食料自給率を上げる必要性は?

このエントリーをはてなブックマークに追加
58楽農竹山
>>49 ごめんね。確かに表現が悪かったから通じなかったみたい。
労働価値というのは、あなたがいうように主観のことじゃないんだよ。
労働コストっていえばわかる?精神的に苦痛か快楽かは個人的な感性の問題でさ、それがヘルス嬢だろうが誰だろうが2時間の労慟は2時間の労働なの。そのコストの換算方法はいろいろあるっていったの。
でも、具体的に言わないとわからないなら、基本はその労働する人の労働力再生産=明日のために寝る家があって(ローン支払いや維持費)、そこで食べる飯があって、布団があって、明日も働ける。
でも、その人たちみんなが定年退職したら働く人いないでしょ。すると、その人達が子供を作り育て、教育する費用もいるでしょう。そんな風なコストを加算していけば、基本的な労働コストが概略計算されるでしょう。
そのことを社会的に比較すれば、一般農家の労働価値はその生産物の交換価値では見合わないっていってるのね。これはつまり農家は都市労働者以上に搾取されてきた、と言い換えてもよい。
実は、このことは閉ざされた国民経済を想定すれば、農家や漁師さんが生産する産物は、都市産業労働者の労働コストの重要な一部要素になります。つまり、食材・食料を安く保てば工員・サラリーマンの人件費を安く保てます。
さらに言えば、第二次第三次産業従事者の労働コスト=賃金を抑えるためにはもっとも基本的な食料費をそれ以上に押さえなければならない、という構造になるわけです。
その犠牲を一貫して、百姓は生かすな殺すなの江戸期よりもっと昔、律令政治の頃まで十分にさかのぼって、人民支配の一貫したテーマだったわけです。
そして最近は基本的な農業基盤の違い(アメリカ・オセアニア等)や経済力の違い(アジア等)による低価格食料の輸入によって、そのことを後付け合理化しているけれど、戦後の産業発展はあなたがどんなに偉そうに言おうが、第一次産業の第二次・第三次産業による搾取を基盤の一つにしてきたというのが実体だ。
といってるわけ。
だからいったいどっちが甘えてる?甘えてるならかわいいが、その上にあぐらをかいて開き直ってるのがあんたの論理だよ。
わかった?わかんねぇだろうな。