【陵辱】鬼畜作品を創作して3rdプレイ【SM】

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1初体験
読みきりでもリレー小説でもいいのでここに書いて下さい。
H描写のみも可。
神の降臨、お待ちしてます。

●SS書きの方への注意
・スカトロ、フィスト、切断等のハードプレイはメール欄にその旨を記入する
・獣姦は扱わない(擬人化風味はオケー)
・何のシリーズかを書き添える
・SS投下時、感想へのレス以外の雑談は名無し推奨

●スレ住人心得
・叩きや煽りには絡まない
・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で

前スレ 【陵辱】鬼畜作品を創作して2ndプレイ【SM】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1047187594/

前々スレ【陵辱】鬼畜作品をここで創作して下さい【SM】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1042098090/l50

絵版
ttp://yaoi.s3.x- be at.com/
保管庫
ttp://kitiku1234.muv c.net/
※リモホさらし対策で、「h」抜き、半角入れてます。
 h入れて半角抜いてください。

次スレは950がお願いします。
2風と木の名無しさん:03/06/08 15:08 ID:3Udf+CyC
2getto
3風と木の名無しさん:03/06/08 15:21 ID:HWhugqIz
【学校教育は間違っている!!!既存の学説にとらわれない考えで科学界に革命を起こそう!!!】
「魂の量子論」、「ランゲージ・クライシス」および「間違いだらけの科学法則」はいずれも作者の革新的かつ独創的な考えがにじみ出ているサイトです。
今回のおすすめは「間違いだらけの科学法則」、この中でも特に「ケプラーの法則」については専門レベルの内容となっています。
また、相対性理論についてもその教材として広く用いられている「双子のパラドックス」を他の書物とは異なる独自の方法で説明しています。
http://www1.kcn.ne.jp/~mituto
4風と木の名無しさん:03/06/08 15:45 ID:zVo5YgWa
>>1さん乙彼〜。
5風と木の名無しさん:03/06/08 17:21 ID:y41RbIK0
カップルで使う定番商品の情報です。お得な情報ですので是非ご活用下さい
http://www.cc.rim.or.jp/~sssimsim/vshopsim.htm
6風と木の名無しさん:03/06/08 17:32 ID:QIxPXxmI
>>1 乙!
>>7 そろそろ作品お願いしまつ



>>8-949,951-1000 なるだけsage進行でよろ
>>950 次スレよろしくっ!
7風と木の名無しさん:03/06/08 20:07 ID:eg+eg5YP
スレ記念にリクどぞー。漏れが責任もって書くよ〜
8風と木の名無しさん:03/06/08 20:43 ID:B3Su95Jn
いいのかな?本当にいいんだね?言っちゃうよ?(w

ではリク。『バイト先でセクハラでポン(仮名)』とか。
職種はなんでもいいです。お願いします。
9土曜日の……:03/06/08 22:20 ID:y8RXfSv8
ごめん。ごめんよ。
前スレに「表示できなくなるよ」を表示させてしまうほど長々と貼ってしまったよ。
長すぎるよなぁ、と思いつつも2ndスレ内で終わらせようとコソーリ夜中に貼りまくってしまったよ。
一定量超えたら表示しなくなるのをすっかり忘れてて、赤く表示される文字を見て我に返る。
調子に乗って、スマソ。

…こ、これはやはり、私が新スレをたてるべきかぁ?と思いつつ今までスレ立てた事がないので
ビビリ状態のヘタレになって焦っておりました。1さん乙です。感謝です。思ったより長くなってしまった
話を全部、読んでくれた方々、声まで掛けてくれた方々、黙って優しくそっとスルーしてくれた方々、
ホントにありがとです。嬉しかったです。
以下、2ndスレに一気に貼るつもりだった分を貼って、名無しの読み手に戻ります。じゃ、またね。
10土曜日の憂鬱40:03/06/08 22:25 ID:y8RXfSv8
まだ硬さを保ったまま、その人がゆっくり僕から身体を離す。逞しいその人のモノが僕の中から抜ける
瞬間の僕の内側が一緒に引き摺られるような感覚に僕の消えかけた意識は一瞬、引き戻された。
「どんな感じがした? 言ってみなさい…触らずにイクなんて初めてだったんだろう?」
再び僕の意識は遠のきそうになり…そっとその人に頬を叩かれる。
「気絶に逃げるのは駄目だ。ちゃんと私を見て、私の質問に答えなさい」

ぼんやり開けた目にその人が映る。顔を逸らそうとして身体を捩って、僕はとろりと僕の中から零れる
液体を感じて身体を震わせる。僕の身体に被さるようにしていたその人は僕の顔を両手で挟み込んで
僕の顔を仰向けにする。顔を逸らすのを許してくれない。見下ろしているその人の息が
僕の顔に掛かる。整ったカーブを描くその人の唇を僕は薄れていく意識の中で見上げる。
「駄目だ、気絶するのはまだだ」
その人は僕の意識を留めさせるように頬に当てた掌でそっと僕の頬を叩く。
「中で動かされてどんな感じがした…? 溢れるほど流し込まれた感想は? 言ってみなさい」
言葉を発する時の唇の綺麗な動き。なんでこんな綺麗な唇から酷い言葉が発せられるのだろう。

…もし僕が犬を轢いたのではなく、別の事で何かのきっかけで話ができて、この家でお茶をご馳走に
なっていたら…。…それでもこの人は僕にこんな恥ずかしい事をさせたのかな…。
「君は…いけない子だ。感じなくて泣くならばまだいい。私だって本当に君が嫌がるならば犯罪めいた
ことなどしない。でも、君は存分にいやらしくなってしまって、恥ずかしい子になって私を攻撃する。
認めずに素直じゃない態度で私を喜ばせる。…困った子だ…」
僕の顔を両手挟み込んだまま、その人は僕の瞳を覗き込む。近くにあった顔がもっと近づいて。
「目を、閉じなさい」
11土曜日の憂鬱41:03/06/08 22:28 ID:y8RXfSv8
言われるままに僕は目を閉じる。キスされる。ついばむようにそっと何度も唇が触れる。
何度目かに唇が触れたとき、それは長いキスになった。ふっとその人の唇が浮かせられる。僕は吐息
を漏らす。気が遠くなる。早く、気絶してしまえたら、いい。僕はされるままになって願う。
…もう、このまま気絶させて…。
その人は唇の位置を変えて再び唇を押し当ててくる。僕の口の中にその
人の舌が滑り込む。僕はされるままに、たっぷりとその人のキスを受け入れる。
…逃げようとしても無駄なんだから…どうせこの人は僕を捕まえてキスをする…。この人は…。

「君は土曜の夜、八時半前後に私の家の前の道をマウンテンバイクで走り抜ける」
そっと唇を離してその人は言う。僕はふと、目を開ける。この人は理解できない事ばかり僕に言う。
「私は毎週見ていた。先週も。でも、まさか犬が飛び出して行くとは…。そして、君が轢いてしまうとは
思わなかった。犬には可哀想な事をした。でも私は君を捕まえる事ができた事を…」
…毎週?
「…言っただろう? 君は素直じゃない、私は正直ではないと」

再び唇が僕の唇を塞いでしまう。僕は目を閉じる。理解できなくてもいい、もう何も考えたくない。
僕の意識をなくさせて。このまま、唇を塞いでいて。もう、息なんて、止まってしまえばいい。
目を閉じる瞬間、その人が寂しい表情をしていたように思う。でも、僕の勘違いだ。
この人は意地悪な人なんだから…。僕をこんな酷い目に…。

意識が戻った時には僕は畳の上に相変わらず横たわったままだった。違うのはきちんと服を
着ている事。両手も足も紐からは解放されていた事。
太陽は傾いてステンドグラスの淡い色の影が僕の足元に掛かっている。ちょうど蓮の花の辺りの影。
「随分、長い昼寝だ…そんなに疲れたか?」
座卓に肘を付いた格好で僕を見ているその人を僕は見つける。相変わらず感情のないような言い方。
「君は…華奢だね。身体を拭いてあげたり、服を着せてあげたりするのが何の負担にもならない程に
身体が軽い。抱え上るのにも丁度いい軽さだ」
12土曜日の憂鬱42:03/06/08 22:30 ID:y8RXfSv8
気絶。そう、僕は気絶したんだ。…昼寝? 寝てた? また、気絶していた僕に何か…。
「また、僕の、写真を撮ったんですか…」
僕の声が情けなく震えている。
「写真? ああ、写真、先週の君の? まだあると君は思っていたのか?」
「…?」
その人は僕の側にやって来て上半身を起こした僕の横にしゃがみこむようにして僕の顎を取る。

「君がこの家に来る為の理由を作ってあげたんだよ。君は素直じゃないから脅迫されている事実
を作ってあげないとここに来られないだろう?」
「写真は…じゃ、写真…」
「ある事にしておこうか? 君がまた言い訳を用意して安心してここに来られるように」
「…写真は、僕のあの…写真は」

軽く僕の唇にキスをして、その人は微かに笑う。意地悪そうで綺麗な笑み。
「あの可愛らしい、とても刺激的なポーズをとった君の写真は…。さぁ、どうだろう。どうしたか忘れて
しまった…ああ、きょうは泣く君を撮影するのを忘れたね…可愛らしくイク所も撮る筈だったのに」
顎から離れたその人の手が僕の胸元にゆっくり下りていく。服の上から身体を撫でられる。その手は
ゆっくり下へ。素早く服の隙間に入り込み、僕の足の間に押し込まれてくる。反射的に逃げようとする
僕の身体。素早くその人のもう一方の手で抱き留められて動けなくなる。

「眠っている君のここに唇を当てた。君の皮膚は柔らかいから、ちょっと吸っただけで真っ赤に痣に
なって…来週まで残っているかもしれない。たくさん作った痣の中のどれか一つ位は」
僕のモノの周りをなぞるように指が這い回る。
「来週は気絶に逃げる事は許さないからそのつもりで来なさい。君の身体がどんなになっても君は私に
意識を取り戻させられる。されるままになって泣いたり喚いたりしながら何度もいかされる。きょうよりも
もっと恥ずかしくていやらしい事を時間を掛けて君の身体に存分にしてあげよう。ずっと君を触り続けて
…きょうよりずっと長く君の中に入れていてあげよう。君の身体がちゃんと私を覚えるように」
「…嫌…」
「我儘の度が過ぎなければ、素直じゃない君はとても可愛い…本気で苛めたくなるくらいにね…」
13土曜日の憂鬱43:03/06/08 22:33 ID:y8RXfSv8
僕は一体どうなってしまったんだろう。僕のモノが再び反応しそうになっているのをその人が気づか
ないはずが無い。混乱して涙ぐみそうになって僕は唇を噛んで俯く。
「来週ここに来たら、まず痣がどうなったか見せなさい。私の前に立って自分で服を脱いで。足の付け
根に付けられた痣も、どうなったか君は自分で足を大きく開いて私に見せないといけない」 

僕のモノがそっと掴まれる。
「…いい子だ」
そしてすぐに手は僕のモノから離されて、するりと服から抜かれた。
その人はすっと立ち上がり和室から出て行く。

僕はがくがくと震え始める。
…僕は脅迫されているんだ。僕は仕方なく屈辱的な事をされているんだ。僕は感じてなんかいない。
僕は。無理に、ここに来させられて、恥ずかしい事をされてるんだ。気持ちがいい訳じゃない。
好んで来てる訳じゃない。感じてなんかいない。無理やりに、僕は。無理やり…。

ステンドグラスの長く伸びた優しい色の影。夕暮れのオレンジの光と混ざるステンドグラスが作る影。

僕は震える足で立ち上がる。廊下から縁側へ。脱ぎ捨てられた靴を見る。頬を叩かれた事を
思い出す。五月の風が欅の葉をさわさわと揺らしている。ざあっ、と一瞬強い風が吹き抜ける。
…僕は脅迫されてるんだ。写真が無いような事を言ったのはきっとあの人の嘘だ。だから、次の土曜日
も僕はここに来なくてはいけない。僕はあの人の犬を轢いたから。恥ずかしい写真を撮られて脅迫され
ているから。そしてあの人にまたたっぷりと恥ずかしい事をされなくてはいけない。

来週の事を思うと僕の胸の鼓動が早くなる。…始めてこの家に入った日の夜から僕は毎晩あの人の
夢を見た。真昼間、ふとしたきっかけであの人の事を思い出して、その度に僕の胸は苦しくなった。
…それは、きっと、恐怖と怒りと羞恥のせいだ。
あの人のする事は、僕を憂鬱にする。あの人のする事は僕への制裁。罰。
土曜日がくる毎にきっと僕は壊れていく。あの人のされるままになって崩れていく。

あの人の手でゆっくりと殺されていく。

僕は土曜日はこの家にくる。これから毎週。…緩慢な自殺。土曜日の憂鬱。  おわり
14風と木の名無しさん:03/06/08 22:42 ID:tQDuXQZh
>土曜日の神様。
お疲れさまでした!
ラストも、めちゃめちゃ萌えさせていただきました!
少年も、『あの人』も、大好きです!
素敵な作品、ありがとうございました!
またいつか、お会いできることを楽しみにしています!では。
15風と木の名無しさん:03/06/08 22:48 ID:VAv47Cbt
>土曜日の神様
終わったんですね…ただただ素晴らしい内容と余韻いっぱいのラストに
ため息ばかりがでています。
毎週土曜日を楽しみに拝見しておりました。
ありがとうございました。感謝を込めて書き込みます。
16風と木の名無しさん:03/06/09 00:03 ID:JFg9BbKG
土曜の神様へ。

本当にありがとうございました。
再びどこかで会える日を、密かに楽しみにしております。
17風と木の名無しさん:03/06/09 00:05 ID:9EPVQqWN
> 土曜日の神様
すばらしいものをありがとうございますた。
またお目にかかれることを楽しみにしています。
18風と木の名無しさん:03/06/09 00:29 ID:pMAvQEuo
>土曜日殿
ごちそうさま。下克上とあわせて二台巨頭でしたな。
破綻がなく終わることが出来てしかも余韻が素晴らしいと。
またの上演をお待ちしております。
19風と木の名無しさん:03/06/09 13:30 ID:IxEUtsDM
>土曜日の神様
すんんんんんんごい良かったです。
余韻を残すラスト、少年の精神まで犯してしまったあの人の描写、
文句なしに萌えさせて頂きました。
きちんと最後まで終わらせてくださってありがとうございます。
これからの二人の関係を妄想して毎週土曜を過ごしたいと思いますw
大変なごちそうをありがとうございました。
またいつか、どうかお願いします。
20風と木の名無しさん:03/06/09 14:31 ID:OUSeSQG8
>土曜日の神様。
ごちそうさまでした。
初めてこのスレに感想を書き込もうと決心させるほどです。
素敵すぎます。
機会があったらもう一度
お目にかかりたいと願っております。
21風と木の名無しさん:03/06/09 17:54 ID:LOZWH+/4
>1
スレ立て乙!
>土曜日神様
素敵な萌え鬼畜を有り難うございました。
私もこういう文章が書けるようになりたい…
22ももえ:03/06/09 20:02 ID:JAkrAyYQ
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http://www.yahoo2003.com/betu/linkvp2/linkvp.html
23風と木の名無しさん:03/06/09 23:55 ID:n7RVHXaW
≫土曜日の神様
長編、乙です。
ラストかなり良かったです!!超萌えでした。
できるなら、もう一本…と言いたいのですが、気が向いたらまた書いてくださいね。
24風と木の名無しさん:03/06/10 00:11 ID:nDfP1biE
セクハラでポン


 人の賑わう、街角のビデオショップ。夜中とはいえ客も訪れる、24時間営業の店。
 人気の映画作品、新旧を数多く揃え、固定客も多いのだ。その為、いつの間にか顔を覚えてしまう客もいる。白いリノリウムの床と、白い壁。常に流れる有線は店を明るい雰囲気に保ってくれる。
 ガーッと扉が開き、長身の影が扉を潜ってやって来る。
 多分ホスト、なんだと思う。すごく背が高くて、スーツを着こなして。
 俺は思わず、彼に目を奪われて仕舞う。
「孝也君、これ返却する分、チェックすんだから」
「う、わっ」
 びびった!つーか、尻触ってくんじゃねぇよハゲ親父!!
 セクハラだ、セクハラ……。
 俺は渋い顔をし乍返却ビデオを腕に抱え、カウンターを出た。最新作コーナーから順にビデオケースにビデオを差し込んでいく。
 まったく、折角あの人――白井さんが来たのに、最悪の気分だ。大学生だと思って莫伽にしやがってあの店長…。俺はぶつくさ言いながらも我ながら手早くビデオを返却していく。
 今日は月曜日の夜、だから返却ビデオ数は常より少し多い。
 特に一人寂しい男のおかず商品なんて……うへ、大半がそうじゃないか。
 ……ァ、白井さん、何処言っちゃったんだろう。
 話、したかったなぁ……。
 俺は何となくへこみながらアダルトコーナーへと乗り込んだ。さすが夜中の二時三時ともなればアダルトコーナーも人が少ない。一人しか居ないじゃないか……って、白井さん?!
 ……すごいもてそうなのに、アダルトビデオ見てるよ……。うわー、なんか気まずいかも。
 同じ男だから気にすることなんて無いとは思うんだけど……気にしちまう。がたがたとビデオケースを鳴らしながら返却を済ましていると、ふと手元が翳った。
 ふぅ、とすごい至近距離で、耳に生暖かい風が!
「ひゃあっ!」
 俺は素っ頓狂な声を上げて飛び上がってしまった。其の反射で手に抱えたビデオを危うく落とすところだった。


25風と木の名無しさん:03/06/10 00:13 ID:nDfP1biE
セクハラでポン2

「おっと、気をつけないと、ビデオが破損しちゃうよ?」
「そ、其れは白井さんが……っ」
 俺は顔が火照るのを感じながら振り返った。
「…なんで俺の名前、知ってるんだい?」
 ……ぅっ
「良くきてくれるお客様だから、覚えて当然ですっ」
「へぇ……? 仕事熱心だね……。店長にお尻触られてたのに」
 見られてた?!
「あ……」
 うそ、何で……?
 白井さんの手が、俺のお尻触ってる……?
「君は細いね、お尻も小さくてジーンズが余ってる……。高校生かと思ったけど、こんな時間にバイトしているって事は……フリーター?」
「ち、違いま……すっ は、離して……ヤッ…」
 うそ、ウソ!
 白井さんの大きな手が御尻だけじゃなくてジーンズの合わせに触れて…俺の膨らみを撫で上げる。
「声、殺して……」
「あ…ァ……っ」
 俺はビデオを腕に抱えたまま腰が震えるのを感じた。
 甘い、腰に響くような白井さんの声が耳元で俺に囁く。電流が走ったみたいに俺の体は痺れて動かなくて。
「ふふ、もう勃ったね……ビデオ、落としたら駄目だよ…?」
 言いながら白井さんの手が、猶も俺自身を生地越しに擦り上げる。少し強めの刺激が、ジーンズ越しではもどかしいくらいで。
 あぁ、信じられないくらい…気持ち良い。
26風と木の名無しさん:03/06/10 00:13 ID:nDfP1biE
セクハラでポン3
 俺自身がジーンズの中で硬く、痛いぐらいに屹立して、硬いジーンズの生地を押し上げ始める。熱い吐息が零れて、此処がどこかすら忘れてしまいそうな……
って、バイト先じゃん!
「し、白井さ、ぁ……っ」
 気持ち良いけど、ダメだ、駄目……っ。
 俺は快楽を与えてくれる白井さんの手から逃げようとした。
「へぇ、逃げるの……? このままバイト終わるまで我慢できるのかな…?」
……絶対我慢出来ないだろうって顔して、白井さんが俺に聞く。
「意地悪ィ……」
 俺は辛うじてビデオを取り落とさないまま白井さんの腕の中から逃げた。睨みつけて、前屈みのままで俺は、白井さんの前から逃げ出そうとした。
「我慢出来なくなったら此処においで。待ってる」
 白井さんが俺のエプロンのポケットに何か紙切れを強引にねじ込んだ。
 浅ましく立ち上がったままの俺の息子が疼いたけれど、俺は白井さんを睨みつけて、逃げた。

 肝心なことを一つ忘れていた。
 この店には防犯用のビデオカメラが設置されていて、店内の映像は全て店長に丸見えだっていることを。
 バイトが終わる頃、朝日に眩しそうに目を細める俺の肩を叩いたのは店長だった。


27風と木の名無しさん:03/06/10 00:15 ID:nDfP1biE
一人称チャレンジ。セクハラ、の筈が同意になったらゴメソ<6
28風と木の名無しさん:03/06/10 02:53 ID:yg8c6+8U
つ、続きが気になるーーーー
29風と木の名無しさん:03/06/10 03:47 ID:TIAVet8d
保守
30赤い鬼1:03/06/10 16:04 ID:t45Em24w
「…っはッ…」
俺はずっと、首をなめられ続けている。時間がどれくらい経ったのかさえわからない。
「フフ、もっと鳴き声を聞かせてくれ」
そう言って、手で俺の中心を弄びながら首の一点を強く吸いあげる。
「ぁ…!」
出したくもない声が漏れる。もう、止めてくれ…


その日は大雨だった。
休日に暇を持て余していた俺は、あてもなくバイクを走らせていた。
運悪く雨に降られ、近くの家の軒下で雨宿りさせてもらった。少し止んだらすぐに帰ろう。
そう思っていたのに、雨は強くなるばかりだった。

「まいったな…」
ぼやいていると、俺に気づいたのか家から男の人が出て来た。
「すんません、ちょっと雨宿りを…」
「構いませんよ、どうぞ中へお入りになって下さい。この雨は当分止みませんよ」
有り難い事に家の中に入れてもらえた。
よく見てみると、えらく広い家だった。ただ、人の気配が無く静かで、中に入っても雨の音がよよく聞こえた。
家に入れてくれた男の人は、この家の使用人らしい。
「この部屋へどうぞ」
「すんません…止んだらすぐに帰りますんで」
しかし雨は一向に止む気配は無かった。
使用人は俺が退屈しないように、雑誌や食べ物、飲物まで用意してくれた。見ず知らずの俺にいたせりつくせりで、よけいに居心地悪い。
「ご主人様がお帰りになられたら、ご紹介差し上げますね」
そう言って使用人は居なくなり、俺は雨が止むのを待たずにいつの間にかそこで寝てしまっていた。
31赤い鬼2:03/06/10 16:17 ID:t45Em24w
目が覚めた時辺りは真っ暗で、何処に居るのかわからなかった。
目が慣れてくると窓からの月明かりで部屋が見渡せた。
(あ…!ヤバ…)
雨宿りをさせてもらっていた事を思い出した。すっかり寝すぎていた…雨は止んでいるようでとても静かだ。
「…気づきましたか?」
ろうそくを片手に一人の男が部屋に入って来た。使用人とは別の。
「…っ!?」
そこで俺は異変に気づいた。
男の目を見たとたん、声が出なくなり体が固まった。
男の目は赤く光っていた。
「私はこの家の主。…今日は思いがけないお客さんが来て嬉しいよ。フフ…」

俺は男の目を見たまま、動けないでいた。
髪は銀髪、赤い目に黒づくめの服。顔は「綺麗」としか言いようのない容姿。
しかし、俺が感じているのは、恐怖ー…

「そう、とても嬉しいよ。久しぶりの、食事だ」
言って、男は俺の唇に噛みついた。傷を付け、血を嘗めた。
とたんに甘い痺れが体中に広がった。
「ん、んぅ…」
そのまま舌を滑り込ませ、口の中で蠢かせる。
自分の血の味が広がる。
同時に目眩がするような快感。
俺は全く動けない。目を閉じる事さえ出来なかった。あの赤い目を見た時から。
「…美味だな。私は極上の獲物を手に入れたようだ…フフフ」
32赤い鬼3:03/06/10 16:22 ID:m1h3A+Q/
唇の傷を男の舌で嘗め広げられ、そこから甘い快感が広がる。
普通なら痛みを感じるはずの行為が、何故か魔法にかかったかのように快感にすり変わっている。
「はっ…はぁ…、な…んで…」
「何故私がこんな事をするかって?
…私は吸血鬼だ。食事をしないと生きていけまい?」
「!!…は、あぁあッ」
舌が唇から離れ、首筋を嘗めあげられた。
同時に、ズボンから手が入れられ触れられる。
「…怖いか?フフ…痛みは無いはずだ。どんなに傷を付けてもそこを私が嘗めればすべて快感に変わる」
そして歯を立てる場所を探すかのように、首筋を舌が這い回る。
嘗められたそこは、まるで媚薬を塗られたように熱を持ち、感じ始めた。
「ぁ…っ、はぁ、あ」
思うように出ない声。
しかし出したくもない喘ぎ声は止まる事が無い。
首を攻めながら吸血鬼は俺のズボンを脱がせ、中心を愛撫し始めた。
338:03/06/10 18:43 ID:/SjdvYz1
うわぁ、セクハラでポンなんてふざけた(wタイトルが滅茶苦茶ウマー。
続きが気になるでつ。頑張ってください!!
34セクハラでポン4:03/06/10 19:27 ID:FVvbyFOh

「厭だ、いや……っ!」
 気持ち悪い!
 俺は店長の執拗な手から逃げようと必死だった。
 在庫管理の書類倉庫の中は狭くて、逃げ場なんて無かったけれど。強引に手を引かれて連れてこられ、扉の中に押し込められた。俺の目の前には壁で、後ろに店長。其の更に後ろに、扉という逃げ道が在るだけ。
 半だちのまま放っておかれた俺自身に、オヤジの太い指が絡む。
 耳元に当たる息遣いは荒くて、酒臭い。嫌悪感に吐き気がした。
 しかも俺の尻に密着するのはオヤジの出っ張った下っ腹と硬い何か。
 ひぃぃっ、気持ち悪いぃぃ!!
「あんな男に触られて気持ちよかったのか?んん? 少し触られただけでこんなに勃起させて…」
 其れは若いからだ!
 嫌悪感と困惑と、恐怖で俺の頭の中は真っ白だった。
 扱き上げられた俺の息子は条件反射の様に立ち上がったけれど、扱かれる度に快楽を呼んだけれど、其れに勝る恐怖で竦んでいた。
「いや、やだ……白井さ……っ!」
 ……っ?!
 何で俺、白井さんの名前呼んでるんだ?
 もう、訳わかんなくて……
「離せっつってるじゃんかぁぁ!!」
 俺は自棄になって暴れて、店長を蹴りつけた。
「おぅぅ……っ」
 と、店長の体が床に崩れて、股間を手で抑えたまま丸まって動かなくなってしまった。其の額に汗が滲んで……最高の弱点にヒットしたらしい。
 そんな滑稽な店長の様子を笑うなんて事も出来ずに、俺は店長を置いて扉に向かって走った。兎に角、逃げたくてしょうがない!
35セクハラでポン5:03/06/10 19:28 ID:FVvbyFOh
「……此処、……」
 俺は一人暮らしのアパートに帰る気も起きずに、白井さんがエプロンに入れた名刺の住所を訪れていた。バイト先からそんなに遠くはない。
 勢い良く走ってきた所為で伝う汗を拭い乍、俺はビルを見上げた。
 探偵事務所…?そんなの。マジで在るんだ……。
 街角のビルの四階部分に看板が出ていた。
 時間としては、もう朝の八時前。事務所の窓はブラインドが降りている。
 こんな時間に来たら迷惑だったかな……
「あれ、本当に来た」
「うわぁっ」
 振り返れば君がいた。じゃなくて……っ
 俺はなんだか急に目が醒めたような気がした。男にナニ触られたぐらいなんだよ、どうって事ないじゃないかっ。
「ついでだったんで見に来ただけです」
「うそ、って顔に書いてあるよ。ほら、コーヒー淹れて上げるからおいで」
 って言って既に白井さんはビルの入り口に歩いていってしまった。あの人だって店長と同罪のセクハラ魔人……っだけど、店長より数万倍はましだった。
 ……っ
 俺は少し迷った後、白井さんの背を追っていった。
36セクハラでポン6:03/06/10 19:41 ID:FVvbyFOh
 探偵事務所って言うと汚くて書類が散乱してて……って言うイメージがある。お洒落な白井さんが勤める事務所は…というと、………例に違わずすっごく汚い。思わず閉口した俺に、白井さんは笑った。
「此処暫く急がしくてね、部屋がこんな有様」
「……床が見えない…自分はそんなにお洒落してるのに」
 セクハラはするし部屋は汚いし、白井さんのイメージはぶち壊れまくりだ。
「これは仕事に出るとき専用だよ。しかし、掃除手伝いのバイト君でも雇わなきゃ、かな…」
 白井さんは床に散らばった書類と紙くずを掻き分けながら奥へと進んで言って、俺も其れに続いた。
 っていうか、客の情報のプリントされたものがファイリングもされずに床にあるって…書類棚は逆に綺麗なものである。整理すれば片付く環境なのに……。
「セクハラしない約束だったら雇われてあげますよ」
 あんな店長がいる所に金輪際行きたくない。ああ、でも今月のバイト分は確り貰っておかないと、家賃が…。
「おや、ビデオショップのアルバイト君を引き抜いちゃっていいのかな」
「……いいんです」
 ふぅん、と白井さんは笑いながらデスクの上のコーヒーカップを片手に給湯室らしきところに向かっていった。
 俺はというと、なぜかソファの上に乗った毛布をたたんで、其の下から出てきた書類の向きを合わせて…更に応接のテーブルの上にも散らばっていた書類を兎に角一箇所にまとめてコーヒーを置ける場所を作っていたのだが。
 浮気調査の書類とか、ンなのが多いな…なんて思っていた。
37セクハラでポン7:03/06/10 19:41 ID:FVvbyFOh
「はい、どうぞ」
カチャ、と白井さんがコーヒーを出してくれた。
「有難う御座います」
「それで、如何したの?」
「……は?」
 白井さんが、何が、とも言わないで聞いてきたので、俺は一瞬何のことだか判らなかった。
「バイト先で、何かあった?」
 ……何か、した同罪者の台詞じゃないよなぁ…。
「なんでも無いですよ…。」
 俺は出来るだけ平静を保って言った。コーヒー、ちゃんとしたインスタントなんかじゃない香りがすごく、いい。香をかいで、なんだか泡食ってたのが莫伽みたいに思え始めてもきた。
「何も無かったら、さっきみたいな顔、しないでしょう? 俺があんな事したから、怒ってる?」
 怒ってる?なんてそんな目で言われて首を立てに振れる女はいないだろうなぁ…なんて言いながら、俺は別に、と素っ気無く応えてコーヒーを啜った。酸味のある珈琲はモカ、ってやつかな。
「そ、なら良かった。じゃあ、どうしたの? 続き、して欲しくて来た訳じゃないでしょう?」
「違うよっ!」
「じゃあ如何したのか聞かせてくれてもいいじゃない?」
 俺、さっきそんなに酷い顔してたんだろうか…。
「セクハラ、されただけです」
「お尻触られたの?」
 白井さん、じっと俺のこと見てる。なんだか見透かされそうで、怖い。
38セクハラでポン:03/06/10 20:13 ID:FVvbyFOh
慣れない一人称、何処までもへたれになりそうな予感すれど頑張るよ。
39風と木の名無しさん:03/06/10 22:01 ID:1H0p8XNd
あー、駄目だ、コーヒー飲みたくなってきちゃったです、ポン神さま。
インスタントコーヒーを飲みながら、ポン神さまと白井さんを応援します。
40風と木の名無しさん:03/06/10 22:24 ID:LVAhXYNR
久しぶりに来たら、また呼称が神に戻ったのか。
職人さんって呼ぶことにしたんじゃなかったっけ?
ちょっと宗教スレっぽくなってる(w
41風と木の名無しさん :03/06/10 22:48 ID:FMwfdLJk
>40
ずっと来なきゃいいのにね。
42風と木の名無しさん:03/06/10 23:25 ID:FVvbyFOh
>41
悪意、無いのかもしれないから餅ついてスルーしよ。
43風と木の名無しさん:03/06/10 23:30 ID:1H0p8XNd
>40
べつに信者じゃないよ。イイ!って思っただけ。
神さま駄目だったの?しょんぼり。

ポン職人さんを熱く禿げしく応援します。
これでOK?
44風と木の名無しさん:03/06/10 23:44 ID:OdWuInRm
どうせなら、>40を出戻り神とでも呼んでやれば?
45風と木の名無しさん:03/06/11 00:21 ID:nGlRfnT2
書き手さん自身も、神は面映いから職人って呼んでくれってことに
なってたんだったかな、前スレあたりで。
で、感動するほど上手い人には神って呼ぶ・・・とかいう事になってたような。
呼び方なんてどうでもいいとは思うけど。
46ファザーファッカー1:03/06/11 00:56 ID:69/g350u

岡田武雄は、目を開こうとして、それが出来ないことに気付いた。
「……!?」
一瞬状況が分からなくて焦るが、それが目隠しによるものだとすぐに気
付いた。
……だが、これは一体どういうことなのだろうか。
確か自分は、いつも通り家に帰ってきて、息子である……玲の出迎えを
受けたのではなかったか。
そして、それから……記憶がない。気がついたら、この状態になってい
た。
「玲……玲、何処だ!?一体何が起きているんだ!玲!!」
……返事がない。
武雄は焦った。
――もしや玲の身に何か……
47ファザーファッカー2:03/06/11 01:08 ID:wSemW7Mf

それで、自分ともどもこの状態に……
そんな最悪の想像をする武雄の耳に、聞き慣れた声が聞こえてきた。
「気が付いたんだね……父さん」
それは、紛れもなく玲の声だった。
「れ……玲か……?」
玲の声を聞けたことで、武雄はひとまずホッとした。
玲の声からは、苦痛も何も感じられない。
少なくとも痛めつけられてはいないようだ。
「無事だったのか、よかった……」
「無事?誰が?」「玲のことに決まっているじゃないか。一体誰がこんなことを……」
呟いた途端、玲が押し殺した声で笑うのが聞こえた。
48ファザーファッカー3:03/06/11 01:19 ID:yVYH1n9H

「れ……玲?」
武雄はいぶかしんだ。
何故笑うのだろう?こんな、何も分からぬ状態で?
「何も分かってないのは、父さんの方だよ」
「れ、玲……?何を言って……」
何を言っているんだ。これではまるで、自分をこの状態にしたのは自分
だと、そう言っているようではないか。
「その通りだよ、父さん」
まるで武雄の心を読んだかのようなタイミングで玲はあっさりと認めて
見せた。
「な……何……だと……?」
一体何故、こんな……
「決まっているじゃないか」
ヒュ、と耳元で風切り音がうなり、武雄は思わず首をすくめた。
49ファザーファッカー4:03/06/11 01:26 ID:OKe/vX86

「復讐、だよ。母さんと僕のね……」
武雄は目隠しの向こうで、玲が時折浮かべる、サディスティックな笑み
を、見たような気がした……


続く


覚えてらっしゃる方が居られるかどうかは分かりませんが、前スレに書
いたものの焼き直しです。
ちょっと本格的に書いてみたくなりましたので。
しばしまた、お付き合い下さいますよう、お願い申し上げます。
50風と木の名無しさん:03/06/11 09:08 ID:8Q/KaLhJ
数日目を離した好きに新作ラッシュですかそうですか。


…ふぉおおおおお!!イイ!
51セクハラでポン8:03/06/11 12:48 ID:Q7Uy7wC0
「お尻、だけ?」
 俺は莫伽正直に首を振ってしまった。
「ち……チンコ触られたから金的かまして、逃げた。辞めてやる、あんなバイト……」
「じゃあ、俺が雇ってあげるから。俺の事は所長って呼んでね」
 白井さんはそう言って俺の脇に腰を下ろした。何か、やっぱり……すごく落ち着いた物腰とか、好きだなぁ……これであんなセクハラ、するんだから信じられない。
 俺は少し迷った末に頷いて、珈琲をまた啜った。
 でも、何かおかしいんだ、白井さんの体温が妙に気持ち良い。すぐ傍に腰を下ろしたまま、白井さんは俺の様子を微笑みながら見詰めていて。
 あれ、なんでどきどきしてるんだろう…。
「あ、揚句に尻にナニ擦りつけられるし、マジで最悪で……」
 俺はどきどきを隠すために話を続けた。顔が赤くなるのを感じる。
「此処を、触られたの?」
「ッァ……白井さ……っ」
 ちょん、と下腹部を示した指はジーンズ越しに軽く触れただけ。けど情けないぐらい過剰に反応を俺は返してしまった。
「……っ、帰りますっ」
 ヤバイ、と俺の中で警鐘が鳴り響いた。俺はカップを置いて立ち上がろうとした。
「やだよ、もう少しゆっくりしていこう? 一人で退屈なんだ」
 其の俺の手を白井さんがそっと掴む。
「御免ね、無理に話させて。気持ち悪いの思い出しちゃった?」
 白井さんは気を使ってか、俺の顔を覗き込んだ。其れもあるけど、そうじゃなくてやばくて……っ。
 思い出してしまう、店長の手がいやらしく俺のあそこをまさぐるのを。思い出してしまう、白井さんが俺のあそこを……
 かーっと顔が火照るのを感じた。多分、真っ赤だ。
「俺の手も、やっぱり気持ち悪い……?…だよね、御免」
 そう言って俺を見上げた後に項垂れた彼を見て、思わず某チワワの金融機関のCMを思い出したりしてしまったんだが、白井さんは俺よりかなり背が高い。
「あの、そうじゃなくて……」
「本当? じゃあいいじゃない、少し話相手してよ」
 困った……俺は、どうしようもなく前屈みな訳で……。
 そう、思い出しただけでなく、立たせてしまっていた。愚息を。
52セクハラでポン9:03/06/11 12:58 ID:b4GfuCMW
 それだけじゃなくて、妙にドギマギしてしまって、本当にヤバイのだ。しかも、鎮まるどころか……
「アレ、もしかして……」
「っあ……っ!」
 サワッと白井さんの手が俺の腰を引き寄せた。其の手が触れただけで情けないぐらい動揺した声が上がってしまう。
「へぇ、立ててる。店長に触られた名残…にしては熱いよね……」
「ヤダ、止め……っ白井さ…っ」
 お願いだから、触らないで……っ
 もう、俺は少し触られるだけで腰が跳ねて、段々、俺のが固く熱を帯びて……
「所長、でしょ?」
 ふふ、と白井さんは笑った。
 がくっと膝が崩れてしまって、俺は床にへたり込んだ。いや、ちがう、白井さんの膝の上に腰を下ろしてしまったんだ。
 ジーンズのボタンが外され、隙間から白井さんの手が下着の中へと入り込んで来る。甘く痺れるような快楽の中で、俺は逃げることすら忘れた。それほどに、気持ちよかった。
 少し俺の其処より低い体温の指先がするするとペニスの表面をなぞり、きゅ、と俺自身を握り締めた。
「ッァ……っ」
 びく、と俺の体が跳ねる。彼の手から逃げようとしてもがいた腰が、逆に強請るように揺れてしまった。俺の体が変なのか、白井さんが上手すぎるのかは判らない。
 こんな体の反応が恥かしくて信じられなくて、俺はきつく目を瞑った。

吸血鬼〜萌えでつ〜。
やっぱしただの死者としてでなく血族としての吸血鬼が…赤い鬼の続き待ってます
53風と木の名無しさん:03/06/11 18:41 ID:DO+8jXMH
>>前スレの953
|Д`*)ハァハァ…
54風と木の名無しさん:03/06/11 21:26 ID:rOxQObdP
思わず前スレに飛んだよ、萌えたよ(笑)
55風と木の名無しさん:03/06/11 23:33 ID:n5zzB6go
ギャワー萌えたのじゃよー油断ならねえ(ひどく危ない目をした)。
56前スレ953:03/06/12 17:35 ID:GZ3s1g6N
申し訳ございません。
あの続きを書き込もうかとトライしましたが
『512kを越えているので〜』と出てアレ以上は書き込めませんでした。

ごめんなさい。・゚・(ノД`)・゚・
57風と木の名無しさん:03/06/12 19:55 ID:3TARmMIT
>57
こっちに書いてくれたらいいべさ。
それは嫌なの?・゚・(ノД`)・゚・
58セクハラでポン10:03/06/12 20:27 ID:2noplFXp
「悪い子だね、此処、こんなに硬くしてる……嫌だって言ってても店長や俺の手に感じちゃうんだから…」
「違…ぁっ…」
「厭らしい子、だよね」
 違う、違う……! けれど俺の体は白井さんの手に反応して、先っぽからヌルヌルしたのを零していた。それを先端に擦り付けるように白井さんの手が動いて…。
「所長としてお仕置き、してあげないと、ね」
 いいながら白井さんが俺のズボンを脱がしにかかる。恥かしくて俺は抵抗したけれど、あっという間に下半身を曝されてしまった。
「へぇ……触ってて気付かなかったけど……」
「っや…言うな……っ」
「大人のちんちんなのに、ちょっと包茎、なんだ……」
 言われて、俺は俯いてしまった。そうなのだ、自分の手で剥かなければ俺の息子の先端は皮に包まれたまま。
「何処まで我慢すると剥けるの? それとも手で剥くまでこのまま…?」
「厭だ、いわな…いで……っ」
 恥かしくて顔から火が出そうで。白井さんの手の中で屹立した俺自身は、先端に痛みを訴えていた。顔を覗かせたくて仕方ないのに、皮が其れを邪魔している痛み。
「っあ、ぁ……っ」
 其の先端をツン、と白井さんの手が突付く。
「答えてくれないの?」
 答えられる筈が無い……、其処は俺のトラウマであり、其れは俺のプライドに関わる。
 白井さんは、ふぅん、なんて言いながら書類を綴る紐で俺自身を戒めてしまった。
 泣きたくて、俺は顔を歪ませていた。
 何で恥かしいところを曝されて、それでも浅ましく俺自身が勃起したままなのか。どうして白井さんは俺にこんな事をしているのか。
―――――判らない。
59セクハラでポン11:03/06/12 20:28 ID:2noplFXp
「っや……何、ィ……っ」
 ひやりと冷たいものが俺自身に零される。そして、お尻にも。白井さんが何時の間にか手にしていたチューブから何か液体が垂らされていた。
 ひやっとした其れは、けれど俺自身に触れると熱に変わった。其処が熱を持ったように熱くて……
「っあ、痒……っ ヤダ、何……っ!」
 透明な液体が触れた処から強烈な掻痒感が生じて、俺は思わず首を振るった。思わず其処を掻き毟りたくて伸ばした手は、白井さんの手が掴み取ってしまった。
 其の間にも痒みは強くなるばかりで、俺は膝を擦り合わせもじもじと腰を揺すってしまった。
 何か、変な薬を使われたんだ、って思う一方では其の掻痒感に体が支配されていく。
「っや、白井さん、離し……っ」
「所長でしょ? なぁに、オナニーしたいの?」
「違う、痒くて……っ」
 ペニスも、お尻も、むずむずしてじっとしてなど居られない。俺は足掻くように白井さんの手を振り払おうとした。けれど意外なほど強い力で腕は捉えられたままだった。
「包茎の上に、俺に見られててもオナニーしたくてしょうがないの?…そう言ったら、離してあげるのに」
「・・・離して、離して、くださ、ぁ……っ」
 言った自分の声が信じられないほど高く、媚びるような響きを帯びていたけれど、白井さんは赦してくれない。
「お、オナニ―……した、ぁ…ぃ……離して、お願い……」
 頭の中が真っ白になるほど恥かしくて、俺の声は消え入りそうだった。
 やっと解放された手に、俺は堪らずペニスを乱暴に擦った。それでも次々と掻痒感は沸き起こり、俺は尻にまで手を伸ばした。其処にも薬は垂れて、堪らなくくすぐったいのだ。
 乱暴に窄まりの辺りを描いていても、次第に奥まで痒くて仕方なくなる。
 堪らずに力を込めると、ヌルヌル滑る液体の所為で俺の指が奥へと飲み込まれた。そうするともっと奥が痒くなる。
 俺はどんどん奥へと指を差し入れていった。
60風と木の名無しさん:03/06/12 21:38 ID:tgevXjMn
セクハラでポン萌えます。
続きいつでもコ━━(ノ・∀・)ノ━━イ!!
61赤い鬼4:03/06/12 23:52 ID:SUa5N0zf
じらすようにゆっくりと撫でながら、首筋の一点を強く吸い上げた。
「…ぁ!」
自分の声だとは思えないほど甘い声が漏れた。
羞恥によって一瞬我にかえる。
何故、俺はこんなめにあっているのだろうか。
吸血鬼?馬鹿馬鹿しい。ここは日本だぞ?現実味が無い。
それでも身に起こっている事は現実で、目の前の赤い化け物は俺を攻めている。
このまま、快感に流されてしまえば何も考えられなくなる。このままでは…

それでも俺の手足は動く事は無く、されるままでしかなかった。
「はっ…ぁあ…!」
動く手が早くなり、乳首が口に含まれた。
「ここを攻められるのは初めてか?自身を攻められるのとはまた違った快感だろう…?」
62赤い鬼5:03/06/12 23:56 ID:jQUaZXkF
吸血鬼はその突起を舌で転がし、次第に赤く膨らみ始めたそれをいきなり強く噛んだ。
「……ッ!」
声にならない声。
同時に擦られている中心に、電気のように伝わる快感。
何も、考えられなかった。
「ふふ、もう限界か?」
「ッあ…!あああ…」
もう一度強く噛まれた時、俺は吸血鬼の手の中に達していた。
瞬間、金縛りがとけたように身体が動き、俺は吸血鬼の方へと倒れ込んだ。

「…まだ、食事は終わっていないよ」
手についた精液を嘗め取りながら言い、俺を椅子に座らせた。
手足は自由になった。しかし、疲れ過ぎて言うことをきかない。
一度イっただけでこんなにも体力が無くなるものだろうか?
「さっきは抵抗しないよう眼力で自由を奪わせてもらったが…もう動く気力が無いだろう?今度は思う存分、声を出すがいい」
63風と木の名無しさん:03/06/13 00:33 ID:9Ury/Rxf
赤い鬼キター!!
眼力で力奪って無理やりってとこが特に萌え。
64セクハラでポン12:03/06/13 08:04 ID:EJP07DBk
「っああ、ぁ……っ」
 駄目だ、何で……?気持ちよくて……もう…
「っあ、ぁアァ……っ」
 ビクビクッと俺の体が跳ねたけれど、俺のペニスは包茎の痛みと戒められた痛みに苛まれて、どうしても達することが出来ない。
「いや、やだあぁぁ……っ あ、ぁアァ……っ」
 イきたくて、俺は思わず綴り紐を解こうとした。其の手を白井さんの手が掬い取ってしまう。
「ヤダ、ヤだぁ……っ 離して、もう、ィ……っ!」
 体内に荒れ狂う熱を吐き出して、あの溜まらない絶頂感を味わいたい。頭の中が痺れるあの絶頂感を…っ!
 俺の中を掻く指は根元まで埋まり、かりかりと中を掻いていた。汚いとか、そんなことすら忘れてしまいそうで。けれど其の指が何か硬いものに触れて、ビクッと俺の足がひとりでに跳ね上がった。
「ッヤ、あん……っ ああ、ぁ……っ」
「イきたいの……? お強請り、して御覧」
 甘く、低く白井さんが俺の耳元で囁いて、俺はどうしようもなく啜り泣きを漏らした。もう、イきたくて泣きたくて、恥かしくて、正気なんて吹き飛んでしまいそうで…。いや、もうとっくに正気なんて消し飛んでいたのかもしれない。
65セクハラでポン13:03/06/13 08:05 ID:EJP07DBk
「っあ……お願い、白井さ……ン……っ イかせて、くださ……」
 俺は堪らず言って白井さんを振り返った。
 すごく近くに白井さんの端麗な顔があって、少し意地の悪い笑みを浮かべていた。其の茶色の瞳に、俺が切なそうな、厭らしい表情を浮かべて映っていた。
「いいよ……ほら、イッてごらん……」
 白井さんは俺のペニスの戒めを解き、いまだ皮を被ったままだった俺のペニスの皮を剥いて…くちゃくちゃと厭らしい音を立て乍扱き上げてくれる。
 もう一方の手の指は、俺が中に埋めた指と合わせて窄まりに押し入れられて、同じように音を立てて中をかき回された。
 それで、どうしようもなく俺の体は快楽を感じて……
「っあ、ぁアァ……っ!!」
 ビクビクッと情けないほどに俺の体が震えて、白濁は書類の上に散った。
「あーあ、汚しちゃって……御掃除、してね」
 言いながら白井さんは指を抜き出し、絶頂の余韻にあまり力の入らない俺を床に下ろした。司法資格のテキストや浮気調査の書類が散らばる床に、俺の厭らしい残滓が散っていた。
「舐めて綺麗に。できるでしょ?」
 言いながら今だ耐えがたい掻痒感を訴える俺の尻へとまた指を差し入れた。
 俺は床に這いつくばるようにして書類に散った残滓を嘗めとる。ザーメンの青臭さと書類のインクの臭いが鼻についた。
 少し冷えた俺の残滓が美味しい筈も無く、顔を顰めたが中をかき回す指に感じた快楽に、薄く開いた口から声が漏れてしまった。
「ぅあ…っん……」
「感じてるね、ほら、また勃起して……」
 ホスト張りの良い男が勃起だのなんだの、言わないでほしい。少し眦の垂れた人の良さそうな顔をしているのに。
「ッヤ、ヤダ…っ止め、ぁ……っ」
「止めて……?こんな、厭らしく腰振って誘ってるのに?」
「っあ、ぁ…っ やあ、ぁ…やぁ、ンッ……っ」
それ以上されたら、また……
「うく、ぅ、ぅァ……!!」
 俺はたまらず床に顔を擦りつけた。
66セクハラでポン14:03/06/13 08:06 ID:EJP07DBk
 中に埋められた指が気持ちよくて腰を振ってしまったから、ペニスの先が揺れて、少量の白濁が俺の顔にも飛んで来た。
「淫乱。尻だけでイッちゃうなんて」
 白井さんは俺の髪を引きつかんで状態を起こさせた。
 自分で吐き出した白濁で汚れた顔を嘲るような表情で見られて、俺はゾクゾクとした戦慄が沸き起こるのを感じた。
「あぅ……っ」
 二度も達し萎えたペニスに、白井さんの足が伸びて来た。ざりざりとした砂の感触と共に、硬い靴底が俺のペニスを甚振る。
 尻を床に擦りつけるようにして、上から見下ろす白井さんの表情を窺うと、薄らと笑ったまま冷たい目をしていて……
 そんな目で見られて、俺は……俺は……
「御免なさ…ァ…あアァ……っ」
 許しを請うように、侘びの言葉を口にしていた。
67セクハラでポン15:03/06/13 08:06 ID:EJP07DBk
 其れから俺は毎日の様に白井さんの事務所を訪れていた。
 俺の仕事は幾つか与えられた。
 書類の整理と、掃除と、接客。
 散乱した書類をまず分けようとしているところで、お客様が来る。こんな怪しげな探偵事務所でも客は多くて、其の大半が……。
「おぅ、白井はいねぇのか」
 派手ななりをした、いかにも暴力団の男。一番の御得意様、らしいが彼らに関しての書類には一切タッチはさせて貰えない。多分、警察に知られれば手錠を持ち出されるような仕事を請け負っているのだろう。
「申し訳ありません、ただ今調査で出かけてます」
 俺は、書類の整理を止めて目つきの悪い男の立つ戸口へと足を向けた。
「おぅ、ニィちゃんだけか……。んじゃまぁ、白井が戻るまでは退屈しねぇか」
 男は言って、俺の頭を強引に引き寄せた。腕の力に負けて俺はあっさりと男の下腹に顔を押し付けていた。
「っんな……っ?!」
 咄嗟のことで何が起こったのか判らなくて、俺は慌てて体を起こそうとした。そして出来た隙間。男は何を思ったか、下肢を寛げてペニスを取り出した。
 雄雄しい其れが目の前に突きつけられて……。
「聞いてんぜ、ホーケーの孝也だろ? 接客、してくれるって聞いてんぜ」
 男の言葉に俺は頭が真っ白になるのを感じた。白井さん、おれの知らない人にまで話をしてる……。
 けれど、早急に理解できたのは、接客の意味。
 この間白井さんに悪戯されたあと、俺が飲んだ珈琲に催淫効果のある薬が混ぜられていたという話を聞かされたけれど、其の後なんとも体を触られて、俺の体は厭らしい開発を受けた。
「……はい…」
 女とセックスするのと全く違う快楽は、既に癖になってしまっていた。
 俺は男の言葉に諾々と頷き、差し出された男根へと舌を這わせる。
 直ぐに下半身に厭らしい熱が集まり始める自覚はあって……
「っん……」
 鼻を鳴らしながら男根を口内に含みいれた。口を犯す質量に未熟な形の俺自身が痛みを訴え始める。ビデオショップで店長に触られたときの不快感は不思議なほどになくて……
 俺は何時しか与えられる快楽を、羞恥を、自分から求めたいと思うようになっていた。
68風と木の名無しさん:03/06/14 00:35 ID:bdC/FACJ
>セクハラでポン
おおっ、鬼畜ですな!!
作者タンスマソ、ぬるく終わるのを予想してますた。
萌えたYO!!!
69風と木の名無しさん:03/06/14 01:27 ID:RVEe9tmS
ぬるく終わりそうだったから慌てて軌道修正したの見え見えでスマソ
70風と木の名無しさん:03/06/14 01:31 ID:qoDUEUct
>セクハラでポン
軽いタイトル(失礼)で、単なるセクハラで終わるかと思って
いたのですが……
鬼畜ぶりが激好みな展開で最高でつ(ぐっ)
71赤い鬼6:03/06/14 09:26 ID:9ielZGNI
椅子に腰を沈め過ぎた格好で脚を開かされた。
恥ずかしさに脚を閉じようとした所に身体を間に入れられ阻止された。
膝下に手を入れ持ち上げ、更に広げられる。
「や、やめ…ッ!」
やっと出た制止の声も虚しく、吸血鬼は奥の入り口に先刻俺の出した精液を塗り付けながら指を入れてきた。
「ぅ…んん!」
異物感に息がはけない。
それでも指は動きを止めず、段々と奥に進んでくる。
「ここも初めてか…狭いな。」
苦しんでいる俺に気付いたのか、吸血鬼は指の動きは止めずに俺自身をくわえ込もうと右手を添えた。

先刻首と胸を嘗められた時に感じたとろけそうな程の快感を思い出した。
催淫効果でもあるような吸血鬼の舌、その舌に今、自身をくわえられようとしている…

「はぁ、あ…!」
そう考えただけで、期待で先から液がこぼれ出た。

ぴちゃ…

恥ずかしい音をたて、先走りの液を嘗め取られた。
びくっと身体が揺れ腰が上がる。
「ひぁ…ッ!だめ…だ、ぁ…」
口内でなぶられ二度目の絶頂に行きかけた。が、それは根元をキツク握られ阻止された。
「イけばいくほど、体力が消耗するぞ。」
72赤い鬼6:03/06/14 09:26 ID:LRrNLrJh
椅子に腰を沈め過ぎた格好で脚を開かされた。
恥ずかしさに脚を閉じようとした所に身体を間に入れられ阻止された。
膝下に手を入れ持ち上げ、更に広げられる。
「や、やめ…ッ!」
やっと出た制止の声も虚しく、吸血鬼は奥の入り口に先刻俺の出した精液を塗り付けながら指を入れてきた。
「ぅ…んん!」
異物感に息がはけない。
それでも指は動きを止めず、段々と奥に進んでくる。
「ここも初めてか…狭いな。」
苦しんでいる俺に気付いたのか、吸血鬼は指の動きは止めずに俺自身をくわえ込もうと右手を添えた。

先刻首と胸を嘗められた時に感じたとろけそうな程の快感を思い出した。
催淫効果でもあるような吸血鬼の舌、その舌に今、自身をくわえられようとしている…

「はぁ、あ…!」
そう考えただけで、期待で先から液がこぼれ出た。

ぴちゃ…

恥ずかしい音をたて、先走りの液を嘗め取られた。
びくっと身体が揺れ腰が上がる。
「ひぁ…ッ!だめ…だ、ぁ…」
口内でなぶられ二度目の絶頂に行きかけた。が、それは根元をキツク握られ阻止された。
「イけばいくほど、体力が消耗するぞ。」
73赤い鬼6:03/06/14 09:27 ID:uvblfcHZ
椅子に腰を沈め過ぎた格好で脚を開かされた。
恥ずかしさに脚を閉じようとした所に身体を間に入れられ阻止された。
膝下に手を入れ持ち上げ、更に広げられる。
「や、やめ…ッ!」
やっと出た制止の声も虚しく、
吸血鬼は奥の入り口に先刻俺の出した精液を塗り付けながら指を入れてきた。
「ぅ…んん!」
異物感に息がはけない。
それでも指は動きを止めず、段々と奥に進んでくる。
「ここも初めてか…狭いな。」
苦しんでいる俺に気付いたのか、
吸血鬼は指の動きは止めずに俺自身をくわえ込もうと右手を添えた。

先刻首と胸を嘗められた時に感じたとろけそうな程の快感を思い出した。
催淫効果でもあるような吸血鬼の舌。
その舌に今、自身をくわえられようとしている…

「はぁ、あ…!」
そう考えただけで、期待で先から液がこぼれ出た。

ぴちゃ…

恥ずかしい音をたて、先走りの液を嘗め取られた。
びくっと身体が揺れ腰が上がる。
「ひぁ…ッ!だめ…だ、ぁ…」
口内でなぶられ二度目の絶頂に行きかけた。
が、それは根元をキツク握られ阻止された。
「イけばいくほど、体力が消耗するぞ。」
74風と木の名無しさん:03/06/14 09:32 ID:RqNJgvG6
三重スマソ…携帯からなので見逃して(´・ω・`)
75風と木の名無しさん:03/06/14 15:28 ID:gxzrJnsw
(ビジョンは|д゚)な後輩からになっております)


>74に向き合うように立っていた先輩が指先を>74の顎先へと伸ばした。
自分の方へと向かせようとしているのが、俺の目からみても明らかだった。
「見、見逃して……貰えませんか?」
フフと楽しそうに笑っている声が、静かな土曜の昼下がりの部屋に伝わってはっきりと聞こえる。
「……駄目だよ。確かに2度あることは3度あるとは言うけれど……こんなところじゃ許してあげられないな。」
「……で、でも!……わざとやったわけじゃないっ………んです。」
途中言葉に躓きながらも気強く>74は先輩に反論している。
そんな>74の手にはしっかりと携帯電話が握られていた。
反論している>74を先輩は楽しそうに笑って見つめて、
摘んだ顎先を持って自分の方へと向かせながら顔を近づけていく。
「……どうしようか。……このまま、……>74の嫌がることを続けてみようか?
そうしたら……ここのお口ももう少し素直になるかもしれないね?」
「……そ、…れは……」
顎を摘まれたまま、>74は視線を伏せていく。
視線の先には携帯電話を掴む>74の手。
その手の上に先輩の手がゆっくりと重ねられていった。
「最近の携帯は……色々機能があるから色んなことに使えるんだよね?」
「確かに色々ありますけれど…………」
「俺のは……あんまり機能がないから……色々試してみたいな。」
先輩の声には笑いと強請るような甘さを含んでいた。
その言葉に驚いたように>74が顔を上げて伏せていた視線が先輩のものとぶつかる。
「……試すって……?携帯を?」
「そう……。」
やけに静かな2人の空気に俺は1人で胸をドキドキさせていた。
76前スレ953:03/06/14 15:29 ID:gxzrJnsw
↑これは前スレ953が書きました。

>74
吸血鬼、楽しみに読んでます。
でも、>74さんを勝手に弄ってしまってゴメンナサイ。
勝手に妄想ということで……気分を害したら言って下さい。
もうしません。

>57
新作ラッシュが続いているので、自分の分も書くと混じってわかりにくいかと思って
落とすのは控えてます……。
皆さんのSS見て、色々勉強させて貰っていますので。
77風と木の名無しさん:03/06/14 17:08 ID:bT94TLHT
赤い鬼サイコー
そして>75も萌えたよ職人だ
7874:03/06/14 20:01 ID:OOH8aceM
>前スレ953
ハッ。これ以上失敗すると先輩に虐められてしまう…ドキドキ…!

気分害したりしませんよ〜笑わせて頂きましたw
個人的には新作ラッシュでも構わないので書いて欲しいですが。

セクハラでポン、面白いですー

吸血鬼、鬼畜になるよう頑張りまつ(´・ω・`)
79風と木の名無しさん:03/06/15 02:07 ID:dRH1AtMI
ハラシマ中に頼んでもないのにエロ神様が降臨してきますた。
帝國軍人モノなんて投下して宜しいでせうか…(´Д`)
ハラシマの合間に打って投下なので時間掛かると思うのでつが。
80風と木の名無しさん:03/06/15 02:09 ID:wNIbM2ra
>79
|д゚)

|彡サッ

|д゚)

|д゚)マッテル…
81風と木の名無しさん:03/06/15 03:06 ID:i9KT2Ip2
軍人モノ好き好きぃ
8279:03/06/15 04:06 ID:dRH1AtMI
それでは失礼して…コソコソ
今回前フリだけになってしましますたが(´・ω・`)ショボーン
明日か明後日くらいにエロに到達させます、ハイ。

------------------------------------
1/2

執務机の前で、敬礼する男を一条大佐は、心なしか懐かしさの混じった目で見詰めていた。
「本日一二〇〇時を持ちまして参謀本部作戦課に配属となります、河合昭二であります。」
ご苦労。一条はそれだけを短く、目の前の温和そうな男への返答の言葉とした。
余計な言葉を口にするのは好きではないし得意でもない、
そしてそれ以上に、河合との付き合いは長く深い。言葉は無用だ。
「大佐殿は、相変わらずでありますな。…3年振り、ですね。」
河合はそう言って笑った。

一条はその鋭い目を綻ばせた。そう、3年だ。あの計画を上層部の邪魔で滅茶苦茶にされ、
理不尽な転属を命じられてから3年が経った。
裏で幾つもの取り引きを為し謀略を重ね、成功の直前で頓挫させられた計画を練り直した。
そして3年。
一条雅臣の右腕、優秀すぎる程優秀な副官である河合は、漸くその最も力を発揮できる場所へ帰ってきたのだ。

「河合中尉…失礼、今日から大尉だったな。明日からは忙しくなるぞ?」
一条はそう言って不敵に笑った。もうすぐだ、もうすぐ作戦は、再び動き出す。
この男が、河合昭二が居れば、この参謀本部にこの男が居れば、もう止められるものは無い。
こぼれる笑みを誰が止めようか。そしてつられるように、河合も再び笑った。
「誰に聞いているのです?忙しいのは昔からでしょう、人遣いの荒い一条『閣下』。」
一条の笑みは苦笑に変わる。河合君、君も本当に相変わらずだな。河合の他愛もない嫌味にため息混じりに言った。
嫌味癖は直らないようであります、大佐殿、そう言う河合は相変わらず、柔和な笑顔をたたえている。
そして、三つ子の魂なんとやら、ですよ、と付け足した。
83風と木の名無しさん:03/06/15 04:08 ID:dRH1AtMI
ふいに、河合の表情が変わった。
「ときに…今夜は、お時間はございますか?大佐殿…」
寸前まで嫌味混じりの冗談で笑っていた男とも、さらにその前、凛々しく恭しく礼を捧げていた男とも違う表情の河合が居た。
今夜、という単語に、一条は少しだけばつが悪そうに眉を顰める。
「今夜か、生憎海軍の小澤殿と会合があってな…何か、急用か?」
「いえ、急ぎという程ではないのですが。…3年振りの再開を祝して御食事でも、と思ったのですが。」
硬くした表情を、再び崩した。それは悪かった、と言うと、いえ、先約があるのなら仕方が無いです、と河合も表情を崩した。

「そうか、ならばまた後日。」
続けて一条は言った、満州からの長旅で疲れただろう、今日はもう結構だから、十分休んでおくと良い、明日からは忙しいぞ、と。
「それはそれは…。では、お言葉に甘えて、失礼致します。大佐殿。」
河合は再び、今度は短く敬礼すると、軍人特有の機敏な動きで身を翻し、執務室を後にした。
カーキ色の詰襟の裾が、かすかにひらめく。腰に吊るしたサーベルが、揺れた。
河合は美しい男だった。軍人である事を差し引いても体格も身のこなしも無駄がなく、
世が世であれば軍人などではなく、銀幕の俳優として一躍脚光をあびていたのかもしれない。

一条は扉が閉まるのを見届けると、先程から机の上に散乱していた書類を手にとり、一寸目を通し、
またつまらなそうに投げ出して頬杖をついた。

「ったく、参謀本部なんて言ったって、どうせこんな仕事だ。
…まあ良い。これで少しは面白くなる、か。」
一条は背後の窓を見やった。
薄いカーテン越しに門が見える。
河合らしき影が、小さく揺れていた。


「…まだ海軍どもとつるんでるのか…忌々しい。」
河合は小さく吐き捨てた。
その顔は先刻までの、一条との再開を喜んでいた副官の顔では無かった。
「ま、良いさ。これから面白くなります、よ。大佐殿…」
河合は笑った。しかしそれは先ほどの温和な笑顔ではなく。
冷たく昏い笑みだった。
8479:03/06/15 04:09 ID:dRH1AtMI
あわわ、あげてしまいました、スミマセン…!!
逝ってきます。。
85風と木の名無しさん:03/06/15 05:21 ID:LWrFiRHm
8621966:03/06/15 05:27 ID:1ytRnYui
87風と木の名無しさん:03/06/15 13:31 ID:qFACyar6
軍人物79タン(*´Д`) ハァハァ
もっともっとщ(゚Д゚щ)カモーン щ(゚Д゚щ)カモーン щ(゚Д゚щ)カモーン
88風と木の名無しさん:03/06/17 03:56 ID:LwmQ7f6A
リンカーン物が読みたーい!
89風と木の名無しさん:03/06/17 11:38 ID:9IM1+QLz
痴漢物はどうじゃろか。

女性専用車両が出来て欲望をたぎらせる男たちが目を付けたのは一人のサラリーマンだった。
「騒いで恥掻くのはあんただぜ」
「き、君たち・・・やめ・・っ!・・・は、ぁん!」「つーか、こいつ変態だな。てめぇでチンポ擦り付けてやがる」
90赤い鬼7:03/06/17 18:44 ID:CpqVlihc
「っく、苦し…」
イク事が出来ず、とたんに快感は苦痛になる。
俺自身は握られたまま奥の指は中で蠢き、
やがて吸血鬼のものがあてがわれた。
入り口をゆるゆると行き来するものを感じ、恐怖に身を捩る。
とても入るとは思えないそれを、ねじ込まれた。
「ー…ッ!!」
苦しい。
痛い。
あまりの苦しさに涙が出る。
「さすがにキツイ…な」
それでも進む事を止めず、
ジュク…と音をたて埋め込まれた。
血が、切れて血が出ているようだった。
「フフ、血の匂いだ…」
笑みを浮かべ吸血鬼は赤い目を光らせた。
「う…ぅうっ…」
俺は呻く事しか出来ない。
中を擦られて苦痛と奇妙な感覚に襲われていた。
「はぁっ…はぁっ…」
動きはどんどん速さを増し、
痛いのか苦しいのか良いのか鳴きたいのかー…

その時、再び首に唇が触れた。
91セクハラポン。:03/06/17 19:15 ID:jqHrTSHP
アレで終わる予定だったのですが……書きかけをアップロさせていただきまつ。
へたれで御免よ、いきなり三人称に切り替えまつ。


「あぁっれぇ……いらしてたんですか?」
 事務所の扉を開いた男、白井良仁は大仰に目を見開いた。
 先週までの事務所の乱雑さは無く小奇麗に纏められた室内、それに似つかわしくない行為が目の前で繰り広げられていた。
 丁度白井には此方に向けられた男の引き締まった尻が見え、其の足元に誰かが蹲っている、としか見えないが、聞こえる音や声を耳にすれば、容易に口での奉仕を行っていると想像できた。
「おぅ、邪魔してるぜ」
 振り返った男、龍堂の頬は少しだけ上気していた。性交しているとき独特の雄の、一種の色香である。
 青年――孝也の口には隆々とした雄が穿たれ、含みきれない唾液が口角を伝い汚していた。
 厭らしい表情である、苦しげに雄をくわえ込んでなお恍惚としたような表情をしている。
―――とんだ見込み違いだったか……。もう少しはねっかえりが強いと思ったが。
 白井がそんなことを思っているとは知らずに、孝也は口での奉仕を続けたまま白井の表情を伺って来る。
「いい子だね、孝也……」
 我ながら甘いかと思いながら、白井は歩みよって孝也の歪んだ頬をなでてやった。
 其の後頭部を龍堂の手が掴み、引き寄せ、咽奥まで犯した。苦しさに孝也が目を見開き、そしてきつく閉ざす。生理的な涙が目尻に浮かび、どうも男の嗜虐心を刺激するようだった。
「おら、零すなよ……っ」
 数度孝也の咽奥を突き、クツッと喉を逸らし、龍堂は達したようだ。
 咽から雄が抜き出されるが早いか、咳き込むが早いか。孝也は数度咳き込みながら口元を手で多い、苦しげに顔を歪ませた。しかし、全て嚥下したようだ。
「いい子だったね、ちゃんとお客様、もてなしたんだ」
 まだ其処まで躾ては居なかったのだが、殴られた痕跡の無いのを見ると求められる侭に奉仕したのだと判る。だからこの事務所でのアルバイトが長く続けてくれないのだが。
92セクハラポン。2:03/06/17 19:16 ID:jqHrTSHP
 白井が言うと、孝也は少しだけ笑って見せた。
「ああ、初めはヘタクソでたまったモンじゃなかったが、教えりゃ覚える。」
「元々の気質なんでしょうかねぇ……」
 もしかしたら、包茎というトラウマが彼の中で作用してマゾヒスティックな気質を作り上げたのかもしれない。トラウマを受け止められると、意外なほどにMは花開く。
 もしかしたらあのはねっかえりぶりも、抵抗もただの虚勢だったのかもしれない。
「早いとこ尻も使えるように躾てくれよ。俺が可愛がって遣るからよ」
「そうですねぇ……いい具合に興奮しているようですし、早速はじめてみますか?」
 勿論だ、と龍堂は頷きながら孝也のペニスを靴先で軽く突付いた。甘い声を漏らし、孝也が身じろいだのを見ると、白井は脱ぐようにと命じた。



 健やかに伸びた手足に対比して、茂みの中で屹立した孝也の自身は其の姿ゆえにアンバランスだった。龍堂はとみに其処が気に入ったらしく、執拗に足での刺激を続けていた。
「っあ、ぁ……っ」
 足で其処を刺激される事は、酷く下手に扱われているような気がして快楽のスパイスになるのだろうか。快楽に歪んだ表情をして喘ぎながら男の前に下肢を曝す孝也の表情は淫蕩だ。
「お尻、指でかき回して欲しい?」
 白井が問うと、恥らうような表情を見せながらも孝也は従順に頷いたのだ。自ら腰を上げ、白井へと日に焼けていない尻を差し出した。
「雇って一週だろう、如何遣って躾た」
93セクハラポン。2:03/06/17 19:16 ID:jqHrTSHP
従順な様子に龍堂が興味深々と尋ねて来た。さぁ、と白井は肩を竦める。
 孝也の元のバイト先で顔を合わせていた頃は人懐こいが気の強そうな、と云う印象を受けていたが……。若しかしたら惚れられているのかもしれない。ならば男冥利に尽きるが……。
 白井はふと、試してみたくなった。
「これから躾るつもりだったんですけれどね……。もし良かったらお初、頂いてみます?」
 珈琲でも飲みますかというかのように軽い口調で白井は言った。
 其の言葉の意味する処を知って、孝也は縋るような目を白井へと向けて来た。
「我慢できるよね、少し位、痛いの」
「厭だ、白井さ……っ」
 嫌だと白井に言葉を向けた孝也の言葉を遮ったのは龍堂だ。
「俺が扱ったら壊しちまうぞ?」
「良いんですよ。泣き顔がみたい」
 孝也の意思を全く省みずに、話は勧められた。
 そういう事ならば、と唇を舌で湿らせながら龍堂が孝也の元へと足を進めて来る。反射的に怯えた様に孝也は少し後ずさった。
「どれくらい突き離してもついてくるものなのか、知りたいですしね」
 試されるのだと孝也は悟った。
 悟った次の瞬間には、孝也の体は床に押し倒されていた。嫌だ、とそう喚き、孝也の健やかな、然し龍堂の腕と比べればあまりに細い腕が抵抗を返した。
 一度は達した筈の龍堂自身は無論まだ項垂れたまま。孝也を押さえ込んでおいてジェルを、と男は白井に手を伸ばした。殆ど馬乗り状態で孝也の大腿部に乗り上げ、其の双丘の隙へとジェルをたらし始めた。
「まだイッたばかりで立っちゃいねぇが、処女にゃ丁度いいだろうよ」
 言いながら、慣らしもせずただ濡らした其処へと男根を埋めていく。
 殆ど身動きの取れない状態で孝也はもがき、逃れようとした。
「ヤダ、いやだっ……!」
 指で幾度も犯された其処だったが、男根を迎えるのは初めて。力で捻じ伏せられたまま強引に男根を突き入れられ、其の質量に孝也は目を見開いた。
「―――――――……っ!!」
 かつてない質量が尻を犯し、其の痛みと異物感に堪えかねた様に、孝也が声にならない悲鳴をあげる。
 白井に指で弄られる事はあってもそれほどのものを受け入れた事の無かった器官は容易く切れた。細く赤い朱が健康的な色の肌を伝った。
94セクハラポン。:03/06/17 19:19 ID:jqHrTSHP
上のは3でしたね、逝って来ます。
ほいでもって夏祭りに向けてスパートがんがるので続きのアップ…未定。
盆にあの世まで逝ってちます。
95風と木の名無しさん:03/06/17 22:29 ID:nlo+Mlps
>89
”本気で萎えた”スレの萎えシーン総結集作になりそうなヨカーン
でもヘボンを極めて名作になるかもしれんのう
96風と木の名無しさん:03/06/17 23:15 ID:lT18I/Zh
>94
さよ〜なら〜・゚・(ノД`)・゚・
夏祭りがんがってください。
97風と木の名無しさん:03/06/18 00:17 ID:BnClu8Ae
>95
萎えスレにうpされてた「最強な萎え総結集小説」が
痴漢物だった気が。
98ファザーファッカー5:03/06/18 00:39 ID:5hoNaMma
>>46-49の続き

「ふ……復讐?」
武雄は困惑した。
何のことだかさっぱり分からない。何を言っているんだ我が子は?
「分からないって言うの?あなたが母さんを殺したんじゃないか!仕事
ばかりで家庭のことを一度も省みずに!その心労で母さんが倒れたんじ
ゃないか!なのにあなたは、一度も見舞いに来なかった!母さんを殺し
たのは、あなただ!」
玲の叫びを聞いて、武雄は愕然とした。
こんなにも我が子が追いつめられていたなんて。
「済まなかった、玲……父さんを許してくれ……」
99ファザーファッカー6:03/06/18 00:52 ID:tf93Lj+v

しかし玲の口調は、何処までも冷たい。
「許す?許すだって?冗談じゃない!こんなことぐらいで許すなら、誰
もあなたをココに閉じ込めたりはしない!」
「っな……?何を……」
「目隠しを取ってあげるよ。ココが何処だか教えてあげる」
その言葉とともに今まで自分の視界を塞いでいた布が取り去られ、辺り
を見渡せるようになる。
「こ……ココは?」
薄暗いじめじめとした黴臭い部屋。独特の、湿った空気にここが自分の
家の地下室であると知る。
100ファザーファッカー7:03/06/18 01:04 ID:StklVgqb

そしてその壁に、全裸のまま四肢を拘束された状態で固定されているの
も分かった。
「……!」
状況の異常さに、思考が追いつかない。
一体何がどうなってこんなことに?
「旧家というのも、なかなか都合がいいものだよね。罪人を裁くための
施設なんてあるんだもの。子供の頃は怖かったけど、まさかこんな風に
役に立つ日がくるなんて、思わなかったな」
クスクスと、まるでお気に入りの玩具を披露するような口調で、玲が告
げるその内容は、口調とは裏腹に武雄が今置かれている状況の凄惨さを
教えるものだった。
101ファザーファッカー8:03/06/18 01:16 ID:R9CMJjVC

「……っ!」
武雄は戦慄した。
そんなバカな。あの優しい子がこんなことをするなんて。何かの間違い
だ。そうであってくれ、頼むから。
す……と玲は冷笑を浮かべた。
「夢か……でなければ何かの間違いであってくれって顔をしてるね。で
もね……これは現実だよ。紛れもない、現実なんだ」
冷たい宣告に、武雄の表情が歪む。
「一体……私をどうするつもりなんだ……玲」
冷たい笑みを、ますます深くして玲は答えた。
「あなたを……犯すつもりさ、父さん……」
それは死の宣告に等しく、武雄には聞こえた。

続く
102ファザーファッカー:03/06/18 01:20 ID:Y7vazV64
……続けてもいいんでしょうか。
マザコン息子×仕事親父……あかんかも。
えーと、ひょっとしたらまた次回。
103風と木の名無しさん:03/06/18 07:31 ID:TJLigpNc
も れ は 楽 し み だ(藁
マッテル……(*▽*)
104風と木の名無しさん:03/06/18 10:43 ID:xwGFZD3g
>102
>続けてもいいんでしょうか。
そんなこと言っちゃ駄目ぽ。
続けて良いか、悪いかコメントしたくなっちゃうじゃないの。
105赤い鬼8:03/06/19 01:58 ID:mTgaWGbv
その時、再び首に唇が触れた。
思わず仰け反った俺の、
先刻赤く印を付けられた首の部分に牙がくい込んだ。
「うっ、ああぁぁあぁ…!」
下半身を奥深く叩きつけながら、
同時に吸血鬼の牙も深く埋まる。
首が、首が熱い…
下からも、上からも、
痛さなのか熱さなのか快感なのかー…
ひくっ、と痙攣して俺はまたイった。
吸血鬼のものは硬さを保ったまま動くのを止め、
奥に入れたまま更に血を吸った。
「ふ…ぁ…」
耳元でチュゥ…と、吸う音が聞こえる。
どのくらいの量を吸われたのかはわからないが
目眩がして意識を手放しかけたルっと引き抜かれる。
「ぅあっ…」
「ここも…傷つけてしまったが、次からはよく馴らしてやろう」
裂けて広がった入り口を舌できれいにし、
吸血鬼は俺の上から退いた。
やっと解放された…と思って動こうとしたが無理だった。
「…?」
がくッと椅子から落ちその場にルっと引き抜かれる。
「ぅあっ…」
「ここも…傷つけてしまったが、次からはよく馴らしてやろう」
裂けて広がった入り口を舌できれいにし、
吸血鬼は俺の上から退いた。
やっと解放された…と思って動こうとしたが無理だった。
「…?」
がくッと椅子から落ちその場に倒れ込んだ時に、俺は意識を手放した。
106風と木の名無しさん:03/06/19 09:34 ID:0aitwXMA
>105さん、とてもよろしい感じです。
人外萌えに目覚めました。
携帯書き込みによるアクシデントが端々に読みとれるのも
もはや、萌えのスパイスかと...
107105:03/06/19 10:36 ID:/z6O3X3w
106さんありがd

昨日はエラーとかでうまく書き込めなかったので
もう一度8から書き込んでみます…

また3重とかになったら本当にスマソ…!
108赤い鬼8:03/06/19 10:55 ID:vIcGxpUE
その時、再び首に唇が触れた。
思わず仰け反った俺の、先刻赤く印を付けられた首の部分に牙がくい込んだ。
「うっ、ああぁぁあぁ…!」
下半身を奥深く叩きつけながら同時に吸血鬼の牙も深く埋まる。
首が、首が熱い…!
下からも、上からも、痛さなのか熱さなのか快感なのかー…
ひくっ、と痙攣して俺はまたイった。
吸血鬼のものは硬さを保ったまま動くのを止め、奥に入れたまま更に血を吸った。
「ふ…ぁ…」
耳元でチュゥ…と、吸う音が聞こえる。
どのくらいの量を吸われたのかはわからないが目眩がして意識を手放しかけた、瞬間。
「…ッ…」
吸血鬼が俺の中でイった。
「あぁっ…」
中に吐き出される感覚に反応し意識が戻される。
首からも牙が抜かれ、傷口を嘗められた。
「…ほぅ、食事が終わっても意識を手放さぬとはな…。いつもより長く楽しめそうだ」
言いながら吸血鬼のものがズルっと引き抜かれる。
「ぅあっ…」
「ここも…傷つけてしまったが、次からはよく馴らしてやろう」
裂けて広がった入り口を舌できれいにし、
吸血鬼は俺の上から退いた。
やっと解放された…と思って動こうとしたが無理だった。
「…?」
がくッと椅子から落ちその場に倒れ込んだ時に、俺は意識を手放した。
109赤い鬼9:03/06/19 11:01 ID:Xjg4v+G+
あれから一週間が経とうとしていた。
その間俺は血を吸われ、犯され、倒れては休みを3度繰り返した。
4度目の目覚め。
いつものように与えられた一室のベットに居た。足枷もはめられたまま…

(一週間か…)
ぼんやりとこれまでの事を思い返す。
一度目の吸血はたいした量ではなかったらしい。
いきなり多量だとショックも大きく、場合によれば死に至ると言っていた。
俺も最初は恐怖が大きくて…それでもあそこまで感じてしまっていたが。
二度目の快感は大きかった。
それに伴い吸血量も最初とは比べものにならなかった。
このまますべての血を、肉を食べられてしまうかと思った。
快感の中それでも構わないとさえ思った。
三度目の目覚めは体が動かなかった。
増えた出血量のせいもあるが達した回数や自分から求め、動いた事を考えたら当然だろう。
それでも3度目の行為までも求められるまま血を吸われ犯され続けた。

俺は一体これからどうなるのだろうか。
一生このまま?
いや、例えここから逃れられたとしてもこの日々を無かった事に出来るだろうか…あの、赤い鬼の事を…

「目が覚めましたか?」
使用人が水と食事を持ってきた。
この家に招き入れたあの使用人だ。
「……」
黙って受け取ると使用人もすぐに出て行く。
ここには吸血鬼と使用人と俺しか居ないようだ。
110赤い鬼10:03/06/19 11:19 ID:mTgaWGbv
夜になるとまた吸血鬼がやってきた。
「気分はどうだ?」
「……」
俺は何も答えない。何も言わない。何を、言う事があるだろうか?
俺は吸血鬼にとってただの食事でしかないのに。
口を開けば「犯して下さい」と言ってしまいそうだった。
それほどまでに俺はこの吸血鬼に、快感に支配されていた。
「ふふ、そんなもの欲しそうに私を見るな」
「っちが…!」
慌てて目を反らしたが、顎をつかまれて顔を向け直される。
「今はまだお腹が空いていない。…何故だかわかるか?」
聞きながら添えた指を口内に入れてくる。
「ん…」
質問には答えずそれを無意識に嘗めながら目をつむった。
「お前が必要以上に求めてくるものだから、私は食べ過ぎて満腹だ」
違う。求めてくるのはそっちだ…
首を振って主張する。
すると指を抜かれ口の端から唾液が垂れた。
「ほら、そんな厭らしい顔をして誘っているのだろう?」
羞恥心を煽られてどうしようもなく身体が火照る。
スル、っと下着に手が入れられすぐに指を入れかき回される。
「んぅ…っはぁ…」
「もうこんなに濡らして…とんでもない淫乱だな」
違う、それはさっきの唾液で…
「食ってやりたいのはやまやまだが、これ以上私の食事のペースを崩されても困る。今日は血は吸わずに存分にいたぶってやろう」
「ひぁ…っ」
指が抜かれたと思うと衣類をはぎ取られ全身に舌を這わされる。
すべてが性感帯になったかのようにぞくぞくと疼きだした。
111赤い鬼11:03/06/19 11:24 ID:57T6+UAW
左の乳首を指でこね回しながら右を噛む。
「ぃ…!」
痛さと、それとは違うものが同時に駆け抜ける。
赤く腫れた胸を交互に噛みながら再び奥に指が出入りする。
「ん、んっ、ひぁっ…」
ひときわ声のあがる場所をしつこく擦られ、一度も触られていないはずの中心は硬く反り立ち、涙を流しはじめた。
「も、もう…イく…」
限界を訴えたとたん、吸血鬼は動きを止めた。
「!?」
あと一歩の所でイク事が出来ず自分で擦ろうとした手も押さえこまれた。
「ん…ん…」
波が静まるとまた動き始める。
指は一本のまま。俺は物足りなさに腰を揺らしていた。
「もっと…奥まで…っ」
つい口にしてしまった言葉に吸血鬼は笑みを浮かべ、しかしそれ以上の刺激を増やそうとはしなかった。
追い上げられては止められ、物足りない刺激を与えられ続けおかしくなってしまいそうだ。
いや、もうすでにおかしくなっていたのかもしれない。
「もっと欲しい…っもっと…!」
と繰り返し、厭らしく腰を動かす俺を吸血鬼はただ笑いながら見ていた。
「今日は食わないと言っただろう?」
言って、指で弄ぶだけだ。

そしてついに指も引き抜かれ、自慰も出来ないように手を後ろで縛られる。
イきたい。イきたくて仕方がない。

身を捩って喘ぐ俺から離れた吸血鬼はどこからか椅子のようなものを持ってきた。
112赤い鬼12:03/06/19 11:50 ID:efdkbs7G
椅子の中央…座る真ん中に、突起物が付いている…
「手を縛られ放っておかれてはどうしようもないだろう?いい物を貸してやろう…ふふ」
それに跨り、自分で突起物を入れて動き、達せというのか…?
「い、嫌だ…」
「動けぬのなら手を貸そう」
そう言って俺の身体を持ち上げ、椅子に跨らせた。入り口のすぐ下に突起物がある。
吸血鬼が身体から手を離すと、ぬるりと先が少し埋まった。
「や、あ、あぁ…っ!」
身体を浮かそうとするが、入り口の刺激に誘惑されて「奥に入れたい!」という感情に飲み込まれる。
ズ、ズッ、とやがて身体は沈み、ついにすべての体重が椅子にかかり最奥まで埋まった。
とたんにそれは動きだした。
「!?」
ブブブ…と振動しながら動き回るそれに、じらされ限界だった俺はあっと言う間にいかされた。
「ああぁぁあっ!」
達した後も動きは止まること無く、敏感になり過ぎたそこを攻める。
「ーーーー!」
絶頂が絶え間無く続く。
行き過ぎた快感から逃げようと腰を浮かせてはまた沈む。
その行為は動き回る突起物に中を擦らせ、よけいな快感を生むだけだった。
「あっ…あっ…」
助けを求めるように吸血鬼の方に手を伸ばすが届かない。
イき続ける俺を楽しそうに見つめるだけだった。
113風と木の名無しさん:03/06/19 14:32 ID:Sr0HP5QJ
吸血鬼さん、鼻血入りお茶をドゾー 旦
114風と木の名無しさん:03/06/21 20:22 ID:fiS2LoI3
115風と木の名無しさん:03/06/22 02:41 ID:nbPjOW0x
このスレまだあったのか!
うっかり来ちまった!
もう来ねーよ!

スレ1でてんぱってたババアはもういないのか…
寂しいじゃねーか。
116風と木の名無しさん:03/06/22 20:38 ID:VIGlgb/j
夏祭りで調教オリジナル本とか出てないかなぁ……
誰か出す人居ませんか職人さん
117風と木の名無しさん:03/06/24 01:07 ID:Q5A9/ljd
みんな忙しそうだからねぇ……
118風と木の名無しさん:03/06/24 01:31 ID:lqhLQvqg
夏祭り*では*出しません。
コソーリ、そっと出す予定はあります。
119風と木の名無しさん:03/06/24 07:18 ID:Age66M0k
>118
マジですか? うがーっホスィ……
120赤い鬼13:03/06/25 00:22 ID:kh8Cop3L
ビクビクと身体を震わせイき続ける俺を冷たい眼で見つめ、
「…もっと、何処までも狂ってしまうがいい。
…私のように」
言って、吸血鬼は部屋を出て行ってしまう。
「あっ…ぁ…、ひぁ…待ッ!」
椅子に座らされたまま置き去りにされた俺は、どうにか逃げようともがく。が、中を擦ってしまうだけだ。
何時までこのまま放っておかれるのだろうか。逃れられない快感が永遠のように感じてゾッとした。
いや、この椅子責めから逃れても何も終わる事はない。俺の前に、吸血鬼が居る限り…

あれから何時間経ったのか、時計も無く外の明かりなど見えないこの部屋では正確な事はわからない。
「んぁ…あ…ふ…」
何度達したのかもわからなくなった頃、一人部屋で喘ぎ続けた俺は虚ろな瞳でぐったりと椅子に体重を預け、もがく事を止めていた。
その分異物を奥に飲み込み責められるが、もうどうでもよかった。
身体が麻痺したのか与えられ続ける刺激が当たり前のようになり、何度となく来る波を全身で受け止めては熱い吐息を吐き出した。

『狂ってしまうがいい』
ふと、吸血鬼の言葉を思い出した。
これ以上、どう狂えというのだろう。どこまで、要求されるのだろうか。
「………はッ、…あぁ!!」
前触れも無くいきなり、大きな波に襲われた。
「!?」
椅子の動きも今までと変わらず、むしろ一定の動きに慣れさえしていたのに。
心臓が、今まで以上にドクドクと鳴り始めた。ぐったりと動かなかった身体が再びビクリと動く。
「あ…ぁあ…はぁっ…」
頭の中で何かが弾けた。
121赤い鬼14:03/06/25 00:30 ID:9D1C+NyD
ガタガタ!と椅子が揺れる。
「はぁっ…は、んん…!」
俺は身体を揺らし始めた。大きな波を逃さないように自分で振動する突起物に中を擦りつけ始めた。
足りない…足りない…!もっと、欲しい!
出し入れを繰り返しながら一番感じる部分に自分で押しつける。手が縛られていなければ自身も擦り始めていただろう。
「あ…あぁぁああ!」
絶頂が来ても動きは止まらなかった。
もっと大きな快感を探しだす事に熱中した。

「はぁあ…!!」
いきなり後ろの首筋に唇があてられた。電気が走ったように敏感に反応する身体。
「ふふっ…まだ一人で遊んでいたのか?」
吸血鬼が帰ってきた。触れられるまで気付かないほどに俺は熱中していた。
「虚ろな瞳をして…涎まで垂らして。そんなに椅子が気持ち良いのか?」
蔑むように笑いながら髪を掴み上を向かせて唇を重ねられる。
俺は吸血鬼よりも積極的に舌を絡めた。流し込まれる唾液を飲みながら、俺は喉が乾いていた事に気付く。もっと、飲みたい…!
きつく吸おうとする俺から唇を離した吸血鬼は、今度は自身を取り出して俺にくわえさせた。
「んむ…ぅ…」
何の迷いも無く舌を絡める。口の中でヒクヒクと大きくなるそれを一生懸命嘗めた。
ぐい、と頭を引き寄せ喉の奥を何度も突く。吸血鬼は口の中で達した。
「んっ…」
きつく吸い上げゴクン…とすべて飲み干した。
「喉が、乾いているのだろう?もっと欲しいか?」
言いながら縛られた手を解き、椅子から離してベットに座らされる。
俺は迷う事無く再び吸血鬼のものを口に入れた。
「ふ…」
すぐに膨らみ始めるが、口から離された。
「今度は下の口からたっぷり飲ませてやろう…」
椅子から抜かれたばかりでヒクついている入り口に、吸血鬼のものが触れる。
椅子に入れられた時と同じように向き合った形で下から貫かれようとしていた。
ただ、違うのは入ってくるものの太さ…椅子に付いていた突起物とは比べ物にならない。
「さあ、自分で入れるんだ」
122赤い鬼15:03/06/25 00:39 ID:fXYrLCLg
「ああああ…」
入り口を先端に擦りつけ入れようとするが、容易に入るものではなかった。
しかし先刻まで何時間も開かされていたそこは、ヒクつきながら徐々に飲み込んでいった。その時、
「ぁ………ーッ!!」
いきなり吸血鬼は腰を突き上げた。ガクンと身体が崩れ一気に埋まる。
自分のペースで進めていたものがふいに勢い良く進入し、中を埋められる苦しさと快感に全身が支配された。間を置かずに吸血鬼は動き出す。
「あ!はぁっ…はぁっ…!」
「…滑りが良いな。先刻まで椅子に擦りつけていたせいか?あれで何度達したんだ?」
「あ…っわからな…っ」
激しい動きに支えられない身体を吸血鬼に預けるように腕を首にまわす。
「それともあれでは足りなかったか…?まだ欲しいと中がヒクついているぞ…」
「そんな…ぁあっ…ぁ…っ」
吸血鬼の動きに合わせて腰が揺れる。吐き出すものがすでに無くなった俺自身も手で擦られる。

「あ、…い、いい…!気持ち、ぃ…!」
「…ッ」
回した腕に力が入り肩に爪をたてた。吸血鬼は俺の首筋をきつく吸うだけで噛みつきはしない。今日は食事はしないと言ったのは本当のようだ。
「あっ………!」
中で吸血鬼が達した。しかしまだ動きを止めない。
「ぁ…もぅ、んん…っ」
「まだだ…まだここは欲しいと言っているぞ?」
出し入れしていた動きを変え、円を描くように動きだした。違うポイントを突かれ強く締めつけてしまう。ジュ…ジュク…と、吐き出された精液が中で掻き回され厭らしい音を鳴らす。
「あぁ…も、許して…はぁっ」
「…たっぷりと、飲ませてやると言っただろう…?」
もう一度、どくん…と中に放たれる。
「ふぁ、あぁぁ…」
じゅぷ…と入り口から液が溢れだし足をつたって流れ出る。

その日俺は意識を手放すまで、中に注がれ続けた。
123風と木の名無しさん:03/06/25 01:55 ID:fscNG2+Q
え、エロいっす。
これから寝るのに興奮して寝れないよう……(;゚∀゚)=3ムハァ
124風と木の名無しさん:03/06/25 09:07 ID:BPWDzYCh
朝だというのに、鼻の奥から熱いものがこみ上げてまいりました。
125風と木の名無しさん:03/06/26 00:17 ID:iG1xfErG
赤い鬼、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
今回も、(;´Д`)ハァハァ
どこまで乱れるのか…(;゚∀゚)=3 ムッハー

>>214
鼻みz……!?
126風と木の名無しさん:03/06/26 08:26 ID:TYzwh1PU
127風と木の名無しさん:03/06/26 12:38 ID:IyyD9+hj
雨 潜々と この身に落ちて
わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして
人は哀しい 哀しいものですね
それでも過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね

風 散々と この身に荒れて
思いどおりにならない夢を 失なくしたりして
人はかよわい かよわいものですね
それでも未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね

愛 燦々と この身に降って
心秘そかな嬉し涙を 流したりして
人はかわいい かわいいものですね
ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね

ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね
128赤い鬼16:03/06/26 15:47 ID:S/+U6+LY
意識を戻した俺はぼんやりとした頭のまま辺りを見回した。
…いつものベットの上だ。一体、これが何度目の目覚めなのか次第にわからなくなりそうだ。昨夜の事もまるで夢だったかのような…。
…昨夜?
思い出してゾクリと身体が疼いた。昨夜、俺は…

手を縛られた痕が薄く残っている。ずっと異物の入っていた秘所はまだ何かあるような感覚さえする。
夢じゃない…。
部屋の隅にはあの椅子がそのまま置いてあった。俺は、あの椅子に一晩しがみついて…

耐えられずに目を反らす。
意識を無くしてからベットに運ばれるまで、うっすらとだが何度か目を覚ました。俺の身体を隅々まで洗い部屋の片づけまでしていたのはあの使用人だった。
何度か会話をした気もするのだがはっきり思い出せない。
それなのに吸血鬼の狂ってしまえという言葉が、頭から離れない。

「はぁ…」
大きく息を吐いて再びベットに沈んだ。その時、いつも付いていた足枷が外されている事に気が付いた。
付け忘れたのか?
二度と無いかもしれないチャンスに俺は起きあがりドアに向かった。
カチャ。…開いてる…!

「……」
部屋の外に誰も居ない事を確かめると、後ろ手にドアを閉めた。
広い家の中は静かで、ドクドクという心臓の音がよけいに大きく聞こえる。
(このまま逃げられるかも…しれない…)
俺は少しふらつく足で、注意深く家の中を歩きだした。
129赤い鬼17:03/06/26 15:53 ID:844mcoNh
緊張からか額に汗が浮かぶ。喉が乾いて仕方がない。
それでも出口を探す足は止まらなかった。
俺の居た部屋はきっと地下だ。思った通りこの階には一つも窓が無い。外に出るには上に行ける階段を探さなくては…。
しかし、いくら歩いても階段らしきものが見つからない。
「っ…!」
足がもつれて転んでしまった。気付くと汗で身体が濡れていた。
(こんなに歩いても見つからないなんて…)
その場にへたり込んだ俺は、かすかに人の話声を聞いた。
「…」
「…」
…あの部屋からだ。音をたてないよう少しその部屋に近づいて耳を澄ます。
「何故、殺してしまわないのですか?」
殺して…って、俺の…事?あれは使用人の声だ。
「殺すとは酷い言い様だな。あれは私の食事だ」
吸血鬼の声。俺は動けなくなりその場で固まった。
「同じ事です。いつもは食事と言っても3日ほどかけて血を吸い尽くして終わりでしょう」
「ふふ、私のせいではない。彼が淫乱なだけだ」
(!)
カァッと恥ずかしさで熱くなる。汗がよけいに滴り落ちた。
「…これ以上、あんな食事を繰り返していたら、死ぬ前に狂ってしまいますよ」
「狂わそうとしているのだ。私みたいにね…」
「どうして…まさか、彼を仲間にするおつもりなのですか」
(…!?)
なんだっ…て…?
「それは、すべて彼次第だよ。ふふ…さあ、どうする?」
いきなりドアが開いた。目の前に現れた吸血鬼は、座り込んでいた俺を見下ろし問いかけた。
「……え?」
130赤い鬼18:03/06/26 16:08 ID:TYzwh1PU
俺は呆然と座り込んだまま何を言われているのか理解出来ずにいた。
「私は反対です!何故今更仲間など…」
使用人が何か言ってる。
「…捨てられていた幼いお前を拾いここまで育ててきたのは私だ。その間吸血をしない変わりに身の回りの世話をさせてきた」
吸血鬼は使用人に話し始めた。
「お前も今年で二十歳。…吸血鬼にとって最も好まれる獲物だ」
「私の血は、吸わないと約束して…今まで…」
使用人の声が震え出した。俺はまだ二人が何を話しているのかわからない。
「約束したのは、私が吸わない、という事だ。
お前の血を吸うのはそこに居る彼だよ」
「な、にを言って…」
それは使用人の発した言葉だったのか俺の発した言葉だったのか。
吸血鬼は俺を引っ張り立たせ、額に浮かぶ汗を舌で嘗め取った。
「君はもう、血を吸わずには生きて行けないのだよ…ほら、喉が乾いて仕方無いだろう…?」
使用人の方を向かせ、煽るように背中を撫でられる。
「怖くは無い。私が君にしたようにすれば良いんだ」
囁き、耳の中にねっとりと舌が入る。
「…はっ、…はっ…」
俺の呼吸は荒くなり、固まって動けない使用人をただ見つめている。
「私を…ここまで育てたのは、生け贄の、為にですか…?」
使用人の言葉に吸血鬼は答えず、唆すように俺に愛撫を続ける。そして耳に口を付け囁く。
「さあ、食事の時間だ」
131風と木の名無しさん:03/06/26 17:44 ID:Ng4osf6O
入浴もしていないのに、鼻の奥に熱いものがこみあげてまいりました。
ちなみに決して鼻水ではございません。
132赤い鬼19:03/06/26 19:45 ID:ojGSK/OW
その言葉が合図だったかのように、俺は獲物に近づいた。
後ずさって逃げる使用人を壁まで追い込み捕まえる。
「や、やめ…!」
その時の俺の目はもしかしたら赤く光っていたかもしれない。
振り払おうとする両手を捕まえ、頭上に片手で押さえ込む。
さっきまでフラフラしていたのに何処にこんな体力が残っていたのか。
恐怖に固まる獲物の顎を持ち上げて唇に噛み付いた。
「ぃッ…」
じわりと血の味が広がり、身体がかぁッと熱くなる。夢中で唇を吸いながら、そういえば自分が最初に吸われた場所も唇だったな…と思い出していた。
「っは…」
逃れようとする唇を追いかけ舌を奥へ差し入れる。熱くなった下半身を押しつけ腰をくねらす。
壁で逃げられない獲物はたまらず喘ぎを漏らした。
「んん…んぁ…」

長い、長い夜が始まった。
133風と木の名無しさん:03/06/26 19:50 ID:S/+U6+LY
赤い鬼書いてるものです。

なんか長々と続いててスミマセン。
もう少しで終わる予定です。
感想(というか鼻血…?)にレスもしなくてスミマセン。
ネタを探しに逝ってきます…
134風と木の名無しさん:03/06/26 19:58 ID:3HYvQGPw
>133
いや、めさ萌えまくりで日々楽しみにしてまつ
続きにキターイ
135風と木の名無しさん:03/06/26 23:10 ID:EggZYBQW
>133
萌え!
136風と木の名無しさん:03/06/27 08:34 ID:BgN2M868
>>133
朝っぱらからいいもんみますた。
今日も一日がんがります。
137風と木の名無しさん:03/06/28 19:36 ID:OgZci+wS
11200321
138風と木の名無しさん:03/06/30 02:36 ID:GjgfZuQ9
土曜日の憂鬱を書いた者です。先週の土曜日にふと、もしあの二人があのまま続いたら、と思い始め
てしまいまして…。この一週間で続き(?)を書いてしまいました。
個人サイトではないので個別レスは控えましたが、終わった後にも書き込んで下さった方々、嬉しかっ
たです。壊れかけのパソコンの前で私は密かに怪しく危ない状態で喜びに悶えました。好みに会わな
い方々も沢山いらしたと思います。黙ってそっとスルーして下さった大人の読み手の方々にも感謝を。

以下、貼ります。長いです。
終わらせておいて再び戻ってきたヘタレ。どうか、笑って勘弁しておくれよ。じゃ、またねー。
139土曜日の憂鬱 初夏1:03/06/30 02:38 ID:GjgfZuQ9

睡蓮の丸い葉の浮かぶ池の向こうに紫の大きな花と白い大きな花が咲いていた事を思い出す。
その花が満開だったのは僕がこの家に来るようになってから何週目の事だっただろう。今はもう散って
しまって花の姿は無く、緑の葉が垣に絡まるように伸びている。池には睡蓮の沢山の蕾。
僕はこの庭で、今日、初めて睡蓮の花が一輪咲いているのを見た。満開を迎えるのはいつだろう。
モネの庭が僕を迎えてくれるのはいつだろう。

あの人に約束をさせられた。ここに来たらまず最初にこの家のどこかにいるあの人の姿を探し、僕がこ
こに来た事をきちんと伝えるようにと。そして僕はずっとその約束を守ってきた。約束を破ったらあの人
は僕にどうするのだろう。

今週辺りに睡蓮が咲くと思った僕は庭をスケッチさせてもらうつもりでスケッチブックを用意して来てい
た。そしてなぜか僕はまっすぐに家には入らずに、あの人に黙って庭で睡蓮をスケッチしようと思った。
腰掛けるところはないかと池の周りを歩く。丁度いい具合に古ぼけた縁台を見つけた。雑草に覆われ
そうになっているその縁台に腰掛けてスケッチ用の鉛筆を取り出す。

あの人がいるだろう家をふと、見る。きらきら光るステンドグラス。
毎週、あの家でされるようになった事を思い出す。
140土曜日の憂鬱 初夏1:03/06/30 02:39 ID:GjgfZuQ9

毎週、僕は土曜日にここに来て、家に入り、あの人の姿を探す。あの人は和室にいたり洋間にいたり。
無機質な机しかないがらんとした小さな部屋でパソコンに向かっていたり。
そして、あの人に僕がされる事。それはいつも決まりきっていて、僕はいつだって懇願する事になる。
着ている物を脱がされて、僕は自由を奪われて。僕は堪らずに口走る。
「止めて、見ないで、触らないで、嫌」
あの人が僕の言う事を聞いてくれる事が無いのは判っているのに僕は懲りずに繰り返す。
「痛い、もう、そんな所、触らないで、離して」
あの人は、何も言わない。言うとしたら僕を辱める言葉か僕を混乱させる言葉…或いは意味が判らな
い独白のような。そうでなければ、命令、批判。

僕はとんでもない格好を取らされて、嫌だとどんなに言っても離してもらえずに、たっぷりと指で時間を
掛けて恥ずかしい所を触られ続けて、結局は触られ続けた所に一杯にあの人の大きくて熱い恐ろしい
モノを埋め込まれる。そして身体中を触られながら、身体の中に入れられたモノで身体を揺すりあげら
れながら、あの人に僕が感じてるとか、嘘をつくなとか、素直じゃないとか言われる。
…感じてないよ、嘘ついてないよ、いつも僕は泣きそうになりながらあの人を見上げる。

「君は、本当は存分に触って欲しいくせに。入れて欲しいくせに。今も、ここをこんなに触って欲しそうに
して…でも、絶対に自分からは認めようとしない」
あの人は意地悪な事を僕に言いながら僕の中を荒々しく擦り揚げる。僕は情けなく泣いてしまって、結
局は泣き叫びながらイク。僕のモノから飛び散らせた液で乗りかかるあの人の胸を汚したりする。そう
やって僕のモノに直接触りもしないで、あの人は僕をいかせてしまったりする。何度も。何度も。
141土曜日の憂鬱 初夏3:03/06/30 02:41 ID:GjgfZuQ9
そうかと思うとあの人は意地悪く僕のモノの根元をきつく握ってしまったりもする。そのまま僕はあの人
のモノで身体の中を無遠慮に荒っぽく掻き回したり、捏ね回したり、ゆっくりそっと突かれたりされる。堪
らずに僕は訴えてしまう。
「もう止めて、痛い、嫌…痛い!」
あの人は何でもない事のように言う。僕がどんなに痛がっても。
「痛い? 止めて欲しい? このまま放り出されたいのか? こんなになってるのに?」

僕はお願いする。許して、と繰り返す。いけなくて苦しくて、下半身がもどかしくて。痛くて。気絶しそうに
なりながら力無く嗚咽を漏らす。意識が遠くなりそうなのにその度に、身体の中の逞しいモノに身体中
が揺れるくらいに突き上げられて。
「どうしていつまでたってもちゃんとしたお願いの仕方を覚えない? …ちゃんとお願いしなさい。お願い
する態度じゃない。さぁ、ちゃんと」
耳元でぞっとするような冷たい声であの人は囁く。意地悪く僕のモノをきつく、きつく握ったままで。
「…泣いて…しゃくりあげて。ずっとこうしていたいか? 可愛らしい嗚咽と喘ぎをもっと聞かせてくれる
つもりなら、それならそれでもいい。でも、それが嫌なら…」
あの人は残酷に言う。
「いかせて下さい、とお願いしなさい」

恥も外聞も無くあられもない格好で泣きながら、僕はお願いする。あの人は動くのを止めて僕の目尻を
そっと舐める。僕の涙を舌で拭うように。あの人がふっと笑うのを涙で霞む目で僕は見る。
いきなりあの人のモノが僕の、ある一点をえぐる。同時に緩められる僕のモノを握った掌。その掌が荒
っぽく僕のモノを掴みなおして乱暴に上下する。僕の中に広がる熱を持った液体。恐ろしいほどに身体
一杯に流し込まれてくる熱を持った液体。僕は仰け反って叫ぶ。あの人の手は僕が萎えるまで僕のモ
ノから離れない。いやらしいあの人の指。僕はあの人の指をたっぷりと濡らす。僕のモノが萎えてもしつ
こく絡みつくあの人の指。嫌だと言っても、苦しいと言っても離れない指先。
142土曜日の憂鬱 初夏4:03/06/30 02:42 ID:GjgfZuQ9
僕は気絶し、あの人は僕を揺り動かして僕を気絶に逃げる事を許してくれない。僕は最後はしゃくりあ
げる力さえなくして、ぐらぐらの身体の中にあの人のモノを突き立てられて。ただ、あの人に意地悪く身
体を支配されて。

毎週、毎週、僕があの人から解放されるまで、この家を後にする時間まで何度も繰り返される事。

…それが嫌ならば、僕は夜遅くにこの家にくればいい。
とりあえず、土曜日にここに来ればあの人との約束は守った事になるのだから。約束、違う、約束じゃ
ない。あれは、命令で脅迫だ。
何にしろ、僕はこの家に来ている。毎週、真昼間から。馬鹿みたいに。
何であんな目にあわされるのにここに来るんだろう。来なければいいのに。脅迫はする方にも、される
方と同じくらいのリスクがあるはずなのに、あの人の言う事を黙って聞いているばかりの僕はやっぱり
馬鹿なのかもしれない。…馬鹿だ。

あの人が、意地悪で、不思議で、…怖い。そして、そして…。

鉛筆で描かれる睡蓮一輪。来週はきっともっと沢山の睡蓮が咲いているのを見られるだろう。睡蓮の
横に池の向こうで満開だった紫と白の花を思い出して描いてみる。あの人に僕が今、スケッチしている
事に気付かれなければそれはそれでいい事だ。僕は何気ない様子で今来たばかりの顔で家に入りあ
の人の姿を探せばいい。でも、もし、僕が約束を守らずにここでスケッチしている事にあの人が気付い
たら、あの人はどうするだろう。
…今までしてきたよりもっと酷い事を、恥ずかしい事を僕の身体にするのかな…。
このままスケッチをさせて下さいって言ったら、あの人は黙ってさせてくれるのかな。いつも僕が帰るま
で僕を自由にしてくれないのに。僕を離してくれないのに。
143土曜日の憂鬱 初夏5:03/06/30 02:44 ID:GjgfZuQ9
縁側に続く廊下のガラス戸。その廊下の奥の和室に続く障子戸。全部開け放たれている。風を入れる
為かもしれない。もう、夏だから。

ぼんやり和室を見ていた僕は廊下を歩いてくるあの人を見つける。本を見ながら俯き加減の。
…きょうは眼鏡をかけてるんだ…。僕の手からスケッチブックが落ちる。ページを捲ろうとしていたその
人が物音でふと庭に目を向ける。僕を見つけてゆっくりと本を閉じる。何か、言いかけて口を閉じた。
その人は縁側から降りる。

僕はその人から目を逸らしてスケッチブックを拾い上げる。その人が近づいてくる足音を聞きながら。
僕の膝の上には鉛筆書きの睡蓮が描かれたスケッチブック。
僕の後ろに人の立つ気配。後ろから僕のスケッチブックを覗き込んでくる。僕の肩に顔を乗せるようにして。僕の右耳辺りに丁度、唇。息が掛かる。

「ああ、君は…そうか。睡蓮を、描いてた。ここに来た事も告げずに、私に黙ってここで」
僕の右脇の下から右手が差し込まれてくる。そして左手で僕は抱きすくめられるように身体を押さえ込
まれた。
指先。細すぎない、でも少し骨が目立つ長い形のいい指先が睡蓮の花をなぞる。鉛筆で描かれた睡蓮
が指で綺麗なグレーのグラデーションを付けられていくのを僕は身体を硬直させて見ている。
「鼓動が、速いな…何か怖い事でも? 或いは嬉しい事でも?」
笑いを含んだ声。
「これは池の向こうに咲いていたクレマチスだろう? あの日も君はこうやってここで時間を潰してクレマ
チスを描いてたんだ…約束を守らないのは、守らない方が君に取って何かいい事があるからか?」
睡蓮の花の横に思い出して描いた紫と白の花。
「…違…う、違う、これは、今、思い出して」
144土曜日の憂鬱 初夏6:03/06/30 02:45 ID:GjgfZuQ9
僕の制服の開襟シャツのボタンをはずしていく指先。
…学校で、美術室で絵を描いていればこんな事にならないのに。そのまま予備校に行って帰りに少し
だけこの家に来れば真昼間から、こんな事にならないのに。
「ああ、判った…君は外でされたかった訳か…」
なんでそんな恥ずかしい事を言われなくてはいけないんだろう。必死で横に首を振る。外されたボタン。
滑り込むいやらしい指。指先は僕の乳首を探り当てて。スケッチブックが僕の膝から落ちる。右の脇の
下に差し入れられていた手が引き抜かれて僕の首筋を撫でるとそのまま後ろから僕を抱き締めるよう
に、拘束するように僕の身体に回された。

「着ている物を自分で膝まで下ろしなさい」
一瞬何を言われたのか判らない。
「シャツはこのままでいい。古い縁台に裸の君を横たえて、木のささくれで君の肌に傷を付けるのは忍
びないから。でも下は全部脱いで貰う。この格好で君が自分で脱ぐとしたら…膝までなら脱ぐ事が出来
る筈だろう? そこまでちゃんと脱げば後は私が全部脱がせてあげよう」
首を振る。何でそんな風にいつも酷い事…。
「あ、駄目! …嫌だっ…!」

乳首を捏ね繰り回す指先。もう一方の手が僕の服の上から僕のモノに押し当てられる。
「触られたそうにしてるくせに…。君は制服を汚しても構わない訳だ。汚した服で美術予備校に行くか?
 それとも真っ直ぐ家に帰ってこの制服を家族から隠す? 下着だけ汚れたら隠せるかもしれないけれ
ど、下着だけで済むか…?」
ぐいぐいと容赦なく服の上から掴まれて。
145土曜日の憂鬱 初夏7:03/06/30 02:46 ID:GjgfZuQ9
「嫌だ…!」
「相変わらずだ…嘘つきで、素直じゃない」
僕のモノが服の下で。容赦のない手の動きに僕のモノが。どうして? …嫌だ。
「どうする? 言う事を聞くか?」
耳元で囁く声はなぜか、ぞっとするくらい優しい。悔しい。涙が出てくる。
僕は項垂れて、そして頷く。

「最初から私の言う事を聞いて、素直にちゃんと脱げばいいんだ。こんな事をしないという事を聞かない
なんて困った我儘な子だ…」
僕はゆっくりベルトを外す。ボタンを外す。いつもは意識しないでする動作。
「どうした? 脱ぎなさい」
動きを止めてしまう僕を促すように、後ろから僕を抱き締めるように回されている両手に力を込められ
て、僕の身体が少し持ち上げられる。僕の尻が縁台から少し浮かせられる。僕は観念して下着を残し
て掴んでいた服を膝の上まで下ろす。上腕ごと後ろから抱き締められるようにされているせいで膝の上
までしか手が伸ばせない。後ろから僕に囁く冷たい声。
「早くしなさい。全部脱げと言った。判らないのか?」
僕は下着に手を掛けた。一気に膝まで降ろす。
丸見えになる下半身。持ち上げられていた僕の身体がゆっくりと縁台に下ろされる。

僕の裸の下半身を肩越しに見下ろされているのが判る。ふいに僕を押さえるようにしていた手が伸び
て膝の上まで下ろした僕の服からベルトを引き抜いた。僕の両手首はそのベルトで後ろ手に素早く縛り
あげられてしまった。もがく僕は縁台に上半身を叩きつけるように倒され両足を持ち上げられ、縁台に
横たえさせられた。そのまま下半身のものは全部脱がされる。両足首を掴んで開かされ、縁台を挟む
ように下ろされる。僕の両足の膝から下が縁台からぶら下がる。間昼間に外で縁台の上で僕のモノを
突き出すような恥ずかしい格好をさせられて僕は堪らずに目を閉じる。
146土曜日の憂鬱 初夏8:03/06/30 02:48 ID:GjgfZuQ9
僕は観察するように僕を見下ろしてくる視線を感じる。身体中に。ふいに頬に触れる指。そのまま口に
押し込まれる指。僕の舌に押し付けられる指先。
その指が口から抜かれる。片方の足の膝の後ろを掴まれて頭に引き付ける様にされて、僕の腰が浮きむ上がる。
「嫌、あっ!」

押し込まれる僕の唾液に濡れた指。そのまま僕の中を上下して、掻き回す指。唯一自由になるのは掴
まれていない方の足だけ。その足をばたつかせても、何もならない事は判っているのに僕は必死で足
をばたつかせる。
「あっ、あ…ん…っ」
ぐいっと僕の中をえぐるように動く指。足が痙攣を起こして突っ張って、結局その足も力を無くして縁台
の端からだらりと落ちたままになってしまう。
「触って欲しかったと素直にいいなさい。こんな恥ずかしい、いやらしい身体をしてるくせに」
「違う、違う…」
「君は、相変わらず…」
「あっ!」

ぐい、と一杯に奥まで指を差し込まれて、そのまま指を抜かれる。僕は首の後ろを掴まれるようにして
上半身を起こされる。そして縁台を挟んでいる僕の向こう側の太腿の下に片手が差し入れられ持ち上
げられ手前の足にそろえるようにして、縁台に座る形を取らされる。
僕はぐらぐらとしていて首筋を後ろから支えられているのに、上半身が今にも前のめりに倒れ込みそう
になる。そんな僕の両脇に手が差し込まれて身体を持ち上げられ、僕はもともとそんなに広い幅ではな
い縁台の端、落ちそうになるぎりぎりの所まで後ろに身体をずらされて座らされる。
そして、そのまま腕のベルトを解かれた。
腕が自由になった瞬間、僕は片膝の後ろを掴まれ足を思い切り胸に引き付ける様に持ち上げられた。
背中をもう一方の手で支えられていなかったら僕は縁台から後ろ向きに転がり落ちていただろう。
147土曜日の憂鬱 初夏9:03/06/30 02:49 ID:GjgfZuQ9
不安定な身体に僕は両手で掴まる所を探す。必死で縁台の端を掴む。膝の後ろをぐいぐい押されて、
背中を支える手がゆっくりと僕の身体を支える事を止めるかのように僕の身体を倒れるままに倒してい
く。自由になる片足を縁台に乗せてみても僕の身体を支えることにはならない。

「夏草の雑草の緑のシミはなかなか消えない事、君は多分、知らないだろう?」
僕の顔の前には意地悪な笑み。
「このまま後ろに引っくり返ったら、君は夏草の上に倒れて、つぶれた夏草の緑の液で制服のシャツにシミをつける事になるんだ」
…何を言ってるのだろう。相変わらず僕にはすぐに理解の出来ない言い方をする…。

僕の膝の後ろから手が離れてその手は僕の腕を掴む。そして僕の手は肩へと導かれて。
「しっかり肩に掴まっていないと、君は制服のシャツを汚す事になるから」
「あ!」
僕に肩を掴ませて僕の手首から離れた手。その手の指が僕の中に一気に。同時に背中を支えていた
手が離れた。
「嫌、何で! …落ち…!」
僕は両手をその人の首筋に必死に絡ませた。まるで抱きつくように。
再び僕は片方の足の膝の下を掴まれる。僕の膝を大きく開かせる意地悪な手。僕の中を動く意地悪な
指。腰が揺れてますます縁台の端へと身体がずれてしまう。…落ちる。でも、もう力が入らない…。
「もう、…あ、もう、許…」

身体の中を突く指。情けなく僕は泣いてしまって、力が抜けて滑り落ちそうな腕を必死で絡ませながらう
わごとのように繰り返す。
「もう、許して…もう、嫌だ…もう…許…」
「外でしたかったのだろう? いやらしい事を。 君のモノはこんなに正直なのに」
「嫌、違う! …違う!」
148土曜日の憂鬱 初夏10:03/06/30 02:51 ID:GjgfZuQ9
僕の膝を掴んでいた手が離れて僕のモノを掴む。握られて擦り揚げられる。僕の中の指が滅茶苦茶に
僕の中を掻き回す。
「嫌、違う…違う、違う! あっ、…あっ!」
訳が判らない。覆い被さっていやらしい事を僕にする人に必死に掴まって僕は泣いて。
「君は、いつも、嘘つきだ」
あっけなく僕はいかされて、僕の両手から力が抜ける。僕のモノから離れた手が僕の背を支えて…。

僕は再び縁台に横たえられる。
「相変わらず、素直じゃなくて、強情で…そんな風にしていると、ますます君に…」
僕の胸に飛び散った僕の液を指先で拭い、その指で乳首を触ってくる指。僕はふらつく頭で乱れた息
で目に映る夏草をぼんやり見ている。
…ますます…何? いつも意地悪なくせに。これ以上どうするって、…僕に、これ以上…。

「睡蓮や蓮のような…水生植物をスケッチしたいならこんな時間に来てはいけない」
僕の液で濡れた指が乳首から離れて僕のモノをいやらしく転がすように触り始める。息がはずんでくる
のをもう僕は止めようとする気力もない。僕の中に再び指が入り込んできても、僕の身体には拒む力も
なくて。するりと奥まで入り込む指、くすぐるように動かされる指。
「睡蓮の咲く時間を知らないのか? 睡蓮はこの時間には花を閉じていく。だから睡蓮の花をスケッチ
したいならもっと早くここに来ていないといけない」
…もっと、早く?

「この家に、泊まりに、来なさい」
いやらしい両手。僕のモノは再び固くなってしまっていて。惨めで。僕は子供のようにしゃくりあげなが
ら、ぼんやりとたゆたうような意識の中で聞いている。
…何て言ったの? 訳わからないよ…なんで。僕が?
149土曜日の憂鬱 初夏11:03/06/30 02:53 ID:GjgfZuQ9
「睡蓮は綺麗だ。でも、蓮も綺麗だから。家族にはなんとでも言えるだろう? 美術部の合宿とでもいえ
ばいい。夏休みも、もうすぐに始まる」
…夏休みは、秋にある学生向けの公募展の為に美術部にこもりきりになって僕は絵を描くんだよ…。
「君は、睡蓮が好きなんだろう?」
「…ん…ん!」

再び僕はイク。みっともなく足を大きく開いているのが判っていても閉じる力も無く恥ずかしい格好を縁
台の上に晒す。そんな僕の萎えたモノからまだ手は離してもらえない。
「ほら、君はこんなにいやらしい子なんだから…。泊まりに来なさい。蓮や睡蓮が咲く時間になるまで、
いやらしい君を一晩かけて存分に満足させてあげよう」
僕は力なく首を振ってぐったりと横たわったままで。指は僕のモノをそっとなぞる。時々自分の意志と関
係なく腰がびくびく浮き上がる。僕のモノがゆっくりと宙を向き始めるのはその指のせいだ。無理やり僕
を勃たせようとしている意地悪で残酷な指のせいだ。

「君は夏になったら、この家に睡蓮をスケッチする為に泊まりに来る。そして、庭が気に入った君は、何
度も泊まりに来ることになるんだ」
耳元で囁かれる。まるで僕に呪文でもかけるように。耳朶をそっと噛まれる。僕のモノが指から解放さ
れる。その人は僕から離れ、僕の脱ぎ捨てた服とスケッチブックをもって僕を見下ろして言う。
「身体が動くようになったら、洋間に来なさい。君にしてあげる事はまだ沢山あるのだから」

縁側に向かう後姿。僕はその後姿から目を逸らして目を閉じる。くらくらする。再び目を開けた僕の眼に
映るのは夏草。その夏草の間に見える池。スケッチをしていた睡蓮。今度の公募展の出品作にしたか
った風景。睡蓮の花の咲く池。その向こうのステンドグラスのある家。
…少し、花、閉じた?
僕は睡蓮が一日のどんな時間に咲いて閉じるのか知らない。モネの庭。沢山の蓮が咲く庭。きっとどち
らも綺麗だ。きっと。朝早くでないとその庭が見られないのなら。僕は…。
150土曜日の憂鬱 初夏12:03/06/30 02:56 ID:GjgfZuQ9
再び僕は目を閉じる。風が通り抜ける音をぼんやりと聞く。
そのままどれだけ時間がたったのか判らない。下半身の重苦しいような、変な感覚が抜けない。
…ああ、もう、あの人のいる洋間にいかなくちゃ。…来いと言われたから。

僕は、庭を描くんだ。そうだ、もう秋の展覧会に出す絵を描き始めなくちゃ。
だから、僕はきっとこの家に泊まりに来る事になるんだ。
そして、きっとあの人は言う。意地悪な笑みを浮かべて。
「…君が泊まりに来る言い訳を用意してあげたんだよ…」

僕は想像する。泊まりに来る僕。あの人と一晩一緒にいる僕。深夜のこの家はどんな風なんだろう。
睡蓮の花、蓮の花。早朝のこの庭はどんなにひそやかに綺麗な事だろう。
僕は眩暈を起こしそうになりながら立ち上がる。あの人がいる洋間に行かなくてはいけない。
きっとあの人は僕にまた泣き喚かせるような事をする。
判っていて僕はここに来ている。初めてそんな風にされたのは、五月。
そして、少しずつ緩やかに、確実に僕は崩壊している。あの人の手で。

背の高い雑草の間を僕はシャツ一枚で歩く。

縁側の前まで来て僕は庭を振り返る。確かに閉じ始めている睡蓮の花。ゆらゆらときらめく水面。
…もう、夏だ。
この家で過ごす秋や冬や春を想像したりする。それぞれの季節の庭を想像したりする。

僕はゆっくりと縁側に上がる。…あの人のいる洋間に行く為に。              おわり
151風と木の名無しさん:03/06/30 03:16 ID:O81FTJFz
起きててよかった・・・・アリガトン
152風と木の名無しさん:03/06/30 03:19 ID:O81FTJFz
おしい!IDおやいだった。

153風と木の名無しさん:03/06/30 04:09 ID:yw9Vap0d
>>151アナグラム801っつーことで(w
土曜日の憂鬱の続編ヤター!!
待ってた甲斐がありました!!
作者様お疲れ様です&良い萌えをありがd!!
154風と木の名無しさん:03/06/30 05:36 ID:34wiFseH
土曜日の職人様再来〜!!
前回の話が終わっちゃって土曜日が物足りませんでした!!
大歓迎でつ!!
155風と木の名無しさん:03/06/30 07:14 ID:cPx+dyzW
仕事で徹夜して、げんなりしてた最中・・
起きてて良かった・・ホントによかった・・
どんなドリンク剤よりもカンフル剤になりました・・

土曜日の職人様また気が向いたらお願いします。是非!
秋も冬も見てみたいでつ・・。
156風と木の名無しさん:03/06/30 09:45 ID:/VWkAWg+
土曜日の職人さんお疲れさまアンドカムバック嬉しいです・・・。
この作品大好きなんでよかったらまた続編書いてください。
157風と木の名無しさん:03/06/30 11:10 ID:kk7eTXkX
土曜日の神様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
密かに再来をお待ちしておりました。
今回も最高の萌えをありがd!
是非、続きをまた書いてください
158風と木の名無しさん:03/06/30 11:51 ID:vK2oTzSm
ああああ、嬉しい〜続編ありがとうございます!!
朝からいいもの読ませて頂きました(感涙)。
風景が目に浮かぶような素晴らしい描写ですよね…ほんと、堪能しました。
大好きです〜。
159風と木の名無しさん:03/06/30 17:13 ID:ic5dfnJR
うわぁ!土曜日の神様だ〜っ。
嬉しすぎて思わず書き込みしてしまいました。
素敵な話、お待ちしております。
(あのあと、洋間でどんなめくるめく出来事が・・・)


160_:03/06/30 17:27 ID:V/6ZGQtB
161風と木の名無しさん:03/07/01 17:22 ID:sUmxY6AW
土曜日の神様ありがとう。
ありがとうヽ(*´Д`)ノ ハァハァ
162風と木の名無しさん:03/07/01 20:22 ID:PsCgAYGa
土曜日の神様…v
今回も禿しく萌えさせていただきました。

(*´∀`).。oO(オトマリ゚+.(・∀・)゚+.゚イイ!)

次回作など期待していいでしょうか(;´Д`)ハァハァ?
163風と木の名無しさん:03/07/02 01:02 ID:SfPu5pA+
うわぁ新作ありがとー
終わってしまってから土曜が来る度に、更新を楽しみにしてた
ことを思いだし、寂しかったです。

お泊まり編読みたいです.....
164赤い鬼20:03/07/06 01:05 ID:GMqalmQ8
「はぁ…はぁっ」
それからどのくらいの時間が経ったのか。俺は熱に浮かされたように夢中で獲物の躰をむさぼっていた。
ろくに解しもせず俺自身を進入させた使用人の入り口は痛々しいほど赤く腫れている。
「う、ぅんッ…」
使用人の、眉をよせ快感に耐える姿を見つめながら、この躰の熱をどうにも出来ないでいた。
ベットに移動し、本能のまま腰を振る俺を吸血鬼は傍らでずっと見ている。とても楽しそうに。
その視線にさえ躰が疼き、背中を快感が這いあがる。
容赦なく何度もイカせ何度も注ぎ込むうちに、いつしか使用人の反応が変わり始めた。
「ぅん…っあ、ひっ…」
声の艶が変わり、俺を飲み込んでいる場所が吸い付き収縮する。長時間の攻めに苦痛しか無かった行為が別物に変わろうとしていた。
声のあがる場所ばかりを擦るとどうしようもなく締め付けてくる。
「あ…、ああぁあぁぁぁーーー!!」
達したばかりの先端を手で擦ると、またすぐにイッた。
「んっ…んあああ…!」
そのまま解放せずに擦り続けるとイク間隔が短くなり、やがてイキっぱなしになる。
「ーーーーッ!!」
仰け反らせてつっぱる躰が結合部分を締め付け、その刺激に俺もまたイッてしまう。

「楽しんでいる所に口を出して悪いが、そろそろ限界だぞ。攻め過ぎると食事の前に気を失われてしまう…」
165赤い鬼21:03/07/06 01:10 ID:cur5C7+Q
吸血鬼は言って、使用人に覆い被さっていた俺の背後に近づき、双丘を撫でた。
ビク、と反応し使用人の顔を見るとすでに虚ろな眼をしている。
「彼は今、快楽の渦中にいる。こういう時の血が、一番美味しいんだ…」
後ろから割れ目に指を入れ動かしながら、吸血鬼は囁く。
俺は使用人の首筋を嘗め始めた。結合したまま四つん這いになった所を、後ろから指で攻められている。
「ん…ん…」
首筋に跡をつけながら後ろからの刺激に声が漏れる。
(俺は、これから、血を……)
ふいに自覚し、俺は人でなくなる瞬間を躊躇った。
「どうした、怖いか?」
「…あ!」
中で指を曲げて弱い部分を押された。
「ほら、もう奥歯が疼きだしているはずだ。一度味をしめれば何度でも欲しくなる」
吸血鬼に促されて俺は一番柔らかそうな場所に唇をあて、そして開いた。
「イッ…あぁぁぁ…ぁ…!!」
「んっ!ふ…ぅ、ぅ!」
使用人と俺は同時に鳴いた。後ろから吸血鬼が俺を、貫いたからだ。
再び深く埋まる俺のモノと、貫かれた勢いで傷つけられた使用人の首筋。
「ん、くっ……」
突かれると前と後ろが同時に擦られ、あまりの刺激に血の味もよくわからない。
しばらく中で小刻みに揺すられていると、喉の奥からも新しい熱が生まれ次第に血が欲しくなった。
使用人の広げられた脚が俺の肩のあたりで揺れている。内股に手を這わせ勃ちあがった中心を再び弄んだ。
「あ、あ…またっイ、ク…ッ!」
166赤い鬼22:03/07/06 01:15 ID:GMqalmQ8
獲物が感じれば感じるほどに、血の味は旨くなる。すでに俺は、初めての吸血という行為に酔っていた。
吸血鬼が俺の中で達し液体が注がれる。
「んくっ…」
前からも、後ろからも擦り付ける箇所が厭らしい音を鳴らす。
気付くと使用人の顔は青く、肩を血で赤く染めていた。浅い息を繰り返しながら、入り口だけは俺を飲み込もうと締め付けてくる。
「お前のここは、私を放さぬように浅ましく動いているぞ」
ヒクヒクと物欲しそうに動く入り口は使用人だけではない、と言うように吸血鬼は俺に教えた。
「く…っ、んっ…ん…」
使用人の首から唇を離し躰を起こして仰け反る。吸血鬼は俺の首だけを後ろに向かせ、血で汚れた唇を嘗めた。
「食欲は満たされても性欲はまだか…?いくらでも注いでやろう、お前の中に…」
「あ…はぁぁ…っ」
腰を揺らしながら俺の首に歯をたてる。

まるで、血を吸われる代わりに精液を注がれているようだ。使用人は俺に、俺は吸血鬼に…


俺が吸血鬼の仲間になっても、吸血鬼の獲物である事に代わりはない。血を絶やさず補給すれば、俺は永遠に吸血鬼の獲物であり続ける。
永遠に、この快楽の中に居続けられる………


赤い闇に俺の鳴き声はずっと響き続けた。
167赤い鬼終わり:03/07/06 01:21 ID:bII3mMMy
一応終わりです。

実は、エロも文章書くのも初めてだったのですが。読んで下さった皆様ありがとうございました。
こんなへちょい文に長々とつき合ってくれてありがとう。
レス下さった方々嬉しかったです。


さて、それでは名無しに戻ります。
168風と木の名無しさん:03/07/06 05:13 ID:j+uiTE/F
赤い鬼〜、しゅてきだったわよう、ありがトン
169風と木の名無しさん:03/07/06 11:26 ID:Rbir2yfh
赤い鬼よかったです。
萌えをありがとう(;´Д`)ハァハァ。
170風と木の名無しさん:03/07/06 14:03 ID:sbAzdGsl
イイ!萌えますた。
171風と木の名無しさん:03/07/06 14:27 ID:JaU9SPCD
赤い鬼さん乙!良かったです…(;´Д`)ハァハァ
なんとなく使用人→吸血鬼の片思いも感じて胸キュンですた
172風と木の名無しさん:03/07/09 10:58 ID:ILGrJEqo
(*´Д`)
173風と木の名無しさん:03/07/09 11:49 ID:qhczR3vy
|д゚) …元の文章から改稿したものなので、変更箇所にはスルーでお願いします。


「……も、…止めてく、レッ…」
自分自身を飲み込む相手の腰が揺れ、止めて欲しいと懇願する声の語尾が上がり、カチャ、カチャ…キィ…と黒板に爪を立てるようなガラスが擦れる音に否応無しに肌が粟立つ。
「本当に…止めていいの?大槻のここは…そんなこと……言ってないよ?」
揺らしていた腰を止めて相手の指が自分自身の根元に指を這わされる。
指が触れる――それだけのことでも感じてしまって腰を突き上げてしまう。
「……ッ、…!……」
「…ぁ……ン……ほら、ね?…自分から突き上げて……」
淫猥に意地悪く微笑みながら見下ろすの顔を見上げる。
2年先輩の伊川先輩。
真面目な雰囲気を醸し出している眼鏡をかけているいつもの顔とは別の、上気して潤んでいる瞳をしているのに、顔は意地悪く笑っている。
大好きな、大好きな先輩だけど。
「…こん、ッ…ン…なのは……は、ぁ……嫌、だ…。」
力無く首を左右に振る。
自分の思う通りに動かすことが出来るのは頭と下半身くらいで。
自由になる下半身をばたつかせて暴れればいいのかもしれないけれど、そうは出来ない理由もあって。
それ以上に自分自身を飲み込んでいる伊川先輩の中の感触に感じてしまっていてどうしようもなくて、泣きそうになる。
泣いちゃだめだと眉間に皺を寄せると先輩の笑みが深くなったような気がした。
「…本当に嫌なら……泣いて、叫べば…良いよ?そうすれば……まだ、誰かが残っていて助けに来てくれるかもしれないよ?」
「…先ぱ、…イッ!………ふ、…ぁ…」
不意にガラスが揺れて、痛みと気持ち悪さで肌を粟立てたまま眉間に皺を寄せる。
力が入れられない唇が震えて声が上がる。
身体が反応して頭の上のガス管に括られている自分の手首を揺らしてしまう。
「……ぃ、や、…だっ……」
「…ン…泣きそうな顔……可愛いね。」
先輩の声は楽しそうに聞こえた。
174風と木の名無しさん:03/07/09 11:52 ID:qhczR3vy
自分の身体の上を滑る感触に肌がざわめいた。
何かが俺のモノに触れている。
「…………ふ、ぁ……。」
熱い……濡れた…柔らかいものが俺のに絡み付いて俺は声を漏らして、やっと今の状況に気が付いて閉じていた瞼を上げた。
「……な、何!?」
「よかった、目が覚めたんだね。頭を勢い良く打ってたから心配だったんだけれど。」
先輩の声を少し遠くに感じて、身体を起こそうとするも、手首は長い紐状のようなもので縛られていて、チェーンの代わりをするように弛んでいるだろう部分が大きな机のガス管の根元にぐるぐると巻きつけられていて、両腕は完全に頭の上に上げていた。
頭は上げることが出来たので机の上から上げて先輩の姿を探すと、先輩は俺の足のところにいた。――が、それ以上に衝撃だったのは俺の下半身がいつのまにか剥き出しになっていることだった。
「な、な、な、な、な!?!?」
剥き出しになっている下半身。
軽く足を揺らしてみると、足は縛られていないようで動くものの、穿いていたトランクスとズボンは足首で止まっているような感触は感じない。
どうやら完全に下半身丸出しで、丁度足の付け根辺りで机板が無くなっているので宙ぶらりんの格好と足の間にいる先輩があまりにも冷静な特に自分がパニックになっていた。
先輩の真前に緩く立ち上がっている濡れた俺自身を見つけたとき、俺は顔を真っ赤にしていたと断言できるくらい、自分の頬を熱く感じてしまっていた。
「せ、…んぱい……からかってるだけなら……もう止めて下さい。」
自分自身を見ている先輩の視線が、寝転がったままで頭だけを少し浮かせている俺の視線とぶつかる。
「からかっているわけじゃないよ?……さっきも言ったじゃないか。付き合うならまずは身体の相性を試してみたいって」
先輩にそう言われて、まだ少し朦朧としている頭で俺は記憶を辿る。
そうだ……気を失う前に先輩が一人でいるって聞いて、この実験室へ……先輩に告りにきたんだった。
それで先輩に抱きつかれて、慌てている間に押し倒された。
そのとき思いっきり頭を打ったんだっけ。


175風と木の名無しさん:03/07/09 11:54 ID:qhczR3vy
「……だからって……こんな、……こんな格好……しなくても、いいじゃないですか」
「それも言っただろう。俺は…………ちょっと変わってるんだって」
先輩の右手が俺自身へと伸びてくる。
俺は自然に逃げようとして腰を揺らすけれど、足の間に先輩の身体があるから身体を揺らすくらいしか出来なくて結局逃げられずに、自分自身が先輩の右手に捕らえられてしまった。
「やめッ……」
初めて触れる自分以外の他人の手の熱に俺自身が堅くなっていくのがわかってしまう。
そこに熱が集まっているのもわかってしまって、俺は浮かせた頭を横へと向けた。
「……俺とするのは……嫌?」
「……」
そんなこと答えられない。
俺の答えはきっと先輩だってわかっているはずなのに、言わせようとしているように感じて俺は口を噤んだ。
「……そう。」
短く先輩がそういうと、濡れたものが俺自身の先端に触れて、俺は慌てて背けるように横に向けていた顔を戻した。
右手に捕らえられていた俺自身の先端が先輩の口の中に入り込んでいた。
俺自身の先端のカリの部分に濡れた先輩の舌が触れて、括れの部分から先端へと舐め上げられる初めての感覚に腰が揺れる。
「ハッ、…ぁ……!……」
ゾクゾクと下半身から湧き上がってくる感覚に身体が知らずに跳ねる。
ふ、と吐き出す先輩の息が舐め上げられて濡れている部分に触れると、肌が粟立って指先に力が入って拳を作る。
「……先輩、ッ……。」
「……大槻の…大きい。……さっきの答え、嫌?」
唾液で濡れている俺自身が先輩の口内から姿を見せる。
その先を指でクリクリと弄られて感じてしまって、先端から蜜を零してしまった。
「ねぇ、大槻。……」
先端を弄りながら、先輩が俺の身体の上に覆い被さってきて、鼻先が触れるほど近い所まで顔を寄せてくる。
「嫌……?」
間近な先輩の顔を見つめる視線を逸らすことが出来なくて、俺の心臓は大きく早く打つばかりでどうしようもなくなっていて、大好きな先輩の問いかけにとうとう返事をしてしまった。
「い、…やじゃ無いです……。」
「じゃあ、してもいい?」
躇いながらも頷くと、綺麗に微笑む先輩の嬉しそうな雰囲気を感じた気がして、その顔に俺は見惚れてしまっていた。
176風と木の名無しさん:03/07/09 11:56 ID:qhczR3vy
すぐ傍にあった顔がどんどんと下がっていき、また俺自身が先輩の口に咥えられる。
俺自身から溢れる蜜が、先輩の口内から湧き出る蜜とで混ざり合って、滴り落ちていくのがわかって瞼を下ろした。
足の間を伝って落ちていく液体を追いかけるように先輩の指が嚢から下へと滑って落ちて、後孔に触れるのがわかって、身体が萎縮する。
右手で俺自身の根元を握りながら扱いている先輩が口を離して言う。
「……大丈夫。酷いことはしないから……。」
「………ンッ!」
伝わり落ちていった液体で濡れている後孔へと先輩の指先が入り込んできて、身体がなれない感覚から逃げようとして足を閉じようとした。
けれど、先輩の指はどんどんと中へと入ってきて、中を探るように動き始めた。
「や、…先輩………も……」
やめて、と言おうとして指が引き摺り出される間隔に仰け反る。
「やっぱり……俺の指じゃ届かないか。」
「……?」
仰け反った背中を元に戻そうとして、さっき指を埋め込まれた後孔に何か冷たいものが当たったことに、俺は驚いて身を竦めた。
狭い後孔に埋め込まれていく冷たく硬いものに、肌がざわざわと粟立っていく。
「な…何を……。」
「知りたい?」
怖いもの見たさ半分、見たくない半分で、ゆっくりと顔をあげていくと、足の間で立っている先輩は化学実験室には合って当たり前だろう、直径1センチほどの試験管の底を舐めていた。
「まさか……」
「そう、これ。……俺の指じゃ届かないみたいだからさ、これを使うことにしたんだよ。」
「届かないって……?」
「君の気持ちの良い所に、俺の指が届かないってこと。」
そう言って先輩は唾液で舐め濡らした試験管の底を、既に1本入っている俺の後孔へと当てた。
1本でも一杯だと思っている俺はバタバタと暴れる。
本気で嫌がれば先輩を蹴り倒してしまうことも出来ただろうに、やっぱり俺にはそこまで出来なくて、ガラスの擦れる音が耳に届いたと思った時には、2本目の試験管が中へと埋められてしまった。
試験管2本で一杯に広げられている後孔が引き攣る痛みで試験管を締め付けると、中でガラスが擦れ合って不協和音が響く。
その音を聞いて、全身の肌がざわめきたって力が抜けてしまう。
177風と木の名無しさん:03/07/09 11:59 ID:qhczR3vy
そんな俺を眺めていた先輩が、再び俺のものを手に取って先端を咥えて愛撫し始めた。
身体の力が入ればガラスが擦れ合って力が抜けて、力が抜ければ先輩が舐めて……俺の頭の中は何がなんだかわからなくなっていって、自分の乱れた呼吸だけを聞いているような気がした。
俺自身から先輩の口が離れてこれで終わりなのかと、俺はまた頭をあげた。
先輩がにっこりと笑って、穿いていたものを全部脱ぎ落として半身を晒して、俺の身体へと跨がっていく。
心臓が跳ね上がる。
先輩の白い足が俺が横たわらせられている机の上にあがり、先輩の身体が膝立ちから四つん這いになって、先輩の顔が近づいてくる。
「……入れて、いい?」
俺の返事を待たずに、昂っている俺自身の先に先輩の後孔が触れた。
「…――ぁ、…あっ!……」
先輩の声が漏れるのに合わせて、俺自身の先端が先輩の中へと入り込んでいく。
俺自身を包み込む先輩の内の熱さと狭さに俺は大きく腰を突き上げてしまって、余計に奥へと俺自身を先輩の中へと埋めてしまった。
「せ、…先輩ッ……ああっ!……」
「……そう…いいよ。…大槻も……い、…い?」
すぐ近くにある先輩の顔を見上げていると、先輩の両手が俺の両頬を包み込んだ。
間近にある先輩の唇から訊いかけてくる声がすごく甘く聞こえて、与えられる快感に俺の身体は貪欲で、どんどんと腰の動きが大きくなって先輩の中を突き上げていく。



続く。
178風と木の名無しさん:03/07/09 12:05 ID:qhczR3vy
赤い鬼さん、最後まで御疲れ様でした。


自分も書き出した以上はちゃんと終わらせようと思います。
落としたものの、タイトルが浮かばないよ…。
179風と木の名無しさん:03/07/11 23:03 ID:ipyZDw5M
ヒイィッ!
脳震盪起こしてても動じない先輩…ステキ!
180風と木の名無しさん:03/07/12 17:43 ID:PPSONFPZ
なんとかして何度も腰を突き上げて果てる快感を求めているのにその度に、先輩に腰を浮かされてしまっていく事が出来なくて俺は先輩を見上げながら口を開いた。
「先輩………いか…せて……」
「まだ…だめ……」
先輩はまだ余裕があるのか、笑いながら俺を見下ろして腰を揺らす。
いきたくてもいかせてもらえない中で、泣きそうになりながらも泣くのを堪えて俺は腰を突き上げる。
「先ぱ………もう、だめ………!」
悲鳴に近い高い声をあげる。
それを待っていたかのような先輩の言葉
「泣いて…おねだりをするまでは…いかせてあげない」


結局、その言葉が現実になるまで俺はいかせてもらうことが出来ないで。
俺はその後、先輩と顔を合わせることが出来なくなって疎遠になっていき、話すこともなくなってしまった。
あのまま先輩に縋っていけば先輩と離れることはなかったかもしれないけれど、先輩からのリアクションもなかったんだからきっと俺との身体の相性も良くなかったんだと思えるようになるまで時間がかかった。
やっとここに来てふっと思い出したその記憶に俺は苦笑を浮かべた。

「すっげーガキだったんだよな、俺って……」

戻って来ない時間に溜息をついてそこから離れた。




【終】



最後の文章です。
長文、失礼致しました。

>179さん、レスくれてありがとうございました。
181風と木の名無しさん:03/07/12 18:10 ID:h7toOc/T
>>180
|Д`*)ハァハァ…
182風と木の名無しさん:03/07/13 10:48 ID:MMV/ZeiG
>180
何かこう、諸行無常を感じつつ萌えますた。イイ!
183愛の科学反応1:03/07/14 11:15 ID:dX+azmAv
俺は渡辺慎吾、高校3年生。今、人に相談出来ないような悩みを持っている。

幼なじみの彬は科学バカだ。
いや、はっきり言って変態だ。
高校生になって科学部なんてアヤシイ部を作った彬は、俺を人体実験などと言って部室に呼び出してはいろんな事をする。
俺も断ればいい話なんだが、いろいろ弱みを握られていたり体格の問題だったりで逃げられないのが実状だ。
そもそも彬が科学部なんかを作り薬の研究をしだしたのは俺のせい…ではないと言い切れない理由もあった。
俺は背が低い。
小、中学校でずっと彬と一緒にバスケをしていたのだが、運動神経はともかく背の低い俺は高校でバスケ部に入るのを諦めた。
高校でも一緒に部活をしようと約束していた彬はもちろん怒った。
俺だって続けたかったんだよ。彬と一緒にバスケするの楽しかったし。
それでも男の約束を破ったのは俺だ。どんなに責められても我慢しようと思った。
ところが、彬はバスケ部にも入らず科学部を作った。そして言ったんだ。
「俺が慎吾の背を伸ばしてやる。背の伸びる薬を研究してやる。だからまた一緒にバスケをしよう」
184愛の科学反応2:03/07/14 11:17 ID:nV5ogdX7
こいつアホかと思った。
そこまでするか?つーかそんなもん作れると思ってんのか?
でも彬は真剣だったんだ。彬は運動も出来たけどそれ以上に頭も良かった。(もちろんモテル!)
そんなスーパーマンみたいな奴が何で俺と一緒にバスケをするために一生懸命になってんのかが謎だったが、彬が納得するまではほっとこうと思ってたんだ。…最初のうちは。

1番最初に出来た薬を俺に持ってきた時の、彬の嬉しそうな顔が忘れられない。
ものすごくアヤシイ液体を飲めと言われ戸惑ったけど、そんな彬を目の前に断れるはずも無く死ぬ気で飲んだ。
結果は、やっぱり失敗だった。でもその失敗には思わぬオマケが付いていたんだ…今思えば、それがすべての始まりだったのかもしれない。


一気に飲み干した後、しばらく様子を見ても何の変化も見られなかった。
「失敗か…」
肩を落とした彬を俺は慰めた。
「気にすんなよ!1回でそんなすごい薬が出来るわけがないだろう?それとも1回こっきりで諦めるのか?俺とバスケしたいって気持ちはその程度のものだったのか?」
「慎吾…ああ、俺頑張るよ」
そう言って彬は俺を抱きしめた。
「!?なっ、何抱きついてんだよっ恥ずかしいやつだなー……、ぁ…?」
異変はその時起こった。
185愛の科学反応3:03/07/14 11:22 ID:F4+dpHi0
「慎吾?…慎吾…!」
いきなり熱がどっと出たみたいになって、くた…と彬に体重を預けた。
「ぁ…、何か、変だ…」
「慎吾?大丈夫か!?」
彬が俺の身体に触れた時、そこからしびれが走った。
「…ア!んんっ…」
思わず出た声に驚いた。これって、もしかして…
「慎吾、もしかして感じてるのか…?」
おそるおそる俺に触れる彬の手に、間違いなく感じてしまっていた。
「お前…っ何混ぜた…ぁ、んだよ…ッ」
「…もしかして、アレとアレ入れたのが悪かったかな…」
アレって何だよ!?
「しょうがない。そのままじゃ辛いだろう?俺がしてやろう」
何を?と声にする前に彬は俺の唇を奪った。俺のモノを制服の上から撫でながら、舌を入れかき混ぜる。
「ふぁっ…はぁ…はぁっ」
やっと唇が解放されて大きく息を吐いていると、彬はズボンを脱がしにかかる。
「何してんだよっ…!」
「何って。このままイったら制服汚れるぞ?」
「ア…!」
ズボンから顔を出した俺の勃起したモノを口にくわえられる。すぐに一度達し、これで終わりかと思ったら今度は奥の穴を嘗められた。
「!?」
しばらくして指を入れられたが、薬のせいで何も考えられなくなり与えられる刺激に身をまかせていた。
「ぁあ…っんああー…っ」
声が、掠れた甘い声になる。
「…慎吾、お前の声で俺のもこんなになったぞ。責任とって入れさせろよ」
「え…?」
見ると彬のモノも、大きく勃ち上がっていた。俺を相手に彬がその気になってる姿を見て、どうしようもなく恥ずかしくなった。
「っ…、いやだ…!」
「嫌?じゃあここで止めるか」
「あっ!ぁんん…」
指を抜かれ奥の穴は無くなった刺激にヒクヒクと動いているのがわかった。物足りなくなった俺は無意識に腰を揺らしていた。
186愛の科学反応4:03/07/14 11:44 ID:T5V2oxBR
「正直に言ってみろよ。俺のモノを、その穴に入れて動かして欲しいってな」
そんな事言えるはずがない。相手は彬なんだぞ!?ずっと親友だと思ってたのに…
「言えないのか?それとも…別のものを入れて欲しい?」
カチャ…と細長い試験管を取り出して余っていたさっきの薬をその中に入れた。
「ここからこれを流し込んだらどうなるかな…?」
「ええっ?…ぁン!!!」
両足を持ち上げて試験管を、中の薬を流し込むように入れられた。最初は冷たかったのに、そこがじわじわと熱くなってきて出し入れされる試験管を締め付けた。
かき混ぜられるたびに中に入った液体がいやらしい音を鳴らす。
「すごいな…こんなもの入れられて感じてるなんて。素質あるんじゃないのか?」
バカヤロ!これはお前の薬のせいだろ!?
と、叫びたかったが口からは喘ぎと吐息と唾液しか出ない。
「あっ、ぁあ…そこ、違…」
「何だ?…欲しい場所が違うのか?ちゃんと教えろよ」
「もっと、…奥…んぁ…っ」
無機質な試験管ではすでに物足りなくなっていた俺は、与えられる快感に勝てずついに求めてしまった。
「この試験管じゃこれ以上奥は無理だな。慎吾が欲しいのはコレだろ?」
さっきよりも大きくなった彬のモノが入り口にあたる。
「ぁ…」
「…欲しいか?」
ものっすごく意地悪な笑みを浮かべて俺に聞いた。ここで「嫌だ」と言っていれば終わっていたのだろうか。限界だった俺は、首を縦に振るしか出来なかったんだ。
187愛の科学反応5:03/07/14 11:50 ID:F4+dpHi0
恥ずかしさで死んでしまいそうだった。俺が彬と、こんな事になるなんて…
首を縦に振った瞬間、俺の中は彬でいっぱいになった。
「ん…ッ!ぁああ!」
苦しくて苦しくて、でも気持ち良くて、彬にすがりついて泣いた。
「もっ、も、ダメ…!」
「俺も…イク!」
同時に果てた俺達はしばらく肩で息をしていた。落ち着いて中から彬のが抜かれ、ドロ…と薬と精液の混ざったものが流れ出た。

その後俺達は3日間絶交した。つっても俺が一方的にだけど。
これでもう彬は薬を作るのを止めると思ってたんだ。ところが更に、違う方向に暴走し始めた。
188183-187:03/07/14 11:56 ID:fi4rw/Fo
アホくてエロいのが書きたくて書いてしまいました。
あんま鬼畜ぢゃなくてスマソ。エスカレートする様を書きたかったんだ…てなわけで続きモノです。
お目汚し失礼シマシタ。
189風と木の名無しさん:03/07/15 00:01 ID:9XU94bmA
ごめんなさい。
>(もちろんモテル!)
でヤマジュンとオーバーラップしてしまい、ワロてしまいました(w
190山崎 渉:03/07/15 09:48 ID:kMpW1chZ

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
191風と木の名無しさん:03/07/17 22:57 ID:JC4X1Wdr
保守
19278207:03/07/17 22:59 ID:gfOUOL+h

夏だ出会いだ(^0^) http://www.pink7.net/masya/
193風と木の名無しさん:03/07/19 04:26 ID:EJW8VDzl
194風と木の名無しさん:03/07/19 18:12 ID:cA/8sCwy
作品カモン!!!
195風と木の名無しさん:03/07/19 22:07 ID:PTKr2/dl
夏休みに突入・・・つうことで土曜職人さんのお泊りバナシがこないだろうか・・・。
196風と木の名無しさん:03/07/19 22:43 ID:SGNXzB3t
ここってリレーありだっけ。
197風と木の名無しさん:03/07/19 23:04 ID:ips5GL+I
>180
普通男子な後輩×アブナイ先輩、攻のアナル攻めなど非常に萌えますたー
198風と木の名無しさん:03/07/19 23:25 ID:P4s2jNjf
>196
初代スレなんかではいくつか見かけたなぁ。
ただ、話が分岐しちゃったり、キャラの一人称がコロコロ変わっちゃったりで、
2スレ目以降は見た記憶が無い。
もしやるんだったら、その辺申し合わせた方が宜しいかと。
199風と木の名無しさん:03/07/20 00:34 ID:R4X2nNUk
>196
1を嫁!!
一応当初は『リレー小説』がこのスレの趣旨だったはず。


……という訳で、過去に中断してる話の続きを誰かお願いしまつ〜
200続・亮×和樹1:03/07/20 00:52 ID:5EHk22Qh

――夕立が降り注ぎ、世界は少し、その色を変化させる。
 亮はいつもたまり場にしている倉庫でただ一人、たたずんでいた。
 いつもは大勢居る手下も、今日は誰もその姿を見せていない。
 亮は正しく、一人だった。
 ふと亮は顔を上げ、倉庫の窓から外を見た。
 窓の外には少年が一人、こちらをものすごい目でにらみながら、立っていた。
「来たか……」
 うっすらと笑みを浮かべ、亮はその少年――和樹を見た。
201ゴッド&ドッグ 〜神様〜 1:03/07/20 19:24 ID:KXAJ4yat
 俺は拾われ物だ。路頭に迷っていた時に奴に家に来ないか?と誘われて、ホイホイとついていったバカ者でもある。
 奴の詳細は知らないが、20代の後半で細身のきっちりとサラリーマン、とりあえず日常ではカタギみたいだ。
 元々ヒモをやっていただけあって、顔には少々自信があったのだが、その俺が相手が男だというのも忘れて見惚れる位の綺麗な奴だった。
 そんな、お綺麗な奴が30代に入った、だらしない優男を拾おうとしていた時点で、俺はおかしいと思わなきゃいけなかったのかもしれないが、それも後の祭り。
 どうせ行く所も無いので俺はココで飼われている。
 奴はチョット変な奴だ。
 行くところが無いから逃げないし、例えあってもココの生活は気に入っているから戻ってくると言っているのに、絶対に俺を外へ出そうとしない。
 しかも、奴が仕事などで出かける時には必ず、玄関のドアの鍵に手が届かない程度の鎖をつけた足枷を嵌めていくという念の入れようだ。
 全く、急な火事や地震の時、どう逃げろと言うのかが知りたいものである。
 まぁ、奴の尋常ではないやきもちというか、束縛というか、そんなもののせいでギャンブルに行けねーとか、買い物に行けねーとかの不満はある。
 しかし、毎日楽しい事もできるし、奴とだけの付き合いってのも面倒なしがらみがなくて楽だし、ココの生活に大した不満も無く、もう一月を過ごしていた。
202ゴッド&ドッグ 〜神様〜 2:03/07/20 19:27 ID:KXAJ4yat
 玄関の鍵が開けられる音がする。定時で帰ってくるより5時間も遅い帰宅だ。
 どうやら週末の会議は難航したらしく、奴の表情は疲れきり、普段なら多少キツイだけの美人な顔が、誰も近づけないくらい険しい表情になっている。
 しかしそれでも尚、美しいのが、余計に得体の知れない恐ろしさを感じさせた。
「疲れた…精神的に疲れた。…明日は休みだし、今から朝まで頑張るからな…」
 奴は帰宅の挨拶もそこそこにそう言うと、俺の足枷を外し、着ている物を脱ぎ始める。
 奴の準備が始まったので、コチラも準備に取り掛かった。
 本当は飯くらいマトモに食いたかったが、奴はプレイ中の食事を望んでいるらしい。
 大型犬用の赤い首輪、黒い乗馬鞭、お湯とプラグと浣腸器、黒光りするバイブ、使いかけの赤い蝋燭、10mと5mのロープ、極薄ビニール手袋50枚セット、潤滑オイル、ゴム、クスコ…他にも沢山、奴の好きそうな道具を物置にしている部屋から、プレイ部屋へと運び込んだ。
 それらを使いやすい位置に配置すると、プレイ部屋に食事を運び込む。
 テーブルの上に綺麗に並べた食事と、テーブルの下の一枚の皿に餌として置かれた食事、同じ物を原点としているとは思えない差であるが、仕方ない。
 前に餌を綺麗に盛り付けて奴に興ざめすると言われて以来、餌は味はともかく見た目は最悪になるように努めている。
 準備はこの位でいいだろうか?俺はプレイ部屋の様々な場所を点検して問題なさそうだったので、いつもの定位置についた。
 プレイを始めてしまえば不安なんて消し飛んで期待だけしか残らないのだが、この奴を待っている瞬間だけは、二つの感情が入り乱れてしまい、いつまで経ってもどうも慣れない。
 高鳴る鼓動を落ち着かせるため、深呼吸をしていると扉が開き、全裸の奴が入ってきた。
203ゴッド&ドッグ 〜神様〜 2:03/07/20 19:30 ID:KXAJ4yat
「ご主人様、私は犬です。どうか犬と遊んで下さい」
 正座をし、手をついて、額がフローリングにつくまで頭を下げる。
「首輪を嵌めたら、犬になる。だから首輪を外すまで…人の言葉で喋ってはいけない。四つんばい以外で歩いてはいけない。そして、俺の命令に逆らってはいけない。俺はバカ犬は嫌いだから、守らなければきっちりと躾をする。それでイイなら頭を上げろ。首輪を嵌めてやる」
 その言葉を聞くと奴は嬉しそうに、もし尻尾があったなら千切れんばかりに振ってそうな表情で、コチラを見上げた。
 俺はそれを了承の合図ととって、奴の首に使い過ぎで少し擦り切れ気味の赤い首輪をしめてやる。
 首輪を嵌めると俺は鎖をひいて状態を確認し始めた。
「…く…ふぅ…」
 奴は首輪を無理にひかれて、首が絞まったのか苦しそうな息を漏らす。
「ああ、すまん。苦しかったか?」
 俺は口ではそう言いながら、色々な方向に鎖をひき、奴にまともな呼吸をさせる暇を与えない。
 奴は一見息苦しそうに眉をしかめるが、決して鎖にひかれて体を動かす事はせず、潤んだ瞳で、もっととでも言うようにコチラを見ている。
「首輪は大丈夫みたいだな」
 鎖を離すと少し寂しそうな顔で奴が俺を見上げた。あんまりそういう顔を向けられると、いじめたくて仕方がなくなってしまう。
 今日は時間も朝までとたっぷりあるのだから、本当は食事中から本格的にプレイをするのは避けようと思っていたのだが、計画は前倒しだ。
「今日の食事にはワインを用意してあるんだが、犬も飲みたいか?」
 奴が真意をつかみかねたのか、俺の言葉にきょとんとしているので、一旦テーブルを離れ、右手にワイン、左手にエネマシリングを持って、奴の前に立った。
 奴は、俺の意図するところに気付いたようで、コクコクと何度も頭を上下に振った。
204ゴッド&ドッグ 〜神様〜 4:03/07/20 19:35 ID:KXAJ4yat
「せっかくのワインなんだから、口はちゃんとゆすいでから味わうべきだよな?」
 俺は手袋を嵌め、奴の後ろに回るとエネマシリングのチューブの一方をお湯に入れ、もう一方を奴の後ろの口に差し込んだ。
 そして、ゆっくりと真ん中のチューブを押してやる。
 お湯の温度は体温程度、じらせて長く楽しむなら冷水はいけない。
 早急に注ぐのも良くない。
 ゆっくりと時間をかけ、拡げるように注ぐべきだ。
「…ん…ぅ…く…ぅぅ…ん」
 奴はじんわりと自分の中に拡がっていくお湯の感覚を声を殺して耐えている。
 伏せのポーズのままピクリとも動かず、俺のされるがままだ。
 ここで一気に何リットルもの水を流し込んだら、奴はどうなるだろう?湧き上がる衝動を抑え、1リットルほど注いだところで、一旦、注入を止めた。
「すぐに綺麗になるものじゃないし、食後のワインで充分だろ?食事にしよう。いつもは俺が終わるまで待てだが、今日は特別に犬が一緒に食うのを許してやる」
 俺はアナルストッパーであるプラグをわざと奴に嵌めず、まるでうっかりその存在を忘れたかのようにテーブルの隅に置く。
 そして、食事を取るように奴に皿を勧めた。
 お湯とはいえ、1リットル。
 奴が何処まで我慢できるのかが見ものだ。
205ゴッド&ドッグ 〜神様〜 5:03/07/20 19:39 ID:KXAJ4yat
 2/3ほど俺が食事を終え、奴がまだ、1/5も食事を終えていない時、それは起こった。
 奴は食事を放り出し、部屋の隅の犬用のトイレに四つ足で急ぐ。
 どうやら限界のようだ。
 奴は体を震わせ、パシャパシャとお湯を吐き出した後、ビチャビチャと液体まじりの固体を排出した。
 すっきりとした顔で、ほっと一息ついた奴の前へ鞭を持って立ちはだかる。
「食事の時間もトイレの時間も区別がつかないなんて、また随分と躾のなってない畜生がいたもんだな?」
 俺は乗馬鞭の先でツツーと奴の顔を撫で、そのまま首筋から胸、腹となぞっていった。
「…ひ…ぁ…」
 奴は、鞭に撫でられ感じたのか艶がかった声を漏らす。
「俺は怒っているのだが、何か勘違いしてないか?」
 俺の声に我に返った奴は慌てて伏せのポーズをとったが、気付くのが遅すぎだ。
 俺は鞭を振り上げ、奴の右肩にキツ目の一発をお見舞いする。
「…きゃん!」
 奴は俺の鞭を甘んじて受けると、機嫌を伺うようなしゅんとした目でコチラを見上げた。
「そんな顔をしても無駄だ。悪い事は悪い事。その場で罰しなくては意味がない。粗相をしたのは何処だ?見せてみろ、鞭をくれてやる」
 奴はこちらに背を向けると、尻を高々と上げ、頭を下げた。
「まぁ、初犯だし、10回で許してやろう」
 俺は今晩のこれからも視野に入れ、自分をセーブするためにもあえて回数を限定した。
206ゴッド&ドッグ 〜神様〜 6:03/07/20 19:41 ID:KXAJ4yat
 それから30回と50回の鞭打ちを終え、奴の口の中も飯皿もすっかりキレイになった。
「じゃ、ワインを飲ませてやろうな。犬に酒ってのももったいないから、グラス一杯だけだぞ?」
 奴の目の前でワイングラスに赤ワインを注ぐ。
「こっちへ来い、ベッドで飲むのが良いだろう」
 俺は鎖をひいて、ベッドまで奴を誘導すると仰向けに寝かせた。
「よく見えるように腰の下に枕を置くぞ。膝を抱えて手を離すな、邪魔になるからな」
 奴はこれから何が起こるのかと、期待と不安の入り混じった表情で俺を見ている。
「コレが分かるか?」
 奴の目の前にクスコを持っていく。
 奴はクスコを見て、これから起こるはずかしめを思ったのか、かーっと顔を紅潮させた。
「その顔は、よくわかっている顔だな。幾ら普段から拡げているとはいえ、いきなりLサイズのクスコは入らないから、まずはほぐそうか」
 俺は新しい手袋を嵌めるとオイルを手にとり、奴の口に塗りつける。
「…くふぅ…ぅぅん…」
 入り口を丸く撫で、ゆっくりと中指を差し込んだ。
 日々拡げているせいか、奴の口は簡単に俺の指を飲み込んでいく。
 続けて人差し指と薬指をあててみると楽々と受け入れ、せっかくなので親指や小指も入れてみると、コレも問題ない。
「クスコが入らないのじゃないかと拡げてみたが、また随分とガバガバだな?何本入っているか分かるか?お前の思う数だけ鳴いてみろよ」
 ワン ワン ワン
 奴は上気した顔でコチラを見つめた後、少し間を置いて三度鳴いた。
207風と木の名無しさん:03/07/21 00:52 ID:Qfvpe0zn
も、萌え〜!
続きをお願いします!
208風と木の名無しさん:03/07/21 01:00 ID:nr591cEa
萌えキタ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!
イイ!!やっぱり鬼畜はこうでないと!!
209続・亮×和樹2:03/07/21 01:52 ID:NDd51M/E
>>200の続き

「鳳物産」
 入り口に大きくそう書かれた倉庫を、和樹は激しくにらみつけた。
――あの野郎、ふざけた真似しやがって……!
 怒りに燃えながら、和樹は倉庫の扉を開け放った。
 倉庫の奥に一人座っていたのは、今回和樹にとんでもない招待状を送ってよこした人物、亮の姿があった。
「……久しいな、和樹」
 口元に薄く笑みを浮かべながら、亮が声をかけてくる。しかし和樹はそれには答えず、黙って亮をにらみつけた。
「――かなはどこだ?」
「……何の話だ?」
210風と木の名無しさん:03/07/21 02:01 ID:/93xWEZA
211続・亮×和樹3:03/07/21 02:09 ID:1s3T5Iwh
亮の台詞に、和樹の額に青筋が浮かんだ。
「とぼけてるんじゃねえ!この手紙は何だ!」
 そう怒鳴ると、和樹は手に持っていた紙を、亮に投げつけた。
 その紙には、『貴様の妹、かなは預かった。返して欲しくば、例の倉庫に一人で来い』
とあり、和樹は来たのだ。
「さっさとかなを返しやがれ!」
 和樹はわめいたが、亮はただ、冷笑を浮かべた。
「ああ……あれは嘘だ」

 ゴン!

 和樹がその場にひっくり返る音が、倉庫内に響いた。
「な…な…な……」
和樹はひっくり返りながら、全身をわななかせた。
212続・亮×和樹4:03/07/21 02:25 ID:SX2W7q3c
「何ーーーっ!!」
 バネのように跳ね起きながら、和樹は叫んだ。
「う……嘘だとぉ……?」
 和樹は、亮を先程にも増してものすごい目でにらんだが、亮は涼しい顔でうなずいた。
「ああ、今ごろは無事に家に着いた頃だろうな」
「じゃ…じゃあこの手紙は……」
「貴様を呼び出す、口実だ」
「て……手前ぇ……」
 そんな亮の返事に、和樹は怒りで全身を震わせた。
 この怒りは、亮をぶちのめさなければとても収まりそうにない。
「ふざけやがって!」
和樹は亮へと殴りかかったが、その拳は受け止められてしまった。
213風と木の名無しさん:03/07/21 02:28 ID:qZB7gbrc
ごめんなさい上げてしまいました。
欝だ死のう……。
214風と木の名無しさん:03/07/21 07:37 ID:4PvvSjbP

女子小学生のつるつるタテスジ
http://sexyurls.com/shoojo
禁断ガゾー(^^;)

215ゴッド&ドッグ 〜神様〜 7:03/07/21 22:01 ID:cIPhINbM
「3本ねー。間違いだな…そうだ…間違っている回数だけ増やしてやろう」
 俺は足りなかった2本分を右手の人差し指と中指で補ってやる。
「さー、何本になった?」
 奴は俺の指を探るように中を蠢かせながら、今度は六度鳴いた。
「オイ、オイ、もしかして分かっているくせに入れられたくて間違えてるのか?それともガバガバ過ぎて入ってる指も分からないのか?1本足すぞ…ヒントを出せば、さすがに分かるだろ?」
 俺は隙間をぬって薬指も埋め込んでやる。
 奴は今度は正確に八度鳴いた。
「やっと正解だな。コレだけ拡がりゃフィストも出来るかもな…」
 俺は、右手の指を抜いて左手を押し込んでいく。
 奴は少し不安そうな、それでいて熱い目でコチラを見ている。しかし残念ながら親指の関節が邪魔で、まだコブシまでは入らないようだ。
「もう少し広げないと駄目みたいだな…まぁ、今日はワインを飲むのが目的の拡張だし、もう充分だろう」
 奴は俺の言葉に、少しがっかりしたのか、すがるような目をしている。
 そういう目をされても準備が出来てない内は、無理をすると使い物にならなくなるので仕方ない。
 俺は全ての指を抜き、手袋を外すと、荒い息をしている奴の頭をなでてやった。
「じゃ、クスコを入れようか…」
 俺は奴の穴に口を閉じたクスコを差し込む。
 金属が冷たいのか、奴はブルリと体を震わせた。
「ワインを飲めばすぐに熱くなるさ」
 ゆっくりとクスコのねじを締め上げると、くちばしが奴の口を徐々に強制的に拡げていく。
 赤くヌメヌメとした内部がてらてらとオイルのせいか淫猥に光っていた。
216ゴッド&ドッグ 〜神様〜 8:03/07/21 22:04 ID:cIPhINbM
「ゆっくり味わえよ?」
 俺は奴のこじ開けられた口に、赤ワインを注ぎ込んでやる。
「…ぅん…ふぅ…」
 奴は鼻を鳴らしながら、貪欲にグラス一杯のワインを飲み干した。
「美味しいか?」
 ワインを注ぎ終えた俺は、うっすらと汗ばむ奴の体を撫でると、ピクリと奴の体が反応した。
 先ほどの鞭の時に半勃ちになり、拡張中に完璧に勃起していたのには気付いていたが、ワインを粘膜から吸収しているせいか、軽い刺激にも反応がよい。
「犬の飲んでいる姿をもっと良く見たいな。これで照らして良いか?」
 奴は体を撫でる俺の手と、体を熱くするワインに身を任せうっとりとしていたが、俺の言葉にイヤイヤと首を振った。
「何も言わないから良いんだよな?」
 俺はわざと奴の行動を無視して、奴の目の前で蝋燭にライターを近づける。
「もしかして、照らすより蝋が欲しいのか?まぁ、待て、まずは見てからだ」
 使いかけの蝋燭に火が灯ったのを見て、奴は怯えたように鳴いたが俺は微笑んで奴に答えた。
 奴が蝋燭を苦手としているのを知っていて、わざと蝋燭を奴の体の上で振り回す。
 中を覗き込むとワインはだいぶ吸収されたようだったが、まだ湖面を充分に残していて、奴の震えに合わせていくつもの波紋が生まれては消えていた。
「ワインをこぼしたり、足から手を離せば、おしおきだからな」
 俺は蝋燭の火を少しかたむけ、奴に笑いかける。
 こちらの手元の見えていない奴は、ただ黙って頷く。
217ゴッド&ドッグ 〜神様〜 9:03/07/21 22:05 ID:cIPhINbM
「…ひぃ…っん…!」
 ビクンと奴の体が急激にはねた。
 しかし、何とかワインをこぼさず、自分の戒めも解くことは避けたようだ。
「ああ、蝋がももに落ちたのか…」
 俺は右手に持っていた蝋燭を左手に持ち替え、蝋の落ちた部分を撫でてやる。
「…ん…きゅぅ…」
 再び奴の体がはねた。二滴目の蝋が奴の右足に不可解な模様を作っていた。
「こっちにも落ちちゃったな…」
 今度は尻に蝋を落としてやる。
「きゃう…!」
 やっとわざだと気付いたのだろうか?奴が俺を責めるような目でじっと見つめる。
「…面白いくらいはねるな?そうだ、この蝋燭が無くなるのが先か、犬が耐えられなくなるのが先か勝負をしよう。犬が勝てばご褒美をやる。犬が負ける…つまり、命令を守れなければ、おしおき。どうだ?面白そうだろ?」
 蝋燭は後10p程、太さも太いところで3p。
 いくら奴が蝋燭が苦手でも普段なら耐えられない量じゃない。
 奴は、静かに頷いた。
 しかし、それはあくまで普段の話だ。
 今の奴はワインに酔って敏感になっている。
 勝負はかなりの混戦だろう…今、思いついたにしては中々面白い趣向だ。
「覚悟はイイか?」
 俺の言葉に、奴は足をしっかりと抱え、ぎゅっと目をつむる。
 目を閉じては、どの辺りに蝋が落ちるのか分かりづらい気もするが、奴がそれで耐えるというならそれでいいのだろう。
218ゴッド&ドッグ 〜神様〜 10:03/07/21 22:09 ID:cIPhINbM
「まずは、小手調べだ」
 俺は奴の体をゆっくりと撫で回し、首筋に敏感な部分を見つけると、そこに蝋を落とした。
「は…ひぃ…ゃぁ…」
 俺の手に嬲られて、少しほてったところに蝋を落とされて、奴はうめきとも喘ぎとも取れる声をもらす。
 感じれば良いのか、熱さにもだえれば良いのか、訳が分からないといった少し困惑した奴の表情が可愛くて、俺は二の腕やわき腹、内ももなど、奴の感じるポイントを指で探っては、蝋を落としていった。
「分かるか?さっきから犬の好きなところにばかり印をつけてるんだ。…でも、まだ、犬の良く感じるところが残ってるよな?」
 俺は語りかけながら、指を奴の右乳首に這わせる。そして親指と人差し指でこねてやると、そこはプックリと硬く勃ちあがってきた。
「ふぅ…ん…」
 奴が今までの中で一番甘い声を上げる。
「乳首をいじられるの、本当に好きだよな…」
 俺は指をどけると、まずは周りに蝋を落とし、そして頂点を埋めてやった。
「んっ…くぅ…」
 奴の体が今までよりも艶がかった震え方をする。
 俺が今度は左の乳首をさっと撫でると、コチラは右よりも簡単に勃ち上がった。
 やはり、奴は右よりも左の方が感じるらしい。
 簡単に反応する奴の左の突起には、焦らさずいきなり頂点に蝋を落としてやった。
「…っう!…ぁ……っやぁ…」
 予測していなかったのだろうか?奴の体が大きくはねた。
 一瞬、手が外れそうに震えていたが、足に爪あとを残しながら、必死に耐えている。
「へー、犬は熱いのが感じるんだな?こんなに濡らして、よほど気持ち良かったんだろ?」
 俺は、震えながら怯えと苦痛の混じった表情を浮かべる奴の気持ちとは裏腹に、しっかりと勃ち上がり先走りの糸を腹に落としているペニスを左手の人差し指でなぞってやった。
219ゴッド&ドッグ 〜神様〜 11:03/07/21 22:11 ID:cIPhINbM
 俺はそのまま、奴のペニスを包み込み、親指の腹で鈴口を撫でながら、軽くしごいてやる。
「あぅ…ぁん…ぃ…はぅ…」
 奴は今日はじめてのペニスへの直積的な刺激に、うっとりとしている。
 ペニスも嬉しそうに、更に先走りの量を増やしていく。
 俺は頃合を見計らい、ペニスの根元に蝋を落とした。
「あぁ…、やぁ…、…ひぃん…、……っ!」
 徐々に蝋を落とす場所を根元から亀頭に向かって上げていく。
「別にイキたいならイッてもイイぞ、許可してやる。でも、手を離すのも、ワインを零すのも駄目だからな」
 俺はイッてしまえば脱力して支えていられなくなるだろうというのを知りながら、奴がペニスの中で一番感じる裏筋に蝋を落とした。
「―――――――っ!!」
 奴は声無き声を上げ、必死に射精をこらえている。
 そういうけなげな姿を見ると、余計にいじめたくなってしまうものだ。
「ワインも随分飲んだから、クスコがなくても、自分で飲み込めるよな?」
 俺はクスコのネジをゆるめ、くちばしをとじてソレを抜き取ってやる。
 そして、クスコを抜く時に、まるで誤ったように、玉と穴の間の蟻の門渡りにも蝋を落とした。
「――んぅ…っ!」
 奴は唇を噛み必死に耐えようとするが、射精は近いらしく、透明だった先走りの色が徐々に不透明になってきている。
「ああ、ココ弱いんだったな…」
 奴の息はかなり荒い、もう一押しで落ちそうだ。
「ココを埋めれば残りのワインも零れないよな?」
 俺は奴の入り口をクチュクチュとなでた後、蝋を落としてやる。
「あっ―――!ひぁ…!…やぁ…っぅ…ぁ…ぁ…」
 少し多めにためていた蝋を低めの場所で一気に落としてやったので、刺激が強かったのだろう。
 奴はしゃくりあげる嬌声に合わせるように、ビクビクと射精し、そして脱力し、体を投げ出した。
220ゴッド&ドッグ 〜神様〜 12:03/07/21 22:13 ID:cIPhINbM
 閉じていた目を薄くあけ、何処を見るともなく、恍惚とした表情で蕩けている、イッてすぐのこの顔はたまらない。
 この顔はこの顔でずっと眺めていても飽きないが、俺にはもっと好きな奴の表情がある。
 普段はすましている奴の顔が情けなく涙目になり、懇願するような物が一番好きだ。
 その俺の大好きな顔を見るために、俺はロープとバイブを持ち出す事にした。
「お楽しみのところ悪いがな…。俺との約束、覚えてるか?」
 奴は俺の声に現実に戻ってきたようで、自分のしでかした事を自覚したのか、慌てて足をかかえなおした。
 しかし今更、時間は戻らない。
「分かるか?ココ、ワインも零れているよな?」
 俺は奴の鎖をひいて、シーツに出来たしみを確認させた。
「足をかかえておく事、ワインを零さない事。バカ犬に一度に2つの命令は難しかったか?ちゃんと強制してやらないと出来ないのか?」
 俺は鎖を無理に引き上げて怒鳴る。
 かなり強引な高さまで鎖をひいているので、奴は少し青い顔でパクパクと酸素を求めて喘いだ。
「今度の命令は一つ。バイブを落とさない。コレだけだ。体はこっちでちゃんと固定してやる。コレ位はしっかりこなせよ?」
 俺は鎖を離すと上半身だけ起き上がっている奴の体にロープを這わせていく。
 まずは10mを使い亀甲に縛ると、後ろ手にくくった。
 5mのロープは仰向けに寝かせた両足首をまとめるのに使い、残りの部分は男の割に柔らかい奴の体を2つ折りにしてベッドの柵に繋いでやる。
 足上げ縛りの完成だ。
 俺はロープでもがけなくなっている様より、こういう風に腰は動くのに逃げられないような縛りが気に入っている。
 逃げようとして腰を振るのが逆に誘っているようで淫猥だし、何ともそそられるからだ。
221ゴッド&ドッグ 〜神様〜 13:03/07/21 22:15 ID:cIPhINbM
「これで、自分で体を支える必要はない。俺がまだイッてないのは分かってるよな?バイブを落とさず、俺をイカせられたら、ご褒美をくれてやる。気合入れてねぶれよ?」
 ゴムを嵌めた極太のバイブはヌメヌメと奴の中に埋まっていく。
 コードを伸ばして、スイッチを手に持つと、ズボンのジッパーをおろして取り出したペニスを奴の顔にあてた。
 奴は顔を横に向け、必死に舌を伸ばす。
 奴の舌が俺のペニスに触れたとき、バイブのスイッチを軽く入れてやった。
「…ん…ふぅ…あ…く……ぅ…む…」
 にちゅにちゅという俺のペニスを舐める奴の舌と、バイブのくぐもった淫猥な音が混じる。
 軽く勃っていただけの俺のペニスが、徐々に硬度を増していく。
「イイぞ、その調子だ…」
 考えてみれば今日はお仕置きというムチばかりで、褒めるというアメをあまり与えていなかった事に気付いて、奴の汗でへばりついた前髪を優しくすきあげてやる。
 お仕置きとご褒美で例え同じ事をしても、威圧しながらの行為と、優しく褒めながらの行為はまるで印象が違うものだ。
 こういう事は、どちらか一方に偏り過ぎてはいけない。
 例えは悪いが生かさず殺さずみたいなものだ。
「少し、強くしようか?」
 俺は、奴の腰が物足りなさそうに焦れているのに気付いて、中ほどまで出力を上げる。
「ふ…ぅ……」
 奴は俺のモノを口一杯にほおばりながら、それでも物足りないのか、熱く情欲した目でコチラを見つめてきた。
「もっとなのか?随分と貪欲だな?」
 俺は一気にMAXまでスイッチを上げる。
 奴はピストンを加えながらペニスを懸命にねぶるが、それでも何かを訴えるような熱い目をコチラに向けてきた。
「……そういう事か…。要は、本物を入れて欲しくて焦れてるんだな?」
 俺は奴の真意に気付き、腰をひいた。
222ゴッド&ドッグ 〜神様〜 14:03/07/21 22:17 ID:cIPhINbM
「バイブを落とさず、俺をイカせろとは言ったが、何も口と限定したわけじゃないからな…。イイだろう、入れてやる。だが、バイブは咥えとけよ?」
 俺の言葉に奴は嬉しそうに、こちらをじっと見つめている。
 存外、俺も少し甘すぎる気がするが、たまにはイイだろう。バイブのスイッチを切ると、ゴムの上からオイルをまぶして、ゆっくりと挿入を開始した。
「はぁ……ぁ…ぁ…」
 俺の侵入に合わせて、奴が息を吐いていく。
 幾ら拡げてあるとはいえ、極太のバイブに俺のペニスは少し欲張りすぎだ。
 それでも切れるでもギチギチとしまるでもなく、やわらかく俺を包む柔肉は、天性の淫乱だろうか?
「奥まで入ったな。まずは少しずつ動こうか?」
 俺は左手で腰を抱え、右手で奴のペニスを赤く染めている蝋を取り除いてやる。
「何だ?剥がしているだけなのに感じているのか?淫乱だな…。それに、2本も咥えてなんともないなんて、犬のココは随分と慎みのない口なんだな」
 奴を責めるたびに、中がきゅぅうんと俺を締め付ける。
 言われた事を気にしているのか、言葉責めに感じているのかは分からないが、奴の蕩けそうな表情から見て、後者に違いなさそうだ。
「スイッチもいれような」
 2本差しの感触に互いに慣れてきたので、徐々にバイブの振動を激しくさせていく。
 最大の振動はコチラのペニスにも影響を与えはじめてきた。
223ゴッド&ドッグ 〜神様〜 15:03/07/21 22:19 ID:cIPhINbM
「一気に行くから、ついて来いよ」
 奴が俺の声に頷いたので俺は奴の腰を抱え込み、動きを早める。
「ひ…あ……ぁあ…や…はぁ…あ…っあ…あぁ…」
 奴は俺の動きにあられもなく声を上げ、のぼりつめていく。
「もう少しだから我慢しろ!」
 俺はタイミングを合わせようと奴のペニスの根元を左手で握った。
「やぁ…あぁ…イ…あっ…」
 奴がイキたいのか、目に涙をためながらこちらを見ている。
 その顔がたまらなくて、俺の方も込み上げてきた。
「ほら、イクぞ…――――――っ!」
 俺は最奥までキツイ一発を打ち込む。
 根元から手を離すと奴は一気に放出を始め、俺の全てを絞り上げるように急激に締め上げてきた。
 しばらくそのままビクビクと震える奴の穴の余韻を楽しみ、俺は長い息を吐きながら奴の体から離れた。
「キレイにしてくれないか?」
 声をかけたところで、奴が気絶しているのに気付く。
 まだ、朝まで時間はもう少しあるが、荒い息が幸せそうな寝息に変わったのをみて、そのまま寝かせてやる事にした。
 ロープを外し、蝋を剥がし、汗や精液の汚れを濡れタオルで拭き取ってやる。
「これだけ見てると、こっちが犬だよな…」
 奴にノコノコついていき、色々と良くしてもらって安心した所で、この部屋に入れられた時には自分の運の悪さをつくづく嘆いたが、まさかこんな事になるとは思っていなかった。
『私だけの神様になって下さい!』
 それが、この部屋で聞いた奴の第一声。
 他の部屋でどんな話をしたかなんて覚えてないが、アレは強烈にして、予想を酷く裏切る言葉だったからよく覚えている。
224ゴッド&ドッグ 〜神様〜 16:03/07/21 22:22 ID:cIPhINbM
 主人というのが、本来どういう気性の者なのかは知らないが、奴の事を今まで可愛がってくれた者は皆、奴一人では満足できなかったらしい。
 だから、奴はいつも、その他大勢の一人で、自分だけの主人、自分だけの神様が欲しかったのだという。
 そして、その願望を満たすために俺を拾ったのだそうだ。
「全く、俺にSの才能がなかったらどうしてたんだろう?」
 俺は元々、SMチックなSEXをする奴ではあった。
 そして、回数を幾らこなしてもSEXに飢えたような所のある奴だった気がする。
 しかし、コイツとこうやってプレイするようになってから自分の射精回数は激減した。
 別に興奮しなくなった訳じゃない。
 プレイがいつも待ち遠しくて仕方ない事を考慮するなら、むしろ逆の反応だ。
 俺はこの事をSEXの精神的な満足を覚えて、肉体を無理に満たそうとする必要がなくなったのだと思っている。
「…よし、この位でイイだろ」
 俺は奴の体を拭き終えると、パジャマを着せ、最後の最後に首輪を外した。
「可愛かったよ。また遊ぼうな、俺の子犬」
 奴を寝室に運ぶため抱き上げてやる。
「敬一様は私だけの神様ですよね…」
 耳元で不意に名前を呼ばれ起きたのかと思ったが、言っている事が3週間前と同じなので、どうも夢でも見ているようだ。
「…ああ、章太。お前は俺だけの犬だよ」
 あの時はまだ、俺には荷が重くて何も返事をしてやれなかったが、今なら、コレ位は言ってやってもいいだろう。
「じゃ、また朝にな…」
 俺は寝室に奴を寝かせると、最後にオヤスミのキスをした。
 帰って来た時の不機嫌そうな顔は和らぎ、本当に幸せそうだ。
「こっちも、とっとと片付けて寝るかな」
 俺はプレイ後の安心しきった奴の寝顔をひとしきり楽しむと、寝室を後にした。


GOD→DOG 終了
225風と木の名無しさん:03/07/21 22:50 ID:XmD5ypX3
>>224
お疲れ様でした。
も、萌えをありがd…(;´Д`)ハアハア
必死な犬に萌え。可愛いすぎだ!

出来れば続きも読みたいです。
226風と木の名無しさん:03/07/22 03:03 ID:tdsy1IHV
>201>224
マジ萌えますた。
漏れが『プレイは鬼畜、関係は仄かに甘く』、
といった系統がツボな為、涎が滝の様に……
続きキボンヌでつ。
227風と木の名無しさん:03/07/22 12:14 ID:3UIFyug9
>224
萌え〜
犬にも神にもハァハァしました!
蝋まみれマンセーヽ(´∀`)ノ
228風と木の名無しさん:03/07/22 18:50 ID:L9NfEhFO
>224
神&犬の神様(あえて神と呼ばせて下ちい)、乙でした(*´Д`) ハァハァ。
久々の禿萌えに、毎日が楽しかったです。
メル欄も楽しませていただきました。
是非に次作をお待ちしてまつ〜。
229風と木の名無しさん:03/07/22 20:29 ID:9Qp+/Wt/
>224
禿げしく萌えでした。
必死にけなげな犬萌え(*´Д`) ハァハァ。
そして>228の指摘で改めてメール欄チェックして
更に楽しませていただきました。
続きキボンヌ。
230愛の科学反応6:03/07/22 20:41 ID:BuurbH+E
3日後、彬はまた俺を部室に呼び出した。
3日間シカトし続けてきっと反省してるだろうし、元はと言えば俺のためにやってくれた事…
そろそろ許してやってもいっか。と思い呼び出しに応じた。でもそれは甘い考えだったと後悔する事になる。

「慎吾、この間は悪かった。あんなものを飲ませて…怒ってるよな…?」
予想以上にシカトが堪えていたらしく、相当凹んだ様子で聞いてくる。
もう水に流してしまおうと思ってた俺は軽い口調で許してしまった。
「気にするなよ。もう俺も怒って気が済んだし」
「本当か?よかった…!
それで、相談があるんだが…」
「何?」
「俺は、慎吾に背が伸びる薬を作っているよな?…それの、報酬が欲しいんだ」
「え…っ、お金をとるって事?でも俺そんな金持って無…」
「こないだの薬をまた飲んで欲しい」
彬は俺の言葉を遮り、とんでもない事を言った。
「慎吾と、やりたいんだ」
はっきりとそう言われ、カァーッと身体が熱くなるのがわかった。ドクドクと胸が鳴って、あの時の俺を求める彬の顔を思い出してしまった。
「慎吾…」
何も言えずにいると彬は俺を抱きしめてキスをしようとしてきた。
「わっ!…ちょっ、待てよ!」
我に返って彬を突き離す。
「やりたいとか言って、あの後俺がどんなに辛かったかわかってんのか!?尻は痛いし下痢するし…ッ!」
部室は校舎から離れた場所だからいいものの、声を出して見つからないとも限らないし!
「だから、あれから3日間、俺は男とのやり方を勉強して薬も改良したんだ。今度は辛い事にはしない。だからやらせて」
こいつ3日間反省してたんじゃなかったのかよ!(怒)
「お前っ正気か!?」
「冗談でこんな事言うと思うか?
わかった。慎吾が嫌だと言うんならしょうがない。俺は研究を辞めて…学校も辞めて、慎吾の前から姿を消すよ…」
なっ何でいきなりそうなるんだ?話が極端でついていけないっ。
「このまま慎吾の側に居たら、いつか襲ってしまう。だから…」
231愛の科学反応7:03/07/22 20:58 ID:XHkGmBik
「わ…、わかった。報酬、やる」
俺は切羽詰まった彬を見て、つい了解してしまったんだ。
その言葉を聞いた彬はさっきの哀愁漂う雰囲気と一変し、ものっすごく嬉しそうな顔で俺を抱きしめた。
「報酬はいいけど!部室でするのは嫌だからな。絶対に、誰も来ない場所でしか嫌だ」
「そういう事なら、家の両親夜勤だから泊まりに来ればいいさ」


で。何故かその夜俺は彬の家に居た。…何で、今日来ないといけなかったんだろう…。ねぇ、何で?
…と、モルツCM口調で(古い)自問自答しながら、彬の作っている夕飯を待っていた。
彬の部屋でぼーっとしながら、この後俺はまた彬とやるんだ…なんてベットを見て考えしまって、あの時の記憶がよみがえってきた。3日間、忘れようとしてきたのに…!

「お待ちどうさま。タラコスパ好きだよなー…って、どうした?」
「え、あ。何でも無い。サンキュー旨そうだなっ」
いつもどうりな彬の前で、そういう事を考えてた自分に少し恥ずかしくなった。

「ごちそーさまー」
「俺片しとくから先に風呂入れよ」
「えー食べたばっかだし、まだ早ぇよ」
「…俺は別に構わないけど?汚れたままの慎吾とやるの」
「!!…風呂いって来ます…」

こいつやる気満まんだ…つっていつもより綺麗に身体洗ってる自分も嫌だ…(涙)
湯船に浸かり少し擦り過ぎた自分の腕を見る。背は低いけどバスケはやってたし、華奢ってわけじゃない。よく俺とやる気になるよなあいつ…。
その時いきなり風呂に彬がやって来た。
「湯加減ど?」
「うんーちょい熱いくらい」
「んじゃ、これで薄めてやるよ」
え?と思ってるうちに、お湯ん中に液体を入れられた。透明だけどほんのりピンクなお湯になる。
「な、何コレ?」
「俺が作った薬。これに浸かって身体をマッサージすると…」
「背が伸びるの?」
232愛の科学反応8:03/07/22 21:03 ID:AapX96+8
「いや、気持ち良くなる」
言ってお湯をかき混ぜて薬を全体に溶かし、俺の腕や足をマッサージし始めた。
「え、ぁ…んんっ…!?」
お湯に浸かっている部分すべてが性感帯になったように疼きだした。まるで柔毛にさわさわと身体をくすぐられているみたいな感覚にじっとしていられなくなる。
お湯から出ようとした俺の腕を捕まえて彬はもう一度聞いた。
「…湯加減どう?」
「あっ…熱……ぁはっ」
液体の薬にお湯は薄まったはずなのに、さっきより身体が熱い。
「まだ熱いのか?じゃあもっと薄めよう」
言って更に液体を入れる。かき混ぜられると揺れるお湯に全身が愛撫される。
「んんーっ…ゃ…あっ」
「すごい効き目だな。どこにも触ってないのに、お湯に浸かってるだけでこんなに勃ってる」
わざと触れないように股にお湯の流れを送ってくる彬の手の動きはふわふわともどかしい快感しか生まない。もっと強い刺激を求めて腰が揺れる。その動きにお湯と肌が擦れて、また身悶える。
「生き地獄だろう?全身が疼いているのに弱すぎる刺激にイく事も出来ない。いつまでそのまま耐えられるかな?」
自分でも触れられないように後ろで手を縛られた。
「や…っ、ここから、出して…はぁっ」
「50、数えるまで出たら駄目」
しかたなく俺は数え出した。
「いち…に、さん…し………ああん!」
彬が俺の背中を撫で始めた。
「どうした?続けろよ。数えた回数だけ撫でてやるから」
「ふ、…ご、ろく…なな…ぁ、はち…く…っ…じゅ……!」
10を数えたところで、右の乳首を撫でられた。数えるたびに触られる。でも数えないと出られない。20で彬の手が左の胸にうつる。
「…にじゅに、にじゅうさ…んっ、あぁ…」
「数える速度が遅くなってるぞ。そんなに長く浸かっていたいのか?」
233愛の科学反応9:03/07/22 21:08 ID:2Wy/sFsz
「ちが…も、許して…っ」
「50までって言っただろ。あと半分だ」
涙目で彬に訴えたが許してくれない。…ずっと思ってたけどこいつ薬使う時、人格変わってないか?
「…にじゅく、さん…あぁあ!」
今度は股を広げられ、足の付け根あたりを撫でられる。勃ちあがったものには触れないが周辺のお湯が動きゆるい刺激が襲う。
びくびくと身体を振るわせながら、長い時間をかけて39まで数えた。…次はどこを触ってくるのだろう?
「どうした?次は40だろ?あとたったの10じゃないか」
「よ…よんじゅ…あ、あぁん…!」
彬は股を更に広げさせて、奥の穴の入り口を撫でた。
「よんじゅ…い…ッん…んぅッ!」
指が少し埋まる。
「はぁ…っ…よんじゅに…」
更に埋まって、お湯の温もりが中に広がっていく。入るように指で広げているようだった。
「くぅ…よ…んじゅさ、うぅっ…」
俺は涙声になりながらも数え続けた。
「よんじゅし…よんじゅ………っぁあん…ご、よんじゅろ……ッ、ああああ…!」
数えるたびに指が出し入れされ、46の時にとても感じる場所を強く押された。俺はお湯の中に白く濁ったものを吐き出していた。
「…おい、まだ46だぞ?誰がイって良いって言った…?」
ぐったりと脱力した俺の髪の毛を後頭部から掴んで顔をお湯に漬けられた。
「ごふっ…けほッ…」
予想もしていなかった仕打ちにけっこうな量のお湯を飲んでしまう。
「安心しろよ、飲んでも害は無いからな…あと4数えたら出してやるぞ」
「けほっ…よん、よんじゅななっ…ぅぅん…よんじゅはち…よんじゅく、ごじゅ…」
50を数えたところで彬は俺にキスをしてきた。
「んぅ…」
やっと数え終わった安心感と、さっきとは打って変わった彬の優しい舌使いにとろけそうになった。
「…よく出来ました」
長いキスが終わり俺の手を解放し、抱きかかえて風呂から出してくれた。ベットの上にバスタオルが広げてあって、その上に寝かされて身体を拭かれた。
234風と木の名無しさん:03/07/23 00:31 ID:f2rBBvAq
>>230-233
萌えますた。
薬使うと性格変わる攻めハァハァ(;´Д`)
235風と木の名無しさん:03/07/23 11:29 ID:r/lU0PXb
作品一気に来てて萌でした


素朴な疑問。ここって一人の人が何作も書いてたりするのかな。
236ゴッド&ドッグ 〜犬〜 1:03/07/24 01:14 ID:bSMUhgEU
4/14
冬に自分の束縛が原因でご主人様に捨てられて以来、仕事に打ち込んだせいだろうか?
先日発表された異動で、また役職が重くなってしまった。
ギリギリとはいえ、まだ20代の私にばかり責任を与えるのはどうかと思う。
責任の責は責めの責。
責めを受けるのは好きだけれど、責めを任せられるのは苦手だし、はっきり言って迷惑だ。
それなのに人は口々に仕事中の私を鬼だのサディストだのと囁く。
Mに向かって、そう噂をするのは言葉責めの一種なのだと言い聞かせて日々を乗り切ってきたけれど、そんなごまかしも利かないほど疲れてきっていた今日この頃、あの方を見かけた。
「…どうした?無理だったのか?」
銀行前で気だるげに壁に身を預け、タバコをくゆらせるあの方。
「…ううん、大丈夫だった…。でも、やっぱり、…もう…アレで…」
あの方の横で女がオドオドと答えた。
「まぁ、イイさ、無理なら。お前はこれでイイって事なんだろ?」
あの方はタバコを灰皿に押し付けると、何の未練もなさそうに、その場から立ち去ろうとする。
「…待って!」
女があの方の腕をつかんだ 
「何だよ?互いに用なしになったんだろ?俺を束縛するな!」
あの方の目が冷たくギラリと光る。
「あ、あの…その…ね…」
女はあの方の目に射すくめられ、腕をつかんだまま固まってしまった。
「言いたい事があるなら、とっとと言えよ!時は金なり、俺は今、時間も金もなくてイライラしてんだ。せめて無駄な時間を使わせんな!」
あの方は腕をはらって女を押しのける。
「…こ、これ!お願い!私を捨てないで…私、やっぱり…ア、アナタが…」
女が去ろうとするあの方に銀行の封筒を差し出した。
237ゴッド&ドッグ 〜犬〜 2:03/07/24 01:17 ID:bSMUhgEU
「イイ子だ…。ゴメンな、ひどいコト言って…俺、ちょっと、今、大変でさ…。甘えられるお前に八つ当たりなんかして…、悪い奴だよな……」
あの方は袋の中身を確認すると、先ほどの事がまるで嘘のような優しい声で頭を撫でながら女を抱きしめる。
「…そんな…、私はあなたが大変なのも、本当はとても優しいのも知ってるから…」
女はじっと熱い目であの方を見つめた。
「いつも、俺のこと分かってくれてアリガトな…」
あの方は公衆の面前であるにもかかわらず、激しいキスを女に与えた。
バス停にバスが着いたため、それ以上、見ることは出来なかったが、何とも羨ましい女である。
あの方は私の望むアメとムチを兼ね備えていた。
私なら、あの女のようにためらう事もなく、あの方に総てを奉げられるのに…
4/17
再びあの方を見かけた。
今回はあの方の事を噂する街の声も聞くことができた。
あの方の名は漢字までは分からなかったけれど、ケイイチ様とおっしゃられるそうだ。
今までも色々な女に依存してきた有名なヒモだそうで、暴力もなしに言葉だけでなだめすかして、お金を引き出しているのだという。
言葉だけだと、幾らあんなに素敵な目を持っている方でも、ご主人様には物足りないかもしれないと不安になったけれど、あの方の横にいる女の腕や足に縄の痕を見つけた。
あの方の事をもっと知りたい…。
犯罪スレスレ…下手をすれば犯罪そのものと知りながら、後をつけてしまった。
今、依存されている女の住まいは分かったけれど、あの方のお住まいは分からなかった。
4/26
あの方は多分、ご主人様に…いや、ずっと私の求めてきた、私だけの神様にふさわしい方に違いないと思う。
でも、私のところへ来てもらうには、あの女が邪魔だ。
あの方にあの女が使えないと諦めてもらおうかとも思ったけれど、そんな事をしてもあの方は他の女に乗り換えるだけに違いない。
あの方が次の女を見つける前に私が、あの方に声をかければ…もしかしたら…。
そのためには、どうしても女にあの方を諦めてもらわなくてはならない。
ここに書くと記録が残るので、明言は避けるけれど、GWを利用して、女に嫌がらせを決行することにした。
238ゴッド&ドッグ 〜犬〜 3:03/07/24 01:18 ID:bSMUhgEU
6/6
思ったよりも、女のあの方への執着が激しくて苦戦したけれど、遂に路頭に迷い出たあの方に声をかけ、家に招くことができた。
自分だけの神様になってもらうために敬一様を招いたけれど、いきなりでは驚かれてしまうので、今日と明日はしっかりともてなそうと思う。
しかし、男では敬一様に相手にしてもらえないのじゃないかとの不安はあったけれど、敬一様はそういう事にあまりこだわらない上に、私が男好きのために家に招いたと思われていたので、抱いてもらってしまった。
道具を使わないSEXは久々だったけれど、プレイと同等か、それ以上に泣かされてしまった。
日曜日に例の部屋に招く予定だけれど、もしかしたら、何の問題もないかもしれない。
6/8
ずいぶんと驚かれたけれど、何とか受け入れてもらえた。
前職がヒモなだけあって、養ってもらえるなら…と言われた。
それは全く構わないし、元々、自分だけの神様になってもらうためにお呼びしたのだから、働くためですら外になど出て欲しくない。
他人のことなど見ず、私だけを見ている神様になって欲しい…
明日から出掛ける時には、悪いけれど枷を嵌めさせてもらおう。
6/10
敬一様は一昨日、昨日、今日といろいろな道具の使い心地を私で試されている。
鞭は初めて握られたそうだが、八条も乗馬も、果ては一本鞭まで使いこなされていた。
凄い方だと思う。
私がイキやすいので、何回イケるのかと試されてしまったが、何もでない空砲になるまでイカされるのは、イクのをせき止められてイキたいのにイケない辛さなんか目じゃないほどせつなかった。
239ゴッド&ドッグ 〜犬〜 4:03/07/24 01:20 ID:bSMUhgEU
6/15
プレイ中に犬の皿で食事を餌として出してもらったら、キレイに飾り付けられていたのにはびっくりした。
恵一様の料理の腕がプロ並なのは嬉しいけど、プレイ中に技を披露されるのは困ってしまう…。
蝋燭は苦手だけれど、体についた蝋を鞭で剥がされるのは凄く感じた。
また、して欲しいけど、その前に蝋をたらされなきゃいけないのは怖いので言えない。
6/20
剃毛されてしまった。ツルツルなのは情けないし、恥ずかしいけど、興奮した。
オナニーしていくまで中に入れないと言われてベランダに出されてしまった。
14階を覗かれるわけはないと思っても、緊張と興奮で気分が盛り上がりすぎて、逆になかなかイケなくなってしまった。
焦れば焦るほど遠のく射精感が恨めしくて仕方なかった。
6/29
鏡を前に色んな事をしてもらった。
自分の恥を見せ付けられると、どうして良いの分からなくなる。
でも、気持ち良いのは確かだ。
今日、敬一様に聞きたくて仕方のなかった事を聞いてしまった。
「敬一様は私だけの神様ですよね…」
敬一様は、何も答えず黙ってしまわれた。
まだ、私だけを見てくれるのかどうかも分からない敬一様に聞いてはいけない事だったのかもしれない。
それでも、聞かずにいられなかったのだ。
7/6
聞いてしまった事で関係が壊れてしまわないかが不安だったけれど、敬一様の態度は何も変わらない。良かったと思う反面、金づるだった女と同じで何も思われてないのかもしれないという不安が残った。
今回は、ビデオを前に色々な事を告白させられてしまった。
Mに目覚めたきっかけ。好きなプレイ。嫌いなプレイ。何故神様を求めるのか…。
たまには犬でなく章太として扱われるのも良いと思った。
240ゴッド&ドッグ 〜犬〜 5:03/07/24 01:22 ID:bSMUhgEU
7/11
元々お酒に弱いのは知っていたけれど、ワインであんなに敏感になるとは思わなかった。
粘膜吸収のせいだろうか?
二本差しは最初は怖かったけれど、凄かった。
朝まで頑張りたかったのに気絶してしまったのは不覚。
でも、敬一様に俺だけの犬と言ってもらう夢を見たので幸せに目覚める事が出来た。
早く本当にそう言われてみたい。
7/21
連休を利用して、敬一様と二人、旅行へ出かけた。
知らない土地と思えば、普段は出来ない大胆な露出も出来てしまう。
誰もいないからと滝前で大声で恥ずかしい自己紹介をさせられたり、ペニスに触れずにイケと命令されて外に出されたりした。一番興奮したのは首輪をつけての夜の散歩で、本当に最高だった。また行きたい。

 俺はプレイ部屋や寝室や自分の部屋、ダイニングにリビングも掃除を終え、暇だったので奴の書斎も掃除する事にした。
 その時、奴がそんな事を書き綴った日気を開きっぱなしにしているのを見つけた。
「…そうか、あの時、妙にヒモ稼業が行き詰まったのは奴のせいだったのか…」
 俺は、少なく見積もっても後、半年は依存できそうな女が怯えながら俺を追い出した理由を今更知った。
「別に今の生活に枷以外の不満もないし、男相手でも充分というかプレイのおかげで今まで以上に性生活も充実してるから良いけどさ…。普段見かけない日記をわざわざ出して出掛けたって事は、コレをネタに今日はいじめて欲しいって事か…」
 ここの生活に慣れてきたせいか、我が儘な犬との遊び方が俺にも少し分かってきた気がする。
「でも、分かっていて、わざと使わないのも手かな…。それともご褒美と称して、奴の嫌いな責めを並べ立ててやるかな?」
 ニヤリとした冷たい笑みを浮かべたのに自分で気付いて、奴の求める神様になれるかどうかはともかく、俺のS性が発達してきている事だけは充分なようだった。
241夕電の狂宴 1:03/07/24 01:25 ID:bSMUhgEU
「兄さんは今日は何か予定、入ってる?」
 俺はテレビを見ながら5つ上の大学生に声をかける。
「え?今日?休みだし、友達と映画に行こうかと思ってるけど?」
 ダイニングでジュースを飲んでいた彼は、返事をしながらリビングを振り返った。
「あー、じゃあ、それキャンセルしろ!今日は家にいたほうがイイ。天気予報、夕方から雷雨だぞ?」
 俺はテレビを指差し、助言する。
「うわ、本当だ。夕方の雷雨じゃマズイな…。勇、教えてくれてアリガト。友達に具合悪くなったとか適当に言ってキャンセルさせてもらうよ」
 テレビ画面を確認した兄は部屋のケータイを取りに、急いで二階へと消えていった。
 俺の兄は夕方の雷が苦手だ。
 夕焼けの赤と黒い雷雲で紫に染まった空、そして、そこに走る稲光が彼のトラウマを引きずっている。
「父さん、母さん、今日、夕方、雷雨らしいんだ…」
 俺はまだ寝室にいた二人を起こして、そう告げた。
「そうか…なら、私達は昼から明日まで出掛けるとしよう…」
 父は一瞬、表情を曇らせ頷いた後、母に了解を取るように彼女を見つめる。
「ああ、それが良いと思う」
 俺は父の考えに同意した。
「いつも、ゴメンネ…勇……。私があの時…もっと早くアナタ達を迎えに行っていれば…」
 母が目を潤ませて言葉に詰まりながら語りかけてくるのが、俺にはいたたまれなくて、寝室を後にする。
「あ、兄さん、キャンセル出来たの?」
 廊下に出ると階段から降りてきた兄が見えたので声をかけた。
「ああ、風邪だって言ってキャンセルしちゃった。全くハタチも過ぎて、夕方の雷ごときで気絶するなんて、いい加減何とかしたいよ。他の時間の雷は平気なんだけどなー」
 兄はまだ晴れている空を眺め、ふーっと溜息をつく。
242夕電の狂宴 2:03/07/24 01:31 ID:bSMUhgEU
「しょうがないだろ?二人で雨宿りした物置で、兄さんの足元10p手前に雷が落ちたんだ。アレは誰だって恐怖だろ?まして小学生、俺だって起きてたらトラウマになってたさ」
 そんなものは本当は嘘なのだが、彼が雷の恐怖に気絶していると思っている以上、それにあわせてやる。
 しかし、彼の実際のトラウマは、夕方の雷でなく、夕方の雷という、あの不気味な色の空を見ながらされた事だ。
 俺が小1の時、二人で遊んでいるうちに雨に降られ、ある物置小屋の軒先に避難した。
 いつも閉まっているはずの小屋の鍵がその日は何故か開いていて、俺達は雨をしのぐために中に入った。
 雷雨はとても激しかったけれど、小屋の窓から見る雷は不思議とキレイだと思えたのを覚えている。
 光る雷に二人で夢中になってはしゃいでいた時、俺達の気付いていなかった先客に声をかけられた。
「お嬢ちゃんと僕、雨宿りは構わんが静かにしてくれ、俺はココで寝てるんだ」
 物置と言ってもそれなりに広くて物が散乱していたので、扉にも窓にも近くない隅に寝ていた先客がいた事をその声で初めて知った。
「あ、スイマセン気付かなくて…勇、静かにしようね…。本当にゴメンナサイ。でも、僕、お嬢ちゃんじゃないですよ?」
 兄は先客に謝るために近づいていった。
「え?名札の名前が修也…へー、これで男…本当に?あ、確かに…付いてるな…ふーん?」
「ちょ、あの?何するんですか!?や、やめて下さ…あ、や、やめ…」
 先客はズボンの上から、兄のアレをもみこみ確認し、更に執拗に責め立てていた。
「中々、可愛い声出すなー。丁度イイや、雨宿りも暇だろ?オレと遊ぼう!」
 先客が窓際で何だか良くないような事の起こりそうな雰囲気に呑まれていた俺の所へ、兄を小脇に抱えてやってきた。
「あ、遊ぶって…何?…ヤ…、弟に、何するんだ??」
 そして、自分の着ていた上着で、あっという間に俺の足を縛り逃げられないようにすると、俺の目の前で兄の服を脱がせ始めた。
 結局、あの時、俺は兄の姿をずっと見学させられ、兄は拒めば俺に酷い事をするという先客の言葉に抵抗も出来ず耐えるだけしかなかった。
243夕電の狂宴 3:03/07/24 01:32 ID:bSMUhgEU
 俺らの発見は、翌朝、母が泣いている俺の声に気付いてのものだった。
 兄は雷を見たのを境に記憶が母に発見された所に飛んでしまったようで、雷が怖くて気絶したのだと思い込み、そして今も雷で気絶すると信じきっている。
「ただの気絶なら、良かったのにな…」
 俺は雲行きの怪しくなりかけてきた、あの頃のようにキレイだなんて微塵も思えない不気味な色の空を苦々しく眺めた。
「勇…夕飯だけどさ、父さんも母さんも出かけちゃったし…あっ!」
 兄が俺の部屋に訪ねてきた時、空が光り、遅れて轟音が響き渡る。
「…ちっ!更に停電かよ!最悪だ!!カーテン閉めて、電気を付けりゃ何事もなく過ごせたかもしれないのに…」
 俺は思わず、そう口にしたが、本当は心の何処かで待ち望んだ瞬間が来たと嬉しかった。
 兄はすっかり硬直してしまっている。
 硬直が解けるのは、多分、次の雷だろう…。
 何度も経験しているので、タイミングだけは分かるようになった。
 あの時に似た雷を見てしまうと、兄の記憶は、あの瞬間に戻ってしまう。
 あの瞬間に戻った兄は、その場にいる大人の男に許しを乞いながら体を差し出してしまう。
 昔は母と俺を追い出し、父が相手をしていたけれど、両親の旅行中の夕方の雷雨を見た兄が、すでに体だけは大人並になっていた中学生の俺に許しを乞いて以来、俺が面倒を見る事になった。
 雷が光る。
 硬直していた兄が雷の轟音の後、怯えた目でコチラを伺いながら口を開いた。
「…ごめんなさい、許して、何でもするから…僕が何でもするから…ゆ、勇には、酷い事しないで…」
 兄は跪き、俺のズボンのジッパーを下ろすと、躊躇もせずに男根を口に含んだ。
 酷い事をして欲しくない勇自身を咥えこんでいるだなんて夢にも思わず、兄は懸命に俺のモノをしゃぶっている。
 その怯えた表情は本当に色っぽくて、あの先客が兄を泣かせる事ばかりしたのも、この表情に情欲したからかもしれない…
「修也、着ている物を全部脱げ」
 俺は兄の…いや、修也の…頭をつかんで口から男根を離すと、彼を立たせて、そう命令した。
244夕電の狂宴 4:03/07/24 01:35 ID:bSMUhgEU
 修也は不安げな表情でこちらを見たが、覚悟を決めたのか、震える手で自分のシャツのボタンを外していく。
 俺は彼が服を脱いでいる間に机の横に置いてあるバッグを引き寄せ、中を確認した。
「膝に手をついて、尻をこちらに向けろ」
 修也の白い肌が青い雷光によく映える。
 修也の秘孔は、彼の呼吸に合わせ、収縮を繰り返す。
 その誘うような孔を俺は、まずワセリンを塗りつけた中指だけで蹂躙した。
「ひ…ぁ…ふ……ぅん…」
 修也は声を抑えようと唇を噛むが、どうしても口の端から吐息が漏れてしまう。
 出し入れを繰り返してはゆっくりとしかし確実に指を増やし、4本目の指が入って十分にほぐれた所で俺は指を抜き、汚れをティッシュで拭った。
「修也、こっちに来い」
 俺は修也の手を引き、乱暴にベッドに倒した。 
「手を後ろで組んで、膝を立てろ」
 修也の仰向けに寝かせ、手を腰の下で組ませると、自然に腰が浮く。
 俺は修也の足の間に押し入り、孔に男根をあてがった。
 入ってくると思ったのだろうか?
 修也が目を閉じて体を強張らせ、息を呑んだ。
 しかし、俺はソレを入れずに孔の入り口をクチュクチュと往復させて彼の様子を伺う。
 こちらをまるで、捨てられた子犬のようなすがる目で見てくる修也は、本当に淫猥で、泣かせたくなってしまう。
 俺はギリギリの所で腰を揺らしながら、修也の耳に舌を這わせた。
 首、鎖骨、胸、腹、丹念にたっぷりと唾液を絡ませ刺激してやると、修也は、その口撃の一つ一つに震えながら反応し、徐々に体を上気させていく。
 修也の右の突起を口に含み、左の突起を唾液を絡ませた指でこねまわしていた時、彼の腰が揺れた。
 まだ、今日は一度も触れていない修也のペニスが弓なりに反り返り、俺の腹にあたるのには気付いていたが、遂に今、明らかに、修也は腰を揺らした。
245風と木の名無しさん:03/07/24 01:56 ID:PD0/Kn6z
お兄さんは病院へ連れて行ったほうがいいとオモ。
つーか、家族ぐるみで行ったほうがいいね。一家で病んでいる。
246風と木の名無しさん:03/07/24 02:09 ID:7xeJy8ff
切なさ乱れ打ち。しかも弟×兄萌えるし。
続き、待ってます>244
247風と木の名無しさん:03/07/24 02:40 ID:PD0/Kn6z
外道デスネ…
248風と木の名無しさん:03/07/24 02:41 ID:PD0/Kn6z
アヒャヒャヒャヒャ
249風と木の名無しさん:03/07/24 12:18 ID:MAc9XJND
>>246
ペル好きさんでつか?
250風と木の名無しさん:03/07/24 17:57 ID:xio41sGG
240の最後に

GOD←DOG 終了

を忘れました…。

せっかくIDにSMが出てくれたのに…こんな不注意をしでかしていたとは…
以後、細心の注意をいたします。
251風と木の名無しさん:03/07/24 19:19 ID:Xa3PiDOw
>250
おもしろかったです!惚レマスタ。
また書いていただきたい。
252風と木の名無しさん:03/07/24 22:48 ID:x7g9zcCk
>250
萌えました。
どっちかというと攻視点の方が興奮しますた…
お疲れ様でした〜また作品できたらぜひ!!
253愛の科学反応10:03/07/25 00:09 ID:0WnCLUQ8
そこまで長い時間ではなかったのに俺の身体はのぼせたように火照っていた。
「お風呂、気持ちよかっただろ?」
彬の問いに思わずコクンと首を縦に振ってしまう。
「じゃあ俺はシャワー浴びてくるから、このパジャマ貸すから着とけよ」
言って彬は風呂の方へ消えた。まだ何かされると思っていた俺は拍子抜けした。
渡されたパジャマを、クラクラする身体を起こして着た。腕にも力が入らない。
…もやもやする。
確かに一度イかされたけどまだ後ろしか触られてないし、さっきまで浸かっていたお湯の効果で肌が敏感になっている。
「物足りな…」
自分の口から出た呟きに驚き口を押さえる。何考えてんだよ俺…!?
時計を見ると10時。寝るには微妙に早いけど、これ以上変な事を考えないうちに寝てしまえ、と思い布団に潜り込んだ。
「慎吾…?寝たのか?」
彬がしばらくして帰ってきた。俺は布団に潜ったまま寝たふりをする事にした。
「……」
彬も俺が寝たと思ったのか、無言で布団に入ってくる。布団の中で何かされるかもしれないと身構えていたが、その夜彬は何もしてこなかった。
触れるだけの肌にさえ、ビクリと反応してしまう。中途半端に高ぶったままの俺はなかなか寝付けずに次の日は寝不足だった。

「…ー吾、慎吾!」
「んあ…?」
その日最後の授業が終わりクラスメイトが帰り仕度をしている中、ずっと居眠りをしていた俺を彬が呼び起こした。
涎をたらして間抜けな顔で返事をした俺に、眠気覚ましのガムをくれて言った。
「慎吾、今日は先に帰るか?暇なら部活に付き合わないか?」
「別に、予定無いし付き合ってもいいけど…」
なんとなく言葉を濁す。あれからやたらと彬を意識してしまって、一緒にいると緊張して疲れるんだ。
…とは言っても彬は特に変わらず普段通りだし、やっぱり俺の気にし過ぎかな…と思い、部活動に付き合う事にした。
254愛の科学反応11:03/07/25 00:17 ID:/haLvum3
彬が何やら研究をしている側で、ただとりとめのない会話をして過ごしていた。
次第に緊張も忘れて馬鹿な話に盛り上がっていた頃、頭がぼーっとしてきた。
「ぁー…、何か俺、まだ眠いのかなー?ぼーっとする…」
「今日は授業中ずっと寝てたのにな。昨夜は寝れなかったのか?」
「うん…あんまり」
「ふぅーん、じゃああれはタヌキだったんだ。そんなに俺を意識してた?」
「…!ばっ…かじゃねーの、違うよっ」
「あの風呂で結局1回しかイってないもんな。あんな状態で放っておかれて辛かっただろう?」
こいつ…わかっててわざと!?
「さっきのガム、少量だけど薬が混ざってたんだ。ほんの少量でもこんなに反応するとはね…淫乱な身体になってきたじゃないか」
言って俺の半建ちのものをズボンの上から撫でる。
「ひぁっ…!うう…ぶ、部室では変なことしないって約束したじゃないか…ッ」
「うん?だから部室では何もしないよ」
え…?まさかこのまま放っておく気か…?
「それに、俺は『背の伸びる薬の報酬に』って言ったんだ。背の薬はまだ出来ていない。なのに俺が慎吾に何かするわけにはいかないだろう?…慎吾がして欲しいって言うなら別だけど」
「そ、んな…」
「身体が感じて辛ければ、自分でして抜けば?」
「うぅ…っ、あ!」
撫でていた手を中心に止めて、体重をかけて押さえつけてきた。その刺激に完全に勃ち上がってしまった。
「んっ…!」
俺は彬が見ている前で、ズボンをずらして俺自身を取り出した。後はもう、夢中でしごいた。
一度では満足出来ずに何度も果てた。しまいには後ろの穴にさえ自分の指を入れて達した。
「おいおい、予想以上の淫乱っぷりだな」
彬の声も耳に入らないまま、自分の指に犯され続けた。沢山の白いもので汚した床に、一段落した俺は座り込んだ。
「これの掃除は誰がするんだよ?」
顔を、汚した部分に擦りつけるようにして言った。放心状態の俺は抵抗せずにされるがままだ。
「ほら、俺の靴にもお前の汚いものがかかってる。嘗めて綺麗にしろよ」
255風と木の名無しさん:03/07/25 00:25 ID:hqvK4fP1
>244
弟×兄のせつない系非常に萌えますた。屈折してるし。
学生さん?お若いのに上手いね。がんばってねー

攻視点だと感情移入できるのか自分も萌えますた
256愛の科学反応12:03/07/25 00:27 ID:HFdQX32F
「ぁ…はぁっ…」
言われるままに嘗めた。
まだ自分の左手は奥の穴に埋まったままで、屈辱的な行動にきゅっと締まり、また刺激となった。
精液を嘗めとった靴には今度は唾液が垂れる。








中途半端だけど眠いから寝る!続きはまた!
オヤスミー
257風と木の名無しさん:03/07/25 20:25 ID:T3to91Pi
書き手の年齢・職業を透視できる人のいるスレはここですか?
つか、なめとんのか…
258風と木の名無しさん:03/07/25 23:04 ID:692BNTSH
>>256
(*´Д`)ハアハア
鬼畜な攻め萌え〜!
続きまってます。
259風と木の名無しさん:03/07/25 23:20 ID:/WbMm3oc
>学生さん?お若いのに上手いね。頑張ってねー

あからさまにバカにしてますな
260続・亮×和樹5:03/07/25 23:44 ID:kKmA3xou
>>200 >>209-212の続き

「……!」
 慌てて和樹は腕を引き、亮から距離をとった。
「フ……」
 亮の余裕気な笑みが気に食わない。
「クソッ……!」
 吐き捨て、和樹は再度亮へとかかっていった。

 結果は……またもや和樹の惨敗に終わった。
 和樹の繰り出す拳や蹴りは、まるで事前にそのコースが分かっていたかのようにかわさ
れ、その代わりに亮の攻撃は面白いように当たるのだ。
 ……無論、和樹にとっては面白くもないが。
 そうして、和樹はまたもや気を失ったのだった。
261続・亮×和樹6:03/07/25 23:57 ID:tcCyskr9

 次に和樹が目を覚ましたのは、日が暮れてから大分経ってからのことだった。
 夕立はとうに止み、窓からは星がいくつか瞬いているのが見えた。
 和樹は辺りを軽く見回し、そこが先程の倉庫であることを知った。
 その倉庫の天井から鎖が延び、和樹の手首を頭上で拘束していた。
「……え?」
 ようやくその事実を目の当たりにし、和樹は軽いパニックに襲われかけた。
「……え?あれ?なんで……?」
 なんで……なんでまた拘束されているんだ俺は?
262続・亮×和樹7:03/07/26 00:13 ID:Akq28A97
「――気がついたか……」
 その時、背後から聞こえてきたややあきれを含んだその声に、和樹はビクリと身を硬くし、振り返った。
 背後には亮が、その形の良い眉をなぜかひそめ、立っていた。
「あっ!テメェ……」
 文句を言いかけた和樹を遮るように、亮は肩をすくめ大げさにため息を吐いて見せた。
「前も思ったが……貴様には状況認識能力が欠如しているんじゃないか?」
 亮の辛辣な言葉も、和樹には理解できず、ただキョトンとするだけだった。
「は?何言ってんだ?」
263続・亮×和樹8:03/07/26 00:30 ID:wf5ZJB4D
 その台詞に、亮はこめかみに手を当ててしばらく考え込む素振りを見せたがややあって
顔を上げ、和樹をまっすぐに見据えた。
「……まあいい。どうせやることは変わらないのだからな――」
 その言葉に剣呑なものを感じた和樹は、亮から距離をとろうとしたが、天井から吊るさ
れているような格好になっているため、それは出来なかった。
 僅かに空いていた亮との距離はあっと言う間に縮まり、眼の前いっぱいに亮の顔が広がった。
「――!」
 キスされたと気付いたのはその直後。
 唇を塞ぐ暖かいものの正体に思い当たった時だった。
264風と木の名無しさん:03/07/26 00:33 ID:awiG4K3v
亮と和樹、この2人の組み合わせ好きです!
続きが読めて嬉しいです。
265風と木の名無しさん:03/07/26 11:22 ID:nUUQjr/W
私も好き。
サシで勝負はいいなあ。亮タン、マンセー。
266風と木の名無しさん:03/07/26 20:06 ID:sGkj+jjN
267風と木の名無しさん:03/07/27 01:42 ID:/UufC/rQ
土曜日の憂鬱を書いた者です。
…また、来ました…。夏休みという訳で…先週の三連休に妄想が爆発してしまいました。
声を掛けてくれる方々、大人の板とはいえ本来は煽り上等の場所でそっとスルーしてくれる方々、本当
に感謝です。書き込まれた言葉に嬉しくて照れて顔をほてらせて、パソコンの前で両手で顔を押さえな
がらくねくねうねうねぐねぐね新種の軟体動物のような怪しい姿になってしまいました。ありがとです。

夏編、貼ります(別名、お泊り編) 相変わらず、長いです。 じゃ、またねー。
268土曜日の憂鬱 夏1:03/07/27 01:44 ID:/UufC/rQ

「泊まりに来なさい」
6月の終わりに僕にそう言ったあの人はそれからその話題を出さなかった。僕は相変わらず土曜日に
あの人のいる家に行ってあの家の色んな場所で僕は恥ずかしい格好であの人のされるままになって。

「スケッチブックと鉛筆と。それだけ持ってくればいい。君は他には何一つ持ってきてはいけない。君が
ここに泊まるのに必要なものは私が全部用意しておいてあげよう」
僕の耳元で柔らかく響く声を聞いたのは先週の土曜日。夏休みになって最初の土曜日。夏休みの最初
の日。廊下と和室の間にあった障子戸は外されていて、何と言う物なのか僕は知らないけれど、替わり
に障子戸と同じ大きさの簾の様な透けた物が吊るされていた。

その日も僕は和室でたっぷりあの人に身体中を触られて何度もいかされて、いつものようにあの人は
僕の中で何度も達した。僕のモノはあの人に触られ続ける。あの人のモノと入れ替わりに差し込まれた
指を僕の中でゆっくりと動かされながら。

もう、イク元気なんて残っていなかった。もう、一滴だって放出するものは僕の身体の中に残ってなかっ
た。僕の身体がそんな風に限界になっている事は、充分にあの人は判っているはずだった。あの人が
そこまで僕をいかせたのだから。搾り出すように何度も僕をいかせたのはあの人だ。だからもう、僕の
身体がどうなっているか判っているはずなのに萎えた僕のモノから指は離されず、僕の中の指は動き
回って。それは、いつもされてしまう事なのだけれど、僕はそんな事に慣れる事など到底無くて、苦しく
て辛くて。

そんな僕を楽しむかのように、僕が泣いて苦しがれば苦しがるほどあの人の指は優しくなった。いっそ
乱暴にして一気に気絶させてくれればいいのに。あの人に存分に突き上げられてたっぷり溢れるほど
に流し込まれて、熱を持ったようになっている僕の中をゆっくりとまるで慈しむかのように擦り揚げてくる
優しい残酷な指。僕の萎えたモノをそっとそっと包み込み、そのまま優しく扱き始める指。
269土曜日の憂鬱 夏2:03/07/27 01:46 ID:/UufC/rQ
「…離して、もう、離して、下さ、い」
「どうした? 痛くされるのは嫌なんだろう? なぜ、泣く?」
僕の訴えは聞き入れて貰えず、僕はますます残酷な優しい指を感じて泣きじゃくる。仰向けの僕。僕の
片足はあの人の肩に載せられて、あの人はその肩を壁に寄りかかるようにくっつけているから僕は高く
上げられたその足を降ろす事ができなくて。

「夏休みになった…君は絵を描きたい。あの睡蓮を存分に描きたい。そうだろう?」
僕の中に差し込まれていた指が突然僕の中を乱暴に引っ掻く。ぐったりとしゃくりあげていた僕はいき
なり襲った苦痛に身を捩った。あの人の指は僕の中をえぐるように掻き回した。
「…嫌、…痛い…止め…痛…」
泣き疲れて僕はうまく声が出せなくて。掠れた途切れ途切れの言葉をやっとの思いで発して。指の動き
が止まって僕は身体を震わせて、その指から逃げようと無駄と判りながら必死で腰をくねらせる。
「来週、君はこの家に泊まりにくるんだ」
僕の中を遠慮無しに引っ掻く指に僕は息を詰まらせ、足を突っ張らせた。
「はい、と答えなさい」
優しい言い方であの人は言った。引っ掻いた僕の中をそっと指先で撫で上げて。

…なぜこんな風に、僕に命令するんだろう。夏休みになったよ。僕は泊まりに来るよ。僕はあの睡蓮を
スケッチしないといけないんだから。あの風景を展覧会の…秋の公募展の作品にするんだから。

頷く僕。僕のモノからあの人の手が離れるのが判る。僕の中の指は動くのを止めて、僕は高く上げられ
ていた足を床に降ろさせて貰える。突っ張った足の強張りが解けてぐったりとして目を閉じて畳に頬を
つける僕の顎を取り、あの人は僕を仰向かせる。僕は微かに目を開けて、再び目を閉じる。
「目を開けて、私を見て、はい、といいなさい」
270土曜日の憂鬱 夏3:03/07/27 01:47 ID:/UufC/rQ
あの人の息が顔にかかる。目を開ける僕。
「…あ!」
差し込まれたままのあの人の指が僕の中を突く。乱暴に。
「嫌だ、…痛…い…痛…」
「泣くんじゃない。君の言う言葉はもう決まっているんだ。判るだろう? 私はその言葉しか聞かないし、
君はその言葉以外には言わない。ちゃんと、言いなさい、はい、と」
指の動きが止まる。僕はあの人を見上げて言う。
「はい」

あの人が微かに唇の端に笑みを浮かべて、僕に顔を寄せてくる。綺麗な形をしたあの人の唇。意地悪
な唇。嗚咽を漏らす僕の唇を塞ぐ。僕の口の中、そっと舌が滑り込んできて僕の舌が絡められる。
長い事、離して貰えない。僕の中のあの人の指が僕の中を乱暴に突く事を止めてくれる。でも、抜いて
は貰えない。僕の中に差し込まれた指を感じながら、僕は長いキスを受ける。唇がふと浮かされてあの
人は言った。
「泊まりに来た君は、睡蓮や蓮が咲く時間になるまで、一晩中こんな風にされるんだよ」

夏休みになって二回目の土曜日。家族には同じ美術部の友人の所に泊まりに行くと僕は嘘をついた。
着替えを用意した鞄を用意して家を出て、いつものように学校に行く。いつものように何人かの真面目
な部員が一心不乱にキャンバスに向かっている。有名な美術会派の会員である先生がのんびりと絵を
描いている。日常の風景。いつもの土曜日の風景。
僕はスケッチブックを開く。所在無げに部室の隅のトルソーをスケッチしたりする。あの人が指先でグラ
デーションをつけた睡蓮の花のスケッチはまだ僕のスケッチブックの中にある。あの人の家にきょうは
どれだけ睡蓮が咲いているだろう。明日はどれだけの睡蓮が咲くだろう。

…今夜は僕には日常の夜はやってこない。
皆、秋の展覧会の絵を描きはじめている中、僕はまだ元になるスケッチすらできていない。
…あの人の家に行くのはスケッチの為だ。僕は庭をスケッチしないといけないのだから。
271土曜日の憂鬱 夏4:03/07/27 01:50 ID:/UufC/rQ
昼に部室で学校に来る途中のコンビ二買って来たパンをかじって、いつもの時間に学校を出てマウン
テンバイクを走らせた。あの人の住む家に着いた時間もいつもの土曜日と同じ時間。錆び付いた門の
前で僕はマウンテンバイクから降りてあの人がいるはずの家を見る。家はひっそりと雑草と木々に囲ま
れて存在している。太陽は高く、僕に照りつける。息苦しくなる。眩暈がするのは夏の日差しのせいだ
けなのか判らない。いつもと同じ土曜が朝から繰り返されて。いつもと同じ時間にここに来ている僕。
繰り返される憂鬱。きょう僕はこの家に泊まる。

睡蓮は午後から閉じ始めるとあの人は言った。それは確かに本当で、あれから僕はあの人の家に着い
た時に水面に咲く睡蓮を見て、帰る時にいつも睡蓮が閉じているのを見た。

僕は再びマウンテンバイクに乗る。美術予備校に向かう。怖い。あの家に入るのが怖い。あの家の中
にいるあの人が怖い。あの人が必ず僕にする事、それを判っていながらあの家に入り込む自分。
壊れていく自分。あの人の家に行く事を拒んだら。このままもし、あの家に行かなかったら。
僕はマウンテンバイクを物凄いスピードで走らせる。…行く事を、拒めたら。

…睡蓮、蓮、庭。木々の中を通る風。あの風景を望んでいるのは本当にスケッチする為か?

美術予備校で僕はスケッチブックを開く。どうしても見てしまう睡蓮のスケッチ。あの人の指先を思い出
す。その指でされた事を思い出す。速くなる僕の鼓動を疎ましく思う。
予備校は繁華街に面したビルの中にある。4階のワンフロアが予備校になっていて、生徒はみんな好
きな部屋に入り、好き勝手に絵を描いてる。講師が時々部屋を覗きに来る。講師たちは中央の美術展
に入賞を果たした若手の美術家のグループで、中には僕の高校を卒業した人もいる。その講師達をま
とめるのは中央のある美術会の審査員も務める名前の知れた人で、この予備校には毎日は来ない。
272土曜日の憂鬱 夏5:03/07/27 01:51 ID:/UufC/rQ
僕は思い出してあの家の庭を描いてみたりする。外が薄暗くなるまでぼんやりと過ごす。
僕は窓際で椅子に座ったまま昼と同じでコンビニのパンを晩御飯代わりに食べながら外を見下ろして
みたりする。アーケードの屋根。その向こうの横断歩道を渡る人たち。
…あの人は一人でいつもあの静かな家で何をしているのだろう。
ふと、思い、何気ない人の往来を見てそんな事を思ってしまう自分に気付き、うろたえた。

あの人の犬を轢いてしまった日。あの日、予備校で過ごしていたのと同じ時間まで僕は予備校にいた。
あの人の家に行くようになってから土曜日はいつも昼にあの人の家に行って、夕暮れから予備校に来
たりしていた。疲れ切って、或いは夜になってしまうまで離して貰えなくて、予備校に行くのを止めた日
もあった。だから土曜日の午後を予備校で過ごすのは酷く珍しい事のように思えた。

マウンテンバイクを走らせながら、思う。もし、行かなかったら? あの人が僕にする、犬を轢いた事へ
の制裁。必ず僕が泣くまで許してもらえない、あの人が僕に毎週する事。僕の恥ずかしい写真の行方。
あの家に行かなかったら。行かなくなったら。
…全て記憶から消す事が出来て、僕の憂鬱は無くなるか? スケッチの場所を他に探すか?
僕を見ながら、時々、僕を通り抜けてどこか宙を見るようなあの人の視線を僕は思い出す。僕に触れな
がら、ふと僕から視線を逸らしそのままどこか遠い所を見るような眼をするあの人を思い出す。
あの人の思っている事は何だろう。あの人の考えている事は何だろう。判らない。

そして何かのきっかけですぐにあの人の事を思い出させられる僕は。その度に湧き上がる感情は。
苦痛、羞恥、恐怖、怒り。…諦め。そして、それから…判らない。
273土曜日の憂鬱 夏6:03/07/27 01:53 ID:/UufC/rQ
暗い中、夏草の蔓を絡ませている門の前でマウンテンバイクから降りて、夏草の中をマウンテンバイク
を曳いて玄関の前まで行く。着替えの入った鞄とスケッチブックを抱えて玄関の前に立つ。扉に手を掛
ける。扉は、開かない。…閉まってる…? もう一度開けようとして、僕は扉に鍵が掛かっている事に気
付く。呆然として立ち尽くす。
…なんで? 閉まっているのはどうして?
 家はひっそりとそこにある。玄関から見える部屋の窓はどこも真っ暗で、人のいる雰囲気のする部屋
はない。僕は騙されたような思いに囚われながら、家に沿って歩き始める。
…なんで? なんで、鍵が? あの人はいない? 僕はここに来たんだよ。泊まりに…。

空に星。夜の家。暗くて足元が良く見えない。夏草を踏み分けて、僕は家の裏手まで来て、家の中から
漏れる微かな光を見る。その微かな光の中、縁側に見えるのは…あの人の腕だ。

僕はゆっくりと縁側に近づく。あの人が仰向けに廊下に横たわっている。片手を胸の上に、片手を縁側
に投げ出して。和室の和紙の笠のついた小さなスタンドの灯りに仄かに照らされて眼を閉じて横たわる
人。僕はそっと縁側にスケッチブックと鞄を置く。寝てる? なんで? なんで玄関に鍵を掛けて、こんな
風にこの人はここで。…泊まりに来いって言ったくせに。

そっと投げ出されている腕に触れる。濃い色の和服…浴衣? 捲れて肘まで露わになっている腕。僕
はそっと靴を脱いで上がり込んで廊下に横たわる人のそばに屈み込んで口元に耳を近づける。微かな
規則正しい息になぜか安心して僕は立ち上がり、所在無く廊下をうろつく。障子戸の替わりに吊るされ
ている簾のようなものに下がっている紫の房のような物に触れてみる。
「あ!」
ふいに後ろから足首を掴まれた。振り返ると同時に足首から手が離れた。

「珍しいだろう? 御殿簾と言うんだ。この家にはハイカラを気取った曽祖父と風流を気取った祖父の残
骸がそこかしこに残ってる。…後で蚊帳を吊ろうか。君は蚊帳の中で寝た事なんかないだろう?」
…この人は、いつから起きていたんだろう。
274土曜日の憂鬱 夏7:03/07/27 01:55 ID:/UufC/rQ
戸惑ったように立ち尽くす僕から目を逸らし、その人は言う。
「星月夜は、星座を見るのに丁度いいね…星座は詳しいか? 夏の大三角は知ってるか?」
ゆっくり上半身を起こしたその人にいきなり僕の手首を掴まれて思い切り引っ張られた。その人は僕を
引っ張ると同時に廊下に身体を倒し、僕はその人の身体の上に重なるように倒れ込んだ。

その人が起きていた事にうろたえる僕の事などその人は全く気にしない様子で、僕を片手で抱きすくめ
るようにして抱えて身体を反転させると、もう一方の手で僕の肩を掴んで僕の身体を廊下に叩きつける
ように押し付けた。そのまま僕の両足を挟み込むようにして僕の身体の上にかがみ込み、片手でシャ
ツをたくし上げてきた。

「…どうして…」
シャツを押さえる僕。その手を払いのけられる。顔が近づけられてその人に見詰められ、言われる。
「君は、泊まりに来たんだろう? どうされるか判っていて、泊まりに来た。何で、拒んで見せる…?」
「…痛い!」
乳首を指先で捩り上げるようにされて僕はその手を払いのけようとする。両足をばたつかせる。
「相変わらず、我儘だ。そんな両手は邪魔だから」
その人は僕の肩を抑えたまま片手で帯を解いた。僕は荒っぽくうつ伏せにされた。起き上がろうとした
僕の身体からシャツを剥ぐように脱がせると、その人は素早く帯を僕の身体に巻きつけてきて、僕は身
体ごと両手を背中で縛りあげられた。そのまま僕は仰向けに廊下に転がされて。

僕のベルトに手を掛けてその人が言う。
「玄関の扉に鍵が掛かっていても、君はそれでもここまで来た。玄関から引き返さずに。鍵が掛かって
いたから入れなかった、留守だった、だから、帰った。そんな君の言い訳を用意してあげたのにもかか
わらず、君はわざわざここまで来て、私を見つけて、私に近寄って」
下着ごと一気に引き摺り下ろされて脱がされる。身体を捩ってうつ伏せになって露わになった所を隠そ
うとする僕。それを許さないかのように僕の腰を押さえつける手。僕のモノが荒っぽく掴まれる。
275土曜日の憂鬱 夏8:03/07/27 01:56 ID:/UufC/rQ
「いつも、君に選択肢を与えてやってるのが判らないか? 私は君がここに来る為の理由を与えるのと
同時に、ここに来なくてもいい為の理由も差し出してるはずだ。でも、君はここに来る。どんなに恥ずか
しい事をされても、酷く泣くようなつらいやり方をされても」

真っ直ぐに僕の眼を見下ろしてくる。冷たい、刺すような視線で。ふいに、ふっと意地悪気に少し、笑う。
「…どうして、こんな風になってる?」
僕は顔を逸らして目を閉じる。僕のモノの先端をなぞり始める指先を感じる。僕は唇を噛んで目を閉じ
る。指先の動きが止まる。僕は小さく、細く、潜めるように息を吐く。
「相変わらずだ…」
濡れた指がいきなり遠慮無しに奥まで僕に差し込まれて、僕は反射的に声を上げて。
「君はここに来る理由や言い訳を欲しがる。君は決してこんな風にされたがってる事を認めないし、君
の身体がこんな風にされたがっている事も認めない。君は全部、ここに来る理由を私に求める。私に押
し付ける。でも、ここに来るのを選んでいるのは君だ」
…違うよ。そうじゃない、僕は犬を轢いた。僕に選択肢なんて無いはずなんだ。僕はスケッチしにここに
来たんだ。違うよ。

僕の中で動かされる指。身体の内側から下腹を押すように擦り上げる指先。がくがくと震え始める腰を
鎮める事ができない。そんな僕を見下ろしてその人は唇の端で微かに笑う。ますます強く押し上げるよ
うにしてくる指。
「…嫌…そんな、そんな風に、そんな、所、…嫌だ…止め…」
身を捩っても、その指は僕の中のその場所から離れない。僕のモノがもう一方の手で掴まれて、荒っぽ
く動かされて、僕の中の指が僕の中を突き上げて。
「素直じゃないね…今、離すと君は焦れて泣く事になってしまう。それでは君が可哀想だ。だから、ちゃ
んと君をいかせてあげよう」
「…そんな…、そんな事…! 僕は…僕…あっ、あっ」
276土曜日の憂鬱 夏9:03/07/27 01:57 ID:/UufC/rQ
…違うよ、違う。脅迫したのは誰だ? …脅迫…。僕に恥ずかしい事をするのは誰だ、違うよ…。

「朝まで何度も気絶させてあげよう。君は帰らなくていいのだから。気絶した君は何度も私に起こされて、
そして、恥ずかしい言葉を口走る事になるんだ。…それとも、一晩中ずっと焦らされたいか? 君はい
かせて下さいとお願いし続けることになるんだ。どうする?」
いった後の僕のモノを転がすようにしながら問い掛けられる。僕のモノが勃ってくるのを感じて僕は情
けなくて涙ぐんで。呼吸が嗚咽で乱れて。
「泣きながら何度もイクのがいいか? 焦らされて泣くのがいいか? どっちがいい? 朝まで時間は
充分あるんだ。…君はどんな夜を想像してここに来た? 望み通りにしてあげよう。どうされたい」
僕のモノを掴む手がゆっくり上下し始める。綺麗な唇が僕の目の前に。涙を舌で舐め取られる。
「…さあ、どうされたい?」

僕のモノから手が離れる。立ち上がったその人は僕の両足の間に足を割り込ませて僕を見下ろす。
「君は決して自分からはせがんだりしない。いつも、そうだ。だから私は君に言わせる。君は素直じゃな
いから」
しゃがみ込んで僕の両足首を掴んで肩に乗せると、その人は立膝を着いて僕の両脇から背中に手を
差し入れた。僕の腰がその手に抱えるようにして持ち上げられた瞬間、その人のモノが、僕の中に一
気に奥まで差し込まれて僕は声をあげて仰け反っていた。乱暴にそのまま突かれる。身体の中に熱い
固い物が落とし込まれる感覚。何度も、何度も。僕は身体を仰け反らせたまま、身体の奥の深い所を
突くモノの存在を嫌というほど感じさせられて。

ふいにその動きが止まる。腰を抱えていた手が離れ、僕の顔の横にその手が置かれて。僕の中に深く
埋め込んだままで僕の顔を覗き込んでくるその人の目を僕は涙で霞む目で見上げる。僕の腰は高く浮
き上がり、膝が肩につくほどに身体を二つに折り畳まれてしまっていて。あの人のモノが息が詰まるくら
いに一杯に僕の中にあって。身動きできないままに身体中が震えてきて。
「…痛い、…もう、…離し…。違うよ、僕は、違う…」
「認めたくないだろう? 男にこんな風にされて、泣いたり、感じたり、何度もイクなんて。そんな風にさ
れたくて毎週通ってくるなんて」
277土曜日の憂鬱 夏10:03/07/27 01:59 ID:/UufC/rQ
「…違う、感じてない、感じて…」
「嘘つきだね。自分のモノがどうなってるかちゃんと君は判ってるくせに」
「あ、あっ」
再び荒っぽく僕の中を突かれて。髪を掴まれて、キスされる。押し込まれてくる舌が僕の舌を捕らえる。
息が、苦しい。身動きできない僕の中を容赦なく突いてくるモノ。まるで、僕の身体を内側から破りたい
かのように。僕は大声で叫びたくなる衝動に襲われて、でも、僕の唇は解放されず、僕は喉の奥で声に
ならない声を上げ続ける。身体の奥が、熱い。溶けてただれていくように。僕の中のモノは容赦なく僕を
突き上げ、僕は喉の奥でくぐもった叫び声を上げて、直接触られてもいないのに、イク。
そのまま僕がぐったりと僕が力を無くしてしまっても、僕の身体からその人は身体を離してくれる訳も無
く僕を突き上げてくる。
…僕の身体が、あの人のモノを覚えていく。容赦なく、覚えさせられていく。怖い。

僕の中のモノがなおも深く僕の中にねじ込まれるように押し込まれて、動くのを止める。唇が離れる。
「…あ、あ!」
僕の中に熱い液が広がるのを僕ははっきりと感じて。その放出が終わっても僕の中の硬いモノはその
まま僕の中から引き抜かれない。じっと動かないその人の僕の中に入れられたままのモノが僕の中で
時々びくびくと動くのを僕はしゃくりあげながら、時々身を仰け反らせながら感じている。
「もう、離、し…もう許…もう…」
僕はうわごとのように繰り返す。何も考えられなくなる。ただ、泣いて訴える。…怖い。
「お願い…します、もう、離…もう…」

…壊れる…。

僕の訴えは聞いてもらえる事もなく、僕は腰を浮かせたままの姿であの人のモノを受け入れたままで。
278土曜日の憂鬱 夏11:03/07/27 02:01 ID:/UufC/rQ

どのくらい経っただろう。不自由な体形を取らされたまま、痙攣を起こしているような僕の足首を掴まれ
てやっとその人は腰をゆっくりと離していく。僕の足を大きく開かせて。僕の中からその人のモノが抜か
れていくと共に僕の身体の中の芯が抜けるように僕は身体の力を無くし、気が遠くなっていく。もう、身
体が離れる、そう思った瞬間、それは再び僕の中に一気に奥まで差し込まれてしまった。間髪を入れ
ずに激しく突かれて、その衝撃に薄れ掛けた意識は引き戻されて、僕はあられもなく大声を上げて。
僕は身体を揺らされながら、再びいってしまう。僕の放出が終わったのを確認するかのようにその人は
僕の中を突くのを止め、ゆっくりと今度は完全に僕から引き抜いて身体を離した。
僕はやっとその人のモノから解放されてぐったりと廊下の板に足を投げ出す。

「ほら、突かれてるだけで、イクんだ、君は。どんどんいやらしい子になっていくんだ、これから、もっと。
君に教えてあげよう。君がどんなに恥ずかしくて、どんなに淫乱な子か。時間を掛けて。君は、毎週ここ
に来るから」
頬に触れる手。拒むように顔をずらす。顎をつかまれて仰向かせられ、口の中に指が押し込まれる。僕
を見下ろす顔。
「夏休みはまだまだ続く。いつ泊まりに来てもいい。スケッチしないといけないだろう? 君は残念なが
ら明日はスケッチできないから。君が眠る事を許される時間と蓮が咲く時間はきっと同じになるから。次
に来た時にはちゃんと眠らせてあげよう…君が素直になっていれば」
僕の萎えたモノに触れてその人は僕から目を逸らし独り言のように言う。
「…物凄く感じてるくせに、何度もイクくせに…相変わらずだ…」
279土曜日の憂鬱 夏12:03/07/27 02:02 ID:/UufC/rQ
僕は抱え上げられそのまま風呂へと連れて行かれる。今まで何度か使った事のある場所。冷たいタイ
ルの上に降ろされる。床には楕円の、大きくても五センチほどで小さいのは二センチほどしかない大き
さと色の違うタイルが形とバランスを考えて綺麗に埋め込んであって浴槽には本当に小さな一センチ角
ほどの大きさのタイルが整然と縞を描いて埋めてある。随分凝った作りの風呂場。シャワーでその人は
僕の身体を流す。石鹸を取って掌で泡立てて僕の身体に泡を塗りつける。僕の身体中、撫で回すよう
にして。僕はぐったりとしたまま身体に力が入らないままでされるままになっていたけれど、泡の付いた
指が僕の中に入り込んで僕の中で動いた時はさすがにその腕を掴んで拒んだ。
「どうした? またいきそうか?」

僕の中を擦る指に僕は観念する。起き上がる力さえなく、されるままになるしかなくて。
また、ここで、いかされてしまう。こんな所で…。
僕を見て、微かに笑い、その人は僕から指を抜いた。立ち上がってシャワーを浴びると泡にまみれてい
る僕を見て言う。
「泡を流したら和室に来なさい。蚊帳を吊って布団を敷いて置くから。君の寝巻きは用意しておいた」

僕は…一体何をやっているんだろう。何をされているんだろう…。
暫くタイルの上に座り込んでいた僕は、そっとタイルに手をついて立ち上がってみる。まだ、足がぐらぐ
らする。シャワーで身体を流して風呂から出る。脱衣所の棚から適当にタオルを掴んで身体を拭いてそ
のタオルを腰に巻いて僕は廊下に出る。廊下の突き当たり、鈴蘭の形をした笠の白熱灯の小さな灯り
だけが微かに廊下を照らしている。和室からさっきと同じ柔らかな光が漏れているのを僕は見る。僕は
着替えを入れてきた鞄と脱ぎ捨てた服が無いのに気付く。スケッチブックだけがそのままにある。きっと
あの人がどこかにやってしまったのだろう。僕はもう、着替えを入れたその鞄を探す気にもならない。
280土曜日の憂鬱 夏13:03/07/27 02:03 ID:/UufC/rQ
御殿簾とあの人がいった物。紫の房に付いている金具に巻き上げられた簾が留めつけられていて、そ
の奥の和室の中には蚊帳が吊ってある。昔の映画でしか見た事のない風景。あの人は、いない。そっ
と蚊帳を掴んでみる。しゃりしゃりとした荒い布目の緑の透ける布。僕は蚊帳を捲って中に入ってみる。
布団が敷かれていて、片方の布団の上に畳んだ服が置いてある。服じゃない、浴衣だ。
…これを着ろって事かな…。
僕は手に取ってみる。側に置いてあるのは帯。その帯が以前、和室で縛られた時に使われた紐だと気
付いて僕は赤面する。浴衣を羽織ってみる。少し袖丈が短い気がする。丈は丁度いい。
…どちらを上にするんだっけ…僕は迷いながら適当に前を合わせて適当に帯を縛る。

静かな家。あの人はいつもこんな家でいつも一人で何をしているのだろう。布団の上に転がってみる。
何の音も聞こえない。あの人はどこに行ったのだろう。あんなに僕を離さないような事を言っておいて。
身体の奥をずっと突かれたから、まだ、身体の奥が痛い。あの人はまだあんな事を僕の身体にするつ
もりでいる。あの人はいない。帰ろうと思えば今からでも帰れるんだ。
…判ってて僕は鞄を探す事もせずに…。
僕は布団に突っ伏す。そのままじっと顔を布団に押し付けて。暫くそのままでいて、僕はふっと気付く。
…静かだ。あまりにも。
僕はあまりに人の気配がしない事に不気味な気持ちに囚われる。
…あの人は、どこに行ったんだろう。僕をおいて。和室に来いと言っておいて…。

蚊帳から出る。蚊帳に光に誘われてやってきたのか大きな蛾が一匹、張り付いている。廊下に出て、そ
のまま次々と部屋を覗く。どこにもあの人の姿は無くて、僕は変な焦りにも似た思いで最後に残った鍵
の掛かった部屋をノックする。返事は無く、僕はドアに耳を当てる。中に人の気配は感じない。僕は廊
下に立ちすくむ。僕は、一人だ。この家で今、一人きりでいる。どうしてこんな仕打ちを受けるんだろう。
…あの人は何を考えてるんだろう。僕をどうしたいんだろう。どこに、行ってしまったんだろう。
281土曜日の憂鬱 夏14:03/07/27 02:04 ID:/UufC/rQ
ふと、廊下の窓から見える外に揺らめく光を見たような気がして、僕は窓に近づく。
古びた和洋折衷の大きな家。荒れ放題の大きな、以前はかなり立派だっただろう家の二階の窓。そこ
にゆらゆらと揺らめく光を僕は確かに見た。僕は廊下を走り、縁側から外に出る。

光が大きな家の玄関の辺りに現れる。ゆっくりと平屋の方に向かってくる。僕は苛立つようにその光に
向かって生い茂った夏草をばさばさ音を立ててかき分けながら歩く。
…いいかげんにしてよ、僕をもう、これ以上、壊すような事を、これ以上。
光の主が庭の僕を見つけたらしい。光が一瞬止まり、そのまま僕に向かうスピードが速くなる。
…いいかげんにしてよ…。
光が近づく。あの人の姿が暗い中で見えてくる。その姿に近づく僕、ふいに僕の足が何か固い物に躓
いて、僕は夏草の上に倒れ込んだ。僕は夏草の上に突っ伏す。あの人の足音が近づく。灯りが僕の上
に。僕の顔の横に小さなカンテラが置かれる。あの人が僕のそばにしゃがみ込む気配を感じる。

「…何やってるんだ、君は」
あきれたような声。髪に指先を差し込まれてくしゃくしゃとかき回される。
「おとなしく蚊帳の中で待っていられなかったか? 一人で寂しかったか?」
微かに笑うのが判る。僕はその手を拒むように頭を振る。僕の頭から手が離れる。
「…この庭にはトラップがある。私は場所を知ってるから大丈夫だけれど、知らないと躓いて危ない」
その人が立ち上がる気配がする。僕の横を歩き、僕の足元まで行き、再び僕の頭の所まで戻ってくる。
「…トラップ」
カンテラの横に、その人は所々に穴をあけたような中が空洞の円筒形の物を置く。多分陶器製の、小
さなすいか程の大きさの物。
「風流を気取った祖父が特別に注文して作らせた陶製のカンテラ。夏になると手入れの行き届いた庭
のあちこちに置かれたこの中に蝋燭を灯して、祖父は山の向こうの花火大会を見たんだ。君がこの前
何度もいって泣いた縁台に座ってね。…今はもう夏草に埋もれて蝋燭どころじゃないけれど」
再び僕の頭の上に手が置かれる。
「立って。蛇が出るから」
282土曜日の憂鬱 夏15:03/07/27 02:05 ID:/UufC/rQ
僕はゆっくりと立ち上がる。カンテラを持って僕と同じ様に立ち上がったその人は僕の姿を見て笑った。
「上前が逆だ。死人の着方だね。身丈はちょうどいいみたいだけど、やっぱり裄が少し足りない。思った
通りだ。角帯は君には似合わないね…古い家に兵児帯があったはずだから探しに行ってたんだよ。ひ
らひらした金魚みたいで兵児帯は君に似合うだろう。後で締めてあげよう」
…何で笑わなくてはいけないんだろう。 僕の事を平気で壊して。僕を、多分、これからもずっと。

僕は目の前の人を引っぱたく。僕をこれ以上壊すな。僕をこれ以上、この家に、庭に囚わせるな。
…これ以上僕に触れて、僕の意識の中に入り込むな、突然思い出させるな、もう、これ以上。僕を。

「…どうした…?」
カンテラがその人の手から落ちて僕の腕を掴む。自由な方の手で僕はもう一度その人を叩く。その人
は静かに俯いて、ゆっくり顔を上げる。冷たい視線に僕は泣きそうになってもう一度手を振り上げる。
その手首が掴まれる。
「…嘘つきだね、君は。でも、構わない。そんな風にしている君はかわいい、いい子だ」
素早く身動きできないように抱きすくめられて、僕の足の間に腕が差し込まれてくる。下着も何もつけて
いない僕。乱暴に掴まれてしまう。逃げる事も出来ない。その人の手がいやらしく僕のモノを攻撃する。

「一人で、和室で寂しかったか? 早く触って欲しかったか?」
「触るな、嫌だ、離してよ、離せ、…何で僕が!」
泣き声になる惨めな僕。その人は小さく僕の耳元で溜息をつく。
「…嘘つき。…かわいそうに。君は割り切る事もできずに身体がこんなになっていても認めることもせが
む事もできずに。だから、私は君にいろんな言い訳を差し出すし、君が逃げるための理由も差し出す」
「嫌、もう、嫌だ」
「駄目だね…君は、ずっとここに来る事になるんだよ」
283土曜日の憂鬱 夏16:03/07/27 02:08 ID:/UufC/rQ
僕のモノから手が離れて、僕はしゃくりあげながら、その人に手首を掴まれて引きずられるように縁側
に連れてこられる。抱えあげられるようにして縁側に上がり、御殿簾をくぐる。蚊帳にさっきいた蛾がま
だ張り付いているのを僕は見る。その蚊帳の前でその人は僕を振り返るといきなり僕を引っぱたいた。
「我儘もいいかげんにしておきなさい。いつまでも逃げ道を与えられると思うな」
その人は蚊帳を捲り僕の背中を叩くように強く押した。布団の上に倒れ込む僕。僕に乗り掛かり帯を解
いてくる手。
「一晩中ずっと君を焦らして泣かせる事にした…今夜は、君に何の選択肢もあげない」

柔らかい和紙の笠の付いた白熱灯のスタンドの灯りに照らされるあの人の顔は意地悪気でどこか寂し
そうで。見上げる僕から目を逸らし、僕をうつ伏せにして、帯で僕の両手首を縛る。縛った僕を仰向けに
して、僕の足を開かせる。見上げる僕から目を逸らしたまま僕のモノを掴み、言う。
「かわいそうだ、君は。愚かな者になって疑問を持たなければいいのに」
そっと唇が首筋にあてられて、そのまま胸元へすべる。
僕は泣きそうになる。駄目だ、きっと、僕はここに来てしまう。

明日、どれだけの蓮や睡蓮が咲くか、僕は知らない。きっとこの人は本当に僕を眠らせないだろう。
僕はきっと、明け方になるまでどんなに泣いても許してもらえず、空が白み始めてやっと眠る事を許さ
れるのだろう。そして僕はきっと夕暮れになって、睡蓮が閉じ始める時間まで目が覚めないままで。

あの人のモノが僕の中に入り込んでくる。仰け反る僕は耳元でいい子だとつぶやく声を聞く。静かな夜。
きっと蓮の咲く時間までに僕は少し、死ぬ。明日咲く蓮も睡蓮も僕は見ない。 
                                            おわり
284風と木の名無しさん:03/07/27 02:29 ID:bxWHWENn
お お お 乙でしたー!
また続きが見られて嬉しいです
285風と木の名無しさん:03/07/27 02:40 ID:v4UEFoLU
土曜日の神さま。
睡蓮の花咲く庭に、一夜の夢をみました。
情景描写がすばらしいです。いい夢をありがとうございました。
しあわせデス。
286風と木の名無しさん:03/07/27 07:50 ID:5FRZYru3
和装エッチ萌ヘー(*´Д`*)
攻様の「いい子だ」に腰が抜けますた。大変ご馳走様でした。
287風と木の名無しさん:03/07/27 11:48 ID:x1xG5unM
「僕」君の、正体の見えない感情に戸惑う様が素敵でした。
続きが読めて幸せです。
ありがとうございました。
288風と木の名無しさん:03/07/27 14:03 ID:bWuL465Z
土曜・・・の職人サマ
本当にありがとうございました!!
とっても嬉しいです。
表現がとても素敵でいつも感心してます。
289風と木の名無しさん:03/07/27 16:06 ID:iK0UztK/
うわ〜、土曜日さん、ありがとうございます。
土用の丑の日に読めて幸せ〜(*´Д`)
あ、甘々だよ、鬼畜じゃないよぅ。
と思いつつ萌えました(*´Д`)
攻めの人も切ないねぇ。
290風と木の名無しさん:03/07/27 22:50 ID:gq+xl7pd
土曜の神様、ほんと嬉しいです!!
まさに感無量。
また、いつでもいいので続きをリクエストしても良いでしょうか?
291風と木の名無しさん:03/07/28 17:30 ID:p06CmhMp
土曜日の神様、ありがとうございます〜!!
文中から文字にならない二人の心中が伝わってくるようで
無茶苦茶萌でございました!!
続きでも新作でも、また次のご登場を心待ちにしております
292風と木の名無しさん:03/07/29 00:14 ID:hI2o0FDE
土曜日の神さまありがとうございます!
今回も禿萌え(AA略)させていただきました。
もう頭ツルツルでつ・・・
293続・亮×和樹9:03/07/30 00:19 ID:TbsNvxib
>>200 >>209-212 >>260ー263の続き

 そう感じた瞬間、和樹は反射的に足を跳ね上げていた。
 その膝が、亮の腹部にまともに決まる。
「ぐっ……!」
 亮はうめいたが、しかし口元の笑みは崩さぬまま、和樹を見た。
「フッ……やるな……」
「何蹴られて笑ってやがるんだテメー。マゾか?」
「いや……やはり俺が見込んだだけのことはあるな。抵抗しない獲物などつまらん。もっ
と抗って見せろ、和樹」
「…………っ!」
 勝手なことを言う亮を、和樹は憎悪の視線でにらみつけた。
「テメェ……最悪だな」
「最高のほめ言葉だ」
294続・亮×和樹10:03/07/30 00:35 ID:7fNIz2W2
「…………!」
 次の瞬間、和樹は怒りに任せて足を振り上げていた。
 しかし今度はその足はかわされ、受け止められてしまう。
 さらにその状態のまま距離を詰められてしまえば、和樹に反撃の手段はない。
「どうだ?今の気分は……最高だろう?」
「テメェ!亮!」
 和樹にも分かる亮の嘲りの言葉に、和樹は怒りで顔を赤くした。
 捕らえられている足を何とか解放しようと必死になって足をバタつかせるが、足はビク
ともしなかった。
悔しさに、和樹の目に涙が滲んだ。
「いい顔だ……」
295続・亮×和樹11:03/07/30 00:48 ID:Wcls2aKt
 亮の囁きとともに、目元の涙を舌先ですくいとられた。
 和樹は顔を背けようとしたが、顎をつかまれ、強引に固定されてしまう。
「……っ!嫌だ……」
 懇願は、許されない。
 深く激しい口付けが、和樹から言葉を奪う。
「ん……ふっ……」
 舌先がジンとしびれて、思考に霞がかかってくる。和樹の体から、力が抜けた。
 そこでようやく亮は、和樹を唇から解放した。
「ん……ハッ……この、や……」
 和樹は文句を言おうとしたが、舌がもつれて言葉にならない。
 亮は、そんな和樹をどこかおかしそうに眺めていた。
296愛の科学反応13:03/07/30 01:23 ID:yxuL3f0h
その唾液を更に嘗めとりながら、妙な感覚に支配され周りが見えなくなっていった。
こんな酷い事をされているのに何故こんなに感じるのだろう?薬のせいもあるんだろうけど、この屈辱的な扱いにゾクゾクする。
薬の生む熱ではない、胸の奥からじわりと沸き上がる、泣きそうになる手前の感情に似ている。
「嘗めるのが上手くなったな…」
顔を上げると、彬の半勃ちになったものが見えた。靴よりも、それが嘗めたい…そう思うと身体が勝手に動き、彬のズボンの前を開けていた。
彬は何も言わずに俺の好きなようにさせている。自分にも付いている性器を嘗めたりするのは初めてだったが、自分が感じるのと同じようにすれば良いはずだ。
嘗めながら彬の様子を伺うと目を細めてこちらを見つめていた。
頭に手を置きくしゃりと撫でる。吸い上げるとギュっと髪を掴まれた。
「ン、ん…」
信じられない。何で俺は何の抵抗も無く彬のを嘗めてるんだろう。
彬がイき喉の奥に暖かいものが広がった。げほげほとむせてその場に座り込む。
297愛の科学反応14:03/07/30 01:27 ID:z/AbGb70
彬が自分のをティッシュで綺麗に拭き取り服にしまうのをぼんやりと見ていた。
「…んだよ、何まだ物欲しそうに見てんの?」
からかいを含んだその言葉にハッと我に返り、みっともなく露わになったままの下半身を今更隠すように彬から離れた。

その日はそれで終わった。
しかし俺の、彬を見る目は確実に変わった。あんな恥ずかしい反応をしてしまうのは全部薬のせいだとはわかっている。
それでも彬の近くにいると何かと意識してしまう。初恋相手の中坊じゃないんだから……
あれからしばらく部室には行ってないし薬も飲まされていない。それなのに、彬と居ると呼吸が早くなる。
そんな不自由な日々をおくっていたある日、彬はまた新しい背の薬が出来たと俺を呼んだ。
…イコール報酬をあげなければならないということだ。俺の頭は背の薬よりもそっちの事でいっぱいだった。

「俺ん家来るの、あれ以来だな。またあの風呂に入る?」
楽しそうに笑いながら彬は話す。こっちは緊張してそれどころじゃないっての…
家に着いてまずカプセル状の薬が入った小さな瓶を渡された。背を伸ばす薬だ。
今度のは速攻性は無く、一日一錠を一週間続けるみたいだった。
「前のよりは飲みやすそうだな」
「だろ?ちゃんと研究してるんだぜ」
早速一錠飲んでみようと瓶の蓋を開けかけると、彬に瓶ごと奪われた。
「報酬、覚えてるよな?」
言って一錠取り出し、自分の口に放り込むとそのまま俺に唇を重ねてきた。
「ん…ッ…」
薬と彬の唾液が流れ込む。コクンと飲み込んだのを確認してから彬は唇を放した。
そしてベッドに押し倒されると同時に心泊数が跳ね上がった。
「二回目なのに緊張してるのか?」
298愛の科学反応15:03/07/30 01:29 ID:cOVnafsC
意地悪く彬が笑う。逃げ出したい気持ちでいっぱいだったが約束は約束だ。抵抗は一切しなかった。
彬が覆いかぶさってきて再びキスする。押さえつけられる下半身が膨らんでいるのがわかる。…多分俺自身のも。

今日は媚薬は飲まされていない。それなのに俺の身体は高ぶっていた。
服を全部脱がされ手足をベッドの四つ角に縛られた。
「!?何で縛るんだよ?」
「その方が楽しいから」
そうして長い間全身を嘗められた。くすぐったい脇の下や、足の指までも嘗められ身動きのとれないベッドの上で見悶えた。
「はっ…あ、も…やめ…ッ…」
「やめないよ。楽しいのはこれからだろう」
今度は逆向きに跨り彬は俺のをくわえた。そして自分のを俺の顔にもってきて嘗めろと言う。
「先にイった方が負けな」
彬のを口に含むとあの日の部室での事を思い出して恥ずかしいけど、勝ち負けと言われると何となく負けたくなくて頑張ってしまう。
でも手の自由を奪われた俺と彬では初めから勝負にならなかった。
「ふ、ぁあ、ア!」
「喘いでばっかじゃ勝てないぞ?」
そういう彬は口と同時に指で入り口を刺激していた。
「ア、ア…ぁあああ…!」
あっけなく俺は負けた。
「何回イけるかな…」
そのまま達したばかりのものを更に擦り、入り口にも指が入れられた。
「あっ、ッ…!!」
落ち着く暇も無く絶頂に連れて行かれる。
「二回目…」
今度は先を爪でひっかかれ中の指は容赦無く擦り上げる。
「ーーーーッ!!」
「三回目。…すごいな、続けて三回もイけるなんて」
解放されて反った背中がやっと布団に沈む。肩で息をする俺に、さっき出した精液をお腹に塗りながら彬は恐ろしい事を言う。
「負けた罰ゲームはどうしようか?…慎吾の、嫌いなキュウリ、ここで食べてもらおうか…」
299愛の科学反応16:03/07/30 01:33 ID:z/AbGb70
そう言って台所に消えた彬はキュウリとマヨネーズを手に帰ってきた。
「キュウリといえばマヨネーズだよな」
「いっ、嫌だ!絶対嫌!!」
抵抗しようにも出来ない手足をバタつかせたが彬は聞いてくれない。
指でしばらく入り口を解すと、マヨネーズのチューブをそこに押し当てた。
「ゃ、あああ!」
ぐにゅう…と、中にマヨネーズの入ってくる感触。そしてキュウリをグリグリと押し込み始めた。
「さすがに、マヨネーズはすべりが良いな。簡単に入りそうだ…」
ぐちゅうと音をたてキュウリが入ってくると同時にマヨネーズが溢れ出る。次第にキュウリを出し入れされる。
「ぅうン…」
「上手に食べられるじゃないか…旨いか?」
旨いわけがあるか!
それでもキュウリのイボイボが丁度良い具合に中を擦り、どうしようもなく感じる。
今度はキュウリを中でグルリと回すように出し入れしてきた。
「あっ、あ、あ…」







また中途半端に続いてゴメンナサイ。
つーか食べ物を粗末にしてゴメンナサ……そろそろ逝ってくる!
300風と木の名無しさん:03/07/30 17:27 ID:UiFejHWo
キュウリキター!!!!!
30123251:03/07/30 17:47 ID:bFkRA1EK
302風と木の名無しさん:03/07/30 17:56 ID:upNmFSTr
土曜日の人、もういいよー・・・・
ちょっと誉められて調子に乗っちゃったのか、誉められ慣れてないのか知らんが
しつっこく「初夏」だの「夏」だの、長いの投下するなよー。
このままなら初秋とか冬とか書き続けそうで、うんざり。

ちょっと叙情的に書けばマンセーされて、いい身分ですなあ。
陶酔系&ひとりよがり過ぎ。ここは鬼畜エロスレだよ?勘違いが過ぎますがな。

そんなにそのシリーズがお気に入り(プ &書きたいなら、勝手にサイト作って下さいな。
303風と木の名無しさん:03/07/30 18:05 ID:yxuL3f0h
>302
スルー出来ないお前が厨。

感想なり作品なり次どうぞ〜↓
304風と木の名無しさん:03/07/30 19:01 ID:dMcAgdWz
>302
初夏や夏を鬼畜と判断する人いるし、初秋や冬を待ってる人もいる、と言う事で。
305風と木の名無しさん:03/07/30 19:46 ID:ycpMU8xb
302は鬼畜=肉体的虐待としか思えないのかね。
漏れは精神的な鬼畜も大好きだから、土曜日は楽しみにしてるよ。
tu-ka、今は土曜日しか読んでない。
静かでまったりした鬼畜って難しいと思うから、
土曜日の職人さんにはがんがっていただきたいところでし。
306風と木の名無しさん:03/07/30 19:58 ID:KxCGyh3+
そっか土曜日しか読んでないんだ。
書く気失せちゃったー

そんじゃあね
307風と木の名無しさん:03/07/30 20:21 ID:ipH7iZpn
>>305
>306の書き方はアレだと思うけど、305もどうかと思うよ。
3行目いらない。
308風と木の名無しさん:03/07/30 20:40 ID:C+u8nT+F
……私も職人なんだけどさ、読んでないなら読んでないで別にいいよ。
それについては好みもあるだろうから、読めとは言えない。
でも、そう言われるとやっぱりいい気持ちはしないよ。
もう少し考えてほしかったな。
309風と木の名無しさん:03/07/30 21:35 ID:RvhFYDlK
つーか>306は釣りでしょ?
まあどっちにしてももう来なくていいよ

そんじゃあね(w
310風と木の名無しさん:03/07/30 22:58 ID:dyYCPIre
>308
イ`。
自分は全部楽しく読んでいる。
311308:03/07/30 23:11 ID:Wcls2aKt
>310
あ、ありがとうございます。
そう言っていただけると、すごく嬉しいです。
がんばって作品うpしますから、楽しみにしていて下さい。
312風と木の名無しさん:03/07/31 00:01 ID:Nug+abrb
感想ならともかく自分の好み語りはいらんて。
毎回それで荒れて作家さんが離れてくんじゃん。
313風と木の名無しさん:03/07/31 00:50 ID:T6JwDoaR
>305もどうかと思うが、
同じ職人として>308と>311に
ちょっとだけマンセーレス誘い受けな匂いを感じてモニョってしまった…

スルーできなかったお詫びに有明の海に沈んできます。
314風と木の名無しさん:03/07/31 01:07 ID:1rbAUse5
つか>302はひがみだろ。
>ちょっと叙情的に書けばマンセーされて、いい身分ですなあ。
>陶酔系&ひとりよがり過ぎ。

ひとりよがりじゃない事はそれこそマンセーされてる方々のレスみて
わかるだろ。自分が気に入らないからといってよく他人の気持ち
踏みにじれるよな。自分の事しか考えてないと幸せだね。
315風と木の名無しさん:03/07/31 01:13 ID:ywMI9eD7
あらら。作品書き込みにくい雰囲気だね。出直してきます。


作家は感想を期待するな。
読者は自分好みな作品を期待するな。
極端に言えばこんな感じで。
316夕電の狂宴 5:03/07/31 01:51 ID:80xyMyNw
 俺は修也の腰の動きに気付かないフリをして、更に舌と爪を使って乳首を執拗に責め立てる。
 修也はやはり焦れているようだ。
 孔を撫でるだけの男根に腰を押し付けてきている。
「どうした?腰が揺れているぞ?まさか入れて欲しいのか?」
修也は自分のした事を認めたくないのか、小刻みに首を横に振った。
「そうだよな、こんなモノがあたってるのが嫌で逃げようとしてただけだよな?」
 俺は自分の男根に手をあてがい、わざと修也の孔をひっかけてから体をひいてやる。
「あ、いや…」
 修也は体を離そうとした俺の腕を掴んでしまった。
 こんな状態で放っておかれては彼も辛いのだろう。
「どうした?体の下にひいていた手が痺れでもしたか…それとも俺に何か用か?」
 修也は自分が何かとんでもない事をしてしまったというような逡巡の表情を浮かべ、コチラに目を合わせようとしない。
 実際には目が合っている時でも、修也は俺のことでなく俺の向こうに先客を見ているだけなのだが、それでも今、修也は明らかにコチラから目をそらそうとしていた。
「言いたい事があるなら、目を見て言え…それとも用もないのに腕をつかんだのか?」
 修也は俺の声にコチラを見たが、やはりその顔は酷く怯えていて、俺の顔…というか、先客の顔を見るつもりはないようである。
「用がないなら、用事を作ってやろう…修也は俺にこう、言おうとしたんだろ…」
 修也の耳になるべく淫猥な言葉を使ったねだり文句を囁く。
「そ、そんな事…僕、思ってなんか…」
 修也は即座に否定した。
「じゃ、何か他の用でもあったのか?まさか、用事もないのに声をかけるなんて失礼な事をしたのか?」
 俺の声に、修也は観念したように、口を開く。
317夕電の狂宴 6:03/07/31 01:54 ID:80xyMyNw
「僕は…ンポの大好き………うがないH…子です。いつも、チ……が欲しく…疼い………僕…Hでだらしない…を慰める……。…やっぱり、こんな事……」
 修也は蚊の鳴くような小さな声で始めたおねだりを途中で投げ出した。
「言えないのか…まぁ、イイさ。修也が言えないなら、勇君に言ってもら…」
 自分を人質に交渉をすすめるのもおかしな気はするが、コレが今の修也にとっての現実で、俺には見えない小学生の俺が修也には見えている。
「…ゆ、勇には…そんな事…。言いますから、僕が言いますから…」
 修也は体をずらそうとした俺の腕にすがり付いて、懇願した。
「僕はチン…の…好きでしょ……ない…な子です。い…も、…ンポが…しくて疼…ている…のHでだ………い孔を……るために、どうかチ…ポを入れて……さい…」
 修也は俯いたまま吐き捨てるように、悲壮な告白をする。
「駄目だな…声は小さいし、全然ねだっているようじゃない…。もう少し、気分を盛り上げてくれなきゃ…」
 もし、アレさえなければ、修也の事をこんなに追い詰めていく必要はないのだけれど…俺はどうしても彼を責めなければならない。
 責めるうちに、段々とそれが言い訳でしかなく、ただ自分が好きで修也を嬲っているだけなのじゃないかと不安になることもしばしばだ。
 しかし、それでも、俺は繰り返さざるをえない…。
 俺が、幾ら悩んで眉根を寄せたところで、修也には俺の表情なんて見えていない。
 修也には、俺があの先客にしか見えていない。
 彼を抱きしめて慰めたくても、怯えられるだけなのだ…。
 修也が、黙って満足していない雰囲気をかもし出す俺の様子に観念したのか、再び口を開く。
「僕はチンポの大好きでしょうがないHな子です。いつも、チンポが欲しくて疼いている僕のHでだらしない孔を慰めるために、どうかチンポを入れてください!」
 俯いていた顔を上げ、修也は涙を浮かべながら、情緒溢れるとは言いがたいが、とにかくはっきりとした声で言い切った。
「良いだろう、望みどおりにしてやる」
 俺は修也の申し出に、再び彼の足の間に体を割り込ませる。
 修也は自分の言った事で起こる事を理解したようで、足を開くのを拒もうとしたが、俺が足を叩いてやると、すぐに自分から足をしっかりと開いた。
318夕電の狂宴 7:03/07/31 01:57 ID:80xyMyNw
「修也の大好きなチンポが入るぞ?触って確かめてみろよ」
 俺は修也の右手を掴むと、孔のギリギリに触れさせる。
「い…いや、そんな…」
 修也は嫌がって手を引こうとしたが、俺は無理やり腕を掴んで、そのままの態勢を維持させてやる。
「別に、ココを弟に確かめさせてやっても良いんだぜ…」
 俺は、手を閉じて指で自分の孔をなぞるのをあくまでも拒否しようとする修也に、意地悪そうに言ってやった。
 修也は、その声に手を開き、自分から結合しようとしている俺の男根と自らの秘孔に触れてくる。
 俺は修也の指の感触を鈴口のあたりに感じながら、ゆっくりと挿入を始めた。
「自分からねだっただけあって本当にチンポ好きの孔みたいだな…せっかく咥えたチンポを離してなるものかって感じで、ギュウギュウ締め付けてるもんな…」
 修也の孔は先程ほぐしたはずなのに緊張のためか硬くなり、何とか入ったけれど動く事が出来ないほどキチキチになっている。
「分かるか?奥一杯まで入ったぞ?」
 俺の男根が修也の秘孔に埋まりきり、修也は自分の伸びきった孔の皮膚の感触に言葉も出ない様子だ。
「せっかくだ、孔ばかりじゃなく自分のチンポも構ってやれよ」
 俺は孔に触れていた修也の手を、今度は修也の男根に沿わせてやる。
 修也はそれを嫌がるでもなく、されるがままに任せて反応もなく、ぼんやりと虚空を見つめている。
「何だ?オナニーくらい出来るだろ?ああ、もしかして、片手じゃなく両手派なのか?」
 俺は修也の左手も男根に沿わせると、動かない両手を無理やり上下に運動させてやった。
 何の反応も示さなくなった修也だったが、激しく男根をこすらせてやると、手を離そうと抵抗をしてくる。
 俺はそれをさせまいと両手で修也の手を包み込み、更に激しく動かした。
「ひぁぁぁ…ダ…メ…やぁ…」
 感じているせいか、より孔はしまってくるが一旦イカせてしまえば孔も弛緩するので、俺は構わずこすり続ける。
319夕電の狂宴 8:03/07/31 01:59 ID:80xyMyNw
「イヤ…出ちゃう…出ちゃう…ヤメ…イヤ…イヤ――――――ッ!!」
 修也は焦らしていたせいか簡単に達し、俺の男根をギュッときつく締め上げた後、体と一緒に秘孔も弛緩させた。
 修也は荒い息を吐きながら、イッてしまった開放感と屈辱感から目を背けたいのか、自分の精液で汚れるのも気にせず、顔を両手でおおう。
 修也の孔から外れないように慎重に手を伸ばして、ベッドの下のバッグからローターを取り出した。
 雷が徐々に遠ざかっている。
 しかし、雨はまだ止まず、騒がしい静寂をあたりにもたらしていた。
 雷はじきに止むだろう…雷が止んでしまえば雨がいつ落ち着いてしまうか分からない。
 俺は急がなくてはならなかった。
 修也も少しづつ、静かになっていく外の様子に気付いている気がする。
 俺は修也を追い詰めようと、イッたばかりの修也の鈴口にローターを押し当てた。
「…やぁっ…ひぃ…」
 修也は全身を仰け反らせてイッたばかりで敏感になりすぎている男根をローターから離そうと必死だが、俺は修也の手をまとめて右手で押さえつけると左手でローターを押し当て、動きやすくなった秘孔に腰の動きを繰り出していく。
 カリを当てる場所を何度も変えている内に、何とか前立腺を探り当てた。
「ソコ…やぁ…イヤ…おかしくなる…ヤメ…イヤ…」
 前立腺への重点的な刺激とローターによる男根への激しすぎる刺激に、修也は身をよじるが、俺は必死で彼を押さえつけ責めつづける。
「やだ…イヤ…また…また…出る…出ちゃう…イヤ…ヤメ…」
 修也がイッてもお構いなしに、俺は彼を更に追い詰めていく。
「お願い…許して…もう…イヤ…おかしくなる…イヤ…イヤ…」
 修也が暴れだし、俺の右手が修也の押さえていた両手から離れてしまった。
「お願い…もう…イヤ…どうして…許してくれないの…僕は…僕は…」
 修也は自由になった両手をそのまま、こちらにすっと伸ばしてくる。
 責めるのに必死で気付けなかったが、雨の音が止み始めていた。
 時間がない。
 俺はローターのコードを修也の男根に巻きつけ、両手をフリーにすると、修也の腰を抱えて、一気に動きを早めた。
320夕電の狂宴 9:03/07/31 02:03 ID:80xyMyNw
 修也の伸びた手が首に掛かる。
 あの小屋のあの瞬間の光景がフラッシュバックしそうになるのを必死にこらえて、俺は無心に腰を動かした。
「ねぇ…どうして酷い事しようとするの…?僕、頑張ったじゃない…勇に触らないでって言ったのに…、どうして…ねぇ…」
 修也の言葉と共に段々と首に負荷がかかってくる。
 俺は何も考えないように、考えてしまえば、記憶に呑まれて萎えるのが分かっていたので、必死に腰を動かした。
「ぁぁぁぁぁあああああああ――――――」
 修也が断末魔のような叫びを上げながら達する。
 そして修也は、手と意識を同時にクタリと落とした。
「何とか…間に合った…」
 俺は、とりあえず安堵の溜息をつく。
「すっかり萎えてる…今回は雷雨の時間短くて焦ったし…イク暇も無かったってのに…」
 俺は、今更襲ってくるフラッシュバックに吐きそうになって、洗面所に急いだ。
321風と木の名無しさん:03/07/31 09:27 ID:XtyBy9KK
つうか、名無しでその場の賑やかしに提供される作品に、
マンセーもひがみもないと思うが。
その場その場で、一時の萌えネタになればそれでいいんでしょ。
自分の著作として愛着があるものは、こんなとこで垂れ流ししないだろうし。
まあそういう意味では、シリーズ化してる土曜日は、ちと場違いかなと思わなくもないが
書き手の勝手だしなー
322風と木の名無しさん:03/07/31 10:59 ID:pWKH6o2p
>321
その場その場で、一時のマンセーと僻みは存在すると思う。
釣り師は、スレが内包するそれらの感情がピークに達したことを敏感に察知して
登場する。
323風と木の名無しさん:03/07/31 11:49 ID:jm4hO6GB
マンセーはともかく「僻み」があると確信できる人は、
自分が僻んでるか僻まれてるか、どちらかの自覚がある人なんだろうか?
324風と木の名無しさん:03/07/31 13:08 ID:AQqrSJPJ
>322
確信できるとまでは言わないけど、自分は自覚あるよ。
羨望交じりの僻みみたいなやつ。
だからって僻みの対象に不快なレスつけたりはしないけど。
敢えてマンセーすることもある。わりと紙一重な感情だったりする。
325風と木の名無しさん:03/07/31 15:02 ID:W50QAADS
くぉーらー! 貴様ら!
こんな中SS投下してくれた夕電職人さんをスルーかよ!
326風と木の名無しさん:03/07/31 16:42 ID:sOBJ5Vkf
いつかこうなるとは思っていたが……。
327風と木の名無しさん:03/07/31 17:08 ID:HPAHL++I
「コテハンウゼー」ってのと似てる。
328風と木の名無しさん:03/07/31 18:34 ID:YzNqRyTn
●スレ住人心得
・叩きや煽りには絡まない
・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で

つーことでヨロシク。
単純に、SS読むの楽しみに来てる人間にとっちゃ、
煽りも擁護も等しく禿げしく迷惑だったりする…
厨はスルー、それぞれ好きなSSを好きなように楽しみましょうよ。
好みに合わん作品は読まなきゃ良いだけっしょ。
329風と木の名無しさん:03/07/31 19:28 ID:ZTVCHqvw
>325
・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で
って書いてあるYO!
330風と木の名無しさん:03/07/31 20:42 ID:ywMI9eD7
みんな302に釣られ過ぎ。
まあ305がトドメ刺したって感じだけど。
331風と木の名無しさん:03/07/31 21:00 ID:YCbr3LnH
>>330
しょうがないよ。夏休みだし、今はどこもこんなもんだよ。
またーりと涼しくなるのを待ちましょう。

>>316-320
乙です。
感想とか苦手なんだけど、楽しみにしてました。
続きとかあれば、また読みたいです。
332風と木の名無しさん:03/07/31 21:33 ID:XqdQ+Aqm
思うのだが、カミサマとか職人さんとかは止めて、
せめて、土曜日さんとか夕電さんとかでイんじゃない?

漏れ、土曜日のカミさま好きだけど、
やっぱカミさまとか職人さんと言う呼び方はちょいモニョるよ。
好みじゃない人は余計そうなんじゃないかな?
あと呼び方の違いでモニョったりとか。

個人的には上でも書いた土曜日さんとか夕電さんとか(何度も名前出してスマソ)
敬称?みたいのつけない呼び方か、せめて投下者さんとか、
そんな大げさじゃない呼び方の方がいいでつ。

>302,305,306は論外としても。
333風と木の名無しさん:03/07/31 21:40 ID:c2jzmIQu
呼び方は好きにしたらいいんじゃないかなあ。
332タンは、どうしてモニョってしまうの?
334風と木の名無しさん:03/07/31 21:45 ID:vAnGsHIE
呼び方なんかもう気にしなくていいんじゃない?
どうせもう土曜日のカミサマ以外投下しないよ…。
335風と木の名無しさん:03/07/31 22:23 ID:1oVejvP8
感想云々も、呼称問題も、全部過去スレでガイシュツでつよ。

>334
すでに他の方が投下済みですが。

こんな状況にも関わらず、せっかく夕電の職人さんが投下してくれたんだから、
これを期にスレの流れを戻そうよ。
スレ荒らして楽しみたいって事なら別だけどさ。
336風と木の名無しさん:03/07/31 22:32 ID:HXv5lUOu
まあぶっちゃけ、自分も○様と■タンしか読んでないわけだが。
遊びとか余裕が見えないとモニョるってのはあるんじゃないかな。
こんなところで真剣に文芸色の薫り高い(?)「精神的」鬼畜やられても、という。
ヌーディストビーチに服着て入ってこられたらたまらん、みたいな。
337風と木の名無しさん:03/07/31 22:38 ID:R2y4eJtu
書けないヤツは文句言うな
338風と木の名無しさん:03/07/31 22:40 ID:NV9uTmk7
あれ? 漏れ、ここは、
ヌーディストも、タキシードも、ふんどしも、様々なものを受け入れるもんだと思ってたYO。
339風と木の名無しさん:03/07/31 22:43 ID:Px2ZZ7fl
おい、夏厨なんてほっとこうぜ。

自分で作り方も判らんのにあれが食べたい、これが好みだったと
騒ぐのは厨房だけだろ??

シーズンはすぐおわる。
340風と木の名無しさん:03/07/31 22:51 ID:FeIZh8nN
まだ続いてんの…?
私は文章書き込んでる側だけどさ、はっきり言って自分が萌えるもの書いてるだけだし、それが万人に萌えるとは思ってないよ。
ただ同士がいたら嬉しいだけ。

書く側であれ読む側であれ空気読んでたらこんな事にはならないはず。
って言う自分もスルーしてなくてスマソ。
次からは作品書くよー
341風と木の名無しさん:03/07/31 23:20 ID:8u+DTpBC
文が上手いってのと、人を引き込む熱っぽい文ってのは別物だからね…
上手い文は誰でも慣れればそれなりに書ける。土曜日さんなんかはまさに
そういう人って感じ。
けど、例えば普段は絵描きさんで文が全然荒削りな人でも、引きずり込まれるような
萌え話を書いたりするし、自分はそういう書き手さんに惹かれる。
というわけで荒削りでもいい、萌え職人さんの降臨を待つ。
342風と木の名無しさん:03/07/31 23:26 ID:vAnGsHIE
>341
ある意味同意。
萌え文と上手いだけの文は違うからね。
私も萌え文キボン。
343風と木の名無しさん:03/07/31 23:28 ID:pHHuRQ2J
↑だから好みを語るなって板が荒れるだろ、オバカちゃん

来てー 来てー カモーン職人さま!!

凹んだら復活するまで末よ それまで頑張って維持するからさ
憂鬱さんも きっと秋の話だろうけど時間があるからゆ〜っくり待つよ
ずーっと待ってるよ〜 (他の皆も
344風と木の名無しさん:03/08/01 00:11 ID:nRFA3fMq
>343
てゆーか、藻前の書き込みも荒れるから、オバカちゃん
345風と木の名無しさん:03/08/01 00:19 ID:sqTDt9ak
>333
だって、○○カミさまとか△△職人さんて、
○○先生とか△△プロって呼んでるみたいだと思うんだよね。
自分の好みの人ばかりだったら、皆サクサクスルーできると思うけど、
やっぱり好みはあるわけで。
そういうの見た時ちょとずつモニョが溜まってって、
時々爆発してるんじゃないかと思うんだ。

・・・かく言う漏れはエロカモーン!な人間なので、呼び方なんて・・・とも思いつつも、
荒れるきっかけが少しでも減ればと思ったのでし。

・・・というわけで何時もヒソーリと萌えエロ楽しみにしてる1人ですた。
346風と木の名無しさん:03/08/01 00:20 ID:StRhAUS9
集団輪姦鬼畜モノ書いてくれる神様の降下を祈願(-人-)
347風と木の名無しさん:03/08/01 00:38 ID:AU6HrkkU
341と342は微妙に土曜日さんに失礼。
例え話に名前(?)を出さなくてもいいだろ。
そういう私は別に土曜日さんマンセーで言ってるわけじゃないから念のため。他の人の名前でも同じように思った。


感想、自分の萌え好みは語れば良いけどさ、失礼な言い方は辞めようよ。

職人の皆さんお疲れ様ー。
でも中でも自分はこの話が好き。

っていう感想で十分じゃん。
348風と木の名無しさん:03/08/01 00:53 ID:StRhAUS9
夏厨はスルー。
新作&続編降下、楽しみに待ってる。

349愛の科学反応17:03/08/01 00:53 ID:2EzSd0Gp
「声が変わった…良い所に当たってんだろ」
「ひッ…ぃ、アッ…」

しばらくの間それに攻められ続けた。さっき三回もイったばかりなのに、また限界が近づく。
彬の手に合わせて腰を揺らし達してしまおうとした瞬間。
「あっ…ぅ…」
直前でキュウリを全部抜かれてしまった。快感を生んでいたものが無くなり物足りなさに彬を見つめる。
今日は薬飲んでないはずなのに、どうして……
「さあ次はどうして欲しい?前泊まった時も部室でも、入れられなくて物足りないんだろ?俺のを入れて欲しいんだろ?」
彬は俺の手足を外しながら言った。
「…ッ、欲しくなんか…」
彬はベッドに座り、俺の手を引っ張る。俺は膝立ちになって彬を跨がるかたちになった。
「強情だな…」
腰を捕まれて入り口に彬のものを当てられた。ヒクッとそこがもの欲しそうに動き、気持ちとは裏腹に腰が沈みそうになった。
「あ…ぁ…」
彬も腰を動かし擦りつけながら誘惑する。
「奥にこれを突き刺して、自分で動いて中をかき回してみろよ。本当はそうしたいんだろ」
耳元でそう囁き入りやすいように双丘を掴んで広げられた。
「あっ、アッ…ぁっ…」
ずるずると俺は沈んだ。同時に擦られながら中に突き刺さってゆく…
「ひ…ィッ…」
まだ残っていたマヨネーズがにゅる…と中で動く。痛みと圧迫感と快感が入り交じり涙が出てくる。
「…ん…!」
奥まで入りきった所で慣れるまで動かずにいたら、中で彬のものが大きくなったのがわかった。
350続・亮×和樹12:03/08/01 01:20 ID:FDQ6oY8d
>>200 >>209-212 >>260ー263 >>293ー295 の続き

 和樹は幾度か頭を振って、快楽を逃がそうとしたが、その前に不意に衣服の上から自身
に触れられ、ビクッ、と身を堅くした。
「あ……」
 思わず吐息がこぼれ、背筋に戦慄が走る。
「もう……起ち上がっているのか?」
 笑みを含んだ亮の言葉に、和樹は何も言えずうつむいた。
 亮の指摘通り、和樹の自身は、主の思いとは裏腹に起ち上がり、その存在を主張してい
た。
――情けねえ……
 再度涙がこぼれそうになるが、和樹はこれを自制した。
351続・亮×和樹13:03/08/01 01:34 ID:iSsedHBl
 もう、あんな醜態は晒したくなかった。
無論、亮は和樹のその葛藤を知らない。
「その顔……反抗をやめない瞳……全く素晴らしいな貴様は。ただのバカではないらしい」
 クックックッ……
 和樹の自身から手を離し、唇をそっとなぞる。
 不意に、その指に噛みつかれた。指先に鋭い痛みが走る。
 しかし亮は、やはり笑ってみせた。
「いいぞ……ますます気に入った。今までの狩りの中で、最高の獲物だ、貴様は。もっと
見せてみろ、和樹」
 言うと亮はもう一方の手でナイフを取り出し、和樹の頬を浅く切り裂いた!
352続・亮×和樹14:03/08/01 01:46 ID:D28HtW5L
「…………っ!」
 パッと鮮血が辺りに飛び散り、亮の頬をも赤く染める。
 和樹は言葉も出せぬまま、呆然と亮を見た。
 痛い。頬が灼熱したように熱い。鮮血が顎を滴り落ち、床に真紅の模様を描いた。
「なっ……何を……」
 ベロリ、と。
 傷口をなめ上げられ、和樹は痛みにうめき声を上げた。
 何故。
 もう何がなんだか分からなかった。逃げたかったが、手首を拘束され吊るされている状
態ではそれも出来ない。
「止めてくれ……」
 願うことも、許されないのだ。
353風と木の名無しさん:03/08/01 21:40 ID:QywcdkBc
354風と木の名無しさん:03/08/01 22:00 ID:lPHbgj4x
いっぱいキタ━━━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(゚∀゚)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━━━!!!!!!
355山崎 渉:03/08/02 02:19 ID:f5cR0Cmv
(^^)
356山崎 渉:03/08/02 02:27 ID:f5cR0Cmv
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
357風と木の名無しさん:03/08/02 23:28 ID:GKeZnDLj
夏祭りで忙しそうだったし言っても無駄かなあ…と思いつつも
あのSSを書いた人に向かって初めてのクレクレをしてみようと、
久しぶりにここを訪れた。
なんか、そんな雰囲気じゃなかった。

科学反応オモシロイ。
亮タン、カコイイ!
358続・亮×和樹15:03/08/03 00:55 ID:uf0CtAqN

ビリッ……!

 音を立てて和樹の制服の前が引き裂かれ、その素肌が露になる。
 日に焼けた肌はすべらかさとはほど遠いが、健康的な美を内包していた。
「相変わらず、傷だらけだな。また傷が増えたんじゃないのか?」
 切り傷、擦過傷、打撲痕……大小様々な傷が、和樹のくぐってきた修羅場を無言で物語
っていた。
 その中の一つ、比較的新しい切り傷に、亮は目を細めた。
「まだ残っていたか……」
 新しいとは言っても薄く、既に消えかかっているその傷をそっと撫でる。
「ア……!」
 和樹の口から吐息がこぼれた。
359続・亮×和樹16:03/08/03 01:10 ID:UM8ldKsD
 その傷は、前回亮と和樹が初めて出会った時、亮が和樹を犯したときにつけた傷だった。
 あれから一月以上経過していたが、その傷は消えてはいなかったのだ。
 ペロ……
 舌先で、傷跡をそっとたどる。
「んっ……!」
 背筋を駆け抜けるその感覚は、快楽。
 前回のことが脳裏によぎり、和樹は恐怖に震えた。
「怖いか……?」
 亮の問に、和樹は何も言えずただ首を振った。
「安心しろ。直に何も考えられなくなる。和樹、貴様に……極上の快楽と、屈辱を。
 今度は気絶に逃げるのは、許さん。覚悟しろ」
360風と木の名無しさん:03/08/03 02:56 ID:ypEt6z2B
361風と木の名無しさん:03/08/03 02:57 ID:8KYIOQF/
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362猟奇……(;´Д`)ハァハァ:03/08/03 15:09 ID:aexMMXBn
弟×兄の夕電さん、遅まきながら今日続き読んでまたしても萌えですた。
この先どんなゴロピカドンな展開になるのか気になって仕方ありません。
続き心待ちにしています。頑張ってください。
363風と木の名無しさん:03/08/03 15:11 ID:aexMMXBn
初歩的な間違いをしてしまいました……大恥。
ネタバレしてしまってすみませんスルーしてください。
364風と木の名無しさん:03/08/04 04:45 ID:h8xONB5K
365愛の科学反応18:03/08/05 00:52 ID:ZpRVB+a4
「…………ッ」
マヨネーズの潤滑で入るには入ったが、これで動くなんて無理だ。
身体の中いっぱいに存在を主張しているソレは、痛みと苦しみしか生まない。
いや、奥の方で小さくじわじわとわきあがる快感に、まだ気づく余裕はなかった。
「く…、そんなに強く締めるなよ」
締めてるわけじゃない、お前のが広げてんだよ…!
大きく息をついてなんとか落ち着こうとするがなかなかうまくいかない。
「慎吾、このままガシガシ激しく揺らされるのと、自分でいやらしく腰を振って動くのどっちが良い?」
「ん…、どっちも、嫌…」
埋めたまま、ひとつも動かない彬のものは次第に中での存在が鮮明になり始めた。熱が伝わってくるようだ。
「あつ……」
動かない事で逆に、小さな刺激も敏感に伝わってくる。
「決めた。慎吾が動くまでこのままだ」
「え……!?」
動かれるのも辛いけど、このままって……!?
それにこの間からずっと、ギリギリまで追いつめては突き放される…どうせするなら最後まで彬がしたいようにすればいいのに。
(その方が言い訳の逃げ道が出来て楽だ)
恥ずかしい選択はいつも俺にさせようとする。
366愛の科学反応19:03/08/05 00:54 ID:khgZCa1f
「やりたい」と言ったのは彬の方なのに、俺に「欲しい」と言わせようとしてる。

やっと気付いた。そうだ、俺はここで性欲に負けて、腰を振ってはいけない。俺の方から彬を求めてしまったら、負けなんだ…!
薬を使われていないせいかいつもより冷静な気がする。このまま気を沈めて動かなければ…
でもそれは難しい事だった。中から熱が体中に広がり、静かな快感がわきあがる。
「…ん、…はぁ…っ」
これは…無理矢理動かれて、痛さに萎えた方が良かった…のか?(それも嫌だけど)
とにかく感じてしまわないように、頭の中でいろんな事を考えていた。
「…んっとに強情だな…」
彬もそれほど余裕ではなさそうだ。でもこのまま終わるはずもなかった。
「ッ…ぁあ…!」
乳首に舌を這わされて思わず仰け反る。その動きで繋がった部分も揺れる。
俺の反応がお気に召したのか、彬は乳首を激しく吸いだした。
「…ア、はぁ…ッ…」
次第に身体が揺れる。彬も、動かないと言ったくせに小刻みに腰を揺らし始めた。
「あっ……ぁ、あーー…」
冷静になりかけていた頭が混乱し始める。
367愛の科学反応20:03/08/05 00:58 ID:khgZCa1f
ようやく乳首から舌を放して体勢を直した彬は、
揺さぶる腰を更に引き寄せてお互いの身体を密着させた。顔が近くなる。
「慎吾の顔、すごいイヤラシ……感じてんだ?」
指摘された恥ずかしい言葉に、彬の方を向かないよう顔をそらす。
すると首筋から顎のあたりに舌を這わされる。
「ん゙ー…」
「声も、鼻にかかった声で色っぽい」
「そ、ンな事…言うな…ッ…」
彬の揺さぶりはいつの間にか止んでいた。俺は自分で動いていた。自分の良い処を擦りつけて、もう考えてる余裕なんて無かった。

腰を振り疲れて休もうとすれば下から彬が突き上げる。イク寸前で動きを緩められたら今度は自分で中を擦り達す。
それを何度か繰り返し最高の快感の中ぐったりと彬に体重を預けた。
「もう、降参か?」
「ぁ…も、動けな…」
ほとんど自分で動いてイったんだから当然だ。俺は彬の思惑にハマッていた。
少ししか動いてない彬はまだ一度も達していない。気付いた時にはもう遅かった。
「じゃあ今度は俺の番だな」
繋がったまま体勢を起こして背中からベッドに叩きつけられた。
「…ィっ…!?」
抵抗しようにも動けない。もう体力は限界だった。
「そんななまぬるい快感じゃなくて、忘れられないほどの天国を慎吾に見せてやるよ。俺と離れられなくなるくらいの…ね」
368愛の科学反応21:03/08/05 01:01 ID:6o7m6xp7
この言葉通り、以降本当に彬から離れられなくなったわけだ。

その時の彬は本当に凄かった。今まで溜めていたものをすべて注ぎ込む勢いだった。
抵抗も出来ずヒィヒィ喘ぐ事しか出来ない俺。例え抵抗出来る状態だったとしても、この彬の攻めに耐えられるはずもなかった。
自分で擦って慣らされたそこに、激しい出し入れを繰り返され、「イイ」とか「もっと」とか恥ずかしい言葉を言った気がする。
声も枯れた。そして何より、何時間も開かされっぱなしだった穴はしばらく使いものにならなかった…。

この日を境に、俺は彬の性奴隷になったも同然だった。
一度味をしめたら抜け出せない、俺から求める事さえあった。

俺は彬の作る薬の、実験体となった。
369愛の科学反応つづく:03/08/05 01:08 ID:HB3qwnI3
一応、前半は終わりみたいな感じです。
後半は彬視点にしようかと思ってますが…


長くなっててスミマセン。受け付けない方はスルーして下さいね。
370風と木の名無しさん:03/08/05 01:54 ID:ZMy5Tk4W
離れられなくなった程のプレイ内容が気になってタマラン!乙です!!
好みカプなんで毎回楽しみにしております(・∀・)
371風と木の名無しさん:03/08/05 09:59 ID:Fh0rph+s
よかっわー。じっくりながーく頑張ってほしい。もっとハードでも大丈夫よ。
372風と木の名無しさん:03/08/05 12:48 ID:ahsUw/s0
現役コンパニオンのオマンコはユルユルで激敏感!巨根をゆっくりハメてやるとこの
表情!
http://www.hamedori.net/video.html
373風と木の名無しさん:03/08/05 19:05 ID:3ln829sN
現役ホストのアヌスはキツキツで激敏感!巨根をゆっくりハメてやるとこの表情!

……と言う鬼畜妄想が浮かびますた。(;´Д`)ハフー
374続・亮×和樹17:03/08/06 00:39 ID:wvAYbbzb
>>200 >>209-212 >>260-263 >>293-295 >>350-352 >>358-359 の続き

 ツ……と、亮の舌が和樹の肌をゆっくりとなぞっていく。
「く……」
 まるで嬲る様にゆっくりと、舌を這わせながら、和樹が僅かでも反応を示すと、その場
所を執拗に責めたてる。
 特に鎖骨や首筋、乳首の辺りは丹念にやられた。
 臍の脇の傷跡に口付け、腰の辺りを撫でさすっても、そこより下へは決して触れようと
しないその態度が気にかかる。
 先ほど亮が指摘した通り和樹の自身は既に起ち上がり、ズボンの上からでも形状がはっ
きりと分かりようになっていた。
375風と木の名無しさん:03/08/06 16:21 ID:/PWjpYd5
376風と木の名無しさん:03/08/06 20:38 ID:88IoD87v
>373
萌え(;´Д`)ハァハァ
だれか、そんな小説を投下してくれんもんかとクレクレオーラを出してみる。
377風と木の名無しさん:03/08/07 09:43 ID:Idaw+OQZ
378風と木の名無しさん:03/08/08 01:01 ID:xXblFOky
やばい
>376をクレオトパトラと読んでしまった。
重傷なので台風の中飛ばされながら眼科イッテクル
379風と木の名無しさん:03/08/08 02:13 ID:6fvo3yby
↑その時間に空いてる眼科教えてクレクレ
380風と木の名無しさん:03/08/08 04:03 ID:GBZ6jHm+
381風と木の名無しさん:03/08/08 09:34 ID:aix+JPjC
382風と木の名無しさん:03/08/08 14:23 ID:aix+JPjC
383風と木の名無しさん:03/08/09 09:36 ID:BnwAFV6c
384風と木の名無しさん:03/08/09 13:10 ID:AJkZPyfd
385風と木の名無しさん:03/08/09 17:54 ID:AJkZPyfd
386風と木の名無しさん:03/08/09 20:43 ID:AJkZPyfd
387風と木の名無しさん:03/08/10 08:56 ID:0JJcmKsn
388風と木の名無しさん:03/08/10 19:51 ID:EAlBZyXH
389風と木の名無しさん:03/08/11 00:39 ID:7GiQhONm
390風と木の名無しさん:03/08/11 05:31 ID:7GiQhONm
391風と木の名無しさん:03/08/11 16:33 ID:TjQSMkJ5
392風と木の名無しさん:03/08/11 16:38 ID:krEYYUbc
http://43.234.158.235/up/file00137.jpg
          
393風と木の名無しさん:03/08/11 18:31 ID:xmFWv8ze
ワンコ日記に萌え。
394風と木の名無しさん:03/08/11 21:30 ID:TjQSMkJ5
395風と木の名無しさん:03/08/12 02:23 ID:nwV31AC2
396風と木の名無しさん:03/08/12 15:31 ID:ooaL+4z9
やたら業者多くて驚いた。
397風と木の名無しさん:03/08/12 18:50 ID:sO/Fe3QQ
業者ばっかで寂しいから続きを書き込みたいんだけど、暇が無くて書けないよ…
398風と木の名無しさん:03/08/12 18:50 ID:sO/Fe3QQ
業者ばっかで寂しいから続きを書き込みたいんだけど、暇が無くて書けないよ…
洋モノ。合わないと思ったらスルーよろしく。



 繁華街の片隅の寂れたバー。さほど広くもない店内に微かに漂うアルコール臭と男たちの話し声。まだ宵の口であったが店内はそこ
そこ賑わっていた。一日の仕事を終えた者、日の落ちた頃に起き出した者、酒を食らい疲れを癒す者、耳元に唇を寄せ合いクスクスと
笑う者。
 セインは一人カウンターに席を決め、一番安い酒を頼んだ。腰を下ろしたスツールからは嫌な軋む音が聞こえ、目の前のカウンター
も端が所々欠けた跡がある。
「ハーイ、坊や。ここは初めてでしょう?」
 男にしては高く、女にしては低く凄味のある声だ。声をかけてきたのはカウンターの中の男で、彼しか働く者がいないところを見る
と恐らくこの店の店主なのだろう。存在を主張するような大きい鼻と厚い唇が目に入り、洋服やメイクが女性のそれであった。腕はセ
インよりも二回り近く太く、逞しく付いた筋肉は硬そうだ。
「うふふ、そんなに緊張することないわ。ゆっくりしていってちょうだい」
 彼の言う通り、こういった場所へ来るのは初めてだった。
 セインはゲイだが、それを自覚してからこれまでに他人に打ち明けたことはなかった。打ち明ける勇気も、その勇気を受け止めてく
れるような相手もいなかったからだ。
 今夜、意を決してゲイの集まるこのバーへやって来たのに、これといって意味もきっかけもなかった。ただ何となく、今夜ならこの
重く感じられる扉を開けられる、そんな気がしたのだ。ただそれだけだ。恋人を作ろうとか、同じ趣向の友人が欲しいとか、そんな考
えはなかった。ただこの、漂うアルコールと自分だけではないのだという安堵の中に身を置いてみたかった。男しか愛せないのは自分
だけではないのだという、この事実。
 そうは思っても胸を占めるのは微かな期待と、それを遥かに上回る緊張。先程から掌がうっすらと汗ばみ、どこか気分が浮ついてい
た。「ありがとう」と店主へ礼を言うと、彼はうふふ、ともう一度笑みを零してオーダーした酒を置いた。
 琥珀色の液体が注がれたグラスを一口呷る。味は分からなかった。
 それは、ニコルを苛つかせた。
 少し前からカウンターでグラスを傾け、時折その向こう側の人物、逞しい筋肉を纏った女装男と会話を交わしている青年。会話と
いっても相手が話し掛け、それに答えるだけだ。自分からは何も口にしない。
 カウンターの後ろ、少し離れたテーブル席からニコルはそれを見ていた。気付くと青年はそこにいて、静かに酒を飲んでいた。客の
男たちに声をかけるでもなく、誰かを待っている様子もない。ただ、酒を呷るのだ。
 こんな店へ訪れる男は、大人しく酒を酌み交わし言葉を交わし、時間が来れば塒へ帰って行くような者たちではない。この中で青年
は異分子であり、ニコルもまたそうであった。男しか抱けないという訳ではない自分も。
 ファックする穴さえあれば、女も男も構わない。ただ色々なプレイを愉しむのなら、体力のある男の方が好都合だった。
 腹の中で何かが蠢く。自分を苛つかせる正体も分からぬままに煙草を銜えた。初めはどこかおどおどした態度に対してなのかと
思ったが違うようだ。煙が肺をゆっくりと満たすと少しだけ冷静さを取り戻す。
 再び青年に視線を遣る。歳は二十代半ばくらいだろう。ブロンドに近い茶色の髪がさらさらと揺れている。斜め後ろからではあまり
わからないが、これといって特徴のある顔立ちではない。体もやや細身ではあるが華奢ではなく、背も平均的だろう。
 ニコルは何故、自分がこの、道を歩けばその辺でお目にかかれそうな青年に、こんなにも苛立ちを覚えるのか考え、フィルターに歯
を立てた。しかし答えは見つからず、眉間に皺を刻んで煙草を乱暴に灰皿へ押し付けた。
 胸糞悪い。
 思考するよりも早く、体が動いた。席を立つと足は自然と前へ進む。カウンターに近付く。青年の顔も先程よりはっきりと映った。
カウンターに腕を乗せ、青年の隣へ。
 唇が動く。

「ヘイ、ベイビー」
 腰の奥を擽るようなバリトンだった。低く掠れた、どこか甘い声。
 セインの左隣、カウンターに寄り掛かるようにして男が立っていた。
「あらっ、ニコルじゃない」
「相変わらずだなダグラス。バーのマスターがそんなに身体鍛えて何するつもりだよ」
 ニコルと呼ばれた男に顔を向けたまま、二人のやり取りを耳にする。
 自分とは違う真っ黒な髪は、寝癖なのか天然なのかパーマなのか。区別はつけられないがくしゃくしゃとしていて艶はない。やや落
ち窪んだ眼孔はぎらぎらとした光を宿していた。三十代か四十代か。無精髭を剃れば若く見えるのかもしれない。
「まあ!その名前で呼ばないでちょうだいっていつも言ってるでしょっ。私の名前はマリア。マ・リ・ア!」
「うるせえよダグラス。それより・・・ハイ、一人なんだろ?」
 視線が再びセインを捉えた。髪と同じ、黒い瞳だ。
 まさか自分に声がかかるとは思わなかった。セインは驚きと、限界に近付きつつある緊張感にすぐには応えることができなかった。
「あ・・・ああ、そうだけど・・・・・・あの」
「なら、二人で愉しもうぜ。まさか、こんなシケた店で安い酒食らっておしまい、ってこたぁねえだろ?」
「シケた店で悪かったわね。待ちなさい、ダメよ。セインちゃんは。このコにアンタの相手は無理よ」
 セインの言葉を待たずに口を開いた男に、すかさずマリアが割り込んだ。それを茶化すようにニコルは唇の端を歪める。
「なんだ、このボウヤに惚れたか?」
 楽しそうに目を細めるニコルとは反対に、マリアの表情は曇っている。
「そういう事じゃないわ。相手が欲しいなら別を当たってちょうだい。アンタなら他にいくらでも・・・」
「おいおい、俺はセインに聞いてるんだ。・・・どうする?決めるのはお前だ」
 耳元で囁かれて答えを促される。男の声が心地好く鼓膜を震わすと、背筋に何か走ったようだった。その時、囁く男の顔が暗く歪ん
でいた事に、セインは気付けなかった。
 どうして頷いたのだろう。セインの頭にはそればかりが浮かんでは消えた。ニコルの問いに、自分は首を縦に振ったのだ。マリアが
何か言っているようだったが、耳に入ってはこなかった。
 バーの上はホテルになっていて、酒を飲みながら、そういった雰囲気になった者たちが部屋を借りるようだ。しかし、自分とニコル
がいる部屋はそれらと違っているようで、ベッドもソファもテレビも、上等なものなのだと窺えた。
「ニコル、実はオレ・・・」
 ダブルサイズのベッドを目の前にして、体を固めてしまったセインが口を開いた時だった。何かが風を切る音が耳を掠めたかと思う
と、セインの体は横に倒れた。目の前には薄汚れた床と、ニコルの靴先。頬を張られたのだと理解するのに、随分時間がかかった。男
が舌打つ。
「ボウヤ、ファックされたいんだろ?ケツの穴にペニスぶち込んで欲しいんだろうが」
 男は膝を折ると、だらしなく体を投げ出したセインの前髪を掴んで引っ張り上げた。自然と顔が上向く。そこには、ぎらぎらとした
光を放つ冷ややかな目をした男の顔があった。途端、嫌な汗が全身を濡らす。声にも、先程までの甘さは消えていた。
「だったら、さっさと脱ぐもん脱いでケツ上げりゃいいんだよ」
 打たれた頬が今更痛み出す。豹変した男を目の前に体は動かない。声も思うように出なかった。
「違うんだ・・・オレ、初めてで。だから」
「だから?優しくして欲しいって?」
 自分でも何を口走っているのか理解できない。この状況でアナルの経験がない事など。ニコルは鼻でせせら笑うと、掴んでいた手を
放した。床へ落ちようとする体を腕で支える。男の手が胸元に伸びるとシャツを掴み、それを左右に開く。ボタンの弾ける音が、やけ
に耳に響いた。
「いつまで床でおねんねしてる気だ。そんなに俺に脱がせて欲しかったのか」
 下卑た笑いを向けられて、自分が期待していたことに気が付く。この男に、自分は甘い期待を抱いたのだ。だから、誘いにも頷いた。
「愉しもうぜ。ベイビー」
 後悔するには、もう遅かった。
 腹で蠢く何かは、静まるどころか動きを増すばかりだった。
 全裸に剥いたセインをバスルームへ引きずる。瞳には、どこか虚ろな翳が見えた。それでいい。先程までの期待の滲んだ目は、俺を
苛つかせる。バスタブの中に押し込め、シャワーの栓を捻る。
「ひっ・・・!」
 冷たい水に我に返ったのか、逃げ出そうとするセインの体をタイルに押し付けた。ニコル自身のシャツも水を吸って肌に張り付く。
「う・・・うぅ・・・」
 もがくように顔を左右に振るのを、顎を固定してシャワーの方へ向けた。顔面に直撃して激しく咳き込み出すと、セインの顔が苦し
さに歪む。シャワーの水が湯に変わると、湯気が視界を僅かに曇らせる。シャワーヘッドを外して、温度を低めに設定する。湯の勢い
も調節すると、ニコルはそれをセインに握らせた。
「まずは掃除だ」
 ニコルの意図を掴むと、セインは怯えた目をして首を左右に振った。できない、と。
「そんな・・・そんなのできない・・・っ。せめて、一人で」
 言葉の途中で、もう一度セインの頬を張ってやった。渇いた音が小気味良く浴室に響く。
「今更もったいぶるなよ。それとも、俺にこれを突っ込んでもらいたいのか?」
 腕の中の体はがたがたと小刻みに震えていた。その首筋にねっとりと舌を這わせ舐め上げると、セインの喉がごくりと唾を飲み込ん
だ。肩に手を掛け、しゃがめと乱暴に突き飛ばす。背を強かぶつけた青年は、そのままずるずると膝を折った。ニコルの唇が歪む。
 セインは不安げな瞳をニコルに向け、震える手でシャワーホースをアナルに宛がう。
「・・・んっ!・・・・・・くぅ・・・」
「そうだ、力抜きゃ勝手に湯は入る。そのままでいろ。勝手に出すなよ」
 腹の中に侵入するものの不快感にセインが唸ると、ニコルはバスルームを出た。
※排泄描写あり。注意してください。



 濡れたシャツを脱ぎ去り、必要な物を適当にベッドにぶちまけた。この部屋はマリアのもので、プレイに要る物は揃っていた。全
く、イイ趣味してやがると喉の奥で笑う。
 ニコルは適当に酒を食らい、思い出したようにバスルームへ戻る。
「あ・・・あぁ・・・っ」
 額に脂汗を浮かべたセインは、襲ってくる排泄感と戦ってた。唇を噛み締め、目も堅く閉ざされている。ニコルは浴槽の淵に腰掛け
ると、セインの頤を掴み自身の方へ向けさせた。
「ああ・・・ニコルっ、も、もう駄目だ・・・!」
「駄目?」
「もう、もう出る・・・っ、出てしまう・・・!!」
 セインは今にも泣き出しそうに顔を歪め、やっとそれだけ告げると歯を食いしばる。「出したいか?」切羽詰った青年とは逆に、ニ
コルが冷ややかな声音で問うと、震えながら一度大きく頷きを返してくる。
「なら、ちゃあんとお願いしてみな。出すとこ見てて下さいってな。上手くできたら出させてやるさ」
「み、見て・・・・・・だ、出させて、ください・・・・・・おねがい、だ・・・」
「どこから、何を出したいんだ?」
 こうしている間にもセインの腹は限界が来ているようで、苦しさと塞き止められた排泄感に、もう何も考えられないようだった。
「見て・・・っニコル!うあっ、オ・・・オレの肛門から・・・ウンチ、が出るの・・・!!」
 嫌な破裂音と共に、セインが咽び泣く。ニコルの応えをを待てずに、排泄し始めてしまったようだ。「ひいぃっ・・・!!」とセインが
掠れた悲鳴を堪える。今まで堪えていたものは一度出してしまうと留まることができずに、バスタブを汚していく。鼻につく異臭。ホ
ースの湯が、排水口へと汚れを押しやって行く。
「どうだボウヤ、人前でクソ垂れ流す気分は。ええ?汚ねえなあ、オイ」
「うっ、ぅん・・・っく、はあ・・・あぁニコルっ・・・・・・!も、嫌だ・・・ぁ!!」
 顔を真っ赤に染めて涙を流す青年の表情を見ると、腹の中で蠢く何かが軽くなるのを感じていた。
405風と木の名無しさん:03/08/16 01:05 ID:egqvljhC
こんなところで焦らされるなんて・・・続き激しくキボンヌ。
406風と木の名無しさん:03/08/17 17:08 ID:hJHHsPkX
セイン、かわいいっす。
私も続き激しくキボンヌ。
407風と木の名無しさん:03/08/18 23:05 ID:EOdxC4GJ
あげ
408無料動画直リン:03/08/18 23:06 ID:hHPtnr+b
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409画虎類狗1:03/08/19 21:05 ID:7OzCDnFe
誰もいないし、せっかく書いたんで書き込んでみます。甘口かな。
結局ベタですが。途中であかんとおもったらスルーしてくださいね。


 甘維は手首を背で結ばれ、その上から腕の自由を奪う様に上半身を縛られていた。そのまま以前自分が使っていた部屋まで運ばれると、そこで足首も縛られた。
 「ご苦労だったな。下がっていいぞ。」
 そう部下に声をかけたのは二日前にこの城を落とした張紹だった。彼は隣国、章を治めている張儀の嫡男だった。今回の遠征では総大将を務めている。歳は25。甘維よりも二つ年上になる。
 「この城を落とすのは、今までで一番てこずったよ。だいぶ兵も失ってしまった。」
 言葉の割に張紹は笑みを浮かべながら甘維を見た。
 「使えそうな連中は皆降服した。しない連中は皆首をはねた。あとはお前だけなんだが・・・」
 甘維はただ張紹を睨み付けていた。
 「俺につかないか?」張紹は跪き、甘維の顔を覗き込むように言った。彫りが深く、目つきの鋭い顔だった。
 やはり異国の顔つきなのだろうか、甘維が今まで見たことのない容姿だった。見るからに勇ましく、
 若さのせいか爽やかささえ感じさせた。甘維は射抜くような視線に負けない様睨み返すのがやっとで、言葉を発することは出来なかった。
410画虎類狗2:03/08/19 21:13 ID:7OzCDnFe
 やはり美しい顔をしている。そう張紹は思った。二日前牢に入れる前ちらりと顔を見ていた。
甘維は隣国、湖を治める劉安の軍師だった。若いが非常に能力があると天下に名が知られていた。
湖は甘維でもっていると話すものさえあり、実際当主の劉安は評判の良い人間ではなかった。湖を
制圧するのもこの甘維を捕らえた今、目前かと思われた。
「軍師のわりには口が重いな。まあ、いい。よく考えてくれ。」何も話さない甘維に張紹はそう言い、
立ちあがって酒の入った瓶を手に取った。
「お前の親しい部下たちにお前のことをいろいろと聞いたよ。酒に弱いんだって?」
甘維は全く酒が飲めなかったし、嫌いだった。飲んでも気分が悪くなるだけなのだ。
「飲めと言っても飲まないだろうな・・・」
張紹はおもむろに空いているほうの手で甘維の鼻をつまみ、自分の口に酒を含んだ。
甘維は何をされるのかが分かったのか、暫く息を止めていたが、やがて堪えられずに
口を開いた。すかさず張紹の口が甘維の唇に寄せられた。そのとき甘維は張紹の舌に
噛み付こうとしたのだが、それは無理だった。注がれた酒は甘維が今まで味わった事の
ないくらい強い酒だったからだ。とたんに頭が真っ白になり、口はその刺激に耐える
のに精一杯だった。耐えていると又酒を注がれた。前よりも量が多い。とたんに動悸が
激しくなり息が荒くなる。
「もう・・・やめ・・・」
思わずそう懇願した。顔は既に赤らみ、目は潤んでいた。
「なんだ。本当に弱いんだな。」
張紹が面白そうに言い、甘維を抱き上げた。
「やっぱり少し重いな・・・」
甘維は寝台に運ばれながら、牢から出されたあと体を清められ、正装させられた意味が
わかった気がした。そういうことか・・・どうしていつもこうなんだ・・・惨めさが
湧き上がってきたが、それよりも酒の苦しさの方が彼を支配していた。朦朧として、
何も考えることが出来なかった。
「水、欲しいか?」
そう聞かれ、甘維は素直にうなずいた。また張紹の唇が触れたが、水を注ぎ終わった後も
それは離れなかった。息をしようとする甘維の口に張紹の舌が入ってくる。甘維はされるが
ままにしておいた。舌は吸われ、何度も張紹の舌と絡み合い、それは暫くの間続いた。
やがて張紹の唇は甘維の頬の移り、首筋に移った。
411画虎類狗3:03/08/19 21:16 ID:7OzCDnFe
「誰とでも寝るんだって?」
張紹がふいに囁いた。
「違う・・・んっ、ぁあっ・・・」
否定しようとしたが、張紹に首筋を舐めあげられ思わずあえいだ。
「信用できないな・・・俺にこんな事をされて、こんなに硬くしているんじゃ・・・」
張紹の右手が甘維の股間に触れ、服の上から硬くなったものを握り締めた。
「ぐ・・・」甘維は声が漏れるのをこらえ、悲しそうな表情を浮かべた。
 身分の低かった彼を、その能力の高さだけで重用してくれたのが劉安だった。甘維は
それに恩義を感じ、劉安に忠誠を誓い、どんな要求にも答えた。体を求められても、
断ることなど出来なかった。ただ劉安は甘維を人に貸すことがあった。つまり、交渉など
の席で甘維を気に入ったものがあれば、その相手をする様に命じたのだった。
「お前を誰にでも貸す様な、そんな男のほうがいいのか?」
そう張紹に言われ甘維は驚いた。そんなことまで知っているのか・・・・
恥ずかしさがこみ上げたが、否定する事も出来なかった。
「君主を裏切ることはできない・・・」
ただそう言った。一度誰かに忠誠を誓えば、死ぬまでそれを貫き通すのが当然だと
教わり、それに疑問を抱いたことすらなかった。甘維はただ純粋で、恨むと言うことを
知らなかったのだ。ただ、今そう言う風に言われ、初めて甘維の心はぐらついた。
「頭は良くても人を見る目はないのか?俺と劉安、どっちが天下にふさわしい?」
そう言われ、甘維は張紹を見つめた。そんなことは考えたこともなかった。
だがそのとき張紹の手が甘維の衣の中に入り込み彼のものを直に握り締めた。
「お前の忠誠が本物かどうか確かめてやろうか?」
そう言い、手を動し始めた。

412画虎類狗4:03/08/19 21:19 ID:7OzCDnFe
「あっ・・ん・・やめろ・・・あぁっ・・・」
もだえる甘維の首筋を張紹の舌がまた這い始めた。その時甘維が体をこわばらせ、
腰を浮かせた。
「ううっ・・・くっ」
少し苦しそうな表情を浮かべ、甘維は達した。張紹の手の中のものがビクッと震えたのが
わかった。
「なんだよ、早すぎないか?」
張紹がいささか呆気にとられた様に言った。甘維は逃げ出したい気持ちだったが、
今は顔を覆う事すらかなわなかった。
「溜めてたのか?それともただ早いだけ?ほら・・・ちゃんと見ろよ。」
そういわれ甘維の恥ずかしさは余計に増したのか、顔を真っ赤にし泣きそうな顔をしている。
張紹は甘維の目の前に自分の手を持っていった。
「どうすればいいか、ちゃんと劉安に習ったろ?」
そういわれ、甘維は素直に張紹の手に舌を這わせた。なにより早くこのことを消し去って
しまいたかった。張紹はその様子を満足そうにみていた。
「俺にしごかれて良かったのか?」張紹は聞いた。
「答えろ。また酒を飲ますぞ。」そう言われ、甘維は首を横に振った。
「嘘をつくなよ・・・あんなに早くいっちまったくせに・・・」
張紹は甘維の上半身を抱えて起こし、言った。
「下の口から酒を飲ませてやろうか?でもあんまり飲ませすぎると死ぬんだってなあ。
そういう死に方がしたいか?」
甘維は首を振った。首を切られるのは覚悟していたが、そんな惨めな死に方だけは
したくなかった。
「じゃあ、今は俺の言うことを聞くんだな。」
 そう言いながら張紹は甘維を縛り付けている手首と腕の縄を短剣で切り、手首を前で
縛りなおした。
413画虎類狗5:03/08/19 21:23 ID:7OzCDnFe
「ほら。これでやりやすくなったろ。」
 張紹は壁にもたれかかり甘維の頭を自分の下半身に寄せた。甘維は縛られた手首で
体を支えながら呆然とした面持ちで張紹の顔を見上げた。張紹は嬉しそうな顔をしながら
彼を見下している。狡猾な感じなのに、どこか優しげな表情だった。甘維は思わずその顔を
見つめた。自分が辱められているのか、愛されているのか、よく分からないような気にさせられた。こんな状況で何を馬鹿な事を考え付くのだと、自分に言った。
「どうした?自分で取り出して咥えるんだよ。」
 甘維は仕方なく口で張紹の服を咥えて剥いだ。従いたくはなかったが張紹に言われた事が
頭から離れなかったのだ。目の前に現れたものは大きくそそり立っていた。甘維は自分の顔が
赤面していくのが分かった。その時、張紹の手が押し付ける様にではなく、優しく導く様に
甘維の頭を軽く押した。甘維はされるがままゆっくりと目の前の物に口をつけた。
唇で何度か吸い、舌を這わせた。そのうち張紹の手が甘維の頭をなで始めた。そうされている
うちに甘維は奇妙な気分にとらわれた。支配されていることに感じるはずの屈辱が弱まって
きたような感じだった。
甘維は張紹のものを深く咥えこんだ。
「いいぞ・・・お前にそうされると余計に良く感じるな・・・」
 やがて張紹の手が上下に動き出した。甘維は体を支えるのもやっとだったところに
更に動くことを強いられ苦しんだ。口も顎も痛かったし息も苦しかった。早く終わってくれと
願った。
「このまま出すぞ・・・こぼすなよ。だが俺がいいと言うまで飲み込むな。」
 暫くして息を荒くした張紹が言った。甘維の頭を押す力が強く、早くなり
「くっ・・・」
と、甘維の口の中で達した。甘維の口内に注ぎ込まれた量は少なくなかった。
疲れきった口ではこぼさない様にするのも難しかった。
「結構出たか・・・女も抱かずに最初にお前を呼んだからな。」
少し息を弾ませた張紹が体を起こし恥ずかしげもなく言った。両手で甘維の顔を包み込み、
額に口付けた。
「飲み込むなよ。」
414画虎類狗6:03/08/19 21:27 ID:7OzCDnFe
 なんでこいつはこんなに嬉しそうなんだ・・・相変わらず笑顔の彼を見て甘維は思った。
自分をいたぶって楽しんでいるのだろうか?でもそうではないかもしれない・・・・
 そんなことを考えながら甘維は顔をしかめた。どうしても慣れない味だ。自分のものとは
違う味がした。出すなと言われ、飲み込むなとも言われた。何をしたいのかさっぱり
分からなかった。ただ屈辱的なことには違いなかった。
「可愛いな・・・」
張紹が言った。思わず漏れた言葉だった。名のある有能な男が自分に陵辱されて耐えている姿に
快感を覚えたし、甘維の美しい容姿が苦しそうに歪んでいるのに堪らなくそそられた。
絶対に自分の物にしたいと思った。
 甘維は足首の縄を解かれ、腰だけ高く上げる形でうつ伏せにされた。裾が腰までめくられたのが
分かった。全部見られている・・・動悸が増した。
「やらしいな。おまえのここ・・・」
そう言い、張紹はいきなり甘維の秘所を指で撫でた。
「んぅっ・・・」急な刺激に甘維の体が震える。そしてそこに何か油の様な物が注がれた
のを感じた。甘維には身に覚えのある感触だった。張紹の指が最初は浅く出入りし始め、
やがて根元まで挿入された。張紹が言った。
「俺だってただお前を痛めつけたいわけじゃないんだ。これなら痛くないだろ?」
潤滑油のせいで確かに痛みはあまり感じなかった。張紹はゆっくりと時間をかけ、
挿入する指を増やしていった。耐えられないのは甘維の方だった。彼にとっては久しぶりの
感覚だった。二ヶ月ほど前にこの城の守備を命じられて赴任してきてから誰かに抱かれたことは
なかった。指が動くたびに喘いだ。
「どうした?腰が動いてるぞ。そんなにいいのか?」
そう言われても甘維は何も反抗できなかった。確かに彼が感じていることは明らかだった。
「もう一本やろうか・・・ほら。・・・ああ・・入ってくぞ・・・。」
「んっ・・・んぅ・・ぅ!!」
3本目を挿入され甘維は大きく喘いだ。口は塞がっているので鼻からしか息が出来ず
苦しかった。鼻息は荒く、肩は上下している。

415画虎類狗7:03/08/19 21:30 ID:7OzCDnFe
「しょうがない奴だな・・・・」
張紹は指を引き抜き甘維を仰向けにした。
「俺が誰だか分かってるのか?敵の大将に指入れられて感じてるんだぞ、お前は。」
だが甘維は息を調えるだけで精一杯だった。酒と息苦しさが彼の正気を奪っていた。
「苦しいか・・・いいぞ。飲み込んでも。ただし、ゆっくりな。」
そう言って甘維の頬をまた両手で包み自分の方を向かせた。甘維の目がうっすらと
開き、張紹の顔を見つめた。そしてゆっくりと口の中のものを飲み込み始めた。
目は潤み、時々眉をしかめた。張紹はその様子を見つめながら、今すぐ甘維を犯して
しまいたい衝動にかられたが、何とか押さえ込んだ。
「全部飲んだか?」
 言われて甘維は少し口を開いた。可愛らしい舌が覗いた。
「俺に降服する気には?」
甘維は何も答えず無表情で張紹を見つめていた。こんな事をしておいてどうしてそんな事を
聞けるのかと思った。
「まあ、いい・・・・」
そう言い、張紹は甘維の両足を自分の肩にかけた。そして自分のものを先ほどまでいたぶっていた
場所に当て、焦らす様に何度も撫でた。甘維の顔が快感をこらえる様に歪む。
縛られたままの手で顔を覆ったが、張紹はその手を取りあげ、上に押さえつけた。その時
、張紹の先端が甘維の中に少しだけ進入した。
「あぁ・・・」甘維は突然の快感に声を漏らした。張紹も大きく息をついた。
「俺の名前は知ってるな・・・」そう言いながらさらに深く挿入していく。
「張・・・伯雄・・・・」甘維は快感を打ち消す様に答えた。何故か張紹の事を字で
呼んでいた。張紹は初めて甘維が自分の名前を言うのを聞き、異様に興奮し、自分が甘維を
ますます愛しく思い始めたのに気づいた。衝動的に腰を勢いよく打ち付け、振った。
今まで感じたことがないような快感だった。甘維もこれにはたまらず大きな声で喘いだ。
「うぁっ・・あぁ・・・あ・・・っ!!」
 張紹はこのまま果ててしまいたかったが、甘維の感じ方を見てやめる事にした。
もっと焦らして狂わせてみたくなったのだ。簡単ではなかったが腰の動きを止めた。
甘維が息を荒げながら彼を恨めしそうに見つめた。
416画虎類狗8:03/08/19 21:32 ID:7OzCDnFe
「よかったのか?」そう聞かれ甘維は首を振った。
「そうか?そうは見えなかったけどな・・・・俺は最高に良かったぜ?」
甘維は赤面し顔をそらした。張紹はゆっくりとだが又腰を動かし始めた。
「この前男に抱かれたのはいつだ?」
張紹は甘維の顔を自分に向けさせ、顔の汗をぬぐってやった。甘維は答えない。
「答えろよ。今俺の言うことを聞かないとどうなるか言ったろ。」
「・・・二ヶ月・・・前・・・・」
甘維が小さな声で答えた。
「劉安か?」甘維がうつむきうなずいた。泣きそうな顔に張紹は興奮した。
「甘維、ちゃんと俺を見て答えろ・・・・俺のと劉安のどっちがいい?」
そんなこと甘維には答えられるはずがなかった。黙っている彼を見て、仕方なく張紹は
質問をかえた。
「あんなじいさんの物なんかより俺のほうがずっといいだろう・・・?それくらい答えろ。」
甘維はうなずいた。そうしてしまってから頭が更に混乱していくのが分かった。自分が君主よりも
敵に抱かれた方が良いと告白してしまったのだ。それを知ってか、張紹は腰の動きを速めた。
「素直にしてれば良くしてやるんだからな・・・」そう耳元で言い、更に聞いた。
「俺のほうが大きいか?」
甘維はまたうなずいた。表情は何かに酔っているようだ。はぁ・・・と息を漏らした。
張紹は甘維先程からよく反応を見せる部分を攻めながら言った。
「俺のほうが硬くていいだろう?」
「ん・・・ふぅ・・・」
甘維は鼻声で喘ぎながら深くうなずいた。体はこわばってきている。
「甘維・・・俺はお前が欲しいんだ・・・俺はあいつみたいに他人にお前を抱かせたり
しない。お前と国を作っていきたいんだ・・・・」
417画虎類狗9:03/08/19 21:37 ID:7OzCDnFe
張紹はまた動きを止めた。甘維は悲しそうな、悔しそうな目で彼を見つめている。
張紹は少し息を調え真面目な顔で言った。
「お前がそんなに劉安のことを好きなら湖を滅ぼした後、あいつとお前の首を並べて
さらしてやるよ。体はしっかり縄でくくり付けて一つの穴に葬ってやる。そのほうが
嬉しいだろ?」
 甘維はそう言われ、水を浴びせられたような気分になった。そんな事を想像しただけで
寒気がした。自分は本当に劉安に忠誠を誓っていると言えるのだろうかと疑問に思って
きた。
「お前はそれでいいのか?あいつの為にそんな死に方ができるのか?」
そう聞かれもう一度甘維は同じ事を自問した。答えは明白な気がした。
「俺よりも劉安のほうがいいと言うならしかたがない。今すぐこんな事をやめる様言って 
くれ。お前が今そう言えば、俺はすぐにやめてお前を牢に戻すよ。次にお前を牢から
出すのはお前の首を切るときだ・・・」
張紹はそう言い答えを待った。手で甘維の顔についた髪をかきあげてやる。
二人は見つめあっていた。甘維は自分の中の凝り固まった考えが消えていくのを感じた。
自分が仕えたいのは劉安ではなく張紹だと思い始めていた。そしてこの男に抱かれたいと思った。
あんな事をされたのにそんな風に思うのが自分でも不思議だっが、それでもこの人は
自分を愛してくれるかも知れない・・・と、そんな気がした。甘維は口を開いた。
「・・やめないで・・・・」
「甘維・・・」張紹が嬉しそうに微笑んだ。「いいんだな?」
「はい。」
「どうされたい?言ってみろ・・・・何でもしてやるから。」
「もっと・・・ください・・・最後までやめないで・・・」
「わかった。」そう言って張紹はまた動きはじめた。動きながら甘維の手首を縛っている
縄を解いた。
「痛かったろ・・・」
そう言い甘維の顔を見ると甘維が少し微笑んで自分を見つめているのを見た。張紹は
心から甘維が愛しいと思った。こいつを抱いた男は全員自分の手で首を切ってやろう。
そんな事を思いながら唇を合わせた。二人はそのまま唇を離さなかった。

418画虎類狗:03/08/19 21:45 ID:7OzCDnFe
長い・・・すいません。
419風と木の名無しさん:03/08/19 21:48 ID:wCF6ZyZ/
恩義ある君主に、他人に貸し出され、
命じられるままに身を任せないといけなかった軍師……萌えでつ……
420風と木の名無しさん:03/08/20 18:48 ID:xYenyVvv
ふう〜〜萌えた萌えた〜。ごちそうさまでした!
421風と木の名無しさん:03/08/22 13:52 ID:0zeDCTrY
409〜417まで書いたものです。>>419,420 さん、感想ありがとうございました。
こんな私でも人を萌えさせることができるのかと思うと・・・なんと言うか
生活にハリがでます(笑)

脱字等すいませんでした。精進します。
422風と木の名無しさん:03/08/23 20:28 ID:m1auKcul
軍師モエー。
久々に自分の中の萌神が降臨しますた。
423風と木の名無しさん:03/08/23 23:13 ID:q9wYBina
>>421
いやすばらしい。
ゴースト見ながら読んでたら、夢中になってしまい
気が付いたらゴースト終わってますた。
飲ませず含ませておくのが非常に萌えです。
424風と木の名無しさん:03/08/23 23:53 ID:PNPc9g76
出会い系
http://www.h3.dion.ne.jp/~smz/i-deai.html

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425愛の科学反応22:03/08/25 08:23 ID:ifOls6to
「う…ぅん……あぁッ…!」
お風呂の中、腰までの薄いピンク色のお湯に浸かり見悶える慎吾。
後ろ手に縛られ開かれた足の間にはバイブが埋まっている。もうすでに3時間近くは経っていた。
「何回イッた?そろそろ限界か…ほら、お湯もお前ので白く濁ってきたぞ」
催淫薬と精液の混ざるお湯をかき混ぜると、のぼせたように顔を赤くした慎吾は助けを求めてこちらを見つめた。
「ぁ…彬…っ、もう許し…」
「苦しいか?」
抜けないよう固定してあるバイブを更に押した。
「………!!!」
それだけで達し、少量の精液を先から流した。これまでに何度も出しているから本当にほんの少量だ。
「少量だがまだ出るな。今回の実験は精液をすべて出しつくしてからじゃないと意味が無いんだ」
「そんな…もぅ、無理……は、ぁあっ…」
急激な刺激を与えれば達すのは早いが慎吾が気を失ってしまう。それでは楽しくない。
早く実験をしたいがここはゆっくりバイブで準備をするしかない。

俺と慎吾は幼なじみ。昔から何をするのも一緒で一番の親友だ。
…と思っていたのは実は慎吾だけだ。俺は物心つく頃から、親友ではなく性の対象として慎吾を見ていた。
もちろん許される事ではないのは知っている。今まで一緒に過ごしてきた時間は楽しくもあり辛いものでもあった。
気持ちがどんなに膨らんでもそれを慎吾にぶつけるきっかけや知識も無かった。
しかし高校生になり、知識と親の財産を使い慎吾をモノにする計画を練った。
その答えが薬だ。
426愛の科学反応23:03/08/25 08:26 ID:ifOls6to
何とか怪しまれずに催淫剤を飲ませ、ヤッてしまうだけでなくなおかつその関係を続かせる方法。
俺はそれに成功した。
薬の力を借りて一度してしまうのは簡単だったが、その後は大変だった。
慎吾から求めるようになるまで何度か中途半端に刺激した。それはこちらにも我慢が必要だった。
そしてついに慎吾が俺を求めた日、すべてをぶつけた。今までの気持ちをすべて注いだ。
ヤリ過ぎってくらいヤッた後、今度ばかりは慎吾も俺を許さないかもしれないと思った。それくらいヤリ過ぎてしまった。
が、逆にその日から慎吾は俺に従順になった。

もちろん性以外の事には今まで通り。周りにバレている様子も無い。
慎吾は背はともかく性格は至って男らしい。(なのに俺に抱かれてる時のあの表情と言ったら……)

ひとつだけ計算外だった事がある。
「背が伸びる薬」なんて嘘に決まっている。催淫剤を飲ませるただの口実だ。
それを慎吾は信じてしまっている。原因は高2になった今、本当に慎吾の背が伸びたからだ。
単に成長期がきただけだろう。遅い成長期で声も少し低くなった。(あの低く掠れた声で喘ぐ慎吾はものすごく良い……)
俺としては喜ばしい事ではあった。背が低くからかいがいのあった慎吾は何かとクラスメイトにちょっかいを出され抱きつかれたりするのはよくある事だった。
その度に周りがすべて敵に見えていた馬鹿な俺。今ではそんな事も減った。

ともかく、催淫剤なのに薬を信じて飲み続け、更に毎回俺に抱かれている慎吾はかなり淫乱な躰になってきた。
それなのに毎回恥ずかしそうに抱かれる慎吾。耐えられなくなり俺を求める慎吾。

俺はすでに慎吾を手放せなくなっていた。
427愛の科学反応24:03/08/25 08:31 ID:ifOls6to
「はぁっ…はぁっ……彬ぁ……ッ」
呼ばれる声に我に返ると慎吾は壁にもたれて限界を訴えていた。
そろそろ許してやろう。俺は湯を抜いた。徐々に下がっていく水面に肌を撫でられ、それだけでまた絶頂に行ったようだ。もう精液は一滴も出ない。
手枷をはずしてバイブも抜いてやると、安心して俺に体重をあずけた。
「はぁ…涼し…」
クーラーの効いた部屋のベットに運んでやると気持ち良さげに呟いた。
「もう終わったって顔をしているな。本当の実験はこれからだぞ?」
「え…。もう無理だよ…実験て、何を…?」
俺は何も答えずに、先の細いカテーテルと液体の入った注射器を何本か用意した。








朝から何書いてるんだろうと我に返りながら今日はここまで。
知識が全くないのでファンタジーだと思って読んで下さいな。
428風と木の名無しさん:03/08/25 09:52 ID:17nMYa31
萌え
429風と木の名無しさん:03/08/25 09:59 ID:XBH2n9Hx
>>425-427 毎回欠かさず読んでます。朝早く起きて良かったです〜!"早起きは三文の得"はまさにこの事ですね〜
430風と木の名無しさん:03/08/25 10:34 ID:CnLDZUtD
カテーテル!!わくわく
431風と木の名無しさん:03/08/25 12:40 ID:Y3z8Sckl
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432風と木の名無しさん:03/08/25 15:43 ID:jinWkaX1
>431
あっちこっちに貼られてるけどタイムリー過ぎだ!
433風と木の名無しさん:03/08/26 00:34 ID:X5u4cCBo
セインたんの続きは、まだ?
434愛の科学反応25:03/08/26 13:13 ID:AnnyXaOt
「何それ…」
顔だけをこちらに向けて不安そうな声を漏らす。
後ろの穴、バイブや浣腸やらはもう何度もしているが尿道の方は初めてだ。
「ここに使うんだよ」
慎吾のものを握り先端に舌を這わして言う。
「ぁ……」
精液はもう出ないが放出口がヒクヒクと開く。そこに細い管をゆっくりと挿入した。
「………ッ!!」
初めての刺激に、痛みに背を仰け反らせもがき出した慎吾の躰を押さえつけながら奥まで管を進ませる。
「…ひぁ……アッ…!」
自然には有り得ない刺激に躰がビクビク震えている。先ほどまでの長時間のバイブで全身が敏感になっているようだ。
「どうだ?ペニスを犯される気分は?」
「や…、抜い、て……っ」
息を荒げ涙を浮かべ訴える。でもまだ許してあげない。
「抜くのはコレを入れてからだ」
カテーテルをシリンダーの先端に付け、液体の入ったそれのピストンを押した。
液体が中に逆抽入されていく。
「ひっ、あ、ぁッ…んぁ…っ…」
「これは精液に似せて調合した溶液に媚薬を混ぜたものだ。コレを入れれば…何度でも射精出来る」
「はっ…ぁ、抜いて…!…抜い…おかしく、なる……!」
あまりの射精感に俺の説明を聞く余裕も無さそうだ。
「『達かせて下さい』だろ?」
「達かせ…抜いて下さ…!達かせて、下さい…っ!!…ぁあああッ…」
435愛の科学反応26:03/08/26 13:17 ID:8qd7Z+JB
ビュクッ!
管を抜いてやるとすぐ、抽入したものを勢い良く吐き出した。
強制される射精。
すべて絞り出した後でも、これを使えば何度だって達ける。
「気持ち良かっただろ」
慎吾は達した後の解放感に震えながら首を縦に振る。
液の入った注射器に取り替え、再び管を突き挿れた。
「ふ、…ぁ…ああッ…!」
最初の媚薬混じりの溶液で、慎吾のペニスの内側は疼いて止まない。その中を管で擦られたらたまらないだろう。
俺は管を止めずに出し入れを繰り返し始めた。
「はぁッ…あ、ぁん!ひッ…ぃ!」
喘ぎはどんどん甘い声になる。快感と同時に辛さも相当なはずなのに。
「ここばっかり集中攻撃は辛いだろ。後ろにも良いもの入れてやるよ」
俺は更に辛くなる事を承知で後ろにもローターを入れてやった。
「ああぅ、ぅ、や…もう、駄目…ぁ…」
構わずピストンを押し、また液を入れてやる。
「あっ、ぁっ…!出る!だ、出させて…!」
436愛の科学反応27:03/08/26 13:24 ID:xyAcT0ZM
今度は管を、勢い良く引き抜いた。
「んああッあああぁ…!」
腰が持ち上がり、液を出し尽くした後もビクビク震えていた。勢い良く擦られてよほど気持ち良かったのだろう。
虚ろな目で放心している慎吾にキスをして、最後の攻撃をしかける。
「今日のスペシャルだ。これまでに無い快感をお前にやるよ」
慎吾の身体を起こしローターを抜き、跨らせて俺のを挿入した。
「はぁ…っ、はぁ…」
大きく息をついて俺を受け入れる。今日初めての挿入に慎吾の入り口は嬉しそうに吸い付く。
このまま突きまくりたい衝動を抑えながら最後の注射器を用意し、管で再びペニスを犯した。
「ふぅう…うぅ…」
「気持ち良いからってそんな締めるなよ…」
「はっ、あ、…ああ、ぁ…っ?…」
溶液を入れ始めると今までの液と少し違う事に気付いたのか、しがみつく手に力が入った。
437風と木の名無しさん:03/08/27 01:56 ID:hfZrBvJh
こんな中途半端なところで放置プレイしないでください。
続きキボンヌ。
438風と木の名無しさん:03/08/27 22:27 ID:gAlIYTpk
 ファイル整理してたら昔書いた物の断片が出てきました。
 中国物で近親ソカーンな感じですが兄弟間は純愛。
 ちとこのスレにはエロが薄味&前置き長杉な気がしますがお暇な方はどぞ。
 エロ以外はジャマなんじゃヴォケという方はスルーの方向ですいません。
439中国風断片1:03/08/27 22:29 ID:gAlIYTpk
【将軍】

 乳兄弟の居室を訪ねたのは、ちょうどふた月ぶりのことだった。
「稀星。起きているか?」
 ……ああ、と、ため息のような声がわずかにはずんで返る。
「吼牙。来てくれたのか」
 明るい陽光を避けて壁際にさげられた牀(*寝台)に、半身を起こして乳兄弟はいた。
 白い単衣にすなおな黒髪を散らし、こちらに向けた瞳はくろぐろと濡れている。肉の落ちたせいで、いっそう目立つようになった子鹿のように大きな目だ。
 樊吼牙は簡素な袍をまとい、腰には黄金づくりの太刀を吊していた。長引いた戦で負った傷のため、しばらくの間出仕を休んでいたのだが、この日、ひさびさに自分の指揮する軍の雑務を片づけるために出てきたのだ。
 金の瞳に朱い蓬髪という、黒髪黒目のこの国の人間の中では異相というべき容姿の乳兄弟に、公子は心配そうに手を差しのべた。
「おまえ、傷は? 無理をしてはいけない。私なら大丈夫だから」
「そういうことは自分がもっと肉をつけてから言うのだな。見ろ、この細い手」
 手を取って、ひっくり返す。骨ばった細い手首は、親指と人差し指で一周できるほどの太さしかない。乱暴な言葉つきとはうらはらに、敷布の上にそっとその手を戻した手つきに、いいようもない優しさがこもった。
「俺なら簡単につかんで砕ける。今だでさえ、うっかりすれば折ってしまいそうだ」
 ひどいな、と稀星が少し笑う。
 見るたびに、いつでも少し胸が苦しくなる、そんな笑顔だと思う。
440中国風断片2:03/08/27 22:32 ID:gAlIYTpk
 訪問に間の空いたことには、戦傷の治療に時間を割かれていたほかに、ことに優しく感じやすいたちの乳兄弟が、彼が戦死したとの誤報を信じこんで、自ら食を断ってあとを追おうとしたことも理由にあった。あやうく命はとりと
めたものの、ひとつ年下の公子は今もまだ一日の半ばは病床にある。
 痩せてしまったために血の気を失った白い肌が、いっそう透き通るように見える。今にもその肩が戸口から射しいる光の中で透いて消えてしまうような錯覚に陥り、吼牙はふと目をそらして、牀の脇の床にじかに腰を下ろした。
「市で、いい鹿の肝を購った。賄いの者に渡してきたから、あとで粥か羮にでもこしらえてもらえ。あれは精がつく。戦場でもよく食った」
「……鹿か」
「嫌だなどと言うなよ。人間、ものを食わねば生きられん。おまえが食わねば、鹿のやつも浮かばれんと、そう思っておけ」
 さびしげに睫を伏せる乳兄弟に、指を指しつけて厳しく言い放つ。優しすぎる公子は、生き物の命を奪うのを嫌って生臭ものを口にすることを厭う。
 椅子など使わず、こうして目の高さを同じにして語りあうのが、お互い少年のころからの習慣だった。二人きりの時はややこしい儀礼など忘れて、ただの幼なじみとして気楽に話すことが、言葉には出さない兄弟同士の約束となっている。
「稀星様?」
 庭先のくぐり口をまわって、まるい顔をした中年の女が急ぎ足に顔を見せた。牀の枕もとに腰を下ろす人物を見て足を止め、あわてて一礼する。
「まあ、将軍様はいつからこちらに」
441中国風断片3:03/08/27 22:36 ID:gAlIYTpk
「ついさっきだ」牀の上から稀星が言う。
「すまないが、茶の用意をしてくれないか、燕氏。私では、どこに何があるの
かもよくわからない。それとも、今忙しいかな?」
「あら、いえ。ちっとも、ええ」
 そわそわと襟もとや裾を気にしながら、女は所在なげにあたりに目をやる。
「稀星様のご用でしたら、いつなりと。――でも、大后さまのお身繕いのお手伝い
に呼ばれておりますの。今も、お気に召すような玉簾を取りに参りますところで、
ちょうど近くを通りかかりましたもので」
 燕氏は吼牙の母が、稀星の乳母として息子を連れて宮廷にあがる以前から親交を
結んだ友だった。数年前に彼女が病を得て宮仕えを降り、やがてみまかってからは、
何くれとなく稀星の面倒を見てくれている古参の侍女である。
 子がないせいか、それとも心の底から面倒見よくできているのか、忙しい宮仕えの
合間をぬって、食事の世話をしたり衣類を整えたりしてくれる。宮廷ではほぼ忘れられ
た存在の稀星を気にかけてくれるのは、彼女の他には、最近宮中に出入りするように
なった若い異国者の医師しかいない。稀星はあっさりと了解した。
「わかった、それならいい。おまえは茶を飲みたいわけではないだろう、吼牙」
「ああ、酒なら別だがな。行ってくれ、燕氏。俺のことならいい」
 安心させるように手を振ってみせた。
「ただ、こいつがちゃんと飯を食っているかどうか見張りに来ただけだ。賄い所に
鹿の肝を置いてあるから、あとでこの骸骨に熱い粥でも食べさせてやってくれ」
「まあ、いつもどうも、ありがとうございます――あの、それではわたくし、また」
 ほっとしたように頭を下げて出て行きかけ、ふと思いついたように振り向いて、
「それでしたら、吼牙様、そちらの扉を開けてみてくださいましな」
「扉がどうかしたのか」
「二、三日前から、お庭の木槿が満開で。稀星様にお見せできればお慰
めできるかと思っておりましたのですけど、わたくしもこのごろ、なかな
か時間がとれませんでね。
 開け放しのまま外の風に稀星様をさらして、またお体にさわってはい
けませんし、なかなかそうもできなかったのですけれど――お乳兄弟が
おいででしたら、お身が冷える前にきちんと戸を閉めてくださいますでしょ」
442中国風断片4:03/08/27 22:38 ID:gAlIYTpk
「木槿か。もうそんな時期なのだな」
 掛け布の上に手をついて、なつかしげに稀星は目を細める。
「開けてくれ、吼牙。そちらの扉だ。昔、おまえとよく隠れていたあの木だよ」
「ええ、そうなさいませ、稀星様。お気持ちが晴れれば、きっと食もお進みになりますとも。――では、わたくしはまたあとで」
 燕氏はあわただしく礼をすると、また何か急ぎの用を足しに出ていった。吼牙
は立っていって、稀星の牀の足もとのほうにある扉を押し開けた。
 花の香りのする風がふわりと頬を撫でた。
 よく茂った木槿の木が、粉緑の葉のあいだに、うす紅や白の大輪の花を数限りなく咲かせてゆったりと梢を揺らしている。小児のように稀星は喜んだ。
「ああ、綺麗だ」
 こころなしか、青ざめた頬にもうっすらと血の色が昇ってくる。起き直ろうとする背を支え、吼牙は掛布を取って肩を包んでやった。陽は暖かいとはいえ、風はまだ冷たい。当たりすぎては毒になる。
「覚えているか、吼牙。小さいころ、よく二人であの木の下にもぐり込んで隠れたな。おまえの母君が、色を失って探しに来るまでずっと息をひそめていた」
「覚えている」
 吼牙は苦笑した。
「あとで叱られるのはいつも俺だった」
「そして横で、いっしょうけんめいとりなすのが私だった」
 首をすくめて稀星はくすりと笑う。
「妙な話だな。なぜ、あんなことがあれほど面白かったのだろう。
皆に――乳母に心配をかけるだけなことはわかっていたのに」
443中国風断片5:03/08/27 22:40 ID:gAlIYTpk
「心配させるから、面白かったのさ」鼻を鳴らす。
「ふだんは俺たちを無視する奴らが、自分に責任がかかるかもしれんとなると右往左往する
のがひたすら、な。あの中で毅然としていたのは、うちの母者人だけだったな」
「そして私たちを押さえつけて、尻を叩いたのもあの人だった」
 くすくすと笑いがもれる。
「そうだ、あのころは、まだ私のことを心配してくれる人がいたんだな……」
「今でもいる」
「もちろん、そうだ」
 ぶっきらぼうに口をはさんだ吼牙に、稀星は肩にかけられた手をそっと撫でた。
「おまえがいなければ、私はきっと生きてはいられないよ、吼牙」
 ごく小さな声で囁かれたその一言は、投げられた小石のように吼牙の胸に重く沈む。
「一輪、切ってきてやろう」
 何かを払いのけるように、吼牙は文箱の中から筆を整えるための小刀をとり、庭のほうへ一歩足を踏み出した。
「あれだけ咲いているのだからな。いくつかなくなってもかまうことはあるまい」
「いい。やめておけ」
 あわてたように袖をとらえて、稀星は引き止めた。
「せっかく冬を越えて咲いているのに。無下にいのちを縮めるのは、かわいそうだ」
「おまえは優しすぎる」
 吼牙の渋面に、稀星は寂しげな笑みを返して首を振った。
「私はいいのだ。……ここで、見ているだけで」
 その、なにもかもあきらめたような表情に、吼牙の中で怒りに似た感情がちらりとうごめいた。
 彼は稀星の身体に手を回すと、敷布と肌布団ごと腕に抱き込んでぐいとかかえ上げた。急に持
ち上げられて、驚いたように稀星が身をよじる。
「こ、吼牙?」
444中国風断片6:03/08/27 22:43 ID:gAlIYTpk
「切って持ってくるのは嫌なのだろう」
 怒ったように吼牙は言った。
「それならおまえ自身が、花の近くまで行けばいいわけだな」
 ぽかんとしている稀星をかかえて大股に庭を横切り、重たげに揺れる木槿の木の下に腰を下ろした。
 膝を立て、稀星をかかえて、布団と布できちんと身体をくるみこんでやる。稀星は人形のように、すっぽりと
吼牙の胸に身体を埋める形になった。痩せてしまった身体は、以前にまして悲しいほどに軽く、小さかった。
「狭いな。こんなに小さかったか、この木は」
「俺たちが大きくなったのだ。何年前のことだと思っている」
「そうか……そうだな」
 稀星はまぶしげに上を見上げた。
 茂った葉を通して、昼下がりの陽光がちらちらと白い
額に踊った。大きな白と紅の花が、いくつも顔の近くにゆらめく。
金色の花粉を、絹のような花芯に散らした花だ。どこかで、蜜を集
める蜂の羽音が眠たげに聞こえる。
「寒くはないか」
「いや。いい気持ちだ。眠くなりそうな――匂いがする」
 けだるそうに稀星は吼牙の肩に頭をあずけた。目を閉じる。
体力の落ちた彼は、話していてもすぐに疲れてしまう。
 黒い髪が吼牙の肩に落ち、緋色の髪と混じり合って流れた。下がった花びらが
頬に触れて、さらさらと雪のような音をたてる。長いため息が稀星の口をついた。
「ああ、冷たくて――いい気持ちだ……」
 少し、熱が出てきたのかもしれない。心配になって、ひんやりと冷えた木槿の花び
らを払いのけ、額に手をあててみる。熱いような気もしたが、もともと人より体温の低
い吼牙には正確には判断できなかった。
「稀星、牀に戻るか。稀星?」
445中国風断片7:03/08/27 22:45 ID:gAlIYTpk
 返事はなかった。稀星はうるさそうに頭を振り、何か小さく呟いて、
もっときちんと吼牙の胸によりかかりなおしただけだった。吼牙は少し
考え、肩をすくめて、もっと深く稀星の身体を腕の中に包み込んだ。
「しようのないやつだ」
 聞こえないのがわかっていて、囁いてみる。返ってきたのは、ゆったり
とした寝息だけだった。
 元来、それほど丈夫なほうではなかった稀星は、季節のかわりめになる
としばしば熱を出して寝込んだ。看病のための侍女の代わりにはいつも、
そばから離したことのない、朱い髪に黄金の瞳の、異相の乳兄弟が選ばれた。
 というよりは、ほかに人間がいなかった。稀星の母はさきごろ、神帝を
名乗る人物の統べる大国・陽によって滅した謝国の貴族の姫であった――が、
それも夫たる羅国王・曹楽政の勘気をかって死をたまわった。謝の残党と通
じたのが露見したのだという噂もある。生まれたばかりの赤子が母親ともど
も殺されることなく、宮廷に留まり、公子汪、字を稀星との名を与えられた
のは奇跡に近いとだれもが言った。
 数えればすでに公子としては二十番目かそれ以下。宮中に居室が与えられ
ているのも、慈悲というよりは市井に置いて争乱の種になることを防ぐために、
目の届く場所に軟禁されているという意味あいがつよい。そのような者のため
に時間をさいてくれるものなど、どこにもなかった。
(仮にも公子と呼ばれる身分にありながら――)
 宮の片隅のこの居室は、寝室と居間のたった二間続きでしかない。調度は
それなりに上質ではあっても豪華とは呼べず、そばに一人の下仕のいたため
しもない。少数の書物や硯箱のほか、必要なものしか置かれていない室内は、
部屋の主の病みやつれたようすもあいまって、いっそうしらじらと虚ろだった。
 忘れ去られた人間。そんな立場をあからさまに表したこの部屋を、来るたび
に吼牙は憎んだ。幾人もいる稀星の兄たちは、それぞれに妻妾を蓄えて放埒と
奢侈にうつつをぬかしている。隠者の庵のような稀星の暮らしとは、天地の差だ。
446中国風断片8:03/08/27 22:46 ID:gAlIYTpk
 今、稀星を抱いているこの手を、染めた血潮を吼牙は思い出した。
 稀星に持ってきた鹿の肝は、市などで求めたものではない。吼牙が自分で
牝鹿を射て、生きたまま腹を裂いて取り出したものだ。本来ならば子をはら
んだ鹿がいちばん良かったのだが、見つからなかった。その鹿のはらみ子の、
まだ外の物質に触れたことのない心臓と肝は何よりの妙薬だと聞く。それを
稀星に届けてやりたかったのに。
 稀星の身体に少しでも良いというのなら、たとえ鹿が人間であっても、自分
はためらわないだろうと、吼牙は思う。なんの気負いもなく、ただ事実として
のさめた気持ちで、そう思う。
 この血をあびたような髪と、獣じみた金目を怖れなかったのは、両親のほか
には稀星ただ一人だった。陰謀と中傷のうずまく宮廷で、生まれもつかぬ異相
の子供はかっこうの噂の種だったのだ。
 どこへ行くにも指さされ、視線が合えば邪眼に見られた、呪いをかけたとの
のしられ足蹴にされ――それでも生きてこられたのは、いつも黙ってそばにい
る、穏やかな乳兄弟の存在のためにほかならない。
 稀星自身もまた、上の兄たちの残酷な虐めの対象になっていながら、その黒
い瞳はかけらも曇ることがなかった。虐待の現場に飛び込み、いくじのない加
害者どもを追いちらすとき、おのが身に具わった異能とさえ呼べるちからを吼
牙は喜んだ。
 自分が裏でいかに呼ばれているかは知っていた――金目の獣、赤い鬼子、魔に
魅入られた呪わしい怪物。
 それで良い。かまわなかった。稀星を護る力を持つしるしがこの髪と目なら
ば、それは吼牙にとっての誇りだった。
 成長した今、将軍と呼ばれる身となり、周囲の扱いも変わった。もう足蹴に
する者はない。人々は、王への口利きを願って卑屈に身をかがめ、女たちはわ
れ先に足もとに身を投げ出してくる。さげすみの証拠であった鬼神将軍という
呼び名は、敵には恐怖を、味方には賞賛と畏怖をもって、ささやかれるものとなった。
 わずらわしいばかりだ。何もかも。
447中国風断片9:03/08/27 22:48 ID:gAlIYTpk
 乳兄弟の死を耳にした日から、稀星は食を断って死を求めたという。自らも
また半死の傷を負いながら、死に瀕した稀星の牀にかがんで口移しに清水をそ
そぎ込んだとき、吼牙の心を支配していたのはまったき恐怖だった。
 数十万の敵を前にしてさえ、睫ひとつそよがせぬ自信があるというのに、無
敵の鬼神将軍があの時ばかりは臆病な子犬のように震えあがっていた。手の中
で、今にも消えようとする生命ひとつに、臓腑を鷲掴みにされて。
(……吼牙)
 水をふくんだ唇がかすかにわななき、やがて、ゆっくりと瞼が開いていった
ときの安堵と歓喜を、彼は生涯忘れることはないだろう。そのとき、彼はこう
言ったのだ――
(ああ――よかった。私は、死ねたのだな……)
 眠る稀星の顔に目を落とす。かすかに開いた唇から、小さな寝息がもれてい
た。ほつれた髪がかかる白い額に、そっとあごを触れる。
(死なれてたまるか。おまえは俺の王だ。こんなところで、死なれてたまるか
……)
 この小さな顔の裡に納められている、絶望の数を思う。おそらく主は、それ
を絶望だとも哀しみだとも気づいてはいないにちがいないが。
 身裡にうごめくものがある。ひとつ間違えば嵐となって荒れ狂うであろうそ
れ、稀星を害するあらゆる世界を焼きつくさずにはおかない凶暴なその炎に、
つけるべき名前をまだ吼牙は持たない。
 ああ。そうだ。
 人であるよりも、おまえのために、俺は一個の夜叉でありたい。
「俺の仕える王はおまえだけだ、稀星」
 自分にだけ聞こえる声で、吼牙は呟いた。
 そして許しがたいほど近くにある唇に、そっと自分のそれを落とした。胸の
奥底に走る、甘いおののきからは目をそらしたままで。
448中国風断片10:03/08/27 22:49 ID:gAlIYTpk
【公子】

 夕方になって、燕氏が一抱えのあざやかな花をたずさえて姿を見せた。
「それは?」
「先ほど吼牙様が、稀星様にと届けさせてくださいました」
 夕風にかすかにそよぐ花弁に、稀星は悲しげに眉をひそめた。
「むやみに花を殺めないようにと言ったものを」
「まあ、よくご覧くださいませ。これは生花ではございませんよ」
 顔をほころばせて腕を差し出す。稀星は一本受け取って、顔を近づけてみた。
かすかな木槿の甘い香りがしたが、手触りはさらりと乾いて暖かかった。
「これは……」
「絹でこしらえてあるのでございますよ。本物の木槿と同じ色合いに染めて、
切って組み立て、香りをつけて。このごろ、上手な細工人が城内にいるとかで」
 嬉しそうに花壺にいけながら、燕氏が説明する。壺ひとつにはとても入りき
らず、じきに、殺風景な居室いっぱいにやさしい色彩と香りが満ちた。
「生花でなくて、もとから切り花として作られたものなら、稀星様もお受け取
りになれるだろうとおっしゃって」
「なるほど」
 稀星は苦笑した。あの武張った男が、いったいどんな顔をして花飾りなど見
つくろっていたのか、考えると笑いがこみあげてくる。
「では、そこに置いておいておくれ。とてもきれいだ。もう暗いし、この書物
を読んでしまったら、食事にすることにするよ」
 燕氏は喜ばしげに手を叩いた。
「ほら、ごらんなさいまし。気分が変われば食もお進みになると申し上げまし
たでしょうに。吼牙様がくださった、鹿の肝のお粥をお持ちしましょうか」
「ああ、そうする」
449中国風断片11:03/08/27 22:51 ID:gAlIYTpk
 自分から食事のことを口にするのはずいぶん久しぶりだった。よかったこと、
とか、ほかに何かあったかしら、とか、一人でしゃべりたてながら燕氏は賄い
へゆき、稀星は微笑しながら、ひざに広げた巻子本をまきとった。
 書物は、生まれてこの方軟禁同然の彼に許されている、数少ない贅沢のひと
つである。これと、画業が忘れ去られた公子の時の過ごし方だった。
 机上には絵皿や太細の筆がならび、寝込む前、つれづれに筆を走らせた花鳥
が色をさしかけたまま置いてある。見る目のある者が見れば、暇を持てあまし
た若者の手すさびとは思われぬ才能のきらめきに気づいたにちがいないが、一
度も宮城を出たことがなく、将来も出ることのないであろう彼にとってはかか
わりないことであった。
 藍色の夕闇が、窓ごしに少しずつ室内に染みいってきていた。牀を降り、書
物を机上に戻して、ふと足を止めて庭に続く扉を細く開けた。吼牙が帰るとき
に閉めていったのだが、まだ掛け金はかけていない。
 しだいに濃くなる夜の中に、白い木槿の花が、星のように輝いていた。ひん
やりとした夜風に、甘い香りが漂ってきた。
 重なる枝の下に視線を向けて、明日からは、あの木と花を絵に描いてみるこ
とにしようと決め、そっと扉を閉じた。燕氏が戻ってきたとき、扉を開けてい
るのを見つかったら、身体が冷えたとまた大騒ぎになる。彼女は優しいしよく
気がつくが、いささか過保護に過ぎることがある。前の乳母であり、吼牙の母
だった女性はこの上なく愛情深く二人を養育したが、過度に甘やかすようなこ
とは決してしなかった。
 ――吼牙。
 灯火を引き寄せ、腰を下ろしながら、稀星の指先はわれ知らず唇に触れていた。
 夢だったのだろうか。あれは。
 確かに、ここに吼牙が触れたような気がした。――少しかさついた、熱い唇
がほんの一瞬重ねられ、驚いたようにすぐ離れていった。
 眠気の紗幕にぼんやりと包まれながら感じたことだ。おそらく、全身をくる
みこんでいた吼牙の匂いが、そんな幻を見せたのだろう。
450中国風断片12:03/08/27 22:52 ID:gAlIYTpk
 でなければ、間違えて指先ででも軽くかすめたか。そうにちがいない。先の
戦で、圧倒的な地理的不利をかかえながら、隣国・維を見事撃退してのけた鬼
神将軍の評判はますます高い。朱髪金眸の異相でさえ、常ならぬ力のしるしと
されて、一夜の契りを求める者は男女問わずに星の数と伝え聞く。戦場では衆
道も多いそうだが、摘まれるのを待つ花にあふれるここで、今さら幼なじみに
たわむれるでもあるまい。
 それでも、一瞬触れていった熱さの記憶はこころよかった。無意識のうちに
あの感触を呼び戻そうとしながら、何度も唇をなぞっていることに気づいて、
気恥ずかしくなって手を下ろした。
(……甲斐のないことをしている)
 吼牙のいなくなった室内は、いつもよりはるかに広く空虚に見える。明日か
らの兵練の計画を立てなければならないのだと渋面を作っていたが、起きられ
るようになったら見せてもらいに行くと言うと、眉を開いて小児のように笑った。
では必ず来い、待っていると言って、大股に出ていった。
 吼牙が完全に快くなったのを確かめて、稀星は胸の上から大きな石が取れた
ような気がしていた。傷の具合を人づてに訊ねさせてはいたが、実際に元気な
姿を見られたことに勝るものはない。こちらがむこうを案じていたのと同様に、
吼牙もこちらを案じていてくれたのがおかしくもあり、嬉しくもあった。
 憐れんでくれているのだ、と思う。
 武術に関して早くから頭角を現し、二十代のなかばにして将軍位に上りつめ
てしまった乳兄弟から見れば、繊弱で馬に乗ることも満足にはならない自分の
ことなどじれったく思えてならないだろう。公子とは名ばかりの軟禁生活は、
それ以外の世界を知らない身としては恨む対象にはならないにせよ、将軍とし
て戦場を駆けめぐる吼牙の毎日とくらべれば、退屈で不自由に感じられるには
ちがいない。
 だから慰めようとして、ああして訪ねてきてくれる。
(あれは……やさしい男だ)
451中国風断片13:03/08/27 22:54 ID:gAlIYTpk
 鬼神と渾名される吼牙の、裡に秘められた不器用なやさしさを稀星は知って
いる。
 吼牙が死んだと聞いたとき、食を断ったのは意識してのことではなかった。
精神と肉体は別のところにあり、吼牙の死の報せとともに、肉体は生きていく
ことをやめた。
 というよりは、自分も死んだことを思いだした。吼牙が死んでいるのに、自
分が生きているということがあるはずもない。死者は水も食物も必要としない。
それがなぜわからないのかと、騒ぐ周囲がかえって不思議なくらいだった。
 あれほど静謐な気持ちになったことは二度とない。唇をこじ開けて水が流し
込まれ、いやいや上げた目に、ゆがんで青ざめた吼牙の顔が映るまでは――。
(ああ、よかった――私は、死ねたのだな……)
 稀星はほろにがく笑った。
 あの時の言葉の正確な意味を、吼牙が知ることはけっしてあるまい。
 この重くわずらわしい、穢れた肉を脱いで、魂だけの姿で抱き合うことができ
ればどれほど幸福だろう。
 数年前から、何くわぬ顔をして吼牙と対面するのが少しずつ苦痛になりはじ
めていた。
 首筋につけられた痕を隠すように襟を立て、夜ごとの憔悴を隠して笑みを浮か
べる。
 かすれた声を、風邪のせいだと言いくるめる。
 立てなくなるほど手ひどくなぶられた翌日に、すりむいた手頚を長い袖で隠
したことも何度もあった。
 そうして稀星が苦しむのを、〈あの男〉は影から笑って見ているのだ。
 吼牙の訪問に間が空くのと同じように、〈あの男〉の訪問もしばらく絶えていた。
 稀星の身体がまだ悪いことを知って控えているのか。いや、そんな殊勝な心
根の持ち主ではないはずだ。何か別のことで忙しいのか、それとも単に忘れて
しまったか――後者であることを稀星は祈った。
 ずっと忘れたままでいてくれるとは思えないが、ほんのしばらくでも、心安く
吼牙と対面できることは嬉しい。心苦しい秘密をかかえて、吼牙に触れていた
くはない。たとえその腕が、ぬくもりが、ただ同じ乳を飲んで育ったものの憐
れみから、差し出されるのだとしても――
452中国風断片14:03/08/27 22:55 ID:gAlIYTpk
 いつのまにか、眠っていたようだった。
 廊下のほうで大きな物音が聞こえ、稀星は頭をあずけていた腕から離した。
何か、陶器をひっくりかえしたような音だった。
「燕氏?」
 立ち上がり、入り口から顔を出して、その場に凍りついた。
 幅広い、男の背中が通廊の先にあった。そのむこうがわで、燕氏が、ひらた
く這いつくばって頭を床にすりつけていた。
「余に指図するか」
 ゆっくりと男が言った。
 命令になれきったもの特有の、ずしりと重い声音だった。
「お慈悲です。お慈悲でございます」
 ひび割れた声で燕氏がさらに頭をすりつけた。手もとには金彩をほどこした
碗が転がり、肉片をまじえた粥や菜が散らばってうすく湯気をあげていた。
「稀星様はまだお体が十分でいらっしゃいません。どうぞ今夜は、今夜ばかり
はお許しくださいませ。お可哀相と思し召して、どうか、どうか今夜は」
 男は退屈そうに足を上げると、うずくまる燕氏の横腹を犬でも蹴るように蹴った。
 悲鳴をあげて、燕氏は横向きに転がった。こぼれた粥が男の沓を濡らした。
男は小さく舌打ちの音をたてると、また足を振り上げた。
「やめろ」
 稀星は房から走り出して怒鳴った。男は中途で足を止め、頚だけ回して稀星
を見た。眠たげに細めた半眼に、残酷な笑いがきらめいた。
「宮女のしつけが悪いようだな、公子。其方のものか」
「燕氏は私のものではありません。好意で私を看てくれている、杏夫人の朋です」
 固い口調で稀星はいい、つけ加えた。
「父上」
453中国風断片15:03/08/27 22:56 ID:gAlIYTpk
 男は唇をゆがめて、満足げな笑い声をたてた。足を降ろし、袖で顔を覆って
震えている燕氏を肉食獣の視線で見やる。
「燕氏」身をかがめて、口早に稀星は呼びかけた。
「すまないがここを片づけて、今日はひきとってくれ。食事はまたあとで誰か
に運ばせる。それと、しばらくは」
 面白そうに見ている男にちらりと目をやって、声を落とし、
「誰もこのあたりには近づけないように、言ってくれ」
「稀星様」
 燕氏は悲鳴のような声をあげた。「でも、それではあまりに」
「早く」
 叱りつけるように稀星はいい、背を向けた。
 房に入る彼のあとを追って、悠然と男が入っていく。燕氏は茫然と座りこん
でいた。しばらくして、しゃくりあげながら皿を片づける音が聞こえ、やがて、
屋の奥で、耐えきれなくなったのかわっと嗚咽の声があがった。
「杏夫人。黄氏か」
 そのようなことにはまったく頓着せず、男は卓子の前の二つしかない椅子の
ひとつに座って、悠然と足を投げ出していた。
「其方の乳母だった女だ。そう、たしかそうだったな」
「そして先王の宰相であった黄楊然どのの妻女でもあります」
「楊然か。うるさい奴だ。とうに城内から追い払ってやったというのに、おと
なしく隠居すればよいものをまだうるさく口出ししてきおる――其方、余が足
に粥をぶちまけられたくらいであの女を殺すと思ったのではあるまいな」
 稀星は応えなかった。男はからからと笑った。
「案ずるな。其方が心にかけるものを、奪うような心のせまいものと思うか。
それに今宵は気分がよい。さあ、来い」
 戸口のそばに立ち止まったままの稀星に向かって、無造作に手を差しのべる。
「来い。息子よ」
454中国風断片16:03/08/27 22:58 ID:gAlIYTpk
 横になることは許されなかった。
 口をつかったあと、椅子に座したままの男の腰に、裾をひらいてまたがった。
馴らされていないそこはきしんで痛みをもたらした。唇をかんで苦鳴をこらえ
る稀星の顔を、男はずっと愛しげに撫でさすっていた。それがどれだけ稀星の
嫌悪を誘う行為かは、双方ともに承知の上だった。
 やがて稀星がぐったりとなって膝からすべり落ちると、男は稀星をそのまま
にして衣を脱ぎ、どこからか小さな香炉を取り出して火をつけた。白い煙が、
彫刻した玉のとろりとしたすきまから立ちのぼる。どこかしら甘いような、に
がいような奇妙な香りが漂った。男は眉をひそめ、あたりを見回した。
「花の香りが消えてしまうな。――どうした。この絹花は」
「べつに」
 床に伏して荒い呼吸をしながら、投げやりに稀星は答えた。
 香りなど、消えたほうがよい。目を閉じていても、吼牙の存在を思い出させ
るものが房内にあるのを知らせるよすがなどないほうがよかった。
 わかっていた。またこの時が来るということは。
 ただ、もう少し猶予があると思っていたのが与えられなかった、それだけの
ことだ。
 吼牙は今、どうしているだろう――花壺を満たす白い花から、稀星は目をそ
らした。
「答えんか。まあよい、見当はつく。乳兄弟が来ていたそうだな」
「あなたには関係ない」
「機嫌が悪いな」
 くくく、と喉を鳴らしながら男は香炉を手でさする。
「しかし、もうすぐ機嫌がよくなる。そうとも。心の底からいい機嫌になる」
「また薬ですか」
 冷たい視線で稀星は男を見上げた。甘い煙が、小鳥の羽毛のような繊細さで
鼻腔をくすぐっている。
 先ほどの奉仕は、男にとっては興のある前戯のひとつにすぎない。苦痛を一
言ももらすまいと口をつぐむ稀星の表情と肉体の悶えを愉しんだあとで、はる
かに手の込んだ戯れに移るのが常だった。
455中国風断片17:03/08/27 23:00 ID:gAlIYTpk
 十五のとき、それまで同じ部屋に寝ていた吼牙が、初陣のため遠征の途につ
いた、その夜に犯された。
 最初のうちは泣いてあらがったが、いくらもたたぬうちに、あきらめて意に
従うほか道はないことを身に刻みこまれた。母はなく、杏夫人も死して数年が
たち、唯一の護り手たるべき乳兄弟は遠い戦場にあった。だれ一人助けを求め
る相手はなく、吼牙が戻ってきたときにはもう、秘密は口に出せる範囲を超えていた。
 異国から伝えられたというあやしげな薬や、みだらな目的に合うようこしら
えられたさまざまな道具を試されるのはよくあることだった。場慣れした芸妓
でさえも知らないようなことどもを、稀星の肉体はすでに知っている。稀星は
また目を閉じた。
 薬を使われるのは歓迎だった。そうすれば、肉体のすることにかかわりを持
たずにいられる。薬にあおられた肉がどんなにあられもなく乱れようと、真の
稀星自身はそのはるか上にいて、見たいものだけを見ていられる。器具を使わ
れたときのように、感想を口にさせるため、無理やり意識を覚醒させられたま
ま、永遠にやってこない朝を待ちこがれるよりはるかにいい。
「そう退屈そうな顔をするな。すぐにわかる。これの効き目がな」
 男はかがんで稀星を抱き起こすと、牀に寝かせた。上からのしかかるように
して、唇で額や頬、おとがいから首筋をかるく愛撫してゆく。ああ、うるさい、
と思いながら、稀星は薬がいつものように、性感以外の感覚を鈍磨させてくれ
るのを待った。
 だが、今日はようすが違った。いつまでたっても感覚に紗はかからず、むし
ろますますはっきりと輪郭をあきらかにしてゆくようだった。
 ともされたままの灯火が痛いほどにまぶしく、花壺に満載された絹の花がい
ちいちこちらにむかってうなずくように見える。なにか、漠然と不安を感じて、
稀星は目を開いて身体にのしかかる男を見上げた。
 男はこちらを見返した。
 その目が一瞬、金色にきらめくように見えた。
「……!」
 稀星は息をのんだ。
 その色彩は、あってはならないもののはずだった。ただ一人をのぞいては。
456中国風断片18:03/08/27 23:02 ID:gAlIYTpk
「効いてきたようだな」
 ひくく笑う、その笑い声もどこか耳になじんだものに聞こえる。やわらかく
力強い、全身をぬくいもので包み込んでくれる笑い。かがみこむ男の髪が、灯
火のもとで、はっきりと血のような緋色に燃えた。稀星はまばたきし、頭を振った。
「この香は、西国から来た香師に特に調合させたものでな」
 男の上に、もう一人の男が二重写しになって見える。黒髪ではなく、朱髪金目、
野獣の優雅さに銅色のなめらかな肌、厚い胸を持った、別の男。
 うすいその唇が、自慢げに動いた。
「その煙をかいだ者は、自分のもっとも望む相手と寝る夢が見られるのだそう
だ。どうだ、面白かろう。好きな相手を望むがいい、余はかまわぬ。今のとこ
ろ、時を忘れるほど愉しませてくれる相手は其方しかおらぬからな」
「そんな――嘘……」
「嘘をついてどうする。たまには其方も悦ばせてくれようという、父の情がわ
からぬか」
 やさしげな言葉とは裏腹に、喉をそらして男は残酷な哄笑をはなった。
「さあ、よく目をあいて見ろ。其方を抱いているのは誰だ? 呼ぶがいい、そ
して啼いてみせろ、とっておきの可愛らしい声でな。ただの肉人形を抱くのは
もう飽いた。余が望むのは、われから身を投げ出して抱いてくれとせがむ其方だ」
 違う、こんなものは違う、これは――違う。
 必死になって自分に言い聞かせ、頭を振り、血の出るほど唇をかみしめたが、
幻影はいっこうに去らなかった。むしろ、刻一刻と濃さを増し、現実らしさを
備えた。もう二重写しにも見えない。香りも変わった。かすかな革と鋼の匂い
に、なにか異国の香辛料のような刺激的なもののまじる独特の体臭。眩暈がした。
 呑みこまれる。
457中国風断片19:03/08/27 23:03 ID:gAlIYTpk
「あ……あ」
 首筋を嘗めあげる舌の感触に、思わず声をもらした。
 指先が下肢をたどり、身体の中心をやわらかく揉みしだく。息をのみ、手の
うながすままに、足を広げてそこを露わにする。しとどに濡れて脈打つものに
触れられると、自然に腰がひくついた。ふくみ笑いがした。
「そうだ……」
 違う、違う、これは違う、こんなものは違う。
 遠くで誰かが狂ったように悲鳴をあげていたが、もう聞き取ることはできな
かった。
458中国風断片20:03/08/27 23:04 ID:gAlIYTpk
 十五の時からかぞえて初めて、快楽の淵に身も心も稀星は沈んだ。
 自ら求めて相手の腰のものをくわえ、胸にすがって、欲しいとせがんだ。
言われるままに獣の姿勢をとり、秘所をさらすことも拒まなかった。啼き、も
だえて、接吻ひとつのためにこの上なくみだらなことを口にした。それでも、
のしかかる身体の主は、まるで虐めるかのように稀星のもっとも望むことだけ
はしてくれなかった。
「名を呼べ、稀星。これの名を、これが誰だかを言ってみるのだ。そうすれば
許してやる。望みのものをくれてやるぞ」
 幾度となく達し、精根つきはてた稀星の耳に囁きが吹き込まれる。稀星はか
すかにまぶたを動かし、唇を開いたが、こぼれたのはかすれたうめき声と涙だ
けだった。男は小さく舌を鳴らすと稀星の腰をかかえ上げ、自らの膝上に載せた。
「そら、望みの品だ。受け取るがいい」
 ほとびた身体はつきたてられた肉を嬉々として呑みこむ。背筋をそらせて、
稀星はひときわ高い嬌声をあげた。後ろから回された手が稀星自身のものをも
てあそぶ。稀星は乱れた。前と後ろを同時に責められるここちよさに、頭をう
ち振って叫んだ。
 もつれる髪をつかんで引かれ、肩口をつよく噛まれる。耳にぬれた舌が差し
込まれ、稀星、と、稀星がもっとも望む男の声が、あつい囁きを吹きこんだ。
(稀星)
「ああ……吼牙……!」
 その瞬間身裡に激しくほとばしるものを感じながら、稀星は歓喜の絶頂で、
自分を抱いている者の名を、呼んだ。
459中国風断片21:03/08/27 23:05 ID:gAlIYTpk
「気がついたか」
 香炉はもう冷えていた。いつわりの安息に身をゆだねて、ぼんやりと夢を追
っていた稀星は、氷水をかけられたようにはっと起き直った。
「好かったぞ」
 男は、すでに衣服を身につけ、もとの椅子に自堕落に身体をのばしていた。
「すばらしかった。相手が違うと、こうも違うか。別人のようだった」
 寝乱れた牀の上で、稀星は全裸だった。茫然として身体をさぐり、重く残る
腰の痛みにぎくりとする。まだなかば以上混乱しながら、頭にかかる霧を振り
払おうとしきりに首を振った。少しずつ視界がはっきりしてきた。
 次の瞬間、すべての記憶が洪水のように蘇ってきた。
 とたん、胃を裏返しそうな吐気がこみあげて、稀星は身を折った。
「どうした。気分が悪そうだな」
 面白そうに男が言う。稀星は聞いていなかった。
 うずくまり、空えずきをくり返す。少量の胃液がこぼれ落ちて、精の臭いの
しみついた敷布を汚した。いくら吐いても吐気は消えず、苦しさに涙を流しな
がら、稀星は胸をかきむしるように吐きつづけた。
 汚い。
 汚い、なんという汚い肉、何もかもいっさいが汚れけがれている。
 吐けるものなら、うちもそとも身体のすべてを吐き出してしまいたい。だが、
それは無理だ。この汚れはもう取れない。もとから稀星自身の裡に棲みついて
いた欲望が、表に噴出しただけなのだから。汚れは、稀星自身なのだから。
 最初に犯された時よりも、もっと深く残酷に、蹂躙されたとわかっていた。
心の奥に秘め隠し、自らでさえ目をそらしていたことを、男は白昼のもとに引
きずり出して見せたのだ。それも、稀星が誰よりも軽蔑し憎む、自分の上に影
を重ねさせて。
「もうひとつ、面白いことを教えてやろうか、稀星」
 疲れきってぐったりとなった稀星に近づき、髪をつかんで男は頭を上げさせた。
「あれはな。――吼牙は、其方の兄だ。双子のな」
460中国風断片22:03/08/27 23:06 ID:gAlIYTpk
「なん……」
 かすむ目をむりやり開けて、稀星は声をもらした。
「なん……だって……?」
 この男はいったい――何を言っている……?
「其方らの母、壬妃は、愚かにも謝国のものどもと語らい、あまつさえそのう
ち一人と情を通じさえした。余の死を求めたのだ。愚かな女よ」
 横たわる稀星のかたわらに腰を下ろし、なんということもなく髪を撫でなが
ら、男はその時を思い返して楽しげにあざわらった。
「八つ裂きにしてくれようと思ったが、それでは面白くもないので、情人の男
をひき据えて、目の前で首切らせてな。返り血が、あの女の全身にふりかかった。
 その場で狂ったのだろう、後宮の奥で余を呪いながら、その二月後に産気づ
いて、死んだ。孕んでいたのだ。その時生まれた双子が、其方と、吼牙だ」
「嘘だ、吼牙は、私よりひとつ上のはずだ、それに――少しも似ていない……」
「あれは大きな赤子だった。成長も早かった。二つ三つになった子供の歳の違
いなど、いくらでもごまかしがきく。其方は虚弱で、小さかったしな。
 ……昔話をしてやろうか。あれはな、吼牙は、生まれた瞬間に、介添えの侍
女の指にかみついて肉を食いちぎりおったわ」
 ときおり思い出したように、男は稀星の頬をやさしく愛撫した。稀星は息を
殺していた。なんの答えも返さなかったが、耳をすましている証拠にその肩が
ひどく緊張しているのに気づき、男は満足げにうなずいた。
「血をあびたような髪と金目と、獣の牙を生まれながらにそなえていた。壬妃
の怨みが凝ったのだ、朱髪の色は謝の者どもの血が染んだのだと取りざたされ
た。双子は不吉、くわえてこの異相異能の赤子はなんとしたことと、後宮あげ
ての騒動になった。
 宮中の道士博士に総出で占わせたところ、この赤子はまぎれもなく計都・羅
猴の大凶星、血をこのみ人を食らい、国を焼きつくす修羅の性に生まれていると出た。
 あまりに星が強いがゆえに、たとえ殺して埋めたところであとあとまでも害
をなさずにはおくまいと言われての。正直、余も頭をかかえたものよ」
461中国風断片23:03/08/27 23:08 ID:gAlIYTpk
 ところが、と男は言葉をついだ。
「同時に生まれた其方についての卦はまたちがっていた。
 たしかに吼牙の持つ凶星は強い。だが、其方という副星(そえぼし)を得る
ことで、その星のさだめを枉げることができるというのだ」
 はっと稀星は身をひきつらせた。
「其方がいれば、吼牙の修羅の性は撓められ、手綱をかけられる。其方のひと
きわ濃い人の血が、あれの修羅をなだめるらしい。
 生まれる前の胎内でさえ、あれは其方を庇ったようだな。母の怨みも血の呪
いも一身に受けて、おのれ一人が魔となった、そのつながりが、あれと其方に
双子という以上の特別なものをもたらしたようだ」
「吼牙……が」
「反対する者も多かったが、余は副星の其方を手もとに置き、凶星たるあ奴を
さきの大臣につけて送り出した。何かというと口出ししてくる黄のじじいめが
目障りでな。
 この時も、凶星であろうとなかろうと、罪もない赤子を殺すべきではないと
抜かしおるので、ならば自分で育ててみるがいいとくれてやったが、あとにな
って、自分の妻につけて乳兄弟として送りつけてくるとは」
 このときばかりは苦々しい口調になった。
「だが、まあよかろう。其方さえ手の内にあるなら、ひとたび戦場に出せば、
わが羅国のためにあれは無敵の闘神と化す。
 このごろでは、あれの朱髪が陣にあったと噂のたつだけで、敵陣の半分が浮
き足立つという話だ。それもすべて、其方が副星としてあれを抑えているがゆ
え。ありがたく思っているぞ」
462中国風断片24:03/08/27 23:09 ID:gAlIYTpk
 みじかい笑い声をあげた。
「まことに、壬妃もよい駒を生んでくれたものよ。おのれの怨みがかえって余
に益したと知れば、ますますもって怨むであろうがな」
「……駒」
 脳裏にうずまく無数の言葉の中から、ようやく拾い出した言葉はそれだった。
父などと思ったことのない相手であるにしても、まだ、少しは肉親の情を期待
していたのかもしれない自分が、ひどくこっけいだった。
「手駒……そうなのか。私も、吼牙も……あなたにとっては、単なる駒のひと
つなのか。息子でもなければ、人でもないと……あなたは、そう言うのか」
「人は、余だ。他のものなど知らぬ」
 傲岸に男は言い切った。
「ましてや、其方は余の種ではない」
 稀星は大きく息をのんだ。
 一瞬頭が白くなり、すべてのものが意味をなくす。言葉のなかみが徐々にの
みこめるにつれ、苦痛に満たされた瞳から、少しずつ表情が抜け落ちていった。
漂白されたような顔で、血の気の引いた唇を稀星はようやく動かした。
「……今、なんと」
「其方は余の種ではない」
 男は言った。
「いや、ないのかもしれぬ。壬妃は、あのあばずれ女めは、腹の子の種が誰の
ものなのか、最後まで白状せずに死におった。
 其方の父が余か、それとも謝の残党であったどこぞの馬の骨か、真相を知る
のはあの女ひとりだが、それも今は墓の中だ。……待て、許さぬぞ」
 凍りついたように自分を見つめていた稀星が、ふいにがっくりとくずおれる
のを見て、男はその口に指をこじ入れ、傷ついた舌を引き出した。
463中国風断片25:03/08/27 23:10 ID:gAlIYTpk
「逃がさんぞ。死なせもせん。舌を噛もうが首を吊ろうが、なんとしても生か
しておく。そのための手だてがないと思うな」
「見くびるな。死ぬ方法などいくらでもある。私がこれまで、どれだけいろい
ろな手段を思い描いてきたと思っているのだ」
 稀星は叫ぶようにいった。唇のはしから、あふれた鮮血が筋をひいて流れた。
おだやかな諦念しか見せたことのない瞳に、今ははげしい怒りが燃えさかって
いた。そうすると確かにかれは、吼牙に似ていた。
「これ以上、もうあなたの言うなりにはならない。私は逃げる、たとえあなた
でも手の届かない場所に逃げてやる。できないと思うな、私は必ずやる」
「そう、其方は必ずやってのけるであろうな」
 男はまったくあわてず、かえって愛しげに稀星の顎をつまんで覗きこんだ。
「だが、それでは其方の兄はどうなるのだ」
「吼牙?」
 稀星は動揺した。「吼牙は――」
「あれを人たらしめているのは、ただ一事、其方がかたわらにあるという一事
のみにかかっている」
 秘密をうちあけるように、男は稀星の耳にささやいた。
「其方という副星がなければ、あれは狂うぞ。人の心を失い、修羅の性のおも
むくままに、生類すべてを殺しつくし、血肉をすするおぞましい悪鬼と化す。
あれはもともと、そうしたものだ。今の人がましい姿こそ、仮のものよ」
「そんな……」
「いつわりと思うか。ならば試してみるがいい、止めはせぬ。得物なら、ここだ」
 腰につけた螺鈿の短剣を引き抜き、稀星の前に投げた。
「さあ、やってみろ。喉でも胸でも、どこでも好きなところを突くがいい。人
など呼ばぬ。やれ。やらぬのか」
464中国風断片26:03/08/27 23:11 ID:gAlIYTpk
 稀星は短剣を手に取りはした。
 だが、震える手でようやく肩のあたりまであげただけで、また力なく降ろし
た。それ以上のことはどうしてもできなかった。
 吼牙。吼牙が狂う。
 あの不器用なやさしさを、暖かい笑みを、人の魂をすべて失い、人血を食ら
う夜叉と化す。
 ――そんなことは。
「愚か者が」
 一言いうと、男は手を振りあげて稀星の頬を打った。
 稀星はたわいなく吹き飛んだ。壁にぶつかってずるりと落ちかかる。床に転
がった短剣を拾うと、男は悠然とまた稀星を牀に組み敷いた。
「だがな、余は其方が気に入っているのだ。役に立つからでもあるが」
 うつろな目を茫然と宙に投げている稀星に、睦言めいて甘く囁く。
「――あるいは、其方の父親は余なのかもしれぬよ。よく似ている。同じ血を
持つものに惹かれてやまぬ、其方も、余も」
 またかたく尖りはじめた乳首をいたぶりながら、くく、と笑った。
「おそらくは其方の兄も、な」
 稀星はかすかに唇を震わせたが、言葉は出なかった。
 何をいわれているのかも、聞いてはいなかった。ただ、虚空を見ていた。光
は遠く、忘却もまたはるかに遠い。
 闇のなかで、絹造りの白い花が星のように浮かび上がっていた。男の身体が
重くのしかかった。
 生きたくはない。
 なのに、死ぬことも許されない。
 ――稀星はすべてから目をそむけて瞼を閉じ、男の接吻に応えるために、軽
くあごをそらした。
465438:03/08/27 23:13 ID:gAlIYTpk
以上です。
おつきあいいただけた方々、どうもありがとうございました。
466風と木の名無しさん:03/08/28 00:48 ID:EJiTfY7a
>438
鬼畜なのはここまでっぽいとはいえ、つ、続きが気になる‥‥
ここから楽しみなとこなのに(;´Д⊂)
467風と木の名無しさん:03/08/28 00:58 ID:3Ezh5J+m
>438
萌えますた……というか、>466と同じく非常に続きが気になる……
その上、このスレでは言ってはいけないんだろうけど、
漏れ、公子タンに幸せになって欲しかったり……(つД;)セツナイヨー
468風と木の名無しさん:03/08/28 01:19 ID:KT9IIbXd
>438
鬼畜は皇帝どのでクリアであろぅ。

奥深く静謐な中華の宮廷、
捧げられた花の白さと香りが見えるよう…見事でつ。
(自分は中華燃えなので新作がみたいですよ!)
469風と木の名無しさん:03/08/28 08:19 ID:pvzkAm3y
中華モノや時代モノってだけで絶賛してしまうバカもいるみたいだけど、こういうのって
中途半端なヤツが中途半端な知識で酔って書いてるのが一番始末に悪いんだよねえ。
文がひとりよがりで、誰が誰か何が何だかわかりにくいし飾りすぎ。

たぶん書いた人もイマイチだったからお蔵にして、今更こんなとこに晒してるんだろうけど
せめてもう少し客観的な目で校正してから投稿してや。
特にこういうエセ中華モノみたいなやつは読みにくいと悲惨だからさー。
現代モノならさっと流せるけどね。
470風と木の名無しさん:03/08/28 09:02 ID:Ek0wtbB+
>>438
う、ウマーですた!もっと読みたいでつ…
普段、中国ものは難解なイメージで、避けがちなんだけど、
食わず嫌いはやめようとオモタ…
浅学なので、できれば名前の読み方など教えていただきたい(;´Д`)
そのまま音読で良いのでつか?
471風と木の名無しさん:03/08/28 09:03 ID:OECU7sSw
↑だれが一番始末が悪いんだろ─?
472風と木の名無しさん:03/08/28 09:21 ID:gGh3Wo4z
ここは評価スレじゃないんだからそんなレス要らないんじゃないの?
つかもっと良いものが読みたいならプロの文章読めばいいやん?
ここに作品落とす人達だってその人の書ける範囲で最良のもの書いてるんだろうし。
473風と木の名無しさん:03/08/28 09:36 ID:1L1ShjJ3
煽りにはかまわず、放置でよろしこ。
ここはいろんな作品が読めて(*´д`*)モエーでつ
474風と木の名無しさん:03/08/28 10:58 ID:R/b+CBs/
批判する人は同時に良い所もあげれば角がたたないんじゃないでしょうか。


荒れると書き手さん居なくなるから悲しい。
475風と木の名無しさん:03/08/28 13:27 ID:RWBVwgUt
「誰が誰か何が何だかわかりにくい」って自分の読解力のなさをアッピールしつつ
煽っている>469がアフォで悲しい。

>>438サンの「中国物で近親ソカーンな感じですが兄弟間は純愛」みたいに
簡単な内容説明がついていると、苦手なものを避けられるので物凄く嬉しい。
476風と木の名無しさん:03/08/28 22:36 ID:CXXeJLyh
>>475
ん、そうだよね。これわからないって普通に読解力がな(ry
私は楽しめて満足でした。438サン乙。
477風と木の名無しさん:03/08/29 02:00 ID:5mAetpSM
ID記念パピコ
478438:03/08/29 21:59 ID:62lD5RTd
438です。レスくださいました方々、あらためてありがとうございました!
あまり出過ぎるのはやめようと思ったのですが、ひとつだけ……

>470さま
さようです。私も知識ナイのもいいとこなので名前は単に音読してくだされ
ばウマーかと。

ではまた名無しに戻りまつ……ブクブク
479風と木の名無しさん:03/08/30 21:16 ID:rGbi9ecP
ファミレス入って、味に文句垂れているようなものだな>469

480風と木の名無しさん:03/08/31 07:41 ID:nQUt2ul9
>>477
おめ
481風と木の名無しさん:03/08/31 07:50 ID:+y0K//PM
>478
知識がないのは読めばわかります。
浅学でこういうの書かれるのが一番むずがゆいね…
漫画やゲームや小説なんかで半端に得た知識に薄い肉付けしてそれっぽく書いてるという。
私が478なら恥ずかしくてもう出てこれないが、出てきたってことは羞恥プレイ?
482風と木の名無しさん:03/08/31 09:33 ID:C9cF/4uX
>481 そういう君はなじりプレイか!生っ粋のSだな!!

漏れは漢字の多くて世界観モトネタなりわからん>438はスルーしてしまいました…
どうも三国誌とかそれ系の、登場人物全員おっさんぽい気がしてなぁ…
おっさん受けが悪いとか言わんが鬼畜で陵辱でSMなら身近なセッティングのが
想像しやすいかんじがある
(海外のおっさんのアンアンより身近ないけてない中年おさーんのアンアンとか)
483風と木の名無しさん:03/08/31 09:54 ID:0EmR2zZk
突然すみません、絵板管理人です。
いつも楽しみにのぞかせてもらってます。

先日より、絵板設置鯖が落ちているようです。
今は需要もないようなので、特に要望がなければ、閉鎖しようと思います。
もし、過去ログ置き場として今後もあった方がよければ、残しますが・・・
(前スレ・前々スレログは置いてあります)

意見が出なければ、このままあぼーんしますので・・・
ひとまずご連絡まで。
484風と木の名無しさん:03/08/31 12:17 ID:xtOteheX
>>483
過去ログはきちんと保管して見られるようにして欲しい。
というか、そんなに需要ないのか?
485風と木の名無しさん:03/08/31 12:59 ID:d9AGd0xB
>482
自分はスルーなぞしていないし楽しく読んだけど、3行目には同意。
どうもなあ、中国の戦国武将は全員が全員、そりゃあ立派な髭を
はやしとるような気がするんよ。
ビジュアル的には中華街にある関帝廟の神様(?)を思い出す。スマン。
そういう邪念を押さえ込んで楽しませてもらったけど。
486風と木の名無しさん:03/08/31 14:06 ID:OkRFSo+5
浅学浅学とケチつけてる奴。
このスレに一体なにを期待してるワケ?
ここは馬鹿馬鹿しさを承知の上で楽しむスレなんだよ。
いちいち説明してやらないとわからないか?
タイトル見ただけでわかるだろうが。
こんなアホスレにのこのこやってきて、知識がどうのとかズレたこと言うなよ。
おまえが一番痛いんだよ。
487風と木の名無しさん:03/08/31 14:22 ID:MdLQ97uk
イ、イイッ!もっと、もっと汚い言葉で罵倒して…
488風と木の名無しさん:03/08/31 14:25 ID:TR1cqvlb
マンセーだけじゃなく、反対の意見があるのは当たり前なんだが、
481みたいなのは、萎える。
知識がないとか、浅学とか…
深い知識に支えられたすばらしい小説が読みたいのなら、
ここじゃなく図書館にでも行ってると思うんだ。
ここで、こういう事いちいち言わなくちゃいけないのか?

>私が478なら恥ずかしくてもう出てこれないが、出てきたってことは羞恥プレイ?
こんな事書く人の方が、恥ずかしいよ。
482の言う通り、本当に言葉責めプレイ中なら萌えるけどね。
489風と木の名無しさん:03/08/31 14:34 ID:i3MnsXN9
あー 書き手を陵辱するスレはここでつか?

何故読み手が鬼畜になるんだか漏れにはサパーリだよ
もうじき夏休み終わるでー、まちこっとの我慢かもな。
490風と木の名無しさん:03/08/31 18:26 ID:6xyvt/DG
批判の矛先が違うだろ!浅学?そんなんたいしたこっちゃない!
438を批判するならただ1つ。


鬼畜には甘すぎる!もっと犯れ!!


これだな。
491風と木の名無しさん:03/08/31 18:54 ID:PefGmFZp
だからお前の基準をここで語るなと小一時間(略
492風と木の名無しさん:03/08/31 21:59 ID:o7APPUG5
激しく遅レスな上に何やら感想でもめた?後で言うのもなんだが、
中国風断片におそろしく萌えた。精神的に逃げ道なくて泥沼っていいなぁ…!
後半の展開もあっさり驚かされましたが何か?続きがあるならめっちゃ読みたいですが何か?
もし今後また438さんが何か発掘するようなことがあったら晒していただきたいな。
493風と木の名無しさん:03/08/31 22:43 ID:4H5tc06U
あー私、作品書き込んでるけど元々絵描きなんで描けたら絵板にもアップしようかなーと最近思ってたのですが。
でも絶対描きますってんじゃないから管理人さんのお好きなように〜
494風と木の名無しさん:03/08/31 23:40 ID:IKYqGH3U
もまえら>>1
495風と木の名無しさん:03/09/01 02:28 ID:txpK57q+
>483
お疲れさまです。遅レスで申し訳ありません。

今日このスレに訪れたばかりの新参者としましては、過去ログをぜひ読みたく思います。
496風と木の名無しさん:03/09/01 04:05 ID:QCOmoXCU
>483
絵板の管理、お疲れ様です。保管庫が放置プレイになってしまっている中、
過去ログまできちんと管理されててすごいな、と思っていました。
(覗きに行って、現行ログからこのスレに戻る度にちょっと笑いました)
が、何度か覗きに行きましたが、絵板に描き込まれた絵は2ndの最初の
頃ので最後になっていましたよね。そのあとは誰も描かれていない。
誰も描かない絵板を存続させておく必要はないようにも思われます。

過去ログの保存ですが、>495さんのように読みたい方もいらっしゃるでしょうが、
html化されれば読めるのですし、今のように批評、批判、煽りの場になったスレの
過去ログをわざわざ管理されるのはしんどいのではないかと思います。

今の状況ですと、このスレ自体にもうSSを書く人もいないように思います。
本当は絵を見たいのですけど、こんな状況ですから絵板はあぼーんでいいのでは。
497風と木の名無しさん:03/09/01 05:44 ID:WimOsVN5
そうだね。禿げ同>496
498風と木の名無しさん:03/09/01 08:45 ID:T77U3/C0
>今の状況ですと、このスレ自体にもうSSを書く人もいないように思います。

過去ログ嫁
このくらいの荒れは定期的に起っている
これくらいで書かなくなるような職人さんは
いるかもしれないが
あえて書き込みにくる職人さんもいると思うよ、今までの傾向からいえば

あ、絵板の過去ログについては、管理人さんの負担が大きくなければ…
という感じです。
499風と木の名無しさん:03/09/01 09:04 ID:0RPd0F9i
このくらいとヵいってる香具師がいるうちは無理なヨカーン
500風と木の名無しさん:03/09/01 09:12 ID:eUDmsGR7
絵板管理人です。鯖は復旧したようです。(昨夜書き込もうと思ったのですが、
ノートソ切らないと書き込めなくなってるのですね。焦りました・・・)

今のところ、手間がかかっているわけではないし、残して欲しい方もいるようなので、
ひとまずはこのままにします。
ログについては、一応うpしてますが、管理やまとめには手が回らないのが現状です。
保管庫さんも更新されてないようですし、HTML化には時間がかかるので、
もしどなたかがきちんとした置き場を作ってくださるなら、過去ログは提供します。

>>493
たのしみにしてます。
>>496
リンク先が間違ってましたね・・・直しておきました。
一部の煽り叩きはよくあることなので、ほとんどの方はスルーされていると思います。
501風と木の名無しさん:03/09/01 12:33 ID:tqoaOscf
>499
でも、実際、前はもっと荒れて殺伐としてたよ

つーか、
「もうSSを書く人もいないように思います」
というレスに
「そうですね、荒れてますしね」
と返して行ったら、書きやすくなるのかと小一時間ry
502風と木の名無しさん:03/09/01 13:15 ID:KG4VBbg8
おまいら釣られすぎです
503風と木の名無しさん:03/09/03 00:36 ID:jE6IWA0i
ほす
504風と木の名無しさん:03/09/03 01:12 ID:zZ5lo032
前の荒れ方と今の荒れ方は違う気がする。
前は煽り、叩きvsスレ住人 だったのが、今は煽り、叩き→SS投下者攻撃
になってる。読み手にとってはこれくらいの荒れかもしれないけど、書き手に
とっては書く気を失わせる荒れ方だと思うよ。
書き手を擁護しているようで、実は書き手を貶めていたりね。

それでも書いてくれる人がいればいいなぁと思いつつスレを見てしまうんだけど。
505風と木の名無しさん:03/09/03 01:53 ID:NOD5zHIt
この状態で書き込める人はかなりのMだろう。
506風と木の名無しさん:03/09/03 09:50 ID:Fxovmshc
>505
そう書くと、書いてくれやすくなるの?
書き手の意欲を削ぐようなレスはやめれ

漏れは待ってるぜ

と、思っているなら自分で書けと言われそうだが
今、萌えの神が降りてこない…別にこのスレが荒れてるからではなく
純粋に言葉がでてこん
507風と木の名無しさん:03/09/03 23:58 ID:WU0W9opg
>506禿げ上がるほどドウーイ。
夏も過ぎたんだし新たな神カモーン!
漏れも待ってるぜ!
508科学です。:03/09/04 00:23 ID:N589fTNC
私はどっちかっていうとSなので、煽り攻めされても感じないので投稿。

って本当は自分が途中辞め嫌だから続き書きました。もう少しだけおつきあい下さいませ。
509愛の科学反応28:03/09/04 00:25 ID:N589fTNC
「ぁ…あ、痛……ぁッ」
さっきまで入れていた液より更に濃い、粘りの強いものを抽入した。
スムーズに管を通らないので、ピストンを押す手に力がいるほどだ。
慎吾の内側を液はゆっくり這っていることだろう。
「さっきよりドロドロで気持ちいいだろ?」
入れ終えてすぐに管は抜いたが、粘りの強いせいで液は出てこない。
堅く勃ち上がり、今にも出そうなのに液自体が栓となって出せないのだ。
「あ、ぁン、ゃ…ッ出させ、て…!苦し…ッ…」
出したい一心で腰を大きく揺らす。繋がった部分が擦れ、離れそうになると腰を引っ張りまた奥に沈めさせる。
慎吾の穴には力が入りギュウギュウと締め付けてくる。堪らない。
「………ぁ!うああぁ…っ…」
熱に溶けた液が動き出したのだろう。ビクビクとペニスが揺れだした。
「長い長い射精を味わえよ…」
本来なら一瞬で終わる射精が、数分間にも及ぶ。
「…ふッ…はぁ…ぁ、っ…ア、はっ…はぁっ…」
510愛の科学反応29:03/09/04 00:29 ID:N589fTNC
俺は腰を動かし始めた。下から強く奥まで打ちつける。
焦点の合わない目で完全に快感にのまれている慎吾を揺らす。
いつもは一瞬しか見ることの出来ないイク時の表情を、今日は長く見られる。
「ぁん…ふぁ…あッ…んんー…ッ」
ようやく先端から、ボトリと液が出てきた。勢い良く飛び出る事はない。ドロドロと溢れ出る液は慎吾のものを伝って繋がっている場所まで垂れてきた。
媚薬を含んだその液は更に快感を呼んだ。
「あ、あ…ッ…あぁ…んッ!」
ボトボトッと最後の液を吐き出して慎吾は意識を手放した。
「くっ…」
倒れ込んだ慎吾を仰向けに寝かしてやり、俺はそのまま意識の無い慎吾に2回中出しした。
抵抗のない身体でも無意識に締まる入り口は俺を奥まで飲み込んだ。
511愛の科学反応30:03/09/04 00:30 ID:N589fTNC
その後、風呂で慎吾の身体を綺麗にしながら(もちろん普通のお湯で)俺は次なる作戦を考えていた。
このままで、一生慎吾を自分のものに出来るだろうか…。
実際、俺達がセックスしているのは「背の伸びる薬の代償」としてだ。
慎吾が従順なのは「代償」だからで、薬が要らないくらい背が伸びてしまったら、その後はどうなるだろうか?
慎吾が薬を信じているからこそ出来るのだが、薬が不要になれば終わりが来る。

この時の俺には「告白する」とい事は考えられなかった。
ふられて終わるよりは、どんな手段を使ってでも慎吾を縛り付けようと考えた。

俺達はすれ違いながらも、この関係はしばらく続いた。
512508-511:03/09/04 00:36 ID:N589fTNC
一応ここまででひと区切り。
今後の展開考えて無いんでこれで終わりかもです。
行き当たりばったりで書いてきたものに、お付き合いありがとうございました。
513風と木の名無しさん:03/09/04 00:36 ID:Zf+cdhZD
>>512
GJ。
美味しゅう御座いました。
514風と木の名無しさん:03/09/04 00:39 ID:puorwe7Z
待ってたよ。GJ!
515風と木の名無しさん:03/09/04 00:46 ID:idonMBJB
慎吾・・・話題の某銀メダリストの顔が頭に浮かんでしまう・・・
それはそれで萌え
516風と木の名無しさん:03/09/04 00:48 ID:idonMBJB
あげてしまったぁぁぁぁぁ
ごめんなさい・・・
517風と木の名無しさん:03/09/04 00:48 ID:Pl7tV/XR
>515
漏れは蛇な5人組を・・・・・
518科学です。:03/09/04 10:22 ID:aN50bT3j
宣言通り絵板にも描き込んできました。
519科学…:03/09/04 10:23 ID:aN50bT3j
下げ忘れごめん…!
520風と木の名無しさん:03/09/04 12:51 ID:GdA0Kv7I
科学反応、待ってました!
(゚д゚)ウママーでした。ごちそうさまです。
521風と木の名無しさん:03/09/04 13:52 ID:zm7hEyQh
>515-517
できればそういうコメントは脳内に留めておいて欲しかった。
萎えた。
522風と木の名無しさん:03/09/04 17:19 ID:GeSwIhRw
肌に合わないレスはスルー、というのはわかってるけど…521に同意。
それぞれいろんな嗜好があるわけで、特定の人物やキャラを想像させる
発言は控えて欲しい…。

>科学サマ
ハアハアしました!次なる作戦というのをぜひ。楽しみに待ってます。
絵板も見てきました。おいしくいただきました!
523風と木の名無しさん:03/09/04 21:43 ID:JMdEzHtH
ここの人達って、たかが2ちゃんの書き込みにいちいち絡むんだねえ(w
何とかして自分の思い通りの空間にしようとしてるね。
2ちゃんに依存しすぎなんじゃないの?
524風と木の名無しさん:03/09/04 21:53 ID:yUcX6XlA
>科学サマ
続編を待ちに待ってました。オツカレさまです。
イラストもツボで、堪能させていただきました!
525風と木の名無しさん:03/09/05 10:38 ID:0UhalKUm
>523
同意。あれするなこれするな、と絡みすぎに感じる。
言い方も断定的できつい人も多いし。
雰囲気が悪すぎて、せっかくのSSにも素直に萌えられなくなった。
荒らしの思惑に、まんまとはまってしまった。
526風と木の名無しさん:03/09/05 10:44 ID:6mlNHmMa
>523=524?
喪前、自分がスレ住人に噛み付いている自覚はありますか?
気に入らない発言はスルーしなよ、オレモナー
527風と木の名無しさん:03/09/05 21:59 ID:sOn3mv/z
みんなも反応しすぎだと思うけどなぁ。
スルーしる。スルー。
528風と木の名無しさん:03/09/05 23:13 ID:FEx0qctV
ここの住人て普段の生活でもクレーマーっぽい
529風と木の名無しさん:03/09/06 06:45 ID:lTMpjHOB
化学反応タンよかったでつ!非常に萌えさせて頂きました!
カテーテル苦手だったんだけど、こんな技もあったノカハァハァです。
絵板もさらに(゚Д゚)ウマーでした。なにとぞ続編お待ちしております。
530風と木の名無しさん:03/09/06 07:04 ID:lh1h4h43
ビデオ棚に最近書かれた人って、ここに書いていた人のように思える。
あそこだとほめてくれる人ばかりだね。
531愛の科学反応番外編1:03/09/06 22:59 ID:yno2lSKb
俺は慎吾。
面倒くさいので名前以外の自己紹介は省略する。
そう、前に俺の悩みを聞いて貰ったよな。親友だと思っていた彬と、エッチな関係になってしまった事だ。
…いや、親友じゃないとは今も思っていないけど、親友ってだけじゃあんな事しないよな…?
はっきり言って彬とやるのは気持ち良い。一応「薬のお礼」って事でやってるんで俺から進んでやる事は無いけど。
かなり痛い事もされたりするけど「お礼」な手前、嫌とは言えない。…それにイタキモチイイってゆーか…癖になるんだ。
それに彬は薬を使うので、いつもおかしくなるくらいに感じる。やっぱ薬使うのと使わないのとじゃ全然違うのかな…?
「何ぼーっとしてるんだ。コーヒー出来たぞ、飲むか?」
今は放課後の科学室。いつものように彬の部につき合っている。
「…アルコールランプとビーカーで沸かしたお湯で入れたインスタントコーヒー?お前ほんとベタな事するよな〜」
「要らないのか?」
「貰う貰う。さんきゅ」
532愛の科学反応番外編2:03/09/06 23:01 ID:yno2lSKb
「…ん!」
コーヒーを渡すと同時にキスをされた。
こぼして火傷したらどうすんだよ!
「コーヒーのお礼ね」
「…。お礼って無理矢理奪うもん?」
「じゃあ慎吾からしてくれんの?
…あ!砂糖切らしてる。ちょい買ってくるわ」
言って彬は購買に行ってしまった。みかけによらず甘党なんだよな。
熱いコーヒーを啜りながらふと見ると、棚には怪しげな薬の瓶が並んでいた。
…あれ全部俺に使ったやつなんだろうな〜…。
なんとなく手に取って眺めていると、変な考えが浮かんだ。
(これを彬に飲ませたらどうなるんだろう…)
しかも今、図らずも絶好のチャンス。たまにはいたずらしてみても良いんじゃないか?

俺は好奇心から瓶の蓋に手をかけた。
533またまた科学です。:03/09/06 23:06 ID:yno2lSKb
こんな感じでまたなんとなく書き始めてしまいました…

あんま長くなるとまた叩かれるのかな〜とか思いながら。

レスくれた方々ありがとうです。
534風と木の名無しさん:03/09/06 23:30 ID:3ULUpzPT
おおおっ番外編??
乙です〜。
逆襲?それとも返り討ち?(´∀`*)
続き楽しみにしてます
535風と木の名無しさん:03/09/07 01:05 ID:4WvLsA8Q
か・・・返り討ちにされてめためたメロメロにされてしまう、に
(;´Д`)ノハァハァしながら一票。
536愛の科学反応番外編3:03/09/07 15:29 ID:JqOcVP+a
彬が帰ってきた。
「ついでに菓子も買ってきた。食う?」
「ん。」
何食わぬ顔でチョコを受け取りコーヒーに砂糖を混ぜる様子を見ていると、
彬は眉間にしわを作り急に手を止めた。異変に気づい、た…?
「さっきの間にもう冷めてる。…入れ直そうかな」
「えっ、あ、彬猫舌だし冷めたくらいが良いんじゃない?それに勿体無いよ!」
おもわず慌てて言ってしまった。不自然だったかなー…
「猫舌だけどぬるいのも嫌なんだよ。
そんなに言うなら慎吾飲む?」
NO…!俺が飲んだら意味無いだろ!?
「あーいや、もうお腹いっぱいだし!」
「そうか?…ま、いいや冷めてても…」
そうして彬は何の疑いもせずに、十数分の内にコーヒーを全部飲みほした。
537愛の科学反応番外編4:03/09/07 15:30 ID:JqOcVP+a
数分後、いきなり彬はガクリと床に膝をついた。
(効きだした…!)
俺は彬の傍にしゃがみ、顔を覗き込み聞いた。
「…どんな気分?」
「お前…、コーヒーに、何か入れたな?」
「たまには逆の立場も味わってみ…ーッんん!!?」
俺はあっとゆー間に彬に押し倒され、口内を深く犯されていた。
「…はっ、…慎吾から、誘ってくれるとはね…」
「えっ。別にんなつもりじゃ…ぁあッ」
堅くなった彬のものを擦り付けられて思わず声が出る。
「俺を薬でこんなにさせといて何言ってる?興奮した俺が目の前に居るお前を襲わないはずがないだろ」
俺と、自分のズボンをはぎ取りながら当然のように言う。そりゃそうだ、俺って馬鹿かも!?
「…手加減なんか出来ないぞ…自業自得だ、我慢しろよ…」
「…ッ!!!」
素早く俺を四つん這いにさせて、潤いの全く無いそこに彬自身を当てがった。
逃げようとする腰を捕まえ無理矢理に入れようとする。
「ぁ……くっ、痛…ッ…」
慣れた行為とはいえいきなり過ぎる。少しでも痛みを和らげようと大きく息を吐いた。
538愛の科学反応番外編5:03/09/07 15:32 ID:JqOcVP+a
ズブズブと徐々に、奥に侵入してくる。
広げられた狭い内側はいつもよりぴっちりと隙間無く彬を包んでいた。
「あ…あ…っ!すご…」
更に容赦無く動く腰。痛みと快感が解け合い、何も考えられなくなる。
「…ちっ、さすがに滑らないな…」
ぬめりは無いがその分肌同士が擦れ、強烈な刺激となった。
出し入れが難しいのか腰を回すようにされた。
「うっ…うンッ…ぅ…」
あまりの痛さに涙も止まらない。普段も辛い事はされるけど、準備無しでいきなりは初めてだった。…一応手加減はしてくれてたんだ?
「ぅっ……!」
彬が達った。内側でじわりと熱が広がり潤うのを感じた。
息をついたのは一瞬で、彬はそのまま抜かずに動かしてきた。彬の精液で今度はスムーズに動く。
「はぁっ…あ、お願い…触って、触って…!」
いまだ一度も触れられない俺のものに触って欲しくて叫ぶ。
しかし彬は腰を動かす事に夢中でそこに触れようとはしなかった。
539愛の科学反応番外編6:03/09/07 15:34 ID:JqOcVP+a
また彬は達した。
そして俺を横向きにし再び奥を抉りだす。
こちらのペースを一切無視した動きに翻弄され続けた。
「ぁ…彬、あき…らぁ…」
不安からか何度も彬の名前を呼んでいた。それでも聞こえている様子は無く、ひたすら自分の快感を求め腰を振るだけだった。

抜かずに5回、彬は中に出した。その間俺は3回後ろだけで達った。
辛いのも最初のうちだけで、激しい彬の腰使いにメロメロにやられていた。
堅く冷たい床に、熱く火照った身体を抱き合ったまま寝ころんで、気が静まるのを待っていた。
彬が先に身体を起こし、身体を拭くためのタオルを濡らしていた。
そして恐ろしい事を口にした。
「…このいたずらのお仕置きは、何にしようか…?」


つづく。
540風と木の名無しさん:03/09/07 19:22 ID:IxoEHBy8
化学反応タンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
すごく嬉しいありがとう!
返り討ちお仕置きハァハァハァ(;´Д`)タノシミ…
また彬視点も読んでみたいでつ。
541風と木の名無しさん:03/09/07 21:21 ID:tldUq65W
待ってたらすぐに続きだよ! メロメロなってるよ! 次はお仕置きだよ! お仕置き!
なんかこの二人かわいい。アホなお馬鹿っぷりといい具合のエロっぽさがツボ。
542風と木の名無しさん:03/09/08 22:14 ID:wZIjtaMh
科学タン好きでつ。
案外、彬&慎吾ってラブラブですよね〜?
543風と木の名無しさん:03/09/09 00:13 ID:KufB1mf7
今朝、カンバスを持った学生さんを二人も見ました。
んなことはどうでもいいんですけど
彼が絵を描くことができたのかは
非常に気になります...
544風と木の名無しさん:03/09/09 01:50 ID:Fi6FJ1Hl
だよね。
変に煽られたから意欲減退かも知れんけど、
投下待ってるよ、土曜たん。
545風と木の名無しさん:03/09/09 02:15 ID:6EQNgoMq
「セクハラでポン!」の続きも待っている
546風と木の名無しさん:03/09/09 21:32 ID:TVCnHvQX
>545
実は、自分も待っている。
でも、たぶん可能性としては低いんだろうな。
547風と木の名無しさん:03/09/09 21:42 ID:NOlxQr5J
色んな話が途中で止まっているよね…漏れは1の頃の課長さんとか
医者の話とか気になっているんだが…
548風と木の名無しさん:03/09/09 23:56 ID:/K2vM82J
自分もMR待ってる・・・他にも気になってるのイパーイ。
続きも新作も、気が向いたら、少しずつでも投下してくれるとうれしいなあ。
マターリお待ちしております。
549風と木の名無しさん:03/09/10 01:25 ID:n8RjxC/g
以前ココでみた書き手さんが
自サイトつくってるのをいくつか見かける。
そういう人はもうココには書かないのかな..
550風と木の名無しさん:03/09/11 07:51 ID:ghXQasWE
近親相姦ものが読みたい。
551風と木の名無しさん:03/09/15 01:05 ID:lrP5CAsR
極道モノってどうですか。


「俺が漢ってやつを教えてやるよ…」
「あっ…アニキ……ぃ!」


みたいな。
552風と木の名無しさん:03/09/15 10:45 ID:DcLEUHeW
どちかってと、アニキ受けが好みかも…
553風と木の名無しさん:03/09/15 15:20 ID:uhmhNH7b
>>551
読みたい(;´Д`)ハァハァ

昨日、お酒の配達で新宿行ったんですよ…。
何だか若くて綺麗な子がかなりゴツメのお兄様方何人かを顎で使っているのを
見ますた。話していたのは中国語だったんだけど…あれは一体なんだったんだろふ。
が、ウチの脳内では「男殺しの若頭」とか脳内で考えていたりしますた。

ウカーリ、香港マフィア物に目覚めたシュンカーン。

554風と木の名無しさん:03/09/15 22:16 ID:yhVDjn4o
私もアニキ受の方が…
「ア、アニキィ」はどうしてもシンゴヤナギを思い出す…
555風と木の名無しさん:03/09/18 14:43 ID:hpkYBuax
ageます〜
556風と木の名無しさん:03/09/21 00:51 ID:XOE/GpUu
このスレ、放置状態ですね…
557風と木の名無しさん:03/09/21 01:52 ID:K+hZvaRJ
Σ(゚Д゚ )

そうか、放置プレイされてたんだ。
558風と木の名無しさん:03/09/21 06:49 ID:7huHdZ0u
自分が鬼畜攻に放置されていたことに気づかずにいた天然受577に萌え。
559風と木の名無しさん:03/09/21 09:58 ID:Np8LPNxu
鬼畜攻め558、577を天然受けにすべくただいま調教中
560風と木の名無しさん:03/09/21 13:48 ID:K+hZvaRJ
557ですが577さんにキターイ(´∀`)天然受けモエー
561風と木の名無しさん:03/09/21 13:56 ID:MmX+KOVx
最近止まってるのでROM専でしたが雑談。

嫌がる受を無理矢理…というシチュは非常に萌える。
全然ノンケのを無理矢理襲う鬼畜シチュも好きだが(監禁&縛り)、
攻に心を寄せていた受を、手酷い方法で心無くゴーカンするシチュも好きだ。
無論そこには愛があっての前提だが、例えば何かの誤解で普段優しい攻が
冷酷な鬼畜攻に変ぼうして受が泣こうが喚こうが止めてあげないシチュがいい

…姐さん書いてクレ…
562風と木の名無しさん:03/09/21 21:58 ID:9WzLZCTR
・・・自分、大正時代が舞台の極道もののストックがちょいとあるので
放出しようかと思うのですが、時代考証とかはあまり自信がない・・・・・・ので、迷う。
組長受萌え。
563風と木の名無しさん:03/09/22 00:25 ID:lbgcFNws
>562
お姐さん、ぜひぜひ投下してください。
自分はリアリティーなぞよりも
いかに萌えれるかに重点をおいてますのでヨロシコ。
564風と木の名無しさん:03/09/22 02:07 ID:HtV0pIdp
-563>禿同〜!!!
565風と木の名無しさん:03/09/22 14:40 ID:dNxv0xKX
未来レスは数々見てきましたが、マイナスレスは初めて見た>>564
566風と木の名無しさん:03/09/22 17:56 ID:dKxPcz3W
>>562
大正時代のゴクドー どんなだろ

妖気楼 http://www.paoon.com/film/dnaixqiz.html
みたいな感じ?
楽しみにしてまつ
567風と木の名無しさん:03/09/22 20:07 ID:pf4/8PcG
みたいです姐さん…!>562
568562:03/09/22 23:49 ID:Y0bKjfZP
あまり書くのは早くないのですがとりあえずサワリの部分だけ纏めてみたのでうp。
一回纏めてる時にワードパッドが強制終了して泣きそうになったよママン・・・・・・
569大正極道もの:1:03/09/22 23:52 ID:Y0bKjfZP
飴色の扉が開くと同時に銀色の光が空を切った。
鈍い音と共に長ドスが高価そうな机に突き刺さる。
重ねてあった舶来物の灰皿が床に落ち、耳障りな音を立てて砕けた。
目の前の小男の顔からざあっと血の気が引いていくのを見て、長身の男は苦笑いを足す。
「・・・・・・ここに重ねて仁義切らせて頂きやす。なあに、心配なさることはござんせん。
約束を守って頂けさえすればいいんです」
何も言えずに口を阿呆のように開け閉めする男を見て、長身の男の目がすうと細まる。
交わした期日はあと三日。裏世に名高い十門組が世話した金は三百二十七円。
そんな、大金、払える当てなど。小男の口が微かにそう動く。
長身の男がその指先をく、と長ドスに掛けた。
「・・・・・・兄さん、これだけは忘れないでおくんなせえ。俺らは、極道で御座えます」
静かな瞳、揺らぎもせずに長ドスと小男を視界におさめる。
もう身じろぎも出来ぬ小男を一瞥し、長身の男は踵を返した。
身の丈なら六尺程度、長い四肢に櫛目瑞々しい黒髪。
漂う色香は女のそれでは無い。凄絶なまでのそれは、任侠の色香。
大正九年九月七日。十門組若頭、十門葉蕗その人であった。
570大正極道もの:2:03/09/22 23:53 ID:Y0bKjfZP
下駄をつっかけて戸口を過ぎる。見る人もいない会釈を惰性でひとつ。
すっかり秋めいた風がサラシの上の肌を撫でて、葉蕗は無意識のうちに襟をかき合わせた。
通り過ぎる女達は皆華やかで煌々と目に眩しい。
新時代の風は右から左へと吹き、世も見る見るうちに変わっていった。
葉蕗にはよく分からぬ哲学や社会論が溢れ、プロレタリヤ派と呼ばれる思想活動家達も生まれて。
広がり進むデモクラシイの波を特高が抑えようと躍起になる、そんなこの世で。
義理だの仁義だのを己に課し、それに耐え、むしろそれを誇りとさえする者。
言葉に、掟に縛られる者を人は任侠と呼ぶ。
葉蕗自身も幼い頃からこの世に身を置いてきて嫌と言うほど思い知らされている、事だ。
葉蕗の父こそ、十門組の現頭であるのだから。
「若頭、お帰りなさいやし。どうで御座えました、例の」
「・・・・・・ん?オウ」
掛かる声にふ、と目を上げれば見慣れた顔。その背後に控える、瓦造りも見事な十門組の屋敷。
葉蕗は息を吐いた。出迎える何人もの若衆に笑いかける。
「おやっさんに葉蕗が帰ったと伝えてくれるかい。
 どうにも気分が良くねえ、・・・・・・風呂を貰ってくる」
はい、と頷いて自分を心配そうに見つめる若衆達の視線を感じながら、葉蕗はその場を後にした。
571562@極道:03/09/22 23:56 ID:Y0bKjfZP
あ、書こうと思って忘れましたスマソ!
主人公の名前は「はふき」と読みます・・・・・・。
572風と木の名無しさん:03/09/23 00:06 ID:lgSzjwKo
(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!禿萌えしますた……
続きキボンヌ!!(;゚∀゚)=З
573大正極道もの:3:03/09/23 02:18 ID:YbAueyjX
内風呂には誰もいなかった。ざっと掛かり湯をして湯船に身を沈める。
手桶を戻してゆっくりと目を閉じた。
暫く浸かっているうちにどうにも晴れなかった気分が溶けていくのを感じる。
長い脚を湯船の中思い切り伸ばして葉蕗は息を吐いた。
仁義を切り、始末を付ける、それこそが十門組若頭としての自分の努め。これまでもそうしてきたというのに-------
なのに、何故自分はこんなにも重圧を覚えるときがあるのか。
おやっさん、彼が呼ぶ葉蕗の父その人がこんな自分の心の内を目にしたならば何と云うだろう。
手前は手前だからなと流して呉れるだろうか。
手前はそれでも極道かとその手から喝を呉れるだろうか。
多分喝を呉れるだろうな、それも洒落になぞ為らねェようなのを------
喉元から自嘲に似た笑みがクッと漏れた。
自分を取り巻くこの世界のことは重々承知して居る。仁義に美学に掟に捕らわれてこその任侠、極道を生きる者として自分が生まれたというその事も。
そう遠くない、次の襲名披露に十門組頭として自分の名前が呼ばれると云う事も。
その漢気には誰もが惚れ込む。惚れ込んでいる。

極道を全うできる男、十門葉蕗だと。
574大正極道もの:4:03/09/23 02:26 ID:YbAueyjX
その時引き戸の向こうに気配がたった。
控えめにからからと開けられた戸口に立つ影は湯煙で霞む。
「わ、若頭・・・・・・?す、済みません!外風呂に行って来やす!」
慌てた声が湯煙の間を縫って葉蕗の耳に届く。
湯船の縁に腕を伸ばして上体を凭たせながら、葉蕗は笑って人影の方に手桶を押しやった。
「オウ、もとはと言えば俺がこの時間に湯を貰う方が筋違いなんだ。気にするな斗柱」
「済みません」
斗柱と呼ばれた若者が申し訳なさそうな顔をしながら手ぬぐいを片手に入ってきた。
湯を軽く浴び、浸かる。入れ違いに葉蕗が立った。
「ゆっくり浴びろよ」
ふ、と振り向いて斗柱に視線をやると、長身を持て余すようにしながら戸口へと向かう。
斗柱は葉蕗の背中を見つめながら、有り難う御座えます、と小さな声で呟いた。
霞むその白い背中には牡丹が咲いて蛇が這う。
彼の誕生と引き替えに死んだ母親譲り、目に痛い程の白。
紅蓮の赤と露の碧、何者をも寄せ付けぬ黒がその上で絡み合う。
滅多に目にすることが出来ぬそれは、葉蕗の肌の上でこそ凄まじい色香を放つ。
その艶やかさはひとえに極道に生きるこの男に依るもので。他の者では有り得なくて。
・・・・・・戸口が閉まった後も、斗柱は暫くそちらを見ていた。
575562@極道:03/09/23 02:37 ID:YbAueyjX
これくらいの分量でぽつぽつうpしていきたいと思いやす。
夜型なので夜に多くなりますが・・・・・・あと見づらくて申し訳ない。
576風と木の名無しさん:03/09/23 08:11 ID:+6Idp5R6
イイ!スバラシイです姐さん!!!(*・∀・)=3
そこはかとなく雅びな文章が期待させてくれる…!
577風と木の名無しさん:03/09/23 13:57 ID:tUXCwrB8
一見すると読みにくそうに見えたけど、
読んでみるとすらすらと流れるような勢いがついて
思った以上に読みやすかった。

早くスレタイな展開をきぼんぬ〜(*´Д`)
放置プレイ続きで辛抱たまらんw
578裏ファイトクラブ:03/09/23 15:26 ID:QA+6auBJ
小学校の頃、俺に向かって混血は学校に来るなと石を投げてきた馬鹿がいた。
俺は迷わずその石を拾って握りこむと二度と同じような事が言えんように見える歯を全部殴り折ってやった。
幾つになっても同じ事だ。石はメリケンサックに変わり次は金属バットに変わった。
俺は別にこの国に不満があるというわけじゃない。
人間の価値というものは国籍でも血筋でもなくその人間の強さだと教えてやっただけだ。

17人を殴るとさすがに金属バットも曲がり始めてさて次は何が良いだろうと考えていると声を掛けて来た男がいた。
奇妙な笑みを浮べた男はパチパチと拍手をした。四十は越えているようだがつるりとした顔で年齢が読めない。
妙に乾いた皮膚を叩いているような音だからずっと歳がいっているのかも知れない。
「戦う場所を変えてみないか。それだけで君は驚くほどの大金を手に入れる。」
ほら、喋る声もやっぱり皺枯れだ。
「それだけじゃない。君が望む物の全てを手に入れるんだ。」
俺は初めからこの男の値踏みするかの視線が気にいらなかった。大体年寄りは近くに居るだけで気が滅入る。
だが実際のところ俺はそれが錯覚でしかないくらい若さに溢れていたしそれ故に欲しい物が沢山あった。
たいして考えもせずに頷くと歩き出したその男に続いて久々にゴミバケツの無い道を歩いた。
579裏ファイトクラブ2:03/09/23 15:27 ID:QA+6auBJ
連れて行かれたのは思ったよりもずっと高級な佇まいのホテルだった。
自慢じゃないが一度としてこんな場所へ来た事は無い。
一流のホテルマンとやらも初めて見たが街の奴らのように服に付いた他人の血に驚かない所は気に入った。
歩く為にどうしてこれだけの毛足が必要か分からん絨毯の敷かれた通路を向けると豪奢な扉が開けられる。
確かもう日が暮れた頃でその部屋から漏れるのはただの照明だけであった筈なのに妙に眩しく感じた事を憶えている。
それが何だったのか、今でもわからないのだけれど。

数歩踏み出してやっと見える位置の応接セットに座っていたのはやはり年齢の読みにくい男だった。
初めの男と同じように張りの良い肌に加えて滲み出るような獰猛さを持ち合わせている。
短く切り揃えられた黒髪には白髪も見えたがそれで隠し切れない獣臭さとのバランスを取っているようだ。
「うちの博打をやりに来たか?チップは命でしか受け付けんがな。」
「ああ、来る前にこっちのおっさんから聞いた。要はあんたらのような腐れ成金のために殺し合いをやれなばいいんだな。
命が惜しくないわけじゃないがこんなに率のいいレートは金輪際お会いできそうにない。」
低い声に頷いて思った通りの事を返してやると何がおかしいのか声を出して笑われた。
それだけで商談は成立。そう、人生と言うのは須らくシンプルである物だ。

書類を持って来るとかで初めの男が消えると不躾なほど露骨な視線が俺の身体の上を這う。
日本人にしては大き過ぎる身体、アジア人にしては臭みのない顔で欧米人にしては色素の濃い瞳と髪だ。
半端だらけの何がそんなに興味を引いているのか知らないが暫くその視線は離れなかった。
「ええ身体や。ついでに儂の犬の相手もするか。手当ては出すよって。」
先程よりもまた笑いを含んだ声。胡散臭過ぎて応えかねている間にソファの影から四つ這いで現れた生き物が居た。
全裸の身体に一つだけ首輪の黒が目を引く。上げた顔は理性を残し羞恥に震えるまともな男の顔だった。
どこぞの金持ちが少年を飼うという都市伝説のような物は聞いた事があるがこの犬は随分トウが立っている。
三十くらいだろうか。整った顔と綺麗な肌は寧ろ支配階級の側の匂いが残っている。
何に驚いているのかももう分からない俺の顔を見て笑いを深くすると磨きこまれた靴先が”犬”の横腹を蹴った。
「先ず挨拶や。お前の頭は下の口と違おて緩みっぱなしやな。」
痛みを堪えるかのように声を詰まらせた犬は大人しく俺の前まで来て静かに背を向けた。
腰だけを高く上げるとクンと小さな音を出して息を飲んだのがわかる。さらに犬はおずおずと自らの指で尻肉を広げた。
排泄器官である筈の其処は赤く微かにひくつき一瞬にしてどこかに血が集まるのをひしと感じる。
「……いらっしゃい、ませ。犬の尻で……遊んで、ください。」
男が笑いを堪えた様子で軽く顎先を出す仕草をして犬へと何かを促した。
背中だけでも怯えた雰囲気が直ぐに伝わった。犬の怯えた視線は常に俺ではなく飼い主である男を見ているのだ。
「……ッ…あ!恥かし…尻を見て…ください…ッ!」
指先に力が篭りさらに尻孔が引き広げられた。次にぷっくりと膨らみ僅かに広がると小さなローターの片端が顔を出した。
微かな振動音をさせるローターはねっとりとした糸を引きながら床へと落ちた。
続いて同じように落ちる物が一つ、二つ…結局犬は全部で六つの玩具を産み落とした。
糸を引いていたのは下に溜まるとよく分かる、男の欲望の象徴である白濁だった。
恐らく中で出されてそのまま我慢をさせられていたのだろう。
苦しげな声を漏らしながらまるでお漏らしでもするかのような勢いで足の間へと零し小さな水溜りを作っていく。
「おい、小便まで漏らしたらまた前と後に栓を嵌めるで。」
足元から聞える微かな吐息。それが飼い主の機嫌を取る為の物だ。
犬は、俺を見ない。それがどうしてか酷く腹立たしく腿から膝を思い切り蹴り上げた。
痩身は跳ねるように横倒しになって、犬は初めて俺の顔を正面から見た。
この怯えた視線。もっと、もっとだ。俺は今日欲しい物が一つ増えた。
581裏ファイトクラブ:03/09/23 15:35 ID:QA+6auBJ
大正893に激萌えしつつ無国籍マフィアの飼い犬を書いていきたいなー…と。
本命闘犬×愛玩犬、対抗飼い主×愛玩犬、大穴闘犬×飼い主(w
582風と木の名無しさん:03/09/23 16:41 ID:Coq5eeiq
なんか、再びにぎわってますねー。
大正ヤクザも無国籍マフィアも好きよ。じゃ、私は現代リーマンでいってみるわ。
583現代リーマン1:03/09/23 16:43 ID:Coq5eeiq
誰もいない非常階段で忠志は直哉の腕を掴んで呟く。
「……なぁ、もういいかげんにしろよ?」
 直哉は黙ったままで忠志の腕を振り解こうとする。忠志は構わずに直哉の腕を離さない。

「お前、いつも俺を苛立たせるような事を平気でするよな? 俺の女を横取りしておいて直ぐに飽きて捨てることを何度繰り返した?」
「今野さんより俺がいいって俺の身体の下で泣きましたよ。どの女もね。ちょっと優しくしたらついてくる。そんな馬鹿な女としか付き合えない馬鹿な男だ今野さんは。次の女は
俺になびかない貞淑な女にする事ですね」
 忠志より背が10センチほど小さい直哉は自分を見下ろしてくる忠志を挑むような目で見上げて悪びれる事もなく言い放つ。そんな直哉の態度が忠志をますます苛立たせる。
「いいかげんにしろ、今度またそんなことをしたら」
「いい女も捕まえられないくせに。怒るのはいいかげんにしてくださいよ。どうせどの女も今野さんに振られたって事になってるじゃないですか。自分が今野さんの教育担当の新入
社員と浮気して本気になって振られたなんて自分の評判を落としたくないようですからね。だから結局今野さんは女を振るいい男のままだ。そして、今野さんには次々と次の女が現れる。忙しいくせに今野さんは次々と女をつくる。……浮気者のろくでもない女をつくる」
「お前……」
 忠志は荒っぽく直哉の身体をコンクリートの壁に押し付ける。
「本当に、いいかげんに、しろよ?」
584現代リーマン2:03/09/23 16:44 ID:Coq5eeiq
 直哉は忠志に腕をつかまれて身体を押し付けられたまま息がかかるほど近くにある忠志の顔を見てふいにくすくすと笑う。忠志はその笑い顔をみて思う。今年の男性新入社員の中で
直哉の女子社員の人気は一番らしい。こんな顔で笑われて優しくされたら女はふらふら付いて行くんだろうか。皆、本当はこいつは馬鹿な遊び人と女は気づかないのだろうか。
 確かに仕事ができるのは認める。直感と行動力と営業先に好かれる言葉、態度は認める。毎日新聞を熟読しておかないと気づかないような話題をさらりと相手に振って相手先を喜ばせる。礼儀正しく敬語も謙譲語も完璧に使いこなす。
 営業部内の社員の直哉の評判もなぜかすこぶる良い。が、俺に対してはどうだ?

「俺の営業の間に掛かって来た大事な取引先の電話を俺に伝えなかった事も一度や二度じゃないな?」
「エリートの今野さんは俺が電話を取り次がなくても自分から取引先にいつもフォローの電話をしてるから大丈夫ですよね。まぁ、俺がフォローに入らなくてはいけないような馬鹿
な先輩社員と違って。ほんと、隙のある困った社員の方っていますよね。馬鹿かって感じの」
「ちゃんと仕事しろよ。お前、何しに会社に来てんだよ」
「俺の教育係の今野さんの教育が悪かったんじゃないですか? ……でも、俺、誰にも今野さんがいけない教育をしたなんて言わせてませんよ。さすが今野さんは新人教育もうまいと
言わせる事はあってもね」
585現代リーマン3:03/09/23 16:48 ID:Coq5eeiq
生意気そうな顔で言う直哉の顔を忠志は黙って見下ろす。
「何が気に食わない?」
「痛いので……手を離していただけないでしょうか、今野さん」
 営業モードの声と表情になって言う直哉が憎たらしくて忠志は手を離せない。
「なぁ、何が気に食わないんだよ」
 直哉は黙って今野を見上げる。ゆっくりと今野から視線をはずして俯いたままで言う。
「申し訳ありません。長いこと席をはずしておりますと仕事に差し支えますので、今日はこの辺りで。……お話につきまして検討させて頂きます」
「何が気に入らない? お前の教育はきちんとしただろう? 何か俺の気づかない所でお前の気に食わない事があったのなら謝るから、俺に嫌がらせをするような真似は止めろ、いいな?」

「……大人、ですね、今野さん。謝るから、だってさ……」
「ああ、謝る。だから俺の仕事も他のやつと同じように対処してくれ。それから何を考えてるのか判らんが俺の女を狙って遊ぶのも止めろ」

   ベタベタ甘甘になりそうな悪寒と戦いつつ、いけーーSM! と思いつつ、続く
586風と木の名無しさん:03/09/23 17:10 ID:+6Idp5R6
現代リーマンもの!待ってました!しかもアマアマ?愛ある鬼畜ですか姐さん!
頑張って下さい〜ヽ(゚∀゚三゚∀゚)ノ

やっと盛り上がってきて嬉しい(涙)
587大正極道もの:5:03/09/23 17:38 ID:YbAueyjX
「で・・・・・・何で御座えますか?おやっさん。何か有るなら若いモンに」
葉蕗は目の前の床に横たわった父の前に膝をついて尋ねた。
ここずっと伏せったままの父が自分を呼ぶときは随分つまらない理由も多いから、苦笑いを流す。
「いや、お前でなくちゃ駄目なんだ葉蕗。
 ・・・・・・あの黒羽組の組頭が遂に逝っちまいやがったらしい。俺ァこの様だからな、若いの四、五人連れて----お悔やみに行ってきてくれるかい」
溜め息混じりの父の声に葉蕗は頷いた。あの黒羽組の組頭が、とその皺の刻まれた顔を思い描く。
「明日にでも若衆引き連れて行って参りやす、おやっさん」
「オウ、宜しく頼んだぜ。あすこもなあ、もっと跡継ぎさえしっかりしていれば良かったものを・・・・・・ああ、あの孫じゃあ忠治も浮かばれねえや」
旧友の名を口惜しげに呟く父に、葉蕗は頷くともなく頷いた。
一礼して襖を引き、大部屋に戻って若衆達に声を掛ける。幸い我先にと名乗りを上げる者が多く、連れる者に対しての心配は要らなかった。黒羽組の件だが、と前置きしたにもかかわらず。
葉蕗がそんな心配をするのにはある理由があった。

若頭とも為ればもう余程の事以外、外での仕事に手を染めることは少なくなる。夜が明けるまで若衆共の報告を待ち纏めることもざらだ。一般の博徒達の一回り上を締める役目。
そのかわり増えるのが他所の組とのつきあいをどう運んでいくかということである。現在の十門組は品川に居を構える大組であり、十門葉蕗その名前は帝都の博徒で知らぬ者は居ない。
が、勿論他所にも大組が無いわけではない。横浜、神奈川------特に帝都でもう一つだけ存在する組があった。
十門組とのつき合いこそ薩長に付かず博徒となったその時よりと深いが、前代が病に倒れその孫が実質組頭を継いでからはあまりいい噂を聞かない。その組こそ名を黒羽組と云う。
特にその孫が組頭として力を振るうようになって以来帝都の博徒達に阿片を裁く、だの仁義を切ったその癖に期日にならないうちに圧力を掛けて指を落とす、だのと悪い噂が絶えず、
帝都の博徒達の中での各組の密やかな呼び名すら変わってしまったのだと葉蕗も耳にした事がある。

即ち-------極道の十門組、外道の黒羽組、と。
588562@極道:03/09/23 17:40 ID:YbAueyjX
次かその次辺りにはがっつがっつエロ入れると思います。
前置き長くてスマソー!
589風と木の名無しさん:03/09/23 23:59 ID:pnHx6g40
作品ラッシュキタ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!
>588
お待ちしてやす姐さん!!
590風と木の名無しさん:03/09/24 00:49 ID:kcWWObmB
ナンダナンダ(゚∀゚≡゚∀゚)何がおきたんだ


禿萌えだよ(*´Д`)ポルァ
新作三作、姐さん方お疲れ(・∀・)ノ
591現代リーマン4:03/09/24 01:06 ID:ddz+ZY09
 直哉は再びくすくす笑う。
「大人、大人。すっげー、大人。腹立ってるくせに、謝るって」
「ああ、大人だからな。お前みたいに訳わからない、人を苛立たせるような事をして笑ってるような奴とは比べ物にならないくらい大人のつもりだからな」
直哉のそんな態度に忠志は苛立ちを強くしながらも直哉の身体から手を離す。忠志に肩を掴まれるようにしてコンクリートの壁に身体を押し付けられていた直哉は身体が自由になったにもかかわらず、コンクリートに身体をくっ付けたままそこから離れようとしない。
「もういいから。言う事はこれで全部だから。早く仕事に戻れよ」
「……今野さん」
素早く直哉の両手が忠志の両肩に伸びる。直哉の両手に引き寄せられるようにして忠志は直哉に覆い被さるような形になった。直哉の両手がそのまま抱きつくように素早く首筋に回されて一瞬その奇妙なシチュエーションに思考が止まる。
「今野さん、いいかげんに気づけよ、馬鹿」
592現代リーマン5:03/09/24 01:07 ID:ddz+ZY09
直哉の片手が首筋から頭の後ろに回されて髪を荒っぽく掴まれていきなりキスされて忠志はやっと自分がされている事に気づいて直哉を引き剥がす。
「何? 何やってんだ? 本当に馬鹿かお前は!」
「どう? 今野さんの女は今野さんのキスより俺とするキスがいいって。自分の下手さを自覚した?」
直哉いきなりの行動の意味がわからないまま忠志は直哉に言う。
「最低だ。お前」
「最低かもね。きっと今野さんに近づく女は俺がこれからも今野さんから引き離すだろうし、今野さんが俺に冷たくするたびに俺は今野さんが困ることをするかもね。これからずっとね」
「勘弁しろよ、お前、変だ。冷たくするって何だよ。意味わかんねーよ」
「……好きですよ、今野さん」
直哉はまたくすくすと笑って忠志を見上げた。その言葉に狼狽したように立ち尽くす今野に近づいて今野の腰に身体を摺り寄せる。
「ほら、今野さんとキスしたからこんなになってる。でも今野さんは俺に触るわけじゃない。そんな今野さんが気に食わない。だから」
忠志は狡猾そうな笑みを浮かべて見上げてくる直哉から目を逸らすことができない。急に真顔になって直哉は言った。
「だから、今野さんから謝られても困ります。謝られても、言う事は聞けない」
立ち尽くす忠志に再び笑って見せて直哉は忠志から身体を離すと、非常階段をゆっくり上っていく。踊り場から忠志はその後姿を見上げる。一発頬に鉄拳を食らわせるべきだったかと思いながら。
593現代リーマン6:03/09/24 01:11 ID:ddz+ZY09
営業部に忠志が戻るとすでに直哉の姿がなかった。広告会社と打ち合わせにでも行ったのだろうと椅子に座って営業記録をまとめようとした忠志の携帯にメール着信の音が鳴った。迷惑メールかとちらと携帯を見た忠志はそこに直哉の名前を見た。
直哉が新入社員として配属された時に携帯の番号を交換した。携帯メールのアドレスもその時に交換した。お互いに仕事のことで短い電話をすることはあっても私用で電話することなどなく、メールなども送りあうことはなかった。
 直哉はいぶかしげにメール画面を開く。短い文がある。
 
今晩、夜10時に駅前公園の噴水の前。

なんなんだ、と思いつつ直哉はその短い文字を繰り返し読んだ。暇つぶしの相手か? 女を遊ぶにあきたらず、今度は俺か? ……馬鹿にするなよ。
苛々しながらも忠志は携帯の画面から目が離せない。携帯の短い文字を読んでいて何か判る訳でもないのに短い文字から目が離せない。そうだ、殴ってやるべきだったんだ。ちょっと出来るからといっていい気になって。ちょっといいよれば誰でも自分になびくと思って。
直哉は携帯を閉じてポケットに押し込む。夜10時に駅前公園、と確認するように小さく呟いて。

  仕事でエクセル開いたら思わずワードも開いてしまったさ。多分次あたりに鬼畜…か?(ワラ
594風と木の名無しさん:03/09/24 03:36 ID:4HMySDTd
>>593
こんな時間にお仕事でつか・・・・゜・(ノД`)・゜・
リーマン物、イイ!お疲れ様でつ。
595風と木の名無しさん:03/09/24 14:27 ID:7Xxg0OIY
みんなウマー (゚Д゚)
でもじれったぁあーーい!!
続き激しくキボンヌ。
596風と木の名無しさん:03/09/24 15:14 ID:ke1bDxbM
リーマンまってました!
めろめろでつ
597風と木の名無しさん:03/09/26 00:51 ID:eNfGGMmn
つ…続きを姐さん方…極道&リーマンに萌え萌えでつ(*´∀`*)ハァハァ
598現代リーマン7:03/09/26 01:53 ID:tpUEosOe
 夜10時。噴水の水は止められている。ただの大きな池のような噴水の周りには人気がなかった。時々噴水の側をジョギングで走り抜ける人はいても、忠志はそこに直哉の姿を見つけられなかった。

 ……すっぽかしかよ……。街灯の明りで噴水の池の水面が光るのを見ながら忠志は苛立った。
明日、直哉を再び非常階段に連れ出して今度は本当に殴るかもしれない、と思った。公園から通りに戻ろうとして噴水に背を向けようとした忠志は目の端に映ったベンチに人影を見たような気がしてもう一度そのベンチに目を向けた。
 噴水と街灯から少し離れた薄暗い所にあるベンチ。膝に肘を着いて両手で頭を支えるようにして俯いている人物。
 ぼんやりとした光の中でも忠志にはすぐに直哉だと判った。

「……来た…」
 忠志の足音に気が付いたのだろう。頭を上げた直哉は自分の前に立つ忠志の姿を見上げて驚いたような顔でそういうと、いきなり笑いだした。

「本当に来た!」
「お前が、呼んだんだろうがよ!」
「本当に来るなんてさー……今野さん、馬鹿?」
「何笑ってんだよ。何の用で呼び出したんだよ。いったい何なんだよ!」
 直哉は笑い続ける。
599現代リーマン8:03/09/26 01:54 ID:tpUEosOe
「お前、酔っ払ってんのか?」
 ふっと直哉から笑顔が消えた。
「酔ってなんかいませんよ、今野さん……」
 睨むような表情になって忠志を見あげてそう言うと、直哉は再び笑い出した。
 直哉が営業で唯一弱点になると思われたのが酒に弱い事だと忠志は思っていた。ベンチにビールの缶が転がっている。
 その缶をみて、下戸の直哉には許容量を超えてる量だと忠志は思った。
「今野さんって、ほんっとーに馬鹿! 馬鹿だ、馬鹿!」
 段々と直哉の声が大きくなる。笑っていたのがまるで叫ぶかのように。
「静かにしろよ……いいかげんにしろ! 馬鹿はお前だろうが!!」

 思わず忠志は大声を出して怒鳴った。ジョギングしている男がわざとらしく側を通り過ぎて行く。
 忠志は落ち着け、落ち着けと自分に言い聞かせながら自分の目の前にいる我侭で馬鹿でいいかげんな男をなんとかしなくては、と改めて見おろした。
 遠くの街灯に照らされて鈍く光る直哉の襟元の社員章が忠志の目に映った。
「あー、お前な、とりあえず襟の社員章、はずせ。恥ずかしいから」
「なんでさ」
「叫ぶ酔っ払いは会社の恥だ。勤務時間以外に社員章付けて馬鹿やるな。社員章はずしてまずは黙れ」
「会社人間ですね、今野さんは。愛社精神に富んでる訳だ」
600現代リーマン9:03/09/26 01:56 ID:tpUEosOe
 直哉は微かに笑った。立っている忠志を見上げながら襟元の社員章をはずそうとする。そして、すぐに社員章から手を離した。
「駄目だ、取れない。今野さん取ってよ」
 顎を上げて社員章のついたスーツの胸元を突き出すように直哉は立っている忠志に言う。
 もう笑っていない。
「ほら、取れよ」

 今まで馬鹿みたいに笑っていたのが今度は怒ったように見上げてくる。直哉の目。長めの前髪が乱れてその髪の間から見上げてくる目。忠志はその直哉の目から目を逸らし、荒っぽく直哉のスーツの襟を掴む。社員章のねじを回す。その忠志の手の甲に直哉の顔が倒れ掛かる。

「ホテル、行こうぜ、今野さん」


     
     鬼畜はどこだ?状態……スマソ 次は必ず……。
     またすぐ近い内に夜中に投下に来るわ……私は書くのだけは早い女…(メーテル調)
601風と木の名無しさん:03/09/26 02:05 ID:j7qJjMRL
リアルタイムキター…
グッジョブ…
クレアさん、リーマン姐さんにお茶を差し上げて…
602風と木の名無しさん:03/09/26 05:43 ID:e4sFJOT5
ではわたくしノーマンがぼちゃまに紅茶を立たせて挿しあげ… はっ

リーマンすばらしいです!
>「本当に来た!」
>「お前が、呼んだんだろうがよ!」
いいな〜これまでイロイロ読んできたけど予想つかない言動のキャラを書く人や。
こなれてる。ほ、HP持っていらしたら見てみたいっすマジマジ(*´Д`)ハァハァハァ
603大正極道:6:03/09/26 19:03 ID:OY4sp7wV
その日は嫌味なほどに清々しい秋晴れだった。
黒羽組元組頭、黒羽忠治の遺影を前に悔やみを述べて部屋を出れば、件の孫—黒羽忠生が自室の前に控えていた。
歳は自分と同じ二十八だったか、と葉蕗は朧気な記憶をかき回す。
妾腹だったため生まれるのが早かった十門の所の葉蕗坊と、遅くに出来た孫の忠生が同じ歳だというのも皮肉なものだ、とよく忠治の組頭がぼやいていた。
それすらもうずいぶんと前のことになる。
「久しぶりだな、十門の」
「・・・・・・・・・・・・・おう」
「今日は悪かった、わざわざあの死機っつうもんをとんと忘れてたらしい爺の為に来て貰って。
 まあこれからも爺の代と同じように宜しく、な。十門のところもそろそろなんじゃあねえか、頭渡し」
「・・・・・・・・・近いうちではあると思う、が・・・・・・まだ決まった訳じゃあ無えんだから」
黒羽は葉蕗より僅かに高い身を揺らしてからからと可笑しそうに笑った。葉蕗の肩に手を置いて軽く叩く。
「カッ、相変わらず細けえ事ばかり気にする野郎だな。昔とちっとも変わりゃしねえ。
 ・・・・・どうだ、一杯飲んでいかねえかい?積もる話も----これからの話もある事で。
うちの爺もあんたに呑んで送って貰えりゃ本望だろうよ。気に入ってたからな、あんたの事」
確かに、黒羽忠治にはずいぶんと可愛がられて育った覚えがある。
604大正極道:7:03/09/26 19:06 ID:OY4sp7wV
------そういえば幼い頃から玩具ひとつだとて欲しがらなかった自分を強い子だと誉めてくれたのも忠治だった、と改めて気付く。
葉蕗の幼い頃はそれこそ毎日のように菓子だの呉れて、頭を撫でて。
多分彼は葉蕗の父すら気付けなかった事を気付いていたのだろう。玩具を欲しがらないのではなく、欲しいと言えないでいたのだという事を。
任侠の息子がそんな風に女々しくてどうすると云われぬ為に、葉蕗が自分に唇を噛むことを強いてきた事を。
想い出すと回想は次々に転げていく。葉蕗は頭を緩く振って忠生に目線を向けた。
「・・・・・・有り難く、御馳走になりやす。忠治の組頭には良くして頂きやした------本当に」
「そりゃ良かった。----じゃ、こっちだ。十門の若衆にも下に酒が用意してある」
黒羽は指示を出すやいなや大股で階段を上っていく。急いで若衆達を下に向かわせると葉蕗も慌てて後を追った。
「・・・・・・オウ、そこの角部屋。ま、入って呉れ」
腰を下ろしとりあえず一杯、と二人で猪口を合わせた。長身の男が二人して膝を突き合わせて呑むには、少々卓が小さい。

「黒羽組組頭黒羽忠治御代、御冥福を」
捧げの言葉を一息に綴ると、葉蕗は軽く上げた右手の猪口を干した。
酒は洋酒であった。
605562@極道:03/09/26 19:11 ID:OY4sp7wV
次回からエロ入れそうです。アーナガカッター
そしてリーマン姐さん&ファイトクラブ姐さん激しくGJです!!
アアン!萌え・・・・・・(*´Д`)ンハァンハァ
606風と木の名無しさん:03/09/27 00:52 ID:aGWj87DH
>605
乙カレーです。
つ、次楽しみなとこですな(;´Д`)
リーマンさんといい、エチーもラッシュになりそうなヨカーン
607風と木の名無しさん:03/09/27 01:26 ID:zr7RLmgX
>>605
姐さん 次回から・・てことは
この展開だと
葉蕗はもしや受ですかい?(*´Д`)
608562@極道:03/09/27 01:47 ID:64k6n0q6
>>607
へ、へえ・・・実はそうなんで・・・・・・
長身同士でも葉蕗→どちらかと言えば細身 黒羽→割と筋肉質 のような感じで書いてました。
今日明日休みなので書くぞームッハー(*・∀・)=3

スナッフ・・・まではいかない傷付けプレーイ書きたい!と思うものの不慣れ故なかなか進みません・・・・゜・(ノД`)・゜・
609大正極道:8:03/09/27 03:14 ID:64k6n0q6
暫く二人で他愛ない話などに花を咲かせて、気付いたときには飴色の美しい瓶の中身は半分以下に減っていた。
黒羽の指が誘うまま、何度も無意識に猪口を前に押しやる。注ぎ足される琥珀色の液体。
けして酒に弱い訳ではない葉蕗も、僅かながら体がとろりと溶けてしまいそうな感覚を覚えて。
そろそろ、戻った方がいいかもしれねえな----おやっさんにも伝えて----そんなことをぼんやりと考えていた葉蕗の顎に、突然黒羽の掌が置かれた。
「なっ」
戸惑いを隠せぬ葉蕗の耳元に唇を寄せ、黒羽はぽつりと呟いた。
「・・・・・・なあ、十門、儲け話に歯ァ立てる気はねえか」
葉蕗の瞳が黒羽を捕らえる。
「・・・・・・・・・まさか」
急いで舌を湿し、躊躇いながら唇に乗せた。
「----阿片、か」
その問いには答えずに黒羽はニヤリと笑む。
「中国からの買い付けの契約に成功した。あんたと俺が組めば笑える程儲かる筈だ。
 まあ黙っていたって売れるようなモンだからな。
・・・・・・一定量を定額で譲る。配すなり売るなり稼げばいい・・・・・・どうだ?」
「断る」
610大正極道:9:03/09/27 03:17 ID:64k6n0q6
まさに即答、だった。黒羽の目が葉蕗を臆病者だと詰る。
「オウ、俺の誘いを断るか、十門」
「----この十門葉蕗、帝都にあんなもんを撒く気は無え。俺らは堅気じゃねえが、やっちゃあいけねえ事はある」
「カッ、仁義と任侠を振ン回して行く手も怪しいその日暮らしか。
 金さえ有れば全ては上手く行くのが分からねえとはな。金も無しでどうやって一家を養っていく気なんだ?次期十門組組長、十門葉蕗」
「お国を危うくするような真似だけはしちゃならねえ」
葉蕗は藍の絣の裾をぐっと引くと立ち上がった。黒羽の手がさりげなく背後に回ったのを確認して。
「酒、旨かったぜ、黒羽。だが悪ぃが今日ンとこは帰らせて貰う」
部屋の空気がぐっと冷える。絡み合った視線を外して葉蕗は扉の方へ踵を返した。
冷たい扉に手を掛けたその時、背後でカチリと微かな音が鳴った。予想通り。
掛けた手をそのままに、ゆっくりと振り向く。
「・・・・・・クスリに手を出す外道とは違う。俺らは極道だ」
葉蕗は視線を一点に据えたまま酷く揺るぎない声で静かに吼えた。
「そうかい。はは、じゃあこの件に介してあんたと俺とは相容れねえ。そういう訳だな」
大きな掌にしっくり収まる銀色の短銃。葉蕗は動じない。
銃口をひたりと葉蕗に絞り、黒羽は酷く愉快そうに笑った。照準は葉蕗の額。
葉蕗も黒羽に視線を当てたまま、静かに鯉口を切った。
611562@極道:03/09/27 03:20 ID:64k6n0q6
寝付けないのでちと続きというか説明不足分の説明を。エチーは次の10からです(・∀・)ノ
612風と木の名無しさん:03/09/27 03:50 ID:VGIoQLP5
おぅ、景気のいいとこ頼むぜぇ。しかし姐さん、度胸が据わってんねぇ。
613風と木の名無しさん:03/09/27 07:52 ID:nWw+XoCW
ファイトクラブ萌え。続きよみたいでつ。ツヴォ。
614現代リーマン10:03/09/28 00:53 ID:gurNCGRi
「何馬鹿言ってるんだよ。お前、本当にいいかげんに」
 忠志は直哉を見下ろす。また直哉が生意気そうに狡猾そうな笑顔をしていると思っていた忠志はそこに真っ直ぐに真剣に見上げてくる直哉の顔を見て一瞬言葉を詰まらせる。
「俺、好きだって、いっただろ? キスだってしてみせた。俺の思いが判ってるんだろ? 答えられないなら何で呼び出したら来るんだよ。平気で無視すればいいんだ。わざわざ断るために来たのか。最低だ。馬鹿」
 忠志は社員章をはずせないまま直哉の襟から手を離す。直哉は素早く忠志のネクタイを掴んだ。そのまま忠志はネクタイを引っ張られて直哉の顔と向かい合う形になった。
「今野さん、来ないと思ってたのに、来るから…俺、もう、我慢できないから。一緒にホテルに行かないと暴れるから」
「いいかげんにしないか……」
「……暴れるし! 女を奪うし! 仕事のフォローなんかしてやらないし!!」
 直哉は再びぐい、と忠志のネクタイを引っ張る。
「今野さん、困るだろ…? ねぇ、今野さんは困るだろ……!」
 ネクタイを掴まれて目の前の直哉の顔を見つめて忠志は冷静にしなくては、と思いながらゆっくりと口にする。
「……殴ってやろうか?」
「一度でいいんだ。何もしないでいいんだ。一緒のベッドで添い寝してくれればいいんだ。それで我慢するから」
615現代リーマン11:03/09/28 00:55 ID:gurNCGRi
 なんで男と二人で平日の夜にビジネスホテルのツインにいるのだろうと忠志は思う。公園から歩いてすぐのビジネスホテル。忠志は自分がもしかしたら本当に馬鹿ではないのかとベッドに腰掛けて頭を抱えた。
 直哉は部屋に入り込んだ途端に服を脱ぎ始めて忠志の前で恥ずかしげもなく全裸の姿を晒すとバスルームに消えた。新入社員で始めてあったときは素直で礼儀正しくて好青年だったのに。
 仕事を教え始めてすぐに飲み込みが早い仕事の出来る男だと認めたのに。新入社員の教育期間という名前のフォローの時期も過ぎて、毎日朝から晩まで一緒に仕事をす時が過ぎた頃から反抗的に我侭になって来た直哉の事を忠志はぼんやりと考える。
「今野さんもシャワー浴びたら?」
 直哉が振り返ると直哉が立っていた。バスタオルを腰に巻きつけて濡れた髪を拭いている。
「……なぁ、お前、もてるんだろ?」
「ああ」
「なんで、女と付き合わないんだ?」
「……早くシャワー浴びて来いよ」
「もう、タメ口は禁止だ」
「今野さんがいいって言ったんだろ? 二人でいる時は気を使わなくていいからって」
「とにかく、もう駄目だ。俺とお前は先輩と後輩で、友達ではないんだから」
616現代リーマン12:03/09/28 00:58 ID:gurNCGRi
 忠志がシャワーから出ると部屋は暗かった。直哉が手前のベッドにもぐりこんでいる。その枕もとの小さな明かりだけが点いていた。忠志はもう一方のベッドの上の安っぽい浴衣を羽織るとベッドに入り込んだ。
 横になって一息ついた途端に毛布を引っ剥がされた。
「添い寝するっていいましたよね!」
「うわ!」
 男の身体は自分の身体で見慣れていても振り返っていきなり男の全裸姿を見た忠志は驚いた。直哉は素早くベッドに入り込んだ。毛布を掴んで身体にかけるとそのまま忠志に抱きついた。
「大丈夫ですよ……浴衣脱げなんていいませんから。朝までこうしていてくれればいいんです……寝ましょう……」
 直哉のまだ湿気た髪が首筋にかかるのを忠志は感じていた。それよりもなによりも直哉の固く反応しているものが腰に押し付けられるのが気になって忠志は寝付けなかった。
 身体に手を回している直哉が時々もどかしそうに腰を揺すり、息を乱すのを忠志はどうしようもなくただ天井を見上げているしかなかった。
617現代リーマン13:03/09/28 01:00 ID:gurNCGRi
 シャワーの音で忠志は目を覚ました。一瞬どこにいるのかと思いながらも、直哉と一緒にビジネスホテルに泊まった事を思い出す。
 起き掛けのぼんやりした意識の中、忠志は身体の違和感に捕らわれた。背伸びをしようとして自分の置かれている状況に気づき、忠志は混乱した。裸だ。そして、縛られてる。両足首が。両手が。
 シャワーの音が止んで出てきた直哉は忠志を見て嬉しそうに笑った。
「起きたんですね、馬鹿な、今野さん」
「……何だよ、お前……変な冗談は」
「冗談? 本気ですよ。馬鹿な今野さん。腕力で今野さんにかなうはずがありませんので、寝るのをお待ちして縛らせていただきました」
 直哉はベッドに上がりこんで忠志の身体を跨ぐ様にして乗りかかり、華奢な両手を伸ばして忠志の両頬を掌に挟み込んで忠志の顔を覗き込んだ。
「気持ちよくしてあげます。何度もいかせてあげますよ、今野さん」
 くすくす嬉しそうに笑いながら直哉はそう言うと、狼狽した顔で自分を見上げている忠志に軽くキスをした。その唇をそっと忠志の耳元に這わせて耳たぶをそっと噛んでから囁いた。
「……やっと、捕まえた」
 その声はもう笑っていなかった。


      おお、やっとエロに行けるぞ!(実はエロ書くの好きだー)
      極道さんもイキそうでワクワクですわ!
      自分のHPは…作りたいなーと…思いつつ…。
618風と木の名無しさん:03/09/28 01:13 ID:oksUSOgL
いや、だからみなさんうまいんだけど、焦らすのもうますぎ。
は、はやくぅ!!ハァハァ
619風と木の名無しさん:03/09/28 02:28 ID:cc9sduxy
う…ウマァァァァ!現代リーマン最高っす!縛りできましたか!
はやく続き…続きを…!!!

HP是非作っていただきたく。
620風と木の名無しさん:03/09/28 11:52 ID:W9IQNCwI
リーマンイイです〜!!
先輩萌えぇ〜…
621風と木の名無しさん:03/09/30 09:37 ID:hhQdoOcT
リーマンの続きを待ってるのに…ハァハァ(´Д`;)
622風と木の名無しさん:03/09/30 17:35 ID:qZnrBd+K
極道の続きを待ってるのに…ハァハァ(´Д`;)
623風と木の名無しさん:03/09/30 18:57 ID:dtO435Sv
ファイトクラブの続きを(ry
624古代史ファンタジー:03/09/30 23:41 ID:f+6AOEKG
「正体を現せ!魔物!化け物!ええい、しぶとい奴めッ!」
青竹を細く裂いて束ねた鞭が、於斗名の白い背中に容赦なく食い込む。
しかし、裂けた皮膚から脚を伝って土を剥き出しの床に幾筋も血が滴ってさえ、
目隠しをされて天井の梁から縄で吊り下げられた於斗名は、唇をかみ締めて声一つ上げなかった。
鞭を振るう責め役の火立彦の方が息切れして、傍らの従者に鞭を押し付け、額の汗を拭う。
額を拭った掌のぬるりとした感触に気づいて慌てて両手を見ると、
皮がべろりと剥けて真っ赤に晴れ上がっている。
どうやら竹製の鞭を強く握り締めすぎていたらしい。
「…おッ、おのれッ」
腹立ち紛れに於斗名の腹を藁沓の足で蹴り上げて、
「今宵はこれまでじゃ!忌々しい、異国の魔神が!!」
火立彦は足音も荒く牢を出て行った。
吊り下げられたままの於斗名は、二重に施された重い扉がギイっと閉まる音を、目隠しの中の暗闇で聞いた。
「は…」
噛み締めていた唇から自らの歯を引き抜くように引き離すと、口の中にも血の味が広がる。
痺れたように感覚の鈍い舌で、歯型のついた唇をそっと舐めた。
痛みが、遠ざかりそうになる意識を辛うじて於斗名の肉体に引き止める。
自らを励ますように頭を振ると、生まれてから一度も切ったことのない黒髪が、くるぶしをくすぐった。
羽矢天の指がこの髪を優しく梳いてくれた感触が不意に蘇って、捕らえられてから初めて、於斗名は涙を流した。
625624:03/09/30 23:44 ID:f+6AOEKG
…つい勢いでこんなん書き始めてしまいましたが、
ここの皆さんの趣味にあわないみたいでしたら、これっきり引き揚げます。
ファンタジーとか、皆さん、いかがでしょう??

ちなみにキャラの名前の読み方
於斗名→おとな
火立彦→ほたつひこ
羽矢天→はやて
のつもりです。
626風と木の名無しさん:03/10/01 00:25 ID:wjOrQSMv
於斗名(;´Д`)ハァハァ
627風と木の名無しさん:03/10/01 00:37 ID:B229noKf
>625
全然OKっス
続き、待ってます!
628古代史ファンタジー:03/10/01 02:37 ID:9efVAWxo
「於斗名は何も言わなくていいよ。俺はぜんぶわかってるから」
羽矢天の優しい声と、唇を塞いでくれる柔らかな感触。
羽矢天に全てを預けている時だけ、於斗名は張り詰めた心を解き放つことができるのだった。
「うん…」
羽矢天に唇を嘗め回されるままに、於斗名は体中の力をすべて抜いて羽矢天にしなだれかかった。
羽矢天は於斗名の細い体を強く抱きしめ、その長い黒髪を飽きもせずになでてくれる。
「於斗名……俺のすべて……」
羽矢天の声が、極限の披露に眠りかけた於斗名の脳裏に甘く響く。

「おやおや、異郷の神の巫者どのはお休みの時間かな?」
キーンとやけに良く響く水立彦の声で、於斗名の幸福なまどろみは破られた。
目隠しをしたまま、声のした方へ向かって於斗名はキっと顔を向ける。
「近寄るな!」
於斗名の発した凛とした声が、物理的な作用を伴って水立彦の体を圧倒した。
二、三歩、よろりと後ろへ退いてから、水立彦は踏み留まって体勢を立て直し、
「なるほど、音を司ると言われる事真俗の巫者の力は、生半なものではないな…」
殊更に威圧的な声を作って、天井からぶら下がっている於斗名に歩み寄った。
従者に命じて於斗名を戒めている縄を解かせると、
どさりと落ちてきた於斗名の体を軽々と抱きとめて
「しかし、眼力を奪われ、3日も火立彦に攻め立てられた後では、さすがに力を消耗しておられるようだ」
両手両足を縛られたままの於斗名の体に、いやらしく掌を這わせて、笑った。
「まったく、弟は力ずくであなたを屈服させることしか考え付かないのだから笑ってしまう。
 こんなに美しい人を、あんなふうに鞭で痛めつけて、何が楽しいのか…」
明らかに邪な意思を持って、血まみれな半裸の体を這い回る掌の感触に、於斗名は慄然とした。
629624>628:03/10/01 02:40 ID:9efVAWxo
お言葉に甘えて、続きなぞ・・・
次、とりあえず一発目のエロシーンいけると思いますんで。

水立彦→みなたつひこ
事真族→ことまぞく
と読んでくださいませ。
630風と木の名無しさん:03/10/01 05:26 ID:VZ5KPgX6
ハァハァ・・・(´Д`;)イ、イイ・・・!



631風と木の名無しさん:03/10/01 18:28 ID:Kzmtp5Fq
好みの攻めキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!



(;´Д`)ハァハァ
632風と木の名無しさん:03/10/01 20:01 ID:Dj3JpWiA
目隠し(;´Д`)ハァハァ


633現代リーマン14:03/10/01 21:32 ID:Mfpd/hdx
 ゆっくり身体を起こして直哉は忠志を見下ろす。何か言いかける忠志の口元を掌で塞ぐ。
「今野さんが今、何を言いたいか判りますよ。……いいかげんにしろ、でしょう? 今野さんはいいかげんにしろって……そればかりですから……」
 忠志は口元を塞がれたまま微かな明かりに照らされている直哉の顔を見上げる。それは仕事中の明るい好青年の顔ではなく、二人きりでいる時に時折見せる子供っぽい我侭な顔でもない。
 忠志が初めて見る直哉の不安げな顔だ。
「もう、いいんです。もう、我慢できない」
 直哉は忠志の口元を塞いだまま、屈み込んで忠志の首筋に唇を這わせる。そのままもう一方の手を忠志のわき腹に滑らせると、いきなり忠志のものを掴んだ。
 きつく忠志のものを掴んだまま、直哉は勢い良く顔を上げて前髪をどかすように軽く顔を振ると再び俯いて忠志の顎に軽く唇を触れ合わせてからゆっくりと顔を上げて忠志を見下ろした。
 見慣れた我侭そうな顔。嬉しそうに笑う直哉を忠志は見る。
「俺の中で最低でも二回はイッてくれないと、許しませんから。ずっと我慢させたのは今野さんだ。鈍感。本当に気に食わない。馬鹿」
 直哉はそう言って忠志の唇を塞いでいた掌を離すと素早く忠志の唇に唇を押し当てた。忠志のものを掴んだ直哉の手はぐいぐいと動き始める。忠志は唇を塞がれたまま、思わず喉の奥で声にならない声を上げた。ほんの少し直哉の唇が浮かされた。
634現代リーマン15:03/10/01 21:34 ID:Mfpd/hdx
「……お前」
 忠志が声を上げた瞬間を逃さないように直哉の唇は再び押し当てられて直哉の舌が忠志の唇の隙間から素早く差し入れられた。
 裸にされて男に縛られてのしかかられて掴まれてディープキスかよ……。忠志は顔にかかる直哉の前髪を感じながら口の中で舌を器用に絡ませてくる直哉の至近距離にある顔を見上げて思う。
 やっぱり本当に俺は馬鹿だ。縛られるなんて不覚だ。明日、会社の非常階段で殴ってやる。
 直哉は存分に舌を絡ませながら握っている忠志のものをきつく、ぐいぐと刺激し始める。
 忠志は唐突に、本当に唐突に直哉の生意気な事を言う時のほんの少し意地悪げに歪ませる薄い唇や、器用にタイピングをこなす細めの指先を思い出した。
 今、自分の唇に押し当てられている唇。自分のものをしっかりと握っている指。それは、直哉のその唇、その指だ。
 直哉の掌の中で自分のものが熱を持っていくのを忠志は止める事ができなかった。
「……今野さん……!」
 唇を浮かして直哉は切羽詰ったような声で言う。上擦ったようなその声が忠志のものをますます敏感に反応させる。    
 固くなっている直哉のものが忠志の下腹に押し当てられる。息を乱して首筋に顔を押し付けてくる直哉の指先が忠志のものの先端をなぞる。濡れた先端を指先でしつこい位に。
「駄目だ、今野さん、もう、本当に我慢できない!」
635古代史ファンタジー3:03/10/01 23:49 ID:E7WuFqnt
「はな…ッ」
離せ、と於斗名に最後まで言わせずに、水立彦は懐から取り出した布をその口に押し当てた。
「言祝ぎ師と呼ばれるあなたの声は非常に魅力的だが、しかし、そうそう何度も吹き飛ばされては適いませんからな」
押し当てた布の上から更に長い布を巻きつけ、猿轡のように於斗名の口を塞いでしまう。
「んッ、んんんッ」
そして水立彦は、長い髪を振り乱して抵抗する於斗名の顔を両手で包んで押さえ込み、
「あなたのいちばんの武器である言葉が使えないのだから、眼を開かれても、さほど恐れるには…」
於斗名の目隠しをゆっくりと解いた。
黒と金、右と左で色の異なる二つの瞳が、強い力を宿して水立彦を睨み上げてくる。
瞬間、水立彦はクッと息を呑み、煙が染みた時のようにきつく眼を閉じた。
それからゆっくりと呼吸を整え、再び眼を開いた時には、唇に勝ち誇ったような笑みが浮かんでいる。
「なるほど、これはすばらしい…。あなたの声も、眼も、噂以上の力をお持ちのようだ…」
水立彦は於斗名の顔を包んでいた手の片方を後頭部へずらしていき、豊かな髪をつよく掴んだ。
「しかし、わたしとて、あなたをお迎えする為に、なんの策も講じていなかった訳ではないのですよ」
ゆっくりと於斗名の顔に顔を近付け、於斗名の黒い右目、金色の左目を、順番に舌で舐めた。
636古代史ファンタジー4:03/10/01 23:54 ID:E7WuFqnt
髪を捕らえられている於斗名は、せめて必死に瞼を閉じようとしたが、ぬるりとした赤い舌は簡単に瞼の隙間に入り込んでくる。
眼球の上を異物がねっとり滑っていく異様な感覚に、於斗名は嫌悪を通り越して恐怖を感じた。
水立彦はぴちゃりと音をさせて於斗名の目玉から口を離すと、もう片方の手を従者に差し出した。
予め命じられていたらしい従者は、更に背後に控えていた従者を呼びつけ、
運ばれて来た盥の水に布を浸し、緩く絞って水を滴らせたまま水立彦に渡す。
盥の水の底には、何種類かの緑の薬草が漬け込まれている。
「ひとまず、この血を洗い流して差し上げよう。強い力を持ったあなたの体にも、この薬草は効くはずだ」
於斗名と正面から向き合ったまま、水立彦は一面に裂傷と蚯蚓腫れの走った於斗名の背中に布を押し当てた。
「…ッ」
傷に触れられる痛みと、火照った肌を冷やされる快感との両方に、於斗名の体は激しく仰け反る。
目の前に晒された於斗名の白く細い喉に、水立彦は強烈な欲望を覚えた。
637風と木の名無しさん:03/10/02 00:05 ID:jz8/ZSZh
>リーマンさん
まさかお、お、襲い受ですか!!?
禿げるほど萌えです
638風と木の名無しさん:03/10/02 00:05 ID:htpU3zq4
(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァ…も…もうちょい…
639風と木の名無しさん:03/10/02 00:29 ID:0I1Ji2gT
どっちもすごく(・∀・)イイ!
幸せを感じる。
640風と木の名無しさん:03/10/02 01:55 ID:4p7i45Cd
どっちも凄く良いんだけど、>>634からいきなり>>635になってて
3行くらい気が付かずに読んでしまった・・・
641古代史ファンタジー5:03/10/02 23:26 ID:Sk++4c58
髪を捉えて於斗名の顔を正面から見つめたままその背中を拭って、
水立彦は眉根を寄せる於斗名の表情をたっぷりと楽しんだ。
背中一面をざっと拭き終えると、於斗名の血を吸って赤くなった布を従者に下げ渡し、別の布を受け取る。
そして今度は、血と汗と泥に汚れた於斗名の顔を拭き始める。
わざと乱暴に額や鼻をごしごし擦ると、白い肌が姿を現した。
汚れが取り除かれた於斗名のきりりとした美貌に、水立彦は改めてため息を漏らす。
「ほんとうに、すばらしい…」
唇の端をニイっと上げる笑い方をして、水立彦は更にまた新しい布を従者から受け取ると、
水をたっぷり含んだそれを、猿轡の上から於斗名の口に押し当てた。
「さあ、喉が渇いているでしょう。お飲みなさい」
於斗名ははじめ、苦しそうに目を瞑って抵抗していたが、
やがて細く喉を鳴らして、布越しに与えられる水分を飲み始めた。
何しろ捕らえられてから初めて与えられる、3日ぶりの水なのだ。
一度飲みだしたら急激に渇きが呼び覚まされて、於斗名はついには自分から水立彦の手に口を押し付け、
貪るように水を求めた。
しばしの間、その姿を満足げに見ていた水立彦は、
「もっとちゃんとのませて差し上げよう。まだまだ乾いているだろう?」
言って従者から瓢を割った器を受け取り、盥の水を汲み上げて口に含むと、
髪を掴んでいた手で猿轡の結び目をするりと解き、猿轡と入れ替わりに、於斗名の口に自分の口を押し付けた。
642風と木の名無しさん:03/10/03 00:28 ID:R8aPS3iK
>640
(・∀・)人(・∀・)ナカーマ
643古代史ファンタジー6:03/10/03 01:28 ID:FxfzXJRx
唇に感じる水立彦の感触を心は激しく拒絶するのに、乾ききった体はそこから注がれる温い水を浅ましいほどに欲してしまう。
水に続いて水立彦の舌が入り込んできても、それによって与えられる唾液をすら、於斗名の体は喜んで受け入れた。
口の中を蹂躙される屈辱と、乾きが癒されていく安堵に引き裂かれ、於斗名は身悶えした。
長い長い接吻ののちに、唇から糸を引いて水立彦が離れて行った。そして
「おやおや、事真の言祝ぎ師どのは、ずいぶんと淫らであらせられる。あんなに強くわたしの舌を吸って…」
くくく、と喉の奥で嘲った。
於斗名はカァっと体が熱くなるのを感じた。まだすぐ目の前にある水立彦の目を睨み付け、
「黙れ!」
と命じた。命じた、つもりだった。
「…!?」
ところが、於斗名の喉からは先ほどの凛とした声は発せられず、
わずかに乾いた笛のような音を立てただけだったのだ。
於斗名はその事実に瞠目し、そして、はっとしてさきほど自分が飲まされた水が入っていた盥に目をやる。
水立彦は楽しそうに首を傾げ、
「ほう、さすがに察しはいいようだ。
そう、あの水には、傷に効く笹や蓬も入っているが、一緒に声を潰す道柳も入れておいたのですよ」
腰からひらりと太刀を抜き、於斗名の顔の前に閃かせ、その両手と両足を縛めていた縄を切った。
「声を使えないあなたなら、もう恐れるには足りない」
そして縄に続いて、諸肌脱ぎにされていた於斗名の衣服の帯もぷつりと断ち切った。
於斗名は逃げようとしたのだが、ずっと締め上げられていた手足には感覚がなく、
ほとんど自分で動かすことすらできなかったのである。
イヤイヤと必死に頭を振る於斗名の体から、水立彦はいとも容易く衣服を剥ぎ取り、
膝の上に抱えるようにしていた於斗名の体をいきなり放り出すと、盥の水を浴びせた。
644古代史ファンタジー7:03/10/03 02:19 ID:8c//DMyT
「あなたのような人の心を挫くのに、暴力など意味をなさないというのに、火立彦はどうしてそれがわからないのか」
水浸しにされて咽返っている於斗名に向かって、水立彦はいやらしいくらい優しい声で話し掛ける。
「あなたのような人の心を挫くものは、痛みよりも…ふふふ」
そして、酷薄な微笑みを浮かべた目で従者たちに合図を送った。すると従者たちから獣唸り声のようなざわめきが起こる。
彼らは、明らかに興奮している。
その異様な空気を察した於斗名が、不自由な体を捻って水立彦の背後に控える者たちを見上げると、
突然、彼らが於斗名に襲い掛かってきた。
何が起きたのか於斗名が悟った時には、既に従者の一人が感覚のない脚の間に入り込んでいた。
別のひとりが肩を押さえつけ、更に別のひとりは半ば勃ち上がった雄を於斗名の口に押し込んでくる。
「聞いているよ。事真の若王は文武に優れ、臣民を重んじ、体躯は壮健にして眉目秀麗、
将来一族を統べる者として申し分ない男だが、臣民らがたったひとつ憂えているのは、
じきに二十歳になんなんとしているというのに、未だ妻を娶らぬということ…」
645古代史ファンタジー8:03/10/03 02:20 ID:8c//DMyT
於斗名の脚の間に入った男はそのすらりとした脚を肩に担ぎ上げ、硬く閉ざされた菊座に強引に欲望を捻じ込んだ。
悲鳴を上げようにも声は出ず、あまつさえ於斗名の喉にも別の硬い欲望が詰め込まれているのだ。
体が裂かれる凄まじい痛みと、骨まで震えるような激しい羞恥と屈辱。於斗名の耳には既に水立彦の声など届いていない。
それを承知で、水立彦は尚も続ける。下賎の男どもに陵辱される於斗名の白い体を、さも楽しげに見下ろしながら。
「事真の若王がその寝所へ呼び給うのは、言祝ぎ師と呼ばれる巫者、ただひとり。
言祝ぎ師はなるほど優れた巫者であり、事真の一族を今日の繁栄に導いた神の子ではあるが、惜しむらくは女ではない。
女でなければ子は成せぬ。王が子を成さねば、一族に未来はない。それでも若王は、言祝ぎ師にご執心…」
そこまで言うと水立彦は、上と下から同時に犯されている於斗名の傍らに膝をつき、於斗名の薄い胸に掌を這わせた。
苦しげに上下する胸の、二つの突起をひとつずつつまみ上げ、その感触を指先で楽しむ。
「若王に夜毎可愛がられていたこの体、この荒くれどもをもきっと満足させてくれるのだろうな」
言い終わると同時に赤くぷっくり立ち上がった突起を抓り上げてからピンと放し、
荒々しい欲望に喰らい尽くされようとしている於斗名に背を向け、何事もなかったように牢を去って行った。
646古代史:03/10/03 02:24 ID:8c//DMyT
ごめんなさい。ここはあくまで前座で、ほんとに書きたいのはこの先なの〜
なんてなんて思いながら書いてたら、エロ描写そのものがエラく淡白になってしまいますた。
647古代史:03/10/03 02:28 ID:8c//DMyT
あうあう。
しかも、言い訳を途中で送信してしまったよママン、もうボロボロだyo…
ごめんなさいー。ごめんなさいー。
今後は雑魚エロにも愛情を注げるように精進いたします。
メインのエロシーンは、もっとねちっこく書きますんで、許してください。
もうちょっと書かせてください。へこへこ。
648風と木の名無しさん:03/10/03 05:30 ID:lrgnt2+l
古代史タソ>
鼻血たらしながら待ってまつ。
649愛の科学反応番外編7:03/10/03 08:05 ID:rkKVGpKh
「あ、今晩和彬です。今日も慎吾、家に泊まるそうなんで…はい、本人今風呂に入ってるんで変わりに連絡……はい、失礼しまーす…」
彬は俺ん家にかけた電話を切り、こちらを見て笑った。
「おばさん、『いつも面倒かけてごめんなさいね。彬くん家なら安心だわ』ってさ。
…こんな事されてるとは知らずに」
知られてたまるか。知られたら死ぬ。
俺は彬の宣言通りにお仕置きをされていた。
「……っ、なぁ…、トイレ、行ったら駄目…?」
「まだ、そのまま我慢してろよ」
下を脱ぎ床に腰をおろした状態の俺に、椅子に座った彬は俺の中心を足の指で刺激する。もどかしい快感に身悶える俺を楽しそうに見下ろしていた。
「は…ぁ…、もっと、ちゃんと…」
触って欲しくて仕方がない。しかし彬はそれ以上仕掛けて来ない。
「これはお仕置きなんだから、慎吾が気持ち良くなったら駄目だろ。…でも、随分感じてるな」
俺の中心は彬の薬に濡らされて、何もされないまま痺れるような疼きに襲われていた。
器用に足の指をくにくに動かし先端を擦られると、それだけでイってしまいそうだ。
「気持ち良くなったら駄目だから。イクのは禁止な」
「んなっ……!ふ、んう…っ」
今にもいきそうなのに。とんでもない命令をして彬は俺を弄んでいた足を今度は口に入れた。
足を嘗めさせられるという屈辱的な行為なのに、俺は無意識に丁寧に舌を絡めていた。
650風と木の名無しさん:03/10/03 11:06 ID:y8g5LUf9
鼻血連発〜!
651風と木の名無しさん :03/10/03 19:43 ID:cufQCEyK
慎吾君って、かわいー! 親に知られたら死ぬような事をどんどん彬君にされてくれー!
652愛の科学反応番外編8:03/10/03 21:00 ID:rkKVGpKh
「ふ、くすぐったいな…足なんか嘗めて楽しいのか?」
楽しかったら変態だろ。俺は変態じゃない(はずだ)。
そのまま足を押し、仰向けに倒して俺の足を上げさせた。ローターの埋められた後ろの穴が良く見えるように。
「ぅ…んん…」
「ほら、頑張って締めてないとローターが出て来るぞ」
開きかけた穴を指で押し、ローターを奥に戻す。
「はぁっ…」
その刺激に力が入り、またローターが穴を内から持ち上げた。その様子を見て彬は嬉しそうに言った。
「ローター、もう出したいんなら出してやるぞ?」
「…ッ、…駄目…!」
イクのは駄目と言われ、ローターを出して貰えば刺激は減って嬉しいはずなのに、俺には出せない理由があった。
それを知ってる彬はニヤニヤしながら俺を見ている。
「何だよ、出してスッキリしたいんじゃないのか?」
「だから…お願いトイレ行かせて…っ」
「駄目。出すんならここで出しな」
ちくしょう彬め!何でこいつこんなに変態なんだよ!?
…って俺も律儀に彬の言う事聞かなくても良いんだけど。後が怖いしな…。

でも…この体制じゃ、長くもたない…!
「く……」
それでもローターは動き続ける。段々呼吸さえ難しくなってきた。
653風と木の名無しさん:03/10/04 00:19 ID:C46CaFES
藻前は腰痛に苦しむ私に、なんで乗っかってきますか(゚Д゚)ゴルァ!?
重い、重いんじゃ(゚Д゚)ゴルァ!!
涎をたらすのもやめてください(゚Д゚)ゴルァ!!
踵を咬むのもやめてください(゚Д゚)ゴルァ!!
風呂入ったばかりなのに…
654風と木の名無しさん:03/10/04 02:22 ID:u2pqMJ4Q
>>653
すげ…鬼畜。
655現代リーマン16:03/10/04 06:43 ID:+U5JvXrf
              科学反応に鼻血をたらしつつ……  

 直哉は叫ぶようにそう言うとすばやく起き上がって忠志の上にまたがった。そのまま宙を向いている忠志のものを乱暴に掴んで自分の後ろの窪みに当てた。そのまま腰を沈めた。
「……あっ!」
 一気に先端を身体の中に受け入れて直哉は身体をぐらぐらさせて忠志の胸に手をついた。そのまま息を整えようとするかのように先端のみを身体に受け入れて荒い息をしている直哉を忠志は縛られた不自由な身体で見ていた。自分のものの先端が締め付けられるのを感じながら。
 直哉はそのままゆっくりと腰を上下に揺するように動かし始める。乱れた息を抑えるように口元を抑える。その口元を抑えていた手を今度は頭を支えるように額に当てるのを忠志は見る。直哉の唇がほの暗い中で動くのを見る。
「嫌だ……、何で? 今野さん……嫌だ」
 何が嫌なんだよ、と忠志は思った。熱い中に含まされた自分のものが直哉が腰を揺するたびにますます熱を持ったようになっていくのを忠志は感じていた。直哉がいきなり叫んだ。
「襲われてるくせに、感じてるなよ! 馬鹿! 萎えたままなら離してやろうと思ってたのに!」
「……お前、俺に馬鹿って良く言うよな……」
「何落ち着いてるんだよ、馬鹿! 襲われてること自覚しろよ!」
656現代リーマン17:03/10/04 06:46 ID:+U5JvXrf
 我侭言って駄々こねる子供のようだと忠志は直哉を見上げながら思う。なんだか変に直哉を叫ばせたくなる。
「襲ってると言うんなら奥まで入れてみろよ。先だけ入れてうだうだすんな」
 言ってから、忠志は自分の言った言葉に驚いた。直哉は息を乱したまま忠志を見下ろした。何を言われているのか判らない、と言った風に。
 会社では絶対見ることの出来ない直哉の混乱して不安げな、うろたえた顔が忠志を引き付けた。忠志は、もっと直哉にそんな顔をさせてみたいと思った。
「ほら、早く入れろよ、奥まで。襲っておきながら俺を全部入れるのが恐いのかよ」
 直哉は戸惑った顔で忠志を見下ろして、目を閉じた。忠志の胸についていた手を離してのろのろとした動作で身体を起こし真っ直ぐにゆっくりと腰を沈めていく。
 忠志のものを身体の中に十分に埋めて、息を詰めていたような直哉がゆっくりと息を吐くのを見計らって忠志は縛られた不自由な体形のまま荒っぽく腰を揺すり上げた。直哉は忠志の唐突なやり方に仰け反って叫んだ。
「お前、俺を襲ってるんじゃなかったのか? 一人で感じまくって。それで俺を襲ってるって?」
 仰け反ったまま、違う、と言いたげに頭を振る直哉の反応が忠志を悦ばせた。
 もっと戸惑う顔や不安げな顔を見たいと思った。仰け反った身体から力が抜けて、身体をぐらぐらさせて倒れそうになるのを必死で堪えているような直哉を苛めるようにそのまま下から二三度大きく腰を揺すり上げるようにして奥を突いてやる。
「待っ……待って! そんな……今野さん……!」
657現代リーマン18:03/10/04 06:48 ID:+U5JvXrf
 直哉は切羽詰った声で叫び、大きく身体を揺らし、再び身体を仰け反らせる。忠志は直哉の感じやすさに驚きながら直哉の細い首筋を下から見上げた。もし、容赦なく攻め続けたら直哉はどうなるのだろうと思う。
 どんな風にこの細い身体を反応させるのだろう。どんな風に声を上げるのだろう。
 現実に直哉は目の前にいて、実際に直哉がどうなるのか確かめる事ができる状況にある事に忠志はぞくぞくするような思いに捕らわれた。
 直哉のものが勢い良く宙を向いているのが目に映る。ずっとそんなままで焦らしてやったらどんな顔をするだろう。生意気そうな顔で笑うなんてきっとできないだろう。もうこんなに余裕をなくしてうろたえて乱れてるのだから。
 どうなるだろう。泣くんだろうか。暴れるんだろうか。無理して感じてない風でも装うんだろうか。
「襲うと言いながらなんだよ……情けない奴」
 ほんの少し笑っているような忠志の言い方に腹が立ったのか、息を乱しながら直哉は怒ったような顔で忠志を見下ろした。
「今野さんって……最低…だ……」
 責めるようにかすれた声で言う。そんな表情も悪くはないと忠志は思った。もっと見たい。いろんな顔をもっと。
「抱いて欲しいか? 抱いて欲しいなら紐を解け。そのまま自分ひとりでイキたいなら勝手に腰を振ってろ」
658現代リーマン19:03/10/04 06:51 ID:+U5JvXrf
 直哉は一瞬驚いたような顔をして、すぐに怒ったような顔になった。怒ったような顔のまま、忠志を見下ろしている。乱れた息を漏らす口元。汗で額に張り付く髪が男の癖に妙に色っぽい、と忠志は思った。
 たっぷりとその唇にキスをしながら、髪をかき上げてやりながら勃っているままのものに触らずに焦らし続けたら直哉はどんな風になるのだろう。
「抱かれたいんだろ? 早く解けよ、ほら。解け」
「……今野さん、……何、考えて……」
「うだうだ面倒くさいこと聞くな。自分で腰振ってイクのがいいなら、そうしろよ」
 直哉は忠志を睨んだ。そのまま身体を倒し、忠志の胸に両手を着いて目を閉じると腰を一気に浮かした。身体が離れる瞬間、小さく声を漏らし身体を震わせた。
 そのまま大きく息をつき、忠志から顔を逸らすようにしてゆっくりと起き上がると忠志を縛っている紐を解きにかかった。 手首を縛っている浴衣の紐。足首を縛っている浴衣の紐。
 自由になった忠志は直哉の腕を掴んでベッドに引き倒した。その乱暴なやり方に敏感に何かを感じたのか不安げな顔で見上げてくる直哉に忠志は笑いもしないで言う。
「馬鹿は、お前の方だね」
659風と木の名無しさん:03/10/04 08:58 ID:GxwLIAAG
うをっ!?襲い受けと思ったら、いきなり立場逆転ですか?
げ、激萌……姐さん、素敵すぎます(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァ
660風と木の名無しさん:03/10/04 13:52 ID:kLZaVX90
うだうだヤッてるヒマはねェ!…ってかw
(;´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
661愛の科学反応番外編9:03/10/04 17:42 ID:PIeAN+xv
※スカトロではないけどそれっぽい感じもするので一応注意。


息を止め必死に締めようとするとよけいにローターの振動を感じる。
中のものを出してしまうのは時間の問題かもしれない。
彬は見物に徹したようで、もう俺には触れてこない。何かされて出してしまうなら彬のせいにも出来るのに。
どれだけ耐えたって結果が同じなら早く出してしまった方が良いのに、羞恥と理性が邪魔をする。
そんな調子で結局自分をギリギリまで追いつめてしまった。もう限界だ。
「ぁ…あ…ああっ…」
ぬ、ぬ、とローターが半分顔を出した。入り口がぬるりと擦られ快感が全身を這い回る。
「ゃあああ…ぁっ…でる…っ」
自分でローターを押し戻そうとしたが遅かった。ローターに続いて中からボトボトと床に落ちた。
同時に前も達し、甘い匂いがたちこめる。
「あーあ、ベトベトだな」
「…ッ…ふぅ…ぅ」
「泣くなよ。気持ち良かっただろ?駄目って言ったのにイったしな」
恥ずかしさから俺は泣いてしまった。
彬は達した俺を怒るわけでもなく満足そうな顔で、出したもので汚れた入り口を嘗めた。
「ひ…ぁっ」
「良い具合に溶けたな、入れたチョコレート」
部室でのいたずらの後、お仕置きと言われ彬が買ってきたチョコを入れられていた。
四角く固まった数個のチョコは、俺の中で溶けてローターにかき混ぜられ床に落ちていた。
662愛の科学反応番外編10:03/10/04 17:44 ID:PIeAN+xv
「すげー甘くて美味しい…」
当たり前だろチョコなんだから。俺はもう甘い匂いと気持ち良さで頭がクラクラしていた。
「ローターがチョコまみれだな。嘗めて綺麗にしろよ」
言って床から拾ったローターを俺の口に突っ込んだ。
「んぅ…ふ…」
「あー…もう駄目だ…本当はいかせないままじらしてやろうと思ってたんだけど。慎吾のいやらしい顔見てたら我慢出来なくなった」
「…ぅンッ…!」
そのままいきなり彬は自分の猛りを突っ込んできた。
「ふ!んん…!んー…!」
口が塞がってるせいで苦しい。鼻に抜けた喘ぎがいつもより甘く響く。
「ぅ…わ、んな締め付けんなよ…ッ…」
「ンうっ…ふっ…」
何だかいつもより性急な気がする彬の動きに揺らされながら、俺も余裕無く感じまくった。
663科学です:03/10/04 17:46 ID:PIeAN+xv
お仕置きじゃなくなってしまった…

またしても食べ物を使ってしまってごめんなさい。


鼻血ありがとう(?)です。
664風と木の名無しさん:03/10/04 22:07 ID:l/EL55/k
現代リーマンすげえ……
665風と木の名無しさん:03/10/05 00:34 ID:loEGROlM
古代タン、お待ちしてます
666風と木の名無しさん:03/10/05 09:41 ID:T/EB2yvg
漏れも小説カキタイ(・∀・)
セクハラシチュでイきたいんだが、ネタきぼん
ネタ切れのためカマってチャンでスマソ
667風と木の名無しさん:03/10/05 11:45 ID:wrtX53Jx
愛の科学反応好き好き。今度は彬を絵板で是非。
668科学:03/10/05 17:37 ID:ModLxvF1
>667さん
ありがとうございます。


あまり彬の容姿考えてなかったんだけどー…メガネとかしてんのかなやっぱ。
攻め顔描けないので夢を壊しそうです。
669風と木の名無しさん:03/10/05 20:05 ID:qDY5jcxy
>>666
戦国時代あたりの主従モノが読みたいでつ。。。

主×従でも従×主萌え萌え・・・。
670風と木の名無しさん:03/10/05 21:08 ID:fCxI0Np/
もう、423KBいっちゃってますね。950前に
容量オーバーになること確実のような……。

>科学さま。……やっぱり彬君はメガネでしょう!何と言ってもメガネでしょう!!
671風と木の名無しさん:03/10/05 23:35 ID:TD53uTHE
大正 極道姐さんも
お待ちしとりやす
672風と木の名無しさん:03/10/06 00:19 ID:9TaSdNt6
げ、現代リーマンさん、最高です…(;゚∀゚)=З
萌えさせすぎです…
673卍 忍び・兵馬 卍:03/10/06 00:35 ID:G/gUOixJ
「・・ちぃっ」
刀を構え、自分を取り囲んでいる敵方の忍びの気配を探りながら兵馬は舌打ちをした。
木の陰に6、7人はいるだろうか。その殺気が痛いほどに伝わってくる。
(迂闊だった・・・。)
ギリギリと歯噛みをしても時既に遅し。
近いうちに始まる合戦の為に敵方の兵力を探るようにとの命を受け、領地に侵入したのが5日前。
あらかた探りを入れ終わり、帰って報告をせねばと気が急いた所為で隙ができたのだろうか。
相手方の忍びに囲まれたのはその隙をつかれたか。

(戦って血路を開くか、自害だな・・。)
僅かに思案にくれてみる。
だが、思案にくれている余裕はもう無かった。

ふわり。と気配の1つが動いた。
ガギイイィッ
刀と刀がぶつかる耳ざわりな音があたりに響いた。
シュッと息を吐いて横にはらい、なおも切りつけようとするが、
流石に相手も忍び。身軽に飛びのき、木の陰に入っている。

あたりが一瞬の静寂に包まれた。

―――来る。


674:卍 忍び・兵馬2 卍 :03/10/06 00:36 ID:G/gUOixJ
気配が、一斉に動いた。
ギンッ
夢中で最初の一太刀を払った。
踏みこんで切りつけ、飛びずさり、刃をはらい、懸命に戦う。
(畜生、七対一じゃ勝ち目ねぇだろっ)
実際、そこかしこに浅傷ながらも傷を受け、血が流れている。
(!!っ)
斜め下から風を切って刃が迫ってきたのをのけぞって間一髪でよける。
木を後ろに、背後を守りながら態勢を整えた兵馬の顔からパラリと忍び装束の覆面が落ちた。
同時に頬も切られたのか、ジンジンと熱い。
手の甲で拭ってみるとヌルリと血が付く。
そんな兵馬を見て前で刀を構えている忍びの1人が目だけを出した覆面の奥でニヤリと笑った
「ふん、まだ童か。」
(もう17だよっ!)
心の中で叫んだが、黙ってその男を睨みつけると兵馬は刀を持ちなおし、更に向かっていった。
675卍 忍び・兵馬3 卍 :03/10/06 00:38 ID:G/gUOixJ
キィンッ!ガキィッ!

どれほど戦っていただろうか。
(やばい。そろそろ限界だ・・。)
息が切れ、刀が嫌に重く感じる。
「・・・っ」
正面から襲ってきた刀と切り結ぶ。
が、その勢いに押され足を少し滑らせてしまった時だった。

ザシュウッ

「が・・・ぁっ・・」
兵馬の背中に朱が散る。
夢中で振りかえり様にその者を切ると木に背中を預けた。
(背中が、熱い・・・。)
どうやら、右肩から左の腰にかけて袈裟掛けに斬られたらしい。
ハァッハァッという自分の荒い息とドクドクと脈打つ心臓の音しか聞こえない。
頭を力無く振ってみるが、目の前に立っている男達の姿は霞んだままだ。
「・・・っ・・・」
ふうっと膝の力が抜け、兵馬はドサリとその場に倒れた。

頬に落ち葉と土の感触を感じながら、
「どうしましょう?この場で殺しますか?」
「・・いや、一応連れ帰って尋問してみよう。」
という男達の会話を最後に兵馬の意識は闇にのまれた。


--つづく--
676忍者:03/10/06 00:44 ID:G/gUOixJ
スミマセン、>>669さんのシチュから妄想膨らませて
書き始めちゃいました。。。
時代考証とかまっったく知らないんでつが・・。

もう来るなゴルァとお叱りを受けたら撤退しますんで・・。
677風と木の名無しさん:03/10/06 01:38 ID:T1IneAMc
ゴルァ!!



続き激しくキボンヌ。
678風と木の名無しさん:03/10/06 01:40 ID:WlHdr0RI
(;´Д`)ハァハァ …忍びたん待ってます。
679忍者:03/10/06 05:40 ID:BlamsFiu
ありがとうございまつ(*・∀・)
今まで脳内妄想だけで、文章に起こしたのは
これが初めてなんでつが。。。SS書くのは難しいです。。。

読み返しながら突っ込みどころの多さに我ながら呆れていまつ(;´Д`)

マターリとしか書けないですが、生暖かく見てやってください・・・。
680666 禍つ星:03/10/06 21:20 ID:ZOswYPO5
一切知識無く書いたものです。実在のものとは全く違うことを前提に読んでくだされば幸いです。パラレルです。

草木は眠り星は時を刻む。
 辺りは一層静かだった。光を放つものは星と、星を映す水面のみ。寝惚けた鯉が水面に波紋を刻む。月は既に西に傾き、枯山水の庭石を白く照らしていた。
 その庭の片隅に、白い衣を纏う姿があった。漆黒の髪は腰まで垂らし、鋭利な瞳が星をじっと見つめていた。食い入るように、じっと。
 す、とその目が細められ、彼は立ち上がる。
 玉砂利に構わず素足で踏み入れ、ざりざりと枯山水の流水を乱す。その足が、北へと向いた。
 館の中は静まり返っている。ただ、砂利を踏む音が響いた。
「……これが神託か」
 彼が足を止めた其処に、何者かが倒れ伏していた。不思議な着物を纏う男だった。



 時は戦国の世、それぞれの国が国土を広げんとて策を巡らせ狐と狸の化かし合いをしていた。
 此処、玉造の院は占術に長け、神の覚え目出度い男が住まわせられている。それは、国取り合戦に少しでも有利に働かそうと王が定めたものだった。
 神の覚えか、それとも星を読む能力の高さか、此処、師九里(しぐり)は次第に領土を広げていった。
 玉造の院に住むのは奄深(あまみ)という男。
 その男が、最奥の間に座し、一人の見知らぬ男を見据えていた。
 師九里では海を隔てた大国から渡る着物というものを愛用していた。広く庶民から、王族まで。奄深が見据える男も、また。しかし、変わっていたのはその着物の衣である。どういう細工かは知らぬが、細い金で小さな、精巧な細工がなされていた。
681666 禍つ星:03/10/06 21:21 ID:ZOswYPO5
 黒衣に、一頭の竜が対峙する者全てを睨みすえている。
「名前は?」
 奄深が問う。しかし、男は眉根を寄せて乱れた髪を掻く。日に焼けて精悍な、しかし清潔さをあまり感じさせない男のその所作に奄深の表情に険が浮かんだ。
「湯を浴びせろ、汚くて顔も見ていられない」
 諾々と下座に座していた男たちが不審なその男の両腕を抱え、部屋から連れ出した。
――――昨夜は星の示すがままにあの男を見つけたものの、神は要らぬ者を私に押し付けただけではないのか。そもそも、最近はろくな神託も寄越さない。役立たずの星見等存在する価値もない。
――――これでは、王に見放されてしまうではないか。
 そう、奄深はなんとしても、王に見放されるのだけは避けねばならなかった。
 其れはこの院での地位を保ち続けるためではなく、ただ、一人の男として、此処師九里の王に惚れていたのだ。邪な感情などではない、奄深にしてみれば神と同じほどに尊い存在であった。
 静かになった部屋からは何枚かの両開きの戸を隔てて庭が見える。奄深は其方を見据えた。
 この男がこうして無言で物を見据えていると、妙に神がかって見えるのである。男しては白い透き通る肌と、鋭利な、しかし美しい輝きの漆黒の瞳と髪。
――――初めて王に目通りかなった時は、あの方は何と言った? 
 奄深は一人、既に数年も前のことを振り返る。
――――綺麗な髪だと、厳格な顔を緩めて私に笑みをくれた。だから髪を伸ばしたのに。もっと、綺麗だと笑って欲しくて。
 ふぅ、と静かに吐息が漏れた。ものや思うと人の問いけりとはよく言ったものだ。伏せがちの瞳は女に似た、しかし決して女々しくない色香を孕んでいた。
682666 禍つ星:03/10/06 21:22 ID:ZOswYPO5
――――最近は月に一度も来てくれなくなってしまった。
 このままでは見放されるのではないかと、奄深は危惧していた。見放されればこの院を出ることになる。そうすれば王との目通りも叶わなくなる。
――――王の御心を、留めておかねば。私を頼ってくださるように。この度の隣国との争いで王が命など落とさぬように……
――――もしあの王が冷たい屍になる日が来るとすれば…私も其処でこの命を捨てよう。しかしその前に…
 神の授けたあの男の利用方法を知らなければいけないのだ、と奄深は顔をあげた。先刻までの憂いはない、闇おも見透かすような漆黒の瞳が光を受けた。



「禊をする、準備しろ」
 小間使いの沙耶にそう命じると、沙耶は子供らしい足取りで、しかし急いで禊の間に向かっていった。禊の前にと、奄深は裏の山を一人目指した。
 さして館から離れることなく滝つぼが見える。その傍には草木が生い茂る。しかしただ一角、手入れの行き届いた場所があった。其処に祠がある。
 奄深は二つ拍手を慣らした後、薄布のまま滝つぼに足を踏み入れる。
 神託を受けるには欲を捨て心頭の波を抑えなければならない。波が立っていれば神の声など到底届かない。
 強い滝が痩身の奄深の体を打つ。冷たい上流の水だ。
 印を結び頭から滝を浴びる姿は出来た芸術品のようだ。暫し、半刻ほど水を浴び続けただろうか。
 奄深は漸く目を開き、目元にかかる髪を掻きあげた。雑念を捨てた表情だ。
683666 禍つ星:03/10/06 21:26 ID:ZOswYPO5
 水を切ることなく館に足を向けると、使えの者が止めるのも聞かずに雫を垂らしながら禊の間に迎う。待っていた沙耶が奄深のいでたちに驚きを見せるのを捨て置いて、奄深は禊を始めた。
 冷え切った体を、檜の香りの湯が温かく包む。
 禊を済ませ、清潔な白い着物に袖を通すとキリと帯を結び、庭に出た。沙耶が気を利かせて人払いをしているのだろう、庭は寂々としていた。
 奄深は天を仰ぐ。星などは見えないはずの時刻である。
 しかし、奄深は星の輝きで星を読むのではない。たとえ昼の空には星は存在する。人の目に見えるかどうかを別にしても。
 じっとまた、奄深は池にかかる朱塗りの橋の上で星を読んでいた。
 一刻が過ぎる。
 まだ奄深は動かない。
 ふ、とその表情が曇った。星が何かを伝えたのだ。
「……神よ、あなたは何を考えてそのような……、戯れのつもりか…。」
 奄深は空へと言葉を向けた。まるで其処に神が居るかのように。
 しかし、その後に館へと足を向けた奄深は、託宣に従う。



 その夜、奄深は男を呼びつけた。
「お前は星見を知っているか? 占術の一つだ。空は将棋の台のようなもの。そして人は星に見る。星の動きが、それぞれの人間の宿命。星が消えればその命も消える。天命よ、逆らえないことだ」
「あぁー……」
「どうやら人の言葉は話せない様だな。沙耶にでも言葉を教えさせようか」
 こざっぱりとした着物に着替えてしまえば、この男も見れる顔をしていた。何故此処に着たのか、奄深が何を話しているのか、判らないだろう。
――――言葉を向けるだけ無駄か。
 奄深は内心ごちた。
684666 禍つ星:03/10/06 21:27 ID:ZOswYPO5
「私は昔、病を患った。危険な病だ。生死の境を彷徨い、果てに一度死んだ。そして生き返ったのだ。全ては神の意志の元。」
 奄深は男の下へと足を向けた。下座へと、自ら。男は奄深の行動を見守る。無言のままの、表情の動かない様子はどこか動物じみていた。伸びさしのぼさぼさの硬い髪を紐でくくり、顔の汚れを落とせば鼻梁の通った、気の強そうな眉の男だ。
――――成る程。この男は力が溢れている。
 そう、奄深は感じた。同時に、何か納得したようだ。
「それ以来、私は男でも女でもなくなった。
 男は陽、女は陰という。二つは一対であり、欠かせぬもの。二つが交わるとき、強い力が生まれる。其れが、新しい生だ。
 私は陰にも陽にも属せず、交わっても何も生まれない。しかし、今の私には必要であるのだ、神の言葉をより間近に聞くための力が」
 淡々とした奄深の語りに、男は不思議そうに首を傾ぐだけ。話すだけ無駄と知りながら、まるで言い訳のように言葉を続けた。
「私はお前の主となる。この院では私に逆らうことは許されない。王も、其れを認めている。…悪く思うな」
 奄深の表情は、再び憂いていた。
 男は、ただそんな奄深の表情にも戸惑うばかりだった。
 奄深が、男へと器を勧めた。物を飲むような仕草を見せれば、男も納得の上で其れを受け取った。弱い神酒を勧めると不思議そうに男が匂いを嗅ぐ。
 その一方で同じ形をした徳利から奄深も酒を注ぎ器を傾けて酒を呷った。男が其れに倣う。と、少しむせたか。しかし、男はその味が嫌いではなかったようだ。もっと、と奄深へと器を差し出す。
 奄深は苦笑しながらもう少し酒を注いだ。先刻、自分が飲んだほうの徳利から。勿論、男は何の疑問もなく其れを呷った。
685666 禍つ星:03/10/06 21:28 ID:ZOswYPO5
 直ぐに男は眩暈に似た症状を覚えたようだ。骨太の指が頭を掻く。折角結わえた髪が乱れた。
 その手を奄深がとり、肩を押しやる。易々と男は倒れた。その体に乗りあがると、男の手を着物の裾から内へと導く。何ら下着は纏っていなかった。
 男でも女でもなくなった、と言った奄深のペニスが蝋燭の明かりに覗く。この時奄美深は二十歳を越えていた。其れでありながら、未発達の男根であった。
 過去、病で一度死んだ奄深の体は、男であることを放棄し、夢精の時期を迎えても射精することは無かった。女との性交渉すら全く意味を成さないことである。排泄の機能しか果たさない其れは無意味な男の飾りであった。
 陰部に触れさせられて男は驚いて奄深の腕を払おうとした。
「直ぐに薬でいい気分になる。今は大人しくしていろ」
 言って奄深は帯を解くと男の両手を一括りに纏めた。薬が効き始めて朦朧とし始めた男は奄深と全く違う、逞しい体をしていた。しかし、易々とその手は封じられる。
「あぅ…ぅぁ、ぁ……」
 意味を成さない声を放ちながら、もがく様に男の体が動く。其れを押さえつけながら奄深はその声に不快を感じた。
 まるで、泣いている様な声だったのだ。
「泣きたいのは、こっちだ」
 言って奄深は男の着物を剥ぎ取った。下着もまた。床に着物を広げ、奄深も全てを脱ぎ捨てる。男らしい胸筋に腹筋、日に焼けた肌と深い茂みに隠れて成人男性の姿をした雄がみえた。
686666 禍つ星:03/10/06 21:29 ID:ZOswYPO5
「いぁ、ぁ、ぁぁ……」
 まだ男の抵抗はやまない。とうに薬が効いて夢と現の狭間だろうに。それでも抵抗の力は子供のものよりもはるかに弱い。奄深は男根を口に咥え込んだ。
 いまだ嫌悪感が勝る。
 しかし、口内の其れが形を変えてヌルついたものを零したのを舌で感じると、妙な感が腰に湧いた。まるで男に盛った薬と同じものを味わったかのように。
――――こんな行為は望んでいないのに……
 自分の体の変化を浅ましいと、そう奄深は嫌悪した。
 ピチャッと男の其れが前触れ無く弾けた。いや、前触れがあったにしろ奄深が行為に没頭していたため気づかなかったのかもしれない。
 奄深の相貌を男の白濁が汚した。頬を伝い、鎖骨に落ちる。
 男はうつろな瞳で息を乱していた。
 自分という非力な男の下で、この男は何の抵抗も出来ないのだ。そう思うと、奄深は笑いがこみ上げるのを感じた。
――――嫌々やるぐらならば、いっそ楽しんでしまえばいいんだ。
 どうせ、しなければならないこと。
 それは奄深にとっての諦めだったのかもしれない。若しくは、結果を求めすぎてどこかが壊れてしまったのかもしれない。
「随分と堪え症がないんだな……」
 侮蔑の言葉。どうせ、この男にはわかりはしない。嘲笑いながら奄深は男の吐いた白濁を指で拭った。其れを後腔へと塗りつける。
 奄深とて、男同士がどうやって交わるのかは知っていた。初めてのその箇所を、自ら指で開き、男を受け入れる準備をしていく。
――――稚児が泣いてよがるという話は聞いていたが、全然気持ちよくなど無いじゃないか。
 気持ち良いどころか、その逆の感覚を、秘所は生んでいた。其処は指という異物を嫌うように締め付け、指を増やそうとすると爪が引っかかって痛みを生んだ。
「っく……クソ……」
 何だって神はこんな不便な神託を寄越したのか。先ほど感じた情欲に似たものすら失せてしまいそうな生々しい感覚だった。
687666 禍つ星:03/10/06 21:30 ID:ZOswYPO5
「あぅ……っ ああぁ…」
 奄深が声変わりし損ねた声で鳴き、組み伏せられた男はだらしの無い獣じみた声を漏らしていた。男も本能に従って腰を揺すっていた。
 一つになった影が獣じみた動きを繰り返し、やがて奄深の悲鳴じみた、押し殺した声が上がった。
「っひ、ぁ……―――」
 白濁が中に吐きつけられ、奄深の体は限界まで反った。
――――ナカ、熱い……っ
 焼け付くように中が熱く感じられ、そして何かが自分の中から押し寄せた。ブルッと身を振るって奄深はその感覚をやり過ごす。
 どうせこの男と違って吐き出すものも無いのだ。
 ナカにヌルつきを感じながら奄深は緩慢に男から退いた。下肢がべとべとに濡れていた。思えば其れは奄深が零した先走りである。其処は女の陰部のようにただぬらぬらといやらしい光を放っていた。



 後日奄深は、星の動きを寄り確実に読み取り、新たに神託を授かった。其れを文で届けさせると、驚いたことに三日後には王が久方ぶりに院を訪れた。
「お前の神託のおかげで協定を渋っていた北の隣国と協定を結んだ。西の、加羅邊(からべ)が攻めて来る前に攻め落とすことも叶うというもの」
 上質の衣を重ね、香を焚きしめた王が屈託なく笑いながら池の上の橋を渡る。
「其れは喜ばしいことです。しかし、神託が無くとも貴方なら協定を結ぶことも出来たでしょう」
「褒めても何も出んぞ。加羅邊との争いが勃発してから一年、うちの姫を差し出そうと姫を馬を送ろうと北の籐武(とうぶ)は応じようとしなかった。苦戦していたんだぞ」
 からからと王は笑う。奄深は王がこのように笑うのを暫く見ていなかった。
688666 禍つ星:03/10/06 21:30 ID:ZOswYPO5
「其れが、お前のいうとおりに腕のいい武器職人を師として貸し与えることを提案したら直ぐに快諾だ。」
 風が吹き少し色を変え始めた初秋の紅葉が揺れた。
「有難うな」
「いえ……貴方のためならば」
 もし自分が仕えているのがこの王でなければ、こんな殊勝な気持ちも起こらないだろうと奄深は思っていた。強く優しいこの王だからこそ、ついてこれたようなもの。何処の国が落ちるとも判らない戦国のこの世で。
「しかし、まだこの国を守るのには敵が多い。加羅邊を攻め落とすか、それとも巧く協定を結ぶか……しかし、あの国の王は気性が荒くてな」
 奄深は王の言葉に笑った。
「何処の王もそうでしょう。貴方ぐらいですよ、これほどおおらかで、其れでいて強いのは」
「買いかぶるな」
 くすぐったくてしょうがないと王が笑い、大きな手で奄深の髪を撫でた。伸びたな、というように指先で黒髪を弄ぶ。
「加羅邊を如何すべきか、星に尋ねておきましょう」
「ああ、頼む」
 ええ、と奄深は笑って、簡単なことのように応じた。



 カツカツと石畳に足音が響く。
 此処は食物などを過去貯蔵していた地下を改造させたもの。細い道を辿った奥に明かりが見えていた。
「沙耶、そろそろ食事になさい」
「はぁぃ」
 少年らしい声が応じ、檻から出てきた。
「アマミ様、出口までついてきて下さい。物の怪が出そうです」
「こんなところに物の怪は出ないよ。沙耶は怖がりだね。さぁ、いこう」
689666 禍つ星:03/10/06 21:31 ID:ZOswYPO5
 奄深は沙耶の申し出を快諾し、その小さな背を軽く押して促した。
「明星(あけぼし)はね、奄深様のこと怖がってるみたいなの。さっきも。何でだろう、奄深様はこんなに優しいのに。でも、何で明星はあんな所で暮らしているの?」
「さぁ、なんでだろうね。明星は他の国から追われているから、此処が一番安全な場所なんだよ」
 子供相手に嘘をつくことに全く罪悪感など感じなかった。
「そっかぁ。明星はね、少し言葉を覚えたよ。というか、思い出したみたい。言葉、忘れてたみたい」
「そう、じゃあ元々は話せたんだね、言葉。いろいろ思い出させてあげて」
 沙耶との会話はあっという間に終わった。扉を開くと夕日がさして眩しかった。今日は此方はいいから、沙耶は早くお休み」
「はぁぃ」
 言って少年はタタッと廊下を走った。
「王様とお話できたの?」
 と、沙耶が振り返った。頷くと、そっかぁ、と嬉しそうに笑ってまた走り出す。王を慕っていることを、子供ながらに悟られたのだろう。
 しかし、どうせ叶わぬ想いだ。
 奄深は何かを吹っ切るように首を振った。
 そして扉を閉めると、閂をかけた。うっかり沙耶が入ってきてはいけない。
 奄深が折越しに姿を見せると、男は低く警戒したように唸った。奄深は全く、というように腰に手を添え、暫し男を見下ろした。
 あれから、男が正気に戻ったときにもう一度体を交えた。それ以来、この拒絶のしようだ。
690666 禍つ星 (注:鞭打ち):03/10/06 21:33 ID:ZOswYPO5
「言葉を元々知っていたそうじゃないか。どうしてだ?」
 そう問いながら奄深は手近にあった鎖を引いた。
 緩みを持たせて男の手を拘束していた鎖が滑車に巻き取られ、男は膝立ちに体を支える程度に釣られた。足には鉛の玉を括ってある。
 六つを過ぎたばかりの沙耶には、重そうだと咎められたが仕方ないんだよと適当に誤魔化してある。
 部屋の端に竹を裂いて粗を取っただけのものがある。手に衣を巻いて其れを取ると男は猶一層敵意を剥きだしにした。
 奄深は近づき、薄衣の男の肩を打ち据えた。綿が裂け、皮膚が裂ける。男は立ち上がろうと膝立ちから立ち上がろうとしたが鉛の玉が其れを阻止する。
 もう一度、またもう一度、男が敵意を剥き出しにする限り奄深は男を打ち据えた。
「私は神からお前を授かった。お前との交わいで私は力を得、そして……」
 しかし、奄深は言葉を絶った。
 あの方の名前を出す必要も無い。神が私に与えた、他に役に立てようの無い男だ、そう思ったからだ。
 群青の衣は所々裂け、そして血を吸って黒く染まっていた。
 決して内臓に負荷を与えることの無い竹鞭は甚振るには丁度いい。
「痛いよりは、気持ちのいいほうが好きだろう」
 言って奄深は血の突いた鞭を捨てた。
 男に近づき、腹部を蹴りつける。さして力もない奄深だが、急所をつけば男とて堪らない。低く呻いて大人しくなった。その口を割って、乾燥させた葉を口に押し込んだ。
「ッツ……」
 男がその指に噛み付く。反射的に奄深は男の頬を打ち据えた。
「何で、協力しない」
 苛立ったように奄深は男の頬を幾度も打ち据え、男は其れに耐えるために歯を食いしばった。其れにより男の口内に押し込まれた葉が効果を発揮する。
 子供の掌のような形をした葉は、人を大人しくさせるにも丁度いい。
 男の体が次第に緊張を解いていく。いや、弛緩していったのだ。
 ジャラッと甲高く鎖が鳴った。男の体が操りの糸を失った人形のように崩れ、奄深は再び男の上に乗り上げた。そして、流れる傷口の血を舐め啜る。
691666 禍つ星:03/10/06 21:34 ID:ZOswYPO5
 不思議と、男の血は奄深を興奮させた。
 男の着物の裾を割り、男根を掴みだす。まだ柔らかな其れを、時折爪を立てながら扱いていく。その間も奄深は血を舐めた。口の端が少し血に汚れた。
 明星の其れは徐々に高ぶり、興奮に雫を零す。ぬるぬると先端がぬめりを帯びたのを確認してから、奄深は香油を菊座へと塗りこめた。
「っくぁ……」
 慣れないまま三度目の情交を果たした奄深の其処は目に見えて傷ついていた。
「っあぁぅ……」
「ほら、明星も気持ちいいんだろう?」
 ふふ、と笑いながら奄深が言った。蝋燭の光を受けたその表情は何処か、壊れていた。
「っあ、あぁぁっ……気持ちいぃ…… っあ、ぁ……っ」
 決して膨張して欲望の形を取ることの無い自身を奄深は掌で擦っていた。其れは何処か女の自慰めいていた。ぬちゃぬちゃといやらしい水音ばかりが響く。
 蝋燭の明かりに光る男根が出入りする様は官能。声を堪えることを忘れた明星の悦楽の低い声と、声を堪えようともしない奄深の高い声が交わる。
 奄深は絶頂へと幾度も上り詰めるような錯覚を覚えていた。
 ナカをかき回す男根の与える快楽に震え、もっとと求めて腰を揺すりたてる。其れがまた深い快楽を呼ぶ。
 不意に、グンッと男が腰を突き上げた。
「アゥッ」
 明星はたるんだ鎖に拘束された腕で奄深の腰を掴み、そして腰の力だけで突き上げ始めたのだ。
 奄深の体が荒海に遊ばれる小船のように揺れた。
「ひぁぅっ… アァ、あああ……っ!?」
 ビチャっとナカで雄が弾けると、奄深は体をビクビクッと痙攣させ、絶頂間を味わった。
 と、石畳にちょろちょろと水が落ちる音が聞こえた。
「あ、ぁぁ、ぁ………」
 恍惚とした声を上げる奄深。
 その未発達な、濡れたペニスから透明な液体が零れ、床に落ちていた。絶頂こそ迎えなかったものの、放尿が絶頂に酷似した快楽を奄深に与えた。
 明星の腹を、足を汚す其れは男の傷にしみているはず。しかし、痛みを感じている様子はない。まだ先ほどの葉が利いているのだ。
――――ああ、掃除をしなければならない……
――――星を、読まなければ………
 そんな事を思いながら、奄深は蝋燭の明かりの元うっとりと笑っていた。


終わり。
ではおやすみなさい。(小学生かよ)
693勝手にしおり:03/10/07 00:46 ID:JMWHQaJe
土曜日の憂鬱
>>10-13

セクハラでポン
>>24-26 >>34-37 >>51,52,58,59 >>64-67 >>91-93
694勝手にしおり:03/10/07 00:47 ID:JMWHQaJe
赤い鬼
>>30-32 >>61,62,71,90,105 >>108-112 >>120-122
>>128-130 >>132 >>164-166
695勝手にしおり:03/10/07 00:48 ID:JMWHQaJe
ファザーファッカー
>>46-49 >>98-101

79タン軍人モノ
>>82,83

土曜日の憂鬱 初夏
>>139-145 >>146-150

タイトルなし
>>173-177 >>180
696勝手にしおり:03/10/07 00:48 ID:JMWHQaJe
愛の化学反応
>>183-187 >>230-233 >>253,254,256 >>296-299 >>349
>>365-368 >>425-427 >>434-436 >>509-511
697勝手にしおり:03/10/07 00:50 ID:JMWHQaJe
続・亮×和樹
>>200,209,211,212 >>260-263 >>293-295 >>350-352
>>358,359,374
698勝手にしおり:03/10/07 00:52 ID:JMWHQaJe
ゴッド&ドッグ〜神様〜
>>201-206 >>215-224

ゴッド&ドッグ〜犬〜
>>236-240 >>250

夕電の狂宴
>>241-244 >>316-320

土曜日の憂鬱 夏
>>268-276 >>278-283

「Hey,baby.」
>>399-404

連投スマソ…。まとめているうちに夢中になったんだが、
怒られるような気がしてきた…。
画虎類狗
>>409-417
699風と木の名無しさん:03/10/07 02:52 ID:rezqZOkP
GJ!
700風と木の名無しさん:03/10/07 10:37 ID:iDf1afi6
693さんお疲れ様〜。


絵板かきこんで来ました。
701卍 忍び・兵馬4 卍:03/10/07 13:34 ID:FGM4M3tb
ピチョン・・。
水が滴る音と、額に置かれる冷たく濡れた布の感触で、
兵馬は僅かに意識を取り戻した。

(熱い・・)
まず感じたのはそれだった。身体が熱く火照っている。
特に背中は燃えるように熱く、脈打つたびに
ズキンズキンと鋭い痛みが身体に走る。

鉛のように重いまぶたをこじ開け、薄く目を開くと、
見知らぬ木の天井が目に入った。
(どこだ、ここは・・。)
部屋の中に布団を敷いて寝かされていることは辛うじて分かるのだが、
何故背中がこんなにも痛く、何故このような見知らぬところで
寝かされているのかを必死で考えようとしても
背中の刀傷が原因の高熱で朦朧としている頭では
思考が形を成す前に霧散してしまっていた。

ふと、自分の隣に人の気配を感じて兵馬は身じろきした。
702卍 忍び・兵馬5 卍 :03/10/07 13:35 ID:FGM4M3tb
「・・・あああっ!! ・・ぁ・・ぐぅ・・・。」
身じろきをして背中の傷が床に擦れて生じた、
もの凄い痛みが兵馬の口から悲鳴をあげさせる。
「気付きましたか。」
女の声がすると同時に声の主が兵馬を覗きこんだ。24、5の女だろうか。
「まだ動いてはなりませぬ。傷口が開くゆえに。」
言いながら兵馬の口に椀を当てがい、少し傾ける。
口に冷たい水が流れこんできて、兵馬はそれを夢中で飲んだ。
その時初めて自分の喉が乾ききっていたことに気付いた。

「・・ここは?」
ふうと息をつき、かすれた声を絞り出す。
「ここは・・・詳しくは言えませぬが、山内様の領地内です。」

(  山内・・  領地・・)
そこはと言えば兵馬が探っていたところなのだが、
今の兵馬は頭の中でその単語が意味も無く回るだけであった。
再び目の前が暗くなってくる。

「・・・して、そなたの名何と申すのです?」
遠くで女の声が響く。
「・・・ひょう・・・ま・・」

兵馬の意識はまた暗闇に引きずり込まれた。
703忍者:03/10/07 13:40 ID:FGM4M3tb
仕事中にストーリーを考えちゃうと兵馬タンのあえぎ声が
頭に木霊して集中できませぬ・・・w

先に謝っておきます。
兵馬タン、いじめっ子の私をゆるして・・(つД`)

>>693さん
グッジョブです!!お疲れ様ですー。
704風と木の名無しさん:03/10/07 20:00 ID:Nls0Oa5A
極道様や古代史様もイイところで切れてしまって続きが激しく気になりまつ。。。



705風と木の名無しさん:03/10/07 20:04 ID:TXl9DyM2
>>693 お疲れですー。私も作ろうと思ったけど脱落したー。便利ー。

>>700 あっちにレスするべきか迷ったけど、こっちで。
もう!!ツボ直撃でございます。うわあぁぁぁ…は、鼻血!好きだー!!
706卍 忍び・兵馬6 卍:03/10/07 23:24 ID:ZKOTwk+d
兵馬は女に粥を口に運んでもらう時や、薬湯を飲ませてもらう時、背中の包帯を交換してもらう時以外はほとんど寝ていた。
だが、高熱のせいで眠りは浅く寝ているのか覚めているのか分からない。
(目が覚めている時でも頭の半分以上に
靄がかかったようになって夢うつつだったのだが。)

その状態でうつらうつらとしている兵馬がいる部屋の次の間で、
男と女が言い争いをしていた。

「冶三郎様、今一度考え直して下さいませ。
傷がほとんど癒えてない上に熱も下がっておりませぬ。
今のあの者には酷すぎます。」
言い募っているのは兵馬の世話をしている女であった。
「一度は無くすはずの命だったのだ。
もし今落とすことになっても大差はあるまい。」
横柄に応じたのは、兵馬を捕らえた忍び達を指揮していた男、冶三郎である。
「まだ尋問も終わっておりませぬ・・!」
「ふん、構わぬわ。あの程度の下忍、そう重要なことを知っているとも思えぬ。」
「ですが・・」
「千夏よ。」
尚も言い募ろうとする女―千夏―を冶三郎が遮る。
「下忍のお前が上忍の俺にいつから指図できるようになった?」
「・・はっ。」
千夏が頭を垂れる。
そう、上忍の命令には絶対服従が忍びの掟であった。
707卍 忍び・兵馬6 卍 :03/10/07 23:26 ID:ZKOTwk+d
襖を後ろ手で閉めた冶三郎の目は凶暴な欲望にギラギラと光っている。

冶三郎は刀を置き、袴を脱ぐと兵馬の枕元に片膝をついてその顔を見下ろした。
兵馬は眉根を少し寄せ、ハァハァと浅く早い息をつきながら眠っている。
頭は半分枕からずり落ちてしまっており、千夏が額に乗せた
濡らした布は落ちて布団に染みをつくっている。
総髪に結っていた髪は今はほどいてあり、
その端正な顔に一房かかっていた。

掛け布団を剥ぐと馬乗りになって前屈みになる。
顔にかかっていた髪をかきあげ、再度覗き込んだ。
額にうっすらと汗をかいており、そこに髪の毛が張りついて
何ともいえぬ艶めかしさを醸しだしている。
708忍者:03/10/07 23:36 ID:ZKOTwk+d
やっとここまでキター!!
次はエチシーン書くぞー!(*・∀・)=3ムハー

お読みになっている方にお聞きしたいのですが、
書き方はどうでしょう?ダラダラ長くて読みづらい。
ということとかありませんか?
そこらへんのさじ加減とかまだよくわからないので・・・。

私も極道サマや古代史サマの続きを
ハァハァしつつ待っております・・(*´д`)ハァハァ
709風と木の名無しさん:03/10/07 23:46 ID:tJ2CXUXD
漏れはリーマンさん待ってます。
いいとこで止まってるし(;´Д`)ハァハァ ミンナイイトコドマリカヨ
710風と木の名無しさん:03/10/07 23:55 ID:f9kMX9xn
同じく現代リーマン禿萌え(*・∀・)=3ハアハア
711風と木の名無しさん:03/10/08 00:48 ID:yDT56lJ1
>忍者サマ
別に読みづらいとかないです。
自分にはちょうどいいくらいですね。
そんなの気にしないで続き書いてください。待ってます。

現代リーマンサマも待ってます。
712風と木の名無しさん:03/10/08 01:14 ID:nZBdhmk8
このスレで、今まで苦手だったリーマンに目覚めてしまいますた・・・
責任とってくださいませ、リーマン様!!(w
713風と木の名無しさん:03/10/08 14:24 ID:4uMWq/ud
忍者さま、666さま 乙かれ様でございました。
萌えました。萌えつきそうです・・・・

714風と木の名無しさん:03/10/08 14:54 ID:eFyIBu4S
「さま」とか「ませ」みたいな、オリジサイトBBS特有の口調にぞわっとするのは私だけ?
2ちゃんなんだし、殺伐とまでは言わないが、もう少しさらっと行こうや
715風と木の名無しさん:03/10/08 18:26 ID:6I1kzoLr
>>714 こまい事にこだわらずにさらっといこうや(ry)
716風と木の名無しさん:03/10/08 19:58 ID:UUdRg306
>>714
マア(・∀・)bイイジャン
717風と木の名無しさん:03/10/08 21:46 ID:1xKSDnfy
>>714
「さま」とか「ませ」ってオリジサイトBBS特有??
そういう認識にちょっとびっくり……。
718卍 忍び・兵馬7 卍 :03/10/08 22:35 ID:H+jzhX/l
つう・・。
冶三郎は捕らえる際に自分がつけた頬の傷に指を沿わせた。
「・・ん・・・。」
眉をしかめて兵馬は顔を背けようとする。
その顎をつかみ、少し開いている唇に口づけをした。
そしてそのまま舌を差し入れる。

「・・・んぅ・・・・ふ・・・・ッ・・」
突然襲われた息苦しさから逃れようと兵馬が
無意識のうちにあらがう。
しかし、押しのけようとした腕は苦も無く布団に押し付けられて封じられた。
冶三郎は歯列をなぞり、舌を絡ませて執拗に兵馬の口内を蹂躙する。
さして広くもない部屋に、兵馬のくぐもったうめき声と
唾液の混じり合う淫らな湿った音が響く。
719卍 忍び・兵馬8 卍 :03/10/08 22:36 ID:H+jzhX/l
しばらくして漸く満足したのか、冶三郎は唇を離した。
その唇と兵馬の唇との間を唾液が糸を引いて銀色に光る。

「ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・」
ようやく得られた空気を吸いこもうと必死で呼吸を繰りかえす兵馬を、
冶三郎は組み敷いたままの態勢で見下ろし自分の唇をチロリと舐める。
そして・・・兵馬が今まできつく閉じていた目をうっすらと開いて冶三郎を見上げた。
その目は高熱のせいで潤んでおり、朦朧としているのか焦点が合っていない。
そんな兵馬の目を見て冶三郎は自分の欲望がさらに高ぶるのを感じた。
嗜虐心と征服欲が煽られ、冶三郎の中心に熱を集めていく・・。
720風と木の名無しさん:03/10/08 22:36 ID:azMzfANx
>>717
だからさらっといくんだってば。

創作と関係ないのはスルーしてくれ。
721風と木の名無しさん:03/10/08 23:26 ID:vpMguvxB
一時期は廃墟寸前まで廃れてたはずなのに
なんなんでせうか、ここ最近のこの活発な鬼畜ぶりは!!(w
しあわせですー!
722風と木の名無しさん:03/10/09 02:48 ID:0U7pZhkA
微スカ風味につき注意。
現代、居候とご主人様、甘系弱鬼畜。

-------

直哉は栄太の下着を引き下ろす。そして臀部に舌を這わせ始めた。
ぴちゃ、ぴちゃ、と舐められる感触に栄太は震えながら耐え、
直哉の前に腰を突き出し、四つんばいの姿勢を保つ。
栄太が腰砕けになる寸前までそうしてきめ細かな肌を舐め上げた直哉は、
震えている小さな入り口に薬剤のチューブを差し込んだ。
「あぁっ」
何をされるのかわかって、栄太が慄くように震えた。
チューブの中身がぷちゅぷちゅと直哉の手によって中に注ぎこまれていく。

ひくつく蕾の中にすべての薬剤を注ぎ込んだ直哉は、
それを脇のゴミ箱に投げ込んだ。それからまた、栄太の臀部をぺちゃぺちゃと舐める。
蕾はすぐに薬剤の効果を受けて激しくひくつき始め、ひくひくと痙攣しだした。
栄太は頬を赤く染めて必死に耐えている。
その姿にまた欲情しながら、直哉はきめ細かな肌をたっぷりと嘗め回して味わった。
「な、…直哉様…っ、お許しくださ…」
「何を?」
栄太はふるふると腰を揺らして排泄欲に耐えながら懇願する。
「お願いし…ます…あ、あ、…も…ぉ」
「こんな所で粗相したら、裸のまま外へ追い出すよ?困るだろ?居候する家がなくなったら」
「…っ、なぉ…ゃ…さ…まぁ…」
やわやわと撫でまわすことで、更に栄太の排泄欲求を煽る。
蕾はまるで苛められているかのように赤くなって震えていた。
否、事実直哉が苛めているのだ、日々こうして。
723風と木の名無しさん:03/10/09 02:49 ID:0U7pZhkA
潤んだ瞳で許しを請うて哀願する栄太の姿はとても扇情的で、
その姿の愛らしさに直哉は目を細める。
直哉は優しくその尻を撫でながら甘く囁いた。
「もう、何?どうしたの?」
「……ぁ、…あ…もう…我慢が…」
「何を我慢してるの?顔、真っ赤にして…。顔だけじゃないね、
ココもこんなふうに…赤くしてる。言ってごらんよ、俺に何を許して欲しいの?」
「お………おも…らしを…」
栄太はがくがくと腰を震わせ、必死で耐える。
直哉は笑って蕾にちゅう、と吸うようなキスを施した。びくん!と栄太の体が跳ねる。
「こんなに震えて…」
もう一度、ちゅう、とキスをする。
吸い出すようなキスは、我慢を強いられている蕾には辛い拷問だった。
栄太は限界間近で震えながら許しを待っている。

直哉は再度、幾度犯されても慎ましい蕾に唇を押し当て、
ちゅうう、と吸う強めのキスをしてやって、それを堪えた褒美に許しを与えた。
今にも粗相をしでかしそうで、栄太はもう気が気でない。
「いいよ、行ってきなよ。でも立っちゃだめだよ?零しちゃうかもしれないから」
栄太は頷いて、四つん這いのままトイレへ向かった。

-------

衝動的に部分的に。
前も後ろもないです、すみません。

職人の皆様、いつも楽しませて頂いてます。感謝。
724風と木の名無しさん:03/10/09 10:35 ID:WTTUXQOW
>>721
同意。幸せ・・・(*´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァh(ry
725風と木の名無しさん:03/10/09 18:06 ID:/BeunmeZ
>871
私は最下層の人間ですが、臆面もなく息をしております(゚Д゚)ゴルァ!!
がんがれー!
726風と木の名無しさん:03/10/09 18:11 ID:/BeunmeZ
誤爆してしまいました。
糞虫が人を応援しようとするとこんなことに…
ごめんなさい。
727風と木の名無しさん:03/10/09 19:36 ID:a5+Ccvyr
>>726
…もっと高く尻を上げろ
自分でそこを広げて売女の様にねだって見な
そうすれば糞蟲のお前にもささやかな慈悲をくれてやろうじゃないか。

と糞虫と言う単語に釣られて投下。
悪ふざけスマソ。
728風と木の名無しさん:03/10/09 20:36 ID:D1jLOfdi
このスレに入り浸るようになってから普通のシチュじゃ萌えない
身体になってしまいました。。。

鬼畜マンセー
729風と木の名無しさん:03/10/10 10:18 ID:zMvx9RQl
>722
主従鬼畜キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
萌えツボなので、続き期待してます。

>727
GJ!
730風と木の名無しさん:03/10/10 11:52 ID:pSm57/1J
糞虫…一瞬スターオーシャンスレと間違えたかと思った。
731風と木の名無しさん:03/10/10 13:55 ID:b863dPgl
>>722
糞虫の心にヒットしました。
ご主人様がイイ!!
732風と木の名無しさん:03/10/11 02:00 ID:pdWFO9T+
直哉ってありふれた名前なんだろうかと、ふと思ったりして。
…いや、たまたま現代リーマンに登場してた名前だったから。
733風と木の名無しさん:03/10/11 02:15 ID:WtPcX9I0
>>732
マア(・∀・)bイイジャン
734科学:03/10/11 03:21 ID:GTvi3Sh3
ハッピーエンドに向けてつづきを考えてるともう甘々な方向にしか行かなくて、スレ違いになるので書き込みは辞めておこうと思います。 長々と書かせて頂いてありがとうでした。 また他の萌えネタが出来たら書き込みしたいと思います。 名無しに戻りまーす。
735風と木の名無しさん:03/10/11 03:54 ID:tCGIWbdq
>>734 どこに行けば続きが読めるのか教えて・・・

さあ、3連休だ。滞ってる良作品がいっぱいですからなぁ。
楽しみ・・・・(*´Д`)ハァハァ
736風と木の名無しさん:03/10/11 10:08 ID:Hi1k+hZs
>>734 絵も文も大好き萌え萌えだったので続きが読みたいのです。
SMに関係が無くても作品があれば見たいし、読みたいです。
以前、本来絵描きと言う書き込みがあったので絵がメインのサイト持ちの方かなー、
絵も文もイケるなんていいなー、と思っていたのですが…サイトにお伺いしたくても
この場で聞く訳にもいかず。悶々。
737風と木の名無しさん:03/10/11 12:27 ID:s9sdokeX
モララーのビデオ棚というスレもありますんで参考に
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1051177464/
738風と木の名無しさん:03/10/11 12:51 ID:5Sc9w4Zi
なんで他の人が投下中の話の中の名前をわざわざ使ってSSを投下していく
のか判らない。他の人の作品のイメージもあるだろうに。
正直アレ?と思ったけど、それが、 マア(・∀・)bイイジャン で許される優しいスレだったのか。
最近誘い受けも多いよね。それでもみんな変に優しいよね。
また荒れるのが怖いのか知らんけど、ちょっと優しすぎるような。
739風と木の名無しさん:03/10/11 13:30 ID:2Lj/CgCT
>738
全員が全員、書かれてる物を読んでいるわけじゃないだろう。
それとも次スレテンプレに追加するか?
「投稿する人は名前の被りがないかどうか、検索してからにしてください」ってw
そんな細かい事言ってたら、そのうち
「その名前は前スレの○○と同じです」とか言い出す香具師が出てくるぞ。
投下中の物と被なければいいってことでも、途中で止まってたら判断も難しい。
ガイシュツものは禁止とかにしたら、そのうちまともな名前のストックはなくなるしなー
イメージ云々言い出したら、実在の有名人と同じ名前でイメージが狂うからとか、キリがないぞ。
740738:03/10/11 14:21 ID:ZrS7OKKY
>739 名前のかぶった人の話がほんのちょっと前に書かれたSSだったのと、
あきらかにその話が投下中である事と、職人の皆様いつも楽しませて頂いてますと
>722にあった事で何だか引っかかったのです。失礼しました。
もちろん検索すべきとか、前スレの名前使うなとか、実在の人物の名前つかうなとか
そんなことは思ってもおりませぬ(w
741風と木の名無しさん:03/10/11 16:10 ID:sR983+Gs
こまい事にこだわらずに(ry
742風と木の名無しさん:03/10/11 17:28 ID:7Mr1QQoM
コダワリ以前 しかし
気にしない人はテンプレに何書いてもまた違う部分でぶち壊しな投下する罠
そういう人の事を気にしてルール増やして窮屈なスレにするのはアフォらしい
743風と木の名無しさん:03/10/11 18:12 ID:COCu2e9/
そういうのって、ここの決まりというより、社会通念的、倫理的、常識的問題。
他人と認識のずれがあるのはしゃあないよ。だから、まーいーじゃん。しゃーないじゃん。
あきらめろ。
744風と木の名無しさん:03/10/11 18:15 ID:COCu2e9/
あーーーーーーあげちゃった・・・・・
ごめんなさい!!常識がないのは私です。
もう、どうせ叩くなら私を叩いてください・・・・・・ほんっと、すいません・・・・
745風と木の名無しさん:03/10/11 18:59 ID:z0Oq+zRH
>>738
円形脱毛症は直った?
746科学:03/10/11 19:52 ID:GTvi3Sh3
作品全部読んでなくてたまたま名前が被った不慮な事故でしょう。
それとも作者さんの想い入れのある名前だとか。


>735.736さん
ありがとうです。
でも私エロを発表してるのってここだけなんですよねーサイトも無いし活動もしてないので。
文章の方はここで書いたのが初めてなので(赤い鬼…)萌えと言って貰えて嬉しいです。

続きを書くときがあればここにお知らせします。

長々と語りスマソ。
今度こそ名無しへ。
747風と木の名無しさん:03/10/11 20:44 ID:J7MbUu2j
>>744
イイコエデナケ!
(`д´)ノビシバシΣ(;´Д`)アアン
748風と木の名無しさん:03/10/11 21:08 ID:0fuM1VF8
>>746 赤い鬼もそうだったのかー…。凄いなー…。なんでも書けてうらやましい。
どちらもすごい萌えだったし、どちらも続きが気になります。
もちろん新しいのも読みたいし。
続きでも番外でも新作でもこちらの再登場をお待ちしてます。
(本音を言うと……サイト作ってくれぇーーーー!!!なんですけど)
749風と木の名無しさん:03/10/11 21:39 ID:HPS3m0Gq
うるさいこと言う>738も、しっかり煽りに来る>745も黙ってくれよ。
読んでますと書き込むならせめてもう少し読んでくれ>722よ。
何より、スルーできずにこんなの書き込む>749逝ってよし、という事で。

もし、現代リーマンの続きが投下されてもなんかもう、素直に読めんわ。
750風と木の名無しさん:03/10/11 21:59 ID:COCu2e9/
私は素直に読むので現代リーマンの続き激しくキボーン・・・・
751風と木の名無しさん:03/10/11 22:49 ID:8rqTnXdf
知られざる不況の原因。
こないだ、久々にボーイズゲーム買いました。
BLゲーも、だんだん「ウィンドウズのみ」が増えてきましたね。 BLゲーム
くらいは、ギャルゲーの轍を踏んで欲しくないですのですが…… ギャルゲー
は、ウィンドウズが出た頃から、皆がみなウィンドウズオンリー。そのため、
確かに大多数はゲーム可能なのでしょうが、Macなどのユーザーが不遇を囲わ
されるという結果を生んでしまいました。私の友人も、嘆いていて、「ユーザ
ーで集まって、訴訟を起こす」などということまで云ってました。 一方のBL
ゲームは、出始めたときはMacもできるのばかりだったのに、ギャルゲーのソフ
トハウスが別レーベルでBLゲーに進出し始めた頃から、ウィンドウズオンリーの
が出現。 それで、コミケットに行ったとき、企業エリアに出ていたところに、
「Mac版は出ないのか」と聴きました。答えは、「Mac版をつくる設備がない」
おい、ちょっとマテ。設備がないからつくらない?
ないなら設備を入れろよ、そんな些細な投資をケチって、女性に多いMacユーザーをな
いがしろにするのかい。ふさげなるなっての。 その些細な投資で、売り上げは増え、
設備を販売した企業も潤い、周り回って、日本の景気も少しは上向くのに……。我が
のことしか考えないんですね。 ウィンドウズだけしか出ないソフトは、ずばり、欠
陥ソフトです。そんなの売るな! もちろん、Mac版だけ、でも欠陥です。 けちけ
ちしてうまみだけを掠めとろうなんて考えは、国のために今すぐ捨てて下さい! 
「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないですが、ウィンドウズ・マッキントッシュ両対応
を出すだけで、国が潤う結果をもたらすのです。 早く気づいて欲しいですね……
ここに、したい人間がいるんですから。けちけちせんと、ドーンとMac版も出しなさい!
それでも嫌なら、私にウィンドウズエミュレーションソ フトを安く買わせて。
もう一つ正直なこと云うと、ギャルゲーソフトハウスが、売れるからとBLゲームに進出して
いるわけですが…売りたいなら、Mac版も出さないと、意味ないですよ。てか、出さない
なら元のギャルゲーに帰って欲しいです。あざとくて、いい 気分じゃないです……
752勝手にしおり:03/10/12 00:36 ID:ngAJhRHE
レス消費イクナイ!とお叱りを受けるのではとビクビクしておりましたが、
便利に思って下さる方もいらっしゃるようなので、まとまっている部分を追加します。

中国風断片
>>439-444 >>445-450 >>451-456 >>457-461
>>462-464

666 禍つ星>>680-692

タイトルなし(スカ風味)>>722,723

間違いがありましたらフォロー入れて頂けるとありがたいです。
753勝手にしおり:03/10/12 00:41 ID:ngAJhRHE
ここでの続きは終わりのようですので、しおりアップします。
愛の化学反応番外編
>>531,532 >>536-539 >>649,652,661,662

続きはどちらで読めるのか、是非お知らせ願います。
754722:03/10/12 00:59 ID:53dse3Md
問題の722です。
名前被り、平にお許しを。他意は全く有りません。
(過去にサイトで書いていたオリキャラの名です)
読んで頂ける方には、脳内名前変換をお願いします。
なんとでも、適当に。

ただ、一つ言い訳をさせていただくなら、「いつも有難うございます」という言葉に、
「○×系は苦手なので読めていませんが」と付加するわけにはいかないと思うのです。
生理的にダメなシチュもあるんです。本当にごめんなさい。

ROMに戻ります。
755風と木の名無しさん:03/10/12 01:09 ID:B6h4Xmg5
( ゚д゚)ポカーン…

ま…なんと言いますか…余計なことを言わない方がいいと思います。
756風と木の名無しさん:03/10/12 01:18 ID:sQWFnP+y
>>752
グッジョブ!
>>754
キニスルナー。続きor新作待ってます。

現在471k。投下される方は気をつけて。
950までは確実にもたないと思うので、
そろそろ次スレのテンプレ案、話し合いますか?
757勝手にしおり:03/10/12 01:54 ID:ngAJhRHE
おやや。では、まだ続きがありそうな部分のしおりもアップしたほうが
よさそうですね。
私自身がまだきちんと読んでなくて、続きがあるのか終わったのか
把握していないのですが…。
大正極道もの
>>569,570 >>573,574 >>587 >>603,604 >>609,610
裏ファイトクラブ>>578-580
758勝手にしおり:03/10/12 01:55 ID:ngAJhRHE
現代リーマン
>>583-585 >>591-593 >>598-600 >>614-617
>>633,634 >>655-658

引用符が多くてもはじかれるんでつね。
間違いがありましたらフォローよろしくお願いします。
759勝手にしおり:03/10/12 01:57 ID:ngAJhRHE
古代史ファンタジー
>>624,628 >>635,636 >>641 >>643-645
(キャラの読み方>>625,629)

卍 忍び・兵馬 卍
>>673-675 >>701,702,706,707,718.719

多分これで全部です。取りこぼしがありましたらお許しを。
760風と木の名無しさん:03/10/12 02:00 ID:OKq1d88L
次テンプレ案は今のままでOKだと思われ。
「・叩きや煽りには絡まない
・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で」
にすべてが集約されているわけだから。
761風と木の名無しさん:03/10/12 02:19 ID:yFiUKa2x
>760
同意。
守れてないときがあるだけで、テンプレ自体に問題はないと思うな。
762風と木の名無しさん:03/10/12 10:01 ID:sZ8Egmz4
サイト持ちがそうまでしてここにうpしなくてのいいのに。
まぁ、ここは確実にマンセーレス貰えるからなぁ。
自分も版権のキャラ名変えて投下しようと思ったことあるしなw
スランプの時は衝動的に書き捨て半端なSS投下で誉めてもらって、
更新への糧にしようかな。
763風と木の名無しさん:03/10/12 10:12 ID:iEpxjEeZ
↑病院行っといで
ここ荒らしたってストレス解消されないよ
764風と木の名無しさん:03/10/12 10:32 ID:sZ8Egmz4
>>762は荒しで>>754の中三行は荒しじゃないの?
どんな作品でも投下さえすりゃ、荒しまがいの厨レス入れても
「気にしないで、また読ませて」って言ってもらえるの?
厨なレスがあっても、それを叩いてるレスがあっても、スルーすりゃいいのに、
気にするなだの続き待ってるだのいうレスも入るから、
嫌味の一つも言いたくなるのさ。
765風と木の名無しさん:03/10/12 11:34 ID:ggOz+sIC
しおり作成者の方・・・、
アンカーはハイフンでつなげて下さい・・・
766風と木の名無しさん:03/10/12 11:49 ID:aL7srsw7
>764
一応つっこみも入っているし。
764もスルーしなよ。
767風と木の名無しさん:03/10/12 12:17 ID:P9HGVubE
762=764は荒しでしょ。
768風と木の名無しさん:03/10/12 13:16 ID:iEpxjEeZ
>>738もただの荒らし
こういう手合いにまともな受け応えをしてやる必要たどない
769風と木の名無しさん:03/10/12 17:15 ID:0p1oVxqB
>738 は荒らしとも思わないのだけど。投下中の話で襲われそうになっている
受けがいきなりスカのご主人様の名前ででてきたからびっくりしたんじゃないの?
いきなりきて書いてみましたー!だったら、あんなこと書き込まなかったんじゃ…。
もしかしたら巧妙な荒らしかと思ったのかも知れない。ここ、荒れると凄いし。

>754 も嫌いならそれでいいけど、なんか、他に書き方があるのでは。

つーか、現代リーマン書いた人、災難ですねw
770風と木の名無しさん:03/10/12 21:10 ID:pFZLrQpH
名前なんて、どうでもいいやんけと思ってしまう漏れ・・・
受攻どっちも一緒なら区別に困るが。
とりあえず、そんな話より、SS投下求むってことでFA?
771風と木の名無しさん:03/10/12 21:26 ID:0JsfBFFC
(・∀・)ノ ファイナルアンサー!
772風と木の名無しさん:03/10/12 21:42 ID:CCvAzwNN
攻×攻って萌え〜

お互いがお互いを組敷こうと…

読みたい…
773風と木の名無しさん:03/10/12 22:09 ID:Op+j78mT
SS、みんないいとこで切れちゃってる・・・。続きを渇望・・。

>>772
組んずほぐれつ。。。 レ、レスリングでつか?(w
774古代史ファンタジー9:03/10/12 23:48 ID:qJ/9KaRR
水立彦に命じられて、火立彦が渋々水立彦の部屋を訪ねると、水立彦が目隠しされた女を抱いていた。
生真面目な火立彦は、瞬間、目の前の光景の意味を理解できずに呆然と立ち尽くした。
火立彦の気配に気づいた水立彦は、貪るように吸っていた女の口からゆっくりと顔を上げ、振り向いた。
厚みのある唇を三日月の形にしてにやりと笑い、ぐったりしている女を抱き起こして、火立彦に顔を向けて抱きかかえる。
水立彦の手が裾の中から引き抜かれると、女は微かに「ハァ」と切なげな声を上げた。
その声に、火立彦は我知らずごくりと唾を飲み込む。そんな火立彦の様子を見て、水立彦は満足そうに目を細めた。
水立彦に嘲われたと思った火立彦は漸く我に返り、
「あ、兄者、お前は何を考えているんだ、わたしを愚弄するためにわざわざ部屋に呼んだのか!?」
頬が赤くなるのをごまかすように、殊更に声を荒げた。火立彦のそんな反応は予想していたとばかり、水立彦は
「誤解だ、弟。お前と二人で楽しもうと思ったのだが、お前が遅いので、つい先に始めてしまっただけさ」
いいざま、女の衣の前をぐいと押し開いた。ぐったりしている女が、わずかにびくりと体を震わせる。
目の前にいきなり女の白い胸が現れて、火立彦はとっさに顔を背けた。
女の白い肌には、鞭で打たれたような傷が痛々しく幾筋も走っている。
…鞭の傷?
775古代史ファンタジー10:03/10/12 23:49 ID:qJ/9KaRR
火立彦は何かしら違和感を覚え、おずおずともう一度、女を見た。
水立彦に抱かれているのは、彼らの一族の女の服を着、彼らの一族の女のように髪を結ってはいるが、
しかし、その全く丸みのない胸は、どう見ても男のそれであった。
そして、鞭の跡。
「兄者、それは…その女は……」
「ふふふ。そう、こいつは女ではない、事真の言祝ぎ師どのだ。
お前はこれまで、頭に血が上ってよく見えていなかったようだが、
どうだ、こうして衣服や髪を整えてやると、どうにもゾっとするほど美しいではないか。
どうやらお前もさっき、この姿に欲情したようだしな?」
からかうように水立彦は言って、白い胸に走った傷をゆっくりと指でなぞった。
火立彦は何か言い返そうとしたのだが、
女の姿をさせられて、傷に触れられる痛みに眉を顰める於斗名の表情に目を奪われて、何も言えなくなる。
「さあ、火立彦。女と思ってこいつを抱いてみろ。お前が恐れずに済むように、わざわざ目を隠してやっているんだ。
やみくもに痛めつけるよりも、女の方に抱いてしまえば、こいつの心も体も、支配することができるのだぞ」
水立彦の言葉に、火立彦は体が奇妙に興奮してくるのを自覚した。
その気配を感じたのか、於斗名が不自由そうな脚を懸命に動かして、膝をあわせた。
しかし水立彦は再び於斗名の裾に手を滑り込ませ、於斗名は喉を反らして声にならない悲鳴を上げる。
火立彦は目の前の目隠しされた異国の男に、かつて女にも感じたことがないほどの欲望を覚えた。
776風と木の名無しさん:03/10/13 00:40 ID:TVXhw+Bg
ここではセツダソや骨砕きも許容されますか?
777風と木の名無しさん:03/10/13 01:14 ID:CKGw/eez
私はOKだけど、ダメな人もいるので、注意書を入れた方がいいと思う。>776
778776:03/10/13 01:19 ID:TVXhw+Bg
>777
鬼畜の一種とはいえ、やはり賛否あるか。
メル欄に注意書きとテンプレにあるが、
投下するならもっと目立つように注意書きすることにするよ。ありがとう。
779風と木の名無しさん:03/10/13 01:20 ID:TVXhw+Bg
すまん、sage忘れた。投下より先に吊って来る。
780風と木の名無しさん:03/10/13 03:27 ID:L7iq9HEZ
切断か。801では初見になるかな。
楽しみにしてる。
781風と木の名無しさん:03/10/13 04:23 ID:4U9wBiOl
古代史タソが☆・:*:・°★(゚∀゚)★°・:*:・☆キター!!

この方のSS、ツボです・・・(*´Д`)アハァ
私もがんばんなきゃ・・・。

782風と木の名無しさん:03/10/13 04:35 ID:wi4/0W/Y
切断…そういうので喜ぶ人間もいるのか…本気で怖ええ
783風と木の名無しさん:03/10/13 06:50 ID:HNB2RBdv
切断…読みたい。
784風と木の名無しさん:03/10/13 09:54 ID:RrBdAcR8
エグい話も、きちんとただし書きがあるならいいんでない貝。
しっかり防衛線張っておけば、読んだあとに、
「見ちゃったよ・・・鬱」とか「これは流石に引いた」
だなんて野暮なレスする方も居られまい。
785風と木の名無しさん:03/10/14 00:59 ID:e8IhgPGf
嫌いなジャンルはスルー、余計ないちゃもんつけない。
もしいちゃもんつけるやつが出て来てもスルー、と。
極道さん、リーマンさんはまだかなぁ。
良いところだったのに放置プレイだ…待ってますよ姐さんがた〜
786風と木の名無しさん:03/10/14 01:11 ID:1y9Ou4Bt
切断って好みに合わないとかいう問題じゃないような。
創作とはいえ思考がヤバすぎるっしょ。
今までの鬼畜とは次元が違いすぎる気がするから別にスレ立ててやってホスイ
死体の写真見るのが好きとかそういう嗜好の人なのかな?
787風と木の名無しさん:03/10/14 02:39 ID:2EPJjup7
質問スマソ。
40字×400行くらいのSSで、もう書き終ってるから一気に上げられるのが
あるんだけど、容量が微妙なら次スレに回したほうがいいかな?
自サイトが版権パロオンリーだからそっちには出せないし、
やってるだけ小説だから、SSアップ所にも出しにくくて、出来れば
ここでUPしたいんだけど。
788風と木の名無しさん:03/10/14 02:39 ID:2kwnv/sK
スルーって難しいよな・・・
フィクションSMで切断はメジャーだと思うよ。
萌えるのに。801じゃないけど肉体改造系で萌える作家と言えば海野やよいとか、あとほら、あの人、なんとかMelibe?
支配欲も行きすぎるとそこまでいっちゃうんだよな。
好きな子を豚にしちゃうのとか萌えたな。
自分の精液を飲まないと豚になっちゃうって設定なんだけど。
789風と木の名無しさん:03/10/14 02:44 ID:2kwnv/sK
>>787 15回カキコ位で終わるでしょ?ならいいんじゃない?
まちきれない・・・
790風と木の名無しさん:03/10/14 02:47 ID:2kwnv/sK
あ、ごめん、容量の心配してたのか。
今携帯からだから分かりません。前の書き込み無視して。スマソ
791776:03/10/14 03:03 ID:ZqYrHvLu
やはりセツダソはやめとくが吉ですか。
透明あぼーんの為に専用ブラウザ使ってくれればいいんだけども、
全員に同じ環境を求めるのは無理ですしね。

>>786
別に死体愛好の趣味はない。深読みで誤解しないでくれー。
>>788の言ったような、行き過ぎた支配欲の結果としての拘束の意味合いだから。
「狂気的な支配欲」のほうに萌えるんですよ。

では、ちょいとお騒がせで失礼しました。
792風と木の名無しさん:03/10/14 03:07 ID:DpQmKQwC
昔何処かのサイトで
縛りだの放置だのは単なるSMに過ぎん!鬼畜と称するからには切断くらい当然だね!
というような主張を見かけたっけなあ…

それはさておき、自分は期待してます。
猟奇的だといわれればその通りだけど、支配・独占欲の延長上のものだと萌える。
793風と木の名無しさん:03/10/14 03:34 ID:ZqYrHvLu
>787
もう483だから次に回すほうが安全かもね。
794風と木の名無しさん:03/10/14 06:20 ID:KFH0ENRX
>>792
前にどこかのスレで話題になったのを見たけど
その時は、セツダン系は「鬼畜」ではない。「猟奇」だ。
といわれていたと思う。
795風と木の名無しさん:03/10/14 07:58 ID:Eamk8B+F
猟奇系SS、↓のスレではどうじゃろか。いま空いてるし。
●●●そこに愛の無い801●●●・・・2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1051983601/l50

猟奇系が苦手な方、お気持ちはわかるが猟奇好きの人格攻撃だけは
御遠慮願いたく。ホラー映画パッシングに似たものを感じるよ。
796風と木の名無しさん:03/10/14 07:59 ID:Pj85pn5G
私は切断でもいいじゃーんと思ってたけど

>セツダン系は「鬼畜」ではない。「猟奇」だ。

って言われたらそうかもなあとオモタ。
ここはソフト鬼畜好きさんもたくさん読んでいそうだし
投下してくれた書き手さんがヘタに叩かれて荒れちゃうのも悲しいし。
個人的には読んで見たいので、スレを立てるか
どこかアップに適当なところでもないか?と思うんだけど…
797風と木の名無しさん:03/10/14 08:01 ID:Pj85pn5G
あ、ごめん。リロードしてなかった。
798風と木の名無しさん:03/10/14 14:56 ID:0s6SnlIq
このスレじゃないが「切断スキー」「読みたい」というカキコは見かけるのに
何故SSを見る事が無いのだろう、と思っていたけど、
嫌がる人がいたのか。
自分はスレタイで「陵辱」「鬼畜」「SM」とまでうたっているのだから
ここにうpしても当然と思っていたけど、嫌な人がいるんじゃ無理だね。
でも、どこかのスレで読みたいです。
猟奇写真などは恐いし気持ち悪くて見られないけど、
801なら狂った愛って意味で、好きなんですけどね。
801の醍醐味の一つだとすら思う。
799風と木の名無しさん:03/10/14 15:07 ID:aixyabMM
私は別に注釈さえつければここでも良いのではないかと思いますが
不必要な叩きを避けるためにはモララーのビデオ棚の方が良いのではないでしょうか
800風と木の名無しさん:03/10/14 16:01 ID:WYC/gX2t
名前欄に注釈を入れておけば、切断系もここでいいと思う。

というか、自分的に反吐が出るほど嫌いなものもここで
見たけれど、>>1に従って全てスルーしてきた。
切断等は特殊な嗜好かもしれないけど、それを「嫌い」と言って
排斥するのはなんか違うような気がする。
間違いようもなく鬼畜なんだし。

自分が駄目だった投下作品は>>786さんの言う「創作とはいえ
思考がヤバすぎるっしょ」と私的には言いたいけど、そうは思わない人も
いてマンセ-レスもついてたし、好き嫌いを言い出したらきりがない。



801風と木の名無しさん:03/10/14 17:56 ID:+8DDwHAz
>>800
2行目にもにょりん



それはそうと、猟奇書きさん是非読ませて下さい、ハァハァ。
802風と木の名無しさん:03/10/14 18:38 ID:Xo+AZcow
801「あ〜ぁ。こんな所でロッパーしていいと思ってるの?
   ぼく、もにょっちゃうよ?」
800「や、やめ…っ……こ、この流れならロッパーもアリなんじゃ……」
801「今まで全てをスルーしてきたお前が、どうして急にそんな事を言い出す?
   いけない態度だな。
   それとも、それはおねだりの合図のつもり?クスクス…」
800「…アッ…は……そ、そんな事より、801ゲトおめで……うっ」
801「ばっ!ばかっ!照れるじゃないかッ!もう今夜は寝かせないからねッ!」

などと下らない事を妄想しつつ、猟奇も沢山のSSの続きも読みたいでつ
803風と木の名無しさん:03/10/14 19:01 ID:AR701Qtu
話し合いが長引いて肝心のSSが落ちない罠。
804風と木の名無しさん:03/10/14 20:50 ID:B+jqSTYO
「陵辱」「鬼畜」「SM」に切断は入らないYO
完全に別物。ここでも良いって人いるけど、自分が良いからって
一緒にしないで欲しい。
スルーすればいいんじゃなくてスレ違い。
805風と木の名無しさん:03/10/14 21:05 ID:5vizBBfx
なぜに決め付ける。鬼畜の定義なんて人によると思うけど。
ただむろん少数派だし>セツダソ 口にするのだって後ろ暗い/犯罪ジャンルなわけで
こうやってここに嫌悪感を抱く人が多数いるということが分かったんだから
ここではやらなければいい。
それだけでしょ。
806風と木の名無しさん:03/10/14 21:10 ID:QMpCHx/S
>804
えっ、そうなの?
自分がお世話になってるサ-チは切断も鬼畜の範疇にはいってた。
いや、読んだりはしてないけど。
煽りじゃなく、説明してくれると嬉しい。

つーか、ここにいる切断萌えの人はY太センセイみたいな作品を投下しようと
しているのでしょうか?
だったら、ちびっとスレ違いというか、げ、外道系になると思うYO!
807風と木の名無しさん:03/10/14 21:18 ID:4dXmTC+t
五体満足の男を拘束して陵辱するのがSMで鬼畜だろう
切断入ると鬼畜どころじゃなく猟奇的になってしまう(と思う)

それに弱った男を嬲っても萌えないんじゃよー
生きのピチピチ跳ねるようなのを縛ってクスリ使って脅して快楽に流して
あらゆる手で抵抗を無くさせるのが醍醐味。
斬っちゃったら「逃げたいけど逃げれない」じゃなく「逃げれない」だからなー
808風と木の名無しさん:03/10/14 21:32 ID:UYC4+EGb
伺いたてただけで、これだけ拒否反応がでてるんだから、
やめといた方が無難っぽいね。
809風と木の名無しさん:03/10/14 21:34 ID:D/7XrWCA
好き嫌いの問題じゃなく、今までここに投下されたSSと類が違うのは明らかだな。
たしかに鬼畜の定義なんて人それぞれだけど、スプラッタとか殺人寸前のものも
鬼畜だって言う人もいるだろうから、線引きみたいのはやっぱ欲しいな。
つーか猟奇スレになるとこのスレが危険スレとしてマークされそうだ・・・
810風と木の名無しさん:03/10/14 22:15 ID:scWSUgeJ
事前に説明して、メル欄にも入れて、まとめて投下してくれれば何でもいいと思うけどなあ。
鬼畜も猟奇も、おおっぴらに言えない嗜好としては大差ないと思うよ……
スカだってそうしてるんだし、切断だっていろんなシチュや表現の仕方があるんだから、
言い出したらキリがないのでは?
811風と木の名無しさん:03/10/14 22:51 ID:ftHwj9zU
セツダソ・・・命には別状なさそうな程度のなら鬼畜の範囲で読めるんだが
ほんのちょっとだけ考えてもどー読んでもそりゃあんたもう間もなく
それが原因でただ無駄に死ぬだろ、というくらいただエグーな傾向のは
猟奇としか思えんので、願わくばもっと閉じた場所で同好の諸姉とのみ
ご堪能いただきたいと思う。
812風と木の名無しさん:03/10/14 22:56 ID:CtljnA2Q
鬼畜=人とも思えぬ、鬼か畜生のような奴(の所業)と認識していたので、
あやうくここに「流血・虐待描写あります」の但し書きだけで幼児愛好殺人鬼の
SS投下するとこでした。アブネーアブネー。776さんがお伺いを立ててくれて感謝。
813風と木の名無しさん:03/10/14 23:05 ID:5st/2NEl
なんだよ〜、自分は大人×子供がものすっごく駄目なのに
ここで見かけてもスルーしたんだぞ〜。
鬼畜なんだからな、と思って…

一人お伺いたてて、嫌い、駄目、スレ違い言われたら投下禁止かよ〜。
言ったもん勝ちやんけ〜。
切断好きじゃないけどさ〜、スルーすればいいじゃんよ〜。
我慢しろ〜。
何が後ろ暗い犯罪ジャンルだ、危険スレだ、だよ〜。
みんなそうじゃんよ〜、我慢しろ〜。
814風と木の名無しさん:03/10/14 23:24 ID:R7Q+lRJb
>>1
●SS書きの方への注意
・スカトロ、フィスト、切断等のハードプレイはメール欄にその旨を記入する
●スレ住人心得
・叩きや煽りには絡まない
・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で

で、次スレテンプレは、本当にこのままでOKなんですか?
OKなら、切断ものもルールどおりにメル欄に注意入れればいいと思うよ。
815風と木の名無しさん:03/10/14 23:42 ID:aITD4A9d
>>814
メール欄だけじゃ気付かない場合もある
投下直前にでも明記してホスィ
816風と木の名無しさん:03/10/15 00:05 ID:NsI+GW4J
>>813
マジレスすると、大人×子供が肌に合わないってのと
死に至るような猟奇的なものは勘弁してくれってのを
同列に言うのはおかしいと思うぞ。
単純に考えてそのふたつは違うだろ。

後者は好き嫌い云々の問題じゃない。
どうして人を殺しちゃいけないの?って聞かれて困るのと似てるな。
817風と木の名無しさん:03/10/15 00:08 ID:9MMlwy0I
もうしばらくしたら投下予定のため、趣味が合わない方は
恐れ入りますが用心してスレッドの先を読み進めていってください、とか?

それでも読んで文句いうようなお子ちゃまはまさかおられまいよ。
(と牽制〜)

セツダソでもスカでもなんでも、自分はほんの蜘蛛の糸一筋でいいから
お互いの愛情がどこかにはあってくれれば、それでいいっす・・・。
818風と木の名無しさん:03/10/15 00:26 ID:mdxRPwg4
>>817
鬼畜に愛情は必要ない
というか、愛情がないから鬼畜という解釈をしてる者もここに。

そんな自分なのでどんな内容も全く気にならないというか、荒んでる話ほど好物なんで
正直、ここは鬼畜スレと銘打ってる割にはヌルいなと思うこともあった
なのでこんなオープンな場所で猟奇モノを読ませて頂けるのは小躍りしたいくらい嬉しいが
それだけは拒否したい、趣味嗜好の問題じゃないという人達の気持ちも
理解できるくらいの奥行きは持ってるつもりだ

まあ比較するとまた、同列に扱うのはおかしいと言われそうな感じもするがw
いわゆるナマモノと少し似てるかもしれないね
猟奇は大体が頭の中のファンタジーなので当人に対する配慮ってのは必要ないけど
苦手な人に対する配慮って意味で、基本的に潜る必要性があるジャンルって意識はあるよ。
あと、何より若い子に対する影響かな。犯罪も多い昨今だからね
自分も実は猟奇系をサイトに置いてるが、しっかり潜っている。

801板は大人板とはいえどう見ても若いだろって子供も随分遊んでるみたいだから
ショックは与えないよう猟奇はナシの方向が一番きれいなのかもしれん
せいぜいSM、スカ止まりレベルで。
…けど、手軽に猟奇ものが読めるのに何の問題があるんだと訴える自分もいるわけでw
819風と木の名無しさん:03/10/15 00:29 ID:lipc1wf5
余りにも賛否両論、反応が激しいので、初めて書いてしまった>切断
でもどこにうpすれば良いのでしょう?
「このスレで見たことあるよ」という方、出来れば教えて下さい。
820風と木の名無しさん:03/10/15 00:30 ID:0j/BIMZg
ビデオ棚に貼ってアドレスで誘導でいいんでは?
もしくは前述の"愛のない801"スレの投稿所かな。
821風と木の名無しさん:03/10/15 00:30 ID:wfc91aa4
みんなIEとかで見てんの?
基本的にコテ有りで投下してるんだから、専用ブラウザ入れてれば消せるのに。
そしたら趣味に合わんもの見ないで済むよ。

>816
一般人からしたら、私らの好きなものなんてどれも常識的には考えられないシロモノ。
目くそ鼻くそでお互いを貶し合うことに意味はないよ。
大人が大人を殴打して骨折させるのと、大人が子供を強姦するのと
どっちも嫌いな人から見れば同じくらい嫌だろう。
無駄な比較はやめなされ。
822風と木の名無しさん:03/10/15 00:32 ID:YXSezCfq
>821
禿同。
でも嫌いな人は目に入るだけで虫酸が走るみたいだし
やめといた方が無難かなという感じだね。
2ちゃんはとにかく人が多いし。
823風と木の名無しさん:03/10/15 00:41 ID:fq4eV03t
愛がないなら「愛のない801」の投稿所がいいかも
(愛のある切断系だとそっちで微妙にスレ違いになってしまうが)

スレに書いてしまうとどうしても目についてしまうってこともあって
スルーが難しい人もいるだろうけど
urlで誘導ならわざわざ見に行ってまで文句言うような厨はいないだろうし


許せないひとは読まなくても貼られてるだけで許せないものなんかな
とかふと思ったりして…
824風と木の名無しさん:03/10/15 00:43 ID:ZOAs2/gQ
>>820
ビデオ棚は、余計に見たくない人が見てしまう率が高くなると思うが…
やたら誘導してる人がいるけど、ここがダメで向こうはOKってのはわからないなー。
825風と木の名無しさん:03/10/15 00:50 ID:yh9+CKVS
そろそろスレ立てしたほうがいいかも。
テンプレどうしよう?とりあえず今のまま?
826風と木の名無しさん:03/10/15 00:53 ID:0j/BIMZg
>824
ビデオ棚は何が貼られても文句を言わないことが前提のスレだから。
絡みレスがむしろスレ違いになる。
いまいちこの板で機能していない気もするけれどね。
827風と木の名無しさん:03/10/15 00:58 ID:i9Ntk5Ve
「愛の無いー」のほうは、猟奇系も萌えの人が割と居るし、
苦手な方もここほどの拒否反応はなさらないようなので、いいかなと思ったが。

「これはもう趣味嗜好の違いではなく、倫理的に許容できない」
といった趣旨の意見があるスレで、敢えて猟奇SS投下する勇気はない・・・
828風と木の名無しさん:03/10/15 00:59 ID:kb+vlHlN
>>823
許せないっつーか、切断もアリならそれこそ殺人とか死姦とか、
ことわり書きさえすれば何でもアリになっちまいそーだとは思う。
829風と木の名無しさん:03/10/15 01:15 ID:kk/ARRmw
>>1には
>切断等のハードプレイ
って書いてあるくらいだし切断くらいなら
OKかと期待してたんだけど。
猟奇スレでも別に立てなきゃだめかな。
830風と木の名無しさん:03/10/15 01:16 ID:r0ATK52o
まぁまぁ。ここはSM板でしょ?
ソフトSM板でも建てるか?
831風と木の名無しさん:03/10/15 01:21 ID:mdxRPwg4
ここは801板だよ
832風と木の名無しさん:03/10/15 01:34 ID:yh9+CKVS
>828
メル欄に注意書きしときゃなんでもアリだと思ってたよ。
苦手なジャンルだったらスルーする。それでいいと思うが。
容量496まで来てるしそろそろ次スレを…
833風と木の名無しさん:03/10/15 01:46 ID:PGLzqNXR
どうしても嫌なら、新しいテンプレ案でも考えて貼ってくれればいいのに…
とりあえず、「内容の注意書きを直前に入れる」を追加して、
あとは今のテンプレのままでいいんじゃない。
スレ立てられないので、どなたかお願いします。
834風と木の名無しさん:03/10/15 02:31 ID:wE9OLXKP
容量が危ないよぅ…
新スレどですか?
835風と木の名無しさん:03/10/15 10:20 ID:3LxWI16t
とりあえず立ててみようか?
まだはっきりしないので、
テンプレから一応切断の文字は抜いて。
836風と木の名無しさん:03/10/15 10:31 ID:3LxWI16t
ダメだった。他の方お願いします
837風と木の名無しさん:03/10/15 13:35 ID:NsI+GW4J
ソローリ
838次スレ天婦羅案:03/10/15 15:09 ID:OlhMhil/
【陵辱】鬼畜作品を創作して4thプレイ【SM】

読みきりでもリレー小説でもいいのでここに書いて下さい。H描写のみも可。神の降臨、お待ちしてます。

●SS書きの方への注意
・スカトロ、フィスト、切断等のハードプレイはメール欄にその旨を記入した上で
 内容の注意書きを直前に入れて数行改行後に投下下さい。(IEブラウザや専用ブラウザの方もいるので)
・獣姦は扱わない(擬人化風味はオケー)
・何のシリーズかを書き添える
・SS投下時、感想へのレス以外の雑談は名無し推奨

●スレ住人心得
・叩きや煽りには絡まない
・肌に合わないSS、レスはスルーの方向で

【陵辱】鬼畜作品を創作して3rdプレイ【SM】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1055052140/
前スレ 【陵辱】鬼畜作品を創作して2ndプレイ【SM】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1047187594/
前々スレ【陵辱】鬼畜作品をここで創作して下さい【SM】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1042098090/l50

絵版
ttp://yaoi.s3.x- be at.com/
保管庫
ttp://kitiku1234.muv c.net/
※リモホさらし対策で、「h」抜き、半角入れてます。 h入れて半角抜いてください。
次スレは950が、または容量490KB辺りでお願いします。
こんな感じでどうでしょう?弾かれないようでしたら挑戦してみます。
訂正箇所ありましたらよろしくお願いします。
適度な改行を入れて作ります(ここの書込み時にエラー出たので)
839名無し募集中。。。:03/10/15 19:43 ID:qE5wBHmB
記念カキコ
840風と木の名無しさん:03/10/15 20:06 ID:wE9OLXKP
>>838
申し分無い出来です。
乙。
841風と木の名無しさん:03/10/15 22:32 ID:6lDTW2Ft
>>838次スレ天婦羅です。
次スレ無事に出来ました。

【陵辱】鬼畜作品を創作して4thプレイ【SM】
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1066224633/
842風と木の名無しさん:03/10/15 22:35 ID:6lDTW2Ft
あっ。「しおり」作ってませんでした…。どうしましょーぅ!!
843風と木の名無しさん:03/10/16 03:39 ID:Pjbhv0ym
なんで801板住人てえらそうなの?スレでここヲチしてるオバハン達ってキモイね
844風と木の名無しさん:03/10/16 05:22 ID:NDepKkYQ
>>843
見たら不愉快になりそうなんで見ないことにします。
職人さん降臨待ち〜・・・おっとこっちのスレにはもう書き込めないし
埋め立てちゃいます
845風と木の名無しさん:03/10/17 13:29 ID:HrGl5na5
ヲチしているというより、ここで吐き出すとこのスレが荒れて
職人さんたちの足を遠のかせることになるから
向こうで吐き出しているだけじゃないの?
846風と木の名無しさん
>>845
それは843以外は皆わかっているとオモ。
843はこのスレが荒れて欲しいんだろ。
>>843
もういい加減にやめたら?
あのSSにちゃんとマンセーレス貰ったじゃないか。