厨房板を探してるのですが・・

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1昔☆くすの:03/05/06 23:38 ID:HuynANtl
ドキュソの集まりの板だってきいたから・・
ここだと思ういますが・・・
ソレであってますか?
2>>1:03/05/06 23:39 ID:sC5Y7si6
3昔☆くすの:03/05/06 23:41 ID:HuynANtl
アドレス茶色
しかもこの板キタの初めてだから、茶色になるのはこのスレだけ。
ありきたり面白くない・
4今☆くすのって誰だよ:03/05/06 23:42 ID:TPn4hsSn
4
5昔☆くすの:03/05/06 23:43 ID:HuynANtl
菜age
6名無し募集中。。。:03/05/06 23:43 ID:TLIHm1Ds
>>1
寝れ
7名無し募集中。。。:03/05/08 16:27 ID:nZ6gomXw


 〜吉澤の野望〜


    立てよ!国民!
   ―――v――――

     ノノハヾ
    (O^〜^ ∩
   ミ0彡●ミン  
   ノ(_/    ノ 
  <___(_/_/
8mmndk:03/05/09 22:19 ID:NrVefsz4
小説書かせていただきます
9mmndk:03/05/09 22:22 ID:NrVefsz4

Mブリッチ・テープ (原案 Dブリッチ・テープ)
20XX年 8月某日 真夏日
カチッと鈍い音を奏でてテープラジカセは停止した。
このほんの数分前に1つの心臓も停止していた。


紺野は第二会議室にある白い長方形のテーブルの1番奥、真ん中に立ち会釈をした。
「本日はお越しくださいましてありがとうございます。」
周りに座っている来客8人の表情をすばやくうかがった。みな、なぜここへ呼ばれたかわからないという困惑な顔をしている。
「みなさまにお越しいただきましたのは・・・・」
スーツの胸ポッケトからゆっくりと1つのテープを取り出した。
「数日前に見つかった、このカセットテープをお聞きいただきたいからです。」
誰も口を開かない。紺野は手に持っていたカセットをテープラジカセにセットした。
その時
10mmndk:03/05/09 22:23 ID:NrVefsz4

「見つかったって、どこで?」
矢口がラジカセを見つめながら聞いた。
「Mブリッチ・・・・」
小さな声で、しかしはっきりした口調で言った
みなが紺野をとっさに見た。
「Mブリッチ・・・・!」
飯田が呟いた。安部、加護、辻、矢口は落ち着かない様子だ。
高橋、新垣、小川は恐怖に満ちていた。
8人の様子を見て紺野はゆっくり話し始めた。
「このテープはあの今では粗大ゴミの不法放置所、Mブリッチのしたで見つかりました。」
「一人の少女の死体と一緒に・・・」
また、紺野は8人の表情をうかがった。8人の瞳はテープラジカセへと向けられている。
「では、聞いていただきましょう。」
紺野は再生のボタンを押した。
11mmndk:03/05/09 22:24 ID:NrVefsz4

「・・・・・・・・・あ・・あーーーー」
「これちゃんと録音できてるのか?」
「まぁ、いいや」
「私はひとみ、本当の名前はわからない」
「この名前はりかが付けてくれたんだ」
「おい!今聞いてるお前!私はここで生きてたんだ」
「どれくらい前か忘れたけど、ここに捨てられてから今まで生きてたんだよ」
「・・・・・でも・・・・」
「もうだめみたいだ・・・・」
「だから、最後に全て話す・・・りかの為にも」
「私がここへ来たあの日・・・・」
「どれくらい前だったかはさっきも言ったけど覚えてないんだ」
「けどあの日の事から今日までは死んでも忘れない」
12mmndk:03/05/09 22:25 ID:NrVefsz4

紺野は一時停止のボタンに手をのばした。と同時にまた8人の表情や様子をうかがう。
「この後からは彼女がMブリッチで過ごした日々を鮮明に語ります」
「まさにみなさんが運営・管理を行っているMブリッチの現状が語らえているのです」
「運営・管理はパパがやってるの!あたしじゃない!!」
加護がすばやく反発した。それに続いて高橋も激しく反発する。
「そうですよ!!ここにいる8人はみんな無実です!!」
周りからは『そーだよ』や『私は悪くない』など次々に反発の声が聞こえる。
「でも・・・」
周りが静かになった。みんな、安部をみる。
「今は父が行っているけど、これからは私たちが行う事になる」
「あのMブリッチを・・・・」
それぞれがその言葉に反応した。下を向き悲しげな顔をする者
タバコに火を点ける者、出されていたアイスティーをゆっくり飲む者。
「そうです、今日お集まり頂いたみなさんは今Mブリッチの運営・管理を行っている会社やグループの社長令嬢、そして時期後継者となると正式に発表した方です」
紺野は8人をゆっくり見渡し言った。
13mmndk:03/05/09 22:26 ID:NrVefsz4

「今のMブリッチの下・・・つまり『死の橋下』はひど過ぎる」
「けどMブリッチは私たちの生活に無くてはならないものですが橋の下は生活には無関係無害です」
「だから、みな貴方たち関係者にも何も言わない」
「ましてやあんなに便利な橋を格安の通行料金で提供している貴方たちにはね」
8人は静かに聞いている。さっきのように反発する者もいない。静かに、ただ静かに聞いているだけだ。
「利用者の苦情がないから貴方たちは何も動かない」
「それがこんな悲劇を生みました」
紺野はテープラジカセへと目を向ける。
「現実を知ってください」
そう言うと再生のボタンを押した。
14mmndk:03/05/09 22:27 ID:NrVefsz4

あの日、目が覚めると真っ暗だった」
「何か箱の様なモノに入れられてるとすぐにわかった」
「何があるか分からないけど思いっきり目の前を蹴った」
「狭いし、息苦しいし、臭い」
「それと怖かったから・・・」
「小さい頃から暗くて狭い所は苦手なんだ、何でか分からないけど」
「蹴ったら、光りと一緒にボロボロな赤い車が見えた」
「外へ出た時はびっくりしたよ」
「だって見るとこ全部がゴミなんだからね」
「足元でさえ」
「とりあえず歩いてみることにした」
「あ!私が中に入ってたモノは大きな冷蔵庫だったんだ」
「だから、臭かったんだ」
「まぁ、そんな事はどーでもいいんだけど」
「歩いても、歩いてもゴミばっかりだった」
「歩いている時私は何でここにいるのか考えてた」
「昨日いつものように公園のベンチで寝ていると」
「アイツがやって来た」
「それから目が覚めるとここにいたんだ」
「私捨てられた、クロと同じ様に私はアイツに捨てられたんだ」
「絶対殺してやるって思った」
「そんな事を考えながら歩いてるうちに夕方になっていた」
「何かないかなって思いながら周りを見渡したら小さく車が見えた」
15mmndk:03/05/09 22:28 ID:NrVefsz4

「しかも、こっちに向かってる」
「私は走った、そしたら、砂利道に出たんだ」
「さっき見えた車もいる」
「よく見たら小さいトラックだった」
「助けてもらえる」
「そう、思って駆け寄った」
「次の瞬間、トラックがこっちへ寄ってくる」
「気づいてくれたって思ったら」
「トラックはスピードを増して私の方に来たんだ」
「気がつけば逃げるにも逃げれない速さだった」
「私はそのまま引かれたよ」
「ものすごく痛かった」
「自分がどーなってんのか見てみると」
「左足がグチョグチョだった」
「痛さと恐怖でそのまま気を失った」
16mmndk:03/05/09 22:29 ID:NrVefsz4

「チクチクする痛みで目が覚めた」
「自分の左足」
「詳しく言えば、太ももから下、ふくらはぎと足首が」
「カラスに食われていた」
「グチョグチョだったからつつきやすいのか知らないけど」
「カラス達は私の足の肉をうまそうに食ってたよ」
「ピンク色に所々白いものが混ざってる肉を」
「何だかムカツクからそいつらを追い張ってやったよ」
「あいつらどれだけ食ったか知らないけどさぁ、ふくらはぎの肉が半分無くなってるのには驚いた」
「もう太ももから下は痛いとか感覚が無いんだ」
「あれは、面白かったよ」
「ふくらはぎを皮膚からじゃなくて、肉から直接指を突っ込むと」
「ドンドン生暖かい肉に吸い込まれていって」
「最後には骨にぶつかるんだ」
「面白くて、いっぱい穴空けたよ」
17mmndk:03/05/09 22:31 ID:NrVefsz4

「ここにいると危ないって思って」
「ゴミの中に引き返すことにした」
「左足は使えないから、右足でケンケンして行ったんだ」
「途中で太くて長い鉄の棒があったから」
「それからはその棒を杖にして歩いた」
「もう暗くなってたから白い錆びた車の中に入った」
「この車、外はボロボロでも中は案外きれいなんだ」
「ためしに中の電気点けてみたら点いたんだ」
「それからはこの車が私の家になったわけ」
「お腹空いてきた」
「けど何もない」
「仕方なく寝ることにした」
「ケッコー寝心地いいんだよね」
18mmndk:03/05/09 22:32 ID:NrVefsz4

「何もしないまま3日が過ぎた」
「さすがに3日立つと喉の渇きと空腹は我慢できない」
「昼間だったかな・・・ボーとしてると」
「子猫が壊れている窓から入って来た」
「可愛かった・・・白と茶が混ざってる子猫だった」
「ここには人がいないからかな?」
「おいでと言うとこっちへ寄ってきた」
「撫でてやると、喉を鳴らすんだ」
「両脇を持って顔の近くに寄せると鼻をペロペロ舐めるんだ」
「その時思った」
「あの日、私の肉を食べたカラスもここで生きている」
「この猫だって同じだ」
「ここには食べ物なんてない」
「誰か・・・ここで生きてる物を食料にしなければ自分が生きていけない」
「だからカラスも私を食べた」
「そう思うと丁度喉の辺りにあった親指に力を入れた」
19mmndk:03/05/09 22:33 ID:NrVefsz4

「今まで気持ちよさそうにしていた子猫の眼が」
「大きく開き出した」
「さらに力を入れる」
「どんどん目玉が飛び出す」
「下からは液体も垂れている」
「子猫は死んだ」
「私は思いっきり口を裂き皮膚に切り目を入れた」
20七人の名無し:03/05/10 01:04 ID:iiUSVdYA
移動お疲れさまでーす。この後どうなるのか…ドキドキです。
21一応キープのつもりだった7:03/05/10 01:26 ID:zbw8vEUv
(O^〜^O)<ん〜、面白くなりそうッスね〜。続き期待します。
       ところで、いらないなら向こうのスレ貰っちゃっていい?
22mmndk:03/05/10 03:30 ID:tCz8jsfc
>>20
ありがとうございます!
感想があると嬉しいです!!
これからは
これ以上にグログロになります

>>21
向こうのスレとは
どこでしょう?
いくつも転々としてたので・・・・
23mmndk:03/05/10 09:45 ID:5hN3ZDoe

「舌が勢いよく飛び出して」
「思った通りに首の辺りに大きな切り目が出来た」
「まず手首に流れ出た血を舐めてみた」
「その時はもう、猫を食べる事に」
「抵抗は無かったね」
「とにかく何でもいいから食べたかった」
「血は思った以上に美味くて何回か切れ目を入れて」
「全部飲んでやったよ!」
「生暖かくて、ちょっとしょっぱいんだ」
「喉が潤ったら肉を食べてた」
「でもやっかいな毛が邪魔してうまく食べられない」
「だから、腹の方まで裂いて内臓から食べた」
「肝臓は不味い」
「苦いんだ」
「やっと、肉を食べた」
「美味くて、最後には骨まできれいにしゃぶってやったよ」
「お腹いっぱいになって眠った」
「今思えば、あれがここに来てから、最初で最後のまともな食事だったな・・・」
「いつもの様に昼頃起きた」
「目覚めはサイコーだった」
「腹いっぱいの状態で寝ると気持ちいいんだな」
「ふと左足を見ると」
「白い小さい芋虫みたいなのが私の腐った足で暮らしてたんだ」
「しかも卵まで産みやっがてた」
「ムカついたのと、使えない足は邪魔だったから」
「車のドア開けて丁度閉まる所に腐って足えを置き思いっきりドアを閉めた」
24mmndk:03/05/10 09:48 ID:5hN3ZDoe
読んで下さってる皆様
あれがとうございます

今日はまた夜に書きます

25mmndk:03/05/10 09:50 ID:5hN3ZDoe
すみません・・・
ありがとうございます、ですね・・・・
26名無し募集中。。。:03/05/10 15:16 ID:EEsgMz+m
>>21
ここ、オイラが一応保護してます。必要だったら使ってちょ。
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1052062530/l50
27mmndk:03/05/11 10:51 ID:iHZfr5Oh
すみません・・・
もう少しお待ち下さい
28:03/05/11 11:00 ID:jEBP2Fef
>>22 削除依頼されてたとこ……。削除されてたけど。
>>26 サンクス。貰います。

>>小説 なんかすげー。お気に入りにいれました。マターリガンガッテ下さい。
29mmndk:03/05/11 22:08 ID:8a+8bwkG

「ズボって鈍い音と一緒に声に出せない位の痛みが全身に走った」
「もう、感覚ないから痛くないって思ってたからマジで焦ったよ」
「それでも、我慢しながら3回開け閉めしてたら」
「やっと骨にヒビが入ったんだ」
「そんで、今度は今まで以上に勢いをつけて閉めたら」
「もっとヒビが入った」
「もう1回勢いよく閉めたら」
「車のドアが完璧に閉まった」
「私はすぐにドアを開けて下を見た」
「そこにはさっきまで私に付いていた」
「芋虫の巣になった足があった」
「拾ったら」
「グチョグチョにはなってたけどまだ形が残ってる足首から下を持って」
「芋虫を1匹捕まえた」
「こいつらムカツクから1匹ずつ殺してやろうかとかと思った」
「親指に捕まえた芋虫を乗せて」
「人指し指で挟んだ」
「プチって弾けて死んだ」
「何匹か殺していくうちに指がそいつらの死骸でいっぱいになったから」
「どーしようかと思って舐めてみた」
「甘かったんだ」
「お腹も空いてきたからそいつらを食べることにした」
「まぁ、私の肉でさっきまで生きてたんだから」
「私に食べられて当然だけどね」
「まず、5,6匹を手のひらに乗せてつぶす」
「よくつぶしたら、小さい団子状にして食べる」
「いっぱいたからそいつらのおかげで」
「何日間かは食事に困らなかったよ」
30mmndk

紺野は一時停止を押した。
お決まりの様に8人の様子を確かめる。
ハンカチを口に当てている者、悲しげな顔をしてる者
落ち着きのない者。
「ちょっと休憩しましょうか?」
紺野は笑顔で8人に言った。
みんな黙ったまま動かない。
「このままつづきを聞きますか?」
「お願いします」
口元にハンカチを押さえながら高橋が言った。
「みなさんもよろしいですか?」
ゆっくりそれぞれがうなずく。
「それではつづきを聞きましょう」
カチッと音がした。