>>1 lヽ ,、,、./ ,-、),-、 , '´ ⌒、ヽ
<)' ~´ハバ Y ;' A`) . l(((!((("メi . /゙Y /^ヘヘYヘ
| イノリノハ)) : : : :`ヽ/´ ̄ ̄ 从^ヮ^ メij .刀.、/,ィjミノレハ从リヾ .,'`》'´⌒`彡
ノ.人l|゚ -゚ノl| . : : : : : : : : : : : : : : :、:\/: : : く+ハ(!`Д´ノハ+>/ ,ィ∝ノノ)))))
/:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ヘ\: : : : : : : ∪: :∪ : : : : ( ( ゝ(l!゚ -゚ノ|l
l://.:.:/.:./ .:./ .:l.:.:,'.:.:{:.:.:.:.l.:.:ヽ.:.:.Vl:/ , ミ ´.⌒.^ 、: : : : : : ,(_: :_:<(^!!つつ
/.:.:/.:. l:.:.:.!>ト/{.:.ハ.:.:斗<:l:.:.:.l.:l. ⌒(((从从〉*⌒`7>f^⌒ヾY⌒>
. l.:.:/.:.:.:.|:l.: レ仟圷ヽl ヽfチ圷 |.:.:l:| |l゚ヮ ゚ノ|l ! xくけ从ハル=ト<
. |:/!.:.:.: 从.:.{. V;;リ V;;リ 'j.:.,' | ⊂!卯(⊃t/: : : :.リ、∀`*リハヽ
.... j:ハ.:.:..・ト :.ゝ ' /.:/レ| _ . 〈_|_ヽ.> /: : : : セ二/ ,-' ̄ ̄ ヽ
'´.r===ミ彡 V 7 彡'.:.∠ =。= ヘ. し'ノ /: : : : / ( ((ハル ヽ/ ̄ ̄⌒ヽ
ノ !リノノ))))|ヽ. ´ , イ! .:./i !!ノリノ))》. ,': : : : /. `ゝ^o ^ノ√i (《レノリノハ) )
. ( |.|゚ ヮ゚,l|ゝ . ト≧≦ュ| リ/ ノi゚リ.゚ ヮ゚从 i: : : : { 、 _☆ミつ介》ヽ :: ヾ #`‐´ノ
.. ∪ ̄ ̄∪ /|, '´⌒"vヽ、_.(つ)Ψ(^つ {:, -===、アヘヘ `ヘ___ノ: : : <( つ[!;つ
/ヽ::::::::::::::::/⌒(从从-;*⌒:::::::::::::::: ̄ヽ {7/^ー^ヘ.ノ八从ハ : : : :∠† _(†ヽ彡
|:::: ヘ ̄ ̄ {___ ル-_-*リ|(_j ̄ ̄"メ:::::::::| ∨ifノハヽhリ・ヮ・ノn : : : 又 !从从))))
|::::{ \ /' ∪⌒∪ \ ./ l::::::::| ルl| ゚ヮ゚ノル!弁{ ン ̄.〈y.リ(l|゚ -゚ノ|l!
/ll::::}\ ∨ \ ,VCV ∠ _∨ |::::/ハ / ,_厂})){ヒつつ 〈y ⊂^)!†i(^つ
{ }}:::::ン  ̄}__/ ̄`^<_/ /,弖 l ::{{ } / /_j_j>j ¥ 《/、,、,、,ヘ¥
V__/ / / /:/`\r'〃ニフ }::V/. ん'(_ノノ、ノ .`~じフ~
{´ /了 ̄|l /:/  ̄ ̄`ヽ ヽ:/
GJなのなの
今更だが…PSPではAAが見れない←黙れ
なんか前スレの最初のとこでも似たよーなやり取りをした記憶が…
もしSSを投下するような事があれば当然PCからですが…諸事情から普段はコイツで。
8 :
インフェルノ:2007/08/03(金) 22:56:14 ID:C2x8ZeKt
乙です。
あと、まとめの方。タイトルこれでお願いします。
10 :
インフェルノ:2007/08/03(金) 23:00:28 ID:AtDZNeb9
タランス・・・なりきりとはひどいゴッツンコ!!
>>1 GJ!!でゴッツンコ!!
>>9 シルバー兄さんが終わったら次はホワイトさん…!?
LIGHTER THAN WHITE 白の魔導士←黙れ黙れ黙れ
なんか突然無人地帯になりましたが…何か不味いことでも言ってしまったのでしょうか…だとしたらすみません
セイザーXのコスモカプセルってロストロギア?
16 :
マスカレード:2007/08/04(土) 00:28:41 ID:7SKLDosU
>>1乙です!
なのは「フェイトちゃん、どうしちゃったの!?」
フェイト「だってオマエ強いんでしょ〜?」
なのは「何言ってんの!?フェイトちゃん!」
フェイト「だからボクオマエ倒すけどいいよね?」
バルディッシュ『Gun Form』
なのは「止めてフェイトちゃん!私はフェイトちゃんと戦いたくなんかない!」
フェイト「答えは聞いてない!」
ダダダダダダダダッ!!
なのは「止めてフェイトちゃん!たしかに今はそれでいいかもしれない!」
なのは「でも、リュウタロスは歴史を繰り返すだけなの!ここで食い止めなきゃ、また私達のような兵士が必要になるの!」
フェイト「ボクは兵士として戦った者全ての代弁者だ!」
なのは「教えて、フェイトちゃん!私たちは後何人殺せばいいの!?
私は後何回あの娘とあの子犬を殺せばいいの?
レイジングハートは何もいってはくれない…教えて……フェイトちゃん」
はいごめんなさい、マスカレードです。
30分くらいたったらマスカレードACT.11投下しようと思います。
ぉKですか?
答えは(ry
もちろんOK!ってか待ってました(二重の意味で)!
支援
>>16 君が投下するまで支援するのを止めない…!
>15は偉大なるガレイド様
21 :
マスカレード:2007/08/04(土) 00:56:25 ID:7SKLDosU
「変身!」
大きな掛け声と共に、ザビーゼクターを装着したクロノの体を銀と黄色をしたアーマーが包んでいく。
そして変身すると同時に近くのワームを殴り飛ばしてゆくザビー。
一匹、二匹と殴り飛ばしていくと、今度はワームが集団で襲い掛かってくる。こんな時、マスクドライダーならどうするか……?
「……キャストオフ。」
『Cast off(キャストオフ)』
左腕に装着されたザビーゼクターを回転させると、全身のアーマーが浮かび上がる。
そして、浮かび上がったアーマーは一気に弾け飛び、近くにいたワームは爆発する。
「ライダー……スティングッ!」
『Rider Sting(ライダースティング)』
クロノはザビーゼクターのフルスロットルを押す。同時に左腕を稲妻が駆け巡る。
鎌を振り上げて走ってくるセクティオワーム。そしてすぐ側で黙ってザビーを見るカブト。
「……ハァッ!」
次の瞬間、ザビーのレンジに飛び込んだセクティオワームの胸に華麗な左ストレートが突き刺さる。
そしてセクティオワームの体を稲妻が駆け巡り……
ドカァンッ!
大きな爆音と共にセクティオワームは爆発した。
「カブト……僕は時空管理局のクロノ・ハラオウンだ。アースラまで同行してもらえるかな?」
「……やはり、お前も時空管理局の者か。」
しばらく睨み合う二人。
「……僕たちも、目的はキミと同じだ。それにキミには色々と聞きたいことがあるからね」
ザビーは数歩歩いてカブトに近寄る。
「お前達と話すことなど何も無い。」
「そういう訳には行かない。キミはこの前、時間を巻き戻した。」
「…………。」
黙って空を見るカブト。
「訳があるなら、ちゃんと話して欲しい。抵抗しなければキミには弁護の機会がある。」
「……弁護だと?馬鹿馬鹿しい……」
「何だと……!?」
鼻で笑うカブトに苛立ちを露にするクロノ。
「俺の往く道は天の道。誰の指図も受けない。」
言いながら天を指刺すカブト。クロノも完全に呆れ果てている。
そして……
「なら仕方ない……ディレイドバインド!」
『Put On(プットオン)』
さりげなく詠唱を終え、カブトへとディレイドバインドを飛ばす。それに対しカブトはすぐにプットオン。
マスクドフォームのアーマーを身に纏った。
クロノが発動したディレイドバインドは一斉にカブトを捕らえる。それらに束縛されたカブトは一切の身動きを封じられた。
なんだ、この程度か。大口を叩いていた割にたいしたことないな……。
「これでも、そんな事が言えるのか?」
勝ち誇ったように言うクロノ。このまま転送してしまえばこちらの勝ちだ。
だが……
「……甘いな。所詮お前も星に過ぎない。」
『Cast off(キャストオフ)』
支援。
因みに、PSPならべっかんこなど携帯向けの画面にするといいよ。
23 :
マスカレード:2007/08/04(土) 01:04:33 ID:7SKLDosU
カブトが言うと同時にベルトのゼクターホーンが勝手に稼動。バインドに拘束されたアーマーが浮かび上がる。
「な……まさか、このために!?」
クロノはプットオンなんて便利なシステムを知らなかった。
カブトはバインドで拘束される所まで予測してプットオンをしたというのか。
ならば次に飛んでくるのは……
「(まずい……!)」
ザビーは咄嗟にガードの姿勢に入る。この近距離でのアーマーの直撃は避けたい。
『Clock Up(クロックアップ)』
カブトがいた場所から聞こえる機械音声。
次の瞬間、バインドごと弾け飛んだカブトのアーマーがザビーを襲う。
「……クッ!」
ほんの一瞬の出来事だ。ザビーは弾け飛ぶアーマーから身を守り、すぐに視線を戻すが、そこにカブトの姿は無かった。
ガードの為に目を離した一瞬の隙にクロックアップで逃げられたのだ。
「カブトッ……!」
クロノは悔しそうにザビーゼクターを「ガチャリ」と回転させ、変身を解除した。
「時空管理局……か。」
ヘルメットを被りながらぽつりと呟く天道。
どんな奴が相手でも関係無い。この道を阻む者が現れたのなら、倒すだけだ。
「早く帰らなければ樹花が心配するな……」
天道はそのまま自分の愛機であるカブトエクステンダーに跨がり、夕日が落ちつつある街を颯爽と駆け抜けて行くのであった。
ACT.11「Try this Δform〜トライディスデルタフォーム」
「で、ザビーに変身したはいいけど天道総司には逃げられてしまったのね……」
数時間後、ハラオウン家。
リンディは少しがっかりした表情でクロノの報告を聞く。
「……はい。次は絶対に捕獲して見せます。」
「わかったわ。」
報告しながらもクロノは悔しそうな顔をしていた。あんなにも馬鹿にされたような態度を取られたのは初めてだ。
「クロノ君……大丈夫?」
「ああ……」
数分後、リビングのソファに座ってザビーブレスを見つめるクロノに、エイミィがお茶を出す。
「そんなに強かったの?カブト……」
「いや、戦う前に逃げられた……が、おそらくそれなりに強いんだろうな」
クロノは言いながらリモコンのボタンを押す。同時に宙に表示されたカブト・ハイパーカブトの映像。
モニターの中でもその強さは変わる事無く、どんどんと敵を切り倒している。
「で、こっちがハイパーカブトだよね」
カブトの横に映っているハイパーカブトの映像を指差すエイミィ。
「ああ。おそらく時間を巻き戻したのもそいつだ。」
「……にしても、なんで時間なんて巻き戻したんだろうねぇ」
「解らない。だがどんな理由があろうと時間を巻き戻したりしていいはずが無い……!」
クロノはザビーブレスを握りしめる。都合が悪いからと言って時間を巻き戻すなんて、許されるはずが無い。
エイミィはクロノの悔しそうな、ただならぬ雰囲気に気付き、話題を変える事に。
「いやぁ、それにしても……まさかクロノ君がマスクドライダーシステムに選ばれるとはねぇ……」
「僕も驚いてるよ……」
驚いてると言うが、やはり冷静な顔だ。
24 :
マスカレード:2007/08/04(土) 01:11:04 ID:7SKLDosU
「何か選ばれる条件とかあるのかな……?」
「さぁ……僕はただッ!?」
喋り出したクロノの言葉はつまり、突然胸を押さえ悶え出した。
本当に苦しそうにソファをのたうちまわるクロノに、エイミィも心配そうに声をかける。
「ど……どうしたの?大丈夫、クロノ君!?」
「う……胸……がぁッ!」
クロノは胸を押さえて苦しんでいる。エイミィは咄嗟にクロノのシャツをめくった。
「コレは……!?」
「なんだ……!?」
クロノの胸に大きく描かれていたのは、ハチのようなマーク−ザビーの紋章−だ。
「ザビーの……紋章!?」
なんとか落ち着いたクロノは胸に描かれたザビーの紋章を見つめるのだった……。
同刻、海鳴某所。
三人で暗い路地裏に寝そべっていた地獄兄弟達。
「うッ……!?」
「どうした、相棒?」
しかし、影山が突然胸を押さえて苦しみ始めたのだ。
矢車に言われ、恐る恐る胸を見る影山。
「そ……そんな……!?」
「だから何なんだよ?」
浅倉も苛立ちながら質問する。
「ザビーの紋章が……消えた。」
悲しげな顔で言う影山。確かにゼクターを天道に奪われ、変身は不可能になったが資格まで失った覚えは無い。
そんな影山を見て矢車は「ヘッ」とあざ笑う。
「別にいいじゃねぇかそんなもん。俺なんてとっくの昔に消えちまってるよ……」
「……うん。そうだよね……」
一瞬ショックを受けたが、すぐに立ち直る。
「(そうだ……今の俺には兄貴や浅倉がいる。ザビーなんて……)」
影山はまた明るい表情に戻った。まぁ「ザビーなんていらない」とハッキリ言い切る事はできないが……。
ゆっくりと顔を上げる影山。
そんな影山の目に止まったのは、一台のバスだった。
数分後、バス内部。
一人の男が席に座りながらヘッドホンで音楽を聴いている。
男の外観は、黒いTシャツを着て、首には黒いバンダナ。
頭には黒いキャップを深く被っている。
さらにその上からかけたヘッドホンから聞こえるのはヒップホップ系の音楽。大音量で聴いている為に音漏れしているのだ。
この時間帯になると乗客もそれなりに多い。男の目的は『それ』だった……。
「(トンネルか……。)」
やがてバスは暗いトンネルに入る。トンネルはいくつかの電気に照らされているだけで非常に薄暗く、近くに他の車がいる気配も無い。
男はトンネルに入ったのを見計らい、ポケットから一つの折り紙を取り出した。中々上手に折られている。
同時に左手でマッチを取り出し、右手の指先に持った折り紙を燃やし、捨てる。
バス内で段々と灰になってゆく折り紙。
男は折り紙が完全に燃え尽きる前に、ゆっくりと立ち上がった。
………………
…………
……。
その日、そのバスの中で大量の人間の悲鳴がこだまし、それと同じ数の人間の命が失われた。
やがて、トンネルの中からヘッドホンで大音量の音楽を聴きながら男が歩いて来る。
男の背後では運転手を失ったバスが壁に激突し、無惨な姿になっていた。
もちろん、そのバスから誰かの声が聞こえる事はもう無い。
ただ、男のヘッドホンから音漏れしたノイズ音が聞こえるだけだった……。
25 :
マスカレード:2007/08/04(土) 01:16:53 ID:7SKLDosU
翌日、海鳴市のとあるファミレス。
草加、真理、里奈、恭介、新井、太田……。
今、ここには『澤田亜希』と『三原修二』を除く残りの流星塾生が集結していた。
「……で、河内の最期の言葉通りなら……今デルタギアを持ってるのは澤田なんだな?」
冷静に状況を纏める草加。
「ああ。澤田の奴……俺のデルタギアを……!」
「何言ってんだ!デルタギアは俺のだ!」
またデルタギアの所有権を巡って言い争いになる恭介と新井。草加も見てられないと言わんばかりに溜め息をつく。
「ちょっと止めなよ二人共!」
誰にしたってこんな光景見てられない。見兼ねた真理が止めに入った。
「昔はあんなに仲良かったのに……皆どうしちゃったの!?」
「こうなったのも澤田が悪いんだろ!」
「あいつが勝手に俺のデルタギアを持ち出すからだ!」
無茶苦茶な事を言い出す恭介と新井。デルタギアを一度でも使ってしまうと、その力に溺れてしまうのだ。
「俺達流星塾生の絆も……怪しくなったもんだな。」
「草加君……。」
この険悪な空気を破るように呟いた草加。それにより一同は黙り込む。
「真理……澤田の事で話があるんだ。」
数分後、その沈黙を破ったのは恭介だった。
「何……?恭介」
「ちょっと来てくれ……」
そう言い、真理を連れ出した恭介。さらにそれに続くように新井も席を立った。
草加はそんな二人の行動に不信感を抱くのであった。
一方、私立聖祥大附属小学校。
「キャンプ?」
「うん♪もうすぐ中等部と合同でキャンプがあるんだって」
嬉しそうになのは達に伝えるフェイト。
どこから聞いた情報かは知らないが、最近楽しいイベントに恵まれなかったなのは達にとっては嬉しいイベントだ。
「キャンプか……」
「ん?どうしたの、剣くん?」
いきなり不敵に笑い出した剣に、今度は何を言い出すのかと身構える一同。
……まぁ、剣が言うことなどだいたい想像がつくが……。
「キャンプなら俺に任せて貰おう!なんせ俺はキャンプにおいても頂点に立つ男だからな!」
胸を張って言う剣。一同は一瞬シーンとするが……
「さすがだね、剣くん……」
「絶対言うと思っとったわ……」
「毎回それだもんね……」
それぞれに「あはは……」と軽く笑いながら返答を返す。毎度ながら剣の言葉は返答に困る。
だが、楽しくキャンプに行く前になのは達には一つ、懸念事項があった。
「(天道さん……どうなるんだろう?)」
「(やっぱり……犯罪者扱いだろうね……)」
なのはとフェイトは念話で話始めた。今は天道にどんな処分が下されるのかが一番気になる。
しかも当の天道は犯罪者になりつつあるというのに今日も堂々とパンを売っているという。
それも管理局をナメている証なのか、それとも……
しえーん、カムバーック!
27 :
マスカレード:2007/08/04(土) 01:22:41 ID:7SKLDosU
数時間後。
ここは海鳴市のとある廃墟、地下。
「ちょっと、これ外しなさいよ!」
誰もいないはずの廃墟に、真理の声がこだまする。声からしてかなり怒っている様子だ。
「これで本当に澤田は来るのかよ?」
「ああ……なんせ澤田は誰よりも真理が好きだったからな」
床に横たわる真理の言葉を無視し、見下ろしているのは恭介と新井だ。
真理は両手と両足を縛られ、身動きが取れない状態にされている。こうすれば間違い無く澤田は来る。
つまり真理は澤田をおびき出す為の餌として誘拐されたのだ。
『真理を助けたければデルタギアを持って来い』
それが二人から澤田に送られたメールだ。もはやこの二人の頭にはデルタギアの事しか無い。
デルタギアを手に入れるためなら例え幼なじみであろうと利用するのだ。
そうしてしばらく待っていると、二人の耳にヘッドホンから音漏れしたかのようなノイズが聞こえてくる。
「「澤田か!」」
咄嗟に身構える二人。
廃墟の階段をゆっくりと下ってくるのは、黒いキャップを深く被り、音楽を聞いている男−澤田亜希−だ。
「澤田くん!?」
縛られた真理も驚いて澤田を見る。
当の澤田はずっとヘッドホンで音楽を聴きながら、何も喋らずに佇んでいる。
「澤田……デルタギアは持って来たんだろうな!?」
「真理を助けたければデルタギアを渡せ!」
恭介と新井は澤田に向けて叫ぶ。
それに対し、ゆっくりと顔を上げる澤田。
「俺は真理を助けに来たんじゃない……」
恭介と新井は澤田の顔を見る。「何を言い出すんだコイツは」と言いたげな表情だ。
「……俺は真理の命を奪いに来たんだ……」
「……!?」
震えた声で言う澤田に、その場の一同が言葉を失った。
「な……デルタギアはどうしたんだ!?」
だがそれでも質問を続ける新井。
すると、澤田は黙って新井の足元にアタッシェケースを放り投げた。
「俺はデルタの力の代わりに新しい力を手に入れた……」
澤田は言いながら二人に歩みよる。
「今の俺とお前らじゃ圧倒的すぎる……デルタギアはお前らにやるよ……」
不気味な雰囲気で近寄る澤田に、恭介と新井は一斉に片手を振り上げた。
「……!?」
刹那、二人の手から赤い閃光が走り、澤田は奥の壁に激突する。
「一度でもデルタの力を使えばその力は体に残るんだよ!」
吹っ飛んだ澤田を嘲笑うかのように言う恭介。
しかし勝ち誇るのもつかの間だ。次の瞬間、澤田の姿は変わっていた。
「澤田……おまえ!?」
「オルフェノクになったのか!?」
澤田の姿は蜘蛛のような外観をし、片手に巨大な八方手裏剣を持った『スパイダーオルフェノク』へと変わっていたのだ。
真理も「そんな……!?」と言いたげな、とにかく驚いた表情をしている。
相手がオルフェノクならばためらう必要は無い。
『Standing by(スタンディングバイ)』
恭介はすぐにデルタギアを装着、そして……
「変身!」
『Complete(コンプリート)』
次の瞬間、恭介の体は青白い光に包まれていた。
全身を伝う白いトリニティストリームが特徴的だ。
デルタはすぐに腰に装着されたデルタムーバー片手にスパイダーオルフェノクへと突進した。
支援
29 :
マスカレード:2007/08/04(土) 01:29:33 ID:7SKLDosU
「うぉおおおッ!」
デルタは一気にスパイダーオルフェノクのレンジに入り、強力なパンチを撃ち込む。
しかしそれがスパイダーオルフェノクに当たる事は無く、逆に八方手裏剣での反撃を受ける。
「クッ……うわッ!」
「…………。」
一瞬のけ反ったスキに、スパイダーオルフェノクはデルタを滅多斬りにする。
澤田は例え相手が幼なじみといえども容赦無く斬り続け……
「死ね……」
そしてトドメの一撃をデルタへと放つ。
「が……ぁ……ッ」
胸部のデルタラングを貫くような勢いでスパイダーの八方手裏剣が突き刺さっている。
「さわ……だ……」
そしてそのまま恭介の体からデルタギアは外れ、最期に澤田の名を呟き、青い炎に燃え尽きた。
「クソ……澤田ッ!」
目の前で恭介が死ぬ瞬間を目撃した新井は、悔しそうに唸る。このままでは自分まで殺されてしまう。
「(真理……!)」
その頃、草加は真理を助けるために恭介と新井がいる廃墟の階段を駆け降りていた。
「澤田君っ!」
そんな草加の耳に聞こえて来たのは、真理の叫び声。
「真理ッ!」
真理の緊迫した声に気付いた草加は急いで階段を駆け降りた。
「……ッ!?」
そして目の前で繰り広げられる光景に、言葉を失う草加。
澤田と思しきオルフェノクが新井の命を奪った瞬間だ。さらにそのすぐ側では燃え盛る恭介の死体も転がっている。
「澤田……貴様ァアアアアアッ!!」
大きな声で叫んだ草加はすぐにカイザフォンに変身コードを入力。
『Complete(コンプリート)』
「うぉおおおおおッ!!」
草加は走りながらカイザへと変身し、カイザブレイガン・ブレードモードを振り下ろす。
「……クッ!」
「はぁッ!!」
またしても目の前で仲間を殺された事にブチ切れたカイザは凄まじい勢いでスパイダーオルフェノクを斬りまくる。
だがスパイダーオルフェノクも並のオルフェノクでは無い。
「……草加っ!」
最初はブレイガンの猛攻に耐えていたが、すぐに反撃を開始。
「うわッ……!」
手に持った八方手裏剣でブレイガンを弾き返し、そのままパンチやキックを打ち込む。
それにより吹っ飛ばされたカイザは瓦礫の山に埋もれる。
「ク……澤田ぁ……!」
だがこんなことで負けてられない。カイザはすぐに立ち上がり、前方を見据える。
だがそこにいたのは、すでにカイザのレンジに入ったスパイダーオルフェノクだった。
「フン!」
「うぉあ……ッ!」
スパイダーオルフェノクは巨大な八方手裏剣でカイザを突き飛ばし、再び吹っ飛ばされたカイザは廃墟の壁に激突する。
「草加ーッ!」
そこに遅れてきた巧が駆け付ける。
巧の目の前で壁にたたき付けられたカイザが地面へと崩れ落ち、さらにその奥では身動きを封じられた真理が横たわっている。
「巧ッ!」
「真理!」
真理は「やっと来てくれた」というような目で巧を見る。巧もすぐに真理に駆け寄り、真理を縛っていたロープを解く。
30 :
マスカレード:2007/08/04(土) 01:39:02 ID:7SKLDosU
「澤田ァーーーーッ!!」
叫びながら起き上がるカイザ。全身埃まみれで、ボディが少し白くなっている。
カイザはすぐにカイザブレイガンのレバーを引き、スパイダーオルフェノクへと光弾を放つ。
「……ッ!」
同時にスパイダーオルフェノクは全身を駆け巡る黄色い光に身動きを封じられ、さらに前方に「Χ(カイ)」の形に似た光が現れる。
『Exceed Charge(エクシードチャージ)』
そしてカイザはブレイガンを持ち、腰を低く構え……
「さァわだァァァーーーーーーッ!!」
「……うッ!?」
刹那、カイザの身体は黄色い閃光となり、スパイダーオルフェノクを貫通。
カイザの必殺技、「ゼノクラッシュ」だ。
「……うッ!?」
やがてスパイダーオルフェノクの体に黄色く輝く「Χ」の紋章が浮かぶ。
だが澤田はそのまま灰になることは無かった。
かろうじて致命傷を避けた澤田は、胸を押さえながら立ち去ってしまった……
「真理!」
澤田が立ち去るのを見た草加は、すぐに真理へと駆け付ける。
「澤田君が……澤田君が!」
「落ち着け真理!」
草加はショックの余り錯乱する真理を宥める。
巧は「おい、アレ……」という目付きをしている。
草加は巧と一瞬目を合わせ、同時に側に転がったデルタギアを見た。
これで三本のギアが揃ったということになるが……。
数日後、アースラ。
「では、これより正式に天道総司への対応を発表します」
リンディの言葉に、息を飲む一同。なのは達も呼び出されている。
「まず、なんとかして天道総司を捕獲します。それから、尋問して事情を聞こうと思います」
その発表を聞いた一同は、予想通りと言った感じの反応だ。
「でも、そう簡単に捕まるかな?」
「ああ……捕まえてみせるさ」
クロノは、「絶対に捕まえてみせる」といった表情で言う。
一方、剣崎も真剣な表情でモニターに映ったカブトを見る。
「どうしたん、剣崎くん?」
剣崎ははやてに質問され、目線をカブトから外す。
「いや……一応あいつも俺と同じ仮面ライダーだし、何か理由でもあるのかなって思って……」
「……どうかな?」
天道を信じようとする剣崎にクロノが言う。
「あいつはただカブトの力を楽しんでいるだけかもしれない……」
「そんなこと……!」
「はいはい落ち着いて!まだ話は終わって無いわ」
また険悪な雰囲気になりつつある剣崎とクロノをリンディが宥める。
「カブト捕獲命令には管理局製の試作型ライダーにも参加してもらう事になったの」
「「試作型ライダー!?」」
驚いて声を揃える一同。
エイミィはピッとボタンを押し、画面を切り替える。
「管理局が開発した試作型ライダー、その第1弾……通称G−3だよ!」
画面に映った青いライダーの説明をするエイミィ。それなりの自信作らしいが……?
「次の作戦では、G−3・ブレイド・ザビー、それとなのはさん達による共同作戦で、カブトを捕獲してもらいます。」
リンディの言葉に力強く頷く一同。
この時剣崎は、BOARDのライダーであるギャレンの存在を完全に忘れていたという……
Z'1,・_・,0'Z支援…。IS発動…へヴィバレル……。
32 :
マスカレード:2007/08/04(土) 01:46:27 ID:7SKLDosU
同刻、バークローバー。
「葦原さん。貴方にはデルタギアの奪還をお任せしたいのですが……」
「デルタギア……?」
涼に『デルタギア』の奪還を依頼する村上。
「はい。我が社が開発したマスクドライダーシステム……その第1号です。」
村上はまた初心者には解りづらい説明を始める。しかし……
「デルタギアの奪還には僕が行きます。そんな新入りに任せられる仕事ではありませんからね」
「琢磨さん……」
そこに割り込んだのはさっきまで黙って話を聞いていた琢磨だった。
しかも今からデルタギアの奪還に行くつもりらしく、既に立ち上がっている。
「……弱りましたね。では葦原さんはどうすればラッキークローバーの一員として認められるのでしょうか……」
「それなら調度いいのがあるじゃない」
カクテルを作りながら冴子が口を開く。
「なんでしょうか……影山さん?」
「裏切り者のオルフェノクの抹殺よ……」
質問された冴子は不敵に笑いながら一枚の写真を涼に見せた。
「これは?」
「木場勇治……彼は裏切り者なの。だから倒して欲しいんのよ……」
冴子の言葉にしばらく悩む涼。
そして……
「アンタ達が何をしようとしてるのか俺は知らない……」
おもむろに口を開いた涼。村上達も黙って聞く。
「だが、アンタ達には助けて貰った借りがある。」
「では……引き受けてくれるのですね?」
「ああ。コイツを倒せばいいんだろ?」
嬉しそうに確認する村上。冴子もニヤリと不敵に笑っている。
「木場勇治を倒せば貴方も立派なラッキークローバーの一員……これは私からの前祝いよ」
冴子は励ますように言い、涼にカクテルを差し出した。
「デルタギアは戻ってきたけど、俺達がバラバラになったままじゃ意味無いよ……」
呟く太田。
ここは海鳴市の少し大きな公園で、猫や小鳥といった動物達がたくさんいるのが特徴だ。
「でも、今は戦い続けるしか無いわ。そのためのデルタギアなんだから……」
一緒にいる里奈がデルタギアが入ったケースを握りしめる。
もう流星塾の生徒も残り少ない。今は二人だけで公園に来ている。
だがそんな二人の前に眼鏡をかけたインテリ風な青年−琢磨−が現れる。
「デルタギアを渡して貰いましょうか」
「何……!?」
咄嗟に身構える太田。
「大人しく渡せば命までは取りません」
言いながら琢磨は百足のオルフェノク−センチピードオルフェノク−へとその姿を変えた。
「オルフェノクか!?」
太田もすぐにデルタギアをケースから取りだし、装着。
「変身!」
『Complete(コンプリート)』
走りながらデルタへと変身した太田はすぐにセンチピードオルフェノクに殴り掛かる。
「うわぁああーーーッ!」
デルタはがむしゃらなフォームで、とにかく相手を殴りつける。
「く……このッ!」
最初は驚いたが、センチピードオルフェノクも防戦一方という訳にはいかない。すぐにムチを取り出し、応戦する。
33 :
マスカレード:2007/08/04(土) 01:56:43 ID:7SKLDosU
それから数分が経過した。
「はぁッ!」
流石ラッキークローバーだ。センチピードオルフェノクが放つムチ攻撃に、太田が変身したデルタは防戦一方だった。
「太田くん!」
里奈も物陰に隠れながら太田の名を叫ぶ。その時だった……
ドゴオオオオオオオンッ!!
凄まじい爆音と共にセンチピードオルフェノクの足元を黄色の閃光が焼いた。
「ヒィッ……!」
「何だ……?」
二人は閃光が飛んで来た方向を見る。
そこにいたのは黒いマントを身に纏ったまだ10歳にも満たない少女。
「な……何ですか貴女は!?」
「時空管理局嘱託……フェイトテスタロッサ……!」
言うが早いかフェイトは一気にセンチピードオルフェノクに接近。
そのままバルディッシュ・ハーケンフォームを振り下ろす。
「く……貴女のような子供に!」
だがセンチピードオルフェノクはギリギリでそれを回避。
逆にムチを飛ばすが、フェイトにはあっさりと回避されてしまう。
しばらくそれを繰り返し、フェイトがムチを回避する度に木やベンチ、小鳥の巣等が破壊されてゆく。
フェイトはその時はまだ、特にそれを気にしてはいなかった……。
「はぁ……最近なんか変なんだよなぁ……」
良太郎は買い物袋をさげて家に帰る途中だった。
最近やけに記憶が無くなったり、体が勝手に動いたりすることが多い気がする。
できることならこれ以上トラブルに巻き込まれたくは無い。そう思った良太郎は家路を急ぐ事にした。
だが……
「なに……アレ?」
100mほど先で白い何かと灰色の何かとマントの少女が戦っているのを目撃してしまった。
言わずもがなだが、できることなら目撃したく無かった。
さらに良太郎の意識も遠ざかってゆく
「あ……アレ……また?」
こうして良太郎はまたしても気を失った。そして……
「俺、参上!」
次の瞬間、良太郎の髪の毛は逆立ち、瞳は赤く輝いていた。
「おいおい、何だか知らねぇが盛り上がってんじゃねぇかよ!」
良太郎は笑いながら三人が戦う場所に赴こうとした、その時だった。
「ん……何だ?」
「にゃぁ〜……」と、猫の震える鳴き声が聞こえる。
良太郎は……いや、正確には良太郎に取り付いた何かは猫を見る。
「なんだ……急に……ッ!」
言いかけたが、次の瞬間には再び意識が飛んでいた。
そして良太郎の目は紫に輝き、公園を破壊しながら戦う三人を睨んでいた。
「今だ……!」
デルタはフェイトに翻弄されるセンチピードオルフェノクに不意打ちを仕掛けようとするが……
「邪魔ですッ!」
「ぐぁ……!?」
すぐにムチで搦め捕られ、次の瞬間にはムチで滅多打ちにされてしまう。
「フン!」
そのままムチで引き寄せたデルタを蹴り飛ばすと、デルタは数メートル吹っ飛び装着していたデルタギアも外れてしまった。
そのまま10mほど飛んだデルタギアは「ガチャン」という音をたてて地面に落下する。
「は!?デルタギアが……!」
琢磨も飛んでしまったデルタギアを追おうとするが……
「ハァーッ!」
「ヒぃッ……!」
フェイトがそれを許してはくれない。
かろうじてバルディッシュの魔力刃から逃れたセンチピードオルフェノクは、まずはフェイトからなんとかすることに。
34 :
マスカレード:2007/08/04(土) 02:01:43 ID:7SKLDosU
「私の目的はデルタギアの奪還だ。邪魔をしないで頂きたい!」
センチピードオルフェノクの影に映った琢磨はフェイトに向かって言う。
デルタギア?あの白いベルトの事か……
「なら貴方はデルタギアをどうするつもりなんですか!」
「そんなことまで教える必要はありませんね!」
「ならアレは渡せません!」
センチピードオルフェノクのムチ攻撃を華麗に回避しながら叫ぶフェイト。
ただ、この陰湿なムチ攻撃はなかなか欝陶しい。フェイトもこんな相手と戦った事は無かった。
さらにフェイトが回避すればする程公園は傷付いていく。そろそろ何とかしないと……!
フェイトがそんな事を考えていた、その時だった……
イージャン! スゲージャン! イージャン! スゲージャン!!
突如として聞こえてくるラップ調の音楽。
「何……コレ!?」
「一体どこから……!?」
フェイトもセンチピードオルフェノクも周囲を見渡す。
こんな所で、しかもこんな戦闘中に音楽が聞こえるなんて明らかに不自然だ。
すると、音楽に合わせて10人程の少年がブレイクダンスを踊りながら接近してくる。
「ここは危険です!民間人の方はすぐに逃げて下さい!」
フェイトも慌てて叫ぶが、彼らはフェイトの指示に従うつもりは無いようだ。
少年達は尚も踊り続け、やがてヘッドホンを付けたリーダー格の少年が踊りながら前へ出る。
茶色いキャップを被り、髪の毛には紫のメッシュが入っている。
少年−良太郎−は踊りながらさりげなくデルタギアを拾い上げる。
「それは……!」
「それは貴方のような子供が持つ代物ではありません。こちらに渡しなさい!」
フェイトも琢磨も既に少年達に目が釘付けだ。
そしてサビに入った音楽に合わせ、少年達のダンスもより息の合った華麗なダンスへと変わって行く。
まさにクライマックスだ。
クライマックス クライマックス クライマックスジャンプ!!
やがて音楽も終わり、良太郎達は踊りながら決めポーズ−ジャンプしてセンチピードオルフェノクを指差すという動作−を取る。
「これやったのオマエ?」
良太郎は破壊された小鳥の巣や壊れたベンチに隠れながら脅える猫達を見ながら質問する。
「何ですか貴方は……いいからデルタギアを渡しなさい!」
「オマエなんだ?」
言いながら華麗に一回転、さらにデルタギアを装着する良太郎。
「な……デルタギアを!?」
「じゃあボクちょっと怒るけど、いいよね?」
「何を言ってるんですか貴方は!」
これまた華麗なステップを踏み、センチピードオルフェノクを指差す良太郎。
琢磨からしてもこんなに訳の解らない少年は初めてだ。
……まぁラッキークローバーにも十分訳の解らない少年が一人いるが……。
「いいんだ?」
そうこうしてる内に勝手に返答を決められる。まぁどうせ倒すつもりなのだから構わないが。
『Standing by(スタンディングバイ)』
ステップを踏みながらデルタギアを起動させる良太郎。
そして……
「変身!」
『Complete(コンプリート)』
支援するけどいいよね。答えは聞いてない!!
36 :
マスカレード:2007/08/04(土) 02:12:01 ID:7SKLDosU
「デルタが……!」
倒れたまま良太郎を見る太田。かなり驚いている様子だ。
やがて良太郎の体を青白い閃光が走り、全身を白いフォトンストリームが駆け巡る事でデルタへと変身完了。
黒と白のボディに、赤い瞳が輝いている。
そしてまたブレイクダンスのようなステップを踏み……
「ちょっとオマエ倒すけどいい?」
「フ……できるものなら。」
「答えは聞かないけど!」
センチピードオルフェノクムチはデルタに向かって走り出す。
「フン!ハァ!」
そしてしなるムチを何度も振り下ろすが……
デルタは全てダンスのような振り付けでかわし、逆に踊りながらパンチやキックを入れていく。
「このぉ……!」
もどかしくなってきたセンチピードオルフェノクは、デルタに殴り掛かろうとするが、何度やっても同じだ。
踊るデルタには全く攻撃が当たらない。
「ク……!」
回転してはパンチ、回転してはキック。その繰り返しだ。
流石に博識な琢磨でもブレイクダンスがこんなにも厄介だとは思わなかっただろう。
そしてデルタは踊りながら腰に装備されたデルタムーバーを自分の顔に近づけた。
「ファイアっ♪」
『Burst Mode(バーストモード)』
次にデルタは華麗に一回転、そのままデルタムーバーの銃口をセンチピードオルフェノクに密着させ……
「ばぁ〜ん!」
「ぐ……うわぁああッ!!」
零距離で連射。センチピードオルフェノクは一気に吹っ飛ぶ。
「ばぁん!ばぁん!ばぁ〜んッ!!」
「うわわわわッ!」
さらにデルタは踊りながら乱れ撃ち。センチピードオルフェノクも必死にかわしているが……。
そのまま撃ち続け、デルタムーバーは弾切れを起こす。
「チャ〜ジっ!」
『Charge(チャージ)』
だがすぐにチャージし、再び乱れ撃ちを開始。とにかく撃てばいいと思っているのか。
デルタは当たらない銃を撃ち続け、公園はさらに破壊されていく。これは本当に酷い光景だ。
「も……もういい加減にしてください!!」
見兼ねたフェイトはデルタを止める。
「あ、そっかぁ。猫達が驚いちゃうね」
言いながら連射を止めるデルタ。
センチピードオルフェノクも「ヒィィーーーッ!」等と泣き叫びながら必死に逃げている……
そして戦闘も終わり……
「コレ面白いね〜!ボク貰うけどいいよね?」
嬉しそうに言うデルタ。
そのまま華麗なステップを踏みながら立ち去ろうとしている。
父さんが送ってきたデルタギアをあんな訳の解らない、しかも目茶苦茶な奴に任せられる訳が無い。
「ちょ……ダメに決まってるでしょ!」
急いでデルタに駆け寄る里奈。
「……ッ!?」
次の瞬間、デルタはまたしても華麗に一回転し、デルタムーバーを里奈の顔面に突き付けた。
「な……!」
固まる一同。今引き金を引かれれば間違いなく里奈は死ぬ。
「答えは聞いてなぁい♪」
そう言い、デルタは引き金を握る手をゆっくりと動かした。
37 :
マスカレード:2007/08/04(土) 02:18:03 ID:7SKLDosU
次回予告
良太郎と名乗る少年に奪われてしまったデルタギア。
果たしてデルタギアはどうなってしまうのか……!
そして時を越える電車とは一体……!?
さらに新たなライダーを迎えた管理局はカブトを捕獲するため、本格的に動き出す!
次回、魔法少女リリカルなのはリリカルなのは マスカレード
ACT.12「学校の怪談でG−3起動?」
に、ドライブ・イグニッション!
スーパーヒーロータイム
ハナ「なんで良太郎がデルタに変身しちゃったの!?」
村上「デルタギアはオルフェノクの王の為に作られたベルトです。それが同調するということは……」
オーナー「あぁるいは、良太郎君に取り付いたイマジンが無理矢理システムを同調させたの……かも」
ナオミ「もしかしたら特異点ってことが関係あるのかも!」
巧「って……デルタギアは誰でも使えるんじゃねぇのかよ!?」
38 :
マスカレード:2007/08/04(土) 02:20:44 ID:7SKLDosU
投下終了!
クラ〜イマックスジャンプッ♪(ぇ
自分、澤田というキャラが大好きなんですが、結構忘れちゃってる人が多いみたいで……
澤田はこれから出番が増えていくと思います。
どうでしたでしょうか?
まぁ、こんな作品ですが少しでもお茶を濁せたなら幸いです。
GJ!!
リュウタロスは元々戦闘をして動物を怖がらせてるヤツを倒すために出てきたのに
途中から戦闘を楽しんでいらしゃるようで。
手段と目的が入れ替わってるw
マスカレード氏GJ!
デルタギアがどうなるかすごい楽しみです。
本編の続きが出来ましたので投下よろしいですか?
支援
かまわん、いけ
タランス「皆さん元気っスか?元気ないときは乗っ取りが1番っスよー♪では今からリリカルタランスはじまるっス♪」
なのは&コンボイ「「頭冷やそっか」」」(零距離スターライトブレイカー+バーニングインパクト)
タランス「な、なんて残酷な−−…………」
第3話「ともだちっ」
3人がカレーを食べ終えたちょうどその時。なのはとラットルが食堂にたどり着く。
「あ、皆ー♪」
「おおーい、チータスー!!」
「え……」
チータスは聞き慣れた仲間の声に驚き、振り返る。
そこには同じようにダイノボットを救出に向かいに行き、衝撃に巻き込まれたサイバトロンの仲間。ラットルがロボットモードで手を振っていた。
「ラットル!!」
「よかったぁー、無事だったって聞いた時はホッとしたよー♪」
チータスが名を呼ぶと同時にラットルはチータスに駆け寄る。
なのはも後からテーブルに座る皆に歩み寄る。
「あ、なのは。彼は?」
「彼はラットル君、さっき私の部屋で倒れていたからもしかしてって思って連れてきたの。」
「という事は他にもチータスさんとラットルさんの他のお友達もこの世界に来ている可能性があるという事ですね。」
「そやなぁ、チータスから聞いた話やとまだ友達が3人見つかってへんって事やし。」
そこでラットルはその場にいた少女達に気付く。
なのはもラットルの気持ちを汲み取ってフェイト達を彼に紹介する。
「じゃあチータス君、ラットル君。改めて自己紹介しようか。」
「あ、うん。」
「ああそうだな。」
二人の言葉を聞いてからなのは達は彼らと向かい合わせになる形で姿勢よく立つ。
「私は高町なのは。時空管理局で戦技教導官をしているの。よろしくね」
「同じく、私はフェイト・T・ハラウオン。執務官です。」
「私は八神はやて。特別捜査官、階級は一等陸尉や。」
「同じく、リインフォースU。階級は空曹長です。」
なのは達の挨拶が一通り終わると今度はトランスフォーマー二人の番がくる。
「俺はサイバトロン軍所属チータス。密林巡視官だ。改めてよろしくじゃん♪」
「オイラも同じくサイバトロン軍所属ラットル。陸上戦闘官。よっろしくー」
挨拶を交わしてから互いに握手をしてから。なのはとラットルは先程チータス達がついていたテーブルの席に座り、フェイトのカレーを食べ始める。
案の定、なのはは表情はまさにほっぺが落ちそうなぐらい緩む。
「おいしーいフェイトちゃん、また上手になったねー♪」
「ホントに美味ぇや♪チータスも食ったの?」
「おう、さっきな♪」
「あ、ありがとうなのは。ラットル〃〃。最近はエリオやキャロに作ってあげたりしてるから上手くなったんだと思う〃〃」
「え、フェイトってこどもいんの?」
ラットルの質問にフェイトは慌てて顔横に振って否定する。
「ああ、さっき聞いたんだけど。フェイトは戦災孤児引き取って育ててるんだって」
「そうそうチータスの言う通りだよラットル」
「へぇ、すげぇな。」
「凄くないよ、ただお父さんやお母さん居ないのって絶対悲しいから……」
「でもそう思ってやれるって凄いじゃん♪」
なんとなしにチータスはフェイトの頭を撫でていた。
「ち、チータス〃〃」
するとそんなフェイトをからかってやろうと思いついたはやてはニシシと笑いながらなのはとラットルの耳元で先程チータスが言ったコメントをささやく。
するとなのはも顔を赤くして感嘆の声をあげる。
「わあぁ、チータス君大胆だね〃〃」
「チータスやるなぁー♪」
「は、はやてー!?〃〃」
「あはは♪かんにんな♪」
しばらくしてなのはとラットルが食事を終えると疲れたのかリインが寝むたそうにはやての鞄に入っていく。
「しかし、小さいと凄い生活が出来るもんなんだねー」
ラットルが鞄の中のリイン用のベットが完備されたのを見て感想を漏らす。
「でもラットルさん、小さいと不便なものですよι」
「あー確かにι」
「小さいと私らのサイズのもんがリインには大きいからな。」
「はいですι。 では皆さん、お先に失礼しますねι」
そう言いリインがお辞儀をすると皆は口々に「おやすみ♪」と言いリインを寝かせる。
リインから寝息が聞こえてくるのを確認してからはやてはゆっくり鞄の蓋を閉じる。
「今から真剣な話になるけど二人ともええかな?」
空いている椅子に鞄をゆっくり置いてからはやてはチータスとラットルに向き直る。
その言葉と共になのはとフェイトも表情を引き締める。
「俺は大丈夫だぜ?ラットルは?」
「オイラも大丈夫。けじめはつける奴だから俺。」
「そうか♪じゃあ堅い話はなるべく短めにするからな。」
にっこりと優しく微笑むとはやてはゆっくり状況整理していく。
チータスは先程もはやてから説明を受けていたからこそ感じたが。はやての説明はゆっくりで言ってくれているのもあるがかなり聞きやすいと思った。
プログラムが若い為、チータスは作戦中でもラットルとしりとりしていた等呑気なところなどもあったりしていた。
そんなチータスでもはやての説明は集中して聞けた。
「先ず、なんでミッド・チルダにおいて古代伝説の存在であるトランスフォーマーのチータス君とラットル君が来たか……。」
はやてが今わかる状況整理述べると次の通りであった。
1、伝説の中にあった、サイバトロンの戦士がデストロンの人類抹殺計画。
2、そのデストロンの行動を、チータス君らの仲間であるダイノボット君がたった一人で撃ち破りに行った。
3、そして、サイバトロン(チータスとラットル達)が助けに言った際に恐らく次元震と思われる謎の白い光と衝撃がサイバトロンやデストロンを関係なく世界を包んだ。
4、そして気付くと二人は本局の隊舎に居た。
チータスの見解によればミッド・チルダに残る伝説とチータス達が巻き込まれた次元震は奇妙な程に一致している。
5、4を踏まえた結果、彼らが居た世界はこの古代伝説のミッド・チルダである事。
6、3で離れ離れになった残るサイバトロンやデストロンのトランスフォーマー達が彼らと同じようにこの時代にタイムスリップしている可能性が高い。
「と、こうゆう事やな。喉渇いたわ……フェイトちゃん水ちょうだいι」
状況整理を述べおわったはやてはフェイトからコップを受け取ると一気に飲み干す。
「それにしても次元震というのが気になるね。」
なのはの脳裏焼き付くのはフェイトと戦った時に起きたあの衝撃。
「だよねぇ、ロストロギアなんてあの時なかったし」
ラットルが頭の後ろで手を組んでいるとフェイトは6の事を二人に尋ねる。
「二人ともよかったら、他のサイバトロンの皆の事教えてくれないかな?今後、本局に行った時とか役立つだろうし。」
「確かに知っといた方が情報まわせるなぁ。」
フェイトのその提案に二人は「確かに……」と考えてから残りのサイバトロン戦士の事を教えていく。
「んじゃ先ずは新米のシルバーボルトじゃん。」
「ビーストモードは狼に翼が生えた奴ねー」
「狼に翼生えてたらこわいやろなぁι」
「実際、真面目な奴だから大丈夫だとおもうよ。」
「んで次がタイガーファルコンっと」
「虎と隼が合わさった奴で性格は侍かな。」
(な、なんだかシグナムと気があいそう……)
フェイトが考え込んでいるのを解したチータスは簡単に絵で描く。虎に隼の翼が生えた感じであった。
支援
「で、次がライノックスじゃん。」
「見た目サイだから簡単簡単。」
※本局、書庫
「ハックション大魔神!!だ、誰か噂したのかな?」
「風邪ですか?ライノさん、気をつけて下さいよι」
「大丈夫、多分噂だよ。ユーノ」
※
「でー次がコンボイね。俺達の司令官、バナナばっか食うゴリラ」
「朝から晩までバナナバナナバナナだったじゃん。」
「す、凄いバナナが好きなんだねコンボイさんってι」
「「所詮ゴリラだし」」
※
同じく本局。
「ハックション映画!!」
「おいおい、でっかいくしゃみするなぁ。風邪か?ι」
「い、いや恐らく噂だと思う。すまない、話を続けてくれゲンヤ」
※
「で……最後があいつだな。」
「うん。あいつ」
何故かそこで元気が無くなる二人。無理もない最後はあの男だからだ。
今までの明るい雰囲気が嘘のように暗くなり、なのは達は心配そうになる。
「もしかして、一人で戦いに行ったダイノボットさんの事かな?」
「実はオイラさ、此処にきてずっと生きててほしいって願ってんだ。最初は喧嘩ばっかしてたけど今じゃ大切な友達だよ」
「……生きてるってあいつならさ。」
震えた声でしゃくりあげるように告げるラットルに胸を熱く動かされたフェイトは彼の手を優しく握り、微笑む。
「チータスの言う通りだよラットル。信じていれば会える。生きているよ……絶対。」
「だから、笑っていなきゃだめだよ?ラットル君♪」
「そうや、あきらめたらそこで終わりや。情報わかったら絶対教えたげるからな♪ラットル」
ラットルの仲間に対する……ダイノボットに対する想いを感じたなのはとはやてもラットルの手に自分達の手を重ねて優しく囁く。チータスもラットルの肩に手を置いて元気づける。
「あいつがいたら怒ってるかもよ?」
「そうだよな。ありがとう……みんな。ありがとう」
暖かい……ラットルは4人の暖かさにただ。ありがとう。と言うしかなかった。
※聖王教会
「っクション仮面!!ダァーッ」
「大きいくしゃみですねダイノボット。大丈夫ですか?もしかして風邪とか」
「うるせぇなシャッハ、風邪じゃねぇよ。」
「また、そんな口の聞き方を!!本当に風邪だったら−−待ちなさいダイノボット!」
「なんであんなんで心配すんのかわっかんねぇよ。ダァーッ」
※
※
ここはミッド・チルダに1番近い次元世界。そこは沢山の自然が息づく。緑の草木が生い茂り、海がある。
そんな世界でシグナム、ヴィータ率いる航空隊は突如出現したガジェットを駆逐していた。
射撃、運動、装甲、性能はどれをとっても劣っていた為に撃ち破るはたやすかった。
「弱いなこいつら、カートリッジ使うまでもないな!!」
「だが、甘くみるなよヴィータ。行くぞレヴァンティン、シュヴェールトフォルム!!」
『Schwertform.』
相棒であり戦友であるレヴァンティンを強く握り、次々にガジェットを切り捨てていく。
だが、その時。前方からガジェットを破壊しながら迫る。竜巻が現れる。
直ぐに他の隊員は竜巻に向かおうとしたがシグナムとヴィータはただの竜巻ではないと感じ取り、一旦下がらせる。
「なんだよ……あの竜巻……」
「とてつもない力を感じる。くるっ!!」
そしてガジェットを全て破壊した瞬間、竜巻は次第に緩やかになり。薄くなる。
晴れ渡ると同時に竜巻の後から一人のトランスフォーマーが現れる。
〔っ!!シグナム、あれトランスフォーマーだよな!?〕
ヴィータが念話でシグナムに確認するとシグナムはこくりと頷く。
ヴォルケンリッターにおいてもトランスフォーマーは伝説として知られている。
そして、二人はその伝説の中でも最強に近い存在である一人のトランスフォーマーを知り…畏怖していた。
自然を操り、遠近距離を極めた伝説の……
そして、今いるトランスフォーマーがまさにそれであった。
「貴様、何者だ!!」
シグナムがそう叫ぶとそのトランスフォーマーは逆にシグナムを叱咤する。
「黙れ!!自然を破壊する悪しき者よ、このタイガーファルコンが成敗する!!」
続く
次回予告
シグナム「まさかこんな所で本物の侍に会えるとはな。」
タイガー「拙者も本物の騎士と会えるとは、恐れ入る。では予告をシグナム殿」
シグナム「ああ、次回。「三匹が斬る」第4話「タコはヴィータで決定」」
ヴィータ「Σちょ、将軍が良いって!」
以上です、タイガーファルコンが何やら大変な勘違いをしてますが次回へw
そういやゲンヤの中の人ってマイクロン伝説のコンボイだったな。
GJ!!ビーストのノリはやっぱり最高ですね。
小学生のころを思い出す。
>マスカレード先輩
おお、リュウタロスデルタとは先輩中々斬新なことを…
クロノザビーにも驚きましたがこっちもなかなかインパクトがありましたね。
しかし…デモンズストレートの効果で良太郎の戦闘意欲も上がったりなんかしちゃったりするんでしょうか?
あとデルタギアも一応因子が必要みたいですよ。
>ビーストさん
みんな相変わらずテンション高いな…
小学生の頃唖然としてみていた記憶がありますよ。
タイガーファルコンバロスw
これからも頑張ってくださいね。
それと皆さんに質問なんですが、仮面ライダースピリッツで戦闘シーン中に「仮面ライダーの歌」や「はるかなる愛にかけて」がかかった事がありましたよね?
僕もあんな風に書いてみようかなって思うんですけど、やっぱ著作権関連で無理でしょうか?
ヴィータがタコってどこかの同人誌で見たような…
>52
BstSが、某ガンダムセンチネルを思い起こすのです。
でっかいブースターをくくり付けた秋葉が一気にぶっ飛んで……
【某同人誌と混ざった】
>>マスカレード氏
GJです
剣崎に忘れ去られているダディがかわいそうに思えて…
…って、あれ?リュウタロスが憑いてるってことは、もしかしてウラタロスも既に…?
>>リリカルなのはBsts氏
GJです
一斉クシャミ…ハクション仮面で盛大に(ry
って、ちょ、タコがヴィータってw
超人界にマンモスマンとオメガマンと言う二人の超人がいた。
マンモスマンの超人強度は7800万パワーであり、オメガマンの超人強度は8600万パワー。
神の超人強度が1億パワーである事を考えた場合、この二人が超人界において
どれだけ凄まじい力を持っているかと言う事が分かるだろう。しかし、そんな二人も残念ながら
キン肉星王位争奪戦で己の存在についてを記述された預言書を燃やされ、その存在を消されてしまった。
しかし、同じく預言書を燃やされて存在を消されてしまったロビンマスクやネプチューンマンが
そうであったように魂は残り、二人は超人墓場に来ていた。
人間は一度死ねば二度と蘇る事は無いが、超人は戦いの中で死亡した場合に限り
超人墓場で一通りの労働を行い、その働きぶりを超人墓場を管理する鬼達に認められて
命の玉を4つ集める事で蘇る事が出来た。過去に死亡したはずの超人が
何の説明も無く蘇って再び現れると言うのはこれが原因だったのだが、
超人墓場の労働も楽では無い。早い者は半年で蘇る事も可能であるが、
下手な者は100年以上働いても蘇る事が出来ない。
故に働き者の超人は弱小であろうとも早く蘇るし、逆に強くても怠け者の超人は中々蘇れない。
これによってマンモスマンとオメガマンの二人も超人墓場から蘇るのに数十年以上も掛かってしまった。
ちなみに超人墓場にいる間は死亡者の扱いで歳は取らないので、数十年経過しても
二人は当時と何ら変わらない若々しい姿のままである。
「は〜、数十年ぶりのシャバの空気は美味えや〜。」
「まったくだ〜。」
マンモスマンとオメガマンの二人は地球に帰って来た。
そして二人が地球に帰って来て最初に行った場所が、たまたま手近にあった喫茶翠屋だった。
「いらっしゃ!! …い…ま…せ……。」
「おう、コーヒー頼む。」
「俺もコーヒーで。」
マンモスマンとオメガマンが入って来るなり翠屋の空気が凍り付くのは仕方の無い事だった。
無理も無い。突然身長は2メートルを超え、マンモスの毛皮を被った大男と
骸骨の様な顔面に大型のライフルを背負った大男が入店して来たのである。
本来女性客が多い翠屋との雰囲気と明らかに合わない二人に翠屋の誰もが愕然としていた。
勿論マンモスマンとオメガマンは特に何か悪い事をしようと言うワケでは無く、
普通に客としてコーヒーを注文しただけなのだが、皆はこの二人の様相や
雰囲気に完全に圧倒されてしまっていた。
「俺達が超人墓場で働いている間に世の中はすっかり風変わりしてしまったんだな〜。」
コーヒーを飲みながらマンモスマンとオメガマンはそれぞれ新聞を読んでおり、
現在の情勢と言う物をある程度知った。数十年も経てば当然世代交代も起こるわけで、
かつて二人が戦ったキン肉マンやロビンマスクと言った正義超人達は第一線を退き、
ニュージェネレーションと呼ばれる新世代の正義超人達が活躍していた。
そして新世代の悪行超人から地球を守る為に戦っていたのだが、
二人はそれらの戦いに介入する気にはならなかった。
「ま、俺は故郷に帰って、身体が鈍らない程度に休養を取った後で
宇宙各地の賞金トーナメント巡りでもしてみようかな?」
「じゃあ俺は宇宙ハンターの仕事に復帰しよう。」
コーヒーを飲み終わり、会計を済ませて翠屋を出た後、マンモスマンとオメガマンは
それぞれ新たな目的へ向けて分かれようとしていたのだが…そんな時だった。
突然一人の少女が飛び出して来てぶつかってしまった。
「あ! ご…ごめんなさい!」
「おいおい気を付けろよ。」
少女はすぐさま謝っていた故にその時は事無きを得ていたのだが、
そこでマンモスマンはある事に気付いた。
「あ、さっきの奴ハンカチ落としてるじゃないか。」
「おーい! ハンカチ落としたぞ…ってもうあんな所にいる。」
「とにかく追い駆けよう。」
何時に無く親切心を起こしたマンモスマンとオメガマンの二人は少女が落としたハンカチを
渡す為に少女を追い駆けた…のだが、ハンカチを落とした事に気付かない少女は
先程ぶつかった時の件で起こって追い駆けて来たのかと勘違いし、ますます逃げ出したでは無いか。
「キャァァァ! 怖い! 助けてぇ!」
「おーい! 待ってくれー!」
逃げる少女と追うマンモスマンとオメガマン。しかしまあ少女が逃げたくなる気持ちも分かる。
いきなり身長は2メートルを超え、マンモスの毛皮を被った大男とライフル背負ったガイコツ顔の
大男に追い駆けられるのである。これに驚かない方がむしろ異常だろう。
「嫌ぁぁ! 助けてぇぇ!」
するとその時だ。少女の手に杖の様な物が現れ、飛んだでは無いか。
「ゲェェェェ!! 人間なのに飛んだー!」
「とにかくこっちも飛んで追おう! じゃないとハンカチを渡せないぞ!」
超人が飛べて、なおかつ単独大気圏突入離脱も可能な事は当然だが、
人間が飛ぶ事ははっきり言って普通では無い。それ故にマンモスマンもオメガマンも
驚きを隠せなかったが、とにかくここは追いかけなければならなかった。
そして空を飛ぶ少女が大きなビルの屋上にまで飛び上がると、そこで突然魔法陣の
様な物が現れたでは無いか。
「ゲェェェェェ!! 何か魔法陣が出たー!」
魔法そのものは悪魔超人が使えるからそこまで驚く事は無かったが、目の前の少女は人間である。
それ故に二人が驚くのも束の間、少女はその魔法陣の中に吸い込まれて行ったでは無いか。
「ゲェェェェェ!! あの魔法陣はワープホールかー!」
「とにかく俺達も飛び込んで追わないとハンカチを渡せないぞ!」
何故ハンカチ一枚の為にここまでしなくてはならないのか意味不明であるが、
とにかくマンモスマンとオメガマンも魔法陣の中へと飛び込んだ。
以前スバルとウォーズマンクロスを書きたいとか言いながら
結局出来たのがマンモスマンとオメガマンのお話…orz
ちなみにアニメ版王位争奪編では最終的にキン肉マンのフェイスフラッシュで
皆蘇ってるのですけど、特にそういう描写の無かった原作の方基準でお願いします。
>>1新スレお疲れ様です
>>マスカレード氏
クロノの胸に描かれたザビーの紋章とは果たして何を意味するのでしょうか?
そしてデルタギアやG−3などが今後どう話に影響してくるのでしょうか?
>>リリカルなのはBsts氏
トランスフォーマー達となのは達の絡みが微笑ましいです。
そしてタイガーファルコンとヴォルケンリッターの方はどうなるのでしょう?
>>マスカレード氏
GJ!
リュウタロスがデルタになるとは…これはデルタ大活躍ですかね。三原デルタが単体で倒したの
クワガタムシオルフェノクだけだったからなあ…。
>>なのはBsts氏
GJです!
ところでタイガーファルコンというと最終話のアイキャッチで「え…?これで終わり…?」とぼやく
シーンをまず思い出してしまう俺…。
>57センチネルといえばリョウの中の人ってダイノボットなんですよね。
新シャア板か旧シャア板でセンチネルを題材にクロス書いてくれる人いないかなあ…。
タイガーファルコンが活躍する話なんてあったっけ?
タイガトロンのときから声も性格もあまり変わっていないんで
皆錯覚しますけどタイガーファルコンとしての活躍はあんましないですね。
同じ猫系のキャラならむしろ十話から十二話に出てきた
「いまどきカセットテープに変身!」のジャガーの方が活躍しているかと。
最初初代に出てきたアイツと同一人物だとは思えなかった。
タイガトロンって虎次郎とかいう虎と一緒にいませんでしたっけ?
あと融合したエアラザーとホモ疑惑もあったし。
ちなみに海外版のエアラザーは女性だったりします
そうなんですか!!知らなかった・・・。
さらに付け加えますと、ボンボンで連載されていた
今木商事の漫画版ビーストウォーズメタルスでも
エアラザーは女性設定の方が採用されてました。
69 :
7-398:2007/08/04(土) 15:14:56 ID:D7SxTQLY
なんか物凄い勢いでGJな作品が投下されておりますな!職人の皆様、乙です!
感想を送りたいが……追いつかない。熟読してから改めて記そうかと思います。
さて、SIRENクロスネタの続編を投下します。
なお、StSからの登場人物についてですが……六課陣営からはフェイトとキャロ、
スカ陣営からはルーテシア、トーレ、クアットロ、セイン、セッテの計7名です。
スバルやエリオを期待しておられた方もおられたようで……申し訳ないです。
70 :
7-398:2007/08/04(土) 15:18:56 ID:D7SxTQLY
―Lylycal Nanoha StrikerS × SIREN 〜Welcome to Hanyuda vil〜― part7
ルーテシア 羽生蛇村小学校折部分校/校庭
初日/1時26分30秒
「…………」
何も言うことはおろか、何もすることが出来ずにいた。
あたしに勢いよく振り下ろされる血のついた鑿。
その動きは極めてゆっくりしているような気がした。
死ぬ直前には目に見える動きがスローモーションみたいになるって聞いたことがあった。
そんなことあるわけないと思っていたが……まさか自分が体感しようとは。
あたしは……思わず目をつぶった。
途端。
パーン!
背後から乾いた発破音がした。
思わず目を開けると……。
「ぐあああああああ!」
目の前であたしに鑿を振り下ろしていた人間が、顔を押さえながらもがき苦しんでいた。
――何!?
ふと、背後を振り返る。
その時!
71 :
7-398:2007/08/04(土) 15:21:28 ID:D7SxTQLY
パーン!
――うっ!
再び発破音。
だが……それは私の頬を掠めた。
剃刀で切ったような痛みが瞬時に走る。
血が滴り落ちる頬を慌てて押さえながら……視線の先を見ると人影が1つ。
薄汚れた帽子を被り、ボロボロのシャツとズボンを着けた男。
手には筒から煙を出したライフルを手にしていた。
目から……赤い液体を流していて、肌の色から生気を感じられない!
へらへらとした気持ちの悪い笑みを浮かべていた。
どうやら……あたしを助けようとした……訳ではなさそうだ。
再び頭の中で逃げろという警鐘が響く。
呼吸が荒くなり、喉がやけに渇く。
心臓の脈打つ音も激しくなっていくのが、はっきりと分かる。
そうしている間にも、そいつはライフルを構えた。
照準を……あたしに向けて!
「……獲物がいるぞおおおお!」
そいつは雄叫びを上げると、引き金に手をかけた!
72 :
7-398:2007/08/04(土) 15:24:16 ID:D7SxTQLY
パーン!
銃弾が発射される音が周囲に響く。
「ぐえええええええ!」
直後、しわがれた絶叫が、周囲に漂っていた静寂をつんざく。
それは――鑿を持っていた人間が発したものだった。
あたしはすかさず、撃たれてもがき苦しんでいた人間の背後に潜り込んだ。
正直、人間を盾にしてしまったが……この際は止むを得ない。
多分……死なないだろうし。
そうしている間にも、ライフルを持った人間はあたしに照準を向けようとしていた。
鑿を持った人間は痛がりながら、その場に崩れ落ちる。
おそらく、また数分で立ち上がるのだろう……。
その隙に……あたしはその場から走り去り、建物の陰に身を潜めた。
パーン!
直後、銃弾が放たれる乾いた音が響いた。
「……ちょこまがど、動くなああああ!」
そいつは叫びながら……ライフルを私のいる方向に向けて、なおも銃弾を発射させる。
そして……あたしのいる方へと追いかけてきた!
あたしは全力で走り……建物の中に駆け込んで、ドアを閉めた!
73 :
7-398:2007/08/04(土) 15:26:36 ID:D7SxTQLY
「……どこ行っだあああああ……」
そいつは異様に息を荒くして、ドアの前あたりをうろうろと歩いていた。
とにかく、このままやり過ごそう。
あたりを見回すと、真っ暗ではあるものの、天井がかなりの高さにあり、床の面積も広いようだ。
床は板敷きで、白い線で丸や四角の図形が描かれている……どうやら、学校か何かの体育館のらしい。
壁を背にして、そのまま座り込み……ふと目を閉じた。
――!!
途端に、視界に砂嵐のような映像が見えた。
そして、瞬時に切り替わった。
ノイズ交じりの中、見えた……あたしがいる建物の外。
誰かの視線?
どうやら、あたしじゃない他人の見ているものが、そのまま見えているらしい。
視線はふらふらとしていて、息はやけに荒い。
左手にはライフルを手にしていて、筒先が時折視界に入る。
時折、あたしが先程閉めたドアをじろじろと眺めているが……すぐに他の方向へ視線を向けたりしていた。
再び砂嵐がうつり……目を開けると、視界はあたしのものに戻った。
74 :
7-398:2007/08/04(土) 15:29:21 ID:D7SxTQLY
何なの、これ?
一瞬、何が起こったのか理解できなかった。
映りこんだノイズ交じりの視界は……どうやら、あたしを追いかけていた人間のもの?
この世界では、そんな能力が身につくの?
あたしはふとそんな突拍子も無い推論を打ち立てた。
そして、それを確かめようと、再び目を閉じる。
すると……再び砂嵐が映り……。
――?
映った視界の先は真っ暗。
ただ、懐中電灯を手にしているらしく、それが照らし出した先だけがはっきりと見える。
白い線が無数に描かれた板敷きの床。
まさか……あたしが今いる建物の中?
そう思いながら、さらにあたしの目に映りこむ『誰か』の視界を見ることに集中する。
息が異様に荒い。
さらに、動きもやけにふらついている。
「……はるみちゃんは……どこかなぁ〜」
しわがれた男の声。
どうやら、先程あたしを狙った人間と同じ系統の奴だろう。
75 :
7-398:2007/08/04(土) 15:31:23 ID:D7SxTQLY
そいつは懐中電灯をやたらと振り回すかのようにしていたが……とある一点で止めた。
その先には……床に座り込んでいる、紫色の髪の小柄な人物……。
――あたし!?
そこで砂嵐が映りこみ、途端に目の前がまぶしくなる。
思わず、手で顔をかざしてしまう。
「……きみは……だれかなぁ〜……迷子になったのかなぁ〜」
光をあたしに向けている人物は、やけにゆっくりとした口調で話し掛けてきた。
まぶしさで思わず目がくらみそうになる中、その人物になんとか目を向ける。
頭はすっかり禿げた中高年の男。
シャツとズボンといういでたちで、肩にタオルを掛けていた。
左手にはあたしを照らす懐中電灯を持っていた。
そこまでは普通なのだが……
シャツは赤いシミが大きく付いていて。
右手には……赤いシミのついたバット。
さらには……肌は青白く……目は白目を剥いていて、赤い水を流していた!
76 :
7-398:2007/08/04(土) 15:36:33 ID:D7SxTQLY
全身がぞわっとして、鳥肌が立つのを感じた。
ま、まずい……逃げなきゃ……。
だが……体が思うように動かない。
まるで蛇に睨まれた蛙のように。
その男が放つ異様さと……不気味さのあまり、思わず心の底から不快に近いような……ぞわぞわとした感情がこみ上げる。
「かわいいねぇ〜……せんせいのところにおいでぇ〜!」
男は不気味な笑みを浮かべて、バットを振り上げながら……あたしに走り寄ってきた!
※※※※
前田知子 蛇ノ首谷/折臥ノ森
初日/0時42分45秒
は、はやく家に帰らなきゃ……。
わたしは森の中を駆け足で進む。
家出しなきゃよかった……。
お父さんとお母さんとけんかして、家を出て行った。
そこから……何かがおかしかったような気がするの。
77 :
7-398:2007/08/04(土) 15:43:55 ID:T66AeBz3
空は曇っていて気持ち悪かったし、おまけに、何か飛行機みたいなものがたくさん飛んでいた気がしたの。
変なことになったの、なんて思っていたら、サイレンが鳴って、地震が起こって、気絶して……。
目が覚めて、家に帰ろうと思ったら……村の人たちの様子も変だったし!
だって、包丁や鎌を持って襲い掛かってくるんだから!
泣きそうになりながらも、森の中をさらに走っていると……前の方に人がいるようだった。
わたしはびっくりして、思わず近くの木の陰に隠れた。
その人は……病院の看護婦さん?
服は物凄く汚れていて、なぜかシャベルを手にしていて、じっと前にある木の茂みに近寄っている。
恐る恐る、わたしは看護婦さんの顔を見ると……目から赤い涙が流れて!
ああ、この人もおかしくなっちゃってるんだ……。
わたしはそう思いながら、看護婦さんに見つからないようにして、そうっと木の茂みの中を進むが……。
バキッ!
枝が折れるような音がした。
靴で踏みつけてしまったのだった。
78 :
7-398:2007/08/04(土) 15:49:22 ID:T66AeBz3
わたしは思わず息を飲んだ。
そして、思わず看護婦さんの方を見ると……。
――!!
そこには……赤い涙を流した、青白い看護婦さんの顔。
気持ち悪く笑った顔と、思わず視線が合ってしまい……わたしは動けなかった。
看護婦さんは……ゆっくりとわたしのところに近づいてきた!
「い、いやあああああああ!」
わたしはありったけの叫びを上げると、すぐに走り出した。
「……せんせぇ……どこにいるのぉぉぉ!」
看護婦さんはものすごい勢いでわたしを追いかけてきた!
もう、嫌!はやく家に帰りたい!
ごめんなさい!もう許して!
わたしは、ただあてもなく、看護婦さんから逃げようと、全力で走った。
―to be continiued―
今回の投下はここまで。途中で繋ぎなおしたのでIDが変わっています。
なお、SIREN側からは幸薄中学生前田知子と、さらに屍人校長の名越栄治が本性全開で見参ですw
GJです!
こえええええええええええええええ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
GJ!
SIRENやったことないんですけど面白いっすね。
実写版TF見てきますた。
興奮して脳汁出まくり。
81 :
マスカレード:2007/08/04(土) 16:42:28 ID:7SKLDosU
>>55 因子が必要っていうのは知ってますよ
確か因子を持たない者が変身するとサイコキネシス能力を手に入れて精神に異常をきたすんでしたっけ?
それを踏まえた上での良太郎デルタです
歌詞とかは別にいいと思いますよ〜
>>81 うんにゃ。変身そのものに因子は必要なはず。
デモンズイデアにより精神に異常をきたすのはただ単純に装着者の心の問題にすぎないです。
三原はヘタレ、沙耶は心が穏やか、北崎は最初から凶暴だから使いこなせたんです。
ファイズ超全集にて塾生はオルフェノクの記号のお陰でカイザやデルタに適応できたと確認。
84 :
マスカレード:2007/08/04(土) 17:08:23 ID:7SKLDosU
>>82-83 そうですか……
まぁどっちにしろあまり変えずにストーリーは進めれるのでこのまま行こうと思います
良太郎の課題はデルタのフォトンブラッドの負担に体が耐えられるかですな。
あれ?
デルタについては俺もマスカレード氏と同じ見解だったんだけど・・・
良太郎は電王にもなったりしてるんだから一応大丈夫なんだろうね。
ってか塾生は三原と里奈と木村以外適応してなかったと思うんだけど・・・
精神に異常きたしてたし。
超全集のも
適合者=普通に変身
不適合者=精神に異常をきたす
って意味だと思う。
記号の影響が強い三原と草加以外は結局カイザとデルタのせいで灰になったり異常者になったりしたし
どっちにしろファイズ本編も設定とかかなり曖昧なところ多かったし、所詮タダで読めるSSなんだからあんまり細かいこと気にしなくていんじゃない?
今回のも俺は面白いと思うよ
>>86 SSはこの際関係ない。
デルタに適応とデモンズイデアに適応は別問題でしょ。
超全集はちゃんと塾生と全体を指し示している。
88 :
マスカレード:2007/08/04(土) 17:51:37 ID:7SKLDosU
>>86-87 かなり前にマスカレードが始まった時にも言いましたが、仮面ライダー及びリリカルなのはとは完全なパラレルワールド……
というよりも設定を改変or無視してる所もありますので、その辺は大目に見て頂けると幸いです
一応今回のはオーナーが言っていた理由でこのまま進めて行こうと思います
>>78 GJ!!ルー子逃げてぇー!!依然死亡フラグまっしぐらなんて・・・
そろそろ前スレが埋まり始まるかもしれないね
>>90 そう言われては仕方が無い
AA張って埋めてくる
>>91 乙彼、にしても正伝氏はいったい何がしたかったんだろうか・・・
俺のIDもNGになっとるしわけわからんな
>>92 あんまり突っ込んでやるな
それに埋め作業用の文章だから深く考えたら負けだ
>>◆e4ZoADcJ/6氏
GJです
いやいやいや雰囲気以前の問題ですよねこれ・・・
マンモスマンもオメガマンも必 死 だ な
>>7-398氏
GJです
( ;゚Д゚)相変わらず背筋がツララになるような怖さですね…
ルーテシア逃げて!逃げてー!!
実写版トランスフォーマー(吹き替え)観てきたけど面白かったですよ。
タランスの中の人最高でした。
変形シーンやバトルシーンのCGはまるで神かあるいは
悪魔の力を借りたかのような凄まじいものだったし
米軍の兵器は基本全て実機でしかもかなりマニアックだし。
GJ!うわぁ怖さ表現上手いなぁ
自分も見ましたー最高ー♪興奮のあまりスタースクリームのフィギア購入w
クロスといったら某第47代アメリカ合衆国大統領…
ダメだ、まちがいなく街が壊滅してしまう
カオスってレベルじゃねえなw
投下してもよろし?
あとトリを付けるようにしました。
あら?消えた
これでどうだ?
投下した!なら使ってもいい・・・
第九話「傭兵VS魔導師」
12月12日 1940時
海鳴市 市街地のビルの屋上
「ロストロギアの不法所持、及び傷害の罪で君を逮捕する」
背後に突きつけられるミッドチルダ式のデバイス
シャマルは自分の失態に身を裂くような思いを抱いた
もっとちゃんと偽装していれば・・・
前回、自分達が握っていた主導権は今回は管理局側にある。
さらに管理局から援軍が来ており、相手には人的余裕が生まれるのは予想できたはずだ
周辺の探索に割く人員がいてもおかしくない
「・・・・」
相手の魔力量、クラールヴィントの探査を誤魔化したことを考えれば
今、自分にデバイスを突きつけている魔導師は一流だ。
荒事を得意としない自分では勝てない。
「おとなしく武装解除すれば君達には弁護の機会が与えられる」
投降を促すが今それをしてしまったら、はやてちゃんを救うことができない
それにまだ結界の中には自分の援護を待っている仲間がいる。
しかし自分には、この状況をどうすることもできない。
「答えを聞こうか?」
背後の魔導師がそう言った瞬間だった。
カラン・・・・
足元で何か、空き缶のような物が地面とぶつかる音がする。
何かが落ちたほうに目を向けると、そこにはスプレー缶ぐらいの筒のようなものが・・・
「!?」
黒衣の魔導師はそれが何か分かったらしく防御魔法を展開しながら慌てて、その場を離れる。
地面に落ちているもの―――それはハリウッド映画などでよく見かける手榴弾だった。
クロノがシャマルから離れると同時に屋上の扉から人が飛び出してきて、発砲する。
魔導師は弾丸をシールドで弾くが飛んできた銃弾はこれだけではなかった。
殺気を感じたのか、管理局の執務官は別方向にもシールドを展開し、飛来する弾丸を受け止めた。
バァン!
遅れて銃声がやって来た。
狙撃だ。
間一髪シールドの防御が間に合ったが、弾丸の威力が桁違いだったのだろう。姿勢を崩してしまう。
人影は、その隙にシャマルに向かって一直線に走ってきて、彼女の手を握り全速力で扉に向かい走った
「あなた、サガラさん!?」
全速力で引っ張られ、非常階段を走るシャマルは自分の手を掴んで離さない人物を見て叫んだ。
宗介はビルから出る非常口を開き、辺りを確認してからまた走る
「どうしてここにいるんですか!?周りは人払いの結界で封鎖されてるのに・・・
それにさっき爆弾を」
今、この辺りはシグナムたちを逃走させないための捕縛結界を覆うように人払いの結界も張られている
万が一、捕縛結界が破壊されたときに世間に事件が露呈しない為の予防策だ
それによって辺りは、あの時と同じように無人地帯と化していた。
「安全ピンは抜いていないから爆発はしない。君が八神はやてを置いてどこかへ行くようだったから
クルツと一緒につけていたが、まさかまたあの時と同じような状況になるとはな」
「クルツさんって、あの金髪の方ですか?」
「ああ、先ほどの狙撃は奴からの援護だ」
市街地の路地を走り続ける宗介とシャマル、宗介の足はとても速くシャマルは何度も転びそうになる
「あの、どこに行ってるんですか?」
「もう少し行った先に車が止めてある。それでここから離脱する」
「そんな!まだシグナム達が結界の中にいるんです。
それに自動車じゃ、管理局の追跡を振り切れません」
「結界の中はウルズ2に任せる」
どうやら、ASも来ているようだ。しかし・・・
「結界を破壊できるんですか!?」
「・・・・・」
宗介は答えない。ASの武装で結界を破壊することが出来るかなど全くわからないのだ
魔法というものを、つい先日知ったばかりなので当然と言えば当然だが・・・
答えが返って来ずシャマルは宗介の手を振り解き足を止める。
こちらアルファリーダー支援する。
「止まるな、走れ!」
「シグナム達を置いてはいけません!結界破壊なら私が出来ます。
だから・・・・」
だからここで自分だけ逃げるわけにはいかない。
「しかし、その間に・・・ッ!」
宗介は何かを言いかけるが、言葉を急に切りシャマルを押し倒した
シャマルはキャッという声を出し宗介を引き離そうとするがさっきまで
自分達の頭があったところを光球が通り過ぎるのを見た。
「く、見つかったか!」
宗介はすばやく立ち上がり、シャマルをすぐさま立たせ物陰に隠れる。
顔を少し出すと自分達が進むはずだった先にあの黒衣の魔導師が浮いているのが見えた。
宗介はすぐさま手に持っているベルギー製の新世代短機関銃で反撃する。
相手はそれを弾いてしまうが、シャマルを救出するときに使った拳銃と違い
サブマシンガンから発射される弾丸の多さと打撃力に態勢崩してしまう。
そこに集中射撃をかけるが黒衣の魔導師は、それをかわしながら少し離れた物陰に隠れた。
「5.7mm弾でも駄目か・・・クルツ!」
『現在、移動中だぜ。・・・って、こっちにも来やがった!』
通信機の向こうから爆音が木霊し、ノイズが流れる。
どうやらクルツのほうにも敵がいったらしい。援護は期待できそうにない。
あちらの包囲の網は狭まりつつあるようだ。
実弾が入ってるマガジンは残り2つ、残りはゴム弾である。
拳銃にも実弾が装填されてるが相手の防御力を考慮すれば不意打ちでしか役に立たない。
手榴弾もまだあるにはあるのだが殺傷力を低くする為に火薬の量を少なめにしてしまった。
まっていろ、今ストーム1がそちらに向かっている。
それまで持ち堪えるんだ。
ストーム1が来たら勝てる奴はいないな。
支援
「結界破壊というのはすぐにできるものなのか?」
宗介はさきほどシャマルが結界を破壊すると言っていたのを思い出した
「え?」
「できるのか、できないのか聞いている!」
「は、はい!『闇の書』の魔力爆撃はすぐには撃てません。
チャージに最低でも5分はかかってしまいます。」
5分・・・サブマシンガンのマガジンが残り2個では微妙なところだ
今も相手からの攻撃をやり過ごしながら応戦しているが、いつまで持つか・・・
「シャマルと言ったな。お前は、何かヴィータやシグナムのような
相手を攻撃する魔法は使えないのか?」
「わ、私は後方支援が専門で前線には滅多にでません。
もちろん、攻撃魔法は専門外です。」
「後方支援?具体的になんだ?」
「傷を治したり、相手の通信や転送を阻害したりすることはできます。
あ、あの、相手は管理局の執務官ですよ?一般人が勝てる相手じゃありません」
「・・・敗北主義者のには結局何も出来ん。とりあえず通信妨害でもしていろ」
光球や魔力刃をやり過ごしながら宗介はシャマルに言う
負けじとこちらも撃ち返すが、まるでラムダドライバのような障壁に阻まれ決定打にならない。
「頭を働かせろ。勝機は必ずある。」
「で、でも・・・・」
「そもそも、結界を破壊した後にどうやってここから逃走するつもりだったのだ?」
「ま、魔力爆撃によって、この辺り一帯は魔力の波で一時的に覆い尽くされます。
その魔力の波が管理局のセンサーを沈黙させますから、その間に・・・」
「・・・よく分からんが、核爆発のあとに起こる電磁パルスのようなものか」
核爆発が起きた後、放出された電磁波により数千ボルトの電磁パルスが発生し
コンピューターや通信、レーダーなどが麻痺してしまう。
コンプトン効果というものをご存知だろうか?
それが魔力爆撃なるものでも似たような状況になるらしい。
「多分、そんなものです。」
「しかし、それも目の前の敵を無力化させなければならないか・・・」
それほど高威力の攻撃をするなら敵は多少無理をしてでも、こちらを制圧しにかかるだろう。
宗介はそういい、最後の実弾が入ったマガジンを装填し黒衣の魔導師に発砲する。
考えろ・・・・なにか活路はあるはずだ。
クロノにとって質量兵器を使用する敵との戦いは実に久しぶりだった
管理局の指導の下に質量兵器が禁止されてからもう140年の時が経っている。
それでも質量兵器を使用する犯罪者がいなくなったわけではないが、それ以上に魔導師やロストロギア関連の事件が多いのだ。
以前、密造組織のおおとりものに参加したときは、奇襲が成功したことから銃撃戦らしいものも起きなかった。
「魔導兵器なら慣れているんだが・・・」
魔道兵器ならば、こちらの専門分野であるため対策の1つや2つすぐさま思いつけるが
相手が使う物質を投射するデバイス―――サブマシンガンのことだが―――は放物線を描いて弾丸が飛んでくる上に
偶然性が強い跳弾にも気をつけなければならない。
それでも弱点を全く知らないわけではなかった。
「そろそろ弾切れか?」
シールドを展開してスティンガー・ブレイドを放つ
このままこうして時間を潰すだけで自分達にとって有利に事を運ぶことができる。
それを相手も気がついてるだろう。そのことに焦って相手が勝負をつけに出て来るのもいい
跳弾に気をつければ相手の火力でこちらの装甲を破るのは出来ないはずだ。
ならば、安全確実に済ます方法をクロノは取る事にした。
「君は、そこにあるものがどういうものか知っているのか」
物陰から相手に大声で疑問をぶつける。
そこにある『闇の書』がどういうものなのか知って守護騎士に味方しているのかどうかは分からないが
もし知らないのならば、真実をぶつける事で動揺が走るはずだ。
もちろんこれは他の世界にいる局員がこちらに付くまでの時間稼ぎなのだが・・・
「・・・・・」
返事は返ってこなかった。しかし銃弾も返ってこなかった。
・・・・・・・話を聞いてる?
「君は、知っているのか?そこにある『闇の書』がいくつもの文明、都市を破壊してきた危険物だということを?
知らなかったなら、今すぐ抵抗を止めろ。君達が行った捜査妨害は不問にすると確約する。」
攻撃の手が止んだ。相手はこちらの話に興味を持ったようだ。
そして、相手にも反応があった。
「続けろ」
規制に引っ掛っかったったのか
もう少しだけ持ち堪えるんだ。
あと少しでストーム1がジェノサイドガン二丁を持って駆けつける。
だから、諦めるな。
宗介は相手がこちらに声をかけてきたのを機に一時的に反撃を止めた。
そうして今、自分の手元にある装備品の確認をする。
実弾が入ったマガジンは残り三分の一になっている。後はゴム弾が装填されたマガジンだけだ。
他には手榴弾が2つ、フラッシュバンが2つ、アーミーナイフ、投げナイフ・・・・
少し先にある車には装備があるがここを突破しない限り補給は無理だ。
「あの、聞いてあげないんですか?」
「まず間違いなく時間稼ぎだろうが、相手が話に集中している間は攻撃の手は止む。
その間に奴を倒す作戦を立てる。」
どうやら宗介には『闇の書』がどういうものかについて話を聞く気はないようだ。
時間は管理局の味方だが、こちらにも時間が必要だった。
「もう一度聞くが、お前は本当に攻撃魔法とやらは使えないんだな?」
「はい、すいません」
シャマルは気落ちし、うな垂れる。
専門分野以外は、ほとんど無力の自分が前線にしゃしゃり出てきたせいで
現在こんな状況になっていると思っているようだ。
「士気を下げるな。タマを落としたいのか!」
「私そんなものついてません!」
「それにその不足分を補う為に俺達はここにいる。
・・・しかし、こうなるとこちらの火力で相手の装甲を正面から破るのは難しいな」
こちらの攻撃を弾く障壁、シャマルが言うにはシールドやプロテクションと呼ばれる防御魔法らしい
対戦車ミサイルや対物用の50口径ライフルならば破ることも出来るかもしれないが、今ここにそんなものは無い。
唯一、今の装備で可能性があるのは手榴弾だが火薬を少なめにして持ってきたことが仇となった。
あの障壁をどうにかしなければならない。
・・・・障壁?
「・・・・シャマルといったな。二つほど質問がある。」
>>105 大統領の乗ったエアフォース1がホワイトハウスから発進した、オーバー。
クロノは、これまで『闇の書』が引き起こした災害を覚えてるだけ話した。
反応は返ってこないが、相手は一応聞いているようだ。
これであちらに動揺が走れば、しめたものである
他にも自分を狙撃した奴がいるがそちらは他の武装局員が相手をしているはずだ
「話はこれで終わりだ。さっきも言ったように抵抗は無駄だ。包囲は狭まりつつある。
武装を解除して大人しく出てくるんだ!」
「・・・任務を放棄する気はない」
「任務?目的は何だ?」
「知らん。仮に知っていても言うわけなかろう。」
「そうか目的は、おいおい追求しよう。もう一度言う、大人しく投降しろ。
君達では僕には勝てない。」
「そうでも・・・・・ない!」
その言葉と共にサブマシンガンで武装した男が物陰から飛び出してきて、こちらに発砲する
クロノは物陰に隠れ銃弾をやり過ごす。
焦って勝負を仕掛けてきたのか?それともまだこちらの装甲を破るような武器がある?
だがその考えも手榴弾が投げ込まれたことで中断せざる得なかった。
さっきほどのようにフェイクかと思ったが今度はしっかりと安全ピンが外れている。
「くっ!」
それを確認したクロノは物陰から全力で飛び出し、その場を離れる。
直後、クロノが隠れていた物陰で爆発が起こる。
しかし思っていたよりも、威力はない。
あの程度の威力なら自分の防御魔法でも防げそうだ。
「功を焦ったみたいだな!」
相手が不用意に姿を現したのならチャンスだ。
このまま正面から相手を無力化する。
『スティンガーブレイド』
クロノは空中に5つの青白い魔力刃を発現させ宗介に向かって発射する
宗介は、それをジグザグ走りで回避し、手に持ったサブマシンガンの弾装を交換して反撃に出る
目まぐるしく立ち位置を変え、飛び交う銃弾と魔法・・・
だが、宗介が放つ弾丸は先ほどから実弾ではなくなっていた。
実弾はとうにきれ、今はゴム弾を発砲している。
ゴム弾もそれなりに威力はあるのだが武装した魔導師相手では力不足としか言いようがなかった。
喜べ、ストーム1からたった今到着したと連絡が来たぞ。
直ちにストーム1と合流し敵を殲滅するんだ。
『スティンガーレイ』
対人戦なら速度と貫通力が高いことから重宝する魔法をばら撒き、辺りに土煙を立たせる
巻き上がった土煙に乗じ、クロノは宗介に接近する
宗介も負けじとサブマシンガンを乱射するがクロノに当たることはなかった
「はああ!」
宗介の脳天にクロノはS2Uを振り下ろす
宗介はサブマシンガンを盾にして受け止めるが、それを読んでいたクロノは先手を打った。
『ブレイクインパルス』
その声を聞いた宗介は、銃から手を離し後方に逃れるが
S2Uから振動エネルギーが送り込まれサブマシンガンは粉々になってしまう。
衝撃で暴発したゴム弾が宗介、クロノを襲う。しかし防御壁を展開していたクロノは無傷だ。
宗介は痛みに耐え腰の拳銃を抜いてクロノに発砲しようとしたが、クロノの魔法はすでに完成させていた。
『ディレイドバインド』
宣言と共に設置型のバインド魔法が発動し、宗介の足元から光を放つが現れ足を縛り上げてしまう
「くっ」
クロノは、急に足を縛られたせいで倒れた宗介にS2Uを突きつけ
相手が地面に落とした拳銃を蹴飛ばす。
「言っただろう。君達では僕には勝てないと。
さて、君達は捜査妨害とロストロギアの不法所持及び傷害の容疑で逮捕される。
何か弁明することは?」
「――――――――――だ」
「なんだって?」
「獲物を前に舌なめずり三流のすることだ」
宗介がそう言った瞬間辺りは真っ白な光に覆われた。
宗介がなにやら言った後に辺りが白色光に包まれクロノは一瞬だけ視力を失った。
だが、目くらましをしても相手にもこちらは見えないはずだ。
それに何度も言うようだが相手の火力では自分の防御魔法を抜くことは不可能のはずだ。
クロノはプロテクションを展開しながら後ろに下がろうとした。
「今だ!」
宗介が大声で物陰に隠れているシャマルに合図を出した。
* * * *
シャマルは宗介が自分にした質問を思い出していた
「まず一つ目だ。お前は奴のように障壁を張れるのか?それも複数同時に」
Yes―――後方支援専門だが流れ弾対策にフィールド、シールド、バリアなどの防御魔法は人並み以上に使える。
「では次だ。もし閃光手榴弾を使っても相手の正確な位置を探知できるか?」
Yes―――先ほどは油断して背後を取られたがクラールヴィントの能力ならば
この近距離で、しかもジャミングしていない相手の位置を見失うことはない。
「よし。では俺の合図と共に奴の周りを、その防御魔法で囲め。上下左右、全方向、隙間無くだ。
だが時間差を持たせろ最初は奴の背後からだ。」
宗介は頷き、指示を出しながら自分の装備の確認をしている。
そんな宗介を見てシャマルは疑問を投げかけた。
「あの、そんなことして何になるんですか?執務官相手では足止めにもなりませんよ?」
「発想の転換というやつだ。いいか?これはタイミングが一番重要だ。
早過ぎても遅すぎても駄目だ。分かったな!」
「は、はい!」
宗介の有無を言わさない態度にシャマルは反射的に返事をしてしまうがあまり納得してないようである。
サブマシンガンの残り弾数を確認してから、宗介はシャマルの肩を叩き物陰から飛び出ていった。
* * * *
ドッ・・・
後方に下がろうとしたクロノは唐突に背後にある何かにぶつかってしまう。
これは・・・・シールド系の防御魔法!?
急いで別方向に脱出しようとしたが、シュッという風を斬る音と共にナイフが自分の進路を阻む。
突然の光によって集中が途切れたことで相手を拘束していたバインドも解けてしまったようだ
足を止めてしまったことで、ドームは完全に閉じてしまった。
「こんなことをしても」
クロノは相手が張ったシールドを破壊する為にS2Uに魔力を集中させる、だが・・・・・・
カラン、カラン、カラカラ・・・
先ほどから良く聞く音がして、クロノは顔面蒼白になりながら
音のした方向にまだ少し眩んでいる目を向ける。
「こちらの戦力を過小評価しないことだな」
宗介がそういった瞬間、クロノを囲い込むドームの中で手榴弾が爆発した。
「紳士なのは17時までだ!」
通常、手榴弾などが爆発すると発生する爆風や熱はすぐに拡散してしまう。
しかし、そうならない状況も存在する。
それが閉鎖空間での爆発である。
爆発で発生したインパルスは壁にぶつかり反射して何度でも相手を襲うのだ。
その威力は開放空間で爆発したときと比べ数倍以上にも跳ね上がる。
「こんな使い方、普通の騎士や魔導師ならしませんよ・・・」
物陰から目をこすりながらシャマルが出てきた。
どうやら閃光弾の衝撃が残っているようだ。
「まだ下がっていろ。これで倒したか、まだ分からん。」
宗介は地面に落ちた9ミリ拳銃を拾い油断なく構えた。
シャマルが張ったシールド魔法のドームのあちこちにひびが入っている。
僅かにドームの展開が遅れたが即席のコンビネーションにしては、上出来だった。
「もういいぞ」
宗介はそう言って、シャマルにシールドを解除させる。
ドームの中の煙が次第に晴れていき、ボロボロのS2Uを杖にして立っているクロノが現れた。
爆発直前に防御はしたようだ。でなければこの魔導師は今頃この世の人ではない
しかしそれでも完全に防ぐことは出来なかったようだ。脳も揺れたらしく立つことすらままならない。
「くそっ・・・」
黒衣の魔導師はそう言って意識を失い地面に倒れる。
それと同時に地面に魔法陣が浮かび上がりクロノの姿は薄れて消えてしまった。
「今のはなんだ?」
「多分転送魔法だと思います。それも短距離の緊急脱出用・・・」
「では、一応退けたと言うことか・・・」
宗介はため息をつきながら、辺りの気配を探る
もしも伏兵がいるならば戦闘が終了した今このときが一番危険なときだからだ。
30秒待っても敵襲が来ないことから宗介はようやく警戒を緩めた。
「それで、今なら魔力爆撃とやらはできそうか?」
「え、あ、はい。周りには魔導師の反応はありませんし
今は転送魔法も私が妨害してますし・・・」
今の今まで転送妨害するのを忘れていたらしい。
「では、早く撃て。敵に邪魔されたら厄介だ。」
支援
こちら、偵察隊たったいま我々の目の前でストーム1と白い魔王が戦闘を開始しました。
凄まじい光景です・・これが本当に人間同士の戦いなのかというほどに凄まじいです。
宗介はいいながらクルツに通信を入れる
しばらくノイズが流れてたが、なんとか繋がった。
「ウルズ6無事か?」
『ああ、何とかなった。なんか変な奴に助けられたけど』
「変な奴?」
怪訝そうに聞き返す宗介、その横ではシャマルがなにやらブツブツ呪文を唱えているが
宗介はそれを横目に通信を続けた。
『それがいきなり空飛ぶ男が現れて徒手空拳で格闘を始めたんだぜ?
しかも今時、仮面被ってるんだぜ?』
「怪しい所の騒ぎではないな。」
などと自分もきぐるみを来て変質者を捕まえたり
暴力団を壊滅させたりすることを棚上げして好き放題言う宗介
「何者なんだ?」
『わかんねー、戦闘が終わったらいつの間にか消えてた。』
「そうか、それで今どこだ?」
『もうすぐそっちにつくぜ?っていうか、こっちからもう見える。
お前から見て8時の方向だ』
そう言われ8時の方向を向くと狙撃銃を背負ったクルツがこちらに走ってくるのが見えた。
やはり通信で話した仮面の男はどこにも姿がなかった。クルツ一人のようだ。
「クルツ」
「おめーも無事だったか。・・・いや、そうでもねーな。」
暴発したゴム弾を受けた事と閃光弾を至近距離で使った事で
宗介の体はあっちこっちでボロボロになっている。
「しっかし割り切ったとはいえ、ありえんほど非常識な連中だな。
ライフル弾で姿勢を崩す程度の効果しかないなんてよ。ほんと反則臭いぜ。」
「だが、決して倒せない相手ではない。」
「ああ」
宗介の言葉に同意するクルツ
二人とも何かしらの助けがあったとはいえ魔導師を退けることができた。
それは大きな収穫だった。
「それでお前ら、なにしてるんだ?」
「仲間を閉じ込めている結界を破壊するそうだ。
破壊してしばらくは相手のセンサーが沈黙するらしいから、その隙に逃げる算段だ」
「ふーん、で?具体的にどうやって逃げるんだよ?」
「彼女が何か用意してるみたいだが」
二人は『闇の書』に向かって呪文を呟くシャマルを見る。
足元には巨大な緑のベルカ式魔法陣が浮かび上がり、なにやら辺りに黒い雷光がほとばしっている。
次第にその密度が濃くなっていき、最高潮になると同時にシャマルが『闇の書』に命令する
「『闇の書』よ。守護者シャマルが命じます。眼下の敵を打ち砕く力を今ここに!」
その宣言と共に結界上空に闇色の球体が現れ、だんだんと肥大化してゆく
「撃って、『破壊の雷』!」
『Geschrieben. 』
闇色の球体が突如、形を変え結界に向かって堕ちて行く
その光景はまさしく魔力爆撃の名にふさわしいものだった。
普段なら不可視である結界も魔力爆撃の負荷によって発光し一般人にも見えるようになっていた
次第にその負荷に耐え切れなくなり、結界にひびが入っていき
限界を超えた結界は凄まじい音と共に破壊されてしまった。
クルツはその光景を見てヒューっと口笛を吹き、宗介は目を細めた。
「それじゃ相良さんにクルツさん。ちょっとこっちまで来てください」
言われたとおり、シャマルに近づく宗介とクルツ
シャマルが何かしら呟き、ベルカ式魔法陣が現れると当時に二人の視界は暗転した。
【おまけ】
12月12日 1940時
海鳴市 市街地のビルの屋上
※注意:これは本編とは似て非なる平行世界でのお話です。
「ロストロギアの不法所持、及び傷害の罪で君を逮捕する」
―――――――――省略
「答えを聞こうか?」
「ふもっふ!」
「「!?」」
その鳴き声とともにクロノは何かにドロップキックをくらい吹き飛ばされる。
ドロップキックのせいで倒れた何かは、ぐるぐる回転して起き上がり
未だ衝撃から立ち直っていないクロノに追撃をかける
「ふもふもふもふもふもふもふもふもふも!!」
起き上がった愛らしいが、鼠なのか熊なのかよく分からないぬいぐるみ―――ボン太くんは無数の拳を放つ。
ドドドドドという音と共にクロノの鳩尾に幾打もの拳がめり込む。
クロノはすでにグロッキー状態である。そのままボン太くんはクロノを突き飛ばしフェンスにぶつける。
「ふぅもっふ!」
フェンスにぶつかって帰ってくるクロノの膝に足をかけ膝蹴りをお見舞いする
「ああっと!?これは・・・シャイニングウィザード!?これは痛い、痛いです!」
状況についてはいけないが、なぜかプロレス技を知ってる泉の騎士が絶叫する。
ちなみにプロレスラー武藤啓二が開発したこの独創的な技の和名は 閃 光 魔 術 である。
「がはッ!」
あまりの衝撃に地面とキスするクロノ
だが・・・だが、それでもボン太くんの濁流のごとき猛攻は終わらなかった
「もっふる!」
「アルゼンチンバックブリーカー!?」
マディソン・スクエア・ガーデンの帝王アントニオロッカが発明した関節締め技を大声で叫ぶシャマル
「ふも、ふもっふ!!」
「そのまま流れるようにバーニングハンマー!?・・・決まったぁぁぁぁ!」
アルゼンチンバックブリーカーの状態から相手の後頭部を地面に叩きつけるという超危険技をかますボン太くん
それを見てシャマルは興奮最高潮に達した。しかし、よい子のみんなはバーニングハンマーを真似しては駄目だぞ?
マジで死ねるから・・・
「ふもっふぅぅぅぅぅぅ!」
カンカンカン!
高らかに鳴り響くゴングがぬいぐるみの勝利を告げる。
倒れて動かなくなるクロノに片足を乗せ、勝利の雄叫びを上げガッツポーズをとるボン太くん。
ボン太くんの周りで大量のカメラのフラッシュが一斉に瞬いた光景をシャマルは確かに見た・・・・気がする。
「・・・あれ?あれ?」
冷静になったシャマルがオロオロと辺りを見回す。
ボン太君はシャマルの行動を見て不思議そうに
「ふも?」
とだけ呟いた。
お後がよろしい様で(了)
投下終了です
駄文ではありますが感想の一つでも書いていただけると嬉しい限りです
こちら偵察隊、ストーム1と白い魔王の戦闘は激しさを増す一方です。
あっ!いま一人の魔導師が二人の流れ弾によって吹き飛ばされました。
このままでは、我々もいずれ流れ弾によって吹き飛ばされてしまいます。
撤退の許可を・・というか、帰ってきていいですか?
GJ!!
魔法の使えないものが魔法使いを知略で撃退する・・・今まで見たことなかった
ので凄く面白かったです。
手段を選ばないのなら、なのはの友人を人質にすれば・・・他の作品ならあり得ないと言えるけど
ソウスケがいる時点で否定しきれないのは何でだろう。
それと支援ありがとうございます!
ストーム1に感謝ですw
GJです
クロノ三流認定…これでも一応AAAランクの執務官なのに…
シャマル…おまけでのボン太くんを止めてくださいお願いしますorz
GJ!
ポン太くんつええええええ!
>>127 宗介がそれをやったら後でなのは+かなめにフルボッコにされるかと…
つーかやっと濡れ衣なプロキシ制限から脱出して、俺、参上!なPSP馬鹿がやって参りました。
書き込めなかった間の職人様方、遅ればせながらGJです!
かなめのハリセンから魔力反応でそうだ・・・
人質やっちまったらハリセンじゃすまないぞ・・・
かなめの鉄拳後にSLBが来ちまう、流石の軍曹殿も病院だろう・・・
,>、ヽ ,. ゝ―-、////ニニヽ ,__
jニ-―ty′ \__`フ
/ィ''ア´ / // /ハ 、 ̄ヽ、 |
/ / y′,イ::ィ 7!7,イ/ ! l | \ \ <いいの ベイべー!
|/ / /,.〈 l トイfヒ7` ハイ/! ト、',、 ト、. 逃げる奴はヴィータなの!!
|、 !ク ⌒| | , 代},イ/! / |ト、ヽト、\ 逃げない奴はよくバインドされたヴィータなの!!
ヽ\ vト、 {_ア ,イ| | レ′,ト、 \ \\
\二Z_/> 'ト-‐ ァ'ヽ/ _, " ノ `ー' ヽ \ リリカル
,, - 'ヽ, ゙L,::ヽィァ'"::::_} ゙l, ホント魔法少女は地獄なの! ナァノハハハーハァー
/ ヽ〈_::::ィ::ト、::::::)_l_ ri *● < Don't worry.
,/(9 r‐─ヽ_|_⊂////;`ゞ--―─-r| | / |
l ,===-_ l,|`゙゙゙''―ll___l,,l,|,iノ二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
l´ `ヽ _|_ _ "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
ヽ:,. 'j_/ヽヽ, ̄ ,,,/"''''''''''''⊃r‐l'二二二T ̄ ̄ ̄ [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
案外仲いいかもしれんが
>マスカレード先輩
どうやら僕の発言のせいで迷惑をかけてしまったみたいですね…申し訳ありません。
本当にすみませんでした。
あと文章の修正を…
登場人物紹介1と二話第二部の「滝一也」を「滝和也」に。
そして「第二話一部」となっているので、「二話第一部」に。
一話のシャマルの台詞内にある「邯鄲」を「簡単」に。そしてリィンの台詞内の「棄権」を「危険」に。
二話第二部の「龍」を「竜」に
お願いしますっス
連投すみません。
三話Aパートのシャマルの台詞内の「あきらめなさいて」を「あきらめて」に。
これもお願いします。
>>133 ハリセンはストレージデバイスだったのか……そりゃあプロフェッショナルの
宗介が叩かれるのも無理ないな
かなめにテッサがユニゾンイン(共振)という中の人ネタをふと思いついてみる
>>131 学園物のノリならそうなりそうですが、
このクロスだとソウスケは任務関連なので普段よりさらに容赦がないイメージがあったので。
敵の戦力の無効化するにはもってこいな気が。
>>124 ひょっとして、ちょっと前になのはと東方のクロス同人誌出してた人かな?
このプロレス技の解説は別人とは思えない・・・。
>>138 うぅむ…言われてみるとそんな気もするがどちらかというとガウルンとかが担当な気も…
ワン・ナイト・スタンドの時も今一割り切れずに上手くいかなかったし…
完全にイカれてる敵に対し最後の一線で非情になりきれない宗介…の形が長編でも見受けられたし…
まぁクロスSSはそんな細かいことを気にするべきものじゃないがなw!
そういや、不法所持ってありえるのか?
管理委託してる世界、もしくは管理してたが流出してそれを回収するのならわからなくもない
管理外世界だと基本的に所有権は誰にもないはずのロストロギア(基本は滅んだ文明の遺物みたいだし
なんか墓荒らしみたく思えてくるから困るw
現地の人がなんだか凄い力で色々出来そうなものを見つける
↓
オ ナイスデザイン
↓
「すみません管理局のものですが・・・」
○ASRACもビックリな遺失物ヤクザ、それが管理局
まさにKASRACですな・・・
>>141 ええっと、あの台詞はA’s本編でも似たようなこと言っていたので
ありにしといて下さい><
明らかに文明のレヴェルに合ってない物はNG、とか。
漫画版に「各世界の軍備バランスの危うさ」〜云々とかいう台詞もあったし
あるいは新発見の新種で未知数なのはとりあえず管理〜みたいな海苔かも
ロストロギアとファイズギアってどことなく響きが似てるな
超古代じゃなくて最近に作られた超兵器もやつらは回収したりするんだろうか
>>145 それじゃヤクザかマフィア並の横暴じゃんw
やらないとは言い切れないのがやつらだ
てか普通に超人な人とかはどうするんだろう
クロスにあったのでいくと覚悟とかダンテとかDボゥイとか
或いはSIRENなんか地域ごと管理対象…?
ハイパーゼクターとか対象にされるんだろうか?
ロストロギア=兵器じゃないぞ?
明らかにその時代にそぐわない技術を使って兵器化した場合ならロストロギアに入るだろうが
それでも、周囲の世界に影響を及ぼすほどの威力の兵器ではない限り管理局は我関せずだろう
原爆でも水爆でも管理局来ないじゃないかww
>>144 レベルに合うかどうかの基準は管理局が勝手に決め付けたに近いもんだろ
技術進化方向性が違う世界とかどうするんだ?
デビルメイクライの魔界とかはデバイスみたいなものはあったけど
反面、物理的な銃火器の技術は人間界より浅いんだぜ?
まあ、自分達の世界の脅威になりかねない世界から該当要素あらかじめ潰しとくのはわかるけど
アマラ深界とかバーチャロン世界だとまちがいなくいざこざになるな
前者は運命を自ら作るべく世界支配を望む悪魔の世界
後者の世界では平行世界への干渉はするもされるも犯罪です。
とある魔術師の禁書の学園都市もヤバイか?
能力者満載で一方通行とかレアスキルにほどがあるし、あれの五行機関は魔術を消滅させられる。
バーチャロン世界との逮捕合戦が見たいぜ。
知ってる人は知っている
知らない人はスルーして・・・
ヴォルケンクラッツァーってヴィータやシグナムが艦載機なのか?
あの波動砲はあきらかにオーバーSランク
リィンがガラヤカにユニゾン
スーパーヒーロー作戦の完成したクロスゲートパラダイムシステムもヤバいな。
違う世界を一つにまとめたり、因果律操作しちゃう。
超神ゼスト対管理局か…
ロストロギアでやばそうなのはバイドとか?
時の壁すら乗り越えた皮肉にも人間と同じ二重螺旋構造を持つ自己修復能力搭載波動存在
バイド開発から300年前の世界で大きな被害を出したけど
しかし、その世界の戦艦にすら惑星破壊波動砲搭載艦すら存在し敵も惑星サイズとかざらなカオス世界(ネタだけど一番デカイ敵は銀河級w
技術レベルおかしいってレベルじゃねえぞ(バイドを研究した結果なんだろうけどさ
ゼノサーガのゾハルはロストギア間違いないな。
まあ管理局がグノーシスと戦うことになるけど。
>144
管理世界内で洒落にならない威力を持つ武器を管理するとか。
>154
四国をぶった切る超兵器の事など知りません。
そういやウォーシップガンナー2の超兵器は正しくロストロギアだったなあ。
真のラスボスなんてなのはに出て来てもおかしくないデザインと火力を持っているからなあ。
>>156 つまりあれか?
「それも私だ」ですか?
やばそうなロストロギアには手をださんだろ・・・
ぶっちゃけ身内でいっぱいいっぱいな組織だし
禁句:話として面白そうなロストロギアにのみ手を出…うわなにをするやめ
>>162 ゾハルはすぐにはその危険度は分からんからなあ、やってしまうだろうな。
他次元同時存在なイハドゥルカさんとかも狙われそう。。
制作サイドの都ご…げふっ
1期2期までだと出てきたロストロギアはどっちも次元をどうこうってレベルだから分かりやすいが
3期のレリックって死者0人程度の火災とか、これまでとはスケールがショボイからなぁ
ロストロギア判定の基準がよく分からない……
デジモンセイバーズに出てきた時空震動爆弾みたいな他世界にも影響のでかねないシロモノは
問答無用に管理局の介入で技術封印とかさせられそう。
事実終盤次元の壁が崩壊したし、ロストロギアでなくとも介入する理由としては十分だろ
……あくまで管理局側の理屈だが。介入される側としてはたまったもんじゃないな
>165
ネタバレ話になるが
3期の真のロストロギアはそんなかわいいものじゃないぞ
とりあえず見たら吹くとだけ行っておく。
167 :
魔装機神:2007/08/04(土) 23:17:37 ID://kh0v0P
投下いいですか?
次元世界を守るならメノラーはロストロギアに指定して確保しとかないとな
平行世界のつなぎめのエネルギー流をコントロールする燭台
バランス壊れたら周辺世界が衝突して消滅しかねない
現在もってるのは大半を強奪した神話上有名な死神たちと、回収依頼を受けて所持しているダンテ、そして人修羅
>>162 >>164 どうみても禁句です。本当に(ry
>>165 オーガスの時空震動弾は完璧アウトですなwww
複数の異世界をまぜちゃうなんてwww
とりあえず女の子が関わってりゃなんでもおk…←「頭冷やそうか」
最近の作品は無駄に女の子がいて萌えをいれるから困る(飽食気味
173 :
魔装機神:2007/08/04(土) 23:25:22 ID://kh0v0P
スーパーリリカル大戦(!?)外伝 魔装機神 THE BELKA OF MAZIKAL 6話 別荘
「はあ……」
アリサはため息を付きながらぼぅっと空を見上げる。
今彼女がいるのは彼女の家が持っている別荘である。
少し前から夏休みに入っていて、毎年この季節になるとアリサは家族と一緒にバカンスでこの別荘にやってくる。
この別荘は海のそばにたれられていて、窓からは青い海が広がっている。
今回はすずかも一緒なのだが、どうも二人とも気が乗っていない。
海は青い、今日は天気もいいのですらも快晴なのだが、現在の二人の気分は曇り空であった。
いや、どしゃ降りの雨が降っててもいいだろう。
数日前のフェイトとはやての話を聞いて、あれからずっと二人はこの調子だ。
だが、友達がもう歩けなくなるかもといわれたら誰だってショックは受ける。
さらに、それを本人に黙っていろと言うのがまだアリサには納得できない。
何でまだなのはにそんな大事な事を言わないのだろうか。
そんな事をいろいろ考えてしまい、二人はせっかくの外出もそんなに楽しくないものになってしまった。
だから、両親が買い物に行こうといってもこうやって二人で別荘に残っているのだ。
「あー、もう!どうすればいいのよ〜〜!!」
「あ、アリサちゃんおちついて」
アリサが頭をかきむしりながら叫びわめくのをすずかがなだめる。
そんなときだった。
ずどおん、となにやら砂浜ですさまじい音が聞こえた。
二人は砂浜のほうを向くと、そこには砂煙が舞っている事に気付く。
どうしたのだろうと二人はその現場まで身長に向かっていく。
「いてて、プロテクション張ってたとはいえ、砂浜じゃなかったら危なかったなこりゃ。
やっぱり急な転送なんてするもんじゃないな」
砂塵が消えると、そこには一人の男がいた。
さらに、なのはたちが持っているような杖を持っていた。
いきなり現れたから、魔術師と言うものだろうか。
男もアリサの存在に気付く。
「くそ、全く、いきなり現地人に見つかるとはついてねえ……いや……」
そういって男は二人にバインドをかける。
「きゃ、な、何なのよこれ!?」
アリサはいきなりの事に少々パニックに陥ってしまう。
「まだ子供だが、人質としては役に立つな」
男は醜悪な笑みを浮かべながら傀儡兵を出し、二人を見た。
その事、艦船アースラにいきなりのアラートが鳴り響いた。
「艦長!なのはちゃんの世界にロストロギアの反応が!!」
エイミィは、いきなりロストロギアの反応に驚きながらもリンディに報告する。
それと同時に通信が鳴り響く。
「こちら、本局に所属のゼンガー・ゾンボルト三佐だ。アースラ、応答願いたい」
通信越しに聞こえてきたのは、古風な感じがする一人の男性だった。
174 :
魔装機神:2007/08/04(土) 23:27:03 ID://kh0v0P
「こちらアースラ艦長、リンディ・ハラオウンです。どうしたのですか?」
おそらく先ほどのロストロギアの一軒につながりがあることなのだろうとは思うのだが、わざわざすぐにこちらに通信をかけるのも珍しいものだと思った。
「違法でロストロギアの所持をしているものを追っていたのだが、向こうが無理やりロストロギアの能力で転移して逃してしまった。
転移場所を調べたらそちらの世界へ行ったはずだが?」
ゼンガーの言葉に頷くリンディ。
それにしてもそこまで既に把握しているとは……
「すまないがこちらは向こうがいきなり転移しその後始末で手が終えない状態だ。
すまぬがそちらで処理を頼みたいのだが」
勿論リンディの言葉は決まっていた。
「了解しました。後は任せてください」
「すまぬな。こちらも終ればすぐに駆けつける。では」
といって通信を切る。
堅実で礼儀正しい人だ、とリンディは思った。
「艦長、現場にはフェイトちゃんとはやてちゃんを向かわせました」
そういって現場のモニターを映し出したと、エイミィは唖然とする。
「うっそ………」
エイミィは唖然としてその映像を見る。
そこにはおそらくそのロストロギアを持っている人物なのだが、あろう事か人じぢをとっていた。
「アリサちゃん。それにすずかちゃんが人質になっています!」
エイミィは急いでモニターを出す。
そこには、見慣れたなのは太刀の親友がバインドでくるめられていた。
そこへフェイトたちも到着する……
それと同時に。
「え?現場のそばに魔力反応がふたつ!」
モニターを移すと、アリサたちのところからそう離れていないところに、浮いている二人の人がいた。
「あれは……」
リンディはその二人に見覚えがあった。
確か、翠屋で働いていた女性と、その連れの男の子。
名前は確か、パイ・エンダーと安藤正樹。
ゼンガー・ゾンボルトは通信を切ると周囲を見る。
そこにはロストロギアを無理矢理使用して転移し、その余波で周囲の状況は悲惨なものであった。
「隊長、周囲の作業はあらかた終りました」
ブリットの言葉にそうか、と静かに頷く。
「すみません、ゼンガー隊長」
彼の後ろで、ブルックリン・ラックフィールドはこの事態を悔やんで俯いたままだった。
「自分が早く気付いていれば、こんな事には……」
「そ、そんな……ブリット君だけのせいじゃないよ」
ブリットの横にいる女性、クスハ・ミズハは彼をなぐさめようとする。
「クスハの言うとおりだ」
ブリットの後ろで3人の男女がやってくる。
キョウスケ・ナンブとエクセレン・ブロウニング・ラミア・ラヴレス。
この6人は本局に所属している「ATX」チーム。
隊長はゼンガー・ゾンボルトで、かつては戦技教導官を勤めていた。
「そうよブリット君。まさかあのロストロギアがあんな転移能力を持ってたなんて、普通は気付かないわよ」
「エクセ姉さまの言うとおりだ。これは私達全員の失態だ」
ラミアの言葉にうむとゼンガーは頷く。
「だから、早めに終らせて救援に行くぞ」
ゼンガーの言葉に全員が頷く。
175 :
魔装機神:2007/08/04(土) 23:29:18 ID://kh0v0P
「私達は管理局のものです。おとなしく投稿してください!」
フェイトとはやて突如この世界へやって駆他事空犯罪者を捕まえるためにその場所へとやってきた。
運よくまだ犯罪者はここを動いていないらしく。それどころか逆に管理局員を迎えているようであった。
男の周囲には傀儡兵も多数見受けられ、出迎える準備は万全といったところだろうか。
「ようこそ、管理局員の諸君」
男は、まるでここが自分の家のように振舞う。
二人はむっとして周囲を見る。
ここはアリサの別荘だ。
自分も一度だけなのはやはやてとともに招待された事がある。
(ん?)
はやては考える。
ここは確かアリサの別荘のはずだ。
そして今はアリサはすずかとここにいるはず。
まさか……
「だが、うごかないでもらおうか。人質を殺されたくなかったな」
そういうと、傀儡兵はバインドで拘束されている二人の子供を見せる。
「アリサ!すずか!!」
フェイトハ二人の名前を叫ぶ。
男はそれに驚く。
(はやてちゃん、誰なんですか?)
リィンフォースはまだ見ぬ二人に首をかしげる。
(なのはちゃんやフェイトちゃんとおなじで、私の大事な友達や)
ハヤテはそうリィン2に教えて、再度前を見る。
「どうやら知り合いみたいだな。それならばちょうどいい」
男は指を鳴らすと、傀儡兵は手に持っている武器をそれぞれアリサとすずかに向けた。
それを見て、二人は動揺の姿を見せる。
「見逃してくれるだけでいいんだ、頼むよ。おれだって無駄な血は流したくない」
男は二夜つきながら二人を見る。
「あなたは…そのロストロギアをどうするつもりや?」
はやての言葉に、男はさあ、とわざとらしく腕を上げる。
「俺は雇われてるだけなんでね。詳しい事は知らないんだよ」
そういうと同時に、二人の周りに傀儡兵を呼び出すのだった。
「アリサ!すずかちゃん!!」
声が聞こえ、フェイトは首だけをそちらに向けると、そこにはアリサの両親がいた。
おそらく買い物にでも行っていたのだろうか、買い物袋をぶら下げている。
「おやおや、こんなところでご両親が到着ですか。ですけど動かないでくださいね」
そういうと、すぐに、傀儡兵をまた出現させる。
「動けば、あなたはともかく、真っ先にお子さんをなくす事になりますよ」
これも仕事でね、と男は言う。
どうしようか本当に迷ったフェイト。
このままでは逃げられてしまうし、しかし行動を起こせば、アリサたちに危険が及ぶ。
自分の速さなら何とかできるとフェイトは思ったが、もしもな担ったときの事を考えるとどうしても動けなくなる。
「見逃してくれる気はないのですか……」
そういって男が指示を出すと、傀儡兵はアリサをすずかを少々首を絞めるようにして空高く浮き上がる。
「魔力が使えない人間が砂浜でもあの高さから落ちたら……どうなるかわかるよな」
176 :
魔装機神:2007/08/04(土) 23:30:24 ID://kh0v0P
男の卑劣な行為に、二人は行動する事もできなかった。
その時だった、キイィーンと言う音が聞こえる。
一番似ているのはジェット飛行機の音だが、何か違うような気がする。
その時、二人の間を何かが通り過ぎる。
あまりの速さで二人のバリアジャケットはひらひらどころかビュオっとめくれる。
二人は瞬何が起こったのかわからなくなってスカートを直すのを忘れる(バリアジャケットなのでどうでもいいことだとは思うが)
「魔法剣、エーテルちゃぷ台返し!!」
なにかは速度を避けずにアリサ、そしてすずかを掴んでいる傀儡兵を叩ききる。
「……うそ」
「何!?」
男もそれは予想外の事に驚く。
「「きゃーーーー!!?」」
そして、二人を支えていた傀儡兵を倒されたアリサとすずかは勿論落ちていく。
しかし、それもすぐの事であった。
「「え?」」
二人はふわり宙に浮いた。
そのうちにある人物が二人を優しく抱きしめる。
「パイさん!?それに……」
はやてはすずかを救った人物に驚く。
そして、アリサを助けた者に衝撃を覚える。
「アンノウン……01」
何故ここにいるのだろうとおおもった」
「そこまでだ、おとなしく投稿しろ」
急に後ろからクロノがやってきた。
おそらく凍った傀儡兵はクロノがやったものだろう。
しかし、二人はアンノウン01を見ても驚かない。
その理由は、いつの間にはアリサの両親を助けたシグナムが教えてくれた。
「二人とは今回の件で、一時的に協力する事になった」
マサキ、そしてパイは現場を見て考える。
いきなり急激な反応があったのでシュウが絡んでいるかもしれないと思い二人で様子を見に行ったのだ。
だが、見てみれば全然違う反応で、さらには管理局がらみであった。
だから素通りしようとしたが、どうやら人質を取っているようで、素通りするのも何か気が引ける。
「だが、ここにとどまっていては管理局に見られているだろうな、ただでさえ現場に近いのだ」
パイの言うとおりだ。
仕方なくこの場を後にしようとしたのだが。
「残念だな、一足遅かったようだ」
その言葉と同時に、パイの首筋に剣がつき立てられる。
パイは首だけを動かすと、そこには烈火の将、シグナムがいた。
その目は二人を睨んでいる。
マサキは動こうとするが、
(マサキ、後ろニャ!)
クロノ言葉もむなしく、マサキの背中に杖をつきたてるクロノがいた。
「時空管理局のものだ。身柄を拘束させてもらう」
クロノはそういうが、パイがふっと笑う。
「私達に時間を割いていいのですか?私達よりも先にあれをどうにかしたほうがいいとおもいますが」
パイの言葉にクロノはう、と言葉をなくす。
痛いところを突かれた。
177 :
魔装機神:2007/08/04(土) 23:33:05 ID://kh0v0P
「それに、私達もあのロストロギアの反応に気付いてきただけです。間違っても犯罪者ではありません」
と自身ありげに言う。(思いっきり間違っているようにも見えるが)
「そんな事、口ではどうでも言える」
シグナムのほうはかわらず厳しい目で見る。
それを見てまたパイが笑う。
「それではあの人質はこちらでどうにかしましょう。その代わり、これ以上の追求は無しにしてくれませんか?」
パイの言葉に驚く二人。
簡単に言ってしまえば取引のようなものだ。
「早くしなければ逃げられてしまいますよ」
まさに今の状況をうまく使った作戦であった。
だが、疑問がのこる。
「もし君の提案を受け入れたとして、本当にうまくいくのか?」
クロノの言葉にパイは黙りこむ。
「もし受け入れられないのなら、私達はここを無理にでも強行突破します」
その言葉に反応するシグナム。
この状況をどうやって切り抜けようというのか……
その時だった。
シグナムとクロノの、パイからとてつもないほどの魔力が放出されるのを感じた。
その量に冷や汗をかいたのだ。
「私達二人なら、お前達二人を意識不能にする事ぐらいならできるぞ……」
先ほどまでとはうってかわって、リィンフォースは険しい表情を浮かべる。
パイの言葉に、あながち嘘ではなさそうだった。
その時、アースラから声が聞こえた。
「わかりました、お願いできますか」
その声を聞いて、クロノは驚く。
「提督!」
「向こうも人質を取っている以上、時間がありません。わかりましたね」
リンディン言葉に仕方なく従うクロノ。
シグナムも剣をパイの首筋から外す。
「それで、何か手立てはあるのですか?」
聞こえてくるリンディの声に、頷くパイ。
「成功するかどうかは彼の手にかかっている」
そういってマサキを見るパイ。
マサキは「ち、わかったよ」といってペンダントのようなものを取り出す。
正直こういうのは嫌いだが、今回は話別だ。
厄介ごとになる前にさっさと終らせて退散しよう。
「サイバスター、GO!」
掛け声とともに、マサキは白い甲冑のようなものに包まれたような姿になる。
「アンノウン01……」
シグナムはマサキがアンノウン01、サイバスターであったことに驚きを隠せないでいた。
「つまり、あの二人の子供を助けたらいいんだろ?」
ああ、と頷くパイ。
余裕だ、といわんばかりにマサキは頷く。
「後は任せます」
それと同時に二人は現場に向けて移動する。
サイバスターの速さは実際に見るとすさまじいものがある。
本当に、あっという間にこの場からいなくなったのだ。
「とりあえず、僕たちも行こう」
クロノの言葉にシグナムは頷きマサキの後を追うのだった。
178 :
魔装機神:2007/08/04(土) 23:35:52 ID://kh0v0P
投下完了。
……なにか、だんだん魔装機神じゃなくて普通にスパロボ化してる気がする(まあ、魔装機体神もスパロボだけど)
つーわけで、ATXチームの登場。
自分はSRX派なんだけど、SRXはデバイスには出来ないので(合体は無理です)ATXチームの登場。
またでてくるかも……
GJ!
さすが風のサイバスターだ!
しかし何も悪いことしてないのにいきなり拘束するとは管理局は乱暴だな。
まずは職務質問から始めようぜ!
GJ
魔装機神ってよくわからんが、サイバスター周辺?
マサキとヤンロン、ミオ、プレシア、ウェンディ、セニア、シュウあたり・・・?
そして重箱の隅をつつくようでスマンのだが
>そこには、見慣れたなのは太刀
ゼンガー書いてるとこの単語多いの解るんだけど・・・吹いた
なんという活人剣・・・一言聞いただけで震えが来た、間違いなく雲櫂の太刀以上に強い
>魔装機神氏
乙
>>166 へえ、最近忙しくて本編見なくなったけどそんなにやばいのが出るんだ?
全長は優に16万8千光年を超えるMO−1を生成したバイドとかがかわいく見えるほどインフレしちゃったとか?
成長と取るべきなのかインフレ乙と思うべきなのか
まあ、強くしないと話すすまないだろうけどさ
GJ!キョウスケの活躍に期待!
>>180 格射(昔はあった武器タイプ)・P・MAPってとこですかね←ヲイ
183 :
魔装機神:2007/08/04(土) 23:48:28 ID://kh0v0P
そういえば……ちょっと気になったけどアルフィミって
普通の人間みたいに年が増すごとに身長とかでかくなったりするのか?
>>181 そんなの以上が出てきたら管理局全戦力でも勝てんwww
GJです。
>私達は管理局のものです。おとなしく投稿してください!
すいません。腹筋が逝きましたwww
>>183 エクセレンが老けるなら、可能性はありますw
「大変だー! アースラに賊が侵入したー!」
「賊はなのはちゃんがここに来る際のゲートを逆に利用したと思われます。」
時空管理局の時空航行艦アースラ艦内では大騒ぎとなっていた。
そして、マンモスマンとオメガマンの二人は武装局員に包囲されていた。
「ゲェェェェェ!! 何か俺達包囲されてる!」
「ちょっと待て! 一体何の騒ぎだ?」
「俺達は女の子が落としたハンカチを届けに来ただけなのに何故こんな事に?」
ワケの分からないままマンモスマンとオメガマンの二人は逮捕、投獄されてしまった。
「ゲェェェェ!! 何か俺達いつの間にかに逮捕されちまってる!」
「ゲェェェェ!! このままじゃあの女の子にハンカチが渡せない!」
牢屋の中で頭を抱えながらそんな事を騒ぐマンモスマンとオメガマンだったが、
直ぐに冷静さを取り戻していた。
「まあいいや、こんな牢屋簡単に壊せるし。」
「少し一休みしてからあの女の子を探しに行くとしよう。」
と、そんな感じで二人はくつろぎ始めてしまった。
一方その頃、マンモスマンとオメガマンが追い駆けていた少女=高町なのはは
友人であるフェイト=T=ハラオウンに泣き付いていた。
「突然マンモスみたいな人とライフル背負った骸骨顔の人が追い駆けて来て…怖かったよぉ!」
「なのは…もう大丈夫だから…安心して…。」
フェイトは泣いているなのはの頭を撫でて励ます。
「でも…何故突然追い駆けて来たんだろう…しかもアースラ艦内にまで…。」
「え!? ここまで追い駆けて来たの!?」
「うん。なのはがアースラに入る時に使用したゲートを利用して侵入したらしいの。」
「ええ!? じゃ…じゃあ…私大変な事に…。」
なのはは真っ青になっていたが、フェイトは微笑みながらなのはの頭を撫でた。
「大丈夫。武装局員が包囲して逮捕したらしいから。とりあえず一通り拘束してから
元の世界に釈放すると思うよ。」
「何だ…良かった〜。」
なのははほっ胸を撫で下ろしていた。
アースラがミッドチルダ時空管理局まで帰還した後、マンモスマンとオメガマンも
そこに収容されて取調べを受けさせられていた。
「ゲェェェェ!! 俺達何か取り調べとか受けさせられてるー!!」
「すげぇな! 取調べなんて刑事ドラマでしか見た事無いぞ!」
「静かにしろ!」
緊張感の欠如した態度を取るマンモスマンとオメガマンに、何故か二人の
取調べをする事に決まったクロノ=ハラオウンが机を叩いていた。
「とりあえず…名前は?」
「マンモスマン。」
「オメガマン。」
「…。」
クロノは暫し沈黙した。何故両方とも名前に「○○マン」が付くのかと…
「職業は?」
「超人レスラー。」
「宇宙ハンター。」
「…。」
やはりクロノは沈黙した。何だその超人レスラーとか宇宙ハンターってのはと…
「出身地は?」
「ユーラシア大陸。」
「オメガ・ケンタウルス星団。」
「…。」
クロノはやっぱり沈黙。マンモスマンはユーラシア大陸とかなりアバウトであるし
何よりオメガマンの出身のオメガ・ケンタウルス星団って何だよと…
「それより俺達が今いる場所は一体何処なんだ?」
「そうだ! 俺は宇宙ハンターとして宇宙各地を飛びまわって宇宙事情には詳しいつもりだが…
こんな場所は見た事も聞いた事も無い。かと言って超人墓場とかとも違うしな〜。」
「ここはミッドチルダ。君らがいた宇宙とは別次元に存在する世界だよ。」
「何!? それが本当だとして…そんな場所に俺達を連れ去ってどうするつもりだ!?」
「無理矢理我々の艦に侵入したのは君達じゃないか! 普通なら重罪だぞ!」
「いや、あれは事故だ! 女の子が落としたハンカチを届けようとして追い駆けてて、
気付いたらあんな事に…。」
「そうだ! その女の子にこのハンカチを見せれば分かる!」
マンモスマンとオメガマンはなのはのハンカチをクロノに見せて力説するが、
クロノはまともに信じてくれる様子は見せてくれなかった。
「確かに高町なのははウチの局員の一人だ…。しかしそのハンカチが彼女の物で
あると言う証拠が何処にある? 君達はアースラに密航してテロ活動をしようとしたのでは無いか?」
「だからそんな事するつもりは無いって!」
結局話は纏まらず、続きはまた今度と言う事でマンモスマンとオメガマンは
局内の留置所に拘束されていたのだが、二人は暴れる事も無く大人しくしていた。
「ま…こんな牢屋なんか簡単にこじ開けられるんだがな…。」
「だがこの世界がどういう所なのかってのを把握するまでは下手に動かない方が良いだろうな。」
二人の内、特にマンモスマンは見て分かる程の怪力超人だが、決して単なる怪力馬鹿と言うワケでは無い。
知性の神に見出されて知性チームとして戦った事もある超人だ。だからこそその知性によって、
その気になれば脱獄など容易いが、今はまだその時では無いと言う事で
留置所の中でくつろぐ道を選んでいた。勿論今は…だが…。
明日は忙しくて書く時間が無いので今の内に書きます
キン肉マンクロス書いてて思ったんですけど
もしも金と銀が合体した完璧のマスクを管理局がロストロギア扱いして
回収しようとしてたらどうしようかと思いました。
もしそうなったら正義超人オワタ
>>リリカル・パニック ◆v8WgPpvslE氏
最後のボン太君吹きました
GJ
>>魔装機神氏
魔装機神だけかと思ったらスパロボのメンバーも出ますか。
これは今後がますます楽しみになりました。
>>178 GJ!!アルトアイゼンがベルカ式だったらリボルディング・ステークは死の一撃になりそう。
まぁ親分の斬艦刀もそうですが。
>>188 こちらもGJ!!です。
いつぞやの便器みたいにならなきゃいいのですが・・・。
トランスフォーマー……まだ見てないんですが、アメリカ国防総省 『 全 面 協 力 』 らしいですねアレ。
というか、一日で何作投下されるんだこのスレはw感想書く余裕無えw
Bパート投下していいですか?いいですね?
いいですよー
■
「第87観測指定世界の遺跡発掘現場から、レリックの発見報告があったのが二十分前。
十分前に通信が途絶。途切れる直前の通信から、大量のガジェットが確認されています……気をつけて」
スターズ四名、ライトニング四名の合計八名。前線部隊のフル出動だ。遅れを取るような相手はそういない。
故に、最大の敵は時間。十分―――間に合うか。
■
空中に跳び上がる/上昇/落下/刹那の無重力。右手に力を込める/蒼白い火花が散る―――『ブリューナクの槍』発射の前兆。
二次災害を起こさない為に出力を絞る。床の材質/厚み―――不可、最低出力の射撃であっても床を貫通し余波で崩落させてしまう。
舌打ち一つ/発射プロセスを中断。空中に向かって振るわれる鞭/放たれる光弾―――身を捻る/鞭を蹴り飛ばす/光弾を掻い潜る―――翻る深緑/軍用コート。
着地/落下の運動エネルギーを旋回運動に転化し右の掌/拡散を始めた荷電粒子を叩き付ける。超高温によって敵の外装/内臓機器が蒸発。
飛び退く。敵戦力、即ち数/配置を再確認。進入したのは八体/残り七体、確認されている武装は射撃、白兵それぞれ一種。
思考ルーチンは極めて単純―――進行し、敵性と判断したものに攻撃を仕掛ける/射線上に味方が居ない場合のみ。高度な連携戦術は現状確認されていない。
無数の光弾が迫る/右手を掲げる/稲妻が奔る/光弾が掻き消される―――ギャローズ・ベルにてジャバヴォックの砲弾を砕いた攻性防御。
反撃―――荷電粒子砲の射撃/やや上向きに/二体纏めて貫通/砂漠の空へと消えていく。周囲に満ちる生臭さ―――オゾン臭。
反撃―――荷電粒子砲の射撃/右から左へ薙ぎ払う/持続射撃―――残りの五体に加えて出口付近に群がっている敵を一掃。
その隙に一旦退却―――冷却。『ブリューナクの槍』の超高熱は自らをも灼く。連射は三発/持続射撃は一秒が限度。
更にこちらの戦力を整理―――自分/戦闘用ARMS一体と発掘員六名/『魔導師』達。
傍らで腰を抜かしていた髭面の男/彼らのリーダー格に声を掛ける。
「立てるな?」
「あ、ああ。アンタは一体……」
「教えてやる暇は無い。それより、この鉄屑どもについて知っていることを言え」
「……ガジェットドローン。『レリック』を狙う機械兵器だ。
AMFを展開して魔力結合を阻害、無力化するのが厄介でな。俺達に扱える魔法は一切効かん」
思考する―――攻撃能力を持つのは自分のみ/防御能力を持つのは全員。
背中に何かを護る戦い―――拠点防衛。制圧/殲滅戦に比べれば自分の経験は非常に浅い。
「ここ以外から侵入されている可能性は?」右腕を背後に回す/出口側に荷電粒子砲を放つ。
「隔壁がある。破られれば箇所に応じた警報が鳴るのでそれは無い」進入を試みていた『ガジェット』とやらを一掃。
防衛すべき箇所は一つ/正門のみ―――カリヨンタワーに比べれば随分と楽だ。
「六人の内、広く盾が張れる二人を下がらせろ。流れ弾が止められるだけで相当に戦い易くなる。
残り四人は交代で先頭のガジェットドローンに砲撃だ。指示を頼む」
「砲撃? 何故だ、奴らに効かんのはアンタも見ただろう?」
「防御に出力を回したのか知らんが、砲撃を受けている奴は動きが止まっていた。
途切れさせなければ足止めは出来る筈だ」左腕を変異させる/男が思い出したようにぎょっとする。
「そこをアンタの砲撃で仕留める……か?」
「そうだ……それなら何分持たせられる?」
「四十分は余裕だな……部下がアンタを誤射しなければ」にやりと笑った/余裕の表明。
「……厳重に伝えておいてくれ」インカムに向かって指示を出す男/こちらも笑う。
「そうだ、アンタの名前は?」髭面の男が聞く。
「―――マッドハッター」
一瞬だけ迷い、そう答えた。
『アレックス』―――ARMSを開放した自分がその名を答えるのは、誰かへの裏切りになるような気がしたから。
■
眼下には、一面の砂漠が広がっている。
ぽつんと一つ箱型の施設があり、それに無数ガジェットドローンが取り付いていた。
東西と北は収容所さながらの強固な壁がそれを押し留めているが、南は正門から突破されている。
十や二十という数ではない。大型のものも複数確認できる。
それも見えているだけで、だ。施設内に進入した数は分からない。
加えて、空にも三角形の飛行機械、U型が舞っている。それもまた無数。
「多いね……他にも未確認がいる可能性がある。空は私とヴィータ副隊長が抑えるから、二人は生存者の救出と誘導を最優先に。
西側にガジェットは殆どいないから、そちら側の防壁に孔を空けて外部への誘導を」
『了解!』
「ライトニングは分隊全員で地上のガジェットを掃討するよ。シグナム副隊長と私は大型、エリオとキャロは小型を各個撃破。
発掘員の避難先になる西側を優先的に。防衛ラインもそれに準拠」
『了解しました!』
桜、紅、蒼、橙、金、緋、黄、桃―――八つの輝きが砂漠を翔ける。
■
スバルはウイングロードを展開して走る。足場が砂のみの環境でローラーブレードは使えない。
体重がラインに集中する為、地面にめり込んでしまうのだ。だが、魔力の足場であればそれは関係無い。
見据えるのは、隔壁に取り付いている中で一際目立つガジェットV型。ただそれだけだ。周囲からの攻撃はその疾走を捉えられない。
併走するティアナは両手に構えた拳銃型デバイス『クロスミラージュ』を連射する。前方のT型が次々と射抜かれ四散した。
左右、後方の敵はライトニング分隊が高速で駆逐。連結刃と大鎌が煌き、また一つV型が細切れにされる。
スバルの疾走が、ティアナより二十メートル早く隔壁に到達。
「ロードカートリッジ!」
右手首のシリンダーが回転、カートリッジの圧縮魔力を解放する。
スピナーが風を纏って高速旋回し破壊力を蓄積、それに反応しV型が振り向いた
射撃と鞭の複合攻撃―――だが遅い。スバルは魔力の足場を垂直に展開しその全てを潜り抜ける。
『Absorb Grip』
マッハキャリバーが自立稼働、そのマニューバを支える魔法を発動。魔力弾が髪を掠めるが、それだけだ。
拳を振り被り、打ち出す。
「はああああぁぁぁッッ!」
『ナックルダスター』発動。
上体と拳を強化する。それだけの単純な魔法だが、クロスレンジにおいては極めて効果的。
打撃が一時装甲版を貫徹した。更に一発ロード、スピナーが風に加えて火花を散らす。
「―――シュートッ!」
リボルバーシュート、密閉空間で開放された衝撃波が内部機構を滅茶苦茶に破壊する。
スバルの着地。追い付いたティアナの指示。
「スバル! ここの隔壁はかなり丈夫だから、アンタの全力でも倒壊はしない筈!
思いっきりぶん殴って穴開けなさい!」
「了解っ!」
カートリッジロード―――四連続。
足下に展開するベルカ式魔法陣。深い蒼の輝きがスバルを照らし上げた。
左腕を突き出し魔力塊を生成。捻るように構えられた右の拳に捲かれるように集束し、完全な球形となる。
「一撃、必倒……!」
ディバインスフィア形成完了。集束用の環状魔法陣を展開し、
『Divine』
拳を握り直す。鋼と革の軋む音を聞き、
「バスタァ―――!」
叩き込んだ。蒼い閃光が、その破壊力の全てを壁の一点に集束させ貫通する。
爆風が砂を舞い上げ視界を遮る。一瞬だけ、二人ともが眼を覆った。
眼を開ければ、直径二メートル、長さ三メートルのトンネルが生まれている。
「ティア、これで良い?」
「充分よスバル。あたしはここからフェイクシルエット使って避難誘導するから、あんたは進入したガジェットを倒しに行きなさい」
「オッケー!」
―――彼女らは、隔壁を破壊すれば警報が鳴るということを知らなかった。
■
■
死は誰もに平等だ。あたし達が間に合って救える人がいるように、間に合わなくて死ぬ人もいる。
理想、努力、信念、力―――全てを持っていても、全てを救えるわけじゃない。
でも、そんなありふれた現実は、あたし達にとっては重過ぎた。
■
投下終了です。
GJ!自分も早く新人4人出したいです。
しかし、良い感じのスバティアだー。
>>187-188 オメガとマンモスがなんか哀れW
続きに期待!
リリカルなのはBstsの4話が出来たので投下良いですか?
どうぞー
>>194 GJ!!
シルバー好きの自分にはたまらんです。
ランページ「旅行で宿に温泉に絶景ちょっきん!!」
アリサ「これで視聴率は貰ったわ♪『良い旅、アリサ夢気分』始まるからー、(ま、何時でも別荘いけるんだけどね」
なのは「こんの。蟹とブルジョアが!」
第4話「わるいおじさん」
「? 何を言ってんだお前、自然を壊すって。私達は時空管理局だぞ!」
「その航空隊。そして私は指揮官、シグナムだ。私達は突如出現したガジェットを迎撃に来ただけだ」
何か勘違いをしていると感じたシグナムはタイガーファルコンを説得しようと試みる。
シグナムとヴィータの眼を見てタイガーファルコンは嘘をついてはいないと感じる。が、彼は魔力を依然納めようとはしなかった。
「拙者もこのガジェットを討ちに来た。時空管理局、航空隊か……貴殿らの言う事は貴殿らの真実なのだろうな。だが、言葉だけでは信じられぬ。シグナム殿とそちらの……」
「私はヴィータだ。お前が言いたいのはアレだろ?」
グラーフアイゼンを構え直すヴィータを見てシグナムもレヴァンティンをタイガーファルコンに向ける。
「すまんな、侍ゆえ。貴殿らの言葉の真実。拙者に見せてくれ。」
「ヴィータ、この男の相手は私がする!!」
「あ、おい!?」
ヴィータの制止を聞く前にシグナムはタイガーファルコンに飛び掛かる。
「はあっ!!」
シグナムの強靭な一撃をタイガーは手刀で受け払う。
「真っ直ぐなその攻め、お見事。ではシグナム殿、拙者の攻めを受けていただく!」
空を蹴り、距離を詰めると共にタイガーは手刀でシグナムに切り掛かる、
そのタイガーとシグナムの戦いを見守るヴィータや隊員はタイガーの手刀から並々ならぬ力を感じていた。
一見すれば何もない攻撃に見えるがタイガーの手には風の刃が渦巻いている。
「だが、その程度!」
右薙ぎの手刀を空を切り、身体を捻って避けたシグナムはそのままタイガーの肩に向かって斬撃を放つ。
「くっ!ビーストモード!」
「な!?……今のを避けるとは。だが、逃がさん!!レヴァンティン。シュラゲンフォルム」『Schlangeform.』
後ろに引くタイガーにシグナムはレヴァンティンを鞭のようにしならせて捕らえようとする。だが、瞬時にタイガーは前へと出る。
『変身!』
ロボットモードに姿を変えてから、わざと手にしなるレヴァンティンを絡ませ彼女の頭上から雷をシグナムに放つ。
「ぐあっ!(まさか、前へ出てくるとは!!」
「シグナム!」
「貴殿はこれで終わる筈はある…ま…い?」
シグナムを捕らえるタイガーの視覚が急にぼやがかかる、自身の力が抜けていく。
「お、おい!?」
落ちそうになるタイガーに気付いたヴィータは抱き留めて地面に降り立つ。シグナムもバリアントジャケットが雷で少し焦げていたが、ダメージは低かった。降り立ち、レヴァンティンを通常形態に戻してからヴィータに歩み寄る。
「おい、大丈夫かお前?ι」
「す、すまない……らへ…ねん」
「何?」
力無く言うタイガーの声は小さく、聞き取れなかった為、シグナムは耳を近づける。
(拙者…腹…ヘリコプター…残…念。ガク)
「Σおいっ!」
「Σ阿呆か!」
さっきまでの緊迫感を返せと言わんばかりにずっこける航空隊であった。
だが、その時。一機の探査機が様子を見ていた事に一同は気付いていなかった。
「あーあ、せっかく共倒れしてくれると期待したんスけどね。でもまあ、おかげであの騎士のデータは取れたからこれぞ怪我の功名っス。
皆勉強になるっスね〜うしゃしゃしゃ♪データ送信あ、ポチっとな」
暗い電子機械が密集する中でシグナム、ヴィータ、タイガーが映るモニターを見ながら手元のデータ保存機に移す。
「このデータ更新の速さはのびちゃんの昼寝も真っ青っスね。さぁてメガバカさんにも伝えとくっスか〜」
「メガちゃーん、タラちゃんから着信ありだよー」
「ありがとナビ子ちゃん♪ 誰がギザバカスだ!?このザ・蜘蛛バカス!」
赤暗いライトに照らされた機械的な部屋でメガトロンはある人物を前に怒鳴っていた。
『Σあたししょこタン語録使ってねぇっスよ! それより、例のガジェット・ドローンの戦闘データ取れたっスよ。』
「何、そうか……解ったタランス。データをこちらに転送しろ。」
『アイアイサーっス』
通信を切ってからメガトロンは椅子にどっかりと腰を下ろして男に声をかける。
「ガジェット・ドローンの能力が時空管理局にまったく追い付いていないそうだ。Dr.スランプ」
「スカリエッティだ。何が言いたいメガトロン?」
何処か嫌そうにジェイル・スカリエッティはメガトロンに尋ねる。
「いやなに、我がデストロン軍にガジェットを譲ってほしいと思ってな」
ニヤニヤと悪辣な笑顔を浮かべながらジェイルの近くのモニターにガジェットを映す。
「同盟の条件が違うが?」
「ふっふっふっ。違わないさ、私が貴様に手を貸すのはあくまで技術、歴史のデータを得る事だ。レリックなどいらんわ。」
「……そうだったか……なら、好きに使え。だが、仕事はしてもらう。」
渋々頷くジェイルにメガトロンはほくそ笑み「感謝する」と告げてその場を後にする。
支援
>>194 GJ!!このクロスはGDの攻撃で人が壮絶な死に方をしているのが非常に
ARMS世界っぽくっていいです。シルバーの腕を見て、六課面々はどう思うのだろう。
それに、次回への複線が気になる。次回も楽しみにしてます。
メガトロンが退出したのを見遣ってから。
ジェイル・スカリエッティの戦闘機人集団ナンバー1であり彼の側近であるウーノが不満げにジェイルにメガトロンの事を尋ねる。
「なぜ、あのような者を?」
「ウーノか……古代伝説である今より超えた技術をトランスフォーマーは持っているからだ。1番重要であるレリックを早急に捕獲するためにも奴らの力はいる。」
ジェイルの説得にウーノは渋々、承諾し。配置に戻る。だが、彼女は−−いや彼女を含めたのナンバーズやルーテシアはメガトロンを危険視していた。
退出してからスカリエッティに与えられた部屋でメガトロンはモニターにを開いてからあるディスクを読み込んでから起動する。
「私を利用するつもりであろうが……策謀は広く使うべきだぞ。Drポカリスエッティ……ふふふ、ふはっはっはっは!」
モニターに映るのは、戦闘機人とプロジェクトFのカテゴリー、レジアス・ゲイズ等、タランスや時空管理局に潜伏しているジャガー等から送られた重要機密ばかりであった。
その情報を見遣るメガトロンの眼からは異様な程の邪悪な光が放っていた事を誰も知りはしない。彼が動き出すのは一年後の話……
真夜中になりシャッハが就寝してからダイノボットの日課はビーストモードの姿で教会の窓から月夜を見上げていた。
ダイノボットにとってビーストモードは心安らぐ姿であった事もあるし、こちらの歩幅の方がゆったりで速い。
月を見るそんなダイノボットの表情は何時もと変わらず無愛想なものであった。
(まったく、月ばっかりはあの時代と変わらねぇなぁ。サイバトロンの奴らは)
「今夜は意味無しビーストモードなんですね♪」
続く
次回予告
コンボイ「私こそは時空管理局のキング・ゴリラ・オブ・ゴリラ、高町こんぼいなの♪特技は魔法、好物は熟れて黒くなったバナナなの(声色)」
なのは「私こそはサイバトロン軍司令官ナノハイ。私の特技はビーストモード。変身!(ゴキッ)」
フェイト「じ、次回第5話「なのはとウナコワクール」お楽しみにι」
チータス「ああ〜首と下半身180°回っちゃってるじゃんι」
はやて「死んだなコレι」
以上です、メガトロンやっと出せたーw
GJ!!まず、スカ博士は名前を覚えてもらうことから始めないと行かないですね。
メガトロンの策略はエゲツないからなぁ。頑張れスカ博士&ナンバーズ。
ルー子さんと一緒に行動しているTFはいるんでしょうか?
>>207 感想ありがとうございます。
ちなみにルー子とのコンビは今のところメタルスダイノボットが候補です。
モノマネ大会のときの採点係を選ぶとは・・・
虫つながりでワスピーター、インフェルノ、クイックストライクあたりかなと
思っていましたが、みんなすぐやられちゃいそうで役に立たないぜ。
この前は失礼いたしました。
おわびに魔法戦士をヒドイ目に合わせます(マテ
それでは
【魔法戦士リリカル某 後編 その1】
推して参る!!
・後編の前半戦
クルクルクル、シュタッ!
「横回転を決め、華麗に着地ッ!!」
長い石階段を零段目からジャンプで飛び越え、神社の境内に着地したッ!!
狙い定めた着地地点に横たわっていた、黒くて硬そうでとっても大きい狼のような怪物(ややミディアム状態)を踏んでいるが気にしない!
それよりも目の前のサイボーグの方が余ほど危険と言うもの!!!
「ぬう!貴様はアメリカ合衆国陸軍機械化小隊、通称"マシンナーズ・プラトーン"のサンダーボルト!
階級はついこの間少佐に昇進し、
腕に仕込んである赤外線照射装置で赤外線を照射することで大気中にイオンの導線を作り上げ、任意の場所に電撃を放てるが、経路に金属物質や伝道物質があれば防がれてしまう弱点を持ち、
さらに大気をイオン化させると独特のイオン臭が発生し、そのために過去アーカム最強のスプリガン御神苗優に敗れ去った、
次世代型サイボーグ・ソルジャーで、主に古代遺跡争奪戦を担当してるため世界中を飛び回っている貴様が何故此処にいる!!」
那美とユーノは同時思った。
(某さん、なんという判りやすい、だけども実際に喋れば何を言ってるのか全然判んないような説明口調!)
「はて、何故と言われましても……。昨日の発光現象が切っ掛けとなって調査をすれば、古代遺跡がらみになるのは当然と言うものですが……。
ついでに御教えするなら、昨日の発光現象が起きる随分前に、この海鳴市周辺に強力なエネルギーを持った"何か"が散らばるのを、我が国の情報収集衛星が観測しています」
「それで此処にジュエルシードがあると知ったのかッ!?」
「いえいえ、私は今休暇中の身でして。……観光と考古学の勉強を兼ね、由緒あるこの八束神社に寄ってみればちょうど魔物化した……今貴方が踏みつけている犬と会いましてね……運が良かったんでしょう」
なんと白々しい台詞を言うやつだ!
おそらくジュエルシードの発動するときのエネルギーを感知する装置が出来上がっているかもしれん!
これは不味い事になったッッ!!
「こいつをどうする気だ?」
「大型輸送ヘリを既に呼んであります。施設が整っている横田基地に連れて行って調査を行うつもりです」
「あ、あの、サンダーボルトさん!」
かなり離れた位置で、倒れた女性を介抱している巫女姿の少女が泣きかけながらサンダーボルトに質問した。
忘れていたわけではない!目の前に一個小隊の兵士を一瞬でウェルダンにしてしまう能力がある男が居なければ、挨拶と小一時間くらいの世間話をできる社交性を私は持っているッッ!!
ちなみにステエキの焼き加減は八種類あり、弱い順で言うと、ブルー・ブルーレア・レア・ミディアムレア・ミディアム・ミディアムウェル・ウェル・ウェルダンとなる!
翠屋でステエキを焼くことは滅多にないが、以前に修行していた東京の下町関陽区にある大衆定食屋で働いていた御蔭でこのような知識が身につけられたのだ!!
うむッ、一から料理のイ・ロ・ハを教えてくれた味吉夫婦には感謝の念が止まらない!
「連れて行っちゃうって……そしたらその子どうなっちゃうんですか?元に戻れるんですか!?」
「検査してみない事にはわかりません……。単純に変異の原因となった"モノ"を飲み込んだだけなのか、それとも肉体と完全に融合しているのか……そうなった場合には、残念なことになるでしょう……。
このまま放置すればどのような被害が一般の方に出るかわかりませんですし」
「ちょっと待ってください!取り出すことなら今すぐに出来ます!そしてこの犬が飲み込んでしまったジュエルシードは、もともとこの世界のものではありませんので、私たちで回収させてください!!」
うむ!ユーノ君が、恐るべき戦闘能力を持ったサイボーグに怯まずに言えたぞ!!
「ふ〜む……あんまりこう言いたくはないのですが……。実は我が国と日本は、あなた方にそのジュエルシードとやらを渡して、安全保障上、本当に問題が無いか判断がつきかねていまして……。
要するに、ジュエルシードを集めたら我が国に害を与えない保障、この場合"判断材料"が何にもないのです。
我が国にとって最も安全なのは、そのジュエルシードを我が国が責任を持って管理することです。
そもそも、"一方的に"交流を断って来た、貴方がた異世界人の言う事を、今この場で、その怪物化している子犬の前で、軍人が信用しろというのが不可能に近いですね」
「そ、そんな……じゃあどうすれば信じて貰えるんですか」
ふうむ…あの男の言い分も一理は……ある!
しかし、一理はあるが一理でしかない!!
「サンダーボルト!ではこういうことならどうかッ!?
この事件を契機に、互いの信頼を高めるための交流促進を行えば良いのだ!
ちなみにネオ○チは本日朝9時を持ってして、ユーノ君を正式に『超時空特使ユーノ』として任命済みである!
異世界と交流を結び、それをもって技術革新と進め、世界規模の貧困と格差減少を図るのだ!!
そしてえッ!最終的には全人類規模の意識改革をッッ!!」
「ハ〜………世の中が貴方の頭みたいに単純なら、誰も苦労はありません。
むしろ異世界の存在を公にすれば、それこそ超古代文明を認める以上に地球レベルで混乱が発生しかねないと私たちは分析しているのですが。
ユーノさん、と言いましたか。ユーノさんは私の考えはどう思いますか?」
「たしかに……間違ってはいないと思います。事実、ボク達の世界の歴史には、不要な接触が更なる流血に発展してしまった事例がいくつもありますから。
ですが、この世界の"外"から来てしまったジュエルシードは、ボク達もこれまでに知った事のない、あまりにも危険な"力"を秘めてるんです!」
「具体的には?」
「……次元世界を滅ぼしかねない力、としか判りません」
「ふむ……」
おお!小さくか弱いフェレットの姿のまま、全身のほとんどを機械化した殺戮兵器に果敢に説得しようとするその勇気!
「ブラフ(脅し)にしては幼稚すぎますね。ユーノさん、信用も無い初めて会った相手を説得するのなら、交換材料を用意しないと駄目ですよ?
それに、もう迎えが来たようです」
むうう!澄んだ大気を切り裂くようなエンジン音がこちらに凄まじい勢いで近づいてきた!
「では交渉は一時中断ということで……。我々の手で"保護と治療"をさせていただきます。あ、ちなみに私の行動は、日米安保の公にならない秘匿条項が定める範囲内の行動なので、日本政府からの合意があることを御理解し」
「待てィ!すぐにジュエルシードを封印して、犬を元通りにできると言ったであろうがッッ!!」
「……ボー・ブランシェ少佐。貴方が"その"上に立っていると回収の邪魔になるので、速やかにどいてくださいませんか?」
「その物言い!どうやら必要なのは、ジュエルシードで"変異した"子犬の方らしいな!!何故そう思ったか!それは貴様たち米軍がジュエルシードを何個か手に入れているからだ、どうだ!?」
「軍とCIAの防諜能力の低下には泣けてきてしまいますね……どうせ情報の出所はアーカムあたりだと思いますが」
「フッ、引っ掛かりおったな!今のがブラフだ!!」
サンダーボルトがベレッタM9を抜いて撃ってくるが、そんな遅い動作ではいくらでも避けられるわ!
せめてシティハンターレベルに上達せい!!
当然、私を犬から離すための攻撃だ!
いきなり電撃攻撃をしなかったのも、実験体となる犬に、電撃を食らった私の足から高圧電流が流れさせないためだ!!
もっとも電撃を加えてくるなら、事前動作として腕の内側にある赤外線照射装置を私に向けなければならないが、登場時の私の発言で封じてやったわ!
私は横にスライド移動しながら、予め念話で打ち合わせていた通りに、ヨーノ君を投げた!
場所は鳥居の近くに居る女性二人!たぶん犬の飼い主であろう気絶している女性と、それに付き添っている神咲那美さんだ!!
私の鍛え上げられた肉体によって、剛速球状態で飛んだユーノ君は魔法で減速して着地するや、二人を護るようにして結界を展開する!
当然流れ弾などが当たらないようにするためと、人質にされないためだ!
このサンダーボルトという男は、"軍人として"正直なため、人質などと言う下劣な事はしないと判りきっている!
しっかぁし、目的を達成するなら如何なる手段を用いる非情さも"軍人として"持ち合わせている男なのだ!!
軍人とは上から命令されれば余程の理由が無い限り従わなければならない!
ましてや、世界の軍事バランスを崩すこと間違いない古代遺跡が関わるならなおの事ッ!
「アタタタタッ!!」
分身移動で銃弾をかわしながらサンダーボルトのインサイドに入った私は、すかさず打撃技のコンビネーションを繰り出す!
「分身激烈脚・改ィッッ!」
相手の周囲を高速移動による分身で埋め尽くしながら、必殺の蹴りを繰り出し、見事ベレッタを叩き落とす事に成功した!
その他、四方から頭部めがけて出した蹴りは、サンダーボルトの両腕で捌かれ、防御されてしまった!
いや、一応フェイントとしての攻撃なんだ!信じてくれぇ!!
当然当たれば倒せる自信はあるが!
私は手応えが無い時点で即座にバックダッシュで離れる!
バチィッ!
後退したそばから、電撃!
だが、両手から放たれた二条の雷は私の分身を空しく貫き、その向こうの木を破裂させる!
4,6,8本目!!
あたりに漂うイオン臭は、戦いが始まる前に赤外線を放って電撃の道筋を何本も作っていたことを知らしめる!
無風状態のこの場なら非常に有効なトラップだ!
(……しかし解せん!)
そう思った時、サンダーボルトが口を開いた!!
「言っておきますが、敗北から学んでいるのは、なにも貴方だけではないんですよ」
「……まさかマシンナーズ・プラトーンが体術、それも"合気"における「流れ」と「捌き」をマスターしていたとは……。
私の蹴りを一本でも正直に受けていれば、お前の身体ごと吹っ飛ばしていたものを……顔面に行った蹴りを捌いて、ベクトルを変えることで防御したとはな!」
「勘違いしているようなので続けますが、マスターしたのではありません。
我々機械化小隊は現在、まったく新たな『近接戦闘術』を生み出す"基礎"とするために、ありとあらゆる格闘技を学んでいる途中にすぎませんので……。
それでは、今度はこちらから行きます。あ、そうそうこれから30秒間、電撃は使いません」
「ぬあにぃ〜?作戦中に情けを掛けるのか!!」
「いえ、私の調べでは神社や仏閣といった、正の霊的スポット入ると貴方の体調が、何故か極端に崩れるはずです。
そんな現在の貴方に、近接戦闘での接触時に電撃を放つという常套手段では有意義な戦闘セータが取れません。
事実、貴方は先ほど、攻撃を続けずに一旦引きました。
格闘家にとって最も恐ろしいものは、相手の身体に触れる行為をした瞬間にダメージを喰らうことですからね。
こういうのを"相性"が悪すぎると言うんでしょう。
ま、今貴方が着用している戦闘服が絶縁能力に秀でていれば話は別です。
……長話をしているとヘリが到着してしまうので、行きます」
サンダーボルトと私の間隔は6メートル以上あったが、奴はそれを一瞬で縮めた!
速いぞッ!!
半歩のバックステップ!
ユーノ君がジュエルシード発動を感知した時点で身に纏ったバリアジャケットの絶縁能力が如何ほどのものかは定かではない!
だからあのまま必勝コンボを繰り出さずに引いたのだ!
昔の私だったら迷わず攻撃を続けていた事だろう!これが、これが成長というものなのかッッ!!
「うおりゃああああああ!」
気合一拍!
サンダーボルトの三連左ジャブを右手で凪いで流す!
サイボーグの拳は鋼鉄の塊、それを高速で突いてくるのだ!ジャブとはいえ真面目に受ければどのようなダメージになるか!
当然喰らったとしても、このバリアジャケットと、そして鍛え上げられた肉体、何より"水の心"、すなわち明鏡止水の境地による読みが、急所の命中を外させる事で致命傷を防ぐ自信がある!
しかし、先ほどヤツが言った台詞がどうにも引っ掛かる!
左ジャブ、下段蹴り、右ジャブを二十発、また左ジャブの連続!身体と手、両方の連動した捌きで外して避ける!
スピードはあるが、正直単調過ぎる!
微妙な重心の変化!ヤツが右手を繰り出してくるのが読めた!瞬間に私は左ストレートのカウンターを放つ!
が、しかし、渾身の一撃は空を裂いただけであった!
サンダーボルトが左側に回りこみ、私の顔面に掌をかざしている!
外されたァッッ!!
殺気を読んだ上での絶妙のタイミングであったと自負している!!なのにいいいッ!
一年前、新宮流古武術の道場で関節を外され滅多打ちになりながら、全ての武術にとっての共通の奥義「明鏡止水」を会得したのではなかったのか!?
「これぐらいで驚かれては困ります。私はただ"機"を外したにすぎません」
ヤツは優位に立っても、会った時と変わらず涼しい顔で微笑んでいる!
しかし"機"だと?"氣"ではないのか!?
「"機"とは、戦闘における集中とタイミングの概念をまとめたもの……と考えておいてください。ま、これはエリア51のオタクからの受け売りなんですがね。
ちなみにさっきの反撃をよけたものを『遊撃功律動』と我々は呼んでいます。
こちらからリズムを急激に崩す事によって、反撃のタイミングそのものを外させます。
こんな芸当ができるのも、全身の人工筋肉を精妙な急制動を可能にした基礎技術力の向上によるものです。
長い失敗と敗北を重ね、機械化小隊はようやく人間をほんの一歩ですが超えられました。
もっとも、"本気"の貴方や、朧、ルガール、最強の生物といった世界中のオーバーSランク・ソルジャーには、まだまだ劣りますが……。
おっと、30秒経ちましたね」
「うおおおおお!!」
私は身体をねじり、思いっきり跳躍する!
電撃が来ると思っていたが、そうではなかった!
サンダーボルトはその場に居た!しかし伸ばしていた手を引き、両足を肩幅よりやや広く開けた空手の構えをしている!
10メートルは開いたこの距離で何をしようというのか!!
「よく見ていてください。何も電気エネルギーを放出して使うわけではありません。電力を電磁力に変換して工夫すればこのような芸当も可能です。
行きますよ〜」
ヤツは「ス〜」と深く息を吸うと、腹のそこから響くような太い声を出した!
今までヤツが発していた紳士的な空気が変わる!
なッ、なんだぁこの圧迫感はッッ!!
「超ォォ〜〜〜電磁ィィィ 逆 突 き ャ ア ア ア ァ ! !」
< 後編 後半戦に続く! >
え〜、本当に投下が多くて困りますw
外出しているときは、名無しで個別に返信してたりするんですが、実に困りますw
だから改めて言う事しか出来ません。
全ての職人に、敬礼!
書きたい感想が山のように溢れるんですが、いざその時にこそアタタタタッと書ける文才が欲しいです!
特にビーストウォーズとかw
中の人効果で場面場面が、実に生き生きを思い浮かべられます。
(なんと都合の良い妄想脳なんだ)
自分は千葉繁さん大好きっ子でして、
千葉さんの主演していたパトレイバーを通じてケルベロスサーガにドップリ嵌った身です。
あのアドリブが効き過ぎたマシンガントークに対抗できるのはクーガーの兄貴以外にいない、と断言できます。
感想マジヤバイ全然ヤバイオイツカナイ…
>>194 確かに拠点防衛ってタイプではありませんねシルバー兄さんは。
完全体の砲撃じゃ周囲への被害も甚大だし、放出するオゾンで人間は肺やられるしサイボーグは錆びるし。
>>206 メガトロンはやっぱりそこかw
ギンガ&コンボイのコンビが妙に気に入ってしまったので、次回出そうで期待しています。……首が戻ってれば。
ルーにも組ませるんですか。ひょっとしてクロノやレジアスのところにもいるんだろうかw
>> 216
なんというサイボーグ格闘……ブラボー、おおGJ
みなさんGJです!
いつもながら感想書くのがおっつかないなこりゃあ。
>>208メタルスダイノボットってダイノボットと同一人物じゃありませんでしたっけ?
ジャガーは時空管理局に潜伏してるんですか…。
ジャガーはいちおう肩書きは諜報破壊兵なんだけど初代トランスフォーマーにカセットロンとして
出ていた時に偵察役をまかされてたのは基本的にコンドルだったんだよなあ…
ラットバットが出てきてからはさらに影が薄くなったし。
メガトロンめ…ガジェットを自分の私兵にするつもりだな?
遠野邸に響く声
「え〜〜〜!!志貴がいないの!」
文句を垂れる金髪美女、それにメイドと思しき少女は頭を下げる。
「申し訳ございません、志貴様と秋葉様は学校の修学旅行で昨日オーストラリアに言っております。」
「う〜、妹め!図ったな・・・シエルも修学旅行で居ないし、シオンは一旦里帰りしちゃったし、ブルーはあれ以来どっかいっちゃったし、
リァノーン、爺やも・・・う〜ん。」
彼女にとって退屈はまさしく苦痛であった、一人きりで三咲にいるのも正直嫌だ、かといって今からオーストラリアに行っても恐らく
秋葉と衝突することは必須だし、志貴にそれこそ「何で来たんだ!」と怒られる(こうなると当分口は聞いてくれないだろう)そこで彼女は思いついた。
「そうだ、折角だから私も旅行に行こう!丁度いい暇つぶしにでもなりそうだし。」
かつてボコりあった仲でもある魔法使いの言葉「自由気ままに旅をする。」そして何の因果か知り合う事となった旅を続けているロードヴァンパイア、
それもたまにはいいだろう彼女はそう思った、そして彼女は志貴のベッドで主の居留守を守っているのかそこに座っている黒猫を呼ぶ。
「レン〜〜〜〜、旅行に行こう〜〜〜。」
拒否するのかと思ったが、黒猫は頷くと彼女によってきた。黒猫は彼女に問う『どこに行くの?』、それに対して彼女はただ明るい顔で
「ん?行き先はどこだって?そんなの全く考えてないよ、ほら自由気ままに旅っていうのも悪くないじゃない。」
と言う、『やれやれ、彼女らしいな。』黒猫はそう思った、だが黒猫はそれを受け入れた。そして彼女は旅行に行く為のトランクを買うと
マンションに戻り用意をして電車に乗った、切符は大人1枚、子供1枚、目的地など何も考えても居ない、ただ暇つぶしのぶらり旅
・・・それが彼女やある少女達を巻き込む大事件になるとは此の時思いもしなかった。
――――真祖海鳴に行くの巻(多分上)
「海鳴〜、海鳴〜」
アナウンスの声がホームに響く。
「ここが海鳴か〜、良い所ね〜。」
全く地図も観光雑誌も何も見ていないのに彼女は言う、だが彼女にとって此の町には何か惹かれるものがあった、
理由は分からないただ何となく惹かれた。
(何だ(や)ろう・・・此の感じ・・・)
そしてある喫茶店の少女、そして家族の帰りを待つ少女も似たような感じを嗅ぎ取った。しかし日は沈み、夜空には星が瞬いている。
彼女達は近くにある高級ホテルに入りスイートルームを一週間分取り(ただ、予約制といったホテルのオーナー達一同に魔眼をかけたりしたのは気にしない)
そのままベッドに潜り込むと明日に備えて寝た。
「う〜〜〜ん、おはよう・・・あれ、レンは?どっか行ったのかな?まぁいいかお金も持たせているし彼女なら十分やっていけるでしょ、んじゃ観光に出発。」
無責任にもほどがある・・・
「ふう、皆まだ帰ってこうへんか・・・一人は慣れたと思ったやけどやっぱ寂しいなぁ。」
一軒家で少女は呟く、名前は『八神はやて』3ヶ月前におきた『闇の書事件』に深く関わり解決へと導いた子である、
孤児になっていた彼女には新しい家族がいるヴォルケンリッターという騎士達3人と1匹が居た・・・しかし騎士達はある事情で管理局本部に居る。
寂しさを紛らす為でもあるのか彼女はケーキを焼いていた、騎士達が帰ってきた時に振舞えるように・・・。
「お、結構良く焼けたな・・・どれどれ味見と・・・うん中々美味いなぁ。」
はやては自分の作ったシフォンケーキの味に満足していたがやはり一人でケーキを食べると寂しいものであった。思い出すに今は亡き母、
よく自分の為にケーキを焼いてくれた感傷に浸るはやてだが窓から視線を感じた。そして窓からは一匹の黒猫がケーキを見つめていた。
「何や?ケーキ食べたいんか?」
はやては窓を開き黒猫に問う、そうすると黒猫は首をコクンコクンと縦に振った。
「おいで〜。」
はやては微笑むと黒猫は慣れたようにはやての家に入って来た、そしてはやてはケーキを切り、
ザフィーラの餌皿にミルクを注いで黒猫に出した。黒猫はケーキをあっという間に完食しはやてに御代わりを強請った。
「しゃあないなぁ、もう一切れやで。」
そしてもう一切れを食べた黒猫は『この人は信用できる』と判断したのかはやての膝上に乗っかりそして・・・
「ん〜それにしても此の猫はなんて言うんや?『レン・・・』レン?」
黒猫は頷く。
「どっから〜聞こえたんやろ?まぁええわレン〜♪」
はやては黒猫の頭を撫でる。
「レンはどこからきたんやろ・・・ひょっとしてすずかちゃんの家からかな?・・・あれ何か眠くなってきたなぁ・・・
昨日けっこ・・・う・・・はよ・・・寝・・・ZZZ・・・。」
「ええと、買出しは終わったから帰ろう。」
高町なのはは店の買出しを終わらせ帰ろうとしていた、管理局員(仮)でもあるが翠屋の娘として店の為の仕事もしなければならない、
本来なら付き合ってくれる少女と淫じゅ・・・じゃなくて少年も今は諸事情もあってミッドチルダにいる。
(それにしても・・・)
なのはは昨日のちょっとしたある反応に疑問を浮かべる。
(あれは何だったんだろう、魔法に近いけど魔法と違う力・・・)
そう考えている彼女だが声を掛けられその思考を中断する。
「ねぇ、ちょっとそこの貴女。」
そして声を掛けられた方向を見て一瞬唖然とした、
彼女から見てもすごい美人がいたからだ。
「う〜〜〜ん、何でここにきたんだろ?」
彼女は考えた、確かに三咲と海鳴・・若干は違っていたが、ほとんど似ていた・・・デパートにゲーセン、
悪趣味といえるネオンがあるパチンコ屋、ブティック、レストランそして・・・
「ねぇ見てあれ。」 「すごい美人!」 「モデルさんかな?」 「なぁお前声掛けてみろよ。」
「いやムリだろ。」 「綺麗〜〜〜」 「ブルァァァァァァ」
自分を見て口々に何かを言う人達、三咲と変わらない光景・・・
「そうだ、地元の人に聞いてどっかいい場所ないか聞いてみよう。」
ひょっとして三咲にはない何かがあるかもしれない、そして彼女はツインテールを小学生と思しき少女に声を掛けた。
「ねぇ、ここの町に始めて来たのだけどどこかいい名所とかないの?」
―――時空管理局本部
「レティ提督。」
「どうしました?」
「ジュエルシードが例の場所で観測されました。」
「わかりました、すぐに現場に居る隊員に連絡を・・・。」
「それから局員を武装20名回してもらいたい、観測された地域に強い魔力反応が観測された恐らく例のあれだと。」
「分かりましたすぐに手配します。」
「というわけでリンディ、クロノ君借りるわよ。」
「行きなりね・・・ジュエルシードならなのはが回収・・・」
「リンディ、今まで言わなかったけどあの世界若干だが魔法が残っている。」
「え?」
「機密情報だがあの世界に存在する魔法やそれ相応の技術はミッドチルダやベルカを上回っている、
特にお偉方は空想具現化の能力に強い興味を示している、その能力者が現れたそうよ。」
余談
「やっほ〜、暇そうね真祖、久々にこない?」
「誰かと思ったたらいつぞのスキマ妖怪、今回は遠慮しておく。」
「あら、残念ね、レミリアやフランが貴女に会いたがっているそうよ。」
「まだ根に持っているのね・・・。」
投下終了でしょうか?
ならばGJです。
遂に月姫がキタ――――!
アルクェイドの強さは半端ないからバランスが難しいでしょうけど
続きが気になるから頑張ってください!
GJ!
月姫はやった事無いけど某所に
トランスフォーマーGFとなのはと月姫のクロスSSがありましてそれ読んだんで
設定とかは大体解るですよ。
月姫乙&GJ!
投下した!
を使うので投下してよろしいでしょうか
ごーごー!
「投下したい」そう思った瞬間にはすでに投下終了している。
赤羽神社庭:柊蓮司
急いで書庫を飛び出し、玄関へ。
「がんばってねー、柊」
靴を履く柊蓮司とフェイト達に手を振るくれは。
「って、お前はこないのかよ」
くれはこれでもウィザードだ。
アニエス・バートンという大物が関わっている事件では絶対協力してほしくなる。
「ごめん。柊が来る少し前にね、アンゼロットさんから連絡があったの。世界結界が不安定になってて、これから大変なことが起こるかも知れないから待機しててるようにって。柊には連絡無かったの?」
そんな連絡はない。
念のために、ウィザード用携帯電話O-Phonの受信履歴を見てもそれらしきものはない。
「いや、ないな」
つま先で地面を叩いて足を靴に押し込んだ。
「俺たちは行くけど、なんかあったら連絡してくれ」
「うん、わかった。いってらっしゃーーい」
手を振るくれはを背中に、柊蓮司とフェイト達は石段を駆け下りていった。
アニエス・バートンの封印:ベール・ゼファー
緑色の鱗で構成された大きな部屋。
その鱗は絶えずうごめき、場所を駆けている。
部屋の中央にはこれも緑色の鱗を積み上げ、固めて作った祭壇がありそこにはステラを着けたインテリジェンスデバイス・オッドが差し込まれている。
交互に点滅を繰り返すステラとインテリジェンスデバイス本体の球体の前で、ベール・ゼファーは額に手を当ててため息をついていた。
「アニエス、そういうことは先に言いなさい」
オッドの点滅が早くなる。
「無理だったのはわかってるわ。でも、二度手間は嫌いなの。あの時、執政官の娘を殺しておけばって思うじゃない」
時間が無かったのは確かだ。
アニエスはファー・ジ・アース帰還のための際に世界結界に穴を開けている。
そのため、異世界で集めたプラーナが枯渇寸前にまでなっていたのだ。
早く頭蓋骨のある、この地に来なければ消滅の危険すらあった。
しかし、追い詰めたことを考えると・・・がっかりも良いところだ。
「それでも、執政官の娘とその仲間がこの結界を破って、復活前のあなたを倒してしまうってのは面白くないし・・・」
鱗の部屋は月匣内に作られている。
月匣自体強力な結界だが、この月匣には弱点がある。
アニエス復活のためのプラーナ収集に必要な入り口だ。
だが、入り口からウィザードが入るのは不可能だ。
入り口は異世界で広域結界と呼ばれるものを応用して閉じてあるから。
「でも、異世界から来た時空管理局の娘達なら可能性はある・・・」
ベール・ゼファーは耳を澄まし部屋に満ちる蝗の羽音を聞く。
「執政官は見失ったようね。え・・・・?」
羽音がベール・ゼファーに新たな情報をもたらす。
「そう、なにをしているのかはわからないけど派手なことになっているようね。私もパーティに入れてもらいましょう」
軽くステップを踏むベール・ゼファーの姿が聞える。
「病み上がりは大人しくしてなさい」
残るのは無数の蝗。
その蝗をステラと対になるインテリジェンスデバイス本体の球が両目のように輝き、見つめていた。
内火艇:八神はやて
空間に浮かぶ無数のディスプレイには周囲の地形や胴体の情報が表示されている。
この作戦の前に、周囲にはセンサーを配置している。
これをくぐり抜ける者はまずいない。
別の情報を表示するディスプレイもあった。
クラウディアからの情報のダウンロード状況と応援部隊の進行状況を示すディスプレイだ。
どちらも100%になるにはまだ時間がかかる。
この両方が100%になったとき、この世界が第97管理外世界かそれとも、よく似た別の世界かがわかる。
はやては、また別のディスプレイに目を移す。
応援部隊誘導のためのビーコンの情報をあらわすものだ。正常に動いている。
警報が鳴り出した。
各ディスプレイも色を変え、警告を示す。
ディスプレイを戦闘用の配置に変更。
センサーとレーダーの範囲内に何者かが侵入していることをあらわす交点が出てくる。
それは無数にあり、またそれぞれが魔力を有していることもあらわしていた。
ごめん。上の誤爆
へんなのやっちゃった
「予想どおりやな。ま、かがり火つけてるみたいなもんやしな。みんな、準備はええ?」
「スターズ1。こっちはいつでもいいよ」
「スターズ3。OKです」
「スターズ4。いけます」
外の三人からの応答が聞こえる。
「こっちもです。八神部隊長」
ヴァイスのサムズアップ。内火艇も問題ない。
「ぞれじゃあ、みんな、始めるよ。殺しに来てるかもしれん相手に非殺傷設定やって無茶なこというけど、後から友達になるかもしれんのや。くれぐれも頼むね」
「わかってるよ」
「わかりました」
「了解」
外からの交点の動きが速くなる。
スターズを示す交点がそれに合わせて散らばっていった。
森:スバル・ナカジマ
森の中には様々な障害物外ある。
茂み、木の根、岩。
地面の凹凸も移動を妨げる要因となる。
しかし、スバルにとってはそれらは障害とならない。
地面すれすれに作られたウィングロードを走れば舗装された地面と同じになる。
敵は銃を持った頭から足まで来るずくめの特殊部隊の兵士。
生える木々を遮蔽にして銃弾をかわしながら1人ずつ殴り、昏倒させていく。
だが、ウィングロードにも欠点はある進行方向が敵に悟られやすいのだ。
「しまった!」
直線になったウィングロード上に特殊部隊の兵士飛び乗り、スバルめがけてサブマシンガンをフルオートで放つ。
「Protection.」
最初の数発はマッハキャリバーが防いでくれる。
「これでっ」
次は、シールで防ぐ。
腕に伝わる衝撃が長くは持たないことを教えてくれるが、なのはから聞いた灯の狙撃ほどではない。
シールドの限界までに十分近づける。
「リボルバーシュートっ」
光に撃たれた兵士が倒れるのを見ながら蛇行させたウィングロードを走る。
丘:ティアナ・ランスター
ティアナが選んだのは少し高い丘になっているところだった。
「ヴァイス陸曹。本当にここで良いんですか?」
このポイントを選んだのはヴァイスだ。
ここに来てから何もない。
ときどき念話で聞こえてくる通信からわかるスバルの奮闘がティアナを焦らせる。
「狙撃ってのはな、じっくり待つもんだぜ・・・ほら来た」
空間にモニターが投影される。
そこにはあと1分もしないうちに敵がティアナの射程圏内にはいることを示す交点が移されている。
しかも、ご丁寧に狙撃する順番を示す番号まで書かれている。
「その順番に撃ってみな。敵さん、超一流のスナイパーがいると勘違いしてくれるぜ」
「はぁ・・・」
半信半疑ながらも狙いをつける。
「シュート」
小さくつぶやく。
一発一発、丁寧に撃っていく。
モニターの表示が敵が行動不能になっていくのを示していった。
1/4も倒したとき、敵の集団が後退していくのがわかった。
「本当だ・・・」
自分でも驚くほどにスムーズにできた。
「ティアナ、スバルが囲まれかけとる。そっちの援護に行って」
「了解」
フェイクシルエットを1つだけ残して走る。
幻影が囮になっている間、いくらか時間が稼げるはずだ。
空:高町なのは
敵の攻撃は空にも及ぶ。
森に隠れた敵から放たれたロケット弾は弧を描きながらなのはを追っていく。
「アクセル・・・シュートっ」
追ってくるロケット弾は3つ。
それから離れながら魔力弾で打ち落とす。
爆発。
爆発。
爆発。
突如、後方が明るくなる。
無数のロケット弾がなのはを撃墜すべく、火を噴きながら迫っていた。
地上:ジェームズ・T・ホーク
ジェームズ・T・ホークは絶滅社が誇る対エミュレーター用に訓練された最精鋭の特殊部隊の中でもひときわ腕利きの男である。
ロケット弾の群れが次々とエミュレーターに激突していくのを見た彼は自分の仕事に満足していた。
数発の対エミュレーター用ロケット弾で追い込んだ上での飽和攻撃。
彼が指揮する部隊が得意とする戦術だ。
彼の部隊はこの戦術で街1つを一夜にして滅ぼしたエミュレーターを倒した実績を持っている。
その時は13発のロケット弾でエミュレーターを倒した。
今回使ったのは30発。
その時の実に2倍以上の量である。
「全弾の着弾を確認しました」
部下の報告を聞く。
まさにパーフェクトな出来だ。
「敵、エミュレーターの撃・・・・」
部下の報告が止まる。
「どうした」
空を見上げる部下の視線を追ってジェームズは空を見た。
そこでジェームズが見たのは、徐々に薄れていく縛炎の中から現れた赤い光がともる杖を持った白いエミュレーターだった。
白いエミュレーターの口が動く。
「ごめんなさい」
なんだ、なにを謝っているだ。誰に謝っているのだ。
理解できなかった。
その時、ジェームズは思い出した。
人間とは全く相容れない強力なエミュレーターの話を。
「ま・・・魔王」
赤い光が放たれた。
彼の部下を次々となぎ倒していく。
「白い・・・魔王」
彼と彼の部下が着けている装備は極めて強力な耐魔法防御が施されている。
よほど強力な攻撃であっても一撃でやられると言うことはない。
しかし、赤い光は苦もなく彼の部下を倒していく。
光が彼に迫ったとき、彼はそれまでの経験も誇りも全てそぎ落とされ叫ぶしかなかった。
「うわーーー、だめだーーーー」
ここまでです。
特殊部隊の扱いですが、ナイトウィザードでは最強騎士団とか、最精鋭部隊とかという連中の扱いはこんなものなのでその作法に従ったものだと思ってください。
GJ
まるでどっかの世界の最強の騎士団みたいなやられっぷりに吹きましたw
それにしても流石、管理局の白い魔王。そこいらの雑魚魔王ならあっさり一蹴しそうな勢いですね。
>>235 投下GJ!
次回も期待します
昼寝してたらなんか六課の人たちが全員中世騎士になってるという夢を見た
ベルカ式は全員「騎士」ですしね
スバルとはやては例外…まぁはやては「『魔導』騎士」だけど
しかしここ来ないときは本当に誰も来ないんだなと今更実感
>>236 ナイトウィザードの魔王舐めすぎ、見下しすぎじゃないのか?
なのはの方を強くしなきゃいけないからねえ
>>236 NWの魔王は数がいるし、ウィザードも強い奴は強い(PCはPCというだけで特別な力を持っているし)から
相対的に弱く感じられて雑魚魔王と呼ばれる奴もいるんだろうけど、それでもモブキャラを一掃するくらい
朝飯前なんだし、あんまり過小評価はするもんじゃないぜ。
>>242 いやあ、きくたけワールドって強キャラ出すときノリの演出でヤムチャ大量生産するじゃん?
あんまりデータ的な部分は考えずに言いました。不快だったらすまん。
>>243 他作品に対するリスペクトを忘れてしまったら、ただの厨信者になってお終いだぜ。
君だってなのはを悪く言われたら気分悪くなるだろう?
>>244 どっちかっつうときくたけ厨なんスけどね。なのははよう知らん。
演出シーンであっさり魔王散らしたりとか、アレなプレイしてたせいで感覚鈍ってたかも。以後自重しま。
>>245 俺Tueeeeeee!!!な思考は自分の内だけにしておけ、外に出したら反感と顰蹙を買うだけだ。
その世界観にあった強さがあるからな
DBみたくインフレしまくるような作品もあれば
メガテンみたく設定だけはインフレの極みのくせにRPGの関係上派手にはならないのもある
まあ、どっちかに基準を合わせるしかあるまい
>>245 そんな個人だけの世界なんて (´・ω・`)知らんがな
>>247 そこいくとトランスフォーマーは出て来る度に強さ(たまに大きさとかも)が変わりますよw
例えばブルーティカスは初登場の時はデバスターを一蹴したのに
54話ではガーディアンが放った必殺技でもなんでもない攻撃のただの一発でコナゴナになってましたし
そのコナゴナになったブルーティカスすら死なずに生き返ったのに
ザ・ムービーでは準主役級のキャラだったプロールがただの一発で死んでるし。
>>249 仮面ライダーギャレンこと橘さんも強さの変動が激しすぎるぜ!
>>250カブトのゼクトルーパーも明らかに終盤強くなってましたよね。
反対に序盤では恐怖の象徴として描かれていた
ワームのサナギ体は段々弱っちくなっていったというw
ゾフィー隊長も・・・
ミスターファイヤーヘッド言うな
>>249 大きさは作画ミスでは?
強さが違いすぎるといえば、人修羅君
神すら軽く殴り倒せるほどの化け物のくせに
RPGの仕様上雑魚の即死攻撃でパトる(どんだけw
てかガタックの強さ変動は加賀見の努力説があるとはいえ見てる側からはちと…
もっともカッシスワームが弱くなった可能性もないことはないけど
>>250 つ融合係数
あれはそういう設定なだけじゃ……
ARMSはインフレしまくってるはずなのに(一巻に一つ『最強部隊』)あんまりそんな印象が無いな
最終決戦で猟犬部隊が頑張ってたし
>>255 その融合係数の上下の幅がとてつもなくでかいんじゃないか、橘さんはw
それに上下するには理由が存在しなくちゃいけないんだぜ。
どんな雑魚にも負けてもおかしくないし、どんな強敵に勝ってもおかしくない奇跡のキャラなんだぜ!
ARMSはミナガー作品だから精神>>>>技術>>>>>>>>能力だからな。
>>255 あれはもはや融合係数がどうとかいう次元ではないwwww
橘さんと三原の扱いの悪さ(良さ?)はいつまでも変わらない
公式サイトですら情報を捏造できるゾフィー隊長の捏造力はロストギア級。
ここまでの話を総合して
○○Tueeeee!→パロディ系か演出の一環
それ以外では自重もしくはうまく調節する、
あとはまぁ、一発ネタくらいなら容認、ってことで如何でせうか?
まあそれほど極端でなければ多少は問題無いんじゃないかと思います。
ゾフィー兄さんの頭がちびフリードリヒの火炎で炎上するとか。
結局のところ
俺Tueeeeeキャラに必要なのは、そいつを倒せる可能性がある敵なんだと思ふ
菊池作品なんて味方だけでなく敵もぶっ飛んでる連中ばかりだかんな。
>>216 超電磁空手かよw
サンダーボルト努力しすぎだ。
バトらないクロスなら何の問題も無い。
アカギのほうが度胸があるからなぁ。
>>272 だからこそカイジ……!皇帝を刺す奴隷……!
>>273 そこまで持っていくのが大変だな。
カイジはああいう性格だからとことんやばくならないと。
ギャグ系バトルものは有り?
>>275 リリカルコマンドゥがあるからゲフンゲフン……
なのは「貴方の頭を一番最後に冷やしてあげるって言ったよね?」
敵「ああっ!そうだ。助けてくれ」
なのは「 あ れ は 嘘 な の ♪ 」
敵「うわあああああああああああ」
なのは「たくさん撃ったからもう後何発カートリッジが残ってるのかわからないの」
なのは「さあ、考えるの、悪党さん。今日の運勢はよかったの?」
…すでに記憶が曖昧だな…ホントはバルデッシュAの方が適任なんでしょうが
単発のクロス、冒頭部分投下していいかな?
来たまえ!
東の山に魔王あり・・・・
邪悪な心 邪悪な力を持ち
邪悪な姿となりて・・・・
すべてを憎むものなり。
西の山に勇者あり・・・・
強き心 強き力を持ち
勇ましき姿となり・・・・
魔王をうちくだかん・・・・
「ユーノ君が本の世界に入っちゃったってことですか?」
「そう、本局の無限図書館の整理中にね」
「だ、大丈夫なんですかユーノ君は!?」
「分からない。そんな危険な書物が図書館にあるとすら知らなかったのよ。
ミッドチルダ式の源流、古い魔法技術が使われていて対応に手間取っているところよ。」
「それで助けに行くにはどうしたらいいんですか?」
「七人の英雄が必要。唯一開くことのできたページにはそう記されている」
「とりあえずちゃっちゃと飛び込んで助けよーぜ。このメンバーなら負けっこねーよ」
ヴィータの向こう見ずな発言が飛び出す、しかし、それは集まった一同の共通の思いでもあった。
闇の書事件の最後の戦い、全員の力を合わせた集中砲火で防衛プログラムを撃破した成果は
まだ記憶に新しい。
管理局でもトップクラスの戦闘力が集まっているのだ。敗北などありえない。
「私も最初はそう思っていたのだけど、どうやら闇の書以上の危険性がありえるみたいなの。
エイミィ、説明を」
「はい、現在本局を中心として微弱な次元震が連続して発生してます。
なのはちゃんたちには、ジュエルシードを24時間トンカチで叩き続けているようなもの。
と言ったほうが分かりやすいかな。
発生源は問題の本。他の支部、地上本部とも連絡がとれません、よって救援も望めないでしょう。
しかも次元震は少しずつ強くなっています。このまま酷くなれば、複数の次元世界が消滅する
可能性すらあります」
「何故それほど危険なものが無限図書館にあった?
図書館ではなく、遺失物管理課で厳重に保管しなければならないはずだ」
シグナムの激しい剣幕に沈痛の表情を浮かべるリンディ
「ごめんなさい。完全にこちらの失態。本来ありえないことよ、
管理局が収集した書物を図書館に放り込むにしても、危機管理は徹底している。
誰かが図書館に秘密裏に忍ばせるか、あるいは闇の書のような転生機能がないかぎり」
「責任問題は後、今は突入する人選を」フェイトが話を促す。
リンディが再び口を開く前に、慌ただしく通信が入った。
「提督! ユーノ君との連絡がつきました。念話を通信システムと繋げます!」
『ユーノ・スクライアです、聞こえますか?』
「聞こえているわ、それとなのはちゃんたちも来ている」
「ユーノ君、大丈夫?」
『怪我は無いよ、大丈夫。ただ僕の力が及ばなくてフェレットモードだけど。
それよりそちらの状況はどうなっていますか? 次元震が発生したり、管理世界で
魔法がらみの行方不明者や、暴動が起きているといった事件は?』
「次元震が発生しているわ、放置すればいくつかの世界に致命的なダメージを与える試算もでている。
後者は今のところ確認できていない。
ユーノ君、貴方は自分が取り込まれた書物について知っているの?」
『はい。僕達の一族に口伝として伝わっている禁忌の書です。
まさか実物が無限図書館で見つかるとは思っていなくて、迂闊でした』
「速やかに異常を解決するにはどうしたらいいの?
一つの案として、貴方を救助してからアルカンシェルで消し去るというプランがあるのだけど」
『無理です。口伝どおりなら、そういったアプローチでは解決できません。
今は本の形をしていますが、実はこれは本ではないんです。遥かな過去、管理局もデバイスも存在
しなかった旧い時代に、僕達の先祖が命をかけて封印した、一つの世界そのものなんです』
「世界を封印した? 世界ひとつを丸ごと本として封印したの」シャマルの驚きの声。
「住んでいた人はどうなったの?」同時になのはが疑問を口にする。
『そこまでしなければならなかったんです。何故なら封印したかった対象、邪悪なプログラムの
根源である魔王は、その世界に住んでいた人間を絶滅させたからです。
そして、そのまま他の世界も滅ぼさんとした。だからこそスクライア家は命を捨てて封印したんです。
それでも、それでも邪悪な意志を止めることができなかった。
休眠状態だったのはみせかけで、本はずっと力をたくわえ続けていた。
そしてジュエルシード事件で覚醒してしまったんです。もう封印魔法も効果は無いでしょう。
この暴走をとめるには正しい停止プログラムを作動させなくてはいけません』
「それが七人の英雄?」
『はい。本はこのまま放置されれば、自動的にあらゆる時代から適合する英雄を召喚します。
過去、未来、現在、あらゆる時代からです。それができるだけの力がある。
でも、それが行われるという事は次元世界に多大な影響を与えてしまう。下手をすると世界の一つ
や二つぐらい砕けてしまうかもしれない。その前に本局にいる武装局員たちで突入して欲しいんです。
そうすれば、プログラムは次のフェーズに移ります』
「あらゆる時代? そんなの魔法の範疇を超えている。ロストロギアだと仮定しても異常すぎる」
クロノが不愉快そうに反論する。
彼はやり直しや過去を変更するような目的や手段を毛嫌いする傾向にある人物だった。
『本は人間が存在するすべての次元、時空、時代で影響力を行使できます。
人間の心を触媒として超魔法を実現するんです』
「………そんな途轍もないプログラムを止めることが可能なの?」
『英雄達は魔王を打ち倒しました。そうして世界は平和になりました。めでたしめでたし。
あるいは、魔王は英雄達をこてんぱんにやっつけて、世界の全てを滅ぼしました。
このどちらかの結末を迎えることで暴走は止まります』
「あのさ、つまるところアタシたちで押しかけていって魔王をやっつければ、
万事解決するってことかい?」
ヴィータに並ぶ楽観論者、アルフの発言である。
『平たく言えばそうです。けれども敗北は全次元、あらゆる時代のヒトの破滅を意味します』
「あーもうごちゃごちゃうっせえ、つまり闇の書の防衛プログラムより、
とんでもなく強い魔王が世界を滅ぼそうとしてる。だから私たちで倒す。それだけだろ」
「ユーノ君、どうして魔王は世界を滅ぼそうとするのかな?」
『それは、……………魔王が世界を壊し、人々を苦しめることに理由はいらないよ』
「おかしいよユーノ君、そんなの……」
『なのは、時間が無い。こっちの世界で話そう。
リンディ提督、人選を急いでください! 世界に魔物が現れ始めています。
英雄を迎える準備が整いつつあるんです』
「わかったわ」
突入した七名を洗礼が待ち受けていた。イレギュラーな英雄達の力を試すために。
「ふぇーん、大仏様の顔がインコだよぉ〜。た、戦っていいのかなあレイジングハート?」
なのはの前には、ゴーストバスターズ2の自由の女神のパクリくさい鳥大仏がとび蹴りをすべく、
けるる〜と空を跳ねている。
「巨大な蛙の化け物か。私はサムライではなく騎士なのだが………仕方ない、レヴァンティン!」
「俺の名はオディ・オブライト。狗、貴様にニンゲンの名前はあるのか?」
「ザフィーラだ。………こい、犬にも劣るニ流の格闘家」
「あらゆる時代って言ってたよな……」
見上げるヴィータ。視界には超巨大な恐竜がよだれをたらしている。
「つまり、私は原始時代にふさわしいってのかよ、おい。……ユーノの奴、覚えてろよ。
───アイゼーーーーーーーン!!!」吠えるヴィータ。
「グルゥアアアアアアアアアア!!!」吠え返す恐竜。
「うりゃああああああ、ぶっ潰れろーーー!!!」
「まずいわ、バックアップだけだと思ってたんだけど」
バーチャルボーイを髣髴とさせる世界で、シャマルは巨大なロボットの頭と向かい合っていた。
「とりあえず中身をブチ撒ければ勝てるわよね、………えい♪」
彼女は敵の回路を引っこ抜くべく、目前に開いた穴に手を突っ込んだ。
「僕の相手は拳法使いか。時間が押してる、悪いけど消化試合にさせてもらうよ」
「大言壮語を吐くには相手を考えるべきだったな」
「確かに驕った雑魚にはもったいないな」
「そこまで死に急ぐか、ガキが!」
「敵の武装はガトリングガン、火炎瓶。補助兵装にラッパ。
……一気に片をつける。バルディッシュ、フォトンランサー・ファランクスシフト、スタンバイ」
「Yes, sir.」
さて、なんのクロスか分かるかな? 単発のクロスを書いてみました。
実は既にしょりまくりつつ、続きの半分は書いてはあるんだけど、自分で書いて予想外。
ぶっちゃけなのはさんたち苦戦しまくりの俺TUEEEEEE! な感じになっちゃったので、
不愉快に思う方がいるようでしたら自重します。ザフィーラとシャマルは、ほぼ出番ないし。
リリカルなのはBsts第5話が出来たので投下します。
支援
支援
メガ「やあ、皆。元気か?元気が無い時はテレビ見れば元気になるぞ♪さて、『水曜なのはどうしょう』の始まりだ。」
トーレ「やれやれ、貴方の言う事は何時も無意味ですね。」
メガ「あんれー?ものまね紅白歌合戦を私の部屋で勝手に見てクリカン応援してたの何処のどなた?」
トーレ「Σぐっ!」
第5話「せいぎのひーろー」
「今夜は意味無しビーストモードなんですね。」
不意に女性に声をかけられる。その声は物静かでいて聞く者の心をどこか癒してくれる。
そんな声にダイノボットは振り向かずに「ああ。」と答える。だが、彼の視界には何故か声の主が映る。無理矢理顔を向けさせられたからだ。
そこにいたのは金色のロングヘアーに紫色の布の髪留めらしきものを身につけた女性。
「何しやがんだよ、カリム」
「話し掛けて見てもらえないのは辛いものですよ、藤原啓治?」
「ちょコラ、それ言っちゃうのかよオイ!?あーもー、解っったよ。変身!ダァーッ」
ロボットモードに変身してダイノボットは窓際に背中を預ける。
「何かお悩みですか?」
「ああ、此処に居座る前の事に。な」
「友達を……傷つけてしまったと言ってましたね」
「仲間を裏切って傷つけたんだよ俺は。」
呟くように告げる彼の姿はいつもの無愛想な面影はなかった。
触れれば割れてしまいそうなそんな脆さが見えてしまう……。そんな脆さを包み込むようにカリムはダイノボットに優しくなげかける。
「貴方は今も友達の為に、戦っているじゃありませんか?」
「俺が……戦ってる……だと?」
「傷つけてしまった友達に謝りたいと思っている貴方は戦っているじゃありませんか……。思い出を、友情を踏みにじりたくない。と」
「……俺は……」
その彼女の言葉は氷で覆われた心の壁をしだいに溶かしていく。
そこでダイノボットは思い出す。……自分はあの時誓った筈だった。
俺は……戦士だ……。正義のサイバトロン戦士だと。
なのに自分は自分の心に負けていた。
友を裏切ってしまった罪は決して消えぬ事実。に負けていた。
なら今度はその罪を戒めとし、乗り越えて友へのより強い正義を貫いて戦っていこう。
自分は戦士なのだから。
今、思い返せば。先程まで沈んでいた自分が情けなかった……。
つい苦笑いを浮かべてしまう。
「情けねぇな、はは」
「誰でも、悩んだりするものです……だから。貴方は情けなくありませんよ。」
ダイノボットの心の氷が消えた事に気付き、嬉しそうに彼の頬に手をあてて語りかける。
「私もヌエラも何時もの貴方が、ダイノボットが好きですよ♪」
「ううう、うるせぇー…は、恥ずかしい事言ってんじゃねぇよ!恥ずかしビーストモード!〃〃。……カリムありがとな。風邪引く前にさっさと寝ちまえ、ダァーッ!」
顔を真っ赤に染め、ダイノボットは再びラプトルの姿に変わり。顔から湯気を出しながら走り去っていく。
そんな、ダイノボットに呆気に取られるもカリムは彼の揺れる尾を見遣ってから、自分の寝室へと向かう。
「いいえ、貴方が好きなのは本当の事ですから。……『ダァーッ』って眼の前で言ったら怒るかしら?」
>>285 LIVA A ヨVI」だな。
苦いな・・・だが今はこの味が最高だから分る
時空管理局本局・応接室
「まあ大方の話は解った。で、お前はどうするんだコンボイ?」
ゲンヤはネクタイを少し緩めてから眼の前の革製のソファーに座るコンボイに投げかける。
「時空管理局に入りたい。
別の時代に飛ばされたからといって、じっとはしていられない。この時代もまた荒れていると聞いた……出来るのなら人々の平和は護りたい。」
「そうかい…しかし、根っから軍人だなコンボイ」
「それが私の。コンボイの名を受け継いだ時から決めた心だ。」
そんなコンボイの熱い使命感にゲンヤは苦笑してしまう。
と同時に「こいつは本気だな」と感じる……。純粋な心の炎を宿した眼がコンボイ自身を表していた。
「だが。すぐに入局ってわけにはいかないぞ。まず、魔法が使えるか身体検査……んで訓練校に行かないとな。 ギンガ。」
と、ゲンヤが呼ぶと応接室の外にいたギンガ・ナカジマが敬礼をしてから入ってくる。
「はい、ゲンヤ三等陸佐。何でしょうか」
「コンボイがに入りたいから身体検査をしたいんだとよ。俺の代わりに案内してやってくれ」
と言うとギンガは再びゲンヤに敬礼をしてからコンボイに向き直る。
「解りました。ではコンボイさん、私が案内しますね。」
「ああ、頼むよ」
二人が並んで応接室を出たのを見届けてからゲンヤは一息をついて呟く。
「しかし、あれだな。まさかトランスフォーマーって奴に娘とられるとはな……まあ、そこらの野郎にとられるよりはマシだが」
支援
部屋を出てから廊下を歩いていく中、ギンガとコンボイは楽しそうに言葉を交わしていた。
「コンボイさん、管理局に入るんですよね……。」
「うむ、私は何も出来ないままじっとするつもりはないよ。だから、私は護るべき未来の為に戦う。それがコンボイの名を継いだ時に誓った決意だ。」
拳を握りしめるコンボイの姿、言葉にギンガは感じいっていた。
正義感に溢れ、真面目な彼の性格は……平和を愛するが故の優しさであるのだ。と
自分も、母から学んだ『シューティングアーツ』で何か出来たら。と考えて父が務めていた時空管理局に入ったのであった。
「……素晴らしいです。コンボイ司令官。 あ、着きました。此処です」
二人が訪れたのは第2医務室のプレート張られた部屋である。
だが、そこに意外な者が先に来ていた事をコンボイとギンガは知らない。
部屋に入ってからギンガがリンカーコアについてコンボイに説明する。
「それが有るか無いかでほぼ、決まるんです。」
「リンカーコア……?」
「大気中の魔力素を吸収して、体内に魔力を取り込む魔法機関。魔法を扱う者は皆、体内にこれを持つ。それがリンカーコア。なんだな」
その瞬間、コンボイは聞き慣れた声が聞こえた事に驚く。
まさか、と感じてしまうが偶然であっても信じたかった。
司令官になれる技量を持ちながらも自分をサポートしてくれた仲間の声の主に……。
声と共に部屋の奥からトランスフォーマーが姿を見せる。
「無事でホッとしたよコンボイ。」
「ライノックス……!」
彼を見た瞬間、ギンガが今だ見た事の無い笑顔を見せ、ライノックスに歩み寄るコンボイ。
ライノックスはギンガに気付き、彼女にも声をかける。
「君は…初めて会うね。僕はライノックス。階級は一等陸尉。よろしくね」
支援
「は、はい。ギンガ・ナカジマです。」
何時もと同じように敬礼するライノックスにコンボイは安心する。と、同時にある疑問を尋ねる。
「まさか、時空管理局に入っていたとはなライノックス。……君は魔法使えるのか?」
「僕にもリンカーコアはあるみたい。それは流石に驚いちゃったよι。 ここに入ったのは他の皆の情報集める為にね、それにこういう所に入ってるほうが色々調べられるから。」
と、再びモニターの前に座って。キーボードを叩き始める。
作業をしながらライノックスは答える。
「そうだったか……何からすまないな。」
「何言ってんの?僕たち仲間じゃない♪ これで報告書は完成っと。」
書き上がったデータを保存機に移してから。ライノックスはコンボイとギンガに改めて向き直る。
「で。えっと、コンボイの身体検査かな?」
「はい、ゲンヤ三等陸佐からの指示もあって来ました。」
「私も管理局に入ろうと思ってな」
「うん……解ったよコンボイ。それじゃあ、早く調べなきゃね♪
コンボイはそこのベットで寝てくれるかな?ギンガは僕を手伝ってくだサイ。」
「あ、はい。解りました。」
言われた通りにコンボイはベットに横になる。ギンガもライノックスの指示通りにコンボイに配線を繋いでいく。
続く
次回予告
チンク「インフェルノ?何をしている。」
インフェルノ「セイン達と隠れんぼだ。ごっつんこ」
セッテ「そうか、インフェルノ。済まないな…皆の相手をしてくれて。では次回第6話「アリナン引越し社」お楽しみに」
ノーヴェ「あ、クイック森本の下の口(蛇)見っけ」
クイック「きぃー!見つかったぎっちょん」
ウィンディ「下の口は隠したほうが良いっすよー?ι」
以上です。次もサイバトロン集結への話を書くと思います。
GJ!!メガトロン以外は仲良くやれているようですねw
そろそろアリサ邸にいった蟹さんが気になりだしました。
メガトロンとタランスがGDを改良したら、どうせ壊されるんだからって自爆装置仕込みそうで
怖いです。近代ベルカ殺しになりそうで・・・AMF展開しながら敵の目の前で自爆、破片と衝撃で
殺害とか。
来るべき近未来、人類は第三のエネルギー革命「魔法」の発見によって
かつてない繁栄のときを迎えていた。
だが、その輝かしい平和の影で激しぶつかり合う二つの力があった。
時空征服を策謀する、秘密結社BF団!
「我らが、ビッグ・ファイアのために!」
──次々に暗躍する怪ロボット達、スカリエッティナンバーズ──
かたや、彼らに対抗すべく、あらゆる世界から集められた正義のエキスパート達
時空警察機構。
そして、その中に地上最強のロボット、ジャイアント・ロボを操縦する一人の少年と
白き闘衣を身に纏い、空を翔る不屈の魔法少女の姿があった!
草間大作!
名を
高町なのは!
大作「砕け!ジャイアント・ロボ!」 ガォォォォーーン!
なのは「レイジングハート、セーットアーップ!」 「stand by ready!」
ジャイアント・ロボvs魔法少女リリカルなのは the StrikerS 〜時空の静止する日〜
と、まぁあのOPの素晴らしいオーケストラをBGMに想像していただければ幸いです
どう考えても十傑集が大暴れするシーンしか浮かばないw
素晴らしき人とか一回でも活躍したら大惨事だしなぁ
ルーの師匠に暮れなずむ人がつくとか
>>285 ライブアライブとは懐かしい。
設定上、苦労しそうなのは近未来、幕末、SF編でしょうか。
SF編は防御魔法でベヒーモス何とかなるなら怖さ半減ですが。
>>298 GJ!何やってんだアリw
ギンガとコンボイ……美女と野jy(ry
げっ!複数形なのに冠詞つけちゃったよ
まいっか
本に封印された世界、ルクレチアに突入した一行はバラバラの場所に転移され、
長距離念話が妨害されていたために集合までに随分な時間と魔力とカートリッジを消費した。
それぞれの飛ばされた先は、なのははどこかの村の草むら。シグナムは立て札の前。
ザフィーラは城の牢屋、鍵が無いので出られない。シャマルは城のテラス、戦闘力が皆無なので
隠密魔法を駆使しつつ震えながら膝を丸めていた。ヴィータは薬草の群生地。フェイトは
冬山にある小屋の前、クロノは寒い冬山にある墓の前。ユーノはなのはの尻の下で潰れていた。
省略
なのは達一行は魔王山の山頂で、ピュアオディオを激戦の末に打ち倒した。
セントアリシアの直撃を防いだザフィーラの両足が石化したまま戻らなかったり、
カートリッジの9割を使い果たしていたり、魔力がほぼ空っぽだったりと、一行はボロボロであった。
ピュアオディオと死体の山で築かれた決戦場が消え去ると、其処には神聖そうなアーマーに
身を包んだ金髪の騎士が項垂れていた。
「さ……とどめを……させよ」
と言われたものの、一同「めっそうもない」と全員一致で辞退し、そのまま放置して山を降りた。
また、騎士の温情だったのか、シグナムが勇者の山で見つけた聖剣を、
「貴公の剣だろう。返すぞ」
ついでに放置してきた。
長い階段を下りて、禍々しい石造が立ち並ぶ部屋まで戻ってきた一行。
「てっきりクロノ君は逮捕する! って言うと思ってた」
「そうしたいところだけど、新しく発見された管理外世界で、ミッドチルダの法律を適用するのは
色々面倒なんだ。そういうのは脱出法を探したあとにしよう」
話さないが、他の理由としては護送できる余裕がないとの判断があったりもする。
「脱出法か……やはりオディオと名乗っていた存在が鍵になるだろう。
あの騎士に憑りついていたオディオの様子は、闇の書に近い性質をもっていると感じたが」
ガツンゴツンと歩くたびに石化した両足が音を奏でるザフィーラ、もしも帰り道に魔物に
でくわしても禄に戦えないだろう。
「そうね、きっと魔王プログラムみたいなのが、このルクレチアにはあったんじゃないかしら」
戦闘中、ずっとハイスピードオペ状態だったシャマルもお疲れだった。
「ちぇ、魔物を掻き分けながら魔王探しか。気が滅入るな」眠たいヴィータ。
ともあれ、やばそうな相手には勝ったので、皆さん安堵の表情で気楽に歩いていた。
シグナムは不意に感じた冷気に首筋が総毛だつ。
温度に拠る物ではない、それはふきつける人の殺意。
「上だ、散れ!」
見上げれば人影が一陣、一瞬遅れて他の6名と一匹もその場から散る。
───跳躍剣技ジャンプショット───
全重量と加速を乗せた急降下からの一撃は床を砕き、砂塵を濛々と巻き上げる。
その煙が晴れた時、右手に聖剣を、左手にルクレチアの紋章が描かれた勇者の盾を、
両眼に鬼火を、背に憎しみを携えた騎士が一人。
「オディオを探す? ………フ、フ、フハハハハ、愚かだ。お前達は実に愚かだ。
そんなに知りたければ教えてやろう、オディオがどこにいるかを」
魔王の剣がゆったりと、惑わせるような軌跡を描く。
その流麗な煌きを思わず目で追った時、一同に猛烈な眠気が襲い掛かる。
───催眠剣技ムーンダウン───
「催眠術だ、剣から目を離せ!」
クロノの鋭い声で全員が正気を取り戻す。いや若干一名、ヴィータが見事に寝ていた。
シャマルが回復しても全く効果が無い。なので、
「ゲボッ!」シグナムが殴打を食らわせて叩き起こした。
「それは太古の昔。遥かな未来。あらゆる次元。あらゆる場所。あらゆる時代で、
戦いの火種となるものッ!」
魔王が大きく振りかぶり、瞬きよりも迅く振り下ろしていた。
魔力の一切こもらぬ剣であったため、離れた位置にいたなのはには素振りとしかみえなかった。
「Master!」レイジングハートの警告。
意識の外で自動防御が働き、魔力の盾が攻撃を防ぐ。
音よりも早く飛来したかまいたちは急造のバリアを貫き、なのはの髪を一房散らした。
───真空刃ソードビュー───
「それは人間が存在する限り永遠に消えぬ『感情』なのだ……
その感情の名を……『憎しみ』あるいは」
魔王は剣を正眼に構え、吠えた。
「オディオとよぶ!」
今回の惨劇は人間の感情から生まれたもの、人が生き続ける限り決して終わらない憎しみの調べ。
「それでは、魔王などいないと。黒幕なんていないというのか。
全ては人間の生み出した醜い幻想だと」
「そうだ! 勇者も英雄も魔王も悪も善も、何もかもが人間の創りだした下らぬまやかしだ!
自分では何もせず、不満ばかりを並べ、自身と無関係の事象には冷淡極まりなく、自らの無力を
不運だと嘆くばかりの屑ども、無慈悲と無関心の集合体、獣にも劣る愚物、それが人間の真実だ!」
人間を根本から憎みきるその姿は、まさしく魔王の寄りしろにふさわしい。
その姿は、どうしてだろう、フェイトには不思議と怒りに駆られた、母プレシアを思い起こさせた。
「貴公の意志は理解した。退く気がないのならば、降りかかる火の粉は払わせてもらう。
レヴァンティン、カートリッジロード」彼女の剣が猛々しい炎に包まれる。
「シグナムさん!?」
「無駄だ、いま必要なのは言葉ではなく、力だ。討たぬ限り奴は止まらん」
クロノが念話で指示を飛ばす。
「シグナム、フェイト、ヴィータは前衛だ、敵をひきつけてくれ。なのはは援護を。
僕がその間にエターナルコフィンを準備する、これなら落盤の危険は無い。
ザフィーラが中衛で広範囲防御、ユーノとシャマルが最後尾でバックアップだ。
さっきの戦いでみんな魔力、カートリッジ共に残り少ない。速攻で片をつける!」
「「「「「了解」」」」」
「……わかった」「しゃーねえな」
全員が遅滞なく行動に移るが、シグナムとヴィータの返答のキレが悪い。
ベルカの騎士である彼女達は、たった一人の騎士に集団戦を仕掛けることに乗り気にならないのだ。
対する魔王はこちらの様子を伺っているようだ。剣と盾を構えたその姿はまさしく御伽噺の
戦士さながらであり、暗黒騎士や魔王といった称号からは程遠かった。
ヴィータのシュワルベフリーゲン、飛び交う四つの鉄球が開戦の狼煙となった。
その隙を縫い、シグナムとフェイトが高機動で接近する、続いてヴィータも続いた。
「リリカルマジカル、福音たる輝き、この手に来たれ。導きのもと、鳴り響け。
アクセルシューター、シュート!」
レイジングハートから発した八つの魔力光のうち、四つが超低空を這うように突き進み、残り四つが
天上すれすれを飛翔する。シグナム達の攻撃を縫って援護するべく、なのは目を瞑り集中した。
「悠久なる凍土、凍てつく棺のうちにて、永遠の眠りを与えよ」
クロノが詠唱に入る、本来人間一人に使うような魔法ではない。範囲対象を失敗しようものなら
部屋にいる仲間もろとも永久凍土に封印しかねない危険な魔法だが、陸戦騎士を確実に捕らえるには
有効な手段だった。威力と範囲を収束するべく、通常よりも長いプログラミングを行うクロノ。
ザフィーラ、シャマル、シャマルの肩に乗ったユーノが、いくつかの援護魔法、防御魔法を事前に
準備し、トリガーを待つ。
魔王は向かってくる二人の騎士と魔導師、そして四方から飛来する鉄球を確認して、僅かに眉を
ひそめたのち、落ち着き払った動作で剣を振るった。
ほぼ一瞬のうちに四つの剣閃が奔り、鉄球はそれぞれ真っ二つに切断されて地に落ちる。
「紫電一閃!」
裂帛の気合と共にシグナムの炎の剣が振り下ろされる、迎え撃つブライオンの柄から炎が
螺旋状に巻き上がり、レヴァンティンに劣らぬ火炎の剣が生み出される。
ぶつかりあう炎と炎。剣と剣。両手持ちのレヴァンティンと片手打ちのブライオンが鬩ぎ合う。
シグナムと鍔迫り合いを行っている魔王の背後に回りこむフェイト。
横なぎにザンバーを打ち込むものの、魔王は予測済みであったらしく、シグナムにシールドチャージ
を行い、一歩前に踏み込むとバルディッシュの一撃を躱わしきった。
「いくぞ、グラーフアイゼン!」
前衛の三番手、ヴィータがドリル形態のグラーフアイゼンを振りかぶり突貫してくる。
フェイト、シグナムは巻き込まれてはかなわないと、一時はなれる。
魔王はかわしようがないタイミングと悟り、力を溜め込む。
「ラケーーーーーテーーーーン───「ハンマー!」パワー」
掛け声が重なりあう。ドリルの切っ先と、渾身の力を込めたみねうちが火花を散らす。
────鈍器技ハンマーパワー───
衝撃で双方が吹き飛ばされた。ダメージは両者なし。三人と魔王は一度距離を置く形となる。
そこへなのはの操るアクセルシューターが追いつき、三人はそれと併走しつつ同時に攻めかかった。
魔王は絶体絶命の危機を眼前にしながらも、いささかも揺るがない。
迫り来る魔力弾、剣、斧、槌をまとめて相手取るため、敵を目前にして円舞のごとき剣技をみせる。
───円殺剣技プラスリンク───
四方八方、上下左右、次々と迫る攻撃を盾と剣で捌き切る魔王。
一対多の戦闘に極めて慣れていなくては不可能な芸当だ。
攻めるシグナムたちは驚きを隠せない、管理局でもトップクラスの戦力が決め手に欠くこの状況。
先ほど頂上で戦った化け物や、かつての闇の書のような膨大な魔力を抱えている訳ではない。
剣士として積み重ねた修練、潜り抜けた修羅場の数、不動の精神、戦闘経験から得た先読みの力、
それらの、人間としての力だけで互角にやり合う敵の姿は、嫌悪よりも感嘆せしめるものがある。
如何に非道極まりない相手であったとしても、努力の足跡は認めざるをえない。
「何故だ、貴公の剣は正道だ、魔王の剣とは思えん!」
闇に紛れる者の剣ではなく、正々堂々と基本に忠実なまっすぐな太刀筋だとシグナムは感じた。
「そうだ。………私は、いかなる時も隠れず……堂々と……戦ってきた。
野で、村で、街で、大会で、王城で、魔王山で!」
昂ぶる感情をのせた剛剣がシグナムの右肩から股下に向けて振り下ろされ、
返す刀が今度は股下から逆の左肩へ。描き出した剣閃はちょうどVの字に酷似していた。
───剣技Vシャイン───
紙一重でかわしたシグナム、バリアジャケットの股下部分が切れ飛ぶ。
「魔物を、ごろつき共を、犯罪者を、武術者を、自称魔王を、国王を、追っ手の兵士を、親友を!
相手取ってきた! 一度も逃げず、怯まず、負けず、戦ってきた!」
連撃を加え、怯んだところへ踏み込み、更に横薙ぎの一撃。
───基本剣技カットワンウェイ───
しかしシグナムもまた一流の騎士、魔王のなぎ払いをパンツァーガイストを纏った鞘で受け止める。
そこへフェイトの背面からの奇襲、盾はヴィータに対応し、剣は今しがたシグナムに受けられ、
上体が泳いだ無防備な背中を晒している。
「テスタロッサよせ!」
それは誘いだった。
意図的に作られた決定的な隙、背面の敵を切り裂くために編まれた秘剣が真価をみせた。
最も遠い位置にあるはずのブライオンから銀の残像が生まれ、背後のフェイト目掛けて、
死の閃光となる。
────風葬銀閃ヘキサフランジ───
「フェイトちゃん!」
銀の残像剣はフェイトの太ももの動脈を貫き、夥しい出血を強いる。
苦痛をもらす余裕もなく、苦悶の表情で床に落ちるフェイト、そこへバックステップで移動した
魔王が首を刎ねとばさんと聖剣ブライオンを振り下ろす。
それを阻止すべく、残っていたアクセルシューター全弾が剣と右腕に集中する。
間一髪、シャマルとユーノの連携招喚転送が間に合い、なのはによって遅らされた剣は空を切る。
フェイトはシャマルの前に転送され治療を受ける。
戦線復帰はすぐには無理だろう。
「てめー! よくも!」
ハンマーフォルムを振りかぶり、力任せに叩きつける。対する魔王も再びハンマーパワーを放つ。
2度目の全霊のぶつかり合いは魔王に軍配が上がった、ハンマー部分ではなく柄の部分を狙い打つ
ことによって勝利したのだ。ヴィータは弾かれた衝撃を打ち消しきれない。
されど彼女もまたベルカの騎士。
衝撃を相殺するのではなく、それを利用して逆回転のエネルギーに変換する。
コンマ2秒でカートリッジロード、ラケーテンフォームに換装しながら再び襲い掛かった。
流石の魔王も意表をつかれ、しかもハンマーパワー後の硬直から抜けて切れていなかった。
剣では受けきれないと判断。剣と盾を手放すと床を転がりながら、ナニかをヴィータに投げつけた。
剣による攻撃に気を取れられていたヴィータは顔面に直撃をもらった。
「こ、こんなモンで!」
説明しようの無い、こんなモンとしか言いようのない投擲物でヴィータは攻撃を空ぶる。
ラケーテンハンマーの空振りの隙は大きく、魔王は懐に潜り込むと左のボディーブローをめりこませ、
追撃で捻りの効いた右ストレートを鼻っ柱にぶちこんだ。
「ゲボッ!」
体が軽く、しかも空を飛んでいたため、ヴィータは無重力で押されたかのように凄まじい勢いで
壁まですっ飛んでいった。
その時、丸腰の、剣と盾を失った魔王になのはは違和感を感じた。
何故だろう、彼の姿を何処かでみたような気がする。
一方魔王は、またもこんなモンをとしか言いようのない物体をシグナム、そして剣と盾を
吹き飛ばそうと再び生み出されたアクセルシューターにぶつけ、稼いだ時間で装備を取り戻す。
前衛で残るはシグナムのみ。
「訴える弱き人々のために……騎士の名誉のために……王の命のために……
ヒト
私を信じると言った女性のために……歓呼をもって送り出した民衆のために!」
奇しくも剣士と剣士。同じ得物を持つ武人が正対する。
「私は剣を振るったのだッ!」
疾風となって魔王は接近し、聖剣ブライオンがシグナムの首と胴を離そうと唸りをあげて迫る。
彼女は左手で剣に劣らぬ鞘捌きで斬刑を防ぎ、お返しのレヴァンティンを迅雷の速度で脳天に落とす。
すると魔王は盾で防ぐのではなく、一見して大道芸にすら見えるような剣技で迎え撃つ。
ブライオンは手を中心に真円の軌道を描く、ミキサーの刃と見紛うような危険な返し技。
手や足が巻き込まれれば、みじん切りは必至の超高速剣。
────反撃剣ミラードライブ───
キキキキキキンと澄んだ音と共にレヴァンティンが弾かれる。
体勢を立て直すために天井まで飛びずさるが、魔王は逃がすものかと、近場の巨大蛙の石像を
利用して三角飛び。得物を狙う鷹の如く、飛翔魔法に劣らぬ速度でシグナムに追いつく。
凶鳥は迸る殺意を乗せて、ジャンプショットを打ち込んだ。
滅多に見られない、陸戦騎士と空戦騎士の空中での交錯。
シグナムはかろうじて剣で防ぎ、頭頂から真っ二つにされることはなかったが、
重い一撃を防ぎきることは叶わず、ヴィータのところまでぶっ飛んでいった。
「ゲボッ!」
どうやら着地点にヴィータがいたようだ。
右ストレートとヒップアタックを喰らって伸びていたヴィータが身を起こす。
「今日はとんでもねー日だな。クロノの親父に追い掛け回されたとき以来だ」
「なんだ、覚えていたのかヴィータ?」
「はやてと暮らす前の記憶はあんま覚えてねーけど……前のマスターの時のことは、少し」
「もう私たちにリセットは無い。死んだらそれまでだ。
主を泣かせたくなければ生き延びるしかない」
ジト目でシグナムを見るヴィータ、なにやら不満があるらしい。
「じゃあさ、そんなすげーピンチだってのに、なんで笑ってんだよ?」
嬉しくてたまらないといった表情だったシグナムは、指摘されてようやく高揚感の正体に気づいた。
「そうか、私は喜んでいるのか」
「頭うったのか? 魔力もカートリッジも少ない、敵はつえー。ギガヤバじゃねーか」
「なに、自分より遥かに強い騎士とまみえた事が嬉しいのだ」
「ジャンキーだな………度を越えてる」呆れるしかないヴィータ。
二人が戦局に目を移すと、アクセルシューターとソードビューの壮絶な弾幕合戦と化していた。
前進したい魔王だが、あわよくば倒そうと考えていた先ほどとは違い、アクセルシューター徹底的に
時間稼ぎに終始することによって効果的な足止めを行っていた。
ソードビューは魔力を付与されていない自然現象。音速で飛来するかまいたちは人間の動体視力で
追える代物でもなく、シャマル達はザフィーラの障壁魔法、クロノはなのはのラウンドシールドで
ひたすら防戦に徹している。
一度、ザフィーラが鋼の軛。地面からの魔力の槍衾で攻撃も試みたが、軌道がモロばれの攻撃なので
さっぱり通じなかった。ただし、分かりやすい攻撃というのはフェイントに使いやすいので、
逆に相手の選択肢を阻害する形で、連携の一環で使えばいいのだ。とザフィーラはめげはしない。
魔王としては、クロノがとっておきを溜め込んでいることは容易に想像できたが、魔力弾が余りにも
煩わしかった、牽制と分かっていても死角から狙われる誘導弾は憂いが大きい。
また、一定時間ごとになのはがカートリッジを消費する様をみて、弾切れを狙っても良いかという
見込みも生まれていた。
そして焦らない最も大きい理由は、自負。
あの黒衣の少年がどんな魔法を持ち出しても切り抜けるという、強固な自信が魔王にはあった。
彼は負ける訳にはいかない。
もとより剣士としては一度たりとも負けたことはなかったが、魔導師相手ならばなおさらだ。
彼は最高の魔導師ストレイボウに勝ったのだ。ならば他の魔導師に負けてやる訳にはいかない、
絶対に。
論理的でない、自身でもよく解らない意地だった。
「ヴィータ、相手は足を留めている。ギガント級は行けるか? カートリッジがなければ渡すが」
「石像が邪魔くさくて振る場所がねー。
都合のいい場所があっても、よほどうまく当てねーと地盤が壊れっぞ」
「……カートリッジをくれ、隙をみてファルケンとシュランゲバイセンを試してみる」
「そうだな、奴には躱わしようのない攻撃か、面の攻撃の方が効くだろ」
むき出しの弾薬をシグナムに手渡すヴィータ、これでヴィータの残りは一発切りだ。
実のところ面の攻撃というならヴィータの火炎系の打撃があるのだが、かつてなのはにものの見事に
防がれて「悪魔め……」となったトラウマから、あの技に対する自信がなくなっていた。
今回も直撃させたとしても、炎の中から悠然と現れて「魔王め……」となる気がして仕方ないのだ。
「テスタロッサが復帰するな……」
フェイトの容態を遠目に確認してから、シグナムは念話に切り替える。
「ハラオウンがカウントダウンに入り次第、前衛組みで再攻撃をかける。
こちらの切り札を潰されるな!」
来週ぐらいに続く?
魔王かっこいいなあ
SSがおもしろいと知らない元ネタに興味がわいてくるから困る
「ここの連中は結構良いもん喰ってるんだな〜。」
「そこのお兄さん! おかわり!」
「あーもー! どれだけ食うんだよこいつ等〜!」
身体のデカイ二人は食事もその分沢山食う。それだけに普通の局員の何人分にも
及ぶ大量のメシを要求されてしまい、二人の監視を命じられた局員も困り果てていた。
「えー!? あの二人ここまで連れて来てるんですかー!?」
クロノの口からマンモスマンとオメガマンを管理局の留置所で拘束している事を
聞かされたなのはは思わず絶叫してしまった。
「もっと警戒を厳重にして! じゃないと牢屋を破って…私殺されちゃうよ!」
「なのは落ち着いてー!」
マンモスマンとオメガマンの目的がなのはにハンカチを届ける事である事を知らず、
逆になのはの命を狙う殺し屋の類と勘違いしているなのはは狼狽し、フェイトが
必死に止めようとする程だった。
「安心しろ。とりあえず取り調べの時にも特に何も無かったし。今だって何もしてない。」
クロノは腕組みしながらなのはの狼狽ぶりに呆れていた。
「だが…はっきり言って何とかしなければならないのは事実だ…。このままでは
奴等二人の為に管理局が貯蔵してる食料が全部食い尽くされてしまう…。」
と、マンモスマンとオメガマンの処分に悩んでいた時だった。突然爆発音が響き渡ったのである。
「何だ!? おい! 何が起こった!?」
「大変だー! 白昼堂々テロリストが真正面から攻撃を仕掛けて来たー!」
「な…なんだってぇぇぇぇぇぇ!?」
あまりにも唐突過ぎる展開に皆叫ぶ他は無かった。
「管理局が補完してあるロストロギアを全て奪え! 邪魔する奴は殺せ!」
どう見てもテロリストにしか見えません的な大勢の武装勢力が管理局の入り口前まで
侵入しており、その上どいつもこいつもが魔導師で、管理局側の魔導師達と
壮絶な魔砲戦闘が繰り広げられていた。しかしそれだけでは無かった。
なのはとフェイトが増援として駆け付けて来た時、最前線で戦っていた
名も無き武装局員達の一群が謎の攻撃による大爆発に巻き込まれ、消し飛んでしまったのである。
「何!? 今の…魔力反応が一切無かった…。」
「火薬の匂い…まさか…質量兵器!?」
ミッドチルダにおいては炸薬を利用した実弾兵器などを初めとする質量兵器の使用が禁止されている。
だからこそそれらに代わって魔力砲による兵器が発達していたのだが…その世界の空気を読まずに
質量兵器を使う者は一体何者だと言うのだろうか…
「あ! あれ!」
なのはは敵テロリストの後方にいたどう見ても他の者とは雰囲気の違う者がいる者に気付いた。
顔に鍵十字(?)の様な模様が描かれ、背中に巨大な大砲を背負った大男である。
「まさかアレが質量兵器を使用した張本人!?」
するとまた飛んで来た。なのはとフェイトはとっさに横に飛んで何とか回避出来ていたが、
またも名も無き隊員達が爆発に巻き込まれ、犠牲となってしまった。
「うそ…彼等だって防御魔法をちゃんと張っていたのに…何て威力…。」
「質量兵器なのは分かるけど…あれは普通じゃない!」
攻撃方法そのものはなのはの出身地である地球における大砲に酷似している。
しかし、その破壊力は明らかに普通では無かった。
「来るなら来て見ろ! どいつもコイツも地獄の砲弾の餌食にしてやるぞ!
傭兵超人レオパルドン行きます!! グオゴゴゴ!!」
大砲を背負った大男はなのは達管理局のメンバー達をあざ笑うかのように
後方で大砲を次々にぶっ放していた。
既にテロリスト達は管理局の室内にまで侵入し、壮絶な室内戦が展開されていた。
当然そうなればマンモスマンとオメガマンが拘束されていた留置所にまで騒ぎの音が聞こえて来る。
「おいおい何か騒がしいな。」
「まるで戦争でもおっ始まったみたいなだ。」
「ちょっと見に行ってみるか?」
「うむ。」
流石に今度ばかりは気になったのか、二人は外に出て確認してみる事にした。
そしてマンモスマンが超人強度7800万パワーの怪力で留置所の入り口を軽くこじ開け、外に出た。
「ゲェェェェェェ!! 何か彼方此方に死体が転がってるぅぅぅ!!」
「まったく穏やかじゃないな…こんなに無駄に死者を出すなんて…意外に野蛮な連中なんだな…。」
既に留置所のすぐ外まで戦場が広がっており、彼方此方に死体の転がる惨状に
二人は呆れるしか無かった。超人界でも戦争は存在するが、人間達のする戦争の様に
軍団と軍団同士がぶつかり合う様な事は殆ど無い。大半は少数の代表者同士が
大勢の観客の見守る中リング上で対決し、その優劣によって勝敗を決めるやり方を取っている。
実際正義超人が悪魔超人や完璧超人と対決するする時もその方法が取られていたし、
マンモスマンとオメガマンの二人もキン肉マンスーパーフェニックスをキン肉星の王位に
付かせる為の代表者として戦った事がある。だからこそ無駄に死者を出す様な
人間流の戦争理論に呆れてしまうのは仕方の無い事だった。
と、その時だった。室内に侵入していたテロリストがマンモスマンとオメガマンの
二人にも攻撃を仕掛けて来たのである。
「死ねぇ!」
「ゲェェェェ!! 何か俺達にも攻撃を仕掛けて来た!」
テロリストは手に持っていたミッド式デバイスから魔砲を発射しようとした。
しかし…それより先にオメガマンが犯罪超人をハントする際に使用する
対超人ライフルがテロリストを撃ち抜いていた。
「これを使うのも久し振りだな…。」
「お〜! 見事にして正確無比な早撃ち!」
思わずマンモスマンも拍手を送っていたが、いつまでもそうしているワケにも行かなかった。
「さて、早い所ここから出た方が良さそうだな。」
「そうだな。」
とにかく死体の倒れていない場所の床を探しながら出口を目指して移動を開始した。
「大変! あの連中魔動兵器まで用意してる!」
「ええ!? ってああ!!」
ただでさえテロリストそのものや大砲を背負った謎の男との戦闘で忙しいと言うのに、
その上魔動兵器まで存在していたのである。地球の西洋の甲冑にも似た姿の魔動兵器が
謎の大砲男が作った騒ぎに乗じて次々に管理局内部へ侵入していた。
「ゲェェェェェェ!! また何か出てきたぁぁぁぁ!!」
出口を求めて管理局内を歩き回っていたマンモスマンとオメガマンの二人が
魔動兵器と遭遇するのはある意味必然だった。そして魔動兵器が攻撃を仕掛けるが、
それよりもマンモスマンの7800万パワーの怪力の方が遥かに上回っていた。
「こんなワケの分からん所でやられてたまるかよ! パオォォォォン!!」
マンモスマンは咆哮と共に魔動兵器達に体当たりを仕掛け、そのまま何体も
まとめて押し出して行き、その後をオメガマンが走っていた。
「やはりパワーでマンモスマンに敵う奴はいないな。」
単純な超人強度ではオメガマンの方がマンモスマンより上であるが、
やはりパワーと言う点に関してはマンモスマンに敵う超人はいなかった。
今回登場した魔動兵器に関してはプレシアが使ってた奴…の
同型機と言うかバリエーションと言うか系列機というか
そんなイメージでお願いします
ガジェットみたいな非人型よりある程度人型の方が
この話としては動かしやすいので
あと、リリカルなのは世界は単純な魔力の強弱だけが強さじゃない
と言う点がかなりキン肉マンの超人強度に通じる所があると思ってます。
超人強度も95万(U世で96万に訂正)のロビンマスクが
1億のマリポーサに勝ったり7800万のマンモスマンと互角の勝負をしてますし。
>>A’s+スクウェア作品 短編氏
これはまた何かかなりスケールの大きな話になりそうですね。
魔王もかなり強い信念を持っている様子ですし
一体どうなるのでしょうか?
>>リリカルなのはBsts氏
放送当時ダイノボットはかなり好きでした。
そしてコンボイの身体検査結果はどうなるのでしょうか?
>>プロローグだけでひとつ氏
ジャイアントロボとのクロスですね。楽しみです。
>>A's+スクウェア氏魔王良いなぁGJ
>>マンモス&オメガ。何時になったらなのはに誤解を解いてもらえるのかW
>>299 海鳴市での話は外伝として書いていきます。
メガトロンとタランスはGDにデストロンの技術を組み込む為に今は過去の魔法による戦闘を勉強中です。
な「限定解除のエクシードモードを超えるブラスターモード・・・使いこなしてみせる!」
巧(あの野郎人の進化形態パクリやがったな! 何考えて……)
V「ライドインパルスはアクセルフォームを参考にした」
巧「……え」
ス「リボルバーキャノンはグランインパクト。わたしの進化形態も楽しみにね!」
巧「・・・おい」
な「エクシードはもちろんエクシードチャージ」
巧「まさか……」
フェ「バルディッシュザンバーはオーガストラッシュ」
巧「!!」
]「ヘヴィバレルはフォトンバスターモードを・・・」
巧「ちっ・・・ちっくしょおおおおおお!!」
Magical Flower 555・・・・In a Flash!
それでは45分くらいになったら投下するつもりです
「……やっぱ冷え立てが一番だ」
乾巧は自分の部屋で手打ちうどんをすすっていた、ずるずるずる・・・啜る音が部屋に響く。
一般的に言えば茹で立てが一番上手いのだろうが史上に残る猫舌である巧には未知の世界なのだ。
一口、また一口とすする度に笑顔になる巧。冷たい物を口にすると途端に上機嫌になる
「ん〜〜! 冷えたうどんもおいしーーい!」
「こらちょっとスバル! あんたちょっと食べ過ぎよ。」
「だっておいしいんだもん、ティアだってわたしがたくさん食べるの知ってるでしょ?」
「さっき食堂でご飯食べたばかりでしょうが」
一人旅が長かったため数多くのバイトをこなして来た巧なので出来ることは結構多い。
ちなみにある程度の料理ならできることは真理にも啓太郎にも伝えていない
理由は至極単純で……もしそのことを知らされたら頻繁に料理当番を任されると思ったのだ。
なんでわざわざ他人の分まで作らなきゃいけないんだ、めんどいんだよ。
第一自分は冷えているものしか食べられないため冷たい物以外を作るつもりは毛頭なかった。
もっともそれが「アイスピック事件」に発展するとは思っていなかったわけだが……
「だって・・・つゆもおいしいし、ティアだって食べるペース速いじゃない」
「まあそれは……たしかにそうかもしれないけど」
「あーもううるせえな! なんでお前らまで食ってるんだよ! え!?」
テーブルを囲むように座っている巧とスバルとティアナがそれぞれ笊に乗っているうどんを食している。
うどんを食べている時にスバルが匂いを嗅ぎ付けたと思ったら自分の部屋に上がりこんできて……
大量のうどんがあることを知ったことで友達まで誘ってきて食べているという。
満面の笑みを浮かべて食べているスバルと基本的には黙ってるが箸の進みがいつもより速いティアナ。
伊達に草加雅人に「おまえの料理は美味いから、すぐに飽きる」と口にしたわけではなかった。
「まぁまぁいいじゃん、それに助けてあげたんだから気にしない気にしない」
「……まったくスバルも物好きよね、こいつに何されたと思ってるのよ」
「だからそれは誤解だって、さっき説明したじゃん?」
「まぁあんたが言うならそうなんだろうけど……他の皆はそう思っていないみたいよ」
スバルが話を持ちかけた時はティアナはあっさりついてきたがそれは巧の本心を知るため。
ライトニングのキャロとエリオは確実に巧に対して怒りを募らせている。
あの後巧がなのは達に言い放った言葉を聞いた瞬間は血の気が引いた。
エリオとキャロはどういう事情があろうとまだ子供だ、親とも呼べる人間を大切にしている。
……その親の大切な友達を悪く言われたとあれば怒るのも当然だが
特にエリオのほうは並々ならない感情が沸き上がっている……憎しみとも呼べるような
支援します!
これはなんか拙そうだと思ったティアナは理由を乾巧に問い質すべきだと思った。
こういうときはフォローしなければならない、スバルの時からもう身体に染み付いている。
自分は新人フォワードの中で一番年上だからなおさらだ。
「構わないぜ、俺は別にあいつらと仲良くなりたいわけじゃない」
「そうなの? ……あんたって本当にわかんないやつよね」
「でも悪い人じゃないことはわかるよ」
「まぁそれは……そうだけど」
初任務のレリック回収事件で彼の戦い方を見ていたら悪いとは一概に言えない。
危険すぎることを命を掛けてまでやり遂げようとしたその姿勢にだけは敬意を表している。
……他にやりようはなかったのかと聞きたかったがその時は時間もなかった。
改めて巧に聞いてみたが「考えられるような状況か」と言われては黙らざるを得なかった。
「……少なくとも頭は悪いみたいね」
「あ、それは……そうだね」
「殴られたいのかおまえらは」
「それはそうとファイズ……乾巧、でいいんだっけ? ちょっと聞きたいんだけど」
「なんだよ」
「あんたなのはさんのこと嫌いでしょ」
「ああ、それがどうした?」
あっさりと口にする巧に答えを予感していながらも2人は唖然としていた。
普通嫌いかと尋ねられるとお茶を濁すような回答を出すのが普通ではないのか?
嫌いという気持ちがまるで当たり前であるかのような態度はいったい……
「どうして?」
「なんとなくな」
「見え透いた嘘つくと為にならないわよ」
「なんでそう思うんだ?」
無愛想のままに巧にティアナは溜め息をつきながらだがわずかだが胸を張って答える
「あたしは幻術使い、騙すのが仕事よ? 単純そうなあんたの嘘くらい見抜けなくてどうすんの」
「……で? 単純過ぎる俺の嘘がわかってそんなに嬉しいか?」
「そういう話をしてるんじゃないんだけどね」
支援砲撃します!
「あ、あのティア? 巧君もちょっと落ちついて……」
挑発を交えた言葉には引っ掛からない……あの2人に比べたら遥かに冷静だと巧は感じる。
少し空気が険悪になったと感じたスバルは話題を変えようとしたが
そこに突然割り込んできた第三者の声がそれを許さない。
「それは私もちょっと聞きたかったんだよね」
「シャーリーさん……」
「申し訳ありません、盗み聞きをするつもりはなかったのですが」
「グリフィス準陸尉も、どうしてここへ?」
「マッハキャリバーの修理が終わったから探してたのよ、グリフィス君にも手伝って貰って」
いきなりの来客に姿勢を正して敬礼するスバルとティアナだが巧は食べるのをやめないどころか
あろうことから麺をすすり続けながら横目で少し見た程度ですぐに視線を麺に戻し
「なんだ、眼鏡1号と2号かよ。言っとくけどこれはやらねえからな」
まるで『用が済んだらさっさとどっかにいけ』と言いたげなぞんざいな対応と態度で追い返そうとした。
今は取り込み中なのだからその反応はある意味自然なのかもしれないが言い方がまずい。
ついいつものように対応してしまっただけなのだがそれがシャーリーの怒りを少し買ってしまった
「……ファイズ君? それが自分のデバイスを修理してくれた人に対して言うことなのかなぁ?」
「何言ってんだ、元々おまえが模擬戦をやれって言ったのがきっかけだろ? 責任ぐらい自分で取れよ」
「な……! 何なのその態度!? あなたね、そんな態度じゃ女の子にももてないわよ!?」
「ああ!? ちょっと待て、関係ねえだろそれは!」
「き、騎士ファイズ・・・シャーリー、もうそれくらいにしたほうが」
見るに見かねたグリフィスが止めに入ろうとしたが2人の毒舌合戦はもう止められない。
ストラーダに加えマッハキャリバーとファイズメモリーの修理で疲れていたシャーリーもだが
先程まで文字通り命がなくなる寸前の戦いをしていた巧のストレスも爆発寸前だった。
「関係あるわよ! 何なのあなた、なのはさん達へのあの態度は?」
「あんな人で無しにはあれぐらいの態度でいいんだよ!」
「人で無し…あなたね! なのはさんのこと何も知らないくせに!」
「ああ知らねえな! でもわかるんだよ、ああいうやつが腹の中で何考えてるかぐらいはな!」
口調が激しくなっていくにつれシャーリーの目も座っていき巧の眉間には遠くでもわかるほど皺が寄る。
売り言葉に買い言葉、その繰り返しで部屋の空気が張り詰めていくことに
耐えられなくなったスバルが強引に巧を引き剥がして言い争いを中断させる。
「巧君、ちょっと待って! シャーリーさんも落ちついてください!」
「あ……ごめんねスバル、私は」
「おい、俺は最初から落ち着いてるぞ」
巧の言葉に再び言い返そうとしたシャーリーだが今度はグリフィスに止められてしまった。
シャーリーが一先ず深呼吸して心を落ち着かせ、改めて巧に詰め寄った。
今度はなぜ詳しい事情を聞く必要があるのか一通り話してからで
艦砲射撃で支援します!
「ファイズ君? よく聞いて、あなたは今非常にまずい状況にいるのよ」
そして巧は正直あまり聞きたくもない他人の自慢話としか聞こえない話を聞かされることとなった。
管理局の戦技教導官にして『不屈のエース・オブ・エース』とも呼ばれる
若手トップエリート魔導師の一人である高町なのは一等空尉。
今はリミッターを付けてるとはいえ空戦S+ランクを誇る実力。
機動六課の戦技教官でありスバル・ナカジマの憧れの人で命の恩人、
優しくて面倒見がよくて上司からは信頼され後輩や同僚からは慕われている・・・
「一応聞いておくけどそれ冗談なのか? 胡散臭過ぎて笑え……がっ!?」
思わず率直な感想を漏らしていた巧の背中をティアナが見様見真似のシューティングアーツで殴った。
巧が思わず罵声を浴びせようとしたがその前に念話での忠告で止められる。
〔スバルに殴られないだけマシと思いなさい、なのはさんはあの子の憧れなんだからね?〕
〔……ああ、知ってるよ。けどそれにしたってありえねえだろそんな話〕
〔有り得ない? 何がよ?〕
〔綺麗事ばっかり並べ立ててるが、そんな人間がいると本気で思ってんのか〕
〔少なくともこの機動六課にいる人達はそう信じてるわよ〕
〔…………〕
背中の変わりに頭が痛くなってきた、あの後結局逃げてなかったスバルに叩き起こされ
前に比べればたいしたことない傷を負いながら連れられて帰ってきた時に
どうも周囲からの視線がさらにきつくなっていると思ったがそういうことか。
……それほどまでに高町なのはの影響力は強いことがわかる、なぜだ? ただの戦技教官なのに。
「高町なのは戦技教官、フェイト・T・ハラオウン執務官、そして八神はやて部隊長……」
どうやらその理由はこの機動六課隊長陣の関係に直結していると巧はシャーリーからの説明で理解した。
要約すると10年前に高町とフェイトがある事件で知り合ってその後友達となり
また別の事件で八神はやてと知り合い3人はそれ以来ずっと一緒にいた所謂幼なじみだというもの。
その後は3人揃って管理局に入り皆一線で活躍してきたそうで……
10年来の親友が今ここで再び揃って夢を叶えようとしている、確かにいい話といえばいい話だ。
しかし・・・逆に考えればこの組織はその3人の思うがままということになるかもしれない。
高町なのはとフェイトに逆らったらそれは八神部隊長とやらにすぐ届いて……
上に立つものが公私混同するとは思いたくはないがその相手が
相手が10年来の仲良し幼なじみともなると善悪の判断が冷静にできるかどうか怪しい。
現に園田真理はあの草加雅人を拒むことができなかったのだから。
しーえん!
(なんだよ、たったの19歳で部隊のトップって……いったいどんな反則技使いやがったんだ?)
有り得ないことだらけの世界に飛ばされたことを巧は思わず笑いたくなるほどに後悔した。
それ以前にまず年端もいかない子供を平然と働かせる管理局の常識から疑ってしまう。
どちらかといえばオルフェノクが平然と暮らしてる世界のほうがマシだとさえ感じる。
しかも不思議なことにその認識が間違っているとはどうしても思えない。
「ねえファイズ君、あなたいったい何が気に入らないの?」
「……気に入るわけないだろ、あんなことしやがって」
「あんなこと・・・?」
「………」
怒りを隠さない巧の表情に驚いたのはシャーリーだけではなく、スバルとティアナも唖然としていた。
特にスバルは先程巧の優しい表情を見ていただけにその表情に恐怖を感じる
しかし巧の目からは憎しみは感じられない……ただ純粋に怒っていただけだと思う。
怖いけど……しかしその反面で彼の感情に人間っぽさを感じられて嬉しく思うのはいけないことだろうか?
(もしかしたら、巧君もいろいろ悩みながら生きてるのかもしれないな……)
「あのねファイズ君、そんな言葉で納得・・・」
「する必要ねえだろ。もういいから帰れ」
「シャーリー、ちょっと待ってくれ」
スバルがそんなことを考えてる間にもシャーリーがしつこく聞き出そうとしていたが
突然に前に出てきたグリフィスの取った行動に動揺を隠せない巧。
巧だけでなくスバルやティアナは勿論、幼なじみのシャーリーですら驚いていた。
「グリフィス君……!?」
「騎士ファイズ、本当のことを教えてください。お願いします」
「・・・よせ、なんでそこまでする必要があるんだよ」
「あなたを憎みたくないからです」
騒動の原因となっている人間に向かって頭を下げている。その光景に面食らってた巧は
かろうじて言葉を出すことしかできずにいた、いつもの言動はそこにはない。
ただ驚いている。誰かに頭を下げられた記憶がない巧にとっては異様だったのだ。
いつまで経っても頭を上げようとしないグリフィスに巧は観念するべきかどうか迷った。
向こうが諦めるまで粘ると言う手もあるがこういう実直なやつほど頑固な人間が大半である。
どうすればいいのかしばらく考えたが……やがて観念したのか巧が溜め息をつく。
支援
支援
「あーもうわかった、わかったから頭上げろ。頼むから上げてくれ、シャーリーが睨んでるんだよ」
「え? シャーリー?」
「違うって! 私は別にファイズ君を睨んでなんかいないって」
「冗談だよ……ったく、こうでもしねえと頭上げないだろうがロウランの奴は」
巧の言葉に釣られて頭を上げてしまうグリフィスを見てまた溜め息をつくが別に怒ってはいない
……むしろ悔しいと思う、熱い茶碗蒸しを食べたことでで口の熱さと共に罵詈雑言を吐き出しつづけ
真理の怒りを買いすべての料理を凍った状態で出されても謝らずにアイスピックで砕いて食べ続けた日々を。
あの気持ち悪い食感と戦い続け我慢したというのに我慢比べで負けてしまったことが悔しい。
しかし言い出してしまったことは仕方がない、とにかくグリフィスとシャーリーをベッドに座らせた。
「……で、俺は何を話せばいいんだよ」
「とにかく洗いざらい白状したら? 全部吐いちゃえばスッキリするかもよ」
「ちょっとティアそんな言い方……」
「それもそうだな、じゃあ何がいいんだ」
「やっぱりあなたがなのはさんを嫌ってる理由から」
またもや溜め息を付きながら『やっぱりおまえもそれか』といった感じの態度を見せる巧だが
どうやら本当に観念しているらしく実にあっさりと話し始めた。
実際はもう隠すのもだんだん面倒くさくなっていたというのもあるだろうが。
しかし口を開いた巧の最初の言葉は、意外にもスバルとティアナへの質問だった。
「スバルに……ランスターだっけか? おまえらはこの前レリック回収任務の時あのヘリの中にいたんだろ」
「へ? うん、もちろん。それが初出撃で……先になのはさんが出撃して制空権を確保」
「実際はフェイト執務官やあんたが大半を倒しちゃってたみたいだけどね」
スバルとティアナも答えを返すのを見て肯く巧、グリフィスとシャーリーもそれは認めている。
しかし初遭遇の時はロングアーチ全員が何が起こっているのか理解していなかった。
現場にたまたま居合せた魔導師がガジェットと戦っているものだと考えたが
通信がまるで繋がらない事にようやく事の異常を知ったのだから。
まあそれは到着したライトニング1ごとフェイトと聖王教会からの連絡で味方だとわかったのだが。
「……それでだ、なんつったっけな? あの桃髪の子供と俺を怒鳴ってた素早しっこいガキ。」
「それっとエリオとキャロのこと?」
「俺がお前らと一緒にあのでかいのを倒す前に、そいつらが落ちていった時のことだよ」
「え? ……それが、あんたがなのはさんを嫌う理由?」
その言葉に頷く巧。ライトニング3と4、エリオとキャロのことがなのはを嫌う理由に繋がっている?
ティアナの質問には答えず巧はさらにスバルに向かって詳しい事を聞き出していた。
隊舎に帰る途中に散々聞かされた高町なのはのことをもう一度だけ確認。
支援
「おいスバル、あの高町がヘリの中でチビ2人になんて言ってたのかもう一度教えてくれ」
「え? あ、うん……わたしが覚えてる限りじゃたしか……」
『離れてても通信で繋がってる、一人じゃないからピンチの時は助け合えるし
キャロの魔法は皆を護ってあげられる優しくて強い力なんだから』
「あー合ってる合ってる、確かにキャロに向かってそんなこと言ってたわね」
「けどそれがどうしてなのはさんを嫌う理由に……」
「あのチビ2人と竜が落ちていった時、あいつは言ったんだよ」
『発生源から離れればAMFは弱くなる、使えるよ……フルパフォーマンスの魔法が!』
スバルを逃がし大型ガジェットとの戦いで苦しめられていた時に見た光景が目に焼き付いている
放り投げられた男の子を追って飛び降りていった女の子を見た時は心が冷えた
あそこで竜が巨大化して二人を乗せて飛んでたからいいようなものを……
「何が助け合えるだよ、ふざけやがって……もし飛べなかったらどうする気だったんだあいつは」
「でもキャロがフリードの本当の姿を引き出すのをわかってたなら……?」
「先のことなんてわかるわけねえだろ!!」
「っ!?」
「しかもあいつ……あの2人が落ちていった時、笑ってやがった。嬉しそうにな!」
「巧君…」
「あの女は助けにもいかないで、敵がいなくなった空でただ笑ってやがった」
最後に「許せるかよ、これが……!」とだけ口にしてそれから後は押し黙ってしまった。
これらが『高町なのはを嫌う理由のすべて』だが巧の気持ちは伝わったのかどうかはわからない。
なのはの考えを巧が知ることのないように、きっと巧の気持ちを六課の人間が知ることはないだろう。
まったくの他人の言葉よりも『誰もが認める無敵のエース』が取った行動を信じるはずだ。
“死ぬ”ということが実際どういうことなのか、たぶんこの世界の魔導師たちにはわからない。
非殺傷設定などという馬鹿らしいものがあることから多少は理解していた。
災害で死ぬのならともかく誰かを殺そうとしたり殺されそうになるなんてことはきっと想像したこともない。
すべての希望を奪われて、闇の中で死んでいった……自分が殺した木場勇治。
そのギターの才能を妬まれ、他の学生たちから腕を切り裂かれた海堂直也。
そして巧も実際人としての生があんなことで終わってしまうなんて想像もしていなかった。
「……どうだ、これで満足か? 全部話したからもういいだろ」
この気持ちを誰かに理解されようなんて思っていない。中途半端に理解されるよりかは誤解されたほうがいい。
これでまた周りの人間は巧から離れ続けるだろう、それも構わない、もう慣れた。
最初から最後までずっと一人……それは今まで他人を避けてきたころと変わらない。
だから敵を倒してさっさとここから離れて元の世界に帰ること、それだけを優先させる。
呆気に取られた表情を見せるグリフィスと冷やかな目で見つめるだけのシャーリー
何かを深く考え込んでいるかのように視線を落とすティアナそして悲しそうな目で見つめるスバル。
そのすべての視線が突き刺さっても、今の巧には痛くも痒くもない。
かつて勇治が迷い込んだ光の見えない闇の中でも、巧は戦うことを止めるつもりはなかった。
支援
我、支援砲撃を敢行す!
投下に臨む職人をさる呼ばわりなど、ど許せぬ!
投下完遂、そして支援感謝……巧の本当の気持ちは誰か理解してくれるのでしょうか
誰かのために戦うなのはワールドの人間からしてみれば
巧が戦う理由は異質にしか映らないでしょうし分かり合うのは……
……さてそれはそうと前スレで私が書いた埋め文のことで少し。
本編のような暗い文章ばかり書いてるとどうも気持ちまで暗くなって・・・
発散させるために最初は番外編みたいなものを書こうとしたのですが
気付いたらお気楽極楽ドタバタラブコメ学園ものになっていたというわけで
正伝は決して学園ものではありませんのでご心配は無用です
重ね重ね職人さんたちにGJ! 覚悟のススメ氏もありがとうございます!
おお!ちょうどSSがあがっている
GJ。
まだ新スレ移行してから一度も投下してないorz
今夜には四話投下します
それじゃあ学校行ってきます ノシ
GJ!
確かに起きていた事件の規模ならなのは世界のPT事件とかの方が
圧倒的に上だろうけど死者の数なら555世界で起きた事件の方が圧倒的に上ですからね。
しかも巧は目の前でさっきまで生きて動いていた人がものいわぬただの灰になるというショッキングな光景を
なんども目撃してきた訳ですから
死という物に対してやはりなのは達よりも敏感なんでしょうか。
読ませて頂きました。
ファイズはテレビ正伝を問わず、やり過ぎな程の悪意と誤解と無理解の物語ですからね。
価値観の違いによる衝突は、いかにもファイズらしいと言えるかも知れません。
投下多…感想が追いつかない…
数の都合上、改めてGJと言うしかできませんが…
それでも言います。職人の皆様GJです
…最近まともに感想書けてない気が…orz
孤高の荒野を行く巧GJ!
しかし正伝を読んでないからか巧の本当の気持ちが分からない。
これは正伝を買えというお告げだろうか。
>336
まとめサイト管理も大変でしょうしね。
とりあえず、更新にGJ言わせてもらいます。
>>リリカルなのはBsts
ちょ、かくれんぼw ナンバーズ楽しそうだなwww
正伝氏GJ!
頑張れ巧。俺はいつでも応援してる。ぶっちゃけなのは勢より応援してる。
投下wktkしながら支援するよ(`・ω・´)
寿命がいつ来るか分からないからなあ、たっくんは……
周りは理不尽なまでに死にまくったり不幸になってるし。
これじゃ六課と命に対する価値観が違うのもしょうがない。
>>332 GJ!!人間関係の擦れ違いこそ555の真骨頂!!素晴らしいです。
555の世界は仲間が次の瞬間には敵になっていることがあったからなぁ。
なのはたちは絶望するほどの裏切りが555に比べて少ないし、オルフェノクのような
進化した強者が弱者を蹂躙する快楽的殺人みたいな理不尽はなさそうだし。
世界を救ったなのはたちの言葉のほうが次元災害などを知っているミッド出身者は信じてしまうだろうが、
知り合いや仲間が理不尽な理由で殺される世界の巧の言葉のほうが共感できてしまう。
グリフィスとタティアナサンは納得はしてくれなくても、理解はしてくれそうなので巧を
支えて欲しいです。
>>344 パラロスなんて人類は残り何人で〜すwとか報道してたもんなあ、まさしく非情の世界。
スバルの悲しい目も少し気になるといえば気になる
347 :
マスカレード:2007/08/06(月) 17:36:38 ID:61Ha+wck
≫正伝氏
GJです!
やっぱり巧はいろいろと人間関係のすれ違いが生じるんですね……
草加みたいな人間関係を引っ掻き回すキャラがいない分、そのすれ違いの表現が難しいと思います。
もはや完全にマスカレードの遥か上を行ってますよ!w
前スレのは内容も面白いけど、それ以上に澤田くんが出てくれたのが(ry
生きたまま喰われる海棠のシーンはマジ怖かった。
>>正伝氏
最高にGJです!!!
こういう作品を待っていました!!
昨日のパラダイスロストの実況結構盛り上がってましたね。
さすがたっくん!
誰もが言えないことを平然と言ってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるぅ!
まさしくトリーズナーよ!
忘れてた、正伝氏GJ。これは巧が敵とみなされるかもわからんね
>マスカレード氏
あなたの作品も楽しみにしていると同時にその言葉にも同意する
555の半分はスーパー草加タイムで成り立ってたようなものですしな
……今の草加じゃ人間関係は引っ掻きまわせそうにないし
>前スレのは内容も面白いけど、それ以上に澤田くんが出てくれたのが(ry
確かにあれはなかなか内容が混沌としてましたが結構笑えました
そこでも正伝氏乙彼〜
そういやあれってオリネタに入るのかな・・・パロディみたいなものだと思ってたけど
キャラクロスはしてるみたいだし・・・どうなんでしょうか?
GJ!しか思い浮かばん!
巧の異邦人としての客観的な意見が見事。
正伝氏GJ
このシリアスさ、すれ違いの感覚は見習いたいものです。
二話Aパート、投下します。
■
「三秒間、砲撃を止めろ!」借り受けたインカムに叫ぶ。
『了解』返答と共に砲撃が停止/足止めされていたガジェットが動き出した。
跳躍―――内部が焼け焦げた軍用コートを翻す。
戦闘開始から、およそ三十分が経過した。放った砲撃は四十六発/仕留めた敵は八十余り/内大型四体。
浮き彫りになったもの―――自分の/マッドハッターの欠点。
長時間の戦闘には向かない/冷却が追いつかない/余剰熱量の蓄積が能力を押し下げる―――約二十分前から荷電粒子の生成そのものが危険/指が溶け落ちる可能性。
冷却に専念しているが未だ余熱が残る。故に戦術を切り替えた/白兵戦に移行/固有の能力を使わずともARMSの腕はそれだけで兵器。
右手で突きを放つ/五指を揃え、槍のように突き出す。装甲を粉砕/内装を破砕。
左手を返す刀で薙ぎ払う/カメラアイを削り飛ばす―――機能停止。
三秒経過/飛び退く―――再開された砲撃が敵を押し留める。
「機動六課とやらはまだ来ないのか!?」声を挙げる―――機動六課/『専門の部署』の到着を待ち望む。
『生きている通信は内線だけだ。来ていたとしても分からんな』インカムからの返答/髭面の男の言葉。
『それと悪い知らせだマッドハッター。今、一箇所だけだが西側の壁が破られた』
「何だと……!?」驚愕/思考―――二箇所を同時には守れない。どちらを守るべきか/どちらを捨てるべきか/二者択一。
「……敵の数は分かるか?」
『ああ、二十秒前に打った広域探査だと、西には二十体余り、内大型は一体。こちら側に大型はいないが二十七体。
ついでに北と東にそれぞれ七十体弱。大型は合計五体だ。西だったのは幸運だな』
「ここは、俺抜きで何分持つ?」
『防御に回った二人をシフトに組み込めば十分は持つ。アンタの戦術のお陰でな』
魔導師では、大型に対しては足止めすら出来ない。結論―――
「……了解した。西ということは三番通路だな?」
発掘施設/遺跡を中央に置いた正方形/正面を除いた外周を居住区/直線通路で埋めた単純な構造。
中央である遺跡に発掘員が避難している―――脆い壁を三枚も破れば突入されてしまう。
『ああ、俺達なら大丈夫だ。早く行ってくれ』
出口側を振り返る/押し留められているガジェットを見る/射線を確認―――置き土産をくれてやる。
両腕を揃え、腰を落とす―――荷電粒子を加熱/加圧/加速―――力を解き放つ。
ブリューナクの槍―――その現状最大出力。射線上の三体が塵も残さず蒸発/直撃を免れた六体が、余波で外装を熔かされ行動不能に陥る。
『……感謝する!』
インカムから聞こえる感謝の言葉/代償―――左手の指が第二関節まで溶け落ちる。だが、悪い気分ではない。
排熱/通路での行動の邪魔になる故、ARMSを戻す。指は既に再生を始めている/完全再生まで三十秒と予測。
通路へと駆け込んだ。
■
空を翔けていたなのはとヴィータ、偶然見える位置にいたフェイトだけが、それを見た。
突如、光の槍が南側を突き破って飛び出し、ガジェットドローンを数体まとめて消し飛ばす。
貫通した閃光は砂漠の砂を穿ち、黒い焦熱痕を残した。砂が蒸発し、或いは焼け焦げ硝子化している。
AMF―――魔力結合を阻害する特殊なフィールドの発現は無い。
「AMFが反応していない……魔力を使わずあんな砲撃を!?」
フェイトの驚愕―――確かに、AMFを無視して攻撃を徹す方法はある。範囲外で純粋に物理的な効果を発生させ、それをぶつければいい。
だが、それによってあのような砲撃を放つ魔法の存在を、彼女は知らない。
外観としては、非常に高い集束率の雷撃系砲撃魔法といった所だ。魔力を使っている様子が無い、ということを除けば。
それが、何よりも異様だった。
フェイトの驚愕―――確かに、AMFを無視して攻撃を徹す方法はある。範囲外で純粋に物理的な効果を発生させ、それをぶつければいい。
だが、それによってあのような砲撃を放つ魔法の存在を、彼女は知らない。
外観としては、非常に高い集束率の雷撃系砲撃魔法といった所だ。魔力を使っている様子が無い、ということを除けば。
それが、何よりも異様だった。
「……一体、何が居るの……!?」
「スターズ01より通達! 総員、施設に対して南側から退避!
突入した二人も南側には近付かないで! 避難の進行状況は!?」
「ライトニング01了解」
『こちらスターズ04、了解です。誘導を開始しました。残り五十三名、加えて、南側で魔導師六名がガジェットを食い止めているとのことです』
『スターズ02、了解だ』『ライトニング02、了解した』『ライトニング03、了解です!』『ライトニング04、了解しました!』
「南の援護はシグナム副隊長が。代わって、北側を私一人で処理します」
「了解だテスタロッサ。私なら不意打ちであっても避けられる」
「……? スターズ03、応答を」
『こちらスターズ03! 施設内の探索中……』
スバルの通信―――焦燥、弾む息と共に。
『アンノウン一体とエンゲージ! 交戦中です!』
■
全速力で通路を駆けるスバルの前に、その男は突然現れた。
くすんだ金髪に深い青色の帽子を被せ、鋭い視線を送る双眸は鬼火の深緑。
帽子と同色の外套は、両腕が肘で破れ所々が焼け焦げている。
発掘員だ、とスバルは思った。だが、その予想は覆される。
男が、インカムに向かってこう叫んだからだ。
「接敵した、人型が一体だけだ! 片付けたらそちらに戻る!」
同時、
その右袖、半分しかないそれから突き出た右腕が、大木を捻り切るような音を立てて変貌していく。
「……ッ!?」
肘から先の肌が玄武岩の黒に染まり、指や爪までもが倍の太さに膨れ上がった。
直後、それが色を保ったままに収縮し、しかしその長さが一気に伸びる。
昆虫の口器ような、植物の節目のような、魚の鰭のような、獣の牙のような、槍の穂先のような、
―――悪魔の腕のような、異形の右腕。
男が、それを腰の高さに構えたその瞬間、脊髄に走った悪寒。
距離およそ三メートル、全力で加速すれば一秒を十に刻まれようとも届く距離。
速度任せで懐に潜り込み、ナックルの一撃―――絶対に自分の方が速い。そう、理性は告げていた。
だがスバルは直感に従う。マッハキャリバーに魔力を流し込み全速逆進、床に摩擦の痕跡を残し四メートル余りも後退。
その判断が、彼女の命を救った。
残像を残して振るわれた爪が、一瞬前までスバルのいた位置を薙ぎ払う。
男は僅かな驚きを顔に浮かべ、しかし動揺することなく追撃を敢行。低く跳躍し距離を詰め、右腕で突きを放つ。
避ける余裕は無い、と考え、
「マッハキャリバー!」
『Protection!』
ナックルで障壁を張り、受け止める。だが重い。破られはしないが、押されていく。
『スターズ01より通達! 総員、施設に対して南側から退避!
突入した二人も南側には近付かないで! 避難の進行状況は!?』
通信に返答する余裕も無い。力に逆らわず飛び退くことで距離を取り、リボルバーシュートを撃ち放つ。
命中―――だが、あの右腕で防御された。黒い甲殻には傷一つ無い。
>>313 遅ればせながらGJ!
GDにデストロンの技術を組み込むと結構凄い事になりそうですね。
自分の作品も後十分ぐらいしたら投下します。
『……? スターズ03、応答を』
「こちらスターズ03! 施設内の探索中……」
来た、と思った瞬間には、既に攻撃が放たれていた。ブーツの踵が右の側頭部を狙う。身を屈めて避ける。
返す刀の左、下段の回し蹴りを何とか捌いた。重い。明らかに人類の持てる筋力を超えている。魔力による強化の気配も無い。
(こいつ、まさか……!)
「アンノウン一体とエンゲージ! 交戦中です!」
■
ここまでです。
GJ!なんという擦れ違いによる大バトル…
識別信号とか大事だよな。
GJ!
間に割り込んでしまうとは失礼しました。
亜音速サイボーグや超振動できるロボットを知ってるシルバーなら
スバルも楽に一蹴できそうなもんだが。
>>361 つかシルバーは超音速移動戦闘ができるようになった涼とやりあってるし。
GJ!!
さすがシルバー兄さんGDなんて敵じゃない。
スバルも相手が悪いな・・・ブリューナクの槍を放たれたらBJの効果でダメージ軽減できるが
それども即死しそう、避けても熱でダメージ。それにARMSに人間の打撃は効きづらそう。
ARMSの世界でエグリゴリがやっていたことを知ったら、フェイトとエリオはマジ切するだろうな。
それが地球だと知ったらなのはとはやて絶句しそう。
関係ないですが、戦闘機人といっしょにされたら、ARMSに適合したことに誇りを持っているキャラに
キレられそうだな。
ブリューナクの槍って完全体で最大出力どのくらいの威力でしたっけ?
「おい、何かが落ちてくるぞ!」
「クロノ?う、嘘だろ!?」
落ちてくる黒い物体が変わり果てたクロノだと知ってシグナムとヴィータが
顔面を蒼白にして叫んだ。なのはが必死に追いすがろうとしているがあれでは追いつく前に地面に叩きつけられるだろう。
「コンドル!あの落ちてくる奴を助けて来い!」
「はい、お父様!」
サウンドブラスターの命令のもと人型にトランスフォームしていたコンドルが
凄まじいスピードでクロノへと迫っていく。そして地上五〜六メートルというところで
コンドルはクロノを助ける事に成功した。
「流石はコンドルだな。いつもながらすげえスピードだぜ」
ランブルが腕組みして満足げに呟くよこで苦々しげな顔をして
コンドルの活躍を見ている者が居た。
コンドルの同型で黄色を基調としたカラーリングが施されているカセットロン・バズソーである。
「私だってあれくらいの事は出来るのに…いつもそうだ。父さんもみんなも何かと言うと姉さんばかり重宝する。
そあ、まるで私なんか必要ないかのように…。」
コンドルと同じように女性的な体型の人型に変形しているバズソーは不機嫌そうに呟いた。
しかしそれに気が付く者は誰一人としてなかった。
「クロノ!」
「よく聞こえない…フ…フェイトか…?すまない、油断した…。」
ジェットエンジンの轟音で耳をやられていたクロノがうっすらと目を開けて
言った。
「…アースラ、聞こえるか?クロノを転送する。医療班の準備頼む。」
悔しげに呟くシグナムの声とともに転送魔法が発動し、クロノは待機しているアースラに転送されていった。
「敵はまだ奥に何体か残っている。どうする?…撤退するのか?」
「決まってるだろ!全員ぶっ潰す!……言っとくけどお前等を信用した訳じゃないからな。
妙な真似したらただじゃおかねえ!行くぞみんな!」
サウンドブラスターの問いかけに威勢よくヴィータが答えた。
アースラの医務室…
「…シャマルさん。クロノは大丈夫なんですか?」
「…見たところ致命的な物では無いだろうけど、そうね…しばらくは戦闘は無理でしょうね。」
「…無念だ。」
「今は怪我を治すことに専念なさい。」
「そうだよクロノ君!」
シャマルの宣告にベッドに横たわりながら申し訳無さそうな顔をするクロノに
リンディとエイミィが心配そうに言った。
その頃国守山のデストロン基地では。
「おいおいしっちゃかめっちゃかじゃねーか。状況を説明しろインフェルノ、クイックストライク。」
「はいノイズメイズ様。えーとスタースクリーム達は撤た…ごっ!?」
「そんでセイバートロン星に居る筈の慢性喉ガラガラ野郎のサウンドブラスターがいきなり邪魔…ぎっちょ〜ん!」
「スタースクリームとガイルダート達は連中との戦いで負傷、こちらに向かっています。ダージ達三人は敵の一人に手傷を負わせましたが
やはり撤退しました。全く不甲斐無いというかなんというか…。」
「報告終わり、マックス・ラジャー!」
モニターに映し出されたほうほうのていで逃げ出していくスタースクリーム達を
見たノイズメイズはコンソールを弄っているインフェルノとクイックストライクに状況の報告を
求めた。しかし、彼らは報告を最後まで続ける事が出来なかった。
途中まで喋ったところでサイボーグ鮫に変形するTF・ヘルスクリームと
サイボーグドッグに変形するTF・マックスビーが彼らをいきなり突き飛ばして勝手に報告を
切り上げてしまったからだ。
「何すんだよこのオカマ鮫!」
「五月蝿いわね!あんたたち無印ビーストとかメタルス出身のメジャーなメンバーが
こんなシーンにまで出しゃばってくんじゃないわよ!あんたたち“Bsts”にも
出してもらってるじゃない!活躍したいんならそっちでどうぞ。こういう時くらいあたしらに譲りなさいよね!」
「メジャーキャラでサーセーン!まあそう僻むなよオカマ鮫ちゃん!ぎーーーっちょんちょんちょん!」
「デストロ〜イ!」
「黒コゲでぶら〜〜〜〜!」
いきなり突き飛ばされて口を尖らせるインフェルノに気色ばむヘルスクリーム。
そんな彼女…もとい、彼を調子にのってはやしたてるクイックストライクにマックスビーが装備する携行ロケット砲
「マックスランチャー」から放たれたロケット弾が突き刺さった。
「ん?…ったくあいつ等何やってやがんだ…おーい!テメェらくだらねえ仲間割れしてる暇が
あったらこっちにきてエネルゴンキューブ運ぶの手伝え。」
野太いドズル・ザビボイスで吼えたのはかつて四代目破壊大帝デスザラスの下で働いていた
ティラノサウルス型のサイボーグと合体する能力を持つ恐竜戦隊のリーダー、ゴウリュウだ。
ブラックコンボイ達が持ち帰ったエネルゴンキューブを貯蔵庫に運んでいるのだ。
「ゴウリュウ!あんたも気に入らないのよね。同じ和製作品出身の癖に何でこうも
扱いが違うのよ!ビーストウォーズU出身のあたしやマックスビーは“繋ぎ”とか“黒歴史”だとか
事あるごとに言われてきたのに…キーーーッ!」
「解った解った…その話なら後でゆっくり聞いてやるからよ!」
「チンチンチン、チチンプイ〜。パッパッパッ…」
と、そこへなにやら珍妙なリズムをとりつつ大量のエネルゴンキューブを
抱えておぼつかない足取りで歩いてきたのはトリケラトプス型の恐竜サイボーグを
持つ恐竜戦隊の一員、カクリュウだ。
「おわっ!」
「あぶねえっ!おい、サーカスじゃないんだぞ!!しっかり歩け!」
不安げに見守るゴウリュウ達の前で案の定バランスを崩してコケそうになるカクリュウを
ゴウリュウが怒鳴りつけた。しかしカクリュウはその声に驚いて尻餅を付き
エネルゴンキューブを放り出してしまう。
「おわわわわわ!あわわわわわわ!大事なエネルギーを粗末にするなあ!」
「流石はリーダー!」
「バッカモーン!」
「あ、エネルギーがぁ!」
宙に舞うエネルゴンキューブを一つ残らずキャッチするゴウリュウにのん気に
拍手などしているカクリュウに我慢出来なくなったゴウリュウがカクリュウを
どなりつける。しかし、あまりにもデカい声で叫んだために彼がキャッチした
エネルゴンキューブは再び盛大に空中へと舞い上がった。
「あややややおりょりょりょりょ…」
「あんたそんな特技あったのかよ。」
「もしリストラ食らったら大道芸人にでも転職すればいいんじゃないかしら?」
さっきにもまして必死にエネルゴンキューブをキャッチするゴウリュウを見てインフェルノと
ヘルスクリームが皮肉交じりにボソリと呟いた。
「不味いぞ!ガイルダート達もスタースクリーム達も逃げやがった!」
「俺は死にたく無えよ!基地に戻らせてくれよ!」
ガイルダートもスタースクリームも遁走した今ガイスターズ達は絶対絶命のピンチに立たされていた。
物資輸送役としてついてきたアストロトレインの悲痛な訴えが木霊する。
「五月蝿い!お前にはこいつを運んでもらわないと…うっ!?」
そんなアストロトレインを怒鳴るホーンガイスト。
だが…
「お前等で全員か…よくもクロノをあんな目にあわせてくれたね!たっぷり礼はさせてもらうよ!」
「……投降の意思かあるなら武装の解除を。」
ストレートに怒りを露にするアルフと手順を踏みながらもやはり怒りの篭った眼差し
でガイスターズを見つめるフェイトはじめシグナムやなのは以下時空管理局の面々が彼らの目の前に現れた。
支援!
ガイスターズ・・アーメン・支援
ここまでで。
余白入れるの忘れました…。
コンドルとバスソーは喋れなかったキャラなんですが
異論反論あると思いますけどビーストメタルスのジャガーと同じ手順を踏んで人型形態と人格を得た設定にしてみました。
バズソーの活躍がコンドルに比べて異様に少なかった事にあやかってコンドルはバズソーを妹として
愛していますがバズソーはそんな姉の感情に気付かず一方的に姉に嫉妬する妹風のキャラ。
GJ!
>>344 どっちが正しいってことはないだろうなあ
描いてきた物語が価値観を作り上げるものだしな
共感したやつが多いのが正義、そんなわけではないだろうしな
自分の次元世界が滅ぼされ生き延びた異世界で悪と認定されて数百年間孤独に戦い死んで
それでも、その異世界を守るために再臨して再び戦った女だっている
やるべきことは全部やったのに、それでも3人ほど見殺しにしてしまったし
どっかの魔法少女モノでいってたな
運命ってのは自分で描くものかもしれないけど往々にして与えられるもの
もちろんくそな筋書きだったら拒絶してやってもいいけど
それじゃ一人前とは言えない、余りなく容赦なく、そして救いようもなく描ききらなきゃ意味がない
by自分が発掘してしまったロストロギアを命がけで処理して世界から消えていった男
>354
GJ!
相変わらず冲方文体が冴え渡っていて素敵です。シルバーはなんだか格好いいし、ストーリーは気になるしと超応援してます。
職人様方GJです!
しかしまぁ、上の方でも誰か言ってましたけど…
SSが面白いと原作を知りたくなってホント困るw
>>363 ブリューナクの槍は片手でやって温度数万度で射程数キロメートルぐらいだったと思うから、
最終形態の両手でやるとどこまで行くか分からん。
>>363 DDSATの世界なんて主人公パーティキャラ大半が人体実験の果てに死んでいった連中のコピー
しかも、主人公のプレイヤーキャラの元が一番の外道さん(つーか元凶
本人はその亡霊を狩り殺し自由となったけど
>>374 人工衛星ぐらいは撃ち落とせるぐらいじゃね?
そういや、反物質生成で拳ほどの反物質作ったら世界滅ぶって博士がいってたけど
拳大じゃ地球どころか人類やれるほどのエネルギーでもないんだよな
NYでなった巨大魔獣が全部反物質になったらさすがに人類は滅ぶだろう
もっとも地球を消すにはまだ足らないけど
>>375 別に人間を焼き尽くす必要は無いんじゃないのか?
俺は核の冬みたいな状況に陥って滅ぶんだと思ってたんだが。
>>370 >自分の次元世界が滅ぼされ生き延びた異世界で悪と認定されて数百年間孤独に戦い死んで
>by自分が発掘してしまったロストロギアを命がけで処理して世界から消えていった男
タイトル何?
>>ARMSクロス『シルバー』氏
GJです
管理局…識別信号用意していればシルバーVSスバルなんて戦闘も避けられたでしょうに…
…ひょっとして、シルバーはスバルをARMSか何かとでも思ってるんでしょうか?
>>リリカルスクリーム氏
GJです
ちょ、ヘルスクリームの楽屋ネタで盛大に吹きましたw
…ガイスターズ終了のお知らせを(ry
>>378 まあ、普通にサイボーグだと思ってんでしょうな、事実だけどw
そういやシルバー兄さんは多数のサイボーグをバラしてたな、スバルもバラす気満々ですな。
やっと入れた・・・
スレが進むのがほんとに早い・・・
何はともあれ職人様超GJ
そろそろ投下します
それからしばらくして、ソルはこちらで賞金稼ぎを始めた。
指定された時間には帰ってくるようだが、かなり上から目を付けられていた。
死者はまだ出てない。
一方カイは、郊外の方で一人訓練。
いくら此方に居るとは言え、いざ奴と戦闘になった時今の自分では倒せない。
アイツなら何とかなるが自分には出来ない。
せっかくなのでアイツも誘ってはみたのだが
「そんな面倒なこと一人でやれ。俺は坊やみたいに暇じゃない。」
そう突っぱねられ、今に至る。
「此の程度では・・・」
実際、法力・身体能力・技術、それら全てを見てもカイは高い。
並みの相手では話にならない。
それどころか比較対象にもなりえない。
組織の頭を張るには十分すぎる強さだ。
しかし、奴は容易にそれを上回る。
今の自分では勝てない。
だから自分に言い聞かせる。
“クリフ団長はもっと強かった。今の私よりもずっと前から奴と渡りあってきた!”
私に団長の座を明け渡したクリフ団長。
その期待や、希望を裏切らないためにも私は強くならなければ。
そう思いながら一振り一振りに思いを込める。
此の歳で出来すぎた人間である。
その夜
「此方の世界には慣れたか?」
食事の後にシグナムさんに出会った。
聞けばいままで呼び出されていたらしい。
「ええ、だいぶ馴染んで来ました。それも皆さんのおかげです。」
「そうか、それは何よりだ。ところでもう一人は?」
「アイツは、今出てます。」
「どこかに出ているのか?」
「ええ・・・出ているというより・・・」
「どういうことだ?」
「アイツは・・・・・賞金稼ぎに出ています。」
「賞金稼ぎ?何でまたそのようなことを?」
食事の手当て等は出ている筈である、その様な事をする必要は無いはずだが・・・
「おそらく、体が鈍らない様にするためだと。」
「なるほど。戦場を忘れないためか。」
そういえば最近、手配犯が急激に減っていたなと、一人頷く。
「結構な事ではないか。」
アイツを知っている者ならけしてそう思わないのだが、此処は笑って濁す。
「所で、お主の方はどうだ、訓練等は?」
「郊外の方で一人で行っています。それが?」
突然の振りに若干戸惑いながらも答える。
「それなら今度うちの訓練に付き合ってくれないか?何分人手が足りなくてな。」
「良いのですか?私でよければ何時でも手伝いますが・・・」
「そうか、なら頼む。出来ればもう一人の方も頼みたいのだが・・・」
「判りました。何とか言ってみます。」
「スマンな、それではまた。」
「ええ、失礼します。」
「というわけで今度の訓練に付き合ってくれないか?」
「断る。」
ソルはこの上なくめんどくさそうに言う。
「頼む、お前も此処の技術に興味が無いわけではないだろう。」
「知らん、坊や一人で行け。」
「お前はいつもそうやって・・・」
「てめぇの面倒見るので忙しいんだよ。」
「どうせ体が鈍っているでしょう。だから此の機会はちょうど良い。」
確かにアレ以来ろくな奴と出会っておらず、体は鈍る一方であるのも確か。
「じゃあなにか?そこに行けばそれなりの相手が居ると。そういうのか?」
「そうです。」
「いいだろう。」
「そうですか。所で貴方武器は?」
「此の前拾った鉄塊を加工・細工してある、それで十分だ。」
「そうですか、私はこれを持って行きます。」
聖騎士団から授かった宝剣「封雷剣」
数々の戦場を供にして来た剣。
手入れは欠かさない。
「そういえば此処のアイツの対策は如何してる?」
突然ソルがアイツの話をする。珍しい事もあるものだ。
「アイツの対策ですか?正直に言えば軽く見すぎていますね。」
「だろうな・・・」
正直この世界はアイツを知らない。
アイツの危険性が判らないのは仕方が無いかもしれない。
しかし気付いてからでは手遅れになりかねない。
何とかしなくては・・・・
訓練の日
指定された場所に行くとなのはと訓練生はすでに集まっていた。
「今回はこの二人にも参加してもらいます。」
「此の人たちってあの時の・・・」
スバルとティアはあの時現れた男に少し驚いた。
エリオとキャロについては初対面である。
頭に?が浮いている。が
「はじめまして。カイ=キスクといいます、どうぞよろしく。」
「「ああっ、はい。よろしくお願いします。」」
騎士の様なカイの姿に直に見ほれた。
「子守はごめんだぜ・・・」
ソルは“やれやれ・・・”といった風である。
「この人たちも体が鈍ったらいけないという事で今回参加してくれることになりました。」
シャリオは“拍手拍手”などと言い手を叩いている。
「ところで、訓練とはいっても一体何をすればよいのでしょうか?」
カイは此の何もない所で訓練をするとは聞いたが、何をするのか聞かされてはいない。
「今回はターゲットの破壊です。」
「ターゲットはこれ。」
そこには宙に浮いた機械が数十と待ち構えている。
「これは・・・」
「今回はこれを破壊してもらいます。機械だからって舐めてかかると
危ないから油断しちゃだめだよ。」
そういってスバルたちは訓練を開始した。
「すごい技術力だな。」
「よく見ておけ。」
「ん?」
「これが俺達が捨てた文明だ。」
「ソル?」
ソルはただ黙ってそれらを見つめる。
スバル達が訓練を開始して数十分後、訓練場から出てきた。
なかなかに苦戦したようだ。
それぞれ疲労や傷跡が見える。
「なかなかいいデータが取れました。」
シャリオは彼らとは対照的に楽しそうだ。
「それじゃあ次はお二人です。」
「一人で十分だ。」
ソルがそう言うと、あたりが静まる。
「アレを一人で相手するって言うんですか!?」
「そうだ。」
「いくらなんでも無理ですよ。あたし達の時見てないんですか。」
「ちょっとティア!?」
ティアはソルの突然の申し出に、そう切り替えしたが
「そうですね。1対多が、私たちの基本ですし。」
カイも同じことを言う。
此処は黙って引き下がる。
「じゃ、じゃあ先にカイさん、準備はいいですか?」
「はい、何時でもどうぞ。」
「じゃあいきます、気を付けて。」
「いきます。」
開始早々カイを中心に広がっていくガジェット達。
「スピードはなかなかですね・・・そこだ!!」
一体のガジェットは突然の電撃を浴び、火を噴く。
「はあぁぁぁ!」
一体のガジェットは雷を纏った剣によって二つになり地に落ちる。
AMFを先ほど見ていたので、対策案は立ててある。
「凄いですね・・・ほんとに一人で相手をしてる。」
「そうだね、あれだけのスピードでかなり威力を持ってる。」
「凄いですよ・・・あっ、また一体。」
ティアは「スタンエッジ」の精度・パワー・スピードを。
エリオはカイの太刀筋を。
食い入るように見つめる。
しばらくすると向うもこちらに対して対策を始めてきた。
「凄い学習能力だ・・・もうこちらの動きについてくる。でも・・・」
カイはここで、突如動かず力をため始める。
ガジェットはその隙を逃すまいと詰め寄る。
「危ないですよ!いくら設定してあってもあれだけの数を喰らっちゃ!!」
カイの突然の行動に全員が慌てだす。
ソルはそもそも見てすらない。
「此処までかな・・・」
対象の距離は・・・あと少し
法力は・・・一定量を維持
「いまだ!!」
突如、ガジェットの上空から全機に対して雷が落ちる。
何体かは直撃。
残りはAMFを展開。
「もらった!」
AMFの展開された機体を、かまいたちの様に次々に切り裂いていく。
一瞬のうちに全機落ちた。
スバルたちは驚きで声が出ない。
自分たちがあれだけ苦労して倒したものを意図も簡単に打ち落とし
切り裂いたのだ。
「久々に体を動かすことが出来ました。」
帰ってきたカイの顔はすっきりしていた。
「凄いです・・・あれだけの数を一人で・・・それもあんな時間で・・・」
「ほんと・・・あんなに動けるなんて・・・」
「このデータは記録物ですよ。」
“術式の形態が違うからデータが少し取りにくくかったですけどね”と付け加える。
「ところでカイさん、その剣は?」
「これですか、これは私の宝です。」
エリオはカイの剣に興味がわいたようだ。
あれだけ見せられればそうなるだろう。
「次は俺だ、やらないのなら帰る。」
「あっ、ごめんなさい。今準備します。」
急ピッチで作業を進める。
「準備はいいですか?」
「適当にはじめろ・・・」
「じゃあはじめ!」
今度は解散せず全機いっせいにソルを狙う。
“確かこいつら術を打ち消すんだったな”
ソルめがけて飛び掛るガジェット。
それが襲いかかる瞬間ソルはニヤリと笑い、身を屈めて低姿勢で駆け抜ける。
「ああ・・・またそんな危ないことを・・・」
シャリオがそう呟いた時、
突如データを記録していたコンソールがアラートを鳴らし始めた。
「如何したの?」
「それがいきなり・・・何この魔力!?」
「魔力?」
「そうです、常軌を逸した数値です!!」
「それってどういう・・・」
ガジェットはすべて灰になった。
なのは達が振り返った時、そこにあったのは一つの火柱。
まるで天を引き裂くかのような巨大な火柱。
「終わったぞ。」
ソルが帰ってきたがそこに居た者はただ呆然とするだけだった。
カイは溜息をついた。
「AMFが在ったのにどうやって・・・」
シャリオがもっともな事を言ってくる。
「単純なことだ。それが無力化できないレベルをぶつけりゃ良い。」
「そんな方法で・・・」
“加減を間違えちまったがな”などと言って何処かへ行こうとする。
「ちょっと、何処行くんですか!?」
「今日の依頼だ。」
「ええっ!?」
「これからはそこの坊やに頼め、俺は仕事だ。」
じゃあなと言って何処かえ消える。
カイ以外は呆然と、本人に至っては頭を抱えていた。
今回は此処までです。
まだ方針が決まらない・・・・orz
GJ!!カイも強いがソルは強すぎて危険視されてしまいますな。
GJ!
早くこの二人のバリアジャケット姿が見たいです!
こんだけ魔力ありゃあ、すぐに飛べそうですね。
相変わらずソルはカッコイイなー
自分がはじめてGGXやった時ディズィーやミリアより先に惚れたしな・・・
ところでソルの出す炎って魔法攻撃に属するんでしょうか・・・?
GJでした!
でもシグナムって「お前」は言っても「お主」なんて言わないと思う
>>392 きっとこのシグナムはシグルイの愛読者なのさ。
>>392 きっとこのシグナムはシグルイの愛読者なのさ。
連投すまそ
スカとプロジェクトFについて異世界探査
プロジェクトDと言う言葉を耳にする
怪しく思いメンバーと接触
実は最速理論を追求する計画だった
フェイトさん自前の車で参戦!ハチロクとタイマン
・・・と思ったけど、車もフェイトさんの運転スペックもわからんし、魔法意味ないし
やっと人大杉から解放された…
んでもって45氏GJ!
AMFで無効化できない魔力て…どんだけですかw
GJ!
ようやく見れたよ
何でこんなに重いのだろう?
システム的な問題なのか、どっかのバカの仕業なのか
毒喰わされたとか言ってたが>鯖
>>399 毒?ウイルスか何かなんだろうか?
まあいいや
>>377 下のロストロギアを処理した男は知らないけど
上は大神のアマテラスじゃね?
心眼で見ると美しい女性という設定らしいし
ROMってる内に、その10になってる(;・ω・)
こんばんは。自宅で療養中な人です。
体調が回復しないのでSS書く気力が出なくてプロット製作中(汗
一先ず書き手の方々GJの二文字を書き遺しておきます。
ソルはドラゴンインストール時のガンフレ使ったのかな?
やっぱカイはソルの行動に頭を抱えるポジションなのかw
>>391 封炎剣の炎も法術に属する筈だから似たようなもんかと
>>402 お大事にです!
オラもレポートのせいで10話に手がつけられませんorz
各職人様に届けGJの文字
>>403 下を低姿勢で潜ったみたいだし、聖ソルだからガンブレイズだと思う。
全次元世界を吸収しようとするグランスフィア。
そんなダイナとのクロスが思いついた、書けないけど。
GJ!!!
まぁ、ソルはギアだから、これぐらい出来ても問題ないのでは
なんと言う、なんと言うことだ!
投下作品が多すぎてGJしきれない!!
ちょこっと離れてる間に新スレなんて……兎も角作者の皆様GJであります!
そして俺の拙い作品に感想下さった方々、本当にありがとうございます!
いかん、涙出そうだ。
コールオブクトゥルフのプレイ動画見てきた。
デモベ世界の神ってのが少し分かったような…分かりたくなかったような…
>>409 いや、デモベ本編はあくまで「人には決して抗し得ない邪神」とかを「そんなもんは気合い次第だあぁぁっ!」
とばかりに殴って倒す話だから大丈夫さっw!
411 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 07:57:18 ID:HG4dT9na
初代デジモンとクロスさせるとどうなるんだ?
子供達が無力だからこそ輝くアニメだったと思うぞ。デジモンは
>>45氏
GJです
ソル…アラート出すほどとは、なんというイカサマじみた破壊力…
賞金稼ぎうんぬんの件もあいまって、上から相当睨まれますね…
>>リリカルスクライド//G.U.氏
体力回復しないって、ちょ、大丈夫なんですか?
なるべく早い回復をお祈りします
415 :
411:2007/08/07(火) 09:15:45 ID:HG4dT9na
sage忘れた。スマソ。
「とにかく外にいる連中を片付けて内部の方を援護しに行かなきゃ!」
「うん!」
なのはとフェイトは獅子奮迅の活躍で外部に展開するテロリスト達を次々倒していたが、
その時、突然管理局内部の壁が吹き飛び、マンモスマンに押し出された魔動兵器が
飛び出して来たでは無いか!」
「パオォォォォン!! こんな物で俺を倒せるかぁ!!」
「キャァァァァァ!! 出たぁぁぁぁぁぁ!!」
突然壁が吹き飛んで魔動兵器が飛び出して来た事よりもマンモスマンとオメガマンの
二人が出て来た事の方がなのはにとって衝撃的だった。
「あ! 良く見たらあの時の女の子がいるじゃないか!」
「本当だ!」
「うわぁぁぁぁ! こっちに来たぁぁぁぁ!!」
なのはに気付いて駆け寄って来るマンモスマンとオメガマンになのはは絶叫した。
そしてレイジングハートを滅茶苦茶に振り回して追い返そうとしていたのだが
二人は構わず近付いて来る。そして、マンモスマンの豪腕がなのは目掛けて振り下ろされ…
マンモスマンはなのはにハンカチを手渡した。
「ハンカチ…落としてたぞ。」
「え…?」
予想外の事態になのはは唖然とした。
「え…? 別に私を狙う殺し屋とかじゃないの?」
「何を言うか。お前みたいなの殺して何の得がある。」
「俺達はお前が落としたハンカチを届ける為にここまで来たんだぞ。」
「あ…そ…それは…どうも…。」
なのは唖然としながらハンカチを受け取り、慌ててお辞儀をした。
「さて…これでもう終わり…ってワケにも行かんよな〜。」
「一宿一飯の恩もあるし…手伝ってやるか?」
「そうだよ。今はこの通り…突然現れたテロリストのせいで管理局は滅茶苦茶なの。」
「せめて後方で質量兵器を連射してる奴だけでも何とかしないと…。」
フェイトはなおも敵後方で大砲を連射してる大男を睨み付けていたが、実はその大男、
マンモスマンとオメガマンの二人にとって見知った相手だった。
「ゲェェェェェェェェ!! あれはレオパルドン!!」
「ゲェェェェェェェェ!! あれはマンモスマン!!」
思わず双方が同時に驚きの声をあげていた。大砲を背負った大男の名はレオパルドン。
キン肉星王位争奪戦において超人界の歴史に残る程の瞬殺されっぷりを見せた男である。
ちなみに超人強度は460万パワー。おまけにレオパルドンを瞬殺したのはマンモスマンであり、
マンモスマンとオメガマンはレオパルドンそのものより、何故ここにレオパルドンが
いるのかの方に驚いていた。
「知り合いなの!? あの大砲背負った大男…。」
「知り合いってワケでも無いが…昔一度戦った事があってな?」
「え!? じゃあ結果は?」
「当然俺のノーズフェンシングで一発瞬殺だ。」
「奴も俺達同様に超人墓場で働いて蘇る事が出来たんだろうが…何故こんな所にいたのだろう…。」
そこが分からなかった。マンモスマンとオメガマンはなのはにハンカチを届ける為に
追った先がアースラで、成り行きでミッドチルダに来てしまったのだが
レオパルドンは何故こんな所でしかもあんな事をしているのだろうと…。
「何かあちらから出て来た新手に驚いてる様子でしたが…どうしたんですか? レオパルドン先生!」
「あ…いや…別に…何でもない…。」
一方テロリスト側の陣地ではテロリストの一人がレオパルドンにそう話しかけていた。
レオパルドンは背中に大砲を背負っている形を取っているが故に超人プロレス向きの超人では無い。
得意技もその大砲から放つ地獄の砲弾。それ故に傭兵としてテロリストに雇われたのであった。
しかし…やはりキン肉星王位争奪戦でマンモスマンに瞬殺された事実はトラウマになっていた様子である。
「だ…だがここは超人プロレス用リングの上ではない! 遠くから地獄の砲弾を当てれば
俺にだって勝機はある! レオパルドン行きます!! グオゴゴゴ!!」
レオパルドンは背中の大砲をマンモスマンへ向け、地獄の砲弾をぶっ放した。
「うわぁぁぁぁぁ!!」
なのは達とマンモスマン・オメガマン達が密集して話し合ってる所に
地獄の砲弾が飛んでくるもんだから、みんなギャグ漫画みたいに吹っ飛んでしまった。
「くぬぬ〜…レオパルドンのくせに〜…。パオォォォン!! ノーズフェンシングで突き刺してやる!!」
マンモスマンはレオパルドンへ向けて駆け出した…が、また地獄の砲弾で吹っ飛んで戻って来た。
「やっぱ超人プロレスとは勝手が違うか…。」
「あの〜…本当に瞬殺した事あるんですか?」
「あの時はあんな大砲なんか使わずにあいつの方から突っ込んで来たからな〜。」
ちょっとなのはとフェイトはマンモスマンに対し疑惑の目で見ていた。
「いずれにせよ接近しないと話にならん。」
「じゃあここは俺の出番だな。狙撃は宇宙ハンターである俺に任せろ。これで奴の大砲を
破壊するから…後はマンモスマン、お前に任せるぞ。」
オメガマンは対超人ライフルを構えるが、そこでクロノが現れて止めた。
「ちょっと待った! 悪いがここミッドチルダでは質量兵器の使用は禁止されている。」
「ゲェェェェェェ!! 何その無茶苦茶な法律!!」
「仕方が無い…郷に入っては郷に従えだ。」
ライフルを下げると、オメガマンはその辺に倒れている名無し局員が持っていたデバイスを見た。
「オメガメタモルフォーゼ!!」
オメガマンの目から放たれた光がデバイスに当てられた。するとどうだろう。
オメガマンの持っていたライフルがミッド式デバイスへ姿を変えたのである。
これこそオメガマンの能力の一つ。オメガメタモルフォーゼ。目に映る物体をコピーし、
変身する事が出来るのである。この能力でオメガマンは様々な物に変身して
キン肉マン&ネプチューンマンを大いに苦しめた物である。
「これで文句は無いだろう?」
「も…文句は無いが…あっちの方のデバイスが消えてるじゃないか!」
これもオメガメタモルフォーゼの特性でコピーされた元の方が消滅してしまうのである。
実際キン肉マン&ネプチューンマンと戦った時も、この能力で通天閣が消えたりなど
良く大阪の街は騒ぎにならなかったな? と思える事態が発生した物である。
レオパルドンは今でも色々ネタにされるくらい
瞬殺(される)超人として名を残してますが、
それはリング上での話であって、こういう野戦では強いと思ってます。
>>魔法少女リリカルスクリーム氏
色んなシリーズのTFが登場してきてますね。
個人的にはビーストネオのTFにも期待したいです。
当時ビッグコンボイが凄く好きだっただけに
>>45(リリカルsts×ギルティギア)氏
カイもソルも何か渋くて格好良いですGJ
ここはいつ覗いても新作投下があるからGJと感想が追いつかねぇしハッピータイムも取れやしねぇw
マンモスマンもオメガマンもノリノリだなw
ゲェェェェェェェェェ!なんというミックス!!
そして面白さwwww
そしてクロノ!緊急事態だから許可してやれよw
GJです
それにしてもこの超人たち、ノリノリで(ry
名無し局員…デバイス消されてカワイソス…(´・ω・)
>422
逆に考えるんだ。
オメガマンが彼のデバイスに!
リリカルなのはBstsの外伝2 前編が出来たので投下します。
>424
さあ、来るなら来い!
【ギャグ爆弾に備える】
すずか「こんにちは皆さん、私は月村すずかです。」
シルバ「シルバーボルトデっス♪」
すずか「シルバーボルトに問題、上は火事、下は洪水。これなーんだ?制限時間5秒だよ♪」
シルバ「Σ秒単位!?えーとカツ丼?」
すずか「ぶぶー外れー♪」
す&シ「「リリカルなのはBsts、始まります♪〔デスー」」
外伝2話 「住みます!」
「ふあぁ……」
その日、町はいつも以上の良い天気の朝を迎える。
此処は海鳴市にあるバニングス家の豪邸。
そんな豪邸のある寝室にカーテンの隙間から朝日が差し込み、少し眩しいくらいの光がベットに眠る少女を照らす。
が、光を大きな影が遮る。
「まったく、昨日はさんざん生意気そうな顔しとったわりに寝顔は純粋なもんじゃのう」
大きな影の主、ランページは少女を見遣ってから「ビーストモードじゃい」と呟くように言い、大きな蟹の姿になり大きなハサミをかざす。
「うぅ…ん……すぅ…すぅ」
「ほーれ、はよ起きんかい。ちょっきんするぞー」
そう言うとランページはハサミの先っちょで眠っているアリサの鼻を軽くつまむ。
「ん……む…ふ、ふがっ?」
「お、やっと起きたんか?」
だが、彼女は鼻をつまむランページをギロリと睨みあげる。
「あんら……何してんろよ?」
「あぁ?もう朝じゃから起こしただけぞこら」
アリサからハサミを離し、肩をすくませてやれやれと言うようにロボットモードに戻る。
「今日は日曜日よ?あ、そうだ。すずかからの電話は?」
「電話ならまだ鳴っとらんぞ。」
「そう、じゃあ朝ご飯食べに行くから。ランページ」
そう言われ、何を言いたいか理解したランページはアリサの部屋を出てドアにもたれ掛かる。
「のう?アリサ」
「何よ?」
ドア越しにランページは昨日の事を尋ねる。
暴漢達から助けた後、アリサにこの豪邸に誘われた彼は彼女から言われた事……それは。
『ランページ、行くあて無いなら。私の家で居ていいわよ』
で、あった。
「本当にええんかよ、ワシみたいなんがいてよ。そらぁ、行くあてもないし−−」
「私が良いって言ったら良いの。それに命の恩人をほっとくなんてしたくないの」
そう言ってからドアに近づく足音が聞こえた為、ランページはドアから離れる。
(命の恩人か−−前まで破壊が……殺戮が大好きじゃったワシなら考えられん呼ばれ方じゃのう。やっぱりミューちゃんと会ってからワシは変わったみたいじゃ。)
「どうしたの?やっぱり此処に住むの嫌……?」
ドアが開かれるとどこか心配したかのように尋ねるアリサにランページは顔を横に振ってから答える。
「いんや、考え事しとっただけじゃ。悪いのう、世話……なるちょっきんな」
支援
「うん、ちゃんと世話してあげるから♪ あ、はやく朝ご飯食べに行こうよランページ」
「お、おう。で、紅葉まんじゅうは?」
「ごめん、もう無かったι。ちゃんと取り寄せてあげるから」
「まあ、頼むぜー♪しかしよ……」
そう言い、ランページは至近距離までアリサの顔に近づく。
いきなりの行動にアリサは頬を赤く染まる。
「な、何よ?〃〃」
「えらいべっぴんじゃのぅ」
「Σぅがっ!?〃〃。な、何よ、使い魔のくせにこのバカ犬!〃〃」
恥ずかしさの余りにランページを殴ってしまう。
「Σいや、ワシ。蟹なんじゃがの」
「も、もうさっさと行くわよ!OPが流れるじゃない。」
「お、おうι」
WAR WAR 争いはSTOP IT
WAR WAR 愚かさ消え去りし
WAR WAR 憎しみはSTOP IT
WAR WAR 愛には勝てぬから
今世の中に生まれたままのこのパワー 体中で浴びろ光自然のシャワー。何が善で悪で丸め込んでやめろ向う正義の力。生き抜け 誰の為 逃げちゃダメ 全時空の平和願ってロボットだって。
サイバトロン・パワーは全開。デストロンのメカ全てこれで破壊
心の隅に住み着く邪悪な野望 見失いかけたすぐそこに希望。どんな流れこれでどれも何も勝利へのカギ握る今日も
いつも立ち止まることはしないだって 世界を守り通す光になって
今だ!戦え!行け!リリカルなのはBeastStrikerS
WAR WAR 世界がBROKEN
WAR WAR 平和が過ぎ去りし
WAR WAR 繰り返す教訓
WAR WAR 正義に勝てぬから
WAR WAR 争いはSTOP IT
支援。
……ってOPかよっ!
ちょうど同じ頃、月村家の豪邸では。
その一室のベットにて月村すずかがまどろみの中から意識を覚ます。
両親は海外に行っており不在で、更に姉の忍は恋人の高町恭也と共にドイツに暮らしている。
今この家に居るのはすずかが幼い頃から仕えてくれている人達。
そして、つい昨日。親友のアリサ・バニングスと一緒にこの家に連れてきたシルバーボルトが居る。
「おはようございます、すずかお嬢様。」
カーテンを開けながら挨拶するファリンにすずかは少し寝ぼけながらも「おはよう」と微笑んで返す。
「あれ?ファリン、翼のついた狼さん此処に居なかった?」
隣で寝かせていたシルバーボルトが居ない事に気付き、尋ねると。ファリンは楽しそうに答える。
「あ、あの狼さんなら今、姉さんの手伝いをしてくれていますよ♪」
「じゃあ元気だったんだね、狼さん。」
「はい、私よりドジは踏んでませんι。あ、じゃあ。姉さんの手伝いに行ってきますね。」
そう告げて退室していったファリンを楽しそうに見遣るすずかはシルバーボルトが安心だった事に心からホッとしていた。
とちょうどその時、ファリンと入れ違いにシルバーボルトが部屋に訪れる。
「あ、狼さん。大丈夫ですか。」
「はい、おかげ様で。昨日は本当にありがとうございました、すずかさん。」
「あ、名前は……」
「すずかさんの名前はノエルさんに教えて貰いました。 僕の名前はシルバーボルトデっス。」
「シルバー……ボルト。素敵な名前ですね」
「すずかさんこそ、素敵なお名前デス」
そこでシルバーボルトはすずかに自分の本当の姿を見せようと思い、「変身でっす」と言い。ロボットモードになる。
その姿にすずかも驚いて声が止まってしまう。
「これが……僕の姿デっス。すずかさん、今は。ご飯前ですのでこの姿を見せましたが、後で僕のお話を聞いてくれますか?」
恐る恐る尋ねるシルバーボルトに、強く頷いてから彼女は優しく微笑んで聞き返す。
「…はい、聞かせて下さい。シルバーボルトさんの事、もっと。(お姉ちゃん居たら大変だなぁι)」
と、その時。すずかの部屋のドアがノックされると同時にノエルの声が聞こえてくる。
「すずかお嬢様、朝食の準備が出来ました。あとお着替えも」
「あ、はーい!」
〔し、シルバーボルトさん、変身して!ι〕
〔え、あ、は、はい!!ビーストモード!〕
突然の訪問に驚いてわたわたしてしまうがシルバーボルトはなんとかビーストモードに変身する。
「あ、ノエル。ありがとう。」
何とか間に合い、ノエルを寝室に招き入れる。
ごまかす為にシルバーボルトは入ってきたノエルの脚に擦り寄る。
「あ、先に来ていたんですね貴方も。お嬢様、お着替えはベットの方に置きますね。」
「ありがとうノエル。」
ベットの上にすずかの着替えを置いてから部屋を出るノエルにシルバーボルトも続く。
〔あ、あれ。シルバーボルトも行っちゃうの?〕
〔いえ、僕。男デスから部屋の外に出てますι〕
〔あι〃〃〕
シルバーボルトが寝室を出てから一人になり、すずかはアリサに連絡する事を思い出し。携帯電話に手をのばす。
支援。
ここは喫茶店翠屋。現在、時空管理局にて教導官を務めている高町なのはの実家である。
今、此処に居るのはなのはの父であり。翠屋店主の高町士郎、なのはの母である高町桃子、デプスチャージであった。
何故、デプスチャージが居るのか……。
それは遡る事昨日の夜、シルバーボルトが月村すずかに。ランページがアリサ・バニングスに出会った同じ時間に起きた事。彼は高町家の道場に突如現れて気を失って倒れていた。
そこへ、今日の早朝に日課であった剣術の稽古にやってきた。なのはの姉である高町美由希が発見したのであった。
士郎を呼んでベットで安静にさせようと試みると思ったよりも軽く、簡単に運び出す事ができた。
恭也の部屋に寝かせた瞬間にデプスチャージは目を覚ましたのであった。
「ここは……一体何処だ?」
後編に続く。
クアットロ「え、もう。終わり?気になる終わり方だなぁ」
ルーテシア「それより私の出番」
セッテ「まあ、気になるなら次も絶対見てほしい。でしょう?メガトロン」
ルーテシア「私の出番」
メガトロン「うむ、次回リリカルなのはBsts外伝2後編「見つけたぜ」よろしくねー♪」
ルーテシア「だから私の出番ー!!」
以上です。後編は明後日ぐらいに投下できると思います。
でぷすーっ!?
GJ!!地球でエイカ二合戦が始まるのかッ!!
でもTFと同居してる人たちのお陰で何とかなりそうだが。
GJ!
ってかBWメンバー馴染みすぎw
本編のほうも楽しみにしておりまする
それにしてもこの悪役ども、ノリノリであるwwwww
GJ!
そして、総集編か最終回ではカオス全開トークになるなw
皆さんGJです。
そんで、ガオガイガークロスを投下しても良いでしょうか?
行き詰って気分転換に書いちゃいました。
続けば続きます。
OK!!忍ッ!!支援するよッ!!
亮!任せたぜ!
勇者王リリカルガオガイガー THE MYTHOLOGY
プロローグ
遥か銀河の彼方にある三重連太陽系。
そこでは、勇気ある者たちとプログラムによる再生を行い続ける遊星主たちとの戦いが行われていた。
地球の在る銀河系に存在する宇宙暗黒物質を消費する物質復元装置“パスキューマシン”によって、窮地に追い込まれて行く勇気ある者たち。
しかし、地球の皆から送られてきた応援とGストーンのリンク機能によって逆転する勇気ある者たち。
「見せてやる…本当の勇気の力を!!」
赤と青の竜は、己の限界を越えた技を使い大破しながら敵を討ち。
緑と黄色の龍は、最終装置を使用し自爆し合い討ち。
光と闇の竜は、己の内に眠る最終装置を使い半ば刺し違う形で敵を撃破する。
霧の隠密は、空蝉による変わり身を使用し相手の隙を突き撃破する。
音楽使いは、武器となる楽器を失いながらも周辺の構造物を楽器代わりにし、敵を粉砕する。
Jの宝石を持つ者とGの宝石を持つ者が操る白亜の巨人は、ES爆雷を使用した奇襲攻撃で敵を撃破する。
そして、生機融合体エヴォリュダーガイが操る傷ついた最強の破壊神ジェネシックガオガイガーと、
暴走状態の化学物質を扱う白き再生する医師パルパレーパを乗せたパルパレーパ・プラジュナーの激しい格闘戦は見る者を圧倒する。
「お前たちがGGGを封じようとしたのも!」
破壊神は、倒れた敵の頭を踏みつけながら左翼を両手で掴む。
「Gクリスタルに近づけようとしなかったのも!」
掴んだ左翼を引きちぎる。
「ガオフォイガーを孤立させたのも!」
医師が左腕を武器へ変化させようとするも、破壊神の右拳に粉砕され吹き飛ばされる。
「俺たちの地球に直接攻撃に来なかったのも!」
吹き飛ばされながら再生しようとする医師だが、再生前に捕まれ破壊神のヘッドパーツの突起物に頭部をぶつけられ吹き飛ぶ。
「お前らが恐れていたからだ!Gストーンの力を高め、ラウドGストーンを超える。勇気から生まれる、このエネルギーを!」
「神が恐れる者など…無い!」
拳をぶつけ合う破壊神と再生する医師。
「っく…ゲム!ギル!」
エネルギーを帯始めた両方の拳で相手を殴り倒す破壊神。
「ガン、ゴー!」
破壊神は、右腕に攻性のエネルギーを、左腕に防御のエネルギー溜め、敵を殴りつける。
「グフォッ!」
クロスカウンター気味に拳を互いの顔に受けながらも、破壊神は相手を殴り飛ばす。
「ハァァァッ!!」
両手に巨大な漆黒のグローブを装着し、膨大な反発する二つのエネルギーを強引に融合させ爆発的な破壊の力を生み出し、
EMトルネードで再生するパルパレーパ・プラジュナーの動きを捕らえ、背中のスラスターを全開しに突っ込む。
「ウィータァァァ!!」
両手を組み合わせた一撃が、敵のボディを捉え粉砕していく。
支援砲フォーメーションだ!
だが、右側の額部分にあるラウドGストーンから脱出したパルパレーパは、ガオガイガーのコクピットに侵入しガイを串刺しにする。
不意打ちに成功し、ほくそ笑むパルパレーパだったが、アイパッチ状にしたラウドGストーンにGストーンの輝きを放つ左甲を押し立てられる。
「これが、Gストーンを持つべき…勇気ある者の!絶対勝利の力だぁぁぁ!!」
エヴォリュダーガイの放つGストーンのエネルギーの前に粉砕されるパルパレーパ。
そして、ヘルアンドヘブン・アンリミテッドの破壊エネルギーによって爆発するパルパレーパ・プラジュナー。
ラティオこと護少年も、父親のコピーを打倒す。
遊星主のリーダーであるパルス・アベルは、目の前で仲間がソルダートJとルネに粉砕されるのを見て焦る。
「きぃぃぃ、ピサソール!」
三重連太陽系の恒星に化けていたレプリションフィールド発生装置の最下層にパスキューマシンと共に居るピサソールは、
パルス・アベルに命令に従い倒された遊星主たちを大量再生していく。
中破状態で膝を折るジェネシックガオガイガーの頭上に多数出現するパルパレーパ・プラジュナー。
「言ったはずだ。完全勝利…それは、神の力だとな」
各地で大破しながら勝利した勇者ロボたちの所でも倒したはずの敵が大量再生し復活を遂げていた。
多数の蜂の姿によく似た女性型遊星主ピルナスに包囲され満身創痍なJとルネを見て勝ち誇るパルス・アベル。
「あなた達の負けですね」
「…どうかな?」
「やっぱり、気付かなかったみたいだね」
ソルダートJとルネの意味深な答えにイラっとするパルス・アベル。
そう、彼らGGG機動部隊に活躍によってGGG本体は予定位置まで移動を完了していたのだ。
『今よ…凱!』
リミピッドチャンネルによる頭へ直接話を伝える命。
「待ってたぜ…この瞬間を!!」
命から作戦開始を聞き、ガジェットツールを使用しパルパレーパ・プラジュナーの大群の包囲を脱出するジェネシックガオガイガー。
「ボルティングドライバー!」
軌道上に待機しているGGGは、予測通りパスキューマシンが大量再生を行った際、エネルギー不足で機能を停止することを予期していた。
GGG機動部隊は、そのために再生する敵と戦い大量再生を行わせる作戦に出ていたのだ。
「我ら勇気ある者、最大の使命を果たす時が来た。総員、フォーメーションG発令!」
「「「「「「「「了解!」」」」」」」」
大河長官の発令により動き出すGGGメンバーたち。
「スワンくん。国連事務総長から託されたキーを」
「イエッサー!」
二人は胸にかけていたペンダントを手に取ると、それがキーへと変化する。それに合わせて、最終安全装置が足元に出現する。
「「人類の英知と勇気ある誓いと共に、ゴルディオンクラッシャー!発動…」」
「承認!!」
安全装置が解除され、勝利の二文字が浮かび上がる。
「これが勝利のカギだぁぁぁ!!」
GGGのリビジョン艦が合体し巨大なツールへと姿を変える。
地球の重力を突破してきたジェネシックガオガイガーは、完成した最強ツールを見つける。
「凱!コネクターは元々ガオファイガー用に開発されておるんじゃがな」
「あとは、ガッツで補え!」
獅子王雷牙博士と火麻激参謀に元気付けられる凱。
「了解!よっしゃー!!」
ゴルディオンクラッシャーのコネクターへ右腕を突っ込ませるジェネシックガオガイガー。
「クラッシュゥゥゥ、コネクトォォォ!!」
規格外の大きさの腕だったが、コネクターを砕きながら無理やりツールコネクトを成功させる凱。
「ゴルディオンクラッシャァァァ!!」
ジェネシックガオガイガーによって起動するゴルディオンクラッシャー。
全長1kmの超大型金槌型ツールで、展開される重力衝撃波フィールドは全長20kmに達する。
Zマスター級の敵を迎撃するために開発された、人類最後の切り札である。
ジェネシックガオガイガーを追ってきたパルパレーパ・プラジュナーの大群が現れる。
「きやがったぜぇ!」
「よぉぉぉし!」
ゴルディオンクラッシャーのAIと成っているゴルディーマーグの報告に答える凱。
「どけぇぇぇ!!」
パルパレーパ・プラジュナーの大群へゴルディオンクラッシャーを振り下ろすジェネシックガオガイガー。
その一撃で消滅するパルパレーパ・プラジュナーの大群。
その光景を見たパルス・アベルだったが、その表情は平然としている。
「これで勝ったつもりですか?もう間もなくピサソールの再生力は復活します」
「いや、もう遅い」
突如後ろに現れたアルマこと戒道幾巳に驚くパルス・アベル。
「アルマ!?」
ジェネシックガオガイガーが居る宙域にESウインドが出現しジェイアークが現れ、ESミサイルを発射しESウインドを出現させる。
「ジェイアーク!?」
「行け、ガオガイガー!」
このESウインドで敵中核へ飛べと言うジェイアークのメインコンピュータ“トモロ”。
「頼むぞ、勇者!」
ジェネシックガオガイガーに全てを託す大河長官。
支援やっちゃる!
支援します
その行動を止めようとするパルス・アベルは、ペイ・ラ・カインの大群を向かわせるもジェネシックガオガイガーはESウインドへと飛び込んでいった。
「凱兄ちゃん!」
「ウォォォォォォォォ!!」
「遊星主の本体を!」
「ピサソールを!」
「ぶっ壊せ!!」
ESウインドからゴルディオンクラッシャーとジェネシックガオガイガーが飛び出た先はピサソールが居るレプリションフィールド発生装置。
その圧力に装甲にダメージを受けて行く。
「うぉぉぉ!?スゲェ圧力だ!捩じ切れっちまいそうだぜぇぇぇ」
「ウォォォォォォォォォ!」
ピサソールは、侵入してきた敵に対しレプリションフィールドの出力を上げ破壊しようと動き出す。
「全ての…Gストーン」
「全ての…勇気を」
「受け継いで…下さい」
「がんばって」
「負けないで」
「勝利を…掴み取れ」
「ガッツ…だぜ」
倒れて行ったGGG機動部隊のビークルロボたちは、Gストーンのリンクシステムを介して戦う凱へ力を託す。
凄まじい圧力に負けそうに成るジェネシックガオガイガーだったが、精神体の命が彼に力を与える。
『凱…やっちゃえ!』
「はっ!俺は一人じゃ無い…俺たちは…一つだぁぁぁ!!」
ゴルディオンクラッシャーを持ち上げ、ピサソールの居るレプリションフィールド内部へ向け振り下ろす。
「光に!なぁぁぁれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
超巨大グラビティショックウェーブを叩き込まれたレプリションフィールドは光にされ、内部にあったパスキューマシンも、
その出力の前に強度の限界を超えてしまい粉砕し、ピサソールも光へと還元された。
「俺達の勝利だ」
装甲のあちこちにひびが入りながらも、自分たちの勝利を感じ取ったゴルディーマーグ。
そして、力尽きた凱の横には命の姿があった。
凱がクシナダに運ばれてから医療スタッフによってメディカルマシーンに入れられていた。
現状での治療は不可能であり、彼自身の生機融合体である身体機能による回復を促進させてあげる以外になかった。
その間に、護少年と戒道少年をESミサイルで地球へ返す事と成っていた。
現状でジェイアークにはESミサイルの残弾が残り2発しか無いからだった。
そして、彼らは木星へと飛び立った。
勇気ある誓いと共に。
勇気ある支援
「さて、この宇宙が消える瞬間まで時間が少しある。最後の悪あがきでも考えるか」
「考えるって言ってもよぉ…どうするんだよ?」
「それを考えるのも勇気ある者の務めさ…最後の最後までな」
大河長官の意気込みに「そうだな」と答える火麻参謀。
「凱の意識が回復してくれれば生き残る可能性もあるんじゃがなぁ」
「それは本当ですか、博士」
雷牙博士の一言に皆が一斉に注目する。
「ガオガイガーのガジェットツールにギャレオリアロードと言うモノがあってのぉ。それが使えればあるいは…とな」
凱が眠るメディカルマシーンを見つめる大河長官。
傷つきボロボロな勇者が、そこに眠っていた。
「しかし、今の彼を起こす事は…」
「うむ、それにのぉ…ガオガイガー自体ガジェットツールが破損しておる部分が多くてのぉ、自己修復には時間がかかる…間に合うかは分からん」
一同傷心な中、時間だけが立って行く。
しかし、彼ら勇気ある者を救う一筋の光が現れた。
クシナダのレーダーに新たな機影を発見したとのスタリオン・ホワイトとジェイアークのトモロからの報告に驚くGGGメンバー。
スクリーンに映っているモノは、艦体が黒く塗られた大型艦船。
その大型艦船から通信が入り出る大河長官。
「こちら、時空管理局本局次元航行部隊所属XV級艦船クラウディア艦長クロノ・ハラオウンだ。この空間は、もうすぐ消滅する。
君たちが、こちらの言うとおりに行動してくれるなら助ける事が出来ます」
「こちらは、Gutsy Galaxy Guard(ガッツィ・ギャラクシー・ガード)略してGGGだ。地球の防衛を行う組織だと思ってくれればいい。
そして私は、大河幸太郎。GGGの長官を務めている。今現在、こちらは地球へ帰還する手段が無くなっている。貴公の申し出を応じたい」
今は生存第一を考える事を大河長官は選んだのだ。相手の所属が聞いた事がないモノだったとしても。
「では、こちらの言う事を守ってください。第一に、戦闘行為を行わない。第二に、一時的にですが、こちらの管理下に入って貰います。
危険性などが無いと見なされれば、元の世界へ返す事が出来ます。以上が、こちらの条件ですが」
「…了解した。乗組員の命の保証はしてくれると思ってよろしいですな?」
「当然です。時空管理局は、災害救助など人助けもやっていますから」
話はまとまり、クロノ艦長が乗るクラウディアのトラクタービームに引っ張られる形で移動を開始するジェイアークとクシナダ。
「転移開始します」
クラウディアの操舵手の合図と共にクラウディアとクシナダと勇者たちを乗せたジェイアークは、消え行く宇宙から姿を消したのだった。
次回予告
君たちに最新情報を公開しよう。
我らが勇者たちは生き延びた。
時空管理局という未知の組織に助けられたGGG。
傷つき倒れた勇者たちの復活は可能なのか。
そして、Gストーンに新たな変化が。
勇者王リリカルガオガイガー THE MYTHOLOGY
NEXT 魔法使いの国
次回も、このチャンネルでFINAL FUSION 承認!
これが勝利の鍵だ!
【八神はやて】
投下完了〜
さて、プロット作るぞ!(ぇ
GJ!
勇者たちの復活にはGGGの絆が生む熱い展開を期待ます!
GJ!
ソール11遊星主は洒落にならないw
GJ!ジェネシックがデバイス化したら勝てるヤツのほうが少ないぜ!!
炎竜たちって良く考えたら、もろ質量兵器だ・・・。
>>456 クロノはまるでGGGがソール11遊星主を倒すのを待っていたかのようなタイミングで現れたなw
GJ!
勝利の鍵…はやてかよw!
なんかすっかり責任者が板についてきたな…
スバルと勇者王の出会いに期待
>>457 彼らをみれば力とは使う者の心次第だと理解するであろう。
質量兵器に対する考え方に一石を投じるやもしれぬ。
大丈夫、勇者ロボは兵器じゃないから抵触しない
闇竜とゴルディ以外は
っていうかこれで少しも理解できなかったらちょっと嫌だなぁ・・・
これはもう機界新種対管理局だね。
宇宙に他にも居る可能性あるそうだし。
おお〜いろいろ感想ありがとうー
勇者ロボ軍団は、ほぼデバイス化しません。
なるとしたら…奴です。
訓練でヴィータとやって…あぅあぅ(強制終了
「ウィータァァ!」がヴィータに見えたのは自分だけ…
>>464 勇者ロボ軍団を安易にデバイス化するようだったら光にするところだったが安心した。
えーと、つまりグラーフアイゼンではなくて
ヴィータで殴り飛ばすって事かな
まあ、ガオガイガーがストレージデバイスでロボ達が守護騎士、マーグだけユニゾンデバイス?
>>466新シャアのスレではモビルスーツのデバイス化ってよくあるネタですけどね。
まあモビルスーツは意思のある勇者ロボ群と違ってよくも悪くも単なる物ですからね。
つかデバイス化させたらさせたで誰に使わせるかで困りそうなような
人足りなくね?
うおおおお勇者王ktkr、GJ!
>>470 全部、凱が使えばいいんですよw
472 :
メガトロン:2007/08/07(火) 22:04:27 ID:A8v1/nuI
GJ!!勇者王をお目にかかれるとは喜ばしいかぎりだ。期待させてもらうザマス。
感想感謝ー皆、嬉しいぞ。嬉しさのあまり、ガジェットにTF機能付けちゃいそうだ。るんるんる〜ん♪
あぁ〜
>>467 つ【ハンマー対決】
ゴルディだけボディ無いので、デバイス化します。
それ以外は、対質量兵器&災害救助!!
リリカルスクライド氏GJであります!
嗚呼、しかもガガガとのクロスオーバー! 素晴らしい!
俺の貧困な語彙ではこの感謝言い表せません。
しっかし、クロノは
>>458さんの言うとおり、何処かで見ていたかのようなタイミングで出てきましたね。
まるで狙っていたかのように。
おや、こんな時間に来客だ……アッー!
スバル「一撃必倒…!ブロウクン・マァグナァァムッ!」とか
両手ナックルで「地獄と天国」?
>>468 Jアークは戦艦型ユニゾンデバイスしかないな、メガフュージョンしてキングジェイダーに。
「すごく強い!すごくデカイ!ごすいロボットだ!」
このセリフなくしてキングジェイダーは語れない!
>>471 勇者ロボたちは共に闘う仲間、彼らが自分自身で体を張って戦うから燃えるんだろう?
>>476 最後のは誤植?
デバイス化ね
DMCだと魔界の技術でデバイス作られてたな
ナイトメアシリーズとかアルテミスとか
しかし、システム化しなくても自力で魔法発動した方が手っ取り早い連中が多い罠w
デバイスで面白い作品といったらハートブレイカーとか?
マイナス思念でエネルギー変換とデバイス生成を行うものだけど
主人公がハートブレイカーの原型を脳天にぶちこまれて絶賛死にかけ中
使用デバイス:アームドエクスクラメーションもこれの影響で完全にぶっ壊れる
一騎当千からパンピー未満まで一気に落ちてしまったどん底状態w
そういや天竜姉妹の声は田村ゆかりサンでしたね…
仮面の人も凱と同じだし
>>477 クラウザーさんのギターはデバイスだったのか…!
クロノが根岸君にいい年した大人なのに情けないなというのを言わないけど
ちょっと態度に出しちゃって、アースラにクラウザーさんが降臨されるのだな。
全然関係ないですが、炎竜や氷竜みたいにコンビで戦って強いアニメや漫画キャラとかいましたっけ?
悪役、善玉関係なくですが。
Bパート完成っス。
投下して良いすか?
三話「集結」Bパート
【訓練場】
機動六課の訓練場…
なのははそこで征服の乱れを整えながら新人達を待っていた。
?「なのはさーん!」
そこに眼鏡をかけた少女がやってくる。
機動六課の通信主任兼メカニック、シャリオ・フィニーノだ。
なのは「シャーリー!…?」
なのはが振り向くと新人四人が走りながらこちらに向かってくる。
なのははやる気満々の新人達を見て優しく微笑むのだった。
なのは「…今返したデバイスには、データ記録用のチップが入っているから、大切に扱ってね。それと、メカニックのシャーリーから一言…」
シャーリー「ええ…機動六課通信主任兼メカニックデザイナーの、シャリオ・フィニーノ一等陸士です。皆はシャーリーって呼ぶので、良かったらそう呼んでね。
皆のデバイスを改良したり、調整したりもするので、時々訓練を見せてもらったりします。
デバイスについての相談があったら、遠慮なく聞いてね。」
新人四人「はい!」
なのは「じゃあ…早速訓練にはいろうか?」
スバル「あ…はい…」
ティアナ「でも…ここでですか?」
訓練場には海に囲まれた銀色の足場のようなものしかなく、市街戦を得意とする陸士の訓練場としては物足りない場所であった。
なのは「ふふ…シャーリー!」
シャーリー「はーい!」
シャーリーは自分の周りにキーボードを出現させ、操作をし始める。
シャーリー「機動六課自慢の訓練スペース、なのはさん完全監修の、リク専用訓練シュミレーター。
ステージセット!」
シャーリーがStageSetと書かれたキーを押すと銀色のパネルが輝きだし、パネルがあった部分に都市が映し出された。
スバル「うわぁ…」
キャロ「わぁ…」
ティア「…」
エリオ「すごい…」
そして別のエリアでそれを見ていたシグナムとヴィータは…
シグナム「ヴィータ……ここにいたか」
ヴィータ「…シグナム」
シグナム「新人たちはさっそくやっているようだな」
ヴィータ「ああ」
シグナム「おまえは参加しないのか?」
ヴィータ「四人ともまだよちよち歩きのヒヨッコだ。私が教導を手伝うのはもうちょっと先だな」
シグナム「そうか」
ヴィータ「それに自分の訓練もしたいしさ。同じ分隊だからな。私は空でなのはを守ってやらなきゃいけねぇ」
シグナム「…頼むぞ」
ヴィータ「ああ。」
そしてここにも…
翔一「おお…やってますね。」
木野「新人がどれだけ頼れるのか、見ものだな。」
津上翔一と木野薫も訓練の様子を見学しに来ていた。
翔一「そういえば木野さん、影山君のオペの方は…」
木野「上手く行った。あと数時間ほどで目覚める。」
翔一「ふう…良かった。」
木野「まったく、手術前にあんなに騒いだ奴は初めてだ。」
翔一「あははは!…!?」
木野「!?」
翔一と木野は「悪しき気配」を感じ取る。
二人の持つ「アギトの力」が二人に「敵が近くに居る」と警告を発したのだ。
翔一「木野さん!」
木野「北と東の方角の二箇所か…」
翔一「じゃあ、俺は北を!」
木野「よし、なら俺は東の方に行こう。」
翔一「分かりました!」
翔一と木野はバイクに乗り、翔一は北の方角へ、木野は東の方角へと向かった…
なのは「よしと、皆聞こえる?」
なのははシュミレーター内に移動した四人に思念通話を送る。
新人四人「はい!!」
なのは「じゃあ、早速ターゲットを出していこうか。まずは軽く八体から。」
シャーリー「動作レベルG、攻撃性能Dってところですかね?」
なのは「私たちの仕事は捜索指定ロストロギアの保守管理。その目的のために私たちが戦うことになる相手は…これ!」
新人達の前に奇妙な形をした機械が現れる。
シャーリー「自律行動型の魔法機械。これは、近づくと攻撃してくるタイプね。攻撃は結構鋭いよ」
なのは「では、第一回模擬戦訓練。ミッション目的。逃走するターゲット八体を破壊。または捕獲。15分以内」
新人四人「はい!!」
シャーリー「それでは」
なのは「ミッション」
なのは&シャーリー「スタート!!」
【シュミレーター内】
スバル「でやあぁぁぁぁぁぁぁあ!!は!」
シュミレーターの内部では新人たちとガジェット・ドローンの戦闘が行われている。
スバルはその内四機のガジェットにリボルバーショットを放つが、動きが異様にすばやく、簡単に回避されてしまう。
スバル「何アレ!?速っ!!」
スバルから逃げたガジェットは猛スピードで移動を続けている。
ガジェット達の進行方向にはエリオが待機していたが、彼の攻撃も簡単に回避されてしまう。
エリオ「駄目だ…フワフワ避けられて、当たらない…」
ティア「前衛二人!分散しすぎ!ちょっとは後ろのこと考えて!」
エリオ「は…はい!」
スバル「ごめん!」
二人の様子を見ていたティアナは二人を一喝する。
そして逃亡しているガジェットにアンカーガンの照準を合わせる。
ティア「チビッ子、威力強化、頼める?」
キャロ「はい!ケリュケイオン!」
ケリュケイオン「Boost Up. Acceleration.」
ティア「よし…シュウゥゥゥゥト!!」
アンカーガンから強化された弾丸がガジェットに向けて飛んでいく。
だが弾丸はガジェットに当たりはしたものの、特殊なシールド状のものによって防がれてしまった。
ティア「バリア!?」
キャロ「違います…あれはフィールド系!」
スバル「魔力が消された!?」
なのは「そう。ガジェット・ドローンにはちょっとやっかな性質があるの。攻撃魔力をかき消すアンチマギリングフィールドAMF。普通の射撃は通じないし……」
スバル「この!」
スバルはウイングロードを召還し、ガジェットを追う。
ティア「スバル!バカ!危ない!」
なのは「それに、AMFを全開にされると…」
ガジェットはAMFを展開し、ウイングロードをかき消した。
スバル「ふぇ!?う…うわあぁぁぁぁあ!?」
ウイングロードから落下し、近くの建物の窓ガラスに突っ込んだ。
なのは「気象や足場作り。移動系魔法の発動も困難になる。スバル。大丈夫?」
スバル「っつ〜。…な、なんとか…」
シャーリー「まぁ、訓練場では皆のデバイスにちょっと細工をして擬似的に再現してるだけなんだけどね。でも、現物からデータをとってるし、かなり本物に近いよ〜」
なのは「対抗する方法はいくつかあるよ。どうすればいいか、すばやく考えてすばやく動いて!」
ティア「…チビッ子、名前、何て言ったっけ?」
キャロ「キャロであります。」
ティア「キャロ、手持ちの魔法と、そのチビ竜の技で何とかできそうなのある?」
キャロ「試してみたいのが、いくつか。」
ティア「私もある。」
ティアナはスバルに念話を送る。
ティア「「スバル!」」
スバル「オッケー…」
次はスバルがエリオに念話を送る。
スバル「エリオ、あいつら逃がさないように、足止めできる?」
エリオ「あ…えっと…」
スバル「ティアが何か考えてるから、時間稼ぎ!」
エリオ「…はい!行けます!」
【シュミレーター外】
シャーリー「へぇ〜。皆よく走りますね〜」
なのは「危なかっしくてドキドキだけどね。デバイスのデータ、取れそう?」
シャーリー「いいのがとれてます。四機ともいい子に育てますよ〜
レイジングハートさんも、協力してくださいね。」
RH「All right.」
【シュミレーター内】
エリオはガジェットの進行方向にある橋梁の上に登っていた。
エリオ「行くよストラーダ、カートリッジロード!」
ストラーダ「Explosion.」
ストラーダはカートリッジを一発ロードする。
エリオ「でやあぁぁぁぁぁあ!!は!てい!でや!」
そしてガジェットが橋の下に到着した瞬間に端を切り崩し、瓦礫をガジェットの上に落とし、四機のうち二機を撃墜する
さらに、生き残った二機のガジェットにはスバルが迫る。
スバル「潰れてろ!!」
スバルは魔力を込めた一撃を放つがやはりガジェットのAMFに防がれ、一機逃がしてしまう。
スバル「やっぱり魔力が消されちゃうと、イマイチ威力が出ない…それなら!」
スバルは自分の後方に移動していたガジェット一機を蹴りで叩き落し、そして上に飛び乗って固定した。
スバル「うりゃあぁぁぁぁあ!」
そして魔力を使わず、通常の攻撃をガジェットに叩き込み、粉砕する。
スバル「よし!」
この後も新人達の快進撃は続くのだが、ここで一時中断し、別の場所に移動した津上翔一と木野薫の戦いを見てみよう。
【北の方角 アギトVSギリザメス】
北の方角に向かった津上翔一が着いたのは最近オープンしたばかりの海に面しているレストランだった。
そして、店内には動物に食い散らかされたような死体の山があった。
昼食には丁度良い時間だったため、人が多く来ていたため、被害が拡大したのだ。
血が乾ききっていないことからどの死体もさっき殺されたばかりだろう。
翔一「なんて酷い…」
翔一はバイクから降りる。
翔一「一体誰が…こんなことを…」
?「ガァァブガブガブガブガブ!」
翔一「!?」
その時、水の中からサメのような怪人が姿を現す。
ショッカーの怪人、ギリザメスだ。
翔一「お前は!?」
翔一はギリザメスに見覚えがあった。
ギリザメスは三年ほど前繰り広げられた時空攻防戦。
通称「正義の系譜事件」で出会った怪人の内の一体だったからだ。
翔一「お前がこのレストランの中に居た人達を!?」
ギリザメス「その通りだ仮面ライダー!貴様も死ね!」
ギリザメスは口から火炎を吐き、翔一を攻撃する。
翔一「変身!!」
翔一は変身ポーズを取り、仮面ライダーアギトに変身を遂げる。
そして即座にストームフォームにチェンジし、ストームハルバードをオルタリングから引き抜く。
そしてストームハルバードを両手で回転させ、強風を起こし、火炎を跳ね返す。
ギリザメス「ガブ!」
ギリザメスはそれをジャンプで回避し、そのまま自分の鋭い鼻を使った頭突きをアギトに向けて放つ。
アギト「くっ!」
アギトはストームハルバードで頭突きを捌くが、ギリザメスは何度も跳躍し、頭突きをアギトに向けて放っていく。
アギトも負けじと捌くが、防戦一方となり、中々反撃に転じることが出来なかった。
ギリザメス「どうした仮面ライダー?防戦一方だぞ!」
ギリザメスはさらに威力とスピードを上げて頭突きを繰り出していく。
アギト「(このままじゃ駄目だ…しかも体制が悪くてフォームチェンジもできない…どうする…どうする…)」
さらにストームフォームは速さの変わりに力を失うフォーム、このままでは力負けは必須だった。
アギトはこの状況の打開策を必死に考える。
そして…
アギト「そうだ!これだ!」
アギトが何かひらめくと同時に、近くにあった翔一のバイクが専用マシン「マシントルネイダー」に変化する。
そしてトルネイダーは自動走行で走り、ギリザメスに向けて突進した。
(BGM ・Believe yourself)
「動き出してる未来を止められない
その先のポシビリティー 俺たちだけの…」
ギリザメス「ガブウゥゥゥウ!?」
ギリザメスはトルネイダーの攻撃を受け、海に落下した。
アギト「よし、次!」
「誰のためでなく 挑むこと、恐れない」
アギトはフレイムフォームに変身し、フレイムセイバーをオルタリングから取り出した。
「熱く、なる、躰、心、それに、ただ、従う、本能」
アギト「まだか…まだか…」
アギトはギリザメスが海中から飛び出し、自分に向けて頭突きを繰り出すのを待っていた。
海から飛び出し、自分に突進してきた所をセイバースラッシュで切り裂くためである。
「強く、なる、想い、願い」
そしてついにチャンスが訪れた、海中からは思ったとおりギリザメスが勢い良く飛び出し、自分に向けて突撃してきたのである。
ギリザメス「死ねえぇぇえ!!」
アギト「はあぁぁぁあ…」
「それに、ただ、独り、動く」
フレイムセイバーのクロスホーンが展開し、オルタフォースが剣に流れ込む。
アギト「はあぁぁぁぁあ!!」
そしてアギトは剣を一直線に振るい、ギリザメスの体を切り裂いた。
「 Believe yourself 明日へ…」
ギリザメス「ガブウゥゥゥウ!?」
ギリザメスの体は真っ二つに切り裂かれ、爆炎に焼かれて消滅した。
(曲終了)
支援
493 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/07(火) 23:24:08 ID:gb9ZXHl6
支援
アギト「ふう…」
アギトは変身を解除し、翔一の姿に戻る。
翔一「まさかあいつともう一回戦うなんて…木野さんは大丈夫かな?」
【東の方角 アナザーアギトVSレンズアリ】
木野薫が向かった場所は今は使われていない廃工場だった。
そしてそこではデストロンの怪人、レンズアリがそこに屯していた非行少年たちを襲っていた。
不良1「た…助けて!」
レンズアリ「シャガシャガシャガ!!」
レンズアリは目のレンズから殺人光を発射し不良の一人を攻撃した。
不良1「ぎゃあぁぁぁぁあ!!」
光を浴びた非行少年は体から炎が燃え上がり、塵になって消滅してしまった。
不良2「ヒ…ヒイィィイ!!」
不良3「殺さないで…殺さないでくれ!!」
レンズアリ「黙れ!!俺の姿を見たものは生かして返さん!シャガシャガシャガ!!」
不良2,3「ぎゃあぁぁぁぁぁあ!!」
レンズアリは再び目から殺人光を発射し、二人を殺した。
レンズアリ「はっはっはっは…ん?何の音だ!」
バイクのモーター音を耳にし、レンズアリは後ろを振り返る。
そこにはバイクに乗った木野が居た。
レンズアリ「貴様…何者だ!?」
木野「…」
木野はバイクから降り、変身ポーズを取る。
木野「変身…!」
木野の体は緑色の光に包まれ、アナザーアギトに変身した。
(BGM・DEEP BREATH)
「稲妻よりも速く駆け抜けて、悲しみよりも深く息を吸う」
レンズアリ「仮面ライダー!?おのれぇぇぇえ!」
レンズアリはアナザーアギトに接近し、左手のアームで攻撃するが、全て紙一重でアナザーアギトに回避されてしまう。
「鋼の胸で突き抜ける風、その胸に宿り続ける真実」
レンズアリ「クソォ…これでもか!」
アナザーアギト「…!」
アナザーアギトはレンズアリの渾身の一撃をも簡単に回避し、とっさにレンズアリの左手首を掴む。
「キャタピュラよりも重く確実に」
レンズアリ「しまった!」
アナザーアギト「ヌン!」
そしてアナザーアギトはチョップでレンズアリの左腕を切断した。
「破壊する…深く息を吸う」
レンズアリ「シャガァァァァア!!」
アナザーアギト「動きに随分無駄が多いな。」
レンズアリ「こうなったら、俺の爆熱光線で…」
レンズアリは殺人光を撃つ為、後方に下がろうとするが、アナザーアギトに両目を掴まれ、その場に固定されてしまう。
「鉛のような腕を伸ばして真空、この胸にあるのはserious or curious?」
アナザーアギト「それに後ろに下がるなら、もう少し動きを速くしたほうが良かったな。」
レンズアリ「!?」
支援!
アナザーアギトは両腕に力を込め、容赦なくレンズアリの両目を握りつぶした。
「スピードを殺すもの全て、振り落とせ」
レンズアリ「グギャアァァァァア!!」
アナザーアギト「終わりだ。」
「時間も分からない…(DEEP BREATH!)」
アナザーアギトはボディーブローでレンズアリを後方に吹っ飛ばし、必殺技の体制を取る。
「暗闇の中で…(DEEP BREATH!)」
アナザーアギト「!…シィィィィ…」
「まばたきもなく…」
アナザーアギトの顎部分であるクラッシャーが開き、足元に紋章が現れる。
そして紋章が足に全て吸い込まれると同時にアナザーアギトはジャンプし、急降下してキックを浴びせる。
アナザーアギトの必殺技・アサルトキックだ。
「DEEP BREATH We need it just focus!」
レンズアリ「シャガアァァァァア!お…おのれぇ…!シャガシャガシャガアァァア!!」
キックの直撃を受けたレンズアリは激しい炎をあげて爆散した。
(曲終了)
支援します!
支援?
紫煙
そしてアナザーアギトは変身を解除し、木野の姿に戻った。
木野「…」
木野は携帯電話を取り出し、翔一に連絡を取る。
翔一「もしもし?木野さんですか?」
木野「津上か、俺の方は片付けた。電話に出たところから見ると、お前も勝ったようだな。」
翔一「ええ。」
木野「それにしてもこいつらは…」
翔一「俺が戦った奴は、「正義の系譜事件」で戦った怪物の内の一体でした。」
木野「「正義の系譜事件」…三年前お前が関わった事件だったな。俺も、葦原と共にお前を助けに行った記憶がある。」
翔一「はい。でも、俺が戦った「地獄大使」っていう幹部は死にましたし、主犯格であった「邪眼」も倒しました。
もうこいつらを蘇らせることができる奴は、居ないと思うんですけど…」
木野「とにかく、残骸を持ち帰ろう。調べてみれば何か分かるかも知れん。」
翔一「はい!」
木野は電話を切る。
そしてレンズアリの残骸をバイクに積み、六課隊舎に向けてバイクを走らせた。
【シュミレーター内部】
一方、こちらでは新人達の奮闘により、既に八機のガジェットの内三機が撃墜、三機が捕獲され、残り二機となっていた。
そして残りの二機に向け、ティアナがアンカーガンの照準を合わせる。
ティア「こっちは射撃型、無効化されて、「はいそうですか」って下がってたんじゃ、生き残れないのよ!!」
アンカーガンにカートリッジを二発ロードさせる。
そして足元には魔方陣が出現した。
ティア「スバル!上から仕留めるから、そのまま追ってて!」
スバル「おう!!」
支援!!
【シュミレーター外】
シャーリー「魔力弾?AMFがあるのに?」
RH「Yes, there is an available passing method.(いいえ、通用する方法があります)」
なのは「うん」
【シュミレーター内】
ティア「攻撃用の弾体を無効化フィールドで消される膜状バリアでくるむ。フィールドを突き抜けるまでは入るだけ外郭が持てば、本命の弾は…ターゲットに、届く!」
【シュミレーター外】
なのは「フィールド系防御を突き抜ける多重弾核射撃。AAランク魔道師のスキルなんだけどね」
シャーリー「AA!?」
【シュミレーター内】
ティア「固まれ…固まれ…固まれ…固まれ!!」
ティアナは銃身に魔力を集中させる。
そして持てる魔力全てを注ぎ込み、引鉄を引いた。
ティア「バリアブル!シュウゥゥゥゥト!!」
アンカーガンから発射された弾丸は高速で動くガジェット二機を追尾し、貫通する。
これで全てのガジェットが機能停止した事になり、訓練が終了した。
ティア「はぁ…はぁ…」
スバル「ティア!ナーイス!!ナイスだよティア!!やったね流石!!」
ティア「スバル…うっさい…これぐらい…当然よ…!」
【機動六課隊舎 医務室】
そしてその数時間後…
麻酔で眠っていた影山が目を覚ました。
影山は上半身裸になり、腹部に包帯を巻いたような姿をしていた。
影山「どういうことなんだ兄貴!!」
影山は矢車の胸倉を掴む。
シャマル「瞬!落ち着いて!」
影山「落ち着いてなんか居られないよ!!どういうことなんだ兄貴!?ユウ達が…皆が死んだって!!」
矢車「言った通りの意味だ。あいつらは怪物に殺された。多分お前が倒した奴と同じ質の奴にな。」
影山「なんだって!?」
矢車「そいつが言っていたよ、「汚く、何の取り柄もない奴らなど、駆除しても誰も咎めまい。」ってな。」
影山「クッ!馬鹿にしやがって!!」
影山は部屋の壁を思い切り叩く。
影山「チクショオ…チクショオ!俺が…助けに行ければ…!」
影山は何度も何度も壁に怒りを叩き付けた。
そして何度も何度も壁を殴るうちに拳に血が滲んでいく。
シャマル「瞬止めて!落ち着いて!貴方が怒ったって、死んだ人達は喜ばないわ!それに、きっと瞬が助けに来てくれなかったことだって怒ってないはずよ!」
瞬「シャマ姉に何が分かるんだよ!!」
シャマル「!?」
瞬「最初から居場所があったシャマ姉に、居場所を失った俺達や、居場所が死ぬまで見つからなかったあいつらの淋しさが、怒りが…分かるもんか!!」
矢車「相棒!!」
影山「!?」
矢車「こいつが俺達以上の闇を見てきたって事…忘れたのか?」
影山「あ…」
支援〜
影山はシャマルから以前聞いた事を思い出した。
シャマルがはやての元に来るまでの数百年、シャマル達ははやて以前の闇の書の主達から道具のように扱われ、戦いの中を生きてきた事を…
影山「…ごめん。」
シャマル「いいのよ…私も軽はずみだったわ、ごめんなさい…」
影山「…」
シャマル「…あ!手から血が出てるじゃない!?」
影山「へ?」
影山は自分の拳を見る。
するとさっきの壁を殴り続けた時に付いた傷があった。
影山「だ…大丈夫だよ!こんなの!」
シャマル「いいから診せなさい!」
影山「痛!」
シャマル「こんなにしちゃって…もう…」
シャマルは救急箱から消毒液を染み込ませたガーゼを取り出し、影山の腕の傷口を消毒する。
影山「痛い痛い痛い!!」
シャマル「自業自得よ!我慢しなさい!」
影山「そんなこと言ったって…ま、魔法で治療してよ!」
シャマル「この程度の傷に、魔力なんか使ってられないわ!」
影山「そ…そんな…って痛い!」
矢車「はぁ…」
矢車は二人のやり取りの五月蝿さに耐えられず、外に出る。
矢車「付き合ってられねぇ…」
木野「ジェラシーか?」
矢車「あ?」
気が付いて顔を上げるとそこには白衣に着替えた木野が居た。
矢車「違ぇよ。というかいつから居た?」
木野「十分ほど前から居たんだが、何やら中が五月蝿かったからな。入るタイミングを見失った。」
矢車「そうか。」
木野「ところで矢車、お前、蠍の怪物を倒したんだってな。」
矢車「…いつ聞いた。」
木野「さっき八神にな。お前、上官への報告は怠らないタイプだったんだな。流石は元シャドウ隊長…」
矢車「うるせえ。で、それがどうした?」
木野「俺と津上も、今日戦ったよ。津上は鮫の、俺は蟻の化物とな。」
矢車「…何?」
矢車の目の色が変わる
木野「残骸を持ってきて調べてみたが、やはりトップシークレットだった…」
矢車「そうか。」
木野「だが、津上は自分が倒した鮫の怪物に心当たりがあったらしい。どうやら「正義の系譜事件」であいつが倒した化物のうちの一体だったそうだ。」
矢車「「正義の系譜事件」…解決したんじゃなかったのか?」
木野「もちろん解決したさ、俺も葦原も確認している。」
矢車「じゃあ誰がやったんだ?」
木野「分かれば苦労はしない。とにかく、脅威はガジェットだけじゃ無さそうだな。」
矢車「…」
木野「まぁ何が来ようと、機動六課の三人娘が居れば何も心配は無いとは思うが…奴らの目的が分からない以上、油断は出来ん…」
矢車「知るか。」
木野「何?」
矢車「「あいつらは俺の家族を殺したから倒す。」それだけだ。」
木野「…」
木野は矢車の瞳から黒い炎のような怒りを感じ取った。
木野「そうか。」
矢車「ドクターこそ、足引っ張るなよ。戦闘中に「マサトォ〜」は、勘弁してくれよ。」
木野「人の心の闇をネタにするな。」
矢車「そりゃ悪かった。」
木野「それに…」
木野は窓の外を見つめる。
木野「八神達が選び出したあいつらも、きっとお前や俺の力になってくれるさ。」
矢車「?」
矢車も窓の外を見つめる。
そして矢車の目に映ったものは厳しい訓練でグロッキーになり、隊舎に戻ってくる新人達だった。
木野「頼りになりそうか?」
矢車「少しはな。まぁ、相棒や剣の足元にも及ばないが。」
木野「フン…」
【なのはとフェイトの部屋】
フェイト「新人たち…手ごたえはどう?」
なのは「うん。皆元気でいい感じ」
フェイト「そう。……立派に育っていってくれるといいんだけどね」
なのは「育てるよ。……あの子達がちゃんと、自分の道を戦っていけるように…ね」
こちらレンジャー7支援します!
そしてその頃…
【???】
地獄大使「おのれスカリエッティの奴め…預けた怪人軍団をことごとく無駄死にさせおって…」
ブラック将軍「一級大犯罪者も所詮は人間…怪人共が扱えるような器ではなかったか…」
地獄大使「こうなれば、奴を殺して…」
?「待て。」
?「それにはまだ早い。」
地獄大使とブラック将軍の前に白いスーツを着た老獪な男と奇妙な仮面をつけた男が現れた。
ブラック将軍「アポロガイスト…それにジェネラルシャドウか…」
地獄大使「何故だ!」
アポロガイスト「奴は確かに人間だが、利用価値はまだある。それに奴の戦闘機人達も、もうすぐ出揃うそうだ。」
シャドウ「それに、奴が探している「聖王の器」という物も気になる。怪人達を無駄に利用しているのも、何か策があってのことだろう。」
ブラック将軍「まぁ、奴は頭だけは良いからな。何かしら考えていたとしても可笑しくはないか…」
地獄大使「しかしだなブラック将軍!」
シャドウ「地獄大使…貴方は頭に血が上り易すぎる。物事は大局を見なければならんのですぞ。」
地獄大使「クッ!」
シャドウ「そんなことでは、また死神博士にそそっかしいと言われてしまいますな。」
地獄大使「黙れ!」
地獄大使は床に鞭を叩きつける。
シャドウ「これは失礼…だが地獄大使、我々の「新たなる首領」もスカリエッティの力は必要なものだと認識している…もし奴を勝手に殺したら…その時は…」
シャドウは親指で首を斬るような仕草をする。
地獄大使「わ…分かっておるわ!!」
シャドウ「なら結構…行くぞアポロガイスト。」
アポロガイスト「ふん…」
アポロガイストとジェネラルシャドウは姿を消した。
地獄大使「おのれぇ…」
ブラック将軍「まぁそうカッカするな。奴らの言うことのほうが正しい。」
地獄大使「分かっておる…だが、今に見ておれ…」
地獄大使はアポロガイストとジェネラルシャドウに強い対抗心を燃やしていた。
こちらレンジャー8支援に向かいます!。
投下終了です。
ここでギリザメスについての知識を…
実は死神の正体はイカデビルではなくギリザメスの予定だったんですよ。
しかし理由があって藤岡氏が失踪してしまい、ギリザメスは急遽普通の怪人になってしまったんです…可哀想ですね。
感想、できればよろしくお願いします。
GJ!!アナザーアギトがついに出たか・・・うれしいです。
GJ!
…なのですが、ごめんなさい
>>なのははそこで征服の乱れを直しながら
ちょwどこを侵略しとるんですか
しまった!(本郷風に)
直ちに「制服」に訂正をお願いします…
失礼、「整えながら」でしたね。申し訳ない。
GJです
おお,地獄大使やアポロガイストも登場しましたね。続きが楽しみです。
今回の怪人はデストロン怪人でしたか。次はどんな怪人が登場するのか。
>>511 戦闘描写にメリハリがあって面白いです。
あえて指摘させて頂けるなら台本の書き方が稚拙に感じられてしまうので。
もう少し意識して地の文(登場人物の台詞以外の文)を増やして欲しいですね。
どんなライトノベルでも構わないので、文中の書き方を読んでみて参考にされてはいかがでしょうか?
何故わざわざそんな事をするんだ?
他にもクロスものを書いているところは存在するがいちいち紹介したりしてないだろ…。
まさか荒らせとかいうんじゃないだろうな?
521 :
230:2007/08/08(水) 02:57:07 ID:v9tcFfFa
誰もいない内に・・・投下する・・・
全員GJ!!
そして!
今週のリリカルを見た……。
リリ犬がようやく第二話が行ける。
その前にまたカオスなJOJOネタいくか。
それにしてもアインヘリアルて結局なんだったんだ?
523 :
230:2007/08/08(水) 03:00:08 ID:v9tcFfFa
機動六課ヘリポートにて
ヴァイス「な、なんだよ、俺が何をしたって言うんだ!!」
ヴィータ「まあそう怖がるなよ・・・これは高町教導官の命令でな・・・恨むならなのはを恨めよ・・・」
ヴァイス「う、うわあああああああああ!!!!やめてくれえええええええ!!!」
なのはとあの騎士達
クロノ「機動六課〜、機動六課〜、リリカル〜」
なのは「あ、お昼時を告げる提督の甘いささやき声だ」
スバル「クロノ提督だったんですかこの声・・・」
なのは「スターズ午後の訓練ははやてちゃんの広域呪文講義かぁ・・・どんな風に寝ようかな」
ティアナ「寝ちゃ駄目ですよ!?部隊長何故かはりきってるんですから寝たら傷つきますよ!」
なのは「そだね、はやてちゃんも頑張ってるし・・・しょうがない、普通に寝よ」
ティアナ「だから寝ちゃ駄目ですってば!!」
スバル「御飯食べましょーよー」
なのは「あれ?ヘリポートがなんか騒がしいね・・・」
ヴァイス「うおおおおお!!!おおおおおん!!!おおおおおおおん!!」
ティアナ「ヴァイス軍曹が本気で泣いてる・・・」
スバル「どうしたのかなぁ?きもちわるいね」
ティアナ「アンタさりげなく酷いわね・・・」
エリオ「あんまり泣かないで下さい・・・」
キャロ「塗装だけならまだいいじゃないですか」
ヴァイス「でも!俺の・・・俺のストームレイダーが・・・うああああああ・・・」
なのは「うわぁお、ストームレイダーが赤と黒のツートンカラー、フェイトちゃんどうしたのコレ」
ティアナ「きんもー!」
ヴァイス「どうしたもこうしたも!あんたが命令したんじゃないのか!!昼前にスターズ副隊長がやってきていきなりこんな事を・・・!!」
一同「!!」
フェイト「そ、そんな馬鹿な・・・」
エリオ「いや、この前ヴィータ副隊長はなのはさんにやられてますし・・・」
キャロ「逆恨みでしょうか・・・」
ティアナ「それに、部下の不始末は上司の責任・・・なのはさんが糾弾されてしまいます」
スバル「そんな・・・なのはさん!どうするんですか!」
なのは「・・・赤と白色と・・・青で私カラーなの・・・」
(プシュー)
「やめれーーーー!!!!」
なのは「成程、ヴィータちゃんの仕業なんだね・・・全く懲りないんだから」
フェイト「さりげなく執念深いからね・・・」
なのは「しかしこんな大胆な行動に出るって事は、私と戦う準備は万全と言う事なのかな?ま、何をしようとヴィータちゃんは私に勝てないよ」
フェイト「だといいんだけど・・・って!なのは何持ってるのそれーーー!!!!」
なのは「あぁ!これは矢文!?てっきり髪止めかと思ったら矢文だったのーーーー!!!」
フェイト「全然似てねええええ!!!・・・あれ?これは手紙かしら・・・?」
『なのはのアホ!のうみそ!ハゲ!小鳥!
悔しかったら午後に訓練場に来い、は預かる ザフィーラ&ヴィータ』
フェイト「ザフィーラ・・・って・・・」
なのは「犬畜生(仮)だね、やっぱりグルだったんだ・・・」
フェイト「どうするの、なのは・・・?」
なのは「今日は五時から・・・ベルカの車窓から(再)があるの・・・明日にしてもらうの!」
フェイト「えええええええ!!!!」
ザフィーラ「ほ、本当に大丈夫なのか・・・」
ヴィータ「ビビってんじゃねーよ、こいつの威力は折り紙つきだ・・・それにお前だって最近の扱いには辟易してるだろ?」
ザフィーラ「たしかにそうだが・・・お、来たか・・・」
シグナム「なんだ?今日は午後は私は訓練じゃない筈だが・・・?」
なのは「まぁまぁ・・・いいからいいから」
ヴィータ「来たみてーだな」
なのは「ごめんね遅れてー!」
ヴィータ「げっ!」
ザフィーラ「シグナム!」
シグナム「ヴィータ?ザフィーラ?何で此処に・・・?」
ヴィータ「な、なんだよ、仲間連れとは魔王らしくねーな」
なのは「うん、今日は構っている暇は無いの、明日にしてくれるかな?」
ヴィータ「ふざけんな!逃げるってのか!?」
なのは「まぁまぁ、代わりに・・・
シグナムを置いていくから好きにして!」
シグナム「何ーーー!!私をその為に呼んだのかーー!!」
フェイト「なのははシグナムを真の騎士だと認めるから任せるんだよ・・・?」
シグナム「了解した、此処は任せろ!テスタロッサ!」
フェイト「(ごめんね、シグナム・・・)」
なのは「それじゃ私はこれで・・・」
ヴィータ「まてよ、もしかして怖いのか・・・?あたしに負けるのが・・・」
なのは「!!」
ヴィータ「そりゃそうだよな、機動六課最強の隊長が副隊長に負けたとあっちゃ、もう魔王も形無しだよな・・・」
なのは「ヴィータちゃんじゃ・・・無理なの」
ヴィータ「どうかな?」
なのは「・・・フェイトちゃん」
フェイト「シグナム、ベルカの車窓から(再)・・・録画出来る?」
シグナム「ああ、シャッハに電話して頼んでおこう」
なのは「お願いね・・・」
シグナム「何、お安いご用だ」
ヴィータ「準備はいーみてーだな」
なのは「いつでも、お先にどうぞ」
ヴィータ「なら行くぜ!アイゼン!フォルムツヴァ・・・」
なのは「エクセリオーーーーン!!!!」
ザフィーラ「ぬわああああ!!汚ねええええええ!!!」
ヴィータ「い、今だザフィーラ!」
ザフィーラ「そ、そうか、スイッチポチッとな・・・」
なのは「バスターーーー!!!」
(ぶしゅーー・・・)
フェイト「出る前に排気してるーーー!!!」
なのは「そんな・・・ハッ!?」
ザフィーラ「あたたたたたたたたたたたたた!!!ほあたぁ!!」
なのは「げふぅっ・・・そんな、馬鹿な・・・なんで・・・魔法が・・・!!」
フェイト「あれは・・・ガジェット!!?」
ヴィータ「ふっふっふ・・・この前鹵獲した奴だ・・・改良されたAMFは範囲内のカートリッジによるブースト魔法を100%遮断する・・・ガジ
ェット自身は動けないがな・・・これでお前はデバイスによる魔法を使えない!」
なのは「馬鹿な・・・なんて事・・・」
・・・・・・・・・・・・
なのは「ヴィータちゃんは全部の魔法が使えないの・・・!」
指先クロスファイアーシュート!!!!
シグナム「ああ、そうだ、では頼むぞシャッハ・・・」
ザフィーラ「そうだね・・・魔法が使えないと・・・こっちは全く攻撃できないよね・・・」
ヴィータ「・・・何か違うなって・・・思ってたんだ・・・」
シグナム「そうそう!βの2で!」
(ドグシャー・・・)
なのは「ふぅ・・・危なかったの・・・」
フェイト「よかった・・・もう駄目かと思った・・・なのは」
なのは「フフ、髪止めも返してもらったし・・・」
フェイト「あとはベルカの車窓を待つばかりね」
なのは「それにしてもヴィータちゃん・・・いい試合させてもらったよ・・・だからお礼にこの言葉を送るよ・・・
おいどんは
冥府魔道を
いくゴワス」
byなのは
526 :
230:2007/08/08(水) 03:09:47 ID:v9tcFfFa
投下完遂
しまったっ!千葉テレビ視聴終了の時間帯だった・・・とんだ邪魔者になってしまった・・・
逃げろや逃げろ・・・
527 :
7-398:2007/08/08(水) 03:15:37 ID:lGIMjahp
職人の皆様、本当にGJ!良作に感謝!
続きがwktkなものがいっぱいで困っております。
>>230氏
てか、KBS京都の視聴終了時間でもありますな。
邪魔者だなんて、とんでもない。
クロノの間の抜けたチャイムもどきと、ヴィータのアホっぷり全開で見事でしたw
こっちも、SIRENクロスネタ続編が出来ましたので、投下いきます。
528 :
7-398:2007/08/08(水) 03:17:30 ID:lGIMjahp
―Lylycal Nanoha StrikerS × SIREN 〜Welcome to Hanyuda vil〜― part8
フェイト・T・ハラウオン 合石岳/蛇頭峠
初日/2時13分33秒
どうなっているの……さっきも同じところを通った気がしたのに……。
目の前には……何かしらの神をかたどった石像。
確か……道祖神とかいったかな。
この石像を見たのはこれで4回目。
まさかさっきのものとは違うものか……と淡い期待を抱くものの、それはすぐに打ち砕かれる。
右隅に目印として積み上げた数個の小石……これが、先程も訪れた所であることをはっきりと示していた。
おかしい……ここからはほぼ直線に進んだはずなのに……。
とすれば、考えられることは一つ。
この空間が何かしらの力で捻じ曲げられて、閉鎖空間と化しているという可能性。
思えば、あのサイレンが鳴って、墜落して、気絶して……目が覚めたころから……様子がおかしかった。
雨が頬に叩きつける気配がして目が覚めたのだが……。
その時目にしたのは……赤い雨。
そして、その背後には夜空を不気味に照らす……赤い空。
確か……かつて私がこの世界にいたときは……こんなことはなかった。
感想が追いつかないだとッ!!馬鹿な・・・。
とりあえず支援だッ!!さらにッ!!無理やり感想ッ!!
スバルは何気に毒舌家か?面白かったです。
530 :
7-398:2007/08/08(水) 03:19:03 ID:lGIMjahp
さらにおかしいと思えることはまだまだある。
上空を見上げると、さっきまでいたはずのフリードリヒの姿が無い。
ついで、スカリエッティ一味の召喚師の召喚獣の姿も、無数に空を埋め尽くしていたガジェットも見かけない。
それどころか、気配すら感じない。
キャロとか、なのは達に連絡をとろうとしても、まったく出来なかった。
なぜか、通信用の空間モニターは起動せず、念話すらできないのだから。
どう見ても……時空の歪みが生じて……異空間に放り込まれたのだろう。
過去数回に発生した例は報告されていたが……私が巻き込まれるとは。
迂闊だった。
私はため息をつくと……そのままその場に座り込んだ。
1時間近く延々と歩き回ったのだ。疲れるのも無理は無い。
なにせ……飛行魔法も使えないのだから。
ついで、魔法攻撃も……ほぼできない。
辛うじてバリアジャケットを装着できているのみ……そんな状態だった。
バルディシュも……同じような状態だった。
形こそ保っているものの、本来の3%しか起動していない……状態表示を見た限り、そんなところだった。
531 :
7-398:2007/08/08(水) 03:20:49 ID:lGIMjahp
外部からの何かしらの力によって……デバイスに対して、97%もの制限がかかっている。
しかも、魔法を発動させても、なぜか直後に全身に激しい疲労が襲い、胸が苦しくなり、呼吸困難を起こしかねない状態になる。
まるで、最大級の破壊魔法を命と引き換えといわんばかりに全力で放ったかのように。
それは……先程、自分の身をもって実証したばっかりだった。
「……ふへふへふへ……」
背後から……不気味な笑い声。
生気が抜けていて……生きている者が発しているとは到底思えない、しわがれた声。
――!
すかさず背後を振り返った。
そこには、斧を持った……男性。
服やつけている帽子は土まみれで、破れも目立ってボロボロだった。
赤いシミまでも無数についている。
そして……肌は青白く、目からは赤い液体を目から流している。
……懲りない連中ね……。
私はため息をつきながら、バルディッシュを足元に置くと……もう一方の手で持っていた鉈を振りかざした。
「……ふへふへふへ……」
そいつはなおもひるむ様子はなく、へらへらと笑いながら、斧を振り上げてきた。
その隙を逃さず、そいつの脇腹に鉈の刃を叩きつけた。
フェイトがタティアナサン愛用武器を使ってるー!!
支援
533 :
7-398:2007/08/08(水) 03:23:02 ID:lGIMjahp
「ぐぇっ!」
不快なうめき声とともに、手には肉の潰れる感触が伝わってくる。
ぐじゃりという、肉の潰れる音が、なおも不快感を掻き立てる。
だが、そいつはなおも斧を私に振り下ろそうとした。
すかさず私は鉈をそいつの脇腹から抜いて、足に勢いよくぶつける。
「ぎゃっ!」
そいつは斧をなおも握ったまま、その場に転げ落ちる。
間髪いれず、私はそいつの頭に……ためらい無く鉈の刃を叩き込んだ。
「ぎええええええ!」
絶叫とともに、そいつは動かなくなった。
私はそれを見届けると、置いていたバルディッシュを手にして、すぐさまその場から逃げ出した。
しばらくしても……傷を元通りに治して、何事も無かったかのように、襲い掛かってくるのは目に見えているから。
まるで……ホラー映画なんかに出てくる、ゾンビやグールみたいに。
さっきから、すっとこんな調子だった。
出会う地元の人間は……こんな生ける屍ばかりだった。
倒しても、5分もしないうちに元通りになって動き出す。
とんでもない生命力を持った奴らだった。
534 :
7-398:2007/08/08(水) 03:24:40 ID:lGIMjahp
最初、奴らは集団で出てきたので……プラズマスラッシャーで攻撃した。
ためらいこそはあったものの……私に攻撃しようとしたから。
奴らはすぐさま倒れたが、同時に先述のような激しい疲労が私を襲った。
しかも直後に別の生ける屍どもが襲い掛かってきたときに、魔法を放とうとしても……発動すらしなかった。
おまけに、倒した屍どもが何事も無かったかのように立ち上がって、襲い掛かってきたのだった!
このときばかりは焦った。
とにかく、逃げるだけ逃げて……しつこく追う生ける屍の頭をバルディッシュで殴った。
がむしゃらに何度も殴って、ようやく倒れた。
さすがに気分の悪いものではあったが。
だが、こんなことを繰り返していては……バルディッシュが完全に壊れてしまう恐れもある。
わたしはそいつが手にしていた鉈を奪って……次から次へと襲ってくる屍どもをなぎ倒してきたのだった。
鬱陶しい……疲れた……。
私は周囲に奴らの気配が無いことを確認すると、その場にへたりこんだ。
当初は生ける屍を倒すのに抵抗感もあったが……何体も相手にしているうちに、感覚が麻痺してしまったのかもしれない。
今では迷うことなく、奴らに攻撃していたのだった。
疲れがましになったころに行こうか……そう思い、目を閉じた時。
>230
>逃げろや逃げろ・・・
まて〜ル○ン〜!
いやいや、リアルタイムでGJですよww!!
しかし、ほんとザフィーラ扱いが…今週なんてヴァイスと同じく(略
うむ、とりあえずもう寝ます。
おやすみなさい。
(誰かル○ンV世とのクロス書いてくんないかな〜?)
(もちろんあの手この手で捕まえようとする機動六課に毎度毎度「あばよ〜。おじょうちゃん♪」という感じで逃げるヤツ)
(でも来月には「このロストロギアを管理局のかわいこちゃんにプレゼントします」と送りつけられると…)
(当然、魔法少女と逮捕劇を繰り広げながら、なぜかル○ン一味に毎週毎週ぶち壊しにされるスカリエッティの野望とかなんとか)
536 :
7-398:2007/08/08(水) 03:26:18 ID:lGIMjahp
――!!
視界にいきなりテレビの砂嵐のような画像が映ったかと思うと……すぐさま別の映像が目に映りこむ。
な、なに……これ……?
自分の目に何が起こったのか……最初はまったく理解できなかった。
ノイズが混じっていたものの……誰かがどこかを見ているような目線。
「……へへへへへ……」
荒い息とともに、気の抜けた笑い声が聞こえる。
視界にはそいつが手にしていると思える……猟銃の筒先が見えた。
そして、その手は傷まみれで、骨が露出していた。
――おそらく、生ける屍のもの……?
その視線の先には……森の中を通る砂利道。
その中に人影が一つ。
気を背にして座り込んでいる……金色の髪をツインテールに結わえた女性。
黒いリボンをつけていて、白いマントを羽織っていて、杖状のものを脇に立てかけて……って、見覚えが……。
――バルディッシュ!?
ということは、映っているのは私自身!?
支援
538 :
7-398:2007/08/08(水) 03:33:14 ID:lGIMjahp
そこで再び砂嵐が映りこみ……視界が私のものに戻った。
全身に寒気が走る。
途端に、後ろを振り返ると……そこには猟銃を構えた生ける屍が!
狙いを私に定めて、今にも発砲しそうだ!
――しまった!
やたらと冷たい汗が頬を伝う。
私が咄嗟に木陰に隠れた直後に……乾いた銃声がした!
――鉈は……置いたまま。
取りに行ったら、間違いなく撃たれる!
生ける屍はじりじりと私に近づいてきた。
銃を乱射しながら。
猟銃だから恐らく弾切れを起こして、弾を装填せざるを得ないから……その隙を狙うしか……。
そう思った時だった。
パーン!
どこからともなく、別の銃声がした。
「ぎええええ!」
私を狙っていた生ける屍は、絶叫を上げながらその場に勢いよく倒れこんだ。
539 :
7-398:2007/08/08(水) 03:34:44 ID:lGIMjahp
――!
すかさず、銃弾が放たれた方向に向き直る。
「……他所者か……?」
その先には猟銃を構えた……高齢の男性が立っていた。
手にしている銃からは、煙がゆらゆらと立ち上がっている。
目つきは鋭く、かなりの歳と思えるが背筋をしっかりと立たせている。
身なりからして猟師のようだ。
そして……目から赤い液体を流していて、肌は青白く……なんてことはなく、見た限り生気のある人間のようだ。
私はほっと胸を撫で下ろすと同時に……次に何をしていいのか思い浮かべず……ただじっとしているだけだった。
「どうやら大丈夫なようだな」
その老人は鷹のように鋭い視線を私に向けていた。
―to be continiued―
GJ!!ついにサイレン原作キャラと遭遇ですね。フェイトはどのように自分のことを
説明するのだろう。
ナンバーズやルー子さんがどうなるか非常に気になります。
541 :
7-398:2007/08/08(水) 03:44:00 ID:lGIMjahp
投下終了です。今回はここまで。感想&支援に感謝。
SIRENからは期待に添えて、ゴルゴ爺志村晃の登場です。
>>537 確かに鉈とティアナはある意味深い因縁がありますなww
そして、支援に感謝。
>>リリカル犬狼氏
ル○ン一味クロスですか……確かにあの面子なら六課やスカリエッティをハチャメチャにかき乱してくれそうな気が……www
それと、カオスJOJO期待しております。
それと、当方も19話を確認しました。
いろいろありましたね……www
(内心、19話を見た後で、ギン姉を羽生蛇村に投入しなかったことを激しく後悔しました。
こーなったら、次に構想中のSIREN2クロスネタで、スターズ3とナンバーズ9とともに夜見島に投入してやろうかとw
もちろん、19話で出てきたあのバージョンでww)
> 7-398
あわわわ!
割り込み失礼しました!!
あいかわらずダークなところに救いの主があらわれたかな?
さ〜いよいよ視覚ジャックが登場ですねw
はたして全員生還できるのか楽しみです。
BstSさんを読んでて思いついた。
守護騎士達には皆、人格のモデルとなった過去の騎士や戦士や魔導師……
通称、『前世』が存在する。
で、シャマ姉の前世はBstSさんの所ではブラックウィドウである、と……
……窓に!窓に!
>>539 GJ!
見よ雑踏に降る忽然と あの美麗の花
飾れよ君の為 今非情の日々に立ち
聞け残党の声漠然と あの空論の雨
凌げよ目を閉じて この幽かな声を聞き
誰にも見えず 知れず
ッセイッ!
「よし! それじゃあ行くぞ! それぇ!」
オメガマンはデバイスから魔砲を発射した。それによってレオパルドンの発射した
地獄の砲弾を撃ち落とし、地獄の砲弾は空中で爆発した。
「よし今だマンモスマン! 行けぇ!」
「おう!」
マンモスマンは再度突撃を開始した。オメガマンの援護によって地獄の砲弾が次々
撃ち落されて行き、テロリスト側も焦ったが、マンモスマンの行く手を
多数の魔動兵器達が妨害した。
「邪魔をするな! パオォォォォン!! ビッグタスクゥゥ!!」
マンモスマンの特長と言える二本の巨大な牙、ビッグタスクが猛威を振るった。
分厚い金属の装甲で守られた魔動兵器達が次々貫かれ、砕かれていく。
と、今度はデバイスを持ったテロリスト達が魔砲を撃ちながら突撃を仕掛けて来た。
「うおおおお!! あのマンモスの毛皮を被った大男をなんとかしろぉぉ!!」
「人間ごときがやるかぁ!?」
マンモスマンは真正面から弾き飛ばしてやろうとした…が、それより先にフェイトが
急接近し、バルディッシュでテロリスト達をまとめて斬り裂いていた。
「今のウチのあの大砲男を!」
「邪魔しやがって…だがありがとよ!」
ついにマンモスマンはレオパルドンへ接近した。この近距離では地獄の砲弾も上手く使えない。
とすればもはやレオパルドンと言えども超人の本分たる格闘戦に移る他は無かった。
「レオパルドン行きます!! グオゴゴゴ!!」
「ノーズフェンシング!!」
「ギャー!!」
結局レオパルドンはマンモスマンの鼻を槍状に変化させた技、ノーズフェンシングで
胸を刺されて死亡と言うキン肉星王位争奪戦の時と同じ結果に終わってしまった。
「あああ!! レオパルドン先生がやられたー!!」
「なんてこった!!」
レオパルドンの敗北はテロリスト側の士気を下げさせる事に繋がった。
しかし…逆にヤケクソになる奴も多かった。
「畜生! こうなったら総力戦だ! なんとしても管理局を制圧してロストロギアを奪え!」
「オオー!!」
なんと残存するテロリストや彼等の使用する魔動兵器が一斉に突撃を開始したでは無いか。
あまりの数にもはや大津波にもなるようなそれが一斉に殺到していた。
「ゲェェェェ!! 何て数だ! ありゃもうテロリストどころか立派な軍隊だ!」
「で、お前等の所の残存戦力はどの程度あるんだ!?」
「あの…絶望せずに聞いて…。」
「多分…私達5人だけかと…。」
「ゲェェェェ!! あまりにも劣勢すぎるぅぅぅ!!」
残念ながらこれはマジだった。レオパルドンの地獄の砲弾攻撃が痛かったのか、
管理局側の戦力はなのはとフェイトとクロノの三人を除いて壊滅。
現になのは達がいる場所にも名の無い局員達の死体が転がっているのである。
「まったく…これだから人間の戦争は困る。」
「超人の場合、少数の代表者同士の対決で決着を付けるからな。」
しかし、そうは言ってもやはりこの余りにも劣勢すぎる状況は何とかしなければ
ならなかった。でなければまたマンモスマンとオメガマンは超人墓場に逆戻りしてしまう。
「こうなったらやるしかないか! 考えても見ろ! キン肉マン達は
俺達の10分の1以下の超人強度しか無いのでありながら俺達に勝ったんだぞ。
なら俺達だってあの程度の大軍に勝てなくてどうする!!」
「よっしゃ! んじゃあやってやるか!! 自分の数十倍の超人強度の
敵に挑むのに比べればあんな数…。」
マンモスマンとオメガマンはそう自分自身に言い聞かせ、不退転の決意で
徹底抗戦の構えを取っていた。しかし…それはなのはとフェイトとクロノも同様だった。
「貴方達二人には失礼だけど…無関係者ばかりに良い格好はさせないよ。」
「この戦い…私達だけで何とかしてみせる…。」
「よし行くぞ!」
とにかくこの戦い…必ず勝利する。
まったく生まれも育ちも境遇も違う五人がこの一つの目的の為に心を一つにした。
そして正面から突撃してくるテロリストへ迎え撃ったのである。
「うおおおおおおおおおおおお!!」
最後の戦いが始まった。
「エクセリオンバスター横薙ぎ放射!!」
なのはのエクセリオンバスターの横薙ぎ放射でテロリストをまとめて吹き飛ばしていく。
「バルディッシュザンバー!!」
フェイトがザンバーフォームのバルディッシュでテロリストを次々斬り伏せて行く。
「アイスロックジャイロォォォ!!」
マンモスマンがキン肉星王位争奪戦の決勝戦でロビンマスクに対し行った技。
敵を超高速で投げて掴み捻りまた投げるを繰り返す事によって投げる対象の空気が冷やされ、
その対象が凍り付くと言うゆで理論によって出来た氷の塊を超高速でテロリストへぶつけるのである。
「いでよ亡霊超人達!!」
オメガマンが過去にハントし、自身に取り込んだ亡霊超人達の頭部がオメガマンの身体から出現し、
それが次々にテロリスト達を噛み殺して行った。
あとクロノに関しては…筆者のクロノに対する知識不足のせいで割愛させていただく。
「おいちょっと待てよ!!」
でもそれなりにクロノも次々テロリストを倒してるのであしからず。
「エクセリオンバスターフォースバースト!!」
「ジェットザンバー!!」
「ゴーストキャンバス!!」
「オメガカタストロフドロップ!!」
一名中略
「中略すんな!!」
まあそれはともかく…なのは、フェイト、マンモスマン、オメガマン、その他一名の
計5人は力と技と知性の限りを尽くしてテロリスト達を倒して倒して…倒しまくった。
それからしばらくして、やっと他の部署からの応援が到着していたのだが…
既にそこには彼方此方に倒れている恐ろしい数のテロリスト達の上でグッタリしてる
四人とその他一名の姿があった。
「遅いよ応援…。もうみんな倒しちゃった。」
辛くも勝利したとは言え、テロリストの手によって手痛い打撃を受けた管理局は
部隊の再編などが必要だった。そして他からの応援が慌しく事後処理に駆け回っていたが、
今回のテロリスト討伐で活躍した功績でマンモスマンとオメガマンは釈放された上に
金一封まで貰っていた。
「ちょっと管理局の再編に時間が掛かりそうだし…せめて再編が完了するまでの間だけでも
君達もここで働いてみないか? 君達なら魔法が使えなくとも十分通用すると思う。」
「いや、すまんが止めとく。俺達は正義超人の連中と違ってそういうのガラじゃないんだ。」
「すまんな。」
「そうか…。無理を言って済まなかったな。」
…と、クロノも二人をスカウトしようとしていたが、丁重に断られてしまった。
管理局から離れたマンモスマンとオメガマンだったが、二人は元の世界に戻らなかった。
それは何故かと言うと…
「次元世界ね〜。俺達の宇宙以外にも色々あるんだな〜。」
「元の宇宙に帰るのも良いが…このまま色んな次元を渡り歩くって手もあるな。」
「よっしゃ! なら俺は各次元各地の賞金格闘トーナメント巡りでもしてみるか。」
「俺も宇宙ハンターは廃業して、代わりに時空ハンターを始めよう。そしてありとあらゆる
次元、時空の賞金首をハントするのだ。」
こうして…二人は遠い遠い次元へ旅立った。
キン肉マンU世で二人の事が言及されていないのは…これが理由なのかも…しれない。
おわり
何か驚く度に「ゲェェェェェ!!」って言うのはキン肉マン世界の仕様です。
これはワリと冷静沈着タイプのロビンマスクでさえ使っています。
ちなみに今後キン肉U世でマンモス&オメガが出て来たら済みません。
>>リリカルなのはBsts氏
アリサ達の所にもTFが来てるのが微笑ましく感じました。
それに絡みも面白いです。
>>リリカルスクライド//G.U氏
ガオガイガオークロスですか。ファイナルの後管理局に救われたIFの
様子ですが、この後どうなるのでしょうか?
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
歴代のライダーの敵の大将格(ですよね?)が登場しましたね。
機人と怪人の共闘とかあったりするのでしょうか?
>>230氏
ヴィータもなのはも黒くて吹きました。
矢文と髪留めを勘違いする所とかも…
>>7-398氏
これは怖いですね。フェイトは生き残る事が出来るのでしょうか?
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
おぉ〜、今回は大幹部が登場しましたね!
地獄大使にブラック将軍にアポロガイスト(人間体)、そしてジェネラルシャドゥ。
どうやらスカリエッティと手を組んでる様ですね。
彼らの言う"新しい首領"と言うのが、本郷達の言ってる"奴"ですか?
あぁ、あれだけのバトルでVS戦闘員戦がないのが惜しい…。
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
GJ!大ボス級がたくさん出てきましたね。
アポロガイストがGOD秘密機関でジェネラルシャドウがデルザー軍団ですよね?
地獄大使とブラック将軍は確か初代。
うーむ…昭和シリーズはゆとり世代の自分にはちときつい…。
されどこれ知らずして仮面ライダーは語れない訳で…今度見て見ようかなあ…。
>>リリカルなのはBsts氏
GJ!
シルバーボルトが月村家に居候とは…これで忍が居たらシルバーボルトを改造しちゃったりしそうだ。
それにエイが高町家に居候ですか。
アリサ家に居候したランページと海鳴市で因縁の対決ですかねw
>> ◆e4ZoADcJ氏
マンモスマンとオメガマン強すぎw
レオパルドンやりすぎ。
名無し局員の冥福を…。
職人の皆様GJです
>>リリカルなのはBsts氏
この分だとハラオウン家や八神家にもTFが1体ずつ来そうですね…
…で、最初の問題の答え分からないんですが…教えてもらえませんか?
>>リリカルスクライド//G.U.氏
ガガガFINALキター!って、どうやってこの空間に来たんでしょう…クロノ…
しかし…何人か既に言っている方もいるようですが、最高のタイミングでクロノが来ましたね…
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
…やっぱり怪人とオレンジ博士は結託してましたか…
しかし「新たなる首領」…一体何者なんでしょう…
>>230氏
…うわ、ヴィータの矢文の内容が子供の悪口…
…で、何を預かったんですか?
>>7-398氏
鉈を持ってると聞いてフェイトがL5発症しているのを幻視した俺は間違いなくL5末期(ry
…やっとまともな人となのは勢キャラが遭遇しましたか…なんか凄くほっとしました
>>◆e4ZoADcJ/6氏
いやいやいやいや、スティンガーブレイド(無数の魔力刃)とかエターナルコフィン(広域凍結)とかありますよね…?
…やっぱりレオパルドンは瞬殺される運命にあったんですね…
>>512 木野さんの戦闘シーン短くて申し訳ありません…
彼はあまり無駄な攻撃をしないタイプに見えたため、こんなに短くなってしまいました…
>>518 すみません…やはりライスピだけ読んだだけじゃダメなんですね。
しかし俺ラノベ一冊も持ってないッス…
買わなければ…
>>547 ある…と思いますよ(何
これから考えます。
>>548 これがまた違うんですよ。
「奴」の正体はまだまだ分かるのは先っス…
戦闘員…ガジェットじゃ…駄目?
>>スクリームさん
そうです。
アポロガイストはGOD秘密警察第一室長(物凄く言いにくいです)で、シャドウはデルザー軍団のリーダーです(後にマシーン大元帥に取って代わられてしまいますが)
いえいえ、ゆとりだなんてそんな、僕だって17でゆとりなんですよ。
17のクセに昭和全作品全制覇してる僕の方がイっちってるんですよ。
昭和を見るなら少しだけ飛ばし飛ばしで見ることをオススメします。
同じような話ばかり続く作品なので飽きてしまう可能性も結構ありますので…
特にスーパー1のジンドグマ編は恐ろしく眠くなりますので(ジンドグマ編ファンの皆さんすみません)
>>龍騎先輩
それもまだ教えられませんね…すみません。
いつか絶対お教えしますのでお待ちを…
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダーさん
まだまだたくさんのライダーが出てきそうですね、そして敵組織の人達もたくさん
仮面ライダーたちが集結して強大な敵に立ち向かうのは昔からの王道!
そして何より……私の作品とは違って皆仲が良い! 次回を楽しみにしてます
>>マスカレードさん
お褒めの言葉を頂きまことにありがとうございます・・・ですがまだまだこれから
マスカレードさんの作品は私も楽しみにしてますので期待させてください!
……私も少しは巧と誰かを仲良くさせようとは思ったのですが
あの無愛想と口の悪さでは難しいかな・・・とも思ってて。良い奴なんですけどね巧は
前スレのあれは時々続きを考えたりすることもありますが、今は自重しています
澤田くんは私も大好きなキャラです! そして同じくらいにナンバーズも好きですが
毎度毎度ですが……職人の皆さんにGJと感想をくれる皆さんに感謝の意を捧げます!
NANOSING投下準備完了です。
では、投下許可を。HURRY! HURRY!!
許可する
投下せよ
HELLSING本部襲撃事件から数日後、ロンドン郊外の共同墓地にて。
雨の中、ようやく戦没者の埋葬が終わり、生存者全員が墓石の前で整列している。
「陛下と英国と国教を守らんがため、志半ばにして倒れた我らが同士、防国の騎士たちに敬礼!」
ウォルターの号令に従い、墓石に向かって一斉に敬礼をした。
雨は未だ降り止まない。まるでこの惨劇に、天が泣いているかのように。
第五話『BALANCE OF POWER』(1)
葬儀の翌日、HELLSING本部執務室にて。
「まずは本部施設の再建が急務です。HELLSINGロンドン本部構成員100名のうち、生き残ったのはわずか13名。
そのうち10名はその日本部の外にいたから生きていたようなもので、
結局あの戦いで生き残った局員は、私とお嬢様、それからスバル嬢だけということです」
「ティアナとアーカードが数に入っていないようだが」
報告書を手に、インテグラが聞き返す。
「はい、あの二人は…すでに死んでおりますゆえに」
「…なるほど、そうか」
そう言うと報告書を机に置き、葉巻を手にウォルターへと問うた。
「例の件の調査はどうなっている」
「はい。『ミレニアム』…ですな」
「そうだ。何にもましてそれが重要なことだ」
「現在、使える手は八方手をつくして調べさせております。
円卓会議を通じて英国情報部(MI-6)・国家公安(MI-5)にも調査協力を頼み、大英博物館の未整理文書まであさらせて調査中ですが…見るべき情報は皆無です。
アメリカと日本とフランスに7個、オカルトや軍隊好きの同好会風のサークルがありました。
それと、ロスにスターウォーズ系のサークルが1つ」
「スターウォーズ?」
「ハンソロの船の名です。ミレニアムファルコン」
ヤンが死に際に残したヒント『ミレニアム』。ウォルターはそれに関する調査を進めていた。
だが結果はこの通り。ほとんど功を奏していないということだ。
ウォルターの報告を鼻で笑うインテグラ。これだけやっても何も分からない苛立ちか、それとも何か別の要因か…
「結局は何も分からないに等しいわけか」
「はい、申し訳ございません。今のところはやはり本来の意味しか分かりません」
「本来の意味?」
「は。10世紀間(1000年)という意味しか」
ウォルターのその言葉を聞くと、インテグラが立ち上がり、火のついた葉巻を銜えて言う。
「…いや、もう一つある。
千年の王国(ミレニアムオブエンパイア)の栄光を求め、全世界を相手に闘争を始めた集団が、半世紀前に」
半世紀前、すなわち…第二次世界大戦の時代。
その時代に世界を相手に戦った集団といえば、古今東西たった一つしか存在しない…
「ヒトラードイツ、ナチス第三帝国」
そう、『ナチス・ドイツ』だ。
かつて一党独裁体制と人種主義をひっさげて現れ、そして戦後解体された組織。
かつてヴァチカンと大きな関わりがあったとも言われるが、それはあえてここで言うような事ではないので省略しよう。
…とにかく、インテグラの見解では…そのナチスが絡んでいる可能性があるという事らしい。
「調査を続けろ。どんな小さなことも見逃すな!」
「了解いたしましたお嬢様。ああそれと、人員補充の件ですが、英国部隊からの引き抜きが不可能です」
「何故だ」
「人数が多すぎるのです。あまりに不自然です。故に…プロの傭兵を雇い入れました」
「傭兵?信頼できるのか?金で動く連中だぞ」
「はい。ただの傭兵ではなく、プロフェッショナルですから。
契約と金が払われている限り、ワイルドギースは決して裏切りません」
傭兵団『ワイルドギース』。それが新たなHELLSINGの戦力である。
…また、それとは別の戦力がHELLSING機関へと派遣されるのだが、それを知るのはワイルドギースとの邂逅を終えてからである。
数時間後、HELLSING正門前。
「HELLSING本部って…ここか?」
機動六課の制服に身を包んだ、赤髪の少女が一人。言葉から察するに、HELLSING本部に用があるようだ。
彼女の存在を知らない、生き残りの警備員がホイッスルを鳴らす。
「何だ君は!ここは立ち入り禁止だ!」
かつてのバレンタイン兄弟襲来の時と同じようなやり取りだが、気にしない。
とにかく、赤髪の少女…『ヴィータ』がその警備員に対し、問う。
「なあ、ここってHELLSING本部だよな?」
そう聞かれた警備員が驚き、銃を向ける。
対するヴィータは銃を向けられて驚いたのか、慌てて目的を話した。
「あ、あたしは時空管理局の人間だ。そっちの…円卓会議だっけ?そいつらの連絡を受けてここに来たんだよ。
管理局の方からそっちに連絡いってないのか?」
目的を話すヴィータ。それを聞き、警備室へと連絡を取り、真偽を確かめる警備員。
二言三言話すと連絡を切り、そして態度をころりと変える。
「…失礼しました、どうぞこちらです」
警備員の態度が、うって変わって礼儀正しいものになる。どうやら真実だと理解したようだ。
そして執務室へと向かう最中、気になったことをヴィータに聞いた。
「ところで、そちらの連絡では武装局員の一個小隊もこちらに送るということになっていたようですが…」
「ああ、そいつらは後から来ることになってる。色々事情があって、あたしだけ先に来たんだ」
同時刻、HELLSING機関地下室。
おそらく武器が詰まっているであろう木箱を積んで、座る男たちがいた。
…数は数十は下らない。おそらく彼らがウォルターの言っていた『ワイルドギース』なのだろう。
「ベルナドット隊長、どういう事なんです?」
隊員の一人が隊長格の男…ワイルドギース隊長『ピップ・ベルナドット』へと問う。
このような『どう見ても金持ちの邸宅』といった感じの場所で、一体何をしろというのか。そう思っているのは明白だ。
「俺たちに警備員でもやれってコトなんですかネェ?金持ちの道楽私兵気取りとか?」
「いや、なに、聞いて驚くなよ。俺たちの今度の仕事はァ、化け物退治なんだと!」
ベルナドットがおどけた口調で言うが、隊員たちは信じていない。
まあ、化け物なんかの実在を知らないのだから、当然と言えば当然か。
「ははは、またそんな「本当だ」
突然女の声がし、ワイルドギースが一斉に振り返る。そこにいたのはHELLSING機関長インテグラだ。
「おまえ達の敵は血を吸い、不老で不死身の吸血鬼だ。
にんにくと聖水をたずさえて、白木の杭を心臓に打ち込んだり、首を切ったり、死体を焼いたり十字路に灰を撒いたりするのが我々の仕事だ。
詳しくはブラム・ストーカーを読め」
「バカバカしい!吸血鬼などこの世に存在するわけが…」
「おまえ達が知らないだけだ。いや正確には知らされていないだけだが。
100年前に結成された我々HELLSINGは、長い間人知れず活動を続けてきた。その本来の目的は吸血鬼との闘争機関。
言葉を重ねても分かりづらい。見ろ、あれが君らの敵『吸血鬼』だ」
インテグラがその『吸血鬼』へと人差し指を向ける。その指の方向にワイルドギースの視線が集中。
その視線の先にいたのはティアナ。一斉にワイルドギースの視線が疑いの色を帯びた。
…沈黙。そしてその空気に耐えられなくなったベルナドットがティアナへと問いかける。
「君…吸血鬼?」
「え…ええ、まあ…」
ざわめきとクスクス笑いの大合唱、開始。まあ当然と言えば当然か。
普通吸血鬼といえば鋭い牙に燕尾服、黒と赤のマントにシルクハットという出で立ちのイメージが強い。
それなのに実際に出てきたのは、鋭い牙こそ持っているものの、格好はHELLSINGの制服。イメージとはかけ離れている。
「笑われてますよ…」
「そうだな」
「マスターを連れてきた方がよかったんじゃ…」
「駄目だ。あいつならこいつら皆殺しにしかねない…
ようし、じゃあ証拠を見せてやれ、ティアナ。目を覚まさせてやれ」
「ヤ…Ja!」
そう言うと、ティアナが右手で何かを構える。
一方のベルナドットは大爆笑。到底信じていない。
「はッハッハッハッハッハァ!おッおッおじょーちゃんがバンパイアならば、俺はフランケンシュタインだっつーの。ははははハブッ!?」
ティアナの デコピン! こうかは ばつぐんだ!
…某ゲームのようなナレーションはともかく、デコピン一発でベルナドットの言葉が中断され、吹っ飛ぶ。
吸血鬼の怪力ならば、デコピン一発でこれ程の破壊力を叩き出す事も容易である。
「隊長さん、勝負です。私はデコピンしか使いませんから」
言うが早いか、一瞬でベルナドットの目の前まで移動。そしてデコピンを2発お見舞いした。
驚いている間にあっさりと、それもデコピンだけで大ダメージを受けるベルナドット。鼻血だけではなく吐血しているのは気のせいではないだろう。
「化け物だこいつ…全然見えない…気配も読めない…ただのデコピンなのに頭がグラグラする」
「だから、吸血鬼なんです」
「!! 本当に吸血鬼…なのか」
どうやら、やっと吸血鬼の存在も、ティアナが吸血鬼だという事も信じたようだ。
「そうだとも。吸血鬼の中では下級の下級だが、れっきとした吸血鬼だ」
突然の男の声。次の瞬間、壁をすり抜けてイメージそのままの吸血鬼が現れる…言うまでもなく、アーカードだ。
たった今目の前で起こった出来事は、ワイルドギースを恐慌状態に持ち込むには十分。阿鼻叫喚の大絶叫の始まりだ。
「肝の小さい連中だ。使い物になるのかこれで」
呼んでもいないのに現れたアーカード。それに対してインテグラは大いに驚いているようだ。
後に続くように、ウォルターが現れ、インテグラに事情を話そうとする。
「申し訳ございません、お嬢様。止めたのですが…」
「私の寝床を守る連中だ。どんな連中か見ておきたい」
この状況に、ワイルドギースも唖然としている。ここまでやればもはや吸血鬼の存在を信じないほうがおかしいだろう。
…それはともかく、ウォルターが何かを取り出し、インテグラへと渡した。パッと見は封筒の口を蝋で閉じたようなもの…
というか、どこからどう見ても手紙である。
「それよりお嬢様、こんなものが送られてまいりました」
「手紙…?」
「差出人をご覧ください」
差出人の欄に目を通すインテグラ。そして…目の色が変わる。
「!! ヴァチカン特務局第13課『イスカリオテ機関』だと!?」
そう、決してHELLSINGに手紙を送ってくるような相手ではない存在が、その手紙の差出人だったのだから。
TO BE CONTINUED
投下終了です
ううむ…数代前のスレで「出すわけにいかなくなった」とか言っておきながら、平然とワイルドギースが出ている…
住人の皆様、率直に聞く。
いいかげんリリカル龍騎を書かなければならないのに、ひぐらしとのクロスを思いついてしまった
俺はもう「おしまい」か?(※HELLSINGパロです)
GJです
ティアナがどんどん怖いことになってる
完結しないうちに更に手を広げるとそっちも完結しなくなる
悲しいけどこれ、真理なのよね…
皆様GJ〜!
しかし今日は普段の平日と比べても進行早いですな(気のせい?)
>>561 それは言わないお約束
風呂敷を広げるのは誰にでもできるがそれを包むのは難しいのだから
まあ広げるだけならチラ裏とか言われてしまうとどうしようもないけどね。
あ、IDがSOSになっとる…何かの前触れか…?
>>559 えーと…思いつきの方はとりあえず一発ネタにしておく、というのは?
>>559 GJです!
ティアナがスバル以上にどんどん人間離れしている…。
ひぐらしとのクロスですか…流石に三作同時進行はきついのでは?
GJです
しかし、誰もヴィータ登場に突っ込まないのに糸色望したw
GJ!
そういえばいましたね・・・(汗)ウィータさん。
>>戦闘員…ガジェットじゃ…駄目?
私としては戦闘員出して欲しいですねぇ。
GOD工作員とかドグマファイターとか…。
怪人だけでなく大幹部までがいる以上はやはり…。
それにヒロインがザコ敵バッタバッタぶっ倒すのって見てみたい気もしますし…。
投下してよろしいでしょうか。
緊急の用事ができましたのでまた後ほど
以前ウルトラマンとからませるのは、むずいとでた。
だから、怪獣でもうそうした。
スカイドン
意外とヤリやすそう、問題は誰にスプーンを使わすかだ。
イフ
誰も勝つことはできないが、戦うことをできなくすることはできる。
ヤメタランス モエタランガ(うろ覚え
戦闘シーンの時に通り過ぎでもしたら……
アントラー
第一話向き
強くて、怪獣の恐ろしさを教えるのに最適な上、青い石を使えれば倒せるし、
管理局がウルトラマンの存在を知るのに使いやすい。
メフィラス
メインキャラに精神的に辛すぎるゲームをさせたり……
もう一度。
投下してよろしいでしょうか。
秋葉原:柊蓮司
秋葉原からアニエス・バートンの封印までは特に何もなかった。
せいぜい、空を飛ぶためにバリアジャケットに着替えたところを一般市民に見つかって
「なんのコスプレですか」
「写真取らせてください」
と騒ぎになったり、仕方ないから制服に着替えたらまた
「なんのコスプレですか」
「写真取らせてください」
と騒ぎになった程度だ。
第97世界の服は持ってきてはいなかったフェイト達はまた柊の財布を軽くしてしまった。
電車に乗ったら、お婆さんが立っていたのでフェイトが席を替わった。
お婆さんと話しているうちに何故かフェイトが未婚の母親と言うことになって、しかもリンゴをもらったりもした。
キャロはとてもおいしいと喜んでいた。
アニエス・バートンの封印:フェイト・T・ハラオウン
空を飛んでいたフェイトは空気がぬるりと粘りを持ったような感覚を一瞬だけ味わった。
その途端、目の前の風景が変わる。
それまでフェイトが見ていたのは緑豊かな森だった。
今見えているのは色こそ同じ緑だが無数の蝗だった。
周囲の木々は蝗に食われ、緑の葉はすでに無い。
蝗の緑の色が木々のはのかわりに山を彩っている様子にキャロは小さく声を上げる。
エリオがそんなキャロの手を握るが、フェイトはエリオの手もまた震えているのを見逃していなかった。
木々を食い尽くした蝗は獲物をさらに求めるが、それでもまだ足りないと植物ばかりでなく岩や土すら食べている。
動物もまた同じだ。
本来ならこの森の恵みを受けていたであろう兎や猿、熊が新しい白骨を晒している。
眼窩の中から出てくる蝗がそれらが辿った運命を饒舌に語っているようだった。
柊蓮司が空を指し示す。
「月匣だ」
そこにあるのは赤い月。
「月匣でこいつらを隠しているんだ」
山1つ分くらい覆っているとはいえ、この辺りは人も少ない。
なにかを目標としていなければこの月匣に気づくものがいるとは思えない。
そして、フェイトはその目標を目にした。
結界の中心には黒いドームがあった。
蝗たちはドームを守るように周りに無数にいるが門番の役目を果たそうとするものはおらず、食事に没頭している。
ドームのすぐそばに降りたフェイト達はその表面が鱗のようになっており、それが時折ざわめくのを見た。
「そこで待っててくれ」
柊蓮司はフェイト達を少し下がらせ、ドームの表面に手を伸ばす。
「ん?」
ドームの表面をこすり、探る。
「なんだこりゃ、こんな封印しらねえぞ」
柊蓮司はドームを上から下まで見渡すがなにかが見つかるわけではなかった。
「柊さん、それ、私の世界の結界だと思います」
フェイトがキャロとエリオをその場に前に出る。
「破れるか?」
「やってみます。バルディッシュ」
「Yes sir.」
フェイトはバルディッシュをザンバーフォームに変え、頭上に構えた。
「はぁあああああ・・・・」
息を少しずつ肺からしぼりだし、魔力を集中させていく。
バルディッシュの巨大な刀身の輝きが眩しいほどに増していく。
「スプライトザンバーーーーーーっ」
飛翔しながら刃を体ごと振り下ろす。
光る刃がドームの表面にぶつかり、稲光をあげる。
「バルディッシュ!お願い」
「Yes sir.」
刀身の輝きがさらに増す。
全身に魔力と力を込め、さらに押す。
「きゃあああああああっ」
バルディッシュごとフェイトが弾かれる。
宙を舞うフェイトをエリオが受け止めようとするが、支えきれずに潰される。
「あ、エリオ?」
「いた・・・大丈夫です。フェイトさんは?」
「大丈夫。エリオ、ありがとう」
キャロと柊蓮司が倒れた二人に手を貸す。
「できそうか?」
「いえ・・・バルディッシュと私だけじゃ・・・」
スプライトザンバーには結界破壊の特性がある。
だが、それを持ってしても完全に力負けしていた。
なのはのスターライトブラスターを合わせたら・・・。
可能性はあるかも知れない。
「私の仲間がいれば破れるかも知れません」
「仲間?」
「はい、柊さんと会う前、ベール・ゼファーと戦ったときにはぐれてしまった仲間です」
「その仲間と連絡は取れないのか?」
フェイトの顔に影が差す。
「・・・できないんです」
「そうか・・・」
蝗が山を食う音が聞こえる。
「フェイトさん・・・あれ」
キャロが結界の境界を見ている。
外側からはわからないが内側からなら結界の境界がよく見えた。
「大きくなってます」
キャロの言うとおりだった。
入ってくるときには結界の外にあった川が今は結界の中にある。
川は緑色に染まってそこにも蝗がいることを示している。
そして、蝗の密度は結界が広がってもなお変わることはなかった。
「喰ってる端からでかくなってるわけか」
柊蓮司が足下の地面を蹴りつけた。
今になっても蝗は柊達に無関心だ。
まだ食事を続ける蝗の羽音はフェイト達を無駄なことはするなとあざ笑っているかのようにも聞こえた。
アニエス・バートンの封印:柊蓮司
「ん・・・・・?」
柊蓮司はポケットを押さえた。
入れていたO-Phonが振動している。
通話ボタンを押した途端に電話の相手はあらん限りの声でわめいてきた。
「柊さん!今、一体どこにいるんですか?」
相手が誰かは考えるまでもなかった。
なるべく会いたくないが会わざるを得ない。あるいは無理矢理に会うことになる相手。
間違いなくアンゼロットだ。
「いや、どこにいるかって言われてもよ」
「とにかく!急ぎです!すぐ来てください!良いですね?」
ものすごく機嫌が悪そうだ。というか、間違いなく悪い。
アンゼロットはそれだけ言うと、電話を切ってしまう。
「・・・・・・・・」
電話をかけ直して今は用事があるからダメだ、と言おうかとも思ったが止めた。
「なあ、フェイト。フェイトの仲間を捜せそうなヤツに当てがあるんだが・・・」
「ほんとうですか?お願いします」
フェイトは柊蓮司の手を握る。
そこから必死さが伝わってきたように柊蓮司は感じた。
「わかったよ。案内する。俺のいうとおりに飛ばしてくれ」
「はい」
キャロがケリュケイオン胸の前で会わせてフリードの本当の姿を召喚する。
柊蓮司達を乗せて、フリードは空に羽ばたいた。
今回はここまでです。
ナイトウィザード、9月からアニメ放送のようです
柊のキャラクターがアニメと違ってしまったときはゆるしてください。
>578
乙。
アニメの柊のキャラが違っていたらブーイングですな。
アニメに。
>>566 むしろ生存者の中にシャーリーの名前があがって無いのに、突っ込みを入れるべきでは?
>>569 戦闘員って弱そうに見えるけど、設定だと常人の五倍とか初期ショッカー怪人並とインフレしてるんだよな。
AMF無しの戦闘力ならガジェットより強くネ?
>>580 最近、見てみたら実は何度か姿が変わっていて、一番有名な黒タイツ戦闘員はおやっさんより強く、滝でもかなり苦戦したりする。
中期までは武器持って束になっても、おやっさんに蹴散らされるのでそのイメージで雑魚だと思われてるんだろうが。
その当時の資金力が差を生み出してるんだよ。
>>578 GJです
なるほど、確かにフェイトはどっちの格好でも騒がれるわなw…
>>581 おやっさんはライダーの必殺技を練習とはいえまともに食らって平気な御仁だからな。
>>584 赤心少林寺は凄かったな老師は一撃で怪人殺すは、テラー・マクロと互角だったし。
あれカイザーグロウになってなかったら、老師買ってたよな?
感想ありがとうございます、これからも書いていきます。
>>543 前世が蜘蛛姉ちゃんというのも良いですねW。前で戦いそうな性格ですし。
>>550 正解は蒸気船(中で火を焚いて進んでいるので)ですーwww
外伝2後編投下良いですか?
投下どうぞ、支援します
プレシア「みんな、久しぶりね。私はプレシア・テスタロッサ。ちょっと聞いてくれるかしら?最近独り言が多くなってね。
「あ、お風呂入ろう」、「歯を磨かないと」って誰に言ってるのかしら。 あ、リリカルなのはBsts。始まりよ」
フェイト「お、お母さん。あんな、性格だったっけι」
外伝2後編「見つけたぜ!」
「私はいったい?……此処は」
「此処は僕の家だよ。僕の名前は高町士郎だ。君は?」
「私はデプスチャージ、そうか……私はお前の家で気を失っていたのだろうな……エイ。すまないな士郎エイ」
力無く頭を下げるデプスチャージに高町家の面々は顔を横に振る。
そこで声をかけたのは桃子。
「私は高町桃子、この士郎さんの妻です。こちらが娘の美由希。」
「よろしくね、道場で倒れてた時は驚いたけどι」
「ああ、よろしくたのむ。が、私は直ぐにでも此処を立ち去るから安心してほしい、ありがとうエイ。いーとまきまき」
とデプスチャージがベットから降りようとするのを士郎の手が止めた。
「見たところデプスチャージはロボットだけど、ただの。じゃないな……行くあてはあるか?エイ」
「ぬぅ……無い。が、私はあるロボットを捜している。だから−−」
「この町は広いけど、この辺りでロボットを見たのは君だけだよ?私の家にいて情報を集めたら良い。と思うけど、どうかな?」
そう言われデプスチャージは困惑していた。
どうしてこんなにも他である私を気遣うのだ。と
支援砲撃開始!
そんな彼に美由希は両親に聞こえないように囁く。
〔諦めた方が良いよ?これが家風みたいなものだし〕
〔う…うぅ。そのようだなエイ〕
美由希の言葉に頷けてしまい、デプスチャージは渋々、士郎の提案を呑んだ。
そこで彼は夜に情報を集める為、夕方までの間は翠屋を手伝うと士郎に告げた。
その提案に士郎も喜んだが、問題は姿であった。
背の高いロボットが喫茶店で働く事に客はどう反応するか……。
だが、子供連れで来る客も居るため。反って反応は良いかもしれない。そう考えた結果が……
「いらっしゃいませ、2名様でしょうか?煙草は吸われますか?はい、かしこまりました。ではあちらのテーブルにどうぞ。エイ」
「わぁ、ロボットだー。カッコイイ」
「ははは、ありがとうな坊主。いーとまきまきいーとまきまき」
デプスチャージの姿に眼を輝かせる子供達の人気者になった。
だが、それと同時に予想外の事が起きていた。それは……
「ね、ねえ。あのロボットの声渋くて素敵じゃない?」
「ホント、なんかこう……心に響く渡って感じで。」
元々、翠屋はメニューが豊富で得にスイーツの種類が多く。味もなかなかのものだった為、女性客が比率的に1番多い。
デプスチャージはその声で女性客の心を掴んでしまったのだった。
接客で話し掛ければそれだけで心をとろかせてしまう。
レジもデプスチャージが担当すれば大半の女性客に名前を聞かれるのであった
「デプスチャージさん……また、来ますね!」
「ばいばーい、ロボットのおじちゃんー♪」
「またの出会いを楽しみにしています。 またな坊主エーイ。いーとまきまきいーとまきまき」
「何じゃ?……さっきから胸騒ぎがするのう。(ていうかワシの胸てどこじゃ?)」
ランページはビーストモードの姿でアリサの寝室の窓から外を睨んでいた。
それは朝食を済ませ、アリサがすずかと電話で話しをしている間の事。
「アイツか……デプスチャージ(それにしてもワシぁ、いつの間にスパークをメガトロンから奪い返したんじゃろうの……まあ、ええか)」
「あ、うん。じゃあ後でね。」
アリサが携帯電話を閉じたのを見てランページはスパークが自分の胸にある事を確かめつつ彼女に向き直る。すると彼女は先程のランページの様子が気になっていたようだった。
「さっきからどうしたのよ?」
「いや、ちょっとした空耳じゃ。 で、そのすずかってダチんとこ行くんか?」
「あ、うん。あんたも連れて行くけど、どうしようかな。入る車あったかしら?」
そう言い、彼女が少し悩んでいると背中をちょんちょんとハサミで突かれる。
「ん?何−−Σっ!?」
「これぐらいのサイズなら乗れるじゃろう?」
振り返り、声がする足元を見ると手乗りサイズの蟹がかわいらしく「ちょっきんな〜」と言っていた。
「……か、かわいい〃〃。っていうかあんた、サイズ変えれたの?」
「まあ、ピカ○ュウに勝つ為に身につけた技じゃーちょっきんな」
「アレに対抗してんのアンタ?ι。まあ、これぐらいの大きさなら人目に余りつかないし。じゃあ私の肩に乗って」
とアリサが言うと「ちょっきんなー」と鳴き声?で返事し肩に乗る。
そしてすずかの家にいるシルバーボルトの話をする。
「今から行くけど、実はすずかの家にあんたみたいなロボット居るの」
「……そいつの名前なんちゅうんじゃ。」
自分みたいなトランスフォーマーが居る。と聞いて途端にランページはドスの聞いた口調になる。
そんな彼の変化にアリサは内心驚きながらもすずかに聞いた名を告げる。
「え、えっと確かシルバーボルトって名前」
「シルバーボルト……じゃと?」
支援
Dr.スカリエッティのラボ。その中のスカリエッティとは違う様相をした研究室がある。その一室は薄暗く、真ん中の床はなく、マグマが剥き出しになっている。
その中、メガトロンは宙に浮くシートに座り、忌ま忌ましくモニターを眺めていた。
「ランページは別の世界だと?……く、あのバカ蟹め。あの衝撃のどさくさに紛れてスパークを奪い返すとはな。」
「どうかしたの?」
「そういや、メガトロン鼻毛出てるぜ」
宙に浮かぶリフトに乗ったいたルーテシアとアギトがメガトロンに尋ねる。
「そんな事言っちゃ、まいっちんぐ。 何、部下が別世界にいるみたいでな。……しかし、まさか三人共我がデストロンに手を貸してくれるとはな。」
「ただ、得体の知れないスカリエッティよりもお前の方が幾分マシと思っただけだ。勘違いするな。」
別のリフトに乗ったゼストにそう言われるもメガトロンは「ふん」と鼻で笑う。
「貴様らが探しているIXのコアは私の戦艦にあった。だが、今は戦艦が何処にあるかさっぱりなのだ。
ルーテシア、貴様は母を起こしたいと言ったな。我がデストロンも総力をあげて調べている、何か解り次第こちらからも情報を回す。」
「わかった、何か手伝える事はある……?」
ルーテシアの問いにメガトロンは顔を横に振ってから彼女達に近づいて肩に手を置く。
「君達は大事な仲間だ……まだ、君達の舞台はまだまだ先の話だ。それまでゆっくり羽を伸ばしていろ。」
「わかった、何かあったら呼んで。」
「無論だ。ルーテシア」
「お前……普段おちゃらけてるけど良いやつだな。」
「アギトちゃ〜ん、赤い羽根共同募金は募金する男だよ私は。」
「自分で言う事ではない気がするがι」
「細かい事は気にするなゼスト。」
暫くしてから三人が退室するのを見遣ってからメガトロンはモニターに別の映像を開く。
紫煙
そこにはDr.スカリエッティから譲ってもらった。ガジェット・ドローンのデータが映っている。
「ふふ、以前拾ったトランスメタルスを付けて攻撃性をあげてAMFを攻撃に変換してみるか……。ナビ子ちゃん♪タランスにこのデータを送信してんちょ。」
『わっかりましたー♪送信しまーす。』
モニターに送信完了と出てからメガトロンは再び別のデータ開ける。そこに映るのは以前いた時代に裏切り者から手にしたゴールデンディスクの内容である。
「『月が火煙に覆われし71の年の4の月、8番の空の港に新たな印が出現する』か……空の港と言えば空港か。ミッド・チルダ第8空港は……」
内容を読み上げながらゴールデンディスクの示す場所をキーを押しながら確認する。
「今はまだ0070年か……早いが調べる必要はあるな。ノーヴェ」
メガトロンの呼びかけにリフトに乗ったノーヴェが研究室に入ってくる。
「失礼します。御呼びですか?メガトロン様。」
「今からミッド・チルダ臨海第8空港に行き。ジャガーと合流してデータを取ってきてもらう。こいつでな。」
メガトロンは椅子ごとノーヴェに近づき、小さなディスクを渡す。
「わかりました。」
ディスクを受け取る。
「しかし、解せんな。ナンバーズと言えばDr.スカリエッティに付き従う戦闘機人集団。その中のNo.9であるお前が何故私に従う。
自分は自分の意志で動くだけ、メガトロン様の戦い方を見たくなっただけ。」
「まあ良いだろう」
「では、出前行ってきま〜す♪」
「Σ何処へだ!」
ノーヴェが退室してからメガトロンは含み笑いを浮かべて呟く。
「まさか、サイキッカープログラムを使わなくとも私に従う戦闘機人が居たとはな。これは面白い策が練れる……場面が切り替わるまで笑って埋めるか〜。アッハッハッハッハッハッハッハッ」
あぁ誰もメガトロンの狡猾さに気づかない・・・。
ゼストの旦那はいつか、『黙れッ!!そして聞け!!』『もはや問答無用ッ!!』
て言い出しそうだ。
支援
ここはミッドチルダにあるフェイトの家。豪邸ほどはいかないがとても大きかった。
そこに一台の車が止まる。ドアが開くと一匹のチーターが車から降り、運転していた女性に尋ねる。
「ここがフェイトの家?」
「うん、ちょっと地味だけど」
そう言いながらフェイトは家の車庫に車を入れてから、玄関に歩いていく。
先程、本局の隊舎で皆と相談して決めたのはチータスとラットルとタイガーの住む場所であった。
チータスはフェイト
ラットルはなのは
タイガーははやて。となった。
「そんな事ねえよ、充分立派じゃん♪」
「ふふ、ありがとうチータス♪」
そうチータスと会話を交わしながらフェイトは開錠し、チータスと一緒に玄関に入る。
すると奥から赤い髪の少年が嬉しそうにやってくる。そんな姿に微笑むフェイト。
「ただいま、エリオ。」
が彼の足はチータスを見た瞬間止まる。
「お帰りなさいフェイ−−Σち、チーター!?」
「よーコナン♪」
「よもや、寝室も与えてくださり、ご飯も馳走になるとは……なんと御礼を申し上げればよいかわかりませぬが。ありがとう、八神はやて殿。」
数年前に八神はやてとヴォルケンリッターの面々が海鳴市からミッドチルダに移した自宅。そのリビングにてタイガーははやてに頭を下げていた。
「そんなかしこまらんでもι」
そんなタイガーにはやてやヴィータはつい苦笑いを浮かべてしまう。
支援します。
メガトロン…恐ろしい奴!
「会った時から思ったけど、かたっくるしい奴だなタイガーι」
「そ、そうでござるでしょうか?」
「ああ、全くだ。肩がこってしまうぞ?」
シグナムがそうタイガーに言い聞かせていると何故かヴィータは笑いを堪えている。そんなヴィータを気になったザフィーラは尋ねる。
「どうしたヴィータ?」
「だ、だってよシグナムだって堅いキャラなのに。ぷくく」
「な、私が堅いだと?〃〃」
「そうよ、タイガーくん。細かい事を気にしてたら毎日大変よ?」
「そう……だなブラ−−。いやシャマル、君の言う通りだ。」
そう言われタイガーは恥ずかしそうに頷く。
確かに人に世話になった事など余りなかった。だから堅くなってしまうのだろうなと。
「それにしてもタイガー君の部屋どうしよかなぁ。私の部屋で寝るか?」
「いえ、それならこの姿で。ビーストモード!」
ザフィーラよりも大型の白い虎の姿になり、ソファーに寝転がる。が、はみ出してしまいグデーとなってしまう。
「ぬぅι」
「観念してうちと寝よな♪」
外伝2終
次回予告
美由希「ねえ、デプスチャージ?」
デプス「なんだ高町美由希。」
美由希「いつも歌ってるあの歌の続き知らないの?」
デプス「そ、それぐらい知ってるぞ! いーとまきまきいーとまきまき……次回第5話「ビースト戦士」よろしく頼む。」
美由希「あ、逃げたι」
デプス「ならお前が歌ってみろ。」
美由希「いーとまきまきいーとまきまき…………エーイ!」
デプス「あ、逃げたι」
以上です。メガトロンがいよいよ動きだしたところで外伝2は終です。次は本編で。
改めて、職人の皆様GJです!
GJですよ(`・ω・´)いつも楽しませてもらってますだ
いつもながら面白いですなあ…。
手乗りランページ可愛いよ手乗りランページ。
GJ!
メガトロンがマシなわけないだろwww常識手に考えてww
GJ!!
メガトロンが着々と力をつけてますね。
GDの強化だけで地力は上りますね。GDを撃退できる人少ないし。
何かそう考えると戦闘機人の装備も普段でさえ、質量兵器?何それ食えんの?
状態なのにさらに凄くなりそう。ランページはどちらの陣営に付くのか楽しみです。
早速の感想ありがとうございます。
まとめサイトの方すいませんが台詞訂正で
「しかし、解せんな。ナンバーズと言えばDr.スカリエッティに付き従う戦闘機人集団。その中のNo.9であるお前が何故私に従う。
自分は自分の意志で動くだけ、メガトロン様の戦い方を見たくなっただけ。」
を
「しかし、解せんな。ナンバーズと言えばDr.スカリエッティに付き従う戦闘機人集団。その中のNo.9であるお前が何故私に従う?
「自分は自分の意志で動くだけです、メガトロン様の戦い方を見たくなったから従うだけ。」
と訂正していて下さいι
GJ!
ランページ…確か「暴れ回る」とかそんな意味でしたっけ?
しかし毎度のことながらStSメンバーがBWのノリにどんどん浸食され…もとい、順応していきますなw
>>569 うう…戦闘員…
…しょうがない、お教えしましょう。
戦闘員は出ます。
しかし既存の戦闘員ではありません。
新たな組織の新たな戦闘員が登場します。
それでよろしいでしょうか?
>ビーストさん
GJ。
ちょwノーヴェキャラがw
まぁ僕はこういうノーヴェも大好きです。
ノーヴェは多分…いや絶対に(ぇ)ツンツンツンツンツンツンツンツンツンデレなのでこういうソフトなノーヴェも見れて良かったです。
ノーヴェか…
…ノーヴェとスバルの戦闘シーンが何故かソウルゲイン(いやま、アースゲインだと殴るイメージがあまり無いので)vsヴァイローズに見えてしまう…←誰にもわからん話題を出すな
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏(新たな組織の新たな戦闘員が登場します)
ニュータイプのザコ敵ってのも面白そうかもですね…♪
でしたら新古マゼコッチャにしてみるってのはどうでしょう?
漫画の「仮面ライダーSprits」でも古い奴らいましたし。
まぁ可能であれば…ですが。
>>リリカルなのはBsts
ノーヴェがデストロンに!?
ルーテシアや他のナンバーズがメガトロンを危険視してるのに。、
ノーヴェがメガトロンに従うとは…。
面白くなってきましたね…。
スバル「IS発動…振動破砕…リミット解除!コード麒麟!貫けえぇっ!!」
スバル「どんなAMFだろうと…打ち貫くのみ…!ナックル!いけえぇっ!」
スバル「魔導拳、リボルバーナッコォッ!!」
眠くなってくるとヘンなことばかり思い浮かぶ…
612 :
魔装機神:2007/08/09(木) 00:51:49 ID:pfFzWqoX
投下おk?
さあ、来い
かまーん
615 :
魔装機神:2007/08/09(木) 00:55:38 ID:pfFzWqoX
スーパーリリカル大戦(!?)外伝 魔装機神 THE BELKA OF MAZIKAL 7話 「別荘」(後編)
アリサはただ自分を支えてくれているものを見るしかなかった。
ひょんなことから自分が人質となってしまい、これからどうなるのだろうと思ったときに助けてくれたのは、
以前自分の家の庭に突然現れた銀色の機械。
大きさは2メートルより少し大きいくらいだろうか。
その大柄な機械は、すずかを抱えている女性と一緒に、ゆっくりとアリサの両親のもとへと降りて二人を下ろす。
その時、アリサの両親も驚いてその機械を見ていた。
アリサ、そしてすずかはそれを黙ってみるのだった。
「何なんだお前は!?貴様も管理局の人間か!?」
時空犯罪者はサイバスターを見て、あわてるように残りの傀儡兵を二人の周りに出す。
マサキにパイ、それにアリサ家にすずか、シグナムはすぐに囲まれる。
「たいした事はないが、数が少し多いな」
シグナムは舌打ちして周りを見る。
仕方がない、ここは時間を稼いで主とテスタロッサに逮捕を任せようかとシグナムは思った。
「へ、こんなの物の数にも入らねえよ」
マサキはディスカッターをもち構えた。
それでクロとシロは何をしようとしたのはすぐに判断した。
『マ、マサキ、それは今はやばいニャ』
『そうニャ。最近忙しくてろくに休んでニャいのに、そんな状態でサイフラッシュニャンてうったら、マサキが危ないニャ』
「うるせえ、つべこべ言ってねえでさっさとやるぞ!」
クロとシロはマサキをとめようとするが、マサキはそれを聞かずにやろうとする。
結局「わかったニャ」「どうなってもしらニャいニャ」とあきらめる。
ちなみに、このときアリサたちにはクロとシロの声が聞こえないので、まだマサキに独り言をつぶやいているようにしか聞こえなかった。
マサキは剣を持ち、意識を集中させる。
すると、たちまち彼の周囲から謎の力が膨れ上がっている。
その力はだんだんと高くなっていき、このままではどうなるかわからないとクロノは判断した。
「おい、何をする気なんだ!?やめろ!!」
何を考えているかわからないが、あのような力をこんなところで使えば周りにいるフェイトの友人達にも被害が及ぶ。
だが、マサキはクロノの言う事を聞くつもりはないらしい。
「いっけえぇぇーーー!!サイフラーーーッシュ!!!」
マサキが持っている剣を上に突き上げると同時に、魔力ではない何かがサイバスター中から放出される。
まばゆい光がフェイトたち、そして傀儡兵を襲う。
クロノとフェイト、そしてはやては友人達を守るためにバインドを展開。
だが、異変にはすぐに気付く。
「ダメージが……ない?」
そう、目の前では傀儡兵がつい次と破壊されていく。
しかし、自分たちにはダメージはない。
何が起こっているのだろうか。
アリサたちも、不思議な感覚に襲われている中で思う。
616 :
魔装機神:2007/08/09(木) 00:59:19 ID:pfFzWqoX
「きれい……」
サイフラッシュの輝きについ見とれてしまうアリサ。
光が止むと、そこにはごみくずと化した傀儡兵の残骸が散らばっていた。
自分と魔術師は無事だし、アリサの別荘も傷一つなく建っている。
自分達には痛みなど全くない。
「い……一体何が……貴様、一体どんなチートをしたんだ!?」
男は何が起こったのかわらず周囲を見る。
管理局の人間は無事なのに、何故傀儡兵は壊れ、自分だけがダメージを受けているのだろうか。
「チートって言うな!もう二度と会う事もないだろうから教えてやるよ。
サイフラッシはな、自分が指定したやつにしかダメージが入らないんだよ。だから、お前とロボットしかダメージを受けていないんだ」
マサキの説明に、一同はちんぷんかんぷんである。
そんな都合のいいものがるのだろうか。
しかし、実際に自分達は無傷で、向こうはダメージを受けているのだ。
一体どのような仕組みになっているのだろうか……
「と、とりあえず、お前を捕縛させてもらう」
クロノは傷まみれの時空犯罪者にバインドをかけて拘束する。
ついでに所持しているロストロギアも押収。
「さて、フェイトの話では誰かに雇われていたみたいだが、その人物については向こうで話してもらおうか……」
「その必要はありませんよ」
「何!?」
いきなりの誰かの言葉にクロノは振り向くが、それと同時に謎の攻撃がクロノを襲う。
「ぐあ」
謎の攻撃にクロノは吹き飛ばされる。
「クロノ、大丈夫?」
フェイトは吹き飛ばされる義兄を支える。
何があったのかとそっちのほうを向くと、そこには悠然と青い機体が立っていた。
「アンノウン……02」
フェイト、そしてはやては大事な友人、そして家族を傷つけた張本人を睨む。
そしてここにもシュウを睨むものがもう一人。
「シュウ!手前、一体何をする気だ!!」
マサキはシュウを睨み、ディスカッターを構える。
シュウはそんなマサキを見て微笑を浮かべる。
「マサキ、一匹狼を気取っていたあなたが管理局と行動を共にしているとは、どういう心境の変化ですか?」
うるせえ!とマサキはシュウの言葉を一瞥する。
「偶然居合わせただけだ!お前こそなんでここにいる!」
「私ですか?私はその男に用があるのですよ」
そういってクロノのバインドでくるまれている男を見る。
「ちょっと用事を頼んでましてね。その品の受け取りに参ったところ、管理局に邪魔されて、せめて品の受け取りに参ろうかと」
なるほど、彼がいていたクライアントとは彼のことなのか。
617 :
魔装機神:2007/08/09(木) 01:01:52 ID:pfFzWqoX
「そうか……だが、あなたは管理局の局員を無差別で攻撃した罪があります。今ならまだ弁護の余地がある。ご同行願えますか?」
そういってデュランダルを構えるクロノ。
そんなクロノをシュウはあざ笑う。
「いやです、といったらどうするのですか?」
そのシュウの言葉と同時に、シュウの周りの気温が下がる。
クロノはすぐに凍結魔法を放つ。
「残念だが、氷付けにしてそのまま転送させてもらう」
クロノの命令のものにだんだん氷付けにされていくシュウ。
もうほとんど氷で埋まったくらいのときだった。
グランゾンの目が光ったと思ったら、すべての氷がいっせいに割れた。
「な!?」
いとも簡単に破られ、驚愕の顔を浮かべるクロノ。
「私とグランゾンを甘く見てもらっては困ります。あなただって局員との戦いを見て知っているでしょう?」
さて、とシュウは微笑を浮かべながら言う。
「少々早いですが、もう一つのほうも進めるとしますか」
そういって、シュウは魔法陣を展開し、男を転移させた。
「しまった……」
あまりの転移の早さにクロノは舌打ちする。
戦闘もそうだが、すべてにおいてかなりの能力を持つとクロノは判断した。
「まあ、この件はこれでいいでしょう。どうせロストロギアは回収されてるみたいですが…さて……」
次にシュウははやてを見る。
「な、なんや……」
はやてはシュウを睨み、すぐさまシグナムがはやてのそばへ近づき、レヴァンテインを構える。
「あなたの事を調べさせていただきました。夜点の王、八神はやて…少しご同行願えますか?」
そういって手を差し出すシュウ。
「シュウ……何のつもりだ?……」
マサキはシュウに問いかけるが、マサキは元気がない。
(マサキ、さっきのサイフラッシュでプラーナが全然残ってないニャ!)
(だからいったニャ!使うのはやめろって)
そんなクロとシロの声も聞こえないほど、マサキは疲れ切っていた。
サイフラッシュは多大なプラーナを消費する。
あまり休んでいない、不完全な状態で撃てば余計に消費するのは当たり前である。
マサキは今その反動をもろに受けている。
何とか魔装化を解かない様にしているので精一杯である。
「私を連れ去ってどうするつもりや?」
「いろいろと、ね……ああ、心配しないでください。私には少女趣味など微塵もありませんから」
シュウは微笑を浮かべながらいう。
本心なのかどうかさっぱりわからない。
「そんなことはさせん!」
シグナムはカートリッジをロードする。
それと同時にレヴァンテインから炎が巻き上がる。
「無理ですよ。そうやって鉄槌の騎士も私に挑みましたが、結果はあなたも知っているでしょう?
無理に主の下僕を減らす必要はありませんよ?」
シュウの言葉に、今度ははやての動きは止まる。
618 :
魔装機神:2007/08/09(木) 01:04:29 ID:pfFzWqoX
「今……なんて?……」
下僕……誰の事を言っているのだろうか。
「聞こえませんでしたか?むやみに自分の下僕を減らす必要はないといったんですよ」
その言葉に、かっとはやての体温が沸騰するような怒りが湧き起こる。
「ちがう……確かに、以前の主はそういう使い方をしとったかもしれん。けど、私にとってシグナム達は大切な家族や。そんな事いうたら……」
(は、はやてちゃん!?)
いきなりの変貌に驚くリィンフォースU
はやては静かに魔法陣を展開させる。
パイはそれを察知して急遽結界を張る。
「私が許さへん!!ラグナロクブレイカーー!!」
はやてはシュウに向かって巨大な砲撃を放つ。
それは真っ直ぐとシュウへ向かい、飲み込む。
「流石ですね。そうこなくては捕らえる意味がありません」
シュウはシールドを張りながらラグナロクの中を突っ切る。
「ですが、感情に身を任せすぎて見た目だけになっていますよ」
そのままグランワームソードを召還し、はやてに切りかかろうとする。
「させん!」
シグナムがはやてを守ろうとレヴァンテインで件を受け止めようとしたとき、シグナムよりも早く動く影が……
その影はシュウの一撃を受け止め、それどころかグランゾンを殴り飛ばすという反撃すらして見せた。
「パイ……さん?……」
はやては目の前にいるkんぱつの女性に呆然とする。
彼女に魔力があるのは分かっていたが、ここまで強いとは全然思わなかった。
シュウも流石に予想外みたいで少々驚いていた。
だがすぐに気付く。
「なるほど、やはりそういうことですか……」
シュウはふっと微笑を浮かべたようにパイを見る。
どうやら彼女はマサキとともに行動しているようであった。
だが地下世界ではこのような人物など見当たらなかった。
しかし、自分に一撃を与える人物はそうはいない。
シュウはあの時、ゼオルートとの戦いのときに、彼の剣に細工をした女性を思い出す。
いろいろと調べているうちにわかった。
そして、夜天の書の主の管理人格とほぼ同じ容姿。
そして今回自分の目の前にいる人物。
シュウは一人微笑を浮かべる。
なるほど、八神はやてをダシに使った行為は無駄ではないようであった。
(やはり存在していましたは、夜天の書の管理人格……)
その表情をシグナムは見逃さない。
パイ・エンダー。彼女は一体何者なのだろうか。
「なるほど、あなた相手ではこれだけの人数では少々厄介ですね。今回は引かせていただきましょう」
シュウはそういって撤退しようとする。
マサキが阻止しようとするが、やはり体が自由に動かない。
さらにはとうとう魔装化が解除される。
「え?」
619 :
魔装機神:2007/08/09(木) 01:07:32 ID:pfFzWqoX
フェイトとはやてはそのアンノウン01の正体を見て驚く。
いや、パイがいたからなんとなく解っていたのだが……
「マサキさん?……」
マサキは意識はあるがゆっくりと倒れる。
パイは急いでマサキを抱える。
みんながマサキに気を取られているうちに、シュウは魔法陣を展開。
させまいとクロノはバインドを使用とするが、簡単に破壊される。
「無駄ですよ、ミッドチルダ世界のバインドは既に解析済みです。
そんなものは渡しに通用しません」
そういうと、シュウはすぐにバインドを解く。
「解析済みだと?」
どういう意味なのだろうか
「それでは皆さん、またお会いしましょう」
そういうとシュウは消えていった。
「くっそ……」
マサキは舌打ちするが、意識自体がもう労している。
「マサキ、大丈夫かニャ?」
クロはそんなマサキを心配する。
しかし、そこでみんなの意識はマサキの周りにいる猫に集中する。
特にすずかはその猫をまじまじと見る。
「猫が……しゃべった?」
「すみません、わざわざ部屋をお借りしてくだって…ありがとうございます」
パイはアリサの別荘の一つの部屋でアリサの両親に礼を言う。
マサキが気を失った後、少し事情を話したら「助けてくれた礼もしたいから部屋で休めてはどうか?」ということになって言葉に甘える言葉となった。
そしてフェイトたちもここで休んでいく事になった。
せっかくだからといってリンディが気を利かせて後の書面などは自分がやっておくといっていた。
しかし、なにやら通信越しでリンディとクロノがなにやら重要な話をしていたようだが、何だったのだろうか。
「それで、尋ねたい事があるのだが……」
クロノはすずかになでられているクロとシロを見ながらパイに尋ねる。
「あのアンノウン01、フェイトの話によれば安藤正樹と言う人物だが、あれは何なんだ?」
クロノの言葉に、パイは微笑を浮かべながら言う。
「さあ……」
その言葉にクロノは少し不機嫌になったが、かまわずパイは言葉を続ける。
「それに、これ以上の事は追求しないという約束はどうしたのですか?これでは取り調べのように見えますが」
「確かにそうだ、だが事情が変わった。まさか君達がアンノウン01だとわからなかったからな」
あたりは重い空気が漂う。
わかりやすくいえば取調べ中の取調室といった感じだ。
「クロノ、気持ちはわかるけどちょっとは場所を考えようよ。アリサやすずかもいるし」
フェイトにいわれ、クロノは少し気が立っていたことにはじめて気づく。
二人はこの光景をおどおどしながら見つめていた。
「何だようっせえなあ……」
その時、ベッドから声が聞こえた。
どうやらマサキが起きたようだ。
620 :
魔装機神:2007/08/09(木) 01:11:52 ID:pfFzWqoX
「人が気持ちよく寝ているってのにって……どこだよここ?」
マサキはきょろきょろと辺りを見回す。
全く知らない場所なのだ。
クロノもそんなマサキの行動に半分呆れて言葉を失う。
「ここはアリサちゃんの別荘だニャ」
同じように呆れているクロがここがどこなのかを説明する。
マサキが目覚めて、アリサはマサキのことへと向かう。
「あの……助けてくれてありがとうございました」
アリサは深々と礼をしながら助けてくれた事に礼を言う。
しかし、フェイトとはやて、そしてすずかはアリサにちょっと疑問が残った。
いつものアリサと何かが違うような気がする。
一方、クロとシロはそんなアリサとマサキを見てため息を付いたのであった。
「ああ、目が覚めたんだね」
ふと見ると、アリサの両親が部屋にやってきた。
「娘とその友達、それに私たちまで助けてくださって……本当にありがとうございます」
両親はアリサと同じように深々と礼をしながら礼を言う。
「いいって、こっちも偶然通りかかっただけなんだから」
確かにニャ、とクロとシロは静かに頷く。
「フェイトちゃんとはやてちゃんも…ありがとう」
自分たちまで礼を言われ、少し恥ずかしくなりながらフェイトは「仕事ですから」と遠慮がちに言う。
「それで、少しでもお礼をしたいので、ここで夕食をとってはどうでしょうか?」
両親の誘いに、一同は少し考えるが、マサキたちは快く同意する事になった。
アースラ組みは……クロノはこの後の後始末があるからいけないがフェイトとはやては残る事になったのだが……
(その心配はないわよ)
いきなりリンディが念話でクロノに話しかけてきた。
(て、提督?)
リンディは今回の事件のいきさつを話した。
今回はもともと別のチームが担当s知恵板のだが、あの犯人がロストロギアの能力を使い無理やり逃走。その後この地球に北と言うわけだった。
(だから、後の処理は向こうがしてるっていうからお言葉に甘えてましょう。
だからあなたはロストロギアをこっちに持ってきた後はフェイトちゃんと一緒に夕食を楽しみなさい)
(し、しかし提督)
しかし、この後結局リンディに言いくるめられ、クロノも結局同伴する羽目になった。
しかし、せめてリィンフォースはこの夕食を辞退するべきだったと思ったのは少ししたあとだった……
投下完了
やはりシュウは強くなきゃいけないけどこれはやりすぎかなって思う今日この頃。
続きは来週に投下できたらいいなと思ってます。
GJなのですよ!
いや、なに、シュウはそれくらい強い方が倒し甲斐があるってもんでさねw
斬艦刀の親分チームの登場と活躍を期待してますぜ!←なんか違う
>>リリカルなのはBsts氏
GJです。メガトロン様いい味出しすぎです!
>貴様らが探しているIXのコアは私の戦艦にあった
ルー子が探してるのは]T番では?
>>魔装機神氏
GJ!流石に反則的な強さだなグランゾン
>クロノとフェイト、そしてはやては友人達を守るためにバインドを展開
バインド展開してどうするんすかー!?
感想ありがとうございます
>>622 あ、ホントだι。ありがとうございます
>>まとめサイトさん
すいませんコアの番号XIに訂正しておいて下さいι
タイガーもしかしてシャマルの声でブラックウィドーを思い出しましたね?
>>魔装機神
確かにシュウはそれぐらいの強さが良いですね。GJ
!!
>>624 ええ、そうですW
タイガー「まさかな……いやブラックウィドーがこんなに優しい訳が……」
ヴィータ「どした?」
シャマル「何か文句あるっしゃか?〔ゴゴゴ」
ヴィ&タ「Σしゃ、シャマル!?」
こんな感じにww
626 :
19:2007/08/09(木) 07:18:07 ID:L1qk+rxj
続きができたんで投下してみる
627 :
19:2007/08/09(木) 07:19:12 ID:L1qk+rxj
仮面の男が現れてから一日が過ぎた
今のところは平穏無事だ
このままそれが続けばいいけど
ま、今考えてもしかたがないか
はやてが起きてくるまでは修行に集中しないと
と、はやてが起きてきたみたいだな
「おはよう、はやて。」
「おはよう、悟飯。」
「そういえば今日は病院で診察の日だっけ?」
「そうなんよ。あれってけっこう退屈というか暇なんよ。」
「まぁまぁ、ぼやかないぼやかない。」
「むー、他人事やと思って…。」
「はは。まぁ、修行だと思って…ね。」
「どないな修行?」
「退屈に耐える修行?」
「そないな修行あるん?」
「ない…か…な?」
「………。」
「あははは。…朝ご飯作ろっか。」
「…そやね。」
朝ご飯も食べ終わり皿洗いも済ませ
みんなで談笑していると病院へ行く時間になった
「そろそろ行きましょうか、はやてちゃん。」
「もうこないな時間か。」
「はやて、気をつけてな。」
「うん。」
「ヴィータちゃんもいい子にしてるのよ。」
「わーってるよ。」
「それでは主はやて、お気をつけて。」
支援
629 :
19:2007/08/09(木) 07:24:51 ID:L1qk+rxj
「うん。行ってきま…あ!!」
「どうしたの、はやて?」
「お米無くなりそうなの忘れとった…。」
お米か……
この中で一番食べてるのって俺だしな
というか俺が食べすぎなのかな
いや、それでもおかわりは二回か三回しかしてないしな
…やっぱ多いのかな
「俺が後で買ってくるよ。」
「ホンマに?」
「うん。たしか今日の午後から安売りがあったはずだから足りない野菜とかも一緒に買ってくるよ。」
「じゃあ、頼むな悟飯。」
「わかった。いってらっしゃい。」
「いってきます。」
そろそろ出かける時間だな
「それじゃ、そろそろ出かけてきますね。」
「悟飯、買い物に行くのか?」
「うん。そうだけど。」
「じゃあさ……。」
ヴィータのこの目は…
「アイスでも買ってきてほしいのか?」
「買って来てくれるのか!?」
「ちゃんと買ってくるよ。」
玄関まで来ると
「孫。」
シグナムさんに声をかけられた
「何ですか?」
「あー…その…だな…。」
今度はシグナムさんか、珍しいな
「お茶っ葉も買ってきますよ。」
「……よろしく頼む。」
630 :
19:2007/08/09(木) 07:26:36 ID:L1qk+rxj
「わかりました。それじゃいってきます。」
「ああ、気をつけてな。」
「アイス、忘れんなよー。」
そろそろ商店街だな
この曲がり角を曲がってっと
「キャ。」
誰かにぶつかったみたいだ
その人が転ばないように背中に手を回して支える
ほ、転ばなかったみたいだな
「すみません。大丈夫ですか?怪我はありませんか?」
「あ、大丈夫です。こっちこそぶつかってごめんなさい。」
そう言ってお互い顔を見合わせた
って、この子ヴィータが倒した女の子じゃないか
「なのは、大丈夫?」
今度はフェイトか
それに赤い子犬とイタチっぽい動物がいる
集中して気を探ってみると
アルフとあの時いた男の子だ
そんなことしてるうちに四人とも俺のことに気が付いたみたいだ
ともかくこの場から離れた方よさそうだな
「あなたは…。」
「ぶつかちゃってゴメンね。大丈夫?」
「あ、はい大丈夫ですけど…。」
「ほんとゴメンね。」
そう言ってその場を後にした
今俺は近くにあった公園にいる
あのまま後をつけられる可能性があったので
それを避けるためだ
しばらくすると公園の景色が少し変わる
予想通りというべきか結界を張られたようだ
631 :
19:2007/08/09(木) 07:28:41 ID:L1qk+rxj
するとフェイトとアルフとヴィータが倒した女の子が俺の前に現れた
油断無く見つめていると向こうの方から口を開いてきた
「あ…あの、私、高町なのはっていいます。」
あの子はなのはっていうのか
「俺は悟飯。孫悟飯だ。」
「えっと、…悟飯君。」
「何かな?」
「どうして闇の書を完成させようとするの?」
「その理由を話すと思うかい?」
「あ、あのね私は時空管理局の人間じゃないの。」
「何?」
「ただの民間協力者なの。ただ、管理局に協力したいと思ったから協力しているだけなの。
だから理由を話してくれれば悟飯君達に協力できるかもしれない。」
「なのは…。」
「………。」
「話合えば分かり合えるし、友達にだってなれる。」
「………。」
「私、悟飯君と友達になりたいよ…。」
「悟飯…。」
そうなのはとフェイトは俺に言ってきた
余計な戦いは避けたいといったところか…
いや、二人の目を見たらわかった
この二人は信頼できる
たが、ほかの人間がはどうだろう
始めてベジータさんが地球に来たとき
スカウターは通信機になってるって言ってた
そのせいでドラゴンボールのことがフリーザにばれた
彼女達の持つデバイスがそれと同じ機能を持っていないとは限らない
俺の話したことが全て筒抜けとなり
俺たち全員捕まるという事態も起きなくはない
それだけは避けなければならない
632 :
19:2007/08/09(木) 07:31:10 ID:L1qk+rxj
とはいえ今はこの状況を何とかするべきだな
何か方法は………
あ、一つだけあるな
だけどこの方法が真っ先に浮かぶとは
俺自身が望んでることなのか
それとも俺の中に流れているサイヤ人の血がそうさせるのか
少なくとも人造人間と戦い続けて戦うことへの抵抗は無くなった
これが良いことなのか悪いことなのかわからないけど
今ははやてを護るだけだ
「君達のことは信頼できるし全てを話してもいいと思ってる。」
「じゃあ!!」
「ただし、俺に勝てたらだ。」
「え?」
「君達が俺に勝てたら全部話そう。闇の書を完成させる理由を。
ただし、俺が勝ったらこの話は無しだ。」
そう言って構えをとる
「…私達が勝ったら全部…話してくれるんだよね?」
「ああ。嘘はつかない。」
「わかった。勝ってお話聞かせてもらうから。」
「なのは、絶対油断しないで。悟飯はすごく強いから。」
「うん。わかったよ、フェイトちゃん。」
「アルフもね。」
「うん、フェイト。」
そう言って向こうも構えをとってきた
しばらくこの状態が続いた
…向こうから動いてきたようだ
フェイトが俺の後ろに回り
アルフが俺の正面から突っ込んできた
挟み撃ちか…
二人がある程度近づいてきたのを見計らって
俺は地面にエネルギー弾を撃ちこみ空中に移動した
633 :
19:2007/08/09(木) 07:32:49 ID:L1qk+rxj
二人が砂煙に目をやられているうちになのはに向かってエネルギー波を撃った
直撃したはずだがダメージは無かった
どうもバリアらしき物を展開しているようだ
この程度の威力じゃだめか
だが、下手に威力を上げると大怪我させかねないしな
「く!!」
「ちっ、外した!!」
下から上に上がって来たアルフが攻撃を仕掛けてきた
回避はしたが俺が攻撃に移る前にさらに連撃を仕掛けてきた
それを回避と防御で耐え抜き
大振りになった攻撃回避し
蹴りを放つが防御されてしまう
だがそのまま力を込めて
「はあ!!」
「うわあ!!」
防御の上から蹴り飛ばす
ある程度飛んで行ったのを見ていると
フェイトが攻撃をしかけてきた
かなりのスピードで切り掛かってきた
切り掛かろうとした時
俺は刃の付いてない部分を腕で受け止め
当身で体制を崩して
「く!!」
気合砲で吹き飛ばす
「キャア!!」
「アクセル・シュータ、シュート!!」
なのはが八つ程の光球を飛ばしてきた
それを難無く回避したが
それはすぐにまた俺に向かって飛んできた
追跡タイプか
その場で回避し続けたが
埒が明かない
そう思いその場から離れた
634 :
19:2007/08/09(木) 07:34:47 ID:L1qk+rxj
そうするとそのまま八つの光球は俺の方に付いてきた
よし
ある程度距離を離したところで
体をそちらに向けて
「魔閃光!!」
魔閃光でそれら全てを消滅させた
「この!!」
「うわぁ!!」
その隙をつかれたのか
アルフの蹴りで地面に向かって叩き落された
両手足を使い何とか着地してバック転で距離をとったら
俺のいた場所に雷が落ちてきた
「何!?」
上を見るとまた落ちてきた
走りながら何とか避けていくと
「ディバイン・バスター!!」
「く!!」
俺の目の前に桜色の閃光が走る
急ブレーキを掛けて動きを止めて回避はできたが
雷は回避できそうになかった
なので防御して耐えることにした
「ぐううぅぅ!!」
何とか耐え切ったが少し痺れが残ってるな
そのうち無くなるか
「嘘!?これでもダメだなんて…。」
「何て奴だい!!」
「すごい…。」
三人とも驚いてるな…今だ
俺はフェイトとアルフの二人に追跡エネルギー弾を放つ
「え?」
「く!?」
二人ともピッタリくっ付いてくる追跡エネルギー弾に手こずっているな
635 :
19:2007/08/09(木) 07:36:38 ID:L1qk+rxj
その間に俺はなのはに突っ込んでいく
そしてなのはの目の前で高速移動をし、一旦視界から外れる
「え!?ど、どこ!?」
そしてすぐになのはの真正面に現れる
「目の前だ。」
「え?」
エネルギー弾を放とうしたがまたバリアを展開された
だったら
「だああありゃああ!!!!」
バリアを蹴り破った
「嘘!?」
俺はなのはの肩を掴み後ろに回って
背中にエネルギー弾を打ち込む
「キャア!!」
その後距離は取り様子を見る
…たいしたダメージは無し…か
あのバリアジャケットっていうのはかなりの強度だな
すると、何かが衝突して爆発した音が聞こえた
どうやら俺の追跡エネルギー弾が破壊されたようだ
フェイトとアルフはなのはの傍に移動してきた
構えを取り直す
そして数秒後今度はアルフが一人で突っ込んで来た
蹴りを放って来たのでそれを回避し、拳を突き出す
それを腕で防御し向こうも拳を突き出してきた
首を傾けて回避して顎目掛けて蹴りを放つ
が、顎を引いて回避されてしまう
どうやら回避に重点を置いてるようだ
これはそう簡単に攻撃は当たらないな
隙を作るか
向こうがハイキックを放って来たので
それを左腕で防御
636 :
19:2007/08/09(木) 07:38:45 ID:L1qk+rxj
そして右腕で殴りかかる
それは勿論回避されたが
間髪入れずに回避先に蹴りを放つ
が、回避されてしまう
しまった、読まれてた
そう思った時には遅く
アルフに上空に蹴り上げられてしまう
「うわ!!」
なんとか急ブレーキ掛けて止まったが
その瞬間に
「サンダー・スマッシャー!!」
フェイトが攻撃を放って来た
「く!!」
迫り来る黄色い閃光を避けたが急に体が動かなくなった
何事かと思ったら手首足首に桜色のリングがくっ付いていた
そしたら今度は黄色のリングもくっ付いてきた
しまったバインドってやつか
なんとか破ろうとしていると
さらに桜色と黄色のリングがくっ付いてきた
「くそ!!」
もがいていると
「チェーンバインド!!」
今度はオレンジ色の鎖が体中に巻き付いてきた
「「カードリッジ・ロード!!」」
「行くよ、悟飯君!!これが私の全力全開!!スター・ライト!!」
「プラズマ!!」
やばい、いくらなんでもこの状態で受けたら
「ブレイカー!!!!」
「スマッシャー!!!!」
迫り来る桜色と黄色の閃光を見て
本能的にやばいと思った俺は
抑えてた気を一気に開放し爆発させ
超サイヤ人になった
再度支援
638 :
19:2007/08/09(木) 08:11:12 ID:L1qk+rxj
投下完了です
支援どうもです
職人の皆様GJです
あまりの数の多さにちゃんと感想を書けずに申し訳ない
>>638 GJ!!
次回がどうなるのか非常に気になる展開でした!!!
支援
初めてのぞいたんだけども、
てっきりすでにあると思ったのに無かったネタ
「ダイの大冒険アフターの大魔王バーンが時空管理局に拾われて、
人工太陽を購入すべく、教導隊で教官やっていてなのはに天地魔闘の構えを伝授」
「痛いよ……、熱いよ……」
炎の中を逃げ惑う少女、彼女の名はスバル・ナカジマという。
悪の科学者Drスカリエッティのラボから逃げ出してきた、戦闘機人タイプゼロに改造された少女だ。
彼女は両親を殺され、姉であるギンガ・ナカジマと共に悪の科学者に囚われ改造されてしまったのだ。
脳を改造される前に隙をみて逃げ出したスバルであったが、追っ手であるノーヴェの追撃は厳しく、
絶体絶命のピンチとなってしまう。
「よくここまで逃げたもんだな。Drはお前を不良品と認定した。父と母の後を追いな」
無情の手刀がスバルの心臓を貫いた。
「おとーさん、お母さん、ギンガおねえ…………」
スバルの瞳が光を失い、地面に倒れ付した。その直後閃光が追っ手を撃ち抜いた。
「遅かった!? ナンバーズ、私が相手なの!」
「貴様はなのはーる! どこまでDrの邪魔を!」
激しく魔力が放出され、両者の技が交錯し、そしてナンバーズは負傷し撤退していった。
「くっ、強い、これがなのはーる? まあいい、タイプゼロは始末した、さらばだ!」
敵の改人を撃退した白い人影はスバルを診察するものの、
「いけない、これでは助からない、どうすれば、どうすればいいのユーノ君………そうだ!?」
なのはーるが特殊な処置を施すと、スバル・ナカジマの負傷が治り、その代わり服が破け
なのはーるのような特殊服、バリアジャケットを装着した姿になった。
「しっかりして、ロックマ──────スターズゼロ!」
「貴方は一体なに、その格好とお面は? 私にもこんな着せてどうしようっていうの?」
「いい、貴女の命を救うにはこれしか方法がなかった。貴女を魔法少女にするしかなかったの。
貴女にその資格があるかどうか細かく調べている余裕がなかったの。
だけど、今日から貴女は魔法少女「スターズゼロ」なの。
魔法少女になってしまったからには魔法少女の掟に従わなければならない。
魔法少女にふさわしくないと判断されれば、消去されてしまう。
一般人に正体を知られた場合は、すべての記憶を消されるの」
「魔法少女は強いの? 私を強くしてくれるの?
「魔法少女の力は正義のために使わなければいけないの」
「ナンバーズを、スカリエッティをやっつける!」
「復讐はだめ! 正義の戦い以外に力を使えば貴女も消去されてしまうの」
「もうスバル・ナカジマという人間は死んでいるんだ。だったらあの人たちだけは許さない!」
ここは次元航行船エスティア号。
私はお父さんの友人だったというグレアムというオジサマに拾われて、ここで働き始めた。
グレアムさんはエスティアの提督で私は見習い。
あの日のことは一度たりとも忘れたことはない。
「準備はいいかな? ……どうした?」
「グレアムさん、私、エスティアを降りる」
「やはり、行くのか」
「お世話になりました」
「高町さんには言ったのかな?」
「いえ、なんか照れ臭いし……」
「そうだな、二度と会えないわけでもない。頑張るんだよ」
スカリエッティのラボの一つを突き止めたスバルは単身基地を破壊するためにコントロールルームに
とびこんだ。そこには
「ノーヴェ!
「誰かと思えば、タイプゼロ! このラボ、かつてのアースラ号を突破してきたことは誉めてやる
だが、ここがお前の処理場だ!」
二人は激しく拳を打ち合わせ、肉弾戦を繰り広げる、しかし経験が勝ったのか、スターズゼロが
ノーヴェを追い詰めた。
「私の体の六割はクイント・ナカジマの肉体が流用されているんだ、やれるかタイプゼロ!
私を、お前の母親の肉体をやれるか!」
躊躇いは刹那、彼女は復讐者タイプゼロではない、魔法少女スターズゼロなのだ。
「お母さん…………うわあああああああああああ!」
彼女の無念を込めた必殺のディバインバスターはノーヴェを粉みじんに粉砕した。
自動的にマッハキャリバーがナンバーズの情報をロードし、
『サブウェポン、ブレイクランナーを入手しました。操作方法を説明しますか?』
「お見事、流石はタイプゼロ。私のガジェットをことごとくなぎ倒してきただけのことはある。
「Drスカリエッティ! 中将レジアスは倒した、ミッドチルダ地上本部はもうおしまいだ!
「はははははは、中将? さっきのあれか? 確かにこの間まで、あれは指揮官だった。
だが今は私がミッドチルダを指揮している。
レジアスにも改造を施してみたが、元が悪くては改造も効果が無いと証明しただけだったな。
「Drスカリエッティ、貴方の悪事もここまでだ。おとなしく裁きを受けろ!
「それは彼女らと戦ってからにしてもらおう。出でよ、ナンバーズ!」
しかし、一度倒し、全てのISをロードしてきたスターズゼロを止めることはできない。
12体の再生ナンバーズはスバルの愛と怒りと哀しみのディバインバスターで葬られた。
「ふむ、彼女達のボディでは、二度の改造に耐えられなかったか……」
「悪あがきはよせ!」
「しかし、これは違うぞ。私の最初にして最後の最高傑作ブラックゼロだ!
君との戦いの分析の結果、君の能力をコピーするのが最強であるという結論に達した。
12体のナンバーズの戦いの記録がブラックゼロを最強のナンバーズとして完成させたのだ!」
ラボの一番奥から、顔を仮面で覆った漆黒のバリアジャケット姿のナンバーズが現れる。
その姿はスターズゼロと酷似していた。
「はじめましてスターズゼロ、さあ決着をつけましょう」
両者は、互いに10歩の位置で正対した。
「傷ついたスターズゼロを倒しても最強の証明にはなりません。
Drスカリエッティ、スターズゼロを回復させて下さい」
「相手の弱みに付け込めないのが、ブラックゼロの最大の弱点。
だが、その心を失っては最強になれない」
かつてない激闘の末、スターズゼロのディバインバスターとブラックゼロの
ディバインバスター・エクステンションがぶつかり合う、しかし、威力はブラックゼロの方が上。
徐々にスターズゼロのリボルバーナックルは焼きついていった。
「そこまでなの。貴女の力などそこまでのものに過ぎないの! それでも魔法少女なの!」
「足を踏んばり、腰を入れなさい! そんなことでは、悪党の私一人倒せないわ、
タイプゼロセカンド!」
スターズゼロの瞳が黄金に輝く
「一撃必倒! スターライトォブレイカァーーー!」
「それでいいのよ……今こそ、スバルは真のナカジマの後継者……」
押し返される閃光、ブラックゼロの面が砕ける。そこには、
「ギ、ギンねえぇぇーーーーー!」
「見事よスバル。スバルは私を、そして母さんを超えたわ」
「ギン姉、ギン姉、ギン姉、うっ、ぐす、こんなの、こんなの」
「ありがとうスバル。仕方なかったのよ、私は脳改造を施されていた。今正気でいられるのはスバル
のおかげよ。だから、自分を責めないで。スバルにはやるべきことが残ってる、父さんを止めて、
ミッドチルダ地上本部の制御装置には父さんの、ゲンヤ・ナカジマの脳が使われてる。
父さんを解放して……お姉ちゃんの最後のおねが…………」
ブラックゼロの腕が力を失い、ふらりと垂れた。
「ギン姉? ギン姉……ギンねええええええーーーー!!!」
『メインウェポン、リボルバーナックルを入手しました。左腕に装着します』
スバルはナカジマ家の墓前にいた。親友のティアナも一緒である。
そこへスバルがエスティアに乗り込んでいた時にお世話になった高町さんが尋ねてきた。
「ティア、私がとってもお世話になった高町なのはさん。
ヴァイスさんの同僚だったんだ。知ってるでしょ?」
「高町……さん?
初めまして、ティアナ・ランスターです。スバルとは長い御知り合いですか?」
「なのはさんでいいよ。スバルとは比較的最近」
「わざわざおいで頂いてありがとうございます。
スバルが御世話になりましたそうで」
あれ、いつの間にティアが保護者になったの?
「私は何にも。スバルは立派だったよ」
「スバルを誉めてくれる人がいるなんて、知らない間に世の中変わったんだね」
「やめてよ、ティア。恥ずかしいよ。
私、なのはさんと話があるから、先に行ってて」
ティアナは去っていった。
「なのはさん、私は……」
「スバル、向こうを向いて目をつぶって」
「なんです」
「いいから」
スバルは言われるまま目をつぶって、向こうを向いて待つ。
「スターズゼロ、貴女から魔法少女の力を剥奪します」
「何故なんです、なのはーる!」
「本局の三提督の決定なの。さようなら、スバル。もう戦わなくていいの」
なのはーるは返事を待たず、転送魔法で消えていった。
スバルはしばし呆然としていたが、ようやく自分が魔法少女から解放されたことに気づいた。
なのはーるはスバルを無理やり魔法少女にしたことを悔いていたのだろうか……
なのはさんは?
帰った。
何かあったの、スバル?
全然。それよりアイス食べに行こう。
奇遇ね、今日はスバルにおごってあげたい気分。
やったー、ティア大好きー。
ごめんなさい悪ノリしすぎました、本当にごめんなさい。サガフロネタです。
GJ!
裏解体真書の小説じゃアルカールはレッドの正体がばれるのを
隠れて監視して今か今かと待ちわびるキャラだったなw
>>Bsts
GJ!
メガトロンは名悪役だなぁ。ラオウや大魔王バーンとはまた違った意味でw
>>644 真の首領は……初代リィンかプレシアかなぁ。
ゲンヤ=モンドとか。もっと上の立場の人間使いたいけど管理局ってマトモな人材いないなホント……。
あとRB3(プログラムを中心として無限にボディ増強する世界破壊兵器)はなのは世界でもどうしようもないレベルの兵器だと思う。
デジモンとかどうなんだろうか…
ロイヤルナイツや七大魔王がアホみたいに強いけど……
>>647 デジモンはコンピューターはじめ機械類ならなんでも操れるし
モニターが付いた機器があればどこにでも出現するしかなり手ごわいのでは?
空間モニターから出てくるのはかなり怖いです
>>647 未来予知してそれに対応できる能力や、時間を巻き戻して一方的に攻撃できる能力持ってるからな…
こんなの思いついた。
まずなのはたちが地球の東京で異変があるといわれて行ってそこでヴァンデモンたち
と戦って苦戦しているときにアグモンたちに助けられて共闘することになる話
えーと、魔装機神氏、いらっしゃいませんか?
遅蒔きながらちと気付いたことが
………。
誰も居なさそうなので…
氏の目に止まることを祈って書いときます
SS中ではやてが「ラグナロクブレイカー」と言っていますが(その次には「シュウはラグナロクの中を〜」とありますが)
魔法名は「ラグナロク」、
「ブレイカー」は合体攻撃の際なのはとフェイトにあわせて言っただけ…
ということらしいです(NanohaWikiより)。
既にお気付き、又は演出の一環でしたら誠に申し訳ありません。
( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
自分も知らんかったっす!
訂正:フェイトの「プラズマザンバー(ブレイカー)」も同様な模様。
…もっとも、リリなの(←誰も使わない略称…な気がする)シリーズは未だに不明な点や錯綜してる設定も多いので。
そんなに気にしないでもいいとは思います。
なんかSS投下してもいない奴が偉そうにすみません…(汗)
…しかも書くときにはそういうことを 全 く 気にしないから余計質が悪い自分w
魔王少女リリカルなのはPARANOIA
全てをなのはさんに管理された管理局六課を舞台にしたRPG。
全てを完全ななのはさんによって完全に管理された完全な世界で、完全な局員は完全に幸福に暮らしている。
但し、なのはさんは狂っている。
完全なこの世界では局員は常に幸福であり、逆説的に幸福でない局員は完全ではない。完全なるなのはさんは完全ではないものを排除し六課を完全に保つ。即ち、なのはさんが完全でないと判断したものはその場で消される。
完全なるなのはさんは常に正しい。なのはさんの答えに疑問を挟むものは秩序を乱すものとして処刑される。
局員にはInfraRed(名無し)からUltraVioret(大切なお友達)までのクリアランスが設定されている。それぞれに権限があり、越権行為は反逆の証拠として処分対象である。例えば、なのはさんが体重計に乗った時の情報はUV権限がなければ知ることができない。
あなたは反逆分子を処分する「ナンバーズ」である。ここでいう反逆分子とはなのはさんを侮辱し秩序を乱そうとするもの、そして秘密組織(なのはさんによって認められていない存在は反逆である)、ミュータント(遺伝子的な男は処分対象)を言う。
ところであなたは(誰にも秘密だが)実はミュータントで、なおかつ秘密組織の一員である。
あなたは誰にも正体を知られずに任務を遂行しなければならない。もし知られた場合は
Zap!Zap!Zap!
次のクローンはきっとうまくやってくれることでしょう。
仮面ライダー電王とのクロス…
イマジンって次元災害起こしまくってるよな
ハナがいた世界も時の運行が変わったせいで消えたらしいし
問題は管理局が行うイマジンへの対処方法
同じ時間軸でなら直接戦闘で処理できるけど
過去に飛ばれると終わる
次元世界は飛び越えられても時を超えて指定の時間軸に飛ぶ技術はないみたいだし
契約者を抹殺するしかなくなる罠
>>657 そこでナノライナー/フェイライナー/ハヤライナーの登場だ
あるいはアースライナー
>>656 (´゚ω゚)「……」
(゚ω゚)
(´゚ω゚)
(´゚ω゚):;*.':;ブッ
な、なんというTRPGをネタに使いやがりますかwww
ちなみにパラノイアというTRPGとはどんなものかというと、
「疑心暗鬼に陥り、人間的に一回り大人になれる」というスバラシイゲームです。
【 幸福は義務です(Happiness is Mandatory.) 】
タティアナさんがいる世界で疑心暗鬼にかかったらそのまま戻ってこられないジャマイカ!
そろそろ次スレの季節ですかね?
関係無いけど初代トランスフォーマーを知っている友人が回りに殆どいないです…。
ビーストウォーズならかろうじて知っているって奴が何人か居るんだけどなあ。
いやはや寂しい限りですよ。
662 :
魔装機神:2007/08/09(木) 21:04:00 ID:pfFzWqoX
>>653 そうだったのか……全然知らなかった……ちょっと頭を冷やされにいってくる
コテ戻すの今の今まで忘れてた…。
ついでに鳥付けました。
随分前にロマサガ3とのクロスがネタ程度に上がってた記憶がありますが、
FFタクティクスとのクロスもいけそうじゃないかとちょっと思ったり。
上手く噛み合いそうな要素があるような気がしますが、どうですかね?
>>661 あと5kbくらいですかね
自分の友人にTFシリーズ全般大好きなのが一人いますが…なぜか奴はTFスーパーリンクが妙にお気に召したようで…
特にホイルジャックが…
ロボットマスターズの黒初代コンボイ持ってるし、海外からTF商品取り寄せてるし
でも「キスぷれ(だったか?)」だけは認めねぇ、とも言ってました
>>665 キスぷれですか…流石にあれはちょっとねぇ…w
TFと萌えキャラの組み合わせなら、
マスターフォースみたいなのにすれば良かったんだ。
キャンサーとブローニングのコンビの可愛さはガチ。
まあ男なんですけどね。
ウルトラマンまだー?
そういえば仮面ライダーとのクロスは四作も作られているのに未だにウルトラマンとの
クロスが作られていないってのは結構意外ですよね。
>スクリームさん
ウルトラマンは強すぎですからね。
しかもノアとかレジェンドとか最高クラスのウルトラマンに限ってはもう…
単純にサイズとかじゃないか?まあ確かにガンダムとのクロスもあるけど
ほかにも正体を知るまでかえるから出会う暇もないし。
それにウルトラマンの言葉がなのはたちに通じるかもわからないし……
意外と難しいと思う。
>>672 ジャックがウルトラブレスレットを手に入れた辺りからはまともに怪獣を倒せた事がほとんどない
スペシウム光線だってスターライトブレイカーより強力でしょうからね。
確かに作りにくいといえば作りにくいかも…。
ならばウルトラニャン(だった気がする)とのクロスだ
六課がGUYSでいいじゃん
サイズが問題ならば、超闘士の方とクロスすれば問題は無いぜ!
>>674 最終回でゼットンを倒してるがな<スペシウム
異次元人ヤプールと戦争中の管理局・・・・
永遠に終わらねぇぞ。
どーせならインペライザーとガツガツやるほうが見たいな。
ヤプールは「戦争」なんていう真っ向勝負的な行動はしない気がする。
たとえばフェイトとかエリオ辺りが孤児とか子供といった存在に対して敏感な事につけこんで
コオクスとかバキシムみたいに子供に化ける超獣を送り込むとかなんかそういう汚い事をやりそうだ。
そして勝利する管理局
しかし、20年後・・・・
「怨念を晴らすまで幾度だって蘇る」
「魔導師の技を吸収して強くなったように、エースオブエースを地獄に引きずり込めぇ!」
次回、魔法少女リリカルなのは
「脅威のA'sキラー」
コテ付けてみました。
すごい投下量で感想が書けないぜ…次のスレでまとめて書くかな
明日か明後日にガオガイガークロス投下します。
リリカルスクライド//G.U.は気力が戻ったら書きます(笑)
というか、四天王で一番活躍したのが一番最初のヤプールとかどういうこっちゃい
もっと他の奴らも活躍させろw
>>680 皇帝の配下で一番強いのはインペライザーでFAですか?
>>681 暗黒の化身って公言してるからな〜
>>683 なんか変ですぜ?
確かヤプールについては最近の後付だと
故郷がいつ滅びるか分からず後々を考えると人材の消費も出来ないから
卑怯な真似の数々はどうすれば相手が恐怖から疑心暗鬼に陥る事を
期待できるかの心理テスト的行動らしい。
>>684 あれ?コテってIDを名前の横に書くんですよね?
あ、◆って記号じゃないとダメなのかな?
>>473の時のIDを名前の横に書きました。
>>686 #の横に任意の文字列ですよ。
自分の場合ならリリカルスクリーム#(任意の文字列)
コテというかトリですな
名前(コテ)の隣に#をつけて好きな言葉を入れればいいんですよ
たとえば今の自分のトリは#5456
いやコテのつけ方は名前欄に
#(好きな文字)
だよ
成功すると俺の名前欄みたくなる
新魔法戦記リリカルX 第一話「次スレは出ているか?」
ご指導ありがとうです。
やってみた・・・どうだ!
あ、475kを超えた
いや多分次スレ催促だと思うんだ
ってことで、立ててくるけどいいかい?
>>693 いや、単にもう次スレだな、と思って…わかりづらくてすみませんw
催促になってしまうか…重ね重ね、申し訳ないです。お願いします。
>691
後は、トリばれしないように気を付けて下さい。
>697
スレ立て乙。
あ、ネタでったか(・ω・)釣られた!
そんじゃ、釣られついでに
リリカルなのはGX
第??話「最強の魔法使いデッキ」
「俺のターンドロー!」
遊城十代は、左腕に付けたデュエルディスクからカードを引いた。
デュエルの相手は、コスプレなのだろうか白いショートコートにミニスカートな格好の女性だ。
「俺は、E-HEROスパークマンを召喚!カードを一枚伏せターンエンド」
十代のターンが終了し、白服の女性のターンが来る。
「私のターン…ドローなの!私は、ティアナ・ランスターを攻撃表示で召喚!」
現れたのは、二丁拳銃を持ったツインテールの女性だった。
「ティアナ・ランスター攻撃力1650・防御力1200のモンスターか」
「私は、カードを一枚伏せティアナで攻撃!」
『クロスファイヤーシュート!』
白い服を着た女性なのはの攻撃宣言により攻撃を開始するティアナ。
「そうは行くか!トラップカードオープン!」
十代が伏せていたカードは、トラップカード・ヒーローバリアだった。
「ヒーローバリアの効果で、E-HEROへの攻撃を無力化する!」
「私のターンは終了よ」
ティアナ・モンスター・・・スイマセン。
GXは黒歴史・・・
作んなきゃ良かったのに・・・・
「そんじゃ、俺のターン…ドロー!俺は、手札のE-HEROクレイマンと場のスパークマンを融合!
現れろ、E-HEROサンダー・ジャイアント!」
十代の持つ融合のカードで現れたのは、雷をまとった巨大なヒーローだった。
「サンダー・ジャイアントの特殊効果発動!ヴェイパー・スパーク!」
その効果で場にいるティアナは、激しい雷に撃たれ破壊される。
「キャァー!」
「ティアナ!」
ティアナが破壊され、少し表情が曇るなのは。
「ザンダー・ジャイアントの攻撃は終わってないぜ!行けぇぇぇ!ボルティック・サンダー!!」
攻撃力2400のダイレクトアタックが決まり、なのはのLPが1600まで削られてしまう。
「くっ、罠カードオープン、魂の綱!1000ライフポイントを払うことでデッキから☆4以下のモンスターを特殊召喚!」
現れたのは、守備表示のフェレットだった。
>>699 関係ないけど今日なぜかヤマメ釣りに行ってきた…気分は既にウラタロス?
「(ん?トラップのタイミングミスか。サンダー・ジャイアントの攻撃時に召喚すればダメージを受けずに済んだのに)」
十代が、そんなことを考えているとデュエル相手の女性が話しかけてくる。
「十代くん、バトルフェイズが終わったけどターン終了はまだかな?」
「あ、えーと、カードを1枚伏せターン終了だ」
十代がターン終了を宣言したのを聞いたなのはは、カードをドローする。
「私は、ユーノくんの効果でライフを500回復」
なのはが表側守備表示で出していたユーノくん攻撃力500守備力2050は、
スタンバイフェイズに一度ライフを500回復させる効果がある。
「そして、ユーノくんを生贄にフェイトちゃんを召喚!」
生贄召喚されたのは、☆6つの上級モンスターフェイト・T・ハラオウンと言う女の子だ。
攻撃力2500守備力1500の魔法使い族だ。
「すげぇぇぇ!そんなカードがあるなんて、翔が見たら喜びそうだなぁ」
「そして、装備カード・使い魔の援護を発動!この効果で攻守700ポイントアップ!」
攻撃力3200と成ったフェイトには、更なる効果があった。
「フェイトちゃんで、サンダー・ジャイアントを攻撃!」
「バルディッシュ!」
『Haken Saber』
金色の刃が黒い斧杖から発射され、サンダー・ジャイアントを切り裂き破壊する。
「ぐっ」
十代のライフは800削られLP3200となった。
伏せカードを使おうと考えた十代だったが、サンダー・ジャイアントの破壊前に使えなかったのだ。
「何故、伏せカードが使えないんだ?」
「フェイトちゃんの効果なの。一ターンに一度相手の場の伏せカードを1枚封じるの」
「すげぇ効果」
「そして、カードを1枚伏せターン終了なの!」
なのはの出した少女にサンダー・ジャイアント破壊されながらも、楽しくて仕方がない十代。
「ドロー!俺は、フレンドッグを守備表示で召喚!そして、カードを1枚伏せターン終了」
十代は犬型機械族モンスターを召喚し、伏せカード2枚目をセットしターンを終了した。
「私のターン、ドローなの!」
彼女は引いたカードをほほ笑む。
「私は、儀式カード・白き戦神を発動なの!☆8以上のモンスターを生贄に…出でよ!高町なのは!!」
手札のクロノ・ハラオウン☆8を儀式のコストとし、☆8の儀式モンスター・高町なのはを召喚したのだ。
その攻撃力は3200、守備力は2800と凄まじい。
「さぁ、私の攻撃!フェイトちゃんでフレンドッグを攻撃!ハーケン・セイバー」
金色の刃によって切断されるフレンドッグ。
「フレンドッグの効果発動!墓地に送られた時、墓地のE-HERO1体と融合を手札に加える」
「まだ、私のバトルは終わってないの!ディバイーン・バスター!!」
『Extension』
凄まじいピンク色の光が十代を襲う。
「伏せカードオープン!」
「フェイトちゃんの効果で1枚封じるよ!…そのカードを封じるわ」
「ラッキー!俺が発動するのはこっちだ!」
なのはが封じたのは融合解除だったのだ。
十代が発動させたのは、もう一つの方だった。
「ヒーロー・シグナルで、デッキからE-HEROを特殊召喚する!現れろ、バースト・レディ!」
炎のヒーローE-HEROバースト・レディが守備表示で召喚された。
なのはの攻撃は、バースト・レディを粉砕する。
今日は、ここまで…疲れた。
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
以前から気になってたんですが…
リンディ提督って、ショッカーやデストロンと戦った事があるんですか?
>672
初めて来た者ですが、ちょっと私からも失礼ながら言います
確かに、ウルトラマン系の作品とクロスさせるのは凄く難しいでしょうね
神に近い力もってますからねウルトラマンは。
ただ、もしクロスするのなら、なのは達を無理矢理怪獣と戦わせるのではなく、
ウルトラシリーズに登場した今までの地球防衛軍の様に、ウルトラマンにピンチが
訪れたら、援護して助けるみたいな。
ド素人の言い分ですみません
GUYSの連中は普通に怪獣を倒しちゃうからな〜
TACのころと比べてずいぶん成長したな
ぶっちゃけ、ウルトラマンナイスなら結構ナイスにクロスしそうな気がするんだ!
等身大でなのはたちと共闘するという妥協案もあるけど、でかさがウリだし・・・
後結構サイズが40m〜ちょこちょこと差があるんだけど
タロウ 53m
グレート 60m
でかすぎ、ほぼ1.5倍あるじゃねーか
下手すりゃヴィータとシグナム位あるぞ・・・
>>707 昔は人間のような存在だったけどな
今だって戦えば傷つくし、死ぬことだってある
神じゃないだろうけど万能すぎるのだろう
つーか、能力の幅広すぎw
>>706 ありますよ。
ショッカー〜デルザー軍団までの悪の組織と戦っています。
まぁ、魔法では怪人は倒せなかったため、いつもは滝と一緒に戦闘員を蹴散らしていただけでしたが。
ちなみにネオショッカーとドグマとの戦いのときは戦いに参加しておらず(クロノが産まれていたため)
変わりにレティさんがスカイライダー、スーパー1と共に戦っています。
>711
じゃあ、誰がバダンと?
>>711 そういう大切な設定は本編で描写したほうがいいんじゃないかと思うのだが
>>713 すみません…本編でそんなに昔話を書く予定がないので…
>>712 バダンの時は誰も一緒に戦っていません。
何故ZXはテレビでは単発物のライダーだったために絡ませる部分が見つかりませんでした…
「そんな時こそライスピだろう!」と思う人も居ますがあれはまだ完結していない上に展開が全く読めませんので(いきなり志郎がカセットアームを使い出すという展開ですので)
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
ショッカーと戦ってた時、リンディ当事何歳だったんですかねぇ…?
リンディの性格からすると、川でガニコウモルに殺されそうなショッカー戦闘員を助けてそうかも…。
仮面ライダー以外の特撮ヒーローとのクロスは無理でしょうか?
メタルヒーローシリーズで、ギャバンやメタルダー、ウィンスペクター
などはどうでしょうか?
>>716 己で書いてみるのだ!
それが勇者だ!
漢は黙って書く!
>>715 十四歳くらい…だと僕は思いますね。
ストライカーズで大体五十歳くらいだそうですから。
50−36=14って感じで(僕の書いてるものではストライカーズの世界は2007年の世界なので時間軸がアニメとは違います)
ウルトラ兄弟の一番の恐ろしさは単純な戦闘能力ではなく、「あっさり復活する」「命のストックが存在する」「不条理な父親」
にあると思うぞ。ヒッポリト星人にバラバラにされても何事も無かったかのように復活したりするし、ファイアヘッド兄さんも野晒しにしてたら
蘇ったしな。
どっちかというとメフィラス星人の方が効きそうな気がするなぁ。
新番組 ウルトラマンデスティニー
>>718 >五十
HAHAHA、なにを仰りますかw
リンディさんは永遠の20歳なんですよ?
>>719 機動六課は、
地球人サイズのバルタン星人沢山と激闘してほしい
ウルトラQ的な展開でw
そこでヒーロー戦記ですよ
>>722 なにそのドット絵の限界をつかったジェスチャー
バルタン星人ってなかなかにハードな境遇だよね。
狂った科学者の核実験で星そのものが無くなって
移住先にきたら一族が虐殺されたという、なかなか重い設定なんだな
それにしても生命理解できないのに帰ってきたウルトラマンでいきなり復讐に燃えるってどういう理屈なんだろ?
他の種族になめられるのは我慢ならんとか。
やられてもやり返さない種族だと思われるとメフィラス星人みたいのに
いいように利用されたり、侵略されるからとかかな?
そうかも。ウルトラマンでも「嫌いなスペシウム浴びせやがって、この野郎」って怒って逆襲してきたし
というかバルタンは、作品によって立場がぶれすぎて困る。
すごくいい奴もいれば、パワードみたいに全ての元凶みたいなのもいるし
マックスに出てきた奴みたいにラスボスより明らかに強い奴もいるし
それだけ魅力ある連中なんだろうな・・・
バルタン星人が管理局と揉めそうになったら管理外世界の知的生物が住んでない
世界を紹介して支援してやればいいからギリギリ戦争にはならないかも。
管理局に宇宙忍者が就職する時代が来るな。
特技は?と聞かれて、分身とミクロ化と巨大化ですみたいなw
20億人だから人手不足も一気に解決だ。
まあ、なんだ
20億もいたら確実に国の一つや二つは乗っ取られる
問題が一つ有る。
バルタン星人は、足が臭いんだ。
踏んだ地面が腐るほど。
そこは常時ドラえもんの如く。
>>719 超闘士激伝だとウルトラ一族に死という概念はないという設定だったな。
肉体は失うけど。
>>729 管理局の人間比率が大分減るなw
7割ぐらいバルタン星人だし。管理局の食堂に集うバルタン星人たち・・・エビフライをたのむやつは殺されるな。
>>731 ココでデバイスの出番だな。消臭特化型デバイス。
流れを読まずに投下、いいでしょうか
どうぞ支援
アンゼロット城上空:キャロ・ル・ルシエ
キャロは自分がどういうふうにフリードに飛んでもらっていたかはわかっていたつもりだった。
だが、柊蓮司指示通り飛んでいるうちに周りの景色はいつの間にか変わってしまう。
今キャロ達が見ているのは次元空間に浮かぶ荘厳な城。
いつの間にか、しかも自然に現れた城の上空をキャロ達は旋回していた。
「あそこに降りてくれ」
キャロはフリードの首を叩く。
「フリード」
フリードは一声鳴き、城の中庭へと降りていった。
アンゼロット城中庭:柊蓮司
中庭に降りてフリードが小さくなった頃、城の中からスーツを着た男が出てきた。
「お待ちしておりました。お久しぶりです。柊蓮司様」
「前ここに来てから1週間たってないような気がするんだが・・・」
「いえ、今まででもっとも間が開いています。こちらへおいで下さい。お連れの方も」
柊蓮司は5歩ほど歩いた後、後ろをついてくるフェイト達に振り返りこう言った。
「いいか。1つだけ言っておく。お茶を出されても絶対飲むなよ。いいな、何があっても飲むなよ」
犠牲者は増やしたくはなかった。
アンゼロット城内:フェイト・T・ハラオウン
フェイト達は自分たちが通された部屋を見て思わず感嘆の声を上げた。
客をもてなすために作られたのでエア労組の部屋の天井は見上げるほどに高く、壁には豪華なそれでいて上品な彫刻が刻まれている。
部屋の隅に置かれた装飾品も高価な物であることはわかるが、それが嫌みにならないようさりげなく置かれていた。
中央に置かれた机に柊蓮司が慣れた様子で座るのを見たフェイトはエリオとキャロがの椅子を引いた後に座った。
「柊さん。ここはどういうところなんですか?」
「そうだな・・・世界を守るウィザードの中でもいろんな意味ですごいヤツの城なんだが・・・実際に会った方が早い」
苦笑いを浮かべる柊蓮司の言葉の意味を考えているうちに、自分たちが入ってきたのとは別の扉が開く。
入ってきた少女を見てフェイトは思わず息を飲んだ。
彼女の判断を超えた少女だったからだ。
ただの少女ではないことは一目でわかる。
年はエリオより少し上、柊よりは下のようにも思える。
まだ子どもといえるが白銀の髪と黒い目からは神秘的な光を放っているようにも思える。
その仕草の全ては品を感じさせる。
フェイトはこの少女がいかなる人物であるか思考を巡らすが結論はいっこうに出なかい。
少女はフェイト達の向かいに座ると、透き通るようなそれでいて底知れぬ威厳を感じされる声で語りかけてきた。
「ようこそ、私の城へ。私はアンゼロット。この城の城主であり世界の守護者です」
フェイトは言葉の意味がわからず、隣でやけに緊張している柊蓮司に聞くことにした。
「柊さん、守護者ってなんですか?」
「言葉の通りさ。この世界を守るためにいろいろしている存在、ってとこだな」
時空管理局のトップに相当する役職なのかな。
フェイトはそう考えることにした。
アンゼロット城内:柊蓮司
柊蓮司は正面のアンゼロットの動きをわずかでも見逃すまいとしていた。
なにをするか。何が起こるか。
油断などできるものではない。
「皆さん。紅茶でもいかがですか?」
柊蓮司達4人の前に薫り高い紅茶を湛えたティーカップが置かれる。
「飲むなよっ」
ティーカップを持ち上げたキャロがあわてて皿に戻した。
「柊さん。失礼ではないですか?」
「何が起こるかわからん紅茶を勧める方がよっぽど失礼だ!」
ほぅ。
アンゼロットがつまらなそうにため息をつく。
「では、柊さん。まずはあなたに弁明してもらいましょう」
「弁明?なにをだよ」
心当たりはない。
「決まっています。あなたには重大なお話があるのですよ。居場所は知らせてもらわないと困ります」
「いや、用事があるんならさっきみたいに携帯に電話すればいいだろ」
「それではつまらないではありませんか!」
「はぁ?」
アンゼロットの背後の床に穴が開き、そこから新しい床がせり上がってきた。
その床には、マジックハンドやらクレーンやらやたらでかい掃除機やら人間サイズのゴキブリ捕獲機やら他にもいろいろな物が置いてある。
その全てには「柊専用」の2文字が書かれている。
「あなたを拉致」
「をい」
「もとい、歓迎するために作ったこれらを使えないではありませんか」
アンゼロットはそれがさも当然と言ったように語る。
「使うな!てゆーか、普通に呼べっ」
「せっかく作ったのに」
「作るなっ」
柊蓮司はここで引いたが最後、自分の人間としての大切ななにかが無くなってしまうような気がしていた。
「まあ、でも今回は私もあまり怒る気にはなりません。私も野暮ではありませんから。そちらの方は新しい愛人ですか?」
「違うわっ。てゆーか、愛人ってなんだよ」
「いつの間にお子さん、お二人もお作りになったんですか?言ってくれればご祝儀くらい出したのに」
「違うって言ってるだろ!てゆーか、それはもうくれはがやった!!」
「ちっ」
「ちっ、じゃねえ!ちっ、じゃ」
だんだん息が切れてきた。
「あ・・・あの」
フェイトがおそるおそる声を上げる。
「なんですか?」
「さっきのくれはさんもそんなこと言ってたんですけど、柊さんってその・・・愛人というかそういう人が多いんですか?」
「をい」
柊蓮司はとりあえず無視される。
「ええ・・・そうですね。彼は世界を何度も救っているのですが、そのたびに新しい女性と・・・」
「そ、そうなんですか?」
「はい。おまけに行った先で現地妻まで」
「まてや、おい」
また無視される柊蓮司。
「かく言う私も以前彼に獣のように・・・それなのに彼にあっさり捨てられてしまって。酷いですわ、柊蓮司」
フェイトは席を立った。
キャロとエリオをかばう位置に行き、柊蓮司から10メートル離れる。
「嘘を吹き込むな!嘘を!フェイトも、信じてんじゃねえ!!!」
叫ぶ柊蓮司。
その間に、アンゼロットは自分の紅茶を優雅に飲み終える。
「・・・軽いジャブのような冗談はこのくらいにして」
「ジャブかよっ。ボディブローのように効いてるじゃねえかっ」
フェイトはさらに20メートル離れてる。
珍しく大声を出してきた。
「柊さん、愛人のことはホントに嘘や冗談なんですよね?」
「あたりまえだ!!」
柊蓮司はあらん限りの誠意を持って叫ぶ。
溢れそうなくらいの誠意がこもっていた。
安心したのかフェイトは元との席に戻ってくる。
「では、嘘や冗談の追求はおいておくことにして」
再びフェイトが30メートル離れた。
「そういう誤解される言い回しは止めろぉ!!」
また戻ってくるフェイト。
「これで安心しました。柊さんは絶好調のようですね」
「なんでだよ」
「柊力が全開のようですから」
「どうしてそうなるんだ」
「男が下がり続けています」
「お前が下げてんだろうがよ」
柊蓮司の絶叫はやまない。
今回はここまでです。
アンゼロット様、やっと本格的に登場です。
>739
アンゼロット様、絶好調ですね。
後は天先生もとい神の使徒先生か。
「柊専用」が2文字になってる
これが柊力か
そんなのいいからなのは達のスカートを下げてくださいよ。
よし!
ようやく、わけわからんカオスなJOJOSSが出来上がったッ!
ほんとになんだコレorz
というわけで載せさせて頂きます。
はるか昔――
人間が2chを持つずっと以前のニフティの時代
その生き物たちは進化の過程の中でこの地球に出現した
その生き物たちは、夜しか生きることができず、太陽(著作権)の光にあたるとアボーンしてしまう…
だから彼らはパソコン通信を利用して新作アニメのビデオ録画などで話題を盛り上げていた
しかし…他の漫画やアニメのエネルギーを吸い取ることによって長い年月ネタに困ることがなかった
一般人は彼らをオタクやマニアとして恐れた
彼らは「氏」の確立が低いので儲を造る必要は少なく
その個体数も少なかった
だから荒らしもなく平和にくらしていた
だが突然そこに天才がひとり生まれた
その天才はより強いネタがほしいと願った
そして自分たちの脳にはまだ未知なる能力が隠されていることを知り
その能力を引き出すために
天才は『石仮面(こんな○○はイヤだ)』を創った
『石仮面(こんな○○はイヤだ)』は不死身の発想をもたらしたけれども
より多くの原作エネルギーを必要とした
つまりより多くの作品をネタにしなければならない
ほうっておけばきっと大地の全ての物語を使ってしまうだろう
その生き物の一族は『石仮面(こんな○○はイヤだ)』を恐れた
その天才を恐れた
「やつが存在するのは危険だ」
「あいつをこのサーバーから接続拒否にしなくてはならない…!」
「やつのアドレスをアボーン設定にしなくては!」
『投下した』なら使っていいッ!!
ついでに支援だッ!!
天才「バカ者どもがッ!
太陽(著作権)を克服したいと思わないのかッ!
何者をも吹かせたいと思わないのかッ!
あらゆるディスプレイに飲み物を【(´゚ω゚):;*.':;ブッ】させたいとと思わないのかッ!」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣
その天才は逆に一族を一般人に戻し、自分を生んだ親からも独立すると
事実を知らぬ残った後輩ふたりに仲間をひとり(エシディシ)つれ
長い旅に出たのだった
約一万年と二千年前のことだった
【最終話 風にかえる職人】
JOJO「なっ!」
ドバ
続編製作開始!
ワムウ「そして我が『風の最終流法』!!」
JOJO「ア…アニメや漫画グッズが。なんだ?ワムウの方へ寄っていく…」
カーズ「最終流法!?ま…まさか!やめろワムウ!それだけはやめるのだッ!」
ギュルルルルル
アニメイトグッズがワムウの胸の管へッ!
バシ バシ バシ
吸い込まれていく!!!
ワムウ「最終流法『渾楔颯(後編の題名)』」
カーズ「『渾楔颯(これが後半の題名です)』―――ワムウの最終流法!匿名掲示板で姿を消すのに使った管より、逆にぼう大な量の設定(原作)を取り込み、脳の中で超圧縮させる!
そしてカミソリのような極限に狭い、まとめられた文体で超高圧で吹き出す……いわば『クロス系二次創作のメス』!
しかし!ネタの高速圧縮にともなう摩擦や熱はいくらワムウといえど…………!
その初期の構成プロットは耐えきれず、どんどん"くずれて"いくのみ!
しかし、その無惨な姿!美しいぞ!
ワムウよ!勝つのはおまえだ!
勝ってGJレスの山でその厨設定をいやそうぞ!!!」
リサリサ「JOJO!」