475 :
[] 投:03/03/08 19:28 ID:RKSutUA4
ほしゅ
476 :
丈太郎:03/03/09 06:26 ID:QCu8c5vC
保全sage
丈太郎はエロ小説好きですね?
愛たんの方にもいたし・・・・
渡辺さんの文章力の高さには毎回お世話になっています。
とりあえずシュツエーションだけで飯3杯は逝けます。
露出プレイも見て見たいです。
479 :
丈太郎:03/03/10 11:04 ID:QYSH4heY
>477
小説全般が好きです。
ちなみに、現在は作者さんたちのHPを
渡り歩いております。
で、丈太郎のオキニエロ小説は何?オレはこのなちエロカナーリ気に入ってるんだけど。
481 :
丈太郎:03/03/10 19:00 ID:QYSH4heY
やっぱり渡辺さんですかねえ。
のーさんさんが描く萩原も鬼畜系としては
キャラが立ってるとは思いますが。
基本的に感動系が好きなんで。
『一緒に暮らすU』の中澤モノみたいな
ほのぼの感動系が・・・
更新待ってます
483 :
渡辺十四:03/03/11 11:52 ID:lG52Nsfq
484 :
渡辺十四:03/03/11 11:54 ID:lG52Nsfq
<<お仕置き編>>
渡辺は激怒した。
なつみが、全国のなっちファンを不安の渦に巻き込んだ
例の事件を繰り返したからだ。
渡辺とっては、もちろん一ファンとしての怒りだけでなく、
本当になつみを失うかもしれないという不安感を増長させる事件だった。
そんな事件をなつみが起こした事に、心底激怒していた。
事件とは、通常「お塩」と呼ばれている某タレントとのお泊り事件である。
それをなつみはまたしてもやらかしたのだ。
前回は「プレステをしていただけ」
という迷言で押し切ったなつみであるが、今回はどうするつもりなのだろうか。
485 :
渡辺十四:03/03/11 11:55 ID:lG52Nsfq
渡辺は、少なくとも渡辺には直接なつみから事実を
聴取する権利があると思っていた。
何度か電話を掛けてみる・・・が電源が入っていないという
アナウンスが流れるばかりだ。
イライラは募るばかりである。
タバコの本数が増える。
このままなつみとの仲はフェイドアウトして行く事になるのか、
なつみを失う事になるのか。
なつみを自分の欲求の思い通りにし、欲望を満たしたあの夢のような日々を失うとい
う事は、渡辺にとっては恐怖以外の何物でもなかった。
486 :
渡辺十四:03/03/11 12:01 ID:lG52Nsfq
突然渡辺の携帯電話が鳴る。「モーニングコーヒー」の着信音でなつみとわかる。
ほんの一週間ぶりのメロディが、妙に懐かしく聴こえた。
「もしもし、なつみちゃん?」確認するように切り出す。
「あぁ、渡辺さん・・・ごめんなさい、心配掛けちゃって・・・
あの、ホントに色んな所から電話掛かってきちゃって、マネージャーさんにも、
会社にも怒られて、そんで、そんで・・・」
沈んだなつみの声を聞くと、これ以上責められないという気分にさせられる。
あんなに腹立たしかったのに。
オレは、嬉しいような、腹立たしいような気分の中冷静を装って返事をする。
「でも、電話してくれてありがとう。もう電話してくれないのかと思ったよ」
「ごめん・・・なさい・・・」
「いいよ、もう謝らなくて。でもさ、結局押尾くんとは・・・」
「ち、違うのっ、押尾くんが、『ウチにはいまだにツインファミコンがある』って、
それでディスクシステムで遊ぼうって言われてっ、ディスクシステムなんてまだあったのかって思ってっ・・・」
487 :
渡辺十四:03/03/11 12:03 ID:lG52Nsfq
やはり・・・やはりそうなのか・・・
なつみが必死の言い訳を繰り出す中、オレは嫉妬の余り怒り狂い、
携帯電話を投げ壊しそうになる衝動にかられた。
なつみは・・・あの男と・・・
想像したくない光景が脳裏をよぎる。
しかし咄嗟に自問自答する。
「お前はなっちの何なんだ?付き合っているわけでもなかろう。ここでキレるより
も、年上の余裕を装った方が得だろう・・・」
何とかそう思い込み、すんでの所で冷静さを取り戻す。
「なつみちゃん、もういいよ。何があっても、オレはなつみちゃんの味方だから」
ありったけの余裕を醸し出してそう答える。
「わ、渡辺さん・・・ありがとう・・・なっちうれしい・・・」
「とはいえ、オレを筆頭に全国のファンを事心配させたのは事実だからね・・・
何かお仕置きしないといけないよね」
「えっ・・・お、お仕置き・・・」
その淫らな響きを持つ言葉になつみはすぐさま反応する。
「お仕置きされても仕方ないよね?」
そう問い掛けると、なつみは重い口を開く。
「は・・・はい・・・」
どんなお仕置きをされる事を想像しているのだろうか。
素直にそう答えるなつみであった・・・
つづく・・・
更新キタ━━━━━━━( ● ´ ー ` ● )━━━━━━━!!!
これからもがんばっちょ。
489 :
お塩:03/03/11 13:53 ID:jUmo28aB
14さん、そのネタはNGでつ
490 :
丈太郎:03/03/11 17:20 ID:CWLjEjOk
っていうか、なっちファンにとっては禁断の果実・・・
このまえPJみててお塩の
優香に対する態度がハラタッタネ…
わ〜い!更新だ!
渡辺さん最高だぁ〜。続きがんばってくださいね!
今回のやつ始まりが、走れメロスみたい^^
494 :
名も無い:03/03/12 00:53 ID:m9XKUq6S
>>481 スレ違いですが、是非その中澤モノのURL教えていただけますか?
申し訳ないです
わーい
いいスレだなあ
496 :
丈太郎:03/03/12 06:15 ID:HfO+Hn6u
498 :
:03/03/13 03:58 ID:ouNGA46R
保全
14さん、どうして14なのかそろそろ教えて下さい
499 :
丈太郎:03/03/13 04:17 ID:nXs1YzQ6
確かに!
500 :
丈太郎:03/03/13 04:34 ID:nXs1YzQ6
小説スレの大殺戮が行われました。
生き残ったのここだけです。
頑張って存続させましょう、皆さん(T_T)
501 :
:03/03/13 04:39 ID:ouNGA46R
>>500 鯖移転もあったし、sage保全だけではなくたまにはage保全した方がイイですよね?と思って
>>498でageました
14さん忙しいでしょうが更新お待ちしております
502 :
丈太郎:03/03/13 04:49 ID:nXs1YzQ6
500さん
「鯖」ってどこですか?
教えてくださいm(__)m
503 :
501:03/03/13 05:11 ID:ouNGA46R
>>502 丈太郎さん、鯖というのはサーバーのことです。TV鯖から→ex鯖に羊板が移転しました。私もあまり詳しくないので分かりやすくご説明できません・・・詳しい方ヘルプキボンヌ
このスレも気が付いた時は最下層10スレに入っていて危ないところでした
>>501 だから何回も言ってる事だけど、保全はsageでもageでも一緒だから!
最終書き込み順位だよ?わかる?底の方にあるとか関係ないからね?
505 :
丈太郎:03/03/13 08:17 ID:pjKtwys6
>>504 そうですよね。
やはり書き込みが少なかったり、
最終が古かったりすると、今回
のようなことになってしまうの
でしょうか・・・
正直、わからんです。
506 :
渡辺十四:03/03/13 14:37 ID:sFpN6aqZ
>>488 >>492いつもありがとうございます
>>489>>490 しかし、あえて踏み込ませて下さい。
>>493 申し訳ありません、書き出し、少し真似しました。やっぱ巨匠は凄いです。
>>495これからも宜しくお願い致します。
>>498>>499 ここに書いても仕方ないようなつまらない理由なので、あえて言及しません。
>>501ありがとうございます。なるべく更新早くするようにします。
更新遅れております、申し訳ありません。一応序盤は大まかに終わりましたので、
近日中にUP出来そうです。しかし他メンとの絡みは想像するの難しいですね・・・
他の方がどうやって想像しているのか教えて貰いたいです。どうも私は男との絡み
でないと・・・という感じですが、プレイなら比較的早くリクに答えられると思います
ので、気軽に書き込んで下さい。
507 :
渡辺十四:03/03/13 14:40 ID:sFpN6aqZ
すいません!移転してるの忘れててageてしまいました・・・
申し訳ありませんでした。
渡辺十四さん
なっちの指技はどこで体得したのか気になるところです。
あと、渡辺十四さんのバイブに関する知識も(^^)
プレイのリクといいますか、以下は私の経験談です。
蛇口にホースをつけてお湯を出しつつアナルに当てると
水圧で穴が開きます。
そのまま挿入してお湯の量を加減してやると
お腹がポッコリと膨らむまで悶える表情を楽しめます。
たいていは耐え切れずに汚物にまみれて排出するのですが
それを何度か繰り返すと透明な粘液が出てきて
ローションなしでも挿入できるようになります。
蛇足でしたらすみません。無視してください。
それでは更新楽しみにしています。
509 :
更新期待:03/03/13 17:37 ID:wuX4tj2G
>>506 >ここに書いても仕方ないようなつまらない理由なので、あえて言及しません。
もしかして、今まで食った女の数ですか?
実は渡辺さんは女性の方で、食った男性の数、というのもありですよね。
ご無沙汰です
ミュージシャンとの恋を書いていたものですけど
他メンとの絡みのある話思いついたので書かせてください
511 :
:03/03/14 00:58 ID:TCyPInb4
「なっち愛してるよ」
「なっちも…」
俺はなっちを腕枕しながら抱き寄せ優しく頭を撫でた
こうするとなっちは猫のように甘えてくる
女の子はこれとおでこにキスとが弱いみたいだ
Hの後の会話は一番好きだ。性欲が発散されて本音が語り合えるからだ
性欲がなくなっても愛してるといえる、これが本当の愛だと俺は思う
Hの後すぐシャワーに行ったり帰り支度をするようなHをするのはもう冷めている定義している
以前童貞を捨てたい一心で付き合った女の子とのHの後は即シャワーだった
恋愛というのはとりあえずでするものではないというのにこの恋で俺は気付いた
この恋を終らせないためにはHの後の会話をいつまでもできるような間柄でいつづけたい
だから顔シャみたいなシャワーに行かなきゃいけないようなプレイはしないほうがいいな…
512 :
:03/03/14 01:15 ID:TCyPInb4
「ねえなっち、たまには外でデートしたいよ」
付き合って半年以上が経った。デートは常に家といのにいい加減飽きてきた
当然だが国民的アイドルと日の当たる所で大手を振ってデートができるわけが無い
「うーん…変装してもいつかばれるよ」正しい反応だ
「友達として遊んでると見てくれるようなデートできないかな?
手をつながなかったり密着しなかったらそう思われないかも」
「でも二人でいるとそう思われるよ、マスコミはこういうの見るとすぐそっちに持っていくから」
ごもっとも。二人でいたらそれは付き合っていると見られて当然か
二人じゃなかったらそう思われない、そう…二人じゃなかったら
「そうだなっち、メンバーのこ誰か連れてきて」
「え?」
「俺も誰か一人連れてくる
男2・女2なら単に仲がいいからプライベートでも遊んでいるって見てもらえるだろう」
なかなかの名案だ
「でも連れてきた人にあなたとの事ばれない?」
「なるべく鈍そうなこ連れて来てよ、俺もそうするから」
「そうね、やってみる価値はあるね」
こうしてカムフラージュのデートの計画が起きた
513 :
:03/03/14 01:32 ID:TCyPInb4
俺は中学からの友人で同じく上京してきた祐一という奴に声をかけた
奴なら口も堅そうだしこういうことには鈍い
「モー娘。と友達になったから今度一緒に遊ばないか」と誘ったら二つ返事でOKした
やはりモー娘。のネームバリューはすごい
俺は待ち合わせ場所の渋谷に祐一と向かった
「さすがミュージシャンだな芸能人と友達になるなんて」
上京してから何人か芸能人にあったと言ってたが、遊ぶのは当然初めてだ
そのためかなりそわそわしている
着いて数分してから俺の携帯が鳴った。なっちからだ。今駅に着いたらしい
それから5分前後で待ち合わせ場所に着いた。横には娘のメンバーの紺野がいた
「おまちどうさま、あっはじめまして。ほら紺野もあいさつして」
「はじめまして」と紺野があいさつする
「あっどうも、ええとはじめまして…」祐一はモー娘。のメンバーに声をかけられかなり動揺しているのが分かる
「はじめまして紺野さん、へぇー道産子つながりか」といったものの恐らく紺野は鈍そうだから選らばれたのだろう
こんこんか…う〜ん…
ののさんじゃ無いのか…(T T)
515 :
:03/03/14 01:49 ID:TCyPInb4
「安倍さんsoulの和馬さんと仲がいいんですね」
「まあね、気付かなかった?」
「全然知りませんでしたよ、こっそり会ってたんですか?」きわどい質問だ
「もう、スタジオで会った時話してたらたまたま話が盛り上がっただけよ」と返すなっち
紺野の質問は冗談だと思うがなっちは表情一つ変えず、またぼろを出すことなく返した
話しに盛り上がっている中祐一は会話に入れないでいる。そんな中俺らはサ店に着いた
ここでも祐一は会話にはいれていない。話をするのはほとんど俺だ
しばらくしてなっちと紺野がトイレへと席を立った。俺と祐一二人になったとき祐一は
「俺ここに着たの間違いかな」とため息混じりに言った
確かに男の芸人ならともかく女の子しかもモー娘。というアイドルと会わすの奴にとって荷が重すぎるだろう
「まあまあ、そうのうち慣れるよ。俺が話しかけるきっかけ作るから」まるで合コンかWデートのセッティングだ
その後俺たちは店を出た
516 :
:03/03/14 02:07 ID:TCyPInb4
俺らは百貨店に行くことにした
そこでファッション系の店などなどをまわった
百貨店となるとモー娘。に関するものがどの階にも必ずといっていいほどある
それに引き換え俺に関するものが置かれているのはCDショップぐらいだ
俺らが文具関連の店のに来たとき足を止めた
俺は音楽以外に絵も多少たしなんでいたので画材には興味がある
一方祐一は何を隠そうこれで食っている。まだまだ駆け出しだがゲームのイラストレイターをやっているのだ
祐一はアニメ関係の専門学校に行くため上京し就職した
俺はなっちをほったらかしにして沢山並べられた画材に見入っていた
音楽をやる前は漫画家になりたいといろいろ買ったものだ
とわいえ中途半端にしてしまい知識も腕も祐一のほうが何倍も上だ
俺が漫画の画材コーナーに見入っている時祐一は一人絵の具のコーナーに行った
そこで紺野と会った
517 :
:03/03/14 02:24 ID:TCyPInb4
「あっどうも」軽く会釈する紺野
「ああ…」言葉に詰まる祐一
しばらく絵の具に見入っていると紺野が祐一について色々質問してきた
アニヲタと噂されている紺野だけにこの手の職に就いている祐一とは共通の話が多くあった
と言っても祐一は同人誌やコスミケに行くようなヲタではない。格闘系など硬派な漫画が好きな奴だ
また性格は明るく見た感じアニメに興味があるとは思えない奴だ。部屋にグッズやビデオが大量にあるようなことも無い
画集や漫画の研究本があるくらいだ。こういう奴だが女の子と話をするのは苦手だ
そんなこんな趣味や性格にくせのある奴だが仕事上知識が豊富なので話はかなり盛り上がっていた
俺が祐一を探していると二人が仲良く話をしている姿を発見した
518 :
:03/03/14 02:48 ID:TCyPInb4
こんな具合で俺ら4人はカムフラージュデートを繰り返した
カラオケやボーリングといった定番といったものだ
感動して泣けるような映画も一緒に行ったときはちょっと選択ミスだと思った。二人なら抱き合って泣けたが同伴者がいるので心置きなく泣けなかった
まあこのやり方だったらフラーデーされる心配が無いので我慢だ
そんな中祐一と紺野はいつも楽しそうに話をしている。紺野の事を「あさ美ちゃん」と呼ぶ仲にまでなっている
男友達は大勢いるが女の子とはほとんど関わりの無い祐一があそこまで仲のいい女の子が出来るとは以外な副産物だ
3ヶ月がたった
俺は祐一の家に遊びに行って世間話とかをしていた。その時紺野の話題に触れた瞬間祐一は改まった
「実は俺あさ美ちゃんと付き合っている」俺は耳を疑った
なんと1ヶ月前から付き合いだしたらしい。二人は番号交換をしておれの知らない間にアニメショップとかマニアックな店に行ったりしていたらしい
あの仲のよさには何かがあると思っていたが付き合いに発展していたとは…
さらに衝撃的な発言をしてきた
「3日前、、、やった…」何をと思った1秒後理解した
なんてことだ…
俺となっちとの関係を隠すためにやっていたのにこいつらが二人で行動したら先にフラーデーされるのでは……ってちがーう!!
二人は既に体の関係も持っていた。話によると処女だったという
なにかとんでもない展開になってしまった
519 :
渡辺十四:03/03/14 19:07 ID:i8WpM5S8
それでは更新来週にしまーす。
こんこん・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
521 :
**:03/03/14 23:47 ID:VixQl11N
>520
me too…
のの〜〜〜〜(T_T)
522 :
:03/03/15 00:23 ID:CEm+k1Cb
「実は俺もなっちと付き合っていたんだ」次は俺の秘密をしゃべった
「まじかよ!?いつから?」
「もう9ヶ月くらいになるな」
「それってインディーズの頃からじゃないのか?どういことだ!?」
この後俺となっちの関係について根掘り葉掘り訊かれた
帰り道、俺の頭は祐一と紺野のことでいっぱいだった
こんな状況を作り出す原因を作ってしまったことに後悔というわけではないがある種の不安を感じた
ぶつぶつ独り言を言っていてふと顔を上げるとそこになっちと紺野が一緒に歩いていた
523 :
:03/03/15 00:43 ID:CEm+k1Cb
「あら和馬君」なっちはきょとんとしながら声をかけてきた
「あらって…」なっちは二人のことを知っているのか
時間はちょうど夕刻、立ち話もなんだから晩飯ついでに適当な店に入って飯を食べながら話すことにした
俺たちはアジア風の店に入り店員の案内で席に座った
お向かいの席になっちと紺野が座っている。俺は座るとすぐに本題に入った
「なっち、最近紺野の変化気付いてる?」
「え…なにかあったの?」どうやら何も知れないようだ
「うん実は祐一との事なんだが」祐一という言葉で紺野の表情が変わった
「あ、あのぉ…」口をパクパクさせいるので明らかに動揺している
「祐一君となにかあったの?」
「そうなにかあったんだ、すっごい事が」
「あっあのぅ…」
その時注文を訊きにウエイターがやってきた。インドかどっかの民族衣装を着た外国人だ
店に入ってまだメニューを見ていない。メニューを見ると見たことも聞いた事もない名前が書いてあった
とんでもない店に入ったな。早く再開したいので適当に指を差して「これ3つ」と注文した
「メニューを繰り返します」ばりばり訛った発音でマニュアルどうり繰り返しをしようとしたら
「同じの3つ頼んだんだからいい!!」と追っ払うように返した
524 :
:
話を再開した
「実は紺野祐一とできてんだ」
「え!?」
「ちょっとぉ」紺野は泣きそうな顔をしている
「いやぁ俺もびっくりしたよ、まさかこんな展開になるとは」
「ちょっと紺野どういうわけ!?」
「あ…安倍さん……和馬さんやめてください」紺野は耳を押さえ首を振っている
かなり困惑しているようだ
ふと周りを見回すと客が俺らを見ている。人のいるような場所でする話じゃないと気付いた
それに気付いたと同時に沈黙してしまった
その時タイミングよく注文の品が運ばれてきた。間を作るのにちょうど良いととりあえず食べることにした
なんか薬草のようなものが入れられている鍋だ。店員が伝票を置いた後
「今夜は3人でがんばってください」かたことの日本語でと口元に笑みを浮かべながら去っていった
何をがんばるんだ!?とおもいつつ食べることにした
「続きは別の場所でしよう。さあ紺野早く食べろ、さめるぞ」
「…はい」紺野はうつむきながら鍋の中身を口に運んだ
にしてもこの鍋なんなんだ、具も味もよく分からん……もしかしてこれ蛇?