リリカルなのはクロスSSその80

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371THE OPERATION LYRICAL:2008/10/26(日) 19:03:16 ID:7ulvk0hb
一方、ベルツたちも押し寄せるガジェットの群れに苦境に立たされていた。
「――っ二尉、背後を突かれました! B扉に敵です!」
同じ場所で防衛に就いていたティアナに言われて、ベルツはアサルトライフルの銃口を後方の扉に向ける。ガジェットが二機、ぬっと姿を現して
いた。躊躇することなく引き金を引き、まとめて撃ち倒す。出てきていきなりの銃撃を浴びたガジェットたちは全身を蜂の巣にされ、一発も放つ
ことなく倒された。
「正面、さらに四……次から次へと、うっとしいわね!」
挟み撃ちにでもするつもりだったのか、ベルツが後方のガジェットを撃破している間に、正面からやって来たガジェットたちをティアナが迎撃。
クロスミラージュからありったけの魔力弾を放ち、いずれも近づかれる前に粉砕する。
「スバル、リイン曹長は無事!?」
「しっかり守ってるよ!」
「健在です!」
正面のガジェットを退治したティアナはスバルに声をかけた。彼女はある意味この作戦の要であるリインフォースの護衛を任されていたが、元気
のいい返事がすぐ、護衛対象のリインフォースと一緒に返ってきた。
とは言え、いつまで持つか――。
表情に焦りを浮かべ、ティアナはクラスミラージュのカートリッジを交換する。潰しても潰しても出てくるガジェットの人海戦術に、いよいよみん
な疲弊の色を見せ始めていた。
ちらっとサブコントロールルームへの扉を見るが、依然として開く様子はない。通信によれば現在ジェネレーターは二つ破壊し、残り一つのはず
なのだが、予想外に強力な対空砲火の前に手間取っているようだ。
「チャーリー1、限界です! 後退します!」
ちょうどその時、ベルツの指揮下にあるB部隊のチャーリー分隊から通信が入った。通信の奥からは激しい銃撃の音が響き、だいぶ押されている様
子が伺えた。
だが、とベルツは苦々しい表情を浮かべる。ここでチャーリー分隊が後退すると、他の分隊への負担が増える。屋内と言う環境上、後退を続けるに
も限界があった。
「――まだだ、諦めるな!」
やむを得ず、ベルツは首元の通信機に繋がったマイクに向かって叫ぶ。非情だとは自分でも思った。
通信の奥で、チャーリー分隊の指揮官が辛そうにため息を吐くのが分かった。その後も激しい銃撃音が続くが、次の瞬間にはチャーリー分隊との
交信は途絶えてしまった。
「チャーリー1、応答しろ! どうした!?」
無駄だと言うことは分かっていた。それでもベルツは何度も通信でチャーリー分隊に応答を呼びかけるが、いずれも返事が返ってくることは無かっ
た。返答すべき者が、息絶えてしまったのだ。
「くそ……」
吐き捨て、ベルツはアサルトライフルを構える。チャーリー分隊が全滅したなら、最短ルートでここにガジェットが押し寄せてくる可能性が高い。
そんなベルツの苦悩する姿を間近で見たティアナは、ゴーストアイに通信回線を開かざるを得なかった。
「ゴーストアイ、ジェネレーター破壊はまだなんですか!?」
「まだだ、もう少し――もう少し、持ちこたえてくれ!」
ああもう、とティアナは通信回線を閉じた。今はゴーストアイの言うとおり、ひたすら持ちこたえるしかない。
372THE OPERATION LYRICAL:2008/10/26(日) 19:06:55 ID:7ulvk0hb
手足が痺れるような感覚。意識は朦朧として、視界はぼやけている。
だが、まだ生きている。何とか命を保っている。黄色の13がそのことを認識したのは、キャノピーに付着した何か赤い液体を目にした時だった。
――これは、血? 俺の血か。と言うことは、出血している?
しっかりしろ、と黄色の13は首を振る。そこまでやって、彼はようやく自分の置かれた状況を認識した。
そうだ、最後の排気ダクトに挑もうとしたら、シャッターが下りていたんだ。慌てて上昇したら対空砲火に引っかかり、この様だ。
自嘲気味な笑顔を酸素マスクの中で浮かべ、黄色の13は機体の状況を確認する。
不思議と、愛機Su-37のエンジンは快調に回っていた。ただし燃料タンクに穴が開き、中身が漏れ出している。それ以外は、特に異常無し。被弾は
コクピット周りに集中したらしく、自分の怪我のほうが酷かった。
「13! おい、13!」
はっと彼は視線を右にやる。メビウス1のF-22が、Su-37に寄り添うように飛んでいた。コクピットで、メビウス1が心配そうにこちらを見ていた。
「大丈夫か、おい」
「あぁ……何とかな。メガリスは、どうなった?」
「まだ健在だ……くそ、あのシャッターと対空砲火じゃ無理だ」
メビウス1の言葉を聞いた黄色の13は眼下に視線を下ろす。無意識のうちに高度を上げてしまったらしく、幸いにも対空砲火はここまで届かなか
った。
「こちらスターズ2――駄目だ、近づけねぇ!」
「こちらアヴァランチ、同じくだ!」
何とかして排気ダクト内に突入を試みたヴィータとアヴァランチが、対空砲火に追い出される形で上空へと戻ってきた。
メガリスは、まるで逆鱗に触れられたかのように怒りを露にしていた。フェイトとシグナムが破壊したはずの対空砲火は隠し砲台が次々と現れて勢い
を取り戻している。超高濃度のAMFが展開され、魔導師でも近付けない。
仮に突破できたとしても、排気ダクトには分厚い対弾対魔力仕様の分厚いシャッターがある。過去に戦艦に使用された蜂の巣装甲と言われる、小さな
穴が大量に開いたものを使うことで排気ダクトの機能を損なうことなく、鉄壁の防御を構えているのだ。
黄色の13は状況を認識し、次に自分の身体を見た。どこから出血しているのだろうと身体を探ってみると、太ももの付け根に被弾していることが
分かった。すでに射出座席は血液でぐっしょりと濡れ、コクピットの床に血が流れている。止血は――間に合わない。
「…………」
ふと、彼は飛行服に縫い付けた千人針の存在を思い出す。チンクたち更正組が、せっかく自分の無事を祈って作ってくれたと言うのに、血で真っ赤
になってしまっていた。
「長くは持たないか……」
外は極寒の大地。ベイルアウトしても、救助が来る前に凍死するのが落ちだ。それならば――。
――理由はどうあれ、俺はあの男に協力してしまった。その結果がこれだと言うならば、その罪を今から償う。
意を決し、黄色の13は酸素マスクを外した。そうして操縦桿を捻り、黄色の13はSu-37を降下させる。
「13、何を……!?」
「俺が、シャッターを壊してやる。その後を頼む、リボン付き」
いきなり急降下した黄色の13に戸惑いを見せるメビウス1を置いてけぼりにし、彼は愛機を急降下させる。
ここまでやって、ようやくメビウス1は黄色の13の意思に気が付いた。ただちに自身も操縦桿を捻り、Su-37の後を追う。
「よせ、13! 早まるな!」
「そう言われてもな――もう、止血も間に合わないんだ」
「だからって……うお!?」
いきなり目の前で地上から撃ち上げられてきた速射砲の砲弾が爆発し、たまらずメビウス1は操縦桿を引く。F-22は上昇し、しかしSu-37は構わずメガ
リスに向かって突進していく。
「こちらゴーストアイ、13、やめろ!」
「やめろよ、おい、13!」
「早まらないで下さい!」
「13!」
ゴーストアイも、ヴィータも、フェイトも、みんなも一斉に叫ぶが、彼は止まらなかった。それが余計に、黄色の13の意思を硬化させていく。
こんなにたくさんの人が、自分を呼び止めてくれている。こんなにたくさんの人が、死ぬなと言ってくれている。少年の家族を奪った自分に、テロリスト
に協力していた自分に。
373THE OPERATION LYRICAL:2008/10/26(日) 19:10:02 ID:7ulvk0hb
――俺の痩せこけた良心に、そんな言葉はもったいない。
対空砲火を潜り抜け、ついに黄色の13は排気ダクトを正面に捉える。エンジン・スロットルレバーを叩き込み、アフターバーナー点火。Su-37は急激
に加速し、音速を突破する。
先端を黄色で彩った翼が大気を引き裂く。その姿はまるで、燃え尽きる寸前、一瞬だけ勢いを強める炎のようだった。
「もう少し……もう少しだ」
だが、ついに対空砲火がSu-37を捉えた。弾丸が胴体をズタズタに引き裂き、特徴的なカナード翼が吹き飛ばされた。コクピットにも弾丸は達し、部品が
弾け飛び、傷ついた彼の身体にさらに追い討ちをかける。
「まだだ、まだ――!」
しかし、彼の闘志は砕けなかった。黒煙を上げ、それでもSu-37は突撃をやめない。
スカリエッティ、貴様は"救い"のためにこいつを起動させたんだったよな――?
薄れゆく視界に、排気ダクトのシャッターが映ったその瞬間、黄色の13はメガリス内部にいるであろう、全ての元凶に問う。
「守るべきものも無く命を奪っておいて、何が"救い"だ――それは貴様の独善に過ぎん!」
力の限り、叫ぶ。
ひどくゆっくりと、時間が流れていくような気がした。Su-37の機首の先端が、排気ダクトのシャッターに突き刺さる瞬間すら見えた。
走馬灯と言うのだろうか。キャノピーの外で、酒場の少年と少女、黄色の4、そしてナンバーズの皆の顔が浮かんだ。
ようやく、お迎えが来たようだ。元よりユージア大陸でメビウス1に撃墜されたあの時、失った命である。迎えに来るのがずいぶん遅い。
「死人は死んでおくべき、だな――リボン付き、後を頼む」
呟き、次の瞬間、どっと衝撃が押し寄せてきた。
それっきり、彼の意識が蘇ることは無かった。肉体も大空に消えて、地上に戻る事は無い。魂と意思のみが、仲間たちの記憶の中にのみ、存在し
続ける。

「――くそ」
かろうじて口から出せた言葉は、その一言だけ。メビウス1は、最高のライバルにして最高の僚機を失ってしまった。
「13、応答しろ、13!13!」
ゴーストアイが、必死に通信で呼びかけている。返事が来るはずが無いのに、彼は諦めきれないのだ。
「落ち着け、ゴーストアイ……見ろ、排気ダクトを」
普段の冷静さを失ったゴーストアイをなだめ、しかし沈痛な表情を隠すことなく、シグナムが口を開く。
メビウス1は、排気ダクトに眼をやった。黄色の13と言う果てしなく大きな犠牲の末、シャッターは完全に粉砕されていた。
今なら、とメビウス1はエンジン・スロットルレバーを押し込もうとして、思い止まる。依然として強力な対空砲火は、何者の侵入を許そうとしない。
おそらくは、メビウス1でも無理だろう。突入すれば最後、機体をぼろ雑巾のようにズタズタに引き裂かれ、撃墜される。
「ハラオウン、シグナム、ヴィータ、お前さんたちでもダメか?」
「――ごめんなさい」
「すまん、あのAMFでは難しい」
「ダメだ、すまねぇ」
だろうな、と彼は思う。AMFがどの程度魔導師にとって重荷なのか、パイロットの彼には想像つかない。それゆえ、彼女たちの言葉は正しいと考えた。
身をもって体感している者の言葉を信用せずして、いったいどうしろというのだ。
AMFの範囲外から、ミサイルのように途中で撃ち落される心配の無い、長距離砲撃による援護でもあれば――。
そう考えて、真っ先に思いつく人物が一人いたが、無理だとメビウス1はすぐ否定した。万全ではない彼女を危険に晒すのはよろしくない。
だが――まるで彼の思考を読み取ったかのように、彼女は現れた。
「ディバイン……バスター!!」
「――何!?」
空を引き裂く、桜色の閃光。そいつがメガリス上面に設置されていた対空砲、後から出てきた隠し砲台も、まとめて薙ぎ払っていく。
閃光が走った方向に視線をやると、そこにいたのは、紛れも無く彼女――エースオブエース、高町なのはその人だった。レイジングハートを構え、メガ
リスを睨むその姿には、身体の不備など微塵も感じられない。
「対空砲火を抑えます、メビウスさん!」
今のうちに、と付け加えて、なのはは叫ぶ。
374THE OPERATION LYRICAL:2008/10/26(日) 19:13:03 ID:7ulvk0hb
――考える暇は無いか。
メビウス1は言われるがまま、エンジン・スロットルレバーを叩き込み、アフターバーナー点火。F119エンジンから赤いジェットの炎が姿を現し、F-22
は猛然と加速していく。目指すはジェネレーター、黄色の13が文字通り命を懸けて開いた排気ダクトの奥地。
「13……あんたの犠牲を、無駄にはしない!」
しぶとく生き残った対空砲火が撃ちかけてくるが、再びなのはがディバインバスターを叩き込み、逐次制圧していく。
突入。主翼が壁面を掠めそうなほど狭い空間を、メビウス1のF-22は突き進んでいく。
乱気流により機体は絶えず振動している。それをF-22の電子制御が必死に抑えようとするが、結局のところ最後はパイロットの技量が全てだ。
まっすぐ、速く、しかし冷静に。水平飛行に全力を尽くしながら、メビウス1は排気ダクトの中を駆け抜けていく。
――見えた、あれだな!
かつてメガリスと対峙した時と、ジェネレーターの位置は変わっていない。視界に映ったジェネレーターに向けて、メビウス1は機関砲の照準を合わせる。
「ガンアタック――13、見てろ!」
引き金を引く。野獣のうなり声のような音を立てて、F-22の機関砲が火を吹いた。
放たれた赤い曳光弾がジェネレーターに着弾すると、パラパラと金属片が飛び散り、小さな爆発を起こす。その爆風を潜り抜け、彼のF-22は排気ダクトを
駆け抜けていき、空への脱出を果たした。

「開いた!」
スバルの言葉で、ベルツとティアナ、追い詰められて後退してきたソープ、エリオ、キャロが一斉に振り返る。
ジェネレーターの破壊により、停電が起きた。サブコントロールルームへの扉が開いたのだ。
「いいぞ、扉が開いた! 突入! 突入!」
我に返ったベルツがアサルトライフルを構え、サブコントロールルームへと入る。内部に三機ほどガジェットがいたが、セミオート射撃で近場のコンソール
を傷つけないよう、的確に撃ち抜き、撃破する。
「邪魔だ、この……!」
鬱憤晴らしも兼ねて床に転がる邪魔なガジェットを蹴飛ばし、ベルツは後方のティアナたちに親指を立てた。制圧した、と言う意味だ。
「曹長、頼みます!」
「了解です!」
ただちに皆がサブコントロールルームに飛び込んできて、リインフォースが駆け出し、手近にあった端末に飛びつく。
リインフォースは停電で落ちた端末を自分の魔力で叩き起こし、メインコンピュータへの接続を行う。プロテクトを手早く解除し、起動停止命令を送り込む。
二秒、三秒と時間が過ぎていくが、停止命令承諾の返答はまだ来ない。ミッドチルダのそれより劣るユージア大陸の電子技術にイライラしていると、ようや
く返答が返ってきた。"停止命令了解、メガリス停止します"と。
「――やりました、メガリス停止を確認!」
『……ぃやったぁ!!』
新人たちが歓声を上げ、ベルツとソープは安堵のため息をたっぷり吐いた。そうして首元のマイクを引っ張り、ゴーストアイとの通信回線を開く。
「あー、ゴーストアイ。喜べ、お前の誕生日プレゼントは終戦記念日だ。メガリスは停止した、以上!」
375名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 19:15:32 ID:PhydXhsc
支援
376THE OPERATION LYRICAL:2008/10/26(日) 19:16:04 ID:7ulvk0hb
メガリスの停止。最初は本当かと疑ったが、現にメガリスから発射されていた隕石を落とすための弾道ミサイルは一発も上がらなくなった。クラナガンから
も、隕石の落着が止みつつある、と報告が入った。
「メガリス、完全停止――諸君、よくやった!」
ゴーストアイが言葉を口に出すと、空でも一斉に歓声が上がった。
「ついにやったぞ!」
「メビウス1がやった!」
「終わった……よかった」
「疲れてるな、テスタロッサ? まぁ、帰ってゆっくり休め」
「あたしも疲れたぞ、さすがに……」
はしゃぐ者、安堵する者、表情は様々だが、皆共通することがある。「よかった」と。これで、ミッドチルダに平和が戻る。そうすればまた、日常に戻れる。
だが、ただ一人、メビウス1だけが、酸素マスクを外し、複雑な表情で、眼下を眺めていた。視線の先には、排気ダクトの入り口。黄色の13のSu-37の残骸
が、そこに散らばっている。
「13……」
静かに呟き、ふとメビウス1はなのはの存在を思い出して、振り返る。案の定、彼女がいた。
「――なのは! どうして出てきたんだ!?」
「いてもたってもいられなくて――ダメですか?」
特に悪びれた様子も無く、なのはは笑顔すら浮かべていた。
「ダメですかって……ダメに決まってるだろうが。お前、待機してなきゃダメだろう」
バツが悪そうな表情を浮かべて、メビウス1は言った。だがどういう訳か、怒りのような黒い感情は湧いて来なかった。逆に胸のうちに広がるのは、無理して
彼女が援護に来てくれたと言う嬉しさにも似た感情。
しかし、ここで素直に喜んでいいのか。彼女は待機命令を破った訳だし――矛盾した思考と格闘していると、なのはが口を開く。
「――私だって、メビウスさんと同じ"エース"なんです。後ろでのんびり眺めてるのは、性に合わないんですよ」
「……それは、そうかもしれんが」
「それに」
急に改まって、なのはが言葉を区切る。
「それに?」
「それに、私――」
メビウス1はコクピットの中で、横を飛ぶなのはの次の言葉を待つ。
そう、待っていた。だが、思えばこの時、彼は待つべきではなかった。自分から聞くなりするべきだった。
何故か。時間は待ってくれないし、運命は彼らの事情など知らない。だから、"その時"が来てしまったのだ。
「――待て、なんだこれは……?」
唐突に、ゴーストアイが怪訝な表情を浮かべる。レーダー上に、突如としてIFF(敵味方識別装置)に反応の無い目標、すなわち所属不明機が現れた。
「……ミサイル!? 全機、アンノウンがミサイルを発射! 避けろ!」
ゴーストアイが警告を放つが、あまりにも遅かった。次の瞬間には巨大な閃光がメガリス上空にいくつも巻き起こり、歓喜と安堵の最中にいた戦闘機隊と六課の
魔導師たちを、一斉に吹き飛ばす。
「な……これは!?」
「何がどうなって――」
ただちに戦闘態勢に移行し周囲を警戒するメビウス1となのはだが、状況がさっぱり掴めない。通信回線を開いても、雑音交じりに仲間たちの声がときどき聞こ
えるだけで、それもひどく混乱しているようだった。
ゆえに、メビウス1は気が付かなかった。正面、微かだが赤い閃光が瞬いたことに。
正面に向き直った時には、訳が分からなかった。赤い閃光が自分の方に伸びてきていた。それがこちらに到達する直前、なのはがF-22の前に出て、防御魔法を
発動させたが、閃光をもろに食らった彼女は、はるか遠く、視認距離外に吹き飛ばされてしまった。
「――なのは!?」
我に返り、メビウス1は思わず彼女の名を叫ぶ。すぐさま彼女を助けようとして――レーダーに、ゴーストアイの言っていた所属不明機が映る。間もなく、視認
距離に入ろうとしていた。
所属不明機は前進翼を装備し、機体各部にカナード翼を三枚装着していた。他にも垂直尾翼、エンジンユニット、あらゆる面で、既存の戦闘機とは違うことが
読み取れた。何より目に付いたのは、コクピットにキャノピーが無い。肉眼ではなく、センサーで外部を確認しているのだ。
そして、機体全体を彩るのは血のような赤。
「勝利宣言は、私に勝ってからにしてもらおうか」
通信機に入ってきた声。聞き覚えはあった。こいつは間違いなく――
「なぁ、リボン付き?」
出来ることなら、この声は聞きたくは無かった。だが、こいつは今まさしく、目の前に立ちはだかっている。落とさなければならない。エースとして。メビウス1
として。人として。
「貴様……」
最後に現れたのは、無限の欲望――ジェイル・スカリエッティ。
377THE OPERATION LYRICAL:2008/10/26(日) 19:19:51 ID:7ulvk0hb
投下終了です。
ソープとジャクソンをモブからサブキャラに昇格しました。
そして――戦死者です。
あんまりキャラクターを殺すのは好きじゃないんですが、クロス元のエースコンバット
が「戦争(における航空機)」を題材にしてますし、避けては通れない道かなぁと思い
ました。
最後のスカリエッティ登場シーンのBGMは「MORGAN」でw
あと二話くらいで長かった話も終わりです。最後までお付き合いできると言う方、もう
しばらくお待ちくださいませ。
次回のBGMはもちろん「ZERO」で!(ぉ
378名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 19:25:50 ID:f/GmLier
大地で生まれ空に散った勇敢な戦士に敬礼っ
379名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 19:27:51 ID:nYMgcOyf
GJ!
新スレ立ててきます
380名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 19:31:27 ID:nYMgcOyf
381名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 19:40:21 ID:BoFWh5XI
片やGJで、片や乙です!
382名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 19:51:12 ID:+W15I8KT
GJ
スカがフォルケンに乗ってるのか。使えばわかる反則機体
383名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 20:16:26 ID:Uwu1NQ2g
>>380
GJ!
384名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 20:18:37 ID:xwgH/1Sn
いつも思うんですが、
ここ、スレ消費速度、速すぎやしませんか?
385名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 20:28:11 ID:nYMgcOyf
>>384
ルイズスレほどじゃあない
386名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 20:50:03 ID:BoFWh5XI
>>385
ここよりちょうど100くらい多いもんな
387名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 20:53:05 ID:aFlfKMhV
早いなあ、もう新スレの季節か
388名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 21:28:34 ID:PDOJ1cS9
新スレ乙
389名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 21:29:44 ID:+j0VqS99
ここは消費速度が速いと言うよりも文字密度が高いというか1レスあたりの文字数が多いというかそんな感じだな
390名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 22:55:06 ID:BS8XzHYc
>>361
マジで!? 
てかダンボールに使う素材の軍用ヘルメってどんなだよ強度とか大丈夫なの?
391名無しさん@お腹いっぱい:2008/10/26(日) 23:16:46 ID:JcRJPNv8
<<GJ,オメガ11>>
やはり、最後の最後で出ますかファルケン
もう本当にあの機体は魔法でも使ってるのではと思うくらい
ふざけた性能してるからなレーザーとかステルスとか、
さらには、散弾ミサイルも一応積めるとなってるし、
まさか、実際に積んで撃つとはスカまじ外道だww
しかも、ZOEで間違いなく強化してあるんだろうな。
だが、彼らならきっとやってくれると信じて次回も楽しみに待ってます。
以上長々と失礼しました。
392名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 03:01:09 ID:o2P1PQx6
>390
つ 「武者阿礼薬[アレックス]」
393名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 06:46:08 ID:59fZRG3+
>>390
アサルトライフルの跳弾程度なら大丈夫だそうで。あの国の輸出用だから信頼できないような気もするけど……。
ちなみに元は日本企業の技術だったりする。


次スレも出来てるし埋めとして雑談には目を瞑って下され
394名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 07:25:36 ID:tc0GDOjN
戦国時代には紙製の鎧もあったって聞いたことがある。
細かいことはよう知らんが。「
395名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 12:02:42 ID:v56hqTMW
東ドイツのトラバント社で作られていた車の車体は、紙を樹脂で固めていたものだそうだからな。
以外と丈夫なのかもよ。
あ、勿論、トラバントの車でも肝心な部分とかエンジンとかは紙じゃなかったけど。念のため。
396名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 17:13:10 ID:ibzogZjX
>>395
昔、「探偵ナイトスクープ」って番組で「トラバント探して」って依頼内容あったなぁ。
でもボディの素材が素材なだけに道路使用許可下りなくて日本じゃ公道走れないけど。
397名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 18:21:38 ID:QfJTMUC8
昔、キートンさんがトラバント使ってた話があったなあ。

なんとなく紙つながりでRODとのクロスというのはどうだろうかと思った。
読子さんは無限図書館に引きこもってでてきません。
398名無しさん@お腹いっぱい:2008/10/27(月) 20:22:14 ID:k0/GdUe6
まあ、紙の原料は木材だから強度は期待できると思うぞ。
399名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 21:05:29 ID:d7LQSV3/
紙というか、和紙だったと思う。
和紙と防弾チョッキって構造がかなり似ているらしい。
どちらも繊維が複雑に絡み合った構造をしているとか。
だから衝撃を吸収しやすく、銃弾、矢に強い。(刃物には強くない)
400名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 22:47:16 ID:Yy7oe/sU
ケブラーだな、ラノベとかだとネオクーロンで書類の束で盾作ってたな。
9mmパラ位なら結構防げるもんらしいな。軍オタの作者の言を信じるならだけど。
401名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 23:15:55 ID:ttCPH6df
>>397
大英図書館ならロストロギアが眠ってそうだがな。
402名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 00:08:34 ID:eOcIf+KY
初速にもよるし、弾頭の形状にもよる。
それにいくら止めるって言っても相当厚さないとキツいだろ。
403Strikers May Cry:2008/10/28(火) 01:37:55 ID:vH47EhjY
ちょっとした小ネタ投下行きます。

内容はヘルシングとトライガンとをリリなのとクロスさせたバカギャグです。
404Strikers May Cry:2008/10/28(火) 01:39:22 ID:vH47EhjY
リリカルなのはStrikers×HELLSING×TRIGUN 「ヴィヴィオと十字架な先生達」


どうもこんにちは、あたしたかまちヴィヴィオっていいます。
せいおうきょうかいサンクトヒルデまほうがくえんにかよう、ごくごくふつうのしょうがくせいです。
きょうはあたしのかようがっこうのことをしょうかいするね♪


<例えば朝のホームルーム>


聖王教会系列、サンクトヒルデ魔法学園。
様々な少年少女が日々青春と苦悩を謳歌する神に祝された聖なる学び舎である。
そして、その中のとある一年生の教室では朝から生徒同士がケンカをしていた。
なにぶん一年生の子供のケンカである、大したことは無いが当の本人達からすれば実に真剣。
ポカポカと飛び交う小さな拳に、周囲の子供らは心配そうな視線を投げかけていた。
特に少女、高町ヴィヴィオは友達の様子に目を涙ぐませている。
そんな時、朝のホームルームの為にやってきた先生に少女は縋りついた。


「おやおやぁ、どうしたのですか高町さん」
「アンデルセンせんせい〜、ネピスとマークがケンカしてるの、とめてください」
「それは大変ですねぇ、よしよし、では先生が止めてあげますから涙をお拭きなさい」


一年B組担任、アレクサンド・アンデルセンはヴィヴィオに満面の笑みを浮かべると、少女の頭を一度優しく撫でてケンカしている子供達に近づいた。


「コラー、二人ともやめなさ〜い。いったいどうしたというのです」
「マークの奴が先に殴ったんだ」
「ちがわいッネピスが僕の本を……」
「何だとコイツー!」


アンデルセンがケンカの仲裁にきたにも関わらずまたケンカを始めようとする。
その様子にアンデルセンはやれやれといった様子でもう一度声を張り上げた。


「やめなーい! 暴力を友達にふるうなんていけません! そんな事では二人とも天国には行けませんよぉ」
「え〜」
「神父さまゴメンなさい」


アンデルセンのこの言葉に態度を改める子供達、そして彼はもう一つ大事な事を付け加えた。


「いいですか? 暴力を振るって良いのは、化物共と異教徒共だけです」


<例えば 算数>


「人生は絶え間なく連続した問題集と同じだ。揃って複雑、選択肢は極少、加えて時間制限がある。
一番最低なのは夢のような解決を待って何一つ選ばない事だ。最良の選択を瞬時に選べ、私達は神とは違うのだ、万能でないだけ鬼になる必要がある」


男は自分の考える信条を、いや、むしろ世界の真実とでも言うべき真理を述べた。
その言葉に眼前の少女は息を飲む、彼の言葉の全てを理解している訳ではないが、その意味はおおよそ察した。
405ヴィヴィオと十字架な先生達:2008/10/28(火) 01:40:29 ID:vH47EhjY
彼は自分に早く選べと言っているのだと。


「え、えっと……」
「さあ、答えろ高町」
「こ、こたえは6です」
「正解だ」


ヴィヴィオの答えに男、サンクトヒルデ魔法学園教師であるチャペル・ザ・エバーグリーンはにやりと笑った。
黒板に書かれた“リンゴが4こありました、そこにもう2つリンゴをくわえたらいくつでしょう?”という問いに少女が正解したからである。


「では次の問題だ、次は引き算を混ぜた問題だぞ。さてリンゴが6こありました、これにリンゴが……」


<例えば 体育>


「何をやっている!」


各所に髑髏や十字架の形をしたパーツを組み込まれた不気味な車椅子に乗る老人、マスターチャペルは吼えた。
目の前で繰り広げられる戦いの生温さに耐えかねての事だ。
彼からすればたとえそれがどんな場所だろうとも、戦いの場での軽率で愚昧な行為は許し難い、それが己の生徒ならばなおの事である。


「まず何よりも先に急所を抉れ! 死体を盾に動揺を誘え! 最大効率で死を与え続けろ! 全て叩き込んだ筈だ!!」
「チャペルせんせい、ドッジボールでそんなことできません」


年端も行かない子供が体育の授業でやっているドッジボールの時間だというのに、このオッサン普通に殺しの教育のノリになっていた。
これには流石にヴィヴィオも突っ込まずにはいられない。


「ああ、つい癖でな」


以下略。

と、こんな感じでザンクトヒルデ魔法学園ではミカエルの眼やイスカリオテの個性的な先生が教鞭を取っており、子供達に理想的な教育を行っているのである。
ヴィヴィオちゃんも優しくて面白い先生達が大好きだった。


「アンデルセンせんせい、さようなら〜♪」
「ええ、さようなら。道に気をつけてくださいね」


今日も担任のアンデルセン先生に元気に挨拶し、彼の満面の笑みに見送られて学校を後にする。
友達と明日の授業の事を話して、遊ぶ約束をして、少女は息を弾ませて家路に着く。
家では母が甘くて美味しいキャラメルミルクを作って待っている、それが待ち遠しくて知らずの内に歩く足は速さを増していった。

そんな時だった、ヴィヴィオの足元に凄まじい閃光が炸裂したのは。


「きゃあっ!!」


そして突如として少女の身体は地面に引き倒された。
強襲の主は特殊なボディスーツに身を包んだ美少女の集団、戦闘機人ナンバーズである。
406ヴィヴィオと十字架な先生達:2008/10/28(火) 01:41:51 ID:vH47EhjY
ヴィヴィオを取り押さえた少女、ナンバーズ12番ディードは実に機械的に対応した。


「聖王の器、確保しました」
「やぁっ! はなしてぇ〜!!」


無理矢理取り押さえられて暴れるヴィヴィオだが、そんな事など構わずディードは少女の手足を拘束する。
そしてディードは隣にいた姉、六番セインに捉えた少女を渡す。
このまま捕獲した聖王の器ことヴィヴィオを自分達の基地まで連れ去る作戦である。
そしてセインはヴィヴィオを掴むとそのままISを発動し始めた……


「よし、じゃあこのまま私がISで運ぶ……」


だがしかし、それは叶わなかった。


「がはぁっ!?」


セインの喉に、どこからともなく飛んできた一本の“銃剣”が突き刺さった。
しかもそれは一本に終わらず、次々と雨の如く降り注ぎ、セインの身体を串刺しの磔にする。


「いぎぃぃ……ぁはあぁぁっ!」


あまりの激痛に声にならない声で叫ぶセイン、ナンバーズは周囲をこの奇襲に警戒する。
だが奇襲の主は事も無げに悠然と現れた。


「随分とまぁ可愛らしい声を上げて苦しむのだねぇお嬢ちゃん。だがそんな事ではお前達(戦闘機人)は死ねんよ? 心臓には一本たりとも突き刺してはいないのだからぁ」


現れたのはメガネをかけ、顔に傷が刻まれ、両手に銃剣を持った神父服の男。
囚われの少女は男に助けを求め叫んだ。


「アンデルセンせんせい〜、たすけてぇ〜!」


聖王教会ザンクトヒルデ魔法学園教師にして、聖王教会第十三課特務機関イスカリオテのゴミ処理屋、アレクサンド・アンデルセン。
曰く“殺し屋”、曰く“銃剣(バヨネット)”、曰く“首切り判事”、曰く“天使の塵(エンゼルダスト)”。
聖王教会が持つ最強最悪の戦力がそこに立っていた。


「その子が狙われているとは噂に聞いていたがまさか本当に来るとはなぁ……」


悠々と、まるで散歩でもするような軽やかさでアンデルセンは銃剣を十字に構えてナンバーズ達に迫る。
407ヴィヴィオと十字架な先生達:2008/10/28(火) 01:42:38 ID:vH47EhjY
だが彼には殺気刀身に満ち、微塵の隙もない、さながら人の形をした“死”そのものだった。


「貴様ら……俺の生徒に手を出してただで死ねると思うなよ?」


声に込められたあまりの殺意にナンバーズの背筋が凍りつく。男の持つ説大なる戦闘力が空気越しに伝わってきた。


「我等は神の代理人、神罰の地上代行者。我等が使命は我が神に逆らう愚者を、その肉の最後の一片までも絶滅する事――」


そして“彼ら”は叫ぶ、神への祝福を。


「「「「「AMEN!!!」」」」」


瞬間、幾つもの声が周囲から響いた。
そう、彼女らは既に狂える猛者共の胃の腑の中だった。
アンデルセンの背後から彼の部下、二丁銃を持った神父服の女と刀を持ったシスターが現れてナンバーズの正面に。
そしてナンバーズの背後には巨大な十字架銃を持った別の集団が現れて挟み撃ちの形を作り上げる。

十字架銃の集団の先頭にいる男、車椅子の聖王教会教師にして教会最高の暗殺集団、死天使(ミカエル)の眼に名高き暗殺者(アサシン)マスターチャペルが静かに口を開く。


「牢記せよ、自分が何者であるかを。聖王教会であると同時に我々こそ……」


言葉と共に、マスターチャペルの後ろに控えた男達は各々の得物、それぞれが十字架を模した巨大な銃火器を展開する。
そして響き渡る金属音と漂う硝煙の臭いと共に、マスターチャペルは言葉を続けた。


「……ミカエルの眼である」


その刹那、圧倒的戦力差の戦い……いや狩りは始まった。
全てが終わるのにそう大した時間はかからなかった。
聖王教会が誇る最強最大最高の戦力、イスカリオテとミカエルの眼に仇なせる者などこの世にありはしない。





「ヴィヴィオ〜!」
「なのはママ〜」


ヴィヴィオは迎えに来た母に抱きついて彼女の抱擁を思い切り受けた。
娘の無事に、彼女の母、高町なのはも眼にいくらか涙を溜めている。
408ヴィヴィオと十字架な先生達:2008/10/28(火) 01:43:03 ID:vH47EhjY
なのははヴィヴィオを抱きしめながら、娘を“保護”してくれた学校の先生に視線を移す。


「ありがとうございました、先生……ヴィヴィオを助けていただいて」
「いえいえ〜、当然の事をしたまでですよぉ、高町さんのお母さん」
「我等は教師、生徒の安全が第一故に」


アンデルセンは満面の笑みで、マスターチャペルはいつもの仏頂面でそう答えた。
そして彼らはなのはと二・三言葉を交わすと、そのままその場を去って行った。
明日も朝から生徒達の面倒を見ねばならぬ彼らには、色々とやる事が多いのだ。
最後に、去り行く彼らの背中にヴィヴィオが手を振りながら言葉を投げかける。


「さようなら〜せんせい〜、またあした〜♪」
「ええ、また明日」
「うむ、気をつけて帰るが良い」


アンデルセンとマスターチャペルはヴィヴィオに振り返って、元気に別れの言葉を言う生徒に手を振った。





というわけで、きょうはがっこうのせんせいがわるものからヴィヴィオをたすけてくれました。
アンデルセンせんせいもチャペルせんせいもすごくカッコよかったです。
ヴィヴィオもおっきくなったらせんせいみたいなカッコよくてやさしいきょうかいのせんせいになりたいな♪



終幕。
409Strikers May Cry:2008/10/28(火) 01:45:44 ID:vH47EhjY
投下終了です。
埋め用に書いたバカギャグでした。

なんつうか、ついつい脳内に溢れ出た妄想を書きなぐったらこんなものが。
トライガンに至ってはアニメ版のエバーグリーンまで出しちゃったし。
ほんとこの人が好きだな俺は。

まあ、楽しんでいただけたら幸いです。
410名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 01:50:48 ID:YDcyuvAv
ナンバーズ、ムチャシヤガッテ……
411名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 02:35:26 ID:e6X0qBPi
くだらねえな、ここの方が100倍面白いわw

http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1222685576/l50
412名無しさん@お腹いっぱい:2008/10/28(火) 04:43:42 ID:KXwGAR/z
なんて最凶な学園なんだ。
ヴィヴィオの将来がおそろ……楽しみです灰
413名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 21:50:51 ID:MvZ9ZaPJ
そろそろ埋め時か
414名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 21:51:52 ID:oTEpnX/C
そろそろじゃなくても埋めた方がいいんじゃないか
新スレに追い抜かれないうちに
415名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 22:06:49 ID:WgQ/q4v4
>>409
GJ!!
なんていう最強な学園でしょう……。
こういうのは大好きです。どうも有難うございます。
416名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 22:17:54 ID:E2vgZ/Tt
ロックマンゼロ、一話からずっととても楽しく読ませていただいておりました。
ロクゼは個人的に一、二位を争うほど好きな作品だけにこのクロスは本当に最高でした。
もうこれ以上本当に書く言葉も見当たらないほど感激しております。
2ヵ月半、本当にお疲れ様でした。そしてありがとう。



・・・なんて書いたところでええええええええええええええええええええええええええええええ
えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????????????????
メ、飯屋・・・!?まさかの飯屋ですとも!!!???飯屋来ちゃう!!!???
うわぁ、これはやべぇ・・・。15話あたりでちょっと存在に期待したけどまさかマジで来るとは!
鳥肌と震えが止まらん!いや真面目に!!(落ち着け)
だって飯屋だよ!?ゼロ3で驚愕すぎる事実と共に登場してその力を見せ付けて、ほんで終わりかと
思いきやまさかのZXで出て「えええ(ry」ってな鳥肌やら興奮やらがものすごい感じになって、
そして今あの時と同じ興奮だよ今!!(殴)
これ以上書いたら止まらないのでここで止めますけど、すんげえ楽しみに待ってます!!
とりあえず本当にお疲れ様でした!!
417名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 18:45:47 ID:KC3KKkx1
……取りあえず埋めますか。
どなたかAAを。自分は無理orz
418名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 19:11:42 ID:5/raTlKj
                                _
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419名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 19:18:18 ID:5/raTlKj
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420名無しさん@お腹いっぱい。
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