ぐっじょぶ!めっさ萌えた!ナイスヒュプノ使い!
寸止めなのがコレまたどこまでも報われない源らしくてヨロシ
せっかくの燃料SS
あっちには黙って投下してたらよかったんかも新米ねw
私もいい年してちるどれんで初めて数字板を覗くようになった身なんで
姐さんらってば気に障ると厳しんだ〜wとガクブルしてチビッタ
この板はどこもあんなカンジなのかしらんが
姐さん呼び合う人たちだけあって仁義にゃ厳しいんですね?と
コレを最後に黙ってロムろうと心に誓った秋の夜長
アッチでの発言はともかくSSはとてもよかったので惜しいよ
メゲずにまた書いてくだされ!
そろそろ次スレ?気が早いかな
>>634 現在463KBだね。
もう1、2作ぐらい投下されてからが丁度いいかな。
636 :
1/7:2005/11/01(火) 00:48:17 ID:hEMrtXye
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| テベエスのドラマのハロウィンネタなんだ
____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 結局31日に間に合わないなんてダサいよね
| | | | \
| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ハツトウコウ、ドキドキダゾ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
637 :
2/7:2005/11/01(火) 00:49:22 ID:hEMrtXye
10月31日はいつも通りの平日だが、外国の行事であるハロウィンの日だ。
「大体、ハロウィンってなによ」
末っ子の順平が作った夕食を食べながら、母親の春江が自分の息子たちに聞いてきた。
すると順平が一瞬だけ考えてすぐに答える。
「カボチャくり抜いておばけみたいなの作って、そのカボチャ食べる日じゃないの?」
なんなんだ。この中途半端どころか大いに間違いだらけの知識は。
とはいえ達弥も詳しいことを知っているわけではないのでツッコミもしない。
「バーカ!ハロウィンっつーのはアレだよ。お菓子とかタダで食える日だろ?」
次に口を開いた利句の答えは、やっぱり何かが間違っていた。
が、少なくとも順平よりも正解に近い。
ただ、限りなく都合の良い解釈になっている気がする。
「そんなタダで食べられるわけないじゃないの。ねーえ、達弥」
今まで黙っていた長男に話題を振り、春江はじっと反応を待つ。
「お前らなぁ、カボチャだのお菓子だの言ってっけど、あれは秋の収穫の祝い事なの」
とりあえず自分が知っているだけの情報だけを答える。
確か万聖節とかっていう日の前夜祭だったと記憶しているが、曖昧なのでこれは言わないことにした。
「へえ〜…物知りね。そんなのも大学で習ったりするの?」
「するか!同級生にクリスチャンがいたから、ちょっと聞いたことあるだけだよ」
638 :
3/7:2005/11/01(火) 00:51:00 ID:hEMrtXye
「ったく、な〜にがカボチャのお化けよ。利句!タダがお菓子食べ放題なんて、そんなのあるわけないでしょ」
自分こそ何も知らなかったくせに、こんな時はやたらと偉そうに喋るのは彼女の性格のせいなのか。
その言い草にカチンと来た利句は「ンなの知るかよ!」と声を上げた。
「まぁまぁ、それはさておき折角のハロウィンだからカボチャのデザート作ってみたんだ。
冷蔵庫に入ってるから後で食べなよ」
下らないことで睨み合う母と兄を仲裁する心優しい末っ子。
長男の達弥はもうどうでもいいような顔で平然と箸を進めていく。
「カボチャの〜?どうせならチョコケーキとかにしてくれよな」
「チョコケーキなんていつだって食えるだろ?秋なんだから、季節のものがいいに決まってるじゃんよ」
いや、どっちでもいいし。
どうしてこうも喧しいのだろう、と口喧嘩が始まる前に制止しようとしたが、
その瞬間に春江が「ウルサイわね〜」と咀嚼しながら割って入ってきた。
「いいじゃないのよ、カボチャでも。順平が作ってくれたのに文句言わないの!アンタの分、あたしが貰うわよ!」
「いちいち怒んなよ!ていうか別に食っていいし」
もはや売り言葉に買い言葉だ。
普段の生活態度や行動を見る限り、この二人が一番似ているかもしれない。
だからこそ言い合いが多いのであろうか。
639 :
4/7:2005/11/01(火) 00:52:20 ID:hEMrtXye
「やったね〜。2個食べちゃおっと」
結局デザートを2つゲットしたことに満足したのか、春江はニコニコしながら夕食を綺麗に平らげた。
「マツケンサーンバー、オ・レィ!」
首にタオルを引っ掛け、達弥は機嫌良く歌いながら居間に戻ってきた。
台所のテーブルでは春江と順平が談笑し、今日のために作ったというカボチャのプリンを食べていた。
一つ空の容器があるところを見ると、春江はすでに2つ目らしい。
「達弥も食べなさいよ、すんごく美味しいのよ〜。順平は本当に料理が上手よね〜」
「まぁね〜。将来はお嫁さんと一緒にご飯とか作りたいからね」
そういうの仲良さげでいいでしょ?と付け足すと春江は「あんたはいい旦那になるわ」と頭を撫でた。
「春江が順平に任せっきりだから、料理もうまくなったんだろうが。母親なんだから、ちょっとは手伝えよ」
朝は低血圧を理由に、夜はパートを理由にほとんどさぼっている春江にピシャリと言い放ち、
達弥は自分の分のプリンを冷蔵庫から出した。
ガラスの容器にカボチャのプリンが詰められて、その上にはちょこんとホイップクリームのせてある。
こんなにマメなことをするから、春江がつけあがるんじゃないか。
自称父親代わりの達弥は複雑な思いを抱く。
640 :
5/7:2005/11/01(火) 00:53:27 ID:hEMrtXye
「あたしだって時間ある時はやるわよ〜!仕事もあるし、忙しいの!男のくせに細かいこと言わないでよ」
「当番だっつってんの!なぁ、順平?」
「そうだよ、ハルさん。朝やれとは言わないから、せめて夜ご飯の時は手伝ってよね」
真っ当な反論に、さすがの春江もこれ以上は何も言えないでいた。
代わりに唇を尖らせてパクパクとプリンを頬張っていく。
すると、しばらく自分の部屋にいた利句が入浴しようと階段を下りてきた。
「おう、風呂開いたぞ。入ってこいよ」
達弥がそう告げると「あー」という適当な言葉を返し居間を通り過ぎようとする。
だが、ふいに視界に入ったカボチャのプリンに気付き、「あー!」と声を上げた。
「おまっ…!普通俺の分も食うか!?俺がプリン好きなの知ってんだろ!?」
「なによぉー。あんたが食べてもいいって言ったんでしょー?」
空になった2つの容器を重ね、春江は悪気もなく言ってのける。
言い分としては春江の方が正しいのだが、納得がいかず不満を露にした。
「ゴメン、利句兄。4人分しか作ってないんだ」
おまけに何も悪くない順平が謝る始末。このままではまた下らない言い争いが始まってしまう。
察した達弥はプリンを一サジすくい、利句にそれを向けた。
「食いかけで悪いけど俺のやるから、春江を責めるなよ」
こうやってオヤツを弟に譲ることは慣れている。ただ、それはずっと昔の話だけど。
まさか大きくなってからもこんなことをするとは、思ってもみなかったが。
641 :
6/7:2005/11/01(火) 00:54:51 ID:hEMrtXye
利句は目の前に差し出されたスプーンをじっと見つめ顔を近づけるが、直前でピタリと動きが止まる。
「?」
食べないのか?と不審に思っていると、急に手首を掴まれスプーンを押し戻された。
突然のことに抗うこともできず、それはそのまま達弥の口にツルリと入っていった。
プリンを飲み込み、何のつもりなのかと口を開くと同時に目の前が影で覆われ、
無防備な唇に食らいつくようなキスが降りてくる。
「…なっ……お前…!」
「ちょっと甘味が足んねーな。順平、今度はチョコケーキ作れよ」
「はいはい。今度ね」
「あんたたち、こんなとこでそういうの止めてくれる?何か見てるこっちが恥ずかしいのよね〜」
「うるせーなぁ。ちょっとくらい、いいじゃねーかよ。イヤなら見るな、このスケベ」
そう言いながら利句は何事もなかったように、軽快な足取りで風呂場へと歩いていった。
「り…利句!!いきなりお前…!春江も、母親なら他に言うことあるだろ!?」
満腹になった腹をさすりながら春江は新聞を広げ「ヤダ、ドラマ始まるじゃない」とリモコンを操作し、
順平は食べ終えたプリンの容器を片づけ始める。
耳まで紅潮している達弥は平然とした家族の態度に一人焦っていることがものすごく馬鹿らしく感じ、
平静を装って残りのプリンをバクバクと食べた。
この後、ハロウィンのお菓子を貰えなかった利句がイタズラをしに達弥の部屋へ訪れたことは、他の家族も知らない。
642 :
7/7:2005/11/01(火) 00:55:26 ID:hEMrtXye
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ この後のエロシーンは想像にお任せ
| | | | ピッ (・∀・; )
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待ってたかいがありました!姐さんGJ!
次男のイタズラ(*´д`)ハァハァ
>>636 乙です!!!
利句×達弥好きなんですっごく萌えました!!
ちょ…!!!姐さんGJGJGJ!!!!
続き!!やべテラモエス!!!
脳内でちゃんと声が聞こえるよ!!!
夜中のこっそり次男が脳内でばっちり大活躍してます(*´д`)
姐さん乙です!
>>363 姐さん乙です。
ずっと自家発電だったから久々に他の人の作品で萌えました。マリガd
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| 三兄弟ドラマで、次男×長男×三男だモナ。
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| エロありで、何でか暗い話だぞ。
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| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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本編通りの仲良し兄弟がお好きな姐さんはスルーでお願いします。
「何だコレ?」
晴枝は今日仕事場の仲間との飲み会で帰りが遅くなる筈だから、
7時前のこの時間帯に家に居る訳はない。
そして俺は今家に帰ってきた。
だとしたら家には下の弟二人が居間と台所にいる筈なのに
今日に限って誰一人居ない。
次男の利区はいつも遊び惚けているから居なくても不思議は無いけど
三男の順平が居ないのが妙だった。
順平は晴枝よりもこの家のお母さんをやっているから、この時間帯に帰ってくれば
絶対に夕飯の準備をしているはずだ。
俺は気になって台所を見回してみる。
誰も居ない台所には、作りかけの夕飯が置いてあった。
ガスコンロの上には味噌汁の入った鍋と、豚のしょうが焼きが入ったフライパンがかけられてる。
まな板の上には、千切り途中のキャベツと包丁。
という事は、さっきまでは確実に順平がココで夕飯を作っていたということだ。
しかし順平は台所には居ない。
「おかしいな」
俺は一人呟いて、鞄に入れていた携帯電話を取り出す。
取りあえず何か買い忘れて外に出ているのかもしれない。
とりあえず確認を取るため携帯電話で順平に連絡を取った。
携帯電話を耳にあてながら俺は二階へ上がった。
その間にも発信音ばかりが聞こえてきて、電話は繋がらない。
「ん?」
階段を上っている途中、に気づいた。
順平の携帯の着メロ遠くからだが聞こえてきたのだ。
しかもその音の発信源は、順平の部屋らしい。
という事は順平は家から出ていない可能性が高い。
「どういう事だ?」
階段を上りきって、順平の部屋へ向かおうとしたその時だった。
「………」
妙な気配を感じた。
それは着メロが聞こえる順平の部屋からではなく利区の部屋から。
言葉で説明するのは難しい、兎に角妙な気配が利区の部屋からしていた。
(もしかして泥棒か!?)
俺はそう頭に思い浮かぶと、思わず息を殺して
気配を極力消しながら、足音一つ立てずそぉっと、そぉっと利区の部屋に近づいた。
利区の部屋の扉は完璧には閉まっていなくて、俺はその隙間から
部屋の様子を見る事が出来た。
「!!」
俺は目に入ったその光景にただただ驚くしかなかった。
目の前に広がる事は現実の筈だけれど
信じられない、いや信じたくないその光景に俺は軽い眩暈を覚える。
「んっ…利、区にいちゃっ…あっ」
「まだ足んねーだろ?」
順平は顔を真っ赤にして、苦しげに鳴いている。
そんな順平の様子を見ても、利区は余裕に満ちた笑みを浮かべた。
利区の部屋のベッドの上に腰掛けているのは、部屋の主の利区だ。
そしてその利区の膝の上に乗っているのが順平。
順平はエプロンをつけたままズボンだけを脱がされ
大きく足を開いて、利区の性器を自分の秘部で受け入れていた。
二人の座っている位置は、扉の隙間からちょうど
真正面にあたる場所で、俺は嫌でもこの光景をハッキリと見る事になる。
「ちが、兄ちゃんから、電話…携帯っ…鳴ってるよぉ」
順平にも携帯の着メロが聞こえているらしい。
身体を震わせながらも、俺からの電話をきにしている。
「ヘーキだろ?それともヤりながら兄貴と電話するか?」
「やっ…そんなんじゃ、なくてっ…ふっ」
「じゃあ放っとけばいいんだよ。それでなくても今止めらんねーだろ?」
こんなにビンビンにさせといてよ
しかし利区は順平のように気に留める気は無いのか
順平が着けているエプロンをたくし上げ、
勃起した順平の性器をあらわにする。
包茎気味の性器からは先走りが毀れていた。
「自分で擦ってみ?イキたいんだろ?」
「あっ、あっ…利区にいちゃぁっんっ…」
ギシギシとベッドを軋ませ、利区は激しく身体を揺らし始める。
勿論利区と繋がっている順平の身体も激しく揺さぶられる。
順平は溜まらず声を上げ、両手は自分自身の勃起した性器に宛がった。
「あっ…ああっ…やっ…やぁあっ」
俺は息をするのも忘れ、ただ弟たちの情交に見入っていた。
利区の男としての征服者の顔を見るのは初めてだし
順平のこんな乱れた姿なんて想像すら出来なかった。
「も、イクぅっ…にいちゃぁん、にいちゃ…」
甘く乱れた順平の声で呼ばれる「にいちゃん」は
利区を呼んだ物だとはわかっているが、
俺も順平の「兄ちゃん」なのだ。
俺の事を呼ばれているような錯覚を覚えてしまう。
「俺も、出そ…」
「…ふあっ…あ、あ、あーーーっ」
「うわ、スゲッ…んっ…」
順平は涙をこぼしながら、射精した。
白い精液が順平の手に収まりきらず、順平の手やエプロンを白く汚す。
利区はそのまま順平の中で射精したのか
大きく開かれた順平の足の間から除く、秘部から
少しだけ白い体液が毀れた。
「利区兄…」
順平は力の抜けた身体を自分よりも逞しい
利区の胸に預ける。
利区は順平に優しく笑いかけ、順平の頭をなでていた。
「……ウソ、だろ……」
俺は思わずそう呟いていた。
けれど声量としては、順平の部屋からまだ聞こえる着メロのの音より
劣っているから二人には聞こえなかった。
「まだ着メロ鳴ってる……」
まだ惚けているのか、順平はぼんやりとした口調で呟いた。
俺はわかっていながらも発信を止める事は出来ずに
扉の隙間から除く光景を見ていた。
「そうだな…なぁ兄貴、いい加減携帯止めたら?」
「え?」
俺は言葉を失った。
順平も驚いた表情をして、利区の視線をたどる。
「兄貴覗き見が趣味って、結構ムッツリだよな」
ただ一人、利区だけは何時もどおりで笑っている
「さっさと携帯止めて、入って来いよ」
俺は言われるままに携帯の発信を止める。
ソレと同時期くらいに順平の携帯の着メロが止まった。
そして緩慢な動きで扉を開き、利区の部屋に足を踏み入れる。
そして部屋に入って気づかされる。
部屋の空気は酷く熱っぽくて、青臭い匂いが沈殿している事に。
「いつから、気づいてた?」
「ん?最初から。兄貴が帰ってきたときから」
「ウソ…」
順平は身じろぎ一つも出来ないのか、
ただ俺と利区、二人の顔を見比べている。
「何で、こんな事してるんだ?」
「あー?順平のオナニー手伝ってやってんだよ」
「なっ…!!!それの何処が、手伝いなんだ!?」
「最初はただ手コキしてやるくらいだったけど、気づけばエスカレートしちゃってさ」
利区は悪魔でも悪びれた様子を見せず、へらへらと笑っていた。
まるで気に留める俺がどうかしているという風に。
俺は利区の笑っている理由が理解できず
初めて利区に畏怖の念さえ抱いた。
「お前、異常だって思わないのか?」
「別に。いいじゃんお互い気持ち良いんだし」
「気持ちいいんならそれでいいのか!?」
「いいよ。オナニーなんて普通だし。順平も同意の上だ」
挑戦的に俺を見やる利区の視線に俺は耐え切れず
順平のほうに視線をやる。
順平はただただうろたえるばかりで
俺の目を見る事はしない。
「順平、お前はこれでいいのか?」
「あの、その…俺は…」
順平は言葉につまり、顔をそむける。
けれどその姿に兄弟如何しでのSEXを恥じるような姿は無い。
ただ自分の性行為を見られたという事を恥じているようだ。
「兄貴、順平責めんのやめてやれよ」
「順平、お前…」
「元は全部俺が仕込んだんだし」
「…………」
「それにさ、兄貴」
利区の口調にはどこか嘲笑を含んでいる。
「兄貴だって、勃ててんじゃん。チンコ」
その言葉に初めて俺は、自分の身体の異変を知る。
自分の下半身に目をやれば確かにそこは緩やかな山を作り
膨らんでいた。
「順平の艶姿に、興奮した?」
「…兄ちゃん……」
「………っ………」
俺は言葉を失い、訳も無くこぶしを握り締めた。
「兄貴も混ざる?」
「…利区兄…」
「いいだろ?別にコレに深い意味なんてないんだから」
深い意味は無い
その利区の台詞が、俺の頭の深い部分に染み込んで行くのがわかった。
「性欲処理を、兄弟仲良くやろうっていうだけだぜ」
「………」
「なぁ兄貴」
頭の中がクラクラするのは、仕事の疲れの所為だろうか?
それともこの部屋の異常な空気に当てられた所為だろうか?
それとも…
「順平もいいだろ?」
「俺は…兄ちゃんなら、平気だけど…」
「ほら、兄貴順平もいいってよ」
「でも、兄ちゃん…」
順平の「兄ちゃん」という言葉が
さっきの光景を生々しく呼び起こす。
そして気づかされる。
俺もあの声で呼ばれたいと思った事を。
あの声で縋り付かれたら、どれだけ気持ち良いのか?
それを考えるだけでまた下半身に熱が集まっていくのがわかる。
「深い意味はないんだな」
「そうだよ、兄弟仲良く性欲処理をするだけだって」
「そうだな」
「兄ちゃん…」
このときの俺に理性は無かった。
きっとこの二人の兄でもなかったのかもしれない。
ただ利区の言葉に縋り付くだけの、飢えた男でしか……
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 最初はこれでも次男×末っ子のラブラブの予定だったモナ。
____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| どういう流れで、ココに…。
| | | | \
| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 末っ子エプロン萌えの流れらしいぞゴルア
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
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GJ!!
仲良し好きな自分だけどかなり萌えました。
姐さん乙!
次回作は長男の艶姿キボンヌ。
GJです!
末っ子のエプロンに萌えました…!(;´д`)ハアハア
>663スレ立て乙 ということで埋め投下投下ー
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| いまさら洋画「砂ッチ」夕ー三キ←ダレ
____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 内容はかなり無意味な感じ。
| | | | \
| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
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つい書いてしまった>113-116の番外というか前と後です。
ダレソとは大抵三ッキーの隣にいるパイキーの中でも目立ってるやつです。
終盤でややおいしい役の彼です。パイキー語は省略。
「ダーレソ、止めんなぁ」恐ろしく酔った声だ。
いらつきながら、答える。「止めちゃあない」
珍しいことに、三ッキーは身支度をしていた。
といっても、シャワーを浴び、ポケットに煙草を入れ、
マーに貰ったライターを探すだけだったが。
それでもダレソは不安に駆られていた。(いいや、なにしろ風呂に入った)
俺にはわかる。誰かに会うんだ。それも大切な…
三ッキーはダレソの(気も知らずに)左にあるライターに手を伸ばした。
ライターに辿り着いた手をダレソはすかさず、ライターごと握り締める。
愛しげにその手を指で撫でたが、ダレソはそのまま顔を上げなかった。
ウソだろ、って顔をして俺を見つめてるに違いないからだ。
何も言わずに三ッキーの手を引っ張れば、抵抗もなく体まで付いてくる。
ここぞとばかりに体を押し付けて、ついにダレソは顔を上げた。
予想は間違っていない、三ッキーは(ウソだろ、って顔で)ダレソを見つめていた。
目が合う。遠慮がちに、少し情熱的に。
その瞬間、無防備に誘ってる唇めがけ、無謀にもダレソは突進した。
そして、全力疾走でわき道に逸れ、その唇はヒゲの生えたアゴと出会ったのだった。
彼は顔を背けた三ッキーを恨めしく見上げてから、そっと離れた。
何も言わずに三ッキーはトレイラーを出て行く。
何事もなかったかのように彼は車に乗ると、キャンプ場を抜けていった。
ちくしょう、別れのキスは誰に取っておいてるっていうんだ、三ッキー!
そう、ダレソには三ッキーがもう二度と帰ってこないように思えた。
(実のところ、そんなことはなかった。ただ単にダレソは今一人になりたかった)
マーのライターが形見になった。もちろんそれ相応の報復はしたが。
しかし、あの件以来、三ッキーは酔いどれるくせにむっつりと黙りこくり、
ダレソの心をやたらに痛めつけていた。(あのクソ男はやく捜しに来い)
つまり、傷心の三ッキーに添い寝するような優しいダレソのいうところによれば、
移住地が奴から離れた土地に決まっても文句の一つも言わねえぼんくらになったのだ。
そんなある日、ダレソはひどい物音で目を覚ました。
三ッキーのにおいにつつまれて(諦めようにも)ご満悦のダレソは、
この奇妙な光景は今まで見ていた夢の延長なのだと思った。
なぜなら、いままで物がなく惨然としていた三ッキーのトレーラーには、
天井に届かんばかりにダンボールが積み込まれていたのだから。
夢見ごこちでいたダレンは、トレーラーに誰かが駆け込んできてやっと頭が冴えた。
「ダーレソ、そこどけ」三ッキーがドアからひょっこり現れて言った。
「なんだ、何事だこりゃ」目を擦りながらダレンが大声を出す。
ダレソが起き上がると同時に三ッキーはベッドの上に荷物を置いた。
三ッキーがダレンの胸倉を掴みながら言った。「そこどけ!」
そしてひょいとダレソを抱えると、トレーラーのドアのところで立ち止まり、
唇にチュッとキスをした。
それからなんと驚くことに、ダレソはぽんと放り出された。
まるでゴミかなんかのように! ダレソは混乱してわけがわからなかった。
その目の前をトレーラーを繋いだ車が通り過ぎていく。
車の中にはあの(冷や汗かいた)クソ男、トレーラーには手を振る三ッキーだ。
駆け落ちだ!
ダレソがそう気づく頃にはもう遅かった。
(ダレソは離れたくなかった。だが、今度こそ本当の別れであった)
____________
| __________ |
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧
| | | | ピッ (・∀・;) ち、ちゃんちゃん
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>667
ちょw
報われナサスwww
>667
たまたまさっきまでDVD見てたから映像が浮かんだよ!
可哀想に…w
670 :
1/2:2005/11/04(金) 19:51:42 ID:ENH52CVZ
埋め投下〜 朝チュン 該当板に書くには古すぎる元ネタ。
……実はまたしても性懲りもなく505続きですスイマセン
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )
「竜二。入れていいよね?」
「……、…………痛いのか?」
「大丈夫、俺の小さいし」
「嘘をつくな、なんなんだよソレは」
「あれ、褒められた」
「褒めてねぇよ。俺のがでけぇよ」
「うるさい奴だな。同じくらいだろ」
「絶対俺のがでけぇ」
「……うん、じゃあそれでいいから、いれてい?」
「だ、ちょっとまて、待て」
「竜二?生殺しですか。お前、鳴門のコケシをなめるな」
「なんだよ、鳴門のコケシって」
「俺の股間のアダ名だよ」
「うわっ、超殴りてぇ」
「こんなアホな話しながらもずっとガッチガチだ、俺。すげくね?」
「いや、うん、もう萎えろ、なんとかして萎えろ」
「無理だ。お前、今更何言ってるんだ。止めるならもっと前に止めろ」
「なんとかなるだろ」
「無責任なことを言うな。どう責任取るんだ?……パイズリとか……
うん、無理だね」
「わ、わかりきってるこというなぁ!つーか分かってるなら当ててくるな!」
「乳首にこすり付けてやる。うりゃ」
「やぁめろっ!いてぇよっ!!」
「俺、ちょっと出そう」
「俺はぜんっぜん気持ちよくねぇよっ」
671 :
2/2:2005/11/04(金) 19:52:46 ID:ENH52CVZ
「き、気持ちよくないだとお!?」
「キレんなっ」
「ちぇー。……んー、じゃあ一緒に気持ちよくなれる場所っぽいところに挿入したく存じますが」
「だ、だから、ちょっと待てってば」
「ちぇー、じゃあもう素股でいいや」
「おっ前ふざっけんな足触るな殺すぞ」
「蹴るな!出ちゃうだろ」
「おー、出せ出せ一人で勝手に」
「……竜二。お前にいれたんだって」
「な、……なんでいきなりそうマジになるんだ?ずりぃぞ」
「今ならまだ逃げられるぞ。逃げるか?」
「馬鹿野郎、……逃げねぇよ、馬鹿、ったく、もう、好きにしろ」
「よし、男だね〜。で、大丈夫?深呼吸してみるか?
すー、はー、すー、はー、ね?」
「ね、じゃねえ!もうさっさと終わらせろ!」
「おはようございます。ごきげんいかが?竜二君」
「……おっ前、むちゃくちゃしやがって……。覚えてろよ」
「勿論だ。初めての夜、素晴らしき哉マイライフ、だ」
「……やっぱ忘れろ」
「ぜってえ、ヤだ。愛してるよ竜二きゅん」
「……うるさい」
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )オシマイ コソーリ本編パロ。ヤッチマッタ……
続きの場合アンカーつけるとわかりやすいかと
また萌吐き出しさせて下さい。ポエマー丸出しなので前スレ埋めで。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )
飴ナマモノ60年代デュオ(シ"ェリー×卜厶)です。 2人は15歳後半くらい。
エロなし第三者視点です。以前投下させていただいたのは
>>410-420です。
(何度も利用させていただいてありがとうございます)
少々ラストが暗めかもしれません。
2人は学校で、その強い対照性と親密さで人目を集めている。
濃茶の髪と目を持つ、小柄で筋肉質、敏捷なシ"ェリー。彼は小学生の
頃から何につけてもリーダーシップを発揮してきた。ただ自分は成長
ホルモンに見離されてしまったのだ、5フィートちょっと以上の身長は
一生手にできないと自覚したあたりから彼の表情は暗く、むっつりと
したものとなっている。
ブロンドの癖毛と青灰色の目、長身痩躯で、茫洋とした雰囲気の卜厶。
子供時代の彼は常に「傍観者」だった。嫌われているわけではないが、
とらえどころがなく、いつも人の輪から外れていた。同じ学校で数年
過ごした同級生に聞いてみても、彼についての印象は「成績の良い、歌の
うまい、左利きの男の子」という程度でしかない。休み時間は部屋の隅で
読書をしているか、物陰でなにかを口ずさんで過ごしている。通常なら
シ"ェリーが嫌うタイプの少年だ。
だが2人は出会い、なぜかあっという間に友人に、親友に、そして
パートナーとなる。神によって定められた運命のように。
今では彼らは組んで歌っている。週末にはレコード会社に売り込みに
出かけているらしい。
彼らは四六時中一緒に過ごしている。放課後はどちらかの家の地下室に
こもり、ひたすら歌を練習しているらしい。
彼らはこの頃から、周囲から陰でも表でも
「足して2で割ったらちょうどいいんだけどね。」とからかい半分に
言われるようになる。
そう言われると、両名とも言下に否定する。違った口調で話すが、
その内容は同じ。
―自分達は“ちょうどいい”なんてことに関心はない。2人揃ったときに
「完璧」ならそれでいい。
周囲の気持ちもわかる。単独の彼らは少々付き合いづらい。シ"ェリーの
自信と自意識過剰は少々鼻につくし、過度に控え目でシャイな卜厶は男性と
しても、アメリカ人としても異質な存在で苛立たしい。
2人が揃っていると、それらの欠点は中和され、自信に満ちて、しかも
穏やかな、第3の人格が現れる。
クラスメイトの視界に、一緒に過ごす2人が入る。信じられないことに、
それまで授業中以外には挨拶ぐらいしか口を開かなかった卜厶が、中学時代
まで無敵のガキ大将として名を馳せていた相手に指を突きつけ、声を荒げて
意見を主張している。シ"ェリーが軽く肩をすくめて譲歩している。
そんなときに声をかけると、つい先ほどまで激しく言い争っていたはずの
彼らの呼吸があっという間に阿吽のものとなる。
「あ、ごめん。うるさかった?」
「単に意見の交換をしていただけなんだ。それだけだよ。」
彼らの間で笑みを含んだ視線が交わされる。声をかけた者は馬鹿馬鹿しい
気持ちになる。彼らの友情は、他者を排除した上に成り立っているらしい。
彼らは学校で徐々に2人きりの存在となり、その孤立が2人の友情をますます
深めている。
彼らは半身同士だ。
お互いの半身ではない。2人が一緒に過ごし、歌い、声が溶け合ったときに
現れる、完璧な人格を持つ『彼』の半身。
彼らはまだ知らない。自分たちが作り上げたその完璧な存在が、決して
消せない焼印として2人の人生を支配することを。後に自分たちの名前が、
完璧なハーモニー、パートナーシップから、長年にわたる呪われた愛憎関係に
至るまでの象徴として用いられることを。
彼らの絆は、時折お互いの首に巻きつき、締めつけているようにも見える。
しかしその絆は、その後50年にわたって決して断ち切られることはない。
16歳の彼らはまもなく人生最初のヒット曲を出すことになる。
>>676 皆移動した後にあれですがいつも楽しみにしてる一人です。
母もずっぽりはまってるデュオで、こんなに素敵な話があるんだよ〜と
いつも新作が発表される度に教えたくてウズウズしてます。
母の何かが決壊しそうなので言いませんが!
次回作も凄く凄く期待してます!
>>676 あああ、やっと元ネタが何かわかった!!
好きなのに何で今まで気がつかなかったんだろう!
もう清らかな目で彼らを見れないよ(*゚∀゚)=3
トムとシ"ェリー!気づかん自分が馬鹿だった!
676、女神と呼ばせてください。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| チト出遅れた罪街の黒幕様×ぬこだって。
____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 妙なオリキャラも出てるってさ。
| | | | \
| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ フーン
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
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夜の無意味な静寂に飽きてきたグレッグは言った。「よお、知ってるか、スティーヴ?」
「何をだよ。」スティーヴは答えた。あくびをしながら。
「あのケヴィソって奴のツラさ。」
「ああ、ロアーク卿のお気に入り野郎か?別に会う機会もねぇし、不気味だからそんなん見たくもねぇよ。」
「確かに不気味だよな、やつはよ。」
「ああ、あのバカでかい眼鏡しか、俺は見たこたァねェよ。」
「おい、そんな事言って、口アーク卿様のご機嫌損ねて死んでもしらねぇぞ?」
「お前が始めたんじゃねぇか。」
二人は周りを見回した。二人にとって「敵」となるものは感じられなかった。
「誰もいねぇよ。話したって別にかまやしねぇ。」
「何か言いたそうだな、グレッグ?」
「まぁな。」
「で、どうしたんだよ。」
「こないだ、運転手のポールじいさんが、飲みすぎて事故って死んじまったのは知ってるだろ。」
「聞いてるよ。」
「んでよ。新しい奴を雇うまでの4日間、俺が運転手の代わりをしたんだよ。」
「口アーク卿のか?」
「当たり前じゃねえか、スティーヴ。」
「俺たちゃぁ、傭兵としてこの農場を警護するために雇われてるんだぜ。」
「たまたま俺がポール爺さんの死んだ次の日に、屋敷の中の担当だったのよ。お前は門の方だったろ。」
「そうだったか。」
「そんで、口アーク卿が『次の運転手が見つかるまで、お前が運転しなさい。確か免許はあったな?』って、声を
かけてきたんだよ。」
「そりゃ珍しい。」
「ああ、珍しい。」
「それでなんだ、グレッグ。」
「んで、言われるとおりに運転してたんだけどよ。運転手生活最後の4日目に、あの眼鏡野郎に会ったのさ。」
682 :
2:
「会った?」
「ああ。あんな口アーク卿の優しい声は聞いたことがねぇぜ。」
「優しかったのか?」
「まるで惚れた女にでも喋りかけるみたいだったぜ。車の中から、外のベンチで聖書か何かを読んでるあの眼鏡野郎に
言ったんだぜ、「ケヴィソ、来なさい。」ってよ。」
「お前、運転するときのあの鉄則、忘れたのか?」
「ああ?」
「運転手は、振り向いて後ろの座席にいる口アーク卿の顔を見ちゃ行けねぇって鉄則よ。例えそれがバックしてる
時でもな。」
「忘れちゃいねぇよ。」
「なら、まぁいいけどよ。お前が優しい優しい言うから、顔を見たのかと思ったぜ。」
「声の色だけでわからぁな、スティーヴ。驚くほど優しい声だったぜ。」
「ケッ、やっぱ噂どおり、口アーク卿とあの眼鏡野郎、デキてやがったか?」
「そこまではわかんねぇけどな。だけどまぁ、お前の言うこともあながち間違ってねぇか。」
「なんだ、そりゃ?」
「見ちまったのよ。」
「何をだ?口アーク卿の顔をか?」
「いや、あの眼鏡野郎のをさ。・・たまたま、ミラー越しに見えちまったんだよ。」
「ほう?」
「マジに誰も周りにいやしないだろうな・・。いや、それがあのケヴィソって野郎よ・・。なんつうか・・。」
「何だよ、誰もいやしねェから言ってみろって。」
「ほんとになんつうかよ・・。一瞬ドキッとしちまったんだよ。眼鏡の奥から見える、あの目・・。
忘れられねぇんだよ。艶があったって言うか・・。」
「なんだ、お前男専門だったのか?」
「そんなワケねぇだろ。昨日もオールドタウンで女を二人も買ってきたとこだぜ。ヒィヒィ言わせてやったよ。」
「運転手稼業で臨時支給でも出たのかよ?」
「バレたか、ヘヘッ。」
その背後に、眠る猟犬の背を撫でながら、二つの光るレンズが話を聞いていたことに、二人は気づかない。
周りは草むらであるにも関わらず音もなく立ち上がったその男は、静かに屋敷の中へと消えていった。