672 :
薔薇乙女戦争:2006/05/07(日) 12:42:17 ID:pF2wROpO
>>654 遅れて竜巻から脱出した真紅は、目にした現実が悪い夢としか思えなかった。
白銀の大地を汚す血の色の染み。その上に重なって倒れる金糸雀とジュン。その横で宝石を手に載せて微笑んでいる薔薇水晶。彼女の手には、紅い水が滴り落ちる剣。
薔薇水晶が気配に気付いて振り向いた。
面が合い、立ち尽くす真紅の表情が呆然のそれから無表情のそれへと変わる。
「ジュンを、どうしたの……?」
一見、穏やかな声で尋ねる真紅。
しかし、その奥底には計り知れない激情が垣間見える。訊くまでもなく、彼女は事態を把握していた。
薔薇水晶もそれを知りながら、一切の怯みも見せず淡々と答える。
「彼は死にました。でも、心配はいりません。苦しまないよう、一瞬でしてあげましたから」
瞬間的に真紅の感情が爆発した。
今の彼女の心を支配しているのは悲しみではない。目前の妹に対する憎しみだけだ。
これまで憎まれてばかりだった真紅は、初めて憎む側に立ったのだ。
薔薇水晶は並ならぬ怒気を肌で感じ、宝石鑑賞を早々と切り上げた。
二つの輝きが掌から舞い、彼女の胸元へと吸い上げられる。そして、彼女は金糸雀と雛苺の魂を吸い込んだ。
「胸が、熱い……!」
体内でローザミスティカの吸収が始まり、薔薇水晶の胸を焦がす。言いようの無い高揚感に満たされ、体の底から力が湧き上がる。
一方の真紅も、相手の力が増すのをただ傍観しているだけではなかった。どこから取り出したのか、掌にはローザミスティカが。
「薔薇水晶……貴女は地獄に堕ちるべきだわ」
手の中のローザミスティカが呼応するように輝きを増す。翠星石の魂も愛する者の仇を許せないのだろう。
真紅は両手を胸元に当て、翠星石の命を吸収した。もはや、彼女に姉妹を思いやる心はわずかも残っていなかった。
673 :
薔薇乙女戦争:2006/05/07(日) 12:43:11 ID:pF2wROpO
睨み合って対峙する真紅と薔薇水晶。
ローザミスティカの持ち数は真紅が二、薔薇水晶が四。数値上は薔薇水晶が有利な感は否めない。
しかし、真紅には別の力の源があった。それは、凄まじい憎悪で燃え盛る心だ。
かつての水銀燈がそうだったように、狂気は時に恐ろしいまでの力を生む。
ジュンの亡骸を前に、真紅の感情は天井知らずで昂ぶっていた。
先に動いたのは薔薇水晶だった。前方に翳した掌から、水晶の飛礫を無数に放つ。先の尖った水晶は、弓矢の雨と同じだ。
真紅は花びらの舞で反撃しながら回避運動を取る。薔薇水晶も花びらから回避するために後ろに跳ぶ。
激闘の幕が再び上げられた。
薔薇水晶は水晶を放って距離を置こうとする。
真紅はそれを嫌い、花びらの盾で防ぎながら突撃を繰り返す。闘争心剥き出しの彼女は、一秒でも早く薔薇水晶を叩きのめしたかった。
殺気を異常なほど振り撒く真紅に、薔薇水晶は押される形となった。それでも、ローザミスティカの数が上回る相手の攻撃を掻い潜って接近するのは至難の業だ。
「くっ……なかなか近づけないわ」
逆上して闇雲に突っ込んでいた真紅も、戦法を考えざるを得なくなった。忌々しく吐き捨てた彼女は、思案を巡らす。
その時、不思議とすぐにアイデアが浮かんだ。なんとなく、真紅は誰かに助言された気がしたのだ。そして、彼女は道具を出す。
674 :
薔薇乙女戦争:2006/05/07(日) 12:45:03 ID:pF2wROpO
「スィドリーム!」
翠星石の人工精霊の名を呼ぶと、手元に如雨露が現れた。翠星石愛用の庭師の如雨露だ。
真紅は如雨露を持って駆け回る。すると、いつしか周りには濃い霧が立ち込めていた。
「どこ……?」
薔薇水晶は濃霧で真紅を完全に見失っていた。しかし、焦りは無い。彼女にも考えが思い浮かんだのだ。
「ピチカート」
薔薇水晶の手には金糸雀のバイオリンが現れる。
このバイオリンの力で霧を振り払おうと言うのだ。彼女は弓を構えて音を奏でる。
しかし、それは失策だった。音を出してしまっては、位置を教えているようなもの。
真紅はここまで計算していたのか、少しも霧が晴れないうちに薔薇水晶の位置を捉えた。
死角から真紅がスピードを上げて忍び寄る。
霧と楽音が隠れ蓑になり、気付かれる様子は無い。薔薇水晶の思いつきはことごとく裏目に出ていた。
この思いつきは、彼女が身体に宿している金糸雀、雛苺、蒼星石の抵抗だったのかもしれない。ジュンは、彼女達の誰からも好かれていたのだから。
千歳一隅の好機。背後を取った真紅は必殺の意を込めて掌の一点に力を集中し、至近距離から花びらの大砲を撃ち抜いた。
「――ッ!?」
突然、薔薇水晶の背中に衝撃が起こる。
叫び声を上げる間も無く前方に吹き飛ばされた。
その威力は半端ではなく、体に風穴が開くかと思ったほどだ。真紅の攻撃は背後からでも容赦無しだった。
675 :
薔薇乙女戦争:2006/05/07(日) 12:46:40 ID:pF2wROpO
程なくして霧が晴れていく。
真紅が霧に消えた薔薇水晶を捜す。近くには見えない。手応えは充分あったが、念のため周囲を一度警戒してから目を凝らす。
すると、遥か遠くに倒れ伏しているのがぽつんと見えた。全力攻撃の衝撃であそこまで飛ばされたのだ。動く様子が無いのを見ると、致命傷を受けたようだった。
倒れた薔薇水晶の耳に小さな足音が入る。真紅が止めを刺しに来たのだ。それが判っていて立てない彼女には、もう戦う余力は無かった。
それでも、何もせずに殺られるのはご免だった。彼女は足音のする方に寝返りを打ち、ゆっくりと歩いて近づく真紅を眼帯をしていない右目で睨む。
「私の勝ちのようね」
頭のすぐ脇に立った真紅が、見下ろして勝ちを宣言した。
彼女の瞳は氷のように冷めていた。アリスゲームの勝者となれた喜びの色は髪の毛一本ほども見えない。
ジュンを失った彼女の怒りは、それほどまでに大きかった。
「まだ、負けてません……ッ!」
しかし、薔薇水晶は諦めなかった。這いずるようにして真紅の左足を掴む。彼女はアリスへの道を渇望していた。全ては、愛するお父様のために……。
そんな行動が真紅の癪に障ってしょうがない。顔を顰めた彼女は、掴まれてない右足を高く上げた。そして、ありったけの力で踏みしだく。
「あぐっ!!」
ボキリ、と鈍い音がした。
苦痛で顔を歪めていた薔薇水晶が自分の腕を見る。
右の手と手首が分断されていた。
それでも、彼女は諦めない。何かに取り憑かれたように、左手を伸ばして掴む。
676 :
薔薇乙女戦争:2006/05/07(日) 12:48:02 ID:pF2wROpO
「いっ……!!」
間髪置かず、先程と同じ鈍い音が鳴る。左腕も折られたのだ。今の真紅に相手を哀れむ心は無い。
両手を失っても尚、薔薇水晶は抵抗を続ける。手首までしかない両の腕で、硬い雪の上を這う。今度は口で噛み付こうとでも言うのか。
「お父様のアリスに……私が、なります……!」
「目障りだわッ」
真紅が思い切り蹴り上げた。薔薇水晶は見事な放物線を描いて宙を舞い、きれいに頭から落下した。
薔薇水晶は動かなくなった。
しかし、まだ目は死んではなかった。仰向けになった彼女は、見下ろす真紅をぎらぎらとした目で睨む。
真紅はステッキを取り出した。
その絶望に濁らない目が我慢できなかった。眼帯で片目しか見えない分、余計に目に付く。
杖の先端を薔薇水晶の右目の上に持っていく。
それでも、薔薇水晶は怯えない。目を閉じない。
真紅は真上に杖を上げ、そのまま真下に衝き下ろした。
「キャアァアアアアアア――ッッ」
硝子の瞳が砕け、誰も居ない世界に絶叫が響き渡る。そして、脆くなっていた薔薇水晶の心も砕けた。
つづく
677 :
ケットシー:2006/05/07(日) 12:51:36 ID:pF2wROpO
真紅ブチ切れ。暗くなってますなぁ。
容量制限が迫ってきたので次スレ立ててきま〜す
678 :
ケットシー:2006/05/07(日) 12:56:58 ID:pF2wROpO
680 :
ケットシー:2006/05/07(日) 14:54:22 ID:pF2wROpO
下手でも褒められるから手厳しい個別スレに投下する猛者はいないのね
向こう虐待ばっかだしね
真紅の勝ちか……
しかし銀様の安否が気になるな…………
銀様は死にません!!!
うーん、いよいよクライマックスの予感・…
どうまとまるんだろう…ローゼンが出て来て元通りとかさらなる強敵エンジュの出現とか
夢オチだったとかその後どうなったかと言うと…まだここに居るのですみたいなツゲオチだったりとか
デウスエクスマキナっぽいのじゃないのおながいします。
た
687 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/11(木) 07:36:24 ID:tLanITBq
いけるか?
何が?
みんな次スレに移った様だけど、ここはどうする?
落ちない程度に保守するか、投下されたSSについて雑談で埋めるか、放置するか…
んじゃスレの総括ってことで、今スレのオスカーは誰のSSに?
総合スレではデュードがパルムドールを受賞しそうな勢いだが。
デュードさんは質もさることながら量が半端じゃないね。
中にはいい加減なのもかなりあるけど。
虐待が嫌いな人は評価しないし。
あっちのスレは放置ですか
様子を見てるだけで、別に放置してる訳じゃないが…
というか、銀英伝のパロ落したのオイラだしw
暗いのだわ…… ジュン…… なぜ明かりを点けないの……?
意識が覚醒し、うっすらと目を開け、わずかに沈黙。
真紅は、自分を取り囲む世界が昨日までとは全く違ったものになっている事に気付いた。
「ここはどこ……?」
立ち上がってみる。 地面は確かにあるのだが、上も下も分からない。 仄暗く漂うおぼろげな光だけが、漂う雲霞を照らしている。
なんと寂しく、なんと悲しげで……そして、どことなく安らぎを感じる光景なのだろう。
「これが、あの世……なのかしら。」
最初に受けた印象を口に出する。 確信は無かった。 しかし、その言葉が幽玄な世界を確固たるものとした。
辺りに漂う雲霞が晴れる。 墓碑。 墓碑。 墓碑。 そこには無数の墓碑が漂っていた。
何とはなしに墓碑へ手を伸ばす。 触れられそうなほど近くにあるのに、空を泳いだ手には何も残らない。
この世ではない。 nのフィールドですらない。 となれば、自分は。
「……アリスゲームに、負けたのでしょうね。」
不思議と気分は落ち着いていた。 悠久の闘いから解放された喜びのためだろうか。
分からない。 だが、傍目にも薄気味悪いはずのこの空間に、怖いほど安息を感じているのは確かだ。
自分はようやく、あるべき場所に辿り着いたのかもしれない。
「少し、歩いてみようかしら……。」
思えば、箱庭の中で生きた生涯だった。 私は人形。 持ち主の住む家が、世界のすべて。
今、こうして歩かなければ気付かなかっただろう。 世界は、こんなにも、どこまでも、開けているのだ。
世界を分かつ国境線など、人が生まれる前には無かったのだ。
真紅の心を一抹の寂しさがよぎる。 この気持ちを、ジュンたちにも伝えたかった。
感傷のままに歩を進める。 帰る所も、いるべき所も、今は無い。 自由である事は、不自由である事なのかもしれない。
はじめまして。 ふと、後ろから突然の声。 人? 振り返ると、不可思議。 何も無かったはずの場所に、お茶を飲む少女たちが現れた。
少女たちはみな、独創的な身なりをしていた。 もっとも、私も人の事は言えないけれど。
品のいいテーブルを囲み、穏やかにお茶を飲む彼女たちを見て、この輪こそ自分の居場所なのだと直感的に悟った。
「はい、真紅ちゃん。 紅茶でいいかな? 分からない事、聞きたい事ばかりだよね。 私に分かる事だったら何でも聞いて。」
一人の少女が、紅茶を淹れてくれた。 制服なのだろうか。 肩はむき出し、髪は染髪。
およそシックとは言えない出で立ちだけれども。 健康的な笑顔と物腰で、心優しく家庭的な女性だと窺い知れた。
「私の事はマイって呼んで。 真紅ちゃんの事を知っているのは……本当なら、ここには来てほしくなかったから。 私たちのように。」
マイは悲しげに顔を曇らせている。 優しい子だ。 その想いを受け、私もまた言葉に想いを込めて問い掛けた。
「ありがとう、マイ。 でも、私は知りたいの。 ここは何処なのか。 私は何故ここにいるのか。 ここは……死後の世界なのかしら?」
「……そうでもあるし、そうでもない。 ここに居るのはみな。 近しい誰かの手によって命運を絶たれたものばかり。」
……近しい誰かの手に。 悲しい響きだ。 辺りを漂う墓碑が淡い輝きを放ち、少女たちを照らしている。
彼女たちの纏う寂寥感の理由が理解ったような気がした。 そして私も、もうこの中の一人。 近しい誰か。 愛しい姉妹たちの誰か。
「そう……。 やはり私は、アリスゲームに負けたのね……。」
誰に言ったわけでもなかったのだが、その言葉に反応してマイが首を横に振る。 ? ……どういう意味なのかしら。
「違うわ、真紅ちゃん。 あなたはアリスゲームに勝った。 ここに来たのは、まったく別の理由。 ……見て。」
突如、目の前が湖面のように漣を立て、鏡のように光景を映していく。 あれは……ジュンと、翠星石だ。 でも、なんだか様子がおかしい。
いつも顔を合わせれば喧嘩ばかりの二人だったのに、今は一ミリの隙間も見出せないほど、ピタリと体を寄せ合っているようだ。
「はい、ジュン♥ この卵焼きは自信作なんですよ? ほら、あ〜んですぅ♥」
「ば、馬鹿、やめろよ……はっ、恥ずかしいだろ。」
「えぇっ。 ひどいですぅ。 真紅に負けちゃって、私はジュン無しでは生きていけない体になったというのに……よよよよ。」
「へへ変な言い方するなよ! 契約だったら、真紅に負ける前からしてただろ!?」
「はいです。 真紅に負ける、ずっとずっと前から。 私はもうジュン無しでは生きていけなかったのです。 ……それくらい、気付けです……。」
「……翠星石。」
「ほら、また。 私はもう、翠星石じゃないです。 じゅ、ジュンの……お嫁さん……の……桜田石ですぅー!」
「桜田石ぃーーー!」
……………………。
この殺したいコントはどう解釈すれば良いのだろう。 理解不能の事態に、私は途方に暮れてマイを見た。
マイはと言えば、さっきまでの表情が嘘のような最高の笑顔。 少女たちに謎の垂れ幕を持たせると、みなで引っ張って一気に広げた。
『 よ う こ そ ! ヒ ロ イ ン 墓 場 へ ♥ 』
「どういう事なのだわああぁあぁぁぁーーーーっッ!!!???」
「くっ、『の・せ・てぇ〜』のあいつさえいなければ……私が! 私がぁ〜!!」
「枢って何よ、枢って! それ本当に日本人の名前!?」
「あんたらはまだいいわよ! 私なんて、よりにもよって男にヒロインの座を追い落とされたのよォーー!!」
少女たちは今や鬼女の集団と化していた。 先程までの済まし顔は演技だったのか。 醜い。 なんと醜いのだろう。 悲しさすら感じる。
さらに悲しいのは、このヒロイン墓場を一瞬でも還るべき場所だと感じてしまった自分だ。 駄目だ。 認めるわけにはいかない。
「私は! れっきとしたヒロインなのだわ! 人気も存在感も、なんら問題は無いはずよ! 貴女たちとは違う!!」
私の反論を鼻で笑い飛ばすマイ。
「笑わせないで! ヒロインには絶対に不可欠なものがある! 『逆境』と『ロマンス』! この二つでファンを魅了してこそ真のヒロインなの!
『順風満帆』はヒロインを殺す遅効性の毒なのよ! 真紅ちゃん! あなたは『順風満帆』に浸ってなかったと言える!?
『逆境』は水銀燈ちゃん! 『ロマンス』は桜田石ちゃん! ライバル二人に勝る場面を演出できたと言えるのぉぉーーー!!??」」
「 桜 田 石 言 う な ! ! ! 」
思わずレディの品格に欠けた返答をしてしまった。 くっ、ヒロイン不適合者の分際で腹立たしい……!
腕もげ〜絆パンチは最高の逆境だったし、「ここを動かないわよ、ずっとよ」は立派なロマンスだったじゃないの。
得意げに弁舌を奮ってはいるが、そもそもマイの場合、単純に怒っている時の鬼面がいけないのではないだろうか。 怖いもの。
でも、彼女たちの言う事にも一理ある。 私は順風満帆な現状に満足してはいなかったか?
高みを目指す心を失ってはいなかったか? アリスゲームに勝ってもヒロイン争いに脱落するようでは、到底アリスには届かない。
……もう、駄目なのか? ……いいえ。 違うわ! これが逆境よ! これこそがヒロインの証。 ならば。 私は諦めない。 最後まで闘う!
「闘うって事は生きるって事なのだわ!」
「あだっ!!」
勢い良く飛び起きたヘッドドレスが、ジュンの眼窩に突き刺さった。 ……え? ジュン? 地面をのた打ち回る下僕を尻目に、辺りを見回す。
のり、雛苺、翠星石。 お馴染みの面々。 薄汚く、狭苦しく、懐かしい部屋。 間違いなくジュンの部屋だ。
「いっ、痛ってぇぇーー! この呪い人形! うなされてるから心配して来てみれば!」
猛然と抗議する下僕を無視して、状況を確認。 夢? 夢だったのね。 あぁ。 お父様は私を見捨てなかった。 あの夢は警句だったのね。
今なら分かる。 あらゆるヒロインを包括した、究極のヒロイン。 それこそが、私の目指すアリスだったのだわ。 ……そうと分かれば。
「こ、こらぁ! お前、無視してないで、謝るなりなんなり……」
「もぉー、ジュンくんったら、そんなに怒っちゃイ・ヤ・だっちゃ♥ ……えへっ。 ごめんなさいにゃん♥」
ぴしっ。 ギャラリーが停止する。 次の瞬間、なぜか私はヒロイン墓場にいた。 <<おわり>>
墓場に落とされた他のヒロインは誰ですか?
何はともあれ最後の真紅は端から見たら狂ったようにしか見えませんね。
笑わせてもらいました。
エアギアの林檎がいる事だけはわかったwwwww
GJ!
ワロタ
蒼星石と雛苺も来ることになりそうだね(笑)
笑わせてもらいました。GJ!
多分、鬼面舞衣茸が入ってる気がする…
ワロタw
マイマイワロタwwwww
706 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/21(日) 15:36:43 ID:65GKuOBu
ほしゅ
有楽町から東京まで、延々と続く架線。
梅雨特有の不愉快な湿気が、夜の闇を満たしていた。
私の名前は桜田純一。 中小企業に勤めるしがないサラリーマンだ。
妻に若くして先立たれてからの15年、仕事だけを生き甲斐に暮らしてきた。
家路を辿る足を休め、頭上を走る山手線を見上げる。
趣味もなく子供もない私にとって、家とは睡眠を取るために帰るだけの場所に過ぎなかった。
帰らなくてもいいか。 不意に捨て鉢な衝動が込み上げる。
今日はまだ、週も半ばの水曜日。 本来ならば明日に備えて休息を取るべきだ。
だが、疲れてしまった。 愛する妻を失い、仕事だけをこなす日々。
それでも今まではこなしてこれた日々。 それなのに、今日、唐突に人生に疲れてしまった。
疑いながらも明日を信じていたのかもしれない。 だからこそ今日まで生きてこれたのかもしれない。
なのに、今日鏡の中から自分を見返していたのは。 希望もなく年老いていくだけの、単なる疲れた中年だった。
帰らない。 そう決めた時、不安と恐怖の片隅で、不思議な快さを感じた。
仕事も辞めよう。 もちろん辞めますと言って今日明日に辞められるような会社など無いが。
それでもいい。 明日は仮病で会社をサボればいい。
会社を辞めたら、毎日ぶらぶらと暮らそう。 僅かな蓄えを使い切ったら、妻の下へ逝こう。
疲れた。 もう疲れてしまった。 もう挑戦も、新しい事も要らない。
ただ、妻に会いたい。 もう一度めぐに会いたい。
この人生が終わった時、私はめぐのいる天国に行けるのだろうか。 それだけが不安だった。
陰鬱な梅雨にあてられたのか。 私の思考も暗く暗く回って落ちていく。
ここに居ても仕方がない。 東京まで歩くか。
目をやれば、架線に立ち並ぶ幾多の店。 仕事帰りの人々の楽しげな表情に、言い知れない嫉妬と羨望を覚える。
思えば、めぐが生きていた頃はこの店を一軒一軒眺めて、二人で戯れたものだ。
彼女を失ってからというもの、私は生気に溢れたこの通りを、無意識に避けていたのかもしれない。
そうだ。 あの店。 最後に訪れたのはいつになるだろう。 「アリスゲーム」。 めぐが名付け親になった、場末の小洒落たバー。
……行ってみようか。 行こう。 今日は、少しでもめぐの事を思い出していたかった。
アリスゲームに着いた私は、入店を躊躇っていた。
品の無いネオンと、いかがわしさを感じる入り口の男女。 私の記憶の中の店とは、何か雰囲気が違っていた。
私の知っていたアリスゲームは、老若男女を問わず憩いの場となる品の良いバーだった。
今私が目にしているけばけばしい店構えとは似ても似つかない。
これではバーではなく、スナックと呼ぶ方が相応しい。
そう考えて自嘲する。 40過ぎの疲れた男やもめ。 スナックの方が相応しいのは私も一緒のようだ。
「あらぁ。 ひょっとしてぇ……あなたジュンじゃなぁ〜い?」
舌っ足らずな口調で僕を呼ぶ声。 急激に懐かしさを呼び覚まされた僕は、声のした方向に振り返った。
「銀ちゃん……。」
間違いない。 めぐの親友だった女性。 夢に燃えてアリスゲームを開店した、美貌の才媛。
年月は残酷だった。 あれ程美しかった彼女の容貌も、今や廃墟そのものだ。
めぐより年上だった彼女は今40半ば頃。 年の割には若く見えるが、やはり衰えは誤魔化しようが無かった。
顔だけではない。 彼女を蝕む年月という名の年輪は、あらゆる場所に見え隠れしていた。
厚化粧にぬり込めて隠していても、私には分かってしまった。 彼女もまた、人生に疲れているのだ。
目の下の隈はもはや隠しようもなく、彼女の選んだ人生の過酷さがありありと見て取れた。
「珍しいじゃないのぉ。 ひょっとして、このうらぶれた『スナック』に飲みに来てくれたわけぇ〜?」
思わず苦笑が浮かぶ。 外見こそ衰えたが、シニカルで機知に富んだ感性は健在らしい。
「そんな所。 この店も変わったね……少し驚いた。 銀ちゃんは、変わらないみたいだけど。」
「見え透いたおべんちゃらはやめてよねぇ。 そうね……何もかも変わってしまった。
六本木なんかも随分発展しちゃってぇ。 うちに来るのはオジサンばかり。 お互い年を取るわけねぇ……。」
言葉に詰まる。 あれほどプライドの高かった彼女が、自分が敗残者であると認めるとは。 そんな言葉は聞きたくなかった。
めぐと丁々発止していた頃の彼女のままでいて欲しかった。
……やはり、来なければ良かったか。 思い出は綺麗なまま切り抜いて、アルバムにしまっておくのが一番だったのか。
なんと侘しい夜なのだろう。 それでも、一つだけ良かった事もある。
これだけ久し振りに会ったというのに。 私と銀ちゃんの間には少しの気詰まりも無かった。 めぐは、銀ちゃんの中にも生きているのだ。
雨の中いつまでも立ち話をするものでもない。 私たちは連れ立ってアリスゲームの階段を降りていった。
悲しいかな、店内にもかつての瀟洒ぶりは見る影も無かった。
憩いの『空間』を提供するはずだったアリスゲームは、酒と艶やかなホステスを提供するだけの店になっていた。
「まるでキャバクラよねぇ……理想よりもお金が大事なのよ、あの娘たち。 悲しいわねぇ……。
でもねぇ、軽蔑する一方で賢いとも思うわけ。 理想だけじゃ生きていけないって、あの年で知ってるんだものねぇ……。」
ウイスキーをちびちびとやりながら、銀ちゃんの話を聞く。
話の内容はみじめなものだが、それでもいい。 彼女の疲労を分かち合う事は、不思議と苦では無かった。
「あれぇ、ママ。 珍しいじゃん、営業スマイル抜きでしっぽりしてるなんて。 ひょっとして彼氏?」
茶化すような声に面食らって咳き込む。 私と銀ちゃんが? そう見えるのだろうか。
「下らない事を言うんじゃないわよぉ、トモエ。 ほら、お客さんが待ってるじゃないのぉ。」
「はいはぁ〜い。 あらぁ梅ちゃんセンセ、今日も来てくれたのねぇ……」
元気な声が遠ざかっていく。 どぎつい化粧と衣装だが、なかなかの美人だった。
「あの娘がうちのナンバーワンのトモエ。 私ほどじゃないけど、まぁまぁ美人でしょぉ?」
銀ちゃんがカラカラと笑う。 釣られて私も笑顔になる。
笑うとこじゃないわよぉ、との発言に、またしても笑い声を立てる。 不思議な気持ちだ。
社交辞令として彼女に「変わっていない」と言った私だが、奇しくもそれは的を射た発言だったようだ。
思えば、昔から銀ちゃんは人を元気付ける達人だった。
めぐが心から愛した、彼女のその稀有なる資質。 それは年月で色褪せてしまうような物ではなかったのだ。
ここに来て良かった。 私はそう思い始めていた。 だが。
「ジュン……? なんでこんな所に……?」
後ろから、私を呼ぶ男の声。 このパターンは本日二度目だ。 しかし一体誰だろう。 私は何故だか不吉な予感がした。
振り返った私。 その男を見た瞬間、視神経が悲鳴を上げた。 確かに見覚えのある男。
かつて銀ちゃんの恋人だった男。 私と親友だった時期もあった男。 だが、ある時期を境に、彼は私の前から姿を消したのだ。
そして今、長い空白の期間を経て再会した彼は……「彼女」になっていた。
筋骨隆々とした大男がフリフリとした少女趣味全開の真っ赤な服を着込んだその光景は、一種の悪夢としか思えなかった。
「真吾……だよな? あの……一体どうしたんだ? その惨状は……。」
「真吾だなんてイヤン! 今の私はオ・ン・ナのコ。 キューティービースト『真紅』って呼んで、ね?」
衝撃で言葉が口から出てこない。 性転換。 まさか、知人がするとは思ってもいなかった。
だって、お前は銀ちゃんと付き合っていたじゃないか。
「真紅ぅ。 お店の方には来ないでって言ったでしょぉ。 ……それに、今月の分はもう渡したはずよぉ。」
「今月は色々と入用なのよね。 いいじゃない、この程度。 それとも、ジュンを独り占めにしたかったのかしら?
貴女、昔っからジュンに首ったけだったものねぇ。 ジャ・ン・クの癖に。」
げらげらげら。 耳障りな笑い声と只ならぬ雰囲気に、店が静まり返った。
なんだ、この険悪さは。 真吾……いや、真紅の言葉には、明らかな悪意が込められていた。
銀ちゃんの顔色は固い。 私の知らない時期に、一体何があったのだろう。 ジャンクとは一体どういう事なのか。
いや、それより。 銀ちゃんが……私を? 私の胸は、年甲斐も無く早鐘を打っていた。
「ねぇジュン。 そんな汚いものでも見るような目つきは止めて頂戴。 私は自分の心に正直に生きようと思っただけ。
私も昔から貴方の事が好きだったのだわ。 見て、私を。 自分と比べて、溌剌としてると思わない?」
確かにその通りだ。 真紅は私や銀ちゃんよりも、遥かに若々しく見える。
生に対して貪欲に、生きたいように生きている人間と、生に蹂躙されて意気を喪くした人間の差。
だが。 とてもじゃないが、私には真紅を好意的に見る事はできなかった。
「やめろ真吾。 お前と銀ちゃんの間に、何があったのかは知らないが。 それでも敢えて言わせて貰う。
お前も一人前の大人なら、人前で銀ちゃんの顔に泥を塗るような真似をするんじゃない。」
真紅の顔が怒気で紅潮する。 皮肉げに口の端を吊り上げた真紅の顔は、急に40男の素顔に戻ったように見えた。
やがて銀ちゃんの方に向き直って紡いだ言葉には、どこか哀切が篭っていた。
「またなの? 銀子。 貴女は私から何もかも奪ってしまう。 もうジュンも貴女のものってわけね。 いいご身分だわ。」
「真紅……! 違う。 違うわ。 私たちは、何年か振りに再会したばかりなのよ。」
聞いているのかいないのか。 真紅は宙空に視線を漂わせたまま、懐かしむように続けた。
「なんだか疲れちゃった……。 ねぇ、純一、銀子。 あの頃は良かったわね。 私がいて、めぐがいて、純一がいて、銀子がいて。
何もかもが光り輝いていた。 ずっとあのままでいたかった。 ……なんで人は変わってしまうのかしら。
どうして幸せなままでいられないのかしら。 めぐが生きていたら違っていたのかしら。 それとも、現実は変わらなかったのかしら。」
真吾。 深い哀愁と、ノスタルジーが襲ってくる。 それは、まさしく私の気持ちだった。 おそらく銀ちゃんも。
思わず手を差し伸べようとして気付く。 真吾の手には刃物が握られていた。
「しっ、真吾……」
「お金がね、たくさんいるのよ。 借金で首が回らなくて。 それこそ、本当に内臓売るしかないくらい。
それでも何とかしようと思ってたんだけど。 なんだか、もう、どうでもよくなっちゃった。
……貴方と会って昔を思い出したせいかしらね、ジュン。 絆も、過去も、何もかも。 全部終わってしまえばいいわ。」
恐慌をはらんだ、痛いほどの静寂が店を包む。 私の身体は恐怖ですくんでいる。
会社を辞めるとも、めぐに会いたいとも思ったが、こんな最期はまっぴらだ。 こんな形で死にたくない。
逃げ切れるか? 分からない。 いや、それ以前に。
こんな状態の真吾を残して、銀ちゃんを置いて逃げるわけにはいかない。 ……私が、やるしかない。
なんとか突きを捌くんだ。 突きを……来た! 無我夢中で手を払おうとする。
しかし私の手は虚しく空を切った。 フェイント? 熱いっ。 差し出した手から、血飛沫。 ……切られた。
誰かが悲鳴を上げる。 警察だ! そんな叫びも上がる。 駄目だ。 間に合う訳がない。
鈍い輝きに魅入られたように、私は動けなくなった。 全てがスローに見える。 真吾の手が、少しずつ私に近付いて……。
「キャアアアアア! ママ! ママァ! 誰か! 救急車! 救急車を呼んでぇ!」
何が起こったのか分からなかった。 気が付けば、私は床に尻餅をつき。 眼前には、倒れこむ銀ちゃんの姿があった。
騒がしくなった店内に、トモエさんの叫び声。 ……。 さっ。 さっ。 刺されたのか。 銀ちゃんが。 私を、庇って。
放心したように立ち尽くす真吾を、客たちが押さえ込む。 真吾は一切の抵抗もせず、されるがままだった。
ぎっ、銀ちゃん。 銀ちゃん。 銀ちゃん銀ちゃん銀ちゃん。 銀ちゃん!
駆け寄って絶望的な気分になる。 腹だ。 どうやって止血しろって言うんだ。 血が、流れる。 流れてしまう。
「ごめんなさいねぇ、ジュン……めぐの思い出の詰まった、大切な場所だったのに……最期に、こんなオマケを付けちゃった……。」
「馬鹿っ! 何を言うんだ。 最期なんて言うな。 思い出は思い出だろ。 大切なのは今だ。 銀ちゃんだ!」
腹の失血は地獄の苦しみだと聞いた事がある。 なのに。 銀ちゃんは、笑った。
「うれ……しい……。 ねぇ、ジュン、真吾を……恨まないで、あげて。 ……私ねぇ……子供のできない体質だった、の。
それに、彼の、言った通り。 真吾と結婚しても、ずっと。 …………ずっと、ジュンの事、が…………好き…………だったの。
彼から、子供のある家庭も、妻との愛情も、取り上げて、しま……た。 ぜん……ぶ……私……の、せ……」
体温は下がって、呂律は回らなくなって。 消えてゆく。 銀ちゃんの命が少しずつ消えてゆく。
嫌だ。 こんなの嫌だ。 誰か。 誰でもいい。 私はどうなってもいい。 銀ちゃんを。 銀ちゃんを助けてくれ!
「たすけてなのー。」
「雛ちゃぁん、何してるのぉぅ?」
「あっ、のりぃー。 ヒナね、おはなしを書いてたなの!」
「おはなし?」
「そうよー。 あのねのね、最近ジュンはヒナにご本を読んでくれるようになったのよ。
ヒナはそれがと〜っても嬉しいの。 だから、今度はおかえしにヒナがおはなしを読んであげるのよー!」
「まあぁ……。」
なんていい子なのかしら。 文字はよく読めないけれど、その健気さに、思わず頬擦りしたくなる。
まぁ凄い。 漢字も使ってるわ。 これは、う〜んと……有楽町……かな?
「雛ちゃん、すごぉい。 むつかしい字も知ってるのねぇ〜。」
「えへへへへ。 おはなしができたら、のりに一番最初に読ませてあげるねぇ〜。」
もぉぉ、ほんと可愛いっ。 天使みたぁい。
どんなお話なのかしら? 雛ちゃん食いしん坊だから、お菓子の家とかかな。
それともぉ、巴ちゃんみたいな子が出てきて、雛ちゃんと仲良くするようなお話かしらぁ。
うふふ。 楽しみねぇ。
「え〜と、ぎんちゃん、おへんじをしてなの〜……と。 まる。」
かきかき。 雛ちゃんが続きを書き始めた。 それがすっごく楽しそうで、思わず私も八の字まゆげ。
「うふふふふふ。」
「えへへへへへ。」
かきかきかきかき。 桜田家の午後は、今日も平和に過ぎていった。
ちょwwww雛wwwww
オチに大爆笑
雛!? 雛ああああああああああああああああああああああっっ!?!?
スレ落とさずになにやばいの投下してるんですかw
めちゃめちゃ真剣に読み入ってしまいましたよ。
GJ!
最初、何変なもの書いてんだって思ってたんですけどオチに大爆笑。
あんた天才だ。
ブワッハッw
ブワッハッw
面白かった、以外の表現が見つかりませんwww
メガトンGJ!
でも、前半の話はとても深い内容なのはわかるんだけど
なぜか心の中に、中々ストンと入ってこなかった
言ってる意味はわかるんですけどね
あぁ、私ももっと年輪刻まなきゃねぇ
真吾…もとい真紅で、漏電迷伝を思い出した件について
しんみりしながら読んでたのにw
なんだこれwwwwwww
01. 【 -- (怪談) 】 >3-8 (吝嗇)
02. 【 永遠のアリス 】 >13-16 (吝嗇)
03. 【 永遠のアリス 第二部 】 >18-24 (吝嗇)
04. 【 -- (母校) 】 >30
05. 【 お小遣い 】 >53-56 >134-137 >163-165 >184-188 (ケットシー)
06. 【 もしもシリーズ…もし水銀燈が優しかったら 】 >83-85
07. 【 薔薇乙女誕生の真相 】 >111 >115-116
08. 【 -- (戦争) 】 >122-124
09. 【 -- (戦争) 】 >151-152
10. 【 -- (戦争) 】 >157
11. 【 -- (ティータイム) 】 >169
12. 【 -- (油性マジック) 】 >175-178
13. 【 -- (蟻) 】 >210
14. 【 -- (蒼星石) 】 >216-219 (熊のブーさん)
15. 【 -- (七人の侍) 】 >227
16. 【 あべこべろーぜんめいでん 】 >238-242 >259-264 >301-303 >343-345 >408-412 >449-452 (ケットシー)
17. 【 魔法の言葉 】 >282-286 (吝嗇)
18. 【 ローゼンメイデンの秘密 】 >298 >469-470 (放蕩作家)
19. 【 -- (本) 】 >306
20. 【 -- (エイリアン) 】 >308
21. 【 ターミネーター翠 】 >313-315 >335-337 >358-360 >435-441 (熊のブーさん)
22. 【 DEATH NOTE 】 >322-328
23. 【 I'veの『Imaginary affair』を聞いていて、なんとなく思いついた 】 >364
24. 【 みっちゃんはね♪ 】 >367-374 (吝嗇)
25. 【 NOODLE 】 >390-396
26. 【 -- (ケロロ軍曹) 】 >420-421
27. 【 -- (パジャマ翠) 】 >424-430 (妄想のままに)
28. 【 14行縛り 】 >454 >495 >619
29. 【 薔薇乙女戦争 】 >458-461 >508-514 >539-542 >572-576 >650-654 >672-676 (ケットシー)
30. 【 -- (金銀入れ替わり) 】 >476-481 >562-568
31. 【 DOLL HOUSE 】 >485-492
32. 【 アルテマ 】 >505 >513 >519 >538 >671
33. 【 されざる者たち 】 >523-525 (吝嗇)
34. 【 お菓子選挙 】 >532-536 (妄想のままに)
35. 【 ぴんはっ! 】 >548-553 (吝嗇)
36. 【 《桜田さんちの薔薇少年》 】 >595-600 >641-645 (熊のブーさん)
37. 【 初めに言葉あり、言葉は神なりき 】 >602 (吝嗇)
38. 【 Web of Love 】 >606-612
39. 【 -- (ロマンシング・サ・ガ) 】 >624-626 >669
40. 【 乙女馬鹿一代 】 >656
41. 【 -- (巴) 】 >661-665
42. 【 GRAVEYARD 】 >696-698
43. 【 ANGELICA 】 >707-712
計 43 作品 おつかれさまでした