あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part175
次に山脈の中腹あたりに目をやったタバサは、そこの明らかな異変に気がついて目を細めた。
また、シルフィードもタバサのそんな様子に気づき、背中の主人に声をかけた。
「どうしたのね。お姉さま?」
「まだ初夏なのに、木々が全部枯れてる。調べてみる、あのあたりに下りて」
「はいはい、まったく韻竜使いが荒いご主人様なのねー」
シルフィードはぶつくさ文句を言いながら、火竜を刺激しないように低空を飛んで中腹へ向かった。
だが、下りてみると中腹の山林や草原の状況は想像以上にひどいものだった。
「ひどいのね。なにもかも死に絶えてるのね……」
草木は一本残らず茶色に変わり、地面にはあちこちに鳥や鹿、ネズミから昆虫にいたるまであらゆる動物の
死骸が横たわっていた。
タバサは、きゅいきゅいと落ち着き無く周りを見回しているシルフィードを置いておいて、無表情のまま
地面に横たわっている鹿の死骸を検分して、それがのどのあたりをなにかにこすりつけたあげく、血を吐いて
死んだことに気がついた。
「お姉さま、何かわかったのかね?」
「窒息死してる、呼吸器官を破壊されて息ができなくなったのね。周りもみんなそう、原因は……」
「な、なんなのね? もったいぶらずに早く言ってなのね!」
「恐らく、毒」
タバサは喉の奥から搾り出すようにその忌まわしい単語を口にした。『毒』、その言葉が脳裏をよぎる度に、
彼女の胸に熱い怒りの炎が湧いてくる。しかし、今はそんなことを気にしている場合ではない。問題に
するべきは、これだけの生き物を殺した毒の正体である。
シルフィードは、タバサに毒と言われてうろたえていたが、やがてどうにか落ち着くと、人間に劣らないという
韻竜の知識を総動員してタバサに聞いてみた。
「ふぃーびっくりしたのね。けど、ここは火山なのね、ときたま毒の煙が噴出すのはあることじゃないのかね」
「……」
タバサは即答しなかった。確かに火山は時としてふもとの街一つを全滅させるほどの火山ガスを噴出する
ことがある。常識で考えればシルフィードの言うとおりだろう。また、毒性ガスのせいで火竜が山脈にいられなくなり、
ふもとに降りてきたと説明もつく。けれども、どうにも釈然としなかった。
これといって、物的証拠があったわけではない。しかし、火山から吹き出す有毒ガスが致命的な毒性を見せるのは、
窪地などに空気より重いガスがたまって濃度が濃くなった場合などがほとんどで、風通しのよい山腹でこれほどの
生物を殺すとは、よほど濃度の濃いガスが一度に大量にやってきたとしか考えられない。そして、それだけの
ガスを発生させたにしては火山はおとなしすぎる。
タバサが、どうにも自分を納得させられずに、石像のように固まって考え込んでいると、元々こらえ性のない
シルフィードがしびれをきらしてわめいてきた。
「もー、お姉さまったら、これは自然のせいなんだから人間にはどうしようもないのね。いえ、人間どころか
精霊の力、人間の言う『先住の力』でもこればっかりは止められないのね。大地の怒りには何人も逆らえません、
お姉さまはシルフィより頭がいいけど、これだけは間違いないのね」
一気にまくしたてたシルフィードのご高説をタバサはやはり黙って聞いていたが、やがてどうしても納得の
いく答えを出せなかったらしく、短くため息をつくと、再びシルフィードの背に乗り込んだ。
「もう少し調べてみる。飛んでいける限り山頂に向かって」
「えーっ、ほんとお姉さまはあきらめが悪いのね。火竜に目をつけられたら大変な……のっ!?」
シルフィードはタバサへの抗議を中断せざるを得なくなった。突然、足元から突き上げるような衝撃が伝わって
きたかと思うと、彼女達の立っている山腹が激しく揺れ動き、立ち枯れた木々がメキメキと音を立てて倒れていく。
「地震!? 大きいのね!!」
「飛んで! 早く!」
慌ててシルフィードは揺れ動く地面を離れて宙へ飛び立った。その瞬間、槍のようにとがらせた枝を振りかざした
枯れ木が、今までシルフィードのいた地面に覆いかぶさってきた。一瞬遅かったらふたりとも串刺しになっていただろう。
崩壊していく山林を見ながら、ふたりはこれが並の地震ではないことを瞬時に悟った。
「ふぃー、危なかったのね。けどまさか、噴火なのかね!?」
「かもしれない。離れて」
二人は同時に火口を見上げた。異変に気がついた火竜や極楽鳥が次々飛び立っていくのが遠目でもはっきり見える。
普段なら恐ろしいものからはさっさと逃げ出すシルフィードであったが、今回は好奇心のほうが勝るようで、空中に
静止して噴火が始まるのかと息を呑んで山頂を見つめていた。
だがやがて山頂から吹き出していたのは、赤いマグマや黒い岩石ではなく、真っ白い霧のようなもやであった。
「あれは……水蒸気? いや、あれは!?」
そのときタバサは見た。もやの中を動く二つの光る点を。
さらに、もやの中から、まるでガマガエルの声を数倍野太くしたような唸り声が響き、次の瞬間、風が吹いて
もやを一気に吹き払ったとき、二人はそこに信じられないものを見た。
「か、か、か、か、かかか、怪獣なのねーーっ!!」
シルフィードの叫びは、それを極めて簡潔かつ具体的に表していた。
姿は、全身灰色で四足歩行、トカゲのように地面をはいずっているが、背中には頑丈そうな甲羅がついていて、
背面を完全にガードしている。頭はカエルをさらに扁平にしたようにつぶれていて、大きく裂けた口の上に
ぎょろりと目がついている。先程のもやの中に見えた光はこいつの目玉だったのだ。だが、何よりもそいつの全長は
少なく見積もっても30メイルを超え、火竜がまるで小鳥のように小さく見える。
もし、この場に才人がいたら、そいつを見て。
「ケムラーだ!!」
と、言ったに違いない。
地球では、怪獣頻出期の初期に大武山に出現し、初代ウルトラマンや科学特捜隊と激戦を繰り広げた怪獣。
先程の地震はこいつが地上に出てくるために引き起こしたものだったのだ。
ケムラーは、のそのそと火口から這い出ると、山肌をゆっくりと下り始めた。
だが、その様子は当然火竜たちの目に触れる。自分達の縄張りを荒らされた彼らは、翼を震わせ、喉から
うなり声を上げて怒りを露にし、住処を荒らす不貞な侵入者に向かって一斉に襲い掛かっていった。
「あわわ、火竜たち、怒ってるのね。あっけないけど、あの怪獣もう終わりなのね。百匹以上の火竜に
襲われたら、炭も残さず灰にされちゃうのね」
シルフィードは、火竜に取り囲まれるケムラーに同情するようにつぶやいた。だが、シルフィードは大事な
ことを忘れていた。ケムラーが出てきたのは火山の火口なのだということを。
支援
そして次の瞬間、火竜たちの口から一斉に炎のブレスが吐き出され、ケムラーの全身を影さえ見えなくなる
くらいに火炎が覆い尽くした。
「大トカゲの丸焼き、一丁あがりなのね」
のんきそうにつぶやくシルフィードの見ている前で、次第にケムラーを包んでいた火炎が収まっていく。
そしてそこには、先程までとまったく変わらない姿のケムラーが、平然と煮えたぎった岩石の上に居座っていた
のである。
「ななな、なんなのねあの怪獣、岩をも溶かす火竜の炎を浴びて無傷だなんて、信じられないのね」
「……生き物の常識を超えてる。まさに、怪獣」
シルフィードもタバサも、その怪獣のあまりにも生物の常識からかけ離れた光景に驚かずにはいられない。
生き物を超えた生き物、それこそが『怪獣』と呼ばれる生物なのだ。
だが、効く効かないは別として『攻撃を受けた』という事実は、ケムラーの防衛本能をしたたかに刺激していた。
突然、ケムラーの背中の甲羅が、昆虫の羽根のようにがばっと空へ向けて割れて跳ね上がり、ケムラーは
火竜の群れに向けて大きくうなり声を上げた。威嚇しているのだ。
けれど、空を舞う火竜にとって、いかに大きく頑丈であろうと、地を這いずるだけのトカゲを恐れる必要はない。
彼らは、生意気にも吼えてくる相手に向かって威嚇し返してやろうと、ケムラーの正面に集まった。
その驕りが、破滅をもたらすとも知らずに。
ケムラーは、火竜が集まったのを見ると、大きく口を開いて火竜たちに向けた。すると、口の中が一瞬稲光の
ように発光した直後に、煙幕のような真っ黒い煙が放たれて、瞬く間に群れのほとんどを包み込んでしまった。
「煙!?」
てっきり炎でも吐き出すのかと想像していたタバサやシルフィードは、いったい何が起こったのかすぐには
理解できなかったが、煙を浴びた火竜たちが撃たれたツバメのように力を失い、バタバタと地上に落下して
いくのを見ると、タバサは血の気を無くしてシルフィードに怒鳴った。
「逃げて!!」
「えっ、な、なんなの!?」
「逃げて、風上へ向けて、早く!!」
「わ、わかったのね!」
訳の分からぬままシルフィードは全速でその場から離脱して風上へ回った。風韻竜であるシルフィードに
とって、風向きを読むなど児戯に等しいが、普段からは考えられないタバサの慌てようにさすがに無関心
ではいられなかった。
「これでいいのね? でも、なんなのね?」
タバサは地上に墜落した火竜の群れを杖で指した。すでにほとんどが絶命しており、その惨状は目を
覆わんばかりだった。泡を吹いて倒れているもの、白目を向いて血を吹いているもの、なかにはまだピクピクと
痙攣しているものもいたが、やがてすべて動かなくなっていた。
「猛毒の煙……あれを浴びたらひとたまりも無い」
「毒!? ということは、森を枯らしたのも、動物たちを殺したのも!!」
「あいつの仕業……間違いない」
ふたりは憎憎しげに前進を再開したケムラーを睨みつけた。
ケムラーの別名は『毒ガス怪獣』、奴の口から吐き出される高濃度の亜硫酸ガスは生き物を殺し、大地を
腐らせ、空を濁らせる。その猛威は過去も、大武山周辺の生態系を壊滅させ、大武市を死の町にしかけたほどだ。
だが、このまま奴をふもとに降ろしたら近辺の街はおろかガリア全域が危険にさらされる。意を決したタバサは
杖を握り締めた。
「あいつに後ろから近づいて」
「えっ、お姉さま、もしかして……やる気なのかね?」
そんな冗談でしょうと聞き返したシルフィードに、タバサは思いっきり真顔でうなづいてみせた。
「じょじょじょ、冗談じゃないのーね!! 今火竜の大群が全滅させられたの見たでしょう!! どこをどうしたら
戦おうなんて考えがでてくるの!? もうこれは騎士の領分を越えてます、軍隊を呼ぶしかないでしょう!!」
「ガリア軍全軍が集まったとして、あれに勝てると思う?」
うっ、とシルフィードは言葉に詰まった。たった一匹の超獣相手にトリステイン軍全てが敗退したのは、
シルフィード本人も見てきている。ましてやあの毒ガスの威力、人間ごとき何十万集まろうと、呼吸をしなければ
ならない以上勝ち目はない。
「それに、わたしの任務は、どんな理由があろうと失敗は許されない」
さらに、タバサは強い意志のこもった声で言った。
タバサの北花壇騎士という立場は、国の暗部を担当するだけに、どんな仕事でもできませんとは言えない。
第一、王位継承戦に敗れ、暗部の仕事でかろうじて命脈を保っているタバサが、仮に一度でも失敗したら、
イザベラをはじめとする彼女に敵対する王宮の勢力は、それをたてにタバサからその生命を含む全てを
奪い去ることだろう。
だがそれとこれとは話が違う、シルフィードは悲しそうな声で、もう一度だけタバサに聞いた。
「じゃ、じゃあ、軍隊でも敵わないっていう、そんな相手にお姉さまは勝てると思ってるの?」
「それをこれから試してみようというの」
シルフィードは頭の上から氷の塊を落とされたような衝撃を感じた。
「あー、シルフィは目の前が真っ暗になってきたのね。きっとこれは夢なのね、今頃本当のシルフィはやわらかい
わらの中で気持ちよく寝てるのね。そして朝になったら、お日様におはようって言うのね……って、痛っ!!」
タバサは杖の先で思いっきりシルフィードの頭をこずいていた。
「大丈夫、起きてる起きてる……心配しなくても、後ろからなら毒煙は受けないし、あいつの首は後ろを向けない」
言外に「行け」と言っているタバサに、シルフィードは心底がっくりしたが、仕方無しにその指示に従うことにした。
「シルフィはときどき自分がハルケギニア一不幸な竜なんじゃないかと思うのね。でも、お姉さまはどうせシルフィが
いなくてもやる気なんでしょう。はいはい、そんなお姉さまをシルフィはほっておけません。こんなお人よしな韻竜を
使い魔にできたことを始祖とやらに感謝するがいいのね。じゃあ、いくのねーっ!!」
長い独白の後、シルフィードは急上昇すると、ケムラーの真後ろ、山頂方向から一気にケムラーに接近した。
たちまち、怪獣の巨体が眼前に迫ってくる。タバサは呪文の詠唱を始め、攻撃目標を定めた。
選択した攻撃呪文は『ジャベリン』、氷の槍を作り出し敵を串刺しにする魔法。先の火竜の攻撃で、怪獣の
皮膚が熱に対して極端なまでの防御力を持つことを把握したうえで、物理的に皮膚を打ち抜くのが狙い。
そして目標とすべきは、比較的皮膚が薄いと思われる尻尾の付け根。
目標の真上に出たとき、タバサは小さな目を見開き、渾身の力で完成させた全長5メイルにもなる巨大な
氷の槍を打ち下ろした。
だが、ジャベリンはケムラーの皮膚に1サントも刺さることなく、先端からぐしゃりとつぶれて、美しいがまったく
無価値な氷の破片へと姿を変えてしまった。
「!?」
タバサは一瞬自分の目を疑った。数十サントの鉄板も打ち抜けるほどのジャベリンがまったく通用しない。
怪獣の防御力を完全に見誤っていたことに彼女は遅かれながら気がついた。だがそれは彼女の責任では
ない。ケムラーは鈍重な外見に反して、ジェットビートルのミサイル攻撃はおろか、ウルトラマンのスペシウム光線
さえ跳ね返した恐るべき経歴を持つ怪獣なのだ。
ただ、タバサが自分を失っていたのは、時間にしてほんの刹那のあいだだけだった。
戦いにおいて予想に反したことが起こるのは珍しいことではない。彼女はすぐに、自分の攻撃がこの怪獣には
通じないことを悟って、シルフィードに離脱するように命じた。
しかし、効かなかったとはいえ攻撃を受けたことに気がついたケムラーは、尻尾を持ち上げると、二股に分かれている
その先端をシルフィードに向けた。
「避けて!!」
とっさにそれが攻撃を意味すると察したタバサは、シルフィードの右の翼の付け根を叩いて叫んだ。
瞬間、怪獣の尾の先端から白色の光線が放たれふたりを襲ったが、タバサのおかげでシルフィードは間一髪のところ
で、右旋回でそれをかわした。だが、外れた光線は山肌をえぐり、固い火山岩でできたそれをバラバラに粉砕してしまった。
「あ、危なかったのね……」
どうにか攻撃の届かない高空まで逃げ延びたシルフィードは、寿命が100年は縮んだと息を吐き出した。
タバサのほうは、いつもの無表情に戻っているが、杖を握り締めた手は力を込めたあまり真赤になっている。
怪獣の防御力だけでなく、攻撃力も読み誤っていたことに、自分の判断力の甘さを痛感したからだ。なにが後ろは
死角だ。あんな武器がある以上、どこにも安全な場所などありはしない。
現状では、この怪獣の前進を止める方法は何も無い。ケムラーは文字通り無人の野を行くがごとく、山肌を
悠々と降りていく。その進行方向に小さな村があった。
「か、怪獣だーっ!!」
「た、助けてくれっー!!」
村にいた山師達が慌てふためていて逃げていく。
ここは、山脈のふもとにいくつかある鉱山村のひとつで、火山から採れる硫黄や、近辺で採掘される砂鉄などを
石炭を使って精錬している10軒ほどの小規模集落だが、ケムラーはその中央に一軒だけある大きな工場に近づくと、
火を落とす間もなく、煤煙を噴き上げていた煙突にかぶりつき、煙をゴクゴクと飲み込み始めた。
「け、煙を飲み込んでるのね……!?」
唖然と見守るシルフィードの眼下で、ケムラーはしばらくのあいだうまそうに煙を飲んでいたが、やがて
満足したのか、煙突から離れると、集落の家々に向かってあの真っ黒な煙を吹きつけた。
するとどうだ、煙を浴びた家々が土台からふわりと宙に浮き上がったではないか。そして、浮き上がった家は
わずかに宙を舞っていたが、ドアや窓からガスが抜けると、次々地面に落下して瓦礫の山に変わった。
「い、家が空を飛ぶなんて、いったいなにがどうなっているのね?」
「風船と同じ、煙を中に吹き込んで、その力で宙に浮かせてるの。多分、あいつは排煙が好きで、吸い込んだ
煙を猛毒に変えて吐き出すことができる。恐らく、これまでは火竜山脈の煙で満足してたんだけど、火山が
活動を開始したから、中にいられなくなって煙の多い人里に下りようとしてる……」
「ちょちょ、煙って、この近辺だけでも鉱山村はごまんとあるし、工場や製鉄所も入れたら煙の出るところなんか
ガリア中にいくらでもあるのね!」
シルフィードは言いながら自身の言葉の恐ろしさを悟っていった。つまり、あの怪獣にとってガリア中、
いやハルケギニア中の町々が餌場ということになる。
なんとしても、ここでこいつを食い止める。タバサは任務とは関係無しに、ケムラーと戦う覚悟を決めた。
それは、愛国心や使命感といったものでは言い表せない。
父が、母が愛したこの国、そこに生きる人々を守る。愛する両親に教えられた"クニ"を守ろうとする心。
そしてもうひとつ、彼女はまだ気づいていないが、あの毒ガスによって苦しみながら死んでいった火竜の姿に、
キュルケやルイズ達の姿が重なって、絶対にこいつを進ませてはならないと、彼女にそれを命じていたのだ。
続く
では、前編はここまでです。
支援どうもありがとうございました。
今回はガリアでの話なのでルイズや才人の出番はなし。当然ウルトラマンAの登場もありませんでしたので、
どちらかといえばウルトラQのようになりました。
それでは、次回は本邦初の生身の人間対巨大怪獣の戦いになります。
うーん、なんかタバサとシルフィードが万丈目と一平に見えてきた。
投下乙です
そういえばケムラーは一応は科特隊がとどめをさしたんだっけ?
しかしそれもウルトラマンのフォローと科特隊の新兵器あってのことだし
どうやってたおすのか想像つかん
乙でした!
どうやって倒すのか、楽しみです!
今までに無い程wktkしてる俺がいるww
続きが待ち遠しい! 乙です!
>>556 本スレ怖いということで、しばらく避難所の練習(+代理)スレで連載してた
最近殺伐としてるからな
だがそれがいい
>>552 ところで前回までは表題を末尾に付けてたけど、今回からは無いのかな?
Wikiのメニューのページを修正しようとして気付いたのだけど
投下予約なければ、16:55くらいにSSを初投下しようと思います。
分量としては6レス程度。
召喚元は「マルドゥックベロシティ」のウフコックです。
まぁ投下する方はそちらへ…だな
現在488KB
なわけで支援などが入っても13KBに収まるネタならいいが
よくわからんなら次スレ投下でOK
残り12kBか
向こうに移っちゃってこっちは埋めちまったほうがいいかな
582 :
577:2008/10/05(日) 16:55:41 ID:Ggr6q+7O
あ、補足。6レスと書きましたが、今回投下するのが6レス程度だけ、
という意味で、全体から見たらプロローグ程度です。
>>578-581 あ、失礼しました。ではそちらに投下します。
はえーな、もうそんないったのか
投稿が多かったのも有るけど無駄にaa貼るから早く容量尽きちゃうんだよね
500KBなら超人日記からA児召喚(ジャム付)
600レスいってないのに次スレは早いな
今回やたらと雑談の割合が少なかったんだよな
まあいいや埋めちまおう
あと10kbか
どうせ埋めるなら作家への応援に使わないか?
グルグルの人GJ!
続き楽しみにしてます、けどできればオヤジやギップルもいっしょに見たいです
ならば、自分もマネしてっと
社長の人GJ!
この先、どんなデュエルと舌戦を繰り広げてくれるのか、楽しみにしてます
ギフトの続きが読みたいなあ
蛇の人はどこへ行ってしまったんだ・・・
>>590 話は出来てる見たいだし、近日中に来てくれるのを待ってようぜ。
たまにあることだが不注意の割り込み予約に先を譲られるとなぁ……
乳酸菌が不足してきた。銀様とルイズのキャッキャウフフをーミーディアムの人ー
ガリア情勢いじってる作品が結構好き
とくに原作最新刊を読むともう・・・
しかしガリア情勢いじると原作トレースがほぼ不可能なんだな
さっき某所の「ゼロの冥王」を読んで思い出したけど、「イクサー2」召喚ってどうだろ?
>>595 それで書いてくれたら良いか悪いか判断するぜ
あのOVAあんま長くないからほとんどオリキャラになりそうじゃね
イクサー1ならルイズと
「これがシンクロ!!」とか使えてよさそうだが
黒蟻さんはもうこないのかな
黒蟻はあれだけでも読めてよかったと思える作品だけどやっぱり戻ってきて欲しいよなー
イザベラ管理人の続きを……ッ!
俺は!
待ってますんで、どうかひとつ。
500kbなら黒蟻ほか休止中の作品が大量復帰
500KBならティファニアが桃鉄の司会者ももたろう召喚。
トリステイン、ゲルマニア、ガリア、ロマリアで桃鉄勝負をすることに。
500KBなららくだい魔女とか児童書から召喚
いきなりSBRになったw
607 :
ゼロのグルメ :2008/10/05(日) 20:33:07 ID:CvPX0Tf/
……とにかく腹が減っていた
俺は仕入れた輸入雑貨を置いておく倉庫で南千住に格安の物件があるというので
見に来たが予想を上回るボロさだった
その上隅田川が近いせいか品物に最悪の湿気が強くサビやカビがひどい
全くの無駄足だった
「あんた誰?」
おまけにどうやら俺はまたも路に迷ったらしい
目の前には見知らぬ学校の生徒達がいた
「ルイズったら『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出してるわ」
「さすがはゼロのルイズだ!」
みんなマントに杖を持っているのはなぜだろう?
でもある種の美意識が感じられる…
「ミスタ・コルベール!」
「なんだね。ミス・ヴァリエール」
「あの!もう一回召喚させてください!」
「それはダメだ。ミス・ヴァリエール」
「どうしてですか!」
「決まりだよ。二年生に進級する際、君たちは『使い魔』を召喚する。今、やってるとおりだ…」
目の前の生徒が先生らしき人物に注意を受けているがこっちはそれどころじゃない
とにかくどこか店をさがさないと……
「ちょっとあんたどこに行くのよ!?」
まいったな…いったいどこに迷い込んでしまったんだ?
さっきから見慣れない景色が広がっている
イヤ…焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ
腹が減って死にそうなんだ
「見つけたわ!あんた儀式の途中で勝手に出歩かないでくれる!?」
くそっ、それにしても腹減ったなぁ
どこでもいいから“めし屋”はないのか?
「コラ!無視するな!!」
608 :
ゼロのグルメ :2008/10/05(日) 20:34:43 ID:CvPX0Tf/
しばらく歩いているとそれっぽい建物が見えてきたぞ
ええい!ここだ、入っちまえ
「どうされましたか?」
「何か腹に溜まる物を…」
「シチューしかないですけどいいですか?」
「じゃあそれで」
注文をしてしまうと少し気が楽になり店内を見回すゆとりが出てきた
しかし…さっきのウエイトレスの格好は凄かった
今流行りのメイドさんというヤツだろうか?
「はい、おまちどうさまです」
「ほー、うまそう……もぐ」
なんとも素朴な味のシチューだ
子供の頃、夏休みに田舎のおばあちゃんちで食べたお昼かな?
しばらく食事を楽しんでいるとさっきの生徒がやってきた
「まったくこんなところにいたのね、さっきから人の話を聞かずに勝手にうろちょろして!
さあ早く儀式を済ませるわよ!!」
生徒のあんまりな物言いに思わずカチンと来る
「人の食べてる前でそんなに怒鳴らなくたっていいでしょう
今日はもの凄くお腹が減っているはずなのに見てください!
これだけしか喉を通らなかった!!」
「ハァ?あんたそれ大方食べてるじゃない?」
「フン!」
「がああああ!痛っイイ、お…折れるう〜〜〜〜〜〜」
「それ以上いけない」
ウエイトレスの一言でふと我に返る
あーいかんなぁ…こんな…
いかん、いかん
「……お勘定」
「は、はい…えーと800円です」
「ごちそうさま」
「…ありがとうございます」
俺はゆったりと店をでる
腹ははち切れそうだ…食いすぎた
俺は数メートル歩いたところで店を振り返った
おそらく…俺はあの店には不釣り合いな客だったんだろうな…
ようやく明治通りに出た、タクシーが来れば乗ろう
来なければ歩いて地下鉄日比谷線の三ノ輪駅に出ればいい、そう思った
俺は得体の知れない奇妙な満足感を味わっていた
通貨が何故に円w
○________
なぎはらえー |:|\\:::::||.:.||::::://|
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ト、 ,.  ̄ ̄Τ 弋tァ― `ー / 从 |メ|_l l_.l斗l |ヽ V |:| ̄ フ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ \__∠ -――く __ .Z¨¨\ N ヒj V ヒソ l .l ヽ\| / /
ヽ ∠____vvV____ヽ < ≧__/ ゝ、t‐┐ ノ .|┐ ./ /
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500kbなら俺に創作意欲がわきまくる
せっかく暇ができたのに筆がすすまねぇ…
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なぎはらえー |:|\\:::::||.:.||::::://|
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ト、 ,.  ̄ ̄Τ 弋tァ― `ー / 从 |メ|_l l_.l斗l |ヽ V |:| ̄ フ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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