雨が包んだ。
もはや灰すらも残らないほどの爆砕の連撃。
ハイウェイが、都市が灰となり、ドクロ型の煙が上がる。
数分後。
何もかもなくなった地上で、ジンとミチルはゲッターワンに乗っていた。
「よし、いっちょ、あれやるか」
「ええ!」
「「勝利のポーズ!ゲッター!ゲッター!ゲッターマン!」」(終)

OP
ウー 111
ウー 神神神
1と吼えりゃ、123
サイレンの音(目だ!) 高らかに
火星の辺りまで(耳だ!) ひとっとび
ただいま出動(鼻!) ゲッターワン
442名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/10(火) 15:15:42 ID:uZlvVCZj
クジャクwww
443名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/11(水) 08:20:46 ID:Gv48Mev+
ドロンボーどうしちゃったんだよ!?
444名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/11(水) 14:30:08 ID:eoccNs6T
うぎゃあ!!
445名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/11(水) 22:43:43 ID:IP6aIZ4d
ごめん、正直レスしづらいもの書いてすまんかった
446名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/11(水) 23:12:47 ID:ct/PenOk
ははは、SSスレでSS書いて褒められることはあっても書いた事実そのものを謝る必要はないさ
447名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/12(木) 08:57:10 ID:gltiT8JQ
ゲッター線がもっとやれと囁いている
448名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/12(木) 13:25:53 ID:877tT1GE
仮にグレンラガン最終回で消滅したニアがゲッター線に見染められ、武蔵のように量産化。
あげくにゲッター軍団の一員としてゲッターロボに搭乗、螺旋宇宙へと進軍してきた場合、
量産型ニアと邂逅した時にシモンはどう行動するかな。
449名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/12(木) 14:23:36 ID:tmsggZKD
>>448
シモンにとってニアは宇宙の明日を願った人だし普通に戦うんじゃない?
量産化されたのにしても「ニアはもう死んだもういない!」って自分と共にいたニアとは別物として見るとか
450名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/12(木) 14:53:49 ID:gltiT8JQ
ゲッター軍団のなんと罪深いことか、生存競争は恐ろしい
451名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 12:09:17 ID:0fbFFc60
>>450
弱い人間は生きる資格が(re
452名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 15:06:31 ID:0fbFFc60
魔界都市<石川>

住民は皆の想像してるとおりの人たち
453名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 16:08:48 ID:/WneB0V8
まったく違和感が無いな
454名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 17:45:02 ID:hXVhnlV4
「DRAGON」の、

吠えろ竜の戦士よ。 命の火を燃やし尽くせ。
急げ、猛き勇者よ。 時の迷路を走り抜けろ。

ってくだり、カムイに合うなぁ。
455名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 17:45:24 ID:yLFVbN37
多分<新宿>よりヤバイところだろうな。
しょっちゅうドグラが噴き出したりしてて。
456名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 22:06:11 ID:O2J/8+un
>>454
DRAGON,DEEP RED辺りは石川漫画全般にいけると思う。
しかしDEEP REDや伝説を聴いて「漢らしい曲だなあ…、作詞誰?影山ヒロノブ?」
とか思ってたら奥井雅美だった…。
457名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 22:51:14 ID:v65Q9BGr
<新宿>にくらべると美形率がかなり下がるな
458名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 23:08:44 ID:pib+UUZ1
>>434
今更うpれるかーい。だけどこれだけSS出てきたのはうれしいね。
しかしその分、あまりに自分の文才がなくてとてもとてもww
それにちょっと前回から期間開きすぎたしね・・・
459458:2009/02/13(金) 23:09:34 ID:pib+UUZ1
ちなみにマブラヴの人間ですww
460名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/13(金) 23:10:35 ID:CKejrP7A
>>457
ぐるぐる目率は上がるw
461名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 01:17:42 ID:XQ/+iYJr
>>460
つまり魔界都市<石川>には
この世の物とも思えぬほどの美貌を持ち、かつぐるぐる目の
せんべい屋や医者がいるわけか・・・

虚無戦記混ぜても問題ないな
462名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 03:01:08 ID:N56HzSUX
>>459
待ってるぜ!
463名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 03:25:52 ID:nnQuxyI7
自分も極道とギアスで考えてるんだけど極道三巻を見つけるまでは書く訳にはいかない!!
464名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 10:10:25 ID:nvjZNLkO
結構石川作品には美形キャラ多い筈だが
そんなのぶっとぶ内容だからなあ

美醜がテーマになったのってスカルキラーくらいか
465名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 10:11:35 ID:lJpUX4ut
魔界都市<石川>
表通りではゲッター線を浴びた極道兵器達による抗争
路地裏ではインベーダーが蠢く
ような所かも。
路地裏と表通りどっちが安全なんだろう・・・
466名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 11:53:51 ID:OQ2TOo1F
都市と聞いて都市シリーズとのクロスを思いついた

「終わりだよ、ダウゲ・ベルガー。G機関は魔王≠も超える機械を作り上げた」
シュバイツアーの声とともに、トリスタンから三機の航空機が飛来する。
静止しようのない加速の中で、三機は現実詞を連ねる。
《進化の竜は空を裂く》
《進化の獅子は音をも超える》
《進化の海は山をも砕く》
音速を一足飛びに飛び越えた三機の航空機は、誰も追いつけない風の中でひとつになる。
そのようにして完成するのは、巨大な斧を持った角のある巨人だ。
「マルシュ・ガントが日本の早乙女から技術供与を受けて作りあげた強蔵式巨大機動兵器、進化(ゲッター)≠セな?
確か強力な進化遺伝詞をもつ己動詞、ゲッターを動力部に使用しているとか…
パイロットは誰だ?」
ベルガーが、"運命≠上空に向けて構えなおす。
直後、ヘイゼルが重騎の肩の上で叫んだ。
「超大型の五行が来ます!」
上空で、進化≠ェ言実詞を連ねる。
《進化の叫びは一撃必殺。その力は強くその火は止まない》
「ゲッタービィィィィム!」
対し、"運命≠ェいくつもの精燃槽をはじき出しながら振るわれる。
《進化など運命の前には無力》
無音を残し、大型の五行砲撃が鎮火していく。
だが、
「うるせぇ!ゲッタービィィィィム!!!!!!」
《進化の未来は運命すらも突き破る》
「何だと!」
「すいません!風水できません!」
《我が運命は―》

新伯林のEE前後のイメージで
ごめん、あとは考えてない
467名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 11:54:22 ID:OQ2TOo1F
ゲッターGなのはG機関とあわせた
468名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 13:00:48 ID:2p+TIKcQ
虚無戦記の美勒王覚醒とか、ゲッターエンペラーの合体とかをラノベっぽく文にして表すと、くどい表現になるのかな
469名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 13:37:34 ID:InN1M9OL
>>466
ドワ乙
470名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 13:47:51 ID:PM6wG0CH
ポポロクロイス物語〜決戦!氷の魔王対馬頭龍〜
471激突!! ゲッター対ガイアー:2009/02/14(土) 21:50:32 ID:CYOTU6x5
スーパーおっさんタイム、投下します。
472激突!! ゲッター対ガイアー 第五話@:2009/02/14(土) 21:52:29 ID:CYOTU6x5
――その時、誰もが皆あっけにとられ、返す言葉も無くその場で凍りついた。

目を丸くして、眼前にいる赤毛の少年の顔をまじまじと覗き込む拓馬。
反応に困り、ぽかんと口を開け呆然とする、岩倉と春美。
思わずケーキを喉に詰まらせ、激熱のコーヒーを相手に必死で悶えている獏。

発言の主、マーズは、ただニコニコと周囲の様子を窺っている。

「あの…… マーズ、もう一度、聞いてもいいかしら……?」

「ええ、いいですよ」

かろうじて立ち直った春美の要望に応じ、マーズが再び、その台詞を口にした。
実に、あっさりと……。

「僕は明日、地球を爆破するかどうか、決断を迫られているんです」

「…………」

再び、周囲が沈黙で満ちる。
春美も岩倉も、マーズがこの場面で冗談を言うような少年では無いと思っていたが、
彼の発した言葉は突拍子の無い冗談としか考えられず、しかも、冗談としては全く笑えなかった。
一同が反応に困るのも無理からぬ事であろう。

「僕は、太古の昔、この星に飛来した異星人達によって建造された
 とある兵器の鍵なのです。
 頭が良く進歩の早い地球人が、生来の好戦的な資質を失わないまま、
 宇宙に進出する時代が来てしまった場合に、
 地球ごと人類を消滅させる為の切り札…… それが僕に与えられた役割なんです」

「…………」

もはや、誰一人、口を開く事が出来なかった。
あまりにも非現実的で唐突な台詞に、岩倉と晴美はマーズの正気を疑い、互いに顔を見合わせた。

長い長い、気まずい沈黙の果て、乾いた笑いを浮かべながら、岩倉が言葉を紡ごうとした。

「はは…… おいおいマーズ、いくら何だって、そんな……」

「ゆるせねぇっ! そんなムチャクチャ! やらせててたまるかよッ!!」

岩倉の言葉を遮り、突如としてテーブルが叩き付けられる。
カップが反動で勢い良くハネ上がり、手付かずのコーヒーがテーブルに飛び散る。

「ちょ、ちょ、ちょっとぉ! 何やってるのよ、拓馬君!?」

「あ、いや…… つい」

突然の拓馬の剣幕に抗議しつつ、春美が慌しく片付けを始める。
これにより、微妙な空気がようやく動き出す。

「信じて…… くれるのか、拓馬? 僕の話を……」

「ん? 嘘をついてるワケじゃねぇんだろ?」

「それはそうだが……」

473激突!! ゲッター対ガイアー 第五話A:2009/02/14(土) 21:54:19 ID:CYOTU6x5
あまりの話の早さに、これにはマーズの方が言葉に詰まる。

彼が全ての真実を包み隠さず話したのは、
どうせ話したところで、頭から信じてもらえる筈がない、という考えがあったからだ。
ゆえに、自分の話を笑い飛ばそうとするであろう彼らに対し、どれだけ信憑性の高い情報を提示できるか
マーズは筋道立った説明の出来るよう、万全の準備を整えていたのである。
それが、まさか初手から信じてしまうような熱血バカがこの世に存在しようとは、想像だにしない事態であった。

尤も、これはマーズの知る所ではないが、拓馬達とゲッターアークは、
まさにその【人類の進化を憂う異星人】達と、長年死闘を繰り広げてきたのだ。
しかもその宇宙人達は、危機的状況にある未来を変えるため、
時空を超えて地球へやってきた、というオマケつきである。
彼らの無茶苦茶さ、理不尽さに比べれば、マーズの説明は、
極めて簡潔で、理路整然としたものだとすら、拓馬には思えた。

「ちょっと待ってくれよマーズ
 君の言葉、何か証明するものでもあるというのかい?」

「この間の怪ロボットですよ、岩倉さん」

岩倉の常識的な突っ込みに対し、ようやく調子を取り戻したマーズが本題に入る。

「十日前、東京湾に上陸した謎の怪ロボット
 アイツの本当の名前は名前はタイタンと言います。
 アレは、人類の兵器の進歩の度合いを偵察する事を目的とした、異星人の偵察機です」

「そんな、バカな」

「それだけではありません。
 タイタンが核…… 人類の兵器で消滅した事を受け
 地球を破壊するためのロボット、ガイアーと六神体が、既に動き始めています」

おもむろにマーズが立ち上がり、テレビの電源を入れる。
タイミング良く画面に映ったのは、ワイドショーの実況中継であった。

『……えー、こちらが現在のピラミッド周辺の状況です。
 ご覧いただけてますでしょうか? 画面中央、
 一週間前まで、確かにここに佇立していた筈のスフィンクスが、影も形もありません。
 現場にはただ、おびただしい瓦礫の跡を残すのみとなっています。
 現地の人々にとって、まさに青天の霹靂というべき今回の事態に、エジプト政府は――』

「あら、そのニュースって、この間のやつね?」

片づけを終え広間に戻って来た春美が、興味深げに画面を覗き込む。

「本当に不思議な話よね
 ここ一週間くらい前から、同様の事件が世界各地で起こっているんでしょ?
 オーストラリアの山脈が真っ二つに割れたり、
 ペルー山岳地帯の人面岩が忽然と消えたり……」

「更に、チベット、中国、バハマ諸島を含め、計六ヶ所
 タイタンが消滅した直後に、これらの消失事件が立て続けに起こっています。
 加えて言えば、これらのモニュメントが造られたのは、全てが同年代、
 件の異星人たちが、地球を訪れていた時代と重なるんです」

「……! それって、つまり」
474激突!! ゲッター対ガイアー 第五話B:2009/02/14(土) 21:56:17 ID:CYOTU6x5
「ええ。
 恐らくは、あれらのモニュメントの中に、六神体が封じられていたんです。
 そして、タイタンからのデータが途絶えた事を感知して動き出した。
 ……僕が任務を全うして、ガイアーにセットされた爆弾を爆発させるか
 あるいは、人類に加担して彼らの敵となるか、決断の時を待っているのです」

「そんな……、そんな事って……」

「……つまり、何千年も前から、人類は滅びる運命が決まっていたって言うのかよ?」

静かだが、少年とは思えないほどの凄みを感じさせる声に、一同の視線が集まる。
先程の一過性の暴発とは違う。
拓馬の瞳に、何千光年も彼方にいるであろう異星人に対する、本物の怒りが満ちていた。

「拓馬……」

「マーズ、そんなゲス野郎どもの言う事なんぞ聞く必要はねぇ!
 六神体とやらがナンボのモンだか知らねぇが
 そいつらにゃ、ゲッターの恐ろしさをたっぷりと思い知らせてやる、なあ、獏!」

「オオ!」

相棒の激情を知り、獏があえて軽快な調子で応じる。

「俺たちゃァ未来からの侵略者だって退けてきたんだ。
 数千年前の骨董品なんぞ、ゲッターで埋め戻してやるぜ!」

若者たちの溌剌としたやり取りが、周囲を圧迫していた見えざる重しを取り除く。
空気がふっと軽くなり、春美たちも一つ、安堵のため息を漏らす。

「そうか!
 君たちには未来の人類が造った兵器【ゲッターロボ】があるんだったね
 確かに、あのタイタンとの戦いぶりなら」

「でも、不思議な話ね。
 太古の昔に建造された異星人の兵器に、
 未来から来た人類のロボットが立ち向かうなんて……」

「…………」

「マーズ?」

はっ、と春美が息を呑む。
記憶が無いとはいえ、かつての同胞と敵対せねばならぬ、マーズの心中はいかなるものであろうか?

だが、マーズの発した言葉は、彼らにとって思いもよらぬものであった。

「ゲッターに、本当に六神体を止められる力があるのかい?」

「何だと!」

マーズの言葉を挑発と捉え、拓馬が身を乗り出す。
だが、すぐに拓馬は言葉の意図に気付いた。
マーズの瞳の奥にあったのは嘲りではなく、未知なる存在に対する畏れの色であった。
475激突!! ゲッター対ガイアー 第五話C:2009/02/14(土) 21:58:59 ID:CYOTU6x5
「本当に、あの機体が六神体を凌駕する力を秘めていると言うのならば、
 それは、恐るべき事だと思う。
 そんな力は、人類に、いや、宇宙全体の営みにすら、
 悪影響をもたらすだけではないのか?」

「…………」

「拓馬、それに獏。
 あの悪魔のような兵器を使い、
 過酷な戦場を生き残ってきた君たちだからこそ聞かせて欲しい。
 ゲッターロボの、そして、ガイアーと六神体がやろうとしている事の是非を」

「それは……」

先程までの沈黙とは異なる、息苦しいまでの緊張感が周囲に満ちる。
マーズは無条件に人類の味方をしてくれる存在では無い。
今は地球人に好意を持ち、人類の側に立ってはいるが、
彼が手にしているのは、本来なら地球を破壊する為に造られた兵器なのだ。
岩倉も春美も、その事実を改めて思い知らされていた。

「……悪ぃ、俺にもその答えはわからねぇ」

「拓馬……」

「ただ――、もしも俺達の世界にゲッターロボが存在しなかったら
 人類はとっくに侵略者達の手によって滅ぼされていただろう。
 歴代の研究者やパイロット達も、進んでゲッターを怪物にした訳じゃねぇ。
 人々の平和を守るために、より強力な兵器を造り続けるしかなかったんだ」

――だが、これまでがそうでも、これからもそうであるとはとは限らない。

結局、拓馬にはマーズの前で、自分たちのしてきた行いの、全てを肯定する事は出来なかった。

なぜなら拓馬達は、監視者達が最も恐れた未来……。
ゲッター線の庇護を得た人類が、星々の命を蹂躙しながら無限の進化を続ける、
おぞましい未来の到来を知ってしまっていたのだから。

それに、操縦桿を握りしめる度に感じてきた、震えるほどの高揚感。
ゲッターを求め、その圧倒的な存在感に血を滾らせてきた自分がいた事も否定できなかった。
 
「――いや、いいんだ、却って安心したよ
 君たちが何のためらいも持たず、あの機体に乗っていたのではないと判って」

「マーズ、それじゃあ……!」

「ええ、岩倉さん。
 僕は、ガイアーを人間を滅ぼすためには使いません。

 確かに、人類は争いの歴史を幾度となく繰り返し
 歴史の中で、残忍な行為を幾度となく行っています――」

「でも、人々はそれらの行為を、平然と行って来た訳ではないわ。
 過ちに気付いた時、先人達はそれを告発し、戒めをこめて史書へと記してきた。
 彼らのおかげで、現在では世界の誰もが、戦争がどれ程愚かな行為か知っているわ」
 
春美の言葉に、マーズが静かにうなづく。
476名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 21:59:17 ID:2p+TIKcQ
うぎゃあ!支援
477名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 22:00:41 ID:CZjOvbss
たしかにガイアーもかなり強いぞ
支援
478激突!! ゲッター対ガイアー 第五話D:2009/02/14(土) 22:03:01 ID:CYOTU6x5
「人類には、自らの行いを改める力があると思います。
 それを将来の可能性だけで、地球に住まう三十九億の命を奪う権利は、僕にはありません」

「マーズ!」

「協力してくれるかい? 拓馬、獏」

「ったり前だろ! こちとら地球人の一員だぜ
 手を出すななんて言ったらぶっ飛ばすぜ!」

「へへ、みっつの心が一つになれば、ってな」

気の良い笑いを見せ、拓馬が、獏が、マーズの差し出した拳骨に、こつんと拳を合わせる。
三人の若者のやり取りが、周囲に再び活気をもたらす。

「ところでマーズ、監視者達の使う六神体とは
 一体どのような力を持った兵器なんだい?」

岩倉の言葉に、やや俯いてマーズが首を振る。

「残念ですが分かりません。
 監視者の一人は、大陸一つを消し飛ばすほどの力を秘めた兵器と語っていましたが
 それ以上の事は、僕には……」

「そうか……」

「ですが、こちらにはゲッターとガイアーがあります。
 ガイアーは本来、六神体の中心にあって、
 対人類の決戦兵器となるためのロボットでした。
 未来人の兵器であるゲッターロボと協力すれば、十分に数の差を埋められる筈です」
 
そこで言葉を切り、ふっと、マーズが壁の時計へと目を向ける。
現在、午後一時二十五分。
監視者達の本拠・ニューヨークとの時差は十四時間……。

「ともあれ、六神体の能力は、すぐに分かる事でしょう。
 今はただ、彼らの出方をうかがうしかありません……」



479激突!! ゲッター対ガイアー 第五話E:2009/02/14(土) 22:04:50 ID:CYOTU6x5
――同時刻。

広大な夜景を望む摩天楼の一室では、かつてのマーズの同胞達が『その時』を待ち続けていた。

「……あと、三十分ですか」

「随分と気の早い事を言う。
 全てはマーズが正気を取り戻していれば、の話だろう?」

「だが、マーズがどちらを選択したとしても
 こいつをやるのは、これが最後になるだろうよ」

やや緊張した風の同僚達の会話に割り込み、件の監視者が、年代物のワインの酒瓶を掲げる。
ふっ、と、男達の間に微笑が洩れる。

「それでは、最後の任務の前に、ひとつ乾杯と行きますか」

テーブルに用意された六つのグラスに、鮮やかな赤紫の液体がなみなみと注がれる。
しばし、男達は感慨深げな表情でグラスを見つめていたが、
やがて、中央の老紳士が静かグラスを掲げた。

「思えば任務とは言え、我らも随分と長い間、
 地球を監視し続けたものじゃの」

老紳士同様、他の男達も、ゆっくりとグラスを掲げる。

「それでは…… 我々が任務を全うしえた事に……
 また、宇宙の平和のために、乾杯!」

「乾杯」

上等なワインの持つ芳醇な香りを楽しみつつ、一同がグラスを傾ける。
舌に心地よい甘みと酸味の中に、ほのかな渋みが混じるように感じるのは、
単に、ワインの持つ個性だけが原因ではないだろう……。



やがて、年代物の柱時計の頂点で、短針と長針が重なり合い、
ボォン、ボォン、という鐘の音が、室内に響き始めた。
480名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 22:05:19 ID:55lxqpY2
>>463
もしやルルーシュの波乗りでこの夏一番の波が来るぜ〜!!
を思い出した口かい?
481激突!! ゲッター対ガイアー 第五話F:2009/02/14(土) 22:06:14 ID:CYOTU6x5
男達は、一言も言葉を発せず、ただただ時計の方を注視し続ける。
ゆったりとした鐘の音がひとつずつ刻まれる度に、
男達の中で、郷愁が緊張に、緊張が失望に、そして失望が殺意へと変化していく。

―― 十回、
―― 十一回、
―― 十二回、

ついに鐘の音は止み、室内の静寂の中に、
秒針の時を刻む音がのみ響き続ける。
それでも尚、男達はまるで、彫刻の一部にでもなったかのように、ピクリともしない。

「……やはり、マーズは任務を果たせなかったようですな」

片眼鏡の男が、殆ど口を付けぬままに灰の塊と化した葉巻を、灰皿の上へと落とす。
傍らの男が、無言でサングラスを抑える。

「――それでは、我々の手で任務を果たさねばなるまい」

言いながら、老紳士が徐々に右手に力を込めていく。
バリン、という乾いた音とともに、手の内のグラスが割れ、
赤紫の液体と真紅の鮮血が交じり合って、テーブルの上へはたとこぼれる。

他の男たちも老紳士に倣い、静かな室内に、
バリン、バリンという、グラスを砕く音のみが響き渡る。

室内に静寂が戻ったとき、そこには、幽鬼の如き冷徹な殺意を瞳に宿した、六人の修羅の姿があった。

「それでは諸君、行動開始だ。
 マーズが、そして、あのゲッターとやらが、
 六神体とガイアーの関係に気づく前に、全ての決着をつけるのだ」

老紳士のその言葉を最後に、六つの影がゆらりと動き、
物音ひとつ立てず、一人、また一人と部屋を後にしていく。

全ての監視者が去り、室内には、テーブルに散乱したガラスのきらめきと
秒針を刻み続ける古時計の音のみが残った……。

482激突!! ゲッター対ガイアー :2009/02/14(土) 22:09:51 ID:CYOTU6x5
以上、投下終了です。
横山先生の描くおっさん達が完璧だったため、今回は手を加える所がほとんどありませんでした。

本来ならそろそろ、もう一方の主役であるガイアーについても書くべきなのですが、
何だか今川監督の気持ちが分かったような気がします。
483名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 22:13:44 ID:CZjOvbss
乙でした
484名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 22:17:33 ID:PM6wG0CH
おつです
485名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 22:31:48 ID:55lxqpY2
間にレス入れて済みませんでした。
486名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 22:34:43 ID:BJmRRRj4

マーズがゲッターに乗ったりする展開もあるのだろうか
487名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 22:42:31 ID:Os2rVM+D
続き貼り

竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン
第六話 後編1

竜馬達は海を渡って地上に降りた
そこに次のエリアのドアがあった
「次のエリアは…宇宙?」
ドアの上には「宇宙エリア」と書かれていた
「宇宙って…息できるのか?」
「息はできるキャル。けど宇宙を再現してるからこの中は無重力なのキャル」
「てことは…体が浮くのか?漫画みたいに!?」
「少しの間なら浮くことができるよ」
竜馬はそれを聞いて目を輝かせた
「すっげぇ!早く行こうぜ!」
(またキャル…今の状況わかるのキャル?)
竜馬達はドアを開けようとした。しかし
「ん…あ、開かねぇ!」
「え?」
「ドアが開かねえんだよ!」
「ちょっと待って…これは…」

突然
ヒュゥゥゥ
上空から何かが飛んでくる音がした
「!?」
竜馬は空を見上げ、音がする方向を見つめた
すると何か丸い形をしたもの…ミサイルだった
「ミ…ミサイル?また敵かよ!」
竜馬は一目散にその場から離れた
ミサイルは竜馬がさっきいた場所に着弾した
グワオ!!
ミサイルは爆発し、粉塵が巻き起こる
「いい加減にしてくれ…さっきから戦い詰めでこっちは疲れてんのに…」
今までの闘いで竜馬達はかなり疲労していた
「こうしてでも私達を行かせたくないのね…」

海の方向から何かが顔をだした
だんだん陸に近づくにつれて姿がはっきり見えてきた
「なんだあれは?」
キュラキュラ…
竜馬達が見たものは人間の形から逸脱したものだった
何とも言えない形の顔に関節というものがないぐにゃぐにゃした機械の手
さらに下半身はキャタピラーという異形のロボットだった
「ニンゲン…コロス!」
ロボットはいきなりその鞭みたいな腕を振り回してきた
「!、あぶねえ!!」
竜馬は瞬間で避けたが
「キャアアア!!」
避け損ねたキャルトは腕に当たり、吹き飛ばされた
「キャ、キャルトォォ!?」
キャルトは地面に叩きつけられた。気絶したみたいだ
竜馬はまた怒りを表した
「てんめぇ!!許さねぇ!!」
竜馬は心に念じ、ゲッターに変身した
「チェェェェンジ!ゲッタァァァワン!」
竜馬はロボットに向かって突撃
「これでも喰らえぇぇ!」
竜馬はロボットの腹部を本気でパンチした
488名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 22:42:55 ID:Os2rVM+D
しかしロボットの体が相当硬いのか
「いっええ!!めっちゃ硬てえ!!」
ロボットはまた腕を振り回してきた
「シネエ!!」
「させるか!!」
竜馬は腕を掴み、腹部に光を収束させた
「喰らいやがれ!」
バシュウウウン!
竜馬はビームを放った。ビームはロボットの体に直撃したが
「ニンゲン…シネエ!」
ビームを掻き消してしまった
「ビームが効かないだと!!」
竜馬はいったんその場から外れた
「くっそ!あいつ硬てえから攻撃が効かねえのか!!」
言ってる間にロボットは襲ってきた
「このままじゃ…!!」
竜馬は絶対絶命のピンチに立たされた

しかし突然
「そうはさせないゾ!!」
竜馬の後方から声がした
「ん…誰だ!?」
竜馬は後ろをむくと、幼稚園くらいの子供が立っていた
坊主頭でげじげじ眉毛の男の子だった
「お前は誰だ!?」
竜馬はそう聞くと
「人にものをたずねる時は何てゆうの?」
子供は少し上目線でいった
竜馬はその態度に少し怒りを覚えた
「てめえ!誰にもの言ってやがる!!」
その子は呆れた顔で言った
「オラ、てめぇじゃないゾ!野原しんのすけって名前だゾ!好きな食べ物は…」
「だあああ!!今そんなの聞いてねえ!!」
しかしそんなやり取りの間にロボットがどんどん近づいてくる
「お前も早く逃げねえと殺されるぞ!」
「ほほ〜い!そこはオラにお・か・ま・へ〜!」
しんのすけと名乗る子は前に出て、一枚のカードを取り出した
「何だ、そのカードは?」
しんのすけはトランプに似たカードを前に差し出し、目を閉じて念じた。
「スゲーナ・スゴイデス!」
ピカァ!
するとカードは輝きだした
「な…なんだ!!?」
光は瞬く間に周りを包み、カードから何かが三体飛び出してきた
「アクション仮面参上!!」
「カンタムロボ参上!!」
「ぶりぶりざえもん…参上!」
竜馬は突然の出来事に驚いた。
「何だこいつらは?それにさっきのは一体なんだ?」
竜馬は訳が分からなかった
489名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 22:43:17 ID:Os2rVM+D
「このカードはスゲーナ・スゴイデスっていって魔法のカードなんだよ。
この三人はオラの世界の救いのヒーローなんだゾ」
「救いのヒーロー…だと…?」
しんのすけは竜馬に質問する
「ところでアンタ名前は?」
「俺は流竜馬だ…っておい!」
しんのすけはニヤリと笑った
「竜馬兄ちゃん!オラ達と一緒にこいつを倒すゾ!」
「竜馬君、我々と協力したら倒せない敵などいない!」
「力を貸してくれ!頼む」
「……」
「お前ら…」
竜馬はその言葉にかなり勇気をもらったような気がした
「よっしゃあ行くぞ!!」
「おお」
「ファイヤー!!」

その場でついに最強チームが誕生した
はたしてこのロボットに勝つことができるのか?

続きは暇があれば
490名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 22:46:03 ID:9cN2dT01
ポケモンとマブラヴまだー?
491名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/14(土) 22:49:21 ID:PM6wG0CH
食玩おつです
492名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/15(日) 12:46:47 ID:LCqAyWxp
そういや少し前にリリカルなのはの世界に、新ゲの連中を放り込んだらどうなるか?的なスレを見たなぁ

石川な方々が放り込まれたら凄い事になるんだろうなぁ
493名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/15(日) 15:49:49 ID:3SQ9MfrF
放り込む?馬鹿を言っちゃいけない。殴りこむの間違いだろ
494名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/15(日) 16:02:16 ID:LCqAyWxp
魔法少女も人類の兵器としての一側面に過ぎんというのか…
495名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/15(日) 16:08:50 ID:3SQ9MfrF
人類はより純粋に…
496名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/15(日) 16:31:41 ID:w5e+CZWj
アインストとのクロスか。
クロスっつーか元がスパロボだけど。
497名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/15(日) 17:00:58 ID:3DyO6PFD
>>492
この板にあるリリクロスレで新ゲッターとのクロス在ったが、作者が撤退しちまったort
原因は不明だけど、もっとドワオ!!な展開にしたかったのかなぁと思ってる。
まぁこの作者さんが撤退したのはそのスレの主要職人集団脱退したりして荒れてたけど
498名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/15(日) 21:52:42 ID:jgT4j1GP
>>497
理想郷で続けて書いてるみたいだし、そのうちまた書いてくれるかもよ?
499名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/15(日) 21:53:32 ID:+EtXeCSd
現在、魔獣戦線×HELLSINGを構想中
500名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 00:09:30 ID:/vRo3c5q
リリカルなのはかぁ…。
確かに魔法と進化、選ばれた者と選ばれなかった者とかのテーマは想像できるな。
…形にする力が無いが

そして洗脳された姉との決戦
凡人が無力を感じ、スタンドプレー
狼の守護獣
って設定がそれぞれ
「私の屍を越えて(ry」 「先に地獄で(ry」
「こいつは私の力だ!私の力(ry」
「うー、でろザフィーラ!!ううザフィーラでろ!!」
で脳内再生された俺の頭。
501名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 00:12:39 ID:SMJs4bDL
でも殺すのがデフォルトの作品と、死なない綺麗な作品とじゃ(バトル物なのに)けっこうそりが合わないと思うんだ
502名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 08:34:47 ID:2qiYKNay
綺麗な作品に殴り込みかけてこそイシカワイズム
503名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 09:29:48 ID:Qg1wte1w
虎とか爆烈なら、なのはの世界に放り込んでも違和感なかろう
504名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 11:57:28 ID:7Vr9qxH+
むしろ、サイボーグ(戦闘機人)つながりで邪気王。
あいつは中身は犬だし、てなづけられれば(ここ重要)ペットとして日常もいける。
でも、進化し続けて巨大化するからな……
505名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 12:23:47 ID:SMJs4bDL
大地も喰うしな
506名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 12:28:45 ID:Qg1wte1w
邪阿弥に飛ばされて時空の狭間を漂う柳生十兵衛、たどり着いた先は…

とかそんなん
507名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 15:43:24 ID:rv/VVHEJ
ショックガーン続き

竜馬はしんのすけ、アクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもんと手を組んだ
「行くぞ!カンタムロボ!」
「ああ!!」
アクション仮面とカンタムロボはロボットに突進した
しかし
「…ん?つかお前行かないのか?」
豚の姿をした侍、ぶりぶりざえもんだった
「……」
ぶりぶりざえもんは無言でアクション仮面たちを見つめていた
(なんだ…この鋭い視線は…何か策でも…」
その間
バキッ
ドゴッ
アクション仮面達は奮戦するも
「ニンゲン…コロス!」
腕を振り回し、アクション仮面達を吹き飛ばす
「何ぃ!強い!こうなったら…」
アクション仮面は腕を垂直にたて、カンタムロボは両手をロボに向けた
「アクショォン!ビィィム!」
「カンタム!パァァンチ!」
バチバチバチ!
バリバリバリ!
お互いの必殺技をロボットに叩きこんだが
「ウガア!」
無傷だった
「アクション…ビームが…」
「カンタムパンチが…効かない…」
すると今まで動かなかったぶりぶりざえもんが動きだした
「…私の出番のようだ…」
ぶりぶりざえもんはたった一人、ロボットに向かっていった
「頼んだぞ、ぶりぶりざえもん!」
竜馬はしんのすけに聞いた
「しんのすけ!あいつは強いのか!?」
しんのすけは汗を流していた
「わからないゾ…一応救いのヒーローだから…」
竜馬達はぶりぶりざえもんに期待を沿えた
突然、ぶりぶりざえもんは竜馬達の方へ向き、
「さあ!どこからでもかかってこい!!」
なんとぶりぶりざえもんは相手に寝返った
竜馬達は呆れてものを言えなかった
「あのヤロォ!裏切りやがったな!」
「くう!やっぱり貴様そうゆう奴だったのか!」
「見損なったぞぶりぶりざえもん!」
「戻ってこい!!」
しかし竜馬達の問いにも虚しく
「断る!私は常に強い者の味方だ!」
しかし敵はぶりぶりざえもんを腕で吹き飛ばした
吹き飛ばされたぶりぶりざえもんは竜馬達に所に戻ってくると
バキッ!
ドゴッ!
ドワオ!
「この!死ね!オラオラオラオラ!」
全員かかってぶりぶりざえもんをボコ殴りした
「作戦ターイム!」
「ミトメル!」
508名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 15:44:18 ID:rv/VVHEJ
「ゴニョゴニョ…」
ボコボコにされ、倒れているぶりぶりざえもん以外の四人は作戦を立てた
「何ぃ!そんな手が…」
「成功するのか…?」
「もうその手しかないゾ!」
「よし…私も協力しよう…」
するとのびていたぶりぶりざえもんも起き上がり
「私はいつでもOKだ…で何をするんだ?」
周囲に冷たい風が吹いた
「この糞豚!」
「脳みそあるのか!」
「少し…」
「あいつをひっくり返して動けなくするぞ!!」
「「「「おお!!」」」」
竜馬達は直ぐさまロボットの側面に回り混み、5人で一斉に押した
「んぐ…重め!!」
「力を出せ!!」
「ぐあああああ!!」
「はああ!!」
しかしぶりぶりざえもんだけは
「…この作戦は失敗だな…」
「「「「てんめえ!!!」」」」
痺れを切らしたロボットは
「ウガアア!!」
ズワォォォォン!!
竜馬達は吹き飛ばされる
「「「「「ギャアアア!!」
「「二度目の作戦ターイム!!」」
「ミトメル!」

「「「「「ゴニョゴニョゴニョ……」」」」」
「「「「「よっしゃ!!行くぞ!!!!」」」」」
すると竜馬は前に出た。後ろでしんのすけとカンタムロボとアクション仮面が待機していていた。
「しんのすけ!頼むぜ!!」
「ほほ〜い!スゲーナ・スゴイデス!」
ピカァ…
竜馬は光に包まれた
光がおさまると今まで見たことのないロボットが立っていた
均等に別れた5つの角、体はより一層大きくなり、雰囲気が大きく変わった。
竜馬達はその姿に驚いた
「こ…これは…」
「力がみなぎってくる…今までよりも…今なら!」
ロボットもその姿に反応したのか、今まで以上に狂い始めた
「ガアアアア!!コロス!!コロス!!」
「けりをつけるぞ!!」
509名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 15:45:10 ID:rv/VVHEJ
竜馬はロボットに向かっていった
アクション仮面とカンタムロボは竜馬のサイドに展開していく
「竜馬君!我々があのロボットの動きを止めるから君はその間に攻撃してくれ!」
「ぶりぶりざえもん!お前は竜馬君の後ろをついていけ!!」

「ダブルゥトマホォォォク!!」
竜馬の肩から二本の両刃のトマホークが飛び出した
「アクション仮面!いくぞ!」
「ああ!今だ!!」
二人はロボットの側面に回り混み
ガシッ
ロボットの両腕を掴み、地面で体を固定した
「竜馬君!今だ!!」
「よっしゃ!!」
「ウガアアア!!」
カシャ!
身動きが取れないロボットは肩に装着していたあのミサイルを撃とうをした
しかし
「ぶりぶりざえもん!出番だ!」
「…軽々しく呼ぶな」
ぶりぶりざえもんはロボットの顔の正面に向かって跳んだ
そしてぶりぶりざえもんはロボットの背を向け
「!!?」
プゥゥゥ…
ぶりぶりざえもんは顔面に向かって放屁した
「アアアアア!!」
ロボットは余りの臭さに鼻を押さえた
「でかした!ぶりぶりざえもん!!」
ロボットは鼻を押さえてスキができた
「喰らいやがれぇ!!」
竜馬は顔面に向けてトマホークを投げた
グサっ!!
トマホークがあれだけ硬かった表明に突き刺さった
「ギャアアアア!!!」
ロボットは顔を押さえた
竜馬は空中に飛び、
「ゲッタァァァビィィィム!!」
バシュュュ!!
額にある水晶玉から細いビームを放出した
ザシュ!!
ビームはロボットの心臓部を貫通した
「ギャアアア!!!!」

ロボットの動きは止まった。停止したようだ

五人の歓喜の声が周りに響き渡った
「「「「「よっしゃあ!!!!」」」」」
「俺達…やったんだな!」
「ああ!」
「私のおかげだな…」
アクション仮面は竜馬の肩を叩いた
「竜馬君!君は本当に強いな!これならフィギュア魔人を倒せるぞ!」
竜馬は少し照れた
「そろそろ魔法の効力が切れるゾ!」
竜馬のその言葉に反応した
「何ぃ?」
アクション仮面達は竜馬を見て力強く言った
510名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 15:45:37 ID:rv/VVHEJ
「竜馬君!君の事は忘れないよ!」
「必ずフィギュア魔人の陰謀を阻止してくれ!」
「救い料、一億万円ローンも可」
アクション仮面達がそうゆうと竜馬の前から姿が消えた
「お前ら…
しんのすけも竜馬に向かって言った
「オラは竜馬兄ちゃんに逢えてよかったゾ!絶対に負けちゃだめだゾ!!じゃ!」
ピカァ
しんのすけは光に包まれた。光が治まり、地面にはしんのすけと思わせる姿のフィギュアがあった
竜馬はそれを拾い、フィギュアを見つめた
「しんのすけ……ありがとな…お前ちの気持ち…ありがたく受け取るぜ!」
竜馬の目から一筋のしずくが流れた。
竜馬は大切なものを手に入れた気がした

「そういえばあのロボットは!」
竜馬はロボットに駆け寄った。
パァァァァ…
ロボットは光を放った後、治まった
そこにいたのは傷だらけの武蔵だった
「武蔵ぃぃぃ!!」
竜馬は叫ぶと武蔵の目が開いた
「りょう…ま…」
「大丈夫か!」
「ああ…」
武蔵はかすれた声で竜馬にいった
「竜馬…隼人とミチルちゃんは…」
竜馬は少し穏やかな顔で
「隼人は大丈夫だ!ミチルちゃんは俺が助ける!」
竜馬はそうゆうと武蔵は少し笑った
「そうか…頼んだぜ…お前ならできる…」
武蔵がそうゆうと目をつぶった
パァァァァ…
武蔵は光に包まれ、空へ消えていった
「武蔵…隼人にあえよ」
竜馬は気絶したキャルトを起こしにいった

「キャルト…大丈夫か!」
「ん…竜馬君…はっ!あのロボットは!!?」
「ちゃんと倒したよ。次のステージへ進もう」
「うん!次は宇宙エリアキャル!今まで以上の強敵がいるかもしれないキャルル!」
竜馬達は宇宙エリアのドアへ向かっていった
竜馬はキャルトに突然こういった
「…協力っていいもんだな…」
「えっ?協力?なんのこと?」
竜馬の顔が少し赤くなった
「…なんでもねえよ!!」
「変な竜馬君キャル」

その頃…ショックガーンの城内

それを見ていたブリスターは重い口を開く
「…私自らが行かなければならないとはな…」
ちょうど戻ってきたデカールは焦った顔で
「す…すみません…次こそは必ず…」
511名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 15:46:20 ID:rv/VVHEJ
「ふざけるな!!お前はこの城内で待機してろ!!」
デカールは見たブリスターは眉間にしわをよせ、憤怒の顔をしていた
デカールはその顔みてぞっとした
「は…はい!!」

ついに動きだしたフィギュア魔人のリーダー、ブリスター
竜馬達は果たしてフィギュア魔人の陰謀を阻止できるのか!?

第六話 後編 完

続きは暇があれば
512名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 17:46:16 ID:SnTXqh2O
ショックガンって何?
513名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 18:28:54 ID:Fci8mk4w
竜馬が見た聖ドラゴンの未来ではゲッターロボと人間が融合していたが、
エンペラーの時代のゲッター軍団はどうなっているんだ?

歩兵がいたから生身の人間もいそうだが、
ゲッターロボに搭乗している兵はいるのか?
それとも聖ドラゴンの未来同様、融合しているのか?
514名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 21:23:34 ID:VzDwdSHh
>>499
期待してます
515名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 22:25:22 ID:jCFgPBOK
ゲッター軍団の宇宙進出以前にゲッター体になってなかったか人類
竜馬が見た未来図で
516名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/16(月) 22:40:10 ID:jCFgPBOK
というか聖ドラゴンの時代は人間は地球捨てて宇宙にいるのか
それとも既にゲッタ―なのかが判らんのか
517名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:13:01 ID:Qjfzoavo
地球自体がゲッター化してるんじゃねーか?
518名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:17:32 ID:HN0QGWLd
ゲッターロボとBLAME!のクロス
519名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:21:18 ID:VVCRuWsb
そもそも、あの世界で聖ドラゴンに望みをかなえてもらったやつはいるのか?
ところで猿羅神の生まれ変わりって爆裂だよな?
520名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 01:35:33 ID:LDa8hlMd
俺もそれ気になってた。
単なる四天王の後継なのか、それとも猿の生まれ変わりなのか。
521名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 07:38:41 ID:MQxVRyYl
猿羅神→爆烈王
弥勒王→弥勒→ミロク
こうだと思う。本来オペレーターとして覚醒し戦いに出るべきは爆烈の次の世代=ミロクだったらしいから
名前からしてもミロクが無幻弥勒の転生したものじゃないかなと。
522名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 07:57:45 ID:NhZ5b7uj
俺はてっきり爆烈は猿羅神の転生にして、美勒の子孫とばかり…
523名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 09:30:55 ID:VVCRuWsb
いや、ミロクは妹だから弥勒の子孫である点は同じになるんじゃないか?
524名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 12:14:07 ID:vg/d6brI
竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン
第七話 前編
宇宙エリア
ショックガーン最大のジオラマエリア
宇宙を再現してあり、無重力体験もできる
ここには色々なロボットや戦艦のフィギュアが多数配置されている

「すんげぇ!!本当に体が浮いてる!ふわふわしているみてえだ!」
竜馬は初めての無重力体験に大喜びしていた
「竜馬君!調子にのるとケガするキャル」
「大丈夫大丈夫!この俺がケガするわ…」
ごちん!
飛んできた小さな隕石が竜馬の頭に直撃
「いってえ!!!!!」
(ほら…言わんこっちゃないキャル…)
キャルトは呆れた顔で言った

竜馬達は奥に進むと宇宙ステーションのジオラマがあった
「キャルト、あそこで休まねえか…さっきから闘い詰めでくたくただ…」
「そうね、あそこなら安心キャル」
竜馬達は宇宙ステーション内で一休みすることにした

「ふう…疲れた…ここまで来たが…ひでえ目にあったぜ」
「ホントキャル…けど竜馬君のおかげでここまで来れたキャル。このエリアを越えたらいよいよ最上階キャル!」
「よおし!早くこのエリアを越して、あいつらにわからせてやらねえとな!」

キャルトは突然竜馬にこう聞いた
「竜馬君、そういえばあなたの両親はどんな人なの?」
「な…何だよいきなり…」
「だってあなたと初めて会ったとき、竜馬君だけだったキャル。教えてキャル」
竜馬は少し下を向いた
「俺には…両親なんかいねえよ…」
「えっ…?」
キャルトはその言葉に驚きを隠せなかった
竜馬はさらに続ける
「母さんは俺が生まれてすぐに病気で死んだらしい…。
代わりに父さんが俺を育ててくれたんだ。
けど、父さんが空手家だけあって毎日毎日に空手の練習さ
「強くなれ!それが男の生きる道だ」それが父さんの口癖だった」
竜馬はキャルトに傷だらけの手を見せた
キャルトは唾を飲んだ。
「この手が毎日空手をした結果さ…泣いてもわめいても許してくれる父さんじゃなかったから、
痛くても我慢し続けたんだ」
(竜馬君はホントに強いけど、強さはそこから来てるのね…)
525名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 12:14:40 ID:vg/d6brI
竜馬は手を下ろすと上を見上げる
「そんな父さんも一年前に病気で死んで、それからは俺一人で暮らしてきたんだ。
生活の方は近所の人達が優しいから色々助けてくれて、俺もそのお礼に何か手伝ってあげてるよ」
「そうなんだ…竜馬君も大変だったね…」
キャルトはすでに半泣き状態だった
「実際、ここまで鍛えた体はそれまで全く意味がなかったけどまさかこんな所で役立つとはな」
竜馬は少し笑った
「けど…この手もやって使い道が出来て喜んでるよきっと!」
キャルは穏やかな笑顔で
「…うんキャル…」
(竜馬君も頑張ってるんだし私も頑張らなくちゃ!」
竜馬は話が終わると立ちだした
「よし行くか!早くいってミチルちゃんを助けねぇとな!」
キャルトも立ち上がり
「そうこなくちゃ!」

突然
「人間!キャルト!出てこい!」
竜馬達はその声に反応した
「この声は…ブリスター!?」
「てめえか!!どこにいやがる!!」
すると上から声が聞こえた
「ここだ!早く出てこないとこのジオラマごと吹き飛ばす!」
「何ぃ!」
「竜馬君!あの階段を上がって真っ直ぐ行くとステーションの甲板に出られるキャル
「よし!わかった!」
竜馬達は大急ぎでステーションの甲板に出た
「野郎!出てこい!」
するて突然
「私はここだ!」
バシュ!
上から光弾が飛んできた
「危ない!」
竜馬達はその場から避けた
ズドン!
光弾は甲板に直撃し、穴が開いた
「貴様ら相手に私が手を出さないとダメとはな!」
「ブリスターっていったな!お前のやってる事が間違いだと気付かねえのか!」
ブリスター眉間にシワをよせる
「何ぃ!」
「お前にどんな過去があったか知らねえがな、だからって罪のねえ人達も巻き添えにすんじゃねえ!」
「人間の分際で…貴様にこの私の屈辱が分からない!私がどれだけ嫌な思いをしたか、どれだけ辛い思いをしたか…わかるのか!?
私だけじゃない!デカールやレジン…いやこのショックガーン内のフィギュア全員、屈辱や苦痛を抱えてきたのだ!貴様ら人間相手にな!」
竜馬は前に出る
「だから俺が来たんだ!お前らフィギュアがこうなったんなら俺達なら、人間代表で俺が責任とってやる!」
キャルトも必死で説得する
526名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 12:16:55 ID:vg/d6brI
「ブリスター!あなたの体に刻まれた汚れや傷は、決して恥ずかしいことじゃないキャル!
あなたを手にとって、共に遊んでくれた人達の絆のあかしキャル!」
「……裏切り者の分際が…人間と思い出を分かち合うなど、私は望まない!
私が望むのは、全ての人間が私の造形美に対し、尊敬の念を抱くことだ!
…生まれながらのレア種であるお前には…分かるはずもないであろうな!」
ブリスターは腕を組み
「さあこい!貴様は私が直々に殺してやろう!」
「ブリスター!!なんで分かってくれないキャル!」
竜馬は本気で怒りを爆発させた
「この野郎!!!口で言ってもわかんねえんなら体でわからせてやらぁ!!!」
竜馬は心に念じ
「チェェェンジ!!ドォォラゴォォン!」
竜馬はロボット戦の姿に変身した
キャルトは驚いた。竜馬が今までみたことのない姿になっていたからだ
「竜馬君…どうしたのその恰好…」
「ちょっとな!」
バシュ!
竜馬は肩からトマホークを出した
「喰らえぇ!」
竜馬はトマホークをぶん投げた
しかし
ブン…
目の前にいたブリスターは姿を消した
「何ぃ!消えただと!?どこだ!」
「私はここだ!」
竜馬の後方に声がした
「!!」
バキ!
竜馬は後方から吹き飛ばされた
「うわぁ!」
すると吹き飛ばされた方向にブリスターが現れた
「何だと!?」
ドゴッ!
竜馬はブリスターのパンチを喰らった
「がはっ!…なんだこいつは!?」
キャルトは竜馬にいった
「竜馬君!ブリスターは瞬間移動が使えるキャル!フィギュア魔人のリーダーだけあって実力は半端じゃないキャル!」
「瞬間移動だとぉ!」
ブリスターは笑っている
「弱い!レジンやデカールはこんな奴にやられたのか!?」
するとブリスターは両手を組み
「喰らえ!バニシングキャノン!」
組んだ手から極太の光線が発射された
「これは…避けねえと…何!」
後ろにはブリスターが竜馬を掴んでいた
「私は瞬間移動が使えるからお前に直撃すると同時に私は瞬間移動で逃げるだけだ!」
「ふざけんじゃねえぞ!離せぇ!!」
光線はもう竜馬に迫ってきている
「うわぁぁ!!」
「私に逆らった事がどうなるか思いしらしてやる!」
その瞬間
ドワオオオ!!
光線は竜馬に直撃した
「うわぁぁぁ!!」
キャルトは肩を震わせながら叫んだ
「竜馬君!!!!!!」
周囲に爆炎で包まれている
527名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 12:17:39 ID:vg/d6brI
ブリスターはキャルトの前に現れる
「奴は始末した。最後の警告だ…戻ってくるんだったら命だけは助けてやろう!戻らないんなら…」
「嫌よ!あんなことをしてもう許さないキャル!」
ブリスターは歯をにがつぶし、キャルトを睨みつけた
「わかった…では貴様も!」
ブリスターは手を上げた
「う!!」
キャルトは目をつむった

「…俺は…死んでねえぞ!」
「何ぃ!」
爆炎の中から声がした
「竜馬君!!!?」

なんと竜馬は生きていた
しかし体中がボロボロで動けない状態だった
「くっそ…」
キャルトはもう泣きそうだった
「竜…馬…君」
ブリスターは竜馬の方へ向かった
「ほお…あの攻撃を受けて死なないとはな…さすがここまできたことだけはある…
だがな…、お前はここで死んで貰う!」
バキ!
ズゴ!
ドワ!
ブリスターは動けない竜馬の体を蹴り続けた
その光景はもう弱い者いじめであった
「あがっ!ぐは!」
「ハッハッハ!!痛いか!これが我らが受けてきた痛みなのだ!」

「ブリスター!!!もうやめて!!!」
キャルトは泣きながら訴えた
「ふざけるな!!私はこいつを殺さないと気がすまない!」
キャルトが泣きながら突然
「…わかったキャル…私はあなたと一緒に戻るキャル…だからもう竜馬君を…」
「なっ…何言ってんだキャルトォ!!」
「もう遅い!キャルト!」
バキ!
ブリスターは竜馬を蹴り続ける
竜馬はもう意識がなくなる手前までいた
「戻るキャル!本当に戻るキャル…だからもう…」
ブリスターは蹴るのをやめた
「ふん!わかった!そこまでゆうなら止めてやる」
キャルトはもう泣き崩れていた
竜馬はもう言葉も発することもできなかった
「お前が私に素直に従っていたならあの人間もこんな風にならなかった…行くぞ!」
(待て…待ちやが…れ)
キャルトは哀しそうに竜馬の方へ向き、
「竜馬君…ごめんね…」
そうゆうとブリスターとキャルトは一瞬で消えた
(ちっ…ちくしょ…キャルト…)
竜馬は意識を失った

前編完
528名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 15:46:04 ID:OhQWCEaV
529名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 21:32:40 ID:vg/d6brI
ショックガーン 第七話中編

(竜馬…起きろ…)
「ん…」
竜馬は目を覚ました
「ここは…どこだ…暗くて何も…」
(暗いのではない…心が暗いのだ…)
「うぐ…体が痛い…」
(体が痛いのではない…心が痛いのだ…)
「なんなんだ…一体」
突然
パッ!
周りが明るくなった
「ん………………………!!!!!!」
竜馬は目を疑った。
「うわぁぁぁぁ!!!!!!なんだこれは!!!!!!」
竜馬の体中には無数の機械やチューブと融合されていた
もう上半身しか見えない状態だった
「なんだんだ一体………ん!!」
景色が変わっていた
竜馬は驚愕した。
ビルなどの建物があちこちに倒れていたり、見るかげもない竜馬達が住んでいた町が崩壊していた
「これは俺の町じゃねえか!どうしてこんな…」
突然
「ギャアァァァ!!助けてくれ!!生きたまま地獄に落とされた!!」
横から叫び声がしたので見ると
「な…なんじゃこりゃ…」
なんと大木のような機械のようなものに無数の人間が融合していた
辺りを見回すと同じような光景が見られた
「……………」
竜馬は黙って汗を流した

するとまた景色が変わった
こんどは宇宙空間の風景だった
「さっきからなんだ一体…ん!!」
竜馬は上を見上げた
そこで信じられないものを目にした

百万、いや一億隻ぐらいの戦艦が固まって移動していた。
どれも地球以上の大きさを持った戦艦だらけだった。
その中でも3つの戦艦だけが太陽と同等かそれ以上の大きさを有していた。
「な…」
竜馬は驚くばかり何がなんだかわからなった
「…ゲッタ−…?」
大概の戦艦はゲッターの姿をしていた

すると遠くにある月みたいな惑星から何が飛び出してきた

「ゲッターエンペラー サード・ムーンから敵が出撃してきます」
「任せろ 月ごと吹き飛ばしてやる」

太陽クラスの戦艦の正面のファンが開いた
ギュィィィィ!!!
強烈な光がファンの中の穴に一気に収束した。それは太陽光にも似た強烈が光だった
瞬間
ズワォォォォォ!!!
強烈な光は一気に放出された。ゲッタービームに似ているが大きさが桁ちがいだった
530名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 21:33:27 ID:vg/d6brI
飛んでくる何かがビームによって完全に消滅
そしてビームは惑星に直撃
カッ!!!!!!
おびただしい光が竜馬を襲う
「うわぁぁ!」

(…竜馬…)
あの声がまた語りかけてきた
「また…声か… 」
竜馬は目を開くと違う宇宙にいた
「まただ…何なんだ一体?」
竜馬は上を見上げるとそこには何者かが竜馬を見ていた
その姿は見たことがないもののゲッターらしき姿をしていた

「誰だてめえは…?」
「私は…ゲッター線の意志…お前の心に語りかけた者だ…」
「なん…だと…?」
「ゲッター線の意志はお前を選んだ…」
「言ってることがわかんねえ…ゲッター線て何なんだ!」

ゲッター線の意志と名乗る者…こいつは一体…
竜馬は訳のわからない事だらけだった

「存在するもの全てに意志があるのだよ…フィギュアにも石にも火にも…空気にも宇宙にも記憶があり、それら全てを司る者にも…」
「何だと…?ゲッター…お前は一体」
「お前にも見せてやる」
すると目の前が光だした。
「これが…ゲッター線だ…」
「…………」


−太古の昔、地球がまだ形成されたての頃、多数の隕石が降り注いだ。その隕石には生命の源、有機物が含まれていた
しかしそれだけでは命が生まれなかった。その頃、宇宙に漂流していた特殊な放射線が地球に降り注いだ
そこからが生命の始まりだった。最初は海で生まれ、そして陸に上がり、色々な種族が繁栄と没落を繰り返した
そしてその中で勝ち残ったのが…今の人間、犬や猫などだった。
そして命を生まれさせた特殊な放射線こそ、ゲッター線なのだ−

竜馬はほとんど理解できなかったが少しだけ知ることができた
「じゃあ…ゲッター線ってのがなかったら俺達はいなかったことになるのか?」
「それは…お前の考えしだいだ…ゲッター線によって進化してきたのか、それとも…」
竜馬は聞いてみた
「じゃあは俺にどうしろと…」
「お前には残酷な未来が待っている…そして変えることもできぬ…
だから私が力を貸してやろうと…」
「残酷な…未来だと…?」
「竜馬…何かあったら念じろ…その時には力を貸してやる…」
突然
ギュィィィン!!
竜馬は近くの惑星の引力で引きこまれた
「うああああ!!!待ってくれ!!!ゲッター線って何なんだ!?」
531名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 21:33:59 ID:vg/d6brI
「忘れるな…竜馬…」

「うわぁぁぁ!!!」
竜馬は飛び上がった。しかしさっきの光景はなかった。辺りはあの宇宙ステーションの中にいた
「はあ…はあ…はあ…」
竜馬は汗だくだった
「何なんだ…さっきは…てかキャルトは!!」
竜馬は辺りを見回したがキャルトの姿はどこにもいなかった
「くそ…連れ去れたか…ちくしょう!」
ダン!
竜馬は拳を地面に叩きつけた
すると
「おい…これ以上動くと体に響くぞ」
声がした
「だ…誰だ?」
前方に一人の男が立っていた
顔にはヤクザ顔負けの深い切り傷、鍛え抜かれた肉体、そして鎧みたいな変わった物を付けていた。
額には赤いバンダナをつけていた
「俺はバーダック、さっきそこでお前が倒れているのを見かけてな」
「あ…ありがと…」
竜馬はそうゆうとバーダックは竜馬に目の前に立ち、竜馬を見つめた
「お前…いい目をしてるじゃねえか。いい男の顔をしてるぜ!」
竜馬はその言葉に照れた
「なっなんだよ…」
竜馬は下を向いた
「俺は…いい男じゃねえよ…人も守れねえような弱い男だ…」
すると
バキッ
「っ!!」
竜馬は殴られた。今までにない程の痛みだった
バーダックはすごい顔で竜馬の頭を掴んだ
「バカヤロォ!なにがあったかしらねえけどくよくよするくらいなら死んじまえ!」
「何ぃ!」
「お前がそうやってくよくよしていたら解決するのか!?」
「ふざけんじゃねえぞ!俺は…俺は!!」
竜馬はバーダックに向かって走った
バキッ!
竜馬はバーダックの顔を殴った
「…っ!そうだ!それだ!今いい顔してんじゃねえか!」
ドゴッ
今度バーダックは竜馬の腹部を殴った
「が…!」
「悪いな!切り傷だらけってことを忘れてたぜ!けどな…お前はいい目をしてたってことは落ち込んでねえてことだよ!
お前は男らしい奴だよ!気にいったぜ!」
バーダックは腹を抱えてる竜馬に手をさしのばす
「お前、名前は?」
「な、流竜馬だ!」
バーダックは笑顔になった
「そうか!なら竜馬、俺のことはバーダックって読んでくれ!」
「…ああ!バーダック!」
竜馬はなにか嬉しかった。この男が持ってる男らしさ、信念、強さ、もしかしたら憧れを抱いてかもしれない
そんな男に褒められた、男として認めてくれたと竜馬は思った
532名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 21:34:44 ID:vg/d6brI
「なあバーダック、このエリアの出口はどこにあるか知ってるか?」
バーダックは首を傾げる
「さあな…俺も来たばっかだからわかんねえ」
竜馬は疑問にもった
「え…来たばっか…?」
「ああ。俺は気がついたらここにいた」
「じゃあアンタはフィギュアじゃねえのか?」
「フィギュア…?なんのことだ?」
「えっ…じゃあ人間…?」
バーダックは首を横に振る
「俺は人間…地球人じゃねえよ…証拠に俺にしっぽが生えているだろ?」
バーダックは腰に巻いていたしっぽを動かした
「う…うわぁぁぁ!しっぽだ…本物だ…けどなんで?」
「しゃあねぇな…」
バーダックはこれまでの事を話してた

−バーダックは惑星ベジータという地球がある銀河系外のさらに向こうの銀河にある惑星出身の誇り高き戦闘民族「サイヤ人」らしい
惑星ベジータを支配化に置いていた宇宙最強を自負するフリーザという者が突然サイヤ人を裏切り、惑星ベジータを破壊しようとした
バーダックはその事に気付いたが誰も信じてもらえずたった一人でフリーザに立ち向かった
が…圧倒的な戦闘力差で敗北し、自分は死んだと思ったが気がついたらここにいたという−

「…そうか、アンタも辛い目にあったんだな…」
バーダックは少し照れた
「うるせぇやい!照れるじゃねえか!」
竜馬は少し笑う

「よし行くか!お前はここの出口を探してるんだろ!一緒に探してやるよ!」
「いいのか!?本当に!」
「ああ!俺はお前の事が気にいった。今からは俺とお前は友達だ!」
「友達…ああ!!!」
竜馬とバーダックは共に握手を交わした
サイヤ人と地球人の種族が違うがこれ以上ない究極のタッグが完成した

竜馬達は宇宙ステーションに出て…先へ進むと無数の戦艦が確認された
「竜馬、どうする?」
竜馬はニヤリと笑った
「どうするかって?突っ込むに決まってんじゃねえか!」
「よっしゃ!!それでこそ男だ!!いくぞ!!」
「チェェェンジ!!ドラゴン!!」
竜馬はゲッターに変身した
竜馬とバーダックは無数の戦艦区域に突入した
戦艦は竜馬に気付き、動きだした
戦艦から多数のロボットフィギュアが出撃した
「今の俺達に怖いものなんてねえ!!」
「だああありゃぁぁ!」
竜馬達は今より至上最大の激戦が始まる

第七話 中編 完
533名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 23:06:04 ID:dHUWMd60
バーダックw
534名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 00:50:58 ID:qo2GMHlh
サイヤ人は混血の方が強いという、生物学的には面白いからな。

『とある魔術の禁書目録』と虚無戦記とのクロスを考えてみた。
幻想殺し>実は空間支配の特殊な形のひとつ、っていうか腕から竜出たことあるし。
理事長>真田の生まれ変わり? 
超能力>九龍が絡んでそう
    「自分だけの現実?」うろ覚えだが、どう考えても行きつく先が空間支配。
    「天界が〜」とか「神」を匂わせてるし。
魔術>別の宇宙の存在や過去の空間支配の能力に目覚めたものからから力を借りてるとか
学園都市>馬頭龍のナビゲーターを探すのと同時に弥勒王が賭けた人類の進化を見守るための場所。
ところで、弥勒編で九龍で生き残ったのって
弥勒、夜叉姫、家康、ドグラ騒ぎの中、森に置いてけぼりをくらった、闇目だけ?
535名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 01:43:31 ID:zKiBB74c
多分。黒死丸は好きなキャラだけにあっさり死んだのは悲しかった…
536名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 06:39:10 ID:HisIgp8r
ラノベ関係で言えば一度狂乱家族日記で書こうとした。
真の竜馬達と出会った乱崎家だったり、狂乱強欲王はゲッター線浴びた生物だったりとか、正夢町に石川漫画のキャラ住まわせたり。
537名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 08:38:26 ID:mbHrGi5W
貼り
これホントは五話の後半部分だったんだ

「出航させるな!なんとしてでも追いかけるんじゃ!」
オーキドが叫ぶ。
だが、ゲッターリザードンは水に弱い。
すでに、サントアンヌは水平線を越えつつあった。
「ゲッターカメックスにチェンジする! みんなも、オープン・ゲットじゃぞー!」
オーキドの声に応じて、ヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネの三体がリザードンから分離する。
「うわぁぁぁっ!ひっ!」
ゼニガメを先頭に、肉のつぶれるような衝突。
そして、そこにポケモンが出現した。
巨大な砲塔を背負った、みずタイプのポケモンだ。
ゲッターカメックス。
シゲルは あたらしく ゲッターチェンジを おぼえた!
みなもは しずかに ゆれている。
波をけたてて進むサントアンヌに、なみのりで追いつくゲッター。
と、サントアンヌの上に二つの人影が見えた。
「あの速度で進むサントアンヌの上に、人間だと!?」
信じられない光景に、流石のサトシも目をしばたかせる。
538名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 08:39:14 ID:mbHrGi5W
「久しぶりだね、ゲッターのトレーナーの諸君」
「ひ、久しぶりだね!オーキドくん」
楽しむように告げた二つの声は、数日前マサラタウンに現れたものと同一のものだった。
「ウツギ!ナナカマド!生きてやがったかぁ!」
「貴様らは何者じゃ!目的は何じゃ!?」
その問いに、輪唱のように答えが来る。
「われらはゲッターとともに生きるもの」
「われらはゲッターとともにあるもの」
「われらははるか昔、高度な文明を持ち地上を支配していた」
理解できない、と言った顔で尋ねるサトシ。
「じゃあ、何で今は地上にいねえんだよ」
対する二人の表情は、笑みだった。
憎しみに満ちたゆがんだ笑み。
「あるとき、宇宙からスターミーとスピードスターとゲッター線が降り注いだんだったね、ウツギくん」
「そう、そしてボクたちはやぶれたせかいに逃げ込んだんだよね…ナナカマドくん!」
「そうだね、つまり、人類は、われらが地上を留守にしていた間に入り込んだ空き巣と同じだよね、ウツギくん」
「そ、そうだね。空き巣だねナナカマドくん」
そこまで言うと、ウツギとナナカマドはその表情を変えた。
喜から奇へ、そして鬼へ。
「「返してもらうぞ!地上を!」」
539名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 08:39:46 ID:mbHrGi5W
「させるもんか、こっちにはゲッターって強いみかたがついてるんだ!」
「そんなガラクタに何ができる!」
ナナカマドの叫びに呼応して、サントアンヌが変形を始めた。
「野郎…もう寄生されてやがったのか!」
おや…? サントアンヌごうの ようすが…?
おめでとう! サントアンヌごうは メタルビーストに しんかした!
「なんだ、あいつは!あいつもポケモンだってのか!?じいちゃん!」
「こ…このせかいには まだみぬ いろいろなポケモンが きみをまっておる!」
「進化! 進化! 進化!」
サントアンヌが、そのいかりをゲッターに向かって伸ばす。
サントアンヌの まきつく こうげき!
「シゲル!ドリルじゃ!」
「わかったぜじいちゃん!」
答えと同時、シゲルの腰からモンスターボールが取り外される。
ゆけっ! オニドリル!
空中に出現するのは、巨大な翼を持つ音速のとりポケモン。
オニドリルだ。
それを、ゲッターは鷲掴みにした。
やったー! オニドリルを つかまえたぞ!
540名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 08:40:08 ID:mbHrGi5W
振りかぶる。
投擲。
オニドリルの ドリルくちばし!
「ドリルロックを 受けてみろ!」
きゅうしょに あたった!
てきの メタルビーストは たおれた!
オニドリルは たおれた!
「見たか! ゲッターの必殺ぶきを!」
「わははは!やった!やったぞ!」
「ま、まさかゲッターにあのような秘密があったとはね、ナナカマドくん」
「おそろしやゲッター。にげようかね、ウツギくん」
サントアンヌごうは あなをほって ちちゅうに もぐった!
地中から悪夢の輪唱が響く。
「ゲッターを甘く見すぎたようだね、ウツギくん」
「そ、そのようだねナナカマドくん」
「今日は勝ちを譲ろうよ、ウツギくん」
「そ、そうだね、ナナカマドくん。しかし、貴様ら人類に明日はないんだよね」
言いたい放題言って遠ざかってゆくサントアンヌ。
「おい!奴らが逃げるぞ!」
「じいちゃん!あなをほるのわざマシンはないのか!?」
「心配するな、ゲッターは万能じゃ。しかしわざマシンはサトシのボックスにあずけてある。ポケモンセンターまで出直そう」
541名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 08:41:47 ID:mbHrGi5W
五話はこれで終わりです

六話アバンも置いていきます

六話アバン
マサラタウンの南、グレンタウンを望む位置にその研究所はあった。
ジムと同じサイズの敷地を占める、純白の研究所。
ポケモン川柳の第一人者、オーキド博士の住処だ。
そしてそこは同時に、狂気の発信基地でもある。
一階の研究室。
かつてメタモンの進入を受けた際に破壊されたそこは、完全に作り直されていた。
さりげなく壁にかけられたカラカラの骨が、オーキドの趣味をうかがわせる。
窓がない、薄暗い部屋だ。
そこに、ふたりの人影があった。
「じいちゃん、これは…」
「わからん。見たところぶたざるポケモンのようだが…」
顔を見合わせる二人の前には、椅子に縛り付けられている一匹のポケモンがいる。
その横で、りかけいのおとこが報告を行う。
「わかりません…発見されたときはもう少しマンキーに近かったようですが…時間がたつにつれてだんだんとオコリザルのように…
今はBボタンの連打で症状を抑えていますが、いつまたようすがおかしくなるか…」
その言葉に、シゲルはオーキドの表情を見る。
「じいちゃん。俺はやはりのうだと思います」
「やはりお前もそう思うか。解剖してのうを調べてみよう」
542名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 08:43:23 ID:mbHrGi5W
六話はまた後で置きに来ます
543名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 10:12:21 ID:e+Q8ZLR0
ショックガーン 第七話 後編
竜馬達はそれぞれサイドに展開した
「いくぞぉぉぉ!!」
先陣を斬ったのは竜馬だった
「ダァァブル!トマホォォォォク!」
ロボットフィギュア達は竜馬にライフルを向ける
「撃て!!!」
バシュ!
バシュ!
雨のような弾丸の嵐を竜馬は今までの戦闘経験を生かし、避けまくる。
「そんなヤワな弾じゃ…俺を殺せねえよ!」
竜馬のキレは今より格段に上がっていた
「はぁぁぁぁ!!」
バキッ
ザン!
竜馬は無数のロボットフィギュアを薙ぎ倒していく
「ゲッタァァァビィィィム!!」
ギュィィン!!
ビームが固まったロボットフィギュア達を貫通していく
「目標確認!撃て!!」
ドシュン!!
ドシュン!!
無数の戦艦が次々に主砲を発射してくる
もはやもうジオラマ自体が飛び交う弾丸の埋め尽くされた
しかし竜馬は
「当たらねえぜ!!」
この時の竜馬はもの凄くカンが冴えていた
全く弾丸に当たらないからだ
「喰らえぇぇ!!」
バキッ!
トマホークを戦艦に切り付けた
ドワオオオ!!
戦艦は大爆発を起こした
竜馬は次々に戦艦を破壊していった

一方
「だぁぁりゃぁ!!」
バーダックは無数のロボットフィギュアに突っ込んでいた
バキッ
ドゴッ!
圧倒的な戦闘力を前にみるみる内にロボットフィギュア達を薙ぎ倒していく
元々バーダックは戦闘民族であるサイヤ人の中でも下級クラスだったが、いくつもの戦闘を繰り返し、勝ち残ってきた勇猛な戦士だった
戦闘スキルと経験に関しては竜馬よりも遥かに上であった
「喰らえぇ!!」
バーダックは掌をロボットフィギュア達に向けた
ズギャオオ!!
バーダックの掌からエネルギー波を発射した
フィギュア達はエネルギー波に直撃し
ドゴォォ!!
消滅していった
バーダックは竜馬顔負けの高速戦闘で敵の火中に突っ込んでいった
「弱え!こんなもんじゃ俺を満足させられねえよ!!」
ズドォォォン!
ガキィィン
バーダックは無数の戦艦を素手で破壊していった
二人の姿もまるで破壊を楽しむかのごとく鬼神のようだった

ショックガーンの城内…
復活したレジンを含めた三魔人たちと捕らえられたキャルトは今の様子をみていた
544名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 10:18:12 ID:e+Q8ZLR0
「ぬぅぅぅ…」
ブリスターは竜馬達を睨みつけていた
「ブリスター様が情けをかけてやったのに恩を仇で返すとは…馬鹿もいいとこだわ…」
「ブリスター様!これ以上やりたい放題させるわけにいかないベア!」
キャルトはその映像をみて泣きながら喜んだ
「竜馬君!!やっぱりあなたは強いキャル!」
ブリスターはキャルトの方へ向いた
バシッ
ブリスターはキャルトの頬を殴った
「つっ……」
「ええい!痛い目に合いたくなければ大人しくしていろ!!」
(竜馬君…私はあなたを信じるキャル…けど…)

竜馬達の奮戦であれだけの数の戦艦、ロボットフィギュアは殲滅していった
竜馬達は互いに拳を叩きあった
「竜馬!なかなかやるじゃねえか!!」
「アンタには負けるよ!」
「お前もサイヤ人だったら俺といい勝負をするんだけどな…」
竜馬は笑った
「おっと、話はそれまでだ。俺達は敵さんに囲まれたらしいな」
竜馬達の周りには多数のフィギュアに囲まれていた
しかし竜馬達は笑っていた
「フフ、竜馬どうする?」
「決まってんじゃねえか!全員倒すに決まってんだろ!」
「さすがだ!俺が気にいったことだけあるな!」
竜馬達は多数のフィギュアに突っ込んでいった

「「喰らいやがれぇぇ!!」」
ドギャオオオ!!!!!!
竜馬達はビームとエネルギー波を全方向に向けて乱射した
ズドォン!
ドワ!
ズギャォォ!
フィギュア達はみるみる内に破壊されていく
そして全員を消滅させた
「ふん!俺達と闘うなんざ…」
「百億年早ええよ!」

少し間を置きバーダックはこんな話をした
「お前が俺の子供だったらよかったのに…」
「えっ…てか子供いるの?」
竜馬は驚いた
「ああ、二人な。けどな、そいつらはクソ弱ええから生まれてから一度も会ってねえ」
「なんで会わねえんだよ!!」
「俺は弱い奴は嫌えだ!会う価値なんざ…」
バキッ!
竜馬はバーダックを本気で殴った
「つっ…なにしやがる!!」
竜馬はかなり怒っていた
「弱いから会わねえだ?ふざけたこといってんじゃねえぞ!
アンタにとっちゃ弱えから会わなくていいけどな、お前の子供の気持ちはどうなるんだよ!?」
竜馬には涙が込み上がっていた
「な…」
「俺には…母さんにもあったことねえし…父さんも一年前に死んじまった…酷い父だったけど死んだ時はかなり悲しんだよ…
けど誰も悲しみを受け止めてくれる人はいなかった…だから俺は…」
バーダックは竜馬の話を真剣に聞いていた
「弱いからって一度も会わない親なんかいねえんだよ!子供にはな…親がいねえとダメなんだよ!竜馬は大粒の涙が流れていた
545名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 10:18:42 ID:e+Q8ZLR0
バーダックは少し間を置き、額のバンダナを外して竜馬に渡した
「おい…これで涙をふけ!お前には涙は似合わねえよ」
「バーダック…」
竜馬はバンダナを見て思った
「これは…血じゃねえか…どうしたんだこれ!」
バーダックは目をつぶった
「これは…俺のダチの血だ…」
竜馬は驚いた…
「えっ…!」
バーダックをあの時の事を思いだした

−それはバーダックがつるんでいた下級戦士のサイヤ人達より一足遅れて、次の制圧惑星「惑星ミート」に向かった時の事だった。
バーダックが惑星ミートに降り立った時はもう星は壊滅状態だった
「あいつら…随分暴れてるじゃねえか…」
バーダックはサイヤ人達の元へ向かった
(しかし…なんか胸騒ぎがおきやがる…嫌な予感が…)

「なっ…ど…したんだ…?」
バーダックは唖然とした
サイヤ人達が血だらけで倒れていた
何人かはもう事切れていた
「ぐぅ…がっ…」
一人微かに動いていたサイヤ人がいた。つるんでいたサイヤ人の中で1番仲がよかったトーマだった
「ト…トーマ!!!」
バーダックはトーマに駆け寄る
「…あ…バーダック…か…」
「トーマ!何があった!!?」
するとトーマから衝撃の事実を聞かされた
「フ…フリーザだ…奴に…裏切られた…」
バーダックは唖然とした
「な…何だと…?」
「奴は…もう俺達サイヤ人を捨て駒にしかみていない…」
「何故なんだ!?俺達が何かしたのか?」
「ふっ……俺はもう駄目だ…がはぁ!!…お前だけは…死なせたくねえ」
「トーマ…」
そうゆうとトーマはバーダックを見つめて穏やかな顔になった
「ふ…バーダック…サイヤ人…の存亡と誇りを…守ってく…れ…」
トーマは静かに息を引き取った
「トーマ…」
バーダックはトーマが付けていた白いバンダナを外すと血だらけのトーマの顔を拭いた
その顔はバーダックに意志を伝えて喜んだのか、とても穏やかな顔をしていた
バーダックはトーマの他にフリーザにやられたサイヤ人の顔を見つめた
「フリーザを倒してくれ…」「お前だけが頼りだ…」
もう話すことも出来ないが、顔からその思いがバーダックに伝わってきた
バーダックに怒りが走った。今まで以上にない怒りを
「フリーザァァァ!俺はお前を許さねええ!!」−
546名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 10:19:02 ID:e+Q8ZLR0
バーダックは目を開いた
そして竜馬を見つめた
「竜馬…お前にはダチがいるか?」
「ああ、いるよ…」
バーダックは竜馬の頭を撫でた
「…何があっても、どんな時でも…ダチを裏切ったりするなよ…」
竜馬なその言葉に重みを感じた
「…わかった」
バーダックは少し笑った
「機会があったら俺はガキに会いにいくよ!どこまで成長したか!」
竜馬は涙を拭いて笑った
「バーダック…」
「よし!行くか!ここで道草食ってる暇はねえ!」
「ああ!!」

竜馬達はエリアの奥に進んでいった

すると
「なん…だ…これは…」
「どうやらここのボスのお出ましのようだな」
竜馬達の前に巨大な要塞が立ちはだかった
小島ほどの大きさで無数の主砲と鉄壁の装甲で固められていた。
「これを…倒すしか…ねえか!」
「当たり前だろ!倒さねえと先に進めねえよ!」
「竜馬…ビビってんのか?」
「ビ…ビビってねえよ!!」
「そうか…行くか!!」
「…ああ!!」
竜馬達は要塞に突っ込んでいた

続きはあとで
547名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 11:51:28 ID:e+Q8ZLR0
ショックガーン続き

竜馬はトマホークを持ち、バーダックと共に突っ込んだ
「「うおりゃぁぁ!!」」
ガン!
しかし、要塞の鉄壁の装甲は竜馬達の攻撃を一切寄せ付けなかった
「痛ってぇ!!なんじゃこれは!!」
「くっ…どうやら物理攻撃が効かねえみたいだな…」
竜馬とバーダックは構えた
「ゲッタァァァ!ビィィィム!!」
「喰らえぇぇ」
ゲッタービームとエネルギー波を同時に放った
しかし
バシュ…
全く効かなかった
「何ぃ?」
「全く効かねえとはな…」
要塞の主砲は竜馬達に一斉に向ける
ババババ!!!
主砲は全方向へ発射された
「やばい!避けねえと!」
「くう!」
竜馬達はそれぞれサイド側に展開した
「バーダック!どうする…このままじゃあ…」
「待て、こいつは…」
要塞はミサイルを無数放ってきた
「くっ…スキがねえ…」
「竜馬、まず避けろ!避けつつ考えるんだ!」
バーダックをそうゆうと竜馬は避けながら考えた
(どうすれば…この要塞を倒せる…?)
すると、あの時の夢の言葉が返ってきた
(竜馬…何かあったら念じろ…その時には力を貸してやる…)
竜馬はうなづいた
「こうなったら…ゲッタ−、力を借りるぜ!!」
竜馬は心に念じた
すると
シュゥゥゥ…
竜馬の周りから緑色の粒子が集まってくる
それはゲッタービームを放つ際に集まる緑色の光と同じだった
「な…何だあれは…竜馬!!」
どんどん竜馬の所に緑色の粒子が集まってくる
「これが…ゲッター線…?」
竜馬はバーダックにこう伝えた
「バーダック!アンタのパワーを全部集めろ!俺の最大パワーとアンタの最大パワーをあの要塞にぶつける!」
「何?」
「早くしやがれ!!」
バーダックは少し笑った
「ふん…お前はすげえ奴だよ…わかった!いっちょぶちかますか!」
竜馬は手を広げた
カッ!!!!
竜馬の体は光に包まれた
竜馬は天空へ飛ぶ
「ゲッタァァァシャァァァイン!」

「吹き飛ばしてやる!!!」
バーダックは片手にエネルギーを収束させ、巨大なエネルギー球を作り出した
「トテッポ…パンプーキン…セリパ…トーマよ!お前らの力…貸してもらうぜ!!」
548名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 11:51:54 ID:e+Q8ZLR0
そして
「シャァァイィィン!スパァァァァク!!!」
光に包まれた竜馬は流星のごとく要塞に突撃した

「これで最後だぁぁぁぁ!!!」
バーダックも巨大なエネルギー球を要塞へ投げ付けた
「「喰らいやがれぇぇ!!!!!!」
竜馬は光だけを残し、離脱した
竜馬が放った光とバーダックが放ったエネルギー球は要塞に直撃した
次の瞬間
ドワォォォオォォォン!!
要塞はとてつもない光を放ったのち、大爆発した。それは核爆発したようだった

竜馬達は爆発を見ていた
「俺達やったんだな…」
「ああ…」
ようやく爆発も治まり、よくみるとエリアの出口のドアがあった
「あれだ!!出口があった…」
竜馬は喜んだ
「よかったな…俺は…」
「えっ…」
竜馬はバーダックを見て驚いた
バーダックの体が段々と透けていた
「バーダック!!!」
バーダックは少し笑った
「竜馬…俺はやっぱりあの時死んでたんだ…でも何かの縁でお前と会えた…」
竜馬はもう涙を浮かべていた
「バーダック!!いっちゃ嫌だ!俺達は兄弟っていっただろ!!」
「竜馬…しょうがねえ…これも運命だ!けど俺はお前に会えて本当にうれしいかった…」
「バーダック…嫌だ…!」
「泣くんじゃねえ!!男だろ!!今のお前ならこれから何があっても大丈夫だ…」
「俺はガキに会いたかったけど…悪い事ばかりしたから地獄行きだけどお前達を祈っているよ…」
そして
「じゃあな…」
バーダックは消えていった
「バーダック……ひっく…」
竜馬は泣き崩れた…今までにない泣きかただった

それでも竜馬は立ち上がった
「バーダック…アンタのことは忘れねえよ!いつまでも兄弟だからなあ!」
すると
「ああ!永遠にだ!」
どこからか声がしたような気がした
「バーダック…よしキャルトとミチルちゃんを連れ戻し、あの馬鹿野郎どもと決着をつけねえとな!」
竜馬は涙を拭いた。竜馬の顔は今までより男らしい顔になっていた

竜馬はエリアの出口に入っていった

その頃…
「ブリスター様…あの人間がついにショックガーン城に…」
「もはや…ためらいはいらぬ…私達三魔人で奴を跡形もなく消してやる!」
「いくぞ!相棒!」
「こい!あの時のリベンジベア!!」

ついに竜馬とフィギュア三魔人の最終決戦が始まろうとしていた
果たして竜馬は陰謀を阻止し、ミチルちゃんとキャルトをとりもどせるのか

第七話 完
549名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 13:17:32 ID:zNDClX3i
バーダック乙ですー

おいポケモン
>「じいちゃん。俺はやはりのうだと思います」
>「やはりお前もそう思うか。解剖してのうを調べてみよう」
脳じゃないよ!それ!普通に進化してるだけだよ!
550名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 13:44:03 ID:m7HvJiP4
逆に、竜馬を他のメカに乗せるという発想

なんというか、気合と根性で動かす機体が似合うと思います
551名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 15:13:56 ID:Jg0d0R8d
ラゼンガンとか似合うと思うんだ……等とリボルテック・ラゼンガンを弄りながら言ってみたりする
552名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 16:35:16 ID:+rtrbpKQ
ラインバレルを読んだ。面白かった。
ジュダvs加藤vs早乙女ゲッタードラゴンの構図を妄想
後にジュダ&加藤vsゲッター軍団に

主人公がいい感じにアレだから、石川線を注入すれば立派なぶっ飛び漫画になることでしょう
553名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 17:25:59 ID:RRCQdGTz
龍馬「ブロウクンマグナム!」
隼人「スパイラルドリル!」
弁慶「プラズマホールド!」

なんか微妙だな
554名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 17:49:12 ID:nnYaMT0n
>>552
ていうかラインバレル主役三機のモトネタはゲッター1,2,3
555名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 17:53:24 ID:m7HvJiP4
アンソロでゲッター描いてたね
556名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 17:59:32 ID:Bh/Vu7XV
ラインバレルの作者もゲッターロボアンソロジー描いてたな
内容は正直微妙だったが・・
557名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 18:00:11 ID:+rtrbpKQ
知らなかった…ていうか、結構ごちゃごちゃしてていまだに主役メカがよくわからない…
558名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 18:49:07 ID:qYysfZ4e
>>550
意表をついてZガンダムはどうか?
ゲットマシンのような運用もできるし、
シャインスパークやファイナルトマホーク的な攻撃も備えてる。
後は、機体を赤か黒に塗り直し、カッターとガトリング砲を持たせれば完璧。
559名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 19:09:32 ID:m7HvJiP4
そーいやガンダムの世界じゃ「人類は〜」と言い争いが起こるが
「おまえらは兵器の一つに過ぎん」と告げられたらどんなリアクションするだろうか
560名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 19:14:31 ID:e+Q8ZLR0
竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン
最終話 前編
竜馬はついにショックガーン城にたどり着いた
「ミチルちゃん!キャルト!どこだ!!」
竜馬は叫んで走っていると王の間に辿りついた
「ここは…一体…」
突然
「「竜馬君!!」」
竜馬は声がした方を向くとキャルトとミチルちゃんがオリの中にいた
「キャルト!ミチルちゃん!今助けてやるからな!!」
竜馬はオリに近付いた
「だめ!来ちゃダメ!!」
「えっ?」
ズドォ!
地面が爆発した。竜馬は間一髪の所で避けた
「くっ!」
「来てしまったか…」
「もうここまで来てしまったからにはあと戻りは出来なくてよ…」
「俺達フィギュア魔人をここまでコケにするなんて許さないベア!」
空からフィギュア三魔人がおりてきた
「貴様ら…」
「ふっふっふ…また会ったなベア…」
「お前は………」
「ふっふっふ…」
「誰だっけ?」
レジンは倒れた
「貴様!俺を忘れたんか!お前の小学校を襲った…」
「あ!!お前か!つか直ったのか?」
「お前にリベンジするために直ったベア…しかもあの時以上にパワーアップしてな!」
「何だと?」
「お前は本当に馬鹿な奴だ!せっかく命だけは助けてやったものを!」
竜馬は拳を握る
「へっ!笑わせんじゃねえ!あの時の俺と思ったら大間違いだぜ!」
「しかしアナタは一人…どうやって私達を倒そうと…」
「今から証拠を見せてやる!」
竜馬は上空へ飛んだ
「チェェェンジ!ドラゴン!」
竜馬はゲッターに変身した
三魔人は構えた
「デカール、レジン、あやつに私達の力を見せ付けるのだ!」
「俺にはもう怖いものなってねえ!!」
(しんのすけ達やバーダック、いや皆が大切なものを教えてくれたから!!)
「ダァブル!トマホーク!!」
竜馬は三魔人に突撃した
「甘い!」
ブオン!
デカールはバリアを展開した
しかし
バリ!
バリアが跡形もなく割れた
「なっ…」
「もう昔の俺じゃねえ!」
ドゴッ!!
竜馬は指人形を殴った
「ギャア!」
「ガハッ」
「デカール!クソォォ!これでも喰らうベア!」
レジンはあのグミを飛ばしてきた
ベチャ…
グミは竜馬にへばりついた
561名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 19:16:40 ID:e+Q8ZLR0
「ハッハッハ!!これで貴様もおしまいベ…ベア?」
「はああああ!!」
バン!
竜馬はへばり着いたグミを強引に破裂させた
「なんだとベア?」
「ダブルトマホォォク!ブゥゥメラン!」
竜馬はトマホークを投げた
バキッ
トマホークはレジンに直撃
「グハッ…」
レジンはその場で膝を着いた
「くっ…これ以上やらせん!!」
ブリスターはまた瞬間移動をした
竜馬はあの時と同じカンが鋭くなっていた
「そこだぁ!!」
バキッ
竜馬はブリスターを捕らえ、地面に殴りつけた
「がぁぁぁ!!」
「もうあの時の俺じゃねえぞ!覚悟しやがれ!」
キャルトとミチルは竜馬の闘いぶりを見てびっくりしていた
「凄いキャル…あのときは全く手も足も出なかったのに…」
「竜馬君…なんか急に男らしくなったね。あなたのおかげね!」
「いや…ちがいます…竜馬君はここに来るまで成長したんです。能力的に、精神的に…」
キャルト達は竜馬を信じて見守った
「おのれ…許さんぞ!」
ブリスターは両手を組む
「喰らえ!バニシングキャノン!!」
バシュン!
「あの技か!」
竜馬は空を飛んで避けた
「喰らえ!!」
竜馬はトマホークをブン投げた
「つ…!」
ブリスターは瞬間移動で避けた
ブリスターは竜馬を見て
「ふっ…ふはははは…面白い…さすがここまで来ただけのことはある…」
竜馬はブリスターが笑っているのに疑問を感じた
「な…なにが可笑しい!!?」
三魔人は集結した
「よかろう!そこまで死にたいのなら本気を出してやる!!」
「私達を本気にさせたらどうなるか…」
「今度こそお前の負けベア!」
ゴゴゴゴゴゴ!!
三魔人達に何か黒い霧みたいなものが集まってくる
「なっ…なんだ!!!?」
「思いしるがいい!これが…」
「私達の…」
「真のパワーベア!!」
「なんだと!!!?」
ドゴッ
竜馬はいきなり腹部を殴られた!
「ガハッ…」
レジンをだった!
すでにリーチのある腕は竜馬の腹部に到達していた
デカールは空を飛ぶ
「喰らいなさい!!」
デカールはあのシールを取り出した
シュバババ!!
シールを一度に無数に拡散させてきた
562名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 19:21:08 ID:e+Q8ZLR0
「くっ……」
竜馬は上空に退避するが
「シールにホーミング機能があるのを忘れたの?」
無数のシールは竜馬を追ってきた
「この数じゃ…対処できね…」
シールは竜馬に張り付いた
「死になさい!!!」
デカールは手を握るとシールが光だした
ブァァ!
ズワオオオ!!
シールは大爆発し、他のシールも誘爆した
キャルト達は叫んだ
「竜馬君!!!!」
「竜馬!!!」
「おほほほ…真の力をみたかしら!」
しかし
「うおりゃ!!!」
爆炎の中から何かデカールに向けて飛び出してきた
「俺はまだやられてねえ!!!」
デカールは指人形を前に出し
「バリア!!!」
デカールはバリアを展開した
しかも今までのバリアより格段に大きかった!!
竜馬はバリアに突っ込んだ
しかし
バリバリバリ!!
「ぐわぁぁぁぁ!!」
竜馬はバリアに吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた
「があ!」
「ふん…調子に乗らなくてよ!」
竜馬は凄まじい攻撃の前にどんどん疲労していった
「こんどは私の番だ!」
ブリスターが空中に飛び、両腕を広げた
「エキストラフィニッシュバード!!!」
ブリスターが身につけていた鎧が分散し竜馬に向ける突っ込んだ
「鎧達よ!あやつに攻撃するのだ!!」
バシュ!
バシュ!
分散した鎧達は竜馬を取り囲み、光線を放ってきた
「な…なんだこれは?」
竜馬は空へ退避したが鎧達も竜馬を追尾してきた
「ハッハッハ!その鎧から逃げられん!覚悟しろ!一斉攻撃!」
ブリスターがそう叫ぶと鎧達は竜馬に向けて光線を放ってきた
「うわぁぁ!!!」
竜馬は吹き飛ばされてステンドグラスに激突!
バリィ!!
ステンドグラスが無残に割れ、竜馬は地面に叩き付けられた
「はあ…はあ…はあ…」
変身が解け、元に戻ってしまった
キャルト達は茫然とした
「竜馬…君…」
「竜馬…死んじゃ…」
竜馬はもうボロボロだった…
立ってはいられるがもう力が残っていなかった
竜馬の目も前に三魔人が現れる
「ふん…私達の力を恐れいったか…」
「さあ…どうやって八つ裂きにしようかしら」
「もうお前に残されたのは「死」だ」
竜馬は三魔人をにらみつけた
563名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 19:22:18 ID:e+Q8ZLR0
「いっそのこと…一思いに殺せ…」
竜馬そうゆうとブリスターは竜馬の顔を掴む
「ぐう…」
「いっそのこと…ふざけるな!お前はもっと苦しんで死ぬがいい!!」
ドゴ!!
「ガハッ」
ブリスターは竜馬の腹部に膝蹴りした
竜馬は膝を着いた
「今まで散々コケにしてくれたお礼に楽しませてあげる」
バキッ
「つっ…」
デカールは竜馬の顔に蹴りを入れた
竜馬は倒れこむとレジンが上にのしかかる
「痛いか!痛いといえベア」
バキッ!
ドゴッ!
ズゴッ!
「かはぁ…ひぐぅ…」
レジンは竜馬を殴り続ける
その光景にキャルト達は泣いていた
「ブリスター!もうやめて!!!」
「酷い!酷すぎるわ!!!」
しかし
「うるさい!こいつは私達をここまでコケにしたんだ…それ相当の苦しみを味あわせてやる!」
「よく見ておきなさい!この愚かな人間の苦しみを」
「まだ死ぬなよ…♪お前はもっと痛い目に合わせないと気がすまないベア♪」
「わっはっは…」
三魔人は竜馬を一方的に殴りつける
「うっ…………」
「やめてぇぇ!!!」
「ひっく…ひっく…」
キャルト達はもう泣き崩れていた
三魔人は突然攻撃をやめた
「肉体的苦痛だけじゃない…精神的苦痛を与えてやる!!」
そうゆうと三魔人は竜馬から離れ、三角形になるように竜馬を囲んだ
「…何だ…一体…」
突然
ズキン!
竜馬は頭を押さえた
「あ…あがぁぁ!!」
頭に激痛が走った
「ハッハッハ!このまま精神崩壊して死ぬがいい!!」
「いい気味!!」
「そろそろ最後だベア!」
竜馬は頭を押さえている
ズキン…ズキン…ズキン!!」
段々頭痛は強くなっていった
「ひぎぃ!!」
「竜馬君!!!」
「竜馬!!死んじゃいや!!!」
キャルト達はもうだめかと思っていた
当の竜馬も
「あぐぁぁ!!」
(しんのすけ…バーダック…隼人…弁慶…キャルト…ミチルちゃん…父さん…俺はもう…)
竜馬はもうだめかと思っていた…
何もかも…
前編 完
564名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 19:28:50 ID:+rtrbpKQ
>>558
おれもおんなじこと考えてたwwwwww
たしかにバイオセンサーなる怪しげな装置があるし、特攻かましたりビーム無効にサーベル形状変化とかあるし
らしい兵器ではあるな

食玩の人おつです
565名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 22:03:03 ID:e+Q8ZLR0
ショックガーン 最終話 中編
突然し
(竜馬兄ちゃん…諦めちゃだめだゾ!)
突然声がした
(し…しんのすけ…)
さらに声がしてきた
(竜馬…負けるんじゃねえ…)
(頭痛なんざ気合いと根性で吹き飛ばせ!)
(隼人…武蔵…お前たちまで)
すると
(竜馬!諦めんじゃねえ!!俺達は男と男で誓いあった兄弟だろ!!)
(バーダック!?バーダックまで!?)
(竜馬…)
(その声は…父さん…?)
(竜馬!俺の息子がそれじゃだらしないぞ!自信を持て!)
(だけど…)
(だけどじゃねえ!お前は今までなにを学んだ!負けることなんかじゃねえ!誰にも負けないことだろ!)
(父さん…)
(お前は本当に強くなった…父さんよりずっとな…だがな…お前に眠っている力はそんなもんじゃねえ!)
(爆発させろ!お前に眠る熱き血潮を!魂を!!)
((((そうだ!爆発させろ!!!!))))
(皆…)

「フハハハ!!もう終わりだ!!……ん!!」
ブリスター達は何か異変に気付いた
竜馬は転がっていたステンドグラスの破片を手にとった
グサッ!!
竜馬は破片を肩に突き刺した
竜馬の肩から血が流れる
「何!?」
「俺をぉぉ…なめんじゃねえぇぇぇぇ!!!!」
すると突然
シュゥゥゥ!!
竜馬にあの緑色の粒子が集まる。あの時より多く…いやそれより遥かに多かった
「何だこの粒子は…?」
三魔人を見つめる。見たことがないものだった

「こ…これは…」
「見て、粒子達が竜馬君に一斉に集まってるキャル!」
キャルト達はこの光景を眺めていた
「ミギャアア!!」
「な…何なのこれ…」
「眩しいベア!」
竜馬は粒子を全て取り込んだ
竜馬の体は緑色に光っていた
「なっ何が起こった!?」
竜馬の顔に緑色の筋がほどばしる
566名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 22:03:39 ID:e+Q8ZLR0
パシュン
パシュン
竜馬は顔を上げた
「ガアアアアアアア!!!!!」
そこには今見たことのない顔の竜馬がいた
キャルト達は驚愕した
「あれが…竜馬君…?」
「どうしちゃったの…あれ…」

「くっ…」
レジンは拳を竜馬と飛ばした
しかし竜馬は拳を掴んで、伸びた腕を物凄い力で引き込んだ
ビュ!
「何!?」
ドガアアン!!!
竜馬の拳がレジンの顔面を貫いた
「ベアアアア!!」
レジンは物凄いスピードで吹き飛ばされた
「なっ何…さっきまで死にかけだったのに…」
「おのれぇ!!これならどおだ!!」
ブリスターは掌を竜馬に向けた
バシュン!
バシュン!
ブリスターは光弾を放った
物凄いスピードで竜馬に襲いかかったが
シュン…
「何ぃ」
竜馬はブリスターの目の前にいた
「何だと!さっきまであそこにいたのに!」
竜馬はジャンプして
ズドォォォン!
拳を振り下ろした
「がはぁ!」
ブリスターは地面に叩きつけられた
「ギャアアアアアハハハ!!!!」
「変身が解けたのに何て強さなの…」
デカールはシールを投げた
シールは竜馬に張り付いた
ドワオ!!
シールは大爆発し、粉塵が巻き起こった
「これで…えっ!?」
ガシッ!
竜馬はデカールの腕を掴み
ブチッ
なんとデカールの腕を引きちぎった
「ぎゃああああ!!」
竜馬は顔を掴み、吹き飛ばした。
ズドォォォン!!
デカールは奥の壁に激突し、倒れ込む
「グアアアアアアア!!!!」
そこにいたのはもう竜馬ではなかった…
もう破壊と目の前にいる者を殺すことしか考えていない狂戦士(バーサーカー)の姿しかなかった

「うぇぇぇ…おぇ…竜馬…君…」
キャルトはその竜馬の姿に耐え切れず、嘔吐した
「どうしたの…竜馬君!!」
ミチルも泣きながら叫んだ
「ウガアアアアアア!!!!」
竜馬はレジン、デカール相手に一人でしかも生身で対等に殴りあっている
567名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 22:04:53 ID:e+Q8ZLR0
ブリスターはその光景を見て汗だらけだった
「な…何なんだ…あいつになにが起こったとゆうのだ!!」
どこからか声がした
(同化が始まった…)
「ダアアアアアアアア!!!!!」

「竜馬君!!もうやめてキャル!!!もうその姿見たくないキャル!!」
「竜馬君!!意識を取り戻して!!聞いているの!!」
キャルト達は叫んだが既にその声も暴走した竜馬に届くはずがなかった
「ギャァァハハハ!!アァァァハハハハハハ!!!!」
ブリスターは呆然と見ていたが、意識を取り戻した
「ええい!殺してやる!!」
ブリスターはまた鎧を分散させた
「鎧達よ!もう遠慮はいらん!あやつの体を貫いて息の根を止めろ!」
鎧達は竜馬に突進した
ザキュ!
ズボッ
分散した鎧達は竜馬の体を貫いた。竜馬の体は穴だらけになった
「竜馬君!!!!!」
「ああ!!!!!」
「フハハハ!!これで奴も終わりだ…ん!?」
「ギャアアアアハハハハハハ!!」
なんと竜馬は平気だった
いや、平気ではない。鎧達が竜馬の体を貫いたことにより、穴だらけになったうえ、体じゅう血が噴き出していた
「何ぃ!!奴は不死身か!!」
ブリスターの体は震えていた。竜馬の存在を畏怖していた
バキッ
竜馬は高速でブリスターを腹部を殴る
もはや自身の血を浴びながら暴走する竜馬の姿は悪魔の姿だった
「意識を取り戻して…お願い…」
「元に戻ってぇぇ!!」
「「竜馬君!!!!!!」」
キャルト達は必死で祈りながら叫んだ
キャルトから一滴の涙が流れた…
涙は地面に落ち、弾けた…

突然竜馬の動きが止まった
(はぁ……キャルト…ミチルちゃん……)
「はああああああ!!!!」
竜馬はその塲で叫んだ。
カッ………
竜馬の体は輝きだした。それは太陽の光に似た光だった
「キャアアアア!!」
「今度は何……」

三魔人達も
「ベアアアア!!」
「何なの一体…」
「くっ…この光は一体…?」

最終話 中編 完

次で完結編です
気合いを入れてがんばります
568名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 22:10:55 ID:+rtrbpKQ
乙です!もう完結だなんて…
頑張ってください
569名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 22:21:28 ID:t5tz8Pxv
今度は石川作品以外ネタを読みたいなぁ
570名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 22:29:43 ID:mbHrGi5W
食玩盛り上がってるねー
今の竜馬ってゲッターアーク?真ゲ?

ポケモンが隙間で地味に更新してて吹いた
571名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 22:32:43 ID:mbHrGi5W
ってか、IDが同じなんだけど何これ
572名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 22:34:43 ID:+rtrbpKQ
自演かと思ったけど違うようだな
これもゲッターのしw
573名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 22:37:15 ID:PMxkXFJ8
同じアパートとかか?w
574名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 22:38:32 ID:mbHrGi5W
かもしれん
電波拾ってネットやってんだよね
575名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/18(水) 23:13:27 ID:e+Q8ZLR0
ショックガーンの作者です
とりあえず次で完結編なので今までの世界観を話したいと思います

世界観
1〜5話前編まで
これはゲーム版ショックガーンとアニメ版ショックガーンを混ぜた世界観を漫画版ゲッターの設定で作りました。
オリジナル要素として竜馬達を小学三年生に設定して、ゲッターは合体するのではなく変身してゲッターになるという設定にしました。
5話中編〜6話後編
ここはアニメ版ショックガーンを踏襲しています。ゲッター対ゲッターもいいかなと。
デカールとの闘いは場所は違うものの、ゲーム版ショックガーンを使っています。
そして後編はクロスオーバーとして映画「クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険」のワンシーンを使いました。
なのでここはギャグ路線です
七話前編
ここは完全オリジナルです。ブリスターはゲーム版より遥かに強いです。性格もきついです
七話中編〜七話後編
クロスオーバーとしてTVスペシャル「ドラゴンボールZ たった一人の最終決戦」から孫悟空の父バーダックを登場させました
出した理由は自分が好きなのもありますけど、竜馬を男として成長させたかったので出しました
完璧に青春系になりました
またエンペラーも登場したことによりゲッター線を追求するとこもありました
最終話前編〜中編
ここはアニメ版ショックガーンを使っていて、設定は完全に新ゲです
あの竜馬暴走シーンもあります

さあ次は完結編です
竜馬はどうなるのか!陰謀を阻止できるのか!ゲッター線の真理とは!キャルト達を救えるのか

お楽しみに〜
(実はまだ考えてないんだよな…これが…)
576名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 01:44:46 ID:KAt4QaM/
なぁに、ビックバンが収まるまでまだ時間はあるさ。
577名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 01:57:01 ID:M2xTIhKf
>>558
そういえば…
丁度、イボルブに出てた3機のZガンダムのカラーが
赤、白、黄だったな…
578名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 02:03:29 ID:M2xTIhKf
>>550
ゾイドとかどうかな…?
ある日、バトストの世界に竜馬が来る
んで、デススティンガー戦の後に行方不明になってたリッツと出会い
リッツからジェノブレイカーを借りて大暴れって感じのクロスSSを
妄想してたなぁ…
しかし、ゲッターのパイロットなら
オーガノイド搭載機を乗りこなすくらいなら朝飯前だろうなw
579名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 08:12:41 ID:vhOTvQGF
>>501 >>502
今更だが多分大丈夫だと思うリリなのクロスでも原作生存者がばったばった死んでるけど
人気の職人もいるし。ここでドワォ!!な展開にしても全然大丈夫だと思う。
あと原作キャラの頭のネジ10本どころか20本まとめてぶっ飛ばしてもww
580名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 08:22:12 ID:I/XcuKwf
石川色に染まっていく魔法少女達…
581名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 09:41:40 ID:KAt4QaM/
下手な男よりもゴツくゴムマリみたいな胸を持つ「魔法少女」……
ふっと、考えたが某パンツ魔女アニメの世界って第二次世界大戦ぐらいなら敷島の若い時か……
582名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 10:21:04 ID:Zk5Ls9Bb
下手にクロスさせるんじゃなくて、完全な敵対者として登場させれば殺す殺されるが普通になってくるはず
583名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 12:31:41 ID:4MNGro1S
戦いでバタバタ死んでいくパンツ魔女達。
パンツ魔女の一人を恋人に持つ、若き美青年技術者敷島は、
恋人とその同僚達の為により強力な兵器の開発を進めるが、
皮肉にも敷島の開発した兵器によって恋人は死んでしまう。

自らも顔に大怪我を負い、
また、恋人のぐちゃぐちゃになった死骸を目の当りにした敷島は、
以降、戦いそのものが成立しなくなるくらい、強力でおぞましい兵器の開発と、
それによって齎される自らの死に執着するようになるのであった。

みたいな悲恋物語を書いたら面白いかもね。
パンツ魔女世界に、石川風の、呵責の無い味付けを施してさ。
584名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 12:52:27 ID:I/XcuKwf
石川と関わったらどうでも誰かが死ななきゃならんのかw

そういや人死にが無い石川作品って見たことないなぁ
585名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 13:00:49 ID:Zk5Ls9Bb
石川作品の死に様は美といえるだろう
586名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 14:57:33 ID:2mvxzp28
そうだな
ゲッター、竜馬たちを敵として出すってのは新しいかもしれない
そういうクロスはあんまり見ないし
587名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 15:06:34 ID:P+mRmJQq
普通に悪役にしても問題ないしね。
ゲッター線的にももし竜馬達を倒せるようであれば愛だろうと勇気だろうと何語ろうが問題ないわけだし
588名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 17:06:34 ID:KAt4QaM/
ガチでVSものは作者の力量がいる。
だけど、ゲッターを使ってヘイトやアンチ物を書かれても困る。
589名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 17:30:07 ID:2mvxzp28
バラタックだっけ?恐竜帝国みたいなのが攻めてくるの
あれとゲッターの恐竜帝国が同盟を組んで…って話をちょっと考えたけど
バラタックの内容が思い出せなくて諦めた
590名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 17:34:37 ID:Zk5Ls9Bb
ひゃっはーーー!ゲッターアンソロジーゲットだぜぇー
やっと見つけたんだぜ
591名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 17:37:07 ID:3oST5prJ
400万光年先より放つゲッタービーム
592名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 17:56:09 ID:KAt4QaM/
豪ちゃん以外の漫画にエンペラーがでるあれ?
593名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 17:56:20 ID:Zk5Ls9Bb
何か…凄く虚無りたくなってきた……
何で死んだんだよ…
594名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 18:13:04 ID:2mvxzp28
アンソロ、持ってるがエンペラー乱発しすぎて何かなあ
面白いし、確かにエンペラー好きなんだが
もう少しいろんな話があってもよかったと思うんだ
ミチルとハヤトのラブコメとか
元気ちゃん主役の話とか
流一岩の青春とか
ゴールとバットのラブコメとか
ガリレイと敷島と若いランドウが共闘する話とか
そういう部分のフォローを漫画で見たいよう
595名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 18:31:36 ID:6RhXG74z
>ゴールとバットのラブコメとか

すごく……ドワオです……
596名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 18:44:55 ID:Zk5Ls9Bb
永井豪さんはさすがもう一人の親だけあって非常に安定した作品だった
あとは武蔵の話と隼人対竜馬が良かった

他の人はちょーっと無理に石川調にもって行こうとして振り回された感じがする。でも面白かった
597名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 19:20:41 ID:KAt4QaM/
今思うと、あのオリジナルゲッターとオリキャラメインのあれはすごい冒険だったな。
598名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 19:44:15 ID:I/XcuKwf
トップをねらえvs虚無戦記

多分数では互角
599名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 21:51:57 ID:1zKWJs6v
そもそもバスターマシンのモデルがゲッターロボだしな
600名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 22:10:14 ID:v45uPN/L
>>597
個人的にはアンソロではあれが一番面白かった。
流ミロクって名前はかなりwktkしたし、エンペラーの頭脳戦ってのもかなりよかったし
601名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 22:54:50 ID:jeOPvEg5
ショックガーン 最終話 完結編…

光は治まり始め、周囲も見えるようになってきた
シュゥ…

そして…
「竜…馬…君?」
「何あれ……?」
そこにはゲッター…いや今まで見たことのない神々しい姿があった
シャープになった体、そして背中には二枚の蝙蝠のような翼、顔は竜馬があの時に見た夢のゲッターに酷似していた
三魔人はその姿をみて
「あれは…何ベア…」
「………」
「まさか…こんな…」

竜馬は瞑想していた
(…そうか…そうゆうことだったのか…分かる…全ての現象の仕組みが…宇宙と俺の関係はとても…)
竜馬は目を開けた
「キャルト…ミチルちゃん…」
「竜馬君!!元に戻ったキャル!」
「本当に…本当によかった…」
「キャルト達に本当に心配かけた…悪かった…」
竜馬のその口調に驚く
「竜馬…君?」
「なんかいつもの竜馬君と違う…」

(生命は純粋になるほどに…)
竜馬は後ろを向いた
「皆…」
(全てのもの、現象、記憶、意志は全ては一つの場所、エネルギーから生まれたのだから…)
(竜馬は何も恐れることはない…新たな命の旅立ちだ…ゲッター線はその真理に沿って生まれたのだ…)
(父さん…しんのすけ…バーダック…)
竜馬は正面を向いた

三魔人は振るえつつも、気をしっかり持ち
「ええい!レジン!デカール!!あやつを始末しろ」
「は…はい!!」
レジンとデカールは竜馬に向けて突進した
「無駄だ…」
竜馬は避けた。その動きはもう論理的に考えられない幾何学な運動をしていた
「な…なんだあのスピードは…」
「なんで…攻撃が当たらないの…」
突然キャルト達と三魔人達にどこからか声が聞こえてきた
(…お前達は私達と同じ…)
すると全員に何かが垣間見えてきた
それは
「こっ…これは……」
「一体……」
「なっ…何と言うことか…」
「…何なのキャル…」
「ああ……」
602名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 22:55:16 ID:jeOPvEg5
−まだ宇宙というものが存在していない頃、ある一筋の光(エネルギー)が生まれた…
その光はどんどん強くなり、ビッグバンが生まれた。
そのビッグバンが宇宙誕生の始まりだった…
エネルギーはさらに拡大を続け、宇宙は無限に広がった…
さらにその過程で地球が生まれ、原生動物から始まり、爬虫類、そして哺乳類が地球を支配した…
そして哺乳類の中で光に見込まれたのが霊長類、いわゆる猿や人類であった…
人類はその光の恩恵を受け、著しく進化を遂げた…
進化した人類は戦争などの過ちを繰り返し、成長し、現在に至る−

竜馬以外の全員が見たものとは想像を絶するものだった…
全ての始まりと命、今までの現象の過程、そしてこれからの現象と命の行方を垣間見たのだった

「だ…だから何だというベア!!」
「それとあの人間は何の関係だとゆうの!?」
「まっ…まさか!?」
キャルトはハッと気付いた
「あの緑の粒子達がさっき見た一筋の光だとしたら…」
「な…なんだと?」
何処からか声がしてきた
(そうだ…その光こそ竜馬が変身していたゲッターの源…ゲッター線だ…)
全員は驚いた
(そして今の竜馬は…ゲッター線の化身だ…)
その瞬間全員は竜馬の方へ向いた
「それじゃあ……」
「あの人間は…」
「全ての創造主なの…」
「…ふざけるな…認めん!!私は認めんぞ!!」
ブリスターは怒りを表わにし、竜馬へ突撃した
「貴様は……貴様はぁぁ!」
「無駄だ…お前は俺と同じ…」
竜馬は攻撃を避けようとはしなかった
ブリスターのパンチは竜馬の腹部に直撃したが
ニュ…
「何ぃぃぃぃ!!!!」
信じられないことが起こった。腹部に直撃した拳が竜馬の体に取り込まれていった
「「ブリスター様ぁぁぁぁ!!」」
「ぐああああ!!!」
ザシュ!
ブリスターは自分の腕を切り落とした
ブリスターは地面に叩きつけられた
「あがぁぁ!!」
レジン達はブリスターの元へ駆け付けた
「「ブリスター様!!!!!」」
603名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 22:55:47 ID:jeOPvEg5
すると竜馬は両方の手を空へかざした。
バシュン!シュゥゥ…
ゲッターエネルギーがかざした手の間に収束し、巨大なエネルギーの塊が発生した
バチバチ!バチバチ!
「な…何をする気…」
「まさか…」
「竜馬君!!!!」
全員が叫んだ
竜馬は感情を一気に爆発させた
「ストナァァァァァ!!サァァァァァン!!シャァァァァイン!!」
ドギャオオオ!!
竜馬はエネルギーの塊を三魔人目掛けて投げ付けた
三魔人の体が震えていた。今までにない恐怖が三魔人達を襲っていた
「「「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」
そして
カッ!!!!!!!
エネルギーの塊は三魔人に直撃した
核爆発みたいな閃光がまきおこる
「ベアアアアア!!!」
「ミギャァァァァ!!」
「キャアアアア!!!」
「この…私…が…負け…る…なん…て…」
キャルト達は余りの威力に吹き飛ばされそうになった
「キャアアアア!!」
「竜馬君!!!」
シュゥゥ…
光は治まり始めた
そして光が治まり、直撃した所にはボロボロとなり、何も言わぬ三魔人達のフィギュアが転がっていた
キャルト達は呆然としていた
「勝ったの…?」
「…そうみたい…」
竜馬は地上に降りてきた
シュゥ…
元の姿に戻るとキャルト達の方に駆け付けた
「キャルト…ミチルちゃん…終わったな…」
オリはいつのまにか消えていた
キャルトは涙を溢れながら竜馬に抱きついた
「竜馬君!!君は凄いキャル!!私が見込んだだけあったキャル!!」
「竜馬君…」
ミチルは嬉し涙を流していた
「心配かけて悪かったな…!」
すると
「ここは…どこだ…?」
「私達は一体…」
奥から声がしてきた
竜馬達が駆け付けるとフィギュア化にされた人々が元に戻っていた
「キャルト、お前小さくなってないか?」
キャルトは元の小さい姿になっていた
「ショックガーンに纏っていた魔力が弱くなったキャル。だからアナタ達が元に戻ったのキャル」
すると
「キャルト…キャルトじゃないか!!」
誰が叫ぶとキャルトは声を聞いて喜びながら走った
「あ!お父さん!お母さん!!」
竜馬達は驚いた
604名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 22:56:15 ID:jeOPvEg5
「お…お父さん!?」
「君達がキャルトを助けてくれたのかい?私達はキャルトを始め、色々なフィギュアを作った造形師達です。本当にありがとう!」
竜馬達は照れた
「いっ…いやぁ…」
「お父さん!お母さん!元に戻ってよかったキャル!!」
みんな笑い声で溢れていた

しかし
「………………」
造形師達はあのボロボロになった三魔人達のフィギュアを手にとり、目をつぶった
「それにしても…この子たちを救うことができなかったか…」
「…こんなことがあっても…この子を恨むことはできないね…」
「…みんな、私達の子供みたいなものですからね…」
竜馬達を追い詰めたとはいえ、元々こんな事になったのは自分達、人間のせいだったからだ…
辺りは静寂な雰囲気に包まれた
「お母さん…お母さん…」
キャルトは祈りながら三魔人達のフィギュアに話しかけた
「レジン…デカール…ブリスター、聞こえる?皆の声が…思い出して…
人に手にとられて…楽しんでもらえることを夢見て、工場からでてきたあの日の事を…」
さらにキャルトは続ける
「希望とお父さん、お母さんの愛で彩られ、輝いていたあの日の事を…」
すると
パァ…
三魔人のフィギュア達が輝きだした…その光は虹色にも似た鮮やかな光だった
「これは…」
光が治まると、手には新品同然の姿のあの三魔人達のフィギュアがあった
「これは…キャルトの祈りが通じたんだ!!」
「よっしゃあ!!」
皆は喜びにつつまれた
しかし…
突然キャルトは倒れた
竜馬はキャルトを手にとった
「キャルトォォォ!!大丈夫かあ!!」
キャルトは今にも消えそうな小さい声で竜馬に話した
「竜馬君…私の魔力もなくなったキャル…私も普通のフィギュアに戻るキャル…」
「キャルト…」
「私はアナタの事が大好きキャル…だから…」
竜馬の体は震えていた
「竜馬君…泣かないで…私と君は……いつも…一緒……」
するとキャルトはもう何も話さなくなった
605名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 22:56:50 ID:jeOPvEg5
「竜馬君…」
ミチルは竜馬を優しく触った
「キャルト…お前と一緒で楽しかった…忘れねえぜ…」
竜馬は立ち上がるとキャルトを見て笑った
「竜馬君…」
造形師の人が竜馬君にいった
「竜馬君…このフィギュア達は君達が貰ってくれないか?君達と一緒だときっとキャルト達も喜んでくれるから」
竜馬は笑ってうなずいた
「ああ!ありがとう、大切にするよ!!」

だが
ズゴゴゴゴ!!!!
地響きがなった!物凄い揺れだった
「うわぁぁぁ!!!何だ!!!」
「キャアアアア!!」
「これは…ショックガーン城が崩壊している…」
魔力が切れたことにより、ショックガーン城が維持出来なくなり、崩壊を始めたのだった
「逃げよう…このままじゃ!!」
「無理だ…入口まで遠すぎる!」
「このままじゃ!!」
ついにショックガーン城が崩壊を始めた
「うわぁぁぁ!!」
「助けて!!!」
皆はもうだめかと思った
しかし
竜馬はミチルにいった
「ミチルちゃん…このフィギュア達を…この人達を頼む…」
「竜馬君…?まさか…?」
竜馬はゲッターに変身した
「これから…何があっても…友達を…物を…大切にしてくれ…」
「竜馬君!!!」
ミチルは泣き叫んだ
竜馬は瞑想した
(ゲッター線よ…俺に力を…)
すると
シュワァァ!!!
ショックガーンにある全ての物質が竜馬に取り込まれていく
取り込まれていくたびに竜馬は巨大になってゆく
「竜馬君…一体何が起こるの…」
「素晴らしいことだよ…」
(竜馬…旅立ちの時だ…)
「ああ…」
「あと最後の頼みがある…いいか…?」
(何だ…)
竜馬は少し笑っていった
606名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 22:57:20 ID:jeOPvEg5
「皆からショックガーンの一連の記憶を全て消してくれ…あと俺が今まで存在してなかったことにしてくれ…」
(いいのか…それで…)
「ああ…別れをゆうのが俺にしょうに合わねえよ…俺が存在してたからこうなったのかもしれねえ…だから…」
(分かった…)
竜馬は笑った
「隼人…武蔵…ミチルちゃん…しんのすけ…バーダック…そしてキャルト…
俺はお前達のおかげで楽しかった…いつまでも幸せにいろよ…」
竜馬は最後に叫んだ
「あばよ!!ダチ公!!」
ミチル達は見た
竜馬が全てを吸い込んで光の塊になるのを…
そしてそこには勇ましい竜馬の顔が…
「竜馬君!!!!」

遠くに住んでいる街の人も空の異変に気付いた
「何だあれは!!!」
人の形をした巨大な光の塊が天空へと上がっていった
(友よ…また会おう!!)
巨大な光の塊は宇宙へ飛び出すと
ドギャ!!!
光を越えるスピードで飛んでいった
そして
……………………………………
光は火星へと衝突した
火星は輝きだし、表面の氷が溶けだした
……………………
「……ん…」
ミチル達は草原の上に寝ていた…
「何が…あったの……?」
すると
「フィギュア…?」
ミチルは落ちていたフィギュア達を手にとった

空はかなり快晴だった…いつもより…も

最終話 完結編 完
607名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 22:57:49 ID:jeOPvEg5
これが本当の最後です

竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン
After story

あれから数カ月がたった…
テレビでは「火星に隕石衝突!生命反応が確認された」と報道された

あの公園で隼人と武蔵とミチルが話していた
「なあ見た?火星に隕石が衝突したんだって!」
「見た見た!もしかしたら将来地球に火星人が来るかもって!」
「ふん…くだらん…信じるかそんなもん…」
隼人は相変わらずだった
ミチルが突然話し出した 「最近さあ…変な夢見るんだよね…」
「俺も俺も!!」
「ふん…」
「その夢ね、知らない男の子が出てくるんだよ」
「あれ!同じじゃん」
「その男の子はやんちゃで短気で子供っぽいんだけど…かなり男らしい子だったの」
「俺もなんだよ!誰なのかな?」
「ふん…」

最近、物をむやみに粗末にするのやめようとする運動がでてきた
それが段々と活発になってきた頃…
学校の隼人達のクラスにはキャルト達のフィギュアが飾られていた…
皆でフィギュアを飾ろうと決めて、ミチルがあの時拾ったフィギュアを持ってきたのだった
放課後
誰もいない教室に涼しい風が流れこんでいた
風がキャルト達を包み込む
何処からか声がしてきた
(竜馬君…ありがとうキャル…)

…時は流れ…5000年後
惑星ダビィーン宙域
無数の艦隊があの戦艦達と戦闘していた
「ギャアア!!奴らは化け物だ!!!」
「奴らは我々の兵器を一切受け付けぬ!」
戦艦は突撃するも、粉々にされていく
三隻の巨大戦艦は変形していた
ドゴォォォ!!!
戦艦は惑星に衝突した
しかし惑星の方が脆く崩壊した
608名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 22:58:21 ID:jeOPvEg5
「まさか…合体する気か…」
「あれが…ゲッターチェンジか…全軍!合体を阻止せよ!!」
しかし
ガシャアアン!!
三隻の巨大戦艦は合体し、太陽系並の超巨大なロボットになった

「チェェェェェンジ!!ゲッタァァァァエンペラァァァァ!ワン!!」

宇宙を震撼させる声は正しく流竜馬のものだった……………………………

竜馬が行く〜伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン END

これで終わりです
誤字も多かったですけど頑張りました
ありがとうございました
609名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 23:08:06 ID:5a2z6a8t
お疲れ様でした。
次回作はクレしん×なのはではいかが?
610名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 23:11:28 ID:Zk5Ls9Bb
お疲れ!!やっぱり行き着く先はそこなのか…
611名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 23:46:04 ID:jeOPvEg5
ショックガーンの作者です
最後については結局ああゆう風になりましたけど、考えた末、こうゆう終わり方がいいと思いました
実はショックガーンのアナザーと新作を考えました
アナザーは七話に登場するバーダックからの視点にした、いわゆるバーダックシナリオです
新作は完全な新作です
ゲッター物ですけど、世界観、ゲッター、キャラ全てを新しく考えました
とりあえず考えたのが
「時代は遠い未来」、「二つの勢力による戦争物(異星人じゃなく人類同士の)」、「ゲッター対ゲッター」、「主人公と親友の対立」、「危険なシステム搭載ゲッター」
などなど…ちょっとガンダムっぽいゲッターです

まだ考え中ですが…いつか機会があれば載せたいと思います
それではご機嫌よう〜

612名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 23:52:39 ID:KAt4QaM/
念を押すために
外伝ものは短めにしないと嫌われる。
完全オリキャラものこういうスレでははさらに嫌われる。
ということを頭に入れといてください。
613名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/19(木) 23:58:24 ID:MRTMcgjM
あんまり長くなりすぎるなら、wikiにまとめて上げてURLだけ書き込むのが良いと思うよ。
614名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 10:21:16 ID:1FarOQN2
スティンガー君とコーウェン君で二人はプリキュア
615名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 12:55:16 ID:MhEAsnRR
黒と白というより黒と青だな。
ドグラとインベーダーと別作品のR−TYPEのバイドってどれが恐ろしい?
616名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 15:33:21 ID:UKiTXBOd
インベーダーは劣化ドグラだからなぁ。
バイドもかなりヤバいがオm……女のアソコにまで隠れるドグラの方が恐ろしい。
617名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 16:35:31 ID:qkwSd4e4
某所のSSでしかバイドのことは知らんが、あの通りの代物の場合ドグラよりずっとヤバイ。
むしろドグラよりゲッター線の加護があるインベーダーの方が有利だろう。
618名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 17:36:32 ID:l2/7w/L6
つまりゴマンダーから出入りするインスルーがドグラになるわけだな
卑猥すぎるw

知らない人にゴマンダーがどんなバイドかというと
ttp://www.irem.co.jp/official/r/j/accessories/cg_delta/st5b.jpeg
619名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 18:11:03 ID:ScmJCswM
そもそもバイドってのが何なのかわからないけど
寄生や変異を繰り返しながら人類に牙を剥く異次元?宇宙?生命って認識でいいの?
620名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 18:36:25 ID:IJLOfQDi
>>619
そこに汚染されたものは何でもバイドになるって付け加えれば
621名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 18:52:09 ID:36s4MGX9

ドグラは空間を食って自らの物とする能力を持っているから、インベーダーよか性質が悪いだろ。
インベーダーは物理的に破壊できるけど、ドグラは空間消去系の能力がないと破壊できん。
アレは、なんと言うか、人間の悪想念を閉じ込めた地獄そのものだ。
空間自体を消去する能力か、或いは、ドグラ自体を支配し、取り込むような能力を持つもの以外には対抗できない。
チェンゲ見た限りだと、インベーダーはあくまでも物質に根ざす存在のようだから、ドグラに触れたら取り憑かれんぞ。

バイドは……どうなんだろうな?
R-TYPEはよく知らんが、虚無戦記的な解釈をするなら、
物質、或いはエネルギーに根ざす存在であれば、ドグラに食われるor取り込まれるだろう。
空間支配と言う、越えられない壁があるからな。
622名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 19:03:55 ID:WffyMXEF
というかドグラとバイドはとっても仲良さそうです
アレもまた悪意そのものといえる存在だから
623名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 19:04:16 ID:MhEAsnRR
でも、ドグラは生物にしか寄生できないうえに寄生主を殺されると活動停止するよな。
感染者を燃やした後、触るなと言われてたからドグラ自体は生きてるだろうけど。
才蔵レベルにまでドグラと融合したら空間干渉能力がない限りどうしようもないがな。
624名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 19:28:53 ID:9ObpZg9F
元々は26世紀人が銀河系中心で確認された明らかな敵意を持った外宇宙生命体に備えて作り上げた星系内生態系破壊用兵器
自己増殖機能を持つ粒子で構成された波動の性質を持つエネルギー生命体で、あらゆる物質へと伝播・干渉する能力を持っていて
生物、機械、空間となんだろうと汚染して融合する。汚染されたら治療手段は無し。と、ドグラやインベーダーより悪質
進化能力も尋常じゃなく、一度滅ぼされても強力になって復活し、22世紀人が新兵器を開発して対抗するとバイドも……と悪循環が続いている

明らかな敵意を持った外宇宙生命体をインベーダーやラ・グースの事にしたら面白い話になる予感
625名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 19:32:09 ID:kCunC4TC
正直、自己再生があって増殖して侵食してくるのは強かろうが、弱かろうがすげぇ脅威なんだけど
自己再生だけでも恐ろしいのに
626名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 19:50:58 ID:MhEAsnRR
どれも汚染するし、どれが勝つかわからんな。
だが、仲良く全部一体化したものが来たら……
627名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 20:10:58 ID:2QLvJkY5
猿羅神たすけて〜!
628名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 20:18:59 ID:1FarOQN2
そして里見の黄金城も発動
629名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 20:50:56 ID:m6j0FEiU
柳生十兵衛さんが空間の彼方に閉じ込めてくれるんじゃね?
630名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 21:01:40 ID:gxYLiug1
そう言えばインベーダーって自己進化能力あったっけ?
631激突!! ゲッター対ガイアー:2009/02/20(金) 21:04:36 ID:eFGr1Lea
流れぶったぎりですが、投下します。
632名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 21:05:44 ID:gxYLiug1
支援します
633激突!! ゲッター対ガイアー 第六話@:2009/02/20(金) 21:07:17 ID:eFGr1Lea
「やれやれ、やはりデスクは信じてはくれなかったか……」

ひとつ溜息をつきながら、新聞社のビルディングより、岩倉が出てくきた。

新聞記者である岩倉は、マーズの証言を報道し、市民の協力を得る事は出来ないかと考えていた。
真実を報道する事は、一連の怪事件によって情勢不安に陥っている、世界の混乱を助長する可能性もあったが、
一方で、人類が『敵』の存在を明確に知る事で、マーズ達が戦い易い状況を作れるかもしれないと考えた。
一新聞記者として、岩倉は、少年たちの戦いを、指をくわえて見ている事が出来なかったのだ。

だが、結果は芳しいものでは無かった。
岩倉自身がそうであったように、彼の上司もまた、岩倉の言葉を信じなかった。
今のところ、マーズの提示した情報は、その全てが状況証拠に過ぎない。
真実を報道すべきマスメディアが、憶測で社会不安を煽るわけにはいかないと言われれば、
報道に携わる人間である岩倉はぐぅの音も出ない。

マーズの憂いを、拓馬の怒りを目の当たりにしたならば、彼らの言葉に偽りの無い事が分かるだろうに、
などと益体の無い事も夢想した岩倉だったが、さりとて、39億の人間全員を少年達と対面させる事も出来ない。

(……やはり、デスクにガイアーを見てもらうしかないか。
 検証の為に、工学の専門家を動かす段取りをしないといけないな)

そこまで考えたところで、一陣の木枯らしが吹きぬけ、反射的にぶるりと体を震わした。
思わずコートの襟を覆った岩倉が、意外そうな顔で上空を見上げる。

「やれやれ、随分と寒いと思ったら……
 ようやくこの間、春一番が吹いたっていうのになぁ」



634激突!! ゲッター対ガイアー 第六話A:2009/02/20(金) 21:09:00 ID:eFGr1Lea
「これが、雪ですか」

「あら、マーズは雪を見るのは初めてだったのね?」

「まったく、こっちに来て以来、バカ陽気が続いてたってのに、一体なんだってんだ?」

窓の外では、深々と雪が降り続けていた。
温暖な関東平野では珍しい、何年に一度かの大雪。
しかも、真冬と言うならともかく、季節は暦の上では既に春である。
気象観測が始めって以来の異常気象により、各交通機関は既に麻痺し、積雪の影響が各所で出始めていた。

と、その時、ドタドタと慌ただしく階段を降りる音が響き、
大きな荷物を背負った拓馬がリビングに顔を見せた。

「出かけるぜ、獏、ゲッターを取りに行く」

「何だと!? 
 お前、窓の外が見えてんのか?」

「見えてるから言ってんだろうが
 さっきからラジオを聞いてたんだが、当分雪は止みそうにねぇ
 急いでゲッターを近場に移さねぇと、回収できなくなっちまうぞ」

「とほほ…… この大雪の中、寒中水泳かよ」

大きな溜息をついて、獏が重い腰を上げる。
ふたりの常識はずれな行動に、さすがに春美が口を挟む。

「……大丈夫、なの?」

「ああ、確かにゲッターを動かす所を見られたら厄介だが、この際もう仕方がないさ。
 今、六神体に襲われたら、ゲッターに乗る暇もなくお陀仏だからな」

「そうじゃなくって、その、寒中水泳って……?」

「あ、そっちか! そっちはまぁ問題ないさ。
 別に長時間潜るってわけじゃないし、最近のパイロットスーツは保温にも優れてるしな。
 ま、熱い風呂でも沸かして待っててくれよ」

それだけ言うと、二人はまるで散歩にでも行くかのような足取りで
一面の銀世界へと消えて行った。

「……ホントに行っちゃった」

「何事も無ければ良いが」

「もう、あんな人たちのことなんて、心配するだけムダよ、マーズ」

「いや、そうではなくて」

言いながら、マーズが視線を窓の外へと戻す。

「観測史上、未曾有の大雪が、このタイミングで降るなんて……」

「え? なあに、マーズ?」

不思議そうに春美が聞き返したが、マーズはただ無言で、降り積もる雪をじっと睨み続けていた。


635名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 21:10:26 ID:1FarOQN2
支援
636激突!! ゲッター対ガイアー 第六話B:2009/02/20(金) 21:11:20 ID:eFGr1Lea




――結局、ラジオの放送通り、それから二日が経っても、雪は止まなかった。

日本列島を襲った豪雪の猛威は交通網を遮断し、物流は完全に停止。
結果、各商店でも食糧や燃料といった日用雑貨の不足が目立ち始め、
徐々にではあるが、日本は既に世帯単位での兵糧攻めに包囲されつつあった。

「やっぱり、止めておけば良かったかしら……」

いまだに帰ってこない二人を思い、春美が心配気に窓の外を見つめる。
一方、マーズは静かにTVの中継を眺め続けていたが、やがてポツリと言った。

「やはりおかしい。
 世界の中で日本だけが、こんな天変地異に襲われるなんて」

「え……?」

「前に監視者の男は『六神体は大陸一つを吹き飛ばす力を持っている』と言いました。
 僕はその言葉の意味を、六神体の持つ兵器の破壊力の事だと思っていました。
 けれども、大陸を丸ごと滅ぼす力と言うのは、
 僕たちの考える、一般的な兵器とは異なる代物なのかもしれない」

「どういう事? 日本列島を襲っているこの吹雪が、人為的な力によるものだと言うの?」

その時、室内響いてきた電話のベルが、二人の会話を遮った。
拓馬達からの連絡かも知れないと考え、春美がパタパタと廊下へ向かう。

「はい、もしもし…… あら、岩倉さん?
 ええ、マーズね、ちょっと待って」

一方、マーズの方は始めから電話の主が分かっていたようで
春美に呼ばれるまでも無く、既に廊下に出ていた。

「代わりました。
 それで、何か進展が…… それは!
 ええ、間違いないと思います。
 分かりました、富士気象測候所、ですね……」

マーズの深刻な表情から、春美は既に、彼の推測が現実になった事を感じていた。
受話器を下ろし、しばし物思いに耽るマーズに、恐る恐る、春美が話しかける。

「岩倉さん、何て……?」

「岩倉さんには、昨日の内に連絡を取っていたんです。
 この吹雪が、六神体の力によるものかもしれないので、
 各地の気象観測所に何か異常がないか、情報を集めて欲しい、と」

「それで?」

「異常気象の解明につながるデータは、いまだ見つかっていないようですが、
 代わりに一つ、奇妙な情報を得ました。
 富士気象測候所のに勤める所員の一人が、謎のロボットに襲われたそうです」

「ロボットですって!?」
637名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 21:12:29 ID:gxYLiug1
支援
638激突!! ゲッター対ガイアー 第六話C:2009/02/20(金) 21:13:23 ID:eFGr1Lea
「もし、その話が本当なら、富士近郊に六神体が潜伏している可能性もあります。
 ともあれ、僕はこれから現地へ向かおうと思います」

言いながら、マーズの足は既に玄関へと向かっていた。
マーズの無謀な行動に、仰天した春美が慌てて立ち塞がる。

「ま、待って! 無茶よ、マーズ
 外は猛吹雪よ、それに、車も電車も動かないって言うのに」

「僕の事だったら大丈夫です、
 監視者の身体能力をもってすれば、半日もあれば近辺までいける筈です」

「……せめて、拓馬君たちが戻ってくるまで待ったら?
 あなたが死んだら、地球もおしまいなんでしょ。
 ゲッターと協力して立ち向かった方が良いんじゃないかしら?」

春美の聡明な言葉に、しかしマーズは、悲しそうに首を振った。

「残念ですが、今は彼らを待っている時間がありません。
 彼らの身に何かがあったとは考えませんが、この大雪です。
 何らかのトラブルで、ゲッターが動かせないでいる可能性も考えられます。
 その場合、もし富士の裾野が雪で閉ざされてしまったら、打つ手が無くなります。
 春美さんは、このまま家で彼らの連絡を待っていて下さい」

「もし、六神体がいたら……?」

「戦います」

マーズがゆっくりと扉を開ける。
たちまち別世界のような寒風が室内に吹き込んできたが、
マーズはためらいもせず、白一色の世界へ消えた。



常人なら顔も上げられないような猛吹雪の中を、マーズが駆ける。
マーズの体は徐々に加速を続け、やがて、目に止まらぬ程の速度となって、
動く物の無い国道、線路を飛び越え、疾風の如く突き進む。

――いくつもの峠を越え、半日の後、マーズの俊足は富士山の麓へと到達していた。



639名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 21:14:22 ID:Mx21k0nr
しえん
640激突!! ゲッター対ガイアー 第六話D:2009/02/20(金) 21:15:51 ID:eFGr1Lea
「うっ!」

富士気象測候所の惨状を目の当たりにしたマーズが、思わず驚きの声をもらす。
無残に倒壊した建屋に、巨大な雪玉と化したドーム屋根、
破壊された扉から吹き込む吹雪で、雪の中へと埋もれた室内。
測候所からの連絡が途絶えた、と言う岩倉の言葉に感じた不吉な予感が、現実の光景へと変わった。

と、その時、不意にマーズの髪が、ざわり、とたなびいた。

「!」

反射的に飛びのいた大地の上に、一筋の光線が炸裂し、積雪が瀑布の如く跳ね上がる。
直後、マーズの体は、本人の意識せぬままに動き出していた。
ビームが放たれた吹雪の先へ向け、本能的な殺気を浴びせる。
同時にマーズの髪が、再びざわり、と生物のようにうねり、
前方にいるであろう『敵』目掛け、きらめく針のような物を打ち込んだ。

一瞬の後、前方の闇がバチン、とひとつ瞬いて、再び周囲は吹雪に包まれた。

「おお!」

光線を放った不審者の正体にマーズが呻く。
マーズの足もとに転がっていたのは、銀色のボディに光線銃の指先を持った、撫で肩のロボットだった。

「間違いない、これは……!」

「ほう、髪の毛を飛ばしたか。
 やはり、肉体的には何の異常も無いようだな、マーズ」

突然、後方から響いたきた声に、ゆっくりとマーズが振り向く。
いつの間にか上空には、企業宣伝用の巨大な気球が浮かんでいた。

――いや、まともに顔を上げられないような猛吹雪の中、揺らぎもせずに宙に浮く気球がある筈がない。

「お前が六神体か! なぜだ、何故こんな事をする!」

「マーズよ、我々に『何故』は必要ない。
 与えられた使命を果たす為には、わずかな感情の揺らぎも許されんのだ。
 そしてマーズよ、いまだに我が【ウラヌス】の能力を思い出せないお前には、
 もはや、任務を果たす力はあるまい!」

男の言葉に合わせ、気球が内側からムクムクと膨らみ始め、
引き裂かられた布の隙間から、緑がかった重厚な金属の地金が姿を見せる。

「くっ……」

「死ね! マーズ!
 お前に使命が果たせぬ以上、我々の手で任務を全うする!」

男の叫びに呼応するかのように、突如として強烈な暴風が荒れ狂い、六神体の偽装を丸ごと吹き飛ばす。

現れたのは達磨!! 数十メートルはあろうかと言う、巨大な顔面!
暗闇に浮かぶオッドアイのセンサーに、幾何学模様の眉と髭、
眉間の浮かぶ前衛的なハート型の紋様が、その不気味さを際立たせている。

そして、達磨の内部には、機体とそっくりな顔をした、恰幅の良い老紳士の監視者が居た。


641名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 21:16:57 ID:Mx21k0nr
ゲッター支援
642激突!! ゲッター対ガイアー 第六話E:2009/02/20(金) 21:17:48 ID:eFGr1Lea
「マーズよ…… 事を急いて単身乗り込んで来たのが、お前の運の尽きだ」

監視者が、修羅如き表情で手元の装置を操る。
キリキリと言う音を立てながら、達磨の顎がゆっくりと開き、口中から銀色の杭が姿を見せる。

直後、ドゥッ、と音を立て、5,6メートルはあろうかという巨大なアンカーが、
咄嗟に飛び退いたマーズの足元に突き刺さった。

「ほぅ、良くかわした……、と、言いたいところだが」

「なっ!?」

突然、見えざる刃が胸元を掠め、マーズの衣服が切り裂かれる。
驚いて距離をとったマーズが見たのは、周辺の瓦礫を巻き込み、粉微塵にして消し飛ばす竜巻であった。

「コンクリートや鉄骨まで……
 あのアンカーが、真空の渦を生み出しているのか!」

「フフ、分かった所でどうしようもあるまい」

マーズの頭上へと回り込んだウラヌスが、まるで、鼠をいたぶる猫のように、
逃げ惑うマ−ズの眼前に、次々とアンカーを打ちこんで行く。
その正確無比な攻撃により、いつしかマーズは、四つの柱の中へ閉じ込められていた。

「くそ、どこかに突破口は……」

脱出口を求め、マーズが周囲に髪の毛を連続して打ち込む。
だが、いずれの針もアンカーを抜けられず、粉々に砕け散っては上空へと巻き上げられていく。

「あくまで逃げ場を探すか、マーズ
 どうやら分かっておらぬようだな、今の貴様に悠長な事をしている時間は無いぞ」

「……! うっ!?」

突如として視界がぐらりと揺らぎ、マーズが思わず膝をつく。
即座にマーズは、自身の体内で起こっている異変の正体に気付いた。

「しまった…… 四本の柱に空気を吸い上げられ、真空状態が起こりかけているのか……」

四つん這いとなり、大きく息を荒げながら、それでも脱出の希望を捨てず、闇雲に髪を打ち込む。
だが、そのいずれもが、軌道を変えて地面に突き刺さるか、竜巻に呑まれて消えるのみであった。

そして、勝利を確信したウラヌスの影が、ゆっくりとマーズの頭上にのしかかる。

「もう、お前に逃げ場は無い。
 終わりだ、マーズ!」

身動きの取れなくなったマーズを押し潰そうと、ウラヌスが動こうとした、まさにその時、

「うお!」

突如、上空より降り注いだ銃弾がウラヌスを襲い、機体がバランスを崩す。
あくまで通常兵器の威力に過ぎない掃射は、六神体の装甲を傷つけるには至らなかったが、
弾丸の一発がアンカーの根元に当たり、柱の一つがグラリと傾く。

「走れ、マーズ!」
643激突!! ゲッター対ガイアー 第六話E:2009/02/20(金) 21:20:27 ID:eFGr1Lea
彼方からの声に促され、マーズが渾身の力を込めて大地を蹴り、
力の均衡が崩れた柱間めがけ、勢い良く飛び込む。
衝撃で全身を切り裂かれ、大きく弾き飛ばされながらも、
マーズは包囲の外へと飛び出す事に成功した。

「おのれ、させるか!」

よろよろと立ち上がったマーズ目掛け、ウラヌスが五本目のアンカーを放つが、
慌てた一撃は狙いを外し、マーズの後方の雪原へ突き刺さる。
直後、発生した真空波が、マーズの体を谷底へと吹き飛ばす。

「マァアァァズゥ――ッ!!」

中空へと投げ出されながらも、マーズは必死に首を反らし、声のした方を仰ぎ見る。
その視界の端に捉えたのは、降り注ぐ岩盤と、雪の塊の間を縫うように飛ぶ、三台の戦闘機。

「くっ…… うう!」

マーズが全力で体を捻じり、白色の戦闘機に合わせるように右腕を伸ばす。
直後、機体と体が交錯し、直撃を避けて機種に張り付いたマーズが、コックピットの中へと転がり込んだ。

「これが…… ゲッター、ロボ……」

マーズが呆然と機内を見渡す。
上下左右、全方位を網羅するスクリーンの中に、浮かぶかのように存在するシートが、
あたかも、自らが生身で宙を飛んでいるかのような、高揚感と不安感をもたらす。
まさにそれは、近未来の地球防衛隊基地より飛び出してきた、秘密兵器を覗いたかのような光景だった。

と、不意にブン、とスクリーン脇に画面が開き、愛嬌のある坊主頭が顔を覗かせた。

『すまねぇマーズ、すっかり遅くなっちまったな』

「獏…… いや、自業自得さ
 君たちを待たずに、勇み足を踏んだのがいけなかったんだ」

『へへ、ま、そういうこった
 お疲れのとこ悪いが、このままリターンマッチと行くぜ、マーズ!』

少年の掛け声に合わせ、機体が突如、垂直に立ち上がり、
はるか上空目掛けて、一直線に爆走を始める。

『行くぜ、獏! ゲッターアークだッ!』

『二号機は自動操縦だ、特等席で観戦しててくれや、マーズ』

「ぐっ……、観戦って、冗談だろ……」

突然の急制動と全身への負荷に、マーズが歯を喰いしばって操縦桿にしがみつく。
いかに頑健な無性生殖人間とは言え、パイロットスーツ無しの体には強烈な衝撃であった。

谷底から上空へと駆け上がるモンスターマシンの威容に、ウラヌスが吠える。
 
「おお、ついに現れたか! ゲッターとやらッ!」

『チェンジッ! ゲッターアークッ!!』

視界を覆う猛吹雪すら掻き消さんばかりの闘志を込め、少年が勢い良くレバーを倒した。

644激突!! ゲッター対ガイアー :2009/02/20(金) 21:23:15 ID:eFGr1Lea
以上で投下終了です。
エキセントリックな六神体のデザインを、何とかインパクトある文章にしようと頑張ったのですが
結局、ダルマ、と書くのが精一杯でした……。
645名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 21:41:37 ID:2QLvJkY5
いや実際ダルマ以外の何物でもないからしょうがないw
乙でした
646名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 21:46:39 ID:36s4MGX9
>>ゲッタ−対ガイアー様
 GJ!
 ゲッター乗りは化け物だって実感するねぇ……。

>>623

 んにゃ、止まらない。
 ドグラが吐き出す生き物が、宿主の失った部分を補って生きられるようにするから。
 しかも、補う暇を与えず完全に損壊させて機能停止させると、宿主の体を離れてウゾウゾ這って次の宿主探して歩く。

 ただ、生命体に宿っていないと成長できず、また、宿主と分離させて、穴の中のものを外に出す空間が無い状態に置くと活動できなくなるみたい。
 空間跳躍能力者が、穴を宿主から外して氷の中に閉じ込めるとかやってるそうだから……。 
647名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 21:55:17 ID:wq2g5xm+
初出作品だと木箱かなんかに封じられてたしなドグラ
648名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 22:03:22 ID:36s4MGX9
石棺だな。
アレは、竜の民らしき者達が集めた悪疫やら悪想念やらをドグラに飲み込ませて石棺に封じたものらしい。
だから、ドグラを普通の石棺に封じるのはちょっと無理なんじゃないかな?
封じの主体はあくまでも刺さってた剣だし。
しかし、遠い未来に解き放たれる事を理解した上であそこに封じたんだと思うけど、正直、あー言う事はやめてほしいね。
649名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 22:08:07 ID:2QLvJkY5
そういや、あの子供はどうなったんだろ?
普通に竜の民の末裔の皆さんに処分されたんだろうか?
650名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 22:12:26 ID:SIh/gJJQ
あれが原因でドグラ戦争が起こったんじゃないか
651名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 22:16:17 ID:kCunC4TC
ゲッターチームとマーズ今は協力関係にあるけど作者が文字道理vsするって言っってたから、最後辺りに敵対するんだろうなぁ
652名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 22:22:37 ID:MhEAsnRR
普通、あの石棺を見つけるのは難しいだろ。
>>649
どの子どもかはわからんが、新羅生門の宮大工見習いは立派な爺になり信長を2回も殺し。
現代でドグラに取りつかれた子供は対ドグラ特殊部隊も後は知らない。
653名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 22:28:21 ID:2QLvJkY5
>>652
ドグラに取り付かれた方の話
654名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/20(金) 22:34:30 ID:wq2g5xm+
細菌兵器だかを巡る話で竜馬達も人間にガッカリしてたけどそれでも戦い続けたわな
655名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 11:54:41 ID:4z7u3G2/
こっからどうカムイが絡んできて…ってのが楽しみで仕方がない
656名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 13:28:14 ID:teoDvGJb
しかし「ゲッターを甘く見るなよ」とか「ゲッターの恐ろしさを味わわせてやる」とか、穏やかじゃないよね
格好いいから気にならないけど…主人公側としてどうだろう
657名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 14:03:06 ID:1j4lhfYm
「俺の手で始末してやるぜ」とかな
658名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 15:29:09 ID:fXtgeHXc
「目だ!耳だ!鼻!」とかな
659名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 18:34:23 ID:nFnVnE2d
>>656
だが それがいい
660名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 18:41:30 ID:N18eyszo
ダイナミック作品の主人公はみんなそんなもんだ。

「地獄に落ちろ!」とか「死ねぇ!」とか。
661名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 19:44:40 ID:M61TZTqM
そりゃ敵のボスの子供というだけで赤ん坊を殺したのもいるぐらいだし
662名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 19:51:13 ID:teoDvGJb
日本極道連合会長・極道兵器 岩鬼将造 対 ホテル・モスクワ、三合会、暴力教会、ラグーン商会
663名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 19:56:22 ID:N18eyszo
>>662
新鮮組&鬼州組連合もつけてやれ。
664名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 20:23:57 ID:1j4lhfYm
>>662
何があっても
「人のシマでさんざん暴れてくれたのう…ぬしら」
と、ブチ切れモードに突入し
「わしは極道兵器やど〜〜〜っ!!」

と暴れまくる将造しか浮かばねぇ……もちろん皆殺し



そういや将造ってネオゲで官房長官?なんかだったよな

「血戦!真ゲッターロボ対極道兵器」
665名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 21:15:22 ID:IHGX4gL1
突然ですがネタ投下します

コルトのモンスターファーム育成日記〜虚無への道〜1ページ目

1000年4月一週目
私はコルト。相棒のおうむのトリィと一緒に今日から新しく来る新人ブリーダーの助手として働きます。
新人ブリーダーの名前はリョウマさん。少しやんちゃな感じがするけどモンスターは好きらしいのでうまくやっていけそう。
始めに向かったのがモンスターを再生する神殿。ここでは円盤石というものを使ってモンスターを誕生させます。
リョウマさんが持ってた円盤石を使ったら、なんとピクシーが誕生しました。
リョウマさんに「名前は何にする?」と聞いたら、「ドワオでいいんじゃね?」と言いました。
あんまりピクシーらしくない名前だけどリョウマ君がそれでいいなら私も賛成しました
いよいよ私達はファームに行って、ドワオを育てます。夢は憧れの4大大会制覇!リョウマさんと一緒に仲良くやっていけたらいいな。

1000年4月2週目
今日からトレーニング開始です。ピクシーはかしこさタイプなので、それに見合ったトレーニングをリョウマさんに助言しました。
しかし、リョウマさんは「かしこさ?そんなのいらねえ!いるのは力と体力だ!」と言って、今週はドワオにドミノ倒しをさせました…。
本当にこれでいいのかなあ…。
けどリョウマさんなりの考えがあるに違いない!私はリョウマさんに静かについていこうと思いました。

1000年6月一週目
最近リョウマさんは、ドワオにドミノ倒し、走り込み、丸太うけしかさせてません。ドワオは明らかに筋肉がついてきた感があります…。
ドワオがピクシーから離れそうでなんか不安です。
今日は修行の安価格案内が来ました。
リョウマさんは初めてということで一緒に修行協会にいきました。
感じの悪い受け付けの人に修行の依頼を頼みました。
私はピクシーらしく、賢さ重視の場所でさせたいと思いました。
しかしリョウマさんは迷うことなく力重視の場所を選びました。
リョウマはドワオと別れる際、「ノラモン一匹生け捕りにしてこい!」と言いました
冗談で言ったのかな…いや…冗談でいてほしい…。
コルトの汗と涙と苦悩の日記はまだ続く

遊び感覚で書きました
多分続きます
666名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 21:32:10 ID:+RfemN0w
前から赤白黄色のコロペンドラ亜種がチェンジするんですね。
667名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 22:12:55 ID:GQSMpgfz
多分最後ゴーレムになってるな
668名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/21(土) 22:44:15 ID:IHGX4gL1
続き貼り

コルトのモンスターファーム育成日記〜虚無への道〜2ページ目

1000年7月一週目
ドワオが修行から帰ってきました。
私は初めての修行なので心配で心配でたまりませんでした。リョウマさんはわくわくしてましたが…
しかし私が見たものはもうピクシー種であるはずのドワオではありませんでした
ドワオの筋肉は盛り上がっていて、体中傷後だらけで…。
普段ピクシーはピンクのレオタードを付けていてかわいらしいのですが、ドワオの場合はもう変態にしか見えません……。
しかし、ドワオも新しい技を覚えてきました。私はドワオを褒めてあけました。
しかしリョウマさんはドワオに「どんな技を覚えてきたか見せてもらおうか!」といい、いきなり構え始めました…。
するとドワオは賢さタイプの強力技、「バン」を使いました。どうやら「バン」を覚えたみたいです。
しかしリョウマさんはドワオに怒鳴り付けました。「そうゆう技は接近して相手の口ん中でやるんだろうがぁ」と。
私は少し引きました。ドワオが何だかアブナイ方向に行きそうで心配になってきました。

1000年9月4週目
いよいよ始めての大会出場です。しかもEランク公式戦でこれに優勝するとドワオのランクがワンランクアップします。
私自信はドワオを華咲かせてやりたいと願っています。
リョウマさんもやる気満々です。これは期待大です!
そして試合が始まりました!
ドワオは初めての試合だけあってかなり緊張してました。私はドワオを励ましました。
しかし、命中、回避を上げてなかったせいか、当たらないわ、攻撃避けないわで大変でした。
しかし力系を特化していたので「タッチ」だけで相手をノックアウトさせました。
そして私達は優勝しました。人気は少しだけですが上がりました。
帰ってきて、私はドワオを褒めてあげました。ドワオは喜びました
リョウマさんもドワオを褒めてあげました。リョウマさんはドワオにプレゼントを用意していたみたいで、ドワオにプレゼントをあげました。
リョウマさんはやっぱりいい人みたいだなと思いました。
しかし…プレゼントしたものは「砂をたくさん入れた箱」でした…。
私はこれは何か聞くとリョウマさんは「決まってんじゃねえか!拳を鍛えるための物だよ!」と答えました。
私は嬉しいような悲しいような…変な気持ちになりました…。
669名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 00:44:35 ID:DZaWQKkU
小さい手がグローブみてぇに腫れ上がってもってかw
670名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 00:54:31 ID:eYW1JWZO
ドラゴン、ライガー、ポセイドン(ゴーレム×ゲル)と揃っていてだな
671名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 01:31:05 ID:1d189as6
ピクシーなのは、もしかして翼が真ゲッターとおなじ蝙蝠型だからですか?
672名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 11:15:49 ID:yDOozYm1
物語には9割の人を生かす為に1割の人を犠牲にする事を躊躇うキャラがまま居るが
1が生き残る為に9を殺す石川世界に放り込まれたらどうなるだろうか
673名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 13:15:06 ID:H3FknVpR
ピクシーってどんなやつだっけ…
674名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 13:43:34 ID:dZuFe01C
ちっちゃい妖精みたいなの。
675名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 16:02:48 ID:Or7eH+of
見た目は成人女性を子供くらいの背にしたもの
巻き角や羽根が生えてて悪魔チック
服に見えるのは体毛
676名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 18:26:46 ID:/bG/YJD9
それがバトルホークの女主人公みたいなのに進化しようとしているのが現状

どうでもいいが今日はじめて石川版餓狼伝説読んだ
ラスボスがドグラを体内に住ませた古代の格闘家だった……
677名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 18:29:08 ID:5pbH6vPe
なんとwwwwwwwwwww
678名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 18:38:10 ID:1d189as6
イシカワ漫画の女性といえば、
虚無戦記の弥勒が心の底の恐怖の幻が出てくる洞穴で
一番の恐怖として出た母がきっかけで自分の成長を言うことで弥勒が恐怖心を払い
幻が消え始め、母の幻が消えかけながら「ありがとう」という話で少しジーンときたな。
679名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 18:46:21 ID:5pbH6vPe
女性ねぇ…女傑だよね。みんな
女傑ついでに、トップ作品とのクロス誰か書ける人いないんだろうか?
特に2の方で
あそこならエンペラー様も投入して戦えるからなぁ。
680名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 19:15:00 ID:SxMihYWx
>>679
両方の作品にすごい量の愛がないとクロスは書けないからねえ
俺はトップ見てないから書けないが、トップ愛があるなら自分で書いてみればいいじゃない

ところで、漫画版のほうの隼人の両親って何者?
まさかテロリストの親が工場の社長じゃないだろうし
681名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 20:42:39 ID:yDOozYm1
>>679
2ならどっちかと言うと虚無の方が合ってるような
兜卒天(地球)をぶつけて破壊させる訳にはいかねーってな具合で
682名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 20:54:24 ID:5pbH6vPe
5000光年のノノリリ

グレートアトラクターの手により意識を保ったまま原子レベルまでに分解され、
太陽系より5000光年離れたブラックホールに封印されたタカヤ・ノリコ。
『地球のみんなを守りたい』ただそれだけの思いを1万2000年も念じ続けた結果、
ノリコはついにトップレスや宇宙怪獣をも越えた超能力・空間支配能力に覚醒した!
自らを生体ゲッター縮退炉と変化させたノリコは太陽系(魔皇星含む)と同じ大きさの
超巨大ガンバスターの姿をしたオーラ状支配空間を展開、ブラックホールより帰還!
さらに同時期、エグゼリオ変動重力源と相討ちになったバスターマシン7号こと
“ノノ”を特異点より召喚、再びダイバスターとして転生復元! 己の軍団へと編入す。
「あなたは一体……まさか!」「私を呼ぶ時はノノリリと呼んで」「ノ…ノ……リ…リ……コ………!!」
「そう……私は………5000光年の彼方よりこの宇宙に還り、そして新たなる宇宙になぐりこむ“ノノリリ”よ!!!」
儒生暦14276
 ノノリリの軍団、ラ=グース戦線に参戦。神の軍団に対し宣戦布告!
儒生暦15821
 ノノリリの軍団により宇宙怪獣絶滅!

儒生暦16783
宇宙超獣、ロクロームの戦いにてバスターマシン3号を模したブラックホール爆弾を使用。
 ロクローム、ブラックホールに飲み込まれる。(後のブラックホール・ログローンの誕生)
儒生暦17008
 グレンラガン艦隊8億、オネアミス宙域にて宇宙超獣軍団と激突!
 戦いは105年間におよぶ。(オネアミスの戦い)
儒生暦18140
 グレートアトラクターのデストエキゾチックマニューバ(精神破壊波動)のため、グレンラガン艦隊一時撤退。
683名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 20:55:37 ID:5pbH6vPe
グレートアトラクターの手により意識を保ったまま原子レベルまでに分解され、
太陽系より5000光年離れたブラックホールに封印されたタカヤ・ノリコ。
『地球のみんなを守りたい』ただそれだけの思いを1万2000年も念じ続けた結果、
ノリコはついにトップレスや宇宙怪獣をも越えた超能力・空間支配能力に覚醒した!

儒生暦18244
 福音宇宙最後の地球人類・碇シンジこと福音王、絶望の縁より復活。
 平行宇宙(二次創作)のあらゆるSHINJIを呼び寄せ、エヴァンゲリオン軍団を結成!
儒生暦19520
 神の軍団次々と敗れ、ラ=グースに撤退。
 これより1万2000光年攻撃が開始。しかしラ=グースにおよばず。
儒生暦20684
 ラ=グース、成長期が終わり覚醒!!
儒生暦20789
 ノノリリ、バスター軍団と平行宇宙殴りこみ艦隊を率いてアンチ・スパイラルの同族と激突。これを大破、殲滅!!
儒生暦21564
 グレンラガン艦隊総司令・示門王戦死!!

儒生暦21589
 ノノリリが故郷、エーテル宇宙消滅!!
儒生暦30458
 福音王、スーパーエヴァに搭乗し“福音の巨神兵・エヴァンゲリオン”の大軍を
率いてグレートアトラクターに挑む!!
「逃げちゃだめなんだああああああ!!!」
そう叫びながら宇宙超獣を攻撃する福音王。
その目の前に突如として惑星ほどもある巨大な少女――――の顔が現れる。
“少女の顔”は褐色の肌を引きつらせ、藍色の髪を振り乱しながら福音王に告げた。
『福音王!! 福音王よ! グレートアトラクターの真理を教えるわ!!
 80億の同志を犠牲にして見たすべてをあなたに託すのよ。あたしを受け入れなさい!!』
儒生暦35670
 アトランティス天ナディア王降臨す!!

ガイナ戦記 - [未完]
これですね
684名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 22:02:10 ID:SxMihYWx
【宇宙の】ゲッター線だけど何か質問ある?【大いなる】
ってスレが立ってる夢を見た
685名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/22(日) 22:46:00 ID:msgXjl+A
「全てを理解するには永劫の時が流れてしまうのだ」で全てを受け流すんですね。
ドラゴンボールとのクロス投下します。ギャグです。多分。
マジメに書いたのは初めてなのでご容赦を。



――そいつは…宇宙の果てからやってきた

五つの塊が、暗闇を割いて飛んでいく。
青白く輝く5条の軌跡はまるで彗星のようだった。


「神さんこのままゆけば関東を直撃します」

早乙女研究所モニタールーム。
大きいモニターには隕石を表す5つの光点、予測進路の緑の線、大気圏を示す青い線、
そして地表を示す茶色い線が描かれていた。
小さいモニターは俯瞰図。隕石の予想着地点と予想被害半径が描かれている。

「ゲッター出動せよ!!」

神と呼ばれた男は、声を張り上げ戦友に支持を出す。
その声に呼応し、待ってました、と言わんばかりに天に飛ぶ二つの影。

どんな姿かは漫画と同じなので省略させてもらう!

「リョウ頼むぞ 地上に落ちる前に破壊してくれよ!」

この辺も漫画となんとなく同じなので省略!
「もう一度作戦の説明をしよう」
「隕石は全部で五つ、丸い形をしている」
「一つ一つはそんなに大きくない……直径3mぐらいだ」
「だが問題はそのスピードだ。光速の80%にも達する」
「そんなものが落ちてみろ……」

「街が消し飛ぶ程度じゃすまねえ……ってか」

「そうだ。それが五つ、だ」
「下手したら日本海と太平洋が繋がってしまうかも知れん」
「なんとしても破壊しなくてはならないが、完全に破壊することは無理だ」
「大気圏突入と同時にミサイルを発射し、小さい破片にして被害を軽減する」
「突入時の減速を考えても、突入後発射ではかなりの破片が地上に降り注いでしまう」
「突入と同時なら、運が良ければ8割の破片が燃え尽きてくれる」
「1割は降り注ぐが、後の1割は海だ。日本が細長いことに感謝しよう」
688名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 00:10:59 ID:VBtGKMTn
「大気圏突入まで後2分!」

「あれか……」

高高度まで上昇したために薄青い空に、ひときわ大きく輝く青い五つの星。
徐々に明るさと大きさを増している。

「大気圏突入まで後1分!」

「ミサイルを目標にロックしました!!」

研究所とゲッターチームに緊張が走る。

「大気圏突入まで後30秒!」

モニタールームにはもはや動くものなど無く、みな固唾を飲んで見守っている。

「後10秒!
……5,4,3,2、
隕石は大気圏に突入しました!!」

「よし、撃て!!」



とりあえず今日はここまでです。
続きはまた明日にでも投下しようと思います。
689名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 13:52:01 ID:JjUHXZ4q
    ,ィィr--  ..__、j
   ル! {       `ヽ,       ∧
  N { l `    ,、   i _|\/ ∨ ∨
  ゝヽ   _,,ィjjハ、   | \
  `ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ   > サイヤ人もまた対時天空用兵器だったんだよ!!
     {___,リ ヽ二´ノ  }ソ ∠ 
    '、 `,-_-ュ  u /|   ∠
      ヽ`┴ ' //l\  |/\∧  /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ /  |`ー ..__   `´
    く__レ1;';';';>、  / __ |  ,=、 ___
   「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
   |  |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,|  , -,
    ! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | |   | | .l / 〃 ))
    l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj  7
    | |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\::  ::::|  ::l /
690名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 17:14:03 ID:Ev6EFLhK
たしかに虚無戦記もドラゴンボールと同じく多種の宇宙人とか出てたからな。
さしづめ、ゴクウは「猿王編」とか付くのかな? 王子のベジータの立場がないな。

ところで、ドラゴンボールも石川作品も無茶苦茶強いのに厨二っぽくないのは
「〜を操る」とかの小難しい能力がなく、描写に説得力があるからかな?
691名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 17:18:20 ID:NHY+BKQt
迫力と勢いと壮大さが人間の域じゃないのさ…特に石川は
鳥山は純粋なのさ、宇宙を喰らうほどに
692名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 17:59:30 ID:yeKvOeRb
>>690
「〜を操る」
弥勒編しか持ってないが虚無戦記は召喚術、異次元移動、吹雪、物理無効化、重力操作とか凄いじゃないか
たぶん画風だろう
693名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 18:04:17 ID:ZnlK7DI4
強い奴がスマートじゃないからだろうな。
どちらの漫画も本当に「強い」奴はどちらかというと泥臭さを感じさせる。
そこがお前そんな細身で自重を支えられるのかよ、って思わせるような美男子が
神に等しい力(笑)を持ってる話とかと一線を画すのだろう。
694名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 18:12:39 ID:ioXcNWb6
空間支配自体がなんでもかんでも操れる能力だろ
しかも本人の意識が無くても発動するおまけつき
695名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 18:35:28 ID:Ev6EFLhK
>>692
すまん、言葉足らずだったと思う。
「〜を操る能力」を長ったらしい上に電波な文章とかで説明するよりも
描写で表現しているという方がいいのかな?
696名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 19:31:01 ID:NHY+BKQt
強さ
嫌いな作風
精神(魔力とか)>技術>肉体
石川
肉体=精神=技術

ていうか、細かく細かく描写しようとした性だと思う。だからヘンに感じるし、想像が入り込む余地がない
697名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 19:50:35 ID:ioXcNWb6
筋骨隆々の爆烈が爆烈拳を使うから全ての物は爆烈するわけで、申し訳程度に筋肉がついた貧弱な坊やが爆烈拳を使っても全然爆烈しない訳だ
698名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 20:54:15 ID:aWfL4gwQ
ゲッターの最初でかっこつけて登場した帝王ゴールが口上述べて引き上げる場面

普通の作品ならそのまま消えて終わるんだが
初登場のラスボスをそのあと殺す寸前まで追い詰めるんだからなあ
このスマートさの欠片の無さにオサレの入り込む余地は無い
699名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 20:55:30 ID:NHY+BKQt
筋肉少女帯のタチムカウを思い出した
700名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 20:57:02 ID:Z06Oi3kN
単純に
・石川賢の絵は見た目から強そう(濃い絵柄・筋肉)
・キャラクターのメンタリティが細かいことグダグダ言うタイプではない
ってだけだろ。
あと>>696の肉体=精神=技術=宇宙ってのもあるかな
701名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 21:52:13 ID:tC4POQ6O
>>698
パイロットはゲロ吐いてたり、鼻血噴き出してるもんな
702名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 21:58:24 ID:JjUHXZ4q
あげくの果てにウンコまで漏らすからな!
703名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 22:13:14 ID:vody826M
今ガイキングLODとのクロス考えてる。まだ全話観てないけど
704名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 22:44:46 ID:Udrg11Ox
ダイヤはほんとにイイ主人公だった……


八頭身のダイヤはキモイが。
705名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 23:36:16 ID:yeKvOeRb
保管庫の話なんだが
そろそろ作品の量も増えてきたし、トップページから何とのクロスなのかわかるようにクロス先作品を括弧書きしたほうがいい気がしてきた

エヴァとかはさすがにタイトルでわかるだろうが、一見ではわかりにくいのもあるし
706名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 23:48:35 ID:tzKHMDvJ
ドラゴンボールといえばサイヤ人が目立つけどブウもすげえチートだよな
一度見ただけで能力コピー、物質変換能力、魔法、吸収能力、宇宙空間でも生存可能、分裂、ブウ同士じゃないとダメージにならない、気そのものを吹き飛ばさない限り不滅とか
虚無戦記の宇宙での戦いのレベルはともかく、石川作品の中でも結構いいトコまで行きそうだと思うんだが
これで空間支配までコピーするようになったらと思うと、なぁ
707名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 00:16:09 ID:6G9QUAyg
>>706
確かに実力も特殊能力もチートで、絶望感があって、
主人公の全力でも勝てなく、都合良く「いきなり覚醒」などで勝ったわけでは無く、
弱いやつがきっかけで、「すべての人々の協力」で勝ったのがよかった。
(俺の好きな、うしおととらやウルトラマンティガもこんな感じの最終回だったな……)
なんか、ラ=グース、時天空、ゲッターエンペラー(ここでいいのか?) 
みたいに「100%負け戦」「どうあがいても絶望」なラスボスって最近いるかな?
708名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 02:48:27 ID:3JbWpMTg
>>705
分かるやつだけ補足してきた
他のは元ネタがわからない
709名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 08:33:08 ID:zDFQOF0n
最近じゃないがジェネレイターガウルのラスボスはなにやっても勝てなくて
結局ボスがいない世界(次元)を作る事で事態をなんとかしてた
しかも結果は偶然の産物みたいなもん

まあゲッターとかと比べると弱いいきものだったが
710名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 10:42:11 ID:hcvbQCwq
>>708
保管庫ちょっといじってきた
殺風景だったから
711名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 11:01:14 ID:L5nkHy5v
「ガイナ戦記」を書いた第2スレ目の>>668です。
保管してくれたのはありがたいのが、過去ログ見たら
正しい改行は以下のようだ。
712名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 11:02:12 ID:L5nkHy5v
5000光年のノノリリ


グレートアトラクターの手により意識を保ったまま原子レベルまでに分解され、
太陽系より5000光年離れたブラックホールに封印されたタカヤ・ノリコ。
『地球のみんなを守りたい』ただそれだけの思いを1万2000年も念じ続けた結果、
ノリコはついにトップレスや宇宙怪獣をも越えた超能力・空間支配能力に覚醒した!
自らを生体ゲッター縮退炉と変化させたノリコは太陽系(魔皇星含む)と同じ大きさの
超巨大ガンバスターの姿をしたオーラ状支配空間を展開、ブラックホールより帰還!
さらに同時期、エグゼリオ変動重力源と相討ちになったバスターマシン7号こと
“ノノ”を特異点より召喚、再びダイバスターとして転生復元! 己の軍団へと編入す。
「あなたは一体……まさか!」「私を呼ぶ時はノノリリと呼んで」「ノ…ノ……リ…リ……コ………!!」
「そう……私は………5000光年の彼方よりこの宇宙に還り、そして新たなる宇宙になぐりこむ“ノノリリ”よ!!!」


儒生暦14276
 ノノリリの軍団、ラ=グース戦線に参戦。神の軍団に対し宣戦布告!

儒生暦15821
 ノノリリの軍団により宇宙怪獣絶滅!

儒生暦16783
 宇宙超獣、ロクロームの戦いにてバスターマシン3号を模したブラックホール爆弾を使用。
 ロクローム、ブラックホールに飲み込まれる。(後のブラックホール・ログローンの誕生)

儒生暦17008
 グレンラガン艦隊8億、オネアミス宙域にて宇宙超獣軍団と激突!
 戦いは105年間におよぶ。(オネアミスの戦い)

儒生暦18140
 グレートアトラクターのデストエキゾチックマニューバ(精神破壊波動)のため、グレンラガン艦隊一時撤退。

儒生暦18244
 福音宇宙最後の地球人類・碇シンジこと福音王、絶望の縁より復活。
 平行宇宙(二次創作)のあらゆるSHINJIを呼び寄せ、エヴァンゲリオン軍団を結成!

儒生暦19520
 神の軍団次々と敗れ、ラ=グースに撤退。
 これより1万2000光年攻撃が開始。しかしラ=グースにおよばず。

儒生暦20684
 ラ=グース、成長期が終わり覚醒!!

        .
713名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 11:02:39 ID:L5nkHy5v
儒生暦20789
 ノノリリ、バスター軍団と平行宇宙殴りこみ艦隊を率いてアンチ・スパイラルの同族と激突。これを大破、殲滅!!

儒生暦21564
 グレンラガン艦隊総司令・示門王戦死!!

儒生暦21589
 ノノリリが故郷、エーテル宇宙消滅!!

儒生暦30458
 福音王、スーパーエヴァに搭乗し“福音の巨神兵・エヴァンゲリオン”の大軍を率いてグレートアトラクターに挑む!!


「逃げちゃだめなんだああああああ!!!」

そう叫びながら宇宙超獣を攻撃する福音王。
その目の前に突如として惑星ほどもある巨大な少女――――の顔が現れる。
“少女の顔”は褐色の肌を引きつらせ、藍色の髪を振り乱しながら福音王に告げた。

『福音王!! 福音王よ! グレートアトラクターの真理を教えるわ!!
 80億の同志を犠牲にして見たすべてをあなたに託すのよ。あたしを受け入れなさい!!』


儒生暦35670
 アトランティス天ナディア王降臨す!!



ガイナ戦記 - 【未完】



勢いだけで書いた。
今度こそSSを書こうとしましたが、妄想はやはり妄想でした。
このようなカタチでスレを消費することになって、まことに申しワケございません。
714名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 11:05:50 ID:L5nkHy5v
このままだと変に虚無成分とガイナ成分が混じってるから、
単語等をなるべくガイナックス関連のものに変換した奴を
書いて投下する。


それにしたってSSでもなんでもない、『儒生暦』を使ったただの年表だが。
715名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 12:11:54 ID:3JbWpMTg
>>710
元ネタ間違えまくってたwwwスマン
てかバナーすげえ!
716名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 12:22:07 ID:hcvbQCwq
>>715
絵とか書けたら良かったんだが
俺にはあれで限界だった
717名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 15:20:10 ID:6G9QUAyg
GJ
「なにかに」がツボった。
718名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 19:08:06 ID:AoDgCR3S
バナーwwwww
719名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 20:31:19 ID:vFHwF7pi
720名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 20:46:18 ID:hcvbQCwq
>>719
それもいいなあ
721名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 21:04:43 ID:rJRoXOam
>>719
採用
722名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 21:22:20 ID:hcvbQCwq
一番下に貼ってあるな
続き投下します。
後タイトル少し変えます。こっちのほうが語感が良さそうなので。
wikiは自分で直しておきます。



ドドドド…
ドシュオオ!

ミサイルとレーザーが同時に青い星に向かって伸びていく。

「ドンピシャだ!」

「いけ〜〜〜〜〜!」

次の瞬間、球状の爆発が大気を飲み込む。
少し遅れてやってくるのは、閃光、衝撃、熱。
ゲッターチームは衝撃に体勢を崩しつつも、歓喜の声をあげる。

「やったーっ」

「ザマーみやがれ〜〜〜〜!!」

研究員たちも歓声をあげる。

「わあっ!」「危機一髪だっ!」

しかし、その中でも隼人は一人冷静にモニターを見つめている。

「おかしい……破片が出てこないぞ」

「少ないに越したことねえじゃねえか!」

「それはそうだが……」

「それより、早く帰ってコーヒーでも飲みたいぜ!」

竜馬の言葉に弁慶も「まったくだ!」と賛同する。
予想以上の成果に、ゲッターチームも研究所も盛り上がっていた。

しかし、一人の研究員が声を張り上げた。

「待って下さい!レーダーにはまだ反応があります!!」

「何!?」

少し落ち着いてきた爆煙から、何かが飛びだす。

「どうせ破片だろ?」

「いえ、今のとは別に、まだ反応が……」

爆煙から、さらに何かが飛び出す。

「直径3m、球形……そんな、まさか!?
隕石は健在です!!」

「なん…だと…?」

ドーー…ン
先に出た破片が地面に激突したのだろう轟音が響く。

「あの爆発でまだ形を保っているとは……
だが、さすがに速度は落ちているようだな……」

隕石のあまりの頑丈さに、呆然となる一同。
そこに、一つの声が響き渡る。



「リクゥーーームッ!!!」



突然聞こえてきた声に混乱する竜馬達。

「!? 隼人、なんだ今の声は?」

「こっちでは無い!」

「もちろん俺たちでも無いぞ!外から聞こえたみたいだ!!」

と、そこにもうひとつ。



「バァーーータァ!!!」



「なんなんだあの声はっ!?」

「……どうやら、隕石の破片が落ちた場所かららしい!」
「調査隊を向かわせろ!」

そうこうしているうちに、また。



「ジィーーースッ!!!」




破片らしきものが落ちた場所は、いくつかある調査隊の詰め所の一つに
かなり近かったため、調査隊はすぐに到着した。
衝撃で舞い上がった煙で視界は悪かったが、
何やら5つの黒い影が見えた。

「あれが大地を揺るがす隕石の破片なのか!?」

その時、隊員たちに緊張が走った!
耳をつんざく大音声が黒い影から聞こえてきたのである。



「グゥルドッ!!!」



「ぐ……」
あまりの音量に思わず耳を塞ぐ隊員たち。
その声におされたのか、煙が一気に晴れた!

その時、隊員たちが見たものとは!?



左手と右足を対角線に伸ばし、右手と左足を曲げてポーズをとる赤髪モヒカンの大男。

モヒカン男と左右対称のポーズをとる、爬虫類を連想させる青い肌の大男。

左膝を地面につき、右膝を立て、バンザイのようなポーズをとる白髪で赤い肌の男。

赤い男と左右対称のポーズをとる、側頭部にも目を持つ4つ目の緑色の小男。

そして、背を向けて仁王立ちする、2本の角が特徴の紫色の肌の男。



「な……なんだあいつらは……」
隊員たちが呆然と眺めていると、紫色の男が動き出した。

腰を直角に曲げ、両手を水平に伸ばす。
そのままさらに上体を曲げ、股の間からコンニチワ。
両手を広げて頭の横に添えるのを忘れるな!



「ギニューーー!!!」



「み」「ん」「な」「そ」「ろっ」

「「「「「て!!!!!」」」」」



「「「「「ギニュー特戦隊!!!!!」」」」」



   ド    ワ    オ



――――隕石が後ろに落下し、爆発。



ここまでです。
続きはまたいつか書きます。
728名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 21:36:23 ID:vFHwF7pi
リネームできねえww
やっぱりタイトル変更無しでww
729名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 23:28:16 ID:3JbWpMTg
>>728
ところがどっこいそうはいきません……!
730名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/24(火) 23:39:38 ID:aiFft7an
チェンゲ竜馬「俺をっ……嵌めた!?……嵌めたなっ!……謀りやがったあっ………隼人ぉっ………!!」
731名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:14:45 ID:Hraz3nH0
そういえば、カイジも竜馬もどっちも金ないよな。
だけど、カイジは良く仲間に裏切られる……
732名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 00:33:26 ID:4yluJ5rm
チェンゲを見たが、漫画版と比べるとなかなか新鮮だな

竜馬は「俺じゃない!俺じゃないいいい!」だし
隼人は真ドラゴンの行方がつかめず、悔しさの余り拳を叩きつけるし
733名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:01:25 ID:UPxAPpD2
チェンゲは早乙女の言ってることがコロコロ変わってよくわからん
「人類最後の日を」とか「許さんぞ龍馬!」とか言ってたのはインベーダーを欺くためで
自らインベーダーの仲間になったふりをして地球からゲッター線を排除しようとしたって考えでいい?
734名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:22:28 ID:Pt0MTJux
>>733
それでおkじゃ?
本編開始の時点で博士の意思に関わらずインベーダーに寄生されていたのだろうし、ストナー食らった時の発言は死ぬんだから胸の内をぶちかましてもかまわなかったんだろ
インベーダーを欺いて利用してやったって感じじゃないか?
735名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 01:25:27 ID:Hraz3nH0
>>733
俺の解釈は、博士はミチルの事件でインベーダーがまだ存在していることに
気付き復讐心に燃える、そのためミチルの事件を単なる事故と考えている竜馬が気に食わない
さらに、権力者(スティンガーなど)の中に紛れていることも知り、
そんな奴らの目を欺くため、隼人と組み自分を死んだことにしようと思った。
竜馬が罪を被せられたのはその準備を見られたからだと思う。
そして、インベーダーの命の源のゲッター線を真ドラゴンで除去するために動く
だが、ゲッター線を一カ所に収集する真ドラゴンはインベーダーにとってものどから手が出るほどにほしいもの
その争奪戦が一部
争奪戦の途中にインベーダーに寄生されためにストナーを撃ち込まれるまで自己はない。
736名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 19:52:57 ID:eLMa8h4V
まぁ監督が代わっちゃったから・・・
737名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 20:17:36 ID:nCHMKkYG
たったの三話で制作費の半分以上を費やしたんだっけ?
でも、その位の巨費を使ったせいであの三話は凄かった
738名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 21:46:56 ID:4yluJ5rm
マジンガーがTVでリメイクされるこのご時世、ゲッターロボサーガをアニメ化してくれないかね

ラストは「でたなゲッタードラゴン!」でいいから
739名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 21:53:14 ID:nCHMKkYG
それだけで脳汁でまくり
740名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 22:16:10 ID:exwdghyO
マジンガーがリメイクされんのか

マジンカイザーみたいなのにならないことを祈る
741名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/25(水) 22:44:51 ID:/ZNMrX4E
ttp://blog-imgs-21.fc2.com/k/a/i/kaisun1192/vip812564.jpg

かっちょ良すぎだろブラックゲッター……
742名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 01:21:59 ID:7IfbDpJQ
で、リメイクされるはずだったマジンガーが、大人の事情でいつの間にか
「真・ゲッターロボ号虎」←辞書登録してないw
にチェンジ!www
743名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 02:59:19 ID:WIrx9/GO
米740
カイザーはよく出来てたよ、なによりカイザーの強さがいい真ゲッターロボと同等なのがわかる。
まあZのあの扱いがひどいが・・・
744名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 04:34:17 ID:JxU1X9+K
>>742
號ぐらい辞書登録しておけ。
ほら、このレスからコピペすりゃいい。

カイザーはなー……「なんでマジンガーZ出したん?」と、これに尽きる。
マジンカイザー最強を印象づけようって意図なんだろうけど、それにしてもねーよって思う。
その点、初代とGが最初から旧式という設定のチェンゲや、後継機(新メカ)の出てこない新ゲは上手いことやってる。
ネオゲは尺のせいもあって上手くいってない気もするけど。
745名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 10:14:55 ID:xyJyvtxH
しかしこのままいくと、マジで次はゲッターロボサーガがアニメ化されそう

と…思うのは素人考えだろうか
746名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 11:50:28 ID:MWOf4WXg
意表を突いて魔空八犬伝とかしてくれんかな
747名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 17:51:56 ID:IMwpdVq9
カイザーいいか?正直、カイザーが強いんじゃなくてカイザーに出てきたグレートとZが弱いようにしか見えん。
それにどう見たってカイザーと真ゲ比べたときカイザーは劣るような……

>>746
八犬伝いいな。虚無ってない賢ちゃんの傑作
748名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 18:33:54 ID:xyJyvtxH
>>747
あのラストは秀逸だが、第二次世界大戦編も読んでみたかった…という気持ちもある
749名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 19:23:13 ID:rqlo7HAc
>>748
第二次世界大戦編kwsk
750名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 20:37:36 ID:/hVwlS6O
>>747
個人的にカイザー好きなんだがZの扱いについては同意だな。俺とマジンガー一心同体
でよく言った!!とちょっと感動したあとに意識なしとはいえカイザーでフルボッコ
Zが夫に尽くした挙句捨てられた女房みたいで悲しかった(涙)
あと敵が機械獣じゃ弱すぎとは確かに思ったな。元々Zで充分な奴ら倒しても自慢にならん
唯一いけたのは漫画ラストでZが自爆で倒した地獄王ゴードンに(相手がスケールダウンしたとはいえ)
勝ったのだけだったな。魔神皇帝の相手なんだから敵も凄い奴にして欲しかったな
751名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 20:45:51 ID:xyJyvtxH
>>749
黄金城での戦いの後、珠は転生し、時は流れて第二次世界大戦の時代で八犬伝を展開する考えがあったとか
752名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 21:04:59 ID:rqlo7HAc
>>751
サンクス。それも面白そうだな。なんか日中戦争が舞台のロボット物があったけど
ああいう感じになったんだろうか
753名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 22:16:31 ID:JxU1X9+K
烈風!!獣機隊二〇三のことか?
あれは日露戦争の話だぞ。

ところで、賢ちゃんの「蒸気機関」がでてくる漫画ってスチームパンクって呼んでもいいのかな?
友人がスチームパンク漫画を探してるらしいので「柳生十兵衛死す」か「烈風!!獣機隊二〇三」を貸そうかと思ってるんだが。
754名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 07:59:18 ID:VWp1KxqT
烈風!獣機隊二○三の田村少佐はほんとにいいキャラだわ
755名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 08:38:38 ID:syQpZoFK
爆末伝だっけ
あれも一応スチームパンク
パンク成分が90%くらいだけど
756名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 15:20:12 ID:5cjgEXSQ
新作ネタ投下

SOLID STATE GETTER〜受け継がれる魂〜
序章「 孤高のサイヤ人!バーダック」

「…こ…これで…全てが変わる…」
惑星ベジータ…。
銀河系外・宇宙の、さらにまた奥にある銀河の中に存在する、誇り高き戦闘民族「サイヤ人」の生まれ故郷…。
そこに宇宙最強と自負する者、フリーザの裏切りに、たった一人で立ち向かうサイヤ人がいた。
彼の名はバーダック、サイヤ人の中でも最下級戦士だが、その勇猛ぶりはサイヤ人の間では有名だった。
「この惑星ベジータの運命…オレの運命…カカロットの運命…」
バーダックはフリーザがサイヤ人を突然裏切り、惑星ベジータごと、サイヤ人を消滅させる計画を知り、フリーザに親友を殺されたことにより、怒りを爆発させた。
バーダックはサイヤ人にそのことを伝えたが、信じてくれるどころか、バーダックのことを「嘘つき野郎」と罵り、バーダックは誰も信じられなくなった。
そしてバーダックは「こうなったら、たった一人でもフリーザに立ち向かってやる!」と、フリーザに立ち向かっていった。
「そして…キサマの運命も!!」
バーダックは惑星ベジータの成層圏付近でフリーザ軍に立ち向かっていた。
フリーザ軍兵士を自慢の戦闘力で蹴散らし、フリーザの宇宙船に向かっていた。
そしてついにフリーザが痺れを切らし、バーダックの前に現れた。
バーダックはサイヤ人の裏切り、仲間の惨殺、そして未来を変える怒りを全て右手に収束した。
右手には淡いクリアブルーの光を発生させていた。
「これで最後だぁぁぁ!!」
バーダックは光をフリーザに向け、全力で放った。
次第に光は巨大なエネルギーの塊となり、フリーザを襲う。
しかし、フリーザもただで見てるわけではなかった。
「ハハハハハハ!!」
フリーザの指に溜めていたエネルギーが一気に巨大になった。フリーザの宇宙船以上の大きさになって…
バシュ…
バーダックが放ったエネルギーの塊はフリーザの光の塊の質量に負け、かき消された。
「なっ…なにぃ!!?」
フリーザは大笑いしていた。そして…。
フリーザは巨大なエネルギーの塊を今度はバーダック、いや惑星ベジータに向け放った。
その軌道上にはバーダックとフリーザ兵士がいた。そして後ろには惑星ベジータが。
757名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 15:21:47 ID:5cjgEXSQ
「ふ、フリーザ様ぁぁ!!!!」
フリーザは冷酷な性格だった。一見、紳士的態度だがその心は決して自分以外を認めない。
しかも自分の気ままですぐに人を殺したり、その気になれば、たとえ仲間や部下を巻き添えにしてでも勝利を選ぶ残虐非情な奴だからだ。
そしてエネルギーの塊はバーダックに近づく。
「う…うわぁぁぁ!!」
そして……
ドオオ!!!!
バーダックに直撃した。
「うわぁぁぁ!!ここで…負ける…わけ…に…は…」
そしてバーダックの目の前が真っ暗になった…。

フリーザ兵士を巻き込むんたエネルギーの塊は惑星ベジータに直撃し、
ドワ!!!!!!
強烈な光を放ち、大爆発した
フリーザはそれを見て、高笑いしていた。
「ハハハハ!!!見てください、ドドリアさん!ザーボンさん!とても綺麗な花火ですよ!!ハハハハハハ!!」
フリーザの側近、ドドリアとザーボンは宇宙船の中で惑星ベジータの最期を無言で見ていた…………………………………。
758名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 15:25:44 ID:5cjgEXSQ
第1話「月面上に遭遇!!その名は流竜馬!!」

…ここは月面
地球から少し離れた地球の周りを一日かけて回っている衛星。
昔からかぐや姫の話や兎の話などで神秘的な扱いをうける星でもある

月面研究基地
ここでは高度な化学技術が扱われていたが…今は誰一人もいなかった。
その片隅であのサイヤ人、バーダックが気を失っていた。
(起きろ…バーダック…)
(ん…誰だ…?)
突然バーダックに声がした。
バーダックは目を覚めた。目に見えるのは今までみたことのない光景だった
「…なんだここは…?」
今まで見たことのない機械、ここの重力…そしてなにより気になったのは、
「あ…そういえばフリーザは!俺は…死んだんじゃ…」
フリーザはどこにもいなかった。
バーダックは少し頭を傾げる
「俺は…一体何があったんだ…?フリーザの攻撃くらったまでしか覚えてねえ…」
バーダックはとりあえずその周辺を歩くことにした。
長い通路、広いロビー、そして窓から見えるのは果てしなく月面が広がり、上には青き星、地球が見えていた。
バーダックは色々な場所を周ってみた。すると
「…な…なんじゃこりゃあ……」
バーダックの目の前には見たことのないものがあった。
太い足に三枚の刃がついた腕、さらに鋭く尖った角…日本古来より伝わる伝説の鬼の形をしたロボットが棄てられていた。
バーダックは呆然としていたが気を取り直した。
「ロボット…なんでこんな所に……」
バーダックはロボットに触ろうとした。
「誰だ!?」
後ろから声がしたのでバーダックは振り向いた。
そこには見たことのない大男が立っていた。
ボロボロの服とジャケットを身につけ、腰に鎖をつけている。両手には包帯が巻かれて、首には真紅のマフラーが月の重力に影響してか、立っていた。
顔は男らしく、今にも暴発しそうな目をしていた。
「お前はインベーダーか!?」
男はバーダックに向かって質問した
「はぁ…?インベーダー…?何のことだ?」
バーダックはインベーダーなど分かるはずがなかった。
「とぼけんな!!お前はインベーダーて分かってんだ!覚悟しやがれ!!」
そうゆうと男はバーダックに襲い掛かる。
「!?」
バーダックは男の攻撃を高速は避ける。
「そっちがその気ならオレだってやってやんよぉ!!」
759名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 15:30:22 ID:5cjgEXSQ
バーダックは超高速で男を殴りつけた
「があ……」
ドガッ!!
男を吹き飛ばされ、壁に激突した。男は倒れた。
「ふん、こんなもんかよ!弱えぇくせして調子に乗んじゃねえよ!」
バーダックは少し呆れた。
しかし
「俺が弱えぇだって…?ふざけんじゃねえぞ!!」
男は立ち上がった。バーダックは無言で男を見ていた。
「うおりゃあぁ!!」
また男はバーダックに襲いかかった。バーダックは呆れた顔で片手だけ出した。
パシッ…
本気と思わせる男の拳はバーダックの片手の中で静止した。
「何だとぉ!!?」
バーダックは少し笑った。
「殴るってのはなぁ、こうやるんだよ!!」
ドガア!!
バーダックは男の腹に一撃くらわした
「ぐはぁ!!」
男は腹を抱えて膝をついた
「だから弱えって!何回も言わすんじゃねえ!!」
バーダックは男を見下した。
次の瞬間
ガーン!!
男はバーダックの頭に頭突きをくらわした
「がっ……」
「バーカ!!油断すっからこうなんだ!」
バーダックはついにキレた。
「てめえ!殺してやらぁ!!」
「てめぇこそだ!!」
バーダックと男は同時に拳を突き出した
バキッ!!
「あが……」
「ぐえ……」
バーダックは立っているも、男は倒れた。気を失ったようだ。
バーダックは赤くなった頬を撫でながら男を見た。
「こいつ……」

「ん……」
男は目が覚めた。
すると男の前にバーダックが座っていた。
「よっ…気がついたか…」
男はびっくりして立ち上がる
「あっ…てんめぇ…今度こそは…」
しかしバーダックは笑いながら
「あれはオレが悪かった!弱いっていって悪かった!お前は強いよ!」
男は少し顔が赤くなった。
「お前、俺をおちょくってんのかぁ!」
バーダックは笑った。
「オレの名はバーダック!お前は?」
「…俺は流竜馬だ…」
「竜馬かぁ…よろしくな!」
「よ…よろしく…バーダック」
バーダックは竜馬に聞いた
「竜馬、あのロボットは一体何なんだ?」
竜馬は少し驚いた
「ああ?お前、ゲッターロボを知らないのか?」
「ゲッター…ロボ…?なんじゃそりゃあ?」
竜馬は疑問を持った。ゲッターを知らない人間は地球上にはいないはずだと思っていた。
何故なら、ゲッターは地球上を震撼させたあの戦争の勝利の要因となり、その功績から英雄と呼ばれたロボットだったからだ。
760名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 15:31:00 ID:5cjgEXSQ
「お前…記憶喪失…てことはないよな…?」
「つかオレはここはどこかもわかんねえ…ここは惑星ベジータ付近の惑星じゃねえみてえだし」
竜馬は聞き慣れない言葉に疑問をもった
「わ…惑星ベジータぁ?なんだそりゃあ!?」
バーダックは竜馬の反応に驚いた。
「お前、惑星ベジータを知らないのか?よほどの辺境の星だな…」
「バーダック、お前の言い方だと、俺は人間じゃねえみたいな言い方だな」
「人間?オレはサイヤ人だけどな」
竜馬はまた頭を傾げる。
「サイヤ人?全く訳がわからんな…ひょっとしてお前、宇宙人か?」
バーダックも頭を傾げる。
「…どうやらオレ達、知らない異星人同士で会ってしまったらしいな…」

とりあえずバーダックは竜馬に知ってることだけを教えた。自分は宇宙一の戦闘民族「サイヤ人」であること、自分は惑星ベジータ出身であること、そしてこれまでのいきさつについて話した。

「…馬鹿げた話だけど、どうやら話は本当のようだな…お前、本当に強いし、変な服来てるしな
しかしお前が宇宙人だなんてなあ…見るからに俺達人類の姿にしか見えねえ…」
竜馬は納得しつつもどこか半信半疑な気持ちだった
「これがサイヤ人の証だ」
ニュ
バーダックは腰に巻いていた尻尾を動かした。
「う…うわぁぁ!!尻尾だ…しかも動いてやがる…」
竜馬は半信半疑の気持ちがなくなった。バーダックを宇宙人だと認めたのだった
「宇宙人なんて初めてみたな…インベーダーは腐るほど見たけどな…」
「なあ…お前がさっきから言うインベーダーってなんだ?」
バーダックは竜馬に聞くと竜馬はとりあえず分かる範囲で今までのことを教えた

……………………………
月から見える青き星は地球。自然と動物たちであふれ、太陽系で一番、化学技術が発達した星で、竜馬達、人類の生まれ故郷でもある。
近年、エネルギーの枯渇化により、人類は新しいエネルギーを探そうとした。そしてある日、ある科学者が宇宙から飛来する新しいエネルギーを発見した。
それは微量で膨大なエネルギーになり、さらに身体には無害で無限に降り注ぐ、魔法の光体だった。
そして、その科学者はそのエネルギーをこう名付けた。「ゲッター線」と…。
761名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 15:31:26 ID:5cjgEXSQ
しかし、そのゲッター線の発見が後に地球上を激震させる大厄災を引き起こすこととなった。
ゲッター線の研究により、化学技術も今までとは比較にもならないほど進歩を遂げ、いつしか宇宙開発をも行えるようになった。

しかし、それと同時にゲッター線を餌とし、人類の脅威になる生物が現れた。それが「インベーダー」である。
ある日、月面でゲッター線開発をしていた時、突然インベーダーが出現し、そこにいた人々を襲い掛かった。
インベーダーは元々、宇宙空間を漂う不形型生命体で、あらゆる動物や、なんと機械までも寄生して成長を遂げる生物であった。
知能は低いが、攻撃的な性格でゲッター線を糧としているため、ゲッター線を膨大に使用している人類と地球はまさに、インベーダーにとって餌の宝庫だったのだ。
最初は月面でインベーダーは発生したが、いつしか地球を住み処にしようといつしか地球に侵略しようとしていた。
しかし、人類も黙ってやられる訳ではなかった。地球上の各国がインベーダー対策として「世界機密連合」を急遽発足した。
そして各国はあらゆる化学の粋を集めて開発された超兵器「スーパーロボット」を建造し、対インベーダー用兵器として、月面でインベーダーとの未知の大戦争が幕を切って落とされた。
この約10年続いた大戦争を後に「月面十年戦争」と呼ばれた。
しかし、インベーダーは物理的に攻撃を吸収し、さらに無限の再生能力を持つため、インベーダー側が圧倒的に有利で人類に危険が迫っていた。

しかしある日、ゲッター線第一人発見者である科学者、早乙女博士は「インベーダーは必要以上のゲッター線を取り込むと崩壊する」ことを突き止めた。
早乙女博士は急遽、ゲッター線を動力とし、さらにゲッター線で攻撃する究極の兵器「ゲッターロボ」を建造した。
「ゲッターロボ」は三機の戦闘機「ゲットマシン」から構成し、ゲットマシン同士が後ろから合体することにより、ゲッターロボになる。
さらに、ゲッターは三形態あり、合体する順で攻撃力が高い空戦用「ゲッター1」、高速戦闘を得意とする陸戦用「ゲッター2」、パワー、装甲が高い海戦用「ゲッター3」となる。
しかしゲッターロボはかなりの操縦技術と並外れた体力、気力が必要になるため、誰もゲッターのパイロットになる人間はいなかった。
762名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 15:31:47 ID:5cjgEXSQ
早乙女博士は何とかしてついにパイロットを捜し当てた。
それが後に「伝説の英雄」と呼ばれる「流竜馬」「神隼人」「巴武蔵」「車弁慶」の四人だった。
この四人は体力、気力が異常に高かったため、パイロットに抜粋された。
弁慶は予備パイロットとして、この三人でゲッターを駆り、月面上で鬼神のごとく、強さを発揮した。
そしてゲッターロボの活躍により、インベーダーは全滅、永い戦争で人類が勝利を収めたのであった。………………………………

「…そうか…そんなことがあったのか…じゃああのロボットが「ゲッターロボ」だったのか…」
「ああ…俺がゲッター1及び、イーグル号のパイロットだった」
竜馬は目を閉じながら言った
「そうか…お前が地球の英雄…けどお前、なんでこんな所に一人でいたんだ?」
バーダックは疑問になっていた
「それは……」
竜馬はそのことについて説明した。

……………………………
それは「月面十年戦争」が終結して、しばらくのことだった。
竜馬達は新型ゲッター「ゲッターロボG」のテストパイロットを担当していた時のことだ。
いつものように、竜馬達はゲットマシンを合体しようとした。しかし、事故により合体は失敗し、2号機に乗っていた早乙女博士の愛娘「早乙女ミチル」が事故で死亡した。
その時から竜馬達と早乙女博士に深い溝ができてしまった。
そしてあの日、竜馬は嫌な感じがして、早乙女研究所に近くにある教会に向かった。どしゃ降りで夜だったためかなり視界が悪かった。
そこで竜馬は見たものは力なく倒れ、死んでいた早乙女博士の姿があった。
竜馬は早乙女博士に近付くと突然何者かに襲われる。雷が辺りを照らし、そこで見たものは、あのゲッター2及び、ジャガー号のパイロット「神隼人」だった…。
竜馬は隼人に問い詰めるべく、追ったが逃げられてしまった。
そこで偶然そのやり取りを見てしまった者がいた。それは早乙女博士の娘であり、早乙女ミチルの妹である「早乙女元気」だった。
元気は父である早乙女博士は竜馬に殺されたと思い込み、元気はそのトラウマにより、心を閉ざしてしまった。
竜馬もそのやり取りにより、自分は無実にもかからわず、「早乙女博士を殺した殺人犯」というレッテルをはられ、A級犯罪人として永久刑務所に連行された…。
763名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 15:32:25 ID:5cjgEXSQ
その事件から三年後…、死んだはずの早乙女博士が復活し、ゲッターロボG軍団を率いて人類に対し、反乱を起こした。
日本政府はそのことに対し、竜馬を「早乙女博士をもう一度殺害する」という名目で仮釈放させ、竜馬の愛機であるゲッター1を使わせた。
竜馬は復讐鬼となり、ゲッターを駆り、早乙女博士の所まで辿りついた。
しかし竜馬はそこで絶滅させたはずのインベーダーの復活、新たな脅威「真ドラゴン」の出現を知る。
さらに竜馬は突如現れた、謎の人間「號」という青年を追いかけている内に、究極のゲッターロボ「真ゲッターロボ」を発見する。
そして、竜馬に罪を着せた張本人「神隼人」と遭遇し、複雑な関係になる。
しかしその頃、世界機密連合が対インベーダー用に封印していた、水爆以上の威力をもつ大量破壊兵器「重陽子ミサイル」が何者かによって早乙女研究所に向け、発射された。
竜馬達は、別の所にいた弁慶を通じて、それを知り、ミサイルを止めるべく、究極のゲッター「真ゲッター」を駆り、ミサイルの軌道上に向かった。
しかし竜馬達は結局ミサイルを止めることは出来ず、重陽子ミサイルは真ドラゴンに直撃した。
その瞬間、竜馬が乗るイーグル号に強烈な衝撃が襲い、吹き飛ばされ気がついたらここにいたという………………………

「そうか…お前も酷い目にあったんだな…オレみたいだな…」
バーダックは少し苦笑いした。
「お前も俺より酷い目にあったみてえから俺は何も言えねえよ…」
竜馬も苦笑いした。
バーダックは突然
「なあ…オレ達なんか同じ境遇だな」
「そうだな、気が合いそうだな!ハハハ!」
バーダック達は笑った。ここにきて一番の笑いだった
「なあ、オレ達と手を組まねえか?お前となら面白そうだな」
「手を組む…おもしれえ!わかった!!」
バーダックと竜馬は互いに握手した
それは後に最強タッグと謳われる二人の姿があった。
764名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 15:32:46 ID:5cjgEXSQ
第2話「復活!黒き破壊神、ブラックゲッター」

バーダック達は捨てられたボロボロのゲッターロボを見ていた。
「竜馬、どうすんだこれ?」
バーダックは聞くと竜馬はゲッターを触ってみた。
「そうだな…修理して動かす!そして地球へ帰る!」
「お前…直せるのかこれ?」
「こいつの構造は知っている。いい具合にここにはちゃんと修理機具もあるしな」
竜馬は自信ありげな顔だった。
バーダックも竜馬の顔を見てなにか楽しくなってきた
「おもしれえじゃねえか!オレも手伝いたい!いいか!?」
竜馬はうなづいた。
「ああ!助かるよ!」
こうしてバーダックと竜馬のゲッター修復作業が始まった。

「バーダック、それをここに動かしてくれ!」
「こ…こうか…?」
「違う!ここだ!レバーをちゃんと見ろ!!」
「…すまねえ…!
バーダックはこうゆう作業は初めてなようで最初は苦戦していたが次第に手つきが慣れていった。
「そうだ!!やるじゃねえか!!」
「へっ!ありがとよ!」
修理ラボでは笑い声が広がっていた

そして…
「やっと出来たな…」
「ああ…オレ達が直したんだな…」
かなりの時間をかけて、ようやく修理も完了した。
「よし、最後にこいつのゲッター炉心にゲッター線を注入して完成だ!!」
バーダック達は機械を使ってチューブをゲッターの腹部に連結させる。
そこには種族に違うが、息のあった二人の男の姿があった。
「バーダック、準備いいかぁ!?」
「ああ!いいぜ!!」
竜馬はゲッター線増幅装置のレバーを下げた。
ギュイイイイン!
ゲッター線がゲッターの腹部に注入されていくのが分かった。
バーダックは何か不思議な気分になっていた。
なぜなら自分はここに来るまで復讐心と怒りでしょうがなかったのに、今はこんな場所で、種族が全く違う奴と一緒にこんな作業をするなんて、初めてだったからだ。
むしろ今の時が楽しくてしょうがなかった。サイヤ人ゆえ、闘いでしか楽しみと快感がなかったのに、バーダックの中で何かが変わろうとしていた。

そしてゲッターロボは完成した。
二人は歓喜の声を上げる。
「「よっしゃあ!!!」」
765名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 15:33:07 ID:5cjgEXSQ
竜馬はゲッターのコクピットに乗り、計器が正常に作動するか確認した。
「システムチェック…よし、ゲッター値…異常なし、オート・バランサー…異常なし!よっしゃ!いつでもいけんぞ!!」
バーダックは竜馬に聞いた。
「なあ…オレはどこに乗ればいいんだ!?」
「腹部の真ん中辺りにパスワード入力装置があるはずだ。それを開いて俺の言う通りにボタンを押せ!」
バーダックは腹部に向かった。
「えっと…腹部に…あった、これかぁ!竜馬、見つけたぜ!」
「じゃあ俺の言う通りに押せ!G・E・T・T・E・R」
バーダックは竜馬の言う通りに押した。すると
ガタン!!
腹部のハッチが開いた。バーダックは中に入るとシートと沢山の計器類が配置されていた。
バーダックはシートに座ると何かワクワクした気分になった。
そして
パチ…ウィーン…
計器類に電源が入り、モニターに竜馬が写された。
「バーダック、お前にゲッターは初めてだ!俺が操縦を全てやる!だからお前はレバーを握っているだけでいい!!」
バーダックはうなづき、レバーを握った。
竜馬はその姿を見て、笑った。
「しっかし、お前の握り方みてると昔の俺にそっくりだな!」
「そうなのか?」
「ああ!よし行くぜ!!こいつの衝撃はちょいとキチぃがお前だったら耐えられるだろう」
「ああ!耐えてみせるさ!」
バーダックは笑った。自信ありげな顔だった。
そして
突然竜馬はバーダックにこう言った。
「バーダック、「ゲッターロボ!!発進!」て言ってみろ!!!」
突然の発言にバーダックの顔は赤くなった。
「はあ!?ざけんじゃねえよ!」
「いいじゃねえか!初めてゲッターに乗ったんだろ?景気づけで言ってみやがれ!!」
バーダックは恥ずかしかったが、まあいい経験だろうと思った。
そして、バーダックは叫んだ
「ゲッターロボ!!発進!!」
すると
ドギャアアア
ゲッターは高速でラボから一気に月面に出た。
「うぶ!!!!」
バーダックは初めてのゲッターフライトの衝撃をかなりうけた。
しかたない、ゲッターはそれほどまでに衝撃も半端じゃないからゲッターパイロットが限られてくるのだった。
しかし、バーダックも戦闘民族サイヤ人。惑星間移動は専用の宇宙ポッドで移動するが、惑星内はサイヤ人は生身で空を飛ぶ技術をつけているため、空気抵抗には慣れていた。
766名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 16:26:26 ID:5cjgEXSQ
最初は衝撃に驚いてたが、次第にゲッターの衝撃に平気になった。
「バーダック、やるじゃねえか!さすがはサイヤ人だな!!」
「あたんめぇよ!!オレはサイヤ人の中でも強いんだからよ!」
(それにしてもゲッターってパワーが半端じゃねえぜ…こんなもん作る地球人て一体……)

バーダック達を乗せたゲッターは宇宙に向かって上昇していく。
モニターに竜馬の顔が写りだす。
「バーダック、今から宇宙に出るぞ。そのあと地球に向けて降下だ!」
ゲッターはものすごいスピードでもう宇宙に飛び出した。
「すげえ…星が綺麗だ…」
「ふっ、ゲッターからの眺めも悪くねえだろ?」
バーダックはゲッターのコクピットから宇宙の眺めに見とれていた。
バーダックが使っていた宇宙ポッドは窓はあるものの、前のしかもかなり小さい窓しかなかったからだ。

「そろそろ大気圏突入だ!歯を踏ん張っていけよ!!」
「ああ!」
竜馬は地球に進路を合わせ、操縦レバーを最大限に押す。
そして
ゴオオオ!!!
ゲッターは音速の域のスピードで大気圏に突入した。
「あがああああ!!!」
バーダックは大気圏突入時の衝撃に体が潰れそうになった。
しかし
「バーダック!これくらいで驚いてちゃいけねえぜ!!」
竜馬は全くの平気だった。さすがは元ゲッターチームのリーダーだ。
(ふ…ふざけんじゃねえぞ…馬鹿かあいつは…?)
バーダックは衝撃に翻弄されながらも竜馬に対して驚いていた。

そして…
バシャアアア!!
ゲッターは太平洋のど真ん中に着水した。
「………ここは…?」
衝撃が治まり、バーダックはやっと落ち着けた。
するとモニターに竜馬がニヤリとしていた
「ようこそ地球へ…なんてな!ここは地球の真ん中だ!」
「ここが地球…へえ…」
バーダックは辺りを見渡した。
広大な海に少し変な色がしている雲。バーダックが今までみた事がない風景だった。
「なあ竜馬…雲が変な色してるんだが、地球の雲って元々こんな色なのか?」
767名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 16:26:47 ID:5cjgEXSQ
「いや、違う…元々は青色なんだがな…見ろ、ゲッター値が異常な程に高い…これが原因かもな…」
バーダックは突然
「竜馬、ハッチを開けてくれ!」
「はあ?なんでだよ!?何かあるのか?」
「いいから早く開けやがれ!!」
竜馬はバーダックの謎の発言に疑問になったがとりあえずハッチを開けた。
ガチャン、シュゥゥ…
バーダックはハッチが開くと外に出た。心地よい風がバーダックを包む。
「地球か……」
すると
バーダックはハッチから飛び降りた。
「何ぃぃ!!?あいつ何考えてんだよ!!」
竜馬はびっくりしてモニターで下を見た。しかしバーダックがいない。
「俺はここだぁ!!!」
「!!」
竜馬は上を見た。するとバーダックが空に浮いていた。
「うわぁぁぁ!!お前、空飛べるのか!?」
バーダックは竜馬が乗っているコクピットの前にきた
「当たりめえだろ!サイヤ人は戦闘民族だ!空を飛べなくてサイヤ人は闘えられるか!」
「しっかしすげえな!!やっぱ宇宙人はすげえわ…」
竜馬はバーダックを感心した。
バーダックはゲッターを見た。すると月に出てくる前はボディーカラーが赤だったの今は真っ黒になっていた。
顔のパーツで足りなかった所を補った口部分のプロテクターが銀色に鈍く光っていた。
「こいつは本当にすげえよ!!こいつならフリーザに対抗できたかも…いや、無理だな…」
バーダックは竜馬にこういった。
「竜馬、真っ黒だけど大丈夫か?」
「ああ、大気圏突入時に熱で黒くなっただけだ」
「そうか…黒いゲッター……よし!こいつは今日から名は「ブラックゲッター」だ!」
「ブラックゲッターか…かっけえ名前だな!いいな!」
バーダック達は太平洋のど真ん中で豪快に笑っていた
768名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 17:07:06 ID:qpXgf8bi
終わりかな?
乙です。
最近DB多くてファンとして嬉しい。
しかしバーダック人気あるなあ。
769名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 17:17:06 ID:x1WzrPpB
たった一人で負け戦に挑む。そんな漢気あふれるバーダックが不人気だという事があるだろうか、いやない

少し前の話題で思い出した事がある
R-TYPEのPCエンジンのアニメを追加した移植版があるんだけど、その時の主人公の声優が神谷氏だった
R戦闘機もゲットマシンと同じく(悪い意味で)パイロットを無視した設計だし、妄想戦記が広がりまくりんぐ
770SOLID STATE GETTER〜受け継がれる魂〜:2009/02/27(金) 18:44:09 ID:5cjgEXSQ
第三話「激震!荒廃した地球!!」

……………………………
重陽子ミサイルが爆発した際、日本の地形はかなり変わってしまった。
ミサイルが真ドラゴンに直撃したことにより、真ドラゴンに蓄積していた膨大な量のゲッター線が一気に放出した。
その結果、地球規模のゲッター線汚染(一種の放射線汚染)が引き起こされ、人々は地上に住むことが出来なくなった。
また、ゲッター線汚染が原因でついにインベーダーが地球に侵略を開始、地球上はインベーダーで覆い尽くされ、人類は絶対絶命の危機に立たされていた。
しかし、それでも希望を捨てない人間達がいた……。

重陽子ミサイルが直撃してから13年後……
「神司令、ポイント258にインベーダーが出現」
「ポイント258…あそこか…よし!タワーをポイント258に向け前進させろ!!」

タワー…
人類が開発したゲッター線駆動の巨大な地上戦艦。タワー状のフォルムが印象的で戦艦というより、司令要塞の意味合いが強い。
タワーには大型ミサイル、機関砲が数十門装備されていて、多数のスーパーロボットを格納していた。
タワーの艦長を勤めるのが、元ゲッター2及び、ジャガー号のパイロット、そしてあの13年前の事件の要因となった男、「神隼人」だった。

「司令…少し休まれたらいかがですか?」
秘書のヤマザキが心配そうに作りたてのコーヒーを差し出す。
「いや…心配することはない…我々は今、背水の陣なんだ。皆、頑張ってるのに私だけ休むわけにもいかん…。
私が蒔いた種だ、私がしっかりしなければ…」
「司令……」
隼人はどうやら地球がこうなったのは自分のせいと思い込んでいるらしく、いつも余裕な顔をしてなかった。

「ポイント258にもうすぐ到着します!」
オペレーターの声に乗員達は戦闘態勢に入る。
「来たか…来たくはなかったんだが…そんなことを言ってる暇じゃないな…」
ポイント258…
それは13年前の事件の舞台でもあり、全ての元凶となった所…そう、早乙女研究所エリアだった。
「キシャアアアア!!」
早乙女研究所付近にインベーダーの大群が徘徊していた。
771名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 18:44:46 ID:5cjgEXSQ
「インベーダー多数!早乙女研究所付近に固まっています」
「やはり研究所内に「アレ」が…ロボット軍、出撃スタンバイ!!」

同時刻…
インベーダーが徘徊している中、早乙女研究所に向かっている二人がいた。
「親父!急いで!!」
「渓!そんなに早く走るな!!」
元ゲッターチームの一員、「車弁慶」とその娘「渓」だった。
弁慶達は地上調査として早乙女研究所にやってきたが途中でインベーダーに襲われて、早乙女研究所に逃げてきた。
「もう…なんなのよ一体…」
渓達は早乙女研究所に侵入した。
「…暗くてわかんない…親父、どこ?」
「渓…離れるじゃない!ここはかなり危険な所だ!一人で行動するな!」
すると暗闇の中に赤く光ったものがあった。
「……なんなのこれ…」
渓は赤い光を頼りにゆっくり向かっていった。

突然
「ガァァァ!!!!」
それはインベーダーだった。
「インベーダー!!!なんでこんな所に!!」
バン!バン!
渓は携帯していたハンドガンをインベーダーに撃ち込む。が
「キシャアアアア!」
インベーダーは平気だった。
「しまった!物理的な攻撃は効かないんだっけ!!」
インベーダーは渓に跳び襲い掛かった。
「やられる……」
渓は目をつぶった。
「渓ぃぃ!!」
弁慶は叫ぶが、暗くてどこかわからなかった。

突然
バキィ!!!!
「ミギャアアアア!!」
インベーダーは何かに当たって吹き飛んだ
「う…なっ…何…?」
渓は目を開けると辺りは明るくなっていた。
「な…何なのこれ……?」
弁慶は渓を見つけ、駆け寄る。
「渓、大丈夫か…ん…これは………!!」
弁慶達の目の前にあったものは想像を超えるものだった。
あの「月面十年戦争」に活躍した伝説のメカ「ゲッターロボ」だった…が明らかに違う形をしていた。
真紅の色で包まれて、そして悪魔と思わせるフォルム、そして意思を持つかのような目をしていて、弁慶が見たことのない新型のゲッターだった。

「お…俺の知らない…ゲッターだと!?」
弁慶の顔は汗だくだった。
「親父!!」

ウィーン…プシュ…
ゲッターの胸部のハッチが開き、中から誰かがでてきた。
全身、赤いタイツをつけた美青年だった。
「あ…あいつは……一体…?」
772名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 18:45:17 ID:5cjgEXSQ
しかし渓は
(なっ何…?なんか懐かしい感じがするけど…誰なの…?)
「お前は一体誰だ!!?」
弁慶は叫んだ。しかし、
「……………」
青年は無言だった。しかも弁慶達を見つめていた。
「な…何なんだあいつは……」
「あんたは一体、誰なの?」
すると青年の重い口が開いた
「……號……」
「ごっ…號…?」
青年は後ろを向いた。
「ゲッターに乗れ………」
青年はボソっと言うとまたハッチに入っていった。
渓達は呆然としていた。
「な…何よあいつ、感じ悪い!!」
「號とかいったな…あいつは一体…」
弁慶達はとりあえず安全という形でゲッターの中に入り、渓は2号機、弁慶は3号機に搭乗した。

「親父どうやって動かすの…?」
「渓!お前はレバーを握っているだけでいい!」
全モニターに號と名乗る青年が写し出された。
「行くぞ…」
「「え…?」
次の瞬間
ドギャアアアオ!!
ゲッターは信じられないスピードで研究所から外に出た。
「きゃああああ!!」
「ぐはあ!!!」
弁慶達はゲッターのスピードについていけてない。弁慶達には今まで体験したことのない衝撃が襲った。
ゲッターは空中で停止すると背中から蝙蝠のような翼を展開した。
「ゲッタァァァァサイト!!」
パシュ!!
號が叫ぶと肩から巨大な大鎌が出現した。死に神の鎌を連想させるような不気味なフォルムだった。
研究所付近にいたインベーダーは一斉にゲッターに気付き、襲い掛かる。

タワーでは…
「司令、早乙女研究所内から何かが出現しました」
隼人はすぐにモニターを見る
「これは……真…ゲッター……」
隼人は知っていた。なぜなら13年前のミサイル攻撃の阻止をするため、竜馬、謎の青年「號」と一緒に乗り込んだ機体だったからだ。
「まだ研究所にあったとは……しかし、誰が動かしているんだ…」?

大量のインベーダーは真ゲッターに襲いかかる。
しかし
ザシュ!
ゲッターサイトはインベーダー達を一撃で両断する。
「な…なに…この力…」
渓達は驚いていた。
773名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 18:45:41 ID:5cjgEXSQ
あまりにも強力なパワーに渓達のみならず、タワーの乗員達も驚いていた。

そして
「ゲッタァァァビィィム!」
ゲッターの額から細いビームを放出した。
バシュ!!
ビームはインベーダー達の体を貫通、インベーダー達は必要以上のゲッター線に耐え切れず、崩壊した。

そして研究所からインベーダーはいなくなった。
「おい!ゲッター!今すぐタワーの中にこい!!」
タワーから隼人の声が聞こえた
「その声は……隼人か!!」
「お前は弁慶……?」
隼人と弁慶はどっちも驚く。
「じゃあ、1号機に乗っているのは…」
隼人はモニターを変えると13年前のあのままの姿の號がいた
「……お前は…生きていたのか……」
隼人は驚いた。


3話完
774名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 20:55:33 ID:2CsOhv0H
>>699
タチムカウ 〜狂い咲く石川キャラの証明〜

おーら ふざけんじゃねーよタチムカウ
    あばよと笑ってタチムカウ
むしろ 炉心を掲げてタチムカウ
おー狂い咲く人間の証明

何故来たか不思議でしょ? 生きてるハズないのに
僕達の絆は 神の使徒にはわからない  

僕達弱いんだなー 弱いから思うしかない
狂うほど念ずるのさ 誇り高きツギハギのボディ

あなたがたは強くて 万物を生み出して
積み木でも崩す様に 銀河等は一捻りでしょう

核兵器足の下 迫りくるはビルですね
狂い咲きの様です 極道 コラなめるなよ 「オー!」
  
僕ら ドワオなワイフでタチムカウ
   御神器片手にタチムカウ
僕ら ホトケを燃やしてタチムカウ
   関東喰らってタチムカウ 
しかし なめてんじゃねーよタチムカウ
    ふざけんじゃねーよタチムカウ
むしろ グルグル目玉でタチムカウ 
おー狂い咲く人間の証明

まだまだ人間も 捨てたもんじゃねえよ
戦いはこれからだ チェンジ ゲッター!! 「あばよ、ダチ公……」
   
僕ら ドワオなパンチでタチムカウ
   時空を駆け抜けタチムカウ
僕ら 輪廻を重ねてタチムカウ
   進化を使ってタチムカウ
しかし 魔界も虚空も道連れ
    ふざけんじゃねーよタチムカウ
むしろ 恋人喰らってタチムカウ
おー狂い咲く人間の証明
  
おーら なめてんじゃねーよタチムカウ
    ふざけんじゃねーよタチムカウ
あえて 曼荼羅取り込みタチムカウ
    三つの心でタチムカウ
もはや 暗黒劫洞タチムカウ
おりしもラグラが消し飛び
さらば 風呂釜投げつけタチムカウ

あー狂い咲く人間の証明

775名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/27(金) 21:20:49 ID:VWp1KxqT
やべぇ風呂釜だけわからん
776名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 01:59:50 ID:YssUEi4I
釜で風呂で投げつけると言やぁ『五右衛門』しかないだろう。
777名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 02:01:54 ID:k+gxfaAc
米750
なにを言いますか暗黒大将軍を倒し七大将軍は雑魚扱いこれが弱いわけないだですだ
グレートが苦戦した暗黒大将軍をぼこぼこにしたではありませんか!
778名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 08:08:35 ID:K8SI2J6w
いや、カイザ弱いやのうて敵が弱すぎると言いたかったんです。
黒大将軍を倒し七大将軍は雑魚扱いは個人的にゃ好きだがw
779名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 10:46:13 ID:1kFJiJTX
話は変わるが、ガイキングLODのドヴォルザーク初登場シーンで真ドラゴン思い出したのは俺だけではあるまい。
780名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 13:48:06 ID:6NCF+gsD
大決戦で出てきた真ゲッタードラゴンってどんなの?
781名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 15:36:42 ID:Ww7rE/oU
見た目はゲッタードラゴンとあまり変わらないが分離合体変形なしでなおかつパイロット3人必要
武器
真ドリルアーム  真ドラゴンの右手がドリルにうにょっと変わる
真トマホークブーメラン
真ストロングミサイル  真ドラゴンの腹から大きなミサイルがうにょっと出てくる
真ゲッタービームランチャー
真シャインスパーク

こんな感じ
782名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 18:17:12 ID:lfQttphZ
ていうか、一応上半身はチェンゲ版真ドラゴンに似せてあるんだよな
賢ちゃんこういうところが好き
783SOLID STATE GETTER〜受け継がれる魂〜:2009/02/28(土) 19:42:18 ID:i6G4RvL5
続き投稿します
784SOLID STATE GETTER〜受け継がれる魂〜:2009/02/28(土) 19:43:14 ID:i6G4RvL5
第4話「悪魔出現!!宇宙一の帝王フリーザ」

竜馬達は世界の変化を調べるためアメリカへ向かっていた
「やっぱり…ミサイルは爆発したのか……ひでえ光景だぜ…」
竜馬は世界の変わりように愕然とした。
「バーダック、フリーザってどんな野郎なんだ?」
竜馬はそうゆうとバーダックは目をつぶった。
「奴は…最凶最悪な奴だよ…戦闘力はオレ達サイヤ人が束でかかっても足元にも及ばねえ…。
しかも勝つためならたとえ仲間ごと星を消してまで勝とうとする奴だからな…」
「……そうなのか…そんなに強いのか…てっ!星を消す!?冗談だろ?」
「いや、本当だ。奴の手によって、いくつもの惑星が消し飛んだかわからねえ…自分を宇宙最強という程だからな」
竜馬は少しぞっとした。
「……やばいな……」

竜馬達はハワイ付近に通りかかろうとした。
しかし
パァ…………
突然、竜馬達の目の前が輝きだした。前は何も見えない。
「うわ…眩し……」
「なんだこれは!!?」
竜馬達は何が起こったのかわからなかった。
シュ………
光は少しずつ治まった。
「が……な…なぜ…これが…ここにあるんだ……」
「何だこの巨大な物体は!!?」
バーダックは突然現れた物体に目を疑った。なぜこんな所に現れたのか…
それはバーダックがよく知っている、あの自分の生まれ故郷「惑星ベジータ」を破壊した裏切り者、宇宙最強と名乗る者、フリーザの宇宙船だったのだ。
「バーダック、どうした!!あれは何か知っているのか?」
竜馬はモニターでバーダックのコクピットを見た。
「………………」
バーダックは今まで見たことのないくらい、青ざめた表情だった。
「バーダック!!大丈夫かぁ!!」

「フリーザ様、光が治まりました!」
「ザーボンさん!ここはどこですか!!」
フリーザの側近、ザーボンはコンピューターで現在地を調べた。
「ここは……ち…地球…?」
「ち…地球だと……?何があったのですか…」
「さあ…我々はナメック星に向かっていたはずだったんですが…」
すると
「フリーザ様!前方に怪しい物体を発見!」
フリーザの側近、ドドリアがモニター越しでブラックゲッターを見ていた。
785名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 19:43:51 ID:i6G4RvL5
フリーザは急いでモニターに見た。すると見たことのない漆黒のメカがあった。
「あれは…なんだ一体…?」

「バーダック!!大丈夫かぁ!!」
竜馬は叫んだ。するとバーダックはさっきまでの青ざめた顔から一気に怒りの表情に変える。
「フ、フリィィィィザァァァ!!」
バーダックの声がコクピット内で響き渡る。
「フリーザだと…じゃああいつが……」
竜馬は仰天した。

突然モニターに電波が入る。あの宇宙船側だった。
竜馬はすぐに電波を受信し、モニターに写した。
するとモニターの向こうに背は低いが王者の風格を持った宇宙人、フリーザが映っていた。
「貴方は一体誰ですか?」
「お前こそ誰だ!!?」
竜馬はそう聞くとフリーザは指を口にあて、冷静に話した。
「まず最初に私が喋ったのだから貴方から答えるのが常識でしょ」
フリーザはそうゆうと竜馬は少しムカッときたのか歯ぎしりを鳴らす
「……流竜馬だ……」
フリーザはニヤリと笑った
「そうですか…じゃあ私も答えるとしましょう。私は宇宙一の強さをもつ、フリーザと申します」
(な…なんだこいつ…こいつがフリーザらしいが妙に礼儀正しいし…なんだ?この冷静さは…?)

「竜馬さん、あなたの乗ってるそれはなんていうのですか?」
「それは……」
すると突然
「フリィィザァァァ!!てめえ!!!」
バーダックが叫びだした。
「き…貴様は……なぜここにいる!!?」
フリーザは驚いた。なぜなら、あの時に自分が惑星ベジータごと始末したサイヤ人がブラックゲッターに乗っていたからだ!!
「竜馬ぁぁ!!ハッチを開けろ!!俺はこいつを許さねぇ!!!」
バーダックはかなり怒り狂っていた。
「ざけんじゃねぇ!!落ち着け!!」
「落ち着いてられるかぁぁ!!奴はサイヤ人の敵だぁ!!」
バーダックは右手をハッチに向ける
「こうなりゃ破壊して出るまでだ!!」
「馬鹿!!やめろぉ!!」
竜馬は急いでバーダック側のハッチを開けた。
ドギャアアア!!
バーダックは超高速でブラックゲッターのコクピットから飛び出した。

「うぬぅ………」
フリーザの顔は険しくなった。
「全軍、あのサイヤ人とあのロボットを始末しなさい!!
「は…はっ!!」
786名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 19:44:38 ID:i6G4RvL5
「ザーボンさん!ドドリアさん!貴方達も出なさい!!」
「し…しかし…」
フリーザの顔がいっそう険しくなった。
「出撃しろって言ったら出撃しろ!!さもないと殺すぞ!!」
今までの紳士的な態度から一変して、気が荒い、フリーザの本性を顕した。
「「りょっ了解しました!!」」
ザーボン達は焦りながら部屋を出た。
「ぐぬぅ…サイヤ人がぁ……」

そして…
「だありゃあああ!!!!」
バーダックはたった一人でフリーザの宇宙船に突撃した。
「あのヤロぉ…勝手に行動しやがって…行くっきゃねえか!!」
竜馬も向かっていった。
「ゲッタァァァァトマホォォォォク!!」

フリーザの宇宙船から沢山のフリーザ兵士が出撃してきた。
「うおりゃあ!!」
「あいつらを始末しろ!さもないとフリーザ様に殺されるぞ!!」
フリーザ兵士達はかなり必死なようだ。
その中にザーボンとドドリアも混じっていた。
「全軍、左右に展開し、あのサイヤ人とロボットを挟み撃ちせよ!!」
「絶対退くな!!退いた奴はオレがぶっ殺してやる!!」
ザーボン達は兵を指揮しながら行動開始した。

「フリーザァァ!待ってやがれぇぇ!!」
「こうなりゃ死なばもろともよ!!」

ブラックゲッター&バーダック対フリーザ軍の壮絶な戦いが始まる。


第4話 完
787名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 20:04:24 ID:1kFJiJTX
ドワ乙
788名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 10:37:38 ID:Mrz+8vHr
ダーク・デス砲は星を腐らせるそうだが、そうなら人類が移住するための肥やしにはならないんじゃないだろうか
789名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 11:31:05 ID:sOeJrrzL
何もかもなくなったあとで1からテラフォーミングするんじゃね?
その時に一回全部崩してある方が素材として使いやすいとか。
790名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 13:06:30 ID:72hNyEgb
そもそも移住するためじゃないんじゃないかな。

虚無戦記的に、地上に住む全ての生命を確実に殺しゲッター線に取り込むための措置だと思う。
791名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 14:28:35 ID:hEkJqaZC
一度グッチャグチャに腐らせた(分解した)あと、人間が済みやすい環境に改造、
地球人類が移住すると共にゲッターロボ製造工場や中継基地等を建設するとか。
792激突!! ゲッター対ガイアー:2009/03/01(日) 18:55:50 ID:HaAVM0kn
第七話、投下します。
793激突!! ゲッター対ガイアー 第七話@:2009/03/01(日) 18:58:30 ID:HaAVM0kn
「合体! ゲッターアークだ!!」

「ハジをかくなよ、拓馬
 そんときゃあ、地球が丸ごと吹っ飛ぶぜ!」

「ハ、ハジ……? う、うわあああァァァーッ!?」

マーズが絶叫する。
拓馬の一声で、空を駆ける三機がたちまち一直線に並び、その間隔を急速に狭める。
機体が音速に近づく中、後部から三号機が突き上げるようにドッキングし
一気に押し上げられた二号機の眼前に、巨大な一号機の尻がグングン迫る。

ゲッター乗りの訓練時における死亡原因の大半は、合体時のサンドイッチである。
全身に強烈なGがかかる中、身動きが出来ない自機の前後から、鋼の悪魔が挟み撃ちにするのだ。
いかに冷静さとタフネスを併せ持ったマーズであっても、初見でこの恐怖に耐えるのは不可能であった。

そんなマーズの驚愕をよそに、機体はまるで、変幻自在に展開を始め、
数珠つなぎとなった三機から、手足が瞬時にズドンと生える。
同時に先鋭的な頭部が二股にジャキリと分かれ、先日の悪魔の顔面が覗く。
瞬く間に、三台の戦闘機は上空へと舞い上がり、鋼鉄の肉体を備えた真紅の戦鬼へと変貌した。

「チェンジ! ゲッタァー アークッ!」

「おお、やはりそれが本当の姿かッ!」

ウラヌスの巨大顔面の中で、老紳士が驚きの声を上げる。
仲間の一人から、真紅の悪魔が変形できる可能性が高い事を知らされていた彼ではあったが、
実際に常識外れの変形合体を目の当たりにして尚、冷静な識者を気取る余裕は無かった。

「行くぜェ、ダルマ野郎!」

ウラヌスが動きを止めた隙を捉え、アークが稲妻の如く顔面へと迫る。
帯電する両肩のハッチが開き、凶暴なトゲボール付きの長柄が二本、
ドジュゥ、という音とともに勢い良く飛び出す。
棍を包む薄手の金属が展開し、無骨な刃がジャキリと生え揃う。

「二天一流! ゲッタアァァ トマホォークッ!」

「なんと、戦斧だと! ……だが」

鈍重なウラヌスには、天空からの一太刀を免れる余力は無い。
だが、巨大達磨は回避どころか、身動き一つせずに戦斧を待ち構える。

鉄塊の一撃が唐竹割りに打ち下ろされんとした瞬間、それは起こった。

「な、なにィ!」

突如ビュゥウウウゥゥン、という音とともにウラヌスが輝きだし
ドーム状の光のオーラが達磨の全身を包んだ。
渾身の力を込めた筈の大斧は、対手の頭上でピタリと静止し、
切っ先から、ほどばしるエネルギーが稲光となって拡散する。

794激突!! ゲッター対ガイアー 第七話A:2009/03/01(日) 18:59:49 ID:HaAVM0kn
「ど、どうなってんだ!? トマホークが届かねぇ!」

「バリヤーだ! アイツは周囲にエネルギーの障壁を展開して、
 攻撃を受け止めているんだ」

「そんなのアリかよ? こっちは物理攻撃だぜ」

一方、六神体の装備が期待通りの成果を上げた事に満足し、
老紳士はニヤリと笑い、なおも頭上で悪あがきを続けるアークに対し、不敵に言葉を投げる。

「フフ……、接近戦なら六神体に勝てるとでも思うたか?
 愚かな、ここは既にウラヌスのフィールドよ」

監視者の言葉に合わせ、周囲の四本の柱が急速に出力を増し、
文字通り逆巻く竜と化した四本の竜巻が、アークをすり潰さんと四方から圧迫する。

「ぐっ、うわあッ!」

コンクリートや鋼材すらも瞬時に粉砕する真空の渦に呑まれ、
さしものゲッターも上空高く打ち上げられ、強烈な衝撃が搭乗者達を襲う。

「ウオオ!」

操縦桿を握り直した拓馬が、かろうじて機体を立て直す。
その間にも、すでにウラヌスは、眼下の猛吹雪の中へと姿を消していた。

「ク、クソッ! 無事か、マーズ!」

「…………」

「お、おい! 返事をしろ、マーズ!?」

「あ……、ああ、 僕は平気、だ」

獏の呼び掛けに対し、頭を一つ振ってマーズが起き上がる。
思わずほっと、胸を撫で下ろした二人であったが、
彼が虚勢を張っているのは、傍から見ても明白であった。

拓馬が思考を瞬かせる。
バリヤーを持たないゲッターでは、何度突撃を繰り返したところで、同じ結果となるだろう。
さりとて、この猛吹雪と竜巻の中では、ビームでは十分な威力は望めない……。
795激突!! ゲッター対ガイアー 第七話B:2009/03/01(日) 19:01:27 ID:HaAVM0kn
「なあ拓馬……、この場は一度出直さねぇか?」

「何だと、獏! このまま尻尾を巻いて逃げろってのか?」

「だが、マーズは怪我は尋常じゃねぇ
 分かってんだろ? もし、マーズに万が一の事があれば」

「…………」

「ダ、ダメだ……!」

肺腑から絞り出すようなマーズの主張に、拓馬の腕がピクッと止まる。
スクリーンの中、大きく息を荒げながら、尚も決死の形相で、マーズが言葉を紡ぐ。

「能力を知られた以上、ヤツはもう、回りくどい手は使ってこないだろう。
 ここで僕たちが退いたなら、アイツは戦いの場を選ばない。
 もしも、この竜巻が都市部で炸裂したなら……」

三人の脳裏に、先のタイタンの脅威が思い出される。
大きくひしゃげた戦車、瓦礫と化したビル群、燃えあがる道路、
オイルと硝煙と血の臭い、そして泣き叫ぶ少女……。

「だが、どうすりゃ良いってんだ?
 今の俺達には、もう打つ手が……」

「――手は、あるぜ」

きっ、と顔を上げ、拓馬が断言する。
その瞳が、ある種の覚悟を宿している事に、二人は気付いた。

「ゲッターキリクで行くぞ、獏」

「なんだとッ!? バカな事を言うんじゃねぇ!
 そんな事をしたら、マーズの負担は……」

全く要領を得ない拓馬の発言、そして獏の大げさな態度に戸惑いつつも、
マーズははっきりとした口調で、二人の会話へと割り込んだ。

「何だか分からないが、アイツを止められる可能性があるなら……
 拓馬、獏、僕のことは気にせずに、思い切りやってくれ」

「マーズ……」

「へ、良い根性してるやがるぜ!
 お前はゲッター乗り向きだよ、マーズ」
796激突!! ゲッター対ガイアー 第七話C:2009/03/01(日) 19:03:23 ID:HaAVM0kn
――と、
不意に雪風の中に殺気が煌めき、三人が会話を止める。
直後、ドシュウゥッ、と言う炸裂音が吹雪を破り、巨大なアンカーが高速で眼前に迫る。

「オープゥン、ゲエェぇット!!」

拓馬がレバーを振るう。
ゲッターが貫かれたかに思えた刹那、機体が再び三機に分解し、
目標を失ったアンカーが虚空へと消える。
だが、次いで生じた烈風の渦が拓馬達を襲う。

「くっ!?」

自動制御ゆえに体勢を立て直す事が出来ず、
マーズを乗せた白銀の機体が、きりもみ状態となって落下を始める。

「行くぜェッ! マーズッ!」

「くぅッ、な、南無三!」

後方から突っ込んできた黄色の機体が絶妙なコントロールで連結し、二号機の回転が止まる。
さらに後方、爆走する真紅の機体が、一直線に二機を貫く。
新たな変化を始めたゲッターの前に、凄まじいスピードで白い大地が迫る。

「ウオオォオォォ!!」


ドワォッ!!


――と、爆音を轟かせ、舞い積もった雪が天まで噴き上がった。



797名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 19:05:53 ID:Mrz+8vHr
ゲッター支援!!
798激突!! ゲッター対ガイアー 第七話D:2009/03/01(日) 19:06:22 ID:HaAVM0kn
「おお、ヤツを仕留めたか!」

大地を揺るがす衝撃と、立ち上る雪柱に、監視者が歓喜の声をあげる。
モニター越しに見た吹雪の中には、確かに動く物の姿は見当たらない。

だが……

「……おかしい、マーズが死んだのならば、
 なぜ、ガイアーが爆発しない?」

あるいは、マーズが接触の直前で脱出した可能性も考えたが
そこで男は、新たな謎に気付いた。
何故、現場には残骸はおろか、金属片一つ落ちていないのか?
あの悪魔が地面に激突したことだけは、間違いが無い事実であるのに。

その時、不意に男は吹雪の中に、奇妙な耳鳴りを聞いた気がした。
ギイィイイィイン、と言う金属音と、強固な岩盤がぶつかり合って軋む不協和音。
音は次第に大きくなり、やがて、足元から突き上げるような衝撃がウラヌスを揺るがす。
刹那、男は全ての真相を理解した。

「――ッ! 地下かッ!?」

「チェンジ! ゲッターキリクッ!!」

拓馬の雄叫びが大地を揺さぶり、岩盤をぶち破り積雪を巻き上げ、巨大な鉄塊が飛び出してくる。

―― 否 !! それは、それはドリル!

右腕に破壊の螺旋を備えた白銀の悪魔が、竜巻の届かぬ地の底より神体を襲う。

「おおおおお!」

咄嗟に監視者が神体を動かす。
達磨の周囲が再び金色のオーラに包まれ、鼻先寸前で螺旋を押し留める。

「なんというロボットだ! これが、これがゲッターかッ!?」

「ウオオ、こっから先は根比べだぜ!」

右手のドリルが唸りを上げ、閃光を散らしてバリヤーに喰い込む。
同時にウラヌスの生みだした四本の竜巻が、キリクのボディを徐々に圧迫する。
799激突!! ゲッター対ガイアー 第七話E:2009/03/01(日) 19:08:37 ID:HaAVM0kn
「フ、フフ、惜しかったな、ゲッター
 残念だが、その捨て身の一撃も、ウラヌスには届かぬ!」

「ぐっ、これでもダメなのか?」

「いや、まだだッ!」

「何!?」

突如、キリクのドリルが狂ったように回転を増し
全身で達磨を押し上げ始める。抵抗する対手の顔面に、螺旋の一撃がチリチリと迫る。

「マーズ! 自動操縦を解いたのか?」

「フフ、いかに未知のロボットとはいえ、結局は二本の腕で動かす兵器だ
 素人でも、腕を動かすことくらいは出来るさ!」

「何てヤツだ…… お前、やっぱりゲッター向きだぜ」

戦いは、まさに小細工抜きの潰し合いへと変容した。
ドリルが達磨の鼻先を掠め、竜巻のプレシャーでキリクの全身がキリキリと軋む。

「クッ、いいだろう、マーズ
 こうなれば、死なば諸共よ!」

相討ちを覚悟したウラヌスが、ゆっくりとその大口を開く。
ガラ開きとなった口中より、鈍い輝きを放つアンカーが姿を現す。

「バリヤーが破られた瞬間、至近距離でこのアンカーを浴びせてやる
 これで詰みよ、マーズ、そしてゲッター!」

「ぐっ、こいつは……!」

「やべぇ、今度こそダメか」

「いや……」

不意にマーズが、ふっ、と、その場に似つかわしくない笑みを漏らす。

「どうやら、間に合ったみたいだ」

直後、閃光と共に光弾が上空より降り注ぎ、強固なバリヤーが一瞬の内に弾けて消える。
驚き後方を仰ぎ見た監視者の視界に映ったのは、
おびただしい貝類や藤壺にビッシリと全身を覆われた、両腕を広げた偶像だった。
800激突!! ゲッター対ガイアー 第七話F:2009/03/01(日) 19:10:21 ID:HaAVM0kn
「何ッ!? まさか、ガ……」

巨神に気を取られたその一瞬が命取りとなった。
障壁を突き抜けた螺旋の一撃が、ガラ空きとなった口中へ、深々と唸りを上げて突き刺る。

「ぐ、ぐおおああアァァァッ!!」

「よし! コイツでとどめだ……」

「いや、早くこの場から離れるんだ」

「何……? うおっ!」

突如、ウラヌスのボディがぐらりと揺らぎ、
周囲の岩盤ごと、根こそぎ上空へと吸い上げられていく。
喰い込んだドリルを強引に引き抜き、出力を最大にしてキリクが距離をとる。

「な、何だ!」

拓馬も獏も、思わず驚きの声を上げる。
突然生じた超重力の中心にいたのは、金色の輝きを放つ件の神体であった。
超神はがしりと達磨を捉えると、たちまち真昼の太陽の如き輝きを放ち始める。

「愚かな、あくまで人類に味方するか、マ……」

監視者の言葉は最後まで続かなかった。
黄金色の輝きの中で、巨大な達磨は瞬く間に機能を停止し、
やがて、その巨体が粉々に砕け、塵芥へと還っていった。

「す、凄ぇ…… あれほど強大だった神体が、たったの一撃で……」

「そう…… あれが、あれこそが、ガイアー…… 
 異星人達の計画の中心となるハズだった、究極の……」

「……? おい、どうした! マーズ!?」

「しっかりしろ! マーズ!」

拓馬も獏も即座に気付いた。
モニター越しに崩れ落ちるマーズ、そしてシートを染め上げた血の量に。

「マァァァァズゥッ!」

拓馬の必死の叫びも、既にマーズには届かない、
ただ最強の神体のみが、金色の輝きを放ちながら白銀の機体を見下ろしていた……。
801激突!! ゲッター対ガイアー:2009/03/01(日) 19:13:35 ID:HaAVM0kn
以上、投下終了です。
一応、この一話が原作との大きな分岐点となる予定です。

しかし、改めて原作を読み直すと、岩盤の隙間+ガイアーのコンボが
いかにチートであったか思い知らされます。
802名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 20:33:07 ID:UICzuEM3
乙であります
803名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 21:25:45 ID:Wjjx6TXh
ガイアー待ってた!
マーズって万能なんだな。原作知らなかったが興味出てきた。
地下ドリル奇襲はゲッター2の真骨頂!
804名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 21:43:05 ID:jHRv5GK5
ガイアーも相当強いぜ。正直アークより強い気がする
805名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 12:30:13 ID:qhAnH5Lj
そもそもアークはどれくらいの強さなのか、ゲッターG以上は当然あるはずだよね?
806名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 12:55:03 ID:MqrZH7ZL
アークって低出力にして制御可能にした型の真ゲッターだから
賢ちゃん曰く、勝手に火星に行かないのがウリらしいし
ウザーラとどっこいかやや落ちるぐらいだと思ってる

俺の中の漫画版ゲッターメカ強さは
エンペラー>>やかん>>>聖ドラゴン>>真ゲッター>ムウ>ウザーラ≧アーク>ゲッターザウルス≧G>初代、百鬼獣>メカザウルス、メタルビースト
807名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 20:19:44 ID:L1zwMSQX
ちょっと遠めの閉店セール中の古本屋で、

・凄ノ王伝説1〜5巻
・愛蔵版マジンガーZ
・極道兵器1巻
・文庫版虚無戦記1〜5巻

をゲット!しかも全部初版!
他にも初版の桜田吾作版グレートマジンガーが3000円というとんでもない値段で売ってたり……
808名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 20:48:08 ID:qhAnH5Lj
頭の中に電光が走った


極道兵器×ブラック・ジャック

レッド・タイガーが唯一信頼できる医者=ブラック・ジャックとかそんなん

デス・ドロップ・マフィアが邪魔してくるが、レッド・タイガーと協力してメス投げやらで対抗し、最終的に極道兵器の手術を終える
809名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 20:57:47 ID:HoKRZSVF
両津から良心と理性と肉体を取り払ったのが極道兵器だと信じて疑わない
810名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 21:15:26 ID:P5rRG58m
新ゲの性能がいまいちよくわからんけど、あれって初代に毛が生えた程度?
811名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 21:17:07 ID:HoKRZSVF
それなら、剛毛でもっさりですね
812名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 23:17:58 ID:MlelWMO2
炉心換える前か後かで随分違うからなあ
813名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 23:51:05 ID:7fVmp+K+
理想郷にゲッターロボ昴の作者さん来てるな。
なのは板にいた人だと思うが
814名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 00:07:14 ID:aTkquI4W
>>809
おまwそれ欲望しかのこらねぇwww
815名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 00:26:40 ID:aTkquI4W
あとWikiちょっとイジってきたぜw
816名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 11:11:10 ID:MIL9AejW
wikiのアクセスカウンターwww
817名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 12:30:27 ID:ZvRAbXNN
所詮この世は我が神が積みし世界よ
818名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 19:14:31 ID:R1hJZ4Wc
新しい積み木がこの宇宙を守るかもしれん

このセリフ好きだ
819名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 19:26:57 ID:aTkquI4W
アクセスカウンターの文章、適当に作ったけどもっといいのあるかな?
820名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 20:48:53 ID:R9u8XSQx
なんか天気予報みたいww
821名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 20:58:55 ID:89QUsire
この日常のように宇宙が滅んでいく感じが虚無だねー
822名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 22:27:42 ID:R1hJZ4Wc
大丈夫か?ゲッター線でも浴びすぎたか?もしくはドグラにでも取り付かれたか?
823名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 07:12:52 ID:cRRuzchX
今日も今日とて積み木こわし
824名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 18:26:59 ID:Zqxj1SSJ
アク禁は神の軍団の陰謀にちがいない
825名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 19:09:42 ID:cRRuzchX
如来光を使って飛ぶぞ!!
826名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 20:02:14 ID:aY9s8GZT
ゲッタークロスオーバーもの。
個人的に妄想した一発ネタ列挙。

・魔法騎士レイアースネタ
召還された3人のマジックナイト。それは3匹の野獣だった…。
「成仏しやがれ! エメロードォーーーッ!!」

・鈴宮ハルヒの憂鬱ネタ
宇宙を蹂躙するゲッター軍団に対抗するため
根本から“世界を改変”する! そのためにはあの女が必要だ!
「並の人間には興味は無い!」

・サクラ大戦ネタ
日本各地に出没する“鬼”。拡大する被害に業を煮やした賢人機関は
巴里・紐育華撃団を日本に召集しローラー作戦に討って出る。
続く激戦の裏に姿を垣間見せる、鬼と渡り合う謎の男たち。
やがて帝都・東京に巨大な姿を現す異形。
「我は…安倍晴明…!」
827名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 20:53:11 ID:AL3O/9T1
ゲッターロボが搭乗せずに竜馬達だけが登場するクロスってのはありだろうか?
餓狼伝(板垣版)とのクロスで松尾象山にかつて破れた空手家の息子、流竜馬が北辰館トーナメントに殴りこみとか
グレート巽の鞍馬ともう一人の秘蔵っ子、一文字號とか
828名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 21:52:30 ID:k6Z1D0uw
あ、バキクロスなら今書いてる
829名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 22:06:10 ID:eLaykmUD
バギクロスかと…
830名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 22:17:41 ID:AL3O/9T1
>>828
お。そうなん?期待。
831名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 14:27:46 ID:EN9HaDsF
東方儚月抄読んでるんだが月凄すぎ
エンペラーに勝てそう。
832名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 15:33:20 ID:h2IRHZ+v
前にこのスレで出た結論は「石川キャラが東方の土俵に上がってくれれば勝負になる」だっけな
東方厨は「ゆゆ様が龍馬に死ねと言えば死ぬから勝ち」とか言ってたような
833名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 16:21:56 ID:DRW8WeqF
対時天空用兵器として粛々と進化し続けている存在と同化しているような
竜馬がそれしきのことで死ぬわけないでしょう…………常識的に考えて。
834名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 16:27:15 ID:WcjFoFau
取りあえず仏の軍団80億の壁を越えて貰おうか
835名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 18:31:07 ID:gV70Vud7
ゲッターと同化してる奴に死ねとか……エネルギーに死ねって言うようなもんだぞ
836名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 18:48:34 ID:VYXDS1ST
東方の設定では「妖怪」に近い連中って幻想郷の外に出ると死ぬというか消えるんじゃなかった?
ゲッターエンペラーなら「人が出入りすることもある」程度の世界の壁なら
余裕でぶっ壊せる気がするんだが・・・
837名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 20:15:45 ID:iQj8GtJ+
どっちが勝とうと大いなる意思には関係ない
何故なら奴らに対抗できれば良いのだから
妖怪だろうと人間だろうと同じことさ
838名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 21:26:34 ID:13bRMf48
東方の妖怪は設定としては守りに入ってるからなぁ・・・

確か結界の外の人間には勝てないと考えてる
839名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 22:40:29 ID:lIVs2s9r
改めて石川ワールドは凄いな。
スパロボのラスボスでもゲッペラ様にすら勝てないし。
ケイサル・エフェスなんて石川ワールドでどの程度なんだろ。
840名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 23:02:37 ID:iQj8GtJ+
スパロボのラスボスは設定が狂ってる奴らがおおいよ(ネオ・グランゾンとか)
特にペルフェクティオが

ケイサルは無限力(=ゲッター線)の中の反無限力だったから、ゲッターと人類が行き着いた先の最後の敵(=ラ・グース大戦参加資格)位じゃないだろうか
841名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 23:14:54 ID:lIVs2s9r
あれ、そんなに凄い設定だったっけか。
宇宙創世以来の全悪意の集合体程度かと思ってた。
さすがにラスボスだけのことはあるか。
842名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 23:20:45 ID:WcjFoFau
>>832
そいつの能力?は「死ね」と言った相手が死ぬのかい

なんか「死」と言いかけた刹那にやられそうな気がしないでもないぜ
843名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 23:25:54 ID:kWc7bCmT
ルイーナの奴らか
異次元からやってきたエネルギー生命体で、人々の恐怖や怒りのエネルギーを集めて破滅の王を呼び出そうとした。
ラスボスのファートゥムは異次元から流れ込む負のエネルギーが具現化したもので、異次元の門を通じてエネルギー供給があるかぎり不滅

でも、そんなことよりグラキエースが敵味方で別人だって事の方が重要。
844名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 23:33:52 ID:kWc7bCmT
A シャドウミラー
 平行世界の連邦軍特殊部隊。「戦争によって技術が進歩するなら永遠に戦争が続けばいいんじゃない?」
R デュナミス
 どこかの異星人が作った何かの失敗作。自分が何者かわからずさまよっているうちに暴走。
D ルイーナ
 上記
W 滅び行く文明が作った文明記録装置。なぜか狂ってデータを取った文明を破壊するようになった。

Dだけ突出してるなぁ…
845名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 23:36:42 ID:8bcg6YwF
>>841
あれは無限に死と再生を繰り返してきた宇宙中の負の意識、無限力によるリセットによって
理不尽に存在を抹消されてきたすべての意志の怒り・恨みの集合体。
無数の宇宙の負の想念の集合体であり、この宇宙で初めてそれがイデやゲッター、ビムラー
に匹敵するパワーを得たもの。

>>843
ファートゥムより「破滅の王」の方がやばいだろ。門から出てきた時点で宇宙が破滅するんだから。
ゲペルニッチ閣下でさえ出てきてしまうとどうしようもないから、地球ごと門を壊すのが最善手だと
思うよ、できないんなら代わりにやってあげようか?と心配してくれたぐらいやばい。
846名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 23:39:23 ID:8bcg6YwF
>>844
Aのシャドウミラーは平和の中で腐敗していく政府を糾弾し、切り捨てらえていく兵士に生きるべき場所を
あたえるために立ち上がった部分もあったはず。
ガンダムWエンドレスワルツのごひと同じだな。
847名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/05(木) 23:45:58 ID:lIVs2s9r
なんかスマン、スパロボスレにするつもりはなかったんだ。
クロスするにしてもゲッペラ様とガチれる作品がどの位あるものかと。
スレ汚しスマンかった、同化して来る。
848名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 02:25:58 ID:ZRQlCLBB
強さ議論スレでは意外と下の方なんだよな
やはり支配空間が無いと厳しいのか……
849名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 04:02:48 ID:LxgJ16We
>>845
なぜか数多のプレイヤーによってリセットされ、存在を忘れられたものたちの悪意の集合体
と脳内で変換された
ガンパレのやりすぎかな
850名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 08:56:44 ID:4tZPuw7g
虎「エンペラーがやられたようだな……」
ラ=グース「ククク……奴は四天王の中でも最弱………」
時天空「萌えキャラやエロゲキャラに負けるとは石川キャラの面汚しよ………」
851名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 12:02:20 ID:8Tb4OEFG
で、その四天王の更に上に君臨するのが極道兵器と
852名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 12:18:02 ID:wbH/YXHj
>>850
ビームもトマホークも使ってないのに最弱か否かなんて
分からないだろ
853名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 13:48:50 ID:9Qalt+aH
確かに
エンペラーが攻撃態勢に入ったらとんでもないことになるのかも
854名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 14:23:03 ID:glzEOUmR
同意

大体あれでフルパワーじゃねえだろ
855名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 14:44:57 ID:JJ+dQznD
そもそも赤ん坊と戦って勝ってもしょうがない気がする。
856名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 15:10:59 ID:9pb0/DGK
そういえば、エンペラーって背中の飾り物無いよな
旧ゲッター1みたいにマント風なのか真ゲッター1のような翼なのか…
857名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 15:54:06 ID:uyCYR5Jg
ウイング開いたときの風で星がいくつか吹き飛ぶんじゃね?
もちろん宇宙空間で。
858名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 16:03:53 ID:wbH/YXHj
エンペラーの進化の果てが時天空だったりして
859名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 18:05:02 ID:g2MdsPNi
>>858
宇宙を喰らう化け物が現れる

ゲッター線や魔獣など対抗するための兵器・手段が作られる

対抗する兵器が宇宙を喰らうまでに成長する

宇宙を喰らう化け物が・・・あれ?
860名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 18:08:41 ID:4tZPuw7g
2代目スレあたりでも言われてたけど、時天空が喰おうとしてんのが多元宇宙や平行宇宙全体と考えれば納得できる。
861名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 19:26:49 ID:vr8E3kxP
>>859
実際、「星を食う化け物」って言葉は虚無本編でもラグースを指す言葉として使われてるから
魔獣と虚無が繋がってるのは確定なんだろうけど、
エンペラーはどうなんだろ。「悪魔の機械」が多分そうなんだろうけど。
まぁアークのラストにバグが出てきてる以上、他の作品とリンクさせる気があったのは事実だろうし
862名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 19:54:02 ID:wmIXYXg1
あのバグはどんな具合でゲッター世界に持ち込まれたんだろうな
863名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 20:39:44 ID:8Tb4OEFG
むしろ何セイクン?みたいな
864名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 23:11:03 ID:ZRQlCLBB
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090306-00000518-yom-sci

なんとなく鬼隕石を思い出した
次は100年後か……
865名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/06(金) 23:40:54 ID:D84uiSlK
ゴッドシグマのトリニティエネルギーがゲッター線に少し似ている
未来からエネルギーを宇宙に出さないために倒しに来るとか、宇宙の脅威とか
866名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 14:27:01 ID:Hw5TJhgZ
クロスじゃないけど、ゲッターサーガともののけ姫とのリンクは考えた。

人間対猪&モロ一族、シシ神は全てゲッター線の意思によるもの
ゲッター線は人類を選んだのなら自然対人間てもの察しがつく
しかし、アシタカは人類の中でもゲッター線による突然変異した人間。
そして、結局は喧嘩両成敗になったけど、ゲッター線はそれを認めず、たった数百年で人類を著しく進化させた。

けどな……モロやサン、アシタカ達が未来の宇宙を食いつぶしている人類をみたらどう思うだろうな
867名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 18:54:53 ID:O9NGYwj2
ゴッドシグマのが先なんだよな。
868名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 19:02:20 ID:sXAIUnjR
だからどうしたという話だが
869名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 22:24:14 ID:e7M2+cvL
チェェェンジ!!
870名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 22:26:51 ID:tZ2KYBry
真!
871激突!! ゲッター対ガイアー:2009/03/07(土) 22:44:19 ID:WR/KXqRq
ガイアァァァ――!!

投下します。
872名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 22:45:11 ID:XsXIzNEm
真(チェンジ)!バラク・オバマ
合衆国最期の日
873激突!! ゲッター対ガイアー 第八話@:2009/03/07(土) 22:47:27 ID:WR/KXqRq
「なんだとッ! ゲッターを拘束する!?」

静かな病院内の一室を震わし、少年の怒声が響き渡る。
拓馬の剣幕に、居合わせた春美がビクン、と体をすくめる。
だが、拓馬の眼前にいる軍服姿の司令官―― 病院の敷地を取り囲んだ自衛隊の長は、
少年の凄まじい眼光に怯みもせず、淡々と言葉を紡いだ。

「これは日本政府の決定なのだよ、拓馬君。
 君達の証言の真偽はともかく、あのロボットの性能は、一個人が所有するには強大過ぎる。
 そうでなくても、ここ一連の事件で、世間の不安は高まりつつあるのだからね」

チラリ、と男が窓の外を見やる。
白一色の世界の中、六階建ての立派な病院のビルディングを覆うように佇立する、
真紅のロボットの姿が、嫌が応にも視界に入る。

真紅の悪魔が都内に出現したとの情報により、
病院の敷地は自衛隊の一団により封鎖されていたが、
既にその周囲には、マスコミの取材は元より、事態を傍観する野次馬、
政府の陰謀を糾弾する政治団体、果ては終末思想を唱える宗教家まで、
多様な群衆達が集い、混沌のるつぼと化していた。
未曾有の寒波による残雪の影響が無ければ、混乱はこの程度では済まなかったであろう。

「……ともあれ、状況が状況だ、
 巷には、君達のゲッターとやらを、件の怪ロボットと同一視している人も多い
 ここで、独断で好き勝手に動かれて、情勢を混乱させられては困るのだよ」

「で、でも、拓馬君達の判断が間違っていたとは思えません!
 この場合、病院に駆けつけるのが遅くなって、マーズの身に何かあったなら
 地球も一緒に消滅してしまうところだったんですから」

拓馬達を庇おうとする春美の弁護を、男が一蹴する。

「それは、彼らの証言が真実ならばの話ですよ、お嬢さん」

「何だと!」

少年達の剣幕をよそに、指令の男はあくまで冷然と言葉を続ける。

「落ち着きたまえ、
 別に、君たちの言葉を信じていない訳じゃない
 ただ……、君たちが独断で行動した結果、事態はどうなったかね?
 本来守らねばならなかったはずの少年、マーズは酷い重傷を負って
 今だに目を覚まさぬままではないか」

「!?」
874激突!! ゲッター対ガイアー 第八話A:2009/03/07(土) 22:50:37 ID:WR/KXqRq
望外の反撃に、思わず拓馬が言葉に詰まる。
確かに、六神体の動きをいち早く掴むため、政府の協力を得た方が良いのではないか、
という議論は、岩倉やマーズと幾度となく繰り返していた。

だが、ゲッターやマーズの扱いがどうなるかが分からない上、
情報公開の為の時間もツテも無い事から、結局は実現に至らなかったのだ。
当時の拓馬達にとっては、人知れず戦いの準備を整えておくだけで精一杯だったのだが、
もし、当初から政府の協力を得る事が出来ていたなら、現在のような惨事には至らなかったかもしれなかった。

「君達の証言の真偽、そして今後の対応については、
 現在、政府首脳部が検討している。
 先の事は我々大人に任せて、君達は結論がでるまで羽を休めておくといい」

「フン!」

指令の言葉に、珍しく鼻息を荒くして獏が立ち上がる。

「お偉いさんがたも、随分悠長な事を言うもんだ
 すでに残りの五神体も、日本に迫っているかもしれねぇってのによ」

「どこに行くんだね? 獏君」

「便所だよ! 取り調べももう十分だろ?」

それだけ言うと、獏は勢い良く扉を押し開け
振り返りもせず、大股でずんずんと部屋を後にした。
入れ違うように、白衣の男がおずおずと室内に顔を見せる。

「パパ!」

「おっさん! マーズの容体は?」

「ああ、まだしばらくは目を覚まさないだろうが
 とりあえず、命に別条は無いよ」

院長の言葉に、一同がほっ、と胸を撫で下ろす。
だが、院長はそこで「それにしても……」と、顔色を曇らせた。

「まったく、今回ほどやりにくい患者はいなかったよ。
 彼が一命を取り留めたのは、その持ち前の頑健な肉体のおかげなのだが、
 それゆえに、既存の人間の為の治療法では、十分な効果を望めないのだ
 なにせ、毛髪の一本からして人間とは異なる生命、
 レントゲンにかけても頭部が映らない生物とあっては、
 どのような治療を施せば良いのかすら、分かりはしない」
 
「それじゃあ、今後マーズが重傷を負っても、直す手段が無いって事なのか?」

「そんな、まだ、彼の命を狙う敵は、五体も残っているのに……」

拓馬達の懸念をよそに、指令があくまで冷静に口を開く。

「ともかく、彼が目を覚ますまでは、我々の手で厳重に警護します。
 君達の話が正しければ、ガイアーに埋め込まれた爆弾さえ取り除く事さえ出来れば……」

875激突!! ゲッター対ガイアー 第八話B:2009/03/07(土) 22:53:30 ID:WR/KXqRq
その時、突如として開け放たれた扉の音に、男の言葉は遮られた。
一堂の注目が集まる中、顔色を変えて室内に飛び込んで来たのは、一人の若い自衛官であった。

「どうした? 騒々しい」

「す、すいません! ですが……!」

男が何事か耳打ちをする。
その内に、司令が不意に瞠目し、その顔から血の気が一気に引いていく。
その自衛官のもたらした情報が、何かとてつもなく不吉なものである事は、傍目にも明白だった。

「よォ、一体なにがあったってんだ、おっさん?」

「……そ、それは」

「六神体が、とうとう本格的に動き出したんだよ、拓馬君」

「!」

前方の二人からではなく、後方から聞こえてきた答えに、皆が一斉に振り返る。
大きく息を乱しながら現れたのは、スーツ姿の新聞記者・岩倉であった。

「拓馬君、たった今、社に入ってきたばかりの情報だ
 落ち着いて聞くんだ…… エジプトが――」

「よせッ! その情報を伝えるには早過ぎる!」

一切の余裕を失った軍服の姿を、岩倉はじっと一瞥したが、
すぐに視線を拓馬に戻すと、言葉を続けた。

「――エジプトの首都・カイロが、一夜の内に焼失したそうだ」

「焼失……? それって、どういう」

「言葉の通りだよ
 大規模な火災だとか、何らかの事故だとか、そんな生易しい物じゃない。
 ビルも、橋も、道路も……、カイロにあった全ての建造物が
 突如発生した超大な高熱によって、全てが灼かれ、熔け落ちて、無残な廃墟と化したそうだ」

「そ、そんな……!」

岩倉のもたらした情報のあまりの突拍子の無さに、一堂が絶句する。
その時、何事かに気付いた拓馬が、はっ、と顔を上げた。

「ちょっと待て……! エジプトって、確か」

「そう、まさに先日、スフィンクスが謎の消失を遂げた地だ」

「クソッ! やっぱり六神体の仕業かッ!?」

そう叫ぶが早いか、既に拓馬は、病室の外へ飛び出そうとしていた。
だが、その眼前に軍服の姿が立ち塞がる。
876激突!! ゲッター対ガイアー 第八話C:2009/03/07(土) 22:55:04 ID:WR/KXqRq
「……何だ? おっさん
 まだ、俺達の事を疑っているってのか?」

「いや、こうなってしまっては、もはや詮索など無意味だろう
 巨大都市ひとつを焼き払う程の力を持った勢力が、人類に敵意を向けている以上、
 人間の味方を名乗る、君達の言葉は信じざるを得ない」
 
「ふん、そいつが分かっているなら、とっととそこを……!」

カチャリ、

ゆっくりと眉間に突き付けられた銃口に、拓馬は口を閉ざし、無言で対手を睨みつける。
ざわり、と周囲を包む空気が一変する。

「ちょ、ちょっと! 何をする気なの!?」

「出来れば私も。こんな手荒な事はしたくはない……
 だが、ここで無謀な行動によって、君達を失う訳にはいかないのだ」

「おっさん、アンタ……」

「せめて、敵の思惑が分かるまでは、短慮は自重してくれ
 スフィンクス、そして、残りの四体の情報が入るまでは、ここで待つんだ」

息苦しいまでの重い空気が室内に満ちる。
永遠にも続くように思われた緊張感の中、拓馬が何事か口を開こうとしたが、
次の瞬間、ズンッ、という震動がひとつ、室内を襲った。

「きゃっ!?」

「な、何事だ!」

「……へっ、やりやがったな、獏の野郎!」

拓馬はニヤリと笑うと、すかさず身を翻して窓を開け放った。
果たして窓の外には、混乱する群衆を掻き分けながら、建物むけて移動するアークの姿があった。

『乗れ! 拓馬ッ!』

「おうッ!」

「ま、待て、待つんだ!」
877激突!! ゲッター対ガイアー 第八話D:2009/03/07(土) 22:57:15 ID:WR/KXqRq
今にも飛び出さんばかりに身を乗り出した拓馬に対し、
司令官が慌てて銃を構え直す。
拓馬は臆する事無く、端目で男の次の言葉を待った。 

「落ち着いて考えるんだ!
 神体はまだ、五体も残っているのだろう?
 もし、これが罠だったなら……
 いまだ目を覚まさないマーズが討たれたらどうする?」

「……だから、エジプトが燃え尽きるところを
 指をくわえて見ていろって言うのか?」

「歯がゆいのは私も同じだ
 だが、全ては地球の全人類のためだ、だから……」

「フザけた事を抜かしてんじゃねぇッ!
 お前には、マーズの気持ちが分からねぇのか?」

突然の拓馬の激昂に、雷に打たれたかのように場が静まり返る、
予想外の問い掛けに皆が沈黙する中、拓馬が吠える。

「何のために、アイツがかつての仲間を裏切り、
 命がけで戦っていると思ってんだ?
 人間って言う生き物に、期待しているからだろうが!
 アイツが目が覚ました時、俺たちが異国の人々を見殺しにしたと知ったら、アイツはどう思う?」

「…………」

「……人類のために戦ってくれるマーズのためにも、
 アイツを失望させるワケにはいかないんだよ
 それが、アイツに対する俺たちのスジの通し方だ!」

拓馬の言葉は、ともすれば人類の運命よりも、
自身のケジメを優先仕掛けないような危うい思考であった。

人類三十九億の運命と、エジプト一国。
両者を天秤に掛けた時、究極的にどちらを選ぶべきかは、分かりきった事である。
ましてや、一異星人の感情とでは、本来ならば比べるべくもない。

――にも拘らず、その場に居合わせた者は誰一人として、飛び出していく拓馬を止める事が出来なかった……。



878激突!! ゲッター対ガイアー 第八話E:2009/03/07(土) 23:00:33 ID:WR/KXqRq
「見ろ、あの少年が飛び出してきたぞ!」

「くっ、総員、構え! アイツらを行かせるなッ!」

窓から飛び降りた拓馬を受け止め、アークが頭部のコックピットへと導いていく。
危険な悪魔の暴走を止めるべく、ロボットの右手の中の拓馬へ向け、取り囲む自衛官が一斉に小銃を構える。

「よせッ! 室内で少女が人質に取られている」

「!?」

「人命優先だ、ひとまずこの場は、そいつらの好きにさせてやれ!」

窓から響いてきた声に、兵士たちの動きが思わず止まる。
驚く拓馬を乗せた右手がゆっくりと上昇を続け、窓の真横を通過する。
その時、無限の可能性を信じる少年の瞳と、少年の可能性を信じたい大人の視線が、空中で交錯した。
拓馬はニヤリと笑みを見せると、そのまま振り向くことなくコックピットへと飛び込んだ。

『よぅ、お前、春美ちゃんを人質にとったのか?
 まったくとんでもねぇヤツだな』

相棒を冷やかす大柄の少年の声がコックピットに響く。
へっ、と拓馬が笑う。

「……なぁ、人間も、まだまだ捨てたモンじゃねぇよな」

『あん? なんか言ったか、拓馬?』

「なんでもねぇよ! 
 さて、目標・エジプト向けて一直線と行こうか!」

『エジプトか…… そういや俺たち、地底も宇宙も未来も行ったが
 海外だけは初めてじゃねぇか?』

「そういや、そうだったか……
 よし、海外初のエジプト土産は、スフィンクスの首級だぜ!」

威勢の良い掛け合いを機内に響かせながら、
アークが大きく腰を落とし、大きな杭のような八枚の翼をバサリと広げる。

「行くぜぇッ!! ゲッターアーク、発進!!」

バシュゥ、という炸裂音を轟かせ、取り囲む群衆を吹き飛ばしながら、
真紅の悪魔が瞬く間に上空へと消えた――。



879激突!! ゲッター対ガイアー 第八話F:2009/03/07(土) 23:01:44 ID:WR/KXqRq
「岩倉さん、一流新聞社の記者であるあなたが、
 なぜ、彼らの言葉を信じる気になったのか、今なら分かりますよ」

「…………」

外のパニックとは別世界のように静まり返った病院内の一室で、
ポツリと指令の男が言った。

「我々にも、彼ら少年たちのために、力になれる事があれば良いのだが……」

「……もしかしたら、力になれる事があるかも知れませんよ?」

「うん?」

ゲッターの去った空を見つめながら、軍服の嘆きを聞いていた岩倉が
ふと、思いついたアイディアを口にした。

「秋の島新島ですよ
 マーズが眠っていたあの地にいけば、
 マーズ、そして六神体に関する情報を得られるかも知れません」
880激突!! ゲッター対ガイアー:2009/03/07(土) 23:06:03 ID:WR/KXqRq
以上で投下終了です。
今回登場した司令官は、原作ではマーズと政府の橋渡しをする重要人物なのですが
実は本名はおろか、何の司令官なのかも良く分かりません。
院長といい政治家達といい衝撃の人といい、二次創作泣かせなキャラばかりで困ったものです。
881名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/07(土) 23:06:45 ID:R0wuO/zf
支援

正しいというだけでは選べない、選んじゃいけない選択だってあるよな
882名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 00:56:29 ID:MqPrNOc0
>>880
面白いなあ
拓馬って結構いいキャラしてるね
実際、拓馬や號は竜馬たち三人の影に隠れて二次創作もあんまりないんで新鮮でいい

昭和の漫画はそういうとこ困るよね…
俺も早乙女博士の下の名前と妻の名前がわかんなくて困ったことがある
883名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 01:03:26 ID:1nFS+qGm
ゲッターオルタネイティヴと、終わクロとのクロスSSが発掘できないからWikiに収録できない
だれかログ持ってない?
884名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 01:12:31 ID:sk9TqWVQ
DASHで早乙女の名前を「賢」にしたのには驚いたと同時に思わず納得してしまった
885名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 01:26:48 ID:XmTT1qcT
石川賢=早乙女!!??
886名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 13:42:45 ID:EWQMvsPt
雑誌廃刊の影響でDASHは打ち切りだけどなorz
ライスピとサクラ大戦と並んで楽しみにしてたのに
887名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 13:53:00 ID:LZGHaM5l
俺は諦めてないぞ、きっとどこかで続きが…
888SOLID STATE GETTER〜受け継がれる魂〜:2009/03/08(日) 15:33:30 ID:D68ua5e5
続き貼り
889SOLID STATE GETTER〜受け継がれる魂〜:2009/03/08(日) 15:35:17 ID:D68ua5e5
第5話「ソリッドステート・スカウター」

「だあありゃああ!!」
「うおりゃああ!!」
バーダックとブラックゲッターはそれぞれ左右に展開した。

バキィ!!
バーダックは周囲のフリーザ兵達を薙ぎ倒していく。
「うわぁぁぁ!!こ…こいつは…最下級戦士のはずでは……」
フリーザ兵達はもうバーダックの強さに怯えはじめていた。
「はあああ!!」
バシュゥゥゥ!!!
「ギャアアアア!!」
バーダックが放ったエネルギー波が直線上のフリーザ兵達を消滅させる。
「く……たかがサイヤ人ごときに……よかろう!私が相手だ!」
フリーザの側近、ザーボンがバーダックの前に立ち塞がる。
「ほう…これはこれはオカマ野郎のザーボンさんよ…」
「ふん、最下級戦士のお前が私を倒せるかな?」
「それは…やってみなきゃわかんねぇよ!!」
バーダックはザーボンに突撃した

「うらあああ!!」
ズワオオオ!!!!
「グハアアア!!!」
ブラックゲッターはフリーザ兵達を拳一撃で薙ぎ倒していく。
大体、ブラックゲッターと兵士のサイズはもう象と蟻の世界だ。
「こんなのに勝てるわけな……」
「ゲッタァァァビィィム!!」
ドギャアアアオ!!
「ギャアア!!」
ブラックゲッターのビームは広範囲のフリーザ兵達を殲滅していった。
「この野郎……ふざけやがって!!」
ドドリアがブラックゲッターに立ち塞がる。
「オレがロボットなんぞに負けるかぁぁぁ!!」
「なめるなぁぁぁぁ!!」

フリーザは宇宙船の中で戦闘を眺めていた。
「どうやら私自らが制裁を与えないといけないですね……」

戦闘は激しく、周囲の島はどんどん破壊されていく。もはや戦闘区域は地獄絵図だった。

「くたばれぇぇ!!」
「その程度じゃフリーザ様を倒せんぞ!!」
ものすごい乱打戦の応酬だ。
「これで終わりだ!!」
ザーボンは右手を前に出し、左手で右手を固定した。右の掌はバーダックの方に向いている。
ズギャアアア!!
ザーボンの右手から極太のエネルギー波が発射された。
「当たるかぁぁぁ!!」
バーダックは難無く避けたが
ドワ!!!!!
エネルギー波の軌道上にあった島が直撃をくらい、消し飛んでしまった。
890名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 15:37:51 ID:D68ua5e5
ブラックゲッターは漆黒のマントで包んだ。
「ゲッタァァァビィィィィム!!」
マントからゲッタービームを拡散した。ビームはドドリアに向かう。
「こんなものぉ!!ぶっ飛ばしてやる!!」
ドドリアは両手を前に出した。
「くらえぇぇ!!」
ドギャアアアア!!
両手から巨大なエネルギー波を放出した。
「なめんじゃねえぇ!!」
ブラックゲッターはマントで包んだまま、エネルギー波に突っ込んだ。
カッ!!!!
ブラックゲッターに直撃し、大爆発が起こる。
「へっ!!オレ様を甘くみやが…ん!?」
爆炎の中から巨大な黒い物体が飛び出してきた。ブラックゲッターだった
「ワリぃな!!ゲッターは簡単に破壊できねえんだよ!!」
「なっ!!」
ブラックゲッターは拳の鋲をトゲに変化させた。
「うら!オラ!」
ドドリアにパンチを繰り出す。
「くっ……」
ドドリアは上空に退避した。
「逃がすかぁ!!」

「ドドリアさん!ザーボンさん!もうやめなさい!!」
突然フリーザの声がしたと思うと、宇宙船の上部ハッチが開いた。
「まさか……」
「フリーザ様!!」
すると小型の専用マシンに乗ったフリーザがバーダック達の前に姿を表した。
「やっと目玉のお出ましか…なあバーダック…んっ…」
バーダックは深刻そうな顔をしていた。
「バーダック、どうした!?」
「…………」
バーダックは焦っていた。今の状況はあの惑星ベジータを滅ぼした状況と酷似していた。そう…バーダックはフラッシュバックに襲われていた。
「バーダック…」

「竜馬さん、貴方と一緒にいるサイヤ人を渡してもらいませんか?」
「なっ…なんだと…」
フリーザの突然の要求に竜馬は驚く。
「このサイヤ人を渡してくれたなら私達はもう戦闘を止めて、ここから去ります。
しかし、嫌だと言うのなら私は貴方達もろとも、この星を消し去ります」
「何ぃ!!!」
それはかなり酷い要求だった。
バーダックを渡せば、確実にバーダックは殺されてしまう…逆に拒否すれば地球は終わりだ……。
891名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 16:03:40 ID:D68ua5e5
竜馬はバーダックを見た。
「バーダック……」
すると
「竜馬……奴の要求を飲むんじゃねぇ…奴は約束を守るような奴じゃない…そうやって奴の手にかかった星は数え切れねぇ…」
「……………」
竜馬は汗を流した。

「さあどちらにしますか!?私にとってはどちらもいいですけど、私は素直な方がいいですね…くっくっく…」

刻々と時間が流れ、辺りは静寂な空気が包み込む。

「さあどちらにするんですか!?答えを言ってもらいましょう!」
竜馬は口を開く
「分かった…要求に従う……」
そうゆうとブラックゲッターはバーダックを潰れない程度で握る。
「竜馬……」
バーダックは竜馬を見つめる。
「バーダック…すまねぇ…」
「……」
竜馬はバーダックをフリーザの手前まで連れていった。
フリーザはニコッと笑う。
「そうそう、それでいいのです。貴方は賢いですね」
竜馬はバーダックを差し出した。
「フリーザ……」
バーダックはフリーザを睨み付けている
「よく生きていましたね…あの時は確実に死んだと思っていたのに…」
フリーザは笑っていた。

しかし突然
「バーダック!!宇宙船の後部に回り込め!!」
竜馬は叫んだ!
「なっ!!!」
バーダックは直ぐさまフリーザの宇宙船の後部に移動した。
「ふん、フリーザ!オレ達がそんな要求に乗ると思ったか!!」
「さっきまでの時間はずっと作戦を考えてたんだよ!!」
バーダックと竜馬は攻撃態勢に入った。

「くっ……おのれぇ………この私…オレ様をコケにしやがって…」
フリーザの怒りは爆発した。
「一匹たりとも残さんぞ!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!」
フリーザはついに本性を顕した。それは今までの冷静さを忘れたような恐ろしい顔だった。
「ふん!この俺が殺されるかよ!」
「今のオレ達は無敵だ!」
「貴様ら……どうやら私の強さを知らないようだな…!見せてやるぞ!!」
フリーザは自身のパワーを出した。
ゴゴゴゴ!!
パワーが溢れると同時に地球全体がパワーに反応して揺れ始めた。
「なっ…何だ!?地球が…揺れてる…?」
「これがフリーザの…最大パワー……」

「ふん、アリが象を倒せるとでも思ったか!?」
892名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 16:08:42 ID:D68ua5e5
「くっ……!」
「どうする竜馬?これじゃあ……」

「ハハハ!!私に逆らった事を後悔するがいい!!」
フリーザは信じられない程のスピードでブラックゲッターに突っ込んだ。
「うっ…………」
「竜馬ぁぁぁぁぁぁ!!」
竜馬は覚悟を決めた。

突然
「フッ……フリー…ザ様…」
「ん!?」
フリーザは動きを止めた。見るとザーボンの様子がおかしい。
「ザ…ザーボンさん…?」
「たっ……たすけ……つえ…えがああああ!!!」
ブシャアアア!!!
なんとザーボンから異形の化け物が突き出てきた。インベーダーであった。
「キシャアアアアア!!」
「ザーボンさん!!!!これは一体!!?」
「ザーボン!どうした!!」
フリーザ軍は大混乱に陥った。なんとザーボンはインベーダーに寄生されていたのだった。

「何ぃ!!インベーダーだとぉ!!!?」
「あっ…あれがインベーダー……」
竜馬達も驚いた。バーダックは見たことのない化け物に畏怖していた。

「キシャアアアアア!!」
インベーダーは分裂し、フリーザ兵達に襲い掛かる!!
「ギャアア!!」
「ぐわあ!!」

「クソぉ!!怪物め!!オレがぶっ殺してやる!!」
ズギャアアア!!
ドドリアはエネルギー波を放ち、インベーダーに直撃した。
「へっ!!オレ様に勝とうなんざ…ん?」
「ガアアアアアア!!」
インベーダーはエネルギー波により体は崩れたが、また自己再生した。
「な…なんだと……?」

フリーザは突然の出来事に茫然だった。謎のインベーダーに驚愕していた。
「竜馬さん!!あの化け物は一体!?」
竜馬は焦っていた。
「あれはインベーダーだ!!こいつらは生物はおろか、機械にまで寄生して成長する化け物だ!!」
「インベーダーだと……?」
「奴らは物理攻撃じゃあきかねえ!!生半可な攻撃では自己再生しちまう!!」
「な…なんだと!?」

「あがああ!!」
「ぐぎゃあああ!!」
インベーダーに襲われたフリーザ兵の様子がおかしくなる。
バシャアア!!
フリーザ兵達の体からインベーダーが飛び出す。

「私……の部下達……が……」
893名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 16:10:55 ID:K54Fip5u
お願いだからドラゴンボール氏はコテハン付けてくれ
894名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 16:12:44 ID:D68ua5e5
バーダックは叫んだ
「竜馬!!!オレ達もあぶねえ!!一旦退くぞ!!」
竜馬もうなづく。竜馬はフリーザに話しかけた
「フリーザ!!一旦休戦だ!!このままじゃラチがあかねえ!!」
しかし
「んん………ふざけるな!!誰に向かって命令している。私は…宇宙一の帝王フリーザだぞ!!」
「そんなこと言ってる場合か!!しまいにはお前まで寄生されかねんぞ!!」
「うるさい!!こんな奴らまとめて星ごと消してやる!!」
フリーザは人差し指を上空に向けた。
バシュン!!
人差し指の上に巨大なエネルギー球が発生した。そう…惑星ベジータを葬った時のエネルギー球だった。
竜馬は焦った。
「フリーザ!!やめろぉ!!!」
「フリーザ様!!おやめ下さい!!」
ドドリアも必死に訴える。
しかし
「あっ…宇宙船が!!!」
なんとフリーザの宇宙船がインベーダーに乗っ取られ、変化を始めた。
形がだんだん異質になっていく。
フリーザはそれを見た途端、エネルギー球は消えた。
「私の…宇宙船が……うわあああ!!」
フリーザは汗だくで青ざめた顔をしていた。

「フリーザ!!もう戦闘は無理だ!一旦退け!!」
竜馬は叫んだ。
「フリーザ!!貴様まで寄生されたくないだろ!!こんな化け物に!」
「フリーザ様!!退きましょう!!」
バーダックやドドリアも訴える。

「くっ……………分かった…しかしな!いつかは貴様らごと星を消してやるからな!覚悟しておけ!!」
そうゆうとフリーザとドドリア、そして残ったフリーザ兵は去っていった。
「くっ……こんなことになるなんてな……」
「竜馬!退くぞ!今度はオレ達まで…」
竜馬達は超スピードでその場から退避した。

無数のインベーダーがハワイ沖上空にうごめいていた。

第5話 完
895SOLID STATE GETTER〜受け継がれる魂〜:2009/03/08(日) 16:16:44 ID:D68ua5e5
5話終わりです

なんかとんでもない展開になってきました。ザーボンはインベーダーになって救いようがない…

ちなみフリーザ、ドドリアはこのあと重要なキャラになっていくと思います。

第6話お楽しみに
896名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 17:15:45 ID:0WA30dc2
ダーク乙砲発射!
897名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/08(日) 20:38:41 ID:1nFS+qGm
共闘する場面であくまで戦うのがフリーザ
まあ、同じオールトの雲から生まれた人間とインベーダーでさえ協力できなかったんだから
違う銀河からやってきたフリーザ達が協力しようとするはずもないか
898名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 19:28:23 ID:65mPqNPE
getter or die
899名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 19:58:50 ID:Qm/uFn6K
フリーザ様の魅力はやっぱりその悪党っぷりですよ。




後々めっちゃヘタレるけどな!!
続き投下します。

(なかなかうまく決まったじゃな〜い)
(フ……決まったぜ……)
(決まった……)
(決まったぜ……)
(やはり、SPFポーズは5人揃ってやるのが一番だ……)

ギニュー特戦隊がそれぞれ好きなポーズを取りながらそんなことを考えていた時、
研究所では混乱の嵐が吹き荒れていた。

「調査隊はどうなった!?」「隕石が落ちた衝撃で気絶している模様です!」
「調査隊のビデオカメラにアクセスします!」「中継ヘリを飛ばせ!」
「衝撃で近郊の街にも被害が出ています!」「調査隊に応援を向かわせろ!」
「爆心地に救助隊を出します!」「映像はまだか!?」
「アクセス完了!映像をモニターに出します!」

調査隊の撮った映像がモニターに映し出された。

5つの異形な影。間抜けたポージング。爆発。砂嵐。

「あれは……いったい……!?」

隼人は思わず言葉を漏らした。
ゲッター乗りとして長い間戦ってきた彼でも、こんなことは初めてだった。