あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part188

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1名無しさん@お腹いっぱい。
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。

(前スレ)
あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part187
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1227216589/l50

まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/


     _             ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ!
    l lf小从} l /    ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'     ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   ヽ_/ィヘ_)〜′    ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
             ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!


     _       ・議論や、荒らしへの反応は、避難所でやるの。約束よ?
     〃  ^ヽ      ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は
    J{  ハ从{_,     本スレへの投下で問題ないわ。
    ノルノー゚ノjし     ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず、
   /く{ {丈} }つ      本スレではなく避難所への投下をお願いね?
   l く/_jlム! |     ・クロス元がTYPE-MOON作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
   レ-ヘじフ〜l      ・作品を初投下する時は元ネタの記載も忘れずにね。wikiに登録されづらいわ。
              ・作者も読者も閲覧には専用ブラウザの使用を推奨するわ。負荷軽減に協力してね。


.   ,ィ =个=、      ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
   〈_/´ ̄ `ヽ      ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。これ以上は投下出来ません。
    { {_jイ」/j」j〉     ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
    ヽl| ゚ヮ゚ノj|      ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
   ⊂j{不}lつ      ・次スレは>>950か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
   く7 {_}ハ>      ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
    ‘ーrtァー’     ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
               姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
              ・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
              SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
              レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。
2名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:27:45 ID:R2u2giFT
テンプレ終わり
3名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:28:04 ID:I5EirpkM
スレ立て乙!
空気入れ替えしよーぜ!
4名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:28:48 ID:tDplJ0T2
>>1
スレ立て乙
5名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:30:40 ID:4WrDltJC
乙っす!
最近好きなSS作品達の新作が続々と投下されてて嬉し過ぎるw
6名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:31:03 ID:81Prvsqn
普通なら>>1乙くらいは言うんだが、あんたには言いたくないな。
7名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:32:26 ID:iPGql1d5
じゃあ2乙
8名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:32:31 ID:4Sx8TJCW
>>1乙!
テンプレは>>1のみ!

話は変わりますが、他の人が投下し辛いですし荒れる時間が増えるだけなので、
二時間と言わずにすぐさま最後の話を投下して頂けないでしょうか?
9名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:34:33 ID:QXSsLmLE
>>8
では、20:45より投下します
10名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:34:36 ID:VR90BtOA
シュラトをだな…
11名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:36:23 ID:1KQTj2wA
様子見てたのがアホらしくなった
12名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:37:00 ID:OhuNsaj+
>>9
もう三度目なんだけどさ、あなたの作品の削除申請が運営議論スレで出てる
今の所反対意見皆無、全員削除賛成なんだ
何か反論があるならしてきたら良いと思うんだけど?
13名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:38:26 ID:4Sx8TJCW
>>9
ありがとうございます。
14名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:39:24 ID:AhHK/UtX
>>12
反論がないということなんじゃね?
15名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:39:27 ID:76Dx3woa
>>9
読んでませんがSSこそ一部で好評らしいですが貴方は人間のクズです

自分が侵した過ちを一度でいいから振り返って下さい
16名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:39:42 ID:4WrDltJC
>>9
ウェルカム!!

>>12
その削除申請自体が道理の通らない一方的なものなので、
管理人氏も相手にしないのでは?
そうホイホイと外野の横槍が通っていたらwiki自体の危機だと思う・・・orz
17名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:39:55 ID:o83+/v/t
>>9
譲歩したってこたぁ荒れるってことは百も承知ってことだよな。
何で避難所にいかないんだろう。
管理人にIP割れると後ろめたいことでもあるのかと勘ぐりたくなるよ。
18名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:40:58 ID:QyqdkEyd
なんだか空気悪いなあ
19名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:43:07 ID:BBTQrQDf
そら提督自身が悪くなるように動いてるんだから、良くなるわけなかろう
20名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:44:16 ID:VkdthAfa
荒らすために投下してるんだから荒れるのは当たり前
21名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:44:18 ID:dTB1PmUg
まぁ勘繰り過ぎるな

取り敢えず支援
22名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:45:24 ID:0x8r/r14
うむ、作品の内容そのものにとやかくは言わん
スレは立ててしまった以上使うべきだ
投下する場合の態度に配慮が足りんが、まぁいいとして……
この一連の騒動はSSを書く時のネタにはなるな……
23ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 20:45:27 ID:QXSsLmLE
では、そろそろ投下を開始します
24ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 20:46:01 ID:QXSsLmLE
 隔壁やエレベーターで生じた悲劇は爆弾処理成功のアナウンスと共に収まった。容赦な
く閉鎖された巨大隔壁に押し潰されたり、車列の火災に巻き込まれたり、群衆の中で踏み
つぶされたりした人々の命は帰らない。それでも核爆発に比べれば許容すべき被害、と言
うしかなかった。
 残り二つの爆弾は港湾施設で30分後、居住区で60分後に設定されていた。他の火薬
で作られたダミーの爆弾も全て発見された。別チームの処理班が向かっていたが、移動さ
せれる物だったため解除せず運び出し、要塞から真空の宇宙空間へ放り出して砲撃の的に
した。
 捉えられた地球教徒達は一切の自由を奪われて投獄された。舌を噛んで自殺しないよう
口も動かせない状態で拘束された。そのまま取り調べと起訴と裁判と銃殺刑を待たされて
いる。ちなみに彼等が敬愛し崇拝する総大主教は、既に死んでいた。この事件以前に帝国
軍の襲撃で死亡しており、やむをえずド・ヴィリエは別人を変装させて総大主教を演じさ
せていた。
 核爆発は回避したが、避難の際に多数の死傷者が出た。怪我人達はラルカスの治療を希
望したが、叶えられなかった。何故なら爆弾処理後、彼は三日間も気絶していたから。港
湾での艦船自爆に巻き込まれた人々への治療、病院からの脱出、爆弾処理。獅子奮迅の活
躍をした彼は限界を超えていた。ミノタウロスの肉体が耐えれても人間の脳が過負荷に耐
えきれなかった。
 事後処理にはキャゼルヌが活躍し、壊滅的に混乱していたイゼルローンの機能は速やか
に回復した。その手腕は皇帝を呻らせるに十分で、是非フェザーンで国政を担って欲しい
と請わせるほどだ。だが、彼を失うとイゼルローンと『ゲート』が機能不全に陥るという
ワーレンの進言と、本人が帝国へのこれ以上の肩入れを拒んだ事もあり、栄転は見送りと
なった。
 そのイゼルローンは警備のレベルを常時、戦時体制並みに引き上げる事が命じられた。
もちろんフェザーンのリヒター財務尚書は渋い顔をしたが、今回の事態を前に反対は出来
なかった。

 病院横の爆弾処理終了後、数機の小型機に分乗した爆弾処理班と共に、ヤンとデルフリ
ンガーは無事に司令室へ帰還した。ラインハルト・ワーレン・キャゼルヌ、ブリュンヒル
トから戻ってきたルイズとティファニアとフレデリカにユリアン、そしてアッテンボロー
など沢山の人達。全ての人が伝説の人と剣の奮闘を讃えた。帝国軍人達も駆け寄り拍手す
る。
 ただ、カメラを構えたアッテンボローだけは極めつけに渋い顔をしているのに、ヤンは
気付いた。
「おいおい、どうしたんだい?そんな顔をして」
 憮然としたままの士官学校における後輩は、ヤンにカメラを向けたまま、忌々しそうに
答えた。
「あの式典で、爆弾が爆発した後、すぐに先輩の所に行こうとしたんですよ…そしたら警
備の連中に止められて、そのまま会場の外に放り出されて、船に押し込まれて要塞から脱
出させられて…。
 くっそー!こんな大騒ぎに乗り遅れるなんて!事件現場を押さえずして、何がジャーナ
リストだーっ!」
 悔しがる後輩の姿にヤンは苦笑いしてしまう。
「まぁまぁ、インタビューとかは後で受けてあげるから」
「いや!そんなんじゃ我慢出来ません。ネタは新鮮さが命なんです。だから、ここで全部
話して下さい!」
 とたんにユリアンやルイズ等、周囲の人から「そーだそーだ」といった声が湧き出す。
ラインハルトは何も言わないが、その目は明らかに期待で輝いていた。そんな観衆の要望
に、ヤンはやっぱり頭をかいて困ってしまう。
「えーっと、そう言われてもなぁ…どこからどう話したものかなあ」
 頭をかいて困るばかりで、ヤンは恥ずかしがって一向に話そうとしない。周囲の人々は
だんだんヤキモキし始める。特に一名がイライラし出していた。
 その人は突然人の輪から飛び出す。
「ああもう!じれったいわねえ!!」

 ルイズがヤンに飛びついた。
 そして、彼の唇を奪っていた。
25名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:46:27 ID:jyhVXJiJ
移動するだけで丸くおさまるならさっさと謝って移動しちゃえばいいのに
26名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:46:29 ID:uBjN7EX9
テンプレ違反してないのに一部住人の独断で削除って正気かね
勝手に削除すればアク禁にされるぞ
27名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:46:40 ID:Jd5xpbyR
>>16
道理は十分通ってますよ。
スレを荒らすような人の作品は、削除されても仕方ないでしょう?
28名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:47:08 ID:4WrDltJC
キタキタ!!支援しまっせ|

>>20
なんでそうなるんかいの?キミのそのレスの方がよっぽど荒らしだわ・・・。
29ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 20:48:34 ID:QXSsLmLE
 司令部の時が止まる。
 歓声が消え、沈黙が支配する。
 ヤンが硬直する。
 ルイズの細い腕が首に巻き付き、目は仰天して見開かれ、目前のルイズを凝視する。


 ルイズが衆人環視の中でヤンに口づけをしていた。


 ルイズの腕がほどけ、つま先が床に付く。
 真っ赤に染まった顔、潤んだ瞳がヤンを見上げる。
「・・・へぇ〜・・・他にも色々考えてたんだ」
 薔薇の蕾のような口から、甘い囁きのように言葉が紡がれる。その内容は艶やかではな
かったが。
「テファの『世界扉』で爆弾を宇宙空間に放り出すのは、詠唱が長すぎるのでパスしたの
ね。指揮者はラインハルト陛下がいるから自分が前線に立っても問題なし、か。ふーん、
あたしの『エクスプロージョン』で爆弾を塵に変えるのは、核物質への影響が不明なので
リスクが高い、と。
 でも、私やテファが女の子だから危険な前線には立たせられないなんて、考える必要は
無いわよ。このルイズ様には要らぬ気遣いだわ!
 それにしても、ガンダールヴの力に頼るのも相当の賭だって分かってたんだぁ。意外と
無茶するのねー」
 ルイズの口から語られるスラスラと語られる爆弾処理の対案。横で聞いていたワーレン
が、ようやく口を開いた。
「あ、あの、フロイライン(お嬢さん)。それは、もしや、ヤン提督が考えてた…まさか、
ヤン提督の思考を!?」
 尋ねられたルイズはワーレンへ向かって悪戯っぽく微笑む。
「虚無の使い魔と主人の絆は、とっても強いんですの。キスをすると記憶が流れ込んでく
るくらい、ね。
 私が銀河帝国に来て僅か一年で、翻訳機無しに帝国語も同盟語も自由に話せるのが何故
か、不思議に思いませんでした?」
 ワーレンが言葉に詰まる。
 室内にどよめきが走る。
 ラインハルトはヤンに改めて向き直った。
「どうやら、卿の知略は見事に後継者へ継がれるようだ。予も油断してはいられぬな」
 皇帝の感嘆の言葉は、硬直していたヤンをようやく我に返らせた。

 彼は、ちょっと恥ずかしげに体をくねらせるルイズを見下ろす。
 そして、妻を見る。相変わらず満面の笑顔なのに、何故か怖いフレデリカ。
 ギクシャクとした動きで部屋を去ろうとした彼の腕を、愛妻が握りしめた。
「あなた、ダメですよ。私にも詳しく話して下さいな…色々と」
 彼は爆弾処理の時を上回る汗を、文字通り滝のように流していた。

 こうして、『ゲート』もイゼルローンもハルケギニアもサハラ、無事に明日を迎える事が
出来た。ヤンを除いて。



30名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:49:55 ID:I5EirpkM
支援
正直、避難所に投稿しなかったから荒らすと言う行為はどうにも納得できないんだが・・・
31名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:49:55 ID:4Sx8TJCW
支援
32名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:50:00 ID:tDplJ0T2
支援!
33名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:50:16 ID:HQm+T9B8
ヤン…生きろ
支援
34名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:50:24 ID:4WrDltJC
し〜え〜ん〜
35ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 20:50:54 ID:QXSsLmLE
 ところで、このイゼルローン要塞司令室の光景は遠くフェザーンにある帝国軍大本営に
も中継されている。なので、テーブルを囲んだ帝国の各尚書達と部下達は一様に胸をなで
下ろし、事件を解決した英傑達に拍手を送り、帝国の仇敵が見せる家庭内騒動にほくそえ
んでいた。
 そして誰の目に止まることなく一人の男がその部屋を後にした。義眼を妖しく光らせる
彼の後を一人の人物が追う。
「軍務尚書」
 その人物は冷徹なる義眼を呼ぶ。オーベルシュタインは歩みを遅めたりはせず、その人
物もそれが当然のものとして言葉を続ける。
「今回の件に関し、ユリアン・ミンツ氏より軍務省へ進言があったそうです」
「それは養父の言葉か?」
「いえ、彼自身の考えだそうです。ただ、ヤン・ウェンリーが彼にイゼルローンを離れ、
この一件を第三者的視点から観察するよう命じたとのこと。その分析結果を伝えたい、だ
そうです」
 歩きながらもオーベルシュタインは部下を一瞥する。その視線には冷ややか、というに
は冷たすぎるものが感じられた。
「フェルナー、彼の者は既にイゼルローン要塞司令官ではなく、同盟の軍人でもない。占
領地域に住む一私人に過ぎぬ一般人からの言葉を軽々しく伝えるのか?」
 フェルナー軍務省調査局長は、針が縫い込まれたかのような視線にも萎縮することがな
いために現在の地位に着けたような人物。そしてこのときも萎縮することなく、飄々と話
を続けた。
「形式的には軍務尚書の言われるとおりです。
 ですが、彼はまがりなりにもヤン・ウェンリー不在のイゼルローンをまとめ上げた人物
です。また、あの詐欺師の指示となれば、看過しうるものではないでしょう。あの男の策
が混じっているにしても、その策を見破る一端にはなるでしょう。
 彼の進言は小官が先に一通り目を通しましたが、小官としても見るべき点はあるものと
思いました。ゆえにデータを集めて検証させた結果、これは真実の一端に触れるものでは
ないかと考えます」
 オーベルシュタインは何も答えず、ただ廊下を歩き続けた。フェルナーはこれを肯定の
意と判断し、報告を続けた。
 ただ簡潔に、だが謎かけのような言葉を彼は告げた。

「黒狐と教皇の影」

 軍務省書は歩みを止める。そしてフェルナーへ向き直った。
「詳しく報告せよ」
 調査局長は一礼して情報端末のモニターを開いた。そこにはユリアンからの進言に合わ
せて二つのデータが表示されている。一つはメックリンガーからの報告書。そしてもう一
つは第二地球を周回する観測衛星からの観測結果。
 彼はユリアンの報告を語り始めた。


 地球教徒は何故にあれだけの兵器を集められたのか。
 人知れず酸素タンクに偽装しイゼルローンへ送れたのは何故か。
 ロイエンタールの地球教徒狩りを逃れ続ける事が出来たのはどうしてか。
 今回の件が成功すると一番得をするのは誰か。

 つまり、地球教徒には支援者がいる。有力な支援者が。
 だがその支援者にしても、魔法世界を地球教徒に占領されては不都合なはず。
 どうやって門を越えたやつらを始末するつもりだったのか…。

36名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:51:08 ID:4Sx8TJCW
支援
37名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:51:09 ID:krBCZGs9
提督の人支援

後、読み手専門の人間から言わしてもらうと投稿された作品を
独善で排除しようってのは稚拙過ぎるかと…
38名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:52:17 ID:4WrDltJC
オッス、支援ごちそうさまっす!
39名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:52:43 ID:4Sx8TJCW
支援

削除に関しては、肯定派も否定派も避難所の運営議論スレでお願いします。
40名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:53:05 ID:76Dx3woa
別に使ってもいいけどさ、いっそここを銀英とゼロ魔クロススレにしたら?
隔離すれば提督がどんなに暴れても本スレは痛くも痒くも無いし。

本スレが盛況なのは提督のおかげ(笑)なんだろ?
41名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:53:23 ID:rz11mWmM
なら運営スレで擁護でもしてくればいいんじゃ?
42ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 20:53:27 ID:QXSsLmLE
「ミンツ氏が考えたのはこの点です。そこから調べた結果、推理を裏付けうる要素が確か
に存在しました」
 観測衛星からのデータは、ロマリアにおいて時空の歪みを幾度か検出した、と示してい
た。召喚門と同一の歪みを。
 メックリンガーからの報告書には、銀河帝国を訪れていない唯一の虚無の使い手、ロマ
リアの教皇である聖エイジス三十二世に対する召喚門使用に対する質問状について、いま
だ返答が来ていない事が記されていた。また、教皇はマザリーニとも距離を置き始めてい
る、と。
「返答が無いからと回答を強要するのは非干渉の方針に反する、とのことで質問状以上の
ことはなされていません」

 オーベルシュタインは一通り目を通すとフェルナーを刺すような視線で射抜く。
「召喚門を開いたなら、もう一方が検出されるはずだ」
「アルビオンのみならず、第二地球上で確認されるワームホールは一つのみ。そして、銀
河帝国領内の観測機器に召喚門は検出されていません。同盟領内については、先の戦乱の
折に観測網が破壊されたまま、大部分が再建されておりません。無論、航路や居住惑星を
離れた宙域に観測機はありません」
 軍務省書はしばし目を閉じ、思索にふける。フェルナーは彼に仕えてから今まで冷徹な
る思考を理解すべく努力し、ある程度の成果は実らせているものと自負している。そして
今回の思考については、ある程度の予測はついていた。
 上司が再び目を開いた時に下された命令についても予め予想していた通りだった。
「トリューニヒトを泳がせろ。第二次調査隊メンバーにも追加する。ロイエンタールには
気付かれるな。次第によってはメックリンガーを更迭する。陛下へは私から説明をしてお
こう」
「承知しました。隊員候補はこちらにリストアップしてあります」
 フェルナーは新たなデータを手早く表示させた。




 本来は出会う事の無かった二つの世界、銀河帝国から虚数空間を隔てた次元の彼方。ハ
ルケギニアはロマリア大聖堂、またの名を宗教庁。
 その謁見室にはアルビオンのウェールズ王と王妃アンリエッタ、王妃がトリステイン王
女だった時から付き従っているワルドがいる。そして彼等の前にはロマリアの教皇である
聖エイジス三十二世こと虚無の担い手ヴィットーリオ・セレヴァレがいる。腹心にして虚
無の使い魔ジュリオも控えている。
 教皇は上座に立って杖を掲げている。その杖の先には別次元へ通じる『世界扉』が、異
世界を通る小さな鏡があった。そして教皇の隣ではアンリエッタも杖を掲げている。次元
の扉の向こうへ治癒魔法をかけていた。その他の者はテーブルに座って二人の様子を注視
している。
 いや、ジュリオは二人の様子だけでなく、自分の目の前にある白い物体にも意識を向け
ていた。それは、表面は樹脂のようなものに覆われた本の様な物体。ただしページはなく、
かわりに大量の四角いボタンのような物が規則的に並んだ面と、光る鏡のような面の二面
を持っている。外側は硬い装丁だけで、表面には文字が並んでいた。それはこのように書
かれていた。
  SOMY VAIIO type FF
 光る鏡には映像が映っていた。立体TVや時計や照明器具が並んだ部屋を。

 ジュリオはテーブルの上に置かれたノートパソコンを操作していた。
43名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:53:38 ID:OhuNsaj+
>>37
なら運営議論スレで反論してきて欲しい
議論スレにレスをしないならそれは発言しないのと道義
裁判所の外で幾ら喚こうと、裁判の結果に影響しないのと同じだ
44名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:54:21 ID:4Sx8TJCW
支援

削除に関しては、肯定派も否定派も避難所の運営議論スレでお願いします。
45名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:54:29 ID:NRMStDNw
とりあえず削除云々に関しては避難所の運営議論スレで言った方がいいと思うのです。
46名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:55:14 ID:0x8r/r14
全体の総意が形成されつつ支援
47名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:55:21 ID:WE9kTUwa
まさかここであの連中が出てくるかw
48名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:55:25 ID:AB2tXXP9
読み手専門の人間から言わせて貰います

荒れるのが必然なのを理解してなおそれ強行する姿勢は
立派なまでに荒らし行為ですね
排除しようとする動きが出るのもまあ、当然の帰結としか言えませんな
49ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 20:57:18 ID:QXSsLmLE
 アンリエッタは大きく息を吐いて杖を降ろし、ノートパソコンの画面を覗き込む。
「具合はどうでしょうか」
 画面に映る部屋には二人の人物が映っていた。一人はベッドに横になる褐色の男。もう
一人の女性は情報端末を操っていた。
 褐色の男は上半身を起こし、はげ上がった頭をさする。
  《上々だ。やはり医療は魔法に限るな》
「回復しているなら嬉しいですわ。ルビンスキーさん」
  《まったく、礼の品を贈りたいは山々だが、あいにく召喚門は一方通行だ。こちらか
  ら新型の情報端末でも送れればいいのだがな。そんな千年以上前の骨董品なんて使い
  にくいだろう?》
 キーボードを叩いていたジュリオは小さな動画の中で野心的な目を隠さぬ男へニッコリ
と微笑んだ。
「いえ、このパソコンは気に入っていますよ。大聖堂地下で大事に保管してましたし、固
定化の魔法で壊れてませんから。それに、そちらの最新型はかえって使いにくいと思いま
すよ。使い方が難しくて」
  《そうか。だが、『ガンダールヴの槍』として召喚された兵器類に付属してきた情報端
  末は、そう多くないだろう。いずれ別の通信手段を考えないとな》
「ええ、お願いします」
 そう言ってジュリオは画面の中のルビンスキーへ頭を下げた。

 アドリアン・ルビンスキー。
 第5代にして最後のフェザーン自治領主。「曲者」として知られ、「黒狐」と呼ばれる野
心家。フェザーンの影の支配者である地球教と共に帝国と同盟を翻弄し続けた策士。だが
フェザーンが帝国に占領されてからは地下に潜伏し、テロ活動に奔走していた。
 そして現在、彼は『召喚門』経由でアンリエッタの治癒魔法を受けていた。

 背後で画面越しに会話するルビンスキーへ向けて、『世界扉』を維持する杖を掲げたまま
の教皇が声をかけた。
「今回は残念でしたね。『召喚門を閉鎖してハルケギニアは銀河帝国の軛から離れる。あな
たは銀河帝国の魔法による宇宙支配強化を妨げる』…あと少しだったようですが。せっか
く地球教徒殲滅用に、地下墓地の兵器類を準備させていたのに、無駄になってしまいまし
た」
  《そうだな。俺が送った取扱説明書も無駄になったか。だが次があるさ。次回の治療
  も頼む》
「分かりました。こちらも科学や銀河帝国に関する情報提供、よろしくお願いします」
 教皇は杖を降ろす。同時に召喚門も消え、パソコンの通信回線も断たれた。



 ルビンスキーは情報端末を扱っていた女性の方へ向いた。
「ドミニク、首尾はどうだった?」
 尋ねられた女は淡々と画面の内容を読み上げた。
「成功したそうよ。
 イゼルローンから緊急送信された魔法研究データや軍事機密、やはりセキュリティレベ
ルが低かったわ。傍受に成功、暗号化も単純で解読に問題はない…だそうよ」
「そうか。あとはデータが無事に届くのを待つばかりだな」
 黒狐と呼ばれた男は上機嫌でベッドを降り、ドミニクが見つめるモニターを覗き込む。
そして口の端を釣り上げた。
「あんな狂人共でも最期は役に立ってくれたな。これだけ帝国が独占する魔法関連研究を
奪えれば、あとは同盟領の反帝国分子を煽るだけで、かなりの事が出来るぞ。
 くくく、またトリューニヒトが下らぬ保身を図っているようだが、ヤツも適当に使い捨
ててやる」
 真横で陰湿な笑みを浮かべる男の顔を横目で見ながら、女は口にする。
「そしてあんたは何を目指すの?」
 男は答えた。さも当然のように。

「宇宙を手に入れる」
50名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:57:30 ID:Qd/eQAZh
とりあえずみんな揃って避難所の運営議論スレ行こうよ。
ここで言い争えば言い争っただけ、他の作家さんが投稿しづらくなるだろうし。
51名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:58:10 ID:4WrDltJC
支援ですじゃ〜

>>前スレ799氏
なるほど・・・確かにそうかもしれないね。
自分も現在進行形で続いてる作品の中で応援させて頂いてるものが沢山あるし、
(提督さん以外にもベルセルク、波動、ウルトラ5番目、ぜろろの職人さん・・・ああ書ききれない!)
外野でなくそういったスレに深く関わる職人さん自身からの意見については
ROMの自分からは何も意見する事は出来ないっす・・・。
52名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:58:15 ID:4Sx8TJCW
支援

削除に関しては、肯定派も否定派も避難所の運営議論スレでお願いします。
作品に関しての感想以外は、擁護と批難の相乗効果でスレが荒れるので毒吐きでお願いします。
53名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 20:58:32 ID:HQm+T9B8
支援
とりあえず、支援以外の話題をなさっている方々も荒らしさんのお仲間でファイナルアンサー?
作品投下中は支援に集中しよう、ルイズとシエスタとの約束だよ!!
54ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 21:00:12 ID:QXSsLmLE
 とたんに女は呆れ、率直な感想を吐き捨てる。
「下らないわね。あの金髪の小僧のマネをしたいわけ?」
 馬鹿にされたルビンスキーだが、一向に気にした様子はなく言葉を続けた。
「俺はあの小僧を超える。覚えておけ、ドミニク。これからの宇宙は『虚無』を手にした
者が支配者となるのだ」
 改めてドミニクはルビンスキーの顔を見直す。そこには狂気も傲慢も何もなく、ただ冷
徹に策を練る続ける黒狐の姿があった。



 そして、褐色のテロリストの姿を見つめるのはドミニクだけではなかった。それはハル
ケギニアのアルビオンにいた。正確には、鏡に映るルビンスキーを眺める幾つもの双眸が
あった。
 それは『召喚門』ではなく、正真正銘本物の鏡に映る映像だった。それは教皇が掲げる
杖の先にある大鏡に映る映像。そこにはドミニクとルビンスキーが、加えて送信されてく
るモニター上のデータも映っている。
 教皇の右手薬指には透明な石がはまった指輪がある。それはアルビオン王家に伝わる始
祖の秘宝、風のルビー。テーブルにはノートパソコンの横には同じく始祖の秘宝、始祖の
オルゴールが置かれていた。
 ワルドはニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべている。鏡に映るルビンスキーに負けないほ
ど悪意に満ちた笑みを。
「ヤツらは我等を無知な野蛮人と侮っているでしょうな。イゼルローンもフェザーンも、
全て見透かされているとも知らず」
 ジュリオは鏡に映る、モニターに流れるデータを必死に目で追いながら呟く。
「とはいえ、やはり理解出来ない物が多いのは本当ですよ。まだ我等は情報を集め続けな
ければなりませんね」
 ウェールズは拳を握りしめて誓いを新たにする。
「承知しています。今は雌伏の時、身を隠して力と知恵を貯めましょう。ヤツら銀河帝国
に失墜させられた王家の威信を回復させ、増長した平民達と貴族達に真の統治を示さねば
なりません。
 そして、父よ。見ていて下さい。あなたを死に追いやり、私を傀儡に仕立て上げたジョ
ゼフ…この無念と屈辱。必ずや、あの狂人に報いを与えます!」
 そんな決意に身を震わせる若き王に、麗しき王妃は身を寄せる。
「ウェールズ様、決して無茶はなさらないで下さいまし。アンリエッタは、ただウェール
ズ様の傍にいられるだけで幸せなのです。あの強大な銀河帝国との争いで、再び貴方を失
いたくはないのです」
 そんなアンリエッタの言葉に、ようやく杖を降ろした教皇は若い王妃を優しくたしなめ
る。
「王妃の想いは分かります。ですが、現在ハルケギニアは未曾有の危機にあるのです。
 かの銀河帝国襲来以来、ゲルマニア=トリステイン連邦は勢力を増す一方です。ガリア
の新女王まで追随しています。
 タルブに新設された学校を中心とし、平民達が貴族や王家に堂々と叛旗を翻す有様。秩
序は乱れ、伝統は破壊され、人々はただ金と権力を追い求めるだけの野獣に成り果てた、
地獄の様相です」
55名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:00:20 ID:uBjN7EX9
>>39
肯定も否定もないよ。有り得ないから
テンプレに違反してない作品を勝手に削除すればアク禁にされるだけ
56名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:00:23 ID:0x8r/r14
女王陛下万歳だ
支援
57名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:01:03 ID:4Sx8TJCW
支援

削除に関しては、肯定派も否定派も避難所の運営議論スレでお願いします。
作品に関しての感想以外は、擁護と批難の相乗効果でスレが荒れるので毒吐きでお願いします。
58名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:02:23 ID:4WrDltJC
支援!


>584 :名無しさん:2008/11/23(日) 20:55:11 ID:k52q/Qlo
>>580-581
>本スレ>>38のごちそうさまって言葉で納得しました
>本人様だ

あの・・・全然違うんですけど・・・。
以前ラスボスの職人さん(この人の作品も大好き!)の支援の時に
ジエー博士のセリフのパロで書かせて頂いてた時の口調そのままに
書いてみただけなのに・・・orz
59ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 21:02:46 ID:QXSsLmLE
 教皇の言葉は、誇張はあっても嘘ではない。
 始祖の権威が失墜した今、王家の権威も同時に低下した。代わって新興勢力として大商
人や地方貴族がのし上がっている。連邦のゲルマニア都市国家群は、その代表のようなも
のだ。
 加えてタルブに隠されていたサヴァリッシュの書も一般公開され、今まで断っていた弟
子入りも受け入れだした。シエスタなどサヴァリッシュ家の人々は、押し寄せる学徒達の
ために、様々な知識を授けている。結果、タルブには貴族平民の垣根を払った新しい学校
が設立された。ブドウ畑が壊滅したタルブは、今や最先端の学問の町へと早変わりしつつ
ある。
 これらは即ち、旧来の価値観を破壊するという事。旧支配者に対し、統治の正当性を疑
い否定する行動に繋がる。少なくとも、メイジはメイジだから、貴族は貴族だから、とい
うだけで威張り散らす事も出来なくなりつつある。支配者の地位を失うメイジ達の不満と
恨みは深い。
 なにより、旧支配者と新興勢力の衝突は回避しがたい事は誰の目にも明白だった。たっ
た一年で貴族社会は根底から覆されかねない程の激変が生じたのだ。ゆえに過去を美化し
懐かしむ声は小さくない。
 おまけに、エルフ達は銀河帝国との交流を独占し、技術供与を受け、いずれは銀河帝国
の走狗としてハルケギニアを含めた全世界を支配するのでは…という不安、いや恐怖も広
がっている。

 そんな保守層をまとめ上げるのが教皇であり、アルビオン王位となったウェールズ。そ
して彼等に裏から協力するのがフェザーンの黒狐だった。無論、次元の壁を隔てた彼等は
互いを完全に信用してはいない。互いが互いを利用する関係である事は、暗黙の了解だっ
た。
 そんな暗い現実は胸にしまい、教皇は話を続ける。
「今は苦難の時であり、試練の刻なのです。
 ですが、結局は始祖の授けし『虚無』が絶対の力を持つ事に変わりはありません。その
事実は銀河帝国でも変わらないのです。ゆえに、我等が正当なる地位を回復する時も必ず
来るのです。
 今は耐えましょう。そして力を蓄えましょう。来るべき、真の信仰をもって大地を照ら
しだす、その時まで」
 そして彼等は手を組み、祈りを捧げる。彼等の神ブリミルへ心からの祈りを。
 だがそんな中、ワルドの頬が僅かに歪んだ笑みを浮かべている事に、目を閉じている他
の者は気付かなかった。
 彼の脳裏には、こんな言葉が浮かんでいた。

  さて、誰が勝ち残るかな?帝国か、連邦か、教会か、王家か…それとも、俺か



60名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:03:14 ID:HQm+T9B8
支援
駄目だ…このアンアンはもう駄目だ…
61名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:03:22 ID:4Sx8TJCW
>>58
毒吐きでお願いします。
わざわざコピペしてきて本スレで反論なんて完全に荒らし行為ですよ。
62名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:03:35 ID:9Kvr804s
支援
63ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 21:05:02 ID:QXSsLmLE
 二週間後、フェザーン。
 帝国首都の片隅、アッシニボイヤ渓谷の大きな岩に腰を据え、清流に釣り糸を垂れる男
がいる。
「・・・以上です」
 その後ろに立つ軍服の男は長い話を終えた。
 青空の下、川のせせらぎとそよ風が緑の葉を揺らす音が漂う。
 釣り人は何も語らない。報告者も黙って釣り人の竿の先を見つめている。報告者は釣り
人が静かな時の流れに身を任せたいのを知っていた。なので、黙って渓谷の岩場の中に立
ち続けていた。
 釣り人は竿を上げた。針にはエサが無い。
「ああ、とられたか」
「さっきから引いてましたよ」
「しょうがない。帰りに鳥でも捕って帰るとするか…」
 釣り人は残念そうにするでもなく、釣り具を片付けて立ち上がる。
 ようやく報告者へ向き直り、ポツポツと話し出した。
「娘は、頑張ってるんだな」
「ええ、イザベラさんはラルカス氏が気絶している間、寝る間も惜しんで負傷者の治療に
あたったそうです」
「そうか…」
 ジョゼフは再び口を閉ざす。そして天を見上げる。

 流れる雲は夕陽に照らされ、少しずつ茜色に染まり始めている。

 今度は報告者の方から口を開いた。
「あの…差し出がましい事なんですが、やっぱり会いに行かれてはどうでしょうか。きっ
と喜んで下さると思うのです」
 控えめな提案に、かつてハルケギニアを翻弄した男は力なく首を振った。
「今さら父親面なんて」
「ヤン提督の話では、イザベラさんは一番にジョセフさんがイゼルローンへ来ていないか
尋ねたそうです」
「あいつが生まれてこの方、同じ宮殿の中で生活していたのに、公式行事以外で会った事
はない。俺は、素で娘と話した事すらないんだ。
 もっとも、おかげで俺はあいつを殺さずにすんだのだがな。皮肉な話だ…」
 そういって、全てを捨てた男は釣り具を肩に担いで歩き出す。
 軍人は彼の背に向けて大きな声を張り上げた。
「あの!ジョゼフさん達ご夫婦への警備強化だけはご了承下さい!今後、『虚無』を狙う輩
が増えると思いますので!」
 ジョゼフは少し挙げた手をヒラヒラさせて、構わないという意思表示をした。

 次の瞬間、ジョゼフの姿は渓谷の静かな風景から消えた。まるで最初から存在しなかっ
たかのように。ただ、渓谷の上の林から鳥が騒ぐような声が聞こえる。

 報告者は目を丸くして呟いた。
「あれがジョゼフの魔法、『加速』か…。時間の流れを速めての瞬間移動、恐ろしいな。憲
兵隊の数個大隊だろうがローゼンリッターだろうが、あの男には触れる事もできないだろ
う。
 とはいえ、魔法も万能ではないんだ。『虚無』が銀河帝国の、いや、人類と宇宙の将来を
担う以上、厳重な警護が必要だ」
 もっとも報告者自身も分かっていた。それは警護という名の監視であり軟禁だと。そし
て『加速』や『召喚門』を使う虚無の担い手には軟禁など意味を為さないと。

64名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:05:12 ID:4WrDltJC
支援っす!

>>61
スマソ…でもそれだけはどうしても否定しておかないとと思って・・・。
自分のせいで外野の毒吐きの人達が喜んで飛びついてるように見えたんで・・・orz
65名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:05:58 ID:ipyQLdRo
>>64
もうID変わるまで黙ってたほうがいいよ。
すっげえ頭悪そうだから理由を理解してくれとは言わないけど
66名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:06:25 ID:3Xyt3C/C
荒らしは全員毒吐き行けよ

そのための隔離スレだろ


擁護も批判も提督の投下も毒吐きでやればいいんだよ

作者も荒らしだしな
67名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:07:07 ID:QANFhG/D
オマエモナー
68ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 21:07:45 ID:QXSsLmLE
 ジョゼフは『加速』で捕まえた数羽の鳥を肩に担いで、小さな山小屋の扉を開ける。そ
こにはコンロで晩ご飯を作る、エプロン姿のミョズニトニルンがいた。その背中には赤ん
坊を背負っている。
「帰ったよ」
「あら、お帰りなさい。今日は魚じゃなかったの?」
「エサだけ盗られてしまった。代わりに鳥を捕ってきたんだ」
「鳥もいいですね。晩ご飯はほとんど出来てますから、テーブルで待ってて下さいな」
 そういってキッチンを離れようとした彼女の背で、赤ん坊が突然泣き出した。
「あらあら、あなたもご飯の時間だったわね」
「鳥は俺がやっとくから、乳をあげてくれ」
「ええ、お願いするわ、あなた」
 夫は鳥をかついでキッチンへ向かう。
 妻は胸のホックを外し、生まれたばかりの我が子に母乳を与える。
 リビングではTVがつきっぱなしになっている。そこには、ハルケギニアからのレポー
トを伝えるニュースが流れていた。

 サハラのクレーター内に降下した小型艇をバックに、沢山の人とエルフと亜人が整列している。
 さんざんメンバーの変更と追加が加えられた末、やっと派遣された第二次調査隊が、第
一次調査隊隊長ビッテンフェルト上級大将から任務引き継ぎを受ける様子が映っていた。

「やっと到着したのね」
 幸せそうに青い髪の赤子へ授乳する母は、なんの気なしに呟く。
 引き継ぎ式が終わり、現地でレポーター役をしている第二次調査隊隊員アッテンボロー
が、小型艇から下りてきた人々の中からルイズとヤンとフレデリカをカメラ前に呼び寄せ
る。そして反対の人並みから、キュルケやタバサやクロムウェルやシエスタやカトレアに
押され、マチルダがカメラ前に現れた。緑の髪を風になびかせる彼女は、胸に黒髪の赤ん
坊を抱いている。
 フレデリカは、複雑な表情で大きな溜め息をついた後、ヤンの背を押す。ルイズもヤン
の足を軽く蹴る。

 ヤンは散々躊躇った末に、ようやくマチルダの前へ進み、黒髪の赤子を腕に抱く。
 この光景はアッテンボローのナレーションと共に全宇宙へ報道されていた。

「さすがヤンの子、賢そうね。でも、私達の子供にはかなわないわね」
「はは、それは親の欲目というものだろうよ」
 キッチンから戻ってきたジョゼフはテーブルにつく。
 かつては宮殿で使用人達に傅かれていた彼等、今は親子三人だけで慎ましやかな夕食を
食べていた。
「今日、ラッツェル大佐が来たんだ」
「あら、また帝国への協力要請ですか?」
「いや、警備強化だそうだ。イゼルローンの一件で、ますます俺たちを狙う連中が増える
との事だよ」
「そう…」

 かつてシェフィールドと呼ばれた女は物憂げな顔をする。ビッテンフェルトが小型機の
前でエレオノールとリュリュに分かれの詞とと再会の誓いを交換してる映像が映るTVを
消し、夫の目を正面から見据える。

「どう、しましょうか?」
「どう、と言われてもな…」
 ジョゼフも沈んだ顔を伏せる。構わず妻は話を続ける。
「銀河帝国からの協力要請…『世界扉』をイゼルローンとハルケギニアの間だけでなく、
このフェザーンやハイネセンやオーディン、さらには別銀河とも繋げるという構想です」
 夫は溜息混じりに答えた。
「分かってるよ。『世界扉』を使えば全宇宙を自在に移動出来る。情報と交通を完全に掌握
し、名実ともに宇宙を支配出来る。
 つまり、『虚無』の担い手は銀河帝国皇帝に匹敵する権力者に祭り上げられるんだ」
69名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:08:08 ID:4WrDltJC
>>65
スマソ・・・orz
以後は自重して支援レスだけに徹します・・・。
70名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:08:26 ID:4Sx8TJCW
支援

>>64
毒吐きでの書き込みにこちらで否定する必要はありません。
毒吐きでしか見れないのですから、毒吐きに書き込めば良いだけです。
71名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:08:27 ID:uRS2hIoy
支援。
ルールはよく分からんが、過剰な叩きも過剰な擁護も揃って不要。
72名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:09:08 ID:IEkEeSWo
牛乳が好きだ。
朝ごはんだよ
73ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 21:10:55 ID:QXSsLmLE
 虚無を手にした者が宇宙を支配する。
 それは一方通行な上に術者の精神力が頼みという不安定な『世界扉』を、ワープエンジ
ンで固定するなどで安定した通路に変える事で実現する。魔法は現段階では研究が始まっ
たばかりだが、各種構想は既に立案され検討が重ねられている。中でも重視されているの
が、『世界扉』による交通・情報ネットワーク網だ。もしこれが実現されれば、もはや宇宙
を二分するような大戦は起きえなくなる。全宇宙に等しく統治を行き渡らせる事が出来る
から。
 よって、虚無の担い手は宇宙統治の要となる。だからこそ、ジョゼフは協力を断り隠遁
を続けていた。

「俺はもう嫌だ。政治も権力もまっぴらだ」
 心からの言葉を吐き捨て、ジョゼフは夕食を口に運ぶ。
 妻も、愛する夫と子供と共に平穏な生活が出来る事を望んでいる。
 だが、二人とも分かってはいる事だ。政治や歴史は個人のささやかな幸せを容易く飲み
込むことを。人間の欲望は際限がない事を。この小さな家族の幸せは、細い紐の上に成り
立つ脆いものだということを。


 夕食後、ジョゼフは我が子を腕に抱いて外へ出た。
 満天の星空はガリアでもフェザーンでも変わらない。
 遙か遠く、森の向こうに幾つもの光が見える。ジョゼフ達を警護する兵士達の車のヘッ
ドライトだ。
「まったく、世の中というのは悪意と皮肉で出来ているかのようだ。散々他人を利用し蹂
躙してきた俺が、される側になって初めて理不尽さに気付くとは、な」
 父の呟きには気付かない風で、赤子は腕の中で眠っている。
 後ろから土を踏みしめる音が聞こえる。それが彼の妻の足音だという事は、振り返らな
くても音だけで分かる。
「なぁ…」
 天を見上げながらジョゼフは言う。妻は何も答えず、次の言葉を待つ。
「この子にも、イザベラにも…今さらなんだが、父親らしい所を見せなきゃならないか、
とも想えるんだ」
 女は男の隣に歩み寄る。
 そして、共に天を見上げる。
「私は、あなたと共にありますわ」
「…すまん、苦労をかけるな」
 妻は黙って男に寄り添った。
 二人の間で、目を覚ました赤ん坊が星へ向けて手を伸ばす。
「この子も星を掴みたいようですわね」
「そう、かもな」
 そして二人は寄り添いながら山小屋へと戻っていった。


 神話は終わった。だが伝説は、いまだ終わらず――


              特別編     魔法使い達   END
74名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:11:08 ID:2MGHmo35
支援
反対する人は書き込まなければ、もしかすると支援が滞って提督の人がさるさん規制くらうかもよー
75名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:12:08 ID:4WrDltJC
>>73
色々と騒々しい中、おつかれさまでした!
また後で3のはじめからまとめて読ませていただきますね。
76名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:12:25 ID:4Sx8TJCW
支援
77名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:13:01 ID:EmNUViPR
支援します

しかし、特別編とはいうものの、こりゃ相当長くなりそうだな。
つかヤンとラインハルトを同時に敵に回して誰が勝てると…
78名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:13:16 ID:4Sx8TJCW
>>73
乙でした。

支援

削除に関しては、肯定派も否定派も避難所の運営議論スレでお願いします。
作品に関しての感想以外は、擁護と批難の相乗効果でスレが荒れて他の作者さんに迷惑が掛かるので毒吐きでお願いします。
79名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:13:47 ID:o83+/v/t
>>75
騒々しいとかお前が言うなよ。本スレと毒吐きの区別も付かない癖に……
擁護する場合は綺麗なスレ汚しとでも言うつもりか?
80名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:13:47 ID:9Kvr804s
sien
81名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:14:32 ID:HQm+T9B8
投下、乙でした〜

…今、ふと思ってみた
荒らすように意見をいっていらっしゃる方々は、本当は提督の方がさるさん寄生を食らわないようにしている
そんなツンデレさんなのかもしれない、と
82名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:15:24 ID:u8uDputo
提督支援です。
 イゼルローン要塞のプラス1809レベルには森林公園がある。
 人工天体内の人工森林であるため、その生態系は人間の管理下に置かれている。このた
め蚊などの人間が害虫と呼んで忌み嫌う生物が存在しない。これを不自然な歪んだ環境と
いう者もいるし、「昼寝するには最高だ」と評した者もいる。具体的には、この要塞の元司
令官。
 その男が昼寝場所に決め込んだ場所には、別の人物の姿があった。亜麻色の髪を持つ若
者は、かつて彼の師父の昼寝場所だったベンチに腰を降ろし、空になったスナック菓子と
飲み物を脇に置いていた。そして彼を遠くからみつめる人影もあった。
 厳密に言うと、それが人影と呼べるかどうかは分からない。何故なら、その影はあまり
にも大きかったから。ジーンズの上下を着込み、スニーカーを履いている男性、と言えば
いいのだろうか。服装は平凡なものなのだが、サイズが人間の範疇になかった。それは身
長2.5mはあり、丸いボールをつなぎ合わせたような筋肉が体中に盛り上がり、圧倒的
な威圧感を周囲にまき散らしていたから。
 その人物はしばらくの間ウロウロと考え込みながら歩きまわった後、意を決してベンチ
へと歩き出した。そして若者の前に立った時、携帯端末を取り出し、襟にマイクを取り付
けた。
「あの、ユリアン・ミンツ司令官殿ですね?」
 その人物が、正確には携帯端末から呼びかける声が投げかけられた時、ユリアンは別段
驚かなかった。彼の事は事前に知っていたからだ。彼は頭部に巻き貝のようにねじれた角
を持ち、突き出た口からは涎が垂れ下がっていた。そんな異様な頭部を持った人物は、ユ
リアンは一人しか知らない。そして彼がイゼルローンで様々な治療を受けている最中だと
いう事も報道から知っていた。
「そうです。ですけど、もう司令官ではありませんよ。それに僕は軍を退いたのです。え
と、たしか、ラスカルさんでしたか?」
「…ラルカスです。どうしてみなさん私の名をラスカルと間違えるのでしょうね」
「すいません。でも、どうしてでしょう?」
 そういって若者は恥ずかしげに笑う。涎を垂らし続ける男も、鼻と口から荒く息を吐い
た。笑っているらしい。巨人というに相応しい牛頭の男は穏やかに元司令官と言葉を交わ
していた。
 巨人は一般的にミノタウロスと呼ばれる外見をしていた。



     特別編     魔法使い達



 その時、自動翻訳をしていた携帯端末からピリリリ…とアラームが鳴る。神話世界の幻
獣は科学の産物たる携帯端末を硬く太い指で操作し、モニターから幾つかのデータを表示
させた。
「失礼、薬の時間ですので」
「どうぞ。事情は承知してますので、気になさらずに」
 ラルカスと名乗るミノタウロスは別のポケットから小さなケースを取り出し、モニター
の表示に従って幾つかを大きな口の中に放り込んでいく。
 大きなゲップを吐き出しながら、ラルカスは再び語り出した。
「銀河帝国の人々は皆、医療はメイジに限る、と言います。ですが、そんな事はありませ
んよ。
 ミノタウロスの肉体に脳移植をした人間の私の理性を守ってくれているのは、間違いな
く科学で作られた薬です。あえて脳の機能を制限する事で脳の暴走を抑える抗精神病薬。
これが無ければ、とっくに私は身も心もミノタウロスになって、今も人を襲い、喰らい続
けていたでしょう」
 人を襲い、喰らう。その言葉を聞いた時、ユリアンの眉は僅かに歪んだ。その事にラス
カルも気付き、慌てて牛の頭と両手を左右に振る。
「ああっ!すいません、無神経な事を言ってしまって。もちろん私は自分の罪を必ず償う
つもりです。そのためにも私は自分の肉体と水魔法と知識を銀河帝国に提供しているので
す」
 謝罪された若者も慌てて頭を下げた
「いえ、こちらこそすいません。その辺の事情も承知しているのですから、僕の方が気を
使うべきでした」
83名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:17:13 ID:AhHK/UtX
投下、乙でした〜

…今、ふと思ってみた
支援している方々は本当は提督本人なのではないかと・・・
84名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:17:25 ID:u8uDputo
この面白さが分からない人のためにもう一度貼ります。これは善意です。
 そう、ユリアンは知っていた。ミノタウロスの彼は人間の脳を持つ事を。かつては優秀
な水のメイジだったが、不治の病に冒された肉体を捨て、ミノタウロスに脳移植した。そ
の後、ミノタウロスの肉体に脳を冒され、理性を失い人を襲う怪物へ成り下がりつつあっ
た。その後ガリアで掴まり、イゼルローンへ送られた。

 お互いが相手の謝罪を受け入れた後、ユリアンは再び静かに神話の獣へ言葉をかける。
「ところで、今は病院を出ても大丈夫なのですか?」
 その問に牛の頭が上下に揺れる。
「主治医から外出許可は得ています。また、ミノタウロスとしての本能が高まった場合の
ため、この薬…超高濃度リスパダールをもらってますよ。もともと強力な抗精神病薬です
が、私のために更に濃縮してくれたそうです」
 と言って巨大なジーンズのジャンパーのポケットから取り出したのは、その大きな手の
平の上では小さく見える緑色のボトル。さらに襟をめくり、首筋の皮膚に取り付けてある
小さな機械を示した。
「そして、これ。センサーも付いてるんです。これはミノタウロスの細胞が活性化した時
に、人間では使用されない鼻腔の器官である鋤鼻器官(じょびきかん:嗅覚でなくフェロ
モン様物質を受容する器官。高等霊長類では機能せず、鼻腔内に痕跡が残るのみ)も活性
化するのを利用してるそうです。
 ミノタウロス細胞活性化により私が理性を失いそうになれば、まず電撃で私を気絶させ
ます。同時に警報が病院と警察、そして軍に警報が送られます。私の皮膚は硬いし、魔力
は水のスクウェアですが、帝国軍なら殺すのに苦労はしないでしょう」
「そうですか…それは良かった、と言って良いのかどうか、僕には分かりませんが、とも
かく安心はしました」
 ミノタウロスは頷きながら薬をポケットに戻して服を整える。
「安心して良い事ですよ。何より、私自身が安心しているのです。これでもう自分が人を
襲う事はない、と。
 ガリアで捕縛された時、理性が残っているうちに死罪にして欲しい、と訴えました。で
もシャルロット女王様は私のような怪物にすら情けをかけてくれました。私を銀河帝国へ
送ってくれたのです。
 そしてこの世界の人々は、私を単なる実験動物として扱わず、私の治療のために本当に
頑張ってくれています。遺伝子治療によるミノタウロス細胞の不活化、薬物投与による脳
神経細胞保護と、ドーパミンやグルタミン酸やセロトニン等の神経伝達物質補給…と、す
いません。この辺は勉強中で、よく分からないのですが」
「いえ、この宇宙に来て一年もないのに、そこまで学んで理解出来ているなんて、驚きま
した」
 これはお世辞でも何でもなく、事実ユリアンは驚いていた。
 確かに脳移植すら行うほどの水メイジであるため、もともと医学に関してはそれなりの
知識をもっていただろう。だがハルケギニアは魔法世界。その出身者が医学限定とはいえ
専門用語を口にするのは驚きだ。第一、だらだらと涎を垂らした牛の幻獣が科学用語を並
べると、さすがに凄まじい違和感がある。

 通訳をしていた携帯端末が、今度はプルルル…と音を立てる。
「すいません、病院に戻る時間になってしまいました。せっかくミンツ殿とお話が出来た
のに、残念です」
「いえ、これからもお話し出来る機会は必ずありますよ」
「そう願います。かのヤン殿のご子息と出会えたなど、一生の自慢ですから。長々と大事
な時間を取らせてしまって申し訳ありませんでした」
 そういってミノタウロスは携帯端末を畳んで大きな胸ポケットにしまう。そして深く頭
を下げ、今度は自分の大きな口でたどたどしい帝国語を語った。
「サヨウナラ。マタアイマショウ」
 ジーンズ姿のミノタウロスは、その重量で小道に大きな足跡を残しながら公園の入り口
へ向かって歩いていった。

 彼が向かう先、人口森林を囲む壁の一角には、沢山の窓が並んだところがある。それは
イゼルローン中央病院。この一年で新設された巨大な総合病院兼生命科学研究所。公園に
面した区画を利用しているのは、患者のストレスを軽減する為に、病室の窓から見える風
景を開放感ある爽やかさに演出するため。森林公園ブロックの、雲の浮かぶ青空が投影さ
れる天井近くまで、病室の窓が5階分くらい積み重なっている。
85名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:18:17 ID:4WrDltJC
>>82
どったの・・・?
86名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:19:13 ID:u8uDputo
「さてと、僕もそろそろ行かなきゃな・・・」
 誰に言う出もなく、ユリアンは呟く。
 ベンチから立ち上がり、お尻を払いながら周囲を見渡す。そして空になった菓子袋に飲
み物の容器を突っ込み小さく丸めてベンチ横のゴミ箱に向けて投げる。その袋は空中でカ
ツンと音を立てて跳ね返り、ゴミ箱の中に落ちた。
 ユリアンはベンチや小道全体を覆っている透明な強化ガラスを二回ほどコツコツ叩いて
から歩き出す。それは最近設置されたガラスの小道。
 ここは森林公園。イゼルローン要塞内部の人工森林。当然、そこにいる生物は全て科学
の管理下にある。そして人間は管理外ゆえ、公園に立ち入れないようガラスの小道のみ歩
く事を許された。
 だから、ガラスの向こうに立つ木も、降り注ぐ陽光も科学で制御されている。木々の間
を飛び回る鳥――20世紀初頭に乱獲のため絶滅したはずのリョコウバトも。水辺の岩の
上でひなたぼっこする、やたら大きくて真っ赤で尻尾からチロチロと火を上げているトカ
ゲ――サラマンダーも。エアコンが起こすそよ風にぷかぷかと宙を漂う目玉のお化け――
バグベアーも。木の上で毛繕いをしている、イタチに似てはいるが大きくて青い潤んだ瞳
を持つ生き物――ハルケギニアでは偉大なる古代の幻獣と呼ばれたエコーも。
 小さくて大人しい個体ばかりを選んで、ではある。だがそれでも科学の範疇から外れて
いるはずの幻獣達が、直径60kmの人工天体イゼルローン要塞内部にある森林公園で、の
んびりと穏やかな時を過ごしていた。


 イゼルローン要塞。それは一年ほど前までは銀河帝国に抵抗する共和主義者達が死闘を
繰り広げた最前線。
 だが今は別の意味を持っていた。
 それは、魔法世界への窓口。科学と魔法を融合させる最先端の研究施設。第二地球から
連れてきた様々な生物が銀河帝国側の生物と生態系に与える影響を調査する実験機関。昨
年捕獲した召喚門を管理する『アインシュタイン・ローゼンの橋』監視観測司令所、通称
『ゲート』の運営拠点。第二地球調査研究機構本部。etc...
 そして今、イゼルローン要塞は銀河帝国ローエングラム王朝初代皇帝ラインハルト一世
と民主共和制の中心人物ヤン・ウェンリーによる戦争終結宣言より一周年を記念する式典
の会場として準備が進められていた。




「ちょっとユリアン!どこほっつき歩いてたのよ!」
 自室に戻ってきたユリアンは、玄関の扉を開けたとたんに甲高い女性の怒声で迎えられ
た。
「おーう、お帰り、元司令官殿。お前さんの被保護者は一緒じゃないのかい?」
 廊下の奥からは鉄灰色の髪とソバカスの男性がヒョコッと顔を出した。
「元司令官って言うのは止めて下さい、アッテンボロー元中将」
「はは、そう呼ばれると昔を思い出すな。もう一度、帝国相手に大暴れしてみるか」
 そんな焦臭い事を言う男が開いたままの携帯端末を手にして部屋から出てくる。その後
ろから青いTシャツにショートジーンズを着た女性がついてくる。
「バカ言ってないで、早くはいんなさいよ。もう、こいつのインタビューの相手はウンザ
リよ」
「これは申し訳ありません、レディ。これもジャーナリストの職責ゆえ、お許し下さい」
 なんて口では謝罪するアッテンボローだったが、態度は全然詫びれてない。軽口を後ろ
の女性に投げかけつつ、玄関へやってきた。その後ろからも女性が来る。長いピンクの髪
を揺らす小柄な女性だ。
 ユリアンは女性に軽く頭を下げた。
「すいません、ルイズさん。無理を言ってインタビューに応じてもらって」
「まったくだわ。こんなの、もうハッキリ言って飽きたわよ。ユリアンの頼みじゃなかっ
たら絶対聞かなかったんだからね!」
 そういってルイズは頬を膨らましてプイッとそっぽを向く。

 もっとも、ユリアンもアッテンボローもルイズが別に怒っていない事は知っている。こ
ういう言い方をする人だという事は、アッテンボローの先輩かつユリアンの養父から聞か
されていたから。
87名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:20:41 ID:u8uDputo
読めば面白さが分かるはずです。
 ルイズは翻訳機の合成音ではなく、自分の肉声で流暢な同盟公用語の話を続ける。
「それで、肝心のヤンは主ほったらかして、どこ行ってるの?」
 部屋に入って思い思いに椅子に座る三人。ソファーに腰掛けたルイズに聞かれたユリア
ンは少し首を傾げて考える。
「司令部ですね、フレデリカさんも一緒だったはずです。式典の予定とか予行演習とかの
ためにキャゼルヌさんに狩り出されるんだ…と、嫌そうな顔してました。まだ戻っていな
い所を見ると、長引いてるようですね。
 確か、アッテンボローさんも呼ばれていたはずですが?」
「俺は黒幕に徹するのだ」
 不良中年は胸を張ってサボる事を宣言した。
「それに、そんな儀式より大事な事がある。是非ともルイズお嬢様からハルケギニアにお
ける先輩の真実を聞き出さねばならないんだ。
 というか、先輩だったら、もっと醜態を晒したはずなんだ。あんな安物TVみたいに格
好良くない!ようやく念願のジャーナリストになったんだ。絶対、絶対に、低俗なマスコ
ミによる真実の隠蔽・事実の捏造に抵抗してやる!」
 そういって、敬愛する先輩にして歴史的偉人と化したヤン・ウェンリーの評判を落とす
べく決意を新たに拳を振り上げる。横で聞いてるルイズとユリアンは苦笑いしながら目を
合わせてしまう。
 ルイズは机のリモコンで立体TVをONにした。
「その捏造というのは、このドラマのことね」
 立体映像は中世ヨーロッパの城はバックに、目鼻立ちの整った役者達が仰々しい演技を
している。その中には収まりの悪い黒髪にベレー帽をのせた、とても美男子で引き締まっ
た肉体を持つ男性が軽やかにユニコーンを駆る姿があった。
「確かにひどい捏造ですね」
 ユリアンも同意する。そしてアッテンボローの先輩にして元上司に対する罵詈雑言は更
に続いた。先輩はこんな美男子じゃないだの、もっと体はたるんでるだの、格好付けた台
詞なんか絶対言えないだの…。さらにはルイズまで一緒になって、あいつ私の下着を洗お
うとしてボロボロにしてくれたんだから、とか、ヤンが来てから私まで寝坊の常習者にさ
れたんだから、とか。
 それを聞かされているユリアンは、一緒になって笑うべきか養父の名誉のため怒るべき
か、脳の左右で両意見が戦わされていた。

 彼等が話しているのは、数ヶ月前から始まったTVドラマシリーズ。題を「異邦人」と
いう三部作だ。第二地球に迷い込んだ人々の冒険物語を元にした、一応はフィクションと
いう扱いになっている。銀河帝国の人々へハルケギニア世界を伝えるための素材として、
舞台はリアルに徹している。ただし、アッテンボローが言うように、脚色やら演出やらが
酷い。
 第一部はオイゲン・サヴァリッシュのサクセスストーリー。ハルケギニアの片田舎タル
ブの村を舞台にした、苦難と挫折から這い上がり成功を手にした男の物語。これは元々が
ハッピーエンドで終わるため、さほどの脚色はない。平和な片田舎で起きる涙と笑いの人
情模様が中心だ。もちろん村を襲う悪いメイジが荷電粒子ライフルで狙撃されたり、悪徳
商人を科学知識と勇気で懲らしめるシーンはある。そんな事実はないが、入れないと盛り
上がらないので追加された。
 第二部はヨハネス・シュトラウスの冒険物語。本人は異世界を逃げ回り、放浪の果てに
絶望と共に死んだ。だがドラマでは、行く先々で悪と戦い弱きを助け平和を守り風のよう
に去っていく謎のヒーローにされてしまった。オスマンと出会う前に盗賊達を倒した話な
どは、ハルケギニアを裏から支配する邪教集団をたった一人で壊滅させ、その首領と一騎
打ちの末に相打ちになる…メチャクチャな誇張がされた。ラストは『オスマンに匿われて
表向き死んだ事にされた彼は、タルブから迎えに来たオイゲンに連れられて静かな余生を
過ごした。だがハルケギニアに悪のはびこる時、再び彼は銃を手に立ち上がるだろう』と
いうエピローグ付き。これを見たヤンは何も言わなかったが、これは開いた口が塞がらな
かったという類だろう。
 そして第三部は、当然ながらヤンの物語。ヤンはドラマの筋書きに口を出したりはしな
かったし、第二部を見た後はドラマ製作スタッフとの面会にも応じなかった。そして今、
放映中のドラマを見ようともしない。たまにCMでドラマの予告など流れようものなら即
座にチャンネルを変える。ドラマを見た元部下や友人達は、「本人が見たら製作会社に怒鳴
り込むんじゃなかろうか」と、内心期待していた。
 ちなみにルイズは第三部を欠かさず録画して、見るたびに腹を抱えて大爆笑。
88名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:21:57 ID:krBCZGs9
提督の人乙 面白かった。

…コピペやめれ重くなるから…
89名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:22:18 ID:u8uDputo
「・・・というわけで、俺は必ず先輩の真実の姿を報道してみせるのだ!だから、是非と
も協力をお願い致します、ルイズ様」
「うむ、まっかせなさーい」
 へりくだって頭を下げるアッテンボローの申し出に、ルイズは満足そうに快諾した。
 そんな二人にユリアンは目の前に差し迫った問題を思い出させる。
「まぁまぁ、そういう話はとりあえず置いておいてですね、もうすぐ皇帝もイゼルローン
に到着するんだから、ちゃんと服とか式典用のスピーチとか考えておきましょう。
 それと、ルイズさんは久しぶりの里帰りなんですから、荷物やお土産がまだまだ増える
でしょう?」
「そーなのよね。持ち込み禁止にならない物を選ぶのって大変だわ。メックリンガー高等
弁務官って、本当に融通の利かない人ね」
「あの人は第二地球の文化と文明と生態系を守るために全力を尽くしているんですよ。あ
の人がサハラに駐在していなければ、とっくに第二地球は僕たちの文化に汚染されていま
したよ」
「そうだよな、俺もその点は賛成だ。というか、あの人は本当に命を賭けて高等弁務官を
やってるよ。帝国軍人で、あそこまで皇帝に意見反論するヤツは中々いないぜ」
 ユリアンの言葉にアッテンボローは二つ返事で同意する。

 事実、メックリンガーは銀河帝国の使者として高等弁務官の肩書きで第二地球のサハラ
に降りたって以来、己の運命を第二地球の調査と保護に見定めたかのように職務に没頭し
ていた。科学の産物をほとんど身につけず、衣服はエルフと同じ物を着用している。移動
も馬や風竜を使っている。朝起きるのに目覚まし時計も使わない徹底ぶりに、『トイレはサ
ハラの砂漠で済ませ、砂を紙の代わりにしている』というジョークが広まった。そして後
日、本人の口から、それが真実だと語られた。
 そんな風に雑談をしながら、三人は式典の準備とお土産選びをしていくのだった。




 式典準備が進むイゼルローン要塞、流体金属に覆われた白銀の人工天体を戦艦の窓から
見つめる双眸が多数存在していた。白い流線型の戦艦、ブリュンヒルトの一室から、一組
の双眸がベッド上から眺めている。その隣にいる女性はイゼルローンではなく、窓の外を
眺める人物を見つめていた。
「・・・終わりました。体の具合はどうですか?」
 長い金髪を頭上でまとめ、長い耳を堂々と周囲に示しているエルフの女性は少し心配そ
うにベッドに寝る男性の横顔を見つめる。その言葉は、口から直接に語られるのはハルケ
ギニア語だが、襟元の機械からは帝国語が流れてくる。帝国語の方は翻訳機越しの合成音
声。しかし、意味を理解出来ないはずのハルケギニア語の方が鈴の音のように耳に心地よ
い。
 アイスブルーの瞳は焦点を人工天体からエルフの女性に移した。
「良好だ。いつも済まないな、テファ」
「いえ、私は大したことはしていません。全ては母から譲られた指輪の力です、ラインハ
ルト様」
 そういって頭を下げてくるラインハルトに、ティファニアはいつものように恐縮して頭
を下げる。同時にとっても大きな胸が揺れる。隣で控える従卒のエミールは顔を赤くしな
がら見て見ぬふりしようと努力している。努力してるが、チラチラと視線がティファニア
の胸に行ってしまう。
 そんな思春期の悩ましさには気付かぬ風を装って、室内にいるもう一人の人物はエルフ
の女性に尋ねる。
「それで、ティファニア様。その指輪ですが、あとどれくらい使えそうですか?」
「そうですねぇ…」
 銀の台座にはまる水の精霊の力を込めた指輪を眺めながら、あれこれと考える。
「陛下の発作が今の頻度と症状で起き続けるのであれば、3年くらいは保つと思います。
確実とは言えませんが」
 その予想に軍服姿の男性は右手を顎に当てて思考を巡らす。同時に腰に当てた左腕から
は、僅かに駆動音が聞こえてくる。
「それだけ時間を稼げるなら、陛下の治療法を確立するには十分でしょう。例え足りなく
なっても、ラルカス氏に頼むなり第二地球から新たな水系メイジを呼び寄せるなり出来ま
すし」
 その予想に皇帝も満足そうに頷く。
90名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:22:38 ID:uBjN7EX9
提督の人乙です、特別編面白かったです。
続編期待してますよ
91名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:23:47 ID:Iy7RPIWG
なんつーか、もうこれって提督作者じゃなくて荒らしがわざわざ提督の続編勝手に書いて投稿したんじゃねーの?
あと、今コピペしてるやつはファンじゃなくて提督嫌いの荒らしだな
92名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:23:56 ID:u8uDputo
「うむ、全く魔法の力とは素晴らしいな。どうだ、ワーレンも左腕を治してもらうといい
のではないか?」
 その言葉にワーレン上級大将は恐縮したように慌てて首を振る。
「とんでもありません!陛下の治療にティファニア様が提供して下さる貴重なマジックア
イテムを、私などのために使うなど、勿体ない限りです。
 それに、もう左腕は痛みませんし、この義手も気に入っています。何より、いかな水の
精霊の力を凝縮した魔法の指輪でも、まさか腕が生えてきたりはしないでしょう?ラルカ
ス氏でも無理だそうですが」
 ワーレンの予想にティファニアは、申し訳なさそうに口を開いた。
「はい…すいません。いくらなんでも無くした腕までは、ちょっと…」
「さすがに、そうであろうな。だが、今後の研究次第ではわからんぞ?」
 ラインハルトは知的好奇心に目を輝かせながら、今後予想される医学の発展について述
べた。
「魔法の発見により、僅か一年で医療は飛躍的に進歩した。イゼルローンにいるラルカス
の助力を得れば、単純な外傷によって死ぬ者は事実上ゼロだからな。即死しない限り、ほ
ぼ確実に助かるのだ。
 ゴールデンバウム王朝時代に封印されたり失伝した生命工学も復活させている。予はも
しかしたら、宇宙を統一した偉業より、科学と医療を飛躍的に発展させた皇帝として歴史
に名を残すやもしれん」
 遠くイゼルローンを眺めながら語る皇帝の未来像に、室内の人々も頷く。

 ラインハルトの言葉は真実だった。
 どんな傷でも跡も残さず治してしまう治癒魔法。それは既に医療の現場で活用されてい
た。具体的にはイゼルローンにて治療を受けている水のスクウェア、ミノタウロスの肉体
を持つラルカスだ。彼は確かに実験動物としての地位にある。だが同時に最大限の努力を
もって彼の人間の脳はミノタウロス細胞から守られていた。彼の水魔法を治療に活用する
ために。
 彼の魔力を持ってすれば、いかなる治療困難な傷も治る。皮膚まで完璧に再生させてし
まうので傷痕も残らない。おまけにミノタウロスの肉体を持っているため、信じがたいタ
フネスさで臨床の現場に臨める。
 また、彼は一人しかいないが、実際に彼が全ての患者を完全に治す必要はない。心臓・
脳・膵臓等の重要な器官や主要動脈のみ魔法で癒してもらえばいい。魔法に頼るまでもな
い残りの治療は通常の医学で対応すればいいのだ。それだけで大幅に手術の成功率も治療
効率も上がる。ラルカスの魔力も節約出来る。入院・治療期間が大幅に短縮される。財政
における医療福祉関連予算が浮く。
 ラルカスがイゼルローンに送られ、人間の理性を保てる目処が立っただけで医療の現場
は飛躍的に進歩した。


 そんな明るい未来像を思い浮かべる彼等の元に、通信が届いた。
 デスクのモニターに現れたのは主席秘書官だった人物。今はローエングラム王朝初代皇
后。名をヒルデガルド・フォン・ローエングラムという、体内に新たな命を宿らせ国母に
なる予定の女性だ。
 だが、モニターに映る表情には母になる喜びは無い。その美貌に相応しくない、浮かな
いものだった。国母となるべき伴侶の憂鬱な顔に、皇帝は僅かに眉をひそめる。
「どうしたのだ、カイザーリン(皇妃)よ。何かあったのか?」
 皇妃と呼ばれてから少し躊躇った後、ヒルデガルドは簡略に事実を伝えた。
「彼が…死にました」
 彼。名を伝えず、ただ彼と言った。そしてラインハルトには誰の事なのか、即座に理解
出来てしまった。青い瞳に驚愕と悲しみが満ちる。
「…死因は、何だ?」
「自殺です」
「今さら強いたのではあるまいな?」
「いえ。確かに自殺との報告です」
 その報告を聞いた時、ティファニアは思わず顔を背けてしまった。ワーレンも顔を曇ら
せてしまう。
「そう、か…だが、何故にオーベルシュタインでなく皇妃が自ら報告するのだ?このよう
な報告、お腹の子供にも良くないだろう」
「それは、私が陛下に伝えねばならない事だと思いましたから。そして、テファにも」
「そうか、そうだな…」
93名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:25:06 ID:HQm+T9B8
ん〜…擁護に見せかけた嵐の方がいらっしゃっているようですね

とにかく、自分も提督様の続編、期待しております
ひとまず、意見のある方は皆様、避難所で頭冷やしつつお話しませんか?
94名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:25:42 ID:0x8r/r14
支援はしたものの、乙と言ったものかどうしたものか
……まさかまだ続くんじゃなかろうな
95名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:25:51 ID:AhHK/UtX
>>93
非難に見せかけた支援は止してくれよ。本当に・・・。
96名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:25:51 ID:u8uDputo
 呟くように同意した皇帝は後ろを振り向く。そこには顔を伏せて口を手で覆い、瞳に魔
涙を浮かべるティファニアの姿があった。
「すまぬ、テファよ。貴女の努力を無にしてしまった。私の責任だ」
「いえ、陛下が謝る必要はありません。陛下は最善を尽くされました」
 そう言ってラインハルトを気遣うティファニアだったが、その口からは嗚咽が漏れる。


 ティファニアは銀河帝国に来て、公式行事や会見の合間を縫って行った仕事があった。
もちろんラインハルトの発作を抑えるというものはある。だが、ラインハルトが彼女に頼
んだのは、自分の治療ではない。自分を暗殺しようとした男を助けて欲しい、というもの
だ。その人物はヴェスターラントの生き残りで、ヴェスターラントの虐殺を故意に見逃し
たラインハルトを憎んでいた。
 旧帝国ゴールデンバウム朝の門閥貴族勢力は、旧帝国暦488年のリップシュタット戦役
において、自らの領地であるヴェスターラント内で核攻撃を行った。民衆の反乱を虐殺に
よって制したのだ。ラインハルトは事前に情報を得ていたが、「この暴挙を黙認し、全宇宙
に広く公表する事で門閥貴族派の人望を失墜させるべし」というオーベルシュタインの進
言を採用した。
 結果、目論見通りに門閥貴族派は瓦解した。戦役は三ヶ月は早く集結し、戦死者も一千
万は少なく済んだと見られている。だが同時に、ラインハルトは罪の意識に苛まされる事
になった。
 ヤンがイゼルローンに帰還した後、ハルケギニアからの客人を引き連れて帝国の新首都
として選定されたフェザーンに戻ったラインハルトは、彼に暗殺されかかった。即座に取
り押さえられた彼は、本来なら死罪だった。だがラインハルトは「もうヴェスターラント
で誰も殺してはならぬ」と処刑をさせなかった。代わりにティファニアへ頼んだのだ。も
しも彼が望むならば、彼の憎悪と復讐の記憶を彼女の虚無の魔法によって消してくれない
か…と。 
 エルフとして襲撃者に怯え続け、長引く内乱に家族を失った孤児達を世話してきたティ
ファニアは、この件を他人事とは思えなかった。皇帝の依頼を承諾し、暗殺者と面会し記
憶の抹消を申し出た。結果として暗殺者はラインハルトへの憎悪を消す事を拒んだが、戦
乱に翻弄され続けた美しいエルフ、ティファニアとの話には応じた。ラインハルトも一時
の罪悪感から彼の自分への憎しみを魔法で消そうと考えた事を後悔した。せめて彼が新し
い人生を送れるように支えてもらえないだろうか、とティファニアに頭を下げて頼み込ん
だ。
 その後、ティファニアは指輪によるラインハルトの治療と暗殺者へのカウンセリングに
時間を費やしていた。


 だが今回、イゼルローンでの式典に出席するため彼女は皇帝と共にフェザーンを離れて
いた。その時を待っていたかのように彼は自殺してしまった。室内の男と少年にも彼女の
胸の内は理解出来る。自分が彼の傍から離れた為、彼を死なせてしまったのではないか、
と自責の念を抱いていると。
「テファよ。彼の死は決して貴女の責任ではない。明らかに予の罪なのだ」
 ラインハルトはベッドから立ち上がり、嗚咽する彼女の背に手を置く。だが彼女の涙は
止めどなく流れ落ち続ける。
「済まぬ、テファ。今は部屋で休んでくれ。ワーレン、彼女を部屋へ」
「承知しました」
 義手の将は泣き崩れそうなエルフを支えながら、ラインハルトの私室を後にした。後に
残るラインハルトとエミールは黙って視線を床に落とす。
「…魔法も決して全能ではない。そんな事は分かっていたはずだ。予は結局、度し難い愚
か者なのだ」
「そんな事はありません!陛下は、最善を尽くされました」
 ラインハルトの弱音を聞いたエミールは、必死に皇帝を慰める言葉を投げかける。しか
し皇帝は黙ったまま顔を伏せる。
 ふと彼は視線をあげ、イゼルローンを見つめた。
「あの男なら、何と言うだろうな」
 皇帝が考えている人物が誰なのか、エミールにはすぐ分かった。宇宙広しといえど、皇
帝の相談相手となりうる人は極めて限られるから。
97名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:27:27 ID:u8uDputo
「いや〜、そんな事を僕に聞かれても分からないよ」
 ラインハルトの脳裏に浮かんでいた相談相手は、気の抜けた返事を返した。ただしそれ
はラインハルトの苦悩に答えたものではない。
「分からないって事はないだろ?だって、お前さんの剣じゃないか」
 問われたヤンは傍らの壁に立てかけていた長剣を手にして抜き放つ。そして剣に向かっ
て自分に向けられた質問を投げかけた。
「もう何度目か分からないけど、また説明してくれるかい?君がどこでどうやって考えて
話しているのか」
「んなもんしらねーって!何度言わすんだよ。キャゼルヌさんよ、いい加減飽きてるんだ
よ、そういう質問は」
 長剣はツバをカチカチ打ち鳴らしながら答える。正しくは剣のツバ近くに取り付けられ
た翻訳機から不平不満が流れる。キャゼルヌと呼ばれた男性も明らかに不満そうだ。顎に
手を当てて考え込む。
「ふぅ〜む。それじゃ、しょうがない。イゼルローン要塞副司令の権限を活用して、お前
さんの剣を接収して分解してみるか」
「や、やめて、分解しないで」
 長剣は怖がっているかのようにカタカタ震える。横で聞いてるヤンも、この手の会話に
はさすがにウンザリしていた。
「とにかくデル君は僕の剣ですから。例え帝国軍といえど、我が家の家宝を勝手に持ち去
るなんて許さないからね」
「しょうがない。ならお前さん達、一つだけ答えてくれ」
「何です?」「んだよ?」
「お前さん、毎晩鼻歌を歌いながら剣を磨いてるって、本当か?」
「ああ、本当だぜ。あんな下手な歌を聴かされるこっちの身にもなれってんだ。ホントに
おでれーたぜ、こいつ歌まで下手なのな」
 ヤンが答えるより早く長剣が答えた。不名誉な追加情報付きで。ヤンはかつての部下で
ある友人に向かって口をモゴモゴさせてしまう。

 アレックス・キャゼルヌ。ヤンが士官学校在学時は同校の事務次長で、デスクワークの
達人としてヤン艦隊の後方勤務と事務処理を一手に引き受けた人物。その実力を見込まれ
て帝国軍に請われ、イゼルローン要塞副司令兼要塞事務監の地位に就いた。というか、ヤ
ンの帰還から現在に至るまで、まるでなし崩しのようにイゼルローン要塞の運営を任され
続けていた。
 イゼルローン要塞は同盟が亡びヤンとラインハルトの会見がなった後は帝国へ引き渡さ
れている。だが、軍事施設としての機能が不要になった代わりに魔法研究機関・各種実験
施設等の、更に煩雑で複雑な用途が次から次へと追加された。『ゲート』建設時から同要塞
の実務を仕切り続けたキャゼルヌを放逐する事は、銀河帝国にとって悪夢以外の何物でも
なかった。
 というわけで、ヤンはイゼルローンの影の支配者たるキャゼルヌ副司令に副司令室へ呼
び出され、彼が一番嫌いな長いスピーチを練習させられていた。

「せっかく軍から退けたのに…ルイズの執事っていう仕事だってあるのに…なんだって僕
がこんな目に…」
 もちろん「2秒スピーチ」の異名を持つヤンにとっては、いかに重要な式典とはいえ長
いスピーチは拷問以外の何物でもない。さっきから彼の口からは、ぼやきばかりが漏れて
いた。
「お前さん、そりゃあれだ、厄介事を押しつけられるのはヤンという存在の運命なんだろ
う」
「おう!そいつは間違いねーな。ヤンの剣である俺ッチが保証するぜ」
 もちろんヤンはそんな運命を保証されても嬉しくなかった。
「第一、皇帝陛下が直々に来るんだから、僕は必要ないんだじゃないかなぁ。あの閣下の
横じゃ、僕なんか誰も見ないよ」
 往生際の悪すぎる元上司の姿に元部下は大袈裟に肩をすくめる。
「あのな、皇帝に銀河帝国への憲法導入と議会開設を勧めたのはお前だろ。その発表式典
で、なんでお前が欠席するんだ」
「そーだそーだ、俺は横で聞いてたからな。おでれーたねぇ、今さら自分が言いだした事
を知らんぷりする気かよ」
「うう…」
98名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:27:36 ID:onNVoWQ6
本スレ84の文頭
>この面白さが分からない人のためにもう一度貼ります。これは善意です。
ってどういうことw?
99名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:28:04 ID:R2u2giFT
コピペは後で削除依頼出して来る
100ゼロな提督:特別編C:2008/11/23(日) 21:28:15 ID:QXSsLmLE
以上で特別編、全て終了
そして、何故に私が荒れると百も承知で本スレへ投下を強行したかも話しましょう


複数召喚は避難所いけ
アンチだヘイトだ蹂躙だ
テンプレ無視だ
テンプレ通りだ
原作キャラへの愛がない


ええ、まったくもって子供っぽい反抗心ですよ


勝手に作り上げられたルールに縛られる
両手両足を縛られ毒を抜かれ、当たり障りのない良い子な作文にされる
刺激的で面白い作品が、少々の批判で挫けて筆を投げる

だから私は故意にやりました。
勝手に作り上げられた「蹂躙不可」も「複数召喚不可」も破りました
当たり障りのありすぎる悪い子の毒だらけにしてやりました
一切の毒や批判を無視し、自分の書きたいモノを書きたいように書きました

絶対的多数の声を弾き、少数者の権利を主張しました


投下前に少し迷ったのも本当です。
一時は避難所へ投下して無難に終わらせようか、とも考えました
でも、やはり私はやりました。


簡単に言うと
ジャンプじゃあるまいし、人気投票で作品消えたり物語かえたり単純な受けを狙うのは嫌
ということです


そしてこれに対する批判は、その一切を受け入れます
削除についても、私は何も言いません。運営者の判断に従います


以後、私はここでいかなる文章も書きません。



ド素人の駄文に色々な意味で付き合ってくれて、本当に有難うございました
特にいろんな批判と毒吐きを加えて下さった方々にも感謝しています


では、失礼します
101名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:28:48 ID:u8uDputo
 ヤンが観念して諦めの呻きを上げた時、副司令室のインターホンが来客を告げるチャイ
ムを鳴らした。入ってきたのは紺色のスーツを着込んだフレデリカ。そしてその後ろにも
う一人、青く長い髪を腰まで垂らしたワンピース姿の女性。トレードマークの光るおでこ
をツヤツヤさせている。
 まるで救世主でも見つけたかのように、ヤンは来訪者を満面の笑みで出迎えた。
「やあ、イザベラさん。妻とご一緒でしたか。さささ、こちらへどうぞ」
「ヤン、ヒサシブリ。アリガトウ」
 イザベラは翻訳機を使わず、たどたどしい帝国語で礼を言ってヤンが勧める椅子に座っ
た。そのふんぞり返って椅子に座る姿勢は、謙虚とか礼儀とかとは縁が無さそうだ。だが
室内の人々はイザベラが本物の王女だったことは知っているので、僅か一年で腰が低くな
るとは期待していなかった。
 フレデリカはイザベラの横を通り過ぎ、夫が手に持つスピーチの原稿用紙へ視線を向け
る。
「あなた、ちゃんと練習してた?」
 その瞬間、彼等はヤンを業苦から救う救世主ではなかった事をヤンは悟った。ガックリ
と肩を落としてしまう。
「そんな、フレデリカ…せっかく久しぶりにイザベラさんと会えたんだから、ほら、旧交
を温め合うとか何とかあるだろう?」
「気ニスルナ、学校ノ帰リダ。コレカラ病院ヘ行ク。途中、フレデリカニ会ッタカラ立チ
寄ッタ」
「病院ですか。ラルカスさんの助手をしていると聞きましたが」
 ヤンの問いかけにイザベラは小さく頷く。
「ソウダ。夜マデ、オペガ5件入ッテル。時間無イ。父ハ、ラインハルトト共ニ来テイル
カ?」
 イザベラの質問に答えたのはキャゼルヌ。申し訳なさそうに首を横に振った。
「いえ、来ていませんよ。やはり公の場には一切出ないつもりのようです」
「ソウカ。邪魔シタ」
 父と会えないという事実に、イザベラはさほど残念そうな顔はしなかった。淡々と礼を
して部屋を後にした。ジョゼフとイザベラがガリア王族時代、広大な宮殿の中で顔を合わ
す事も話をする事も皆無だった事は周知の事実だった。なので、希薄な親子関係について
ヤン達は不憫だとは思っても不思議には思わなかった。
102名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:28:59 ID:WXDY0Pno
エースコンバット・ゼロ投下していい?
103名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:29:14 ID:AhHK/UtX
KOEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
104名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:30:02 ID:81Prvsqn
二度と創作に手を染めないで欲しいですなw

笑わせるな小僧。
105名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:30:22 ID:o+g53ZPN
投下乙でした

>>102
なんという勇者
106名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:30:26 ID:AhHK/UtX
>>102
あぁ、ごめんタイミング悪かったどうぞ!
107名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:30:30 ID:u8uDputo
提督の人乙でした!
 イザベラはイゼルローンで学校に通っている。もちろん通常の授業ではなく、科学や社
会、何より一般常識を最初から懇切丁寧に教える特別カリキュラムだ。ルイズやティファ
ニアも、場所は違うが同じカリキュラムを受けている。彼等の習得具合を見て、今後の第
二地球からの来訪者、希望あれば移住者への授業を改良する予定だ。彼等はそのためのテ
ストケースでもある。
 そしてイザベラは水系統の魔法を使えるため、ラルカスと共に病院で医療に携わってい
る。もちろんスクウェアであるラルカスに比べれば大した治癒魔法ではない。が、それで
も医学では不可能な奇跡じみた事が出来る。魔法による治療を受けるため全宇宙から訪れ
る患者達への治療に忙しいのも周知の事実だった。
 そしてジョゼフはミョズニトニルンと共に宇宙の片隅で隠遁していた。以後、彼等の情
報は全く流れてきていなかった。


「やれやれ、残念だねぇ。せっかくの終戦一周年記念式典なんだから、第二地球からの来
訪者も全員揃ってくれるとよかったんだけど。里帰りの機会なんだし」
 溜息混じりの夫の言葉に妻も賛成した。
「本当ですわね。戦争が終結したのは彼等の協力あってのことなのですから。せっかくの
里帰りの機会なのですし」
「しょうがあるまいよ。ガリア王家の三人は、ほとんど亡命なんだから。残りのメンバー
が揃っただけで良しとするしかないさ。
 俺としては、昔の仲間が集まれなかった方が残念だな。ま、旧同盟軍の最高幹部が昔の
拠点に集まったりしたら、帝国軍に何と言われるかわからんからなぁ」

 シェーンコップ・メルカッツ・ポプラン等の元イゼルローン共和政府重鎮達は、ほとん
どが要塞に来なかった。彼等が集結する事は帝国の人々にいらぬ刺激を与える、という配
慮からだ。
 これとは別に、ヤンはキャゼルヌの残りのメンバーという言葉に少し首を傾げた。そう
いえば残りの二人の顔を見ていないな、と。
 その疑問にはキャゼルヌが答えた。辟易した様子で。
「あいつらだったら、またシャフトのおっさんとやりあってるぜ。毎度毎度懲りないこっ
たなぁ」
「おでれーたなぁ、本当に話が噛みあわねーのな、あいつら」
 デルフリンガーのセリフにヤン夫妻も苦笑いしてしまう。そして次の言葉で、ヤンだけ
が更に苦笑いしてしまう。己の責務を必死で誤魔化すために。
「ともかく、今は他人の事より自分の事を考えるべきです。それじゃ、スピーチの練習を
しましょうか」
「い、いや、ほら、ね、フレデリカ。僕にはルイズの執事っていう大事な仕事があってだ
ね」
 だが人間二名と剣一本は誤魔化されなかった。
「ルイズさんには今はユリアンがついていますわ。だから、あなたは自分の職務に集中し
て下さって結構です」
「そだな。それに、おでれーたぜ?おめー、執事の仕事の大半を嫁さんに取られてんじゃ
ねーか。ハッキリ言って、ヤンは執事として役に立ってないわな」
「そういうわけだ。諦めな、ヤン。妻と長剣の告発があった以上は申し開き出来ないぞ。
観念して練習しろ」
 かくして、かつて始祖ブリミルを呪ったヤンは、ブリミルへの八つ当たりも追加する事
にした。 
108名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:31:06 ID:wokhZ1+e
作者追放して楽しい?
ちゅか、これ繰り返していけば全SS作家追放できるな。

とりあえずアンチの勝利だ、祝っていいよ
109名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:31:26 ID:AB2tXXP9
>>100
……最低だよ、あんた最低だ。
古今東西あらゆる物書きの中でも間違いなく最低最悪の部類だよ。
110名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:32:11 ID:0x8r/r14
>>102
YEAH!
111名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:32:33 ID:o0+rKhUP
エースコンバット久しぶりじゃね? 支援。

>>100
色んな意味でやっちまったZE☆
112名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:32:44 ID:4WrDltJC
>>100
このスレに出会ってから数ヶ月の間、
他の職人様方の作品と共にゼロな提督も更新の度に実に楽しく読ませて頂きました。
今まで本当におつかれ様でした・・・!読み手の一人として、こちらからも感謝させていただきます。
113名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:32:57 ID:76Dx3woa
>>100
貴方って最低のクズだわ
114名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:32:58 ID:AB2tXXP9
>>102
ホントすみませんでしたorz
どうぞ投下して下さいお願いします
115名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:33:46 ID:WXDY0Pno
空気読めてなかったですな
また後で落ち着いてからエースコンバット・ゼロ投下します
116名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:34:15 ID:u8uDputo
 その頃、ヤン達に「話が噛み合っていない」と評された人物達がお互いに向けて自分の
意見を投げつけ続けていた。
「だーかーらー!分からんと言っとるんだ!」
 奇しくもヤンと同じ意見を吐いたのはシャフト。
 場所はイゼルローン要塞に近い宙域にある『アインシュタイン・ローゼンの橋』監視観
測司令所、通称『ゲート』。そのラウンジで三人はテーブルを囲み議論を戦わせている。既
に禿げた男は、もうすぐハゲ仲間になる予定の男と、その隣に座るハゲそうにない長い金
髪の男に怒鳴っていた。
「ビダーシャル君、君が言う精霊の力については仮説を立ててある。超弦理論で言う所の
『M理論』の応用だ」
 シャフトが語ろうとする理論を二人の男はとりあえず黙って聞く事にした。
「本来この世界は縦・横・高さに時間を加えた四次元時空ではなく、これに7つの次元を
加えた11次元で構成されている。だが第五以上の次元は展開される事無く極微の世界に
丸め込まれて封印されている。それが『M理論』だ。この封印された空間の形状について
は『カラビ=ヤウ空間』等の予想がなされているが、この点は関係ないので今は置いてお
く。
 この五次元以上の次元が展開されていると各ブレーン同士が、つまりパラレルワールド
が重なりやすくなる。重なれば両ブレーンは対消滅する。また宇宙の物理法則も不安定で
星も生物も存在出来ない。
 だが君たちの宇宙は、封印されるはずの五次元以上の次元が僅かに展開されたまま存在
し続ける事が出来たのだろう。そこから生まれる力と存在を君たちは『精霊』として感じ
ていると見る事が」
「全く、お前達の頭の固さには恐れ入る」
 ビダーシャルがシャフトの解説に口を挟む。
「どうしてお前達は何もかもを理屈で、頭で考えて理解しようとするのだ?何故に大きな
視点で物事を体感しようとしない。
 確かにこの宇宙は精霊の存在が希薄だ。風石の欠片も生成されないほどだ。だがそれで
も精霊は確かに存在している。ただ声が小さく微かなため、聞き取りにくいだけでしかな
い。
 お前達が『大いなる意思』を受け入れ、精霊達の囁きに耳を傾けさえすれば、精霊の声
はお前達の耳にも届くだろう」
「だから、それが分からんと言っとるんだ!我々は君たちエルフや亜人とは違うんだ。精
霊の声とやらを聞き取るための器官それ自体が体に備わっていないんだよ。聞き取れるは
ずがないだろうが」
「まぁまぁ、お二人とも、少し落ち着きましょうぞ」
 もうすぐ完全なハゲ仲間になりそうな頭髪の寂しい男、コルベールが二人の間に割って
入る。
「ビダーシャル殿。以前から言っている通り我々には精霊の声が聞こえんのですぞ。これ
は多分、聞く意思があるか否かの問題ではありますまい。
 生まれた時から盲目の人に光や色を話しても理解してもらえないのと同じでしょう。耳
の聞こえない人に音楽の素晴らしさを語っても分からないのです。
 ここはやはり精霊の声を聞くためのアイテムを開発するのが相互理解のための近道と思
うのですぞ」
「コルベール君、簡単に言わんでくれ。私達には魔法が使えない。研究が始まったばかり
の現状では科学で魔力を再現することもできない。そのため魔力を必要とするアイテムの
一切を作る事が出来ない」
「それは誤解であり、君達の知恵と力を卑下する思考だ。あらゆる命が『大いなる意思』
のもとに生きている事、どちらの宇宙でも変わりはない。君とて『大いなる意思』に包ま
れている。要はその自覚が」
「いやいや、それは無理ですぞ。やはり魔力というインターフェイスを間に挟む事で円滑
な知覚を」
「それが出来ないって言ってるんだよ!系統魔法は遺伝子由来じゃないか。ただの人間の
私たちには今のところどうしようもない」
117名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:34:29 ID:vYD7Jiz8
「マジキチ」を言葉ではなく心で理解した!
118名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:34:43 ID:4WrDltJC
>>115
いやいや、空気は読むものではなく作り出すものですぜ。
遠慮なく投下してつかあさい!
119名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:35:01 ID:onNVoWQ6
>>100
上から目線の素敵な捨て台詞ありがとう
ルールや規範が守れないだけな人間が「絶対的多数の声を弾き、少数者の権利を主張しました」などとはざくなw
120名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:35:24 ID:prI1fLoC
>>104

人に筆を折れなんていうからには、一端の物を書けるくらいの実力者なんだよね?
俺にはそんな文章力無いから尊敬するわぁ。

ぜひ、鳥有りでちょっこっと書いておくれよ。
うわー、すげーたのしみー
121名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:35:54 ID:0x8r/r14
いやーん、今急いで落ち着くから投下してー。
ヒッヒッフー、ヒッヒッフー
122名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:36:08 ID:uBjN7EX9
>>100
次は理想郷あたりで書いてくれ
続編を楽しみに待ってるよ
123名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:36:33 ID:2MGHmo35
>>102支援
そして今まで楽しませてくれた>>100には感謝。
削除されたらされたで、どこかでまた読み返す手段が欲しいところですな。基本は携帯厨なんで。
124名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:36:42 ID:AB2tXXP9
俺が言える事じゃないがとりあえず今だけは>>100への言葉は控えるんだ!
125名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:37:12 ID:u8uDputo
 『ゲート』のラウンジに三人の声が周囲を憚らず響いている。バーテンダーもウェイト
レスも他の客も、科学・魔法・精霊の三つの立場から生まれる意見の相違は簡単に埋まり
そうもないな、と感じざるを得なかった。
 そんな人々の思惑とは関係なく、ラウンジの窓からは戦艦の列に捕獲されたままの召喚
門が輝いているのが見えていた。




 人々の悲喜こもごもが織り成す中、ブリュンヒルトは無事にイゼルローンへ入港した。
歓呼の叫びで迎えられた皇帝ラインハルトは、ティファニアや部下達を引き連れて出迎え
のイゼルローン高官達の前に降り立つ。ただ皇帝は無駄な装飾や過剰な警備を嫌うと周知
徹底されていたため、楽団の荘厳なファンファーレ等の無意味な演出はなく、簡単な出迎
えだった。
 その様子は全宇宙に報道された。イゼルローンから遠く離れた銀河の反対側、フェザー
ンにも。

 フェザーン。
 かつては帝国の自治領ながら実質的独立を守り、同盟との中継貿易を行い莫大な利益を
上げていた商業国家。その資金力と、フェザーンを背後から操る地球教の力により、両国
の戦乱を制御下に置き宇宙を支配していた。軌道エレベーターが設置されているのもこの
星だけである。
 帝国領に併合後、皇帝ラインハルトの遷都令によって、新帝国の帝都となった。旧帝国
領と旧同盟領の双方を支配下に置いたローエングラム王朝にとって、両者の何れとも交通
の便がよくインフラも整っているフェザーンは新帝都として絶好の地であった。

 そんな帝国新首都に集い帝国の政治経済軍事を担う内閣の構成員、国務尚書をはじめと
した各尚書とその部下達は、彼らが忠誠を誓う皇帝の姿をTVで優雅に眺めていた。
「ふむ、無事に到着なされたか」
「出迎えにはヤンも立っている。これで新領土の共和主義者どもへの示しもつくな」
「銀河帝国の政体をヤンが受け入れられたと示されれば、新領土のテロやデモもさらに減
る事だろうよ」
「だが気をつけねば。『銀河帝国を民主共和制が乗っ取った』などと勘違いする輩が調子付
くかもしれんから」
 そんなテーブルを囲む閣僚達の話の中に、一人の部下が控えめに意見を差し入れた。
「原理主義的共和主義者も気になりますが…ゼーフェルト博士、今はこちを気にしては頂
けませんか?」
 そう言って部下は中央のデスクに置かれた端末を操作し、あるデータを表示させた。目
の前で表示された内容に、学芸尚書であるゼーフェルトはかなり大袈裟に眉をしかめてし
まった。
 その様子に他の高官もTVから視線を移す。
「どうされたのです?ゼーフェルト博士」
「ブラッケ殿、どうもこうも…またメックリンガーですよ」
 メックリンガーの名を聞いたとたん、室内の不快指数が80%程上昇した気がする。不快
指数が100%を超えていそうな 学芸尚書は舌打ち混じりにデータの内容を要約して皆に伝
えた。
「あいつ、第二地球第二次調査隊メンバーに、また口出ししてきおった。おまけに双月上
の港湾施設建設は認められない、と。なんと予定地を恒星の重力圏を離れた宙域まで移動
させろと言うのだ」
 とたんに、これで何度目のメンバー変更だ、双月に拠点を作らなかったら調査船の運用
に支障が出るじゃないか、急いで研究施設建設をしなきゃならんのに、もう無人機だけで
の調査は限界が出てるのだぞ、第二地球以外の星系へも進出したいってのに、全くあいつ
は何を考えてるんだ、まさか第二地球の権益を独占する気では…、といった様々な不平が
湧き出してくる。
126名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:37:24 ID:4Sx8TJCW
コピペ荒らし+議論で荒れに荒れている状況で投下しろってのは酷だと思う
後者は止まるだろけど、前者は止まらないだろうしさ
127名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:38:07 ID:HQm+T9B8
>>100
お疲れ様でございました
どうか、ごゆっくり、お体と心をお休めください
貴方様と言う勇者の言葉が、勇気が
ほんの少しでも、作者様と言うすばらしき作品を作り出すか箍を追い出すような、心無き方々の心に温かみを取り戻させてくれますよう
私は、信じたいと思います
128名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:38:18 ID:Fp56GDMS
エースコンバットの人投下お願い致します。
129名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:38:19 ID:NtAo3dSp
>>100
荒らしじゃなくて本人だったのかwwwこれは酷いwww

作者がどうあろうと内容が面白ければ許せるけど
ここまでオナニー全開で言い訳までされると気持ち悪すぎて読む気が失せるなぁ
内容は悪く無いんだから、まずは人間性磨いてきた方が良いと思うよ、いや本当
130名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:39:09 ID:u8uDputo
 そんな中、まぁまぁ落ち着いて…と皆をなだめる声がする。だがゼーフェルトの不満は
なだめられなかった。
「まぁまぁ落ち着いて、と言われてもリヒター殿。こう何度もパラレル・ワールドへの調
査に口出しされては話が進みませんぞ。それにあなたも以前から、財務尚書として『ゲー
ト』関連予算が増大しすぎるのは看過出来ない、と不満をこぼしておいでだったじゃない
ですか」
 その不満にリヒター財務尚書は一応の理解を示した。
「確かに『ゲート』関連予算が急速に増大しているのは事実です。戦争終結により浮くは
ずだった軍事予算が『ゲート』へ流れてる状況ですから。港湾予定地変更は予算上認めら
れない、と伝えます。
 ただ…その、言いにくいのですが…メンバー変更の件は、メックリンガーの胸中も、と
いうか、怒りの程を察するべきではないか…と」
 その言葉に他の高官達も口をつぐむ。そして小声で「第一次が、あれだから…」「何故に
陛下はヤツを選んだんだ?」「本人の強い希望です」「陛下は確かに常勝の天才だが、人事
だけは…」と呟きが漏れる。
 丁度その時モニターの報道番組は場面が変わり、話題の中心である第一次調査隊の動向
のニュースが報じられていた。そしてそのニュースの内容を見たとたん、高官達は溜息と
ともに目を覆い頭を抱えた。

 モニターには、第一次調査隊隊長の誇らしげな姿が映っていた。ナレーションが映像の
詳細を解説し始める。
「それでは第二地球調査隊のレポートです。本日、現地時間正午に調査隊は火竜山脈最高
峰への登頂に成功しました。
 この火竜山脈は第一地球におけるアルプス山脈に相当し、六千メートル級の活火山が連
なる危険な地域です。加えて名が示すとおり火竜の生息地でもあるため、登山道もない人
跡未踏の地でした。また、高等弁務官メックリンガー上級大将より現地調達した機材のみ
使用を許可され、ビーム銃の携帯すら許されない、危険極まりない登山計画を余儀なくさ
れました。
 ですがこのたび調査隊はトリステインとガリアからのメンバーを加えた合同チームを結
成し、苦難の末に登頂を成し遂げたのです。また登山ルート上にある火竜と極楽鳥の生息
地へも学術的調査がなされました。この調査結果により、第二地球研究が更に進展すると
期待されています。
 この調査隊にガリアから参加したリュリュ女史、及びトリステインより参加したエレオ
ノール女史は山頂にて、ビッテンフェルト隊長と共に喜びの表情で記念撮影を撮り…」
 山頂の写真が写っていた。
 その写真には確かに山を制した男の顔をするビッテンフェルト上級大将が、ローエング
ラム王朝旗である大きなゴールデンルーヴェ(黄金獅子旗)を山頂に突き立てて翻してい
る姿が映っていた。その左右には女性がいる。右にはルイズの姉であるエレオノールが、
左にはガリア出身の参加者と紹介されたリュリュという若い女性が映っていた。二人とも
長い髪を後ろで束ね、顔は泥で汚れ、かなり日焼けしている。登山用の衣服もメイジの証
であるマントもボロボロだ。
 ただ、ナレーションに言うとおり喜びの表情で、というのは微妙だった。何故なら、左
右の女性二人はビッテンフェルトに抱きつきながら、引きつった笑みで睨みあっていたか
ら。

「…他に写真は無かったのか?」「第二地球への過度な干渉は勅命を持って禁じられている
というのに旗まで立てやがって」「おまけに現地女性と親しくなるとは、悩ましい」「だめ
だあいつ、早く更迭しないと」「なんというか、相変わらず自重という言葉を知らないイノ
シシだな」
 銀河帝国の国政を預かる人々の苦悩は、今日も深い。
131名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:41:31 ID:Qd/eQAZh
このスレを潰して、新しくPart188立て直さない?
流石にここまで酷いと他の作家さんが投稿できないでしょ
132名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:42:17 ID:AhHK/UtX
>>131
二の舞になるから絶対にだめ!
133名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:42:28 ID:u8uDputo
 日付が変わり場所は戻ってイゼルローン要塞。吹き抜けの広大なフロアを埋め尽くす数
万人の群衆が壇上に立つ人達へ視線を集中させていた。壇上にいるのはラインハルトとヤ
ンとルイズ、ティファニアにイザベラ、イゼルローン司令官ワーレンと副司令官キャゼル
ヌに警護兵達など。
 まず第二地球を代表して濃紺のブレザーに身を纏ったルイズが、次に素っ気ないスーツ
姿のヤンがスピーチをしていた。「2秒スピーチ」の二つ名に似合わぬ長いスピーチ、と当
人は感じていたろう。だがそれでも、このような重要な式典では有り得ない短く簡単なス
ピーチ。そしてそんな短いスピーチすら、顔を赤らめ頭をかき四苦八苦している。聞いて
る方が恥ずかしくなる程に。
「・・・とまあ、えと、そんなワケでして、今回の帝国憲法起草委員会の設置と、あので
すね、憲法発布後5年後を目処とした帝国議会開設の提案を受け入れて下さった皇帝陛下
には、ええ、最大限の、その、謝辞をですね、はい」
  ボカッ
 いい音と共にヤンの尻に蹴りが入れられた。
「痛っ!な、何をするんだ、ルイズ」
「いーかげんになさい!あんた恥ずかしいのよ。もう下がって、陛下に譲りなさい!」
 かくて英雄と呼ばれた男は全宇宙に中継される式典で、ルイズにズルズルと引きずられ
て後ろに下げられてしまった。観衆からは様々な声があがる。5割は失笑、4割は突然の
事に驚いたどよめき、残りはTVや報道で見た英雄の真実の姿に落胆した溜め息という所
だろうか。

 ラインハルトが前に出るまでのしばしの間、会場からは小声での会話があちこちで交わ
されている。そしてその中に、特に若い男性同士の間では共通の話題が熱く戦わされてい
た。
「・・・やはり、ティファニアだよな」
「ああ。あの胸は確かに魔法だ、奇跡だ。大きさもさることながら、何よりあの張りと形
が素晴らしいぜ。おっとりした喋り方とか優しい笑顔とかあるけど、何と言っても胸だよ
な」
「ハルケギニアにはブラジャーが無いという話だから、あれがずっとノーブラだったとい
うわけ?信じられねえ」
「畜生、どうして俺はサウスゴータに生まれなかったんだ」
「そういやティファニアって、使い魔いないんだよな?」
 その瞬間、男達の目に妖しい光が宿る。
「つ、使い魔って、主と一心同体…なんだよな?」
「その契約はキスから始まり、以後は寝食を共にするんですよ。実際ドラマではヤン提督
とルイズは、ずっと同じ部屋で暮らしてたって…」
「と、いうことは…」
 男達の口に押し殺した下品な笑い声が漏れる。
 そんな、女性の価値を貶めるがごとき品評と、邪な欲望に満ちた未来像を想像する連中
は、周囲のご婦人からの冷たい眼光に睨まれて慌てて口を閉ざした。黙って前方へ視線を
戻す。
 壇上ではラインハルトが聴衆へ向けて口を開く所だった。
134名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:42:43 ID:o0+rKhUP
支援とは言ったけど、エースコンバットの人はちと時間をおいた方がいいかもしれないなぁ。
さすがにこの空気は、ちょっとね。





それみろ言わんこっちゃない。
135名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:43:18 ID:AhHK/UtX
>>132
追記:時間空けよう的な意味でね。
136名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:44:01 ID:wokhZ1+e
作家が投稿するとアンチが沸くんで投稿禁止なんでしょ?
作家が投稿すると空気が悪くなるんで投稿禁止なんでしょ?

なあ、あんたら作家追い出したってこと真剣に考えろよ
137名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:44:13 ID:u8uDputo
 ラインハルトから全宇宙に向けて語られるメッセージ。帝国憲法・帝国議会導入、帝国
と旧同盟とフェザーンの安定、魔法文明保護と秩序ある交流…。皇帝が描くのは明るい未
来像。
 だが、そんなモニター上に映る生気溢れる美貌の皇帝の姿に舌打ちをする者達がいた。
「金髪の小僧め。宇宙の支配者気取りか」
「魔法まで手に入れて、神にでもなったつもりだろうよ。身の程知らずな若造が」
 暗い部屋の中、彼等は手にした武器弾薬等の装備品を整えつつ、卓上の小さなモニター
に映るラインハルト・ヤン・ルイズが舞台上の机に置かれた共同宣言書に調印する姿を睨
み付けていた。
 そんな毒と闇を練り固めたような悪意に満ちた室内に一人の男が入ってきた。三十歳を
過ぎたばかりの痩せた鋭角的な印象の男を目にすると同時に、武器を手にしていた男女は
床に膝を付いて傅いた。
 痩せた男は右手を宙に泳がせる。
「確かに皇帝ラインハルトは神でも支配者でもない。一介の平凡な人間に過ぎぬ。そして
世界の真のありようも理解せぬ盲目の羊に過ぎぬ」
 その男は、あたかも自らが平凡な人間ではなく世界の真のありようを理解しているかの
ように語り出す。その言葉を傅く男女は神の御言葉のごとく賜っている。
「ゆえに我等は世界の真実を回復せねばならぬ。そのために我等は彼の地へ向かわねばな
らぬのだ」
 痩せた男の後に続いて、黒衣をまとった老人が室内に入ってきた。痩せた男をはじめと
して、室内全ての人々が更に平伏する。
「総大主教(グランド・ビショップ)猊下…」
 誰からともなく声が漏れる。
 皺だらけの老人は、意外と張りのある声を発した。
「地球をわが手に」
 他の者達も同じ言葉を唱和する。




 式典を終えて舞台を降りるラインハルトに数名の部下が駆け寄ってきた。
「陛下、ハイネセンのロイエンタール元帥から緊急通信です」
 部下の一人が取り出した機械のパネルを開き映像を表示させる。そこに映っているのは
右目が黒で左目が青の長身の男。彼は手早く報告をした。ラインハルトと、その後ろにい
るヤンの神経を逆撫でするに十分な内容の報告を。
  《マイン・カイザー(我が皇帝)、地球教の残党がイゼルローンへ向かっています》
 ラインハルトには、怒声を上げる暇はおろか眉をしかめる時間すら、残念ながら無かっ
た。何故ならその報告を皇帝が聞くと同時に足下から轟音と震動が伝わってきたから。


「商業区のカフェテラスで爆発です!現在、消防隊・憲兵隊・レスキュー隊が向かってい
ます!」
「森林公園のゴミ箱の一つが爆発しました!死者はいませんでしたが、付近にいた数名の
吸血鬼と黒翼人が破片を受けて負傷しました!」
「港湾に停泊していた船が自爆!被害甚大!同区画内に停泊した艦船も巻き込まれていま
す!死傷者多数!」
 平和な未来を描く祭典は、突如死と破壊の饗宴へと姿を変えた。矢継ぎ早にラインハル
トは消火・救助・犯人の捜索を指示していく。ワーレンは皇帝の命を受け、要塞司令室へ
と駆け出す。キャゼルヌもラインハルト以下の式典出席者へ待避を促した。
「地球教の標的は皇帝陛下でしょう。急ぎ待避して頂きますよう」
 だがラインハルトは動かなかった。そしてヤンも。考え込んだまま動かない
 二人の間で視線を往復させたキャゼルヌは、もう一度皇帝へ非難を促そうとする。
 それより早く、ルイズが口を開いた。

「囮、ね」
138名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:46:55 ID:AhHK/UtX
>>136
うーうーぜーんぜーん。
過去ログ読もうか。
139名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:47:51 ID:u8uDputo
 後ろからティファニアが不安そうに彼等へ寄ってくる。大きな大きな胸の前で汗に濡れ
た手を組んでいる。
「囮って、どういうことでしょうか?」
「分かりやすい陽動ってことよ。もしくは脅しって所かしら?」
 ルイズの予想にヤンは頷いた。
「その通りさ。皇帝陛下が狙いなら、この式典を狙うのが常套手段だ。なのに彼等は全然
関係ない所を爆破したんだ」
 その後の予測をラインハルトが続ける。
「式典の警備が厳しく、爆弾を仕掛けられなかった事もあるだろう。だが、無関係な場所
を爆破する必要はない。予への警備が強固となるため、暗殺が更に難しくなるからだ」
「ナラ、何ガ本当ノ目的ダ?」
 普段から光るおでこを今は汗で光らせるイザベラの問いにはルイズが答えた。
「間違いなく、『ゲート』だわ」
 その答えにラインハルトとヤンは頷き、イザベラとティファニアは目を丸くする。そし
てキャゼルヌは「あっ!」と声を上げた。
「地球教の連中…まさか、サハラへ逃げる気か!?いや、逃げるだけじゃない。征服する
気だ!
 召喚門を拡大させて艦船で門をくぐるか、そのまま小型機で門に突っ込む気だ。だが陛
下を暗殺したら帝国は絶対に奴等を許さない。命に替えても通過させない。何より強迫す
るはずの相手を殺したら、交渉が出来ない」
 その通りだ、と通信機からロイエンタールの冷静な声が響いてくる。その時、他の部下
の胸元から発信音がした。取り出した通信機越しにワーレンの姿が現れる。司令部へ向か
うエレベーターの中で、彼は一つの文書を読み上げた。

  《地球教からの犯行声明文と要求が送られてきました。
   イゼルローン要塞の各所に爆弾を仕掛けた。召喚門を通過した後に設置場所と解除
  コードを伝える、との内容です》

 その内容を聞いた時、皇帝のバージンスノーをを固めたような皮膚の下で血が沸騰し始
めているのが周囲の人々には良く分かった。そして英雄と呼ばれた男はボリボリと頭を掻
きながら面倒そうに口を開く。
「やれやれ、分かりやすい嘘だなぁ。
 爆弾を解除した後、帝国の追跡隊がサハラに飛んで来るじゃないか。あの魔法惑星のど
こへ逃げようと観測衛星や無人探査機の監視網から逃げられるわけがない。即座に掴まっ
てしまうよ」
 ラインハルトも口から言葉を紡ぐ。ただし、炎を纏うかのような激情と共に。
「死に損ないのクズ共めっ!
 全く、ヤンの言うとおりだ。奴等は間違いなく、通過した瞬間に召喚門を捕獲する艦船
を破壊する。そうすれば門が閉じ、すぐには追う事が出来ないからだ。その間に観測衛星
や無人機を破壊し、第二地球の何処かに降り立つのだ。現地人に紛れれば、もはや追跡は
不可能だからな!
 通過する直前にゼッフル粒子でもまき散らして爆破する気だ。解除コードなぞ最初から
伝える気はない!」
 キャゼルヌも悔しそうに呻いてしまう。
「くそ、式典で大量の民間船と出席者が訪れ、しかも皇帝陛下への警護に意識が集中して
しまう今を狙われたか。警護の人数や帝国兵が増えても、陛下への警護以外は手薄になっ
てしまうからなぁ。オマケに戦争が終結して一年で気も緩んでるし、戦時並みの警備体制
は敷いてないぞ。
 今イゼルローンには、船は軍と民間あわせて数万隻、人間は二百万以上。搬入される大
量のコンテナや手荷物なんか、全部はチェックし切れていない。この巨大な要塞内と船と
人の群れの中から、誰がどこに爆弾を仕掛けたかなんて、何の情報も無しじゃ見つけるの
は不可能に近い」
 事件の概要と地球教残党の意図について推理を巡らしながらも、皇帝と副指令は自らの
職務を怠らせたりはしていない。部下達がつなぐ通信機を通じて、様々な部署に指示を飛
ばしていく。
140名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:48:37 ID:o0+rKhUP
>>136
波動の作者が投稿するとアンチが沸くんで投稿禁止なんて誰が言った?
ウルトラの作者が投稿すると空気が悪くなるんで投稿禁止なんて誰が言った?

なあ、あんた提督作者が今までやったこと真剣に考えろよ
141名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:49:54 ID:u8uDputo
 そしてイザベラも自前の通信端末から流れる声に耳を向けていた。
「呼ビ出シ。緊急オペ。行ッテクル」
 その言葉を聞いた皇帝はイザベラの警護を部下の一人に命じる。イザベラは青く長い髪
を振り乱して屈強そうな警護兵と共に走っていった。

 そして普段はボンヤリしているヤンも今はボンヤリしていなかった。まだロイエンター
ルと繋がったままの通信機に飛びつく。
「いきなりすいません、新領土総督。実は、差し障りがなければ教えて欲しいのです。先
ほどの地球教徒に関する情報は、どこから得たのものですか?」
 その問いにロイエンタールは一瞬沈黙する。ただし口の端を釣り上げた、人の悪い笑み
を浮かべて。その表情を見たヤンは回答を聞くまでもなく、自分の予想が当たっている事
を理解した。
 横目で見ていたラインハルトが口にした。ヤンが予想した答えを。
「トリューニヒト、だな」
 その名前を聞いた時、ルイズとティファニアはどういう事か分からなかった。ヤンがい
きなり顔を紅潮させ、ラインハルトが嫌悪の感情を浮かべ、通信機越しのロイエンタール
が皮肉めいた笑みを浮かべたままだったから。一体その人物が何なのか、異邦人の二人は
知らなかった。
「よーよー、それって誰なんだ?」
 尋ねてきたのは、ようやく駆けつけてきたユリアンとフレデリカ、ではなくユリアンが
持っているデルフリンガー。だが、その場の誰もトリューニヒトが誰かを二人と一本に説
明しなかった。

 ヨブ・トリューニヒト。それは新領土総督となったロイエンタールの高等参事官の名。
旧自由惑星同盟の最後の首班。舞台俳優のような優れた容姿と、国民の心をつかむ演説の
才能から、40代半ばで自由惑星同盟の元首の座を得るなど、政治家としての人気取り能力
は卓越した人物。
 そして、旧同盟を帝国に売り渡して滅亡に導いた張本人。にも関わらず帝国に仕官し自
分が売り渡した同盟領に高等参事官として任官した厚顔、とうより鉄壁の面の皮を持つ人
物。腐敗した民主主義の象徴、扇動政治家の具体例、保身のみに長けた政治業者、妖怪と
呼ばれた男…。
 つまり、口にしたくもないほどラインハルトとヤンが毛嫌いしている人物。なおかつ、
かつては地球教徒を味方にしていた人物。




「・・・では解除コードを伝えます。一つめ、男子トイレのは『cogito, ergo sum』、二つめ
の女子トイレのものは『De omnibus dubitandum』です」
 ワーレンはモニター上の痩せた男が目を閉じてそらんじた言葉を記録する。
「分かった、入力させる。少し待て」
 司令室のデスクに座るワーレンに、通信機のスピーカーから港湾にある二カ所のトイレ
において爆弾解除に成功した旨を告げる兵士の声が響いてきた。同時に、その爆薬の中身
は二つとも花火用の黒色火薬でしかなかったことも。

  《イゼルローン要塞に多数の爆弾を仕掛けた事、全爆弾の解除コードを私が記憶して
  いる事、信じてもらえましたか?》
142名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:53:35 ID:prI1fLoC
こんな小さな箱で規則規則だと自治厨がうるせぇなぁ。
真剣に考えろとかいって、彼がやった事はギャンギャン吠えられる様なもんかよ。

マッチポンプなのは提督作者に石投げてる方じゃないの?
瑣末なルールを押し付ける事と作者が逃げる事、どっちが全体の損失だよ。
143名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:53:56 ID:u8uDputo
 正面の大きなモニターでは、鋭角的な印象の痩せた男が優越感に浸った笑みを浮かべて
いる。
「…分かった、信じよう。ド・ヴィリエ大主教」
 これに対応するワーレンは苦虫を噛み潰したような表情だ。
  《では、こちらの要求通り召喚門を拡大してもらいます。こちらの船に搭載している
  小型機で通過するので20m程で構いません。通過後に解除コードと設置場所を送信し
  ます》
「まて、私の権限では召喚門通過を許可出来ない。まず皇帝陛下へ」
  《では今すぐ皇帝を出せばよいでしょう。わざわざ皇帝がイゼルローンにいる時を選
  んだのですから》
 司令官は務めて平静を装っている。だが口から漏れる歯ぎしりの音を隠す事には失敗し
てしまった。
「・・・承知した。だがすぐには無理だ。皇帝陛下へ事態を報告するので」
  《時間を稼ぐのは交渉人の基本ですが、我々は待つ気はありません。時限式の爆弾も
  待ってはくれません。忘れないで頂きたい、爆弾の中には熱核兵器が混じっているこ
  とを。
   我々はこのまま『ゲート』へ向かいます。もちろん邪魔をしないで頂きたい》
 そう捨てゼリフを残して大主教は通信を切った。ワーレンはしばしこめかみに右手を当
てて黙考した後、力一杯デスクを殴りつけた。
 兵士やオペレーターが慌ただしく出入りし様々な報告が飛び交う司令室。指揮官席に座
るワーレンが皇帝への通信回線を開く。

 即座に回線は繋がり、金髪を風に揺らす皇帝の金髪が映る。ヴィークルに乗って司令部
へ向かっているようだ。ワーレンは手早く現状を報告する。
「奴等は間違いなく地球教徒です。ついさっきまで地球教団の総書記代理、ド・ヴィリエ
大主教が交渉に立っていました。要求は召喚門拡大と通過です。奴等の船は『ゲート』へ
航行中で、あと一時間ほどで現地へ到着してしまいます。
 爆弾は現在捜索中。森林公園の監視カメラからゴミ箱に爆弾を仕掛けた人物の映像を確
認し、全監視カメラの映像データを検索。要塞内での動きを割り出しました。ですがその
人物の足取りから捜索した結果、発見された二つの爆弾は黒色火薬を詰めた花火みたいな
物ばかり。ダミーです。他の実行犯が分からない以上、今は総員を上げてしらみつぶしに
捜索するしかありません。
 奴等は小型熱核兵器をも仕掛けた、と言っています」
  《自爆した艦船の方はどうだ?》
「入港時の申請内容と、その船に出入りしていた人物も監視カメラから調査中です。です
が、まだ何も発見出来ていません」
 皇帝へ報告しているワーレンの元へ、別部署からの報告も次々と送られてくる。その中
の一つ、『ゲート』からの望遠拡大映像に目を止めた。
「陛下、今『ゲート』から奴等の船の映像を捉えました。そちらでも確認出来ますか?」
 ワーレンの言うように、星が煌めく漆黒の宇宙を背景にした一隻の船が艦首を向けてい
る映像が皇帝の元へも送信された。
  《確認した。この船に関する情報は?》
「お待ち下さい…イゼルローンの入港記録にはありません。要塞には入らず離れた宙域で
待機していたようです。実行犯は要塞内に爆弾を仕掛けた後に要塞を離れ、この船に集合
したのでしょう
 船種は、ごく一般的な貨物船です。この船に関する情報も集めます」
  《うむ。ロイエンタールからの情報もそちらに送らせる》
 言うが早いかロイエンタールからのデータが受信され、ワーレンのモニターにも表示さ
れた。そこには『地球教徒が廃棄予定の旧同盟軍備から小型核爆弾を三個とゼッフル粒子
発生装置、そして強襲降下艇一機を盗みだし、イゼルローンへ向かった』との情報があっ
た。
144名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:55:41 ID:Qd/eQAZh
>>142
テンプレのルールを守れないヤツが追い出されてたのは、このスレの初期からあったことだったと思うんだが
145名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:55:45 ID:76Dx3woa
>>136
事態は君の頭の中みたく単純で空っぽじゃないんです

提督作者の以前の言動を見てから発言しましょうねスカスカ脳味噌君
146名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:55:53 ID:0YhMJxN4
投下されると喧嘩が起きるから避難所に移って、で終わる話だった
別に、投下できなくなるわけじゃない
wikiにも登録されるしね
一時的な住み分けと考えればいい
そりゃ、作者さんは良い思いはしないだろうけど・・・
それでも読者は読み続けてくれる
この考えに至らなかった、提督さんの自信のなさが一番の問題かね
147名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:57:08 ID:u8uDputo
 要塞の広い通路を走る大型ヴィークルにはラインハルトとヤンをはじめ、舞台袖に来て
いたヤンの関係者全員も乗っていた。その前後に数台の警護車輌が随伴している。疾風が
駆け抜ける中、全員がラインハルトとワーレンの通話に意識を集中させている。
 ワーレンが一通り報告を終えて通信を切ると同時に、即座に次の報告を始めたのはキャ
ゼルヌ副司令。
「現在、一般人の要塞からの待避を進めています。全研究データと軍事情報のコピーと緊
急送信も行っています。ですが、時間が足りません。核爆弾のリミットは、恐らく奴等が
通過し終える頃を見計らって設定しているはずです。つまり、三つの爆弾が順番に爆発す
るとするなら、一発目は数時間以内でしょう。
 ブリュンヒルトの緊急発進準備は整いました。このヴィークルを向かわせますので、陛
下も急ぎ待避して下さい」
 キャゼルヌからの再度の待避を勧める言葉に、ラインハルトは冷笑をもって応じた。
「差し出がましい事を言うな。あのような旧時代の亡霊に殺されはしない。予は逃げも隠
れもせぬ。このまま司令室へ向かえ」
 さらに待避を進言しようとしたキャゼルヌだが、その言葉を遮るように『ゲート』から
の緊急通信が彼等の前に繋がった。そこにはシャフト、コルベール、そしてビダーシャル
の三人が映っていた。

 最初に口を開けたのはコルベール。広がり続ける額に汗を浮かべながら早口でまくした
てた。
  《皇帝陛下!連絡を見ましたぞ。絶対に召喚門を通らせてはなりません!召喚門を通
  られたら、ハルケギニアが、私の故郷が、破壊されてしまいますぞ!》
「承知している。ビダーシャルよ、サハラのエルフに連絡してくれ。早急に召喚門を精霊
で封印するよう伝えるのだ。奴等に関する情報も送る」
 ビダーシャルも緊張した面持ちで頷く。だが、彼の口から伝えられるのは皮肉にも科学
の力を認める物だった。
  《既にエルフの各部族に伝えてある。だが、エルフが総力をあげたとしても、恐らく
  は船の通過を止められない。お前達の科学の力は様々な面で精霊の力を上回っている
  のだ。単純な物理的パワーは、その最たる物だ》
 その言葉にヴィークル上の人々は頭を抱えてしまう。そしてビダーシャルは更に問題を
提起した。
  《だが、憂慮すべきは奴等が通過する事それ自体ではない。召喚門を閉じられると、
  その後こちら側からは長期間に渡りサハラへ、お前達の言う第二地球へ行く事が出来
  なくなる事だ》
「なに?どういうことだ。確かに召喚門を閉じられれば門は通れないが、向こうの宇宙へ
行くための座標計算は済んでいるはずだ。多少の手間と時間がかかってもワームホールを
通って向こう側にいけるのではないのか?」
 その問いに答えたのはモニターに前のめりで詰め寄るシャフト。ツバをまき散らしなが
ら激しくまくし立てる。
  《無理なのです!
   その座標計算は『現在の召喚門の位置』を基準にしているのです。召喚門という基
  準点があるから、本来は不可能な座標計算が可能となっています。もし召喚門が閉じ
  たら、計算が成り立たないのです!
   つまり再度、宇宙のどこかで召喚門を捕獲しないと、向こう側へはワープ出来ませ
  ん!》
 さらにコルベールがシャフトに負けず画面へ割り込み、もっと深刻な予想される事態を
報告する。
  《おまけにですぞ!あの召喚門はハルケギニアにおける虚無の力に比例して活性化す
  るのです…ですが、今現在、ハルケギニアにいる虚無の使い手はロマリアの聖エイジ
  ス三十二世のみ!他の虚無の使い手は、運悪く、三人ともこちらの宇宙に来ているの
  です。
   つまり召喚門は今、極めて活動を弱めているのです!だから、次に召喚門を手に入
  れるのは、何年後になるのか予想がつきませんぞ!他の方法でも、どうやっても、や
  はりすぐには行けないのですぞ!》
148名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:57:37 ID:tDplJ0T2
>>100
批判もたくさんあったが最後まで自分の信念を貫き通したのは立派だ。
149名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 21:58:51 ID:o0+rKhUP
>>142
ギャンってマ・クベの美的センスがよく表れて渋いよね。


ギャンギャン吠えるに決まってんだろうが。
それともあれか、「トリフィドの日」みたく謎の流星群でも目撃したから、あんたには>>100が見えないのか盲目歌劇団が。
150名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:00:10 ID:u8uDputo
「な!な・・・な、な!」
 ルイズが言葉を詰まらせ、ワナワナと震えてしまう。ティファニアの頭にはハルケギニ
アの絶望的未来像が駆けめぐる。足が震え、体が崩れ落ちそうになるのをフレデリカが支
える。
「そ、そんな事になったら…アルビオンも、ハルケギニアも、サハラも東方も…彼等に全
部、無茶苦茶にされて…何年後かに行っても、既に手遅れで…」
 同じ想像をルイズもコルベールもビダーシャルも、向こう側から来た全ての人々が脳裏
に描き、大きな不安に押し潰されかけているだろう事は想像に難くない。銀河帝国側宇宙
の人々にとっても絶望的な事態だ。この一年、彼等が想い描いてきた希望に満ちた未来像
が全て破壊されてしまう。

 今まで黙って話を聞いていたデルフリンガーがヒョコッと鞘から飛び出した。
「おうおう!おでれーたなぁ。こりゃ、なんだか良く分かんない話だったけど、大変な事
になっちまったな。
 んで、ヤンよ。それに皇帝さんよぉ、黙って奴等を通す気かい?」
 背中から聞いてくるデルフリンガーに、ボリボリと頭をかくヤンがノンビリと答える。
「そんなワケにはいかないなぁ。彼等には暗殺されたりとか、色々と嫌な目に会わされて
るし。
 今の僕はタダの一般人だけど、出来るだけ邪魔させてもらおうか」
 そしてラインハルトも一笑に付す。
「笑わせるな。これは逆にチャンスだ。奴等を、この宇宙に巣くうダニである狂信者の残
党を一網打尽にする好機なのだ。
 ふん、奴等に自分たちが時代遅れの化石だという事を教えてやる」
「ほうほう、すっげー自信だな。んで、具体的にはどーすんだ?」
 ラインハルトは、まるで悪戯をする少年のような笑顔でヤンを見た。瞬間、ヤンはため
息を漏らす。
「やっぱり、僕達ですか?」
「ふふ、卿のおかげで到来した新時代なのだからな。責任を取って、しっかりと卿と卿の
長剣には働いてもらおうか」
「分かりました。でも僕とデル君が働くためには」
「承知している。爆弾は全軍をあげて捜索し、必ず発見する」
 ユリアンはラインハルトとヤンの間で視線をせわしなく往復させる。作戦内容を口にす
るでもないのに同一の作戦を組み立てているかのような二人に驚嘆と、僅かな嫉妬を感じ
てしまう。
「それと、爆弾捜索と解除は奴等を捕縛することで更に確実になる。そのためには、予が
自ら助力を請うべきだろう」
「そうですね。僅か数時間で全爆弾の発見と解除をするには、実行犯を捉える事が早道で
すから」
 まるでそれが当然の事かのように二人は話を進め、皇帝はルイズとティファニアへ向い
て頭を下げた。
「済まぬが、奴等を捉えるために協力して欲しい」
 ユリアンは女性二人へ素直に頭を下げる皇帝の姿に驚きと、今度は尊敬の念を抱いた。
「もちろんですわ!このルイズに任せて下さい!」
「わ、私も出来るだけの事をします。頑張ります、陛下」
 ルイズは胸を張り、ティファニアは頭を下げて皇帝の頼みを快諾した。
151名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:00:28 ID:YKQbThct
>>149
俺は小学校の図書室で読んだからタイトルが「怪奇植物トリフィドの侵略」だったんだぜ……
152名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:02:21 ID:o83+/v/t
創作物が○○の意見で左右されるのが嫌だと言いつつ
結局何よりその意見を意識する余りに
参考にしながら真逆のベクトルに突き進んでただけじゃん。
それで自分の作品には誰にも口出しさせないなんて
一匹狼気取ってみたところではっきり言って滑稽なだけだろ。

荒れるに違いないって確信があって自覚的にやってた以上、
それは創作の名を借りた煽りであって、SSへの冒涜ですらある。
迷走始めた原因がどこにあろうと、
もう提督の作者は作者じゃなくて悪質な荒らしに過ぎない。
153名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:02:58 ID:iPGql1d5
エースコンバットの人まだ?

てかSSはタイトルつけてくれたほうが判り易いのだけれど
154名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:04:05 ID:JFx3kzqh
空気あんまり読まなくてすまないんだけど、ゼロ魔に「念動」なんて魔法、あったっけ?
155名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:04:39 ID:3TOzfnc4
>>136
追い出すも何も作者が避難所に投下すれば一発で終わる話だったんじゃないか。
基本的に(それこそジャンプと違って無報酬に)SS書くのは「どう、俺の考えたこの話? おもしろいでしょ?」っていう作者のオナニーなわけだろ?
少なくとも俺はそんなスタンスで投下してる。
それをこんなスレが荒れるのをわかってて本スレに投下するってのはやっぱ神経を疑うよ。
オナニーは誰にも迷惑をかけないようにやるもんだ。
156名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:05:58 ID:yfylfBDK
TがスレにSS投下しなければ、今の荒らしは出てこなかったわけだ。
ついでに言うと、これから投下しようとする人達も、気分が悪くなったりしなくて済んだわけだ。

Tのやったことは、カレー屋の前にウンコを置いたようなモンだよ。
157名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:06:41 ID:AhHK/UtX
>>154
おそらくタバサがサイトをのぞきの件から救う際に窓を念力で開けるって感じの表現からかと。
158名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:07:46 ID:4WrDltJC
次なる投下が訪れるまでこのスレを綺麗にしておかないといけんね・・・。
という訳でコピペ君、すみやかに全部貼り終えて気がすんだらとっとと帰りたまえよ。
159名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:08:01 ID:u8uDputo
 その後もラインハルトとヤンは手早く相談を勧め、作戦の内容を詰めていく。
「…これでいいだろう。必要なものは急いで届けさせる」
「ですね。それでは我々はブリュンヒルトへ向かいます」
「うむ。予はこのまま司令室へ向かう。キャゼルヌも予と共に来い」
「了解です」
 言うが早いか皇帝は車列を停車させ、風のように颯爽と別の警護車輌へ乗り換える。慌
てて後を追うキャゼルヌも乗せた後、車列を急発進させて司令室へと疾走していった。

「では、ブリュンヒルトへお願いします」
「承知しました」
 ヤンの依頼に大型ヴィークルを駆る運転手の若い兵士は軽く敬礼を返す。残った人々を
乗せ、悲鳴のような音を立てるタイヤで床を削りながら方向転換と急発進をした。
 ヤンは妻と息子に声をかける。
「それじゃ、後は頼むとするよ」
 フレデリカとユリアンは強く頷いた。
「ええ、あなたも頑張ってらっしゃい」
「僕も全力を尽くします。どうか、生きて戻ってきて下さい」
160名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:09:09 ID:o83+/v/t
>>158
60kbぐらいコピペして連投してるし2ch運営に通報したら何とかなるクラスじゃね?
161名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:10:20 ID:JFx3kzqh
>>157
12巻の193ページにある「念力」か。ありがとう。
162名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:11:38 ID:OcGd97TV
なんかこのままコピペ荒らしが続くようだったら、しばらく避難所の方を本スレにした方がいいかもね。
実際に別のクロススレでは、夏の荒らしを警戒して、八月いっぱいまでそうしていたところもあるし。

なんか荒らしに負けたみたいではあるけど、ここはみんなで使用しているんだから、「子供っぽい反抗心」を貫いて周辺を煽っても仕方が無いし。
ルールってのは勝手に作られていくんじゃなくて、問題が生じて、その都度みんなで定めて定着していくもんなんだ。
そんな程度のことも解んない人には、もう本当に何を言っても駄目なんだ。
荒らしってのは、本当に相手しちゃあいけないんだ。
彼らは人の言葉も心も理解しようという意志の無い人たちなんだ。
だから、もう…駄目なんだよ…。
163名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:17:54 ID:uBjN7EX9
>>160
何度か規制通したことあるがこの程度じゃ論外
最低でもこの調子で三日はやらないと無理
164名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:19:31 ID:AchZFRbU
当日なのに超遅レスのような気がするが…
ウルトラ五番目の人乙!
そういえばM78星雲はハルケギニアが存在する宇宙とは繋がっているんだろうか?
165名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:25:57 ID:Qd/eQAZh
ハルケギニアが、実は違う銀河系の星でした。っていうんなら、
マクロスの移民船団がハルケギニアに到着しましたっていう話も作れそうだな
166名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:26:28 ID:WJAORCm+
まぁ読む側が偉そうな勘違い野郎が多いのはここに限った話じゃないからなぁ
提督の人乙です。
167名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:27:36 ID:GRvCW/Ej
まぁ書く側が偉そうな勘違い野郎が多いのはここに限った話じゃないからなぁ
168名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:29:11 ID:0HvF+Nfx
書く側は多くないだろ
169名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:29:28 ID:HQm+T9B8
…せっかく、ネット上という顔を合わせる機会もないであろう方々と交流できる場であるのだから
こう言う、荒れている現状見るのは寂しいな…

と、思いつつエースコンバットの方まだかなと待機してみる
170名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:31:00 ID:yfylfBDK
多分、時間あけないと無理でしょ?
今のスレの状態じゃ、誰も投下したがらないんじゃないの?
171名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:31:33 ID:Lhk74ZXQ
>>165
一度Fのミハエル召喚して、実はゼントラーディサイズなルイズ達とのほのぼのを考えた事がある。
タルブに置いてるのはフォッカーさんの機体で。
172名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:33:08 ID:4Sx8TJCW
柿崎じゃないのか……
173名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:34:01 ID:JFx3kzqh
>>172
つまりシエスタが……柿崎の血を……?
174名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:37:18 ID:AhHK/UtX
どんなシエスタになるんだよw
175名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:39:46 ID:M3Rgvva7
柿崎……めぐちゃんですね。わかります。
とにかく口と身体の悪い使い魔だな
176名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:40:02 ID:JFx3kzqh
>>174
・火石の威力圏内から逃れようとして「シエスタァァアアアア!!」
・ルイズを相手に、才人のことでからかってる途中で「シエスタァァアアアア!!」
177名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:40:11 ID:nybnl74S
柿崎シエスタ…早死にしそうだw
178名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:41:38 ID:iU8UkFAO
提督最高でした!!
あの続きが読めるとは思っていなかったから驚きのサプライズですよ。
口汚く言ってくる人達は無視してやればいいんです

少なくとも楽しみにしているやつは一人ここにいるぞ!!!
179名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:41:59 ID:vYD7Jiz8
ライドウからライホーくん召喚
メタ発言しまくるキャラって扱い難しそうだな・・・・
180名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:42:42 ID:phkujQdV
むしろすわっ口調の悪魔を
181名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:43:08 ID:AhHK/UtX
柿崎シエスタって無駄に前線にいるんだなw
182名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:43:58 ID:J02kMZDK
ステーキ食べそびれるのか……
183名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:44:19 ID:bkzwuGvP
つか提督作者がやってきたことってのを誰かまとめてくれないか?
面白かったから作品は好きだけど、あまりの嫌われようにさすがに気になった
Wikiで大半を読んだからリアルタイムは少なかったんだけど、俺が知らないとこでそんな嫌われるようなことばかりを繰り返してきたの?
184名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:45:53 ID:Qd/eQAZh
>>183
避難所の運営スレに全てが集約されてる。
185名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:46:09 ID:B7hMkYkv
やっぱさ、みんなのアイドルモコイさんは外せないと思うんだ。
あれでオーストラリアの大悪霊なんだぞ…?

でも「ダメダメだね、チミ」とか愛せるようになるまではかなり腹立つよなwww
186名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:46:10 ID:Fp56GDMS
パタリロ西遊記から孫悟空召喚…
駄目だドラえもん並にチートすぐるww
187名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:46:21 ID:Rn2GJ6I4
じゃあゼロ繋がりであの二人の子孫工藤シエスタを
何度撃墜されても大丈夫
188名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:46:51 ID:gPGCJ04Q
>>183
わざわざ荒れそうな話題を蒸し返すなよ
189名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:48:04 ID:AhHK/UtX
お前ら知ってるか全国的に柿安いんだぜ。

柿ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
190名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:49:08 ID:iU8UkFAO
>>183
あてに出来ないと思うがなぁ
こういう楯突く作者さんは好きだわ
作品も面白いしね

今までこの読むだけの馬鹿どものアンチ活動でどれだけの作品がつぶされて来たか
やつ等こそこのスレから消えてほしいわ
191名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:49:18 ID:4Sx8TJCW
渋柿ってさ、渋抜きすると普通の柿より甘いんだってな
あと、酔っ払ってるのをだか酔っ払うこと自体を抑えてくれるとかなんとか
192名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:49:25 ID:AB2tXXP9
柿なら家の庭先に山ほどなってるぜ
殆ど渋柿なんで干し柿にしないと食えた物じゃないが
193名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:50:32 ID:bkzwuGvP
>>184、188
すまんかった
今ぐらいしか聞けないかなと思ってな
おとなしく運営スレを見てくるわ
194名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:51:02 ID:AhHK/UtX
>>191
へぇ。そうなんだ。今度ウコンの力と併用しようっと♪

日付変わらないかなぁw
195名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:51:16 ID:BMJZ9ViN
いちいち焼酎につけるわけにもいかんしな
196名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:51:29 ID:krBCZGs9
>>183
うんにゃ、別に何もやってない。

荒らし&アンチが勝手に騒いで筆者を悪者扱いしてるだけかと…
197名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:51:50 ID:NtAo3dSp
メガテンシリーズの悪魔は可愛らしいのも多いけど
実際普通の人間では太刀打ち出来ないものばかりなんじゃね?w
198名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:53:01 ID:iU8UkFAO
荒れた責任を分かりやすく一人に押し付けた最低な連中がルールルールと喚いて口汚く罵るんだから滑稽極まりない
199名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:53:06 ID:uBjN7EX9
特別編のみwikiの削除が決まった訳だが・・・
中途半端に残すらいっそのこと薔薇も含めて全部消したほうがスマートだな
転載して良いなら誰かがwiki作ってくれると思うよ。もしくは自分で作るか。それとも完全削除か。
ファンの為にも作者さんはここだけ宣言してから撤退したほうがいいかも
200名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:53:30 ID:Lhk74ZXQ
>>197
ヴィーヴィルたん可愛いけど説明読んだらめちゃくちゃ凶悪だしな。
ピクシーですら一般人は殺されかねんぞ。
201名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:54:16 ID:AB2tXXP9
>>197
餓鬼辺りならギリギリ何とかなるはず
一応ヤクザよりは弱いし
202名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:55:04 ID:rzPWd3/Q
>>199
とりあえず新しいwikiができるまで今までの作品をここに転載しよう
203名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:55:05 ID:Qd/eQAZh
提督関係の話は、今ここでやっても荒れるだけだから避難所でやってくれ。
せっかく別の話題で盛り上がってきてるところで、ワザワザ蒸し返す目的が分からん
204名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:55:06 ID:+h9WEqpl
ガンダム∀からロラン召喚

ほら、執事みたいな事もしてたし御大将相手に剣で戦って買ったからデルフもそこそこ使えそうじゃないか
205名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:55:21 ID:iU8UkFAO
自分の嫌いな作品を追い出すためにアンチ活動しまくってスレを荒らす。

そして作品が投下されるとスレが荒れるという土壌を作り出して作者を”原因に”仕立てる。

昔からやられてきた手口だわな
206名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:55:52 ID:bkzwuGvP
>>190、196
いや、一応どちらの言い分も見てみないと養護も非難もできないなと思って…
これ以上はもういかんな、俺が荒らしになってしまうから消えるよ
207名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:56:02 ID:o0+rKhUP
>>190>>196
あんたら幸せそうだね、羨ましいよ妄想癖の申し子達。
208名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:56:03 ID:4Sx8TJCW
洗濯シーンが楽しみだw
209名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:56:17 ID:gPGCJ04Q
>>185
やべぇ、ちょっと小ネタが出来そうなのに出先だからPCがねぇwww
210名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:57:00 ID:yfylfBDK
ようやく荒れも収まってきたとこなのに、蒸し返すヤツは何なの?バカなの?死ぬの?
211名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:57:26 ID:4Sx8TJCW
>>209
つまり、手書き→写メ→うp方式ですね
212名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:57:46 ID:rz11mWmM
酔っ払いはいいね、幸せそうで
213名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:57:55 ID:iU8UkFAO
>>207
妄想はお前たちだわな
何度同じ事繰り返す気なのかね?
214名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:58:23 ID:4WrDltJC
場の緊張も緩んできたようだし、次の作者さんの投下来ないかなー・・・。
215名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:58:34 ID:AhHK/UtX
女装してローラ・ローラとして振舞う機会が欲しいね。
モット伯関係で。
216名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:59:07 ID:rzPWd3/Q
>>214
今、投下したらKY扱いになるだろ
217名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:59:18 ID:iU8UkFAO
>>210
自分らが好き勝手に罵詈雑言言いたいほうだいした後に話題にするな!
ですか?

それどこのルールよ?
このスレはお前らのお気に入りしか認めないスレかね?
218名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:59:26 ID:vMRlBjPt
>>204
ま…まただ、一体どうなってるんだ…?
ハッ!!…こ、これが…まさか!!ゴールド・エクスペリンス・レクイエムの……!!


『過去ログを漁ると幸せになります』
219名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:59:41 ID:AbyVlDCQ
とりあえずエースコンバットの人に期待
220名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:00:05 ID:AhHK/UtX
>>212
まさか本気でいってるのん?
221名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:00:09 ID:B7hMkYkv
>>201
あれでも成人男性の勝率は4割とか小説版では警察署を一体で全滅させた経歴があるんだけどな>ガキ
222名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:00:18 ID:0x8r/r14
>>186
西遊妖猿伝が連載再開してたのでそっちを呼ぶか
あるいは無支奇のほう
223名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:00:43 ID:U1Stca/1
マーラ様に続きミジャグジ様召喚
いっそのことこの2柱を同時に…
224名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:00:49 ID:gPGCJ04Q
>>211
無茶言うなwww

とりあえずメモ書きだけしてあとで投下するさ
225名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:02:07 ID:AB2tXXP9
>>221
四割は勝てると考えれば……うん、きついな
226名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:02:19 ID:4WrDltJC
>>211
新しすぎるwww
wiki登録の際は画像に直リンで読ませるようになるとかする必要があるかとw
227名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:02:31 ID:vMRlBjPt
>>223
※もれなく守矢神社がついてきます。
228名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:02:35 ID:YKQbThct
>>221
成人男性との勝率が4割で警察署潰すって凄くね?
229名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:02:44 ID:o0+rKhUP
>>213
お前‘たち’って誰だよ。俺の意見なのに他人まで巻き込むな三味線の材料にもならない駄猫が。
230名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:02:47 ID:jVpALeQn
>>100に全てが集約されてるよね

わ た し は 荒 ら し で す

ってさ
231名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:03:19 ID:4Sx8TJCW
>>221
ということは、成人男性の4割は警察署を全滅させられる!?
232名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:03:57 ID:iU8UkFAO
156 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 22:05:58 ID:yfylfBDK
TがスレにSS投下しなければ、今の荒らしは出てこなかったわけだ。
ついでに言うと、これから投下しようとする人達も、気分が悪くなったりしなくて済んだわけだ。

Tのやったことは、カレー屋の前にウンコを置いたようなモンだよ。

170 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 22:31:00 ID:yfylfBDK
多分、時間あけないと無理でしょ?
今のスレの状態じゃ、誰も投下したがらないんじゃないの?

210 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 22:57:00 ID:yfylfBDK
ようやく荒れも収まってきたとこなのに、蒸し返すヤツは何なの?バカなの?死ぬの?



これが荒らしだわな
233名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:04:11 ID:J02kMZDK
>>204
むしろギャバンを……
234名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:04:28 ID:U1Stca/1
>>221
カーンだよね。あれ読んだら悪魔の怖さが分かる。それ以上に悪魔に対抗できる人物に畏怖してしまうね
やっぱり悪魔なんだよね。ゲームで弱くてもさ。
235名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:04:42 ID:4Bf+uO5A
おい、特別編が管理人権限で強引に削除されたぞ
新しいwikiを誰か作ってくれよ
否定派の書き手は皆でそこに移住しようぜ
236名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:04:43 ID:bPJ66G1L
提督の人も十分アレだが追い出そうとしてる奴らも退くわ
言ってることは理解も納得もいくんだけどルール云々よりも提督の人本人と作品への
嫌悪や憎悪ばっか見て取れるような言い方ばっかりだし
読み手、書き手両方の質が下がってきてるんだろうかね……
237名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:04:49 ID:+h9WEqpl
>>218
なん……だと……!?まとめ見る限り召喚されてなさそうだったんだがそうでもなかったのか
238名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:05:08 ID:iU8UkFAO
>>229
次はどの作品をつぶす予定なの?
すき放題文句言って他人を潰せていい気持ちになった?
239名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:05:52 ID:4Sx8TJCW
>>222
分かった、東遊記だな
240名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:06:09 ID:76Dx3woa
柿「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

柿ぃぃぃぃぃぃぃ!!
241名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:06:43 ID:4WrDltJC
ありゃりゃ・・・やっぱりまだ投下する雰囲気には戻りそうにないねorz
連休なので新作が続々と投下される事を楽しみにしてたんだが・・・。
242名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:06:51 ID:4Sx8TJCW
>>233
宇宙刑事?
243名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:07:31 ID:0x8r/r14
警察官の戦闘力は一般ピーポーの成人男性を凌駕するはずなんだが…
あいつら剣道とか柔道とかの段持ちばっかだろ
244名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:07:50 ID:AhHK/UtX
>>240
ごめん。たぶん此間俺が道路でぶちまけた柿のどれかだわ・・・。
245名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:08:38 ID:J02kMZDK
>>242
ボルジャーノン乗りの事、たまには思い出してあげてください。
246名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:08:51 ID:4Sx8TJCW
>>240
まさか猿蟹合戦にその後のストーリーがあったとは思いもしなかったよな
247名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:08:59 ID:76Dx3woa
>>244
柿崎ぃぃぃぃぃぃぃ!!
248名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:09:16 ID:gPGCJ04Q
>>239
ルイズがタバサとコルベールとマリコルヌをともなって
東方に通商条約を締結にいくのですね
わかります。
249名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:09:33 ID:4Sx8TJCW
>>243
蒸着とか反則だよな
250名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:09:46 ID:AB2tXXP9
苺「柿の無念を晴らす!」
251名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:09:54 ID:AhHK/UtX
>>246にすべて持っていかれたな。俺の駄レスじゃんw
252名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:10:13 ID:o0+rKhUP
>>245
カプールだのズサだの、ZZ好きには最高だったな髭は。
253名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:11:10 ID:4Sx8TJCW
>>245
ねずみだっけ?
254名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:11:50 ID:81Prvsqn
>>238
私は心底イイ気分ですが?
自分の意思を押し通すために200スレ記念を装って荒らし行為を行った作者。
そんな下衆が>>100
>以後、私はここでいかなる文章も書きません。
こうまで言ってくれたんです。小躍りしたい気持ちですよw
255名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:11:54 ID:U1Stca/1
>>243
あいつらマジでヤバイくらい強いよ
その上拳銃持ってるしな。それでも悪魔には勝てませんでしたけど
256名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:12:28 ID:AhHK/UtX
>>253
アルジャーノンじゃね?
カトレアがそれ系の病気じゃなくてよかったわ。
257名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:12:57 ID:4Sx8TJCW
>>248
青い果実、渋い孤高の研究者、紳士じゃ西遊記にならないよ?
258名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:13:05 ID:J02kMZDK
>>253
チクショー!!
259名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:14:19 ID:AbyVlDCQ
>>256
ベターマンとのクロスか
260名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:14:20 ID:4Sx8TJCW
>>256
ヤバイ、普通に勘違いしたw
そして>>258も分からないというw
261名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:14:52 ID:76Dx3woa
ルイズ「この召喚した赤いゴーレム、乗り込んだらすっごくしっくりくるの……。
スローネツヴァイって言うみたいだけど……」
262名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:15:08 ID:Y9s+yQ4d
>>233
コショウを思い出してしまった自分は、今かなり腹が減っている。
263名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:15:08 ID:iU8UkFAO
このスレに常時張り付いている連中が腐りすぎている・・・・・・・・

提督の人、悔しい気持ちは分かるわ
この連中の性根の腐り具合は想像を絶している

たかがスレに投稿しただけで人格がどうのと言ってくるような馬鹿どもに遠慮する必要なんてないぞ

こいつらが作者さんにやっていること見れば他人に説教できる筈がないんだからな

全員が腐っているわけじゃないから今後もがんばってくれ!!
264名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:15:40 ID:AhHK/UtX
>>258は俺もわからねぇw
265名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:15:51 ID:yfylfBDK
>>232
ID:iU8UkFAO
とりあえずよ、もういい加減蒸し返すのよそうぜ。
俺のやってたことが荒らしなら、お前のやってることも荒らしなんだよ。
人を槍玉に挙げたり、粘着して気持ち悪いぜ。
俺は消えるよ、アバヨw
266名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:16:03 ID:J02kMZDK
267名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:16:21 ID:AhHK/UtX
あえて言おう


なんというイタチゴッコ。
268名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:16:22 ID:DwMhdx6X
>>253
サンドラットってザブングルだったよ―なきがするんだが



カプールと聞くと何故かカプル以外にカスール姉弟を思い出してしまうすてぷり全部読破してる俺…
そういやシャノンも女装経験者だっけ
しかも異様に綺麗(双子の姉、ラクウェルと瓜二つレベル)だし
269名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:16:51 ID:48cwYkCt
白髪鬼「作家のためにスレがあるんじゃねぇ。スレのために作家がいるんだ」
270名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:17:10 ID:0x8r/r14
三蔵法師:ルイズ
猪八戒:マリコルヌ
沙悟浄:ギーシュ
孫悟空:人外大魔猿
271名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:17:33 ID:5JpC4D9G
>>250
思わずルドン高原辺りに連れて行きたくなるような台詞を吐く苺だなw
272名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:18:27 ID:Fp56GDMS
>>261

ツウ゛ァイじゃない、ドライだ。
273名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:19:55 ID:4Sx8TJCW
>>266
>>258のチクショー!!自体には元ネタが無いってことで良いのかな?
274名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:20:24 ID:UfX1++ZE
ルイズ「この召喚した平民、なんだかすごくしっくりくるの……ユウジっていうみたいだけど…」

リュウジでもハヤテでも可だな
275名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:21:27 ID:81Prvsqn
>>263
ココ以外で頑張るなら、いくらでもどうぞ?御健康でご活躍のほど、陰ながらお祈りいたしますw
あなたも彼の行くところについていけばよろしい。
276名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:22:22 ID:4Sx8TJCW
>>270
孫悟空が色々とぶっちぎりですね
277名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:22:26 ID:AhHK/UtX
>>273
同じ気分ですが、まぁ、その辺でw
278名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:22:49 ID:gZg5RMKo
提督の人。今なおスレの流れがかなりグダグダになっており、
ご自身も色々と口にしてしまったこともあるが…あえて言おう。

お疲れ様でした。一読み手として、これからの活躍に期待しております。
またいつか、どこかのスレでお会いしましょう。ノシ
279名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:22:54 ID:I5EirpkM
>>250
子供の頃、柿の木から落ちて怪我したの思い出した
さらに柿が渋くて泣いた

>>274
むしろタイガならデルフを使いこなしてくれると思うんだ
280名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:23:58 ID:YKQbThct
>>279
タイガは厳しくないか?
デストクロー装備してたらデルフ持てないだろ
281名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:24:02 ID:AB2tXXP9
>>271
チューブウォームの触手マジオススメ
一撃で1000以上のダメージとかもうね……

最終皇帝の人、今どうしてるんだろうか
282名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:24:08 ID:mnZJ6wIe
煽り合いなんて下らねぇ!
お前ら、俺のエールをきえええええええええええええ!!


金の卵の人!頑張れ!
ウフコックもルイズも、凄く好きだ!凄い良い!
物語も面白い!ぐいぐい引き込まれる感じがあって、一度読み出したら止まらない!
こう、ウフコックのもふもふっぷりとか、伝わってくるんだよ!
後、この先ルイズに待ってるだろう苦悩とか、ウフコックの宿命とか、今から凄い感じる、感じるぜぇ!

ウフコックの人、頑張れ!頑張れ!
待ってる!

以上! 終わり!
283名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:24:11 ID:J02kMZDK
>>273
そういうことです。調子に乗って申し訳ない。
284名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:24:51 ID:AhHK/UtX
イタチごっこ

・子供の遊戯の一。二人で向かい合って、「いたちごっこ、ねずみごっこ」と唱えながら互いに相手の手の甲をつねりながら順に重ねていく遊び

・〔上のの遊びはきりがないことから〕双方で同じようなことの繰り返しで、いつまでも埒(らち)のあかないこと


変な遊びね。

285名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:25:24 ID:feersP64
NG ID:iU8UkFAO
286名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:26:00 ID:5JpC4D9G
>>280
いや、そっちじゃなくて某手乗りタイガーの事だと思う。
287名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:26:49 ID:iU8UkFAO
>>275
> 104 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/11/23(日) 21:30:02 ID:81Prvsqn
> 二度と創作に手を染めないで欲しいですなw
>
> 笑わせるな小僧。

ハテハテ
こんなことを言われなきゃいけないようなことをしたとは到底思えないがねぇ
お前はどれ程の人間でこんな言葉をはく資格が自分にあるとでも思っているのか

笑わせるなよ審判気取りが
288名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:27:01 ID:I5EirpkM
>>280
スマン、そっちのタイガじゃないwww
リュウジと出てたんで手乗りのほうを
289名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:27:05 ID:eqmwE9oC
wikiの提督特別編が消されたヨ
290名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:27:20 ID:Fvzv9GrQ
>>274
シャナ召喚で声ネタがあったな
シャナは合わせにくい作品だよな、フレイムヘイズは余程奇特な人以外従わないしw
徒なんて呼んだら喰われ放題、『約束の二人』くらいか無難なのは…
291名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:27:39 ID:DwMhdx6X
>>280
まあタイガはタイガだけどカメンライダータイガでもサガークでもなくラブコメの虎龍の方の大河だろ

大河じゃあおっちょこちょいだしデルフすっぽぬけるとか平気で起りそうなのがな
下手したら両手に結び付けないと不味いかも
292名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:28:21 ID:A5r2Y98s
ンじゃ俺も!

最近姿を見せないけど!ヤクいの人待ってるぞおおおおおおおおおおおお!!
あり得ない話口調とか結構面白かった!
3×3アイズもゼロの使い魔も、どっちも大好きだからずっと待ってる、続きまってる!
だからいつでも良いから帰ってこいよおおおおお!!
293名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:29:01 ID:JFx3kzqh
>>290
『約束の二人』のラブラブっぷりは、2ch住人の男性の7割以上にとって毒だぞww
294名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:29:43 ID:YKQbThct
>>286>>288
正直に言うとなんとなく声優ネタとかそっちのつながりかなって気はしてたんだ
でもタイガは呼ばれてるっつか出てるしもしかしたらそっちかなーって気がしてな……
295名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:30:17 ID:iPGql1d5
こんな流れの中
ドモンの召喚とかFF5のバッツ召喚とか帰ってこないかなーと言ってみる

あとバビル
296名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:30:34 ID:76Dx3woa
>>291
剣道の段持ちだからきっとタイガーはデルフを使いこなしてくれるよ

致命的なのはこのスレの御法度ネタな所だが
297名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:32:02 ID:4Sx8TJCW
>>283
そうですか、答えてくれてありがとう。
こちらこそ何度もしつこく聞いて申し訳ない。
298名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:32:05 ID:AB2tXXP9
>>296
むしろタイガー寅吉を召喚しよう
後期型なら暴走する事もそうそう無いはず
299名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:32:07 ID:+xcb+L6i
俺も応援。
鬼哭街の人、待ってるよ。
続き待ってるからまた書いてくれよな。
300名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:32:17 ID:I5EirpkM
>>291
確かにw身体能力上がってもドジなのは治りそうに無いな
それにしてもタイガはいろいろ該当キャラが居てややこしいな(汗
301名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:32:26 ID:AhHK/UtX
>>295
バビルは帰ってきてほしいねぇ。
やっと追いついた!っと思ったら更新停止orz
302名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:33:00 ID:dTB1PmUg
取り敢えずレス300近く、容量157kbな件

こんな空気じゃ他の作者さんも投下し辛そうだな
303名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:33:08 ID:l1IvUM4e
>>299
鬼哭街の人は避難所だからここで書いても見てるかどうかわかんないよ。
あの人の作品の殺陣がすっごい格好良いから俺も続き読みたいんだけどなぁ。
304名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:33:49 ID:4Sx8TJCW
>>284
何故かその変な遊びをやったことがあるが、そんな名前だったのか
305名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:34:34 ID:mblE22uz
>>255
中ボスの突然変異ガキでガン反射を持ってたということで一つ。

>>282
>きえええええええええええええ!!
噴出したw
北野君の人また来ないかなぁ。
306名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:34:41 ID:AhHK/UtX
>>302
好きなキャラに優しく窘められる様を想像しようかw
307名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:36:15 ID:AhHK/UtX
>>304
らしいよ。やったことない俺からしたらドMの祭典みたいな内容だけど
308名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:36:25 ID:vTT/+P/l
>>295
俺はディセプティコン・ゼロとスタスクの人を
309名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:36:57 ID:+xcb+L6i
あと、避難所繋がりでやっぱりこっちに書いても仕方がないかもしれないけど、ソーサリーの人、いっつも読んでます。
最近は短い投下でパラグラフを選ぶのが続いてますが、この後もずっとそうなのかな。
前みたいにまったりも好きだから、どっちにしろ応援してます。
310名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:37:51 ID:Rn2GJ6I4
虎蔵召喚の人帰ってこないかな…
タルブ上空戦は何度読み返してもいい
311名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:38:13 ID:81Prvsqn
>>287
は?随分自分に自信がないご様子。いけませんよ、もっと胸張って生きないとw
私、提督の作者程度になら、そのくらい言える人間であると自負していますが?
312名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:38:23 ID:76Dx3woa
声優ネタなら作中でチョイネタでナギとマリアさんやってる作品があったなw

てな訳でミーディアムの人見てるー?いつまでも待ってますよー!
あと爆熱の人も帰ってきて欲しいです
313鬼の中の人 ◆k/J4WBt9ls :2008/11/23(日) 23:39:17 ID:dAeTDQY/
   (⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒)
   (    ⊂⊃                ⊂⊃)
   (                            )
   (        ⊂ヽ、∧ ∧ ノ'つ         )
   ( ⊂⊃       \( ゚∀゚)/ ))      )
   (       ((  //|   l ヽ、           )
   (        ⊂ノ ( ヽノ\_つ       )
   (            ノ >丿           )
   (            し レ スイ スーイ         )
   (        彡                  )
   (      彡                    )
    〜〜〜〜〜〜〜〜Ο〜〜〜〜〜〜〜〜
                 0
                  。
               _____________
             /   /l_/l       )
             / ( ̄(´Д` ) ̄0   /
          /~ ̄ ̄ ̄⌒⌒⌒⌒ ̄ ̄ ̄)
         / ※※※※※※※※  /
         / ※※※※※※※※  /

これは夢だな、きっと
314名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:40:16 ID:76Dx3woa
>>313
来た!鬼の人来た!これで勝つる!
315名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:40:58 ID:NtAo3dSp
アクマの人が楽しみだ!
ギュス様の人も楽しみだ!
氷竜の人もフロウウェンの人も楽しみだ!
ウルトラの人も波動の人も大好きだ!
ミカヤの人だって待っている!
316名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:40:59 ID:P+JjXzEO
私は黒蟻とGIFTを応援してます。
ルイズの変化が丹念に描かれていて読みごたえ抜群。
317名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:41:25 ID:+xcb+L6i
ちょっちょっちょちょっちょちょ
夢じゃねeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!
318名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:41:38 ID:jVpALeQn
>>313
早く起きて続きを書く作業に戻るんだ!
319名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:41:47 ID:l1IvUM4e
>>313
いきなりこんなこと聞くのも失礼だけど、次の投下はいつになりますか?
待ち遠しくて仕方ないんですが。
320名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:43:42 ID:vTT/+P/l
>>313
(耳元で)書く書く書く書く・・・
321名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:44:26 ID:DwMhdx6X
ブラスレ、ストジャ、波動……最近好きな作品増え捲りで嬉しいぜ

……あれ、最近増えた中でも前者二作品ともにブラックな世界観のだ
322名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:46:37 ID:JFx3kzqh
これはここに上がっていない作品が投下しづらい流れですな。
323名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:46:50 ID:u8uDputo
アル・アジフの人!
続きを今か今かと待ってるぜぇぃ!
324名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:47:38 ID:Gme9s5Vu
熊の爪の人の最後の投下からどれほどの時間が流れただろうか
まるで気が遠くなるほどだ
好きな作品だけに早く帰ってきてほしい
325名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:48:20 ID:4Bf+uO5A
特別編復活したな
あのまま消されてたら管理人に失望してたわ
326名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:48:38 ID:uBvt2tev
ルイズ!ルイズ!ルイズゥウウウウウウウウ!!!!!

・・・・・・ふぅ 俺は賢者タイムに突入した
お前らもとりあえず色々と出して落ち着けよ
327名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:48:41 ID:EmNUViPR
スレ立てからわずか3時間で300突破とは… 朝にはスレ使い切るんじゃないか。
悪くしたら投下なしで雑談のみで…

とりあえずサイヤの人と眠りの地龍とグルグルの人、続きを待ってます。
328名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:48:49 ID:Fv/yZFpP
DODの人、続き待ってるよー
329名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:49:24 ID:Qd/eQAZh
今の流れは作品復活希望だよな!?

リリカルイズの人、早く完治して続きを読ませてくれー!!
330名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:49:44 ID:iPGql1d5
そういやキュルケがカイムとアンヘルを召喚するのとかも良い所で止まってんだよなぁ

もったいない
331名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:50:18 ID:4WrDltJC
作者さんへの応援タイムかね?
では拙僧も・・・

ラスボスの人、前回のラスボス召喚ラッシュに血肉沸き踊るものを感じました。
鷲と虚無の人、つい最近新作投下されたのでウレションもので読ませていただきましたw
金の卵の人、才人がレコンキスタ側に回っていたという衝撃展開に続きが気になりまくりんぐです。
332名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:50:21 ID:w3iyl1bg
じゃあ俺はサモンナイトシリーズの皆さんとマジカルプリンセス、
そしてマジ狩るプリンセスの人を応援するよ!
333名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:51:08 ID:I5EirpkM
ゼロメロディ読んで久々にエタメロのED聞きたくなって押入れからSS版引っ張り出した
ぽっぷるメイルが入ってたorz
334名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:51:58 ID:AB2tXXP9
良い所で止まってる人にはみんな復活して欲しい

なのはさんの人とか
林檎の人とか
ダブルクロスの人とか
etc.
335名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:52:25 ID:HQm0dwiU
はぁ・・・
男マシロきゅんの可愛さは異常だわ
ちょっと応援の流れをスタップ!書けたから投下します!そんな訳で10分後に支援願います。
書きたい所は筆が進んでありがたやありがたや。
強引な展開かもしれないから何だって言ってくださいな。いや、アレなところは変えておきますから。
337名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:53:30 ID:iPGql1d5
そんじゃ支援だ
338名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:53:50 ID:gZg5RMKo
siennda.
339名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:54:01 ID:vTT/+P/l
頑張れ!
しえん
340名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:54:07 ID:76Dx3woa
>>336
まさかの勇者現る
341名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:54:22 ID:sZpNjtrN
私はミュウツーの人とか夢幻竜の人とかギャラドスの人とか
ルカリオの人とかレッドの人とかに復活して欲しいぞー!
342名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:54:23 ID:Fv/yZFpP
支援だ!
343名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:54:40 ID:V+kPAcNZ
この流れなら言える!
ARMSの人、復活お待ちしてま〜す
恵とイザベラ組が、お気に入り
344名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:55:58 ID:Xc9wElCV
では、アニメ化の波に乗って、上条と一方さんのお二人、復活お待ちしています。
345名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:56:10 ID:V+kPAcNZ
>>366
勇気あるもの、支援する!
346名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:56:40 ID:F8VtsX5o
いつも早いな〜
支援
347名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:57:02 ID:4ThpMAKa
サイヤ虎の字へっぽこガンパレード魔龍伝イザベラ管理人
溺れる金貨宴はまろやか他、挙げればキリがないけどマジで続き待ってます
そして支援
348名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:57:07 ID:I5EirpkM
楽しみに支援
349名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:57:29 ID:Fv/yZFpP
>>366にプレッシャーがかかりました。
350名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:58:07 ID:4WrDltJC
>>336
オッス!支援させていただきますにゃん!
351名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:58:30 ID:dAeTDQY/
>>319
            / ̄\    __ノヽ、_ノヽ
            |    |   )
            \_/   <. I never make plans that far ahead!!!!
              |     ノ
           /  ̄  ̄ \  ̄ヽ,.-- 、,. -‐-
   ∩     /  ::\:::/::  \ .   ∩
   l ヽ∩ /  .<●>::::::<●>  \ ∩ノ j
   ヽ ノ |    (__人__)     | ヽ ノ
    | ヽ \    ` ⌒´    / / j
  .  \  ̄ ───────  ̄  /
    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
    |   天            二   |


 (´Д`;)、  ウソデス スミマセン ガンバッテカキマス
   ノノZ乙
25.Paradise[sahara & Carac Agaialor ]

あなたへ。機密なのですが王宮で少々困った事が起こりました。
ですのでしばらくそちらに帰れそうにありません。
追って手紙を出します。カリーヌ

今より少し前、カリーヌは王宮に戻って短い文章の手紙を鳩にくくりつけて飛ばした。
先ほど、暫定処置としてグリフォン隊の隊長に任命されたところである。
マザリーニの懐刀であるワルドが、裏切り者だとは誰も思っていなかった。
それ故今回の件は、王宮中で混乱が起こる事態となっている。
当然グリフォン隊の面々も驚きとまどっているが、
彼女が新しい隊長だと言われたら、はいとしか言えないだろう。

姫殿下がさらわれてしまったものの、影の中に消えたという証言から、
どこに行ったかなぞ分かるはずもない。
議会の中には目撃者であるカリーヌを疑わせようと画策する者もいたが、
かの『烈風』だと知ると、瞬時に黙り込んだ。
マザリーニは近衛三隊に首都近辺の探索を指示、そして現在に至っている。


「しかし、カリーヌ隊長。姫様が見つからなければ我らは一体どうすれば良いのでしょうか?」

グリフォン隊副隊長がカリーヌに問うた。彼らは現在トリステイン北西側を探索中である。

グリフォン隊は今回の件で一番面倒な事になった部隊である。
何せ隊長が姫殿下付きの女官を殺害し、アンリエッタ姫をさらってしまったのだ。
彼らに疑いがかかるのは仕方が無い。故に隊員の内の何人かが不穏な動きを見せるなら、
誘拐の阻止が出来なかった『烈風』が仕留めよ。
今回の暫定的な人事は、そうした意味も含まれている。

「貴族はただ王家に従うのみ。本来ならばマリアンヌ様に従うのが習わしだが、
 今はマザリーニ様に従う他無い。急ぎ姫殿下を見つけねばならぬ。
ゲルマニアとの同盟は歯がゆくて仕方が無いが」

古き貴族として、今回のゲルマニアとの婚姻はどうしても嫌な物である。
私がアルビオンを落としてきます。とマザリーニに言った所、
頼むからそれだけはどうかやめて下さいと、
念を押されて待機を命じられてしまった。昔王にも引退してから、
ゲルマニア取ってきますから行かせて下さいと願った所、
いや、いいからヴァリエール君と仲良くしといて。と言われた事があった。

彼女を下手に動かせば国の分け隔て無く総力戦が起こる可能性がある。
最近のガリアとロマリア、そしてその他の周辺国家の動きは不穏だ。
彼女は国にいてもらわないと困る。そうマザリーニは考えている。
一種の抑止力と言う奴だ。一方、王の方はただ面倒事になりかねないからやめてと言った。

「各員!北東へ向かうぞ。遅れるな!」

カリーヌのマンティコアが東へ進路を取り、疾風のごとく風を切って飛ぶ。
何故かグリフォンが追いつけない。使い魔も伝説級か。流石は烈風だ!
とまだ一度も彼女の訓練を受けていない隊員達は、
彼女の指揮下に入れた事をただ喜んでいた。
後にマンティコア隊の連中から、
訓練終了後はどの薬なら効果があるかを聞くことになるが、
それはまた別のお話。
353名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 23:59:38 ID:vTT/+P/l
しえーん
所戻りタルブ。現在かなり気まずい状況下なのは家の二階と一階。
二階はマチルダとフォックス。一階はシエスタとルイズがその原因である。

「何もしやしないよ。ちょいとどいてくれないかい?マスター」
「その目じゃ信用できん。せめてテファが話してからにしろ」

ああ、そうかい!と毒づいてようやく彼女は下へ降りていった。
ふうと彼は息を吐く。

「俺は自分から。あいつはしたくもなく、か」

共に貴族でありながら盗賊となった二人。
そこに共通点も見え、単独で捕まらない様に色々と教えているが、
なりたくもなくこれをするというのは辛い事だ。
その原因となった野郎に殺意が沸くのも無理は無い。

「やれやれ、何でこんな所まで来てお家騒動に絡まねばいかんのだ」

思えばアンヴィルの街はそういうのに関して問題は無かったな。
港町として栄え、その気風からか街の雰囲気も悪くない。
教会が化け物に襲撃されたり、変な事叫び出す爺さんが突然現れたり、
幽霊屋敷として有名なベニラス邸や幽霊船があったりするのは、
日々の暮らしを彩るちょっとしたアクセントだ。特に問題無い。

帝都では珍しく腐敗しておらず、珍しく灰色狐が本当にいると信じ込む、
若き衛兵隊長ヒエロニムス・レックスも、
この街に計画的に左遷された事によって刺々しさが無くなったらしい。
むしろ灰色狐どころの騒ぎではないからだろうか?

「帰りたいなぁ。誰にも分かられなくてもあそこから海が見たい」

ボソリと誰に聞かれるでもなく呟く。そんな時下から騒々しい声が響いた。

「また何かやらかしたのか?」
355名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:00:08 ID:FEXeEpb6
シエンデス
「えーと、そのですねミス・ヴァリエール…」
「何も言わなくていいわシエスタ。あなた最初からそうだったのね?」

気まずい沈黙が流れる。マーティン他は見ているだけしか出来ない。
先ほど迎えに来た盗賊に着いて行った家の中に彼女がいた。
ルイズからしてみれば、学院に行ってから初めて普通に話せる仲になって、
友達だと思っていたのに裏切られた様な物で、酷く嫌な気分になった。

「まぁ、半分はそうです」
「なら残りの半分は?」

そうですねぇ。と考え込んでシエスタは明るく答えた。

「お友達になろうかと思って」
「…はい?」

面食らったルイズに畳みかけるようにシエスタは喋った。

「諦めず、前に進む意志を持つ人って少ないです。
 特にあそこの貴族様達って敬われて当然と思ってる人が殆どでした。
 ミス・ヴァリエールはその中で、私には輝いて見えてたんですよ?」

ルイズは真っ直ぐにシエスタの目を見た。嘘偽りの無い瞳で見つめ返される。
彼女は誉められるのに慣れていない。耐性が無いからとても弱い。
だからちょっとばかり嬉しくなってこう何というか、嬉しくなった。
でも裏切られたんだから誠意見せてもらわないと駄目よね。
うん駄目だわだからおだてられただけで調子のらせたら駄目なのよ。
数瞬の思考の内ルイズは答える。

「おおおだてにはのらないわよ?」

顔を赤くして言っても説得力ないですよーと頭で思いながら、
シエスタはルイズに近寄った。
357名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:01:04 ID:BKlRJhWA
支援
358名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:01:14 ID:X0wfb8d9
虚神と黄金の遣い魔と『左手』と狼とエデンとまろやかな宴を待ちつつ支援。
359名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:01:15 ID:xRiIkLNb
大貴族だったら、平民にこんなことをやらせることも自由だろうなぁ・・・
              ↓
 http://nijinochocolate.homelinux.net/niji/updata/122742388223259.jpg

こんなSSを誰か書かないか?
「今まであなた様達に黙ってこちらの仕事を優先した事は謝ります。
 でもそれもちょっと事情があって…」

「事情って?」

公爵家だからお金持ってそうとか?とルイズが聞くとシエスタは首を横に振った。

「あなたが『虚無』かもしれないからです…その、本当かどうか調べようにも、
 ここに呼び出す訳にもいきませんし」

「…冗談ならもうちょっと楽しいのにしてよ」

そんな訳ないのは学院にいたシエスタなら良く分かっているでしょ?
そうルイズが言うが、シエスタはいいえとやはり首を横に振った。

「本当なら盗賊がそういうのには関わらないですし、
 実際フーケさんは気にしていませんでした。
 グレイ・フォックスの個人的な頼みというか。
 ティファニアさんが『虚無』なものですからね。
 彼女も魔法が使えなかったんです」

「え」

ルイズは驚き、シエスタをじっと見た。

「確かめる方法があります。今、ティファニアさんが持ってきてくれます。
 あ、ノクターナル様はしばらくお待ち下さい。今準備中ですから」

露骨に嫌そうな舌打ちをして、姫をそこら辺に置いてどこかへと消えた。
あれ本当に神様なのかしら?人間じゃないのは分かるけど。
ルイズはそんな事を思いながら「確かめる方法」とやらを聞いた。

「はい、今ティファニアさんが持ってきてくれます」

音もなく、いつの間にか彼女はそこにいた。

「お待たせしました。えと、初めまして。ヴァリエール様」

そこに現れるは夜の女王と同じ様なローブを纏いフードを外して現れた人は、
とても美しい女性だった。流れる金色の髪、透き通るように白い肌、
そして水晶の様な碧眼の目。これだけ聞けばハイエルフの様な高身長を思い出すが、
ダークエルフより少し小さく、ウッドエルフより大きいくらいの程よい背丈。
そして、

「え、エルフゥゥゥゥ!?」

エルフ特有の長い耳。最大の特徴はもう少し後になってからゆっくりと書き記したい。
できればそれだけで残りを終わらせたい。

「これが…エルフ?いや、本当に定命の存在なのか?」

マーティンは呟いた。彼の目から移った彼女の姿は、
九大神である美の女神ディベラに祝福され、愛の女神マーラがこの世の全てから愛されるように、
エセリウスに住み、竜の形をした主神アカトシュと婚姻を結んでいる彼の神が、
自身の芸術の才能を極限まで、惜しげもなく発揮させて創りだしたのではないか。
そう錯覚させる程の美貌を誇っていた。唯一この女性の美に敵うかもしれない相手は、
コロールの街で書店を経営しているレノア氏しか思い浮かばなかい。
361名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:01:54 ID:EBdtn0h+
支援だ!
362名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:02:07 ID:BKlRJhWA
支援
363名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:02:11 ID:JwyIyiOj
少女兵器の人の帰還を望みつつ支援
尚、ある石碑の祝福を受けると「マーラの慈愛」と「マーラのミルク」という加護の力が使える様になる。
どちらとも一日一回しか使えないが、とても強力な回復の魔法である。
ミルクが自身に、慈愛が他者への回復を促し、それらは魔法力を使わずに使用できる。

「は、はい。ハーフエルフです」

フードを取った理由は、先に誤解を解いておく為である。
口が立たなくなるのは問題だが、これ以上騙していても、
何も良い事が無いのだ。なら、先に出せる情報は出しておこう。
そう決めて彼女はこの姿を晒した。もちろん、彼女に危害を加えようものなら、
近くの盗賊達は掟を無視して攻撃するだろう。

「人とエルフの子…?」

ルイズは驚いてティファニアをじっと見る。オカートを見た時もそうだけど、
エルフってそこまで怖くもないのね。怖いくらい綺麗だけど。顔から段々と視線を落とすと、
そこには何か不可思議な物があった。ちょうど胸部に積載されたそれは、
ローブの下からでもつんと上を向き、大きく自己主張をしている。

ぐぁし。ルイズは効果音を鳴らしながら、冷たい目で「それ」を掴んだ。
ローブ越しだったが、柔らかく形を変え、ルイズの手の中で一部が歪んだ。
ひぃとテファは呻いたが気にしない。慈愛?そんな気持ち皆無である。
なによこれ。ありえないわありえないわありえないわ
人様への冒涜よ。ていうよりこれが胸?ありえないわありえないわ

「何?これ」

ミシミシと鳴りそうなくらい強く掴んで、ルイズは氷点下の声で言った。
八つ当たりでしかないが、しかし誰も止められない。
というより盗賊達にとってその行為は本格的に、こう、いいね!と言える物だったから。

「あー、ルイズ。とりあえずおちつ」
「マーティンは黙ってて!これは何!?なんなのよ!!」
「む、胸です…」

尚更力が込められた。

「これが、これが胸ですってぇぇぇぇ!?」

フォックスが聞いた騒々しい声の正体はこれである。
ルイズは怒った。何故か?シエスタの件もある。『虚無』の件もある。
だが違う。正確にはアルビオンからそこら辺りまでで溜まったストレスが、
今ありえぬ存在を見たことにより爆発したのだ。
八つ当たりでも気にしない。おっきいにも限度がある。

「ルイズ…ごめんよ」

マーティンは魔法をかける。以前彼が話した『幻惑』の系統。
それに属する沈静化の呪文だ。
荒ぶる怒りを静め、落ち着かせるのに効果があるこの呪文は、
しかしルイズには全く効かない。怒りが強すぎたようだ。

頭の中のどこか冷静な部分で、これが何かを真剣に考える。
そう言えば砂漠にはラクダといわれる動物がいて、
それの背中には栄養をため込む貯蔵庫があると聞いた事があるわ。
そうかこれは胸ではなく「コブ」なのね。フタコブエルフとかそんな種族なんだわ。
でも柔らかいわねやわらかいコブなのね。段々冷静な部分も消えているようだった。
議題自体が冷静でないともいえる。
365名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:02:50 ID:E9OiXbtP
しえ〜ん!
「みとめないわみとめられないわこれがむねだなんてありえないわちぃねえさまでもここまでいってないわよ」
「お母さんはこれより大きかったですよぉ。それが普通だって言われましたよ?」

涙目でテファは言ったが、それが尚更火を付けた。ルイズ、それといい顔で見ていた伯爵に。
マーティン以外誰も止めようとしない。美しい二人の女神と表す事が出来る二人が、
くんずほぐれつで争う。止めたいか?まさか、このままここで見るのが下々のやる事だ。
神様の争いを人が止めるなんて野暮な事してはいけない。
綺麗なものに目がない盗賊の思考なんてそんな物である。
シエスタはどうしたものかと場を静観していた。

「諸君。今の言葉は聞いたか?」

盗賊達に語りかけるようにモットは両手を上げて言った。
神聖なる儀式の中、天啓を得た教主の様に。
男達は皆首を縦に振る。皆アレ以上なのか。ならば、ならば。
そう思いながらモットの次の言葉に耳を傾ける。

「我らの命題が今天から与えられた。諸君、フネは私が用意しよう。我らは行かねばならぬ。サハラの砂漠…いや、「楽園」へ!」

その楽園が異世界でない事は間違いない。行っても自分の意志で帰る事ができる安全な楽園だ。

「ヌマンティア!自由!」
「我らの聖地へ!ガイアル・アレイタへ!」

誰かが叫んだ。皆口々に喜びの言葉を叫び出した。
一部どこかの赤装束集団の魂が乗り移ったのかもしれない。
何かを信仰するという点では同じだ。そしてこちらの方が絶対にずっと良い。

「伯爵様。頼みますから世迷い事は余所でやって下さい」

シエスタはあきれ顔で言った。ジュール・ド・モットはため息を付く。
まるで彼女の頭の出来に失望したかのように。

「シエスタ君。君は何も分かっていない。
初めての朝以来、我らが望む物は砂漠で輝いていたのだ。
理解できたであろう?サハラこそ我らが還るべき所なのだと」

いや、本当に何言ってるのか分かりません。
熱弁を止めようとしないモットの声は、勝手に耳から入ってくる。

「始祖にどうしてサハラが侵略できようか?彼はただ帰りたかったのだ。
彼が望む世界に、全能なる神が創りたもうた者達が住む「楽園」に。
自らに問うがいい!何故偉大になれなかったのか――」

コホンと咳をしたシエスタの拳が鳩尾を突き、モットはあっけなく倒れた。

「胸だけが全てじゃあないの!分かった?」

ギラっとシエスタは周りの男達を見る。盗賊達はこくこく頷いた。
ルイズは手を「胸の部分に付いたコブ」から離し、シエスタの方へ行った。

「そそそそうよね。むねだけじゃないわよね!」
「そうです。さぁ仲直りしましょうミス・ヴァリエール」

そんなこんなで握手を交えて休戦条約。後に彼女たちは名前で呼び合う仲になる。
367名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:04:02 ID:8Gcgs4vE
我等が待ってた投下だ! 支援!
フーケが下に降りてまた何かやらかしたのかい?
と、男共をたしなめた後になって、ようやく本題に入る事が出来た。
恐るべきは胸力。それは全ての存在を狂わせる偉大なる力なのだ。

「えーと、わ、悪かったわね」

ようやく冷静さを取り戻したルイズは、顔を真っ赤にして謝った。
彼女の顔だけをしっかりと見る。下は見ない。おそらくまた暴走してしまう。

「え、ええ。初めての経験だから驚いたけれど、いいんです。そんな事よりこれを」

取り出されたのは古ぼけたオルゴール。年代物なのか、
少々ほころびがあったり、黒ずんだりしている。

「これは、各々の王家とロマリアに伝わる四つの秘宝の一つ『始祖のオルゴール』です」

これから流れる音を耳にすると、魔法が使える様になりました。そう彼女は悲しげな笑みで言った。

「ええっ!?」

ルイズは驚き、もう一度そのオルゴールを見る。
ただ古ぼけているだけのそれが、6000年以上経って残る品だとは思えなかった。

「騙されたと思って曲を流してみて下さい。指輪を持っていますね?それを指に嵌めて」

大切に入れていた袋から水の指輪を取り出す。よく見れば彼女の指にも同じ様な物が見受けられた。

「これと風の指輪は盗ませてもらいました。元々、その、私の所の物でしたから」
「どういう意味なのかは、後で聞かせてもらってもかまわないかしら?」
「ええ。その前に、まずはこれを」

オルゴールを手渡される。指輪を嵌めたルイズは、息を吸って己を落ち着かせた。
マーティンははルイズの側で見守る事にした。

もし、私が前に言った通りなら、これらがキーとなるはず。
なら、彼女の不名誉なあだ名も今日で終わりになるだろう。
だが、この強力な力は一体何者が創りだしたのだろう?
魔法の神であるマグナスならば、我々の魔法も使える様に創るはず。
そもそも、エセリウスの加護無くして魔法を使っているということは、
エイドラではなくデイドラ由来。つまりここに住まう人々は――
いや、まさかな。マーティンはデイドラの性質を思い出した。
つまり、不死であるということを。

ルイズが何かを聞いているらしい仕草をする。
やはりマーティンには聞こえなかった。
369名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:04:29 ID:BKlRJhWA
しえん
「デイドロスなのだ!ハルケギニアはデイドロスなのだ!」

誰もいない部屋にて青いローブを纏ったウッドエルフと混血のハイエルフが叫ぶ。
本来、種族的な特徴は母親側に似るものだが、例外というのはいつの時代だってある。
己の声に恍惚としている様で、自分に酔いしれているのが良く分かる。

「この世界が、なぜ神格や不死身の存在が争う戦場でないのかわからんのだ?」

狂信的な様で一人演説を続ける。その名はマンカー・キャモラン
メエルーンズ・デイゴンの熱狂的信奉者にして、赤き装束を纏うカルト宗教団体、
「深遠の暁(Mythic Dawn)」の教祖である。また、タムリエル帝国の皇帝ユリエル7世を、
信者に暗殺させた張本人でもある。マーティンが死ぬ事になった件の、定命側の黒幕だ。
彼は、確かに古きタムリエルの英雄である、マーティンの友に敗れて死んだ。
だが、死とは必ずしも終わりではないのだ。だから彼はここにいる。

「真実は生まれて以来眼前にあり続けるというのに!デイドラこそがこの世の真の神々なのだというのに!」

何故分からんのだ!信者にすら完全には理解されなかった事を延々と叫び続ける。
場所はロマリアの一室。魔法で防音加工されているので、どれだけ声を張り上げても大丈夫だ。

「ブリミルだ!忌まわしき愚者め!この『暁の美石』を、ロル――」

コンコン、とドアをノックする音がした。まだ言い足りない事はあったのだろうが、
マンカーはとりあえず演説の練習をやめて扉を開いた。

「ああ、マンカー殿。お加減はいかがでしょうか?」

ドアの前にいたのは、やはり同じくらい熱狂的なブリミル教の教皇ヴィットーリオ。
またの名を聖エイジス三十二世だ。

「ええ、もうすっかり良くなりました。あなたに呼び出されてからというもの、
随分と良く扱っていただけ、まことに感謝しております」

何故、教皇がエルフに対しこの様に接するか?神聖なる召喚の儀式は、
すなわち神の思し召し。エルフであるといえども、この存在を我らが主から与えられた。
ならば、何故この方にその様な感情を抱けるのだろうか?
つまり簡単に言って、宗教関係者というものは天啓というものを都合良く考えるからだ。

「いえ、未だにあなた様の耳の事で眉をひそめる者がいます。
始祖が神より与えられし力によって呼び出されたのだというのに、
まことに今の信仰は地に墜ちていて。
あなた様には心苦しい生活を強いて本当に申し訳ありません」

ピクリと長身のエルフの耳が動く。彼が嫌いなのはエイドラといわれる、
彼曰く「神に成りすました何か」。そしてエイドラは先祖も含まれる。
即ち、ヴィットーリオが語る神とその代弁者であるブリミルも、
当然彼の敵となるわけだ。

「いえいえ何をおっしゃられます。こちらの読み書きを教えて頂き、
そしてさらにはこちらに流れ着いた様々な物を見せて頂けて、
これ以上何を望めと言うのですか?」

笑顔で答える。何らかの方法で通常、決して知り得ぬ事を知っているこのハイエルフは、
忍耐強い部分も当然ある。今ここで事を起こした所で何も出来まい。
あの神機があったのだ!しかも二つとも何故かある!動力源が無いのは悲しいが、
しかしタイバー・セプティムの部下は修復できたのだ。
かの腐敗した、神々を裏切りし何かを信ずる連中に出来て、私に出来ぬはずがない!
狂信者。それはいけない魔法使いなんて話で済む度合いの連中ではない。
ちょっとした勘違いで、タムリエル全土をメエルーンズ・デイゴンに献上しようとした男は、
この世界をオブリビオンと勝手に解釈した。だって彼の中ではエセリウスもオブリビオンなのだから。

ちゃんとした専門的機関で学習しなければこの様な事も起こりうる。
コールドハーバーはモラグ・バルの領域であり、
クアグマイヤーはヴァーミルナの領域だ。
そしてムーンシャドーはアズラの領域なのだ。
何故それを一々メリディア、ペライト、メファーラの物だと間違える事が出来るのか?
シロディールはアルケイン大学の生徒に対してそんな事を言ったら、
あらん限りの罵詈雑言で、祝福の言葉をもらえるだろう。

独学で学んだデイドラについての勘違いっぷりはもはや神の所業と言える。
何せ全てのデイドラ王子の領域と、そこを統べる主の名を間違って覚えているのだ。
下手をすると、その性質まで間違って覚えているのかもしれない。
デイゴンはその事について知っているが、おもしろいのであえて訂正しない。

「それは良かった。そろそろ昼食の時間です。運んできますので少々お待ち下さい」

丁寧に頭を下げて教皇は去った。
いずれ、いずれこの連中をまとめてデイゴン様へと献上しよう。
今はまだその時ではない。待たねばならん。

狂信者の体にはルーンが刻まれていない。腕にも頭にも、そして胸にも。
キスはたしかに行ったというのに。だが、マンカーは何故そうなのかを理解していた。
確かに痛みはあった。体のある部分に。

かのシャーマットと私は同じになった!だが、狂う訳にはいかぬ。私は選ばれたのだ!
この地に正しき導きを施す為に!力を使いこなせるようにならねば…

「いずれ必ずこの地に神デイゴンを!我らの楽園を築きあげるために!
AE!HERMA MORA!ALTADOON!PADOHOME!LKHAN!AE!AI!」

宗教団体が絡むとろくな事がない。神などという訳の分からぬ連中を信じるより、
大いなる二つの山脈を信奉する方がとても健全ではないだろうか。
勿論、美麗なる平らな平原を愛しても何の問題も無い。どっちが好きかは人それぞれだ。

投下終了。
ご立派ネタは駄目かな…?同じ名前だから使ったけれど。ダメだったら修正しときますね。
それではまた次の投下まで。マンカーの言ってること?キチガイの頭の中なんてトワイライトゾーンです。
一応ゲーム内参考文献として『シシス』と『避難民たち』をあげておきますね。
372名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:06:37 ID:BKlRJhWA
支援
373名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:07:12 ID:X0wfb8d9
支援。
374名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:08:41 ID:F5ivhJy0
支援
375名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:10:26 ID:X0wfb8d9
…って、終わってた(汗 投下乙でしたー。
皆さん支援ありがとうございます。それではおやすみなさい。
377名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:10:45 ID:E9OiXbtP
支援しえ〜ん♪
ルパンるぱ〜ん♪(アリ?)


っと思ったら既に投下終了済みでしたかw
乙っす!
378名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:10:55 ID:F5ivhJy0
ゼロの提督グッジョブでした。
ヴェスターラントの件を出してラインハルトのキャラに重みを出したのが良かったです。
ド・ヴィリエが意外にやり手で、頭のいいキャラ同士のやりとりが格好良かったです。

イザベラが人助けしているシーンには感動した。

>ティファニアの生み出した小さな『世界扉』
ここはちょっと理屈がわからなかった。

フライで宇宙空間を移動できるのはすごい。作用反作用の法則を無視してますね。さすが魔法。
起爆装置を土に『錬金』したのには感心した。キャラの能力を活用するのが上手いと思う。

>SOMY VAIIO type FF
この小ネタは笑ったww 日本の企業ですか?
そしてワルド再登場いいですね。
害獣アンアン早く退治されろww

ジョゼミョズにガチ萌え!!
いいなあこの二人、お幸せに。

マチルダさんも幸せになってください。ヤンめ、うらやましいやつ。


帝国は虚無を消滅させるより利用することを選んだのですね。
人道的には優れた選択だと思いますが、苦労の多い道だと思います。

続き頑張ってください。
379名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:12:59 ID:dw7/hPG7
乙でした!
うらやましいばかりの投下速度!

この調子で次の作者さんも、じゃんじゃん投下しちゃって下さいな!
380名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:17:08 ID:o9ahcrOn
スクロールの人乙!
ちょっと専門用語多くなってきたので、、そろそろクロス先のことを調べようと思います。

あと、俺は西博士の人を待ってるよ!
381名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:20:11 ID:RGOtMf49
ルイズ・キングダム!!の人の復活希望中(w
382名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:20:44 ID:o9ahcrOn
封仙娘娘異世界編 零の雷も再開希望!
まあ、6502先生が止まってるじゃんという意見は置いておいて。。。
>>380
ぬあ、すいませぬ。どうにも説明を怠りがちな物ですから。
変なハイエルフが言っていた事はほぼ戯れ言です。
その他の事はおいおい説明していきます。ゆっくりそこら辺の事考えながら書いていきます。
参考情報どうもです。
384名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:21:52 ID:F5ivhJy0
>>100を読んだらもうここには来ないみたいですね。
Arcadiaあたりなら氏の作品は大喜びで受けいれてもらえると思います。
ここよりもいい創作発表の場はたくさんあります。
どうか創作を続けることを諦めないでください。

ゼロな提督氏、ありがとうございました。
385魔法陣ゼロ:2008/11/24(月) 00:25:39 ID:nJ/f6ClH
>>327
もうしばらくお待ちください……
ギーシュ戦周辺で詰まってたのと、宝物庫のサイズを誤解していて展開に無理が生じたので
時間がかかってます
386名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:26:40 ID:axnCTEFk
>大いなる二つの山脈を信奉する方がとても健全ではないだろうか。
>勿論、美麗なる平らな平原を愛しても何の問題も無い。

同意であります!
断然、同意であります!!
387名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:29:29 ID:lOltmGRq
>>385
宝物庫のサイズ?
388名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:29:44 ID:I3jvTjiO
>>327
そろそろ起床した方がいいですかね。
389名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:29:51 ID:jEfo1WfV
ぶっちゃけ、提督は面白いし読み応えもある。
文章力も素人作品の中では上質な方で、大半の作品の上を行くと俺は思う。
ただ、いろんな感情をぐっと堪えて避難所で投下して欲しかった。
想いをぶつけに本スレへ爆撃しようかとも思ったけど、信者もアンチも迷惑なので結局避難所に落としました、とかの文添えるぐらいでさ。
俺は、鬱陶しい信者と過剰に論議し始めた奴らが一番悪いと思う。
スルー出来ない過剰なアンチもアレだが。
390名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:32:46 ID:F/eMPWgN
>>324
あなたの書き込みまでと考えますと、12時間19分44秒でしょうか。
ttp://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1227216589/614-634
391名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:33:45 ID:yE875Eoh
>>388

> そろそろ起床した方がいいですかね。

えぇ是非ともお願い致します。
392名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:35:02 ID:RBXvcE55
今なら言える!
サテライト60の帰還をずっと待っている!
393名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:37:26 ID:gnlkr3YB
ツカイマグルイ、帰ってきてほしいぞ。
394名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:40:08 ID:KKBcVAc5
>>315さん
氷竜の中の人です。
応援ありがとうございます。
また風邪ぶっこいて進んどりません。

でもなんかモコイの小ネタ案が出来たのでサクッと投下しようかとも思ってたりーw
まー仕事中なんで出来ても朝以降ですがー。

ちょっと熱でクラクラするぜ。
みんなも風邪とかには気をつけよう。
395名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:40:38 ID:oPKC7ZtM
中断してる長編の作者で、現在進行形で別の作品書いてるって人どのくらいいるのかなあ
396名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:42:23 ID:xRiIkLNb
ふとっちょが可愛い女の娘を喚ぶ話とかも良いかと
397名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:43:57 ID:Pvu508sx
>>396
むしろ、男の娘を召喚して一線越えた後
 
「僕の名はギーシュ・ド・グラモン!僕のケツは狙われている!」
でエンドの方が面白いよ!
398名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:45:45 ID:PdXxYL5c
>>315さん
皆さん律儀に答えてらっしゃるので私も報告を。
波動の中身です。
私の書く稚拙な文を好きだと仰って頂いて光栄至極であります。
骨子を書き溜めてた分が終わったので、次からはちょっと時間が開くかもしれません。
シエスタがエドモンドの家系なのかどうかwが判明するには結構かかるかも・・・

皆さんの記憶から消えないうちに続きを出せたらいいなぁと思っております。
それでは。
399名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:48:24 ID:ifq7xOLR
後藤又兵衛召喚とか
400名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:49:43 ID:I5cNIb5H
避難所のぶんだからスレ違いかもしれんが
使い魔人の人、続きを待ってます!
401名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:50:50 ID:xRiIkLNb
すんごく可愛くて清楚で家庭的な男の娘を召喚して
苦悩する魔法学院男子生徒とか

もしくは、うる星のラムちゃんとか
あの世界でビキニは水爆級の破壊力だと思うぞ
402名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:50:53 ID:1p6zYqEJ
マーティン乙
道化のマンカーがきたか
しかしデイドラを自由に呼べるようにしたら
デイゴンを上回る力を得た帝都の英雄も来るぜ
まさにピエロ
403名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:52:37 ID:TXAm0m99
>>397
それは男の娘ではなく阿部さんを召喚しちまったんじゃないだろうか
404名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:52:52 ID:wp10Hu25
アナカリス様とかどうだろう。オオカナダモでない方の。
405名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:53:09 ID:HW4bk3Qx
提督の人乙です
ゼロの提督は作品そのものは良かった
406名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:53:49 ID:RBXvcE55
そろそろふたなりの男の子っていうジャンルがあってもいいと思うんだ。
407魔法陣ゼロ:2008/11/24(月) 00:55:06 ID:nJ/f6ClH
>>387
金庫室のような感じの、数畳程度の大きさだと思ってたので。それを前提に盗難方法を考えていました。
ところがアニメを見たら、一フロア占拠してるように見える。これは困った。

現在、二話以上のストックを持ちながら投下することにしています。でないと自分の文章力では、変な表現や説明不足だらけになるので。
ということで、次回と次々回の文章は存在はするのですが、もう一話書いて、さらに矛盾の種を除去してからの投下になります。
408名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:55:24 ID:2/c9CVTx
新たに投下したいのですが、よろしいでしょうか
召還する人はドラゴンクエスト3からゾーマ様。ルイズ強化系のSSになります
1~3話まではあまり動きが無いというか、ルイズ覚醒が4話からですので、そこまではあまり面白くないかもしれません
愛が歪んでるのは自覚してます

OKならば15分後の1時10分ほどから投下したいと思います。タイトルは虚無の闇で

409名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:56:37 ID:oPKC7ZtM
ヤンデレ作者さんドゾー
410名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:56:58 ID:mOB3BuVP
>>406
二本生えてるアベさん想像した
411名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:57:22 ID:3RDAVNTN
>>331
ラスボスの中の人です。
彼らが活発に動くのは当分は先の事になりそうですが、しばらくはユーゼスだけでご辛抱いただければ幸いです。

24日中には6話を投下できると思いますので。
412名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 00:57:43 ID:lOltmGRq
>>407
ご丁寧にどうも。
宝物庫もそうだけど魔法学院の塔の大きさとか構造分かりづらいものねw
413名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:00:11 ID:9H4X/cma
>>408
支援したいッ
414名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:04:41 ID:UMNngiqd
>>363
うぃ、中の人です。
もう少し暇になったら書けるかも。
まあ、仕事をクビになる方が早いかもしれないけどねぇ……。
あはは……。はぁ……。
415名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:04:58 ID:rO9nvgmq
>>394
返信どうもです・・・ってまさかモコイの小ネタ考えてた方が氷竜の人だったとはwww
めっきり寒くなってきたので本当体調には気をつけて><
ブラムドもモコイもどちらもまったりお待ちしております〜
416名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:06:48 ID:F/eMPWgN
うろ覚えだけど、最強コックの人もそうだっけ?
417名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:06:50 ID:4wmQXLn5
うーむ、なんかかなり荒れているようですな。
「魔導書が使い魔」の中身です。
まあ、たとえどんなに荒れようとも、支援してくれた人がいるなら投稿したいと思います。

こんな時だから自分に言いたい。
「さっさと書けよ俺!」

というわけで、今から頑張って再来週までには載せられるように頑張ります。
418名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:08:23 ID:4wmQXLn5
呼ばれてないけど、乗りたくなったw
419名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:08:50 ID:xRiIkLNb
最強コックと聞いて、「らぶやん」を思い出した俺を責めないでくれ!
420名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:09:33 ID:VyfrUQ8v
>>414
ガンガレ
421名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:09:39 ID:8Gcgs4vE
頑張れ! 作者の人達、頑張れ!
俺もいい加減頑張らなきゃ……

>>408
投下の準備が出来ているのでしたらどうぞ投下して下さい。
422虚無の闇:2008/11/24(月) 01:11:20 ID:2/c9CVTx
では次から投下させていただきます。ヘイトじゃないと信じたい
423名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:11:55 ID:KKBcVAc5
>>416さん
あいはいー。
K・C・マルトーも書きましたー。
避難所に一個残ってるかな?
あとは過去ログいきかと。
424虚無の闇:2008/11/24(月) 01:12:11 ID:2/c9CVTx
暖かな日差しが降り注ぐトリスティン魔法学校の魔法演習場で、本日2度目の大爆発が発生した。
地響きと共に青々とした草原の一部がえぐれて茶色い土があらわになり、遠目からでも一目で分かるほどの土煙が高々と上がっている。
煙幕のように充満するそれは桃色の長い髪をした女の子へと直撃し、清楚だった制服とマントをうっすらと茶色に染めた。

「やっぱりゼロのルイズだ!」
「なんでこんなこともできないのかしら?」
「しょうがないよ、だってルイズだし」

追い討ちをかけるように生徒たちは好き勝手に野次を飛ばし、いつもながらのルイズの失敗を笑っていた。中には腹を抱えているものまであった。
砂の被害を受けないように遠くから眺めている彼らは、とっくにサモン・サーヴァントの儀式を成功させており、その証拠は各々の隣に座していた。
中にはモンスターとしか思えないものたちも居るが、どれも子犬のような従順さを見せてくつろいでいる。

「なんで、私ばっかり成功しないのよ……っ!」

問題の生徒、ルイズの唇から苦々しげな呟きが漏れた。私はヴァリエールケの三女なのだから失敗など許される訳が無いと、脳裏に浮かぶ最悪の結末を必死に否定する。
二年生に進級する試験もかねている出来て当然のこの儀式だったが、唯一彼女だけは成功の兆しすらなかった。それどころかありとあらゆる種類の呪文が使えず、そのために"ゼロのルイズ"という非常にありがたくないあだ名までつけられているのだ。
しかし、失敗の原因は努力不足ではありえない。ルイズは寝る間も惜しんで鍛錬を続けていたし、今笑っている者達の誰よりも修練を重ねているはずだった。

「絶対、見返してやるんだから……」

ルイズは公然と投げかけられる無数の野次に耐え、心を埋めそうになる挫折感を蹴り飛ばし、精神を集中させて再び呪文を唱え始めた。
あんなにがんばったのだから、コモンマジックの一つぐらい成功してもいいはず! いや、成功するべきだ。もし神様が居るというなら。
鬼気迫る表情のまま地面を睨み付け、自分にふさわしい強大で美しい使い魔をイメージし、魂から叫ぶような呪文とともに杖を振り下ろす。

「……もう! なんで出てこないのよっ!」

しかし彼女の呪文は実を結ばない。結果はいつもどおり、地面には爆弾を爆発させたような穴を、他の生徒たちには笑いの渦を発生させるばかりだった。
半ば自暴自棄になりかけ、ルイズは杖をギリギリと握り締めた。ただでさえ白くて細い指先に杖が食い込み、指先は血の気を失って真っ白になる。
失敗、その二文字が津波のように押し寄せていた。普段は強い意思を湛えているその目には、砂埃のせいではない涙がうっすらと浮かんでいる。空元気が絶望に蝕まれ消えて行き、残ったのは胸を掻き毟りたくなるような暗さばかり。
425名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:12:40 ID:RBXvcE55
>>417
>>323で呼ばれてるよ。
426名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:12:57 ID:AVFYtMfV
提督更新キテターー
でも次はないのかーー
残念
427名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:13:10 ID:axnCTEFk
>>408
ドラクエは専用スレがなかったっけ?
あっちはダイの大冒険か。

なんにせよ、あまり人格が描かれてないキャラを召喚するのはハイリスク。
チャレンジ精神を称えて支援だ
428虚無の闇:2008/11/24(月) 01:15:05 ID:2/c9CVTx

「あんなに、がんばったのに、ダメなの……?」

たとえ魔法が少しばかり不出来でも、それを補うほどに強力な使い魔を召還すればよい。だからこの1週間、倒れそうになるほど頑張った。
教科書も擦り切れるぐらい見返したし、呪文だって完璧な発音だったはず。けれども結果はこの通り。
望むのは山のようなドラゴンだとか、燃え盛るサラマンダーだとか。
凄いのを呼べればこの非常に不名誉なあだ名も、馬鹿にされるばかりの現状も消えてなくなる。それが高望みだとしても、せめて自分の使い魔を見せることが出来れば、自分がゼロで無い証明にはなる。その証さえあればゼロと呼ばれても頑張っていける。
そう信じて必死に呪文をつむぐルイズだったが、出てくるものといえば爆発で掘り返された地面ばかりだった。それ以外には主に草の根っこ。

いい加減に飽きたのか、響いてくる笑い声はだいぶ収まっていたが、代わりに侮蔑が込められた"またか"という視線が強くなっていった。
折れそうになる心をプライドだけで補修し、砕けた意思の破片をかき集め、ルイズは鬼気迫る表情で何度と無く呪文を唱え続ける。呪文の一言一言に血を吐くような思いを込め続けた。
それなのに爆発、爆発、爆発。狼煙のように立ち上る土煙は何度目のものなのか、数えている物好きも居ないだろう。何しろルイズ本人も分からないのだから。

「あー、……ミス・ヴァリエール」

「っ! ミスタ・コルベール! おねがいします!」

「……言いたいことは、とてもよくわかっています。もう一度だけ許可しましょう。
しかし残念ですが、次の授業もありますので……。わかっていますね?」

いつの間にか近づいてきていたコルベールに、ルイズは慌てて反応した。
ここで終わる訳にはいかない、それだけは断じてダメだ。まだ、私は諦めたくない。
しかし彼の声には、努力家だが報われない生徒を見守ってあげたいという欲求と、教師として時には悲しい判断も必要だという決意が混じっている。
魔法においてはからっきしなルイズだが、その他の事は人並み以上にこなせた。今まで何度も感じ取ってきた事だけに、彼の言わんとすることが実によく理解できてしまった。
意味するのはルイズに対しては死刑宣告に等しい言葉。これが出来なければ留年、もしくは退学の処置もありえる。可哀想だが仕方がないと。
429謳魔法の使い魔:2008/11/24(月) 01:16:39 ID:fNfFWZ8O
投下していいですか?
召喚キャラは、アルトネリコのライナーとヒロインズです。
と思ったら、他の人投下中だから後にするよ
430虚無の闇:2008/11/24(月) 01:17:12 ID:2/c9CVTx

「そんなの、許せることではないわ……」

再び離れていくコルベールの背を見ながら、ルイズはか細く呟いた。杖を持つ右手が恐怖でガタガタと震え、背中に冷たい汗が流れるのを感じる。
ここで失敗すれば"ゼロのルイズ"というあだ名を撤回するどころか、学園史上類を見ない劣等生としてその名を刻み付けることになってしまうだろう。その後がどうなるか、考えたくも無い。
ヴァリエール家は笑い者になり、ルイズはこの後に続く長い人生を暗い影の中で過ごすしかなくなる。悪くすればヴァリエールを名乗る事すら不可能になるかもしれない。
プレッシャーは心の中で形を持ち、悪魔のような鉤爪をもってルイズの小さな胸をギリギリと締め上げた。
家を追い出されたら、自分には行くところが無い。魔法を使えず家名も無いメイジは平民でしかなく、世の中を貴族の視点からでしか知らない自分に、生きていく事が出来るとも思えなかった。
頭に浮かぶのは憎きツェルプストーの笑い顔。その顔に向かって深く頭を下げるしか無い自分。何もかも失くした、ただのルイズの哀れな末路……。

いや! そんなの、絶対に嫌! 私はヴァリエールなの! 私は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールなの!

口の中に溜まった嫌な唾をごくりと飲み込んで、ルイズの喉が小さく音を立てた。
それを防ぐためには、今ここで、とにかく凄い使い魔を召還するしかない。まさに自分の一生がこの一回にかかっている。
ルイズは大きく深呼吸し、飛び交う級友の野次を心から締め出すと、手に浮かんだ汗をマントのすそで強くぬぐった。ドキドキと五月蝿い鼓動を無理やり落ち着かせ、思いのすべてを込めて呪文を唱える。
来てくれれば何でもいい、だからお願い! ドラゴンやサラマンダーなんて贅沢は言わないから……。ネズミでもミミズでもカラスでも、神でも……悪魔でも!

「宇宙の果てのどこかに居る私の僕よ、 神聖で美しくそして強力な使い魔よ。
私は心より求め、訴えるわ……! 我が導きに、答えなさいっ!」




*** ***

光すら飲み込むような闇の世界に、邪悪なオーラと死の気配が充満した祭壇があった。
そこにそびえているのは、死を前にしてもなお壮絶な気配を持った悪の化身。
すべてを飲み込み、絶望に染め上げようとした悪魔、大魔王ゾーマだった。
死闘によって激しく傷ついている肉体はすでに崩壊を始めており、もう体の7割以上が存在していない。
431名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:17:59 ID:+bnv7ljH
大魔王ゾーマすげえ支援
432虚無の闇 :2008/11/24(月) 01:18:25 ID:2/c9CVTx

「だが光あるかぎり 闇もまたある……。」

最後の言葉を紡ぎ終えると、彼の城は地響きを立てながら傾いだ。
人の背丈ほどもある巨大なブロックがあちこちで落下し、荘厳だった城は主人とともに滅びていく。
自らを倒した4人の勇者たちの背中を眺めながら、ゾーマは消滅の時を迎えていた。
このまま混沌とした闇の中に溶け、その一部となる以外の道は無いだろう。より強大な悪となって生まれ変わり、次こそは野望を叶えるのだ。
肉体はすでに9割以上消え去ったが、強靭な魂は現世にしがみつくことを許されていた。
だが、それとて長くは持たない。すでに彼は力を失い始め、引きずられるようにして混沌へと飲み込まれようとしている。

しかし彼が完全に消滅する前に、鏡が現れた。
その向こうからは呼び声がする。力を渇望する者の声が。
彼は答えた。


*** ***





ひときわ大きな爆発がおき、さらに深く地面を抉る。飛ばされた砂が周囲の生徒にまで影響するほどで、ルイズなどは土色に縞模様になっていた。
その薄汚れた姿は最後のチャンスをふいにしたように見え、またしても失敗か、さすがはゼロのルイズだ、と嘲笑する声が高くなる。
しかし数瞬後、彼らの顔から笑顔が消えた。

「みんな、離れろっ!」

コルベールの恐怖を伴った絶叫が響き渡ると同時に、恐慌状態を起こした使い魔たちが身をよじって暴れ始めた。突如として空が暗黒で覆われ、昼夜が逆転したかのようだ。
先ほどまではあれほど従順で大人しかった使い魔たちは、まるで天敵に発見されたかのように狂ったように吠え立て、辺りは地獄のような喧騒に包まれる。広場は一瞬にして混乱状態に陥った。

何かは分からない。しかし、余りにも強大なものが居る。コルベールの頭の中で警鐘が打ち鳴らされ、無意識のうちに2,3歩と後退った。本能からの声が逃げろと泣き叫んでいた。
杖を握る腕にじっとりと脂汗が浮き、両足は体を支えるという任務を今にも放棄してしまいそうだ。柔和な表情は消え去り、顔には深い皺が刻まれる。

「始祖ブリミルよ、子供らをお守りください……。皆、逃げるんだ!」

それでも教師として、その何かから生徒たちを守らねばならないとコルベールは思った。それが二十年前の罪の、せめてもの罪滅ぼしになろうから。
土ぼこりを避けるため、問題の生徒からかなり距離をとっていた事を後悔した。たとえ全身が砂に埋もれようと、彼女の隣に立つべきだったのだ。
コルベールは出来る限り迅速にフライの呪文を唱え、砂煙を引き裂きながら爆心地へと飛んだ。
433虚無の闇:2008/11/24(月) 01:19:12 ID:2/c9CVTx



「ふえぇっ!? な、なによっ!」

一方、呼び出した張本人といえば、ただ困惑しておたおたとうろたえるばかりだった。
ミスタ・コルベールがあんな声を出すとなれば、よほどの事態を引き起こしてしまったらしい。これは非常にまずい。
級友たちは使い魔に連れられてクモの子を散らすように逃げ出しているし、ミスタ・コルベールはなにやらものすごい勢いで突っ込んでくる。ハゲた頭が飛んでくるようで不気味だ。
何か凄いものを呼んだのならまだよかった。なのに、目の前には土煙しか見えない。山のようなドラゴンも、燃え盛るサラマンダーも居ない。

自分は結局、最後の最後までゼロだったわけだ。被っていた強い貴族という仮面にヒビが入り、浮かんだのは自嘲の笑みだった。
使い魔も呼べずじまいだった上に、自分はいったい何をしてしまったのだろうか? まさに踏んだり蹴ったり。戸棚の奥にあるアレを使う日が来たかも知れない。
試験をパスできなかった以上、留年は免れないだろう。こんな騒ぎを起こしては、本当に退学もありえる。
深い絶望と、不甲斐ない自分に対する怒りが湧き起こる。ああ、なんで自分にはこの程度の力も無いのか。いっそ平民に生まれていれば、どれほど気楽に生きられただろう。
そう肩を落としたとき、彼女はその存在にやっと気がついた。

-力が欲しいのか?-

頭の中に声が響く。暗い闇の中から響いてくるような声がルイズの小さな魂の中に木霊していた。その声を聞いただけでビリビリと痺れるような錯覚すら覚える。
前の前の空間が何か想像もつかない力で捻じ曲げられ、土埃の中に巨大な影が浮かび上がっていた。

「へっ? あっ……その……」

上手く声が出ない。透明な相手に見つめられただけで、自分が一枚の紙になったようだ。裏も、表も、すべて見透かされている。氷で出来た杭を心臓に打ち込まれたように寒い。
心を圧倒的な恐怖だけが埋め尽くし、肉体が内側から氷結してしまいそうでガタガタと震えた。太古の人間が自然に対し畏怖を抱いたように、ルイズはこの存在に恐怖を感じていた。
自分の心は決まっているのだから、答えなければならない。残っていた意思の力をかき集め、どうにか声を出そうとしたのに、ほんの少しだけ首を動かすのがやっとだった。
絶対なる問いに対する返答。私は力を欲する、と。
そこでルイズの精神力は限界を向かえ、意識が外へと弾き飛ばされる。世界から重力が消えて、続いて全ての色が消えて目の前が真っ黒になった。
ミスタ・コルベールの意外にがっしりとした腕を感じながら、精神の糸が切れたルイズは崩れ落ちる。
434名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:19:14 ID:+bnv7ljH
急展開支援
435虚無の闇:2008/11/24(月) 01:19:59 ID:2/c9CVTx




この異常事態から遠く、少しは冷静に観察する余裕があった少女たちがいた。

「なんなのよ、あれは」

「……分からない。でも、邪悪」

微熱の名を持つキュルケすら、召喚されたモノが発する圧倒的な存在感で凍りついていた。杖を持つ手の照準が定まらないぐらい震えている。
召喚したばかりのサラマンダーも、子供とはいえ風龍ですら怯えきっているのだから無理もない。秘密ではあるが幽霊が大嫌いなタバサが気絶せずに済んでいるのは、余裕がなさ過ぎて思考がそこまで回らないからだった。
オールド・オスマンですら使い魔にするどころか、追い払う事さえできるか怪しい。彼がここにいない今、暴れられれば殺戮以外にならないだろう。

「……消える?」

だが予想に反して、そのおぞましいものは倒れこむルイズに合わせるようにして消えていく。辺りを支配していた異常なほどの迫力も霧散して、先ほどまでの事がすべて夢だったような錯覚すら覚えるほどだ。
逃げ遅れた生徒や使い魔たちで地獄の予想を呈していた広場も、皆一様に呆けた表情をしている。その視線のほとんどが気絶しているルイズに注がれていることを考えると、中々にシュールな光景とすら思えた。

「は、は、は……。消えた! やっぱりゼロだ!」

我に帰った彼らがまずやったことは、無様にうろたえた自らの失態の責任を押し付けることだった。倒れているルイズに向って「なんだ、幻覚か! ゼロだしな!」などの言葉が投げつけられる。
ルイズの努力を知っているだけに気に食わなかった。思わず杖を向けたキュルケだが、罵倒の輪は波紋のように広がって、あっという間に手がつけられなくなった。
広場のあちこちから「ゼロ」「こけおどし」「失敗」と言いたい放題だ。"ゼロ"のルイズが自分よりすごいものを召喚した可能性など、信じたくもないらしい。

キュルケにもその考えが全くない訳ではないが、微熱である自分が恐怖で立ち竦んだ、という事を誰かに擦り付けるほど安いプライドは持っていなかった。出てきた瞬間は確実に負けたと思ったのだから。
ルイズを貶める声が本格的に耳障りになってきて、ファイアーボールを乱射して黙らせてやろうか真剣に悩んでいると、横から親友であるタバサにつつかれた。
キュルケは大きくため息を吐き、仕方なく杖を懐にしまう。この騒ぎを火の魔法で鎮めようとしたら、広場が丸焼けになってしまうだろう。
罵声は傍から聞いていても耳が腐りそうな物に発展しているが、納めるべき引率者であるコルベールはルイズの右手を調べまわしていて役に立たない。あの人ってそういうフェチだったのかしら?
キュルケはもう一度溜息を吐いて、二人へと近寄った。
436名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:20:16 ID:oPKC7ZtM
よりにもよってというかなんつーか支援
437名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:20:45 ID:RBXvcE55
支援

>>429
初代か……2しかやったことがない!残念すぎる!
正月に初代やろうと思ってたところだったのに。
438名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:20:52 ID:9pF9bKGY
>>407
ゼロの使い魔コンプリートを見ると、戸棚があって梯子で上に登れるとか、けっこうゴチャゴチャした作りになってるよね。
もうちょっと細かい内部資料とかあるといいのになあ。
439虚無の闇:2008/11/24(月) 01:22:51 ID:2/c9CVTx
以上で終了になります。御試聴ありがとうございました
最初のほうとかルイズがひたすら苛められる様な展開ですが、筆者はルイズ大好きですよ
440名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:23:20 ID:9pF9bKGY
支援
441名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:24:13 ID:4wmQXLn5
お疲れ様。
まあ、好きな子ほどいじめたくなるんだねw
442名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:25:01 ID:+bnv7ljH
乙でした
キュルケがいいなあ、サブキャラをうまく書ける作品は期待できる
443名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:26:50 ID:8Gcgs4vE
>>439
後に跳ね上がる事が解っているならば我慢する事も出来ましょう。

ともかく乙でした。
444名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:26:59 ID:PdXxYL5c
乙であります。
ドラクエは大好物・・・
445名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:30:07 ID:9H4X/cma

ルイズ強化系は私の大好物だぜ
次も期待!
446名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:30:18 ID:lOltmGRq
429 :謳魔法の使い魔:2008/11/24(月) 01:16:39 ID:fNfFWZ8O
投下していいですか?
召喚キャラは、アルトネリコのライナーとヒロインズです。
と思ったら、他の人投下中だから後にするよ

430 :虚無の闇:2008/11/24(月) 01:17:12 ID:2/c9CVTx

「そんなの、許せることではないわ……」


なんという偶然・・・・
447名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:33:35 ID:wT1vWfNT
ゾーマ様二度目の召喚か
448名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:35:46 ID:MFq5SGZP
>>439
いやいや、これはなかなか先に期待が持てそうですよ。ルイズ強化系は好物なので、次回を楽しみにしてます。
449名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:44:09 ID:SIE/Uadr
乙でした〜
450名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 01:50:05 ID:axnCTEFk
>虚無の闇
テンプレ通りの第1話なのに、思わず引き込まれた。
コルベールの突撃がアクセントになってるのかな?
期待大ですな。
空飛ぶ禿頭の手フェチ ワロタ

>>446
なんというか、すごいタイミングだなw
>>429氏、Goだ!
451名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:00:01 ID:52cA3V+A
すまぬ。初心者なので教えてくれ。
ココで言われる『ヘイト』ってどういう意味なんだ?
452名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:02:46 ID:lOltmGRq
異常なほど過度の苦行いいますか、このキャラに対する風当たり強すぎじゃね?って感じ・・・?
違うかも・・・・
453名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:04:03 ID:txZuunVp
>>451
AAでの虐殺AAとか、イラストでの陵辱・手足切断絵とかのSS版かなぁ
454名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:04:30 ID:Pt56dKKs
>>451
ゼロ魔キャラを憎しみの対象として書かれた作品かな
ティファニアを生首にしたりジョセフを脳だけにしたりすることだよ
455名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:04:52 ID:BolPkPO6
わざと悪意を持って貶めること。もしくは、そうなるように仕向ける事。
簡単に言えば、嫌いだから酷い目にあわせること。かな?
456名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:04:58 ID:UFoiXmao
提督氏…もうこないとか…
面白い話を完結まで持っていけるものすごい貴重な人だっのに……
457名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:08:25 ID:7s0vUEE6
謳魔法の使い魔の人来ないのかな……
458名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:08:44 ID:52cA3V+A
>>452-455
感謝です。
何となく解った気になった。
原作キャラをやたらグロにしたりむやみにダークにしたりすると『ヘイト』と呼ばれる可能性が高いと…
こんな感じでOK?
459名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:10:13 ID:lOltmGRq
>>458
そうなんじゃね?要するに愛が足りないとダメなのよ。
460名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:10:35 ID:JI5vLZyJ
>>451

ウリが気にいらない作品はヘイトニダ
461名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:11:36 ID:Vaho65Ao
>>458
まあそうなんだけど、大体ゼロ魔もちゃんと好きで書いていれば大丈夫だと思う
ダーク化はたまにあるし、グロは…ゼロ魔の性質上ヒロインにやっちゃうのは難しくもあるが
すべて自分の腕しだいだ
462名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:14:13 ID:F/eMPWgN
>>423
そうでしたか、ありがとうございます。
それにしても、まさか作者さん自らお答え下さるとは思わなかったw
463名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:16:33 ID:axnCTEFk
>>456
作品投下にあわせて強い拒否反応が起こってたからな。
追い出すような形になってしまったのは残念だが、これ以上
ここで発表を続けるのは、氏にとってもスレ全体にとっても
マイナスだったろう。
464名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:21:16 ID:GY9qO6bs
ゼロ魔キャラを殺してもヘイトだなんだと言われず、ちゃんと受け入れる読者もいる
そういうのはたいていゼロ魔側にも愛情が感じられるだとか
ゼロ魔も尊重してるけどクロス側がどうしようもない奴とかだったりするんだ
例えばクトゥルー系が召喚されたらゼロ魔側全滅してもやむなしだぜ、あとは全滅に至る経緯を面白く描くだけさ
465名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:21:21 ID:4wmQXLn5
まあ、君が作家になるかどうかわからないけど。
”自分もみんなも楽しいこと”を考えていけばいいと思う。
466名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:23:03 ID:4wmQXLn5
>>464
うむ。クトゥルー系だけど、全滅は嫌いだw
むしろ全滅の危機に瀕しても諦めずあがく人の強さが好きだw
467名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:25:28 ID:GY9qO6bs
そうだな、恐ろしい脅威に怯えながらも対抗しようとがんばってSAN値をすり減らしながらも奮闘する
それで希望を持った終わり方や、何とかハッピーエンドに持ち込んだりすると非常に燃えたり感動したりできるぜ
468名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:25:41 ID:1fgHQFaI
原作でのミスやおかしな行動をした部分を拡大解釈して、自分の嫌いなキャラを不当に貶めるのがヘイト。
469名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:27:51 ID:7Djvx8oZ
グロ系がヘイトっていうのは違うと思う
470名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:28:50 ID:4wmQXLn5
実はウィンフィールドを召喚しようと思って、ボツったのは内緒。
471名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:29:35 ID:qxSff1aT
主要キャラを意味も無くスプラッティングしちゃうのはヘイトっつっても良いんじゃない?
それなりに理屈つけて意味を見出せればそうはならないと思うけど
472名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:29:39 ID:1pgmm2bb
物事を神視点でしか見ないで登場人物の発言にケチ付けたりするのもへイトと言うのかね?

ところで、アルトネリコの人は今日は来ないのだろうか?
473名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:31:26 ID:axnCTEFk
ヘイトは、単語の通りに受け取ればいいんじゃない?
読者に「作者はこのキャラが嫌いなんだな」と思わせたらアウト。

この定義でおおむね正しいと思うが、投下前の判断材料としては
何の役にも立たんな orz
私なんかは、原作のイザベラ様の扱いはヘイトっぽいと思う。
474名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:31:57 ID:UFoiXmao
どっか、他のトコで特別編の続きを書いてくれるのを期待するだけかね…
もし見かけたら、報告位はしていいのかな?
まぁ、大抵の人は普通に気付くと思うけど…
475名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:41:17 ID:Pt56dKKs
>>472
ルイズの貴族の誇り発言を馬鹿にしたりするSSだな
こういうのもヘイトSSに分類されるだろうが面白ければ俺は歓迎だよ。
ってか結構需要あるんじゃね?通常より面白いのが大原則だが・・・つまらん作品なら地獄
476名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:44:38 ID:hls4FqU0
シュヴルーズが「変わった使い魔」云々と言って、ルイズが皆に囃し立てられ時、召喚されたキャラが「教師のくせにそんなことにも気が廻らないのか」とか説教するのはままあるけど、それはまあいいとして…。
たまーにシュヴルーズ自身が悪意を持って使い魔云々としているのがあったりする。
そこまでいくとヘイト。
これはヘイトだ蹂躙だ原作レイプだーと叫ぶのは主観の問題ではあるけど、キャラを批判しやすいように改悪≠オているのは、客観的に見てもヘイトとしか言いようが無い。
とはいうても、ヘイトするつもりで改悪したとかでなくて、二次創作ばかり見て原作のキャラを忘れて素でそうしたという人もいたりするのが難しいところ。
原作見てないで「こんなキャラ」と思い込んでいる人もいるし、原作を見てなお、素で「こんなキャラ」だと思っている人もいる。
いずれアレだ
「気に入らない作品はスルーの魔法」
でオケー。
そしてどんな良作だろうと、気に食わないって人はでてくるもんなんだ…動機はどうであれな…。
だから、書きたいものがあれば、書いてみればいいと思うよ。
出してみてから反応を伺うのも手だ。
自分で微妙だと思えば避難所に出してもいいし。
SSってな、そういうもんなんだ。
477名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:47:47 ID:7Djvx8oZ
ヘイトとは何かを知りたかったらエヴァSSをみたらわかる
あれはひでぇよw
478名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:56:09 ID:hls4FqU0
>>477
より正しくはながちゃんところだなw
そしてそこの掲示板をみれば、ヘイトが好きっていうのがどういう人たちなのかも解る。

…が、俺も乗っといてあれだが、なんかスレチっぽいから、別の話題にしようや。


エルハザードのイフリータ召喚は、どの作品の時点のイフリータがいいだろうかね。
479名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:57:17 ID:F/eMPWgN
ヘイトよりバーツがいいなぁ
480ゼロの社長 16:2008/11/24(月) 02:58:37 ID:JWrl7zjo
やっとこ16話ができたので15分後くらいに投下大丈夫でしょうか。
481名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:58:53 ID:RGOtMf49
>>474
もしあったら、ぜひ知りたいクチですが…報告は、避難所の雑談スレあたりじゃないと、また荒れそうな…
482名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 02:59:24 ID:UJRZVJEo
待ってたぜ社長!

PS・ヘイトとはダイモンズ
すなわちゼスモスの力で動く義手をもつ男のことサ
483名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:00:44 ID:hls4FqU0
社長きた!
支援するぜ。
484名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:05:06 ID:52cA3V+A
全速前支援だ!
485名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:06:35 ID:6zw/ht6L
>>482
ダイモンズ・ヘイトか……
ヘイトは復讐を完遂してるし呼び出すのは可哀想な気もするんだよな
某機神胎動の主人公もだけど

ただアンアンがエレセロス(うろ覚えなんで間違ってるかも)を持っていると考えればあの愛されっぷりも納得
486ゼロの社長 16:2008/11/24(月) 03:12:13 ID:JWrl7zjo
深夜。
村人達はそれぞれ自分の家に戻り、屋敷に集められた人たちも部屋で寝静まった頃、海馬は窓から屋敷の外を眺めていた。
カミューラが過去の通りに今晩現れるとするならば、屋敷の正面から堂々と現れるだろう。
海馬が今いるのは、まさにそこを監視するに絶好の場所であった。

屋敷は静寂に包まれていた。
嵐の前の静けさとはいうが、こうも静か過ぎると、何も起こらないのではと思わずにはいられないものだ。
と、そのとき、その静寂の中で海馬の背後から靴音が聞こえてきた。
海馬が目を向けると、そこにはタバサがいた。

「…………」

タバサは無言のまま海馬の横に並び、窓の外を眺め始めた。

「…………」

海馬も視線を一瞬タバサに送っただけで、また外を見ていた。

暫くの無言の空間。
先に口を開いたのは意外にもタバサのほうだった。

「エルザのこと。聞いた。」
「そうか。」

表情も変えず返事だけを返す海馬。

「なぜ、彼女の復讐に手を貸すの?」

それは自然な疑問だった。
プライドが高そうに見える海馬が、そうそう人に手を貸すようには見えない。
そして何より、復讐という単語はタバサにとって深い意味を持つものであった。

「別に大した意味などない。だが、復讐などに時間を費やすなど愚かな事だ。
復讐などそうそうに終わらせるべきものだと、俺は思っている。故に手を貸してやるに過ぎん。」

それは海馬の本心だった。
復讐とは自らの未来を見つめる目を曇らせ、それに固執してしまう呪いだ。
そして、そのために周りが見えなくなり、その先には奈落しかない。
DEATH-Tでの遊戯との戦いは、海馬にとって遊戯への復讐心から生み出されたものだった。
その結果は力に溺れた海馬の敗北に終わった。
そして海馬は知った。
復讐という小さい概念だけでは勝利という未来を…いや、未来そのものをつかむ事ができないという事を。
だが、タバサにとってみれば、海馬の先ほどの言は復讐を否定するものと取れた。
487ゼロの社長 16:2008/11/24(月) 03:13:27 ID:JWrl7zjo

「復讐が…無意味な事だと?」

遠目にはわかりにくいが、タバサの内心には怒りが秘められていた。

「…ふん、貴様も同類か。いや、違うな。エルザには自らの無力に対する嘆きと
諦めと悔しさがあった。
が、貴様は別だ。顔には出さないが対象者に対する怒りが満ちている。
復讐だけを考えて行動しても、その先には何もないぞ?」
「…………」

タバサは答えなかった。
そんな事はわかっていた。
自分の復讐は自己満足であると。
たとえ果たしたとしても、失ったものは戻らない。
失ったときは戻らない。
だからこそ復讐は私の手だけで行う。
なにも得るものがないからこそ…誰かを巻き込む事はしない。
そう、思っていた。

「……ふん。どいつもこいつも…なぜ復讐を終着点において発想するのだ。
それが未来へのロードへの通過点と、どうして考える事ができないのか…
いや、そもそも自分の未来にその復讐が必要なのかと、冷静に考えるべきだと俺は思うがな。」
「未来への…ロード…」
「貴様が何を思っているかは知らん。
だが、もし、貴様を心の底から信じ、貴様が信じてやれる相手がいるというのならば、そいつにくらいは話してやっても良いんじゃないか。」
「…………」

タバサの脳裏の一人の人物が浮かぶ。
褐色の肌と燃える炎のような赤い髪の少女、自分をはじめて「友達」と呼んでくれた彼女のことを。





「…どうやら、おしゃべりの時間は終わりのようだな。」

ハッと窓の外を見ると、そこには屋敷の正門。そしてその前に続く道にまるで似つかわしくない真っ赤な絨毯が伸び始めていた。

「間違いない…」

と、二人とは別の声が窓辺に響いた。
エルザであった。
恐怖と怒りの入り混じった表情を浮かべ、赤い絨毯を睨んでいた。

「タバサ、村人に決して部屋から出ないように伝えろ。俺は先に向かう。」
「……」

少しの沈黙の後、タバサは小さく首を縦に振った。
そして海馬とエルザは正門の前へとやってきた。
不気味なほど静かな道に連なる赤絨毯。
そして、薄く霧がかかった道。
そして、その静寂を破る声が響いた。
488名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:13:39 ID:UJRZVJEo
そういや社長はバトルシティで復讐心とは決別したんだったっけ
支援
489ゼロの社長 16:2008/11/24(月) 03:14:59 ID:JWrl7zjo

「凝った趣向をするじゃない。あなたがそんな演出家だとは思わなかったわ、エルザ。」

霧が晴れてゆき、吸血鬼カミューラが姿を現した。
異常なまでに白い肌の上に、血を思わせる紅い衣装、そして長い髪に目を奪われるような美貌の女性がそこに立っていた。
だが、外見の美しさとは別に、恐ろしいまでの緊迫感がそこにあった。

「50年前の再現。そこにいるのがあなたの騎士って所かしら?
全くあなたは楽しませてくれる……って、デュエルディスク!?
…その顔、知っているわ。海馬コーポレーション社長にして最強のデュエリストといわれる、海馬瀬人!!
なぜハルケギニアに!?」

カミューラが驚くのも無理はなかった。
カミューラ自身、幻魔の扉の中に吸い込まれて偶然たどり着いた異世界、ハルケギニア。
そこにまさか同じようにたどり着いたものがいるなど。

「……フフフ。アッハッハッハッハッハ!エルザ!あなたは本当にいい!こんな巡り合わせなんて思いもしなかった!」

そのカミューラの姿は本当に楽しそうで、愉しそうで。
自分の仇にこんなに愉快な顔をされるなど…。
エルザは悔しさを隠す事ができなかった。

「ふん、気にすることはない。奴は、おれが倒す。」

そう言うと、海馬はデュエルディスクを展開した。
その様子を見ると、カミューラも真剣な表情になった。

「知っているでしょうけど、この世界でのデュエルの敗北は死につながるわ。
ライフは命に置き換わる。やめるのならば、今のうちよ?
もっとも、デュエルでなくても、この場にいる全ての命を奪う事に替わりはないけれど!」
「俺が敵を前に逃げ出すとでも思ったか?命乞いをするのは貴様のほうだ。」

二人の視線が交わり

『決闘―デュエル!―』

文字通りの決闘が始まった。

「先攻は私がもらうわ。ドロー!不死のワーウルフを攻撃表示で召喚!
更に、リバースカードを2枚セット!ターンエンドよ!」

カミューラの前に、二足で立つ狼の姿をした獣人が姿を現した。


『不死のワーウルフ 効果モンスター 闇属性 アンデット族 星2 攻1200 守0
このモンスターが戦闘で破壊された場合、デッキから同名カードを1体特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたカードは攻撃力が500ポイントアップする。』
490ゼロの社長 16:2008/11/24(月) 03:16:19 ID:JWrl7zjo

「ふん、たかが攻撃力1200の犬っころモンスターか。それをブラフに罠で攻める気か?」
「そういって易々と攻撃してきたのが、あなたの作ったデュエルアカデミアの教頭だったわよ。
もう少しマシな教師を雇った方がよくなくって?」

カミューラは、デュエルアカデミアで最初に闘った、奇妙な喋り方をする教師のことを思い出した。
だが、「今の」海馬は、そもそもデュエルアカデミアを立ち上げる計画段階でしかない。
つまり、彼女の言を信じれば、カミューラのいた「現代」と海馬のいた「現代」は少なくとも時間軸が数年ずれている事になる。

(なるほど…時間さえも捩れてこの世界に召喚されるということもあるのか。
コルベールのデュエルディスクも見知らぬ形だった。
あれもまた、別の時間軸からこの世界に飛ばされた人間のものだったのかも知れんな。)

などと考えているうちに、カミューラがターンエンド宣言をした。

「俺のターン、ドロー!ふん、うっとおしいモンスターだ。
俺はモンスターを召喚!カイザーシーホースを攻撃表示!」
「ふっ!かかったわね。リバーストラップ!連鎖破壊!」

フィールドに現れたカイザーシーホースに、ドクロの形をした鎖が巻きつき、更に海馬のデッキへと繋がる。
そしてその鎖は連続して爆発していき、デッキの中のカイザーシーホースが墓地へと送られる。

「連鎖破壊の効果!攻撃力2000以下のモンスターが召喚されたときに、そのモンスターと同名カードをデッキから墓地に送るわ!」
「くっ!だが、カイザーシーホースで、不死のワーウルフへ攻撃!」

カイザーシーホースの槍が、不死のワーウルフへと突き刺さる。
カミューラ LP4000→3500
だが、カミューラのデッキから、新たな不死のワーウルフが、より力をつけて召喚される。
カミューラは、自らの策が成功した事で満足そうだった。

「俺はリバースカードを2枚伏せて、ターンエンドだ。」

二人の1ターン目が終わった頃、タバサとシルフィードも正門前へと駆けつけた。

「うわ、もう始まってるのね。」
「……っ!」

目の前の獣人とカミューラを目にしたタバサが杖を構え、呪文を唱えようとしたところを、海馬が叫んだ。
491名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:17:01 ID:UJRZVJEo
むう、命がけのデュエルなのにあいも変らず曖昧な先攻後攻の決め方よ
支援
492ゼロの社長 16:2008/11/24(月) 03:17:58 ID:JWrl7zjo

「余計な事はするな!デュエルは1対1が原則だ!」
「なに言ってるのね!そんな奴皆でまとめてかかれば…」
「貴様はデュエリストを愚弄する気か!貴様らはおとなしくそこで見ていろ!」

海馬の恐ろしいまでの怒気にその場にいた全員が、相手のカミューラまでもが怯んだ。

「……海馬瀬人、後で仲間に助けを求めても遅いわよ。ドロー!フィールド魔法!アンデットワールド発動!」

不気味なフィールド魔法の発動により、周りの世界が侵食されていく。
闇の世界が、夜空の双月をも包み込み、草木は枯れ死の世界が訪れた。

「フィールド魔法、アンデットワールドは全ての場と墓地のモンスターを不死のアンデット族に変えるフィールド魔法。
私の場だけでなく、あなたの場と墓地のカイザーシーホースもアンデット族へと変わるわ!」
「なんだと!?墓地のモンスターをも変化させるフィールド魔法だと!?」

海馬の危惧はただ単にこのカードの効果だけではなかった。
相手の墓地をも変化させる魔法カード。
何らかのコンボがからんでくるのは間違いなかった。

「ふふ、手札から、愚かな埋葬を発動!墓地にゾンビキャリアを送るわ!そして更に手札を1枚デッキの上に送り、
墓地のゾンビキャリアの特殊効果発動!」

フィールド上に不気味な形をしたアンデットモンスター、ゾンビキャリアが現れる。
『ゾンビキャリア チューナー(効果モンスター)星2 闇属性 アンデット族 攻 400 守 200
手札を1枚デッキの一番上に戻して発動する。墓地に存在するこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚されたこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。』

そして、ゾンビキャリアが輝きだし、二つの光の玉が輪を描き、不死のワーウルフを包み込む。
そして不死のワーウルフが光り輝き、見る見るうちにその姿を変えていく。

「なにっ!?それはチューナーモンスター!まさか貴様っ!?」

海馬は驚きを隠せずに入られない。
海馬のいた『現代』ではまだ開発段階であるシンクロモンスターを、なぜカミューラが持っているのか。
しかもカミューラはさも当然のようにそれを使いこなしていた。

493名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:19:19 ID:UJRZVJEo
時代遅れ支援
早々に社長ピンチね
494名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:19:39 ID:UFoiXmao
クロノスは教頭じゃないぜ 支援
495ゼロの社長 16:2008/11/24(月) 03:20:42 ID:JWrl7zjo

「さすが、最強と名高いデュエリスト、博識ね!そう、チューナーモンスターを別のモンスターとチューニングし!
更に強力なモンスターを召喚する!これこそシンクロ召喚!」

不死のワーウルフが、光の輪をくぐり巨大な翼を広げた漆黒の死の龍へと姿を変える。

「地獄の業火が死人で世を埋める。轟け、シンクロ召喚!デスカイザー・ドラゴン!」

おぞましい叫び声をあげ、デスカイザー・ドラゴンがフィールドへと降り立った。

『デスカイザー・ドラゴン シンクロ・効果モンスター 星6 炎属性 アンデット族 攻2400 守1500
「ゾンビキャリア」+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
このカードが特殊召喚に成功した時、相手の墓地に存在するアンデット族モンスター1体を選択し、
攻撃表示で自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時そのモンスターを破壊する。』

更にデスカイザー・ドラゴンが大きく吼えあがると、カミューラのフィールド上に先ほど墓地に送られたカイザーシーホースが姿を現した。

「なにっ!?」
「デスカイザー・ドラゴンが召喚されたとき、相手の場の墓地のアンデット族モンスターを、私のフィールドに特殊召喚することができるわ!」

うめき声をあげる2体の不死者たち。

「更に私は、ヴァンパイア・バッツを通常召喚するわ。
これにより、私の場のアンデット族モンスターの攻撃力は、200ポイントアップする!」

巨大な蝙蝠の姿をしたモンスター、ヴァンパイア・バッツが場に召喚されると、フィールドのモンスターたちは、更に強力になった。

デスカイザー・ドラゴン 攻撃力2600
カイザー・シーホース 攻撃力1900
ヴァンパイア・バッツ 攻撃力1000

「くっ…さっきの連鎖破壊は、これが狙いだったのか!」

一気に3体ものモンスターを展開し、更に攻撃力も強化する。
カミューラのアンデットデッキの扱いは、並みのものではなかった。
このまま海馬が攻撃を受ければ、一気にライフが削られてしまう。
だが、カミューラがとった行動は、全く別だった。

「……フッ…フフ…デスカイザー・ドラゴン!あの屋敷を焼き払いなさい!デスフォトン・スタンピート!」
『!?』

そこにいた全員が凍りついた。
デスカイザー・ドラゴンは大きく口を広げ、巨大な火球を村長の屋敷に向けて吐き出したのだ。
火球がものすごい勢いで突き抜け、そして屋敷に当たる直前に雲散霧消した。
よく見ると、火球のあった位置に黒い鎖がぶつかり、火球を打ち消していた。
そしてその鎖はデスカイザー・ドラゴンの体に絡みつき、動きを奪った。
496ゼロの社長 16:2008/11/24(月) 03:22:30 ID:JWrl7zjo

「リバーストラップ…闇の呪縛を発動した。貴様のモンスターの攻撃と表示変更を封じ、攻撃力を700下げる…。」

海馬の機転により、屋敷への攻撃は防がれた。
だが、海馬の怒りはそんな事では収まるはずもなかった。

「貴様!どういうつもりだ!?」
「アッハッハッハ!あら?どうかしたかしら?別に私がどこを攻撃しようと勝手じゃないかしら!?」
「屋敷の人たちを狙う事で、強制的に海馬にカードを使わせた…?」
「俺の伏せカードを確認するためだけに、後ろの屋敷の人間を盾にしたということか…。
貴様!それでもデュエリストか!正々堂々と闘う気がないのか!?」

海馬は殺意すらもこめた視線でカミューラを睨んだ。
だが、その視線すらどこ吹く風と笑いながら、カミューラは返した。

「正々堂々?馬鹿馬鹿しい。こっちじゃデュエルはただのカードゲームじゃない。
この世界に実際にモンスターが現れ、魔法が、罠が発動する!
普通にルールどおりやる必要がどこにあるの!?オッホッホッホ!」
「汚いのね!この卑怯者!」

堂々と戦う気もなく、ルールを守る気すらないカミューラに、溜まらず声を上げるシルフィード。
だが、その批判すらも笑顔でカミューラは流した。

「さて…カイザー・シーホース!海馬瀬人のカイザー・シーホースに攻撃!」

カイザーシーホースが、その手に持った槍で海馬のカイザー・シーホースに襲い掛かる。
当然、攻撃力の勝るカミューラのカイザー・シーホースが勝利し、関通ダメージを海馬は受ける。
海馬 LP4000→3800

「更にヴァンパイア・バッツのダイレクトアタック!舞え!ブラッディスパイラル!」

ヴァンパイア・バッツが無数の蝙蝠へと姿を変え、海馬へと襲い掛かった。
タバサはそれを見ると同時に走り出し、海馬の盾になろうとした。
直接彼が受けるよりも、自分が杖で捌けば…!
だが、目の前に立ちふさがったタバサを強引にどけ、海馬は自らでのその攻撃を受けた。

「ぐおあっ!!」

LP3800→2800
蝙蝠たちは海馬の体を数度切り裂き、いくつもの傷口からは血が滲んでいた。
海馬はガクッと膝をつき、痛みをこらえた。
これにはタバサも…いや、カミューラでさえも驚いた。いや、理解できなかった。

「どうして…?先にルールを破ったのはあっち。なら、私が受け止めても問題はないはず。」
「……そんな事は決まっている。」

海馬は肩で息をしながら、ゆっくりと立ち上がった。

「俺は…決闘者だ。その俺が、デュエルのルールを守らなくてどうする。
そんな事をすれば、俺も奴と同じ卑怯者だ。
そして、俺は…正々堂々と戦わない卑怯者を、決して許すわけにはいかん!」
497名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:22:58 ID:UJRZVJEo
しかし時代が変ればルールも変わるから未来の禁止カードも平気で使える・・・
ってアニメルールじゃそこら辺の規制はゆるかったか
支援
498名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:24:20 ID:qrW+JviH
ドロー、モンスターカードでつか?
499ゼロの社長 16:2008/11/24(月) 03:25:53 ID:JWrl7zjo

あれだけ大きな傷を負っていても、海馬の目は全く死なない。
眼前の敵を倒す…決して負けるわけにはいかない!という強い意志をその瞳に詰め、輝かせていた。

「くっ!死に損ないが!!ターンエン――」
「リバースカードオープン!砂塵の大竜巻!アンデッドワールドを破壊!これにより、貴様のカイザー・シーホースはもとの種族に戻り、攻撃力がダウン!」

突如吹き荒れる嵐が、死の世界を打ち破っていく。
そして、元の双月輝く夜空が戻ってきた。

「俺のターン…ドローッ!」

海馬の手札は4枚。
相手の場には3体のモンスターに伏せカード。
まだカミューラを打ち倒すにはカードが足りていない。

「俺はモンスターを場にセット、更にカードを2枚伏せターンエンドだ!」

3枚のカードが場に伏せられる。
そしてターンが移る瞬間に、カミューラが伏せていたカードを発動させる。

「調子に乗るんじゃないよぉ!罠カード、バスター・モード発動!
デスカイザー・ドラゴンを、デスカイザー・ドラゴン/バスターへと進化!!!!」

デスカイザー・ドラゴンに禍々しいドクロの鎧が装備される。
カミューラはシンクロモンスターを生け贄にし、更に強力なモンスターまでも召喚してきた。
今まで以上に死のイメージを具現化したような姿をしたモンスターへと変化した。

「デスカイザー・ドラゴン/バスターが召喚されたとき、相手か自分の墓地から任意の数特殊召喚することができる。
蘇れ!デスカイザー・ドラゴン!不死のワーウルフ!」

フィールドに、デスカイザー・ドラゴンと不死のワーウルフが召喚される。
だが、先ほどのデスカイザー・ドラゴンが場を離れた事で、カイザー・シーホースは海馬の墓地へと戻った。

「ひぃ!あの不気味なドラゴンが2体なった上に、あの狼まで増えたのね。」
「複数のカードを連続させる…これがコンボ。あの数を防ぐには…」

タバサも、シルフィードも海馬とカミューラのフィールドの差に危機感を感じる。

「くっ…やっぱり、だめなの?」

エルザは絶望した。
あの悪魔のような龍が2体もいる上に、カミューラには他にも2体のモンスターが場に勢ぞろいしている。
もし、あのモンスターたちで村に攻撃を始められたら…本当に50年前の惨劇の再現になってしまう。
…だが。

「諦めるな、エルザ。どんなに不利に見える状況だろうと、覆せない事などない。」
「無理よ!こんな…」
「無理ではない!俺の宿敵は、三体の神すらも打ち破ったのだ。俺がこの程度で屈してなるものか!」

500ゼロの社長 16:2008/11/24(月) 03:30:07 ID:JWrl7zjo

そう、かつて自分の目の前で行われた戦いの儀
その際に、フィールドに三幻神が揃うと言う絶望的な状況から、遊戯は必殺のコンボでそれを打ち崩した。
ならば、この程度のモンスターごときに、自分は負けるわけにはいかない!

「ふん!粋がるのも今のうちよ。ドロー!…バトル!まずはその邪魔なモンスターを蹴散らしてくれるわ!
デスカイザー・ドラゴン!デスフォトン・スタンピート!」

先ほどの火球が伏せモンスターへと向かい、こなごなに蹴散らした。

「ふん!かかったな。貴様が攻撃したモンスターは、メタモルポッド!
このモンスターのリバース効果により、お互いは全ての手札を捨て、5枚になるまでドローする!」
「今更手札を増やそうが、あなたの次のターンはないわ!これで終わり!デスカイザー・ドラゴン/バスターの攻撃!
デスフォトン・スタンピート・ブラスター!」

地獄の炎のような熱線が海馬へと向かってなぎ払われる。
だが、その炎は大きな渦に包まれて消え去った。

「カウンタートラップ、攻撃の無力化。これにより貴様のバトルフェイズは強制終了だ。」
「くっ…カードを1枚伏せて、ターンエンドよ。」

海馬を仕留めきれなかった悔しさを顔に滲ませながら、カミューラはターンを終了させた。

「俺のターン!ドロー!」

ピカッと、海馬の指が輝いたように見えた。
そう、海馬の全てのピースは揃ったのだ。

「…どうやら貴様は、このハルケギニアで暮らしている間に、デュエリストとしての腕がさび付いたようだな。
俺の前に、たかが攻撃力1000のモンスターを攻撃表示で放置するとはな。」
「ふん!そう思うなら攻撃すれば良いわ!ただし、生半可なモンスターじゃ、ヴァンパイア・バッツは倒せても
、デスカイザー・ドラゴンたちの餌食にしかならないわよ。」

(それに…この伏せカードは『聖なるバリア・ミラーフォース』
これでどんなモンスターを出そうとも、返り討ちにしてあげる。
…海馬瀬人。何の因果かこんな異世界の果てで出会うとは思わなかったけれど、このデュエルもこれでおしまいよ。)

「そうだな。このターンで終わりにしてやる。」

カミューラの心を読んだかのようなタイミングで、海馬はモンスターを召喚した。

501名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:30:11 ID:TKg1GQYq
AIBOの事かー!

支援
502名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:31:09 ID:UJRZVJEo
カッケーぜ社長!支援
503ゼロの社長 16:2008/11/24(月) 03:32:42 ID:JWrl7zjo

「俺は、墓地より光属性のカイザー・シーホースと闇属性のブラッド・ヴォルスのを除外し、モンスターを特殊召喚する!」
「なにぃっ!?そのカードは…まさか!それは禁止カードのはず!いや…それよりいつブラッド・ヴォルスが墓地に…ハッ!
さっきのメタモルポッド!たった一枚墓地に送ったあの時にっ!」

そう、海馬はあの時既に、ブラッド・ヴォルスを墓地に送っていた。
この状況を打破するためには、モンスターを丸ごと除去するしかない。
そして、それができるカードが、海馬のデッキの中には眠っていた。
海馬の墓地より、白い光と黒い闇が混ざり合いながら空へと登り、巨大なドラゴンがフィールドへと降り立った。
そのドラゴンの存在感は圧倒的で、ブルーアイズホワイトドラゴンよりも禍々しいオーラを放っていた。

「そうだろうな、このカードはあまりに強力だ…。だが、俺の世界では1枚制限カードだ!
そう!混沌帝龍―終焉の使者―召喚!!!」

ガクッと膝を突くカミューラ。
禁止カードが召還された事へのショックではない。
そのカードが禁止になりうるほどの恐ろしいモンスター効果。
その効果がもたらす結果が、見えてしまったからである。
そして何よりも、そのカードを引き込む海馬のデュエルタクティクスに絶望した。

「メタモルポッドで墓地に闇属性を送ったのうえに、お互いの手札を増やし…
全てはこのために…狙っていたというの…?」
「……貴様はカードを使い人を殺め、その上俺のとのデュエルすらも卑劣な手段で汚した。
俺にもはや慈悲の心などない。」
「くッ…モンスターたち!奴を…海馬瀬人を殺せぇ!」

カミューラが叫ぶと同時に、モンスターたちが飛び掛った。
もはやカミューラにデュエリストとしての誇りも矜持もない。
死ぬ前に殺す、まさに吸血鬼…人でない悪そのものであった。
だが、もはや時は遅かった。

「ライフを1000払い、カオス・エンペラー・ドラゴンのモンスター効果発動!セメタリー・オブ・ファイヤー!」

カオス・エンペラー・ドラゴンの口から放たれた灼熱の炎が、遅い繰るモンスターたちを飲み込み一瞬で灰にした。
そしてその炎は海馬とカミューラの手札、伏せカードをも飲み込み、大きく膨れ上がってカミューラへと突き進む。

「あ…あ…ああああああ!!」
「セメタリー・オブ・ファイヤーは、場の全てのカードと手札を墓地に送り、その枚数×300ポイントのダメージを与える。
墓地に送ったカードは全部で16枚。4800ダメージで…」

灼熱の業火は、カミューラの体をも飲み込み、上空へと舞い上がり消失した。

「俺の勝ちだ!!!」

ハルケギニアで最初のデュエルが、終結した。
504名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:33:20 ID:E9OiXbtP
>>501
AIBOとな…
はだゲンの「アイボー、アイボー」、「アボジ〜〜〜〜!!」のシーンを思い出した支援w
505名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:35:32 ID:UJRZVJEo
マジに禁止カードが来たか・・・まぁ環境も違うしこの位のハンデはな
支援
506名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:37:06 ID:rO9nvgmq
この社長は・・・ふつくしい支援
507名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:38:47 ID:TKg1GQYq
シンクロやらバスターやら持ち込んでくる奴に禁止だなんだと言われたくはないわな、支援
508名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:39:18 ID:mOB3BuVP
ピンチはチャンス支援
509名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:47:13 ID:eZMRA2yY
sien
510名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:48:06 ID:UJRZVJEo
あれ?16話終わり?
511名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:50:21 ID:mOB3BuVP
さるさん南無
512代理:2008/11/24(月) 03:51:43 ID:txZuunVp
293 名前:ゼロの社長[sage] 投稿日:2008/11/24(月) 03:39:04 ID:
まさかあとがきだけさるさん喰らうとは…orz
代理お願いします。

ふぅ…
以上で16話完です。
デュエル描写は説明が長くなる上に上手い演出ができないときついなぁと学びました。
後、ブルーアイズは社長のAIBOであり切り札だけど、学生に負けるような奴には出さずに終わらせられるかなぁと。

あとはまとめを繋いでタバサの冒険編1が終わりになります。
数日間海馬が学院を離れているあいだに、ルイズはいったいどうなったことやら…
こんな時間にたくさんの支援ありがとうございました。
513名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:54:47 ID:UJRZVJEo
乙ー
道を踏み外した相手に見せる嫁は無かったと言うことか
514名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:56:11 ID:Pt56dKKs
社長乙〜

そういえば社長の青眼って今でこそ魂のカ−ドみたいな扱いだが
元は卑怯な手段で手に入れた品だったよなw
515名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 03:57:33 ID:Vaho65Ao
乙!しかしいくらハンデがあるとはいえ
かの悪名高き壊れカードを使うとはw
516名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 04:01:28 ID:ou6Zs8GX
三沢がティファニアあたりに召喚されないかなあ
517名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 04:04:35 ID:4FQcQiqI
懐かしいカードだな
518名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 04:04:58 ID:0nJczfMX
>>516
あれ?三沢君いたの?
519名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 04:06:24 ID:ou6Zs8GX
>>514
金を積んで買っただけで何も卑怯なことは
遊戯のじいさんのブルーアイズを破り捨てたが
520名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 04:10:58 ID:UJRZVJEo
まぁあの世界だとレアカードのために人を破産に追い込むなんて日常茶飯事なのだろう
グールズのトップのマリクだっておおやけにお巡りさんのお世話になってないし
521名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 04:12:51 ID:VK7+mcWb
>>519
元の所有者は全員金を積まれても手放す気は無くて、執拗な追い込みをしたハズ。
522名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 04:42:58 ID:v87u430F
圧力かけて自殺に追い込んだんだっけか

KC怖すぎるだろ
523名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 05:00:32 ID:Pt56dKKs
城之内のカードもダイナソーから奪った奴だったな・・・
524名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 05:03:43 ID:xlLXeudu
>>523
あれは竜崎から言い出したアンティだ
525名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 05:05:40 ID:UJRZVJEo
そういえば劇場版のシャイニングドラゴンはどうなったんだろう
ピラミッドと一緒に消失してたっけ?
526名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 05:56:52 ID:yE875Eoh
社長さんGJ
社長かっこいいよ社長
次回に超wktk。
527名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 06:08:40 ID:mHbLLNdI
アルトネリコかあ
そういえば武器屋の方はどうしたんだろ?
色々無制限に叩くのがいるが、何でもあり上等の俺には期待作だたのに…
528名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 06:44:11 ID:RbPSWJvF
1000ならタバサがプロペラマン召喚!!
あちゃ、ちょい遠かったか
529名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 06:46:53 ID:AnXSikkn
>>52
早すぎだろwwww

そういやパワポケの主人公とか召喚されても良さそうだな・・・・
1・3の主人公とか・・・
530名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 06:54:31 ID:KSAG7Rdz
プロペラマンって強壮剤のアレかw
531名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 07:50:55 ID:kS6XNhB2
遊戯王・・・馬鹿にしてたが、面白かった。
自分が恥ずかしいな
532名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 07:57:35 ID:7jqXDg74
アルトネリコは台詞だけ書くと18禁になります。
533名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 08:01:22 ID:1pgmm2bb
>>527
以前友人が「アルトネリコをリアルトルネコと読んでしまう」と言ってたが、他にもそういう人っているんだな
534名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 09:23:00 ID:yGU+sexO
>>516
思わずSIREN2のスキンヘッド自衛隊員思い出した。
「サ〜イトくん、一緒に遊びましょぉおおおお!」
535ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 09:27:28 ID:vrDkmYYX
社長の人乙かれさまです!
これからもハルケギニアで自分のロードを進んでいってください。

さて、改めて皆さんおはようございます。
次の話が書けましたので十分後に投稿を致したいと思います。
もし可能であるならば支援の方、よろしく御願いします。
536ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 09:35:57 ID:vrDkmYYX



「貴方達!無断で学院を抜け出すなどして!!駄目ではありませんか!」

ハルケギニア大陸のトリステイン王国。
その一角にある森の真ん中に出来た空き地でコルベールが正座しているルイズ達に説教していた。
右から順にルイズ、キュルケ、タバサと並び顔を地面の方に向けてジッとこらえている。
先ほどコルベールが怒り出して説教を初めてから五分くらい経過していた。
親からの折檻をまともに受けたことがない貴族の師弟達にはかなり辛い物である。

その様子を霊夢とシルフィードは小屋の傍でじっと見ていた。
霊夢は学院の生徒ではないため折檻されることは免れている。タバサの使い魔でもあるシルフィードも同じだ。
彼女は隣にいるシルフィードを背もたれ代わりにし、じっと説教に耐えるルイズ達を見ていた。
やがてコルベールの説教は開始から六分経過というところで終了に至った。

やっと解放された三人は大きく深呼吸をし、肩の力を抜いた。
「さてと…次にあなたに質問ですが…一体ここで何をしていたのですか?」
コルベールは霊夢の方に顔を向けると質問を投げかけてきた。
「私が幻想郷に帰れる手かがりを探しに来たのよ。あぁ、情報を持ってきたのはそこのキュルケだから。」
霊夢はキュルケを指さしながらそう言うとコルベールはキョトンとした顔になった。

「ゲンソーキョー…?あぁ…そういえば街であったときもその様な事を言っていましたな。
…是非とも少しだけ、ほんの少しだけでもお話を聞きたいものです。」

コルベールはそう言って少しだけ目を輝かし、霊夢の方へ寄ってきた。
霊夢はそんなコルベールを手で制止しながらも後ずさっていく。
「つまり…まぁ後で話すから…。えーい、こっち寄るな!」



「ほぉ〜、つまりレイムは情報探しで…で、あなた達は宝探しと?」
「そ、そうですミスタ・コルベール…」
小屋の入り口でルイズから詳しい話を聞き、コルベールは暗い小屋の中を見渡す。
確かにこの様な暗い場所ならちょっとやそっとの場所に隠したら並大抵には見つからないだろう。
「しかしあなた達の宝探しは見逃せませんな。どうして無断でこんな事をしたのです?」
「そ、その…この地図に書かれている宝はなんでも凄い力を持っているそうで…。」
キュルケはそう言うと懐にしまっていた地図を取り出しコルベールに見せた。
コルベールは地図を受け取るとそれを広げ、詳細を確認する。

「……ふむぅ、その者が望んだ場所へ行けるマジックアイテムとな。私も少し見てみたい気もする。
確かに小さい頃にこういう事をしていれば将来のためになるかもしれない。だが、そういうのは休みの日などにしなさい。わかりましたか?」
537ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 09:37:26 ID:vrDkmYYX
ルイズ達は「ハイ」と呟き項垂れてしまった。コルベールはそれを見た後小屋の中へと入っていった。
霊夢はとりあえずもう一度小屋の中に入ろうとしたとき、中からコルベールの叫び声が上がった。
叫び声を聞いたルイズ達は小屋の中に入った。するとそこには腰を抜かし尻もちをついているコルベールがそこにいた。
「どうしたの、足に古釘が刺さった?」
本当なら冗談ではすまない事を霊夢が言うとコルベールは机に置かれているモノを指さした。
「あ…あ、あ、あなた達…これを何処で?」
机の上には黒光りする箱が置かれており、言いようのない重厚感を醸し出していた。

箱を見た霊夢はあぁ、これ?と言い、説明した。
「さっき床下からそれを見つけたのよ。早速開けようと思った矢先アンタが来て…。」
霊夢の言葉を聞きコルベールは大きなため息をついた。
「い、いや…開けていないのですね…良かったぁ〜。」
「一体この中に何が入っているのよ?よっぽど大事そうな物に見えるけど。」

霊夢が興味深そうにそう言うと机の方に近づき、箱のフタを思いっきり開けた。
中に入っていたのはこれまた霊夢やルイズ達が見たことのない奇妙な代物であった。
それは緑色の円柱であった。材質は金属類に見える。
幻想郷には時折外の世界から流れてくる物もある、以前には白黒のボールなんかもあった。
しかし今目の前にある筒は霊夢が生まれてこの方見たことがない物である。


「これは一体何なの?」
霊夢の質問にコルベールは破壊の杖をあちこち調べながら答えた。
「マジックアイテムの一種で、『破壊の杖』と呼ばれる物です…。でも、まさか私の生徒がとっくに見つけていたなんて…。」
コルベールはそう言うと安堵の表所を浮かべた。
それに異常がないことを確認すると、すぐさま蓋を閉め、コルベールは『破壊の杖』が入った箱を腋に抱えた。
大事そうに抱えているコルベールを見て、入り口の方でジッとしていたキュルケが口を開いた。
「ミスタ・コルベールはどうしてそんな物を探していたんですか?」
「これは仕事ですよ?決してサボりではありません。というかまだあなた達はいたんですか?早く帰りなさい!」
タバサはともかくとしてキュルケとルイズはそれに不満なのか、あう〜と呻き、コルベールに食い下がった。
「あう〜、でもレイムが―――イタッ!?。」
駄々をこねる傍に寄ってきた霊夢がルイズの頭を引っぱたいた。
「先生が言ってるんだからアンタたちは帰りなさい。後は私一人でやるから地図は置いていってよね。」
「あ…アンタ、部屋を貸してあげてるのによく私の頭を――――」
538名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 09:38:50 ID:KKBcVAc5
支援
539名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 09:39:46 ID:BKlRJhWA
支援
540ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 09:40:53 ID:vrDkmYYX
 ド ゴ ォ ォ ォ ン ! ! ! ! ! 


突如外の方からもの凄い音が聞こえてきた。
小屋の外近くにいたルイズ達は思わず声を上げ、コルベールに声を掛けた。
「み、ミスタ・コルベール!外に巨大な…ゴーレムが!?」
それを聞いたコルベールは窓から外の様子を見た。
外には30メイルもの大きさを誇るゴーレムが馬車の荷車部分をまるで玩具のように片手で掴んでいた。
「なんだと…いかん、あそこはミス・ロングビルがいた場所じゃないか!!」
コルベールがそう叫ぶとゴーレムがこちらの方に顔を向け、手に持った荷車を投げつけてきた。

咄嗟に霊夢は近くにいたルイズの腰を掴み、小屋の外へと勢いよく飛び出した。
コルベールもタバサとキュルケに急いで出るように指示し、自身もマジックアイテムが入った箱を抱え、急いで小屋から出た。
投げられた荷車は見事小屋に激突、勢いもあってか凄まじい音を立てて小屋は倒壊した。
咄嗟に身を伏せたコルベール、キュルケ、タバサ達は体の上に材木や泥土が降り積もるだけで済んだ。
最も悲惨な目にあったのは霊夢に掴まれていたルイズだった。
空中へと逃げたた霊夢はルイズを掴んだまま飛んでくる障害物を華麗にかわした。
霊夢は平気であったがしかしルイズはそうもいかなかった。
「ちょっ…!?落ちるっ……てうわぁ!!」
ルイズがもう少し年をとってれば後日、腰痛と関節痛で悩んでいただろう。それほど激しい動きであった。

障害物の波が終わった後、霊夢は腰を掴んでいた両手をパッと離した。
解放されたルイズは地面に横たわった。
「もう、二度とこんなのは御免だわ…。」
その後立ち上がったコルベール達が心配そうな顔で二人の方へと近づいた。
「二人とも、大丈夫か!?」
「えぇ、全然余裕よ。けど…あっちのデカ物は逃がしてくれそうにないわね。」
霊夢はそう言うと背負っていた筒を地面に下ろし、左手で懐に入っている札を取りだして後ろを振り返る。
後ろではあの荷車を投げたゴーレムが大きな地響きをたててこちらに近づいてきていた。
先程の攻撃から考えればあのゴーレムのパワーは凄まじいであろう。

「全く…一体誰があんなのを作ったのよ?」
「あれは恐らく、土くれのフーケの仕業に違いない。」
霊夢の言葉にコルベールが即座に答えた。
「フーケぇ…誰それ?」
聞いた事のない名前を聞き、霊夢はコルベールの方へ顔を向けた。
「トリステインを差騒がせている盗賊さ。風の噂ではかなりの土の使い手だと聞いたが…噂通りとはこういうのを言うのだろうな。」
「要は物盗りって事?それならあの大きさはどうなのかしらねぇ?」
霊夢が暢気そうに呟くとコルベールも今まで下げていた杖をゴーレムの方へと向け、手の中に汗が溜まるのを感じた。
キュルケとタバサも杖を取り出しゴーレムの方へと向けようとするが前にいるコルベールに制止される。

「ミス・タバサ。君の使い魔でミス・ツェルプストーを連れて学院へ戻りなさい。そしてすぐに学院長に救援をよこしてもらうよう、頼んでくれ。」

その言葉を聞き、タバサは数秒間考えた後、コクリと頷くと口笛を吹いた。
口笛を聞き、上空に避難していたシルフィードが鳴き声を上げタバサ達の許へと降りてきた。
素早く背に跨ったタバサを見て、キュルケはゴーレムとシルフィード両方を見比べ、結果シルフィード載せに跨ることを選んだ。
それを見たコルベールは頷くと、ゴーレムを鋭い目で凝視している逃げるようにも言った。
「レイム、君もミス・ヴァリエールと一緒に逃げてください。ゴーレムは私が引きつける。」
しかし霊夢は首を横に振ると一歩前へと歩み出た。
「そうしたい所だけど今回はそうもいかないわ、フーケとやらがアタシの探しているのが目当てかも知れないし。」
「えぇ?ち、違う違う!フーケの探しているモノは…」
破壊の杖だ!とコルベールは言おうとしたが時既に遅く、霊夢はそう言うと飛び上がりゴーレムの方へと向かっていった。
541ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 09:41:23 ID:vrDkmYYX
 
 ド ゴ ォ ォ ォ ン ! ! ! ! ! 


突如外の方からもの凄い音が聞こえてきた。
小屋の外近くにいたルイズ達は思わず声を上げ、コルベールに声を掛けた。
「み、ミスタ・コルベール!外に巨大な…ゴーレムが!?」
それを聞いたコルベールは窓から外の様子を見た。
外には30メイルもの大きさを誇るゴーレムが馬車の荷車部分をまるで玩具のように片手で掴んでいた。
「なんだと…いかん、あそこはミス・ロングビルがいた場所じゃないか!!」
コルベールがそう叫ぶとゴーレムがこちらの方に顔を向け、手に持った荷車を投げつけてきた。

咄嗟に霊夢は近くにいたルイズの腰を掴み、小屋の外へと勢いよく飛び出した。
コルベールもタバサとキュルケに急いで出るように指示し、自身もマジックアイテムが入った箱を抱え、急いで小屋から出た。
投げられた荷車は見事小屋に激突、勢いもあってか凄まじい音を立てて小屋は倒壊した。
咄嗟に身を伏せたコルベール、キュルケ、タバサ達は体の上に材木や泥土が降り積もるだけで済んだ。
最も悲惨な目にあったのは霊夢に掴まれていたルイズだった。
空中へと逃げたた霊夢はルイズを掴んだまま飛んでくる障害物を華麗にかわした。
霊夢は平気であったがしかしルイズはそうもいかなかった。
「ちょっ…!?落ちるっ……てうわぁ!!」
ルイズがもう少し年をとってれば後日、腰痛と関節痛で悩んでいただろう。それほど激しい動きであった。

障害物の波が終わった後、霊夢は腰を掴んでいた両手をパッと離した。
解放されたルイズは地面に横たわった。
「もう、二度とこんなのは御免だわ…。」
その後立ち上がったコルベール達が心配そうな顔で二人の方へと近づいた。
「二人とも、大丈夫か!?」
「えぇ、全然余裕よ。けど…あっちのデカ物は逃がしてくれそうにないわね。」
霊夢はそう言うと背負っていた筒を地面に下ろし、左手で懐に入っている札を取りだして後ろを振り返る。
後ろではあの荷車を投げたゴーレムが大きな地響きをたててこちらに近づいてきていた。
先程の攻撃から考えればあのゴーレムのパワーは凄まじいであろう。

「全く…一体誰があんなのを作ったのよ?」
「あれは恐らく、土くれのフーケの仕業に違いない。」
霊夢の言葉にコルベールが即座に答えた。
「フーケぇ…誰それ?」
聞いた事のない名前を聞き、霊夢はコルベールの方へ顔を向けた。
「トリステインを差騒がせている盗賊さ。風の噂ではかなりの土の使い手だと聞いたが…噂通りとはこういうのを言うのだろうな。」
「要は物盗りって事?それならあの大きさはどうなのかしらねぇ?」
霊夢が暢気そうに呟くとコルベールも今まで下げていた杖をゴーレムの方へと向け、手の中に汗が溜まるのを感じた。
キュルケとタバサも杖を取り出しゴーレムの方へと向けようとするが前にいるコルベールに制止される。

「ミス・タバサ。君の使い魔でミス・ツェルプストーを連れて学院へ戻りなさい。そしてすぐに学院長に救援をよこしてもらうよう、頼んでくれ。」

その言葉を聞き、タバサは数秒間考えた後、コクリと頷くと口笛を吹いた。
口笛を聞き、上空に避難していたシルフィードが鳴き声を上げタバサ達の許へと降りてきた。
素早く背に跨ったタバサを見て、キュルケはゴーレムとシルフィード両方を見比べ、結果シルフィード載せに跨ることを選んだ。
それを見たコルベールは頷くと、ゴーレムを鋭い目で凝視している逃げるようにも言った。
「レイム、君もミス・ヴァリエールと一緒に逃げてください。ゴーレムは私が引きつける。」
しかし霊夢は首を横に振ると一歩前へと歩み出た。
「そうしたい所だけど今回はそうもいかないわ、フーケとやらがアタシの探しているマジックアイテムを盗もうとしてるかも知れないし。」
「違う霊夢!フーケの探しているモノは…」
コルベールの言葉時既に遅く、霊夢はそう言うと飛び上がりゴーレムの方へと向かっていった。
542ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 09:41:54 ID:vrDkmYYX
ド ゴ ォ ォ ォ ン ! ! ! ! ! 


突如外の方からもの凄い音が聞こえてきた。
小屋の外近くにいたルイズ達は思わず声を上げ、コルベールに声を掛けた。
「み、ミスタ・コルベール!外に巨大な…ゴーレムが!?」
それを聞いたコルベールは窓から外の様子を見た。
外には30メイルもの大きさを誇るゴーレムが馬車の荷車部分をまるで玩具のように片手で掴んでいた。
「なんだと…いかん、あそこはミス・ロングビルがいた場所じゃないか!!」
コルベールがそう叫ぶとゴーレムがこちらの方に顔を向け、手に持った荷車を投げつけてきた。

咄嗟に霊夢は近くにいたルイズの腰を掴み、小屋の外へと勢いよく飛び出した。
コルベールもタバサとキュルケに急いで出るように指示し、自身もマジックアイテムが入った箱を抱え、急いで小屋から出た。
投げられた荷車は見事小屋に激突、勢いもあってか凄まじい音を立てて小屋は倒壊した。
咄嗟に身を伏せたコルベール、キュルケ、タバサ達は体の上に材木や泥土が降り積もるだけで済んだ。
最も悲惨な目にあったのは霊夢に掴まれていたルイズだった。
空中へと逃げたた霊夢はルイズを掴んだまま飛んでくる障害物を華麗にかわした。
霊夢は平気であったがしかしルイズはそうもいかなかった。
「ちょっ…!?落ちるっ……てうわぁ!!」
ルイズがもう少し年をとってれば後日、腰痛と関節痛で悩んでいただろう。それほど激しい動きであった。

障害物の波が終わった後、霊夢は腰を掴んでいた両手をパッと離した。
解放されたルイズは地面に横たわった。
「もう、二度とこんなのは御免だわ…。」
その後立ち上がったコルベール達が心配そうな顔で二人の方へと近づいた。
「二人とも、大丈夫か!?」
「えぇ、全然余裕よ。けど…あっちのデカ物は逃がしてくれそうにないわね。」
霊夢はそう言うと背負っていた筒を地面に下ろし、左手で懐に入っている札を取りだして後ろを振り返る。
後ろではあの荷車を投げたゴーレムが大きな地響きをたててこちらに近づいてきていた。
先程の攻撃から考えればあのゴーレムのパワーは凄まじいであろう。

「全く…一体誰があんなのを作ったのよ?」
「あれは恐らく、土くれのフーケの仕業に違いない。」
霊夢の言葉にコルベールが即座に答えた。
「フーケぇ…誰それ?」
聞いた事のない名前を聞き、霊夢はコルベールの方へ顔を向けた。
「トリステインを差騒がせている盗賊さ。風の噂ではかなりの土の使い手だと聞いたが…噂通りとはこういうのを言うのだろうな。」
「要は物盗りって事?それならあの大きさはどうなのかしらねぇ?」
霊夢が暢気そうに呟くとコルベールも今まで下げていた杖をゴーレムの方へと向け、手の中に汗が溜まるのを感じた。
キュルケとタバサも杖を取り出しゴーレムの方へと向けようとするが前にいるコルベールに制止される。

「ミス・タバサ。君の使い魔でミス・ツェルプストーを連れて学院へ戻りなさい。そしてすぐに学院長に救援をよこしてもらうよう、頼んでくれ。」

その言葉を聞き、タバサは数秒間考えた後、コクリと頷くと口笛を吹いた。
口笛を聞き、上空に避難していたシルフィードが鳴き声を上げタバサ達の許へと降りてきた。
素早く背に跨ったタバサを見て、キュルケはゴーレムとシルフィード両方を見比べ、結果シルフィード載せに跨ることを選んだ。
それを見たコルベールは頷くと、ゴーレムを鋭い目で凝視している逃げるようにも言った。
「レイム、君もミス・ヴァリエールと一緒に逃げてください。ゴーレムは私が引きつける。」
しかし霊夢は首を横に振ると一歩前へと歩み出た。
「そうしたい所だけど今回はそうもいかないわ、フーケとやらがアタシの探しているマジックアイテムを盗もうとしてるかも知れないし。」
「違う霊夢!フーケの探しているモノは…」
コルベールの言葉時既に遅く、霊夢はそう言うと飛び上がりゴーレムの方へと向かっていった。
543名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 09:43:13 ID:gw8CVd3R
支援
544ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 09:43:25 ID:vrDkmYYX
ドオォォン…!!

突如外の方からもの凄い音が聞こえてきた。
小屋の外近くにいたルイズ達は思わず声を上げ、コルベールに声を掛けた。
「み、ミスタ・コルベール!外に巨大な…ゴーレムが!?」
それを聞いたコルベールは窓から外の様子を見た。
外には30メイルもの大きさを誇るゴーレムが馬車の荷車部分をまるで玩具のように片手で掴んでいた。
「なんだと…いかん、あそこはミス・ロングビルがいた場所じゃないか!!」
コルベールがそう叫ぶとゴーレムがこちらの方に顔を向け、手に持った荷車を投げつけてきた。

咄嗟に霊夢は近くにいたルイズの腰を掴み、小屋の外へと勢いよく飛び出した。
コルベールもタバサとキュルケに急いで出るように指示し、自身もマジックアイテムが入った箱を抱え、急いで小屋から出た。
投げられた荷車は見事小屋に激突、勢いもあってか凄まじい音を立てて小屋は倒壊した。
咄嗟に身を伏せたコルベール、キュルケ、タバサ達は体の上に材木や泥土が降り積もるだけで済んだ。
最も悲惨な目にあったのは霊夢に掴まれていたルイズだった。
空中へと逃げたた霊夢はルイズを掴んだまま飛んでくる障害物を華麗にかわした。
霊夢は平気であったがしかしルイズはそうもいかなかった。
「ちょっ…!?落ちるっ……てうわぁ!!」
ルイズがもう少し年をとってれば後日、腰痛と関節痛で悩んでいただろう。それほど激しい動きであった。

障害物の波が終わった後、霊夢は腰を掴んでいた両手をパッと離した。
解放されたルイズは地面に横たわった。
「もう、二度とこんなのは御免だわ…。」
その後立ち上がったコルベール達が心配そうな顔で二人の方へと近づいた。
「二人とも、大丈夫か!?」
「えぇ、全然余裕よ。けど…あっちのデカ物は逃がしてくれそうにないわね。」
霊夢はそう言うと背負っていた筒を地面に下ろし、左手で懐に入っている札を取りだして後ろを振り返る。
後ろではあの荷車を投げたゴーレムが大きな地響きをたててこちらに近づいてきていた。
先程の攻撃から考えればあのゴーレムのパワーは凄まじいであろう。

「全く…一体誰があんなのを作ったのよ?」
「あれは恐らく、土くれのフーケの仕業に違いない。」
霊夢の言葉にコルベールが即座に答えた。
「フーケぇ…誰それ?」
聞いた事のない名前を聞き、霊夢はコルベールの方へ顔を向けた。
「トリステインを差騒がせている盗賊さ。風の噂ではかなりの土の使い手だと聞いたが…噂通りとはこういうのを言うのだろうな。」
「要は物盗りって事?それならあの大きさはどうなのかしらねぇ?」
霊夢が暢気そうに呟くとコルベールも今まで下げていた杖をゴーレムの方へと向け、手の中に汗が溜まるのを感じた。
キュルケとタバサも杖を取り出しゴーレムの方へと向けようとするが前にいるコルベールに制止される。

「ミス・タバサ。君の使い魔でミス・ツェルプストーを連れて学院へ戻りなさい。そしてすぐに学院長に救援をよこしてもらうよう、頼んでくれ。」

その言葉を聞き、タバサは数秒間考えた後、コクリと頷くと口笛を吹いた。
口笛を聞き、上空に避難していたシルフィードが鳴き声を上げタバサ達の許へと降りてきた。
素早く背に跨ったタバサを見て、キュルケはゴーレムとシルフィード両方を見比べ、結果シルフィード載せに跨ることを選んだ。
それを見たコルベールは頷くと、ゴーレムを鋭い目で凝視している逃げるようにも言った。
「レイム、君もミス・ヴァリエールと一緒に逃げてください。ゴーレムは私が引きつける。」
しかし霊夢は首を横に振ると一歩前へと歩み出た。
「そうしたい所だけど今回はそうもいかないわ、フーケとやらがアタシの探しているマジックアイテムを盗もうとしてるかも知れないし。」
「違う霊夢!フーケの探しているモノは…」
コルベールの言葉時既に遅く、霊夢はそう言うと飛び上がりゴーレムの方へと向かっていった。
545ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 09:44:28 ID:vrDkmYYX

 ド ゴ ォ ォ ォ ン ! ! ! ! ! 


突如外の方からもの凄い音が聞こえてきた。
小屋の外近くにいたルイズ達は思わず声を上げ、コルベールに声を掛けた。
「み、ミスタ・コルベール!外に巨大な…ゴーレムが!?」
それを聞いたコルベールは窓から外の様子を見た。
外には30メイルもの大きさを誇るゴーレムが馬車の荷車部分をまるで玩具のように片手で掴んでいた。
「なんだと…いかん、あそこはミス・ロングビルがいた場所じゃないか!!」
コルベールがそう叫ぶとゴーレムがこちらの方に顔を向け、手に持った荷車を投げつけてきた。

咄嗟に霊夢は近くにいたルイズの腰を掴み、小屋の外へと勢いよく飛び出した。
コルベールもタバサとキュルケに急いで出るように指示し、自身もマジックアイテムが入った箱を抱え、急いで小屋から出た。
投げられた荷車は見事小屋に激突、勢いもあってか凄まじい音を立てて小屋は倒壊した。
咄嗟に身を伏せたコルベール、キュルケ、タバサ達は体の上に材木や泥土が降り積もるだけで済んだ。
最も悲惨な目にあったのは霊夢に掴まれていたルイズだった。
空中へと逃げたた霊夢はルイズを掴んだまま飛んでくる障害物を華麗にかわした。
霊夢は平気であったがしかしルイズはそうもいかなかった。
「ちょっ…!?落ちるっ……てうわぁ!!」
ルイズがもう少し年をとってれば後日、腰痛と関節痛で悩んでいただろう。それほど激しい動きであった。

障害物の波が終わった後、霊夢は腰を掴んでいた両手をパッと離した。
解放されたルイズは地面に横たわった。
「もう、二度とこんなのは御免だわ…。」
その後立ち上がったコルベール達が心配そうな顔で二人の方へと近づいた。
「二人とも、大丈夫か!?」
「えぇ、全然余裕よ。けど…あっちのデカ物は逃がしてくれそうにないわね。」
霊夢はそう言うと背負っていた筒を地面に下ろし、左手で懐に入っている札を取りだして後ろを振り返る。
後ろではあの荷車を投げたゴーレムが大きな地響きをたててこちらに近づいてきていた。
先程の攻撃から考えればあのゴーレムのパワーは凄まじいであろう。

「全く…一体誰があんなのを作ったのよ?」
「あれは恐らく、土くれのフーケの仕業に違いない。」
霊夢の言葉にコルベールが即座に答えた。
「フーケぇ…誰それ?」
聞いた事のない名前を聞き、霊夢はコルベールの方へ顔を向けた。
「トリステインを差騒がせている盗賊さ。風の噂ではかなりの土の使い手だと聞いたが…噂通りとはこういうのを言うのだろうな。」
「要は物盗りって事?それならあの大きさはどうなのかしらねぇ?」
霊夢が暢気そうに呟くとコルベールも今まで下げていた杖をゴーレムの方へと向け、手の中に汗が溜まるのを感じた。
キュルケとタバサも杖を取り出しゴーレムの方へと向けようとするが前にいるコルベールに制止される。

「ミス・タバサ。君の使い魔でミス・ツェルプストーを連れて学院へ戻りなさい。そしてすぐに学院長に救援をよこしてもらうよう、頼んでくれ。」

その言葉を聞き、タバサは数秒間考えた後、コクリと頷くと口笛を吹いた。
口笛を聞き、上空に避難していたシルフィードが鳴き声を上げタバサ達の許へと降りてきた。
素早く背に跨ったタバサを見て、キュルケはゴーレムとシルフィード両方を見比べ、結果シルフィード載せに跨ることを選んだ。
それを見たコルベールは頷くと、ゴーレムを鋭い目で凝視している逃げるようにも言った。
「レイム、君もミス・ヴァリエールと一緒に逃げてください。ゴーレムは私が引きつける。」
しかし霊夢は首を横に振ると一歩前へと歩み出た。
「そうしたい所だけど今回はそうもいかないわ、フーケとやらがアタシの探しているマジックアイテムを盗もうとしてるかも知れないし。」
「違う霊夢!フーケの探しているモノは…」
破壊の杖だ! と言おうとしたが時既に遅く、霊夢はそう言うと飛び上がりゴーレムの方へと向かっていった。
546ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 09:45:41 ID:vrDkmYYX
 
 ド ゴ ォ ォ ォ ン ! ! ! ! ! 


突如外の方からもの凄い音が聞こえてきた。
小屋の外近くにいたルイズ達は思わず声を上げ、コルベールに声を掛けた。
「み、ミスタ・コルベール!外に巨大な…ゴーレムが!?」
それを聞いたコルベールは窓から外の様子を見た。
外には30メイルもの大きさを誇るゴーレムが馬車の荷車部分をまるで玩具のように片手で掴んでいた。
「なんだと…いかん、あそこはミス・ロングビルがいた場所じゃないか!!」
コルベールがそう叫ぶとゴーレムがこちらの方に顔を向け、手に持った荷車を投げつけてきた。

咄嗟に霊夢は近くにいたルイズの腰を掴み、小屋の外へと勢いよく飛び出した。
コルベールもタバサとキュルケに急いで出るように指示し、自身もマジックアイテムが入った箱を抱え、急いで小屋から出た。
投げられた荷車は見事小屋に激突、勢いもあってか凄まじい音を立てて小屋は倒壊した。
咄嗟に身を伏せたコルベール、キュルケ、タバサ達は体の上に材木や泥土が降り積もるだけで済んだ。
最も悲惨な目にあったのは霊夢に掴まれていたルイズだった。
空中へと逃げたた霊夢はルイズを掴んだまま飛んでくる障害物を華麗にかわした。
霊夢は平気であったがしかしルイズはそうもいかなかった。
「ちょっ…!?落ちるっ……てうわぁ!!」
ルイズがもう少し年をとってれば後日、腰痛と関節痛で悩んでいただろう。それほど激しい動きであった。

障害物の波が終わった後、霊夢は腰を掴んでいた両手をパッと離した。
解放されたルイズは地面に横たわった。
「もう、二度とこんなのは御免だわ…。」
その後立ち上がったコルベール達が心配そうな顔で二人の方へと近づいた。
「二人とも、大丈夫か!?」
「えぇ、全然余裕よ。けど…あっちのデカ物は逃がしてくれそうにないわね。」
霊夢はそう言うと背負っていた筒を地面に下ろし、左手で懐に入っている札を取りだして後ろを振り返る。
後ろではあの荷車を投げたゴーレムが大きな地響きをたててこちらに近づいてきていた。
先程の攻撃から考えればあのゴーレムのパワーは凄まじいであろう。

「全く…一体誰があんなのを作ったのよ?」
「あれは恐らく、土くれのフーケの仕業に違いない。」
霊夢の言葉にコルベールが即座に答えた。
「フーケぇ…誰それ?」
聞いた事のない名前を聞き、霊夢はコルベールの方へ顔を向けた。
「トリステインを差騒がせている盗賊さ。風の噂ではかなりの土の使い手だと聞いたが…噂通りとはこういうのを言うのだろうな。」
「要は物盗りって事?それならあの大きさはどうなのかしらねぇ?」
霊夢が暢気そうに呟くとコルベールも今まで下げていた杖をゴーレムの方へと向け、手の中に汗が溜まるのを感じた。
キュルケとタバサも杖を取り出しゴーレムの方へと向けようとするが前にいるコルベールに制止される。

「ミス・タバサ。君の使い魔でミス・ツェルプストーを連れて学院へ戻りなさい。そしてすぐに学院長に救援をよこしてもらうよう、頼んでくれ。」

その言葉を聞き、タバサは数秒間考えた後、コクリと頷くと口笛を吹いた。
口笛を聞き、上空に避難していたシルフィードが鳴き声を上げタバサ達の許へと降りてきた。
素早く背に跨ったタバサを見て、キュルケはゴーレムとシルフィード両方を見比べ、結果シルフィード載せに跨ることを選んだ。
それを見たコルベールは頷くと、ゴーレムを鋭い目で凝視している逃げるようにも言った。
「レイム、君もミス・ヴァリエールと一緒に逃げてください。ゴーレムは私が引きつける。」
しかし霊夢は首を横に振ると一歩前へと歩み出た。
「そうしたい所だけど今回はそうもいかないわ、フーケとやらがアタシの探しているマジックアイテムを盗もうとしてるかも知れないし。」
「違う霊夢!フーケの探しているモノは…」
破壊の杖だ! と言おうとしたが時既に遅く、霊夢は颯爽と飛び上がりゴーレムの方へと向かっていった。
547ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 09:46:31 ID:vrDkmYYX
ドォォォン…!! 

突如外の方からもの凄い音が聞こえてきた。
小屋の外近くにいたルイズ達は思わず声を上げ、コルベールに声を掛けた。
「み、ミスタ・コルベール!外に巨大な…ゴーレムが!?」
それを聞いたコルベールは窓から外の様子を見た。
外には30メイルもの大きさを誇るゴーレムが馬車の荷車部分をまるで玩具のように片手で掴んでいた。
「なんだと…いかん、あそこはミス・ロングビルがいた場所じゃないか!!」
コルベールがそう叫ぶとゴーレムがこちらの方に顔を向け、手に持った荷車を投げつけてきた。

咄嗟に霊夢は近くにいたルイズの腰を掴み、小屋の外へと勢いよく飛び出した。
コルベールもタバサとキュルケに急いで出るように指示し、自身もマジックアイテムが入った箱を抱え、急いで小屋から出た。
投げられた荷車は見事小屋に激突、勢いもあってか凄まじい音を立てて小屋は倒壊した。
咄嗟に身を伏せたコルベール、キュルケ、タバサ達は体の上に材木や泥土が降り積もるだけで済んだ。
最も悲惨な目にあったのは霊夢に掴まれていたルイズだった。
空中へと逃げたた霊夢はルイズを掴んだまま飛んでくる障害物を華麗にかわした。
霊夢は平気であったがしかしルイズはそうもいかなかった。
「ちょっ…!?落ちるっ……てうわぁ!!」
ルイズがもう少し年をとってれば後日、腰痛と関節痛で悩んでいただろう。それほど激しい動きであった。

障害物の波が終わった後、霊夢は腰を掴んでいた両手をパッと離した。
解放されたルイズは地面に横たわった。
「もう、二度とこんなのは御免だわ…。」
その後立ち上がったコルベール達が心配そうな顔で二人の方へと近づいた。
「二人とも、大丈夫か!?」
「えぇ、全然余裕よ。けど…あっちのデカ物は逃がしてくれそうにないわね。」
霊夢はそう言うと背負っていた筒を地面に下ろし、左手で懐に入っている札を取りだして後ろを振り返る。
後ろではあの荷車を投げたゴーレムが大きな地響きをたててこちらに近づいてきていた。
先程の攻撃から考えればあのゴーレムのパワーは凄まじいであろう。

「全く…一体誰があんなのを作ったのよ?」
「あれは恐らく、土くれのフーケの仕業に違いない。」
霊夢の言葉にコルベールが即座に答えた。
「フーケぇ…誰それ?」
聞いた事のない名前を聞き、霊夢はコルベールの方へ顔を向けた。
「トリステインを差騒がせている盗賊さ。風の噂ではかなりの土の使い手だと聞いたが…噂通りとはこういうのを言うのだろうな。」
「要は物盗りって事?それならあの大きさはどうなのかしらねぇ?」
霊夢が暢気そうに呟くとコルベールも今まで下げていた杖をゴーレムの方へと向け、手の中に汗が溜まるのを感じた。
キュルケとタバサも杖を取り出しゴーレムの方へと向けようとするが前にいるコルベールに制止される。

「ミス・タバサ。君の使い魔でミス・ツェルプストーを連れて学院へ戻りなさい。そしてすぐに学院長に救援をよこしてもらうよう、頼んでくれ。」

その言葉を聞き、タバサは数秒間考えた後、コクリと頷くと口笛を吹いた。
口笛を聞き、上空に避難していたシルフィードが鳴き声を上げタバサ達の許へと降りてきた。
素早く背に跨ったタバサを見て、キュルケはゴーレムとシルフィード両方を見比べ、結果シルフィード載せに跨ることを選んだ。
それを見たコルベールは頷くと、ゴーレムを鋭い目で凝視している逃げるようにも言った。
「レイム、君もミス・ヴァリエールと一緒に逃げてください。ゴーレムは私が引きつける。」
しかし霊夢は首を横に振ると一歩前へと歩み出た。
「そうしたい所だけど今回はそうもいかないわ、フーケとやらがアタシの探しているマジックアイテムを盗もうとしてるかも知れないし。」
「違う霊夢!フーケの探しているモノは…」
破壊の杖だ! と言おうとしたが時既に遅く、霊夢は颯爽と飛び上がりゴーレムの方へと向かっていった。
548名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 09:48:05 ID:tMAkU0mM
支援
549名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 09:48:25 ID:BKlRJhWA
支援
550名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 09:49:52 ID:PjwqmTVy
なんという多重カキコ
551名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 09:54:12 ID:gw8CVd3R
いったい何が始まるんです?
552名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 09:56:43 ID:8Gcgs4vE
素晴らしい事だよ
553名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 09:59:51 ID:M2pm7j7d
避難所の方も同じ文章なのだがどうしたのかな
554名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 10:02:15 ID:kLe1gR8a
そうか、これがゲッターエネルギー…
555名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 10:02:41 ID:yE875Eoh
書き込みミス?
556名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 10:03:50 ID:gw8CVd3R
とりあえず代理投下を行いたいと思います。
557名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 10:08:20 ID:gw8CVd3R
申し訳ありません。状況が判断できないので私には無理です。
誰かほかの方お願いします・
558名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 10:08:41 ID:hfeeX6fE
おそらく自分の書き込みがNGワードに引っかかっていると予想してみる
559ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 10:10:43 ID:vrDkmYYX
>>558
あわわわ…なんたる失態!
その通りでした、お騒がせして申し訳ありませんorz
560ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 10:12:04 ID:vrDkmYYX
代理投下の方は無かったことにしてください…
それでいきます…。

突如前に出てきた霊夢を敵と認識したゴーレムは右の拳を素早く振り下ろした。
「単純な攻撃だわ、性能はあのギーシュとかいうのが出してたのと大差変わらないわね。」
その攻撃を横へ飛んで避けた霊夢は余裕満々にそう言うと持っていた札を空振りしたゴーレムの右手へと投げた。
一直線に飛んでいく札はゴーレムの腕に着弾したと同時に大きく爆ぜ、それが一気に連続して続いた。
攻撃をまともに食らった右腕はしかし、大したダメージはなかったがまだ霊夢の攻撃は終わっていない。
次に左手に持った札を扇状に飛ばし、ゴーレムの胴体に直撃させる、がこれもまた大した効果は得られていなかった。
「でも防御力は並じゃないかぁ……よし。」
ならばと霊夢はゴーレムの顔付近にまで一気に飛んでいくと一枚のカードを懐から取り出した。

それは『スペルカード』と呼ばれる物で、幻想郷での決闘ルール「スペルカードルール」に用いる技や契約書の総称である。
主に『弾幕ごっこ』という人妖同士の決闘で使われる物だ。ちなみに霊夢自身もこのスペルカードには一枚噛んでいる。
だがそれはあくまで幻想郷の中でのルール、ここハルケギニアではスペルカードは必要のない物だ。
しかし霊夢は、あくまでスペルカードルールに従いフーケのゴーレムを倒すと心の中で決めた。
最も霊夢自身、まさかこんな異世界で使う羽目になるとは思ってもいなかったが…。

―霊符―
    ―――『夢想妙珠』―

それを発動したと同時に霊夢の周りに赤、青、緑、黄色といった様々な色をした大きな光弾が現れた。
地上にいた二人はその光景に目を丸くした。
「み、ミスタ・コルベール…!あれは一体なんですか!?」
ルイズは色とりどりの光弾に釘付けになりながらもコルベールに聞いてみた。
「わからん、あんなのは今まで見たことがない!あれは先住魔法とでも…?」
コルベール自身もこの様な野法は見たことが無く、適当にそう答えることしかできなかった。
そして、今まさに飛ばんとしているシルフィードの背に跨ったタバサとキュルケも目を丸くしていた。
「た、タバサ…アレ見てみなさいよ。」
タバサはずれた眼鏡を直すことも忘れ、未知の力に驚愕していた。
今まで多くの強敵と裏で戦ってきたタバサではあるがあのような力は見たことがなかった。
561ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 10:13:58 ID:vrDkmYYX
しかしゴーレムの右手は、またもや再生をし始めている。それを見たタバサは顔を微妙に顰めた。
それを横で見ていた霊夢も同時に顔を顰めた。
「キリがない…。あの光の弾よりも更に威力の高い攻撃が必要…あなた、もう一度打てる?」
ふと、タバサがそう呟き霊夢の方へと顔を向けた。
さしずめ先程のスペルカード並に威力の高いのを期待しているだろう。
「そうねぇ…、確かにまだ強力なのがまだあるけど使うのは少し勿体ないし…ちょっとアレを試しに使ってみようかしら?」
霊夢が苦笑しつつもそうぼやくと地上に置いてきた黒筒を思い浮かべる。


どうして「アレ」がこんな異世界にあるのかはよく知らないが丁度良い。
今すぐにでも使えるし、何より神社に置きっぱなしにしているのよりずっと良い物なので持ってきた甲斐があった。
「ちょっと置いてきた自分の武器を取ってくるから、アンタ達はあれを足止めしてくれない?」
霊夢はキュルケ達の方へと顔を向け、ゴーレムを指さしながら言った。
キュルケはあの巨体を見て一瞬だけ嫌そうな顔をするが杖をゴーレムの方に向けた。
「う〜ん、しょうがないわね。一分だけよ?」
「もう魔力の残りがない、なるべく急いで。」
続いてタバサも下ろしていた杖をゴーレムの方に向け詠唱を開始する。
そんな二人に霊夢は軽く手を振ると急いでコルベールとルイズが居る場所へとすっ飛んでいった。


「おぉレイム、良く無事だった!」
地上へと降りてきた霊夢を見て少し安心しているコルベールを無視し、
彼女は先程の黒筒の中に入っている「アレ」を取り出そうとして、いまこの場に残っている後一人がいないことに気が付いた。
「あれ?ルイズは何処言ったの?」
コルベールも霊夢の言葉でそれに気づき、辺りを見回した。
そして自分の足下にあった箱の中身が消えているのに気が付き、更にルイズが今どこにいるのか知った。
「え…?…おぉっ!?大変だ、ミス・ヴァリエールがあんな所に!」

「ハァー…ちょっとアイツ、何やってるのよ?」
「何をしているんですか、ミス・ヴァリエール!こっちへ戻ってきなさい!!」
阿呆としか思えないその行動に霊夢は戦いの場にも拘わらずため息をついて呆れた。
一方のコルベールは暢気な霊夢とは反対に声を荒げ叫ぶ。
コルベールが指さした先にいたのは、ゴーレムの足下で学院の財宝である『破壊の杖』をブンブンと振り回しているルイズがいた。

一方のルイズは、いつ踏みつぶされるかも知れない恐怖をこらえて一生懸命『破壊の杖』を振り回していた。
「この…この!名前に杖が付いているならちゃんと魔法を出しなさいよコレ!」
ルイズは先程の霊夢のスペルやタバサ達の戦いを見て、自分も杖を手に戦おうとした。
しかし、さきほど小屋から脱出した際に何処かへ吹っ飛んでしまったのかルイズの手元には無かった。
仕方なく、先程コルベールが言っていた『破壊の杖』を無断で拝借し、危険を承知でゴーレムの足下までやってきたのである。
562名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 10:15:13 ID:gw8CVd3R
支援
563ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 10:16:09 ID:vrDkmYYX
いつもなら魔法の代わりに爆発したりするのだが、今回はそれすら起こらない。
だがルイズは諦めず、壊れたように詠唱を続け破壊の杖を振り回す。
「なんで…なんで何も起こらないのよぉ!!」
やがて堪忍袋の緒が切れたのか、ルイズは涙目になりながら破壊の杖を荒々しく足下に投げ捨てた。
ルイズは嗚咽を漏らしながら、その場にペタリと座り込んでしまった。
(結局、私はゼロのルイズなの…?結局は……。)


「もう駄目…魔力が無い。」
「こっちもそろそろ終わりそうね…たくっ!あの紅白は何やってるの…?」
タバサとキュルケの力もほぼ無いに等しく、ゴーレムは殆ど無傷であった。
二人の攻撃は凄まじかったがゴーレムの再生能力はそれらを全て凌駕している。
当然空中で戦っている為、今ルイズが何処にいるのか知らない。
魔力が切れるのを待っていたのか、ゴーレムはシルフィードをその手で執拗につかみ取ろうとし始めた。
「シルフィード、離脱して。」
主の命令にシルフィードは素直に従い、素早くその場から離脱した。
やっと安全になったと思い、杖を戻したキュルケは地上にいるゴーレムの足下を見て驚いた。
なんとそこにあのルイズが杖みたいな物を足下に置いて蹲っていたのだから。

上空にいる二人もそれに気づいた時、ゴーレムもやっとこさ足下にいたルイズに気づいたのか、片足をゆっくりとあげ始めた。
だれがどう見てもゴーレムがルイズを踏みつぶそうとしているのは明確である。
コルベールは杖を向け詠唱しようとする。が、間に合いそうにもない。
キュルケも残り僅かの魔力を振り絞りなんとかルイズが逃げれる時間を作ろうとしているがゴーレムの動きは速かった。
ブォン!と風の切る音と共に上げられていた大きな足を地面にいるルイズ目がけて勢いよく下ろした。
轟音、衝撃と共に大きな土埃が辺りに飛び散り、土埃の所為でコルベールは詠唱を中止し、ローブで己の身をかばった。

間に合わなかった!!――――彼が強くそう思ったとき、ふと何かが落ちてきた。
コルベールの頭に直撃したソレは、先程横にいた少女が持っていた『黒筒』だったらしい。
大した痛みがなかったのはその『筒』に『中身』が入っていなかったからだ。というよりその中身も大して重くはないが。
そして、その筒を背負っていた少女も何処へと消えていた。
564ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 10:17:24 ID:vrDkmYYX
ルイズは、ゴーレムに踏みつぶされる瞬間に閉じていた目をゆっくりと開けた。
顔を伏せていた所為かまず最初に見えたのは粗い土であった。
ゴーレムが右の足を上げた時、ルイズはやろうと思えば逃げられていたのではあるが腰が抜けてしまっていた。
蛇に睨まれた蛙の如く動けなかった彼女は踏みつぶされる直前に目をつぶり、天国に逝けるよう始祖に祈った。
しかし、自分は生きているようだ。なんせ体は重いし、それに妙に暑いのでどうやら死に神の鎌からは逃げられたらしい。
ルイズはゆっくりと顔を上げ、自分に背中を見せていた相手を見て驚いた。

滑らかな黒のロングヘアー、一見すると大きな蝶にも見えてしまう赤リボン。
脇部分を露出させた大胆な紅白色の異国風の服を着た少女…。それは間違いなく博麗霊夢その人であった。

「全く、アンタが一番役に立たないんだから先に逃げなさいよ…。おかげで余計なことをする羽目になったわ。」
前にいる霊夢は面倒くさそうにそう言った。
ルイズは立ち上がり、辺りを見回してみると青い障壁がゴーレムの足を食い止めていた。
「あ、有り難う…ってあら?」
霊夢にお礼を言おうとしたルイズは彼女が左手に何かを持っている事に気が付いた。
「それって……杖なの?」
そう、霊夢は左手に「杖」を持っていた。
しかし、それはルイズが見たこともない一風変わった「杖」だった。

霊夢の慎重よりも長く、細い「杖」は黒一色に塗られ、綺麗な光沢を放っている。そして一番の特徴とも言えるのがその杖の先端部分だった。
先端には薄い純銀の板の装飾が施されており、太陽の光に反射してキラキラと光り輝いていた。
それは、このハルケギニアには無い装飾で、「紙垂」と呼ばれる物であった。


ルイズは何故かは知らないが思わずそれに目を奪われてしまった。どこか神聖な雰囲気を漂わせるそれに。
そんなルイズに気づいた霊夢がその「杖」の柄で彼女の額をトンッ!と勢いよく小突いた。
「イタッ!」
脊椎反射でルイズは額を抑えながら後ずさった。
「何ぼーっとしてるのよ。さっさと逃げてくれない?じゃないとアンタも平気で巻き込むわよ?」
霊夢は左手に持った杖…否。「御幣」をゴーレムの方に突きつけると、未だに痛がっているルイズにそう言った。
565名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 10:18:57 ID:KD4V2JZN
俺にも覚えがあるから、気にすんな支援
566ルイズと無重力巫女さん:2008/11/24(月) 10:22:10 ID:vrDkmYYX
色々とありましたが、投稿終了です…。
今回は色々とすいません。自分の手違いにより本スレの方々に多大な迷惑を掛けてしまいました。
深く謝罪を申し上げます。もう二度とNGワードなんかするか…orz。
次回の投稿にはこの様なミスはしないよう心がけます。

では、ここらでおさらばです。よい一日を…
567名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 10:29:23 ID:yE875Eoh
霊夢の人乙。
次回にwktk
568名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 10:30:41 ID:X0wfb8d9
霊夢の人、乙なんだぜ。

>>551
第三次大戦だ、とレスってみる。
569名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 10:48:39 ID:nJ/f6ClH
乙そしてGJ
ゆっくり投稿していってね!!
570名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 10:53:15 ID:5eV3wKOG
>>568
コマンドーwww


霊夢の人乙!
571零姫さまの使い魔:2008/11/24(月) 11:05:34 ID:Km9G2bEr
投下予約無いようでしたら15分くらいから投下します。
572零姫さまの使い魔 第七話@:2008/11/24(月) 11:15:27 ID:Km9G2bEr
ギン、という鈍い金属音が洞窟内に響く。

とても少女の胸板とは思えない、恐ろしく硬い何かに、杖先が止められる感覚。
右手に伝わってくる痺れにより、男は我に返った。

眼前にあったのは、刃が半ばまで突き立った、山高帽の乗った大岩。
少女はいない。斬り飛ばした筈の右手首も無い。
ただ、羽を断たれた蝙蝠が一羽、足元に転がっていただけである。

「――たく 酷ェ事しやがるもんだ」

突如、真後ろから聞こえてきた呟きに、男が反射的に振り向く。
その眼前に、手の目の刺青がぴたりと添えられる。

「随分とえげつねぇ真似をしやがるじゃねえかッ!
 さあ! その化けの皮 すっかり引っぺがさせて貰うぜ!」

かざした右手に、手の目が神経を集中させる。
男の動きがダラリと止まり、右手から得物を落とす。
その、線の細い柔和な顔立ちが歪み、徐々に彫りの深いものへと変わっていく。
ここまでは彼女の予想通りであったが……

「なッ!」

手の目が思わず声を上げる。
突如、顔と言わず手足と言わず、男の全身が大きく歪み、実体を失い始めたのだ。
魔法による変装を予想していた手の目にとって、この変化は予定外であった。
彼女が驚いている間にも、男の体は、どんどん背景と同化していき
最後には、一陣の風となって消え去った。

「これは…… 風? 
 くそッ そういうことか!」

手の目は一声叫ぶと、城内へと踵を返した。



「あっしは手の目だ 見ての通り とんだドジを踏んじまったようだ
 昨日 あの妙な作戦を提案された時点で あっしはワルドを【黒】と判断した
 そして その上で奴の策に乗った
 奴が あっしの方を先に始末しにくるようだったら 罠にかかった振りをして返り討ちにする
 逆に狙いがお嬢だった時には ふたりの後をつけ 修羅場に割って入るつもりだった

 フン! どうやらあっしの小賢しい策も 奴さんは先刻承知だったらしい
 なんとか無事でいてくれ お嬢!」



573零姫さまの使い魔 第七話A:2008/11/24(月) 11:17:10 ID:Km9G2bEr
「新郎 子爵ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド
 汝は始祖ブリミルの名において この者を敬い 愛し そして妻とする事を誓いますか?」

「誓います」

礼拝堂の中にワルドの声が響く。
新郎新婦と媒酌人の、三名のみの結婚式。
その、人生を大きく左右する厳粛な儀式も、今のルイズの中では、どこか上滑りしていくのみだった。

「では 新婦 ラ・ヴァリエール公爵家三女
 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール……」

ウェールズの自分を呼ぶ声もまた、遠い世界のものと思える。
軽く頭をふった後、覚悟を決め、ルイズが顔を上げる。
ワルドを信じると決めた以上、すぐにでも行動に移らねばならなかった。
始祖ブリミルに誓いを立てた後では、何もかもが遅すぎるのだ。

「……汝は始祖ブリミルの名において この者を敬い 愛し そして妻とする事を誓いますか?」

「…………」

「新婦……?」

当の新婦の沈黙に対し、ウェールズが怪訝な声を掛ける。
初めは緊張によるものかと思っていたが、どうもルイズの様子がおかしい。
傍らにいたワルドもまた、ルイズに視線を向ける。

「ワルド…… この 右手の意味 あなたに分かる?」

緊張した面持ちで、ルイズがゆっくりと右手をかざす。
その掌には、何の意味があるのか、目の模様をあしらった刺青が描かれていた。

それを見た瞬間、ワルドが豹変する。
顔に見る見る内に朱が差し、直後、強烈な平手がルイズ目掛けて浴びせられた。

「きゃッ!」
「子爵! 貴殿は何を……!」

咄嗟にルイズに駆け寄ろうとしたウェールズを、ワルドが片手で制する。

「お下がりを 殿下
 あそこに転がっているのは ルイズ・フランソワーズではありません」

「何だと!」

「おそらくは彼女の使い魔です
 何の目的でルイズに化けたかは分かりませんが
 右手の刺青を用いた先住魔法で 他人に幻覚を見せる事が出来ると聞いております」

先住、という禍々しい響きに、ウェールズは思わず目を見張り、二人を交互に見比べる。
状況は何一つ理解出来なかったが、先のルイズの怪しい態度を思えば、迂闊に動くことは出来なかった。
574名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 11:17:13 ID:0FIy+G77
支援
575零姫さまの使い魔 第七話B:2008/11/24(月) 11:18:57 ID:Km9G2bEr
「全く驚いたな……
 貴様は確かに 港に向かっていた筈だ」

動かないルイズに対し、ワルドは油断無く杖を構えながら、言葉を繋ぐ。

「答えろ 本物のルイズはどうした あるいは既に船の中か?」

「……どうして」

「何だと?」

咄嗟の機転でウェールズの動きを封じたワルドだったが、そこで彼も異変に気付いた。
呆然と座り込み、涙を浮かべるルイズの姿は、とても手の目の変装とは思えなかった。

「何故あなたは 手の目の力を知っているの
 私は手の目の能力を【芸】としか伝えていない……
 それに 手の目はあなたの前では 一度も右手を開いていない
 手の目の右手に刺青があるなんて あなたは知る由も無い筈なのに……」

「…………」

「いえ…… そうじゃないわ
 何故 私が替え玉を使うなどと考えるの……?
 あなたが生涯の伴侶とすると誓った私が 始祖ブリミルの前で偽者を立てるなどと」

ルイズが右手に涙を落とす。
その掌の模様が、涙で徐々に滲み出す。

「……ただの 墨 か?」

「答えて ワルド! あなたは…… あなたは一体 何をしようとしているの」

堂内が静寂で満ちる。
しばしの間、俯いて視線を落としていたワルドだったが、
やがて、ぽつりと言葉を漏らした。

「その右手は 彼女の案かい?」

「…………」

「見事な推察ではあるが 愚かな行いだ
 余計な詮索さえしなければ 主人は幸福でいられる筈だったのだから
 彼女はやはり 使い魔としては失格だ」

「ワルド……?」

「真実なんて知るべきじゃ無かったんだよ 愛しいルイズ……
 君はただ 僕を信じ ただ僕を愛すれば良かった
 そうすれば 君は幸せで居られた 少なくとも…… 今よりはね」

要領を得ないワルドの独白。
いまだかつて見たことの無い、光の宿らぬワルドの視線に、ルイズがぞくりと震える。
鼓動が早鐘のように高鳴り、ルイズの体内で警鐘を響かせる。

「子爵殿…… これは……?」
「ウェールズ様! 駄目ッ! そいつは……」
576零姫さまの使い魔 第七話C:2008/11/24(月) 11:20:11 ID:Km9G2bEr
ルイズが本能的に叫びを上げた刹那、ワルドが動く。
恐るべき軽やかさで身を翻すと、瞬時に詠唱を完成させ、その杖先でウェールズを一気に刺し貫いた。

「し 子爵…… お前 は 」

ワルドがゆっくりと杖を引き抜く、血泡を吹きながら、ウェールズは前方へと崩れ落ちた。
眼前で起こった信じがたい光景に、ルイズが目を見張る。

「ワ ワルド あなた……」

「……こういう事さ 真実を知って それが何になる?
 全てを知ったところで 君は何一つ出来やしないだろう?」

「ワァルドォーッ!」

ルイズが杖を構える。その先を取って、ワルドが詠唱を完成させる。
直ちに発生した疾風の一撃が、ルイズを壁面へと容赦なく叩き付けられる。

「――そして君はここで死ぬ
 残念だよ 愛しいルイズ
 僕を疑いさえしければ 君は永久に幸せで居られた」

「ワ… ル ド……」

尚も反撃しようと、ルイズが震える手を杖へと伸ばす。
ワルドは先の光宿らぬ瞳のまま、冷酷に杖を向ける。
直後、

「待ちやがれッ!」

――と、いう叫びと共に、礼拝堂の扉が押し開かれ、手の目が舞台へと飛び込んできた。



577名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 11:21:32 ID:gw8CVd3R
支援
578零姫さまの使い魔 第七話D:2008/11/24(月) 11:22:34 ID:Km9G2bEr
「まるでジル・ド・レイだな この変態野郎がッ!」

手の目の怒声に、ワルドが露骨に目を細める。
言葉の意味は分からずとも、手の目が碌でもない罵倒をしている事は見て取れた。

「貴様か…… 随分と余計な事をしてくれたものだ
 貴様のせいで 俺は婚約者を殺さねばならなくなった
 この責任 お前の血で償ってもらおうか?」

「下衆めッ!」

手の目は一言で斬って落とすと、右手をかざしてゆっくりと近付く。
右手の刺青から、徐々に眩い閃光がこぼれだす。

――が、

「無駄だ」
「……ッ! ぐっ」

直後、真横から飛んできた衝撃に、手の目は大きく弾き飛ばされ、石畳へと転がる。
かろうじて身を起こし、手の目が振り向いた視線の先には、もう一人のワルドの姿があった。

「……そいつが 先の手品の正体ってわけだ」

「ユビキタス・デル・ウィンデ…… 風は遍在する」

ワルドが尚も詠唱を重ねる。
更に現れた分身が合わせて四つ、室内の四隅へと散り、手の目を取り囲んだ。

「貴様がいかに幻覚で背景を歪ませようとも
 俺は遍在の存在を知覚する事で 幻を打ち破る事が出来る
 そして 貴様が何処に姿を眩まそうとも 五つの刃からは逃れることは出来ん」

「ハッ」

手の目は一つ吐き捨てると、震える体に渇を入れて起き上がらせた。

「駄目…… 逃げて 手の目
 スクウェアクラスのメイジが相手では あなたに勝ち目は」

「お嬢」

しばし、手の目はルイズの方を見つめていたが、やがて、不敵ににやりと笑った。

「なぁに もう何も心配する事は無ェ 
 さっきので あっしには全部見えちまったからな」

「えっ?」
579名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 11:23:49 ID:0FIy+G77
sien
580零姫さまの使い魔 第七話E:2008/11/24(月) 11:24:46 ID:Km9G2bEr
手の目は再びワルドへと向き直ると、左手で簪を引き抜いた。
少女の豊かな黒髪が、ふぁさりと肩まで下りる。

「成程 女芸人の旅の心得…… という訳か
 だが そんなチンケな髪飾り一つで どうやって現状を凌ごうと言うのだ?」

「手の目の刺青は伊達じゃねェ! 
 こっちはもう すっかりお見通しなんだよ
 ワルド 王子様とお嬢の分 テメェにゃきっちり地獄を見て貰おうか!」

「幻惑は効かないと言った……!」

再び右手をかざした手の目に対し、ワルドが油断無く杖を振るおうとしたが
その動きが、不意にピタリと止まった。
ルイズが驚愕する。
ワルドがみるみる内に青ざめていくのが、遠目にも分かる。
四方に配された遍在達も、皆、苦悶の表情を浮かべ、身動き一つとる事が出来ない。

「きッ…… キサ 貴様! なんと……何ということを!」

「どうした? 確かにこいつは幻覚さ
 ご自慢の五つの刃で ズタズタに切り裂いてみたらどうだ…… こんな風によ」

言いながら、手の目が左手の簪を首の前へと持って行き、勢い良く振るった。
勿論、それは仕草だけであり、刃は空を切ったのだけなのだが……。

「うっ うわあアァーッ!」

と、ワルドはまるで、自らの首が断たれたかのような叫び声を上げた。
 
「こいつはよ 因果応報ってやつさ
 アンタは大切な者をを裏切っちまったんだ
 残念だがね 頚動脈を切られたくらいじゃあ 幻は消えやしないぞ だからよ……」

「ヒッ」

ワルドの呻きを無視して、手の目は無常にも、左手を顔の前へと持っていく。

「だからこうして…… 両目を潰し!」
「やッ」
「鼻を削ぎ落とし!」
「やめッ!」
「耳を落として!」
「やめろ やめろォ!」
「口を真一文字に切り裂いてだなァ!」

「やめろおォオオオオォ! やめてくれェエエエーッ!」



581零姫さまの使い魔 第七話F:2008/11/24(月) 11:26:48 ID:Km9G2bEr
手の目の見せた幻覚を前に、遂にワルドが悲痛な叫びを上げた。
四方にいた遍在も、いつの間にか掻き消えている。
それほどまでに、ワルドは幻に心乱され、消耗していた。

ワルドが戦闘意欲を失ったと見ると、手の目は両手をだらりと下ろして
相変わらずの突き放した視線で、憔悴しきったその姿を睨み据えた。

暫くの間、ワルドは両肩で大きく息をしていたが
やがて、顔を上げ、手の目をきっと睨み据えた。
その表情にルイズが驚きの声を漏らす。
力強く歯を喰いしばった下唇からは、行く筋もの血が滴り落ち。
大きく吊り上った両目は真っ赤に充血し、涙の後が頬を濡らしている。
こう迄も余裕の無いワルドの姿を、ルイズは見た事が無かった。

「キサマ 貴様ッ! 覚えていろッ キサマはいずれ この手で八つ裂きにしてくれる!」

何一つ余裕の無い、文字通りの捨て台詞を残すと、ワルドは中空へと飛び去った。

「ヘン 一昨日来やがれ 田吾作め」

手の目はワルドの背に餓鬼のような罵倒を浴びせた後、ふぅ、と大きく息をついた。

「立てるかい? お嬢」

「ええ ……でも 殿下が」

「ああ…… あっしが読み違えたばっかりに 可愛そうな事をしちまった
 だが まあ 遅かれ早かれって奴さ」

手の目の言葉は、どこまでも聞き捨てならないものだったが、ルイズは敢えて聞き流した。
それは、死に名誉を求める者と、生そのものが誇りである者
先が見えない者と、見えてしまう者との、決して交わらない価値観の問題であった。

「ねえ 手の目 あなたはさっき 何をやったの……?」
「全く 皮肉な話だがね」

回答を後回しにするかのように、手の目が謎解きを始める。

「ワルドは決して 本心からの悪党ではなかったのさ
 お嬢の前で 無理に悪党を気取ろうとした事によって 
 却ってあっしにゃあ 奴が守ろうとしていた本心が透けて見えたのさ
 もっとも そいつを黙って見過ごすほど あっしは優しい女じゃないがね」

言いながら、手の目ふらふらと歩き出す。

「ワルドの本心?」

「ああ 簪を引き抜いたのは 攻撃の為じゃねェ
 髪を下ろして 少しでも外見を似せる為だったのさ」

やがて、手の目は先刻のワルドの位置へ立つと、何かを拾い上げ、ルイズ目掛けて放った。

「何? これ ペンダント……?」

「八つ裂きにしてやったのさ ……あいつの母親をね」




582零姫さまの使い魔 第七話G:2008/11/24(月) 11:28:49 ID:Km9G2bEr
彼方から、金属音と爆発音、そして兵士達の咆哮が聞こえてくる。
やはりと言うべきか、おそらくは、ワルドがウェールズを仕留めた頃合を見計らい
総攻めを仕掛けてくる手筈になっていたのだろう。

「手の目…… これからどうするの?」

「さて あっしの方は 手品の種が尽きちまった 後は……」

「きゃっ! ちょ ちょっと 何すんのよ?」

ルイズの抗議も聞かず、手の目が容赦なく彼女の体をまさぐる。
やがて、手の目はルイズの懐から、目当ての物を引き抜いた。

「それ 姫殿下の下さった路銀」
「後はもう 友人の【芸】に期待するだけさ」

そういうと、手の目は金貨や宝石の束を、袋ごと中央へと投げ打った。

――やがて、ぼごんという響きとともに地面が盛り上がり 
  謎の巨大生物が、もぐもぐとばかりに顔を出した。

「え! こいつって 確かギーシュの……」

「おうおう! 凄いねェ ヴェルダンデの旦那
 本当にお嬢の いや お嬢が持ってる宝石の匂いだけで
 ここまで辿り着いちまうとは……!」

直後、ヴェルダンデの掘った穴の中から、いつもの面子が顔を見せる。

「はぁい! 恩を売りに来てやったわよ ヴァリエール
 ……って どうやら軽口を聞いている場合じゃない見たいね」

周囲の喧騒に対し、キョロキョロと室内を見渡しながら、キュルケが呟く。

「シルフィードを待たせてある」

タバサはそれだけ言うと、即座に穴の中へ顔を引っ込めた。

「とにかく 状況を説明している時間は無いわ 早く脱出を!」
「あら? お髭の子爵さまは?」
「……残念だが あっしの勘が当たっちまったよ」


「ちょ ちょっと待ったーッ!」


突然のギーシュの叫びに、三人の動きが止まる。

「差し迫った事態は確かに分かる
 だが この窮地を救った 僕等主従の活躍に対し 
 何か言うべきことがあるんじゃないのかい?」

ギーシュの空気を読まない発言に対し、手の目は面倒臭げな視線を向けたが
やがて、山高帽の埃を払いながら、ぶっきらぼうに言い放った。

「悪いがこちとら素寒貧だ 給金は土竜の旦那から貰ってくんな」
583名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 11:29:57 ID:vrDkmYYX
支援
584零姫さまの使い魔:2008/11/24(月) 11:35:31 ID:Km9G2bEr
以上、投下終了です。
ワルドのフェイスチェンジに関しては、使えた方が(山風的な意味で)面白い
という事で、無理やり採用しました。
尤も、フェイスチェンジが使えるのを隠して、仮面を被っていたんだとしたら
ワルドさんは変人ではないかとも思いましたが、よく考えたら、そういう変人が本編にもいたし
まあ問題ないかと。
多分ゼロ魔世界では、覆面を被ることがスクウェアクラスのステータスなのでしょう。
次巻でのタバサの活躍が楽しみです。
585名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 11:40:14 ID:0FIy+G77
零姫の人乙です。
586名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 11:40:40 ID:yE875Eoh
手の目の人乙。
次回にwktk
587名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 11:41:28 ID:3RDAVNTN
零姫の人、乙。

……ワルドってカッタートルネードとか使えるのかなぁ。
588名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 11:54:38 ID:FqiL18dH
ゼロな提督
銀河英雄伝説よりヤン・ウェンリーを召喚

特別編 魔法使い達
※投下時に問題があったため、11/28の夜には削除予定

特別編@
http://www35.atwiki.jp/anozero/pages/5870.html

特別編A
http://www35.atwiki.jp/anozero/pages/5871.html

特別編B
http://www35.atwiki.jp/anozero/pages/5872.html

特別編C
http://www35.atwiki.jp/anozero/pages/5873.html
589名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:07:45 ID:EUTyTzVq
普通にダメージ食らうより哀れなワルドだなw
590名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:19:29 ID:CHdG/A8/
提督の人、別にいいと思うんだけど
きちんと話を完結させたという一点を持って全面的に肯定出来る
他の、途中で放り出した凡百のSS書き(含む自分)よりはるか高みに居る
私としては作者の人格も態度も礼儀もそれ以外も全てどうでもいい
投下したSSの内容だけが全てだ
他に何か必要なのだろうか
591名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:23:36 ID:gw8CVd3R
>>590
貴重なご意見ありがとうございます。
できれば本スレでなく避難所でお願いします。
592名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:32:50 ID:+oKviVgx
ま、そうやって消していけばいいさ。
というか、全部消せばぁ?
593名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:36:21 ID:MFq5SGZP
提督関連は以後全力でスルーで。わかっててやってるんだから、誘導も無し。
せっかく多くの職人さん達が空気変えてくれたのに悪いでしょ。
594名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:38:11 ID:+oKviVgx
むしろ「投下方法が気に入らない」で消すなら必要ないでしょ?
全部全て消してしまえば後腐れなし。
595名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:39:33 ID:kLe1gR8a
馬鹿どもの相手はするだけ無駄だからな
596名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:40:31 ID:52cA3V+A
新参者の俺としては、本編が投下されていた当時はどれだけ荒れてたんだと気になる所だ…
597名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:41:27 ID:1xVyfpmz
もしかして提督の作者を語った別人の投下だったのでは…
まあ、他にも良作を投下してくれる職人さんは大勢いるからいいか。
大勢といえばお絵描き掲示板の大集合絵は心底わらた。
598名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:42:00 ID:KD4V2JZN
こんな所で文句言ってないで議論スレで言えば?
本スレの空気悪くするなよ。
599名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:44:33 ID:p3KQLRYe
454 :ゼロな提督の作者:2008/11/24(月) 07:15:15 ID:elb5YSdk
まず、謝罪します
管理人の方には多大な心労をおかけしてしまい、まことに申し訳ありませんでした
判断には従います。
他の無関係な読者の方々も、本当にすいません
今回の私の幼稚な我が儘に付き合わせてしまったこと、本当にすいません
そして、私の今回の愚行から一つの事を知って頂きたく思います
それは批評のあり方について、です
批評は大事なものです。批評を正しく受け入れ、治すべき所を治してこそ成長出来ます
ゆえに、その批評も「ただ思いついた事を無責任に言ってみました」では済まされません
何がどう悪いか、どうすればいいのか、よく考えて批評すべきだとおもうのです
ですが昨今の情勢を見るに、そのよく考えた批評の少ない事を悲しく思います
やれ蹂躙だヘイトだアンチだ愛がないだ…。
適当に言えばいいってものじゃないんですよ。
そもそも自由な発言を前提としたネット上で、あれはダメだこれはダメだと決めつける事自体が矛盾です
そして、その結果、沢山の人が筆を折ってしまった事。悲しく思います
彼等の何人かが、いずれはプロの作家になる道もあったかもしれないのに、と
これは別にSSだけの話ではなく、人生全てに言えると思います
「何をネット上のSS程度でゴチャゴチャと…くだらん」
と切って捨てるのは簡単です。

ですが、ここは仮想空間。即ち現実世界ではありえぬIFを試す場所

ゆえに、私は「無責任で考えのない批評が起こす事象」というIFを起こしました
特別編の内容は、あえて「避難所逝け!」と言われる内容のままにしました
一切の毒も非難も無視して書きたいものを書き、投下したいものを投下出来る、という事実を示しました
無論、スレの人々に多大な迷惑をかけてしまった事、申し訳なく思います
しばらくは荒れたスレになってしまう事、それを引き起こしてしまった事、謝罪してすむことでもないでしょう
二次創作とはいえ、私が紡いだ物語が、このような結末になったこと。キャラ達にも申し訳ない事をしたと思います
読者の方々、管理人の方、無関係の人達には謝罪します
本当にすいませんでした
そして、その上で、批評のあり方について、今一度よく考えて欲しいと思います
600謳魔法の使い魔:2008/11/24(月) 12:44:53 ID:fNfFWZ8O
すいません、出なおしてきます
601名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:45:13 ID:+oKviVgx
というか、夜天さんもGrandmaさんも提督さんも追い出すWikiなど役目終わったでしょ?
602名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:46:40 ID:gw8CVd3R
>>600
いえ、できれば今お願いします。どうか。
603名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:47:23 ID:vrDkmYYX
>>596
提督の投下初期はあんまりそう言うことはなかった記憶がある。
ただ話の中盤以降から雲行きが怪しかったけど。

>>597
あのワルドには少しだけ同情してしまったwwwww
604名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:47:52 ID:bVOJm595
>>600
空気をかえるためにも是非投下を
605名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:50:30 ID:2ZK7emSp
>>601
夜天さんやGrandmaさんのように自ら身を引いた人らとと同列に語らないでくれ
汚らわしい
606名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:55:27 ID:8Gcgs4vE
>>600
すんません、ホンマすんませんorz
607名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:59:01 ID:GY9qO6bs
>>597
自分が召喚したキャラが2人もいて俺、大喜びだよw
召喚したキャラクターが容赦しない奴だったんでSSでは酷い目に遭わせちゃったけど
あの絵のワルドには死亡ENDを回避してもらいたいぜ……無理そうだけどな!
608名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 12:59:42 ID:KS0KcR+8
>>601
批判されるのが嫌だから荒らすような奴とその二人を同列に並べるな
609名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:02:27 ID:vfegwhAt
あのふたりは題材が荒れるから身を引いたんだよな
同時期に同じ題材を扱いながらみっともなく残ってるやつもいるしあのふたりの潔さが光るな
610名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:03:10 ID:YCGHFuwl
最近お絵かき掲示板のクオリティ高いな
611名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:04:37 ID:LxhWrzf/
>>607
ARMSにアンデルセン、ハクオロにテリオン、とらに……とあの面子相手に戦うワルドがあわれすぎるw
612名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:04:42 ID:gw8CVd3R
あのワルドネタは正直色んなもの噴いた。
613名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:07:26 ID:RYUdBpJv
とりあえず、作者の見方を続けられないwikiの管理人はクソと言うことが解った。
もう、wikiの管理能力がないんだからやめたらいいのに
614名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:07:30 ID:ou6Zs8GX
文章だけでミュージカルを表現するのは難しいよね?
うたう!大龍宮城のクロスを考えてみたり
615名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:12:04 ID:gw8CVd3R
>>614
台本風に書くぐらいしか思いつかん……
616名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:14:01 ID:4wmQXLn5
ここでは楽しく、そして気楽に行こう!
魔導書は順調に執筆中
617名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:14:12 ID:MhjE8/bB
姉妹スレ向きの話題かもしれないが、ゴールドエクスペリエンス・レクイエムを食らったような末路の連続を全ワルド登場形式でやると、それはそれで凄いことになるかもしれないな。
618名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:14:19 ID:Vma2qoEP
過去の歴史において自治厨が幅をきかせるスレは衰退期にある。これは衰退しているから自治厨が強くなるのか、自治厨が強くなったから衰退するのかは永遠の謎。
619名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:16:25 ID:gw8CVd3R
>>617
小ネタならOKかも
というか全選手入場ネタならもうあるみたいだし。
620名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:16:57 ID:kLe1gR8a
バキの入場ガイドラインで全ワルド入場が作れそうだな
621名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:16:59 ID:w534ZOg0
ところでルイズと無事に結婚できたワルドって居たっけ?
622名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:18:05 ID:4jUca2qy
>>617
「こ、今度はどんな風に殺されるんだ? 俺の傍に近寄るなぁーッ!!」
こうですね、わかります
623名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:19:10 ID:4jUca2qy
>>621
JOJOスレの方だと一作あるよ
幼少のワルドがジョナサンの母親召喚、ルイズがジョナサン召喚の短編で
624名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:19:30 ID:wY5l6Tal
>>566
うん、とりあえず誤字多過ぎ
推敲はきちんとしてください

>性能はあのギーシュとかいうのが出してたのと大差変わらないわね
これなんか日本語がおかしい
625名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:20:11 ID:RYUdBpJv
他の作家連中が半分ぐらい居そうだけどな。作品は毒にも薬にもならん空気
なのに、人の作品にだめだしする鋼とかいたし、
626名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:28:30 ID:w0UuTWIF
デモパラの共生生物召喚でルイズに共生生物が憑いて…
…ってのを構想してはいるが、はて、デモパラのキャラが出るのとはちょっと違うし本スレ向きかどうか悩む
まぁ、投稿できるくらい書きあがってから考えるべきか
627名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:30:30 ID:Qh38n0NT
>>626
当然服が全損するタイプの共生生物だよな?
変身解除するとぐしょ濡れなヤツでも…タバサとモンモン向けだな!
628名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:32:03 ID:w0UuTWIF
>>627
あなた様はエスパーですかw
畜生どうしてバレたんだっ!!
629名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:35:09 ID:eAa3fPAn
>>626
あんまり改変がキツいと思ったのなら避難所でもいいんじゃないかな。
もしくは女装少年を召喚したりとか。
630名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:35:43 ID:KwOJXGn1
ルイズたちがヤクザの秘技を覚えるのか
キャラクターとしてはドラグーン巨大化状態を呼んで韻龍と勘違いってのもありだな
631名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:35:53 ID:Qh38n0NT
ねーんりーきしゅーちゅーピーキピキドカーン!
ってまさか当たるとは思わんかったw。ネタ潰しになってしまったらごめんなさいです。
単にブラウスが透けて桜色のぽっちが見えて恥らうモンモンとまったく気にしないタバサという絵面が脳裏に思い浮かんだだけなんです。
はっ!?もしやあなたが送信してるのかっ!?
632名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:41:36 ID:m6EUqGx1
カトレア姉様に寄生させれば病気も解決ですね、解ります。
イメージ的にはモリオンがあってそうだけど、やっぱ服が全損するのg(ry
633名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:41:55 ID:4wmQXLn5
ぽっち! ぽっちとなっっ!! さあ早く書くんだ君!
634名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:44:11 ID:eAa3fPAn
>>631
当然、強い匂いがするんだよな?
興奮して荒い息をついてぼんやりとした目つきでこちらを見てるのだね!
私にも見えます!
635名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:48:36 ID:Qh38n0NT
流石はデモンパラサイト…
スレの空気が物凄い勢いでピンク色に染まっていくぜ…。

エレオノール姉様にはファランクスが似合うとなぜか思えてしまってな…
とげとげの手足で華麗に蹴り技を繰り出すという…とどめはシャイニングウィザードだ。
そしてアンアンにはカルトロップ・ラヴァー。
636名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:49:36 ID:CdWmI0I/
ティファニァの服が透けたらそこには巨乳輪と陥没乳首が
私はそう信じております
637名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:56:06 ID:4wmQXLn5
陥没ぅぅぅうう!? 陥没だとぉぉぉおおっっ!!!!

ちくしょうっ! 執筆なんて止めだっ!! 陥没びーちくが気になって手につかないぜっ!!!!!
638名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:56:18 ID:EUTyTzVq
貧むねを忘れるな
639名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:56:59 ID:m6EUqGx1
つーか主要人物が悪魔化したらマルトー親方が過労死しないか?w
640名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:57:35 ID:txZuunVp
>>637
落ち着くんだ
陥没なんて真っ赤な嘘だよ。俺は見たから間違いない
641名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:59:12 ID:bVOJm595
>>640
馬鹿め!それはマリコルヌの乳首だ!
642名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 13:59:32 ID:4wmQXLn5
うぉぉおおおっっ!!!!!
見える! 見えるぞ!! カトレアとティファニァがお互いに突起をクリクリといじり合っている場面がっっ!!!!!
643名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:00:41 ID:Fc4TzE0A
カトレアが淫乱ってのは常識だよな。
644名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:04:15 ID:LxhWrzf/
えと、初投下ですけど投下していいでしょうか?
元ネタはHEROSAGAからリクです
645名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:05:12 ID:bVOJm595
>>640
支援する
646五系の使い魔:2008/11/24(月) 14:05:39 ID:LxhWrzf/
では、投下します
647名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:05:42 ID:4wmQXLn5
>>644
おお、行け行け〜。
でも次から時間予告したほうがいいよ。そのほうが支援しやすいから。
648五系の使い魔:2008/11/24(月) 14:06:17 ID:LxhWrzf/
「はあ……はあ……」
荒い息を繰り返しながら、必死に大棺の蓋を彼は押す。
石でできた棺とその蓋がこすれあい、重苦しい音を立てながらも着実に棺はしまっていく。
魔神を収めた棺に封印がかけられ、徐々に棺の内部は闇が濃くなっていった。
終わった。  終わったんだ。
完全に蓋が閉まるのを確認した瞬間、緊張が切れ、体から力が抜けるのを彼は感じていた。
いや、実際に力が抜けていた。
なぜなら……それまでつけていた濃紫の鎧と剣は消え失せ、彼はただの青年の姿に戻っているのだ。
今まで軽かった体が、ほとんどただの人間に戻った上、極度の疲労で彼は地面に思わず突っ伏した。
それでも、外に行かねばと棺を納めた洞穴から、体を引きずるようにして外に出る。
陽光に照らされ、そこに広がるのは……この洞穴に入ったときと同じ滅び去った集落の姿だった。
邪悪な部族グロンギは滅びた。グロンギ最強の魔神ン・ダグバ・ゼバは、棺の中に封印した。
もう彼らを――リントを脅かすものはいない。けれど、リントももういない。
彼は、リクは一人滅びた故郷の中、たった一人の少女を探し始めた。
「ミオ……どこだ……ミオ……」
ふらつく体を強引に起こす。
グロンギと自分の戦いで崩れ去った岩や石をひっくり返し、倒れた木の幹を返したり……
麻で出来た自分の服が破れるのも気にせず、彼は一心不乱に探し続けた。
一刻ほど経ったときだろうか。大切な妹の姿が見つかった。
ン・ダグバ・ゼバの力で……無残にも黒焦げになった姿で。
「あ……ああ……あ……」
喉の奥からわけのわからない声がこぼれるのを彼はとめることはできなかった。

649名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:06:45 ID:CdWmI0I/
ふう……

君達は何を言っているのですか?
ティファが陥没乳首だとかカトレア姉様が淫乱なんてどうでも良いではありませんか

では失礼。私はSSの続きを書かなければならないのでね。
あなた方も無駄にエロチックな議論を交わすより時間を有効に使う事をおすすめしますよ?おっぱい
650五系の使い魔:2008/11/24(月) 14:06:53 ID:LxhWrzf/
妹をグロンギから守るため、身に着けたはずの力を、これほど呪ったことはなかった。
村長(むらおさ)と呪術師から霊石アマダムを受け取り、化け物の姿に成り果ててまで戦ったのは……妹のためだ。
だというのに、自分がグロンギの中枢に向かっている間にグロンギの戦力の中核はリントの集落に向かっていたのだ。
山々を一日で駆ける今の彼でも、リントの集落についたのは……グロンギが町を襲って七日後のことだった。
人間を超えたグロンギがただの人間であるリントを刈り殺すのにそれは十分な時間だった。
村に戻ったときには……すべてが遅かった。

今こうして戦いに勝った。だが、それがなんになるのか。
まったくリクには理解できなかった。もういい、ここでこのまま倒れ、狼などに身を任せようか……
そう、考えたときだった。
「……! ま、眩しい――!」
突然、目の前に強い光があふれ出し、自分の前に光る何かが現れたのだ。
混乱した後、何も起こらないのを知る。身構えても、光はただそこにあるだけで何も起こさなかった。
はじめてみる謎の光をリクはぼんやりと眺め――その見たこともないような美しさに思わず手を伸ばした。
そして――
「あ、ああああああ!?」
吸い込まれる! 本能的にそう直感した直後、光は爆発したかのように広がり……逆に彼の意識は闇に落ちていった。


リントに伝わりし碑文。
火――邪悪なる者あらば希望の霊石を身に付け炎の如く邪悪を打ち倒す戦士あり。
水――邪悪なる者あらばその技を無に帰し流水の如く邪悪を薙ぎ払う戦士あり。
風――邪悪なる者あらばその姿を彼方より知りて疾風の如く邪悪を射抜く戦士あり。
地――邪悪なる者あらば鋼の鎧を身に付け地割れの如く邪悪を斬り払う戦士あり。
虚無――聖なる泉涸れ果てし時、凄まじき戦士雷の如く出で、太陽は闇に葬られん。

名は――クウガ。
651名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:07:39 ID:CdWmI0I/
支援!

申し訳ありません。リロ忘れてました
652五系の使い魔:2008/11/24(月) 14:07:51 ID:LxhWrzf/

リクの意識が戻ってきたとき……そこは見たこともない場所だった。
自分が横になっているのはわかる。つまり、自分は空を見ているはずだ。
だというのに、空が見えない。家の中かとも思えば、木も藁も見えない。石だ。
天井が石でできている。身を起こそうと、地面に手を付く。
そして、その感触に驚いて思わず引っ込めた。触った地面は、驚くほど柔らかい手触りだった。
何かが敷いてあるのはわかったが……麻のざらざらした感触とはまるで違う。
顔を左右に振り、周囲を伺い、息を呑む。何もかもが始めてみるものばかりだった。
見たこともないような形に切り出された木。炎のようにぼんやり光る宙からぶら下がるもの。
壁も天井も全部石でできた部屋。そして、そこらに普通に使われている鉄(クロガネ)。
触ってみても、自分たちが使っていた青銅とはまるで違う。
キィ……と何かがきしむ音を聞き、そこへ顔を振る。
「おきたの?」
縦に平たい木をずらし、そこから桃色に近い髪の色のを少女が入ってくる。
手には、また光るカネで出来た平たいものに、水が入った透き通る器とパン……のようなものが乗っていた。
少女は警戒する自分を見て、明らかに怪訝な顔をしている。
彼女は何だ? 自分の触った光はなんだったんだ?
わからないことは山ほどある。だが、警戒する自分をよそに、少女は手に持ったカネをやたらとつるりとした木の上におくと、腕を組んでふてぶてしく言い放った。

「使い魔が、主人にそんなに怯えてどうするのよ。……なんで平民どころか土人が私の……」

尻すぼみに聞こえなくなる言葉。『ツカイマ』? なんだそれは。
疑問ばかりで顔をゆがめるリクに、少女は言う。

「多分魔法も貴族もないところの生まれだろうから、説明してあげるわ」

リクは、ここが自分のいた世界よりはるかに文明が進んだクニと知った。






最初の導入なんで短くてすいません。次からは、大体1話あたりこの2,3倍くらい書きますので……
653名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:09:55 ID:lgS03Rjj
>621
ゼロの蛮人のワルドが
トリスティン救国の英雄になってルイズと結婚してる
654名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:10:39 ID:bVOJm595
乙、がんがれ
655名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:14:17 ID:yE875Eoh
おお、クウガか!
作者の人乙。
次回にwktk
656名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:18:38 ID:4wmQXLn5
すまなかった、取り乱してしまった。
ふう……陥没……大丈夫……ぽっち……これなら……桜色……執筆……おっぱい……できる!
657名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:19:32 ID:4wmQXLn5
お、リロ忘れてた。
お疲れ〜。
658名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:24:45 ID:yE875Eoh
>>656

内容は知らんがエロいのは避難所な。
個人的には超wktkして全裸待機してるぜw
659名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:48:03 ID:m6EUqGx1
おつかれークウガは知らないけど次回作には期待してます。

>>658
エロくは無いさ。単に変身したら服が破れたり、びしょ濡れになるケースがあるだけさ
660名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:49:40 ID:KSAG7Rdz
乙です

陥没だのなんだの、ちゃんとリロードしてからレスしろよ
661名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:50:26 ID:Qh38n0NT
そうそう。服の破損が一切無い場合だってあるんだぜ?
タッシェやヤマトやオメガや菊千代は服が破損しなかったキャラだ。
662名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:53:44 ID:CHdG/A8/
というか変身で服破けるのってオイラは
デビルマンとARMSとギルステインしか知らんが他に有る?
663名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:54:10 ID:fwANBlAA
避難所の場所プリーズ!
664名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 14:57:12 ID:3RDAVNTN
五系の人、乙です。
しかし、ホビージャパンから持ってくるとは……。
……スーパーヒーロー作戦よりはメジャーかもしれませんねw

さて、第6話の投下を15:10から行ってよろしいでしょうか。

>>662
キューティーハニーがいましたね。
665ラスボスだった使い魔 ◆nFvNZMla0g :2008/11/24(月) 14:57:45 ID:3RDAVNTN
コテつけるの忘れてました。申し訳ない。
666名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 15:00:43 ID:yE875Eoh
支援
667名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 15:01:28 ID:Qh38n0NT
五系の人乙でした。
最新のHERO SAGAは何か凄いことになってるとか

んでもってゴッツォのひとかまんです。

…服が破れるといえば仮面ライダー響鬼もそうなのですよー…。
668名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 15:02:27 ID:txZuunVp
>>663
>>1を読むんだぜ

>>665
支援
669ラスボスだった使い魔 ◆nFvNZMla0g :2008/11/24(月) 15:10:09 ID:3RDAVNTN
(石で構成された、大学の講堂……というところか)
 魔法学院の教室を見た、ユーゼスの感想はそれだった。
 このような空間は、やはり自分に馴染みがある。
 銀河連邦政府の科学アカデミーにいた頃は、必死になって講師の話を聞いたり、研究室にこもって大気浄化の研究に打ち
込んだものだった。
 こちらにチラチラと向けられてくる視線や、クスクスと聞こえてくる笑い声を無視しながら教室をざっと見回すと、ルイ
ズやキュルケと同じく黒いマントを身に付けた生徒の横にさまざまな動物たちが見える。
 六本足の爬虫類、宙に浮かぶ眼球、……あとは形容し難いが、魚類に触手が付随したようなモノ。
 これらはおそらく、ハルケギニア独特の生物なのだろう。惑星や世界の違いによって、生態系や動植物の差異があるのは
当然だ。
 ユーゼスが注目したのは、フクロウ、ヘビ、カラス、猫などの地球と同じ生物である。
(……やはり地球との類似点が多いな)
 などと考えながら、ルイズが座る机の横の通路に座る。どうせ今回も『平民が貴族と同じ場所に座るんじゃないの』とか
言われるに違いない。……事実、通路に座ったことに関してはルイズから何も言われなかった。
 少し時間が経つと、扉が開き、紫色のローブと帽子を身に付けた中年の女性が入ってくる。
(あれが教師か?)
 明らかに生徒と年齢層や服装が違うので、おそらくそうなのだろう。
 中年の女性は教卓の前に立つと、教室をぐるりと見回して微笑む。
「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功のようですわね。このシュヴルーズ、こうやって春の新学期に、様々な使い魔たちを
見るのがとても楽しみなのですよ。
 ……おや?」
 と、そこでシュヴルーズと名乗った女性はルイズとその横の床に座り込むユーゼスを見て、とぼけた声を上げた。
「変わった使い魔を召喚したものですね。ミス・ヴァリエール」
 次の瞬間、教室中がどっと笑いに包まれる。
「ゼロのルイズ! 召喚出来ないからって、その辺歩いてた平民を連れてくるなよ!」
「違うわ! きちんと召喚したもの! コイツが来ちゃっただけよ!」
「嘘つくな! 『サモン・サーヴァント』が出来なかったんだろう?」
「……っ、ミセス・シュヴルーズ! 侮辱されました! 『かぜっぴき』のマリコルヌがわたしを侮辱したわ!」
「『かぜっぴき』だと? 俺は『風上』のマリコルヌだ! 風邪なんか引いてないぞ!」
「アンタのガラガラ声は、まるで風邪でも引いたみたいなのよ!」
 立ち上がって睨み合う、ルイズとマリコルヌと呼ばれた男子生徒。
(……私も人のことは言えないが、感情的になりやすいな、『御主人様』は)
 それだけ若いということか、と精神年齢70歳近くの使い魔は思う。
 シュヴルーズはそんな二人の様子を見て、スッと小ぶりな杖を振ると、
 ストンッ
 「!」「!」
 立っていたルイズとマリコルヌは、糸の切れた操り人形のようにいきなり席に座り込む。
(……何だ、今の現象は?)
 普通に考えれば魔法の一種だろうが、どの系統のどのような魔法なのだろう。
 身体の力が一瞬で抜けたように見えたが、身体に作用するのは―――確か『水』系統だったはずである。いや、もしかし
たら自分の知らないコモンマジックなのか。
 未知の物に接すると知的好奇心が湧いてくるユーゼスだったが、思考している内に、今度はルイズを笑う生徒の口に赤土
の粘土が押し付けられる。
(………何もない空間から粘土を出したのか)
 もはや、いちいち驚くのも面倒になってきた。
670名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 15:11:17 ID:gXA28NyT
五系の人乙です。まさかの初代クウガとは!
次回を楽しみにしています。
671ラスボスだった使い魔 ◆nFvNZMla0g :2008/11/24(月) 15:11:48 ID:3RDAVNTN
「では、授業を始めますよ」
 シュヴルーズが杖を振ると、教卓の上に小さな石が数個ほど出現する。
 そして『土』系統の重要さとして、重要な金属の生成・加工、建築物の建造、農作物の収穫などに役立っていることを説
明した。
(つまりこの世界の社会は、大前提として魔法ありきということだな)
 ルイズの部屋にあった本には、『魔法そのもの』についての詳細な説明や精神集中の方法などは書いてあったが、それが
どのように活用されているのかは記述されていなかった。
「今から皆さんには『土』系統の魔法の基本である『錬金』の魔法をかけてもらいます。一年生のときに出来るようになっ
た人もいるでしょうが、基本は大事です。もう一度、おさらいすることに致します」
 教卓の上の石に向かってシュヴルーズが杖を振り上げ、何やら短くブツブツと唱えると、その石が光りだす。
 その光がおさまると、小さな石のはずだった物は、光る金属へと変貌していた。
「ゴゴ、ゴールドですか? ミセス・シュヴルーズ!」
「違います。ただの真鍮です。……私はただの、トライアングルですから」
 ユーゼスは頭を抱えた。
 そんな使い魔の様子を見たルイズは、ブツブツと『炭をダイヤに変えるならともかく』とか『胴と亜鉛の合金』とか『単
純な混合物ではなく化合反応』とか『元素そのものの変化』とか『そもそも石の構成物質は』とか―――とにかく、よく分
からないことを言うユーゼスに対して、
(……変なヤツね)
 と、感想を抱く。
「それでは、皆さんの実力を見る意味も含めて『錬金』を実際にやってもらいましょう」
 生徒たちの顔を見渡すシュヴルーズ。
「ではミス・ヴァリエール。先程の名誉挽回の機会ということで、あなたにお願いします」
「え? わたし?」
「そうです。ここにある石ころを、望む金属に変えてごらんなさい」
 それを聞いた周囲の生徒たちに、ざわ、と警戒が広まった。
「ミセス・シュヴルーズ、危険です。やめといた方がいいと思います」
「どうしてですか?」
「……ミセス・シュヴルーズは、ルイズを教えるのは初めてですよね?」
「ええ。でも、彼女が努力家ということは聞いています」
 キュルケの警告をさらりと受け流し、シュヴルーズはルイズに『錬金』の実演を促す。
「さあ、ミス・ヴァリエール。気にしないでやってごらんなさい。失敗を恐れていては、何も出来ませんよ?」
 ルイズは頷くと、立ち上がって教卓の前へと歩いていった。
「ルイズ、やめて!」
 キュルケの静止も聞かず、ずんずんと進むルイズ。
 そしてシュヴルーズの隣に到着すると、彼女と同じように杖を振り上げる。
 そんなルイズの使い魔はと言うと、
(失敗するのだろうな)
 主人の失敗を確信していた。
672ラスボスだった使い魔 ◆nFvNZMla0g :2008/11/24(月) 15:13:34 ID:3RDAVNTN
 魔法の成功例がゼロだから『ゼロのルイズ』と呼ばれているということは、召喚されて間もなくの時点で悟っている。
 しかし『錬金』に失敗すると、どのような結果になるのだろうか。
 おそらく反応が中途半端な尻すぼみで終わるか、意図していたものとは全く別の物質が生成されるか、反応自体が起きない
と推測されるのだが。
「ミス・ヴァリエール。錬金したい金属を、強く心に思い浮かべるのです」
 頷くルイズ。
 そして杖を振り上げ、呪文を唱え、同時に前の席の生徒は机の下に伏せ、
 ドガァアアアアーーーーーーーーーーンンン!!!!
 爆発が起きた。
 爆風を受けて黒板に叩きつけられるルイズとシュヴルーズ。あがる悲鳴。散乱する破片。暴れだす使い魔たち。生徒たちか
ら上がる非難の声。ちょっとしたパニックである。
 そんなパニックの中心であるルイズは、ボロボロの格好で煤を払いつつ、
「ちょっと失敗したみたいね」
 と言い放った。
「『ちょっと』じゃないだろ! ゼロのルイズ!」
「いつだって成功の確率、ほとんどゼロじゃないかよ!」
 即座に飛んでくる反撃の声。
 ルイズはフン、とそっぽを向くと、元いた席に戻っていく。
 『シュヴルーズ先生、気絶してるぞ…』、『おい、誰か他の先生呼んでこいよ』などとざわつく教室の中、ユーゼスは今の
現象について考えていた。
(……『爆発』?)
 爆発、と一口に言っても色々ある。
 単純に急激な勢いで炎が発生することも爆発であるし、ニトログリセリンなどの爆発性物質が反応することも爆発、ガス爆
発、水蒸気爆発、粉塵爆発、核爆発など、原因も種類も様々だ。
 ではあの爆発はどれに類するのだろう、と思考を巡らせるが、
(……詳細が分からない)
 至近距離、かつ超スローモーションでじっくり観察すればヒントくらいは得られるかも知れないが、そんな設備はハルケギ
ニアにはない。
 さすがに核爆発の可能性は薄いだろうから、おそらく『火』系統の要素が関係しているのでは……とユーゼスは取りあえず
当たりをつけてみるが、それだって確証はほとんどない。状況による推測だけだ。
(…………不明な点が多すぎるな、この世界の『魔法』は)

 無言で教室の後片付けをしたルイズとユーゼス。
 しかし新品の窓ガラスの運搬、机の移動、教室の雑巾がけなど、実際はほとんどの労働をユーゼスが担当していた。ルイズ
は軽く机を拭いただけである。
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」
「体力も腕力もないのねー、アンタ」
「……元々はお前の責任だろう、御主人様。それに私の専門は肉体労働ではなく、頭脳労働だ」
 それでなくとも、徹夜明けなのである。疲れるなと言う方に無理があった。
「はいはい。それじゃ食堂に行くわよ」
 気が付けば、昼食の時間になっていた。
 食堂に着くと、ルイズが座る椅子を引き、床に置かれたパンとスープを胃に入れる。
(何なのだ、この過酷な労働条件は……。……あるいは私への罰なのか、これは?)
 確かに、自分は世界の因果律を束ね、人を超えた神の領域に踏み込もうとした。
 そのために敵も味方も含めて、多くの人間の運命や人生を狂わせた。
 災厄の種を過去に送り込み、世界の歴史を滅茶苦茶にもした。
 部下を無理矢理に操って、自分の敵と戦わせたこともあった。
 協力者を散々に利用してウルトラ族のデータの取得や、部下の強引な引き抜きを行い、用済みになったから見捨てたりも
した。
 良かれと思って大気浄化弾を独断で使い、その結果、レーダー網を全滅させてしまって地球壊滅の危機を起こしたりもし
た。
 自分の複製を作り出し、その複製の人格を無視して、単なる道具や操り人形にしようともした。
(………………)
 改めて自分のやってきた事をかえりみて、この程度で済んでいるのなら、むしろ楽なような気がしてくる。
 と言うか、この程度のことが贖罪になるのなら『甘い』と言わざるを得ない。
 それこそ世界を救う、くらいのことをしなければ釣り合いが取れないのではないか。
 ……いや、仮に世界を救ったとしても、それで罪が消えるわけではない。
 そもそも、『贖罪をしよう』という考え自体がおこがましいような気もする。
(考えても仕方がない、か)
 食事を終え、外の広場の片隅でポツンと座り込みながら、ユーゼスはボンヤリとそんなことを思う。
673ラスボスだった使い魔 ◆nFvNZMla0g :2008/11/24(月) 15:15:17 ID:3RDAVNTN
 そうしてボンヤリすること、しばし。
「も、申し訳ありませんっ!!」
「?」
 聞き覚えのある声がしたので、そちらに目を向ける。
 見ると、フリルのついたシャツを着た金髪の生徒に向かって、自分の洗濯を手伝ってくれたメイドの少女が何かを謝ってい
る。
「いいかい? メイド君。僕は君が香水のビンをテーブルに置いたとき、知らないフリをしたじゃないか。話を合わせるぐら
いの機転があってもよいだろう?」
「お、お許しください……!」
(……階級社会の悪い面だな)
 とは言え、階級社会にもメリットはある。民主社会とは違って、責任の所在が明確なのだ。
 民主社会では、議会や集団合議によって政策や物事への対応が決まるため、失敗しても『みんなが悪かった』で済ませるこ
とが多々ある。
 逆にトップが明確な階級社会では、明確であるが故に、責任は全てトップの人間が取る。処刑や幽閉など、処罰の方法は様
々だが。
 だが支配階級と被支配階級の間には、当然のことながら意識の差が生まれ、『自分は支配する側で特別』、『自分は支配さ
れる側で価値がない』と刷り込みに近い思い込みが起きる。
 このハルケギニアでは、『魔法が使える貴族』と『魔法が使えない平民』とで更にクッキリと線引きが行われているため、
その傾向はより顕著なのだろう。
 自分の主人があそこまで傲慢と言うか高飛車なのも、ある意味では仕方のないことと言える。何せそのような社会で生まれ、
育ってきたのだから。
(社会構造がイビツではあるが、一応安定はしているようだし、このままでも良いのかも知れないがな)
 『安定』と言うよりも『停滞』に近いが、別の世界の人間であるユーゼスにとっては重要視する部分ではない。
 何よりも、貴族は元より、平民もそれで納得して……諦めている。
 この世界はそういうものなのだ、とメイドを叱責する金髪貴族を見ながらユーゼスが得心していると、
「これだから平民は…………ん?」
「む?」
 ふと視線を逸らしたその金髪貴族と、ユーゼスの視線が合った。
 バッチリと。これ以上ないほど。運命的とも言える視線の合致率で。
「っ、何かね、君は!? こちらをジロジロと見て!!」
「…………」
 厄介なことになった、とユーゼスは思った。
「貴族の話を座りながら聞くとは何事だ! こちらに来たまえ!!」
 言われるがままに、金髪貴族の近くへと歩くユーゼス。こういう場合は、とりあえず従っておくことが正解と判断したの
だ。
「まったく……! 平民というのは、どいつもこいつも無礼で短慮な奴らばかりだな!!」
 えらい言われようである。しかし短慮という言葉が、自分にとって的を射ている気もするのが痛い。
 取りあえず、一言詫びておこう。
「済まない、以後気をつける」
「……何だ、その言葉遣いは!? 君は貴族への礼儀や敬意も知らないのか!?」
 ……逆に神経を逆撫でしてしまった。
 そう言えば、最後に敬語を使ったのはいつだっただろうか。
 仮面を被ってからは基本的に敬語など使った覚えはないが……。地球に来た時の挨拶に使ったような、使っていないような。
「ん? ……ああ、君は確か、あのゼロのルイズが呼び出した、平民だったな。…平民に貴族の機転を期待した僕が間違って
いた。行きたまえ」
「……………」
 ―――さすがに、今の言動は聞き逃せまい。
「……私への侮辱はともかく、主人への侮辱は取り消してもらいたいのだが」
「フン、平民が侮辱うんぬんを口にするとはな。それに、僕が忠告したにもかかわらず、その物言い…。やはり君は、貴族に
対する『礼』を知らないようだな」
「?」
 雲行きが怪しくなってきた。
「よかろう、君に礼儀を教えてやる。ちょうどいい腹ごなしだ」
 立ち上がる金髪貴族。
「ヴェストリの広場で待っている。覚悟を決めたら、来たまえ」
674ラスボスだった使い魔 ◆nFvNZMla0g :2008/11/24(月) 15:17:23 ID:3RDAVNTN
「………」
 立ち尽くすユーゼス。
 一体、何が悪かったのだろうか。
「あ、あなた、殺されちゃう……」
 そばにいたメイドは、震えながらユーゼスに向けてそんなことを言った。
「貴族を本気で怒らせたら……!」
 ダッと駆けて逃げていくメイド。
 意外と薄情だな、などとユーゼスは思ったが、先程の『貴族と平民の関係』の推察からするに、あれが正しい反応なのだろ
う。
 ……さて、どうやら戦いになるようだが、メイジ相手にどう対処するべきだろうか……と考え込もうとすると、いつの間に
か後ろにルイズがいた。
「アンタ! 何してんのよ! 見てたわよ!」
 先程の金髪貴族に散々言われたので、貴族に対する『礼』とやらを実践してみることにする。
「これは御主人様、昼食はお済みで?」
「……なんか気持ち悪いから、口調は元に戻しなさい。
 とにかく、なに勝手に決闘なんか約束してんのよ!?」
「決闘? いつの間にそんな話になっていたのだ?」
 少なくとも、先程の話に『決闘』など一言も出ていなかったが。
「貴族にとって、一対一で戦うことは『決闘』になるの!
 ……とにかく、謝っちゃいなさいよ。今なら許してくれるかもしれないわ」
「断わる」
 ルイズの提案を、ユーゼスは即座に突っぱねた。
 そんな使い魔に対し、ルイズはこめかみに指を当てながら、
「……あのね? 絶対に勝てないし、アンタは怪我するわ。いや、怪我で済んだら運が良いわよ!」
「だろうな」
 あの金髪貴族が何系統のメイジかは知らないが、少なくとも生身で勝てる相手ではないだろう。
 火系統のメイジだった場合は、身体の一部、あるいは全部が丸ごと炭化するかもしれない。
 水系統のメイジだった場合は、身体の中―――心臓や脳など―――の『水』の流れを操作されれば即死である。
 風系統のメイジだった場合は、出来るかどうかは分からないが、自分の周囲を真空状態にでもされれば、終わる。
 土系統のメイジだった場合は、シュヴルーズがやったことの拡大発展型として、窒息させられる危険がある。
 その他、自分が知らない魔法を使われる可能性も高い。
 …平民がメイジに勝てない理由が、よく分かるというものである。
「だったら、何でそんなに意地を張るのよ!」
「挑戦する価値があるからだ」
「は?」
 そう、自分はいつだって挑戦してきた。
 大気の浄化。
 ウルトラマンの力。
 時空間の突破。
 因果律の掌握。
 そして、イングラム・プリスケンとガイアセイバーズ。
 それは成功した時もあれば、失敗した時もある。
 だから、自分は。
「私はこの世界に―――『魔法』に挑戦しよう」
「……っ、この、バカ!!」
 主人の叫びに『もっともな意見だ』と呟きながら、ユーゼスはヴェストリの広場の場所を尋ねるのだった。
675ラスボスだった使い魔 ◆nFvNZMla0g :2008/11/24(月) 15:19:13 ID:3RDAVNTN
「諸君! 決闘だ!」
 薔薇の造花をかかげる金髪貴族。それに呼応して、歓声が湧き上がる。
「ギーシュが決闘するぞ! 相手はルイズの平民だ!」
 腕を振って応える金髪貴族―――ギーシュという名前であることを、ユーゼスは今更ながら知った。
 そして、広場の中央で対峙するユーゼスとギーシュ。
「とりあえず、逃げずに来たことは、褒めてやろうじゃないか」
「……性分なものでね」
「さてと、では始めるか」
 ギーシュが開始の宣言を告げ、その手に持った薔薇の造花を振り、
「待ってもらおう」
 振り切る前に、ユーゼスが制止の声をかけた。
「……何かね? 今更、命乞いは聞かんよ?」
「違う。メイジ相手に丸腰では、こちらが不利すぎる。武器を貰いたい」
 ギーシュはその言葉に、ふむ、と頷く。
「確かに、僕と君の間には絶望的なまでの差があるだろうからな。それを武器で埋めようというわけか」
 そしてあらためて薔薇の造花を振り、一枚の花びらが一本の剣に変化する。ギーシュはそれを掴むと、ユーゼスに無造作
に投げてよこした。
「僕も無慈悲というわけではない。それは領民を預かる貴族にあるまじき行いだし、第一、一方的になぶるなど『決闘』と
は言わないからな。……まあ、せいぜいそれで抵抗したまえ」
 勝てるかどうかは別問題だが、と付け加えるギーシュ。
 ユーゼスは地面に突き立った青銅の剣を抜くと、
「感謝する、貴族殿」
 一言だけ礼を言い、じっと剣を見つめる。
(……シュヴルーズが何もない空間から小石を出したのと、原理的には同じか)
 ということは、このギーシュという貴族は『土』系統と推測される。
(『真空』と『体内の水分操作』と『全身炭化』に比べれば、『窒息』はまだやりようがあるな)
 剣を扱うにあたって『最適な身体の動かし方』が頭に浮かぶ。左手のルーンが光ることを確認し、剣の体感重量が軽く
なったことを実感する。
 ギーシュは再び薔薇を振るい、宙に舞った花びらが一枚、光り輝くと―――
「……何?」
 女性をかたどった、直立する鎧となった。
「僕はメイジだ。だから魔法で戦う。よもや文句はあるまいね?」
「無い」
「けっこう。……おっと、言い忘れたな。僕の二つ名は『青銅』。青銅のギーシュ・ド・グラモンだ。従って、青銅のゴー
レム『ワルキューレ』がお相手するよ」
(モビルドールのようなものか?)
 あれも無人で動くという点では同じである。
 時間があればじっくり話を聞くなり研究したりしてみたいものだが、などとユーゼスが考えていると。
 ビュッ!
「!」
 青い鎧が、ユーゼスに殴りかかってくる。
 ユーゼスは、それを割とギリギリで回避した。
「ほう、避けたか。口だけというわけでもないようだ!」
 ブンブンと振るわれるワルキューレの拳。
 危なっかしくも一つ一つそれを避け、ユーゼスはその拳に合わせてカウンター気味に斬りつける。
 ガキャッ!! ギャリッ!!
 首と右肩の関節部を狙った攻撃は、目論見どおりに成功した。ワルキューレの頭と腕がドサリと地面に落ち、続いて残っ
た胴体も崩れる。
「―――!!」
 驚愕するギーシュ。彼はギリ、と歯ぎしりすると、また薔薇を振るった。そして、今度は3体ワルキューレが現れる。
「…………」
 対するユーゼスもまた、顔をしかめていた。
(……一体倒せば終わり、と考えていたのだが……)
 そう甘くはないらしい。
 加えて、手に持つ剣は盛大に刃こぼれしている。青銅の剣で青銅の鎧を切ったのだから、当然ではあるが。
(……長引きそうだな)
676名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 15:20:53 ID:SyO3Dhzu
支援
677ラスボスだった使い魔 ◆nFvNZMla0g :2008/11/24(月) 15:21:22 ID:3RDAVNTN
 繰り返すが、ユーゼス・ゴッツォは元々、肉体を行使して戦う人間ではない。
 加えて、昨夜の徹夜や、昼食前の教室の片付けなどで、かなり体力を消耗している。
 ルーンの効力で肉体能力と反応速度が上昇してはいるが、元々の基本値が低いのである。
 加えてギーシュのワルキューレの特徴や動きをいちいち分析しながら戦って―――感情よりも理性を優先しているため、
今ひとつ感情の振れ幅が増大しない。
 ……実を言うと、簡単に解決する方法はある。
 方法その一。クロスゲート・パラダイム・システムを使い、因果律を操作して敵の存在を抹消する。
 ―――却下。そこまでする必要はないし、そもそも自分は、そんな下らないことのためにコレを開発したのではない。
 方法その二。超神形態に変身する。
 ―――論外。ロウソクの火を消すのに、ダムを開放するようなものである。
 よって、自分の肉体と、自分に与えられたルーン、そして自分の頭脳で何とかするしかない。
 だが、この状況では頭脳はあまり当てにならないだろう。そもそも自分は『研究者』であって、戦術や戦略、ついでに権
謀術数などはからっきしだ。もしそれらが使えたら、トレーズ・クシュリナーダを誘ったりはしなかった。彼には勧誘を断
わられたが。
 ギーシュ・ド・グラモンの方も、少し引きつってはいても笑みすら浮かべているが、内心では焦りを感じていた。
 自分の予定では、ワルキューレを一体出して、適当にこの生意気な平民を痛めつけた後、『心からの謝罪の言葉』を引き
出し、貴族の威光を知らしめる―――と、このようになっていたのだが、実際はかなり手こずっている。
 それにワルキューレの複数同時操作は、正直言って難しいのである。
 これが単純な『全て突撃せよ』とか、『散らばれ』とかであれば簡単なのだが、一体一体バラバラに攻撃を加えたり、単
一の敵に対して連携をとらせるなどの操作は、かなりの高等テクニックなのだ。
 ……実を言うと、簡単に解決する方法はある。
 自分の能力の限界である、残り3体のワルキューレも総動員して、6体であの平民を攻撃するのだ。
(……ふざけるな)
 あれが自分のワルキューレを一瞬で倒すほどの達人であるとか、怪力の持ち主、亜人などの類ならばともかく、ただの平
民にそこまでするのは貴族としてのプライドと、何よりもギーシュ・ド・グラモンとしてのプライドが許さない。
 よって、ワルキューレを状況に応じて小出しに繰り出すしかない。
 だが、それでこの相手に勝てるかどうか―――となると、また怪しくなってくるのだが。

 決闘開始より、十分経過。
 ガキィン!! ギンッ!!
「そこだ、やれー、ギーシュ!」
「なに平民を相手にチンタラやってるんだー!?」

 決闘開始より、二十分経過。
「…フッ、まさかここまでやるとは思わなかったよ、平民くん…!」
「っ、更に3体繰り出してきただと…」
「………」
「あれ、タバサ、どこに行くの?」
「授業」
「…ギーシュの決闘がまだ続いてるけど…」
「遅れる」
「あ、ちょっと、タバサ! ……ま、いっか。あたしも飽きてきたし」
「俺たちも行こうぜ」
「そうだな」
「…行かないの、モンモランシー?」
「………あなただって残ってるじゃないの、ルイズ」
678ラスボスだった使い魔 ◆nFvNZMla0g :2008/11/24(月) 15:23:23 ID:3RDAVNTN
 決闘開始より、三十分経過。
「はぁ、はぁ……。ま、まずは、誉めよう。はぁ、ここまでメイジに、楯突く平民が、はぁ、いることに、素直に感激、しよ
う、はぁ」
 息も絶え絶えに、ギーシュがユーゼスに賞賛の言葉を送る。
 既にワルキューレは7体全てが全滅しており、精神力も限界に近い。
「ゼェ、ゼェ……。……光栄だな、ゼェ、貴族殿」
 激しく乱れた呼吸で、それに応えるユーゼス。
 体力は既に限界ギリギリであり、その手に持つ剣は中ほどから折れている。
 ちなみに周囲にいたギャラリーは既に、ルイズと、この決闘の原因の一つとなった(ユーゼスはそのことを全く知らない
が)モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシの二人しかいない。
「だが、勝つのは………僕だ!」
 ビュッ
 薔薇が振るわれ、花びらが舞う。
 そして青銅の戦乙女が現れ、主人の敵へと突撃していった。
「…っ、が……!!」
 ギーシュの精神力が、完全に底をつく。
 一瞬でも気を抜けばすぐに気絶することは間違いないが、ハッキリ言って、ギーシュはプライドだけで辛うじて意識を保って
いた。
「どうかな……!?」
 目の前の敵より与えられた青銅の剣は、折れてはいるが『剣』としての機能はまだ生きている。
 自分の体力の消耗具合、上昇した身体能力などを考えるに、おそらく渾身の攻撃を一度放てば、それで限界だろう。
 どうやら向こうも相当に辛い様子であるし、今自分に向かっている一体を倒せば、それで終わる可能性が高い。
 ユーゼスは一歩を踏み出し、主に忠実なゴーレムを迎え撃つ。
 そして、
 ガキャァアアアアアアアアアンン!!
 青銅同士が、激しくぶつかり合う音が響く。
 ユーゼスの剣は、柄から綺麗に折れた。
 ワルキューレは、肩口から腰まで折れた剣を食い込ませていた。
「……………」
「―――――」
 この騒動の発端時と同じように、視線を交差させる二人。
「……名前を、聞いておこう……平民、くん」
「ユーゼス・ゴッツォ……だ。ギーシュ……ド、グラ……モン」
「お、おぼえて……おこ……」
 ドシャアッ! ズシャンッ!
 ユーゼスはうつ伏せに、ギーシュは仰向けにその場に倒れ込む。
 その様子を見た二人の少女は、それぞれ自分が向かうべき者へと向かって駆け出していくのだった。
679ラスボスだった使い魔 ◆nFvNZMla0g :2008/11/24(月) 15:25:20 ID:3RDAVNTN
「…なんか、『伝説の使い魔』にしては、あんまりパッとせんのう」
「……そうですな」
 トリステイン魔法学院の学院長であるオールド・オスマンと、教師であるジャン・コルベールは、落胆に近い感想を漏ら
す。
 学院一の劣等生、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが召喚した平民の使い魔が、始祖ブリミ
ルの使い魔である『ガンダールヴ』かも知れない……という情報が入ったところに、実にタイミングよくその平民の男と、
一番レベルの低い『ドット』クラスではあるがれっきとしたメイジが戦うという報告が入った。
 見極める良い機会だ、ということで『遠見の鏡』を使ってその戦いの様子を見ていたのだが、その結果は引き分けであ
る。
「……どう判断したものでしょうか」
「う〜む……。ミスタ・コルベール、あの男は、本当にただの人間だったのかね?」
「はい。どこからどう見ても、ただの平民の男でした。ミス・ヴァリエールが呼び出した際に、念のため『ディテクト・
マジック』で確かめたのですが、正真正銘、ただの平民の男でした」
 着ている服は我々のものとは違いますが、これは文化性の違いでしょうな―――と付け加えるコルベール。
「……あの程度のメイジなら、一瞬で倒せるであろう平民を知っておるがなぁ、私は」
「確かに、優秀な兵士ならば可能でしょうな」
 オスマンは『うむ』と頷くと、あらためてコルベールに向き直る。
「で、どうしようかの?」
「仮にあの男が伝説の使い魔『ガンダールヴ』だとして、それほど驚異的な力を持っているわけではないようですからなぁ」
「伝説というものは、大抵が誇張されるもんじゃしの。
 ……それに、その『伝説』をミス・ヴァリエールという、おせじにも有能とは言えないメイジが召喚した……というのも
引っ掛かる。
 ……王室に相談して、指示を仰ぐという君のアイディアは、とりあえず見送ることにしようか」
「……そうですな。不明なものを不明なまま丸投げするというのは、私としても不本意ですし」
 二人はふう、と息をつく。
「そう言えばこの学院の卒業生でもあるんじゃが、そのミス・ヴァリエールの姉上は、アカデミーに勤めとるんじゃったか」
「おお、忘れておりました。しかし姉のコネを使えるとは言え、いくら何でも自分の使い魔をいきなりアカデミーに連れて
いくような真似はしないでしょう、さすがに」
「実験動物のような扱いをされるのは目に見えとるしのう、ハッハッハ」
「せっかく苦労して召喚した使い魔に、いきなりそんなそんなことをするわけがありませんよねぇ、ハッハッハ」
 彼らは、ユーゼスがルイズに語った『希少価値のある実験動物の扱い方』を、知らなかった。
680ラスボスだった使い魔 ◆nFvNZMla0g :2008/11/24(月) 15:27:12 ID:3RDAVNTN
以上です。
……ユーゼスが体力がないってのは、完全に私の独自解釈なのですが、スパヒロにしろスパロボにしろ、ユーゼス・ゴッツォ
を見て『体力』とか『腕力』とかいう単語は、まず浮かばないだろうなぁ……ということで、こうしてみました。
しかしコイツが生身で戦うと……何と言うか、ストレスが溜まりますな。
もっと、こう、スパーンと、バシーンと、それこそズバッと出来ればよかったんですが。
あと自分で言うのもなんですが、ちょいとユーゼスを美化しすぎのような気もしますな。

……さて、モット伯はどうしたものか。

それでは、支援ありがとうございました。
681名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 15:30:04 ID:SyO3Dhzu
乙でしたー。
ユの字は悪の科学者ポジですからねー、完全に。
まあαでは「それも私だ」で謀略に長けた黒幕っぽいですが。
682名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 15:36:01 ID:yE875Eoh
ラスボスの人乙です。
まぁアレで体力あったらイングラム要らないだろうしなw
面白かったです。
次回にwktk。
683名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 15:39:10 ID:CHdG/A8/
お疲れ様でした
優秀な科学者であっても「体を使う事は普通の人と同じ」ですからね
しかし・・・・・・こー「パッとしない」決闘は始めてみますね
大抵(インドア派なサイトでさえ)一撃で決めてしまうのですが
故に無用のトラブルを避け得そうですね
次も期待しちゃいますので頑張ってくれさい
684名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 15:45:19 ID:4jUca2qy
ここまでガンダールヴらしくない使い魔も珍しいw
このぶんじゃキュルケもちょっかいを出さないだろうし、デルフも使い手として認めなさそうだ
685名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 15:56:09 ID:m6EUqGx1
ユーゼスの体力の無さに噴いたw
デルフに会う前に学校→町の乗馬でもぶっ倒れそうだな。
686名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 15:56:37 ID:5VOx3B2K
ラスボスの人乙です
ここまでガンダと相性が致命的に悪い使い魔も珍しいなw
687名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 16:33:16 ID:MpzZw7Cr
そういえばガンダールヴでも体力は変わらないんだっけ
688名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 16:47:44 ID:E9OiXbtP
蒸し返すようでホントすまん…
でも絶対にこれだけは許せんと思うので1レスだけ反論。

>>613
あのね…じゃあ藻前さんは今のwiki管理人さん以上にちゃんと管理が出来るっていうんかい?
その言葉、そっくりそのまま避難所で管理人さんに直に言える?

貴重な休日を潰してまで(←ここ重要)皆の糞長〜〜っい大量の意見に全部しっかりと目を通して、
相反する意見に挟まれる中で管理人として不公平のないように判断を下さないといけないんだぜ?
どちらかの意見を汲んでも片方からは必ず不満を持たれてしまう、そういう辛い責任を負う覚悟が藻前さんにあるのか?

件の人が言っていた「身勝手な批判者」としての、正に象徴たるレスだな。
689名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 16:49:55 ID:YCGHFuwl
男だけどキュルケにあんまり興味もたれなかったキャラってどんなの居たっけ
690名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 16:50:59 ID:BGwWzhTN
あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ - ゼロな提督
http://www35.atwiki.jp/anozero/pages/3795.html
特別編 魔法使い達
※投下時に問題があったため、11/28の夜には削除予定
特別編@/特別編A/特別編B/特別編C

http://www35.atwiki.jp/anozero/pages/5870.html
http://www35.atwiki.jp/anozero/pages/5871.html
http://www35.atwiki.jp/anozero/pages/5872.html
http://www35.atwiki.jp/anozero/pages/5873.html

おいおい消されるってばよ
永久保存しなきゃな
691名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 16:51:27 ID:Km9G2bEr
>>662
UM☆アルティメットメイジを読んでくるといいと思うぜ
692名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 16:52:19 ID:wT1vWfNT
今「ぜろ素」という単語がたったいま頭に浮かんだが、
クロス先のことを考えるとカオス過ぎてとんでもないことになりそうなので考えるのをやめた
693名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 16:58:25 ID:bRGB7I++
>>692
ZUN素みたいになるね
694名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:11:55 ID:1GqqGrSa
>>688
自分で作品をかけない屑どもが平気で作者を罵倒できるんだから
wikiの管理ができなくても罵倒、侮辱などしていいに決まってんだろ。
お前はあほか?

というわけでwikiの管理人は氏ね
695名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:20:10 ID:gw8CVd3R
>>694
貴重なご意見ありがとうございます。
ところで、阿智太郎作品キャラの召喚ってありましたっけ・
696名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:22:14 ID:RYUdBpJv
>>688
何も考えずにただ作品を掲載し続ければいいだけだろ?
それすらできん無能にクソといって何が悪いんだ?
697名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:23:47 ID:wp10Hu25
俺のNGIDがパンパンだぜ
698名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:23:51 ID:8Gcgs4vE
>>694,696
少なくともお前等みたいな無能未満の塵に言われる筋合いは無いと思うよ
699名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:27:51 ID:AnXSikkn
荒れてンなぁ・・・・
700名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:30:01 ID:bU9an8ly
>>696
まとめWikiの運営に対する御意見ありがとうございました。
701名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:31:49 ID:gw8CVd3R
冷凍秋刀魚って武器に該当するかな……?
702名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:32:41 ID:F/eMPWgN
口の部分に隠しきれて居ない歯を使いこなせれば……!?
703名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:33:58 ID:12CQCgbH
>>696 じゃあお前がやれ。出来もしないアホなくせに。
704名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:34:05 ID:m6EUqGx1
SSWという言葉を思い出した(魚を武器)
705名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:34:39 ID:GY9qO6bs
>>701
材料と作り方はともかく武器にするために作ってんだから、生臭い殺し屋限定で武器認定だろ
706名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:35:14 ID:E9OiXbtP
魚を武器に・・・
戦う司書に確か鯨を攻撃に使うキャラがいたような(って、鯨は魚類じゃないか)
707名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:37:29 ID:5aqyIh2T
>>705
アレは、新鮮なサンマであって、冷凍ものじゃないぜ?
708名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:37:40 ID:vrDkmYYX
限界にまで凍らされたバナナとサンマとカジキマグロは痛そうだ…
709名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:39:21 ID:E9OiXbtP
>>708
>凍らされたバナナ
コンドールマンにちょうど冷凍バナナを武器にして敵をヌッ殺すシーンがあった気がwww
710名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:39:36 ID:5BPwMV74
てかモンハンに冷刀カジキマグロって武器があるじゃん
711名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:40:10 ID:gw8CVd3R
>>707
あれ?そうだっけ?
読んだ頃から冷凍サンマだと思ってた……
じゃあインテリジェンス秋刀魚のデルフリンガーとか。
712名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:42:22 ID:Q66O+IFZ
>>708
カジキは成長してたら凍ってなくても凶器だ。
713名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:43:05 ID:F/eMPWgN
出っ歯?出っ歯?
714名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:43:07 ID:Pe00JFLI
>>706
読んだこと無いけど、
それってファイナルファンタジーとかの召喚魔法みたいなものじゃないの。
いくつかあるメガテンの主人公格がよぶ仲魔にガンダ補正がかかってないから
召喚獣、使役獣系は「武器」として認識されないんじゃないかな。
(そっちはヴィンダの縄張りだろうし。)
715名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:44:46 ID:Pe00JFLI
>>710
そいつは一応武器として加工されたものだしw
716名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:45:12 ID:cMkMNLUg
勇者カタストロフの魚屋と八喚ぼうぜw

八、単品でも変化前からだったら十分オチもつけられるwあらよーっと!てなもんだw
717名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:45:49 ID:GY9qO6bs
>>707
今確認したが冷凍サンマって書いてあるぞ、138P
718名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:47:01 ID:GY9qO6bs
>>716
よっしゃ任せろ

50分から投下よかですか?
719名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:48:37 ID:bVOJm595
>>718
支援
720名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:49:47 ID:Km9G2bEr
シェカネア支援
7211/4:2008/11/24(月) 17:50:49 ID:GY9qO6bs
【メイジと使い魔が織り成す大河メルヒェンファンタジー
 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの聖戦
 虚無の担い手・伝説の使い魔】

暗黒の時代――虚無の担い手がついに誕生し世界は戦乱の渦へと呑み込まれた……。
だが!
そんなある日、混沌の闇の中より新たな光を求め、一人のメイジが立ち上がったのだ!!


――という英雄物語を夢見たりしていたルイズが、いよいよサモン・サーヴァントしちゃいます。



     使い魔カタストロフ!!
   (実は↑がホントのタイトルです)



第1話 これがルイズの使い魔だ!

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール!
 五つの力を司るペンタゴン! 我の運命に従いし"使い魔"を召喚せよ!」
幾度かの失敗のあと、ルイズは今度こそという気持ちでサモン・サーヴァントを唱えた。
するとそれに応えるように、彼女の前に銀光の鏡が現れる。
他の生徒達が使い魔を呼び出した時に現れたものと同じ、まさしくゲートであった。

――や、やった!

杖を握る手にぎゅぎゅっと力がこもる。
苦節16年。
ついにルイズはやりました、魔法を成功させました。
ルイズの様子を笑いながら見ていた生徒達は、予想外の事態に静まり返る。
いやまさかそんなどうして"ゼロのルイズ"の魔法が成功しているのさ。
しかし、彼等はすぐに思い直した。
ゼロのルイズがいったい何を召喚するのか?
それはきっと、すでにこの場に召喚された使い魔のどれよりも劣るものに違いない。
嘲笑の準備が完了した。
さあ出て来い! ゲテモノ使い魔!
ルイズと他の生徒達、正反対の期待を高めながらゲートを潜り抜けてくる影を凝視する。
722使い魔カタストロフ!! 2/4:2008/11/24(月) 17:51:39 ID:GY9qO6bs
それは人の姿をしていた。
胴体から手足が生え、頭部にはフサフサの髪もある。
シルエットから女性だろうと判別できるのは、球体の如きたわわな胸。

しかしそれは人間ではない。
人間であるはずがない。
そもそも人間が使い魔として召喚された事例など、学院の教師達ですら聞いた事がない。
そしてそれはまさしく人間ではなかった。

人間というには小さすぎた。
人間の頭よりちょっと小さいくらいの身長。
そして頭部から生える一対の触角、噂に聞くエルフの如く伸びた耳。
さらに特徴的なのは、彼女の背中から生えるアゲハチョウの翅。

「妖……精……?」

ルイズが呟いたその単語こそ、まさにその少女を形容するに相応しいものだろう。
赤い髪に青の服に身を包んだその妖精は、まるで可憐な花のような美しさを感じさせた。

驚きが広がる。
あのルイズが妖精を召喚した? しかもすごく可愛いぞ。馬鹿な、ありえない。
逆に、ルイズは歓喜に打ち震えていた。
亜人が召喚される――というケースも聞いた事はない。
しかし妖精といえば基本的に物語の中に出てくる存在で、その姿を目撃した者は少ない。
そんな希少価値の高い妖精が自分の使い魔になるだなんて、何という幸福だろう!

「……あなたが私を召喚したご主人様?」
愛らしい声色で妖精は問い、ルイズは満面の笑みで答える。
「そ、そうよ。私があなたを召喚したの。さっそくだけど契約してもらうわ」
「はい、ご主人様」
可愛くて従順――ルイズは心の中でガッツポーズ。
今日から真ルイズ・フランソワーズのメイジ物語が始まるのだ。
明日からはきっと系統魔法だって成功しちゃったりして、家族も諸手を上げて大喜び!
長き冬が終わり、永久に続く春が訪れたと確信する。

――始祖ブリミルよ、ありがとうございます。

感謝の祈りを捧げたルイズは、コホンと咳払いをしてから詠唱を始める。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
ルイズの小さな唇が、さらに小さな妖精の唇に重ねられる。
すると妖精の胸元が輝きだした。
「キャッ……いたたたたっ!」
「お、落ち着いて、大丈夫よ。使い魔のルーンが刻まれてるだけだから、すぐ終わるは」
「……本当だ、もうおさまった。でもこんな所に刻まれなくても……」
妖精とはいえやはり女の子。
ルーンは上から覗き見る事ができる部分の乳房にくっきりと刻まれている。
ともかく、これで二人は正真正銘コントラクト・サーヴァントを終えたのだ。
723名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:51:53 ID:gw8CVd3R
支援
724使い魔カタストロフ!! 3/4:2008/11/24(月) 17:52:24 ID:GY9qO6bs
「ふーむ、珍しいルーンだ。スケッチしておこう」
と、二人の間に顔を突っ込んでくる教師コルベール。
彼は妖精の乳房をまじまじと見つめながらスケッチを書き……。
「い、いやー!!」
妖精は恐怖とおぞましさのあまり、全身を輝かせると、コルベールに閃光を浴びせた。
「どわー!」
哀れコルベールはこんがり焼けて地面に倒れてしまった。
そして、召喚し契約したばかりの妖精も――。

「ちょ、ちょっと!? どうしたの、ねえ、大丈夫!?」
「も、申し訳ありません……あれが私にできる唯一の攻撃、自らの生命力と引き換えに――」
「そ、そんな! せっかく、せっかく召喚したのに!」
もうルイズはパニック状態だ。幸福の絶頂からいきなりどん底に叩き落されてしまった。
コルベールのセクハラに対する怒りが介入する余地がないほど混乱し、絶望している。

また新しい使い魔を召喚すればいい、だなんてルイズには思えない。
魔法が成功した喜びを、召喚できた喜びを、契約できた喜びを、
初めて分かち合った相手こそまだ名前も聞いていない使い魔の妖精なのだから。
まだ出逢って数分も経っていないけれど、ルイズにとってはもう、かけがえのない存在。
あまりにも早すぎる別れ――。
「で、でも安心してください。妖精は一生のうち、6回生まれ変わるの。
 それがちょっと早くなっただけですわ……。
 それより……ご主人様、私が召喚の呼びかけに応えたのはあなたの力になるため……。
 漠然とだけと感じるの、あなたの未来に待ち受ける数多の試練、数多の死闘が……」
「え、ええっ!?」
「さあ、涙を拭いて……私は大丈夫ですから……どんな苦難にも負けないでください」
「わ、解った。試練だろうが死闘だろうが、私、負けないから……しっかりして!」
情に流されて、勢いで言ってしまっているのだとルイズは自覚していない。
けれど、一度口にした言葉、それを破れるルイズではない。
だからこの約束と決意は、絶対に破れる事はないだろう。
「……よかった」
妖精は安堵の笑みを漏らすと、再びその身体を発光させる。

「私は今! 新たなる希望を得て究極の妖精へと生まれ変わります!!
 そして……ご主人様と共にすべてを懸けて戦いましょう!!」

光はさらに強まり、ルイズの視界が白に染まる。
これが、妖精の生まれ変わり……究極の妖精への進化……。
ある種の感動がルイズの胸中で渦巻いた。
そして、光が消え去ると同時に妖精の姿が変化する。

――私達の物語は、今度こそ真の始まりを――
725使い魔カタストロフ!! 4/4:2008/11/24(月) 17:53:14 ID:GY9qO6bs
使い魔カタストロフ!! 4/4
「あらよーっと!」
ぽよ〜ん、と気の抜けるような音を立てて現れたその姿、宙に浮くフグだった。
魚介類のフグだった。
毒があるというフグだった。
丸くふくらんでいるフグだった。
「あ〜身も心もすっきり」
打って変わって軽い口調のフグ。さっきまでの可憐さなど微塵も残っていない。
「あ、あ、あ……」
あまりの落差に、ルイズは世界がガラガラと崩れて行くかのような錯覚を感じた。
何かの間違いであって欲しい。
けれどフグの胸、というか口の下あたりには使い魔のルーンがくっきりと。
「可愛らしい妖精が……私の使い魔が……ふぐ……フグ……河豚……」
「何を失敬な」
むっとした表情を浮かべたあと、フグは自慢げな表情で解説する。
「あっし達妖精は成長に応じて姿や名前が変わるんでやんす!」

 ナターシャ
  ↓
 ヴィヴィアン
  ↓
 カトリーヌ
  ↓
 ステファニー
  ↓
【究極の妖精 ハチ】

「強く美しく成熟したあっしはアネさんの心強いパートナーとして――」
もう何も聞こえない。
外見どころか性格まで変わり果ててしまった己の使い魔を前に、茫然自失のルイズ。
コントのような出来事を一部始終見ていた生徒達も、あまりの不憫さに何も言えないでいる。


こうして――。
ゼロのルイズと究極の妖精ハチによる英雄物語が――始まるのか?


オマケ ルイズの疑問
「ちょっとハチ。あんたついさっきまで女の子だったわよね? 今はどう見ても(人格が)男なんだけど」
「なーに、自然界じゃよくある事でやすよ!
 魚でもクロダイやベラなんかも成長に合わせてメスからオスへ性転換するでやしょ?」
「やっぱり魚介類か……」
「その証拠にホレ!」

ハチは白子を見せた。
魔法学院に爆音が響いた。

   ど完
726名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:54:09 ID:eAa3fPAn
ハルケギニアでフグの知名度はいかに!支援
727名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:55:05 ID:E9OiXbtP
>>716
>勇者カタストロフ
ちょwwwまた懐かしいものをw
王都に革命が起こる危険がw
728カタストロフ:2008/11/24(月) 17:56:23 ID:GY9qO6bs
投下終了

ちなみに第1話と銘打たれてますが、先日1話だけ書いて放置してたモンをパパーッと投下しただけなんで続きません
(投下が早かった理由はそれだけ)
ギーシュがニョロリンを召喚してしばらくニョロリン無双するとか
アルビオンが「暴動だぁ!!」で滅びたり、神聖アルビオン共和国が「暴動だーっ!!」で滅びたりするとか
グラトーンV世が別の虚無に召喚されちゃってるとか
そういうアイディアもあったけど完結方法を全然思い浮かばず凍結する予定でした
729名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:57:40 ID:LyTYgBRO
暴!動!だー!

だったけか?www
730名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:59:14 ID:E9OiXbtP
>>728
乙乙〜
アレは「革命だ〜」じゃなくて「暴動だ〜」だったんやね、記憶違いだたw
731名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 17:59:53 ID:eAa3fPAn
乙です!
「暴動だぁっ!」はちょっと見たいおとめ座
732カタストロフ:2008/11/24(月) 18:03:55 ID:GY9qO6bs
あ、ノリで投下したせいで忘れてた
【勇者カタストロフ!!】から究極の妖精【ハチ】を召喚でやんす
第1話とか書いてあるけど長編の方に登録しないでね
733名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 18:09:04 ID:3RDAVNTN
カタストロフの人、乙です。
「暴動だー!」って、あったなぁ、そんなのww
734名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 18:13:46 ID:Hxso8shV
よんでますよ、アザゼルさんから

ブルゼブブ優一

「シエスタ、すまないが食事を持ってきてくれないか」
「はい」
「この入れ物にウンコを」
「!(ゼロの使い魔はHENTAI)」

ギーシュ戦
「うわ、急に便意が・・・うわああああああ」
ぶりょりょりょりょりょ

ロングビル戦
「破壊の杖はこうやって使うのです」
ぐさ
「うわああああああああ」
ぶりょりょりょりょりょ

アルビオン
「勝負してくれないか使い魔くん」
「それでは」

ぶりょりょりょりょ
「ワルド様・・・脱糞するなんて・・・下品だわ」
「うわぁああああああああああああああこれは違うんだぁ」

結婚式
「それで本当にワルド様は結婚したいのですか」
「まずルイズをこまして、虚無の力を手に入れて、ウェールズを殺して、その勢いでトリステインも占領する」
ついでにぶりょりょりょりょりょ
「なんという恐ろしい能力だ!」
735名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 18:16:00 ID:4jUca2qy
>>732
そういえばあの作品もエルフが人間憎んでて、ハーフエルフのヒロインキャラがいたような
736名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 18:23:27 ID:SS86qYx+
>>734
アザゼルさんを始めとしてあの悪魔たちは有能ぞろいだよな
使い方次第だけど・・
737名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 18:31:22 ID:suupcsFp
「暴動だー!」
あれは勇者にかこつけて無理な増税なんかするからであって、
トリスティンではそんな事あるはずない。……多分
738名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 18:39:21 ID:GY9qO6bs
アンアンの治世は未熟だが、城にある金目の物を売り払って国民に与えたりしてるからな
暴動なんて起きないさ
739名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 18:47:27 ID:1xVyfpmz
社長の人、いまさらながらGJ すばらしいデュエルでした。

ところで、なんの関係もないんだけど遊戯王GXの174話に《虚無の召喚術》ってカードが登場したのを思い出したんだが

永続罠
『除外されているレベル4以下のモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。
この効果て特殊召喚したモンスターの攻撃力はゼロになる』

明らかに何かを意識してるよな。
740名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 19:01:24 ID:/I6fsSwd
>>739
いくらなんでも
いいがかりだろ…
741名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 19:03:05 ID:H8SNvNi8
アンアンがサイトを召喚して、コマサレルSSとかはないのですかな?
742名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 19:08:22 ID:4jUca2qy
コマサレテはいないけどアンリエッタが才人を召喚してるSSなら理想郷にあるよ
743名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 19:27:03 ID:E9OiXbtP
コマと聞いて某プリ5のこま〜ん嬢を連想したw
そういえばプリキュアからは敵キャラばっかで主役側のキャラが召喚されてないねぇ
744名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 19:38:12 ID:jdy1Kji9
カタストロフは阻止するものが世界征服とか人類滅亡とかじゃなくて環境破壊だったって言うのは新しかったな。あの当時。
745名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 19:42:43 ID:yE875Eoh
>>692

ギーシュがシュウ゛ルーズ先生にロールされる絵が浮かんだwww
746名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 19:43:48 ID:Hxso8shV
postal2からポスタルさん

「ははは」
油をまいて火を付け学院の餓鬼どもは
全員丸こげ
747名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 19:44:21 ID:NYctiMhx
ID:fNfFWZ8O
こいつ何なの。投下しないならわざわざレスするなよ
748名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 19:47:39 ID:FTncZbTo
>>742 詳しく教えて
749名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 19:48:44 ID:GMzHZ1zc
>>747
普段なら同意してやってもいいが
あの空気で投下しろとか、お前鬼か。
750名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 19:55:33 ID:aUq7oFUB
連休のおかげか恐ろしくスレの進みが速いな。
751名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 19:56:00 ID:4jUca2qy
>>748
タイトルは『女王陛下の下僕』
アンアンの後ろ盾を得た才人が色々と余計な事に口を挟んでは揉め事を起こすという内容で
本編以上にご都合主義(いくら女王の後ろ盾があるとはいえ平民が言う事をそのまま信じるかとか)
な作品だが自分は好きではある
あと才人がバーロー並に頭が冴えているのも特徴w(ガンダじゃないから戦闘は全く駄目だが)
752名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 20:11:55 ID:7TIBkO26
>>631
バレたのにびっくりしてケーキバイキングに逃げて帰ってきた訳ですが
忘れられた頃にこそっと投下できたらいいな、と思っておりますので、ネタつぶしにはなっておりませぬ、大丈夫です

そ、そんな、送信してるなんて、言いがかりですよ?
そ、そんな事、考えてないですからね?
753名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 20:18:48 ID:KVjtdVVJ
カタストロフ乙w

>>735
リプリィね、最終的にズックと結婚したらしい。
ヒロインがエルフというとレニフィルの冒険もそうだな。
754名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 20:22:54 ID:yE875Eoh
レニフィルの冒険からカイルとレニフィル召喚…
うん、大パニック確定w
755名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 20:25:01 ID:4jUca2qy
>>753
結末は知らなかったんでdクス
しかしガンガンの魔方陣グルグルやパプワといい、
なんでエニックスの漫画雑誌に出てくる妖精は変態的なのばかりなんだろw
756名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 20:33:24 ID:jdy1Kji9
問題はカタストロフが当時のギャグ王ではシリアスなほうだということで。
757名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 20:44:22 ID:FTncZbTo
>>751 ありがとう、さっそく読んでみます。
758名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 21:25:04 ID:giTie+DE
>>680
ゴッツォの本家の人は霊帝のガキを殴り殺してましたが。
759名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 21:39:00 ID:8Gcgs4vE
>>758
あの人は「ゼ・バルマリィ帝国のゴッツォ」ですから
760名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 21:54:19 ID:r3Oi7qQA
弱りきった子供1人ぐらいは殴り殺せてもおかしくあるまい
本家の方はアイスラッガー持ちだったようだし
761名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:17:02 ID:qQcSxkyf
当時のギャグ王……レニフィルの冒険はメインキャラにおけるエルフの割合が高かったからゼロ魔クロスは危険だな。
少年探偵彼方なら、フーケ関係は盛り上がるかもしれないけど。
762名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:19:52 ID:lOltmGRq
>>747
そういうがな・・・。
1回目の予告をした途端に嵐が登場→見送りますね・・・。
2回目の予告をしたらすでに別の人が→すいません。見送りますね・・・。

事故やん。
763名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:20:01 ID:9pF9bKGY
レニフィルなら何度も夕食後と朝食前のおかずにしました
764名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:20:11 ID:cMkMNLUg
>>732ーっ!
私は貴方に感謝の言葉としてGJ!を送らざるを得ない!

正直、牧野はふぐ毒の回とセイレーンの回で惚れた。
765名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:22:06 ID:cMkMNLUg
>>761
つダイナマン
つうめぼしの謎
766名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:28:29 ID:G5+nZ3W3
ああ、ダイナマン懐かしいなww
ショートなら割とうまくできそうだw
767名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:32:00 ID:/I6fsSwd
>>766
スカロンさんの店がしょっちゅう爆破されるんですね
768名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:38:02 ID:3O6vZRdS
性欲をもてまあす
769名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:41:03 ID:CdWmI0I/
>>768
書かないか


その性欲を作品にぶつける的な意味で
770名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:41:39 ID:qQcSxkyf
勇者といえば……勇者異説(ブレイクエイジ五巻末に収録)も中々に笑えたけど、あれをゼロ魔に当てはめるのはむずかしいか?
いや、世界に数多あるサイトの姿を書き記すなら可能か?
771名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:42:50 ID:lOltmGRq
>>769
別のものをぶつけ・・・平和だ。
772名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:44:16 ID:wT1vWfNT
爆破と聞けば
かつて存在したガイドラインのスレにいた、白マスクにけつあごのあいつを外すわけにはいかん
773名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:46:18 ID:bsZue8jy
メタルギアといえばオセロットがまだ召還されてないよな
若オセロットとか人気そうなのに
774名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:53:20 ID:4KGmcA9Y
まとめは見てたがここには初めてきた………ここはリクエストはしていいのか?


るろうに剣心のがあったら見たい。
自分でも書き出してはみたが、文章力も無いし全体の構想も浮かばない………
775名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:55:15 ID:5eV3wKOG
>>773
パロディー時のジ・エンドが召喚されてロングビルに……な展開を一瞬だけ幻視した。
776名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:58:09 ID:F/eMPWgN
>>774
リクエストしたら書いて貰えたという例は知らないけど、
○○の△△が召喚されたら□□って感じに軽く妄想を垂れ流すのは有りっぽい?

とか書いてたら>>775が良い例を出してくれた
777名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:59:53 ID:4wmQXLn5
>>770
――私の名はデルフリンガー。
――始祖ブリミルに作られた剣だ。

なぜか新世紀勇者大戦が思い浮かんだw
778名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 22:59:57 ID:6zw/ht6L
爆破……爆破とは違うけど爆発繋がりでマイティー・ハートとかどうだろ?

ギャグ系ラブコメで恥ずかしさ=爆発力な傍迷惑(頭が緩い的な意味で)な正義の味方、
普段は弱いにも程が有る(ただし嫉妬状態で別人のように強くなる)けど
779名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:01:07 ID:b/7EWH9n
やっぱりお話作りは難しいね
考えてる作品が作品だから誰を豹変させていいものか
780名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:01:19 ID:CvB09XSb
>>774
リクエストは禁止。
というか普通に誰かに書けと催促するのは失礼な行為だと思わないか?
書きたいなら自分で書けばいいよ、できないと言い訳する前に。
781名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:02:15 ID:yE875Eoh
破天荒遊戯からアルゼイド(仮)召喚…
敵対した奴全殺し確定だなww女でも容赦ないしw
782名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:02:20 ID:rO9nvgmq
>>>777
ラグナロクかと思たw
783名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:02:51 ID:E9OiXbtP
>>774
それいいねぇ、やっぱり召喚されるのは剣心かな?
それとも志々雄あたりとか・・・。
784名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:03:17 ID:cgZ7Hw/I
>>777
むしろラグナロクじゃないそれ?
785名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:07:03 ID:lOltmGRq
>>783
恋人、家族、仲間を連れずに一人旅してる比較的愛想がいい剣客がいるではないかw
宗次朗は書きやすそう。
786名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:07:04 ID:9YbvNH6H
ラグナロクというとリロイを召喚したらどうなるかと考えてみたことがあるが、
ルイズが即撲殺される図しか思い浮かばなかった。
787名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:07:58 ID:rGuLDdl0
マリコルヌがスペイン風邪のウィルスを召喚
風邪っぴきなだけに

ハルケギニアアウトブレイク
788名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:08:36 ID:yE875Eoh
シンシア・ザ・ミッションからシベール姐さん召喚…
ルイズ逃げてー!!
ファントム辺りが無難か?
789名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:09:43 ID:w534ZOg0
>>788
ハゲを呼んでハゲと友情を育めばいいじゃない
790名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:10:04 ID:H8SNvNi8
ギーシュがラムちゃんを・・・とか考えたけど面倒が居なくなるからパスだな
791名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:11:23 ID:VucseiUk
>>787
ハルケギニアの医療って水メイジ任せだったっけ?
外科はまだしも内科治療も魔法頼りだと対抗策を見つける前に全滅しそうだな
792名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:12:32 ID:Q9k47n66
今現在召喚されたキャラの作品の媒体で一番多い物って何ですかね?
小説(ラノベ)
特撮
アニメ
漫画
ゲーム
793名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:13:52 ID:8Gcgs4vE
>>785
でもあいつ、ガンダールブとしての相性最悪に近くないか?
794名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:16:06 ID:lOltmGRq
>>793
それは成長物語の材料になると考えるべきかと。感情の欠落でしょ?
795名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:16:23 ID:yE875Eoh
ラグナロクはな…言うこと聞きそうなの少ないから…
レナはルイズ斬って即終了っぽいし…
薬屋さんだと…戻れないと分かった途端にルイズの頭カチ割って大暴れしそう…ガクガクブルブル
796名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:18:43 ID:erLGxScl
>>786
確かどこぞで連載されているぞ、ラグナロクのリロイ・シュバルツァー(ラグナロクも一緒)召喚。
797名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:22:09 ID:3O6vZRdS
>>785
比古清十郎も良いと思う。
798名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:26:51 ID:yE875Eoh
>>797

見える…アルビオン編でワルドをあっさり蹴散らした後5万一掃するガンダ補正付き師匠の姿がw
799名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:28:07 ID:Vaho65Ao
>>797
そんな成長の余地が少しもなくて、苦戦している姿すら原作にない
ジョーカーキャラなんて書ける気がしないw
800名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:31:51 ID:lOltmGRq
>>799
生活習慣の違いぐらいにしか困らないだろうからなw
無双キャラか説教キャラの道しかみえん。
801名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:33:00 ID:1pgmm2bb
>>797
ガンダ付き師匠はフーケのゴーレムの攻撃も真っ向から受け止めそうで困る
802名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:36:38 ID:9YbvNH6H
師匠は戦争には関わらない主義だからアルビオンにはお使い以上の干渉はしないだろうし、
ルイズが従軍したら見放しそうです。
803名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:37:09 ID:bsZue8jy
>>792
ジョジョだろ
姉妹スレに無数のスタンド使い・波紋使い・珍生物・道具
色々呼ばれてるぞ
804名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:37:37 ID:wp10Hu25
左ノ助がフタエノキワミでゴーレムを粉砕
805名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:37:44 ID:cMkMNLUg
師匠より屯田兵やってる彼を喚んだほうがよくね?
806名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:42:05 ID:lOltmGRq
>>805
またいじめられるのはかわいそうです><
807名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:42:36 ID:jBxhwMW/
>>805
おマチさんのゴーレムとどっちが大きいんだろう?あとアルビオン行きの船に乗れるかな・・・?
808名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:44:07 ID:woPgzS7B
ティファニアが安慈召喚か
809名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:44:30 ID:9pF9bKGY
久々にロマサガ2やりなおしたら最終皇帝が格好良すぎるわ…
最終皇帝は召喚されてるけどレオンやジェラールだったらどうなるだろう。
810名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:45:42 ID:gw8CVd3R
ベアだろやっぱ
811名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:49:14 ID:7jqXDg74
全員にクイックタイムを持たしたのは良い思い出
812名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:52:05 ID:F/eMPWgN
>>806
普通にでかい亜人として扱われそうだけど、いじめられちゃうかな?
813名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:57:01 ID:lOltmGRq
>>812だって姿が人間だから純粋な巨人だぜ?まぁ巨人族がいたら話は別で逆にハッピーかも知れんがw
814名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/24(月) 23:59:40 ID:Vaho65Ao
眼前には戦場、飛び交う殺意。
「ルイズッ!!」
かつての婚約者は悪意と殺意を込めて私の名を叫ぶ。
だが何も恐れることはない、私には仲間が、そして頼もしき使い魔ベアがいる。
彼は戦う前に言ってくれた。

いいかルイズ。
我々はインペリアルクロスという陣形で戦う。
実戦慣れをしたタバサが中央、
両脇をギーシュとキュルケが固める。
俺はお前たちの先頭に立つ。
お前のポジションが一番安全だ。
安心して虚無を使え。
815名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:03:20 ID:+po6+cu4
そっか、そうだなぁ……
いや、亜人にもイケメンがいるんだよ!

よく考えてみると、あの人って凄いでかいよね。
二階建ての葵屋を余裕で見下ろしてたっけ?
つーか、踏み潰せるレベル?
816名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:04:19 ID:HHbuKK3N
オスマンと象…いや、なんでもない
817名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:05:44 ID:k+aaPoCc
けんしん好きだったけど作者の顔を見てから
賢者モードのスイッチが入って醒めたな…
818名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:06:13 ID:j4Vqlkdt
フーケのゴーレムよりは小さいだろうが…
819名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:08:17 ID:gWYHIC9G
>>817
訓練の足りない奴だな。そんなことじゃアニメキャラに萌えたりできないじゃないか
820名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:08:34 ID:+po6+cu4
>>817
そりゃ無いぜ……
821名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:09:16 ID:BKoWtL/F
ガンダムに届くかという感じ
破軍の爺とルイズを同じくらいの背丈と仮定したら…
822名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:11:13 ID:Ghl1Ww+H
男爵様ぐらいのサイズ?
823名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:12:35 ID:vNqvmaJW
デルフの出番なしのケースとしては新しいな!小さすぎる・・・・
824名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:12:49 ID:+po6+cu4
肩に乗って『なぎ払えー!』とか言ってそうだ
825名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:15:30 ID:OVSZu9FK
キャプテンブラボー召喚…
駄目だこの人も師匠並のジョーカーだw
常にガンダ補正付くだろうしw
826名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:20:01 ID:YtxseQB/
鵜どうじんえを召喚しようと、手放したコミックスを再収集する羽目になっている私か!
早くてもコミケ後だな……
827名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:25:08 ID:WNjYchIE
「この宇宙のどこかにいる気高き、強き者よ! 我が声に応え現れよ!」
その杖を振り下ろした瞬間。
ゴ――ッッ!
今までにない爆発が起きる。
悲鳴を上げる生徒達、爆発に混乱する使い魔たち。
その中で、爆心地にいたものは。
「な、なんだあれは!?」
それは黒かった。鋼によって作られた身体は圧巻にして強固。
「で、でかい!!」
それは大きかった。巨大な身体は圧倒的かつ威厳が放たれる。
「こ、これは……ゴーレム!?」
それは人型だった。鋼で作らし巨人は爆発の中心に倒れていた。
「やった……」
感動のあまり呆然とつぶやくルイズ。だがそのゴーレムが突如として動き始める。
「う、動いた!」
始めは腕が動く、手探りで地面を掻き。そして身体を起こすと。
「ここは、どこだ?」
重みと威厳のある低い声が響いた。
「――ッ!?」
驚愕に凍りつく生徒達。当たり前だろう、いきなりゴーレムが喋ったのだ。ゴーレムはそれに関知することなく、周囲を見渡す。
「やつはどこだ。俺様は太陽へ飛び込んだはずだ。なぜ生きている」
自問自答を繰り返していると、目の前で出てくる者がいた。
「危ないですミス・ヴァリエール!」
コルベールが叫ぶもルイズは歩みは止めない。そのゴーレムはルイズが目の前で立ち止まると言った。
「なんだ人間のガキ」
猛獣すらも怯むような威圧感がルイズを襲う。だが、ルイズはそれぐらいでは引かない。元来の負けん気の強さを最大限に発揮して耐える。
「ガキじゃないわ!」
ゴーレムは目の前にいる一匹の人間の胆力に少しは感心した。
(俺様の前に立って逃げないとはな)だが。
「それがどうした」
そんなことは彼には関係の無いことだった。
ルイズは今にも逃げ出したい気持ちを抑えていった。
「わたしがあなたを召喚したの!」
「――ほう」
まるで目を細めるように顔の光が細まる。
「それで俺様をどうしようというのだ」
一度息を吐き吸い。
「だから――わたしの使い魔になりなさい!」
一気に言った。
「――」
暫しの沈黙の後。
「ククク……クハハハハハハハッッ!!」
ゴーレムが笑い出した。
「な、なにが可笑しいのよ!」
ルイズが怒りに顔を赤くするが。
「――舐めるな人間」
その声で血の気が引いた。
「使い魔だと? この俺様を小間使いにするつもりか?」
ゴーレムはルイズを見下ろし言い放った。
「この宇宙海賊ガイスターの頭――ダイノガイストによく言ったものだ!」


「勇者エクスカイザー」からダイノガイスト様を召喚
って、端から拒否る場面しか思い浮かばんw
というか、執筆止めてまでなにやってんだろ俺w
828名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 00:42:12 ID:JQy8dFbS
つまんねぇ
829名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:05:51 ID:GnUybtzu
スレ進行早いな
830名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:08:54 ID:oZrTNVgs
もっと加速するんだ!新スレを立てよう!
昨日の騒ぎを過去に葬り去って、心機一転 新たな投下ができるように
831名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:14:52 ID:JQy8dFbS
スレは過去に葬れても、読者も荒らしも葬れねぇよ
832名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:21:15 ID:oZrTNVgs
それはそうなんだけどさ
気持ちの切り替えぐらいにはなるかなって
このスレには投下したくないんじゃないかと思うし
833名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:21:50 ID:RdItH8Q3
スレ立ったのが「2008/11/23(日) 20:24:41」だというのに
すでに830レス超、400KB超という速度
834名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:24:29 ID:+po6+cu4
クリスタルガイザーって勇者シリーズに居そうだよね!
835名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:25:03 ID:vNqvmaJW
加速方法
1.スーパー作者さん応援タイム
2.スーパー感想タイム
3.柿談義
836名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:27:50 ID:ztHdqd6s
>>835
おっぱい談義はダメかね?
837名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:30:19 ID:+po6+cu4
近所のスーパーなんだけど、良い肉屋が入ってるんだ
肉自体の質はもちろんのこと、店主の親父さんが気さくでね
ローストビーフ用に頼んだりしとくと、本当に良い肉を仕入れてくれる
唯一の問題点は、先月にスーパーが潰れちゃったことかな
838名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:30:19 ID:RdItH8Q3
姉スレからプッチ神父でも呼ぶか
839名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:31:43 ID:vNqvmaJW
ティファニアが胸の悩み告白する場面あるじゃん?
サイトみたいに本能の赴くまま揉まずに諭すにはどうしたらいいもんかね?
840名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:32:01 ID:0RTHL+md
サメの話しようぜ
841名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:35:00 ID:+po6+cu4
>>840
FOXで始まったシャークは悪くないと思うけど、
『手段を選ばないけど実は優しい所もある強いおっさん』は見飽きた感があるな。
842名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:35:33 ID:1o9ExTdg
>>839
ティファニア以上の胸キャラ、もしくはそういう女性を知っている奴を召喚すればOK
843名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:36:58 ID:57W6dnr3
>>838
スレが一巡してしまうぞ
844名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:37:15 ID:qLMKCiEr
>>842
餓狼伝説から不知火舞かな?
845名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:37:24 ID:UH8uE+iP
こち亀の女かエイケンのキャラでも呼んでくるしかないな
846名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:39:25 ID:BhY9iDV+
>>839
逆に考えるんだ
「サイト以外なら、揉んでも弁解する機会が与えられる」と考えるんだ
もしくは「ばれなければOK」と考えるんだ
847名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:40:27 ID:KjnjoM7p
型物系のキャラでも行けそうな気がするがな。
親からもらった体にケチをつけるとは―――とか、真っ赤になりながら怒鳴る。
848名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:41:01 ID:+po6+cu4
真っ赤になりながら怒鳴るで、磯野波平さんが浮かびました
849名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:42:40 ID:vNqvmaJW
>>842
そんな簡単な問題ではないぞ!w
テファからしてみたら
ルイズ・タバサはおっぱい身長135〜145cmぐらい
シエスタ・アンリエッタクラスのおっぱい身長は180〜200cmぐらい
テファ自身はおっぱい身長350cmなんだから
おっぱい巨人もいいところ。
ここは一つ男はみんな蛮人説で身の振舞い方を学ばせ、話を別の問題に摩り替えるべきだと思う!

何かいてんで俺!
850名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:42:49 ID:0RTHL+md
>>841
「だけど娘との関係には悩んでるパパ」ってのもな

>>842
うのまことキャラで何とかしよう
851名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:44:48 ID:+po6+cu4
>>850
それもあったなw
バウアーさんと同じくらいか?
852名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:47:58 ID:6wJru6YU
>>850
にわのまことキャラで何とかしように見えた自分はもうダメだ
そして真っ先に羅生門エミーが出てくるあたりさらにダメだ。
853名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:51:38 ID:qSP+jjls
ゼロのガンパレードが大好きです
ブータのイメージがどうもエルハザードのネコになるけどw
アクマがこんにちわも更新があって嬉しい限り
零姫さまは雰囲気が好きです
あと更新が早くて素晴らしいw
夜明けも続きが楽しみです
鬼哭街も続き待ってます
シャーリーの人は変なスイッチが切れちゃったんでしょうかw
ほのぼの具合がたまりません
ドラえもんはフーケで爆笑しました
例のブツがどうなるのか気になってますw
サイヤの使い魔もいいところで止まってるので続きをお願いできましたら
消えそうな命もこの先どうなるのやら
幸せになってもらいたいですが
PSOも佳境に入って結末が気になるところ
MTLも同じく佳境でワルドがちょっとカコイイとか思ったりw
金の卵も応援しとります
頑張って下さい
宵闇の人はもう帰ってこないのでしょうか
原作好きなので寂しい次第

と思い付くままに書いてみるテスト
854名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:52:06 ID:+po6+cu4
陽炎はおぉ!とか思ってしまったw
855名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:53:52 ID:IJ8XsBnH
今、Wiki見たらタツ○コ最高傑作のテッカ○ンブ○ードからラダム召喚してんのなw

誰かブレードか2年後Ver.の秋召喚の話書かないかな…(当方文才無し;
856名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 01:53:55 ID:bxfl8eTv
うのまこと…グラヴィオンからミヅキ・立花でも呼ぶか?
召喚した時点でルイズが憤死しそうだが。
857名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:00:27 ID:LT1V2jj2
858名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:01:06 ID:0RTHL+md
>>851
シャークもヤク中になったりワープア化するんだろうかw

関係ないが最近ジャック・バウアーの声が岸学じゃないと違和感を感じるようになってきたんだ…

>>852
にわのキャラなら牛馬鹿か鋼鉄郎の二択だべ
859名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:02:14 ID:5v90VnCe
それならウィッチブレイドのマサムネさん呼んで欲しいなと思ったり
860名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:04:13 ID:W94f0ehW
クラウザーさんが、大分県犬飼町から召喚された話書いてたら
卑猥な言葉のオンパレードお笑いになったんで投下やめた
861名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:05:18 ID:Y5fMjIvs
>842
ルイズと同じぐらいの身長なのにロリ巨乳な使い魔を召喚しようと思ったがどうなんだろ
862名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:09:36 ID:vNqvmaJW
>>861
通常時→キレて揉みまくる→理性をなくして泣きながらすがりつく
863名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:10:21 ID:+po6+cu4
>>858
ジャックに限らず吹き替えじゃないと違和感を感じるってのはあるよねw

シャークは誰かに刺されて死にそう。
864名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:11:50 ID:ixrcv5uw
>>859
スムーズにラストシーンから召喚出来そうだな

おまけで色んなモノが付いてきてハルケギニア大混乱になること間違い無しだが
865名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:27:13 ID:6wJru6YU
>>864
そして母娘を引き離してしまったとルイズが罪悪感を感じてうんたらかんたら
コレはコレで一風代わったルイズの成長物語になるかもしれんなぁ。

>>858
その二択なら牛馬鹿のほうがまだ少しだけマシかなぁ…w
そういや牛馬鹿って14歳じゃなかったっけ?
866毒の爪の使い魔:2008/11/25(火) 02:29:19 ID:WBVmnIbw
どうも、毒の爪の使い魔第18話の前半部分が書き終わりました。
予定その他が無ければ投下したいのですが、宜しいでしょうか?
867名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:30:01 ID:vNqvmaJW
>>866
オールグリーン
868毒の爪の使い魔:2008/11/25(火) 02:35:46 ID:WBVmnIbw
では投下開始します。

夏期休暇の最中のトリステイン魔法学院。
生徒の殆どは帰省しているが、帰省するでもなく、学院に居残っている生徒も居た。

そんな”居残り組み”の中にはルイズも含まれていた。
彼女はアンリエッタの密命を終え、学院に帰還してから手持ち無沙汰であり、
夏期休暇の間、部屋で勉強…もしくは、外で魔法の練習をしていた。

彼女は今日も魔法の練習に励んだ。
静かにルーンを唱え、杖を振る。巻き起こる爆発。
これで何度目だろうか?――ふと、そう思ったが…正直数えるのもバカらしい。
先程から――いや、毎日毎日…繰り返し、繰り返し、火、水、土、風、
四つの系統のありとあらゆる呪文を唱えたが、結果はいつも同じ…”爆発”するだけ。
「はぁ…」
深いため息を吐く。
どれだけ勉強しても、どれほど練習をしても、爆発しか起こせない。
やはり、自分は――

そこでルイズは激しく首を振った。――認めてはいけない!
自分はラ・ヴァリエール家の…トリステイン貴族の名門の家系の三女。
それが”ゼロ”などと認めてなる物か!
ルイズは両手で頬をパンパンと叩いて自分に活を入れなおすと、杖を構えて精神を集中する。
「まったく……あのバカ猫。ご主人様ほったらかしにして、何処ほっつき歩いているのかしら?」
この場に居ない…使い魔の亜人を思い出し、文句が口から出てくる。
ジャンガは姫様からの任務が終わって、学院に戻ってきてから姿が見えない。
…自分が何とか一つでも魔法を使えるようになろうと、こうして頑張っているのに。
「大体……あいつはご主人様に対する礼儀と言うか…忠誠心と言うか…そう言うのが足りてないのよ。
…頑張ったご褒美はちゃんと与えているのに、まったく」
ルイズの脳裏には、あの夜の祝賀際での彼とのダンスの光景や、
『魅惑の妖精』亭での『魅惑の妖精のビスチェ』を纏って彼に見せた光景が浮かんだ。

…しかし、それは同時に彼のムカツク言動も思い返す事となった。
ダンスは急用だとかで途中で投げ出した上に、ご主人を玩具か何かのように扱い…、
『魅惑の妖精のビスチェ』を纏って見せても、まるで興味が無いとばかりに無視する始末。

思い返せば返すほど……ムカツク事ばかり頭に浮かんでくる。
最近は丸くなってきたように感じていたが…、やっぱりムカツク。あれは最悪の使い魔だ。
ご主人の与えるご褒美も、当然の物の如く例の一つもしない。
何より今も、ご主人をほったらかしにしているではないか。

「ホンッッッッットーーーに!イライラするーーーーー!!!」

激怒し、叫び声をあげながら杖を振り下ろすルイズ。



――瞬間、驚くべき大爆発が巻き起こった。
869毒の爪の使い魔:2008/11/25(火) 02:37:59 ID:WBVmnIbw
ルイズは目の前の光景に唖然となっていた。
それまでの爆発とは到底比較にならない――城の一つや二つ吹き飛ばせそうな――大爆発が起こったのだ、無理も無い。
煙が晴れた後には、爆発の大きさに比例するように超巨大なクレーターが出来ていた。…とんでもない威力だ。
ふと、ルイズは思った…、”この爆発は本当に失敗なのか”と…。
考えてみれば今まで散々に失敗と言われてきたが、失敗して爆発が起きるなど、どんな本にも載っていないし、
他の生徒が失敗した時も何も起こらないだけであり、自分のように爆発した事はただの一度も無いのだ。
そこでルイズはフーケが学院を襲撃した時の事を思い返す。
宝物庫は厳重に『固定化』の魔法がかけられていて、その上で魔法の障壁に守られている。
普通ならば絶対に傷一つつかない、それほどの代物だ。
そんな宝物庫にあの時罅を入れたのはフーケのゴーレムではなく、自分の爆発だった。
そう、自分の”失敗”が宝物庫の魔法の障壁と『固定化』の魔法とを簡単に破ったのだ。
ただの失敗魔法にそこまでの力が宿るなど考えられない。

「…考えられるのは”爆発自体が成功”って事よね?」
考えられる…と言うよりは、それしか思いつかなかったと言った方が正しい。
”失敗”で無いのならば”成功”…単純明快である。
しかし、これほどの爆発を巻き起こす呪文など自分は知らない。
敢えて例えるのならば…『火』だろうか?
いやいや、幾ら『火』でもこれだけの威力はそうそう生み出せない。他の三つの系統は問題外だ。
…とすれば、考えられるのは――

ふと、失われた五番目の系統が頭に浮かんだが、それは出来過ぎと言う物。
「まさかね…」
首を振って馬鹿げた考えを否定すると、続きは部屋で考えようと、今日の練習を終えて学院へと戻った。



余談だが、最後に起こした大爆発に学院消滅の危機を感じた教師一同に厳重な注意を受けたのだが…、
その際『とんでもない失敗をやらかしてくれたものだ』と言われてルイズは再度ナーバスな気分を味わったのだった。
870名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:38:18 ID:A4ohRV5m
おkw
お知らせ〜避難所が機能しないことわかったよ。
提督さんが証明してくれたんだ。管理人さんのお墨付きだよ。
毒吐きも雑談もみんなこっちにおいでよ。
871毒の爪の使い魔:2008/11/25(火) 02:41:10 ID:WBVmnIbw
――その夜…
夜空に掛かる二つの月をバックに、魔法学院を目指して飛ぶ影が一つ……否、二つ。
一つは体長が約六メイルほどの風竜。その背にはタバサとジャンガ、そしてジョーカーの姿が在った。
もう一つは人型。羽が生え、羊か牛のような角の生えたその姿は、さながら悪魔のようである。
やがて、風竜=シルフィードと人型=ガーゴイルは魔法学院の上空に到着した。
ジョーカーは静まり返った学院を見下ろすと、後ろの二人を振り返る。
「では、今から行って来ますので…」
ジャンガはつまらなさそうに鼻を鳴らす。
「勝手にしろ。…どうせ、出番なんか無ェんだろうしよ」
「まま、そう言わずに。万が一にも起こら無い事が、万が一にも起こり得る場合もありますし……念には念を入れてと言う事で」
ジャンガを宥めながらジョーカーはタバサに向き直る。
彼女は何の感情も表さない表情で魔法学院を見下ろしている。
「まァ、そう言う訳ですので…貴方も頼みますよ、シャルロットさん?
何しろ、この任務が成功した暁には報酬として――貴方の母親の心を治す薬が手に入るのですからネェ〜」
ジョーカーの言葉にタバサは無言で唇を噛み締める。
そんな彼女を様子にジョーカーは、さも可笑しいと言う表情を浮かべる。
「(一応、連れて来ましたが……正直、今回の任務には必要は無いんですよネェ、お二人とも。
まァ、いらぬ誤解から同士討ちも面白く無いですし、こうして手元に置いておいた方が安心ですからネ。
何より、最近お疲れ気味なジャンガちゃんのリハビリのためにも、こういうのに参加させるのはいいですし)」
そして、ジョーカーは以前の決闘騒ぎを思い返す。
「(加えて言えば、ジャンガちゃんとシャルロットさん…組み合わせておくと面白そうなんですよネ、のほほ♪)」
そんな事を考えながら、ジョーカーはシルフィードの背から魔法学院へと飛び降りた。

飛び降りたジョーカーが魔法学院へと降下していくのを見届け、ジャンガは目の前の少女に視線を移す。
この任務を受けてから、タバサは一言も喋っていなかった。
今し方、ジョーカーの言葉に唇を噛み締めていたが、直ぐに元の無表情に戻っている。
…いや、”元の”と言うのは正しくは無いだろう。
元の『シャルロット』は快活で明るかったのだから。
今のこの表情は『タバサ』の物…人形の物。自らを偽る為に付けている仮面なのだ。
「人形…『タバサ』でいる事を続けていて良かったなァ〜。これで、お前の親は元通りになる事は間違い無しだ。
いや〜めでたい事だな…キキキ」
タバサは答えない。
そんなタバサの反応を伺いながら、ジャンガは続ける。
「お前の母ちゃんも喜んでくれるさ…、『私の為にありがとうシャルロット』って言ってよ。
抱きしめてくれるだろうな〜、そりゃ愛してやまない娘だからな〜。
――そう…例えテメェが自分が望まない復讐を考えていたり、知り合いを”ダシ”にして薬を得たとしてもな…」
872名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:41:49 ID:ztHdqd6s
>>870
テファの胸囲の事などを考えて落ち着け。
ヤケクソになってはいかん。

あと支援
873毒の爪の使い魔:2008/11/25(火) 02:44:13 ID:WBVmnIbw
その痛烈な皮肉に、タバサはジャンガを振り返り睨み付ける。
「……」
「何睨んでるんだよ?…別に間違った事は言って無ェだろうが」
ジャンガは睨み付ける訳でもなく、タバサを静かに見つめた。
暫く二人は互いの顔を見詰め合っていたが、やがて根負けしたのか…タバサは前へと視線を戻した。
その様子にジャンガは忌々しそうに鼻を鳴らす。
「(やっぱ…世の中下らない事ばかりだな。…いや、これが普通か。
強い奴が弱い奴を食い物にして、弱い奴は強い奴に媚び諂う……自然の摂理ってやつだな。
こいつは弱い奴の側だった…ただそれだけの事)」
ジャンガは自分を打ち倒した少年を思い返す。
「(あいつが…あいつだけが、特別だったってだけか)」
そして、ニヤリと笑う。
「(キキキ…、やっぱ…闇に染まった奴が日向に戻ろうなんて、甘い考えって事だ。
日陰者は日陰者らしく生きなきゃな…、俺もよ。
昨日までの善人ごっこは終わりだ……また『毒の爪のジャンガ』様としてやっていく事にするか。…キキキ)」
”何を笑っているの?”
ジャンガの思考は頭に直接響き渡るかのような声で中断させられる。
笑みを消し、ぶっきらぼうに答える。
「別に……テメェには関係無ェだろうが」
”随分な言われようね…、同じ虚無の使い魔…仲良くしようじゃないの、ガンダールヴ”
「ケッ、…るせェ」
ジャンガは横目で声の主を見る。声はガーゴイルから発せられていた。
…しかし、このガーゴイル自体が意思を持って話しているのではない。
話をしているのはガーゴイルを操る、ジョーカーと共にタバサに任務を言い渡した者だ。
「(ミョズニトニルンねェ。…言い難いったらありゃしねェゼ)」
可也場違いな事を考えながら、ジャンガはガーゴイルを横目で睨む。
「そんな事よりもだ…、あいつが上手くやれるかどうかが気になるゼ…」
”おや?意外と相棒の腕を信用していないんだねぇ”
「腕は認めてる、そんじょそこらの傭兵やメイジ崩れ、幻獣と比べりゃ……いや、比べられねェ位にな」
”なら、何故そんなに気にするの?”
ミョズニトニルンの言葉にジャンガはため息を吐いた。

「あいつ……あれで意外と”ドジ”なんだよ…」



――空に浮かぶ一体と一匹の間を吹き抜けるように冷たい風が流れた
874毒の爪の使い魔:2008/11/25(火) 02:47:23 ID:WBVmnIbw
ルイズは夢を見ていた。暗い暗い夢を見ていた。
何処を向いても、何処までも続く漆黒の闇。
上を向いても月は愚か…星の一つも見えない。
こんな明かり一つ無い、真の闇と言う物をルイズは未だ嘗て経験した事が無かった。
ルイズは思った…、もしかして自分はこの暗闇の中で一人ぼっちなのではと。
不安に駆られ、ルイズは走った。何処までも続く暗闇の中……光を、出口を求めて走った。

どれだけの距離を走ったのだろうか……何時の間にか暗闇は消えていた。
ルイズは明るくなった事に安堵の息を吐く。しかし、辺りを見回して直ぐに表情が強張った。
(ここ……何処?)
そこは彼女の知らない場所だった。辺り一面が硬い岩で覆われており、至る所に大小様々なクレータがある。
そして、地面の所々からは火山で見かけるような溶岩が溢れている。
こんな地形は本でもお目にかかっていない。まったくの未知なる場所だ。
と、興味深く辺りを見回している彼女の目に驚くべき物が飛び込んだ。
そこには自分の使い魔のジャンガと見慣れない亜人の少年が対峙している。

「正念場だな、ジャンガ!」
「カッコつけるんじゃねェよ、ガキが!」

互いに殺気をむき出しにし、睨み合う。
そして、何かを話し出した。しかし、何故だかその内容が上手く聞き取れない。
まるでその部分だけ『サイレント』をかけたかのような…そんな感じがした。
「そうかい……」
――急に声が聞こえた。

「それじゃあ、遠慮はいらねぇな。…最初から遠慮なんて、してねぇけどよ!!」
「キキキ…、くたばりなァーーーッッッ!!!」

亜人の少年とジャンガの叫びが交差し、戦いが始まった。
ジャンガの爪が空を切り、少年が両手に持った銃と思しき物が火を噴く。
それは、あのジャンガとタバサの決闘を思い起こさせる物があった。
しかし、結果はあの決闘とは違っていた。

――敗れたのはジャンガだった。
875名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:47:29 ID:L5UYXkTh
支援
876毒の爪の使い魔:2008/11/25(火) 02:51:06 ID:WBVmnIbw
「あ、ぐあ…、なんだと???」
「終わりだな、ジャンガ」
亜人の少年が手にした銃を突き付ける。
(あれって?)
その銃にルイズは見覚えがあった。…それは、あのフーケとの戦いでジャンガが使った物と同じなのだ。
(あの銃って…この子の?)
そんな事を考えていると、ジャンガはあの決闘の時と寸分違わない、命乞いを始めている。
情けない、惨めな命乞いだ。
知らない名前が出てきたが、誰の事か解らない以上、考えても仕方ない。
いつの間にか、亜人の少年の後ろには二人の亜人が居た。
青い帽子の少年と、身体の大きな優しそうな雰囲気の男性だ。

BANG!!

突然の銃声に、ルイズは慌てて顔を向ける。
少年が持った銃から硝煙が立ち昇り、ジャンガの背後の地面に一つの弾痕ができていた。
「消えろ。二度と面ぁ見せんな」
「ヒ…あ、ああ」
少年の言葉にジャンガは慌てて立ち上がり、逃げていく。
それを見届けると、少年は後ろの青い帽子の少年と大人の人を振り返る。
その顔は何かをやり遂げた…迷いを振り切ったような…、とても清々しい物だった。
その時、少年の胸に着けた丸い”何か”が輝きを放ち、色が変わったように見えた。



――そこからの事をルイズは断片的にしか記憶できてない。

少年の身に着けた何かの色が変わった直後、逃げたはずのジャンガが少年に切りかかった。

それを青い帽子の少年が庇い、代わりに胸を切り裂かれる。

彼が倒れるや、先程の少年が叫びながら銃を撃つ。

銃弾に右胸を打ち抜かれ、ジャンガは背後の巨大な裂け目へと落ちた。



落ちるジャンガを見て、ルイズは慌てて駆け寄る。

――その耳に闇へと落ち行くジャンガの断末魔の叫び声が響き渡った。



――キーッ!キキキキキキキキーーーッッッ!!!――
877名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:52:21 ID:0+4zShNd
支援

>>872
いや、残念だがちょっと洒落にならなくなってきてる。
次々とまとめから作品が作者自身の手で削除されたり、作者からの削除申請が避難所で出されてるし。
878毒の爪の使い魔:2008/11/25(火) 02:53:51 ID:WBVmnIbw
以上で投下終了です。
今回は難産だった…。大まかな展開は頭に出来てるのに、文章が浮かばない(汗)
ちょい急展開気味ですが、まぁ上手くやります。
では、今回はこれで、アデュー。
879名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:56:55 ID:RdItH8Q3
この状況下、投下乙であります。
…ジャンガ、死んじゃうの?
880名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:57:25 ID:L5UYXkTh
>>877
何が正しいかは捨て置くにしても
多数決見る限り特別編を削除しとけば波風も立たずに済んだだろうにね
>>878
乙でした
881名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:57:50 ID:d7p8l3Tp
毒の爪乙ー。原作知らなくても楽しいです。
次回も楽しみだぜ。
882名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 02:57:59 ID:ZkiH4tQb
運営スレ読んでない人に報告。
作者の要請でまとめから次々作品が消されているので
保存していない人は早めに行動したほうがいい。
883名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:03:49 ID:n0LCcWy6
次々といっても、今の段階で4〜5人の作者の計15作品だけどな

これを「これだけ」と取るか、「この時間なのにそんなに」と取るかは各人の自由
884名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:05:09 ID:FpITSW4v
黒騎士もるるるも大好きな作品な俺からすれば涙目
今日は涙で枕を濡らすな
885名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:05:13 ID:hnDVQjz6
毒の爪の人乙です。
原作知らんけどジャンガヤバいよね?

>>883
この時間帯、このタイミングで一斉に、ってことは作家チャットで相談でもしてたのかな。
886名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:08:41 ID:0RTHL+md
黒騎士、若獅子、るるると、見事に俺の好みばかりが消えてるなあ。
ま、一期一会もいいものかね。
887名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:22:44 ID:MNjFD2tP
一報を聞いて
まさかと思って来たんだけど・・・・
本当だったんだな・・・
冗談きついぜ・・・
888名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:23:14 ID:tM8oEDkf
まとめ管理人が下手打って削除乱舞で俺らがボコボコさ!
このスレは当分過疎らないだろうけど避難所はもう駄目かも分からんね
889名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:24:00 ID:RdItH8Q3
おお、ダブクロまで・・・
どこか別の場所に移転ってえんなら、まだしもだけど・・・

このスレ死んでしまうん?
890名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:24:56 ID:vNqvmaJW
>>889
スレは死なない。思い出も残る。記録が死ぬ。
891名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:31:15 ID:FpITSW4v
これは……
必死でインターネットアーカイブス漁ってるのは俺だけではあるまい
892名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:31:26 ID:ytaSErCm
まとめのSSが、ここまでガンガン消えていくともはや壮観だ。
時間が時間だけに、コレ以降は更に消えていくのが目に見えてる。

どーしてくれんだ、提督作者と信者どもよ。
関係なくSS楽しんでた人間にまで被害加えるような原因を作りやがって…。
マジでくたばれや。
893名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:32:27 ID:ZKaJmcSY
投下された作品に罪はないだろうに
外野が消せ消せ言うから……

一度投下した作品はできれば残してほしいもんだ
知ってから読もうとしたら消えてましたとか
後発のファンは泣くしかない
894名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:32:29 ID:+po6+cu4
いや、タイミング的に考えれば管理人のやり方だろう。
895名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:33:50 ID:vNqvmaJW
>>893
なに言ってるの!?ねぇ?なにいってんの!?
896名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:35:58 ID:n0LCcWy6
>>893
本気で言ってるなら、状況が全く把握できてないぞ
897名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:38:00 ID:7vB4al4i
消せといってた人達が今消えていってる作品の作者なわけで
消したくなる気持ちは分かるが、読み手としてはただただ辛い
898名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:39:37 ID:f6694dig
>どーしてくれんだ、提督作者と信者どもよ。
順序的にアンチ叩き荒らしへの文句が筆頭じゃなきゃおかしい
叩き荒らしと口車に乗せられた便乗とが明らかに煽りまくってる
その状況にパニクった管理人が下手打ったのが発端だろ
下手打った事も責められるべき話だが
下手打たせた真因(諸悪の根源)見失っちゃいけない
真因が聞く耳持たないから聞く耳のあるところに文句集中させて
二次災害引き起こした的外れな怒りの発露こそ読み手として猛省する要素だぞ
899名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:39:46 ID:Wcx8HFLk
消せと言ってた人達が消してるんじゃないだろ
運営議論での決定に呆れた人が消してるんだ
900名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:39:58 ID:2mZa9ji0
糞提督と信者のせいで良作が消えていくとかマジ勘弁だわ。
なんでWiki管理人も提督擁護とかしてんだよ。アホじゃね?
901名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:41:03 ID:henlq6Q0
なんかちょっと見ない間に酷いことになってるんだな
902名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:41:29 ID:vNqvmaJW
>>898
論点ずらしですね?分かります。
903名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:42:46 ID:qFgi5pE3
全て提督のせいですか。
通りすがりの俺には粘着アンチの自演にしか見えません。
904名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:42:56 ID:RdItH8Q3
そうか、世間の一切は苦であり、その原因は衆生の無明にあったんだな。
ちょっと菩提樹の下まで行って来る。
905名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:43:00 ID:jynaLrNL
>>898
>>>諸悪の根源
提督作者のことですね。わかります。
906名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:43:02 ID:zynr5i3r
これは、新しいまとめサイトと管理人が必要ですね。
今は流石に人が少ないでしょうし、週末にでも話し合いをすべきでしょう。

こういう場所で独断は許せない。
907名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:43:35 ID:2mZa9ji0
>>903
通りすがる前に避難所の流れを一回読んでこい。
908名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:45:07 ID:ytaSErCm
>>898
うるせーんだよボケ!!
こちとら単なるロム専の読み手だよ。
こうなったのはテメーらのやり取りのせいだろうが、自覚しろカス!!
909名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:45:10 ID:W3dECR7l
>>907
見たところで結論は変わらないと思うぞw
アンチが提督にクレームをつけたのが発端、に変換されるんだからw
910名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:45:21 ID:a+jXYgtQ
るるる原作終わってからやろうと思って
今やってたのに・・・
嘘だといってよバーニー

保管庫からさらってくるしかないのか・・・
911名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:46:38 ID:vNqvmaJW
>>910
その人HPあるってさ。毒吐きで言ってた。
912名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:46:50 ID:2mZa9ji0
>>910
るるるの人はHP持ちだ、そっちで読めるぞ!
913名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:46:55 ID:5v90VnCe
銀河帝国ばんざーい
「188スレにわたる、愚神を讃える狂宴が終わった」ようですよー

これで満足ですか
914名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:47:15 ID:RqaC4jr0
これが人か・・・何と醜く愚かなんだ
915名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:47:26 ID:II5af6il
いや、るるるは書いてる人当人のサイトで公開されているんだが…。

問題はそういうのない人のだけど、これはどうなるかは解らない。
916名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:47:30 ID:Xz7bVCeD
>>910
「るるる ルイズ シロ姉」でググると幸せになれるかもよ?
917名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:48:03 ID:L5UYXkTh
提督さんに出て行けと言ったことを反省し
ここを「あの作品のキャラが提督に召還されました」にしてスレもwikiも別にして俺たちが出て行けばいいんじゃね?
918名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:48:03 ID:t1PXtZFO
提督が地球教徒に殺されろよ。
内容がどうであれ銀英の二次創作自体が珍しいもんだから連載中は応援していたが、
ここまでの人格破綻者で、スレに後ろ足で糞かけてとんずらこくようなクズだったとは……。
919名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:48:45 ID:a+jXYgtQ
ありがとう、おまいらの優しさにぱんつ濡れた
今ならケツ差し出してもいいと思う
920名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:50:43 ID:vNqvmaJW
>>919
. ィ彡ミ、 .
. ,-=i =-、 .
. /<Θ><Θ>`、 .
. ヽ、? ё ? ,ノ .
. N O  T H A N K  Y O U !.
.   .n:n    nn .
.      nf|||    | | |^!n .
.      f|.| | ∩  ∩|..| |.| .
.      |: ::  ! }  {! ::: :| .
.      ヽ  ,イ    ヽ  :イ .

921名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:54:43 ID:2mZa9ji0
MtLの人もHP持ちだって毒吐きに書いてあったけど、俺しらねえw誰か教えて!
MtLの人今チャットにいるから多分消えると思うんだが。
922名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:54:51 ID:zVpXzreq
提督作者自体は単なる小物だったと思う。

問題は管理人だな。
前から香ばしい言動をする人だったとは思うけど、
まさかここまで私情丸出しの馬鹿げた事しでかすとは思わなかった。
あんな人の運営する場所に作品置いておけるかって考える人が多数出てきても当然だと思う。
悲しいけどな。
923名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:57:09 ID:vNqvmaJW
小物だとしても、すごいトリガーだな。
924名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:58:37 ID:ZKaJmcSY
作品が気に入らんなら気に入らんで個人の感性だからしょうがないが
ほっといて数日スルーすりゃ勝手にスレごと流れていったのになんで騒ぐかね
別に気に入らない作品がwikiに保存されようが見なきゃいいだけだろうに

で今度は管理人叩いてwikiごと消し去るんですか
よもまつだな
925名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:58:48 ID:w9BXdy7x
>>922
前から香ばしい行動
kwsk

926名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:58:53 ID:Ch11wtLA
スレの現状に憂いた提督の行動
スレで投下場所のお伺いを立て、避難所を勧められ同意する
しかしスレに投下し炎上誘発
後に他作者の投下により沈静化したところに第二陣

最終話まで投下した所で意図的にルールを破ったこととその理由を告白し、断筆宣言


話し合いや多数決を無にしたまとめ管理人の独断に失望した複数作者の行動
自身の作品のまとめからの削除及び、スレとの決別宣言



どちらが効果的かは言うまでもなく後者
しかし両者ともに対象への制裁に目を取られ、読者に与える衝撃は二の次という共通点がある
927名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:58:54 ID:II5af6il
しかしなあ……しかしだなあ……。
私はこのスレではROM専で、別のところでしか書いてなかった小ネタ専門の十把一からげの何処にでもいるような小ネタ職人だけど…このスレと、あのウイキで読める作品は、大好きなんだ…。
そりゃあ、合う合わないはあるけどさ……こんな形で崩壊するだなんて、悲しすぎる。
928名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 03:59:01 ID:cF7hqLqT
最初から思いっきり提督作者よりの言動だったもんな。>管理人

自分で動議したアンケが削除多数で議決したとき、
納得いかねえとかブツブツ言ってたし。
929MtL:2008/11/25(火) 04:00:47 ID:JsNinjnF
MtLの作者です……。
今回の騒動、非常に残念に思います。
私の知っている方も何人も去られて、とても寂しい気持ちです。

MtL及び、私が書いたものについては、今のところ削除の予定はありません。
これが私なりに考えた末の結論です。

ですが、ちょっと、数週間だけ連載をストップさせてください。
一ヶ月は開けませんので、少しの間だけお休みを頂こうかとおもいます。

自分勝手なわがままで、すみません。



あと、私今日は多分徹夜です……
930名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:00:51 ID:RqaC4jr0
ふとタイムボカンシリーズはスパロボ的にはどうなんだろうと思った
イッパツマンやヤットデタマンは人型ロボだから条件はクリアしてるけど
931名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:01:47 ID:vNqvmaJW
>>929
みんな徹夜だろうね。休み明けだし。おつかれ。
932名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:02:44 ID:RqaC4jr0
すいません、誤爆だから気にしないでね
933名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:04:40 ID:2mZa9ji0
>>929
お疲れ様です。
934名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:04:42 ID:ztHdqd6s
>>930
タイムリース社はZの世界でもやっていけると思うんだ。
と誤爆にマジレスしてみる。
935名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:04:51 ID:II5af6il
>>929
こんばんわ
御作、読ませていただいています。
こんな形で作者様へのレスが初めてというのはかなり悲しいですが、SSというのは精神活動から生まれるものである以上は、何事かあれば指が進まないのが道理です。
いつかあるであろう再開を勝手ながら期待させていただきます。
936名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:06:03 ID:RqaC4jr0
>>934
恥ずかしいからスルーしてくれよ
937名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:07:03 ID:YtxseQB/
管理人は絶対に失敗できないのか?
今の流れを見ると、
医者に対して100%を求めている割り箸事件の親と大して変わらんw
938名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:08:07 ID:vNqvmaJW
>>937
論点n・・・・・
939名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:08:29 ID:zwb3jnKI
おいおい‥‥今度は管理人、撤回の撤回をやりやがったぞ。
940名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:09:20 ID:OufykpoG
すごいなー管理人さんは
他に言葉も出ないや
941名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:09:25 ID:hnDVQjz6
管理人が頭下げちゃったからこの後どうなるかだなぁ。
しかし、管理人の言葉からブロントさんを連想して不謹慎ながら笑ってしまったw
942名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:10:12 ID:Ch11wtLA
撤回の撤回の撤回なのだ〜ってなったりしてな
943名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:11:02 ID:ZKaJmcSY
なんか削除が提督と管理人のせいになってるが
提督と管理人が気にいらねえから削除して断筆する!
って削除した人宣言したん?
ぶっちゃけ提督の人や管理人がどうしようが
SS作ってスレに投下するのに不都合も関わりもないだろうに

粘着と関わりたくなかっただけじゃないん?
944名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:11:13 ID:ztHdqd6s
ところでこんな流でも>>950踏んだら次スレたてなきゃならんのかな?w
945名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:11:19 ID:cF7hqLqT
>>939

ぶれまくってるな。馬鹿だろこいつ。
つーか、TPOに合ったまともな言葉遣いをしろっての。
見てると不愉快になってくる。
946名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:12:05 ID:RdItH8Q3
まあ、ここまで大騒動になればなあ。管理人さん、ご苦労さんです。
Tの人も泣きながら高笑いしてるかな。ジョゼフばりに。
947名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:14:10 ID:ZkiH4tQb
ここまでくると、管理人はワザとやっているのではないかと思えてくる。
948名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:15:53 ID:vNqvmaJW
はぁ・・・
949名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:17:01 ID:fBh3zTj3
ふて腐れて渋々謝ってる子供にしか見えない>管理人
950名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:17:44 ID:j4Vqlkdt
じゃあぼくスレ立ててくるね!
951名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:19:01 ID:RqaC4jr0
管理人はここの反応を見て楽しんでるとか
まさか!
952名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:19:36 ID:YN3N3YPd
さくひん けされていく おれ いたい どうなて
953名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:19:53 ID:j4Vqlkdt
あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part189
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1227554358/

できたよ!なかよくつかってね!
954名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:20:56 ID:OufykpoG
わーお爆熱さんも削除か
とりあえず、お疲れ様でしたといっておきます
955名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:21:04 ID:e2qjOKlt
げぇっ!
爆熱が!!
956名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:21:28 ID:Ch11wtLA
ちょっと前までは早く次スレにして空気を変えようっ感じだったのにな
更に悪くなるどころか作者陣による大量削除なんて誰が予想しただろうか
957名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:22:07 ID:5C55QfKF
夜中に目が覚めたんで久しぶりにのぞいたんだが何がどうなってるんだ……
958名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:22:55 ID:vNqvmaJW
>>956
雑談してて雰囲気変わってて毒の爪の人が投下中にこれですもの・・・・・。
959名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:23:03 ID:n0LCcWy6
>>953乙です

続きの口論、罵倒は避難所の毒吐きか、ここを埋めるついでにやろう
ただでさえあれな状況なのに、本スレが荒れてちゃお話にならない
960名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:23:29 ID:Ch11wtLA
>>953
乙!

ば、爆熱が削除だと……OTL
人間も天然自然のアレだから何というか勘弁してください
961名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:24:36 ID:ztHdqd6s
マジか!?いまさっき爆熱保存したばっかりだぞ!
962名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:25:22 ID:j4Vqlkdt
ん?そういえばすっかり忘れてたけどテンプレをどうするかみたいな話があったような…
963名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:26:12 ID:YtxseQB/
あっはっは。
新シャアの08スレを見ているようだ
……orz
964名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:26:50 ID:vNqvmaJW
>>962
それどころじゃぁねぇwww
965名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:26:54 ID:U9EbKqOT
平日のこんな時間まで付き合うのは管理人の業務でもないんだし、
さっさとロックかけて何時いつまでに結論を出すか言って寝ればいいのに
966名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:27:04 ID:8UFH+dK7
爆熱の人お疲れさまです
面白い物を今までどうも…ウウッ
967名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:27:40 ID:RdItH8Q3
けれどこれは、更なる惨劇の幕開けでしかなかt

…とりあえず、俺の作品は消さんぞ。
消えたところで悲しむ人は少なかろうが。
968名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:28:25 ID:hBdVpyLb
>>965
間を置いた方がいいのは確かだろうな。
明らかにテンパってるわ。
969名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:28:37 ID:fBh3zTj3
>>956
少なくとも管理人は削除撤回を宣言する前に、こうなる可能性も予想するべきだったと思うけどなw
970名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:29:46 ID:5C55QfKF
これは悪夢だ……夢から覚めればいつも通りのwikiがあるはずだ……
971名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:31:55 ID:RqaC4jr0
これは全て黒のカリスマによる陰謀に違いない
972名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:34:50 ID:Ch11wtLA
>>970
あれ?俺も同じ夢を見てるわw
複数の人間が同じ夢、しかも悪夢を見ている……
映画とかでよくあるよね
これはついにフィクションの世界に入れるようになったってことかな?
実験段階だけどお茶目でマッドな科学者さん(超美人)が無断で民間人を使って実験しちゃってるのかしら
973名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:38:09 ID:8UFH+dK7
埋めるついでに…
燃えろ!全部燃えちまえぇ!!(byホレイショ・ケイン)
・・・嘘ですこれ夢だって分かってるんだそうだよねお前ら
974名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:39:11 ID:FpITSW4v
wikiから作品が消えるのは悲しいけれど、それが作者さんの考えなら仕方が無い
でもずっと読めなくなるのはなあ……
悲しいってレベルじゃねーぞ
975名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:39:18 ID:vNqvmaJW
このスレ埋まったらスーパー静養タイムな?おk?
976名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:39:27 ID:oGGxQX+X
まずサイトが存在して、そこに投稿者が集まってきたのではなく、
スレへの投稿作がいっぱい出来てきたから、保管庫としてのwikiが出来ただけなのに、
何を思い上がってこんな巫山戯たことしでかしてくれたんだろうな>管理人氏
977名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:42:08 ID:8UFH+dK7
ああサイトってwikiか…平賀さんかと思った
って早速向こうに張られたなぁorz
978名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:43:16 ID:Ch11wtLA
>>973
ホレイショってCSI
馬鈴薯って何だっけ?
版画で紙に刷るときに使う忍者の水蜘蛛みたいな道具って何ていうんだっけ?
979名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:44:54 ID:e2qjOKlt
馬鈴薯とジャガイモって違うんだっけか
980名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:46:14 ID:ztHdqd6s
>>978
【馬楝・馬連】バレン>版画で使うヤツ
木版刷の際、版木の上に当てた紙の上をこする用具。紙を重ねて作った当皮(あてがわ)という皿形の凹みの中に心(しん)を入れて竹の皮で包んだもの。
981名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:48:10 ID:ztHdqd6s
>>979
広辞苑(四版)にはジャガイモの別称と書いてあった。
982名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:49:17 ID:57W6dnr3
3択−一つだけ選びなさい
 答え@テンパった管理人は突如すべて元通りになるアイデアがひらめく
 答えA削除申請した作家達「スマン ありゃ ウソだった」
 答えBどうにもならない。 現実は非情である。
983名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:52:23 ID:JsNinjnF
Cみんなが笑ってる。
984名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:53:22 ID:ztHdqd6s
D今日も良い天気。
985名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:53:33 ID:8UFH+dK7
Dルールルルッルー
986名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:54:21 ID:hkGoX9OO
>>982
B
ついでに新しい保管庫はできないし、新管理者も出てこない。
という非情な事態にも覚悟しておきたいと思った。
987名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:55:59 ID:RqaC4jr0
ここに赤と青のカプセルがある
赤いカプセルは現実を受け入れ布団に入り寝る、青いカプセルは現実を受け入れずこのままマトリクスの世界へと留まる
決めるのは君だ
988名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:57:30 ID:X/6jWXvC
>>982
B
失敗して、追い込みをかけられた管理人を見て
誰も怖くて管理を引き継がない
989名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:57:59 ID:ztHdqd6s
>>987
保存しとかないと寝てられないんだよね。
990名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 04:58:08 ID:Y6SlamSF
(両方同時に飲んだらどうなるんだろ?)
991名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 05:00:04 ID:e2qjOKlt
>>981
植物一日一題 牧野 富太郎
ttp://novel.atpedia.jp/page/4895.html

馬鈴薯というのがもともと中国にあって、ジャガイモが伝来してきたときに混同されたらしい
992名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 05:02:54 ID:2mZa9ji0
>>990
現実逃避でふて寝します
993名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 05:04:16 ID:ztHdqd6s
>>990
カプセルの説明をみると良い夢がみられそうなんだがw
994名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 05:04:38 ID:eX3zHlvX
>>929
残る決断をしてくれたことを一ファンとして素直に喜んでいます
勇気のいる決断だったと思います

去る決心をした皆さんも、やっぱり勇気のいる決断だったと思います
できればwikiと本スレは別と割り切ってここで継続してもらいたいです

旅行から帰って昨日ずいぶんと早く寝てしまい、早朝目覚めたらこの惨状
留守にして帰ってみれば家が火事で焼失していたような感じ
995名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 05:27:32 ID:FpITSW4v
両手一杯に溢れていたはずの砂金が、気づいたら隙間からどんどん零れ落ちていく気分……
996名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 05:30:31 ID:ztHdqd6s
>>1のテンプレからまとめサイトのアドレス消した方が良いかもな・・・
在る程度保存したんで寝るわ・・・明日生きてたらサルベージしとこ・・・
997爆熱の使い魔 ◆3TEZH33Zm6 :2008/11/25(火) 05:44:41 ID:mzB348R6
お騒がせします。
続き書くのを止める訳ではないのでその辺はご心配なく。
生活の事情で執筆困難にならない限りは、途中で投げたりはしないつもりです。
投下する場所自体を変えるかどうか、書いたまとめを何処に置くかは思案中です。
998名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 05:52:09 ID:FpITSW4v
埋め
998ならこれ全部夢
999名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 05:52:52 ID:D97jaRFH
夢には醒めない悪夢もあるのさ埋め
1000名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/25(火) 05:58:14 ID:djB567pG
>>1000なら全てはジョゼフの陰謀
10011001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。