リリカルなのはクロスSSその13

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1名無しさん@お腹いっぱい。
ここはリリカルなのはのクロスオーバーSSスレです。
ガンダム関係のクロスオーバーは新シャア板に専用スレあるので投下はそちらにお願いします。
オリネタ、エロパロはエロパロ板の専用スレの方でお願いします。
このスレはsage進行です。
荒らし、煽り等はスルーしてください。
次スレは975を踏んだ方、もしくは475kbyteを超えたのを確認した方が立ててください

前スレ
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187176581/



過去スレ
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1186669558/
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ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1184393091/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1183637309/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1182871170/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1182002145/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1180901290/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1179746193/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1177202668/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1184997868/
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1186147008/

まとめサイト
ttp://www38.atwiki.jp/nanohass/
2名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 01:48:09 ID:ovnV6EST
乙!!!!
3リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/08/22(水) 01:49:05 ID:hEfGzjLx
               ◇ ◇ ◇

入り口にある木々を飛び越えたと同時にオレンジ色の鎖がマオを襲う。
腕に絡みつく鎖、マオは兵装ラックから単分子カッターを取り出し切り裂く。

「待ち伏せ!?」

『そのようだ。だがザフィーラがいなければ脱出は不可能だ。ヴィータは手が離せないようだしな。』

「そのザフィーラってのはどこにいるのよ?」

近くにいる魔導師たちに片っ端から電気銃を放つがあまり効果がない。
相手も馬鹿ではない、対抗策はきっちりとっているようだ。

『もう来ているはずだ。だが、あと80秒余っているからな・・・
 時間が来るまで不用意に姿をあらわさんだろう。』

「早すぎたっての?ECSを使わないでこの包囲を無傷で突破するなんて無理よ?
 できても血の雨が降ることになるわよ。」

周りには6人の魔導師、二人ほど毛色が違うがマオの周囲を浮遊してデバイスをこちらに向けている。

「これでチェックメイトです。30秒以内に機体から降りてきなさい!」

代表としてあのお嬢ちゃんが投降を促す。

『あと68秒・・・なんとか持たせろ』

手の中のシグナムがえらく無茶なこというが、少しでも動けば蜂の巣にされかねない。
それほど周りの連中は殺気立っている。
残り45秒を切ったが、限界だ。

『ミサイル警報!数1、高速で接近中!』

「!? ECM(電子対抗手段)作動!」

フライデーが突如、15q先からのミサイルが発射されたという警報を鳴らす。
矢継ぎ早に指示を飛ばすがミサイルは欺瞞されない。

「くっ!」

手のシグナムを庇うようにミサイルに背を向ける。
着弾する瞬間、世界から全ての音が失われ、やがて閃光と爆音が辺りを覆う。
衝撃波と熱がその場にいた全員に襲い掛かり、広場の木々、ビルのガラスを粉々にした。
機体が大きく揺れマオはコックピットでしたたか頭を打ち付けてしまった。
衝撃が収まり、いち早く立ち直ったマオは腕のシグナムに声をかける。

「生きてる?」

『ああ、なんとかな。ちょうど時間だ。』

シグナムがそういった途端、M9の足元に白い剣十字の魔法陣が浮かび上がる。
M9のセンサー、計器が異常数値を弾き出し警報を鳴らすが
それらを無視するように守護騎士と機械の兵隊の姿は海鳴市から消えていた。
4名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 01:49:32 ID:lGy35xLG
乙、そして多謝。
5リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/08/22(水) 01:52:23 ID:hEfGzjLx
ええっと、投下終了
不手際があったことを深くお詫び申し上げます。
これからは長くなったらAパートとBパートに分けて投下しますので平にご容赦を・・・
また駄文でありますが感想などをいただけたら幸いです。
6名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 01:56:21 ID:lGy35xLG
>5
乙です。
僕も本編の魔法万能主義には些か疑念を持つ向きなので、知恵と技量で生き残るのが素敵だと思います。
7名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 02:04:30 ID:ATUl1nvZ
本編は魔法万能主義というより、
魔法は個人の才能差があるけど機械だと誰でも使えるから、
ということで科学の発展を制御しているとか言うのをどこかで見た覚えがある
8名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 02:15:06 ID:6Fxj5nRI
その”科学の発展を制御している”を変えたいのがスカ博士なの?
9名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 02:53:38 ID:Xnd9SeYm
>>7
強力な外敵がいるから、発展し続けているのがNWの舞台の
ファー・ジ・アースなんだよね
超ロングレンジライフルを量産して魔道師達に持たせたら簡
単にゆりかごを落とせそうな気がする
実際、強化人間でニゲレイター+ウェポンマスタリーの特技持
ちにG・ブルームにスロット増設=超ロングレンジライフル
追加で、相当凶悪なのが出来るし
10名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 04:19:47 ID:J9J2662A
>>7
しかし科学技術込みでヤバイことこの上ないロストロギアの回収&解析は盛んにやってるってのがね。
ご禁制のはずの戦闘機人やロストロギアも職員に加えて使ってるし。

しかし何よりの問題はシャーリーやマリーの行き着く先がスカにしか思えないという辺りww
11名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 04:32:20 ID:BYpkwNEB
外敵ね
異世界干渉って基本的に敵を作る割合の方が多いような
もちろんうまくいってる例も多々あるだろうけどさ

だからといって何もしない方がいいかと言うとそれは違うだろうな
ユニゾンデバイスを脳天に撃ち込まれて絶賛死にかけ中のどっかの少年がいってたな
「ただ、起こし続けよう。何かが起きるように」所詮は駄目人間の足掻きだけどな
この少年は本物になれるのかね?一人になっても飛ぶ覚悟はあるからいいけど
アーキタイプのデバイスを手に入れたのに自分自身の体を侵食されてちゃ話にもならん
12名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 06:43:50 ID:zDap5k2S
基本的に大概のSFでは
時間やパラレルワールドとかは下手に弄ると
何が起こるか分からないので下手な干渉は
重罪なんだけど製作者サイドは
「時空管理局はそれすらも問題無く行える凄いプロ集団」
って設定にしたかったのが説明不足で見る人からは滅茶苦茶に見えているのでは?
13名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 06:59:28 ID:IckloASH
>>10
というか中破したスバルを修理できてるんだし、完全に本局は戦闘機人の技術完成させてるな。
14恐怖の将 20 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/22(水) 07:54:29 ID:HfmI9qBA
『地獄の九所封じその2とその3!! スピンダブルアームソルト!!』
「うああああ!! 両腕がぁぁぁ!!」
『バゴアバゴア! 既に貴様の背中と左右の腕の三箇所封じ込めた!
残りは六ヶ所だ! 地獄の九所封じその4とその5!! ダブルニークラッシャー!!』
「あああああああ!! 両脚がぁぁぁぁ!!」
『脚がくっ付いているだけでもありがたいと思え。私が力を加減しなければ
お前の両脚は圧し折れているぞ。バゴアバゴア! だがまだまだ続くぞ!
地獄の九所封じその6!! カブト割り!!』
将軍はなのはの頭をまるごと地面に突き刺した。咄嗟になのはは防御魔法を
頭部に展開して死は免れたが…むしろそちらの方が将軍にとっては都合が良かった。
『バゴアバゴア…お前…ブリッジ出来るか?』
今度は将軍はなのはの脚の方も同じ様に地面に突き立て、ブリッジの体勢を取らせた。
『地獄の九所封じその7!! ストマッククラッシュ!!』
無理矢理ブリッジの体勢にさせられたなのはの腹部に高く跳びあがった将軍の
頭突きが炸裂した。これも将軍自身の手加減と防御魔法とバリアジャケットの恩恵で
死に至る事は無かったが、それでも腹部は完全に変色させられていた。
しかし…それでもなのははまだ起き上がってくるのである。
「まだまだ…これくらいで…。」
『バゴアバゴア! 凄いな! 手加減をしているとは言え、脆弱な人間の身でありながら
ここまで頑張るとはな…。敵ながらあっぱれ。賞賛するぞ…。』
将軍は手を差し伸べた。つまり握手しようと言う事なのであるが…
『ちなみに…この握手こそが地獄の九所封じその8だったりする…。』
「え!?」
その時には既に遅かった。なのはの右手は既に将軍に掴まれており、
なのはの意識がどんどん薄れ始めたのである。
『バゴアバゴア…掌には思考能力を司るツボがあるのだが…そこを突くのがこの地獄の九所封じその8よ。』
「そ…そんな…。徐々に思考能力が…薄れていく…。」
なのははその場に倒れ込んだ。しかし、将軍はそのなのはを抱え上げていた。
『さて…これが最後だ。まだお前の身体の中で変色していない部分。
すなわち首下に地獄の九所封じラスト・ワンである地獄の断頭台を叩き込み、
完全に息の根を止める!! くらえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』
将軍は非情にもなのはに再びダブルアームスピンを仕掛け、両者ともに天高く舞い上がる。
そして将軍の膝がなのはの首下に引っ掛けられる直前に…
『何!?』
悪魔将軍の顔面にレイジングハートが突き立てられていた。
「ゆ…油断大敵だね…将軍さん?」
直後、将軍の顔面にゼロ距離ディバインバスターが炸裂していた。
『うおおおおおおおおおお!!』
これで完全に倒せたとは言い難い。しかし…それでも将軍の本体に大きなダメージを与えていた。
『何故だ!? 何故にまだ動ける!?』
「わ…私を人間と侮って手加減してくれてた…って言うのもあると思うけど…
やっぱり…まだまだこんな事で私は死ねない…死んじゃダメなんだよ…。
ユーノ君が絶対に生き残る様に言ってくれてたから…だから…どんなに倒されようとも…
どんなに這い蹲らされようとも…生き残って見せる!」
『何故だぁぁぁ!! 何故起き上がってくるぅぅぅ!! 私の八箇所封じは決まっているはずだぁぁ!!』
将軍はなのはを殴り付け、倒れ込んだ後も何度もストンピングの雨を浴びせた。
しかし…それでもなのはは全身血だらけになりながらも起き上がってくるのだ。
「わ…悪いけど…私はまだ寝られないの…。」
15恐怖の将 21 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/22(水) 07:55:47 ID:HfmI9qBA
                   ',ヽ,
                    ', ヽ,              ,/⌒´`⌒
             ,r-‐ー‐丶、,,,_,.,,,,,,'   ',          /⌒´
          |     ´   ,'   ',、   ',ヽ     ( ゲ…
            |.       c (    ,'c\、 l ',  / ゲェ――――――ッ!!
          |    ∩    c'丶- c. ,-、ヽ  ', (  こやつ まだ
      l',   |   l l ∪,/`'''ヽ、   /__ノ;l |.   l \ 起き上がってくる
      l ヽ,  ,l   ∪ ll;;ヽ---';;;||  | ll;;;;;;;;!、|   l   l つもりか!!
      ゙, `' 、!,,,,,     ||;;;;;;;;;;;;;;;;;;|| ┃.ll''/´. | ,'   ,(_ 
      ',     ',.   └===' c  |.c´    |.,',ィ''~ ./
\     ヽ     l          c  | c    .l´.      ̄ ',⌒`ヽ,,_,ノ ̄`ヽ
  \     `t-ェ,,_l,..'',   |.|∪  c |. c   ,!`~~`ヽ   ',  //;;;;;;;;|: : : :',
   \   _,. !-'''"    ',   ||      |     ,'`ヽ `~ヽ   ', //;;;;;;;;;;|: : : :',
将軍に焦りが生じた。何故だ? たかが人間だと言うのに…八箇所封じは決まっていると言うのに
何故起き上がってくる? かつてキン肉マンと戦った時もそうだった…。どんなにボロボロに
されようとも起き上がってくる…。将軍にはこれが理解出来なかった。
『貴様ぁぁぁぁぁ!!』
再び将軍の拳がなのは目掛けて振り下ろされようとした…が、その時だ。
突然将軍の動きが止まったのだ。
『な!? 何故だ!? 何が起こった!? 身体が言う事を聞かん!!』
「なのは一人だけ辛い思いをさせるわけにはいかない!!」
「!?」
突然なのはの耳に入って来た聞き覚えのある声。それは将軍に取り込まれたはずのフェイトの物だった。
「そうや! 私だって寝てられへんわ! 身体は乗っ取られても心までは乗っ取られへんで!」
今度ははやての声…。そして次々に将軍に取り込まれたはずの人々の言葉が続く。
そして…その声は将軍そのものから聞こえて来たのである。
「なのはさんしっかりしてください!!」
「わ…私達だって…戦います!!」
今度はスバルとティアナの声…。それと共に悪魔将軍が苦しみだしたでは無いか。
『うおおおおお!! 貴様らぁぁぁぁ!! この私に反抗するかぁぁぁ!!?』
突然悪魔将軍の動きが鈍り、苦しみだした原因…。それは悪魔将軍が自身に取り込んだ者達にあった。
悪魔将軍に取り込まれ、自身の身体にされてしまったフェイトやはやて…スバルやティアナ達が
悪魔将軍の内側からの抵抗を始めたのだ。
「みんな…。」
絶望しかけていたなのはの心に希望が沸いて来た。
皆は死んではいなかった。それどころか共に戦ってくれている。
そう思うとなのはの身体にも何処か力がみなぎってくる…。
『貴様らぁぁぁぁぁ!! 邪魔をするな!! 邪魔をするなぁぁぁぁ!!』
「うおおおおおおおおおおおおお!!!」
「今だなのは!! 私達がコイツを止めている内に…コイツの本体を撃てぇぇ!!」
「分かったよ!!」
なのはは再び起き上がり、残った力の全てを振り絞って悪魔将軍に突撃。
再度レイジングハートを将軍の額に突き立てた。さらに恐ろしいまでの魔力が
レイジングハートへ集まって来る。
「これで終わりだよ!! 全力全開!! ゼロ距離…スタァァライトブレイカァァァァァァ!!」
『何!? うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!』
悪魔将軍の本体である頭部をなのはのスターライトブレイカーが飲み込んだ。
そして魔力爆発の奔流が晴れた時…そこには何事も無かったかのように
その場に立っている悪魔将軍の姿があった。
16恐怖の将 完 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/22(水) 08:00:27 ID:HfmI9qBA
「うそ…まだ生きてる…。」
なのはは愕然とし…力の全てを失ってその場に倒れ込んだ。最後の力を振り絞った
スターライトブレイカーさえも悪魔将軍には通用しなかった。もう終わりだ。
なのはは己の死を覚悟した。だが…将軍は攻撃して来なかった。それどころか
将軍の頭部に亀裂が入り始めていたのである。
『バゴアバゴアバゴア! 脆弱な人間の身でありながら良くやったと褒めてやろう。
その頑張りに免じて今回はここで一度退くとしよう…。しかし勘違いしてはいかんぞ。
私は死んだのでは無い…。再び眠りに付くだけの事だ。私は不死身の恐怖の将! 悪魔将軍!
またいずれ何か別の物に取り付いて復活を成し遂げてみせよう。だが…その時には貴様は
老いてこの世にはいまい。バゴアバゴア!! バゴアバゴアバゴアバゴアバゴア!!』
悪魔将軍はその様に笑いながら砕け散り、ダイアモンド欠片へ姿を変えていた…
いや…悪魔将軍の本体が大魔王サタンと言う名のアストラル体とするのならば…
それはもうただのダイアモンド欠片に過ぎないのかもしれない…。

悪魔将軍が砕け散った事によって発生したダイアモンド欠片はミッドチルダ中に降り注ぎ
奇跡を起こした…。悪魔将軍に取り込まれていた者達が全て元に戻り、荒廃した街は
元通りになり、空は青空を取り戻した。そして…
「なのは!」
「ユーノ君!」
なのはの前に死んだと思われていたユーノが走って来た。
「ユーノ君大丈夫だったの!?」
「良くは分からないけど…気付いたらこの通り…。」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん何か良く分からないけど…良かったぁぁぁぁぁぁ!!」
なのはは思わず泣きながらユーノに抱き付いた。確かにあの時死んだはずだった
ユーノが今この様に無事にいるのかは分からないが…とにかくなのはにとって喜ぶべき事だった。

地獄にそぼ降る再生のダイアモンドダスト…。これによってユーノは再生し…
悪魔将軍に取り込まれた者達も再び元に戻った。今はそう考えるしか無いだろう…。
地球デーモンシード事件と呼ばれる悪魔将軍復活未遂事件の際も
この再生のダイアモンドダストで死亡した超人達が蘇ったのだから…。

ミッドチルダの全てを掌握した悪魔将軍も再び消滅した。
しかし…悪魔将軍本人の言う通り…何時の日か再び蘇って来るだろう…
それも…なのはが生きていない未来かもしれない…

「仮に私がいなくても…きっとその時代に生きる人が…意思を告ぐ人が…
代わりに悪魔将軍…貴方を倒してくれるはずだよ…。
それが出来る人を未来に残せる様に…私も頑張らなきゃ…。」

確かに次に悪魔将軍が復活した時、その時にはなのははもう生きてはいないのかもしれない。
しかし、戦技教官であるなのはは意思と技術を後の世代に残し伝える事が出来る。
再び悪魔将軍が復活しようとも…その時代においても自分の様に戦う事が出来る者が
誕生出来る様に…自身の意思と技術を未来に伝える。なのははますます戦技教官としての
責任の重さと感じ、改めて頑張る決意を固めていた。

「でもさ…まずその傷を回復させないとね…。」
「イタタタタタタタ!」
ユーノに言われるまで気が付かなかったが、将軍から受けた傷も決して浅くは無かった。
再生のダイアモンドダストによってある程度は回復した様子であったが、
それでも入院は必要だろう。数年前のあの大怪我程酷くは無い分まだマシだが。
                  おわり
17名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 08:01:34 ID:lGy35xLG
戦闘機人周りは、
『本来医療用であるサイボーグ技術を濫用し、
 意図的に戦闘用に改造したり、常人を著しく上回る身体能力を付与する事』
を禁止・制限していると思うんだけどね。

スバギンは自身の意図で機械化した訳じゃないので、
*野にあるうちはリミッタを掛けていれば問題ない。
*管理局入りを決めた時点でリミッタを外され、慣れないうちは大迷惑。

かな?
18 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/22(水) 08:02:31 ID:HfmI9qBA
先生ついやってしまいました。(特に将軍AAとか)
今も反省してません…

結局決着を将軍の戦意喪失と言う事にしたのは、両方の名誉を傷付けない為に
仕方の無かった事と言う事でお願いします。元々将軍はキン肉マンでも
自分以外の色んな外的要素があって初めて勝利出来た相手ですし、
劇場版のニューヨーク危機一髪でも将軍に取り込まれた正義超人達が
内側から抵抗して初めて勝利出来たくらいです。
だから流石のなのはさんでも力押しでの勝利って言うのはさせられませんでした。

    iーj;二二;,__r‐、        >>1
   {~タ-―=二、`ヾ、~l     ≡三< ̄ ̄ ̄>
 ,-r'"_,,  ,__  ` -、 `i)       .≡ ̄>/
 彡;  ;/~_Z_ ̄`ー、_  `l、   ≡三/ /
 7   /. `ー-ヲ t‐-、!`ヽi::r   ≡/  <___/|
    /:::/:::  ,.、 `!~| ) /  ≡三|______/
 :;,;-〈 /::: Fニニヽ| .| lヽ  
 '   fヽ  ヾ--"  l,/ /r'" 
   | ` 、___,..- '"| ゝ    こ、これは乙じゃなくてロングホーンなんだから
   ヽ   /    レ"`‐.、_.   変な勘違いしないでよねっ!

>>リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2氏
試験は無事合格した様子ですね。次はなのはから課せられる訓練との事ですがどうなるのでしょう?

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
一見かなり平和的な様子ですが…それが故に逆に何かありそうですね?

>>リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE氏
魔導師と訓練された生粋の兵士の駆け引きとかかなりシビアでよかったと思います。
19名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 08:13:04 ID:lGy35xLG
>18
乙。
二世や映画は見てないのですが、
ただの小娘と思った相手が悪魔将軍の必殺技を受けて立ち上がるんじゃ、
そら驚きもします、シリアスキャラがギャグで表現もしますわ。

今なら『例えダイヤモンドと言えど、結晶体の『目』を突けば破壊出来る』
という理論が立つんだよなぁ……
20 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/22(水) 08:28:12 ID:HfmI9qBA
>>19
>今なら『例えダイヤモンドと言えど、結晶体の『目』を突けば破壊出来る』
という理論が立つんだよなぁ……

スマソセンが将軍は壊しても無意味なのが問題なんですよ。
例えダイアモンドボディーを砕いてもその破片の一つ一つが襲って来ます。
実際キン肉マンも何とか将軍の体に傷を付けた後、一度傷付けばそこから壊しやすいの理論で
さらに一発入れて将軍を粉々にする事が出来ましたが、次の瞬間にその粉々になった
ダイアモンドに全身を貫かれて血だらけに…なんて事がありました。

あと、追加でやりたかったけど結局やらなかった事を挙げさせていただきますが
>>18を書いた時点ではすっかり忘れてた)
キン肉マンが将軍にロメロスペシャルをしかけて、それで将軍が汗をかくのですが、
その汗もダイアモンドな上に無尽蔵に流れ出てリングがダイアモンド化してしまったり、
逆にキン肉マンがそのダイアモンド汗を自分の顔に受けて自分の顔面をダイアモンド化させて
ダイアモンドヘッドバットとかやらかしたりするシーンあったんですが、
それと同じ理論でなのはがバリアジャケットにダイアモンド汗を受けて
ダイアモンドコーティングさせる…なんてのも考えてました。
21名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 08:56:55 ID:BYpkwNEB
>>12
1〜2期は異世界干渉をやるプロ集団にしては微妙だった記憶が…
22名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 10:14:18 ID:tXkqDopm
管理外世界に来るのなんて、申し訳程度のパトロール隊とたまたま通りかかった遊撃部隊くらいとか
23リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/22(水) 10:19:28 ID:GzEw/pFy
>>1
新スレ建て乙です。

>>5 リリカルパニック氏
GJです。
マオ姉さんとM9の強さが伝わりました。
武装局員はAクラス…AAAクラスにはアーバレストでしか対応出来そうに無いですね。
イオン臭を使って位置把握とは、良いっすねぇ〜

>>18 ◆e4ZoADcJ/6氏
最初の行で「もうやめて!なのはのライフは0よ!!」と言いかけたよ(汗)
悪魔超人の将軍でしたっけ?そんな奴に接近戦を挑んじゃダメ!
なのはの長所は中長距離からの砲撃では(ry
最後のスターライトブレイカーでやっと撃退とは、化け物っすね。
完結おめでとうございます。

リリカルガオガイガーの感想くれた方々ありがとうです。
>>最終決戦ではキングジェイダーと聖王のゆりかごのガチ戦闘とか見てみたい気がしますw
ふふふ、聖王のゆりかごを見てジェイアークと戦わせたいと思い書き始めちゃったり(ぇ
方や古代ベルカの最終兵器。方や赤の星の対機界31原種用超弩級戦艦。
両方ともロストロギア指定で最終兵器…反中間子砲を持っているジェイアークが
圧倒しそうだけど、魔法バリアで防がれるかな?でも…なのはさん内部に突入してるからなぁ…
ヴィータの串刺しを見てガイ兄ちゃんVSパルパレーパを思い出した。
あっちも、倒す前に剣で串刺し。更に倒したあといっぱい出現。

24リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/22(水) 11:18:23 ID:+dco6ZlE
>>18 ◆e4ZoADcJ/6氏
完結おめでとうございます。
どんなに完膚なきまでに消滅させてもいつかは復活するとか
ヤプールなみにタチが悪いな悪魔将軍。
>>リリカルガオガイガー
GJ!
Jが陸士になるとは意外な展開ですね。
25通常の名無しさんの3倍:2007/08/22(水) 12:15:13 ID:6sXUz4cJ
リリカルパニック乙!!
最近は時空管理局こそ諸悪の根源のような気がして仕方ないので、宗助たちの
活躍はすばらしいです!! ミスリルの方も管理局と対決してほしいですね。
宗助たちには、知恵と技術と勇気で魔法を打ち倒してほしいです。
26リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/22(水) 12:37:14 ID:GzEw/pFy
>>24
あぁJの陸士化は、空は飛べる空は好きだ。だが、魔法での飛行ができない…以上
一応魔導師試験ですし(;´w?)
27リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/22(水) 13:23:52 ID:pY6Kos0F
職人の皆様GJです
感想が最近のしかないことをお詫びしますorz

>>リリカルスクライド//G.U.氏
勇者達の化け物ぶりを改めて思い知りました…特に凱
ヘルアンドヘブンで「ウィィィィィィタァァァァ!!」ってやる時にヴィータが「呼んだか?」とか言い出しそうなのが容易に想像でき(ry

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
懐かれてますねケンジャキ…そして志村黒っ!
>日本には始や睦月が…加賀美や氷川さん達だって居る。
あれ?天道はどこに…

>>リリカル・パニック氏
アルフ…ECS探知できるとは、さすが犬ですね…
最高のタイミングでミサイル撃ってくれましたか…アマルガムGJ
そしてスレ立て乙GJです

>>◆e4ZoADcJ/6氏
手加減とか魔法やBJの恩恵受けてるとはいえ、八箇所封じ食らって立てるとは…立派に超人ですね…
そしてSLB食らって平然としている悪魔将軍はもはや化け物ってレベルじゃ(ry
28リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/22(水) 13:30:23 ID:+dco6ZlE
今自分の作品見直してみたら二十四話でスカリーが
ギンガの事を「タイプゼロ・セカンド」って呼んでるけど
よくよく考えてみればギンガは「タイプゼロ・ファースト」だったよ…orz
龍騎氏申し訳無いんですが修正お願いします。
29名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 14:40:02 ID:vdbmw1oL
リリカル・パニック氏GJ
魔法使い対ASなんて無茶苦茶書きずらそうなものを
見事に書いているのがまたすごい

デットヒートを繰り広げるフェイトとM9が脳内再生されました
30リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/22(水) 16:49:27 ID:tHr9K0dx
>>スクライドさん
GとJ(ぉ
いやぁ、ルネとJのツンデレバカップルぶりはいつ見てもお腹一杯になります。
文章力も僕を遥かに凌いでいますね…羨ましいです。
これからも頑張ってください。

>龍騎先輩
あの天の道を往くシスコンはパリに居ます。
ああ、ダークカブトの方は日本で樹花と一緒に暮らしてますよ。
天道から留守を頼むと言われてるので。
31リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/22(水) 17:53:12 ID:+dco6ZlE
二十六話出来たんで六時に投下します。
32リリカルスクリーム二十六話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/22(水) 18:02:02 ID:+dco6ZlE
「スバル…大丈夫?」

「ちょっと痛いけど…平気。ギン姉こそ…だいじょぶ?」

「私はお姉ちゃんなんだよ?大丈夫に決まってるでしょ。」

お互いの身を案じつつ研究施設からの脱出を試みるスバル達。外からは爆発音や叫び声が絶え間なく聞こえてくる。
泣き出しそうになるギンガ。無理も無い…彼女だってまだ八歳の子供なのだ。
だが自分のすぐ横で震えている妹の手前そんな事が出来るはずも無かった。
しかし、そんな彼女達に追いすがる者が居た。
「待てぇ…待ちやがれぇ!お前等だけは逃がさねぇぞ!兄貴も俺もお前等のせいで
こんな目に会ったんだ!そうだ…みんなお前等のせいだ!死ねええええ!」
相棒を失った怒りを彼女達にぶつけるべく現れた暗殺者だ。
自分達がギンガを拉致したのだから彼女達を恨むのは全くもってお門違いもいいところなのだが
今の彼にとってはそんなことは既にどうでもいいのだろう。
恐怖で動けないギンガ達に彼がいましも飛び掛ろうとしたその時!

「な…何だあ…がっ!」

突然彼が居た辺りの壁と天井が崩れ始めた。
体積にして一立方メートルはあろうかと思われる巨大なコンクリートの塊が彼の頭上に降注ぐ。
ギンガがスバルの目を塞ぎ自分もかたく目を瞑るのと同時に頭蓋が砕ける音とともにひとたまりも無く
潰されてしまった彼はあえなく相棒の後を追った。
「ケッ。何も無いじゃねぇか。ん…?」
崩れた壁の中からシルエットこそ人型だが明らかに人よりもずっと巨大な影が窮屈そうに現れた。

「これはこれは…なんでこんなところに君達みたいな女の子が居るのかな?お友達になろうぜぇ!」

その影…ブレストフォースのメンバーの一人、ヘルバットはギンガとスバルを見つけると
猫なで声とともに彼女達に迫った。追い掛け回して嬲り者にしてやろうと言うつもりらしい。
「お嬢ちゃ〜ん!折角お友達になろうって言ってるのに…怖がる事ねえだろう?へッへッへッ!」
隅に追い詰められた二人にヘルバットが手を伸ばした。やられる!スバルはそう思って目を瞑ろうとした。
だがその時、彼女の体に変化が起こった。心臓の鼓動が急に激しくなり、頭の中が急速にクリアになっていく。
さらにもっとも明らかな変化として鮮やかなエメラルドグリーンだった彼女の瞳が金色に変わっていく。

「さあ…俺と遊ぼうぜお嬢ちゃん!…何だ?握手してくれるのかあ?」

急に怖がる様子を見せなくなり姉の制止も無視してヘルバットに近づいていくスバル。
そして彼女の小さい手がヘルバットの巨大な腕に触れた瞬間。

「うわああああああ!」

絶叫とともに腕の中に電流が流れるような激痛がヘルバットを襲った。肘や手首の関節部分が
悲鳴をあげ内部の回路がショートしために発生した黒い煙が幾筋も彼の腕のあちこちから立ち上る。
これこそ戦闘機人のプロトタイプであるスバルに組み込まれているIS…振動破砕である。
「腕が…腕がぁぁぁぁぁ!」

「えっ…私…今何を…?あっ…!」

不意に金色の瞳が元の緑色に戻ったかと思うと突然辺りを見回して再び怯えだすスバル。
どうやら今の自分の行動に関しての記憶は無いらしい。
33リリカルスクリーム二十六話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/22(水) 18:09:43 ID:+dco6ZlE
「うう…このクソガキどもめ!ブレストアタック!」
ヘルバットの胸部装甲が展開し銃に変形して彼の左腕に納まった。
「消し飛べえ!」
≪Protection≫
その銃が殺意とともに火を吹き、スバルとギンガを蒸発させるべく襲い掛かったその時。
何者かが防御魔法と共に凄まじいスピードで割り込み、死の気配と放たれたビームを消滅させた。
その人物こそ…

「母さん!」

「何だてめえは!」

「時空管理局捜査官クイント・ナカジマ…この子達の母親よ!」

「母親だあ?へッ!さっき鉢合わせた時に人間にしてはどうも反応がおかしいと思ってスキャンしてみたが
そいつらの体はほとんど機械じゃねぇか!普通の人間のお前の子供だと?笑わせるな!」

「…言いたい事はそれで終わりかしら?とにかく…うちの子達を…」

怒鳴るヘルバットの心無い一言にトラウマを刺激されて顔を引き攣らせるギンガとスバルの頭を
やさしく撫でると右腕に装着されたナックルを回転させるクイント。

「こんな目に会わせた礼は…」

「死ねえ!」

連射モードのビームガンから甲高い音とともに無数のビーム弾が放たれクイント達を一瞬にして爆炎に包む。

「たっぷりとさせてもらうんだからっ!」≪Revolver Cannon≫

しかしクイントは次の瞬間凄まじいスピードで炎の中から飛び出すとあっという間にヘルバットの懐に飛び込んで彼に
きつい一撃を見舞った!ヘルバット達ブレストフォースの武器…ブレストとは文字通り胸の装甲が武器や獣型メカに変形して攻撃するものであり、その特性上
どうしても展開すると胸の装甲が薄くなる。そんな場所に溺愛している愛娘に手を出されて怒りに燃えるクイントによる攻撃が炸裂したのだから
その威力は想像を絶するものがある。

「があああああああ!」

物凄い衝撃で壁に叩きつけられるヘルバット。
≪胸部装甲に深刻なダメージ。並びに右腕部機能停止。離脱の必要性を認める。≫

「うう…。」
自動診断装置から送られて来る情報に歯噛みするヘルバット。
「とどめ!」≪Cartridge Load Revolver Shoot≫

「こうなりゃあ…催眠睡眠冬眠…ヘルバット!」

クイントが次の一撃に移ろうとした刹那。ヘルバットが奇怪な呪文を唱えた。しかしこの呪文とともに発する技こそ
彼のもっとも得意とする技なのだ。その技とは額から発する特殊な催眠音波だ!
「な…何なのこれ…ううう…っ!」
「トランスフォーム!…あばよ!この借りはいつか返すぞ!」
攻撃を中断して激痛に頭を抑えるクイントを尻目にヘルバットはビークルモードのラファール戦闘機に変形すると
施設から逃亡していった。

「逃がしちゃったか…。」

「母さん!」

「ごめんねギンガ、スバル…。怖かっただろ…?もう大丈夫だからね。」

クイントに抱きついてそのまま泣き出すスバルとギンガを彼女はやさしく抱きしめた。
34リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/22(水) 18:14:18 ID:+dco6ZlE
ここまでで。ヘルバットの
「これはこれは…なんでこんなところに君達みたいな女の子が居るのかな?お友達になろうぜぇ!」
と言う台詞ですが原作のトランスフォーマーVでも
これと同じような台詞を吐いてサイバトロンに協力する少年に迫っていくシーンがあります。
しかし対象がサイボーグとはいえ幼い女の子二人となると穏やかじゃないなw
まあ手痛いしっぺ返しを食らった訳ですが。

35リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/22(水) 18:22:58 ID:pY6Kos0F
GJです
ヘルバットが変態にしか見えない件について(ry
早くも振動破砕の片鱗が…ってママジマさん強っ!
36リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/22(水) 18:54:13 ID:GzEw/pFy
GJっす。
ヘルバットは「変態さんなのです」と言われても仕方が無い。
スバル&ギンガの身体は殆ど機械ってセリフあるけど、半分以上が良いかも
臓器とかはほとんど残ってそう。例えるならガオガイガーのルネかな
彼女は身体の半分が機械で残りは生身って設定だった。臓器も肝臓以外残ってる設定。
強化されたのは、両手両足と骨格と外皮などだった。
37名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 19:02:00 ID:q/s5S50C
>>17
つまり自分達にとって都合がよければおkと。
38リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/22(水) 19:12:46 ID:+dco6ZlE
>>36そうすか…。
龍騎さんいつもいつも済まないんですが修正お願いします。

ヘルバットってこんな奴です。
登場した作品は1989年放映の「トランスフォーマーV」。
ブレストフォースのリーダー・レオザック(この作品におけるスタースクリームにあたる
ポジションのキャラ。ただしスタースクリームよりはずっとまともだし強い。)
が5人目の部下として呼び出したトランスフォーマー。
お調子者で仲間でもすぐ裏切る。よって人望は全く無くクビにされかけた事もある。
しかしチームへの愛着は強くこのときに自分の代わりとして呼び出されたデストロンを
故意にではないとはいえ口論の末に殺してしまったほど。
「催眠睡眠冬眠(小説だと表現のしようが無いけど冬眠のとの部分を延ばして叫ぶ。)ヘルバット」
と叫んで発射する催眠光線が武器。普段の一人称は「俺」だが
自分より格上の奴に取り入る時は一人称が「あっし」になり俗に言う越後屋口調になる。
キャラボイスは塩屋翼さん。
39リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/22(水) 19:31:29 ID:GzEw/pFy
>>38
あ、すいません。設定変更させちゃって
身体測定とかで、ありえない数字とか出てたら他の女性陣とかにバレると思って。
体重が平均40kgが機械で70kg over だったら、結構悩むだろうろ思いまして。
機械部分は、骨格と目ぐらい(映像で把握できる分)
筋力とかは、魔力で強化してるはず(なのはさん素手でリボルバーナックル受けてますので)
あと、空港火災で担架に乗せられた時、異常な重さだったら感づかれるかなと思いまして、ほぼ機械だと。
それと、成長するなら生身が無いと変だと考えました。ナノマシンの集合体だったらごめんなさい。
以上でスバル&ギンガ姉妹の身体の半分ぐらいがデバイスなどの機械じゃないかな予想でした。
40リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/22(水) 19:59:55 ID:pY6Kos0F
NANOSING投下準備完了
例の愚妹にPCを狙われながらも投下しようとしています。許可を
41名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 20:01:32 ID:c05RyP8d
オーダーはただ一つ!サーチ&デストロイ!
42NANOSING ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/22(水) 20:03:49 ID:pY6Kos0F
 話の翌日、ローマにて。
マクスウェルが宮廷でひざまずいている。その向こうにはカーテン越しに一人の人間。
その人物こそがヴァチカン法皇庁の長、ローマ法皇である。現在マクスウェルから今回の件の詳細を聞いているところのようだ。
「――――ふむ、そうか。致し方あるまい。『呉越同舟』という訳だな」
 どうやら法皇は事の仔細を理解したようだ。申し訳なさそうな表情を浮かべてはいるが、カーテン越しなので分からない。
「お前達には苦労をかける…これとて50年前の尻拭いだ…汚い仕事ばかり押し付けてな…」
 法皇が申し訳なさそうに言う。対してマクスウェルは声の調子から表情を読み、その上で答えた。
「陛下、どうかそのようなお顔をなさらずに…どうか我々(イスカリオテ)を存分にお使い潰しください。
それに…罪人の始末は罪人同士でやりあって頂きましょう。できる事なら墓穴から葬儀の準備まで」

第五話『BALANCE OF POWER』(3)

 イスカリオテから情報を得たその日の晩、HELLSING本部。
二階の窓からウォルターが外を見ていた。その視線の先には訓練の風景が。
「ずいぶん遅くまで起きているのだな、ウォルター」
 背後に突如気配が現れる。こういう登場をするのはアーカードくらいしかいない。
ウォルターもそれが分かっているからか、特に動じもせず言葉を返す。
「ふふ…外があの調子だからな」
「インテグラはもう寝たのかね?」
「先ほどお休みになられた」
 インテグラの就寝を聞いた後、話題が昼の情報提供の件へと移る。
「聞いたかね?」
「ああ、聞いた」
 ウォルターが話を切り出し、アーカードが答えた。
どうやらアーカードもその情報を聞いていたらしい。確認を終えたウォルターが話を続けた。
「まさかナチスがらみとはな…半世紀も前の亡霊の名が出てくるとは…」
「ハン、そうかね。私はなんとはなしにそんな感じがしていたよ。あの感じ、あの薄暗さは前にも感じたことがある」
「ほう、何故だ?」
「『何故』?お前が何故と?『死神(ウォルター)』?
『死にぞこない(アンデッド)』を実戦に投入しようなどと考えたのは、後にも先にも3つだけ」
 そう言うと、アーカードがウォルターを指差し、その3つを答えた
「一ツはきみら、一ツはかれら、一ツはわたし。
そして彼らのアンデッド研究施設は50年前に完全に粉砕された。
この私とおまえとで皆殺しにしたんじゃないか」
 そう言われ、少し考えるようなそぶりを見せるウォルター。
アーカードは忘れたのかと一瞬思うが、それも杞憂。今思い出したかのようにウォルターが答えた。
「…そうだ、そうだったな。思い出したよアーカード」
「『老い』とは恐ろしい。これだから」
「ふん…『老い』すら楽しむものさ。我々英国人(ジョンブル)は」
43NANOSING ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/22(水) 20:04:51 ID:pY6Kos0F

「アーカード、君らにはすぐに南米へ飛んでもらうことになるだろう。
ヴァチカンの13課の連中を全面的に信用するわけではないが、情報量が少なすぎて取り得る手段がないのだ。
南米にナチの残党が隠れて再興を狙っているなんて話はよく聞くゴシップだが、これだけのことをする組織だ。
しかもここまで秘密を守っている組織だ。生半可な連中ではない事だけは確かだ。
しかし、ここまであからさまにケンカを売られて、黙ってやられているほど我々はお人好しではない」
 拳を握り、演説でもするかのように行動指針を述べ立てるウォルター。その目にはナチスへの怒りが宿っていた。
それに対し、アーカードが鼻で笑うかのように言い捨てるが、ウォルターも負けじと言い返した。
「はン、これだから英国人は。そんなだから衰退するのだ」
「意地も張れぬ繁栄など、こちらから願い下げだ」
 ウォルターはそう言い返すと、アーカードへと編成案を述べる。
当人も多少多すぎるかと思ったようだが…まあ問題ないだろう。何か起きたとしても対応できるようにという保険も込みだ。
「要員はアーカード及びティアナ、スバル、ヴィータの四名、
あとは外で訓練中の新人数名と、脱出要員として管理局から派遣されてきたパイロット一名という所か?」
「連れていくだけ足手まといだ。連絡員としてだけでいいだろう」
「なに、連中なかなかどうしてよくやっている様だよ…少し教官に不安があるがね」
 ウォルターはそう言って、窓の外を指差した。
指の向く方向には訓練風景。現在射撃訓練中のようだ…普通なら無理のある距離だが。

「お前な…特殊な装備でも使ってんならまだしも、こんなもんであの距離当たると思うか?」
 小銃での射撃訓練の最中に、ティアナから「何でこのくらいの距離が当てられないのか」という指摘が飛んだ。
それに対し、いくらなんでも無理があると思ったヴィータが言い返したところである。
…ちなみに距離は500メートル。普通なら狙撃銃でも使わないと当たらないような距離だ。
「でもこの人たち、こっちの世界の兵士ですよ?ミッドとかと比べて質量兵器の扱いには慣れてるはずです。
だったらこういうのでも当たるくらいの腕はあるんじゃないですか?」
「無茶言うなーッ!」
 ティアナが普通ありえないようなことを言う。吸血鬼になって鋭敏化した感覚が原因なのだが、そんな事は本人すら知る由もない。
その常識を無視したような指摘に突っ込みを入れたのはベルナドットだ。
「通常の小銃で500なんか当たるものか。当てられる奴がいたらそりゃ化け物だよ」
 ベルナドットが突っ込みを終え、「バカじゃないの」と連呼する。対象は当然ティアナだ。
…頭にきたのか、ヤクトミラージュを起動させて訓練兵にどいてもらい、手本を見せることにした。

「…ヤクトミラージュ、いけるわね?」『No problem.』
 その返事を聞くや否や、ティアナの瞳が真紅に染まる。
いまさら説明は不要だろうが、吸血鬼の持つ『第三の目』とでも言うべき感覚を使う際、彼女の瞳がこのように染まるのだ。
そして第三の目が標的を捉え、そして…
「一撃必殺!はぁぁぁぁぁっ!!」
 連射連射連射。標的である500メートル先の的めがけ、魔力弾が飛ぶ。
いくつかの着弾音とともに的が片っ端から吹き飛び、最後の一発が的用の車を破壊した。
ちなみに全弾命中である。狙撃銃でもない限り当たらないような距離を、デバイスとはいえ拳銃で当てたのだ。ワイルドギースも唖然としている。
「どうですか?特殊な照準とか無くてもこうやって当たりますけど」
「…よく見ろバカ」
 いつの間にかベルナドットが双眼鏡でその的の末路を見ていた。それを見たヴィータが双眼鏡を奪い取り、的を見る。
ヴィータもまた唖然とした表情。ただしティアナの腕についてではないようだが。つられてティアナもそれを見る。
…的は犯人部分と人質部分が存在していた。本来なら犯人部分だけを撃ち抜かなければならないのだが…人質部分にも風穴が。
つまり人質を無視したような、ただ的に当てるだけの射撃を行っていたということだ。そしてヴィータの突っ込みが飛んだ。
「人質全滅。何やってんだバカ」
44NANOSING ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/22(水) 20:05:53 ID:pY6Kos0F

「…先行き不安だ」
「ふん」
「そういえば一度聞きたかったのだが」
「なんだ」
「何故彼女を吸血鬼に?アーカードともあろう者が、何故そんな柄にもないことを?」
 言われてみればそうだ。アーカードにはあの事件のとき、ティアナを見殺しにする理由はあっても、吸血鬼にする理由は無かったはず。
それを何故吸血鬼にしようなどと思い立ったのか。その問いにアーカードが答え始めた。
「さあな、何故なのだろうな。
気まぐれ?否、違うね。奴は自ら道程を自分の意思で取捨決定した」
 アーカードはそう言った後、ティアナが管理局でどんな扱いになっているかを聞こうとしたが…出向扱いだったことを思い出し、やめた。
そしてチェーダースでの事件を思い出しながら話を続ける。
「村人や警官隊が続々とグールと化し、全滅していく死の村落。
自分を親友もろともレイプして殺そうとする吸血鬼たち。まるで魔女の釜の底のような地獄。
そこであの女は何をし、何を選択したのか」
 そう言いながらアーカードはサングラスをかけ直し、そして結論を言う。
「諦めが人を殺す。諦めを拒絶したとき、人間は人道を踏破する権利人となるのだ」
 …よくは分からないが、おそらく彼は諦めない人間が好きなのだ。
そしてティアナもチェーダース事件で諦めを拒絶した…つまりはそういう事なのだろう。
「…ふっ。後は血液さえ飲んでくれれば…か?」
「…飲むさ、飲むとも。必ず飲む」
 そう言うと、アーカードは確信に満ちた笑みを浮かべた。

「エスキモーの(ピー)は冷凍(ピー)♪オレによーしおまえによーしみんなによーし♪」
 訓練は続く。現在はランニング中らしく、広いHELLSING本部周りを参加者全員で走っている。
ちなみにこのセクハラソングはベルナドットが歌っているようだ。
ティアナは聞かないようにし、スバルは顔を赤くしている。そしてヴィータは…
「…アイゼン」『Gigantform.』
 グラーフアイゼンを巨大槌形態『ギガントフォルム』へと変形させた。一体どういうつもりだろうか。
「…あのバカをぶん殴る。いいな?」
 …どうやらベルナドットを殴るつもりのようだ。理由も大方「歌をやめさせる」とかだろう。
「……………やめた方が「答えは聞いてねえ」
 非常に迷った挙句、スバルが答えるが…どうやらどう答えられた場合でも殴るつもりだったようだ。
そしてヴィータが急加速し、ベルナドットへと突っ込んでいった。

 3秒後、何事もなかったかのように訓練を続ける一同と、埋没したベルナドットが確認された。

「ところであいつをどうやって南米に連れて行くつもりだ?あいつはまだ姿身では海を渡ることは出来ない」
 アーカードが思案している。内容は、他はともかくティアナをどうやって南米に連れて行くかだ。
あまり知られていないだろうが、吸血鬼には流れる川や海を渡れないという性質がある…無論、アーカードのような高位吸血鬼なら別だが。
それがある以上、ティアナが南米へと行くのは困難だ。
「やはり、まだ無理か…飛行機でも無理かね…?」
「無理だね。半人・半吸血鬼のようなものだ。ひとたまりもあるまい。『塵は…塵に帰る』」
「ふむ…どうしたものかな」
 しばらく無言で考え込む二人。そしてアーカードが何かをひらめいたような表情になった。
「ウォルター、クラシックだが良い手がある」
45NANOSING ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/22(水) 20:07:21 ID:pY6Kos0F
 翌朝、HELLSING本部にて。
「難儀な奴だな。で、ティアナはどうやって運ぶことになった?」
「はっ、その件ですが」
「はん…!?」
 インテグラがウォルターを連れ、地下室へと向かう。昨日のアーカードとの相談の内容も、ウォルターから聞いたようだ。
会話をしている間に地下室へと到着。そして石化した。
「おはよう、インテグラ」
 そこにいたのは、サラリーマンのような服装のアーカードと、なにやら作業中の兵士。
そして中から悲鳴と泣き声が聞こえる棺桶と、そのそばでオロオロしているスバルだった。
「結局棺桶に入れて運ぶことに」
 泣き声の正体判明。棺桶に閉じ込められたティアナによるものだったようだ。
ついでに作業の内容も判明。釘で蓋を打ち付け、固定しているものらしい。
「…正気か?こんなの税関通らんだろう」
「税関ないです」
「何故だ」
「密輸船ですから」
 
「…ティア?大丈夫?」
「大丈夫なわけ…ないでしょ…グスッ」
 スバルが心配して声をかけるが、無意味である。
ティアナは相変わらず「出してぇぇぇ」とか「たすけてぇぇぇ」とか悲鳴を上げている。
さすがに心配にもなったのか、インテグラがぼそりと呟いた。
「…大丈夫なんだろうな」
「結局銃器類も送らねばならなかったのだ。私の棺もな。一石二鳥だ」
 いやそっちじゃなくて…いや、もういいのだが。
「我々がいつも使っている密輸船業者です。金を払っている間は信頼できるトコロですよ」
 ベルナドットがその密輸船業者に関しての説明をしている間も、ティアナの泣き声が響く。
らしくないと思うかもしれないが、棺桶の中のような暗くて狭い所に長時間閉じ込められ、さらに自由に出られないともなると…
ティアナは体はともかく、心は未だ人間だ。まともな神経ならばこうもなる。
「黙れ」
 さすがに業を煮やしたのか、アーカードがドスの効いた声で命令し、ティアナを黙らせた。
インテグラもウォルターもあきれたような表情を浮かべるが、すぐに話題がアーカードへと移った。
「いつもの格好ではないのだな。直射日光は吸血鬼の大敵ではないのか?」
「あの格好で飛行機に乗るわけにもいくまい。相手に宣伝しながら歩いているようなものだ。
それに、私にとって日の光は大敵ではない。ただ大嫌いなだけだ」
 そう言うと、どちらからともなくニヤリと笑い、そしてインテグラからの命令が下った。
「命令は唯一つ『見敵必殺(Search & Destroy)』以上」
「認識した。わが主」

TO BE CONTINUED
46NANOSING ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/22(水) 20:08:57 ID:pY6Kos0F
投下終了
中盤グダグダだとかティアはここまで精神弱くないとか宿題やれとか色々突っ込みどころはあるかもしれませんが一言…
ごめんなさいorz
47名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 20:18:28 ID:jvopYYYX
GJ!
伊達男登場まであと少しですな。
48名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 20:30:21 ID:HAi9xWvE
ティアナとスバル、もしかして凶悪犯扱いでテレビに出るのかw
49節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/08/22(水) 20:31:29 ID:lGy35xLG
>34
スタスクもといリリスクさんGJッス。
>37
>17は僕です。
医療用云々はアップルシードの設定から引っ張りました。
あれには『高機能障害者』という用語他色々あります。
人型止めてないサイボーグがリミッタ掛けられたり(そして非合法に外したり)。

スバギンは、例えば今回のリリスクさんみたいな事があってリミッタを掛けたり?
ほら、本郷猛だって慣れないうちは蛇口壊したでしょ。
普通は何週間もかけて新しい体に慣れる訓練をするらしいの。
で、スバル。ずっと普通の女の子していたのに急に局入り目指して頑張り出し、
じゃあ、とリミッタ切ったらティアが二ヶ月泣かされる羽目に、というのがつじつま合うかな?と。
>46
GJ、風呂入れよ、歯ァ磨けよ。後ヴィータが電王に……色々泣けるで?

さて、本題。
スカ一味が壊滅、ナンバーズは撃破されたり捕まったり地下に潜伏したり。
ノーヴェとウェンディはゴッサムシティに落ち延び、ブルース・ウェインに拾われる、というプロットを思い付きました。
問題は、どっちがバットロビンでどっちがバットガールか、です。
ちょっと皆さんの好みを聞きたいのですが。
50なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/22(水) 20:53:29 ID:occ1juHX
新スレ感謝です。自分の作品にはやはり途惑いを感じてる人がややいるようです
でもこうするしかないんです……それが巧の考え方だと私は思っていますので

勝手ですね私って・・・職人の皆さんの作品にはGJ以外に言う事がありません
51名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 20:54:50 ID:jvopYYYX
>>50
それがファイズ正伝という作品の持つサガなんでしょうな。
52節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/08/22(水) 20:57:57 ID:lGy35xLG
因みに、
『ダークナイト・リターンズ』のロビンはバットマンに憧れる少女でして。
オフィシャルに女ロビンが通るなら、ナンバーズがロビンやってもいいか、と。
だいたい2代目ロビンなんて、色々あって今じゃ悪漢側だというし。
>50
異なる価値観を描くのが、群像劇ですよ。
そのうち、中将と巧の対話なんて読みたいです。
意外と話があったりして。
53名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 21:16:04 ID:r3AFZZwJ
>>50
正伝って小説版のことですよね?読んだことが無いので詳しくは分からないのですが…

やっぱり巧みたいな考え方も必要なんだと思います
なのは達にある種、ぬるい面があるのも事実ですし
±0くらいで丁度良くなるんじゃないでしょうか
54なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/22(水) 21:23:50 ID:occ1juHX
中将さんですか……出そうかどうかちょっと迷ってるんですよね
どうも私は多方面にキャラ出し過ぎると話が滅茶苦茶になりそうな気がするんです
ナンバーズはなるべく全員出したいですが、ああいう悪役は大好きですので

それはそうとなんでお盆と銀色ってだけでバジンって皆さんわかるんですか?

>>53
なのは達の言ってることも巧は頭ではわかっているとは思うのですが
如何せん部下たちのこと何も考えてないって思われたのが痛かったと……
正伝は本編といろんなところが違います、カイザはわらわら出てきますしね
スマートブレインなんてものはどうやら存在しないらしいですし

でもあれは井上敏樹さんが書きたかったものが詰まってるので一見の価値はあるかと
55リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/22(水) 21:32:35 ID:tHr9K0dx
>>54
僕は正伝さんの小説素晴らしいと思いますよ。
実際六課の体制は物凄くツッコミ所満載なので。
特に七話なんか新人ほったらかしで遊んでる隊長とか指揮取らないで一人で勝手に切り込んだ上に自分の無能を棚に上げて部下を送る副隊長とか問題山積みでしたから。
巧には思いっきり六課にバッシングして欲しいです。
56名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 21:34:00 ID:6Fxj5nRI
自分の作品にはやはり途惑いを感じてる人がややいる?
逆に考えるんだ。他の作品にはない持ち味だと。
少なくとも、私は好きです。まだ分かりませんが巧が三人娘にどう折り合いを
つけるのか気になります。
もしかしてこのままの関係の可能性もありますが。
57リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/22(水) 21:35:55 ID:+dco6ZlE
>>55初めての実戦のはずのエリオとキャロの二人がまっさかさまに谷底へ転落してるってのに
「AMFの効果範囲から離れたから魔法が使える云々」とかはしゃいでる
姿も傍目で見るとかーなーり引きますよね。
58名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 21:37:59 ID:gMXqVqzW
>なのはStS+φ’s正伝氏

前スレで途惑いを感じている旨を述べさせていただいた者です。私としては
仮面ライダー555という作品そのものが、人によって好き嫌いが分かれる
タイプの作品で、クロスオーバーで扱うのは難しいのではないかという印象
があります。前にも少し書きましたが、巧がその他人を寄せ付けない性格が
ゆえにクロス相手の作品のキャラと険悪な状態になる例が非常に多く、それ
は555の二次創作としては間違っていないと思いますけれど、クロスして
いる作品の大ファンな人や、555という作品自体を詳しく知らない人から
すれば、「何だこいつ、555の主人公ってこんな嫌な奴なのか!」という
印象を与えてしまって、作品そのものへの反感を助長してしまっているよう
に思います。

正直申し上げてなのはStS+φ’s正伝の巧も、現状では相手の事を何も知らず、
知ろうともせずに勝手に反感を抱いているように見えてしまっています。
こんな巧を見るのが辛くて意見してしまいましたことを、どうかお許しくだ さい。
59名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 21:44:46 ID:lGy35xLG
>54
だって、φ'sで銀色でお盆と言えば、みんな大好きバジンたんですよ?
別に、女性人格のインプットされた二号機でも、僕は驚きませんね。

【それなんてダイ−ホンヤ?】
60名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 21:46:18 ID:6Fxj5nRI
軍隊の仕組みとかはよく分かりませんが、自分達の被害を最小限にして敵には最大限の被害を与えるのがいいと
盟主王が言っていたので、それに近い考え方をするとあの時、なのは隊長は援護してあげるべきだったのでは?と思いました。
ホテル警備もシグナムをホテル内でなのはを警備にしたほうが新人達が安全な気が・・・遠距離射撃でGDを殲滅とか。
61名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 21:48:17 ID:r3AFZZwJ
>>54
カイザがわらわら出てくるって…
よし買おう。読もう、正伝。
草加はともかくカイザは大好きですからw

巧にバッシングされても全然堪えてなさそうな…というか逆に上手く丸め込もうとしそうな(しかも自覚なしに)なのは達がいそうで怖い…
62リリカルなのはクロスSSその12:2007/08/22(水) 21:49:12 ID:uUP/zwR6
63名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 21:59:47 ID:LcElcgXb
>>54
なのは本編は突っ込みどころがたくさんあるのだから
正伝において現実を踏まえて生きている巧が六課のあり方を見たらあのような態度をとるのは当然と思いました。

なにせ、なのは達は隊員が空を飛べないのをわかっているくせに空挺降下させるような非常識集団ですから。

64なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/22(水) 21:59:54 ID:occ1juHX
>「何だこいつ、555の主人公ってこんな嫌な奴なのか!」
実際問題あまりいい奴ではないですからね……きちんと付き合っていれば
カリムやシャッハさんみたいに仲良くなれるかもしれませんけど

>正直申し上げてなのはStS+φ’s正伝の巧も、現状では相手の事を何も知らず、
>知ろうともせずに勝手に反感を抱いているように見えてしまっています。
実際そういうやつですからね正伝の巧は。同じく初対面だった草加に対して
視線や仕草、果てには喋り方や歩き方すら気に入らないって思ってましたし

きっと六課に対してもあんなやつらなんて理解したくないって思ってるでしょう
巧はスバルが言ってたように基本的に優しいですがきっと理解はされないと思ってます
口調もはっきり言えば乱暴だし誤解されやすい人間ですからね
65名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:01:24 ID:jvopYYYX
>>55
まあ、新人は元からただの数合わせだったわけだし。
66名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:07:04 ID:HAi9xWvE
最初に悪印象を抱いてしまった相手のことを「自分から知ろうとする」ことって
あんまりないと思うんだけど
67リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/08/22(水) 22:09:58 ID:3ycK9HZo
何度でも言おう。
私は正伝氏の描く乾巧という男が好きであると。

穴を掘るなら天を突く!
墓穴掘ったら突き抜けて、突き抜けたなら貴方の勝ちだ!
書いて、書いて、書き抜けて欲しい!


私も、クロス先に覚悟のススメを選んだ以上、
誰かしら内臓をまき散らして死ぬ可能性があったり無かったり…
というか、すでに一人、死んでる。



魔導師は必ずしもASに対し優位ではないと見せつけてくださったリリカル・パニック氏、
なんだかティアナが加速度的に可哀想になってくるNANOSINGことリリカル龍騎氏、
クイントが生き延び、代わりに下水道に沈んだスカリエッティ、両者の動向が気になるスクリーム氏、
GGGの勇者の真髄、示す日も遠からぬリリカルガオガイガーことスクライド//G.U氏、
なんのかんのでユーノがイイ思いしまくりの恐怖の将氏、
志村なる男が後々、六課に波乱を呼びそうなStS+仮面ライダー氏、
亀ですが「パチスロはさせてくれ」「やっっった!」に吹いた麦茶を返していただきたいBsts氏、
シルバーが来たことでどう変わるか? スカリエッティとの遭遇が待ち遠しい『シルバー』氏、

皆様に、惜しみなきGJを。

当方、ヘタをすれば次の投下が来週になってしまいそうな雰囲気にありまする…orz
68名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:12:03 ID:uLyp1nYd
>>当方、ヘタをすれば次の投下が来週になってしまいそうな雰囲気にありまする…orz

残念だ、だがそれでも当方に迎撃の用意あり!
69リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/08/22(水) 22:14:08 ID:3ycK9HZo
不覚、これを言わずにおくべきか!

愚者氏>
イギーVSヴォルケンの続き、待ち遠しきこと切であります。
気が向いたら、続きを投下してくだされば重畳極まりなきこと、これに過ぐるはありませぬ。
70名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:14:11 ID:8aGY36r2
>>63
昔、ソ連がパラシュート無しで兵士に空挺降下やらせた話を思い出させるな
71名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:18:25 ID:r3AFZZwJ
>>70
それってなんか致死率100%な気がする、そういう方面に疎い自分
72リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE :2007/08/22(水) 22:19:56 ID:hEfGzjLx
たくさんの感想、ありがとうございます。

>>◆e4ZoADcJ/6氏
完結おめでとうございます
氏の完結作品の数を見て驚嘆の思いを隠せません

>>リリカルスクリーム二十六話 ◆0qJqyuBpiQ氏
ママジマさんかっけええええええ
GJですぜ!

>>NANOSING ◆l5ZL/l4pJY氏
GJです。少佐登場間近ですか?

>>66
ということは本編の序盤であんまり新人達と絡まなかった(というか終盤でも絡んでないや)
シャッハやカリムを仲介役として大手を振ってで登場させることができるわけだ
実においしいな〜。
73名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:22:06 ID:jvopYYYX
>>71
たしか雪が深く積もってるから落ちても大丈夫だろうと、
コンテナに藁を詰めれば衝撃吸収材の代わりになるから落ちても大丈夫だろうという
理由で2種類の降下実験が行われた。結果は推して知るべし。
74名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:22:31 ID:zDap5k2S
ソ連とかは実験を兼ねて役立たずがどうなるかという
見せしめでそういうのをやりまくってたからね。
まさかとは思うが管理局も・・・
75名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:23:27 ID:HAi9xWvE
それはさすがに飛躍しすぎではないか
76名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:26:33 ID:lGy35xLG
こうしてみると三期は、単品では不完全な気がする。
こう、他の作品とクロスする事で穴を埋める……


……それって商業作品としてはめがっさ間違ってるよね?
いや、オリジナルの補完を前提とするスピンオフやクロスオーバーは別と……
でもなのははトラはのスピンオフで、でも最早別物にょろ……

Pi____
77FS:2007/08/22(水) 22:26:57 ID:d4qs3avK
明日には第二話投下出来る予定。最低限1スレ1作くらいでやってけたらなぁ…。

>>正伝氏
クロス先のほうはちっとも知らないんですが、自分もアリと思います。概ね>>55氏に同感なので。
“絶対に”落とさせないと独白しつつ、じゃぁあんたホテルのときとか何してたのさ、と。
列車戦もですが、なんで防衛戦で自分から寡兵を分断するかな…。
…実はその後のティアナの一件云々でちょいと参ってしまって、それからStrikerSは録画しても見てない状態なんですが。どんなもんなんだろ。

>>58氏の“巧は知らない・知ろうともしていない”という意見もたしかにそういう感じを覚えるのですけど…。

しばしば、今書いてるのとは逆に、空の軌跡のキャラをなのは側に放り込もうというのを考えたりしますが、
剣帝さんでやると間違いなくなのはたちのやってることを(六課も管理局もまとめてかな?)『欺瞞』と切り捨てるなぁ、と思ったり。
っていうかやりたいんですが。似たようなことを考えてるのは他にも居ます。
78名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:35:44 ID:gMXqVqzW
>なのはStS+φ’s正伝

早速のレスありがとうございました。

>実際問題あまりいい奴ではないですからね……きちんと付き合っていれば
>カリムやシャッハさんみたいに仲良くなれるかもしれませんけど

555本編をちゃんと見た人ならば、巧の頑なすぎる態度にも理由があると
わかるんですけれど、そうでない人にはあの性格はキツいでしょうね。あの
お二人は聖職者なだけに、巧の複雑な内面を理解し受け入れることが出来た
のかもしれません。

あ、巧が他作品キャラと険悪な関係にならないクロスも、一つだけ見たこと
があります。ぶっちゃけあらゆる面で巧を上回ってる、仮面ライダーカブト
の天道が同時に登場しているために、うまく抑え役として機能していたから
なんですけれどw

>巧はスバルが言ってたように基本的に優しいですがきっと理解はされないと思ってます

今のところスバルとティアナが唯一の接点な状態ですよね。もうちょっとは
周りと折り合いをつけて欲しいと思わずにいられないんですけれど……巧が
8話のアレにどんな思いを抱くのか、今から胃の痛い思いです(苦笑)
あ、そういえば巧がレジアス中将の演説を聞いたら、どのような感想を抱く
と思われますでしょうか?
79名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:36:29 ID:SxgOAR+v
まあ軍隊として言う事を聞かない部下を厳しく躾けるのは当然の事なんだが、
それ以前に軍隊としてそれはどうよ? という行動が多いからなあ全体的に
その齟齬のせいで三期に拒否感を持っている人が少なからずいるのは仕方ないんじゃないかなと思ってしまう

ハートマン軍曹あたりならいくら汚い言葉で罵られても納得できるのに
80名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:37:01 ID:jvopYYYX
>>74
ソ連はそこらの悪の組織よりはるかに悪の組織してるからしゃーないw
>>76
デス種だってそうやって名SSが生まれてきたんだ。
>>77
なのは・はやては室内戦闘向いてないのに中だったからなあ。
というか、室内戦闘したら確実に建物が崩壊してしまう。
81なのはStS×デモベ:2007/08/22(水) 22:37:22 ID:bA7b3sfX
>>なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. 氏

俺は貴方の書く物語、貴方の描く乾巧が好きだ。
82 ◆v8WgPpvslE :2007/08/22(水) 22:40:24 ID:hEfGzjLx
>>61
ところで第4話の投下クルー?
心待ちにしてる漏れがいる
83名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:40:42 ID:HAi9xWvE
>室内戦闘したら確実に建物が崩壊
もしや、手に負えなくなったらもろともに自爆して(ry
84 ◆v8WgPpvslE :2007/08/22(水) 22:41:28 ID:hEfGzjLx
あちゃー安価ミスった。
×>>61
>>81
85名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:41:36 ID:LTpMwXlc
Sts本編はなぁ……
軍人としての行動と、子供としての行動。
其々都合のいいところを都合のいいように使ってるから気に食わん。
A's見たいな立場なら、我侭を押し通す姿は美しいんだけど。
86なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/22(水) 22:44:10 ID:occ1juHX
なんだか私が漏らしたことから妙な流れになってしまっているようで……お詫びします
覚悟のススメさんや他の皆さんからの応援はとてもありがたく感じています
巧にとっては苦難が続きますがそれでも見捨てずに頂ければ私は幸いです

あと、前に私が突如暴走して書いてしまったあの学園ものが時々話にでてましたが
やはりああいうのはここに投下したらまずいものだったのでしょうか?
一度きちんと聞いておきたかったのですが……

>巧がレジアス中将の演説を聞いたら、どのような感想を抱くと思われますか?
想像してみました……途中で飽きて居眠りするイメージしか涌きません
まあ「まずは目の前の問題から」ってところでは一致するかもしれませんがね

今の巧は色々不安なのだと思います、異世界に飛ばされてまだ少ししか経ってませんから
87名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:44:35 ID:dV8h+P24
本編批判/管理局批判はヨソでやってくれ。たのむ。
88なのはStS×デモベ:2007/08/22(水) 22:47:39 ID:bA7b3sfX
>>◆v8WgPpvslE氏
まだ3割しか書けてないんです。マジ申し訳ないorz
89名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:49:11 ID:6Fxj5nRI
>>87
ごめんなさい。SSが投下されないとつい・・・。

90 ◆v8WgPpvslE :2007/08/22(水) 22:49:43 ID:hEfGzjLx
>>87
ごめんなさい
91ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/22(水) 22:50:08 ID:8SQ444YE
少し遅れた感はありますが、
>>なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. 氏
欠けて歪んだ心象を持つキャラクター同士のすれ違い、ぶつかりあいもまた物語の華なんじゃないでしょーか?
そう考える自分です。され竜とかムシウタとかストジャとか大好きですとも、ええ。無論555も。

ということで三話マダー?
92ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/22(水) 22:52:20 ID:8SQ444YE
……何で三話とか言ってんだろ自分。
すいません十五話の間違いです。眠気って怖いなあ。
93名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:55:08 ID:fuihfPkt
本編批判はスレ違いだ、アンチスレにでも行ってくれ。
というか「原作あってこその二次創作」であることを忘れちゃいないかね?
94名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:55:12 ID:jvopYYYX
よし!私にいい考えがある!ここは話題変換だ!
質量兵器禁止な管理局管理下の世界で魔法が使えない人々はどうやって身を守ったり戦ったりしているのだろうか?
俺はレネゲイドウィルスによるエフェクトと予想。
95名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:56:27 ID:MGT+67I6
>>87
話を造る上での多少の考察はやむを得ない部分もある。
そう目くじらたてるなよ。
流石に何十レスも続くのは勘弁だが。
96名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:57:52 ID:6Fxj5nRI
そんなあなたのシルバーにぃにぃも激しく読みたいです。
つうか試験前に頑張りすぎだぜw
シグナムさんも強い人見ると戦闘に誘う本能を抑えようぜ。
シャマルさんに戦闘衝動を抑えるお薬をもらうしかない。
97名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:59:31 ID:MGT+67I6
治安は悪くなさそうだから、多分今の日本みたいな感じじゃないか?
一般人は、格闘技も習得してないし武器だってもってないだろ?
地球では飛行機などに乗るとき金属探知器でチェックのような感じで、向こうでは魔力チェックとかされたりするんだろうか?
98名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 22:59:35 ID:LTpMwXlc
>>94
やっぱり、原始的な剣や弓と言った武器なんじゃないだろうか?
99名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:00:06 ID:zDap5k2S
>>94
さすがに刀剣やボウガンとか拳銃くらいは許されるのでは?
でなきゃ猛獣や盗賊のいる地域とかでは広範囲で誰も住めなくなる。
100名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:00:09 ID:HAi9xWvE
>>86
>あの学園もの
その、なんだ。唐突過ぎて戸惑った、とだけ……

>途中で飽きて居眠り
それはあり得るw
101名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:00:41 ID:lGy35xLG
>94
吃驚する程快男児。
番長やストームナイトやクエスターまではいないよな?

さて、卓ゲ板に帰ろうか。
102リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/08/22(水) 23:00:56 ID:3ycK9HZo
>>94
魔力バッテリーのようなものが普及していて、
デラメータだのレイ・ガンだののような形で
一般人にも扱える魔力銃が存在しているのではあるまいか。
103名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:01:16 ID:KalIoTDM
>>93
うーん、二次創作の原動力は基本的に「自分ならこんな物語を書きたい!」だかんなあ。
104リリカルなのはStS×覚悟のススメ:2007/08/22(水) 23:02:05 ID:3ycK9HZo
ぬふぅ。

それでは前文明の轍を踏むだけではないかと己に突っ込みを入れざるを得ぬ!
105名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:03:40 ID:8SQ444YE
>>94
魔法素質のない人間は義務教育にガン=カタとか水の心とか新宮流古武術とか組み込まれてるんじゃ?w
街中に設置されたAMF発生装置……というか『ウィザーズブレイン』のノイズメイカーみたいな装置があるのが理想なんでしょうが。

……あー、そういやこれもクロスできそうだなあ。
主人公は祐一かヘイズ辺りが適切か。
106名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:04:14 ID:zDap5k2S
あとやばい生き物の出る地域ではボランティアで
管理局やその許可を得た人間が大規模駆除を行うのかも
しれない
107名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:05:24 ID:lGy35xLG
魔力本位制なミッドチルダまで考えて、古代カストゥールという地名が……

……支配の王杓が実はレイハだったり?
108名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:06:47 ID:KalIoTDM
>>98
そんな奴等に負けるのなんてイタリア軍ぐらいだろwあれ?
109名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:07:03 ID:HAi9xWvE
管理局のみなさんが交番とか警察の代わりをしてるんじゃないか
110 ◆v8WgPpvslE :2007/08/22(水) 23:08:31 ID:hEfGzjLx
>>107
ソードワールド?
ということはプレシアママンが作ってたという新型魔力炉は魔力の塔なのか・・・
111リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/22(水) 23:10:20 ID:GzEw/pFy
>>NANOSING:リリカル龍騎氏
GJっす。ヴィータとヴァイスが助っ人できたーヴァイス死亡フラグ!?
ティアナは吸血鬼になって、少しお頭が凶暴化してるだけなんですよ!
アーカードのスーツ姿はかっこよかったなぁ(OVA)

>>なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. 氏
我が道を突き進んでください!
なのはたちの矛盾を突いてしまって、溝ができていても何か切っ掛けがあれば
巧は再び彼女たちの居る機動六課に馴染むと思います。
崩れた信頼を取り戻すのは大変ですが、戦いの中で巧の本質を見せつければ大丈夫!だと思います。

>>57
私はあのシーンでのなのはのセリフの受け取りは、こんな感じです。
「あの二人なら大丈夫。こんな危機にでも力を発揮できる力を持っているから」
まぁ脚本家のセリフ不足だったかもね。
カズマ風に言えば「その程度のピンチで寝を上げるほど弱い奴らじゃねぇ。あいつらならやれる!」
勇者王風に言えば「二人を信じるんだ!AMFが無い位置ならやれる!二人の勇気の力を信じるんだ!!」
こんな感じ(ぇ
スクライドリマスターDVD発売するらしい〜
BOXでありますように・・・
112名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:12:00 ID:gMXqVqzW
>>87

同感です。なのはStS+φ’s正伝氏は巧を通して本編批判や管理局批判をしたい
ワケじゃないでしょうし。
113名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:15:22 ID:KalIoTDM
そうい魔法って習得したり使うのに免許とかいらんのかね?
まさか、野放しはないと思うけど気になる。
114名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:15:38 ID:r3AFZZwJ
>>111
言う人と台詞が少し変わっただけなのに…なんでこんなに説得力があるんだwww
115名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:18:18 ID:fuihfPkt
>>103
いや、そりゃ分かるけどやりとりの中で原作に対する「敬意」ってもんが欠けてる気がして……。
作者の考えが「原作も面白いけどこういう話にもできるんじゃないか?」と「つまんねぇな、俺ならこうするぜ!」じゃあ感じ方違うだろ?

どう見ても悪く考えすぎだな、ちょっと頭冷やしてくる……。
116名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:20:19 ID:LTpMwXlc
>>113
なのは本編を見る限りは有りそう。
飛行するのが許可制って辺りからして。
117名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:22:25 ID:EYjBd82V
>>115
敬意っつーものは無条件に抱けるもんじゃないから難しい問題だ。
118名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:28:41 ID:r3AFZZwJ
>>113
アニメディア5月号で都築氏が
「魔導士ランクは全世界で通用する国家資格」
「具体的には魔法を使ってどの程度のことができるかという指標であり、免許のようなもの」
とコメントしているので魔導士ランクがそれにあたるのでは?
119名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:28:59 ID:lGy35xLG
どっちかと言うと、「ええい、俺に貸せ!俺がやる!!」かな?
六課を作る時のしわ寄せが色んな所に出て来て、みんなそれを放っておけなくて。
120名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:29:04 ID:gMXqVqzW
>リリカルスクライド//G.U

>私はあのシーンでのなのはのセリフの受け取りは、こんな感じです。
>「あの二人なら大丈夫。こんな危機にでも力を発揮できる力を持っているから」

私もあのシーンは同じ様に受け取りました。巧がなのはに反感を抱くことに
なったのは、この世界の常識に既に馴染んでいるなのはは、エリオとキャロを
一人前の管理局員として扱おうとしているけれど、この世界の常識に受け入れ
がたい物を感じている巧から見れば、年端のいかない子供に無茶をさせている
ようにしか見えない、というすれ違いが大きいと思います。
121名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:43:17 ID:znOytwrJ
>>111
私もあのシーンのなのはの台詞は同じように感じていました。
仲間を、自分の教え子を信じるのは当然ですし、そうでなけりゃ任務にはつかせませんし。
そうならないために毎日訓練を行っているんですから。
ただ手を差し伸べるだけが優しさではありません。
信じて待てることのほうが優しさであり信頼だと思います。

>>120
>巧がなのはに反感を抱くことになったのは、
>この世界の常識に既に馴染んでいるなのはは、エリオとキャロを
>一人前の管理局員として扱おうとしているけれど、この世界の常識に受け入れ
>がたい物を感じている巧から見れば、年端のいかない子供に無茶をさせている
>ようにしか見えない、というすれ違いが大きいと思います。

なのはのエリオ、キャロへの扱いに関しては当然のことと感じています。
高い能力を持って生まれたのなら、幼くともその力の制御を学ぶのは自分の身を守るためにも必要なことだと思います。
実際、エリオやキャロは自分で進んでその道に入ったわけですし、そうなったのなら年など関係なく厳しく指導するのは大人として当然の行為でしょうし。
むしろ当人たちもそれを望んでいます。
巧はエリオやキャロの思いとか周りの状況を見れないようで、自分の価値観だけで判断しているように見えて、器が小さい男に思えてしまいます。

>>112
私としては原作批判のように思えてしまいます。
巧はなのはキャラに対して極端に不信感を持ちすぎてる感じがします。
「何でそんな風に思えるの?」といった感じです。
122名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:50:24 ID:fuihfPkt
>>121
それは価値観の違いだろうな。
それに正伝氏は作品のなかでどちらの考えが正しいとは書いてないし。なのは世界と555世界の両方からみた考え方を書いてる。
批判目的でクロス書く連中は「こっちの世界の価値観のほうが正しい!」って書くぞ。
あと長文書く前にsageようぜ?
123名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:51:33 ID:2srWhye0
>>63 重箱の隅を突くようですが、新人達の降下について。DVD一巻付録の魔法事典(及びNanohawiki)の飛行の項に
飛行魔法の習得は難しくても、浮遊、落下速度の緩和(両者合せて「高所リカバリー魔法」)は殆どの魔導師が可能。
とあるので、落ちるだけならさほどの問題はないかと。
124名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:54:20 ID:6Fxj5nRI
>>121
>>信じて待てることのほうが優しさであり信頼だと思います。
言ってることは正しいと思う。でも、GDに押されてて気絶状態のエリオが投げ捨てられたのに
援護しないのとは別では?戦場ではどうなるか解りませんし。
125名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:57:12 ID:SxgOAR+v
>>121
能力さえあれば子供でも前線に立たせるミッドチルダと、
子供は大人が庇護すべきと思っている地球出身では常識が違いますし
なのはにしてみればエリオたちはすでに前線に立つ兵士であるのに対して、
巧にしてみれば見た目の年齢からしてエリオたちは軍人ごっこをしている子供にしか思えないのでは?
126名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/22(水) 23:59:04 ID:8SQ444YE
>>121
バックボーンに差がある(知識と経験(死ぬということの重さを知っているetc))以上、得る感情に差があるのは当然かと。
>>123氏と>>63氏をそれぞれに当て嵌めると理解しやすいと思いますが。

>「何でそんな風に思えるの?」といった感じです。
文中で悉く説明されてませんでしたっけ?

あと、自分の価値観以外でものを判断できる人間など存在しませんがどうでしょう?
127名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:01:33 ID:ZvokixYe
>>121
>高い能力を持って生まれたのなら、幼くともその力の制御を学ぶのは自分の身を守るためにも必要なことだと思います。
>実際、エリオやキャロは自分で進んでその道に入ったわけですし、そうなったのなら年など関係なく厳しく指導するのは大人として当然の行為でしょうし。
>むしろ当人たちもそれを望んでいます。
この時点で巧がそれを知ることはできないんじゃないかな
そして日本人としての常識に「子供を戦わせても大丈夫」なんてものはないんじゃないかな

>巧はエリオやキャロの思いとか周りの状況を見れないようで、
ろくに会話もしてないのにその人の信念とか決意なんてわからないんじゃないかな

まあ、ちょっと頑なだとは思わなくもないけど、そういうキャラだからなあ
そこからどんな人間関係を構築するのかを楽しみにすればいいんじゃないかな
128名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:02:45 ID:80Ob9ANi
ふと思った。
なのは「使えるよ、フルパフォーマンスの魔法が!」
あの台詞の時点で既に制空権は獲得済み、とするとあのカットは実は
『落下するエリ&キャロに全速力で向かうなのは』
を表現したもので、万が一魔法が使えず落ちていったとしても自分がなんとかすることができる…
という事だったのかな
ついでにフェイトの姿が見あたらない事を考えると既にソニックムーブにより下で待ちかまえてる可能性も…

つまり、99.99%の安全性の上での台詞だった、とか
129名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:03:58 ID:bpPlvNOZ
まあ、俺ら人間なんてそんなもんだろうな
つーか、完全に客観視点で物事を考えられるやつなんているのか?
130名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:04:00 ID:VKkbFx4w
正直不毛だからもうこの手の議論はやめないか?
気に入らない点があるんならもうその作品は飛ばせばいいんだし。
この作品のここが気に入らないって書かれても「じゃあ読むな」としかおもえないし。
131名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:04:11 ID:aE/8z/QZ
>>121

>高い能力を持って生まれたのなら、幼くともその力の制御を学ぶのは自分の
>身を守るためにも必要なことだと思います。

ここは同感です。キャロはそれこそ、制御する術を学ぶ機会すら与えられな
かったために、周りから疎んじられる辛い過去を経験してきたんですしね。

>巧はエリオやキャロの思いとか周りの状況を見れないようで、自分の価値観
>だけで判断しているように見えて、器が小さい男に思えてしまいます。

これはちょっと言い過ぎかも。この世界の常識に馴染んでいないが故に生じた
すれ違いが、巧の頑なな性格ゆえに悪循環に陥っているというところかと。
頑なな性格=器が小さいとすればその通りかもしれませんが……
132名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:08:28 ID:OqSG3fhH
良くも悪くも巧は地球の一般人の常識から見たのと
六課はミッドチルダの常識から見た違いだと思った

ところでなのは達はTV版555のアークオルフェノク(照夫の状態を知ってるとして)
に対してどういうリアクションとるんだろ
133名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:10:31 ID:ZZC3pX6/
なのは流でやるなら、価値観が違う相手とは全力でぶつかるべし。
結果的に力で黙らせる形になってもキニシナイ!
134名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:12:56 ID:D9x1+2Kz
俺は正伝氏の巧の言動と行動には何も違和感を感じなかったからいいや

>>132
たぶんどうにかして助けようとするだろうな、よくも悪くもそれがなのは達だ
そしてきっと救おうともせずに殺して終わらせようとした巧はなじられるだろう
135名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:18:49 ID:HFP6kPsY
>>132 なんでTV版?小説版の方だと思ってた>φ’s正伝
136名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:20:55 ID:dHDHLsYf
>>95
何十も続いてるだろうが
137名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:23:59 ID:aE/8z/QZ
つーか、カリムさんたちもせめて、この世界や管理局の最低限の常識くらい
教えてから六課に行かせてやれよと思わないでもない。六課側からすれば、
とんでもない人物押し付けられて大迷惑だろうし、巧にしてもただでさえ
突然異世界に来て不安な状況で、彼の常識や価値観からすれば信じられない
ようなことを目の当たりにして、頑なにならざるをえないだろうに。
138名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:24:44 ID:bpPlvNOZ
>>133
どこのアメリカ大統領ですか?
あのガチタンを持ち上げる大統領魂は魔法の領域だw
139名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:33:35 ID:pLCAtk07
まるで話が違うが…
存在自体が質量兵器になりうるキング・ザ・100tとかの、ミッドチルダでの扱いはどうなるのかな?

スカ様が「地獄の華と散れ!」される妄想をしてから気になって仕方ない
140名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:37:09 ID:krVVktYN
>79
ハートマン軍曹は有無を言わさぬ罵倒で常識を壊して
上で軍隊の常識を叩き込みますから。
いわば一種の洗脳。
>129
作品は作者が伝えたいことの塊なんで思想的にある程度偏っていて当然だとは
思いますけどね。
その思想を受け入れるか拒否するかは自由。
だけど、現実世界である思想を盲信するのはやめておけ。
確実に原理主義化する。
>138
あのシーンはストーリー的にも昔の仲間や恩師とも闘ってきた大統領
が自身の正義を見出し、吹っ切れるという文字通りの山場だ。

141名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:38:07 ID:gmytc5Q5
流石に質量兵器扱いしたらダメだろそれは。・・・・・・まあでも指示を出してくれる人が居なければ弱いのは事実なんだが。
142名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:42:04 ID:HVSAabOy
>139
いや、素手戦闘と銃撃戦は別物かと……
ベルカのアームデバイスみたいなものだろ。
143名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:51:19 ID:pLCAtk07
キング・ザ・100tは体の一部を取り外して投げ付けるだけでも致命的だな

バインドで縛って回避不可能なボディプレス…考えたくねぇw
144名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 00:52:57 ID:bpPlvNOZ
>>140
あのシーンを見た翌日に箱とソフトを買った俺は洗脳されている
物理法則的に無理な気がするけど大統領魂は不可能を可能にします
あのスーツはオーバーテクかもしれないけど大統領本人はもっとすごかった
男塾塾長とタメをはる猛者だな
145なのはVSボウケン:2007/08/23(木) 00:59:46 ID:10u00GpI
ようやく7スレから追いついてきました。全ての職人さんにGJを。

>>リリカルパニック氏
GJ!遅ればせながらスレ立て乙です。ASでの頭脳戦が上手く書けていて感心してしまいました。
>>恐怖の将氏
GJ!いい最終回でした。キン肉マンはよく知らないですが楽しめました。
あれだけの攻撃を受けても立つ悪魔将軍は恐ろしい……。AAを混ぜるのも斬新。
>>リリカルスクリーム氏
GJ!スバルは幼い頃から既にISが使えていたとは……。
でもそれ以上にママジマさんの強さと優しさが印象的でした。
>>リリカル龍騎氏
GJ!作品で興味が湧いたので休暇中にヘルシング3巻まで買ってきました。上手く絡ませてあるなぁ。
これからティアがどうなるのか……気になります。
>>なのはStS+φ’s正伝氏
巧がどうなるのか、どう変わっていくのか結論は終わってみるまでわかりませんし、
好きなように書くのがいいのでは?作品への愛はとても伝わってきます。

どれも情熱に溢れてて見てると意欲が湧いてきます。
2chは来るも去るも自由とはいえ、過去ログ読んでると長らくご無沙汰の作品の続きが気になってくる。
146名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 01:11:56 ID:VKkbFx4w
そういえば、実家に帰ったとき弟が持ってたポケモンの攻略本みせてもらったんだが、いまのポケモンって伝説級だと時操ったり、空間操ったりできるんだな。
管理局的にみて伝説級ポケモンって生物扱いになるのか?
あと似たようなもんでデジモンの究極体とかも。
147名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 01:14:54 ID:80Ob9ANi
ついでにゴジラとかガメラとかモスラとかジェットジャガーとか
…単に怪獣扱いだろうな、きっと
148 ◆v8WgPpvslE :2007/08/23(木) 01:17:24 ID:E2a0kPZI
ウルトラマンコスモスみたいに希少生物として保護されるかも?
149名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 01:23:21 ID:VtdbNiKf
扱いは難しいが、やっばり一時保護するんじゃないかな?
但し、ほっとくとヤバイ場合に限るけど
150名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 01:26:31 ID:gmytc5Q5
>>146
大増殖したディアボロモンは今でもトラウマです。
・・・デバイスとかのAIを食ってしまいそうだからやばいかも。
151節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/08/23(木) 01:47:44 ID:HVSAabOy
さて、流れをブツ切りにして1レス小ネタ一つ。

 第97管理外世界の、とあるテニスコート。
 リンディ・レティ両提督は、ここである潜入調査員と接触していた。

「お待たせしました、調査員の宮脇佳奈子です」

調査対象:宮脇敏博(PN.火浦功) 調査理由:個人内在型特異点保有
現状報告:対象の保有する特異点は、対象の勤労意欲と連動して活性化する。
    また、複数の他次元世界と連動しており、移動・封印等は危険である。
    更に非活性状態が長引く事で、他世界の特異点の活性化を促す。
今後の対応:現状を維持したまま、活性・非活性の影響調査を続行。

「……つまり、手の出しようが無い、と」呆れ顔のレティが呟く。
「遺失文明の産物で無し、直接次元世界に悪影響を及ぼすでも無し。
 でも手出しすると大惨事を引き起こしかねない……放置するしかないのねぇ」
 リンディも眉に皺を寄せる。
 なお、対象と連動した特異点の調査結果も、活性化条件以外ほぼ同様である。

「……来た意味、無いんじゃ……?」
「え〜〜、そこはそれ、テニスしましょう」

 なお、宮脇夫妻vsリンディ・レティ組の対戦結果は、SS級の極秘である。
152節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/08/23(木) 01:54:35 ID:HVSAabOy
……あの人の執筆姿勢が既にロストロギアだと思うのです。

という事で、両提督のテニスウェア姿を夢想して萌えて下さい。
写真や映像も極秘扱いですが。

最後に一言。
「我々は、13年待った!!」
お粗末さまでした。
153名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 01:56:30 ID:NEAB1XBS
>>146
漫画版のポケスペは更に描写がインフレしてて、もうどこの怪獣映画?な事になってる。
伝説級は軒並み巨大化してて、一部の伝説ポケモンにいたっては操ると死ぬ。
154名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 02:01:32 ID:bpPlvNOZ
>>153
映画とかもそうだけど
インフレしすぎて神々の戦いになってるw
155名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 02:29:12 ID:VKkbFx4w
最初のミュウツーですら、単独で数十年に一度の大嵐おこしてたからなぁ。
そういえばルビー、サファイアの伝説ポケモンは出現しただけでMAP全体の天気変えたっけ?
しかもなんか普通の野生のポケモンですらマッハでとぶって説明が出てくるとかポケモンは普通に規格外な存在だな……。
156名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 02:42:20 ID:bpPlvNOZ
>>155
設定だけを深く考えるととんでもない連中がいまくるからな
157名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 02:44:10 ID:nuu8Nx2N
と言うか、モンスターボール一つとっても結構凄い物だと思うんだが
158名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 03:09:43 ID:akYoXlpR
>>157
つまり、マスターボールはロストロギア確定って訳か?
159名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 03:12:31 ID:nuu8Nx2N
>>158
ミュウツーやその他スンゴイ力を持ったポケモンを難なく捕まえられるからなぁ
使いようによってはかなりやばいことになるんじゃないだろうか
160名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 03:33:06 ID:bpPlvNOZ
ポケモンってそこらへん生き物を捕獲洗脳するRPGだからな
意外と残酷です

他のゲームでもよくあることだけどな
女神転生の悪魔合体なんてどんだけ命の価値が軽いんだw
161名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 04:03:36 ID:EUeMkDMS
東方の十六夜咲夜やジョジョのDIO、
蒼月の十字架のゼファルみたいに時間を止めたり動かしたり出来る連中は
結構始末に困るのでは?
162名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 05:59:01 ID:jgqZ3c8E
そういう連中にしてみれば
      ・ ・
「はあ? 時空管理局? 時間も空間も操れない自称正義の味方が?」

ってことに。たぶんその面子では管理局に与することはなさそう。
レミリアやDIO様なんぞ嬉々として喧嘩売りそうだしなぁ。
163ネクサスの人:2007/08/23(木) 06:11:28 ID:WLxz/KQr
私は正伝氏の書かれる巧が好きですよ。大体がなのはってお互いのぶつかり合いが
少なくなりすぎてる傾向にあると思いますし。巧の存在がこれから彼らにどんな
影響を与えていくか楽しみです。
164名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 08:45:55 ID:Nba1tiaG
>>146
デジモンだったら、

・過去に戻って自分だけ一方的に相手をボコれる(時間操作系は結構いる)
・相手をコピーする上、相手+自分の強さなのでタイマンなら理論上無敵
・敵を1と0のデータに分解し吸収する不可視の防御不能攻撃(更に進化するとエネルギー消費無し)

などなど、様々な基地外能力軍団がふんだんに揃っております。
究極体同士の融合とか、究極体が更に変化したデジモンは大体イカレ性能。
165名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 10:45:06 ID:V5ON6uuj
でもアポカリモンやクラモンがすげぇ集まって合体したやつ敵にまわしたらやべぇ。
166白き異界の魔王:2007/08/23(木) 11:48:33 ID:yM4vBIE1
こんな時間ですが投下よろしいでしょうか。
なにもなければ投下開始ってことで。。
167白き異界の魔王:2007/08/23(木) 11:56:09 ID:yM4vBIE1
内火艇:八神はやて
フェイトからベール・ゼファーについての報告を聞いたはやての顔から汗が一滴落ちる。
あの結界内でなのはがどのような状態にあるのか解らない。
しかし考えられる状況はぞっとするには十分なものだ。
ついでフェイトから作戦が提案される。
それは綱渡りのように危ういものだった。
「でも、その方法やとなのはちゃんが使う最後の一瞬を待たんといけんよ。それまでなのはちゃんを、ただ見とるだけになってまう」
「なのはは最後まで諦めない。だから絶対、一瞬は来る」
他に即座に取れるような手段はない。
はやては自分の手を見る。
握りしめられ白くなり、緊張しきっている。
一度広げ、もう一度握る。
「わかった。やるよ。そっちの準備は?」
「いつでもいける」
「なら、後はこっちやな」
「それからはやて・・・今は戦うことは考えないで」
念話が切れた。
顔を上げ、ティアナとスバルを見る。
「みんな、なのはちゃんを助けるよ。わかっとると思うけど、あの結界の戦かっとるはずや」
二人が黙ってうなずく。
「結界はフェイトちゃんが何とかしてくれる。同じタイミングで突っ込んでなのはちゃんを助ける。スバル」
「はい」
スバルの顔にも汗が浮かんでいた。
疲れではなく、緊張の汗だ。
「それはスバルがやって。全力で突っ込んでなのはちゃんを確保。それから、できるだけ速く離脱。ええな」
スバルは答えようとする。
「・・・待って」
答えは遮られた。
離陸時にスバルが連れてきた緋室灯だ。
「・・・それは私がする」
静かに宣言する。
一瞬誰もが次の言葉を継げなかった。
それをティアナが破る。
「なによ、それ。うちのスバルじゃできないって言うの!?」
灯は首を縦に振る。
ティアナは再び口を詰まらせる。
「貴方たちじゃベール・ゼファーの相手にならない」
スバルとティアナを見て、はっきりと言う。
「灯さんなら相手になるんかな?」
なにも言わず肯定。
「1回だけなら。だから、その1回で助ける」
はやては一回目をつぶり、開いた。
「灯さん・・・頼むね」
ハッチに向かう灯をティアナが止める。
まだ納得できなかった。
「そんな・・・それに、あなた空を飛ぶあの道具持ってないでしょ。スバル以上に速く走れるの?」
灯は振り返りながら空間の中に手を突っ込む。
「・・・問題ない」
はやては口を驚愕で開き、笑いで眼を細めた。
「そんなとこにあったんか、それ」
灯の両手には巨大な銃、ガンナーズブルームがあった。

内火艇:スバル・ナカジマ
ハッチが開く。
ガンナーズブルームを宙に浮かべた灯をスバルの声が止めた。
「待って!」
灯がスバルを見る。
スバルの言葉を待つ。
スバルはどうしても1つだけ言いたいことがあった。
168白き異界の魔王:2007/08/23(木) 11:57:24 ID:yM4vBIE1
「ティアはあんなこと言ってたけど、同じこと言いたいと思うの」
吹き込む風が声を消しそうになる。
「なのはさんを・・・なのはさんをお願いします。なのはさんを助けて」
髪を風にあおらせながら灯がガンナーズブルームにまたがる。
宙を舞うガンナーズブルームはすぐにストームレイダーの壁に隠れてしまう。
スバルは灯が微笑みながらうなずいてくれるのを見た。

結界内:高町なのは
なのはは左手をだらりと下げて空に浮かんでいた。
左手は動かない。
ヴァーティカルショットを受けた瞬間、左手は不自然にねじくれ、嫌な音を立てた。
今は痛みすらない。
それが自分の左手が決定的に壊れたことを教えてくれた。
「これじゃ、お話も聞けそうにないな」
「どんなお話が聞きたいのかしら?」
つぶやいたつもりだったがベール・ゼファーの耳には届いた。
「何故、ステラを使うの?悪いことじゃなかったら、協力できるかも知れない」
「そう、なら無理。協力できそうにないわ」
ベール・ゼファーが赤い月を見上げた。
「だって、魔王のすることは決まっているでしょ?世界を滅ぼすこと、それが私の目的だから」
「だったら、そんなの・・・絶対に止める!」
レイジングハートを動く右手だけで振り上げる。
「やってご覧なさい」
ベール・ゼファーが手のひらに作り出すのは、なのはの左手を砕いた黒い球。
「ヴァーティカル・ショット」
黒い球が迫る。
シールドは作らない。
フィールドも作らない。
どうせ役にたたない。
そして、避けれもしない。
なのははフェイトほど速くは動けない。
体を少しだけずらす。
「きゃぁあああああああああああああああああっ」
黒い球がなのはの左足をねじる。
激痛は一瞬だけ。
冷たい無感覚がやってくる。
その後には黒い球が残したベール・ゼファーの魔力が残滓となって充満した。
「これが・・・今の私の・・・全力全開!!!」
ミッドチルダの魔法陣が展開される。
オートプロテクションをカット。
アクセルフィンの出力も最低に。
レイジングハートの処理能力を魔法の完成に注ぎ込む。
「スターライト・・・・」
拡散して消えるはずのベール・ゼファーの魔力がなのはの魔法陣に収束する。
さらに、カートリッジロード。
ありったけの魔力を注ぎ込む。
「ブレイカーーーーーーっ」
魔力が砲撃となって降り注ぐ。
歪曲空間を力任せに貫き、ベール・ゼファーの左手を焼く。
だが、それだけ。
魔力光は軌道を変え、空高く舞い上がる。
光は月匣の境界に当たり、星のように散っていく。

結界上空:フェイト・T・ハラオウン
バルディッシュをザンバーフォームのまま維持していたフェイトは待っていた一瞬を見た。
なのはの魔力光の色に輝く月匣。
バルディッシュの切っ先を光に向け、全力で飛ぶ。
少し遠い。
169白き異界の魔王:2007/08/23(木) 11:59:07 ID:yM4vBIE1
内側から輝く魔力光が次第に輝きを減じていく。
「間に合えっ!」
ソニック・セイルに魔力を注ぎ込む。
光る羽が限界を超えて光る。

結界上空:柊蓮司
魔力を纏う剣を振る。
魔力は渦巻く風となり、フェイトの背中に飛ぶ。
「エア・ダンス」
魔法が完成した。

結界上空:フェイト・T・ハラオウン
体を包む風が1つの力になった。
全ての風がフェイトを助ける。
フェイトが飛ぶために吹く。
より速く。
速く。
速く。
「たぁあああーーーーーーーっ」
ザンバーの切っ先がなのはの色に光る月匣の境界と激突する。
さらに押し込む。
刃の全てが月匣の中に埋没する。
月匣が砕け散る。
ガラスの音を立てて。

***********************************
今回はここまでです。

ライトニングと柊、やたらチームワークよくなってしまいました。
やっぱ、不幸属性チームだからでしょうか。
170名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 12:03:51 ID:i1h/iAcS
GJ!
それでいつになったら柊は『下がる』のですか?
171名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 12:17:21 ID:t5lxP752
正伝さん、DVDブックレットによるとストームレイダーはヴァイス個人のインテリジェントデバイスだそうですよ。
これでバジンたんだけでなくサイドバッシャーもジェットスライガーも問題なく出せますね!
172名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 12:36:01 ID:zymQ0HaT
出したら出したでもちろん盛り上がるだろうけどその副作用が半端じゃないな
おそらくオートバジンは巧が持つことになると思うけどあれって銃弾が・・・
サイドバッシャーやジェットスライガーはぶっちゃけ走る武器庫だし

さらに管理局は質量兵器を禁止してるから・・・巧にとって地獄が続くなこりゃ
173名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 13:00:31 ID:t5lxP752
>>172
魔法の12ミリ銃弾や魔法のエグザップバスター、魔法のフォトンミサイルにしておけばでおk。
174FS:2007/08/23(木) 13:06:32 ID:p4mq/1YM
空の軌跡クロス第二話投下します〜。
……結局バトルだけで終ってしまった…。
175空の軌跡クロス第二話:2007/08/23(木) 13:08:32 ID:p4mq/1YM
「大丈夫?」
追い詰められていた自分達を助けてくれた――そうして自分が追い詰められた――少女に駆け寄って
声をかけながら、エステル・ブライトは内心首を傾げていた。
面識の無い女の子だった。高町なのはという名前も今は知るべくも無い。
見た目十歳にも満たないだろう年齢。白い着衣も馴染みの無い、一風変わったデザインのもの。
聞くには何百年と封印されてきたはずのこの場所である。
今回の事件の関係者には到底思えないが、だからといってずっと昔からこの場所にいたという道理はありえない。
他にも、先程放った見たことも無い攻撃も気に掛かる。
導力魔法(オーバルアーツ)に似てはいるが、戦術オーブメントは見当たらない。違うのだろうか。
それら、幾つも湧いてくる疑問を意識の片隅まで追いやって、少女の顔を覗き込むと、

ぺたん。

「ちょ、ちょっと!?」
その途端にその場にへたり込んだ相手の様子に、エステルは思い切り泡を喰った。
自分も膝を落としてもう一度改めて様子を窺って、その憔悴した面に気が付く。
目端に浮かんだ涙と、小さく震えている細い肩。心の中に押し込めていたものが一気に噴出したのだろう。
もっとも―――今は気を抜かれるにはまだ早い状況なのだが。
「エステル!」
馴染み深い声に強く呼ばれて、はっと顔を上げる。
数歩前に立っているのは、黒い双剣を手にした黒髪の少年。ヨシュア・ブライト。エステルとは同い年の“おとうと”。
そして、ヨシュアが半身に立ちながら目線で指し示す先には、
彼に叩き落された腕の先を引き戻す機械獣―――《環の守護者》の姿があった。
じゃキん、と一々耳に響く音を立てて、切り離されていた爪が接ぎ合わされる。
掴んではめこむのではなく、だからといってワイヤーの類で引き戻すわけでなく。
自前で空中に浮かび上がって動くという出鱈目ぶりではあったが―――まぁ割と今更。
―――機動端末として胴体部分と別個で行動・戦闘まで行ったことを思い返せば、驚くことでもない。
「―――来る!」
警告の声があがるのと同時にトロイメライの頭部装甲がスライドし、現れた四連装の砲門が火を噴いた。
立て続けに吐き出された砲弾が放物線を描き、三人の立つ位置めがけて殺到する。
咄嗟にエステルは少女の身体を抱き寄せると、その場から大きく跳び退った。
地面に触れた砲弾が爆裂し、巻き起こった爆風が髪をなぶる。
着地。素早く自分とは別方向に跳んだヨシュアを目の隅で確認し、抱えた少女を床に降ろすと、
「走るわよ!」
さらにその手をとってその場から駆け出した。
なおも撃ち込まれる砲撃。胸部からのミサイル攻撃まで加えたそれが、追い縋る様に二人の走るすぐ後ろで爆発していく。
出せる限りの全力、掛け値なしの全力疾走に息は瞬く間に上がっていた。
後ろ手に手を繋いだ少女は時折足をもつれさせかけながらも必死で引き摺られないようについてきている。
あまり運動の類は得意ではないのか、加えて年齢による体格差も考えれば無理からぬところであったが、
それを気遣って足を緩める余裕はあいにくと無い。
止めろ止まれと訴える足を無理矢理走らせながら、どうにか状況を窺う。
不意の介入で束の間の休息こそ得たものの、もとより限界寸前の体力は底を付くには遠くなかった。
戦術オーブメントを見れば先程の爪の一撃を止めるのに使ったアースガード
――岩壁を巡らせ、敵の攻撃を一度だけ無力化するアーツ――で完全にエネルギーを切らしている。
もとよりこの走りっぱなしの状況では、他の行動は取ろうにも取れないところがあったが。
176名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 13:08:56 ID:t5lxP752
支援!
177空の軌跡クロス第二話:2007/08/23(木) 13:10:22 ID:p4mq/1YM
(マズ……)
連戦に次ぐ連戦を経てきたことを思えば、それも止むを得ない状況と言えたが、
こうなる前にどうにか対処出来なかったことをエステルは呪った。
この場に居合わせるほかの仲間達も状況は大差無いはずだ。アレと真っ向から打ち合うのは間違いなく手に余るし、
アーツにしてもあの装甲に有効打となる水準のものを放つには一度導力を補充するのは避けられず、
加えてアーツの駆動にそれなりの時間を要することになる。そしてそれを許すほどこの敵は甘い相手ではないのだ。
あとは――――。

ぎゃいん―――――――ばぁん!!

「え…?」
「あ」
視界の片隅で僅かに捉えた一閃がそんな思索を不意に打ち切った。
研ぎ澄まされた金の月輪が宙を舞い、トロイメライの頭部で炸裂する。
「……させんっ!!」
体を傾がせた機械獣を鋭く見据え決然とそう言い放ったのは、エステルにとって思いもよらない人物だった。
年の頃は三十半ばの手前ほどか。黒い軍服を纏い、手には朱塗りの鞘に納めた一振りの太刀を持った青年である。
「た、大佐!?」
ヨシュアも同感なのだろう。彼もまた、呆気にとられた声を上げていた。
さもあらん。アラン・リシャール大佐。彼が行おうとしていたことを食い止めにきた自分たちを、何故助けるのか。
「ここは私が引き受ける。…君達はここから逃げたまえ!」
「で、でも!」
「君達は最早限界だろう。私のほうはもう動けるようになった。――時間を稼ぐくらいのことは出来る!」
早口にそう言い捨て、巨体目掛けて踏み込んでいく。
対するトロイメライも度重なる闖入に苛立ったのか、リシャールに対して正面に向きあっていた。

ごうっ―――ばきゃっ!!

繰り出される剛腕。空をうねらせ、大岩をも打ち砕く一撃は、しかし標的を捉えず空しく床を穿っただけだった。
その影から躍り出る黒い軍服。鋼爪の軌道を正確に見切ったリシャールが、その身を深く沈めさらに加速することで、
放たれた一撃を掠らせもせずに掻い潜ってのけたのである。
結果、双方の間合いは半ば眼前にまで詰まっていた。
「はぁっ!!」
跳躍。そして鞘走る銀光。
見目鮮やかに煌くそれが白い装甲に吸い込まれ、さらにトロイメライの体躯を揺るがせる。

しゃ、がいんっ!

先制の、そして渾身の一太刀。しかしそれを放ってなお、剣戟は緩まない。
閃く白刃が立て続けに放たれ、そのどれもが狙い過たず軌跡を刻む。
これが人相手であったなら、受けた者は瞬く間に視界を覆うほどの血煙を上げて、そして絶命したに違いない。
対して、懐に入られ、それを振り払おうと荒れ狂う腕は何れも空を斬っていた。
円を描くような体捌きから放たれた剣閃で、脇を過ぎ去った爪の横っ面を引っ叩き、
或いは跳んでかわした勢いのまま腕上を駆け抜け肉迫し、その顔面に迅雷の如き太刀行きを走らせる。
「…す、凄い」
その様を見るエステルの声には、紛れも無い感嘆の念が込められていた。
実際、武芸に覚えがある者が見れば、大半はその太刀捌きにも足運びにも魅入られるに違いない。
覚えが無い者であろうとも、人一人が自身を遥かに上回る異形の巨体を圧倒するかといった様には心を躍らせるだろう。
178空の軌跡クロス第二話:2007/08/23(木) 13:12:28 ID:p4mq/1YM
「でも…」
だが、幾太刀斬撃を浴びたところで、トロイメライの巨躯は小揺るぎこそすれ動じない。
対する青年の動きには、時を経るにつれて僅かずつではあるものの、鈍り、揺らぎが見え始めていた。
彼もまた、つい先ほどまでの自分たちと状況は変わらないということだ。
圧倒的な攻撃力や耐久力、持久力の差。それを前にして出来ることは言葉通り『時間稼ぎ』でしかなく、いずれ追い込まれ屠られる。
言うなれば、いずれ落ちるのが確定した綱渡りも同然である。その当人がそれを理解していないわけが無く、
「何をしている!早く――――」
それでいてなお、「行け」と告げる声を、染み入る様に澄んだ音が遮った。

しゃあああぁぁぁん。

「え」
「な…」
床に灯る桜火。幾重もの円と二つの正方形、それに見たことの無い奇妙な文様が描く魔法陣。ぎょっとして、その場から数歩退く。
その中心に立つのはすぐ傍らの白い服の少女。その面差しに浮かぶのは、大きな恐れと、それを上回る強い意志だった。
掲げる両手。灯る蛍火。それは術者の魔力に呼応して、みるみるうちに膨れ上がる。先の一撃の比ではない。抱えきれない、という表現ですら足りない。
少女の半身を覆い隠すほどにまでに成長した光球は、破裂間際の風船を思わせるように張り詰めていた。
理解出来ないものであっても、それが解き放たれればどれほどの力を持つのか、漠然となら想像するのは難くない。

だが―――。
果たしてそれが起死回生の一手と成りうるのか、それは術者たる少女―――なのはにとっても分からなかった。
なのはの十八番にして、手持ちの魔法の中では二番目に位置する威力の魔法ではある。
だが、相手はシューターの直撃を何事も無く耐えた化け物である。一撃で倒せる保証など出来るものではない。
そして、倒せなければ逆に倒される―――死ぬのは自分のほうである。
それは嫌だ、と思う。ここから逃げ出してしまいたくなる。しかし、それは全力で心の奥底に押し込めた。
かつて聞いた父の言葉。『助けを求めている人が居て、自分にその力があるのなら助けなくちゃいけない』。
自分もまたそのようにあろうと思うそれに、恥じることが無いように。
かつての失敗。助けられるはずの人を助けられなくて、後悔をすることが無いように。
決意で心を強く固め、術式を進めていく。球に架かる環状魔法陣。同様のものをその前にも重ねていく。ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ。
集束に告ぐ集束。一点突破による貫通を狙わなくては、あの装甲は貫けない。

「おおおぉおぉぉぉぉぉっ!!」
が、ぎぃ―――――キン。

黒服の男の一刀。閃光もかくや、といわんばかりの居合いが傀儡兵の顎――といっても口は無いが――を強烈にかち上げる。
宙に舞う銀。耐え切れずに刀身が折れ飛ぶのは、どれほどの衝撃だったのか。白い巨体もまたその上体を大きく仰け反らしていた。
(―――今!!)
あちらもまた自分を脅威と認識していたのか、いつの間にやら正面に向き直っていた。その上で胴体ががら空き――――絶対の、好機。

「ディバイイイイイイィィイィン……バス、タ――――――――――――――――ッッッ!!!!」

弾ける光球。輝きが堰を切って迸る。
祝聖の砲火。本来大きく荒れ狂うはずのそれは真っ直ぐに宙に線を引き、
――――寸分の迷いも無く《環の守護者》を捉え、その腹の砲門をブチ貫いた。
179空の軌跡クロス第二話:2007/08/23(木) 13:14:32 ID:p4mq/1YM


沈黙。
誰もが固唾を呑み、或いは呆然と魅入られていた。
どてっ腹に見事に開いた風穴。動きを止めたトロイメライに。

ぼん。

静寂を破ったのは、そんな破裂音。

ぼん、ぱん、ぼ、どどどどん。

開いた風穴の周りに散る火花が誘爆しているのか、ところどころからささやかな爆発音を響かせ、煙を上げる。
自壊するのは遠くあるまい。内側からの爆発のためか、それまで鉄壁の守りを誇った装甲も、ところどころ歪みを見せ始めていた。
―――――だが、それでいてなお。白い龍機は動くのだ。
ギン、と音を立てて灯る双眼。突きつけるように伸ばされたのは、左の青い爪。
自分に向けられたそれに言い知れぬ予感を覚え、なのははそこから離れようと―――して、出来なかった。
(っ!!―――バインド!?)
視覚に映るものは何も無いのに、縫い付けられたようにその場から動けない。歩いては勿論、飛行魔法類による機動さえも不可能だった。
床を踏んでいた足が宙を蹴る。目に見えない何かに縛られたまま、ふわりと身体が浮かんでいた。
数メートルの高さへと持ち上げられ止まってしまえば、手足を振り回したところでどれも虚しく空気を掻くばかり。
真っ直ぐに指した腕が下がり、腰溜めに構えられる。それになのはが感じたのは今日一番の恐怖と戦慄だった。
尻を引っ叩かれた馬のように、出来る限りのスピードで防御陣を展開する。残っている魔力を片っ端から注ぎ込んだ、最高強度のラウンドシールド。
かの千の雷槍を受けてさえ罅も歪みも生まないであろう光の盾を、しかし解き放たれた死の一撃は粉々に打ち砕く。
「――――――――!」
拮抗は僅かな間。魔力の守りを破って、桁外れの熱力が襲い掛かる。
上がった悲鳴さえ、殺到する衝撃と灼熱に呑まれて消えた。意識が途切れなかったのは幸運だっただろう。
緩やかな放物線を描いて落下。生身で落ちれば馬鹿にならない距離と高さ。
地面に叩きつけられる紙一重で立て直し地面に叩きつけられずに済んだのは、奇跡と言えたかもしれなかった。
全身を経験したことのない痛みが埋め尽くす。制服はその大半が一瞬で焼け落ちており、全身に火傷を負っていた。
短時間ながら、シールドでかなりの威力を減衰させてなおこれである。守りが無かったら子供一人、四肢くらいなら消し炭になったかもしれない。
痛覚以外の感覚全てが遠い。熱ささえ感じない。思考は纏まり無く、繋ぎ止めた意識もところどころ切れては繋がるのを繰り返す。
音が光が遠ざかる。視界は暗く閉ざされ、聞こえる音も言葉として伝わらなくなっていく、絶望と諦念に染まる世界のなかで、


「やれやれ…。諦めなければ必ずや勝機は見える―――。そう教えたことを忘れたか?」


その言葉は、何故かはっきりと耳に届いた。
心の闇が瞬く間に晴れていく。聞いたことも無い声なのに、何故か安堵せずには居られない。
どんな窮地でも、誰であっても絶対に安心出来る、大海のように大きく全てを包み込むような存在感。自分の父にだって無いそれがその声には在った。
傍らを何かが駆け抜けて行く。流れる風。霞んだ目で見たのは、断ち切られて宙を舞う、傀儡兵の赤い腕。
その光景にもう大丈夫だということを理解して、なのはは掴んでいた意識を手放したのだった。
180名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 13:21:42 ID:t5lxP752
支援
181空の軌跡クロス第二話:2007/08/23(木) 13:24:49 ID:p4mq/1YM
以上、第二話『祝聖の砲火』投下完了。支援に感謝。

なんかピンチ→乱入→ピンチ…の繰り返しで無駄にダレますな。うぅ。
…けどあの状況でなのはが介入しても似たような結果(デスレイジで返り討ち)にしかならんような。
相変わらずTMが出鱈目な性能になっちまってますが、こちらはまぁ、少年漫画的誇張表現補正含む、ということで……。
全力ならなのはもある程度対抗出来るので、一応悪くは無いパワーバランスだと思うのですが。
あ、あと『ギャラリー何やってるの』とかってツッコミはご容赦を。描写はいちいち長いけど実時間はそうでもないので。

さて、次回はようやく現状把握です。ホント、無駄に長かった感ががが…。

>>まとめ編集の龍騎氏へ
第一話ですが、旧版削除してもOKです。ほとんどダブりな内容でしかないし。
それと、クロス先の英雄伝説“Y”というのも削っていただきたいと。メインはSCですし、3rdは…やるのか?

では〜。
182 ◆v8WgPpvslE :2007/08/23(木) 13:28:49 ID:E2a0kPZI
>>181
>なんかピンチ→乱入→ピンチ…の繰り返しで無駄にダレますな

問題なしですよ。
そんな事言われたら元からない私の立つ瀬がもっとなくなってしまいます。
183名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 14:59:25 ID:dRBNhl7J
>>167
エンジェルシード返却済みだったのね…

>主八界
なんかはやてが第八世界で隊員達に研修を受けさせて、月衣や月匣を習得
させそう
だめでも、紅衣(ファー・ジ・アースのテクノロジーで作られた、擬似月
衣発生装置。腰に着けられる程の大きさ)を購入しそうだ。値段も呪練制
服の四分の一(2500万v)とお得なので備品として経費で落とすのもいい
かも
最後に、箒は最優先で導入しそうですね。陸戦魔道師が飛躍的にパワーア
ップしますし
スバルにドラゴンブルーム(トンファー型)
キャロにルナハウリング(大型犬型)
エリオに七星(魔剣の強化パーツ。箒としての機能有り)
なんて似合うと思いますし

ロストロギア扱いされそうなNWアイテムシリーズその1
超巨大武器のサンライト・ソニック・スピア…の魔剣
ぺんぺん草も残りそうにないな…
184名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 15:11:06 ID:bUUc/gro
>>183
ミッドチルダにもオクタヘドロンが進出だな。
そういや、なのは達は世界結界の影響受けないのか?
185名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 15:29:14 ID:dRBNhl7J
>>184
炎砦にあった様に、世界結界を抜けた時になのは達レベルなら耐性が付く
魔王級は問答無用に影響を受ける

>オクタヘドロン
あれは萌え魔王達の移民政策では無いかと思っている。戦争後、『社員』と
して異界へ移住する為の。実際、最近ルー以外の萌え魔王達は真面目に世
界を滅ぼそうとしている様に見えない
ベルは邪魔なくれはを排除する為に、彼女にハワイ旅行をプレゼントして
るし…
186名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 18:15:42 ID:xhr5Xtyy
>>185
『ベルは邪魔なくれはを排除』という部分にベルは柊狙いだからくれはが邪魔なのかと非常に納得してしまった俺は一体どうすれば
187リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/23(木) 20:21:49 ID:bI6l9AUb
六話のBパートが完成したっス。
今回はBパートまでの予定でしたけど地獄兄弟とシャマル先生が空気よめてないので今回もCパートまでに分けました。
ブレイドらしからぬ救い用の無い内容になっていますが投下おkですか?
188名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 20:23:30 ID:jDGh9K3g
支援
189リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/23(木) 20:27:27 ID:bI6l9AUb
六話「紫紺の戦士復活」Bパート
釣り(結局ボウズだったが)を終えた剣崎達は、食事を終えて帰路についていた。

少年1「あーあ、楽しかった!」
少年2「今までで一番遊んだ気がするよ。」
少年3「お前前にもそれ言ったろ?」
少年2「いっけね!」
2を除く子供達「あはははは!」
剣崎「ふう…」

剣崎はそんな子供達の笑顔を見て微笑んだ。
「少し前まで死ぬのを待つしかなかった子供達が笑いあっている。
なんと素晴らしいんだろう…
これからずっとこの子達が笑っていられますように…」

剣崎はそう願った…

………

剣崎「こ…これは…!?」

剣崎達は子供達が預かられている村に辿り着いた。
だが、そこで待っていたのは沢山の白骨化した死体だったのだ。

志村「な…何で!?」
剣崎「分からない!何が何だが…!」
少年1「カズマぁ〜…」
少年2「恐いよぉ…」
剣崎「大丈夫だ!きっと…大丈夫だ!」

子供達は剣崎にすがりつき、剣崎は必死に勇気付ける。
その時…人の悲鳴が聞こえてきた。

村人「うわぁぁぁぁぁぁあ!!」
剣崎「!?」
志村「先輩!行きましょう!!」
剣崎「ああ!!皆、すぐ来るからここで待ってろ!!」
子供達「うん!」
志村「(ふん…馬鹿な奴だ…これで事が全て上手くいく…)」
剣崎「志村行くぞ!!」
志村「はい!!」

剣崎と志村はそこに子供達を残し、悲鳴が聞こえた方角へと向かった。
だが剣崎はまだ知らなかったのである。
これから待ち受ける最悪のシナリオを…
190リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/23(木) 20:28:29 ID:bI6l9AUb
………

剣崎と志村は声の主を探す。

剣崎「何処だ!?返事してくれ!!」
志村「何処にいるんですか!?大丈夫ですか!?」
村人「う…うぅ…」
志村「!?、剣崎さん!!」
剣崎「ああ!?」

二人は呻き声が聞こえた方向に走り、顔が青白くなり倒れている村人を発見する。

剣崎「大丈夫か!?おい!?」
村人「ば…化物が…村の皆の地を吸って…皆…骨…に…」
志村「しっかりして下さい!」
剣崎「死ぬな!おい!」

剣崎達の呼び彼も空しく、村人は白骨化してしまった…

剣崎「これは…」
志村「体液を全て吸い取られています…だから白骨化してしまったんでしょう。」
剣崎「体液を…そうか…だから皆骨に…」
少女1「きゃあああああ!!」
少年1「カズマアアアアアア!!」

子供達の悲鳴が、剣崎の耳に響いた…

剣崎「しまった!?皆!!」
志村「…(ふん…上手く行った…)」

剣崎は走った。
「神よ…どうか子供達を助けてあげてください…
あの子達はとてもかわいそうな子供達なんです…
住む場所も親も失って…今度は命までも失わせないでください…」
そう願いながら…剣崎は走った…
191リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/23(木) 20:30:09 ID:bI6l9AUb
………
(BGM・夢のかたみ)
「神よ…なぜ俺の願いを聞いてくれなかったのですか?
俺が禁忌を犯したからですか?俺が始を生き残らせて間接的に沢山の人を殺したからですか?
それとも…俺が子供達から離れてしまったからなのでしょうか…?」

剣崎「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

剣崎を待っていたのは…まだ幼い四つの白骨化した死体であった…

モスキラス「ブウゥゥゥゥヨォン!!」

四つの死体の中心には子供達の命を奪ったであろう蚊の形をした怪人が立っている。

モスキラス「ブゥーヨオォン!」

そしてその怪人は子供達の骨を踏みつけ、粉々に砕いた。

剣崎「貴様ああああああああああああああ!!」

剣崎の瞳から怒りと悲しみの涙が零れ落ちる。
そして、剣崎の表情は怒り一色に染まっていた…
その様子を見ていた志村は…

志村「(さぁ…ジョーカーになれ…今のお前がジョーカーになれば、お前は怒りに支配され、もう二度と人間の心を取り戻すことはない…
そして怒り狂った貴様を、ジョーカーの亜種であると共に上位種である俺が倒してやる!)」
剣崎「…!」

だが、剣崎の腰にジョーカーラウザーは現れなかった。
変わりに、剣崎は先ほど志村から預かったブレイバックルにAのカードセットしていたのだ。

志村「(!?、何故だ!?あれほど怒り狂っているに自我を保っていられるのか!?
まさか…奴の精神はそれほど強いものだというのか!?)」

ブレイバックルは宙を踊り、剣崎の腰に装着される。
そして剣崎は変身ポーズを取り、ブレイバックルのレバーを引いた。

剣崎「変…身…!」
「turn up!」

ブレイバックルからエネルギースクリーンが発射される。
そして剣崎はゆっくりとエネルギースクリーンを潜り抜け、仮面ライダーブレイドに変身し、ブレイラウザーを引き抜いた。
192リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/23(木) 20:32:06 ID:bI6l9AUb
ブレイド「…」
志村「(ちっ…やれ!!)」
モスキラス「ブゥーヨオォン!」

モスキラスは志村の命令でブレイドに襲い掛かる。
だが、怒りに燃えるブレイドにモスキラスが敵うはずもなく…

ブレイド「ウェイ!ハ!ハアァァァア!ウェェェェイ!!」

両腕を切り落とされ、目を突き刺され、胴体を切り刻まれる…

モスキラス「ブウゥ…ヨオォン…」
ブレイド「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!」

ブレイドはラウザーのトレイを展開し、「ローカストキック」「サンダーディアー」「マッハジャガー」の三枚のカードを引き抜き、ラウズした。

「Kick」「Thunder」「Mach」
「LIGHTNING SONIC」

ブレイド「はああぁぁぁぁあ…」

ブレイドはラウザーを地面に突き刺し、ジャンプし、回転する。

ブレイド「ウェェェェェェェェイ!!!」

そして即座にキックポーズを取り、猛スピードで蹴りこむ必殺キック「ライトニングソニック」をモスキラスに叩き込んだ。

モスキラス「ブウゥゥゥゥアアアァァァア!!」

既に瀕死だったモスキラスはライトニングソニックの直撃に耐えることが出来ず、爆散した。
(曲終了)
193リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/23(木) 20:35:23 ID:bI6l9AUb
………

その後、剣崎は村人と子供達の墓を作り、弔った。

剣崎「…」
志村「剣崎さん…これ以上の悲劇を繰り返さないためにも、協力してくれますね?」
剣崎「ああ、でも日本には行かない。」
志村「え?」
剣崎「俺が倒した奴のように、日本だけじゃなく、世界中にあの化物が発生している可能性だってあるだろ?
俺は世界各国の奴らを倒す。」
志村「そんな!それじゃあ…」
剣崎「俺が戻れば!これ以上の悲劇が起きることになるかもしれないんだ!!」
志村「!…分かりました。」
剣崎「悪いな。」
志村「いえ…剣崎さんの言い分のほうが正しいですから…」
剣崎「…ありがと、じゃあな…」

剣崎はそう言い、志村の下を去っていった…

志村「(奴の封印には失敗したがまぁいい、奴を戦いに駆り立たせることはできた…
剣崎…アンデッドの運命から逃れられると思うな…
貴様はいずれ…俺と戦い敗北する運命だ!)」

志村は去っていく剣崎を見て邪悪に微笑むのだった…
194リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/23(木) 20:36:55 ID:bI6l9AUb
投下終了。
やべ…大好きなライダーの復活だってのにいかんせん短すぎだ…
俺もまだまだ修行が足りないなぁ…
というか早く演技の勉強がしたいよぉ…(関係無し)
195名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 20:57:34 ID:caMklD/z
今回は剣崎の決意と共に、哀しい出来事でしたね。
志村…否、アルビノジョーカーめ、剣崎一人を陥れる為だけに村の人々をモスキラスに
皆殺しにさせるとは…。
次回はいよいよリンディ編の「トカゲロンと怪人大軍団」ですね?
196魔装機神:2007/08/23(木) 21:29:40 ID:loTwIYdd
投下おk?
197FS:2007/08/23(木) 21:35:28 ID:p4mq/1YM
Go!です。
198魔装機神:2007/08/23(木) 21:42:16 ID:loTwIYdd
スーパーリリカル大戦(!?)外伝 魔装機神 THE BELKA OF MAZIKAL 8話 「祝福の風」

アリサの両親に勧められ、一同は夕食を一緒に食べることになった。
その時、マサキはでてくる料理の豪華さに驚いた。
まあ、確かに別荘があるくらいなのだからある程度はお金持ちの人間だという事はマサキでもわかった。
ただ、それでも目の前にだされた料理には驚きを隠せないでいた。
それに、見た目もそうだが味のほうもすごかった。
マサキははっきり言えた。
地上でこのような料理を食べた事は一度もない。
地下世界では、たまにフェイル殿下が魔装機操作を集めてのパーティーのようなものをしたことがあるが、味はその時に出てきた料理とそう代わり映えない。
はやての横にいるリィンフォースUもうれしそうに食べている。
「リィンフォースもおいしい?」
「はいです!」
パイはそのやりとりを見て、不意に顔がほころんだ。
(主は私との約束を守ってくれたようですね)
はやてとの別れ際にした約束。
(私は消えて、小さな無力と化したかけらへと変わります。
ですから、私の名前はそのかけらではなく、いずれ手にするであろうあなたの魔道の器に送ってあげていただけませんか)
そして、目の前にいる者が、新しい魔道の器なのだろう。
彼女なら主を守ってくれそうだ、とパイ…いや、初代リィンフォースはなんとなく思った。
「ん?私がどうかしたんですか?」
リィンフォースUもリィンフォースの視線に気付き、いや…と視線を元に戻す。
不思議に思いながらもリィンフォースUは食事を再開した。
「それで、一つ気になる事があるんですけどいいですか?」
アリサの言葉になんだよ?とマサキは尋ねる。
「マサキさんって、一度私の庭に現れましたよね」
アリサの言葉に、マサキは、は?とした顔になる。
そして思い出した(遅)
マサキがラ・ギアスから地上へでたとき、確かに誰かの家の庭に出た事を思い出す。
そしてその家のものと目があった事を。
それが彼女だったのだ。
「マサキさんもフェイトみたいに別世界の人間なんですか?」
アリサの言葉に、とマサキは普通に答える。
「いや、俺は地球出身で、ちゃんとした日本人だぜ」
マサキの言葉に、今度は一同が驚く。
まあ、なのはのような人もいるからおかしくは別にないのだが、
管理局でもわからない技術をなのはの世界の住人が使っている事が予想外だったのだ。
「それに、別にマサキでいいぜ。丁寧に呼ばれるのはどうも苦手なんだ」
マサキの言葉に、アリサはあわてながらはい、という。
「それじゃあもう一つ聞きたいんだけど……現れたときにマサキ意外にもう一人いましたよね?銀髪の人が」
その言葉に、今度はパイの手が止まる。
やはり見られてたか……
「マサキと一緒に来たのは私ですよ。おそらく転移したときの光でそう見えたのでしょう」
199魔装機神:2007/08/23(木) 21:47:12 ID:loTwIYdd
パイは何とかその場をごまかそうとする。
その顔には少し汗が浮かんでいる。
勿論、シグナムは恐ろしく、怪しそうにパイを見る。
もう隠し通せないかもしれない、パイは本気で思った。
「ほな、マサキとパイさんが探している人って、あのアンノウン02…シュウって言う人なんですか?」
今度ははやてが尋ねてきて、二人は頷く。
本来なら、ここでいろいろと聞きたいのだが、聞くことは出来なかった。
流石に今はそんな空気ではない。
またこの後でも聞こう、そう思った。
その時、アリサは何かを考えてリ宇野は、ボーっとしていたという。

「こちらの不手際で、わざわざ手を煩わせてすまなかった」
現在アースラの艦長室には、アースラの艦長であるアースラと、ATXチーム部隊長であるゼンガー・ゾンボルトが話をしていた。
話の内容は、勿論先ほどの件についてだった。
「いいんですよ、困ったときはお互い様といいますし、近くに私たちがいたのだから、当然の事です」
リンディは笑いながらいうが、ゼンガーは再度頭を下げる。
「それで、そのロストロギアとはどんな能力をもつのですか?」
予約話の本題になり、先ほどとは違い真面目な顔になるリンディ。
うむ、といってゼンガーはある資料を取り出す。
「調べさせた結果、このロストロギアには魔力を持たない人物でも簡単に時空転移が出来るものだ。だが……」
そういうとゼンガーはそのっろすとロギアを使った後の様子を見せる。
「このように周囲を破壊しながらの転移をしている。先ほどもこれをされてな」
ただ、これにも弱点がある。
魔力を持たない人物も転移ができるという事は転移にはそのロストロギアが魔力を使っている事になる。
しかし、これほどの被害を出しながらの転移となれば、かなりの魔力を要する事となる。
使うごとに魔力をチャージする事になり、一度使うとしばらくは使えないという弱点だ。
だからあの時すぐに転移が出来なかったのだ。
「それで、ロストロギアを回収する事ができたのですが、犯人をこちらで追っている人物に邪魔をされて……」
まさかリンディも協力者がいたなんて微塵も思っていなかったのだ。
それを聞いたゼンガーはしばし考え。
「わかった、俺達のほうでもその人物を調べておこう」
そういって一礼した後ゼンガーは艦長室を後にした。
その頃食堂では、アースラスタッフと残りのATXチームの雑談が行われていた。
主に……
「えー、そうなんですか?」
「そうなのよ。全く、うちのダーリンも困ったものよねえ」
「誰がダーリンだ」
エイミィとエクセレンが周りにいる男共の話で盛り上がっていた。
それを横目で見て「また始まったか……」といった感じでブリットがため息を付く。
「で、そっちはどうなの?」
「一緒のようなものですよ。クロノも仕事馬鹿ですし……
脳の半分以上が仕事で埋まってるんじゃないかってくらいで……」
「キョウスケもねー、いっつもいっつも「分の悪い賭けは嫌いじゃない」っていいながら突っ込んで…
たまには援護する人の気持ちにもなってほしいのよねー」
「仕方ないだろ。アルトは突っ込むしか脳がないんだからな」
『そのとおりだ』
いや、そこは何か反論しましょうよ、と思うブリッドであった。
200魔装機神:2007/08/23(木) 21:48:57 ID:loTwIYdd
夕食の後、もう夜も遅いと言う事で、今夜は止まってくかといってきた。
流石のマサキもそれは断ろうとした。
確かに助けたが、これ以上は悪いとも思うし、管理局の人間ともこれ以上あまりかかわらないほうがいいと思ったけっかだった。
しかし、マサキの体はまだ万全とは言えず、逆に心配するといわれて、結局一泊する事になった。
そして、結局フェイト達も泊まることになってしまった。(流石にクロノは断ったが)
その夜の事。
「ふう」
パイは与えられた部屋で一息入れる。
考えても見れば、こうやって布団で眠るのはラ・ギアスにいたとき以来だったか……
出来るだけ休もうと、今日は早めに眠ろうとしたときだった。
間違いなく自分に向けられた視線を感じる。
(やはりきたか……)
そう思ったとき、こんこん、とドアを叩く音が聞こえる。
「話があるが、少しいいか」
その声が聞えて、ああとパイは頷く。
ガチャリとドアが開くと、部屋に入ってきたのはシグナムだった。
そして、話の内容はある程度分かっていたため二人は砂浜へ行く。
「何かようか?私は眠いのだが」
パイはそういうが、シグナムはそんな事お構い無しに続ける。
「それより聞きたい、お前は何者なんだ?」
シグナムの言葉にパイは言葉をやめる。
気付かれていたのはわかっていたが、こうもストレートに聞いてくるとは……
「それに、一度私達が会ったような気がするのだが……」
なるほど、とパイは何故彼女が自分をずっと監視するような目で見ているのかわかった。
自分が魔力反応を変えれる範囲は、以前闇の書として魂を収集したものだけだった。
だから、かなり古いものを選んだつもりだったのだが、同やらこの魔力を持つものを倒したのは彼女らしい。
それで、記憶はないのだがなんとなく覚えているのだろう。
「魔力が似ている人もいるでしょうが、私はあなたと会うのは初めてですよ」
パイの言葉に、シグナムは目を細める。
「なら、さっきの夕食のときの反応は何なんだ」
やはりいってきたか……パイはそういって少し目をつむる。
そして鼻で大きく呼吸をする。
そして思った。
(そろそろ限界か……)
もう隠し通せるのは限界なのかもしれない。
何とか今日の間粘っても、おそらく管理局は自分達もマークするだろう。
そうなるのだったら、早いところ言ってしまったほうがいいのかもしれない。
そう思ったときだった。
「シグナムぅ〜〜?」
ふと横を見ると、いつの間にかこちらにはやてが近づいてきた。
その顔はとても眠そうであった。
201魔装機神:2007/08/23(木) 21:51:40 ID:loTwIYdd
「主…どうしてここに?」
確か主は部屋で寝ていたはずだ。
はやてとフェイトはすずかとアリサと一緒の部屋に寝ているはずである。
寝ていても起こさない程度に軽く念話をして見ても、すやすやと眠っていることがわかったのだが……
「ちょっと、トイレ行きとおなって目が覚めて……それで窓見たら二人がおったから……」
なるほど、それで気になってここへ来たということか。
「主、この格好では風邪を引きます。部屋に戻りましょう」
シグナムはそういってはやてと一緒に家の中へ入っていった。
だが、結果的に話は打ち切りとなり、パイははやてに感謝した。
だが……
(このままではなにも変わらんな……)
それに、明日になったらおそらくいろいろと話を聞かされることになるだろう。
(確かに、そろそろ限界だな……)
パイはそういいながら夜空を見上げる。
それは、昼間とは違い、自分が姿を隠しているのをあざ笑っているかのような曇り空だった。
(明日は雨かもな……)
そう思いながらリィンフォースも部屋に入っていった。

しかし、昨夜の曇り空とはちがい、朝は快晴であった。
「昨日はありがとうございます」
一同を代表してシグナムが礼を言う。
「いえいえ、こちらも助けてもらって、当然ですよ」
そして少し話をしたと、お互いは帰っていった。
ちょうど、はやてたちとマサキ達は別方向で帰って言った。
「マサキ、少しいいか」
パイはマサキを止め、自分が思った事を話す。
「個人の行動ではやつを見つけるのはやはり難しい」
パイの言葉に、マサキはああと頷く。
それはマサキも思っていた事だった。
「それで、一度管理局と話をして、協力を願おうと思う」
確かにそのほうが見つかりやすい事は確かだ。
その間、別の事件でも協力していればそのうちやつともあえるかもしれない。
そう考えても管理局に協力を要請するのもいいのかもしれない。
しかし……
「お前はいいのかよ?正体を隠さなくて」
マサキの言葉に、パイはあと頷く。
「だが、もう隠せそうになくてな。感の鋭いやつがいる……」
それはマサキもわかっていはいた。
恐らくはシグナムとかいう女の事だろう。
「じゃあ、あいつらにもう一度会いに行くか?」
マサキは言うが、パイはくすっと笑う。
「いや、その必要はなさそうだ」
そういってパイは視線を後ろへ向ける。
マサキもその視線に気付く。
「隠れても無駄だ、そろそろ出てきたらどうだ」
パイの言葉のあと、先ほどのシグナムにフェイトが姿を現す。
どうやらつけていたらしい。
はやてのほうはアースラで用事があるので、先に帰っている。
202魔装機神:2007/08/23(木) 21:54:18 ID:loTwIYdd
念のためなのか、二人ともバリアジャケットと甲冑を装備している。
「まあ、普通はこんなチャンスはめったにないからなあ」
マサキは嘆息を混じりながら言う。
おそらく別れた後、すぐにでも飛んで追いかけていたのだろう。
二人のうち、フェイトが一歩前に出る。
「パイさん、正樹さん。ちょっと話をさせてもらいますけどいいですか」
おそらくその話とはシュウのことだろう。
まああそこまで見事に会話をしていたら、自分達とシュウの間に何かあるのだろうとはすぐに察しはつくだろう。
ただ、管理局もシュウの事を追っているのだろうが、情報が全然ないのだろう。
おそらくシュウのことに対して知っているの自分達くらいのようなものだ(それでもそこまでしらないが)
「ああ、別にいいがどこでする。まさかここでするつもりか?」
それとも……とパイは空を見る。
「艦船アースラの中で、半ば取り調べのようにするのか?」
この言葉にははやてたちも驚いた。
向こうの自分達は管理局の人だとは気付いているみたいだったが、まさかアースラの事まで知っているとは……
一体二人は何者なのだろうか。
(おいリィンフォース。何だよアースラって)
マサキは初めて聞く単語に戸惑う。
何か自分だけ置いてけぼりを受けている感じだ。
(彼女たちが使っている艦船の名前だ。以前私も一度だけ乗った事がある)
ふうん、ととりあえず返事だけをするマサキ。
再度二人は前を見る。
「アースラまで知っているなんて、本当にあなたたちはなにもんなんですか?」
たずねるはやてに、リィンフォースは微笑を浮かべながらいう。
「信じてくれるかは別ですが、私達は地下世界からやってきました」
そう、嘘は言っていない。
二人は地下世界「ラ・ギアス」からやってきたのだ。
ただ、管理局に入っていくつもの次元世界を見てきたフェイトたちでも、地下世界と言う言葉には驚かざるおえない。
しかも、それが自分達のいる世界だから驚きも倍増である。
「それと……私がアースラを知っている理由ですが……」
そういうと、パイの姿が急に白く輝く。
「変装魔法だったか……」
シグナムは目を細めながらその姿を見る。
そして少しずつ光がやみ、本当の姿がはっきりと見えてきた。
その姿を見て、シグナムは我が目を疑った。
目の前にいる人物は、今はいないはず。
だが、何故ここにいるのだ?
「今までずっとだましていてすまなかったな、烈火の将」
その姿は、長い銀色の髪で、赤い目をしている。
シグナムはその人物の名前をゆっくりと言う。
「リィン……フォース……」
そう、彼女は闇の書、夜天の書の主で、はやてによって「リィンフォース」と言う名前をつけられた者だったのだ。
203魔装機神:2007/08/23(木) 21:57:38 ID:loTwIYdd
以上で投下終了。
ちなみに、リィンフォースの偽名「パイ・エンダー」は
同じ声優さんがとあるアニメ(ゲーム)で演している2キャラ(同一人物)
の名前をつなげたもの。
ヒントはこのスレのその作品が載っています(そこまで言えばわかるはず……別にクイズじゃないけど)
204名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:15:57 ID:3GviLWUX
GJ
リィンの偽名で.hackのあの人しか思い浮かばない件
205名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 22:17:54 ID:80Ob9ANi
>>魔装機神氏
GJ!ATXチームの活躍が待ち遠しいです!

>>StS+ライダー氏
いよいよ動き出したブレイドに今後の動向が気になる志村…GJです
206リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/23(木) 22:27:56 ID:0HvITDld
>>194
GJ!
えげつ無い事してくれるぜアルビノジョーカー…。
>>203
GJです!
マサキが出て来るシリーズ持ってないけど面白いっすね!
207リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/23(木) 23:18:08 ID:bI6l9AUb
さっき空気に合わないからカットしたCパートが仕上がりました。
投下おkですか?
208リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/23(木) 23:25:52 ID:0HvITDld
勿論おkですとも。
209名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:26:23 ID:80Ob9ANi
OKですというか是非どうぞ
210リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/23(木) 23:27:02 ID:bI6l9AUb
六話「紫紺の戦士復活」Cパート
【ミッドチルダ 機動六課隊舎 部隊長オフィス】
はやて「なるほど…今日本でそんなことが…」
橘「ああ、そうだ。」

橘は自分のグラスに入っているウィスキーを飲む。

はやて「まさか日本にまで怪物が出ているなんて、驚きや…」
橘「俺も、まさかミッドにまで出ているとは思わなかったよ。津上達をここにおいて正解だった。」
はやて「全くや…」

はやても自分のグラスに入ったノンアルコールビールを飲む。

橘「こちらにも近いうちに、いくらか援軍を回した方がいいか?」
はやて「それはありがたいけど、ええんですか?」
橘「少しくらいなら構わないさ。それに一人、こちらに来たほうがやる気が出るかもしれない奴がいるんでね…」
はやて「ああ、成程…」
211リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/23(木) 23:29:08 ID:bI6l9AUb
【地球 東京】
大介「ハッッックシュン!!」
ゴン「大介、大丈夫?」
大介「ああ…ったくシグナムの奴、やっぱり俺が居なくて夜寂しい思いを…」
ゴン「だからそりゃ無いって。」
………
【機動六課隊舎通路】
シグナム「ハクシュン!」
ヴァイス「大丈夫っスか?シグナム姐さん?」
シグナム「ああ、鍛錬で汗をかきすぎたか…」
ヴァイス「いやいや、地球に居るって言うシグナム姐さんの彼氏が噂してたんじゃないスか?」

ヴァイスはからかうように笑いながらそう言う。

シグナム「あの浮気魔に私の噂をする余裕があるなら嬉しいぐらいだ…」

シグナムは小声でそう言った。

ヴァイス「へ?」
シグナム「な…なんでもない!私をからかうな!!」

シグナムは駆け足で去っていってしまった。

ヴァイス「(やれやれ、溜まってるなありゃ…)」

【機動六課医務室】
翔一「木野さん、検査の結果どうでしたか?」
木野「異常なしだ。あと二、三日もすれば、戦えるようになる。」
翔一「良かったぁ…料理は出来るんだ…」
木野「ふん、お前は相変わらずだな。」
翔一「ところで、矢車さん達は?」
木野「さあな、だがまぁ、明日の朝には酔っ払って帰ってくるだろう。」
翔一「い…良いんですか?」
木野「別に良い、慣れてるからな。」
翔一「はははは…」
212リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/23(木) 23:30:34 ID:bI6l9AUb
【都内飲み屋街】
その頃、飲み屋街では矢車、影山、シャマルの三人が肩を組みながら千鳥足で歩いていた。
ちなみに配置は中央に矢車、右側に影山、左側にシャマルである。
シャマル「ヒック!ふ〜う…ちょっと…飲みすぎかなぁ…ヒック!」
影山「ヒック!どしたのシャマ姉〜もぉ〜ノックアウトぉ〜?ヒック!」
シャマル「ヒック!何言ってるっシャ!まだまだこれからっシャ〜!!ヒック!」
影山「ヒック!さっすがシャマ姉!!ミッド1の超美人!!」
シャマル「ヒック!もぉ〜!瞬はいちいち言うことがオーバーだっシャ!でも、嬉しいから帰ったら撫で撫でしてあげるっシャ〜!ヒック!」
影山「やりぃ!!兄貴、次どこ!?」
矢車「ヒック!…はぁ…お前らの好きなところで良い…」
影山「ヒック!よっしゃ!じゃあここからは先に潰れたほうが今までの全額払うって事で!」
シャマル「OKっシャ!」
矢車「はぁ…俺に勝てると思うな…ヒック!」
シャマル「何を〜!たかだか三十年ちょっとしか生きてない若造には負けないっシャ〜!!」
影山「俺だって!!」
矢車「よし…行くか…」
影山・シャマル「おお〜!!」

この後、三人は二日酔いで苦しむことになる…

【???】
地獄大使「スカリエッティ!!ワシが預けた怪人軍団をまた減らしたそうだな!!」
スカリエッティ「申し訳ございません、地獄大使…」
地獄大使「全く…」
スカリエッティ「その代わり、私の可愛い戦闘機人達の何体かの調整が済みました。」
地獄大使「なに!?やっとか!?」
スカリエッティ「ええ、次こそは貴方方の期待に答えて見せますよ。
我らが偉大なる首領のためにもね…」
地獄大使「ふん!!」

地獄大使は通信を切る。

志村「荒れてますね…地獄大使…」
地獄大使「貴様か…」
志村「少し落ち着いてください、スカリエッティの頭脳と技術は本物です。」
地獄大使「分かっておるわ!!貴様如きケダモノに言われずと…」
志村「…!」

志村の邪悪な気配が地獄大使を襲う。

地獄大使「ぐ…ぐおぉぉぉ…」
志村「…口の利き方に…気をつけてくださいね…」

そういって志村は姿を消した。

地獄大使「クッ…奴も食えぬ奴だ…クソ!」

気配から開放された地獄大使は、ただ悔しさに身を任せ、何度も地面に鞭を叩きつけるのだった…
213リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/23(木) 23:32:45 ID:bI6l9AUb
投下終了。
いえ、こんな酔っ払い出したら余韻が台無しになると思ったのでカットしました…

さぁ!昭和ライダーファンの皆様お待ちかね!
次回は魔法少女リリカルリンディ「トカゲロンと怪人大軍団」!
お楽しみに!
214リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/23(木) 23:36:35 ID:0HvITDld
GJ!
ちょw
シャマルがブラックウィドー口調になってるw
215名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/23(木) 23:41:07 ID:80Ob9ANi
GJ!
地獄大使も大変ですね…ホント
そしてなんだか地獄三姉弟になりつつありますがw
216リリカルなのはBsts:2007/08/23(木) 23:55:24 ID:I17HsLn2
感想が追い付かないや、でも職人の皆様GJ!

リリカルなのはBsts外伝5、投下します。
217名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:00:56 ID:myorDEYv
>183-186
好きな人、結構いるものだなぁ。
>213
乙。地獄大使が妙に弱いのも、変身出来ないライダーのような伏線?
>214
前にもそうでしたよw
多分、他の人にも伝染るかと……既にウィドーの出た貴方は無問題でしょうが。
218リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 00:11:48 ID:d3b0dSWE
なのは「私は戦技教導官の高町なのは。画面を見る時は部屋を明るくして離れて見てね♪
じゃあ、リリカルなのはBeastStrikerS。始まります♪」


外伝5「ハイスクール野生組!」


コンボイ「前回のリリカルなのはBstsは……」

タイガ「貴女達は腐った蜜柑じゃありません!でござる」

シャマル「とらじろう先生!私デキてしまいました!」

なのは「Σなんか色々混ざってる!?」



ここは何処でごさろう……。

目覚めるとそこは自然園のような木々があふれ、鳥や虫。生物の息吹が感じられる。

『貴方はまだ、生きています……私についてきて下さい。』

心に残るような優しい声をかけられ、振り返るとそこには黄金のたて髪を蓄えた白い獅子が居た。
それ以上、何も言わずに獅子はくるりと反転し、木々の中を進んで行く。

だが、何故か前足は獅子の後を追う、緑が生い茂る、森の中を白い虎は意志に関係なく進んでいた。

「貴方は……誰でござるか?オオサカキング?」

声や思考、視線、首だけは動かせるようだ。
その尋ねに獅子は前を進みながら少し振り返って告げる。

『貴方達、先輩の後にミッドチルダに訪れた者です。』

「拙者達の後に……サイバトロンの戦士でござるか?」

だが、そう聞き返した瞬間。視界は誕生した星のように白に覆われる。
再び、意識が遠のいて行く中。姿と声ははっきりと見えて、聞こえた。

『もはや、役目を終えた為に今はこの姿で申し訳ありません。私は貴方達の司令官にマトリクスを授与された者−−…………』

済まなそうにそうつげて獅子は「変身!」と答えた。その姿は…………。


「タイガー。おい、タイガー」

身体が揺さぶられ、意識がゆっくり覚醒する。
辺りに漂う、薬品の清潔な匂い。

今のは夢? この声はいったい……拙者は……エアラザーと別れたのか……。

眼を覚ますとそこは森の中などではなく、以前に保護された医務室。
そこでホワイトタイガーはベットに横になっていた。眼だけで辺りを見回すとシグナムが心配そうに横の椅子に座っていた。
219名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:17:45 ID:XJHGLyjr
支援
220名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:19:54 ID:/E0tIBAb
まさかのライオコンボイキタ!支援
221リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 00:25:47 ID:d3b0dSWE

「シグ……ナム……拙者は何故ここに?」

「それはこちらの台詞だっぺ、私が任務に当たっていた第49管理世界で気を失っていたんだぞお前。
まったぁく、魔法学校に行っていると思っていたら早退してるとはな。何かあったのか?主はやても心配していたべ」

「何かなまってる!?そうでござるか……済まない。(あの一撃で別世界に飛ばされたか……いや、まて。エアラザーは!)」

ベットから勢いよく起き上がるとタイガトロンはシグナムに詰め寄る。

「シグナム、私の他に隼のトランスフォーマーは居なかったか!?」

「い、いや。あの時見つかったのはお前と長渕の歌に出てきそうな金色のライオンだけだったが。」

その言葉にタイガトロンは目を見開いて「白い獅子?」と恐る恐るシグナムに尋ねる。

「ああ、河でガジェットを全部撃破してから気配を感じてな。振り返ったらこちらをじっと見て居たんだ、着いてきてほしそうに背中を向けたから着いて行ったらお前が森の入口で倒れていたんだ。
だが、その時既に姿は見えなかった。今思い返せば中々に凛々しい気品を感じたな……まるでコンボイみたいな。いや、彼よりは若々しい感じもしたな。」


※執務試験・模擬戦

「ビバリーヒルズハックション!!」
「コンボイ、試験中にくしゃみなんて……風邪なら中止するけど?」

「いや、大方ラットルあたりが私の悪口でも言っているんだろう。済まない、続けてくれレティ・ロウラン」

「訓練校に入ってまだ日が浅い貴方に特別に設けたんだから、気をつけるように。」



「……それにしても家から出た時より身体が小さくなっていないか?それに蒼い翼もないが……。」

「その事なんだが−−」

怪訝そうに身体を見るシグナムにタイガトロンは彼女に全てを話した。
222リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 00:27:45 ID:d3b0dSWE

自分が以前話したロストロギアで造られた話を。
ロストロギアは繋ぎで、タイガーファルコンのボディは本来の自分・タイガトロンとエアラザーという隼のトランスフォーマーの融合で出来た存在である事。

さらにそのタイガーファルコンを造ったのは『エイリアン』というあらゆる世界の大昔から存在すり支配を望む者達という事。

絵本の頁をゆっくり綴るように丁寧に説明されていく中、シグナムはタイガトロンの話にあったエイリアンの事を思い出していた。

シグナムもエイリアンの話は知っている。彼らは常に自分達が全てを支配する存在と考えている。邪神・ユニクロンとならぶ大いなる存在として。

さらにタイガトロンは今回、いきなり学校を抜け出してしまったのはタイガーファルコンを操っていたエイリアンが動き出した為という事と。
敵対していたトランスフォーマー集団、デストロンの破壊大帝メガトロンが副司令のインフェルノらと遭遇し。
交戦の末に彼らの攻撃を喰らったおかげでエイリアンは消滅し自分達は本来のタイガトロンとエアラザーに戻る事が出来たが、衝撃のおかげで別世界に飛ばされたと。


「エイリアンに操られていたとはな。プレデターは居ないのか?」

「居ないよ。うむ、済まぬ。言い出せなかった……普段はエイリアンに半分支配されぬように眠らせていた状態でござったから。」

元気なくそう答えるタイガトロンに「全くだ」と答えてからシグナムは優しく微笑んで彼を見遣る。

「お前の友のエアラザーの事も心配だろうが。我々も心配だったんだ、主はやてやヴィータにシャマルにザフィーラも。会ったら謝ってカラオケよ?タイガトロン」

「ああ、シグナムも済まナイジェリア。しかし……ずいぶん、拙者は気を失っていたみたいでござるな」

そう言ってから壁に掛けられたデジタル時計を見遣ると20:45と表示していた。

「ああ、運び込まれてから2時間はグースカピーだったぞ。」


223名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:31:10 ID:myorDEYv
ターミネーターvsランボー!

支援。
224リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 00:33:24 ID:d3b0dSWE

珍しく悪戯っぽく微笑んで告げるシグナムに「ははは」と苦笑いを浮かべるしかなく、そしてタイガトロンはあの事を話そうか悩んでいた。

あの白い獅子が出てきた夢を。

そんな様子に気付いたシグナムは「何か言いたい事があるのか?」と尋ねる。そう言われ、タイガトロンは意を決して自分が見た夢を言う。

森の中を黄金のたて髪をなびかせた白い獅子に意志に関係なく着いて行き、白い世界に覆われて気を失った事を。

「もしかしたらそれは……夢ではないのかもしれんな。」

「そうでごさるかな?」

「私も見たから案外そうかもしれんぞ〔タイガーマスクくん、大丈夫か?」

「タイガー起きてるか?」

その声の主に気付き、ドアを見遣るとどこかホッとしたように微笑んでいるはやて(+リイン)となのは、心配そうにしてるヴィータに続いてシャマル、ザフィーラも入ってくる。

「それにしてもタイガーくん。小さくなったんじゃない?」

「それに、背中の翼も無いね。」


「その質問に私、シグナムが白い獅子の事を伏せてカクカクシカジカ答えた」

「シグナム、ナレーターご苦労でござるι」

シグナムの説明に一同は納得する。そして、はやては心配そうにタイガトロンに尋ねる。

「エアラザー君の事心配やなぁ」

はやてのその言葉になのはも悲しそうに頷く。

「友達と離れ離れになるのは辛いよね。」


しかし、タイガトロンは首を横に振ってから「変身!」と言い。ロボットモードに姿を変える。

「どうゆう事だよ?」

意外そうに尋ねるヴィータにタイガトロンは医務室の窓からとっぷりと暮れた風景を見遣ってから答える。

225リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 00:37:18 ID:d3b0dSWE

「拙者と、エアラザーは心からの親友。一心同体というのでござるかな……エアラザーの身に何かあれば感じるのでござる。
今は何故か心が温かい、恐らくは無事なのでござる。もちろん拙者の場合はまた家族である皆と再び会えたからまた心が温かい」

はやて、なのは、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、リインを見遣ってタイガトロンはそう告げる。

そこ秋風のような優しい言葉は皆の心に染み入る。そして、紅葉のような鮮やかな朱の熱を持たせる。
そんな中、リインはすうっとタイガトロンの肩に飛ぶ。

「でも、リインはエアラザーさんに会ってみたいです♪」

「あ、私も会いたいかな♪」

リインとなのはの言葉にはやてやヴィータはうんうんと頷く。

「うむ、そうでござるな……拙者の無二の親友。皆にも紹介したいものでござる。魔法学校の合間に探してみるでござるよ」

「でも、あてはあるの?」

シャマルの質問にタイガトロンは顔を横に振る。が

「あてはないでござるが、心のままに捜すでござるよ」

「ようは勘に頼るって奴だなι」


ヴィータに痛いところを突かれ、ついタイガトロンは苦笑してしまう。
すると外の風景に気付いたはやてが窓に歩み寄って嬉しそうに振り返る。

「皆見てみ、星が綺麗やで♪」

「わ、ホントだ♪」

はやての言葉になのはやヴィータ達は窓から星空を見上げる。
226名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:39:11 ID:myorDEYv
ライオの次は、
希有馬もといじゅんいっちゃんもとい井上純一もといビッグコンボイも!?
支援。
227リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 00:43:51 ID:d3b0dSWE

そしてタイガトロンも再び、窓から星々が輝く夜空を見上げ。その美しさに彼はエアラザーに語りかける。

エアラザー、お主も見ているか……この星空。
見事な自然でござる、夜空とは涼しいが何故か心はとても心が温かい……。

恐らく、はやて殿たちと見ているからであろう。早く、貴殿と会いたい。
会って、この素晴らしい家族に改めて紹介したいでござる。

待っていてくれ……。


そしてエアラザーもビーストモードの姿で暗い部屋の窓から星空を見上げていた。

僕も見ているよタイガトロン……。

……文明が進んで。ビルや車が現れるのもまた自然な事。
だけど、本当に大事なのは……護りたい自然は在るべきものが汚れる事のない自然なんだ、この綺麗な夜空の星々のように。

そして、ベットですやすやと眠るティアナへ自然を戻してから。寝返りでめくれてしまった布団をかけ直す。

ティアナは、辛かっただろうな。

たやすくはかけれない言葉をエアラザーは頭の中に投げかける。

孤独から強くなった心……。兄さんの目指した夢を掴みたいと、兄さんのやりたかった事は間違っていないと証明したいと願う心。

彼は心配していた、彼女が願う。その心がいつか彼女自身への枷になる事を。

サイバトロンの訓練生時代に彼女と同じ願いで戦士になった者もいた。

誰かの夢の為に強くなりたい、強くなりたい。と願っているうちに周りの戦士の力に劣等感を抱いてしまう。
他人のそれぞれの戦いを見て自分とは違い強さを見て錯覚に落ち。取り残されていく気持ちに支配される。
そして自分自身の力に半信半疑になって、仲間との連携や戦いで必ず無茶な行動を冒してしまう。

そんな事をすれば無駄死にをしてしまう事や仲間を危険にさらす事、本来の成すべき事も見えなくなる。
そうしていらついてしまい、訓練ですらも無茶をするだろう。

士官学校の不合格や空戦魔導師での成果が出ていないのが現れている。

先程、彼女の実力は見たが確かに悪くない。射撃精度も。ティアナの場合は空戦より陸戦が合っている。しかし、どうも焦りを感じる。

228リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 00:48:35 ID:d3b0dSWE

「ん、うん……エアラザー……どうしたのよ?」


寝ぼけ眼でティアナは心配そうな表情を見せていたエアラザーに尋ねる。

だがエアラザーは顔を横にふって優しく答える。


「ううん、ちょっと考え事。ごめんね」

「ばか……あやまるいみわかんないわよ……」

そう言い、ティアナは少しだけ眉を吊り上げてエアラザーを睨み。再び瞼を閉じる。

エアラザーは寝息が聞こえるのを確認してから彼女の部屋のベランダに出て再び星空を見上げる。

ティアナは家を出て魔法学校の寮に入ると言う。出来るなら僕も行きたいが……タイガトロンと別れた僕で入れるか?
いや、ライノックスに頼むしかない。
明日行くか……。


僕はティアナに興味が湧いたみたいだ。


0070年09月3日 00:30 ミッドチルダ北部 聖王教会

タイガトロンが保護、エアラザーがランスター邸で発見されて1時間程経った頃。

ダイノボット(ビーストモード)は応接室でカリムと彼女の義弟・ヴェロッサ・アコースと、ある話をしていた。

それは数時間前の事であった。

カリムとヴェロッサがロストロギア『レリック』の調査を進めていた時にダイノボットが部屋に訪れたのが始まりであった。

「お前ら、探してんだろ……レリックを」

「うん」

「まあね、クロノ君にも頼んであるんだ。」


その言葉を聞いてからダイノボットは「変身!ダァーッ」と言い、ロボットモードになってから告げる。

「頼む、カリム、ヴェロッサ。俺もレリックを探すの手伝わせてくれ!」

「ダイノボット君……」

「下らねえ誰かの願いで世界を潰されるなんて見てらんねんだ!」

ヴェロッサはダイノボットの言葉に真剣さを感じ、カリムを見遣る。

自分は彼に手伝ってもらっても大丈夫だ、と言うように。


そしてカリムはダイノボットに尋ねる。

229名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:49:47 ID:bwytPJYp
ビースト||とネオのOP好きだったなぁ…支援
230リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 00:51:49 ID:d3b0dSWE

「貴方が戦う理由は貴方から教えて貰いました。だけど、約束してほしいの……命を大切する。と」

「いや、俺は戦士だ。いつでも散る〔約束してくれないなら、手伝わせません。」


ダイノボットの言葉はカリムの声で遮られる。
彼女の悲しそうな顔にダイノボットは言葉を詰まらせてしまう。
ヴェロッサを見遣ると彼も『諦めて約束したほうが良い』といった感じに苦笑いを浮かべていた。

まったく、こいつやシャッハときたらいらねえ心配ばかりしやがる。

とダイノボットは少しイラつくが、何故かサイバトロンの仲間達を思い出してしまう。デスデス野郎やコンボイがよくいらない心配をしたな。と


「ダァーッ、解った解ったよι。大切にするぜ、自分の命。お前や皆から認めて貰ったソルジャーや騎士に誓うぜ」

根負けしてしまい、そう言うとカリムは少し怒ったような表情を浮かべて告げる

「魔法も、ですよ。」

「古代ベルカ式を継承して……また、希少技能保有者は姉さん、僕に、はやて。そしてダイノボット君の4人だけなんだから忘れないでね。」

「解ったよったく。ダァーッ。」

るとカリムはダイノボットの手を握って優しく微笑んで告げる。

「約束守って下さいね。何においても真剣に取り組むのは良い事だけど、たまには肩の力も抜いて。」

「ああ、解ったよ。で、。レリックの事は解ってるのか?」


ダイノボットがそう尋ねるもヴェロッサは顔を横に振る。

「まだ、詳しい事は解っていないがとりあえずは危険な代物には変わりない事は確かだ。」

「んなら、俺も調べてみるぜ。高松塚とか遺跡を調べたら見つかるかもしれねえ。」

ダイノボットの案に「確かに……」と二人は頷く。

「ピラミッドとか、ありそうですね。遺跡……わかりました、ダイノボット。調べてくれますか?」
231リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 00:53:06 ID:d3b0dSWE

「ああ、ヴェロッサは上の連中との付き合いで動けんだろうしな。それにカリムやシャッハは教会からあんまり出れねぇんだろ?」

「ごめんね、ダイノボット」

「気にすんなよ」

謝るカリムにぶっきらぼうに言うが。彼女はヴェロッサはダイノボットとの付き合いでそれが彼なりの言葉なんだと理解していた。
そしてダイノボットがビーストモードに姿を戻して応接室を後にする。

そんな後ろ姿をヴェロッサは苦笑しながら見て呟く。


「恐竜が目の前で歩いているのも不思議なものだなぁ」

「怒られるわよ?ι でも人化の魔法は覚えさせた方が良いかもしれないね。」



部屋を出てから廊下を歩きながらダイノボットは葛藤していた。
それはエイリアン・ディスクの事であった。
ディスクに書かれている『これから起こる出来事』、教えれば直ぐさまレリックは確保出来るだろう。
だが、メガトロンが絡んでいるなら話が別だ。奴が狙っているならあの空港やディスクに載っていた場所に奴も現れるかもしれない。

……俺が犯した過ちは俺が正す。だが、一人で出来るか……。くそっ!

迷いを抱えたまま、ダイノボットは資料室へと向かった。


232節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/08/24(金) 00:53:43 ID:myorDEYv
ダイノがレアスキル!?支援。
233名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 00:55:58 ID:roKtHH1x
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏

スカリエッティは首領の下にいた様ですね…。
地獄大使はかなりご立腹の様で。
しかも…志村までがスカリエッティや大幹部達と結託していたとは。
234リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 00:58:56 ID:d3b0dSWE
第97管理外世界・海鳴市


ランページ達が一連の出来事からそれぞれの家に着いていた頃には既に景色はとっぷりと夜空に染まっていた。

デプスチャージは美由希と高町家に戻ってから晩ご飯の席で家を空ける事を告げた。
そして今は恭也の部屋で窓の外を眺めている。

(管理局か……本当はランページを撃ちたい気持ちは残っているんだがな。
何でああ言ったんだろうかな。やはり、世話焼き家族と会ったから少し変わったのかもな)


手元に置いてあった鮫の形をした大型ライフルを見遣りながらデプスチャージはベットに腰掛ける。

すると、部屋のドアからノックする音が聞こえる。誰だ?と思いデプスチャージはドアを開ける。

「美由希か……」

そこに居たのはパジャマ姿で美由希であった。とりあえず招き入れてから再びベットに腰掛ける。

美由希もデプスチャージと同じようにベットに腰掛けてから苦笑いを浮かべて先程の晩ご飯の席での光景を言う。

「お父さんちょっと残念そうだったねι。まあ、なかなかに人気だったしね、デプスチャージ。」

「そうだったか。ふふふ、しかし。末っ子の後輩として働くと言った時は「なのはをよろしく頼むよ」とは驚いたわ」

「まあ、端からみれば婿に「娘をよろしく」って言ってるように聞こえるし。」


その言葉に思わず、二人は顔を見合わせて吹き出してしまう。

しばらく笑い声をあげていたがしだいにそれは止む。


「明日、行っちゃうんだよね」

「ああ、しばらくは帰ってこれんが高町なのはと会ってみるのも楽しみだ。」

「その時はなのはによろしく言っててね♪」

「ああ、言っておこう。あと、美由希もいい加減歳なんだから早く男でも見つけたらどうだ?」


そう告げて見遣ると美由希ははぁっとため息を着いてから「そうなんだよねぇ」と言いながらいじいじと手を捏ねくり回す。

「私は言ってはいけない事を言ったのか?ι」

「ううん、どうせ気付いたら手遅れになってそうだし。はぁ」

235名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:09:15 ID:myorDEYv
支援。
236リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 01:14:15 ID:d3b0dSWE
そして同じ頃、月村邸ではシルバーボルト(ビーストモード)とすずかが一昨日と同じように一つのベットに二人で寝ていた。
時計の針が深夜を越えても二人は寝る事なく他愛のない話を続けていた。
そして恥ずかしそうにシルバーボルトは告白する。


「初めて眼を覚ましたのって実はすずかが寝ていた時なんデス」

「ぇえっ。そうだったの? 変な寝相とかしてなかった……よね?////」

「はい、めちゃくちゃビューティフルな寝顔デス♪」


満面の笑顔で面と向かって告げるシルバーボルトにすずかは顔を真っ赤にして俯いてしまう。

学校でも人気のある彼女だが、人気のありすぎで告白を受けた事は少なかったからだ。

「あんまり言われた事ないから驚いたよ。」

「そうなのデスか?」

「うん、周りにも可愛い娘いるから。」

「あ、たしかに……」

アリサの事を思い出しながら。すずかやあの娘が通っている学校はいっぱい可愛い娘がいるんだろうなと考えていたが少し殺気だった眼でみているすずかに気付く。

「ご、ごめんデス!」

「なんで謝ってるんですか♪」

含みのある笑顔に恐怖を感じ、シルバーボルトひたすら謝る。
しばらくして機嫌を戻したすずかはまだ眠っていないか確認するようにシルバーボルトに尋ねる。

「そういえば明日……もう行っちゃうんだよね?」

「はいデス、しばらくは会えないデスが……必ず、貴女達に会いにきます。待っていて下さい。」


無邪気な笑顔を見せ、シルバーボルトは肉球ですずかの頬を撫でる。
その途端、すずかはうっとりと恍惚の表情に変わる。

「……肉球ぷにぷにぃ」

「じゃあ、鷲の鉤爪はどうデス?」

「Σそれは死んじゃうι」


237リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 01:17:53 ID:d3b0dSWE
※海鳴自然公園

ランページとアリサだけは家に戻らず、夜の自然公園を歩いていた。此処は二人にとって始まりの場所 男達に襲われる中、助けてくれたカニ。
電灯は少なかったが月明かりでも充分、たよりになる。

「何かまるで昨日の事のようじゃのぅ」

「いや、一昨日だってばι」
「しかし、あん時は良い格好しとったのう〜」

思い出すかのように顎に手を沿えて告げるとアリサは顔を赤くしながらもランページの臑を蹴りあげる。

「痛っ!弁慶の臑かじり!」
「泣きどころでしょ、このバカ犬////」

「だから、ワシは犬じゃのうてカニじゃてι」
「で、見た……の?」

恥ずかしいそうに恐る恐る尋ねるアリサにランページは耳元でぼそぼそっと囁く。

「白い覆面した父上は見えたちょっきん」

「ぅ//// そ、そう……そういえばなんでアンタあんなとこから出てきたの?」

「気付いたら海の底じゃったからの、ずっとおったら海のもずくになるからはい上がってきたら此処に着いたんじゃ。ちょっきんなじゃ」

「もずくじゃなくてもくずι。でも、あの時は本当にありがと」
「ほうか、ひ、ひとつお利口さんなったわ////」

面と向かってそう言われ、ランページは恥ずかしさを感じてそっぽを向く。そんなランページにアリサは笑顔を零してしまう。

なんだか素直になれないところが私と彼は似ているのかな。

つい、彼女はそう考えてしまう。

「明日、行くのよね……」

「まあの、お前らの見送りはいらんからなちょっきん」

「何でよ?学校あるけど朝方なら大丈夫よ?」

「見送りに来られたらなんか死ににいくみたいで変じゃ。ワシゃまた帰ってくるから安心せい」

ランページの言葉は壁を感じさせるような言い方ではあるが『帰ってくる』は温かさがあった。

つい嬉しくなり、アリサはランページの手を握る。

「ちゃんと帰って来なさいよ?」

「わあっとるわ、ちょっきん」


ビーストウォーズに参加した時は望まぬ破壊から死ぬ事で開放されたいと考えていた。
だが彼はデプスチャージと再会した時、死ぬ訳には行かないと思ってしまった。この娘と出会えた事で初めて、生きるのも悪くない。と考えたからだ。
そんな中、ランページは月を見上げる。


月が綺麗じゃのう……。

238リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 01:19:09 ID:d3b0dSWE


0070年09月03日 26:00 ミッドチルダ首都・クラナガン


此処には時空管理局・首都防衛隊が常に治安維持の為に働いている。

その首都防衛隊代表は防衛長官レジアス・ゲイズ。時空管理局中将という高官であり武闘派の政治家でもある。

だが、この日の深夜。

首都防衛隊本部にてレジアス・ゲイズはあるトランスフォーマーとモニター越しに会談をもっていた。


「ふん、貴様の性格はカンに障るが。トランスフォーマーの技術力も捨て置けるものではないな。良いだろう、タランス。建前上だがお前を首都防衛隊に取り立ててやる。」

『ウシャシャシャ、ありがとうございます。中将閣下、貴方の考える防衛兵器にアチシの技術が加われば鬼に金棒っスよ♪』

「では、貴様が来るのを心待ちにしている。あと、手土産はなんだ?」

『冷凍保存してあるトランスフォーマーを持って行くっスよ、ウシャシャシャ♪』


しばらくして、通信が途切れてからレジアスはタランスに送って貰った手土産のトランスフォーマーのデータを見ていた。


「ずる賢いトランスフォーマーな事だ、オーリス」

タランスの言葉を思い出しながら、自分の秘書であり防衛副長官であるオーリスを呼び、彼女に『アインヘリアル』のデータが入ったディスクを渡す。

そして再び、モニターに視線を戻し。表示されたトランスフォーマーの名は『Garubatron』。

239名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:23:05 ID:bwytPJYp
ガルバーFx(ry
支援
240名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:24:07 ID:myorDEYv
メガトロンとガルバトロンが同時に……!?

G1のメガ=ガルバトロンとBWのメガトロンは別個体か。
241名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:27:41 ID:/E0tIBAb
よりによってガル様を送ってよこすなんて…タランスGJ!w
242リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 01:36:22 ID:d3b0dSWE

※第6管理世界

ここはアルザス地方。自然が多くのこり、生命も豊かである。さらにここには小数民族「ル・ルシエ」が存在する。

そしてこれから、歴史に深く関わる事になる桃色の髪の幼い少女がこの日。不思議な出会いを果たしていた。

満月が朧げな光で広大な夜の地を照らしていた。

少女が美しい月夜を地上から眺めていた時。彼女の数距離程先から何かが動いているのが眼に入る。
そして次第にそれは近付いてくるにつれ姿が月に照らされて見える。茶色い毛に覆われた大きな古代象だ。
そして眼前にまで来ると象は脚を止める。

少女は月光に照らされる生物の姿に神秘的な何かを感じていた。

「あ、あの〔今はこれ以上進むな……」

象の声に少女は驚きもあったが力強い声につい頷く。
そして、しばらくしてから象は少女に背を向けてゆっくり歩きだす。

すると彼が来た方向には黄金のたて髪を蓄えた白い獅子が月夜を見上げて立っていた。

遠くではあるが獅子は象とは違い、月夜に照らされて凛としたオーラを発していた。彼を待っていたかのように古代象は歩を進めるだが、その時。背中越しに少女に声をかける。


「俺はビッグさんだ、じゃあなピンクのお嬢ちゃん」

「あ、わ。私はキャロ・ル・ルシエです!」

マンモスの別れの挨拶に
キャロは慌てて名乗る。そんな姿にふっと笑い声を出して獅子と共に来た方向へ歩いて行く。
次第に姿が小さくなっていくがキャロはマンモスと獅子の姿が見えなくなってもじっと見ていた。

そして一筋の光が轟音と共に夜空に輝き、星光の輝きが増す

それはキャロに「また会おう」と言っているかのようであった。

続く

次回予告


ヴィータ「なぁなぁ、ライオンとトラってプロ野球みたいな組み合わせじゃね?」

シャマル「でもドカベンとイワキが居たチームよ?」

リイン「プロ野球編も中々熱かったですねー♪では次回、外伝6「まあまあ強くなったぜ」よろしくです♪」

ザフィ「トノマもよかったな」
243リリカルなのはBsts:2007/08/24(金) 01:38:37 ID:d3b0dSWE
以上です。今回は色々サプライズゲストが登場した話でした。次はサイバトロンとランページ達が出会う話が書けるかと思います。
244名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 01:41:50 ID:myorDEYv
>243
乙です。後はシャマ姉もといウィドーの登場デス!

……あれ?
245正義超人リリカル万太郎 1 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/24(金) 07:54:08 ID:v4LgpKFx
地球を狙う悪の手から地球を守る為に地球の各地に正義超人達が駐屯していた。
その中にキン肉マンU世ことキン肉万太郎と言う超人がいる。そして今日も彼はお目付け役の
アレキサンドリア=ミートに連れられてトレーニングに励んでいたのだけど…
「ハァ…ハァ…疲れたぁぁ〜…! 休ませてよぉ〜!」
「U世! まだトレーニングメニューは全て消化していませんよ!」
トレーニングの途中でバテて倒れてしまった万太郎をミートが叱る。
「そんな事言ったって疲れたんだもん! 今日一日くらいサボっても良いじゃん…。」
「ダメですよ! それでまたサボり癖が付いて以前の入れ替え戦みたいな事になって良いんですか!?」
このキン肉万太郎と言う男。外見こそムキムキの筋肉で覆われているが…精神が伴っておらず
かなりの根性無し。だからこそ少し疲れただけでこの様に音を上げてしまうのである。
だが…このくらいならもはやミートとしても何時もの事だったし、この後ミートが
機転を利かせて万太郎に無理矢理トレーニングメニューを全消化させたりするのだが…
この日は何時もと違っていた。
「わー! 空がゴロゴロ言ってるよ! 雷が落ちてくるよ! 雷怖いよ! 練習中止しよ!」
「ダメですよU世! 雷くらいで何ですか! 雷なんてボルトマン戦で経験済みでしょう!?」
「だって怖い物は怖いんだもん!」
空が雷雲で覆われ、雷鳴が響きだした時にその様に万太郎は怖がっていたが、
それでもミートはトレーニングを止めさせようとしなかった。
そしてその時…二人のいた場所にかなり大きな雷が落ちた。
さらにその落雷によって空間に穴が開き、二人は忽ち消滅してしまっていた…「この世界」から…。

「大変だー! 時空漂流者を二名発見したぞー!」
「何だと!? 急いで収容しろ!」
様々な次元世界を管理するミッドチルダ時空管理局に所属する時空航行艦の一艦が
時空間を巡航中に二名の時空漂流者を発見し、救出した。その二名の時空漂流者は
気を失っていたものの、生命は無事であった為に医務室のベッドに寝かされ、
二名を乗せた時空航行艦は管理局へ帰還した。だが、この二名に何か嫌な予感を感じた
管理局上層部はこの手の何かヤバそうなのの相手は連中にやらすべきだろ? と考え、
機動六課へ押し付けて来たのであった。

「と…言う事で…本日時空間で救助した時空漂流者を元の世界に帰す目処が立つまで
ウチで面倒見る事になったんや。」
「そ…そうなの…?」
「そうや…。」
機動六課隊長である八神はやてからの辞令を聞いた後、機動六課のメンバー達は
苦笑いをしていた。無論辞令を下したはやても含めて…。
「でも何故機動六課が時空漂流者二名の面倒を見なければならないのですか?」
「その二人って何かヤバい人だったりするんですか?」
機動六課のメンバーの一人であるスバル=ナカジマとティアナ=ランスターはそれぞれそう言う。
「いや…その類の報告は受けてへん。やたらに体格の良い豚面の男と眼鏡をかけた小さい子供の二人や。」
「…。」
何だその組み合わせは…と皆は突っ込みたかったが…そこを突っ込みたいのは
きっとはやて自身なんだろうなと悟った皆はあえて言わなかった。
「ま…とにかく…上からの命令やから仕方あらへん。しっかり面倒見いへんとね。」
「りょ…了解…。」
246正義超人リリカル万太郎 2 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/24(金) 07:55:49 ID:v4LgpKFx
高町なのは一等空尉を初めとする機動六課のメンバー達達はすぐにその二人が
寝かされていると言う医務室に行く事になるのだが…
「美人のお姉さん…この僕と…カルビ丼でも一杯どうですか?」
「あの…困ります…。」
「何…この人…………。」
医務室ではその場にいたシャマルを口説こうとしている万太郎の姿があった。
そう、管理局が回収した時空漂流者とは万太郎とミートの事なのである。
そして女たらしな万太郎がシャマルを口説かないはずが無く、その光景は
なのは達にとって相当異様な光景に映ったに違いない。
「うわぁ! 美人のお姉さんがいっぱいいる! ここは天国か!? 天国なのかぁ!?」
「え!? 美人って…。」
なのは達の存在に気付いた万太郎はさらに狂喜乱舞し始めてしまった。
なのは達は自覚していないが、機動六課の女性陣はかなりの美人揃い。
元々前述の通り女たらしな上に美人に弱い万太郎が狂喜乱舞しないはずが無い。
故に早速歯を輝かせながら万太郎がなのは達に迫ろうとしていたのだが、
そこでミートに天竜チョップされてしまった。
「U世!! そんな事より先に聞く事があるでしょう!?」
「うわぁぁ!! 天竜チョップはやめい!!」
「こ…この人達の世話を…しなきゃならないの?」
「み…みたい…。」
なおも万太郎の首下に天竜チョップしまくっているミートの光景を
呆れた目で見ながらなのは達は呆然としていた。

なのはは万太郎とミートに対する状況説明をスバルとティアナに頼んで(押し付けたとも言う)
はやてのいる場所に戻った。するとそこにはフェイト=T=テスタロッサ執務官の姿もあった。
「なのは…何かかなりアレな人の面倒見なきゃいけなくなったみたいだね…。」
「そ…そう…。実際見てくればわかるけどかなりアレだよ…。」
なのはは苦笑いするしか無かったが、そこではやてが何枚かの紙を取り出していた。
「とりあえず本局の方からあの二人の身元について送られて来たから説明しとくね。
あの二人は私達同様に第97管理外世界の出身みたいや。」
「え!? そうなの!?」
はやてはやや呆れながらも首を縦に振る。
「一口に第97管理外世界の出身言うても地球出身や無いみたいや。地球から500億光年
離れた第キン肉星雲第五番惑星キン肉星から地球に来て暮らしてたんやと。」
「え!? って事は宇宙人!?」
「ま…厳密にはそうなるけど…ただの宇宙人やあらへんみたいや。この報告書によると…
超人って言われる特殊な種族の一種みたいやな。何か私らがミッドチルダにいる間に
地球の方でも色々あったらしくてな、それで地球を守る為に沢山の超人が
地球に来てるらしいんやけど、あの二人も元々それで地球に来てたらしいんや。」
「そ…そんな事が…。」
「知らなかった。」
まるで特撮ヒーローものみたいな非現実的な事実になのはとフェイトも唖然としていたが、
自分達もまるで魔法少女ものみたいな事やってるのでそこまでバカに出来なかった。
「まずあのやたら体格の良い豚面の男の名前はキン肉万太郎言うてな、キン肉星の
キン肉族って言う全宇宙の超人の中でも特に名門的民族の王子様なんやて。」
「ええ!? あれが王子様!? 信じられない!?」
「なのはがそこまで驚くなんて…よっぽどアレな人なんだな…。」
なのはの驚き様にフェイトも唖然としていたが、はやての報告は続く。
247正義超人リリカル万太郎 3 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/24(金) 07:57:43 ID:v4LgpKFx
「確かに性格面がアレなのはこの報告書にも書いてあるけど…あれでも結構実績は
あるみたいや。地球を壊滅させようとしてたデーモンメイキングプラントとの戦いで
活躍したみたいやし、全宇宙の超人が集結して超人宇宙一を競うって言う
超人オリンピック・ザ・レザレクションでは準優勝。
他にも色んな戦いで地球の平和に貢献してたらしいんよ。」
「え…そんなに凄い人なの? 本当に信じられないんだけど…。」
「信じられへんのはウチも一緒や…。」
「あの…本当にそんなアレな人なの?」
お互いに呆れた顔をするなのはとはやてにフェイトは唖然としていた。
「でな、そのキン肉万太郎と一緒にいた小さい眼鏡かけた子供はアレキサンドリア=ミート言うて、
キン肉星のシュラスコ族って民族の出身。万太郎のお目付け役をしててな、あの歳で超人界随一の
頭脳を持つと言われてるらしいんや。何しろその頭脳を敵に狙われた事もあるくらい…。」
「へ〜…あの子って何かチョップばっかりしてたけど結構しっかりしてるんだ〜…。
案外ユーノ君と気が合ったりして…。」
なのはの表情も万太郎に関しての報告の時に比べて温和となっており、
それにはフェイトもやや安心していた。
「でもその二人がどうして時空漂流なんてしてたのかな?」
「何かたまにあるらしいんよ。自然現象的に時空の穴が開いてしまう事が。
それに運悪く吸い込まれてしまったらしいんよね。普通の人間なら生身で
時空間に放り込まれてしまった時点で死んでしまうんやけど…超人って種族は
生身で宇宙空間にいても平気なのが当たり前らしいから気絶くらいで助かったみたいや。」
「ふ〜ん…でもとりあえず出身が97管理外世界って分かってるんなら
さっさと送り返しちゃえば良いんじゃないかな?」
フェイトは言うが、はやては困った顔で首を左右に振った。
「残念やけど上の方でそれが出来へん問題があるらしくてな、元の世界に帰せる目処が
立つまで当分ウチで預からなならなくなったんや。」
「あ…やっぱりそうなの…。先が思いやられるな〜。」
現実の厳しさになのはも呆れるしか無かった。

一方その頃、万太郎とミートの方はスバル&ティアナから状況の説明を受けていた。
が…元々そこまで頭が良くない万太郎は説明の意味が理解出来ず、スバルとティアナの
二人にちょっかいばかりかけていたりする。
「そんなワケの分からない事言ってないでお嬢さん…僕とカルビ丼一杯どうだい?」
「黙れこの豚男!」
「ギャヒィ!」
万太郎はスバルに殴り飛ばされた挙句、壁に叩き付けられてのびてしまっていたが、
ミートは真面目に状況説明を聞き、理解出来ていた様子であった。
「つまり僕達は何らかの原因で発生した時空の穴に吸い込まれてしまい、
その後で貴女達の所属する時空管理局と言う多次元組織に救助されたと言う事ですね?
でもまさかその様な物があったとは驚きです。時間超人が普通に見えてしまいますね…。」
「貴方はあっちの豚男と違って賢いみたいで助かりました。
それなのにあの豚男の方は何とかなりませんか…?」
「U世に関しては僕の方からキツク言っておきますから…その辺にしといてください…。」
やはり部屋の隅で倒れてのびている万太郎の姿に皆呆れるしかなかった。
248 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/24(金) 07:59:34 ID:v4LgpKFx
懲りずに肉ネタ行きます。
万太郎とミートがミッドチルダに来て機動六課でお世話になる理由が
かなり無理矢理かもしれませんが…

>>リリカルスクリーム二十六話 ◆0qJqyuBpiQ氏
クイントがスバル&ギンガを無事に救出出来て、かつ自分も生存した事が
今後どうストーリーに影響してくるのか気になります。

>>リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY氏
密輸船で移動する事になったティアナは一体どうなるんでしょうか?

>>白き異界の魔王氏
左腕が使えなくなったなのははベール・ゼファーを何とか出来るのでしょうか?

>>FS氏
機械獣って所で一瞬マジンガーZの機械獣を連想してしまいました。スマソセン

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
剣崎が世界で戦うと言う事は子供達の方はどうするのでしょう?
あと酔っ払いシャマルは吹きました。

>>魔装機神氏
再びシグナムの前に姿を現したリィンフォースに対し
皆はどうするのでしょうか?

リリカルなのはBsts氏
最後にキャロの前に出て来たのはビッグコンボイ登場の複線ですね!?
マンモスと一緒にいた獅子と言うのはライオコンボイで…
ボンボン版みたいに自分のマトリクスをあげてマンモスをビッグコンボイ化させる
なんて展開を予想しましたがどうなるのでしょうか?
249リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/24(金) 09:34:18 ID:cG+YEr1R
>なのはBsts氏
武力によって平和を目指す弟に甘い破壊大帝ガルバトロンキタぁぁぁぁぁ!
>248
GJ!
女の子誘うのにカルビ丼とはにんともかんとも…w
250リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/24(金) 09:48:40 ID:cG+YEr1R
二十七話を十時過ぎ〜半くらいに投下します。
ほんとはサイバトロンが出てきて
スーパースタースクリーム一派がどういう経緯で結成された軍団なのかとか
セーバートロン星が今どういう状況になっているかとかが明らかになる
部分まで投下したかったんすけどまだ出来て無いんで…orz
251リリカルスクリーム27話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/24(金) 10:33:10 ID:cG+YEr1R
「よ〜し。目的は達した。ゴウリュウ、シャープネル。撤退するぞ。」
ほぼ時を同じくしてレオザックの命令一下デストロンは完成寸前の戦闘機人とそれに関するデータをすべて強奪し
あるいは徹底的に破壊すると仲間を引き連れて撤退していった。
「このまま戦い続けていればやられてたかもしれないな…。」
突然飛び去ったデバスターに追いすがる事も出来ず負傷者の治療にあたりつつ
ティーダが呟く。
「ティーダ隊長。研究所の調査が終了しましたが中は酷い状況でデータなどは全て破壊されています。さらに既に
完成していた戦闘機人は影も形も無くなってます。それから例の暗殺者の死体は発見されましたがスカリエッティのものについてはまだ発見できていません。」
「そうか…あの妙なロボットとと言いこれから一体どうなるんだ…?」
武装局員の報告を聞きつつティーダは天を仰いだ。
その頃ミッドチルダ中央では…。

「クイントの謀殺に失敗しスカリエッティの研究所と戦闘機人まで失ったと…?馬鹿な!ど…どうしろというのだ!」

時空管理局の制服に身を包んだいかにも武闘派といった風情の人物が執務室で真っ青になって頭を抱えていた。
この人物こそレジアス・ゲイズ少将。戦闘機人研究に手を貸し、クイント・ナカジマの謀殺を指示した人物でもある。
クイント・ナカジマの暗殺に失敗し、戦闘機人研究が明るみに出てしまったのは
彼にとってはわが身の破滅にも等しい事態である。
かように様々な人物にマイナスであれプラスであれ様々な形で影響を及ぼしながらそれでも
歴史は冷酷なまでにただただ未来へと突き進んで行くのだった…。
それから少し経ってデストロン基地では…。
「よくやったレオザック。全く持って素晴らしい。」
「お褒めに預かり光栄にございます。」
スーパースタースクリームはレオザックが持ち帰ったデータを満足気に閲覧すると言った。
「ブラックコンボイ。キックバックはお前に気絶させられたと言っているがどうだ?」
「全く身に覚えがありませんな。おおかた電線ケーブルでも食いちぎって思考システムがショートして幻覚でも見たのでは?」
問い詰めるスーパースタースクリームにそしらぬ顔で言い訳をするとそそくさと立ち去るブラックコンボイ。

「まあ、いい。サウンドウェーブ!戦闘機人から人格データーをコピーする作業は終わったか?」

「間もなく終わる。」
「結構。ISとかいう技術をプロトフォームに移し変える作業についてはどのくらいかかる見積もりだ?」
「だいたい十日ぐらいだ。実用化されて無い技術もあるからな。」
サウンドウェーブはマイク越しにデカい声で叫んだ。
「ボス。戦闘機人のオリジナルはどうするんっスか?」
「…人格データのコピーが終わり次第破棄だ。」
タランスの質問にスーパースタースクリームはあっさりと言った。

「あ〜ら。あの娘達を完成させて使うんじゃ無いので?」

「未完成品ということをさしひいても人間という奴は扱いにくいからな。第一ありがちな展開すぎて面白みに欠ける。
あいつらの人格と完成させたISをプロトフォームに組み込んで使うんだ。ようするに魂だけをコピーして体はこっちで準備するということだな。」

「ボス。それでそのトランスフォーマーダスけどスキャン対象は…。」

「軍事兵器だ。蜘蛛などスキャンさせて何の意味がある。」

「…ご愁傷様♪。」

スーパースタースクリームの言葉に意外そうに言葉を漏らしたヘルスクリームに自分の考えを説くスーパースタースクリーム。
納得した様子の彼に代わってでしゃばって来たタランスだったが彼の考えは読まれていたらしく言い終わる前に
ぴしゃりと遮られた。出鼻を挫かれて何も言えずにボサッと立ち尽くす彼を冷やかすヘルスクリーム。
252リリカルスクリーム27話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/24(金) 10:37:42 ID:cG+YEr1R
それから少し経って…。
「いやあ〜。やっぱ素直に謝っておけば許してくれるもんだよなあ。」
「うるせえ…うるせえや!」
合計十二個の戦闘機人が入ったポッドを抱えながらデストロン基地の裏山…この物語とはあまり関係が無いが
海鳴のお化け屋敷と恐れられるさざなみ寮がある辺りを歩いているのは基地を出て行った筈の
スリングとスタースクリームである。あのあとなんとか最低限の量のエネルゴンキューブを支給してもらっていたのだ。
もっともスーパースタースクリームにしてみれば彼らに情けをかけたというよりは
彼らが好き勝手に動きまわって人間達に自分達の存在がばれることを危惧したという
部分が大きいのだが。
「ここらでいいだろう。よーし戻るぞトカゲ!」
スタースクリームはポッドを放り棄てると踵を返して基地へと戻ろうとした。

「ま、待てよ。ぶっ壊さなくていいのかよ。」

「放っておいたって問題無えよ。こいつらのポッドのエネルギーはとっくに切れてるんだぜ。
そのうち溶液の中の酸素が0になってみんな仲良く永遠にグッドナイトだよ!」

「わ…解った。」
スリングの問いかけにやる気の無い声で答えながら手をヒラヒラと振るスタースクリーム。
スリングは渋々と彼に付いて引き返していった。もしもこのとき彼らがポッドを
破壊してナンバーズに引導を渡していたならば彼らの運命も間違いなく変わっていたのだが…。
確かにポッドのメインエネルギーは0である。だがこのポッドにはバックアップシステムが
搭載してあったのだ。もっともそれを誰かが作動させなければ確かにスタースクリームの言うとおり
ここでナンバーズは全滅の憂き目を見ることになるのだが。
253リリカルスクリーム27話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/24(金) 10:40:27 ID:cG+YEr1R
それから数分後の国守山。スタースクリーム達に棄てられたポッドは一体どうなったのであろうか!

そしてポッドの中で刻一刻と酸素0という絶体絶命の危機へと近づいていく事も知らずに眠り続ける戦闘機人達は?

≪生命再生装置起動…。≫

風に吹かれてポッドが倒れた衝撃で「[」と記された一台のポッドの
バックアップシステム・生命再生装置が作動を始めたのだ。

≪リペアーリペアー≫

彼女達の復活は、体内にエネルギーを送り込むことによって可能となる!
ポッドが開き、薄紫色の上着とズボンといういでたちの短髪にどこか眠そうな目つきの少女がゆっくりとポッドから起き上がると辺りを不思議そうに見回した。
自分が生まれてからこの方ずっと過ごしてきた研究所とは明らかに違っていたからだ。この少女こそ完成を見るのはずっと後になるはずだった八番目の戦闘機人・オットーである。
ともあれ周りに散らばっている仲間を復活させるのが先だろう。
彼女は傍らの「V」と記されたポッドの生命再生装置を起動させ程なくして自分と同じように
ふらふらと立ち上がった女性…三番目の戦闘機人・トーレに肩を貸すと言った。

「トーレ、とうとう復活の時がやってきた。」

「全員を再生させるんだ…。」

トーレの命令一下、数分後には全ての戦闘機人が復活したのだった。

「…ここどこ?研究所は?あのオッサ…もとい、ドクターは?」

「そもそもここはミッドチルダじゃないみたいだよ。」

九番目の戦闘機人・ノーヴェと十一番目の戦闘機人・ウェンディが言った。

「私達が眠っている間に何かが起きたと考えるのが妥当だな。しかし一体…」

「時空管理局の識別を用いた通信を確認…どの程度の規模かは知らないけどこの近くに管理局の駐屯地が在るわねえ〜。
話はその人達に聞くっていうのはどおです?」

眼帯をした五番目の戦闘機人・チンクの言葉を遮って四番目の戦闘機人・クアットロが
ピアノの鍵盤にも似た緑色の空間コンソールを弄くりながら言った。
「現状ではそれが一番だな。」
トーレの言葉と同時に戦闘機人達は眼下に広がる海鳴市へと散っていった。
254名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:45:57 ID:myorDEYv
数の子(お)キター!支援。
255リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/24(金) 10:52:09 ID:cG+YEr1R
ここまでで。
ゲイズさんはこの時点ではまだ中将じゃないかなと思ったんで少将にしときました。
スタースクリームのせいでナンバーズが生き延びてしまうっていうのは
初代トランスフォーマー一話で彼が撃ったビームのせいでサイバトロンが復活した事に因んで。
同様にそれから数分後の国守山〜からトーレの「全員を再生させるんだ…。」
までのくだりも初代トランスフォーマー一話のデストロン軍団復活の際のナレーターの台詞と
蘇ったメガトロンとスカイワープの掛け合いを少しアレンジした物にしてみました。
>ともあれ周りに散らばっている仲間を復活させるのが先だろう。
あとこの場面なんですけどオットーは戦闘機人の中でも最後発な訳でドクターや他のナンバーズ
との係わりがまだほとんど無い訳です。つまり同じ場所で生まれた仲間って認識はこの時点でもうありますけど
姉妹というほどの絆はまだ生まれて無いんですね。という訳で「姉妹」ではなく「仲間」と表現してます。
それから
>「…ここどこ?研究所は?あのオッサ…もとい、ドクターは?」
同じく戦闘機人としては後発の部類に入るノーヴェのこの台詞も
ドクターに対する忠誠心がまだ薄い事を示唆してます。
あとウェンディはこの時点ではまだ「〜ッス」口調では無いという設定。
256名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 10:59:30 ID:myorDEYv
乙、さぁいよいよ事態は混迷の度合いを深めて参りましたが!

「ここで、鳩が出ますよ」
……けぇれっ!?
257NOCTURNE@携帯:2007/08/24(金) 12:24:37 ID:zaJbsNPY
お久しぶりです。
そして、職人の方々GJです。
第2話の投下と行きたいところですが、実は引っ越しが終わったところでネット環境が整ってないんですよ。
31日に工事があるとの事なので投下はそれ以降となります。
楽しみにしてくださっている方、居るならばもう少しお待ちください。
以上、生存報告でした。
258名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:32:51 ID:D1nMuv1z
>>185
ぶっちゃけ柊+ヴィオレット+レーヴァンテインの方がヴィヴィオ+ゆりかご+ナンバーズよりつおいと思う。
259名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 15:43:51 ID:jlz2Y8BU
>◆e4ZoADcJ/6氏

よりにもよってあの万太郎の面倒を見なければならないとは、六課の面々も
とんだ災難ですねw まぁ彼は身体頑丈ですから、攻撃魔法でフルボッコに
してもノープロブレムでしょうw ミートの気苦労が偲ばれますw
万太郎がなのはたちと同じ世界の出身というのも凄まじい話ですが、超人の
ことを全然知らない辺り、正義超人も意外と知名度が無いですねw まぁ、
考えてみれば先代キン肉マンたちが活躍していたのはなのはたちが生まれる
よりずっと前の話で、ここ数年はほとんどミッドチルダ世界にいて、万太郎
たちの活躍は目にしていないわけだから無理も無いかw
260名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:18:54 ID:NGy7mlqd
>NOCTURNE氏
楽しみにまってます
時期的には1期中途からのクロスみたいですが…
人修羅が持つ神器「反魂神珠」があるとジュエルシードがいらなくなるのは気のせい?

>◆e4ZoADcJ/6氏
万太郎は年齢詐称級のマッチョのくせに未成年でしたね
元は真面目君だったのに、最近ではエロガキへまっしぐら
こんなやつの面倒見るのは疲れるってレベルじゃねえw
261名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:30:04 ID:ZAhPGnLk
>>260
そんなん言い出したら道反玉でも済みますよ。
普通に使い捨てでボロボロ出てくるが、十種神宝に数えられる大層な神器だぜ?
262名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:41:01 ID:NGy7mlqd
>>261
人間の価値観どころか時間の概念すら崩壊した新世界創世の場が舞台だったしな
死んだら邪教の館に魂流れるから悪魔合体で殺した相手を創り出せることが可能
こんな混沌の世界じゃ命の重みがないってレベルじゃないな
悪魔合体が楽しくて邪教の館に通いまくったけど
どうみても命をもてあそびまくりです。本当に(ry
263名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:45:53 ID:D1nMuv1z
>>262
そこでミッドチルダにカント寺院が進出ですよ!
*ささやき いのり. えいしょう ねんじろ!*
264名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 17:57:56 ID:ZAhPGnLk
*アリシア は まいそうされます*
265名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:26:44 ID:roKtHH1x
ナンバーズはデストロンになっちゃうんですかねぇ?
266リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/24(金) 18:40:29 ID:cG+YEr1R
>>265オリジナルのナンバーズはデストロンにはならないです。
ただしガオガイガーのゴルディマーグとかボルフォッグみたいに
ナンバーズの人格と能力をコピーしたトランスフォーマーを出す予定。
267名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:52:13 ID:WsE5lP4D
裸忍者や首切りウサギ相手に六課が全滅しまくりんぐ。
268名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:56:27 ID:ZAhPGnLk
六課との戦闘中余裕で寿司を注文するエルフ忍者に期待。
269名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 18:58:14 ID:NGy7mlqd
>>267
即死攻撃の恐怖は異常w

人修羅も何回これでパトったことか
LVがどんなに高くても運がないと出会い頭に即死パトw
これがこのゲームの醍醐味でもあるけど
270名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:11:16 ID:WsE5lP4D
>>269
ここでかよ!なクリティカルやファンブルの前にはいかなる勇者も魔王も歯が立ちませんw
一撃でボスのワイバーン倒しちゃったり、クリティカル連発で世界を滅亡直前に追いやったり。
271名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:22:25 ID:NGy7mlqd
運がいいとサクサクいけるのに
運に見放された時にはどうしようもなく死ねるw
芸術的な全滅をした時は怒りを通り越して笑うしかなかったからな
272名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:27:30 ID:WsE5lP4D
ああ…浸食率……
273名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:37:01 ID:XVaNRjAx
マニアクスでの閣下の強さは異常
マサカドゥスないと無理だよ!
274名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:47:45 ID:roKtHH1x
>>リリカルスクリーム氏

じゃあナンバーズは今後どうなっちゃうんです?
275 ◆v8WgPpvslE :2007/08/24(金) 19:49:52 ID:TVog8Tf4
それはネタバレというものではなかろうか?
276リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/24(金) 19:56:11 ID:cG+YEr1R
>>274
んーそれを言ってしまうとネタバレになってしまうんで
詳しくは本編をお待ち下さい。
ただナンバーズはどの作品でも基本的に悪役(元々が悪役なんだから当たり前と言えば当たり前)だけど
自分の作品ではそうはならない予定です。

277名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 19:57:12 ID:9p9fQZuu
「これが最強の魔術士たちの姿なんてあんまりじゃないですか」とか言われたあげく、
レッドドラゴンに虐殺されてほぼ全滅するよ>ナンバーズ
278名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:00:26 ID:upUQQr1W
ナンバーズ「うわー!もうだめだー!」
279名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:07:24 ID:J1UTot27
最近仮面ライダー系の話の投下が減ったな
リリカル龍騎もマスカレードもファイズ正伝も更新されてないとは
タイガの行く末とかハイパーカブトとか続き気になるのに・・・

それでもまとめ更新や2作同時連載、さらには各作品への感想レスもしっかりこなしてるリリカル龍騎氏は凄いと思う
応援してるんで、これからもがんばってください
もちろん他の作者様も応援してます
280節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/08/24(金) 20:11:54 ID:myorDEYv
またもモンティp

【しばらくお待ち下さい】

>276
僕も、ノーヴェ&ウェンディがバットロビン&ガールになるようなネタを。
どっちをどっちにするかで止まってますが。
>278
きくたけ病が伝染りましたか。
281名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:16:02 ID:fQqUb98t
>>279
マスカレード氏は確かに最近見ないな、何かあったんだろうか
正伝氏は……ひょっとすると投下し辛いのかもね
282名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:17:13 ID:upUQQr1W
>>279
正伝は先週の土曜日に投下したばっかだろうがw
283リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/24(金) 20:20:18 ID:cG+YEr1R
>>280
応援してますぜ!
284節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/08/24(金) 20:40:57 ID:myorDEYv
>283
いえいえ、そちらこそ頑張って下さい。
"Batman No.9&11"はネームも切れていないし短編の予定ですが、そちらは長編ですからね。

あ、出して欲しいアメコミヒーローやヴィランがいたら、今ならまだリクエスト間にあいます。

と、それはそれとして、ゲキレンジャー映画版予告見てたら、
『ゲキトージャ・アサルトエクセリオン』
なる毒電波が。

色々無理で無茶だ!
285名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:45:36 ID:J1UTot27
>>281
よく考えたら1スレ目の頃からいて、今もずっと頻繁に連載を続けてくれてる作家さんは
スクリーム氏・スクライド氏・マスカレード氏・龍騎氏くらいだと思う
だからこそ古参が減っていくのはなんか寂しいんだよな・・・
286リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/24(金) 20:51:06 ID:cG+YEr1R
>>285
いや〜最初から続けているって言っても自分の作品は
スクライド氏とかマスカレード氏とか龍騎氏の作品と肩を並べられるほどの
ものじゃないですし…。

287名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 20:54:06 ID:bwytPJYp
謙遜はともかく卑下する事はない!ですよ。
288リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/24(金) 21:00:27 ID:cG+YEr1R
そうすか…。
ありがとうございます。
289名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 21:05:32 ID:J1UTot27
>>286
俺の中ではあなたも十分このスレの顔ですよ
290なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/24(金) 21:43:46 ID:QT7ps+rL
>>リリカルスクリームさん
初期の頃から書き続けてなおかつ皆さんに待ち望まれている
あなたは胸を張るべきだと私は思います!

そして皆さん一昨日はすみません、流れをおかしくしてしまって
事の発端は私の不用意な発言・・・本当にごめんなさい
291リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/24(金) 21:50:38 ID:/CVL3hva
職人の皆様GJです
よかった、今回はまともに感想書けそう…

>>白き異界の魔王氏
予想は出来てましたが…なのはさんズタボロですね…
でも月匣は砕けたので次回反撃開始ですかね?

>>FS氏
デバイス無しでバスター…なのはさん恐るべし…!!
そして腹に大穴が開いてるのに動けるトロイメライさらに凄…

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
おのれアルビノジョーカー…剣崎を封印するためにここまでするか…
そしてCパートの地獄三兄弟で思い切り吹(ry

>>魔装機神氏
ATXチームが追っていたロストロギア…後々凄く重要になりそうですね…
ところでリインの偽名って…ひょっとして第七相『復讐する者』のあの人が元ネタですか?

>>リリカルなのはBsts氏
ダイノボットのレアスキル…一体どんなものなのでしょう…
まさかUやネオのトランスフォーマーまで出るとは…じゃあマグマトロンは(ry

>>◆e4ZoADcJ/6氏
万太郎…カルビ丼は女の子誘うのに使えるものじゃないと思います…
しかし天竜チョップやらスバルの鉄拳食らってのびる程度とは…さすが超人

>>リリカルスクリーム氏
ママジマさん謀殺って…レジアス中将あんた何指示してんですか…
で、これはナンバーズ(オリジナル)VSナンバーズ(TF)フラグですか?

以下は感想ではなく、単なるレスです

>>279
申し訳ないです…
言い訳にしかなりませんが、リリカル龍騎は実は途中までは出来てるんです
ただ、どうやって戦闘パートに持っていくか思いつかずにNANOSINGや.hack//Lyricalに逃げてるだけで…
…近いうちに24話完成させますorz

>>リリカルスクリーム氏
え?それは多分俺が言うべきことだと思ってたんですが…
あなたやリリカルスクライド//G.U.氏やマスカレード氏の作品に俺の作品は到底劣るって…
…これ以上言うと卑下合戦になりそうなんでここで止めますが
292 ◆v8WgPpvslE :2007/08/24(金) 21:52:20 ID:TVog8Tf4
ところで密かに雑談スレができてるんだが・・・
あっちも有効活用すべきなのかな?
293名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 22:33:26 ID:yGM8OO1M
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187957418/

ここだな、でもウロスってなんだ?www
294リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/24(金) 23:40:07 ID:p0qsCs5H
やっと抗がん剤の効き目が薄くなってきた(笑)
でも、薬飲んだら寝てしまう(汗)
後ほど皆さんのSS読んで感想書きます〜
そんで、アンケート…
一応リリカルガオガイガー第五話のプロットなど完成したのですが、
スターズとライトニングに凱たちを入れるのもどうかとおもって、
新たなチーム名が欲しいのです。
今の自分の頭じゃアイディアが思いつかないので、
どなたか良いネーミング提供してくれませんか?
チーム構成はリーダーはエヴォリュダーガイで、ルネとJも入れたチームです。

自分は夏休み過ぎたら、更新スピード落ちます(汗)
検定とかあるので、勉強で来れないかもです。
295名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:41:26 ID:oyKFJsyD
シャッセールとか。
296名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:44:09 ID:J1UTot27
最強勇者ロボ軍団みたいに完全にGGGなネームセンスのチーム名はどうだろう?

それか単純にジェネシックとか
297リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/24(金) 23:44:27 ID:eYnt0GMN
トカゲロンと怪人大軍団Aパート完成!
今回もCパートまで分ける予定です。
投下おkですか?
298名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/24(金) 23:47:02 ID:J1UTot27
>>297
ばっちこーい!
299リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/24(金) 23:47:49 ID:eYnt0GMN
七話 魔法少女リリカルリンディ「トカゲロンと怪人大軍団」

リンディ「技の戦士1号ライダー、彼は鮮やかな技で何体もの怪人を撃ち倒した最強の技の戦士である。
しかし、そんなライダー1号も負ける時はあった…
今日皆さんにお伝えするのは、仮面ライダー1号の初の敗北と、血の滲むような大特訓…
魔法少女リリカルリンディ、始まります…」

(レッツゴー!ライダーキック!!(藤岡弘バージョン))
迫るショッカー 地獄の軍団!

我らを狙う黒い影 世界の平和を守るため
ゴー!ゴー!レッツゴー!! 輝くマシン 

ライダー(ジャンプ!)
ライダー(キック!)
仮面ライダー仮面ライダー ライダーライダー!

ライダー(ジャンプ!)
ライダー(キック!)
仮面ライダー仮面ライダー ライダーライダー!

「仮面ライダー・本郷猛は改造人間である。
彼を改造したショッカーは、世界制覇を企む、悪の秘密結社である。
仮面ライダーは、人間の自由のためにショッカーと戦うのだ!」
300リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/24(金) 23:51:24 ID:eYnt0GMN
【喫茶店アミーゴ】
立花藤兵衛が経営している喫茶店アミーゴ。
リンディはそこで洋風メイド服を着て働いていた

リンディ「いらっしゃいませ!何にいたします?」
男性客1「じゃあ、ブルーマウンテンを一つ。」
女性客1「あたしはモカを。」
リンディ「かしこまりました。史郎さん!ブルーマウンテンとモカ一つずつ!」
史郎「分かった!」

リンディ「(この人は史郎さん。アミーゴの従業員で、頼りないけどあたしの先輩である。)」

ひろみ「史郎さん、こっちはキリマンジャロ二つよ。」
史郎「待って!今ブルーマウンテンとモカ淹れてるところ!」
ひろみ「もう…リンディちゃんが来てから男のお客さんが増えたわ。」

リンディ「(この人はひろみさん、ここのアルバイト従業員です。史郎さんと違って、頼りになって綺麗な人です。)」

ひろみ「それにしても、変わった服ね。」
リンディ「へへ、可愛いかと思ってつい…」
史郎「実際可愛いじゃないか、はいモカとブルーマウンテン。」
リンディ「えへ♪ありがとうございます♪」

リンディはコーヒーが乗ったトレイを受け取る。

リンディ「お待たせしましたー!」
史郎「あの笑顔がたまらないよねぇ…」
ひろみ「もう、鼻の下伸ばしちゃって!」
史郎「ご…ごめん…」
男性客2「すみません!キリマンジャロ二つまだですか!?」
史郎「あ、いけね!」
ひろみ「もう、早く準備してよ!」
史郎「はーい!」

そんなことの繰り返しで喫茶店アミーゴの一日は過ぎていく。
301リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/24(金) 23:53:50 ID:eYnt0GMN
そしてその日の夜…

【東洋原子力開発研究所】
この東洋原子力研究所に忍び寄る影が…

蠍男「シシ…シシシシシシシシ…」

警備員1「ったく、嫌な晩だぜ!」
警備員2「ああ、蒸し暑くてな…一雨振るんじゃ…!」

警備員2の表情が恐怖で凍りついた。

警備員1「どうしたんだよ?鳩が豆鉄砲食らったような顔して?」
警備員2「あ…あれ…あれ!?」
警備員1「え?…あ!」

警備員2が指差した方向には、怪人蝙蝠男が居たのだった。

警備員1「ば、化物だ!」
蝙蝠男「エッエッエッエィエィィ!」

蝙蝠男は警備員1に飛び掛って喉に噛み付き、血を吸って殺してしまった。

警備員2「な…何するんだ!?」
蠍男「シシシシシシシシ…」
警備員2「!?」

警備員2の前には蠍男が現れる。

蠍男「シシシシィ!」
警備員2「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

彼の生死は…言うまでも無い。

そして警備員を殺害した後、蠍男は研究所に入り込もうとしたが…

蠍男「シシシシシシィ!?」

突然入り口から謎の光が迸り、跳ね飛ばされてしまった。

蝙蝠男「どうした!?」
蠍男「バーリアだ!入り口がバーリアで塞がれている!」
蝙蝠男「何!?…バーリアで防壁を作っているのか…よぉし、エィィ!」

蝙蝠男は空から入ろうとするが、またしてもバーリアに吹き飛ばされてしまった。

蝙蝠男「グアァ!おのれぇ…」

「バーリア」…すなわち電磁波を利用した見えない壁である。
この壁の防御力は、水爆の爆発力でも敗れないほど強力なものである。
302リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/24(金) 23:59:14 ID:eYnt0GMN
【ショッカーアジト】
ショッカー首領「何!?原子力研究所がバーリアで守られているだと!?」
蠍男「は!バーリアを破らない限り、研究所の襲撃は不可能です!」
蝙蝠男「しかも、我々の力ではどうにもならないくらい強力なバーリアです!」

ショッカー首領「弱音を吐くな!ショッカーの世界征服計画は、アメリカやヨーロッパと比べて、日本支部が圧倒的に遅れている!だから原子力研究所の襲撃を狙ったのだぞ!
バーリアが何だ!我々ショッカーの技術力を持って恐れるに足らん!
科学者諸君、直ちにバーリア破壊ボールを使用させろ!」

科学者1「お言葉ですが首領、あのバーリア破壊ボールは、二十メートルの距離から投げこまなければ、威力を発揮しません。」
科学者2「それに、あのボールは五キロの重さがありますから、二十メートルの距離から投げ込むことができる改造人間は存在しないのです。」

ショッカー首領「馬鹿者!直ちにその能力を持つ改造人間を作り出せ!」

【サッカー場】
このサッカー場では、この日プロサッカーの試合が行われていた。
その選手達の中でも特に目立っていたのが、「野本健」である。
彼はセンターフォワードとしても超優秀であり、彼の殺人シュートは、相手の恐怖の的であった。
しかし、とても傲慢な性格であり、仲間からは嫌われていた。

【サッカーチーム更衣室】
野本「ったくだらしないぜ、このチームは俺が居なきゃ三流のオンボロチームじゃないか、ハハハハハハ!!
皆、この野本健様の健闘を祝って、乾杯だ!」

野本は杯を掲げるが、誰としてその杯を受け取ることは無く、全員退室する。

野本「ったく、どいつもこいつも…」
?「クゥークックック!」

その時野本の耳に、怪しげな声が聞こえてきた。
303リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/25(土) 00:01:35 ID:eYnt0GMN
野本「!?、誰かいるのか!?」
死神カメレオン「野本健!」
野本「!?」

野本が振り向いた場所には、死神カメレオンが現れた。

野本「テメェ!!」

野本は酒瓶を投げつけるものの、全く効果はなかった。

死神カメレオン「ウークックック!ショッカーのコンピューターが、お前の名前をはじき出した。
来い、お前を世界中で最も優れた人間にしてやろう…」
野本「はっはっはっは!ふざけるな!おらぁ誰の命令も聞きはしねぇぞ!!」
死神カメレオン「クークックック…なら力づくでも…」

死神カメレオンは野本を捕獲するために忍び寄る。

野本「この!」

だが野本も負けじと得意のキックをカメレオンの腹部に見舞い、ドアから逃げようとしたが…

野本「は!?」
蜘蛛男「ウウゥゥウ!」

既に蜘蛛男に待ち伏せされていた。

蜘蛛男「逃げ道は無い!貴様も我々と同じショッカーの改造人間になるのだ!!」
野本「う…うわあぁぁぁぁぁあ!!」

蜘蛛男は糸を吐いて野本を拘束し、ショッカーアジトへ連れて行った。
304リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/25(土) 00:03:59 ID:4dgbIQu+
【喫茶店アミーゴ】
藤兵衛「うーむ…原子力研究所襲撃で警備員が二名死亡か…」
ルリ子「ショッカーの仕業かしら?」
リンディ「む!多分…そうだと思いますよ!」

リンディ「(この人は緑川ルリ子さん。猛さんの恩師で、ショッカーに殺された緑川博士の遺児であり、あたしの恋のライバル(自分が勝手にそう思い込んでいる)である。)」

ルリ子「あら?なんでリンディちゃんはあたしが傍に来るといつも怒るの?」
リンディ「怒ってなんかいませんよ!べ・つ・に!」
藤兵衛「こらこら、二人とも喧嘩はするな…って、お!?」

藤兵衛はいきなり読んでいた新聞を取られる。
そしてその新聞を奪った主は…

滝「オッス!」
リンディ「滝さん!」
藤兵衛「なんだ滝か!」

リンディ「(滝和也さん。猛さんとはオートレースのライバル同士で、中々侮れない人である。)」
滝「よぉ、魔法つか…」
リンディ「!?、わ…わぁ!?」
滝「おっと…ここじゃ秘密だったな…悪い悪い…その服、似合ってるぜ。」
リンディ「もう…」

リンディ「(この人にはショッカーの怪人、ゲバコンドル戦でバリアジャケットを装着するところを見られてしまった。
なので、実質的にあたしが魔法使いだということを知っているのは猛さん、マスター、それにこの人の三人である。)」

藤兵衛「滝、新婚だって言うのに嫁さんほったらかしにしていいのか?」
滝「なぁに、男には男の仕事ってもんがあるんですよ。所で、あいつは?。」
藤兵衛「あいつ?」
史郎「本郷さんのことですか?」
滝「へへ、ツーっていやカーだよ。君をこんなスナックに置いとくのはもったいないね。」
史郎「いやぁ…そんな…」
藤兵衛「おいおいあんまのっかんなよ。全く史郎は単純でおだてに弱い。」
リンディ「おまけに頼りない。」
史郎「ちぇ、マスターもリンディちゃんもいっつもこうなんだから…」
滝「ハハハ…でもまず内輪のことより、俺の質問に答えて欲しいですね。」
藤兵衛「おう、本郷か、あいつならこれだよ。」
滝「え?」

藤兵衛は先ほど読んでいた「原子力研究所襲撃」の記事を滝に見せた。
305リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/25(土) 00:06:34 ID:eYnt0GMN
………
本郷「原子力研究所を襲って罪もない守衛を殺したのはショッカーに間違いない!
彼らはきっとまた新しい計画を企んでいるんだろう…
もし…研究所が破壊された場合、多量の放射能が放出し…東京は十分足らずで全滅する!
なんとか止めなくては!」

本郷はショッカーに対する怒りと闘志を燃やしながら、マシンを走らせるのだった。

【ショッカーアジト】
科学者1「首領、野本健に対する移植手術は完了しました。」
ショッカー首領「流石だ!科学者の諸君、早速見せてみろ!」

科学者達は手術台に覆いかぶさっている白いシートを取り払う。
そこには大型のトカゲ型怪人が現れた。

科学者1「毒トカゲの力と、野本健のウルトラシュートを撃つ足の力が合わさったこのトカゲロンは、バーリア破壊ボールのシュートに最適です。」
ショッカー首領「よし、直ちに調査員を送り、バーリアの一番弱い部分を調べさせ、直ちに攻撃させよ!
行け!そして研究所を破壊し放射能を撒き散らせ、東京を死の町にするのだ!」
トカゲロン「グアァァァァオ!」

東京に…人々に…そしてライダーに、最大の危機が訪れようとしていた…

(アイキャッチ・旧1号編)
306リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/25(土) 00:09:02 ID:4dgbIQu+
投下終了ッス。
Bパートはまた後日…
307名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:11:54 ID:7oh2h7FZ
GJ!
昭和テイストにリンディさんが馴染むのはやはり本編での年齢ガッ!

ー回線が切断されましたー
308名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:18:06 ID:/Y0HVO+V
乙!
今思ったんだけど、真ライダーは出ないの?
309リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/25(土) 00:20:53 ID:4dgbIQu+
真ですか…
どうしよう…俺はあれを面白いとか思ってる少数派の一人だけどあれを出すとなるとちょっと…
ファーストやネクストだったら構想中なんだけどなぁ…(でもこの二作は曲だけなら使用決定。)
310名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:22:25 ID:OgNAdMzY
>リリカルスクライド//G.U.氏

確かに、凱は元々最強勇者ロボ軍団の隊長ですし、なのはやフェイトの部下
扱いになるのも微妙ではないかと思っていましたので、新たなチームを編成
される方がよろしいのではないかと思います。勇者=ブレイブとか、直裁的
なネーミングの方がらしいのではないでしょうか?

凱たち三人なら隊長陣との模擬戦でも互角の戦いが出来るでしょうし、凱と
ヴィータのハンマー合戦とか、Jとフェイトのスピード対決とか見てみたい
気がします。その実力を目の当たりにしたティアナの劣等感がますます強く
なりそうですがw

それとフェイトとルネは母親に対する複雑な想いとか、かたや人造魔道士、
かたやサイボーグという出自に対するコンプレックスとか、互いに共感出来
そうな部分が多いんじゃないかと思います。二人が組んで捜査をするシーン
とか見てみたいです。
311名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:23:12 ID:u0HNEjyZ
真は戦闘方法が血生臭いぞw
312名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 00:31:58 ID:L0H2iZoE
DVDと照らし合わせながら見ました。
そうですか、リンディさん滝に正体がバレましたか…。
リンディが野本…否、トカゲロンとどう戦うか楽しみですね。
それにしても昭和46年にメイド服とは…。
あぁそんなリンディさんを直に見てみたい!
313名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 01:08:21 ID:3r7uZTlR
あと12年したら岐阜県の田舎にメイドとバニーガールの合いの子のような制服が誕生するよ!
314リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/25(土) 01:43:32 ID:6inO2NSa
>>白き異界の魔王氏
GJ!良い戦闘パートです。
なのはが一方的にやられるとは、敵の強さがうかがえます。
ティアナやスバルの灯に対してのやり取りが、彼女たちらしいです!

>>空の軌跡クロス氏
ほほぉ〜クロス先の作品のキャラクターの情報が無いのですが、
結構やばい相手と戦っているとは、なのはもヤバいし続き頑張ってください。

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
剣崎が大人だ!(ぇ
相変わらずの語ロの悪さですが、熱い魂を感じられました。
子どもたちが死ぬシーンは結構辛いなぁ。
怪人増えてますねぇ〜シャマルさんが蜘蛛女に(ry
ショッカーでてきたー
それは置いといて、GJでしゅたぁ〜

>>魔装機神氏
リィンフォースやっと正体を明かしたか…これからどうなるやら。
親分キタァ!!ATXチームまでくるとは!!
今後が楽しみです。
>>現在アースラの艦長室には、アースラの艦長であるアースラと、ATXチーム部隊長であるゼンガー・ゾンボルトが話をしていた。
アースラの艦長であるアースラ…リンディ提督の間違えかな?

>>リリカルなのはBsts氏
ライオ&ビッグコンボイ…コンボイが3体もでるとは!
家族愛?がよく出ていてGJっす。
私もこんな感じに親しみやすい文章が書きたいとです。

>>◆e4ZoADcJ/6氏
新作投下GJです。
流石万太郎、女性には弱すぎる!
あと、スバル容赦なし

>>リリカルスクリーム氏
相変わらずの穴がある作戦なスタースクリーム&その部下(笑)
ゲイズ中将もとい小将・・・ご愁傷様!
ナンバーズの復讐&博士復活はいつになるのかなぁ〜?

>>310
そのネーミング…おっもちかえりぃ〜
何とかご希望に添えるよう書いていきます。
あ、リリカルスクライドも並行して書いておきます〜
315FS:2007/08/25(土) 08:28:34 ID:lO6v7IfN
>>◆e4ZoADcJ/6氏
同じものを何度も文中で指すと語彙が足りなくなって困ったり。
擬音も多かったし。もう少しシンプルに纏めるべきかも…。

>>龍騎氏
バスターはシンプルの魔法なので単体でも撃てるんじゃないかな、ということで。
ホントは砲門なんてブチ貫いたらあの細い腹なんて誘爆で真っ二つになってると思うんですが、
……集束率が高すぎて逆にそうならなかった、という感じ。
以前は胸部装甲あたりを打ち貫く予定だったり、その前のシューターは集束率の低い即席砲撃だったりしましたが、
後の展開との整合性やら純粋な書き易さやらで変更。色々難しい…。
トロイメライについては実は作中では使ってこないような攻撃が混じってるんですが、気づかれたでしょうか?
デバイス無しの能力低下は後々に説明します〜。


ちなみに今回一番凄いのは、デスレイジ喰らって普通に生きてるなのはです。
ゲーム中のステータスに当てはめたら、最大HPの2倍以上のダメージ受けておかしくないのでー。
(死亡じゃなくて戦闘不能、だけどさ)

>>スクライド//G.U.氏
まぁ、トロイメライは作中ヤバ度1級品(つっても同等以上のもそれなりにいますけど)の敵ですから。
なのはのほうはとりあえず修羅場は落ち着きます。
しばらくは(っていうかかなり長い間)荒事担当は…。
316正義超人リリカル万太郎 4 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/25(土) 09:37:45 ID:YucgaehJ
とりあえず万太郎とミートは元の世界に帰る目処が立つまで機動六課でお世話になる事になった。
しかしタダでお世話になるのは申し訳ないと言う事で、万太郎は荷物運び等をやらされていた。
「ミ〜ト〜、何で僕がこんな事しなきゃならないんだよ〜。」
「U世、僕達はしばらくここでお世話になるんですから…その分何かしら働いて
恩を返すのは当然でしょう? それにこうやって荷物運びをすれば筋力トレーニングにもなります。
まさに一石二鳥じゃありませんか。」
「そんな事言われてもこれは無茶すぎるよ〜。」
何しろ万太郎は常人の何倍もの重量の荷物を運ばされているのである。
普通なら輸送機械を使っているはずの量なのだから万太郎もほとほと困り果てていたが…
「うわ…すげぇ力だな〜あの豚男…。」
「一度に何トン分運んでるんだよ…。確かに筋肉とか見るからにすげぇけど異常だろ?」
「トンを運ぶ豚…なんてな。」
「お! 上手いねぇ。」
と、さりげなく感心する名無し局員もいたりいなかったり…

「全部終わった〜…ハァ…ハァ…。」
全ての荷物を運び終わった後、万太郎はすっかりバテてその場に倒れ込んでしまっていたが、
その後でミートが万太郎の直ぐ近くまでやって来て言った。
「これからここの人達の訓練が始まるそうですよU世。ちょっと訓練を見学しましょうよ。
U世の今後のトレーニングとしても何か良いヒントが得られるかもしれませんよ。」
「え〜? もう嫌だよ〜。疲れたよ〜。休ませてよ〜。」
前述の通り万太郎は根性が無いのだから、休憩する事で頭が一杯で機動六課の訓練の
見学なとやってられなかったが、そこでミートの機転が働くのである。
「あれあれ〜? 良いんですか〜U世? U世好みの美人達の訓練ですよ〜。
見逃しちゃったらU世としても損なんじゃありませんか〜? でもU世がそんなに
疲れてるんなら仕方ありませんね〜。しょうがないから僕が代わりに見て来ま〜す。」
「待ていミート!! 僕も行くぞ!!」
突然万太郎は元気になって走り出した。
「待っててよ〜! 可愛い子ちゃ〜ん!!」
「ハァ…この元気をもっとトレーニングに使ってくれれば…。」
息を荒くさせながら物凄い勢いで訓練場に走る万太郎の姿にミートもほとほと呆れていた。

訓練場までやって来た万太郎とミートの二人は機動六課の訓練を見学させて頂いていたが…
「うひゃ〜! 光線が出てるよ! あの娘達って人間なんでしょ? 超人じゃないんでしょ!?」
「なんでもここの世界の人は魔法が使えるらしいんですよU世。」
「ええ!? 魔法!? 人間なのに!? 凄いな〜!」
なのは達が行っている魔法による訓練に万太郎は驚きを隠せなかった。確かに今までだって
色んな能力を持った超人はいたし、中には魔法の類を使う超人だっていた。
だが…それもあくまでも「超人」の中での話。まさか人間が空を飛んで魔砲を放つなど
万太郎には信じられない事だった。
「けど僕だって負けないぞー! 僕にも父上直伝のキン肉式飛行法とキン肉フラッシュがある!」
「あっ! やめて下さいU世!」
何故か何時に無く負けん気を出してしまった万太郎はその場から飛び上がった。
317正義超人リリカル万太郎 5 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/25(土) 09:39:36 ID:YucgaehJ
だが…キン肉式飛行法とは…万太郎の父親であるキン肉スグルがかつて地球で
キン肉マンとして活躍していた時そうだった様に…早い話が放屁で空を飛ぶ技だったりするのである。
そしてキン肉フラッシュとは同じく初代キン肉マンが怪獣を退治する際に使用していた
手を×の字にする事で発射する光線技である。この技は対超人戦には効き目は薄かったが、
怪獣には非常に効き目があり、キン肉マンが48の殺人技を会得した後も
怪獣に対しては主にこのキン肉フラッシュが多用されていた。だが、そんな説明をしている間に
万太郎のキン肉式飛行法のせいで大変な事になっていた。何故なら万太郎の放屁がかなり臭く、
忽ち訓練場は黄色い霧で覆われてしまい、訓練中のなのは達機動六課のメンバー達も鼻を
押さえて次々にぶったおれ、その場でのた打ち回る阿鼻叫喚の地獄絵図が展開されていた。
「うわ! 臭い!」
「臭い臭い!」
「臭いぃぃぃぃ!!」
「うわぁぁぁ!! みんな大丈夫!?」
万太郎の放屁の臭さのせいで訓練どころではなくなってしまった為、訓練は中止となった。

その後…万太郎はなのはからバインドを仕掛けられ、身動き取れない状況にされていた。
「な…動けないよ! 何するんだよ! 離してよ!」
「おかしいな…どうしちゃったのかな…負けん気を起こしたのは分かるけど…元々見学に来たんでしょ?
なのに私達の訓練の邪魔をするなら…見学の意味無いじゃない…ねぇ…私の言ってる事…
私の考え方…そんなに間違ってる? 少し…頭冷やそうか…。」
「おわー! な…何するのー!?」
「ディバインバスター…。」
「ええ!? なのはちゃんそんな細い身体でキン肉バスター出来るのー!?」
「違う…ディバインバスター…シュート…。」
「おわ―――――――!!」
万太郎はなのはのディバインバスターをキン肉バスターの一種かと勘違いして、
一瞬なのはが自分に対しキン肉バスターを豪快に仕掛ける図を思い浮かべていたのだが、
格闘技系であるキン肉バスターと魔砲であるディバインバスターは違う。
そして次の瞬間にはディバインバスターが万太郎を飲み込んでいた。この後も
万太郎は機動六課の他のメンバーから袋叩きを受けるのだが…それも仕方あるまい。

とまあこんな感じで、万太郎が機動六課の女性陣にセクハラじみた事をしては
その度に袋叩きにされると言う微笑ましい展開が繰り返されながら数日の時が流れるのだが、
丁度その頃には機動六課はミッドチルダ全体を騒がせていたジェイル=スカリエッティの軍団との
戦いに突入しており、しかもスカリエッティが「聖王のゆりかご」と言う名の
古代超兵器を蘇らせたりなど大変な事が起こっていた。
318正義超人リリカル万太郎 6 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/25(土) 09:41:03 ID:YucgaehJ
さて…そんな非常事態に我等がスーパーヒーロー、キン肉万太郎はと言うと…
「あ〜くわばらくわばら…。」
どこからか取り出したフロシキに荷物をまとめて逃げ出していたりする…。
直ぐにミートに止められてしまったが…
「U世!! 何逃げ出してるんですか!? こういう状況こそ正義超人の出番じゃありませんか!」
「だって〜怖いんだも〜ん!」
万太郎は根性が無い上に怖がりだ。過去にも様々な強力な悪行超人を打倒し、既に全宇宙の
正義超人達の中でも屈指の実力を持つ超人として成長していた万太郎であるが、怖がりな所は
どうしても治らず、新たな敵を目の当たりにするたびにこの様に逃げ出したりしていたのである。
「U世!! 戦うんですよ!! 地球に帰れなくても良いんですか!?」
「死んじゃうよりはマシだよー! こういう所でも生きていけるよー!」
逃げようとする万太郎を必死にミートは引っ張って止めていたのだが…そんな時だった。

「あれあれ? 何かあそこに変な豚男がいるよ!」
「ん!?」
突如万太郎とミートの前に姿を現したのはスカリエッティの尖兵たる戦闘機人達だった。
しかもこれがどいつもこいつも美人揃いな為、万太郎が一瞬にして興奮するのは当然だった。
「うわぁ! 可愛い子ちゃんが沢山!」
万太郎はフロシキに包んだ荷物をその場に捨てると共に戦闘機人達へ突撃した。
「お嬢さん達…僕とカルビ丼でも一杯どうかな?」
歯をキラリと輝かせながらカルビ丼片手にナンパを仕掛ける万太郎。忽ちスッ転ぶミート。
だが…戦闘機人達の返事は右ストレートの一発だった。
「ギャヒィ!」
忽ちすっ転んで倒れる万太郎に戦闘機人達は気まずい顔で見ていた。
「何だこの豚男は…。」
「とりあえず…殺っとくか?」
「うん…殺っとこう。」
「ああああ! U世!!」
こうして万太郎は戦闘機人達からも袋叩きを受けてしまいましたとさ。
319 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/25(土) 09:45:13 ID:YucgaehJ
万太郎が空を飛べるのは仕様です。(実際原作でも一度空を飛びました。いやマジで)
あと、キン肉フラッシュに関しましては(もしかしたらフェイスフラッシュと混同してる人も
いるかもしれないと思いましたが、一応別物です)対超人戦では無用の長物なので
使っていないと言うだけで、使おうと思えば使えると言う事でお願いします。

>>リリカルスクリーム27話 ◆0qJqyuBpiQ氏
海鳴市で目を覚ました戦闘機人が何か起こしそうですね?
そしてクイント謀殺に失敗したレジアスもどうなるか気になります。

>>259
キン肉マンU世の時代設定は20XX年で、2010年以降と言う解釈も出来ます。ですから、
なのは達がミッドチルダに行った後でデーモンプラント襲来があったと言う事でお願いします。

>>リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY氏
>しかし天竜チョップやらスバルの鉄拳食らってのびる程度とは…さすが超人

どんな強い超人に勝てても人間相手にはノされてしまうのは仕様です。
ちなみに落合(野球の)の奥さんの膝蹴りでものびました。

>>リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2氏
そのまんま「GGG機動部隊」なんてどうでしょう?
既に他の方が上げた名前と被ってて済みませんが…

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
改造人間トカゲロンに改造されちゃったサッカー選手カワイソスとか思ってしまいました。
しかし、それによる原発破壊作戦に関して今後どうなるのでしょうか?

>>FS氏
そんなに擬音が多かったですか? 自分的にはそういうのやらないように作ってたんですが…
自分が出来る範囲内で頑張ってみます。
320リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/25(土) 09:58:32 ID:K4Gu6b4M
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
GJです
どこからメイド服なんか出したんですかリンディさん…
本郷の「ショッカーに(ry」で南光太郎の「ゴルゴムの(ry」が一瞬浮かんだのは特秘事項(ry

>>◆e4ZoADcJ/6氏
GJです
阿鼻叫喚のガス地獄…恐ろしい…魔王モードになるのも納得です
そして戦闘機人にまでフルボッコにされるとは…もはやボコられるのがデフォですかw
321名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 13:40:45 ID:u4YY/5DV
orz・・・マッテイナイトオモウケドシンソのヒトデストウカオケ?
322 ◆v8WgPpvslE :2007/08/25(土) 13:44:15 ID:ZQ+l/frp
来い来い
323名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 14:14:28 ID:u4YY/5DV
投下します

―――時空管理局本部

レティ・ロウランは誰もいない一室でリンディ達が受けた任務「真祖の捕獲」の真相を極秘に調べていた。確かに「空想具現化」
の能力を管理局に生かせばこの上なくロストロギアの回収も捗るだろう・・・だがそれが理由なのか?レティはそれについて疑問を抱いていた。
かつて続発する「闇の書事件」を喰い止める為に地球のバチカンが保持している「エル・ナハト」と呼ばれるアーティファクトを巡って管理局と
バチカンに存在する埋葬機関ならびに魔術協会と交戦し、返り討ち
(一度オルトという吸血鬼と交戦した場合は悲惨だった・・・派遣された魔導士20名が瞬殺された。)に合うなど地球に対する上層部の印象は悪い
(だが管理局による傲慢的な非もかなり高く、ある事件において管理局に好意的で援助を行ってきた白翼公やヴァン・フェム、ロスチャイルド、ハプスブルク家などは激怒し援助を打ち切った。)
・・・だが上層部は何を考えている?今更地球に対して報復を考えているのか?いや違う、そしたら地球はとうの昔に管理局に統治されているはず・・・そして端末を操作しているレティの手が止まる・・・

「あらゆる境界を操る者」「永遠の生を得る『蓬莱の薬』」「それの薬を作る事を出来る者」
「それを捕獲する為において『空想具現化』ならびに『真祖』の能力を注目」

永遠の生・・・確かに死という恐怖に常に縛られている生命体にとっては望むべきものかもしれない。だが、レティは思う、永遠の命を得る薬、
今までの管理局の歴史においてそれを実践しようとするものがいたがすべて失敗した、大きな犠牲を生んだだけだった。だがその『蓬莱の薬』にレティは興味を示した
・・・いや彼女は生あるものとしていずれ死ぬ事は受け入れている、ただ上層部はそれを求めているのでは・・・彼女はそう思った。

―――結界外
結界の外部に二人の女性がいた。
「いいのですか?」
長身金髪金の目を持ち陰陽と思しき服を着て9つの尻尾を持つ女性は、其の隣で何かに腰掛けている女性に問う。
「アルクェイドを助けに行かなくて?」
色は違えども似たような服を着て何かに腰掛けている女性は答える。
「心配するものじゃないでしょ・・・アルクェイドが管理局に捕らえられるほど愚かではなくて?」
「確かに・・・しかし・・・。」
「まぁいいじゃないの?丁度いい見物が目の前に起きているし・・・。」
女性は持っている日傘で空をなぞった、そうするとその空間が裂け其の仲に手を突っ込み酒瓶とツマミを取り出す。
「観戦としゃれこもうかしら。」
女性は薄笑いを浮かべ結界内で起きていることを見下ろしていた。
「管理局に今度お灸をすえるし。」

       真祖海鳴に行くの巻(多分下)
324名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 14:15:28 ID:u4YY/5DV
―――結界内
 高町なのは、アルクェイド・ブリュンスタッド双方は驚いた、前者は友達の約束をした人(吸血鬼)、
後者は久方ぶりに心を通わすことが出来た人間・・・やり辛い。
「な、なのはちゃん!な、何でこんな所に。」
「ア、アルクさんも何やっているんですか!」
双方とも声を上げる、そしてアルクェイドはポケットからジュエルシードを取り出すとなのはに見せる。
「さっき取ったジュエルなんたらとかいう宝石をいきなり渡せと言うし・・・。」
さらに言葉を繋げようとするアルクェイドだがなのはがそれを遮る。
「って!ジュエルシード!アルクさん!それ渡して下さい!それすごく危険な物なんですよ!」
だがアルクェイドはそれに応じずポケットにしまう。
「貴女も似た様な事を言うのねなのはちゃん、だけどそう『はい、そうですか』といえるほど私も優しくないし欲しければ自分の手で奪ってみなさい。」
「アルクェイドさん・・・どうしてもやるって言うのですか?」
「ええ、友達同士全力全開というわけで。」
「分かりました。」
なのははアルクェイドの挑戦を受ける事にした、言葉で分かり合いたいが、この状況では言葉や思いを
魔法に変えて直接叩き込む、分かり合うにはそれが一番いい・・・なのははそう思っている。
「こちらも友達として全力全開でいきます。」
それにアルクェイドは感心した。
「流石ね・・・じゃ勝っても負けても恨みっこはなしということで。」
「はい!」
応じ、なのはは戦闘体制へ持ち出そうとするクロノや武装局員に対し
「クロノ君、御免ね・・・手出し無用だから。」
「わかった。僕がどう言おうと君の意思を曲げることは出来ないからな。」
こうなった時のなのははP・T事件でも闇の書事件の経験からして警告しても全く無駄だろう、
クロノは局員に対し負傷者の搬送を命令し、この戦いの観戦者を選んだ。
そしてクロノやアースラクルーが見つめる中、広場に少女と女性は向き合う、
一瞬アルクェイドはある空の一点を見る、結界内には今にでも起きる戦いを観戦しようとしている二人を確認した。
(あの、スキマ・・・見世物のつもりか・・・。)
だが、これから起きる戦いに神経を集中させ互いを分析する。
(撃たれた足も修復した・・・あれほどの魔術を撃てるというなら恐らくまだ強力なものも撃てるね・・・ちょっと厄介かな?)
一度手の内を見せられたアルクェイドに対し詳しい状況をつかめていないなのはは苦悩していた。
(デバイスはない、だけどあれだけの魔力を保持していることは・・・かなり厄介な相手と見えるなの)

そして・・・

「いくわよ(なの)!」
325名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 14:18:27 ID:u4YY/5DV
二人とも真正面から共にぶつかり合った、アルクェイドは魔力を帯びた体当たり、なのはは「フラッシュインパクト」で
双方ぶつかり合ったことによる衝撃波が周りの木々を揺らし、葉を舞わせる、そして二人は距離を離す。
(あの、杖・・・確かデバイスだっけ?かなり厄介な武器ね・・・しかも本人もかなり戦い慣れている!)
(『フラッシュインパクト』の突撃をデバイスなしで相殺した!)
距離を離すほんのコンマ秒で互いは相手の評価、次の最適な攻撃方法を組み立てていく、そしてなのはは接近戦ではなく自分の得意なアウトレンジ戦に切り替えた・・・まずは・・・
「アクセルシューターァァァ!!」
10発の誘導性の高い魔力弾が彼女の前後左右に襲い掛かる、だがなのはにとって計算外だったのはアルクェイドの速さが想定していた誘導性を上回っていたことにより
アルクェイド自身に命中したのは2発だった。
(右肩、左脇に命中・・・ダメージは・・・すぐには直らない・・・威力はあるね・・・あのカートリッジかな?)
そう思考している間にアクセルシューターの第2派、それもさっきの10発とは違い倍の20発が彼女に襲い掛かる、勿論瞬時にアルクェイドの速度を計算した為かなり正確だ。
(誘導性ということは・・・ちょっと厄介・・・なら!)
アルクェイドはあえて受けることにした、無論体にぶつける事ではなく叩き落すのだ。すでにアクセルシューターの速度は確認済みである、四方から襲い掛かる魔道弾を時には避け、
当たりそうな分は素手で叩き落していく。
(アチチチ・・・魔力の膜を覆わせておいたけど火傷した、だけどいける!)
シューターの弾幕を突破し、なのはの目の前に瞬時に躍り出たアルクェイドはなのはの鳩尾に向けて拳を打ち込もうとする、
本来なら爪で腹を真っ二つにしてジ・エンドだが殺すつもりはさらさらないため打撃攻撃とした、だがなのはの反応も素早かった。
拳を受け止めるべくバリア魔法『プロテクションEX』を発動、アルクェイドの拳を受け止める。辛うじて受け止めることに成功するがプロテクションにヒビが入る、驚愕するなのは
(プロテクションEXの防護壁を打ち破る!あの拳にどれだけ魔力が・・・)
そしてなのははあえてプロテクションを砕かせる、その反動で後方に吹き飛ぶがそれを良しとする、そしてフィンの力で後退する自身の体を無理やりとどませる、
そしてレイジングハートのカートリッジを消費する。なのはの必殺技を改良したもの
「ディバインバスターエクステンション!!」
従来のディバインバスターを収束させ、威力、速射性を向上させた必殺の一撃を、プロテクションを破った反動で動きが一瞬止まったアルクェイドに向けて解き放つ。
アルクェイドも確かに肉弾戦を主軸とするスタイルの為遠距離戦は苦手とするが、対抗する技がない訳ではない・・・彼女は避ける事無く真っ向勝負を挑んだ・・・
己の爪に魔力を纏わせ、それを振り、発生する風(これだけでも人を殺せる)に魔力を加算させる朱の月の技「アルトシューレ」強い魔力を帯びた輪が、
ディバインバスターと真っ向に立ち向かう・・・そして収束された聖なる一撃は古き一撃にかき消された、それと同時にアルクェイドは爆発の余波ももろともせずに一気になのはの懐に飛び込む
「せ〜の。」
どこか気の抜けた声でなのはに突っ込む、その一撃はプロテクションに受け止められるがその衝撃はなのはを後方に飛ばす、
たがその飛ぶスピードより早く彼女は後ろに回りこむ、そして
326名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 14:19:58 ID:u4YY/5DV
「はっ!」
なのはを空中に打ち上げる。
「ふっ!」
そして空中に飛んだアルクェイドがなのはをさらに打ち上げ、そして・・・
「落ちろ!」
組ませた手をそのままなのはを地上に向けて打ちつける。そのまま地面に叩きつけられるなのは。
「勝負あったわね・・・。」
「まだです!」
アルクェイドは言うがなのはは立ち上がった、アルクェイドは驚いた確かに多少は魔力障壁でダメージは抑えられるが、
9歳の少女の肉体にとって酷と言っても良いほどのダメージを与えたはずなのだ・・・だが彼女は立ち上がった其の目は諦めという字はなかった、
そして空中に飛びまわりの魔力を一つに集中させはじめた。
「アルクさん!受けてみてください!私の全力全開!」
(この魔力は今までのケタ違い・・・発射に時間がかかるなら・・・)
阻止するという手段がある・・・だがそれは真っ向勝負を完全に否定し、互いの全力全開を賭けた戦いに水を差すこと、
彼女は真っ向から受け止め対決することを選んだ。「マーブルファンタズム」・・・アルクェイドはいつでも発動できるようにした。
「これが私の全力全開スターライ・・・。」
「こちらの全力全k・・・」
その言葉は海側から放たれた一つの光線によって阻止された。全く無防備ななのははその直撃を受けて落ちる。慌ててそれを受け止めるアルクェイド、そして海から大きな方向が聞こえ、アルクェイドは振り向いた・・・そこには・・・。


orz後半は夜か明日・・・後全職人GJ!!
327名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 14:24:56 ID:VFltsQSM
GJ!
幻想郷まで手出しとするとは管理局終わったな。
328名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 16:55:06 ID:LBXk3vQg
この管理局は宝石爺とかにもちょっかいだしてそうだな
329名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 16:55:52 ID:Q3CYXA9/
あの三脳ならやるな。
330FS:2007/08/25(土) 17:32:09 ID:lO6v7IfN
>>◆e4ZoADcJ/6氏
あわわわ…。要らん誤解を招いたようで…。
いや、こちらの作品の話です。すいません。
331名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 17:36:01 ID:JMfUDbO5
幻想郷の連中は弾幕ごっこって枠に縛られなきゃ洒落にならん能力の持ち主大量にいるしな……
332名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 17:40:49 ID:ZW5YuL+V
コインいっこ→本局を『きゅっとしてどかーん』
スキマ→管理局本局とミッドチルダの存在境界を『ずらす』
大食い→本局かミッドチルダで辺り一帯を『死に誘う』
きもけーね→管理局を『なかったことにー』
山田→そもそも裁く側があちら。

どの作品の奴が来ても終わりっぽいな、これ…
333 ◆v8WgPpvslE :2007/08/25(土) 17:47:51 ID:ZQ+l/frp
おお、GJです
アルクェイドや死徒27祖の連中はマジで洒落にならんし
確かオルトは死の概念を持たないため直死の魔眼でも殺せないというチートキャラという話だし


今思ったけどTYPE-MOONの作品って
作中最高スペックを誇るヒロインが主人公のせいで力を出し切れないという展開多いよね
334名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 17:50:37 ID:FrbOFTGi
Zeroの鯖の描写見る限りあれ以上のアルクはシャレになんない。
335名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 18:01:09 ID:LBXk3vQg
ありえんがなのはさん撃墜したビームが真祖ビームだったら嫌だなw
336名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 18:04:29 ID:FrbOFTGi
ネコアルク・カオスが(ry
337名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 18:04:43 ID:JMfUDbO5
>>332
咲夜→時間操作
レミリア→「本局を滅ぼす」という運命を作る
妹紅、輝夜、永琳→不死身。 まず勝てない。
リグル→害虫や毒虫を送り込む。
鈴仙→とりあえず全員狂わせとけ。

序盤のボスですらやりようによっては脅威になるな……。
338名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 18:11:04 ID:NZT4w7cE
東方の名有りキャラは、実は1ボスすら、規格外の連中。
一人一種族と言っていいやつ等だからなぁ。

チルノは可愛いぜ。
339名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 18:11:32 ID:abb58dzH
>>335
真祖ブレスや真祖ミサイル、真祖おぱーいでも嫌だけどなwww
340名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 18:33:53 ID:2Hw5JkNj
管理局との関係が薄い九歳時のなのはが幻想郷に迷い込む、とかだったら何とかなるかもしれんけど。
それにしても、改めて考えると本当に東方キャラは化け物揃いだな…。
まあ人外と人外級の人間ぐらいしか出てこないから、当然と言えば当然だが。
341リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/25(土) 18:46:44 ID:XJGLJFNC
>>326
GJです。
アルクェイド強いな…。
某所の作品ではフレイムコンボイともほぼ互角だったし。
342名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 19:21:49 ID:Max1O1MH
悪魔城シリーズの暁月の円舞曲に登場するクロノメイジは
時空管理局的にはどうなんだろう?

クロノメイジ=タキシードを着た兎。
かなり非力でかつ温和であるが
時間を止める&巻き戻す能力を持っているので
要所の警備を任される事もある。
343名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 19:33:44 ID:DRPOr5B1
大神とのクロス、、、
アマテラスこと白野威は異世界より災害(オロチ)をもってきちゃった原因として管理局に追い掛け回されそうだな
風の神より早く走り時の流れすら惑わす彼女を捕まえるのはかなり難しそうだな
世界に筆を走らせるだけで望む結果を紡ぎだせる万象の神なのに
オロチに自分の次元世界滅ぼされたんだろう?ゲーム中を見る限りマジに瞬殺できるぐらい強かったのに
オロチ唯一のとりえである無敵ともいえるほど強固な結界をぶち抜く手段がなかったから持久戦で粘りきられたのだろうけどさ
344通常の名無しさんの3倍:2007/08/25(土) 19:43:16 ID:NeX59vAr
>>343
えっ!アマテラスって女だったんすか!初詣・・もとい初耳です!
345名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 19:43:46 ID:Idxam3Da
なのは達の魔法は正面戦闘の直接攻撃にカスタマイズされてるから、
管理局魔導師は絡み手がありまくりの型月の魔術相手に翻弄されたんだろうな。
346名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 19:50:10 ID:DRPOr5B1
>>344
肉眼で見ると狼(だいたいのやつが大きめのワンちゃんとして見てるけど
幽霊になったやつが心眼で見たところ、とても美しい女性だったらしい
347名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 19:51:21 ID:1e2hgT5O
型月の魔術師も大抵は力任せな気がするがw
348名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 19:56:21 ID:dR78X+C7
>>347
キリツグは極端だけど、策謀とかは普通に使うぞ
時計塔の勢力争いは凄まじいとか何とか

あと、はやてとヴォルケンズは確実に封印指定食らう予感
349名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 20:05:11 ID:3r7uZTlR
音声魔術士なんかは術規模こそたいしたことないが意味消滅とか物質崩壊とか空間爆砕とかやばい質の術を多用するな。
殴り合いにも強いし。
350名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 20:15:48 ID:LaYmhxbx
オーフェン世界の魔術は、一時的な物理法則の書き換えだからな、
始祖魔術士がいる世界でないと使えないからクロス無理かな

しかし、オーフェンも二つ名が「魔王」なんだよな(本編終了後)
351名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 20:34:40 ID:ZW5YuL+V
オーフェンは本当に万能の魔王の力持っちゃってるからなぁ
本編終了後は

オーフェン世界の各ドラゴン種族もけっこうやばいけどね。
軍馬、狼は規格外だろうが
352名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 20:38:07 ID:mYibigbu
>>348
vol3で本領発揮したよなキリツグ。
あの外道さは半端じゃない。

……意外とショボい魔術だったなあ固有時制御。
353名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 20:47:52 ID:3r7uZTlR
ディープドラゴンはちょっと……
スレイヤーズvsオーフェンでさえ出演させると話にならない、なんて言われた代物だし。
354 ◆v8WgPpvslE :2007/08/25(土) 20:50:02 ID:ZQ+l/frp
ミストドラゴンの頑丈さは異常
355名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 21:17:19 ID:3rsQf63J
『食前絶後』の五感魔術はどうなるのやら。
>354
ミストドラゴンて、最初のボスでしょ……

【バカはFF4と間違えた】
356名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 21:22:06 ID:vTCd3ReT
スレイヤーズとクロスで、リナをなのは世界に、放り込んだとしたら
あっちだと、ドラスレ使えないから、部下Sをデバイスっぽいモノにしないと、ダメなんだよね
357名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 21:31:08 ID:lXXZvlly
ドラスレなくてもラグナブレードとギガスレあるし
358名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 21:34:16 ID:Max1O1MH
ビックリマン2000のジョーカードは管理局にとって
正真正銘の最悪の存在だと思う。
ビックリマンの設定はああ見えて東方真っ青のパワーのインフレだし、
その中でもジョーカードは最強の力を持ちながら
これといった目的も無く何事も面白ければそれで良いと
引っ掻き回すだけだから手に負えない
359名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 21:35:59 ID:3rsQf63J
>357
おまいはL様をデバイスにする気か。

……スレイヤーズの魔法って、余所で使えないのだらけ?
L様の御威光は、どんな作品世界にも届きそうだが。
360名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 21:37:28 ID:sVp/KgWG
>>357
射程が短くてMPをもりもり削っていくラグナブレードと
使えば核ばりに不毛の大地を産みだすギガスレなんて頼れないんです(><)
361 ◆v8WgPpvslE :2007/08/25(土) 21:38:25 ID:ZQ+l/frp
その世界に部下Sに変わる魔王や魔族がいれば代替の魔法は使えそうだな〜
362名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 21:38:43 ID:lXXZvlly
むしろL様をデバイス化するなんて恐ろしいこと考えるお前におでれーた
363名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 21:43:28 ID:8fsMDADF
L様の正体を考えると、どんな世界でも影響あるんじゃないかって話じゃね?
部下Sはあの世界限定の魔王だけど、L様アレじゃん。
364 ◆v8WgPpvslE :2007/08/25(土) 21:45:34 ID:ZQ+l/frp
できそうな気がしてきたw
365名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 21:47:29 ID:lXXZvlly
とりあえずミッドチルダと地球の魔王はなのはさんで確定だな
366名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 21:48:45 ID:Idxam3Da
>>359
普通の精霊魔法はどこでも使えるだろ。
367リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/25(土) 21:58:35 ID:4dgbIQu+
皆さん感想ありがとうございます。
Bパートもついさっき完成しました。
相変わらず昭和作品ぶりの滅茶苦茶な文章ですが文章も昭和テイストってことで…(良くないだろ)
投下おkですか?(支援してくれればありがたいっす。)
368 ◆v8WgPpvslE :2007/08/25(土) 22:02:39 ID:ZQ+l/frp
人事部長殺害成功
369名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:03:16 ID:/Y0HVO+V
昭和作品ぶりの滅茶苦茶な文章の意味がわからんが、おkだ!
どんとこい!
370名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:03:40 ID:3rsQf63J
>368
な、何があったー!?
371 ◆v8WgPpvslE :2007/08/25(土) 22:03:45 ID:ZQ+l/frp
すいません、誤爆です。
気にしちゃいけませんよ。気にしたらいけませんったら

>>367
GOです!
372名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:03:46 ID:ft8RiPZK
>>368
おまえ……
373名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:06:22 ID:HY9lsVJS
どうぞ! つかペース速っ!?
374リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/25(土) 22:07:08 ID:4dgbIQu+
七話 魔法少女リリカルリンディ「トカゲロンと怪人大軍団」Bパート
【東洋原子力研究所】
トカゲロンが完成したその頃、滝は、リンディ、ルリ子を連れ、研究所を見張っていた。

滝「全く本郷も人使いが荒いな…俺をこんなところで見張らせておいて…ご当人は何処行っちまったんだ…」
リンディ「ショッカーが来るかもしれないんだから、仕方ないでしょう?」
滝「まぁそりゃそうだが…しかし、君には戦闘能力があるんだ、戦える俺じゃなくて、戦えないルリ子さんと一緒に居たほうが効率よかったのに…」
リンディ「ぜっっったい嫌!!」
滝「ふう…恐い恐い…ん!?」
リンディ「どうしたの?」
滝「あの車を見ろ!」

滝は研究所の前を走っていた車を指差した。

リンディ「あの車…さっきも通ったわ…」
滝「ああ、間違いなくさっきも通った…ひとまずルリ子さんと合流しよう!」
リンディ「うん!」

………
その頃ルリ子も、滝達が見つけた不振な車を見かけていた。
ルリ子「あの車、もう三回も研究所の周りを走っているわ…猛さんの言うとおり、きっとショッカーだわ!」

ルリ子はバイクを走らせ、車を追った。
そしてルリ子がその場から居なくなったと同時に滝とリンディが到着する。

リンディ「ルリ子さん…って居ないわ…」
滝「何処行ったんだ?」
リンディ「さぁ…」
滝「…まさか!?」
リンディ「へ?」

【怪しい館】
車を追跡していたルリ子は、不気味な館に辿り着いていた。

ルリ子「あれがショッカーのアジトね…良いわ、思い切って探ってや!?」

ルリ子は後ろから誰かに口を手でふさがれる。

ルリ子「む…むぅ…!?」
滝「シッ!静かに!」
ルリ子「なんだ滝さんか…びっくりさせないでよ!」
リンディ「あたしもいるんだけど…」
ルリ子「あらごめんなさい、小さくて気が付かなかったわ。」
リンディ「この…!?」
滝「オイオイ喧嘩するな。とりあえず、君達はここで待ってろ。」
リンディ「ええ〜あたしも行く〜」
滝「君らアミーゴの看板娘に何かあったら本郷にどやされっからな。おとなしく俺に任せて待ってろよ!」

滝は門を飛び越え、館の中に潜入した。
375リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/25(土) 22:10:09 ID:4dgbIQu+
【怪しい館内部】
滝「…ちっ、入ってみたは良いものの、猫の子一匹いやしねぇ、どうなってんだ…!?」

突然滝の目前に会った部屋の扉が開いた。部屋の中には白いシートをかぶった「何か」が沢山置いてある。

滝「こりゃ一体…」

滝は部屋の中に入り、その内一体のシートを取った。
そしてシートの下からは、怪人サラセニアンが現れる。

滝「!?」

だが、サラセニアンは一向に動く気配は無かった。

滝「な…何だよ、粘土細工か…脅かしやがって!他のもか?」

滝は他のシートも取り去っていく。
そしてシートの下からは次々に怪人たちが現れるのだった。

滝「何処の物好きかねぇ…こんなもん集めるのは…」
野本「何をしている!?」
滝「!?」

滝は背後から聞こえた声に驚き、後ろを振り返る。
そこには茶色のスーツを身に付け、眼鏡をかけた男が立っていた。

滝「あんた、一体誰だ?」
野本「俺はこの家の主だ。お前こそ勝手に人の家の中に入って来おって…」
滝「その…人を探しているんでね…」
野本「この家に居るのは俺を含め、この像だけだ。」
滝「すると…この薄気味悪い像は、あんたが集めたのか?」
野本「そうだ…お引取り願おうか?」
滝「はいはい…でも、あんまり良い趣味じゃありませんね…」
野本「大きなお世話だ、さっさと帰れ!」

………
リンディ「あ!出てきた!」
ルリ子「滝さん、どうだったの?」
滝さん「いやいや、何でもなかったよ。」
リンディ「何でもないって…滝さんも怪しいって…」
滝「帰るぞ。」
リンディ「ちょ、ちょっと!」
ルリ子「待ってよ!」

三人は帰ってしまった。
その頃、野本の部屋では…

【野本の部屋】
野本「…」
怪人達「ギキィ…」

怪人達が一斉に動き出した。

蠍男「今の男はまだ生かしておけ!俺が始末する!」
野本「黙れ!…お前達は以前仮面ライダーに痛い目に合った…いわば負け犬だ!
ギャースカ騒がず手出しはするな…このトカゲロン様に負けせておけ!」

野本は顔の皮膚をはがし、トカゲロンに変身した。

トカゲロン「ウオォォォオ…」
376名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:10:45 ID:ZQ+l/frp
支援です。
377リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/25(土) 22:12:40 ID:4dgbIQu+
【荒地】
その頃、滝とルリ子はバイクを走らせていた。(リンディは滝のバイクに乗っている)

リンディ「ショッカー怪人の像!?」
滝「ああ。」
リンディ「怪しいじゃない!何がなんでもないよ!」
滝「分かってるさ、だからあそこでは怪しまれないように、お前らの前で嘘をついたんだ。」
リンディ「ああ…そうか…」
滝「ったく、魔法は使えるけど頭の回転はあんまりなんだな。」
リンディ「ば、馬鹿にしないでよ!座学の成績だってトップクラスだったんだから!」
滝「そりゃ悪かったね。」
ルリ子「二人とも危ない!」
滝・リンディ「え?」

滝とリンディは上を見上げる。
すると、二人が乗っているバイクに向けて岩石が落ちてきたのだ。
岩石はバイクに当たり、乗っていた二人はバイクと共に転倒した。

滝「うわあぁぁあ!?」
リンディ「きゃあ!?」
ルリ子「二人とも大丈夫!?」
リンディ「あたしは良いけど…滝さんが!」
滝「ぐっ…あ…」

滝は全身を強く打っており、身体中から血を流していた。

滝「二人とも…俺に構わず逃げるんだ…」
リンディ「そんな!?」
ルリ子「できないわそんなこと!」
滝「くっ…いいから早く…!?、危ない!」

再び三人に向けて岩石が飛んでくる。

リンディ・ルリ子「!?」
旧1号「トオォォォォォオ!!」

だが、危機一髪、ライダーが現れた。
ライダーはサイクロンのホイールアタックで岩石を弾き飛ばした。
378名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:14:00 ID:ZQ+l/frp
支援
379リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/25(土) 22:14:34 ID:4dgbIQu+
滝「あ!ライダー!」
旧1号「逃げろ!」
リンディ「うん!」
リンディとルリ子は滝と肩を組み、滝を連れて逃げていく。

旧1号「よし!」

旧1号は三人を見届けた後、サイクロンで坂を上り、トカゲロンを発見した。

トカゲロン「ヒュールルルルル!!仮面ライダーというのはお前か?…待っていたぞ貴様を…」
旧1号「新しいショッカーの改造人間か!?」
トカゲロン「受けてみろ俺の必殺シュートを!?」

トカゲロンは近くにあった岩石を蹴り飛ばし、ライダーに直撃させる。

旧1号「ぐああ!」

そしてその様子を見ていた滝たちは…

ルリ子「ライダーが…」
滝「大丈夫さ、ライダーは負けない!」
リンディ「そうよ!今までだって勝ってきた!だから今回だってきっと…」


トカゲロン「その程度か?」
旧1号「クソ…トォ!!」

ライダーはライダージャンプで宙に飛び、ライダーキックの体制を取る。

旧1号「ライダアァァァアキイィィィック!!」
トカゲロン「馬鹿が…必殺シュート!」

トカゲロンは再び岩石をライダーに向けて蹴り飛ばした。
その岩石はライダーキックを打ち破り、ライダーに直撃した。

旧1号「うわあぁぁぁぁぁぁあ!?」

ライダーは崖から落ち、地面に叩きつけられた。

トカゲロン「ウオォォォォオ!仮面ライダーとて俺の敵ではない!ヒュルルルルル!」

トカゲロンは、自信満々にその場を去っていった。

旧1号「ぐ…ぐあ…ま…負けた…!」

ライダーはそのまま意識を失った…

ルリ子「そんな…仮面ライダーが…」
滝「チックショオ!!」
リンディ「…嘘よ、こんなの…仮面ライダーが…ライダーキックが負けたなんて絶対嘘!」
滝「リンディ、ライダーは負けたんだ…悔しいが現実だ…目を背けるんじゃない…」
リンディ「クッ…!」

リンディはライダーが倒れている場所まで走り、抱き起こした。

リンディ「立って!立ってよライダー!!ライダアァァァア!!」

仮面ライダー第1号・本郷猛…初の敗北だった…
(アイキャッチ・旧1号編)
380名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:14:46 ID:8xZJWZ67
支援します
381名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:15:29 ID:ZQ+l/frp
再改造支援
382名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:16:22 ID:/Y0HVO+V
ちょwwwライダー負けるの早ぇwww
どうなるライダー!?
支援!!
383リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/25(土) 22:20:01 ID:4dgbIQu+
投下終了。
文章おかしい。
短い。
表現力下手糞
の三連コンボです…どうかお許しを…

そういやニコニコやようつべ消されてきてる…
これじゃ本編が上手く書けないよぉ…
はぁ…いっそテレビ本編が終わるまでずっと昭和編書いて本編終わってから機動六課の真の戦いを描きたい…(今更遅い)
まぁ…そうならないようがんばりますです…

ところで皆さん、仮面ライダーTHE NEXTは見に行きますか?
僕は絶対見に行きます。
384名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:22:31 ID:HY9lsVJS
>旧1号「ぐ…ぐあ…ま…負けた…!」
>ライダーはそのまま意識を失った…
吹いたじゃねえかwwww
385 ◆v8WgPpvslE :2007/08/25(土) 22:24:27 ID:ZQ+l/frp
ここで切るのか。なんというドS・・・・・
しかしGJ、ライダー一号は見事復活するのか!?
次回を期待して待つ!

>>383
映画いく時間が無いッス。悲しいことです。
386名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:25:25 ID:AXVDXZsp
ドレイクの活躍を見に行きたいと思います!
387リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/25(土) 22:32:32 ID:XJGLJFNC
GJ!
トカゲロンはほぼ無傷で再生怪人も健在なのに旧一号が負けるとは…。
それと自分も投下おKですかね?
388名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:34:58 ID:3rsQf63J
>383
さあ、逆転はここからだ!

因みに、諸般の事情により、今回のライダーの声は納谷六郎氏(大首領役、納谷五郎氏の弟)が当てているんですよね。

概ね先の筋は読めるけど、やはりリンディが魔法で手伝うのかな?
389名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:36:58 ID:3rsQf63J
>387
投下どーぞ。ライダーなら大丈夫……だったけど。
390名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 22:41:38 ID:JOL/DCsC
>>387
君の勢いをいったい誰が止めると言うんだ!
391リリカルスクリーム28話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/25(土) 22:52:18 ID:XJGLJFNC
その頃なのは達は
「二十一話以来の登場だけど一体どういう流れなんだっけユーノくん?」
「サウンドブラスターの仲間達が居る基地へ連れて行ってもらう事になったんだよ。」
なのはとユーノを初めとしたアースラ一派は海鳴市の沖合いに転移したサウンドブラスターの
宇宙船のエントランスへと案内されていた。
「さてと…付いたぞ。紹介しよう。私の同志…」

「あなた達が例の時空管理局という方々でござるか。拙者シックスショットと申す者。よろしくでござる。」

サウンドブラスターの言葉にまず白と緑を基調としたボディカラーのトランスフォーマー・シックスショットが答えた。

「俺の名はシックスナイト。宇宙最強の超ロボット生命体という名で呼ばれた事のある男だ。」

次に青と水色を基調としたボディカラーのトランスフォーマーが自信ありげに名乗る。

「拙者の名はグレートショット。この星は自然も豊かでなかなかに美しいでござるな。」

次に兜のような形状の頭部とマスクとゴーグルで目元や口元が隠れている他の二名に比べて感情移入の
しやすい人間に近い形をした顔が印象的なトリコロールのボディのトランスフォーマー・グレートショットが名乗った。
「この三人と後は捕虜のサイバトロンが十数名ほど居る。お目にかけよう。」
「そんなに?あなた達だけで捕まえたのですか?」
「ああ。無論小汚い罠など使っては居ないぞ。」
「本当は捕虜などとという形で連れて来たくは無かったのでござるがな…。」
サウンドブラスターの一言に驚いた声を挙げるシグナムにシックスナイトが自慢げに答えた。
しかしそれとは対照的にグレートショットは残念そうな顔をしている。
「なんや訳があるんですか?あ、私八神はやて言います。よろしゅう…。」
「お気遣いかたじけのうござる…。それも含めてこれから全て話すでござるよ。」
心配そうに声をかけるはやてにグレートショットはやさしく微笑むと言った。
程なくして集められた電磁手錠をかけられた捕虜のサイバトロン達。
「待て!奴は、ツインキャストはどうした!」
しかしその捕虜達を見てサウンドブラスターが叫んだ。捕虜の中に姿の見えない者が居たからだ。
「俺はここだ!サウンドブラスタァーーーッ!」
そして次の瞬間エントランスの天井が吹き飛んで青い影がサウンドブラスターに飛びかかった。
その青い影こそサウンドブラスターの宿敵にして長年抗争を続けてきたダブルラジカセに変形するサイバトロンの情報員・ツインキャストだ!
真上からサウンドブラスターに襲い掛かってマウントポジションをとることに成功したツインキャスト。
「これまでだ!覚悟しろ!」
彼の腕には鋭利に尖った金属の棒が握られている。そしてそれをサウンドブラスターの眉間に突き立てようとしたその時!
「バルディッシュ!」≪Plasma Smasher≫
「ぐわあ!」
フェイトが放ったプラズマスマッシャーによって吹き飛ばされてもんどりうって倒れるツインキャスト。
素早く彼の手に再び電磁手錠がかけられる。
「君達…なんでこんな奴らの味方をするんだ!こいつらは悪い奴なんだぞ…。」
ツインキャストはその攻撃を放ったのがフェイトだという事に気が付くと悔しそうな顔をして呻くように言った。
「デストロンが今まで組織としては褒められない事ばかりしてきたのは知っています。
でも既にあなたたちサイバトロンとデストロンには講和条約が結ばれているのでしょう?」
リンディがツインキャストに言った。
「その通りだ。我々がここに居る理由とそもそも我々が何者なのかもういちど詳しく説明するとしよう。」
サウンドブラスターの言葉に合わせて宇宙船のモニターに映像か流れ始める。
その頃…海鳴市では
392リリカルスクリーム28話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/25(土) 22:55:41 ID:XJGLJFNC
「この建物で間違い無いんだなクアットロ。」

「ま〜ず間違いないかと。」

時空管理局アースラ班の駐屯地のマンションのエントランスには戦闘機人が勢ぞろいしていた。

「ハラオウンて表札あったよ…。903号室。この世界の言葉は読めないけどご丁寧にミッドチルダ語で但し書きがしてあった。」

郵便受けがあるスペースから戻ってきた十番目の戦闘機人・ディエチが言った。

「それじゃ…一般人に見られても不味いし…行こうか。」

二番目の戦闘機人・ドゥーエが右手に装着された巨大なツメをぺろりと舐めると笑みを浮かべた。

「今からはるかな昔…軍事ロボットと民間ロボットの対立から始まった我々トランスフォーマーの争いは年月にして数百万年前から始まっていたのだ。

サイバトロン側は初代コンボイ、デストロン側は初代メガトロンをリーダーとしてな。

サイバトロン側はロディマスコンボイ、フォートレス・マキシマス、ゴッドジンライ、ビクトリーセイバー、ダイアトラス。

デストロン側はガルバトロン、メガザラック、オーバーロード、デスザラス、バイオレンジャイガー、やられる度に新しいリーダーが立てられ争いは

果てしなく続いた。」

「凄まじいな…。」
「アニメとか映画みたいだ…ま、人の事は言えねーけどさ…。」
ザフィーラとヴィータが映像に見とれつつ呟いた。
モニターには沢山のトランスフォーマーが戦い合ったり紅蓮の炎に包まれる都市などの映像が次々と映し出される。
その映像の中にはモニターの前に佇むサウンドブラスターの姿も在った。
「しかしデストロン軍のマスターメガトロンとサイバトロン軍のギャラクシーコンボイとの戦いを経て
サイバトロンの勝ちとして戦争は終わった。それで平和になる…はずだったのだ」
「でたらめを!実際に平和になったじゃないか!」
サウンドブラスターの言葉にツインキャストが声を荒げた。
「フン…戦争が終わってからほんのひと時の間はな…。」
ツインキャストに皮肉っぽい言葉を浴びせるシックスナイト。
「何が起こったんですか?その戦争が終わった後に…。」
「組織の腐敗…。違いますか?」
尋ねるシャマルの言葉にシグナムが代わりに答えた。
「そうだ。我々の世界にもそういう概念は残念なことに存在する。サイバトロン内部には何も解らず

前線に出て来る事も無かった無能な政治家が台頭し、これまで戦ってきたサイバトロンの司令官を悉く押さえ込んだばかりか

全員を自分達に楯突いたとして片っ端から更迭したのだ。今や彼らは収容所暮らし。そうだろうツインキャスト?」

「そ…それは…。」
サウンドブラスターの言葉に口をつぐむツインキャスト。
393リリカルスクリーム28話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/25(土) 22:59:35 ID:XJGLJFNC
「…奸智に長けた最期の破壊大帝マスターメガトロンの副官スーパースタースクリームは…そんな状況に
行き場を無くしておったデストロンの様々な部隊の敗残兵を大量に抱き込むと時空間移動が可能な戦艦を
デストロンから奪い去って我々の世界から転移したのでござる。」
「つまり…そのスーパースタースクリームっていう人が…。」
「あのデストロン達のリーダー…という訳ですね?。」
シックスショットの言葉にシャマルとリンディが言った。
「そうだ。存分な兵力と最強の戦艦を手にした奴らを放っておけば次元世界中が大混乱してしまう。
私はこのシックス一族の三戦士達とともにスーパースタースクリーム追撃の任に付いた。だが我々だけではいかんせん数が足りない。
そこでサイバトロンの官僚達によって閑職に就かされていたサイバトロン達に協力を仰いだのだ。」
「でもデストロンの下で働くのは嫌だとかこの期に及んでぬかしやがったからふんじばって連れてきたって訳なのさ!」
サウンドブラスターとフレンジーが言った。
「いくら上に立つ者が阿呆でも俺達は兵士だ。今更デストロンの奴らの下になんか付けるか。」
「でもここは力を合わせないと…。えーと…。」
緑色と銀色を基調としたトランスフォーマーの言葉に反論するフェイトだったが名前が解らずに口ごもってしまう。
「俺の名前はワイルドライドだよ。そういえば自己紹介はまだだったな。
みんな、ここで一度自己紹介を済ませておくっていうのはどうです?」
「よし。俺の名はマッハアラート。」
「スピードブレイカーだ。三人合わせてカーロボ3兄弟!こんな格好でなんだけどよろしくなっ!」
「あー…おほん、私の名前はゲルシャーク。サイバトロンとしては新人なんだがその…よろしく。」
「僕はバックギルド。こっちはソニックボンバーにエクシゲイザーとファストガンナー。」
「僕の名前はシルバーボルトでぇす!それでこっちはマイハニーのブラックウィドーさんでぇす!」
「よろしくっシャー!」
「こんなところでまで惚気るなよ…。私の名はスクーバ。」
「私はブレインストームだ。」
「私はパーセプター。こちらがマイスター…彼は我々の副官だ。そして彼がスプラング。彼はリジェ。あと…」
「僕はね僕はね僕はねブラーって言うんだ!よろしくよろしくよろしく!」
「改めて始めまして…俺はツインキャストだ。そしてこいつらがカセットボット。」
「えーと…えーと…マッハストームとスピードゲイザーと…だーっ訳わかんねぇ!」
「名前が解らなければいつでも質問してくれて結構だよ。」
「あ…あんがと。パーセプターさん…だっけ?」
「ああ。よろしく。」
あまりの数に混乱するヴィータ。
「そして私達のリーダー…彼がウルトラマグナスだ!」
「手錠されたまま名乗るというのもどうも格好悪いが…ウルトラマグナスです。よろしく皆さん。」
394通常の名無しさんの3倍:2007/08/25(土) 22:59:59 ID:NeX59vAr
サイバトロンも大変だなぁ・・と思った瞬間。支援!
395名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 23:03:16 ID:JOL/DCsC
支援2
396リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/25(土) 23:05:55 ID:XJGLJFNC
改行ミスで読みにくくなってしまいました。
すいません…。
サイバトロンの司令官にビーストコンボイとライオコンボイとビッグコンボイとファイヤーコンボイが抜けてるのは
彼らは一部隊の指揮官で総司令官では無いため。
同じ理由でビーストメガトロンとビーストガルバトロンとマグマトロンとギガトロンも抜けてます。
あと説明がわかりづらいかも知れないんで一応…この作品の時系列は
初代TF〜Z→玩具展開のみのシリーズすっとばして無印ビースト〜カーロボット→ビーストリターンズ
→ギャラクシーフォースの順です。
マイ伝とスパリンはきちんと見てないし他のシリーズと同じ名前のキャラ
がいっぱい出ていてややこしいんで組み込ませんでした…。
397リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/25(土) 23:14:10 ID:XJGLJFNC
あと今回初めて出てきたキャラクター群の出自ですが。
リジェ・マイスター・パーセプターが初代TF。
ウルトラマグナス・スプラング・ブラーがトランスフォーマーザ・ムービー。
ツインキャストとブレインストームとシックスショットが
ザ☆ヘッドマスターズ(ただしツインキャストはブロードキャストとして初代から出てました。)
シックスナイトが超神マスターフォース。
グレートショットがビクトリー。
シルバーボルト・ブラックウィドーがビーストメタルス。
スクーバがビーストU。
カーロボ3兄弟とゲルシャークがカーロボット。
エクシゲイザー・バックギルド・ファストガンナー・ソニックボンバーがギャラクシーフォース。
選考基準については完全に趣味です(特にスクーバとゲルシャーク。)
398名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/25(土) 23:18:27 ID:3rsQf63J
>396
お、乙デス。複数の意味で。

トランスフォーマーはキャラが多くて大変ですからね。
バンブルがいないのは、映画に出演中だから?

【カメオらしいがな】
399リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/25(土) 23:20:34 ID:4dgbIQu+
皆さん感想ありがとうございます。
やっぱり皆さんもネクスト楽しみですよね。
僕、もしネクスト出せたら新旧1号、新旧2号、新旧V3の共演やってみようかなとか思ってるんですけど、中々構想が纏まらないっす…

>>388
そうです。
声優志望なら誰でも憧れるベテラン声優の一人、納谷六郎さんです(園長先生もカタも大好きです!)
リンディは…どうしよ(ぇ
400コミケの悪夢 なのは編:2007/08/26(日) 02:10:05 ID:kP2ikR/W
またなのはでとんでもないことがあった模様

394 名前:カタログ片手に名無しさん[sage] 投稿日:07/08/17(金) 19:55 ID:???
実況でやるべきかも知れんのだが、流れそうなのでこちらへ。

1日目を終えて漏れと相方はそれぞて別行動を取って
駐車場で待ち合わせてたのだが、コミケ帰りと思われる連中が
少し離れた所で購入した物の整理等を行ってた模様。

こんな事はコミケ期間は御馴染みの光景だと思って気にも留めなかったのだが
事も有ろうに、その1人が企業ブースで買ったと思われる抱き枕カバーに入ったのだ!
「抱き枕人間」と化したそいつは周辺に居る仲魔に「なのはぁ〜!!」と叫びつつ
抱き付いたり、更には別の奴は頬擦りしたりと凄まじい光景が展開されたいた。
薄暗くて撮影は出来ないが、この光景を晒してやりたいwwwwwwwwwwwwww

400 名前:394[sage] 投稿日:07/08/17(金) 20:03 ID:???
何やら異変が起こったらしい。
悪ふざけモードが完全に停止して抱き枕に仲魔が集まってる。

珈琲買いに行く振りして様子を見てくる。

405 名前:394[sage] 投稿日:07/08/17(金) 20:07 ID:???
ファスナーが壊れて抱き枕から出れなくなった模様。

424 名前:394[sage] 投稿日:07/08/17(金) 20:20 ID:???
懐中電灯を照らしてファスナーの部分を確認したり
無理矢理開こうとしたようだが、開く事は出来なかったようで
その中の1人がハサミ等で切る事を提案したら「抱き枕人間」が、
「それは止めてくれ! なのはちゃんを傷付けるな!」と拒否。
膠着状態になった事からか、残った荷物整理を一部の仲魔が再開。

444 名前:394[sage] 投稿日:07/08/17(金) 20:36 ID:???
抱き枕人間は疲れたのか、その場でしゃがみ込んだが相変わらず事態は進展せず。
荷物整理も終わったようなので、現状をどうするか再び全員が集まって話し合いに。
しばらくして、部屋に戻って何とかしようと言う事になったらしく、
抱き枕人間は、そのままの状態で車の助手席に乗って駐車場を後にした…

仮にホテルの部屋だとしたら、まともに歩けない状態で無事に移動出来るのだろうか。
車での移動中、周囲の視線に晒されたり警官の職質に遭う事を激しく望むwwwww
401名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 02:29:57 ID:OEXUQT1O
激しくスレチだ。しかし一言言わせてくれ。


アホかwwwwwwwwww
402名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 02:40:16 ID:tAjaHkFi
せめて雑談スレの方にいけよwww
403名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 07:25:04 ID:lv5BLeRG
こんな奴がいるからなのはファンは基地外って言われるんだよ…。
404名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 07:55:36 ID:jNoEiOOi
>>403
DCの抱き枕持ってキスイヤのオーディションにでたキ○ガイよりはましだろ
405リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 08:45:13 ID:V/lRO2h/
アークグレンラガンかっこよすぎ!!
あ、スレ違い…
リリカルガオガイガー第五話は今日の夜か明日投下します〜
406名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:09:01 ID:jNoEiOOi
>>405
you、グレンラガンとのクロスやっちゃいなよwwwwwww
407正義超人リリカル万太郎 7 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/26(日) 09:16:08 ID:i6WgGMYq
機動六課とスカリエッティの軍団との戦いが熾烈を極めていた頃、
万太郎はミッドチルダ内の廃ビルの屋上で体育座りのままいじけてしまっていた。
「U世! 元気出してくださいよ!」
ミートが何とか万太郎を説得しようとしていたが、万太郎はいじけたままだった。
「U世! 良いんですか? このままではこの世界の何億と言う人の命が失われるかも
しれないんですよ!? 我々正義超人は人間達の命を守る為に神から比類無き力を
与えられて生まれてきたんですよ! こういう状況でこそ使わなくてどうしますか!?」
「良いんだよミート…。僕一人がいたってどうにかなる様な状況じゃない。
それにここの人達が自力で何とかしてくれるよ…。」
「U世!」
「少し考えれば分かる事じゃないか! 僕はここの人達みたいに魔法は使えないんだよ!
ちょっと普通より体格と力があるだけなんだよ! こんな僕なんて役に立たないよ…。」
万太郎はやはりいじけたまま何もしようとはしなかった。だがミートも強情に
説得を続けるつもりであり、万太郎の前にテレビを置いたのである。
「これを見てもまだそんな事が言えるんですかU世!?」
「これは…。」
ミートがテレビを付けると、そこに映し出されたのは現場の中継だった。
聖王のゆりかごと呼ばれる巨大戦艦の周囲に多数の管理局魔導師達や
スカリエッティの軍団が使用する無人機動兵器ガジェットドローンが
展開し、壮絶な空中戦が展開されていたのである。
「脆弱な人間だってここまで必死になって戦っているんですよ!? 超人であるU世が戦わなくて
どうするんですか!? このままでは何億と言う人の命が失われてしまうかもしれないんですよ!!」
「で…でも…。」
万太郎の心は揺れ動きつつあったが…まだ完全とは行かない。
だがこれはミートにとっても後一押しと言う状況でもあった。
「あれあれ? 良いんですかU世…。ここで大活躍すればU世はこの世界でもスーパーヒーローですよ?
機動六課の女の子達からもモテモテになっちゃいますよ? モテモテにならなくても良いんですか〜?」
「ハッ!!」
その時、万太郎の脳内にある光景が浮かんでいた。皆がピンチの時に
自分が颯爽と駆けつけて聖王のゆりかごを48の殺人技で次元の彼方まで投げ飛ばして
ミッドチルダの危機を救い、その後でさらに機動六課の美少女軍団に囲まれて
ハーレム状態になっている自分の姿である。これには思わず万太郎の鼻の下も伸びると言う物。
次の瞬間万太郎はビシッと勢い良く立ち上がった。確かに万太郎は普段から根性無しだが
この様に一度やる気を出せばやる男なのだ。だからこそ普段はドジでダメだと言われていても
何だかんだで様々な実績を残してきたのである。
「行くぞミート!! 僕達も加勢しに行くぞ!!」
「ハイU世!!」
「聖王のゆりかごだか何だか知らないけどあんなデカイ船なんて僕にかかれば
木っ端微塵のミジンコちゃんよ〜! 待っててよ〜! なのはちゃん!
フェイトちゃん! はやてちゃん! スバルちゃん! ティアナちゃん!」
万太郎とミートは走り出した。無論目的は戦闘が行われている現場である!
408正義超人リリカル万太郎 8 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/26(日) 09:18:42 ID:i6WgGMYq
「ハァ…ハァ…付いたぞー!」
機動六課を含める管理局魔導師達とスカリエッティ軍団との壮絶な死闘が
繰り広げられていた最前線に万太郎とミートは到着した。しかも徒歩で。
この人間ではとても考えられない長距離を短時間で移動出来る(しかも徒歩で)は
超人だから出来る芸当なのであり、万太郎とミートも過去にそうやって徒歩で長距離を
移動する事は度々あった。
「さ〜て! 可愛い子ちゃん達は何処にいるのかなー!? なのはちゃ〜ん!
フェイトちゃ〜ん! 何処にいるんだ〜い? 僕ちゃん頑張っちゃうよ〜!」
「U世…。」
やっとやる気を出してくれたのは良いが…女の事しか頭に無い万太郎にミートも呆れていたが、
そこでスカリエッティ軍団の誇るガジェットドローンが多数現れたでは無いか。
「おわー! 何か来たー!」
「これは敵が使っている機械兵器の一種ですよ! でもこれはただのザコに過ぎません。
これに苦戦していては皆を救ってモテモテにはなれませんよー!」
とにかくミートは万太郎がやる気を出す様に煽り立てるが、その思惑の通り
万太郎は堂々とガジェットドローン軍団を迎え撃つつもりの様子であった。
「任せろミート! こんな連中など僕にかかれば木っ端微塵のミジンコちゃんよー!」
万太郎は両腕を組んで堂々と構えていたが…下半身はすっかりチビッちゃってたりする。
「U世! 格好付けながらチビらないで下さい!」
「だって怖いんだもーん!」
やっぱり何時もの万太郎だ…。だがガジェットドローンは情け容赦無く襲って来た。
「おわー! 襲って来た! 仕方が無い! やるぞ!」
とにかく万太郎は迫り来るガジェット達を殴り飛ばし、蹴り飛ばした。
リングの上で悪行超人と戦う時と違い、あまり長期戦にするわけにはいかないので
結構あっさりしている。さらに万太郎は一体のガジェットを掴み上げた。
「ええい48の殺人技No.1!!」
何故か万太郎は父であるキン肉スグルが得意としていた48の殺人技を
いつの間にか会得していたりするのだが、その中の一つである技を放った。
これは48の殺人技の中でも一番簡単な技であるが、それでもかつてキン肉スグルは
この技で相手をハワイから月まで投げ飛ばした事があると言う荒技である。
「それそれそれ! どんどん投げちゃうよ〜!」
万太郎はその技によって次々にガジェットを山の向こうの空遠くまで投げ飛ばして行った。

一方その頃、聖王のゆりかご周辺で管理局とスカリエッティの軍団との激しい戦闘が
行われていたのだが…そこで突然多数のガジェット達が次々に吹っ飛んで来たでは無いか。
「うわー! 何だー!? ガジェットがいきなり物凄いスピードで突っ込んで来たー!」
「ギャー! 怖ぇぇ!」
実はこれ…万太郎が48の殺人技でぶん投げたガジェット達だったりするのだが、
これらが次々に聖王のゆりかごに激突して爆発四散していた。
当然これだけ激しいと管理局魔導師達にもとばっちりが来たりするわけで、
もう最前線はグダグダのゴタゴタになっていた。
「皆落ち着いて対処するんやー!」
前線で指揮を取っていたはやても内心慌てながら何とか指揮を取り続けるが、
まさかこのガジェット達を投げ飛ばした犯人が万太郎だとは夢にも思わなかった。
何故ならちょっと人より力のある豚男としか認識していなかったのだから…
409正義超人リリカル万太郎 9 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/26(日) 09:20:46 ID:i6WgGMYq
さて、万太郎の方に視点を戻すのだが…ガジェットを48の殺人技で次々にぶん投げて
調子に乗ってるのも束の間。万太郎とミートは何やら巨大な怪物に追い駆け回されていた。
「うひゃー! 怪獣だ怪獣だー! 怖いよー!」
さて、今万太郎とミートを追い駆け回している怪物の正体はと言うと…
それはスカリエッティの軍団の構成員の一人であるルーテシアと言う名の
召喚魔導師の少女が何気無くガジェットを次々投げ飛ばしていた万太郎を発見し、
巨大怪物を召喚して万太郎とミートを襲わせたと言うイキサツである。
「怖い怖いよー! 怪獣怖いよー!」
「U世! 今こそこれを食べる時です!」
ミートは万太郎の手にある物を手渡した。それはニンニクである。
「ニンニク?」
「そうです! U世のお父上…キン肉スグル大王様もかつてニンニクを食べて
巨大化し、地球を襲う怪獣と戦って来たのです! 今こそU世もニンニクを
食べて巨大化し、あの怪獣と戦うのです!」
「ええいこうなっちゃったらニンニク食べちゃうよー!」
万太郎はミートから渡されたニンニクを食べた。するとどうだろうか
身長176センチの万太郎が一気に数十メートルにまで巨大化したでは無いか。
これこそ正義超人が対怪獣戦の際に使用する巨大化モードなのである。
そしてこの巨大化モードならばルーテシアの巨大召喚獣とも体格負けはしなかった。
「ようし! これで条件は同じだ! 行くよ!!」
万太郎はルーテシアの巨大召喚獣と組み合った。

さて、万太郎がニンニク食って巨大化した事実は周囲で戦っていた管理局及び
スカリエッティの軍団の者達を驚かせていた。
「大変だー! 何かいきなり巨大な豚男が現れたぞー!」
「しかもニンニク臭ぇぇぇぇぇ!!」
万太郎が巨大化した分、そこから発せられるニンニク臭もかなりの物らしく
局員はおろか(何故か)ガジェットでさえ苦しむ始末であった。
「あ! あれ良く見たら万太郎君やないか! 何であんなに巨大化してん!?」
勿論はやてもさりげなく驚いている。
410 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/26(日) 09:24:16 ID:i6WgGMYq
万太郎は特に48の殺人技を会得するまでの経緯が原作中でも描かれていないのですが、
何故か最初から48の殺人技が使える事が前提になってたりします。
実際悪魔の種子編のザ・コンステレーション戦で未公開の48の殺人技を見せたりしましたし。

それと、万太郎がニンニク食べて巨大化する描写は原作中にはありませんが、
一応初代キン肉マンが怪獣と戦っていた頃は巨大化するのが普通だったので
万太郎もやろうと思えば出来るのではと思ってやりました。

>>326
元ネタの方は分かりませんがかなりの激闘の様子ですね。
最後の突然の乱入者とは一体何者なのでしょうか?

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
なんとライダーが負けてしまいましたか。
トカゲロンに対して今後如何にして戦うのでしょうか?

>>リリカルスクリーム28話 ◆0qJqyuBpiQ氏
トランスフォーマーの歴史を垣間見た気がしました。
そして政治家に押さえ込まれたサイバトロン達はどうなるのでしょう?

>>コミケの悪夢 なのは編氏
吹きましたが…クロススレ向きではありませんね。

>>リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2氏
ビデオ録画してるとは言え未見なんですがそんなに凄かったですかグレンラガン。
あと、五話の方も楽しみにしてます。
411名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:29:20 ID:mywS+ZDd
orz…シンソノヒトデスツヅキトウカシマス
412名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:31:58 ID:mywS+ZDd
―――アースラ
「ん?」
リンディは結界の外で奇妙な光景を見ていた、丸で結界内部を見ているように二人の女性が居ることを・・・
だがそれはすぐに消えた、そしてエイミィの絶叫が響く
「や、闇の書の防衛プログラム!」
モニターに移った光景・・・かつて闇の書事件において倒したはずのプログラム・・・だがそれは復活しただが、
前よりかは縮んでおり体は欠損していた。
「ど、どうして?コアはアルカンシェルで消滅したはずなのに・・・エイミィすぐに解析して!」
リンディの指示にエイミィはすぐに解析をする。
「コアに高魔力反応これは・・・ジュエルシードです!」
「ジュエルシードですって!」
まだジュエルシードが海鳴に存在していたとは・・・恐らく回収し損ねたプログラムの肉片が偶然取り込んだ上に再生、
そして魔力反応に呼応して現れた・・・悩む暇もなくリンディは回線を使って本部に連絡する。
「防衛プログラムの残骸がジュエルシードを取り込んだことによって復活、
至急フェイト・ハラオウンならびにヴォルケンリッターを現地に派遣してもらいたい。」
答えは一時間かかるというのだ・・・リンディは決断した。
「至急デュランダルをクロノの下へ、私も出ます。」
その答えにギョっとする一同、しかし時間を稼ぐに為にはある意味理に叶った選択だ。
「万が一の場合はエイミィ、指揮をお願い。」
指示を出しながらリンディは転倒ポートへ走る。

―――結界外
「あらあら、とんだイレギュラーのご登場ね、ま、アルクェイドが何とかするわ。」
扇子で口元を隠しながら女性は言う。
「いいのですか本当に?」
「あら、大丈夫よ・・・折角の見世物だもの、これぐらいのアクシデントは付き物よ。」

―――結界内
「なのはちゃん、大丈夫。」
「え、え・・・。」
光線の直撃を喰らったがバリアジャケットとかいう防護服のお陰か、たいした傷は負っていないようだ、
それに一安心するアルクェイド、そして突然の乱入者を見据える、至る所が掛けているものの禍々しい形をした
何かは虫類と蜘蛛を合わせたような怪物が咆哮をあげながらこちらを見据える。
「あれはなんなの?まさか管理局のとか?」
「いや、違うあれは・・・。」
クロノはあれがなんなのか簡単に説明する、闇の書事件の経緯を・・・
「ああ、そう・・・いいわ私が何とかするから。」
アルクェイドはクロノに負傷したなのはを託すと防衛プログラムに向かって歩いていった、
それに呼応するが如く怪物によって生み出された異形の傀儡がアルクェイドに飛び掛る。
だがそれはアルクェイドの爪によっていとも簡単に切り裂かれ消えていく。
「アルクさん?」
「なのはちゃん、さっき言わなかったけど私はある理由で管理局に連れていかれそうになった・・・その理由見せてあげる。」
なのはとクロノは感じた、彼女に物凄い魔力が集まっていた。
さっきまでルビーのような瞳は傷一つない黄金の瞳となっていた。そしてアルクェイドが手をかざす。
「星の息吹よ・・・。」
突如無数の巨大な鎖が防衛プログラムに絡みつき其の身を押し上げていく。
「肉片も・・・。」
右手に魔力を集中させる。
「残さないから!!!!!」
『マーブルファンタズム・メルティブラッド』真祖の慈悲なき一撃が防衛プログラムという存在をかき消してゆく・・・。

―――結界外
「ほら、私の言った通りでしょ、あの程度なら彼女を倒すことすら出来やしないわ。」
自分のように言う紫の女
「あれが・・・例の・・・。」
「そう、私に怪我を負わせた技。」
413名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:34:36 ID:mywS+ZDd
―――結界内
「お仕舞いねこれで・・・。」
アルクェイドの手にはプログラムの中枢を担っていたジュエルシードが握られていたが、
「アルクェイド・ブリュンスタッド!やはり我々の下へ着てもらう。」
クロノはデュランダルをアルクェイドに向ける、彼は彼なりの意識でアルクェイドの能力の危険性を察知したのだろう、だが・・・
「クロノ、デュランダルを下げなさい。」
女の声が響きクロノはデュランダルを下げる、その声の主にアルクェイドは顔を向ける。
「時空管理局提督『アースラ』艦長のリンディ・ハラオウンと申します。」
緑髪の女性はアルクェイドに軽く会釈する。
「アルクェイドさん、貴女の行動は先ほどからモニターさせてもらっています・・・
貴女も知っていると思いますがそのジュエルシードは大変危険なものですこちらに渡していただけないでしょうか?」
柔らかに言うリンディに警戒心を緩めないながらもアルクェイドは答えた。
「分かったわ、こんなもの持っていても私にはいらないし・・・そうだ取引といかない?ジュエルシードとか言うのは渡すわ、
 その代わり私を時空管理局へと連れて行くことをやめてもらいたいんだけど。」
「そんなこと出来ない!」
クロノは叫ぶ・・・アルクェイドの能力はあまりにも危険すぎると判断した、それはそうだ規模は小さいとはいえ防衛プログラムを一瞬にして葬り去るほどの能力者、
挙句にAAAランク魔道士と互角以上に渡り合う存在を野放しに出来るなんて到底出来ない。だがそれをリンディは遮る。
「クロノ、その判断は私がします・・・受け入れましょうアルクェイドさん。」
「かあさ・・・いや提督!」
抗議の声を上げるクロノだが、リンディは首を横に振る。
「クロノ、確かに真祖の捕獲という任務があるけど・・・あれはかなり上層部の一派の私人的な命令でもある、
 それにジュエルシード2個を手に入れられるだけ十分でしょ。」
「はい・・・。」
不承不承だがクロノは応じ、負傷者を抱えてアースラに転送される。
「御免なさいねアルクェイドさん、あの子はちょっと融通が利かないのよ。」
申し訳なさそうにリンディは言う。
「ううん、気にすることはないよ・・・ああいう手合いは沢山見てきたから。」
「まぁ本音を言うと貴女が管理局に入局してくれればうれしいんだけどどう?」
「遠慮しておくわ、私はここにある世界が好きだから。」
「そう、あまりムリは言わないわ、高望みすると墓穴掘るといいますからね。」
「まぁね、ところでなのはちゃんは大丈夫?」
「大丈夫、バリアジャケットのお陰で多少の打ち身ですんだようね。」
「分かった、ありがとう・・・もう会うことはないかもしれないけど。」
「ええ、こちらからも礼を言わせてもらいますわ真祖・・・。」

―――道中
「怪我は大丈夫なのはちゃん?」
アルクェイドはなのはをおんぶしながらビルとビルを渡りながら翠屋へと向かった。
「うん、大丈夫です。」
「そう、ならいい。」
そしてなのはは問う。
「アルクェイドさん、貴女は一体何ですか?会った時から何か不思議な力を感じていましたが。」
そしてアルクェイドは自分が真祖と呼ばれる吸血鬼ということなのは達とは全く異質な存在であることを・・・
そこでなのはは驚いた。
「え!アルクさんって吸血鬼なの!」
「そうよ(具体的に言うと精霊に近い存在だけど。)」
「ええ、だって吸血鬼って日光浴びると灰になるし、十字架や大蒜が大嫌いって。」
・・・まぁ一般的な価値観とすれば吸血鬼とはそういった者だろう、その答えにアルクェイドは少し失望感があった。
「あのさぁ・・・貴女も魔法使いなら、祖ぐらい知っていると思ったけどそれに日光を浴びると灰になるって・・・。」
そこで彼女は言うのをやめた、そういえば日光浴びても平気な吸血鬼・・・そういえば以前幻想郷に行ったときに博霊の巫女ですら
「日光浴びても平気な吸血鬼って一体なんなのよ!あんた滅茶苦茶すぎ。」
と言われた、それに自分が知っている限り知り合いであるリァノーンもスカーレット姉妹なども日光はダメだったし、
精々爺や、そしてあの忌々しき姉とその従者ぐらいしか思いつかなかった。
「・・・ま、まぁ私は普通の吸血鬼とは違う・・・貴女はいいのなのはちゃん?」
そう真顔に問うアルクェイドに対しても
「ううん、アルクさんが何であっても友達なの。」
とあっさり受け入れ、そんなこんなで翠屋に到着した。
「じゃあおやすみ、アルクさん・・・明日また。」
「うん分かった、じゃあまた明日なのはちゃん。」
414名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:37:59 ID:mywS+ZDd
―――ホテル
「よっと!到着。」
アルクェイドはなのはを家まで届け、結界が解けたのか、人が存在するホテルのロビーに向かった、そして見知った顔を見つける、
外に出る分特徴的なナーススタイルではないものの、長い銀髪の女性の事をアルクェイドは知っている。
「永琳?」
「あら、真祖?」

―――スイートルーム
「久方ぶりね永琳、外の世界に来るとは思わなかったけど。」
「外の世界にちょっとした知り合いが出来たの、ジャム店の女主人なんだけどそこに用事があって新しい謎ジャ・・・じゃなくてちょっとした知識交換を・・・。」
「・・・一応聞かなかったことにしとく、大丈夫なの?イナバはともかく輝夜(あのニート)は?」
「姫様の世話はイナバ達がやっているわ、それに貴女のお陰で使者がやって来る事はほぼないし当分は大丈夫よ。」
アルクェイドは八意永琳の事を知っていた、かつて自分を生み出した朱い月が月に存在していた頃に、永琳は朱い月と互角以上に渡り合い
(最終的にはゼルレッチがぶちのめしたが)その記憶が彼女に残っている、そして志貴の直死の魔眼が酷くなり、魔眼殺しでさえ押さえきれなかった時、
ゼルレッチのつてで幻想郷に渡り、魔眼を抑制する薬を作ってもらったのだ、
その対価として真祖の血としょうも懲りなくやってきた月からの使者皆殺しだった、まぁそんなこんなで志貴の魔眼は抑えられることとなったのだが・・・。
「ところで真祖、また幻想郷に来て頂けないかしら?」
永琳の顔が真剣になる。
「突然ね・・・輝夜がまた相手して欲しいとでも言い出したの?」
「それもあるけど・・・。」
次を言おうとした永琳を遮るように空間が裂け二人の女性が現れた。
「久しぶりね真祖。」
「昨日あったばっかじゃない、スキマ妖怪、挙句にさっきタダ見していたくせに。」
「あらそうでしたっけ?」
「はぁーで用件は、紫?」
紫という女性は薄笑いを浮かべた顔のまま話す。
「時空管理局がどうやら幻想郷を嗅ぎつけたらしいわ、恐らく目的は私の能力。」
「そして私が過去に作り上げた『蓬莱の薬』と私自身の確保。」
それにアルクェイドは他人事のように答える。
「それで?私にどうしろと?」
今度は藍という九尾の女性が答える。
「まぁつまりは本部に殴り込みだ、出来ればアルクェイドも参加してもらいたい。」
それをアルクェイドはすっぱりと断った。
「遠慮しておくわ・・・大体紫と藍それに永琳もいれば十分じゃないの?」
扇子で口元を隠したまま紫は答えた。
「少人数では駄目なのね・・・大人数でやった方が面白いでしょ?」
ああ、やっぱりこいつはいつもこうだ・・・アルクェイドは思った。
「で、どれぐらい参加するの、本部への殴りこみ。」
「とりあえず、霊夢はあくまで里に置いとくけど・・・私を含めて、萃香、幽々子と妖夢に魅魔に幽香に妹紅、レミリアと咲夜にパチュリー、
 それに永琳・・・後ゼルレッチと貴女の姉も参加するわ・・・」
「それだけいれば十分じゃないの!
「あら、残念ね・・・どうしてかしら真祖?」
「あのねぇ・・・紫のせいで危うく冥界の住人になりかけるわ、閻魔に裁かれかけるわ、魔界(弱かったけど)と神社の神と
 ガチバトルする羽目になるわ、向日葵畑で酷い目にあいかけるわ、大学教授に拉致られかけたり・・・それに私不在をいいことに
 志貴と・・・(ピー)で(ピー)な事して・・・貴女に関わるとろくな目に合わないし。」
「あら残念だわ、折角幻想郷に居る分色々お膳立てして楽しませたけど・・・。」
あくまで不気味な微笑を浮かべたまま紫は残念そうに言う。
「まぁ今となってはいい思い出だったけど・・・あまり体を動かしたくないね、六権王復活の儀式が近いからあんまり力を使いたくないんだけど。」
「まぁ、また機会があれば来なさい、幻想郷はすべてを受け入れる・・・それはとても残酷な話ですわ。」
「はいはい、では幸運を、紫、藍、永琳」
「ええ、貴女もね真祖。」
「そちらも。」
「また暇があれば幻想郷にきなさい、リターンマッチを挑みたい連中も多いし、リァノーンも貴女に会いたがっているわ。」
「ん、またの機会ね。」
こうして3人は部屋から消え去った。
「ふぅ、疲れた・・・今日は色々あったなぁ、明日の約束の為お休み!」
アルクェイドはベッドにもぐりこむと目を閉じた。
415名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:39:41 ID:jNoEiOOi
GJ!!!
しかし、クロノ、アルクにアレだけ言って生きてるなんて
アルクは丸くなったなぁ……
殺人貴もどこにいったんだろ?
416名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:40:04 ID:mywS+ZDd
―――はやては何していたって?
「うへへへへへ、リンディ提督もレティ提督もええ胸しとるな〜。」
「・・・・。」
レンのお陰で夢の中色々と悶絶していた。

翌日―――翠屋
「アルクェイドさん、此の子は私の友達フェイトちゃん。」
「フェイト・ハラオウンです、よろしくお願いします。」
「うん、よろしく。」
アルクェイドはもう一人友達が出来ることになる・・・
―――そして
「あ、はやてちゃん。」
親友を見つけたのか、なのはが車椅子の少女に駆け寄る、そしてアルクェイドはその少女の膝上に乗っかっている猫を見つける。
「あ、レン!!」
初日から行方不明だった使い魔を発見した、はやてが言うにはケーキを焼いていたらやってきてケーキをあげたらなついたと言う事だ、アルクェイドは驚いた。
「珍しいじゃん、レンが人に懐くなんて・・・こうみても結構誇り高いからね、あ、そうだ。」
アルクェイドははやてにある頼み事をする、あともう少しだけレンを預かって欲しいと無論お礼はすると言った、だがはやてはそれを断り素直に「ええよ」と言った
・・・その時だ妙な寒気がして後ろに下がった、そしてそこにはさっきアルクェイドが存在してちょうど胸がある所にはやてという少女の両手があった、
そしてはやてはいたずらそうな笑みを浮かべ
「ええ胸しとるな〜ちぃ〜と揉ませてくれへんかなぁ?」
と言ってくる、当然断るがはやてはじりじりとこっちによってくる・・・

まぁ、そんなこんなで真祖が海鳴に滞在する時間はあっという間に過ぎた。

「アルクさん、やっぱり行くのですか?」
「うん、私にも家があるから・・・。」
「もう会えないのですか?」
「分からない、でも難しいと思う。」
アルクェイドは分かっていた、いずれまた自分は千年城で長きに渡る眠りに付かなければいけないことを・・・。
「私達友達だよアルクさん。」
微笑むなのはにアルクェイドは微笑み返す。
「うん、友達だよなのはちゃん・・・。」
「「またね。」」
417名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:41:07 ID:mywS+ZDd
―――数日後の本部
「酷いね・・・。」
リンディは目の前に起きた惨状にただ呟く・・・
「突如10数名の武装勢力が現れ本部で暴れまわり、任務に付くはずの次元航行艦6隻と任務に付く武装局員の大多数が死亡もしくは負傷、
 其の中にはレアスキル持ちのSSランク魔導士が含まれていると。」
レティは淡々と状況を分析する。
「犯人たちは何が目的なの?」
「それがね・・・。」
レティはあの時の光景を思い浮かべる、攻撃を受け爆発する施設、魔法に撃たれ絶叫し倒れる局員達、其の中で一人の日傘をさして
不気味な笑みを浮かべる女性がレティに手紙を渡した・・・それにはこう書いてあった。

        「過去の幻想に手を出すな。」

「恐らく、上層部は何か触れてはいけないなにかを知ってしまい、それを無理やり取り込もうとした結果こうなったと。」
「はぁ・・・。」
「管理局も触れてはいけないパンドラの箱に触れたというべきか・・・まずは本部の修復ね、当分忙しくはなるわ、リンディ。」

―――三咲
「ま、色々あったけど、志貴今からデートに行こう。」
「行こうっていうけどなぁ・・・学校が・・・。」
「学校と私、どっちが大事なの?それに私に黙っていて修学旅行に行っていたじゃないの!」
「う・・・分かったよ、こうときのお前に何言っても無駄だからな、分かった今日一日中どこでも行こう。」
「うん!」
アルクェイドは笑みを浮かべながら志貴に抱きつく、いずれ別れなければならない・・・だけど今は今で楽しもう、そう思った彼女だった。


真祖海鳴りに行くの巻 (一応完)
418名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:42:54 ID:mywS+ZDd
10年後
―――幻想郷
「あのさぁ・・・何で5年しか眠っていないのに叩き起こされるの!説明して六権王!」
アルクェイドは不機嫌そうな顔をして目の前の死徒に詰め寄る。
「分かった落ち着け真祖、新入りの27祖の一人がはねっかえり野郎で、俺がシバキにいったんだけどあいつどうやら
 次元跳躍術使って平行世界に逃げ出したんだ。」
「だったら追えばいいじゃない、貴方仮にも祖を統括する立場でしょ!」
六権王は復活した、だけど何でどこを間違えたのか、儀式に問題があったのか、もしくは長き年月が彼を変えたのか復活した彼の能力は高かったけど。
「今更古典主義なんかに縛られたくないやい、俺は俺なりの生活をしたいんじゃぁ〜。」
と吼えて、古典的な六権王復活を期待していた白翼公など古参組を愕然とさせて、幻想郷に転がり込んだ。
「気楽に酒飲めて〜強い奴もいるから退屈しないし〜気楽に住めるし〜ここはアヴァロンじゃ〜。」
とそのまま住み着いちゃったのだ・・・
「だけど逃げ込んだ場所が悪すぎるんだ・・・『ミッドチルダ』なんでも管理局の地上本部とやらが置いてあるし、機動第6課という特殊部隊が存在していて
 ちぃーとばっか厄介なんだ、確か爺さん(ゼルレッチ)から聞いたぞ、お前管理局の局員と仲がいいんだって?適任じゃん。」
ザ・ダークシックスの気楽な答えに溜息をつくアルクェイド。
「アルトルージュから髪返してもらったし、お前もここ(幻想郷)で鍛え上げられたんだから大丈夫だよ・・・まぁ一応爺さんが聖王教会とやらのつてでなんとかしてくれるからな。」
「はいはい、分かった行けばいいんでしょ。」
「ん、ありがとうな真祖。」
「全く、貴方に礼を言われるとはね六権王。」
5年前の出来事を思い出す、復活の儀式、アルトルージュとの姉妹喧嘩の末髪の返還、志貴との同棲生活・・・そして別れ・・・(志貴元気かな?)
・・・そう思うが二度と会わない、アルクェイドはそう誓った・・・、そして手に握られた宝剣を振り、ミッドチルダまで渡る空間を開き飛び込んだ。

―――ミッドチルダ・某所
「全くなんなによここは!」
アルクェイドはうず高く積み上げた無人機動兵器の残骸の山を見上げながらぼやいた、ミッドチルダの地は思ったより馴染んだ、
むしろ地球以上だ、これは魔力が地球より純度が高いのか、それとも月が二つあるのか・・・そのおかげで逃げ込んだ祖は呆気なく潰された、
だがアルクェイドにとっての悲劇が始まった、積み上げられた残骸がそうなのだ・・・アルクェイドが見つけた宝石らしき物体を掴んだところ
行き成り襲い掛かってきて(以下略)ということなのだ、そして・・・
419名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:45:38 ID:mywS+ZDd
「な、なんなの・・・。」
「つ、強すぎだよぉ・・・。」
「ぜ、全然相手になってない・・・。」
「ふにゅぅ・・・。」
アルクェイドの目の前に転がる3人の女の子と一人の男の子・・・宝石(レリック)を渡せ、渡さないとやっているうちに交戦だが・・・
連携もとれてない、攻撃見極めやすすぎ、というか威力も低いというわけでアルクェイド(髪確保によりパワーアップ)に
呆気なく蹴散らされたのだ。
「二つ聞いて良いかな?」
アルクェイドはボーイッシュな感じで右に魔力増幅機らしきグローブを付けた少女に問う
「この宝石なんなの?後貴方達は聖王教会もしくは管理局の人?」
そして少女がなにか言おうとした瞬間、強大な砲撃が彼女に向かって飛んでくる。それを回避するアルクェイド。
(あれ?以前にも似たようなことが。)
そして砲撃を掛けてきた方向に目を向ける、逆光のせいでよく見えなかっただがその主が近づいてきて・・・
「時空管理局のって!ア、アルクさん!」
「な、なのはちゃん!!」
420名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:47:47 ID:mywS+ZDd
――――少女と吸血鬼は再び出会う

「アルクェイドさん、6課に入隊していただけませんか?」
「う〜ん、生き残りの死徒潰したら考えてもいいよ。」

――――そして真祖は6課に(一時的に)入る

「アウノウンのデータは?」
「不明です・・・。」
「だが、素晴らしい、いとも簡単に私の作品を!是非とも手に入れたいものだな。」

――――蠢く陰謀

「私は誰も傷つけたくない!強くなりたいんです!」
「・・・理想を抱いて溺死しろ・・・な〜んちゃって。」(グナーデン・シュトース)
「ティアァァァァァァァァァ!!!」

――――新人訓練

「真祖がミッドチルダに・・・。」
「好機ですかな?」
「彼女の能力だけでも我等の手に。」

――――懲りない上層部

「これが、私の全力全開!スターライトブレイカァァァァ!!」
「これが私の技!「プルート・ディ・シュベスタァ!!」」
「やめて〜〜〜〜!!6課が潰れるぅぅぅぅ!!」

――――10年前の再戦で6課崩壊?

「ニャ〜ニャ〜」
「あら、ヴィヴィオはすっかりレンの事気に入ったようね。」
「レンは無茶苦茶嫌がっているけど・・・耳とか尻尾掴まれているし。」

――――レンの受難

そして・・・

「我が主が、貴女の事に強い興味を示しているご同行願いたい。」
「遠慮しておくわ・・・その主とやら自らではなく、使い魔如きにねぇ」
「くっ!私たちを侮辱する気か!」
「かまうことはないやっちまうぞ!」

――――VSナンバーズ
421名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:51:55 ID:mywS+ZDd
「貴公騎士か?」
「いかにも我が名は『ゼスト』我が槍は『無銘』!」
「そうか、我が名は『リィゾ・バール・シュトラウト』、我が剣は『ニアダーク』!」

――――騎士と騎士

「ザ・ダークシックス・・・通称『六権王』」

――――祖の王光臨

「アルクェイド、久しぶりね。」
「アルトルージュ、今更なんの用?」

――――再開する二人

「あれは祖?」
「地上本部壊滅?ばかな!敵は一人だぞ」

――――崩壊する管理局


「問おう高町なのは、貴方が私のマスターか?」
「フェイト・ハラオウンか、よかろう私がお前の剣と弓と盾となろう。」
「八神はやてか・・・ふん、雑種の女如きが我が主となるのか、まぁそれも一興。」


真祖が紛れ込んだことにより歴史(ミッドチルダ)は大きく変動する・・・そして・・・

「あれは・・・。」
「死徒第5位にして最凶の吸血鬼、通称『アルティメット・ワン』名はオルト・・・。」
「キシャァァァァァァァァァァァ!!!」

         リリカルなのは ストライカーズ アクトカデンツァ
              〜舞え戦いの葬送楽曲〜

「あれが、アルクさんの本当の姿・・・。」

                                  書かないけど

orz、誤字、脱字、文章下手など色々ありましたが見てくれてありがとうございました。
全職人GJ・・・でも筋肉マンやライダーとかは一応は知っていますがトランスフォームはビーストウォーズ
ぐらいしか知りません・・・ああ、だめな俺
422名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 09:53:30 ID:jNoEiOOi
途中レススマソ。
そして、なんてカオスwwwww
ORTが出てきた時点であらゆる生物に勝ち目は無いなwwww
423名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 10:42:45 ID:/beYLVTq
乙。
型月と東方……大惨事ですな。

【某喜○座さんの同人誌を後ろ手に】
424名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 11:24:31 ID:yV3PoFJO
アリストテレスきちゃったー!?
425リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 11:35:27 ID:QN/lI8X5
職人の皆様GJです

>>
トリプル脳味噌何命令してんですか…これは管理局潰されても文句は言えませんね…
闇の書の闇瞬殺って…アルクSUGEeeeeeeeee(ry

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
ちょっ!?ライダーがあっさりと倒され…ッ!?
さあ逆転はこれからだ!お楽しみはこれからだ!HURR(ry(すぐヘルシングネタに持っていくのやめれ

>>リリカルスクリーム氏
なんという大人数…これだけ用意するの大変だったでしょうに…
しかしサイバトロンも大変ですね…指揮官達が無能に更送されるとは…

>>400
このスレ向けではないですが…言いたい事が一つだけできました
どこのバカタレですかこんなマネしたのww

>>◆e4ZoADcJ/6氏
いやいやいやいや聖王のゆりかご投げ飛ばすのはいくらなんでも無理があるでしょうが万太郎…
機械のはずのガジェットが苦しむとは…どれだけキツイ臭いなんでしょう…
426名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 11:48:44 ID:hx52Nbh1
>>422
……実は、アリストテレスの中でのオルトはまだ弱いほうだったりする。
大威力の広域攻撃がないし、高空を飛んでいるわけでもなければサイズも常識の範囲内。
死なないのはアリストテレスの基本スペックだし。

タイプジュピターとかサターンとか来たら半日でミッド壊滅するだろうなあ……
427名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 11:55:55 ID:jNoEiOOi
>>426
まぁ、それでも死なない時点でミッドに勝ち目はねぇwww
一般人にとって銃で死ぬか核ミサイルで死ぬか位の違いしかない気がする
428リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/26(日) 12:19:45 ID:q6lhcR7B
>>425
シックスチェンジャーの三人(シックスショット・シックスナイト・グレートショット)
はウルトラシリーズでいうザムシャーとかグレゴール人みたいなポジションで
ぶっちゃけ司令官不在で統制の取れていないサイバトロンを一度に4〜5人敵に回すくらい屁でも無いぐらい強いんですよね。
>>421 GJです!
TYPE-MOONの作品はどれもこれも読んで字の如く怪物揃いだからなあ…。
429名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 12:40:55 ID:06gPjsfY
ここはなのはメインのお陰で、うるさい型月信者が沸かなくていい場所だ。真祖GJ!
430名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 12:42:50 ID:tFIcGIR4
>>427
死の概念が無いから純粋な物理攻撃でしか対処できないだとかそんなような設定があるから、
破壊はできるんじゃないか?って言われてるけどな。
431名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 12:52:31 ID:hx52Nbh1
>>430
タイプジュピター(全長数十kmの巨人。光子ガスの塊で中心に擬似太陽の核があり、傷という概念がない)。
こいつは核ごと真っ二つにされて暴走自壊(大陸一つが全滅)した。
つまり、刀身長10km超過のプラズマザンバーで……無理か。

……まあ、ブラックバレルならどんなアリストテレスでも一発で沈むけどね。
ジン=異常に濃い魔力素だと考えれば魔導師に対しても最悪の武器になるか。
クロスさせたら結構面白いかもしれん。
432名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 12:58:51 ID:q1omHYqy
どっちが強いとかに固執する奴もいないしな
良い空気だ
433名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 13:06:23 ID:Di7TGgDr
今週のグレンラガンで月が戦艦に変形してたが……
なのは本編のゆりかごに魔力供給する月の一つが、いきなりカテドラルに変形するの想像して吹いた
434名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 13:10:07 ID:4LXNkVR+
>>432
そりゃ、作者の思い入れがある方にパワーバランスが傾くんだから議論する余地もないだろ?
435名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 13:11:35 ID:5/RtYVwu
というか、ミッドチルダのふたつの月の名前が
「シルヴァラント」と「テセアラ」、などという幻聴を聞いたのは俺だけか。
436名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 13:12:34 ID:3Si6L6kZ
基本的に接近戦主体なベルカ式の騎士には天敵だろうなORT。近づいたら水晶になるし
437名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 13:18:04 ID:yV3PoFJO
侵食型固有結界・水晶渓谷だっけか?
438名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 13:30:10 ID:dihCef15
誰かウルト○マン呼んできてー
439名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 13:32:23 ID:jNoEiOOi
>>438
呼んだらよんだでウルト○マンがミッド破壊しそうだな
そのつもりは無くても戦闘行為の被害としてwwww
440リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 13:37:14 ID:QN/lI8X5
>>435
やあ、俺
トールの時間転移で間違ってミッド(StS当時)に飛んでくるなんてのも思いつk…忘れてください
441名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 13:57:41 ID:hx52Nbh1
>>437
侵蝕固有異界か侵蝕固有結界かで意見が分かれてたけど、前者が誤字だったらしい。
異星という異世界の存在だから、意識しなくても常に異界秩序がだだ漏れだとか。
型月作品とのクロス……

・全次元世界征服計画の一手としてスカ達から仲間に取り込もうとするイスカンダル
・スバル達を鬱のどん底に突き落とすけど微妙にいい人な言峰綺礼(桜ルート仕様)

……メイン人物を出せ?ごもっともですハイ。
442名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 14:10:31 ID:NLbQWvt9
>>441
医務室の隣に懺悔室があるのか?六課の新人や隊長達ともに暗い過去の人多いから
言峰には理想の職場だな。
イスカンダルのは読みたくなってしまったよぅ。
443名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 14:25:57 ID:3Si6L6kZ
・なのはさんには勝てるけどスバルとかヴォルケンズにフルボッコにされるアヴェンジャー
・いつの間にか六課の食堂でおさんどんしてる弓と給仕のバイトしてる槍
・ロストロギア級の物を大量に持ってるのでつけ狙われる我様
・まききゅーXやブラックG(ニボシニウム)、メカヒスイを開発したことで標的になる琥珀さん

今考えたらバゼット&アヴェンジャーコンビって二人とも宝具がカウンター系だ
メイン人物じゃない?ごもっとも
444名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 15:23:05 ID:9vXB+whJ
アヴェンジャーは確か「人間には絶対に負けない」っていう概念があったなぁ。よく考えてみればかなり有能なんだが、いかんせん聖杯戦争では役に立たなかったが。

・・・アインナッシュは管理局でも魔王様でもどーにもできないよな。アルカンシェルぶち込むってんなら話は別だが。
445名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 15:30:09 ID:XrzbPxAD
>>431
ふと思ったがこういう相手にこそデュランダルは役に立つんじゃなかろうか?
封印系を持って不死系に対抗はセオリーだし。

>>444
プラ犬もそうだが、この手の”人間”はどこまでを範囲に含めるかが難しいから
こうやって雑談する分にはいいけど、クロスSSにはし難いネタだな。
どう区切っても絶対不満持つ人がいるし。
446名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 15:39:41 ID:XrzbPxAD
>>445
って、よく考えたら暴走した闇の書も無理だったし、実体が無い奴の封印は無理なんだっけ?
447名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 15:46:58 ID:hx52Nbh1
それ以前にでか過ぎる。ちなみにサターンは全長3kmの空飛ぶ十字架。
ORTは40mだけど、外皮が『地球上のどのような物質よりも冷気にも耐える』からちょっと無理っぽい。

アヴェンジャーは性能がすげえ微妙なんだよなあ。単体じゃ全然弱いのに誰かと組むとそれなりに強い。使いようによっては最強。
人間には絶対負けないは斑鳩のマシンとシンクロみたいなもんだし。
448名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 15:55:29 ID:RFdLF66u
>>423
ちょwww 最悪K.O.G.も来るよwww 【○栄座さんの同人誌】
449名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/08/26(日) 15:59:25 ID:ddBLEO97
>>444

どーにもできないってほどでもないと思う>対アインナッシュ
型月世界の魔術師は世界に満ちる魔力=マナの使用を重要視している。
しかし、森内部(というかアインナッシュ内部)ではマナ使用ができない点が
魔術師によるアインナッシュ攻略の難易度をカチ上げている。
なのは世界ならデバイスの補助やカートリッジシステムがあるので、
マナ使用不可のデメリットが少ない(マナに頼ってる描写も無い)。
管理局が本腰を入れれば何とかなるんじゃないかな。

まあ、大規模破壊で森全体を吹っ飛ばすのが一番確実だけどw
450名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 16:04:17 ID:jNoEiOOi
コーバック・アルカトラスは倒せねぇな
迷宮に入ったら最後、誰も出られねぇ
けど、自分も出れないから相手から攻撃してこない限りは無害wwww
451名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 16:23:33 ID:/beYLVTq
>448
ディプス○子やゾディ・ア○クもな。
ま、喜栄○さんの話はこの辺で。
452名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 16:29:45 ID:NLbQWvt9
エリオがランサー、キャロがライダーとキャスター、タティアナサンがアーチャー、スバルが葛木先生に
弟子入りとか想像してしまいました・・・IS起動で蛇ってよもやジャブで必殺級?
453名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 17:43:32 ID:OEXUQT1O
>タティアナサンがアーチャー
どこまで行っても主人公な二人だな。
根拠は無いがボロボロになりながらも最後には勝ちそうだw
454名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 17:50:07 ID:OEXUQT1O
ネロ「著作権侵害という言葉を知っているかね、若造?」
ロッサ「いや、犬だけですし!数も無限じゃありませんし!僕は○飼さんのほうでして、やめて人間失格けしかけないで!」
エト「シスコン」
クールトー「ロリコン」
ネロ「この衆道めが」
ロッサ「違あァーーー! あっクロノ君、これは違「近寄るな」アッー!」
455名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 17:55:13 ID:3Si6L6kZ
アサ次郎先生とシグさんはバトルマニア同士、気が合いそうだ
456名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 17:57:01 ID:3Si6L6kZ
>>454
貴方もアーカードのパクr・・・いや、なんでもないです・・・
457リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/26(日) 18:07:47 ID:yBSK3TKv
トカゲロンと怪人大軍団Cパート、できたぞおぉぉぉぉお!!
え?ペースが速い?
私には仮面ライダースピリットが燃え上がっているから早いのです!僕のライダースピリットは僕が死ぬまで消えることはありません!(おいおい)
投下お?
458名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 18:10:03 ID:Qx7e5L2D
おk
459リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 18:10:25 ID:QN/lI8X5
HURRY! HURRY HURRY!! HURRY HURRY HURRY!!!
460リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/26(日) 18:13:25 ID:yBSK3TKv
七話 魔法少女リリカルリンディ「トカゲロンと怪人大軍団」Cパート
【都内市立病院 滝の病室】
滝「くっ…!」
リンディ「滝さん駄目よ寝てなきゃ!」
滝「仮面ライダーが負けた…これからどうすりゃいいんだ…」
リンディ「大丈夫!あたしが奴と戦うからっ!?…痛った…!」
滝「!?」

滝はリンディの左手首を掴む。
リンディの左手首は紫色に腫れ上がっていた。

滝「これは…」
リンディ「バイクで転んだ時…やっちゃったのよ。」
滝「おいおい、これで戦うなんて無茶だぜ!止めるんだ!」
リンディ「滝さんの方がずっと重傷じゃない!いいからあたしに任せて、滝さんは安静にしててね!」

リンディは滝の腕を払うと病室から出て行った。

滝「あいつ…子供のクセに我慢しやがって…」

………
その頃、本郷猛…いや、仮面ライダーは、自分がオートレースの特訓を行っていた特訓場で特訓していた。
トカゲロンを倒すための、新しい技を編み出す為である。

旧1号「トオォォォオ!」

ライダーは断崖の上にある大きな岩石を蹴り砕き、落ちてきた岩に自ら打ち当たり、それに耐え抜こうとする。
だが、ライダーはその威力に耐えることは出来なかった。

旧1号「くっ…駄目だ…これぐらいの岩に耐えられなくては、とてもあのシュートに勝つことは出来ん!」
藤兵衛「本郷!」
旧1号「立花さん…」

傷ついたライダーの元に、藤兵衛が駆けつけた。
461リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/26(日) 18:16:33 ID:yBSK3TKv
藤兵衛「本郷…お前は、いつか一流レーサーになることを誓い、ここで死に物狂いで特訓してきた!
本郷、もう一度あの時の苦労をやろう!」
旧1号「はい!」
藤兵衛「よし!」

藤兵衛は上着を脱ぎ、崖を上っていく。

旧1号「立花さん…俺は必ず必殺シュートを破る!いや…破らなくてはならない!!」

ライダーは崖の上に居る藤兵衛にファイティングポーズを送った。

藤兵衛「行くぞ!」

藤兵衛はライダーに向けて岩石を落とす。
だが、やはりライダーはさっきと同じように耐えることが出来なかった…

旧1号「クッ…」
藤兵衛「受けるだけじゃ駄目だ!もっと体を使うんだ!」
旧1号「はい!」

藤兵衛は再び岩を落とす。

旧1号「う…ぐあぁぁぁあ!!」

しかしライダーはまた岩石の直撃を受けてしまい、さらに下の層へ落とされてしまったが、着地に成功した。

藤兵衛「大丈夫か!?」
旧1号「はぁ…はぁ…そうか、ライダーキックの威力を倍にすれば!
おやっさん!そこから岩を投げてください!!」
藤兵衛「駄目だ!ここからじゃ無理だ!!」
旧1号「お願いします!お願いします!!」
藤兵衛「く…分かった!!」

藤兵衛はライダーに向かって大きな岩石を落とした。

旧1号「よし!トォ!!」

ライダーはライダージャンプで舞い上がる。そしていつも以上に体を捻り、回転を繰り返し、ベルトの風車ダイナモに風のエネルギーを蓄積する。
そして蓄積したエネルギーを一気に足に送り込み、蹴りこんだ。

旧1号「電光おぉぉぉぉお!!ライダアァァァァアキック!!」

ライダーの新必殺技「電光ライダーキック」は岩を粉々に打ち砕いた。

藤兵衛「やった!!」
旧1号「はぁ…はぁ…」

藤兵衛は崖から降り、ライダーの肩を叩いた。

藤兵衛「よくやった!よくやったぞ!」
旧1号「はい!」
藤兵衛「俺はこのことを滝とリンディに知らせてくるよ!」
旧1号「お願いします。」
462リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/26(日) 18:18:53 ID:yBSK3TKv
【都内市立病院 滝の病室】
藤兵衛「滝!リンディ!仮面ライダーが新しい技を…あれ?」

病室のベッドはもぬけの殻であり、滝のお見舞いに来ていたリンディの姿もそこには無かった。

藤兵衛「あいつら何処行ったんだ…ん?」

藤兵衛は床に落ちている黒い手帳に気付いた。

藤兵衛「滝の手帳か…ん!?」

藤兵衛は手帳の中身を見て驚いた。
その手帳には滝の正体が記してあったからである。

藤兵衛「滝和也…FBI特命捜査官…あいつが…そうか、だからあいつは事件に首を突っ込みたがっていたのか…」

【怪しい館】
リンディ「痛…くっ!こんな痛みが何よ!ライダーは…猛さんはもっと傷だらけなのよ!
あたしがこんなことで痛がっていたら、猛さんに申し訳ないわ!」
滝「頑張るねぇ…魔法使いさん。」
リンディ「!?、滝さん!?安静にしてなきゃ!」
滝「静かにしろ!気付かれたらどうする…」
リンディ「あ…ごめんなさい…でも、何で滝さんはそんなに必死になるの?」
滝「仮面ライダーが破れた今、俺は命を懸けてショッカーを叩き潰す!それが俺のFBIとしての使命なんだ!」
リンディ「FBI!?、滝さんが…」
滝「細かい話は後だ。君もショッカーを倒したいなら俺に協力してくれ。」
リンディ「…分かったわ。」
滝「へぇ…止めないんだな。」
リンディ「止めたって滝さん言うこと聞かないもん。その代わり、無理はしないでね。」
滝「君こそな。じゃあ、行くか!」
リンディ「ええ!」

滝とリンディは門を飛び越え、館の内部に潜入した。
463リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/26(日) 18:20:29 ID:yBSK3TKv
【怪しい館内部】
潜入に成功した滝とリンディは、館内の捜索を開始した。
そして、二人は地下に続く怪しげな怪談を発見するのだった

リンディ「滝さん…この階段、怪しくない?」
滝「そうだな…行ってみるか?」
リンディ「うん!」

二人は階段を下り、地下へと向かう。
そして辿り着いた先は、ショッカーの地下アジトだった。

滝「これは…」
リンディ「やっぱり、ショッカーのアジト…」
ショッカー首領「ハッハッハッハッハ!!よく来たな、FBIの犬!そして魔女の小娘よ!」

すると突然中央にある鷲のレリーフの中心が光りだし、首領の声が響き渡る。

リンディ「ショッカーの首領!?」
滝「一体何処に!?」
ショッカー首領「滝よ、貴様が見た十一の怪人軍団は、既に原子力研究所に向かった!
貴様らはここで死ぬが良い!」
戦闘員軍団「イー!!」

首領の声が終わると同時に沢山の戦闘員が現れ二人に襲い掛かる。

滝「クソ!返り討ちにしてやる!」
リンディ「戦闘員なんて、片手間でも倒せるわ!セットアップ!!」

リンディはバリアジャケットを装着し、杖型デバイスに魔力刃を纏わせ、戦闘員を切り倒していく。
滝は自慢の鍛えた格闘技で戦闘員達を次々に倒していった。
だが敵の数は多く、二人も怪我を負っているため、次第に劣勢になってきた。

リンディ「もう…一体何体居るのよ!!」
滝「クソ…こうしてる間にも研究所が…」
旧1号「滝!リンディ!」
滝・リンディ「!?」

突然アジトの壁が砕け、砕けた壁の穴からライダーが現れた。
464リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/26(日) 18:21:38 ID:yBSK3TKv
旧1号「大丈夫か?」
リンディ「ライダー、研究所に怪人が!」
旧1号「何だって!?」
滝「ここは俺達に任せて、行け!東京に放射能を撒き散らされたら終わりだ!」
旧1号「…分かった、死ぬなよ…!」

ライダーは来た道を戻り、去っていった。

滝「さてと…リンディ、行けるか?」
リンディ「もっちろん!こんな奴ら、すぐに倒してライダーの援護に向かいましょう!」
滝「よっしゃ!行くぞ!」
リンディ「ええ!」

滝とリンディは戦闘員軍団に向け、勇猛果敢に立ち向かっていった。

【東洋原子力研究所】
その頃、研究所の前に出現したトカゲロンは、バーリア破壊ボールのシュート準備をしていた。

トカゲロン「ヒュルルルルル!どんなバーリアも粉々に破壊するこのバーリア破壊ボール、受けてみるがいい…ウウォ!!」

トカゲロンは研究所のバーリアに向け、ボールをシュートした。

旧1号「待てえぇぇぇぇえい!!」

だが間一髪ライダーが現れ、バーリア破壊ボールをサイクロンで打ち返した。

トカゲロン「仮面ライダー!?おのれぇ…やれ!」
怪人軍団「ギギイィィイ!!」

トカゲロンがボールをキャッチすると同時に、怪人軍団が一斉に現れ、ライダーを取り囲む。
465リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/26(日) 18:23:32 ID:yBSK3TKv
旧1号「お前たちは俺が倒したはずの改造人間!?」
蜘蛛男「見たか!改造人間は死なん!貴様に壊された個所を直せば、何度でも生き返ることが出来るのだ!」
トカゲロン「俺一人に勝てない貴様が、こいつらまとめて倒せるかな…?」
旧1号「…!」

(BGM レッツゴー!ライダーキック!!(歌無し))
ライダーはサイクロンを走らせ、怪人軍団に突撃した。

トカゲロン「き…貴様!」
怪人軍団「ギギイィィィイ!?」

ライダーは怪人軍団をサイクロンで追い回し、トカゲロンと戦った荒地に怪人達を誘導した。

【荒地】
トカゲロン「ゼェ…ゼェ…貴様、小癪な真似を!」
旧1号「ここなら思い切り戦える…行くぞ!」
トカゲロン「かかれ!!」
怪人軍団「ギイィィィィィイ!!」

蜘蛛男、蝙蝠男、蠍男、サラセニアン、コブラ男、蜂女、ゲバコンドル、ヤモゲラス、蟷螂男、死神カメレオン…
十体の怪人軍団は次々にライダーに襲いかかる。

旧1号「トォ!トオォ!トオォォォォォオ!!」

だが、地獄の特訓を耐え抜いたライダーに敵は居ない!
仮面ライダーの力は、以前より数段パワーアップしていた。
強くなったライダーは怪人達を殴り、蹴り、投げ飛ばし、叩きつける…
そして、あっという間に十体の怪人軍団を全滅させた。

旧1号「残るは貴様一人だ!!」
トカゲロン「おのれライダー!ここで使ってしまうのは惜しいが、バーリア破壊ボールで貴様を粉々にしてやる!!」

トカゲロンは破壊ボールを地面に置き、必殺シュートの体制に入る。

トカゲロン「必殺シュートだ…ウオオォ!!」

トカゲロンはライダーに向け、バーリア破壊ボールをシュートした。

旧1号「今だ!トオオォォォオ!!」

ライダーは宙に飛び、回転数を増やし、体を捻らせ、エネルギーをため、そのエネルギーを足に送る。
そして、ライダーの体が光を放ち、ライダーは一気にボールに向けて蹴りこんだ!

旧1号「電光おぉぉぉぉぉお!ライダアァァァァア!キック!!」

電光ライダーキックはバーリア破壊ボールを打ち返し、跳ね返されたボールはトカゲロンの腹部に直撃した。

トカゲロン「グアァァァァァア…!」

トカゲロンは怪人軍団の死体と共に粉々に爆発した。

(曲終了)
旧1号「やった…ライダーキックの勝利だ!」
466リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/26(日) 18:25:04 ID:q6lhcR7B
ナンバーズTF(仮称)のモチーフにするメカが決まったんで一応。

ウーノ…B-2スピリットステルス爆撃機
ドゥーエ…Su-47ベールクト(ロシアの超高性能機開発計画の夢の跡。前進翼機。)
トーレ…F-35ライトニングU
クアットロ…EA-18Gグロウラー電子戦機(F/A18Eのバリエーション機で電子戦型)
チンク…F-CK-1チンクオ(台湾空軍の戦闘機でF16とF/A18の合いの子みたいな機体。)
セイン…JAS39グリペン
セッテ…96式多目的誘導弾システム(大きめのジープの荷台にランチャーがくっついてる奴)
オットー…AH-1Zヴァイパー(AH-1型対戦車ヘリコプターの最新型)
ノーヴェ…ストライカー装甲車
ディエチ…99式自走榴弾砲
ウェンディ…レオパルド2A6型戦車
ディード…ユーロコプター・タイガー(フランスとドイツが共同開発した戦闘ヘリコプター)

トーレは結構迷いましたね。YF23にしようと思ってたんすけどブラックウィドーって愛称が
どうもイメージと違うような気がしたんでF35にしました。
あとクアットロは早期警戒機にしようかなとも思ったんですけど2〜6番までのメンバーは
戦闘機サイズの機体で統一したかったんでグロウラーに決定。
他のメンバーは結構あっさりと決めましたけど
特にセインはグリペンてのはかなり早くから決めてました。
名前が同じだとオリジナルのナンバーズと一緒に出す時に区別が付かないから
TFの方のナンバーズは今名前を考えてますけどどうしても厨臭い名前になっちゃうんだよな…orz  
467リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/26(日) 18:25:23 ID:yBSK3TKv
そして、トカゲロンに勝利したライダーの元に、滝、リンディ、ルリ子、藤兵衛の四人がやって来た。

滝「ライダー!」
リンディ「怪人は!?」
旧1号「11体の怪人は全て倒したぞ!」
リンディ「ほんと!?流石はライダー!」
藤兵衛「よくやったな!」
旧1号「…それでは。」

ライダーはサイクロンを走らせ、去っていった。

ルリ子「偉いわ…自分の命を捨ててまで、人のために戦っているのね…」
藤兵衛「そうさ、自分のことばかり考えてちゃ、平和な世の中にはならないからな。
彼はそのために戦っているんだ。」
リンディ「ライダー…」

リンディ「(東京は、仮面ライダー・本郷猛によって守られた。
「新たな強さを手に入れた本郷猛は、これからもショッカーの魔手を打ち砕いていくだろう。」その時の私はそう思っていた。
だが、予期せぬ事態が私たちに訪れた。
この日を境に、本郷猛は私達の前から姿を消してしまったのである…)」

(仮面ライダーの歌(映像・旧1号編))
嵐と共にやって来た 誰だ!誰だ!悪をけちらす嵐の男

仮面ライダー 正義のマスク

「まわせ!吹かせ!エンジン吹かせ!スピード全開!サイクロン!」

怒りを込めてぶち当たれショッカーどもを ぶちのめせ

ライダー ライダー 仮面ライダー
468リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/26(日) 18:26:18 ID:q6lhcR7B

更新しないで書き込んでしまいました。
割り込みすんませんorz
支援。
469リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/26(日) 18:27:23 ID:yBSK3TKv
投下終了です。
相変わらずの糞駄文申し訳ありません…
龍騎先輩やマスカレード先輩が羨ましいですはい…

次回はみんなのムードメーカー・一文字隼人とリンディのファーストコンタクトを描かなくては…
470名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 18:31:29 ID:KxWYivYO
GJ! ライダーの勝利! あーよかった、次も楽しみにしてます

>龍騎先輩やマスカレード先輩が羨ましいですはい…
あれ、正伝さんは・・・?
471リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/26(日) 18:34:34 ID:yBSK3TKv
も、もちろん正伝さんも羨ましいですよ!
僕と違って台詞ばかりじゃないのが凄いと思います。
それに比べて僕は台詞ばっかり…orz
472リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/26(日) 18:38:04 ID:q6lhcR7B
>>471
んなことないですよ。
俺なんか最初の方は台詞ばかりなのはおろか
台詞がある行で改行して投稿するなんていう基礎の基礎的な事も知らなかったんですから。
473リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 18:43:23 ID:QN/lI8X5
GJです
電光ライダーキックついにキタァ!新必殺技だけあって凄い威力ですね…
って、あれ?旧一号どこに去ったんでしょう…

糞駄文?何言ってるんです?十分面白いじゃないですか
474名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 18:54:55 ID:LOZNZjE/
>>469
GJ!!やっぱり1号はかっこいいですね。
ミッドでは昭和ライダーの怪人が出現しているようですがワームなどの平成
怪人も出るんでしょうか?
475なのはStS+φ’s正伝 ◆doxxn25Md. :2007/08/26(日) 19:17:39 ID:daVyvKa6
>私には仮面ライダースピリットが燃え上がっているから早いのです!
これは凄く耳に痛い……そういうのとまるで無縁な話を書いてますからね
だから筆の進みが遅いのかな・・・そしてGJ! 皆が力を合わせてて良いです

>僕と違って台詞ばかりじゃないのが凄いと思います。
>それに比べて僕は台詞ばっかり…orz
見てて燃えるというか安心する台詞やシチュエーションは私にはないですがね
私はそういうのが普通に書けるあなたがいいと思っています

さあ15話と16話の続きを書かないと・・・皆さんには負けてられない!
476節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/08/26(日) 19:29:28 ID:/beYLVTq
>466
戦闘機が多いとはいえ、ちと『早かった』ですな……

トーレは悩みどころでしょうねぇ。
グリペン……ああ、ビゲンの後継と言ってくれなきゃ。(そっちがわかるんかい
セッテ……中途半端に地味だ!?せめてA-10は……サイバトロンに居たか。
オットーのストライカーは、名称の由来聞いたらなる程と思えました(笑)。
>469
乙です。欲を言えば、もうちょっとなのは分が欲しいCパートでしたね。
そして次は、高原竜ヒドラが!
もとい、僕の好きなサボテグロン登場デスね。
>473
ふっふっふ、ライダーはこのあt

何か言いましたか?(額に手術の跡
477ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/26(日) 20:26:43 ID:hx52Nbh1
>>475
「どんな職人だろうと、作品にはそれぞれ、その個性にあった適材適所がある
 王道には王道の……鬱には、鬱の……それが役割という事だ
 SSも同様、強い弱いの概念はない」
ということで、個性さえあればいいんじゃないんでしょうか。

……D-LIVEが予想外に面白かったんですがどうでしょう。砂漠のロコかっけー。
478名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 20:34:54 ID:JvMwTPDR
予想外にってつまらないと思ってたんかい!


ここはアレだ、ベン登場きぼん。
479名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 20:35:33 ID:tAjaHkFi
投下が早いっていっても正伝氏とStS+仮面ライダー氏とは
それぞれ一回の投下量が違うから、仕方ないと思いますよ

俺としては一回の話を短く何分割にもして投下するよりも、できれば一回に
まとめて投下した方が、妙なところで千切れなくていいと思います・・・
素人が生意気なこと言って申し訳ありません・・・
480ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/26(日) 20:59:16 ID:hx52Nbh1
>>478
ARMSとかスプリガンとは全く違うのに、いつも通りの皆川節だとは思いもしなかったというか……
波戸さんが水の心開眼するし、父親はASEドライバーだし、母親は普通かと思いきや無茶苦茶強いしw

ボス猿ベンの再登場は絶対あると思ったんだけどなあ……ARMSのナイトメアの人みたいなもんか……
481名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 21:00:31 ID:r1TO4Mye
>>477
DIO様!?
482名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 21:02:32 ID:NLbQWvt9
斑鳩は六課のヘリパイロットになるしかない。
483名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 21:04:36 ID:hJdO4zHK
ヴァイスはリストラだな。
ヘボスナイパー戻ってもらおう。
484名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 21:13:38 ID:uijYOx/L
斑鳩はハンティングホラーとかでも最終的に乗りこなせてしまいそうなんだよなー。
485名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 21:15:20 ID:hJdO4zHK
つかヴァイスって別に優れたヘリパイロットじゃないよな。
486リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/26(日) 21:23:33 ID:q6lhcR7B
>>471
二度レス済みません。
差し出がましいようですが台詞ばかりにしたくないのなら
(人名)「台詞」という書き方ではなく他の作品と同じ書き方にしてみてはどうです?
(人名)「台詞」という書き方だと「誰がどんなふうに何を言った」という文章が不要なので
相対的に台詞ばかりなように見えてしまう訳ですよ。


487名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 21:32:22 ID:3Si6L6kZ
ハンティングホラーは無理じゃね? エセルたんが嫌がりそうだし
488リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 21:41:48 ID:QN/lI8X5
.hack//Lyricalのプロローグ完成しました
本当に書いてたのかとか駄文にも程があるとかとにかく殴らせろとか色々言われるのを覚悟の上で言います
投下許可をください
489名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 21:42:41 ID:hJdO4zHK
許可する!突撃せよ!
490 ◆v8WgPpvslE :2007/08/26(日) 21:43:22 ID:zJLVkR0T
直ちに投下準備に入れ
ただし、.hack//はやったことないから深い感想には期待してはいけません
491.hack//Lyrical ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 21:43:29 ID:QN/lI8X5
 ―夕暮竜を求めて旅立ちし影持つ者、未だ帰らず。
  ダックの竈(かまど)鳴動し、闇(ダック)の女王ヘルバ、ついに挙兵す。
  光(リョース)の王アペイロン、呼応して両者、虹のたもとにまみゆ。
  共に戦うは忌まわしき“波”。アルバの湖煮え立ち、リョースの大樹、倒る。
  すべての力、アルケ・ケルンの神殿に滴となり、影を持たざるものの世、虚無に帰す。
  夕暮竜を求めて旅立ちし影持つ者、永久(とわ)に帰らず―

                             『黄昏の碑文』 作:エマ・ウィーラント

 .hack//Lyrical
 Log0.Prologue

 Δ(デルタ)サーバー 水の都マク・アヌ

「ログインまではできたけど…アリサちゃんどこかな?」
 茶髪のツインテールの少女…PC名『なのは』がログインしてくる。装備や言動を見る限り、おそらく今日始めた初心者なのだろう。
「なのはー、こっちこっち!」
 なのはが自分を呼ぶ声に気付き、振り向く。
振り向いた先には、自分をこのゲーム『THE World』に誘った友人…PC名『アリサ』がいた。
「えっと…アリサちゃん、だよね?なんかイメージ違うような気がするけど…」
 …確かに。顔はリアルのアリサに似せてはあるが…着ているドレスと重斧使いの武器である大斧がイメージを大きく変えている。
「それはまあ、自分で決めた役割を演じて遊ぶのがネットゲームだしね。
…それに比べて、なのははリアルそのまんまね」
 対するなのはは、顔をなるべくリアルに似せただけでなく、服装もなるべく学校の制服に似せたようだ。
違う点といえば、呪文使いの武器である呪杖を持っている点くらいだろうか。
「あはは…会ったときすぐわかる方がいいかなって思って」
 なのはがそう言うのとほぼ同時に、一人ログインしてきた。
金髪のツインテールの少女…PC名『フェイト』。彼女もまた、なのはと同様にアリサに誘われて始めたのである。
「…考えることはみんな一緒だったみたいね(笑)」
 …どうやらフェイトも、なのは同様リアルそのままの姿でPCを作ったようだ。
重槍使いの扱う大槍を持っているという点を除けば、リアルの姿に酷似している。

 さて、彼女たちがこのゲーム『THE World』を始めるに至った経緯だが、それを説明するために少し時間を遡ろう。
492.hack//Lyrical ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 21:44:32 ID:QN/lI8X5
 高町なのは、フェイト・テスタロッサ、アリサ・バニングス、月村すずか。彼女ら4人という、ある種お決まりともなったグループ。
闇の書事件という大事件から半年、4年生となった彼女らは、久しぶりに4人で下校しているところである。
ちなみに彼女らにはもう一人、八神はやてという友人がいるのだが…彼女はこの日、管理局の仕事のために学校を休んでいた。
「THE World?」
 帰るまでの間の話題は、THE Worldというオンラインゲームの話題に移っていた。この話題を振ったアリサに対し、すずかが聞き返す。
「そっ、オンラインゲーム『THE World』。どんなのかはこの本使って説明するわね」
 そう言うと、アリサが一冊の本…THE Worldの説明書を取り出した。
 いわく、『カオスゲート』と呼ばれる門に3つのワードを打ち込むことで、無数といってもいい数のエリアへと行くことができる。
 いわく、6種類のクラスが存在し、それぞれに多種多様な特性が付いている。
 いわく、全世界で2000万人もの人がプレイしている、などである。
「…とまあ、こんな所ね…面白そうでしょ?」
「なのは、やってみよう。昨日のでしばらく管理局の仕事は無いはずだし」
 フェイトがなのはを誘う。昨日の仕事から、しばらくは管理局の仕事の予定は無いという。
…管理局が何か疑問を持つかも知れないが、この物語にはあまり関係ないので割愛させていただく。
「そうだね。あ、でも…確か専用のゴーグルとコントローラーが要るんでしょ?」
「ああ、それはあたしのを貸すから大丈夫。それじゃ、帰ったらΔサーバーのルートタウンに集合ね!」
 そう言って、アリサが三人にゴーグルとコントローラーを渡した。どこに入れていたという突っ込みはご遠慮いただきたい。

 そして今に至るというわけである。
「すずかからはメールで『用事ができたから今日は来れない』って言われたから…これで全員かしらね?」
 そう言って確認すると、アリサがゲーム内専用メールアドレス『メンバーアドレス』を二人に渡し、色々とこのゲームについて説明を始める。
説明そのものはあまり物語には関わってこないので、こちらも割愛。
そして説明を終えてパーティーを組み、エリアへと向かおうとする。
行くエリアは事前にアリサが探しておいてくれたらしく、それを提案する。
「それじゃフィールドは…そうね、『Δ 萌え立つ 騒霊の 試金石』なんかどう?
レベルも低いし、ここならなのは達でも十分戦えるだろうからね」
 なのはとフェイトもそれに賛同し、そしてカオスゲートからそのエリアへと向かった。
493.hack//Lyrical ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 21:45:32 ID:QN/lI8X5
 Δサーバー 萌え立つ騒霊の試金石
「あっそび〜ま、しょッ!」
 その声に気付き、振り向く3人。ただしなのはとフェイトは無防備で、アリサは身構えて、という違いはあるが。
そして今回はアリサの反応が正解だったようだ。緑髪の双剣士が双剣を手に襲い掛かってきたのだ。
アリサがそれを受け止め、斧を横に振り回すスキル『ブランディッシュ』で双剣士を振り払う。そして双剣士を一喝した。
「楚良!出会い頭に斬りかかるのやめろっていつも言ってるでしょ!?」
「あは、悪いねぇwでもでもぉ、面白いからいいんじゃなぁい?」
 双剣士…PC名『楚良』はアリサの一喝にも動じず、悪びれる様子も無く、むしろおちょくるような感じで返す。
そしてアリサの説教が開始された…もっとも、楚良は全然聞く気がないようだが。
フェイトはその様子と、「いつも」のくだりで知り合いだと思ったのか、アリサに問うた。
「…えと、アリサ…知り合い?」
 問われたアリサは、説教で疲れたのか、疲れたような表情と声で返した。
「…うちのクラスに三崎亮ってのいるでしょ?あいつよ。もっとも、こっちじゃ楚良って名乗ってるけどね」
「あれ、じゃあこの子達もおんなじクラスの子?…って、名前とカッコ見れば分かるねんw」
 そう言って楚良が笑う。名前と格好を見れば分かる…確かに。この二人は名前も格好もリアルと同じにしてあるのだから、彼女達を知る者なら分かって当たり前である。
「…ねえ、フェイトちゃん…亮君ってこんなキャラだっけ?」
「きっとこういうキャラ作りなんだよ…指摘しないでおいてあげよう」
 なのはとフェイトがひそひそと話す…無理もない。学校にいるときの『亮』と、THE Worldの『楚良』はあまりにも違う。
何をどう勘違いしたのか分からないが、気遣ってひそひそ話にしたようだ
「あー…二人とも、気遣ってるのはわかるけど…吹き出しで何話してるか見えてるわよ?」
 …もっとも、THE Worldでは、発言内容が吹き出しとして出てくるので、ひそひそ話も無意味だが。

 それから3人は楚良と別れ、ダンジョンへと潜った。
ダンジョンは初めてだが、アリサの指導が上手いのか二人ともすぐに慣れ、どんどんと進んでいく。
そして最深部のアイテム神像前でアイテム…今回はLV1の呪杖『アイアンロッド』を回収し、三人は神像部屋を出た。

 … そ し て 、 悲 劇 は こ こ か ら 始 ま っ た

 神像部屋を出た先には、見たこともない空間が広がっていた。
ダンジョン内部ならば地形が変わることはありえない。だからこそ、この状況は異質だ。
だが、初心者のなのはやフェイトにはこれがただのゲームの仕様にしか映らない。なのはが感嘆の声を漏らす。
「神像のアイテムを取ったら地形が変わるんだ…凝った作りだね、このゲーム」
「違う…こんな事、ありえない!」
 そう言ったアリサの声に、二人が驚いた表情で振り向いた。
一体どういうことか聞こうとしたが、アリサは何かを考え込んでいる。今話しかけても多分気付かないだろう。
(いきなり変わった地形、一瞬走ったノイズ、これって…)
「まさか…プレイヤーを意識不明にするって噂の!?」
 このゲームには、とある噂が存在する。
それは、とある倒せないモンスターと戦い、そして倒されると現実に意識不明になるという噂だ。
その噂のモンスターは2種類存在する。一つは緑色の斑点のようなものを纏ったモンスター。もう一つはそのエリアすら変え、そのターゲットを屠るというモンスター。
今回の場合は…紛れも無く後者だ。そして後者の方は、前者より桁違いに強いとも聞いている。
「アリサ、それって…」
 フェイトの問いも耳に入らない。どうするべきかを考えている真っ最中だから。
そして結論を出し、なのはとフェイトにそれを言う。
「…二人とも、いい?多分、これからとんでもなく強いモンスターが出る。もしそうなったら勝ち目は無いわ…
だから、それが来てない今のうちに逃げて」
「アリサちゃ…ッ!」
 なのはがどういうことか聞こうとするが、その問いは中断されることになる。
何も無い空間が突如歪み、そこから何かが現れた。それはまるで…

「何あれ…壁画…?」
494名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 21:45:34 ID:hJdO4zHK
.hack//ZERO続きはいつですか?支援
495なのはStS×デモベ:2007/08/26(日) 21:46:16 ID:lr1CvgHn
C'mooooooon!!
496.hack//Lyrical ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 21:46:39 ID:QN/lI8X5
 何かの壁画のような姿をしていた。八相と呼ばれる8体のモンスターのうちの1体『第二相 惑乱の蜃気楼 イニス』だ。
最も、この時点では正体など分からないのだが…噂を聞いていたアリサには、少なくともかなりの強敵だと理解できた。
そして、この状況でどうするべきかの答えもすでに出ている。
「いいわね!すぐ逃げるのよ!」
 結論…なのはとフェイトを逃がし、自分は囮になる。
大斧を手にイニスへと向かっていき、斬りつけるアリサ。だがダメージは皆無。逆に衝撃波で吹き飛ばされる羽目に。
吹き飛ばされ、倒れるアリサ。何とか回復アイテムで持ち直し、再び斬りかかるが…やはり効いていない。
「効いてない…噂は本当だってこと!?」
 それを認識すると同時に、アリサの体が宙に浮く。首から上動くことは不可能。したがって、反撃することもできない。
何とか周りを見渡すと、そこにはもう誰もいなかった。アリサに言われた通り、この場から逃げたのだ。
(二人とも、逃げてくれたみたいね。よかった…)
 これで倒されるのは自分だけで済む。少なくともなのはとフェイトは犠牲にならない。
アリサがそう思って安堵するが、次の瞬間、体が何本もの光線に貫かれていた。
そのまま落下し、倒れこむアリサ。少しずつ体が消え始めている。
「ごめん、なのは…フェイト…そっち戻れなくなっちゃった…」
 そして、アリサの体が完全に消え去り、残ったデータが空へと飛び去っていった。

 同じ頃、アリサの自室。
アリサの手からコントローラーが落ちる。それから少し後には、力なく手がだらりと垂れ、そのままピクリとも動かなくなった。
そのすぐ後、アリサの携帯が鳴るが、取ることはできない。彼女はもう、意識不明になっているのだから。
着信画面には、「なのは」の名が表示されていた…

 翌日、アリサが意識不明となり、入院した旨が伝えられた。
497名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 21:48:01 ID:hJdO4zHK
なんというネットワーククライシス支援
498リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 21:49:14 ID:QN/lI8X5
投下終了
アリサと楚良のキャラが少し違う気がしますが、そのへんはご容赦を…
どうみてもアリサがオルカのポジションです。本当にありがとうございました

で、なのはとフェイトのクラスですが…
なのは:呪文使い
その理由:足を止めての攻撃魔法・武器が杖

フェイト:重槍使い
その理由:高い機動力・薄い防御力

反論は受け付けます
499名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 21:56:14 ID:/beYLVTq
>486
映画板のTFスレに、面白いのがありましたよ。
>498
まず第一の被害者が。
謎を追ううち、第二、第三の被害者が続き、そして……

「犯人は、この中にいます!
 必ず突き止める……高町の名に賭けて!」

【知らないならそう言え】
500リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/26(日) 21:56:38 ID:q6lhcR7B
>>498
GJ!
アリサは大丈夫なんですかね?
501ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI :2007/08/26(日) 22:01:20 ID:hx52Nbh1
>>498
GJ
.hackは小説版しか知らんなあ。あと呪紋使いではなかろうか。
……そういやデモべも漫画版と古橋のノベライズ以外知らんな。なんという偏り方。
502リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 22:03:49 ID:QN/lI8X5
>>501
しまった…ッッ!
…まとめの方、呪紋使いに直しておきますorz
503リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/26(日) 22:04:05 ID:q6lhcR7B
>>499
なのはって入力したら「ハンマーブラスト」で
フェイトって入力したら「ブリッツトロン」て出ましたw
ちなみに私の名前でやってみたら「テクノボルト」ですた。
504魔装機神:2007/08/26(日) 22:04:18 ID:Cw5xkt92
乙です。
自分.hackはG.Uしかやってないけど楽しみです
505なのはStS×デモベ:2007/08/26(日) 22:07:15 ID:lr1CvgHn
リリカル龍騎氏GJ!! GJにございます!!

>…もっとも、THE Worldでは、発言内容が吹き出しとして出てくるので、ひそひそ話も無意味だが。
なんとなくファンタシースターオンライン思い出した。
ていうか、アリサ取り込まれた!?

.hackやってないんで、こんな感想しかつけられないのがく、くやしいっ!
506名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:08:36 ID:hJdO4zHK
>>505
でも、感じちゃう!ビクビク!
507リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:12:59 ID:V/lRO2h/
やっと完成…ふぅ、なのはSts始まる前日に書き終えたぜ(ぇ
リリカル龍騎氏の投下後ですが、投下しちゃっていいですか?
あとでSS読ませて頂きます。
それと、今回長いので支援必要かも(ぉぃ
508リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 22:13:39 ID:QN/lI8X5
サー!投下どうぞ!サー!
509リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:14:49 ID:V/lRO2h/
 勇者王リリカルガオガイガー THE MYTHOLOGY

 第五話「機動六課」

 ◆新暦75年4月頃

 宿舎のある一室で陸士制服を着て身支度を終わらせる獅子王凱。
 今日は、機動六課の部隊発足の日だ。
 そのため、GGGでの服では無く陸士制服を身に纏っているのだ。
 小さい台付きの鏡でネクタイが曲がっていない事を確認したガイは、部屋を出る。
 部屋から出ると外で命が待っていた。彼女も陸士制服を着ている。
「おはよう、ミコト」
「あ、ガイ!おはよ」
 いつもの笑顔が絶えない彼女の姿を見たガイは、にこやかな笑顔に成る。
 GGGのメンバーに朝の挨拶をしたガイとミコトは、外へと出る。
 車庫に入れていたガンドーベルに乗り、ミコトと共に機動六課の隊舎へ向かうガイ。
「ねぇ〜ガイ」
「何だぁ?ミコト」
「楽しみだね」
「あぁ!」
 この世界へ来て初の仕事だ。GGGのように人々を守ることに繋がる仕事である事に期待するガイとミコトであった。

 駐輪所へガンドーベルを置き、機動六課の隊舎入口へ入ったガイとミコトの前に以前見た覚えがある二人の少女が居た。
「なぁ、ミコト。あの二人、どこかで会ったことが無いか?」
「うん。見覚えはあるんだけど、どこだったかなぁ?」
 二人が考えていると、後ろから見知った二人が入ってきた。
「入ってすぐのとこで立ち止まってる、マナーが成って無い従兄と、その彼女〜どうしたんだい?」
「ルネ、それにJも」
 凱の従妹であるルネと、その横に立つ鼻が長い男性Jが陸士制服を着てやってきた。
「彼女なんてぇ〜もう」
 満更でも無いミコトを置いといて、ルネはガイたちの前に居る二人組を見て口を開いた。
「あ、あの時の二人か」
「ショッピングセンターであったな」
 後頭部だけで判断できる二人の観察力は、かなり高いようだ。
 その声に反応して振り向く二人ことスバル・ナカジマとティアナ・ランスター。
 二人の顔を見て思い出したガイは、手を挙げて二人を呼ぶ。
「あ、スバルじゃないか。何故君たちがここに?」
 彼らの姿を見たスバルはパッと顔を輝かせて近づいてくる。それに付いていくティアナ。
「ガイさん!お久しぶりです!!あ、えっと…」
 ミコトとルネたちの姿を見て、名前を知らない事に気付き、なんて答えればいいかなと顔を固まらせるスバル。
「あ、自己紹介はしてなかったわね。私の名前は卯都木命。ここでは通信スタッフとして働かせてもらうの、よろしくね」
「私はルネ・カーディフ・獅子王。そんで、横に居るのがソルダートJ。ガイと同じ三等陸士だよ」
 こちらこそよろしくお願いしますと言うスバルとティアナは、自己紹介をする。
「スバル・ナガシマ/三等陸士です。陸士386部隊から来ました」
「同じく、ティアナ・ランスター/三等陸士です」
 敬礼する二人に、同じように敬礼で返す凱たち。
 歩きながら、スバルは以前二等陸士と言っていたガイさんが、いつの間に三等陸士で機動六課へと来た経緯を聞いてみた。
 凱たちが事の経緯を簡単に話すと、試験を受けた日が同じだったのでスバルは疑問を聞いてみた。
「それじゃあ、ガイさんたちも試験受けたんですね。あ、まさか試験官の名前リィンフォースII空曹長だったり?」
「あぁ、良く知ってるな」
「と、言う事は…あなた方も機動六課のフォワードとして?」
 ティアナの問いに「あぁ」と答えるガイは、更に付け加える。
「スターズとライトニングには入らず、別チームで組むらしいんだ。チーム名はまだ決まって無いけどね」
510なのはStS×デモベ:2007/08/26(日) 22:15:24 ID:lr1CvgHn
<<構わん! ここに全弾落としてくれ!>>
と言うことで投下支援。
511リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:16:05 ID:V/lRO2h/
 ガイたちが機動六課の隊舎へ着いた頃、湾岸地区の飛行許可を取った新生クシナダはGGGスタッフを乗せ飛び立っていた。
 新生クシナダの正式名称は『次元航行司令補修艦クシナダ』である。
 全長は廃艦となったL級艦船と先行偵察艇兼脱出艇クシナダを分解し、再開発した新造艦だ。
 ブリッジ回りは、L級艦船の方を採用し外装などはクシナダに採用されていた装甲を選んだことで防御力は上がっている。
 更に増築し、上層部は整備ブロック兼可動式ミラーカタパルトブロック、下層部は資材、武器庫ブロックと成っている。
 主動力はGストーン制御型ウルテクエンジンで、副動力には魔力炉が使われている。
 メインスタッフには、大河幸太郎/長官、火麻激/作戦参謀総長、獅子王雷牙/スーパーバイザー兼研究開発部主任、
スタリオン・ホワイト/研究開発部副主任、スワン・ホワイト/GGG研究部所属オペレーター、猿頭寺耕助/オペレーターチーフ、
牛山一男/整備部オペレーター等、以前のメインオーダールームのメンバーで構成されている。
 あとのスタッフは、各部署に配置されている。
 今回、機動六課へ出向し挨拶をするのは大河長官と火麻参謀長と雷牙博士の3名だ。
 それと、最強勇者ロボ軍団の紹介を行う予定だ。
「長官、間も無く現地に到着します」
 猿頭寺の報告に首を縦に振った大河。
「それでは、クシナダは着水後そのまま待機。予定通り私と、火麻、そして雷牙博士の3名がガングルーへ搭乗し機動六課へ出向する。
それと、彼女らに勇者たちを合わせたい。護衛として彼らの出撃を許可する」
「了解。機動部隊の出撃準備を開始します!」
 大河の命令に従い、機動部隊の出撃準備をする牛山オペレーター。
「それでは向かいましょう。我々の新たな職場へ」
「よっしゃぁ!燃えてきたぜぇ!!」
「可愛い女の子達が多いと良いのぉ」
 3人はガングルーへ乗り機動六課の隊舎に向かった。

512名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:16:28 ID:hJdO4zHK
投下承認!
513リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:17:13 ID:V/lRO2h/
 フォワード7名をはじめ、機動六課部隊員とスタッフ全員揃い、ロビーで集合し待機中である。
 大河長官たちも数分前に到着し、ロビーで待機中だ。
 長官たちの服装が変わっている性か他の部隊員やスタッフから注目を浴びている。
 それもそのはず、長身の黒いコートを着た男性にボディビルダー風のモヒカン男と変な服装でモヒカン頭の爺さん。
 普通の感性なら興味が惹かれて当然だ。
 そうして、八神はやて部隊長たちが現れ、お立ち台に立ちプレゼンが始める。
「機動六課課長、そして、この本部隊舎の総部隊長、八神はやてです」
 周囲から拍手が鳴り響く。
「平和と法の守護者、時空管理局の部隊として事件に立ち向かい、人々を守っていくことが私たちの使命であり成すべき事です。
実績と実力にあふれた指揮官陣、技と可能性にあふれたフォワード陣、それぞれが優れた専門技術の持ち主の
メカニックやバックヤードスタッフ。全員が一丸と成って事件に立ち向かっていけると信じています。
まぁ長い挨拶は嫌われるんで、以上ここまで、機動六課課長及び部隊長/八神はやてでした」
 再び彼女に向かって拍手が鳴り響く。
「次に、民間協力者の方からの挨拶があります。大河幸太郎氏、どうぞ」
 はやての呼びかけに頭を軽く縦に振り、お立ち台へ登る大河長官。
「…我々の部隊名はGGG。正式名称は『Gutsy Galaxy Guard』勇気ある宇宙防衛隊です。我々は別世界から来た者で、
時空管理局に助けられた際、元の世界へ戻る手段が今のところ無いと伝えられ、我々が持つ強大な力を腐らせないよう、
八神はやて二等陸佐の推薦で機動六課への民間協力者として協力させて頂く事に成りました。我々の持つ戦力を紹介しましょう。
雷牙博士、あのデータを」
「うむ。ほいっと、な!」
 お立ち台に飛び乗った雷牙博士の身軽さに驚かされながら、彼が起動した大型空間モニターには橙色の艦船が映し出される。
「この艦船こそ我々GGGの新たな足、その名は『次元航行司令補修艦クシナダ』じゃ。武装は全て取り外しておる。
そうしなければ、ミッドチルダ周辺を飛ぶことが禁止されてしまったからのぉ。この船はGGGの先行偵察艇兼脱出艇クシナダと
時空管理局で通称海と呼ばれている部署のL級の時空航行艦の廃艦を合体させ新生した艦なんじゃよ。
そして、我々の戦力の要を紹介するかのぉ?大河長官」
「えぇ、火麻参謀。号礼を」
「よっしゃぁ!まってたぜぇ!!」
 如何にも待ってましたと身体全体で表現する火麻は、持っていたトランシーバーを使い連絡を取る。
「最強勇者ロボ軍団…出撃ぃぃぃ!!」
514名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:18:09 ID:wR3OFEVm
支援します!
515リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:18:10 ID:V/lRO2h/
 火麻参謀の合図を聞き、クシナダは可動式ミラーカタパルトを起動させ機動六課隊舎方向へ向ける。
 カタパルトデッキが開き、次々と最強勇者ロボ軍団が射出されていく。
 ミラーコーティングされ射出された勇者たちは、凄まじい速度で機動六課前に着地していく。
 だが、赤/黄/黒色の三機は着地直前で…こけた。
「また着地失敗か炎竜」
「まだ改善して無いのか、雷龍」
「大丈夫ぅ〜?闇竜」
 兄姉たちが弟妹たちを気遣う。
「くぅぅぅ、また着地失敗かぁ!」
「ったく、先輩のバグが俺たちにまで感染してるなんて、ついて無いよなぁ、闇竜?」
「炎竜兄様も、成りたくて成った訳じゃ無いんですから」
 闇竜の優しい答えに涙?を拭く炎竜。
「こんな良い妹を持って幸せだぁ」
 そんなやり取りの中、また違うマシーンが飛んでくる。
 その姿はアメリカンコミックに出てきそうな、ユニークなロボットだった。
「ヘェ〜イ!マイクは、いつも元気だもんネェ〜新しい友達、いっぱい作るもんネェ〜」
 そんな賑やかな最強勇者ロボ軍団の横にゆらりと蜃気楼の様に現れるパトカー。
「システムチェンジ!ボルフォッグ」
 隠密にガイたちや長官たちを守るために常に近くで待機していたボルフォッグは、ホログラフィックカモフラージュを使用し姿を隠していた。
「火麻参謀、最強勇者ロボ軍団全員揃いました」
『おう!ご苦労だったな!!』
 そのあと回線がブチっと切れる。

「長官!全員揃ったぜぇ!!」
 火麻参謀は力を入れすぎて左手に持っていたトランシーバーを握りつぶしていた。
 いつものことながらと、頭を押さえる大河長官だったが気を引き締め機動六課の隊員たちへ勇者たちを紹介する。
「窓の外に現れた8機のロボットたち、右から氷竜/炎竜/風龍/雷龍/光竜/闇竜/マイク・サンダース13世/ボルフォッグ以上が
超AIを搭載した心を持つ勇者たちです」
 外に現れたロボットたちに目を釘付けにする機動六課の隊員たち。
 あれほどの巨大なロボットを作る技術は、今のところ時空管理局には無い。
「うわぁ〜人間みたいに喋ってる」
「ロボットなんて、小さいので玩具っぽいのしか無いと思ってたけど…実際にあるのね」
 スバルとティアナも、その光景に唖然とし、デバイスマイスターのシャリオは目を輝かせながら見つめている。
「インテリジェントデバイスよりも、AI機能は上なのかな〜うわぁ、調べてみた〜い」
「お譲さん、何ならワシの研究室に来れば色々と教えてやれるんじゃがなぁ〜」
「本当ですかぁ!?行きます!行かせてもらいますぅ!!」
 シャーリーの返答に二ヒヒと笑みを浮かべる雷牙に念を押す大河長官。
「駄目ですよ。麗しき女性を口説いていたら、ルネお譲さんに半殺しにされてしまいますよ?」
「うっ、それもそうじゃのぉ〜えーと、お譲ちゃんの名前は何と言うんじゃ?後でデータを読ませてあげるよ」
「やったぁ〜♪私の名前はシャリオ・フィニーノです。通信主任兼メカニックでデバイス担当です。よろしくお願いしますね」
「うん、僕ちゃんもよろしくしちゃ―」
 シャーリーの手を握ろうとした雷牙博士の横には、いつの間にか獅子の女王が立っていた。
「じじい…一回地獄に落ちないと、その性格は治らないみたいだねぇ…」
「あ、いや、これは…ある種の病気で…待ちなさい、ルネ。話せば…あー!!」
 虐待に近い仕打ちを受ける雷牙博士を他所に、空間モニターに映る勇者たちの挨拶が始まっていた。
516リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:19:18 ID:V/lRO2h/
「では、長兄である私(わたくし)から挨拶をします。私の名は氷竜。主武装は冷却系が主です。GGG機動部隊の隊員です。
以後よろしくお願いします」

「へへへ、そんじゃ次は僕だな!名前は炎竜。主武装は火炎系。あとは氷竜と同じで以下同文ってことで!よろしくな」

「では、僕の番ですね。僕の名前は風龍。主武装は背中のジャオ・ダン・ジィ(攪転槽)から発射される、超圧縮空気弾です。
あとは兄さんたち同じくGGG機動部隊の隊員です。よろしくお願いします」

「そんじゃ、俺の番だな。名前は雷龍。主武装は電撃系だぜ!あとは風龍と同じで以下同文だ!よろしくな!」

「あ、あたしの番だね。あたしの名前は光竜。主な武器はパワーメーザーアームから発射されるプライムローズの月です。
みなさ〜ん、よろしくねぇ〜」

「では私の番ですね。私の名前は闇竜です。主武装は背負ったミサイルコンテナから発射されるシェルブームの雨です。
今後とも姉共々よろしくお願いします」

「ミーの番だネェ!ミーの名前はマイク・サンダース13世ネェ〜。得意技は友達づくりだもんね!…えっ!武器も言わなくちゃだめなのぉ?
武器はシステムチェンジで、今のコスモロボからブームロボ形態へ変形すれば、いろんなディスクで皆を支援するもんネェ〜!
ミンナァ〜ミーと友達に成って下さいデース!」
 
「最後に私から挨拶をさせて頂きます。私の名前はボルフォッグ。GGG諜報部所属のビークルロボです。
主な任務は要人警護、情報収集およびその分析と追跡、潜入、強行偵察などを行っています。
武装などは秘密事項に当たるので伏せさせて頂きます。それでは、皆さま今後ともよろしくお願いします」
517名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:19:19 ID:hJdO4zHK
シルバーピューマ支援
518リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 22:20:08 ID:QN/lI8X5
ヘル・アンド・支援
519名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:20:33 ID:0R1OzIRn
GGGの勇気が世界を救うと信じて…支援承認!
520リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:20:38 ID:V/lRO2h/
 GGGの最強勇者ロボ軍団からの挨拶が終わり、集まりは解散と成った。
 氷竜たちは、各自クシナダへ戻っていき、大河長官たちは八神部隊長との今後の連携についての話し合いをするため会議室へ向かった。
 高町なのは一等空尉に連れられ歩くスバル、ティアナ、エリオ、キャロ、ガイ、ルネ、Jの7名。
「そう言えば、お互いの自己紹介はもう済んだ?」
 左右に目線を配るスバルだったが、他のメンバーはハキハキと答えて行った。
「え、えっと」
「名前と、経験やスキルの確認はしました」
「あと、部隊分けとコールサインも、です…あ、ガイさん達の部隊名がまだ決まって無いらしいですが」
 ティアナに続いて答えたエリオだったが、分からない事について教官に聞いてみた。
「そうそう、ガイさん達の部隊名は『ブレイブ』勇気って意味から取ったの。それで、コールサインはガイさんがブレイブ1、
Jさんがブレイブ2、ルネさんがブレイブ3ね」
「良いネーミングセンスだぜ!」
 良い部隊名だと右手でGood jobと親指を立てるガイ。
 それに微笑みで返すなのは。
「それって、ガイさん行き成り隊長なんですか?三等陸士で」
 ティアナの驚きに対して高町教導官は、簡潔に答えてあげた。
「それわね、彼は元居た世界では機動部隊の隊長をした経験を持っている事と、3人の力はAAAクラス魔導師に匹敵…いいえ、
それ以上の可能性があるので、この処置にしたの。無闇に私の下に入れても指揮系統が難しくなりそうだからね」
 ルネやJが訓練校で、あまり上司の命令をよく聞く方では無い事を事前に聞いていたための処置であった。
 知り合いのガイの指揮なら言う事を聞くとの判断で構成されている。
「それじゃあ、そろそろ訓練に入りたいんだけど…良いかな?」
 全員揃って「はい」と答えた。

 八神はやて二等陸佐とフェイト・T・ハラオウン執務官は、この後すぐに時空管理局の御偉い方にレリックの危険性などの説明をするため
大河長官たちと別れ、ヴァイス・グランセニック陸曹の駆るJF-704式『ストームレイダー』に乗り首都クラナガンの中央管理局へと向かって行った。
 彼女たちと別れた大河長官たちは、はやて達と話した事について考えていた。
「ゾンダーについては、まだ管理局には伏せて置く事には成ったが…」
「まぁな。あの新種ゾンダーが出てから二ヶ月…まったくゾンダーは出てこねぇ。管理局へ話しても信じてくれねぇんじゃねぇかな」
「でてきたら、こちらで対処するしかないじゃろう。Gストーンを提供するにも管理局の本質が分からん上では…のぉ」
 各々の考えを語りながら帰路へ着く大河、火麻、雷牙博士。
521名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:21:20 ID:wR3OFEVm
GGGのロボは愛嬌があって好きです。支援
522名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:21:42 ID:hJdO4zHK
ゴールドタイガー支援
523リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:21:46 ID:V/lRO2h/
 海岸の先にある広大な作られた地表を見渡しながら、襟を整える教導官の制服を着た女性が立っていた。
 潮風が彼女のサイドテールをなびく中、彼女を呼ぶ声が聞こえ振り返る。
「なのはさん〜」
「シャーリー」
 呼んだ相手はシャリオ・フィニーノ。機動六課のオペレーター主任兼メカニックを担当する前からなのは達と付き合いのある子だ。
 そして、隊員宿舎のある方向から新人たちが訓練用の服装に着替えて走って集合場所へやってきた。
 シャーリーに事前に渡していたデバイスを受け取るスバルたち。
返されたデバイスにはデータ記録用のチップが入って居るらしく、大事に扱うように言われる。
 一方、ガイたちのデバイスには、チップは入って無いがスバルたちと同じちょっとした細工を施しているらしい。
 シャーリーからの挨拶が終わり、訓練を開始の合図を言うなのは。
「じゃあ、訓練に入ろうか?」
 えっ!?という顔に成るスバルたち。それもそのはず、どこにも訓練をする施設など見当たらないのだから。
 そんな彼らの顔を見てシャーリーに合図を送るなのは。
「はーい」
 手を挙げて空間モニターを多数出現させ、システムを立ち上げるシャーリー。
「機動六課自慢の訓練スペース。なのはさん完全監修の陸戦用訓練シミュレータ…ステージセット!」
 何もなかった場所に突如出現するビル群の形をした陸戦用訓練シミュレータが完成する。
 その光景に目を丸くし驚くスバルたちとガイたち。

「ヴィータ、ここに居たのか」
「シグナム」
 彼女たちが居る場所からは訓練シミュレータを見下ろせる。
「新人たちは早速やっているようだな」
「あぁ」
 彼女たちの目線の先には、各自のポジションなどを話し、デバイスのチェックを行う新人たちの姿が見える、
「お前は参加しないのか?」
「4人ともヨチヨチ歩きのひよっ子だ。私が教導を手伝うのはもうちょっと先だな」
「そうか」
「それに、自分の訓練もしたいさ…同じ分隊だからさ…私は空でなのはを守ってやらなくちゃいけねぇ」
「…頼むぞ」
「あぁ」
「そうだ。なら、あの3人に戦闘訓練を頼めば良いんじゃないか?」
 シグナムの目線の先には準備運動をする長髪の男性と、左腕の手甲のデバイスをチェックする鼻の長い男性、
そしてバズーカ程の大きさのデバイスを右肩に背負う長髪の女性が映る。
「まだ、あいつらの実力を確認してねぇからな。今回の訓練次第ってとこだな」
「そうか、主はやての話では戦闘能力と判断力を併せ持った戦士たちらしいが」
「はやてが期待してる奴らだ。実力を見せて貰おうぜ」
 そんな二人は、ある人物の事をすっかり忘れていた。
「…なんだか、忘れられてるような…気のせいよね…うん!良い設備」
 医務室で自分の新しい職場にベッタリなシャマルであった。
「ん…気のせいか」
 機動六課の隊舎周りで見回りをする守護獣形態のザフィーラの姿があった。
524リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:24:13 ID:V/lRO2h/
 スバルたちとガイたちは、なのはさん完全監修の陸戦用訓練シミュレータの中へ足を踏み入れ中央付近で待機していた。
『よしっと、みんな聞こえる?』
 なのはの声が聞こえたので「はい」と答えるスバルたち。
『じゃあ、早速ターゲットを出して行こうか。まずは軽く14体から』
『攻撃性能C、動作性能Dってとこですかね』
『うん』
 ターゲットの性能設定を決めるシャーリーとなのは。
『私たちの仕事は、捜索指定ロストロギアの保守管理。その目的のために私たちが戦う事になる相手は…これ!』
 丸い魔法陣から出現する計14体のカプセル状の戦闘機械。
『自律行動型の魔導機械。これは近づくと攻撃してくるタイプね。攻撃は結構鋭いよ』
『では、第一回模擬戦訓練。ミッション目的:逃走するターゲット14体の破壊または捕獲15分以内に』
 なのはの説明に「はい」と答える全員。
『それでは』
『ミッション…スタート!』

 フロントアタッカーを担うスバルは、ローラーブーツで結構な速さで動く魔導機械、別名ガジェットドローンI型を追いまわす。
 リボルバーシュートを討ち、動きを止めようとするが素早い動作で回避されてしまう。
「うわ、はや」
 スバルを受け流したガジェット達だったが、移動先には赤髪の少年エリオ・モンディアルが槍を構えて待ち構えていた。
 その彼に直射弾を発射する4体のガジェットドローンI型だが、当たらないのを見切って居た定位置で構える。
「はぁぁぁっ!」
 覇気と共に青い装甲で覆われた槍型アームドデバイス/ストラーダで雷撃の刃を敵へ向け二振り放つが、予想外の速さで回避される。
「駄目だ、ふわふわ避けられて当たらない」
 そして、次に現れたのは空を愛する者ソルダートJがガジェット達の前へと立つ。
「その程度のスピードなど、欠伸が出る。ラディアントリッパー!」
 左腕の赤き宝石が付いた手甲からプラズマソードを引き抜き、瞬速でガジェット一体を横一線に切り裂いた。
 斬った時の感覚が若干変わった感じがするも、続いて直ぐに方向転換し俊足で相手の背中部分を切り裂く。
「浅かったか…」
 Jの振るったプラズマソードは、ガジェットの背中を浅く切り裂く程度で終わってしまう。
 ブレイブ2の攻撃が終わった後にビルの物陰から瞬時に現れるガイに、ガジェット3体は回避運動に移る。
「はぁぁぁっ!」
 右手に持ったウィルナイフでガジェットに接近戦を挑むガイ。
 射撃で間合いを取ろうとするガジェットだったが、エヴォリュダーガイの瞬発力に追い付けず
黄色いセンサー状のパーツにナイフを突き立てられる。
 火花を散らしプラズマが全身を走った後、機能を停止するガジェット。
 これで前衛が破壊したガジェットドローンI型は4体中2体。
525名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:24:57 ID:wR3OFEVm
再び支援
526名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:26:24 ID:hJdO4zHK
海のヴァルナー支援
527リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:26:24 ID:V/lRO2h/
「前衛、分散しすぎ!ちょっとは後ろのこと考えて!」
「(は、はい!)」
「(ごめん)」
「(すまん)」
「(1体に集中しすぎた、すまない)」
 ティアナは4人の“ごめんなさい”コールを聞きながら、合流して6体へと増えたガジェットへ銃型カートリッジ搭載デバイスを向ける。
 オレンジ色の魔力弾を生成しながら、後ろで待機している少女へ命令を入れる。
「ちびっこ、威力強化をお願い」
「はい。ケリュケイオン」
 グローブ型ブーストデバイス『ケリュケイオン』を起動させ威力強化を行うキャロ・ル・ルシエ。
『Boost Up. Barret Power.』
 対象者へ向けて強化魔法を与えるキャロ。
 そのブーストで魔法弾の威力が上昇したのを感じたティアナは、ガジェットへ向けて魔力弾を4連射する。
「シュート!」
 発射された4発の魔法弾が4体のガジェットドローンI型へと吸い込まれるように着弾すると思いきや、直前で何かに掻き消される。
「何、バリア?」
「違います。フィールド系」
「厄介な代物だね」
 ティアナとキャロとルネは、敵の能力に驚きながらも次の策を考える。
「魔力が消された!?」
 遠くから親友のティアナが放った魔力弾が掻き消されたのを目にし、相手の能力に驚く。
『そう。ガジェットドローンには、ちょっとやっかいな性質があるの。攻撃魔力を?き消す『アンチ・マギリンク・フィールド』AMF。
普通の射撃は通じないし』
 なのはさんの解説が流れているうちに、ビルの反対側へと移動していくガジェットドローンへ業を煮やすスバル。
「あぁ、くそっ!こっのぉー!!」
 帯状の魔法陣を展開し、空中へ光の道を出現させ後を追おうとするスバル。
「スバル!馬鹿、危ない!」
 ローラーブーツで加速をつけガジェットの後を追うスバルにはティアナの声が届かない。
『それに、AMFを全開にされると』
 なのはの声に合わせてAMFの出力を上げるシャーリー。
 それに合わせて、ガジェットドローンI型のAMFの出力が上がり広範囲に及ぶ魔法結合を阻害する効果が発生する。
 その影響でスバルが出現させた光の道『ウイングロード』が途中で掻き消されてしまう。
 突然のウイングロードの途中での消失と不安定化で墜落したスバルは、目の前のビルの窓ガラスへ突っ込んでしまう。
『飛翔や足場造り、移動系魔法の発動も困難になる。スバル、大丈夫?』
「っう、なんとか」
 なのはの問いに答えるスバル。
『まぁ訓練中では、皆のデバイスにちょっと工夫をして擬似的に再現しているだけなんだけどね。でも、現物からデータも取ってるし
かなり本物に近いよぉ〜』
『対抗する方法はいくつかあるよ。どうするべきか、素早く考え素早く動いて』
 シャーリーの説明に加え、この状況をどう対処するか新人たち&ガイたちへと伝える。
528名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:27:08 ID:uijYOx/L
支援いたします。
529名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:27:33 ID:hJdO4zHK
天候魔法+遠隔操作魔法、岩石+遠隔操作魔法でAMFは余裕だよ。支援
530リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:28:07 ID:V/lRO2h/
 教官の話を聞き、対処策を考えるティアナは後方で待機している少女に向かって聞く。
「ちびっこ、名前なんて言ったっけ?」
「キャロであります」
「キャロ、手持ちの魔法と、そのチビ竜の技で何とか出来そうなのある?」
 その問いに一瞬考えたキャロだったが、直ぐに返事をする。
「試してみたいのが、いくつか」
 その答えに操作していたモニターを消し、動きだすティアナ。
「私もある。(スバル!)」
「(OK〜エリオあいつら逃がさないように先行して足止め出来る?)」
「(あ、えっと)」
「(ティアナがきっと考えているから時間稼ぎ)」
「(…やってみます!)」
「(それと、ガイさん達は)」
「(俺たちは、俺たちの方で対処してみる。君たちは、君たちで頑張ってくれ!)」
「(は、はい!)」

 先に動いたのはスバルたち新人たちだ。
 スバルがガジェットドローンI型の囮と成り注意を引く。
 彼女の居る場所から少し前にある歩道橋の上では、エリオが槍を構える
「行くよ、ストラーダ!カートリッジロード!!」
『Explosion』
 エリオの足下に出現する黄色のベルカ式魔法陣。
 魔力によって強化した肉体でストラーダを高速回転させる。
 それを知らずに歩道橋付近まで移動するガジェットドローン。
「でやぁぁぁっ!」
 叫びと共に足下の歩道橋を切り刻み崩壊させる。
 崩壊した歩道橋は、丁度下に居たガジェットドローン4体を巻き込み倒壊していく。
 4体中2体は何とか脱出し上空へ飛ぶが、それを狙い澄ましていたスバルの右ナックルが1体を捉える。
 しかし、AMFによって魔力による攻撃力アップが減少され本体への物理ダメージが及ばず吹き飛ばすのみとなる。
「やっぱ、魔力が消されちゃうとイマイチ威力が出無い…それなら」
 後ろから迫るガジェットドローンに気づき、ローラーブーツで一気に回り込み斜めオーバヘッドキックを当て落下させ
マウントポジションに持ち込むと渾身の一撃を叩き込む。
 AMFによる魔法消去効果を受けながらも直接叩き込むことによって、破壊する事に成功する。
531名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:29:06 ID:wR3OFEVm
凱に効果はあるのかな?支援
532リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:30:07 ID:V/lRO2h/
 歩道橋の瓦礫周辺に佇むガジェットドローンへ攻撃を仕掛けるキャロとフリードリヒ。
「続けていきます。フリード、ブラストフレア!」
「キュッルゥ〜」
 白銀の子竜フリードリヒは、口付近に炎の塊を出現させる。
「ファイヤ!」
 キャロの号令と共にフリードリヒの口付近から発射される。
 火炎弾は、瓦礫に着弾し炎が付近を覆い尽くす。
 その熱でガジェット2体は機能を麻痺され動きが鈍る。
「我が求めるは、戒める物、捕らえる物。言の葉に答えよ、鋼鉄の縛鎖。錬鉄召喚、アルケミックチェーン!」
 ガジェットドローンI型の足下に出現した召喚魔法陣から多数の鋼鉄の鎖が出現し3体のターゲットの動きを封じ込める。
 ビルとビルの間を飛び移りながら移動してきたティアナは、発射ポジションを取り射撃準備に入る。
「こっちだって、射撃型。無効化されて、はいそうですかって下がってたんじゃ、生き残れないのよ!」
 ティアナは、銃型デバイスのカートリッジを2発消費し魔力を高める。
「(スバル、上から仕留めるから、そのまま追ってて)」
「(おぉ!)」
 銃型デバイスの銃口に魔力弾を出現させ、更に膜状のバリアで包もうとしている。
“攻撃用の弾体を無効化フィールドで消される膜状バリアで包み、フィールドを突き抜ける間だけ外郭が持てば、
本命の弾はターゲットに…届く!”
 このスキルはAAランクの魔導師が扱えるもので、なのは達も彼女のスキルに少し驚いていた。
「バリアブル・シュート!」
 弾道を描きながら、スバルに追われ逃げるガジェットドローン2体の内1体のAMFに着弾する。
 AMFで消されず、外郭の膜状バリアによって内部の魔力弾が消されずターゲットを貫き続けざまに2体目を貫通し爆破させる。
「ティア!(ナーイス!ナイスだよ、ティア!やったねぇ〜うふふ)」
「…うっさい!…このくらい、当然よ」
 何とかクリアしたスターズとライトニングの新人たちの反対方向ではブレイブの本領が発揮されていた。
533名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:30:31 ID:hJdO4zHK
>>531
機界新種の物質昇華に比べればAMFなんて鼻息以下だよ支援
534リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:31:31 ID:V/lRO2h/
 ビルの上で標的が誘き出されるのを待つルネ。
 追い立て役はソルダートJだ。
「(何故私が、そんな役目を)」
「(私にも意地があるんだよ。分かるだろう…J?)」
 その一言に負けたJは、ルネが待つ場所までターゲットを誘導していく。
「ふ、見つけた」
 サイバースコープで標的の位置把握したルネは、ランチャー型デバイスで的を狙う。
“要するに、あのフィールドは弱っちい攻撃に対しては無敵…なら、強力な砲撃か物理的にぶっ潰せば良いってこと!”
「カートリッジロード!」
『Load Cartridge』
 砲身の前に出現する巨大な魔力スフィアを標的2体の前にあるビルへ向け発射する。
「ファイヤァ!」
 巨大な魔力弾がビルに直撃し、ビルの外壁へ当たり倒壊させる。
 その大量の破片が、重力に引かれながら落ちて行き地上を移動していたガジェットドローンI型2体を押し潰してしまう。
「(やったな、ルネ)」
「(ふぅ、当然!)」
 Jの励ましに少し嬉しかったルネであった。
 その間にガイも残り2体のターゲットを倒すべく移動していた。
 中々すばしっこい的な為、ガイは飛翔魔法を使い極力近くまで接近すると魔法を解除し急降下する。
 手に持ったウィルナイフの刃先でガジェットドローンI型のAMFを突破し頭上の装甲を切り裂き爆破させる。
 続けて、右腕に魔力を集中させターゲットへ向け赤き剛なる拳を発射する。
「ブロウクン・マグナム!」
 高速回転する赤い拳が最後の1体を捉えるが、AMFによって一時的に均衡するが直ぐにフィールドを突破し粉砕する。

「うわぁ〜スターズもライトニングの子達も頑張ってるけど、ブレイブは完全にガジェットドローンの特性と対処法を分かってますね」
 空間モニターのデータを処理しながら、みんなのデバイスデータをチェックするシャーリー。
「うん。それじゃあ、スターズとライトニングの2チームは、動作性能Cに上げたガジェットドローン8体の相手をしてもらうね」
 なのはの次の試練に「はい」と答える4人。
「それじゃあ、私はブレイブの3人と実戦訓練をしてくるね。シャーリー、あとはよろしくね」
「はーい!」
535名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:32:29 ID:hJdO4zHK
ザ・パワー支援
536リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/26(日) 22:32:32 ID:q6lhcR7B
>>533近づくだけで無機物にされますしね。
支援
537リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:33:27 ID:V/lRO2h/
 次の標的を待つブレイブのメンバーであるガイ達だったが、予想だにしない相手がやってきた。
「なのは教導官。今度の相手はいったい?」
「あなた達の動きなど見てたら、ガジェットドローンへの対策は十分だと判断したので現在の力がどの程度か調べさせてもらいます」
 彼女の話に身を構えるガイとルネとJ。
「それじゃあ、私が撃つ魔力弾を回避して私に一撃を入れてみて。一発でも防御や回避が出来なかったらやり直しだよ」
 こうして、高町なのは教導官&レイジングハート・エクセリオンによる特別訓練は夕方まで続いたのであった。

「おつかれさま。みんなタフですよね」
「いやいや、なのはちゃんも結構タフだよ」
「ガイさんに、そう言われると自信が持てますよ〜」
「本当に生身?改造でもされてるんじゃないのかい?」
「されてませんよ。ルネさん。一度大怪我しましたけど完全に感知しましたし」
「大空を飛び、強力な砲撃を撃ち、敵を殲滅する…中々の戦士だ」
「Jに、ここまで言わせるとは…やるね」
「それ程でも。でも、大切な人々を守る力を持ちたいと子供の頃からの夢ですから」
「君の心には、勇気が溢れているね。でもね、一人で考え過ぎないように。一人で悩みを抱えると何れ墓穴を掘るからな。
君より少しは長生きしているお兄さんからの忠告だよ」
「はい。その忠告、肝に銘じておきます。ガイさん」
『マスターの心のケアも、頑張らせて頂きます』
「ありがとう、レイジングハート」




 次回予告
 君たちに最新情報を公開しよう。
 厳しい訓練に耐える新人たち。
 数多くのスキルを学ぶ勇者たち。
 その彼らに初めての任務が降りる。
 勇者王リリカルガオガイガー THE MYTHOLOGY
 NEXT ファースト・アラート
 次回も、このチャンネルでFINAL FUSION 承認!



 これが勝利の鍵だ!
【キャロ・ル・ルシエ】
538名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:33:54 ID:wR3OFEVm
>>533
どうもです。やっぱり余裕っぽいですね。支援
539リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 22:34:11 ID:QN/lI8X5
>>533
あれよりははるかにマシですよね…
再支援
540リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 22:35:20 ID:V/lRO2h/
うぎゃ、最後でミス。
>>537
>>「されてませんよ。ルネさん。一度大怪我しましたけど完全に感知しましたし」
感知って所を完治に直して下さいOrz

それでは投下完了です。
541名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:35:36 ID:hJdO4zHK
GJ!
Gの字ヘルアンドヘブン、グランドプレッシャー、シルバリオンハンマー登場に期待。支援
542名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:38:13 ID:hJdO4zHK
>>536
正確には無機の絶縁体だそうだ。
モリキュルプラーネ登場支援。
543 ◆v8WgPpvslE :2007/08/26(日) 22:40:56 ID:zJLVkR0T
>>リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY氏
>>リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2氏

両氏ともGJであります。
それにしても、今思えばGGGって何かを破壊する技術はピカイチなんだな〜
544リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/26(日) 22:41:58 ID:QN/lI8X5
GJです
雷牙博士がルネに全殺しにされるのは…もはやお約束ですねw
しかしAMFすらものともしないとは…勇者の凄さを再確認しました
545リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/26(日) 22:43:42 ID:yBSK3TKv
僕の文章を読んでくれた皆様、本当にありがとうございます。
皆さんには感謝の気持ちで一杯です。

>スクリームさん
なるほど…でも今の俺にそんな誰が何を言ったかなんて文章で説明する力なんて無いです…
自分で自分を卑下した上にアドバイスまでしてもらっておいてあれですがやっぱりここまで来たら自分のやり方で突き通します。
それに、もうこれから「駄文」などと卑下などせずに、前向きに書いていきます。
こんな僕ですけど、これからも読んでくれますでしょうか?
一文字隼人編も渾身のライダースピリッツを込めて書いていきますので。

平成怪人についてはまたいづれ…
それとスクライドさんGJです。

そういえば最近兄貴を演じた名優徳山秀典さんがスコアビートという名前のCDを出しましたよね。
僕あれ買って聞いてみたけど、すごく良かったです。
本編で曲を使用する予定(ぇ
546名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:46:48 ID:r1TO4Mye
>>533
正に「そいつに近づく事は死を意味する!」
547名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 22:48:15 ID:hJdO4zHK
>>544
そりゃパスダーとの決戦でゾンダーエネルギーが充満する中を消耗しながら戦ったり、
弾丸Xでオーバーブーストしながら戦ってるからな、それに比べればAMFなんてないようなもんだ。
548リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/26(日) 22:52:09 ID:q6lhcR7B
>>リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2氏
GJです!
ルネ姐さん以外にワイルドなんすね…。
>>545
モチのロンですとも。
それはそれでいいと思いますよ。
549名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 23:00:57 ID:hJdO4zHK
GJ!
さすが勇者たち実戦経験がダンチです!
550なのはVSボウケン:2007/08/26(日) 23:04:51 ID:wR3OFEVm
今日の分だけですが感想を。勿論それ以外の方もGJ。

>>◆e4ZoADcJ/6氏
GJ!シリアスかと思いきやギャグな感じで知らないけど楽しめました。
ハーレム妄想でやる気になるとはw
>>421
GJ!アルクェイド他も凄い面子ばかり。月姫は難しそうで敬遠してましたが面白そうです。
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
GJ!ここ二日で連続投下乙です。筆が早くて羨ましい。リンディが意外にマッチしてて面白いです。
なのはキャラ×クロスキャラでフラグとかは、いつかやってみたい。
>>リリカル龍騎氏
GJ!知らないですが、.hackの世界観はなんだか惹かれます。プロローグは何か始まりそうで大好き。
>>リリカルスクライド//G.U氏
GJ!初めてリアルタイムで読ませていただきました。役者も揃ってきて盛り上がりそうな感じ。
勇者達はやっぱり凄い。戦闘シーンは見習いたいなぁ。
>>545
大事なのは愛だと思います。いつも楽しみにしてます。

もっと頻繁に投下したいのですが、新しい作品に浮気しそうになったり、そもそも見切り発車だったりで。
かなり久し振りですがボウケンジャー3話を。
今回は長くなりそうなのでキリのいいところまでですが、投下してもいいでしょうか?

551 ◆v8WgPpvslE :2007/08/26(日) 23:10:02 ID:zJLVkR0T
もちろんさ!
552リリカルなのはVSボウケンジャー:2007/08/26(日) 23:11:41 ID:wR3OFEVm
サージェスのサロンには菜月、蒼太、ヴィータ、シグナムの四人が揃っていたが、誰もが沈痛な顔で俯いている。口を開く者はいない。
山を降りてすぐに石化した少年は、映士の救急車ビークル、『ゴーゴーエイダー』によってサージェスの研究所に搬送された。
「真墨が子供を盾にして逃げるはずないよ!きっと何か理由があるもん!」
シグナム達に菜月はそう言った。
それは蒼太も同じだった。真墨は明石からチーフの地位を継いでから立派にミッションを遂行している。
明石とはスタイルが異なる彼だが、自分の為に子供を犠牲にするなどあるはずがない。
あるはずはないのだが――。
シグナムとヴィータは、確かにボウケンブラックが少年を盾にしたのを見たと言う。ボウケンブラックこと伊能真墨が。

だが、蒼太と菜月は、シグナムとヴィータが嘘を言っているとも思えなかった。菜月は純真さ故に二人を信じていたし、蒼太にとっても二人が嘘を吐くメリットが見当たらない。
彼女達はサージェスヨーロッパから来たと言われていた。サージェス程の組織が、ネガティブのスパイを見抜けないだろうか?
そして何よりも大事なこと。それは蒼太も菜月も二人を信じたいのだ。
不思議なプレシャスの話に目を輝かせたヴィータを、自分だけの宝を探し求めていたシグナムを。彼女らの冒険への情熱を。

シグナムとヴィータもそれが解っている。二人の気持ちが解るから沈黙している。
でなければ、この場でボウケンジャーを厳しく糾弾していただろう。
シグナムとて、自分の目を疑ったくらいだ。
ボウケンジャーは自分の考えていたような連中ではなかった。彼等も人々を守る為に戦っているのだ。
そう、考え始めていたのに。
伊能真墨と高岡映士はまだ戻っていない。連絡も無かった。
結局は彼の口から語られるのを待つしかない。解っていながらも心の中では不安と疑念が渦巻き、焦燥感は膨れ上がっていくのだ。
それは伊能真墨が戻り、同時にMr.ボイスが叱責に現れるまで続いた。
553リリカルなのはVSボウケンジャー:2007/08/26(日) 23:13:11 ID:wR3OFEVm
――命懸けの冒険に今日も旅立つ者がいる。
秘かに眠る危険な秘宝を守り抜く為に、あらゆる困難を乗り越え進む冒険者達――

轟轟戦隊ボウケンジャーVS魔法少女リリカルなのは
ExtraTask 03  新たなる冒険者

「たく、どうなってるんだろうなぁ……こりゃあ」
高岡映士は一人ごちた。それは研究所を出てすぐのこと。
真墨からは単独でジャリュウ一族――というより、邪悪竜バジークを先に追えと言われた。

「おい!俺様があいつらに言わなくていいのかよ!真墨!」
「必要無い。そんなことよりお前は奴を探しててくれ」
それを聞かされた時、映士はそれに逆らった。
彼はきっと、何も言い訳をしようとしないだろう。そういう男だ。
「けどよ!新入り共が――」
「いいんだよ、そんなことは!ともかくアイツはバジリスクの瞳の力を手に入れた。
俺は一度サージェス帰って対策を練るから、お前は先に行け。ただし一人では仕掛けるなよ」
「ちっ……わかったよ」
自分のことよりもミッション優先。いつの間にかチーフらしくなったものだ。
だが、映士はそんな真墨に明石暁には無かった危うさを感じずにはいられなかった。
明石はいつだって冒険を楽しむことを心の片隅に秘めていたから。
今の真墨にはそれがあるのだろうか――。
映士には、その後サージェスで繰り広げられる光景が容易に想像できた。

そしてもう一つ、ユーノ・スクライアの存在。
教えた寺に彼を追って行ってみたものの、寺にユーノの姿は無く住職の老人が一人眠らされているだけだった。
そして彼に教えたプレシャス――『百鬼夜行絵巻物』も奪われていた。
住職は薬で深く眠っていたので、彼を隠して先に孫の少年を探していたところで戦闘に出くわしたのだ。
「まさか……あいつが?」
そう考えると辻褄が合わなくもない。アシュを封印した神器を知りたがっていたことも怪しい。
それでも気に掛かる。アシュを知ったところであいつに何の得がある?
それにあの神器はアシュを深く知る者にしか扱えない。
いや、それでも考え付く理由は幾らでも出る。疑問も疑念も尽きない。
「いや……そんなはずはねぇ」
554リリカルなのはVSボウケンジャー:2007/08/26(日) 23:14:28 ID:wR3OFEVm
それでも確かなことはある。彼もまた、未知の世界に瞳を輝かす者のはず。未知の術と聞いて、居ても立ってもいられずに駆け出した彼――。
「あれは……あの眼は"冒険者"の眼だ」
映士はそれを信じたかった。

「答えろ、伊能真墨!子供を盾にするのが貴様らの冒険か!」
シグナムが怒りを露わにして叫ぶ。最初に真墨に食って掛かったのは彼女だった。
「言った通りだ。俺は全員の撤退を確実にする為に、あの子供を盾にした。そんな事態を招いたのは俺のミスだ」
「そんな!嘘でしょ、真墨!?」
菜月が真墨の腕を掴んで揺さぶる。
と、背後からバンッ!と机を叩く音が聞こえた。
「……」
ヴィータが黙って真墨を睨んでいる。
真墨は何も語ろうとはしない。弁解をしないのはそれが真実だからなのか。
「そうか……。ならば、もう何も話すことはない……」
シグナムがそう言ってサロンを出て行く。声の冷静さに反してその表情は苦渋に満ちていた。
――信じたかった。何か理由があるはずだと。子供を盾にするような外道ではないと。
「行くぞ、ヴィータ」
ヴィータも悔しそうに歯を噛み締めていた。シグナムと一緒にサロンを去る彼女は最後に一度、菜月を哀しそうに振り返った。

薄暗い遺跡の中、鶏冠に似た襞を頭に付けた邪悪竜が暗闇に向かって話しかける。
「貴様の言う通りにバジリスクの瞳を手に入れた。しかし……」
その眼は金色の光を放っていた。
「貴様は俺にこんなものの在り処を教えて、何が目的だ?確かに貴様には世話になった。だがジャリュウ一族の復活に手を貸して、貴様に何の得がある?」
暗闇から声が響く。重く低く、しかしはっきりと通った声だ。
「勿論、私にも得はある。私の目的はサージェスやボウケンジャーなど問題にならない程大きいのだ。君達の手で彼らを始末してもらえると私もそれに専念できる。これは相互利益の為なのだよ」
バジークは表情が読み取りにくい爬虫類めいた顔を、それでも明らかに不快そうに歪めた。
こいつはジャリュウ一族を駒程度に思っているのだ。そしてリュウオーン亡き後、ジャリュウ一族を統べるべきである自分を。
「それを信用しろというなら、顔くらい見せたらどうだ?」
555リリカルなのはVSボウケンジャー:2007/08/26(日) 23:15:47 ID:wR3OFEVm
「せっかくだが、君の瞳に見つめられるのは少々気恥ずかしいのでね。今は信用してくれとしか言えない。」
バジークは憎憎しげに眼を輝かせる。金色の魔眼を以ってしても、見えない相手を見ることはできない。
この声と対するのは初めてではなかった。ふざけた受け答えに、最初はその暗闇に踏み込んでやろうと思っていた。
だが、暗闇の先に歩を進める度に背中を怖気が走る。
――危険だ。ジャリュウとしての本能が、この身に宿るバジリスクが全力で警鐘を鳴らしてくる。
結局、それ以上は進むことができなかった。
「いいだろう。貴様の言うとおりにするのは癪だが、俺がボウケンジャーに引導を渡してきてやる。ただし――」
バジークは背を向けて歩き出す。
「それが済めばその顔を拝ませてもらうぞ」
捨て台詞を吐きながら、やがてバジークの姿が完全に見えなくなる。

「自分を作った者が誰かも知らずにいい気なものだ」
暗闇の声は誰にともなく呟く。
「管理局も異変を察知して動き出したか……」
百鬼界がこじ開けられようとしているなら、この世界に目をつけるのは当然。
それでも派遣した捜査員が二人程度ならば、奴等はまだ何も掴んでいないのだ。
「まぁいい。無能な管理局に何ができる……。ガイやレイを倒したとはいえボウケンジャーも辺境の猿に過ぎない」
暗闇から溢れた笑い声が、誰もいない空間に谺した。

サージェスを飛び出したものの、行く当てのあるはずもない。ヴィータとシグナムはとぼとぼと街を歩いていた。
「なあ、シグナム……。どうしてはやてはあたし達を選んだんだ?」
もう何度目になるだろう。何度も何度も自問自答を繰り返した。
それでも答えは出なかった。ずっと考えていると、そのうちに不安と迷いが湧いてきて――。
今また口に出して尋ねてしまった。
武装隊としての任務しかしたことのない自分達を、捜査官である主が潜入捜査に選んだその意味を。
「さあな……」
訊いたところで彼女にもわかるはずなどないことは解っていた。
556リリカルなのはVSボウケンジャー:2007/08/26(日) 23:16:58 ID:wR3OFEVm
ボウケンジャーとして行動していれば必ずアシュと百鬼界に繋がるはずだ。
そうはやては言っていた。
おそらくはやても調査の任に当たっているのだろう。
かつて管理局の協力もあって高岡一族がようやく次元の狭間に封印したアシュ。たった数人でさえボウケンジャーを苦戦させた化物が溢れ出そうとしている。
それなのに、本当に自分達はこんなところにいていいのだろうか?

数年前に自分達は主はやてを守り、主と共に生きると誓った。その想いは少しも変わっていない。
嘱託魔導士となってからは任務で一緒にいる時間は少なくなったが、それを苦に感じたこともほとんどなかった。今の主に常にべったりと付いて守る必要も無いし、離れていても家族であることに変わりはない。
それに嘱託になれば主の罪も軽減されるし、彼女の「ロストロギアの悪用を防ぎたい」という想いを守りたかった。
そう思えたから管理局の仕事にも誇りを感じられたのだ。何よりも、それはシグナムを含む守護騎士全ての総意でもあった。
だが、今はどうだろうか?
主の下を離れ、突然サージェスに放り込まれ、ボウケンジャーとなった。
短期間で訓練をこなし、知識を身に付けても、結局は何もできずプレシャスを奪われた。それだけでなく、一人の少年の命を今も危機に晒している。
あの時の真墨に対する怒りは、無力な自分への怒りでもあったのかもしれない。
真墨の行動は腑に落ちない。それでも、それに救われたのもまた事実なのだ。
自分自身、それが一番許せなかった。
「魔法を使うことができれば……」

――せめて魔法が使えれば。
シグナムが呟いた言葉はヴィータにも届いた。
確かに魔法を使うことができれば、あの時遅れを取ることもなかった。少年を危険に晒すこともなかっただろう。だが、
「それができりゃあ最初からやってるさ……」
これは潜入任務だ。あくまでサージェス・ヨーロッパからの命令で派遣された新人を装わねばならない。
誰が、何の目的で百鬼界を開こうとしているのかわからないのだ。魔力反応が伝われば管理局が関わっていることを知られてしまう。
それに、管理局はサージェスにも完全に気を許した訳でもないらしい。この世界のプレシャスの大半を掌握している上に、高岡映士もいる。云わば最もアシュに詳しい組織だ。
557リリカルなのはVSボウケンジャー:2007/08/26(日) 23:18:31 ID:wR3OFEVm
協力を要請する為に一部の者は真実を知っているが、どこから情報が漏洩するかわからない。はやてからも固く禁じられていた。
自分の本来の姿で戦うこともできず、信頼できる仲間もいない。
はやてを補佐することもできない。
かといって、任務を放棄することなどできるはずもない。そんなことをすればはやてが責任を問われ、何よりもはやての信頼を裏切ることになってしまう。
「あたし達は――」

――どうすればいい。
多分そう言おうとしたのだろうが、ヴィータの言葉は腕のアクセルラーへの通信によって遮られた。
通信から聞こえてきたのは牧野博士の声。
「ジャリュウ一族が街を破壊しています!君達の位置が一番近い。すぐに向って下さい!」
「いや、私は――」
何か言おうとしたシグナムだったが、有無を言わせず牧野は必要事項のみを伝え、通信を終了させてしまった。
――私は何を言おうとしたのだろうか……。
考える間もなく遠くから爆音が響いてきた。続いて次々に近づいてくる悲鳴。
瞬間、シグナムとヴィータの身体が反応する。目線を落とすと、二人の足は自然と爆発の方向へと向いていた。
――ああ、そうか……。
自分が大事なことを忘れていたことに気付く。
サージェスが何者であろうと、管理局の意向がどうであろうと――。
自分達が迷おうと、迷うまいと――。
プレシャスを奪ったネガティブは今、街を壊し、誰かを傷つけているのだ。
今はわからないことばかりでも、為すべきことは身体が知っている。
後はそれに従うのみ。
558名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/26(日) 23:19:53 ID:2bbHZF+v
>>リリカルスクライド//G.U氏

>「私はルネ・カーディフ・獅子王。そんで、横に居るのがソルダートJ。ガイと同じ三等陸士だよ」
>こちらこそよろしくお願いしますと言うスバルとティアナは、自己紹介をする。
>「スバル・ナガシマ/三等陸士です。陸士386部隊から来ました」
>「同じく、ティアナ・ランスター/三等陸士です」
>敬礼する二人に、同じように敬礼で返す凱たち。

あれ?エリキャロはともかく、スバティアは三じゃなくて二等陸士ですよ?
凱も同じで逆に階級下がってませんか?
前に2等陸士って書いてたと思うんですけど…
そこのところだけ気になったので一応書いておきます。
とりあえずGJ!!

>>リリカルなのはVSボウケンジャー氏
支援します。
559リリカルなのはVSボウケンジャー:2007/08/26(日) 23:19:58 ID:wR3OFEVm
「行くぞ!ヴィータ!」
言うが早いか爆音に向かって駆け出す。
「おうっ!」
答える彼女も既にシグナムの横を走っている。
――きっと主が我々に望んだ在り方とは、たとえ主から離れようとも、騎士として魔法を行使することを封じられたとしても!
――その程度のことで存在意義を見失うようなものではないはず!『力』を失ってしまうようなものではないはずだ!
ここは主と家族が住む世界。それを壊す者とは戦わなければならない。
それは任務ではなく、使命であり誓い。
そして自分達は、今はまだボウケンレッドでありボウケンピンクなのだ。それを果たさなくては、
そしてそう在る理由を見出さなければ彼女に会わせる顔がない。

二人はアクセルラーを握り締め、走りながら力強く左腕を突き出す。
「レディ!」
肩から突き出した拳に向けてアクセルラーのタービンを滑らせる。
「ボウケンジャー、スタートアップ!!」
眩い光に包まれ、アクセルスーツの胸にボウケンジャーのエンブレムであるコンパスが刻まれる。
それは彼女達の行くべき道を指し示しているようだった。
560なのはVSボウケン:2007/08/26(日) 23:21:51 ID:wR3OFEVm
以上です。支援ありがとうございました。
ちょっと強引な展開ですが、続きは近い内に。
オリジナルキャラはやはり浮きますね。とはいえ今更どうしようもないので
せめてガジャ様にサポートして頂こうかと思います。
561リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2 :2007/08/26(日) 23:53:18 ID:V/lRO2h/
>> ◆e4ZoADcJ/6氏
万太郎の馬鹿さ加減がGJ
なのはも、冥王化しても可笑しくないですね(笑)
最後に戦闘機人にフルボッコにされる万太郎の明日はあるのか!?
 
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
GJです。怪人たちとライダーとの戦闘が良いですね。

>>リリカルスクリーム氏
ヴィータと同じくいっぱいトランスフォーマー出てきて混乱した(笑)
サイバトロンとデストロン永遠の敵同士って感じだから、いがみ合いもしますよねぇ。

>>.hack//Lyrical(リリカル龍騎)氏
アリサ!ってソラが普通に居るって…カイトたちがまだ居ない時かな?でも八相ってモルガナの分身だし…
続きが気に成る!

>>リリカルなのはVSボウケンジャー氏
GJっす。まってました!
ヴィータとシグナムコンビの葛藤が良く書けててナイス!
ボウケンジャーも真墨の行動でムードが暗い方へ一直線…次の話が気に成ります!

>>558
ぎゃー寝ぼけてた!見直したところ結構間違い多いや…
軍事モノの知識が薄いもので、数字が多い方がランク上かと思ってましたOrz
リリカル龍騎殿、後ほど改編部分を倉庫の修正依頼に書いておきます。
よろしくお願いします。
562 ◆v8WgPpvslE :2007/08/27(月) 00:34:33 ID:a23ZRMHc
>>リリカルなのはVSボウケンジャー氏

GJです!
しかしやばい、もう一回一話から読み直してくるッス!
563名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 01:50:10 ID:ZySYL0cY
職人の皆様方、今回の更新もGJでありました。

>◆e4ZoADcJ/6氏

懐かしい初期キン肉マンのネタの連続に笑わせていただきましたw 初代の
アニメのOPみたいに、万太郎のオナラに撃墜される隊長陣を想像して腹が
よじれそうになりましたww つーかなのはたちが突入した穴から、巨大化
した万太郎のオナラを船内に流し込んだら、スカリエッティ一味も速攻で
壊滅するんじゃないでしょうかwww

>真祖海鳴りに行くの巻作者様

型月世界や幻想郷の怪物じみた皆様方を一斉に敵に回すとは、管理局上層部
愚か過ぎですw 実際管理局って、上には上がいるってことをわかっていな
いところがありそうですしね。クロノは命があっただけ儲けものですね。

>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏

立て続けの更新お疲れ様です。ライダークロスとしては大変面白いのですが、
他の方も仰っておられますように、このところリリカル分が少な目なのは
残念に思います。特にSランク魔道士のはずのリンディさんが、ライダー
ガールズ並みの扱いなのは微妙かとw

>リリカルスクライド//G.U.氏

どうも、ありがたくも部隊名のアイデアを採用していただいた者です。あまり
深く考えずに書いた案を採用してくださって、嬉しいやら恥ずかしいやらで
あります(苦笑) ついに活動を開始した機動六課&GGG連合に、読んでる
私もワクワクしっぱなしですw 着地に失敗してコケる三体を目にした六課
の隊員たちは目が点になっていたんじゃないでしょうかw
やはり凱たち3人は新人たちとは別格扱いですね。既になのはともタメ口で
話してますしw こと戦闘経験に関して言えば隊長陣にも勝るかもしれない
彼らに、逆になのはたちが教わることも多そうです。凱ならティアの暴走に
「勇気と無謀は違う!」と諭して、なのはさんを苦笑させるかもw 気難しい
性格のJやルネを相手に、初訓練でここまで認め合えるようになるなのはも
スゴイですw 

それでは、皆様方の更新を次回も楽しみにしております。
564正義超人リリカル万太郎 10 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/27(月) 10:09:32 ID:uu/EZg3l
そんな周囲が大騒ぎになっている間も万太郎はルーテシアの巨大召喚獣と激闘を
繰り広げていた。この戦いもやはりリングの上で悪行超人と戦う時と違って
ダラダラと長期戦をやるわけにも行かないので、結構あっさりしていた。
「それぇい! 48の殺人技の一つ! 風林火山!!」
出た! またも48の殺人技! しかもこれはキン肉スグルが超人オリンピック
チャンプとなった後の世界サーキットの際に当時のハワイチャンプである
超人界有数の返し技の名手ジェシー・メイビアを倒した時の技、「風林火山」である。
「素早き事風のごとく!」
万太郎は巨大召喚獣の脚に自らの腕を引っ掛け、そのまま円を描くように
高速で走り出した。その速度のあまり竜巻が発生する程である。
「静かなる事林のごとく!」
さらに万太郎は巨大召喚獣を腕に引っ掛けたまま、先程の竜巻に乗って
ローリングクレイドルで天高く舞い上がった。
「侵略する事火のごとく!」
天高く舞い上がった後、万太郎は巨大召喚獣の頭をパイルドライバーで地に打ち付けた。
「動かざる事!! 山のごとし!! キン肉フラッシュ!!」
トドメはキン肉スグルが怪獣を倒す際に主に使用したと言われる光線技、キン肉フラッシュ!
超人に対しては効き目は薄いが、何故か怪獣に対しては恐ろしい威力を発揮した
キン肉フラッシュは忽ち巨大召喚獣を爆発四散させたのであった。

「おおー! あの巨大豚男が勝ったぞー!」
「うそ〜! 万太郎君ってあんなに強かったんやね…タダの豚男や無かったんやね?」
万太郎が巨大召喚獣を倒した事実は周囲で戦っていた管理局員達を騒がせ、
特に万太郎をただの豚男としか認識していなかったはやては相当驚いていた。

巨大召喚獣を倒した後、万太郎は自らの筋肉をアピールする様なパフォーマンスを
取っていたのだが、自身の召喚獣が倒されたにも関わらずルーテシアは顔色一つ変えなかった。
「良いよ…まだ沢山いるから…。」
と、言い放つと共に新しい巨大召喚獣を次々に万太郎の周囲に投入して来たでは無いか。
「ゲ…ゲェ――――――!!」
これには万太郎もビビッてチビッた。
「一体だけでも大変なのにこれは無いよ〜!」
早速怖気付く万太郎だが、巨大召喚獣は構わず攻めて来た。
「ええい! マンタロー一本背負い!!」
ヤケクソになった万太郎は再び巨大召喚獣に対し柔道の一本背負いで投げ飛ばした。
ちなみに万太郎の父であるキン肉スグルが日本育ちである事もあって
万太郎もスグルから良く柔道に関して仕込まれていた事実があったりする。

さて、万太郎が一本背負いで投げ飛ばした巨大召喚獣がどうなったのかと言うと、
これたまたやっぱり先の48の殺人技で投げ飛ばされたガジェット同様に
聖王のゆりかごに激突するワケである。その時には既に多数の局員や
なのは・ヴィータらが内部に突入していた故にこれはこれで大変な事になっていた。
「かなり揺れてるね! どうして!?」
「ウチで面倒見てたあの豚男が何かやらかしたらしい。でもそんな事は関係ねぇ。行くぞ!」
「うん!」
こういう状況でも構わず任務へ突き進むなのはとヴィータは強いと言うか何と言うか…
565正義超人リリカル万太郎 11 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/27(月) 10:11:41 ID:uu/EZg3l
「やめた…。私にまでニンニクの匂いが移りそうだから別の所に行く…。」
ルーテシアの召喚獣はまだストックがかなりあったが、その都度万太郎に投げられて
聖王のゆりかごにダメージが入ってしまうので、やめてそのまま何処かへ行ってしまった。
それには万太郎もホッとしてその場に座り込み、一息付いていた。
「は〜! 終わったか〜!」
「U世! まだですよ! まだ戦いは終わってませんよー!」
ミートの言う通り、空ではガジェットや武装局員達が飛びまわっている。
「え〜…そんな〜! もう疲れたよ〜!」
「そんな事言っても良いんですかー!? 女の子達に嫌われても良いんですかー!?」
「そ…そうだった! この戦いで活躍して僕はモテモテになるんだー!」
またまたミートに乗せられて万太郎はやる気を取り戻し、立ち上がっていた。

「お嬢さん! この僕とカルビ丼でもどうですか…?」
「黙れしつこいこの豚男!」
「ギャヒッ!」
万太郎はしつこく何度も戦闘機人にナンパを仕掛け、その度に袋叩きにされていた。
「まったく何度袋叩きにされれば気が済むんだコイツは…。」
「構うな! ニンニクの匂いが移るぞ!」
戦闘機人達が去った後で、その場に倒れていた万太郎の隣にミートが歩み寄った。
「U世もういい加減にしてくださいよ。何度ナンパすれば気が済むんですか?」
「フフフ…ミート…僕の辞書に諦めと言う文字は無いのさ…。」
「ハ〜…。女の子の事になるとすぐこれだ。その根性を少しはトレーニングや
戦いなどにも使ってくださいよ。」
ミートはすっかり呆れていたが…、ここで万太郎がスカリエッティの目に入るのは当然の事だった。

「何だあのムキムキの豚男は…。」
スカリエッティの正面に映っている画面にはカルビ丼を食っている万太郎が
映し出されており、スカリエッティも呆れてしまっていた。
だが、そうしながらも計測器で万太郎の力に関して計測していたりもする。
「魔力資質はゼロ…だが運動能力、体力、耐久力、回復力は人間のそれを遥かに凌駕している…
と言うかニンニクを食って巨大化したり魔力も無いのに手から光線を出すとは一体何者なんだ?」
疑問に思っていたスカリエッティだが、新たな映像を見た直後にかなり気まずい顔になった。
「しかも…何かかなり下品な方法で空を飛ぶし…。」
映像には万太郎が放屁で飛ぶ光景が映し出されており、別に匂いが届いてくるワケでも
無いのに思わず鼻を摘んでいた。
566正義超人リリカル万太郎 12 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/27(月) 10:12:45 ID:uu/EZg3l
その後、各所で様々な戦い…様々なドラマが展開されていた。
スバルとその姉、ギンガとの姉妹対決があったり…ティアナが脚に傷を負いながらも
戦闘機人数人と戦ったり…どさくさに紛れて一儲けしようとやって来て
管理局とスカリエッティ軍団の両方に有償でカルビ丼を振舞っていた
カルビ丼屋台で万太郎がカルビ丼を注文して食ってたり…かつてなのはに重症を
負わせた機械兵器にヴィータも重症を負わされたり…万太郎がやっぱり
戦闘機人にナンパを仕掛けて袋叩きにされたり…何故か時空を超えて
ミッドチルダまでやって来たアデランスの中野さんと吉貝アナが
戦闘の実況中継を始めてしまったり…カルビ丼屋台のオヤジが屋台を
引きながらも雨あられと降り注ぐ魔砲を華麗にかわしたり…
万太郎がせっかくティアナのピンチに颯爽と現れて格好良い所見せようとしたのに
ニンニク臭いとか言われてティアナにまで撃たれてしまったり…
キャロのフリードとルーテシアの召喚獣の激闘が繰り広げられたり…
万太郎がせっかくスバルのピンチに颯爽と現れて格好良い所を見せようとしたのに
ニンニク臭いとか言われてシューティングアーツで殴り飛ばされてしまったり…
万太郎のニンニクの匂いの混じった放屁が余りにも臭くて管理局魔導師達や
ガジェットが大量に落ちてしまったり…万太郎がガジェットを48の殺人技で
投げていたら間違えてその辺の武装局員まで投げ飛ばしてしまったり…
シグナム&リィンフォースUとゼスト&アギトの激闘が繰り広げられていたり…
中野さんのカツラが飛んだり…エリオとガリューの激闘が繰り広げられていたり…
シリアスな戦いが万太郎のカルビ丼音頭のせいで台無しにされてしまったり…
間違って万太郎がガリューをキン肉バスターで倒してしまったり…
獲物を取られて怒ったエリオに万太郎が追い駆けまわされてしまったり…
カルビ丼屋台がなんと聖王のゆりかごの甲板上にまで出張して来ていたり…
先程飛んで行った中野さんのカツラが何故かルーテシアの頭にはまったり…
先程重症を負ったヴィータを皆が治療しようとするけど、医療班はおろか
シャマルの治療魔法さえお手上げでそのまま死亡は確実と思ったら、その時たまたま
近くにいた万太郎のマスクが剥がれそうになって、隙間からかすかに漏れ出した
フェイスフラッシュの光を浴びてヴィータが五体満足で蘇ったり…
実はヴァイスやレジアス中将はプロレスオタだった事が発覚したり…
万太郎が何故かリリカルなのはストライカーズのOPテーマを歌うんだけど
あまりにも音痴すぎて周囲にいた連中みんな耳の鼓膜が破れてぶったおれたり…
万太郎はロリコンじゃないのでさりげなくキャロだけ相手にされて無かったり…
実は中野さんはカツラの予備を幾つも持っていた事が発覚したり…
ルーテシアが中野さんのカツラを気に入ってしまったり…
なのはが必死になって聖王のゆりかごに捕らわれているヴィヴィオを
救出しに来たら何故かそこにもカルビ丼屋台があってヴィヴィオがカルビ丼を
ごちそうになっていたり…しかもなのはが代金を払わされたり…
さらになのはが代金支払う光景が中野さんと吉貝アナによって実況中継されたり…
フェイトが潜入してた洞窟内の研究所でも何故かカルビ丼屋台が出張してたり…
さらにそこにも何故か中野さんと吉貝アナが態々実況中継してたり…
はやてがラグナロクしたら間違って万太郎に直撃したり…ミートとユーノが仲良くなってたり…
またまた万太郎が戦闘機人にナンパしかけて袋叩きにされてしまったり…
などなど…本当の本当に色んな事があったのである。
567 ◆e4ZoADcJ/6 :2007/08/27(月) 10:16:56 ID:uu/EZg3l
ここからもう完全に「万太郎介入によるもう一つ結末」みたいな展開になります。
ご了承ください。

ちなみにキン肉フラッシュが怪獣に効果があるのは本当に仕様です。
キン肉スグルも既に48の殺人技を会得した後でも、怪獣と戦う時は
48の殺人技では無くキン肉フラッシュで怪獣を倒してましたから。

>>421
これはかなり壮大な物語になりそうですね。
闇の書の防衛プログラムが復活してそれでまた騒ぎが…と思ったら直ぐやられますし。

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
ライダーのリベンジなりましたね。再生怪人は弱いと言われますが、
それは主役の方が以前戦った時より強くなったからそう感じるだけと言う事も改めて実感しました。

>>リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY氏
もっとまたーりネットゲー世界を楽しむノリかと思いきや
いきなりアリサが(リアルでも)やられてしまってかなり大変な事になってますね。
どうなってしまうのでしょうか?

>>リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2氏
ついに最強勇者ロボ軍団も揃いましたか。凱達の訓練も無事にこなせた様子ですし
次回の任務とは一体いかなるものか楽しみです。

>>リリカルなのはVSボウケンジャー氏
正体を隠す為とは言え、魔法を使えないと言うのはかなりキツイでしょうね。
ユーノの方も何処へ行ってしまったのか気になります。
568リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 10:47:32 ID:/aH0fvIo
>>565
GJ!
ガジェットはカルビ丼嫌いらしいですね(そういう問題じゃねえw)

二十二話見たっす。
ネタバレだから詳しく言わないけど
魔法少女アニメで放送禁止用語規制なんかにお目にかかれるとは思わなかったですハイ…。
569マスカレード:2007/08/27(月) 11:06:48 ID:chFDDd6C
最近忙しくてここにこれなくて……
気付いたらスレも進んでてちょっとビックリですよ……

職人の皆様GJです!
ちゃんと一人一人に感想書けなくて申し訳ありませんけど……

久しぶりのマスカレード13話、30分くらいから投下しようと思いますね。
570名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 11:14:19 ID:QcgxR96Y
GGGは破壊神がいるぐらいだからな
逆に再生に特化してるといえば、、、アマ公とか?
完全に風化してなければ天の川だろうと何だろうと蘇らせることができるし
571名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 11:26:42 ID:phJA9XjW
                          マスカレード氏が投下される前に言っておくッ! 
                        おれはたった今録画していた22話をすべて視聴した
                  い…いや…視聴したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『ヴィータとティアナがどう危機を回避するか期待
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        してたら今回2人の出番が無かった』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    急に出たヴァイスの妹だとか数の子たちがいい子だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしい都築脚本の片鱗を味わったぜ…
572マスカレード:2007/08/27(月) 11:30:32 ID:chFDDd6C
「今回までのあらすじを俺が説明してやるぜ!」
言いながら画面(?)に接近する良太郎。
またしても何かに取り付かれているらしく、髪の毛は逆立ち、赤い瞳をしている。
「うわぁ、何やコレ……えらい唐突な始め方やなぁ……」
「うるせぇ!え〜と何だ……まずアレだ、天道総司とか言う奴!」
良太郎は突っ込むはやてを無視し、そのまま話を続けてゆく。

「ハイパークロックアップ!」
『Hyper Clock Up(ハイパークロックアップ)!!』
ハイパーカブトの全身のカブテクターが展開、背中から光の翼が飛び出す。
次の瞬間、カブトを緑の光が包み、そのままその時空から姿を消した……。

「で、カブトは私達の目の前で堂々と時間を巻き戻した訳だね」
今度はフェイトが喋り出す。
「うん……その後の私達の説得も通じず、ついに管理局の『カブト捕獲命令』が発令されちゃう訳で……」
フェイトに続いて、なのはが口を開く。
「さらに私達の仲間がライダーとして選ばれて……」

「変身!」
クロノは大きな声でザビーゼクターを装着。
クロノの体が銀と黄色のアーマーに包まれてゆく。
クロノが変身したライダーの名は『仮面ライダーザビー』だ。

「そうそう、お兄ちゃんがザビーになっちゃったんだよね……」
フェイトが兄を心配するような表情で喋り出す。
「でも、私達の前に現れたライダーはそれだけとちゃう」
「うん……天道さんだけじゃなく、もう一つ解決しなきゃならない問題……」
「デルタギアだね。」
三人はテーブルを囲むような形で向き合う。

「ちょっとオマエ倒すけどいい?」
ステップを踏みながらセンチピードオルフェノクを指差すデルタ。
このデルタに変身しているのは良太郎のはずなのだが……
「シャッ!」
センチピードオルフェノクが繰り出すしつこいまでのムチ攻撃を、デルタは全てダンスのステップで回避。
「ばぁん!ばぁん!」
今度はデルタの反撃だ。
取りあえず撃てばいいと思っているのか、とにかく出鱈目にデルタムーバーを連射する。
それにより公園の建造物はみるみるうちに破壊されてゆく……

「おいおい何だよこの戦い方は……目茶苦茶じゃねぇか」
両手を上げて、さも呆れたような口調で言う良太郎に、その場の空気は固まり……

「「「キミがやったんだよ!!」」」
なのは・フェイト・はやては口を揃えて言った。
「だーから、俺じゃねぇっつってんだろ!!」
「じゃあ誰やねん?この期に及んで言い逃れとは……見苦しいなぁ」
「私の目の前で変身したじゃない?」
「映像にも残ってるんだから、正直に言った方がいいよ?」
三人は良太郎に詰め寄る。
「(くっ……コイツら、ガキの癖に……!)」
三人の、まるで犯罪者に対する警察官のような態度に、良太郎も勢いを失うのであった……。


「で、デルタギアの少年はどうなったの?」
「はぁ……それが、学校での戦闘は認めてるんですが、その前の……公園での戦闘は認めようとしないんですよね……」
リンディに質問されたエイミィが良太郎の言い分を説明する。
良太郎は「確かに学校で戦ったのは俺だが、その前のは知らねぇ!」と容疑を否認しているらしい。
573リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 11:33:04 ID:/aH0fvIo
>>571
クアットロの暴走発言の数々に呑み込まれてティアナの事は正直忘れちゃってた俺。
支援。
574マスカレード:2007/08/27(月) 11:34:57 ID:chFDDd6C

「しかも弱々しい性格かと思ったら、いきなり凶暴な性格に変わったり、いきなり髪の毛の色が変わったり……」
「髪の毛の色……?」
「はい……もう、あの手のキャラは今までに無いパターンなんで、お手上げですよ……」
「……悪いけど、しばらくそのまま尋問を続けて貰えるかしら?」
一部始終の報告を終えたエイミィは、疲れたような表情で「わかりました」と返事を返した。


ACT.13「激突!なのはvsハイパーカブト!!」


数日後、海鳴市。

「あ、ちょっと待って下さい海堂さん!」
「だーもうっ……ちゅうかお前さっきから俺様に引っ付きすぎだっつーの!」
海堂と呼ばれた青年が、しつこく付き纏う少女に言う。
この青年の名は『海堂直也』という。
どうやら海堂の歩く速度が速いために、普通に歩いていては段々と離れてしまうようだ。
「ま、俺様があまりにもカッコ良すぎるから?お前が付き纏いたくなるのもわかるけどよ」
「はい!海堂さん今日もすっごくカッコいいですよ!」
ふふんと笑う海堂に引っ付く少女。
そこに一緒に歩いていたもう一人の青年が割り込む。
「いつも思うんだけど長田さん、海堂のこと褒めすぎだって」
「え……だって……」
長田と呼ばれた少女は少し困ったような顔をする。
少女−結花−は海堂に気があるらしく、いつも海堂をベタ褒めしているのだ。
「海堂、あんまり褒めたらまた調子に乗るからね」
「ちょちょちょ、ちょ〜っと待て木場ぁ!」
すると、海堂が妙に頭を揺らしながら青年−木場−を睨む。
彼の名前は『木場勇治』。
色々あって今は海堂、結花と三人で生活しているのだ。
「俺様がいつ調子に乗ったってんだよぉ!」
「いつも乗ってるじゃないか」
いいながら少し笑う木場。この三人はそれなりに仲がいいらしい。


「木場勇治……か。」
一方、涼はバイクに乗りながら冴子から渡された写真に写った男−木場勇治−を思い出していた。
借りた借りは返す。
その為に「木場勇治を倒す」という依頼を受けはしたが、それは本当に正しいことなのか……
そんなことを考えながら、赤信号にバイクを止めた涼の目に入ったのは、とある小学校だった。
「ここはアリサの学校……か」
涼はぽつりと呟くき、またすぐに走り出した。


「橘……どうやらザビーブレスの奪還に失敗した様だな?」
「邪魔が入っただけだ。次はこうは行かない」
ZECT本部、その薄暗い一室で橘は三島に前回の報告をする。
「それより、俺に会いたい人というのは?」
本来なら電話だけでいいのだが、今回はZECT側も橘に用があるらしく、わざわざ本部まで赴いていた。
「エリアZの研究所から出向してきた人物だ。」
橘の質問に三島はさらっと答える。
「エリアZとは……?」
「今のお前が知る必要は無い」
橘はさらに詳しく質問しようとするが、三島に遮られ少し顔をしかめる。
575マスカレード:2007/08/27(月) 11:38:48 ID:chFDDd6C

そうこうしていると、薄暗い部屋の扉が開き、少し廊下の光が差し込んできた事に気付く。
そこから入ってきたのは、黒いコートに黒いサングラスをかけた、いかにも怪しげな男だ。
「アンタは?」
「……俺の名は伊坂。お前が橘だな?」
「ああ……」
伊坂と名乗った男はそのまま三島の横に並ぶ。
橘は「なんでコイツらはこんな薄暗い部屋でまでサングラスをかけているんだ」という疑問を浮かべるが、口には出さなかった。

「橘……お前にはもう一つやってもらう事がある。」
「……?」
「まぁお前にとってはこっちが本職だろうがな」
フッと笑いながら三島に合図を送る伊坂。
すると三島は前回と同じようにパソコンを操作し……
「貴様にはカテゴリーAを封印してもらう」
「カテゴリーA……」
橘も三島の言葉を復唱する。
それはBOARDにいた頃、自分が封印しようとしていたアンデッド。
53体のアンデッドはトランプの元になったと言われている。
カテゴリーA(エース)とはトランプで言う所のエースにあたる4体のアンデッドの事だ。
「お前にはなんとしてもスパイダーアンデッドを封印してもらう」
「言われなくても、アンデッドならば封印するつもりだ」
橘は伊坂に返事を返しながら、パソコンに写ったプライムベスタへと視線を写す。
それはオレンジの背景に、緑の蜘蛛が描かれた、クラブスートのエースカード。
この時は誰も、このカードの背景の色など気にも留めなかっただろう……。

橘はカテゴリーAの封印という追加指令を受けた後、すぐにその部屋を後にした。
カテゴリーAの封印任務においては伊坂の指示に従わねばならないらしい。
橘はしばらく歩いた所で、何かの気配に気付く。
誰かに見られているような……そんな気配だ。
「……誰かいるのか?」
橘は周囲を見渡すが、自分の近くには誰もいない。ただガラスの光が反射しているだけだ。
だが、そこで橘はガラスに写る何かに気付いた。
それは明らかに不自然……というより、有り得ない者だった。
そこにいないはずの物体。それがガラスには写り込んでいるのだから。
『橘朔也……』
「……神崎……!」
ガラスに写っているのは、ベージュ色のコートを着た一人の男だった。
橘はその男を『神崎』と読んでいるが……

『新たなライダーシステム……か』
「……お前、何を言ってるんだ!?だいたい、何でそんな場所に……!」
こちら側にはいないのに鏡の中にはいる。こんな光景、見た事が無い。
いや……見た事は無いが、一つだけ心当たりはあった。
「まさか……ミラーワールドか!」
『……カテゴリーAを封印しろ。今はそれだけでいい……』
しかし神崎は橘の質問に答えるつもりは無いらしい。
驚いている橘を尻目に、神崎は表情を全く変えずにそう告げた。
「神崎……おい、神崎!!」
そして次の瞬間には神崎はその姿を消しており、橘のガラスを叩く音だけがこの空間に響くのだった……。
576名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 11:40:18 ID:OqUiqSXy
待ってました!!
支援!
577マスカレード:2007/08/27(月) 11:46:42 ID:chFDDd6C


数分後、再び海鳴市。
木場達三人はのんびりと雑談しながら歩いていた。
この時まではいつも通りの平和な昼下がりだったのだが……

「お前が木場勇治か……?」
自宅へと帰る為に道を歩いていると、待ち伏せしていた男に話し掛けられる。
「そうだけど……キミは?」
木場は不審に思いながらも聞き返す。
この男こそ木場を倒す為に差し向けられた刺客−涼−である。
「アンタに怨みは無いが……」

うわぁあああーーーーーーッッ!!!

「「……!?」」
涼が「倒させてもらう」と続けようとした時、どこかから誰かの悲鳴が聞こえてきたのだ。
とにかく話は後だ。
「ちょ、おい木場!?」
「木場さん!?」
次の瞬間、木場と涼の二人は海堂達を置き去りにし、声の方向へと走り出していた。


「アイツは……!?」
木場と涼の目の前にいるのは、黄土色の体をした蟹のような化け物。
化け物−ボルキャンサー−は今にもそこにいる男性を襲おうとしている。
「……変身!!」
涼は両手をクロスさせ、ボルキャンサーに向かって走りだした。
それと同時に涼の後ろから何かが走ってくる。
その何かは涼の体と重なり、涼の体はギルスとなる。
「わあぁあおッ!!」
ギルスはボルキャンサーを全力で殴りつける。

「キミは……」
その光景を見た木場は驚いた表情をするが、すぐに我を取り戻し襲われていた男性に近寄る。
「はやく、逃げて下さい……!」
木場に急かされた男性は震えた足でなんとか立ち上がり、そのまま走って逃げ出した。
それを見届けた木場は立ち上がり、ボルキャンサーを睨み付ける。
やがて木場の顔に、馬の顔ような何かの影が浮かび上がる。
次の瞬間、木場はその姿をホースオルフェノクへと変え、魔剣を携えてボルキャンサーへと走りだしていた。

「はぁッ!!」
ホースオルフェノクはボルキャンサーへと魔剣を振り下ろす。
「お前、木場勇治か!?」
「そういうキミは何者なんだ!」
ギルスはボルキャンサーを殴りつけ、ホースオルフェノクは魔剣を振るうことで攻撃を続ける。
二人がかりで攻撃されているボルキャンサーも腕の巨大なハサミで上手く防御しているが、明らかに劣勢だ。
「……ッ!!」
ボルキャンサーは低い唸り声を発しながらハサミをギルスに突き立てるが、それも両腕から生えたギルスクロウに阻まれる。
「フンッ!」
その隙にホースオルフェノクはボルキャンサーへと魔剣を振り下ろす。
ホースオルフェノクの攻撃を受けたボルキャンサーの体から火花が散り、少し後ずさる。

「ウゥ…………」
ボルキャンサーは二人から少し距離を取り……
「「あ……待て!」」
なんと、そのまま二人とは逆方向に逃走を図ったのだ。
「逃がすかぁ……!」
ホースオルフェノクの影に写った木場はそう言い、次の瞬間にはケンタウロスの様な姿−疾走態−へと変化していた。
578名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 11:50:40 ID:OqUiqSXy
ボルキャンサーがまだ生きてる!?
支援!
579マスカレード:2007/08/27(月) 11:54:34 ID:chFDDd6C
ホースオルフェノクはそのまま馬のように前脚を振り上げ、魔剣を構える。
そして目の前のガラスに向かって疾走するボルキャンサーに突進し……
「はぁーーーッ!!」
ボルキャンサーに向かって魔剣を突き立てた。

パリィィィンッ!!

「な……!」
しかしホースオルフェノクが攻撃したのはただのガラスだった。
「鏡の中に入った……?」
魔剣がボルキャンサーに届く事は無く、ギリギリで鏡の中に逃げ込まれてしまったのだ。

やがて木場と涼は人間体へと戻り、その場でしばらく睨み合う……。


一方、聖祥大附属小学校。

「さて……各自調査の結果を報告して貰おうか」
腕を組んだ天道が蓮華と加賀美に告げる。
ちなみにここに剣がいないのは、この潜入捜査のメンバーとして剣を編成した天道自身も、
まぁ剣が対した情報を仕入れていることは無いだろうと勝手に予測したからだ。

「まず消えた合唱部なんですが、どうやら学校に行ったまま帰って来てないらしいんです」
「……何だと?」
「親族の方が言うには、7年前に学校へ行って、そのまま行方不明になったそうです」
「ほぅ……失踪した、という事か……」
天道は腕を組んだまま、何かを考えるように俯き、数秒後加賀美に向き直る。
「加賀美……お前はどうだ?」
「あぁ……どうやらこの学校にはちょっと前まで『恥さらし部』とまで言われた野球部があったらしいんだ」
自分に振られた加賀美はすぐに説明を始める。
ちなみに手に持っているノートには赤字でマル秘マークが書かれている。
「……ほぅ。その恥さらし部とやらが今回の事件にどう関わってると言うんだ?」
「それが、つい最近の話なんだけど、いきなり強くなったらしくて……」
「強くなった……?」
「あぁ、それもいきなりプロ顔負けの実力だ。おかしいと思わないか……?」
「なるほどな……確かにそれは不自然な話だな。」
さらに考え込む天道に、加賀美は「だろ?」というような表情で頷く。
消えた合唱部と、突然強くなった野球部……それから鍵を握っていると思われる『呪いの鏡』。
パズルのピースの様に段々と情報が集まってきたが、謎を解くにはまだ足りない。
ワームが絡んでいるのはまず間違いないのだろうが……
「……だいたいわかった。樹花のキャンプ合宿までもうあまり日が無い。
それまでになんとしてもこの事件は解決する」
樹花の楽しみにしているキャンプまで残すところ一週間程だ。
樹花にとって初めてのキャンプを成功させるために、なんとしてもこの事件の真相を暴かねばならない。
そこで、加賀美は一つの疑問を抱く。
「天道お前……まさかキャンプの為だけにこんな潜入捜査をしてたって言うのか!?」
「その通りだ。大切な妹の初めてのキャンプ……それをワームごときに邪魔されてたまるか」
その言葉を聞いた加賀美は小さなため息をついた。
まぁ妹のためにここまでできるのも、天道のいい所の一つなのだが。
加賀美はそんな天道に、ある意味で安心したという。
「あ……そういえば!」
580名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 11:56:37 ID:OqUiqSXy
シ・エーン!
581名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:05:05 ID:phJA9XjW
これでお終いかな?
582マスカレード:2007/08/27(月) 12:05:04 ID:chFDDd6C
「何だ、まだ何かあるのか?」
加賀美が突然、何かを思い出したようにポムッと手を叩いたのだ。
「この学校にずっと前から広まってる噂なんだけど、たまに生徒が消える事があるらしいんだ!」
「……合唱部とは違うのか?」
「それが噂はその前から広まってるんだよ。
まぁ時期的にワームが関わってるとは考え憎いし、子供の噂らしい話なんだけどな」
ワームがシブヤ隕石に乗ってやってきたのは7年前と言われている。
つまりそれ以前の噂はワームとは無関係と考えるべきか。
「この学校では昔から、生徒が鏡の中に消えるって噂があったみたいなんだ」
「また加賀美ですか」
「だから鏡だ!俺じゃない!!」
蓮華に冷たい目で見られた鏡……もとい加賀美は二度目のネタに激しくツッコむ。
「鏡だろうが加賀美だろうがどうでもいい……それより、鏡の中に消えるとはどういう事だ?」
「いや、どうでもよくは無いけど……まぁいいか。
鏡の中に化け物がいて、そいつが鏡の世界に人間を引きずり込んで喰ってるって噂だ」
今回も天道の目付きにツッコむ気力を失った加賀美は、鏡の化け物についての説明をする。
「ほぅ……都市伝説に有りがちなパターンだな」
「もしかしたら、その噂が今の呪いの鏡の噂に繋がるのかもしれませんね」
天道、蓮華も各々の見解を述べる。
「鏡の世界……か。」
天道は近くの焼きそばパンを置いているテーブルに乗った小さな鏡に写った自分の顔を見つめるのだった……。


数時間後、海鳴市のとある体育館。
ここでは近所の高校のバスケットチームが練習を行っていた。
試合に備えて練習しているらしく、それなりにハイレベルなプレイだ。
だが突然その体育館の照明が消え……
「何だ?」
「誰だよ電気消したの?」
真っ暗で何も見えなくなった体育館で慌てて周囲を見渡す一同。
すると体育館の扉が「ガシャン!」と大きな音をたてて開く。
それにより外から眩しい光が差し込み、一同は目を細める。
入口に立っているのはヘッドホンから大音量のラップ音を漏らしている男だ。
次の瞬間、男−澤田−はポケットから一つの折り紙を取り出し、マッチで燃やす。
それを床に落とすと同時に澤田は顔を上げ、練習に励む少年達へと歩き出した。
「「うわぁーーーー!!」」
変化した澤田の姿を見た少年達は、入口は一つしかないにも関わらず、揃って体育館の奥へと逃げていく。
といっても入口に澤田が立っている為に、この体育館から出る事はできないが……

体育館の入口では燃やされた折り紙が少しずつその形を灰へと変えてゆくのだった……。
583マスカレード:2007/08/27(月) 12:11:20 ID:chFDDd6C


「天道総司……」
夜道を歩いていた天道は、誰かに呼び止められその足を止める。
「なんだ……またお前か」
そこにいるのは間宮麗奈。
天道にとっては倒すべきワームの幹部だ。
「今日こそ死んで貰うぞ、天道総司……いや、カブト……。」
「ほぅ……調度良かった。貴様には聞きたい事があったからな。」
麗奈の後ろから無数のサリスが現れ、天道へとその爪を振り下ろす。
だが天道はその爪を回避し、サリス数匹を生身のまま攻撃する。
生身のままのパンチやキックもそれなりに効いているらしく、天道の戦闘力の高さが伺える。

やがて天道は右手にカブトゼクターを掴み、ワームの攻撃を回避するために地面を一回転。
そのまま起き上がり様にゼクターをベルトに装填した。
「変身……!」
『Change Beetle(チェンジビートル)!!』
同時にカブトのマスクドアーマーが弾け飛び、周囲のワームにダメージを与える。
最近では変身後すぐにライダーフォームになるため、マスクドフォームの描写が無い事も少なく無い。

カブトはすぐに麗奈を取り巻くサリスを一掃し、そのまま麗奈へとクナイガンを振り下ろす。
「ネイティブとかいうワームについて、教えて貰うぞ」
「ほぅ……?」
麗奈……いや、ウカワームは腕の大きなハサミでクナイガンを受け止める。
麗奈が変化したウカワームはシオマネキという蟹に似た能力を使う。
元が同じ蟹だけに防御の仕方はボルキャンサーもウカワームも似通っている。
「それは貴様らZECTが1番知っているんじゃないのか?」
「何……?」
クナイガンを弾き返すウカワーム。
「それは一体どういうことだ……!?」
「……知らないなら知る必要も無い。」
ウカワームの振り下ろすハサミ攻撃を受けた天道は、「クッ!」と漏らしながらのけ反る。
「いいだろう。貴様には、もう一つ聞く事がある!」
もちろんその程度の攻撃で終わる天道では無い。すぐに反撃を開始する。
「ひよりはどこへ消えた!?ひよりをしつこく付け狙っていた貴様なら、何か知っていてもおかしくは無い!」
「そんなこと、私の知った事では無い……!」
ウカワームのハサミとカブトのクナイガンがぶつかり合い、二人は少し距離をとって睨み合う。
「だが……一つだけ教えてやろう……」
「何だと……?」
腕のハサミをカブトへと向けるウカワーム。
「貴様の妹は、ハイパーゼクターの暴走に巻き込まれた……」
「ハイパーゼクターの暴走……!?」
ハイパーゼクターは未来の世界から時空を越えてやってきた、超化学によって生み出された代物だ。
それ故に不明瞭な部分も多く、過去にも何度が暴走したことがあった。
「そうだ……貴様の妹は暴走したハイパーゼクターに巻き込まれ、そのまま時空の彼方へと消え去った……」
「時空の彼方……だと……!?」
「フ……今の貴様にはどうしようもない場所だ」
つまりひよりはこの世界には既にいないということになる。
584名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:13:16 ID:OqUiqSXy
支援!!!
585マスカレード:2007/08/27(月) 12:18:29 ID:chFDDd6C
予想外の真実に驚いたカブトは、そのままその場に立ち尽くす。
ウカワームはそんなカブトを見て、「ざまあみろ」とでも言わんばかりに笑っている。

そんなウカワームの背後から、さらに十匹程のサリスが現れ。
その内、3匹のサリスはカブトを倒そうと群がるが……

「はぁッ!!」
すぐにクナイガンで切り裂かれ、爆発。
「(そうだ……あんなワームの戯れ事を信じてどうする……!)」
カブトはすぐに我を取り戻し、今まで通りにワームを倒すことに専念することに……
「行くぞ……!」
カブトは言いながら目の前のサリス集団に挑もうとするが……

ゴオオオオオオオオオオオッッ!!!

カブトの目の前を桜色の閃光が走り、残りのサリスを全て飲み込む。
「……高町か。」
こんな攻撃を使う知り合いは一人しかいない。
カブトはすぐに攻撃が飛んできた方向を見る。

「にゃはは……今回は私達だけみたいだね……」
『Yes,Master』
ウカワームとカブトから少し離れた場所で苦笑いするなのは。
なのははいつも通りワームの気配を察知し、このフィールドへ現れ、ディバインバスターでサリスを一掃した。
だが他の管理局メンバーはまだ誰一人到着していないらしく、相手もウカワームとカブトのみだ。
つまり、今はなのは・ウカ・カブトの三人だけという事になる。

「管理局の魔導師か……。」
ウカワームもカブトと同じようになのはを見る。
「(聞けばカブトと管理局は敵対しているとか……)」
ウカワームの人間体である麗奈はニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
わざわざワームである自分が手を出さなくても人間同士で勝手に潰し合ってくれる……
「人間とは、本当に愚かな生物だな……?」
ウカワームは「フフ」と笑いながらそう言い、クロックアップでその姿を消した。
「「待て(待って)……!!」」
カブトとなのはもそれを追うためにクロックアップしようとするが、それを邪魔するかのように6匹程のサリスが現れる。
たかがサリスごとき、一瞬で蹴散らされるだろうが、ウカワームが逃げる為には十分だ。
カブトはクナイガンをアックスモードに変型させ、サリス全員に重い一撃を加える。
「相変わらず、強いね……」
『そうですね』
一撃で全てのサリスを粉砕したカブトの強さに感嘆の声をあげるなのは。

気付けばここにいるのはなのはとカブトの二人だけとなっていた。
二人はしばし睨み合い……
「天道さん……やっぱり貴方は、管理局に投降するつもりは…」
「無い。何度も言わせるな」
カブトの言葉に落ち着いた表情で俯くなのは。
天道が「例え相手が管理局でも戦う」と宣言した時から、なのはは天道と戦う決意を決めていた。
だが、それでも「もしかしたら……」と思い投降を持ち掛けたのだ。

「……なら、私なりのやり方で……今日こそ決着を付けさせて貰います!」
そう言い、冷静な表情のままカブトを見据えるなのは。
相手の目を見ればわかる。どうやら高町は本気で戦う決意を決めたらしい。
それに気付いた天道に、もはや戦いを避けて逃げるという選択肢は無くなっていた。
「……どうしてもやるというのなら、俺はお前を倒す……!」
586名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:20:53 ID:OqUiqSXy
支援
587名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:23:34 ID:phJA9XjW
ありゃまだ続いてたのか 支援
588マスカレード:2007/08/27(月) 12:25:34 ID:chFDDd6C

言うが早いかカブトの目の前が緑に光り輝き、そこからハイパーゼクターが現れる。
「ハイパーキャストオフ……!」
『Hyper Cast off(ハイパーキャストオフ)!!』
カブトはつかみ取ったハイパーゼクターをベルトのハードポイントに装着。
それと同時にカブトの全身の装甲が大型化、腕や足といった随所にカブテクターが装着される。

「ハイパーフォーム……!?」
いきなりのハイパーフォーム化に少しだけ驚くなのは。
だがこちらが全力全開で戦うのだから、相手も本気になるのは当然のことだとすぐに納得する。
「行くよ、レイジングハート!」
なのははアクセルフィンで一気にハイパーカブトに接近。
「……!?」
「レイジングハート!」
『Short Buster』
そのまま後ろに回り込み、威力とチャージタイムを抑えたディバインバスター……ショートバスターを撃ち込む。
「ク……!」
ハイパーカブトはなんとかガードの姿勢でそれを受け止める。
「次!アクセルシューター!」
『Axel Shooter』
さらになのはは誘導弾を同時に11発発射。
それらはハイパーカブトの周囲を飛び回る。
だがハイパーカブトも防戦一方では無い。
誘導弾の内3つがハイパーカブトに向かって加速するが、ハイパーカブトはそれを回避。
「……どこを狙っている?」
「まだまだ……!」
回避された誘導弾がUターンし再びハイパーカブトに襲い掛かるが、次の瞬間にはその3発は撃墜されていた。
「あれは……!」
「パーフェクトゼクター……。」
空から高速で飛来した大剣−パーフェクトゼクター−は、誘導弾3発を道連れに地面に突き刺さっている。
「この程度の攻撃で俺を倒せるとは思わないことだな」
言いながら地面に突き刺さったパーフェクトゼクターを引き抜き、さらに背後から飛んできた誘導弾3発に向かって横一線。
真っ二つに斬られた誘導弾はまた地面へと落下する。
これで残りの誘導弾は5発。それらを全て撃墜するために、ハイパーカブトはパーフェクトゼクターを勢いよく振るう。
『Gun Mode(ガンモード)』
それによりパーフェクトゼクターのグリップ部が曲がり、ガンモードへと変型する。

ガウン!ガウン!ガウン!ガウン!

そのままパーフェクトゼクターから小さな赤い光弾を発射。
4発発射した弾は全てアクセルシューターに命中し、砕け散った。
残る誘導弾はあと一つだ。
「当たれ……!」
なのははラスト一発のアクセルシューターをハイパーカブトの左方向から高速で飛ばすが……
「甘い……!」
ハイパーカブトは飛んできた誘導弾を左手で受け止め、そのまま「グシャッ」と握り潰す。
「やっぱり、こんなのじゃ倒せないか……」
『次、行きましょう』
なのははすぐに次の攻撃のモーションへと入る。
589マスカレード:2007/08/27(月) 12:29:44 ID:chFDDd6C
なのははすぐに空に飛び上がり、レイジングハートをハイパーカブトに向ける。
対するハイパーカブトもパーフェクトゼクターを再び大きくスイングさせ……
『Sword Mode(ソードモード)』
元のソードモードへと変型させる。
さらにどこからかサソードゼクターが飛来、そのままパーフェクトゼクターに合体する。
「行くぞ……!」
ハイパーカブトはサソードゼクターが合体したパーフェクトゼクターを遥か上空にいるなのはに向かって振るう。
「……まさか!」
『遠距離からの斬撃です』
なのはもまさか地上にいるハイパーカブトが剣で自分を攻撃するとは思っていなかった。
なのはに向かって真っ直ぐにとんでくるのはポイズンブラッドを濃縮し、刃の形を作ったエネルギー体だ。
なのははすぐにその場所を離れるが、ハイパーカブトはまるでサソードの様にパーフェクトゼクターを振るい続ける。
「……このまま回避しながら接近して、大きいのを撃ち込めれば……!」
なのはにはなのはの考えがあるらしく、むやみに回避しているように見えてそうでないのだ。

「(ほぅ……そういうことか……)」
なのはの回避の軌道を読んだハイパーカブトも、相手の思惑に気付く。
段々と距離を縮められており、このまま行くと、あと数秒で間合いを詰められるかもしれない。
「(ならば……)」
ハイパーカブトはパーフェクトゼクターを振り回すのを止め、なのはに構える。

「行っけぇぇぇーーーッ!」
「チッ……!」
だがなのははハイパーカブトの目前で一気に加速。天道の予測は外れ、一瞬でハイパーカブトのレンジに入ったのだ。
『Flush Impact』
「…………!」
もちろん天道もそれを黙って受ける訳にはいかない。なのはの攻撃をパーフェクトゼクターで受け止める。
「また受け止めた……!?」
『Sasword Power(サソードパワー)』
その状態のままハイパーカブトはグリップ付近のボタンを押し、パーフェクトゼクターは紫に輝く。
「ハイパースラッシュ!!」
「えぇ……!?」
カブトはそのまま紫に輝くパーフェクトゼクターをなのはに振り上げる。
『Protection,EX』
それを防ぐためにレイジングハートは防御魔法を発動。カブトのハイパースラッシュを見事に受け止める。

だが……
「(この攻撃……重い……!)」
ぶつかり合うバリアとパーフェクトゼクター。
例え強化したプロテクションでもハイパースラッシュを受け止めるのには少し無理がある。
「なら……これで!」
『Barrier Burst』
レイジングハートが『バリアバースト』と告げると同時に、バリアに魔力が収束され……
「何……!?」
そのまま表面が爆発。ハイパーカブトはその衝撃に吹っ飛ぶ。
590名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:30:37 ID:phJA9XjW
負けるなハイパーカブト! マキシマムハイパーサイクロンで消し飛ばせ!
マキシマムハイパータイフーンで頭から真っ二つにしてもいいぞ!

物騒な支援
591マスカレード:2007/08/27(月) 12:33:50 ID:chFDDd6C
「ディバイィィィン……」
さらにハイパーカブトが吹っ飛んだスキに大技のチャージに入るなのは。
「させるか……!」
『Gun Mode,Kabuto Power(ガンモード、カブトパワー)』
パーフェクトゼクターを「ガシャン!」とスイングし、同時に赤いボタンを押す。
「……バスタァーーーーッ!!!」
「ハイパーキャノンッ!!」
『Divine Buster,Extension』
『Hyper Cannon(ハイパーキャノン)!!』

ディバインバスターの発射と同時に、パーフェクトゼクターの銃口から凄まじい威力の荷電粒子砲が発射される。

「く……ッ!」
「なんて威力なの……!?」
二つの砲撃がぶつかり合い、衝撃で大爆発が発生する。
お互いに凄まじい威力の技であったためにその衝撃も相当な物で、なのはもハイパーカブトも一瞬目を背ける。

「流石天道さんだね……やっぱりそう簡単には墜ちてくれないか……」
『まだ十分勝機はあります。』
「そうだね、レイジングハート。頑張ろう……!」
なのはとレイジングハートはお互いを励まし、ハイパーカブトを見据える。

「高町なのは……確かにそこらのワームよりは格段に強いな……だが……!」
天道は再びパーフェクトゼクターを構える。
「お前の動きは既に見切った……!」
『Drake Power(ドレイクパワー)』
今度はドレイクゼクターを合体させ、青のボタンを押す。
「ハイパーシューティングッ!!」
『Hyper Shooting(ハイパーシューティング)』
ハイパーカブトがパーフェクトゼクターの引き金を引くと同時に、
ドレイクゼクターのツインバレルに収束された赤い光弾が発射される。

『危険です。』
「うわっ……!!」
なのはは高速で飛んできた光弾を何とか回避するが……
『誘導弾です。』
「え……!?」
その弾はUターンし、なのはへと向かって来る。しかも、それだけでは無い。
「分散したぁ!?」
ハイパーシューティングにより発射されたエネルギー弾は、自動的に分散し、ターゲットを追尾する能力を持っているのだ。

「ダメ、振り切れない……!!」
なのははしばらく回避を続けながらハイパーシューティングのしつこさに愚痴を漏らしていた。
どこまで逃げても追い掛けてくる。しかも光弾は威力(密度)も高い為に、生半可な技では落とせないのだ。
ディバインバスターを撃とうにもチャージの途中でハイパーシューティングの餌食になるのが関の山だ。
「……こうなったら……!!」
なのははこの状況を打開する何らかの策を閃いたらしく、一気に高度を上昇させる。
592名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:35:43 ID:OqUiqSXy
バトルが熱い!!
支援!!
593名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:39:20 ID:phJA9XjW
支援か?
594名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:44:54 ID:pVqSfihF
支援!
595マスカレード:2007/08/27(月) 12:45:30 ID:chFDDd6C

空を見上げるハイパーカブト。
「何をする気だ……高町……?」
なのはは一気に雲の上まで飛び上がり、もはや地上からは見えない高度にまで達していた。
そして次の瞬間、なのはがいると思しき場所で眩ゆい爆発が発生する。
それは間違いなくハイパーシューティングによる爆発だ。
ハイパーカブトも「やったか?」と空を見るが……

「な……!?」
なんと、雲の上から凄まじい威力の閃光がハイパーカブト目掛けて飛んでくるのだ。
雲はその閃光を中心に裂け、衝撃で周囲に拡散している。
「うわぁああああッ!!」
余りにも意外な砲撃に言葉を無くした天道は、そのまま桜色の閃光に飲み込まれる。

「やった……かな……?」
なのはは「はぁ……はぁ……」と息を切らしながらハイパーカブトを見る。
バリアジャケットはボロボロに傷付き、あちらこちらが破れてしまっている。
こんなにもズタボロにされたのは3年前のヴィータとの戦い以来か……
『マスター、さっきの行動は危険すぎます』
「にゃはは……どのみちカブトのハイパーシューティングを防ぐにはディバインバスターを使わなきゃならなかったんだ……
なら一発の魔法を防御に使うよりも、攻撃に使った方が少しでも勝てる確率が上がるからね……」
『これで倒せなかったら凄まじい無駄骨です。』
なんとも目茶苦茶な理屈だが、なのはらしいと言えばなのはらしい。
どうせディバインバスターを撃とうとすれば大なり小なりハイパーシューティングを受ける事になる。
ならば一発でも多く攻撃を入れる事に専念したと言う訳だ。

「ク……目茶苦茶しやがって……!!」
ハイパーカブトは少しよろめきながらも立ち上がる。
空を見ればボロボロになったなのはが地上100m程の高度からこちらを見下ろしていた。
天道にしてみればこんな目茶苦茶な戦法を取る相手は始めてだ。それもまだあんなに幼い少女が。

「レイジングハート、もう天道さんを倒すにはアレしか無い……!」
やはりディバインバスターを直撃させただけではカブトを倒すには至らない。
ならば全力全開の最大技を叩き込むしか無い。
『スターライトブレイカーですね?』
「……うん。これで、決着をつける……!レイジングハート、カウント!」
『All Light Count……』
これで全てにケリを付ける。
今のハイパーカブトを倒せるとすれば、その可能性があるのはスターライトブレイカーだけだ。
レイジングハートはスターライトブレイカーのカウントに入る。


「なのは……!!」
その頃、フェイトは遅れながらもなのはと合流しようと、猛スピードで空を翔けていた。
『フェイトちゃん、急いで!もうなのはちゃん、ボロボロだよ……!』
エイミィから入った通信に、フェイトは冷や汗を流す。
「お願い……無事でいて……!!」
596名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:47:37 ID:phJA9XjW
×倒す
○殺す
に思えるのは俺だけかな・・・支援
597名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:49:56 ID:OqUiqSXy
出るか大技SLB!!支援
598マスカレード:2007/08/27(月) 12:51:16 ID:chFDDd6C

『Eight……Seven……』

「……どうやら本気の様だな」
レイジングハートのカウントはカブトの耳にも届いていた。
このただならぬ雰囲気からして、恐らくなのはの最大技だろう。
「ならば、俺も容赦はしない……!」
『Maximum Rider Power(マキシマムライダーパワー)!!』
ハイパーゼクターのゼクターホーンを押し倒す事で、カブトの体にマキシマムライダーパワーがチャージされる。

『Six……five……』

『Kabuto,Thebee,Drake,Sasword Power(カブト、ザビー、ドレイク、サソードパワー)!!』
三方向から飛来した三つのゼクターは、パーフェクトゼクターに合体し、パーフェクトモードへと変形する。

『Four……Three……』

『All Zecter Combine(オールゼクターコンバイン)!!』
同時にハイパーカブトの背中から光の翼が出現し、胸部を始めとする全身の装甲が変形を始める。

『Two……One……』

『Maximum Hyper Typhoon(マキシマムハイパータイフーン)!!』
ハイパーカブトは巨大な光子の刃を形成したパーフェクトゼクターを構え、今にも飛び上がりそうな姿勢に入る。

『Count……Zero!!』

「全力全開!スターライト……ブレイカァーーーーーーッッ!!!」
掛け声と共に、なのはのレイジングハートから凄まじい威力の砲撃が放たれる。
なのは自身も反動で吹っ飛びそうなくらい、とんでもない威力の魔法だ。

「マキシマムハイパータイフーンッ……!」
スターライトブレイカーの発射とほぼ同時に、ハイパーカブトはタキオン粒子で形成された光の翼で、空に飛び上がる。
そして次の瞬間、ハイパーカブトは凄まじい効果音と共にスターライトブレイカーの光に飲み込まれた。

しかし……
「そんな、まさか……スターライトブレイカーが……切り裂かれてる……ッ!?」
なのはの目に映っているのは、ハイパーカブトがスターライトブレイカーの光の中で
赤い大剣を突き立て、逆にこちらに昇って来るという有り得ない光景だった。
つまり、ハイパーカブトはパーフェクトゼクターでスターライトブレイカーを切り裂きながら突進しているという事だ。
599名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:56:28 ID:OqUiqSXy
支援!!
600名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 12:57:52 ID:pVqSfihF
サイクロンで撃ち合うと思ってたけど、タイフーンで切り裂くとは…
どうなる?!
支援!!!!
601マスカレード:2007/08/27(月) 12:59:36 ID:chFDDd6C

「はぁああああああああッッ!!!」
マキシマムハイパータイフーンでスターライトブレイカーを切り裂いたハイパーカブトはついになのはの目前まで迫っていた。
なのはは開いた口が塞がらないままハイパーカブトを凝視している。
まさか自分にとって最強技であるスターライトブレイカーが破られる等とは夢にも思っていなかったのだろう。

「たぁーッ!!」
カブトはそのままマキシマムハイパータイフーン状態のパーフェクトゼクターをなのはに振り下ろす。
『Protection,EX』
マスターのピンチに、レイジングハートは咄嗟にプロテクションを発動。
しかしそんなことでハイパーカブトの勢いが止まる訳は無く……

「レイジングハート!?」
ハイパーカブトは振り下ろした大剣を上方向に振り上げ、V字型にマキシマムハイパータイフーンを叩き込む。
それによりレイジングハートの柄は二カ所で切断され、バラバラになってしまう。


「なのは……!?」
フェイトは自分の目を疑った。
やっと到着したと思ったら、なのはのスターライトブレイカーが目の前で真っ二つに切り裂かれているのだ。
さらになのははバリアジャケットまでボロボロに傷付いており、トドメと言わんばかりにレイジングハートをバラバラにされている。
それでもハイパーカブトは止まる事無く、パーフェクトゼクターを振りかぶっている。

ダメだ。
このままではなのはが殺されてしまう。

「なのはーーーーーーーーーーッ!!」
フェイトは今にも泣き出しそうな顔で親友の名を叫んだ。


「たぁッッ!!!」
そしてハイパーカブトは、トドメのマキシマムハイパータイフーンをなのはへと縦一線に振り下ろした。
602マスカレード:2007/08/27(月) 13:03:22 ID:chFDDd6C
次回予告

たった一人の妹……

例え血が繋がっていなくても、人間でなくても、妹である事に変わりは無い。

大切な人を守るためなら、世界を敵に回してもいい。

そして、ついに一つの小さな事件に決着が着く。

次回、魔法少女リリカルなのはマスカレード
ACT.14「たった一人の妹」
にドライブ・イグニッション!


スーパーヒーロータイム


その頃の良太郎。

良太郎「だから僕じゃないんですってば〜」

クロノ「ああもう……いい加減にしろ!泣きたいのはこっちだ!」

エイミィ「あらら……二人とも泣いちゃったよ……」

リンディ「ほらほら、泣かないの!男の子でしょ?」

クロノ「う……か、母さん……」

R良太郎「お姉ちゃぁ〜ん……」

クロノ「お前、母さん……もとい艦長に馴れ馴れしいぞ!!」

良太郎「へ?一体何が……?」

クロノ「とぼけるな、この!」

良太郎「あぅ……痛いよ、ちょっと待ってよぉ〜」

はやて「何やコイツら……?」
603マスカレード:2007/08/27(月) 13:06:29 ID:chFDDd6C
投下終了です
前回投下してから3週間?くらいたってますね……
なんかこんな話で申し訳無いですorz
どうでもいい話ですが、私はシザースが好きです
604名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 13:14:27 ID:OqUiqSXy
GJ!!!!!!
なのはがどうなるのか気になる!!
ハイパークロックアップの時もそうだけど、
やっぱりハイパーカブトがメインの回は熱い!燃える!!
605名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 13:58:32 ID:CbYSzz8o
つーか平成最強の一角であるハイパーカブトとここまでやり合えるなのはがスゲエ・・・
606リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/27(月) 14:21:08 ID:1TNgTPv3
>>563
や…やっぱりそう思いますか?
それは僕もそう思っていました…
でも昭和の場合、主役は本郷や一文字に限定されちゃう訳ですから怪人は彼らが倒すのは必然になってしまうのですよ。
だからリンディさんは戦闘員の駆除とかそういうのしか出来なくなってしまうんです…
その代わり一文字編が書き終わったらリリカル分増やせるよう頑張ってみますので応援よろしくお願いします。

>マスカレード先輩
レイジングハート折れたぁ!?
予想外の展開ですよこれ!
これはひょっとするとゴルゴムのry
それにしても天道マジで容赦ないな…
ハイパーカブトが強すぎるからいけないのだとは思いますけど…
お灸をすえる意味でも僕の作品では多少冷遇した方が良いかな?(おい)
607名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 15:19:15 ID:0YFQ4TP6
マスカレード氏GJ! しかしハイパークロックアップを使用しないとは・・・
この辺から天道の余裕が窺えるか? やられかけてたけど
やっぱり止めを刺す寸前で皆既日食の世界に突入しちゃうのかな

>それにしても天道マジで容赦ないな…
スバルを30発以上殴ったり子供のエリオを手加減0で蹴り飛ばしたあの人はどうなるww
608名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 15:25:01 ID:WNqe20fS
戦場に来て大火力で暴れる魔法少女なんだから、
戦うのに容赦も糞もないだろ
609マスカレード:2007/08/27(月) 15:28:12 ID:dRqZ/FRP
>リリカルなのはStS+仮面ライダーさん
「そっちがその覚悟でくるなら俺も本気を出させてもらう!」
的なノリのつもりですが……なんかやっぱりカブトが悪者みたいになっちゃってますね……(汗)
そちらでのカブトの活躍、楽しみにしてますよ〜
今思えば私のSSは天道優遇しすぎかも……

>>607
ハイパークロックアップ無しでカブテクター展開させちゃったんですよね……(汗)
演出ってことでお願いします……(ぇ

余談ですが、スターライトブレイカーのカウント辺りからレイジングハート破損あたりまでがLORD OF THE SPEEDのタイミングだと、私は勝手に思います(笑)
いやまぁどうでもいい話ですが……
610名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 15:51:36 ID:ZySYL0cY
>>リリカルなのはVSボウケンジャー氏

明石とさくら姐さんを欠いた分、精彩に欠けるボウケンジャーと、葛藤する
シグナム&ヴィータの描写が良いですね。二人の登場は無いのでしょうか?

>>◆e4ZoADcJ/6氏

さすがは万太郎、色々とぶち壊しだww そりゃスカリエッティも関りたく
無いでしょうねww いきなり大増殖のカルビ丼の屋台って、キン肉王家が
万太郎のために力技で送り込んできたんじゃないでしょうか?ww

>>マスカレード氏

うわ、さすが天道、容赦無さ過ぎ……このまま次回にひくのは生殺しもいい
ところですよ(苦笑) 一刻も早く続きをアップされることを切に願います。
次回なのはさんがどうなるのか勝手に予想すると……

1・重傷で半年のリハビリ
2・とどめ寸前で手加減、もしくは天道に異変が
3・他のライダーが助けに入る

うーん、これくらいしか思いつかない……しかし他のライダークロスの方に
も言える事ですが、ナンバーズも含めて見た目は女の子相手に容赦なく攻撃
するライダーって、どっちが悪役か分からない、かなりエグい光景のような
気がします(苦笑)

それとこれは皆様のSS全般、と言うより原作設定に関する事ですが、時空
管理局は管理外世界での活動でも、自分達の世界のルールで相手を裁こうと
していますが、その世界の軍・警察組織とかち合った時のこととか考慮して
いるんですかね? それこそ異次元からの侵略者と誤解されかねないシチュ
も多いと思うんですけれど。魔法を知らない相手などどうとでもなると侮って
いるのかもしれませんが。
611名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 16:05:20 ID:OqUiqSXy
本編でガタックとカブトの戦いを止めた時みたいに
未来のハイパーカブトが割り込んでくるとかもアリかな?

今思ったけど、正伝氏の巧とマスカレード氏の天道には
どこか通ずるところがある気がするww
612名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 16:28:07 ID:so+csMj0
正伝氏はスバルとエリオであれだからなのはやフェイトが相手なら・・・なんか怖くなってきた
613名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 16:30:31 ID://Ba6X/O
逆に考えるんだ
もうブラスターとアクセルが開放次第ガチってもらおうと考えるんだ
614名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 17:05:44 ID:46dxQ8Ly
615名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 17:14:18 ID:N8xKvcOv
>>610
マジレスすると、原作では管理外世界の軍・警察に遭遇した事が無い為、
それに管理局がどう対応するかは、各人の妄想の中にしか答えが無い
ただ、極力その存在がバレないよう、水面下で行動してはいるのは確か
それと原作では、このスレのSSに良く見られる、いまだ健在な他世界発祥の技術を勝手にロストロギア扱いし、
強制的に管理下に置く等といった暴挙は一切行われていない

基本的に「無い事を証明する」というのは「悪魔の証明」と言って不可能とされるので、
「そういう事があり得る」と主張する人の方が、確固とした根拠を示さなきゃならない
これが出来てないで、薄弱な根拠や曖昧な論理の下に、悪意や独善的な解釈に基づいた描写をすると、アンチだとかヘイトだとか呼ばれるので注意した方がいい
616名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 17:31:04 ID:QcgxR96Y
>>615
原作で具体的な例が描かれてない以上何ともいえないのが確かだろう

しかし、クロスSSスレではクロス先の作品で異世界干渉に関してのスタンスがはっきりしてる場合
敵対することもあれば友好的な関係にもなりえるだろうけどな
バーチャロン世界じゃ犯罪らしいし
デビルサマナー葛葉ライドウとかだと劇中で異分子は悪であるといわれた

でも、大神みたく異世界から逃げ延びたやつを暖かく迎える世界だってある
結果的に持ち込まれたロストロギアで滅亡しちゃったけどw
617名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 17:46:25 ID:LDSIo9Nz
>>615
自分の場合、
・いわゆる三権分立の三権の内、少なくとも行政と司法を担当する。
・刀狩そのものである質量兵器の規制。
 魔力で駆動するゆりかごが指定されていた所を見ると、管理局にとって都合の悪い兵器を規制するための口実である可能性さえある。
・実力とコネさえあれば、
 使い魔に管理局員を含む魔導師や生物のリンカーコアを狩り回らせ、『中規模次元侵蝕未遂事件』を起こし、その結果として最強クラスの力を手に入れた魔導師。
 こんな奴が大戦力を保有できてしまう。このことから、海はリスクを極めて軽視している。
・設立から百五十年(設立理念が単なる建前と化すには充分な時間)
・一般市民からの支持を競う対抗組織が存在しない。(どのような行動を行おうが、教育によって正当なものだと見せかけられる)
・情報操作、隠蔽能力が極めて高い。(闇の書絡みは高官しか知らない。少なくとも一般人は)
以上の事から、ある程度の独善性を備えた組織だと考えています。
水面下での行動とはつまり『隠蔽できれば問題ない』ということでもあるので。
618名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 17:51:29 ID:OqUiqSXy
>>617
なんか管理局がゼクトみたいに思えてきたw
619名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 18:10:19 ID:dKCGslmT
>マスカレード氏
毎日読むのを楽しみにしてました。
感想ですが、個人的には凄く面白くてGJ!でした。
ハイパーカブトやはり強し、どんなに強い魔力を持つなのはでもまだ小学生の
少女、力量なら互角かもしれないが、歳の差や経験などがカブトこと天道
には一歩及ばなかったのだろうと思います。
なのはには申し訳ないと思いますが、心の隅ではこんな展開を望んでいました(おい)

次回の展開の個人的な予想ですが
1、パーフェクトゼクターを振り下ろされ、なのはは絶体絶命と思い目を瞑る。
2、だが、カブトは寸前で振り下ろすのを止めた。
3、止めを刺さなかったことを天道に問いかけるなのは。
4、天道は返答するか、又は無言でハイパークロックアップを使ってこの場を去る。
と、いかにもありがちなベタな展開ですが、個人的にはこんな展開がいいなと思ってます。
620名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 18:23:01 ID:+GKAk016
本編やその他情報からは奇麗事と仲良しクラブ的なノリでまかり通ってるしなぁ
中将をヨゴレにしたかったっぽいけど小物臭漂ってるし

>>マスカレード氏
今回もGJです
組織の犬に成り下がってる事に気付いてない
調子乗ったガキにお灸をすえるというありそうでなかった展開もいいですね
621名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 18:47:28 ID:QcgxR96Y
組織の犬といえばストライダー飛竜を思い出す
相手は所詮飼い犬にしか過ぎず、野性の狼に勝てるはずもない
裏切った戦友を何のためらいもなく殺しにかかる猛者だったし
ナムコクロスカプコンだとどっちが悪役かわからないぐらいだったな
622名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 19:54:43 ID:sIml6+a6
>>620
だから、GJするにしても言葉を選べって
無駄に荒れる可能性があるから
あと、議論したい人は該当スレあるから、そっちでな
623リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY :2007/08/27(月) 19:55:08 ID:YPMCzSCu
職人の皆様GJです

>>なのはVSボウケン氏
シグナムたちの葛藤がよく書けてますね…心理描写苦手な俺からすれば羨ましいです
この黒幕はいったい何者なんでしょう…オレンジ博士でs(さすがにそれはない)

>>◆e4ZoADcJ/6氏
ニンニクの臭いが移るって…ナンバーズひど…
って、ちょwカルビ丼屋台の人なにしてんのw

>>マスカレード氏
神崎士郎登場ってことは…龍騎本格参戦も近いってことですね?
ハイパーカブト…さすが平成最強の一角…SLBをぶった斬るとは…

>>リリカルスクライド//G.U.氏
.hack//Lyricalの時間軸はこんな感じになってます
SIGN(終盤まで)→Lyricalプロローグ→SIGN(TV版最終話まで)→無印Vol1〜Vol4→GIFT
え?zero?未読なのですっ飛ばして(ry
624名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 20:25:55 ID:DehLpC/2
新シャア板のクロスSSでは管理局が
一般的な他作品のタイムパトロール程度には
まともな組織として書かれる事が多かったような・・・
625名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 20:28:37 ID:J+eGUrB1
SS02で自分の子供を副官とかのポストにつけるのが当たり前のように語られていたのには参った。
626名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 20:46:13 ID:lFeV9tD4
>マスカレード氏
GJです!
なのは自身は嫌いじゃないんだけど、組織そのものが自分たちこそ管理者だと思い上がってる
管理局はどうにも気に入らないです。個人的には闇の書一派への処遇も甘すぎだと思います。
天道にはあくまで管理局を否定して欲しいですね。
627リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 20:53:47 ID:/aH0fvIo
>>マスカレード氏
GJです!
レイジングハートが折れるとは…。
ハイパーカブトは流石に強いですね。
29話を九時半くらいに投下する予定。
628名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 21:03:08 ID:P/dpanUu
>>626
はやてとヴォルケンの首にはコマンドワードで爆破するギアスという爆弾が埋め込まれて(ry
629FS:2007/08/27(月) 21:06:48 ID:xfK9tC9V
ザ・サードなんてどうなるんだろう?十中八九管理局と喧嘩かな?
『大戦』で割と次元世界として滅ぶ手前まで行った感さえありますけど(手前、っていう場合はどうなるんだろうなぁ)。
オーラブースターなんかだと歴史上存在しないはずの技術なので、ロストロギアの条件にもほぼ該当しそうな感じだし。

あと、『気』の能力は魔導師には天敵か。
デバイスが悉く動作不良起こしかねん。最悪起動した魔法を片っ端から潰すかも知れないなぁ…。
630 ◆v8WgPpvslE :2007/08/27(月) 21:09:36 ID:a23ZRMHc
クエスとかは手を出せんほど神だからな〜
時間線に虚無を挿入して世界を無に返すとか簡単にしちゃうから
631名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 21:13:35 ID:LDSIo9Nz
ザ・サードか……懐かしいなあ。
書くなら主人公は獣人部隊の人かレフティだな。出番あんまり無いけど。

気は最早デウスエクスマキナの感すらあるなw

ウロボロスに六課放り込むのも有りっちゃ有りか。
632名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 21:16:41 ID:VhKy82eI
真聖ラーゼフォンなんて一撃で数千の世界線を消滅ですよ。
633名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 21:17:49 ID:OPZItnSu
しかしパーフェクトゼクターを使うという事は正直クロノのザビー剥奪と考えるべきだから困る。
他人の力を借りるってんならともかく強奪するんだもんなぁ・・・・・・
634マスカレード:2007/08/27(月) 21:22:21 ID:dRqZ/FRP
皆さん感想ありがとうございます!
次回の予測とかして貰えて嬉しいですよ〜

え〜と、私の表現が下手だったせいで伝わり難かったと思いますが、
レイジングハートは折れたというよりもぶった斬られたの方が正しいです
なのははマキシマムハイパータイフーンを防ぐために咄嗟にレイジングハートで受けながらプロテクションを使ったんです
その結果、V字型に振られたパーゼクの刃を受け止めようとしたレイジングハートは見事に切断されたわけで……

>リリカル龍騎さん
そうなりますね〜
蛇は序盤から出てたんですが他は出てませんでしたからね〜
できれば龍騎とブレイドは一緒に進めていきたいと思います

これもどうでもいい話ですが、橘さんには神崎か高見どちらの名前で呼ばせるか悩んだんですが、結局神崎にしました
いやだから何?って話ですが……(汗)
635名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 21:24:11 ID:MDPfxedZ
>>632
世界の調律とかやばすぎるw
あれって世界を作り変えられるから洒落にならん
636リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 21:29:33 ID:/aH0fvIo
投下おkですか?
637マスカレード:2007/08/27(月) 21:32:01 ID:dRqZ/FRP
おKです!
638名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 21:36:07 ID:8ALzUNpB
進路クリア、どうぞ!
639リリカルスクリーム29話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 21:36:28 ID:/aH0fvIo
なのは達が平和に自己紹介をしていたそのころ。
アースラの宿舎で留守番をしていたクロノとクロノに付き添ってやってきていたエイミィ、アレックス、ランディの
デスクワーク兼オペレーターの三人組と管理局に付いていろいろと質問したい事があるというので
店番があるといって翠屋に戻った恭也とすずかを送るために家に帰ったノエル・ワスピーター達と別れて一人この
駐屯地に留まっていた忍は…。
「なあアレックス。あのサウンドブラスターって奴信用出来るのかな。艦長達を誘い出して人質に…とかいう
展開だったらどうする?」
「もしそうなったとしてもなのはちゃんフェイトちゃんはやてちゃんと守護騎士まで付いてるんだぜ?心配はいらないよ。」
アレックスとランディが空間モニターをいじりつつ話していた。
「それにしても酷いな。戦闘機人なんてものがまだ研究されていたなんて…。」
「既に開発されていた戦闘機人はみんな持ち去られてデータとかはみんな壊されてしまったんだろ?」
二人は空間モニターに流される破壊された研究所の映像と僅かに残っていたポッドの中に眠るナンバーズの画像を
閲覧しながら呟いた。
「あの時は流石の僕ももうダメかと思いましたよ。」
「でね〜その時にクロノ君ったら…。」
「おい!そんなことまで話す必要無いだろ!」
「あははは…。クロノ君て面白いですね…」
忍の質問に冗談とクロノへのからかいを交えつつ答えるエイミィ。
そのとき…
「ピンポーン。」
「あれ?リンディ提督達もう帰ってきたのかな?あ、アレックスさん。私が出ますから。」
突然の呼び鈴に応対しようとするアレックスを制するとエイミィは念のためドアチェーンをかけてドアを開けた。
しかしドアの向こう側に居たのはリンディ達ではなく自分と同い年くらいの女性だ。

「…ここはハラオウンさんのお宅ですよね?」

「そうですけど…あの〜?どちら様ですか?」

怪訝そうに尋ねるエイミィ。だが次の瞬間。
「ヒュンッ!」
女性が不意に腕を振り上げたかと思うとドアチェーンが真っ二つになり
ドアが凄い勢いで開かれるといきなり首をつかまれて
立て篭もり犯が人質を取るような態勢にされるエイミィ。
否。彼女は紛れもなく「人質」だった。
思わず叫び声をあげようとした瞬間首筋に尖った物が押し当てられた。見るとそれはさっきまで
影も形も無かったはずの爪状の鋭利な刃物ではないか。
「しーーっ…。ちょっと大人しくしててね?」
その女性…ドゥーエは囁くと外に居る姉妹に目で合図をする。と、待機していた他のナンバーズが一気になだれ込んだ。
「な…なんだお前達は…」
魔力ゼロの二人はあっという間にとりおさえられ、必死にウェイトモードのデュランダルを
手に取ろうとした満身創痍のクロノは…

「お洒落なカードね。これはおねーさんが預かっててあげるから怪我人はゆっくり休んでれば?。」

「ぐうっ!」
カードの形をしたデュランダルを懐にしまって意地悪く笑うと肘打ちを背中に喰らわして
クロノを黙らせるクアットロ。
忍は実を言うと彼女が持つある「力」を使えば対抗出来なくも無かったかも知れないのだがこの場でその力を使うのは彼女にとっては危険な賭けであったし
第一人数が違いすぎる。抵抗は不利だと判断した忍は大人しく取り押さえられてしまった。
「お前等…戦闘機人だな?何でこんなところに…。」
完全に取り押さえられながら呻くランディ。

「!?…私達の事を何故知っているのです?」

「知ってるもなにもお前達の居た研究所はデストロンに襲われてもう焼け野原。草木一本生えてないぞ!」

それに驚く一番目の戦闘機人・ウーノに彼は叫んだ。
640名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 21:38:11 ID:LDSIo9Nz
しえーん
641名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 21:39:33 ID:rWGBxdmd
>>633
それがあるから俺パーフェクトゼクター…つーかリスクを伴わないパワーアップが嫌いなんだわ
他のライダーは鍛えないと使えないとかアンデッド化してしまうとかリスク背負ってるのに。
642リリカルスクリーム29話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 21:40:50 ID:/aH0fvIo
「ハッ。そんな出鱈目誰が信じるのさ!」
六番目の戦闘機人・セインが嘯く。
「ならなんで存在を徹底的に隠していたはずのお前達を俺達が知ってると思うんだ?」
「そ…それは…その…。」
反論するランディにモゴモゴと口ごもるセイン。
「そうだ!嘘だと思うなら自分達の目で見て見ればいいじゃないか!」
アレックスがつけっぱなしになっている空間モニターを顎でしゃくった。
トーレが空間モニターを操作した。
「なっ…!?」
本局から送られたデバスターが研究所を咆哮とともに破壊していく映像が映し出される。
続いて内部の監視カメラの映像なのだろう。ノイズ交じりだがブラックコンボイがスカリエッティの
足元を撃ち抜いて彼を排水溝へと落とす映像やレオザックが自分達の入ったポッドを取り外す映像。
急に画面が変わってコンクリートがうずたかく積みあがった恐らく全てが終った後に撮影されたと思われる映像が流れ出した。
「そ…そんな…。」
「こ…こんな…馬鹿な!」

「これで解っただろ!君達の産みの親のスカリエッティはもうこの世にはいないし君達が生まれ育った研究所は
瓦礫の山にされてしまったんだ!…デストロンにね!みんなパーになっちゃったんだよ!解ったら大人しくするんだ」

「そうだ!今更じたばたしてどうなるもんでもないだろ!」

ランディとアレックスの言葉とともに不気味な沈黙が訪れる。
十秒ほどたったところで…あまりにショックだったのだろう。
不意にウーノがフラ付いたかと思うとそのまま背後のソファーに倒れてしまった。
それが引き金となったのかドゥーエとトーレとチンクの三人は誰からともなくへたり込んで動かなくなってしまい、
クアットロは気絶したウーノの横でソファーに腰掛けたまま無言でガタガタと体を震わせている。
他のメンバーは放心状態でただただリピート再生される映像を見つめていた。
「ドクター…そ、そんな…。
忍を捕まえていた他のメンバーが居るリビングの方を向いたまま硬直している。
「他の人たちは大人しくなったし…今なら…。」
心の中でそう呟くと不意に顔を乗り出す忍。不思議な事にウェンディに捕まえられた時は
青い色をしていたはずの彼女の瞳がここにきて燃えるような赤に染まっている。
「…おやすみ。」
「えっ?あ……。」
一瞬忍の瞳を彼女が凝視した瞬間…ウェンディの意識は
完全に吹っ飛んだ。これこそ彼女…月村忍が持っている「力」の一端である。
「ちょっとクロノ君!大丈夫?」
クロノの背中をさするエイミィと気を失ったウェンディを床に寝かせる忍。
「…リンディ提督に連絡しないと…。」
よろよろと立ち上がると傍らのS2Uを手にとるとナンバーズ達にバインドをかけつつ
(もっともこの時既にナンバーズに抵抗の意思など無かったのだが。)リンディとコンタクトをとった。
その頃…
「…。」
「フン………。」
「はい!これで仲直り。もう喧嘩しちゃダメですよ!」
サウンドブラスターとツインキャストが握手をさせられていた。
643リリカルスクリーム29話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 21:45:19 ID:/aH0fvIo
なぜこうなったかというとやはり当面の敵はスーパースタースクリーム一派なんだからここは手を取り合うべきでは
ないかというなのはの提案により同盟の証としてまず一番仲が悪そうなこの二人からなのは曰く
「仲直りの握手」をすることになったのであった。
ここにささやかながらサイバトロンとデストロンの同盟軍が出来上がった訳である。
「トランスフォーマーってなんで車とか戦闘機になったりすんの?」
「それは歩くよりもずっと早いからさ。」
ヴィータの質問に答えつつ目の前でビークルモードのF1マシーンに変形してみせるリジェ。

「なんかシャマルとブラックウィドーさんて声似てへん?」

「そうですか?」

「そうかっシャ?」

「おおっ…ぴったしハモっとる。」
思わず感心するはやて。既に彼らは打ち解け始めていた。
「クロノ?どうしたの?……ええ…ええ。解りました。フェイトさん。シグナムさん。」
「どうしたんですか母さん?」
「どうしました提督。」
「どうしたリンディ提督?」
シグナムとフェイト、さらに近くに居たサウンドブラスターに何事か説明すると駐屯地へと戻ろうとするリンディ。
「待て。そういうことならカセットロンを連れて行くといい。フレンジー、ランブル、付いていってやれ。」
所変わって駐屯地では…。
「彼女達は…まさか?」
「例の研究所襲撃事件の報告にあった戦闘機人…。」
部屋中に座り込んでうなだれているナンバーズを見て驚くシグナムと顔をしかめるリンディ。

「そのようです。恐らく映像にあったデストロンが奪取したポッドの中身だと思われますが
彼女達はそれに関する記憶はないようです。
今のところ抵抗する気も無いようですがそれよりもむしろ…。」

クロノはこころもち哀れむようにナンバーズへと目をやった。
どの顔にも生気が全く無い。よく見ると目に涙を浮かべている者も何人か居る。
「彼女達の方が問題かと。さっきからもう三十分ほど経ちますがずっとあのままで
こちらからの呼びかけにも全く答えません。」
「ジェイル・スカリエッティ。彼に従う事が彼女達にとっての全てだったんですものね…。」
フェイトを悲しそうな顔をした。今のナンバーズとPT事件の頃の自分がだぶって見えたからだ。
「なんだこいつら。陰気な顔しちゃってよう。」
「ああ、戦闘機人だかなんだか知らないけど完全に目が死んでるぜ…。んん?」
ランブルと一緒になってはやしたてていたフレンジーが不意に足を止める。
「お前…肘はどうしたんだ。おい、なんで痛いって言わねぇ?感覚がねえ訳じゃねえんだろ?」
644名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 21:52:43 ID:S24iIHUW
>>641
アギト→弁当食ってパワーアップ
龍騎→サバイブカード
ファイズ→プレゼント

・・・その、平成ライダーはそれが大半なんだよね
645リリカルスクリーム29話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 21:57:16 ID:/aH0fvIo
彼が話しかけた十二番目の戦闘機人・ディードの肘の辺りからは煙が出ていた。
さらに話しかけている自分達の顔と微妙に違う方向をディードが見つめている事
に気が付いたランブルは少しの間彼女とにらめっこしていたが
やおら彼女の鼻先に勢いよく拳を突き出した。
「……。」
これにはさすがに反応を見せるディード。だが
彼女が反応したのは拳が空を切った時に起こった自分の顔を
なぶった風に対しての物に留まっている。

「……お前…ひょっとして目ぇ…見えてねぇのか!?」

ランブルがそう叫んだ瞬間ディードの腕にバチバチという嫌な音とともに火花が散った。
彼女の顔が苦痛に歪む。

「ディード!」

オットーがディードに駆け寄り沈黙を守っていた他のメンバーにも動揺が走る。
フレンジーのゴーグル状の目から緑色のレーザーが放たれた。
そのレーザーに透視されて映し出されたディードの腕の内部でケーブルが断裂を起こしているのが見える。
その他の部品にもヒビが入っていたりショートしている物があるのが見て取れた。

「やばいな…。」

「パーセプター、あいつならなんとかしてくれるんじゃねえか?」

「よし!早くしねーとこいつほんとにぶっ壊れちまうぞ!」

「ちょっと待て君達!どこへ連れて行くつもりだ?」
ディードを抱きかかえる抱きかかえるフレンジーの前に立ちはだかるクロノ。
「サウンドブラスター達が居る宇宙船だよ。文句あるのか?」
「彼女達は一応重要参考人で…。」
「御託はいいよ。お前こいつを修理出来るのか?」
「それは…。」
「出来ないんだろ?なら黙ってなにーちゃん!」
フレンジーが怒鳴った。
「なっ…!あのな君達!」
「待って。あなたたちはこの子を直せる心当たりがあるの?」
気色ばむクロノを制止するリンディ。
「…ああ。少なくとも何も出来ないって事は無いと思うぜ。」
「なら許可します。シグナムさんとフェイトさんの監視という条件付きですけど。」
「僕も、僕も行かせて!ディードの傍に居たいんだ!」
今までの無表情が嘘のように懇願するオットー。

「あの…」

「出来れば私達も付いていてやりたいのですが。」

「直すんならどうせ共食い整備しかないんだし部品取り要員は多い方がいいだろ。」

お互いに顔を見合わせるとおずおずと言ったのはセイン、チンク、ディエチ、セッテ、ノーヴェの5人である。
「…いえ。戦闘機人を修理するんなら戦闘機人に詳しい者が必要でしょう。
初期から稼動していた私達ならば頼りになるはずです。」
ウーノ、ドゥーエ、トーレの3人も進み出る。

「ハァ…。こういうの、はっきり言って嫌いなんだけどなあ。ま、いいか。」

これから待っている私達の管理局の玩具にされてなぶり物にされる悲惨な運命から
あの子だけが今壊れる事で遭わずに済むなんて納得いかないしね。
クアットロがため息をつくと心の中で付け加えつつ渋々といった様子でソファーから立ち上がる。
646名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 21:57:34 ID:OPZItnSu
しかしファイズアクセルは使いすぎると周囲を巻き込んでぶっ壊れてフォトンブラッドを撒き散らすという迷惑な代物。
647リリカルスクリーム29話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 22:00:19 ID:/aH0fvIo
ここまでで。
う〜ん27話、28話に比べると微妙かも知れないです。
この作品では忍の夜の一族(吸血鬼)設定は健在。
648名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 22:01:24 ID:0MhpoIE4
>>644
クウガ→心臓マッサージの電気ショックのビリビリで偶然支援
649マスカレード:2007/08/27(月) 22:17:29 ID:dRqZ/FRP
GJです!
シャマルとブラックウィドーのハモりで吹きました(笑)
ちなみに私はビーストウォーズ〜カーロボ世代です

>>646
そうならないために10秒でタイムオーバーになるんじゃないですか?
650名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 22:17:36 ID:WBEXdQDI
電王
劇場版で良太郎の記憶に残らない戦闘をしたウラタロス、キンタロス、リュウタロスが砂になってしまう→良太郎に残った三人の砂からパワーアップ用の携帯電話ケータロスが誕生
651 ◆v8WgPpvslE :2007/08/27(月) 22:19:38 ID:a23ZRMHc
>>リリカルスクリーム◆0qJqyuBpiQ

GJ!
うーん、ナンバーズカワイソス・・・・
これで家なき子になっちゃたわけか
652名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 22:19:56 ID:0MhpoIE4
>>649
GJ!
アクセルフォームの自壊のタイムリミットは35秒だからかなり安全策取ってますな。
653名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 22:24:34 ID:fMIk5cYD
>>マスカレード氏
遅くなりましたがGJです。
やはりハイパーカブト最強ですね。
それともそれと互角のなのはがすごいのか?
とにかく熱いバトルでした。

最後の一撃はやっぱり寸止めで終わるのが天道らしいかなと思ってます。
おばあちゃんの言葉に
「男がやってはいけないことが2つある。
女の子を泣かせることと食べ物を粗末にすることだ。」
というのがあります。
おばあちゃんから女の子を大切にするよう教えられている天道なら、
やりすぎることはないんじゃないかなと。
654リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/27(月) 22:30:19 ID:1TNgTPv3
皆さん、盛り上がってる所申し訳ありませんが、僕も、「ファーストコンタクト2-魔人サボテグロンの襲来-」Aパート、できたぞおぉお!
投下おk?
655 ◆v8WgPpvslE :2007/08/27(月) 22:31:17 ID:a23ZRMHc
断る理由など・・・・ない!
656名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 22:32:19 ID:fMIk5cYD
>>646
高速移動のために自爆覚悟。
こんなにもハイリスクなフォームは全ライダーの中でも555ぐらいかな?

ただ脱皮(一部を除き)するだけで時間無制限に高速移動できるZECT製ライダー
はすごいですね。
これだけ見ると、スマートブレインよりZECTのほうが技術力メチャ高いですね。
657名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 22:33:32 ID:fMIk5cYD
投下OK!!
658リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/27(月) 22:33:57 ID:1TNgTPv3
八話 魔法少女リリカルリンディ「ファーストコンタクト2-魔人サボテグロンの襲来-」

リンディ「仮面ライダー2号、本名・一文字隼人
「力の2号」と呼ばれ、ショッカーに立ち向かったもう一人の英雄で、本郷猛に続く私の初恋の人だ(二回目で初恋というのも変な話だが)
彼は改造人間の哀しみを背負いながらも、いつも笑っていて、皆のムードメーカーで、面白い人だった…
今日皆さんにお伝えするのは、そんな彼と私の初めての出会い…
魔法少女リリカルリンディ、始まります。」

(レッツゴー!ライダーキック!!(子門真人バージョン))
迫る ショッカー 地獄の軍団 

我らを狙う黒い影 世界の平和を守るため

ゴー!ゴー! レッツゴー! 輝くマシン

ライダー(ジャンプ!) ライダー(キック!)

仮面ライダー 仮面ライダー ライダー ライダー!

ライダー(ジャンプ!) ライダー(キック!)

仮面ライダー 仮面ライダー ライダー ライダー!

「仮面ライダー・一文字隼人は改造人間である。
彼を改造したショッカーは、世界制覇を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは、人間の自由のためにショッカーと戦うのだ!」
659 ◆v8WgPpvslE :2007/08/27(月) 22:35:27 ID:a23ZRMHc
>>656-657
sageをお願いします
660リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/27(月) 22:35:28 ID:1TNgTPv3
【ショッカーアジト メキシコ支部】
アメリカ大陸のメキシコ、その中央部にあるパラス川、そしてパラスダム。
そのダムの電力は、メキシコ全土の最大動脈であった。

サボテグロン「ヒヒヒヒヒヒヒヒ…このダムを破壊し、メキシコシティが混乱に陥った所を、我々が制圧する!」
ショッカー首領「サボテグロン、ショッカーメキシコ支部における貴様の活躍は完璧だ。」
サボテグロン「いえ、まだまだ暴れ足りんと思っております。」
ショッカー首領「メキシコ征服計画は九十パーセント済んだ、サボテグロン、優秀な指揮能力を、別の地区で振るうのだ!」
サボテグロン「その地区とは?」
ショッカー首領「ショッカーの計画が最も遅れている、日本支部へ!」
サボテグロン「面白い!我々幹部が手を焼く、仮面ライダーとやらと戦えるのか!」
ショッカー首領「そうだ!サボテグロン!ライダーと戦い、そして倒せ!」
サボテグロン「ヒヒヒヒヒヒヒヒ!」

【日本 滝の自宅】
その頃、滝和也はFBIからの情報を手に入れていた。

滝「FBI特捜部発信…メキシコにおけるショッカーの幹部が日本に向かいつつある。
羽田着603便搭乗…尾行の56が先行する…か。
羽田着603便か…立花レーシングクラブの開会式には、出れないな…」

【立花レーシングクラブ】
本郷猛が姿を消してから一ヶ月…
立花藤兵衛は念願だったレーシングクラブを作り、そのメンバーを募集していた。
そしてその前では、藤兵衛、史郎、そしてリンディの三人が本郷と滝、そして、メンバーの勧誘に行ったひろみを待っていた。

リンディ「おっそいなぁ…猛さんも滝さんもひろみさんもなにやってんのかしら?猛さんなんか最近全然姿を見せないし…」
史郎「全くだよ…一体何やってんだか…」
藤兵衛「そう言うな、あいつらもあいつらで色々やることがあるんだろう。
…お、ひろみ達が来たぞ!」
リンディ「あ、ほんとだ!」
ひろみ「こんにちは。」

ひろみは三人の女性を連れてやってきた。
661節制の14 ◆6EgzPvYAOI :2007/08/27(月) 22:36:24 ID:mbMCdc1V
>647
乙。ディードについていかなかったウェンディはどうしたのか、と一瞬思いましたが、気絶中でしたか。
>654
僕の好きなサボテグロン!支援。
662リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/27(月) 22:38:01 ID:1TNgTPv3
ひろみは三人の女性を連れてやってきた。

ひろみ「遅れてごめんなさい。紹介するわ、私のグループの…」
マリ「あたしマリよ。」
ユリ「ユリよ。」
ミチ「ミチです。」
藤兵衛「お…おお。」
マリ「あたし達、入会するわ。ね?」
ユリ、ミチ「うん!」
マリ「それにしても…」

マリはリンディを見つめる。

リンディ「あ…あのぉ…何ですか?」
マリ「ひろみから聞いていたけど、あなたすごく可愛いわねぇ。」
リンディ「え…ええ!?」
ユリ「ホント、負けたわ。」
ミチ「あなた目当てにお客さんが沢山来たってことも、理解できるわ。」
リンディ「あはは…ありがとうございます。(よっしゃ!)」
藤兵衛「ははは…おいリンディ、いつまでものぼせるな。史郎もぼんやり見とれてないで、案内せんか!」
史郎「あ!すみません!」
リンディ「ごめんなさい!」

リンディと史郎は大急ぎで四人を中へ案内した。

【立花レーシングクラブ店内】
藤兵衛「さてと…ええ、経験は?」
ミチ「あたしは90tをすこ〜し。」
ユリ「あたしは初段。」
藤兵衛「え?」
ユリ「えい!あたしは空手の初段。」
マリ「あたしはフェンシング。」
藤兵衛「あ…いや、そういうのじゃなくて、オートバイの経験は?」
マリ「全然」
ユリ「全く」
藤兵衛「全然って…」

藤兵衛は愕然とする。

マリ「だから教えて欲しいんじゃない!ねぇ?」
ユリ・ミチ「そうよそうよ!」
藤兵衛「はぁ…」
リンディ「うふふ♪頑張ってくださいね、会長♪」

リンディは呆れ果てている藤兵衛にウィンクを送る。

藤兵衛「他人事みたいに言うな!全く最近の若い者と来たら…」
リンディ「アハハハハ♪それにしても…猛さんと滝さん、来ないなぁ…あ、おまけにルリ子さんも…」
663名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 22:39:15 ID:IHhi5Vla
なんかsage忘れが多い…?支援
664リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/27(月) 22:39:56 ID:1TNgTPv3
【羽田空港】
その頃滝は、羽田空港でショッカーを追跡している捜査官と合流し、車に乗っていた。

滝「本部からの通信を受けてね。メキシコから来たというショッカーの幹部は?」
捜査官「うん、敵もさる者だ、尾行はまかれてしまったが、奴の居場所は調べがついている。」
滝「ほう…流石ですね、じゃ、ご一緒しますか。」

滝は車を走らせる。
そして、密かにそれを見ていた男が一人…

【立花レーシングクラブ】
一方立花レーシングクラブでは、藤兵衛が新メンバー達に振り回されていた。
新メンバー達は藤兵衛の話も聞かず、ラジオミュージックで踊ってばかりいたのである(しかも史郎まで)

藤兵衛「全く最近の若い連中と来たら…」
リンディ「ふう…」
藤兵衛「リンディ…お前はあいつらと一緒に踊らんのか?」
リンディ「嫌いじゃないけど、今はとてもそんな気になれないのよ…猛さんは一ヶ月も姿を見せないし…滝さんは全然来ないし…」
藤兵衛「あいつらもあいつらだ!せっかくのクラブの開店だというのに…」
「ブオオオン!」
藤兵衛・リンディ「!?」

藤兵衛とリンディはバイクのモーター音を耳で聞き取った。

藤兵衛「本郷!」
リンディ「猛さん!」

二人は夢中で外に飛び出すが、あったのは本郷のサイクロン号だけであった。

リンディ「あれ?サイクロンだけ?」
藤兵衛「よく見ろ!オート走行モードになってるだろ!」
リンディ「あ!ほんとだ!」
藤兵衛「乗れ!リンディ!」
リンディ「はい!」

藤兵衛とリンディはサイクロンに乗る。
それと同時にサイクロンは自動的に走り出した。

藤兵衛「これがオートモードで動いてるって事は、本郷が俺達を呼んでるって事だ。
これで寝てても本郷の所に着くぞ。」
リンディ「もう、会長ほんとに寝ないでくださいよ。」
藤兵衛「ぐがぁ…ぐがぁ…」
リンディ「…って言ってる傍から寝てるし!?」
665リリカルスクリーム29話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 22:42:35 ID:/aH0fvIo
>661
完全に忘れてた…。
最初に立候補した5人の中に入れるつもりだったんですよ。
また編集役の龍騎氏に迷惑かけてしまうなあorz

支援
666リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/27(月) 22:42:38 ID:1TNgTPv3
………
その頃、車を走らせていた滝は、メキシコから派遣された捜査官に疑念を抱いていた。

滝「(どうも気に入らねぇ野郎だ…何で俺に幹部の居場所を教えない?
手前一人だけ敵の居場所を知ってればいいってもんじゃあるめぇし…)」

そんな疑念を抱いている滝に、ラジオからのニュースが耳に入ってきた。

ニュースキャスターの声「ここでニュースをお伝えします、本日、メキシコ発の旅客機603便から、死体が発見されました。
身元は、FBI特命捜査官…」

滝「何だって!」
捜査官「!?」

捜査官はラジオのスイッチを切った。

滝「なんで止めるんだよ!?…!?、その手は!?」

滝は捜査官の腕を見て驚いた。
捜査官の手はまるでサボテンのような形をしており、腕中に棘が生えていたのだ。

滝「まさか貴様がメキシコから来たショッカーの幹部か!?」
捜査官「クックックック…ばれてしまっては仕方ない…ヒヒヒヒヒヒヒ…」

捜査官は顔の人工皮膚をはがし、サボテグロンに変身した。

サボテグロン「FBIの犬!貴様の仲間は死んだ!貴様も地獄へ送ってやる!ヒヒヒヒヒヒヒヒ!」

サボテグロンは滝の首を掴み締め上げた。

サボテグロン「ショッカーに歯向かうものは地上より抹殺する!」
滝「ちっ…てやんでい!抹殺するのは俺のほうだ!俺にハンドルを任せたのが運の尽きだったな!!」

滝は無茶な方向にハンドルを切り、一気にドアを開けてサボテグロンを車内に残し一人脱出する。
そして道から外れた車は転がり落ち、地面に激突して爆発した。

滝「やった…!」
サボテグロン「ヒヒヒヒヒヒヒ…!」
滝「な!?」

死んだと思われていたサボテグロンはいきなり地面の中から滝の前へ出現した。

サボテグロン「さっきはよくもやってくれたな…死ね!」
667リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/27(月) 22:44:30 ID:1TNgTPv3
サボテグロンはサボテン型の棍棒を使い、滝に襲い掛かった。

滝「クソ!」

滝は攻撃を何とか回避しようとするが、サボテグロンの身体能力についていける筈も無く、
攻撃をモロに受けてしまう。

滝「ぐあ!」
サボテグロン「ヒヒヒヒヒヒ…」
滝「この野郎…」

一方、サイクロンで偶然その場を通りかかった藤兵衛とリンディは、サボテグロンの攻撃を受けている滝を発見した。

リンディ「!?、会長!あれ!?」
藤兵衛「ふぁーあ…なんだ…!?、滝!?」

藤兵衛はサイクロンを止め、二人は降りる。

藤兵衛「リンディ!」
リンディ「うん!セットアップ!」

リンディはバリアジャケットを纏い、バインドを使ってサボテグロンを拘束した。

サボテグロン「な…なんだこれは!?」
藤兵衛「滝!」
リンディ「滝さん!」
滝「オヤジ!リンディ!ったく、地獄に仏だぜ!」
サボテグロン「ヒヒヒヒヒ!小賢しい!」

サボテグロンはバインドを強力で引きちぎった。

リンディ「きゃ!?」

その反動でリンディは転倒してしまう。

滝「リンディ!大丈夫か!?」

滝はリンディに近づき、手を差し伸べる。

リンディ「イタタ…なんとか!」

リンディも滝の手を取り、立ち上がった。

藤兵衛「しかしこりゃ不味いな…逃げるぞ!」
リンディ「仕方ないわね…」
滝「一時撤退だ!」
668リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/27(月) 22:47:07 ID:1TNgTPv3
三人はその場から逃げようとするが…

サボテグロン「逃がさん!かかれ!」
戦闘員軍団「イー!!」

逃げ道に戦闘員の大軍が現れ、逃げ場を失った。

リンディ「しまった!」
滝「万事休すか…」
サボテグロン「ヒヒヒヒ…死ねぇ!!」

サボテグロンは指のロケット弾を三人に向けて発射しようとしていた。
大ピンチのその時…

旧2号「トオォォォォオ!!」

仮面ライダーが現れ、フライングキックをサボテグロンに見舞ってロケット弾攻撃を妨害した。

サボテグロン「ヒヒヒヒヒ!?貴様が仮面ライダーか!?」
滝・藤兵衛「ライダー!」
リンディ「!?」
サボテグロン「これでも喰らえ!」

サボテグロンはサボテン型爆弾を投げ、四人を攻撃した。
爆弾は直撃したかに見えたが、爆煙が晴れたあとには四人の死体は無かった。

サボテグロン「おのれ!逃がしたか!」

【立花レーシングクラブ】
無事逃げることに成功したリンディ達は、クラブに戻り傷の手当てを受けていた。

藤兵衛「イテテ!もう少しお手柔らかに頼むよ…」
マリ「何言ってるのよ!お客をほったらかしてどっかに行っちゃうからこうなるのよ!」

滝「ああ、左手も痛いんだけど…」
ユリ「ほんと?見せて見せて…」
史郎「へへ、甘ったれてやんの!所帯持ちのクセに…」
リンディ「あんまりへらへらしてると奥さんに言いつけちゃうよ〜」
滝「む!」
ユリ「何!?この人奥さん居るの!?」
ミチ「つまんないの、ご自分でどうぞ!」

ユリとミチは滝の手当てを勝手に止めてしまう。

滝「ちょ…イテテテテ!」
リンディ「あはははは♪ザマーみろだ♪」
滝「ったくこの魔女め…」
藤兵衛「はははは!しかし本郷の奴…そろそろ来てもおかしく…」
669リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/27(月) 22:49:19 ID:1TNgTPv3
「ブオォォォォン!」
再び外からモーター音が聞こえてくる。

藤兵衛「!、あの音はまさしく本郷のマシンだ!」
リンディ「もう…ほんっと遅いんだから…」

リンディはドアを開いて外を見るが…

リンディ「あれ?」
藤兵衛「どうした?」
リンディ「猛さんじゃない…」
滝「何だって!?」
藤兵衛「まさかショッカーか!?皆隠れろ!史郎、電気消せ!」
史郎「はい!」

電気が消え、室内に居る全員が家具の影に隠れる。
やがて、謎の人物は室内に入ってくる。

藤兵衛「この!」
?「…!」

藤兵衛は謎の人物に殴りかかるが簡単にあしらわれてしまう。

ユリ「おじさん!?この…エイッ!」
マリ・ミチ「えい!」

今度はユリ・マリ・ミチが謎の人物に殴りかかるが、またしても簡単にあしらわれてしまう。

ユリ・マリ・ミチ「きゃ!?」
滝「この!」

最期に殴りかかった滝も簡単に腕をつかまれ、捻り技をかけられてしまう。

滝「ぐあ!」
藤兵衛「この野郎…リンディ!明かりをつけろ!」
リンディ「はい!」

リンディは電気のスイッチを入れる。
そして明かりが着き、滝の腕を捻っている犯人の姿があらわになる。
正体は二十代前半くらいの青年で、ヘルメットをかぶり、薔薇の花を咥えていた。

青年「…!」
滝「おわ!」

青年は滝を放し、咥えていた薔薇の花をリンディに向け投げた。

リンディ「わ!?」

リンディは慌てて花をキャッチする。

滝「この野郎!」
青年「おいおい、こんな出向かえの仕方ってあるかい?」
藤兵衛「お…お前一体!?」
一文字「俺?俺は一文字隼人、フリーのカメラマンさ!」

一文字は小型カメラをポケットから取り出し、シャッターを押す真似をする。
670リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/27(月) 22:50:30 ID:1TNgTPv3
滝「そのカメラマンが一体何の用だ!?」
一文字「別に大した用じゃないんですがね、落し物を届けに着たんですよ。」
藤兵衛「落し物?」
一文字「オートバイですよ。」

一文字はバイクのキーを藤兵衛に投げ渡した。

藤兵衛「おお!?」
一文字「じゃあ俺はこれで…」
マリ「待って!」

マリはリンディから薔薇を奪い、一文字の前に立ちふさがる

一文字「?」
マリ「あたしをモデルに使ってよ!」
一文字「…」

一文字はマリの手から薔薇を奪い取る。

マリ「ああ!?」
一文字「お生憎様、女は駄目!だが…」

一文字はリンディに近づき、再び薔薇を渡す。

一文字「君なら考えてもいいな。」
リンディ「え?」
一文字「君はそこら辺にいる女とは違う魅力を持っている。女に全く興味が無い俺を引き付ける強い魅力だ…」
リンディ「あ…ありがとうございます!(褒められるの二回目!今日はあたしツイてる♪)」
一文字「まるで、この世界の女じゃないみたいだ。」
リンディ「え!?」
滝「!?」
藤兵衛「な…!?」
一文字「はっはっは!冗談だよ!それじゃ…」

一文字は帰っていった。

マリ「なにあれ!?失礼しちゃうわ!」
滝「ったくキザな野郎だ!」
リンディ「でも…」
藤兵衛「どうした?」
リンディ「猛さんに似てる…」
藤兵衛・滝「はぁ!?」
リンディ「性格も顔も全然違うけど…何処か似ているような気がするのよ。」
藤兵衛「あんな奴と本郷を一緒にされちゃ、堪ったもんじゃないぜ!」
滝「全くだ!」
リンディ「…」

リンディは一文字隼人に不思議な感覚を抱きながらも、この時はそれが何なのかを知ることは出来なかった…

(アイキャッチ・旧2号編)
671名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 22:51:10 ID:mbMCdc1V
支援。
>665
いや、ウェンディは忍と交流する場面が来るのでは?
ディードとフレンジーないしランブルにもフラグが立ったっぽいし。
672名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 22:51:12 ID:eCyi+YH3
そろそろ次スレの時期ですかね?

>>668
支援。
673 ◆v8WgPpvslE :2007/08/27(月) 22:52:45 ID:a23ZRMHc
じゃあ立ててくる支援
674リリカルスクリーム29話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 22:55:04 ID:/aH0fvIo
>671
うーむ…。
こうなりゃ入れ忘れたのは神のお告げかなんかだと考えてそうする事にします!
それと支援
675リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2007/08/27(月) 22:57:30 ID:1TNgTPv3
名前: リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
E-mail: sage
内容:
投下終了。
サボテグロン編は二話完結となっている作品でしたが、リリカル分増やすために描くのは最初の一話だけとします。
申し訳ありません。

しかし、薔薇を加えて部屋に入ってくる隼人を見て「お前その格好はねぇだろw」と思ったのは私だけでしょうか?

ps
もしかしたら僕執筆スピード今後落ちるかも…orz
676 ◆v8WgPpvslE :2007/08/27(月) 23:00:16 ID:a23ZRMHc
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
GJです
それにしてもメキシコは90%征服されかかってたのか・・・

そして誘導
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1188222989/
677名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:03:35 ID:eCyi+YH3
>>676
次スレ乙。
そして、リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏GJ!
678リリカルスクリーム29話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 23:04:11 ID:/aH0fvIo
GJです!
複合装甲と八百ミリという気が狂ったような口径の主砲を備える
ショッカー戦車に1970年当時のメキシコ軍が配備してるであろう
戦後第一世代の戦車じゃかなわないでしょう。
基本は怪人と戦闘員を使ったゲリラ戦ですし。
679名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:06:57 ID:mbMCdc1V
>674
でも、気をつけて下さい。うちの神はこんなおつげを寄越します。

『汝の為したい事を為すが良い』
>675
サボテグロンを!もっとサボテグロンを!

【おまひはメスカリン中毒か】

……まあ、『サボテグロン』と『リリカル分』、どっちもやらなくちゃいけないのは辛いでしょうし……

……がんばれー
680 ◆v8WgPpvslE :2007/08/27(月) 23:10:08 ID:a23ZRMHc
>>678
オーバーテクノロジーすぎるw
正直、ショッカーを舐めてました・・・・スイマセン首領様

>>679
なんと言う暗黒神
でも『汝がなしたいようになすがよい』が正解だった希ガス
681マスカレード:2007/08/27(月) 23:14:52 ID:dRqZ/FRP
GJですよ〜
次で隼人変身ですかね
昭和ライダーはあまり知らないので次回も楽しみにしてます!

昭和ライダー設定なら35年前、ショッカーが暴れてた時代にネイティブが乗った隕石が落下、
それから加賀美パパの若い頃のストーリーをメインにしたお話とかも面白そうだと思います(笑)
682名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:15:51 ID:mbMCdc1V
>676
乙。
>678
八百粍……S.I.Cのあれなら納得……していいのかなぁ。
今の戦車で120mmから150mmなのに。
683名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:18:54 ID:mbMCdc1V
>680
汝の唱えたいように唱えるが良い。

リリなの的神への信仰による奇跡って、どーなんだか。
684名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:19:03 ID:8ALzUNpB
汝の欲するところを為せ。もしくは、汝の意志するところを行え。それが法の全てとならん。
ってさ、アレイスター・クロウリーの『法の書』だっけか?
685リリカルスクリーム29話 ◆0qJqyuBpiQ :2007/08/27(月) 23:19:51 ID:/aH0fvIo
>682
確かに無茶って気はしますね。
八百ミリっつったらナチスドイツの知る人ぞ知るおバカ兵器ことグスタフと
同じ口径ですからね。
撃つ時に車輌の回りに戦闘員とかが居たら死なないまでも
耳がブッつぶれてものの役にたたなくなってしまうのでは?

686名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:20:56 ID:jCO99s8q
「法の言葉は意志(テレマ)なり!」
「法の言葉は意志(テレマ)なり!」
687名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:22:59 ID:OPZItnSu
すいません、私も投下させてもらってよろしいでしょうか?

お題は前スレでも少々話題に出したロックマン.exeとのクロスです。
第一話の前半しか出来ていませんが・・・
688名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:25:13 ID:eCyi+YH3
>>687
もちろんOKさ!
689リリカル.exe:2007/08/27(月) 23:26:28 ID:OPZItnSu
さよなら・・・・・・・・・・・・熱斗君・・・・・・・・・」



初期型インターネット―――――――――『プロト』が崩壊していく。
自分―――――ロックマン.exeを構成するデータというデータが、それにあわせて0と1の何の意味も無いモノへと換えられていくのが理解できる。
もう身動き一つ取れない。音も光も無い真っ暗闇の中、このままデリートされるのを待つだけなのか。
ヂリヂリと自分の腕が、足が、消滅していく。
怖い。
全てを貪欲に食い荒らしていくプロトを止められた事は確かに喜ぶべき事だ。・・・・・・・・・・・・その犠牲が自分ひとりで済んだことも奇跡とも言えるだろう。
以前起こったネットワーククライシスが今起これば、世界は簡単に崩壊したに違いない。
ネットワークの恩恵を受けていた過去ではなく、ネットワークと共生している今なら全てがあっけなく終わっただろう。
だから、喜ぶべきなのだ。
もともと死んだはずの人間がナビとして蘇り、七年間も生きながらえる事ができたのだ。それだけで、十分。十分な、筈だ。
常に心臓の病におびえていた5年間と、弟と共に戦い、暮らし、楽しんできた7年間。
最後の最後で弟を現実世界へと戻し、助けた。
・・・・・・・・・これ以上、何を望む?

(・・・・・・・・・・・・それでも、怖い・・・・・・・・・)

視覚が奪われた。
もう何も見えない。
一面の闇が全てを覆ってしまっている。

(・・・・・・・・・・・・消えてしまうのが・・・・・・・・・・・・・・・怖い・・・・・・・・・・・・)

あ、と叫ぶ喉さえ掻き消える。
聴覚は既に無い。あったとしても、音の無いこの暗闇の中何を聞けばいいのだろうか。
最後に、触覚すら消えて。

(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・熱斗君・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

全部が、暗闇に落ちていった。
690リリカル.exe:2007/08/27(月) 23:27:51 ID:OPZItnSu
燃えている。
何が、という問いに答えるならば、全てが、とするべきか。
轟々と大気を熱しながら、酸素を喰らい尽くしていく炎。
熱風が頬をなでる。目を覚ましたロックマン.exeは、周囲を見渡す。一面の炎。照明とはまた違う橙と赤の明るさが、壁を床を天井を照らしている。
・・・・・・一言で表すなら、火災現場。
焦げ臭い大気にむせながら、立ち上がる。――――――ここは?という問いに答えてくれるものは居ない。
ならば自分で判断するしかない。
頭部を覆っていたはずのヘッドパーツがいつのまにか無くなっている事に気付いたが、今はそんな事を気にしている暇は無い。燃えなければいいなぁ、と軽く髪をなでただけ。
彼は歩き出そうとして、
(・・・・・・・・・ん?)
ふと、その聴覚に届くものがあった。それは彼のよく知る音――――――戦闘音に酷似していて。
砕け散った窓から吹き抜け状になっているフロアを覗き込んで、そこで見えたのは信じがたいもの。



「フォトンランサー、シュート!」

――――――杖なのか鎌なのかわからないものを振り回しながら電撃を放つ女性と、

「ヴォォォォォォォォォォォォォ!!そんなものが効くと思っているのか!?」

――――――かつて彼が倒したはずの、炎を操るナビ:フレイムマン。



「・・・・・・・・・・・・へ?」
我ながら間の抜けた声だと思ったが、仕方の無い事だろう。片や倒したはずのナビ、片や人間のはずなのにどう考えてもナビ以上の力を振るう女性。
・・・・・・というかここは本当にどこなのだろうか。インターネットの中でも現実世界でも矛盾するような現象が起こっている。
夢ならいいのにな、と思ってみても0と1の集合体でしかない自分が夢など見るはずも無い。
「一体何がどうなってるんだ・・・・・・!?」

だが。

何故、と思うより早く身体は動く。どうして自分が今ここに居るのか、ここはどこなのか、そんなことは彼にとってはどうでもいいことだ。
分かっているのは、倒したはずのナビが女の人を襲っているという事で・・・・・・戦う理由はそれだけで十分。きっと、自分のパートナーだってそうしようと言うはずだ。
だから迷わない。迷ってる暇なんて無い。なら―――――――戦う。戦えるものが戦うのは、当然だから。

―――――セット:バブルショット
―――――セット:バブルブイ
―――――セット:バブルサイド

走りながら確認した現在の状況は――――

・ナビチップ使用不可
・ギガクラスチップ使用不可
・ナビカスタマイザーの一部機能停止
・フルシンクロ不可
・スタイルチェンジ不可
・s○○t○.○a○使用不可

力のことごとくが制限されてしまっているが、戦えないわけではない。今までだって、やってきた。

―――――プログラムアドバンス:バブルスプレッド

戦える。床を踏みしめて。跳躍。飛び降りながら照準を合わせて。

「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

――――――ロックマン.exeは、再び戦いに身を投じる。
691リリカル.exe:2007/08/27(月) 23:29:50 ID:OPZItnSu
以上。短いですが、ご容赦下さい。
フレイムマンがやけに強く見えるのは仕様です。実際弱点が分からなければ無敵なヤツでしたし。
692マスカレード:2007/08/27(月) 23:32:28 ID:dRqZ/FRP
GJです!
エグゼは結構やってましたね〜
熱斗くんは出るんでしょうか?
次回楽しみにしてます
693名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:34:56 ID:mbMCdc1V
>685
そういや、アレのTFっていなかったよね。
某『ALG』のシナリオフックにはいたけど。
>691
乙。とはいえ、アニメのロックマン見てなくて……
694 ◆v8WgPpvslE :2007/08/27(月) 23:38:01 ID:a23ZRMHc
>>691
私もアニメは滅茶苦茶最初のほうしか知らないや(ファラオマン辺りまで)
しかし、GJ
ロックマンは大好きだから抵抗無く読めるぜ!
695名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/27(月) 23:54:14 ID:QcgxR96Y
ロックマンEXEか
3ということはユニゾン関連は使用できないとしても
チップってロックマン単体だと行使できなかったような(ゲーム設定
アニメの方は見てないからよくわからんな


関わって笑えない世界というとR−TYPEの世界とか?
戦艦には惑星破壊波動砲なんてあるし(設定上ではマジに惑星を破砕可能
ネタだけど、バイド中最大の存在は全長は優に16万8千光年を超えるMO−1
ここまで来るともうひとつの宇宙だなw
696610:2007/08/27(月) 23:55:46 ID:ZySYL0cY
>>615-617

お答えいただきましてありがとうございます。原作で描写されていない以上、
書き手の方のお考えと、クロスする世界のスタンスによることになりそうで
すね。
そうすると管理局を異次元からの侵略者とみなして、強力な質量兵器を容赦
無くバンバン使ってくるような組織が出てくる作品って何かありますかね?
人間による組織ではなく、問答無用で攻撃してくるだろう存在とするならば、
「ガンパレード・マーチ」の幻獣とか、「マブラヴ オルタネイティヴ」の
BETAとか、「トップをねらえ」の宇宙怪獣とかが思い浮かぶんですが。
697名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:00:03 ID:cbWXXgGN
>>696
R−TYPEのバイド
やつらはいかなる次元世界でも本能を失わない
それは「攻撃あるのみ」である
698名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:07:27 ID:0J8bVKzj
>>696
圧倒的な文明の差で攻めてきた宇宙人をアホみたいな物量で倒したBALLSとか
699名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:22:53 ID:cbWXXgGN
基本的に隠密行動+証拠隠滅だからばれないかぎりは大丈夫なんだろうけど
ばれたやばい世界というと…バーチャロン:逮捕されます、ライドウの大正20年:殺しにきます
逆に友好的な関係になる世界といったら何だろう?大神は来るものかまわずのスタンスだったらしいけど

R−TYPE FINALのミュージアムは管理局にとっては是非管理しておきたい場所なんだろうな
全てのR機体、膨大なバイドとの戦いの歴史が収められているからな(攻撃関連技術に関してはなのは世界よりインフレ
FINALでのR機体は時間と空間を跳躍する機能も普通に搭載されているし
300年後の未来まで飛んでいった機体もいたな
LASTDANCE以降の歴史はつづられていないから管理してるやつもいないはず
お得な物件だな、今のうちにおさえとけw
700名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:25:06 ID:Z7WnyLVj
>>696
ソーサリア(ウルティマオンライン)で、三つのシャード(異次元世界)を制圧しているはずの
シャドーロードの軍勢も、それに該当するかも。
存在そのものが人の心の悪であるため、殺し尽くすことはまず不可能。


…思えばミナクスは広域時空犯罪者だな。地球にも現れてるぞ。
いや、ヘタをしたらロードブリティッシュも、管理局にしょっぴかれかねん。
701名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:25:45 ID:8yz6foZI
>複合装甲と八百ミリという気が狂ったような口径の主砲を備える
ショッカー戦車
それはすでに陸上移動要塞でなければ装備できないのでは?
アメリカ軍だったら爆撃機で一トン爆弾の絨毯空爆で叩き潰すだろうけど。

怪人はともかく戦闘員では正規軍相手は辛いのでは・・・
攻撃ヘリや歩兵戦闘車で蹂躙されるだけでは?
戦闘員が突撃銃や対戦車ロケット弾使ったところ見たことないし。
もしかして戦闘員も正規軍(メキシコのレベル)では歯が立たない改造人間!!
702名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:32:14 ID:0F92EmCO
1人で大人10人分の腕力じゃなかったけ?>戦闘員
703名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:34:58 ID:o64aE7wN
スパロボC3の修羅軍も危険だぜ、何しろ…『気合』で次元を超える事ができるから。
704名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:37:33 ID:cbWXXgGN
>>700
広域時空犯罪者といえば電王のイマジンたち
すでに次元世界をひとつ消してるし(余罪は本編参照
ハナがいた世界と良太郎のいた世界は同じじゃないらしいしな
デンライナーとゼロライナーが違う思想によって作成された時の列車だからという理由もある
実写の関係上、世界観がものすごく似ているけど気にしてはいけない

横軸の次元は超えられても縦軸の時間を超えられない管理局じゃイマジンの処理はできないだろうな
契約が完了してない場合、契約者が死なないかぎり不死身
過去に飛ばれるとどうしようもなくなる
かといって飛んでも特異点というレアスキル持ちでもないとイマジンと同じ行動やってることになりかねない
行くだけならともかくドンパチやる場合はやばいだろうな
705名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:51:16 ID:slm7vFXW
じゃあ今後の電王クロスは管理局にどうイマジンの対応をさせるかが重要なんだな?

そういや天道って一つの世界消滅させたよな・・・
706名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:52:48 ID:0J8bVKzj
天道はカブトイマジンとして電王に倒させよう。
あいつ嫌いだし倒してもいいよね?答えは聞かないけど。
707名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:55:21 ID:cbWXXgGN
>>705
原作で消したっけ?
まばらにしか見てないんだよな
劇場版は完全にわからん
708名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:55:33 ID:Z7WnyLVj
>>704
そういう感じで、ミナクスというやつも滅茶苦茶やばい。
なにしろ、愛人を殺した英雄の存在自体を抹消するために、
タイムドアを使って過去の地球に現れて、歴史に大々的に介入なさった方だ。

…ウルティマ2はアップルコンピューター時代のRPGなので、
さすがに生でプレイしたことないんで、それ以上はわからないけどね…
709名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 00:56:36 ID:ymaPLE28
>>696

ガンパレクロスかぁ…
新人組は恐慌状態になるなw

ヒトウバンとか
ヒトウバンとか
ヒトウバンとか

あとスキュラとか
710名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 01:04:35 ID:cbWXXgGN
Hカブトでも過去に飛ばれたイマジンを追うのは面倒だしな
過去にいけるといっても指定の時間がわからない限りその人物をトレースしながら飛びまくるしかない
面倒でしょうがないだろうし、見つける前にイマジンの破壊活動で世界終了のお知らせが来ても笑えない
一発で日にちまで判別できるチケットを発行できる時の列車の追跡システムならではだな
戦闘面ではカブトの方が上だろうけど時の運行関連は電王の方が優れているといえよう
711マスカレード:2007/08/28(火) 01:09:53 ID:QdxbF+Y/
>>707
劇場版は7年前に隕石が太平洋に落下した世界。
カブトは2006年に再び落下しようとした隕石をハイパークロックアップで7年前に送り戻して、最初の隕石とぶつけて相殺します
その破片がシブヤ隕石となり、TV版の世界が誕生したわけです

要するに劇場版の世界が消滅することでTV版の世界に繋がる訳です。

まぁTV版のライダーベルトの入手方等、矛盾点はありますが
712名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 01:14:07 ID:/YhmuHOs
管理局から見れば天道は立派な時空犯罪者だからな
ただややこしいのは、劇場版の天道とTV版の天道は別の存在ってことだが
713名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 01:22:49 ID:9tPVwZ3J
ふと気がついたが、一人の人間の人生を変えることで、歴史を改変しようと
している点では、「ドラえもん」や「撲殺天使ドクロちゃん」も時空犯罪者
に該当するのかもしれないなw ドラえもんの秘密道具や、ドクロちゃんの
エスカリボルグで、メタメタにやられる時空管理局というのもちょっと見て
みたい気がするw
714名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 01:23:25 ID:cbWXXgGN
>>712
PVで一部見たけどベルト渡して消えることができる分、まだいい方なんじゃない?
特異点なんて全て消滅しても自分だけは残るからな
深く考えるとまったくもって笑えないレアスキルだ
最悪の運命を描いた場合でも主観視点では決して変えられないからな
715マスカレード:2007/08/28(火) 01:31:23 ID:QdxbF+Y/
確かに、そうですね……
それに対応できるのが時の列車だけということで私の作品では電王を管理局側にしてますが……
イマジンとか出てきたらさらにややこしくなりますね……(汗)
716名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/28(火) 01:37:35 ID:0giMVqBW
劇場版カブトとTV版カブトは全くの別物で、劇場版は一つの可能性としてあり得るであろうパラレル世界じゃないかと思ってた(555や剣みたいな)。
どちらにしろ、天の道を往く人により世界が守られるわけですが。私は天道みたいに明確な意志を持って戦うキャラは好きですね。
一度もライダーを辞めようとしなかった数少ない平成ライダーだし。
717マスカレード
>>716
私も天道は好きですね〜
天道総司という人間ならこんな風になるんじゃないかな?みたいな予想をしながら作品を書いてると、いつの間にか天道が敵になってしまった訳で……(爆)


>>716
桜くんを撲殺して血しぶきドクドクドクロちゃんなシーンは時限犯罪以前に別な罪に訪われそうな気がしますがねw