モララーのビデオ棚in801板9

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613風と木の名無しさん:2005/09/08(木) 05:57:00 ID:su4AIna8

「やっぱりゼイフォ一ドが心配なのかい?」
 返答は明確に「いいや」だった。心配したってどうしようもないし、こっちが心配して
どうにかなる男でもない。
「じゃあ…もしかして、なんでこんなやつを助けたんだろうって後悔してるの?」
 ア一サ一の問いにフォ一ドは目を丸くした。
「一体何をどうやったらそういう話になるんだ?」
「だってさ、このお茶のこともそうだけど、ぼくのせいで迷惑をかけたわけだし」
 口ごもりながら、だから自分はゼイフォ一ドにサル呼ばわりされるのかとも思ってみた
が、どっちにせよあの男はア一サ一をサル呼ばわりし続けただろう。恐らくゼイフォ一ド
にとってはそもそも、地球人など卜リリアソ以外まったく目に入っていなかったのだ。
「ア一サ一、きみは考えすぎだ。考えても意味のないことばかり考えているぞ」
 フォ一ドが笑って肩を叩いた。
「なんで、なんて考える段階じゃない。ぼくらは結構長い間仲良くしてきただろ。それで
充分じゃないか。きみを助けたのに他の理由なんかない。地球はうんざりするほど退屈で
たまらなかったけど、その中でぼくが15年間我慢してこられたのは、きみがいたからだ」
「だけど、もし地球が壊れる前にきみを拾ってくれる宇宙船が来ていたら、きみはきっと
ぼくを置いて帰ってしまっていたんだろう?」
 否定はしないよ、というのが答えだった。
「だってきみはぼくのことを、大勢いる友達の一人としか見ていなかっただろ? なのに
きみを宇宙へ連れ出すなんてできる訳がない。こういっちゃ悪いけど、地球が壊れてくれ
たおかげで、ぼくは素直になれたんだ」
「素直に……」
 間近な距離で相手の目を見つめ返しながら、ア一サ一はなんとなく前にもこんなことが
あったぞと思った。あれは地球最後の日だ。家の前の泥に横たわって頑張っていた彼を、
フォ一ドは言葉巧みにパブまで連れ出して酒を飲ませた。
614風と木の名無しさん:2005/09/08(木) 05:57:50 ID:su4AIna8

「待ってくれ、なんだろう、変に頭がぐらぐらする。それに、なんていうか――」
「うん?」
「変だな。いや、ぼくにはそういう趣味はないはずなんだけど――」
 ア一サ一は知る由もなかったが、これまたフォ一ドの特殊技能の一つが発動中だった。
ちょっとしたフェロモンのコントロール術なのだが、どうやら地求人にもある程度は通用
するらしい。
「ええと、フォ一ド? なんだかぼくらの距離、ちょっと近すぎやしないか?」
 ア一サ一は目を逸らそうとしたが、フォ一ドに手をつかまれてまた彼を見つめた。
「気にするなよ」
「だけど……」
 またア一サ一は口ごもる。いったいベテノレギウス人にもゲイがいるんだろうか?
「そんな観念捨てちまえ」
 他人の考えを読んだかのようにフォ一ドがいい、ぐっとア一サ一の背中を抱いた。
フェロモンの誘惑に抵抗するのも無理なようだ。
 ア一サ一は目を閉じて、生まれて初めてする異星人とのキスを受け入れた。
 紅茶の味だ、と当たり前のことを思い、だけど気持ちいいな、とも思った。
 キスを終えたフォ一ドは真剣な表情でア一サ一に告げる。
「ずっときみが好きだった」
「そういうことはキスの前に言ってくれよ」
 ア一サ一は相手の赤毛を軽く引っ張り、今度は自分からキスしにいった。
 もしかして自分も、地球から離れたことで素直になれたのかもしれないと思いながら。
615風と木の名無しさん:2005/09/08(木) 05:58:47 ID:su4AIna8
 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ イミフメスマソ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
616風と木の名無しさん:2005/09/08(木) 12:24:34 ID:+o7WGLlK
おお!私の愛するイギリス人が!
レストランもクリケットも大好物だったよ!懐かしい…
姐さんGJ!
617風と木の名無しさん:2005/09/08(木) 21:01:26 ID:MPZGn/CO
うわー、大好きだったよ銀河ヒシチハTクガTド!懐かしい!
……と思ったら、復刊してたのか!しかも映画化してたのか!今月公開なのか!!!

ごめん、取り乱した。落ち着いたら、また姐さんの作品読み直させて頂く。
読んだ当時の高揚した気分の正体は、萌えだったのだと気付きました。
激しくGJ! ありがとう!
618風と木の名無しさん:2005/09/09(金) 00:34:17 ID:0J5/XlcK
>>611
ちょうど新訳版も読み終わったところです
萌え萌えですよ GJ!!

あさって、早速映画を見に行ってくるよ
映画版でも萌えがあるといいなぁ

クリケットも、もう入手不可能だし
この機会に5冊全部新訳される事を願ってやまない
619風と木の名無しさん:2005/09/09(金) 17:53:43 ID:PHW46jjp
                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄
                    | 2005超英雄時間(要英訳)前半、マジカノレでブラザーな船体だって
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  赤黄でほんのり。その2話目。
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ゼンカイ投下ハ3カゲツモマエダトサ。
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) 
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| 
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
6202005赤黄でほんのり2 1/6:2005/09/09(金) 17:55:00 ID:PHW46jjp
淫ヘルシアとの戦闘中にしこたま濡れた俺たちのために、小兄は飲み薬を作ってくれた。
当然自分の体も同じくらい濡れてるのに、拭く時間も惜しんで…。
そのせいで、元から引いてたっぽい小兄の風邪は悪化。
自分の作った薬を飲めばいいのに、「マズい」とか言って自分じゃ飲もうとしないでやがんの!
だから、口移しで無理矢理飲ませちゃった。
でも――
あとから兄ちゃんに聞いたんだけど。
あの薬、風邪のひきはじめに飲まないとあまり効かないらしい。
だからだろうな。朝ごはんのときも昼ごはんも、小兄は起きてこなかった…。


「おぁよー……」
午後のおやつの頃になって、小兄がのっそりと魔方部屋に入ってきた。
「もう平気?」
ホーカ姉ちゃんが声をかける。
「あーまだちょっとねつっぽい」
小兄はやっぱりのっそりとそう答えて、壁を埋めつくしてる魔方書を眼で追う。
何か探してるの?
「でも予想より早く調子が戻ってきてるかな。なんか、知らねぇ間にあの薬飲んだみてぇだし」
…いや、小兄が自発的に飲んだわけじゃないから。
俺が飲ませたんだから。
口うつ…し…
「でっ!?」
椅子からひっくり返った。
「ぁにやってんだよ馬鹿」
「なんでもない!!」
小兄のいつのも言葉にいつもどおり返事した…つもり。
そそくさと座り直す。
6212005赤黄でほんのり2 2/6:2005/09/09(金) 17:56:23 ID:PHW46jjp
そうだよ!
俺、口移しで飲ませたんじゃん!
それって、キスしたってことじゃん!
俺、ファーストキスだったのにー!!
うわぁぁぁぁぁ。
俺が一人グルグルしてる間に、小兄は目的の本を見つけたみたい。
俺の隣に座ってページをめくりだした。
「ぅぁ」
思わず小さな呻き声が出た。
近い! 近いよ小兄!
「…だからなんなんだお前」
「ごめん。なんでもない…」
小兄はそれ以上追及してこないで、本へと意識を戻した。
でもすぐに閉じちゃった。
「まだだめだー」
「どうしたの?」
小姉が聞いてくる。
「魔方で風邪薬作ろうと思ったんだけどさ、まだそこまでの集中力が戻ってねぇや」
「そっか…」
「諦めて、素直に救急箱の薬飲んどく」
そう言って立ち上がる。
「何か食べてからじゃないと駄目だよ」
「食欲ねぇ」
「だーめ。おかゆ作ってあげるから」
「…ん」
今の小姉、母さんに似てるなぁ。
そんなことを考えながら、暖炉をすり抜ける二人を見送った。
6222005赤黄でほんのり2 3/6:2005/09/09(金) 17:57:40 ID:PHW46jjp
「はぁ…」
がっくりと肩を落とす。…つかれた。
「なんだなんだぁ? まさかシバサの風邪がうつったんじゃないだろうな?」
マキト兄ちゃんがガシッと肩を組んできた。
「違うよ。ちょっと…気になることができただけ」
「なになにー? カイちゃんが物事にこだわるなんて、珍しいじゃなーい」
いくらなんでも、その言い方はひどいよ姉ちゃん…。
「ねぇホーカ姉ちゃん」
でも、この手の質問にはうってつけの人材なんだよね…。
「なにー?」
「姉ちゃんのファーストキス、って、だれと?」
「!?」
俺の肩を抱いたままだった兄ちゃんが固まった。
パッと手を離し、三歩ほど後ずさる。
いいじゃんかー。俺だってもう高校生なんだし。
「そうかそうか。カイちゃんももうそんなお年頃かー」
そうそう。そんなお年頃。
でも…、相手は男で、しかも…。
うわぁぁぁぁぁ。
「お姉ちゃんのファーストキスの相手はねー」
俺の気持ちを知るはずのない姉ちゃんは、お祈りするみたいに組んだ両手をくねくねさせながら、円卓の周りを回ってる。
「相手は?」
なんか、やけに楽しそうだね。
6232005赤黄でほんのり2 4/6:2005/09/09(金) 17:59:08 ID:PHW46jjp
「相手は…お兄ちゃん!!」
そう叫んで、びしっとマキト兄ちゃんを指差した。
「ええぇぇっ!?」
「あーっはっはっは!」
兄ちゃんは胸を張って笑っている。
「マ/ジ!?」
「マ/ジ」
「なんで?」
どーして!?
「お母さんに聞いたんだけどね、あたしが生まれて病院からお母さんと一緒にこの家に帰ってきた日に、ぶちゅーっとやられたって」
多分、俺今口が開きっぱなし。
ぶちゅーって…。
「当然だろう!可愛い妹がやって来たんだ。ありったけの愛情をこめてその証を示さんとな!」
「…」
…まぁ、この兄ちゃんならやりかねないか。
「勿論あたしだけじゃないわよん」
「え?」
「ウララちゃんもシバサちゃんも同じ被害にあってるんだから」
「被害とはなんだ被害とはぁ!」
「生まれたばっかの赤ちゃんにアレはやりすぎでしょうー!」
「そうか…?」
「思い出した!シバサちゃんなんか大泣きして大変だったんだからー」
なんか、兄妹げんかみたいになってきた。
「まぁね」
姉ちゃんが俺に笑いかける。
「厳密に言えばそれがファーストキスなんだけど、好きな人と初めてするキスを『ファーストキス』って呼んで構わないと思うな」
「…わかった」
…半分、うそ。
6242005赤黄でほんのり2 5/6:2005/09/09(金) 18:01:07 ID:PHW46jjp
スッキリしたのは半分だけ。
残る半分は、なんか釈然としない。
「じゃあ、俺のファーストキスも兄ちゃんなんだ…」
釈然としないのは、これがショックだからだと思う。
思う…ことにする。
「違うよ」
姉ちゃんが、また俺に笑いかけた。
え?兄ちゃんじゃないの?
「じゃあ、誰?」
「シバサちゃん」
「うそ!?」
嘘だ!
「ホント。でもあれよ。やっぱり赤ちゃんのときよ」
「うん…」
そりゃそうだろう。
俺、あんまり小兄に触った記憶ないもん。
当然、小兄のほうから触られた覚えもない。
いつもすぐ隣にいたから。触る必要なんてなかった。
「あれなー、兄ちゃん一生の不覚だ」
マキト兄ちゃんが腕組みして、難しい顔になる。
「なに? どういうことよ」
「カイちゃんの顔を見るなり『おとうとだー!!』って叫んでキスの嵐」
「…」
信じらんない。あの小兄が…。
「シバサちゃんったらしばらくカイちゃんにべったりで、あたしたちみんな近寄らせて貰えなかったもんね」
「なぁ」
二人で顔を見合わせて笑いあう。
「そうなんだ…」
6252005赤黄でほんのり2 6/6:2005/09/09(金) 18:02:18 ID:PHW46jjp
なんだ、そうなのか。
俺のファーストキスは小兄なのか。
しかも赤ちゃんのときなのか。
「なら、しょうがないよな」
んー…。
しょうがない、っていうのは違うな。
なんだろな、この感じ。
「へへっ」
笑いがこみ上げてきた。
へんなの。
びっくりはしたし、どうしようとも思ったけど。
相手が小兄なこと、嫌じゃないんだよね…。
「へんなのー」
思い出話を始めた兄ちゃんと姉ちゃんに聞こえないくらい小さな声で呟いて、小兄が置いていった魔方書を枕にして円卓に突っ伏した。
626風と木の名無しさん:2005/09/09(金) 18:02:52 ID:PHW46jjp
 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ おそまつ。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) 相変わらずユルユルですまん。
 | |                | |       ◇⊂    ) __ シカモテンテートウジョウマエダシ
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
627606:2005/09/09(金) 20:05:18 ID:n83+SO+5
>607
d!見つかりました!
勝手に洋画だと思いこんでましたよ…
そりゃみつからんわなorz
628風と木の名無しさん:2005/09/09(金) 23:30:12 ID:lmo5zcUF
>>619-626
GJ!
赤カワイイよ赤・・・
629風と木の名無しさん:2005/09/10(土) 01:52:00 ID:oD6cRtKp
>>619-626
ホンマごちそうさまです!
赤か可愛くて・・・。
ちっこいシバサちんもかなり大好きです!
630地下室にて2:2005/09/10(土) 02:13:51 ID:6qpJvesz
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ウマクウマルトイイナ。

60年代飴デュオナマモノ (シ゛ェリー×卜厶)
>>377-385の続きです。
 少年2人が地下室で舐めあっているだけの話です。また無駄に長いので
埋め草として投下させてください。
631地下室にて2 1:2005/09/10(土) 02:17:07 ID:6qpJvesz
 シ゛ェリーが卜厶の下着を下ろす。地下室のひんやりした空気に触れて、
彼の腰が一瞬震える。
 思春期にやっと足を踏み入れたばかりの、まだ成長途中の性器。ユダヤ系
アメリカ人として生まれた2人は生後まもなく割礼を受けているので、その
先端に包皮は存在しない。 自分以外の“性器”を見るのは男女問わず初めてで、
その非日常感にシ゛ェリーはかすかなめまいを感じる。心配そうにこちらを
見つめている卜厶に笑いかけて、手を添えて一度こする。彼が身を反らせる。
 床に腹ばいになり、そのまま顔を近づけていく。昨夜自分の指で想像した
ように、尖らせた舌を沿わせ、先端に到着すると唇で含む。その瞬間卜厶の
口が開き、予想しなかった音を漏らす。胸の奥から直接押し出されたような、
低い呻き声。以前彼がそんな声を立てたのは、通学路で不良たち(2人より年上
だが、学年は下)に絡まれて逃げ損ね、みぞおちを殴られたとき。ぎょっとして
卜厶を見る。彼は口を閉じず、続けて声は抑え気味だが引き摺るような喘ぎ声
を漏らしている。今回のその声は苦痛からではなく快楽から発生したものなの
だ。そのことを知ると、シ゛ェリーは興奮が抑えきれない。
632地下室にて2 2:2005/09/10(土) 02:19:58 ID:6qpJvesz
 口での愛撫を続けつつ、自分のズボンのボタンを外していき、性器を扱き
たてようとする。
 シ゛ェリーは右耳に強くはないが鋭い痛みを感じて顔を上げる。卜厶が耳を
引っ張ったのだ。彼は微笑みながら顔を左右に振っている。その目はギラギラ
した状態と、焦点の合わない状態を行き来して、自分の足の間に身を屈める
友人を見つめている。
「…すぐに…同じようにしてやる…から、今は我慢しろよ。」下に伸ばした腕を
掴まれ、引き上げられる。
「…なぁ…、どんな感じだ?」
「ほら…」掴まれた手が引寄せられ、舌が手のひらから指にかけてゆっくりと
辿る。つい先ほどお互いに口に含んだ時とは違う、いやらしい舐め方。
シ゛ェリーが性器を舐めた状態が、そっくりそのまま再現されている。中指の
先端まで舌が到達すると、唇が包み込む。口の中で舌先が指の腹をこする。
633地下室にて2 3:2005/09/10(土) 02:21:43 ID:6qpJvesz
 自分の行為に興奮したのか、口の中の性器がひくつく。卜厶がさらに口の中
の指を吸い上げる。
 口の中に含んだ彼の性器、そして彼に舐められている自分の指、その刺激だ
けでシ゛ェリーはたまらなくなる。腰を浮かせる。床に触れたらそれだけで
達してしまいそうだ。
「我慢できないなら、今すぐ交代しようか?」頭上から卜厶の声が降ってくる。
口を離して見上げると、その状態を見た卜厶がまた微笑んでいる。
 その表情はほんの少しシ゛ェリーの癇に障る。口に含みなおし、舌を絡め、
吸い立てる。自由な片手を彼の性器に添えて扱く。
 彼の余裕が消え去る。切れ切れの声があがる。
「…離れて…。出そう…。」
シ゛ェリーはますます力を込めて吸う。上半身は服を着たままなのだ、口を
離したら服が汚れる。耳には卜厶のかすかな悲鳴のような喘ぎ声。口の中で
彼の性器が震えて射精するのを感じる。
 ぐったりとクッションに身を凭せかけた卜厶の真正面に顔を突き出し、口を
開いて舌を汚すものを見せる。彼の顔が一気に朱に染まる。
634地下室にて2 4:2005/09/10(土) 02:23:23 ID:6qpJvesz
目の前でゆっくり
と飲み込んでやる。まずいが、どうせ害はない。自慰行為を始めた時、身体から
出るもの―精液―の成分についてはこっそり図書館で調べ済みだ。卜厶も
同じことをしているに決まっている。階上に耳を澄ませる。まだ大丈夫なようだ。
 卜厶のシャツの胸ポケットからリコリスを取り出して噛む。その強烈な味が
口の中の青臭さを消してくれる。
「気持ちよかった?」ぼーっとしている卜厶の視線を捕らえて問いかける。
彼の目が伏せられる。
「交代してくれる?」と続ける。
「ああ、もちろん。」下着とジーンズを直した彼がクッションからだるそうに
身体を持ち上げ、シ゛ェリーと入れ替わろうとする。シ゛ェリーがその肩を
押さえる。
635地下室にて2 5:2005/09/10(土) 02:24:58 ID:6qpJvesz
「いいよ。そのまま寄りかかっていて。でも少し後ろに下がって背中を壁に
 つけてくれる? 今度は君に物音に気をつけていて欲しいんだ。」

 結局クッションはどけられ、卜厶は床に座って、剥きだしの壁にぴったりと
背中を当てる。シャツ越しに壁の冷気が汗ばんだ肌に伝わって心地いい。
「ちょっとそのままでいて。」
シ゛ェリーはシャツをズボンの上に引っ張り出して被せ、一度地下室から出る。
勃起してしまっているので歩きづらいが、一度玄関まで行き、ドアを開閉して、
そっと地下室に戻る。扉を軽くノックしてから開け、階段を下りる。
 卜厶がこちらを見上げている。
「足音聞き取れた?」「大丈夫。聞こえるし、背中にも伝わる。」 彼の真正面に身を屈めて額と鼻先を触れ合わせる。目を覗き込む。
「気をつけて。君が音を聞き損なったら、僕たちはおしまいだ。」
 2人とも本当はわかっている。卜厶の母親は多分まだしばらくは帰宅しない
だろう。それでも、経験のない彼らにでも、発見されるかもというスリルを
スパイスに行う行為がどれほど甘美なものかは想像できる。
「僕の耳がいいのは知っているだろう?」
 鼻を触れ合わせたまま話を続ける。
636地下室にて2 6:2005/09/10(土) 02:27:17 ID:6qpJvesz
「口を使わせてくれる?」
「さっきそう言ったろ…急いで。」

 ズボンと下着を下ろす。それでは脚を開きづらいことに気づき、結局どちら
も脱ぎ捨ててしまう。卜厶が物音に気づくのが遅れたら致命的なことになるだ
ろう。そう考えるとシ゛ェリーの興奮はいや増す。
637地下室にて2 7:2005/09/10(土) 02:29:33 ID:6qpJvesz
「口を開いて。」頭を壁につけたまま、卜厶が口を開く。その目は閉じられて
いる。
結局こうだ。彼は実際に行動する段階になると物怖じする。
「目も開けて。」気まずそうに彼がそっと目を開く。シ゛ェリーの性器が視界に
入った瞬間視線をそらす。それでもかまわない。開いたままの唇にそっと押し
込んでいく。温かい粘膜の感触にうっとりして息を漏らす。腰を押し付けると、
卜厶の後頭部が壁に当たって軽い音が響く。彼がびくっとする。自分の立てた
音だと気づいた卜厶が安堵の溜息をつく。吐息と共に舌が裏側に触れる。舌は
そのままそこにとどまって這い回る。
 彼の鼻が自分の下腹部に埋まるほど身体を押し付ける。彼をペニスで壁に釘
付けにしているような気分だ。息が苦しくなってきたのか、舌の動きが激しく
なる。すぐ達してしまいそうなのをこらえて一度身を離す。
「苦しい?」顎を持ち上げる。卜厶が頷く。
「でも気持ちいいんだろ?」ソックス履きの足の甲でジーンズの股間をなぞる。
布越しに、性器が再び立ち上がっているのが感じられる。
「ぁあっ…」
背中が壁から離れ、首が反りかえる。肩をそっと押して壁に戻す。手首を掴み、
彼自身のそこに手を導く。
638地下室にて2 8:2005/09/10(土) 02:31:06 ID:6qpJvesz
彼が前立てのボタンを外そうとするのを見て、
耳をぎゅっと引張ってやる。
「君の番はもう済んだろ? 服の上からなら触っていてもいいよ。
 でもいっちゃったら汚れるね。」

「もう一度咥えて。音に注意して。」
 頭をつかんで壁に押し当てて、口に含ませる。しばらくじっとして、彼が
背中と耳に集中するのを待つ。それからゆっくりと腰を動かす。
 卜厶は優秀な生徒だが、一度に複数のことをこなすのは苦手だ。だから彼ら
はギター.デュオになれないのだ。彼は歌いながら楽器を扱うことができない
から。彼は今、自分の頭部が壁と当たって立てる音と、階上で聞こえるかも
しれない音を区別するため、耳と背中に意識を集中させている。口の粘膜を
刺激する友人のペニス、ジーンズの硬い布越しに伝わる自分の手の感触。
639地下室にて2 9:2005/09/10(土) 02:32:44 ID:6qpJvesz
どちらも決定的ではなく、もどかしい快感。その情報は意識を素通りし、
彼の表情を淫蕩なものに変えている。意識の支配を受けないその舌が、口の
中ですばやく動き回る。
 その顔を見おろし、くぐもった呻き声を耳にしながらシ゛ェリーは達する。
その瞬間、卜厶は我に返る。口中に広がる異質な味、におい。顔をしかめ、
吐き出しそうになるが、さっき自分も同じことを相手にしたのだと思い、
我慢して飲み込む。髪にシ゛ェリーの手が差し込まれ、頭を撫でる。
苦労して整えたクルーカットが乱れ、あちこちで髪の房が立ち上がる。
 シ゛ェリーは卜厶の口から性器を抜き、手で握って残ったものを搾り取り
ながら彼の頬に擦りつける。顔に半透明の筋が残る。

「ありがとう。すごく気持ちよかった。」膝立ちになって礼を言い、衣服を身に
着ける。彼は壁にもたれたままだ。彼の胸のポケットからリコリスをもう1つ
取り出し、彼の口に入れる。彼がそれを噛み始める。
「顔洗ってくる。」卜厶が立ち上がろうとするが、緊張していた背中が強ばって
しまったらしくなかなかうまくいかない。シ゛ェリーが手を貸してやる。
640地下室にて2 10:2005/09/10(土) 02:34:38 ID:6qpJvesz
ジーンズの下でいくことはなかったらしく、まだ布地が張りつめている。
立ち上がっても腰を少し屈め気味の彼をもう一度壁に押し付け、背筋を
伸ばさせる。布に擦られ、締め付けられる刺激に彼の顔が歪む。そこに手を
やり、一度強く扱くようにこする。卜厶は泣きそうな顔になる。
「バスルームまで保つといいね。」 シ゛ェリーはそう言って卜厶を見上げて
微笑みかける。

 危うげな足取りで地下室を出て行く彼を見送って、シ゛ェリーはギターを
手に取る。さっきまでの遊びで多少疲れた指をほぐし、コードを押さえていく。
1、2度通して曲を弾いた頃、扉が再び開いて友人が戻ってくる。
> タオルでごしごしこすったのか皮膚は赤くなり、髪も濡れてしまったのか、
セットはすっかり乱れて、後の彼を特徴づけるタンポポの綿毛のような癖毛に
戻っている。それでも彼は「歌い手」の顔に戻っている。
 2人は練習に戻る。何事もなかったような顔で。完璧なハーモニーを求めて。
641地下室にて2:2005/09/10(土) 02:36:50 ID:6qpJvesz
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )長々とお目汚し失礼しました。


次スレ誘導
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642風と木の名無しさん:2005/09/10(土) 04:32:57 ID:lSNsXVvN
>641
ウハッ投下ありがd
トッ厶ーとシ゛ェリ♪ 待ってますた。
前回は投下ラッシュで書き損ねちゃったけど、
とにかくエロ!すんごくエロ!
口に指入れてるだけなのに…

大人編の別エピもお待ちしております。
643風と木の名無しさん:2005/09/10(土) 04:45:09 ID:FmXRhICo

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  萌えスレからモナ‥‥。
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  こっちに投下する理由は↓だって
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧  ジサク ジエン カヨ!
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚#)
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |

ttp://users.skynet.be/tinformatica/waha.wmv
この試合が終了した後の2人」です。
↑のURLでは見られない場合は
ttp://pya.cc/pyaimg/spimg.php?imgid=17288
↑こちらをご覧ください。
お題を投下した本人なのですが、
その本人が萌え語りするのはスレ住人には申し訳ないので、
こちらを埋め立てするついでにコソーリ投下します。
644廾ッ力ーぽろりで801/1:2005/09/10(土) 04:47:32 ID:FmXRhICo
少なくとも自分は、相手の行動を阻止しようとして、
相手よりも早く前に出てボールを捕らえようとして、
相手のユニフォームの上着を掴んで引き止めたつもりだった。
それなのに。
掴んでいたのは、相手のユニフォームのパンツの方で。
しかも相手の動きと自分の動きとが変に作用してしまったらしい、
相手の動きが少し躊躇したように感じたなと思ったら、だ。
パンツの隙間からこぼれ出たあの太くて、長いもの。
まずい、見てはいけない。
相手のことを慮ってそう思ったものの、思わずそれに視線が釘付けになる。

見慣れているもののはずだったのに、なぜか胸の鼓動が高鳴った。
いや今は試合中だ、それよりボールを…と慌てて足を速めて追おうとしたが、
しまいかけた相手のものにもう一度横目で視線を送ってしまった。

その日のそれ以降の自分のプレーは散々なものだった。
いけないと解っていながらあのプレーヤーのことが気になってついそっちを見てしまい、
パスを回されて声を掛けられても気づくのが一瞬遅れたり、
チャンスとばかりにシュートを決めようとすれば
見てしまったあれが脳裏にちらついて、
蹴り上げるボールの威力がなくなったり。
気がついているのかいないのか、
向こうも自分をちらちら見ては互いに慌てて視線を逸らして。
645廾ッ力ーぽろりで801/2:2005/09/10(土) 04:49:26 ID:FmXRhICo
なんとかチームとしては試合に勝ったものの、
自分の気分は落ち着かないまま、いくらか俯きがちに試合終了後の握手をする。
1人、また1人と握手をしていき、いよいよあの選手との握手のとき。
「☆×※■#+▽◎」
声を掛けられた。すごい早口だったから何を言っているのか聞き取れなくて
はっとなって相手の顔を見る。
一瞬だけ片目をつぶって、にこやかな笑顔で笑いかけられて、
握られた手から伝わる力強さには
「互いのプレーをねぎらう」以外のものが含まれている気がした。

「移籍したいんです」
オーナーと監督にそう伝えたのはそれからいくらも時間が経ってなかった。
あの時聞き取れなかった言葉が気になって
謝罪する機会を失った自分はあの選手の連絡先を調べられないかと画策したが、
どうも向こうのクラブは敵対するクラブのメンバーには
電話番号を含めてプライベート関係のことは一切コメントしない方針らしく、
直接会って聞き出すしか方法がなかった。
しかし試合や練習などスケジュールは常に過密状態、
そのためだけに時間を割くわけにはいかず、苦肉の策として考えた結果がこれだった。
チーム内で最も得点に繋がるプレーをしている(らしい)自分が
移籍することに対してオーナーと監督は何度も残留するように説得してきたが、
自分の気持ちは変わることがなかった。
まず会ってあのときのことを謝りたい。
あのとき何と言っていたのかを聞き出したい。
ただそれだけを思って、間に代理人を立て、正式な手続きを取り、
念願かなってあの選手がいるクラブに移籍したのだが。
646廾ッ力ーぽろりで801/3:2005/09/10(土) 04:50:47 ID:FmXRhICo
同じチームにいるというのに、しばらくの間は2人きりになれる機会は全くなかった。
以前のクラブよりもチームメンバーと顔を合わせる機会はかなり多く、
試合や練習が終わって寮に戻ってからもやれ飲みに行こうだの、
一緒にDVD見ようだの対戦ゲームで遊ぼうだの、
監督に内緒で特訓をしようだのといって誰かが必ず自分のそばにいる。
経験年数は他の皆とあまり変わらないもののクラブ内では「新入り」であるという立場上、
嫌な顔もできなくてそれらの誘いはできるだけ断らないようにしていたが、
気になったのはそうして誰かからの誘いに
自分が付き合っているときのメンバーの中に、必ずあの「彼」が含まれていたことだ。
謝罪のチャンスを作ってくれようとしているのか、
それとも自分が周りの連中に振り回されている姿を見るのが楽しいのか、それすらも分からない。
誰かとの話の中で相槌を打つくらいで面と向かって話すこともなかったし、
「彼」は常に口元にだけ笑みを浮かべた冷静な表情だったから
自分は気に入られているのか嫌われているのかも分からなかった。

ようやくそのきっかけができたのは、ある試合終了後のシャワールーム内だった。
その試合はチームにとってはとても重要な試合で、
勝てば今シーズンのチャンピオンズリーグ本戦に出場が決まるはずだったが、
自分のミスから生じたチャンスに乗じて相手チームのゴールが決まり試合に負けた。
「お前だけのミスじゃない」とか「UEFAカップには出られるんだからいいじゃないか」とか
「今日の試合はツイてなかったんだ」とか皆は言ってくれたが、
あの時右にパスを回していれば、いやそのまま正面突破した方がよかったかも…と
過ぎたことを後悔しているうちにいつの間にか涙が出ていて、
自分のその様子に焦ったのか声を掛けてくる者がいなくなった。
1人、また1人とシャワーを浴び終わった選手が着替えて出て行き、
残っているのは自分だけのはずだった。
647廾ッ力ーぽろりで801/4:2005/09/10(土) 04:52:45 ID:FmXRhICo
ミスは今日の一度だけではない。これまでにも何度かミスをしていて、
以前の成績は幻だったのかと思えるほどこのクラブに移籍してからの
自分のプレー内容はお粗末なものだ。
それでも監督は「お前がいると皆の士気が上がるから」と
自分をレギュラーメンバーから外そうとはせず、
それが逆にチーム全体での迷惑になっている気がする。
頭に降り注ぐシャワーを浴びたまま、その場から動くこともできず
「大事な場面に限ってどうしてミスをしてしまうんだろう…」と
自分の不甲斐なさに思わずつぶやく。

「それ、俺のせいかもしれない」
唐突に後ろから声が聞こえた。
急に現れた声の主の方向に振り返ろうとした途端、
背中から羽交い絞めにされて身動きが取れなくなる。
「あのときの試合…君がここに来る前に俺と戦ったときから考えると、
 君はあの試合以降全試合において動きがいくらか鈍くなってる。
 一緒に試合に出てても俺のことときどき見ていただろう。
 だからプレーに集中できなくてミスしやすくなるんだ。
 あのときのこと、気になってるんじゃないのか?」
「彼」だった。
「あの試合が終わった後、俺は『気にしなくていい』って言ったんだが、
 わざわざ移籍してまで追いかけてくるとは。どうやら逆効果だったみたいだな」

そうだったのか。
あの、ものすごい早口の一言と一瞬のウインク。
偶然見てしまった「あれ」に抱いてしまった、不可解な想い。
自分でも意味が分からなくて、忘れようとしても忘れられなくて。
それを理解するためだけにクラブを移籍したはずが、
いつの間にか気持ちが「あれ」から「彼」そのものに傾いていたのを、
自分はこの瞬間に理解した。
648廾ッ力ーぽろりで801/5(終):2005/09/10(土) 04:54:56 ID:FmXRhICo
「あのときは本当にごめ…」
やっと言えると思って舌の上に謝罪の言葉を乗せた途端、
顎をつかまれ、後ろに向けさせられる。
そのまま顔が迫ってきて、言葉を紡いでいる唇をペロリと舐められた。
「そんなに俺が気になるなら、もっと本気になればいい。
 それで試合に集中できるようになったら…」
舌先が口内に進入してきて、そのまま弄られた。
身体に絡まる腕が少し動き、胸元をゆっくり撫で上げる。
「んっ……う…」
高鳴る鼓動と、急激に上昇する体温に驚いて、思わず上ずった声が漏れてしまう。
と、不意に腕を解き、一歩後ろに下がる「彼」。
「少しずつこの続きをしてやるよ」
そう言って自分が使っているブースから出て行った。
「彼」の足音が遠ざかっていく。

シャワールーム入り口の扉の閉まる音が聞こえた瞬間、
頭から降り注いでいたシャワーを止め、
「次からは集中します」
その場にいない「彼」に誓った。
649風と木の名無しさん:2005/09/10(土) 04:55:58 ID:FmXRhICo
 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 
 | |                | |     ピッ   (・∀・;) イロイロ マチガッテルカモ…
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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650名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 19:43:31 ID:Valbm/Y9
>649
あのポロリの後にそんな話が…!
萌えますた

>616-618
今日映画見に行ってきました。
前半、狙ってるのか?と思ってしまったディス…
ラスト チョト ザンネン
651名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:34:44 ID:dTemsIgK
                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  読みにくかったらスマソだって
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  こんな時間にコソーリ投下。
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
652戦国婆沙羅 サスグリ1/2:2005/09/11(日) 02:35:44 ID:dTemsIgK
まだ、鎧を着ているより平服でいる日のほうが多かった頃のこと。



なあ佐助、夕焼けは何故赤いのだろうな。
さぁ?去り行く陽が手を振ってくれる子供たちに照れているって話を聞いたことはありますがね。
なんと可愛らしい。
そうですね、可愛すぎる。
佐助お主顔が真っ赤だぞ?
えぇ〜…夕焼けのせいだって。
髪も赤いしな。
いや、今それあんまり関係ないし。年頃の乙女のようで恥ずかしいですよ。
そうか?最近の少女は現実的であると聞くぞ。では佐助の方が乙女だな。
旦那…。けどこれ、太陽は子供たちが帰っていく友に手を振っているのを
自分に向かって振っていると勘違いしてるって意味もあるんじゃないですか。
653戦国婆沙羅 サスグリ2/2:2005/09/11(日) 02:36:48 ID:dTemsIgK
ええっ!?
そんな驚き!?
まぁ可愛い話ということで。
無理やりまとめたな。
たまにはいいな。毎日では飽きるといけない。
そうですね。
ああ、本当にいい色だ。お館様の色だ。
ええ。
明日も明後日も、こうして空の変化など見ていられたらいいな、佐助。


今日を惜しんでさよなら、さよなら。
また明日。笑顔で会えるように。






じわりと赤がにじんでく。雲が切れて光が差し込んだ。
旦那。雨が上がった。綺麗な空ですよ。
もう明日の空を一緒に見られない。
こんなどろどろの自分じゃ。
654名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:37:57 ID:dTemsIgK
 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 結末はご自由に。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

グリ
サス
の順で。
655名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:43:36 ID:6Yh/2Vcz
>654
リアルタイムキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
元ネタ知らないけど佐助可愛いな。
なのにラストが切なくて萌える…(つдT)
深夜の投下乙GJ!
656名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 02:56:06 ID:dTemsIgK
>>655
おわーレスありがd!
誰もいなそうな時を狙ったのにw

書いててカプはどっちでも良くなった。
口調も分かってない。
そして文中の名前を伏せていないことに今気がついた。
だが私は謝らない。

ジャンル知らない人に不親切な文でスマソンでした。
657名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 08:44:18 ID:lDCs0lop
>>654
ここから「愛なんて知らない」と言うようになるまで
何があったんだ佐助!( ´Д⊂ヽ
現在最萌えジャンルなのでおいしくいただきました。
名前伏せは読んでて萎えるのでこのままでいいじゃないかね。
658名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 12:37:50 ID:79zenB4m
そろそろ500KBオーバー?

次スレ:モララーのビデオ棚in801板10
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659名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 19:38:43 ID:dVcG8kKk
容量ヤバげだけどスマソ
かなりかなり亀だけど>>182-185>>298-303の姐さん、
超GJ!!!まさかKK読めるとは思わなかったよー!!
なんかもう、生きてて良かった…w待ってますからまた投下してください!
660風と木の名無しさん:2005/09/15(木) 11:09:31 ID:aQcnlDmn
髭帯の続きマダー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
661風と木の名無しさん:2005/09/15(木) 14:38:27 ID:No346v3M

週刊少年VIP、週刊ヤングVIP、月刊コミックニート

http://neetsha.com/
見れない場合はこちら
http://www.jtw.zaq.ne.jp/ffxi/vip/


662風と木の名無しさん
>>661
そこの熱い競馬マムガ燃え&萌え
隠岐×煮っ太禿モエス
どこかに神はおらんものか…