1 :
AAA ◆HaH3wazZ0c :
2 :
AAA ◆HaH3wazZ0c :2006/09/17(日) 16:56:43 ID:weC106dt
3 :
AAA ◆HaH3wazZ0c :2006/09/17(日) 16:58:18 ID:weC106dt
4 :
AAA ◆HaH3wazZ0c :2006/09/17(日) 17:00:28 ID:weC106dt
5 :
AAA ◆HaH3wazZ0c :2006/09/17(日) 17:01:47 ID:weC106dt
6 :
AAA ◆HaH3wazZ0c :2006/09/17(日) 17:03:24 ID:weC106dt
7 :
AAA ◆HaH3wazZ0c :2006/09/17(日) 17:05:18 ID:weC106dt
8 :
AAA ◆HaH3wazZ0c :2006/09/17(日) 17:06:08 ID:weC106dt
9 :
AAA ◆HaH3wazZ0c :2006/09/17(日) 17:06:56 ID:weC106dt
10 :
AAA ◆HaH3wazZ0c :2006/09/17(日) 17:07:44 ID:weC106dt
11 :
AAA ◆HaH3wazZ0c :2006/09/17(日) 17:16:33 ID:weC106dt
ハイリンを連発するとまた容量が
13 :
AAA ◆HaH3wazZ0c :2006/09/17(日) 17:20:31 ID:weC106dt
, ´ ̄`ヽ- 、
/ \
/ / ‐、 ヽ
_∠_ / / / { \丶 \ 丶 以上だ。
/´ `ヽ ト、/l !ハ ,へヽ ヽ!
/ / \ レル夊 l夊=ト、L l |
. l 〈 <ヽ/ |K {.::{_j\_fl.::{_j 〃 ,/ │ 次の結末を書くのはお前かもしれないぞ!
入 ` ー' l、 ゝ-' ゝ-' ∠ ィ |
/ ヽ::... .. ヽ、 r― ┐ ィ! ! | l
/ .::ハ:.:::::::::::::...弋.ーヽ _ ノr<ヽ| l│ !
. // / ..:::/_::`ー:::::::::::::::ヽ `^Y ,ノト、l l
// /....::〆:::::`! :::::: ::;_ノ⌒ヽ、 __ / l l ',
l l ゝ::::::::::::::::ノ; - '´::......... .:::l二二二二 ! ハ ヽ
l l .::: `> 、_〃/::::::::::::::::::: ノ_____ ! ヽ ヽ
l、` ー- __;>!{ _ -==´――――‐‐l ハ !
`ー ---<_イj ̄l「|―\________,/ / ヘ l
|l l ! ̄ ̄\ 人 / \
乙
AAA氏乙です。
アンカーはつける必要無かったんじゃね?
まぁ乙
もうホント、今思うとアンカーつける必要あったのかと小一時間orz
昨日書けませんでしたので今日は頑張って・・・・・・
前スレの小説保存しておくか、まとめサイト用に
______
|\ \ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| \ \ \ < こちらスネーク。
|一 \ \ \ | 新スレでも乙だ。
__| 条 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| \___________
\ \ 祭| ⊂⊃ |
\ \ | |\
\ \.|_____| \
 ̄ ̄  ̄ ̄
七人は人の波を駆ける。
そして誰もいない道に出る。
「この先が甘味処。あとは・・・・・・」
「シッ・・・・・・」
雷電が突然くるみの口を手で封じる。
「なんだ、どうしたんだ?」
ベッキーが雷電になるべく小さな声で尋ねる。
「人の気配がする」
「本当か?」
玲が驚きの声を上げる。
「こっちからする気がします」
一条さんが左の方向へ指をさす。
「え?本当?一条さんエスパーだ!」
姫子が訳の分からないことを言う。
「ここは俺が食い止める、お前たちは急いで行くんだ!」
雷電が一歩前に出て言う。
「・・・・・・」
一条さんは何故か俯いてしまう。
それに気付かず、ベッキーはうなずいて皆を先導するように走り出そうとした。
「レベッカ!」
雷電が突然ベッキーを呼ぶ。
そしてベッキーは振り返った。
雷電は腰に挿してある自動麻酔発射式拳銃M9をベッキーに投げ渡した。
「とりあえずそれを持って行け。護身用にはなるだろう」
ベッキーは見事にキャッチするも、あたふたしている。
いきなり銃なんて渡されて困らない方がどうかしているだろう。
「大丈夫だ、殺傷性は無い。麻酔銃だし火薬量も抑えてある」
「先生、早く行きましょう」
6号が急かす。
「ああ、分かった・・・・・・早く来いよ、絶対死ぬなよ。」
雷電はうなずくと、ベッキーに背を向けた。
そしてベッキーもまた、駆け出した。
「早く来い・・・・・・か。確かに一人や二人なら早く行くことも出来たんだがな」
雷電は独り言を嘯く。
「いい加減に出てきたらどうだ?」
雷電は虚空に向かって叫ぶ。
その虚空から、一人、また一人と人が出てくる。
そしてついには何百もの人間の壁が雷電を囲んでしまった。
「分かってんのなら話は早いな。辞世の句くらいは残して逝かせてやってもいいぜ」
集団のリーダー格の男が雷電に言う。
「それにしてもあの学園には何度も驚かされるな。一条といったかな。まさかこれだけの気配を感じ取っていたとは」
「独り言かよ。余裕だな、おい」
にやけた笑い声、悪辣とした言葉、それら全てが雷電に驟雨の如く堕ちて来る。
そして雷電が臨戦態勢を整えた。
「あーあー、聞こえますか。下にいる皆さん」
突如上から降ってくる声。正確には無造作に並んだ何処かのビルの何階からか。
「その人は忙しいみたいなんッスよ。そんな人より私達とやらないッスか?」
上から落ちてくる女の声に雷電を囲んでいる奴等が恐怖した。
だがこの中で雷電だけは知っていた。この声の主を。
「おい!誰だ、お前は!出で来・・・・・・ぐあ!」
そして突然飛んできた魔法の杖。
それがさっきまで意気揚々に喋ってたリーダー格の男の額に直撃した。
「私達が誰か、だって?」
そして響く二人分の落下音。
「正義の味方じゃねえの?」
立っていたのはべホイミ(地味バージョン)とメディアだった。
「来てくれたのか」
「そうですよ、だから貴方は早く先生達のもとへ行ってあげてください」
メディアが輝くような笑顔を見せながら雷電に言う。
幸いに後ろは何故か人一人分くらいは通れるような道がいつの間にか開いていた。
「・・・・・・」
雷電はメディアを見るが、メディアはただ笑っているだけだった。
「さあ、早く行くッスよ!」
「ああ、分かった」
そして雷電はベッキーたちの向かった方へ駆け出した。
「お前ら馬鹿か?わざわざ戦力減らす意味ねえだろ」
今度は副リーダー格らしき男が話しかけてきた。
「馬鹿って言う奴が馬鹿・・・・・・昔の人はどんな思いで作ったんッスかね。良く出来てるッス」
「あ?」
「あの人の前でははっきりと言いませんでしたけど、私達が戦うのにあの新米兵隊さんは邪魔なんですよ」
「逆に言っちゃえば、そんなことを見抜けない程の馬鹿が目の前にいるって訳ッス」
「っ・・・・・・やっちまえ!てめえらぁ!」
べホイミとメディアに二人ずつ、計四人がまず突っ込んで来た。
べホイミは飛んできた正拳をしゃがんでかわし、そのまま腹を蹴る。
「ぐっ・・・・・・」
「遅い!」
自分の速度との相乗効果により予想以上の威力の蹴りを浴びた正拳君はそのまま突っ込んで来たもう一人と後ろにいた数人を巻き込んで吹っ飛ぶ。
「おらぁぁぁあ!」
メディアの方は上から降ってきたナイフをいとも簡単に避けてそのまま右手で腕をつかみ、
「・・・・・・うぎゃぁぁぁ!」
ナイフ君の腕から怪しい音がするのと、威勢の良い声が悲鳴に変わるのにそう時間はかからなかった。
そのままメディアは突っ込んできたもう一人の正拳を左手で掴み、手の骨を粉々にしたような音が響く。
ビル街を劈くような悲鳴と共に、メディアが呟く。
あくまで笑みは崩さずに、
「戦場では、突っ込んでくるということは相手の命を奪うと同時に自分の命を放棄するって事なんですよ」
続いてべホイミが、
「むやみに突っ込んできても、動けない人を増やすだけッスよ」
べホイミとメディアは挑発していた。
他の人壁の奴等は、少なからずこの少女達に恐怖している。
だが副リーダー格の男は、ただニヤニヤしているだけだった。
METAL GERA RAIDEN IN PANIPONI6お終いです、有難う御座いました。
今のベホイミの行動描写が少ないのは後にこっちの方が活躍するからです。
・・・・・・と言う伏線は駄目でしょうか。
はい、明らかに力量不足です、痛感いたします。
7ではC組&雷電です、恐らく。
何とか私の中間考査までには完結させたいです。
本当は8くらいで終わるはずだったのに、小説と言うのは難しい。
それでは7でも御贔屓に。
昔に比べるとこのスレも微妙になったな
まぁ二期の話がいっこうに無いせいもあるんだろうが
初代神のアムザック氏もあんま降臨しないしな
まぁ既に3本も書いてるから仕方ないと言えば仕方ないが
24話のパロのやつも読みたいぜ
_ -- 、 , -‐ '´ ̄´ :丶
, '_´ '´丶 \ /: : : : : : : : : : : : :\
/ / i 、 、 \ ヽ /:/:/: : :, : ,ィ: : : : : i: : :ヽ
/ !|l ! , lーi、 l l| l: l: l: /:+x'l:|: : l_l_:l: l: |: !
l l|l,zlナ、l ,ォt‐l、_. | l| l: l: ト|ヽ!ー+ l!: /_l_l:メl:/: l
ll ! ∨い\! トジl / / l /: :\l l__j '´ l j/:イ/
ヽトト弋) ゞ" イ/ i l| {,ヘ: : :ヽ ,、 __└ ゙!: :ヽ
,rtx=-、 ' _, -、 , l /__l ! ,>‐-、lヽ_j-、 ィ_|: l: j:〉 私待〜つ〜わ
,r‐ト、ゝ、xxlT ト ニ゙ l l /´\ /、 、 lfx/´ヽと__ヽイ
/ f〈 ヽzzメl l l/ト, l | / ヽ 'く| ‐与7 ハ
「〈 j, 〉| l l/!ヽ lz<l | 〈 −ト、 l 丈\/、 カ 何時までも待〜つ〜わ
レ' ゝ' { l、 l l l___l 〈〉 lヽ!l | ! ‐- 、ヽfス! イl_ヽz)\へ
// ! ス\f´∠ィ´ヽ/_」∨ \ / ヽ二父__ノ l ヽヽ
ゞ' >‐ ' /tレ' - { `トrート、 -ー ! / /o\ l ヽ}
゙ト-‐ ´ `ト -、 / 〉  ̄ヽ |\ /l |l i |
\ \ lー ' / \_/ l o l `ト 、_./
T ー 〉  ̄ト-- 、 / / l | |
` −- |ヽ l  ̄〈ー- 、/ 〈 o l_ |
/ \ l o ∧ 〉 ∧
/| | / \ /\/ \
スレ立て乙
なんだよこの過疎っぷりは
前スレの勢いはどこいった
読む側としては保守以外は特に書く内容も無いしな
見てはいるから落ちる心配は無いよ
7話と8話書き終わりました、もういつでも投下可能です。
二期中間までに終わるのは無理っぽいですが。
全部で12話位になるのかな。
過疎っているところに私のような新参が書き込んでも変わらないとは思いますがご容赦下さい。
それでは、METAL GEAR RAIDEN IN PANIPONI7、どうぞ。
「こ、これが・・・・・・」
「メタルギア・・・・・・」
かつて甘味処があったところにその面影は無く、今は同サイズの機械があるだけだった。
「こんなの・・・・・・どうすればいいんだよ」
ベッキーが言うとおり、こちらが唯一武器として持っている麻酔銃程度では何処を狙っても無駄そうだった。
頭に響くコール音。
「雷電、私だ」
「大佐か?今は・・・・・・」
「黒幕の身元と名前が判明した」
「何だって!」
そして大佐が言う身元。
聞き覚えのある大学名。
「・・・・・・そういうことか」
雷電は足を止めて呟いた。
そして通信を切って一息整えると、また駆け出した。
突如頭のハッチが開き、青年が顔を出す。
ベッキーはその顔、その姿に見覚えがあった。
「お前は!」
「先生、知っているんですか?」
6号が尋ね、ベッキーが答える。
「私の前に教授が面倒見てた人だ。何処に行ったのかと思ったらこんなことを・・・・・・」
ベッキーが嘯くと、突然青年Aが話し始めた。
「レベッカ・・・・・・宮本、今は教師でしたか」
青年Aが発した透き通るような声は、メタルギアの前にいたC組全員の耳に届いていた。
「ここが貴女のいる町だということは知っていました」
そして青年Aは俯き、
「・・・・・・できれば貴女には知られたくなかった」
「?」
ベッキーは意味が分からないような顔をしているが、青年は淡々と続ける。
「でも、もう遅いんです。これが動けば、純正には劣りますが、大量の死者を出せます」
「やっぱり本当だったんだ・・・・・・」
くるみが弱弱しい声を上げる。
「サリン、イペリット、天然痘、様々な兵器で、私はこの町を滅ぼします」
「ハッタリじゃない、全部存在する名前だ・・・・・・」
「マホ?じゃあ私達・・・・・・死ぬの?」
玲が説明するが、姫子は今更なことを口走る。
「恨むなら恨んでください、呪ってください。それが私が背負う咎ですから」
「ふざけるな!」
ベッキーが突如大声を上げる。
「人を殺そうとして、自分はそんな言葉で現実から逃げようとしているのか?」
「逃げる?私は咎を背負うと言っているのですが」
「その発言が逃げているんだ!そう言えば相手が同情してくれると思っている、卑怯な逃げだ!」
青年Aは俯く。しかし話は続けている。
「・・・・・・貴女も恨んだことはありませんか?自分の境遇を」
「・・・・・・」
「私は人より頭が良かった、望まずに。それによって卑下されてきた」
この言葉に全員食い入るように聞き入ったが、姫子だけは違った。
「何で?天才なら羨ましいって思うんじゃない?」
「姫子には一番縁が無い言葉だから黙っとけ」
姫子は軽く泣いた。
「羨望と嫉妬は表裏一体。私と似ている人種の貴女なら分かってくれると思ったのですが」
「・・・・・・あるさ、そう考えたことは」
ベッキーがそういうと、C組全員はベッキーのほうを向く。
「では・・・・・・」
「だけど、私はやりたいことがあった。そのために、どんなに卑下されようとも、責められようとも耐え抜いたんだ」
「・・・・・・やりたいこととは、教師のことですか」
「そうだ。その思いがあったから、私は日本では型破りらしいけど教師になれたんだ」
そこで一条さんが突然話し出す。
「先生は貴方とは違います。先生は現実を見たんです」
一条さんを始めとして、C組が次々と話し出す。
「そうです。先生はたまに授業サボったりしますけど、頭が固いだけの先生じゃないんです」
6号が言う。
「そうだな、ベッキーがいたから私も今の生活が楽しいんだ」
今度は玲。
「授業中に寝たりするのは勘弁して欲しいけど、そこも愛くるしいんじゃない?」
くるみである。
「ベッキー大好きだよー、マー」
姫子がベッキーに抱きつこうとするが、ベッキーは張り手を顔に当てる。
飛んできた姫子は撃墜された。
「少しは空気読めよ・・・・・・」
玲が突っ込む。
「愛されているのですね、貴女は」
「ああ、お前は私とは違う。けど似てる。だからお前もきっとやり直せるさ」
「・・・・・・やり直せる?ここまで堕ちた私が?」
「そうだ。生きている限りは次があるんだ」
青年Aは顔を上げた。
そこにはさっきまでの陰鬱な雰囲気は殆ど残っていなかった。
青年は身軽な動きでメタルギアから降りた。
「私も・・・・・・やり直せるのですか」
「ああ、私が保証するよ」
青年は徐々にベッキーに近づく。
すると突然、遅れてきた雷電が声を大にして言う。
「違う!そいつじゃない!」
ベッキー達が雷電に振り返ろうとした。
その時、銃声が響いた。
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/01(日) 20:55:13 ID:Tugkfh3R
wktk
だが俺はメディア派だ
都になら投票してもいいぞ
>>30 質実剛健メディアさんによるとアムザック氏は20歳だな。
ということは俺と同じか
俺とも同い年だな
まぁブログに多趣味ってあったしな
アムザック氏はちゃんと完結させてくれると思う
アニメ2期が決まれば盛り上がるんだがなぁ
やばい。俺より年下だ・・・orz
>>43 糞ツマラン二番煎じが始まったからな・・・
MGS4が出るのが先だな
ネギまか
なんかネギまのキャラでぱにぽにのパロディやってる様にしか見えないんだよな
俺より年上なのは・・・・・・言うまでもないか
少し安心した
今出てるアムザック氏の情報
・二十歳
・法学部
・バイク乗り
・ガンマニア
・古着屋で働いてた
・絵を練習中
・ぱにぽにをほとんど見ないでメタぽに1を書いた
・まとめサイトの管理人は失踪
・メディアのベイビーの管理もしてる
・メタぽには神作品
・好きなキャラはベホメディとみせかけて宮田白鳥
降臨が待ち遠しいぜ
1、3、4が見事に俺と一致w
アムザック氏の降臨が待ち遠しいぜ!
保守
オメガ乙です
あなたは神ですよ
神ですよね?
キタワァ―――――――
新作面白いっぽいが
フルメタ見たこと無いのが悔やまれる。
ほう。フルメタとな。
これは期待できるな
ちょっと読んでくる
やべーマジ面白すぎ
アムザック氏乙です
続きに期待
「喧嘩上等オブジイヤーです」に果てしなく萌えた
_ ∩
( ゚∀゚)彡 続き!続き!
⊂彡
メディアが好きだ
アムザック氏の書くメディアはもっと好きだ
メタぽにの続きを
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/20(金) 18:37:40 ID:94UKxJrx
>>53 フルメタで・・・・
一方そのころ優等生の姫子が普通姫子の世界に・・・
ってパターンを妄想した
マホメタの6号さん、マジ名台詞吐きすぎ
美由紀ちゃんのミゼットで〜、に吹いた
乙
松尾芭蕉
>>53 アムザック氏乙です。
ちょっと気になっているのですが。「METAL GEAR PANIPINI」って何w
それと、TOPの紹介文がずれまくりなんですがww
私事ですが今はM@D作業が忙しくなっているので暫くしたら冬に執筆を再開すると思います。すみません。
うちのは普通に見えるけどな
ディスプレイの大きさによるのかな
受験が始まる前までに終わろうと思ってたんだけどなぁ
物事はそう簡単にはいかないものです。
推薦合格したら一段落つくので早くて12月、遅くて2月あたりに再開予定です。
次に書くのは大学生か、浪人か・・・・・・
とりあえずこのペースなら冬まで持ちそうだぜ
2期が始まる頃には終わるか
ほしゅ
マホメタに影響されてフルメタのアニメ見た
やばいな、面白い
保守
やはり普段はネタが無いな
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/07(火) 00:00:10 ID:5XnhyIAp
投手
捕手
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/09(木) 22:01:09 ID:jdVQsPv6
もっと潜入先が多ければな
最近はどれも更新なしだなー
二期さえ始まれば
まぁ気長に待とうや
保守
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/18(土) 23:35:23 ID:7hmeeFbO
内野手
ネタがNEEEEEEEEEEEFE
85 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/22(水) 20:53:52 ID:g13mkbB2
ステファン
2008年3月にWiiで発売する
2008年末には360にグラフィック強化で移植
追加要素なし
86 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/22(水) 20:54:42 ID:g13mkbB2
Wii版と360版ではグラフィックが大幅に違う
黙れ
ほしゅ
アージュ
久しぶりにきたら2スレ目になってるじゃん
つーか落ちそうだし
ほす
お久しぶりです。この度WEB版「MGS PMA」に第5回の修正版を公開致しました。
今回は長丁場の回なので変更した点も多く見られるかと思います。
あと、バックイラストも自分で描いたものなのでよかったら是非どうぞ。
師走に入りましたし、これから忙しくなるので出来る限りがんばってみようと思います。以上っす。
93 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/07(木) 23:13:26 ID:j0DqEy5Z
うおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!
95 :
TS ◆8DsuILmMKc :2006/12/13(水) 03:11:39 ID:IHkeNS77
どうも、小説初心者のTSです。これからちょくちょく小説投下していきますのでよろしくおねがいします。とりあえずさわりだけどうぞお読みください↓
96 :
TS ◆8DsuILmMKc :2006/12/13(水) 03:13:30 ID:IHkeNS77
金属製ぱにぽに
ゴオオオォォォォ…
強風の吹き荒れる中任務は始まった。今思えば疑うべきだった。
「オタコン、潜入地に到着した。」
「おつかれさま、君が今見ているのが桃月学園だ。今回の任務は柏木優奈ちゃん
のサインをもらってくること…」
「了解した、帰還する。」
「ちょ、ちょっと待ってスネーク。冗談だよ。桃月学園にあるという巨大ロボの写真を撮ってくることだ。」
「ああ、わかってる。」
「今回はそのロボの写真と出来れば動いたときのデータも取れれば取ってきてくれ。
それと今回は戦闘行為を行うとまずい場所だから気をつけて。今回の装備だけど
M9に麻酔弾12発。補充は出来ないと思っていてくれ。」
「ああ、確かに今回は現地調達は難しそうだ。
それにしても潜入とはいえ制服とは何か気恥ずかしいものを感じるな。」
スネークが襟を正しながら言うと
「その格好が一番なんだ。モブキャラも多いしね。」
そうオタコンは答えた。スネークは(モブキャラって何だよ)と思いながら校舎と校庭を見渡す。
授業中のためか人影もない。
スネークは桃月学園に一歩足を踏み入れた。
…フォウオ〜。
ふと頭上から音がした。見上げてみるとなにやら猫らしきものが校門の上から見下ろしている。
「遅刻ですニャ?」
「え…ああ、そうみたいですね。」
スネークはびっくりしてしどろもどろになっている。
「罰を受けましょう。」
「え?」
次の瞬間ぱかっっと地面が開いてスネークはどこに続いてるかも知らない穴に落ちていった。
「うわああぁぁぁぁ…。」
「体温ですニャ。」
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン チャイムが鳴り、校内も少し騒然となる。
「玲ちゃ〜ん、今日転校生がきてるんだって〜?」
アホ毛を揺らしながら姫子が玲に話しかける。
「ああ、なんでも今日突然決まったらしいな。」
玲はそっけなく返す。
「何でも外国からの転校生らしいですよ〜。」
6号も話に加わってきた。
「C組初の転校生だ〜、うれしいカモ〜。」
姫子はうれしそうに頭を振っている。そうしているうちにチャイムがなってベッキーがやってきた。
「は〜い、注目。席に着け〜。」
それに気づいた姫子が
「わーいベッキーだ、可愛い〜♪」
と飛び掛る。そして名簿で顔をパンッとはたかれ、撃沈。
「では今日は転入生がいる。はいってこ〜い。」
そう呼ばれてはいってきたのは銀髪の少年…と呼ぶには少し年をとっている印象の男だった。
「名前は雷電…よろしくおねがいします。」
「はいは〜い。」
自己紹介が終わるなり姫子が手を上げる。
「はい、姫子。」
べっきーはやる気なさそうに姫子を指す。
「カニ天好き?」
97 :
TS ◆8DsuILmMKc :2006/12/13(水) 03:14:55 ID:IHkeNS77
雷電は?を頭上に載せて「カニ天…?」と呟く。
「ああ、こいつはバカだから気にしないでやってくれ。」
ベッキーは手馴れた様子で姫子を席につかせる。
「はい。」
ふいに手を上げる女子が一人。おでこが輝くこいつは都だ。
「答えたくないならいいけど…何歳?」
「それには答えたくないな。」
雷電が返す。都が少し不満そうに席に着く。そこで玲が手を上げる。
「名前…本名じゃないでしょう?」
「う…。」
雷電は少し考えてじゃあ、と黒板に文字を書き始める。
佐藤勇気と書いた。
「これが本名だ。好きに呼んでくれて構わない。」
雷電はそういって、指をパチッと鳴らした。
玲も指をパチッと鳴らして
「そうか、わかったよ…呼ぶときは雷電にするわ。そのほうが分かりやすいし。」
と言った。そして雷電は一番後ろの席に案内されて授業が始まる。
「はいじゃあ授業始めるぞ〜。今日のホームルームは芋煮会の班分けだ、くるみクジつくってくれ。」
「了解、イエ〜イ。」
そしてくるみはやたらとハイテンションにクジを作り始めた。
そうこうしているうちにホームルームも終わって。
「雷電君、雷電君。」
休み時間になるや姫子が席によってくる。
「タラバガニと越前ガニどっち食べたい?」
やっぱりこいつの言うことはわからんと思い
「すまん、トイレだ。」
とだけ言って教室から出た。そして、階段を上がり、音楽室らしいところの前にたどり着いた。
そこには手にハンドバッグを持った玲がいた。
「あんた嘘が下手だね。」
とだけいって首本二回トントンと指でさす。
雷電も無線に切り替えた。
「あんたが橘玲か。どうやってウチのコンピューターにアクセスを?」
話は2週間前にさかのぼる。雷電の管理しているコンピューターにハッキングされた形跡があった。
それを追ってみようとしたそのときに写真付きのメールが送られてきた。
その写真にはあのぱにぽにXとぱにぽにXとは違う巨大ロボットの姿が映し出されていた。
そして送り主の名前は橘玲となっていたのである。
「ここんとこ学校で不穏な動きがあって、それを追ってみようと思ったんだけどかなりの人間がいたから
誰にもばれずにやるのは無理だと悟ってね。そこでメタルギアってのを追っている人間で”コンピュー
ターのガードが甘い”奴がいるって言うんでちょっと調べてみたらすぐにわかったってわけ。」
玲はため息混じりに言った。
「ガードが甘い…か。覚えておこう。ところでその巨大ロボ…国家は容認していないんだろう?なぜここに?」
「それがわからないから調べてるのよ。旧校舎の地下に更に地下へ行けるエレベーターがあるわ。
それを使って奥までいけばロボットの姿くらいは確認できるはずよ。それとこれ…。」
玲はハンドバッグからUSPと思われる銃とそれに使える弾丸を手渡した。
「USP…弾はすべて麻酔弾になっているわ。サプレッサーもついてる。これでだいぶ楽に
潜入できるようになるはずよ。」
雷電は驚いた様子で
「こんなものどこで!?」
98 :
TS ◆8DsuILmMKc :2006/12/13(水) 03:16:42 ID:IHkeNS77
といった。
「ウチは中華屋でバイトしてるからね。武器の横流しなんかもちょろいもんよ。
でも資本はかかってるからね。無駄には使わないで。」
少し疑問に思いつつもわかった。と雷電が受け取った。
「ところで玲。他に確認の方法は無かったのか?いくらなんでも公衆の面前で指ぱっちんなんて。」
「コンピューターに簡単に侵入されるような人じゃわかりにくいのだといつまでたってもわかってくれないと思ってね。」
雷電は苦笑した。
「じゃあ今日の放課後から潜入を開始する。わからないことがあったら無線にコールを入れる。」
「わかったわ。じゃあ、わからないことがあったら連絡して。答えられる範囲で答えるから。」
「了解。じゃあ。」
「ちょっとまって。」
玲が呼び止める
「報酬は本物のメタルギアの隠し場所…これだけでいいのよね?」
「ああ。俺はそれ以上は望まない。」
そういうと玲のほうから無線をきった。それと同時にチャイムが鳴る。
「一緒に行ったら勘ぐられるからあなたは校内を回ってみてから来たほうがいいわ。」
そういって玲が教室に向かって走っていった。
そういわれて教室にすぐにいけなくなった雷電は校内をぶらつくことにした。
「高校か…俺もこの国で生まれればこんな時代があったんだろうか…?」
そんなことを呟きながら自動販売機コーナーまで歩いてみた。ジュースでも飲もうかと
小銭を入れてボタンを押す。
ガタンッ
出てきたジュースを触ると、つめたーいのボタンを押したはずなのに生ぬるい。
「うっ」となっていると自動販売機のふたが開いて猫のような生物がジュースを温めながら
「体温ですニャ。」
そういった。
「…とりあえず返す…。」
そういって自販機の中にさっきのジュースをぶち込みふたをバチンと閉めた。
「これからどうなることやら…不安だ…。」
雷電は先行きに不安を感じながら校内を歩いていた。
99 :
TS ◆8DsuILmMKc :2006/12/13(水) 03:18:37 ID:IHkeNS77
とりあえずここまで。続きはまた近日中にうpします。
すいませんageてしまいました。以後気をつけます。
保守
102 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/18(月) 16:35:43 ID:94L1lCAo
スネ
103 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 23:35:10 ID:SRueEUPg
あげ
アージュ
メタぽにが始まってちょうど一年くらいになるな
結構長いな
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 21:20:13 ID:7i816TX2
あげ
去年の今頃はメタぽにゼロで盛り上がってた頃だな
妊娠中のオルガの腕をへし折るメディアさん、最高だぜ
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/10(水) 23:45:15 ID:iaml+EUO
松尾芭蕉
お久しぶりです。
今新作を執筆中だけど、2ch閉鎖してしまったら今後どうなんだろう?
まだ続ける威力はあるのになぁ。
あと、今回から発表する形式を変えてみるのでちょっと複雑だけどがんばって作ってみる。
・・・というかWEB版の構成に時間掛かってしまうからねw
以上チラシの裏でした。
アムザック氏降臨期待age
すまん。アムザックじゃなくてうちだったorz
とはいえ閉鎖しなくてよかったよwさすが2ちゃんねら〜の力はすごいねwww
そういえば、アムザック氏も仕事が大変になってきたから手が付けられないと思うし。
あるいは時間を掛けて作品を書いているのかもしれない。
うちも心配だけど、今はアムザック氏を見守るしかないですね。
てなわけで、お待たせしましたPMA第10回。今日から連載開始で御座います。はい。
で、今回から掲載期間を短縮して1話に2〜3回分けて公開。WEB版でまとめて修正&公開という
ちょっとややこしいスタイルで展開を進もうと思いますw
もちろん、あとがきは回が終わってから書きます。これは当たり前ですがw
何か不備あればこのままの形で進行しますのでよろしくお願いします。
では今日は第10回のPART1を公開します。
― 1 ―
(夢の中。白い空間にただひとり立ち尽くすスネーク。)
大佐「スネーク、君に最後の任務を与える。
新型の桃月ウイルスが地球上を感染する前に、一条祭に参加するのだ。」
スネーク「大佐、何を?」
大佐「これまで君には数々の任務を与え、そして成し遂げた。
だが、それはウイルスという脅威によって我々人類を消滅するだろう。
私からの願いはただひとつ。
スネーク、祭に参加しろ。
我々人類を、そしてこの地球を救うのだ!」
スネーク「参加しろだと?」
ナオミ「あなたには、この作戦にとって何か重要かわかる?」
スネーク「ナオミ?」
ナオミ「全てはザ・一条の為に作られた人類への降伏なの。
これは、あなたにとってそうあるために決めたことでもあるわ。」
スネーク「人類への降伏だと?」
オタコン「だけど、それは僕達人類にとってしなくてはならない運命だからだ。
これが、君にとっては最後のお別れだ。」
スネーク「オタコン!お前まで!!」
オタコン「スネーク・・・。妹のことも頼む。」
スネーク「やめろっ!オタコン!」
メリル「あきれたわスネーク。
あなた、祭よりもメタルギアの破壊任務の方が大事なの?」
スネーク「メリルまで・・・。」
メリル「心配しないで。
私達はあなたに負けないぐらいの戦士を引き継いで部隊を作るつもりだわ。
メタルギアのことなら私に任せて。」
スネーク「何を企むつもりだ!?」
メリル「何を企む?
私は私のやりたいことをするために生きて行くだけのことよ。
何もあなたは祭に参加するだけで任務は成功するわ。」
スネーク「それは話が違うぞ。」
メイ「スネーク。中国にはね「人事を尽くして天命を待つ。」ということわざがあるの。」
スネーク「メイ・リン・・・お前もか!?」
メイ「精一杯に努力した。
あるいはやれることは全てやり尽くしたのなら、後は天に任せてるしかないという意味よ。
だから、スネーク。もう任務はあきらめて、一条祭に参加することね。」
スネーク「何だと?」
メイ「あーあ残念だわ。まだ教えたいことわざもたくさんあったのにね。」
スネーク「待ってくれ、メイ。俺は祭には参加しない。
まだ世界にはメタルギアの亜種がどこかに潜んでいる。
祭よりも任務のほうが先なんだ!!」
ライデン「そのメタルギアの亜種は俺に任せてくれ。」
スネーク「ライデン!まさか、お前も!?」
ライデン「ハッハッハ。心配するなスネーク。
今度は俺が守る。それまで、君のことは忘れないよ。
あ、たぶんそのうち俺よりも活躍できるかもしれないな。」
スネーク「いいかげんにしろ!!
俺を・・・俺を祭の道具にするつもりか!?」
グレイ「そうかもしれないな、スネーク。」
スネーク「お前は・・・グレイ・フォックス!」
グレイ「ザンジバーランドでの戦い。思うには忘れないさ。」
スネーク「何故、お前までこんなことをするんだ?」
グレイ「理由などない。みんなそういう事だ。
お前は既に任務としての役割を果たしただけだ。
これからは、我々が任務を遂行する。」
(グレイ他全員がスネークを取り囲んで
法被やねじりはちまきといった祭りの道具を身につけさせようとしている。)
スネーク「やめろっ!みんなっ!」
大佐「いいか、これが最後の任務だ。
一条祭に参加しろ!そして世界を、人類を、
この地球を救うのだ。スネーク!」
スネーク「やめろぉぉぉぉーーーーっ!!」
スネーク「!!」
(真上には太陽を照らした雲一つも無い青空がスネークの目に付く。)
スネーク「ここは一体・・・?」
チリーン・・・ チリーン・・・
(どこからかチャイムの音が鳴り響く。ひとまず立ち上がるスネーク。)
スネーク「鐘の音・・・?」
チリーン・・・ チリーン・・・
(音が鳴っている方向に向けると、
そこにはチャイムを鳴らしている一条さんがいた。
スネークがすぐに麻酔銃を取り出そうとしているが、
装備している麻酔銃が無くなっていた。)
一条さん「何をしているのですか?」
(一条さんの言葉に反応するスネーク。
やや緊張している。)
スネーク「・・・。」
一条さん「そんなに私が憎いと思っているのでしょうか?」
スネーク「くっ・・・!」
一条さん「悪いことはしませんよ。ふふふ・・・。」
METAL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNATIVE〜
第10回
(一面には雲一つも無い青空に広大なお花畑。
スネークの目の前には一条さんがいる。)
スネーク「お前が一条か?」
一条さん「違います。
あなたがそう思っているイチジョーはここにはいません。」
スネーク「いない?・・・じゃあお前は?」
一条さん「あなたの一条さんです。」
スネーク「・・・。」
(一条さんの意味不明な答えにスネークは戸惑っている。)
スネーク「本当に一条さんなのか?」
一条さん「そうです。頭に何か付いていますか?」
スネーク「頭?」
(一条さんの頭には桃月ウイルスの感染源となるキノコが生えていない。)
スネークの心「・・・キノコが生えていない!?」
一条さん「これでも何か理由がありますか?」
スネーク「理由?それはこっちの台詞だ。」
一条さん「ほほう。それはご愛嬌なこと。」
スネーク「何故俺達をここへ誘いこんた?
やはり・・・ウイルスについて何かありそうだな。」
一条さん「ウイルス・・・ですか?」
スネーク「そうだ。」
一条さん「私がウイルスのことについて知っているのであれば、
それは後にお話ししましょう。
その代わりとして、
あなたには私のある儀式を受けいれなければ意味がありません。」
スネーク「儀式だと?何を受けるべきだ、一条。」
一条さん「あなたにおもてなしをさせることです。」
スネーク「おもてなし?」
一条さん「私が作ったこの仮想空間は、
あなただけに伝える時間を与えたものとして作られた仮想空間。
つまり、ここなら安心してウイルスの事を伝えることが出来ます。」
スネーク「君が作ったのか?」
一条さん「はい。」
スネーク「何故この様なことをするんだ?」
一条さん「私に残された時間はほとんどありません。
ウイルスが完全に悪化する前にあなたの判断が必要なのです。」
スネーク「俺に決めさせてどうする?」
一条さん「さあ、私とおもてなしをして下さい。あなたと戦う気はありません。」
スネーク「・・・。」
一条さん「・・・。」
スネーク「もしお前が本物の一条さんなら、おもてなしを受けよう。
その代わり、こっちにも条件がある。
俺はソリッド・スネーク。
どんな任務でも遂行する正真正銘の男だ。
例えどんな事を企もうとも、例え相手が誰であろうと、
俺は容赦はしない。いいな。」
一条さん「・・・わかりました。」
・・・と、きょうはここまでです。読んでいただきありがとう御座いました。
次回をお楽しみに。では。
あと、追記ですがWEB版の第6回をアップしました。
新規台詞も追加していますのでお暇があれば見てください。以上です。
121 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/22(月) 00:03:33 ID:8wi7r+S3
みてたよー
122 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/25(木) 21:42:38 ID:Rw3RJOjC
あげ
どうもアムザックです
まずはSSSS氏乙です
超久々に参上させていただきましたが再開は就活が終わるまでむりぽです
ご期待にそえず非常に恐縮ですがブログの方は今後更新してみようかな〜とか思ってたり無かったり
2期が始まる頃には書きたいと思っておりますので今後もよろしくお願いします
キタ――――(・∀・)――――!!
キタキタキタキタ――――(・∀・)――――!!
ブラック6号さんモエス
6号さんの黒さが妙にあってた
優等生姫子ミタス
ちょwwwwなにげにメタぽに1に神イラストが追加されてる
第10回 PART2公開
どうもSSSSです。PMA第10回のPART2出来ました。
どうぞごゆっくり・・・。
― 2 ―
■数分後
(一条さんがおもてなしをするために設けられたお茶会場。
会場には茶道具が数々並べている。
水の入った釜を温めている間、一条さんがじっと正座をしている。
一方のスネークも正座をしていた。)
スネークの心「・・・俺は一体何をしているんだ?
この奇妙に清々しい所で彼女のおもてなしを受けるだと?
いや、俺はこんな下らないおもてなしよりも任務が先だ。
あの彼女のやりかたには何かがありそうだ・・・。
それにしても・・・、足がっ・・・。」
(長く正座をしたスネークが姿勢を崩してしまった。)
一条さん「どうしたのですか?」
スネーク「いや、何でもない。」
一条さん「そんなに無理しなくてもいいですよ。もうすぐお湯が沸きますから。」
スネーク「は・・・はぁ・・・。」
(一条さん。抹茶の素を茶碗に入れる。)
スネークの心「しかし、これが一条さんの受けるおもてなしが、
これほどきついものとは・・・。
日本人というのは、まさにわびしすぎる。」
(一条さん。抹茶の素が入った茶碗に、釜から取り出したお湯を入れる。
茶筅でかき回しすると、温かい抹茶が出来上がる。)
一条さん「どうぞ。」
スネーク「・・・頂きます。」
(一条さんの入れた抹茶を手に取り、ゆっくりと飲むスネーク。)
スネーク「うっ・・・?うわっ!ゴホッ!ゴホッ!」
(初めての抹茶の味に少しむせるスネーク。)
スネーク「何だこれは!?
こんなコーヒーよりも苦い味の飲み物が日本にもあるとは・・・。」
一条さん「見ての通り、出来立ての抹茶です。
スネークさんなら初めて抹茶の味をわかっていただけるかと。」
スネーク「わかるとは言っても・・・。俺にはこの味がわからない。」
一条さん「これが私達が大事にしてきた日本のおもてなしのひとつ、「茶道」です。」
スネーク「「茶道」?」
一条さん「あなた方の国でも共通なことです。
これも友好を深めるためのひとつの儀式ですから。」
スネーク「何故、君が「茶道」を?」
一条さん「・・・。」
スネーク「・・・?」
一条さん「それは、私にもわかりません。」
スネーク「「茶道」だけで気が済むのか?」
一条さん「はあ・・・。」
スネーク「さっきからわけのわからないものを次々と出しているが。
そろそろ本当のことを聞きたい。」
一条さん「新型桃月ウイルスのことですか?」
スネーク「そうだ。」
一条さん「スネークさん。既におもてなしは始まったばかりです。
早めてはいけません。
おもてなしにはちゃんとしたルールがあります。」
スネーク「ルールだと?」
一条さん「「茶道」には、お茶を飲むだけではなく、
自分が誰なのか?
はたまた自分が生きるという目的や考え方など。
日常世界とは違った自分が伺える事ができる、
自分を露にする場所。
環境や自然を感じて「茶道」を極めることが、
このおもてなしのルールとなります。」
スネーク「つまり、君みたいな性格がお似合いのおもてなしということか。」
一条さん「私はあなたを守ってほしいために、
ひとつやふたつは知っておかなければならない事をするのが、
私の役目です。」
スネーク「・・・わかった。続けてくれ。」
一条さん「もしルールを破ったら、罰金100万両ですよ。」
スネーク「そんなお金はない!!」
■さらに数分後
(時が経つにつれておもてなしは続いている。
スネークは抹茶を飲み過ぎて具合が悪い様子が伺える。
一方、一条さんは抹茶を飲んでも表情は変わらない。)
スネークの心「・・・もうこれで10杯目か・・・。
さすが堪えるには限界だが、そろそろ・・・。」
(抹茶を飲もうとする一条さんがスネークを睨んでいる。)
一条さん「何を苦しんでいるんですか?」
スネーク「・・・いや、何でもない。」
(スネーク。抹茶の入った茶碗を持ったまま震え出している。)
スネークの心「・・・何だ、この空気は!?」
一条さん「そろそろ、おもてなしも飽きてきたところでしょう。
時間も丁度いいころでしょうし。」
スネーク「ということは・・・?」
一条さん「あなたが求めいているもの。」
スネーク「ウイルスのことか?」
一条さん「ただし情報料として現金2000万リラ。」
スネーク「くだらん商売はいい加減にしろ(怒)!!」
一条さん「スネークさんって・・・、結構お金持ちじゃないんですね。」
スネーク「知るか(怒)!!」
一条さん「何故、私がおもてなしをしなければならないのか?
あなたも十分理解していると思います。」
スネーク「ああ。
確かにお前は桃月ウイルスに関していろいろと詳しそうだな。
もちろん、お前が何を企んでいるかもだ。」
一条さん「私はあなたがこの学園の危機を救うのであれば、
それはありがたいのですが・・・。
私はもうひとつ、
あなたにはどうしても話さなくてはならない事があります。」
スネーク「何の事だ?」
一条さん「始めにも説明してた通り、
私はイチジョーではなく、本物の一条さんです。
私が作ったこの仮想空間はあと数分後で消滅します。」
スネーク「消滅?」
一条さん「つまり仮想空間が消滅する前に、
あなたはここでお別れをしなければなりません。
ある指名を果たすために私はここに生まれ、
そして、誰も私の存在を知らないまま消えることになるのですから。」
スネーク「ということは・・・君は、一体?」
一条さん「私は仮想空間で本物の一条さんをそっくりに書き換えた、
一条さんの一部です。」
スネーク「実にありえない・・・。
キノコが生えていないお前が仮想空間で作られた人間だったとは・・・。」
一条さん「何故私がこんな姿になったか、
あなたにもわかるはずだと思いますよ。」
スネーク「?」
(一条さんの正体に一時戸惑うスネーク。)
・・・と、PART2はここまでです。
次回で第10話は完結するかどうかはわかりませんが。とりあえずお楽しみに。では。
132 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 00:18:01 ID:nuSZS69F
アストロン
お待たせいたしました。PART3で第10回は終わりです。
ではどうぞ。
― 3 ―
一条さん「私がウイルスに感染したのは先日のことです。」
(回想シーンに入る。)
――――そう、あれは「桃月サバイバル祭」の初日。
私はC組の仲間とは行動をせずに、
ただ一人でこの祭に参加しました。
サバイバルゲームとはいえ私にとっては想定内のレベル。
仲間がいなくても平気にこなせるものの程でした。
そんな昼下がり、私は期間限定のペロリーメイト抹茶味を食べようとしたその時でした。
■2日前 桃月学園 並木道
(お昼どきの桃月学園の並木道。
敵の気配はまだ見当たらない様子。
庭木にはATフィールドで結界を貼っている一条さんが、
ペロリーメイト抹茶味を食べている。)
一条さん「はあ・・・。
さすがにサバイバルとはいえ、他のクラスの生徒のみなさんも必死ですね。
自前に用意した小型ATフィールドバリアが役に立ちすぎなのでしょう。
とはいえ、この期間限定のペロリーメイト抹茶味だけでは腹が持ちませんですね。」
(並木道の向こうから歌いながらスキップする姫子。
姫子のバケットにはたくさんのキノコが積んでいた。)
姫子「キノコ♪ノコノーコ♪元気の子♪
突き刺〜す秘孔は○斗♪
あ〜たたたたたたたたたたた!
ほ〜わっちゃあああーーっ!!」
一条さん「おや、あの方は姫子さんじゃないですか。
しかも何か怪しいキノコをたくさん積んでいる・・・。これは、チャンスかも・・・。」
(目がキラリと光る一条さん。)
姫子「いやーこんなに取れて姫子超感激ぃ〜!
近くの公園の他に学園のあらゆる所にも生えているなんて、
姫子、サバゲーが好きになるかも〜(笑)」
一条さん「あのー、すみません。
もしよかったらコレと交換してもらえませんか?」
姫子「おっ、既に負けている人発見♪」
一条さん「負けている人とは失礼ですよ。姫子さん。
お互いにまだ敵にやられていないでしょうし。」
姫子「そうか。ごめんごめん。
・・・って、コレってなに?」
一条さん「新発売のペロリーメイト抹茶味です。
まだたくさんあるのでよかったらあなたにもおすそ分けします。」
姫子「えっ!ホント?」
一条さん「その代わり、あなたの持っている山積みのキノコを半分私にください。」
姫子「うん、いいよ。これでも姫子は新しい物には興味津々なのだ!」
――――私は姫子から山積みのキノコを半分頂きました。
味や量はともかく、これでサバイバル祭の総合優勝は私の手になると思いきや、
事件はその時に起りました。
■2日前 桃月学園 並木道
(小型ATフィールドバリアの中で昼寝をしている一条さん。
設置している目覚まし時計が鳴り響く。
一条さんが素早く目覚まし時計のスイッチを切る。
眠い目をこすりながら一条さんが起床。)
一条さん「ふわぁぁ〜〜。よく寝た、よく寝た。まだ敵はいない様ですね。」
(小型ATフィールドバリアを取り外す一条さん。)
一条さん「さて、今日も一働きしますか・・・。
あれ、何か調子が変ですね。気分が少し複雑になっているのが原因なのでしょうか?
そういえば、今日の朝食はあったかごはんにお味噌汁に、
昨日の夕食の残りのオオサンショウウオの根性焼きでしたっけ・・・。
ちょっとカロリー高すぎでしょうかねぇ・・・。」
(自分の手で体のどこかを触って確かめる一条さん。
顔の頬、胸、腰、太もも、すね、足の裏と続き、
次の頭を触ってみた瞬間、不安を感じる。)
一条さん「あっ・・・!
朝シャンしたはずなのに。
私の頭にキノコが生えている・・・。」
これが、私が今までに予想のつかない悪夢の始まりでした・・・。
(回想シーン 終了。)
スネーク「どんな悪夢なんだ・・・(汗)。」
一条さん「その後、ウイルスによって心を支配してしまった私は、
もはやこれは夢ではない。現実なんだと心から思いました。
そして私は今までの一条さんではなく、悪の心に染まった「ザ・一条」として生まれ変わったのです。
生まれ変わったとはいえ、ウイルスによる効果は微弱でした。
しかし、時間が経つにつれて効果は徐々に悪化してしまいます。
私は、完全に感染されるまでの間、
桃月学園の中から、信頼できる人を集めて私だけのオリジナルメンバーを結成しました。」
スネーク「それが、「桃月春の十結集」?」
一条さん「いえ、違います。
「桃月春の十結集」はザ・一条が結成した特殊部隊。「桃月春の九人祭」もそのひとつですが、
それよりも前に結成された部隊が存在しました。」
スネーク「それよりも前に?」
一条さん「「桃月戦隊 一条ファイブ」。
当初は私のために、ウイルスを完全に消滅するための部隊として活躍しました。
この仮想空間はその部隊のひとりが提供してくれた仮想空間装置によって作られた物なんですよ。」
スネーク「お前の部隊にそんな優れた人をスカウトしてくれるとはな。」
一条さん「いえ、ほんのチョイです。」
スネーク「だが、なぜ十結集や九人祭みたいに部隊が必要なんだ?」
一条さん「私が部隊を必要となったきっかけは、
桃月ウイルスの脅威をこの地球から消滅すること。
もしウイルスに感染したら、生き残るためにも必ずは部隊を作ることが最も重要だから。
それと、私には部隊を結成した後には、儀式を受けることます。」
スネーク「儀式・・・? まさか!」
一条さん「そう。私の最終目標は、「一条祭」という儀式を成功することです。」
スネーク「何故お前が「一条祭」を行おうとする?」
一条さん「先祖代々に継がれると言われている一条祭には、
部隊。つまりは祭を成功するための守りを示しています。
多くても守りを集めなければ儀式に起る負担も多くなってしまいます。
儀式を成功するためにはそれしか方法はないのです。」
スネーク「そのために、俺も参加するというのか?」
一条さん「いえ、その必要はありません。
既に部隊の方は整っています。残るは儀式を祭るための道具を用意するだけ。」
スネーク「祭るための道具?」
(スネークに以前夢見た光景。
つまり、キャンベル大佐他全員が取り囲んで
法被やねじりはちまきといった祭りの道具をスネークに身につけさせるシーンが
フラッシュバックとして映し出される。)
スネーク「待ってくれ!ということは、俺は!?」
一条さん「・・・あ な た が 、 生 け 贄 に な る の で す 。 」
TO BE CONTINUED・・・
訂正
誤 それと、私には部隊を結成した後には、儀式を受けることます。」
正 それと、私には部隊を結成した後には、儀式を受けなければなりません。」
コピペして気付いたorz
PMA 第10回 あとがき
というわけで、複雑にも話を展開しましたがどうでしょうか?
いきなりこういった始まり方は珍しいのですが、
仮想空間の中として作られた一条さんの一部というキャラは
自分の中ではインパクトでした(笑)。
それと、スネークに祭の生贄を頼まれてしまうのがこれも意外な展開。
次回以降も想像以上に話はわかれるのですがどうでしょうか。
特に今回は、一条さんが茶道をやるシーンが苦労の元でした。
自分が書く茶道の仕方ってこんなもんだったっけと少し思い笑いしていしまいます。
次回から新展開になると思うので期待して待っててください。以上です。
139 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 23:54:46 ID:zdoLxFYS
浮上
お待たせしました。PMA第11回スタートでございます。
ではどうぞ^^
― 1 ―
■AM 1:30 オハイオ級原子力潜水艦「ディスカバリー」
(オハイオ級原子力潜水艦「ディスカバリー」。
東京湾から離れた所に深く滞在している。
艦内では大佐と多くの乗組員がスネークをサポートしている。
乗組員の一人がスネークを応答するために通信を続けているが、
未だに反応がでない様子だ。)
乗組員A「・・・駄目です。いくら呼びかけてもスネークに応答出来ません。」
大佐「どういうことだ?」
乗組員A「ウイルスの行動がまだ衰えていないにも関わらず、電波障害は度々にひどくなっていきます。」
乗組員B「衛星写真で調べた結果。
ウイルスが発生した時刻をさかのぼって見ると、異常に変わった様子は見られません。
つまりウイルスは変化が見られなくても電波障害が起る確率は低くないのですが、
恐らくスネークの身に危険が予想されると思われます。」
大佐「このままウイルスの活発が続けば学園だけではなく街中全体にも影響を及ぼすことになる。
もう一度スネークに応答するんだ。」
乗組員A「しかし、いくら無線を流しておけば敵に察知されてしまいます。」
大佐「たかが電波障害が起っても構わん。どうしてもスネークの安否が必要だ!」
乗組員A「しかし・・・。」
大佐「・・・。」
乗組員A「・・・。」
大佐「君達は何故、そこまで否定をするのかね?」
乗組員A「・・・そ・・・それは。」
大佐「君達がスネークを心配するのはわかる。これまで数々の試練を乗り越えたのも君達が支援したお陰だ。
だが、今回の敵はメタルギアの様な兵器ではない。ウイルスだ。
どんな機械でも精密に襲う、ミクロの兵器。
我々の標的はその新型桃月ウイルスの脅威に立ち向かっているのだ。
それでも我々の行動を無駄にするするつもりかね君達は?」
(大佐の意見に戸惑う乗組員達。)
乗組員A「・・・。」
乗組員B「・・・。」
大佐「わかったなら、さっさと応答するのだ!」
乗組員A「はぃっ!」
乗組員B「ところで、ひとつ質問していいでしょうか?」
大佐「何だね。」
乗組員B「メイ・リンが開発した超小型無線機のことですが。
開発したその人からメールが届きました。」
大佐「メイ・リンからか。」
乗組員B「はい。当初はMP3プレーヤーに無線機能を備える予定でしたが。
それ以外にも多くの機能が取り付けられているため、
応答出来る時間が限られていたことが自らの調査で確認したとのことです。」
大佐「何故そういったものが必要なのかね?」
乗組員B「主に携帯電話と同じ機能を取り揃えていると聞いています。
あと他にも万が一の時に使う自爆スイッチとか・・・。」
大佐「何でそんなでたらめな機能を付けてくる?」
乗組員B「さあ・・・。私にもわかりません・・・。」
大佐「・・・。で、その無線機は何時間持つんだ?」
乗組員B「大抵は5時間ぐらいだと聞きました。」
大佐「5時間?何故そんなに時間が短いんだ?」
乗組員B「超小型無線機には単4のアルカリ電池が1本搭載されていますが。
その消費が激しいため、新しい電池を変える必要があると。」
大佐「新しい電池が必要になると・・・?」
乗組員B「市販で売っている乾電池を買うしか方法はないですね・・・。」
大佐「はぁ・・・。」
(ため息をつかせる大佐。)
大佐「何を考えているんだあの中国女めっ!」
乗組員B「どうします?スネークにその報告をしますか?」
大佐「いや、時間を改めて応答する。スネークに新しい電池を買わせるように伝えろ。」
乗組員B「はっ!」
(乗組員A、B。それぞれ元の場所に戻る。)
大佐「はぁ・・・まったく。」
(またため息をつかせる大佐。険苦しい表情を伺わせる。
今度は乗組員Cが大佐に近づく。)
乗組員C「大佐。外部からモールス通信らしきものをキャッチしました。」
大佐「モールス通信?
こんなデジタルな世の中にアナログなやり方で来るとは珍しいことだな。
で、何と伝えられている?」
乗組員C「えーと・・・。」
(モールス通信で来た紙にはこう書かれている。)
―――――地球人類に伝える。
我々は桃月ウイルスを食い止るために来た。
少しでもいいから、話をちょうだい!
宇宙人艦長
大佐「・・・宇宙人だと!?」
乗組員C「大佐・・・これは。」
(宇宙人からのモールス通信に唖然とする大佐。後になって考える。)
大佐「いやな予感がするな・・・。」
METAL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNATIVE〜
第11回
■ 一条さんの仮想空間
(一条さんが作ったと見られる仮想空間。
茶道を意識した会場では、
スネークが仮想空間で作られた一条さんの一部と話を交わしている。
仮想空間では消え掛っている部分もあり、消滅しようとしている。)
スネーク「俺が祭の生け贄になれと?」
一条さん「そうです。一条祭を支えるべく、あなたが生け贄となってこの学園を救うのです。」
スネーク「冗談じゃないな。何故俺を生け贄扱いされなくちゃいけないんだ?」
一条さん「それはお答えできません。
もし、あなたがそう信じないのであれば、
これからあなたに託す任務を遂行しなければ生け贄になる必要がありません。」
スネーク「君が受ける任務を遂行すれば俺が生け贄にならないということか?」
一条さん「その通りです。但し、こちらにも条件があります。」
スネーク「条件?」
一条さん「「一条祭」は先祖代々伝わる儀式として世に存在しています。
もし、誰もが生け贄に選ばれない場合。
私が生け贄となって桃月ウイルスをこの世から消滅するしか方法はありません。」
スネーク「どちらかが犠牲になるということか。」
一条さん「先祖代々伝わる「一条祭」の儀式の効果は偉大なものです。
そのために、私達ができることはその運命を受け入れること。
任務を遂行するかどうかはあなた次第なのです。」
スネーク「・・・。」
一条さん「・・・。」
スネーク「わかった。君の任務は俺が受け入れる。
だが、これだけは忘れるな。
もし君が犠牲になったとしても俺が必ず助けに行く。
命は決して粗末するものではない。
それでもいいのか?」
一条さん「・・・。」
スネーク「・・・。」
一条さん「私が命に代えても。やるべきことはただ一つです。
思い残すことはありません・・・。」
・・・PMA第11回PART1はここまでです。
前回もそうですが、引き続きこんな感じで分けて掲載するのでよろしくです。
さすがに仕事中の執筆はつらい。けど楽しい。そんな感じっす。
では、また。
保守
お待たせいたしました。PMA第11回。今回はPART2を投稿します。
では、どうぞ。
― 2 ―
スネーク「教えてくれ。その任務とはなんだ?」
一条さん「簡単です。
ザ・一条の部下達を正常に戻すことです。」
スネーク「君の部下達をか?」
一条さん「ザ・一条の部下達の頭にはキノコが生えています。
あなたは生えているそのキノコを取り除いて部下達を元に戻してください。」
スネーク「取り除くって、感染した生徒達のことと同じじゃないか。」
一条さん「そうですが。
ザ・一条が配備している部下達には感染した生徒達よりも強力にしているため、
あなたが持っている武器だけでは役に立たないものもありますよ。」
スネーク「・・・それは確かだが。」
一条さん「いずれ神様から何か新しいアイテムが届くことでしょう。
それまでは、今のウイルス感染者には対抗出来ません。」
スネーク「神様・・・自動販売機の中にいるネコ神様のことか。
何故君がそのことを知っている?」
一条さん「それは謎です。私が知っているネコ神様とは違う関係です。」
スネーク「じゃあ、君が関係しているのは何だ?」
一条さん「私はこの学園についてあらゆる歴史や文化を知っています。
私が関係しているのはそのことなんでしょう。」
スネーク「・・・やはり、君には何か裏があるな。」
一条さん「そうでしょうか?」
スネーク「ああ。俺には見える。」
一条さん「ところで、さっきあなたの手荷物を目で確かめたところ、
それらしい武器や小道具が見当たりませんね。
誰かが盗んだのでしょうか?」
スネーク「・・・そういえば!?」
ガサゴソガサゴソ・・・。
(自分の手で身につけている物のどこかを当てているスネーク。
しばらくして、ようやく自分の武器がないことに気付く。)
スネーク「やはり何故か体が身軽になったかと思えば、
そういうことだったのか。」
一条さん「せっかく手に入れたものが無駄になるなんて。
これは残念でしたね。ふふふ・・・。」
スネーク「残念でうれしいか(怒)。」
一条さん「これで、全ては話ました。
後はあなたがこの任務を遂行してくればすぐに解決出来るでしょう。」
スネーク「本当にこれで解決出来るのなら問題はないのだが。」
一条さん「後はあなたをこの空間から解放するしか方法はありません。」
スネーク「どうやってこの場所から逃れられるんだ?」
一条さん「もう既に私のおもてなしは済んだはずです。ある事を利用して。」
スネーク「茶道のことか。少しは勉強になったと思うが。」
一条さん「いえ、そうではありません。」
スネーク「何だ?」
一条さん「もうすぐその時間が来ると思いますよ。」
スネーク「まさか・・・ぐっ!?」
(突然スネークの表情が不安になった。)
スネーク「うううう・・・目眩がっ!」
(自分の片手で頭を押えるスネーク。)
一条さん「ふふふ・・・。」
スネーク「貴様っ!何をしたっ!?」
一条さん「いい忘れていましたが。
私が入れた抹茶に痺れ薬が混ざっているのをご存じでしょうか?」
スネーク「知らん!うっ・・・。」
一条さん「脱出できる方法はいくつかあるのですが。
仮想空間での一条さんではこの方法がベストだと考えたからです。」
スネーク「卑怯なことをしやがる・・・。」
一条さん「しかし、痺れ薬とはいえ1度は効くかと予想はしましたが。
11杯目でギブアップするとは・・・。
あなたは結構タフですね。」
スネーク「うっっ・・・。」
(仮想空間にサイレンの音がどこからか鳴り響く。
青い空が次第にワイヤーフレーム状の空間に変わる。
スネークも倒れて意識がもうろうとしている。)
一条さん「そろそろ、私の時間もおしまいですね・・・。」
バタッ・・・
(一条さん。姿勢を崩してしまい倒れ込む。
偶然にも一条さんの顔がスネークの視線に合ってしまう。)
スネーク「君も痺れ薬に?」
一条さん「これで、私のおもてなしは終了です。」
スネーク「馬鹿だ。君まで無茶なことをしてくれる。」
一条さん「いや、これで十分です。私には掛け替えの無いものの程ですから。」
スネーク「何を言っている?」
一条さん「後は、私の一条さんを助けてくれるあなたに託します・・・。」
スネーク「困ったものだ。」
一条さん「最後に・・・ひとつ注意をしてください。」
スネーク「一体何だ・・・?」
一条さん「桃月学園にはさまざまな秘密が隠されています。
私だけではこの秘密に触れることが出来ません。
「ザ・一条」のみが知っている秘密がそこにあるのです。」
スネーク「ウイルスに感染したもうひとりの君が秘密を知っている?」
一条さん「ここから先へはその秘密の一部へとつながる愛の架け橋。」
スネーク「言っている意味が違う・・・。」
一条さん「秘密の一部にはそれらしき部屋が設けられていると思われます。
あなたはそこで時が来るのを待つのです。」
スネーク「それらしき部屋というのは一体何だ?」
一条さん「わかりません。確か私が設定した脱出プログラムでは、
ここの位置が合っているはずだと思われますよ。」
スネーク「ますます君に責任を持てない様だな。」
一条さん「それはありがたいお言葉です。」
スネーク「くっ・・・!」
一条さん「ではどうか桃月学園の秘密を・・・。
そしてウイルスを食い止めるためにもこの学園を救ってください。」
スネーク「一条・・・。」
一条さん「お願いしますよ。うふふ・・・。」
スネーク「・・・?!」
(一条さんの瞳から5、4、3とカウントダウンを開始している。)
スネーク「まさか!?」
2・・・1・・・0!!
一条さん「グッドラック!!」
(倒れている一条さんの後ろから白い光が照らし、スネークに襲いかかって来る。)
チュドーーン!!
(仮想空間が爆発し。あらゆる物が全て吹き飛ばされ、消滅する。)
スネーク「うわぁぁぁーーーーーっ!!!」
(スネーク。仮想空間の外から暗闇の世界に吹き飛ばされていく。)
■桃月学園 秘密の場所の一部
(いきなり目が覚めたスネーク。
上半身裸のまま、汗びっしょりになっている。
どうやら仮想空間での出来事は夢だったらしい。)
スネーク「・・・。」
(目覚めたスネーク。
周りにはコンクリートの壁。
目の前には鉄製の檻が設けられている。
見上げて見ると蛍光灯がひとつ照らし出されている。)
スネーク「一体何が起こったんだ?」
(一条さんが言っていた秘密の場所の一部が狭い牢屋だとわかったスネーク。
少し疑問を感じてしまう。)
スネーク「あいつの言っていることは確かだが・・・、
ここは何処なんだ・・・?」
(スネークが寝ていたベッドには
テーププレーヤーとヘッドホンが置かれていた。)
スネーク「何だこれは?」
(テーププレーヤーからカセットを取り出す。)
スネーク「「一条さん 愛の劇場 〜スネークと初めての茶道でハッスルハッスル ポロリはさすがに無いよ〜」・・・。
わけのわからない物を用意して(汗)。」
(ポケットから超小型無線機を取り出すスネーク。
大佐に連絡しようとしている。)
スネーク「こちらスネーク。大佐、応答しろ。」
・・・。
(無線からは反応していない様だ。)
スネーク「こちらスネーク。聞こえるか?」
・・・。
(やっぱり反応していない。)
スネーク「どうなっているんだ?」
(超小型無線機のデフォルト画面に電池型のメーターが描かれているが、
ほとんど空っぽの状態で表示されている。)
スネーク「電池切れ・・・・・・嘘ぉ!?」
(無線機が使えなくなったためか、唖然とするスネーク。
まさにピンチである。)
第11回PART2はここまでです。
いきなりですがここでチラシの裏
最近ではPMAの第11回を執筆中なのですが、その他にMAD動画の制作もスタートしています。
3月ということもあってか、仕事の帰りが早いか遅いかはそれぞれですが(笑)。
着々とペースは進んでいるようです。
動画完成したらどこかのアニメスレ、ニコニコ動画、ようつべなどでお披露目しようかなと思っている次第です。
ちなみに今回の新作のヒントは「赤」だそうです。
PMA同様、MAD動画のほうもよろしくお願いします。以上です。
153 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/13(火) 23:37:18 ID:RVGKE8yQ
浮上
>>154 www
てなわけでお待たせしました。PMA第11回。今回PART3で第11回は終わりです。
ではどうぞ。
― 3 ―
■同時刻 再び オハイオ級原子力潜水艦「ディスカバリー」
(艦内では大佐が宇宙人艦長との衛星放送による通信が行われている。)
大佐「君が宇宙人の艦長か?」
宇宙人艦長「いかにも。
我々は君達が暮らしている地球とは別の銀河系からやって来た者だ。」
大佐「別の銀河系だと?」
宇宙人艦長「我々はある調査を依頼してこの地球にたどり着いた。」
大佐「新型桃月ウイルスのことか?」
宇宙人艦長「そうとも言える。だがあくまでもそれは別の依頼の話だ。」
大佐「別の依頼?」
宇宙人艦長「我々はこの銀河系に生息している地球外生命体を調査している。
その中で最も険悪とされている生命体には永久にこの世から消去するという命令が下されている。
これは、我々宇宙人が定めた法令だからだ。」
大佐「法令とはいえ、君達がそういう理由でここに来るのはわかっている。
ではその真の目的とは何だ?」
宇宙人部下「今回の調査はウイルスに取り付かれていたと思われる宇宙人。
「M25マタンゴ星人」の調査です。」
大佐「M25マタンゴ星人?」
宇宙人部下「マタンゴ星人は、
M25といういて座の散開星団にあるマタンゴ星から来た生命体です。
ある種の生物や物質び寄生して宿主の体内を張り付き、
最終的には宿主を破壊して胞子をばら蒔い次の宿主を探して寄生する。
これの繰り返しによって人類はマタンゴ星人の餌として消滅し、
地球はマタンゴ星人によって埋め作られることになるでしょう。」
大佐「そんな破壊的行動の生命体が存在されているのか?」
宇宙人部下「これまでM25マタンゴ星人による星への被害は増え続けるばかりです。
そのためにも、あなた方の協力が必要となって来たのです。」
大佐「我々「フィランソロピー」にも協力しろと?」
宇宙人艦長「まあせっかく協力するのであれば、報酬はいくらでも出そうと思うんだが・・・。
どうかね?
我々と協力すればウイルスなんて屁の河童だし、
どんな地球外生命体でも駆除する力は十分ある。
おまけにウイルスを予防するための知恵や、
未知の科学の技術を屈しした治療も出血大サービスするよ〜。ふふふ〜ん♪」
大佐「協力して何になる?」
宇宙人艦長「何も、君達人類には頼りになる存在でありたいのさ。
それに協力に参加すれば我々にも宇宙人としてのメリットが高くつくから、
これまた一石二鳥な考えじゃない?」
大佐「・・・。」
乗組員A「大佐、これは宇宙人が我々に仕組んだ罠です。
決して協力に参加してはなりません!」
大佐「・・・。」
宇宙人艦長「まぁ、今回は話し合いだけにするとしてだ。
君達には考える時間を与えるとしよう。
協力するかどうかは大佐が責任を取って欲しい所だ。ふんふん。」
大佐「もし・・・協力しなかったらどうなるんだ?」
宇宙人艦長「それは人類の絶滅を意味すると思って考えて欲しい。
それじゃ、大佐からの答えを期待しているよ〜♪
それまでサイナラ。サイナラ。サイナラ。」
フォーン・・・
(宇宙人との衛星放送による交信が終了した。)
大佐「はぁ・・・。」
(宇宙人との交信で疲れた大佐。ため息もさらに増している。)
乗組員B「大佐。とんでもないことになっていますが・・・。」
大佐「私もだ。
あのゴキブリみたいな宇宙人に役に立つと思っているのか?」
乗組員A「しかし、ウイルスに対抗出来る手段が我々以外にも考えがあるのでは?」
大佐「いや、今は様子を見よう。それよりも先にスネークだ。スネークに新たな電池を買わせるように伝えろ。」
???「補充なら僕にまかせて。」
大佐「ん?」
(外部のモニターからオタコンが映し出されていた。)
オタコン「丁度、僕の新兵器が学園に着いているところだ。」
大佐「君か・・・。
オタコンがこちらからサポートしているのはわかっている。
だが、君は今沖ノ毒島にいるのでは?」
オタコン「ああ、まだここにいる。
そのため特別に強力な助っ人を用意したんだ。」
大佐「お前が何を考えているのかはわかるな。
で、君は何を用意したんだ?」
オタコン「ロボットだ。」
大佐「ロボットだと?」
オタコン「ああ。
ここの近くにある「南条マート」沖ノ毒島店で、
おもしろいものを見つけたんだ。
何もここのお店は24時間営業。
食べ物の他に日用品や薬。
ついでにここでは取り扱っていない物を専用のカタログで直接買い取り出来る様になっていて、
独特の転換装置配送システムで待たせずに届けることが可能になっているんだ。
まさに、近未来のコンビニだね。」
大佐「「南条マート」?
最近のコンビニはそんな商売をしているのか?」
オタコン「ここのカタログには珍しくロボットも取り扱っているんだ。
そこで、僕はこれを購入してスネークのサポート用ロボットとして改造したんだ。
なんとかこの時間までには学園までたどり着いた所だよ。」
大佐「で、そのロボットとは何だ?」
オタコン「NE−RU003。正式名称「ロボウサ3号」。
僕なりにカスタマイズしてさらに高性能かつ多機能にパワーアップした、
僕たちの強い味方さ!」
TO BE CONTINUED・・・
PMA 第11回 あとがき
第11回はいかがでしたでしょうか?
実は第11回の執筆の時にスネークが牢屋を出るまでのシーンを書く予定でしたが。
あまりにも長いためかこのPART3で第11回は完結となります。
何故かというとロボウサ3号登場というった内容の時には既に考えていたので、仕方なく決めました。
で、第11回の残りとあわせてこれから第12回を執筆することになりました。
まだスネークは檻の中ですが、次回で決着が来ると思いますので楽しみに。
ちなみにロボウサ3号は原作のモチーフを崩さずに設定したオリジナルのロボットキャラです。
いつかはイラストでも書こうかと思います。
他にも「南条マート」はファミ○ーマートネタで思いついたものです。はい・・・。
疲れたので今日はこの辺で・・・。では。
乙
乙!
161 :
SSSS ◆5bvXD5tJBA :2007/03/22(木) 23:21:55 ID:saEQlVJE
ツイスターの影響で結構堕落した俺、参上!
というわけでMGS PMAです。今回から回数を話数に変更してお送りします。
それではMGS PMA第12話をどうぞ。
「ピーチ・ムーン・アタック」作戦を開始してから、既に何時間も過ぎていた。
とはいえ、俺達は遂に桃月学園の秘密の場所に来ていたのだが・・・。
やっぱり罠にはまってしまったのだろうか?
メイ・リンがくれた超小型無線機も使えず、
武器や道具もどこかに盗まれた。
もちろん煙草もそうだ。
煙草がなければ俺は俺でいられなくなる。
手元には一台の小型テーププレーヤー。
一条はこれで仮想空間を作っていたのだろうか?
単に眠って妄想を書立てるための道具に過ぎない。
わけのわからないまま、俺はこのままザ・一条の罠にはまってしまうのか?
いや、まだだ。
俺はそんなことじゃ逃げないタイプだからだ。
チャンスを待つまで、今を見るしかない。
そう・・・。
ウイルスを食い止めるために俺がいる!
METAL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNATIVE〜
第12話
■ 桃月学園 秘密の場所の一部?
(超小型無線機も使えなくなってしまったスネークは黙り込んでいる。
煙草も誰かに盗まれてストレスが溜まっている様だ。)
スネーク「しかし・・・一体何を待てばいいんだ?」
(向こうから足音が聞こえる。)
スネーク「!?」
(スネークの視点から。
桃月学園の男子生徒の様である。
頭にはキノコが。額に「J」と描かれたマスクを装着。
武器には水鉄砲を構えている。)
???「こんな所で捕まるとは。お前もみっともないマホ。」
スネーク「誰だ?ザ・一条の手下か?」
???「いや、そうでもないマホ。」
スネーク「じゃあなんでお前はウイルスに感染している?」
???「わかるマホか?」
スネーク「お前の頭に生えているキノコがその証拠だ。
口調も語尾に「マホ」とか言っているのもそれだからな。
俺の目と耳にはそれがわかる・・・。」
???「わかっているだけでうれしいマホ。
確か名前がスネークって言ってたな。
世界中でメタルギアを相手に日夜戦っているというニュースは、
世間にも評判だっていうことは知っているマホよ。
スネーク「そんなに評判なほどではない。
あくまでも俺の任務はこの世から兵器を無くすこと・・・それだけだ。
混乱を招かないために人々に平和な暮らしを贈るために極秘に任務を遂行する。
それが俺達「フィランソロピー」の仕事だからだ。」
???「そうマホか。」
スネーク「お前。名前は何だ?」
???「俺マホか?
俺はジョニーだマホ。
元々小さい頃から泳ぎが得意で、
去年「ドキッ!まるごと桃月だらけの水泳大会」の1kmサーフィン競泳で金メダルを取ったことがある。」
スネーク「サーフィン?そんな競技が学園で行われているのか?」
ジョニー「伝統のある学園だからな。なんでもありというだマホ。
ちなみに生徒の間では「波乗りジョニー」と呼ばれている人気振りだマホ。
正直うれしくはないが、俺にとってはこの名前が気に入っているマホ。」
スネーク「「波乗りジョニー」か・・・。いい名前だな。」
ジョニー「そうか?
・・・ありがとう。」
スネーク「入学してから何年になる?」
ジョニー「既に3年生だマホ。」
スネーク「日本でいう受験生ということか?」
ジョニー「ああ・・・。
俺もこのサバイバル祭でチームを組んでいたんだが。
新型桃月ウイルスのせいでめちゃくちゃだマホ。」
スネーク「そうか。」
ジョニー「俺はこの祭も好きなんだマホ。
どうして、あんな風になってしまったのだろうなぁ・・・。
最後の学園生活なのにマホ・・・。」
スネーク「大丈夫だ。お前にはまだやれることがたくさんある。
祭が台無しでも、想い出はまた作ればいい。」
ジョニー「そうか・・・すまないマホ。」
スネーク「ところで、ひとつ頼みがある。」
ジョニー「何だ?」
スネーク「さっきからお腹の具合が悪い。すまないがトイレに行かせてもらえないか?」
ジョニー「それってまさか、
それを機にここを脱出するつもりじゃないなマホ?」
スネーク「やはり・・・。」
ジョニー「無駄だ。ここの警備はセキュリティレベルが高めマホ。
それに、ここを出るにはカードキーが必要マホ。
カードキーがなければ脱出は出来ない仕掛けになっているマホ。」
スネーク「カードキーだと?」
ジョニー「俺の持っているカードキーは「桃」のカードだ。
桃の形をしたマークが描かれているドアがあれば開く事が出来るマホ。」
スネーク「要するにそれを奪うために、
お前とは戦わなければならない運命になりそうだな。」
ジョニー「そうだな・・・。
さあどうするマホ?」
スネーク「わかった。トイレに行く。」
ジョニー「いいだろう。但し、条件があるマホ。」
スネーク「?」
チャリチャリン・・・
(ジョニーのポケットから手錠と足錠を取り出した。
その物ににらみを利かせるスネーク。)
ジョニー「さあ、後ろを向けマホ!」
スネーク「・・・。」
(スネークが檻の前で後ろを向き檻の鉄筋に張り付く。
ジョニーが鉄筋を通り越してスネークの両腕に手錠を付けられ、
さらには両足首に足錠を付けられてい身動きが出来ないようになっている。)
ジョニー「ところでお前、俺のもう一つの趣味を知っているかマホ?」
スネーク「何だ?」
ジョニー「この学園に入学していた頃には元々諜報部に入ったマホ。
そこで密かにハッキングの練習をしていたりと充実していた。
そう、サーフィンを始めた前にはハッカーをやっていたマホ。」
スネーク「まさかお前がハッカーをやっていたとはな。」
ジョニー「しかし、諜報部も困ったものだマホ。
2年生になった俺はわざわざこんなことをやるよりも、
体を動かせと俺に文句を言わせた人がいてなマホ。
その影響もあってか俺は諜報部を退会し、今の水泳部へと入ったんだマホ。
確かにあの女の積極的な態度には俺には適わないマホ。
お前の仲間にその人はいるはずだマホ。」
スネーク「なるほど。」
ジョニー「それからか・・・水泳部に入ったにも関わらず、
俺にはやっぱりネットがなければ生きては行けない人間になったマホ。
アルバイトで溜めて買ったノートパソコンだけで十分だったマホ。
つまり、スポーツとパソコンの両方で今の俺に至っているということさマホ。」
スネーク「なるほど。お前の趣旨についてはよくわかった。
サーフィン以外にそんな趣味を持っているとはな。
まさに「ネットの波乗りジョニー」っていうところか。」
ジョニー「その名前だけではやめてくれマホ。今は「波乗りジョニー」でいいマホ。」
スネーク「・・・。」
ジョニー「ちなみに、スネークの噂や情報などは全てネットで得られているマホ。
何故あれだけの経路でメタルギアを破壊出来たのか?
あるいは、生存率ゼロの厳しい任務をやり遂げたのか?
全てはネット上で把握しているマホ。
言わば、俺はネットを利用してスネークの弱点を知り尽くしたマホ。
まるで、俺は蛇料理をマスターしたリトルシェフだマホ。」
スネーク「マスターしたリトルシェフ?・・・それはどうかな?」
(取り付けが終わり牢屋のドアに鍵を開る。)
ジョニー「鍵を開るマホ!」
スネーク「・・・。」
(思わずニヤリするジョニーに、無言のままにらみ続けるスネーク。)
ジョニー「どうだ?
これで戦わずに安心してトイレすることが出来るマホ。
どう料理するかは君次第だマホ。逃げ場はないマホ。」
スネーク「・・・。」
ジョニー「さあ、行くマホ。」
(ジョニー。スネークの手錠に頑丈なチェーンを取り付け引き連れられいく。)
バタン・・・
(ドアを閉めて、人気のいない牢屋。
その時・・・。)
ガタン・・・
(牢屋の床下の排気口の穴蓋が開られた。)
ウィーーン
(中からロボウサ3号が現れた。)
ロボウサ(オタコン)「・・・よし、誰もいない・・・。
待ってろよスネーク。」
■5分後
(トイレから戻ってきたスネークとジョニー。
牢屋に入れられるスネーク。チェーンを外し、牢屋のドアに鍵を掛け、
手錠と足錠をうまく外す作業をしているジョニー。
どんな手でも逃れられない様に工夫している様である。)
ジョニー「・・・話は聞いたマホ。
まさかお前がお茶を飲み過ぎて具合が悪いとは思わなかったマホ。」
スネーク「一条の奴におもてなしをした際のことだ。
あのやり方には俺にもわからない。」
ジョニー「それは同意だマホ。」
スネーク「お前もザ・一条に何をされた?」
ジョニー「俺か・・・。
まだ一度もされたことはないからな。」
スネーク「これからか?」
ジョニー「いや、羨ましいと思っただけだマホ。
お前の話だけで何のことか、はっきりとわかったマホ。」
スネーク「そうか・・・。
ところで、俺はこの後どうなるんだ?」
ジョニー「わからんマホ。
ザ・一条の考えたことは謎のままだマホ。
特に極秘に計画のほうは進んでいるらしいマホ。」
スネーク「じゃあ、俺はこのままザ・一条の手によって生け贄扱いされるのか?」
ジョニー「そうかもしれないマホ。」
スネーク「・・・。」
ジョニー「とりあえず、今はそんな状況だ。
俺達にわからないものはわからないマホ。」
カシャッ!
(再び水鉄砲を構えるジョニー。)
ジョニー「一条のお偉いさんが来るまで、毎時ここを監視するマホ。
またトイレしたいのなら俺を呼んでくれマホ。
俺も、こういった気分はあまりよくないマホ。
でも・・・これが使命だマホ。」
スネーク「・・・。」
ジョニー「・・・じゃ、先に行くマホ。」
スネーク「・・・。」
(スネークのいる牢屋を後にするジョニー。
黙り込むスネーク。・・・その時!)
ジョニー「・・・ん?何だマホ?」
ビリビリビリビリーーッ!!
ジョニー「うわぁーーっ!!」
(向こうから何かしら電流の音が部屋全体に響いた。
ジョニーの悲鳴に驚くスネーク。)
スネーク「おい、どうした!?」
(檻の前の向こうではジョニーが倒れていた。
少し唖然するスネーク。)ウィンウィーーン・・・カシャッ!
カシャッ!
スネーク「何だあいつ!?」
(スネークの視点から。倒れているジョニーの回りで、
ロボウサ3号がM25マタンゴ星人と格闘している様子が映し出されている。)
ロボウサ(オタコン)「食らえっ!!」
ビリビリビリビリーーーーッ!!
(ロボウサ3号の後ろからしっぽ部分が伸びてマタンゴ星人に電流攻撃を食らわす。)
M25マタンゴ星人「バタンキュ〜・・・マホ。」
バタッ・・・プスプス・・・
(M25マタンゴ星人は黒焦げになった。)
ロボウサ(オタコン)「ヘッヘッヘ・・・ざまあみろ!!」
スネーク「オタコン・・・?」
(振り向かえるロボウサ。)
ロボウサ(オタコン)「あ、スネーク。やっと見つけたよ。」
スネーク「見つけたよって・・・。お前、その姿は?」
ロボウサ(オタコン)「ああ、これか?
正真正銘のスーパーロボット「ロボウサ3号」だ。」スネーク「スーパーロボットって言ったって・・・。
機体の割りには小さすぎじゃないか?」
ロボウサ(オタコン)「何を言っているんだいスネーク?
この機体はコンパクトでも十分役に立つ機能が満載した最新鋭のロボットだよ。」
スネーク「最新鋭のロボット・・・?」
ロボウサ(オタコン)「ま、とにかくスネークが無事でよかった。
あとはここから脱出する方法を考えないとね・・・。」
スネーク「それはわかるが・・・
その前に誰かに武器を盗まれた。脱出する前になんとかしないと。」
(ロボウサが倒れたジョニーのポケットから牢屋の鍵を見つける。
そしてその鍵を牢屋のドアの鍵穴に掛ける。)
ロボウサ(オタコン)「大丈夫。大丈夫。」
カシャッ!
(鍵を開け、牢屋のドアが開いた。)
スネーク「ふぅ・・・。」
(牢屋から出られたスネーク。いつもとは違う解放感が得られる。
下には倒れているジョニーが、その向こうからは黒焦げになったM25マタンゴ星人の死体。)
スネーク「まったくひどいことをしやがる。」
ロボウサ(オタコン)「どうやら、新型ウイルスの病原体は電流に弱いようだ。」
スネーク「それはわざとやったつもりじゃないのか?」
ロボウサ(オタコン)「僕もそう思ったんだ。
しかし、ウイルスの弱点がもしあれだったとしたら・・・。」
スネーク「電流で倒せたとしても、生徒の命が危ういというのも考えるな。」
ロボウサ(オタコン)「とりあえず、弱点については今のところそうか・・・。」
スネーク「あとは、武器無しでここを出るしかないな・・・。」
ガサコソガサコソ・・・
(スネーク。倒れたジョニーの胸ポケットから、「桃」のカードキーを取り出した。)
スネーク「すまない、ジョニー・・・。」
ロボウサ(オタコン)「その人は知り合いなのか?」
スネーク「わからない。俺も昔その名前の人を見かけることがあってな・・・。
世の中はそんなものだ。」
ロボウサ(オタコン)「スネーク。」
スネーク「?」
パカッ!
(ロボウサの背中から自動で蓋を開き、乾電池を取り出した。)
ロボウサ(オタコン)「無線機の電池が切れたかと思って用意したんだ。
アルカリよりも通常の10倍の威力を持つ光子力電池だ。
無線機を持っている仲間もこれで分けてくれ。」
(スネーク。ロボウサの背中の乾電池を取り出す。)
スネーク「・・・ご親切に。」
(超小型無線機に光子力電池を入れるスネーク。
電源を入れるとメーターがフルに埋め尽くされる。)
スネーク「よし。」
■無線内
スネーク「聞こえるか、大佐?」
大佐「・・・。」
スネーク「大佐、こちらスネークだ。」
大佐「はぁ・・・。」
スネーク「・・・大佐、大変だ。
大統領が我々の作戦にバレてしまった。もうまもなくモニターから大統領が現れるだろう。」
大佐「なにっ?大統領!?」
スネーク「もしバレたとしても名誉を毀損するかもしれない。
何も、作戦前の会議中にて大佐隠していることを大統領は見てしまったとか・・・。」
大佐「そ・・・それはっ!?」
スネーク「何か隠し事がありそうだな?」
大佐「やめてくれ、スネーク!
これは、我々にとっては危険なことだ!
大統領にそのことをばらしてしまったらそれは・・・。」
スネーク「やばいっ!大統領がモニターに映るぞ!!」
大佐「!!!」
・・・・・・・・・
スネーク「・・・冗談だ。」
大佐「!?」
スネーク「この時間、大統領は今は仕事中だ。
それに大佐が注目するような出来事についてはない。」
大佐「・・・そ・・・そうか?」
スネーク「やっとお目覚めか大佐。」
大佐「す・・・すまん。」
スネーク「これでも「ドッキリ大成功」とは言い難いか・・・。」
ロボウサ(オタコン)「何言ってるんだいスネーク?」
スネーク「大佐が元気がないと思ったからひとつ刺激をあげたことさ。」
大佐「何も、わしは大統領に裏切った事はないぞ。
特にこの間ゴルフでも誘いに来ないかというぐらいのスポーツ好きなのだからな。」
スネーク「そんな大統領いたっけ?」
大佐「ああ、いるさ。いるとも・・・。」
スネーク「まあいい・・・。
とにかく、大佐、遅れてすまない。」
大佐「いや、それはこっちもだ。
・・・ひとつ、嫌なことがあってな・・・。
心の準備が出来ていないというか・・・なんというか・・・。」
スネーク「何だ、そのことは?
ひょっとして、今回の任務よりもお前のお袋さんのことが心配なのか?」
大佐「いや・・・そうでもない。」
スネーク「じゃあ、何だ?」
大佐「君には申し訳ないことなのだが・・・。
作戦を開始してから数時間経ったその事だった。
遥か遠くから来た宇宙人がこの作戦に協力を依頼しようとするらしい。
我々の力では及ばないこともある訳だ。」
スネーク「宇宙人?」
ロボウサ(オタコン)「ウイルスは元々未知の生命体と融合して生まれ変わり、
各地を散布しながら支配している。
ひょっとして、それを見かけた宇宙人が我々に対して警告を出したと言うのでは?」
大佐「多分その通りだと言えよう。」
スネーク「しかし、「ピーチ・ムーン・アタック」作戦は順調に進んでいるはずだ。」
大佐「・・・いや、はずだった。」
スネーク「?」
ロボウサ(オタコン)「我々も予想していた通り。
今回の敵は新型桃月ウイルスとも言えども決して相手に出来ない存在だからだ。
作戦は不透明なまま失敗するだろう。」
スネーク「どういう事なんだ?」
大佐「学園側からでは未だに連絡は来ていない。
むしろ、我々が学園の罠にはまる事も十分考えるはずだ。」
スネーク「ということは俺達がやってきた事は・・・。」
大佐「うむ・・・。
格なる上は作戦を変更する。
例の桃月ウイルス。ならびに学園に仕掛けられた罠を全て排除する。
やむを得ない場合は宇宙人側と協力して学園を攻撃。
作戦名を「ピーチ・ムーン・オルタナティヴ」と変更する。」
スネーク「わかった。
では・・・「ピーチ・ムーン・オルタナティヴ」作戦を開始する!」
TO BE CONTINUED・・・
PMA 第12話 あとがき
PMA第12話はいかがでしたでしょうか?
途中、改行によって文章が離れてしまったものもあったのでとりあえずスマソ。
あとでWEB版にてきれいにまとめる予定です・・・。
で、今回はスネークが一条さんの仕掛けた仮想空間から解放されていた、
・・・と思ったら、そこは牢屋の中に閉じ込められてしまった。
という様な前回の続きを書いてみました。
ここでポイントなのが、MGSならではの脇役キャラクター「ジョニー」の登場。
とはいっても、この作品のジョニーとは違う設定ということで、
桃月学園の生徒としてのジョニーを用意しました。
もちろん額には「J」と描かれていたマスクをしています。
ここのネタとして思いついたのは、
「波乗りジョニー」というサザンの名曲のタイトルを使った呼び名でしょうか(笑)。
元々泳ぎが得意なことからその名前を付けたのも考えられますからね。
しかも、この作品のジョニーではスネークに適した対策を練っているので、
いかなる手でもお見通しというジョニーさんはシリーズ中では見たことがないでしょう。
けど、結局はオタコンの操るロボウサ3号によって倒される運命に・・・。
というわけでこの作品のジョニーネタはこんなところでしょうか(笑)。
あと、作戦名が「PEACH MOON ALTERNATIVE」と変更したというシーンは偶然です(笑)。
まさかここで本タイトルの作戦を使われるはめになってしまうとは思ってもないことですが。
あくまでも偶然ですから。いい意味で(笑)。
いよいよ次回からは本格的に桃月学園の秘密をスネーク達が解き明かします。
特に「桃月春の十結集」からいくつかキャラが登場すると思われるので目が離せない展開になりそうです。
というわけで、次回もお楽しみに。では。
174 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/26(月) 23:52:49 ID:hdh0U0nS
だいぶ面白くなってきた
スネークと姫子がデビルメイクライで共演するよ〜
176 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 00:37:50 ID:9nz3h158
浮上にょろーん
大変お待たせいたしました。MGS PMAです。
今回は第13話のPART1をお送りします。
前回のあとがきで「桃月春の十結集」からいくつか新キャラが登場すると予告をしていたのですが、
予定よりも多くシナリオが含まれているため、次回か次々回に移項となります。本当にすみませんです。はい。
で、今回のお話は次なる作戦「ピーチ・ムーン・オルタナティヴ」開始からの展開。
スネークが盗まれた武器やアイテムを探しに任務を遂行する所から話を進めます。
では、PMA第13話 PART1です。
― 1 ―
「ピーチ・ムーン・アタック」・・・
それは、新型桃月ウイルスが発生した桃月学園を救出するために提案された、
俺達「フィランソロピー」の作戦(ミッション)。
だが、俺達に襲いかかったのはウイルスだけではなかった。
新型桃月ウイルスという病原体は、
遥か遠くから漂流して来た宇宙人「M25マタンゴ星人」と融合して生まれた恐るべき生命体。
つまり、それこそが新型ウイルスの病原体だと言う真実が明らかになっているからだ。
そしてもう一つは、ウイルスに犯された学園は我々を陥れるための罠だ。
ザ・一条は密かに「宇宙一条祭計画」という謎のプロジェクトを発動する。
その祭の候補として俺が選ばれてしまった。
どうやら生け贄扱いされるのもそう遠くにはないはずだ。
だが、どうしても気掛かりな事がある。
それは、ザ・一条になってしまった前の一条。
または、仮想空間で作られた一条さんの一部でもある。
俺はザ・一条の手下にやられた後、何故か前の頃の一条とおもてなしをする夢を見ていた。
おもてなしの間に一条から口に出した事は、
先祖代々に継がれると言われている「一条祭」の存在。
つまり、ザ・一条が仕掛ける祭よりも前にそれは存在していた。
「一条祭」は多くの部隊が守りとして硬め、
誰かが生け贄となってこの世の邪悪な存在を打ち払う。
もし、誰かが生け贄に選ばれない場合は、
一条自らが生け贄となり、祭は終わりとなる。
誰も祭の存在を語ってはいけない。自分の祭を世に伝える訳にはいかない。
それが、「一条祭」のルールである。
だが、生け贄にならないための手段が一つある。
それは、一条が結成した部隊「桃月春の十結集」をウイルスから解放すること。
そして、解放すれば何かが起こるというのだが・・・。
結局、俺達がやって来た事はほんの一部に過ぎない。
だとすれば学園は俺達に敵意を表すに違いないだろう。
もし、それが本当だとしたら・・・。
それが、俺達「フィランソロピー」が新たに打ち出した作戦(ミッション)。
「ピーチ・ムーン・オルタナティヴ」の始まりである。
METAL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNAITIVE〜
第13話
■AM 4:00 桃月学園 秘密の場所?
(さまざまな荷物が所々置いてある一本通路。
敵に発見されていない場所にてスネーク、ロボウサ3号(オタコン)が、
敵のウイルス生徒兵を捕まえて何か問いかけている。)
スネーク「答えろ!俺の武器はどこに隠してある?」
ウイルス生徒兵「し・・・知らないマホ!」
スネーク「いいから思い出してくれ。武器はどこにやった?」
ウイルス生徒兵「だから誰も君達が持っている武器なんか盗まないマホ!」
スネーク「じゃあ誰が盗んだ?
ザ・一条か?それともその手下か?」
ウイルス生徒兵「・・・。」
(スネークが生徒兵の水鉄砲を取り出し、生徒兵の顔に銃口を向ける。)
スネーク「お前が持っている水鉄砲だけじゃ俺は倒せないからな。
どこかにそれじゃない武器があるはずだ。さあ、どうだ?」
ウイルス生徒兵「・・・誰かまではさっぱりわからないが、
たぶんそこの「リサイクルショップ「女神」」に聞けばわかると思うマホ。」
スネーク「リサイクルショップ?」
ウイルス生徒兵「言っておくがそのお店は品ぞろいが豊富な分、謎も多いマホ。
特に落とした武器や道具もここで扱っているマホ。」
スネーク「本当か?」
ウイルス生徒兵「ただ、そこの店主は「女神」だからとはいって相手にしない方がいいマホ。
俺達にはなじみのある店じゃないから、気をつけた方がいいマホ。」
スネーク「実際そこに行けば見つかるというんだな?」
ウイルス生徒兵「そうだマホ。」
スネーク「わかった。
でもその前に、こっちからお前をウイルスから解放してやらないとな。」
ウイルス生徒兵「何だと!?」
(ウイルス生徒兵の後ろからロボウサ3号が襲いかかる。)
スネーク「そんなに痛くないからな。ひとまず我慢しろ!」
ウイルス生徒兵「ヒィィィーーーッ!!」
ビリビリビリィィーーーーーーッ!!
(ロボウサ3号のしっぽがろくろ首の様に伸び、生徒兵の頭のキノコを電流攻撃させる。)
ウイルス生徒兵「がはっ・・・。」
バタリ・・・。
(気絶する生徒兵。頭に取り付いた黒焦げのキノコをスネークが取り除き、足で踏みつける。)
ロボウサ(オタコン)「どうやら武器はそこにあるらしいね。」
スネーク「ああ・・・。」
ロボウサ(オタコン)「しかし、ここが学園内の秘密の場所だからとはいえ、
なんか殺風景しすぎなんじゃない?」
スネーク「さあな。就寝時間の真っ只中でも俺達を監視している人もいるはずだ。」
ロボウサ(オタコン)「そういえば手元の時計では午前4時。
まだ敵に見つからないうちに早く行動したほうがいいね。」
スネーク「それもそうだな。」
■AM 4:15 桃月学園 秘密の場所? リサイクルショップ「女神」
(大きな看板で「桃月学園でただひとつのなんでも屋 リサイクルショップ女神」と書かれていたお店。
店の前では派手なポスターや多数の電光看板、電気装飾がスネーク達を歓迎している。)
スネーク「さすがに目立ったお店だな・・・。」
ロボウサ(オタコン)「まあね。どうも怪しい気配はないと思うが。」
スネーク「とにかく、入ってみるしかないな。」
ガーーッ・・・
ピコンピコンピコン・・・
(自動でドアが開き、コンビニで良く使われているチャイムが鳴り渡る。
その反応にちょっと驚くスネーク。)
スネーク「!」
ロボウサ(オタコン)「何驚いているんだいスネーク?」
スネーク「・・・いや、こんな体験は初めてだ。」
ロボウサ(オタコン)「日本のコンビニでは普通そうだからね。ここのお店では珍しいな。」
スネーク「お前、日本のことについて詳しそうだな。」
ロボウサ(オタコン)「そうかい?
僕は日本のことならアニメやSFの他にも知っているし、建築物にも興味が持っているんだ。
もちろん、この学園の裏から裏までもね。」
スネーク「なるほど。まさにお前の好みの国なわけか・・・。」
(中に入るスネークとロボウサ3号。
店内にはサバイバル祭で使い古した水鉄砲、おもちゃ用のこんにゃくナイフ、
桃月学園の制服、魔法少女ベホイミのコスプレ衣装、メソウサの着ぐるみなど、武器や衣装が多く展示されている。)
スネーク「確かに、リサイクルショップにしては品揃いが豊富だな。」
ロボウサ(オタコン)「スネーク!」
スネーク「ん、どうした?」
(ロボウサが差し出す所にはスネークが着用していたスニーキングスーツが飾られていた。)
スネーク「これは・・・俺のスニーキングスーツ!」
ロボウサ(オタコン)「探していた物ってこれのことか?」
スネーク「いや・・・。他にネコ神様からもらった武器が見当たらないのだが・・・。」
(後ろから誰かがしゃべっていた。)
????「探し物ですかニャ?」
スネーク「誰だ?」
(声が聞こえた方向に振り返るスネーク。)
????「そのスーツ、あんたのものですかニャ?」
スネーク「そうだ。」
????「相変わらずその商品はまだ値打ちしていないものだから、
今は売り出してはいけない物ですニャ。」
スネーク「ちょっと待て!
俺はこのスーツとネコ神様からもらった武器を取り出しに来た。
俺が着ているスーツを売り物にしちゃ困る。」
????「ニャ・・・?
にゃんですとぉぉぉぉ〜〜〜〜!?」
スネーク「どうした?何か文句あるのか?」
????「いや、そうじゃないニャ。君がネコ神様のアイテムを持っているということはニャ・・・。」
スネーク「?」
????「そうニャか・・・。君達というニャは。」
スネーク「一体どうなんだ?」
????「まあ、心配するニャ。君達が桃月ウイルスを退治するという噂は既に私も知っているニャ。」
スネーク「ということは、君は?」
????「そう・・・。
私はネコ女神・・・。ネコ神様の母親だ。」
スネーク「ネコ神様の・・・。」
ロボウサ(オタコン)「母?」
・・・MGS PMA第13話PART1はここまです。
とうとうネコ神様にお母さんがいたという新展開で始まった今回のPMAですが。
次回のPART2もお楽しみに。では。
乙です
184 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/09(月) 08:23:21 ID:q+Lw076u
浮上
185 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/15(日) 08:34:29 ID:W6BA3LUc
浮上
お待たせいたしました。
MGS PMAです。
今回は第13話のPART2をうpします。では、どうぞ。
― 2 ―
ネコ女神「私がここにお店を開いた頃には夫婦として働いていたニャ。
とはいえ、ここの店のお客の出足はそんなによくなかったニャ。最初からそういうわけにはいなかったニャ。」
スネーク「人の出足が良くないだと?」
ネコ女神「何もここの場所では、学園の研究開発専門の方々がよく通っているニャ。
ほとんどが隣の自販機の缶ジュースぐらいで、店としての売上としてはさっぱりだニャ。」
スネーク「研究開発専門?一体それは何なんだ?」
ネコ女神「さあ・・・うちもそういった事には興味なんかないニャ。
すまないニャ。」
スネーク「そうか・・・。しかし、なぜあんたが一人だけに?」
ネコ女神「うちの旦那はお客さんにある事をしないと気が済まないという癖があるニャ。何だと思うニャ?」
スネーク「何って言ったって・・・。物に何かの癖があると?」
ネコ女神「そうニャ。だけど、その癖はどんなのかは想像出来ないだろうニャ。
スネーク「・・・。」
ネコ女神「・・・まあいいニャ。わからないのであれば私が全て答えるニャ。」
(ネコ女神の回想シーン。)
ネコ女神「私と旦那のふたりがここに店を構たのは今から数年前のこと。
そう、昔は学校ではなく秘密基地の中でのスタートだったニャ。」
スネーク「秘密基地?!
なんで学校よりも前に秘密基地が設計されていたんだ?」
ネコ女神「さあニャ・・・。
特にうちの旦那は行くところならなんでもいいらしいニャ。
突如学園が出来てからはなんにも変わった所はないらしいニャ。」
スネーク「はぁ・・・。」
ネコ女神「しかし学園が出来た頃から変わったのは旦那さんの方だったニャ。
寒い冬の季節ニャ。
旦那は飲み物が欲しくなった時、リサイクルショップの隣に設置している自販機でよく缶ジュースを買ってくれるニャ。
ところがニャ。自販機に設置している全ての飲み物がまだホット用ではなかったニャ。
それでも旦那はホット用にならなくても飲み物を買うことにしたニャ。
旦那はその飲み物を自分の体で温めて、私にこう言ったニャ。
「体温ですニャ」と・・・。
旦那はそれ以来、冷たい飲み物を自分の体で温めるという習慣を持ってしまったニャ。
私は旦那のやさしい心遣いに感動してしまったニャ。
あの頃の旦那は私にとっては掛替えの無い存在だニャ。」
スネーク「ネコ神様にそんな過去があったとは。」
ネコ女神「いや、まだこの話は続きがあるニャ。
自分の体で温めるという旦那さんの習慣は飲み物だけに過ぎ無かったニャ。
ある時は自分のお気に入りの物を、またある時は店に売り出す物を・・・。
旦那はその習慣が止まらなくなってしまったニャ。ましては、それをしないと気が済まなくなってしまった様だニャ。
だが、その癖が店に来るお客さんには不愉快だと知ってしまった旦那さんはとうとう、ここを後にどっかへ家出してしまったニャ。
私は旦那のあの癖が原因だと知ってしまってはもう手遅れだったニャ。
そして、数日後。戻って来るはずだと信じている私に1通の手紙が届いたニャ。
手紙にはこう書かれていたニャ。」
――――自動販売機の中で生活することに決定したニャ。
君にとっては心配になると思うが、お互いの事だニャ。
物を体温で暖める事が唯一の生き甲斐になってしまったためだニャ。
自分は情けないニャ。毎度、君の事を思い出すと涙が出るニャ。
誰も自分の癖を理解出来ない自分は神様失格だニャ。
私は一生、この自動販売機の中で暮らすことだろうニャ。
悲しいけど、これってお別れなのニャね。
しばらくはそっとして欲しいニャ。
それじゃ、今までありがとうニャ。
ネコ女神「私はショックだニャ。
あのやさしい旦那さんがあの癖だけで別れてしまうとはニャ。
一生の不覚だニャ・・・。
それからというものの、旦那さんがいなくなってしまった間はつらい生活が続いたニャ。
自販機もちゃんとホット用に設定しているのに、自分はどれだけこのお店を続けるだろうかと心配になってしまったニャ。
今でも旦那さんは、自販機の中で生きているのだろうかと思い出しながらそのつらい日々を過ごしたわけニャ。
あの頃の私は、少し輝いていたニャ。」
(ネコ女神の回想シーン終了。)
ネコ女神「まあそれはともかく、
あんた達と話すお陰で少し生きる希望が湧いて来たニャ。感謝するニャ。
特に何もウイルスに感染しなくてよかったニャ。」
スネーク「ちょっと、ひとつ聞いていいか?」
ネコ女神「何ニャ?このスーツの事かニャ?」
スネーク「違う。その旦那さんのことなんだが。
今はこの学園にある自販機コーナーでそいつを見かけた事がある。
新型桃月ウイルスに対応したワクチンや専用の武器などをいろいろ・・・。
もしかしてその旦那さんは俺達に協力をしてもらっているのではないのか?」
ネコ女神「その通りだニャ。うちの旦那さんは神様ですニャ。私の目に狂いは無いですニャ。」
スネーク「本当かな?」
ネコ女神「本当ですニャ。」
スネーク「・・・。」
ネコ女神「・・・。」
(目と目で見つめ合うスネークとネコ女神。)
ネコ女神「ちなみに、うちの目は使い捨てコンタクトを使ってますニャ。」
スネーク「そういうのじゃなくて(汗)。」
ロボウサ(オタコン)「スネーク。このスーツの分析結果が出た。
どうやらこのスーツはゴミから拾った物らしい。
ちゃんと洗剤で洗った後の爽やかな匂いが残っている。」
ネコ女神「そうだニャ。ここら辺の焼却室から偶然見つけてきたスーツだニャ。
確かあんたは地下水路から来たかと思われるニャ。
そのドブ臭い匂いが染み渡っているから私がちゃんと洗ってやったのニャ。」
スネーク「そんなわざとやらなくても・・・。」
ネコ女神「何?
あんた、せっかく私が精魂込めて洗ったスーツにそんな文句を言うわけかニャ?」
スネーク「い・・・いや、別になんでもない(汗)。正直にすまなかった。」
ネコ女神「なら、それはよかったニャ。」
スネーク「・・・しかし、何で俺のスーツだけが見つかったんだ?」
ネコ女神「丁度君達が来る前、私は溜まったゴミを燃やしに焼却室へと向かった時のことだったニャ。
何故かどっかで見たような物が捨てられいたもんで、偶然それを拾っただけのことニャ。
結局、そのスーツがあんたの物だったとは私にも知らなかったニャ。」
スネーク「武器は?」
ネコ女神「残念ながらそれらしき物はなかったニャ。
旦那が作った武器にはウイルスを抵抗する力が宿されているから、敵はそれを恐れていたのかもしれないニャ。」
スネーク「そうか・・・。」
ネコ女神「ま、それはいいとしてニャ。
武器をなくなってしまっては君達を放っては置けないニャ。」
スネーク「それじゃあ・・・。」
ネコ女神「うん。君達に新しい武器を与えるニャ。」
・・・というわけで第13話PART2はここまでです。
ちなみに、ネコ女神というキャラクターは想像だと頭がおばさんヘアーだと思えばおkですww
では、また次回。
191 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/22(日) 23:15:43 ID:uDFadD83
浮上
192 :
SSSS ◆5bvXD5tJBA :2007/04/30(月) 18:50:40 ID:h7oAjSwc
さて今のうちにageとくか
というわけで、つい先頃出来たばっかりのPMA第13話のPART3をうpします。では、どうぞ。
― 3 ―
(戸棚から何かを取り出すネコ女神。)
スネーク「新しい武器って、一体何だ?」
ネコ女神「あったニャ!」
スネーク「?」
(大型の特殊ケースから取り出すネコ女神。
どっかで見た様なグッズが並べている。)
ネコ女神「対桃月ウイルス撃退グローブ「猫パンチャー」だニャ。
「猫の手」をモチーフに改造した新兵器だニャ。
Aボタンを押せば先端部分の猫の手が発射。
Bボタンを押せばリモコンモード。
十字キーを使えばリモコン操作で遠くにいる敵を逃さずに追撃することが可能だニャ。
もちろん、これだけの戦闘機能だけではなく格闘戦でも威力を発揮出来る優れ物だニャ。
先端部分の猫の手は握った感覚で読み取ることが出来る仕組みになっていて、
感染源のキノコをガッチリ掴めることがこの武器のポイントだニャ。」
(右手に猫パンチャーをはめて感触を確かめるスネーク。)
スネーク「どう見ても、著作権無視の割りには出来ているグローブだな。まったく。」
ネコ女神「うちの旦那はそういう趣味なのでニャ。相変わらずといった感じニャ。」
スネーク「・・・。」
ネコ女神「そしてこれが、ウイルスを防ぐ効果がある防護マスク。名付けて「キノコメット」だニャ。」
(キノコメット。柄はスネークが以前装備していた「キノコヘッド」と変わっていない。)
スネーク「おい、ちょっと待て!」
ネコ女神「何ニャ?」
スネーク「これって、お前の旦那さんの「キノコヘッド」と同じ柄と形じゃないか?」
ネコ女神「言われて見ればそうだがニャ。ひとつだけ違う特徴があるニャ。」
スネーク「何だ?」
ネコ女神「少しサイズを小さくしてよりスマートになっただけニャ。」
スネーク「それじゃ、効果が変わらんわ(怒)!」
ネコ女神「あと、キノコメットの耐久性は通常の3倍にパワーアップしていますニャ。」
スネーク「・・・それは、本当にパワーアップしている意味があるのかがわからないが(汗)。」
ネコ女神「自分が作ったグッズに罪はないですニャ。ありがたく使うニャ。」
スネーク「わ・・・わかった。」
ネコ女神「それと、感染者の治療に必要なワクチンだがニャ・・・。」
スネーク「ワクチンなら俺とオタコンに任せてくれ。全生徒分を詰めるだけ持てば何とかなるだろう。」
ネコ女神「わかったニャ。」
ロボウサ(オタコン)「スネーク。それはちょっと無理が・・・。」
スネーク「何が?容量のことか?」
ロボウサ(オタコン)「スネーク。悪いけどこのロボウサ3号は最低でもカードリッジ8本分しか容量が限られている。
いくら全生徒分のワクチンを詰めれるといってもそれは困るから、残りのワクチンは他の誰かに分けてくれ。
機能充実でコンパクトなロボットでも、便利でない物もあるんだよ。」
スネーク「ハハハ・・・、そうか。それはすまなかった。」
ロボウサ(オタコン)「はぁ・・・。
これだからスネークって言うのは(汗)。」
スネーク「とりあえずスーツと武器、それにワクチンと全て揃った。
後は、ザ・一条の情報だが・・・。」
ネコ女神「ザ・一条?
お主、ここの場所の連中は「ザ・一条」による者かニャ?」
スネーク「そうだ。
俺達は、新型桃月ウイルスの駆除と同時にもうひとつ、「ザ・一条」の陰謀を阻止する任務がある。
「ザ・一条」とウイルスの関係について何か情報があれば聞きたいのだが・・・。」
ネコ女神「ふむ・・・。確かに「ザ・一条」とウイルスの関係には何かありそうな気配がするニャ。
それにこの関係の他にも、もう一つの理由があるニャ。」
スネーク「もう一つの理由?」
ネコ女神「秘密基地だニャ。
私と旦那さんがこの店を建てた頃、ひそかに秘密基地たる物を建設していたらしいニャ。
まだ現代の若者にはこのことには触れていないらしいニャ。」
スネーク「学園よりも前に建てられたのか?」
ネコ女神「そうニャ。」
(再び、戸棚から何かを取り出すネコ女神。
出て来たのはいくつかの古い設計図数枚だった。)
ネコ女神「これが、当初建てられるはずの秘密基地の設計図ニャ。」
スネーク「これが・・・秘密基地!」
ネコ女神「元々、秘密基地の建設を見学していた時に、
誰かの研究員からないしょでもらったものらしいと旦那はそう言っていたニャ。
旦那さんはそれをうちの家宝として大事にしていると言われているニャ。
黙って家出した時に、これを置いて忘れていたのかもしれないニャ。」
スネーク「まさか日本の学園に密かで基地施設を設けていたとは・・・。」
ネコ女神「何か参考になる証拠があれば持っててもいいニャ。
ただ、この設計図には解読しにくい部分もあるから、扱いには注意するニャ。
私には単なる子供の遊び道具に過ぎないニャ。」
スネーク「そうか・・・。したら、これは大事に預かっておく。」
ネコ女神「それに・・・。実はもう一つ頼みがある。」
スネーク「何だ?」
(再び戸棚からある物を取り出すネコ女神。)
ネコ女神「手紙ですニャ。」
(ネコ女神からの手紙をスネークに渡す。)
スネーク「この手紙をか?」
ネコ女神「そうニャ。その手紙を旦那さんの所まで届けて置けばいいニャ。」
スネーク「つまり・・・また学校の自販機コーナーに戻らなければならないのか?」
ネコ女神「但し、旦那さんの所まで手紙の封を開けてはならないニャ。
大事な事を敵や世間にばれてしまってはならないニャ。」
スネーク「そんなに大事なことが書かれているのか?」
ネコ女神「任務ついでには申し訳ないと思うが、何とかお願い出来ないかニャ?」
スネーク「・・・わかった。こっちも任務中に空きがあれば渡す。」
ネコ女神「ありがとうニャ。」
スネーク「しかし、何故学園に秘密基地が設けられるとしたんだ?」
ネコ女神「それは知らないニャ。
当初完成した基地の施設は埋まったものの、途中から学園の建設に差し代わったのかは謎ニャ。」
スネーク「ということは、やはりネコ神様が?」
ネコ女神「恐らくそういうことになるニャ。
旦那さんならきっとその秘密基地の事がわかるはずニャ。」
(店内に設置してある時計を見るネコ女神。時計では5時の針を指している。)
ネコ女神「もう時間がないニャ。あとは君達に桃月学園の悪夢を打ち払うように心から願うしかないニャ。」
スネーク「・・・。」
ネコ女神「敵に見つかる前に、この場所から学校の外までの安全なルートを教えてあげるニャ。」
スネーク「そこに行けば再び学校に戻ることが出来るんだな?」
ネコ女神「その通りニャ。」
■ 30分後。
ネコ女神「・・・というわけニャ。」
スネーク「ちょっと待て。」
ネコ女神「何ニャ?」
スネーク「それって本当にそうなのか?」
ネコ女神「ネコの女神たる故に嘘や罪はないですニャ。」
スネーク「・・・そうか。」
ネコ女神「それに、先程から長く話をしている間に敵がじっと見ていますニャ。」
スネーク「な、何だって?」
(店の窓を見ると大勢のウイルス生徒兵達がスネークを監視している。
ただ、生徒兵達は誰もスネークだとは気付いていないはずだ。)
■リサイクルショップ「女神」前
ウイルス生徒兵A「おい、何だマホ?」
ウイルス生徒兵B「あいつ誰と話をしているんだマホ?」
ウイルス生徒兵C「何か怪しいマホ!」
■再び リサイクルショップ「女神」店内
ロボウサ(オタコン)「まずいよスネーク!」
スネーク「わかっている。なんとかそこまでは行けそうだ!」
ネコ女神「期待しているニャ。」
■再びリサイクルショップ「女神」前
ガーーッ・・・
ピコンピコンピコン・・・
(自動でドアが開き、コンビニで良く使われているチャイムが鳴り渡る。)
ウィーン・・・
(中からロボウサ3号が出て来て、敵が潜んでいる場所に移動する。)
ウイルス生徒兵達「?」
ロボウサ(オタコン)「いやぁ〜すまない。君達には申し訳ないけど。あの人はスネークじゃないんだ。」
ウイルス生徒兵A「ふざけるなマホ!」
ウイルス生徒兵B「スネークはどこに逃げたマホ!?」
ロボウサ(オタコン)「スネークか?君達の心の中にいるよ。」
ウイルス生徒兵C「心の中だと?」
ウイルス生徒兵D「おもちゃのくせに生意気な!」
ロボウサ(オタコン)「おもちゃ?ハハハ(笑)。
これはおもちゃじゃなくて完璧な方のおもちゃだよ!」
パカッ!プシューーー・・・
(ロボウサの口が開き、催涙ガスを放つ。)
ウイルス生徒兵達「ゲホッ!ゲホッ!」
(催涙ガスで咳き込むウイルス生徒兵達)
ロボウサ(オタコン)「悪いけど、この煙りで心の中にいるスネークを呼んでみるから!」
(店の入り口の前で待ち伏せをしているスネーク。)
スネークの心「・・・無茶な言い訳だな(汗)。」
ロボウサ(オタコン)「今だスネーク!」
スネーク「わかった!」
(スネークがネコ女神に振り向きお別れの挨拶をする。)
ネコ女神「・・・。」
(ネコ女神がうなずく。)
スネーク「絶対に学園を取り戻して見せる!」
(素早く店を出るスネーク。)
スネーク「ゲホッ!しまったオタコン!俺まで掛かってしまったっ!ゲホゲホッ!」
ロボウサ(オタコン)「ごめんスネーク!ちょっと掛けすぎた!」
スネーク「キノコメットよりもガスマスクを・・・ゲホッ!先に選ぶんだった!ゲホッ!」
ロボウサ(オタコン)「それはお気の毒だった!」
スネーク「気の毒はお前のほうだろ(怒)!ゲホッゲホッ!」
バタン・・・
(店の自動ドアが閉じても、まだ騒いでいる様子だ。)
ネコ女神「まったく、怖い物知らずの戦士だニャ・・・。」
TO BE CONTINUED・・・
■あとがき
第13話いかがでしたでしょうか?
たまにはこういう終わり方もあっていいと思いますが。
本格的に行動する前には多くのウンチク話を作る必要があるので苦労掛かっている毎日であります。はい。
さて、スネークにようやく武器装備その他もろもろがゲットしたところで、また核心に迫るといった気配はないのですが。
これから「ザ・一条」率いる「桃月春の十結集」との戦いが再び始まります。
で、次回はお久しぶりに響、地味、妙子の桃月エンジェル(ってどこからそんな名前をww)のシナリオでも書こうかと思います
。
書くシナリオとしてはこれも難しいのですが。スネークとは違った任務を大佐から出すらしい。そういった内容で、実はこれが
ひとつにつながっているという話を書く予定です。
あとその前にこれも久々なんですが、PMAのWEB版の作業も随時更新するのでしばらくは手遅れる可能性が高いです。
それと今後としては自作PC作業や、動画編集作業、危険物の資格などといろいろあって忙しいのですが。
毎度のことです。慣れています。はい。
というわけで次回以降、それにPMAのWEB版にも期待してください。以上です。
200 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/07(月) 22:34:27 ID:w6Gpi7Gw
浮上
_____________________________________________
| ! r、_┌┐ニ二ニ≧、r‐i_, 、_ _/、_ _7 !
| l_l-‐-〉〈 { { ̄∞ ̄lハ/〒ぅ ,、 ハヽ、 ∠´丶、二.ュ_ |
|三三>ォL 〉 ,ヾ===' ヽくニ)__ /イフ ヾ丶\__ / ヽ |
|/ イ / l ∧l\/l/ヽ/l/‐'" l ̄l /ス 丶_〈 〈  ̄/ /l ハ l ヽ. l_ |
| l// \リ r‐、 rヽ.ハ_____,L.⊥‐' ´ ゙ー'、 ll l_ト \/l__x.l ト-FT‐-、|
|_〈. / /\l_⊃ rっ ヲ攵  ̄ 才是 イ共  ̄¬〉lftj モク l ∧/l_」/ .|
|/\__l/⌒ヽ `  ̄ ぅ) /ハ _ /イ ̄´ !
|_ | | ´ ` ‐-‐ '" |_ -、 /'|
| / | _ _ ___ __ __ _ __ __ __ / ⌒ヽヽァ-:|
| V ⌒V! `! `! / / / ,r ‐ 、`ヽ. `! \ | | ./ 丶 〉 ヽ / `i `! ゙i / ∧ゝ |
| /'⌒Y′ | l/ / ./ / ', ゙ | i、 \ :! ! / ハ ヘ l l、 ゙、 / .ハ. ! | | / | . │
| / ノ´.j :| i 、 \ { ! :l l | | \ ゛l | ./ /__'、 ヘ ! l ヽ V / ! l | | Y⌒ヽ_/ .|
| 〈.イ//ノ :| | \ \ヽ 丶 __ .ノ / :! ! \ | / ,――、 ヘ l l ゛、/ l l | | 〉⌒/ |
| `^´  ̄  ̄´ ` ‐-‐ '  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ ´  ̄  ̄ l.イヽヽ !
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| _l ! ! l ! | _ ‐  ̄ ‐ 、 | r//'/7 |
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| \ V/l l ⊃ r‐┐⊂l :lV´ _」 |
| ヽ_ ヽlハ ヽノ イ/l/ __/ |
| `>、__/ ∧',丶‐- イ//lハ、 / |
| //T´ !ll >'ニ〈/イl \マ>、 |
| // Y_L_l:ll //〉〈、ヽ lll /ヽ〉 \ _|
202 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/22(火) 23:44:36 ID:Qaxv3spB
浮上
メディア「ここは私が保守します。ベホイミちゃんは先を急いでください」
お久しぶりです。
保守ついでのお知らせでスマソ。
PMA第8話のWEB版をアップしました。こっちでの新作もしばらくは出来るようなのでもう少し待っててください。以上です。
そういえば職人さんもだいぶ減っていきましたね・・・。とうとう一人勝ちになってしまった自分は怖いです・・・。
205 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/03(日) 23:18:22 ID:lS6XEJHn
浮上する!!
お待たせいたしました。MGS PMAの第14話をこれから公開いたします。
仕事休みなのでようやく執筆する時間が出来ました。といっても今回はPART1なので短めですがw
では、どうぞ。
― 1 ―
■AM 5:30 桃月学園 1F 科学実験室
(科学実験室。元々は「ザ・一条」が仕掛けた「戦国メイド喫茶桃月 改」という架空のトラップゾーンだった。
室内では喫茶店をモチーフにした飾り物がめちゃくちゃのまま。
ジジイ先生が投げた死神の釜「デススター」はスネークとの戦闘の際に黒板に突き刺さった跡が残っている。
その大釜は今、ジジイ先生の服に突き刺さったまま宙吊り状態で眠っている。
一方で教壇の前には、くるみ、響、妙子の3人がスネークの連絡が待つまでひとまず睡眠を取っている。)
プルルル・・・ プルルル・・・
(響のポケットから無線機のベルが鳴った。)
響「ううう・・・ふわぁああ〜〜〜。」
(無線機のベルの音で目を覚ました響。大きなあくびをした後にポケットに入っている無線機を取り出した。
まだ少々、眠気が残っている。)
響「ん、スネークかしら・・・?
もう朝だと言うのに・・・。」
■無線内
響「スネーク、今どこにいる・・・?」
大佐「私だ。キャンベル大佐だ。」
響「え・・・?」
大佐「ん、何だね君は?」
響「大佐・・・ですか?」
大佐「そうだが。
君が今回スネークの依頼に参加している生徒のひとり、綿貫響か?」
響「は・・・はい。そうです。」
大佐「すまんが、実はスネークから連絡があってな。
ひとつ君達に手助けして欲しいと、こちらから要望があって連絡をしていた所だ。」
響「スネークは無事なんですか?」
大佐「ああ。もちろん生息している。ただ・・・。」
響「ただ・・・?」
大佐「スネークは今、秘密基地の中にいる。」
響「ひ・・・秘密基地!?」
METEL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNATIVE〜
第14話
■無線内
大佐「現在スネークは、学園の最下部に当たると言われている秘密基地にいる。
君達とは遠く掛け離れた所で行動しているらしい。」
響「秘密基地って・・・ここの事ですか?」
大佐「その通りだ。
それに今回はその理由もあってか、
ひとまずは君達のいる場所までこの秘密基地から抜け出して一時学校に戻らなくてはならないらしい。
何しろ、自販機にいるネコ神様と再び出会わなければならないという事もあってな。
スネークはそう言っていたらしい。」
響「またですか・・・。」
大佐「しかし、なぜ学校に秘密基地があるのかは不思議でもないようだが。
我々にも理解出来ない何かがあるらしい。」
響「は・・・はぁ。」
大佐「そこで今回君達に与える任務は、スネークがここの秘密基地から脱出するために、
この学校に設けられている秘密基地の入り口を一刻もはやく見つけだすことだ。
何しろ、特に情報収集が得意な諜報部である君なら頼りになるはずだ。」
響「そ・・・それが。」
大佐「ん、どうなんだね?」
響「ひとつ問題があるんです。」
大佐「問題?何だそれは。」
響「桃月学園の生徒の決まりとして、校長、教師、あるいは職員以外に学校の秘密を無断に公開してしまうと、
退学になってしまうという危険なリスクがあるんです。」
大佐「そんなに厳重な情報だというのか?」
響「私にはこの学校の秘密を調査することは無理です・・・。」
大佐「しかし、先生と協力すればなんとかなるはずだ。
我々にも出来るだけ君達をバックアップする事になっている。そんなに心配はないはずだ。」
響「・・・。」
大佐「出来るか?」
響「・・・私、いろいろやりたいことたくさんあるけれど。生徒達がウイルスにやられてしまうのはもう見たくない。
それに私を支えて暮れた仲間を助けたいし・・・。そもそも、諜報部なんて最初からやりたくはなかった。
私には、これでいいと思ったんだ。
もう、あの学園生活には戻れないかもしれないけど。
諜報部としての私なら、秘密だって知りたいんです。
だから私は・・・。」
くるみ「ねぇ、誰と話しているの?」
響「うわぁーっ!びっくりした(汗)!」
大佐「ん、何だね?」
響「あ、あの・・・。すいません。今、くるみさんが急にこっちから話かけてしまって・・・。」
大佐「くるみ?いるのか?こっちに耳を貸してくれ。」
響「わかりました。」
(無線での相手が響からくるみへとバトンタッチする。)
くるみ「何、おじちゃん?私ならバリバリ元気だけど。」
大佐「お・・・おじちゃん?」
くるみ「え?おじちゃんって呼んじゃいけないの?」
大佐「い・・・いや、そう呼ばれちゃ困るが。大佐と呼んでいただきたい。」
くるみ「じゃあ、大佐おじちゃんでいいや。」
大佐「・・・。ああ(汗)。」
大佐の心「何だこのプレッシャーは?私をおじちゃん呼ばわりにされるだと?」
くるみ「ところで大佐おじちゃん。響が退学になるってホントなの?」
響「馬鹿っ!何言っているのよ!」
大佐「いや、そういう訳ではない。
響がわざわざ学校の秘密を知るべきかどうかで理解を求めているわけだが。」
くるみ「えーっ?響そんないけない事をするの?
いいなぁ。響だけちょっとした冒険をするなんて。」
響「冒険なんかしてません(怒)!!」
くるみ「でもさぁ。響は諜報部出身なんでしょ?
職員と協力して手を貸せば退学にならずに済むんじゃないかな?」
響「悪いけど、今の現状だと生徒だけじゃなく、教師や職員にもウイルスに感染してしまったから対応は出来ないわ。
ただ、既にウイルスから解放された人なら協力してくれる可能性は高いと思うけど。」
くるみ「ウイルスから解放された人って・・・。」
ジジイ「ZZZ・・・ ZZZ・・・」
(響とくるみが大釜に突き刺さったままぶら下がって寝ているジジイ先生を見つめる。)
響「おい!起きろジジイ!」
ジジイ「Zzz・・・ ん?」
響「ひとつ聞きたいけど。この学校に秘密基地があるって本当なの?」
ジジイ「秘密の・・・花園?」
響「違う!!」
ジジイ「ほほぅ。さてはお主もこの学校に伝わる七不思議に興味を持ったか。」
響「七不思議じゃなくて、私が調べたいのはこの学校にある秘密基地の事を言っているのよ。」
ジジイ「秘密基地じゃと?
ああいった場所は君達が入る立場ではない。危険すぎる。
今はその場所に近づけないように校長自らが封印しているだけじゃ。」
響「校長って、私達の?」
ジジイ「そうじゃ。わしはこの学校に転職してから数十年になる。
この学園には不思議な事があってな。校長だけしか知らない謎もあるのじゃよ。」
響「例えば・・・?」
ジジイ「学校の至る所でタライが落ちる事がある。」
響「タライって・・・そんなまさか!?」
ヒューーン、ドガンっ!!
(いきなり真上からタライが落ちて来て、響の頭に当たった。)
響「いてっ!何、今の?」
ジジイ「ホホホッ・・・今のは偶然じゃったなぁ。」
響「何が偶然よ(怒)!いきなりあんたがそうしゃべるからびっくりしたじゃない!」
ジジイ「まだあるぞ。学校にまつわるいろんな不思議が・・・、」
響「わかったから(汗)。それぐらいの不思議はちゃんと知っているから。
とにかく、学校にある秘密基地について何かあるの?」
ジジイ「そうか・・・。みんな誰もわしの不思議話について来てくれないとは。
情けに刃向かう刃なしとはこういうことなのじゃな?トホホ・・・。」
響「おいおい、誰がそんなことを・・・(汗)。」
ジジイ「まあいい。君達がそんなに学校の秘密を知りたいのなら教えて進ぜよう・・・。」
・・・PART1はここまでです。
ちなみに今回から話の舞台を響、くるみ、妙子側に移行になりました。
どんな展開になるのかはお楽しみということで。では、また。
うほっ
お待たせいたしました。
MGS PMAの第14話。
今回はPART2を書き上げたので投下します。ではどうぞ。
― 2 ―
(ジジイ先生が語る桃月学園の回想シーン)
ジジイ「今から半世紀前の話じゃ。当初学園にはいくつかの学校があってな。
様々な分野に分かれた専門の学校が取り揃えていて、日本国内ではトップを誇る学園として有名だったようじゃ。
ところがじゃ。たくさん作り過ぎたせいか、学校に必要な予算がなくなってしまったらしいのじゃ。
そのためか急遽定員を削除したり、あるいは学校自体を閉校とし解体したり。
繁栄を築きあげてきたこの学園は結局今の状態にまで範囲を狭まれたのじゃ。」
くるみ「ふーん。」
響「私達が生まれる前にそんな話があったとは・・・。」
ジジイ「転機が起こったのは15年前の事じゃ。
この年、新たに建設される桃月学園の新規校に地球防衛校たるものを開設する事が決まったのじゃ。
何しろ、近くに宇宙人が襲ってきたり。謎の怪獣が本土に攻めてきたり。
地球に襲い掛かる危機をなんとかするためにも、今に必要な知識を学ぶというのがこの学校の特徴なのじゃよ。」
くるみ「へぇー。そんな専門の学校もあるんだ。いいなぁ〜。私も入りたーい!」
響「言っておくけど、これは昔の話だってくるみ。」
ジジイ「地球防衛校には3つの施設があってな。一つ目は地球を防衛するための様々な知識を学ぶための学校施設。
二つ目は新しいエネルギーを開発するための研究所。
そして三つ目は、いざという時に使用するための兵器や機械を取り扱う施設。すなわち、秘密基地のことなのじゃよ。」
響「兵器や機械を取り扱うって・・・。まさにSFや特撮物の世界だわ。」
ジジイ「しかしじゃ。当初この三つを建てるには莫大な費用がかかっておったのじゃ。
これまで繰り返してきた意味のない予算ではほど遠いものだったのじゃよ。
それでも学園はなんとしても建設する必要があったのじゃ。学園のプライドというものを感じてな。
当初の私にはなんにも気にすることはなかったのじゃ。」
くるみ「ジジイも建設に加わっていたの?」
ジジイ「いや、わしは主に草刈りをしていただけじゃ。別に参加する理由などない。
・・・そしてじゃ。建設をしてから半年。桃月学園としては久々の新規校、「地球防衛校」は完成した。
ただ、予定していた建築物を取り除いてあるだけの予算で完成したんじゃがな。
エネルギー開発の研究所もそのひとつじゃった。」
響「質問。どうしてエネルギー開発の研究所が建てられなかったの?」
ジジイ「あれは兵器や燃料を開発するためのものじゃったんだよ。
いわゆる光○力やミノ○スキー粒子といったエネルギーを作り出すには、
主にそっちのほうが費用としては高額なのじゃ。」
響「じゃあ、どうやって兵器や燃料を摂取できるの?」
ジジイ「それには私にもわらなかったのじゃ。
いかに兵器を作る材料がどこで手に入れるかは全て校長が知っているのじゃがな。
当然その事には誰も触れていないらしい。」
くるみ「でも、地球防衛校としての役割はちゃんと果たせたんでしょ?」
ジジイ「いや、それほどでもなかったのじゃ。」
くるみ「それほどって?」
ジジイ「地球防衛校は完成したものの、志望を受ける生徒は少なかったのじゃ。
それに大半の多くは、
戦争のない今の日本に地球を守るというのは無意味なものかと反感を持つ人もいたのじゃよ。
戦争を知らない最近の若者はそれが原因だったのかもしれない。
志望を受けた生徒のその後の進路はほとんがサラリーマンやフリーター。あるいは無職・・・。
地球を防衛する役割というのはそんな物臭いものじゃったのだよ。
それが裏目に出たせいか、結局わずかな年で閉校となってしまったのじゃ。
ただ、解体工事はせずに秘密基地は封鎖。後に今の私立高校として再び生まれ変わったのじゃ。
校長は自ら夢見てきた地球を守るための学校を結局は果たせなかったのじゃ。
校長がかぶっている仮面はその過去の存在を隠すための道具だと聞いている。
私立高校が建てられていたときには既にその姿だったようじゃ。」
響「校長って、あの仮面の校長が?」
ジジイ「そうじゃ。誰もが自分の過去知られないようにするためにも、それが必要不可欠なのじゃよ。
わしには想像出来る顔ではなかったが、あの顔を想像している人達は一体どこにるのやら・・・。
学園にとって地球を守ることは校長の夢だと聞いている。
ただ、平和な世の中。その使命を果たすために建てられた地球防衛校は誰もが望まなかったことなのじゃろう。
邪悪な存在がこの世にいたとしても・・・。」
響「なんだか、とても切ないわ・・・。」
くるみ「それにしても、なんで地球を守るという役割を達成出来ていないのかしら?」
ジジイ「さあな・・・。わしにもさっぱりわからんことじゃ。」
(回想シーン終わり)
ジジイ「ところで、お前達はどうしてもその秘密基地に行くというかね?」
響「はい。スネークが今そこに向かっているんです。
そのためにどうしても行かなくちゃいけないんです。」
ジジイ「なるほど・・・。そのためにあの場所に行くんじゃな?」
くるみ「あの場所って?」
ジジイ「校長室だよ。」
響&くるみ「校長室?」
ジジイ「この学校の秘密基地への入り口はいろいろと方法があってな。
ひとつは体育館の倉庫に隠してあるエレベータールーム。敵が利用しているのはこっちのほうじゃ。」
響「体育館の倉庫?」
ジジイ「恐らく先に、敵の生徒達が見つかって利用しているのじゃろう。あれはお前達が通る場所ではない。
だが、より安全に秘密基地を通る場所があってな。それが校長室じゃ。」
響「校長室って?」
ジジイ「校長室には確か緊急時に基地に移動するためのいくつかの仕掛けがあるらしいんじゃが。
残念ながらその方法はわしにもわからなかったのじゃ。」
くるみ「ということは、自力でその方法を探すというわけね。」
ジジイ「うむ。しかしじゃ・・・。校長室には鍵がかけられているのじゃ。
まだ敵にはその部屋に入ることは出来ないらしい。
校長室の隣にある職員室に行くのじゃ。そこに校長室への鍵がどこかにある。」
響「そこに行けば、校長室への鍵が見つかるというのね。」
ジジイ「うむ・・・。」
(たまたま熟睡していた妙子もようやく起きた。)
妙子「ふわぁぁああ・・・。よく寝た〜。あれ、みなさんは?」
(妙子が目覚めた頃には既に2人の着替えが完了した。
響は青いジャンパースカート型の制服をしたそのままの衣装。
一方のくるみはジャージ姿に着替えた。)
妙子「うわぁー。響さんとは打って変わってくるみさんは地味な格好になりましたね。」
くるみ「誰が地味って言ってた(汗)!」
妙子「でも、くるみさんが元気になっててよかったです。」
くるみ「そ・・・そうかな?」
妙子「元気になった分、見た目が地味なのが残念ですが。」
くるみ「結局お前は何なんだ(怒)!」
響「落ち着いてくるみ(汗)。」
妙子「皆さんはこれからどこに行くんですか?」
響「職員室よ。スネークがここに戻ってくるからそのための手作業よ。」
妙子「スネークさんが戻ってくれるんですか?」
くるみ「そうよ。妙子も手伝う自信はある?」
妙子「あります。なんとなく。」
響「そう。」
妙子「でも・・・。」
響「でも?」
妙子「スネークさんが不幸になってしまいそう・・・。
私、そう感じたんです。心の中で。」
くるみ「気持ちはわかるけど、スネークなら必ず戻ってくれるわ。」
妙子「本当・・・ですか?」
くるみ「ええ。本当よ。」
響「改めて、場所を確認するとここから数km先に職員室があるわ。
その隣には校長室。だいたい2分ぐらいで着くわ。」
くるみ「順調に行けば、後は校長室でスネークの帰りを待つのみね。」
妙子「でも、なんで校長室に待たなければならないんですか?」
響「校長室に秘密基地への入り口がどこかに隠れているらしいの。
その入り口を探すのが今回の任務って言うわけ。」
妙子「そうなんですか。」
くるみ「そろそろこっちにも敵が侵入するらしいわ。さっさと職員室に行きましょ。」
響「そうね。」
妙子「あの・・・。ひとつ質問していいですか?」
響「何?」
妙子「あの人は置き去りにしてもいいんでしょうか?」
(妙子が指差す方向には宙吊り状態のジジイ先生がいた。)
ジジイ「むほっ!?」
(いきなり驚くジジイ先生。)
くるみ「ああ、あのひとはもう用済みだから別にいいわよ。」
響「それに情報をいただいた分、罪を告ぐなってもらわなければならないわね。」
くるみ「疫病神の見習いさんならなんとかなるでしょ?」
妙子「いや、そういう問題じゃなくて・・・(汗)。」
ジジイ「あ・・・あのう。わ、わしはどうすれば?」
響「あんたはここにいなさい。別の死神さんがお迎えに来るまではね。」
ジジイ「そ・・・それじゃ・・・?」
響「さあ、行きましょ。」
くるみ「OK!」
妙子「・・・。」
(響、くるみが理科実験室を出て行くが、妙子だけがジジイ先生に顔を向ける。)
ジジイ「・・・。」
妙子「不幸だけど。ま、いっか。」
(妙子が理科実験室を出て行く。)
妙子「不幸じいさん。またね。」
バタンっ!
(妙子のひとこととともにドアが閉まった。
それに反応するジジイ先生。)
ジジイ「ふ、ふふっ、不幸じいさん・・・(怒)!?」
・・・PART2はここまでです。
今回はジジイ先生が語る桃月学園の過去の話というわけで、また回想シーンかよと思われガチなのですがw
PART3ではいよいよ職員室で待ち受けている罠が響たちに襲い掛かります。どういう展開かはお楽しみに。
あとPMA第6話のWEB版にいくつか設定資料を自分で描きました。
お暇があれば是非見ててください。
もう必死すぎて死にそう、自分w
では、また。
保守
221 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/15(金) 21:50:54 ID:wPq7+H2M
<:::::::`!:ヽ 、 i r /:レ:-::"レ..、
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,->::::::::::::::::/o ':r " "/ !ヽ `ヽ、::::::ヽ {:::::::::::::::::::::::、フ
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/  ̄ ヽ
/ i
hosyu
学生時代からの決まりでね、このスレはなんとなく保守することにしている
224 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/01(日) 23:29:46 ID:pmcX4jkh
浮上
225 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/07(土) 00:40:50 ID:i0tyDomU
226 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/07(土) 08:03:09 ID:1stHMTxy
保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守休守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守保守ッ!
お久しぶりです。MGS PMA第14話。
今回は完結となるPART3を投下します。
それではどうぞ。
228 :
SSSS ◆5bvXD5tJBA :2007/07/08(日) 15:04:09 ID:GeXLGUYG
― 3 ―
■AM 5:45 桃月学園 1F 職員室
(桃月学園の1Fにある職員室。室内はそれほど大きくなく、こぢんまりとした印象。
奥の扉は校長室へと続いているが、鍵がかけられている。
響、くるみ、妙子の3人は校長室の鍵を探すために職員室においてある教員の机やロッカー、引き出しなど、
あらゆるところで調べている。)
■無線内
くるみ「それにしてもさぁ、響。」
響「何よ?」
くるみ「いくら校長室の鍵を探しても出てくるわけがないんじゃないかな?」
妙子「ええ?ここにあるキーケースの鍵じゃ駄目なんですか?」
くるみ「だって、キーケースを開けて確認したら校長室の鍵というものはあるわけがないじゃない。」
響「とはいっても、ここに設置している校長室の鍵は普通の鍵じゃ掛けられないカードキータイプ。
ジジイ先生の言っていることとは大違いだわ。」
妙子「ということは、私達はまんまとジジイの思惑にはまってしまったのでは?」
響「いや、違うわ。カードキーは必ず見つかるはず。根気よく探せばなんとかなるわ。」
くるみ「根気よく探せば、か・・・。」
妙子「そういえば、外ではなんだか騒がしいような気がするんだけど・・・。」
響「どうやら、敵の行動も活発となっているようだね。もう隠れる時間も相当ないわ。」
妙子「これは不幸になる予感大ですね。」
くるみ「何が不幸になる予感大なんだよ、もう(泣)!」
響「・・・あった!」
くるみ、妙子「えっ!?」
響「カードキー。
校長の机の引き出しに入っているオオサンショウウオの生態図鑑にしおりとして挟まっていたわ。」
くるみ「オオサンショウウオ?」
妙子「校長って、意外な趣味を持つんですね(汗)。」
響「けど、何とか助かったわ。これで校長室に・・・。」
くるみ「ちょっとまって!みんな隠れて!」
響「えっ!何よ!?」
くるみ「今、誰かここに向かってくるのを察知したわ。」
妙子「もしかして・・・。」
響「とにかく、人の見当たらない所で隠れましょ。特に、教員の机の下がいいわ。」
くるみ「わかった。」
妙子「了解です。」
ガサガサゴソゴソ・・・
(3人それぞれ教員の机の下に隠れた様子。)
響「ところでさ、くるみ。どうしてそんなことが出来るようになったの?」
くるみ「えっ?ああ・・・それね。
敵の手下にされたときに渡されたものだと聞いているわ。
これを使って、相手の索敵範囲が全てわかるようになっているの。」
響「それってまさか、「ソリトンレーダー」?」
くるみ「え?これってそういう名前の物なの?」
響「・・・いや、そうなんだけど。確かにその名前の物が存在していたとは知って思わなかったわ。」
くるみ「でもこれ、形や外見からはどうみても悟空がドラ○ンボ○ルを探すために使うものとほぼそっくりだわ。」
響「ドラゴンレーダーかよっ(汗)!」
妙子「でも、よくそんなものが備えていたんですね。不幸じゃなくてよかったです。」
くるみ「お前は物にでも不幸にするのかよ(汗)。」
響「二人とも、静かにして!」
ガラガラッ・・・
(職員室のドアを開けた音がした。出てくる敵の気配に息を殺す響、くるみ、妙子。)
???「先生。どうやらスネークは自力に逃走した模様オブ・ジ・イヤーですね。」
???「何言っているの。まだ、作戦は始まったばかりよ。別にその男の考える行動なんてわからないものなのよ。」
???「しかし、相手は過去3度に渡って、メタルギアを秘密裏に破壊した隠密潜入のエキスパートなんですよ?」
???「エキスパート?・・・ふーん。」
???「何しらけているんですか?」
???「あんた、エキスパートなんてこの学校にも腐るほどあるわよ。あなたも。そしてこの私も!」
???「私ではあの男の本能がわかりません。あなたなら本能を見破ることが出来るはずです。」
???「本能?私がスネークの本能を見破れる?」
???「はい。」
???「ま、あなたにはわからないけど。
私は過去に口説き文句のエキスパートとしていろんな男達を魅了してきた者の一人よ。」
???「口説き文句・・・ですか(汗)。」
???「何も、あなたのエキスパートならここにいるわよ。
心配なんていらないわ。あなたには私のサポートをするだけで良いのよ。」
???「せ・・・先生・・・?」
(ロッカーの中で覗き見をする響。)
響の心「ちょっと、何でここに五十嵐先生とさやかさんがいるのよ?しかも、ガチ百合?」
鈴木さやか(以下6号さん)「あっ、そういえば。ちょっとだけ気になることがあるんです。」
五十嵐先生「何よ、せっかく雰囲気良くしてあげたのに。」
6号さん「そういうことではありません。もうまもなく、朝の全校集会が始まります。」
五十嵐先生「全校集会ねぇ・・・。アレの用意とかはしてた?」
6号さん「え?あ・・・アレですか?」
五十嵐先生「そう、アレよ。あの着ぐるみ生徒の具合はどうなの?」
6号さん「少し・・・落ち着いたところでしょうか。まだ、「アサーッ」と喋れる気力はありますが・・・。」
五十嵐先生「そう。あいつまだそんなタフなところ持っているの。」
6号さん「今後のスケジュールだと、朝の全校集会の後、先生による特別課外授業。
昼には先生との甘いお食事。その後、柏木姉妹によるコスプレファッションショーの練習。
芹沢さんとの競演による「ドジラ ザ・ファイナル・ウォーズ」の撮影。
・・・と、スケジュールはこんな感じですが。」
五十嵐先生「ふーん・・・。」
6号さん「これでも作戦に意味のない行動をとったとしても・・・。」
五十嵐先生「いいのよ、アレで。ザ・一条の作戦は何も問わずに計画は順調に進んでいるのよ。頭の中でね。」
6号さん「は・・・はぁ。」
五十嵐先生「私達は私達のやるべきことをすればそれだけでいいのよ。
捕まえたばかりのあの着ぐるみ怪獣の生徒も十分に私の時間を堪能してくれるはず。
もちろん、あなたのための時間もよ。」
6号さん「わ・・・私の時間もですか?」
五十嵐先生「さて、こんなことはともかく。そろそろ朝の全校集会の準備に入るわよ。」
6号さん「は・・・はい、わかりました。」
(五十嵐先生を置いて、立ち止まる6号。少し頬を赤くする表情が浮かべられる。)
6号さん「・・・時間。私の・・・全て?」
(6号さんが小声で喋った後、ある物を持って職員室を後にする。)
ガラガラッ・・・バタン!
(職員室のドアが閉まった。隠れていた響、くるみ、妙子の3人が出て来た。)
くるみ「ふぅ・・・なんとか助かった。」
妙子「一体何が起こったんですか?」
響「・・・。」
くるみ「響、どうしたの?」
(ロッカーから出て来た響。少し、表情が暗くなっている。)
響「いや・・・別に。」
くるみ「どうしたの、体に具合はない?」
響「具合なんて無いさ。それに・・・。」
くるみ「・・・。」
響「悪いけど、校長室の謎はあなたたちに任せるわ。」
くるみ「え?」
妙子「?」
響「これを。」
(響が拾った校長室のカードキーをくるみに渡した。)
くるみ「これって、校長室の?」
響「ごめん!」
(響が早い勢いで職員室を後にした。)
くるみ「ちょっと、響!待ってよ。一体何なの!?」
妙子「・・・不幸です。」
くるみ「え?」
妙子「あの方には不幸が・・・!」
(階段を勢いよく駆け上がる響。)
響の心「待ってて来栖。私は、あなたの大切な仲間なんだから!」
TO BE CONTINUED・・・
あとがき
PMA第14話です。今回は全体的に響、くるみ、妙子の3人による話の展開でしたが。
最初はジジイ先生が語る桃月学園の過去の真相が明らかになった事が最初にあって、
次に3人が職員室で校長室の謎を解くために入るための鍵を見つけるのですが、
ここに来て急展開の話に突入しました。
物語の展開を左右するのは五十嵐先生と鈴木さやかこと6号さん。
ひそかに隠れて聞き耳を立てると、響の仲間である来栖柚子が五十嵐先生によって捕まえられたとか。
情報を聞き出した響はくるみ、妙子に校長室の謎を任せ、一人で来栖が捕まっている所へ向かってしまった。
こういったノンストップな展開というのが欲しかったのでそういう風に書いてみたわけですがいかがでしたでしょうか?
今回、初登場となったのは1年A組の担任で酔っ払いの化学教師、五十嵐先生と1年C組の生徒、鈴木さやかこと6号さん。
ザ・一条率いる「桃月春の十結集」の刺客として登場したわけですが、
この百合な展開の2人がどう展開するかはお楽しみということで。はい。
さて、次回はまだ未定ですが恐らくスネークがくるみ、妙子と出会うまでどんな展開が来るのかそれを書こうと思います。
最近の私事ですが、
この頃、急な新番組の情報や(ハルヒなどw)やっていないゲームの整理(スパロボOGs以外のスパロボ)など、
あらゆるところで手間取っている次第です。
そろそろ危険物の試験も迫ったところでしょうし、スケジュール的には難しくなりましたが。
なんとか最後までこのスレで完結して見ようと思う次第であります。
出来るだけ「乙」や「保守」でもいいから一言書き込めばこのスレもなんとか持つでしょう。
忙しい毎日ですが、出来るだけ完結したいと思い書き続けようと思います。
では、また。
メタぽにって終わったの?
かなり好きだったんだが
ブログには2期がはじまったらまた書く的なこと書いてあった
次回作はネギまらしい
ああ。勉強勉強で執筆出来ん・・・。
またあの季節か・・・。
補習
やはり補修
238 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 00:31:09 ID:vmLAxx9X
不浄
保守
240 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/20(月) 00:50:00 ID:2eQc5jq1
出家しましょう
久々にアムザックのブログが動き出したな。
まほら聖杯戦争ってww
つーかアムザック氏が実は文章力高すぎる件
ランサー対アーチャーがかっこよすぎるぜ
メタぽにちゃんと書いてたらSS史に残る名作になったんじゃね?
読んできた
ネギまは知らないが普通にFateだけ知ってても普通に面白かった
という訳でぱにぽにじゃないけどアムザック氏復活age
つかこのスレの第2の親と言ってもいい人なんだから呼び捨てはやめようぜ
>>242 少なくともベホスレと今は亡きメディアスレの歴史には残ってる
ほしゅ
アニメ第2期はまだなのか?
まったくだな
絶望先生なんていいからぱにぽに2期はまだか
アムザックさんは2期始まらないと続き書かないらしいし
保守るぜ
249 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/18(火) 03:50:51 ID:oQP9744D
保守
ベホイミ1巻の特典でもめちゃめちゃやる気になってるし
そろそれ決まるんじゃね?>2期
251 :
SSSS ◆5bvXD5tJBA :2007/10/06(土) 11:44:00 ID:Kzf6K6mL
あと少しがんばれるか???
お久しぶりです。SSSSです。なんとかdat落ちしてなくてよかったww
久々にMETAL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNATIVE〜の新作が出来ました。
いろいろとハードなスケジュールなためかここだけはなんとかしておきたいのも山々なんですが、
この度、危険物乙4種を取得することが出来ました。なんかまた一つ階段を上ったような気がしないでもないのですが、
これもこのスレを見てくれた方々には感謝します。どうもありがとうございます。
さて、今回投稿する第15話は前々回(第13話)のスネーク、オタコン側の続きになります。
ちなみに第14話では、くるみ、妙子、響側の話でしたが、それと同様に物語の展開が進んでいくという設定になります。
今回はそのPART1でPART2もしばらくしたら投稿できるかもしれません。まだまだ小出しなもんですみません。
それでは、第15話のPART1です。
− 1 −
■AM 5:30 桃月学園 秘密基地 倉庫
(桃月学園の秘密基地内に配備している倉庫。主に秘密基地のメンテナンス用として様々な資材が備蓄されている。
資材の影に隠れているスネーク。武器の猫パンチャーを構え敵が来るのをじっと待っている。)
スネーク「・・・どうやらこっちに来る気配がありそうだな。」
ロボウサ(オタコン)「やはり気付かれたのか?」
スネーク「たぶん・・・。相手は恐らく「桃月春の十結集」の刺客だ。」
(遠くから声が響く。)
???「そこにいるのはわかっているんでしょ、スネーク?」
スネーク「・・・。」
???「黙ってても無駄よ。こう見えても、私の頭の中では既に敵がいる事を知っている。
単独で任務を遂行し、メタルギアなどのあらゆる兵器を破壊してしまう程のその行動力。あなた、プロの壊し屋さんよ
ね?」
スネーク「・・・。」
???「それにしても、どうしてここ桃月学園の知られてはいけない所にわざわざお忍びに来たのかしら?
おまけに、この私が相手だとしたら・・・?
メタルギアどころではなさそうね!」
ピカァーーーーッ!!
(謎の敵の頭から赤い光線がスネークが隠れている場所まで垂直上昇に放たれる。
スネーク「!!」
チュドーーーーン!!
(爆風に煽られて、隠れている位置からすばやく逃げるスネーク。)
ガシャン!ドゴゴーーーン!!
(スネークが初めに隠れていた場所から大量の資材が崩れる。)
スネーク「・・・レーザー光線だと!?」
METAL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNATIVE〜
第15話
???「どうかしらスネーク。私が放った、いや。
桃月春の十結集のひとり。この「ザ☆ヘッドマスター都」が放ったレーザー光線の威力は!?」
(まわりにはレーザー光線で破壊した資材ばかりがあちこちで埋められている。
都はまだスネークが現れるまであきらめていない様子。)
都「まあ、せっかく手に入れた能力なんだもの。やっぱり派手にやらないといけないわねぇ〜?
そうだわ〜。これを使ってサンシャインとか言われているあの女に浴びせさせればいいんだわ!絶対そうよ!
そして私は唯一この世でただ一人のマスターになるのよ!ほーぅ、ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアアアアアアアアーッ
ッッ!!」
(都が狂乱している中、破壊した資材を盾にして何かを探しているスネークとロボウサ。
敵に打ち勝つためには何かアイテムが必要である。)
スネーク「どこかに武器はあるのか?」
ロボウサ(オタコン)「・・・とはいっても、ここは秘密基地に必要な資材を保存するための倉庫だと聞いているが。」
スネーク「倉庫であっても、どこかに敵を倒すためのアイテムが落ちているはずだ。
さっきネコ女神からもらった「猫パンチャー」では歯が立たない。」
ロボウサ(オタコン)「つまりは、何か見つかるまでかくれんぼでもしろということか?」
スネーク「そういうことだ。」
ピカァーーーーッ!!ドゴォーーーン!
(遠くで都の放つレーザー光線の音が激しく響く。)
スネーク「しかし、ここの倉庫はいったいどんなものが収められているんだ?」
ロボウサ(オタコン)「僕がスネークを助ける前にここへ来たときに、この資材の中身を調べたところ。
ほとんどが輸入品のものばかりだったよ。」
スネーク「輸入品?」
ロボウサ(オタコン)「特に非常食や使い捨ての生活用品が多いけど、
中には水鉄砲やプラスチック製のサバイバルナイフなどといったおもちゃ用の武器もここには保管して
ある。」
スネーク「輸入先はやはり?」
ロボウサ(オタコン)「中国だ。」
スネーク「まさかな・・・。」
ロボウサ(オタコン)「スネーク。この学園には日本では知らされていない何かがあるはずだ。」
ドゴゴーーン!!
(爆発音がスネークの近くまで響いている。)
スネーク「とにかく、まずは敵だ。何か武器でも探そう。」
ロボウサ(オタコン)「ああ。」
都「どうしたの?戦う気あるの?黙っていても私の頭はヒート寸前よ!」
タッタッタッタッ・・・
(遠くでスネークの駆ける音。)
都「逃げても無駄よ!」
ピカァーーーッ!!ドゴゴォーーン!
(都が放つレーザー光線で倉庫に置いてある資材が次々と倒されていく。)
スネーク「くっ・・・!」
(見事にかわすスネーク。しかし、都のレーザー光線攻撃のせいで腕がやられてしまう。)
ロボウサ(オタコン)「スネーク!破壊された資材からいいものを発見したぞ!」
スネーク「どこだ?」
ロボウサ(オタコン)「こっちだ!」
(ロボウサの後を追って、腕を抱えながら走るスネーク。
ロボウサが発見したと言われる場所までたどり着く。)
スネーク「これは?どっかで見たことのある鏡だな。」
ロボウサ(オタコン)「ロボウサに搭載されている鑑定センサーを調べた結果。これは「ラーの鏡」だということがわかった。」
スネーク「「ラーの鏡」?まさか某ドラゴン退治のRPGシリーズに出てくるあの道具のことか?」
ロボウサ(オタコン)「そうだ。」
スネーク「しかし、これはもともと真実の姿を映し出すことが出来る道具ではないのか?」
ロボウサ(オタコン)「いや違う。この「ラーの鏡」はより本物に近い素材で忠実に作られていたレプリカだ。」
スネーク「レプリカ?」
ロボウサ(オタコン)「材質はレーザー光線に耐えられる程の耐久性を持っている。
しかも裏には「MADE IN CHINA」と表示されて中国製であるものが判明したんだ。」
スネーク「ということは、この倉庫には著作権では認められていない物品や資材が多く収められているのか?」
ロボウサ(オタコン)「スネーク、やっかいな敵を倒すにはこれしかない!」
スネーク「ああ。」
(スネーク、ロボウサの背後から声が響く。)
都「そこまでよ!」
スネーク「!!」
(後ろを振り向かえると、頭がレーザーポインタの様に赤く光る都が立っていた。)
都「兵士だからといって、そう甘くはないわよ。
私が放つこのレーザー光線は半径100キロメートル以内のものなら何でも焼き尽くす悪魔の武器よ。
貴様達ならこの威力に驚いたほうがいいわ。」
スネーク「その力は、やはり桃月ウイルスの影響なのか?」
都「桃月ウイルス?
・・・ふふふ。」
スネーク「?」
都「ウイルスの力は人が感染すればいいというわけではない。
知らないうちに自分自身が憎むべきもの、恨むべきもの、怒り、悲しみ、
それらを想像すれば、あっというまに最強の武器を作り出すことが出来る。これもウイルスの力のひとつね。」
スネーク「自分の敵対する憎悪が武器を作り出すだと?」
都「特に我々にはこういった武器がデフォルトとして扱っているのも魅力のひとつ。
平凡な普通の人間ではこういう武器は作れないもの。感謝してるわ私達は。」
スネーク「それはどうかな?」
都「?」
スネーク「ウイルスによって生成されたものであったとしても、俺達はそれを許す訳にはいかない!
お前が持つ悪魔の武器なら、俺は魔除けとしてこの戦いに決着を付ける。もちろん、ウイルスもだ!」
(少しニヤリと笑う都。)
ピカーーーン!
(都の頭から大きな赤い光が輝く。)
都「いいわねぇ、その心意気。じゃあ、いっぺん焼き尽くしたろかぁーーっ!!」
ピカァーーーッ!!
(都の放つレーザー光線。スネークが勢いよく「ラーの鏡」を盾にする。)
ピカカァーーーッ!!
(レーザー光線が「ラーの鏡」に集中して一気に外へ放射状に放たれる。)
ドゴーーン!!ドカーーン!!ゴゴゴーーーーーン!!!
(倉庫に積まれた資材が次々と倒されていく。倉庫は一瞬で無残な廃墟と化した。)
・・・PART1はここまでです。
PART2は審議次第投稿する予定です。ではまた。
お待たせいたしました。PMA第15話のPART2をこれから投稿します。ではどうぞ。
− 2 −
■数分後。
(廃墟と化した倉庫。破壊された資材から都が出て来た。)
都「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。一体どこだ?」
(廃墟と化した倉庫を歩く都。少し疲労感が見られる。)
都「そうか・・・。まあいいわ。確かにスネークは倒した。
これで学園の邪魔者は全て片付いたわ。」
???「学園の邪魔者とは困るな。」
都「何っ!?」
???「俺が邪魔者なら、破壊する邪魔者には少々細工が必要だな。」
都「スネーク!貴様っ、何処に隠れている!?」
スネークの声「隠れている・・・?
馬鹿かっ!お前の放ったレーザー攻撃のせいで、あらゆるものが破壊されたんだ。
俺は、その破壊されたものの下敷きになって動けなくなっている。悪いがこっちから助けてもらえないか?」
都「破壊した・・・?何故私に手伝わせようとする?」
スネークの声「お前との戦いはまだ終わってはないはずだ。頼む!」
(少々困らせる表情をする都。)
都「・・・。わかったわ。助ければいいんでしょ?」
スネークの声「その通りだ。」
都「で、どこにいるのよ?」
スネークの声「そうだなぁ・・・。まずは白い物。白い物を探すんだ!」
都「白い物?」
(廃墟と化した倉庫を見渡すと、遠くに白い物が見えた。)
都「・・・見つけたわ。」
スネークの声「そうか。じゃあ俺を起こしてくれ。」
都「わかったわ。」
・・・
(都が見つけた白い物に向かって歩きだす。)
都「ここか?」
スネークの声「ああ・・・そのままじっとしてくれ!!」
都「え?!」
ガチッ!!
(白い物。つまりスネークの「猫パンチャー」が都の頭に生えているキノコを取り掴んだ。)
都「あっ・・・!」
スネークの声「狙った獲物は逃さない!」
パシューーン・・・チュドーーーーン!!
(「猫パンチャー」の先端部分が発射して倉庫の壁に当たって爆発する。キノコを取り除いた後、すっかり我に返った都。)
都「・・・?」
(倒された資材からスネークが出て来た。)
スネーク「これで、本当の邪魔者は片付いただろ?」
都「あ・・・ああ。って、あれいつのまに私は一体?」
スネーク「君はウイルスに感染していたんだ。この有り様で見ればわかるだろう。」
都「え・・・?これって・・・私?」
ガサガサッ ガサガサッ ウィーンウィーーン
(倒れた資材からロボウサ3号が出て来た。)
ロボウサ(オタコン)「まったく、よくこんな事を無理やりやるよなぁ。スネークは。」
スネーク「何だオタコン。作戦中はおとなしくしろと言っているだろ?」
ロボウサ(オタコン)「何って、攻撃を受けた際近くにある予備用の小型シェルターを使って、
倒れてくる資材で身を隠すというのはどうも予想外な発想だけど。」
スネーク「「ラーの鏡」同様それも入っていたからな。間一髪何とか助かった。」
ロボウサ(オタコン)「間一髪ね・・・。」
都「ううう・・・。」
(先程のキノコを取り除いた後で頭を抱える都。)
ロボウサ(オタコン)「スネーク、まずはワクチン治療だ。」
スネーク「ああ、わかった。」
■秘密基地 メインルーム
(桃月学園の秘密基地に設けられているメインルーム。
60年代から90年代までを網羅したさまざまなコンピューターで基地全域を管理しているが、
管理デスクでぐったり寝ている白鳥鈴音の姿があった。)
鈴音「ぐが〜〜〜、巨乳はステータスじゃねぇ〜〜〜。ぐが〜〜〜。」
???「起きてください。」
鈴音「ぐが〜〜〜、でっかい一条さんです。ぐが〜〜〜。」
???「私はそういった一条さんではありません。それよりも、早く起きてください。」
(誰かによって眠りから目を覚ます鈴音。後ろにはパジャマ姿のザ・一条がいた。)
鈴音「ふわぁ〜〜〜。あ、よく見たらでっかくない一条さんだ。おはよ〜〜う。」
ザ・一条「さすがに起きるときはそういうオチですか。」
鈴音「ん、ところでどうしたの?こんな朝早くから。」
ザ・一条「何も基地全体が騒がれているようなので心配になって見ていただけです。」
鈴音「ほう。そういえば基地で何か騒がれていたような気がしたっけ?」
ザ・一条「気はしました。私の頭の中のキン消しほどに。」
鈴音「ひょっとして、あんたスネークのことが好きになったわけ?そりゃあめでたい話だって。ハハハ(笑)。」
ザ・一条「何を自惚れているのですか?スネークはとっさに檻から抜け出していたんですよ?
あなたが寝ている間にその時は起きたのです。」
鈴音「そ・・・そうか(笑)。いやぁ〜ごめんごめん。次からは寝ないでスネークを監視するからさぁ。」
ザ・一条「結構です。それに、早くスネークを捕まえるために警備を強化するよう連絡をお願いしますね。」
鈴音「イエッサー!!マイロード!!」
ザ・一条「はぁ・・・。何ごとにもあの計画だけはなんとか実行せねばなりません。
スネークには何としてもそれが必要なのです。」
・・・意外と短いかもしれませんがPART2はここまでです。
次回PART3で第15話は終わります。あと、いろいろとこっちの方で動きがあったのでまた遅くなると思いますが
ご理解の方をよろしく。それでは、また。
263 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/15(月) 22:36:55 ID:Ozu2YYKE
>>1スネーク、そこは大乱闘スマッシュブラザーズXじゃないぞ!
・・・とツッコミを入れてみる
264 :
アムザック:2007/10/17(水) 19:06:43 ID:HOFMvd76
なにやらアク禁なので携帯から失礼
SSSS氏乙です
コメントありがとうこざいます
>>241-243 ありがとうございます
まほ戦の方は今晩あたり更新するのでよければどうぞ
メタぽにFは2期が始まったら書こうかなと思ってます
暇があればメタぽにを小説風に書き直すのも面白いかなと思ってみたり
保守
浮上
お待たせいたしました。PMA第15話のPART3をこれから投稿します。では浮上
− 3 −
■AM 5:45 桃月学園 秘密基地 倉庫
(ロボウサのワクチン治療により正常に戻った都。
スネークがザ・一条とウイルスの関係についていろいろと質問を責める。)
スネーク「教えてくれ。君は何故「ザ・一条」の手下に?」
都「理由はいろいろあるけど、私は鍋パーティーに参加していたわ。」
スネーク「鍋パーティー?」
都「「桃月サバイバル祭」の当日に姫子が景気付けでやっていたわ。
何もおいしいキノコが取れたから一緒に鍋パーティーでもしないかと私にそう誘われていた。私もちょうど、お腹も減っていた頃だけどね。」
スネーク「キノコを使った鍋パーティーだと?」
都「ベッキー先生がいない所で姫子はわざとそこで鍋料理をしていたわ。
ただ、野菜や肉類といったものを省いてキノコだけを煮込んでいた。まさに、姫子のやることだけはある内容ね。」
スネーク「そのキノコっていうのは、やはり「マタンゴ星人」の!?」
都「その通りよ。たくさんのキノコで埋め尽くされたある意味闇鍋料理みたいに・・・。」
スネーク「まさ食中毒しらずの料理だな。」
都「私はそれを見て呆然としていたわ。
それに、姫子の頭には既にキノコが生えていた。それだけじゃないわ。
姫子の他にも、6号さんや玲さんまでもが、頭にキノコが生えて・・・。」
スネーク「それじゃあ、C組の生徒にも無理やり参加していたというのか!?」
都「私はその光景を見るたびに何か悪い予感がした。だけど、既にお昼時・・・。
抵抗の出来ない私は、6号さんから姫子のキノコ料理を食わされてしまった。まさに、ギブアップだった。
あんな物体が私を侵食する力があるなんて。」
スネーク「それが、君がウイルスに掛かってしまったきっかけだったのか。」
都「・・・私が記憶にしたことはそれだけよ。後は・・・。」
スネーク「わかった。しかし、何故お前がウイルスに感染しようとしてた?」
都「仲間を助けたかった・・・。姫子があんなウイルスから二度とやられたくないために。私を犠牲にして助けるつもりだった。」
スネーク「無茶だ。君までもが命を粗末にしてしまう!」
都「いや、いいんだ。私には夢や希望もあるけど、仲間を助けるにはどんな犠牲になってもいい。
それに、受験しようと思う大学もいまはどことだっていい。
例えその大学に落ちても、私には私の生き方があると思うんだ。
今は、失った楽しい学園生活をもう一度取り戻したい。この命に変えても。」
スネーク「都・・・。」
都「だから、それが理由だったんだ。」
スネーク「・・・。」
ロボウサ(オタコン)「スネーク、都の言っている事は本当だ。
どうやら「ザ・一条」の手下ではなく、ウイルスに感染していた姫子がその原因らしい。」
スネーク「ああ。しかし、ウイルスに感染している前の記憶は残されているが。感染した後の記憶はほとんどなかった。」
ロボウサ(オタコン)「なかった?」
スネーク「ザ・一条率いる「桃月春の十結集」の記憶だ。
キノコに感染した状態では普通の人間ですら完全にその情報が抹消されている。」
ロボウサ(オタコン)「つまり、感染した状態であればその情報が聞き出せるのかもしれない・・・という事になるのか?」
スネーク「そういう事になる・・・。」
(少し不愉快な表情をするスネーク。)
ロボウサ(オタコン)「スネーク・・・?」
スネーク「まあ、いずれわかる。」
都「ねぇ、スネーク?」
スネーク「何だ。」
都「ウイルスが心配だったのなら、私にも何か手伝わせて。」
スネーク「お前もか?」
都「私も・・・生徒を、C組の仲間を助けたい!」
スネーク「わかった。だが、無茶はするな。いずれまた、お前もまたウイルスにやられてしまうのかもしれないんだぞ!」
都「わかっている。でも・・・。あなたを見ていると、元気が出てくるの。」
スネーク「お前?」
都「あなたを見ていると、どうしても戦う勇気が沸いて来たというか・・・。その優しさも、私には感じるの。」
(何かと照れる表情を出す都。)
スネーク「フフッ・・・。」
(都の表情におかしくニヤリとするスネーク。)
都「何よっ!せっかくスネークが私を助けてくれたのにそんな顔をするわけ?」
(スネークのニヤリとした表情に少しいらだつ都。)
スネーク「いや・・・。」
都「これでも、まだ戦える力は残っているわ。心を傷つけるウイルスを私達でやっつけたいの!」
スネーク「ああ、だがそれが果たしてどんな困難が待ち受けるのかはわからないぞ。」
都「スネーク。あなた、それが怖いの?」
スネーク「どうした?」
都「スネークは、ウイルスに立ち向かうのが怖いの?それとも、この学校の恐怖に?」
スネーク「・・・どちらもだ。怖いものには興味が沸いてくる。
恐怖に立ち向かうのは俺達の仕事だ。それ以外に怖いには頼らないさ!」
(スネークの表情が変わると微笑ましく呆れた顔をする都。)
都「・・・あんたも強い人ね。」
スネーク「とりあえず、その前に武器だ。君がどんな武器を持っているか?
その当たりから探した方がいい。」
都「武器?」
スネーク「ただ、おでこから光線攻撃というのは君が正常になってからは・・・。」
都「いや、それならあるわ。」
スネーク「何?」
都「私の霊感よ。」
スネーク「?」
都「私はこれでも昔はガリ勉だったわ。元々テストではあまりたいした結果ではなかったけど・・・。
今はそれ以外に違う能力が身につけられているのに気付いたんだ。
勉強する度に何かひらめきを感じる事が出来るように・・・。
最も言えば、常人には見えない何かがはっきりとわかるぐらいにね。
霊感という能力が身についたお陰で、物事に素早く解決していたり。
隠れている物体とか人物とか、それが見えるようになってきたの。
つまり、霊感こそが私にとっては重要な能力なわけ。」
スネーク「それがお前の持っている能力なのか?」
都「そうよ。スネークが助けたお陰でなんとか私にも霊感が戻ったような気がしてね。
今はまだ、それが試されているって感じ・・・。」
スネーク「じゃあ、お前の霊感ってどんなのかを試して見ろ。」
都「いいわ。」
スネーク「・・・。」
ピキーーーン!
(都の頭が輝く。ひらめきはまるでニュータ○プのようなものを表す。
都の指さす方向にはさっきの戦闘で崩れたダンボールの山々であった。)
都「そこに何か武器が隠れているらしいわ。まだ使えるものだからまだ大丈夫だと思う。」
スネーク「オタコン。」
ロボウサ(オタコン)「わかったよ、スネーク。」
ウィーーン・・・
(都が指さす方向に向かって移動するロボウサ。
ロボウサに搭載されている物体センサーが崩れたダンボールの山々をあらゆる所を察知している。)
ロボウサ(オタコン)「あったよ、スネーク。予備の水鉄砲とおもちゃ用のサバイバルナイフ。
確かに壊れてはいない。武器は頑丈のままだ。」
スネーク「そうか・・・。」
都「どう、スネーク?これで私が持っている能力をわかって頂けたかしら?」
スネーク「・・・さすがにそうだな。」
都「・・・。」
スネーク「しかし、何故お前が俺に霊感を必要としているんだ?」
都「霊感を必要としているのは、あなたの無意識な戦い方にあるのよ。
敵を倒すためにはただ戦うわけではなく、知識や頭脳も必要とした戦略が必要よ。
もし、あなたが無意識に戦うつもりならそれはいけない覚悟だと思っているかもしれないわね。」
スネーク「俺は無意識に戦っているわけではない。冷静かつ、慎重に対処すべきことを行動するだけだ。」
都「だったら、それが一番の戦略かもしれないわね。
ただ、このまま戦っているのだとすると、いつかはあなたにも罠が襲いかかってくるらしいわ。」
スネーク「罠?」
都「そうよ。敵の罠にはまらないためには、霊感が必要になるのよ。
つまり、どうしても敵の仕掛けた罠を見破りたいのなら、私がサポートとしてあなたを手助けしてあげるわ。」
スネーク「じゃあ、お前は俺のサポートとして利用するというのか?」
都「当然よ。私の知識という武器を身につければ、相手が敵であろうとどんな手段でも打つつもりよ。」
スネーク「本当にそうなのか?」
都「私がサポート役としてあなたをバックアップするわ。もちろん敵を暴くための手段ならいろいろとあるわよ。
どう、スネーク。これで私を扱える気になったかしら?」
(メガネがきらりと輝く都。もういつもの都に戻った様子だ。)
スネーク「・・・。」
(雲行きが怪しい方向に走ってしまうスネーク。)
ロボウサ(オタコン)「スネーク。今は新しい力が必要になる。この子もその一人だ。」
(ロボウサが都の霊感で見つけた武器をいくつか持って来た。)
スネーク「・・・わかった。あまり、無茶な行動はするなよ。」
都「ありがとう、スネーク!」
スネーク「・・・。武器を装備したら次のエリアに移動する。ここはまもなく敵が追ってくるぞ。」
都「わかった。」
(ロボウサが都におもちゃ用のサバイバルナイフと水鉄砲を手渡した。)
ロボウサ(オタコン)「スネークも承諾を得ててよかったな。」
都「あなたのお陰よ。」
ロボウサ(オタコン)「ぼ・・・僕はそんな事をしていたっけ?」
都「していたわよ。ワクチン治療ぐらい。」
ロボウサ(オタコン)「そうだっけ?」
都「そうよ。」
ロボウサ(オタコン)「・・・。」
都「・・・。」
ロボウサ(オタコン)&都「まあ、いいか。」
スネーク「ん?」
(二人に何か微妙な表情を浮かべるスネーク。)
TO BE CONTINUED・・・
あとがき
はぁ・・・つらい(笑)。
そんなわけでPMA第15話です。
だいぶ、脚本書くにも時間は必要みたいで、これ以外にも多方面でマルチに活動していると本当につらいです。はい。
そろそろ完結したい気もあるわけですが。やっぱりそうもいかない。
まずは「ぱにぽに」の全キャラクターの設定を完璧に揃うまでは何十年もかかるわけですが(笑)。
とりあえず、危険物試験もめでたく合格して、今はホッとしている状態です。しかし、この後には地獄の日々が・・・(泣)。
さて、第15話ですが。今回の話はスネーク側のお話で動きがありました。
「桃月春の十結集」の一人、「ザ☆ヘッドマスター都」こと「上原都」が敵側としての登場で物語は展開します。
「ザ☆ヘッドマスター都」というネーミングはアニメ版のキャラ設定が「おデコ」という発想からこの名前にしようと考えて付けたものです。
また、霊感という能力を持っているという設定では原作版を元に使っているので、ほぼ「上原都」らしいキャラクター表現を発揮しています。
おデコにレーザー光線とか、ニュータイプみたいなひらめきもそれらしく設定しているので、大抵は紹介出来たと思います。
特にレーザー光線は某宮崎アニメのアレの威力を最小限にしたものだとイメージすれば納得するはずです(ホントかな?)。
アクション設定の今回の話では意外な展開で解決出来たかと思いますが、いかがだったでしょうか。
さて、次回はいよいよスネーク達がくるみ、妙子のいる所へ合流。
そして、仲間を助けるために単独で行動してしまった響の運命は?
物語はまだまだ続きます。
次回以降もお楽しみにしてください。では。
保守
保守
276 :
want ◆Spp7Z.rFAM :2007/11/29(木) 06:10:50 ID:+vg4lsR8
SDキャラの6号さんが(・∀・)イイ
2枚目は1のVS一条さん直後か?
アムザックさんに送ってみれば?
サイトで使ってくれるかもよ
作者さん自身が挿絵
などを描いているので
それはやめときます。
westさん 貴重なイラスト乙です!
283 :
アムザック:2007/12/17(月) 21:22:40 ID:owUZfC+R
またアク禁のとばっちりなようで代レススレの方にお願いさせていただきました。
酉無しで失礼します。
こんにちわ
>>273 SSSSさん危険物取扱資格、取得おめでとうございます。
乙っていうとガソリン関係を扱えますね。
多方面でのご活躍、大変だと思いますが頑張ってください。
>>276 westさん
す、すげーー!!カッコよすぎて感動しました。
ありがとうございます。
もしもよろしければ借り物として
ttp://metaponi.web.fc2.comで紹介したいんですけどいかがでしょうか?
え〜そんなこんなで僕も無難極まりない就職先に落ち着きまして以降、あれやこれやと手を伸ばしてた訳なんですが
ビミョーなSSの方で
メタぽに小説版の掲載を始めましたのでよろしければお楽しみになってください。
アムザック氏復活&保守age
285 :
want ◆Spp7Z.rFAM :2007/12/24(月) 21:10:29 ID:Rypi0NAC
282>>
SSSS様
ありがとうございます(喜合格おめでとうございます。
283>>
アムザック様
勝手に描いてごめんなさい(汗
あまり考えず描いてしまったので
デッサンが狂ってます…。見なかった事に(苦笑
同人誌お疲れ様です。
>>285 wentさん
そうですか。
では僕の心の中にだけ留めておきますね^^
というかもの凄くお名前間違えていました。すみません。
あけおめことよろ。
本年最初の投稿でございます。
PMAも重ねることで1年以上も続いていました・・・。
が、まだ完結していません(笑)。
仕事とか、家庭の事情とかいろいろとあって投稿するペースも遅くなりそうで大変です。
とはいっても、このスレは長持ちしてていいですねwww
すみません。ついそんなことを書いて(ry
さて、今回投稿する第16話は最初からザ・一条側のシーンからとなります。スネーク側の話はまた今度となります。
ちょっと、構成が変で申し訳ないです。では第16話のPART1です。
288 :
SSSS ◆5bvXD5tJBA :2008/01/13(日) 14:49:13 ID:KLE/UkvT
− 1 −
■ AM 5:55 桃月学園 秘密基地 メインルーム
(メインルームではまもなく行われる朝の全校集会に向けて柏木姉妹が選んだ衣装をザ・一条が着替えルーム内で試しに装着している。
ちなみに柏木姉妹の頭にもキノコが生えている。)
優麻「ザ・一条さぁ〜ん。私達が自信を持ってセレクトした衣装は気に入りましたか?」
優奈「お姉ちゃん、一条さんにあんなのを着させていいの?」
優麻「朝の集会には、朝の集会らしくとっておきのスペシャル衣装を着替えたほうが、ザ・一条さんらしくていいわよ。」
優奈「らしくていいわよって・・・。あの衣装をザ・一条さんに着させていては生徒兵にどんな影響を及ぼすのかは予想がつかないわ。」
優麻「先にこの衣装のプロデュースを担当するのはこの私よ。
朝の全校集会では必ずこの衣装が、桃月春の十結集もとい、桃月ウイルスをさらに繁栄するための衣装としてセレクトした、
まさに、ビューティフルでパワフル、ミステリアス。そしてファンタスティック・フォー!
他にはない圧倒的な衣装で朝を向かえるのが姉妹の決め付けよ。」
優奈「姉ちゃんには何がいいたいのかわかりません〜。(泣)」
ザ・一条「衣装の着替え、終わりました。」
シャララ・・・
(着替えルームのカーテンが開き、ザ・一条が出て来た。優麻の選んだ衣装は次の通りである。
・上半身がセーラー服。特に某百合系ライトノベルと同じ色柄で構成。
・下半身が巫女服。
・アクセサリーとして、天使の翼と黄金の輪っかが装備されている。
尚、これらの衣装は全て某有名コスプレショップで売られているものと考える。もちろんMAID IN CHINA。)
ザ・一条「さすがあなたが選んだだけで朝専用のコスプレですね。」
優麻「コスプレって言うな!(怒)」
METAL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNATIVE〜
第16話
(優麻の選んだ衣装を着て少し困った顔をしているザ・一条。)
ザ・一条「何かご不満ありますか?」
優麻「い・・・いえいえ。ちゃんと似合っていますよ。ここのネクタイも曲がっていません。完璧にOK!」
ザ・一条「そうですか。普段の衣装と比べてこっちはちょっと重いですね。朝の集会だけならばそれが別に構わないのですが。」
優麻「ええ。朝の集会には是非この衣装で実行してください。
それに、この衣装が私達のファッションセンスを多くの方に広く好評を頂くチャンスでもあるんです。」
ザ・一条「チャンスですか?」
優麻「ええ。」
ザ・一条「チャンスといっても、相手は生徒のみなさんと地球外生物しか反応しません。
恐らくは私が行き着きの漬け物屋さんまで範囲は届かないでしょう。
それに、あなた達が選んだこの衣装のセンスに疑問を感じることだってあります。
もし、不備がある場合は私が普段着ている服で十分です。」
優麻「あらいやだ。私達が選んだ衣装にそんな事をおっしゃるつもりですか?」
ザ・一条「あくまでも、ほんのチョイです。」
優奈「だめよ姉ちゃん。一条さんにそんな事を言っちゃあ・・・。」
優麻「優奈ちゃん。私達、将来ファッションコーディネーターになれると思っている?」
優奈「なれるわよ、きっと。某アニメコスプレ専門店のPASCOぐらいに。」
優麻「それだけはイヤっ!!(泣)」
???「こんな早朝にぐだぐだしているのもいい加減にした方がいいぞ。」
ウィーン・・・
(自動ドアの向こうから「桃月春の十結集」の一人、玲がメインルームに入った。)
ザ・一条「ほほう。玲さんですか?」
玲「どうやらスネークは自力でここを脱出したらしい。それに・・・。」
ザ・一条「それに?」
玲「十結集のメンバーから、都がスネークの味方になってしまった。」
ザ・一条「ほほう。さすが女をも欲情を持て余す男って素敵ですね。」
玲「それは意味が違うぞ!(汗)ところで・・・。何だ、この変なコスプレは?」
(玲がザ・一条の衣装に指を指す。無意識にVサインをするザ・一条。)
優麻「あんたまでそういうかっ!」
玲「こいつが作ったのか?」
優奈「優麻姉ちゃんと同時に私達は学園最強のファッションコーディネーターよ。
去年の文化祭では、私達のプロデュースによるファッションショーが注目を浴びるぐらい大盛況だったのよ。
必ず前に向かって大きく進めば、超一流のファッションコーディネーターになること間違いなしだわ!」
玲「いくらがんばっているとはいえ、
これが超一流のファッションコーディネーターを目指しているという理由がよくわからん。ただのコスプレだ。」
優麻「何がただのコスプレよ・・・。私の夢に傷つくつもり!?」
優奈「そうよ!ただのコスプレ呼ばわりなんて不適切だわ!」
玲「何でもファッションだからとはいえ、テレビやグラビア雑誌で見る衣装をごちゃまぜしても、ファッションとは呼ばん。それに・・・。」
優麻「それに?」
玲「コスプレにはコスプレ。ファッションにはファッションという組み合わせがちゃんとした定義になっているんだよ!」
(玲が某M○Rのキバヤシ調にかっこよく決めつける。)
優麻&優奈「な、なんだってーーーっ!!」
(優麻&優奈も某○M○風に驚く!)
玲「だから考えて見ろ。
衣装に不適切なものを着せ替えするというのは、
ファッションコーディネーターとして一番恥をかく事になる。
コスプレにはコスプレに合った衣装を、ファッションにはファッションに合った衣装を。
それぞれコーディネートする趣旨が違う!
すなわち、ファッションコーディネーターにはブランドものの衣装でしか認めないんだ!」
(玲の後ろからザバーーンと大波が寄せて来た。)
ザ・一条「ほほう。さすがミステリー以外の知識だけは良く出来た答えですね。」
玲「当たり前だ。私はこれでも最近のファッション事情に興味津々だがな。」
ザ・一条「ではファッション事情に詳しい玲さんに、ひとつ聞いてもいいですか?」
玲「何だ?」
ザ・一条「私が着ている衣装はどこのブランドですか?」
玲「そ、それは・・・。」
ザ・一条「ほーら、せっかく優麻さんが精魂込めて選んだ衣装が泣いていますよ。」
優麻「泣くかそんなもん!(怒)」
優奈「落ち着いて、姉ちゃん!(汗)」
ザ・一条「ただファッションの定義だけじゃありません。コスプレにもブランドというものが存在します。
どんな素材であれ、どんなコスチュームでも、それなりのクオリティがあるからです。」
優麻「ブランド?」
優奈「そういえば、私達が選んでいるブランドってほとんど海外から輸入されたものばかりを選んでいるよね。」
優麻「海外からって・・・。優奈、それってホントなの?」
優奈「お姉ちゃんが衣装部を始めてから最初に購入したのが海外からの輸入品だと噂では聞いているんだけど・・・。」
ザ・一条「私の着ている衣装はどれも中国製です。ほら、ここんところに「MADE IN CHINA」の文字が。」
(ザ・一条の着ている服の裏の表示には「MADE IN CHINA」と書かれている。)
ザ・一条「中国製のブランドも結構いけますよ。さすがに着心地は日本製には及ばないですが。」
玲「お前は一体何がしたいんだ!(汗)」
優麻「しくっ・・・しくっ・・・。」
(玲の辛口な批評により涙目の優麻。)
優奈「お姉ちゃん・・・。」
優麻「ひどいわ・・・。私の選んだ衣装に泥を付けるような事を言うなんて。
もう私、ファッションコーディネーターにはならないわっ!!」
玲「あ、あの・・・私、酷いことを言ってしまった?(汗)」
ザ・一条「涙なんて似合いませんよ優麻さん。あなたがファッションコーディネーターをあきらめたら、そこでおしまいですよ。」
優麻「ほ・・・本当に?」
(涙目の優麻の肩を撫でるザ・一条。)
ザ・一条「あなたにはまだやるべき事がたくさんあります。
私があなたに衣装を着させてもらった理由にはそれがあるからです。
ファッションコーディネーターなんて、夢のある仕事じゃないでしょうか?」
優麻「い・・・一条さん。」
ザ・一条「あなたは立派になるのですよ。」
優麻「っ・・・うっ・・・一条さんっ!」
(ザ・一条の暖かい励ましで泣きながら抱き着く優麻。)
優麻「一条さん・・・っ・・・ごめんなさいっ!」
ザ・一条「そうです。あなたは鬼になるのです。立派なファッションコーディネーターの鬼になるのです。」
優麻「はいっ!鬼になります!ファッションコーディネーターの鬼になります!!」
ザ・一条「ふふふ・・・。それでこそ桃月学園一のファッションコーディネーターですよ。」
優奈「お姉ちゃん・・・うっ・・・(泣)」
(同情に妹の優奈も泣き出す。)
玲「何が何だかわからない・・・(汗)」
(ひとりだけひたすらザ・一条をみつめる玲。顔に冷や汗をかく。)
・・・というわけでPART1はここまでです。
PART2からはスネーク側の話になります。
寒くなってきたので昼寝します。ではまた。
293 :
want ◆Spp7Z.rFAM :2008/01/16(水) 23:27:34 ID:fbZysCfC
294 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/20(水) 05:32:20 ID:hs/M6m2x
保守
保守
お久しぶりです。SSSSです。
最近自作PC地獄から脱出したSSSSですww
さて、METAL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNATIVE〜も中盤になってきました。
完結するまで死ぬまで書く予定なので、ご心配なく。
今回は第16話のPART2。スネーク側の話を投稿します。
では、どうぞ。
― 2 ―
■ 同時刻 桃月学園 1F 校長室
(桃月学園、1階。職員室のとなりに設置してある校長室。室内で はくるみと妙子、それにスネークがいる。
くるみと妙子は校長室で秘密基地へとつながる入り口を見つけだすことが出来た。
秘密基地へとつながる入り口は校長の机の引き出しにあった。
スネークはその情報を得てその入り口からたった今到着した所である。くるみと妙子はスネークに響が脱走したことを知らせる。)
スネーク「響が一人で脱走した!?」
くるみ「ごめん、スネーク。私達の力じゃ止めることは出来なかったみたい。」
妙子「不幸ながら私も駄目でした。」
スネーク「一体響に何があったんだ?」
くるみ「わからない。ただ、響に知り合いの仲間が捕まっているとか。」
スネーク「知り合いの仲間・・・?ひょっとしてそれは来栖のことか!」
くるみ「知っているの、スネーク?」
スネーク「来栖柚子。映画研究会部の一人で響とは縁のある人だと聞いている。
だが彼女は新型桃月ウイルスにやられてしまったらしい。」
都「その来栖っていう子。よく朝から学校の屋上で怪獣の着ぐるみで時候をお知らせしていた事があったわ。」
スネーク「屋上から時候を知らせるだと?」
都「学園では朝や昼、そして下校時刻には必ず各生徒が学校の屋上で、
ニワトリや怪獣などの着ぐるみを着て時候を知らせる「時候当番」というものがあるわ。
「時候当番」で選ばれた生徒はやり遂げたら「桃月ポイント」を多く獲得する事が出来るようになっているの。
来栖は映研部存続の危機を救うために、そこで必死になって頑張っているのかもしれない。
来栖が捕まっているのはその場所ね。」
スネーク「「桃月ポイント」・・・。そんなものが学園にあるのか?」
都「まあ、これも歴史ある学園ならではの校則だわ。
ルールを破ると腕立て伏せ20回。がに股体操30回。膝カックン50回といった厳しい罰が与えられるわ。
ホント、この学園の恐ろしさは半端じゃないものなのよね。」
スネーク「で、君達は受けたことがあるのか?」
都「当然と言ったら当然よ。
ポイントを多くもらうためにはそこでしかないんだけどね。
私も3回目まではほぼ完璧よ。」
くるみ「私は3回とも全部遅刻で相当罰を喰らっていたなぁ。おかげで筋肉痛になったし。」
スネーク「で、その「桃月ポイント」って何だ?」
都「わからない・・・。卒業するまでは何に使うかは謎のままよ。」
スネーク「・・・さすがに君達が通う学校が何なのかわかってきた。」
都「あんたがもしこの学園で通うことになったとしても、かなり手厳しいわよ。」
くるみ「都。それはそれで何を期待しているの・・・(汗)」
スネーク「ところで、どうしてここの入り口がわかったんだ?」
妙子「校長の机に伝令の茶汲み人形があったんです。」
スネーク「茶汲み人形?」
(スネークが視点を向けると、校長の机の上には茶汲み人形が立っていた。)
スネーク「あのお人形に何かあるのか?」
妙子「くるみさんが一生懸命室内を探している間に私はとある人形と出会いました。
それが校長の机に置いてある茶汲み人形だったのです。」
スネーク「どう見ても、ただの置物にしか見えないのだが・・・。」
妙子「くるみさんが校長の机を調べた途端、
机の上にある茶汲み人形が動きだして・・・、」
(回想シーンに入る。)
■ 30分前 桃月学園 1F 校長室
(30分前の校長室。室内では妙子、くるみの2人が秘密基地の入り口を探すため、
室内にあるいろんな物を隅から隅まで調べている。
2人とも少々疲れ気味の様である。)
くるみ「ねぇ、妙子。スネークが帰って来るまで私達はどうなるの?」
妙子「大丈夫ですよ。スネークはきっと帰って来ますよ。」
くるみ「だけど、いくらここを探しても入り口のありかがわかる所が無いと、
いつかは敵に見つかってしまうわ。」
妙子「不幸にもそれはあってはならない事でしょうね。」
くるみ「あんたは不幸に見舞われているかもしれないけどね。たぶん・・・(汗)。」
ヒューーッ ポカーン!
(突然、どこからかある物体がくるみの後頭部を直撃する。)
くるみ「痛っ!なんなのよ、一体!?」
(振り返ると校長の机には茶汲み人形が立っていた。)
くるみ「何、この人形?」
(茶汲み人形の口の中からカードが出て来た。)
くるみ「開いた?!」
(カードを取り出すくるみ。カードに書かれた文章を読む。)
くるみ「何々。」
「やあ、桃月学園の学生諸君。」
シュッ!
(茶汲み人形の口からまたカードが飛び出す。
びっくりしたまま素早くそのカードを掴んだくるみ。)
くるみ「うわっ!」
(くるみ、再びカードを見る。)
「みんなには内緒していたけど。」
シュッ!
(カードが飛び出す際にすかさずキャッチするくるみ。)
「ここが秘密基地の入り口だよ〜ん。」
くるみ「入り口って?」
シュッ!
「さあ「ひらけ!○ッ○ッキン」と大声で唱えよう。」
くるみ「何これ(汗)。」
妙子「くるみさん。どうしたんですか?」
くるみ「妙子。しっかり見といて。」
妙子「は・・・はい。」
(校長の机の前で深呼吸するくるみ。)
くるみ「ひらけ!ボ○キ○キン」
・・・。
(唱えても校長の机が動かない。)
くるみ「あれ?」
妙子「どうしたんですか?」
ゴゴゴゴ・・・
(突然、校長の机が少しずつ動く。)
くるみ「うわっ!つ・・・机が動いたっ!?」
妙子「な、何ですかぁ〜〜〜!?」
(動いた校長の机の跡には某竜退治RPGでよく見かける階段がそっくり現れた。)
妙子「ふ・・・不幸になるんでしょうか!?」
ガタン!
(動く校長の机が急に止った。)
くるみ「あれ?」
妙子「入り口が半分しか開いてない(汗)。」
(秘密基地の入り口が半分、校長の机で塞がれていた。)
くるみ「何よ。あと一歩なのに。」
シュッ!
妙子「キャッチ!」
(茶汲み人形の口からカードが飛び出した。つかさずキャッチする妙子。)
妙子「えーと、何々?」
(カードを見る妙子。)
「何故か唱え方が地味。50点。」
妙子「よかったですね。お人形さんに地味だって言われてますよ。」
くるみ「地味っていうなぁーっ!!」
(回想シーン終わり。再びスネーク、都のいる校長室。)
■ 再び 桃月学園 1F 校長室
スネーク「それが見つけるまでにそんな苦労があったとはな。」
くるみ「苦労というか、私にもわからない何かが紛れ込んでいるみたい。」
スネーク「何かが紛れ込むのも確かだな。」
都「それで、その後はどうなったの?」
妙子「くるみさんが仕方なく「ひらけ!ボ○キ○キン」を無理やり唱えたり。
古代ケルト魔術や、夜○の書などを使って試したら、
何とか人が入れるぐらいの広さにまで開くことが出来ましたよ。」
スネーク「お前、意外な事もやっているんだな。」
くるみ「たぶん中の人の特技なら誰でも出来る事なんだけどね。」
スネーク「とにかく、これで再び戦力が整ったわけだが。
問題は響が逃走してしまった事が何よりだ。」
くるみ「何かいい方法は無いの?」
スネーク「方法というよりはまた戦力を分散しなければならない。
手分けして探すしか他は無いだろう。」
都「それしか手段が無いということね。」
(見つかった秘密基地の入り口からロボウサ3号が登場。)
ロボウサ(オタコン)「いや。それは必要なさそうだ。」
スネーク「オタコン、どうした?」
ロボウサ(オタコン)「先程、響の居所を調べた結果、屋上に反応があることがわかった。」
スネーク「屋上?一体どんなのを調べたんだ?」
ロボウサ(オタコン)「携帯電話に搭載されているGPS機能が、
ロボウサのデータに位置の詳細を知らせる事が可能になったんだ。
言わば、困った時の神頼みみたいなものだな。」
スネーク「何だ?その「GPS」っていうのは?」
ロボウサ(オタコン)「グローバル・ポジショニング・システム。
地球上の現在位置を調べるために開発した衛星測位システムなんだ。
あらゆる場所から現在位置を把握するためにはこのシステムが最も有効なんだ。」
スネーク「つまり、俺達が使っているソリトン・レーダーとは違うのか?」
ロボウサ(オタコン)「そういうこと。これも通信技術がさらに発展した証拠なんだけどね。」
スネーク「響の携帯電話にそんな機能があるとはな。」
くるみ「ねえ、さっきからうろつき回っているそのうさぎ型ロボットは何?」
スネーク「ああ、これか。」
ロボウサ(オタコン)「改めてこんにちは。桃月学園の生徒のみなさん。僕の名前はハル・エメリッヒ。
都合によりこのロボウサ3号でスネークのサポートをしているんだ。」
くるみ「ロボウサ3号?」
ロボウサ(オタコン)「簡単に言ってしまえば、
僕も桃月ウイルスを退治しに遥々アメリカから来ちゃったわけ。
是非、日本の女子・・・じゃなかった(笑)。
日本の学生さん達と一緒に協力してもらいたい所なんだ。」
くるみ「へぇ〜。こんな渋い声のウサギロボット初めて見た。」
ロボウサ(オタコン)「渋い声・・・って。」
スネーク「ちょっと来い。」
くるみ「何よ。」
(くるみの隣をそっと囁くスネーク。)
スネーク「こいつ、特に日本の女性には目が無いから気をつけたほうがいいぞ。」
くるみ「本当なのスネーク?」
スネーク「いや、俺にもどんなのかはわからない。」
(スネークがくるみを囁く。少々疑問を感じるオタコン。)
ロボウサ(オタコン)「一体何を話しているんだ、スネーク・・・?」
・・・PART2はここまでです。
次回PART3も投稿する予定ですが。たぶんこの話からPART4〜5に拡大するかもしれません。たぶん。
とりあえず次回以降もお楽しみに。では。
保守
保守
浮上
SSSSです。
METAL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNATIVE〜
今回は第16話のPART3を公開します。
では、どうぞ。
― 3 ―
都「それにしても、こいつよくよく考えて見たら結構賢そうじゃない?」
妙子「私はどっちかというと不幸にも冴えないというのが目に浮かぶんじゃないでしょうか?」
ロボウサ(オタコン)の心の声「2人とも、一体何を想像して・・・。」
都「ねえ。ロボットが喋れる上に高性能なツールとかいろいろ揃ってあるし。
おまけにお手伝いなんかは出来そうじゃない?」
ロボウサ(オタコン)「お手伝い?」
都「そう。大学受験に向けてお勉強の手伝い。」
ロボウサ(オタコン)「そうはいっても、協力するよりも一人で努力したほうが身のためになると思うんだけどなぁ。」
都「大丈夫よ。あなたには私が解けない問題に行き詰まった時は対応するだけだから。」
ロボウサ(オタコン)「行き詰まった問題・・・って、どんな問題だ?」
都「爆笑問題。」
ロボウサ(オタコン)「それ、大学受験に必要なものかそれは。(汗)」
妙子「不幸な問題ですね。」
スネーク「はははっ。
やれやれ。とうとうオタコンも日本では人気者になってしまったな。」
ロボウサ(オタコン)「ひどい事言うなよっ!」
(ロボウサと妙子、くるみ、都との触れ合いシーンにほっと一息するスネーク。)
プルルル・・・ プルルル・・・
(突然スネークの胸ポケットから無線が鳴る。)
スネーク「ん、こんなときに無線か?」
■無線内
スネーク「こちらスネーク。」
大佐「スネークか・・・。何とか無事で良かった。」
スネーク「どうした大佐。元気がないが?」
大佐「そ・・・そうか?」
スネーク「ひょっとして、俺達の事が心配だとわかって連絡したんだろ?」
大佐「い・・・いやそんなことは言ってない!」
スネーク「だったらそれでいいんだが・・・。」
大佐「うむ。ところで、今はどこにいる?」
スネーク「学園1階にある校長室だ。
仲間に連絡して合流する地点を調べたら、
そこに地上に出るハシゴらしきものを発見した。
それを利用してなんとか脱出してきたところだ。」
大佐「そうか・・・。」
スネーク「とにかく仲間も出揃った。
あとは再び作戦を進行するだけだ。」
大佐「ああ。そのようだな。」
スネーク「・・・。」
大佐「・・・。」
(沈黙するスネークと大佐。)
スネーク「何か様子がおかしいか、大佐?」
大佐「スネーク。よく聞いてくれ。」
スネーク「・・・何だ?」
大佐「実はどうしても君の意見が欲しい。いや、これはあくまで本当の話だ。」
スネーク「どういう事だ?」
大佐「我々が進行している「ピーチ・ムーン・オルタナティヴ」作戦に、
密かに突然こちらから協力してくれる人がいてな。」
スネーク「作戦に協力?
誰だそれは。」
大佐「宇宙人だ。」
スネーク「宇宙人?」
大佐「ああ。しかも我々よりもウイルスに対抗するための多くの手段が、
彼らには存在すると言えよう。」
スネーク「大佐。あんたSF映画の見すぎではないのか?」
大佐「いや、そんなはずは無い。本当だ!本当の事なんだスネーク!」
スネーク「いや俺にはそんな嘘は通用しないぞ。」
大佐「スネーク!君は一体・・・」
ガガーービビーービビガビーービビビガーーーー
(通信が途絶え、突然耳障りするような雑音がスネークを惑わせる。)
スネーク「大佐!どうしたっ!
応答しろ!」
ビーーガガビビーービビビガーーーー
(まだまだ雑音が鳴り響く。)
スネーク「・・・何なんだ、一体。」
(しばらく雑音が鳴り止む。)
???「君がスネークかね?」
スネーク「誰だ?」
宇宙人艦長「初めましてと言いたい所だが。
大佐との会話の途中でいきなり割り込んでてすまないと思ってくれ。」
スネーク「あんたが宇宙人が?」
宇宙人艦長「いかにも。」
宇宙人部下「艦長。こちらから「フィランソロピー」側のホットラインを同時接続します。」
(しばらく、大佐からの通信も回復した。)
大佐「な・・・何なんだ。何が起こったというのだ!?」
スネーク「大佐。」
大佐「あ・・・別に。」
スネーク「・・・。」
宇宙人艦長「まあ、これで主役が出揃ったのもいいところだが。
どうやらそれも一刻を争う状況になった。」
スネーク「宇宙から来た侵略者に何の用だ?」
宇宙人艦長「侵略ではないさ。
我々宇宙人はそんな活動はせず、いろんな場所で調査しているだけだからね。
ただ、我々が今回調査しているウイルスについては別の理由だ。
地球征服という考えは無しにして欲しいところだ。」
スネーク「大佐。本当にこの宇宙人が作戦を仕切るキーパーソンなのか?」
大佐「いや、わからない。」
宇宙人艦長「それにしても、たった一人で危険な任務をこなし。
誰も知られることもなく、世界の危機を救うという勇姿。
こういった凄腕さんは他にはいない。
まさに、伝説の傭兵であることは間違いない。」
スネーク「ご勝手で何よりだ。」
宇宙人艦長「今回、君には・・・いや、伝説の傭兵を備えている君達「フィランソロピー」だ。
我々宇宙人から警告をしなければならない。」
大佐「警告?」
スネーク「どういう事だ?」
宇宙人艦長「新型桃月ウイルスは、
あと数時間を経てばこの学園、街全体、いや世界中に多大な被害を及ぼすだろう。
ウイルスの脅威は、君達にもわかっているはずだ。
ウイルスは人に感染すればすぐ死ぬというわけではない。
我々が見つけだしたウイルスは、死するだけでは考えできない恐ろしいものだ。」
スネーク「死するだけではない?」
宇宙人艦長「新型桃月ウイルスは、あらゆる生物に感染、または寄生する。
感染、寄生したウイルスは宿主の脳内に衝撃を与え、
「エンドルフィン」と呼ばれる脳内麻薬を分泌する。」
宇宙人部下「ちなみに「エンドルフィン」というものは桃月ウイルスに含まれている物質のひとつです。」
宇宙人艦長「そして「エンドルフィン」発生から数時間が経つと。
ウイルスは宿主を破壊。胞子をばらまく。
ばらまいた胞子は他の生物に感染、
または寄生を繰り返しながら、侵略は達成する。
まさに、感染と寄生が融合した最悪の生命体。
それが「新型桃月ウイルス」だ!」
スネーク「最悪なのはわかるが。ひとつ気掛かりな事がある。」
宇宙人艦長「何だね?」
スネーク「俺達が最初に発見したウイルスの事だ。
あのウイルスを実証した人物とは違っている。」
宇宙人艦長「レベッカ宮本のことか?」
スネーク「そうだ。
俺はこの学園に潜入して、旧校舎でレベッカ宮本に出会った。
いろいろウイルスや学園のことを話していたが、
発端の原因についてはまだ物足りない部分もある。」
宇宙人艦長「レベッカ宮本もウイルスの恐ろしさを知っただろう。
いや、それなりに勉強している事は確かだが。」
スネーク「もう一つ。
レベッカ宮本は恐らく誰かに捕まったのではないのかということだ。」
宇宙人艦長「捕まった?」
スネーク「俺はレベッカの偽者を直視した記憶がある。
学園の図書室で待ち伏せしているあの人は、
本物であるかどうか見分けがつかない。
まったく偽物だとは判断できなかったが、
奴(ザ・一条)に変装のスペシャリストがいたということは確かだ。
俺は奴(ザ・一条)の仕掛けた罠にはまってしまった・・・。」
宇宙人艦長「わかっている。その事については我々にも理解している。」
スネーク「じゃあ、レベッカ宮本は今何処に!?」
宇宙人艦長「それが、先程から先生への通信が途絶えたらしい。」
スネーク「まさか!?」
宇宙人艦長「そのまさかだ。先生の身に何か起こったんだろう。」
スネーク「・・・。」
宇宙人部下「艦長!学園のグラウンド場に生徒たちが集合している模様です。」
宇宙人艦長「本当か?」
スネーク「おい。一体何が始まるんだ!?」
宇宙人艦長「スネーク、今は慌てるな。先生の行方については後だ!」
スネーク「・・・わかった。」
宇宙人部下「カメラを学園上空に切り替えます!」
・・・PART3はここまでです。
最近書くペースが落ちているのではと思うとアレですが、やはりマルチは相当難しいです。念のため。
というわけで次回はPART4を書く予定です。ではまた。
保守
313 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/14(土) 01:04:26 ID:HIFaO6J3
保守
ほ
浮上
大変長らくお待たせいたしました。
METAL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNATIVE〜
今回は第16話の最後となるPART4を投稿します。
この回では一番長い話になっていますが、時間が無くてあまり投稿する機会も少なくなりました。
久々にしては他にいろいろ家事やら別の仕事があったので、こっちで脚本を書く暇がありませんでした。
それでもめげずにこの第16話をなんとか完成することが出来ました。
あと、最後のあとがきでは今後の方針について伝えなければならない事があるので。
こちらも是非よろしくお願いします。
では、第16話PART4をお楽しみに。
― 4 ―
■ AM 5:59 桃月学園 屋上
(学園の最上階に当たる屋上。
屋上の入口付近でステルス迷彩を装着している響が隠れている。
外では五十嵐先生と鈴木さやか(以下6号さん)がいるのを確認している。)
響の心の声「柚子・・・。必ず助け出して見せる!」
(同じく屋上の外。
「ぱにぽに」と記された芝生が植えられている。
清々しい青空の中。五十嵐先生と鈴木さやか(以下6号さん)が、
「メカドジラ」の着ぐるみをしている来栖柚子を旗竿の天辺に立たせている。
もちろんいざと言う時の命綱も装備している。)
鈴木さやか(以下6号さん)「先生。高さの調整はこれでいいですか?」
五十嵐先生「いいんじゃないの?」
(ステルス迷彩をしたまま隠れて外の様子を見る響。)
響の心の声「あの2人・・・一体何の真似かしら?」
6号さん「先生、朝早くにしては清々しいオブ・ジ・イヤーですね。」
五十嵐先生「そうね。祭を成功させるためには相応しい天気かしら?」
6号さん「ザ・一条にとってこの空は、
祭を最高に盛り上げて暮れること間違いないです。」
響の心の声「祭・・・って?」
五十嵐先生「さて、では始めるとしますか。柚子、いつものアレを。」
柚子「・・・。」
(不安げな顔をする柚子。)
五十嵐先生「どうしたの柚子?」
柚子「あ、すみません。つい・・・。」
五十嵐先生「ボケは体によくないわよ。
それとも、友達の事でも気になったのかしら?」
柚子「・・・すみません。」
五十嵐先生「せっかくあなたに祭を手伝ってほしいのに。
その癖は今のうちにやめること。いいわね。」
柚子「・・・は、はい。」
(入口付近に停まっている響。ときどき不安な表情をする。)
響「あいつ・・・。」
6号さん「先生。時間です。」
五十嵐先生「よし。では、始め!」
(谷岡○スジ風のあのポーズを取る「メカドジラ」姿の柚子。
深呼吸した後・・・。)
柚子「全国的に、祭の日のアーーサァーーーーッ(朝)!」
(響。予想外の展開に冷汗をかく。)
響の心の声「心配しそうと思ってたらやっぱりそれかよ!!(汗)」
■ AM 6:00 桃月学園 グラウンド場
(柚子の「アーーサァーーーーッ!!」という掛け声とともに、
桃月学園のグラウンドには多くのウイルス生徒兵が集結している。
そして、「桃月春の十結集」の各メンバーも待機している。)
■ 同時刻 桃月学園 1F 校長室
(窓から見えるグラウンドの様子をじっと見つめているスネーク。)
■ 再び 桃月学園 グラウンド場
(しばらくして、ザ・一条がお立ち台に上がる。
どこかの某公国軍総帥を彷彿させる衣装に、静まり返るウイルス生徒兵。
そして、「桃月春の十結集」の各メンバー。
生徒兵のひとりがマイクを取る。)
ウイルス生徒兵「ただいまから、ザ・一条がなんとなく主催する。
「桃月学園 朝の全校集会」を行います。
なんとなくですが、みなさん気を楽にしていてください。」
■ 再び 桃月学園 1F 校長室
(スネーク。グラウンドの様子を黙視しながら無線連絡を続ける。)
スネーク「何なんだ、あれは?」
宇宙人艦長「恐らく朝の全校集会だろう。」
スネーク「それはいいのだが・・・。」
(グラウンドの前のお立ち台にはザ・一条が生徒兵に向けて話をしている。
しかし、スネーク達のいる校長室では掛け離れた位置にいるため、
ザ・一条の声を聞くことは出来ない。)
スネーク「何を演説しているんだ?」
宇宙人部下「艦長。グラウンド場に設置しているマイクから、
音声らしきものを確認出来ました。盗聴可能です。」
宇宙人艦長「よしわかった。
スネーク、回線をグラウンド場の音声に移し替えるぞ。」
スネーク「わかった。
しかし、ウイルスが円満している時では衛星通信は不可能なのでは?」
宇宙人艦長「我々の衛星装置は特殊でね。
ウイルスが円満している場合でも、
宇宙テクノロジーを搭載したものなら何でも受信可能だ。
地球人には悪いけど、
そんじょそこらの性能の差といえばこっちのほうが上だね。」
大佐「な、何だと!!
我々の技術を馬鹿にしているのか?」
スネーク「大佐、あまりカッとなるな。
あくまでも、こっち(漫画)の世界の技術を言ってるだけだ。」
大佐「・・・わ、わかった。」
スネーク「・・・。」
(大佐の説得にため息をつくスネーク。)
■ 再び 桃月学園 グラウンド場
ザ・一条「学校の生徒のみなさん。おはようございました。
これから、桃月学園 朝の全校集会を始めます。
司会進行役はこの私。
今日の朝ごはんはアジの塩焼きとあったかごはん、
カップ味噌汁の3本だてで頂きました。
桃月学園1年C組の学級委員長、もとい、
「桃月春の十結集」のリーダーの中のリーダー、
「ザ・一条」が担当します。」
(グラウンド中がざわめく。)
ザ・一条「始めに、みなさんに私からのお願いがあります。
今、私達の頭にはキノコが生えています。
このキノコは私達にとって運命を共にする事になるでしょう。
私達が生えているこのキノコは数時間経てば実が大きくなり、
最終的に金色に輝いたその時、胞子を飛散します。
ヒトから生まれた胞子はやがてキノコとなって、
地球上のあらゆる生命体に寄生し、胞子を誕生させる。
繰り返すこの静かな行為は、やがて次の星々へと領域を拡大します。
キノコによって制圧した世界は、もう必要ない。
キノコで力を蓄える赤い帽子のおじさんも必要ありません。
必要とされるのは、
星々に生息している生命体を寄生し侵略すること。
これが、キノコとして運命に課せられた使命なのです。」
■ 再び 桃月学園 1F 校長室
■ 無線内
スネーク「まさか、前夢見た仮想空間の一条さんとは違う事じゃないか!」
大佐「仮想空間の一条さんだと?」
スネーク「大佐、知らないのか?」
大佐「・・・い、いやそんな事は初耳だが。」
スネーク「俺はあのザ・一条という奴に捕まり、仮想空間に飛ばされていた。
そこにはウイルス感染前の一条さん。
つまり、あのキノコは一条さんを悪の心に変えてしまう。
「桃月春の十結集」のリーダー、「ザ・一条」として・・・!」
大佐「ザ・一条に仮想空間の一条さん・・・。
同じ一条さんが二人もいる?」
スネーク「そういう事だ!」
大佐「本当にあれが「ザ・一条」の正体なのか?」
スネーク「やはり、仮想空間での一条さんが予言した事は本当だったという事か!」
■ 再び 桃月学園 グラウンド場
(さらに演説を続けるザ・一条。)
ザ・一条「私達はヒトとして生まれたこの限りある時間を、
有効に使いたい。
思い出も、経験も。物事も、戦いも。
喜怒哀楽の感情。それに愛情。その他いろいろ。
全てはヒトが作り出したもの。
これからはキノコが作り出すものに変わらなければならない。
キノコこそがヒトよりも優れている種であるからこそ。
私達は、それが生きるという証なのです。
ヒトからキノコという、新たな種の誕生を前に。
この大切な一日を祭として盛り上げる。
そう。この学園から、世界・・・。
いや、宇宙へと受け継がれる祭を・・・。
私、ザ・一条はここにヒトからキノコへと生まれ変わる、
誕生を祭るための儀式を行うことにしました。
一条家の先祖代々伝わる、
儀式の名はずばり・・・「宇宙一条祭」!」
(グラウンド中が「おーーー」と歓声が轟く。)
■ 桃月学園 屋上
(屋上の入口付近で待機しているステルス迷彩装着時の響。
ザ・一条の「宇宙一条祭」の開催宣言に反応して、疑う表情をする。)
響の心の声「「宇宙一条祭」・・・?まさかっ・・・!?」
(屋上の外を見下ろす五十嵐先生と6号さん。)
6号さん「始まりましたね、五十嵐先生。」
五十嵐先生「ええ、だけどこれからよ。祭の儀式に必要な餌を探さないとね。」
6号さん「必要な餌・・・ですか?」
五十嵐先生「そうよ。餌は今が旬のものを用意しないとね。」
6号さん「旬のもの?」
五十嵐先生「ええ、旬の蛇。ソリッド・スネークをね。」
(五十嵐先生の会話に違和感な表情をする響。)
響の心の声「・・・スネーク!!」
■ 再び 桃月学園 グラウンド場
(さらに「ザ・一条」の演説は続いた。)
ザ・一条「みなさんには「宇宙一条祭」に参加させて頂きます。
もちろん参加するための費用は要りません。
必要な物を今から用意してください。
ここで用意する物はいろいろありますが。
特に祭のいけにえに相応しい伝説の英雄を捜して欲しいのです。
名前は「ソリッド・スネーク」。
祭が始まる午前0時までに私を伝えて下さい。
この祭の目玉はその人です。
もし見つからなかった場合は、
変わりに私が生け贄になってしまいます。
私が生け贄にしても、させなくても。
キノコが宇宙へと解き放つ祭は、大いに盛り上がるでしょう。
いいえ、でもほんのチョイです。」
■ 再び 桃月学園 1F 校長室
■ 無線内
スネーク「どうやら本気を出したようだな!」
大佐「スネーク、状況がますます悪化している!
万が一の場合、
大統領からの許諾を得て米軍による緊急突入攻撃を仕掛けるつもりだ!」
スネーク「そんな時間は本当にあるのか?」
大佐「最低でも、祭が始まるまでには必ず来るだろう。
今回はそれ以外にも強力な助っ人がいる。」
スネーク「宇宙から来たあいつにもか?」
大佐「そうだな?宇宙人達。」
宇宙人艦長「お断りだ。」
大佐「何だとっ!?」
宇宙人艦長「ここでは協力する前に君達の力量を監視させてもらうことにする。」
大佐「我々の力量だと?」
宇宙人艦長「考えたまえ。君達が「メタルギア」という大量破壊兵器を、
たった一人の傭兵に単独潜入させ、
あらゆる作戦で兵器を破壊するということを。
それが認証するまで、君達を相手に手助けする事は出来ない。」
大佐「一体、何を企んでいるんだ?」
宇宙人艦長「宇宙人として、君達の活躍を世に知らせるためだ。
これはいい資料になると思ってな。」
スネーク「世間に知らせて何になる?」
宇宙人艦長「地球人という存在がいかにどんな者であるかを認める立場としてな。」
大佐「我々に裏切るつもりか?」
宇宙人艦長「裏切る?さてどうかな。
まあこれが交渉で言う立場なら、
地球人である君達の活躍がどれだけのものか。
じっくり確かめて見ることにするよ。
それで話は決まる。」
スネーク「外側の相手にしてはかなりご立腹だな。」
大佐「何を言うんだスネーク!」
宇宙人艦長「まあ、待て。
我々はここで君達を見放す訳にはいかない。
変わりとして宇宙人であるこの私が、
地球では知られていない知識や情報を提供しよう。
宇宙にまつわる歴史、文化、政治、社会、経済、法令などといったあらゆる知識が、
我々のデータベースには山ほどある。
もちろん、君達がいるこの学園の事全てもだがな。」
スネーク「学園の全てを・・・だと?」
宇宙人艦長「迷う必要は無い。
どういう作戦でこの学園を救えるかは君達「フィランソロピー」に掛っている。
時間に余裕はある。
それまでに答えが見つかればの話だがな。」
スネーク「・・・。」
(宇宙人少々懸念を感じるスネーク。)
■ 再び 桃月学園 グラウンド場
(まだ続くザ・一条の演説。)
ザ・一条「さあ、みなさん。
狩りの準備はOKですか?
お目当てとなる人物は伝説の英雄。
「ソリッド・スネーク」を捜し出す事。
生け贄にすれば学園の危機は救われます。
そして、私達に掛替えの無い自由を与えて暮れることでしょう。
宇宙がキノコに染るその時まで!
ジーク・一条!!」
ウイルス生徒兵のみなさん「ジーク・一条!ジーク・一条!ジーク・一条!」
(「ジーク・一条!」という掛け声が学園内に響き渡る。
その状況を見つめるスネーク。)
スネーク「一体どうなるんだ、この学園は・・・。」
TO BE CONTINUED・・・
あとがき
第16話いかがでしたでしょうか?
かなり長丁場の展開ですが。最後まで見てくれたみなさんはお疲れさまです。(笑)
すっかりこの脚本もしばらくぶりなのですが。
長く書いている上に、自分の事が少々怖くなって来たり。
たぶん未完のままで終わってしまうのではないかと思ったりもしますが。
最近はネットでの情報がより早い段階に更新されてて。
かなり贅沢な分。非常に無駄な時間を過ごしてしまう場合もあります。
マルチで活躍するというのはいかに大変な事か。自分でもわかるぐらいだと思います。
何度かこの作品のあとがきもそういった事を述べているのですが。
この第16話で「ぱにぽに・ミーツ・MGS」は物語の半分を埋ることが出来ました。
これもこのスレで応援してくれるみなさんには本当に感謝しています。
で、実は自分からこの作品についていろいろ考えたのですが。
次回では一気に展開を速めるための苦肉の策として、
クライマックスの3〜4話直前までの総集編を書くことを決めました・・・。
「え?」、と思っている方も不思議かもしれませんが。
自分が書くこの妄想脚本もそろそろ蹴りをつけるために、
次回は違う形での作品に取り掛かろうと思うんです。
まあ、いろいろ家庭の事情もあると思うのですが。
時間に余裕が無くなってしまうし、もう少しでまた一つ年を取ってしまう・・・。(汗)
いろいろと乗り越えなくてはならないものもあるのですが。
そのためにも、この作品に期待を裏切らないつもりで書こうと思います。
完全版となる残りの話しはWEB版で公開する予定です。
それまで自分が生きていればの話ですが・・・。
何とかやってみます!!
曖昧なあとがきですみません。
自分がこれでいいと思うまで最後まで突っ走ります。
このスレで見ている方々の反応がどんな表情を浮かべるのか、
不安でいっぱいなのかもしれないのですが。
完結するまで頑張ってみます。
では次回、「総集編」(仮)をお楽しみに!!
325 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/24(日) 08:44:45 ID:Sg+fXmhq
浮上
hosshu
浮上
保守しませう
ふじよ
浮上
アムザックさん続きやらないかな〜
332 :
SSSS ◆5bvXD5tJBA :2008/11/29(土) 03:13:38 ID:/QvItS7G
浮上させまう
浮上
age
age
AGE
SSSSです。大変お待たせいたしました。
METAL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNATIVE〜
今回はクライマックスに向けて初となる総集編の投稿を始めることになりました。
本編の続きについてはいずれは生きている限りWEB版で展開しようと思います。
なので、今はこの総集編を中心にいろいろと展開すればいいのですが、
改めて物語を振り返るのもいいかなと自分自身はそう信じています。
ちなみに次回の総集編はちゃんと決まっているのですが、次々回は本当に正念場だそうですww
では、総集編第1回目を公開します。
(ナレーションによる朗読が始まる。)
20XX年、日本。
その頃スネークは学園の恐るべき罠にはまっている・・・。
ザ・一条率いる「桃月春の十結集」の陰謀。
それに関連するかのように、学園に取り巻く謎の生命体。
「M25マタンゴ星人」。
彼らこそが後に融合体となって「新型桃月ウィルス」となり、
再び平和なこの学園に恐怖と絶望を振わせる悪玉に過ぎない。
「宇宙一条祭」という壮大な祭が行われるその時まで。
スネークは、生け贄にされようとしている。
運命を照らし出す満月の夜に・・・。
METAL GEAR SOLID 〜PEACH MOON ALTERNATIVE〜
総集編
ACT 1 PEACH MOON ATTACK
反メタルギア財団「フィランソロピー」。
「シャドーモセス島事件」以降、
次々と世界各地に発生する亜種のメタルギアを廃棄すべく立ち上がった組織。
スネークとオタコンの2人編成で構成されている小規模な団体に、
日本から依頼のメールが届いた。
メールと共に依頼指示をされたのは。かつて「シャドーモセス島事件」で作戦指揮として参加し、
スネークと共に関わりのある旧FOXHOUNDの総司令官。
ロイ・キャンベル大佐。
何故、彼が「フィランソロピー」に入ったのか?
その理由もわからないまま、スネークに任務の依頼を受ける。
(第01話より)
大佐「今回君に任務を依頼するのは、珍しく日本からだ。
しかも依頼してきたのは、若くも11歳の先生だ。」
スネーク「日本に偉いお子様からか?」
大佐「レベッカ宮本。アメリカ在住でありながら、日本人の父とアメリカ人の母を持つハーフ。
10歳という若さでかのMITで学位を取り、以後、日本にて高校教師として今に至る。」
スネーク「子供にしてはまだ早い方じゃないのか?」
大佐「MITでは今回10代で学位を取得するのは設立後以来だと聞いている。
しかし、誰もが驚かれるほどではなかったらしい。」
スネーク「で、そのレベッカ宮本の所属する学校というのが。」
大佐「桃月学園。日本国内にある都内の私立高校だ。
もともとは男子制の高校だったが。共学になった最近では女性のほうが圧倒的に多い。」
スネーク「まさに男子生徒にとっては花園みたいな学校だな。で、そのレベッカ宮本から来た内容は?」
大佐「以前、学園内で「桃月風邪」という見知らぬ病気が発生した。主な感染源はその学園のある桃月市内らしい。」
スネーク「学校から感染するとは珍しいことだな。」
大佐「感染した生徒は脳に刺激を与え、
無意識に混乱が生じる「ランニング・ハイ」によって悪化するケースが多いという。
以後、レベッカ宮本はこの風邪の病原体は「桃月ウィルス」と判明。
各組で学級閉鎖になるなどといった行為が見られたが、規模はそれほどに低かったようだ。」
スネーク「桃月ウィルス?」
大佐「しかし、今日になって再び学園内に「桃月ウィルス」が発生したらしい。
しかも、今までとは違うタイプの新型だと確認している。
今や、新型に成り代わった桃月ウィルスそのものが学園としては悪質な存在になっている。」
スネーク「FOXDIEとは違うのか?」
大佐「われわれがシャドーモセス事件に発覚したFOXDIEとは違う性質だ。
が、今回レベッカから頂いた情報はFOXDIEとは似た分、違う意味での特徴になっていることだ。」
スネーク「じゃあ、その「新型桃月ウィルス」とはいったいなんだ?」
大佐「その情報についてはレベッカ本人に逢ってみないとわからないらしい。
情報によると、ウィルスが円満している間は、衛星上の電波を読み取れないことが先程わかったばかりだ。
むしろ、どんな最新鋭の機器を用意しても情報処理の解析は出来ない。」
スネーク「ということは、自分の目で確認しろと?」
大佐「その通りだ。以後レベッカが送られて来た情報はそれだけだ。
いずれまた新しい情報は来るだろう。
それでも仕方ない場合は、君の単独潜入が頼りになる。」
スネーク「じゃあ、レベッカは我らに対して挑戦状を果たしているのでは?」
大佐「それもありだと言えるだろう。
ウィルスが発覚したという想定でありえる事件ではない。
必ず裏に何かがある。」
新型桃月ウィルス。
耳慣れないその病気の名前にスネークは戸惑いを隠せない。
彼がFOXDIEというプログラムウィルスに侵されながらも、
リキッドとの因縁の決着がつかない限り、
この残酷な争いは永遠に終わらないと確信しながら・・・。
■PM 7:00 日本 東京湾のとある場所。
フィランソロピーの主力潜水艦「ディスカバリー」。
かつて「シャドー・モセス島事件」に利用されていたこの潜水艦から、
一隻の小型潜水艦が発射される。
スネークは単独で東京湾から潜入し、学園のある東京都大田区桃月市を目指す。
シビアかつ、極めて耐久力の求められる潜入方法ではあるが。
目的地までにたどり着くにはそれしか無いのだ。
■PM 7:30 地下水路
桃月市内のとある地下水路。
初めて日本の地に足を踏み込むスネークに突然、一人の少女が姿をあらわす。
(第01話より)
???「不幸ですね・・・。」
カシャッ
(すぐM9(麻酔銃)を取りだし、声が聞こえた方向に向かって銃を向ける。)
スネーク「誰だ!?」
(喪服姿の少女。スネークが銃を打つ構えを見た瞬間に驚く。)
突然スネークの前に現れたのは、見習い疫病神の幼い少女「妙子」。
彼女がウィルスに侵略された桃月学園から自力で逃げ出した、
最初の被害者である。
(第01話より)
スネーク「なぜ、ここの地下水路に居座っている?」
妙子「ウィルスにやられたくないのでここにいたままです。」
スネーク「ウィルス?この学園にウィルスが巻かれているって本当なのか?」
妙子「はい。本当です・・・。」
スネーク「じゃあ、先生の言っていることは本当なんだな?」
妙子「せ・・・先生って?」
スネーク「ああ。
俺は新型の「桃月ウィルス」がこの学園で発生したという報告を聞きつけ、
ここにやって来たその一人だ。」
妙子「じゃあ、あなたは「桃月ウィルス」を駆除ためにやって来た正義の味方なんですね?」
スネーク「正義の味方?」
妙子「あなたは私を守ってくれる正義の味方です。
私は疫病神の見習いだけど。何か出来ることがあればなんでもします。
だから今日だけ、あなたの頼りになるかと思い決めました。」
スネーク「おい、いくら正義の味方といっても。
疫病神の見習いがいる限りは味方でも容赦はしないぞ。」
妙子「妙子は不幸でなければいけない子なんです。それ以上は・・・。」
スネーク「・・・。
まあ、最初は不幸中の幸いはなったのはいいんだがな。」
妙子「は、はぁ…。」
(第02話より)
■PM8:10 桃月学園 校舎
(夜。しとしとと雨が降っている桃月学園の校舎。
制服に砲弾ジョッキを装備し、武器に水鉄砲を構え、
頭にキノコが生えている生徒達が学園校舎あたりを見張っている。
スネークと妙子は樹木に隠れて敵の様子を伺っている。
スネークの右肩のポケットから超小型のMP3プレーヤーを妙子に渡す。)
スネーク「さあ、コレを取り付けるんだ。」
妙子「なんですかこれは?」
スネーク「イヤホンを正しく付けたら、再生ボタンを押してみろ。我々の心優しきボスがお待ちかねだ。」
妙子「は・・・はぁ・・・。」
(初めて最新の道具に触れる妙子。少し緊張している。)
■無線内
スネーク「こちらスネーク。大佐、無事にスニークポイントに到着。」
大佐「良好だ、スネーク。」
スネーク「大佐、丁度いい客がひとりいる。」
大佐「誰だ、その客は?」
妙子「あ・・・あの・・・はじめまして。」
大佐「誰だこの子は?」
スネーク「妙子という子だ。
さっきから不幸、不幸とうるさくて、何か俺を不幸呼ばわりさせているらしい。」
妙子「あの・・・この方は不幸なんですか?」
大佐「そんなに私が不幸なのかね?君は。」
妙子「い・・・いえ。」
スネーク「大佐。この子は潜入作戦(スニーキング・ミッション)として参加するのは初めてらしい。
この子もできれば役に立つと思うのだが・・・。」
大佐「たかが関係のない子供を作戦に参加させるわけにはいかない。
スネーク、我々の目的は新型の桃月ウィルスを発見し駆除するのことが任務だ。
直ちにその子を放しておけ!」
スネーク「大佐!」
妙子「あ・・・あの・・・すみません。」
大佐「何かね?」
妙子「私は不幸としてこの世に来ました。
ウィルスに立ち向かうのはは怖いけど、スネークおじさんのおかげで自分にも勇気が沸いてきました。
どんな不幸があっても勇気があればそれを貫くことが出来るはずです。
私もできるかぎりスネークおじさんのお手伝いをしてあげたいです。」
スネーク「妙子・・・。」
大佐「・・・。」
妙子「お願いします!スネークおじさんを不幸にしない様に、私もお手伝いしてください!!」
大佐「・・・。」
妙子「・・・。」
大佐「確かに、その目は偽りではないだろうな?」
妙子「・・・。」
大佐「くれぐれも不幸な行動にならないよう注意してくれ。」
スネーク「大佐。ということは?」
大佐「とりあえず、妙子にはサポートメンバーとして特別に配備してもらう。
スネークは妙子と共に隠密行動をとってくれ。くれぐれも離れないようにするんだ。」
スネーク「わかりました。」
妙子「ありがとうございます。不幸じゃないおじさん。」
大佐「わたしがか?」
スネーク「妙子。大佐に変な呼ばわりをするんじゃない。」
妙子「どうしてですか?」
大佐「いいんだ。スネーク。」
スネーク「何がですか?」
大佐「私は別に幸せでも不幸でもない普通の人間だ。誰にでもそれはあることだ。
スネークも過去に不幸な出来事がいくらでもあるはずだ。」
スネーク「俺達は不幸なことでもこれまで生きていた。英雄(ヒーロー)にも災いはある。」
大佐「だが、いくら不幸であってもそこにある幸せとは限らない。
ただ、その一生を背負ってはいけない罪もあるのだ。
だから、自然なままで戦ってほしい。」
スネーク「大佐・・・了解した。」
大佐「今回のこの作戦のコードネームを「PEACH MOON ATTACK」と名づける。」
スネーク「では、「PEACH MOON ATTACK」作戦を開始する。」
不可能を可能にする伝説の傭兵と見習いの幼き疫病神。
偶然出会った2人は互いに任務を遂行し、未知の存在「新型桃月ウィルス」の脅威に立ち向かう。
その第一歩となるのが、この「PEACH MOON ATTACK」作戦である。
唯一の目的となるのは、日本の首都「東京」にある大田区桃月市唯一の私立校。「桃月学園」に忍び込み。
旧校舎内に設けられた「宮本研究室」にいるレベッカ宮本本人に会い、
新型桃月ウィルスの情報を聞き出し、解決方法を探ること。
そして、ウィルスに侵された学園をこの世から解放することにある。
だが、彼らを待ち受ける者はウィルスだけではなかった。
(第03〜04話より)
■PM 9:15 桃月学園 並木道
ザザザザ・・・
(強風吹き荒れる桃月学園の並木道。どこからしか声が聞こえる。)
???「ひょっとして、君が最初の祭候補か?」
スネーク「誰だ!?」
ザザザザ・・・
(どんどんと吹き荒れていく並木。)
???「ふふふ・・・とりあえず、君がここ桃月学園に招待されたことを祝いたいぐらいね。」
スネーク「ふざけるな!さっきから隠れないで、正体を見せろ!!」
???「正体?つまりこういうことか!」
ザザザッ
(並木に隠れていた声の主が月夜をバックにスネーク達の前に現れた。)
ヒュン!ヒュン!ヒュン!
(声の主からタロットカードが2〜3枚スネークに襲い掛かる。)
スネーク「伏せろ!」
妙子「きゃっ!!」
(妙子を抱きかかえて攻撃をかわすスネーク。)
・・・スタスタスタ
(高速でタロットカードが並木に突き刺さる。)
???「さすが伝説の戦士であるがゆえ、反射神経は高レベルか。」
スネーク「貴様は?」
???「我々新生桃月学園最大の勢力、「桃月九人祭」。
そして、餌食するパートナーとして呼ばれし者。
それがこの私、橘玲・・・。またの名を・・・。」
「 7 人 目 の 魔 女 」 ! !
「桃月九人祭」。
ウィルスとは引き換えに、学園をさらなるカオスに祭り上げる存在。
意外な強敵によって、事態は混迷を際だてる。
玲「お前が伝説の傭兵。ソリッド・スネークか。」
スネーク「なぜ、俺の名前を知っている?」
玲「噂ではな。君の活躍は既に全世界でも伝わっている。
たった一人で危険に立ち向かう勇気強さはあまりにも有名な話だ。」
スネーク「俺はウィルスをこの世から解放し、学園に平和を取り戻す。
その為にここに来た。お前なら何か企んでいるようだな?」
玲「さあね。過去に桃月ウィルスは発生したが、残念ながら全てが謎のまま解決したようだ。」
スネーク「謎のまま解決してしまった?」
玲「私にもわからないが、全ての根源は恐らくこの学園のどこかにあるはずだ。
今、新型のウィルスが発生した以上。
もう逃げる道は無い。」
スネーク「じゃあ俺達が見たものは・・・。」
玲「確かに、君達が見たものは恐らく新型のウィルスだ。
多くの生徒達はまだウィルスに感染し始めている状態かもしれないな。
まして、それを目にした時には既に学園中がウィルスに取り囲まれたのかもしれないね。」
スネーク「ということは、前から既に新型のウィルスが発生した?」
玲「・・・私が感染した新型のウィルスとは今までのものとは違うタイプでね。
普通では考えられないある特殊な効能が含まれている。
君は知っているかな?新型の桃月ウィルスは・・・ただの病原体じゃないのよ。」
スネーク「何?」
玲「時間が来ればいずれ新しい情報が入るように設定されている。
言わば私達、誰かに操られているのかもしれないわね。」
スネーク「操られているだと?」
玲「・・・うっ!!」
ドクン・・・ドクン・・・
(突然、右手で心臓を抱え倒れそうになる玲。ウィルスによって操られている様子。)
スネーク「おいっ、どうした?!」
玲「ハァ・・・ハァ・・・」
(玲の額に「桃」という文字が赤く点滅している。)
スネーク「額の「桃」の文字が光って点滅している・・・これは?」
玲「・・・どうやら・・・君達と話をしている暇はないようだ。
スネーク、君達に新型の桃月ウィルスのことなどを教えるわけには行かない。」
ヒュン!
(一足先に早く立ち去る玲。)
「桃月ウィルス」とは裏腹に「桃月九人祭」という存在によって。
学園の謎がさらに深まる中。作戦はひとまず最初の段階へと走る。
(第05話より)
■PM 10:00 桃月学園旧校舎 1F ロビー
(旧校舎のロビーでは敵に察知しないよう消灯をしたまま。
ただ、非常口の誘導灯だけが不気味に光っている。)
スネーク「どこも見当たらないな。」
妙子「何か不幸なことが起きるんでしょうか?」
スネーク「まさか。まんまと罠にはめられているのかもしれないな。」
???「さすが、ソリッド・スネーク。伝説の傭兵はまだ健在ね。」
スネーク「誰だ?」
???「伝説の傭兵なら、見破るぐらいのレベルだと思うわ。
私がステルス迷彩を装着しているならわかると思うけど。」
スネーク「ステルス迷彩だと?」
ビリッ!!
(ステルス迷彩コートを着た者。衣装が自然に破けて下半身に黒いヒラヒラ部分が微かに見える。)
???「あっ・・・衣装が!!」
スネーク「ん?」
サッ・・・
(ステルス迷彩コートを着た者が慌てて黒い部分を隠す。)
スネーク「どうした?」
(ステルス迷彩コートを着た者に近づくスネーク。どうやらわかっている様子だ。)
スネーク「一つ聞いていいか?」
???「何よ。」
スネーク「お前、衣装を着るサイズは合っているのか?何か腰に黒い部分が目立って見えるが。これは?」
???「・・・っ!!」
パシュン・・・フォーーン
(ステルス迷彩を解除した音。コートを着た者はスネークより身長が低い女子生徒だった。)
スネーク「ほら見ろ。どんな部分でも見えるものは見・・・え?」
???「私のどこが悪いんだよーー!!この変態野郎!!!」
ドガッ!バキッ!ボスッ!ブコッ!
(女子生徒に殴られるスネーク。かなり痛い。)
スネーク「ぬぉわぁあああっ!!」
妙子「女の不幸は怖いですぅ(泣)。」
1年B組。綿貫響。
レベッカ宮本と友に学園の危機から逃れられた。
桃月学園唯一の生徒会諜報部所属の女子生徒であり。
「フィランソロピー」に任務依頼のメールを送った一人でもある。
研究室の予備施設に引きこもっているレベッカ宮本と共に。
桃月ウィルス発生の謎とウィルスを解放する手段を探るため、ウィルスの駆除活動に参加する。
だが、ウィルスに立ち向かうメンバーが揃ったのもつかの間。
また新たな動きが彼らを襲った。
(第06話より)
(予備施設の入り口から妙子が出て来た。)
妙子「あのー。スネークさん?」
スネーク「妙子。ここにいたのか。何があった?」
(妙子から一通の手紙を渡すスネーク。)
スネーク「手紙?」
妙子「何でしょう?恐らく今は流行らなくなった不幸の手紙の再来ではないでしょうか?」
スネーク「それはどうかな・・・。」
(妙子から届いた手紙をスネークが読む。手紙にはこう記されている。)
この間、地味な人を用意しました。
よかったら、一階のどこかに潜んでいると思われます。自力で探してください。
桃月春の十結集。または、
あなたのイチ・ジョーかもしれません。
スネーク「何だこれは?」
レベッカ「恐らく、あいつだ。」
スネーク「あいつとは何だ?先生。」
レベッカ「うちのクラスで学級委員長を担当している一条さんのことだ。」
スネーク「誰だ。その一条さんという人物とは?」
レベッカ「うちのクラスでは特に謎の多い人物だ。
生徒達のうわさでは、現代には慣れない習慣や知識。
それに理解不能な言葉も利用している。
それだけじゃない。彼女には妹もいる。
妹も同じ性格だが、お互い悪巧みなことを起られなければいいのだが・・・。」
スネーク「一条には妹もいるのか。」
レベッカ「しかし、問題はその一条さんが企んだ行動だ。
前に話した姫子もその一条さんの手下になるとすれば・・・。
「桃月春の十結集」みたいな部隊名がひそかに存在していたのかもしれない。」
スネーク「何だ。その「桃月春の十結集」というのは?」
レベッカ「さあな・・・。初めて目で見る名前だ。
恐らく、一条さんのとった行動というのはそれの事であろう。
何かわかったら、後で無線連絡する。」
スネーク「ついでに、手紙に書かれた地味な人っていうのも気にはなるな・・・。」
レベッカ「とにかく、一条さんの仕掛けた罠には気を付けたほうがいい。
彼女の考えた策略は極めて困難だ。」
スネーク「大丈夫だ。困難な時でも必ず任務を遂行する。それが俺の仕事だ。」
■PM 11:20 桃月学園 1F 科学実験室
(学園内の科学実験室。
室内は飾り物やテーブルクロスで包まれた実験台などで喫茶店をイメージしている。
看板には「戦国メイド喫茶桃月 改」が大きく習字で書かれている。
室内では謎の人物がメイドの格好をしたくるみに服を破かれて悲惨な姿にさらされている。)
くるみ「やめてっ!
そんなに襲われたら私・・・。」
???「受けてみるがいい・・・
これがジジイの闘魂注入のイグニッションだぁ!!」
くるみ「い、いやああああーーーっ!!!」
(謎の人物によって淫らな行為をさせられるくるみ。
入り口付近で黒装束の人がひっそりと覗いていた。)
黒装束の人「スネークさん。早くしてください。
あなたのお目当ての人が目茶苦茶にされてしまいますよ。
地味なだけに、ジミ・ヘンドリックス・・・。」
くるみ「もうやだ〜〜この学園!!
ららるぅぅ〜〜〜・・・(泣)」
ACT 1 PEACH MOON ATTACK
END
あとがき
お久しぶりです。SSSSです。
今回、書く時間すらない唯一の打開策として「PMA」の総集編を書くことに決めたのですが。
それでも時が経つのって早いような気がするなぁ。
自分では仕事の合間とかこういった休みの日にしか執筆は出来なくなってしまったのですが、
年齢が年齢を重ねた結果これだよ(笑)
まあ、出来るだけこの妄想脚本も完結するように努力をしなければならないし。
忙しい日々をおくっているわけです。
とりあえすマターリがんばってみますです。
それで、今回の総集編では3つに分けて投稿する予定です。
今回書いたACT1では過去の作品をコピペするだけではなく、
総集編には打って付けのナレーションを付けたり、
違和感を無くすためにちょっとだけ台詞を修正あるいは追加したりと、
素直に新鮮な感じで次回以降もこのスタイルで見て頂ければいいなぁと思います。
特に、最後のくるみとジジイのヤリトリの新規台詞のネタ
時代が変わってもやるべき事は変わっていません。
これを機に、今後「PMA」のストーリーがどんな展開を見せるのか?
自分も出来るだけクライマックスに向かって執筆してみようと思います。
最後に、これを見ているアムザック氏に感謝です!
生きていたらご報告をよろしくお願いします。では、また次回。
アゲトコウ
だいぶ前に絵を貼った者だけど、またチャレンジしてみていいかな…?
浮上
保守!
まさかの浮上
ほっしゅ
359 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/06(月) 05:33:38 ID:kby8Pojj
アムザックはどこにいったのやら
360 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/20(月) 09:06:10 ID:D2QRxN7I
保守
361 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/26(日) 21:59:51 ID:pMnPbxHo
保守
362 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/07(金) 06:29:35 ID:4Q0anmvT
任務続行せよ
浮上
一体何が始まるんです?
スネーク「こちらスネーク。大佐、山道の中で遺体らしきものを発見した。」
大佐「気を付けろスネーク。そこは、登山客の訪れる場所として有名だ。
くれぐれも、その遺体に触れてはいかん。」
スネーク「まってくれ、大佐。」
大佐「何だ?」
スネーク「これは・・・?」
大佐「・・・?」
スネーク「大佐。いろいろ、映画ではお世話になっていたな。」
大佐「まさか!?」
スネーク「ああ、そうだ。俺達は支えになっていた者に感謝をしなくてはならない。」
大佐「スネーク・・・。」
スレとはまったく関係の無いネタですが、臼井氏が無事であることをお祈りします・・・。
>>365 追記という名のチラシの裏
予定としてはまだ未定なのですが、総集編第2部はまだかかる見たい・・・。
というか、この間PCデータが完全消去されるトラブルがあって未だに書ける時間が無いみたいです。
来年には出せるという目標にしたいと思います。
それと、体調管理が気になるところですが。いつ完結するかわかりません。
正直死ぬという事は本当に怖いです・・・。
自分がもし山で遭難してこうなってしまえば、そんな感じになるかもしれません。
命というものは一生に一度しか出来ません。粗末にしないで下さい。お願いします・・・。
さて、話はPMAに戻りますが、まだまだ書ける段階にはなっていません。
終わりの構成もちゃんと考えてあるのに。外での仕事は忙しい・・・。
そんな毎日が続いています。
いろいろ長い間待たせて本当にごめんなさいです。
なんとか状況が落ち着かせるように努力する次第であります。
そんなわけで今は収穫時期もラストスパート?になるかもしれないSSSSからのお知らせであった。はぁ・・・orz
保守
保守
いまのうちにあげとく
保守
大晦日挙げ
ぷい
373 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/27(土) 08:02:25 ID:GlDkmRJ6
カキコミテスト
浮上
もうひとりになってしまった・・・orz
浮上
俺達のぱにぽに熱はまだ終わらない!