2 :
名前は誰も知らない :2008/07/27(日) 22:30:37 ID:JwmsgLirO
>>1 乙です
最近、北方謙三の水滸伝読んで感動した。カッコイイ漢たちが大活躍…
3 :
名前は誰も知らない :2008/07/27(日) 22:32:57 ID:kHVtnMGd0
村上春樹翻訳のティファニーで朝食を買った見た。
4 :
名前は誰も知らない :2008/07/27(日) 23:09:33 ID:P40vUTXn0
松本清張の鬼畜 パーッと読めた。暇つぶしにはいいかも カフカの城 重くて投げ出し気味。集中しないと読めない
小栗虫太郎の黒死館殺人事件が手ごわすぎる 本読むときは隅から隅まで読まなきゃ気がすまない俺には無理かも
とりあえず早くカラマーゾフに取り掛かりたいが忙しくていけない。
広瀬正の『マイナス・ゼロ』復刊したね この夏、お勧めの一冊です
フォークナーの『アブサロム、アブサロム!』を読んでる。
十数年ぶりに銀河英雄伝説で再読しようかと思ったが、 今は創元文庫なんだな。まだ全巻出てないみたいだが。 揃えると2万弱か。長くて時間かかるし他に積んでるのもあるし。うーむ。
12 :
名前は誰も知らない :2008/07/28(月) 05:24:07 ID:FLoU6W0m0
ミステリ板やSF板の住人少なそうだなこのスレ
レベルが低くてすいませんね
14 :
名前は誰も知らない :2008/07/28(月) 10:28:40 ID:m1YIvi1N0
アフターダークはあの手法ばかりが目立つけど 俺は単純に中身に癒されるな こないだ移動中暇だったんで東野圭吾の本を買ってみた 読みやすかったけど、トリックが全然わからなくて凹んだ 以前読んだ手紙は面白かったな。途中でイケメンの話かよと 萎えかけたが、最後が良かった
森博嗣レタス・フライ読了。ミステリと幻想小説がごった煮になった短編集。 古本屋でたまたま見つけたんだが読んで後悔。 どうやら別の短編集を読んでないと意味が分からないらしい。そりゃないよ。 そういうことは裏表紙なり後書きなりに書いといてほしい。 これでも長編シリーズ物は二つ読破した上で読んでるのに、なんとそれでも足らないとは。 そういう注意書きをしないってのは商売の仕方間違ってないか(いやある意味正解か)。 まあでもその短編以外は良かった。 あいかわらず謎解きがメイン食材ではなくスパイスに過ぎないサラリとした森節。 次は同じ古本屋で買ってきた安部公房カンガルーノートor村上龍五分後の世界いきます。
16 :
名前は誰も知らない :2008/07/28(月) 11:24:15 ID:m1YIvi1N0
森はそういう仕掛けが好きそう スカイクロラシリーズも素直にナバテアから出してないし
藤沢周平や夏目そうせきが読みたいんだけど、 難しい言葉が多くて、読みにくい。 やっぱわからない言葉とか流して読んでる?それとも辞書片手に読む?
18 :
名前は誰も知らない :2008/07/28(月) 14:09:35 ID:WC+Z7eRM0
大筋がわかりゃいいだろ
>>17 おれは大意がわかればあんまり気にしないけど、辞書片手に丁寧に読むってのもいいかもね
落ち着いた気分でゆっくり噛み締めるように読むのも楽しそうだ
>>14 あの小説のどのあたりに癒し要素を感じた?
おれはさっぱり
21 :
名前は誰も知らない :2008/07/28(月) 21:08:08 ID:Xn3Da0QE0
>>20 特定の部分があるわけじゃないから、どのあたりかと聞かれると難しいな
ストーリーを思い浮かべると、癒しからは程遠いように感じるけど
距離感、闇の濃淡、バランスが良いと思う
まぁ癒しを感じる部分は人それぞれだろうし、それぞれの一冊があれば
それでいいんでない
22 :
名前は誰も知らない :2008/07/28(月) 21:36:11 ID:YfM0ZJqB0
吉本隆明「ひきこもれ」 不登校について ・「偽の厳粛さ」に耐えられない子供が不登校になる。 ・休み時間が息苦しさを緩和してくれる要素でした。 ・「偽の厳粛さ」のくだらなさ、いやらしさ、空虚さ。それを、生徒は ちゃんと見抜いています。だから感受性の強くて鋭い子供は不登校になる。 これは違うよ、吉本さん。 現代の不登校の子の感受性の強さは「教育的抑圧」ではなく、 「文化的抑圧」に対して発揮されてるんじゃねえかって感じます。 俺も学校は死ぬほど辛かったが、授業じゃなくて休み時間が苦しかった。 そしてそれのほうが、引きこもり気質の人間としては普通だと思う。 「偽の厳粛さ」に気付いてる人は楽しく学校行ってるぜって僕なんかは 思いますね。(吉本風)
23 :
名前は誰も知らない :2008/07/28(月) 21:39:56 ID:xzxOrfi10
坂口安吾の白痴を読み始めた 結構面白い
24 :
名前は誰も知らない :2008/07/28(月) 21:58:49 ID:5sUaZZAL0
>>22 もちろん授業はつらい時もあったが、それ以上に家庭や休み時間が嫌だった。
以前朝生で誰かが言ってたが、形式的な抑圧よりも心理的な抑圧の方がずっと辛い。
田中啓文の『蠅の王』を読んでる この作者の作品は好きなんだが、グロいスプラッター風の描写だけは馴染めない
26 :
名前は誰も知らない :2008/07/29(火) 00:34:15 ID:tsCsaof40
孤独な男性板って(仮)の文字がまた一段と哀れを誘うな。いま 「抱擁家族」読んでます。
前スレの人じゃないけど 暗号解読読んだ後フェルマーの最終定理読んでる 世紀の証明に寄与した日本人の名前が何人も出てきたり 証明の間違いを認めない非常識な中国人(系?)が出てきたり かなりネトウヨの心をくすぐる内容 それは別にしても 最終的に解いた奴も最初間違った証明発表したりして 数学者自身もよく分かってねーじゃんって思った 数学苦手だった人は逆に自信つくかも
>>25 田中啓文好きでグロ描写が駄目って
ハンバーガーが好きでハンバーグが嫌いっつってるようなもんだぞ
暗号解読よりフェルマーが好きだ あの人の本なんか読み進みやすいよね
30 :
名前は誰も知らない :2008/07/29(火) 14:32:46 ID:aaciAaYC0
数学に興味はあるけど頭は馬鹿な僕でも読めますかね?<フェルマー
>>30 興味があれば読めると思う
解らなかったらあまりに難しいところは飛ばしても十分楽しめると思うよ
このスレ好きだ 音楽スレも立てたい
ジョン・コールマンの「300人委員会」の新刊を読んだ人いる?
34 :
名前は誰も知らない :2008/07/29(火) 23:49:34 ID:B29oksHw0
『思考の整理学』という本を読んだが、実に薄っぺらな内容だった。金返せ。
36 :
名前は誰も知らない :2008/07/30(水) 00:51:48 ID:VmTLiAvb0
違うよ全然違うよ
カスが適当に書いた新書多いよな最近 しかも売れてたりする 読んでる奴病んでるとしか思えない
39 :
名前は誰も知らない :2008/07/30(水) 01:17:03 ID:Svi3Nf+g0
春樹の初期三部作をよみ直してみた。孤独が体にねっとりからみつくわ。 もう死んでもいいや。
40 :
名前は誰も知らない :2008/07/30(水) 01:35:47 ID:5okJt1jNO
松本清張のけものみち読んだ。 なんかどうしょうもないな‥
予約してるのに2ヶ月以上も返却滞納してる人ってなんなの?
42 :
名前は誰も知らない :2008/07/30(水) 02:07:22 ID:Svi3Nf+g0
いるいる そういう人。 モラル崩壊。
そもそも小説とかは人間の心理、折り合い、葛藤などが書かれているのであって 人間を知らないお前ら孤男が根から理解できるはずない。 お前らは読書を楽しんでるんじゃなくて読書してる自分に酔ってるだけ
44 :
名前は誰も知らない :2008/07/30(水) 02:24:21 ID:Svi3Nf+g0
何を根拠に 短絡的過ぎるだろ。あなたが言ってる事は小説のひとつの側面に過ぎない。 小説とかのとかって何?と言いたくなる。本なんて哲学書、専門書、伝記、ミステリー、推理、ラノベ、純文学 様々あるだろ。だれにでも楽しめるのが読書。
そもそも 弧男=>人間を知らない って認識が浅はか過ぎるだろ。 むしろ弧男の方が自分の内面に向き合う時間が長いから、 より人間のことを知ってるかもしれない。
46 :
名前は誰も知らない :2008/07/30(水) 04:25:42 ID:VmTLiAvb0
人間について知りすぎたが故に孤独を選んだ者もいるかもしれない・・・
48 :
名前は誰も知らない :2008/07/30(水) 07:31:03 ID:Hjt3lz4J0
>>47 だな。こんな所で何やってんだか。
三島の鏡子の家読了。美しい時代の崩壊。戦争に負けたのが悪いんや〜。
『終焉をめぐって』 柄谷の村上論ちょっと読んでみて、理解できないところもいっぱいあるけど 面白いね なんというか、俺なんかだと半分雑音のように聞き逃してしまうところを愚直なまでにまっすぐ読むあたりとか 凄みを感じる。頭いいねえ、恐ろしいなあ
50 :
名前は誰も知らない :2008/07/30(水) 11:12:51 ID:VoM09ujGO
孤男ってのは人生経験や感情に乏しいからな 女を知らないやつがアンナ・カレーニナを理解できるはずないし 他人との関わりがないやつがシェイクスピアは決して理解できない
51 :
名前は誰も知らない :2008/07/30(水) 11:16:04 ID:Dl+n9Z7V0
だがしかし待って欲しい 他人との関わりが無ければ 孤独という概念もまた理解できないものだ
どんなリア充も孤独
お前らが思ってるよりどんなリア充も孤独を感じる時間は多いよ それが見抜けないってのはやっぱお前らはまだまだ上っ面だな
人は孤独であるのではない 孤独になるのだ
いいから涙拭けよ
理解はできるだろ楽しめないだけで 大人の恋愛&失恋したことない人が 『笹まくら』を最大限に楽しめるかっていったら無理 逆に大人になって初めて『ライ麦』を読んでも無理 キリスト教信仰が揺らいだこともないのに 『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』を完全に楽しむことも無理
57 :
名前は誰も知らない :2008/07/30(水) 13:04:51 ID:4G0QICOJ0
アンナ・カレーニナはつまらなくって最後まで読めなかったな・・・
ああでも 村上のは観念的だから知識と妄想癖があればOK 観念的すぎて嫌われるんだろうけど
ああでも、そんなことないな
読書の効能は多岐に渡るが、煽り耐性を養えるというのもそのひとつである。諸君健闘を祈る。
61 :
名前は誰も知らない :2008/07/30(水) 14:12:25 ID:9ya3hz/50
ぜんぜん孤独じゃないじゃん
友達がいないことだけが孤独なんじゃない
孤独こそ愛おしい唯一の味方となるだろう〜♪
図書館に新訳「地下室の手記」あって少し読んだが、昔読んだし正直解説だけで充分だ。 …どんどん「地下室の手記」の主人公みたいな生活になっていっている気がする。気のせいだといいが 嗚呼
麻薬常習者キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
自分で作り出した汚物に囲まれている、ドブネズミみたいな生活ですね?
誤爆しました
フェルマーの最終定理読み始めた ワクワクがとまらない
本を読むことで世界が開けていく気がする でも知らぬが仏というように考えなくて良いことまで考えてしまうのが難点だ 特にマイナス思考な人間だと人によっては精神を病む 小説家でも自殺してる人多いよね これをなんとかプラス思考にしていけたらな〜と思う
70 :
名前は誰も知らない :2008/07/31(木) 03:18:47 ID:kpVex5F/0
タイトル的にこのスレにぴったりなのは「百年の孤独」(ガルシア・マルケス)。 今読んでいるんだが、あんまり面白くなくて放棄してしまう可能性が高い。 あと、登場人物はそんなに孤独じゃないよ。「孤独感」という感じかも。 この板では「人付き合いまったくなし」というのが孤独の定義と見受けられる部分もあるんだが、本当に人付き合いがなかったら物語が動かないからね。 村上春樹に「納屋を焼く」という小説があって、これって孤独感が非常に強い小説だ(人付き合いはほどほどにしてる)。 物語の最後に、ある女の子がいなくなる。で、主人公に女の子の彼氏が「住所録はぎっしりいっぱいだけど、あの子には友だちなんていないんです」という。 このセリフがぐっとくるんだよなあ。
71 :
名前は誰も知らない :2008/07/31(木) 03:25:35 ID:pCa6Vdfw0
実際人づきあいが全くない奴なんてほとんどいないと思う。
72 :
名前は誰も知らない :2008/07/31(木) 03:50:55 ID:kpVex5F/0
>>71 そうなんだろうけど、そういうこと書いている人多いよね。
オアシスの曲に「今、夏が盛りだから、暖炉から離れよ」というようなこと言ってるのがある(don't look back in anger)。
今の俺ってまさにそんな感じ。ドアは開いているのに、なぜどこにも行かないのだろう(=行けないのだろう)という感じでもあるよ。
職場でのあたりさわりの無い挨拶や会話くらいならあるだろう。 さすがにそれが無いと生きていけぬ。プライベートは完全にゼロだが。 あ 2chでレスするのも人付き合いに入れるならたくさんあるかw
丸元淑生 スープレシピ 独自の料理哲学を持ってるらしい。 野菜だけでスープ作ったりしていてかなり興味深いが本当に美味しいのだろうか 豆を使ったインド系のスープは旨そう 埴谷雄高 死霊 途中で放り出す
>>70 アマゾンのレビューであの女の子は納屋を焼く男に殺されたのではないか、という解釈があって面白かった
怖い話だよね
聖書や経典を読んだと言ったら知り合いの女に「え、宗教やってるの?」と引かれた。 信仰というより単に学問や哲学としてやってるのだけど。 日本人はちょっと宗教に偏見を持ちすぎじゃないかな。
って言う日本人ってありがちだよね〜
キリスト教系の学校には行くくせに、何故か日本人は宗教をタブー視するよな まぁ、創価学会みたいなのがあるからしょうがないとは思うが
今しがた、工藤精一郎氏の訃報を聞いた。今月上旬に亡くなってたそうだ。86歳。 自分はドスト作品に関しては米川訳・江川訳を好んで読んだが、トルストイ作品については工藤氏だった。 癖のない読みやすい名訳で楽しませてもらいました。 慎んでご冥福をお祈りいたします。
戦争と平和は岩波で挫折して新潮で完読したな いい訳を残してくれて感謝あるのみ
アフターダーク読みました 無機質な内容だけど、おもしろかったし孤男にはあってるかも 読書家ではないので、意味が今ひとつ理解できなかった・・・
ノルウェイの森が映画化するってね これとアフターダークはあまり好きじゃないんだよなあ 映画化したトニー滝谷はなかなか良かった
83 :
名前は誰も知らない :2008/08/01(金) 01:59:05 ID:WLWHaeSX0
種田山頭火という昭和初期の俳人に関する本いいよ。 「山頭火句集」(ちくま文庫)で作品を読んで、「山頭火」(文春文庫)という評伝を読んでいるんだが、 この人は 鉄鉢の中へも霰 うしろすがたのしぐれてゆくか というような寂寥感が強い作品を残している。修行僧の格好をして、行乞の旅をしながら俳句をよんでいた。 評伝を読むと、旅は確かに孤独だったんだろうが、旅の前に各地の俳句仲間に手紙を出していて、かなりの金持ちと思える知人の家に行くと歓待されて「酒、酒、酒、花、花、花、そして女、女、女」(と本人は書いている)みたいな感じが多かったみたい。 現代的に言えば、知る人ぞ知るような歌手の全国ツアーみたいな感じだったのかも。 俺もこういう生き方したい。
京極さんのジョロウグモ読んだ 上手くできた話でした どうやったらあんなことを考えつくんだろうなぁ… そしてどうやったらあんな長い文章書けるんだろう…
じょろうぐもは建物の構造がいまだにわからない
一冊にまとめてるから長く感じるだけでしょ あの分厚さはたしかにインパクトはあるが
森見登美彦「太陽の塔」読了 主人公は高学歴すぎるし、友人に恵まれすぎ 文章自体は読みやすいし面白かったけど、鬱になりますた
>>87 今から読もうと思ってたけど、
>友人に恵まれすぎ
これはほんまに鬱になりそうやな・・・
読むの止めて東野のパラレルワールド読もうかな・・・
>>88 孤男の本と考えてるとへこむかもね
わりと充実してる人の本として読めばおもしろかったよ
まーた主人公に友達いるから共感できないボクちゃんかよ
ラブクラフト全集第一巻 インスマウスの影 を読んでみたが、たしかに不気味なイメージを受けるけどそれが文章そのものが喚起するイメージなのか それとも前知識として知っている数々の絵を念頭に置くからなのかわからない ウメズカズオの『私は慎吾』の最後のほうを連想した
恋愛とかなしで 日常を淡々と書く 作家知りませんか
>>93 レスありがと。
読んでみるよ。
客観的な描写が好みなんだ。
恋愛が混じると主観的になりがちだから避けたい。
今度、吉村昭読んでみようと思ってる。
ダンテの神曲借りてきたぜ。 が、「なにこれ?」というのが率直な感想。 まだ地獄編の冒頭だけど俺にはまだ敷居が高いのかもしれない。 とりあえず他にも借りてきたトルストイの人生論を読んでみる。
保坂和志って読んでる人いる? 論考とかバカだしイラっときたりするんだけど なんか読んじゃう 『この人の閾』とか『猫に時間の流れる』なんかは良かったけど
97 :
名前は誰も知らない :2008/08/03(日) 04:13:22 ID:LWg7eT9y0
なんでかわからんが 再読しかできんようになった 新しい本が読めんよ 2ページも続かん それに引きかえ前に読んだことある本はえらく楽しくスラスラ読める
その気持ちは少しわかるな・・・
再読もいいもんだよな 特に自分は異様に忘れっぽいから、推理小説であっても 全然先が解らなくて楽しめたりするw 確かに読みやすいし、気に入ってる本読めばいいと思うよ
>>96 前田英樹の本にすごくいい帯を書いてたので気になって一冊読んでみたよ
『プレーンソング』だったかな
なんかとりとめもないぼんやりした本だった
それ以来読んでない
エッセイとかだとたまに柔軟で鋭いところを見せる気がする
>>99 俺もだw 既読なのにオチが分からない話が多すぎ。記憶力おかしすぎマジで。
でも本当に心底気に入った話はさすがに覚えてるから、やっぱかるーく読んでるんだろうな。
あと、再読は一度目じゃ気付かなかったことに気付けたり
以前より気持ちを整理できたりするのがいい。
「エコノミックヒットマン」 発展途上国に返せないほどの融資をし、必要のないインフラを整備し、途上国を借金漬けにする アメリカ帝国主義の拡大版図を担う国際コンサルタント?(エコノミックヒットマン)の話。 アメリカのえげつないやり方(暗殺・買収・美人局etc...)もよくわかるし、 なにより冴えない田舎者だった著者がエコノミックヒットマンとして頭角を表しl、富や名声をを手にしていく過程で モテ始めるのが面白い。
量で言えば海外ミステリがメインだけど 再読する気にはならないな ああいうのは完全な消費材 でも俺も忘れてそう みんな似てるし
松本清張 或る「小倉日記」伝 超オススメ
4、500ページくらいの比較的長い小説を読んでも 所々にしか記憶に残ってなくて殆ど忘れてしってるのが悲しいので 100ページくらいの比較的短い小説を積極的に数多く読むことにしたわ。 あれだけ頑張って読んだカミュのペストをぼんやりとしか思い出せないのはショック!
機本伸司『僕たちの終末』 ・毎回毎回この点を感想に残してるけど、相変わらず表紙がひどい。 これで表紙買いする人間と、敬遠してしまう人間と、どちらの方が多いんだろうか。オレは後者だとたぶん思う。 文庫版で表紙を新調してくれることそれ自体はうれしいんだけど、このイラストはひどすぎる。 今回は、レジに持っていくのをためらってしまったよ。 もっとも、『スペースプローブ』で違う人がイラストレーターやってる表紙はパンチ力が足りなかったのも事実だが。 ・ハードカバー版にはあった、宇宙船のイラストが無くて残念だった。 ・今回は表紙が軽いカルチャーショックだったので、再読の本文に対する感想はいいや。
>>106 そんなものだと思うけどな。
俺もそうだけど、もしかしたら記憶力が乏しいのかな。
だから、たまに見返したり、ほかの媒体で参照したりしている。
>>107 表紙の話しかしてないw
本文の感想もちょっとは頼むよ
再読って初読とも違うよね なんとなくは覚えてるんだよ だから再読独特の楽しみってあるかも
妙に覚えてる人も居るけどな 昔話したことのある本好きの人は、読んだ本をほとんど把握してたし、 気に入った台詞や文章を見ずに言えたりした ちなみにその人は本を読み返すことはないらしい
俺も一回読んでも殆ど覚えてないよ だから新しい本買わなくても、昔読んだ本を読んで楽しめる。 ミステリーとかで犯人すら忘れてる時は自分でビックリしたわww
113 :
名前は誰も知らない :2008/08/03(日) 18:27:48 ID:VCljZSX90
>>111 いるいるw
ドマイナーな学者の名前が話題に挙がったときに、
「なんとかという本の何ページ目あたりに一度名前が載ってるのを見たことがあるな」
と言われてマジびびった
>>109 じゃあ本文の感想も書くよ。
だけど、まじであの表紙はやばいんだって。
割と遠目からでも「縦すじ」が分かるんだもの。あんなもんレジに持ってけねぇよ。
機本伸司『僕たちの終末』
・世界を終わらせる天変地異がもうすぐ起こる! 頑張って生き延びる手段を講じよう! というお話。
そこで障壁となるのは、まず金銭的な問題、ごくごくシビアな技術的な問題、原子力基本法などの法律、政治などなど。
・まず、ロマンのかけらもありゃしない。困難に直面し、右往左往する登場人物たちの描写も、主人公を筆頭にたいへんかっこ悪い。
冒険小説やSFを読んだ際に特有の"ワクワク感"はまるで得られないが
全然違うジャンルを例に挙げて申し訳ないけど「群雲、関ヶ原へ」がスキな人にはたぶん非常に楽しめる。
・作者さんの話の中ではもっともユーモアの色が濃い。
「じゃ、マクガフィンじゃないな」
大江健三郎『芽むしり仔撃ち』 再読、あらためて文章のみずみずしさに心打たれる やっぱ初期の大江は最高だぜ タイトルからして良すぎる ダンテの神曲地獄編は後に行けば行くほど怪物が出てきて楽しくなった気がする ウイリアムブレイクの挿画がとにかくカッコよかった
>>91 変な夢見なかった?
俺は一番最初にラヴクラフトの「サルナスの滅亡」読んで、その日の夜に
水辺で異様な物が蠢いてる夢をはっきり見て、ちょっとびびったw
ラヴクラフトの文章は、今まで使ったことのない脳の奥のほうを突いてくる感じ。
慣れてないので上手くかけないけど マーク・トウェインの「不思議な少年」を読んだので感想を。 生きてる意味も希望も人間そのものも全否定で読後は暫く虚無感に陥った。 ラストで少しだけ希望を見出せるシーンもあったけど基本的に暗いことは暗い絶望作品。 でもドストような陰鬱さはあまりないし、テンポ良く話が進むから割と面白く読めた。 命なんて儚いものだなぁと思い知って人によっては鬱になるかもしれないが、 逆にそのことで自分の抱えてる悩みもまた小さなものだと思えて気分が少し晴れたりもした。 それにしても折角の夏だから日本の夏らしい青春的な作品が読みたかったのに なぜこんな作品を選んでしまったのかw
>>114 感想サンクス
でも縦すじ気になるなwww
ナ・バ・テア(森博嗣) 彼岸先生(島田雅彦) 異邦の騎士(島田荘司) 初めて併読に挑戦
異邦の騎士懐かしいな 斜め屋敷と同じくらい好きだ 島田ソウジを読んでジャズとギターに興味を持った ギターはそれからすぐ始めたけどジャズにいくらか理解をもてるようになったのはごく最近なのだった
>117 それと対になってる「人間とは何か」という対話編も結構くるよ
マークトウェインは何書いてもスピード感があって良いよな 「まそれはそれとして」みたいな 今読んでる小林信夫の文は山芋というか納豆というか未練がましさが堪らない
小島信夫だった
安部公房カンガルー・ノート読了。
後書きで笑ったとか書かれてあったからブラックユーモアとして捉えるのが正しいのかも。
足に突然かいわれ大根が生えたことを発端に止め処なく襲いくる不条理の数々が、
俺自身の生き心地の悪さや絶望感を喚起して、
哀しいやら空しいやらでほとんど笑える気分にはならなかった。だがそこがいい。
テーマは死で、病床で書いた遺作らしいが、人生最期にこれを書けるってのがさすがだ。
提示されたエピソードを実際にあったものとして考えるべき(?)普通のフィクションより、
最初から全てが“もののたとえ”だと割り切って読める観念的幻想的な作品の方が、
自分のリアルな人生や思考になぞらえやすい。俺はそういう楽しみ方をする気が強いようだ。
シュールな安部作品とは相性がいいんだろう。
次はちょっと読むのに疲れそうな五分後の世界を。あと
>>117 >>121 も面白そう。
村上龍はズコーが多いな
村上龍はコインロッカー・ベイビーズが最高だった
そういやコインロッカーベイビーズは読んだことなかったな こんどチャレンジしてみよう 井伏鱒二『黒い雨』 ところどころに出てくる水と魚のイメージが鮮烈だった 大江健三郎もここに感銘を受けていたんじゃなかったかな 俺も水の奇麗なところででっかい水がめにウナギやら鰌やらを生けてみたいものだ
村上龍なら「半島を出よ」が面白かった 危機に直面しても、その現実をなかなか受け入れようとしない日本人ってのは読んでて妙に納得できた
>>119 俺は並行読みが当たり前だけどな。
一冊だけに絞ったほうが早く読み終わるとわかっちゃいるんだが
どうにも移り気で同じのばかり読んでると飽きガ来てしまう。
おい、東京タワー借りてる奴、早く返せよふざけるな。 所蔵数20もあって全部貸し出しとか期待させておいて何回延滞するつもりだ早く返せ。
ブックオフで買っちゃえよ。 いらだつ気力をお金に換算したら、ブックオフで買ったほうがよほどエコ。
皆川博子と篠田節子が好きだっ〜
おまえらみたいな奴が周りにいたら話も合って俺は孤独じゃないんだろうなあ 読書くらいしか趣味がないし
周りにいてもお互い話しかけないんじゃないかという気はするw
いまは孤独でも読書好きで知識の蓄積があれば、一旦知合いになれば 話題が豊富で意気投合することが多くなる。薄っぺらい男より遙かにモテる。
読書よりもテレビで得た知識のほうが女は食いつくんじゃないか 女としゃべったことないけど
古井由吉『辻』 すさまじい筆力に圧倒される こんだけの文学者って今他にもいるのかな? ――あれを追い越してはならない。 苦しくて、そばに寝ている裸体を引き寄せる。眠りながら答えて下腹を寄せてくる。抱かれる ばかりの匂いも伝わるのに、廊下の長さは解れない。先を行く影は一歩ずつ、いよいよ境を越え る足取りで踏みしめながら、わずかも遠ざからない。この時間を一気に過ぎさせようとして、か えって留めている。それにつれて深い既知感に捉えられ、反復にうなされる。踏み出すたびに、 行為はとうに済んだ跡となって背後へまわる。張りつめた足音をひそかに響かせる廊下を残して 姿は薄れかかる。
>>136 人による
君みたいな女もいるってことさ
この間
「読書私も好きです」
とか言う女に突っ込んで聞いてみると
宮部みゆきぐらいしか読まないとか言う奴がいた
読書オタ女よりは村上春樹に出てくるような、興味を持てば どんなものでもライトに読んでしまうような女性がいいです むしろ自分がそうなりたい
でも、ライトに読んじゃう女の人って感想とか聞いても「面白かった・凄かった・感動した」とか 薄っぺらい返事しか返ってこないんだよねぇ 何にどう感化したとか、深いところまで読み込んでないというか… むか〜しお見合いしてた時、趣味:読書って書いてる人に限ってこんなだった
仮に他人に話す時があったら「面白かった凄かった」程度だよ俺も。
細かいこだわりはどうせ他人とは共有できないから自分の中だけにとどめておく。
それよりも
>>137 の引用文の意味が分からない。誰か平易な文に訳してくれないか。
ちょっとついていけん。国語の試験を思い出す。ここから何か出題されたら頭抱えちまう。
>>141 どこが面白かったかを語り合うのが読書好きの会話の醍醐味なのにw
色んな言い回しで感動を伝え合えたらいいな。
>>140 だって、たかが本のことに
ベラベラベラベラしゃべりたてるのって、傍から見ててイタイし。
読んだ本の内容やら言い回しやらはすぐに忘れてしまう
145 :
教養 :2008/08/07(木) 18:26:52 ID:dstL5R710
俗物
146 :
名前は誰も知らない :2008/08/07(木) 19:53:32 ID:GvpeoZTR0
島本りおお
147 :
名前は誰も知らない :2008/08/07(木) 20:50:24 ID:F9v+6uSd0
以下の条件を満たす人と情報交換したいな。 1、浅田彰「構造と力」、岸田秀「ものぐさ精神分析」を読んではまった。 2、フロイト、ラカン、フーコー、バタイユの著作や関連本を読んで好意的な印象を受けた。 mixiの「境界と侵犯」のコミュニティにはあまり書き込みがない。
>>147 『サッカー狂い―時間・球体・ゴール』細川 周平
おもしろかったよ
古典文学しか読めないくなって現実と乖離しすぎてこわいです 古典的知識が豊富になりつつ現代人との会話内容につながるような方法ないですかね もう趣味で古典読むの意味ないきがする
「趣味が読書」って言う人と会話しても、話が合わない。 「『とある海外翻訳作品』を読んだ事がある」って人と読後20年近くして初めて会ったほど。 やっぱり、「新作」とか「話題作」を読んでないとダメなのか?
駄目じゃない 流行りの本を読んで得意になってる奴こそ駄目
152 :
名前は誰も知らない :2008/08/07(木) 22:37:13 ID:Z7d41P9B0
流行らなかった本が残ってるかっての
「趣味が読書なのに〜」なんてのは ジャンルも頻度も限定しないただの自己申告に特定のイメージを抱きすぎ。 下手すると衒学的な上から目線になるからやめとくが吉。
154 :
名前は誰も知らない :2008/08/07(木) 23:27:14 ID:TgRnyayS0
東野のパラレルストーリー半分まで読んだ 今週末に読み終えよう おもしろいね
155 :
名前は誰も知らない :2008/08/07(木) 23:29:37 ID:oA5tg3ke0
>>147 その流れでなんでデリダ、ジジェクが入ってないの。
156 :
名前は誰も知らない :2008/08/08(金) 00:52:38 ID:AzQrodvs0
>>155 その流れではデリダとジジェクは入らないだろ
思想的に考えて
157 :
名前は誰も知らない :2008/08/08(金) 01:12:12 ID:KMvr8VPO0
ドゥールーズ面白いよねー
159 :
名前は誰も知らない :2008/08/09(土) 01:53:13 ID:KnLD61KJ0
>>155 デリダ、ジジェクの著作や関連本で最後まで読み終えて吸収したものがないから。
デリダの幽霊に関する記述とか面白そうだと思うし、ジジェクがラカン理論を使って
大衆文化を語るのもカッコいいと思う。
セールスマンの死
161 :
117 :2008/08/09(土) 02:29:41 ID:N5I+lRIN0
>>121 それも絶望系ですか?今度読んでみようかな。
何でこの人があそこまで悲観的になってしまったのか気になる。
>>122 内容は重いのにストーリー性もあってちゃんと読ませる文章を書いてるから、
その辺はさすが作家だなぁと思いました。
>>124 ダークだけど物語は淡々と進むのでそんなに疲れないで1日もあれば読めると思いますよ。
読んだら是非感想をw
『復活の日』 小松左京 人間がどうのこうのという語りがちょっとしつこい。 あっちこっち多方面から切り込んでいくのは分かるが 要するに「人間は霊長類第三位の体格を持つ大型類人猿だ、それ以上の何者でもない」ってことだろ? もっと簡潔な表現で良いじゃないか。 小難しいことをつらつらと何ページも書き続けられると、私の読解力ではついていけない。正直疲れた。 破滅に至る道筋の情け容赦ない描写や、先にあげた主張の趣旨自体は大筋で気に入った。 だからこそ、エンターテイメントはエンターテイメントに徹しているのが良いな、と思った。
『復活の日』 小松左京 人間がどうのこうのという語りがちょっとしつこい。 あっちこっち多方面から切り込んでいくのは分かるが 要するに「人間は霊長類第三位の体格を持つ大型類人猿だ、それ以上の何者でもない」ってことだろ? もっと簡潔な言い回しでも良いじゃないか。 分かったような、分からないような、そんな小難しいことをつらつらと何ページにも渡って書き続けられると、私の読解力ではついていけない。正直疲れた。 教授の最期の講義のシーンは、実質投げてしまったよ。 破滅へ至る情け容赦ない描写の連続や、要所要所に挟まれる「あっけなさ」 そして先にあげた主張の趣旨それ自体は大筋で気に入った。 だからこそ、エンターテイメントは、エンターテイメントが良い、と思った。
あれ、書き込まれてたのか? 二重投稿、申し訳ないです。 酔っ払ってはいないつもりだが……。。
どんまいお 俺も復活の日は夏に読んだな 細かい筋はわすれちゃったけど、わりと楽しめた記憶があるな 古本で買ったので、しおりが映画化のチラシになってて、時代を感じさせる絵でそっちのほうが印象に残ってるw
『うまい酒の科学』 酒類総合研究所 とりあえずわかりやすい。 スタンスは「広く浅くの知識」といった感じで、酒に関する全般の知識がざらっと紹介されている新書。 オールカラーの図表に目を引く見出しに簡潔な段落文と、まるで教科書。 読みながら、レイアウトが高校化学の教科書に似てるんだ、と思った。 酒の基礎知識から入り、豆知識・楽しみ方へと移行する全体の構成もまず文句は無い。 ただ惜しむらくは、楽しみ方にもうちょっと多くのページを割いて欲しかった、かも。 サイエンス・アイ新書シリーズを読んだのは、まだこの一冊のみなので評価するのはあまりにも早すぎるのだが もし、こういうスタンスで刊行され続けているのならば、ひょっとしたらブルーバックスの対抗馬になりうるかもね…… と思った。
『プレヴェール詩集』が欲しいと思ったら、もう売ってないのか…(´・ω・`)
明日再放送 2008/08/10 22:00〜23:30 NHK教育 ETV特集「神聖喜劇ふたたび〜作家・大西巨人の闘い〜」 ▽大西巨人が自らの経験を基に陸軍内部の理不尽さをえぐり出した長編小説 「神聖喜劇」。91歳で現役の作家大西の姿を追いながら、今再び注目されるその作品世界を描く。 戦後文学の金字塔といわれる長編小説「神聖喜劇」。作家・大西巨人が長崎県対馬での軍隊経験をもとに、 陸軍内部の理不尽さをあぶり出した巨編だ。2006年に漫画化、若者を中心に支持を得て日本漫画家協会賞と 手塚治虫文化賞を受賞、脚光を浴びた。91歳でなお創作意欲の衰えない大西。番組では大西の原点ともいえる 対馬への旅を追い、朗読劇で「神聖喜劇」の世界を描き、闘い続ける老作家の姿を見つめる。 【出演】西島秀俊ほか 大西巨人ファンは必見ですぜ
孤男にオススメの春樹の本ある? 春樹好きの友人からはスプートニクと羊のなんたら冒険を薦められたけども・・・
ゆ、友人…?
もしかして、170さんは話相手の一人もいないんスかww 事務的な会話を除けば、オレが本当の意味で会話をしたのは、どれくらい前になるんだろうな。 半年単位でさかのぼることになるかもしれん。
172 :
名前は誰も知らない :2008/08/10(日) 03:20:28 ID:CjAEqy1U0
資本論読んでるんだけど、第1篇の商品と貨幣が難しい。 理解できるまで繰り返し熟読するしかないか。
難しいのを無理に読まなくてもいいんだよ 知識としての読書じゃなくて趣味としての読書でさ
やっぱ町田康最高やわ
「涼宮ハルヒの憂鬱」 何を今更と言われそうだが、これは素直にいいと思う 胸が締め付けられるような感覚 どれほど願っても、絶対に手に入れることが出来なかった 充実した学生生活 やり直したくてもやり直せないあの日々
東野のパラレルワールド読んだ面白かった 次に読む東野でオススメある?
>>169 「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
主人公は孤男だし、ふつうにおもしろい。
178 :
名前は誰も知らない :2008/08/10(日) 20:49:39 ID:NaGQyw220
2003年の流行歌を聴きながら、村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を 読むといい気分になる。
ぼくは落ち着きがない/長嶋有 最初は文系青春小説の類かと思ったんだが だんだん連作小説的な色合いが強くなって、しかも妙にベタ なんでかなあと思ってたら、本が好きって雑誌の連載なんだな 部活物のベタ展開を切り出して、主人公に観察させてる感じ 最近、本から離れていたからリハビリにちょうどいい読みやすさだった AURA 魔竜院光牙最後の闘い/田中ロミオ 所謂、邪気眼をコミカルかつウザく描いてるんだけど 展開もクライマックスも楽しめる出来だった 下手な言い方をすればキモサワヤカな話だった
自分大学生なんだけど、皆さん本はどこで買います?(小説・新書など) 自分の場合、 書店に行くと → 「ブックオフ行ったほうが安く買えそうだな」 ブックオフに行くと → 「図書館だったらタダなんだよな」 図書館に行くと → 「少ない、古いな、やっぱり書店かブックオフか・・・」 と延々ループ状態 大学生のうちは本にカネをかれるべきだとは思うんですがどうしてもけち臭くなってしまう・・・
×カネをかれるべき ○カネを掛けるべき 失礼しました。
ものによって使い分けるかなあ 古典的な文学作品・文庫など→ブコフで買う。時間かければ必ず見つかる 流行りもの廃れもの→図書館で借りる 研究書・学術書など→日本の古本屋・イーブックオフで一応検索して、なければ書店で。
184 :
名前は誰も知らない :2008/08/10(日) 21:38:51 ID:LDCk+wwC0
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」はお勧めできないだろ 初めてなら素直に羊かスプートニク読んどいた方がいいと思う
185 :
名前は誰も知らない :2008/08/10(日) 21:54:47 ID:C81eQ7+K0
>>181 俺は基本図書館だなあ。流行りものは予約待ちで半年以上かかるけど。
ブックオフはコミックか、読みたい本が特に決まってない時に、
偶然の出会いを求めて行く。これはこれで楽しい。書店は雑誌かな。
ところで悪徳企業家などの悪い奴から身を守る為のHowt本で、
何かお勧めある?
金融広告を読め なんかは超初心者向けだけどいいかもね 個人的には「仕組みが理解できないものには手を出すな」 「関係者のそれぞれのモチベーションはどこにあるか考えろ」 という基本ルールで何にでも応用できると思う
187 :
名前は誰も知らない :2008/08/11(月) 02:31:24 ID:u44PF3/D0
小室直樹の名前が挙がらない。 彼は俺の地元じゃ渡部恒三と同期で、渡部と並んでインテリキチ×イと 呼ばれて有名だった伝説的な人物だ。 俺は彼の考え方には影響を受けている。
>>186 アリガトン。Amazonのレビュー見ても評判が良さそうだね。
絶対に読むことにするよ。
実はオレ、金融関係者のあのテンションとか策略が原因で孤になったんで、
何とか打破したかったんだ。
>>187 >>188 宗教原論しか読んだことないんだけど、そこでちょっと触れられていた
天皇の原理っていう本が気になる
読んだことある?面白い?
『凶気の桜』 ヒキタクニオ 漠然とした社会に対する不満や、日本の将来への憤りをナショナリストだと語る3人のチンピラが その鬱憤を渋谷でDQN狩りして憂さ晴らししているうちに、何時の間にかヤクザに取り込まれ墜落していく様を書いた作品 映画化されたり、窪塚が惚れ込んで息巻いて語りまくったせいで変に誤解されたレビューが多いが 見ててむかつくDQN=ボコボコに潰しておk、みたいな主人公達の行動には、読んでる俺にも共感できるところがあった
192 :
名前は誰も知らない :2008/08/11(月) 16:31:28 ID:ls24sgQR0
>>187 数学原論と宗教原論がちょっと面白そうだな
おすすめは?
193 :
名前は誰も知らない :2008/08/11(月) 18:38:13 ID:byLUYd+RO
憲法原論が最高傑作
194 :
名前は誰も知らない :2008/08/11(月) 18:56:11 ID:XjXxccPO0
>>191 ヒキニクオタと読んでしまった
いまはカフカの変身を読んでる
>>172 翻訳が悪いのでは?
複数の翻訳に当たってみるのが
手っ取り早いと思う
西洋の本を読むのにおすすめの言語を知っているんだが
何?
資本論関連では 廣松 渉 『今こそマルクスを読む』講談社現代新書 岩井克人『貨幣論』ちくま学芸文庫 がべらぼうに面白かった
>>199 それらの本はやはり本家の資本論を読んでないと楽しめないよね?
俺は
>>199 じゃないけど、
「予備知識なくてもOK」度で言えば、
本家の資本論のほうが高いと思うよ。
浅田彰も、いろんな場所で
「資本論はソファで寝っころがりながら読むべき本」
って発言してるし。
そんなことない 読んでなくても余裕で楽しめる。 ソースは俺 もちろん、読んでても楽しめると思う
>>201 そうなのかthx
ソファないからベッドで寝っころがりながら読んでみます
かぶったw 浅田はアンチオイディブスもねっころがって読んで「こいつらwwwテラワロスwwww」って 枕をボスボス殴るレベルの人なので俺は真似できないw
20代前半のころの浅田彰なんか、『構造と力』を書くにあたって、 英語・フランス語・ドイツ語の難解な原著どもを300冊は読破したっていう バケモンだからね。 ただ、それでも資本論に関しては、 ガチで「バカでも読め」っていう意味で言ってたと思うよ。
リロってなかった・・・ とりあえず近いうちに本屋さんにいって資本論関係立ち読みしてくる 大学最後の夏休みに一つ成長するお!
うほっ、日本の古本屋で注文した ポール・ヴァレリー全集の13巻揃いが届いたww お前らも良い夏、良い読書を。
この世に面白くない本なんて存在しないんだよ どんな本だろうが読む価値はある ブログなんかとは違って本にするってことは何かしらの想いみたいなのが必ず乗っかってると思うんだ あとは読み手の問題だ
209 :
名前は誰も知らない :2008/08/13(水) 07:46:53 ID:UNVfNq36O
そんな事はない 頭が空の連中が空のサイフを満たす為に書かれた本なんて山ほどある 本というか『本みたいな形した紙くず』なんだけど 資源の無駄だから止めれと言いたいよ
>>197 日本語だよ
日本語ほど多数の多種多様な言語の翻訳のある言語は他にない
しかもひじょうに短時間のうちに翻訳がでる
特に明治時代などは恐ろしくマイナーな本が
出版後さほど間もなく翻訳されていたりして
驚かされる
日本語が読めるってことがかなりのアドバンテージである
ってことに気が付いていない人が多い
>>208 ある大学教授が
きっちり三回読んでみて意味がわからなかったら
時間の無駄になるからほっといたほうがいい
書いている本人もよくわかっていないことがあるから
とおっしゃっておりました
指定で買わされる講義用の本などに多いようです
レビィ・ストロースは仕事前に マルクスのルイ・ボナパルトのブリューメル十八日 を読んでウォームアップするそうです 自分もこんな本を書きたいと言っていました
213 :
名前は誰も知らない :2008/08/13(水) 17:49:49 ID:QXCxTyyM0
ハーバーマス「コミュニケイション的行為の理論 上」 森達也「死刑」 購入。 カフェで「死刑」を読むが、人が多くてうるさかったので数ページ読んで退場。 24時間経営で近所で安くて何時間でも居座れてクラシック音楽が流れていて客が 静かなカフェなんてないのかな。 やっぱり自宅が環境的には一番いいんだろうけど。
公立図書館はいいよ 最近はうるさい人とかいないし というか高齢なかたが多いかんじ 涼しいし こないだなんか小一時間本読んでたら 体が冷えちゃって温まりに外に出たくらいだ 半ズボンTシャツがいけないのかもしれないが
そういえば、京大図書館が 24時間利用可になったらしいね 東京にはないのかね
>>213 以前に快適な読書環境を徹底的に探してみたけど、結局は費用と手軽さの点で自宅が一番という結論に至った。
自宅以外では環状線(都内では山手線)が適してるのではないか。 読書に身が入ればどこまで乗ってもいいし、隣のひとがいやなら 席を変ればいい。疲れたら窓の外を見れば気分転換になるよ。
電車いいよね 俺は米原(敦賀)と姫路(網干)を新快速で往復してるよ クロスシートだからのんびり本読んでいられる
219 :
名前は誰も知らない :2008/08/13(水) 22:57:23 ID:QXCxTyyM0
>>216 クーラーが付いててご飯を作ってくれる人がいて近所で騒音などがない場合は、
環境的には自宅に勝る読書環境はないと思う。
でもメンタル面での効果が期待できる場合に自宅以外の環境を利用しようと
思うんじゃないかな。
220 :
名前は誰も知らない :2008/08/13(水) 23:36:09 ID:QXCxTyyM0
あと自宅が見世物小屋になっていると思っている変わり者が監視のない場所を求めたり、自分の事情を知って いる集団の中に紛れ込む事で精神的な安堵を得る目的でカフェを利用したり、なんて人は統合失調症の人以外 ではいないか。 大澤真幸「電子メディア論―身体のメディア的変容」 1971年合衆国で試みられた「テレビ=ヴェリテ(真実)」なる実験的な番組は、パノプティコン的な装置を、 高度に完成された状態で実現した。興味深いのは、さながらテレビ・カメラが存在していないかのように この家族を撮影することができた、という番組制作者たちの錯覚である。ディレクターは、「彼らはまるで われわれがそこに存在していないかのごとく生きた」と番組の勝利をうたいあげた。
221 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 00:07:49 ID:f05oFRGx0
村上龍のコインロッカーベイビーズを上巻まで読んだ スゴイ、スゴイよぉ〜〜〜 なんだんだよぉ〜〜〜 北斗の拳の世界みたいだよぉ〜〜〜 ただ、読むのがスゴク疲れる。。。
222 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 00:36:42 ID:rUxy3aB90
今読んでいるのは 「人格障害とその治療」 自己判断ではクラスターAと回避性人格障害に該当してそう
223 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 06:27:22 ID:dEEMesE3O
人格障害なんて、言われりゃ誰でも自分のことかな、と思うしそんなもん気にしてたらキリないよ。
224 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 06:36:02 ID:dEEMesE3O
車谷長吉先生はもう私小説は書かないのか。 だったらもう読む気がしないや。
ネタが尽きたか 車谷長吉の歴史小説なんか読みたくないよな
>>217 山手線はいいなぁ
一周一時間くらいでしたっけ
向かい側の椅子に移動すれば
二周は風景が違うもんね
駅構内のそばうどん屋はどこがおいしいのかね
きれいなトイレはどこかとか
いいかんじのベンチはどこかとか
集中して読むなら、やっぱり自宅が一番だな。 図書館でも、電車でも、周りに人がいると気が散って。
228 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 09:00:57 ID:dEEMesE3O
>>225 調べたら2004年に私小説家廃業してんのな。
身内に訴えられてたみたいだし、しょうがないのか。
図書館はホムレスが多いから嫌だ 大学図書館はいいけど
230 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 13:25:27 ID:/6HHFj5s0
大学図書館はうるさい奴がいるから苦手だな 妙に人が多いし 長期休暇のときは落ち着くけど
>>228 かなり重い神経症を患っていた
という話を NHK 教育 TV でやってたな
ずいぶん前だけど
232 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 14:25:44 ID:OG3WCNXi0
東大生がしきりに勧めるので Fate/Zeroを買ってきた
:おさかなくわえた名無しさん:2008/01/20(日) 22:33:17 ID:dmT5sCP2 中学生の頃、小説のエロいところを自分で読んでテープに録音してオナニーしてた ある日、家族旅行の前日に一つ下の妹と車で聞くテープを作ろうってなって俺のラジカセ使って居間で録音してた。 俺のラジカセにはテープを入れるところが二つあって、再生専用が左、録音できるのが右になってた。 その時エロ小説を吹き込んだテープを左側に入れたままにしてしまったが、録音の際は右側しか使わなかったので気づかなかった。 次の日、準備に慌ててた俺は右側に入ってたテープじゃなくて、いつもの癖で左側のテープを持っていってしまった 道中、車の中で助手席の母親に「これ再生して!」ってそのテープを手渡して再生したら俺の声で 『既に女の悲鳴は嬌声に変わっていた。「あぁッ!トオルのよりいいッ!」』 とか聞こえてきて母親がそっと停止させた。俺は真っ青になった。 車の中で逃げ場がなかった俺は、瞬時に寝たふりをして、母親の「これ何?」 をやり過ごした。 結局目的地に着くまでの二時間半ずっと寝たふりを続けた 夜に旅館で父親と風呂に入ったときに「お前も年頃になった証拠だから気にするな」 って言われて余計恥ずかしくなった
234 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 17:40:12 ID:dEEMesE3O
>>220 なんでお前は俺の前に出てこねえの?ゴミ。人間のクズ。カス。
235 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 18:09:06 ID:Qj2Z4HUXO
ンマー取り敢えず知の技法が面白い
236 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 18:26:24 ID:M5dsYPB5O
237 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 19:20:14 ID:dEEMesE3O
>>220 自分が何をやっているのか分かってるのか?
みんな雑誌って読んでる? おれ、考えてみたらメタルにはまってた時期にBurrn!読んでたことがあっただけだ
239 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 19:33:47 ID:dEEMesE3O
>>220 その書き込みだと外に出ても皆俺のことを知ってるんだよな?
なら俺はどこにもいられないじゃないか。
何とか言えよ。
240 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 19:37:58 ID:dEEMesE3O
>>239 大丈夫
お前のことなんて誰も気にしてないし、みんな自分のことに忙しいから
242 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 19:39:05 ID:dEEMesE3O
>>220 何も感じないか?
自分がやっていることに。
243 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 19:39:48 ID:OG3WCNXi0
244 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 19:39:49 ID:dEEMesE3O
245 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 19:41:43 ID:dEEMesE3O
246 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 19:44:21 ID:dEEMesE3O
>>220 お前がやってるのは俺に殺されても文句が言えないくらいのことだぞ。
自覚してるか?
247 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 19:47:53 ID:dEEMesE3O
248 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 19:48:36 ID:dEEMesE3O
>>247 なぜそこから「忙しいから実は誰も監視していない」という結論を出せないのか
250 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 19:52:04 ID:dEEMesE3O
251 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 21:02:28 ID:/5A8GoeHO
自演うぜーよカス
252 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 21:47:30 ID:dEEMesE3O
ぴょこん! 出てきたよー(^m^)
254 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 23:20:08 ID:dEEMesE3O
すみませんでした。(何で俺が謝ってあいつらが謝らないのかが分からないが) ↓以下また読書の話してください。
255 :
名前は誰も知らない :2008/08/14(木) 23:26:17 ID:dEEMesE3O
すみませんでしたつうのはあいつらに対してじゃなくて無関係な人に対して。(何であいつらに対して言わにゃいかんのだあのゴミどもに) ↓以下また読書の話してください。
256 :
名前は誰も知らない :2008/08/15(金) 01:18:33 ID:ZOuP4z3P0
リアルの精神病患者をこのスレで見るとは…
258 :
名前は誰も知らない :2008/08/15(金) 03:16:02 ID:p6CI8pi4O
何で
>>220 ではなく俺のほうがキチガイなのだろう。
「監視されている」「カメラ等で巨大組織が俺を盗撮している」という妄想は 多くの人に見られるが、じっさいストリートビューというものが出てきてしまった 病状悪化した人多いだろうな
260 :
名前は誰も知らない :2008/08/15(金) 08:52:48 ID:gPtlNWpX0
261 :
名前は誰も知らない :2008/08/15(金) 09:40:11 ID:p6CI8pi4O
「なりすまし」が登場して事件の局面が変わった。 俺の知らないところで俺が何をしているのかが分からない。 その嘘の俺を俺だと盲信し叩き潰そうとするストーカー達。
でもまあ監視されているという妄想は 一番オーソドックスだな うちの隣のおばちゃんは真面目な顔で 誰かに盗聴されているってうちに言いに来たことあったな 被害妄想の後に鬱病になって外に出てこなくなったが
263 :
名前は誰も知らない :2008/08/15(金) 10:20:58 ID:p6CI8pi4O
例えば
>>260 の書き込み、この流れで貼ればストーカー達への何かの合図になるのだろうか。
俺はこんなもん見たこともないし、全く知らない。
俺は山形の本は昔熱心に読んでいたが、俺が読んでいたのと時期が違うし、関係ない。
キチガイってこの板にもいるんだな。久しぶりに見かけたよ。
266 :
名前は誰も知らない :2008/08/15(金) 20:02:27 ID:71zQkA1LO
誰もおまえに興味ないよ
いや、糖質は2ちゃん内でも 行くとこに行けばウザいぐらいいるよ。 むかし斎藤環のトークショーを聞きに行ったら、 以下のようなことを語ってた。 「統合失調症の人は、テレビやラジオを嫌がる。 ああいう一方通行的なメディアに対しては、 “心に侵入してくる”系の恐怖を感じてしまう。 でも、なぜかインターネットは統合失調症と親和性が高い。 さほど抵抗もなく参入する。 まだそのことについて精神医学界では論じられていないけど、 インタラクティブなメディアであることは無関係ではないと思う」 なるほどーと思った。 あと、付け加えて 「統合失調症の人は寅さんが好きなんです。 寅さんのは先が読めるので、 “心に侵入してくる”系の恐怖が湧いてこない」 と語ってて不謹慎にも笑った。
『カラス狂想曲』 今泉忠明 今まで読んだカラス本では素人目に一番分かりやすくて好印象だったんだけれども カラス系サイトの書評では不評だった。何でも、細かい間違いが多い、とのこと。 それと、引用元がハッキリしない、って辺りか。まぁそれは確かにマズイよな。 ただ、本のターゲット的には 「カラス以前に鳥類全般に関する知識もロクにない人」を視野に入れている感じ。 たいへん分かりやすかった。
269 :
名前は誰も知らない :2008/08/15(金) 20:44:47 ID:1I3ugvfT0
俺は軽い本しか読まないな 古典や名著と言われるものは気が重い 最近読んで面白かったもの 「ワイルドソウル」垣根涼介 「テロリストのパラソル」藤原伊織 「信長燃ゆ」安部龍太郎 「M8」高嶋哲夫 「夜の果てまで」盛田隆二 「笑う警官」佐々木譲 「奪取」真保裕一
270 :
名前は誰も知らない :2008/08/15(金) 21:15:06 ID:BKNEyd/wO
×読まない ○読めない
何を読むかなんて自由でしょ
そのとーり
資本論の本読んでるけど意味わかんねwwwwwwww 縁の無い本だったわ でもまだまだ読んでないとこあるからざざーっと読んで人にあげよ
274 :
名前は誰も知らない :2008/08/15(金) 22:20:30 ID:71zQkA1LO
佐伯啓思先生の「自由とは何か」を読んでる。 難語とか分かりにくい言い回しを使ってなくて読みやすいよ。
276 :
名前は誰も知らない :2008/08/16(土) 08:40:14 ID:yADWTXFe0
mixiでコミュニティを作ってみた。
【盗作】邪教の館【改造】
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3592667 コミュニティの説明
このコミュニティでは既に出版されている本などから盗作、改造を行い作品を発表する事とします。
元となった作品のタイトルと作者名は書いてください。
自分の気持ちを表現したいのに言葉を操る能力が低いので、本の中に代理表現してくれるものを探して、
手を加えて公表して一時的な安堵を得る、という事をネットでやっていて、このコミュニティはその一環です。
もっと高尚で難解な本を読んでらっしゃるのですね わかります
ジャンルは問わない。お前らのおすすめを教えれ
280 :
名前は誰も知らない :2008/08/16(土) 10:17:24 ID:GNmV2p+T0
>>279 モンテクリスト伯/アレクサンドル・デュマ
>>279 藤原帰一「戦争を記憶する」
V.フランクル「夜と霧」
星新一「声の網」
ドストエフスキイ「罪と罰」
>>279 「グッド・オーメンズ」ニール・ゲイマン テリー・プラチェット
げらげら笑える神様と悪魔の物語。
「日の移ろい」島尾敏雄
鬱の日常についての読んでてしんどい日記。でも読んでしまう。
>>279 オーデュボンの祈り
化物語
王妃の離婚
後宮小説
287 :
名前は誰も知らない :2008/08/16(土) 16:54:16 ID:QR3eoQIWO
>>279 カント純粋理性批判
マルクス資本論
ニーチェツァラトゥストラはこう言った
シェイクスピアマクベスハムレット
漱石草枕それから行人こころ
ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟
288 :
名前は誰も知らない :2008/08/16(土) 16:58:28 ID:QR3eoQIWO
>>279 アンダーソン想像の共同体
ジョイス若い芸術家の肖像ユリシーズ
シュミット政治神学
ルソー社会契約論
スミス国富論
ロック市民政府論
>>279 池澤夏樹「スティル・ライフ」
神林長平「戦闘妖精・雪風」
ハーラン・エリスン「世界の中心で愛を叫んだけもの」
サン=テグジュペリ「人間の土地」
ラ・ロシュフコー「ラ・ロシュフコー箴言集」
ニーチェ「悦ばしき知識」
290 :
名前は誰も知らない :2008/08/16(土) 23:01:37 ID:WkzuPso40
>>275 佐伯啓思の本は面白いね。
2ちゃんに跋扈するネットウヨとは違う保守思想の片鱗を見せてくれる
>>279 太宰治「人間失格」
ドストエフスキー「地下室の手記」
宮部みゆき「模倣犯」
俺のお気に入りね
292 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 00:52:59 ID:mWAK4zhx0
>>279 ■文学から
ヘルマン・ヘッセ「デミアン」
ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」
サン=テグジュぺリ「人間の土地」
リチャード・バック「かもめのジョナサン」
村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「レキシントンの幽霊」
乙一「平面いぬ。」「暗いところで待ち合わせ」
田口ランディ「コンセント」
293 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 00:56:56 ID:mWAK4zhx0
■一般人でも読める学術関係書から リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」 岸田秀「ものぐさ精神分析」 浅田彰「構造と力」 ミシェル・フーコー「監獄の誕生」 エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」 フロイト「エロス論集」 小此木啓吾「自己愛人間」 岡田尊司「誇大自己症候群」 内田樹「寝ながら学べる構造主義」 赤坂憲雄「異人論序説」
294 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 01:06:58 ID:yQu+JV3d0
>>279 ・10 2/1章で書かれた世界の歴史 ジュリアン・バーンズ
・黒い時計の旅 スティーヴ・エリクソン
・不在の騎士(三部作の一つだけど) イタロ・カルヴィーノ
295 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 01:12:19 ID:mWAK4zhx0
>>279 ■ノンフィクション・対談本・エッセーなどから
立花隆「精神と物質」
宮台真司「終わりなき日常を生きろ」
鈴木邦男「公安警察の手口」
姜尚中、酒井啓子、日弁連「イラクから北朝鮮へ 「妄想」の戦争」
田口ランディ「できればムカつかずに生きたい」
雨宮処凛「生き地獄天国―雨宮処凛自伝」
雨宮処凛「生きさせろ!?難民化する若者たち」
雨宮処凛「プレカリアート」
296 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 01:25:43 ID:BjDBJfPvO
読みやすい洋書教えれ デミアン読んでるけど車輪の下よりもいいな、読みづらいが…
297 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 01:41:41 ID:mWAK4zhx0
>>296 洋書って海外の言葉で書かれた本の事?
日本語に翻訳されている海外の本の事なら、ヘッセの「デミアン」は
新潮文庫のだと読みづらくないよ。
298 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 01:53:10 ID:BjDBJfPvO
>>297 スマソ
翻訳されてる海外文学って意味
たぶん翻訳に慣れてないから読みにくいんだとおも
299 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 02:03:28 ID:mWAK4zhx0
>>298 今まで日本文学ばかり読んでいたって事かな。
私が挙げた海外の著者の本はどれも読みやすいよ。
いろんな人がいろんな所で薦めているドストエフスキーの著作で
読んだのはどれも読みづらかった。
「地下室の手記」とか「カラマーゾフの兄弟」とか。
301 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 10:46:09 ID:yWCSrdDP0
雨宮なんて右翼じゃ食えないから 左翼に走っただけだろ 偉そうなこと言ってても何の思想的視座もない 妖怪ゴスロリ婆
302 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 11:28:16 ID:mWAK4zhx0
>>301 いや、雨宮とその読者の根底にあるのは、「生きづらさ」だ。
その意味で右翼活動していたのと不安定雇用層の為に主張するのは同じだ。
読みやすい=翻訳の質が落ちてる=文学的価値が落ちてるってイメージがある
それは違うような
305 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 13:13:38 ID:JkDkT7bl0
>>279 田中ロミオ「AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜」「人類は衰退しました」
竹宮ゆゆこ「とらドラ!」
奈須きのこ「空の境界」「Fate/stay night」
森見登美彦「四畳半神話体系」
谷川流「涼宮ハルヒシリーズ」
秋山瑞人「イリヤの空UFOの夏」
杉井光「神様のメモ帳」「さよならピアノソナタ」
支倉凍砂「狼と香辛料」
乙一「GOTH」
壁井ユカコ「キーリ」
今野緒雪「マリア様がみてる」
犬村小六「とある飛空士への追憶」
桜庭一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」
307 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 15:26:21 ID:BjDBJfPvO
>>299 ,300
サンクス
ドストエフスキー読んでみる
確かカラマーゾフは新訳版が出て話題になってたな
>>304 >>305 別に
>>303 はそれほど的外れなこと言ってるわけじゃないだろ
特に日本語と印欧語では文法が全然違うんだから日本語として読みやすくしちゃうと元の文章が持ってる構造やリズムやそれによって表されている何かが決定的に失われるってのは妥当な認識だろ
(だからベンヤミンは逐語訳を称揚したんじゃなかったっけ?)
まあ完璧な翻訳なんてあるわけないし何かが失われるのは仕方がないけど
>>303 みたいに読みやすいことに疑問を持つのは必要なことでしょ
読みにくい翻訳など翻訳の名に値しないよ 日本語にもなってないし、もとの言語でもない、どっちつかずの気持ちの悪い文章もどきを 褒め称える日本の人文系インテリ崩れって何なんだ
ガラス玉遊戯読みたいけどなかなか売ってないし古本でも高い
311 :
名前は誰も知らない :2008/08/17(日) 22:38:02 ID:ShjbqWt60
香山滋作品をもっと普及させたい
>308 代弁サンクス あくまでもイメージなんで、どの本の誰の新訳が駄目だとかそういうのはないんだ、気にせずスルーしてくれ、すまん
313 :
名前は誰も知らない :2008/08/18(月) 07:27:37 ID:aaISd+zqO
逐語訳でも理解できるのが人文系インテリの条件
そういうやつは原書読むんじゃね
315 :
名前は誰も知らない :2008/08/18(月) 21:31:45 ID:Uisau5M/0
読んでためになるとか文学的価値とかインテリゲンチャとか・・・ 未だに文学が機能している人っているんだな
もういいって。書評はオールカモンだが、煽りとかイラネ。ヨソデヤレ。 本読めよ本。夏読だよ、夏読。今はあまり言わんか。とにかく読め読め。
317 :
名前は誰も知らない :2008/08/18(月) 21:53:16 ID:/COQckSiO
もう文学とかどうでもいいので、公安警察関連とストーカー関連の資料集めた。
夜が涼しくなって本が読みやすい季節になったね
>>317 相変わらず苦しい生き方してるね
参考までにどんな本集めたのかおせーて
320 :
名前は誰も知らない :2008/08/18(月) 21:59:36 ID:/COQckSiO
紀伊国屋とかで検索して出てくるやついろいろ
322 :
名前は誰も知らない :2008/08/18(月) 22:44:21 ID:/COQckSiO
>>220 みたいな極悪ゴミ人間がこっちに登場するのは許されるのか。
もうええから休みなさい
静者のスレって感じでいいな
「異邦人」読んだ。 もうね、辛いわ…。違う意味で主人公に泣ける。
スタインベックの二十日ネズミと人間読んでたら 本なんてつまらねぇ、人と話せないと意味無いんだという 孤独な黒人の台詞が…
327 :
名前は誰も知らない :2008/08/19(火) 14:27:31 ID:gHnSMDcbO
本屋に行ったら精神科医春日武彦先生の初の小説が出ていた。 彼は「幸福論」で「幸福」の意味を抽象化させ読者を煙に巻いた。 彼のエッセイ「心という不思議」の起承転結の中で話を飛躍させる見事さは、物書き志望者は教科書の一つとして持っておいたほうが良いと思わせるほどだった。 「亀の歳を鶴がうらやむ」という諺について「ミッキーにドナルドが、控え室でギャラの配分について口汚く罵っている場面に出くわしてしまったかのような幻滅感」 このセンスには吹き出してしまった。 そのうち落ち着いたら小説も読もうと思う。
328 :
名前は誰も知らない :2008/08/19(火) 18:47:27 ID:uyLUQp5T0
最近、唐詩をよく読んでる。 杜甫や白楽天、陶淵明など… 大体冷静に見ると、ほとんどが単なる 酒飲みの敗残者が、ブツクサ連ねる愚痴だったりするんだけど、 何故かしらこれが恒久的に読みつがれるんですね。
329 :
名前は誰も知らない :2008/08/19(火) 21:55:18 ID:ZHYNaD8l0
谷恒生のバンコク楽宮ホテル!!!
ゲーデル・エッシャー・バッハって誰か読んだ? なかなか手が出せない 柳瀬と相性が悪いのもあってオクテになってしまうわ
331 :
名前は誰も知らない :2008/08/19(火) 23:21:41 ID:LekBOINB0
今日購入した本。
高橋哲哉「デリダ」
ドゥルーズ「フーコー」
ドゥルーズ「ニーチェと哲学」
サイード「オリエンタリズム 上巻」
>>330 持っているけど、序文だけ読んで積読のまま。
夏の間にプルーストを読もうと思っている。
333 :
名前は誰も知らない :2008/08/20(水) 00:22:27 ID:FzKJv/D6O
原書も読めないゴミクズ(^-^)
チェーホフを読んでるが こんなすばらしい作家を読まないでいた自分が 恥ずかしい
俺、最近読書するたびに「これをまだ読んでなかったなんて…」と途方に暮れるよ。 これまでなんと無駄な(厳密には無駄じゃないとしても)読書をしてきたことか…と。
336 :
名前は誰も知らない :2008/08/20(水) 00:40:29 ID:KYFPUKhv0
ドゥルーズとか最初に読んだ時の意味不明さに笑うよな
たとえ一冊しか読めなくても、内容が体に浸み込むような濃密な読書が できれば本望だ。二十年後も読後の感動が甦るような、読書がしたい。
中原中也の詩集が好き
>330 前の版で読んだよ 読んでてぐるぐるしてくるね
ゲーデルはどうだかわからんが エッシャーやバッハのようなパラノイア系が苦手だ
戯曲でオススメはないだろうか?
出家とその弟子
どうも 青空文庫にあるんですねえ 激しく読みにくいので本買います
やっぱ資本論面白いわ
>>341 シェークスピア「タイタス・アンドロニカス」
血生臭くて気持ち悪かったけど面白かった
今マルクスが生きていたら 大人気コラムニスト間違いないだろうね
楳図かずおの復刻シリーズ 『森の兄弟』『底のない町』『別世界』『幽霊を呼ぶ少女』『姿なき招待』『続姿なき招待』 が届いた。うひょーっ。
図書館から出たところで若い女に話しかけられた 明日ゴスペルコンサートをやるので、よろしければ見に来てくれないかということだった チラシに目をやると「コリア」「チャペル」の二文字が。 どう見ても統一教会です。本当にありがとうございました 知らない女の子と話すのがちょっと楽しくてついつい話を引き伸ばしてしまった自分がはずかしいです><
352 :
名前は誰も知らない :2008/08/22(金) 08:11:07 ID:W68HRqScO
去れ 弧の風上にも置けぬ
353 :
名前は誰も知らない :2008/08/22(金) 19:41:33 ID:Mdt9KRd50
ここの住人って宮廷以上の人間が多いのかね? まさかFラン大の人間はいないと思うが。
なんだここにも学歴厨が湧くのか
355 :
名前は誰も知らない :2008/08/22(金) 20:03:12 ID:7gTNgACmO
地震だ! 姜尚中の『悩む力』を読もうとしたら、 地震で積んである本がゆらゆらと、倒れそうで倒れない。 倒れなくてよかった。
ビルマの竪琴 ミリと海外が好きな人にはいいかも。 昔はこれが児童書とかww本当に今の世の中は活字離れしてるんだな・・・
フィンランド軍入門 最近イカロス出版にはまり気味w
来週刊行の池上永一のテンペストが死ぬほど楽しみです。 飯嶋和一の新刊もあったし盆と正月が一気に来たようなもので嬉しいです。
小学校の頃、10年前くらいか ヘッセとかドストエフスキーとか学級文庫においてあったな 誰も読んでなかったけど
厨房の頃、背伸びしてシェイクスピアやドストエフスキーを読んで、 「ふん、俺はお前らよりも高等知的民族だぜ」 と考えているような痛男クンだったけど、 いまになって、あの頃の背伸びした自分に感謝している。 動機が不純でもいい。何にせよ読んでくれたのだと。
361 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 01:17:53 ID:rs8DeAqc0
俺は世界的な名著とされる文学作品を読んだとしても優越感の担保になるとは思えないな。 世間のほとんどの人が知らない真理に近づける本なら別だけど。
何をもって他人と自分の違い、アイデンティティのソースとするかは人によるさ 例えば俺にとっては、世の中に真理なんてものは存在しないので、真理に近づく本なんて読んでもしょうがない
363 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 01:32:41 ID:rs8DeAqc0
積読本が結構あるけど、読む順番にちょっと迷っている。 今読んでいるのは、高橋哲哉「デリダ」。 とりあえず近い内に読みたいのを列挙すると、 ■哲学・思想系 東浩紀「存在論的、郵便的」、浅田彰「逃走論」「ヘルメスの音楽」 サイード「オリエンタリズム」、ハーバーマス「コミュニケイション的行為」 姜尚中「オリエンタリズムの彼方へ」「ナショナリズム」 ビル・アシュクロフト、パル・アルワリア「エドワード・サイード」 ドゥルーズ「フーコー」、フロイト「自我論集」(再読) ■小説 村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」(再読) 伊坂幸太郎「オーデュボンの祈り」 乙一「ZOO」
身近なムシのびっくり新常識100 森昭彦 ・昆虫史の初期段階では、70cmとか1mとか越える巨大トンボ・ゴキブリがザラだったそうだが 後発の陸上脊椎動物が台頭を始まると、昆虫たちは身体の巨大さで勝負するのを早々に放棄した。 身体の小ささで、小さいが故の利点で生き残りを賭けた。そしてそれは成功した。 ・脳みその機能が一箇所にまとまっておらず、全身に子機のようなものがいくつもある。 ゆえに、複雑な物事を考える能力には欠ける反面、「反射神経」においては人間の10倍以上の性能を持っている。 また、仮にメインの大脳が損傷したとしても、まだ動いていられる。 神経系のはたらきを一箇所に集約する脊椎動物とは、まるで逆の進化を行ったワケだ。 ・複雑な、高度に発達した身体を持たない、単純な生命であるが故の芸当が、いくつもある。 血液を介さず、気門から筋肉へ直接酸素を送り込む呼吸様式。 身体のつくりをそれこそ分子レベルで組み替える変態。 画像の鮮明さを犠牲にしてでも、時間分解能(動くものを捉えること)に特化した複眼 哺乳類型爬虫類が絶滅し、恐竜が絶滅し、人間のつくり出す都市化によって、 哺乳類・爬虫類・両生類たちが続々とその生息域を減らしつつある中においても 未だに生き残り続け、その存在感を示し続けていられる昆虫たちは、すごいヤツらだなぁ、と思った。 これはこれで生物としては大成功なんだろうな。
365 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 04:35:19 ID:IsNc5EmxO
>>363 典型的スノッブだな
世界の名著を読んだ方がいいんじゃないの〜?w
366 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 04:50:50 ID:bZQRCV36O
ここ5年ほど小説を読まなくなった変わりに古地図や郷土史関連の資料を読むのが 面白くなってきた。
村上龍「五分後の世界」読了。 限りなく〜を読んで何が面白いのかサパーリ分からなかったのだが、これは面白かった。 右翼にとっての理想を安易に描きすぎてる感がやや玉に瑕か。 でも、凄惨な状況を淡々と書くことで生まれる迫力、ありがちだがやっぱ好きだ。 戦争を描いているわけだが、戦争ものとは捉えず。シンプルさの価値を伝えるために、 心身の贅肉があっては生き残れない戦時下という状況を選んだのだと俺は捉えた。 登場人物の会話も常に無駄がなく奇を衒わない。しかし誠意や誇りは失ってない。 冗長なおべっかやら会合やら付き合いやらがはびこるこの社会にうんざりしてる人にはお奨め。 そして、せっかく本編が面白かったのに解説がかなりムカつきましたw 今まで読んだ中で一番酷い解説と思った。本作を持ち上げたいのは分かるが…
『フーガの技法』の楽譜をダウソして読んでる CD聴くだけだと、呆れるほど音を聞き逃していたことに気づく バッハさんマジパネェっす
そう言ってやるなよ 解説って「内容に触れずに本の話して購買意欲を高めさせろ」って編集社が第三者に書かせる代物だろ? 書くのが難しいんだよ
解説って読後に読むもんじゃないのか
中学のころは解説を参考にして読書感想文書いてた
構造主義を学びたいのですが、どこから入ればいいですか? できれば具体的な著書も挙げていただけると助かります。 まったくの白紙状態の初学者です。 哲板行ったらあまりの場違いな雰囲気に質問すらできませんでした……。
373 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 17:10:56 ID:lB82DbXK0
>>372 橋爪大三郎著『はじめての構造主義』かな。
たしかレヴィ=ストロースのポトラッチ、近親相姦云々からはじまって、ソシュールの言語論の基礎も触れられていたような。
わからないところは飛ばしながら、とりあえずサクっと把握するにはおすすめか。
ほとんど村上春樹しか読んだことないんだけど色々冒険してみたいな。 でも何に手つけたらいいのかさっぱりわからない。 自分に理解できるとはあまり思えないけどとりあえずカラマーゾフの兄弟を読んでみよう。 名作と言われてるもの中心に本を読み始めるってのは悪くないよね?
>>374 「悪い!」って言われたら止めるのか?
好きなの読めばいいんだよ。
376 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 18:41:05 ID:rs8DeAqc0
高橋哲哉「デリダ」を100ページほど読んだ。
外/内の二項対立の解体というテーマについて書かれている所を見ると気持ちいい。
>>365 学問的好奇心を持っている事と紳士であるかはあまり関係ないと思うよ。
あなたが読んだ文学の世界的名著でお薦めは何?
>>372 橋爪大三郎のより内田樹の「寝ながら学べる構造主義」の方がはるかにお薦めできる。
両方読んだ者として心に響く内容は内田樹の方が多かった。
>>374 読書経験が浅いと思うなら世界的名著と呼ばれている本より、日本人が書いた一般受けして
いる本から読み始めてみては。
村上春樹はもうある程度読んでいるなら
乙一、東野圭吾、京極夏彦堂、伊坂幸太郎、石田衣良、森博嗣、宮部みゆき、司馬遼太郎
村山由佳、西尾維新、村上龍、江戸川乱歩、恩田陸、江國香織、よしもとばなな、澁澤龍彦
小野不由美、大槻ケンヂ、山田詠美、銀色夏生、中原中也、星新一、宮沢賢治、金城一紀
安部公房、三島由紀夫、筒井康隆、池波正太郎、太宰治
とか。
377 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 18:48:02 ID:rs8DeAqc0
mixiの作家のコミュニティで参加者の多いものから順にコミュニティ名を コピペしたから京極夏彦がコミュニティの名前になっている。
ところで、ここの人たちはポピュラーサイエンスの分野には まるで興味なかったりする?
ポピュラーサイエンスという単語自体をはじめて聞いたw ニュートンなら昔ワクワクしながら読んでたよ
380 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 19:16:38 ID:IsNc5EmxO
>>376 カラマーゾフの兄弟
漱石諸作品
シェイクスピア
381 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 19:19:49 ID:IsNc5EmxO
哲学の長い歴史を無視してデリダから入るやつがうざい
382 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 19:30:39 ID:rs8DeAqc0
>>378 岩波科学ライブラリーの本や、脳科学や進化生物学関係の一般向け科学本なら少し読んでいる。
一般向け科学本を読む人は哲学・思想系の本を読んだり、論壇系知識人の追っかけをやってロフトの
イベントとかに出席している人よりはるかに少数派だと思う。
その両方をやっていて宗教関係の掲示板にも出入りし、言葉づかいが不自然でその上反社会的な
発言をやっていたりすると確実に公安にマークされそう。
>>380 「カラマーゾフの兄弟」は私も新潮文庫ので読んだけど、世間で評価されている程のものだとは
思えなかった。どこらへんがどう面白いの?
>>382 オレ世間のことをよく知らないけど、そんなに極端な少数派なのか?
日経サイエンスはともかく、ニュートンは書店で割と平積みされてるけど……
それとも、オレの認識する「ポピュラーサイエンス」という単語が間違っているのだろうか
384 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 19:43:46 ID:rs8DeAqc0
>>383 世間では理系離れが進行しているんじゃないの。
>>384 そういえば、ニュートン買ってくのはおっさんばかりだな。
最低年齢30歳って感じだ。
でも、哲学・思想系や文学の古典など、そういった重厚な本を買っていく人間もまずいないけど。
ポピュラーサイエンスって「身近な科学」みたいな感じ?
>>367 の言ってたあとがきが気になったのでちらっと読んでみたら
春樹を引き合いに出しておとしめてたw
387 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 20:04:37 ID:rs8DeAqc0
>>385 お、本屋さん?
でもニュートンは理科好きの少数派の小中高校の学生も買っていると思うけど。
哲学・思想に興味を持っている人がネットで議論しているのは私の視界にはよく
入ってくる、というそういうアンテナを私は持っている。
世の知識人と呼ばれている人はほとんどが哲学・思想の教養を身につけた文系の
人だと思う。
>>386 ポピュラーサイエンス本っていうのは理系の専門家ではない「一般人向けの科学の本」
っていう意味で使っています。
>>387 なるほど
それならこないだ『利己的な遺伝子』をチラ読みしたよ
でも理系の本てどこまで読んだらいいのかわからなくて困る
なんたらかんたらっていう分子名なんていちいち覚えてられないし
389 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 20:22:17 ID:pjWhqj5S0
>>382 カラマーゾフはまだ上巻しか読んでないんだけど、うちの講師の人曰く聖書を理解しないと深い意味はわからないだろうって。聖書の解釈とかを小説形式にした論文のようなものだって聞いた。
390 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 20:22:30 ID:IsNc5EmxO
>>382 俺は岩波で読んだ
大審問官とかおもしろいだろ
なぜおもしろくないのかが分からない
391 :
名前は誰も知らない :2008/08/23(土) 20:24:26 ID:rs8DeAqc0
>>388 「利己的な遺伝子」はぜひ買って読みましょう。
一般向け科学本は世界認識を変えるような部分だけ読めばいいと思うよ。
ポピュラーサイエンスってブルーバックスとかもかな? それなら昔色々読んだが、またガッツリ読みたい。 ニュートンは読もうと思って買ったまま置きっ放しのが何冊かある。 ハードSFを読んでいると、たまに突拍子のない設定に出くわしたりするが、 そういうのに限って意外と最新の科学を下敷きにしていたりする。 元ネタ(物理なりなんなり)を知っていると面白く思える。
ニュートンって、創刊当時は「予約購読(直接宅配)」が主だったイメージがあるけど、今はどうだろ。 「一般人向け科学の本」って言うと、頭に浮かぶのは「ブルーバックス」とかかな?
ここで哲学話題にしてる人達って原書読んでるの? 俺は哲学に興味持ち始めて手を出そうと思ってるんだけど、疑問が……。 翻訳通してじゃ不完全じゃない?
哲学に対する興味の持ち方にもよると思う。 職業哲学者になるんだったら原書を読む訓練を地道に積むべきだろう。 ただ哲学書に触発されて純粋に自分の中で思索していきたいというのなら、 翻訳でも十分だと思う、要は自分がそこから何を汲み取るかが問題なワケだし。 自分の思考にとって何らかの示唆を受け取れるなら、 それは充分に意味のある読書ではないかと思うが如何。
>>342 これ読んだよ
裏切られても裏切られても信じつづけなさいって
人間不信の俺には重かったわ
397 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 01:50:47 ID:ZleByIj8O
ヘンリー・ミラーはいちいち考えることのスケールがデカすぎて笑えてしょうがない。 パン買おうと思ったら小銭20円足りなかったとか、そういうことも書けよ。
398 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 16:10:19 ID:GquBNPby0
理想の読書環境は、 1、警察の設置した監視カメラや盗聴器がなく、プライバシーが守られている 2、400円以内の飲み物があり、長く居座れる 3、トイレがある 4、音楽はないかクラシック音楽が流れているか 5、人の会話がうるさくない
399 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 16:28:44 ID:GquBNPby0
ネットでの理想の議論環境は、 1、2ちゃんねる並の流動性がある 2、初心者でも気軽に書ける 3、無責任な一方的な言い放しがない 4、差別発言、侮辱発言がない 5、書き込みのさいに使用した知識の元ネタが書かれてある
現代哲学好きには、ソーカルとブリクモンの「知の欺瞞」お勧め。 あれをどう捉えるかは別として、読んでおくにこしたことはない。 ただいま、T.S.アシュトンの「産業革命」読解中。そこそこ面白い。
ほう、ポストモダン批判か
>>394 哲学者≠哲学研究者
翻訳も結構いい線行ってるから大丈夫
いい加減な翻訳も多々あるけどねw
1ヶ月ヨーロッパに旅するんだが(もちろん独り) 持ってくべき本なんだろう? 春樹を2冊しか決まってない
405 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 20:16:35 ID:GquBNPby0
406 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 20:19:25 ID:kHkuqA/kO
一ヶ月か、いいね 俺だったらいまは建築史の本を持ってくかな ヨーロッパのどのあたり?
408 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 20:31:01 ID:kHkuqA/kO
>>407 来年から就職で社畜になるから
今年は孤独旅しまくる
今回はイタリアフランススイスドイツと
スイーツな旅だけどね
409 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 20:34:09 ID:BlXQwXl3O
本を買うお金がちょっと無いので、図書カードの出番だ。図書館は使わない手は無い。
411 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 20:40:26 ID:kHkuqA/kO
>>409 観光ガイドは無駄な地域あるし
重いから該当箇所のみコピー
歴史書かー美術館10箇所くらいいくから
そっち関係の本持っていこうかな
バックパックだから文庫しか入らないが
>408 自分が行きたい場所ばかりだ〜!気をつけて行ってらっさい 旅には薄くて読みやすいのがいいなぁ。つ「西の魔女が死んだ」「人生の地図」
413 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 20:51:35 ID:kHkuqA/kO
最近本買ってばっかりだ 書店にいくと毎回3冊4冊くらい買ってしまう 積読がどんどん増える
415 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 20:57:10 ID:JAJlOWU10
俺今ひぐらしにはまってる。 一週間ぐらいで今まで出てるやつ全部読んじゃった。
416 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 20:59:17 ID:kHkuqA/kO
>>415 ラノベ(笑)って馬鹿にしてたが読んでみようかな
図書館にある?
417 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 21:12:50 ID:JAJlOWU10
どうかなぁ・・ 俺も今までライトノベルって読んだこと無かったんだけど あれはほんと面白い作品だと思った。
電波的な彼女 こらは下手なミステリーよりは面白かった
419 :
名前は誰も知らない :2008/08/24(日) 23:39:04 ID:rf6d0hlo0
ラノベならタイムリープがお勧め この本のおかげで読書にめざめた
>>415 本で出てるひぐらしってPC版とテキスト同じ?違う?
哲学板行ったら、原書で読むのが当然と言われて、場違いなために帰ってきました。 関係ないですけど、あそこに常駐してる人達って異様な方が多いですね。
>>421 ああ、あそこは知的ルサンチマンが本当の哲学読者の数倍いて、
そいつらが
「原書じゃなきゃ理解したとは言わせない」
「ポストモダン(プ」
「哲学なんて所詮言葉遊び」
といったことを書いては、
自分たちが挫折した哲学を「すっぱい葡萄」にこき下ろしているだけ。
あまり真に受けるな。
>あそこに常駐してる人達って異様な方が多いですね。
精神病んでたり、引きこもりだったり、
そういう自己実存がグラついてる連中が、哲学書は読まないくせして、
「ボクが悩んできたことを吐きだせば、それが哲学だ!」ぐらいの勘違いにもとづいて、
哲学板にやってくることが多いな。何にせよ真に受けるな。
>>422 ポモ=ポストモダンの略だなんて初めて知りましたよ。あそこで。
やたら論破することに心血を注いでいる人が多いですね。
煽りがすごい。
何か若気の至りなことでも書いて煽られたか。
421がキモイことはここでもわかる
いや、僕は初めて足を運んだ場所だったので、俯瞰していただけです。 というよりも、僕自身哲学はまったくのビギナーなので、合の手を入れるなんて到底無理です。
というか、お前はあれだろ。 2ch自体、いや下手したらネット自体ビギナーだろ。 たかが哲板での煽り合い程度で、そんなに金玉が縮こまってしまうなんて。
2ちゃん歴4年ですが?ww これ自慢になるの?ww >たかが哲板での煽り合い程度で、そんなに金玉が縮こまってしまうなんて。 これはすごい推察力www
4年でそれか。 いや、結構なことで。
俺はこっちと哲学板と両方に住んでるけど 所詮はここと五十歩百歩だと思うけどなあ つうか2chはどこもだいたい一緒だよ ネタが違うだけでさ
431 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 03:13:26 ID:PwkNnJfq0
乱歩読んだら怖くて眠れん
432 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 10:16:32 ID:OQiCWwCH0
やはり女がこのスレに書き込んでいるみたいね。 そして女の読書スレの方が内容が充実しているのは、このスレに私がいる事が みんなに知られていて、私にはまずい料理しか出さないようにしているからか。
in japanese, ok
ラノベの話が出たので自分のオススメを。自分は本格SFも書ける作家によるラノベが好き。 あるいはラノベ風味のSF群というべきか。 野尻抱介の「クレギオン」シリーズ、「ロケットガール」シリーズ 森岡浩之の「星界」シリーズ 萌えを出しつつ、わりと本格的なSF要素も忘れない。 例えばオンボロ宇宙運送業者の3人(昼行灯のおっさん社長、美女パイロット、頑張り屋美少女) が主人公といういかにもアニメ・ラノベチックな設定のクレギオンシリーズの中で、 ある家族の引越し(惑星上→宇宙コロニー)を請け負う話がある。 もちろんそれは上手く行かずドタバタ劇になるわけだが、ライトSFやファンタジーSFのように 登場人物の内面や相関関係だけに頼ったストーリーにはならない。 きちんとした物理現象ゆえの操縦・運搬の困難さなどがストーリー展開の核になり、オチにも繋がる。 状況の打破を、根性論より、あくまで物理的アイディアによって達成する。 まあ萌えも根性(燃え)もあるんだけどね。話の設計の仕方がSFだなぁと思う。
村上龍 「半島を出よ」読んだ 北朝鮮が口減らしの為に九州に難民を送り込む事を考え、 その先発下見部隊のコマンドーが九州で独立国家を名乗っちゃってさぁ大変!という話 実際に北朝鮮がその気なら起こりそうな事、もし起こった場合「あ〜日本政府ならこんな態度だろうな」ってのがよくわかって面白かった
いま半落ち読んでる SFは理不尽な設定で緊張感がないからなかなか読む気になれん
437 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 14:35:35 ID:dmkAKL2bO
ラノベ、SFは紙くず
SFでもベタだが「惑星ソラリス」とか「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」とかけっこう面白いのもあるよ
SFは名作と言われてるものはたいてい面白いよ 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」はおれも大好き。他に「火星年代記」「星を継ぐもの」 「アルジャーノンに花束を」「地球の長い午後」「夏への扉」などなど これらは豊かなイマジネーションや詩情に満ちていて多くの人が満足するものだと思う
>>アンドロイドは電気羊の夢を見るか は読んだことあるけど、あんまりスキじゃなかったな。 SFは和製モノが良いな。
SFは好き嫌いがあるので読む人を選ぶが 紙くず扱いしないでくれ。 「1984年」「華氏451度」「順列都市」「ニューロマンサー」「少年と犬」 「ラセンウジバエ解決法」「ぼくがハリーズ・バーガー・ショップをやめたいきさつ」 (かなり偏っているが) 空想科学というジャンルでしか描けないビジョン、イマジネーションがある。 和物なら神林だな。
日本なら小松左京「果てしなき流れの果に」、筒井康隆「幻想の未来」、 大原まり子「ハイブリッド・チャイルド」、山本弘「神は沈黙せず」、鈴木光司「ループ」あたりもなかなか
広瀬 正のマイナスゼロもお忘れなく
ベタな煽りはスルーで。 ジャンル問わず普遍的な名著の評価は揺らぐことはない。SFもしかり。 根無し草のように心細く揺らいでるのはいちいちちゃちゃ入れないと気が済まない一部2ちゃんねらのプライドだけ。 繰り返すが 煽りはスルー で。 繰り返すが 煽りはスルー で。 大事なことなので2度言いました。
445 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 19:19:04 ID:hF2xjsBV0
間宮陽介「丸山眞男 日本近代における公と私」 柄谷行人「探求1」 購入。 積読本で近い内に手をつけたい本が結構あるので、それを読み終えてからじゃないと 本は買わないぞ、と決めた矢先、やっぱり本屋に行くと買ってしまう。 間宮陽介の方は、タイトルに惹かれて買った。 柄谷行人の方は、背表紙の「本書は<他者>あるいは<外部>に関する探求である」 という言葉に惹かれて買った。 あと読書はカフェより自宅の方がはかどるかもしれない、という事に気づいた。
446 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 19:20:45 ID:oeiVqI+1O
447 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 19:55:44 ID:mpbmkGPIO
そろそろ「無知の涙」でも読んで人生のまとめに入るか…
竜馬がゆく(三) 藤原伊織「テロリストのパラソル」 池上永一「バガージマヌパナス」 購入 意外と竜馬がゆくって古本で売ってないですよね みんな手元に置いておく本なのかな?
「亜玖夢博士の経済入門」橘 玲 小難しい経済理論をわかりやすく小説仕立てで解説 小説が笑ゥせぇるすまんを連想させる 5段階評価 : ☆☆☆☆
450 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 20:05:38 ID:e3AsaBHwO
孤男ならSFはフィリップ.K.ディックだろ。 電気羊もいいけど、 パーマー・エルドリッチとか火星のタイムスリップとかヴァリスとかの長編はもはや神の域だぜ。 主人公はいつも孤男で神経症気味。 ディック作品の世界は孤男の見ている世界だぜ
451 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 20:15:24 ID:hF2xjsBV0
>>446 カフェでコーヒーを飲むのと本を買う事以外にほとんど金を使ってないからね。
おしゃれはしないしタバコも吸わない。
452 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 20:15:42 ID:e3AsaBHwO
古典的SFでいえば、ジョージ・オーウェルの1984は必読だよな。 共産主義批判のように捉えられがちだけど、 今読むとむしろ広告産業が肥大した資本主義の最終形態への批判として読める。 メディア支配による身体と言語支配、そして集団主義。それらへの作者の嫌悪感に孤男は読んでいて共感を覚えるだろう。
453 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 20:30:25 ID:hF2xjsBV0
>>452 いや、恐怖の監視社会と言論統制の世界を描いているんでしょ、1984年は。
どういう関連で広告産業なんて言葉が出てきたんだかわからないな。
監視カメラの増設や警察機関による通信手段の監視は実際に起きている事だと思うよ。
454 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 20:44:32 ID:e3AsaBHwO
>>453 アメリカの911後の世論操作とか、今の資本主義ロシアの状態を思い出すんだよ。
エシュロンとかカメラ監視があるなかで、自由な資本主義を謳う今こそが、建て前では自由が最大限認められてるけど、実際は違うわけだから。
Googleも金貰えばその顧客に都合の悪いキーワードが検索にかからないようにしてたりしてるしさ。
455 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 21:42:06 ID:OQiCWwCH0
確か戦時下では広告産業も国家による国民の意識の統制に使われた、とか何かで読んだ気がする。
テレビCMを支配している企業とラジオのCMを支配している企業は同じなのかな。
テレビCMを支配しているのは電通だって聞いたけど。
何ヶ月か前に車に乗ってラジオを聴いていると、パチンコと金貸し屋のCMばかり流していたけど、
なんでだろう。
>>454 Googleによる情報操作は中国政府の指示での情報操作は話題になったね。
他にも何かやっているのかな。
456 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 22:16:12 ID:OQiCWwCH0
エシュロンってほとんど活動実態が知られていなくて、その名を口にするのは 監視社会論を論じる人か電波系のふりをしてネタにする人くらいのように思う。 魅力がなく人との繋がりもすぐに切れ、閲覧者のほとんどいないブログなどを 持っていて、本人には活動実態を知らせず公権力を背後に私生活も通信手段も 見世物され、匿名掲示板で隠喩で監視のほのめかしや侮辱が行われ、匿名性の パノプティコンとして2ちゃんねるを使っている人達がいて、その事実を明白に 伝える人は誰もいなくて、対象者の統合失調症の症状だという逃げを残して 活動している、とかそんな事は起きてないのかな。
457 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 22:17:05 ID:unEbsPSY0
>>420 遅くなってすまんね。
PC版はプレイしたことはないんだけど若干の加筆、訂正は
あるみたい。でも基本的には同じだと思う。
458 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 22:26:49 ID:e3AsaBHwO
>>456 いやあ、あるよ。
スイスの防衛マニュアルにも世論操作方法として、
事実を大袈裟にウソを混ぜて流して、誰も信じないようにする、って感じの事が書いてあった気がする。
459 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 22:47:33 ID:OQiCWwCH0
特定人物への批判が禁止され敵対集団への嫌悪と憎悪を高めるようにされ、 国民は監視され反体制の人物は取り締まりの対象とされ拷問の対象となり、 体制に都合のいいようにメディアはコントロールされる、なんて「1984年」の 世界は実際にどこかで起こっているのかな。
北朝鮮
461 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 22:55:41 ID:OQiCWwCH0
462 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 22:59:11 ID:e3AsaBHwO
日本のメディアは絶対に天皇を批判しないぜ? 天皇制廃止論くらい流したっていいだろうとも思うんだが。 天皇死ぬとかいったらネット上でもサヨ認定で袋叩きさ
>>456 フーコー読み直した方がいいよ
全然読めてないから
464 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/08/25(月) 23:08:53 ID:b40lTZ470
天皇「制」は支持するが 人間としての天皇、皇族にはあまり興味無い
465 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 23:11:09 ID:OQiCWwCH0
>>463 どこがどう読めてないのか具体的に書いてもらえるかな。
466 :
名前は誰も知らない :2008/08/25(月) 23:20:45 ID:OQiCWwCH0
警察の設置した監視カメラの映像や通信手段の監視を一般公開し、 警察の収集した個人情報を一般公開し、警察の情報解析の結果を一般公開し、 それらに人権団体も人権派弁護士も沈黙し、その事実を誰も対象者に伝えない、 なんて事はどういう場合に可能になるのだろうか。
>>465 俺からも言うけど、全然フーコー読めてないよ。
まあ、あの病気の人間は『監獄の誕生』なんてそういう読み方しかできんだろうが。
せっかくの夏休みだけど何にもやることがないので哲学らしきものをかじってみようと思う。 やっぱり入門書は「ソフィーの世界」がいいのかしら?
469 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 00:32:06 ID:2uWFYiz0O
孤板なので中島義道を勧める
気がつけば、死んだ人間の本ばかり読んでいる。
471 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 01:28:17 ID:MzrqMz5C0
472 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 01:30:07 ID:oM1uU0OQO
ヴィクトールEフランクル著 『夜と霧』 を読みました。ある精神科医のアウシュビッツの体験談と被収容者の精神にもたらす変化についての考察です。人間はどんな絶望的な状況に置かれても生きる意思と動機があれば人間らしさを失う事はないんだと言う事を感じました。
473 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 01:36:27 ID:MzrqMz5C0
>>472 2002年に新版が出たけど、旧版と新版どっちを読んだの?
本屋では両方置いてあるみたいだけど、内容が違うみたいね。
474 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 01:42:41 ID:oM1uU0OQO
僕が読んだのは新版ですね。表現が現代的?なので読みやすかったです。旧版も今後読み進めて行きたいですね。
475 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 02:13:37 ID:MzrqMz5C0
>>467 どう読めてないか具体的に示してね。
それができないなら根拠なくけなしてすいませんでした、
実は自分はフーコーなんて全然読んでなくて知ったかぶりで
人の上に立ちたくて書き込みしました、許してください
って謝って立ち去ってね。
476 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 03:04:31 ID:2WqVfAYAO
フーコーの話題出せる奴の勇気は凄いな。 俺は一応見栄っ張りだから目は通すけど、間違ったこと言いそうだから、他人の書き込みを楽しむだけにする。
夜のピクニック読んだけどクソだな 昼の光に、夜の闇の深さがわかるものか
空気の研究って有名だから読んでみたけど なんか当たり前のことをちょっと変わった言い方で表してるだけに 思えた 買わなきゃよかったかな
俺みたいに電撃を筆頭にラノベ買い漁ってる人いないの?
480 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 09:57:28 ID:HJcLGnfSO
481 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 10:27:20 ID:2uWFYiz0O
岸田修の性的唯幻論序説 喪男かつ孤男のやつは必読
>>475 いいからもう一度読め
お前こそ根拠なしに自分は正しいと主張していることに気付けよ
484 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 11:42:41 ID:u5itJhX00
>>474 新版はたしか写真がないんだよな。
旧版の写真だけでも見つけたら読むといいかも。
『しぬことと見つけたり』 隆慶一郎 毎朝死ぬ瞬間をイメージトレーニングして、死に対する恐怖心を克服する鍛錬を積んでいる 佐賀鍋島藩の侍の話し。登場人物みんなキャラクターがたっててかなり面白かった ただ、残念なのが作者が執筆途中で死んでしまった為、話が途中で終わってしまう
486 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 12:42:23 ID:MzrqMz5C0
>>482-483 あなた達はフーコーをよく知った上で言ってるの?
そうでないなら、そういう気がするってだけでそういうことを書かないでくれる?
つまらない反応の続きをまたしばらく読まなきゃならないでしょ。
487 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 12:46:57 ID:MzrqMz5C0
>>484 「夜と霧」の新版は写真だけじゃなくて文章の内容も変えられていると思う。
本屋でちらっと見た感じでは。
ID:MzrqMz5C0は ID:OQiCWwCH0か? 文章からすると女みたいな感じだが、 だとしたらLR読んでから書き込んでくれ。 >つまらない反応の続きをまたしばらく読まなきゃならないでしょ。 ガキじゃないんだからそれ位スルーしろよ。
489 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 13:11:46 ID:JQzD3J9rO
この手のスレは大抵荒れるよな。 解釈なんて人それぞれだし、どう感じるかも人それぞれなのに、一つの解釈しか認められない人が必ずでてきてイチャモンつけるから。
まあマターリしようぜ。 俺が今読んでる本 クレフェルト「補給戦」 原りょう「愚か者死すべし」 星新一「祖父・小金井良精の記」 ボードリヤール「消費社会の神話と構造」 穂村弘「現実入門」 レイドラー「宇宙はなぜ美しいのか」 ホフマン「放浪の天才数学者エルデシュ」 山田風太郎「人間臨終図鑑3」
フーコーじゃなくて風子ちゃんなら赦してあげるのにい〜>< ID:MzrqMz5C0さんはクラナドプレイおすすめだよ〜><
492 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 14:25:11 ID:2WqVfAYAO
最近の大学生はどんなの読んでいるんだろう。 俺は高校3年のとき、大学生というのは皆ボードレール小脇に抱えてたり、学食でサルトルについて議論してたり、小林秀雄を崇拝してたりするもんだと勘違いしてた。 俺は大学生活を充実させるためには、そうした話題に喰らい付かねばならぬと力みまくってたから、親父の本棚からいろいろ引っ張り出して(親父がかなりの読書家だったから買う必要がなかった) 涙目になりながら格闘してた。 実際に進学してみると、そんな人誰もいなくて(そりゃそうだ)脱力した。 で、安心して大槻ケンヂ読み始めた。
僕大学生だよw ラノベやエロゲ(のテキスト)ばっか読んでますw
494 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 15:21:30 ID:MzrqMz5C0
>>488 LRってなに?って書き込もうとしたけどググってみてはじめて知った。
ローカルルールの事なのね。
>>492 哲学・思想関係のサークルとかに入ったらそういう「想像していた大学生」がいるんじゃないかな。
でもそれっぽい名前をしたサークルって宗教団体が背後についたものだったりするらしい。
ストライクウィッチーズが面白い
リネットちゃんかわえええ
497 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 16:08:41 ID:HJcLGnfSO
なんで唐突にパ・・・ズボンアニメの話なんだよ そういう俺も >357 のお蔭でフィンランド軍入門と北欧空戦史を読んでる へたれエイラを応援してるので ユーティライネンやルーッカネンの著書や 大空のサムライとかも読んでみようかな
>>489 解釈以前だから
意味が分かってない
パノプティコン言いたいだけ
古井由吉の短編集『水』を読み終えた 古井本のなかでもトップクラスの苦い読み応え へこむぜ
さっき20数年ぶりに宮沢賢治の「よだかの星」を読んだのだが、 涙が溢れて仕方がなかったよ・・・ これほど孤男に相応しい小説はない。
502 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 20:25:08 ID:93Ji9bwh0
>>447 永山の詩は沁みるよね。
「別な世界が終わると」という詩が好きだ。
503 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 20:59:27 ID:CiDNlaK9O
フーコーはパノプティコンにおいて内面化(に至る過程)について書いてるからな。 まあ完全なミスリードです。
>>486 知りません。
でも伝えたいことと、実際伝わることは違う。
本を一回読んだぐらいじゃ作者の伝えたいことは一つも伝わっていない、と俺は考えてる。
作者の意図とは違うものを感じとるのも悪くない。
ようは人それぞれ感じ方が違うということ。
君が感じたことは、実は君が伝えたいことなのかも
505 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 22:09:12 ID:MzrqMz5C0
ふと思い立って本屋に行き
スピヴァク「サバルタンは語ることができるか」
を購入。
>>503 要するに俺が有名な学者の言葉の正当な解釈をしていると思うのがいやなんだろう、君たちは。
世界に広く知られている普遍的な言説の正しい解釈は権威になるからね。
普遍性の高い言葉と権威について以前にある場所で頭のいい人について聞いたが、期待していた
反応は返ってこなかった。
506 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 22:12:59 ID:2uWFYiz0O
>>504 フーコーのパノプティコン云々に口だしするつもりはなかったけど、
作者の意図とは違うものが伝わるってのは小説ならいいけど、
社会科学の本についてそういう事があったら、それは誉められた事じゃないと思うぞ。
あ、なんかまた吉本隆明読みたくなってきた…
507 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 22:14:28 ID:MzrqMz5C0
508 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 22:16:00 ID:OeLhYG64O
ハリポタが読みたい
>>497 お前もしかしてダイナマによく出没してる?
510 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 22:17:30 ID:2uWFYiz0O
論旨解釈については、法学的な(それも実務的な)視点で見ると、また別の視界が拓けたりするかなあ、なんてふと思った。
511 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 22:18:40 ID:21d8s9bb0
ハリポタのネタバレTシャツほしい
今日は恋姫放送日。 はわわ可愛すぎw
513 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 22:19:04 ID:2uWFYiz0O
山形浩生ってマジで2ちゃんしてるらしいよね
るいは智を呼ぶが今年発売の中では抜きんでて面白いな。 G線よりハマった。
515 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 22:21:19 ID:MzrqMz5C0
Fate/ゼロ読んでて思ったんだけど、虚淵ってきのこより文章巧いね。
518 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 22:28:39 ID:2uWFYiz0O
>>515 mixiみれんけど、俺はあんた間違ってないと思うぜ
519 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 22:37:23 ID:JQzD3J9rO
社会科学だろうがなんだろうが、解釈なんて人それぞれだから。 ミスリードも何もないよ。 言葉の定義はしっかりしとかないとダメだけどね。 本の読み方に正しいも間違ってるもない。
520 :
名前は誰も知らない :2008/08/26(火) 23:24:16 ID:Ufobh9gW0
ふと思い立って読んでみた「涼宮ハルヒの憂鬱」にはまってる 最近読んだのは「新耳袋」、「都市の穴」、「おまえら行くな」 あと、最近気になるのは「NHKにようこそ」、「GOTH」 ラノベにはまりそうな悪寒www
秒速5センチメートル読んだ人いる?
>>520 もうハマってるじゃんw
私見だけど、NHKより森見の方が面白かった。
ま、どっちも作者はリア充だが。
>>521 ノベライズされているのを今初めて知った。
おまえら知識だけはすごそうだな
ペダンチック丸出しな奴ばかり読んでて痛いけどな。ガス抜きしたい気持ちはわかるが、もうちょっと頭を使ってだな。
>521 映画だけで充分だったので、小説はぱらぱら読んだくらい ああいう後付ものはいまいち好きじゃないんだよなあ 監督本人によるオフィシャルものとはいえ 映画のラストで鬱になった人は小説読んで救われればいいけど 俺は映画のラストだけでよかった
古典で自己啓発本みたいなのないかな
528 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/08/27(水) 02:58:44 ID:KRReOz7L0
葉隠
>>515 ・ネットはパノプティコンみたいに非対称じゃない。お互いがお互いのことをわからない。プロバイダの中の人やスーパーハカーでもない限り誰かのネット上の行動を監視することはできない。
・確かにネット上に分散した個人情報を誰かが収集して悪用する可能性はあるけど、それはフーコー的な監視とは違う。
・そもそもパノプティコンにおける監視者は、ネット上の不特定の誰かのような曖昧な存在ではなくて、被監視者にもわかる(国家とか刑務所とか学校とか)はっきりとした主体。2ちゃん的な匿名ではない。
・パノプティコンでは規律や規範(何が良いか、悪いか)ははっきりしてるし、更に監視者は規律を強制できるだけの力や従わない場合に罰する力がある(と思われている)。
だからこそ被監視者は罰せられることを恐れて予め内面化する/できる。(ただしフーコーが後で問題にしたのは、そのようなムチの部分じゃなくて、いつの間にか価値規範が埋め込まれているような場面。)
大体ネット上の誰かに監視されてるとして一体どんな「規律正しい行動」を取ればいいのよ?それが取れなかったらどうなんの?
なんかフーコーの監視社会論と今の管理社会論がごっちゃになってない?(別にフーコーも管理社会論も全然知らないけど)
531 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 05:48:21 ID:dJiXl3fA0
>>530 ・非対称性について
被監視者(俺)は監視者(玲奈とその支持者や政府・警察)の活動実態をほとんど知らず、匿名で相手の顔は
見えずに監視のほのめかしをされ、被監視者の個人情報は警察権力によって収集され公表されていると思われる。
被監視者の言動や情報発信の場はほぼ全て監視されているようだが、監視者の実態は不透明で相手は匿名に身を
置き個人情報はもれないようにしている。
・パノプティコンにおける監視者について
刑務所としてのパノプティコンでは被監視者には監視者の姿は見えない。
比喩としてのパノプティコンの監視者は、1984年のビッグブラザーが代表例としてよく挙げられるが、
ビッグブラザーの姿を見た者はおらず、不特定の曖昧な存在である。
・パノプティコンと規律や規範について
監視の視線を意識し内面化する事によって規範を誰かに強制されなくとも自ら規律正しい行動をとるように
するのがパノプティコンである。
・フーコーのパノプティコンの話と今の監視・管理社会について
両者を関連付けて語る事は間違っているとは思えない。
>>531 ビッグブラザーはちゃんとイメージ化、概念化されてただろ。実在の人物じゃなくても、不特定な曖昧な存在じゃないよ。
まあ警察や政府に監視されてりゃパノプティコンだよね、規範も生じちゃうよね、1984だよね
ところで玲奈さんって誰かな?参考までに教えてくれる?
>>531 お前が言うネットにおけるそれは、
「見られてるんじゃないか?」という「不安感全般」に言えることであって、
パノプティコンといった具体的な「装置(塔)」を前提としたものではない。
その「装置」の抽象性を
>>530 は指摘していて、
お前は「非対称性について」という項目で回答したつもりになっているんだろうが、
内容はまったくもって根拠レスな妄言じゃないか。
まあ、あれだ。
むかし友人が統合失調症を発症して苦労したことがあるけど、
この病は、下手に患者の妄言に相手すると、
(壊れて暴走したエンジンをより加速させてしまうのと同じように)
症状の悪化の手助けになってしまうらしいな。
>>531 はまだ理解に易しい日本語を書けるだけ、症状が軽い。
いまのうちに病院に行かないと、手遅れになるぞ。
監視されているかどうか、それが正しいかどうかはさておき、ひとまず病院には行け。
しかし考えてみれば、フーコーって精神医学界からしたら相当うざいだろうな
(実際、中井久夫は各所でフーコーおよびフーコー主義者を批判している)。
読解力ゼロのミスリードをしてしまえば、
民衆を監視する社会・国家を指摘し、
性的倒錯や狂人を肯定し、
さらにはそれを治療する精神科医は近代国家の形成を手伝う飼い犬
ということになるんだから。
534 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 10:20:40 ID:ASJ1SiiU0
フーコー読んでて ネットを論じる時に公権力がどうとか言っちゃうのは ただのノイローゼだろ
ネットはビッグブラザーが君臨するというよりもスモールブラザーが偏在するというほうが イメージ的に近いからな。 ネット自体、中央集権的というより分散化だし。 そういう意味でいえば例えばVIPなりなんなりの一部(島宇宙的な)の価値観を内面化して、 行動するということもありうるといえばありうるが、それじゃたんなるKYだからな。
536 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 11:40:08 ID:ByuSHOuL0
なんかみんなマニアぶりっ子だな
ネットがある種パノプティコン的な規律装置でありうるというのは、まあわかる。
監視されているという被害妄想と実際に監視されているということの境界が曖昧だという問題意識も、わかる。
けどネットで「監視」できるとはとても思えない。見られるのがいやなら2ちゃんころごときにこなきゃいいのだし、
そもそもネットやらなければいい。すぐ逃げられる監視なんて監視じゃない。地球規模でみりゃネットしない人のほうが多いだろうし。
ネットで監視されてると感じてる奴は、自分から防犯カメラの前に行って
「見られてる!撮られてる!」と叫んでるようなもんだろう
>>532 玲奈は冥王星人(?)か、冥王星人と戦ってる男らしいぞ
上で紹介されてるmixiのリンクをたどったら、ここで粘着してる奴のhatenaダイアリやら過去ログやらが出てきた
自分で晒しておいて「情報収集されてる」も何もないだろうに
公安関係の本を集めているとか携帯で書き込んでたのもたぶん同一人物
こういう話を聞いてると、なぜかワクワクしてしまう。
539 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 12:19:29 ID:nH8/mqO8O
ネットは自体には目的もなにもない、ただのインフラだよ。 ただ、性質はある。 サイバーリテラシー三原則 ・サイバー空間には制約がない ・サイバー空間は忘れない ・サイバー空間は「個」をあぶりだす ネットをシームレスにデータベースとして使い、分析すれば個人特定や監視は可能だよ 現実世界でネットに対する権限と技術のあるやつなら
540 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 12:26:12 ID:nH8/mqO8O
監視ネタじゃないけど、フィリップ・ディックの火星のタイムスリップは統失ネタで面白いよー
541 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 13:28:12 ID:dJiXl3fA0
542 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 13:30:31 ID:dJiXl3fA0
543 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 13:33:26 ID:dJiXl3fA0
544 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 13:42:44 ID:dJiXl3fA0
┏文部科学省━総務省━外務省━法務省━公安調査庁 ┃ ┃ ┃【しぃ虐待】 警察軍・政府軍━━通信傍受法━━警 察 ┃ ┃【家宅捜査】 ┃ ┃ ┃ ┃【情報解析】 【家 族 会】━━個人情報公開━━ 死刑賛成 ┃ ┃【政府・警察メディア】 ┃ ┃ ┏━┓ .┃ ┃ .┃ ┃ ┃ 【政府・警察企業】 ┃ ┗━━━┫見┣━━━┛ ┃ .┃ ┃ ┃ AA職人━━━━━┫世┃ ┃ .┃ ┃ ┃ ┃ ┃物┣━━アンチ2ch ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 韓国叩き ┃ ┣━━2ch関連サイト消滅 ┃ ┃ ┃小┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┏━┫屋┣━━ 警察右翼 ┃ 破防法適用 ばぐ太 地方叩き ┗┳┛ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Support Desk━削ジェンヌ━玲奈━2ch━ゴミ漁り
545 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 16:42:04 ID:zBanJWBGO
フーコーの一連の流れは自作自演。 複数の人間で打ち合わせた通りやっているのかもしれない。
546 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 18:04:01 ID:dJiXl3fA0
俺は自演じゃないけどね。 日曜日のフジテレビ実況板のサザエさんの時に「タラヲ死ねスレ」に書き込んでいるのは 複数の人間が連絡取りながら書き込んでいるみたいだけど。 2002年初め頃の哲学板のひきこもり殺し未遂の時もオフ会をして玲奈とその周辺人物は 連絡取りながら書き込んでいたみたいだけど。 そういう陰湿な事をするのが玲奈なんだよな。
547 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 18:38:31 ID:UPR24qkY0
都合の悪い書き込みは全部コピペ埋めでスルーか。 いやなものに対しては徹底して目をつぶるんだな 続きは集団ストーカー被害者スレでやれ ここは粛々と読書にいそしむ場所だぞ
おねーさん、僕の太巻きを食べてみませんか
誤爆した…orz
村上龍『コインロッカーベイビーズ』 とりあえず上巻読み終えた が、いかんせん新井英樹の漫画やリリィシュシュの人の映画がちらちら脳裏を横切ってしまう
552 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 20:09:50 ID:gbsel0XiO
想像力を養うためにうってつけというか 感情移入しやすいキャラが多くて面白い小説教えてください
553 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 20:15:41 ID:dJiXl3fA0
>>547 はぁ、このスレの書き込みの何が俺にとって都合が悪いのか分からないな。
玲奈とその取り巻きの書き込みを載せた時は、一行レスで埋めてスルーしてたのは誰だよ。
>>548 いつの記事だよ。よく見つけたな。
wired はビッグブラザーや監視社会関係のものをたくさん取り上げていたけど、それはスルーなのか。
554 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 20:23:36 ID:dJiXl3fA0
>>552 このストーリーは自分の立場とよく似ていると思った作品が入っているのは、
村上春樹「レキシントンの幽霊」
乙一「平面いぬ。」
両方短編集だけど。
人によってどういうキャラに感情移入するかは違うと思うけど、世間で人気の
作品や名作とされているものは、多くの人にとって感情移入しやすいと思う。
2001年頃に読んでなぜか時々見当たらなくなる本を少し読み返してみて、 ニーチェの「ツァラトゥストラはこう言った」からの引用があり、 探していたパズルのピースが一枚見つかったような気分になったので、 「ツァラトゥストラはこう言った」を近い内に読む事にした。 以前に岩波文庫ので50ページくらい読んだけど退屈で放置していた。
556 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 20:54:03 ID:97qKL5yEO
>>551 限りなく透明に近いブルー
頑張って最後まで読んだけどDQNの話で何も感じなかったんだけど…Gが出てきて気持ち悪くなった…
共生虫は吐きそうになって無理
村上竜は何を伝えたいの?
>>556 村上竜なんて糞だろう。
同じ「村上」でも春樹のほうが100倍増し。
奇を衒った表現が多いし、底が浅すぎる。
そんな個人の好みを主張されてもなあ
559 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 22:29:37 ID:nH8/mqO8O
村上龍は単純にエンタテイメントとして楽しめばいいよ。 エクソダスとか愛と幻想のファシズム、三秒後の世界とか興奮したなあ… 共生虫も問題点うまくまとまってと思うよ。 決して一流の純文学者にはなれないと思うけど、 スマートな職業小説家だと思う。
560 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 22:42:17 ID:nH8/mqO8O
なんとなく音楽に例えるなら、村上春樹はシベリウスで、村上龍はワーグナーって感じだよね 春樹は違うって思う人いるかもしらんけど、 龍=ワーグナーってのはみんなそう思うでしょ?
561 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 22:45:20 ID:pWTWyL3D0
どくそせん
562 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 23:23:17 ID:zBanJWBGO
突然で悪いが、運動音痴の現役作家がいれば教えてほしい。 俺のくくりで運動音痴文学というのがあるんだが、そこに加えたい。 運動音痴の人は、みんなが無意識にやってる動作にも意識的にならなければいけない、これが作品の中でいちいち「引っ掛かり」になる。 自分の体の動きが街、他人と自然に溶け合わない。 この感覚が強く出てる作家を教えてほしい。 町田康は、運動音痴の世間との折り合えなさがよく出てる。 笙野頼子も電車とホームの間隔についてこだわるシーンなどから、彼女の被害妄想と運動神経を関連付けて考えたくなる。
浅羽通明の「昭和三十年代主義」は一度読んでおいたほうがいいと思う。 クレヨンしんちゃんの大人帝国の逆襲や木更津キャッツアイを援用しながら、 成長せずに斜陽に向かってる日本のこれからを生きるヒントが書いてある。
564 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 23:44:26 ID:xjmtHUO40
>
>>555 あきるよなあアレ
日本人が読んでも意味ないし
565 :
名前は誰も知らない :2008/08/27(水) 23:50:20 ID:c0VoQIa1O
太宰治はいいね
村上春樹がどうしても好きになれない。 中身の無い物を曖昧な表現で包んでメタファとか言ってるだけにしか見えない。 好きな人いたらごめん。
>561 イカロス出版乙
『夏の庭 The Friends』 湯本香樹実 児童文学で何かいろいろ賞をとった作品らしい。 まぁ、当たりだった。読んでいて良い気分になれる。
ニーチェが言ってるのは仏教に似てるという話がありますが、仏教を知らない日本人なら 読む価値があるでしょうかねえ。 あと現代の思想っていうのは世界的に仏教が真理に近いという考え方になってるんですか?
ワーグナーっていうとファシズムって感じだからなw ちょっと違うかもしれん
573 :
名前は誰も知らない :2008/08/28(木) 12:40:05 ID:WAgAcM1NO
哲学者の考え方が仏教よりの考え方に変わってきているんですか?
しらんがな
576 :
名前は誰も知らない :2008/08/28(木) 14:34:44 ID:TffKCHYEO
第一次大戦あたりに西洋人は西洋文明の限界を感じたんだよ。 ユングもニーチェも仏教典読んでたからな。
俺は村上龍の映画小説集とかラインが好き 69も素晴らしい青春小説だと思う インザミソスープもいい そんなにベタなエンタメ作家でもないよ 彼に昭和の文学期待するのが間違ってる
意外と大江健三郎に肉体感覚が似てる気がする
579 :
名無し募集中。。。 :2008/08/29(金) 11:37:59 ID:uYCD4MSQO
>>577 69が青春の陽の部分だとしたら
映画小説集は陰の部分っていう感じがしますね
世界が仏教寄りになったというより新しい情報を手に入れて既存の情報と組み合わせて新しい結論を出したってことだな
581 :
名前は誰も知らない :2008/08/29(金) 14:24:28 ID:x/ivctNt0
バイトの休憩中に読みたいんだけど、なんかおすすめある? 小説でも実用書でも漫画でもいいよ。図書館行っても借りたいのがない。 休憩は30分ずつだから集中力が必要はのは遠慮したい
>>581 友がみなわれよりえらく見える日は 上原 隆
584 :
名前は誰も知らない :2008/08/29(金) 14:46:29 ID:t/jdxNOSO
>581 藤原正彦のエッセイおすすめ
>>579 まったく同じ意見
なんかありがとう
よくわからんけどw
>>581 おもしろすぎる動物記
身近なムシのびっくり新常識100
短い時間で眺める程度の読書なら ストーリーのあるモノではなく 見開きワンセットで区切られてる雑学系が良いと思うよ
588 :
名前は誰も知らない :2008/08/29(金) 19:30:35 ID:GYu0CTuR0
みんなありがとう。でも読みたいのがないな
「〜は仏教の教えと相通ずるものがある」 「〜が言っているようなことは論語ですでに喝破されている。それなら論語を読め(byゴチエー)」 といった物言いを見かけるたび、生産性の低さに呆れる。 フッサール、ハイデガー、ニーチェ、ソシュール、ドゥルーズと、 東洋思想との近似性を指摘されたことがある思想家は枚挙に暇がない。 そりゃそうだ。地域が違えど、取り扱う問題はある程度共通するに決まっているから、 近似性ぐらいどうとでも言える。そんな言説、歯糞ほどの価値もない。 特に戦前戦後にかけて、そういった物言いを好む国学者が腐るほどいたらしく、 丸山真男が徹底的に批判している。 新しい思想が来たとき、すでに知っていることと同じ部分を見つけて安心を覚えるばかり、 すでに知っていることとどこが違うのかといった批判精神がまるで欠けていると。
591 :
名前は誰も知らない :2008/08/29(金) 20:30:41 ID:ZPsyW3/ZO
伊坂幸太郎 重力ピエロ
592 :
名前は誰も知らない :2008/08/29(金) 22:12:20 ID:27gv2L2I0
五条瑛 EVOLUTION 一気に書けよ・・・
>>589 具体的に自分の嗜好を言ったほうがいい気がするが。
594 :
名前は誰も知らない :2008/08/30(土) 01:21:22 ID:a2Em+lnnO
>>590 それはそもそも哲学に(少なくとも科学で言うような)進歩が無いのが悪い。
その意味では哲学は学問というより芸術。
>>594 はあ? 哲学知らないの丸出しなレスだな。
読んだことがあって「〜社長の経営哲学」とかか?
いいか。
哲学において結論とそれに至る過程があったとして、
結論は時代を問わずあまり変化がない。
例:自由大事だよね
例:時間って別に流れてねーし
例:この世界、全部俺の認識物
例:ボクら民衆は抑圧されているッ!
例:真理なんかないし(←ニーチェと仏教が似通ってる部分)
ただし、その結論に至る過程は一本道ではなくて、
時代ごとに新しい経路が発見されている。
そのとき、導き出される結論自体よりも、
新しく提示される過程(理論)が新時代の思考モデルになっていることのほうが重要。
(誰もが知る限りでは、デカルト→カント→ヘーゲルといった流れで学べるように)
この新しい理論の発見・更新が哲学の進歩であって、
哲学は有史以来、それをコンスタントに積み重ねてきている。
(自然科学的なレベルでも十分貢献できてる。
理系の頂点のひとつでもあるロボット(人工知能)研究なんか、
完全に分析哲学の進展を後追いしてるし)
それなのに結論部分だけを指して
「〜ですでに言われていることだ」
とちゃちを入れ、高みに立てたかのような勘違いをする馬鹿がいるって話をしたまでだヴォケが
はいはい分かったよ賢いな。哲学好きの中には 書評とか関係ない長文スレチ自己主張をおっぱじめる奴がいるから困る。 自分で突然に始めてはちょっとでも反論されるとさらにムキになる。
哲学板でやれYO
親鸞までも心霊のネタにw
↑誤爆失礼
600 :
名前は誰も知らない :2008/08/30(土) 03:40:07 ID:a2Em+lnnO
>>595 まるで同意できない。まあそちらもこちらの主張に同意することは無いだろうが。
哲学が全く役に立たないと言う気は無いが、それが科学に与えた影響はどう見積もっても、アルキメデスが与えたそれの百分の一未満だろう。
例えば、こちらの得意な数学の分野で話させていただくと、数学をつついてくる哲学者の大多数は本当に失笑もの。
そちらがお出しになったカントの空間と幾何学の戯言は明らかに間違ってて、実際にガウスに鼻で笑われてる。ヘーゲルなんかはもっとひどい。
現代哲学で言えばラカンのトポロジーとか、ああいうのって恥ずかしく無いの?
こと数学の内側から見る限り、こちらに物見遊山に来る哲学者は全く進歩していないし貢献もしていない。せいぜいその時々のファショナブルな問題をつつくだけ。
逆に数学の抽象的思考に際立った貢献をしてるのは数学者ばかり。ラッセルとか、ヒルベルトとかね。
一冊本買うのに2時間近く迷うw
村上春樹でオススメ教えて
603 :
名前は誰も知らない :2008/08/30(土) 09:47:14 ID:JcWuxrjvO
初心者なら「ノルウェーの森」 読んでダメだったら「風の歌を聴け」 それでもダメだったら「世界のおわりとハードボイルドワンダーランド」 この3つは読んで損はないんじゃね?
604 :
名前は誰も知らない :2008/08/30(土) 09:49:18 ID:YRHGwgCVO
哲学もできない科学者は馬鹿だろう
>>603 ありがとう
ノルウェーの森って映画化するやつだっけ?
最近積読が増えた にもかかわらず書店に足を向けてしまう…
608 :
名前は誰も知らない :2008/08/30(土) 12:57:40 ID:Y3ljqSQ8O
ブコフで小松左京のさよならニッポン買った。
609 :
608 :2008/08/30(土) 19:00:07 ID:LKVzlZS/0
間違い。さよならニッポンではなくて、こちらニッポンですた。 ある日突然に少数の人間を残して世界から人間が消えてしまうというワクテカ設定のSF小説。 小松左京センセーだからこそ出版できるレベルになったって感じ。
610 :
名前は誰も知らない :2008/08/30(土) 19:16:05 ID:M8jGimYX0
今村仁司「暴力のオントロギ―」「抗争する人間」 購入。 今村仁司の本はもう本屋に置いていないのが多い。
シャナ買ってきたよw
612 :
名前は誰も知らない :2008/08/30(土) 21:21:05 ID:YRHGwgCVO
>>600 まあ数学なんかやる価値ないし魅力がないから誰もまともにやりたがらないんだろうな藁
「一生懸命働くのは悪くないわよ。でもなんで押しつけようとするのよ。一緒になって走らせようとするのよ。 あたしはまだ働きたくないの、だから働かないだけ。他人の目を気にして働いたところで、生きがいにならないということを知っているのよ。」 (バガージマヌパナスより抜粋) この一文には考えさせられた。俺とまったく一緒の考え方やん。 でも文章にされるとなんか間違ってる気もしてくる。 まだ最後まで読んでないけど、また沖縄移住したい病が再発しそうだ。
日本人が日本に移住て
>>612 その発言は無知に免じて許してあげよう。
ほんの一例をあげれば、フーリエ抜きに波動現象は語れないし、リーマン幾何学は相対性理論の基幹となっている。また、行列論無くしてハイゼンベルクの業績は成り立たず、微積分無くしては惑星の運行を予測することはできない。
一方、数学をつまみ食いした哲学者は何を言ったか。
プラトンは二等辺三角形は「水の精」だとのたまい、その二千年後にカントはユークリッド幾何学をおごそかな祭文に祭り上げ、さらに二世紀の後にはラカンがトポロジーによって人間の精神構造を説明できると言い出している。
なるほど随分ご立派な進歩ではないか。
少なくとも、数学に関わっている分を見る限り、哲学は学問ではない。
ただ、こちらも全否定しているのではなく、好意的に解釈して哲学を芸術だと捉えている。
例えば詩人がその感性の発露として無限の概念を曖昧に使っても問題が無いのと同じ。
というか、そう解釈しないと、単なる間違いだらけの戯言になっちゃうし。
616 :
595 :2008/08/31(日) 01:01:37 ID:jEWlA1Kd0
あのさあ、なんかスレチとか言われてるから、
書き込むの控えてたけどさあ。
「数学から見れば哲学はウンコ」って話なんだろ?
>>600 も
>>615 も言いたいことって、要は。
そんなもん当たり前だろ。
特定分野の立場から、
「俺たちが目指してることを、あいつらできねえでやんの。プププ(笑)」
とか言ってたら、それこそバカだろ、バカ。もう一回言うぞ。バカだろ?
何のための「分(れる)野」なんだ。
でもって、「分野が違っても、科学性という点では数学>>>>>哲学」とか
言ってくれるんだろうけど(ポパーとか読んでくれねえかなあ…)、
だったら科学によって、例えばだな。
ルソーがやったような、近代国家の基礎付けを行うことができたか?
できねえだろ。
そしてルソーは哲学の素養抜きに社会契約論を書けたか。
書けるわけねえだろ。
社会的な貢献度という点から見て、哲学は年々その地位を落としつつも、
それでも諸学のうち、ランク的にはまだ上半分には十分属している。
つうかいまどき、
「学問とは数学とか自然科学だけ! 哲学みたいな人文・社会科学は総じてエセ学問!」
とか口にすれば、それがたとえ自然科学系の学会の場で言ったとしても、
間違いなく↓扱いだぞ?
|/-O-O-ヽ| ブツブツ・・・
| . : )'e'( : . |
` ‐-=-‐
/ \
||\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
||\\. \ ∧_∧
||. .\\ \ ( ;´Д`) (オイ、なんか変なのがいるぞ)
. \\ \ / ヽ.
. \\ / .| | |
. \∧_∧ (⌒\|__./ ./
( ´,_・・`)目合わせるなって ∧_∧
. _/ ヽ \ ( ) うわー、こっち見てるよ
617 :
595 :2008/08/31(日) 01:22:36 ID:jEWlA1Kd0
というか、哲学って「万学の祖(笑)」の身分にプライド持ってんのか、
それなりに、そのほかの分野にも目配りはしてきてる(歴史がある)のよ。
19世紀末、社会全体に「科学ですべてうまくいくんじゃね?」的な気運が生まれたときも(過度の工学主義)、
科学哲学って分野が生まれて、ウィトゲンシュタインというロケットスタートを援用しつつ、
諸学の境界(それぞれができることの限界点)を考察したし、
なにも精神分析や脱構築文芸批評のような、ナルシシスティックな修辞にかまけてきただけじゃない。
(そういう連中は後のち必ず哲学内部でも批判されている)
その点、2chでよく見かけるような「自称理系」の「学問とは」語りのほうこそ、
内容の薄っぺらさに呆れらさせられることが多い。
そういうメタ学問的(科哲的な)な訓練をまったく受けていないのに、
>>600 、
>>615 レベルのプリミティブな「数学マンセー」論を臆面なく口に出せちゃう。
見てて恥ずかしくなる。ドキドキする。
あ? わかってるよ、スレチだっつうんだろ。もう書かねえよチクショウ。ごめんよ。
スレ違いだ どいつもこいつも 精神年齢が低いか、こらえ性が無いな
いやまあ
>>600 は確かにひどい釣り針だとは思う
おれは最近、短歌集にこってる
わずか31字の中に味わい深い情感とかがあっていいね
ベタベタだけど俵万智の『サラダ記念日』が好きだ
620 :
名前は誰も知らない :2008/08/31(日) 08:47:59 ID:iOBnVPU5O
>612が低能過ぎて朝からワロタ 低能は低能故に数学の魅力がわからないし、価値を見いだす事も出来ない
そんな低脳に怒ってるお前も同類だよ。 『怒らないこと』サンガ新書 をおすすめする。
数学も哲学もわかんないです><
わかんないよなー 俺なんかなー フーコーフーコー言ってるのに なんで振り子の話が出ないんだろうとか ずっと考えたんだぜマジで
「フリーズする脳-思考が止まる、言葉に詰まる」 築山節 最近、物忘れが酷くなってきたので読んでみた 色々と思い当たる節が多すぎて怖くなった
「フーコーの振り子」の人と関係ないの? そうだったのか…
昔のこち亀に出てきた架空の文学研究者に フンバルト・ウンデルゲンというのがいて、その名前にツボった エーコの名前を聞くといまだに連想してしまう
>>614 あそこは日本であってそうでないような場所だよ。
方言もデーゲ難しいし、ヤマトンチューとは違う何かを感じる。
パヴェーゼの「美しい夏」を読んだ。 タイトル通り美しい小説だった。
氷と炎の歌4 乱鴉の饗宴 訳者が変わった途端に前作までの固有名詞の訳が今作では変わっていて噴いた とりあえず上巻読んでから、気になったのであとがきを先に読む 訳者のあとがきを読めば、まあ納得できたのでよしとする というか前作までの訳者の年齢77歳かよ・・・どんだけ翻訳できる人が少ないんだ・・・ 内容は面白いことは面白いんだが、前作まで半ばメインを張っていたジョンやアリアといったスターク家の面々の出番が激減 孤男的にも小人のティリアンも出やしないのが非常に残念 さて、下巻を読んだら今度は何年待たされるんだろうかな・・・続編は原作が未だに刊行されてないみたいだし・・・
ちょっとスレチになるけど、アマゾンで本注文する時書いてあるレビュー読んで なんつーか、よくもまぁこんな小学生の作文みたいなレビュー載せるなと飽きれることがある 2ちゃんならまだしも、商売なんだしさぁ 好き勝手書くにしても運営側で目を通すとかしないんだろうか?
631 :
名前は誰も知らない :2008/09/01(月) 19:57:35 ID:BpizY+fBO
あほか そんな面倒なことするわけない
「この本はわかりづらい。初心者にはおすすめできない(星3つ)」 みたいなアマゾンレビューをよく見かけるけど、 おめー自身が理解できなかっただけだろっていつも思う。
633 :
名前は誰も知らない :2008/09/01(月) 21:08:24 ID:Lz84vn7wO
別に選別する必要は無いと思うけど、さすがに発売前に五つ星付けたレビュー載っけてるのはどうかと思う。 ヴィノグラドフ「法における常識」 読み始め
百年の孤独、今読み終わった。 なんか孤男の孤独とは、違うなこれ。 明日からはグレートギャッツビーを読もうと思う。
ギャッツビーの孤独も違うね
俺はちょうど昨日ギャツビー読んだ
ギャツビー読んだ人どうだった? 俺は読んでて退屈だった あの雰囲気に味わいを感じる人は好きなのかな
638 :
名前は誰も知らない :2008/09/02(火) 11:25:16 ID:lfsRij2iO
>>633 星はどういう基準で付ければよいかが分からん。
漱石に5つ付けたら、最近の作家はみんな2つくらいにしなきゃならん。
それも何か違うしな。
ところでマルクスには何点つければいいんだ?
>>638 自分でそういう評価ならそうつければいいじゃん。
あんなもんただの主観の寄せ集め。皆それを分かってて書いて、分かってて読む。
>>638 レビューって別に万民の総意とかそんなんじゃないからね。
個人の感想だから。基準なんて自分で決めていいんだよ。
ギャツビーって妄想を現実に結びつける行動力があったん? 最後の名文は未来を信じながら歩き続けるってことなんだけど 過去へと押し戻されながらも は何を意味してるの?
642 :
名前は誰も知らない :2008/09/02(火) 19:25:56 ID:m4L52nhaO
俺はいい人だから5つ星しかつけなかった ムカつく作家には星ゼロだけど
偽物語(上) 西尾維新 ようやく来た化物語の続編。といってもストーリー的なものでなく笑い的な意味で。 傷物語は羽川単体で笑わせるのは困難ということを晒しただけだったから、まさかのオールスター新作がなお嬉しい。 西尾は作家的にも作品的にも好きではないが、このシリーズは別格に面白から悔しいけど買っちゃう。 あ、ちなみにストーリーはありません。悪しからず。
644 :
名前は誰も知らない :2008/09/02(火) 21:03:02 ID:lfsRij2iO
>>642 俺は書いたことないんだが、書くならほとんど3にすると思う。
645 :
名前は誰も知らない :2008/09/02(火) 22:03:37 ID:Xi2LxcLi0
フロイト「人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス」 購入。 タイトルと著者名を見て購入。 光文社古典新訳文庫を買うのはこれがはじめて。 フロイト文明論集第二弾と帯に書いてあって第一弾の「幻想の未来/文化への不満」 も気になる。
646 :
名前は誰も知らない :2008/09/03(水) 10:00:24 ID:GaWdmOD8O
中島義道と土屋賢二を少しずつ交互に読み進めると、 中島義道の著書のほうがよっぽど「お笑い本」じゃねえか、と思えてくるこの楽しみは、 ネットに書き込まず自分だけのものにしよう。
647 :
名前は誰も知らない :2008/09/03(水) 11:20:22 ID:TmsYF8qs0
このスレを見ている人はこんなスレも見ています。(ver 0.20) 谷村美月その8 [女優] 香山滋 [ミステリー] 本気で失踪を考えてる人2人目 [その日暮らし] ::::読書好きの奥様 26冊目:::: [既婚女性]←←←←←←は?失せろよカスが
648 :
名前は誰も知らない :2008/09/03(水) 14:26:55 ID:teXGjmEd0
>>647 既婚女性が孤独な男性のふりをしてこちらに書き込んでいるのか、
既婚女性板を覗いている男がいるのか、そう思わせて嫌悪感を煽りたいのか。
既婚女性板に書き込んでいるのが私の敵の人だとすると、両方の意味で
活動しているんだろうな、と思う。
649 :
名前は誰も知らない :2008/09/03(水) 14:40:56 ID:teXGjmEd0
夏目漱石の「こころ」を再読 その後に藤原伊織を読み始めたんだが、文章が雑なのがメッチャ気になる。 〜だ。とかで箇条書きっぽくブツブツ切っていくのが気になってしょうがない。 現代作家で美しい文章書く人って誰かいる?教えて 大西巨人ぐらいしか思いつかない。
>大西巨人 噴いた
大西は俺の中では神なんだが
久しぶりに小説以外を読みたくなってプーチニズムという本を読み始めた
654 :
名前は誰も知らない :2008/09/04(木) 04:03:28 ID:CBfKqQYVO
大西巨人てお笑いコンビかと思った。 (よく考えりゃ、巨人は実際に他にいるからそんなわけないんだがな) 作家なんだな。 今度本屋行ったら見てみる。
655 :
名前は誰も知らない :2008/09/04(木) 09:07:43 ID:QMZYZSFW0
フルメタ買ってこようかな
初期の大江健三郎はとにかく美しいよ 「飼育」がおすすめ あと、しつこいかもしれんがw古井由吉の文章もすごい 美しいというのとはちょっと違うかもしれんけど
大江健三郎は読んだことない。今度読んでみるよ 最近の小説って「衝撃の結末」とか「涙が止まらない」 とか映画みたいな売り文句が多いけど、そんなの二の次だろ。一番大事なのは文章の完成度。美しさ。 プロの作家ならこんなの大前提のはずが、ぜんぜん出来てない気がする。こんなんじゃ映画やドラマに負けちまうぜ プロなら文章だけで読ませてくれよ。
>>658 >「衝撃の結末」とか「涙が止まらない」とか
恋空ですね、わかります。
>>659 恋空ってなんで売れてんだろうなw
リアル鬼ごっこ読んだときはある意味衝撃だった。酷すぎて。
商業主義になると全部駄目になるな。いい物でも売れなきゃ潰される、音楽も文学も
661 :
名前は誰も知らない :2008/09/04(木) 15:50:33 ID:0P4H7n6H0
けーたい小説は小説じゃないだろ
いや小説として売ってるじゃん こうやって徐々に洗脳していくんだよ 高校生とかが趣味は読書です、とか言って読んでるのはケータイ小説とか普通にありそう。
663 :
名前は誰も知らない :2008/09/04(木) 16:22:19 ID:0P4H7n6H0
ケータイ小説読んでる人は普段本を読まない人達だから 別物っちゃ別物。まぁ分けたいのは個人的気持ちだけど。
664 :
名前は誰も知らない :2008/09/04(木) 17:48:25 ID:GNQzg55ZO
ケータイ小説ってくそだろマジで!!ひど過ぎる読んでみたけど・・・大体ガキが遊び半分で書いたやつに共感自体ができん
665 :
名前は誰も知らない :2008/09/04(木) 18:13:14 ID:9T9SWJdGO
小説の価値はストーリーでも文章の美しさでもなく、 感覚と思想だろ。 文章の美しさを期待して大江読んだら良さ分からんぞ 「スーパーマーケットの天皇」とか書けちゃう感覚がすげえよ(万延元年のフットボール)
666 :
名前は誰も知らない :2008/09/04(木) 18:18:37 ID:9T9SWJdGO
そういや、ケータイ小説って都市部では全然売れなくて、 地方で売れてるらしいね
667 :
名前は誰も知らない :2008/09/04(木) 19:23:06 ID:qk+gnpVI0
スティーヴン・キング セル読了 途中まであんなに面白かったのに。。。
668 :
名前は誰も知らない :2008/09/04(木) 19:47:49 ID:oPLiNX8l0
死ニ方用意
山田風太郎「幻燈辻馬車」かなり面白かった 父親の幽霊を銀の鈴のような声で呼び出す幼女がいとおしい 100点
670 :
名前は誰も知らない :2008/09/04(木) 22:24:01 ID:FTZysehC0
大江は捕まえた黒人のポコチンをじっと見つめる場面が頭に刻みついてるな
671 :
名前は誰も知らない :2008/09/04(木) 22:30:58 ID:0rSy+ioPO
作者も登場人物も年下ばかりで、読む気が起こらない
ドストエフスキーの地下室の手記。 高校生の時に読んでものすごく後悔した。読後感最悪。 リア充の集まりに間違って紛れ込んだようなものすごい場違い感みたいなものというか。 普段は記憶の奥に眠ってる嫌な思い出を無理矢理引きずり出されたというか。 記憶に残ってるが、いまだ読み返す気にならない。
恋空なんて甘いよ〜。俺は予備知識なしでリアル鬼ごっこを読んで仰天したw 批判する気持ちを通り越して「ここまでやったならむしろ称えるべき」とまで思った。
674 :
名前は誰も知らない :2008/09/05(金) 09:56:49 ID:7NkKHhWr0
今村仁司「暴力のオントロギー」読了。 ほとんどが第三項排除について書かれている。 ただ一人を全員一致で排除し暴力を加える事で他のメンバーは市民社会の 一員である事を確認し安定する。 ルネ・ジラールの著作を読みたくなった。
675 :
名前は誰も知らない :2008/09/05(金) 11:01:10 ID:Xz0nTybTO
松本哉「貧乏人の逆襲!タダで生きる方法」 お笑い本でした。 前半は生活術について。 家賃の催促に抵抗する方法、食い逃げの仕方、「畳食ったらまずかった」といった体験談など。 後半は著者が起こした(関わった)反乱、デモの数々。 「学食のライスの量が少ない!もう我慢できない!」、「俺のチャリ返せ!」(放置自転車撤去への反発)、「家賃をタダにしろ!」、「クリスマス粉砕!」など たいした思想性もなく暴動を起こす著者。 まともと言えるのは「反PSE法」くらいか。 この人、杉並区議員選挙で1061票獲得してます。(誰だよ入れたの)
広辞苑第六版。 あいつまで来たぜ。
677 :
名前は誰も知らない :2008/09/05(金) 12:01:26 ID:Xz0nTybTO
678 :
名前は誰も知らない :2008/09/05(金) 13:58:50 ID:7NkKHhWr0
>>677 1982年の本だからあまり本屋には置いていないと思う。
amazonで買う事をおすすめする。
679 :
名前は誰も知らない :2008/09/05(金) 14:07:04 ID:5C8WsNR50
>>660 リアル鬼ごっこは俺も読んでぶっ飛んだ
これじゃラノベじゃないか
680 :
名前は誰も知らない :2008/09/05(金) 14:16:51 ID:7NkKHhWr0
今村仁司「暴力のオントロギー」のテーマである第三項排除と、 ラカン理論やポスト構造主義や現代思想を混ぜ合わせ、「境界と侵犯」 というテーマにまとめて解説しているのが浅田彰の「構造と力」だと思う。 「暴力のオントロギー」ではラカン理論と第三項排除の関係は、 最終章でそれとなくほのめかされているだけだけど。
681 :
名前は誰も知らない :2008/09/05(金) 14:47:28 ID:7NkKHhWr0
浅田彰も今村仁司も80年代に起こった現代思想ブーム(ポストモダンブーム?) の火付け役らしい。 精神分析もポストモダン思想も過去のものとして片づけるにはあまりにも惜しい 人類の知恵だと思う。
682 :
名前は誰も知らない :2008/09/05(金) 14:57:08 ID:7NkKHhWr0
>>675 松本哉の存在は雨宮処凛の著作で知った。そこから得た情報では、
法政大学の学食に関しては値上げに抵抗したんじゃなかったっけ。
クリスマス粉砕は六本木ヒルズ前で鍋をやるとかで、関係ない
たまたま近くにいた貧乏くさい人が警察の職務質問を受けたとか
雨宮処凛の本に書いてあって笑った。
683 :
名前は誰も知らない :2008/09/05(金) 16:17:30 ID:Xr4yTbnp0
684 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/09/05(金) 16:23:52 ID:Du74Pt+S0
はじまりのれーにん
東野圭吾の流星の絆を図書館で借りて来た。最近東野作品はイマイチなのが多いけど、これはどうなんだろ。
686 :
名前は誰も知らない :2008/09/05(金) 22:49:29 ID:YGbkHh/40
>>683 カイエソバージュシリーズとチベットのモーツァルト、森のバロック読んだけど結構面白かった。
東野圭吾はいくつか読んだが 今のところ白夜行を超えるものはない
688 :
名前は誰も知らない :2008/09/06(土) 00:53:32 ID:Q/L+gih/0
フルメタが読みたいけど、上のほうがちょっと曲がってるから買いたくない
>>673 それはラノベを馬鹿にしすぎってもんだ。
むかしっから気になってたんだけど、 頭の固いオッサンなんかが、 「宮部みゆきとか」「ラノベとか」 「読んでんじゃねえよ」「古典読めよ」 みたいな「岩波」語りを大衆文学読書にすると、 された側って大概の場合、 「楽しめればいいんだよ、読書は」 みたいな享楽第一をモットーにした返答をするんだけど、 そんな彼らもケータイ小説に関してだけは、 「んなもん読んでる奴はバカ」 って胸張って言ったりしてるから、傍目でビビる。
人間の絆を読んだけどつまらん過ぎ。
693 :
名前は誰も知らない :2008/09/06(土) 08:11:52 ID:Him870Nq0
今村仁司「抗争する人間」を読んでいるけど、暴力と排除の問題にフロイトを その名も用語も出さずに混ぜている感じ。まだはじめの方しか読んでないけど。
「法における常識」読み始め 古い本だから、野蛮人と文明人といった対比が出てきて逆に新鮮。
695 :
名前は誰も知らない :2008/09/06(土) 18:20:37 ID:0kPKWgLo0
北方謙三「檻」 プロ野球のオリックスが最近調子いいから再読。
696 :
名前は誰も知らない :2008/09/06(土) 18:47:14 ID:MeGV/2POO
このスレってだいたい何人くらい書き込んでるの? 点呼とるよ 1!
仕切ってんじゃねえよ 氏ねカス 2!
久しぶりに覗いてみた! 資格の勉強やら仕事で読書する暇がなくて辛いよ。 点呼?2!
たまに覗く程度だけど、読んでる本を参考にすることがある。 4!
いつも見てるけどみんなの話についていけない 5!
ハードSF読んでる奴俺しかいないのか? 6!
新参ですよ 7!
↓ 以下、かったるい展開が続きますので、お手元の本をお読みになりながらしばらくお待ちください。
みんなレベル高いんでほとんどROM専だぜ 8!
705 :
名前は誰も知らない :2008/09/06(土) 20:28:52 ID:Him870Nq0
夏休み中の大学生だぜ 9!
ありあまった時間で読書しまくっている29歳フリーター 本の中でいろんな人生歩んできたのでもう悔いはない 10!
良スレ一つ 寸評thx 11!
普段ROM専です 12
最近たまに書き込んでる みんな読書家だなw 13!
710 :
名前は誰も知らない :2008/09/06(土) 23:05:08 ID:MmJj/8WM0
ブラム・ストーカーのドラキュラを原書で買ってきて5年放置してある なんで買ったのか今でもわからん 14
絵を描く職業(笑)目指してて、派遣社員やりながら、週末は絵描いたり、平日は哲学や美術理論の本読んだり、 孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独 15
ここの薦めでスプートニクの恋人買ったけど、中々読む機械がないっす・・・ その時は彼によろしくって小説が面白かったけど、なんか似通った小説ないですか? 16
スレの空気の読めないエンタメ系の感想を垂れ流してるよ 17
714 :
名前は誰も知らない :2008/09/06(土) 23:59:15 ID:zWp8ySJzO
本屋行ったら太宰生誕100年コーナーができてた。 「斜陽」が映画化らしい。 主演がサトエリという熱烈太宰ファン(ほんとかよ?人は見かけによるよ?)のアイドル とのことだが、イメージと違うな。 でも観に行くんだろうな、俺。 18
電波男読みますた。 19
感想書いてけ。 俺は評価が何転もした挙句、これはメタ的な意味で現代の必読書だという結論に達した。
717 :
名前は誰も知らない :2008/09/07(日) 01:16:01 ID:jG4uvyzqO
718 :
701 :2008/09/07(日) 01:18:30 ID:Nj7CN2Bf0
>>717 おお、俺もイーガン好きだぜ。
今「ひとりっ子」を読んでる。
適当にレビュー何回か書いてる。人が書いたものも参考にさせてもらってます。
最近はこのスレ見てamazonレビュー見て購入するって流れになってる。
SFも好き。先日テッド・チャンの「あなたの人生の物語」読んだ。
初めて知ったが
>>715 も面白そうだw なんだこれは。
21。
720 :
名前は誰も知らない :2008/09/07(日) 04:51:31 ID:LgYeQ1pu0
伊坂幸太郎読んでみたけど合わなかった 22!
「こころ」を読んでいるが、先生があまりに弧男で驚いた。 23
「エイリアンの地球ライフ」 泉流星 アスペルガー症候群で悩む女性の 日常を書いた本 途中から夫のノロケ話的になっていて読むのが辛かった なにより女性は結婚してしまえば人生逃げ切り勝ちなんだなと痛感させられた 男の俺にはなんの参考にもならなかったよ そういえば男がかいたアスペ本ってみたことないな 何故なんだ? 24
出張のとき、暇つぶしに何か読むもんないかと駅や空港内の書店にたちより、あまりにもくだらんビジネス本ばかりでイライラしだすのはみなも同じだよね。 25
rom専 26
中島義道ばっかり読んで少しずつ卑屈な人間になってきますた 27
726 :
名前は誰も知らない :2008/09/07(日) 12:00:13 ID:OM+ypsi/0
最近テレビとかネットばかりして 本読む時間ないけど何故か新聞の書評欄だけはスクラップしてる。 28
727 :
名前は誰も知らない :2008/09/07(日) 12:06:30 ID:dfSY5ZVPO
中島義道は1、2冊読んで納得するが吉 29
横溝正史読んだけど、情景が想像できなくてつまらない せっかくの名作が俺の想像力のせいで台無しだ・・
>>728 そんな悲しいこと言うなよ…
俺も最近ファンタジー小説とか上手く想像できなくなってきた…orz
30
買って半年経つ、宇宙のランデヴーを読み始めた アーサー・C・クラークはやっぱり良い 31
乱読派。今読んでいるのは「伊丹十三の本」と矢作俊彦「ららら科学の子」 32
732 :
名前は誰も知らない :2008/09/07(日) 17:39:51 ID:UQgj8fMO0
今、厭世フレーバー読んでる 俺は家族物に弱い ホテル・ニューハンプシャーとかもいい 33
733 :
名前は誰も知らない :2008/09/07(日) 18:27:22 ID:rhz34Jqx0
ロミオとジュリエット読んだ 34
734 :
名前は誰も知らない :2008/09/07(日) 19:37:15 ID:bHgtqqhM0
>>732 三羽省吾?太陽がイッパイとイレギュラーも面白かったな
35!
読書しなきゃ文章が書けなくなる 本読むの辞めたらブログとかも書かなくなった オナニーは毎日するけどセックスはしない。 中でイケなくなる
736 :
名前は誰も知らない :2008/09/07(日) 20:00:22 ID:2qjb2qLtO
今日、ドイツ語の本を買った。 あとは、大前研一。落合信彦。日高義樹。 部屋に本が数百冊あるけど、読みきれない。 ぶはっ
ちょっと背伸びして 「波乱の時代」グリーンスパンを読んでみた 政治とか経済は全然わからんから やはり俺には無理でした 50ページまで読んで終了です
738 :
名前は誰も知らない :2008/09/07(日) 22:19:21 ID:jG4uvyzqO
>>718 個人的にイーガンの傑作は「ルミナス」だと思う。
上で出てたチャンも好き。
739 :
名前は誰も知らない :2008/09/08(月) 14:59:45 ID:yIPHfA0n0
小此木啓吾「現代の精神分析―フロイトからフロイト以後へ」購入。 親子関係に関する精神分析の知識を増やしたくて購入。 ところで香山リカって専門の精神医学の知識とあんまり関係ない本ばっかり 書いている気がする。精神医学の知識を豊富に使って人間を読み解くような 気軽に読める新書って、現在は岡田尊司以外書いている人いるのだろうか。
740 :
名前は誰も知らない :2008/09/08(月) 15:02:53 ID:q6CqamFu0
741 :
名前は誰も知らない :2008/09/08(月) 16:41:47 ID:E+M5Qq/FO
今、10月号の実話ナックル読んだんだけど 2ちゃんで予告自殺する者たち、の特集載ってる。 ちょっと怖いわ…自殺とかマジでやめえって。
ナックルズとかww 3流DQN雑誌ww 好きだけど
743 :
名前は誰も知らない :2008/09/08(月) 18:45:38 ID:B5kW0sgz0
744 :
名前は誰も知らない :2008/09/08(月) 18:51:00 ID:kzb+VLxt0
ブックオフで 新宮一成「夢分析」 杉山尚子「行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由」 購入。 精神分析の夢分析は先入観でインチキくさいと思っていたけど、実際にどんなものか 知ってみる価値あるかもとふと思ったので購入。 行動分析学入門の方は以前に人にすすめられたものだったので購入。
745 :
名前は誰も知らない :2008/09/09(火) 00:05:17 ID:sver4YTDO
兵法の本ばかり読んでます。 人間不信が強まりますが、ある意味、人間に対する理解が深まります。
三島由紀夫の金閣寺に感動した僕におすすめの本を教えてください
ベタだけど太宰治の人間失格
748 :
名前は誰も知らない :2008/09/09(火) 09:02:20 ID:l4mbADYGO
>>746 天人五衰読んでみたら?
最初の二作は間違いなく名作
750 :
名前は誰も知らない :2008/09/09(火) 12:19:52 ID:SSPBdfBA0
ところで最近になってエディプス関係の意味が実感として分かった気がする。
<母>と自己の未分化なナルシシックな全能性の世界から<父>の介入により
切り離され、他者と物語を共有できる言葉の世界に足を踏み入れること、という
事なんだと思う。
私の敵にとって私は<母>の<おっぱい>であり、<父>が存在しない。
おそらくその人は実際に威圧的な父の存在しない環境で育ったと思われる。
でもその人は言葉を操る能力が異様に高いのはなんでだろうか。
>>743 >>748 春日武彦は知らなかった。
753 :
名前は誰も知らない :2008/09/09(火) 17:32:00 ID:SSPBdfBA0
ボードリヤールの「象徴交換と死」を読み直している。 2003年頃に精神的苦痛から読みかじった本は読み直してみると新たな発見がある場合が多い。 当時折り目を入れていたページを見るとひらめくところがあったので読み直してみた。 今村仁司「暴力のオントロギー」でボードリヤールとバタイユの関係が出ていたのも読み直した 理由の一つだけど。
754 :
名前は誰も知らない :2008/09/09(火) 17:46:14 ID:KyC4LRfZ0
>>746 俺も『憂国』を薦める。
河出文庫『英霊の聲』に226三部作として収録されているので、
そちらでどうぞ。
>>746 いま三島由紀夫の豊饒の海第二巻の奔馬を読んでるんだが
最初はん?と思ったが、終盤にかけてどんどん面白くなっていく。
おすすめです
ここの住人の圧倒的な読書量には驚かされる・・・
757 :
名前は誰も知らない :2008/09/09(火) 22:47:19 ID:tfDw2WS40
ですね。 しかも難しそうな文学方面ばかり。 自分みたいに安っぽいビジネス本とか啓発本は読書の範疇外だろうなw
ときどき 「俺が孤独なのは、読書するためなのかな…」 と怖くなることがある。
759 :
名前は誰も知らない :2008/09/10(水) 01:38:29 ID:/92kq7ds0
メールとかもきもくなるし パンピーと乖離してくね もてたくて読書するのにふられる回数もふえてくね
読書すると自己完結するからな 完結しちゃった気持ちになるというか…
ある意味自分の精神内で普通は外で経験、理解することを体験しようとする試みだもんね それがうまくいくなら、外との関わりにあまり興味が持てなくなるのも仕方ない気がする
762 :
名前は誰も知らない :2008/09/10(水) 09:42:30 ID:uNSCeA1M0
おまいらがみんな田中慎弥に見えてくる。・・源氏物語好きか?
764 :
名前は誰も知らない :2008/09/10(水) 09:53:23 ID:RkRF0EWMO
>>759 きもく「する」ことはあっても、
きもく「なり」はしないだろう。
>>757 そういう実用書を自分はぜんぜん読まないけれども、
その手の本はすぐに結果を求められるので、実はすごく磨かれているんじゃないかと勝手に想像してる
鹿島茂なんかはフランス文化圏の本をいろいろ書いてて教養ある人なんだけど、実用書についても
かなりの価値を認めてるので、読む人が読めばやはり違うのだろうなと思う今日この頃であります
766 :
名前は誰も知らない :2008/09/10(水) 10:57:14 ID:ddjNrp6RO
宇宙の真理とか仏教の教えとかそれ系で読みやすい本ある?
とりあえず手塚治虫の『ブッダ』などはどうでしょうか
769 :
名前は誰も知らない :2008/09/10(水) 14:26:08 ID:RkRF0EWMO
ここには中島義道読者は多いだろうと思う。 中島の騒音に対する抗議は理解できるが、自分の抗議によって騒音がやむと「幸福になる」といったこの感性について行けない。 俺なら自分が抗議しても騒音がやまないと「安心する」。
770 :
名前は誰も知らない :2008/09/10(水) 17:18:05 ID:52Vjf9o/O
中島なんか読むわけないw
771 :
子度区 :2008/09/10(水) 18:58:10 ID:s/pvxTND0
誰も俺の孤独は止められない 俺は生まれてこの方独りぼっちさ・・・ 何が友達だよ何が家族だよ俺は本当に辛い時にいつも1人ぼっちだった。 誰も俺の相手はしてくれない。
井上靖でこれって本無い?
774 :
名前は誰も知らない :2008/09/10(水) 20:05:53 ID:O7u4DxkC0
天人五衰も好きだけどな。題名も寂しい感じで良いし 暁の寺は難しいわ。頑張って豊饒の海読んでくれ。英霊の声も
775 :
746 :2008/09/10(水) 20:29:21 ID:BrluuamsO
色々教えてくれてありがとう とりあえず春の雪買ってきた
ぶっちゃけ金閣寺が一番よかったけどな俺はw
>>772 井上靖はどれもこれもお勧め。
孤独なみんなにも感性が合うよ。
特に短編集がいい。
村上春樹を読んでみた やれやれ射精ってのはマジだったんだな
皆さんの読書量には驚きます。 自分もリアルの世界では絶対に語ることのできない話がバンバン飛びかってる。 読書の話はリアル友達だとホームレス中学生の話とかしかできません。しかも俺は読んでないw ここでふと疑問に思ったんです。このスレのアイドル作家は誰なんだ? 読書量からして言い出したらきりがないと思うんですが、その中から二人の日本人作家をあげるとしたら誰になりますか? このスレの人が教えてくれる作家なら素直に買って読みたいと思うので教えてください。 因みに自分のオススメ作家は 大西巨人(「神聖喜劇」) 酒見賢一(「陋巷に在り」) です。
オリは哲学・思想書が主なので、小説はほとんど読まないんだけど、 広義の文学として愛してやまない日本の作家は、この二人かな。 (どちらも怪物級の知識人) 中井久夫(精神科医) 多田智満子(詩人) 後者が晩年に詠んだ短歌 「永遠の石鹸一個きらめきて小暗き湯殿に坐す聖家族」 母(著者)の死を控え、あらためて裸の付き合いをする家族たちに流れる、 あたたかくも悲痛な空気が見事に描かれていて泣いた。
源氏物語は与謝野訳でなんとか読んだ きつかった
782 :
名前は誰も知らない :2008/09/11(木) 00:29:31 ID:y/qnRGAmO
大雑把だが読書家は漱石派と太宰派に分けられる気がする みんなはどっち? 俺は太宰派かな
784 :
名前は誰も知らない :2008/09/11(木) 00:59:33 ID:LVv9s+/AO
哲学関連が苦手な俺としては、寺田寅彦を押したい。 もちろん漱石派。
中島敦だろ
漱石も太宰も嫌い。川端と鴎外が好き。
アンケートめいた呼びかけにしてもそうだが、レスにすぐに飛びつく奴ってなんなの。 上のほうで住人の点呼とってた奴がいたが投げっぱなしジャーマンじゃねーか。主観の押し付け合いだろ結局。あほくさ。
おちけつ
>>787 >レスにすぐに飛びつく奴ってなんなの
いやあ、君の食いつき方には負けるよ。
>主観の押し付け合いだろ結局
いやあ、君の押し付け方には負けるよ。
俺も漱石も太宰も嫌いだw 鴎外と川端には特に思い入れ無い
夏目漱石の坊っちゃん、定期的に読み返すけど面白いよね
792 :
名前は誰も知らない :2008/09/11(木) 11:11:40 ID:8+wJ9f6BO
俺は漱石派 小説っていうのは自分のことを書くところじゃない 私小説家はぜんぶ否定する
793 :
名前は誰も知らない :2008/09/11(木) 11:35:38 ID:y/qnRGAmO
俺は太宰派だ。 私小説、私小説的な作品がいちばん良い。 岸田秀先生が好きなんだが、吉本隆明との対談はどこかで読めるのだろうか… 岸田の唯幻論は吉本の「共同幻想論」がベースになっているが、 岸田は読解できていないと吉本にからかわれたらしい。 どうなんだろう。 本が契機にはなっているが「その本とは切り離された独立した発言」をしているとき、 解釈の誤りを指摘され会話にズレが生じることはよくあるんだが。 どんな対談なのか読んでみたい。
海外の小説家のなかでは、カフカが一番好きだ。 あんな変な小説普通じゃかけないよ。 べつに朝起きたら虫になってるという題材が変ではなくて、 エクリチュールっていうのか、描写の仕方とかがおかしい。 公務員やってたっていうのも、不思議すぎるだろ。 同じようにベケットも好きだな。
795 :
名前は誰も知らない :2008/09/11(木) 13:13:07 ID:rYyTM6kKO
シャーロック・ホームズは素晴らしい。 会話の質問や応答に鋭さがある。是非、皆さん読んでみたまえ 無職より 緋色の研究がお勧めです。
ホームズなら、「赤毛連盟」を押す。
797 :
名前は誰も知らない :2008/09/11(木) 13:45:12 ID:rYyTM6kKO
知らない本です。 エロ本ですか?
798 :
名前は誰も知らない :2008/09/11(木) 13:52:56 ID:rYyTM6kKO
またやってしまった…
799 :
名前は誰も知らない :2008/09/11(木) 13:53:46 ID:BxDNyB9O0
小学生〜中学生の時に親や先生に読まされたけど、読んでて内容がまったく理解できなかった。 でも今読み返すとすごい面白い
800 :
名前は誰も知らない :2008/09/11(木) 20:13:54 ID:pGA+azVi0
>>746 今更だけど、大江健三郎の「セヴンティーン」もいいかも。
>>796 俺もホームズ作品ならそれだな。
おっちゃんもまさか
気付かない間に掘られてるとは思うまいて。
明治の文豪なら芥川龍之介かな。
こう書くと短いのばっか好きそうだけど、
京極夏彦も読むので許して下さい。
私はこういうところで評判を聞いてから色々買ってみてるんだけど みんなはどういう風にして買う本を決めてるの? 本屋さんで適当にパラパラとめくって少し興味が出たら買っちゃったりするの?
804 :
779 :2008/09/12(金) 00:33:10 ID:WeDRCJEf0
>>787 いや、ただ読む本がなくなってきたから
お勧めの本聞きたかっただけだ
805 :
名前は誰も知らない :2008/09/12(金) 05:14:52 ID:3iQnC4dfO
>>802 評論を読んで、だが評論だけ読んでも分からないので、評論を読解するために小説を買う。
読んでみたよ。マーク・トウェイン「不思議な少年」「人間とは何か」 訳者も語る通り、2冊で一つと捉えるべき作品。 いかに悲観的な内容でも、やはりこの人は根っからの児童文学作家だなと感じた。 子供でも分かる簡単なロジックに終始するから読みやすい。 「他人のためと言っても結局それは自己満足のため。真に利他的な行動など存在しない」 「良心があるから差別や迫害もある。そんな概念を持たぬ動物の方がはるかにマシ」 こうした、いわば中二病的生真面目さで人間を徹底的にこき下ろし続け、最終的に 「人間なんてただの機械だ、行為なんてただの反応だ」という結論まで突っ走るのはある意味痛快。 トムやハックルベリーしか知らない人は内容の変貌ぶりにショックを受けるらしいが、 幼少期の純真さと思春期の生真面目なペシミズムとが同居したまま歳を重ねることは、 俺にはとても自然に感じられた。どちらも子供らしさ。明暗両面。表裏一体。 ここでは「地下室の手記」が頻出するが、「孤独&読書」というカテゴリならではの テンプレ的価値があるからだろう。今回の2作品も似たような位置を担える気がした。 児童文学版「地下室の手記」…なんて言うと誤解を生みそうだけど。
>>802 本自体がリンク集みたいになってるので。
一冊読む→そこで触れられている本が気になる→ネットである程度情報収集してハズレじゃなさそう→
買う→末広がりのループ
このスレでも、熱烈に薦められてると気になって本屋で見かけたら手に取っちゃうね
たいてい図書館で済ませちゃうけど
中島義道だけど、かなり昔に読んだ 新書のオーストリア留学話と おせっかいなアナウンス放送がやたらうるさいっていう本と 同じ著者であることに気が付いたのは ずいぶんたってからのことだった なぜ無意識のうちに違う人だと思い込んだのかが謎だが そこに中島義道の本質があるような予感はしている
中島義道は 「わざとこういうキャラやってんだよ。本気にすんなよ」 みたいなアピールを定期的にするのが嫌になって読むのをやめた。 ただ、『時間論』なんかはためになったな。 自分の頭でものを考えられる人が書いた内容だった。 だからこそ、孤独関連本の子供だましっぷりが尚更わざとらしく見えた。
哲学者なら野矢茂樹が最高
中島義道のは本気にすんなよというか本気でやれる人だけやってくださいって事だと思う
>>811 いやー、「本気にすんなよ」だと思うよ。
よく「哲学は殺される覚悟でやらねばならない」ってニーチェを引きつつ語るけど、
(ニーチェ以前の)形而上学を指して、これこそが哲学であるみたいなこともしょっちゅう言うし、
いや、なんだ、中世ならいざ知れず、
いま形而上学をやって社会から抹殺されるわけねーだろ、
みたいな突っ込みどころ満載だもん。
そもそも哲学だどうだと言うわりには、語る問題は形而下の話題(孤独、嫌われ、静かにしろ)ばかりだし
形而下を語るにしても、お得意のカントとロールズやアレントを結びつけて
公共性問題を語るるなり、「ガチの形而下」な方法もあるわけだ。
それを一切しないで、「死ぬ気でやれ」って言われても、おめーが本気じゃねーだろ
と思うのが健全だし、その折、「俺のキャラを真に受けんな」みたいなことをアピりだす。
ついには香山リカとの共著で、「香山さんは話してて気持ちE」と媚びへつらいだすわ、
もう何このオッサン。でも『カントの読み方』は一応立ち読みしとくかな、みたいな。
>812 やるべきだと思う事が実際にはできずに、その罪悪感に焼かれながら生きていくのが 彼の言う人生だと思うんだけど。<半分>下りるのとか、全てを捨てられないその中途半端さに リアリティがあって、それが彼の真髄だと思う。「悪について」がこの辺を語ってるよ。 形而下云々は、現実の例をとりあげて語るエッセイなのだからしょうがないでしょ。 香山リカとの共著は駄目なのは同意。
>>814 程度問題だよ。たとえば、
やるべきことがあるのについつい2ちゃんを一日6時間やっちゃう、
ああ、こんな僕ってダメな子、罪悪感ズッシリ…
みたいな奴を指して(『悪について』を安直に読解すればそうなるように)
「罪悪感さえ持てば、倫理的にOK」
と見なすのであれば、断固として「カント倫理学を矮小化するな」となる。
俺の中で、中島の倫理学(的な言説)に臨む姿勢も、これとほぼ同レベルのものがあるんだ。
だから、『悪について』は優れたカント入門書であると認めつつも、
どこか中島のスタンスのエクスキューズにもなっているところが、読んだ当時、気になった。
>形而下云々は、現実の例をとりあげて語るエッセイなのだからしょうがないでしょ。
俺の言い分は、「ぬるいエッセイストやりながら、垂れる説教じゃねえだろ」ってこと。
『ギリシア悲劇T アイスキュロス』(ちくま文庫)読みはじめた。 たまに神話なんか読むと近代小説がすげーチマチマしたもんに感じられるな。
>>816 最近の睡眠導入剤は
ホメロス読んでるw
草森紳一も死んじまった 膨大な蔵書はどうなったのかなあ 本が崩れる 随筆 あの猿を見よ−江戸佯狂伝− 絶対の宣伝−ナチス・プロパガンダ−1 宣伝的人間の研究−ゲッベルス−
819 :
名前は誰も知らない :2008/09/14(日) 11:28:37 ID:VOvKnRcVO
哲学の入門書何冊か読むと、自分も日常生活の中でしょっちゅう哲学の世界にお邪魔してたことが分かってくる。 考えたらキリないし、言葉に出してもしょうがない、と思ってすぐ退散してたことが執念深く書かれている。 哲学なんて自分には関係ないと思ってても、大抵の人は「とっかかり」は持ってるものなんだろうな。
ヨコレスだけど、「喪男の哲学史」はお薦めできる。 著者については胡散臭いオタク系のヒトくらいに思ってたけど、その正統な哲学観に驚いた。 哲学について要約している入門書は多いけど、「人は何故哲学するん?」をわかりやすく、納得できるように説明できてる著作は少ない。 アニメなどの固有名詞も多いけど、全て脚注してあるのでそれなりに楽しめる。
哲学に関しては素人同然だが、 有斐閣アルマの「はじめての哲学史―強く深く考えるために」 が分かりやすく、面白かった。 ただアマゾンのレビューをみると、竹田青嗣の現象学に偏ってるきらいもあるらしい。 中立な立場による解説を読んだことがないので、自分にはなんともいえないが。
かたよってるけど 中島義道「哲学の教科書」 西研「実存からの冒険」 竹田青嗣「現代思想の冒険」
824 :
名前は誰も知らない :2008/09/14(日) 16:03:12 ID:VOvKnRcVO
ちくま新書のやつはいいもんなの? 入門書何冊か出てるけど。
825 :
名前は誰も知らない :2008/09/14(日) 16:11:32 ID:nh2DRvFw0
哲学に興味があるなら、通俗的な入門書よりも 哲学史の教科書を一冊は通読することを勧める。 「我思う故に我あり」「神は死んだ」などの言葉も、 精神史の中で位置づけないと単に"深遠っぽい言葉"で終わってしまう。 岩崎武雄『西洋哲学史』(教養全書) バウマー『近現代ヨーロッパの思想―その全体像』(大修館書店)
826 :
名前は誰も知らない :2008/09/14(日) 16:15:09 ID:nh2DRvFw0
追記: 通俗的な入門書は、差異を際立たせようとする余り 著者による偏りが強くなりがちな傾向があるように思う。 定評のある堅実な教科書のほうが、手っ取り早いことが多い。
ただ教科書ものとか通史ものは読んでて面白くないんだよ 何を求めるかにもよるけど、偏った奴を何冊か読んで、用語や人物になれた後に 教科書を読んだほうが挫折しないと思う
828 :
名前は誰も知らない :2008/09/14(日) 16:32:51 ID:nh2DRvFw0
確かに通史を一冊目は退屈かもしれん。 ブツギリの知識が一本の線につながっていくのが歴史の面白いところでもあるし。 でも或る程度入門書を読んだら、 それを思想史の中で位置づけてみる、というのは有益だと思うな。
哲学入門書のオススメ 野矢茂樹「はじめて考えるときのように」 永井均「翔太と猫のインサイトの夏休み」 中学生向けだが大人でも読んでおきたい。 マジでいいから。
>>827 >>828 俺は全く逆だよ。
教科書や歴史の方が面白い。
だいたい入門書にしても何にしても
過去の蓄積に対して講釈してるもんだから
そこに至った過程が分かってないと
全然面白さが伝わってこない。
いきなり入門書読むよりは
背景をある程度知ってから読む方が愉しいよ。
831 :
名前は誰も知らない :2008/09/14(日) 18:03:58 ID:pnFY4UKOO
てかまず哲学史より原典だろ 岩波文庫の青帯のやつを読めばいい
デカルト「方法序説」読了。 哲学部分は陳腐だが、その精神は健全ですばらしい。
833 :
名前は誰も知らない :2008/09/14(日) 23:42:52 ID:VOvKnRcVO
俺の書き込みから哲学の話題が続いておりますが、いろいろ教えてもらえて助かりました。 参考にします。
「アンティゴネー」読み終えた。 運命の非情さと、それを知った時の人の悲哀を味わった。 この一族は災難ばかりだな。
835 :
なんだか読みたい :2008/09/15(月) 00:32:59 ID:mnvuN4Nz0
今晩は、なんだか読みたいと申します
836 :
名前は誰も知らない :2008/09/15(月) 17:22:33 ID:tOyOc0Lw0
チェーホフ・ユモレスカはいまいちだった。 翻訳でお笑い的な面白さというのはちょっと分からんのかも。
837 :
名前は誰も知らない :2008/09/15(月) 20:19:44 ID:2oZN3OJM0
退屈です。 頼むから、食い入るように時間を忘れて、 読み耽れるような本を教えて下さい。 ただし、文体のやさしいもの。
世界は密室で出来ている/舞城王太郎
銀河英雄伝説
「民間防衛」スイス政府
哲学史では岩波新書で出てる熊野純彦さんのシリーズがなかなか良いよ 全三冊だったっけか
842 :
名前は誰も知らない :2008/09/15(月) 21:20:26 ID:opyCn+1w0
何か面白い小説ない? これから生きていく中で参考になるような本。 あったら教えてください。
今更ながら三國志を読もうと思います。 誰のが一番読みやすいですか?
酒見賢一
845 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/09/15(月) 21:55:57 ID:O7jVvkCK0
貴志祐介の「青の炎」は全然バカにできない。 再読してショック受けた。この人引用も上手い。 ツミ罰のソーニャより、青の炎の大門君の方が説得力があるような。 場合によっては人を殺してもいいかなと思ってる時に読むべし。 面白いよ
848 :
名前は誰も知らない :2008/09/15(月) 22:20:31 ID:rJiAt6oa0
横山三国志よりもその原作の吉川英治の方を断然お勧めしたい
山崎豊子の白い巨塔もいいな
ドストエフスキー 地下室の手記
孤独だしどくそしようと
853 :
名前は誰も知らない :2008/09/16(火) 19:27:59 ID:4ELhDj4/0
源氏物語をエロ漫画化orエロ小説化した作品ってある?
江川達也 抜けたら神
そもそも源氏物語で抜きたいと思った理由がよくわからん
いや、なんか強姦とかロリコンとか盛り沢山らしいし・・
>>855 むしろ原文で想像膨らませるくらいの気合がほしい
女は源氏で千年マンズリしてるんだから、男にも抜きどころはあるんじゃない。
俺の妄想にかなう文章に出会ったことがない
2010年資本主義大爆裂!―緊急!近未来10の予測 ラビ・バトラ (著) タイムリーかと思い読み始める この手の本にはありがちだが 過去の自分の予測がいかにあたったかを少し誇張しすぎる嫌いがある しかし、行き過ぎた「搾取的」資本主義はいつか崩壊するという主張は 感情的に賛成出来る ★★★☆☆
863 :
779 :2008/09/17(水) 21:16:20 ID:JsiJxVwO0
一時期、馳とか花村とか新堂とか 暗黒小説っていうの? それにハマったことある。 元祖というか暗黒小説で有名な人って他に誰がいるんですか? 久しぶりにこっち系のダークな小説読みたいんです
古井由吉『聖なるものを訪ねて』
こいつはちょっと退屈だったな
>>863 桐野夏生とか読んでみたら?『グロテスク』読んだけど、なかなか良くできてたよ
俺はきらいだけど
ロマン・ノワールだとジェイムズ・エルロイを挙げる人多いね。 暴力的で凄惨な描写とか出てくるイメージがあって暗黒小説は未だ読んでないけど。
最近小説読み始めたんですが、芥川とかの近代作家の小説って作品の背後に何があるのか考えてしまいます。 そんなの到底みつからないのですがね・・・w こんなことまで考える必要ってのはないですよね? 半ば不可解でも、純粋に読んでいけばいいですよね。
867 :
名前は誰も知らない :2008/09/18(木) 05:47:03 ID:E6ExlWfQO
暗黒小説てwwwww 名付けセンスが弧っぽいな
暗黒小説 戦後アメリカのハードボイルドの洗礼を受けたフランスの小説群を指す。 ロマン・ノワールの訳語。ノワール(Noir)はフランス語で黒の意味。 他にフィルム・ノワール(犯罪映画、暗い映画)という言葉もある。
869 :
名前は誰も知らない :2008/09/18(木) 09:22:25 ID:xfKZUpEK0
フランスはアメリカに影響受けやすいのが残念な気が、、、。 暗黒小説?は知らないけど
最初に読んだときの感想は忘れちゃったけど エルロイはそうでもないよ というか文章だとそれほど凄惨にも感じない
871 :
名前は誰も知らない :2008/09/18(木) 21:59:37 ID:dm6lszsG0
マダム=エドワルダとかどうかな? 暗黒と言うか虚無と言うか・・・
872 :
名前は誰も知らない :2008/09/18(木) 23:45:48 ID:aJ76ADExO
>>866 評論いくつか読めばいいんじゃないか?
そんで興味を持った部分について他の分野からアプローチしてみたり。
自分でテーマを設定して読むのも面白い。
俺は小説に限らず、他人の表現に触れるときは、作者の出身地を読み取る作業をよくしている。
音楽なんかでも、出身地を聞き取ることはよくやってる。(結構当たるぜ)
そんなふうに、どっか一点自分のこだわるところを見つけるのも良いかと思う。
>>863 直感的に ルイ・フェルディナン・セリーヌ のことを想った
「夜の果てへの旅」「なしくずしの死」
などはいかが?
あれは暗黒小説ちゅうのとはちがうのんではないのかw バイオレンス小説的なんを求めてるのではないだろうか 「なしくずしの死」は早々と挫折した
875 :
名前は誰も知らない :2008/09/19(金) 19:12:19 ID:EuaSb6NXO
「なしくずしの死」は難しい顔して深刻に読むこともないんじゃね? 俺の中では「爆笑小説」に分類されてる。
>>863 ですが、日本のヤクザ系の裏社会の物が読みたい
黒い太陽も読んだが面白かった。
ノンフィクションなら東京アンダーワールドがいい。
戦後の闇社会をアメリカ人(その後日本国籍取得)ニコラを通して描写されてる。
力道山を始めとして、戦後のキーとなる人物が次から次へと出てくる。
闇市から復興、そしてバブルまで。
戦後の日本史は闇社会の歴史そのものってのは言いすぎか?
ところで
>>863 くんよ、皆いろいろレスしてるんだから礼をまず言うべきだろ。
東京アンダーワールド面白そうですね みなさんありがとう!
880 :
名前は誰も知らない :2008/09/21(日) 00:06:42 ID:vOw//nj+0
芥川の末期の作品なんて結構リア終向けに思えるのですが。 特に「歯車」が。
あれ、東京アンダーグランドじゃなかった? 違ったらすまん
北海道の刑事が悪さしてたノンフィクション面白かったな 自演で拳銃押収して成績上げる一方でりシャブ売ったりしてた奴 なんかマイナーな出版社だったけど
スティーブ・ジョブズ 神の交渉力 を読んだ 俺もこんな擦れた人間になればもう少し楽に生きれたかもしれない けどこうはなりたくない
「男の花道」杉作J太郎 学生時代の試験の思い出について。。。。 「いや、テストされてるうちが花だよ。大人になったら毎日がテストみたいなもんで いちいち、採点してくれて注意してくれるわけじゃないんだから・・・ ダメならダメでサヨウナラ・・・・」 この一文を読んだ時、泣いた
読書したいなと思って巡回してる板の読書スレを見て回ったけど どこも著者、作品、レスした人を貶す書き込みばっかでしょうもなかった
おっとこれだけだとここも同じになってしまうな 2行目の最初に、ここ以外は、が抜けてました失礼
887 :
名前は誰も知らない :2008/09/22(月) 00:23:54 ID:x/5ui/Qv0
三島の『豊饒の海(だっけ?)』第二巻の「奔馬」に興味あるんだけど、 これって、第一巻から通して読まないと理解できない? それとも二巻だけ独立で読んでも楽しめる? 教えて下さい。
アリストパネス「女の平和」 ソポクレス「トラキスの女たち」 読みました。 まずまずでした、前者のほうは多少笑えました。 きちんとした歴史的背景があって、 アリストパネスが単なる喜劇作家ではないと分り感心しました。
>>887 二巻だけ読む気なら、ならなんとか理解は出来ると思うが(面白さは半減すると思う)、あんまり二巻だけってのはオススメしない
一巻が原点だからな。
おれは最初に読んだの二巻だったけど、楽しめたよ 一巻にさかのぼって、オイオイ本多ってこんな奴だったのかよwみたいな面白さもあった
892 :
名前は誰も知らない :2008/09/22(月) 20:55:11 ID:8wA4Vt7N0
おれ赤毛のアン読んでるぜ
初めてジョセフ・マーフィーの本を買ったけど自分向きの本だと感じました。
894 :
名前は誰も知らない :2008/09/22(月) 21:25:34 ID:XYel6tY+O
>>888 セックスストライキのやつね。俺も読んだ
デパートの展覧会にも行ってみた マティスとルオーのカップリング 後期の個性がはっきりしてきたころの作品よりも、30代アタマころに描いてる作品のほうが ブルーを基調としていておれの好みだった。とくにルオー。 印象に残ったのは『レスラー』『サーカス』『母子像・古びた町外れ』『悩みの果てぬ場末』など。 画像検索ですぐ見つかるかと思いきやなかなか見つからん 絵のメモは原題と製作年もメモっとかないとだめだな
ローマ帝国衰亡史を読んでるやついるか?
898 :
名前は誰も知らない :2008/09/23(火) 20:55:29 ID:SAphICM60
古今の小説の主人公で いっちばん孤男なん誰かな。
めんどいからやめた 1213874508/の770を下から縦読みだぞ 野暮な奴だ
タイトルが思い出せないんだけど、裕福なとこの息子が旅に出て最後は財産を全部棄てて死ぬって話のタイトル何だったかなあ
この前、フランクルの夜と霧よんだけどかなり励まされた。 一生付き合っていける本だと思う。 死のうと思っている人いるとしたら、読んでくれ。 たぶん、ちっぽけな自分に泣くと思う。
902 :
名前は誰も知らない :2008/09/24(水) 13:33:21 ID:mz2PfPFHO
前々から日本の古典に興味はあったものの、岩波の難易度の高さに挫折してた俺は、今、角川ソフィア文庫を集めてる。 今のところ、6冊買ったうちのベストが『徒然草』。 「時間をもちあます人の気が知れない。 何の用事もなくて、独りでいるのが、人間にとっては最高なのだ。」 という、俺のような人間にとって非常にありがたい言葉がある一方、 「世俗の生活を捨て何の束縛もない独身者が、肉親・縁者が多く、 何かにつけて人に媚び、欲に振り回される俗人を見て、 頭から軽蔑してかかるのは人の道に反することである」 みたいにハッとさせられる部分もある。 こういうのこそ、高校時代とかに読みたかったな。
904 :
名前は誰も知らない :2008/09/24(水) 16:02:34 ID:VrcDu2dH0
マーフィーの法則
夜と霧は…俺はイラネ
罪と罰って青の炎と似てるって聞いたんだけどほんと?
ドストエフスキー『白夜』 この本の主人公は正真正銘の孤男だ。 地下室の手記の男よりも悲惨。
908 :
名前は誰も知らない :2008/09/25(木) 12:10:44 ID:v+RxmJTY0
ここに影響されて幸福論やら方法序説やら読んでみたんだけど、方法序説が全く訳がわからん。 こういう場合何読めば理解できるようになるの?教えて孤独な人。 特に神とか魂とか天使って言葉がどういった物を指しているのか分らない。
方法序説は言い訳でしょ スコラ派批判を含む論文がキリスト教否定にとられてガリレオみたいに殺されないように 必死でキリスト教持ち上げてから論を展開しなきゃいけなかったってだけ 現代では内容になんの価値も無い本だよ
>>908 こう言ってはあれだが、哲学部分は無視しても構わないと思う。
見所はむしろ実験における合理主義と健全な精神態度の部分だと思う。
数学的な貢献があまりに一般的になりすぎて 逆に『方法序説』の人って思われるのは本人不本意なんじゃね?
913 :
名前は誰も知らない :2008/09/25(木) 20:30:09 ID:ETfQ5A6v0
方丈記 今やったら、女子高生にキャハハ きしょ〜 とかゆわれる 名物爺さん。
既出かも知れんが 山際淳司のスローカーブを、もう一球 ノンフィクションだが、 孤男なら共感出来る部分があると思う。 是非読んでもらいたい
『不思議な少年』読んでみた スゲー意地の悪い話w
916 :
名前は誰も知らない :2008/09/25(木) 23:29:30 ID:BRShiVcG0
ジョンスタインベック「二十日鼠と人間」 農場を渡り歩く孤独な農作業者二人の友情 100ページちょっとだからすぐ読める
917 :
名前は誰も知らない :2008/09/25(木) 23:42:21 ID:Dv7lO7y5O
>>911 あほか素人
徹底した懐疑論
そこからの数学的構築
いまでも第一級の哲学書だ
>>917 言うにしても、もうちょっと穏やかに言ってもらいたいものだが…。
そもそも、本の捉え方なんて各々の自由なわけで。
>>918 無駄無駄。哲学馬鹿が気に入らない発言へどういう態度とるかはこのスレを遡れば一目瞭然。
ほとんど批判めいたこと書いてないし喧嘩も売ってないのにこれだもん。
もっと喧嘩腰のレスに反論するなり諭すなりするならまだ分かるが。
920 :
名前は誰も知らない :2008/09/26(金) 08:27:01 ID:p3uPY/lp0
方法序説について質問した者です。 色々意見ありがとうございます。とりあえず哲学史から勉強してみてまた読んでみたいと思います。 ウィキペディアざーっと読んでみたけどデカルトさんってホント凄い人なのね…。
このまえ綺麗なおねぇさんが 電車の中でソフィーの世界読んでた。 あんなでっかい本持ち歩くとは。なかなかやりますな。
デカルト本では、小泉義之『兵士デカルト』が激烈な内容で面白かったよ 講談社現代新書に入ってる同著者の『デカルト=哲学のすすめ』も良かった記憶がある 斎藤 慶典『デカルト―「われ思う」のは誰か (シリーズ・哲学のエッセンス)』、これもかなり興奮しながら読んだ 神はもちろん、キリスト教的な意味での神、哲学的な意味での神。 創造者にして完全なる存在のこと。 なんのこっちゃと思われるかもしれないけど、 もし完全な存在というものを想定するならば必ず神にたどり着く。 現に今このように存在している世界を、何かが創造したというならば、そのもっとも根源的な創造者は神の名で呼ばれる他ない。 こう考えたら方向性がわかりやすいのではないかと思います。
あ、上に挙げた三冊は、もちろん読み物としては相当面白い本だけど、 オーソドックスな入門書じゃなくて変化球的なものなので念のため。 普通は『世界の名著』シリーズあたりで概要をつかむのかな
小泉義之はよいね。 過去の哲学者の研究をしつつも、 自分の頭でものを考えることを怠らない稀有な哲学者。
926 :
名前は誰も知らない :2008/09/26(金) 20:06:06 ID:TNEma+oV0
「本は固定された情報なので読まない」 いかにもホリエモンが言いそうな言葉…むかついた
固定された情報って何? 固定されていない情報って何?
たとえばここ2ちゃんねるが固定されてない情報
保存されない、消える情報の事じゃないの? 過去スレもネット上のどこかに保管されている2ちゃんねるは固定された情報なんじゃないのか
そしたらホリエモンが 「僕は消える情報だけ読みます」 って言ってたことになるだろ。
頻繁にアップデートされる情報かどうか、 インタラクティブに修正可能な情報かどうかっていう意味でしょ 本にはコメントつけられないし、訂正するのにも金と時間がかかる 新聞やTVはほとんど一方通行だし そういう点で2chは固定されていない情報
抽象的な言い方は解釈の余地があるから困るな・・・
それが言語表現の妙なのです
934 :
名前は誰も知らない :2008/09/28(日) 16:53:27 ID:4qG3Ida80
なるほど!!
ホリエモンが属した経済・IT業界といえば、 情報が1ヶ月古びればクソの役にも立たなくなるような世界だし、 そういう意味で、事後報告のメディアでしかない「本」なんか読まないって言ってたんだろうね。
936 :
名前は誰も知らない :2008/09/28(日) 19:15:43 ID:6go/8kgNO
ITが何を指すかあれだが、 例えばプログラミングの世界でも十年以上読まれ続けられてる名著ってあるぞ。
それは興味深いな その手の名著というと、どういうものがあるの? シロートでも楽しめそう?
K&Rだのプログラム書法だのSICPだのだと完全に素人にはムリダナ ライトついてますかみたいな奴ならまだ一般人でも楽しめるだろうけどプログラムから離れてしまう 人月の神話にはプログラムの話もあるけど、あれも素人にはちょっとぴんとこないかも
ちなみにBasicはやったことあります
ラクダ本でも読めば。
来週、地元図書館の生理休暇があるから、まとめて借りとかなくては。
プログラムを美しく書こうとしている人の本はおもしろいね プログラミング作法とかおもしろいけど、やったことない人には意味不かもしれん
>>897 ギボンだっけか?
読んでみたいとは思ってる。
生理休暇に反応したのは俺だけでは無かったようだ
綾辻行人『十角館の殺人』を数年ぶりに再読 読んでる途中でトリックを思い出したので初読ほどの衝撃はなかった(当たり前だけど) 普通の場面もわりとどきどきした記憶があったけど、その感覚も失われてしまったのは年のせいかorz
2回目は良くも悪くも安心してるからね 細かく覚えてなくても、どのくらい起伏があったかくらいはなんとなくわかってるからなぁ
鈴木大拙の『東洋的な見方』を読んでる。 禅関係の文章は、いつも通りの思考形態じゃキツイね。 こういうのを国語の試験問題にしたら面白そうだが、受験生は怒るだろうなw
大拙が神秘主義的すぎるだけかも 解りやすい奴を読めば結構ぴんとくるものもあるよ 問題そのものより大きい視野を持って飲み込んでしまえって考え方は結構好きだ
950 :
名前は誰も知らない :2008/09/30(火) 00:31:04 ID:omDmPduWO
結局どんな小説よりも「巨人の星」のほうが面白い、という結論に至った。
セネカの人生の短さについて他 孤男にはストア派哲学が似合う
952 :
名前は誰も知らない :2008/09/30(火) 01:22:26 ID:safiGI2sO
ストア派がオナニするか
>>952 お前俺のこと監視してんの?
確かにそうだ
お恥ずかしい…
954 :
名前は誰も知らない :2008/09/30(火) 03:23:01 ID:F4VQVypZ0
ヘッセの「デミアン」のシンクレールは孤男の鏡。
955 :
名前は誰も知らない :2008/09/30(火) 04:04:07 ID:wqnt30AC0
ドストエフスキー『白痴』読了 力動的に展開していく物語ではなかったので、 徒に冗漫な印象しか残らなかった。
956 :
名前は誰も知らない :2008/09/30(火) 17:05:36 ID:q5FekuFx0
雑誌ブルータスの琳派特集がなかなか良かった
やり手だなあ
普段雑誌を読まないけど、手際よくまとまりすぎててなんだか「チートだこれは!」言いたくなったぞw
>>955 俺はすごいはらはらして読んだんだぜ
フィナーレなんて息が止まるかと思った
957 :
名前は誰も知らない :2008/09/30(火) 18:19:55 ID:dAH77TnhO
ニートだったときは読書三昧の日々だったのに 仕事しだしてから全然読めてねえ 一生読書だけして過ごせれば最高なんだがなあ
958 :
名前は誰も知らない :2008/09/30(火) 20:26:53 ID:wqnt30AC0
>>956 『白痴』
第一編の、ナスターシャがロゴージンと出て行っちゃう辺りまでは
すごい面白くて期待したんだけど、
第二編から段々だらけてきたように感じた。
楽しめて読めたっていうのはうらやましいな。
959 :
名前は誰も知らない :2008/09/30(火) 23:48:22 ID:FsFwZndg0
ヘッセの「デミアン」は中学生のとき読んだ まさに中二病になったよ アレいいよね
クヌルプが好き
961 :
名前は誰も知らない :2008/10/01(水) 20:51:22 ID:b+bEhCqr0
今、年齢的には、やっぱり 荒野のおおかみ
962 :
名前は誰も知らない :2008/10/01(水) 21:04:33 ID:H/jiF1C40
ヘッセはユングに影響を受けてんだよね 筒井康隆さんもユング好きだしマーラーもユング派の精神科医に診てもらったことがあるらしい なにかといかがわしく思われるユングだが創作者たちに与えている影響は大きい
963 :
名前は誰も知らない :2008/10/01(水) 22:36:37 ID:t6Pbwoo20
誤爆です しかも上げてしまった ごめんorz
965 :
ネオ煎茶 ◆DuCKQjrhEY :2008/10/01(水) 22:40:04 ID:Iu0y6sLE0
水爆と深海の怪物
>>963 がどこのスレに書き込もうとしてたか凄く気になる。
深海生物っていいよな。
つべ板の「海の生き物が怖い!」つうスレです あんまり人が来てくれなくて俺一人で盛り上がってて寂しいので、遊びに来てくれw ヘッセは一時期よく読んでたな 知と愛が面白かった
968 :
名前は誰も知らない :2008/10/01(水) 23:28:18 ID:11JMhpnf0
「デミアン」と「知と愛」ってなんか似たような話だったイメージがあるけど・・・ 気のせい?
969 :
名前は誰も知らない :2008/10/02(木) 02:06:52 ID:NM9m8iQ10
「シッダールタ」と「車輪の下」の間が「デミアン」かなぁと思う。
箱男読んだ エロかった
エロなら密会だろー
砂の女だろ…
973 :
名前は誰も知らない :2008/10/02(木) 14:54:14 ID:wQ4XX8UiO
太宰「ダス・ゲマイネ」が面白かった。 太宰一人の頭の中での会話をそれぞれの登場人物にさせているのだが(要するに登場人物が全員太宰)、こうした話芸で読ませる作品が太宰の本領だろうと思う。
走れメロスは顛末が普通でがっかりした。
太宰の女生徒に萌え
「黄金の扉を開ける 賢者の海外投資術」 橘玲 今のご時世に読むような本じゃないわけですが この著者、ちょっとアメリカをマンセーしすぎだな もちろんポジショントークがかなりあるんだろうが 少し鼻につく ただ、老後は海外でという話はやはり魅力的だし 参考になった 最後はお決まりの自己責任
ミルトンの失楽園を読んで… アダムとイブが愛し合ってるのを見て 嫉妬?に悶えるサタンの姿が悲しい…
978 :
名前は誰も知らない :2008/10/03(金) 05:55:27 ID:na7udqOFO
人間椅子読んだ。EDに失望
979 :
名前は誰も知らない :2008/10/03(金) 07:06:33 ID:Y/ld3oOw0
最近は筒井康隆の作品を再読してる
個人的には、異色作とされる『旅のラゴス』が最高傑作
俺は逆にそれがなんだか普通ぽくて、苦手 しみじみとした寂しさは味わい深いと思うんだけどね 『ギタリストのための楽典』 ギター向けに書かれてるらしいんだけど、 ギターだとしたから順にドミソ・・・とコードを積んでくのがやりにくいので結局キーボードを買ったほうが早そうだ 音痴にゃつらいぜorz
ユングの元型っていう概念はあまりにも魅力的だけど 話が面白過ぎって感じはあるな 俺はすぐに厭きた
「ダス・ゲマイネ」はいいよね 俺は春になりかかる頃にいつもなぜか思い出して 読み返す
内向的・外向的という概念はユングが作った
根暗という概念はタモリが広めた
986 :
名前は誰も知らない :2008/10/03(金) 14:06:45 ID:6BDE1qe80
次スレは↓に任せた
うめ 青年は荒野をめざす/五木寛之 文、表現が多少幼稚だけど内容は深い。ナチスのくだりは考えさせられる。
梅 郷愁/ヘッセ 人を想うことの意味を教えられた。 「ああ、恋というものは私たちを幸福にするものではありません。 恋は、私たちが悩んだり耐え忍んだりすることにかけてどのくらい強くありうるかを、 私たちに示すためにあるのだと思いますわ」
膿め
ミルトンの失楽園は序盤が面白かった記憶がある
漫画バスタードとか、ミルトンから相当恩恵を受けてるんじゃないだろうか
嫉妬についてはまったく覚えがない
聖書つながりでウィリアムブレイクの絵っていいよなあ
>>987 トンクス
アイスキュロス「ペルシア人」 気まぐれで読みました。 映画300を観ていたので楽しめました。 ダレイオス一世の亡霊の登場の場面では、 スターウォーズの霊体を勝手に想像しました。
映画300は見てないけどサウスパークのカバー(といっていいのか?)はめちゃ笑った
>>987 すまんお礼するの忘れてた
あらためてThanks
『恋空』・・・・・・1,400,000部 『人生』・・・・・・0,000,001部 長い間ご愛読ありがとうございました 孤男先生の来世にご期待を!
995 :
名前は誰も知らない :2008/10/04(土) 11:20:57 ID:hDfmUfDi0
「寝ながら読書スタンド」を12000円でアマゾンで出品しています。 興味のある方はどうぞお求めください。
996 :
名前は誰も知らない :2008/10/04(土) 12:26:00 ID:IyNTSGmyO
たけーよ
997 :
名前は誰も知らない :2008/10/04(土) 15:37:23 ID:7FAcI/ro0
「黄色い雨」フリオ・リャマサーレス 読了。 死にたくなりました。
998 :
名前は誰も知らない :2008/10/04(土) 15:38:49 ID:tpz3t6cRO
998
999 :
名前は誰も知らない :2008/10/04(土) 16:09:16 ID:PeK5CLunO
蟹工船よむぞ〜 999
1000 :
名前は誰も知らない :2008/10/04(土) 16:35:24 ID:2OeDaNsQO
1000なら殺す
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread /⌒彡:::
/冫、 )::: 1000だ
__| ` /:::: スレ立てろ
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/ /へ ヘ/ /:::
/ \ ヾミ /|::: 孤独な男性
(__/| \___ノ/:::
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