『バッキャロォー兄貴イィ…何しやが…っくあぁッ!』3bro.
1 :
風と木の名無しさん:
バッキャロォー
>>1イィ…何しやが…っ乙うぅッ!
5 :
風と木の名無しさん:2007/12/27(木) 20:31:33 ID:Ve1lalujO
前スレ保守してくれた姐さん、新スレ立ててくれた姐さん、ありがとう
一時は本気で801板なくなるんじゃないかと思った…
お疲れ様でした
数字板の危機に、助けに駆けつけたvipper達をみて
また兄×弟で妄想してしまった自分の脳はどうかしている
スレが立ってる事に気付かない人がいるかもだから一旦age
あけおめでございます。
スレ年越し祝い&保守を兼ねて投下したいんだがネタがない。
ので。
松の内のリクエストレスに全て答えます。
前スレの始めに乗っかり弟投下した者です。
あけましておめでとうございます。
ではさっそくリクエストを…
お正月に帰省した社会人の兄が、大学生で友達or彼女と初詣に行きほろ酔いで朝帰りの弟に
ムッとしておしおき、というシチュはどうでしょうか。
あけましておめでとうございます
じゃあ乗っかり弟続編を!
あけおめです。
新年初執筆が兄×弟で根っからの兄×弟スキーな自分に乾杯
231:おさかなくわえた名無しさん :2008/01/02(水) 14:02:13 ID:jOqjo7NH [sage]
男家族の中、家事一切を任せっぱなしだった弟に
年末に珍しく「いつもありがとう」と言ったら
号泣された挙げ句台所から追い出され、
理由も聞かずに父親と下の弟に罵倒され、家からもしばらく追い出された。
当の弟が探しにくるまで、雪の中無一文で公園でブランコに座って呆然としてた。
233:おさかなくわえた名無しさん :2008/01/02(水) 14:16:32 ID:zucIDlEY [sage]
>>231 いい機会だから、家族で話し合って家事分担してやれよ。
かなりストレスたまってるみたいだぞ、その弟。
234:おさかなくわえた名無しさん :2008/01/02(水) 15:16:22 ID:QH0aCMY4 [sage]
>>233 いや、弟に聞いたら
自分は仕事をしないで家にいるニートだから、感謝されると思ってなかったからんだとさ。
家事分担より、たまに感謝の言葉をかけてもらう方がうれしいと言われた。
239:おさかなくわえた名無しさん :2008/01/02(水) 15:45:41 ID:QH0aCMY4 [sage]
親父と下の弟が見たのは、弟泣いてる→俺、混乱しながら謝ってるという状況。
弟が泣いてたらおせちもそばも食えない→俺有罪
処遇:弟が落ちついておせちができるまで俺勘当
結果:あわてて弟が探しに来て、凍死寸前で帰宅。俺涙目。
多分弟より俺の方が家族に虐げられてる。
まあ、お前らもたまには家族に感謝の言葉かけてやれ。
――――――――――
萌える前に兄を追い出す父と下の弟に萎えた
なんつーか、そういう理不尽系は駄目だ
その二人を罵倒したくなる
でも兄はそれよりも弟との事が嬉しかったと思う
いい思い出になればいいが…
萎えたとか言うなよー
父&下の弟、ちゃんと弟が泣いてる理由きいてやれよー
くらいにしておけよー
てかこれなんてBL?くらいほのぼの家族だと思うが
いやこの季節に着の身着で外に出すのは危険だと思うが
しかも罵倒してるし
伯父と兄にお仕置きしてもらうコースだ
兄貴カワイソス
この季節に着の身着で外に出すのは危険だと思うが
もし風邪を引いたとしても弟の手厚い奉仕・・・いや看病があるので問題なし
22 :
風と木の名無しさん:2008/01/06(日) 21:18:42 ID:sJxzuSOoO
まぁまぁ、ここは末弟総受けと思えば中々オツですよ
父と弟1は仲のいい2人に嫉妬&泣いた末弟に動揺
もしやプロポーズ中かと勘違いという可能性も…
sage忘れごめん
遅すぎだけどスレ復活おめでd&建て乙
記念になんかうpしたいな
>>24 全裸で待機中なんですけどそろそろ風邪引きそうです。
服着てイイディスカー
兄「誘い受けってのはいただけないな」
弟「あ、兄貴・・・見てたのかスレを!!」
兄「弟のスレを見守るのが兄の使命だろ」
兄は、ノートPCの前でうろたえてる弟へ近付き、弟を後ろから抱き締める。
弟「あっ・・・!?」
兄「早く投下しちまえよ。知ってるか○○(弟の名前)、こういうスレ
ってのはな、『投下良いですか?』とか『読みたい人居る?』とか、
そういう事前のレスは無用なんだよ。・・・お前の、兄ちゃんにされて
みたい事を好きなだけ書いて、投下すれば良いんだよ。」
弟「・・・うん。」
耳元で甘く囁くように言う兄の言葉を信じて、弟はメモ帳に書き
溜めたものをテキストボックスへコピー&ペーストし、
「書き込む」ボタンを押した。
兄「・・・良く出来ました。兄ちゃんがご褒美をやろう、ベッドへおいで。」
兄の満足そうに笑う顔が、弟には嬉しかった。
====================
上手い人に修正・補足していただいて、こんな感じの内容を
スレのテンプレに咥えて頂くってのはどうかしらw
萌えた
エロなし 趣味の世界注意
僕は今兄さんと骨董品屋に来ている。
初めて訪れる空間に興味をそそられ、店の奥に進む兄さんについていきながらきょろきょろと落ち着きなく視線をさまよわせてみる。
高そうな壷や掛け軸、漆器に陶器に磁器。値札が付いていないところが怖いな、なんて思ってしまう。
何やら店主と話がついたらしい兄さんは、僕にこういった。
「今から並べるものの中から選べ、値段は気にするな」
「でも…」
「日用品はしっかりしたものを使わないといけない。少なくとも私と暮らす間は、粗悪なものは使わせない」
店の帳場の奥から僕と同世代くらいの丁稚さんが色々な木箱を持って現れ、どんどん包みを開いていく。
中身は茶碗と湯呑だ。
しかも折り紙や箱書がついている物もある。
田舎から出てきて半年にもならない僕には目の毒…というか、全然現実味がない。
これのうちのどれかを僕が使うの?なんで?といった心境だ。
北陸の田舎から長兄の家に居候しに来てから日々は、驚きの連続だった。
パーマネントの女の人や革のブーツを履いた女学生さんは話に聞いていたよりずっとずっときれいだったし、
兄さんに連れられて行ったカフェーは、ぼくの田舎と同じ国だとは思えないほど欧風だった。
何よりも、兄さんの洗練された姿に僕はあこがれる。
お洒落で英語が喋れて華族の方々とも付き合いがあるのに、日々の暮らしは歳時に合わせて慎ましやかに暮らす。
一緒に暮らしていて、どきどきするくらい格好いい。
実の兄に胸高鳴らせるのもおかしいかなって思うんだけど、
七人兄弟の長男と末っ子だし、ぼくが物心ついた頃にはもう兄さんは帝都に行っちゃってたからほとんど他人みたいなものだ。
「ええっと、うんと、これは…かわいいけどちょっとな」
僕は骨董のことなんか知らないから、いっそ思い切って自分の好き嫌いだけで選ぼうと思った。
「これはどう?織部だよ!小石原もあるけど?」
「…その二つはあんまり好きじゃないなあ」
「じゃ、萩はどう?」
「ウーン」
丁稚さんと僕のやりとりを眺めながら兄さんと店主さんはなにやらぼそぼそと喋っていた。
「こりゃあ大正の世に大数寄者誕生かも知れないな」
店主のまんざらでもなさそうなセリフに私は苦笑する。
「あの子が数寄者ならあなたはどうなるんです」
「いや、あの子は何物にも惑わされす、自分の目で骨董を見とる。ものをみる素質があるぞ」
「またまたそんな」
あの子が帝都に来て半年。どうやら田舎に帰る気配もないので、今日は茶碗と湯呑を買い与えにきた。
田舎から持ってきた誰かのお下がりの欠け茶碗に、あの子の華奢な手に似合わないぼってりとした重たい湯呑。
どうも食事の際に気になって仕方がなかったので上京祝いと称して、遠慮するあの子を半ば無理やり馴染みのこの店に連れてきたというわけだ。
遠慮して選びきらずに、私が見立てる羽目になるかと予想していたのだが、いやいやどうして。
店主が言うほどではないが、あの子はなかなか骨董好きの素質があるらしい。
かれこれ小一時ほど、夢中になってとっかえひっかえしている。
「済みません兄さん、つい夢中になってしまって」
ついに選びきったらしく、無記名の木箱と羅紗にくるまれた湯呑を差し出してくる。
「見てもいいかい?」
「え…、なんだか恥ずかしいです…、どうぞ」
差し出された包みをあけると、素朴な麦藁手の茶椀と、桃やざくろ等が描かれた豆彩の湯のみが現れた。
成程。彼の手に馴染み尚且つ私の食卓と馴染むものだ。
両方とも作者不詳の江戸期のものと見受けられ、特に銘は付いていないが。
「なかなかの掘り出し物ですね」
「おお、おお、やっぱり君には骨董を見る目があるぞ」
店主は巨体をゆすりながら心底うれしそうに笑う。
あの子は照れて俯いてしまっている。
「ではそれを戴いて帰ります」
あの子は帰る道々ずっとお礼を言っていました。
私の自己満足なのだから気にする必要はないんだよ、といってもしきりにいいえいいえと謝辞をやめません。
周りの人が見ていますよ、と告げると、耳まで真っ赤にしてすみませんでしたと繰り返します。
その日は布団にまで茶碗を持ち込もうとしたので、呆れてしまいました。
しかし、今日の出来事であの子との距離が少し埋まった気がします。
どうも面識がないもので、兄弟といわれてもお互いに違和感を感じているのですが
これからも時間をかけて仲好くなって行けたら、と思います。
「にいさん…、うれし…」
寝言でまで言ってますね…
33 :
その1:2008/01/09(水) 09:42:52 ID:XZqZccAz0
>>24ですスマンカッタw いちおう用意してきた。
普段は漫画描いてるので文章はずぶの素人です、読みにくかったらゴメン。
兄貴は意地悪だ。俺をからかって遊ぶのが趣味みたいな最低男。
自分がほんのちょっと頭いいからって、完全に俺のこと馬鹿にしてる。
実際兄貴は学年で5本の指に入るくらいかしこいらしい(ちょっと自慢)。
でも俺だって別にバカじゃない。こないだの期末だって再テストしたらOKもらったし、
冬休みの補習はサボらずちゃんと毎日出たし。
俺が本気出して兄貴に勉強教えてもらえばテストなんか目じゃねえ!
「兄貴ーWiiやろう」
「疲れるからヤダ。お前体力バカだし」
「なんだよそれっ!バカじゃねえ!」
「別のことでなら遊んでやるよ」
そう言うと兄貴はいつもの意地悪な笑みを浮かべて、変な手つきで俺の体を触り始めた。
「うわっ…!バカ兄貴どこ触ってん…」
とっさに抵抗しようとしたけど、兄貴は俺の弱いところとか全部知り尽くしてるようで、
太股をゆっくり上へ撫でられたらもう力が入らなくなる。
兄貴の手のひらからはなんか変な洗脳ビームみたいなのが出てるんじゃないかと思う。
触られた部分がびりびりして体じゅうに痺れが広がって力が入らなくなって、
俺はいつも兄貴にされるがままって感じだ。
「ほんと単純な奴。ほら、どうしてほしい?」
服の上から指先だけで股間を擦られる。俺がもう半勃ちなのわかっててこういう風に言ってくる。
でも俺が自分で言うまで絶対直接触ってきたりしない。むかつく!
「…ッ…クソ、早く…早くさわって…」
また例の意地悪笑顔。弟をいじめてそんなに楽しいのかコイツは!変態だ!
34 :
その2:2008/01/09(水) 09:45:33 ID:XZqZccAz0
エッチしてるときの兄貴は、俺を思うさまいじめられて相当嬉しそうだ。
俺は兄貴の洗脳ビームに支配されて恥ずかしいセリフ言わされたり恥ずかしい格好させられたりするけど、
兄貴が嬉しそうなのがほんのちょっとだけ、ほんとにちょっとだけ嬉しいから、どうしても拒みきれない。
おそらく俺は生まれたときから洗脳されてるのだ。
それに兄貴はずるい。
いつもは意地悪しか言わないし、顔を見ればデコピンしてくるくらい暴力的なくせに、エッチしたあとだけは妙に優しい。
腕枕で優しく髪を撫でてくれたりする。
「無理させたな。ごめん」
頭を撫でる兄貴の手が優しくて、俺はまた洗脳ビームにやられてしまう。安らいでうとうとしてくる。
この優しい時間を期待してしまうから、痛いのも我慢して兄貴とヤッてしまう。
だから決して兄貴に抱かれるのが気持ちいいとか、恥ずかしいことされて興奮するとか、断じてそういうのではない!
そう。俺はただ意地悪兄貴の洗脳にかかってるだけなのだ。
どんなに意地悪されても、兄貴のことが大好きでしょうがないのはそう洗脳されてるからだ。
つまり兄貴のせいだ。ざまぁみろバーカ。
>>29-31 ここで時代物が見れるとは…!!
加えて年の差なんて萌えすぎて転がりたい気分だ。
>>33-34 洗脳ビームとかwww
お馬鹿な弟が可愛すぎるハァハァ
どっちもGJ&ごちでした!
保守
『お元気ですか。初任給でのプレゼント、ありがとう。
もうお前も健康になってちゃんと一人で生活出来る様になったんだなって、
父さん母さんも喜んでたから、俺も本当に良かったと思ってます。
お前はもう、体の弱かったお前じゃないんだよな。
お前が生まれた時、父さんと病院へ駆け付けて、保育器の中で
チューブに繋がれたお前を初めて見て、「こいつは俺が守ってやるんだ」と
心に決めた事は今でも忘れてはいません。
だから、もしも何か困った事があったらいつでも相談してください。
俺じゃダメだったら父さん母さんにでも良いから。
お前が家を出てまだ一年も経ってないのにもう寂しがってるみたいです、
盆・正月とか、休みが取れる様でしたら二人には時々顔を見せてやって
ください。
それでは。また手紙を書きます。
体にはくれぐれも気を付けて。』
「こんなに食えねーっつーの・・・」
添え書きされた紙を読み終えダンボール一杯に詰められたみかんを
じいっと見てから、ふうっとため息を付く。
兄は地元で父の家業を継ぐ事を決めた。
俺は家を出た。
ただそれだけの事。
兄の筆跡を指でゆっくりと辿ったら簡単に指が黒くなってしまった。
「・・・俺の水性ペンは使うなってあれ程言ってたのに」
また黙って俺のを使いやがったと喉の奥で言葉を続けた。
====================
あれもこれもと悶々してたら設定がカッとなった。
反省はしていない。
けん兄の夏みかんを思い出した
39 :
37:2008/01/16(水) 02:07:53 ID:bLBc3Nuz0
>>38 それ知らないので
良かったら兄弟改変しつつkwsk
40 :
風と木の名無しさん:2008/01/16(水) 17:33:42 ID:g2+T6x+FO
>40
落ちてるぜ
42 :
38:2008/01/20(日) 04:50:29 ID:236s5zuy0
上京した兄ちゃんから実家に荷物が届いた
弟がワクワクして開けると洗濯物だったw
上着のポケットに夏みかんが入ってた
弟のためになけなしの銭で買ったみかんだと思われる
おいしく頂いた(弟×兄にあらず)
みかんとほんわかな感じで思い出しただけっす
GJでした!
>>37
キスをされた。
そのキスをされるとまた、キスをされた。
そのまたキスをされるとまたまた、キスをされた。
どこまでもどこまでもキスキスずーっとキス、
俺の兄弟愛生活。
スマン只のいちゃこら兄弟
>>43 キスどまりでなかなか進展しない兄弟スレはここですか
そこから先の方法をドキドキしながらお互い別々にネットで
探ってるといいよ。
て事で妄想保守。
弟「兄ちゃん、調べ物終わった?パソコン借りていい?」
兄「お、おお、ちょっと待ってな(閲覧履歴を消して)・・・ほい」
弟「ん・・・(席を替わる)」
兄「・・・」
弟「・・・あの、ひとりで見さしてくれる?悪ぃけど」
兄「あ、ああ、すまんすまん(部屋を出て行く)」
46 :
風と木の名無しさん:2008/01/30(水) 22:20:24 ID:OSVxNy4B0
>>45 弟は調べてるうちに兄と自分との絡みを想像して気恥ずかしさの余りに「ぎゃあああああ」と叫んでしまい、心配した兄が飛び込んでくる。
さあ、どうなる?
保守
47 :
ホシュ:2008/02/01(金) 17:54:53 ID:On0G7FRS0
「なんだ、どうした!」
ただならぬ悲鳴に驚いたのか、血相を変えた兄が部屋に飛び込んできた。
「な…なんでもねーよ、あっち行ってよ」
恥ずかしくて兄の顔が正視できない。耳まで熱くなっているのが自分でも判る。
うっかり馬鹿な想像なんてしなけりゃ良かった。
「ははん、判った。お前のことだ、大方ホラー系サイトでも見てびびったんだろう。」
怪訝な顔だった兄が得心したようにニヤリと笑うのと、マウスに手を伸ばして
最小化したままだったブラウザを復元するのは同時だった。
「あっバカっ、見るな!」
悲鳴のように叫んでマウスを取り戻そうとしたが遅く、画面一杯に表示された内容に
マウスを掴んだまま兄は硬直している。
そりゃそうだろう、内容は見るからにマトモじゃない、野郎同士の絡み画像とか。
そこにご丁寧に「禁断の兄弟愛!」「止めて弟者!」とか極彩色の見出しが躍っている。
「ちっ、違げーよ、ブラクラっていうの?アホなリンク踏んじゃってさあ…」
笑いながら説明しようとしたが顔が強張っていくのが自分で判る。
兄が信じられない、と言いたげな目でこっちを見るから。
判っちゃいたけど、そんな顔をされること自体がショックで。
「気持ち悪いよな、こんなの。それで悲鳴上げちゃってさあ、兄弟でこんな…」
冗談っぽくしなければバレる、嫌われる。弟ですらいられなくなる。
だけど肩が震え、目から熱いものが滴り落ちるのが抑えられない。
実際の兄の反応がここまで胸を抉るとは思っていなかった。
「お前まさか…」
嫌だ、知られて軽蔑されるのだけは。せめて仲の良い兄弟でいさせてほしい。
身体を強張らせ、固く目を瞑って下を向いた、背中を温かな感触が包んだ。
「お前は相変わらずバカだな…。」
笑い混じりの低い囁きが耳元を優しく擽るまで、後ろから抱きしめられたのだと
把握できずにいた。
わっふるわっふるw
>>47 グググゲッジョブ!!
ということで
わっふるわっふる
「なあ、コレ…試してみるか?」
どれくらい兄貴の腕の中でじっとしていただろう。
不意に小さな声で囁かれた言葉の意味を俺の頭が解釈するまでに、数秒を要した。
「た…試す、って…」
衝撃に身体をもぎ放すように思わず後ろの顔を振り返って凝視してしまう。
大好きな綺麗な顔が、優しいけれど真剣な表情でじっとこちらを見つめ返してくる。
「なぁに真面目な顔で言ってんだよ」
笑いながら混ぜ返そうとしたのに声が裏返ってしまった。大失敗だ。
また顔に血が上ってしまい、頬や耳が焼けるように熱くなる。
何を考えているのかそんな様子を兄は目を細めるように見ていたと思うと、ふいに
耳たぶに顔を近づけてきた。
何をするんだと言う間もなく軽く囓られて身震いと共に変な悲鳴が出た。
「ちょ…ちょっと待ってくれよお兄様」
「嫌だ」
動揺を隠しきれない俺を後ろから抱き竦めるようにして制止をシンプルな一言で
はね除けると、柔らかい唇がうなじや耳の後ろを啄むように撫でていく。
その度に背筋はゾクゾクするわ顔も身体も熱いわ心臓は耳の中でバクバクするわ、
脈絡のある思考が形作れないままに震える溜め息を漏らすと、兄貴の長い指が
俺のシャツのボタンを外し始めた。
もうどうにでもなれ。
---------------
適当に続けてみつつホシュw
*'``・* 。
| `*。
,。∩ * もうどうにでもな〜れ
+ (´・ω・`) *。+゚
`*。 ヽ、 つ *゚*
`・+。*・' ゚⊃ +゚
☆ ∪~ 。*゚
`・+。*・ ゚
続きマダー
ボタンを外されたシャツの隙間から兄貴の手が入り込んできた。
後ろから抱き締められた格好のまま、手のひらが肌を撫でる感覚に震える。
その間も肩やうなじに優しい口付けが落とされて、
捨て切れていない色んな思考がひっ絡まって縺れた毛糸みたいになってる。
恥ずかしいようなそれとは違うような、とにかく頭が加熱し過ぎて沸騰しそうだ。
そんな俺のことなど気にせず、兄貴の手が胸の突起に触れた。
「ふっ…んぁっ?!」
いきなり走った刺激に思わず声が出てしまった。
うわぁ、なんて声出してんだ俺は!
兄貴が一瞬ビクついたのは気のせいか、何にせよ指先はそのまま突起を弄り始めた。
もう一方の手は相変わらずわき腹のあたりをゆるゆると撫でている。
「ちょ、兄貴、まっ…くっん…」
喋ろうにも口を開けば変な声が出そうになるし、黙ってれば当然行為は続く。
いや、別にやめさせたいわけじゃない、たぶん。
だってキスされることは好きだったし、
キス以上のことがしたいからネットでそういうことを調べていたわけだし。
はっきり言ってしまえば俺は兄貴のことが大好きで、
キスしようがセックスしようが何だっていいんだ、そう。
兄貴が望むなら。
「あ、あに…う、あっ」
わき腹を撫でていた手がするりとズボンの中に入ってきた。
少し戸惑うような手つきで、不覚にも反応し始めている俺自身に触れた。
「…勃ってる…」
そう呟きながら布の上から形をなぞるようにひと撫でした後、下着の中に手が進入してくる。
それだけでも悲鳴を上げそうになったって言うのに、
兄貴の指は羽毛のような優しさで半勃ちのソレに触れる。
「ひぁっ、待、あっ…あぁ…」
指の腹で根元から先端にかけて何度も擦られる。
胸を弄る手の動きも相俟って俺の身体は兄貴の腕の中でビクビク震えていた。
止まらない兄貴の手。
せめて声だけでも抑えたくて、唇を噛み締める。
「んっんんっ…」
「こら、唇噛むな」
途端、兄貴にやんわりと咎められる。
兄貴の指が俺の唇に触れて、口を開かせようとする。
問題なのはその手が俺のアソコを弄っていたほうの手で、つまり、まぁ、濡れていたわけで。
ぬるりとした感触に兄貴が指に力を入れるより先に俺のほうが驚いて口を開いてしまった。
「んあっ、あぅ…はぁ…」
しかしそのおかげで兄貴の手は俺から離れていて、兎にも角にも俺はその隙に言葉を発する。
「あ、兄貴っ」
「…なに?」
流石に俺の必死さに気づいたのか、兄貴は話を聞いてくれるようだ。
いや、こんな弟の話なんて本当は聞きたくないのかもしれないけど。
「兄貴、は…本当に俺と、したいの?」
「…は?」
何言ってるんだ、と言わんばかりの反応に涙が出そうになりながらも続ける。
「…っだから!俺が、カワイソウだから…その…」
キスは単に兄弟同士のスキンシップに過ぎなかったのかも知れない。
なのに勘違いして、こんな情欲に塗れた行為を望んでしまった憐れな弟を、
同情して抱こうとしているだけだったら。
兄貴が望んでいるなら、何だっていいんだ。
ただ、俺のために兄貴が無理してるんだったら―――。
パソコンの起動する微かな音だけが流れる、沈黙が降りた部屋。
だんだん自分が惨めになってきて視界がぼやけた。
瞬きしたら絶対に涙がこぼれると分かっていたのに、瞬いてしまった。
「…ばーか」
兄貴がそう言ったのは、その直後だ。
思わず振り返ると、綺麗な顔が優しく笑っていた。
「オレがやりたいからやるの、キスだってそうだし、これだってそう」
そう言った兄貴は、ぺろりと目尻に残っていた俺の涙を舐めた。
しょっぱい、と笑う兄貴はいつもどおりで。
「ほんとに?」
「ほんとに。だから安心しろって」
頬にキスをされて、それと同時に兄貴の手が再び俺自身に触れる。
半ば不意打ちだった行動に思わず声が溢れてしまう。
「っあぁ…!」
今度はしっかり握られて上下に扱かれる、先程とは比べ物にならない快感。
それでも不安はまだ拭いきれてなくて乱れた呼吸の中、兄貴に尋ねる。
「あぁっ…やぁ…う、そ…つい、て…なぁっ、い…?」
「ついてない、ついてない」
信用ねぇなぁ、と後ろで苦笑するのが分かった。
それがいつもの兄貴の声で何となく安心すると、脳に響く刺激が増えた。
「ひゃう…あ、はぅ…んっくぅ…」
「なぁ…」
指先が胸もいじって、同時に二箇所も弄られて、
ついでに耳元で吐息混じりに言葉を発せられたら感じずにいられるだろうか。
とりあえず俺は無理だった。
「やぁんっ…あ、あにきぃ…も、ふ…はぁ、もう…!」
「オレが最近パソコン使って何調べてたと思う?」
え、と思うと同時に兄貴の指が先端の窪みに埋められた。
「あっやだっ、あにき、でるっ、でちゃ…!」
グリグリと先端を抉られて、脳天まで突き抜ける衝撃に俺は目を見開く。
とどめといわんばかりに耳に息を送り込みながら兄貴が囁いた。
「…お前と同じことだよ」
「ひあっ、ああぁぁ――!!」
驚愕の告白だったがそれを追及するよりも、耐えていたものを吐き出す快楽に頭が真っ白になった。
兄貴の手に指に促されながら、熱の塊を全て吐き出す。
そうして出し終えたあと、射精の余韻に震える俺の身体を、兄貴がぎゅうと抱き締めた。
「大好きだぜ」
そう言って首筋に落とされるキス。
その心地良さに目を閉じながら、俺も、と掠れた声で答えた。
---------------------------
お目汚し、ROM専が無理したわ…ホシュ
>>52-55 と…とってもGJですた…!(鼻血ふきふき
また気が向いたら、何か書きに来てくだされい。
>>53-55GJ!
お久しぶりです。過去ログまとめサイトの管理人です。
このレスまで収録します。
更新停滞本当にすみませんでした。
前スレの過去ログ647までしかないのですが、もし続きを誰かお持ちでしたらアップお願いします。
>>53-55 GJ!
>>57 管理人さん、お疲れ様です。
前スレログ、自分は648までしか持ってなくて訳にたてない…。すいません
自分も648までだ。そこで落ちたんじゃないかな?
それ以降あったとしても保守祭りの時だと思うし、
647まででかまわないと思う。(648も保守だった)
女装趣味がある男というのは珍しくないだろう。
それを他人の目にさらすかどうかという点ではそのモラルが問われる部分があるだろうが、個人で楽しむ場合には全く問題のない趣味だ。
「は……あ、っつ……、う」
「ホントにお前は変態だなー、オンナのカッコでオナニーすんのダイスキなんだよね?」
今、縛られた俺の目の前では、刃物のような美人が可愛い系のオンナノコを苛めている。ならどんなに良かっただろうか。
「いぁ…、あ、……もちぃぃ、の、…へん…」
茶色のショートカットにシフォンのワンピースを着ている少女は懸命に自分の雄芯を擦りたたいる。つまり女装した男なわけだ。
それを見下して下碑た、しかし淫蕩な笑みを浮かべているミニスカート美脚美人の股間も膨らんでいる、こちらも男であった。
「おーまえら、兄ちゃんをどうしたいんだ、放置プレイか」
そう、一番問題なのは俺達が全員兄弟だということであった。
最初はどこかで女装ホモセックスを覚えてきた次男が長男を挑発しただけであったのが、いつしか次男が長男以外とのセックスを止めるほどその関係に嵌り、
二人の行為をのぞいていた三男までも巻き込んでしまったという何とも言い難い経緯があった。
「ほら、翔、にいちゃんのチンポ舐めてやれよ」
そういいながら次男は三男―翔の自慰を強制的に止めさせ、根元をリボンで戒めてしまった。
「…ん、やぁ!縛らないで!ソラにいちゃん!」
「カイにいのチンポうまくしゃぶれたら外してやるよ」
そう言われた翔は、のたのたと四つん這いで長兄の元まではってくる。丈の短いワンピースからのぞく太ももがいやらしく、
雄芯の根元で揺れている紺色のリボンとその後ろで揺れる玉まで丸見えだった。
思わすごくりと喉を鳴らすと、思いっきり耳を引っ張られて眼前に注意を向けさせられる。
「なにニタニタしてんのさ、エロオヤジ!」
「いだだだだ、いだ、いだいって!ソラ!やめ……っむ」
耳をつねりあげられて上向かせられるとそのまま深く唇を合わせられる。次男は口紅まで引いていたらしく、独特な油の味が口に広がった。
と、三男もあぐらをかいた長男の股間まで辿り着き下着を寛げたらしく、性器にひやりとした外気を感じた。
わっふるわっふる
62 :
57:2008/02/24(日) 15:06:14 ID:5R5pcOw30
63 :
風と木の名無しさん:2008/02/26(火) 00:20:32 ID:lTVXG4Ht0
熱血兄弟とか大好きだ
兄の背中を追いかけ続けようと頑張る弟に
「バカヤロウ!兄の俺を超えてこそ真の男だ!」とかなんとか(ry
エロ度は薄そうな気もするが、
やる事はちゃっかりこっそりまったりとやっている兄弟であった
「本能として弟は兄に勝てないって刻まれているのかってくらい
兄弟の上下関係って固定されている傾向が強いよな
ガチムキの弟がなぜかホネスジの兄に頭が上がらないって
光景は無数に見たが逆は見たことが無い
だから、逆にその抑制が外れると行くとこまで行っちゃう
ケースが多いんだろうが 」
ちょっと萌えた。
>>67 管理人さん、タイトルが「弟兄」になっとるぞー
ワザとなのかネタなのかw
でも乙です!
>>67 乙!
ファンタジー入ってる設定な兄×弟に萌える
あるものを口にした事やある事件がきっかけが原因で
歳をとらない二人が追っ手から逃れる為に街から街へと流れる話とか
二人のどちらかだけが年老いる事が無くて、もう一方は普通に老いていく
二人とも愛する相手と同じ様に年齢を重ねる事が出来ない苛立ちや
憤りを感じてる話とか
>>67 いつもありがとう。乙です!
>>69 その兄弟はどこに行ったら売ってますか
悲恋好きにはたまらん!
>>68 なぜかひっくり返ってましたw直しましたスマソwご指摘ありがとん!
みなみなさまこれからも読みやすく整理していきます
悲恋兄弟で妄想してみる
「じーちゃん、今日はどこ行くの?」
「九段の森だよ。お前を連れて来るのはこれが初めてだったな」
「くだん・・・?」
「そう、くだんのもり」
「何しに行くの?」
「兄ちゃんに、会いに行くんだよ」
「?・・・兄ちゃんなら今日は母さんとウチに留守番してるじゃん」
「いやいや、じーちゃんの、兄ちゃんに会いに行くんだよ」
「へー。じーちゃんにも兄ちゃんがいるんだ・・・どんな兄ちゃんなの?」
「ははは、そうだな・・・じーちゃんよりも頭が良くて、怒ると怖いけど、
優しかった」
興味津々に兄の事を尋ねる孫の手に引かれながら、私はゆっくりと歩く。
今年も桜が咲く季節がやって来た。
兄の大好きな桜が咲く季節が。
ほしゅ
74 :
風と木の名無しさん:2008/03/24(月) 00:25:34 ID:BPW4+hnNO
保守
保守がてら聞きたいんだが、どこかに良い兄弟はないだろうか
小説も漫画もどう探して良いのかさっぱりだ
>>75 商業BL作品で良いなら兄弟スレの最初の方に羅列があるよ
・・・って恐らく姉さんならばご存知だったかな、失礼。
保守妄想
性別受な弟という程でもないのだが
兄ちゃんの、女とキスする所を見てからそればかり思い出してしまって
いつの間にか女側に自分を重ねてしまっている事に気が付き目覚めてしまう
なんてシーンが、兄へ恋する様になった原因のひとつとしてあると萌える
ほしゅで萌えてみた
弟「ああんっ、ほ、ほしゅ・・・っ」
兄「っ何だって?・・・聞こえねえよ?」
弟「あ、にきっ・・・ほっしゅっ・・・してっ!」
兄「・・・ほしゅ、だってっ?・・・お前っ・・・ハァハァ
・・・そんなにっ、ほしゅがっ、好きなのかよっ!」
弟「ハァ・・・ハァッ・・・あ、す、好きっ、ほしゅ、好きぃっ!」
兄「くっ・・・ふっ・・・俺と、どっちが、好きなんだよ・・・?」
弟「はっ、はあああっ!」
兄「言えよ・・・っ・・・う、言わねえとっ、中に出すぞっ!」
弟「くあぁ・・・っあ、あにっきっ、兄貴、が、い・・・っ」
なんという萌える保守
>75
ゲームで申し訳ないが某シューティングゲーム2作目の兄弟は萌える。
BLゲー変態ノートにそのまんまのルートがあるな
兄貴が変態だけど、それでも良ければおすすめ。
なんか色々すすめてくれてありがとう、やっぱゲームが多いのかな。
自分も某RPG8とか今日一期を終えた某アニメとかに萌え兄弟出来たよ!
やっぱり兄弟は良いものだね保守。
83 :
風と木の名無しさん:2008/03/30(日) 09:40:38 ID:zo+mEMrs0
保守
最近、本屋で「兄貴」っていうBL小説見つけたけどw
弟と兄がデキる話で、仮装しながらエチしてたりしたよ
なかなか濃いニオイがしたぞw
イラストは、BLゲームのコイビト遊戯を書いてる人だった
>>84 イラストだけじゃなくて本文も文華たんだよ。
タイトルは兄貴じゃなくて「兄弟」ともっとストレートw
が、しかし残念なことに弟兄なのでスレ違い
文華たんはいつも兄攻しか書いてなかったからwktkしてたのにがっかりしたorz
>>85 兄弟!?
そうだったのか?
すまん、みすった…出直してきますw
ほしゅ
==========
もし弟が少しでもハードプレイに対する願望に対して
興味、共感を覚えたのなら。
兄の俺と願望を満たして欲しい。
あってはならない方向で願望を果たしてはならないのだ。
なぜならどんなハードプレイに対する願望も罪を犯す必要もなく
満たす事が出来るからだ。
その方法を知らないものだけが暴走し、ニュース番組に顔を
晒す事になってしまう。
悲しい事だ…
だからこそ。もし少しでも興味があるならホームページを訪れて欲しい。
【URL】
一寸も興味がないのであれば見る必要はないだろう。
だが逆に、一寸でも興味があるのならば一度見ておいた方が良い。
暴走するよりもその前に兄と満たし合えるのなら誰でもそれを選ぶだろう。
その選択肢を提供している。
ぜひ、弟に合った道を選択してほしいと願うばかりだ。
==========
迷惑メールを改変してみたんだが訳分からなくなったw
>87
だが、そこがいい(r
アホ兄×クール弟で受信したが、どうだろうかw
アホ兄×ツンデレ弟でもいいな。
兄弟の温度差に萌える
保守
ごろんと横になってる兄にのしかかって
キスの雨でエチへと誘っちゃう積極的な弟
弟「・・・俺濡れてきちゃったから入れてよ」
兄「・・・アホだろお前・・・とっととジェル持って来い」
>>90 でも先に根を上げる方も弟だったら可愛いな。
「もう良いから!満足したから!」と降参ポーズの弟に「火が点いた」と離さない兄。
どうも積極的な弟が根をあげる程の内面むっつりな兄貴が大好物らしい。
コピペ改編
大学時代、兄弟でドライブしてるときに
五歳年下の弟に
「オナニーしてんの?」て唐突にきいたら
「えっ?えっ?」て感じで戸惑ってたから
「あー、オナニーしてんだw」て畳みかけたら
顔真っ赤にして、コクリと肯いたのには激しく勃起しました。
そのときは夜中の妙なハイテンションになってて
いま思えば俺も変態まるだしだったのだが
「こんな勃起しちゃったよ〜」てチンコ出して握らせた。
そしたら弟も勃起してて、しかも俺よりデカくてビックリ。顔かわいいのに・・・
>>93 ちょw運転中だったら危険過ぎるwww
兄弟仲良くあの世逝き・・・ってここまでいっちゃうと不謹慎かなスマン
ほっしゅ
殆ど毎日の様にイチャついてた兄弟が
ある日から兄の長期出張なり弟の旅行なりで離れ離れになって
お互い我慢の日々を送る描写があったりすると萌える
弟は天下無敵
古来、次男坊は要領が良いとよく言われるがこの矢追家の次男はさらにぶっ飛んでいた。
外では王様家庭内でも君臨し、天下無双唯我独尊破天荒猪突猛進な奴なのである。
しかし次男というからには長男がいるわけで、実はこの長男が次男の唯一の泣き所でもあったりするのだ。
「おい、兄!」
無駄に大きな声で呼びかけるも、リビングのソファでくつろぐ兄は無反応で何が楽しいのか黴臭い洋書をペラペラとめくっている。
「耳が聞こえないのか?兄!俺様が呼んでいるんだぞ!」
ずかずかと兄の前に歩み寄り、洋書と兄の顔の間に頭をねじ込む。
そこまでしても、センチ単位の向こうにある眼鏡のレンズとその向こうの瞳は一切反応を見せない。
徹底した無視…というか平常心だ。さすが十数年兄弟として育っただけはある。
数秒、本と自分の顔にサンドイッチされた弟の頭を見やった挙句兄は深くため息をついた。
「本が読めないじゃないか」
「ちがああああああああう!!そこは『何か用か!』と聞くところだろうが!このミジンコ兄!」
激昂した弟が急に頭を上げたため、兄はしたたかに顎を打ちつけられる羽目になった。
その衝撃で僅かに舌を切ってしまったらしく、口の中に鉄の味が広がった。
「っつ」
兄の僅かな表情の変化をあざとく見つけ、鬼の首でも取ったかのように弟は喰いついていく。
「なんだ?どうした?唇でも切ったか?」
そして、真ん丸な眼を凶悪にぎらつかせニタリと達の悪い笑みを浮かべ兄の顔をのぞきこむ。
「大丈夫だから」
「いーや、ばい菌が入ると大変だからな。俺様がじきじきに消毒してやろう」
言うが早いか、ソファに座っている兄の膝に乗り上げがしりと両肩を固定して己の唇で兄の口を塞いでしまう。
兄は有無を言わせずねじ込まれる舌を押し返しそうになるが、僅かに弟の体が震えているのを感じ取り抵抗をやめた。
逆に膝に乗っかっている小柄な体を包み込むように抱きしめ、体勢を安定させる。
腕の絡みつく感触に驚いたのか、弟は唇を離してしまった。
「な、なんだ。さっきまであんなに反抗的だったくせに!俺様をおちょっくってるのか!」
「おちょくってない。暇で構ってほしいならそう言え。震えてキスなんてしなくていい」
図星を突かれた弟は不機嫌大暴れしたらしい…。
>>96 弟に萌えすぎてお昼のスパゲッチィが変なとこに入ったwww
>>97大丈夫か!?メディッーク!メディーック!!
>>96 わ、わっふるわっふる。
ほしゅ
「・・・後悔してねえ?」
愛を交わした後二人寄り添って寝転んでいた中、不意に問いかけて
きた弟に兄は少し驚く。
こんなに遠慮がちな弟は久し振りだ。
兄である自分の誕生日の時の、ホールケーキの飾りチョコでさえ
散々駄々をこねて奪っていた癖に。
幼い頃の毎年の有様を思い出して笑いが込み上げて来るのを耐えつつ
兄は愛しい弟を静かに抱き寄せて、その唇を優しく吸った。
>>102 (´д`*)
属性萌え保守
美人兄×角刈り弟とか
魔法使い兄×傭兵弟とか
一見ひ弱そうなんだけど実は弟に負けない力持ち〜な兄で
じゃれ合ってるのに萌える
ファンタジー注意 どろどろ兄
中二病満載
それは。
目の前の幕が切り裂かれたように。
「君は彼女に嫉妬しているんだね。物事はすり替えちゃあいけない、真実を受け入れるなら全ての謎は解ける」
ああ、おれは。
亡国の王と傾城の魔女を憎んでいるのではなく、幸せそうな二人が、
いとしいおとうとをうばったおんなと
おれをえらばなかったいとしいいとしいおとうとに
どうしようもなく嫉妬していたんだ。
幼い頃はいつも弟と一緒にいたような気がする。
美しい白亜の宮殿には奥殿があり、そこでは中央に配された噴水を取り囲むように薔薇が咲き乱れていた。
一日中飽きもせず弟と二人でその庭を駆け廻り、土をいじったり薔薇で細工を作ったりして遊んでいた。
そうだ、弟はよく手から血を流しながらも薔薇細工を作ってくれたっけ。
黒く大きく澄んだ目で、俺をじっと見つめながら形の悪い首飾りやらを恥ずかしそうに渡す。
おれはその度に至上の喜びを感じていたはずだ。
少し成長して、俺に気の早い縁談が舞いこんだときはどうだった?
そのころ少し胸を患っていいた弟は、揺り椅子から動けぬ体の精いっぱいで俺に手を伸ばし
どこにもいかないでと嘆願したはずだ。
大丈夫だ、兄ちゃんはお前が大好きだから、大丈夫だよ。
そんな恥ずかしいことを言った事を覚えている。
安心したように頬笑み、椅子に体を寛げた時に白い額にかかった絹糸のような髪を気だるげに払った、
その仕草に目を奪われた。
そして。
母が死んだ。
父に殺された。
俺は許せなかった。
丁度その時革命を成功させた隣国から飛び火するように、俺の国でも革命が巻き起こっていた。
俺は、王宮と王の名前を捨て革命軍に与した。
革命になど興味はなかった、あの父親を討つための手段を選ばなかっただけだ。
弟を連れていかなかったのは、ただ体を患うかれの安楽を願ったからだった。
それで?
常に革命の先頭に立ち、血路を開いていく俺はいつの間にか革命軍のリーダー扱いされるようになり
俺もそれに酔ってしまっていた。
そんなとき、王が退位しその息子が妃を迎えるといった知らせが国中を駆け巡った。
妃は国すら圧するような大富豪の娘で、革命軍を打倒するための資金と私兵の提供の契約を兼ねた結婚であることは明白だった。
息子は王位を継いだが、本人の意思は一切公布されず、まさに王家存続派の傀儡であった。
ゆえに彼は亡国の王と呼ばれ、その王と日々耽溺しているという王妃は傾城と罵られた。
革命という名の戦争に疲弊した国民は、国の主でありながら状況の改善策を打ち出さない国王に愛想を尽かした。
いっそ憎みさえした。憎悪は伝染し、渦を巻き、全てを飲み込んでいった。
俺も、いつしか国王と王妃を憎悪していた。
まさに国意となった革命は勢いを増し、ついに俺は王宮を血で汚した。
憎んでも憎み切れないほど、おぞましい程の憎悪をもって父親を打ち取り、
同じくらい憎い現王と王妃を寝室で打ち取った。
はたして、国の革命はなされた。
でもなんでこんなにむねがいたいのだろうか?
なんで?
「君は彼女に嫉妬しているんだね。物事はすり替えちゃあいけない、真実を受け入れるなら全ての謎は解ける」
ああ、おれは。
亡国の王と傾城の魔女を憎んでいるのではなく、幸せそうな二人が、
いとしいおとうとをうばったおんなと
おれをえらばなかったいとしいいとしいおとうとに
どうしようもなく嫉妬していたんだ。
それを都合よく蔓延していた憎悪にすり替えて
正義とばかりに
病み疲れた小さな弟の体と
彼を最後まで見放さず(オレは弟の手を離したのに)添い遂げた女を
刺し殺した。
どうして?
どうしてだ。どうしてこうなった。なにを間違った?教えてくれおれは何を間違った?
「大切な人の手を放してはいけないよ。もう一度繋げる保証なんてどこにもないんだから」
それで?
だから?
それは。
とかがちょっとワロタすまん
でも(・∀・)イイ!
新しいまとめサイトの使い勝手が悪いと感じるのは私だけか?
>>110 wikiを残しておいて欲しいなー。
個人的にblog型の方は読み易いのだが
探し易いのはwikiかな。
ここは兄弟スレだけど、
最初弟兄だったのが、いつのまにか立場逆転して兄弟になった。
って場合はあり?
兄貴を思う存分いじり回していた弟にぶち切れ立場逆転してみたら
いままでが嘘みたいに可愛く思えてきて
兄貴を抱いてたのも実は兄貴ばっか家族が構うから寂しかったからで
それに気づいちゃった兄貴は「じゃあ自分が構われた分だけ構ってやる」
みたいなノリの兄弟にただいま萌えている
>>112 個人的にはそういう訳あり兄弟も大好きだ
弟の想いに超が付く程鈍感だった兄がやっと気が付き目覚めて
「(こいつは男なのに弟なのに・・・でも抑えられなくなってしまった)」
「すまん、でももう離さない離せない」
みたいな描写があると禿げ萌える
先に弟はそういう葛藤を乗り超えた上で兄を激しく想ってるんだけど
兄は弟より遅れて目覚めて、そういった葛藤をし始めてゴロゴロ
のた打ち回る位の設定が好きだ
厨設定バンザイ!
>>114 ではどんと。 弟兄→兄弟
弟が俺を抱いたのは、俺が17、弟が16の時だった。
ほとんど強姦に近いような状態。
何が起こったのかもわからないまま、腕を掴まれ、ベッドに寝かされて抱かれた。
拒否することもできたはずだ。俺のほうが力が強いはずのだから。
だけど、弟が、あんなに泣きそうな顔で俺の胸の上で腰を振るものだから、俺の中で何かがふつりと切れてしまったのだろう。
大人しく抱かれることにした。けれど、それがいけなかった。
弟は、どんどん行為をエスカレートしていく。
ある日は機械を突っ込まれ。ある日は縛られ。
傷つくのにもう我慢できなくなった。お前はやりすぎた。
俺はお前の玩具ではないし、性欲発散のための人形でもない。
「な、何を…!」
立場は完全に逆転した。
俺は弟の腕をつかみ、ベッドに引き倒し、押し倒した。
「お前は、やりすぎた。兄貴の本気を知るといい」
首に触れ、それから素肌の胸に触れる。
弟を脱がせながら、首筋に強く吸いつくと、びくん、と身体が震えた。
「へぇ、感じてるんだな」
「ば、ばかやろっ!」
「昨日までそのばかやろ、と言った行為をしていたのは、どこのどいつだ?」
精一杯の笑みを向けてやると、弟は息を呑む。
「縛ってやろうか?それとも、お前が好きな玩具で遊んでやろうか?」
「あ、あ…」
これが、かつて俺を手ひどく抱いた弟だろうか。
身体は自分より大きい、筋肉質のしなやかな肢体は、今自分の手に堕ちた。
「すごい、心臓の音」
微笑んでやると、かあっと弟の顔が赤くなった。
すごく、可愛く見える。どちらが弟の本性なんだろうな…どちらもか。
「心配するな、最初だ…そんなことはしないさ」
ゆっくり口づけを落とす、唾液を絡め合う口づけを。
「代わりに…お前が俺に教えてくれた全ての快楽、叩き込んでやる」
弟のもう1つの本性は、今から俺が開発するのだから。
どんなに弟にひどいことをされようが、俺は俺なりに、弟の事が好きだった。
それがいま、弟は俺の腕の中で秘部をいじられ、綺麗な悲鳴を聞かせている。
「な、なんで、なんでだよっ…!」
「…ただの兄弟愛だった俺の感情を、愛情に変えたのは、お前だからだ」
支配されるのはもう終わった。支配者だった弟は、俺に支配される者に変えられつつある。
弟の身体の中へ突き入れた瞬間、俺は、弟を完全に陥落させた。
そして、気づいた。弟が、俺にいかされて、精を受け止めても、なぜか笑っていたことに。
「…大好きだよ、兄貴」
貫かれ、気絶しそうな快楽の中、弟は俺を抱きしめて、そう言った。
…あれ、終わった?
お眼汚しすみませんでした。
乙
やっぱ弟兄が無いほうが好きだわ
弟兄ぎみってくらい兄が愛されてる兄弟は好きなんだけどな
>>114-115 イイヨイイヨー
弟が兄に「俺をこんな風に抱いてくれ!」
と訴えていたんですね、分かります。
>>118 ×
>>114-115 ○
>>115-116 お詫びに兄弟AA貼る
==================
#純真無垢なsageブラザーズ
僕たち純真無垢なsageブラザーズ!
人目につかないようにsageてあげるよ!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ∧_∧ sage
(・∀・ ) ( ・∀・) sage
/ \ / \ sage
⊂( ヽノ つ ⊂ヽ/ ) つ sage
し(_) (_)J
よーし、通常絵描きだけどパパ字にも挑戦しちゃうぞー
待ち望んでたものが体の奥にゆっくりと、力強く押し入って来た。
体中の血が快楽で駆け巡り、じんわりと熱くなっていく。
入ってきたが最後、もうコレは俺のものだ。他の誰にも見せやしない、
触れさせはしない、そして、渡さない。
自分の体の全てを使ってでも兄のそれを逃がすものかと、
弟は全身全霊で絡み付こうと意識をそこだけに集中させる。だが。
「は・・・あっ・・・うああっ!」
奥壁へ打ち込まれ擦り付けられる感覚が快楽への悦びを生み、
何もかも為されるがままの状態へ弟を変えてしまう。
「んっ・・・んん・・・あ・・・ん・・・う・・・んっ・・・」
今はこんな風に抱いてくれて良い。
それで良いから。
ずうっとずっと、いつまでも。
俺の兄で居て欲しい。
俺のたった一人の兄で。
俺の大事な大好きな。
俺の愛してる兄で。
「あに・・・き・・・っ」
己の中が兄のそれで充分に潤ったのを感じながら自らも絶頂を迎え
遠のく意識の中、弟は力が抜けていく手で懸命に兄の体へ縋り付いた。
もう兄に置いて行かれまいと。
>>115,120乙でした!
ただ、やっぱり自分は弟兄はダメなんだと気がついたorz
弟が兄を犯ろうとする→あれ?逆にむしろ犯られ(ry
→こんなはずじゃなかったのに!→でも兄ちゃんのこと好きだからいいかー
ならありなんだけどw
122 :
120:2008/05/05(月) 22:44:19 ID:yTcxxM2o0
>>120 >>121 ただ、やっぱり自分は弟兄はダメなんだと気がついたorz
は115-116の文に対してだと思うんだ。
あれ弟兄→兄弟 だからね。
やはりこのタイプは好みが分かれるみたいだ。
変なことしてスマンかった
>>123 そうだったのか、でも123もドンマイ
今度は兄弟モノを待ってる!
好み云々ではなく弟兄はスレ違い。
弟が兄大好き!な描写なら何の問題もないけど弟兄でエチーは…
ふさわしいスレがあるんだからそちらでどうぞ。
>>124で穏やかに終われば良かったのにw
>>125も何か兄×弟の萌えシチュとか書いていきなよ
生まれ変わり兄弟に最近萌えてる
前世でも兄弟で「来世でも兄弟で」とお互い誓い合ってると尚良い
更に厨になっても良い、血液とか何らかのもので儀式めいた誓い方を
してる描写があると禿げ萌えるよ(´д`*)ハアハア
>>115-116 最終的には兄×弟に落ち着いたぽいしイイと思うけどな。
>>118の感想にも萌えた。深層心理でそう思ってたのかもみたいな。
ただリバは逆カプになりかねない地雷要素を秘めてるので微妙?
注意書きもあったし自分は好きなんだけどねー。
128 :
114:2008/05/06(火) 21:27:27 ID:IlUyyN/O0
最終的に兄弟ならおkと思ったんだ…。
不快に思われた方、そして
>>115-116には悪い事をしてしまった。申し訳ない。
ちょっとつってくる。
最終的に兄×弟なら何でもありにすると、その前段階だけの
投下とかまでありになっちゃいそうだからなあ
というか、ぶちきれて兄を押し倒して挿入する弟って
シチュが駄目な人はこのスレ結構いそうだし
そういう人はもろ地雷だったんじゃないのかね
ぶちきれて兄を押し倒して(兄のモノを自分に)挿入する弟、なら大好物
やってしまったらもう元の普通の兄弟には戻れないとわかっていながら
それでも我慢できなくて自分からくわえたりのっかったりする弟とか最高
襲い受けマンセー
ぶちきれて兄を押し倒したのにいつの間にか立場逆転して焦るおばか弟、なら大好物
女の子と普通に付き合い始めるんだがいざ事に及ぼうとすると
「あれ?何か違うぞ」な感覚になって結局ダメになってしまう弟。
実は幼い頃から続いている兄とのオナヌーが心地良すぎて・・・というのが原因。
兄は束縛もせず突き放しもせずただ優しく見守り、弟との関係を続ける。
そんな兄に弟はついにキレて「いい加減ハッキリしてくれよ!」と詰め寄る。
最後には泣いて兄に縋り付いて「あんたのせいだ!あんたのせいで
女抱けなくなったんだ、どうしてくれる・・・!」と呟いてくれると禿げ萌える。
兄はその言葉を待っていたとばかりに
「責任は取るよ、安心しな○○(←弟の名前)」と優しく告白すれば良いよ。
>>132 ありがとう、萌え過ぎて禿げた。
リーブデビューしてくる。
双子とか義兄弟とかすきなんです保守
双子は同じ日に生まれたのに差があるのが萌
片方が背が高いとか成績が良いとかモテモテとか
「優秀兄・ダメ弟」も「ダメ兄・優秀弟」も良い。
弟「双子なのに何でこんなにちがうんだよ!ウワアァァン」みたいな
後者の場合は
兄「俺の方が兄ちゃんなんだぞ!ウワアァァン」みたいな
まあ何だかんだでCPは兄×弟がいい。
兄×弟大好きだ
兄はとにかく弟を溺愛してて、弟のことは絶対誰にもやんねーって思ってるんだ
体の関係をもったきっかけも兄主導で、傍目にはお前の兄ちゃんすげーなって感じで
どっちかというと弟は受動的
でもほんとは兄のこと大好きで、でも意地っぱりで自分から甘えるのもなかなかできず
兄ちゃんかっこいいから外ではモテるんだろうな、とか不安いっぱいな弟
弟がまだ学生で兄は社会的に自立している(または弟から見てそれに近い)となおいい
つまりお互い大好きすぎるんだけど、
兄→弟が成長して自分から離れていくかもしれない恐怖
弟→大人な兄が自分を置いて行く(精神的・住居的な意味で)んじゃないかという不安
に怯えているんだ
フヒヒ、長文サーセンw
思い出語りしてる描写があると萌え倍増する
たとえばお菓子のA味B味があったとして
弟はB味が好きで兄も本当はB味の方が好みなんだけど弟に譲って
敢えて「俺は大人だからA味派だ、フフン」とかクールぶってたりして
その時の事が話題に出て「本当は俺もB味の方がすきだったんだ」
なんて打ち明けると弟は「言ってくれりゃ二人で半分こしたのに
何で言ってくれなかったんだよ」みたいに反論すれば良い
兄はそれに対して「だってお前が○○だから」(○○は『お前が泣くから』
とか『お前の美味そうに食べる顔が好きだったから』とか何でも良い)
という様に優しいまなざしで弟を見つめながら答えてくれると禿げる
同じく昔語りで「あそこの場所は昔タバコ屋だったんだよな」「え、違うよ
駄菓子屋だったんだよ」「いや、あそこは最初ばーさんがタバコ屋を
やっていてだな云々〜」みたいに記憶がすれ違い合っていて、記憶を一致
させようと二人で一生懸命に議論を展開するのにも萌える
>>135、
>>136 そこまで書いておきながら何故SSにしないw
保守
ケモ兄弟が好きだ
森の守護者みたいな属性でも良い
普段は「弟よ、俺たちは守護者としての自覚を云々」と弟へ説くのも良いし
寝る時は寄り添ってモフモフし合ってると禿げ上がってしまいます
138 :
風と木の名無しさん:2008/05/22(木) 15:52:14 ID:2kMjEgywO
「おにぃちゃ…ん…ほしゅぅぅ」
極度のブラコンなのに弟と接する時はかなりツンツンで、しかも冷たい兄
ピアスの穴を開けたらピアスを馬鹿にし、
髪を染めたら可愛いけどいかーん!と髪を馬鹿にする
小さな頃はこけたら必ず助け起こしてくれたし、
迷子の時は絶対に探し当ててくれたことから兄は本当は優しいのになぁと思う弟
そんな兄弟に萌えます
ブラコン故に逆に手が出せない兄が好きかもと気付いてから積極的な弟に
タジタジにされると更に良い
最後は今までの兄からは考えられないくらい甘い言葉でヤられちゃえば良い
>139のおかげでリー●21のお世話になるハメになりました。
(*-_r)ー`*)兄貴、ホシュシテ・・・!
( へ(\ヘヘ
兄 弟
AAで保守
ベタだけど、弟を溺愛する兄もよいものなんだ。
お互いいい年なのに兄は弟を子供扱いして、
だけど弟は兄のそんなところが気に障ってツンツンするんだ。
だけどベッドのなかでは思い切り大人扱いされてまたツンツンするといい。
バカップルばんざい保守。
保守がてら妄想 兄弟+友達Aっていう構図が好きなんだ…
「やばい、ついに兄貴に殺される」
「どうした」
「昨日寝てたら、なんか兄貴がハァハァしながら俺の体に自分の体を
すごい勢いで押し付けてくるんだ。圧迫死させる気だ」
「いやおい、それって…」
「しかも今日起きて首もとを見たら、ほらコレ。打撲のあとだ。」
「それにしては赤いようだけど」
「うわー俺殺される。兄貴に嫌われてたっていうのがもうショックだ」
「…」
「やあ、おはようきみたち」
「あ、兄貴!お、お、おはよう…」
「おはようございます先輩」
「ちょっといいかい、君」
「はい先輩なんでしょう」
「(小声で)うちの弟に手出したらただじゃおかないから覚悟しておけよ」
「…」
「なーなー、おい、どうしよう、さっきの話」
「お前らもう、ヨソでやれ…」
>>143 興奮して、さっきから困ってた眠気がさめましたw
素敵な保守ありがとうございますたww
急に電波下りてきたので18歳×17歳くらいで
飼っていた犬が死んだ。兄貴はとても犬を可愛がっていた。
帰るのがなんとなく憂鬱だ。きっと兄貴は泣いてるから。
俺?俺はあんまり可愛がってなかったから涙出ねー。基本的に俺、クールでドライだから。
「ただいまー」
キィ、と扉を開けると、もう嗚咽が聞こえてきた。ああ、ウンザリする…。
兄貴はへたれだ。正直どうしようもないくらい。女に生まれれば良かったんじゃないかと思う。
仕草とか口調も、女っぽいっつーか、ナヨナヨしてるし。
俺が情けない泣き顔に呆れて頭をかいていると、兄貴は急に俺に抱きついてきた。
「おわっと、びっくりした…急になんだよ」
兄貴は質問には答えないまま、突然俺の唇を舐めた。まるで以前犬にしていたように、
ぺろぺろと音を立てて―。俺はわけがわからなくなって、とりあえず力いっぱい叫んだ。
「おっ、俺は犬じゃねえ!こんの、は・な・れ・ろ…!」
そのまま跳ね除けようとしたのに、兄貴の力が強すぎて適わない。嘘だ。
兄貴はいつだって情けなくて、弟の俺がどんなにドライすぎても強く何かを言うことも出来ない、
そんな女々しい奴だったはずだ。はず、なのに、どっから出てくんだよ、この力。
どさ、とソファに押し倒された後も、俺の頭は疑問でいっぱいだった。
「あ、あにき…?…あ、う…」
熱い舌で首筋を舐められ、俺から女みたいな声が出た。これじゃあまるで逆じゃないか!
屈辱を感じる間もなく、兄貴は俺のシャツのボタンを器用に外した。
その器用さはさすが家庭科5、ってそうじゃあなくて。まるで人が変わったような兄貴に、
俺は混乱しきっていた。こんなの、いつもの兄貴じゃない。
「なあ…」
兄貴がようやく口を開いた。この声も、いつもと違う。低くて、真剣で―。
「慰めてくれよ」
ぞく、と全身に何かが走った。俺がその「何か」の正体をつきとめるより早く全てのボタンが外され、
俺はバンザイを強要されてシャツを脱がされた。
上半身裸、下は学校指定のズボンなんていう恥ずかしい格好のまま、俺は兄貴に再び唇を舐められる。
「んっ……あに、………や…め」
ぽろ、と涙がこぼれた。怖かったからだ。本気の目をして俺の体を触ったり舐めたりする兄貴が、
全身をかけめぐるおかしな感覚が、何より、先を望んでいるような自分の曖昧な気持ちが。
―俺の涙を見るや否や、兄貴はハッと我に返ったように目を見開いて、俺から離れた。
「ごっごめん、俺…」
もう、元のナヨナヨした兄貴に戻っていた。眉をだらしなく下げ、ぎゅっと目を瞑って、
許しを請うように俯いている。俺は安堵ではぁっと息を吐き、ぐちゃぐちゃになったシャツを着直した。
「いや…べ、別に気にしてねーよ。兄貴あの犬のこと特別かわいがってたもんな、
ショックで変な行動に出てもおかしくねーよ、うん」
「ほんとにごめん…」
「いいって」
言い終えると同時に、ボタンも全部留め終わった。
平静を装いながらも、手は震えるし、心臓はバクバク言っていた。何だったんだ、さっきの…。
夢でないことは確かだ。だって現に俺は半裸だし、首筋はまだ若干湿っている。かあ、と耳が熱くなった。
今日のことは早く忘れよう。そう思いつつも忘れられそうにない自分がいたわけで。
明日はきっとまともに兄貴の顔を見られない。いいや、明日と言わず、明後日も、明々後日も―。
日々このスレの皆さんの文に萌え萌えしてます。
皆さん萌えを貯めずにもっと書き込めばいいと図々しいながら思った今日この頃
スマソ ↑の「俺は半裸だし」の部分いらなかった 目つぶってくれorz
>>145-146 スマン、兄貴がいつもと違っているといわれて、死んじゃったわんこが降臨したものだと
最初思(ry
自分もこのスレで萌えさせてもらっています。
BL界では弟兄派が多いからこのスレはオアシスですw
>>148 多い少ないとか関係ないと思うし
折角の萌え場所でそういう事は書かない方が良いと思うよ
お互い寂しがりだけど二人でぎゅっと体を寄せ合って
温もりを感じ合う事でお互い強く生きていける、なんていう兄弟に萌える
ダメ人間予備軍?そんなの関係ねぇ!w
週末は二人で仲良くチュッチュし合え!
兄は弟に何度も入れたいのだけど我慢して
「今日入れるのは、1回な」
と言うが、週末までしたくてたまらなかった弟に
「1回だけならやるのナシ!」
と挑発して兄の理性を取っ払ってしまえばいいよ
>>149 弟にナシ!ていわれて理性取っ払うのも良いが、
逆に「じゃあナシな」とさらっと返す兄に弟が一転おねだりしなきゃなくなる方向もアリだなぁと思った。
もちろん兄だってしたいから賭けに出てる訳だが、
勝つ自信はきっと満々ていう。
素直になれない弟が拗ねつつ、
赤くなって口ごもるのをニヤニヤしながらおねだりまで誘導して欲しい。
「こっちにおいで」
だらしなく床に伸びた兄が、眼を三日月にして弟に向かって手招きをした。
その言葉に続く行為がどんなものであるか解っているはずなのに、弟は兄に逆らえない。
でもやすやすと誘いに乗るのは癪なような気がして、少しわがままを言ってみるのもいつものこと。
「…湿気っぽいからやだ」
言いつつも、意識は完全に兄のほうへ向かっている。
ギターの音色が止まったリビングには外から聞こえてくる雨の音だけが響いていたが、不意に機械音とともに低い排気音が鳴り始めた。
「除湿入れたよ?」
ますます眼を細くして兄は弟を言葉で追い詰める。
「うん…」
「おいで」
降参とばかりに弟は膝立ちで兄ににじり寄り、覆いかぶさるような体勢になる。
兄の筋っぽい首の両側に手をつき、真上からまっすぐ目を合わせても兄からのリアクションはなし。
意を決して、弟は眼を固く瞑りキスを仕掛けてみる。
上手く出来なくて、少し、歯が触れ合った衝撃が頭蓋に響いた。
途端、よく出来ましたとばかりに兄の湿った熱い掌が弟のシャツの下に潜り込んでくる。
背筋に沿って、脇腹をなぞるように、そして胸元まで、唇はずっと合わせたままゆっくりと上半身を弄られる感覚に弟はもどかしさすら感じる。
自分ばかりされている感覚がいやで、弟は震える手で兄が着ているワイシャツのボタンを外し始める。
「ふ…っ、…しっつけえんだよ!」
「そう?気持ちいいみたいだけど」
舌が痺れるまでもてあそばれて、ようやく解放された時には二人の上半身の間を遮るものは無くなっていた。
体温と心音、呼吸のために胸郭が開く感触。
バイク乗りとして体を多少鍛えている兄は、弟の重さをモノともせず呼吸ができる。
続きどこー
ちょ…続きは!?
ワッフルワッフル
幾つになってもわんこ若しくはぬこ同士な兄弟に萌える
幼い・若い頃は一つのお布団で眠っていたのだけど
30越え40越えたらさすがに恥ずかしいと思うがでも・・・!という訳で
お布団を二つにして並べて寝る事にした、とかの展開がイイ!
>>154 40過ぎのオサーンで布団並べて寝てる兄弟想像してビール吹いたw
どういう境遇なのか、そもそも独身なのか、とか…妄想酵母ありがとうございました。
新しい世界が開けそうです。
自カプは両方成人男性(二十代前半)なんだけど
素でいつも一緒で布団も隣に並べて寝てるんだぜ。
157 :
その1:2008/07/15(火) 23:36:42 ID:eNgrylTl0
普段は漫画描いてるので文章はずぶの素人です
読みにくかったらゴメン。
ハラシマのバッキャロォー
深夜三時。携帯のコールで起こされた。
実家の弟からだ。なんだろう?こんな時間に。
あいつはメールはしょっちゅうしてくるけど
(昼飯はなんだったとか今見たテレビがどうだとか、どうでもいい話)
電話はめったにかけてこない。めずらしい。
なにか緊急の用事かもしれないと思って、眠い目をこすりながら電話をとる。
「はい、もしもし」
「……っ、アニキ…、う…」
泣いてる? 俺はちょっと焦る。
「おい、どうし…」
「…っ…、…はぁ、ぅあ…っ…んっ…」
泣いてる…んじゃない。これは……
気付いて俺は別の意味で焦る。
実家にいた頃、幾度も聞いたこの熱っぽい声。
当時と違うのは、今はあいつ一人だけが体を火照らせていること…。
「…おまえ、なに…」
なにしてる?
最後まで問わなくても、俺の目にはあいつが自慰に耽っている姿が見えた。
俺が進学で実家を出るまで…ほんの三ヶ月前までは俺と一緒にしていたのだから。
158 :
その2:2008/07/15(火) 23:37:32 ID:eNgrylTl0
始めはほんの出来心。あいつがオナニーしてる現場を偶然見てしまった。
なんだか慣れない手つきがぎこちなくて可笑しくて、
兄ちゃんが教えてやるよなんつって一緒にするようになった。
いつの間にか、俺はあいつに触ってみたくなって、
セックスまでするようになった。
あいつも始めはビビってたけど好奇心のほうが勝ったみたいで、
俺に体を預けてきた。
それから何度かやった。俺はあくまで性欲処理のつもりだった。
お互い彼女もいないし、身近で済ませられていいじゃないかと。
あいつもそうだったはずだ。
そう、思っていた。
「…はっ…、アニ、キ、…あっ…」
俺はなにを話したらいいかわからなくて、ただ弟の喘ぎ声を聞いていた。
「…アニキ、ごめん……っは、はぁ、おれ、やっぱ…一人じゃ、
がまん、できなくて、…っ…はっ…」
荒い息と絶え絶えの声の隙間から、なにかブーンと機械音が聞こえる。
マナーモードの携帯のような…って携帯はいま弟が手にしてるはずだから、
じゃあアイツ、まさか変な玩具まで使ってるんだろうか?
俺としてたときはそんなもの使ってなかった。
それどころか、俺が触るとすぐに恥ずかしがって、電気消さなきゃヤダとか
女みたいなこと言ってたのに。
159 :
その3:2008/07/15(火) 23:38:02 ID:eNgrylTl0
「ごめん、な…っ、んっ、こんなの…アニキ、困る…はぁ、
困るって、わかってた…けど…でも、はぁっ、おれ…
アニキじゃなきゃ…、ぜんぜん…っ、ん…はぁっ、…満足できない…っ」
やばい。俺は焦る。
いきなりの弟からのテレホンオナニーに引いたわけじゃないけど、
俺の心臓はバクバク言っていた。
これがあの女みたいに恥らっていた俺の弟?
こんなに、なんというか…淫乱だったっけ?
これは俺がこう教育してしまったのだろうか?
俺なしじゃ我慢できないような体に?
こんな奴は知らない、こいつは偽者の弟だ。頭の片隅で兄である俺が主張している。
でもこの声はたしかに一緒に育った弟の声だし、息をたくさん吐く喘ぎ声は何度も聞いた弟の声だ。
あいつの乱れた姿を容易に思い浮かべることができる。
(玩具を使ってるとこまではちょっと想像できないけど)
俺の心臓と、いつのまにか下半身までもが、間違いなく俺の弟だと言ってる。
「アニキ…ッ、ごめん…っ、もう、いく…!」
「ちょっと待て」
「ふえっ」
俺が突然話し出したからビビったらしい。変な声。たしかに俺の弟だ。
「お前、兄ちゃんとじゃなきゃ満足できないんだろ。
じゃあ今イッてもまだ満足できないだろ」
「…ご、ごめん」
「何度も謝まんな。つーか悪いのは俺かもしんないし。
もうちょっとだけ我慢できるか」
「え…?」
「俺も一緒にするから。…兄ちゃんと一緒にイこう」
今日は電話越しだけど。
160 :
その4:2008/07/15(火) 23:38:52 ID:eNgrylTl0
いつまでたっても俺の心臓のバクバクは収まらなかった。
俺はとんでもないことをしてしまったのかもしれないと。
興味本位で火遊びしてたら、爆弾の導火線に火をつけてしまったのかもしれない。
俺は兄として、責任を取らなきゃいけない。
責任の取り方は…まぁ、夏休みに実家に帰ったときに考えるとしよう。
今はまだ電話番をしてあげないと。
オチがgdgd
おそまつさま(´・ω・`)ハラシマに戻ります。
162 :
801腐女子氏ね:2008/07/16(水) 08:45:28 ID:PZwaNxcY0
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UU U
hosyu
がちゃりという風呂場のドアの音でハッとする。
兄がシャワーを終えて来たのだ。
二枚ぴったりと付けた敷布団の上で寝転がっていたが、
体を起こすのは躊躇われた。
まるで待ち兼ねていたかの様に思われるのも癪だと思ったのだ。
仰向けで手足を大の字になる様にし、そのまま目を閉じて兄の行動を待つ。
さあ今日はどんな風に仕掛けてくるかな。
・いきなりテリンコをにぎにぎ
・おもむろに乳首攻め
・やけくそにアニャルバイブ攻め
・いつも通り唇にやさしくチュー
そんな弟にはフルコースで
輝きスレから
118 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/07/25(金) 14:32:50.16 ID:fkXZHyRO0
アニメとかドラマとか一緒に見てる時に膝や寝転んでる腰に頭載せたりテストの点数が上がったのを褒めたときに嬉しそうにしたり
暑い時は下着だったり
料理ができなくて料理ができる俺が羨ましいとか言ったり
悪い気はしないが
これで妹ならどんなに萌えた事か
123 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/07/25(金) 14:35:07.20 ID:zSnqRbxH0
>>118 マミー?
124 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/07/25(金) 14:35:22.66 ID:fkXZHyRO0
>>123 いや弟
迷惑メール改変でホシュ
『今、弟の中ではオナニーダイエットが爆発的人気を
呼んでいる事は兄にも周知の事実となっていますが
弟の快楽へのあくなき追求は果てることなく、
今では「オナニーをしている恥ずかしい姿を兄に観られたい」、
「気持ちよくなったところでオナニーを手伝って欲しい」という
第2の欲求の波が押し寄せています!!』
これ兄が報告者だとすると、やはり弟の快楽へのあくなき追求とやらは
知っちゃった後なんだよね・・・?
>>166 弟カワユス
邪険にしない兄も優しいなw
ホシュ
兄弟心中モノが読んでみたい
愛情と憎しみの狭間で戦ったり離れ離れになったりするんだけど
最終決戦でやっぱり好きだ愛してるで二人微かに指を絡ませて
(←腕とか手じゃないのがポイント)息絶える展開で
後日甥っ子なり息子なりがアイツららしいや(訳分かんないけど)と
呟きあって完若しくは劇終
169 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/14(木) 00:45:54 ID:Da32VdfI0
兄弟一緒の部屋に萌える。
でも以外と無い気がするんだが、一緒の部屋って…
漫画とか小説とかで。
確かに・・・
171 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/14(木) 15:52:32 ID:Da32VdfI0
169だが、
一緒の部屋で、親とかにバレないように
ほにゃららをするのがいいんだ、俺は
どっかの漫画で無いだろうか
172 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/14(木) 16:54:43 ID:Da32VdfI0
兄貴、とわらう弟が、弟じゃなければどんなによかったか。
俺は神を恨んだ。そうして、自分までも恨んだ。
二段ベッドの上段で眠る弟の寝顔を見つめ、
俺は小さく溜息を吐いた。
どうして、弟をこんな風に思ってしまったのだろう。
好き、だなんて、弟に向ける感情じゃないのに。
暗闇に慣れた目が、弟のやわらかな頬を見つける。
そっと、指を滑らすと、弟はゆっくりと目を開けた。
俺は慌てて指を離す。滑らかな、肌だった。
「あ…兄貴…?どうした?」
「起こしたか?ごめんな」
ううん、と弟は首を振る。
「電気、点けないの?暗いよ」
そう言って電気を点けようとする弟の手を静止し、身体を抱き寄せた。
「っ!兄貴…?!」
「俺、お前が好きだ」
「…あにき…?」
暗闇の中だから、状況がよく分からないのだろう。
俺はそれをいいことに、弟に、実の弟の唇に、
自分のそれを押し付けた。
弟が、驚いたように息を詰まらせたのが、わかった
ごめんなさい、俺を産んでくれた両親
弟と、俺を産んでくれた両親
こいつとキスをさせる為に、俺とこいつを同じ家に産んだわけじゃないのに
173 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/14(木) 17:17:30 ID:Da32VdfI0
「ん…っ、ゃ、あに、き…っ!やめろ!」
俺は梯子から弟のベッドへと移動し、弟の口を手で塞ぐ。
「声、あんま出さないで、親起きると、困る」
言った瞬間、身体に大きな衝撃を受け、弟との間に距離ができていた。
突き飛ばされたのだと気付くまで、数秒時間を要した。
「やめろ…馬鹿兄貴…親にバレたら…」
「うん、だから、声抑えて」
「嫌、だ」
「じゃあ、場所変えようか?ホテル、借りる?」
「そういうことじゃなくて…!!」
弟の言いたいことは、分かる。
兄弟だからこういう事はしちゃダメ、だとか、
場所の問題じゃなくて、ヤりたくない、だとか。
兄貴は嫌いだからこんな事したくない、だって有り得る。
…最後のはちょっと、辛いけれど。
「兄貴、電気…点けろ。早く…」
「点けたら、どうするの?」
「どうするとかねぇし!早く点けろ!!」
泣きそうな、声になっていた。
ちくりと胸が痛む。
そういえば、最後に弟の泣き顔を見たのは、いつだっただろうか
174 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/14(木) 23:10:53 ID:Da32VdfI0
ああそうだ。
3年ほど前に喧嘩をして、数週間口をきかなかったとき、
こいつは泣きながら謝ってきたんだっけ。
兄貴と話せないのは嫌だ、俺が悪かったから機嫌を直してくれ、と。
あのとき泣かせてしまったのは俺で、
今泣かせてしまっているのも、俺だ。
175 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/14(木) 23:19:21 ID:Da32VdfI0
俺は電気を点けなかった。
そうして、弟に問うた。
「俺のこと、嫌い?」
「…そういうこと、聞くな」
「聞きたいんだ、お前が俺のこと、どう思ってんのか」
俺と弟の間に、重い沈黙が落ちる。
布擦れの音と、秒針が進む音がやけに空しく暗闇に響く。
沈黙を破ったのは、弟。
「兄貴のことは、好き…だけど、恋愛対象としては…見れ、ない」
「………そう、か…」
俺はそう呟くと、用意していた錠剤の睡眠薬を弟の口に捻じ込んだ。
吐き出してしまわないように、飲み込むまで手で口を塞いで。
弟の喉が上下したのを確認して、手を離した。
「なに、飲ませた?」
「ただの、ラムネ」
「…そう…」
電気を点けなかったのは、暗い中で起こったことの方が、現実味がないから。
どうか、明日目が覚めて、今日のことは夢だったのだと、
俺は…、兄貴の俺は、何をしていないのだと、思い込んで?
俺はお前に恋愛対象として見てもらえないのなら、
今まで通り、いい兄貴でいたいんだ
「……おやすみ……」
おやすみなさい、俺の大好きな、弟
176 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/15(金) 16:17:27 ID:vQuC63pN0
カーテンの隙間から光が差し込む。
うるさい目覚し時計をボタンひとつで黙らせ、上段で眠る弟の身体を揺さぶる。
「起きろよ、おい、遅刻すんぞ」
弟が布団の中で身体を捩った。
眩しそうに目を眇めながら、兄貴、と小さく呟く。
「ん?どうした?」
「昨日……」
弟は、そこから何も言わなかった。
俺は細く微笑みながら、変な夢でも見たか、と聞いた。
「夢……。うん、そう、変な夢見た」
そう言って頬を緩めた弟に、小さく悲鳴をあげたのは誰の心か
兄弟じゃなければよかったのに
同性じゃなければよかったのに
そうしたら、普通の恋をすることができた?
手が届く距離に、好きな人がいる。
でも手を出しちゃいけない、だなんて、
こんな辛い恋 したくなんかなかったのに
BADENDでもなんでもいいから、
兄弟同じ部屋っていうのが読みたいよ…
頑張って探してくるよ
>>176 兄貴切ねぇ・゚・(つД`)・゚・
だがGJ
178 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/15(金) 20:06:40 ID:vQuC63pN0
>>177 はっ!
なんか素敵なお言葉を頂いてしまった
ありがとう 書いてよかったよ
180 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/15(金) 23:31:08 ID:vQuC63pN0
>>179 おk…なの、か?!
いやしかし自分はまだ未熟で…
自分の書いたのにはあまり萌えられないんだ
萌えるシチュを書いてるつもりなんだけどなぁ…
姐さんって言われるのにずっと憧れてたんだ、ありがとう
棚行け馬鹿たれ
正直
>>180みたいな誘い受けレスはいらないよ
誘い受けな弟なら是非読みたいところだが
黙って投下してくれるなら棚じゃなくても全然おk
183 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/15(金) 23:53:40 ID:vQuC63pN0
184 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/16(土) 00:15:19 ID:Wh2PW4ZB0
185 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/16(土) 06:42:51 ID:2YAb0fX80
最初に言っておきたいのは、私は普通の男です。
同性愛者ではありませんが、弟に教えたオナニーの話です。
ここにいる皆さんがオナニーを覚えたのは、男女個人差はあっても大体、小・中学校ですよね。
実は大学生の弟ですが、夢精の体験は結構あったといいますがオナニーを知らず、
みずから果てたこともないといっていました。
いろいろ話をして、やり方なんかも「説明」したのですが、
どうしてもうまくいかなかったようです。
ある夏休み、両親が実家に帰ってる間、兄弟二人だけで旅行をしました。
電車に乗ると私は弟の耳元で「今夜、オナニーを教えてやる」と言いました。
このままでは彼は一生オナニーの素晴らしさを体験できないかも知れないと思ったからです。
旅館に入って一緒に入浴しました。私が初めて見た彼のそれはかなり長大でしたが、
まだ包茎でした。ここをむいて洗うんだと言いながら、
私は前を隠そうとする彼の手を払いのけ強引に包皮をめくりあげて、
石鹸で激しくこすり洗いしました。
恥垢がこそげ落とされ、鮮やかなピンクの亀頭がみるみる隆起してそそり立ちました。
しかし射精するには至らず部屋へ戻りました。
部屋に戻ると私は約束どおり、彼の前で全裸になり、射精に至るまでを実演しました。
その頃私は痩せており、鏡の前でオナニーをすることが多かった。
感じるたびに躍動する自分のアバラがすごくセクシーに思えて
自分のからだに欲情しながら果てていました。
彼が鏡の代わりに思え、激しくもだえ狂い、ついに達してしまいました。
186 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/08/16(土) 06:44:41 ID:2YAb0fX80
痙攣しながら果てる私を見ていた彼も興奮したらしく、
自分でモソモソと下をいじり出しました。
ですがやはり勃起までには至らなかったみたいで
「やはり男のからだじゃダメか」と思いました。
しばらくして彼は部屋にあったテレビを見はじめました。
夜半になるとその旅館にあるHビデオが見られるようになりました。
すると、彼のものがブリーフの中で勃起してくるのがわかりました。
興奮して、みるみるうちに風呂場で見た巨大さになりました。
私はとっさに「今だ」と思い、彼を畳の上に引きずり出し全裸にしました。
私も同じ姿になり、彼のすごい大きさになった亀頭を指で思いきりいじめまくりました。
彼は「うっ」と呻きました。私も興奮し、みるみる濡れてきました。
彼のからだをなで回し、ついに彼のものと自分のものを
直角に触れ合わせて激しくこすり合いました。
数秒後、彼の亀頭から白濁のいのちが、おびただしく私の胸に放たれました。
彼のからだは力を使い果たしたようにハァハァと波打っていました。
ふたたび興奮した私はその夜、二度目のほとばしりを、彼の胸板めがけておみまいしました。
全身の力をこめ「やあっ」と気合いをあげながら果てると、私もぐったりとなりました。
布団の上を避けて畳のところで果てたので、
あとの始末はティッシュできれいに拭き取れました。
なんともすごいオナニー体験を彼に仕込みましたが、
その後、彼も一人前の男になって今に至っています。
未だに「師匠」なんて呼ばれてますが・・・。
>>181 ここは投下してOKなスレでしょう。
「馬鹿たれ」まで言うのはどうかと思いますよ。
まあ夏ですから‥
夏もそろそろ終わりかな。ほしゅ
「にいさん」っていう呼びかたが好きだ。
昔は「おにーちゃん」って呼んでたりするとなおいい。
うっかり「おにーちゃん」って呼んでしまって恥ずかしくて真っ赤になる弟が見たいぞぉぉ
呼び名で便乗保守。
個人的にはツン弟が好きなので
普段は「おい」とか「そこの阿呆」とか「バカ」ってしか呼ばないくせに
最中に「にーちゃ……っ!」とか、うっかり昔の呼び方で読んでしまって以下同文。
事後、兄に「ねぇ、もう一回”にーちゃん”って言ってよ」とか言われて
「うるせー!バカ!死ね!」とか言っちゃうといい。
ガチムチな兄貴もいいがインテリで物腰が柔らかい兄貴も好きだ。
そんな兄に搦め手で迫られて落ちる弟とか大好物なんだが。
兄「ふふ…どうしたんだい。いつもの威勢のよさはどこへ行ったのかな?」
弟「バッ!兄貴が無駄に色気振りまくから悪いんだろ!」
兄「そんな事を言うのはこの口かな?」
弟「ちょ、顔!顔近いって!」
…エロに繋がらないです…orz
インテリかつクールだと尚更良い。
194 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/09/16(火) 03:34:48 ID:hYNM5BcfO
保守age
自分は、「兄貴」呼びが好きだな・・・
明るいタイプで素直じゃなくて、
今○翼くんみたいなルックスの弟w
従順系とかショタ系よりも、↑みたいなツンデレ系がいい
保守
自分もだ。
出来る兄にコンプレックスを抱いてたりして、兄にはなかなか素直になれないツンデレな弟とかが好きだ。
自分も兄貴呼び好き
というか今まさに萌えているご本尊が兄貴呼びで禿げ萌えているところだw
あと兄弟なのに兄貴や兄さん、とかじゃなくて敢えて名前呼びなのとかもいいな。
>>199ので
弟に化けた偽者(人間なのか他の生物かは自由)が兄に「兄さん」若しくは
「兄貴」と呼びながら誘惑して兄のものを自分の穴へ導こうとするんだけど
兄に「ばーか、あいつはな、俺の事名前で呼ぶんだよ!」と得意気にry
という妄想が浮かんだ
201 :
新板設置について相談中@新板スレ:2008/09/21(日) 11:54:43 ID:j8vZoo5j0
>>200 激しく萌えた
得意げな兄妄想して禿げてしまった
>>198 生だしおっさんだし強面だけどいいですか…?
ちなみに兄貴は弟のこと名前の上一文字の略称で呼ぶ
>>200 自ジャンルの萌兄弟CPの兄には人外の仲間もいるわで、変換したらあまりにハマり役すぎて禿萌えた!
>>204 ごめん、そっちのがよくわからんけど違うと思う…
ちなみに私は自分以外に誰も萌えていないカプスレの433です
最近猛烈に兄×弟に飢えている。携帯で兄弟サイト回ろうとすると、弟×兄が多くて泣けてくるんだ。
数字版も弟×兄が多いみたいだし……(ノд・。)
商業で兄弟と弟兄の見分けがつかず怖くて買えない…
わかる。一応あらすじとかは見てるんだけどね。
商業もチェックしてるんだけど、他ジャンルと比べると少なくて切ない。自分が見かけるのは弟×兄が多くてさ……orz
ねえさんたち、ここはネガなレスするスレじゃないので
萌えネタも置いていっておくれ
周りの大人から「お兄ちゃんなんだから」「しっかりしなさい」
「我慢しなさい」みたいに言われてきて同時に弟への想いを秘めて来た兄
しかしある日弟の誘惑や挑発にいともあっさり乗ってしまい後悔する
展開があると萌える
弟には兄の体に跨って自分の尻を兄の股間のふくらみへ擦り付ける様にして
誘惑・挑発していただきたい
って後半はエロシチュだな、スマン
兄弟で比べられるシチュは確かにいいな。
自分としては出来すぎる兄とごく平凡な弟とかの組み合わせが萌える。
廻りで比べられたりしてるうちに、弟の方が兄の才能に嫉妬してしまったりして気まずくなったり、兄の方も自分が弟の側にいると弟に辛いめに合わせてしまうと考え、次第にすれ違いになってく二人とか、在り来たりかもしれないが好きだ。
ごめん。うまく文章がまとまらなかった……orz
よくわかるよ!萌えるよ!!
その兄の弟の呼び方が○○君とか
君付けだったりすると自分は倍率ドンですよ
ある日、もう我慢できない!って押し倒しちゃえばいいよ
>>210 > しかしある日弟の誘惑や挑発にいともあっさり乗ってしまい後悔する
好き!!
兄は律儀なものほどかわいいよね(*´▽`)
そして弟はツンデレで襲い受けなのがいい
もう、全面的に同意だよ!!
>>195 >>196 自分が今ハマってる兄弟がまさにそんな感じだ
明るくて素直なんだけど、兄貴にだけは素直になれないツンデレ系
>>215 週刊日曜の糸吉 界 師です。弟が主人公ね
兄は優れた術師なのに選ばれたのは弟という関係からの愛憎と、7歳差という年齢、
兄は背が高く弟はちんまいという体格差、全てがツボなんだぜ。しかもツンデレ
16巻〜18巻がお薦めなんで読んでもらえると嬉しい
>>216 ちょw
それ私も好きな作品!!!
萌え〜とか思いながらも、まだ6巻までしか読んでなかった作品・・・
姐さんありがと、続きをそっこう読むよ!!!!
よっしーいいねよっしー
兄貴も変態でとてもいいね
>>217 214=216なんだが…。ちょ、マジで!?素でびっくりだ!
6巻までしか読んでないってのは勿体ない。早く読んでくれ
20巻もお薦めだよ!
兄貴変態ってのよく分かるw
今ハマってる兄×弟カプ…。同志がなかなかいなくて寂しい。
しかも兄が弟を守る為に亡くなって、儚い印象になったから兄受サクル倍増になって
ますます肩身が狭いような…。
でもこのスレ読んで元気出た。姐さん達ありがとう。
220 :
風と木の名無しさん:2008/10/08(水) 15:05:53 ID:TO61F+340
高校生(兄)×中学生(弟)
「ァッ…は、…ぁっ…ひ、…ッ」
ベッドの柱に腕を固定され、俺はあられもないような姿でそこに居た。
根本にはリングをはめられ、前にはローター、後ろではバイブが震えている。
助けを請おうと口を開いても、涙と嬌声で言葉なんて出やしない。
「…あにッ、…ァ、…兄、…貴ッ…ッぁあっ…!」
上から見下ろすような冷たい視線。
兄貴は、口元だけでちいさく笑った。
「も、…ッ…無理、…っ、助け…、ぁああぁあッ…!?」
瞬間、中の振動が強くなる。
脳内が真っ白になる。せせら笑う兄貴の顔も見えなかった。
「…俺が、そんな簡単に許してやるとでも思ってんのか?」
俺の顎に手を当てて、兄貴のテノールが響く。
もう、何も判らなかった。
いつから、こうなってしまったんだろう。
わっふるわっふる!
わ、わっふるわっふるわっふる!
べっ別に
>>220の続きが読みたいなんてちっとも思ってないんだからねっ
…わっふるわっふるヽ(゜∀゜)ノ
はあ?別に続きなんて読みたくねーし。…ま、まあ、書いたんなら読んでやってもいいけど?
別に読みたいわけじゃないんだからな!誤解すんなよバカ兄貴!
わっふるわっふる
>>220 「兄貴、夕飯は?」
二ヶ月くらい、前だっただろうか。
俺等は、普通の兄弟だった。
「んなもん用意してねえけど?」
「はぁ!?兄貴の番だろ、今日」
「お前がこんな遅く帰ってくんのが悪ぃんだろ」
「仕方ねえじゃん、部活の後補修やらされたんだから」
ふざけんな、どうすんだよ、とぶつぶつ呟けば。
隣で、兄貴がさもおかしそうに笑っている。
「…何だよ」
「いーや、見事に引っかかりやがったな、と思って」
「…、…この糞兄貴ーッ!」
理解するまでに一瞬ブランクを置いてから、
近くにあったティッシュ箱を本気で兄貴に投げつける。
「飯なんてとっくに出来てるっつの。
台所の鍋ん中だ、勝手に取って食え」
「…何?」
「シチュー」
俺の好物じゃん、と立ち上がろうとして。
「兄貴、まだ食ってねえの?」
「俺は後ででいい」
「んだよ、一緒に食おうぜ」
仕方ねえな、と兄貴が席を立つ。
2人で台所に向かって、ソレから一緒に夕飯を食べて。
何処も、おかしいところなんてない。
どこにでもいるような、ちょっと仲が良いくらいの兄弟。
それが、俺等だった。
俺等に、両親は居ない。
俺が本当に小さな頃に2人とも死んだ。
それから、俺はずっと兄貴と2人だった。
兄貴は、頭が良くて、一年にも関わらず運動神経は学校一で。
顔もスタイルも凡人以上だし、性格を除けば非は打てないだろう。
対して俺は、運動神経の良さだけは自負できるものの、
成績はお世辞にも良いとは言えないし、
運動神経以外の長所があるとも言い難い。
自慢の兄貴、ではあるものの。
やっぱり、羨ましかったし、妬ましくも思っていた。
俺はいつでも兄貴と比較されて育ってきたし、
同じ親から生まれた筈の兄弟なのに、
諸々のパラメーターは殆どが兄貴に割り振られているようで。
ずっと世話をしてきてくれた兄貴を、憎むなんて出来るわけがないけど。
何となく、劣等感を持っちまうのも仕方ねえと思うんだ。
兄貴の事は、普通に好きだった。
決して嫌いじゃなかったし、良い兄貴だと俺の中では思っていた。
だけど、それでもほんの少し、距離を置いちまってたのかな。
気づいたときには、遅すぎた。
悪夢が始まったのは、それからだ。
あの日、夜中になるまで兄貴は帰ってこなかった。
携帯にメールも入れたし、電話もした。
それでも、連絡が付かなかった。
まさかこんな時間まで学校に居るわけじゃないだろう。
帰ってきた形跡もないし、一体どうしたんだろうかと。
帰ってきたときには、もう11時を回っていた。
ドアの開く音と同時に、兄貴がふらっと玄関に現れる。
「兄貴ッ」
とろんとした目に、赤みを帯びた頬。
相当飲んできてるな。
これが、兄貴の悪い癖だ。
未成年にも関わらず、たまに先輩達の家で酒飲んで帰ってくるんだ。
こんなに遅くなったのは、初めてだったけど。
「あーにーきっ、今何時だと思ってんだよッ」
兄貴の前に、仁王立ちになって立ちふさがる。
兄貴は俺をひと睨みしてから、「煩ぇ」と呟いて部屋に戻ろうとする。
「おい、待てよっ!人の話聞きやがれっ…」
横を過ぎ去る兄貴の腕を掴もうとした。
その途端、胸に鈍痛が走る。
状況を理解する前に、息が詰まって身体の力が抜ける。
兄貴の掌が俺の胸を壁に押し付けていた。
離れようと藻掻くけど、兄貴の腕力に敵うはずもない。
どうやって逃げよう、と考えを巡らせているときだった。
――不意に、兄貴の身体が覆い被さってきて。
視界が真っ暗になった。
わっふるわっふる(゜∀゜)
続きキテター(゚∀゚)!!!!
ありがとう!!GJ!そしてわっふるを要求する!
わっふるわっふる!
これは…なんたる焦らしプレイ
わわっふるぅぅ!
激しく萌えた!続き期待です
>>226-227 ツヅキマダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン
連投が忍びないなら棚に投稿してほしい、いやお願いします
続きめっちゃきになってわっふるわっふるが止まりません
やべぇ、自分のツボをピンポイントで押さえた兄弟に禿萌えたww
わっふるわっふるww
わっふるわっふる
弟「もうっ・・・もう挿れて・・・っ」
兄「・・・挿れて欲しいのか?何挿れて欲しいんだ?」
弟「レス・・・っ、レスいれて・・・」
兄「じゃあこう言ってみな、兄×弟のネタレス挿れてくださいって、
兄×弟のいやらしいネタレス挿れてくださいって、
ちゃんとそう言えたら挿れてやるよ」
弟「兄×弟のいやらしいネタレス挿れてください・・・書いてください」
兄「よし挿れてやる・・・」
「・・・・・・入ったぞ、兄×弟のいやらしいネタレス入ったぞ・・・
気持ち良いか?」
弟「うん・・・気持ち良いよぉ・・・」
兄「どこが気持ち良いんだ?・・・ほら言ってみな、
お前の口でちゃんと言ってみな、ほら」
弟「スレが気持ちいよぉ・・・」
兄「このスレに何が入ってるんだ?言ってごらん」
弟「あ、兄×弟の・・・いやらしいネタ・・・」
大昔どこかで拾ったコピペを改変でホシュ
いやらしいのだけじゃなく、ほのぼの仲良しネタもわっふるわっふる
>>236 ちょwww
ほのぼの仲良し兄弟イイ!
「○○兄弟のとある休日」朝、一緒のお布団で目覚めて
一緒のちゃぶ台で朝食、その後は掃除・洗濯・・・と、いい年した男二人が
一日中一緒の部屋で過ごしてる描写がある話が読みたい。
ひたすら平和でひたすらのんびりまったりが良い。
ツンデレ弟受けが至高!! って、最近思う
兄受けも好きだけど、弟のほうが体格が大きいパターンはあんまり好きじゃないな
兄は兄らしくいてほしい
自分は兄×弟、弟×兄どっちでもいけるけど、本命はツンデレ弟受な兄×弟が好きだ。
>>240 (・∀・)人(・∀・)ノ☆ ナカーマ
ナ/ル/ニ/アとか好きだよ!!
ここは兄×弟専スレなので、逆はご遠慮ください
お願いします
兄受けも鋤とかどっちもいけるとか言わなくていいです
>>242 まあまあ、とどのつまり兄×弟スキーなら一緒に楽しめていいじゃまいか。
>>237に触発されて、フヅオカフジマキ風中年普通オサーン兄弟の休日風景、投下します。
(あの二人って兄弟じゃないんだけど初めて見た時勘違いしてた)
目が覚めるとカーテンの隙間から高い青空が見えた。
そして、遠くから聞こえる低く微かな洗濯機の駆動音。
薄い布団の中で緩慢に手足を伸ばして隣に誰もいない事を確認し、兄はのっそりと起き上がった。
乱れた寝巻き代わりの作業衣の襟を正し、障子を開けて年季の入った縁側の板を踏みしめる。
かつて両親と子供二人、家族四人で暮らしていた平屋は今では二人だけのものになっている。
老後の為の長年の貯蓄成果で更に郊外の広い家へと移り住んだ両親に「いずれどちらかが家族を持ったら住みなさい」とあっさり明け渡されたここでは、未だ独身の冴えない男二人がつつがない日常を送っている。
縁側の果てで、二槽式の洗濯機から脱水済の縺れた衣服を引っ張り出そうと悪戦苦闘している弟の姿を兄は見つけた。
「お、兄貴、おはよう」
「ああ、おはよう」
素っ気無くてもお互い全く気にしない挨拶を交わし、洗濯籠から零れ落ちそうな量の服を兄は拾い上げにかかる。
そのまま軒先に出しっぱなしの健康サンダルを突っ掛けて庭に出て、干す作業を手伝った。
朝の風は秋のせいか乾いて、涼しくて、短い作業衣の下穿きからはみ出した向こう脛を撫でていく。
板塀に囲われた狭い庭はそれでも都内では二十三区外とはいえ恵まれた持ち物と言えるだろう。
目を上げると、すぐ近くに建ったばかりの高層マンションのベランダが映った。
そこで目を引くのは色とりどりの子供服と小さな布団。何故こんなに密度が高いのかと思う程にカラフルでせせこましいそれらの並びが、洗練されたデザイン建築の中でアンバランスな程にそれぞれ自己主張している。
視線を落とし、自分達が居る庭と手元にある洗濯物を見た。
大半が安売りの量販店で買った下着、シャツ、ズボン、靴下だ。地味な色で擦り切れた生地は生活臭をこれでもかとばかりに主張していて、土が剥き出しの足元と嫌になる程似合っている。
「なあ、」
洗濯竿の空きを雑巾で拭いながら、兄は声を掛けた。
「うん?」
「お前、いつ結婚すんだよ」
籠の底に最後に残ったシーツを広げながら、弟は答えた。
「んー、めんどくせえな」
そして二人で一枚のシーツを持ち、皺を広げてから竿に掛け、丁寧に洗濯挟みで止める。
「そうだな、確かにめんどくせえな」
真っ白、と言うには洗っても漂白してもなお微かに黄ばんだ使い古しのシーツは、緩やかな秋晴れの下に揺らめいた。
なんでもなさすぎてスマセン。こういうの大好きなもんで。
>>243 そういうの無し下しにすると逆をいきなり投下されたりするからなー
1スレ目も逆ならいいのにとか書き込む人いたし
GJっす
日常描写萌え
間違ってないと思うし気持ちもとっても分かるんだけど、
あんまり過剰反応しても逆にそれが荒れる火種になりかねないし
数レスぐらいならスルーしたほうがいいと思うんだ
テンプレに書いてあるのに延々とスレ違いな話題を引っ張る人なんてそういないさ
最近過疎りまくってたけど、少しずつ投下とか増えてきてて嬉しいわー
兄弟ってなんであんなに萌えるんだろう…。自分は義兄弟より血兄弟の方が尚更萌えるんだけど、やっぱり逆に義兄弟だからいい!といい人もいるんだろうか。
>>247 ストーリーによるかな
血が繋がっているからこそより背徳感が大きくなるというやつと
たとえ血が繋がっていなくとも&血の繋がり以上に濃いものが云々とか
どちらも大好物です保守
かつては兄弟どころか近親相姦もの全般に食指が動かなかったのだが、
BLGの仮面(要英訳)で双子兄弟にすっ転んでからオールオッケーにまでなってしまった。
例えば食べ物の好みでも「それまで特に好きでも無かったけど、一度めちゃくちゃ美味しい品を食べたら
好物になった」という事がある様に。
皆さんもそういうのありませんか?兄弟モエに目覚めた最初の切っ掛けとか。
もともと好きだったなー
気がついたら、選んで読むBLは兄弟ものばかりだった、みたいな
252 :
風と木の名無しさん:2008/11/25(火) 04:10:42 ID:kwZVyfHqO
保守
自分の兄弟もえ(あえて平仮名)の片鱗は、多分某戦隊モノだ
ヤンデレ兄×病弱弟の厨電波を受信しますた。
長い&殴り書きスマソ。
ショタ注意。
「…お兄ちゃ…ひっ…あっ…」
甘い、脳幹を揺さぶるような濡れた声。
ジャラジャラという耳障りな金属音。
私が、弟が動く度部屋に響く木の軋む音。
「お願い…助け…て…お兄…」言葉を遮るように深く抉れば甲高い悲鳴が上がる。
いつからこんな風に狂った時間を過ごすようかなったのだろう。
どうしてこんなことになったのだろう。
私と弟の生まれた家は地位や名誉、財力には恵まれていたがお世辞にも暖かい家庭とは言えない所だった。
一回り離れた弟は昔から病弱だっため、季節の変わり目には必ず体調を崩した。
だが母親も父親もそんなことには無関心だった。
家族を省みない両親に変わり、私が付きっきりで看病をしていた。
その度に弟は手を繋いで欲しいと私にせがんだ。
私は優しく、しかししっかりと手を握ると弟は安心したように微笑む。
そして額にそっと口づけしてやると少し乱れた呼吸で
「おにいちゃん、だいすき」
と最上の笑みをたたえ囁くのだ。
私も愛していると告げれば弟は上気した頬を更に少しだけ赤らめ、ゆっくりと眠りにつく。
酷く冷めた家で弟はまさに木漏れ日のような存在だった。
無垢な笑顔で、純粋すぎる心で私を慕っていた弟。
私が弟のためにどんなことでもすると決意したのは、至極当然のことだったろう。
永遠に弟を守ろうと、私は誓った。
私と弟を突然の離別が襲ったのは私が18の時だった。
不自然に相次いだ両親の死、そして醜い相続争い――
優しい弟は屑のような両親の死にも心を痛め、毎晩私にすがっては、泣きじゃくった。
だが不躾で穢らわしい血縁どもは悲嘆に暮れる弟の気持ちなど構わずに
骨肉の争いへ私たち兄弟を引きずり込んだ。
結果愚かで無力な子供だった私は弟を守りきれず、私は海外の全寮制の大学に入学させられ、
可哀想な弟は血縁の家に引き取られることになった。
「おにいちゃん、いかないで。おにいちゃん!」
別れ際そう泣き叫んだ弟の悲痛な面持ちが、声が。
私の心を酷く苛んだ。
時は過ぎ、私は25になっていた。
大学を卒業し、自立してから私は私と弟を引き裂いた全ての障害を排除しようと躍起になっていた。
この7年、その為だけに金も地位も権力も手に入れた。
愛しい弟と再び暮らすために。あの穏やかな時間を取り戻すために。
私は必死に奔走した。どんか汚い手も、おぞましい手も厭わしない。
あの子を取り戻すためなら――
果たして、願いはかなった。再び出会った時には弟は随分大きくなっていた。
舌足らずな話し方も随分治っており、私の腰辺りにあった頭は今では胸の辺りにある。
反面、華奢な体つきや、透き通るくらい白い肌はあの頃の面影を 残している。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、逢いたかった…――!」
弟は私の腕の中でわんわんと泣いた。
寂しかった、恋しかったと何度も訴えた。
私はそんな弟の頭を撫で、かつてそうしたように額に口づける。
弟は一瞬驚いたようだったが、頬を赤らめにこりと微笑んだ。
弟は変わった。
身体も少し丈夫になり、学校にも通えるようになっていた。
何人か友人も出来たようだ。私と二人でいるときもよく彼らの話をする。
また私が知らないことも増えていた。例えば、作文で賞をとったこと。
例えば、ピアノを習い始めたこと。
――例えば、同級生に告白をされた、こと。
かつては知らないことなど無かったのに。
再び共に過ごすようになってから私の知らない弟の部分が目につくようになった。
考えれば当然のことだ。
私という存在は弟の人生の半分以上において存在していなかったのだから。
単純に考えてしまえば、弟の人生において私以外の存在が占める割合が
私の占める割合以上でもおかしくはない。
私が知らないことも、知っていることより多くとも不思議ではない。
ああ、なんて忌々しい、不快なことなんだろう。
反吐が出る。
弟が熱を出した。
寒い中友人と遊んでいた無理が祟ったらしい。
薬は飲ませたものの、まだ苦しそうに胸を上下させていた。
時おり薄く開ける瞳は潤んでおり、私にすがるような眼差しを向けてくる。
弟は私に側にいてほしいと、遠慮がちに頼んできた。断るわけもなく、私はかつてのように弟の傍らで世話をする。
そんな私に弟は少し躊躇った後、おずおずと手を伸ばしてきた。
「お兄…ちゃん…あの…手、つないでくれる…?」
少し怯えたように乞う姿は、かつて私を無邪気に慕っていた弟のそれとはは違っていた。
そんな風に距離を置いて私と接しなくてもいいのに。
その事実は私をこの上なく苛立たせた。
そして苛立ちは弟の一言で頂点に達することになる。
「あのね、明後日もね、友達と遊ぼうって約束してるんだ。熱…早く下がるといいなあ…」
穏やかな笑み。
最愛の弟は私と二人きりでいるのに、私が知らない、私以外の人間の話をこの上ない微笑みを浮かべてしている。
許せない。
許せない。
許さない。
弟は渡さない。
弟は、私だけのものだ。
弟は全く私を疑わなかった。
シャツのボタンをはずすのも、いつものように着替えをするため。
胸や首筋に口づけるのも、腹や太ももを撫でるのも単なるスキンシップ。
そう思っていたようだった。
実の兄に組みしかれ、無理矢理女のように犯されるなど、露ほどもも考えていなかっただろう。
それから弟は高熱などの体調不良で三日間寝込んだ。
その間弟は医者に任せきりで、私が弟の元に足を運ぶことはなかった。
私の下で喘ぎ、綺麗な涙をぽろぽろとこぼしながら弟は言った。
どうしてこんなことを、と。
私は答えず弟を乱暴に突き上げ、己の欲を中に吐き出し、汚し続けた。
四日目の夜、使用人の一人が弟からの言付けを私に伝えた。
どうしても会いたい。
それだけだった。
私はそれを無視し、自室のソファで読みかけていた本のページを繰った。
空の月が傾きかけた頃、ドアの向こうから衣擦れの音こちらに向かってきた。
微かに震えた呼吸も聞こえる。ゆっくりとドアノブが回されると、細い人影が倒れ込んできた。
「お兄ちゃん…」
それは紛れもなく弟だった。
真っ赤に泣き腫らした瞳は恐怖で歪み、シーツを羽織った肩は小さく震えていた。
私は内心脅えていた。
弟からどんな残酷な審判を下されても、私にはそれを受け入れるしかないのだから。
私は床に倒れ込んだ弟の側に行くでもなく、抑揚の無い声で何をしにきたのかと問いかけた。
弟はビクッと身体を震わせたが、少ししてから泣きながらこちらに這いずってきた。
「お兄ちゃん…お兄ちゃん…お兄ちゃん…」
喉から漸く絞り出されたであろうか細い声。
あまりにも痛々しい声に普通の人間にならすぐに駆け寄るだろう。
だが私は黙ったまま、椅子に腰かけていた。
いや、足がすくみ、そうする他できなかった。
弟はなおも私の元に這いよってきた。
「ごめんなさい…ごめんなさい…いい子に…してるから…だからお願い…お兄ちゃん…許して…」
何度も何度も発せられるのは謝罪の言葉。
私は混乱した。罵倒されこそすれ、まさか許しを乞われるとは。
やっと私の足元に辿り着いた弟はまるで跪くような格好で私を見上げた。
「何でも言うこと聞くから…お願い…いい子にするから…僕のこと嫌いにならないで…捨てないで…」
その時初めて、もしかしたら純粋すぎる弟は犯される意味すら知らないのではないかという思考に至った。
強姦されたのも、手酷く折檻されたとしか認識していないのかもしれない。
そうでなければ弟が贖罪を願う罪人のように私にすがる理由が説明できない。
私はおかしくておかしくて堪らなかった。
弟を汚し、これ以上無いほど傷つけた。会えば罵られ、私のもとから離れていくものだとばかり思っていたのに。
今私に棄てられれば弟は何も頼るものはない。
弟は私の庇護を受けられなくなることを恐れ、私に赦しを乞うているのだ。
でなければ納得がいかない。
そうだ。きっと初めからそうだったのだ。
何年も前に別れた兄に、弟が無償の愛情を抱くことなどなかったのだ。
愛や信頼ではなく、ただ私の――
ああ、なんて憐れで滑稽なのだろう!
私は何度も謝罪する弟の唇を奪うと横抱きにし、私のベッドにそっとおろした。
ベルトを外し、弟の手首を戒めると乱暴にシャツを破りまだ凌辱の痕が消えない肌を露にする。
弟はかちかちと歯を鳴らしていた。
「――どんな言うことも聞くんだろう?」
自分でもぞっとするほど無慈悲な声でそう告げる。
弟は泣きながら力なく首を縦に振った。
「いい子だ。精々私の機嫌を損ねないよう、はしたなく媚びるんだよ。」
弟は沈黙の後小さく、はい、とだけ答えた。
弟視点も投下しておkならまた投下させてください。
長々とすみませんでした。
久々に来たら大作キテターーーー
ワクワクテカテカ(AAry)しながら続き待ってます
わっふるわっふる(´∀`≡゜∀゜)
ありがとうありがとう!
弟視点も是非投下してください。全力でわっふるする!
わっふるおいしく頂きますた。
しかし弟もヤンデレになった件。
それでもおkならどうぞ↓
小さい頃僕はお兄ちゃんとずっと一緒にいた。
お兄ちゃんは僕よりうんと大きくて、たくさんいろんなこと知ってて、
すっごく優しくて、とってもかっこよかった。
お母さんやお父さんはあんまりお家にいなかったけど、お兄ちゃんはいつも
笑って僕とおしゃべりしてくれたり、遊んだりしたりしてくれだ。
だから、僕は全然寂しくなかった。
僕が熱を出したりして寝込んでも、おでこのタオルを代えてくれたり、
お着替えをしてくれたりしてくれた。
でも僕が一番嬉しかったのは、お兄ちゃんがずっと僕の手を繋いでいてくれたこと。
お兄ちゃんの手は大きくて、僕のちっちゃな手はすっぽり包まれるから
僕は何だかすごくほっとした。
そのうちうとうとしてると、お兄ちゃんはおでこにキスをしてくれてる。
「ずっと傍にいるからね。何にも心配しないで、ゆっくり眠って。」
僕は嬉しくて思わず笑ってしまう。 お兄ちゃんも笑って、
「――俺も、愛してるよ。」
と言ってくれた。
僕はお兄ちゃんがすき。
お兄ちゃんも僕がすき。
すっごく嬉しくて、すっごく幸せだった。
でも幸せはずっと続かなかった。お母さんとお父さんが急に死んじゃって、
僕は何が何だかわからなくなってしまった。
ベンゴシさんや会ったことの無いおじさんやおばさんがいっぱい来て土地が
どうとか、コウケイシャがどうとか、いっぱい話をしていた。
でも僕はお母さんとお父さんが死んじゃったことで頭がいっぱいで、
何にもわからなくて、ずっと泣いていた。 そんな時もお兄ちゃんは傍にいてくれた。
僕をギュッて抱き締めてくれた。
「大丈夫。何とかするから。お前は何も心配しないでいいんだ。
大丈夫だから。」
何度も何度もお兄ちゃんはそういって頭を撫でてくれる。
僕はお兄ちゃんがそう言うんだから、絶対に大丈夫だって思ってた。
でも、ある日突然お兄ちゃんと僕は別々に暮らさないといけなくなった。
僕は知らないおばさんとおじさんの家の子になるんだよって言われて。
僕はお兄ちゃんに何度も何度も僕を置いてかないで、ひとりにしないでって頼んだのに…
お兄ちゃんはひとりだけで知らない国に行っちゃった。
おじさんとおばさんにどうしてお兄ちゃんは行っちゃったのって聞いたら
「あなたのお兄様はあなたを棄てたのよ。」
「そう、君はお兄さんにとって邪魔だったんだよ。でも大丈夫。私達が君の面倒をきちんと見るから。」
そんなの嘘だ。絶対信じない。信じたくないよ。
お兄ちゃんは僕のことすきって言ってくれたんだもん。
ずっと僕の傍にいてくれるって言ったもん。
僕はいっぱいいっぱい泣いた。涙が無くなっちゃうかと思う位泣いたと思う。
でもお兄ちゃんは帰ってきてくれなかった。
おじさんやおばさんはお兄ちゃんが僕のことを棄てたって言った。
邪魔だから、きらいだからって。
僕はなんでお兄ちゃんが僕をきらいになったのか一生懸命考えた。
僕が泣き虫だから?僕がいっぱい病気するから?僕がいうことちゃんと聞かなかったから?
僕がいい子にしてなかったから?
いっぱいいっぱい考えた。いっぱいいっぱい考えたら、僕はとっても悪い子だったんじゃないかって思った。
だからお兄ちゃんは僕のこと置いていっちゃったんだ。
僕はまた泣きそうになった。
でもぐって我慢した。泣き虫はダメだ。お兄ちゃんにきらわれちゃうから。
頑張ってダメなとこはなおさなくちゃ。
またいつかお兄ちゃんに会えた時、ちゃんといい子になって、またお兄ちゃんにすきになってほしいから。
だからお医者さんの言うことを聞いて身体を元気にしようってした。
大変だったけどお外に出て運動するようになった。
おじさんやおばさんの言うこともちゃんときいた。
宿題もちゃんとやって、嫌いなピーマンもニンジンも食べるようになった
それから毎晩毎晩、神様にいい子にしてるらお兄ちゃんに会わせてくださいってお願いした。
どんなことでも言うことききます。いい子にしてます。
だからお兄ちゃんに会わせてください――。
お兄ちゃんのいない誕生日も七回目になった頃、神様が僕のお願いを聞いてくれた。
やっと会えたお兄ちゃんはすっごくかっこよくなってた。
お父さんみたいなスーツを着てて、顔も俳優さんみたいにきりっとしてた。
我慢しなきゃいけないのに、僕はあんまり嬉しかったから思わずお兄ちゃんに飛びついて泣いてしまった。
お兄ちゃんは
「俺も会いたかったよ。今までごめんね、本当にごめん。」
ってずっと謝ってた。僕はふるふるって頭を横に振った。
お兄ちゃんのあったかい腕でギュッてしてくれて、僕は幸せすぎて死んじゃってもいいって思った。
お兄ちゃんと新しい生活は初めてのことばかりだった。
大きなお屋敷は映画で見たような豪華な所で、目がチカチカした。
応接間にはふかふかのソファーと立派なピアノが置いてあって、
うずうずした僕はお兄ちゃんが良いよって言わないのにピアノに触ってしまった。
「…ピアノ、弾けるようになったのか?」
僕がそうだよって答えるとお兄ちゃんは何だか暗い声で
「そうか…」
ってだけ答えた。その時はっとした。勝手にピアノを弾いて、
お兄ちゃんは怒ってるんじゃないかって思ったからだ。
いい子じゃないときっとまたお兄ちゃんにきらわれちゃう。
僕は怖くなってすぐに椅子から降りて、お兄ちゃんに謝った。
もうきらいにならないでほしいから。
僕はお兄ちゃんにいっぱいお話をした。学校のこととか、友達のこととか、昔の思い出のこととか。
僕のことをお兄ちゃんにいっぱい知ってほしかったから。
今まで一緒にいられなかった分、たくさん僕をお兄ちゃんに知ってほしかった。
お兄ちゃんにまた僕のことをすきになってほしい。
「…そうなんだね。会わない内に、随分色々変わったな。」
お兄ちゃんは笑って聞いてくれた。それから僕はお兄ちゃんのこともたくさん聞いた。
だいすきなお兄ちゃんのこといっぱいいっぱい知りたかったからだ。
もっともっとすきになりたかった。でもお兄ちゃんはあんまりたくさん話をしてくれなかった。
「お前の話を続けなさい。俺のことは構わないから。…俺はお前のことは何も知らないからね。」
その声がちょっと怒ってるように聞こえて、僕は悲しくて、怖くなった。
また、きらわれちゃったのかな?ずっと僕ばっかりおしゃべりしてたから。
そんな風に考えた。だからお話はちょっと少なくした方がいいのかなって思った。
いい子でいたい。お兄ちゃんにきらわれたくない。
だから僕はお兄ちゃんにお話するときはお兄ちゃん大丈夫かなって
様子を見てから、ちょっとだけお話するようにした。
お兄ちゃんの誕生日がすぐそこに来たとき、僕は熱を出した。
前の日に友達と遅くまで街でお兄ちゃんへのプレゼントを探していたからだ。
いつもやさしいお兄ちゃんにありがとうがしたくて、いろいろ迷ったけど結局何を買うか決まらなかった。
身体か重くてぼーっとしてしまう。
せっかく計画も立てたのに。プレゼントを買って、カードを書いて。
それからお兄ちゃんにおめでとうって渡すんだ。きっとお兄ちゃんも喜んでくれる。それなのに。
水曜日には友達ともう一度一緒にプレゼントを買いに行こうって約束までしたのに。
これじゃあ週末の誕生日にまにあうか分からない。僕はしょぼんとしていた。その時、急にドアが開いた。
「大丈夫か!?」
その声は紛れもなくお兄ちゃんのだった。
「昨日あんなに遅くまで出歩くから…!お前は身体か弱いんだから気を付けなさいと
何度も言っただろう!」
お兄ちゃんはとても怒ってた。また僕はお兄ちゃんの言うことを破ってしまったみたいだ。
いい子にしてようって決めたのに、お兄ちゃんに会ってから僕は悪いことばかりのしてる。
僕はなんて悪い子なんだろう。
僕はとても落ち込んだ。
泣くのは我慢できたけど、胸の辺りがきゅってなって、息がもっと苦しくなった。
そうしたらお兄ちゃんは慌て
「どこか苦しいのか?横になりなさい。すぐ薬を持ってくるから。」
って僕のほっぺを撫でてくれた。
僕は首を振って大丈夫だよって言った。
やっぱりお兄ちゃんは優しい。悪い子の僕のことも心配してくれる。
…僕はとっても悪い子だから、優しいお兄ちゃんにわがままを言った。
傍にいて。
手を繋いで、って。
「大丈夫だよ、もうお前を一人きりになんてしないから。」
…ごめんなさい。お兄ちゃん。
昔みたいにお兄ちゃんと手を繋いでいられるのが嬉しくて、気持ちよくて、とっても安心した。
しばらくすると何だか身体の調子まで良くなった気がして、僕は半分夢の中にいるみたいになった。きっとこれなら明日は元気になれるはずだ。
そしたら明後日の約束もちゃんと守れる。お兄ちゃんにプレゼントをあげられる。本当に良かった。
「――そう、話すのか。」
ぼーっとしている内に何にか変なこといっちゃったんだろうか。
「…お前は俺といるのに、そうやって笑いながら、俺以外の人間の話をするのか。」
下を向いてるお兄ちゃんの顔は見えなかった。もしかして泣いてるのかなって思ったけど、
すぐに顔を上げたお兄ちゃんのほっぺは乾いていた。
僕はちっとも働かない頭のまま、お兄ちゃんを見てた。
パジャマのボタンをがゆっくり外してくれる。
お着替えさせてくれるんだ。
僕は目を閉じてじっとしていた。
お兄ちゃんがちゅって身体じゅうにキスしてくれた。
何だかくすぐったくて、変な声が出ちゃったけど、お兄ちゃんは全然気にしなかったみたいだ。
「…愛してるんだ。」
お兄ちゃんがそう呟いたのが聞こえた。
僕もお兄ちゃんのこと、だいすきだよ。
何でこんなことになっちゃったんだろう。
あの日、僕が悪い子だから、お兄ちゃんはとっても怒った。
それから何日か後のお兄ちゃんの誕生日、せめてごめんなさいを言おうと思って、お兄ちゃんの部屋に行った。
身体中痛くて、すごく気持ち悪かったけど、頑張って行った。それから何度も何度も謝った。
きらいにならないで。
もうどこにもいかないで。
ひとりにしないで。
お兄ちゃんはいいよって言ってくれた。何でも言うことをきけば、一緒にいてくれるって。
それからずっとお兄ちゃんは僕の傍にいてくれる。
でも僕にいっぱい恥ずかしいことをさせるようになった。
お兄ちゃんのを気持ちよくなるまで舐めさせたり、出てきた白いのを全部飲ませたり。
この前はお兄ちゃんが見てる前で、ちゃんとイくまで自分のアソコを『おもちゃ』で弄らされた。恥ずかしくて死んでしまいたい。
でも言うことを聞けばお兄ちゃんはずっと一緒にいてくれる。
だからお兄ちゃんが僕にする痛いことや気持ちよすぎて辛いことも全部受け入れた。
いつも優しく繋いでいてくれた僕の手には、今重たい鎖が巻き付いてる。
血が出て痛い。お兄ちゃんをぎゅってしたいのに手が動かない。
あの日から僕が手を何度伸ばしても、お兄ちゃんは手を繋いでくれなくなった。
あったかい手の変わりに、冷たい革のベルトや鉄の鎖でぎゅって縛られる。
もうお兄ちゃんは小さいころみたいに手を繋いでくれない。
それはとてもとても悲しいことだけど。 それでも僕はお兄ちゃんと離れたくない。
「お兄ちゃん…お願い…きらいにならないで…一緒にいて…」
僕の唇にキスをしながら、お兄ちゃんは言ってくれた。
「ああ、愛してあげるよ。お前がいい子なら、ね。」
僕はお兄ちゃんがすき。
お兄ちゃんも僕がすきだとしたら。
それはきっと幸せなんだと思う。
普段絵描きだからgdgdだ。
お目汚し&駄文スマソ。
274 :
風と木の名無しさん:2008/12/01(月) 11:07:42 ID:t6Y6RtAIO
あーマジッ○ブレ○ドいらないのに欲しくて欲しくて堪らない。
絶対いらないし絶対買えば後悔するのにつみれとか自家製ふりかけ
作りたい衝動に駆られまくりんぐ。
こんなときめきカツコンツァ○プロ以来だ。
カツコンツ○ープロ戸棚にしまいっぱだ。
どうすっぺ。
あああごめんなさい誤爆の上ageちゃった
ごめんなさい!
>>264 GJ!!!!!!!!!
すれ違い両想いが切ない!健気弟もかわいいなチクショウ!ごちでした!
>>273 これはとてもいいものだ(*´Д`)ハァハァ
制服のネクタイが解かれる、しゅ、という柔らかい音が、なぜかやけに大きく聞こえた。
俺は兄貴の言った意味を必死で考え、だが解らずに混乱した。
混乱したまま、ちょっと待てだか、どうしたんだとか口走る隙に、身体の前で手首が拘束される。
「おい、なにしてんだよ兄貴!」
「なにって、縛ってんの」
そんなことは見れば解る。
毎朝自分の手で締めて、毎晩外している紺色のネクタイが、兄貴の手で俺の手首の自由を奪っている。
用途が違う。
それは明白だが、兄貴は兄貴でそうやって使うのが当たり前といった面をしていた。
ことの発端は、ひどく幼稚な会話だったように思う。
2つしか離れていないのに、普段から俺をガキだガキだと軽くあしらう兄に、俺はいつものようにガキじゃない、と食ってかかった。
よくある日常。ガキと言って馬鹿にされたことに過剰に反応するのが、ガキの証拠だと諭されて、俺はふてる、筈だったのに。
誕生日を迎え、ひとつの差を詰めたという事実が俺の気を大きくしたのだろうか。
「ガキガキっつう兄貴の方が、よっぽどガキなんじゃないの?」
などと、不必要なほど厭味めかして言ったのが良くなかったのかもしれない。
兄は長い長い溜息をついたあと、椅子からゆっくりと立ち上がって、ドアの前に仁王立ちしていた俺との距離をつめた。
そして言った。
「ガキだから手加減してやってたんだけどな…。流石に、んなこと言われたら黙ってねえよ」
そこで冒頭に戻るのだ。
逃げようにも、背中には壁。
縛られた手首を更にがっちりとホールドされ、手が駄目なら足だと思う前に爪先で軽く払われた。
バランスを崩した拍子に、兄貴が引っ張る。
俺はフローリングの床の上へあっけなく横倒しになり、したたかに身体を打ち付けた衝撃で一瞬息が詰まった。
「ってえな…!」
噎せながらも、悪態をつくのは忘れない。
いちいち対抗心を燃やす、だからこそのガキっぽさ。
ただ、それを自分でうまく諫められるなら苦労はしないのだ。
どういうわけか、床に倒れ込んだ俺の上に乗り上げた兄を見上げ、今更自分の口数の多さと軽さを後悔し始めた。
「なんだよ、どけって!」
「はいはい、いい子はちょっと静かにしてな」
無駄だろうがなんだろうが、抵抗せずにはいられない。
喧しく喚き散らす俺の口を、兄貴が塞ぐ。
「んんっ!?…!」
なぜ口を塞ぐのに口なのか。
これではまるでキスだ。いや、まさしくキスだ。
例によって悪口を吐こうとしたら、その隙間から兄の舌が滑り込んできて、器用に俺の舌を捕まえた。
「…んぅ、んっ…」
キスをされるとは、根性が曲がった兄であるとはいえ流石に思いもよらず、とりあえず俺は逃げを決め込んだ。
兄貴相手に逃げてたまるかという気持ちがないではないが、それどころではない。
兄貴は兄貴でしかも男で、弟である俺とキスとはどう考えてもおかしいだろう。
しかし、やはり兄は兄。
逃げ出した俺の舌を簡単に見過ごすような優しさは、それこそ微塵もない。
手で顎を固定した上、口内を散々舐め尽くしたあとで、糸でも引きそうなくらいたっぷりの余韻を残して、漸く離れた。
「は、…っ」
キスの間、満足に呼吸することも許されず、開放されてから肩で息をする俺を見下げ、兄貴は言った。
「悪い子はお仕置きされるんだよ。覚えとけ」
わっふる!!わっふる!!
ここ最近豊作で嬉しい。職人さんありがとう。
つ わっふる
なにこれ、超わっふる!
自分好みの、兄弟キタ━━━━(゜∀゜ )━━━━!!
わ・・・
_ ∩
( ゚∀゚)彡 わっふる!わっふる!
⊂彡
素敵な職人さん方乙!
いい補給になりました。
某海外ドラマ(マイナー作品)見てて妄想したよ!
真夜中をまわった頃だろうか。いつものメンバーで飲んでいたとき。少しその日はピッチが早かった。
「おい、今日はどうした?やけに飲むじゃねえか。」
そう言って空気の読めない馬鹿が喧嘩を売ってくる。
「やめろよ。どーせアレだ、今日は“上の”がくっついてないからご機嫌ナナメなんだろ。」
「ったく、お前はいつまでもガキだな。なんなら次はホットミルクでも出そうか?」
便乗した奴らもどっと笑いこける。耳障りなことこの上ない。
「うるせえ、アホ。俺一人で何が悪いってんだよ。このタコが。」
悪態をついてみるものの酔っぱらいには効果はなく、逆に更なる笑いを誘う。
こうなったら何をしても無駄だ。酒の肴として今日は弄られ続けるしかない。
「お前ンとこはいっつも二人セットだからなあ。だからお前、この前女に振られたんだろ?
『私とお兄さんどっちが大切なの!?』ってな具合にな。」
「しかも答えは『兄貴』と来たもんだ!傑作にも程があらあ!」
笑いたきゃ笑え、能無しども。当然だろ?あんな胸がデカイだけの、安っぽいブロンド女より
津がつながってる分、兄貴の方がまだマシだ。実際あんな女より兄貴と一緒にいた方がいくらかいい。
家族だから当たり前だ。そう。家族だから。
「親父、酒よこせ!テキーラでもラムでもいい。とにかく強いのだ!」
「もうそんな強いの飲むんじゃねえ。これでちったあ目ェ醒ませ。」
目の前に置かれたのはコロナの瓶とくし切りのライムが盛られた皿。酔い覚ましとしてビールを
出すってのもおかしな話だが、仕方なく俺はライムを二、三個瓶に突っ込むとそれを一口だけあおった。
兄貴に女が出来たのは1ヶ月くらい前だった。黒くて長いきれいな髪が印象的なとびっきりの美人。
しかも優しくて頭もいい。一応見てくれだけは兄貴も俺に似ていいから ―言っておくが、似てるって
も俺は兄貴みたいななよなよした優男じゃない。― 二人が手を繋いで歩いてる姿は映画や雑誌の
ワンカット見たいに様になってやがる。この前は家に飯食いに来た。
持ってきた手作りのキッシュも旨くて、話も気が利いてて、笑うとめちゃくちゃ可愛くて
…――文句無く最高の恋人だった。
兄貴が彼女を家に連れてきた次の日、俺は女を作った。
「……、…、…ほら、起きろ。家に帰るぞ。早くしないと」
聞き覚えのある優しい声。いつの間にか閉じていた瞼をゆっくり上げる。
「兄、貴…」
瞳に映ったのはもう見飽きたはずの兄貴の顔。苦笑いしながら机に突っ伏す俺の顔を覗き込んできた。
「酷い顔だな。お前、泣き上戸だっけ?」
その時初めて俺は自分が泣いてることに気付いた。きっと涙と鼻垂らしてグッチャグチャ
のみっともねえ顔をしてるんだろう。よりによって兄貴に見られるなんて最悪だ。クソッタレ。
「母さんも心配してる。肩貸してやるから帰るぞ。」
そう言って兄貴は俺を抱えてくれた。
茶色い兄貴の髪が目の前にある。ふわふわしてて柔らかい。
絶対近い内にハゲるに決まってる。
俺よりはガッシリしてる身体。
でも普通よりはヒョロい。
兄貴の付けてるブルガリのプルームオム。
俺がやらなきゃずっとあの安物のレモネードみたいな匂いのデオドラントしかつけなかたっただろう。
ニコニコニコニコ笑ってばっかの顔。
一応俺に似てそこそこいい男だけど、俺と違って男らしさなんてミジンコのクソ程しかないんだ。
かっこよくねえ。
全っ然かっこよくなんかねえ。
「兄貴……」
店らの帰り道兄貴は俺の呼び掛けに足を止めた。
「どうした?吐きたいのか?それならあっちで…」
兄貴は向こうの路地に俺を引っ張って行こうとした。だけど俺は踏ん張ってそれを止める。
「おいおい、大丈夫か?歩けないならおぶってやるぞ?」
何でだ。
何でだよ。
何でなんだよ。
「何で兄貴はそんなに兄貴なんだよ――」
多分兄貴は俺が何言ってるか全然分かってねえ。俺だってそうだ。勝手に口が動いて、
勝手に涙が出て、勝手に鼻水がでて、勝手に身体が兄貴にしがみついた。
「俺は兄貴じゃなきゃ嫌なのに、何で兄貴は違うんだよ!何で兄貴は俺のことガキだって、
弟って扱うんだよ!この間抜け!」
幸か不幸か、周りに人気はなかった。溢れてくる言葉は何故か全然止められない。クソ、かっこわりい。
俺がこの前別れた女と同じことしてるなんて馬鹿らしくてヘドが出る。しかも兄貴はシカトしやがるときた。
黙って、珍しく真面目な顔して俺の言葉を聞いていた。
「俺は――」
言葉が止まらない。口から俺の心が零れる。
「兄貴が好きなんだ……」
畜生。ついにバレちまった。
「クソッ…兄貴…馬鹿野郎っ…死んじまえっ…」
もうどうにでもなれ。そうだ。ずっとずっと自分に嘘ついてた。
俺は昔から兄貴が好きで好きで仕方なかった。ああそうだよ。どうせ俺は気色悪い下衆。
血の繋がった実の兄貴に惚れてる最悪の人間。最低の変態野郎だ。
でももうそれも終わり。全部終わり。キモい弟にドン引きして、死ね、消えろって言ってジ・エンド。
情け無くて消えちまいたい。
「―――。」
兄貴が俺の名前を呼んだ。ついに最後の時か。俺は観念して目を閉じた。
でも思ってたような罵声は飛んでこなかった。
その代わりに、何かやわらかいものが俺の唇に押し付けられた。
「……!?」
何が起こったかわからなかった。でも目を開いたとき、今まで見たことがないくらい近くに兄貴の顔が
見えて、俺はパニックになる。
「おい、ちょ…兄貴っ…」
そういったのと同時に体がさっきの路地に引きずり込まれる。
「やっと言ったな、馬鹿。」
それはいつも違う、心底嬉しそうで意地の悪そうな笑顔だった。
見たことのない兄貴の表情に一瞬体がすくむ。それを見計らったかのように兄貴は俺の手をつかんで
壁に押し付けた。マジで何なんだ、この状況は。訳がわかんねえ。
「何言ってんだよクソ兄貴!離せって!」
「そっちこそ何言ってんだよ。散々人を待たせやがって。」
待たせる?何を?話がまったく見えない。どうしたんだ、兄貴は。
「俺のことにあーだこーだ口出したりしないで、さっさと告白でも何でもして俺のものになっちまえば
よかったのに。マセてても所詮ガキだな。お前。」
「何だよ、訳わかんねえって!兄貴!ホント何言ってんだよ!」
俺が怒鳴ると兄貴は俺の口を手で塞いでまた顔を近づけてきた。俺は抵抗するのも忘れてまじまじと兄貴の顔を見る。
兄貴はその様子に満足したらしく、にんまりと笑った。
「決まってんだろ。俺もお前が好きなんだよ。」
頭が真っ白になるって言うのはこういうことなんだろうな。フリーズしたまま体も頭も動きやしねえ。
多分、ハーレクィンで言うところの両思いってやつなんだろうけど、あいにくマーヴェルで育った俺は
そんなロマンチックな展開には慣れてない。だから、こういうときどうしたらいいかなんてわからなかった。
でも頭の時間が止まっていようが現実の時間は流れてるわけで。
「ちょ…!兄貴待て!!何で脱がすんだよ!」
「家には母さんも父さんもいるだろ。だったらここでヤるしかねえだろ。」
「は!?なんでそうなるんだよ!」
「俺ずっと我慢してたから溜まってんだよ。大丈夫。立てなくなっても俺が担いで帰ってやるから。」
急展開過ぎるだろ。なんでこんなところで兄貴とヤるはめになるんだ。いや、兄貴が好きだっていって
くれたのは良かった。でもいくらなんでもこれはやばいだろ。
「兄貴!アレだ!まだっ…!」
「いいから黙れ。」
まただ。また唇にキスされた。もうまともに話なんかできない。
「愛してるぜ、ベイビー」
畜生。完全に馬鹿にしやがって。最低だ。このクソ兄貴。
「…っ!馬鹿兄貴!後で覚えてやがれ!」
こんなやつが好きだなんて。俺も最悪だ。クソッタレ。
291 :
_:2008/12/12(金) 06:38:44 ID:8NO9hMKj0
ブルガリプルームオムってなんだ。
プールオムだ\(^o^)/
萌えすぎてすっ転んだ
プールオムの匂いかいできた。
わっふるわっふる(゚∀゚)
(*-_r)ー`*)兄貴、ホシュシテ・・・!
( へ(\ヘヘ
兄 弟
AAでクリスマス保守
>>295 「兄貴・・・俺兄貴に挿れられたまんまで、繋がったまんまで年越したい」
「・・・よかろう」
こんなのを受信しますた
>>296 クールな兄に萌えた。
年越したと同時にイかされる弟を受信した。
298 :
【小吉】 :2009/01/01(木) 23:46:44 ID:ZPLO4LiW0
今更あけおめ!今年もいい兄弟カポにめぐり合えますように。
気持ち悪いデブス腐女子氏ね
迷惑メール改変で保守
兄貴ののオチンチンがほしい…。もうダメ。
ここ最近全然してないから欲求不満で心も体も限界…。
兄貴に会ったらすぐに車の中とかで迫っちゃうかも。
だってホテルまで我慢できないそうにないから…。
今、アソコに指当ててみたんだけどやっぱりすっごく濡れてる。
兄貴のオチンチンほしさにヒクヒク言ってるのが凄くわかるんだ。
今すぐにでも会いたい。信じて兄貴からの連絡待ってるからね。
遠恋兄弟乙。
そもそも俺は嫌だったんだ。
だってそうだろ。俺たちは兄弟。しかも掛け値なしに血の繋がってる正真正銘の弟と兄だ。
目の前にある端正な顔は、子供のときから見慣れたものだ。
そう、兄貴。父親も同じなら母親も同じ。俺たちはどこにでもいるような、ごく当たり前の
兄弟だったはずだ。
他の家族と違いがあるとしたら、母親が病気がちで自宅にいる時間より入院している時間が
長かったことと、そんな母親と結婚した父親は同じく自宅にいる時間より仕事をしている時
間のほうが何倍も長い男だったってことかもしれない。
親父はバリバリの企業戦士だった。皺一つ無いスーツを着て常に背中をまっすぐに伸ばして
いるような、子供心に見てもかっこいい父親だったと思う。母親の実家が裕福なこともあり、
俺たちは金銭的には全く不自由ない生活をしていた。
でもさ、両親揃って不在がちの家庭ってのは、子供にとっちゃやっぱり寂しいものだった。
母親はとにかく線の細い人で、たまに退院して自宅にいても咳一つで死んじまうんじゃないかと
不安になるような線の細い、儚いタイプで、長く話をしたり、手料理を食べさせてもらったりな
んてことは殆ど無かった。だもんだから、子供心にそんな母親が自宅にいるときは息を潜めるよ
うにしていなきゃいけない気がして息苦しかった。
仕事をしているときは有能この上ない(んだろう、多分)父親も、親として子供に接するのが不
器用な人で、ぎこちない動きで頭を撫でてくれたことはたまにあったけど、休日にサッカーや野
球をするなんてことは望むべくもなかった。そもそも彼には休日なんてものが殆ど無かった。
自然、俺の面倒を見て俺を育てたのは3つ上の兄貴だった。
家政婦はいたし、料理や掃除なんかはその人が片付けてくれていたものの、やっぱり子供心には
メンタルな支えというか、保護者が必要だったんだ。母親の体質を受け継いだのか、ガキの頃の
俺は少しだけ体が弱いところがあって、思い切り遊んだりはしゃいだりすると反動ですぐに熱を
出してぶっ倒れたりすることがあった。
苦しい息の下で朦朧とした意識の中、手を握って「だいじょうぶ、すぐ治るよ」
と囁いてくれたのは、父親でも母親でもなく、兄貴だった。兄貴は俺とは逆に切
れ者の親父の血をいかんなく受け継いでいて、オツムの出来は同年代の子供と比
べても頭三つ分くらい飛び出していたと思う。落ち着きがあって、理性的で、そ
して俺にとことん甘かった。欲しがればおやつのプリンも子供会で配られた駄菓
子も、クリスマスプレゼントにって親父から郵送されてきたゲームも全部俺にく
れた。転んだら痛くない、痛くないと頭を撫でてくれて、手を繋いで歩いてくれた。
なんていうのかね、俺はつまり、重度のブラコンになった。
今なら、兄貴は子供にしてお菓子にもおもちゃにも興味の無いクールな子供だったんだと
判るんだが、その頃の俺にとって、父親も母親も不在がちの家の中で唯一自分を気にかけ
てくれる唯一の存在だったんだ。
テストで悪い点を取ったら、次は頑張ろうねと言った兄貴の答案はいつも満点だったけど、
自分と違って出来の悪い弟を卑下するようなところはこれっぽっちも無かった。
お前は僕と違って優しくて、友達もたくさんいる。それは勉強が出来る以上に大
切なことだよと言ってくれた。顔も父親に似て端正で切れ長の目元が涼しい美丈
夫の兄貴は、本当にそう思っているように笑いもせずにそんなことを言うんだ。
俺がブラコンに育っても、そりゃあ無理もないと思わないか?
そんな(少なくとも俺にとっては)完璧な兄貴に、変だなと思ったのは高校生に
なってからのことだった。
兄貴はすでに最高学府に進学していて、バリバリと音がするようなエリート街道
をひた走っていた。その頃は趣味で友人と会社を立ち上げたなんて言っていた。
学生の趣味と呼ぶには多大な利益も出していたらしいけど、兄貴は経営のシュミ
レーションをすることに重きを置いていて利益そのものにはあまり興味がないよ
うだった。将来は祖父の会社を継ぐのは兄貴だと、昔から家の中にはそういう空
気があって、兄貴もとっくにそのつもりだったらしい。出来の悪い弟としては身
内の中では肩身が狭いものの、自分が兄貴に敵うともいい経営者になれるとも思
っていなかったので特に不満は無かった。
とにかく、兄貴は俺の自慢だった。この年頃の男兄弟にしては珍しいことだろうが、
兄貴を尊敬していた。
あまり丈夫でない子供時代を過ぎて体の成長と共に体力もそこそこつき、ごく普通の
高校生ライフを送っていた俺に春らしきものが唐突にやってきた。同級生の女の子か
ら告白されたのである。
その子のことは顔と名前くらいしか知っていなかったし、そく彼女にと言うのはためら
われた。しかし考えておいて、と言ってその場を去っていった女の子を、可愛いなと思いはした。
内心俺は浮かれていたんだ。正常な男なら、可愛い女の子に貴方が好きですと言われて
いい気分にならない奴はいないだろう。
その日帰宅した兄貴に、俺は事の顛末を話した。兄貴に隠し事をするという風潮は、
うちには全く無かった。
「…それで、お前はどうするんだ?」
「いやあ、まだ迷い中だけどさ。でもほんと、けっこう可愛い女の子だったんだよ。髪が綺麗でさ、小柄で華奢で」
「満更でもなさそうだな?」
「そりゃあ、女の子に告白されたら嬉しいに決まってるだろ。って、兄貴はすげえ
モテそうだから、判んないかなー」
兄貴は目を細めて笑うと、そんなことはないさ、と言った
「僕はお世辞にもモテるほうじゃない。お前のほうがよほど、女には人気があるだろう」
「いや、それは無いだろ、ナイナイ。兄貴顔もいいし、面倒見もいいし、性格もバッチリ
で頭もいいじゃん。女が放っておくはずないだろ」
兄貴はくすくすと笑うと、立ち上がって冷蔵庫からビール缶を二本取り出してきた。片方を俺に渡してくれる。
「お前も女に興味を持つ年なんだな」
「って、高校生だぜ。当たり前じゃん」
「俺は、あまりそういうことには縁が無かったからな」
涼しい顔をして言う兄貴の顔を、俺は思わずマジマジと見てしまった。
ここ最近、ますます親父に似てきた兄貴は目元のすっきりとした正統派の二枚目だった。
高校時代から落ち着いた物腰だったし、弟の俺から見ても出来た兄貴だ。洒落抜きでモテ
ないはずがない。
「部活もしていなかったし、勉強は出来たけどそういう男はかえって煙たいものだろう?
行事にも積極的に参加したりはしなかったからな、同級生と交友を深めることもあまりしなかったし」
言われて、俺はハタと気がついた。
中学の半ばまで何かあるとすぐに熱を出す俺のために、兄貴は進学校にも関わらず
禁止されている携帯電話を所持するよう特別に申請を受けていた。致命的な病気を
持っていたわけではないけれど、入退院を繰り返した挙句衰弱して今では家に戻る
事も稀な母親を持っている分、兄貴の俺に対しての心配性はすこし行き過ぎなところがあった。
寄り道をせずまっすぐ帰るんだぞ。悪い友達と付き合うな。お前に何かあったら、
俺は一人きりになる。
親に言われたら鬱陶しい言葉でも、両親の不在の寂しさを癒してくれた兄貴の言葉は
俺にとっては特別なものだった。帰宅すれば、兄貴は必ず先に家にいて話をしてくれ
たから、俺も兄貴の言葉になら大抵は従った。
つまるところ、兄貴自身も高校生だった頃からまっすぐに家に戻って俺の相手をしてい
てくれたわけだ。
体の弱い弟の心配ばかりして、高校生らしい青春なんて送る暇もなかっただろう。
「兄貴…兄貴は、好きな人とかいないのか?」
そう聞いたのは、思わず、だった。
わっふる!わっふる!
自分のささやかな名誉のために書き添えておくと、俺の兄貴に対する感情には今もって
無理からぬところがあったと思うんだ。
今でこそ…そう、その端正な顔立ちに優しげな、甘やかですらある微笑みを浮かべなが
ら体中を痺れさせる毒みたいなものを感じることも、その頃は無かった。ああ、なんて
幸福な無知な時代。俺は兄貴は完璧な男で、自分とは出来の違う人種だとどこかで思っ
ていた。親や神様に感じるような絶対感のようなものが確かにあったんだ。たった三つ
しか違わないというのに、俺にとって兄貴ってのはそれくらい完璧な存在に思えていた。
いや、思い返せば俺がそう思うように、兄貴は上手に上手に俺をコントロールしていた
のかもしれない。邪推だろうか?
「何を考えている?」
囁く声は甘い。まるで子猫かなにか、弱くて小さい生き物を愛でるときのような優しいものだ。
「…腐れ外道」
兄貴は、形のいい眉をひょいと上げてみせた。口元の笑みは崩れない。どころか、自分の爪に
ひっかけた獲物がはかない抵抗をするのを楽しんでいるようにさえ見える。
「失礼な奴だな。優しいお兄様に向ってそれはないだろう?」
マットレスと背中の間にじわりと汗がわく。
「お前を可愛がりたいだけなのに」
そっと頬に添えられた手は、いつもと同じように俺の体温より少しばかり冷たい。
好色な色をその瞳に見つけて、俺は目をそらそうとした。それを許さず、
兄貴はぐいと再び頬を引き寄せて正面に向ける。
ああ、判っているんだ本当は。
この手の罵倒や反抗的な態度は兄貴を楽しませているだけだって。
兄貴に比べれば出来の悪いオツムでしかないかもしれないが、俺だって馬鹿じゃない。
兄貴は人でなしなだけではなく、悪趣味な男だった。実の弟を――しかも自分が
育てたも同然の弟を自分の女にしたあげく、露悪的な態度を取られることに暗い
愉悦を覚えているらしい。何より恐ろしいのは、兄貴がそれを本気で「愉しんで
」いるところだった。
俺にはそれがどうしても理解できない。好きな相手に冷たく、時には軽蔑する
ようなことを言われてそれに愉しみを見いだす事が出来るなんて、俺の精神構造
から言えばまさにエイリアンの思考だった。誰よりも傍にいて誰よりも重要な
相手だった兄貴が実は自分の世界からもっとも遠いところにいるとわかったと
きのあのショックは並大抵のものじゃない。今でも思い出すだけで涙が出そうだ。
「死にたい、って顔してるな」
ちゅ、と音をたてて頬にキスをされた。
兄貴の部屋の、兄貴のベッドの上だ。
まるで生きたまままな板の上に乗せられた魚の気分だった。息苦しいところもそっくりだ。
「俺と寝るのが嫌でしょうがない、って顔をしてる」
「判ってるなら俺の上からどけよ畜生!」
「人にも悖るのは事実かもな。でもお前も同罪だぜ?」
俺に抱かれて気持ちがいいだろう? と囁かれる。
生理現象だと嘯くのも今更の気がする。けれど認めるのも癪だった。
「あんたなんか、死ねばいい」
兄貴はくすくすと笑った。本当に嬉しそうだ。
彼が理解できない。
あんなに近くにいて、誰より大事で、そして何よりも自分を大事にしてくれていると
思っていた相手なのに。
兄貴は変わった。ある日を境に、がらりと。
同級生に告白されたと兄貴に言ったのは、彼に対して隠し事をするという習慣が
無かっただけの話だ。他愛も無い、ちょっと非日常的な、高校生の男子ならば捨
て置けない一大イベントを報告したつもりだった。
じわり、と涙が浮いてくる。
「判らないかな、なあ、俺はお前を愛してるんだ」
それには答えず、きつく唇を引き締める。その唇を愛しそうに指先で撫でて、兄貴は言う。
「死ねばいいと思ってる奴に抱かれる気分はどんなもんだ?」
優しげなのに、嬲るように聞く。
高校生にもなれば3つの年の差による体力や体格の差は本来、問題にならない
ものだったのかもしれない。
「それこそ死んだほうがマシか?」
だから、あの夜、兄貴が俺の質問に答えて、そしてわけのわからなくなっている状態で
ソファの上でヤラれたことも、抵抗して抵抗しきれないことはなかったのかもしれない。
けれど、まるで俺の中に呪いのように染み付いた「兄貴に逆らうな」という自意識は
あんなときでも立派に働いた。優しげな表情と巧みに動く指先に、女と付き合ったこと
の無い俺の性ってものがあっけなく陥落したことを誰に責められるだろうか。
不意に悲しくなって、泣きたくなった。泣けば相手を悦ばせるだけだから、絶対に泣くものか
と思ったけれど。
すでにシャツは脱がされて、ベッドの下に放り捨てられてある。兄貴は楽しげな顔でゆっくり
と俺の胸や鎖骨の辺りを撫ぜる。
この変態、と思っても、その指の動きにゾクゾクと感じ入って下手な口は利けない。兄貴が
その気分ならば体の反応を逆手に取られてなお恥辱的な言葉で責められることは学習済みだった。
「俺が憎いだろう?」
笑いながら兄貴は言う。
「誰よりも、憎らしいだろう? お前は誰にも相談できないよな。親父も、お袋もお前にとっては他人も同然だ。大事な家族は、俺だけだもんな」
「………くそっ」
体の弱いお袋や、お袋の夫として祖父の会社の跡取りとして身を粉にして働いている
親父を責めることは出来ない。
けれど兄貴の言葉はそのまま真実だった。俺には家族と呼べる相手が兄貴しかいない。
こんな腐れ外道しか、俺は心底心を許せる相手がいなかった。
ごめんなさい…KYに長くなっちゃいました…
すごくGJ!
最近過疎り気味だったから投稿してくれる人がいて嬉しい。
まだ続きとか投稿する予定なのかな?
すごく…GJです…!(´∀`*)
兄貴の手がねっとりと肌をなぞった。ぞわぞわと寒気に似た感覚が這い上がってくる。
「っく」
「お前は本当に感じやすいな。女の才能があるんだ」
「馬鹿なこと言うな…っ」
男のプライドがしくしくと痛んだ。どんなに否定しても、この体が兄貴に仕込まれて
いることは否定できない事実だ。まるでいいようにその手に翻弄されて、俺は滅茶苦
茶になっちまう。訳がわからなくなって、強がっていられるのは最初のうちだけで、
仕舞いには涙を零してすがり付いて、欲しがっちまう。まるで嵐のように俺を翻弄す
るくせに、兄貴はいつも涼しい顔だ。
「お前は俺を変態だって詰るが、実の兄貴におっ立ててるお前はどうなんだ?」
ん? と聞いてくる声も、甘く優しいものだ。
じわりと、とうとう涙が浮いてしまう。まるで甘美なものを見るように兄貴は目を
うっとりと細める。
「俺をおもちゃにして楽しいかよ…」
屈辱に満ちた声で言った。
「ちくしょう、外道! けだもの!」
「ひどいな」
「あんたのほうが、ずっと酷い!」
わざとらしく悲しそうな表情を作っても、今更騙されやしない。
いやらしいことこの上ない手つきでジーパンのジッパーを下ろし、指がするりと
入り込んできて下着越しに一番敏感な部分に触れた。もうそこは与えられる快感
を求めるように熱くなってしまっている。
「俺は、あんたのなんなんだよ」
惨めでたまらない気分だった。もういっそ、顔を覆ってわっと泣いてしまいたかった。
「あんたなら、いくらでも相手なんかいるだろ。なんで俺にこんなことするんだよ」
兄貴が俺の心の支えだったとは、間違いない事実だった。そうあるように兄貴だって
振舞っていたのだ。兄貴がこんな風になっちまってから、俺の心は寄る辺も無い不安
にいつも浸されている。小さな小舟で陸の見えない湖の真ん中にぽつんと放り出され
たような心元ない気分を味わってばかりいる。
それが怖くて、恐ろしくて、そして結局俺は兄貴に逆らえない。
見捨てられたくない。
ゆっくりと、手が動いて下着ごとジーパンを引き摺り下ろした。腿のあたりが
外気に触れて冷やりとする。
誰よりも近しい相手のはずなのに、今こんなに密着している相手が誰よりも理解
できない。
兄貴の手に煽られて、体がどんどん熱くなる。性感が高まって、息が荒れる。
心と体が、ばらばらになりそうだった。
すれ違い兄弟も実においしい。GJ!
あなたが神か
もう会社辞めようかなって思ってだけど、もう少し頑張る
ありがとう
わっふる!わっふる!
途切れ途切れ投稿でごめんなさい
眠気と原稿と萌えに振り回されて半死半生の数日でした…。
エロシーンは苦手なので以下はエロガチュの後と思ってください…
「俺はっ、あんたの何なんだよ!」
こんな言葉で詰ったところで兄貴の心の表面に爪の跡を残すことすら出来ない
とわかっていた。判っていたのに、言わずにはいられなかった。
「俺は、あんたの女でもペットでもねえよ!」
兄貴は笑った。口の端を楽しげに引き上げて、それはそれは愉快そうに。
「馬鹿だな」
声は優しくて、たとえば昔、どうしても逆上がりが出来なくて泣きべそをかいて
いたときや、学校を休みがちで授業についていけずに疎外感を味わっていた俺を
なだめてくれたときを思い出すようなものだった。愛情深く、穏やかささえ感じた。
「お前のことをそこらへんの女やなんかと一緒にするわけないだろう?」
先ほどまで散々に俺を翻弄していた指が、そっと髪をすき目じりをなぞった。
「お前は弟だ。俺の大切な、可愛いたった一人の弟だよ」
兄貴が好きだった。大事だった。俺の、唯一大切な家族だった。
たったひとりの人だった。無邪気に、盲目的にそれを信じていられたら。
「何で泣いてるんだ?」
あんたにはわからない、永遠に。
「お前が大事だって言ったのに」
柔らかくなだめるような声。手はゆるゆると、髪を撫でている。
その言葉が、その手の動きが、この人の愛情を。
信じ続けることが出来ればよかったのに。
否定しきることが出来ればよかったのに。
「愛してるよ」
自分の気持ちなんか、突きつけられたくなかったのに。ずっと、未来永劫、この鬼畜で
ぶっ壊れた男をそうとは知らずただの大切な家族だと、兄貴だと思っていたかった。
正真正銘血の繋がった、ごく当たり前の兄弟だと思い続けたかった。
俺が兄貴を本当はどう思ってるか知るなんて、本当に。
俺は嫌だったんだ。
ずっと涙が止まらなかった。
兄→弟に見せかけて実は弟→兄だったりします。
満たされました(*´Д`)ハァハァ
なんだこの兄弟…すごい萌えじゃないか…!!
兄貴が最高すぎるな
大学から帰宅して玄関を開けると、出迎えてくれたのは見知らぬ女の子だった。
その子は戸惑いの表情を浮かべたあと、背後を振り返る。
そこにいるのは高校一年生の弟だ。
「あー…兄貴」
俺に呼びかけたのか女の子に紹介したのか。
「あ、お兄さん!?すいません、お邪魔してました」
後者だったらしい。
「じゃ、また明日ね!失礼しまーす」
「おー、気ぃつけろよ」
バタン。
「…………」
「………………」
閉められた玄関先で俺たちの妙な間。
俺が靴を脱ぐ前に弟はふいっと2階の自室へ戻っていった。
久しぶりに顔を合わせたと思ったらこれだ。
挨拶もない。
この家に越して来てからの決まり事。
『弟に干渉しない』
ちょうど思春期で受験も控えていた弟への気遣いから、父さんと母さん、俺の三人の中でできた不文律。
だから食事以外は自室にこもりっぱなしでも、部屋に鍵をかけるようになっても、家族とほとんど話さなくても、誰も何も言わなかった。
それがいつの間にか常識化し、弟が受験に合格して高校生になった今も続いている。
前の家は小さなアパートで俺たち兄弟の個室なんかなく、二人一緒の部屋で寝ていたというのに。
「女連れ込むようになったか…」
あんなに可愛かった弟が。
『兄ちゃん』と呼んでいた弟が。
良いことも悪いことも俺が教えてやった弟が…。
『あっ…兄ちゃん…っ!』
あのころの記憶がよみがえる。
通っていた高校の友人から回ってきたAVを二人で鑑賞していたときのこと。
まだまだウブだった弟は股間の熱をどうにかしたくてたまらない様子でウズウズしていた。
俺がいるからか、自慰することに恥ずかしさを感じているのか。
とにかく股間を押さえたまま画面を見続けていた。
『…したけりゃしていいぞ』
俺はティッシュの箱を差し出した。
『えっ…』
弟は初め迷っていたが、我慢しきれなくなったのだろう。下着の中に手を入れてもぞもぞといじり出した。
興奮しつつも抑え気味の密かな息づかい。紅潮してくる頬。クチュクチュと聞こえてくる淫音。
女がアンアン喘いでる画面より弟の方がよっぽどクる。
この時点で俺はダメ兄貴決定だが、事態はさらに展開を迎える。
弟は下着ごとズボンをずり下ろし、扱くことに専念し始めた。そのオナニーの仕方も俺が教えてやったんだよなぁ…。
『…兄ちゃん。あれってフェラチオって言うんだろ?気持ちいいもんなの?』
弟に夢中で場面展開など無視していたが、言われて目を向ければ確かに女優がモザイクがかったものを口にくわえて出し入れしていた。
『…気持ち、いいのかなぁ…』
潤む目で画面を見つめ、ほわんとした表情の弟の口は半開き。手はユルユルと上下に動いていた。
なんとなく、今しかないと思った。これがチャンスでなくてなんなのか。
弟にタックルをかます俺。
『うわっ、何だよ兄ちゃ…!』
動揺する弟の隙を狙ってその股間にむしゃぶりついた。
『あっ…兄ちゃん…っ!』
まだ成長途中のそれは容易に口の中に収まった。
ガチガチというよりはプルプルしているそれを容赦なく吸い上げ、口の粘液でしごき、舌を絡めて責め続けた。
『あっ、あっ!ヤバいって…兄ちゃんっ!』
『…へらちお、きもひいいか?』
『ンッ…すげーいいけど…っ…うぁっ、あんっあんんっ!ダメだってば!!』
弟がどうわめこうが逃げようとしないんだからと自分に理由を付けて続けた。
『アッ…も、ヤバいから…離して兄ちゃん…兄ちゃんっ、兄ちゃん!!…は…はぅ〜、うぅーっ、兄ちゃ、っイク…イクからっ、出ちゃうから離してえぇ…!』
ここまできて引き下がるわけがない。俺はさらに頭の上下運動のスピードを上げた。
『やあぁ…っ!ダメっ!イクイクイク…ああっ!イっちゃう!あはあああ〜〜〜!!』
魚のように跳ねる腰。限界まで反らせた背中。開いた口から唾液が溢れ、顎を伝っていく。
それでも弟は俺の頭を必死で掴んでいた。俺の咥内にすべて注ぎ込むために。
それから新しい家に引っ越しするまで何度弟の可愛いマジカルステッキをしゃぶりまくったかわからない。
その、弟が。
女を連れ込んでやることは一つ、だろう。
だが、お前はあの女の子で満足できるのか?
精通からオナニー、粘膜(口)という未知との遭遇…その他もろもろを教え込んできた俺よりもお前のことをわかってやれる存在か?
いつの間にか弟の部屋の前に立っていた。足元には工具の入った箱がひとつ。
今まで見過ごしてきたが、こちらとしても我慢の限界だ。
今からお前の閉ざした扉を俺が開けてやる。
弟一筋の『兄ちゃん』をなめるなよ。
……ガチャン!!
うおー!わっふるわっふる!!
あ、これで終わりです↑
このスレ続いててよかった。
マジカルステッキGJ!
空気豚切で棚より甜菜。
250 :てがみ:2009/01/01(木) 23:51:37 ID:rQHmkpfe0
拝啓
兄さん、御無沙汰して居ります。御変わり有りませんか。此方は寒さが身に堪えます。
ざりざりと霜柱が音をたてる度、兄さんが風邪をひいてやしないか、うっかり氷で転んでや
しないかと心配して居ます。直ぐに文をと思っては居たのですが、中々切っ掛けが掴めず、
今やっと筆を取ることが出来ました。悪筆ですが、勘弁してやって下さい。
此処に来てからと言うもの、良く子供の頃を思い出すのです。
五つの時初めて家にやって来たものの、見た事の無い様な御屋敷に唯々縮こまって居る私を、
今日から僕がお兄ちゃんだよと貴方が抱えてくれましたね。からからと貴方が笑うものだから、
ついつい私迄笑ってしまった事を昨日の事の様に覚えています。
251 :てがみ:2009/01/01(木) 23:51:58 ID:rQHmkpfe0
私等引き取れば醜聞にも成るだろうに、お父さんもお母さんも、そして兄さんも、
妾腹の私に本当に善くして下さいました。私をどうにかしてしまえと言う親類や、
やれ夜鷹の子だとからかう子等から庇って下さった御恩、いくら感謝しても仕切れません。
しかし幼い頃の私は酷く性根の曲がった子供でありました。叔父さんが舶来の御菓を
兄さんにだけくれたこ時、私は不貞腐れて下ばかり向いて居ました。また兄さんとお母さんが
睦まじくしているのを見て、お母さんはとても良くしてくれてると言うのに、産んでくれた
母が恋しいと部屋で泣いていました。あの頃の私は寝床と三度の飯を貰って居るだけでも
有難いと言うのに、如何に自分が恵まれているかも承知して居なかったのです。
でも兄さんはいつも優しく、甘いものはどうもいけないと菓子を半分分けてくれ、
夢見が悪いから兄と一緒に寝てはくれまいかと、私が寂しく無い様に同じ床で寝てくれましたね。
小さな私にとって、兄さんの然り気無い、優しい嘘は本当に嬉しかったのです。
252 :てがみ:2009/01/01(木) 23:52:25 ID:rQHmkpfe0
また昔から病弱で良く寝込んだ私を兄さんは付きっきりで看病して下さいました。
せっせと生姜湯やら葛根湯を飲ませてくれたり、汗を拭いてくれたりして下すったのも覚えています。
その深い情は幼心に酷く心地良いものでありました。
私はそんな兄さんに何とか御返しをしたく色々思案しました。兄さんの背が急に伸びて、
背中やら足やらが痛むと言ってた時を覚えていますか。痛みには樟脳の膏薬が効くと聞いた
ものだから、私は急いで買って来ていいからいいからと兄さんの体に一罎丸々塗り込めて
仕舞いました。その日兄さんは痛い寒い助けてくれと一日中風呂に入る羽目になりましたっけ。
今考えると滑稽至極で笑い転げてしまうのだけれど、小さい私は兄さんにとんでもない事を
してしまったと泣き喚いたんでしたね。その時も兄さんは嬉しかったよと頭を撫でてくれました。
石鹸の匂いのする、ふやけ過ぎてぶよぶよになった手、今は可笑しくて可笑しくて仕方が
無いけれど、あの時はその手が暖かくて大きくて、本当に掛け替えの無い大切なものだど感じました
。多分それくらいの時からでしょう。私は兄さんの手が好きになりました
頭を撫でてくれる手。
私を抱えてくれる手。
いつも私に差し伸べてくれる手が大好きで、独り占めしていたくて仕方有りませんでした。
253 :てがみ:2009/01/01(木) 23:52:49 ID:rQHmkpfe0
そんな下心も有り、私はまた何とか兄さんに喜んで貰おうと、懲りもせず検討違いの恩返しを
繰り返していました。結局、私が馬鹿なものだから迷惑をかけっぱなしのまま、録に恩返しは
出来ませんてたけれど。けどわかって下さい。兄さんの笑顔が見たかったのです。ずっと兄さんの
ソバにいたかったのです。
だから兄さんが大學に行く時、新調した外套をどうだ格好良いだろうと
見せてくれた時、思わず泣いてシマいそうだったのです。本当は喜ぶべきなのに、兄さんが遠くに
行ってしまうのが嫌で嫌で仕方無かったのですから。しかし当然私の我がママでどうこう出来る
類いの事では無いので、兄さんは東京に行ってしまいました。
兄さんが東京にいた四年間、私なりに兄さんに顔向け出来る様に、またお父さんお母さんの
御役に立てる様にと家の手伝いをしました。だけれども一所懸命しては居たものの、力及ばず
満足に出来ないでいた私は申し訳無いやら悔しいやら情け無いやらで胸が一杯でした。そんな不器用で
軟弱な私を支えてくれたのも兄さんでした。今だから言えますが、私は当時毎晩兄さんからの手紙を
何遍も何遍も読んでいたのです。繰り返し読み返すと、自然にまた明日は上手くやれるよう
頑張ろうと言う気になれたのです。兄さんが居てくれたから、私は何とかやって来れたのです。
254 :てがみ:2009/01/01(木) 23:53:29 ID:rQHmkpfe0
しかしそれは裏を返せば兄さんが居なくては私は何も出来ないと言うことでした。
兄さんが帰って来てからと言うもの、私は兄さんに頼りきりで、穀潰しも良い処でした
東京でより一層立派になった兄さんに比べて、自分は何と無能なことか。それでも兄さんはお前は
良くやっているよと誉めて下さいました。お前は本当に働き者で孝行者だと。そして私はその
優しさに甘え、兄さんの隣でのうのうと暮らしていまう始末でした。
私は本当に駄目な弟です。
私は自分をハじました。
ドうしてもっとウマくやれないのだろうと。
255 :てがみ:2009/01/01(木) 23:54:07 ID:rQHmkpfe0
そんな時でした。
私に赤紙が来たのは。
兄さんは商談で遠出していたからご存知無いでしょうが,居間にいたお母さんにそれを見せた時、
お母さんは泣いてくれました。お父さんも黙ってはいたけれど、酷く狼狽していたことが
感じられました。それだけで私は嗚呼、私は本当に大事にされていたのだなあと涙しました。
そして私は戦に行く事を決めました。これでやっと御恩が返せる、家の御役に立てると思ったからです。
アチラに行って、戦って、おトウさんお母さん、そして兄さんがイる國を守れるとしたら何れ程
幸せでしょう。私はスぐに腹を決め、支度を始めました。余り物に頓着しない質なので、部屋の整理は
うんと楽で、三日もアればズイ分とさっぱりしました。
そう言えば 私が文机の中を片付けていた時でしたね。血相を変えた兄さんが部屋に飛んで来たのは。
兄さんはマっ青なカオをして赤ガミが来たのかと聞きましたね。私がうんと言うと兄さんは
体が壊れてしまうかと思うホド強く私を抱き締めて、行くなと言ってくれました。
それから私の頭をガシガシ掻いて大丈夫だ僕が何とかしてやる、 お前がそんな辛い目に遇う必要は
ないと泣いてくれました。私はあの時初めて兄さんの涙を見た気がします。
そのナミダを見て、私の思い はより強くなりました。
兄さんを守りたいと思ったのです。
だから私は兄さんの手をホドき、言葉は有ガタいのですがやっぱり行きますと言いました。
256 :てがみ:2009/01/01(木) 23:54:34 ID:rQHmkpfe0
その後
その後、兄さんは無理矢理ワたしに口付けたのでしたね。呆気に取られて私は抵抗出来ず、
頭がぼうっとするまで其のままでいました。気付いたときは畳の上に二人して倒れ込んでいて。
それから兄さんは消え入りそうな声でお前を好いているのだと言ってクダさいました。
刹ナ、何を言われているか分からなかったけれども、頭のモヤがハレると同時にそのイ味が判りました。
反射的に私は兄さんを突き飛ばしていました。あれからまともに兄さんの顔が見れず、
口をキくこともデ来ませんでした。最期まで結局、話も出来ず、コこに来てしまいました。
でもわかって下さい。兄さんがニクくてしたわけでは無いのです。
つまり、その、巧く言えませんが。
もし、万が一、断袖の仲を、とのことならば、まだどうにかなったかも知れません。
しかし私と兄さんは血はツながっていなくとも兄と弟。タダでさえ私は生まれで家に
迷惑を掛けてきた身。その上サラに顔に泥をヌるような真似なドどうして出来ましょう。
だからどうか、どうか私を許してください。
きらわずにいてやって下さい。
今生の頼みですから。兄さん、
お願いイタします。
257 :てがみ:2009/01/01(木) 23:54:50 ID:rQHmkpfe0
ああ、いけません。手が悴ンデ
うマく字がカけない。 昨日、
アイテの兵子を一り殺めました。
怖くて怖くてくて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて
きようの昼、うたれました。
もうだめだと云われました。
先ほどグン医どのからモルヒネをイタダきました。
キノう、私なんぞの為にワザワザ 貴チョウな物シをさいて下すったのです。
きっと楽に逝けるこトデシょう。
ですから兄さん、どうかアイツは苦しんでいったんじゃあないかと泣かないで下さい。
私は兄さ んの涙が一トウ 嫌いでタマらないのです。
さい期まで出来のワるいおとうとでごめんなさい。
兄さん、
ごめんなさい。
ごめんなさい。
どうか,どうかお元気で。
けい具
追呻
先刻、月をミました。目が赤くニゴってよくみえませんでしたが、
なんだかイヤな月でした。兄さんのとなりでみた月はあんなにキレイだったのに。
ヘンですね。
339 :
おまけ:2009/01/21(水) 01:53:13 ID:rIPOZg990
264 :風と木の名無しさん:2009/01/02(金) 00:59:50 ID:A4n97p8xO
みんな。
夏.目.漱.石
月が綺麗
でググってみてくれ。
弟切ないよ弟
全部貼ると邪魔だから誘導してくれればいいよ
名作で兄弟萌えってあるよな、けっこう…名作を邪な目で見てしまう自分…
自分もです…
だが後悔はしない
保守るよ兄さん
突然だが、ラブラブほのぼの生活してる兄弟が好きだ
兄が会社員で弟が学生で、
朝弟を見送る時に兄が「ちょい待ち!」と、ひょいと弟の顔に近付いて
見送りチューとかするような風景があると萌えが倍増
兄「今日は金曜日か・・・お前、明日は授業あんの?」
弟「ううん、明日は休み」
兄「じゃー今夜は・・・良いよな?」
弟「・・・ん」
弟は家を出て通学路を歩きながら「(今夜は久々のエッチDAー!!)」とか
心の中でガッツポーズとってウキウキしながら学校へ行くともっとイイヨイイヨー!
以上、妄想で保守!
347 :
風と木の名無しさん:2009/02/01(日) 21:50:24 ID:x6Kr2gB00
気持ち悪い〜
喪女って1回、布団丸洗い用のコインランドリーで全身洗った方がいいと思う
仲の良すぎる歳の差のある兄弟(大学生と中学生とか)が親の離婚で離れ離れになってしまい、
隣の県ぐらいの遠くはないけど近くもない距離で暮らすことになる
なかなか会えないもののそれが逆にお互い好きなことを自覚させて、
弟が大学進学、兄が社会人としてやっていけるようになったのを期に
名字が違ってしまった兄弟が二人で一緒に暮らすことに……
みたいな紆余曲折の上兄弟だけで暮らすみたいな話に萌える
同棲するまでのあれこれ、同棲してからのあれこれと色々
個人的には同棲初日の夜に初エチーをむかえるまでキスは何度もしてるのに、
好きとか一度も互いに言ってなかったりすると良い
携帯から長文妄想スマン
盛大にわふる!
職場替えして一人暮らし始めたんだが、隣人の兄弟がヤバい。
兄社会人、弟学生の二人暮らしでめっちゃいい人たちなんだが、時々隣から「兄貴昨日ゴミ当番だったろ!あとで罰ゲームだかんな!」とか「お前勝手に俺の魚肉使ったろ!(魚肉ソーセージだと思う)」とか聞こえてくるんだ…
朝、出社する時間が被って、二人並んで出てくるとこに遭遇したりすると頭パーンてなる。今日も遭遇してパーンてなった。
凄くいい人たちだから妄想するのは申し訳無いんだが、妄想するなって方が無理だろ…orz
それは頭パーンも致し方ないw
罰ゲームが何なのか気になります!
ヤバイwww罰ゲームヤバイwww
魚肉とかwwwもうwwwいろいろ膨らむwwwww
ご愁傷様です…
>>350も…お隣さんたちも…私の妄想も…パーン…
それは…
新婚さんの隣りの部屋の人がそわそわするのと理屈は同じですよねw
…ぱーん!
354 :
1/7:2009/02/02(月) 23:35:21 ID:vc7YB78v0
妄想のままに書きなぐり!
うるさいベルの音で俺は目を覚ます。
「…………」
一昨日買ってきた目覚ましは床を縦横無尽に走ってる。何でも起きてアラームのスイッチを切るまで、ベルを鳴らしながら部屋の中を走り回るっつー迷惑極まりない代物だ。
ヴ.ィ.レ.ッ.ジ.ヴ.ァ.ン.ガ.ー.ドで見つけたんだけど、予想以上にウザい。
(まあ、俺寝起き悪いし。仕方ないか………)
俺はベッドから出てそれをひっ掴むと乱暴にスイッチを切る。それから顔を洗って眠気を吹き飛ばすと、のそのそと台所まで歩いて行く。
今朝は俺が朝飯当番だ。途中通ったリビングには兄貴はいなかった。良かった。今日は先に起きれたんだ。
いつもは朝飯当番でもつい寝過ごしそうになって、やっと目を覚ましても兄貴が先に起きてるってことが多い。そして朝飯はインスタント味噌汁と卵掛けご飯かふりかけご飯という貧相な朝飯に落ち着く。
そんな日は朝からなんとも言えない虚しい気持ちになってしまう。だからあのウザい目覚ましに少しだけ感謝した。
炊飯器のランプはもう保温になっていた。後は味噌汁やおかずを作ればいい。正直手間がかかるし、朝飯なんて菓子パン二、三個と
牛乳で十分だと思うけど、兄貴は和食派で温かいものが好きだから仕方ない。
……作ってやれば喜んで食べてくれるし。
355 :
2/7:2009/02/02(月) 23:36:51 ID:vc7YB78v0
冷蔵庫から昨日の残りと下拵えしておいた材料を出す。献立は豆腐とワカメの味噌汁と塩鮭、お新香と菜の花の芥子醤油和え、それから卵焼きだ。
気合い入ってるなあ、俺。とは言っても菜の花も茹でてあるし、葱やらワカメやらも全部切ってあるからやることなんて少ないんだけど。
この部屋のキッチンは割りと充実してる。親が離婚してからずっと離れ離れだったけど、俺が進学、兄貴が就職ってなった時、偶然同じ街に住むことになったのを親戚伝いに
聞いたのがきっかけだった。俺はその話を教えてくれた従兄に無理やり頼んで兄貴メアドをゲットし、俺たちは何度も何度もメールし合った。
最終的に家賃とか生活面でのことを考えて兄貴と俺が一緒に暮らそうってなった。親は反対したけど俺たちは珍しく反抗して結構強引に話を進めてた。
久しぶりに会った兄貴は一応一人前の大人に見えないことも無かったけど、中身は昔のまんま。優しくてアホでよく笑う兄貴そのものだった。
その兄貴がやたらと拘ったからだ。コンロは三口、収納スペースは大きく。シンクと作業スペースは広くて使いやすい配置で。
今考えるとそんな条件つけてたら家賃が高くなるし、多少妥協すべきだったんだろうが、俺も兄貴もそれぞれ大学入学、社会人デビューって時期だったし、
何より何年かぶりに一緒に暮らせるってことでから浮かれてたというか、何か頭がお花畑になった。で、むやみにいい物件をチョイスしてしまったんだと思う。
一年たった今では少し反省してるけど、もう慣れた部屋を変えようなんて思わなかった。
ボケッと考えている内に手は動いていて、味噌汁なんかはほぼ完成していた。日々の修行の賜物かな。うん。フライパンの上にある鮭をひっくり返すといい具合に焼けていた。
そこに少しだけ醤油を垂らす。塩鮭に醤油なんて塩分過剰だと思うけど、兄貴が好きなんだから仕方ない。
(次は卵焼きだな。)
最近体得した『片手割り』で卵をポンポンとボウルへ割っていく。多少失敗して殻が混じったけれど取り除いちまえば無問題。それより大事なのはこれからだ。
356 :
3/7:2009/02/02(月) 23:37:55 ID:vc7YB78v0
「甘くするなよ。だし巻きにしろだし巻き。」
「うわあぁぁ!?」
いきなり耳元で囁かれて俺は変な悲鳴を上げた。
「あ、兄貴ッ?!」
声の主は兄貴だった。後ろから抱き締める感じで、兄貴は俺の肩越しに手元を覗いてくる。俺の心臓はヤバい位ドキドキしてる。
最近は随分『ご無沙汰』だから密着されると余計大きく脈打ってる感じた。
……特にアレが押し付けられるとドキドキにプラスして体が火照る。兄貴に気付かれるかも知れないと思うと何だか悔しいような、こっ恥ずかしいような、
くすぐったいような不思議な気持ちになった。
「お前いつも甘くするだろ。だし巻きの方が絶対飯にはあうって。」
兄貴はいつもこれだ。超マイペースで自由気ままに行動するし、自分の趣味を俺に押し付ける。まあ、俺が本気で嫌がるけとは無理にしないんだけどな。
「甘くない卵焼きとか無理だっつーの。卵焼きは甘いって決まってるんだから。」
「小学生かお前は。居酒屋で出るのはみんな甘くないだろ。オトナはみんな甘くない卵焼き食うもんだ。」
「じゃあ白.木.屋でも和.民でも行けばいいだろ。」
いきなり兄貴がぐいっと俺の顔を捻った。調度顔と顔が向き合う形になる。後少しでキスしそうな距離だ。
「何だよー。弟クンはおにーさまとご飯一緒に食べられなくて平気なのかー?」
兄貴は意地悪な笑顔でわざといじけた様に言う。その笑顔はよくベッドの上で見せる笑顔と似てた。ぞくっと背筋に電気が走って、ついゴクリと喉を鳴らしてしまった。
だけどすぐ脳ミソを正常モードに戻して兄貴に言い返す。
「……いいから暇ならテーブルの支度位しろって。漬物と菜の花はもう出来てるから。」
「へいへい。」
357 :
4/7:2009/02/02(月) 23:39:04 ID:vc7YB78v0
兄貴がそう言って俺から離れた瞬間、首筋に何か温かいモノが触れた気がした。驚いて振り向いた時には兄貴は変な鼻唄を歌いながらキッチンを出るところだった。
(……気のせい、か?)
感触があった所にそっと手をあてたけど、特になんともない。溜まってるせいで変に神経質になってたのかもしれない。何か俺、盛った犬みたいだなあ。ああヤダヤダ。
結局食卓には二種類の卵焼きがのぼっていた。兄貴は確かにワガママだし、俺のことを振り回す。ぶっちゃけイラッとすることもあるけど、最終的には兄貴の満足する方に俺が妥協する。
そうしたら兄貴は嬉しそうに笑うから、俺もまあいいかってほだされるんだ。何だかんだで兄貴に甘い俺は色々ダメだなあなんて思うわけで。
「んー、うまい。花嫁修行は順調みたいだな。感心感心。」
「誰が花嫁だよ。脳ミソ不自由なこと言うな。」
「つれないなあ。お兄ちゃんグレちゃうぞ。」
「はいはい。どーぞどーぞ。」
兄貴は年甲斐もなくぷうっと頬を膨らませた。ブッサイクやなあと思っても言わないのは俺が大人だからだ。
「はぁ。昔のお前はもっと素直で可愛げがあった。メソメソしてる時、いい子いい子してほっぺにちゅーしてミ.ル.キー食わせれば『おにーちゃんだいすき!』ってお返しのちゅーしてくれたのになあ。」
予想外の黒歴史攻撃に味噌汁を吹き出す。なんという兄貴だ。
「お、顔赤いぞ。どうした?」
「マジで殴るぞ馬鹿兄貴。」
358 :
5/7:2009/02/02(月) 23:41:40 ID:vc7YB78v0
小さい頃親父とお袋はお互いを避けて家にあまり帰ってこないか、わざと時間をずらして家にいるようにしていた。
小さい俺はそれが寂しくて悲しくてよく押し入れで泣いてたもんだ。そうしてると大体兄貴がミ.ル.キー片手に
俺のところに来てくれる。それから頭を『いい子いい子』って撫でてくれて、ほっぺに『ちゅー』してくれる。そこでほぼ泣き止んだ俺に
トドメのミ.ル.キーが投入される。別にミ.ル.キーなんて無くてもほっぺにちゅーの時点で俺の泣く気は失せてたんだと思うけど、兄貴は俺が
ミ.ル.キーに釣られて機嫌を直してるって思ったみたいだ。けど絶対違うって俺は言い切れる。
実際俺がお袋、兄貴が親父に引き取られて暮らすようになってから泣いてる時にミ.ル.キ.ーをひたすら食ってた時があった。
そうすりゃきっと兄貴がいい子いい子&ほっぺにちゅー&ミ.ル.キーのコンボをしてくれてた時みたいに泣き止めるって思ったからだ。
だけど全然涙は止まんないわ、余計寂しい悲しい苦しいって頭がグルグルするわでミ.ル.キ.ーなんて全然役に立たなかった。
そのくせいざ部屋探しって時、何年越しかに兄貴にあった途端俺の中のグルグルはどっかに吹っ飛んじまったんだから。
…はあ。思えばもう小さい頃から頃から俺はこのダメ兄貴に刷り込まれてたんだろうな。
兄貴が好きだって。
359 :
6/7:2009/02/02(月) 23:42:01 ID:vc7YB78v0
これもーらい。」
「あ。」
そう言って兄貴は俺の目の前から卵焼きを強奪していった。
「何だよ。甘いのは嫌なんだろ。」
「んー、でもせっかくお前が俺のために作ってくれたんだし、全部食いたいじゃん?」
兄貴が前のめりになって顔を寄せてくる。そして急に真面目な顔になった。
「お前のもんは全部欲しい。」
ぎゅっと心臓が鷲掴みにされた気がした。時々兄貴はくそ真面目にこういうことを言う。こんなの反則だ。こんな顔してこんなこと言われたら――
「…ばっ……ばっかじゃねーの。たかが卵焼きに…。も、もう俺行くぞ。」
「は?何でだよ。早すぎるだろ。」
「今日は教授の御用聞き当番なんだよ。一限始まる前に研究室に行かないと。片付け頼む。」
俺は用意してあった鞄を拾うと玄関まで逃げるように歩いていった。
「あっ、おい!ちょい待ち!」
ドタドタという音が聞こえたかと思えば、いきなり肩を掴まれてぐるんと体を反転させられた。
「ほら。忘れ物。」
「え――」
360 :
7/7:2009/02/02(月) 23:42:26 ID:vc7YB78v0
次の瞬間、兄貴の唇が俺の唇に重なった。
「…んっ……ふっ…」
軽く舌で口の中をなぞられて、優しく吸われた。久しぶりの甘い感覚に頭がくらくらする。『夜』に比べたら全然軽いキスだけど、体の芯が溶けそうになった。多分五秒もかからなかったと思うけど、ヤバいくらい時間が経った気がした。
「…はっ………」
「………何か、随分イイ顔してるな…」
暫く頭がぼーっとしてたけど、顔が熱くなってるのははっきりわかる。ボケて見える兄貴も何か顔が赤い。
「………なあ、今日金曜だよな?お前明日は授業あるか?」
「ん…と…多分、無い、はず…」
また兄貴の顔が近づいてきた。またキスされる。そう思って目を閉じたけど、予想はハズレて耳たぶの辺りに兄貴の唇が寄ってきた。
「…じゃあ今晩…久しぶりにいいよな…?」
甘い甘い、毒みたいな声。ヤバい。本気でヤバい。頭がイカれそうだ。全身がぶるりと震えた。
「ん……」
俺は目を附せてそういうだけで精一杯だった。
「寄り道すんなよ。てかやっぱりお前の口めちゃくちゃ甘いな。サイコーだわ。」
「なっ……!う、うるさいっ!もう行くからな!馬鹿兄貴っ!」
我にかえった俺は、気付けば思いっきり兄貴を突き飛ばして玄関を飛び出した。通いなれた道を全力疾走した。マジで何なんだあの兄貴は。俺のこと振り回しやがって。
だから俺はいつも兄貴のことしか考えられなくなるんだ。
そうだ。悪いのは兄貴。
俺は全然悪くない。
こんなに兄貴に夢中でも、それは仕方ないことなんだ。
(…今晩……ほぼ二週間ぶりか…)
何故か頬が緩んだ。きっと間抜け面だろう。チクショー。これも兄貴のせいだ。笑いをこらえながら俺は学校へと走っていった。
神様ありがとうGJ!!
兄貴呼び大好き!!! GJGJGJ
>>354-360 うわあああああああああ激しくGJ!!
この流れでこのSS…あなたが神か
なんという共同、いや兄弟生活!
その夜弟は兄貴のミルキーを(ryなんですね(*´Д`*)ハァハァ
>>354-360の書き込み見て勝手に、「そうか、今週末は隣人の久し振りの一夜なのか」…とわっふるしながら帰った
ら
夜間隣人がめっちゃ喧嘩してた。後でお兄さんが謝罪に来たので飛び出してったのは弟さんと思われる
わっふるしてただけに…うっ
…何だよ兄貴浮気でもしたのかよとか思ったことは気持ちの中にしまっておく
>>350でした
>>365 けんかのあとは、仲直りエッチですよ!!!
魚肉が吹き裂く二人の恋
魚肉かよwwww
飛び出してった弟さんは今何処にいるんだろう?実家かな?
#ごめん、魚肉が『吹き』裂いてしまった…。
>>354さんとは別人の妄想ですが、こんな感じで。
朝の出来事にウキウキ気分で帰ってきた俺が冷蔵庫を開けると…。
「な、ない…」
魚肉(ソーセージ)がない。友チカに負けないくらい魚肉が好きな俺は、毎日おやつ代わりに魚肉を食っている。
その魚肉が。
「ない…」
俺は途方に暮れた気分でその場に腰を落とした。
「ただいまー…ってお前、何してんだ?」
脳天気な声で容疑者が帰ってきた頃、俺はまだ冷蔵庫の前に座り込んでいた。
「兄貴……俺の魚肉、食った?」
ほぼ決定的だが、一応容疑内容を確認する。
「あ?あー、出勤前、なんっか小腹が空いてたんで何かねーかなーと思ってたら、魚肉あったから食ったよ」
「…全部?」
「うん。あれって食い始めると止まんねーよな。正直3本行けるとは思ってなかったけど、成せば成るだなー」
罪状確定。
「………兄貴イイイィィィ!!」
「…すいません、大声を出してご迷惑おかけして…」
ああ、今日は久しぶりに弟とイチャラブな夜を過ごすはずだったのにまさか魚肉(ソーセージ)でケンカした挙げ句、弟が出ていくとは…。
お隣さん、魚肉でケンカしてすみませんでした。今後は魚肉の買いだめに、より一層尽力いたします。
#魚肉がお兄さんのだったらスレタイ的な展開かと思いました。魚肉おいしい。
>>370 吹いたwwwGJwww
ソーセージって卑猥なの想像してしまうね(*´∀`*)
373 :
1/12:2009/02/05(木) 11:55:21 ID:s92Ft6nS0
主よ、調子に乗った私をお許し下しあ。
「ひっ……あんっ……兄貴っ……も…やめ…」
枕に顔を半分埋めて色っぽい声を出してるのは俺の弟だ。んー、流石血が繋がってる弟だけあって可愛いもんだなー。
初めて使う手錠も中々似合ってる。もっと鳴かせたくて、弟の顎を掴み上げて、もう片方の手に持った特製バイブで前立腺を思いっきり抉ってやる。
「ぅあああぁっ!!!」
絶叫と同時に射精する。これでもう五回目だ。お隣さんの迷惑になるから家でヤる場合は普段シーツ噛ませるとか声は抑えさせるんだけど、
今日はセックス久しぶりだし、サドっ気が出てきたから仕方ない。こんな風に考えるなんて俺って結構DQNかも。
でも仕方無いじゃん?こいつこんなに可愛いんだもん。
374 :
2/12:2009/02/05(木) 11:55:43 ID:s92Ft6nS0
我が家に特別裁判所が設置されたのは金曜日の夕方だった。
「ただいまー…ってお前、何してんの?」
朝寄り道すんなって言った通り弟は早めに帰ってきたらしい。が、様子がおかしい。相変わらず可愛いけど何か変だ。
「兄貴…俺の魚肉、食った?」
まとめるとこんな感じ。
原告:弟
被告:俺
罪状:刑法235条違反[窃盗罪(魚肉)]
起訴状朗読後、権利告知すっ飛ばして罪状認否開始。
「あ?あー、出勤前、なんっか小腹が空いてたんで何かねーかなーと思ってたら、魚肉あったから食ったよ」
「…全部?」
「うん。あれって食い始めると止まんねーよな。正直3本行けるとは思ってなかったけど、成せば成るだなー」
審議終了。 結審。
「………兄貴イイイィィィ!!」
判決:無期懲役(性的な意味で)
375 :
3/12:2009/02/05(木) 11:56:20 ID:s92Ft6nS0
ぼーっとしてたらいつの間にか弟がいなくなってた。我に返りどーしたもんかと考えた挙げ句俺がとった行動はお隣さんへの謝罪だった。
集合住宅での騒音は重罪だ。謝罪しなかった日には鬼女…もとい可愛い奥様に公園の井戸端会議で骨の髄まで叩かれる。色彩の暴力だと
自称近隣住民に訴えられても文句も言えない。幸い両隣はいい人で笑って許してくれた。取り敢えずこれでひと安心だ。
些細なことだけどほんの少しでも、この、やっと手に入れた弟と俺だけの家を失う可能性があるなら、その可能性は徹底的に
排除しなきゃならない。
もうあんな、ずっと感情を圧し殺して、死ぬほど苦しい思いをしながら生きるのはごめんだ。
376 :
4/12:2009/02/05(木) 12:00:58 ID:s92Ft6nS0
弟出奔から二時間後。時間だけが過ぎる。焦る気分はさながらジ.ャ.ッ.ク・バ.ウ.ア.ーだ。こんなにあくせく働いて
かつあんなウザい娘がいるとか思うとあのオッサンの心中察するに余りある。
俺は携帯に連絡する。何故二時間後か。弟が落ち着くのを待ったからだ。決してこんな単純なことが思い付かなかったとか、
思い付いたは良いが携帯を会社に忘れてて急いで取りに行ったとかそんな理由じゃない。
ともかく『愛しのマイハニー』と登録してある弟の番号にかけてみる。
『――この番号からの電話はお受けできません。ブツップーップーップーッ…』
うわ。着拒とか。魚肉で着拒とか。何なの愛しのマイハニー。たかが魚肉に弟は随分ご立腹のようだ。これはまずい。
何としてでも探し出さねば。
かと言って仲のいい従兄や弟の友人に連絡回すほどでもないしなあ…そもそも「魚肉で家出です☆」と連絡網を回そうもんなら
弟はきっと二度と俺と口を聞いてくれないだろう。
悩んだ挙げ句、俺は久しぶりにチャリを引っ張り出して街へと弟探索(ブラザークエスト)に向かった。
377 :
5/12:2009/02/05(木) 12:02:01 ID:s92Ft6nS0
更に二時間後。もう時計は十時になろうというところだ。
ヤバいヤバいヤバい。肉体疲労マジパねぇ。社会人になると体力が落ちると聞いたがたった一年でこれ程落ちるとか。
二時間チャリを漕いだだけで俺は瀕死になっていた。このままでは十年後、まだ二十代で体力精力ともに旺盛な弟を満足させて
やれるんだろうか。そんな深刻な懊悩が頭を過る。
いやいやいや、今はまずその弟を見つけねば。もう暗いし、最近は夜冷え込むようになったから風邪でもひいたら大変だ。
さっきスーパーで慰謝料の魚肉も大量購入もした。膝は笑っているが、言われればジャンピング土下座もする覚悟だ。
だからどうか、どうか見つかってほしい。
弟が行きそうな繁華街や店、学校は粗方見たがどこにもいない。駅前にも足を伸ばしたがそれっぽい影はなかった。たった四時間だが、
弟がいない時間は堪らなく辛い。離ればなれだったあの時を思い出すから。
378 :
6/12:2009/02/05(木) 12:02:25 ID:s92Ft6nS0
親父とお袋が別れるなんてこと、俺は随分小さい頃から分かってた。それは仕方ないことだと思っていた。好きでもない奴と同じ空間に
いるのは苦痛だから、出来るなら別々の場所に行った方がいい。そう思っていた。
だけど浅はかなり俺。肝心なことを見落としていた。
親父とお袋が別れるってことは俺と弟も離ればなれになる可能性があるってことに気付かなかった。
まさかと思ったがKYな両親は俺達を別々に引き取りやがった。どんだけだよと思ったがもう遅い。気付けば俺と弟は県を一つ挟んで
暮らさなくちゃならなくなった。
好きでもない奴と同じ空間にいるのは苦痛だ。
でも好きな奴と別々の空間にいなきゃならないのはもっともっと苦痛だと知った。
やろうと思えば毎週末とかに弟の所に通うこともできた。本気でやろうと考えたこともあったさ。親父や新しいお袋のこと考えたら
気が引けたけど、マジでやろうと思ってたんだ。
379 :
7/12:2009/02/05(木) 12:03:40 ID:s92Ft6nS0
でも従兄にねだって送って貰った弟の写メを見てその気が失せた。
写メの中の弟は笑ってたんだ。お袋と、新しい親父の間で笑ってた。
俺が隣にいない写真の中でも、弟は俺が大好きな笑顔を浮かべてた。
そんなの見せられたら、会いになんて行けないだろ?会いたい。
でも会えない。苦しくて悔しくて悲しくて、毎日が地獄だった。
380 :
8/12:2009/02/05(木) 12:05:50 ID:s92Ft6nS0
何年かたったある日、そのメールは来た。見知らぬメアドに、溜まってたレポート&卒業研究で修羅場を迎え、辛うじてリ.ゲ.イ.ンで
意識を保っていたていた俺はキレそうになった。が、件名に書いてあった名前を見て一気に眠気も怒りもぶっ飛んだ。
弟からのメールだ。
どうやら従兄から内定の話やメアドを聞いたらしい。推薦で大学が決まったことや俺の内定先と同じ街に住むことになったことが書いてあった。
そして最後に。
『兄貴と一緒に暮らしたい。』
そう書いてあった。
381 :
9/12:2009/02/05(木) 12:19:40 ID:s92Ft6nS0
一緒に暮らすようにってから、絶対に破らないって約束を決めた。お互い出掛けるときは必ずどこに行くか、いつ頃帰るかを相手に教えておくこと。
もし行く場所や帰る時間が変わったら必ず相手に連絡すること。
提唱者は俺だった。我ながらキモウザだと思うが、そこまで弟のことを把握しておかないと不安だったんだ。ほら、言い換えれば独占欲とか、
恋人同士の関係をホットに保つちょっとしたスパイスみたいな?弟も特に異論なかったし、じゃあそれでいこうってことになった。
それなのに。それなのに今日初めてその約束は破られた。しかも魚肉で。魚肉のせいで。魚肉のせいで。いや、魚肉はいいんだ、魚肉は……
とにかく今はアイツに会いたい。
アイツの傍にいたい。
リアルタイムきたあああああ
わっふる!!!
383 :
10/12:2009/02/05(木) 12:22:23 ID:s92Ft6nS0
…あ、ヤベ。鼻水出てきた。
俺は鼻を啜った。と、同時に俺以外の啜る音が聞こえる。まさか。音がする方を見た。そこは人気の無い児童公園だった。いや、人気はある。
ジャングルジムのてっぺんだ。児童にしちゃいささかガタイのいいのがちょこんと乗っかってる。背中を丸めて、ぐすぐす鼻を鳴らしてる。
キタ――――(゜∀゜)―――――!
どう見ても弟です。本当に(ry
弟を認識したと同時に俺はチャリを置いて駆け出していた。
と、いや待て。こんなだといかにも俺が弟恋しさに駆けずり回ってましたって感じじゃん?流石にそれは格好悪いじゃん?
お兄様としての威厳台無しじゃん?ここは一つ呼吸と身だしなみを整えて颯爽と余裕をもって登場すべきだと思うんだ。
思い立ったが吉日、俺は弟の背後からゆっくりジャングルジムに近づいた。よしよし、気付かれてないな。俺は息を吸うと優しい声で弟を呼んだ。
「なーにやってんだよ。」
ぴくんと反応した後、弟はゆっくりこっちを向いた。うわあ、ひでぇ顔。せっかく可愛い顔なのにMottainai。とにかく弟の顔は
鼻水やら涙やらでべしょべしょだった。
「……何しに来た馬鹿兄貴。」
鼻声で凄まれたが所詮鼻声。全く凄みの効果がない。笑いそうなのを堪えて話を続けた。
「お前探しに来たんだよ。そんなに泣くなよ。」
「……だって兄貴……俺の魚肉食った……」
「悪かったって。機嫌直せよ。」
来年成人にしちゃあんまりな言い分に思わず苦笑いした。幼稚園の時から変わってねえなあ、コイツ。ま、そこがまた可愛いんだけど。
「ほら、ラーメン奢ってやるから。魚肉も買ってきといたからさ。帰るぞ。」
弟の正面に回り込んで手を広げてやる。丁度子どもに抱っこを促すような感じだ。弟は眉間に皺寄せてじっと睨んでた。
あーもー、手ぇかかるなあ。
「ほら。おいで。」
384 :
11/12:2009/02/05(木) 12:23:07 ID:s92Ft6nS0
ちっさい頃やったみたいに、もう一度だけ促す。すると弟はぐすぐすとジャングルジムの中程まで降りると、文字通りぴょんと俺の胸に飛び込んできた。
ああ、俺って幸せだなあ……
「………特盛りニンニクラーメンチャーシュー抜き。」
「はいはい。餃子もつけてやるよ。」
やっと腕の中に戻った温もりを感じながら、俺は幸せの余韻に浸っていた。
――んだけどねー。ラーメン食って腹一杯になった後、冷静になって考えてみたんだ。弟は俺との約束を破ったんだよ。魚肉とはいえ約束破ったんだよ。
針千本飲まされても抗弁権はないんだよ。
「――と言うわけなんだよ愚弟。」
「訳わかんねえよ馬鹿兄貴。」
「とにかく愚弟は約束破りなわけで。お仕置きが必要なわけで。更に今日は半月ぶりのセックスの約束もしていたわけで。」
弟の頬に嫌な汗が流れたのを俺は見逃さなかった。しかしだからと言ってお仕置きをする機会をみすみす逃すわけがない。
早速秘蔵の大人の玩具を弟の前に出す。今回は手錠とバイブの二点をご用意。
「兄貴…これ……」
さあっと弟の血の気が引くのが分かる。だけどそれすら俺には愛しく感じた。
「大丈夫だって。このバイブ俺のより短小だろー。楽勝だって。手錠も加減してやるし、安心しろよー。」
「やだやだやだやだ!絶っ対やだ!」
そう言って俺を押し退けようと伸ばされた手に手錠をかける。それからぽーんと突き飛ばしてやれば弟はベッドにぼすっと倒れ込む。
俺もそれを追いかけて、“特製バイブ”片手にベッドに飛び乗る。
「ほらほら、見ろよ♪前買ったカラフルゴム(二十四色入り)のオレンジ。バイブにつけたらまんま魚肉ソーセージじゃん?これで下の口一杯にしてやるからな☆」
「マジ死ねすぐ死ね直ちに死ね。」
今まで感じたことの無いくらいの恐ろしい殺気を受け流しつつ、その晩はたっぷり特製魚肉バイブで弟をいじめた後、俺も心行くまで弟の中を堪能した。
385 :
12/12:2009/02/05(木) 12:23:34 ID:s92Ft6nS0
「痛い痛い痛い痛い」
「…っ…クソ兄貴……マジ殺すぞっ……」
次の日、弟はヤり過ぎによる腰痛、俺はチャリによる筋肉痛で二人してベッドで悶えていた。
「ト.ク.ホ.ンっ…ト.ク.ホ.ンをっ…!」
「死ねアホ兄貴。自業自得だ。死ね。」
今日が土曜日で良かった……
「バ、バ.ン.テ.リ.ン……」
「あーもー腹減った……」
久しぶりの甘い夜の翌朝とは思えないしょーもない会話が交わされる。昨日はあんなにエロく激しく乱れていたと言うのに。悲しい。悲しすぎる。
「うううう、冷たいのな、お前。サイドボードのとこの袋に未使用の食品魚肉あるぞ。」
「っ…使用済で堪るかっ…ボケ兄貴…痛っ…」
「ぎゃああああっ!俺を乗り越えてくな馬鹿っ!痛い痛いらめええぇぇぇ!!」
「…ひゃっ…動くな馬鹿兄貴!んっ……死ねっ!」
声は妖しいがやってることはベッドの上でジタバタしてるだけ。風情もへったくれもない。俺を乗り越えて魚肉(未使用)に辿り着いた弟は
袋の中を覗いて固まった。
「……何だよこの量。」
「しゅ、種類も豊富だぞ。ノーマルタイプにロングサイズ、ス.パ.ムタイプとハンバーグタイプ、後これ。ゴ.ー.オ.ン.ジ.ャ.ーの魚肉だぜ。
フィギュア入ってんの。お前昔よく買ってただろ。大人買いしてきてやったんだ。嬉しいだろー。」
「……馬っ鹿じゃねえの。」
弟はぶすっとしながらもゴ.ー.オ.ン.ジ.ャ.ーの魚肉を頬張り出した。少しは機嫌を直してくれたらしい。良かった。ここまで来たら後一押し。
取って置きの最終兵器を投入した。
「ほれ、ミ.ル.キ.ーもあるぞ。食え食え。」
「……うるさい。馬鹿兄貴。」
そこまで言うと弟はぷいっとそっぽを向いた。気のせいか、その声が明るい。あ。耳も赤くなってる。
喜んでる喜んでる。よかったよかった。もーホント、どこまでも可愛いなあ。こんな可愛いともう二度と離せないじゃんか。
「愛してるよ。」
「……あっそ。」
罪なマイハニーだ。弟よ。
ありがとう
午後からも仕事頑張れそうだ
ごちそうさまでした(*´∀`)
自分の理想の兄弟そのもの!!
あああ、かわいい〜vv(*´∀`)
388 :
350です:2009/02/05(木) 16:20:23 ID:LuJaJUIUO
有難う、みんなのおかげで
も う お 隣 さ ん の 顔 見 れ な い
これから帰宅なんで、帰ったら軽く隣人スナイプしてから魚肉買いに行くわ…
みんなGJ
連投すまん。まさかのタイミングで弟帰宅で吹いた
萌えるんだが長いから次回があるなら棚に投下してくれないか
ん?前からこうじゃないか、このスレ?
自分も今まで通りこんな感じでいいと思う
今日も禿げた
>>373-385 明日への活力頂きました。GJ!!!!!
350さんの環境がうらやましいZE…。
>>350>>388 強く生きていってくれとしか言えない…。
私らも禿げながら生きていくよ。
…ぱーん!
弟かわいいよ弟!
神よ今日も萌へをありがとうございます。
お陰様でツルッパゲです。
>>373-385 凄く面白かった&萌えました、GJ!
色彩の暴力とか色々小ネタ使われてて吹いたw
冒頭の>流石血が繋がってるの部分、一瞬 流血 と読んでしま(ry
あと今更蒸し返すのもあれかと思ったんだけど、ここは基本的に書き手さんが投下してくれるのは
むしろかもーんって流れなので、長いから棚とかそういうルールはないよ。
また書き手さんが投下してくれるのまってます(*´∀`)
つまり兄貴は大勝利なニュー即民だったわけですね。
わかります。
そう言えばSSみながらふと思ったんだが、皆は弟が兄を呼ぶときの呼び方で
好きなものはある?
個人的には生意気な弟が「兄貴」、乙女な弟が「お兄ちゃん」ていうのがツボなんだぜ。
>>397 激しく同意
ツンデレ弟の「兄貴」呼びは本当にはげれる
自分は普段兄貴呼びのツンデレ弟が
ふとした瞬間に兄ちゃん…
って呼んでしまうのが大好きだ
幼少期の呼び名がつい出てきてしまうとか萌えすぎる
個人的には、育ちのよさげな「兄さん」とか時代物の「兄上」もたまりません
>>400 あー良いね、幼少期の呼び名。上手く言えない、又は発音出来ない呼び方
(例えば「たけし」だったら「たーちゃん」)だったりとか。
大人になってもたーちゃんオヤジになってもニヤニヤしながら
たーちゃん呼びして兄を照れさせるのも良い。
勿論他に人がいる時は兄貴や兄ちゃん、名前呼びで平然と接するような
日常だったりするとそのギャップに禿げ萌える(´д`*)ハアハア
>>401 たーちゃんと言われるとジェーソさんの旦那様が思い浮かぶ私はもう年ですか。そうですか。
ショタ属性もある自分は「にーに」がもあうsdふぉあい0萌えます。
後「○○にい」(○○には名前が入る。例えば直哉なら「なおにい」)も好きです。
>>402 いやあれはターちゃんだから大丈夫かなと思ったんだw
「すすむ」だと「すーちゃん」、
「だいすけ」だと「だいちゃん」とか・・・ああダイチャンも色々なダイチャンがwww
あと敢えて呼称を呼ばないで、あくまで俺は僕は
アンタに話してるんだよという強い意志を持って接する
強気いばりんぼ気質のある弟と通じ合ってる感じの兄弟も良い
「おい」とかで呼んでいたのに、いざ兄とはぐれちゃった時に
「・・・なんて呼んだら良いんだろう」とか弟は悩んじゃうと良いよ(´д`*)ハアハア
連投スマン
普段は「兄貴」だけど、えちーしてる時に無自覚に「おにーちゃ…」とか言って
アンアン言ってると萌えるのはもはや鉄板。
もしくは、えちーの時に意識して名前を呼ぶとか。そういう風にするという約束があるとか。
要するにえちーの時に呼び方が変わるのが萌えるんだという話。
>>404 あなたとはいい酒が飲めそうだ。
無自覚弟可愛いよ弟(´д`*)ハアハア
406 :
風と木の名無しさん:2009/02/09(月) 16:35:18 ID:phXgFqNg0
生ものですまんが、スケートの小.塚.選.手と高.橋.選.手の擬似兄弟に萌えている
体操の内.村くんもかわいいな
自分が萌えている御本尊(兄)のブログに
「今日は久しぶりに兄弟二人きりで飲んだ
やっぱり兄弟ってもんはいいな」
という内容があったので一ヶ月たっぷり萌え転がった
そしたら今度は番組収録時の写メ(二人+司会者)が上がってたので
現在5日間ひたすら萌え転がっている
我ながら低燃費だなと思った
>>407 それは素晴らしいエコロジーですね。
私などはまるでアメ○カ製品のように効率が悪くて
いつも何か動きがないかと舐めるようにパソの画面を追う日々です。
さて、にいちゃんのところと2番目のにいちゃんをまた見なくては。
>>404 わかる、わかるよ…!
小さい頃は「お兄ちゃん」だったが、
成長してちょっと大人ぶりたい弟は「兄貴」呼びにシフト
でもえちーの時につい気が緩んで「お兄ちゃん」と言ってしまい照れる弟
そんなかわいい弟の反応に燃え上がりつつ
「もっと呼べよ、昔みたいに…」と言葉責めで苛める兄
そんなシチュエーションが 大 好 き で す
410 :
404:2009/02/12(木) 23:10:43 ID:B9MDTNXj0
もうお前らみんなまとめて心の兄弟だ!!
兄×弟は成長すると弟のが背が高くなるのが萌える。
成長して自立したがる弟を、それでも弟は弟と、過保護する兄はいい。
ところで、みんなの兄弟萌えはどこから始まった?
413 :
風と木の名無しさん:2009/02/17(火) 12:01:40 ID:PbPGLKss0
なんとなく、昔から兄弟が好きだったなぁ
ナルニア物語が昔から好きで、
レツゴとかワタルとかを小学校時代見てた そのときも兄弟キャラひいきだった
うしとらでも、兄弟が好きだったな ハガレンにも萌えたし
原点は自分より10歳上の兄2人。
普段は仲良くケンカしな、な感じなんだけど互いに対してヤキモチやきまくりなんだ。
顔も体型も似てない。
弟は兄を名前+ちゃん呼び。
nrnrしてごめんね兄達…
>414 何という羨ましい環境。
禁断で背徳的な物が大好きで、より強い刺激を求めて近親相姦モノへ…
来たはずなんだが、ほのぼのバカップルいちゃこら兄弟にハァハァしている不思議。
>>414さんの環境に激しく嫉妬。
自分の場合、自分と年の離れた従兄弟の二人が凄く仲良くて、そこに影響受けたっぽい。
結構対照的な兄弟なんだけど、なんか凄く仲が良い。別々に暮らしてるんだけど、兄の方がいつも遠くの弟を心配してる。
話を聞く限りでは小さい頃から結構喧嘩してるらしく、でもすぐに仲直りするとか。
その結果、完全に腐に傾いた現在ではベタベタいちゃこらしてる兄弟も良いんだけど、普段お互いにツンツンしてるのにやっぱり仲が良い兄弟も良いな、とかそんな感じに考えるようになった。
すいませんやっぱ語るの苦手です。自分一生ROMしときますorz
>>415 ほのぼの兄弟良いよね…
自分
>>414だが書いてしまうと止まらなくなった。
ごめんちょっと萌吐かせて…
弟が兄を名前呼びなのは、兄が「お兄ちゃん」とか呼ばせないからなんだ。
弟「…マコちゃん」
兄「なに、ノンちゃん」
おまいらもう30過ぎてますよwもっとやれwww
そろそろ弟はお兄ちゃんと呼びたいらしいが。
>>414 ちょwwなんだその恵まれた環境ww
羨ましいにも程がある!!
自分は今萌えている御本尊が兄弟なんで流れ着いたんだが
いい歳してやたら仲良いわ
共演作多いわ(しかも兄弟設定だったり)でハァハアしっぱなしです
強面の兄貴にちょっとやんちゃな弟(といっても世間的には充分強面w)
という組み合わせもいい
そして普段は「兄貴」呼びなのを踏まえつつ
ドラマの中で「兄ちゃん」と呼んでるのを観ては
>>404的な妄想を日々繰り広げているw
とてもK.I.N.G K.A.Z.Uとその兄上が萌えの原点なんていえない…
しかもきっかけは実際の試合とかインタビューじゃなくて
K.A.Z.U.&.Y.A.S.U ヒ.ー.ロ.ー.誕生というアニメだったなんて
とてもじゃないけどいえない…
原点は夜頭兄弟だった気がする
レディジョージィのアベルとアーサーだったかも
無限のリ/ヴァイアスの主人公と弟かなー
まさにこのスレタイのセリフを言いそうなw
自分は某108人仲間を集めるゲームの3に出てくる赤毛な軍/師/兄弟だった。
てす
生だけど、自分の萌え原点は連弾兄弟だったかも。
先頭走者の時の兄バカっぷりやエロすぐる演奏に度肝抜かれた。
繊細で真面目そうな兄と大胆で柔軟な弟って感じの対比がなんともいい。
>>426 ぐぐったら新たな世界が広がった!ありがとうありがとう!!!
演奏してるとこ見たいなあ。やっぱりコンサートか?
曲も聴いて気持ちいい感じだし、音源欲しいな。
一所懸命に記憶を遡ったら
あれだ恐.竜.戦.隊の兄弟をものすごく切ない気持ちで見てた
すれ違い確執萌えもあの二人が最初な気がする
>>427 つべにもいくつかあるし、ガッツリ見たいならDVDもあるよ。
弟が兄の後ろから抱きついて弾いてるのが堪らなく好きだ。
兄の背中にぎゅ〜っと顔を当てる弟とか、ホント狙ってるとしか思えないww
430 :
風と木の名無しさん:2009/02/25(水) 14:04:57 ID:ZYDk+ABz0
>>429 ええええええ
チェックしなきゃ・・・!
原点は龍玉の主人公兄弟
それから作品で兄弟がでてくるとどうしてもカップリングを考えてしまう
劇場版バチス他の外科医兄弟もかなりけしからなかったけど、
現在のところはダイヤのエースの小湊兄弟が実に素晴らしいと思っている
>>431 姐さん姐さん。
罰☆は映画もけしからないけど
ドラマは更に濃ゆくけしからないですよ…。
あの義兄弟の依存しあう様やら義弟の病みっぷりやらたまりませんよ…。
ここ最近のなら週刊日曜のマオウも兄弟愛が凄いよね
特に弟→→→→兄貴って感じ。
兄貴が家事してる写真を、わざわざ写真立てに飾る弟。
兄貴のせいで病んでる弟がもうね……。
漫画としても楽しめるから、読んだことない人にはお勧め
自分は針歩多の赤毛兄弟が初めだったかも
銀行員長男とワイルド次男ウマーだった
>>428 そういえば私も当時幼いながらあの兄弟は好きだった。
そうか、彼らから影響を受けていたのか。
はがねの主人公兄弟で目覚めて、最終的な幻想6の王族双子で爆発した
それ以来、兄より弟が背が高かったりガタイが良くても内面的にお兄ちゃんに敵わないとか、一見兄→←←←弟に見えるけど実は兄→→→→→→←←←弟なむっつり兄馬鹿な兄弟とか…
妄想が止まりません
最終幻想の王族双子!自分も大好きだ!
プレイ当初は何とも思わなかったのに、リメイクしたのをやったら爆発した!
体力バカ弟可愛いよ(´д`*)
最終幻想6の双子、幼少期(弟が城出前?)兄貴より体が小さくて弱かったんだよね?萌える
十年後に再会したら弟は逞しく成長していても兄貴兄貴と慕い、ラスボスに向かって発した言葉で禿げた
最終幻想繋がりでWの月の兄弟に目覚めた私が通ります
デ/ィ/シ/デ/ィ/アFFやっててまさか弟が兄さん大好きっ子とは…萌える
体格の良い渋い兄×優しく美人な弟…美味しいです
>>439 ナカーマ
デ/ィシ/ディ/アは、プレイ当時なら絶対考えもしなかった萌えが
どんどん開眼して恐ろしすぐる。
4兄弟で腐妄想なんて、まさかそんな…と思ってたけど
イベントの度に「兄さん……」やら「兄さんっ!」やら
何度兄さん連呼すれば気が済むのかと、どれだけ大好きなんだと
弟を正座させて小一時間ry
保守
保守がてらに。
漫画版某☆漫☆画GXの帝王兄弟と、アニメ版某☆漫☆画DMの社長兄弟に今更ながらハマってしまった…
帝王兄弟は弟が心配でたまらない兄×ショタで優しい弟でウマー
社長兄弟はもうおまえら夫婦だろって位お互い好き過ぎて、ごちそうさまです
セーラー月の黒月兄弟が切欠で目覚めたとオモ。
まだかなり幼かったから漠然とだが・・今読み返すとかなり美味しい兄弟。
ちなみに
>>434 自分も好きだ。
義理の兄弟とかはみなさんどうなんですか。
自分は義理兄弟とか好きじゃないな
どうもなにもネタスレなんだから兄×弟なら良いのでは
思う存分萌えを吐き出してってください
義理? OKOK、どんとこい!
お互いの存在にまだ慣れてなくて、
なんだかギクシャクしちゃう義理の兄弟とか…
をおかずにご飯3杯くらいいける。
自分は義兄弟は義兄弟で好きなんだが、
血縁あってこその兄弟萌えだと思ってるので
義兄弟萌えと兄弟萌えは別かな
1.生まれたときから一つ屋根の下の実の兄弟
2.一緒に育ったけどほんとは血が繋がってない義兄弟
3.離れて育った実の兄弟
4.親の再婚かなんかで急にできた義兄弟
自分はどれもおいしくいただける
がスレタイ的には1がしっくりくる気がするw
もちろん実の兄弟もいいですが義兄弟好きです。
とある業界の風習の盃かわした義兄弟とかも好きです。
義兄弟も兄弟も好きすぎる
というかぶっちゃけると弟(分)が「兄」と呼ぶのに萌える
特にやんちゃ弟の「兄貴」呼びは最高
豚ギリごめん
地下鉄に乗たんだけど、目の前で小学3、4年のお兄ちゃんと小学1、2年の弟がぎゅーって抱きつきあったりペタペタ触りあったりしててにやけが止まりませんでした、禿げました
自分の場合、義理でも実の兄弟でもいいが、背徳感や後ろめたさ、罪悪感は必要だと思う。
「兄or弟にこんな気持ちになるなんて、バレたら嫌われる」
とか、倫理観の強い兄弟ならば
「こんな気持ち許されない」
と思い詰めてほしいよ。
後は
・好きな気持ちが暴走→レイーポ
・どうせならとことん堕ちてやる!→兄悪人化→弟調教&性奴隷化
・とにかく告白しないと胸が張り裂けそう→決死の覚悟で告白
てな展開希望。
勿論どの場合も仲直りしてラブラブしてほしい。
ただ、ずっと気持ちを隠したまま、結ばれないも穏やかな日々を送るってのも捨てがたいと
思う今日この頃。
455 :
風と木の名無しさん:2009/03/22(日) 05:51:20 ID:HX5HYOSv0
はげど。
腹違い兄弟好きだ
兄は立派に継ぐことが決まってて弟は妾の子だけど母が死んだから一緒に暮らしてるとか
昼ドラまっしぐらな感じでドロドロしても、兄弟の絆素晴らしいな爽やか展開でも良い
兄貴のことなんか、どうも思ってないから…
>>457 ちょwなんという良い具合の弟www
ツンデレしつつも身も心もどうにかなっちゃってるんですね(´д`*)ハアハア
ぴよぴよ・・・にーたん、にーたん!
/ ̄ ヽ
|^◇^ ヽ
( )
''ゝ'''ゝ´
ほしゅ
460 :
風と木の名無しさん:2009/03/31(火) 21:46:35 ID:+Gh7ukB60
_∧_∧
/ ̄ ( ・∀・)⌒\
__ / _| | |
ヽヽ / / \ | | ,,,,,,,iiiiillllll!!!!!!!lllllliiiii,,,,,,,
\\| |____| .| | .,llll゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙lllll,
\/ \ | | .|!!!!,,,,,,,, ,,,,,,,,,!!!!|
| ヽ_「\ | |、 | ゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙ .|
| \ \――、. | | ヽ .| .゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ |
| / \ "-、, `| | ヽ | |
_/ / "-, "' (_ ヽ ヽ .| |
/ __ノ "'m__`\ヽ_,,,, ヽ | |
`ー― ̄ ヽ、__`/ー_,,,, ゙゙゙゙!!!!!!!lllllllliii| |
\゙゙゙゙゙゙゙!!!!!lllllllliiiii| |
\ ヽ | |
ヽ \ | |
| \.| |
`ヽ、,,_ノ| |
゙゙!!!,,,,,,,, ,,,,,,,,,!!!゙゙
゙゙゙゙!!!!llllliiiiiiiiiilllll!!!!゙゙゙゙
/.//
>>459 ヽ\
459「バッキャロォー兄貴イィ…何しやが…っくあぁッ!」
兄弟萌えの姐さん達〜
今日の16時から永世2でやる番組に
度々話題に上がる連弾兄弟が出ますよ〜
ほしゅ
464 :
風と木の名無しさん:2009/04/05(日) 19:04:09 ID:00uo3p1L0
ウルトラ兄弟のようにたくさんの義兄弟の中で
唯一血の繋がっているレオ&アストラ兄弟
のような関係の兄弟モノってないものか…
難しいか… スマン…無かったことに…
>464
3分しかもたないんですね。わかりますw
☆矢の不死鳥とアンドロメダですね、分かります
わー兄(´・ω・`)
誤爆した上にミスった
保守がてら
全く仕方ないな
>>467-468は…
兄ちゃんがついていないと何も出来ないんだろう?
以下スレタイへと続く
ちっ、違う!一人でも保守ぐらいできるって言っただろ、馬鹿兄貴!!
こうですか先生!
>>470 家ではお兄ちゃんって呼べって言っただろ?
この流れに萌えたww
うるせぇ!誰が呼ぶか!!…!ちょっ待てよ兄貴何してッ…!!
便乗してみたwww
あと去年の単車乗りの異父兄弟に今更ドキドキしてる自分がいる…
保守
保と守は兄弟ですか
もちろんです
保「保守…と。」
守「お兄ちゃん何してるのー?」
保「スレっていうのを落とさないようにしてるんだよー。」
守「ぼくもするー!」
保「守が大きくなってからな。」
〜数年後〜
保「ほら、もう一人で出来るだろ?」
守「わ、わかってるよ兄貴。保守…と。」
保「よく出来ました」
守「ちえ、いつまでも子ども扱いするなよ。」
保「そういう事は一人で起きられるようになってから言えよ。」
守「お、起きられるって!!大丈夫!」
保「本当かなぁ…。」
本当は弟の寝顔が可愛くて毎朝起こしに来るとはまだ言えないお兄ちゃんの図
保や、おはようのキスもいいけどおやすみのキスもいいよね
目尻に軽く、頬に親しげに、顎の付け根に情感を込めてが
兄ちゃん(二十歳過ぎ)のバミューダトライアングル
暗号?
兄、こっそり入った弟の部屋でエロ本発見。
理想の兄のリアクションは?
>>480 部屋に戻って来てうろたえる弟に向かって平然と
「へぇ、お前も一人前にこんなもの見るようになったんだ」
弟「何だよ、人の部屋勝手に入っといて…」
兄、焦って本をひったくろうとする弟を羽交い締め→ 「こっちも一人前になったのか?」
「ちょっ…、何すんだよ、離せよ兄貴、アッ−」
テンプレだがこんな展開を希望
保「(;´Д`)ハァハァ守タソかわぅいよぅ〜チュッチュしたいよぅハァハァ」
守「兄貴きもい」
保「( ゜д゜)お前いつからそこに…。や、やめろそんな目で兄ちゃんをみるな!(;´Д`)ハァハァ」
守「…」
保「ほらほら、強情張るのはいい加減にやめなさいって」
守「う、るせぇ!手、解け!ぅあっ、そこ弄るのやめっ…!」
保「つれないなー。昔はお兄ちゃんお兄ちゃんていつもべったり、かわいかったのに」
守「誰のせいだと…思って…っ!はあっ!んぅ」
保「んー、相変わらず乳首弄るといい反応するね。お兄ちゃん嬉しい」
守「っこんの、ボケ兄貴っ…ちょーし、こいて、んく、ふあ…っ」
保「減らず口叩く余裕はあるのか〜。んー?ほら、中のここは?」
守「やっ!?はっ、ん〜〜〜〜〜〜っ!」
保「んっ。ぐいぐい締めるね。かーわいい。前も一緒にしてあげようねぇ」
守「ひっ!だから、やめっ、あっ、ひっ、だめっ、イく!イっちゃう」
保「はぁっ…。まーだ。だめだよ。イきたい時はなんて言うんだっけ?」
守「あくっ…あ、にいちゃ、ほしゅ…!保守してぇ!」
保守。
萌えたwwそしてワラタwww
良保守すぎて鼻血出た。
保の上に良って兄貴までいるのか。
良兄貴は自立して離れて暮らしてるイメージだ
良兄は「りょう」なのか「よし」なのか
三兄弟の場合…
兄+兄×弟
兄×弟×弟
好きな方を選べ
兄+兄×弟がいいな
兄たちは弟に手を出さない協定とか結んでガマンしてたのに
弟がクラスメイトとかに手を出されそうになって兄たちに助けられるんだけど
弟には襲われた自覚がなくて何冗談にマジになってんの?とか兄たちに言っちゃって
つい兄たちがキレて二人がかり…とかベタだけど好きだ
兄×弟+弟 のハーレムパターンもあるね
でも自分も、兄+兄×弟に一票
双子の兄とかでもいい
自分のマンコに爆竹でも入れて
勝手にトランス状態になってろ
いつの間にか良保守3兄弟な流れになっててワラタ
守が家に女をつれてきた…
良、保、守、の3兄弟か
496 :
風と木の名無しさん:2009/05/18(月) 17:34:35 ID:hVSEP+k+O
ごめんな、流れ豚切りして。
義理の兄弟萌えが止まらないんだが、ここって義理の兄弟萌え妄想投下してもおkかい?
щ(゚Д゚щ)カモォォォン
499 :
1/9:2009/05/18(月) 23:31:57 ID:WMp8mDQc0
物心ついた頃から、俺は裏路地でゴミを漁りながら生きてきた。親も家族もいなかったけど、小さい頃から
仕方ないって割り切った。そういう生活をしてると、ここの誰もがそうなように、自然と自分以外の人間
とは壁を作るようになっていく。誰もがそうやって生きていくのがこの街のやり方だった。
そんな街である雨の日、俺はくたばりかけていた。何でそんなことになったかはあまり覚えてない。
有り金全部巻き上げられて、リンチされた。殆んど死にかけたまま、俺はゴミ捨て場に放り投げられていた。
身体中、痛みを通り越して、ただただ熱かった。
(俺、死ぬんだ……)
あながちそれは間違ってなかったろう。傷口には気味の悪い虫が這っていたし、町を灰色に染める雨は体温を
奪っていった。残す未練もないほど、ちっぽけで屑みたいな人生だったけれど、いざ死ぬとなると涙がでる。
(死んだら親父やお袋に会えるのかな……)
生きているとも死んでいるともつかない家族のことが頭を過る。走馬灯、とでもいうのか。録でもないこと
ばかり思い出す。とは言いながら、ゴミ捨て場で死ぬのに相応しいくらいちんけな思い出ばかりだったが。
「――よう、死に損ない。」
空から声が聞こえた。見上げると一人のガキがいた。俺より少し年上か。雨の中、傘もささずにこっちを
見ている。前に何度か街で見たかもしれないが、頭が上手く働かない。
「…もう、盗れる、ものな、んて、ねぇ……」
あるなら俺の命くらいだ。ああ、ボロきれみたいな服はあったか。血や泥でぐちゃぐちゃだけど。
「お前いくつだよ。」
「…し…ら、ねぇ……」
「同類か。じゃあ死体を片すやつもいねぇな。」
もう肺に空気を収めるのすら億劫だった。目を閉じると、雨音だけを感じる。告解無しじゃあ、真珠の門も
潜れそうにない。本当についてない人生だ。その時身体を裂くような痛みが走った。驚いて目を開けると、
いつの間にか俺はあのガキにおぶわれていた。
500 :
2/9:2009/05/18(月) 23:34:13 ID:WMp8mDQc0
「な、に…し…てんだ…」
「今日は暇だし、機嫌がいい。それに、死体を見るのも好きじゃないんでね。」
言っている意味が分からない。ただ、雨で冷えきった身体が、こいつの体温で温まるのを感じた。こんな
感覚、今まで知らなかった。とりあえず何かを言おうとしたけど、結局痛みとだるさに耐えきれず、俺は
意識を手放した。次に気が付いたのはそのガキの寝床で、随分時間が経ってからだ。
――それが、俺に兄貴が出来たきっかけだった。
目を覚ますと隣のベッドから豪快なイビキが聞こえた。そういや、昨日は職場の連中と飲みに行くといって
夜まで帰って来なかったんだ。俺は待ちくたびれて眠っちまったのか。頭を掻き、ベッドから身体を叩き
出す。廃墟同然のボロアパートの床は、歩く度にミシミシと鳴った。コンロに少しだけおがくずと石炭を
足して、火のついたマッチを放り込む。その火ですっかり冷めちまったスープを温めた。量は減ってない
から、昨日兄貴は手をつけなかったんだろう。朝飯はこれとパンでいいか。
「兄貴、兄貴。起きろよ。」
「ん〜……」
呻き声で兄貴は答える。枕元まで水を持っていってやると、兄貴はそれをグイッと飲み干した。
「休みだからって飲みすぎたっつーの。」
「いいだろ?向こうの奢りだったんだから。あー頭痛ぇー…」
「スープなら食べれるだろ。ほら、起きろ。」
急かしてやればうんうんと唸りながらも兄貴は席についた。こんな感じで、俺たち『兄弟』の一日は
はじまる。
「ほら。今週の稼ぎ。」
兄貴が出した封筒には二人が何とか食っていけるギリギリの金が入っていた。もしこれが兄貴一人の生活費
なら、少しは余裕がある額だろう。
「もうすぐ冬だし、色々買い足さないと。…暫く肉はお預けだ。」
「悪いな。我慢ばっかさせて。」
「ごめ…そんなつもりじゃ……」
しまった、と思い咄嗟に兄貴に向き直る。だけど兄貴は笑って俺の頭を撫でた。
「じゃあ今日は買い出しに行くか。久しぶりに街に出るのもいいもんだ。」
俺は返す言葉を無くしてしまった。
兄貴はいつもそうだ。『本当の兄貴』みたく、俺を扱ってくれる。それはめちゃくちゃ嬉しくて、
めちゃくちゃ怖いことだ。
501 :
3/11:2009/05/18(月) 23:40:35 ID:WMp8mDQc0
番号振り間違いスマソ…
買い出しの帰り道、俺達は教会の前を通った。ここの神父は馬鹿みたいにお人好しで、兄貴に今の仕事を
紹介してくれたし、今だって俺みたいな屑でも読み書きを教えてくれたりする。兄貴が「読み書きは
出来た方がいいから」と強く勧めてきたこともあり、最近、平日はずっとここに通っていた。
「そーいや最近どうだ?新聞読めるか?新聞。」
「ちょっとだけ。まだヤンキースのスコアくらいしかわかんねえ。」
「はは、上等だ。お前才能あるよ。やっぱベンキョーしてた方がいい。」
兄貴は今の仕事をはじめてから、俺には勉強や家のことしかさせたがらない。昔、まだ道端で二人寝ていた
頃は、一緒にスリや盗みをしたけれど、今じゃ俺がそういうことをするのは嫌みたいだ。この街で俺
くらいのガキの出来る堅気の仕事なんて殆んど無い。そうすると、自と兄貴が望むように、俺は教会で
アルファベットの羅列を追いながら、ハウスキーパーをする他なくなる。
(俺は兄貴の足を引っ張ってるんじゃないか?)
漠然とした、でも確実に胸をいっぱいにする不安。
俺達の関係はナイフの刃を渡るみたいに危うい関係だ。一度足を踏み外したらジ・エンド。サーカスの
綱渡りみたいなセーフティネットなんざありゃしない。だから、この不安は命取りになる。
いや、命どころか、もっと大事なものを無くすだろう。無くしたら最後。後には多分、絶望しか残らない。
「どうした?ボーッとして。疲れたか?」
気付けば兄貴がこっちを覗き込んでる。慌てて何でもないと言ったけれど、兄貴は心配して俺を教会に引き摺り込んだ。
「落ち着いたかね?」
神父が水をくれた。それを飲み干すと、息を吐いた。
「うん、ありがとう。」
グラスを返すと、隣にいた兄貴がコツンと頭を叩いてきた。俺は少し膨れて、同じようにやり返す。
それを見た神父は苦笑して、相変わらずだと言った。神父は兄貴とは古い仲らしい。兄貴の後見人と
いうやつになってくれたのも、その縁があったからだ。
502 :
4/11:2009/05/18(月) 23:44:12 ID:WMp8mDQc0
「そう言えば、もうすぐお前の誕生日だね。」
突然の神父が、兄貴にそんなことを言い出した。俺はきょとんと目を丸くした。捨てられたガキは誕生日
どころか、自分の本当の年すら知らないのが普通だ。だから、神父の言葉は信じられなかった。
「――ああ、違うんだ。適当に決めたやつだよ。決めといた方が書類の手続きとか、色々楽だからな。」
兄貴に『誕生日』があるなんて初めて知った。聞けば日付はもうすぐだ。ふと、俺は兄貴に何かを
プレゼントしたいと思った。具体的なものとか、全然イメージが湧かないけど、とにかく何かを
兄貴にやりたかった。だっていつも俺は兄貴に貰ってばっかだ。だから兄貴に俺から何か贈りたい。
贈って、照れ臭いけど、ありがとうって伝えたい。教会を出てからも、俺はずっとその事ばかり考えていた。
「悪いけど、人手は足りてるんだ。」
「わかった。邪魔して悪かったな。」
会釈をして店を出る。予想通り、ガキを雇ってくれそうな店はない。兄貴の『誕生日』まで、そう日は
ないのにこの有り様だ。俯いてため息をつく。やっぱり無理なんだろうか。そう思った途端、胸がズキンと
痛む。俺は兄貴になんにもしてやれないのか。非力で小さな自分を呪う。家に向かう足取りも重たかった。
家の近くの路地に差し掛かると、ひょいと誰かが目の前に立ちはだかった。
「おい、久しぶりだなぁ!」ヤニに汚れた歯を見せて笑う男。こいつはここらの売春を仲立ちする
ミドルマンだ。昔から、多少の付き合いがある。
「ちょっと見ない内にでかくなったなあ。兄貴も元気かぁ?」
「まあな。そっちはどうなんだ?」
「ひひひ。お陰さまで繁盛してるよ。最近はオスガキがよく売れてねぇ。儲かるんだぜぇ、これが。
何ならお前もどうだぁ?いい客紹介してやるぜぇ。」
薄気味悪い笑い声に苦笑する。悪い奴じゃないんだが、こいつの誘いには乗る気がしない。
丁重に断りをいれる。
503 :
5/11:2009/05/18(月) 23:47:48 ID:WMp8mDQc0
「いや、いいよ。やめとく。」
「きししし。その顔じゃ高く売れそうだけどなあ。まあ、どうせあの兄貴もゴーサインは出さねぇ
だろうしなあ。へへへ。」
ミドルマンはそう言うと、こっちに何かを投げて寄越した。慌てて受けとると、それは小さなキャンディ
だった。またガキ扱いか。そう自嘲すると、その薬臭いキャンディを口に放り込んで、道を歩き出した。
その晩、兄貴はまた職場の奴と飲みに行っていた。今日は三日はやい兄貴の『誕生祝い』らしい。
早めに戻るとは言うものの、どうせ夜中になるに決まってる。軽い食べ物だけ用意して、酔っ払いを待つ。
その日も雇ってくれそうな仕事はなくて、溜め息ばかりが出た。
(………やっぱり、スるか、盗むしか…)
兄貴は嫌がるかもしれないけど、黙っていればわからないだろう。それに今回だけ、これっきりにすれば
いい。一回くらい、神様だって許してくれるはずだ。いや。許してくれなくてもいい。死んだ後に地獄に
落とされても、兄貴が喜んでくれるなら俺は全然構わない。それしか方法がないなら。
「ヤーハー!兄弟!兄ちゃんがいない間いい子にしてたかあ〜!」
すっとんきょうな声が聞こえたと同時に、玄関のドアが開く。チェーンで固定されているから、半分も
開かないのに、馬鹿はガチャガチャとドアを鳴らし続ける。
「ドアが壊れんだろ、馬鹿兄貴!」
チェーンをはずし、兄貴を迎え入れると案の定ぐでんぐでんに酔い潰れた兄貴がのし掛かってきた。
かなり酒臭い。堪らず顔を背けた、その時だった。
「うわぁ!?」
二人してバランスを崩し、俺が下になる形で倒れ込む。その拍子にグキリ、と嫌な音が聞こえた。
「痛っ……!!」
思わず呻き声をあげ、右の足首を押さえる。どうやら捻ったらしい。
「え…お、おい!どうした!?」
兄貴が慌てて俺の顔を覗き込んでくる。その顔は真っ青で、兄貴の方が死にそうな感じだ。
504 :
6/11:2009/05/18(月) 23:50:32 ID:WMp8mDQc0
「大、丈夫……」
「馬鹿!大丈夫な訳ねぇだろ!とりあえずベッドに…!」
兄貴はひょいと俺を抱えると、ベッドに寝かせてくれた。ジーンズの裾を捲ると、右の足首は赤く腫れて
熱を持っていた。
「暫くは動かさない方がいいな…」
兄貴は神妙な顔つきでそこを見た。それから塗らしたタオルを持ってきて、その部分を冷やしてくれる。
「……どうだ?少しはマシか?」
「うん……」
その時俺は怪我のことなんか頭になかった。
(こんな足じゃ何にもできねぇじゃねえか…)
『誕生日』まで後三日しかないのに、まともに歩くことすらできなくなったんだから。普通に稼ぐのも無理。
盗みもスリもダメ。それどころか、家の仕事も厳しいかもしれない。プレゼントなんて夢のまた夢だ。
どこまで俺は役立たずなんだろう。
「…どうした?やっぱり痛むか?」
くっ、と兄貴が俺の頬を拭った。知らない内に、俺は泣いていたらしい。次から次に、情けないくらい涙が
出てくる。
「ホント悪かったよ。ごめんな。」
優しい言葉が、余計に胸を締め付ける。兄貴はこんなに俺にしてくれるのに。まるで『本当の兄貴』みたく、
俺にめちゃくちゃ優しいのに。
「痛くなんかねえよっ…クソッタレ…!」
腕で顔を覆って、精一杯の悪態をつく。しゃくりをあげながら、涙を止めようと躍起になった。だけど
そんなの無駄だった。
「明日湿布買ってくる。それまで我慢な。」
「いらねえよ…そんなもん…」
悔しい。悔しい。それに、凄く怖い。
もう俺の頭の中はぐちゃぐちゃで、何にも訳が分からなくて、一晩中眠れなかった。
505 :
7/11:2009/05/18(月) 23:54:07 ID:WMp8mDQc0
「おお、なんだぁ?その足。」
ミドルマンは珍しそうにこちらを見た。
「捻ったんだよ。ドジしてな。」
苦い顔をすると、ミドルマンは向かいの席を勧めてきた。痛む足を引き摺りながら、そこに座る。
「きききき。難儀だなあ、お前もよぉ。でぇ?せの足引き摺ってわざわざ俺に何の用だあ?」
間延びした独特の声で、こちらに尋ねてくる。
俺は一瞬躊躇った後、深呼吸して話を切り出した。
「――俺に、客を紹介してくれないか。」
沈黙が支配する。それから慌てた様子でミドルマンが返す。
「お、おい。今客を寄越せってぇ言ったか?どうしたんだ急によぉ。」
「金がいるんだよ。それにアンタも俺のこと誘ってたじゃねえか。いいだろ。」
少し強めに言うと、ミドルマンはたじろいだ。ばつの悪そうと言うか、迷っているような表情。
こいつにしちゃ滅多にしないような顔だ。
「まあ、そりゃ俺も儲かるし構わねえんだけどよぉ。そのよぉ、オメエの兄貴は何て言ってんだぁ?んー、
あれだ、俺もアイツにゃ多少色々あるからよぉ。」
苦い笑みがこぼれる。確かに兄貴はこんなこと絶対に許さないだろう。だけど、今の俺にはこれしかない。
「これは俺の問題だ。いいから紹介しろよ。」
兄貴の『誕生日』は、明日に迫っていた。
糊のパリッと効いたシャツに、上等な仕立てのスーツ。少し白髪の混じった鳶色の髪は、後ろに撫で付け
られていた。見た目は完全にご立派な紳士だ。
「君が今夜のお相手かい?」
小さな宿の一室。小綺麗な部屋にはベッドとシャワールームがあるだけだ。ヤる分には十分、て感じの
殺風景な部屋だった。
「さっさとしようぜ。オジサン。」
ズルズルと足を引き摺りながらベッドにむかう。まだ全然痛みはとれない。
「その足は生まれつきなのか?」
そんなことをオッサンが聞いてきた。どうしてそんなことを聞くのか分からず、聞き返すとオッサンは
ビジネススマイルで答えた。
506 :
8/11:2009/05/18(月) 23:56:30 ID:WMp8mDQc0
「私の友人で不具者を好む人間がいてね。良ければ紹介しようと思ったんだが…」
ぺろりと舌舐めずりをするオッサンはこの上なく気色悪い。この変態野郎。反吐が出る。胸の中で、
そう唾を吐いた。
「…そうだ。先にシャワー浴びてきたいんだ。構わねえだろ?」
「ああ。ただ、早めにして貰えると私としては嬉しいな。」
オッサンの答えを全て聞き終わる前に、俺はシャワーに向かっていた。別にエチケットだのなんだの
じゃなく、とにかく体を洗いたかった。何だか身体に兄貴の匂いが染み付いている気がしたからだ。
兄貴の匂いがする体を、あの変態親父に触られたくない。
馬鹿馬鹿しいけど、何だか兄貴まで汚される気がして耐えられなかった。石鹸とタオルで何度も体を擦り、
シャワーで洗い流した。
ベッドに横になるとオッサンは俺に覆い被さった。それから服越しに身体を撫で回す。
「……っ」
気持ち悪い。吐き気がしてくるほど最低の気分。本当ならぶん殴って犬の餌にでもしてやりたい。
だけど今は我慢するしかないんだ。だって兄貴にプレゼントを買えるのは今日だけなんだから。
打算が無かったといえばそれは嘘だ。
今のまま、兄貴に頼りっきりの自分はいつ捨てられてもおかしくないし、文句も言えない。だって俺達の
間には血の繋がりなんてない。兄貴が兄貴で、俺が弟でいられる保証なんてないんだ。どんなに望んでも、
ちょっとしたきっかけでこの幸せな『兄弟ごっこ』は終わってしまう。
『兄弟ごっこ』が終わって俺が捨てられたなら、裕福とは言えないけれど、そこそこ安定したこの生活は
出来なくなる。だから捨てられないためにも、兄貴の機嫌をとるように、何かをやっておいた方がいい。
俺は確かにそう考えていた。とてもエゴイスティックで、下劣な考えをしていた。
でも、でもそれだけじゃないんだ。
507 :
9/11:2009/05/18(月) 23:58:34 ID:WMp8mDQc0
「ひ…!」
いつの間にか胸のボタンは全部外されていた。そこへ直に唇を落とされる。軽く歯を立てられると、
うっすらと赤い噛み痕がついた。いくつもいくつも痕をつけられる。少しずつ肉を削がれる感じ。
段々自分が自分じゃなくなるようで、俺は凄く怖くなった。
身を捩って離れようとする。だけど俺を逃がさないように、目の前の男は俺を抱き締めてきた。
身体中に悪寒か走る。あの日、初めて兄貴に逢った日。初めて兄貴におぶわれた時、人間の体はこんなに
温かいんだとおどろいた。
めちゃくちゃ気持ちよくて死んでもいいって本気で思った。
それなのに、同じ人間のはずなのに、何でこんなに気持ち悪いんだ。
兄貴に抱き締められた時と全然違う。だって兄貴はもっと優しくて、もっとぎゅってしてくれた。
嫌だ。嫌だ。嫌だ。こんなの嫌だ。
兄貴がいい。
兄貴じゃなきゃ嫌だ。
兄貴以外の奴になんかされたくない。
怖い。怖い。怖い。逃げたい。
こんなところもういたくない。
「っ…助け…兄ちゃ……!」
小さかった頃の呼び名で、兄貴を呼んだ。頭も身体もグチャグチャで、それしかできなかった。
その時。目の前のオッサンがぶっ飛んで壁に叩きつけられた。俺は訳も分からず呆然とする。
「服着ろ。」
短く命令される。聞きなれた声。だけど凄く怒ったような声。
「兄…貴……」
目の前に兄貴がいた。ひきつった声でやっと答えると、兄貴は俺の手を引いて無理矢理部屋を出た。
パニックになって、全然頭が回らない。何で兄貴がいるんだろう。兄貴には黙ってたのに。道すがら、
足が痛くて何度も転びそうになった。いつもなら兄貴は俺にあわせてゆっくり歩いてくれる。だけど
今日は違った。兄貴は家に着くまで一回も俺の方を見てくれなかったんだ。兄貴は凄く怒ってる。
今までにないくらい、キレまくってる。でも不思議と俺は安心していた。兄貴は怒ると怖いのに、それでも
兄貴が傍にいてくれることが嬉しかった。
508 :
10/11:2009/05/19(火) 00:00:20 ID:WMp8mDQc0
部屋に着くと、俺は思いきり床に投げられた。足が痛い。そこを庇おうとしたとき、思い切り肩を押さえ
つけられて、床にしこたま頭を打ち付けた。
「お前どういうつもりだよ!あぁ!?何であんなことしたんだよ!!金か?だったら言えよ
クソッタレ!!!」
一気に捲し立てられる。力一杯捕まれている肩が痛い。心臓が爆発するくらいバクバクいってる。
怖いのと、嬉しいのと、痛いのと、安心したのと。いろんなモンが混じって涙になる。
「ごめ…兄貴……お、俺っ……」
「言えよ馬鹿野郎!!なんであんなことした!!!」
上手く息ができない。それでも無理矢理肺に空気を押し込んで、喉を震わせた。
「だ…だって…あ、あ、にきの…『誕生日』だ、からっ……」
「………え?」「ごめ……おれ…おれ……あにきにっ…ぷれぜんとっ、したくて……だって、あにき…
あにき、すきだからっ…ごめんなさい……」
ガキみたくベソをかきながら、兄貴に何度も謝った。兄貴が好きで、兄貴に喜んでほしくて、『誕生日』を
特別な日にしたかった。
おめでとうってプレゼントを渡して、そうしたら兄貴が笑ってくれるだろうって思った。
だけど結局、そんなの無理だったんだ。
俺は兄貴の足を引っ張るだけで、何にも出来ない。
それどころかこの大切な日に兄貴を怒らせた。
「ひくっ…ごめ……にいちゃっ…っ…ごめん…な、さ…」
情けないくらい涙が出た。ボロボロボロボロ、止めどなく溢れてくる。いくら拳で拭っても、全然止まる
気配はなかった。
兄貴はもう怒鳴ったりしなかった。呆れられたんだろうか。こんな馬鹿野郎はもういらないって思われてる
のかもしれない。何にしろ最悪だ。
少しおいてから、兄貴は俺の肩から手を外した。そしてゆっくり俺を横抱きにして、ベッドまで運んでくれた。
「……ごめんな。怒鳴ったり、酷いことして。」
兄貴は額にかかる髪を優しくすいてくれた。兄貴は悪くないのに、なんで謝ってるんだろう?悪いのは俺だ。
そう言ったつもりだけど、ちゃんと兄貴に聞こえたかどうかはわからない。
509 :
11/11:2009/05/19(火) 00:01:53 ID:WMp8mDQc0
「…ここ、見ていいか?」
ふと、兄貴がシャツに手をかけた。俺はコクンと頷く。さっきあの変態に散々噛まれた痕が、そこには
あるはずだ。それを見られるのは嫌だったけど、兄貴には逆らえなかった。ボタンを外して、肌をさらけ
出す。そこを見ても兄貴は何も言わなかった。
恥ずかしい。
そう思ったけれど、同時に兄貴になら見られてもいいと思ってる自分がいた。
「あ………」
甘い電気みたいなものが走って、驚いた俺は身体を起こす。でもそれを兄貴は制した。
「全部きれいにしてやる。あの変態親父の痕、全部きれいにしてやるから。」
そう言って、兄貴は赤い噛み痕をきつく吸う。そうすると汚かったそれは、あっという間にきれいで
幸せな兄貴のものになった。
兄貴はそれを何度も丁寧に繰り返して、身体についた痕を全部きれいにしてくれた。
そして一晩かけて、俺を全部、兄貴のものにしてくれた。
俺は兄貴に聞いた。あの時、どうして俺を拾ったのか。兄貴は間抜けな顔をしてから、苦笑して答える。
「そうだな、多分、家族が欲しかったんだ。誰でもいいから、家族が欲しかったんだよ。そしたらあの日、
死にかけのガキ拾って、餌付けしたらいいかなあって。本当にあの時は、お前じゃなくても、誰でも
よかったんだ。」
誰でもいい。
その言葉に少し胸が痛む。
「でもさ、今は違うよ。」
いつものように、くしゃりと頭を撫でられる。
「やっぱりお前じゃなきゃ嫌だよ。お前以外が弟とか、全然考えらんねえ。」
そう言って兄貴は額にキスをしてくれた。さっきまで散々泣いたのに、また涙が出てきた。本当に俺は
馬鹿野郎だ。
「……ごめんな。俺、なんかメチャクチャ自分勝手だよな。」
兄貴は柄にもなくしょんぼりとしていた。おの様子がおかしくてついつい笑ってしまった。
「兄貴が自己中なのは今更じゃねえか。馬鹿兄貴。」
ふざけてかぷっと兄貴の鼻を噛んだ。すると兄貴もふざけて俺の鼻を噛み返してきた。こんなことでも
幸せだって感じる俺は本当に単純でアホだと思う。それでも俺は兄貴といられて本当に幸せだって感じた。
「…結局プレゼント、買えなかった。」
ぽつりと呟く俺がと、いきなり兄貴は俺を抱き締めた。
「いーだろ、そんなの。お前がいるだけで、俺は毎日ハッピーだよ。」
優しくて、ぎゅってされるハグ。身体中溶かされそうなほど温かい体温。
やっぱり俺は、兄貴が好きだ。
「――あたりまえだろ?良くできた弟に感謝しよ、馬鹿兄貴。」
俺も思い切りハグしかえした。肌と肌がくっついて、二人が一つになったように感じた。
本当に兄貴が兄貴でよかった。
そんな風におれは考えた。
番号振り間違えホントすいませんでした。
511 :
風と木の名無しさん:2009/05/19(火) 00:13:16 ID:5DcRVDis0
大変美味しくいただlきました。
ごちそうさまでした。
下げ忘れました。ごめんなさい
吊って来ます。
萌えたよ姐さん…ありがとうありがとう
久しぶりに来てみたら…GJ!!!
ハピエンド兄弟大好きなんで盛大にもっふるした
>>499-510 可愛い弟が他の男に汚され(かけ)て、理性を失う兄モエスw
兄→弟への甘やかしっぷりが、そこかしこから読み取れたのもツボでした
ナイスな義兄弟萌えをありがとう!
517 :
風と木の名無しさん:2009/05/21(木) 01:25:23 ID:nZnhM0ibO
GJ
ぐいぐい引き込まれた!
産まれた時から今までの人生で俺が六歳差の兄貴と会ったことは一度も無い。
母親が兄貴を引き取り、赤ん坊の俺は父親が引き取った。
その父親が先月、事故で急死した。
高校生の俺が喪主を務め小規模の身内葬をひっそり行った。
整理の際見つけた父親の手帳に連絡先がひっそりとしたためられていた。電話番号は無し。
それを見て速達を出した。だがいつまで経っても、兄貴も母も姿を見せず、葬儀終了後考えて後日母達の元へ俺から顔を出す事にした。
目前にあるのは青色のペンキで塗られているがとうにあちこちボロボロにはげている、年数の効いている安っぽいアパート(というか長屋?)だ。
ここは俺の住んでる東京の上の方に位置する北の県。
二県か三県か超えてほぼ一日かけてやってきた。
「あんれまぁ〜、拓史ちゃん大きゅうなったねぇ…」(作者/すいません北の方言全くわかりません捏造します)
「兄貴ですその名前。俺の兄貴。ここに住んでると聞いて訪ねて来たんですが「エェ〜、浅実さん達、もうここには住んどらんのよ、アナタ浅実さんのもう1人の息子?ハァ〜。拓士ちゃんが少年院入っちゃった年に街の方に引っ越して行ったよ」
「!?住んでない…街ってじゃ街の名前「ハァ〜。それにしても似とるねぇ。拓士ちゃんの顔に。お兄さんと同じで顔立ちエラい良いわねェ〜、○○町の○番地に行きな。この辺りじゃ飲み屋経営なんてあそこだけよ。何軒もやってないからさすぐ見つかるよお母さん」
言われた通りの地域に足を踏み入れる頃にはもう、辺りは夕焼けが染め上げていた。
スナックぺぺ… スナックメロン… スナックアデュ〜ル…三軒しか並んで無い。
俺はスナックアデュールに入った。
チャリンチャリン…「ぃらっしゃい…」客が座るカウンター椅子に座りタバコを口にくわえながら灰皿を磨いてる男がこちらを向いた。
眼が険しくて、襟足の長い髪を後ろに結び、身長のかなり高い男、険しく目つきとやつれとしゃがれた声とが印象的だ。
そして多分俺の兄さんだ。
「…俺は…」
自己紹介が必要だと思うも、喉奥に言葉が詰まって進まず、
目の前の男はドア横に突っ立つこちらを凝視したまま少しも表情を変えない。タバコをくわえフーンとでも言いそうな顔つきのまま灰皿を磨き続けている。
「まだ店開かないんだ…」
タバコを口から離して男は言う。
「ホステスさんがまだ上で準備しているからね…」
煙を吐きながら彼は灰皿でタバコを潰し天井を見上げた。
意識しないと分からない程の小さい喘ぎ声が天井から漏れている事に気付いた。「だから、俺と裏で話そう」
言うなり、俺の腕を引っ張って、裏口に連れていった。
裏口を出るとそこは寒空の下二台の車が止まってる駐車スペースであった。
突然後ろから一台のオンボロトラックに向かって足蹴にされ突き飛ばされた。
「お前何しにきたんだよッお前俺の弟だろッ!!帰れよッ!」
いきなりの事に目が丸くなる。
「か、か、かえらねーよっ!な、何ぁんで帰らなきゃイケないワケっ?親父が死んだの伝えにきたのにっ俺の家族探しにきただけなのにっ」
頑張ってみるが尻餅ついたままで声に威力がイマイチ出ない。
「馬鹿やろうッ!ここにテメエの思ってる家族なんかいねぇよッ!早く帰れ馬鹿ッ」
容赦ない兄の言葉。
「や、や…やあだ、よおーっっ!!何、何でそんなこというんだよぉーっ!俺たちっ…た、たった二人の兄弟ぢゃんかっ俺、身寄りなくなっちゃったんだよっ」負けるもんか罵声。
「ハッたった二人ィッ!?あの婆ァお前捨てた後も弟妹ぼこぼこ産んどるわ!何も知らんでお前…」バキィっ
野郎、俺のすぐ隣にあるドラム缶蹴っぽっりやがった。
「じゃあどぉーすればいーんですかぁっっ!!俺はどこに住めばいーんですかぁっ孤児院の扉叩けってゆーんですかぁ!学校止めて住み込みで働らけって言うんですかぁーっ!」
「期待したってな、テメェに学費出す人間なんざここにゃいねェーんだよッ!!」
ばがんっ
ま、又、ドラム缶蹴り上げやがった。
こいつ。
ゆとり教育世代に何ショック強い事してくれてんだ。
「…ぉ前が学費出せ…兄貴だろ社会人だろ」
人差し指差して言ってやった。
…やべえ…と思う間もなく、俺は尻を蹴られた。
続く(続かん)
この後兄貴×弟シーンに続くんかとゆうところですが…終わりです。
中途半端尻切れとんぼサーセン。
522 :
風と木の名無しさん:2009/05/21(木) 16:46:17 ID:2cHCjjxP0
ケータイ小説乙
点字ブロックのとこで信号待ちとかしてるときに
足踏みとかつま先立ちしたりて、「街角リフレクソロジ〜」と
宣っている従兄には色々と勝てる気がしない。
ごめんなさい誤爆ですorz
そんな兄貴と肩凝りのひどい弟(妄想)に萌えた
「あ…ッ、や、ァ…やめろって…!」
子供の頃、俺を引っ張ってくれたてのひらが、触られると甘い電気みたいな刺激が走る場所ばかりに触れてくる。
ベッドに押し付けられて、服をあられもなくはだけさせられて、こんな風に淫らに高められるのはこれがはじめてじゃない。片手できかない数だけ、兄貴にされてきた。
葛藤なんて振り切ったのか最初からなかったのか、弟の俺に欲情するんだと、当たり前みたいに告げてきて、まるで俺が拒否するなんて思ってない強引さで俺を抱く。
入れられた指が探るみたいに中を擦って、最初は違和感が強かったのに、弄られて恥ずかしい声ばかりが上がるようになったのは絶対に兄貴のせいだ。
「気持ちいいんだろ?」
「ちが…っあ、…ふぁ、ああっ」
気持ちよすぎてヘンになる。本当はこんなこと、しちゃいけないんだ。わかってるのに、カラダは感じる、やっぱり兄貴のせいで。
「も、やだ…離せ…って…!」
首を振って身をよじると、兄貴は呆れたように息を吐いた。
「お前ね、いい加減認めたらどうだ?」
「何がだよ!」
「お前が俺のこと好きでしょーがないってこと。こうされんのも、本当は嬉しいんだろ?」
「違…ッ」
ふるふると首を振る俺に、兄貴はいっそ優しく微笑んだ。
「別に俺は、可愛い弟のこと、縛ったりしてないぜ? お前だってスポーツやってんだし、本気で嫌なら逃げればいいだろ。俺のこと殴り倒してでもさ」
「……ッ」
じわり、とまぶたが熱くなる。できるなら、とっくにそうしてる。
兄貴は格好良くて、みんなから好かれてて、俺はそんな兄貴が自慢だった。子供の頃から大好きで、いつも兄貴の背中だけ追いかけてた。物心ついたときから世界で一番大好きな相手に、手を上げられるわけなんてないのに、兄貴はぜんぜんわかってない。
「言えよ、俺のこと好きなんだろ? おにーちゃん愛してるって言ってみな? 楽になれるぜ」
楽しげに促してくる兄貴は、誰の前でも俺のことを好きでかわいいって言って憚らない。おかげで兄貴はみんなからブラコンって言われてる。何度も抱かれた俺は、それがからかいや冗談なんかじゃなくて、本気だってことも知ってる。
だけど、だからって俺まで兄貴が大好きだなんて言ったら、逃げ場がなくなるじゃないか。
こんなに好きで好きでしょうがないのに、ただでさえ兄貴のことしか考えられないのに。これ以上兄貴に溺れたら、俺が兄貴を束縛したくなる。万が一にでも鬱陶しい弟だなんて思われたら、生きていけない。
「…絶対言わない」
抵抗しないくせに意地を張る俺に、兄貴はそいうとこが可愛いとか何とか言って、じゃあカラダに聞いてやるよ、って、また俺が感じる場所を暴きはじめた。
起き抜けにえらいもんを読んでしまった。なにこの兄弟萌える。GJでした!
たたたたたまらん禿げ萌えた…!gjすぐる!!
次回作にも期待ww
532 :
1/2:2009/06/02(火) 04:42:53 ID:DY70+EBE0
コネタ 若干下品
勤め人がやめやすい周期は三週間、三ヶ月、三年と一般に言われるらしい。
まさに弟は三年目、仕事に飽いて隣の芝生が青々と輝いて見える時期にさしかかっていた。
しかしこの不況の最中みすみす正社員の座を手放すような愚を犯すほど無謀でもなく、さりとて公務員などの試験に挑戦する気も起きず、ただ日々をもはやルーチンと化した業務に浸している。
正午少し過ぎまでエクセルと格闘し、キリの良いところで保存しパスワードをかけてパソコンをスリープさせる。
事務所の隅に設えられた休憩室に入ると代わり映えしない面子が何時もと同じような昼飯を机上に広げていた。
小さなテレビではお決まりのNHK総合。なぜ民放の大御所番組ではないのか、弟は三年たった今でもこの選局に疑問を抱いている。
「よう、今日も手作り弁当か」
「そうですよ」
「いいよなあ、最近は弁当屋の奴も美味しくはなってるがやっぱり手作りはうらやましいねえ」
少し上の先輩と隣の課の主任が、ニヤニヤと弟が持つ青いハンカチに包まれた小箱を眺める。
パイプ椅子をがりりと引き、ギッと音を立てて腰掛けると尾てい骨のあたりに重いだるさが走った。
弟自身のデスクチェアにはクッションに細工がしてあるため、それほど腰に負担がかからないようになっているが、さすがにただのパイプに薄いウレタンを敷いただけの椅子では腰痛解消は望めない。
多少乱雑に結ばれた結び目を解いて現れたへこみのあるアルミの弁当箱のふたを開けると、いろどりのよい旨そうなおかずと浅利の佃煮を混ぜ込んである飯が入っていた。
「手作りったって、奥さんとか恋人が作ってくれるんじゃないっスから」
日々飽きもせず今日もおおお、と声を上げて弁当を覗き込んでくる同僚たちを手で払いつつ、いただきます、と弟は手を合わせた。
533 :
2/2:2009/06/02(火) 04:43:19 ID:DY70+EBE0
そうなのだ。この弁当は決してワイフやハニーが愛をこめて作ってくれている訳じゃない。
マザーでもグランマでもましてやマイスウィートシスタでもない。
朝っぱらから缶ビールを飲み合間にタバコを吸い、首やらあたまをぼりぼりひどいときにはパンツの中までかきながら、三十歳にリーチのかかったむさい兄が作ってくれているのだった。
外食してもいいのだし弟も自分で弁当くらいは作れるのだが、作ってくれた飯を無碍にすることは出来ない貧乏性が毎日兄の手作り弁当を持参する理由となっていた。
「ん、ひああ、ふぅ、っつ」
「ぐずぐずだな。そんなに、イイ?」
「うー、ぁ、にぃさ、っん!ひい」
「ほら、ひーひーいってないで」
薄いカーテン越しに街灯の光が入り、安アパートの六畳間はうす青く染まっている。
五月だというのに六畳間はむっとするような熱気が立ち込めていた。
肺を破らんばかりにぜいぜいと喘ぐ弟の臀部を強く押し開きべちゃべちゃと下品な音を立てながら尻穴を舐めるのは、正真正銘血のつながった彼の兄だった。
布団に四つ這いになった姿勢を保てず、無様にも伸びをする猫のように尻を突き出し、誘うように腰を痙攣させている弟は昼間の鬱々としたサラリーマンの風情を一切見せない。
度重なるアナルセックスのせいで僅かに脱肛した後孔は、女性器のようにヒクつき嗜虐を煽る。
汗でべとつく太ももや、妙なところで似ているものだと感心させられる兄弟で似た生え方をした陰毛をまさぐってやれば、獣のような悲鳴を上げた。
きっかけは何だったのかは、今となってはどうでもよくなっている。
古い喜劇や禁断の香りのする薔薇や倒錯なんかは一切ないし、兄弟仲だってふつうだった。
いまだって愛してるとか独占欲とかは全くない。
ただ、弟は日々の暮らしに飽いて、兄は自由業の無為さをもてあましていて。
若干ゲイカルチャー方面に関わりのある兄がふっかけて、そのまま、ずるずる。
いつも、これが最後かもしれない、と思うと盛り上がる、なんてどこぞの恋愛教本のような性交を続けている。
GJ!
たぎった…たぎったよ…
>>532 ぐっじょぶ!!
もっと続きが読みたくなるような素晴らしい出来でした、ごちそうさまです。
わっふるわっふる
GJ!!
このスレの職人さんはみんな凄いな…レベル高いよ
閑話休題
鬼の撹乱、というのだろうか。
何時も元気な母親が具合を悪くして、早々に自室へ引っ込んでしまった。
一応晩飯は用意してあるものの、一人でテレビを見ながら食べる飯は砂を噛むよう。
しかし食べ盛りの弟の腹は空腹を訴えるので、食べずにはいられない。
ぼそぼそ、ボロボロ、無気力に行儀悪く詰め込んでいると、不意に玄関の開く音と帰宅を告げる兄の声が聞こえた。
「ただいま」
「お、お帰り、早かったじゃん」
上着を脱ぎ、鞄を下ろして、兄は台所で軽く手を洗うとすぐにリビングテーブルに着く。
一旦部屋に戻り着替えて来ると思っていた兄の意外な行動に驚き、弟は食べこぼしをこっそり台ふきで隠してながら読みしていた雑誌もテーブルの下に投げた。
「母さんは」
「あ、具合悪いの知ってたんだ」
「メールが来た」
「そう。うん、大丈夫…みたい、寝たら治るって」
そうか、と短く答えて兄は布巾をめくり自分の分の夕飯に箸をつける。
こうやってさし向かいに食卓に着くのはどれぐらいぶりだろう。
歳の離れた兄弟は生活パターンがあまりに違うため、意識せずにいると一月会わない事もあった。
しかも思春期まで一人っ子として親の期待を受けて厳しく育てられた長男と、忘れたころ不意に出来た現在高校一年生の次男だ。
親の態度もそりゃ違うし、兄弟といえども性質は全く似ていなかった。
そんな有様だから、仲が良い悪い以前に顔を合わせずにいるとほぼ他人に成り下がるのも仕方のないことだろう。
特に話題もなく二人は黙々と箸を進める。
兄が器用な性質ならば、如才なく学校や彼女の話題を持ちかけることも出来たのかもしれない。
しかし、現大学助教授で学者頭な上、生来の不器用さもあって何も話すことが出来ずにいる。
また弟も、年齢相応の照れが邪魔して、いつも両親にしゃべり倒している事がうそのように黙って皿の内容を減らしている。
「あの、今日さ」
「今日あったことなんだが」
意を決して口を開いたタイミングがまったく同じで、お互いに気まずく口を開閉する。
「兄貴、先に喋れよ」
やっとのことで弟がそう言うと、ああ、とうなずいて兄は突拍子もないことを口にした。
「Rockサーフ小悪魔姉マリンとは何なんだ?」
「…は?」
兄貴なにがあったのwwww
「いや、研究室の資料整理をしてくれている女性がいるんだが」
最近、兄はその女性に押し切られ、彼女の妹である女子高生相手に家庭教師の真似事をしている、らしい。
「見た目は若干派手だが、良く物事を理解するいい生徒だ、しかし」
「わかった、言葉が通じないんだろう」
びしり、と言い切ってみる。先ほどの発言と照らし合わせると多分正解だ。
「その通りだ。姉のほうがいるときは何とかなるのだが、妹だけになると意思の疎通が少し難しくなる」
一応学者らしくわからない言葉はネットで調べたりするらしいのが、所詮スラングだ。
明確な辞書データベースなどなく、感性で解明しなくてはならない。俗に言う、なんとなく、というやつだ。
「先だっても歴史の基礎を教えていたんだが、玉虫厨子や螺鈿を虫デコシェルパーツといっていたし、浄土信仰を“あの世超ラヴ”といっていたし…」
「結構頭良いじゃん、ソイツ」
歴史の事象を自分の世界にひきつけて考えられる、というのは一種の才能ではないか。
「で、その妹ちゃんの服装がRockサーフ小悪魔姉マリン、なんだ?」
「そうだった、らしい。私にはさっぱり解らなかったが」
ちょっと待ってな、といって弟は自分の携帯電話を探す。そして記憶端末からいくつかの画像をひっぱて来て、兄に差し出した。
「さすがに兄貴でもRockは解るだろ」
「イングランドのカウンターカルチャーであるパンク系統だと見当はついてるが」
まあ、パンクとは若干違う気もするが訂正が面倒くさいのでよしとする。
「じゃサーフ。略語だよ、もとはサーフィン、この子もろサーフ系。実際ボディボードやってるし」
携帯の画面に、学校の先輩とその彼女の写メを表示する。二人とも良く海焼けしていて、原色と南国テイストが良く似合っている。
そして次は、思いっきり上目使いの後輩を画面に出す。金髪の頭は盛大に盛ってあり、年齢の割にはむっちりした胸を惜しげなくさらしている。
「んでこの子が小悪魔。小悪魔説明しにくいな、白いのも黒いのもいるし。とにかくオトコをめろめろにさせよう!ってかんじだよ」
「本来の悪魔のささやき、といった意味で解釈して良いんだな」
「そーうそう、んで姉マリン」
「姉、という形容を洋服に用いるのはおかしくないか」
そこか!そこで躓くか!と、弟はがっくりと肩を落とした、メモリーをさぐって、もっとも姉系っぽい写メを探し出した。
「この写真の奴みたいに、こう、可愛いというより大人っぽい、キレイなのが姉系だよ」
「…大人っぽいか、この娘は」
「えーと、落ち着いた大人っぽさじゃなくてー、そう!子供じゃないのよ!みてーな主張だと思えばいい」
「なるほど反語か。あまり派手さのない水夫服や青と白の色味の服が姉マリンなのだな」
そして兄は、なるほど、Rockサーフ小悪魔姉マリンか、と小さくつぶやいて再び飯を食べ始めた。
今更ながら、この堅物の兄の口から呪文のようにもれるその言葉がおかしくて、くつくつと笑ってしまう。
一度ツボに入るとしばらく抜けないのは解っていたから、震える声でご馳走様、というとリビングのソファに移動してクッションに顔をうずめてひとしきり笑う。
「こら、笑いすぎだ」
「って、兄貴が、小悪魔って」
ソファの後ろまで移動してきた兄の手に頭をぐしゃぐしゃにされる。そうされるのはどれくらいぶりだろう。
おもわず昔のように、その大きな手に頬をすりよせて、鼻先で匂いをかいでみる。残念ながら味噌汁の匂いしかしなかったが。
「それにしても」
そのまま頬とあごのラインに軽く添えられた手にじゃれ付きながら、ん?と返事をする。
「沢山写真があるんだな、しかも良く撮れている」
「だろ?仲間内でも写真係なんだぜ?いやハブとか雑用じゃなくて、とってーってよく言われるし」
仲間と全く人種の違う兄からも同じ賞賛を受け、機嫌よく答える。
その後、兄が発した言葉が弟の人生に影響を与えることになるとは、このときの兄弟はまだ知らないままだった。
「というお話だったのさ」
「のさ、じゃないわよ!」
小さいながら新進アーティストの登竜門といわれるギャラリーには、数多のスナップといくらかの大判の写真が無造作に飾ってある。
それらはみな若い女性のふとした日常のシーンや街中でスカウトして撮られた写真だ。しかし、その一角になぜかいかめしい男性の写真が飾ってあった。
「初めての個展なんだから、成功させようって気はないの」
「仕方ねーじゃん、オレが写真やって今スッゲー幸せなのは兄貴のおかげなんだから、今トウトウと話したよね」
弟は先ほどから不満げなギャラリーの女主人から何を言われても、兄貴のコーナーと銘打ったコーナーを無くすつもりは毛頭なかった。そりゃ、グラビアヌードも撮る美少女好き写真家の個展には合わないかもしれない。
「オレの写真屋としてのライフワークみたいなもんなの!」
あの夜やたら俺の写メに感心したらしい兄は、次の日も早く帰ってきた。電気屋の箱を抱えて。
お前に、と差し出された箱を喜び勇んで開けるとそこには小さなデジカメが鎮座していた。
そして好きなだけ写真を撮ってみろ、とやさしく告げた。
じゃあ、兄貴が実験台になれよ、といって、カメラの基本操作を覚えるまで兄を撮影しまくった。
写真の類が苦手な兄も、自らが勧めたことだからと諦めておとなしく画面に収まってくれた。
その後も何かと理由をつけ、年百枚単位くらいで兄を取り続けている。
「むしろ兄貴の写真だけで写真集作りたい」
いい加減にしなさい、と写真屋の若造をぱこんとパンフで殴る。
「ばーかばーか、兄貴は優しいんだぞー散々コケにしたんだからほれるなよー、明日来てくれるんだからなー」
「子供みたいなこといわない!」
ヘーイ、と返事をしてへろへろと事務所に引っ込んだ彼を確認して女主人は兄貴のコーナーに向き直る。
大量の写真が、コルクボードに無造作にとめてある形式の展示だった。ポラや携帯での写真も混ざっている。
一つ一つ丁寧に見ていくと、先ほどの若造がどれだけ繊細な気持ちを持ってこの兄だという人物に接しているのかが良く伝わってくる。
「本当に、お兄さんが好きなのねえ…」
眼鏡をかけて難しそうな本を読みふける様子、車を運転する姿、犬の散歩の最中、風呂の中、ベッドサイドの照明に映える…。
「は?」
今見た写真の一連をもう一度、爪でなぞってみる。
これは、兄弟というには、状況がおかしくないか?どう考えてもこの後は、なんと言いますか、…。
そして先ほどの兄大好きな様子。
「深く考えないようにしましょう」
その後、個展の兄貴のコーナーは一部の熱い支持を得てシリーズ化し、兄貴写真集が出版されることになるとはだれが予想できただろうか。
まさかの写真集wwww
GJでした!
GJ!!弟が兄の手にじゃれつく様子が、ものすごくツボでした!
ところでその写真集はどこで購入できますか。
ほしゅ
兄ちゃんに迫っちゃう弟受が読みたい保守
保守ついでに、先日裏路地ですれ違った兄弟(?)。
兄:高校生くらい。制服姿で自転車
弟:小3〜4くらい。短パン姿で元気良く自転車の脇をダッシュ
おそらく「兄ちゃん帰って来た!」「よーし家まで競争だ!(でも自転車はゆっくり漕ぐ)」みたいな
状況と思われる、二人とも眩しいくらいの笑顔。
こっちも自転車だったんだけど思わず止めて振り返ってしまった…。
>>549 弟「にーちゃん好きやー!!」
兄「ぎゃああああ!やめえ!やめえ!!のっかかんなやああぁぁ!!!」
弟「何でや!?せっくすは押し倒さなあかんのやろ!
それに昔は俺のフライング・ボディ・プレスいくらでも
受け止めてくれたやんか!」
兄「アホ言え!!今のお前ルー.ニー.と身長体重タメやんけ!
そんなん受け止めたら俺が死ぬわ!!」
弟「大丈夫やて!にーちゃんはきっと阪.神の矢.野さんの生まれ代わりや。
鼻がほんのり似てるもん。
きっとどんなもんでも受け止められるて!せやからせっくすしよ!」
「ちょ!矢.野さん勝手に殺すな…!ぎゃああああぁぁぁぁぁ!!」
ポキッ
バンッ
弟「にーちゃん!せっくすしよ!!」
兄「お前俺の右足ポッキンだけじゃまだ足りんのかい!
ええ加減にせえよ!」
弟「そんなん煮干し食うてへんにーちゃんが悪いやん!
それにな、俺エロビデオで『生醤油』覚えてん!俺が上に乗るさかい、
足の二本や三本折ってても平気やて!」
兄「俺は讃岐うどんか!それ言うなら『騎乗位』やアホンダラ!!」
弟「どっちも素材をおいしゅう頂く一工夫やんか!
そう大して変わらんて!せやからにーちゃん!せっくすしよ!」
兄「上手いことゆうた思うなよー!!ってぎゃー!!!」
ボキボキボキ
ちょwwwww兄wwwwww orz
弟も可愛くてワロスwwwwww
ほす
保守しときます
スーパーで兄弟らしき買い物客ハケン!
弟「何食べたい?兄(にい)は今日はお客さんだから食べたいの言っていいよ」
兄「んじゃー肉・・・ハム!ハムね」
弟「肉じゃなくてハム?」
兄「そう、ハム!ハムが良いんだよ。ハムね、俺好きなの」
初老な兄弟ですんごく可愛らしい会話してて驚いたんだけどほんわかしたw
聞こえてきた会話によると弟の家(部屋?)で飲み&お泊りらしかった
>>555 年をとっても仲の良い兄弟っていいね。和んだ
しかし「にい」って呼び方可愛いなあw新たな萌えが生まれそう
にい呼びにただでさえドッキリしたのに初老だと…!?
禿げ萌えてしまったじゃないか!!!
一瞬、開いたスレを間違えたかと思ったww
けど萌えたw
兄弟保守
560 :
風と木の名無しさん:2009/07/14(火) 15:28:50 ID:tgfopf8YO
弟「兄ちゃん、“ほしゅ”ってなあに?」
兄「保守することでこのスレッドを守ってるんだ。お前ももう少し大人になったら、自然と保守できるようになるよ」
弟「うん、僕はやく大人になって、兄ちゃんと一緒にほしゅするー!」
兄「ははは、可愛いヤツめ」
保守を見るといつもこんな脳内会話が繰り広げられますage
弟「あっあっ・・・兄ちゃん、も・・・っ、ほ、ほしゅしたい・・・っ!」
兄「まだだめ・・・もう少し我慢して・・・兄ちゃんと一緒にほしゅしよう・・・」
弟「あ・・・もう、もうだめっ、ああーーーっ!」
兄「・・・ひとりでほしゅしていけない奴だね・・・兄ちゃん一緒に
ほしゅしようって、言っただろ?」
弟「ごめんなさいごめんなさい・・・」
兄「よし、こうなったら一緒にほしゅ出来るまでするよ」
>>560の兄弟がこんな兄弟に成長したら萌える(*´Д`*)ハァハァ
>>555が萌えすぎて勝手に続き妄想しちゃった。
弟「ハムおいしい?」
兄「(もぐもぐ)ハムうまいよ。やっぱりハムはそのままに限る。」
弟「サラダとかに入ってるのじゃなくて?」
兄「そ!」
弟「兄(にい)がそんなにハム好きだったなんてねえ。」
兄「ん、」
弟「なに?」
兄「口開けろ。」
弟「あーん、て?」
兄「あーん、て。」
弟「あーん。」ぱく「おいしいね。」
兄「だろ?」にかっ!
明日ハム買ってきます。
このスレの妄想クオリティは素晴らしいですね
「良宏、ただいま〜!兄ちゃん居なくて寂しかったかあ?」
「兄貴……飲み過ぎだよ」
しつこいチャイムにドアを開けた瞬間、千鳥足でふらふら倒れこんできた兄の由隆(よしたか)を、慌てて受け止めてやる。
ワイシャツの胸元ははだけ、緩んだネクタイはかろうじて首元にぶらさがっている状態で、靴下は脱げかけ、おまけに顔は赤い。典型的な酔っ払いだ。
「まったく、色々ぐちゃぐちゃにしちゃって……飲み会でなんかいいことでもあったの?」
「んー、俺の担当したプロジェクトが褒められてぇ、俺、我が社の期待の星!みたいな?!
どうしよう〜、スピード出世していきなり社長になっちゃったら!」
「はいはい、分かったからのしかかってくんな、重いって」
女子高生のようなハイテンショントークだが、実態はただの酔っ払い野郎だ。
180そこそこのタッパをもつ成人男性に体重を預けられるのは、同じ男の身でも流石に疲れるのだけれど、いい気分になっている兄貴は構わず全力でよりかかってくる。
「仕方ないなあ。ほら、そのまま掴まっててよ」
兄貴を支えながら、そろそろと後ろに下がって玄関と廊下の段差に腰掛ける。
さっきより若干楽な体勢にほっと息をつくと、酔いの延長か、兄貴が腕を伸ばして俺を抱きしめてきた。
「もし俺が出世したらさ、良宏にももっといい暮らしさせてやるからなー」
ただの酒の勢いかと思っていたが、どうやら割と本気で出世云々と言っていたらしい。
兄貴の背中をポンポンと優しく叩いてやりながら、言葉を返した。
「いい暮らしって、今だって充分いい暮らしだよ」
俺にとっては、と付け足す。
酔っ払いに対するあしらいではなく、正直な本音だ。
三年前に事故で両親を失ってから、俺の面倒はすべて、五つ年の離れた兄貴が見ていた。
当時高校生だった俺を養うために大学を中退して就活して、働きながら俺の世話をしてくれた。
進学を諦めて就職を考えていた俺に、
「良宏は真面目で頭も良いんだから、大学で俺の分まで学んでこい」
と言ってくれたのも兄貴だった。
両親の遺した財産と取得した奨学金のお陰もあって、現在は無事に大学生活を送れている。
けれど、大学受験を決める一番のきっかけをくれたのは、俺にとっては兄貴だ。
家で家事をしながら、大学に行って勉強したり、友達と遊んだりする今の生活がとても幸せで、家族である兄貴と当たり前に毎日を過ごせる事を、とても嬉しく思う。
1LDKのささやかなアパート暮らしだけれど、俺にはこの場所がかけがえのない我が家なんだ。
そんな思いが少しでも伝わったのだろうか、兄貴は俺を抱く腕にぎゅっと力を込めた。
「良弘……お前、時々すっげー可愛いこと言うのな」
小柄な方ではないけれど大柄でもない俺の体は、兄貴の腕の中にすっかり収まってしまう。
ワイシャツから香る、ビールと煙草の煙の匂い。
その中に混じった兄貴の匂いをみつけて、嗅ぎ慣れたその香りの安心感にそっと眼を閉じた。
「だって、本当にそう思うから」
今の暮らしが大切だから。兄貴といる日々が幸福だから――
「兄貴が、好きだから」
声に出すと胸がきゅうっとなって、切ないような甘さで体中がいっぱいになった。
酒に強くない兄貴は、潰れた翌日は記憶を飛ばしていることも多い。
どうせ忘れるなら言ってしまおうか――そんな考えに後押しされ、いつもは口にしなかった言葉が溢れ出す。
「俺、兄貴にすごく感謝してるんだよ。
父さんと母さんが居なくなって泣いてばっかりだった時も、受験勉強してるのに成績が伸びなくて悩んでた時も、兄貴は側にいてくれた。
いつも、一番側にいてくれた」
兄貴の腕の上から手を重ねて、広い背中にぎゅうっとしがみつく。
「最初は兄弟だからだって思ってた。でも、違うんだ」
愛しく思うこの気持ちは、兄弟愛なんかじゃない。
「兄貴とずっと一緒にいたい。ずっと一緒にいて欲しい」
回した手のひらに伝わる温もりに、なぜか涙が込み上げる。
決して失いたくない、あたたかで優しい存在を抱きしめた。
「兄貴が好き……」
熱をおびて赤くなった頬を隠すように、肩に顔を埋めて溜め息をついた。勢いにまかせて告白したものの、反応を伺う勇気は無くて、ただうつ向く。
すると、黙っていた兄貴が唐突に体を起こして、俺の肩をぐいっと掴んだ。
びっくりして見上げると、真剣な表情で俺を見つめる兄貴と眼が合う。
先程までヘラヘラ笑っていたのが嘘のような、恐い位の鋭い眼差しにドクンと心臓が鳴った。
怒っているのだろうか。いきなりあんなことを言われて、気持ち悪く感じたのかもしれない。
そう思い至って、俺は急に怖くなった。
「あ、兄貴……」
「良宏、今言ったこと……本当か?」
「……うん」
頷くと、兄貴の眉間の皺が深くなった。ああ、やっぱり怒っているんだ。きっと嫌だったんだ、実の弟に告白なんかされて……
兄貴に拒絶されると思うと、鼻の奥がツンとして泣きそうになった。俺は間違えてしまったのだろうか。
抱きしめられて、酔っ払い相手だからと浮かれて言わなくていいことまで言ってしまった。その罰が当たったのかもしれない。
「ご、ごめんなさ……い」
「なんで謝るんだ?」
「だ……って、兄貴が……」
瞳から溢れそうな涙を見られたくなくて下を向くと、頬を手で挟まれて再び上向かされた。
驚く間もなく唇が重なって、ああ、キスされてるんだとぼんやり思った瞬間、口の中にぬるりと入りこんで来た湿った感触に絶句する。
「あ、兄貴っ……な……にして……っ」
「何って、ベロチュー」
それは分かってる、と言ってやりたいのに、初めてのフレンチキスに翻弄されて呼吸もままならない。
兄貴に舌を撫でられて吸われると、なんだか背筋がぞわっと総毛立って、ぼうっとして何も考えられなくなってしまう。
力が入らず身体を支えられなくて、背中から廊下に倒れこんだ。
「はぁっ、んっ……ぁ……あ、にきぃ……」
息苦しくて、必死で兄貴のシャツを握りしめると、兄貴はようやく唇を離してくれた。
つうっと溢れた唾液が恥ずかしくて、慌ててTシャツの袖でごしごし拭うと、複雑そうな瞳で見つめられる。
「残念、飲みたかったのに」
「な……っ、に言って……!」
顔を真っ赤にして怒ると、ニヤリと意地悪そうな笑顔を向けられた。
「な、何?」
「いや、良宏はウブだなあ〜と思って」
にやにやと嫌な感じに笑う兄貴は、さっきまでの酔いはどこへやら。
昔から俺をからかう時にいつも見せる意地悪そうな表情で、俺に覆い被さってくる。
「だって、これからもっと恥ずかしいことするのに」
「ぁっ……」
耳に唇を寄せられて、感じた吐息にびくんと身を震わせた。
もっと恥ずかしいこと。キスよりも恥ずかしいこと。
言葉では理解出来ても感情が追いついていかない。
「あ、だって……兄貴、俺のこと気持ち悪くないの?」
「気持ち悪いと思ったら、キスなんてする訳ないだろ」
馬鹿だなあ、と笑いながら優しくしく俺の髪を撫でる兄貴。
その手のひらは昔幼い頃に俺にしてくれたみたいに優しくて、けれど昔にはなかった熱を確かにおびていて、
触れられる度にその熱さが俺に移っていくみたいでぞくぞくした。
「俺もお前と同じ……ずっとお前が好きだった」
兄貴の熱に浮かされて、上手く息が出来ない。
「愛してる、良宏」
耳元で囁かれて、耳たぶに口付けられて、わけがわからないけどどうしようもなく幸せで。
兄貴に愛されてるんだと思った瞬間、胸の奥で込み上げてきた熱い何かに涙がこぼれた。
ぼろぼろと溢れて、涙腺が壊れたみたいに止まらない。
「俺も好きっ、兄貴が好き……!ずっと、ずっと好き……」
嬉しくて、この気持ちを伝えたくて、泣きながら子供みたいに繰り返す俺の言葉を、兄貴はうん、うんと頷きながらずっと聞いてくれた。
「んっ……ふぅっ、……あっ、あん……」
俺の涙を拭うように目尻に口付けていた兄貴の唇は、いつの間にか頬から首筋へと下降して、今は俺の胸元へ移動していた。
普段触ることのない胸の突起を舌と唇で愛されて、慣れない刺激に唇から声が漏れるのを止められない。
「良宏、気持ちいいの?」
「はっ……あ、よくなっ……い」
「でも、腰が動いてる。乳首舐められて感じちゃったんだろ?」
股間の膨らみを指でつうっとなぞられて、もどかしさに体が揺れた。
上半身へのキスと愛撫だけで高ぶった俺の物は、スウェットのズボンを持ち上げて、早く触って欲しいと訴えている。
それなのに、兄貴は決してそこに両手を伸ばそうとはせず、胸への刺激だけで俺を追い立てるのだ。
「お前の乳首、可愛いよ。まだ誰にも触られてないような色なのに、こうして弄るとすぐに起ち上がって……」
右の乳房の回りを舌でなぞられながら、左の突起を指でくりっと摘まれて、思わず矯声を上げてしまう。
「まるでオンナノコみたいだな」
くすり、と微笑まれてかあっと赤くなった。
兄貴はきっと気付いてるんだ。俺が乳首への愛撫に慣れていないことも、そのくせ敏感に反応してしまって羞恥を覚えていることも。
みんなみんな分かっていて、あえて俺を恥ずかしめているのだ。
「良宏がこんなヘンタイだなんて思わなかったよ。乳首だけで勃っちゃうなんて、エッチな体だな、良宏は」
名前を呼ばれる度、淫らな言葉を投げ掛けられる度、恥ずかしくて堪らない。
なのに、身体はどんどん熱くなるばかりで、灯った熱は全身を侵してどろどろに溶かしていく。
「あ……ちが……う、エッチじゃない……ひうっ!」
きゅっと爪を立てられた直後にちゅうっと先端を吸われて、微かな反論もすぐに掻き消されてしまう。
「良宏、だめだろう?俺の前では素直にならないと。兄ちゃん、嘘つく子は嫌いだぞ」
「ごめ……なさ……ごめんなさい……」
快感と羞恥心で頭がぐちゃぐちゃになって、混乱のあまりしゃくりあげる俺に、兄貴は優しくキスをした。
「恥ずかしがることないんだ。お前が気持ちいいと、俺も嬉しいんだから」
「ひくっ、ほ、本当……?」
「ああ、本当だ」
だから素直になってごらん。そう言われて、魔法にかかったように口を開いた。
「……っもち、いい……ちくび、気持ちいいっ……!」
兄貴の指も、唇も、舌も、全部が気持ちよくて、兄貴に触れられるところすべてが性感帯になっていく。
お前は子供か、と突っ込みを入れたいのは山々だが、25歳になるこのだだっ子の寝起きがとても悪く、しかも一度言い出したら
なかなか引かないことを、残念ながら俺はよく知っている。
「もう、仕方ないなあ……眼、瞑っててよ」
溜め息を付きつつも、どこかドキドキしながらそっと兄貴の頬に顔を寄せた。
大人しく閉じられた睫毛をそっと指でなぞって、目尻に軽く口付けを落とす。
「ほら、約束通りキスしたんだから、早く起き――」
ぐい、と腕を引っ張られて、全く身構えていなかった俺の体は簡単に倒れ込んだ。
いつの間にか背中にはベッドがあって、兄貴が俺を見下ろしていて、完全に体勢が逆転して……
なんて考えているうちに、兄貴の顔がみるみる目の前に迫ってきて、慌ててその顔を両手で押し止める。
「ちょ、兄貴、ストップ!」
「なんで?今のじゃ全然足りないんだけど」
不服そうなしかめ面で、もっとしたい、とゆすってくる兄貴に、俺はうろたえた。
そりゃあ、俺だって時間が許せば兄貴と昨日みたいにイチャイチャしたりキスしたりしたいけど、
早くしないと兄貴は遅刻寸前だし、せっかくの朝食も冷めちゃうし……
ぐるぐると駆け巡った思考の末、苦し紛れの一言を漏らすと、兄貴はようやく納得して、しぶしぶ起き上がってくれたのだった。
楽しみにしてる――なんて、俺の頬を染めるような甘い言葉を、意地悪な笑みと共に残して。
「つ、続きは帰ってから……な」
過去ログを読んでたら萌え過ぎてカッとなって書いてしまった。反省はしている。
すみません、7/7の前に一つ抜けてました……読みづらくてごめんなさいごめんなさいorz
「良宏、言ってごらん。自分は兄ちゃんに乳首いじられて感じちゃうヘンタイさんだって」
耳元で吐息混じりに低く囁かれて、その声の甘さにくらくらと酔った。
「ほら、言って……?」
「はぁっ、ちくび、すき……兄ちゃんにいじられるの、好き……兄ちゃんの手に摘まれて、ベロでキスされるの好きぃ……!
あっあっ、乳首感じちゃう……、ダメ、ダメえっ…………あああっ!」
激しく乳首をつねられ、痛いくらいに吸われ嬲られて、俺はあっけなく絶頂を迎えてしまった。
「ふぅっ、ん……あああん……」
「可愛いよ、良宏……本当に乳首だけでイッちゃったんだな」
射精の余韻にぶるぶると震える背中をなだめるように撫でさすりながら、兄貴はうっとりと俺を抱きしめた。
「気持ち良かったか?」
眼をつむったまま声を出せずにこくりと頷いた俺に、兄貴が満足そうに微笑んで、頬に唇を寄せる気配を感じた。
「兄貴、遅刻だよ!ほら、起きた起きた」
「んん……あ、あと10分……」
カーテンを開き、窓から朝の日差しが差し込む明るい部屋で、寝汚くベッドに横になったままの兄貴を、いつものように叩き起こす。
「10分寝てたら会社に間に合わないだろ。いっつも慌てて飛び出していくの誰だよ」
観念しろとばかりに布団を剥ぎ取ると、往生際悪く枕にしがみつきながら、兄貴がとんでもないことを口にした。
「えー、じゃあ良宏がチューしてくれたら起きる」
「ち、チューって……」
毛根死滅しましたありがとうございました
反省なぞしなくていい
もっとやれ
わわわっふるわっふる!!!
続きはどこで読めますか?
わっふるわっふる
ぎゃーあんたはネ申か…!!!!!!!!!!!
ありがとうございます禿た
つ、続きはどこで読めますか…!!??
兄弟スレ落ちた?
落ちてるね、980過ぎて1日書き込み無いと落ちるんだっけ
立てようかと思ったけどテンプレ修正が面倒すぎて挫折
保守
保守
「俺たちこんな事になっちゃって・・・orz」と
身を寄せ合いつつ呟き合う描写もあると切なくて萌える
どちらかが「俺さー、お前の(アンタの)子供達にお年玉とか
クリスマスプレゼントとか、あげるの楽しみにしてたんだよ?」
「俺だってそう思ってたのに!」とかのやり取りで
二人とも自虐的になるといいよ
そんで何だかんだでちゃっかり養子も迎えちゃってるといいよ
>>580 養子も身寄りの無い兄弟だといいなあと思います
弟の「ごめんなさい…」は萌える保守
おしおきされてる最中の弟の
「ごめっ…ぁ、ごめんなさい、ごめんなさい……っ、やぁぁ!」
はもっと萌える保守
兄の「こういう時だけは素直だな」にも
萌える保守。
要するに兄弟萌えは世界を救う保守。
ガチャっ
守「兄ちゃんおかえりー!……って、なんだ保か。はぁ〜」
保「おまっ、お仕事がんばって今日もくたくたな兄に向かってその仕打ち!!兄ちゃん悲しいッ。
というわけでただいまー。」
守「はいはい。あ〜〜良兄ちゃんまだかなー。あ、お前ちゃんと手ぇ洗って来いよ。」
保「あいあい。良は今日も帰って来れないんじゃね?」
守「なんだよー!もうっ!良ニィの好きなサバ味噌煮作って待ってたのにっ」
保「……同じ兄なのに、扱いにすごく温度差を感じるなぁ…」
守「良ニィ帰って来れないのは、お前がイイ仕事しないせいだろ!」
保「それ言ったらお前のせいでもあるだろ!」
守「あぁぁぁ、良ニィ〜〜〜、お願い帰ってきて〜」
保「……そんなに良に帰ってきてほしいなら、それにふさわしい、イイ仕事、してやろうか?」
守「ぁひっ!暑いっ!抱きつくなっ!!」
保「仕事で疲れた体に鞭打ってでも、かわいい弟のためなら、ってね。
ほーら、守の乳首さんとコンニチワー」
守「アホなこと言ってんじゃねー!……っあ、ふっ」
保「ん〜、相変わらずピンクでかわいいっ。ふにふにしちゃれ!」
守「やめ……あ、くっ、ほんとっ、乳首はッ、んあっ」
保「声もかわいいっ。でも、乳首くらいじゃ良が帰ってくるとはとても思えないからなー。
……さて、次はどうする、守?」
守「…………しゅ……」
保「んん?何?聞こえないよ?」
守「ッ!だから……っ、さっさと保守しろって言ってんだよ!」
良兄貴降臨を期待しつつ保守。
なんという良保守www
一瞬糸吉界師スレかと思ったのは自分だけでいい
兄「あれ、メガネ?」
弟「買った。勉強とか授業の時だけかける」
兄「ふーん・・・」
-夜-
弟「あっ・・!ん、ぁっあ、兄貴ッ・・」
兄「あー・・やっぱもえるわ。メガネ」
弟「はぁっ・・!?そ、そんだけで、あっぁ・・・!」
兄「いや、メガネかけてないお前も良いけどさ。かけてると、なんかこう・・・すげぇエロい顔させたくなる」
弟「あ、んッぁ・・あっ、バ、カ・・!」
兄「やばいな。メガネ、はまりそう・・・なんかやらしー感じしない?勉強の時だけなんて言っといて、保守の時もつけてるってのがさ」
弟「べ、勉強してたのに・・あ、あに、兄貴がッいきなり・・・ッあぁ!」
兄「俺のせいにすんだ?悪い子だなーお前」
弟「だって、ンッん・・・!」
兄「ほら、言ってみ」
弟「な、何・・・ッ?」
兄「ほーしゅ」
弟「!!」
兄「保守してって、おねだりしてみ」
弟「い・・ッあ、無、理・・・っ」
兄「素直じゃないなー、ほら」
弟「あっ!!やめッそこは・・・、あ、ア・・!い、ンッ、あ、ふ・・・ッ・・・ほ、ほしゅ・・っ」
兄「ん?きこえない」
弟「ほ、ほしゅ・・っしてぇ・・・ッ!」
兄「はい、よくできました」
弟「あッ、あっあっ、や、ほしゅ・・ッし、て・・!もッ・・とぉ、あ・・!ンッ・・!あ・・ふ・・」
毛根返せぇー!
「保守」がすっかりえろい単語にwww
みんなもっと保守すれば良いと思う
ごちそうさまでした
やっぱ、兄が弟を子供扱いするって萌えるなー
日常では、どっちかっていうと弟の方がしっかり見られがちなんだけど
夜になったらしっかり兄に主導権握られてるとかたまらないね
兄「お前最近会社忙しいの?休み久しぶりじゃん」
弟「まぁ、そこそこ」
兄「ふーん」
弟「・・・・なに」
兄「ん、何が」
弟「なんで俺のネクタイゆるめてんだよ」
兄「え?保守すんじゃねーの?」
弟「なっ・・・!」
兄「あー、抱きつくのも久しぶり」
弟「や、やめ・・」
兄「やめて良いの?」
弟「う・・・」
兄「やめる?」
弟「・・・・しゅ」
兄「ん?」
弟「ほ・・ほしゅ、・・・すれば」
兄「・・・・。」
弟「・・兄貴・・・?」
兄「・・・・・・あ、ごめん。可愛すぎて頭クラッときた」
弟「ば、馬鹿・・・」
兄「あー、頬染めちゃってかわいーの」
弟「うるさい・・・」
保守万歳
万歳!万歳!
弟「このスレもずいぶん落ち着いたね」
兄「そうだなぁ。ま、俺としちゃ人気ない方が良いんだけど」
弟「意外。変態のくせに」
兄「だって人気ない方が色々できちゃうだろ?」
弟「な・・!バ、っあ・・!やめ、・・ぅ・・」
兄「お前ここ弱いよな」
弟「や・・ぅ、あッ・・恥ずかし・・・からっ・・!」
兄「人いないって。だからもっと声だせよ。下も舐めるから脱いで、シャツたくしあげろ」
弟「・・・本当に・・いない・・・っ?」
兄「ああ。ほら、保守・・・したいだろ」
弟「・・・ん。(こくん)」
兄「・・・良い子だ。」
-保守中-
弟「あっぁ・・ンッ!あ、や、もっと・・・ゆっくり、ぃ・・・ッ!」
兄「とかいって、すんごい感じちゃってんじゃん・・お前」
弟「あ、ぅ・・ッあ、ん、あっ・・も、もっと・・!し、て・・・ッ」
兄「素直だな。エロいから良いけど―あ、そうだ」
弟「んっ・・はぁ、何っ・・・?」
兄「ここ、誰もいないって言ったの嘘」
弟「は、はぁ!?」
兄「誰か見てるかもなぁ。だってここ2ちゃんだもん。」
弟「じゃ、早く止め・・ッあ!」
兄「みせろよ。恥ずかしくて、でも気持ち良くてたまらない保守られてる顔」
弟「や・・!バカ・・っぁあ!あッや、バ、カ兄・・貴ッ!あっぁ・・!」
兄「あーたまらん。かわいい・・・」
公開羞恥保守。
なんだこのけしからん保守たちは!GJ!!!!!
は げ あ が っ た
兄の弟バカっぷりがたまらんな
>>595その後
弟「馬鹿兄貴・・・もう知らん。寄るな」
兄「なんだよー、まぁ、だいぶ恥ずかしかったかもしんないけどさ。4回もイッ―」
弟「い、言うなってば!!」
兄「だって本当じゃん。ほら、またうつむいちゃって可愛い・・・ん?・・・・・泣いてんの」
弟「っく・・・言うなって・・・い、言ってんじゃ、ん・・・言う、な・・・・・・・」
兄「・・・・ごめん。ちょっと俺、調子のったな?」
弟「(こくん)」
兄「ごめん。―ごめん、な?」
弟「(こくん)」
兄「あのさ、本当に俺馬鹿だし、すぐ調子のるし、エロいし」
弟「・・自分で分かってんじゃん・・・・。」
兄「うん。だからこれからは調子のらないなんて言えない。―でも」
兄、弟をギュッと抱きしめる
兄「ずっとお前のことは好き。それだけは言える。・・・・それじゃダメ?」
弟「・・・・く」
兄「ん?」
弟「・・もっと強く」
兄「ぎゅう〜〜〜〜」
弟「・・声はいらねーよ」
兄「あ、笑った」
弟「・・・。」
弟、もぞもぞと兄の肩に頭をすりつける
弟「・・・こんな馬鹿、他の奴じゃ絶対面倒みれないな」
兄「うん?」
弟「これからも・・・一緒にいてやる」
兄「うん」
弟「・・・笑顔すぎ」
兄「嬉しいから」
弟「馬鹿正直」
兄「うん。」
>>598続き
弟「・・・・あ。」
兄「ん?」
弟「選挙。投票。」
兄「あ〜今日か」
弟「行くぞ。ちゃんと投票しなきゃ」
兄「うん。ほら弟よ、俺の胸元で涙を拭うが良い」
弟「いらね」
兄「もーいじっぱり」
弟「ほら早く行くぞ投票」
兄「あ、待った」
弟「ん?」
兄「ちゃんとドアに保守してっと・・・よし、行こ」
弟「ん。」
兄「帰りどっか寄る?」
弟「んーそうだな」
兄「ホテル寄る?」
弟「馬鹿。ファミレス」
兄「りょーかい」
さぁみんなちゃんとドアに保守して投票へ行こう
あ、あれ…髪が…ない
投票所とファミレスチェックに行ってきます!
-深夜-
兄と弟、同じ布団で背中合わせで寝ている。
兄「(・・・寒い)」
弟「(・・・寒い)」
兄「(台風来るからかな・・・)」
弟「(台風来るからだろうな・・・)」
兄「(寒い・・・起きてんのかな)」
弟「(寒い・・・あいつ起きてんのかな)」
兄「・・・・。」
弟「・・・・。」
兄&弟「(寝てる・・・)」
20分くらいお互い寒いなぁと思い悶々。
兄「(抱きついたらあったかいんだろなー・・・でも寝込み襲ったとか思われたらやだしなー絶対誤解されるもんなー・・・まぁ前科あるから仕方ないけども)」
弟「(寒い、けど、毛布は押し入れにしまっちゃったし・・・。寝ぼけたフリして抱き付く・・・・・いや、無いな。無い無い無い無い・・・・でも抱き付いたら絶対あったかいよな・・・)」
兄「(背中くっつけるくらいなら平気かな・・・)」
弟「(あ・・背中くっつけるくらいなら全然自然・・!・・・かもしれない・・・うん。)」
お互いもぞもぞ
ぴたっ
>>602続き
兄&弟「・・・・ん?」
がばっ
兄「今俺にくっついた?くっついたよね?ね?」
弟「はぁ?してない。絶対にしてない」
兄「だって今背中がぴたって・・」
弟「お、お前がくっついて来たんだろ。」
兄「あ、バレてた」
弟「え?」
兄「いや、なんか雨のせいか超寒くて起きちゃって。抱きついたらあったかいんだろなーでも誤解されそうだなぁって思って」
弟「まぁ、誤解するわな。絶対。」
兄「でしょ」
弟「うん」
兄「・・じゃあさ」
ガバッと兄、弟に抱き付く
弟「うわ、な、何」
兄「誤解してくれる?」
弟「・・・み、耳・・やめろ・・・近い・・」
兄「ん。やーだ」
弟「う・・・」
兄「あ〜・・・やっぱあったかい」
弟「まぁ、うん・・・」
兄「・・・・。」
弟「・・・・。」
>>603続き
兄「今、もっとあったかくなりたいって思ったでしょ?」
弟「お、思ってない!」
兄「俺は思ったよ」
弟「な、」
兄「思ったよ」
弟「・・・・お前正直過ぎて嫌だ・・」
兄「あ。赤くなった。可愛いー」
弟「うるさい。」
兄「で、どうですか」
弟「な・・何」
兄「保守してあったかくなる?」
弟「・・・・あのさ」
兄「ん?」
弟「さっき俺も、背中くっつける為に動いた・・・」
兄「え・・まじ?」
弟「・・・寒いじゃん」
兄「・・・やばいな」
弟「・・・?」
兄「以心伝心じゃん。やばい、抱きたい。抱かせて。今すっごいしたい。・・・保守しよ?」
弟「・・・もう押し倒してるんですけど」
兄「だめ?」
弟「・・・・」
弟、兄にぎゅっと抱きつく。
弟「い・・以心伝心なら、分かれ」
兄「・・・あ・・もう、鼻血でそうです・・・・」
弟「馬鹿・・・。」
関東は雨で寒いよ保守
ここのとこの保守祭で禿げる髪がないわ…
兄「なぁ弟よ」
弟「ん。」
兄「俺達って兄×弟じゃん?」
弟「・・・はっきり言うな」
兄「まぁまぁ。でもさー兄弟ものだと弟×兄のが萌え〜らしいよ」
弟「えっそ、そうなのか・・」
兄「そうらしいよ。どうするよ」
弟「何が」
兄「最近スレもマンネリ化してるしいっそポジションチェンジしませんか、と」
弟「いやいやいや無理だろ色々と」
兄「そうかなー。俺は突っ込まれても―」
弟「は、はっきり言うな!!」
兄「あーもう赤くなって、このシャイボーイが」
弟「いやシャイとかじゃなくて・・」
兄「うん。これはいけるかもしれない。顔赤く恥ずかしそうに兄を攻める弟」
弟「真面目な顔して考えんな。」
兄「お前はやなの?」
弟「いや・・・よく、分からないけど・・・」
兄「じゃあ今日試してみよう。うん、決まり」
>>606続き
-夜-
兄「―ってわけで。はい、脱がせて下さい」
弟「お、俺が?」
兄「だって攻めじゃん。攻めは受けのシャツをはだけさせる決まりだろ?」
弟「そ・・そうなのか」
弟、ゆっくりと兄のシャツのボタンを外していく。
弟「お、終わったけど・・・」
兄「んー・・・」
弟「兄貴?」
兄「勃ってるね」
弟「なっ、ば・・馬鹿!」
兄「何、ボタン外すの緊張しちゃった?」
弟「う・・・」
兄「した?」
弟「・・・・ん。(こくり)」
兄「そっかそっか」
弟「頭ぐしゃぐしゃすんな」
兄「だって可愛いから」
弟「・・・やっぱやだ」
兄「何が?」
弟「・・・・・・・交換すんの」
>>607続き
兄、弟の頬にチュ
兄「冗談だよ。いつ言ってくれるのかなーって待ってた」
弟「バカ」
兄「やっぱ俺もなんか違和感あるしなー。まぁ恥ずかしそうにボタン外して勃起しちゃってるのはすんごいキたけど」
弟「う、うるさい!・・・分かってんなら、早く・・・」
兄「早く?」
弟「・・・・保守して」
兄「あー・・・キューンとくるんだよなぁ、この瞬間。やっぱこれ味わえなくなるのは嫌だなぁ」
弟「あ・・ッは、話すか触るかどっちかにしろ・・・っ」
兄「んー了解」
たっぷりと可愛がってもらいましたとさ。ちゃんちゃん保守
激しくヅラください…
夏休みが終って涼しい風がシャツの隙間から入り込む―
―夏の終わりの季節。
まだ俺は高校生だった。
兄貴は大学生で、バイクで大学に通っていた。
『よ。帰り?』
兄貴は帰り道に声をかけてきて、僕を後ろに乗せて、ヘルメットをかぶせてくれた。これが日課だった。
『ちゃんと掴まれよ』
―ちゃんと掴まれよ。
この言葉に何度甘えたことだろう。
普段は意地っ張りな自分を解き放してくれるような、安心する、でも心のどこかで熱いものが小さく灯るような言葉。
『・・ちゃんと掴まってるだろ』
俺はそう言いながら兄貴の胸下に回した手に更に力を込めていた。
そうすると兄貴は必ず首を少し回して俺を見る。それが何だか恥ずかしくて俺は兄貴の背中に頬を押し付けるようにして兄貴の視線とぶつからないようにする。
『ん。じゃあしゅっぱーつ』
前を向く兄貴。
少しうるさいエンジンの音。
流れる景色。
―この時俺は呟いた。
エンジンの音にちゃんとかき消されるように。でも自分でしっかりと確認するように。
『兄貴が好きだ』
しかしそれはエンジンの音にかき消される。
忘れ去らせるように景色も流れる。
あの夏の終わりに、俺は臆病な告白をした。
>>610続き
聞こえなくて良い。
聞こえたら困る。
自分の心の中で呟き、兄貴が違和感を感じない程度に抱きつく力を強める。
もっと早く、もっと早く景色が流れれば良い。
俺は目を固く瞑り、流れる風を頬で感じた。
『あー。今日も良い感じだわ』
夕焼け空が一望出来る丘。ここで夕陽を見てから家に帰るのがお決まりのルートだった。
俺と兄貴はバイクから下りて丘に立った。
『な、きれーだよな』
『いつも同じ事言ってる』
『いつもきれーだから仕方無いじゃん』
兄貴の呑気だけど通る声は夕焼け空によく合った。さっきの自分の声とは大違いだな、と思った。
『でも今日っていつもより綺麗な気がしない?夕焼け』
『んー・・かも、そうかも・・しれない』
『綺麗だよな?』
『なんでそんな確認とるんだよ』
『いや、まぁちょっと付き合いなさいって。綺麗だよな?』
『うん』
これで良いんだろ?と言葉を続けようとしたら満足そうな笑顔で兄貴が俺の目の前に拳を突き出していた。
『・・グー?』
『手、だして』
俺はガムか飴かと思い何も考えずに手をだした。
兄貴の拳が開かれ、俺の手の平に落ちたのは―
夕陽で強く輝く、銀色のリングだった。
>>611続き
『・・・なんだよこれ』
『指輪』
『・・・・誰の』
『お前の』
そう言って兄貴は自分の首にかかった細いチェーンをシャツから取り出した。チェーンには同じようなリングがぶら下がっていた。
とくん、と胸が鳴った。
頬がじわじわと熱くなる。
『おそろいなんだよ』
俺は手の平に乗っかったリングを見つめたまま、何も言えなくなる。兄貴は少し微笑んでそのリングを摘むように取った。
『指、出して』
兄貴が俺の右手を優しく掴み、薬指の先端にリングをあてた。
『・・・良い?』
優しく囁かれた瞬間、俺は首を縦にふった。
兄貴は小さく頷くと、リングを最後までしっかりとはめた。そしてそのまま手をひっくり返し、手の甲にキスをした。
『あ・・・』
兄貴の唇が触れた部分がくすぐったいくらいに熱かった。
『俺も好き』
『・・・え?』
『さっきの返事。俺も好き』
体がカッと熱くなった。
『聞こえて・・・』
『た。聞こえてた。』
満面の笑みの兄貴。
なんだか恐る恐る聞いた俺が馬鹿みたいだ。
>>612続き
兄貴は、俺の背中に手を回して抱き締めてきた。
『こーやってくっついてると、なんて言ってるかなんて分かるよ』
嬉しそうな声だった。
俺はゆっくりと兄貴の背中に手を回して同じように抱き締めた。
『・・・リング、いつ買ったんだよ』
『五年前』
『え?』
『俺がお前のこと好きって自分で気付いた日に買った』
当たり前のように言う兄貴がなんだかおかしくて俺は小さく笑う。
そうだ、きっと俺は兄貴のこんなとこが大好きなんだ。素直過ぎる性格が、何より好きなんだ。
『兄貴』
『ん?』
『好き、だよ』
弟「・・・あの頃は素直だったなぁ」
兄「誰が?」
弟「俺が」
兄「え!?いやいやいや昔から素直じゃないぞ!」
弟「は?素直だろ」
兄「いーやいやいやいやそこがまた可愛いが素直じゃないってのは譲れない」
弟「・・・ま、いいけど」
―今と同じあの夏の終わり。
今でも思い出すと胸が高鳴る。
俺の初めての告白。
END
美味しく頂きました。
>6MjDMk9PO
もうお前本出せ
全部買い占めてやんよ
615が弟の才能に激ホレな兄貴に見える件。
兄「ただいま、弟。ご飯できてる?」
弟「…なあ」
兄「あ、今日は冷やし中華?寒くなってきたし明日はあったかいものがいいなぁ」
弟「兄貴、俺が寝てるとき…勝手に部屋入って来ただろ」
兄「え?…な、なんの事かな」
弟「今日風邪で休んだ分の水泳の補習があって…全然覚えてないところに
その…キ、キスマークがあるのを友達に見られた…っ」
兄「あはは」
弟「あははじゃないっ!蚊に刺されただけだって言ったけどめちゃくちゃ恥ずかしかったんだからなっ!!」
兄「だって最近俺と保守してくれないから、ついね…」
>>618続き
兄、弟の腰に手を回してテーブルに押し付ける。
弟「さ、さわるな…」
兄「…俺は触りたいの」
弟「っ…、べ、勉強してくるから兄貴は飯食ってろよ!」
兄「そんな顔で言われても説得力ないな」
兄、弟のシャツに手を入れる。
弟「…ぁっ、やだってば!」
弟、兄を突き飛ばす。
兄「弟…俺のこと嫌いになった?」
弟「ち、違っ!」
兄「じゃあ俺と保守して」
弟「だ…だから保守は…しないって言ってるだろ!」
兄「理由を教えてくれないかな?俺も無理矢理には保守したくないよ」
弟、うつむいてため息をつく。
>>619続き
弟「…夏休みに兄貴と遊びすぎて、宿題終わってないんだ」
兄「ん?この前ちゃんと終わってるって…」
弟「だから言いたくなかった。言ったらがっかりすると思って」
兄「それで必死に勉強してたのか」
弟「(頷く)」
兄「数学か?」
弟「う…あと…英語」
兄、笑って弟の頭をなでる。
兄「ご飯食べたら手伝ってやるから、さっさと終わらせようか」
弟「…ごめん、怒ってる?」
兄「怒ってないよ」
兄、弟にキス。
弟「…て」
兄「ん?」
弟「俺も…本当は兄貴と保守したかったけど…我慢してた…から、いま保守…してくれる…?」
兄「喜んで」
真面目に疑問なんだが、ここ最近のこのスレの賑わいっぷりは一体なんだろう。
まるで、兄弟保守フェスティバルが毎日開催されているかのような勢いじゃないか。
過疎りながらも落ちない程度に書き込みされ、たまに現れる職人の良作品に悶えつつ、
時には他スレの賑わいを羨ましく思いながらも、兄×弟とこのスレをひそかに愛し続けてきたあの日々…
そんな過去のスレの姿が、まるで遠い幻のように思える。
一体、スレ住人に何があったのだろう。この状況が幸せすぎて怖い。
……いや、逆に考えるんだ。むしろ幻なのは、今のこのスレの方だと。
次々と投下される良保守・良作品に賑わうこのスレの姿は、
兄×弟に萌えすぎたあまりに私の脳が見せた夢まぼろしの幻影なのだ。
うん、きっとそうに違いない。
そんな妄想を駆り立てられるほど萌えツボな保守でした。
>>618-620乙。
-数時間後-
兄「あー・・でも、骨折したのもラッキーかな」
弟「なんで?」
兄「騎乗位は恥ずかしいから嫌だって言ってたお前が騎乗位してくれるから」
弟「なっ・・!こ、これからすんのに、言うな!」
兄「あーそれがまた可愛くてたまんないんです」
弟「へ、変態」
兄「ご勝手に。―で、いつまで焦らしプレイさせんの?」
弟「お前が色々話しかけるから・・!・・・い、いくよ・・・・」
兄「ん」
弟「・・・っあ・・・」
兄「ゆっくりでいいから、ゆっくり」
弟「ん・・・。あ、ぁう・・・・・・ぜ、全部・・入った・・っ?」
兄「えと、あー・・言いづらいけど、まだ全部じゃ・・」
弟「う、嘘・・・っ?」
兄「ほんと」
弟「あっやめッ、つ、突く、な・・!」
兄「この奥んとこ、お前のいいとこだろ?」
弟「ンッ、あ・・!だめ・・っぜ、全部・・入れた、ら・・・っ」
兄「感じすぎちゃう?」
弟「あぁっ!あッあッ、速っ、い・・ぁあ・・・」
兄「・・自分からも揺すってんのに何言ってんの」
弟「だっ、て・・っ!あっそこ・・・っンッ、く・・!い、イイ・・・ッ」
兄「やは・・とまんない。保守されてるお前やっぱエロくて可愛すぎ・・」
騎乗位保守
>>622 あっ「-数時間後-」は脳内消去して下さい。
「-数時間後-」の前にも書いてたんだけど長すぎると2ちゃんに怒られ消したのに、これだけ消すの忘れてた・・・。
625 :
風と木の名無しさん:2009/09/06(日) 01:42:04 ID:jUAf5iW80
うわーsage忘れたごめん・・
兄貴はベランダの窓の前に立ち、外を眺めていた。
「いやー、秋だな、涼しい」
その清々しいといわんばかりのオーラを放っている背中を恨めしくじっと見る。
「・・・・なんで兄貴だけ風邪ひかな・・あ、なんでもない」
「まぁ俺は強いからな!ウイルスなんて門前払いだ!」
「(馬鹿だからだろ・・・)」
「で、熱は?下がったのか」
「まだ。37度ちょっとある」
「そっか・・ま、ゆっくり休めよ。俺も仕事休みだし」
「んー・・・」
兄貴は枕元にしゃがみ込み俺の額に貼ってある‘保守ぴた’をはがし、新しいやつを貼ろうとしてくれた。
「貼るからちょっと前髪上におさえろ」
「うん」
額を出すように手で前髪をおさえて目を閉じる。
冷蔵庫に入れておいた‘保守ぴた’はキンキンに冷えていて、貼られる時はつい緊張して目を閉じてしまう。
いつもは前髪で隠れている額を剥き出しにしていると無防備で、何だか少し恥ずかしい。
大げさかもしれないけど、それだけで自分は随分無防備だと感じる。
でも、こんな無防備な姿を兄貴に見られるのは好きだ。
真面目、几帳面、と周りによく言われる俺が唯一無防備になれる相手。
だから、風邪をひいてもこの‘保守ぴた’を貼られるのは凄く好きだ。
「・・・・ぅ」
「はい、貼れたー」
兄貴は‘保守ぴた’の上から手で撫でて、よりくっつくようにする。
「冷て・・・」
「俺さ、それ貼られる時のお前、なんか好きだよ」
どき、と胸の鼓動が高鳴った。
「な・・なんで」
「なんつーか、こう・・・」
兄貴は首を傾けたり頭を軽くかいた後に、思い付いたように言う。
「無防備な感じが。」
「・・・・ふーん」
なんだか恥ずかしい。
どうして兄貴にはここまで気持ちを読まれてしまうのだろう。
今、寝返りをうったのも恥ずかしいのを紛らわす為だというのはきっと兄貴は分かっている。
それがまた恥ずかしいのだけれど、心地良いから始末に困る。
「あのさ」
「ん?」
兄貴は俺が寝返りをうった方へ移動し、腕で頭を支えるようにして横になり向き合った。
「よくBLとかじゃ風邪ひいてよろよろのとこヤっちゃったりするよね」
「・・・・なんで今言うんだよ」
「いや、あれ絶対辛いよなぁーって思うんだよね。相手殺す気かって思うわ」
ちょっと笑いながら言うのがちゃんに本気で思ってんのか、とツッコミをしたくなる。
「まぁ、漫画だから・・」
「まぁなー」
そう言いながら兄貴が布団に入ってきた。
「・・・うつるよ」
「ヤるのはさすがにお前が死んじゃうからしないけど」
「聞いてんの」
「―キスもダメ?」
兄貴の腕が俺の頭を包み込むようにして優しく抱き締めてきた。
「うつるから・・・・やめろよ」
「それはいい・・・お前がどうなのか、それだけ気になる」
こういう時の兄貴はズルいと思う。俺の答えが分かってて言ってくる。俺の口から言わせたがる。
だから俺は精一杯の抵抗として、見つめてくる瞳から目をそらす。
「・・・・キスして」
「ん・・・ン、あ・・ふ」
「・・・キス、気持ち良い?」
「うん・・・ン・・はぁ」
兄貴の舌が普段より若干ひんやりと感じるのは、俺の体温が高いせいなのだろうか。
冷たいとまではいかないけど、熱い口内を愛撫する兄貴の舌が気持ち良かった。
しかし息があがりやすいので、普段よりやらしいような溜め息混じりの声が出てしまう。
「はぁっ・・ふ、ふぁ・・・っう」
「ん・・・かわい・・」
兄貴は全く恥ずかしがらずに言ってくる。うっすら瞼を開けると目と目があってしまい、色っぽい瞳にドキリとした。
普段なら慌てて目を閉じるのに熱にうかされてるせいかぼうっとしてしまい、兄貴を見つめたまま更に深くキスをむささぼってしまった。
お互いを見たまま舌を絡ませるなんて、凄くいやらしい感じがして・・・たまらない。
兄貴の舌に、吐息に、熱に、瞳に、全てに感じる。
「あ・・にき、はぁ・・・っ」
「ん・・?」
―熱のせいだ。
「す、き・・・ふ・・・もっと・・っキス・・し、て・・・」
「・・・りょーかい」
そう心で言い訳して、俺は兄貴の首に腕をまわしした。
-翌日-
「うあ゛〜・・・こ、声、すんごいハスキーなんですが・・」
「うつったね」
「な、治ったね・・・」
「さて、仕事行ってくるわ」
「えっ!?う、嘘・・・ま、まじ?」
立っている俺の脚にしがみつきながら兄貴はキョドった。
・・・こういうとこが兄貴は可愛いんだよな、と思いながら俺はしゃがんで兄貴の頭をなでた。
「嘘だよ。職場にはまだ風邪ひいてるって電話した」
少し笑いながら言うと、兄貴がギュッと強く抱き締めてくる。
「もー・・・良かった〜〜〜・・・」
「はいはい、いいこいいこ」
兄貴の背中をぽんぽんと叩いてあやす。
「じゃ、‘保守ぴた’貼って」
「はいはい」
「あと―」
立ち上がろうとした俺に兄貴は囁く
「キスも」
END
長々と失礼しました。
ヘタレ兄×しっかり弟、万歳!
ハアハア…保守ぴたはどこに売ってますか?
最近保守を見る度にこのスレ思い出してにやけてしまう
最近の保守祭が楽しくてニヤニヤが止まらないwww
弟『兄貴』
兄『ん?・・・え、なにその旅行鞄』
弟『いや、俺この板去るわ。ポルトガルで余生を過ごす』
兄『え!』
弟『そういうわけだから、じゃ』
兄『う、嘘!おい、マジ?ね、ねぇってば!おい!』
弟、闇の中へフェードアウト
兄『待って〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・・』
兄「・・・はッ!!!!」
弟「あ、起きた」
兄「あ・・・あれ?」
弟「なんかかなりうなされてたけど」
兄「鞄・・・旅行・・あれ・・・?」
弟「は?なに、夢?」
兄「ゆめ・・・?あ・・夢・・・夢か!夢か!!・・・夢か!!!」
兄、弟にガバッと抱き付く
弟「わ!な、なに」
兄「あ〜〜〜良かった〜〜も〜〜なんだよ〜〜〜夢かよ〜〜」
弟「なんなんだよ」
兄「はー、夢で良かった。ね!」
弟「・・・?まぁ、うん・・・」
兄「ポルトガルなんて絶対行かせねーから(ぎゅぅうう」
弟「(なんでポルトガル・・?)」
なんとなくバカ兄を書きたくて・・。
ごめん特に意味ないんだ。
>>634 余生ww弟渋いです
普段の二人がどんな関係か気になる
>>634 アホ兄貴かわいいよw
普段はしっかり者で現実主義の弟と、弟に頭の上がらないロマンチストな兄貴
兄貴の方が弟にベタ惚れに見えるが、実は弟の方も
兄の明るさや大らかさが支えになっている、兄大好きっ子
もちろんベッドの上ではryまで妄想した
>>634 兄弟かわいいよ兄弟
こういうの好きだ
なんか「にょわ〜!!」のネタ思い出す
兄「あのさー」
弟「ん」
兄「なんでBLって弟×兄が多いんだろうなぁ」
弟「知らないよ・・・」
兄「下克上みたいでグッとくんのかな」
弟「さぁ・・・」
兄「でも俺は思う!!普段真面目でしっかり者で毒舌な弟がベッドの中では淫―」
バキッ
兄「ぶった・・・」
弟「うっせ」
兄「で、でも・・・」
兄、弟をガバッと抱き締める
兄「そういうとこも好きだ〜」
弟「あっそ」
兄「あ〜また可愛い〜」
弟「はあ」
兄「だからこそベッドの―」
弟「ぶつよ」
兄「やーだ」
弟「あっ・・こら、ちょっと・・・」
兄「こんな薄いシャツ着てる方が悪いって・・・こうやってシャツの上から触られんの好きなくせに」
弟「っ・・・、も、やめ・・」
兄「やめない」
弟「・・・じゃあ、ちゃんと・・sage・・・て・・・ッ」
兄「あー恥ずかしいもんね」
弟「・・・(こくり)」
兄「sageっと・・・はい、ベッド行こうか」
弟「ん・・・」
sage保守
sageワロタw
某板にて誤爆してしまったけど温かい目線で見てやって下さい・・。
弟「あっ、兄貴・・ッあ、い・・ッ」
兄「かわい・・・ね、お兄ちゃんって言って」
弟「なっ・・い、嫌・・だ・・ッあぁッ!」
兄「一回でいいから、言って」
弟「や、やぁ・・っつ、強い・・・ッあ、や、あぁっ!」
兄「ね・・・」
弟「あッあ・・ん・・・・・お・・おに、い・・ちゃんッ・・!」
兄「・・・やば・・今すごいキュッて締めたっしょ・・・もっと言って」
弟「あッ!ん、ん・・・お・・・にいちゃん・・ッお兄ちゃん・・・!もっ・・もっとぉ・・・ッん」
兄「欲張り」
弟「あっあぁ・・ッく、ふ・・んぁ・・あッ!だめ、お兄ちゃん、おにぃ・・ちゃんッ、あッあ、でる、お兄ちゃんッでちゃう・・・!!」
-数時間後-
兄「あー燃えた・・・ね、燃えたね」
弟「変態」
兄「自分だって燃えたくせにー」
弟「殴るぞ」
兄「・・・でも、冗談抜きでマジで燃えた」
弟「・・・・ッ!耳元でやめろっ」
兄「ね・・やだった?やならもうさせない。お前がやなら、俺もやだから。・・・・やだ?」
弟「う・・・・」
兄「・・・・・。」
弟「・・・・良かった」
兄「ん、なら良し」
弟「よくない・・・」
兄「もっかい保守しよ」
弟「・・・・・ん」
お兄ちゃん保守
>>640 向こうにも住んでる住人がここにも1人
ぱっと見ですぐわかったよ、相変わらずGJ!
弟「バッキャロォー兄貴イィ…」
兄「へ?」
弟「いや別に」
兄「なんだよーきになるー」
弟「何でもない(よかった…やっぱ知らないみたいだな)」
実は今まで全て弟の書き込みだった保守
全部弟の願望だというのか
>>644 兄「よし、書き込み完了っと…」
弟「おい」
兄「あ。」
弟「何勝手に書き込んでんだよ。俺のキャラ崩壊だっつの」
兄「いや、意外性狙ったんだけどなぁ」
弟「狙わなくて良いから。てか牛乳ない買ってきて」
兄「え〜めんどく…あっやめて蹴らないで。はい、行ってきます」
弟「ちゃんとレシートもらってこいよー」
ただの日常保守
ナマモノ注意
このスレの姐さん的には、元/首/相の息子兄弟はどうですか。
最初はあっちのスレ向きかな、と思ってたんだけど、
ヘタレ兄貴とクールビューティー弟って考えると
なんだか楽しくなってきたんだぜ!
>>647 んな事言われてもここは元々ネタスレだしなあ・・・
押し付けがましくなければ良いんじゃね?
>>647 進「キリッ)今回我が党は歴史的大敗をいたしました。しかしこれはある意味では
チャンスです。我々はこれを機に一致団結し、国民の皆様に再び信頼して
頂けるよう……」
議員1「いやあ、なかなか親父さんに似て弁がたちますなあ。」
議員2「そうですなあ。こりゃ先が楽しみですなあ。」
議員1「ははは、確かに。ただ……」
進「そこで!我が党の誠実さ・爽やかさ・素晴らしさをアピールするために、
僕の兄をイメージキャラクターとして起用することを提案します!
本当は兄は僕だけのものなので、あまり表には出したくないんですが、
兄は優しくて格好よすぎるから超売れっ子でドラマとか主役張っちゃったりしてますし、
何よりお兄ちゃんの魅力さえあればみんなイチコロ間違いないですからね!
お兄ちゃん全面プッシュで行くべきです!ええ絶対そうに決まってます!!」
議員1「あの思い込みの激しいところがねぇ…」
議員2「そうですなあ……」
進「ゴルアァ!そこおぉぉ!!俺がお兄ちゃんの話してるときは黙っとれワレエエェェ!!!」
議員1・2「…………」
ここまで妄想した。
ごめん。人の萌えに水を差すのはあれだけど
今回の選挙関連で政治家が汗水垂らしてたの思い出して楽しめない
霞ヶ関で801みたいなスレってなかったっけか
>>650 あなたの萎えは誰かの萌え。
水指すと思うなら無粋な真似しないこと。
汗水垂らして必死こいてるのは政治家だけじゃない。
スポーツ選手やらアーティストはじめナマモノ有名人の皆さんはもちろん
血ヘドを吐きつつ漫画やら脚本・小説を世に送り出してる先生方。
そういう人達の汗と涙と血ヘドの結晶を801ネタにしているのは
この板の住人皆の業なんだから。
同じ穴の貉同士で否定だのなんだのするのはやめようよ。
>>251 お兄ちゃんの方はタレントだけど、霞が関スレでいいのかな?
萌えとか苗とかじゃなく、普通にスレチじゃないかと思ったのは私だけかね?
自分もスレチかなと思ったけど何かすごい勢いで否定されそうだねw
今までもこれからも特定カプの話は自重する方向かと
名前や名称は伏せればいいんじゃね
極端に長い期間引っ張ったりしなけりゃ、たまに話題として出す分には全然いいと思うけどな
専用のスレとかが存在するならそっちでやるべきだとは思うけど
今回くらいのちょいネタは決してスレの趣旨(兄×弟)から
外れているわけでもないから、そこまで叩かれなくてもいいと思うけどな。
元々過疎気味だし、長引かなければ話のネタにいいと思うけどな。
660 :
647:2009/09/20(日) 03:49:21 ID:ovDKuxjc0
ああ、もう、ほんとに…
色々ごめんなさい…
兄「ねぇ弟さん弟さん」
弟「なんだい兄ずきん」
兄「どうして弟さんは目の下にくまができてるの?」
弟「それはね兄ずきん、君が昨日洗濯物係だったのに洗濯物を干したまま寝てしまって夜中にいきなり雨が降ってきて私が慌ててに中に入れたからなんだ。体を動かしたら目がさえてしまって寝付けなくてこの始末さ」
兄「どうして弟さんは足をねんざしているの?」
弟「それはね兄ずきん、洗濯物を急いで入れてたらだらしなくリビングで寝てた君につまずいてこけてしまった時ひねってしまったからさ」
兄「だから眼鏡のフレームも少し曲がっているの?」
弟「そうさ兄ずきん、直したいんだけれど給料日前で尚且つ君が昨日ビールをコンビニで買ったから金銭的にほとほと困っているのさ。コンビニよりスーパーの方が安いのにね。
コンビニの方が近いからって、そりゃどんな言い訳だい。お前のバイクはポンコツか?バカなの死ぬの?って思ったよ」
兄「………。」
弟「………。」
兄「すいません…」
弟「悪いと思うなら早くバイクでスーパー行って湿布買ってきて」
兄「はい…」
赤ずきんちゃんパロディ保守
歳の離れた兄弟
弟が自慰に目覚めたのを目撃して「あー…あいつもそんな年か」なんて言って
ニヤニヤするんでなくふふふと笑っちゃうような兄貴が好きだ(ニヤニヤするのも好きだけどw)
突然弟の視界に現れて爽やかな笑顔で「手伝おうか?」と言って欲しい
キョドりまくる弟に余計なお節介をかまして「こうするとマジで気持ちいいぞ〜」とかなんとか丁寧に指南
「お、イく?お前ティッシュどこ置いてんの?」と最後まで懇切丁寧な男前兄貴
「まって兄貴待ってまっ……あっ」
対面座位的ポジションで致していたために兄貴に顔射
弟真っ赤になって絶句
兄貴きょとーん
「元気だなぁ」なんて磊落に笑ってみせる兄に弟はまったくかなわなくてプルプルしてる
そんな話を読みたいのですが誰か書いて下さいませんか
弟が出したザーメンを舌でキレイに舐め取る兄。
そして弟にディープキスしてクチの中のザーメンを
弟のクチの中に注ぎ込む。勝ち誇ったように微笑む兄。
このシーンも追加でよろしこ
オナニーネタは萌える
兄がすやすや眠ってた時に弟が起こしてきてなんだよ〜と寝ぼけながら起きると
弟「びょ、病気かもしんない…」
兄「は?なんで」
弟「お…おしっこが…」
兄「ん?」
弟「なんか…白くて…変…っ!」
弟ぽろぽろ涙をこぼす。
兄は全てを悟ってちゃんと説明して弟のズボンとパンツをおろしてティッシュで拭いてあげる。
すると拭いてるうちに弟のチンが勃起してしまい「あ…っ!ト、トイレ…ッ!」と言って慌てる。兄は大丈夫大丈夫って感じでティッシュをあててあげて射精させる。(出しやすいようにわざと軽く触ってやる)
くったりする弟。兄は頭を撫でてあげて「なんかまたムズムズしたら今みたくティッシュ使って触るんだぞ」ってあやすように教えてあげる。
弟はそれから高校生くらいになるまでオナニーする時に兄にティッシュでふいてもらった感覚を思い出してイっていた。
みたいなネタは姐さん方いかがでしょうか
>>665 お兄ちゃんに教わって、お兄ちゃんの手とかが忘れられなくなる弟
>弟エスカレート最中にうっかり兄の名前を呼ぶ
>素直に兄に触ってくれと頼みに行く
どっちですか?
そりゃお前
>弟エスカレート最中にうっかり兄の名前を呼ぶ
の後
>素直に兄に触ってくれと頼みに行く
だろJK
むしろたまたま兄が聞いていてそのまま(以下略)だろう。
ごちそうだー
あわあわとうろたえる弟の姿が目に浮かぶ
1.
部屋の掃除にいそしむいつもの休日。
ベッド下へ掃除機のノズルを突っ込むと、何かが詰まってギュイーと甲高い音を立てた。
あわててスイッチを切る。ほこりまみれのネクタイがからまっていた。
「なんだコレ」
つまんでみる。紺に明るい青のレジメンタルタイ。
俺はこんなの持ってない。
あ。
その瞬間思い出したのは、俺にまたがり、見下ろしながらもきまじめに問いかける、兄の顔だった。
「いい?」
はだけた白いシャツ。鞭のように両手で持ってみせた、ネクタイ。
「・・うん」
俺はさんざん弄ばれてぼーっとした頭で、ため息とともに頷いた。
兄が近づき、ネクタイで俺の目を覆っていく。
俺の頭を抱えるように、ネクタイを結ぶ。
しゅるっと、衣擦れの音。兄のにおいと体の熱。
じっとしながら俺は、闇に覆われる前に見た最後の映像ーー兄の少し微笑んだ口の端からあご、鎖骨のかたちを思い出していたんだった。
「あー・・・あの時のか・・・」
しわだらけのネクタイをつまんだまんま、突然よみがえった記憶にひとり赤面する。
真っ昼間に。恥ずかしすぎる。
1って事は続きあるんだよね?
C
続きを投下してくれないと兄ちゃんおかしくなりそうだ
兄貴はいっつもおかしいだろ…ん、ぁ…っ
兄ちゃんごめん、続きもうちょいありますー
2.
「こんなのいいから、掃除しなくちゃ、掃除掃除。」
ぽいっとベッドに放り投げる。
白いシーツの上にのたうつネクタイ。
最初はこんなふうに、脱ぎ捨てたんだったか。
暗闇の中の感覚がフラッシュバックする。
「あっ・・・ん」
視界が奪われたせいか、いつもより敏感になった皮膚。脇腹を優しくなでる手のひらさえ甘い快感を産んで、体をじわじわと痺れさせる。両の乳首を指先でこりこりと刺激され、口に含まれ舌先でしつこく嬲られる。
「や・・っ!」
びりっと走った快感に背中を浮かせた拍子に、カチャリと冷たく固いものが首もとに触れ、焦る。
「っメガネかけてるの?」
セックスのとき、今まで兄はほとんどメガネをかけていなかった。
今日もジャケットを脱いだとき、メガネもはずして、ベッドサイドのチェストに置いていたはずだ。
「かけてるよ」
「な、なんで」
「そんなの、決まってる」
答えになってない答えを、兄はこともなげに告げた。
ただでさえ熱かった体が、また、カッと燃えた。
「見る」ためだ。
今、一方的にじっくりと見られてるんだ。
素っ裸で。目隠しされて。実の兄にいじられて悦んでいる姿を。
「ヘンタイ・・っ」
知らず、声がふるえた。
わっふるわっふる
え、兄は老眼なの?
え、老兄弟でも充分萌えるよ?
兄「あぁっ!俺のマイスウィーツ弟が泉に落ちてしまったあ!」
ザバー
泉の精「私は泉の精。貴方が落としたのは『ネッ、ネッ、ネコミミモード、ネコミミ
モード』なあざとい弟ですか?それとも『お兄ちゃんどいて
そいつ殺せない』な電波な弟ですか?」
兄「うわー!めちゃくちゃ古いネタだー!うちの弟は精々
『うるさいうるさいうるさいっ!』でメロンパンのカリカリのところと
もふもふなところを交互に食べる炎髪灼眼の打ち手なツンデレ
弟だあー!」
弟「死ね。氏ねじゃなくて死ねクソ兄貴。」
こんな夢を見た。
疲れてるな。
なにそれ萌える
で、正直に言ったので三人とももらったのか
上手く言えないが一生懸命話すから聞いてくれ。
とある王家の兄(穏やか)と弟(生真面目)がいるとする。
その国には兄が王になった場合、弟は『王子と言う名の王の臣下に
ならないといけない』とか、将軍ねような役職につく、枢機卿的な
ものになる等のしきたりがある。
で、兄が王になったので、今まで兄を「兄上」と呼び慕っていた
生真面目な弟は、しきたり通り兄を「陛下」と呼び、少し距離をおいて
接するようになる。
兄はそれが寂しくて今まで通りに呼んでくれて構わないというんだけど、
弟は「王に対して失礼だから」と応じない。
命令だと言っても、王がしきたりを破ってはいけないと、弟は頑なに
拒否する。
そこで兄はある日突然、弟を「閣下」だとか「猊下」だとか、弟が兄に
するように、わざと弟の役職に対する尊称で呼び始める。
弟はびっくりして、「王が部下に尊称を使うなんておかしい、いつもの
ように名前を呼び捨てにしてくれればいいと言うんだけど、兄は弟の
真似をして、わざと距離をおいた風に話をする。
それで「父上は部下にも敬意をはらわなくてはいけないと言ってたし、
お前と私はもうただの王と臣下なんだから気安く呼び合う謂れはない」
と意地悪をいう。
弟は兄に名前を呼ばれないだけなのに、とてもショックを受け、
数日後遂に兄と二人きりの場で涙を溢してしまう。
兄はいじめすぎたなと反省しつつ、何日かぶりに名前で弟を呼んでやる。
そうしてやっと弟も兄を昔のように「兄上」と呼ぶ。
で、それから弟はまだ人前では兄を陛下と呼ぶけど、二人きりの時は
昔みたく兄上と呼ぶ――
なんて超ピンポイントなシチュに萌えてるんだけど、誰かわかって。
お願い。
それ私も好きだ。
王を継いだ日から臣下の礼を欠かさない弟萌える。
毛足の長い絨毯に弟は平伏した。
いくら王城といえども人々が踏みつける床は汚れ、微かに臭う。
僅かに兄である新王が息を呑む音がした。
(甘いお人だ。兄弟と云えども王と臣下であることに変わりは無いことがまだ解らぬか)
「…面を上げい」
「は」
「その方、何ゆえ謁見に参った」
「わが偉大なる王に奏上致します…」
普段はこんな感じにがちがちなくせに
「卿」
「何でございましょうか、王」
「今回の普請についてだが…」
もともと真面目で弟の考えを尊重する兄だ。
何度も弟から諌められた果てに腹をくくり、態度を完全に変えた。
乳母や侍女などが薄情だと噂を立てる程兄弟は血縁の情を無くし、王と臣下として日々を過ごすようになったのである。
(兄に対し弟ではなく臣下として扱うように、と厳しく諌めたのは自分自身だったのに)
ふと眠る前に燭代の明かりを消すと、そんな考えが弟の頭をよぎることがある。
卿、王、と儀礼的に呼び合い、共に場内を散歩することも狩に出かけることも無くなった。
仲むつまじい兄弟として近隣からも羨まれていた自分たちが、兄の即位によってただの王と臣に成り果ててしまった。
(わたしがもう少し、融通の利く性格だったなら事態は変わっていたのだろうか)
んで、ちょっとひよって
城の奥木の茂る一帯は、幼い兄弟の隠れ家だった。
慣れない王としての業務に疲れ果てた兄は、鬱蒼とした一画に誘われるようにして入り込んだ。
(ここは変わらないな)
黒い森のほぼ中央に座する城なので、そこかしこに森から迷い込んだらしい小動物が走り回っている。
落ち葉とやわらかい土を踏みしめながら奥へ進むと、巨木の下にうずくまっている弟の姿が見えた。
「シ―…、卿よ!」
思わず名前を呼びかけるが、寸でのところで言い直す。
危うく又怒らせてしまうところだった、と兄は安堵のため息を吐くが予想外の展開が起きた。
弾かれるように顔を上げた弟は、兄を確認するとぼろぼろと涙を流し始めたのだ。
木漏れ日は優しく兄弟に降り注いでいる。
まだ彼らが自分たちの運命や背負うものなど知らなかった頃と同じように。
「私は…っ、弱い人間です」
弟はしゃくりあげながら、懺悔をするように手を組み兄に向かう。
「自分から線を引いておきながら、あなたと兄弟として過ごせないことを寂しいとしか思えない。
この場所で、昔の思い出に取り縋るなど女々しいことまでしてしまう」
「卿、いや弟よ。お前は生真面目が過ぎるんだ、全部が万事型にはめてしまう事は無いんだ。
お前が許す範囲でいい、これからも兄弟として過ごす時間を作ろう」
「あにうえ…」
みたいなね
でもこれだと兄王が弟苛めてないな
ID記念カキコ
頭のいい弟が王になって、腕が強い兄が将軍になるのもいいと思うんだ
兄は妾腹で弟は正妻の子
兄弟主従の流れに乗って
魔界設定で、俺様鬼畜兄が正妻の子で魔王、
弟は妾の子(公には存在しないものとされてる)で兄専用の性欲処理道具。
弟は毎晩兄に虐げられるんだけど、超絶俺様魔王な兄が時々見せる優しさに
どっぷりはまってさぁ大変、健気な彼は実の兄への想いを募らせつつも
下僕としての云々まで妄想した。
もちろん兄→←←←←←弟でお願いしますかみさま。
厨設定スレ向けか…
お家騒動美味しいですう
競わせるぐらいなら番わせちゃえ
弟が生まれた当初、お家騒動避けようと兄に弟の面倒見させて、
愛情の刷り込みをさせた親心が裏目に出て、
見てて恥ずかしいぐらいラブラブなのがいい
しかも二人とも自分をホモだと思っていない
でも片方がついに自覚して、均衡が崩れ……
やっぱり最後は肉体関係有りでラブラブに戻る
夜中の台風が怖くて
兄貴のベッドに潜り込む弟萌え。
兄貴は「どうせ外の音で聞こえないから、
声だせよ。」と。
被害にあわれた方、お見舞い申し上げます。
こんな妄想しててごめんなさい。
兄「ただいまー」
弟「うわっびしょ濡れじゃん」
兄「傘壊れちゃって―」
弟「ほらタオルタオル、足元ふいて風呂さっさと入って」
兄「あ、うん、てかさー」
弟「ほらほら床濡れる濡れるっ(兄の背中ぐいぐい)」
兄「は、はーいぃ…」
-数分後-
兄「風呂でた〜あのさ、」
弟「風呂の電気消した?」
兄「あ、忘れてた」
弟「消して消して」
兄「はぁい…」
兄「消してきた〜あのですね、」
弟「ほら自然乾燥だと髪痛むから、頭かして(兄を床に座らせてドライヤーをあてる)」
兄「あのさ〜」
ゴォオーッ
弟「えー?」
兄「あのさ〜ッ」
ゴォオーッ
弟「聞こえないから終わったらで良いー?」
兄「うー、はいー」
ゴォオーッ
-ドライヤー終了-
弟「はい、終了。晩飯食べる?食べるならレンジであっためるけど」
兄「食べるーあ、ちょい待ち」
弟「ん?」
ちゅ
弟「……何いきなり」
兄「帰ってきた時からずっとしたかった」
そんな脳内兄弟です
692 :
1/11:2009/10/08(木) 23:21:29 ID:1DGnOnx40
>>687 厨設定ってどうして萌えるんだろうな…
いつものように、兄様は僕の部屋に来ると、僕をベッドに放り投げた。最近兄様は僕の手を縄で
縛るのが好きらしく、痣が出来るくらいきつく縛り上げる。僕はこんな時、自分が魔族で
良かったと思う。もし人間の身体なら、兄様のすることに耐えられないだろうから。
兄様が来るとわかっている日は、僕はシャワーを浴びたり、お尻を慣らしておいたり、きちんと
準備しておくけれど、今日は急なことだったから何も支度ができていなかった。
「すみません、ご主人様…すぐ準備を…」
僕は兄様を兄様と呼んだことはない。僕は兄様の奴隷だから、兄様を兄様だなんて呼んでは
いけない。兄様はご主人様で、僕はただ兄様の欲の捌け口でしかないから。
「そんなことはどうでもいい。お前は黙っていろ。」
強い力で腕を握られた。痛い。骨が嫌な音をたてて軋む。きっと今日も乱暴に扱われるんだろう。
でも僕は嫌ではなかった。兄様は僕の全てで、僕は兄様のすることなら、何だって喜んで受け
入れられるのだから。
693 :
2/11:2009/10/08(木) 23:23:26 ID:1DGnOnx40
僕は生まれた時から、まともに息ができなかった。別に身体が弱かったからという訳ではない。
僕は生まれてはいけない子だったから、聖気が立ち込める禁忌の洞窟に放り込まれていた。だから
魔族の僕にとっては、身体中常に毒に晒されているような状況で、息なんかろくにできなかったんだ。
ただ、僕の身体は普通の魔族よりも丈夫だったようで、ころりと死ぬこともできなかった。
苦しい、苦しい。そんなことしか考えていない、惨めな毎日を送っていた。
そんな時だ。人が来ない禁忌の洞窟に、誰かがやってきた。しかも、生身のまま。
僕は身体を起こして、危ないよ、こっちに来たら死んじゃうよと、声にならない声で叫んだ。
だけどその誰かは全く気になんかせず、僕のところまでやってきた。
「おい、死に損ない。お前が親父の妾腹か。」
その人――兄様は真っ赤な、燃えるような瞳をしていて、僕はそれがとてもきれいだと思ったのだ。
「口もまともにきけないか。救いようのない馬鹿だな。」
兄様はそう僕を笑った。僕はその笑顔もきれいだと思った。
「まあ良い。見た目は悪くない。奴隷として飼うくらいの価値はあるだろう。」
そう言うと兄様は僕を担ぎ上げた。兄様はどこか懐かしい魔気を纏っていて、僕はとても幸せな
気分になり、そのまま眠ってしまった。
694 :
3/11:2009/10/08(木) 23:24:30 ID:te5pASh00
兄様は僕に息をくれた。真っ白な服と、きれいな部屋も。それから、僕に『価値』をくれた。
兄様に館へと連れて来られた晩、僕は兄様に犯された。知らない人に身体を洗われ、髪を
すかれた後、兄様は僕をベッドに押し倒して抱いた。
初めて兄様が僕の中に入ってきたとき、そこは裂けてシーツが真っ赤に染まった。
痛くて苦しくて、でも兄様の魔気はとても心地好かったし、誰かと触れあったことなんて初めて
だったから、僕は幸せで幸せで、わんわん泣いた。
「いいか、お前は今日から俺だけの奴隷だ。俺の欲を満足させることだけがお前の意義だ。」
兄様の言葉は甘い呪いのように僕を縛り付ける。僕に生きる意味をくれた兄様の言葉は、
死ぬまで忘れない。そして多分、僕が死ぬのは――
「おい、何を考えてる。」とても不機嫌そうな声。兄様が怒っている。謝ろうとしたけれど、僕は
縛られたまま、兄様のものを口に頬張っていたから喋れない。
「俺に抱かれているのに考え事とは、お前も随分傲るようになったな。」
「んぐぅ!げほげほっ…!むぐっ!」
頭を掴まれ、無理矢理揺さぶられる。口の中では兄様の性器がめちゃくちゃに暴れていて、苦しい。
でも僕は兄様に気持ちよくなって欲しいから、一生懸命えづくのを我慢して、舌を蠢かせる。僕は
兄様が好きだ。だから兄様のためならどんなことだってできる。
695 :
4/11:2009/10/08(木) 23:29:09 ID:XpDLGNVn0
「…っ。飲め。」
一際奥まで兄様のペニスが喉をつく。それから、生臭い熱が注ぎ込まれる。
「んぶっ…!んくっ、んぐっ!ごくっ…!…がほっがほっ!」
少し咽てしまったけれど、なんとか全て飲みきれた。前はちゃんと飲み干せなくて、何度も兄様は
僕を打った。僕は兄様に何度も謝って、兄様が望むことを全て出来るように頑張った。
ちゃんと兄様がいう通りに出来れば、兄様はきっと満足してくれるから。それが僕にできる、
唯一の恩返しだ。
「…よし。今日はこれくらいにしておくか。」
もうすぐ夜明けだという頃、兄様は僕を解放してくれた。身体のあちこちが痛い。首筋には噛まれた
痕があって、血がどくどくと流れている。多分、腕の骨には罅が入っているだろう。だけど僕は
頑張って兄様のところに這い寄って、顔を上げる。
「ご主人、様…」
兄様は髪をぐいっと引っ張ると、僕の唇を兄様の唇で塞ぐ。兄様はこうやって最後に僕から魔気を吸う。
一応かつての魔王の血を引く僕の魔気は、他の魔族のものより質が良いらしい。
身体の中心を『開く』感じ。そんなイメージをすると、魂が剥き出しになる。そうすれば兄様は魔気を
吸いやすくなる。僕は兄様に全てをさらけ出した。魔族の力である魔気を吸われれば、僕はたちまち
身体を動かせなくなる。それから、頭もぼーっとしてきて、底無し沼に溺れるような気分になる。
魔気を吸われ過ぎると、死んでしまうと本に書いてあった気がする。でも僕はそれでも良いと思った。
兄様になら、命をあげても構わないと思った。
696 :
5/11:2009/10/08(木) 23:30:28 ID:XpDLGNVn0
実際昔兄様に、僕の魂を食べてもいいですと言ったことがある。だけど兄様は凄く不機嫌そうな
顔をして、僕を殴ったきり、暫く僕の部屋に来なくなってしまった。僕は兄様に嫌われたかと思った
けれど、半月くらいして兄様はまた僕を抱いてくれるようになった。
その時僕は、まだ兄様に嫌われてないんだと安心した。
長い長い『食事』が終わり、兄様は僕をベッドに投げ捨てた。
「まあまあか。」
僕は指すら動かせなくて、ただベッドに横たわることしかできない。暫くは泥のように眠っている
しかできないだろう。そんな風に考えていると、ふと身体が温かくなった。気付けばさっきまで僕が
着ていたガウンが、乱れたまま身体の上にかかっている。
「ご…しゅじ…さ…ありが…」
兄様がかけてくれたんだ。僕は嬉しくて涙を溢す。だけど兄様はすぐ身仕度を整えて、僕の方を見ない
まま、部屋を出ていってしまった。
(僕はなんて幸せなんだろう…)
薄れる意識の中、僕はそんなことを考えた。
僕は生まれてはいけない子だったと何度も頭の中で声が囁いた。呪いなのか、誰かの心が聞こえるのか、
僕にはわからない。だけど僕は物心ついてから一度も生きていてもいいと言われたことも、思った
こともなかった。僕はここにいちゃいけないんた。
僕は消えなきゃいけない。死ななきゃいけない。
だけどどうしたら消えられるか、どうしたら死ねるかも分からなくて、僕は悲しくて悲しくて泣いて
ばかりいた。だけど兄様があの洞窟から僕を連れ出してくれてから、僕の頭からその声は消えてしまった。
その代わり、僕には兄様の声が聞こえるようになった。その殆んどは僕を馬鹿だといったり、何かを
命令したりするものだった。それから、時々だけど、外のことも話してくれた。
兄様の声は僕がここにいることを否定しない。
馬鹿だ、間抜けだとはいうけれど、消えてしまえとは言わない。こんな僕でも、ここにいていいのかも
しれないと思えた。兄様の声は僕に生まれて初めて、安らぎをくれた。僕はそれだけで幸せだった。
697 :
6/11:2009/10/08(木) 23:33:14 ID:XpDLGNVn0
ある晩、ドアの向こうから足音が聞こえた。とてもゆっくりな足音で、すぐには兄様の足音だと気付け
なかった。足音が部屋の前に来ると、音もなくドアが開く。そこにはやっぱり兄様がいた。だけど
様子が少しおかしい。僕は心配になって兄様に駆け寄る。
「ご主人様?どうし……」
原因はすぐ分かった。強いお酒の匂い。兄様は酔っている。今までも酔ったまま部屋に来ることは
あったけれど、こんなにたくさんお酒を飲んだ兄様は初めて見る。いつもは鋭く光る瞳も、今は
ぼんやりと淀んでいる。よくここまでこれたとさえ思う。
「ご主人様、危ないです。こっちに…」
僕はふらふらの兄様をベッドまで連れていった。そっとベッドに兄様を寝かせる。それから、
水差しを持ってこようとした。
ぐい。
驚いて引かれた手を見た。兄様が僕の左手を掴んで、じっとこちらを見ている。僕はその意味を悟り、
兄様の邪魔にならないよう、ベッドの上に乗った。それからすぐ横の棚から縄を取って兄様に渡す。
すると兄様は何故かその縄を枕元に置いて、僕の頭をすっと撫でた。
「そうじゃない。」
兄様の仕草の意味が分からなくて、僕は俯いてしまう。とにかく兄様は僕を抱こうとしている。
それなら服を脱がないと。気持ちを切り替えて、僕は服に手をかけた。だけど兄様はそれすら僕の
手を握ってやめさせた。兄様が分からない。頭の中がごちゃ混ぜになる。
その時、つ、と顎を持ち上げられた。僕がどうしたらいいか困っていると、兄様の顔が僕の顔に
近づいてきた。そうか、兄様は僕の魔気が欲しいんだ。やっと分かった答えに僕は安堵する。
僕は目を閉じ、身体の真ん中を開く。少し熱い兄様の唇が、僕の唇に重なる。
698 :
7/11:2009/10/08(木) 23:34:59 ID:XpDLGNVn0
「え?」
僕は驚いて目を見開いた。兄様が離れていく。
だけど僕は『なんともない』。
ちゃんと魂を開けなかったんだろうか?もう一度僕の唇と兄様の唇が重なる。今度は兄様の舌が僕の
口に入ってきた。今度こそ魂を開いて、兄様に魔気を食べて貰おうとした。でも、できなかった。
兄様はただ僕の唇を優しく貪るだけ。
これじゃあまるで、本で読んだ『恋人』同士のキスみたいだ。
そう想った瞬間、僕の身体は経験したことの無いような恐怖に襲われた。
「ご主人様っ…どうしてっ…!」
兄様の腕から逃げようとした。でも兄様は笑顔を浮かべ、優しく僕を押さえつけて、離してくれない。
いつもみたく、力任せに僕を圧し潰さない。呪文で制したり、暴力で屈服させたりしない。そっと
僕を労るように僕を組み敷く。それから丁寧に僕の身体を啄む。首筋や鎖骨、胸、お腹。何かを
確かめるように、何かを惜しむように口づける。そして空いている手で、僕のことを何度も何度も
撫でてくれた。
「静かにしろ。手荒くする気はない。」
「ご主人様、違っ…!ご主っ…ひぅっ!!」
怖い。
僕は心の底からそう感じた。だってこんなのは知らない。僕が知っているのは、ただの性欲処理の
ための行為。兄様に満足してもらうためだけの行為。兄様はそれに何の感情も持っていないはずで、
僕のことなんかただの道具くらいにしか思っていないはずなんだ。それなのに、こんな風にされたら、
こんな風に優しくされたら――
「あ……」
兄様に名前を呼ばれた。頭の中で警鐘が鳴る。この先を聞いちゃダメだ。もし兄様が、本当は
望んではいけない、だけど僕の望む言葉を囁いたら。こんなふうに甘く、慈しむように抱かれながら、
その言葉を聞いてしまったら、僕はどうなってしまうかわからない。
699 :
8/11:2009/10/08(木) 23:37:37 ID:XpDLGNVn0
「―――……」
一瞬、時が止まり、僕は慟哭した。僕が一番恐れていた、一番欲しかった言葉。一番許されない、
一番望んでいた兄様が呟いた言葉。
「やだやだやだぁ!兄様やめて!離して兄様兄様!兄様!!!」
気付いたら僕は泣き叫んでいた。心の中でしか呼んだことがないのに、呼んではいけないのに、
兄様、兄様って泣いていた。首をはねられても、身体を焼き尽くされても仕方がない、畏れ多い行為。
いや、そうされた方がどれだけましか。
兄様は言った。
――『愛してる』って。
絶対に、絶対にダメなのに。
僕は奴隷で、兄様は僕の主。だからそんなのダメなんだ。僕は兄様に飼わって貰っているだけで
十分過ぎるくらい幸せなのに、こんなふうにされたら、錯覚してしまう。
兄様に愛されてる。
兄様が僕を愛してくれる。
もし、そう一度でも思ってしまったら、僕は絶対に狂う。幸せ過ぎて、どろどろに融けてしまう。
「兄様っ…!やだやだ…!兄様、やめてっ…!こんなっ……!!」
「そう怯えるな。今夜くらいは素直に抱いてやる。」
700 :
9/11:2009/10/08(木) 23:39:52 ID:XpDLGNVn0
兄様は笑う。いつものように、意地悪で不遜笑顔。そうだ。これはいつもの意地悪なんだ。
そうであってほしい。僕はぎゅっと目を瞑って、時間が過ぎるのを待った。兄様の指がゆっくり
僕の中に入ってくる。
いつもは何の準備もなく、裂けても爛れても構わず僕の中に兄様は入ってくるのに。
「痛むか?」
僕は首をブンブン振った。痛くしてほしい。僕が泣き喚いても、僕が奴隷だということを思い
知らせてほしい。それなのに兄様はそうしてくれない。兄様はじっくり僕のお尻を解してくれる。
何かで濡らした指で、丁寧に慣らしてくれる。
「ひぐっ…あふぅっ……やぁ……」
痛みも苦しみもない。純粋な快楽がこんなにも辛くて怖いなんて知らなかった。何かにすがりたい。
でもその何かがない。堪らず唇を噛む。
「随分辛そうだな。」
兄様が笑う声がした。そしてすぐ、僕は下半身に違和感を感じた。恐る恐るその違和感を確かめる。
「だっ…だめです!ひんっ…!!汚い、からっ、やめ…!!」
信じられない。兄様が僕の汚いものを舐めている。急いで兄様の押し退けようとしたけれど、気持ち
良すぎて腕に力が入らない。僕の性器の先や、裏筋を兄様はねっとりと舐める。その度に僕の
身体には電気が走り、ガクガクと腰を振ってしまった。どうして兄様はこんなことをするんだろう。
僕は何か悪いことをしただろうか。
もうやめて欲しい。許して欲しい。
だって僕は辛いことや苦しいことには慣れっこだし、我慢だってできていた。
だけどこんなに嬉しいことや幸せなことには耐えられない。僕が壊れてしまう。
「ぁぁあああっ!」
ビクンビクンと痙攣して、僕は兄様の口に射精した。快感が強すぎて、それはとても長く続いて、
僕を焼き尽くす。
701 :
10/11:2009/10/08(木) 23:42:46 ID:XpDLGNVn0
「にい、さ……んんっ…」
ようやく吐精が治まると、兄様はまた僕の唇を奪う。そしてやっぱり、それだけだった。
その晩僕はひとり、兄様より早く目が覚めた。あれから兄様は僕を随分長い間離してくれ
なかったけれど、いつもよりずっと身体は楽だった。僕は兄様の腕の中で眠っていた。兄様は
疲れたのか、酔い潰れてしまったのか、すっかり眠り込んでいる。
兄様の寝顔を見ながら、僕はぼんやり考えた。
きっと僕は兄様に棄てられるだろう。兄様が僕みたいなモノを飼っているのは単なる気紛れ
だろうから。僕はそれでも良いと思う。兄様が僕に飽きたらそれでおしまい。それで良かった。
兄様が僕に一時でも価値を与えてくれたこと、安らぎをくれたこと。それだけで十分だった。
それ以上は望まない。望んではいけない。
望むのは僕の我が儘だからだ。そう、わかっているのに。あんな風に僕が欲しいものを与えられたら。
僕は、とても怖い。
ぽろりと涙が零れた。
「……何故お前がここにいる。」
気付くと兄様が僕を見下ろしていた。とても気だるそうで、頭を押さえている。それから不思議そうに
辺りを見回したり、何かを考えるような仕草をした。どうやらさっきまでのことは覚えていないらしい。
「すみません…すぐ退きます。」
「余計なことをするな。もう行く。」
兄様はすっと立つと、服を羽織ってドアの方へと歩いていった。兄様は、やっぱりこっちを見ない。
「おい。」低い声に、僕は顔をあげた。「明日までにその汚い顔をどうにかしておけ。
抱く気が失せる。」
それだけ言うと、兄様は部屋から出ていってしまった。何故か兄様は、怒っているように見えた。
702 :
11/11:2009/10/08(木) 23:43:31 ID:XpDLGNVn0
ひとりになってから、僕はまた考えた。酔っていた兄様は何も覚えていなかったみたいた。
それならきっと今日のことは全部夢だったんだ。
あれは全部、僕だけが見た幻で、兄様はいつもと変わらず僕のことなんか何とも思っていない。
そう思おう。
僕はそう自分に言い聞かせて、ぐっと嗚咽を堪えた。
まで妄想した。
>>687だけど自分の脳内見られたのかと思ったwww
感動してレス保存してしまった。ありがとう。
萌え転がった萌え転がりすぎて眠れなくなったヤバイ
明日仕事に障るというか明日脳内これ一色だ多分
厨設定は萌えの宝庫だホントね!双方向片思い最高
このスレにいてよかった
全っ力で乙
萌え過ぎて禿げ上がった
妄想が収まらんです!!
久しぶりに来てみたら良い物見れたよ有り難う
兄×弟に幸あれ
保守age
ヤッッッベェェェエ
ありがとうございますありがとうございます
頭つるっつるになった…
この先弟が報われる事ってないのかな…セツナス(´;ω;`)
続きが気になって仕方ないw
ほしゅ
温泉旅行先で浴衣でイチャつく兄弟が読みたいいい
並べて敷いてあるお布団に二人で顔を赤らめてもいい
声が漏れないようにTVの音量上げてから始めるといいよ
1.旅館到着
弟「なんじゃこりゃー!布団薄っ!兄ちゃん見てよ!煎餅布団だよ!薄焼きサラダ煎餅並みの薄さだよこの布団!!」
兄「まあアホみたいな激安旅館プランだったし、こんなもんだよ。」
弟「だからってこれ酷いよ!畳もなんかべこべこしてるし、サービスのウェルカム
ドリンクってヤクル〇だよヤ〇ルト!!」
兄「あ、部屋の裏川だ。さすが田舎。」
弟「あっ!これ〇クルトじゃないっ!パチモンだっ!」
兄「テンション高いなあ。落ち着けって。」
弟「ううう…こんなはずじゃなかったのに…」
兄「元気出せって。」
弟「だってだって…初めて兄ちゃんと二人っきりで旅行なのに……俺、超楽しみにしてて……グスッ」
兄「泣くなよ。ほら、鼻かめ。」
弟「ヂーンッ…ちぇっ…兄ちゃんはいーのかよ。こんなオンボロ宿でっ。」
兄「ん?俺は全然いいよ。お前と一緒なら、どこだって嬉しいよ。」
弟「兄ちゃん…」
こんな兄弟か。
711 :
風と木の名無しさん:2009/10/18(日) 17:22:50 ID:h+VB4k6e0
煩悩がたぎりまくりなので追加。
2.観光
兄「おー、見事になんも無いなー。」
弟「山ばっかだよー。しかも暗いよー。心なしか寒いよー。」
兄「ああ、なんか雰囲気的に出そうだな。」
弟「ぎゃー!!そーゆーこと言うなよ兄ちゃん!俺がオバケ苦手なの知ってるだろー!!!」
兄「うん。知ってるよ。昔からダメだったよなあ。」
弟「じゃあ言うなよそういうことー!」
兄「怖い話するたびに、助けて兄ちゃんって言って、いつも俺にしがみついててさ。
一緒に寝てーって泣きついてきたよなー。」
弟「兄ちゃん俺の話聞いてないだろー!」
兄「ははは、聞いてるよ。なあ、お前何で俺がお前に怖い話しまくってたと思う?」
弟「知らないよバカー!わー!なんか今動いたー!藪になんかいるー!!」
兄「お前が俺に抱きついてくれたからだよ。今みたいにさ。」
弟「…………兄ちゃんのバカ。」
3.夕食
弟「…なんかお膳が煮しめ色だよ。畳と色が同化してるよ。」
兄「味は悪くないぞ。小ぶりだけど鮎の塩焼き旨い。山葵の葉っぱの
お浸しも珍しいし、なかなかいける。」
弟「でも兄ちゃん、付け合わせは毒々しい真っ赤な魚肉ソーセージと、
油ギッシュで塩味しかしない、焦げ焦げのびのびスパゲッティだよ。
この味噌汁なんか具殆んど入ってないよ。吉〇家の味噌汁の方が
まだ豪華だよ。」
兄「気にするなよ。あ、見ろよ。プリンの上にさくらんぼ乗ってる。
お前さくらんぼ好きだったろ。俺のやるよ。」
弟「え?あっ、本当だ!やったー!兄ちゃんありがとー!」
兄「…あー……やっぱ俺、お前が好きだわ…」
弟「ん?なんか言った?兄ちゃん。」
4.温泉
兄「おーい、早くしろよー。」
弟「に、兄ちゃん先行っててよ。」
兄「別に恥ずかしがることないだろ。どーせ今夜は…」
弟「わーわーわー!!!に、兄ちゃんっ!誰か聞いてたらどーすんだよっ!!」
兄「誰も聞いちゃいないって。それに俺、お前のオムツ代えてたんだぞ。
今更恥ずかしがるとかおかしいだろ。」
弟「なっ…!にっ、兄ちゃんっ!!」
兄「あの頃はお前、小さかったなあ。色々と。」
弟「…ばっ!!兄ちゃんっ!!!」
兄「やっぱ今も小さいままなのか?色々と。ニラニラ」
弟「ちっ、ちげーよっ!!俺めっちゃデカいんだぞっ!!黒人とかチョー真っ青!
もー50cmとか余裕であるしっ!しかもめっちゃ堅いしっ!
マジでダイヤモンドばりだって!!」
兄「ふーん。俺別にソコのこととは言ってないのになー。」
弟「…!!!」
兄「まあ見るのは後のお楽しみにしとくよ。」
弟「…!!!!!!」
兄「今日『初めて』なんだから、しっかり体洗っておけよ。」
弟←脱走
5.事後…?
グスングスンッ
兄「ほら、もう痛くしないから。怖くないよ。。」
弟「ひぐっ……ごめっ……ごめんなさっ……兄ちゃんっ…」
兄「謝んなよ。焦りすぎた俺が悪いんだから。ごめんな。」
弟「ちがっ……兄ちゃんじゃないっ……俺、悪くて……ぐすっ…」
兄「お前は悪くない。俺ががっつきすぎた。兄ちゃんが悪い。
兄ちゃんが言うんだから間違いないって。だから泣くなよ。」
弟「でもっ………でもっ………」
兄「初めてはやっぱ豪華なホテルにしよう。ふかふかのベッドでさ。
今度は痛くないようにちゃんと準備しよう。俺ももっと勉強するし。
そしたら思いっきり、馬鹿みたいに甘々でラブラブなことやろーぜ。
もーこっ恥ずかしくてぐでんぐでんになるくらい、バカップルするんだよ。
な?いい案だろ?」
弟「……ぐすっ………」
兄「だからほら。もう泣くなよ。」
弟「……………………」
兄「スマイルスマイル。」
弟「………………………さっき、本当は泣くほど、ひくっ、痛くなかったんだ…………」
兄「そっか。」
弟「……痛くなかったけど、なんか、ずずっ、怖くてっ…兄ちゃんが俺に、酷いこと、
するわけないのにっ…うぐっ…俺っ…」
兄「すとーっぷ。今日はもうそう言うの無し。泣くのもやめ。今日は旅疲れでヘトヘトだから、
このまま寝よう。今日はただの観光。で、次の高級ホテルが本番。
だからまずはバイトで稼ぎまくろーぜ。目指すは五ツ星ホテルのスィートだ。」
弟「………………でも、ぐすぐすっ…兄ちゃん、俺嫌いに…」
兄「大丈夫。何があっても、俺は死ぬまでお前大好きだから。」
弟「………………………」
兄「な?」
弟「…………………………兄ちゃん。」
兄「ん?」
弟「…………………………俺も、兄ちゃん、好き。」
兄「ん。」
6.後日談
弟「兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん!!!!」
兄「んー?」
弟「五ツ星ホテルのスィート一泊100万するって!!!!」
兄「んー?おーおー、本当だ本当だ。」
弟「これきっと、ベッドはジャパネッ〇タカタの高級羽毛布団で、
床は檜とか高級なんだよなー。ウェルカムドリンクもヤク〇トじゃなくて、
ミニ〇ツメイドかウェ〇チなんだよ。すげーなー…」
兄「んー、あえて突っ込まないけど、さすがに100万はなあ。」
弟「高いよなあー。稼ぐの結構かかるよなー。」
兄「俺さ、今すぐでもお前とヤりたいからさ、あんまり待てないよ。」
弟「………………」
兄「あ、もちろんお前が嫌なら…」
弟「…こっちのリゾートプランだと、次のバイト代入ればいけるよ。」
兄「え?」
何この素敵スレ
禿げ散らかした
弟の一挙一動に禿げたが、特にさくらんぼに喜ぶくだりがカワイス(*´∀`)
そしてその弟を温かい目で見守る兄ちゃんに和んだ
髪がなくなった
弟可愛すぎるだろう、そして兄貴……!!
次のバイト代はいつ入るんでつか・・・(*´Д`)ハァハァ
全力で乙すぎる(*´Д`)
つるつるだよもうなんもなくなったよてゆか弟可愛いすぎだろああもうやばいやば(ry
723 :
風と木の名無しさん:2009/10/20(火) 17:45:04 ID:9QhHFikdO
バイト代はいつはいりますか?
つI
これで早く旅へ…!
久々に覗いたら禿げ散らかしてしまった
今の流行り、不毛地帯はここでつか。
ああ、もうほっこりした… (*´ω`*)
バイト代週明けでいい?
>>728 それは週明けに続きが来ると思ってよろしいか
だとしたらwktkしながらお待ちしております
そろそろ週末だ!!
バイト代手渡しされたかな!!wktk
書けた分だけ投下。
0.前日
弟「えっとー、ハンカチにー、鼻紙にー、ティッシュにー、ちり紙にー…」
兄「おーい、準備してるかー?」
弟「あっ!兄ちゃん!ちゃんとしてるよー。兄ちゃんこそ大丈夫かよー。」ゴソゴソ
兄「あんまり見るようなもんないけどな。」
弟「兄ちゃんきれーに入れてあるなあー。…ん?何これ?ジュース??」
兄「あ、こら。むこうで使うから、あんまり触るなって。」
弟「ジュースなら途中のコンビニで買おうよー。荷物になるしさー。」
兄「違う違う。それローションだよ。なんというか、前回の教訓というか、反省というか。」
弟「ロ〇ソン?別にいいけど、駅前にはファ〇マしかないよ?
遠回りになっちゃうけどいい?」
兄「うーん。噛み合わないなあ。」
弟「???」
兄「ま、そういうところも可愛いんだけどな。」ナデナデ
弟「あっ!兄ちゃん今俺のこと馬鹿にただろー!俺わかるんだぞー!」
1.出発
弟「兄ちゃん兄ちゃん!新幹線だ新幹線だ!」
兄「おー、久しぶりだなあ。」
弟「兄ちゃん兄ちゃん!早く早くー!」
兄「指定席だから焦らなくても大丈夫だよ。ほら、切符。」
弟「わーい!」ドタドタ
弟「えーと、いち、にい、さん…ここだ!って、あれ?兄ちゃん?
兄ちゃんいないっ!?兄ちゃんどこ!?兄ちゃん!!?」キョロキョロワタワタ
兄「悪い悪い、ちょっと買い物してた。」
弟「兄ちゃんー!!!」
兄「おわぁっ!?な、ど、どーした?」
弟「う゛え゛〜!!兄ちゃんいなくなっちゃったかと思った〜!」
兄「…馬鹿だなあ。お前置いてったりしないよ。」
弟「…ぐすん。にーちゃん…」ぎゅー
2.道中
兄「じゃーん。これなーんだ。」
弟「ぐすん…うん?あっ!冷凍みかんだ!」
兄「お前昔からよく買ってもらってたろ。」
弟「うん!」
兄「ムキムキ ほら、あーん。」
弟「あーん!」パクッモグモグ
兄「うまいか?」
弟「うん!」
兄「ほら、もう一つ。」
弟「あーん。」パクッモグモグ
兄「うまいか?」
弟「うん!ありがとう兄ちゃん!」
兄「よかった。」
3.暇潰し
弟「兄ちゃん、はい。お茶。」
兄「さんきゅ。」
弟「兄ちゃん、向こうまで後どれくらいかかるかなあ。」
兄「スケジュールだと後二時間くらいだな。」
弟「うー、暇だなあ。あ、兄ちゃん兄ちゃん、指相撲しよーよ〜指相撲〜。」
兄「おー、いいぞ。やるかー。」ぎゅー。
弟「えへへ。」
兄「?どうした?」
弟「俺ね、兄ちゃんの手好き。おっきいし、あったかいし。」
兄「………」
弟「あれ?兄ちゃん顔赤いよ?どうしたの?」
和んだ(*´∀`)
年の差カプが大好物なので、弟のアホっぷりがたまりません。
続き期待してます!
萌えた!
続きを楽しみにしてます。
4.到着
弟「すっげー!!兄ちゃん海だ!海見えるよ海!!」
兄「いいなあ。空気も澄んでるから、遠くまで見える。」
弟「兄ちゃん、出掛ける前にちょっと行こーよ!海行こーよ!」
兄「ん、いいぞ。その前に。」
ガサガサ
弟「兄ちゃん、なんでこんなもこもこ服着せるんだよ。」
兄「兄ちゃんの愛だ。」
弟「訳分かんないよ兄ちゃん。」
@海
弟「風強っ!風めっちゃ強いよ兄ちゃん!」
兄「な。上着着て来てよかったろ。」
弟「防ぎきれてない!!兄ちゃん風防ぎきれてないよ!顔寒っ!顔寒い!」
兄「仕方ないなあ。」
むにー
兄「ほら。こうして手であっためたら大丈夫だろ。」
弟「…でもこれだと兄ちゃんの手冷たくなるじゃん。」
兄「兄ちゃんはいいよ。それよりもう寒くないか?」
弟「…兄ちゃん寒いならもう海いい。行こ。」
兄「もういいのか?あ、待てってば。おーい!」
739 :
風と木の名無しさん:2009/10/31(土) 12:12:51 ID:jx8Fq4niO
5.遊園地
弟「遊園地ー!ゆーえんちー!!!」
兄「あんまり走るなよー。」
弟「兄ちゃん!あれ乗ろあれ!」→ジェットコースター
兄「……………………………」
弟「ほらっ!今なら待ち時間無しだって!行こ行こ!!」
兄「お前、俺が絶叫系嫌いなの知って」
弟「ひゃっほー!!!!!ジェットコースタージェットコースタージェットコースタージェッ(ry」
兄「……………………………」ゲッソリ
弟「兄ちゃん兄ちゃん!もう一回乗ろう!もう一回!!」
兄「いや…俺はもう……」
弟「めっちゃ楽しいね!兄ちゃんと一緒だと100倍楽しい!
ホント兄ちゃんと来れてよかった!
」
兄「……いいよ、もう一回だな…もう一回…(大丈夫俺はきっと大丈夫多分大丈夫恐らく大丈夫もしかしたら大丈夫(ry)」
6.温泉
弟「あ゛ー…きもちー…」
兄「肩まで浸かれよ。」
弟「うんー…今日は疲れたなー…兄ちゃんー…」
兄「そうだな。まあ、二泊の予定だからゆっくりしようぜ。」
弟「んー…」
兄「なあ。」
弟「なにー…?」
兄「こっち来いよ。」
弟「?」ザバザバ
兄「…ほら。覚えてるか?昔風呂入るとき、こうやって後ろから
抱っこしてやってたろ。お前小さかったから、溺れないようにって。」
弟「……覚えてないっ。」
兄「そうか?俺は覚えてるよ。お前、昔から危なっかしくてさ。
いつも目が離せなかったよ。ずーっとお前の側にいて、それがいつの間にか
当たり前になって――気付いたらお前から、離れられなくなってた。」
弟「………」
兄「好きだよ。お前のこと。」
弟「…………」
兄「お前は?」
弟「…ボソッ。」
兄「聞こえない。」
弟「………………わかってるくせに。」
兄「お前の口から聞きたいんだよ。」
弟「…兄ちゃん悪趣味。」
兄「それでもいいよ。」
弟「…耳貸して。」
兄「うん。」
弟「――…」
兄「――ありがと。」
ガラガラッ!
じいさん1「おぉ、檜風呂じゃあ。」
じいさん2「ええ匂いじゃあなあ。」
じいさん3「あれ。そう言えば飯は喰いましたかのう?」
じいさん4「かっかっかっ。さっき喰うたばかりですがな。」
じいさん5「あんれ。先客さんがおるんかいな。」
兄・弟「!!!!!」
7.ベッドにて
兄「あー、焦ったー。なあ、お前も…」
弟「ぐー……」
兄「マジかよ…」
弟「……ムニャムニャ」
兄「……まあ、今日はあんだけはしゃいでたからなあ。」
弟「むぅ…にーちゃん……」
兄「…仕方ないか。」
弟「ぐー…」
兄「おやすみ。」
ちゅ。
弟「うーん。あなたのために歌うことが、こんなにも辛いことだなんて。」
兄「お前は島根一の世界征服ボーイか。」
携帯みながらニヤニヤしてる自分がキモイwww
でも萌えずにはいられない!!!
すごくイイ!
>>742 最後www落とすなwwwでも萌えるwww
お客様のなかに、
幼少時の両親の離婚によって離ればなれになり
兄はじゃっかんネグレクト気味の父親のもとですくすくとヤンチャに
弟は働きづめの母のもとで少し愛に飢えながら育ったご兄弟はいらっしゃいませんか!
やがて母は経済的余裕に恵まれた男性と再婚し、
新しい家族のなかで義父との関係、母との関係を良好に保つため
自分でも気づかないうちに努力し続ける
すこし欝屈した思春期を送る弟さんはいらっしゃいませんか!
ある日兄は記憶にぼんやり残っている弟に会いにいってくださいませんか!
弟は目の前に急に現れた兄と名乗るじゃっかんガラの悪い男にびびってくださいませんか!
兄は子供の頃の幸福の象徴みたいな弟が、毛並みよく不自由なく育っているのを見て
心から安堵してくださいませんか!
弟は自分の生活に疲れきったところに、急に現れた兄と言う存在に、
混乱してどうしていいかわからなくて逃げ出してくださいませんか!
それが10代の頃の唯一の邂逅だったりしてくださいませんか!
でもお互いその出来事が忘れられず、相手の顔を何度も何度も反芻しながら大人になってくださいませんか!!
>>742 兄が不在だとぎゃんぎゃん泣きだし吐き出しそうな弟ですねwww
やがて弟はそこそこいい大学を出て会社員として働いてくださいませんか!
義父も母も嫌いなわけではないけど、なんとなく家とは疎遠になってくださいませんか!
兄はブルーカラー的な仕事でがりがり働いてくださいませんか!
父は割とろくでもない的な生活を送っていて、兄はそれでもしょーがねえなあと父を見捨てられずちょいちょい様子を見に行ってあげてくださいませんか!
そうして大人になったふたりが、ふとしたきっかけで交流がうまれてくださいませんか!!
見た目も育った環境も違うはずなのに、話をするとなんだか安心してくださいませんか!
子供のころの、どこか満たされなかった気持ちやたわいもない思い出が
不思議に近しかったりしてくださいませんか!
なんでもっと早いうちに話さなかったのかな、と後悔してくださいませんか!
そうして埋め合わせるように会う頻度を増やしてくださいませんか!
お互い兄弟がいた経験がないから、少しずつ手探りで距離を縮めてくださいませんか!
おとなになってから、兄弟のa@二人でつくりはじめてくださいませんか!
兄は、自分の幸福な記憶と直接結び付いている弟のことが
かわいくていとしくて、たまに抱き締めたいなあとか思ってくださいませんか!
弟は、ずっとほんとうには得られなかった家族がようやくできたみたいで、
嬉しくてしあわせで、たまに抱き締めたいなあとか思ってくださいませんか!
どちらも相手にたいする気持ちのなかに、兄弟以上のものが含まれはじめてるのに、
うすうす感づいていていただけませんか!
でも同時に、相手が自分に求めているのは「家族」の埋め草だと思いこんで、
そして相手からかけられる家族としての好意を失いたくなくて、
なかなか言い出せずにいてくれませんか!
そのまま3年くらいすれ違い続けてくださいませんかー!
いやです。
>>747 3年経った頃、弟がついボロを出してしまったところを兄がすかさず押し倒して
スレタイに辿りつくわけですね。ふむ。
ここ見てこれ思い出した
685:彼氏いない歴774年[sage]
2009/10/24(土) 20:06:08 ID:Yyd6pOH2
近所に住んでる兄弟
兄→高校生(制服で判明)、色白、細身長身のイケメン
弟→たしか3歳〜4歳、目がクリクリ
兄「悪い子はオバケの所に捨てちゃうぞーww」
弟「きゃーーwwwすてないでぇーーww」
兄「じゃあいい子になるか?こちょこちょ」
弟「だめww、弟ちゃんくすぐるの嫌いなんだからww」
兄「いい子にしないと捨てちゃうぞーw」
弟「いい子にします!いい子にします!ww」
兄「嘘だよ、弟ちゃんいい子だもんね、捨てないよ、お兄ちゃん弟ちゃん大好きだもん」
弟「弟ちゃんもお兄ちゃんすきーー」
兄「じゃあ、帰ろっか?」
弟「もう一回すてちゃうぞーってして」
兄「ん?駄目!」
弟「やーだ!」
兄「我侭言うとーーー」
弟「きゃーー」
兄「すーてーちゃーうーぞーwwww」
弟「ごめんなさいwwゆるしてwwwwおにいちゃん好きだからwwいい子にするからww」
二人ともすごく可愛くて楽しそうでほのぼのした
よく見かけるけど、いつも二人で楽しそうにしててなごむ
8.深夜
弟「…ん…ちゃ……にーちゃん。」
兄「ん…?」
弟「にーちゃんてば。」
兄「おー…どーしたそんな顔してー…怖い夢でも見たかー…?
よしよし、兄ちゃん一緒に寝てやるから…」
弟「違うってば、兄ちゃんっ。起きろってっ!」
兄「んあ?なんだどうした?」
弟「…俺、寝ちゃった。」
兄「ああ、疲れてんだろ?まだ時間あるし、もう少し寝て…」
弟「俺、今日はちゃんと兄ちゃんとえっちしたい。」
兄「………」
弟「だってこの旅行で、俺の初めて兄ちゃんにあげるって約束した。」
兄「そうだけど…」
弟「俺寝ちゃったけど、ちゃんと起きたから。兄ちゃんとえっち
したい。ちゃんと兄ちゃんとひとつになりたい。」
兄「お前…」
弟「兄ちゃん。」
兄「…わかったよ。」
弟「えへへ。」
兄「じゃあ約束通り、ラブラブなバカップルらしく、甘々にしようぜ。」
弟「うんっ。じゃあ、まずどうしたらいいかなあ?」
兄「そりゃ勿論、キスからだろ。」
弟「うんっ。」
兄「ほら、目閉じて。」
弟「兄ちゃん。」
兄「ん?」
弟「大好き。」
兄「ああ、俺も愛してる。」
9.朝
弟「うぅ〜…」
兄「大丈夫か?」
弟「うん…なんかまだ兄ちゃんが中にいる感じがする。」
兄「結構無茶したからな…ごめん。」
弟「兄ちゃん、ちっちゃいころ、俺が兄ちゃんのお嫁さんになるーって言った時のこと、覚えてない?」
兄「ああ、そんなこともあったな。」
弟「俺ね、多分生まれてからずっと兄ちゃん好きだったんだよ。
兄ちゃんだけが、ずっと好きだったんだ。
だからさ、こうやってちゃんと兄ちゃんのコイビトになれてすっげー嬉しい。
今俺、本当に幸せなんだよ。」
兄「………」
弟「だから兄ちゃん、謝んないでよ。」
兄「…わかった。俺も幸せだよ。」
弟「へへへ。」
兄「…よし。とりあえず飯喰うか。フロントに電話して、部屋で飯
食えるか聞いてみる。ダメならルームサービスとろう。」
弟「おお〜豪華〜。」
兄「そんな高いもんないけどな。」
弟「兄ちゃん兄ちゃん、ルームサービスなら俺カツカレー食べたいっ!」
兄「朝からベビーだなおい。」
弟「お腹減ったんだよ。」
兄「メタボになるぞ。」
弟「メタボは兄ちゃんだろ。昨日ちょっとお腹ぷにぷにしてたぞ。」
兄「!!!!????」
弟「ぽ〜にょぽ〜にょぽにょメタボ腹〜♪」
兄「……せっかくの雰囲気台無しだ。」
弟「兄ちゃ〜ん、はやく〜」
兄「はいはい。待ってろな。」
昨日連投規制で投下し損ねたものです。
長々とすみませんでした、
乙華麗
毛根さえ残らず トゥルットゥルッになりやした
これから 寒さが身に染みて困ります
携帯&頭に浮かんだ萌えをそのままぶつけてるので
読みにくいと思いますが許してくれる姐さんだけ
やたらつっかかる反抗期中学生弟と基本弟バカな高校生兄萌え
弟「おいッ」
兄「え、何どしたの」弟「どしたのじゃねえよ!お前なんで東京の大学なんか受験すんだよ!」
兄「なんでって…興味あるから」
弟「ばっっかじゃねえの!?お前一人暮らしなんかできんのかよ!
自炊も洗濯もできねえくせに!」
兄「馬鹿とはなんだ馬鹿とは!兄ちゃんだってやろうと思えば…」
弟「ぜってー無理!お前みたいなヘタレカスボケには無理!」
兄「……はぁー…お前いつからそんな口悪くなったんだよ…
昔は可愛かったのになあー」
弟「うるっせ!どうせ東京出たら女捕まえてウハウハ〜とか考えてんだろ?
無理無理!変な女にひっかかって一文無しで帰ってくんのがオチだって!
俺なら食事だって洗濯だって掃除だってやってやるし背中だって流してやるし耳かきだってしてやるし着替えだって手伝ってやるしブラッシングだってしてやるしとにかく兄ちゃんのためならなんでも…
………ハッ」
兄「お前……そーかそーか!兄ちゃんのことそんなに好きなのか!」
弟「なっ馬鹿ちげー…んあっ!ちょっどこ触ってんだよ!」
兄「反抗期かと思ってたけど構って欲しかっただけなんだよなー?
やっぱお前可愛いよ」
弟「だからちがッ…あう!耳…は…やめっ…ん、兄ちゃっ…!」
携帯であえぎ声打つのまじつらい
>>757 弟よ…そんなに兄ちゃんに構いたかったのか(*´Д`)
もし兄が東京行っちゃったら休日のたびに会いに行けばいいよ
そんでやっぱ俺がいないと何も出来ねーじゃねーかとかぶちぶち言ってやればいいよ
うおレス番間違えたすまん。そしてIDにびびった
久し振りに来たら盛況でとても安心した
そして髪がなくなった
761 :
756:2009/11/02(月) 17:22:33 ID:pPuqe//PO
皆さんありがとう!
今さらだけどここのスレタイ秀逸すぐる
一覧で見ただけでニヤニヤしてしまう
規制にも関わらず大漁で悶えた。
携帯からだらだら長文。
良く晴れた秋の休日。
長い長い一車線道路の坂道は欅の紅葉に彩られている。
その閑静な並木道の歩道では青空雑貨市が開催されており、そこここに小さな露天が出来ていた。
主催が通りの中腹に店を構える書店と登りきったところにある古着屋のため、店は中古ものが多くなっていた。
古本
ひときわ大きな欅の下では、二畳程の古絨毯をしいて男が本を読んでいる。
絨毯の上はアンティークと呼んでいいほどの稀少本を詰めた木箱が二つ、
比較的最近の単行本を和洋かかわらず並べた小さな本棚が一つ置かれ、その隙間に乱雑に本が積まれていた。
店主の男は気難しそうにヒゲ面をしかめているが、雑貨一共通イベントのスタンプラリーに訪れる子供たちには歯を見せて笑っている。
その様子を、書店からうっとりと眺めている青年が一人。
「あーマジかっけえ、俺もぜってーアンタの兄ちゃんみたいになるぜ」
「今時ああいった職業を志すなんて、奇特な方ですね」
憧れを素直に口に出す青年に、書店員は苦笑を漏らす。
書店員は古本の男と年の離れた兄弟で、このイベントに男が参加したのも書店員が無理に誘ったからだった。
コーン。
店内の柱時計が午後一時を告げる。そろそろ兄に昼食を取って貰わなければ、と書店員は店を後にした。
「にいさん、お昼はどうする」
兄が客との交渉を終える頃を見計らって、声をかける。
「ここで食ってもいいか」
「軽いものだったら」
「じゃあ、何かその辺の店で買ってくるわ。そこ座っとけ」
さっさと立ち上がってパン屋の出店に行こうとする兄を引きとめようとする腕が空をさまよう。
弟の手に下げられたバスケットの中には、兄の好きな具のサンドイッチが入っている。コーヒーだってポットに用意していた。
兄に対する強すぎる憧れか、それとも畏怖のせいか、弟は成人してからも兄に気安く話しかけることが出来ない。
誰よりも兄にあこがれて止まないのは弟なのだ。まるで初恋に戸惑う少女のようではないかと思い頬が熱くなる。
ふと絨毯の先でサンダルを引っ掛けようとしていた兄が振り向く。
「なんだそれ、お前もしかして食いもん持って来てんのか」
「え、うん、一応むりに来てもらったから…」
早く言えよ、と少々呆れながらも兄はサンダルを蹴り飛ばし神業的な足さばきで本をよけながら戻ってくる。
欅の木漏れ日のせいでまだらに影なった二畳の古書店で、兄弟は仲良く昼食を取った。
最近遠くに仕入れに行ったり外国の古書祭に参加したりと多忙を極めていた兄は、その先々であったことを実に楽しそうに話す。
弟も日本の書店業界ではそれなりに耳目を集める活動をやってはいるものの、やはり本に対する情熱は兄に敵わないと自覚する。
何時までも届かない背中を悔しく思う反面、幼い頃より募る強烈な憧れもどんどん嵩を増していく。
本に向ける興味を少しでいいから自分に向けて欲しい、という気持ちと、本を愛し本に生きる兄を愛する気持ちがない交ぜになり、弟の胸中をアンバランスにしていた。
宝飾
坂の頂上付近の洋館の前には、宝飾の露天が出ている。
簡易タイルを敷いた上に猫足のテーブルとジュエリーボックスを置き、大きな三面鏡が据え付けてあった。
店番をしているのは眠たげな青年で、接客よりも手元で新しい工芸を作ることに夢中になっているようだった。
びろうど敷きテーブルの上に並べられているのは、華奢な金や銀細工にガラスとアンティーク鎖を用いたネックレスや指輪、
それに手鏡や櫛などの小物などだ。すべてこの青年が趣味として作ったものである。
久しぶりに日光に当たったせいかうとうとし始めた青年のポケットで、出し抜けに携帯が震えた。
もたもたと画面に兄と出ていることを確認すると僅かに唇をゆがめ、繊細な指で通話ボタンを押す。
『どうだ、売れてるか』
開口一番にそう聞く兄に、青年はため息を吐く。
『…別に…お金儲け、したいわけじゃないから』
儲け優先思考をする兄に生理的な嫌悪を感じ、そのまま切ろうとする。
『いや、そういう意味ではなくてだな…。テーブルの上を見てみろ』
『なに、…あ』
いつの間にか、テーブルの上には料金箱と書かれた小さなかごがあり、その中に金が入っていた。
いくつか減ったアクセサリーと、その金額は大体合致するようだ。
『…これ、あんたがしたの』
『本屋の店員さんに頼んでたんだよ。どうせお前はろくに店番しないだろうから、お客さんがまごついてたらそれを設置してくれってな』
いったん本屋の店員から兄に連絡があったかような口ぶりだ。
『余計なお世話だ…、べつにただで持っていてくれてもかまわない物なんだから』
『どうぞ持っていってくださいは日本人の気性に合わないんだ。っていつも言ってるよな』
兄の言うことはいちいち尤もだ、自分を案じてくれていることも解る。しかしそれをすんなり受け入れるのはとても癪だった。
そのとき机の前に若いカップルが現れ、指輪を手に取り始めた。
『じゃ、お客さんきたから』
ぶつ、と一方的に通話を断ち切る。視線を上げると、カップルの女がとても嬉しそうに色々と指輪を鑑賞し、男もそれを飽かずに見つめていた。
そこに兄がいるわけでもないのに、どうせ接客してないという図星をつかれた事が悔しくて、珍しく客に話しかけ談笑をしてみる。
いくらかのやり取りの後にこやかにペアリングを持ち帰るカップルを見送って、心の中で兄に、俺を見くびるなと悪態を吐いた。
「そんなに心配なら、行って手伝えばいいだろうが」
「あれはお前んとこの弟みたいに素直じゃないの」
大きな欅に隠れるように坂の上を見上げ、携帯を握り締める男が一人。その横で古本露天の店主が呆れたように腰に手をやった。
「俺のところは素直すぎて怖いんだがな」
「そっけなくていちいち噛み付いてくるよりそっちの方が良いだろうよ」
お互い無いものねだりだな、足して二で割ったらいいんじゃないか、などと軽口をたたきながら二人同時に吹き出した。
寒い季節だからこそ、兄と弟にはもっとくっついてもらいたい
それこそ過疎なんか吹っ飛ばすくらいに
「兄ちゃん寒いよ」
「こっちおいで」
俺の布団に弟を招き入れるとぎゅうっと抱き締めた。
「兄ちゃんあったかい」
「うんうん」
「でも背中寒い」
仕方なくパジャマを脱がせることにする。
「なんで脱がせるの?」
「裸同士の方があったかくなるじゃん」
「そっか!」
嬉しそうに自らパジャマを脱ぐと弟は俺のパジャマも脱がそうと張り切っている。
「どうだ、あったかいだろ?」
「うん!」
「じゃあ寝よう」
しばらくすると弟がもそもそと動き出す。
「兄ちゃん…熱くて眠れないよ…」
「そんなことないだろ?」
「だって、兄ちゃんが…あっ…ゃっ…あっあっ…アッ!」
ぐったりした弟を優しく撫でると拗ねたように顔を背けられた。
「濡れて寒いよ、兄ちゃん」
「はいはい」
こうなること分かってるくせに毎回やってくる弟が可愛くて仕方ないよ、俺は。
規制もうやだよう
規制解除
協力し合って敵と戦う兄弟が好きだ
いっその事デ●ルマンとかガ●バーみたいに変身しちゃっても良い
もふもふケモノに変化しても良い
戦いを終えた後は人間の姿に戻り
弟「兄貴、ここ・・・」
兄「ん?気が付かなかったな」
なんていう様に全裸で絡み合いながら月光浴して体力回復すると良いよ
なんとなく今更レンタルしたファン足すティポで虎児灰児に萌え
ヘタレおバカ兄×激クール弟。普段
兄「すきーチューしよチュー」
弟「くんな。」
だが、夜は…
(初フェラ)
兄「…あの」
弟「なっ、なに…ッ」
兄「そっぽ向きながら手で触るって…なんか傷つくんですが…」
弟「うっ(傷つく、という発言に動揺)…じゃあ…み、見る…」
兄「ん」
弟が顔真っ赤にして兄のを見ながらぎこちなく手でフェラをする。
兄「もうちょい強くできる?」
弟「つ…強くって…!へ、変態だ…!」
兄「ほら、こう」
弟「わ、…っ!」
兄が弟の手の上から自分の手を重ねるようにして動かす。
兄「…こんくらいの強さが、…良いかな」
弟「わ、分かったから!て…手をはなせ!」
もう弟は顔真っ赤&硬い感触にドキドキ緊張しっぱなし。
こんな感じをいつも妄想…
>>773 今すぐフェラ(チオ)でググるんだ!
クーデレ弟いいよね
普段はどっちが兄だか分からないと言われているのに、素だとブラコンで兄さん兄さんな弟
最近大漁で晩秋なのにあったかい有り難う。
「弟くん」って萌えないか?
「なぁ、兄貴」
「どうしました?」
「今日も遅いのか…?」
「…いえ、今夜はそう待たせず帰れると思いますよ。久し振りに、一緒に夕飯食べましょうね」
「(ぱあぁ…っ)う、うん!俺、腕によりをかけて作るからっ。兄貴の好きなハンバーグとか、卵焼きとかっ」
「ふふ、ありがとう。優しい子ですね、私の弟くんは(でこちゅ)」
「……そ、そんな、こと…兄貴、恥ずかしい…」
「おや、昨夜したコトに比べれば可愛らしいものじゃないですか。初心ですね、弟くんってば…出勤前に煽らないで下さいよ」
「煽って、なんか…!」
「はいはい、続きは夕飯の後で。今夜もたっぷり、愛して差し上げますから」
「……いって、らっしゃい(赤面)」
「はい。行ってきます」
ちゅ。
「おでこにキスは恥ずかしがるのに行ってらっしゃいのキスは欠かさないんですよね、本当に愛しい子です、弟くん」
「…早く、帰って、来ないかな…(今日はちょっとサービスしてあげようかな。おにいちゃん、とか呼んでみたり)」
突発でレベル低すぎorzお目汚し済まない
敬語兄くん×デレデレ弟くん萌える
敬語兄でふと思った。
マイク〇フトとシャ〇ロックのホ〇ムズ兄弟って以外と萌え兄弟じゃね?
王道エリート街道まっしぐらな兄と、優秀だけど退廃的というか、我が道を行く弟。
弟は兄は自分よりよっぽど優秀だと認めていて、兄は弟がやりたいことを
援助してやったりと、ともすれば変人扱いされる弟を理解して
くれてるみたいな感じでさ。
世界中のシャ〇ロキアンを敵に回しそうだが萌えてしまう。
778 :
前編:2009/11/09(月) 21:15:25 ID:4ieU6Vzm0
>>745 ノシ
つれづれなるままに書いてみた。まずは前編、多分8分割くらいです。
俺のこと、覚えてるか?」
あれは17の時。週末、家から寮に戻る道で、一人の男の人に出逢った。日に焼けた肌をした、微かに
潮と機械油の匂いのする人で、少しくたびれたシャツを着ていた。
「まだお前、小さかったから、覚えてないか。でも良かった。元気そうで。」
人懐こい笑顔は、心底嬉しそうで、僕はその人がどうしてそんな風に僕に微笑みかけるのか、わからなかった。辺りに人気はなく、その人と二人きり
言うこともあり、僕はだんだん怖くなる。
あなたは誰なんですか。そう聞こうとした時、その人は言った。
「俺だよ。お前の兄貴だ。」
それを聞いた途端、僕は逃げ出していた。後ろから、その人が僕の名前を呼ぶ声がしたけれど、僕は
振り返らず、寮に向かって走った。
その時から、もう5年になる。
779 :
前編:2009/11/09(月) 21:16:51 ID:4ieU6Vzm0
夜10時を回ったころ、アパートの部屋に呼び鈴が響いた。
「はい。どちら様でしょうか。」
『俺だ。開けてくれ。今日は大勝だ!』
おどけた声に応え、僕は一階のロックを解除し、兄を招き入れる。それから用意しておいた
サンドイッチを温めた。そうしている内に、今度はブザーが鳴る。兄が来た。僕は急いでドアに向かい、チェーンを外す。
「いらっしゃい。今日は遅かったね。」
「仕方ねえよ。今日はノースイーストダービーだったんだ。しかもの圧勝!飲まずにいられるか!」
陽気に笑う兄からは、強いアルコールの匂いがした。最近にしては珍しい。余程嬉しかったんだろう。そんな兄を見ると、僕の顔も綻んだ。
「兄さん、サンドイッチ用意しておいたから、食べながら話そう。」
席を勧めると、兄は興奮冷め遣らぬという感じで話続ける。僕は兄にカフェイン抜きのコークを、自分にはホットミルクを出し、耳を傾ける。
「特にスミスがいいな。あれだけの大怪我したってのに、あんなにやってくれるってんだから上出来だ。シアラーといい、つくづく
ニューカッスルは“アラン”と相性がいい。開幕早々、いい出だしだ!」
ニューカッスル・ユナイテッドは、兄が“信仰している”フットボールチームだ。土曜の午後、ホームのセント・ジェームス・スタジアムで
試合がある日、兄は自宅に帰るのが面倒だと言って、比較的スタジアムの近くにある、僕のアパートに泊まることが習慣になっていた。
ほんの半年前までは、そんなこと想像もできなかったのに。
兄さんはよく笑う。兄さんが笑うと、僕も笑う。楽しいとかおもしろいとか、色々理由はあるけれど、一番根本的な理由は、兄さんと
一緒にいることが、とても幸せだからだと思う。
そうして笑っているうちに、夜はどんどん更けていく。今までどこか空虚だった僕の中が、このとても幸福な時間でどんどん満たされて
いく気がした。
780 :
前編:2009/11/09(月) 21:20:28 ID:4ieU6Vzm0
弟とまともに再開したのは年明け、近所のじいさんの葬式だった。昔何度か世話になったんで、顔くらいは出そうと有り合わせの黒い服を着て
じいさんの家に行った。そうしたらばったり弟に会った。その何年か前、まだ弟が高校生くらいの頃、弟がどうしてるか知りたくなって会いに
行ったことがある。親の離婚で離れ離れになった時、まだ弟は5つになったばかりで、めちゃくちゃ小さかった。だけど十数年ぶりに会った弟は、
背もすっかり伸びて、プライベートスクールの立派な制服を着た好青年って感じだった。だから見るからに大事に育てられたんだとわかったんだ。
その姿を見るまで、弟は淋しい思いをしてたんじゃないかとか、辛い生活をしてるんじゃないかとか、とんちんかんな心配をしてたけど、
あのしっかり者のお袋に育てられたんだ。そりゃロクデナシ親父と暮らしてた俺が心配するなんて、神父相手に聖書を説くくらい間抜けな話だ。
ともかく立派になった弟を見て、俺は本当にホッとして、思わずにやけちまった。それが悪かったのかな。弟はすっかり怯えて逃ていっちまった。
それから5年め経って、偶然葬式で会った時、弟は俺を見てとても驚いた顔をしたものの、逃げ出すこともなく、俺に頭を下げた。埋葬が終わった
帰り道、お互いのことをポツポツと話した。俺は港で、弟はフットボールの試合でスポンサーの看板を出すような企業で働いていることや、今は
お互い一人暮らしをしていることを話した。
随分長い間話なんかしてなかったが、まだ親父もお袋も仲がよくて、四人して街に繰り出してた頃を思い出すと、ついつい話が弾んだ。
弟の表情も、始めはかなり固かったが、段々笑顔が見えるようになった。
弟が笑うと、昔二人で海に散歩に行った時のことを思い出した。珍しく空は真っ青に晴れてて、弟は空を飛ぶカモメを見て、雲が鳥になったって
はしゃいでたっけ。
他愛もない話をする内に、弟の家は俺の家より我らが聖地、セント・ジェームスに近いことがわかった。俺はジョークで、
「試合の後しこたま飲んでも、お前の家に転がり込んじまえば楽だよな。」
なんて言った。そしたら弟は何を血迷ったか
「歓迎するよ。今度の試合はいつ?住所を書くよ。ええと、何時位にこれそうかな?」
だと。
781 :
前編:2009/11/09(月) 21:25:00 ID:4ieU6Vzm0
まさかこんな展開になるなんて思っちゃいなかった俺は、訳の分からない内に次のホームゲームの日に、弟と会う約束をしちまった。
それからというもの、試合の度に弟の家に上がり込んじゃあ、色んな話をするようになった。それにそれが当たり前になってくると、今度は
何かと理由を付けちゃあ、お互いの家や街ン中で会うようになった。最近一番流行りの口実は、弟が俺の部屋を掃除するってのだ。会う回数は
どんどん増えてった。そうしていると、何となく今までぽっかり空いていた胸の中が埋まっていく気がした。弟がどう思ってるかなんて
分からないが、俺はただ会えるってだけで良かった。
兄の部屋はいくら片付けても直ぐに散らかってしまう。実父と暮らすようになってから、料理や洗濯は兄の仕事だったと聞いたから、もう少し
様になっているかと思っていたんだけれど。だけど僕はどこかそれに安堵していた。時間があればこうやって部屋の掃除にかこつけて、兄と会う
ことか出来るんだから。
「兄さん、もうすぐ洗剤がきれそうだよ。買い足さないと。」
「んあ?わりぃわりぃ。最近お前に任せっきりだから、気付かなかったよ。」
悪いと言う割りには、あまり悪びれたふうでもなく、兄は笑う。造船所で働く兄の作業着は、中々汚れが落ちない。今度はもっと強い洗剤がいいかな。
そんなことも考える。洗濯機を回しながら、もう習慣になった買い出しリストに品名を書き加えた。ほかにもいくつかリストアップすると、兄に
メモを渡す。そして、そっと兄の言葉を待つ。
782 :
前編:2009/11/09(月) 21:27:30 ID:4ieU6Vzm0
「んー、じゃあいつにする?買い出し。」
当たり前のように、兄は僕に聞く。その声に、僕は小さな幸せを感じた。気付けば兄と再会してから、一年が経つ。前は兄と会うことは特別なこと
だったけれど、今では日常の一部になりつつあった。だから毎日が楽しくて、嬉しくて仕方ない。
「今度の土曜はどう?確か試合はのアウェイだったろう?試合の前に買い出しを済ませればいいよ。」
「ああ、次はマンチェスター・シティだな。あのタイ野郎の鼻をあかしてやる。昼過ぎには家にいないと。」
あまり知らなかったフットボールにも少し詳しくなった。兄の好きなお酒もわかるようになった。僕の当たり前に、兄が占める部分が増えてくる。
嬉しい反面、どうしてもっと早く兄と話さなかったのか、悔しく思う。どうしてあの時逃げてしまったんだろう。最近、そんな後悔をすることが
増えてきた。
5
「じゃ、お疲れさん。」
「おいおい、今日も随分お早いお帰りだなあ。」
「最近付き合い悪ぃぜ。」
上がりの挨拶と同時に非難の声が上がる。まあ当然か。ここん所、飲みに顔を出す回数が減っている。
「なんだよお前、女でも出来たかぁ?」
「違ぇよ、タコ。」
「じゃあオトコか。お前がゲイだなんて知らなかったぜ。」
「塗装のやりすぎでシンナー脳ミソに回ってンだろ。馬鹿。」
自分でも情けないほど低レベルな会話だ。まだポッシュ・スパイスの方がマトモなことを言えるだろう。
「今日は先約があるんだよ。弟と飯喰いに行くんだ。だから下らねえこと言ってンなよ。」
まだグワングワンいってる機材と油臭い野郎共を尻目に、俺はさっさと家路につく。一度家に帰ったらシャワーを浴びて、鬚くらい剃るか。
それからこの前買ったシャツでも着ればいいだろ。
――カジュアルな店だから、いつもの格好でいいよ。
弟はそう言ったが、弟にとってのカジュアルは俺にとってのフォーマルに近い。俺が今まで飯を喰いに行く店ときたら、港で働いてるロクデナシが
湿っぽい海と焼けた鉄の臭いをプンプンさせながら管を巻いてるような場所だった。酒は単にアルコールが入ってる水みたいな粗悪品。喰うものは
みんな塩と油の味しかしない。そこら中に酔っ払いがいて、喧嘩なんざしょっちゅう起きてた。…まあ、その酔っ払いの中には俺も含まれてる訳だが。
783 :
前編:2009/11/09(月) 21:30:07 ID:4ieU6Vzm0
その俺が洒落たイタリアンなんて、去年の俺には想像できなかった。それだけじゃない。この間なんてこの俺がクリケットなんざ見に行っちまった。
澄ました顔して、バカバカ球を打つのを延々見ていた。90分でカタがつくフットボールと違って、何時間もちんたらちんたらゲームを続けている。
しかも途中でランチやハイ・ティー…いや、アフタヌーン・ティーをおっぱじめた時には卒倒するかと思った。正直途中で帰ろうかとも考えたが、
そう言おうとした途端、弟が
「楽しいね。兄さん。」
なんて言いやがる。本当に楽しそうに笑うんだぜ?そうしたらもうお手上げ。俺はひきつった笑顔を顔に貼り付けて、退屈な玉遊びを見続けた。
気分はさながらマイ・フェア・レディ。ただし、家に帰る頃には一晩踊り明かすなんて体力は残っちゃいなかった。ちなみに弟に聞いたところ、
決着が着いたのは二日後だったらしい。身体中から力が抜けた。だけど弟は笑っていた。それを見ると、俺は面倒なことも辛いことも全部忘れられる。
親父達の結婚生活が終わりかけてた頃、弟はいつも泣いていた。俺がいくら笑わせようと変な顔をしたり、ジョークを言ったりしても泣いていた。
みんな一緒にいたい、仲良しでいたいって。
そんな弟を見るのはもうこりごりだ。
弟には笑っていてほしい。アイツにはそれが一番似合う。
「――らしくねえなあ。辛気臭え。」
柄にもないこと考えるもんじゃないな。脳ミソがクタクタになる。頬に剃刀を滑らせながら、そうため息をついた。
784 :
前編:2009/11/09(月) 21:33:59 ID:4ieU6Vzm0
久しぶりに実家に帰り、食事をしていると母が言った。
「あなた、よくあの子と逢ってるんですって?」
ドキンと心臓が鳴る。
「…うん。それが、どうかした?」
「どう?あの子は元気?」
「うん…元気だよ。」
母は兄の近況について色々尋ねてきた。会話からして、母も兄を心配しているようで、どこか安心した。けれど兄との再会から二年近く経つ
というのに、今更なにを、という気持ちもどこかにあった。
「そうだ。今度食事に招待しないか。私も彼に是非会いたい。」
「まあ!あなた、いい考えだわ。」
義父の提案に、母も乗り気だった。ただ、僕だけが違っていた。昔は父と母、それから兄と家族四人でいたいとずっと願っていた。
母は働いていて留守がちではあったけれど、とても優しいし、義父も僕を本当の子のように接してくれる、素晴らしい人だ。二人のことは心から
尊敬している。だけど僕にとって家族は、母と義父との三人ではなかった。父はお酒ばかり飲んで遊び歩いてばかりの、仕方のない人だったけれど、
それでも僕にとって父はあの人以外の何者でもない。
そして、兄。僕が笑っている時も、泣いている時も、いつも僕を抱き締めて、僕を優しく包んでくれた。兄の温もりが、僕の拠り所だった。
義父と母との三人での生活の中、僕はいつも胸にすきま風が吹いているような気分で。小さい頃いつも僕は優しかった兄を想い、その温もりを反芻しながら、
家族の思い出に浸り、毎日を過ごしていた。
それを思うと、僕は今随分幸せなんだと思う。ずっと求めていた兄と一緒にいられるだけで、僕はとても恵まれていると思う。
だけど時々、僕は兄に抱きしめて欲しいと思うことがある。思うだけで、僕と兄はいい年をしているのだから、そんなことをいったりはしないけれど。
そっと、母を見た。母のことも、僕は好きだ。だけれど、兄に対して思っているように、抱きしめて欲しいとは思わない。兄と同じ、僕の家族なのに、
兄に想うような感情は抱かない。それは父に対しても同様だ。
それは、親に対する感情と、兄弟に対する感情の違いなのだろうか。
僕には、よくわからない。
785 :
前編:2009/11/09(月) 21:35:37 ID:4ieU6Vzm0
「おーやーじっ!さっさとしろって!」
「おぉ、堅ぇこと言うなよ、兄弟。」
「誰が兄弟だ、馬鹿親父。いつまでも洗濯出来ねぇだろうが。」
休みあては言え、朝っぱらから酔い潰れてる親父を見ると、つくづくお袋は正しい判断をしたんだと思う。絵に書いたようなロクデナシ。それが親父だ。
土曜にスタジアムに息子を連れていく以外、取り柄なんてない。
「お前もよぉ、俺なんかほっといて、アイツんとこ行けば良かったんだ。」
親父もそれは自覚してるらしく、よくそんなことを言う。けどこんなダメ人間を放っておくなんて、危なっかしくてできやしねえ。
「しょうもねぇこと言ってんじゃねぇよ。おら、早くしろって。」
「わかったわかった。ありがとうよ。」
確かにお袋のとこに行ってれば、弟とも一緒に暮らせたし、それなりにいい暮らしができたと思う。でも一応親父は親父だし、家族を捨てるなんて
出来る訳ない。それに、一応俺をダメなりにここまで育ててくれたわけだし、勿論お袋は好きだけど、何だかんだ言って、親父も嫌いにはなれねえ。
ただ強いて言うなら、親父と暮らすにしても、弟とはもっと早くに会って、話もちゃんとしとけば良かったとは思うけど。
日に日に弟のことを考える時間が増えてる。それから、アイツと一緒にいたいって気持ちも強くなる。アイツと触れ合いたいとって気持ちも。
どうしてかと聞かれても上手く答えられないんだが、多分俺はあいつとの家族としての、何十年部かの穴埋めをしたいんだと思う。その理由が
一番しっくりくる。ただ、それだけじゃない気もする。まあ結局、上手く答えられないってことになるが。
でもそれで良いんだと思う。理由はわからないが、多分、今の俺の気持ちを丸々弟に伝えたら、今の関係が崩れちまう気がする。
例えば、時々弟のことを抱きしめたくなる時がある。飯を作ってる時とか、店で菓子を選んでる時とかがそうだ。でもそんなこと言ったらきっと
気味悪がられる。昔はよくそうしてたが、昔と今は違う。それに、今はみたいに単なるスキンシップですまないような気だする。
どうしてかはわからないし、わかりたくもねぇが。ともかく今のままで、今の距離で弟と一緒にいるだけでも十分すぎるくらい満足は出来る。
だから、訳のわからない波風なんざ立てないでいよう。親父の部屋を片しながら、俺はそう思った。
786 :
前編:2009/11/09(月) 21:39:18 ID:4ieU6Vzm0
あまりの人混みに、僕は窒息しそうになる。今日は初めて兄とフットボールを見に来た。来たのはいいが、まさかこんなに混んでいるなんて。
以前応援でよく行った、母校のラグビーの試合も随分混雑していたけれど、それとはかなり異質だ。なんと言うか、小さな子どもから腰の
曲がったお年寄りまで、皆が興奮しているというか、殺気だっているというか…。
「に、兄さん…」
はぐれそうになり、兄を呼ぶ。しかし声は掻き消されてしまっている気がする。年甲斐もなく、不安で顔が歪む。
「ほら。こっちだよ。」
急に横から腕を掴まれた。ぎゅっと握られた手の先を見れば、生き生きとした兄の顔があった。また僕の中に、今まで知らなかった新しい
兄の表情が入ってくる。また兄のことを知ることができた。些細なことだけれど、幸せを感じる。
「気を付けろよ。こっち来い。」
力強い手で引き寄せられたと思った瞬間、僕は兄の腕の中にいた。
「行くぞ。バックスタンドだ。」
僕を抱く兄の身体はとても逞しくて、力強くて、僕の心臓はとくんとくと高鳴っていく。昔抱き締められた時とは違う、そわそわした感覚だ。
(どうしたんだろう、僕は…)
顔が熱くなり、唇を噛んだ。ほっとするような、でもドキドキしてしまう変な感覚。こんな風に感じるなんて、僕はどうかしてる。でも僕の
心はもっと兄に抱き締めていて欲しいと言っている。もっと兄の近くにありたいと願っている。
(変だな、これじゃまるで……)
そこまで考えて、僕ははっとした。僕はもしかしたら、とんでもないことを考えているんじゃないだろうか。なんの脈絡もなく、唐突に
浮かんだその考えは、絶対にあってはならないものだった。それはつまり、僕は兄に家族以上の――
「どうした?具合でも悪ぃか?」
兄の声で我に返る。心配そうに僕を見る兄。その視線にすら、僕の心臓は跳ねてしまう。どうしたらいいのか、全然わからない。
787 :
前編:2009/11/09(月) 21:40:17 ID:4ieU6Vzm0
さっき
までとまるで世界が違っているようだった。こんなに近くにいたら、心臓が爆発しそうな程なっているのがばれてしまう。もしかしたら今、
僕が考えていることが兄にわかってしまうかもしれない。
「何でもないよ、兄…さ…ん…」
胸が痛い。はち切れてしまいそうになる。今、はっきりとわかってしまった。
僕は兄さんを愛している。
家族としてではなく、兄さんを、一人の男性として。
人がごった返すスタジアムの中、僕は独り、堪らないほどの罪悪感に襲われた。ゲームの内容も、兄の言葉もまるで頭に入らない。
今にも泣き出せたら、どれだけ楽だろう。
こんな気持ち、気付かなければよかった。
思ったより長くてすみません…初めてなので勝手がわからず…
次は気をつけます。
夜中に良質な兄弟愛映画を観た気分だ…!
いやいやいやGJすぎます姐さん!!!
えっ続きは…っ?
早く二人が幸せに結ばれる所が読みたいです(*´Д`)ハァハァ
続きwktk
長文過ぎて 読む気になれないorz
は、早く続きを…!
じゃないと呼吸困難で禿ちゃう…!
>>790 いま、あなたの兄弟への愛が試される…
GJ!!
これくらい双方が愛されてる兄弟が好きだ
ウオオーウオオー
クリケットだとかマンチェスター・シティってことはあれか、エゲレスが舞台か
外国ものはどこかとっつき辛い印象があったけどなかなか良いもんだね
続きマダー?
はぁ、はぁ…
あ、兄貴……まだ…?
>>795 ん?まだって何が?(ニヤニヤ
はっきり言ってみろよ…何が欲しいんだ?
んぁ…頼むよ、兄貴ぃ…
早く、続き……して…
798 :
中編:2009/11/25(水) 22:30:15 ID:/WjKeGUG0
投下します。長ったらしくてごめんなさい。
10分割程度です。
おかしい。おかしい。このところ弟が俺を避けている。新しいプロジェクトに参加が決まったとか言ってたが、
嘘に決まってる。弟は昔から嘘をつく時、必ず語尾が消えるような小さい声になる。このところ会えない理由を
いう度に、弟のしゃべり方は嘘をいうときのそれになるんだ。ブランクがあっても俺はアイツの兄貴だ。バレバレだ。クソッタレ。
最近は携帯にも滅多に出なくなった。何で俺に会いたくないか、問い詰めることもできやしねぇ。いや、どのみち問い詰める
なんてできるわけねえが。もし弟の口から直に「会いたくない」なんて言われたらそれこそおしまいだ。死にたくなる。
それに弟が俺に愛想を尽かす理由なんて、聞かなくったって嫌という程思い浮かぶ。すぐ部屋を汚すとか、酒を―アイツと会う前
より随分量は減ったが―すぐ飲んだくれるとか、やることなすこと、そもそもすべて適当で雑だとか。
そこまで考えて、それらは全部お袋が親父と別れた理由だと気付く。いや、俺はまだ全うに働いてる分親父よりリードしているはずだ。
そんな不毛な自問自答をしてみるものの、次元の低いアホくさい論点だってんだから、血は争えないというか、俺も見事にロクデナシだ。
そうなるといよいよ俺は、弟に避けられてるってことが絶望的な事実に思えてくる。
情けなくって泣けてくる。せっかくまた会えたのに。自分でチャンスを潰してりゃ世話がない。
弟との時間が無くなって、俺は毎日があんまりにもスカスカなことに気付いちまった。家に帰ってもガランとした部屋があるだけ。
飯も冷凍食品ばっかりになった。“楽しい土曜日”も、ゲームが始まるまでは何をしたらいいやらわからない。しかも最近はその
ゲームすら何だか色褪せて見える始末だ。弟と会うまでも、それなりに楽しく充実した毎日を過ごしてはいた筈なのに。
弟がいる毎日が当たり前になっちまった今では、弟がいないってだけで全てが空っぽに感じちまう。チクショウ。
この前行ったレストランのスカしたイタ公ですら、こんなナヨナヨしたことなんざ考えてないだろう。
こんなことになるくらいなら、アイツを抱き締めて、離さなければ良かった。離さないで、ずっと一緒にいればよかった。
799 :
中編:2009/11/25(水) 22:31:54 ID:/WjKeGUG0
「今度ホリガーが来るんだ。今回はオーボエだけじゃなく、フルートもやるらしい。聞く価値は大有りだよ。行かないか?」
仲の良い同僚がコンサートのチケットを見せながら、笑いかけてくれる。だけれど僕はそれを丁重に断った。とてもそんな気分になれない。
ため息をついた後、彼は僕の肩を叩きながら言った。
「君の真面目さと勤勉さは素晴らしいけれど、時には気晴らしも必要だと思うよ。これは友人としての忠告だ。」
優しく語りかけてくれたその声は、僕の心をグサリと突き刺す。母も義父も、同じように僕を気遣ってくれた。何か悩みがあるか、あるなら
話してみないかと。だけどそんなことは出来ない。誰にも言えるわけがない。
僕はいつのまにか、実の兄を愛してしまった。それはあのスタジアムからだったか、それともリストランテで食事をしたときだったか。
いや、もしかしたらもっと前からかもしれない。
僕の心の、一番深いところに兄がいる。深く深く僕の心に根を張って、僕を捕らえ続けている。許されない禁忌に、僕は絶望した。
そして僅かな望みにかけ、兄と距離を置いた。そうすれば兄への想いを断ち切れるかもしれないと思ったからだ。しかし兄と会えない日を
重ねるごとに兄への想いは募っていく。
夜、真っ暗な部屋のテーブルに光が浮かび上がる。クッションを抱え、ソファーで丸まっていた僕は、恐る恐る顔を上げ、光を覗き込む。
そこには携帯電話があり、液晶にはある名前が浮かんでいた。
800 :
中編:2009/11/25(水) 22:33:42 ID:/WjKeGUG0
「兄さん……」
毎晩かかってくる電話。気付かない振りをして、電話に出なくなってからどれくらい経つだろう。僕がいくら出なくても、兄さんは電話を
かけてきてくれる。それだけで僕の胸は喜びと恐れで締め付けられた。
逢いたい。逢って話したい。けれどそんなことは出来ない。もし逢ってしまえば、僕の気持ちがわかってしまうかもしれない。
そうしたらきっと、兄は僕を嫌いになるだろう。もう二度とこんな風に電話もしてくれないだろう。そんなのは嫌だ。兄さんを失いたくない。
暫くすると、携帯が鳴りやむ。画面にはメッセージありの文字。ボタンを押して、スピーカーを耳にあてた。
『夜遅くに悪い。まだ仕事か?また電話するから。あんまり無理するなよ。最近寒いから、気を付けろ。じゃあ、おやすみ。』
僕は何度も繰り返し兄のメッセージを聞いた。すがるように、何度も何度も。
兄が恋しい。兄に逢いたい。逢って抱き締めてほしい。
「兄さん…ごめん…ごめんなさい……」
罪とわかっているのに。わかっているのに、兄を求めてしまう自分が呪わしかった。
801 :
中編:2009/11/25(水) 22:38:05 ID:/WjKeGUG0
ブラウン管に映る芝は、忌々しいほど青い。
『マグパイズは羽根でももがれたのでしょうか。チャンピオンシップ行き目前だというのに、飛び立つ気配がありません。』
そんなこたあ、わかってる。いちいち言うんじゃねえ、タコ。言葉一つ、物音一つが癪にさわる。最近、俺は人生で最高に苛ついていた。
理由なんて判りきってる。簡単だ。一つは我らがニューカッスルが降格の危機に瀕していること。もう一つは弟に逢えないことだ。遂に
毎日電話をかけても、弟は携帯に全く出なくなった。完全に拒絶されてる。それが死ぬほどムカついて、死ぬほど悲しかった。何が
悪かったんだろう。どうしたらいいんだろう。そんなことばかり考えて、出口のない迷路をうろついてばかりいる。
あの日スタジアムで、何と言うか、その場の流れで弟を抱き締めちまった時のことを思い出す。弟を腕に抱いた感覚は、まだこの手に
残っていた。昔から少食で痩せっぽっちだったけど、今はいくらかマシみたいだ。ご丁寧にシトラスみたいなコロンもつけてたな。
そういえば、金の髪から見えた耳は真っ赤だった。身体は冷えていたし、口では平気だといってたけど、調子が悪かったのかもしれない。
あの時すぐに帰れば良かったんだろうか。だけど俺はそうしなかった。やっと抱き締められた弟の感覚に浮かれていたんだ。
もしかしたら弟はそれが苦痛だったんだろうか。それとも、今まで危惧していたことが起きちまったのか。俺の中の、訳の分からない
感情がアイツに伝わっちまったんだろうか。
「……何なんだよ、畜生。畜生…」
胸が苦しい。胸の、弟がいた部分がぽっかり空いて、音をたてて軋んでやがる。本当に俺はどうかしちまってる。今まで、こんなに
苦しかったことなんてなかった。畜生。その時、壊れかかったチャイムが鳴った。この気分が最悪なときに、一体どこのどいつだ。
俺は苛々したまま、客を迎えた。
「はいはい、どちらさんだ?」
腹の立つまま乱暴にドアを開けると、そこにいた客は目を丸くして驚いた。そして俺も、その客の顔を見て言葉をなくした。
802 :
中編:2009/11/25(水) 22:42:11 ID:/WjKeGUG0
「……お袋。」
「…母さん昔から言ってたでしょう。立て付けが悪くなるから、ドアは静かに閉めなさいって。」
何年か振りに会ったお袋は、昔みたいに俺にお説教をした。俺はというと、もうただただ驚いてバカ面を晒していた。
お袋のことは好きだったけど、何となく親父に気を使うと言うか――あの馬鹿親父に気を使うなんて冗談みたいな話だけど――どことなく
気がひけて、会いには行かなかった。だからお袋と顔合わせるなんて、何年ぶりか分からないくらい位久しぶりだったんだ。
「ごめんね。今仕事先に出向く途中で急いでて。けど気になったら、すぐにでもお前の顔を見ないと落ち着かなくって。」
「はは、は…ありがとう…で、いいんだよな?この場合。えっと…うん…でも何でまた俺なんか気にし出したんだよ…?」
しどろもどろになりながら、俺はもっともな質問をぶつけた。お袋も、何度か会おうって連絡はくれてたけど、こんな風にわざわざ会いに
来ることはなかった。まあ、それがお袋が薄情だからってわけじゃなく、お袋も俺や親父に気を使ってたからだってのは何となく
わかっちゃいる。だからこそ、お袋が俺のトコに押し掛けて来たのが不思議で仕方なかった。俺の問いかけに、お袋は苦笑しながら答えた。
「あの子の嘘はすぐわかるから。」
きょとんとした俺を差し置いて、お袋は続ける。
「あの子、あなたと逢ってから本当によく笑うようになって。でも最近様子が変だったの。昔みたいに取り繕うような笑い方るように
なって。大丈夫だなんて見え見えの嘘ついてるのよ。だからすぐにピンときたわ。」
そう言うとお袋は俺の頬っぺたを優しく撫でた。
「きっとあなたにも何かあったんだろうって。」
俺はまた驚いて茫然とした。そしてお袋をまじまじと見つめた。お袋のブラウンの髪には白いものが目立つようになってるし、顔も昔と
比べて随分皺が増えてる。でもその表情は昔のまま、優しいお袋のままだった。
「あの子の傍にはすぐ行ってあげられるんだけど、あなたの方は…そうじゃなかったから。でもあなたに何かあったんじゃないかって
思ったら気が気じゃなくて。…あなたはあの子と違って、昔から嘘をつくのが上手かったけれど…あなたがそんな顔するなんて、
よっぽど何かあったのね。」
803 :
中編:2009/11/25(水) 22:45:33 ID:/WjKeGUG0
お袋がそう言って、初めて俺は自分が酷い顔をしてるんだって気付いた。弟が隣にいなくなって、俺はまるでゾンビになっちまってたんだ。
「…そんなに酷い顔してるかな、俺。」
「ええ。他の人よりは、あなたのことわかるつもりよ。あなたは私の息子なんだから。…辛い時は、頼ってきて。
力になれるように頑張るから。」
情けなくて、それから久しぶりのお袋のあったかさが嬉しくて、涙が出そうだった。
「…ありがとう。でもお袋の顔見れたし、元気出たよ。」
「それも多分嘘ね。……『さんざんほったらかしといて、今更母親面しやがって』っていわれるかと思ったわ。」
「そんなこと言うもんか。俺のお袋はお袋だけだしな。それより仕事行く途中なんだろ?早く行かなきゃ。」
「…本当にごめんなさい。また、会いに来るから。それじゃあ。」
お袋はもう一度俺の頬っぺたを撫でると、くるっと向こうを向いた。そして歩き出した途端
「ああ、そうだ。」
と言って振り返った。それからずいっと、紙の箱を差し出してきた。
「仕事大変でしょう。これ、少ないけど。」
それだけ言うと、お袋は俺に箱を押し付け行ってしまった。しばらくして、なんだろうと箱を開けるその中身は紙に包まれていた。
それから甘い匂いがした。懐かしい甘い匂い。ゆっくり紙を破ると、そこにはチョコレートがたっぷりかかったクッキーがあった。
「……そういや、昔はよく作ってくれたっけなあ。」
ひとつ摘まんで、懐かしいお袋の味を噛み締める。お袋はやっぱりお袋だ。昔から変わらない。やっぱり俺はお袋が好きだ。
俺はそう笑った。
(――でも、俺はもうアイツにとって兄貴じゃねえのかな。)
そんな考えが頭をよぎる。じいさんの葬式以来、弟は俺を兄貴だってなついててくれたのに。今だって、俺にとって弟は大事な弟――
「……え?」
俺にとって、アイツは単なる弟?いや、違う。違う。確かに弟は弟だ。でも、それだけじゃない。
俺はアイツが好きだ。でも弟だからじゃない。もっともっと強い感情が体を、心を占めてる。
そう、俺はアイツを愛してる。誰よりも強く、熱く。
「………マジかよ。」
心のモヤモヤが晴れたとき、俺は言葉も出なかった。
804 :
中編:2009/11/25(水) 22:49:54 ID:UM9t3Gr00
ここ二、三日、僕は体調を崩していた。とはいっても仕事もスムーズに進んでいたし、熱っぽいだけで特に生活に支障はなかった。
しかしかねてから僕が塞ぎがちなことを見かねていた友人が、良い機会だと休暇をとるよう、僕を説得したのだ。熱自体はそれほど
酷いものではないから、薬を飲んで温かくすれば大丈夫だと思う。少しチキンスープを口にしてから薬を飲み、僕はベッドに横になる。
薬のせいか、眠気はすぐに襲ってきた。
『おにいちゃん、おにいちゃん。やだよ、やだよ。おにいちゃんといっしょがいい。』
またこの夢だ。僕は顔をくしゃくしゃにして泣いている。そして懸命に兄にしがみついていた。
『よしよし、泣くなよ。いい子だから。』
『やだやだやだ。おにいちゃんいっちゃやだ。おにいちゃん。』
父と母が本当に離婚することになった時、僕は兄に必死に懇願した。離れたくない。一緒にいて欲しいと。
兄はとても格好よくて、優しくて、そして僕をたくさん抱き締めてくれた。僕にたくさんの幸せをくれた。だから僕は兄が大好きだった。
『ほら、もういかなきゃ。母さんも困ってるだろ。』
『いや!おにいちゃんといたい。べつのおうちにいくなんてなんていや!』
その時僕はまだ小さくて、どうして家族がバラバラにならなくてはいけないかわからなかった。僕の気持ちを伝えようと、僕は一生懸命
話したけれど、父も母も、もう決まったことだとまともに相手をしてくれなかった。それなら兄に話をしようと僕は考えた。
805 :
中編:2009/11/25(水) 22:51:22 ID:UM9t3Gr00
兄はいつも僕の味方で、僕のヒーローだった。僕を誰より大切にしてくれて、僕を一番愛してくれていた。
だから僕も僕は兄が世界で一番大好きだった。兄を心から慕い、信頼していた。
そしてその兄なら、僕の気持ちをわかってくれる、僕を助けてくれると信じていたんだ。
『ほら、泣き止めよ。な?ちゃんと言うこときいたら、母さんがクッキー焼いてくれるからさ。クッキー好きだろ?』
『くっきーいらない。おにいちゃんいなきゃやだ。』
『母さんや父さんにわがまま言っちゃダメだ。わかるだろ?』
『いや!いっしょじゃなきゃいや!いっしょがだめなんて、おかあさんきらい!おとおさんきらい!きらいっ!!』
『嫌いなんて言うな!兄ちゃん、そんなこと言うやつは大っ嫌いだぞ!』
それは、世界を凍てつかせるのに十分過ぎる言葉だった。僕は真っ青になって、兄をまじまじと見詰める。兄はとても怒っていた。
眉間にしわを寄せて、口をきゅっと結んで、僕を見据える兄。こんな兄ははじめて見た。僕は恐怖と絶望のあまり、涙を流すことも、声を
出すことも出来ない。
それまで僕は兄からたくさん幸せをもらった。兄はいつも僕を受け入れて、包んでくれていた。その兄が僕に拒絶の言葉を初めてぶつけ、
途方もない怒りを向けたのだ。大好きな人から、大嫌いだと言い放たれた僕は、絶望の底へと突き落とされた気分だった。唯一の拠り所を
無くし、幼い僕はただ俯き、立ち尽くすことしかできない。
『……もう行くわよ。』
母は僕を抱き上げ、そう告げる。
『…いい子だから。ちゃんと母さんの言うこと聞くんだぞ。歯は毎日磨けよ。それから――』
兄の声が聞こえる。ただ僕は、大嫌いと言われたショックでその音がどんな意味を持っているのか、理解すらできなかった。
兄が僕を嫌いになった。その事実が、僕の心を冷たい海の奥底へと沈めていった。
806 :
中編:2009/11/25(水) 22:52:29 ID:UM9t3Gr00
「に…いさ…」
僕は泣きながら目を醒ました。兄と再開してからは、全く見なくなっていたのに。今は毎晩こんな風に夢を見て、目を醒ましては涙を溢している。
僕はあの兄との別れから、ずっと兄に嫌われたんだと信じていた。
僕はわがままだったから。僕は悪い子だったから。兄の優しさを当然のものだと思い上がって、兄に酷いことをしていたから。
僕は自分を嫌悪した。僕は許されないことをしたのだと。
そして同時に兄から逃げた。大好きな兄が、僕を嫌っているという事実が、堪らなく怖かったからだ。
だから初めての再会のとき、僕は怖くて逃げてしまった。勿論単純に突然の再会に驚き、混乱したせいもあったろう。しかしきっと根底には、
兄の口から、兄に嫌われているという事実を突き付けられてしまうのではないかという恐れがあったんだ。
そして二度目の再会。僕がずっと心に飼っていた闇を、兄は簡単に消し飛ばしてくれた。以前と変わらない、優しく格好よくて、あたたかく僕を
包み込んでくれる兄。やっとまた、兄と一緒にいられるようになったのに。それなのにまた僕は、兄に対し、罪深い想いを抱いている。
ジリリリリ。
思考を遮るベルの音。携帯の着信だ。液晶には見慣れない番号が表示されている。僕は涙を拭い、二三度咳払いをすると、電話をとった。
今回はここまでです。次回で終わる予定ですので、よろしくお願いします。
すれ違い良いじゃないか良いじゃないかー
電話の相手誰だろうか。楽しみにしてるよー
せっかくなのでこっそりと叫んでおく。
屈強で優しい兄と聡明で強気な弟が好きだーっ!
カーチャンの描写に思わず目頭が熱くなったわ…
wktkが止まらない
早く続きが読みたい
ちくしょ……じらしやがって馬鹿兄貴ッ!
ときめいちゃったじゃねーか……!
わっふるが止まらない
弟せつなす(´;ω;`)
最初の再会で逃げちゃったのはそんな健気な理由やったのね
ニヤニヤしながら涙ぐんでる自分きめぇ…
マジありがとう。完結楽しみすぎる
に…ぃさ……も、早くっ…
我慢…できな…っ
わっふる
兄さん…っ!もっと…っもっと、わっふるさ、せて…!!
わっふるわっふる
わっふるわっふる
や、めろ兄貴ッ!
あんまりわっふるさせんな……よッ!
あっ
わっふるわっふる
お前らわっふる以外言えないのかと(ry
それにしてもここは淫乱おねだり上手な弟のすくつなスレですね。
兄「どうしたんだ弟、そんなにわっふるして」
弟「にいちゃん…!べ、別にわっふるなんてしてねぇよ、なに言ってん」
兄「……わっふるわっふる」
弟「あ、や、やだ、やめろよ」
兄「わっふるわっふるわっふる」
弟「ん、あっ、はぁ、やめ」
兄「わっふるわっふるわっふるわっふるわっ」
弟「や、にいちゃ……」
兄「ごめんって、泣くなよ」
弟「……わっふる」
兄「!」
これだから携帯は
わっふるわっふる
弟「あー肩こった…。マッサージ師、なんとかしろ」
兄「えータダで?」
弟「身内の特権だろ」
兄「ちぇ〜」
兄「うわ、超こってるじゃん」
弟「あーそこそこ」
兄「デスクワークしてますって感じだないかにも」
弟「あ、あー…そこ、そこして、そこ」
兄「ここ?」
弟「あ!いまの、そこもっと、あ、そこ、ふぅ…」
兄「なんかエロいなぁ…」
弟「え?」
兄「いや、なんも」
兄、ギリギリです。
保 「もうすぐクリスマスだな♪」
守 「そうか、もう12月か。兄貴、何が欲しい?」
保 「もちろん裸エプロンのお・ま・え☆」
守 「裸エプロンな、わかった」
保 「えええっ、そんなあっさり! いいいいの!?」
守 「まークリスマスんときくらい馬鹿やってもいいんじゃねえのー。
ノリノリにせまってやってもいいぜ。あ、エプロンは兄貴が用意しろよ」
保 「……エプロンやめる。スクール水着にする」
守 「はいはい。なんでもいいけどそれも兄貴が買ってk」
保 「違う! こんなの違う! どうしたんだ守! いつもなら、
『ばっ、馬鹿じゃねえの兄貴! 誰がそんなのするかよ!』って
顔真っ赤にして恥じらってくれるのに……! 何か悪いものでも食べたのか!?」
守 「あー……、クリスマスなんてどうせお祭りなんだし〜、
どうせいつも兄貴がしたいようにするんだし〜、
もーなんでも兄貴の好きなようにしたらいいんじゃねー?」
保 「……守は、何が欲しいんだ?」
守 「俺はゲンタッキー食べて、ケーキ食べて、シャンメリー飲んで、
……あとは兄貴がいたらそれでいいよ」
保 「守……! ごめん、兄ちゃんちょっと悪ふざけが過ぎたよな。
今度のクリスマスは守の好きなようにしような」
守 「(よし、裸エプロン回避!!)」
かしこい弟さんですね
それもまた良し…
なにかが間違って、兄が裸エプロンになったらいいよ
>>823 そして同じく裸エプロンして台所に向かってる弟に
後ろから近付いてそっと抱きしめて
弟のお尻にアレを押し付けるんですね
「にいちゃん寒い」
そう呟いた声が聞こえたと思ったら弟がベッドに潜り込んできた。
今日は驚くことばかりだ。
突然、電話してきたと思ったらアパートに一人でやって来て泊まっていくと言い張る。
簡単な手料理も美味い美味いと全部平らげた。
貸してやったパジャマ代わりのTシャツは大きすぎて下着が見えない所が何だか…
昔は食が細くて棒のように痩せていたのに、食べるようになったし筋肉も付いてきたようだ。
知らない間に成長した弟は別人のようで、少し驚いた。
だが、潜り込んできた弟の体はやっぱりまだまだ細い。
仔犬のように擦り寄ってきて体をぴったり寄せてくる。
「こら…」
「にいちゃんの匂いだ。安心する」
一人暮しを始めた理由を弟は知らない。教えようとも思わない。
「にいちゃんがいないと寂しい」
「お前、もう子供じゃないだろ」
「子供じゃないけど、俺はにいちゃんの弟だから甘えたっていいんだ」
「なんだよ、それ」
くんくんと鼻を寄せ付けながら楽しそうに囁く。
「寒いよ、にいちゃん。昔はよく一緒にこうやって寝たよね」
しょうがなく抱き寄せると安心したようだ。
しかしTシャツに手を入れて脱がそうとしてきたことは本当に驚いた。
「おいっ、こらっ!」
「だって、寒い。裸同士の方が温まるし」
「…どこでそんなの覚えたんだ?」
「にいちゃんが前に言ってたじゃん。よく裸で寝たじゃん」
そうだった…
だから家を出て一人暮しを始めたんだった。
「もう前みたいに子供じゃないんだから」
「子供じゃないけど、俺は一生にいちゃんの弟だからいいんだ。俺だけがにいちゃんの弟だからいいんだ」
暗闇の中、弟の声だけが響く。
「にいちゃんは俺だけのにいちゃんだからいいんだ。何したって、いいんだ…」
言ったこと、後悔するなよ。心の中で呟いて弟のTシャツを脱がすために手を動かした。
もうTシャツで寝るのは無理があるけどキニシナイ
わっふる わっふる
わっふるわっふる
過去何柱かの神々をみてきて自分が兄一人称萌えということに気づいた
保「…おっ、地震だ!」
守「わわわ!兄ちゃん、結構揺れてるよ〜!う〜わ〜!(兄に抱き着く)」
保「落ち着け、守。」
守「だ…だって地震…こ…(怖いとは言えない)」
保「(ポンポンと背中を叩いて宥めながら)大丈夫だ。すぐ収まるよ。」
守「で、もっ、揺れ…(涙目)」
保「兄ちゃんがついてる…。(ポンポン)」
守「……兄ちゃ…」
保「あ……ほら、止んだぞ。」
守「…あ…。」
保「な。すぐ止んだだろ。」
守「う、うん…。(兄から体を離しながら)ごめん、オレ…。」
保「守は、昔から地震だけはダメなんだよな。」
守「ごめんね、兄ちゃん。…恥ずかしいよな、こんな弱っちくて。…迷惑、かけた…。」
保「迷惑なはずないだろ。むしろ嬉しかったよ。いつも明るく元気に何でもこなしてる守が、こうして兄ちゃんを頼ってくれたことがさ。」
守「兄ちゃん…。」
保「それに…(ぐいっと再び弟の体を引き寄せると、耳元で)怯えてブルブル震えてる守は、可愛かったし…。」
守「か…可愛いとか言うな〜っ!」
保「…で、兄ちゃんとしてはもっと可愛い守が見たくなっちゃった訳。(その場に弟だを押し倒す)」
守「ちょっ…待…兄ちゃん!ま、また揺れてきた!じ、じし…ん!(ジタバタ)」
保「地震なんてわかんないくらいに、兄ちゃんが揺らしてやるよ。」
守「…に、兄ちゃ…ん……あっ…」
不謹慎ながら地震エチでほす。
830 :
829:2009/12/18(金) 02:46:59 ID:R7iq/Od6O
地震エチ・おまけ
保守父「(天井を見上げて)おい、また揺れてるぞ。」
保守母「あら、結構余震が続くわね〜。」
保守父「保と守は二階か。二階は一階より揺れるはずだが…。」
保守母「全然大丈夫でしょ。きっと、いつもみたいに二人でバタバタ取っ組み合いでもやってて、地震なんて気付いてないかも。」
保守父「そうかもな。」
保守母「ええ。そうですよ。」
お父さん、お母さん、その余震の震源地は実は二階なんですがw
わっふるわっふる
832 :
中編2:2009/12/18(金) 23:59:10 ID:1IPonqdU0
すみません、予想以上に長くなってしまいまして…先にまとまった分だけ投下します。
不慣れでホントすみません。今回は8分割くらいです。
「もしもし。」
僕の問いかけに、相手はしばらくの沈黙の後、こう切り出した。
『あ〜、なんつうか、久し振りっていうもんかな。うん。ええと、お前の親父、だよ。前の、な。』
思いがけない相手に僕は息を飲む。いたずらかとも思ったが、声や話し方も昔慣れ親しんだものだし、
わざわざ前の父親と名乗ったことからしても、本物に違いない。
『おぉ!待ってくれ、切るな!お前にちゃんと話さなきゃなんねぇことがあんだ!』
父は慌てたように声を張り上げた。「えと…父、さん。大丈夫、切らないから…」少し躊躇いながら、
父に語りかけた。父を父さんと呼ぶのは何年ぶりだろう。お腹の辺りが、ふわりと温かくなる。
「でもどうして今日?今まで音沙汰なかったから…」
『おう、まあ、今までのことはアレだ。何だ、今は置いといてくれや。今日は大事な話があるからよ。
いや、明日は大丈夫だとは思うんだが、万が一、いや百億分の一くれぇは悪い可能性もあるからな。ああ、
違うな。明日は関係ねえ。ええと、それより先の、もっと大事なことだ。』
明日がどうしたのだろう?話は要領をえない。もしかしたらまたお酒を飲んでいるのかもしれない。
相変わらずだなと苦笑し、父の言葉に耳を傾ける。
「それで、大事なことって何かな。」
『おう、そうだそうだ。いや、ホレ、あれだよあれ。お前よう、最近兄貴と仲よくやってるか?』
突然の問いに、僕は思わず息を飲む。父はどうしてそんなことを聞くのだろう。兄が何か父に言ったんだ
ろうか。僕は動揺を受話器の向こうに伝えまいと、ぎゅっと噛んだ。
『あー、いやな、なんつうかよ、最近お前の兄貴が随分ヘタレててよぅ。マグパイズの負けがこんでる
っても、あのバカがそんなになるなんざぁ、滅多にねえしなあ。』
「そうなんだ。気付かなかったよ。」
兄のことだ。きっと僕がどんなに卑しいことを考えているかも知らずに、心配をしてくれているんだろう。
鼻がツンと痛くなった。
『それでよう、アイツがお前ぇのことよく話してたから、お前なら何かわかるかと思ってなあ。』
「そう……でも僕は何も知らないよ。」
833 :
中編2:2009/12/19(土) 00:03:34 ID:1IPonqdU0
つい物言いが素っ気なくなってしまう。しかし父は特に気にもせず、けらけら笑っている。そう言えば昔、
僕がまだ小さい頃、母が父はいい加減でうんざりするような人だけれど、笑う顔だけは悪くはないと言って
いたっけ。
『まあそんなら別にいいさ。でもたまにゃあアレんとこに顔出してくれや。お前らはピーナッツみてぇな
もんだからよぉ。一緒にいた方がハッピーだろ?』
胸がちくりと痛む。一緒にいられたら、どれだけ幸せだろう。だけどそれはきっと兄を不幸にしてしまう。
兄が不幸になってしまうなんて、僕は耐えられない。
「……そうかな。一緒にいても、幸せばかりじゃない気もするけれど。」
『そうでもねぇさ。俺と母ちゃんはダメんなっちまったが、それでも母ちゃんとお前らと一緒にいたときゃ、
少なくとも俺はそうだったぜぇ。やっぱりあれだな。うん。好きな奴といるのが一番だって。アイツも
俺似だ、きっとおんなじように考えてらあ。へへっ。』
父はあの時の兄のように朗らかに笑った。兄もまた、今でもこんな風に笑ってくれるだろうか。兄は僕と
一緒にいたいと思ってくれるだろうか。父の言葉に淡い期待を抱いた。だけどそれは本当に儚い、まるで
ホットミルクの湯気みたいな幻だ。叶うはずのない夢。ああ、だめだ。これ以上もちそうもない。今にも
泣きそうだ。このままじゃ父にばれてしまう。僕は震えそうになる声を無理矢理押さえつけて、嘘で
誤魔化し父に別れを告げる。
「ごめんね、父さん。明日は休日出勤なんだ。もう寝ないと。」
『おお〜?そりゃあ難儀だな、また。休みまで働くなんざ、あり得ねぇよ、全く。特に明日は大事な日
だってのによぉ。』
「本当にごめんね。父さんさえ良ければ、また近い内に食事でもしよう。電話も僕からかけるから。」
『おう、酒が旨い店にしてくれよぉ。じゃあ悪かったなあ、遅くに電話しちまってよ。』
「ううん、大丈夫。ありがとう、声が聞けて嬉しかったよ。」
『へへ、じゃあな。お前もそんなにしょげてないで、元気出せよ。一人で泣くとドツボだぜぇ。』
心を見透かされたような言葉。何故父に気付かれてしまったんだろうと僕は驚いて、父が電話を切った後も暫く声を出せなかった。
834 :
中編2:2009/12/19(土) 00:06:25 ID:nm3VmYE/0
5月24日。その日はこの世で最低最悪な日の一つだった。プレミア・リーグに間に合わなかったあの日以来。
俺達のニューカッスルは、チャンピオンシップに降格になった。来年はノースイングランドダービーも見れねえ。
畜生が。その瞬間を、馴染みの酒場で同僚と迎えた俺は、今まで腹に溜め込んでたものを爆発させた。店の棚が
空っぽになるまで連れと飲みまくって、ダイアーとボウヤーよろしく暴れまくったり、昼メロの女みたいに
泣きまくった。おかげて店も客も、勿論俺も、みんなボロボロになった。更に始末の悪いことに、久しぶりに
大酒を食らった俺は、立ってることすら難しいくらいべろんべろんに酔っちまったんだ。胃の中が空っぽになる
くらい吐きまくったが、頭もはっきりしないし、気持ち悪いのが治まらない。口を動かすのも億劫だ。こんなに
酔ったのは初めてだ。深夜漸く騒ぎが治まった時、俺は同僚に肩を借りて…というより担がれて、なんとか
大通りまで出てきた。
「おい、この馬鹿野郎!起きやがれってんだ!」
「ダメだ。完全に酔い潰れてやがる。どうする?」
「コイツのケータイ出せ。電話して適当なのに持って帰らせろ。」
――ふざけんな。勝手に人のもん使うんじゃねえ。
「……ああ、アンタ身内だろ?コイツ死にかけてやがる。さっさと持ってってくれ。……そう。場所は……」
――身内?親父なんざ俺より酷いフットボール狂だ。今日マトモでいられる筈がねえ。呼んだところで俺が面倒
みなきゃなんねえだろうが。
思い切り罵ろうとしたが、声も出ない。瞼も持ち上がりやしねえ。間延びしたような時間だけがただただ流れる。
ああ、クソ。なんだってこんな辛い思いをしなきゃなんねえんだ。何度かブラックアウトを繰り返しながら、
俺は目を閉じていた。
するとどこからともなく車の音が聞こえた。それはどんどん近づいてきて、俺の側で止まる。
「兄さん!」
…ついに幻聴まで聞こえてきやがった。どうしようもねえな。細目の指が、俺の顔を撫でた。ひんやり冷たくて
火照りが治まってく。
気持ちいい。
どんどん気が抜けて、意識が遠退いていく。俺は気を失うように、夢の中におちていった。
835 :
中編2:2009/12/19(土) 00:08:09 ID:Jt50fdu90
箱を開けると、 チョコレートがかかったクッキーがあった。それを適当に掴んで、紙ナプキンに包む。それから
先にレンジで温めてあったミルクを水筒に詰めて、さっさと支度を済ませる。向こうから父さんと母さんが話してる
声がした。案の定、さっきより雰囲気が悪くなってる。今日もケンカするんだろう。俺は急いで弟の部屋に走って
行って、昼寝をしている弟を起こす。
「う〜…おにいちゃんー…?」
「ほら、おんぶ。おんぶしたら後は寝てていいから。」
弟は一枚上着を羽織るとのそのそ俺の背中に這い上がり、唸りながら顔を俺に擦り付けた。俺はくすぐったさに
微笑む。
弟は父さんと母さんがケンカをしているのが嫌いだ。運悪くその場に居合わせると、初めはぐっと泣くのを我慢
してるが、最後にはぐずぐず泣き出す。そんな弟を見るのは凄く辛い。だから俺は家の空気が悪くなったら、
さっさと弟と避難する。だから今日も父さんと母さんのケンカがエスカレートする前に家を出た。
ゆっくりおんぼろな家の間を縫って、メインストリートに向かって歩く。
(さてと。今日はどこ行こうかな。)
街を歩きながら、目的地を考える。いつも通り、父さんと母さんが疲れはてて静かになるまで時間を潰せれば
いいから、そんなに気が利いた場所じゃなくていい。今日は暖かいし、天気も良さそうだから、外でのんびり
するのもいいかもしれない。
(公園はこの前行ったばっかだし、電車眺めるのも飽きたな。どっかでフットボールの試合とかしてたらいいんだけど。)
そう考えあぐねていると、店の前にあるラックが目に入った。そこにはいくつかフリーペーパーが置いてあって、
その中に浜辺の写真が表紙のやつがあった。
(海か。ちょっと遠いけど、たまにはいいな。)
俺はそのフリーペーパーを二冊取ると、すやすやと寝息をたてる弟を背負い直して、人混みの中を歩き出した。
836 :
中編2:2009/12/19(土) 00:11:18 ID:Jt50fdu90
随分歩いて、すっかりヘトヘトになった頃、俺達は海についた。珍しく空は真っ青で、海も穏やかだ。カモメも
気持ち良さそうに飛んでいる。思い付きとはいえ、来て正解だった。疲れた甲斐があった。
「う〜…?」
「おっ。起きたか?」
タイミングよく弟が目を覚ました。こめかみ辺りにちゅっとキスをしてやれば、弟はくすぐったそうに笑う。
ちょっとだけじゃれてから、弟が顔を上げた。すると弟は目を真ん丸くして固まった。そしてそれは次の瞬間
ぱんっとはじけた。
「おにいちゃん!おそら!おそらみて!」
「ん?どーした?」
「とり!くもがとりになった!おそらがまっさお!」
弟が急にじたばた暴れたもんだから、俺は落とすように弟を砂浜に下ろした。上手いこと地面に着地した弟は、
波打ち際まで走って行く。
「きゃあ〜!おにいちゃん!くもくも〜!」
ぴょこぴょこジャンプして、弟はおおはしゃぎした。どうやらカモメを雲が化けた鳥だと思ったらしい。澄み
きった空の下、本当に嬉しそうに笑って、走って、叫んでる。弟があんなに笑ってるのは久しぶりだ。
弟が笑ってる。それが堪らなく嬉しかった。
837 :
中編2:2009/12/19(土) 00:17:49 ID:ZzyAwZeM0
父さんと母さんがあんな風になってからて、家ん中は、家族ん中はめちゃくちゃだった。母さんは父さんの
ダメさ加減だとか、生活能力の無さとかにうんざりしてた。父さんは父さんで、母さんの神経質さに追い詰め
られたり、強すぎる上昇志向にせっつかれ続けて疲れてた。まあ、お互いそんなとこも引っ括めて好きになって、
結婚したんだろうけれど、やっぱり子供が出来ると事情が変わってくる。子供がいるから、子供のためにって
言ってる内に、段々ぶつかることが増えて、ケンカして、泥沼になってく。
勿論父さんも母さんも俺達のことは心から愛してくれてるし、俺達も二人は大好きだ。それにこれは勘だけど多分、
父さんと母さんもお互いのことを好き合ってて、それはこれからも変わらないんだと思う。けど廻り合わせが悪い
というか、色んなものが上手く噛み合わなくて、いいようにことが進まないんだ。
「おにいちゃん!くものとり、おにいちゃんにつかまえてあげるね!まっててね!」
「海には入るなよ。気を付けるんだぞ。」
そんなぐちゃぐちゃな家の中で、弟だけは無垢で純粋で真っ直ぐで、ずっと俺に笑いかけてくれた。わずらわしい
ことを忘れさせてくれる大切な存在。弟は俺の心があったかくなる、唯一の存在だった。
「おにいちゃん〜っ!たすけて〜!くもがつついてくるよぉ〜!」
弟が半ベソで走ってきた。後ろには気の強そうなカモメが一羽、弟を追いかけてる。
838 :
中編2:2009/12/19(土) 00:19:46 ID:ZzyAwZeM0
「仕方ないなあ。」
俺は弟を背中に匿って、カモメを追い払う。驚いたカモメは空に帰っていき、辺りには俺と弟しかいなくなった。
もう大丈夫だと振り返ると、弟は少しだけべそをかいていた。泣いてる顔は嫌いだけど、こういう泣き顔はかわいい
かもしれない。そんな風に思う。一通りはしゃいだ弟は少し疲れたような顔をしていた。いいタイミングだと、
俺はナップサックからフリーペーパーを取りだし、砂浜に敷く。それぞれに弟と座ると、少し崩れたクッキーと、すっかり温くなったミルクを出す。さながら気分はピクニックだ。
「おにいちゃん、はいっ。」
突然弟は俺に向かって手を伸ばす。その手には半分になったクッキーがある。
「はんぶんこ!おにいちゃんにあげる!」
「まだたくさんあるからいいよ。全部お前が食べていい。」
「う〜、でもおにいちゃんとはんぶんこがいい!」
弟はぱあっと笑って、俺にクッキーを差し出した。
「――そうだな、半分こがいい。うん。半分こがいい。」
俺は弟が差し出したクッキーを直接パクっと食べた。弟はびっくりして、それから笑い声をあげた。
「おにいちゃんだいすきっ!」
「うん、俺も大好きだよ。」
波の音がする中、俺と弟はバグをした。
やわらかくて、あったかい。いいにおいがする。幸せの感覚だ。ずっとずっと感じていたい。
ずっとこうしていたい。
俺は弟を更に強く抱き締めた。
839 :
中編2:2009/12/19(土) 00:23:49 ID:ZzyAwZeM0
「やだやだやだ。おにいちゃんいっちゃやだ。おにいちゃん。」
突然の声に驚いて、腕の中を見た。そこにいる弟は顔を真っ赤にして泣いていた。状況が掴めない。
俺は顔を上げて、回りを見る。す向こう側には母さんがいて、背中の方には父さんが立っていた。二人とも、
凄くつらそうな顔をしてる。
(そうか、これはあの時なんだ。)
親父とお袋がとうとう別れるって決めたとき。
弟はまだ小さすぎて、どうして皆バラバラにならなくちゃならないかわからないようで、ただただ泣いていた。
弟に泣いてほしくない。俺はわかってた。どうしたら弟が泣き止むか。けど俺はもっとわかってた。
俺はどうしようもないくらいバカで、無力で、子ガキだってことが。
「ほら、もういかなきゃ。母さんも困ってるだろ。」
「いや!おにいちゃんといたい。べつのおうちにいくなんてなんていや!」
だって俺はまだ12になったばっかで、俺達の回りのぐちゃぐちゃをどうにかなんて出来なかった。
弟と一緒にいたかった。ずっと一緒にいたかった。
けどガキの俺に何が出来る?お袋は一緒に来ていいと言った。けどいくら親父も金を出すったって、女のお袋が
二人のガキを養うにはどれだけ働かなきゃならない?親父は?ダメ人間だったとしても、誰より俺達家族を
愛してた親父を捨てられるのか?じゃあ俺はどうだ。金なんかろくに稼げない、皆の仲を取り繕うことだって出来ない。
「母さんや父さんにわがまま言っちゃダメだ。わかるだろ?」
「いや!いっしょじゃなきゃいや!いっしょがだめなんて、おかあさんきらい!おとおさんきらい!きらいっ!!」
俺には痛いくらいわかってた。痛くて痛くて、泣きたいくらい、わかってたんだ。ガキの俺には。
「嫌いなんて言うな!兄ちゃん、そんなこと言うやつは大っ嫌いだぞ!」
大好きってだけじゃ、どうしようもないことで世界はいっぱいだってことが。
「……もう行くわよ。」
840 :
中編2:2009/12/19(土) 00:26:29 ID:ZzyAwZeM0
俺は弟を抱き締める力を弱めて、そっと離した。離して、弟と別れる決意を固める。お袋が弟を抱え上げた。
弟は血の気の失せた顔で、どこともなく目をさ迷わせている。
弟には、笑っていて欲しかった。弟が笑っててくれさえいれば、俺は幸せでいられたのに。
「…いい子だから。ちゃんと母さんの言うこと聞くんだぞ。歯は毎日磨けよ。それから――」
ガキの俺にはそれが精一杯だったんだ。それしかできなかった。それだけしか、できなかったんだ。
「……畜生っ…」
意識が浮かび上がって、瞼を開ける。
「にい、さん……」
目の前に、弟がいる。思い出した。あの時のこと。ずっと忘れてたのに。あの時よりも弟は背が伸びて、顔も
大人っぽくなった。あの時より俺はもっと大人になって、ずっと強くなったはずだってのに。畜生、なのに俺は
また弟とバラバラになろうとしてる。
ダメだ。そんなのダメだ。
俺は弟を思い切り抱き締めた。
やわらかい。あったかい。弟の、幸せの感覚だ。あの時はガキで俺は何にも出来なかった。いや、出来たのは
コイツを突き放して、別れることだけだった。けど大人になって、やっとまたコイツと一緒にいられるようになったのに。
やっとまた逢えたのに。
きっと今離したら、もう二度と弟一緒にいられねえだろう。そんなの二度とごめんだ。
弟を離したくない。嫌だ嫌だ嫌だ。畜生。もう離したくなんかねぇよ。畜生、畜生。
――もう、嫌なんだよ。
841 :
中編2:2009/12/19(土) 00:27:14 ID:ZzyAwZeM0
以上です。次回こそ最終話ですので、よろしくお願いします。
感動した
GJ!! 正座して続きをお待ちしております!
これ普通に泣ける
GJ
>>841 貴方はどんだけ私を泣かす気なのか
兄貴も弟も切ねえなあ…
完結を楽しみに待ってます
846 :
風と木の名無しさん:2009/12/22(火) 00:47:18 ID:ghy7RV+10
保守
847 :
風と木の名無しさん:2009/12/23(水) 01:44:50 ID:Nbp4/rz20
age
続きドコ;;
849 :
ファンクラブ:2009/12/24(木) 23:22:53 ID:LS6Yjwiv0
クリスマスプレゼントに靴下を準備
楽しみにしております
むしろ本にしてください
850 :
風と木の名無しさん:2009/12/25(金) 23:09:08 ID:x5rLN8lAO
弟「おにーちゃん!メリークリスマス!」
兄「うん、メリークリスマス。」
弟「じゃあおにーちゃん、プレゼント交換ね!」
兄「約束だもんな。ほら、ポ〇モンぬいぐるみ。」
弟「わあ!ありがとーおにーちゃん!」
兄「どういたしまして。」
弟「じゃあぼくの番ね。はいっ!」
兄(紙?肩たたき券…かな?)
弟「えへへ。それね、『およめさん券』だよ。」
兄「お嫁さん券?」
弟「うんっ。えっとね、それぼくに渡すとぼくおにーちゃんのおよめさんに
なるの。一枚しかないんだよ。すっごい『れああいてむ』だよ!」
兄「……」
弟「男の子はおよめさんになるの18才からだよ。
だからそれまで大事にしてね、おにーちゃんっ。」
兄「…うん。ありがとう。すっごく嬉しいよ。本当にありがとう。」
〜数年後〜
弟「なあ兄貴、ずっと気になってるんだけどさ、兄貴時々定期入れ
見てニヤニヤしてるよな。」
兄「そうか?」
弟「うん。何見てるんだよ。紙っぽいけど写真じゃなさそうだしさ。」
兄「…大事なものだよ。」
弟「何それ。隠し事無しって約束だろ。って兄貴、聞いて――」
ちゅっ
兄「レアものだから、内緒。」
弟「…っ!キ、キスすれば誤魔化せるなんて大間違いだぞっ!」
兄「ふふっ。」
弟「笑うなあっ!」
聖夜にこんな妄想してまつ。
しかし私はスパゲッティーモンスター教徒なので罰当たりとか(゚ε゚)キニシナイ!
わっふるわっふる
小さい頃おにーちゃん呼び→成長して兄貴呼びの弟萌え!
>>850 なんという萌え兄弟
18歳になって真実を知った時の弟の反応が楽しみすぎるw
>>850 禿萌えたww
成長して「兄貴」呼びになる弟とか好みすぎる。
兄「おい、除夜の鐘って知ってるか?」
弟「108っつ打つんだっけ。」
兄「ということで、これから除夜の鐘ごっこしよう。」
弟「ん?」
兄「お前、除夜の鐘の役ね。」
弟「わぁっ!バカ兄貴、何しやが・・・」
ドーン、ドーン、ドーン、ドーン・・・
弟「あ・・・兄貴?」
兄「最後の1つは年が明けてから打つんだ。」
弟「じゃあなんで昼真っから除夜の鐘ごっこするんだよっ!」
遅くなったけどあけおめ。
今年も兄弟に幸せが訪れますように
857 :
風と木の名無しさん:2010/01/04(月) 20:31:36 ID:ovbZ9V1cO
今日11時半からの、輪廻の雨が兄弟モノ
兄が知的障害の弟を守る為に殺人を犯すらしいぞ…
ラストが救えないオチみたいだけど、二人の為に世界があるのーならいいじゃない!
オラわくわくするぞage
変なの来るからageないでください
ごめんよ兄弟…sage
事後
兄「昔は天使みたいに清純で可愛かったのに...。」
弟「何が?」
兄「何処で育て方を間違えたのか...。」
弟「ああ...俺は昔から兄貴とこうなりたいと思ってたよ。」
兄「まさか。あの無垢な顔で?」
弟「しゃぶって突っ込まれてドロドロに。」
兄「私の弟を汚さないでくれ。」
弟「汚してるのはアンタじゃん。」
兄「......。」
弟「......。」
弟「...昔の俺の方が好き?」
天使は未だ健在らしい。
そう悲しげな顔で問われてはお手上げだ。
返事の代わりに頭を撫でてやると、満足したようで私にしがみついて眠り始めた。
寝苦しいが今夜は我慢してやろう。
超いまさらだけど上げさせて下さい。
>>676 軽度の近視ですが・・・そうか、老眼と同じ症状なのか・・ちょっとショック!
3.
「あっ!あっ!はっ・・あっん!」
ぬちぬちと卑猥な音を立てて、奥まで突き上げられるたびに気持ち良くてへんな声が出てしまう。強く掴まれた腰が熱い。
「あっ兄ちゃん、すごいっ」
思わず上げた声に、ふっ、と笑う気配がする。
「お前、俺のこと変態扱いできないんじゃない」
「なっ・・・んっ」
「やらしい格好して。」
不意打ちで低く耳元でささやかれ、一番弱い部分を抉られてイった。
「わー!!」
俺は掃除機を投げ出して、頭を抱えてベッドに突っ伏した。
これ以上思い出すな!頼むから!
ネクタイを乱暴にゆるめた手の甲。俺の唇をそっとこじ開けた指と、そのあと押し込まれたモノの熱量だとか、兄の息づかいに愛しさがこみあげたこととか・・・思い出さないようにしているのに、頭の中がぐちゃぐちゃだった。
「あーもう」
ジーンズのフロントボタンを開け、ジッパーを下ろして右手をすべりこませる。
無性にキスがしたくなった。兄の優しいキス。そして、怒っているみたいな乱暴なキス。
チェストに置いたケータイが視界に入って、電話してみようかな、とちょっと思う。
でもできなかった。
今何してるんだろう。仕事かな。一息ついてるかも。
「あ〜あ。どうしてくれるんだよ、おまえのせいだよ」
寝転がって、何の罪もないネクタイを弄びながら、離れて暮らす兄のことを思う。
とりとめのない夢想はやがて、のんきな玄関チャイムの音で遮られた。
もっふるもっふる
バッキャロォー兄貴イィ…早くつづk…っくあぁッ!
兄さん、最近なんでほしゅしてくれないの?
寒いぞ保守
兄「(寒い…)」
弟「兄貴?」
(むぎゅー)
弟「突然なんだよ(実はむぎゅーとされてるのが嬉しい)」
兄「まぁまぁ」
弟「…。(あったかい…幸せ…)」
兄「(平和じゃのぉ…)」
866 :
風と木の名無しさん:2010/01/22(金) 01:29:17 ID:4gEyxCZY0
保守
保守
兄貴はいっつも保守しかしてこないよな
「じゃあ何して欲しいんだ? 言ってみろよ…」
「な…別に……っ、ぅ…や…」
「喜んでんのか? 俺にこんな事されて…」
「ちが…ち、がう…っ」
「じゃあこれは何だよ」
「ゃ…や、や…ちが…やだっ…」
「素直じゃない子はお仕置きだな」
「やだぁ…っ」
「嫌ならちゃんと言えよ。本当は俺に何して欲しいんだ?」
「う…ふぅ…ぅあ、ぁ……はや、く…ちょ…だい…」
ここ1ヶ月くらい規制で投下できないよ!
にーちゃん、早く来ないとひとりで保守しちゃうよ?
へぇ、一人でできるんだ。
じゃあヤれよ。
俺はここから見ててやるよ。
最近兄さんと顔合わせてないや
彼女……、かな?
兄貴好きだよ大好き、ってつぶやきながら自慰する弟萌え
それを見つけてびっくりする兄萌え
家に帰る途中から興奮してる弟は、
ドアをちゃんと閉めるのも忘れて、自室で自分を慰める
先に家に帰ってた兄は、顔見ようと思って弟の部屋に向かう
すると、ドアの隙間からなにやらもぞもぞしてる弟の後ろ姿が見える
普段とは違うやらしい声で自分のこと呼んでる弟に、その場を離れられない
観察してる間に弟がイっちゃって、たまらず自分の部屋に戻る
さっきの弟の痴態が頭から離れなくて、自分のを触りだす兄
弟のこんな姿見ちゃったもんだから、最近では弟と距離をとらざるを得ない兄
次会ったら襲っちゃうかもしれない、兄としてそれはダメだ保守
部屋の壁一枚隔ててお互いギリギリなすれ違い萌えー
兄に避けられてるように感じた弟が戸惑っちゃうのも良いよね
ニューカッスル信者の兄は今頃どうしているだろうか・・・
正座して待ってます
なんか避けられてるような気がして切ない弟
ご飯食べたらすぐに部屋に戻る兄に、
いつもならリビングでテレビ見ながら喋ったりしてたのに、って思って落ち込む
兄弟の部屋がある二階の廊下で、ばったり遭遇する二人
弟は久しぶりに兄と会えてすごく嬉しいんだけど、
自分を見た瞬間苦しそうな表情になった兄を見て切なくなる
兄は弟を見て、ぐわっと好きだって気持ちが高まってしまって、
どうにか抑え込もうとして表情が険しくなっただけなんです
逃げるように自室のドアノブに手をかける弟
久しぶりに弟と会えて嬉しいのは兄も一緒で、
いなくならないでって思った兄は、衝動的に弟を抱きしめてしまう
びっくりする弟だけど、すごく嬉しくて兄の体温を感じてる
弟の部屋に入って、兄は弟に避けてた理由を説明したらいいな
そんで弟のを触ってあげて、
自分でやるのと俺がやるのと、どっちが気持ちいいか聞いたらいいよ
これは…禿げるぜ…
わっふるわっふる
879 :
風と木の名無しさん:2010/02/15(月) 22:24:48 ID:V9d3vhmI0
保守
わっふるわっふる
さ/さ/め/ゆ/きのようないいとこの四兄弟な設定に萌えています。
この衝動を文章にしたいのだが、兄弟それぞれに名前をつけても
よいだろうか。
見たところ兄弟に名前をつけている作品はなさそうだし不安で…
それから何部かに分けて投下しても差し支えないだろうか。
自分でやるのと俺がやるのとどっちが気持ちいいか、
兄はいじわるで弟に聞いてるんじゃない
兄は弟のことが好きで好きでしょうがなくて、
だから弟のことを一番気持ちよくできるのは自分でありたい
つまり、弟が自分で慰めるのより、自分の手の方が弟を気持ちよくしてあげれたらいいなって思ってる
でもこれは兄の願望だから、実際のところはどうかって弟に聞いちゃう
弟はそんな兄の意図に気づけなくて、兄が触ってくれる方が気持ちいいに決まってるのに、
なんでそんないじわる言うのって思ってますます感じてしまう
大好きな兄に触られて嬉しくて気持ちよくてたまらない弟
しがみつく仕草とか名前呼ぶのとかもう愛しくてたまらない兄
どんどんどっちが気持ちいいかなんてどうでもよくなってきて、
弟が好きだって気持ちが膨らんでいく兄
弟も兄の気持ちが流れ込んでくるのが嬉しくて感じてしまう
兄の腕に抱かれながら弟は果てたらいいよ
>>883 「欲情しても自慰なんてはしたないことはしてはいけないよ。
欲情してしまったら必ず私に言いなさい。気持ちよくしてあげるからね。」なんて
弟の快楽を支配できるのは自分だけみたいな敬語なS兄もおいしいかも。
>>881 兄×弟なら4兄弟でもいいんじゃない?
サッカーヲタ兄の話を書いたものですが、規制が3ヶ月以上続くようで
暫く投下できません。
申し訳ありません。
永久より短いんで待ちます
でも兄さん、待っているときは楽しいよ。
だって僕は夢を見ていられるんだから。
どーせ夢見るなら、お前の膝枕で見る方が兄ちゃん、大好きだなぁ〜
「さみ〜…終電ギリギリだったなー」
コンビニの袋をぶら下げながら、寒い夜道を家へと急ぐ。
年度末ともなれば職場は修羅場になる。今日も今日とて残業三昧だ。
「あれー?」
やっとマンションに着くと、何故か部屋の電気が点いている。
転居一年経たずして、俺は空き巣被害にあってしまっているのだろうか。
しかし泥棒にしちゃ大胆というか無用心というか。
急いで階段を上って、家の中の様子を伺う。
耳をすますと物音がした。
が、物を漁っているというよりは、何やら作業をしているような感じがする。
いざとなったらこの熱々おでんをぶっかければ良いだろうと、恐る恐る玄関のドアを開ける。
891 :
2/7:2010/02/25(木) 00:28:50 ID:/YCqbw9NO
ガチャン。
(……鍵かかってるじゃん。)
イージーミスに若干落ち込む。カバンの中に手を突っ込み、鍵を探そうとした時。
「兄さん?」
部屋の中から聞き覚えのある声がした。鍵とチェーンが外される音がして、
ドアの向こうから物音の主が現れた。
「……何でお前いんの。」
「ボケッとしてないで早く入って。冷気入ってくるから。」
何故か部屋にいた弟のは弟だった。今年院に通いはじめたばかりで、
まだ実家にいるはずだが。弟は相変わらずサバサバとしていた。
「やっぱりご飯まだなんだ。風呂沸いてるから、さっさとすませて。夜だから音は気を付けてよ。」
感慨に浸る間もなくとっととコートを脱がされ、脱衣所に押し込まれる。
もう少し『おかえり』だとか『お疲れ様』とかお帰りのちゅーとかあってもよさそうなんだけどなあ。
まあ昔からどこか冷めてるというか、クールな性格だからいつもあんな感じか。
最愛の弟様のクールっぷりに心のすきま風を感じながらこそこそとシャワーをすませる。
「ん?」
視線を横にそらすと何故か浴槽に蓋がしている。開けるとそこには
温かい湯が張ってあった。そういや最近は残業続きでシャワーだけで済ましてたっけ。
(あいつがやってくれたのかー…)
やっぱりゆっくり湯に浸かると疲れが取れる。
弟のさりげない優しさがなんとも嬉しく、ついうとうとしてしまった。
892 :
3/7:2010/02/25(木) 00:30:49 ID:/YCqbw9NO
「遅い。」
「いーじゃん明日は休みなんだし。てか今日どーしたんだよ。」
風呂から上がると弟がムスッとした顔で出迎えてくれた。
別になんにもしてないのに、なんでこんなトゲトゲとした態度をとられなきゃならんのだと理不尽を感じる。
「ほら、折角熱々なんだから早くしなよ。」
声をかけられてはじめて気付いた。テーブルの上には
具だくさんの雑炊とカットフルーツがのっている。
その横にも何やら布巾がかけられた皿がいくつかあるみたいだ。
「そっちはもう冷めてるし、夜食には重いから明日にして。」
こっちはどうやら俺の晩飯だったらしい。と言うことは、弟は俺の
帰りを随分待っていてくれたということなのだろうか。これは何気に嬉し
「片付け遅くなるだろ。早くしてよ。」
…せっかく感動してたのに水をさされて、ほんの少し凹む。
俺が一体何をした。
893 :
4/7:2010/02/25(木) 00:34:05 ID:/YCqbw9NO
「…いただきます。」「どうぞ。」
三つ葉なんぞおしゃれにのっけた雑炊は、このところご無沙汰だった
手作り感に溢れている。出汁の匂いが堪らない。腹ペコだということもあり、
早速はふはふといただく。
(不味くはない、が、相変わらず薄味だ…)
弟の味が懐かしく、なんとなくしんみりとした気分になる。
野郎の独り暮らしじゃコンビニ飯ばかりだから、尚更この味が体と心に染み渡っ
「ちょっと兄さん、椎茸よけないでちゃんと食べなよ。子供じゃあるまいし。」
「……お前さあ、人がせっかくしみじみと飯食ってるのになんでそう突っかかってくるんだよ。」
「別に。」
「なんだよそれ。ったくさー、俺だってへとへとになるまで労働してんのにさあ。」
」
「…………」
人間、疲れが溜まると愚痴っぽくなるせいか、ついつい
弟相手にくだをまいてしまう。
「あーあ、いきなり家に来たかと思ったらチクチク言われてさ。俺が何したっつーんだよ。」
894 :
5/7:2010/02/25(木) 00:38:23 ID:/YCqbw9NO
残っているパイナップル爪楊枝で刺しながらいじけてみせる。
どうせいつもの調子で毒づいてくるだろうと踏んでいたが、
どうも様子がおかしい。予想した毒舌攻撃は一切なく、あるのは気まずい
沈黙のみ。なんなんだこれは。
「おい、どーし…」
「……ろ。」
「へ?」
「悪いのは兄さんだろ。」
冷たい視線を向けられて、一気に萎縮する俺。が、弟に嫌われるような
ことはなんとしても避けたい。弟に色んな意味で弱い
俺はどうしたらいいかオロオロするばかりだ。そんな心境を知ってか知らずか、
弟はじっとこっちを見据えてくる。
「そっ…そんな目でみるなよっ…お、俺何にもしてないだろっ…」
895 :
6/7:2010/02/25(木) 00:41:26 ID:/YCqbw9NO
「何にもしてないからだよ。」
「は?」
意外な反応に驚いて弟を見返すと、弟はあれだけじとっと
こっちに向けていた視線をそらした。
「……最後に実家に帰ってきたのは。」
「は?えと、1ヶ月くらい前か?」
「……最後に俺と電話したのは。」
「うーん…半月くらい前だったかなあ?」
「………最後にメールしたのは。」
「えっとー…覚えてねーなあ。」
そこまで言ってやっと気付いた。
そういやずっとこいつと――弟と会ってなかった。
「まあどうでもいいけど。」
弟はため息をついて椅子から立ち上がろうとした。
それからこっちに背を向けてどこかに行こうとする。
「待った!」
慌てて弟の手を引っ張って引き留める。しかしドラマのように格好
良く決まるわけもなく、テーブルに突っかかりつつ、バランスを崩しつつ
グダグダと揉み合うだけになる。
「ちょ…兄さん何…」
「おわっ、あぶねっ。ちょ、ちょっと待てって!行くなって…うおっ。」
暫く揉み合った後、俺と弟は多少息をあげて静止する。
この程度で疲れるとは、運動不足だろうか。メタボの危機を密かに感じつつ、
黙って弟の顔を見つめる。
896 :
7/7:2010/02/25(木) 00:43:34 ID:/YCqbw9NO
「………何。」
「お前さ。」
息を飲んで、思いきって言ってみる。
「寂しかったのか?俺がいなくて。」
その瞬間、弟は茹で蛸のように真っ赤になる。そりゃもう、
首の付け根から耳の先っぽまで真っ赤だ。いつもクールビューティーで
通してる弟が、こんな顔するなんて。ぶっちゃけメチャクチャ可愛い。
「あー図星だろー!」
「ち…違っ…!」
「照れるなってー。そーかそーか、寂しかったかあ〜。そーいやあっちもご無沙汰だったよなあ〜。」
「な……!馬鹿っ、何をっ…!!」
弟は必死に否定しようとするがもはや俺の耳に届くわけもなく、
俺はアゲアゲ状態で弟に抱きつく。石鹸かシャンプーか、
いい匂いがする。もっと匂いを知りたくて、弟の首筋に顔を埋めた。
「んっ……!」
「…なんか俺、すげードキドキしてきた。」
「…っ、変態っ……」
軽く首筋にキスして、弟の顔を見た。恥ずかしそうに視線をそらしてはいるが、
その目は潤んでいてどうしようもなくそそられる。
「明日俺、休みなんだけどなー。」
「………」
「…しよーか。今晩あたりさ。」
「……でも、疲れてるだろ。兄さんは…」
「なに、そんなこと気にしてんの?」
すっかり調子を狂わせられたせいか、しおらしくなった弟は、
普段とのギャップもあり最高に可愛い。最近恋人業務を
怠っていたことを後悔し、反省した。
「じゃあさ、明日デートすっか。デート。」
「………好きにすれば。」
弟は耳を真っ赤にしたまま呟いた。それを見て俺はついにやけてしまう。
ああ、こんな可愛い弟がいてよかった。
いきなり投下してすみませんでした。
仕事帰り思い浮かんだので書きなぐりました。
いえいえ、大歓迎です
ツンクールからデレになる弟可愛いよ弟
GJです。美味しく頂きました。
GJ!
弟かわいすぎる
食べなかった夜ご飯には兄の好物ばっかなんだろうな
兄と弟それぞれ
クーデレ、ヤンデレ、ツンデレ、健気、乙女、やんちゃ、ナンパ
どの属性がいいですか。
>>902 やんちゃな兄弟で
美人無愛想な兄×乙女不良な弟が今マイブームです
ヤンデレ兄なら弟は何でもいける
>>897 GJ!
今スレ見返してみると、弟は泣き虫さんが多いな。
>>908 兄ちゃんの前でだけ、泣き虫
兄ちゃんは、弟にだけ優しい
コレ大事なのね
兄のことだと涙もろくなる弟もえ
兄が遠くに行っちゃって悲しくて泣くとか、
兄と一緒にいれて嬉しくて泣くとか、
喜怒哀楽問わず、弟は兄のことだと涙もろくなっちゃうといい
弟のことだけは涙もろい兄も、また良いものですよ。
弟の前では泣きたくないんだけど、
感極まって男泣きする兄もえ
弟を自分のものに出来た喜びに震えて涙する兄イイ!
弟を抱いてしまった罪悪感から自虐的泣き笑いする兄もイイ!
何か書きたいがアイデアが微妙。
誰かお題をください。
では病弱な兄×弟をリクエスト。
逆はよくあるので病弱兄攻めというのを読んでみたいです。
どうやって攻めるのかも気になります。
>>915ありがとう!
レス見返してたら色々インスピレーション涌いたので、
取り敢えず
>>915のシチュ書いてみます。
それ以外も書けそうなので、出来たら棚の方に投下するかもしれません。
とにかく書きます!
兄×弟ができましたら、ぜひこちらに…
ほしゅ代わりに
桜は見ていた
桜は見ていた
ずっと自分の袂で数々の恋人たちを見てきた
何百年にも渡って微笑ましく見てきた
そして今年の花を開いた季節に彼は見つけた
「ああ、あの者達は、また兄弟で巡り合ったのか」
困ったものだ、とこっそり桜は呟いた
920 :
風と木の名無しさん:2010/03/20(土) 20:15:30 ID:p4SavHmsO
病弱兄×弟
失敗…
病弱兄×弟
兄「くっ…お、弟…兄さんはもうダメだ……」
弟「何いってんだよ兄貴。」
弟「ふっ…兄さんのことなんて忘れて、また人を好きになって、
お前だけでも幸せになってくれ…兄さんの願いはそれだけだ…ゲホゲホ…」
弟「何をバカな…寝言は寝てから言えよ。」
兄「ううっ、目が霞む…もう限界だ…」
弟「ただの花粉症だろ。汚いな、鼻かめよ。」
兄「弟、花粉症を舐めるなよ。チーン夜だって鼻詰まって眠れないし、
酸欠と寝不足でで頭痛いしハックション目は痒いし涙留まらないしズズズズー」
弟「知らんがな。それにさ、ボソッ兄貴忘れて他の人好きになるとか無理だって。馬鹿じゃねーの。」
兄「は?聞こえねーよ何だってー?ズルズル」
922 :
マヨ:2010/03/24(水) 03:09:43 ID:OICGpaOL0
兄弟でマヨネーズプレイ。駄目な人はマヨで避けてください。
6レスお借りします。
923 :
マヨ 1/6:2010/03/24(水) 03:11:01 ID:OICGpaOL0
この世の中には数え切れないほどのフェチが存在する。
手足唇等の人体の一部や、コスプレ、ロリータや熟女好み等がその代表例と言える。
そして、フェチズムを持つ者は、日常生活の何気ない瞬間にエロを感じ、煩悶することも多いだろう。
まさしく現在、弟はスーパーの売り場で目に入ったある物に欲情した自分を恥じていた。
棚の前で真っ赤になり俯く彼の後ろを、金切り声を上げながら子供が走り去り、親がそれを追い掛け回している。
頭上のスピーカーからは間の抜けたスーパーのオリジナルソングが垂れ流されている。
周りは恐ろしいまでの普遍的日常。
エロ本やアダルト品であれば、隔離されたそれ相応の場所においてある為このような状態にはならずに済む。
しかし、だ。弟の眼前にあるものは、只の食料品、マヨネーズである。
元々、弟はごくノーマルな嗜好しか持ち合わせていなかったのだ。マヨネーズをこよなく偏愛するのは彼の兄である。
兄なりに、自分の変態性はよくよく理解しているらしく、付き合う女性にはマヨネーズプレイを強要したりはしなかったようだ。
しかし、彼にとってノーマルなセックスは、ゲイの男性がカモフラージュに女性と結婚し子作りをするような虚を覚えるらしく、いつしか兄はノーマルなセックスからは遠ざかっていた。
ある日弟は、不自然にマヨネーズを買い込む兄を問いただし、ついにはそのフェチズムを知ってしまう。しかし兄を責める気にもなれず、おどけてこう告げてしまった。
「じゃ、なんだ。兄貴はマヨネーズぶっ掛けられた俺にも欲情できるっての?」
「もちろん。何なら試してみるか」
「嘘だ、兄貴が俺におっ勃つワケないじゃん」
弟は自分が失言をしたことに気付かず、そして自分の首を絞めていることにも、もちろん気付かなかった。
兄は自分のフェチを受け入れてくれる相手を切望していることを、すっかり失念していたのである。
気が付いた時には、ビニールシートを敷いたマットレスの上で、マヨネーズまみれにされていた。
全身ぬるぬるでさらに独特の油っぽいにおいが鼻を突く。
弟に馬乗りになった兄は、恍惚とした表情で弟の性器にマヨネーズのチューブを搾り出している。
生ぬるく重いものが、性器を流れ落ちる感触にたまらず自らの手を伸ばそうとすると、その手は払いのけられ代わりに兄の舌がそれに触れた。
924 :
マヨ 2/6:2010/03/24(水) 03:11:46 ID:OICGpaOL0
「は、ばっ、何してんだよっ。きたねーじゃ、ねーかっ」
「何言ってんだ。俺はマヨネーズを舐めてるだけだぞ」
ねっとりと舐め上げられる舌に否応なく昂ぶっていく体とは裏腹に、弟の心は恐怖に支配されていた。
兄弟でこんな事になるなんて。
ゲイでも何でもなくて、ついさっきだってバイト先の女の子をどうやって口説こうかなんて考えていたのに。
それにいくらフェチだからって、そうそう近親相姦おまけにゲイの壁を乗り越えられるものなのか。
「っつ、は、ぐっ」
不意に目の前が白く膨れ上がり、下半身の重だるさが消える。兄の口淫で達してしまったらしい事実に、より脳内が混乱する。
「ああ、やっぱりこうやって誰かと分かち合うのも良いな」
「弟でもか」
「まあ最初はどうかと思ったがな。大丈夫だ。マヨネーズ無しの女とのセックスの百倍は良いぞ」
そう言いながら、兄は恍惚とした表情でディスペンサーに詰め替えたマヨネーズを取り出した。
口が細く、お好み焼きやたこ焼きの上に線状の模様を描き出すものだ。
「冷たいかも知れんが、まあ大丈夫だろう」
何が、と聞く前に弟はマヨネーズまみれのマットレスにうつ伏せにされた。
顔にまとわり付く乳状のそれに気をとられている隙に、ありえないところを兄の手で広げられていた。
「は?あ、あああああ」
恐らくディスペンサーの先を尻の穴に突っ込まれている。
そしてその中身を、体の内部に注ぎ込まれているらしい。
異様な、下痢のような感触に弟はのたうち、ぼろぼろと涙をこぼした。
先程兄が忠告したとおり尻に注がれた物はひんやりとしており、未知の感触と不安を与える。
腰をわななかせ泣きじゃくる弟の反応もそ知らぬ風で、兄は容赦なく自らの快楽を追う行動に出る。
白い液体を詰め込まれた弟の穴に指をねじ込み、狭い肉洞を拓くように動かした。
「き、持ち悪っ、っぐ、ふうっ」
「でも痛くないだろう。ぬるぬるだからなあ」
立ち込める汗とマヨネーズの匂い。指先に伝わる油分たっぷりの肉が蠢く感触に、白く重たい液体に塗れたお互いの体。
何もかもが兄の性感を煽り立てる。そこにはもはや兄弟や性別を超えた世界があった。
925 :
マヨ 3/6:2010/03/24(水) 03:12:31 ID:OICGpaOL0
「じゃ、俺もそろそろ」
久しぶりに他人と分かち合い、満たされたフェチ心に兄はこれでもかというほどに煽られ、その性器は満たされる為の刺激を待ちわびてそそり立っていた。
弟の尻穴からぬらぬらと光る指を抜き去り、自らの性器を宛がう。
何度か液体に滑りながらも、あっけなく挿入は果たされた。
「う、っく、っ」
痛みはない。只すさまじいまでの圧迫感で、口から内臓が全部出てしまいそうなくらいだった。
もちろん弟のペニスはとうに萎えてしまっている。
「キツいな。少し緩めろ」
容赦なく奥までねじ込んだ兄は、中を軽く掻き混ぜ無茶を言う。
しかし弟は、あまりの状況に泣きながら只、荒く呼吸を繰り返すことしか出来ない。
兄としては今すぐにでもぐちゃぐちゃにかき回し逐情したいのだが、あまりの締め付けにそれは得策ではないと悟り、取りあえず弟を宥める事にした。
うつ伏せる弟を肩から強引に振り向かせ、マヨネーズ塗れの顔に口付けていく。
額から頬にかけてを舐めとるように舌でなぞり、鼻や唇を軽く食む。
その優しげな感触に弟は目を細め、止め処ない涙も少しずつひいていく。
あえて唇は避け、落ち着かせるために首筋から肩を舐め上げていく。
無理に振り向いていた姿勢をゆっくりと元に戻してやり、顔の横に投げ出してある手のひらを包み込むように握り締めてやる。
「はあ、んっ」
「少し緩んできたな。どうだ」
呼吸も落ち着き、ショックや吐き気にもどうにか慣れてくると、弟は繋がれたままの後孔を異様に意識してしまう。
身じろぐたびに、兄の熱い肉を食む様に蠕動する腸壁が、腰に重くわだかまる違和感を生む。
いやこれは違和感ではない。うつぶせている腰、というか太股に芯を持った己の性器が触れ、思わず弟は腰をマットレスから浮かせてしまう。
実の兄からマヨネーズ塗れにされ、尻に一物を突っ込まれて発情している己の体が信じられなかった。
図らずも兄に腰を摺り寄せた形になり、又結合が深まった場所が熱を増す。
「なんだ、さっきまで泣き喚いてた癖に腰振ってんのか」
「違っ!…ひっ、やめろ…」
弟の耳元にからかう様な呟きを落とし、兄は組み敷いた腰を掴み持ち上げる。
そして軽く掻き混ぜるように中を数回抉った。そのたびに弟の腰は揺れ、兄の体に押し付けるような動きを見せる。
926 :
マヨ 4/6:2010/03/24(水) 03:13:14 ID:OICGpaOL0
「あ、あはぁっ、ん。ひっ、あうっ」
「ほら、振ってるだろう。それに随分気持ちよさそうじゃないか」
「ふあっ、やめ、やだ、いっ」
兄は緩く立ち上がった弟の性器を無造作にしごき上げた。
マヨネーズに塗れて既に射精したかのような性器が、どくどくと脈を打つ。
久しぶりに与えられた明確な快感に、弟は髪を振り乱し、無意識に自らの手を股間に伸ばした。
ビニールシートからマヨネーズを掬い弟の陰茎になすりつけている兄の手は無視し、半分ほど包皮の剥けた先端を捏ねる。
「何やってんだ…ま、いいか。そのまま気持ちよくなってろ」
右の頬をマットレスに着け、あらぬ方を見ながら自慰にふけっている弟の顔をべろりとひと舐めする。
涙と汗の混ざったマヨネーズの味が舌に広がり、兄の性感をなお煽った。
「ぁ…ンぅっ、あに、ひィ…あ」
括約筋の緩みきった弟の孔を、抜け落ちそうなほど引いてから最奥まで犯す奔放な動きで犯し、兄は自らも快楽を追いかける。
「も、あ、あぁぁぁ」
ざぁ、と血が引くような感覚と共に弟は体から力が抜けるのを感じた。
張り詰めていた性器から勢いよく射精したはずなのだが、嗅覚も触覚もマヨネーズで麻痺していて、よく分からない。
しかも、出したら快楽が終りではなく、後孔にねじ込まれ続ける熱に意識が引きずられている。
明確な快楽ではない、しかし体の熱を強制的に上げられる行為に、次第に弟は従順になっていく。
無意識に腰を振るその様子に、兄は満足げな笑みを浮かべ、膨れ上がった己の熱を思い切りねじ込んだ。
「あ!はぁ、あ、っつう」
「ん、あー。ワリ。中に出した、わ」
その兄の言葉のとおり、腹の奥のほうで、熱い液体がぐちゃぐちゃと水音を立てるのがリアルに感じられる。
孔の入り口付近にわだかまるマヨネーズとは違う熱さと感触に、背筋ゾワリとした感覚が走り、弟は思わず挿れられたままの兄の性器を締め付けた。
「なんだ、まだすんのか。お前って淫乱だったんだなあ」
「ちげーよ!…んっ、動かすな!さっさと出てけ変態マヨネーズ野郎!」
ずるりと抜け出していく感触に、中途半端に上げられた熱を持て余す体が震える。
「よ、っと」
ぬちゃ、とリアルな音が響き、兄が弟の上から体を起こす。弟は未だ震えを残す体を丸め、兄の視界から消えようとした。
927 :
マヨ 5/6:2010/03/24(水) 04:21:58 ID:OICGpaOL0
しかしそれはかなわず、がっしりと体を掴まれ仰向けに体勢を変えられてしまった。
「な、んだよ!」
「まだするんだろう?さっきはそこまでマヨネーズを堪能できなかったからな」
「しなっ、ああああ、っ」
抵抗する暇もなく、蛙のように足を開かされ、あっけなく挿入されてしまう。
正常位になると、今度は弟からも兄の様子がよく見える。
にたりと笑う兄の後ろには元から用意してあったらしいマヨネーズのボトルにディスペンサ、
さらには注射器や何に使うのか分からない刷毛やヘラのような物が鎮座していた。
「いやあ、お前が受け入れてくれてうれしいよ。下手に遠慮しなくて済むし、時間も制限されないしな」
厭らしく腰を使いながら、兄の片手にはうす赤いボトルが握られていた。
「いっ、受け入れてねえっ、ぅん。あ!」
「そんなヒンヒン言ってちゃ説得力も糞もないぞ」
うす赤いものの正体は、香辛料の混ぜられたマヨネーズだったらしい。
胸に塗りつけられるとちりちりした刺激が弟を襲った。
「痒い、ってぇ」
「次は胸の開発なー」
「なーじゃねー!」
しかし抵抗しようにも、体に力は入らず下半身は犯されたままだ。
逃げようにも逃げられず、そのまま夜が明けても弟は兄からのマヨネーズ責めを喰らったのであった。
928 :
マヨ 6/6:2010/03/24(水) 04:25:18 ID:OICGpaOL0
「あれ、お前マヨネーズ嫌いだっけ」
先ほどスーパーで購入したマヨネーズを凝視していると、
ホットプレートのお好み焼きにソースを塗っている友人が怪訝そうに声をかけてくる。
「や、そういうわけじゃねえんだけど」
じゃ、かけるぞ、くれ。と言い、友人はお好み焼きの上に白くもったりした調味料をかけていく。
熱されたお好み焼きとソースが白く汚されていき、独特のにおいがつんと弟の鼻を突いた。
弟は無意識にはあ、と息を吐き、妙なスイッチが入らないよう、お好み焼きから目をそらす。
あの日、マヨネーズに対しての欲求不満を爆発させたらしい兄は、あの後朝が来ても行為を止めようとせず
思う存分、マヨネーズ代幾らだよというほどに、そのボトルを開け続けた。
その常軌を逸しつつもひどく幸福そうな様子に、弟はなんとなく絆されてしまった。
マヨネーズプレイの風俗とかそうそう無いし、動画とか写真も選べる量じゃないだろうしな、
などと意識を飛ばすほど犯されながら同情してしまったのだ。
切り分けたお好み焼きを口に運び、咀嚼する。
キャベツたっぷりで、厚焼きなソレは非常に美味しい。
トッピングの青海苔とソース、それにマヨネーズが効いていて、口福を感じる。
「旨いなあ」
「なにしみじみ言ってんだよ。確かに美味いけどさ」
目の前の友人はやたらとかみ締める弟に怪訝な視線を寄越し、箸を止める。
その視線に、何でもない、と答え弟も箸を動かし始める。
なあ兄貴。やっぱりマヨネーズは食べ物だよ。俺には兄貴がさっぱりわかんねー。
何この変態兄すごくいい。
マヨプレイでこんなに萌えると思わなかったw
弟がパブロフ並にマヨでスイッチ入るようになるまで
お兄様に調教頑張ってもらいたいw
携帯から初投稿。
インスパイア元はよくバナーで見るヒッキー弟漫画。
春先とはいえ、夜はまだ冷える。厚手のコートを着込んで、いつもの準備をした。
「ほら、行こうか。」
俺は出来るだけ優しく弟に言った。弟はそれに応えてソファーから立ち上がる。
弟の髪は素人の俺が切ったにしては様になっているが、男にしては少し長めだ。
顔を見せたくはないという弟の希望でそうなったのだが、弟の可愛い顔を隠しておくのは
勿体無いと思う半面、時々ではあるけれど、俺にだけ髪の下にある顔を見れることに少し
だけ優越感を感じていた。
「今日はどうする?車がいいか?」
弟はふるふると頭を振る。
「じゃあ歩こう。」
俺が笑いながら言うと、弟は俯いたまま小さく首を縦に振った。前髪の隙間から、
怯えたようにこちらを見る仕草は少しだけ悲しいけれど、一緒に暮らし始めた頃に比べると
こうやって顔を付き合わせて話せる分、ずっと嬉しい。怖がらせないように、
優しく弟の手を取る。弟も俺の手を弱く握り返してくれた。これまた嬉しくて、つい少し顔がにやけてしまう。
「よし、行こっか。」
玄関に鍵をかけて、弟と手を繋いだまま外に出た。今日は天気がいい。
月がきれいに出ている。風も気持ちがいい。
「歩きで正解だったな。いい天気だ。」
ちらっと弟を見るが、相変わらず下を向いたままだった。
「このままぶらぶらしようか。それとも、行きたいところあるか?」
この質問に弟が答えることは滅多にない。でもこんなにいい夜なんだから、
弟も答えてくれるんじゃないかと思った。
しばらく沈黙が続き、俺達は宛もなく夜の街を歩く。今日も適当に散歩して終わりかもしれない。それもまたいいか。
夜12時。擦れ違う車も人も殆んどいない。それでも他人を怖がる弟のため、
俺は車道の方を歩き、弟を匿うようにしてやった。そうすれば弟はほんのちょっとだけ
でも安心してくれるのだ。
30分も歩いただろうか。昔煙草屋だった角の家まで来た。
懐かしい型の公衆電話もそのままだ。小さな頃に弟と意味もなく
ダイヤルを回したことを覚えている。ノスタルジックな気持ちになりつつ、
そこを通りすぎようとすると、何かに引っ張られるような抵抗にあった。
きょとんとして振り返ると、弟が立ち止まっている。
「どうした?」
すぐには返らない返事を気長に待つ。立ち止まっただけだが、弟が自分から
自分の意思を示したんだ。時間さえかければ、弟はきっと話してくれる。
俺は笑みを絶やさないで弟に向き合った。
「…………えん。」
夜風にかき消されそうなほど小さな声だった。
「……こう、えん……」
「公園、か。いいな。行こう。久し振りだなあ。」
弟の表情は髪の下のままだ。けれど前よりも柔らかい顔になってくれているに
違いない俺は弟と歩みを合わせて、また歩き出した。
俺が弟と再会したのは二年前、俺が大学4年最後の春だ。親戚から父親だった男が死んだという報せが来たのがきっかけだった。
はっきり言えば、俺と両親だった奴らの仲は最低だった。
だから葬式なんて出るつもりはなかった。だけど叔父の一言でそれが変わった。
「お前の弟、ずっと部屋から出て来ないんだ。お前が何とかしてやってくれ。」
弟は。弟は唯一俺が大切に思える肉親だった。数少ない小さな頃の幸せな思い出には、
いつも弟がいた。いつも一緒であちこち遊びに行ったりいたずらをしたり、他愛もないことばかりしていたけれど、
それは俺にとってかけがえのない宝物みたいな思い出だった。
だけど親の離婚後はずっと音信不通で、どれだけ聞いても、
母親も親戚も弟がどこにいるかすら教えてくれなかったのに。
話によると、父親が救急車で運ばれて以来ずっとアパートに籠りきりらしい。
俺はとるものとりあえず弟の元に向かった。
弟と父親だった男の住んでいたアパートは驚くほど古くて汚い所だった。
教えられた番号の部屋を見つけて、恐る恐るノックする。
「聞こえるか、兄ちゃんだよ。ごめんな、遅くなって。ここ開けてくれ。」
俺ははやる気持ちを押さえきれずに何度も話しかけた。
しかし返事はない。日が暮れるまで弟に呼び掛け続けたけれど、結局その日は
何もなかった。けれどどうしようもない胸騒ぎを覚えて、俺は弟に父親の死だけじゃない、
何かとんでもないことが起きたんだと確信したんだ。
それから俺はずっと弟の部屋にかよい続けた。
弟が体を壊さないように飯を持って行ったり、昔弟が好きだった絵が載った本を差し入れたりした。
通いはじめて一週間もすると、次に来たときには玄関先に置いてあった差し入れは
なくるようになった。ただ、弟の姿は相変わらず見えない。
俺はそれでも時間が許す限りずっと部屋の前にいた。
時々弟に話しかけたり、ただ黙ってそこにいたり。
弟に何があったか、どんな状態にあるか何てわからない。
でもだからこそとにかく弟のそばにいてやりたかった。
今まで一緒にいてやれなかった分まで、一緒にいてやりたかった。
そんなことをする内に、いつの間にか大学の卒業式も終わり、一ヶ月が
経とうとしていた。ある日の夕方、いつものように部屋の前で過ごした後、
もう頃合いかと差し入れを置いて帰ろうとした矢先。
ぎいい。
小さな音がしてドアが開いた。
驚いて振り向くと、真っ暗な部屋から異様なモノが現れた。
胸の辺りまで伸びた真っ黒な髪。骨と不自然にひきつった皮だけの指。
ぐしゃぐしゃの色褪せた服。足元にはいつくも散らばる、真っ黒に塗り潰された紙。
幽霊みたいに不気味なソレが、俺の宝物だった弟だと気付くのに随分と時間が
かかってしまった。そんな俺を我に還したのは、弟の小さくも悲痛な叫びだった。
「――ぃちゃん――…す、けて…」
公園にはすぐ着いた。昔と違って真新しい遊具がいくつか並んでいるが、
大体似たようなものが似たような場所にあって面影がある。
近くのベンチの埃を払い、弟と一緒に腰を下ろした。弟の息は少しばかり上がっている。
軽く背中をさすってやれば、弟の少し呼吸が整いやすくなるような気がした。
「頑張ったな。偉い偉い。」
弟の左手の甲を撫でながら言ってやる。本当は頭を撫でてやりたいけれど、
弟は手を頭より高く上げられることが嫌いだから、やってはいけない。
いつかは撫でてやりたいとは思う。でもまだ今はその『いつか』じゃない。
今はじっと待つ時だ。それにその『いつか』をのんびり待つことも、弟となら苦ではないし、
弟をここまで放っておいた俺が焦るだなんで許されない。
「やっぱり懐かしいなあ。ジャングルジム、一緒に登ったっけ。」
まだ小さかった頃、俺達は家にあまりいたくなかった。
その代わり色んなところに遠征しては無邪気に遊んでいた。
この公園はその中でもよく来ていた場所だ。
昔のことを思い出しながら、隣の弟をちらっと見た。息はもう落ち着いたらしく、
唇はきゅっと結ばれている。リンゴみたいだった頬っぺたは、今じゃ面影はない。
微かに見える首の付け根には、変色したケロイドが見えた。堪らず顔が歪んでしまう。
「――を、描いたの。」
突然の声に一瞬息が止まった。その声は紛れもなく弟のものだった。
「いっぱい、絵を描いたの。」
もうすぐ18になる弟の話し方はあまりに幼い。
親戚から聞いた話では、中学にすらまともに通わせて貰えなかったらしく、
親しい友人なんて全くいなかったということだから、
どうしようもないことだ。
「公園には、お兄ちゃんがいるから、だから、いっぱい描いたの。」
はじめ弟が何を言っているか分からなかった。
けれどすぐにそれが何を指しているのか気付いた。
弟を俺の家に連れていった後、あのゴミ溜めみたいなアパートを片付けに行った。
文字通りゴミに埋もれた部屋は虫が這い、壁には赤茶けた染みがいくつかついていた。
床に投げ棄てられられた煙草の吸殻が、弟の体に残る火傷の形とぴったりあうと
いうことがわかったのは、それから随分後だった。あの吐き気がする光景は、
今でもはっきり覚えている。
そんな部屋の一角に、不思議なものがたくさん落ちていた。
ボロボロになった弟を初めて見た時、弟の足元に落ちていた紙だ。
真っ黒に塗り潰されていたと思ったものは、懐かしい風景が描かれた紙だった。
校庭、商店街、原っぱ、駅、港。
昔弟と遊んだ場所が、紙の中にはあった。
「僕、お兄ちゃんと一緒にいた時、とっても幸せだったの。」
弟は言う。
「だから、いっぱい、お兄ちゃんと一緒にいたとこ、描いたの。」
「いっぱい、描いたら、お部屋を、いっぱいに、したら、
また、幸せに、なれると、思ったの。」
吃りながらも、弟は一週間一生懸命俺に話してくれる。
俺はそれを黙って聞く。弟の心に、精一杯耳を傾ける。
「――でも、だめだったの。」
それ以上を弟は語らなかった。でも俺にはそれで十分だった。
「ありがとな、ありがとう。でももう安心だよ。
兄ちゃんはずっと一緒だから。いっぱい幸せになろうな。」
肉が抉られた右の二の腕に触れないように、弟を抱き締めてやる。
少しして、腕の中から弟の嗚咽が聴こえだした。
「ごめんなさい、ごめん、なさい…」
「大丈夫、大丈夫。何にも心配しなくていいんだからさ。」
赤ん坊をあやすように優しく弟宥めてやる。
「兄ちゃんお前と一緒にいられて、本当に幸せだよ。」
心からの言葉は、弟に届いただろうか。俺にはわからない。
さわさわと夜風が吹き抜ける公園には、ただ小さな咽びが響いていた。
>>931 GJ!
これから二人で幸せになれよ(ノД`)
>>931 なんという素敵な兄弟
心がきれいになります
素晴らしい投下をありがとう
おお、何だかんだで500KB近かったんだね
>>941、乙です!
次スレも良い萌えネタ&SSにしようぜ兄弟!
兄「おい、次スレ立ったぞ。起きろ」
弟「うーん…Zzzz」
兄「起きないとちゅーするぞコラー」
弟「Zz…!」
兄「ん、起きたか?」
弟「…起きてない。まだバッチリ夢の中だよ」
兄「嘘つけ」
弟「いいからちゅーしろ、ばか兄貴」
>>921 >>914さんですか?
病弱兄×弟ありがとうございます。
悲劇的なものを妄想してたらこうきたかww
>>923 マヨラー副長の声で再生されたw
保守もしくは埋め
温厚な保父さん兄貴×生傷絶えないケンカ好き弟
ある日、暴力団と繋がりのある悪友とトラブルになり拉致される弟
→兄が救出に向かう→弟を拉致した連中をあっさり倒す兄
→悪友は暴力団員呼び出す→暴力団員は兄を見て「あ、貴方はもしや・・・!」
→歯向かう事無く弟を引き渡す→「夕ご飯はカレーだぞ♪」と弟と仲良く帰宅
みたいなの読みたい。
コテコテお約束展開で全く構わん!(*´Д`*)ハァハァ
私も読みたいです!!
947 :
風と木の名無しさん:2010/04/04(日) 18:46:12 ID:zVHkWXVp0
次スレがdat落ちした件age
兄貴が保守らないからだ
にーちゃんなんてきらいだ
950 :
風と木の名無しさん:2010/04/06(火) 22:27:20 ID:/qzkKivrO
次スレは980くらいで立てればいいかな?
950過ぎると落ちやすいんだっけか
>>950 このニュースみたときショックだった反面、最後まで弟を助けようとした兄が立派すぎて涙(´;ω;`)ウッ
>>950 兄貴のバッキャヤロー……
現実の事件はは辛いな…弟には強く生きていって欲しい
980が次スレで良いと思います
980でもいいけど容量にも気を付けようね
ちなみにただいま490kbオーバー
何この良スレ
スレタイから想像してたのと全然違う…
フットボール好きな飲んだくれ兄の話続きドコー;;
958 :
風と木の名無しさん:2010/04/10(土) 16:38:28 ID:Y6cQApUrO
パソコン規制でダメだった…
だれかよろしく!
>>959 乙です!
投下の仕方で質問させてください
1/32や/5とか、タイトル欄に書いておきたいのですが、
皆さん、SSをどのくらいで区切れるというのを、
どうやって測っているのですか?
テキストエディタで字数計れる奴があったと思うから探してみたら?
ちなみに棚より
>1レスあたりの最大行数は32行、タイトルは全角24文字まで、最大byte数は2048byte、
>レス投下可能最短間隔は30秒ですが、Samba規定値に引っかからないよう、一分くらいがベターかと。
投稿待ってるよ!!しかし1/32とか長いなwwww良いぞもっとやれ
専ブラだと行数・容量どちらも表示してくれてるから、それを目安に。
963 :
960:
>>961、
>>962 ありがとうございます!
棚を見に行く、専ブラの機能をきちんと把握するなど
自分で出来そうなことがあった…orz、というのに
丁寧に教えていただき…
投稿できますよう、頑張ります