※※※前スレまでの主な登場人物※※※
ひろゆき 2ちゃんねる管理人。たがが外れると、エロエロの別人格ひろぽん・純情乙女ひろゆ子などに豹変する。
隊長 ひろゆきのことを愛している。しかし自分に懐いている弐編も捨てきれず、しばしば板ばさみに悩んでいる。
弐編 隊長を追いかけている。(どうも家に転がり込んでいるらしい)
トオル ひろゆきを一途に想っている。ひろゆき探知機のうまい棒を持つ。
夜勤 ひろゆきと隊長を助けたり、かと思えばひろゆきに手を出したり。。隙あらばひろゆきを手に入れようとしている。
特別出演:馬並(まなみ) 有料H広告URL張り付けを生業としている。隠し撮りが趣味。
※※※語句説明※※※
うまい棒=ティムポ
*=コモーン
4 :
名無し:02/08/08 17:33 ID:P0pDxsby
5 :
風と木の名無しさん:02/08/08 17:37 ID:BHrM4vQS
6 :
風と木の名無しさん:02/08/08 17:54 ID:48ZyHRer
>>1 乙カレー!
そして、ひろゆき801ワールドを愛する同士の皆さん
がんばりませう!!
腐女子の数だけ萌がある… まさにこのスレの事ですなぁ。
* * * *
* *
*
(´ー`)ノポポポポポ・・・・
>>4-6 どうもです〜
(前スレラスト辺りのあらすじ)
「海が見たい」というひろゆきの言葉に
隊長の盗んだバイクで房総半島まで走り出した二人。
夜を徹して愛し合う二人だったが、
そんな甘い時間も朝の訪れと共に儚く消えて逝く。
感傷的な気分を背負いながらも
ひろゆきは新たな日々に向かって歩き出したのだった。
皆さま後はおながいします。。。
>1さん乙です。
再びバイクにまたがったが、2人共連日やりまくった疲れは隠せなかった。
「隊長さん、、、どこかで休憩しませんか?」
「そうだな…とりあえずあそこにでも入るか。」
隊長は道沿いに見つけたファミレスでバイクを止めた。
そこはファンシー乙女の店だった
いらっしゃいませ
アン○ミラーズにようこそ!
その名高い制服姿の10を見やりながら、隊長は
「猫耳付けたいな」と、ちらっと思っていた。
隊長の妄想はさらに膨らみ、頭の中で
「猫耳を装着したコスプレ姿のひろゆき」の姿を思い浮かべていた。
「ひ…ひろゆき、ちょっとつけてみないか…」
どこかから取り出した猫耳を持って、ぼそりと隊長は言った。
「えっ…」
ひろゆきは一瞬驚いたが、すぐに喜びの表情になった。
「オイラつけてみたかったです、それ〜v」
つけてみた。
かわいかった。
猫耳をつけたひろゆきはこの世のものとは思えないほど可愛らしかった。
ちらりと隊長を見て、片手を猫手にして頬に添えてみる。
「にゃん」
連日のヤリ疲れでヘロヘロになっていた隊長のうまい棒は一気に復活した。
ファミレスの客席に二人並んでいる隊長のうまい棒がもこもこなのを見てひろゆきは手を伸ばした。
「えへ、、、隊長のすごいですv」
ひろゆきはズボンのジッパーをおろすと、固くなった隊長のうまい棒を取り出した。
「おい、ひ、ひろゆき・・・駄目じゃないか。こんなところで・・・」
ひろゆきはテーブルの下にもぐりこみ、隊長のうまい棒を愛撫し始めた。
隊長の先端を舌の先でチロチロと舐める。
子猫がミルクをすするように。
「うっ…」
思わず快楽の声を上げる隊長。
と、頼んでいたモーニングAセットとCセットをウエイトレスが持って来た。
隊長はこらえる。
ひろゆきは構わず、隊長のうまい棒を舐め続ける。
たまにテーブルの下から覗くひろゆきの上目遣いの眼に思わずドキリとする。
ウエイトレスは、いぶかしげな視線を送りながら、一人で座っている隊長のテーブルに
2セットのモーニングを置いて去っていった。
まだ早朝で、店内に客はまばらだ。
店を入って一番奥の角の4人掛けテーブルに座っている。
隣には4人がけの空席が2つ。
通路に面した所に観葉植物が植えてある。
ウエイトレスは、向こうのレジの前で、仲間同士の立ち話を始めた。
こちらに来る気配はない。
、、、
「ひろゆき、そんなおいたしちゃだめだろ」
悪戯っぽく笑い「にゃん」と鳴くひろゆきにしかめっつらをしてみせる。
テーブルの下のひろゆきに手を伸ばす。
しかし、ひろゆきはすばしこく逃げて捕まらない。
隊長は足を伸ばし、ひろゆきを挟み込んだ。
「にゃん」
一啼きすると、再びひろゆきの顔は隊長の股間に寄せられた。
「捕まえた」
股間で隊長の足に挟まれているひろゆきの顔を見て隊長はほくそ笑む。
うまい棒はまだズボンからでたままだ。
ひろゆきは再びそれをパクリ
隊長の怒張しきったそれは、もはやひろゆきの口には収まりきらない。
根元から先端をつつ〜とゆっくり舌先で舐め上げる。
さらにビクビクと動く隊長のうまい棒。
狭いテーブルの下で思うように身動きのとれないひろゆきは、やがてそこから
顔を出した。
4人がけの角テーブル。
角がソファになっていて、向かい側に二つ椅子。
テーブルを椅子側に押し寄せて、ひろゆきは隊長の座っているソファの上に
這いずり出してきた。
すでに瞳は潤みきり、そのうまい棒は破裂しそうである。
「た…たいちょ…」
隊長のうまい棒も、既ににっちもさっちもいかない。
しかし、いくら客がまばらとはいえ、やはり人目は気になる。
まさかこんな所でエチーをするワケにはいかない。
隊長はひろゆきにそっと口づけると、そのまま抱きかかえ、隣に座らせた。
「さ、食っちまおう」
いいながら食事を口に運ぶ。
ひろゆきも、まだうまい棒がおさまらないが、しぶしぶと食べ始めた。
(こんなのより、隊長のうまい棒がいいです、、、)
思いながらもしかし、この数日ろくに食事をとっていなかった胃袋は、すぐに
Aセット(ハンバーグセット)をたいらげた。
「おかわりです〜」
ひろゆきはすっかり食事に夢中になったようだ。
しかし、隊長の食は中々進まない。
まだうまい棒のおさまりがつかないのだ。
「ひろゆき、そんなに食ってばかりだと太るぞ(@w荒
あと10kg減量しろ、10kg(@w荒」
そこへヤシがやってきた。
そして、「ボクシング、ボクシング(@w荒」と言いながら去っていった。
隊長は自分の飛び出したままのうまい棒が見つからなくてよかった、と思った。
(アイツにみられてたら、夜のオカズにされるからな)
すっかり萎えた二人はファミレスを出た。
35 :
風と木の名無しさん:02/08/09 18:15 ID:dFrHAzQb
再び二人またがり走り出すバイク。
しかし、深夜だった来る道とは違って段々と車が多くなってきた。
更に、二人ともノーヘルである。
免許証も持ってきていない。
「ケホン、ケホン!」
排気ガスに、後ろに乗っているひろゆきが咳をし始める。
「大丈夫か、ひろゆき」
(バイクで東京まで帰るのは無理があるな・・・。誰かに迎えに来てもらうか・・・)
だが、きっと、「弐編に」と言えばひろゆきはまた泣くのだろう。
とりあえず、二人は再び道沿いのドライブインを見つけ、入っていった。
そして、とまっていた車の鍵をこじ開け、それに乗って再び発車した。
エアコンをつける。
ひろゆきは助手席で、車に積んであったMDをかけてみる。
流れてきたのは
128 名前:切込隊長 ◆TTlIqsnc 投稿日:01/07/31 05:20
隊長の歌だった。
『切り込みたい』 作詞:切込隊長(策士)
切り込みたい 切り込みたい オマエの心臓(ハート)に (ばっしゅわ) *1
切り込みたい 切り込みたい ドキュンと心臓(ハート)に (わっしゅわ)
なに逝ってんだよ ベイベー 夢を捨てるなよ ベイベー
悲しいときには漏れが 涙を拭いてやるぜ
冗談きついぜ ベイベー 土砂降りの雨さ ベイベー
酸性雨ならば 漏れの 髪が心配さ
昨日の借りを 早く返しなよ
明日になれば また利子がつく
もうだめぽなんて 残したセリフも
漏れには 届かないぜ
売り込みたい 売り込みたい オマエの魂(ソウル)に (ばっしゅわ) *2
売り込みたい 売り込みたい ドキュンを韓国の首都(ソウル)に (わっしゅわ)
切り込みたい 切り込みたい オマエの心臓(ハート)に (ばっしゅわ)
切り込みたい 切り込みたい ドキュンと心臓(ハート)に (わっしゅわ)
*1、2を氏ぬほど繰り返し
「うわっ!」
隊長は驚いてブレーキを踏んだ。
(た…隊長、これってオイラのことですか、、、?)
ひろゆきはドキドキして歌を聞いていた。
車を道の端へ寄せて止める。
朝の通勤自動車の流れが大きくなってきている。
「なんだよ、これ」
隊長はにがにがしくMDのジャケットを見る。
その頃、ひろゆきには純情乙女・ひろぽんが降臨していた。
しまった;;
降臨していたのは純情乙女・ひろゆ子だった。。。
「隊長さん・・・」
ひろゆきが両手を胸の前で組んで、うるうるした瞳で隊長を見つめる。
ひろゆ子の頬は染まり、瞳には星がかがやいている。
ほのかな芳香すら漂う。
隊長はその紅い唇に接吻できれば、100年でも1000年でも問題ではないと思つた。
「して・・・」
ひろゆ子はラッシュ時刻にはいった車道の傍らでおねだりをした。
「みんなの前で・・・」
ひろゆ子だと思ったら降臨していたのはエロゆきひろぽんだった。
ひろぽんはエロエロの別人格なのだ!
隊長はたまらなくなりひろゆ子の
スカートをたくしあげ、*を晒し出した
スカート!?
隊長の熱いドリームのこもった猫耳をつけたひろゆきは
いつのまにかアン○ラ服+しっぽ付き、の
フル装備猫耳メイドになっていたのだった。
「隊長この服気にいったです〜v」
ひろゆ子は無邪気に笑って、スカートをヒラヒラとさせた。
「よしよし・・・かわいいよ。」
隊長は舌先でひろゆ子のアナールをチロチロと刺激した。
「あっ、ぁっ・・・たいちょ・・・、、んっ・・・」
(ばっしゅわ)
「あ…ああ、たいちょ…いや…ぁん…」
頭の中にエンドレスで流れる隊長の歌を聞きながら、ひろゆきは昇っていくのだった。
二人の乗った車が車道端で大きく揺れる。
通勤に急ぐ車の流れはそ知らぬ顔で過ぎ去って行った。
車の中でスカートをおっ広げ、もはや霰もない。
ひろゆきの中に入った隊長は、ゆっくりとかき回し、あるいは突き上げ、
あるいは焦らし、ひろゆきを頂点へと誘導する。
腹の下にあたるひろゆきの硬くなったうまい棒がもはや耐え切れず慟哭した。
隊長はそれにそっと触れ、2・3上下させる。
すぐに中からはひろゆきが溢れ出してきた。
「ん…んん…」
ひろゆきの唇を塞ぎながら、隊長は自らも最終戯に入った。
だんだんと上がる隊長のスピードに、ひろゆきは再び悶え始める。
塞がれた唇はものも言えず、ただ咽をかき鳴らすだけである。
しかし、それはどこまでも艶っぽく、隊長の前立腺神経を刺激した。
大量のアドレナリンが分泌される。
前頭葉を快楽が駆け巡り、大脳皮質にまで到達する。
さらにはインシュリン、イヌリン、エンドロゲンなどのわけのわからない物質まで分泌された。
エンドルフィンまで放出された。
いっそのこと、ディオキシリボ酢酸まで溶かしだし、
ひろゆきと一つになってしまいたい衝動にかられる。
しかし、それはできない相談だ。
隊長は今体言できる、最高の愛をひろゆきの中に噴出した。
(わっしゅわ)
61 :
59:02/08/10 18:01 ID:QOLBYN35
しかもDNAはディオキシリボ核酸だった。。。
隊長は酸っぱさを噛み締めながら、ひろゆきの中で脈うっていた。
自分の中で脈打つ隊長を感じながら、ひろゆきは眠りに落ちた。
隊長はあどけなく眠るひろゆきの顔を見つめていた。
「…さて…」
そして決心したように、朝の渋滞の中に車を飛び込ませていった。
ひろゆきが長い眠りから目を醒ますとそこは
裁判所だった。
D○C「西村さん・・・ククク・・・。お金の代わりにアナタの体で払ってもらえれば・・・ククク」
67 :
風と木の名無しさん:02/08/11 00:18 ID:03Gjks+i
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.. * | ;:'" `、ヽ r' ヾ /⌒ヽ⌒ヽ +
| ヽ:: \ i.ノ ~"''--r'ιヽj Y. ヽ .
| ::;|::. `ヽ、_ u / 八 ヽ
+ ,/. ::::::::::::;;:::人:. `'''----.( __//. ヽ,, ,)
/;:;:;:;;:;;;;;;;;;;;;/ `ー、. 丶1 八. !/
. ,.-'" \ \ ζ, 八. j
/. \ "''''-ヽ、,.--.i 丿 、 j
ひろゆき「はい……。わかりました……。」
DHCのうまい棒を頬張ろうとするひろゆき。
(ああ、オイラ、なんでこんなことをしなきゃいけないんだろう、、、)
しかし、この数日で隊長に開発されつくした身体は、己の意思に反して
DHCの屹立するうまい棒に反応する。
(隊長、、、オイラは汚れてしまいますた、、、)
一筋の涙がひろゆきの瞳からこぼれ落ちる。
そのとき、ひろゆきに異変が!
例によってエロゆきひろぽんが降臨したのだった!
ひろぽんはエロエロの別人格なのだ!
恍惚とした表情で目を閉じるD〇Cには、ひろゆきのそんな変化を
知る由もなかった。
危うし、D〇C!
傍聴席がザワめきはじめる。
しかし、●HCは一向に気付かない。
ふと自分から離れたひろゆきの気配にDHCはゆっくりと目をあけた。
ひろぽんは用意された2ちゃんねらーに用意された女王様席に座り、足を組む。
裸体に女王様マントを羽織っている。
とろんとした誘うような瞳で、ひろぽんは組んだ足の先をDH○に差し出す。
DH○は引き寄せられるようにそれに接吻をした。
ひろゆきに触れ、D○Cは悶えた。
「あ…あああ…ひろゆきたん……あんたは最高だよ…」
D○Cは、そのままつま先からふくらはぎ、大腿部とひろゆきをなめ上げていく。
エロエロ感度最高のひろぽんは声を出して悶える。
そして、いよいよ、ひろゆきの中心へと舌をのばした。
「ひろゆきいいいい〜!」
その時、泣きながらひろゆき探知機のうまい棒をおったててトオルがバタンと
ドアを開けた。
既にDH○はひろぽんのアニャールをペロペロチロリンしかけている。
トオルはさらけ出されているひろゆきのアニャールを見て、更にうまい棒をおったてた。
トオルはひろゆきに走り寄り、
D●Cを押し退けて、自らのうまい棒をひろゆきに挿入しようとした。
しかし、両腕を警備員につかまれ、退廷させられていった。
未だひろぽんが落ちないひろゆきは、足を広げて挑発する。
「うう〜ん、誰でもいいからナメナメしてくださいです〜」
既にMAXになった己のうまい棒と、DHCに舐められとろけそうになった紅い*を
法廷の衆人姦視の中さらけ出す。
周囲の者は、裁判官も書記も、傍聴人もゴクリと唾を飲み込んだ。
そこに突然、夜勤さん突入!
djdj
着地に失敗した
84 :
風と木の名無しさん:02/08/11 20:06 ID:eJfAMI/N
テキスト系さんとのカラミmもありですか?ひろゆきよ。
「そんなの当たり前じゃないか!」夜勤は、床に這い蹲りながら
84に向かって叫んだ。
・・・しかし、いい加減じらされて我慢汁タマラ〜ンとまら〜ん
プリン●ルスッ☆ と叫んだ男がひとり、傍聴席から飛び出した!
おでんマン
△
/●\
□
/ \
究極のテキスト系おでんマンはひろぽんを攻めた。
▲ /
△_ /) < エエノカ?エエノンカ?
/<< \
↑
ひろぽん
△
/●≫ ジャ、ソユコトデ…
□
/ \
おでんマンがひろぽんを犯して去った後、法廷でふと我に帰るひろゆきがいた。
ひろゆきは余りのテキスト系の攻撃に、素面に戻ってしまったのである。
自分のあられもない格好に気がつき、慌ててそばにあった女王様マントを羽織るひろゆき。
(オイラ、こんなに人が一杯いる中で、また何をしてしまったんだろう。
なんでオイラこんな格好なんだろ、、、。たいちょ。。。助けて。。。)
ひろゆきは恥ずかしさで目を閉じた。
ひろゆきの伏せた瞼の下では、隊長の優しいあの時の声が
よみがえっていた。
「ひろゆき・・・・目を閉じてごらん・・・」
「こ、怖いですぅ、隊長さん」
「怖くないよ・・・・、閉じられないならこうしてやろうか?」
そして、大きな手のひらが温かく目の上にのせられた。
目を閉じたひろゆきの震える唇にそっと冷たく柔らかいものがあたる。
硬く閉じた唇をこじあけるように、それはひろゆきの歯茎を刺激した。
促されて、わずかに顎を開く。
歯と歯の間からそっと入り込む舌。
両肩を隊長に掴まれたひろゆきはだらりと垂れた両手を上げ隊長の腕を探る。
初めてのキス。
(あの頃が懐かしいです、、、)
法廷で目を閉じているひろゆきの頬を再び涙がつたう。
########
やがて、隊長の手はひろゆきの頬を撫で、首筋を撫で、身体を包み込む。
ひろゆきの手は自然と隊長の背中にいっていた。
唇を離す一瞬に自分でも驚く程の吐息が漏れる。
「たいちょ、、、」
言葉にする前に再度唇を塞がれる。
隊長の手はひろゆきのシャツをズボンからひきぬき、ボタンを徐々に外す。
ひろゆきは構わず隊長にしがみついたままである。
どのくらい唇をあわせていただろうか。
二人は顔を見合わせ、くすりと笑う。
「まだ恐いか?」
隊長が言う。
ひろゆきは静かにかぶりを振り、二人はベッドへと向かった。
「たいちょ、、、」
被告席で思わずひろゆきは呟いた。
しかし、隊長がこんなとこに現れるはずもない…。
「隊長?」
弐編の、自分を呼ぶ声に隊長ははっとした。
今は赤坂のオフィス兼自宅だ。
(今、ひろゆきの声が聞こえた気がしたが…気のせいか…)
弐編の入れたコーヒーに口をつける。
そういえば、今日はサイバーンとか言ってたな。
あいつはうまく立ち回れたんだろうか…。
一旦気になると仕事が手につかない。
「弐編」
「何?隊長」
「ちょっと取材に行ってくる。留守を頼む」
背広を片手に持ち、コーヒーもそこそこに飛び出して行った。
隊長が東京地裁につくと、サイバーンは終わっていた。
中からは目を真っ赤にして、裸体に女王様マントを羽織ったひろゆきが出て来た。
(ひ…ひろゆき…お前、なんで訴えられてたんだ…?)
どう見ても変態である……。
「たいちょ…」
ひろゆきは隊長を見つけると、恥ずかしさにそこを駆け出して行った。
ひろゆきが走ると、ちらちらとめくれる女王様マントの裾から白い肢が見え隠れする。
「うっ・・・」
隊長は自分のうまい棒を抑えてうずくまった。
「ま・・・待て、ひろゆき・・・」
ひろゆきはどんどんと遠くへ駈けて逝く。
隊長もびっこをひくようにうまい棒を押さえながら後を追った。
裸体に女王様マントを羽織ってひろゆきは街中を走った。
道行く人が振り返る。
気がつけば、大腿に当りむくむくと頭をもたげたうまい棒が
ちらちらとマントの間からのぞく。
「あれは何でつか?」
人ごみに紛れて、何か小さな白い影が見えた。
眼を凝らすと首から時計をぶら下げたモナーが走ってゆく姿が・・・。
「急げ急げ、送るかモナ。」
「あ、モナーです」
ひろゆきは、モナーを追いかけて走っていった。
実はモナーは馬並だった。
(うふふ〜、ついていらっしゃい、ひろゆきたんv
撮るわよう〜。前からチラチラとするうまい棒もvv
なんていいアングルなのぅ〜)
マントをひらひらさせながらモナー(馬並)を追い掛けるひろゆきと、
後ろを振り返りながら、ひろゆきが遅れない(カメラから遠ざからない)ようにゆっくりと逃げる馬並。
まるでフランス映画のようだ。
やがて、モナーは人ごみの中へ消えてしまった。
気がつくと、待ちゆく人々が、ひろゆきの姿を見てクスクスと笑っている。
ひろゆきは我に返り、人目を避けるようにトボトボと歩き出した。
「つかまえた。」
隊長がひろゆきを後ろから抱きしめる。
ひろゆきビクーリ
106 :
風と木の名無しさん:02/08/13 01:22 ID:DgkCBXMq
koko iyan
ビクーリしたひろゆきは、思わずひろゆ子が咄嗟にでて、106で叫んだ。
「いやんv」
隊長もそんなひろゆきにビクーリ
(も…もしかして、今ひろゆ子が憑いてるのか。)
隊長はあの*の締まり具合を思い出し、ゴクリと唾を飲み込んだ。
このままひろゆ子をホテルに連れて入ってしまいたい…。
しかし、俺にはまだ仕事が……
隊長の心が葛藤する。
それほどに純情乙女・ひろゆ子の*は締まりがいいのだ。
(ふっ…裁判所に来た段階で、今日の仕事は無くなったも同然だよな…)
決心した隊長を、ひろゆきは不思議そうに見つめる。
「たいちょ、どうしたんですか?」
実はひろゆきはひろゆ子@完全体にまだなっていなかった。
一瞬垣間見えるひろゆ子…つまり、ネオひろゆ子なのである。
そうとは知らない隊長はまだ悩んでいた。
(俺は身体だけでひろゆきを愛したんじゃないんだ…
ひろゆきの身体が目当てじゃないんだ…でも、あんなに気持ちのいい*には
滅多にあえない……)
「くしゅん!」
隊長はハッとした。
裸体にマントだけだからだろうか、ひろゆきがくしゃみをしたのである。
(いけない、こんなことばかり考えて…。何かひろゆきに着るものを…)
隊長はとりあえず、手にもっていた背広を着せかけた。
背広のボタンをとめると、それはまるでミニスカ・・・。
「た、、、隊長さん〜、なんだか恥ずかしいですぅ〜」
足の付け根までをギリギリ隠す隊長の背広。
ひろゆきは前身頃を下に引っ張るようにしてなんとか局部を隠す。
まいっちんぐまちこ先生のようなポーズで、困ったように隊長を見上げる。
裾から伸びる白い足。
後ろから見ると、服を前に引っ張っている分、尻が僅かにのぞく。
上目使いに頬を赤らめるひろゆきに、隊長の理性は吹き飛んだ。
もしかして、丈がこれより長い分だけ女王様マントの方がマシだったカモ・・・。
そんなことが、ひろゆきの脳裏をちらりとかすめた。
隊長はひろゆきをまぶしそうに見ていた。
「・・・ひ、ひろゆき・・・じゃ、帰ろうか・・・」
隊長は平静を装いながら、ひろゆきの後ろに回った。
「たいちょ、、、なんで後ろに行くですか?」
ひろゆきを不信感が襲う。
「お前は前を隠しておけ。」
その様子をモナーの着ぐるみを着たままの馬並が
嬉しそうな顔で物陰から見守っていた。
「うふふ、隊長、いつまで耐えられるかしら〜?」
隊長の前を歩きながら、姿の見えないことに不安になる。
後ろを歩いてきているはずだけど。。。
(ああ、だめだ。。。)
上の空で歩いているとふとした拍子に、後ろを隊長にとられている緊張で
張り詰めてきたうまい棒が飛び出てしまう。
ひろゆきは前を隠すことに神経を集中した。
前を歩くひろゆきの裾からはみ出る白い肌を見ながら隊長のうまい棒も起き上がってきた。
隊長は自分の中指をそっと舐め、ひろゆきの*に触れる。
「はうんっ…」
突然の感覚に、ひろゆきは思わず声を上げる。
「ダメだろ、ひろゆき。皆が見てるぞ」
隊長が耳元でささやく。
その声にゾクゾクしながらも、慌てて前を抑える。
指をそっとひろゆきの入り口に押し込んでみる。
ひろゆきの身体がビクリと動く。
人のごった返す、夕暮れの霞ヶ関。
隊長とひろゆきはこのまま満員電車に乗ることもできず、とりあえず歩くことにした。
そうは言っても、状況的にはひろゆきにとってあまり変わらないのだが。
「すまんな、ひろゆき」
隊長が耳元でささやくたびに、ひろゆきの神経が刺激され、うまい棒が反応する。
*にあたっている隊長の指はゆっくりとひろゆきを撫で、時に侵入する。
やがてひろゆきの足はがくがくと震え始め、歩けなくなった。
「どうした?ひろゆき」
ささやく隊長の吐息が耳にふきかかる。
「た・・・たいちょ・・・もう・・・」
「もう・・・?」
何を言っているのかわからない、といった風情で隊長が聞き返す。
勿論、わざとだ。
何か履くものを買ってくれればいいのに、とか、タクシーでも拾ってくれれば、
ということはもはやひろゆきには考えることができなくなっていた。
*をはいずる隊長の指が心地よい。
MAXまで達したうまい棒をどうにかして欲しかった。
「皆が見てるだろ」
ささやく隊長の言葉は、その吐息と共にひろゆきを燃え上がらせる。
人に見られていることに、自分がこんなに興奮するとは。
新たな快感を手に入れられた満足。
満たされない不満。
あらゆる感情が入り混じり、ひろゆきを追い立てる。
「た、、、いちょ、、、…も」
「ん?何?もっと大きな声で」
小さなひろゆきの懇願に、聞こえないふりをする。
「ま…えも…」
「前も?何?」
敢えて全部ひろゆきに言わそうとする隊長。
「前も、、、触って下さいです、、、」
消え入るような声で、ひろゆきはやっと言った。
「前はお前が触ってるだろ」
意地悪く隊長が言い放つ。
「え、、、」
ひろゆきは喘ぎながら隊長を振り向こうとする。
「前向いとけよ。俺が後ろ隠してる意味がないだろ。」
*を触りながら言う。
「ほら」
背広の裾を握って、つっぱったままのひろゆきの両手に隊長の左手がかぶさり、
ぐいとそのまま押さえ付ける。
「ああっ、、、」
自分の手をうまい棒に押さえ付けられ、ひろゆきが思わず声を上げる。
「だから、声を出すなって…」
隊長は構わずそのまま、ひろゆきの手で、ひろゆきのうまい棒を弄らせた。
「くっ、、、」
声が出るのを抑えながら、ひろゆきは自らのうまい棒を触り始めた。
隊長がひろゆきの手を離す。
しかし、ひろゆきの手の動きは止まらない。
その間も隊長はひろゆきの*を弄び続ける。
「立ち止まるなよ、ひろゆき」
ともすれば、その場で逝きそうになるひろゆきに、隊長は後ろから囁く。
言われるままに、歩き始めるひろゆき。
道行く人がこの異様な二人連れを振り返る。
しかし、帰路を急ぐ人の群れはすぐに去っていった。
やがてビル街に薄闇が訪れる。
ひろゆきは自分でうまい棒を弄りながら、もはや何も考えることはできない。
ただ、隊長の囁きのままに歩き続けた。
人気のない路地裏に入り、やっとひろゆきは隊長の囁きと指から解放された。
しかし、それは今のひろゆきにとって拷問に過ぎなかった。
「…やめないで…たいちょ……」
隊長を振り返ることを許されたひろゆきが、紅潮した頬で喘ぐ。
「何を?」
意地悪く隊長が言う。
ひろゆきの唇がかすかに上下する。
言葉にはならない吐息が漏れる。
「ほら、続けろよ」
隊長は己のうまい棒を握ったままのひろゆきに続きを促す。
ひろゆきは左右にかすかに首をふりながらも、自分のうまい棒を弄り続ける。
無造作に積み上げられている角材に腰掛け、ひろゆきがまさしく頂点に達しようとした時、
隊長はその手を掴み、うまい棒から離させた。
うるんだ瞳で隊長を見上げ、いやいやをするひろゆき。
その手をスラックスの上から自分のうまい棒にあてる。
それは、熱を持ち、いまにも張り裂けんばかりだった。
ファスナーを降ろし、隊長の張り詰めたうまい棒を取り出す。
ひろゆきは喘ぎながらそれを口に頬張った。
「うっ…」
尖った舌の先端を突き刺し、隊長のそれに這わせる。
夢中になって隊長を愛撫するひろゆきの口元から唾液がこぼれ落ちる。
隊長は立ったまま眼下のひろゆきの顔を撫で、目をつぶる。
一生懸命隊長のうまい棒を口と手で愛撫するひろゆきの頭を放させる。
おもちゃを取り上げられた子供のように赤い瞳で隊長を見上げるひろゆき。
ひろゆきに着せた背広を脱がし、痛くないように角材の上に敷く。
(もうこれは着られないな)
考えながらひろゆきをその上にもたれさせ、足首を持ち上げた。
ひろゆきの唾液で十分に濡れた己のうまい棒を、*にあてる。
しかし、ひろゆきの*は乾いてしまっていて、中々入らない。
苦痛に顔をゆがめるひろゆき。
隊長はひろゆきの*に顔を近づけると、舌先を伸ばした。
「・・・っはうん・・・っ」
*を舐められ、声が出る。
隊長の舌はひろゆきの奥まで潜り込んできた。
今までさんざん待ち焦がれていた感覚がひろゆきを襲う。
思わず手を隊長の後頭部に添える。
「あ・・・たいちょ・・・あぅン・・・」
口から流れた唾液が顎をつたう。
隊長はひろゆきのうまい棒に手を伸ばした。
それは張り詰め、今にも爆発してしまいそうである。
ぎゅっと握り締める。
「はぁうっ・・・」
ひろゆきが切ない声を上げる。
隊長はうまい棒をつかんだまま顔を上げると、十分に湿った*に
一気に己の怒張するそれを差し込んだ。
ゆっくりと腰を動かす。
ひろゆきの顎からは涎が滴り落ちる。
「・・・っ・・・ぁ」
喘ぐ声のみがかすかに聞こえる。
隊長は片手に握ったひろゆきの張り裂けんばかりのうまい棒を揺さぶると、
一気に頂点へと誘導した。
「ぅあ・・・隊長・・・ぁ・・・ぅ・・・っ」
ひろゆきを掌で逝かせると、隊長はビクンビクンと振るえる両足を自分の肩の上に抱えあげた。
ひろゆき自身はまだ脈打ち、白濁色の液体が腹の上に流れ落ちる。
隊長は構わず、己のうまい棒をひろゆきの中へ行き来させた。
(あああ〜、もうすぐよ〜、もうすぐ撮れるのねぇ〜)
モナーの着ぐるみを着た馬並が影からハンディカムを回す。
と、突然、空から雨が落ちてきた。
(大丈夫、大丈夫よ、このくらいの雨。前回に懲りて防水仕様よ)
余裕の馬並。
隊長とひろゆきもこの程度の雨など、火照った身体に気持ちよいほどだ。
逆に、雨が二人を燃え上がらせているともいえる。
ひろゆきは隊長のリズムに乗り、腰を動かす。
段々と隊長の動きが速くなる。
「あうっ、あうっ、あうぅ・・・」
隊長の腰がひろゆきをうつのに合わせて漏れる声だけが、
誰もいなくなったオフィス街のビルの谷間に響いている。
馬並のうまい棒も最高潮である。
辺りを包む雨雲が、夜の訪れを早める。
雨はますます激しく隊長とひろゆきを打ち続ける。
それも意に介さずに、二人は愛しあう。
ごくりと唾を飲み込む馬並。
隊長が大きく反り返り、いよいよ頂点に達しようとするその時。
馬並のハンディカムに雷が落ちた。
大通りに面したビルの前から、裏路地に入り込んでいた二人を撮っていたハンディカムは、
雷大帝の絶好のターゲットだった。
ピシャリと辺りが白く光ると同時に隊長も発射する。
まるで隊長のセクースが雷を呼んだような錯覚に陥る。
ハンディカムは真っ黒焦げ。
持っていた馬並は真っ白に燃え尽きた。。。
まだ息も荒い二人の上に、雨は容赦なく降り注ぎ、息つく暇を与えない。
隊長は角材の上でひろゆきの下敷きになっていてあまり濡れていない背広を
ひろゆきの頭にかぶせ、自分はスラックスのボタンをしめた。
Yシャツはもはやぐしょぐしょである。
黒焦げの馬並とハンディカムの隣をすり抜け、大通りに出てタクシーを拾う。
モナーの着ぐるみを着ていた為に一命をとりとめた馬並は、黒焦げになった
ハンディカムを頬にあて、泣き崩れた。
「あああ〜、ゴメンね、ハンちゃん。アタシがこんな雨の中無理して撮り続けた
から。。。でも。。。」
立ち上がり、空を見上げる。
「見てて!必ずや、隊長の決定的瞬間を撮ってみせるわ!」
轟く雷鳴と激しい稲光りを背に不敵な笑みを浮かべる馬並であった。
「すまんね」
タクシーに乗ると、隊長はYシャツを脱ぎ水をしぼった。
運転手の顔がひきつった愛想笑いを浮かべる。
固くしぼったシャツを、興味深げにバックミラーをチラチラ見る運転手の
視線から隠すように、何も履いてないひろゆきの膝の上に乗せた。
「冷た、、、」
かすかにひろゆきが呟くのを、隊長は聞き逃さなかった。
「寒いか?」
肩にかかっている背広もかなり濡れている。
隊長は運転手に冷房を切らせると、とりあえず赤坂へ向かわせた。
この格好で家に帰すわけにもいかない。
「くしゅん!」
自分の口からもくしゃみが出るのを聞いて、隊長は初めて自分の身体が
寒さに震えていることに気付いた。
だが今度は運転手から見えている。
馬並の車のように抱き合って暖めるわけにもいかない。
寒いのを堪えて、赤坂の事務所兼自宅につくと、急いで車を降り、マンションに入った。
ドアノブに手をかけようとしてふと止める。
(弐編は…今日はもう帰っただろうか…)
隊長の所に泊まり込む日もある。
しかし、朝でかけて、今は10時を回っている。
事務所の留守を頼んだだけだし、定時で帰っているだろう…。多分…。
隊長は恐る恐る自分の部屋のドアを開けた。
ドアを開けると真っ暗だった。
(やっぱり帰ってたんだ…)
ホッとしながら部屋の電気をつける。
明るくなった玄関の下に、鬼の形相で仁王立ちをしている弐編がいた。
「隊長…」
弐編が声を震わせる。
「いや、あの弐編、これは、、、」
全裸にシャツとスーツを引っ掛けて、白い足を出しているひろゆきはノーパソだ。
おまけに、目は紅く染まっていて、どう見ても強姦されたとしか見えない。
「あなたは……朝行き先も告げずにふいっと出かけて、ようやく帰って来たと思ったら…
ケータイも昨日失くして連絡もとれないし……」
言葉につまる。
「いや、これは俺がしたわけじゃなくて…」
確かに脱がしたのは違う。。。ハズだ。。。
「…もう…何やってんですか、、、」
弐編の頬がみるみる真っ赤に染まり、その澄んだ瞳からは大粒の涙がこぼれ落ちてきた。
はじめて見るいつも強気な弐編の涙に、隊長はどきりとした。
弐編は隊長を慕い、隊長も弐編を憎からず思っていたが、ここに泊る時にも
手を出したことはなかった。
弐編を性の対象として見たことがなかったからだ。
だが、今目の前で涙を流す弐編に隊長はドキドキしている。
この鼓動はただの驚愕なのか、それとも…。
「た、、、たいちょ、、、」
ひろゆきの声にハッと我に帰る。
(そうだ、ひろゆき…。俺は何を考えてたんだ…)
雨にうたれたひろゆきの顔は赤く、目はとろんとしている。
倒れこんできたひろゆきを抱きかかえ、隊長は奥の部屋へ向かった。
「弐編、話は後だ。こいつ、熱がある」
隊長のパジャマを着せて、ベッドに寝かせる。
ドアをそっと閉め、弐編に振り返る。
「こんなわけだから、すまんが、話は後日…。悪いが今日のとこは帰ってくれるか?」
弐編は口を開いて何かいいかけたが、思いとどまったようにまた閉じた。
隊長から目を逸らし、口を尖らせる。
「…わかった…。明日また来る…」
「いや、明日はひろゆきを家に送って行くから…」
「留守番が必要でしょ!?」
怒ったように言い捨て、弐編は玄関の扉を閉めた。
隊長はシャワーを浴びると、ガウンをひっかけ、ひろゆきの眠る部屋へと入った。
(やれやれ、明日までにもっともらしい言い訳を考えないとな)
隅田川を流されてたひろゆきを助けたとかじゃダメかな…などと考える。
ベッドの横の椅子に座り、ひろゆきの寝顔を眺める。
頬を染めて唇を半開きにしたまま眠るひろゆきにそっとくちづける。
「ぅ…ん」
ひろゆきの声にびくりとして唇を離す。
起きていない。よかった。。。
一方、その頃馬並は
何か起こることを期待して土砂降りの雨の中、
隊長のマンションの窓に張り付いていた。
一方弐編は何も起こらないことを星に願いをかけ土砂降りの涙の中
隊長の部屋のドアに張り付いていた。
ここに後に言うN-Mラインが出来上がったのである
隊長はベッドに頬杖をつきながら、赤い顔で眠り続けるひろゆきを見つめた。
額にかかる一筋の髪の毛をそっと指で払う。
そうしているうちに隊長もベッドの上に頭を垂れ、いつしか眠りに落ちた。
目が覚めると
そこはUFOだった(>159のID・・・)
呆然とする隊長。
(はっ!ひろゆきは・・・!)
まだ寝ている。
「ワレワレ ハ サンプルトシテ アナタガタ ヲ ホカク シタ」
いのえもん型の宇宙人が日本語で話し掛けてきた。
いのえもん顔の宇宙人は、翻訳機の調子を合わせた。
「我々は、前スレの762辺りからずっとあなた方を観察してきました」
ひろゆきを指差す。
「あなたがメスで」
そして次に隊長を。
「あなたがオスですね」
いのえもん顔の宇宙人は続けた。
「なのに、あなた方の生殖器は全く同じ機能を持っている。
実に興味深いことだ。この星の人間は皆こうなのか?」
「何言ってんだ、てめぇ…」
「いのえもんさん…」
いつの間にか起きていたひろゆきと隊長は同時に、やっと口を開いた。
「俺とひろゆきは両方オスだ。お前、知っとるだろうが」
(これはドッキリだ。こいつはいのえもんなんだ)
隊長は自分の身に起きたことが、にわかには信じ難かった。
「オス同士で子孫が作れるというのも興味深い。是非、実験させてもらいます」
隊長とひろゆきの回りに透明な壁が現れ、二人をいのえもんから隔離した。
そして、その中に、強烈なガスがばらまかれた。
催淫ガスだ。
「是非、データを取らせて下さい。」
いのえもん顔の宇宙人はにこりともせず、言った。
強烈な催淫ガスを吸い、隊長の頭はくらくらしている。
(ひ…ひろゆきは大丈夫か…)
ひろゆきは
ひろぽんになっていた。
ひろぽんはエロエロの別人格なのだ!
ひろぽんはとろんとした瞳で、舌でゆっくりと紅い唇を舐める。
ただでさえ、性欲をそそるのに、今はこのカプセル内にばらまかれた催淫ガスにより、
隊長は理性を失いかけている。
(ダメだ…こんな…、いのえもんが見ている前で…)
心とは裏腹に、身体はむくりと頭をもたげてきた。
「たいちょ・・・きて・・・」
ひろぽんが誘う。
隊長はいざなわれるままに、ひろぽんの腕を握った。
そのまま引き寄せ、唇を吸う。
もはや、いのえもん顔の宇宙人のことは頭からなくなっていた。
ひろぽんの唇を塞いだまま、ゆっくりと着ていたパジャマのボタンを外す。
下も脱がし、ひろゆきは生まれたままの姿になる。
そのままひろぽんを抱き締める。
ひろゆきの頬は紅くそまり、半開きの口からは熱い吐息が漏れる。
隊長の腕に包まれている身体もピンク色に燃え上がっている。
愛おし気にひろゆきの顔を撫で、キスをする。
頬を合わせ、首筋を合わせ、ふと気付く。
(…熱い…)
ひろゆきの身体が熱いのだ。
催淫ガスに、身体が火照っているせいだけではない。
催淫ガスによって麻痺した思考が、戻ってくる。
(そういえば、こいつ昨日熱出してたな…)
相変わらず、ひろぽんは虚ろな視線で隊長を誘ってくるが、既にそれどころではなくなった。
この視線すら、実は熱が原因であるかもしれないのだ。
「おい!いのえもん!」
透明なカプセルの中から隊長は叫んだ。
きっと叫ばなくても高性能マイクで音は拾われているだろうが。
「こいつは今病気だ!セクースなんてできねぇ!早くここを出せ!」
透明な壁の向こうで、いのえもん顔の宇宙人は、無表情ながらも困ったように首をかしげた。
やがて、透明な壁は宇宙船の天井に再び吸い込まれていった。
「あなたには催淫ガスが効かないのですか?
あれは地球人の一般的な生態に合わせて作ったものなのですが」
いのえもん顔の宇宙人は不思議そうに訪ねる。
「…いや、効いたさ」
隊長はボソッと答えた。
だが、ガスの効能よりも何よりも、ひろゆきの身体が心配だった。
ひろゆきが死んでしまったらどうしようかと思った。
いのえもん顔の宇宙人は、すぐにひろゆきの病気を診断し、薬を作った。
だが、隊長はそれを飲ますことを拒む。
「地球外の生命体に作られた薬なんかひろゆきに飲ませられるか!」
何が入っているかわからん。
下手をすると、強烈な精力剤とかも入っていて、またひろぽんがやってくるかもしれん。
実は隊長はひろぽんが苦手だった。
性欲は感じるのだが、、、、というより、性欲しか感じないから苦手なのだ。
(俺はひろゆきの身体が欲しいわけじゃない。)
ベッドのような台の上に寝かせられているひろゆきを見つめる。
手を握り、片時も離れない。
「困りましたね。あなた方の病気はどのくらいで自然治癒するのですか?」
隊長はいのえもん顔の宇宙人を睨む。
「知るか。ひろゆきが氏んだらお前のせいだ。絶対復讐してやるからな」
ひろゆきの病気を治すパスワードは…(以下略
(うう〜ん、残念!せっかく宇宙人タンが素晴らしい場所を用意してくれてたのに、ひろゆきタンったら病気なのねぃ)
宇宙船の屋根裏で、それでも馬並は二人にカメラを向けていた。
「た・・・たいちょ・・・」
ひろゆきが微かに眼を開け、口を開く。
「ん?どうした?ひろゆき、苦しいか?」
隊長はひろゆきの手を握りしめ、言葉を返す。
(行動形態は”つがい”なのですがねぇ・・・)
いのえもん顔の宇宙人は不思議そうに見つめる。
「とにかく、俺らを元いた場所に戻せ。医者に見せる。」
「ワレワレの薬の方がよく効きますよ」
いのえもん顔の宇宙人の手には薬の袋。
(あんなもん飲ませられるか)
袋には「クサレマムコ」の文字が。
この宇宙人の星でなんと読むのかはわからないが。。。
(ああ〜ん、アタシのパスワードの方がよく効くのにぃ〜)
だが、ここで叫べば宇宙人に見つかって何をされるかわからないのでそうもいかない。
隊長とひろゆきは宇宙船をおろされた。
「その気になる時を待ってますよ」
小型の腕時計のような通信機器を腕にはめられて・・・。
(これで、普段の生活の大体のデータがとれるはずだ)
いのえもん顔の宇宙人は( ̄ー ̄ )+ニヤリと笑った。
「ハッ!」
暗い部屋のベッドにうつぶせになったまま、隊長は目を覚ました。
ベッドにひろゆきが寝ていることを確認して安心する。
(夢か・・・)
ふと、手首に目をやると、細い輪っかがはまっており、それは肌にすいこむように、やがて消えた。
ブラインドの隙間から朝日が差し込む。
ひろゆきの熱は下がったようだ。なんだかんだと、いのえもん顔の宇宙人が治療したのだろうか。
(いや、あれは夢だったんだ)
隊長は首を振り、安らかな寝息をたてるひろゆきにそっとくちづけした。
その頃馬並は
まだいのえもん顔の宇宙人の宇宙船の中にいた。
前スレの762から宇宙人がとってたというデータをなんとか盗み出そうとしていた。
勿論、宇宙人がそれに気づいていないはずが無い。
だが、いのえもん顔の宇宙人はそ知らぬ振りをしておいた。
(このネズミもそのうち何かの役に立つかも知れん)
隊長宅の玄関の前で座り込むようにして眠っていた弐編も眼を覚ました。
(いけない。眠ってた。。。)
隊長とひろゆきは。。。。
インターホンを鳴らす。
「は・・・早いな、弐編」
何もしてないのに、ドギマギしながら隊長は弐編を迎える。
「そう?」
弐編はそしらぬ顔で隊長の脇を通り抜けた。
一晩中玄関で見張ってたとは氏んでも思われたくない。
「ひろゆきは?」
「まだ寝てる」
二人とも、眼の下にクマができている。
「そう…」
隊長に聞きたいことは一杯ある。
数日前の失踪や、昨日のこと、昨夜のこと…。
けれども口を開けば責めてしまいそうで、結局言葉を飲む。
言葉に出してしまえば、全てが終わる気がするのだ。
「いつ出かけるんですか?」
「ああ…そうだな…」
弐編はまっすぐに隊長を見つめる。
「今日は…ちゃんと帰ってきてね…」
一途な澄んだ瞳に、隊長はしばらく視線を外すことはできなかった。
顔の前に、弐編の端正な顔が近づいてくる。
弐編の唇が、隊長の唇に触れた。
隊長は金縛りにあったように、動けなかった。
「たいちょ・・・」
ハッとして慌てて弐編の肩をつかみ、顔を離す。
声の方を振り向くと、ひろゆきが真っ青な顔で立ち尽くしていた。
「ご…ごめん、たいちょ。オイラ…」
呆然とした面持ちで、ひろゆきは何故か謝る。
ひろゆきはその場を飛び出した。追い掛けようとする隊長。
ひろゆきの目から暑い涙がこぼれる。
(こんな事なら隊長を好きにならなければよかったです…。
オイラは隊長の何ですか…? 恋人?友達? それとも…。)
×暑い
○熱い
スマソ。
すぐに追いかけようと隊長は玄関のドアノブに手をかけた。
その隊長の手に弐編の手がふれる。
「いかないで…」
弐編の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちる。
思わぬ弐編の涙に隊長は胸を打たれ、その震える体を引き寄せた。
うるんだ瞳、紅い唇、人形のような整った顔。。。
・・・真直ぐな眼。
身体は自分のいうことをきかない。
隊長は、すぐにでもここを出て追い掛けたいのに。
何故か。
自分の腕にすがりつく弐編の手を握りしめた。
そして、抱き締める。
弐編の顎を持ち上げ、キスをする。
さっきの触れるだけのキスとは違う。
深いくちづけ。
舌をからみ合わせ、お互いを確かめあう。
だが・・・
(・・・ひろゆき・・・)
「・・・ぁっ・・・」
思わず漏れた弐編の声に、隊長は我に還る。
違う。
長いキスを終え、二人は唇を離す。
弐編は、変わらずうるんだ瞳で隊長を見つめる。
隊長も弐編をまっすぐに見つめる。
「・・・すまん・・・」
そう言うと、ドアを開けひろゆきの後を追った。
ひろゆきは、隊長のパジャマのまま、朝の赤坂をフラフラと歩いていた。
まだ人通りもまばらで、朝の空気が気持ちいい。
寝坊助けのひろゆきは滅多に見たことのない光景だ。
(たいちょ、、、)
とぼとぼと歩きながら隊長のことを考える。
(やっぱり隊長さんと弐編君は。。。)
今朝見てしまった光景が脳裏に浮かび、首を振る。
オイラが悪いんだ。。。みんなオイラが。。。
隊長に甘え過ぎたから。。。
隊長が弐編君に傾くのも当然なんだ。。。
それでも心のどこかで、隊長が自分を迎えに来ることを待っている。
隊長の家を飛び出し、既に遠く離れてしまった。
この広い街で、隊長が自分を見つけるのは不可能に近いだろう。
それでも………。
(ひろゆき…どこだ…)
弐編とキッスーをしている間に、ひろゆきの姿を見失ってしまった。
自分の愚かさに舌打ちをする。
どちらに歩いて行ったのかもわからない。
(こんな時にトオルがいれば……)
ふと自分の腕を見ると、細い輪っかが浮かび上がっている。
輪っかの中心が赤く点滅している。
(これは…)
夢だと思っていたあの出来事が本当のことである、唯一の証し。
輪っかを西に向けてみる。
点滅は点灯に変わった。
(こっちか!)
あの宇宙人は、ひろゆきと隊長を”つがい”だと思い、この通信機器を二人につけた。
本来、二人の性交データを取るためのものだが、この輪っか同士自体が複雑な
信号を交差させており、一定の距離を置くと点滅を始めるようになっているのだ。
そして、お互いの方向を指し示すようになっている。
隊長はそんなことは無論知らないが、本能で、この点灯している方向がひろゆきの
いる方角だと悟った。
隊長はその方角へ走り出す。
逝くな、ひろゆき…。
俺を置いて、どこにも逝くな…。
やがて隊長は、歩道の角を歩く見覚えのあるパジャマを見つけた。
「ひろゆき!」
加速し、ひろゆきの輪っかの光っている腕に手を伸ばす。
隊長を振り返り、ひろゆきは逃げ出そうとする。
しかし、一瞬早く、ひろゆきの腕を捕らえそのまま抱き寄せた。
隊長がひろゆきに触れると、輪っかの点灯は止み、再び皮膚の下に潜っていった。
「ひろゆき…」
抱き締めて、頭を撫でる。
最初はこわばっていたひろゆきの身体も徐々に、力が抜けてきた。
隊長に頭を撫でられるのが気持ちいい。
「たいちょ・・・」
ひろゆきもまた瞳を潤ませる。
隊長のぬくもりを感じ、その腕が自分の髪を梳いている心地良さに逃げたことも忘れ陶然となった。
「…すまなかった…」
絞り出すような声で隊長が言う。
隊長を見上げ、見つめる。
その眼はまっすぐに澄んでいる。
隊長は自分を愛してくれているのだと感じる。
ひろゆきは再び隊長の胸に顔を埋めた。
(もう・・・いいです・・・。弐編君がいても・・・オイラ二番手でも・・・。
隊長は迎えに来てくれた、それだけで・・・。)
「あああ〜、いい光景よ、感動的だわ〜」
はるか上空から馬並が二人を見下ろす。
なぜか宇宙人と仲良くなった馬並は、宇宙船の中でカメラマンをしていた。
「ありがとう、いのえもん似の宇宙人タン♪
こんな高性能のカメラを貸してくれてvしかもこんな特等席でv」
ふふふ、この映像のテープを盗み出してやるわ。うふふふふ〜〜。
いのえもん顔の宇宙人は、答えた。
「いえ、ワレワレも助かります。あなたの撮る映像は芸術です。」
用が済んだら放り出してやる。
しかし、悔しいが、こいつの撮る映像はポイントを押さえているからな。。。
二者二様の思いを胸に、宇宙船は上空を浮遊する・・・。
「さ、帰ろう」
隊長はひろゆきを促す。
そろそろ、通勤時間になってきた。
ひろゆきはパジャマに裸足。
隊長は昨夜のガウンのままである。
職務質問されかねないどころか、どう見ても脱走患者である。(頭の病院の)
しかし・・・
ひろゆきの足は躊躇する。
また、あそこへ帰るのか・・・。
弐編の待つあの部屋へ・・・。
「だって・・・」
ひろゆきの口がわずかに開く。
隊長も心が痛む。
弐編の待つあの部屋へ、ひろゆきを連れて行くのは、弐編にとってもひろゆきにとっても拷問だ。
しかし、この格好でうろつくワケにはいかない。
突然のことで、キャッシュ(現金)もカードも持ってきていない。
隊長は、足の竦んでいるひろゆきを抱え上げると元来た道を帰り始めた。
「や・・・やめて下さい、たいちょ。降ろして下さいっっ。自分で歩きます!!」
隊長の肩の上でひろゆきは真っ赤になって叫ぶ。
構わずひろゆきをかついで、隊長はあるき続ける。
「降ろして下さいですっっ・・・!!」
実は、隊長が歩く度に、ひろゆきのうまい棒に当たっている肩から
衝撃が伝わるのだ。
(ううっ・・・気持ちいいで・・す・・・)
意識が朦朧としてきたひろゆきの、うまい棒がむくむくと頭をもたげてきた。
隊長もやがてそれに気づく。
しかし、今更慌てて降ろすわけにもいかない。
瞼を固く閉じ、耐えるひろゆき。
しかし、己の意思に反して、うまい棒は膨張を続ける。
ひろゆきの膨らんだうまい棒が自分の肩に当たっているのを感じる。
意識すると、自分がひろゆきを支えている両手が、ひろゆきの大腿部に
触れていることすら気になってくる。
思わず、パジャマの上から、下着をつけていないひろゆきの尻を撫でまわす。
「はぅん…っ」
ひろゆきの口から声が漏れる。
(いや、ダメだダメだ、こんなことしちゃ・・・)
心とは裏腹に、隊長の手は止まらない。
早く・・・早く家に帰らないと・・・
隊長は足を速める。
隊長が走れば、その衝撃は更に強くひろゆきのうまい棒に伝わる。
ようやくマンションの下についた頃には、ひろゆきのうまい棒は
パジャマの上からもわかるくらいに変化していた。
顔はピンク色に染まり、瞳はうるんでいる。
こんな姿を弐編の前に晒すわけにはいかない。
「そのままベッドに連れていくから、お前は顔を隠していろ」
隊長はひろゆきを担ぎ直し、玄関のドアを開けた。
「おかえりなさい」
ドアを開けると、弐編が何ごともなかったように迎える。
強気な弐編の、精一杯の強がりが伝わってきて、胸が痛む。
「ああ・・・ちょっと寝かしてくる」
本当は既にひろゆきの熱は下がり、全快しているのだが、
まだ具合の悪いふりをする。
「・・・うん・・・」
それ以上弐編はしゃべらない。
奥の部屋に入り、ベッドにひろゆきを寝かし付ける。
「…おさまったか?」
「………」
ひろゆきは顔を隠したまま答えない。
顔を覆う両手を引き離す。
眼を固く閉じ、歯をくいしばっているひろゆきがいる。
そのまま、震えるひろゆきの唇に唇で触れる。
ひろゆきの身体がビクリと動き、そのまま隊長の唇を受け入れる。
やがてひろゆきの身体は強張りを解き、隊長の首に腕を回した。
隊長とひろゆきが奥の部屋へ入ってからどのくらい経ったのだろう。
実際は5分も経っていないが、何時間もの長い時間に感じる。
聞こえなるはずもない音を聴くまいと、思わず耳を塞ぐ。
(隊長・・・早く戻ってきて・・・)
濃厚なキスを交わし、ひろゆきと隊長は唇を離す。
「じゃ、お前はもう少し寝とけ。こんな朝早く起きたことなかっただろ」
ひろゆきは答えず、隊長を穏やかに見つめる。
暖かい時間が流れ、やがて隊長はドアを閉めた。
「昼からひろゆきを送っていくよ」
素知らぬふりをして座っている弐編に、話し掛ける。
「そう・・・」
それまで隊長と二人きりでいるのは息が詰まる。
だが、ひろゆきと隊長を二人残して出かけたくはない。
弐編にできることは、精一杯、何も気にしていない振りをすることだった。
「弐編・・・あのな」
「コーヒー煎れますね。ご飯まだでしょ。ダメですよ、食べないと」
弐編はテキパキとコーヒーを煎れ、トーストを焼いた。
冷蔵庫から、作ってあったサラダを取り出し、玉子を炒る。
隊長は用意された朝食を黙って食べた。
今朝のことが気になるが、弐編はそのことは一言も口にしない。
(俺は・・・このままでいいのか・・・?)
このまま弐編の好意に甘えていていいのか?
このままずるずるといくと、弐編もひろゆきも傷つけるだけじゃないのか?
自問する。しかし、答えは返って来ない。
「・・・いいんですよ・・・」
ふいに弐編がつぶやく。
自分の問いが弐編に聞こえたような気がして、隊長はビクリとする。
「僕は・・・いつまででも待ちますから・・・」
強張ったような笑顔で弐編は微笑んだ。
驚いて弐編を見つめる隊長の視線にハッとし、弐編は慌てて言い直す。
「あっ、その、だからゆっくり食べて下さい、ってことで、、、その、、、」
真っ赤な顔で眼を逸らす弐編を、隊長は愛おしいと思った。
今弐編に触れると、抑える自信はない。
隣にはひろゆきも眠っている。
隊長は愛おしさを堪え、コーヒーを口にした。
弐編はそんな隊長に給仕をしながら、横顔を切なく見つめる。
隊長はひろゆきを愛している。私を愛するより、おそらく何倍も。
しかしだからといって諦められるものではない。弐編も隊長を愛しているのだ。
思い切って弐編は言葉をかけた。
「あの・・・隊長・・・」
「ん?」
隊長が優しく応える。
隊長のいつになく優しい笑みに、言葉を続けられない。
「コーヒー、おかわりどうですか?」
「ああ、そうだな、もらおう」
(いいんだ・・・僕は今、ひろゆきが入って来られない位置にいる・・・。
ここは僕の場所だから・・・隊長がいつか戻ってくるまで・・・僕は・・・)
安物だが、疲れた心にコーヒーのいい香りがしみわたる。
隊長はしばし2人のことを考えずコーヒーを堪能することにした。
そのころ馬並みは・・・・
「ああ〜ん、じれったいわねぇい〜!どっちでもいいからやっちゃいなさいよぉう〜!」
宇宙船の上で怒っていた。
「いのえもん似の宇宙人タン」
馬並は振り返る。
「やっぱりアタシ、降ろさせて貰うわ!こんなもなぁね、すぐ近くで撮ってナンボなのよ。
こ〜んな遠くからじゃ、何もできやしないわ。」
「・・・そうですか・・・」
「ええ、勿論、地上で撮った映像は送るわ、それでOKでしょ?」
いのえもん顔の宇宙人は渋々承知した。
馬並の撮影の腕は買っているのだ。
馬並は、隊長のマンションの下に降り立つと、宇宙人から貰った小型高性能カメラを
腕に取り付け、エレベーターに乗った。
(『つがい』の輪・・・か)
今は何も見えない自分の手首を見て考える。
一定距離を越えると光りだすのか・・・。
・・・ってことは、ひろゆきが家に帰ったら光りっぱなしってことか?
それはちょっと・・・仕事に支障を来しそうだ・・・。
それどころか、ひろゆきはこの輪の存在を知らない。
いきなり自分の手首にへんな輪が浮かび上がるのを見てパニクらないだろうか。。。
光るだけならまだしも、爆発なんぞされたら。。。
隊長の顔からサーッと血の気が引いた。
「弐編…」
「何?隊長」
隊長の深刻な声に、弐編も真剣な口調になる。
「やっぱり、ひろゆきを家に帰すのはやめだ。しばらくここに泊めとく」
とにかく、この輪っかを外さないと。
どうしたらいいのかわからないが、離れているのはマズい。
弐編の頭を、鈍器に殴られたようなショックが襲っていることを、隊長は知らない………。
ひろゆきが…ここに……泊る……。
「…わかりました…」
弐編は呆然とした面持ちだ。
そして、しばらくしてから気を取り直したように続ける。
「じゃ、その間、私もここに寝泊まりします」
隊長は何も返事ができなかった。
弐編の気持ちが痛いほどわかるからだ…。
「そうか、じゃよろしく頼む」
隊長はそう言って苦味の増したコーヒーを一息に飲み込んだ。
(うわははは〜〜、面白くなってきたわねぃ!いよいよ3P突入かひら〜〜)
いつの間にか隊長宅の屋根裏に入り込んだ馬並は、小型カメラを二人に向け、
ほくそ笑んでいた。
実はこの輪を取り外すのは簡単だ。
宇宙人に性交のデータをとらせればいい。
つまり、エチーをしたらいいのだ。
しかし、数日前まで腐る程エチーをしていた二人は、この輪をはめられてから
一度もしていない。。。
そうとは知らない隊長は、弐編も一緒に暮らすことを許可し、
ますますエチーできない=輪を取り外せない 状況に自分を追い込んでいるのであった。
「う・・・ん・・・」
そのとき、ひろゆきが目覚めた。
コーヒーの香りが鼻腔をくすぐる。
光のさすドアのすきまからその方をみやると、
弐編と隊長がなにやら親しげに語らっている(ようにみえる)。
ひろゆきはとっさにここからにげだしたい衝動にかられた。
「起きたか」
隊長がひろゆきに気付き、微笑む。
ひろゆきは動けずに、何も言えずにいる。
「ひろゆきもごはん食べる?」
弐編が作り笑いで言う。
その目は笑っていない。
「いや、オイラ・・・」
ひろゆきは何を言ったらいいか、わからない。
「オイラ、帰るです・・・」
「ダメだ」
隊長が厳しい口調で言う。
驚いて隊長を見つめる。
「どうしてですか?オイラ、、、」
ここはひろゆきにとって針のムシロだ。
弐編の視線がつきさすように痛い。
一刻も早くここを出て逝きたい。
実際は隊長にとっても針のムシロだった。
「わかった、ひろゆき」
隊長はとうとう言った。
「送っていく。俺の服に着替えろ」
家に帰すつもりなど、毛頭なかった。
しかし、とりあえず、弐編の視線から逃れたかった。
車の中ででも、この輪のことを説明しよう。
そうすればひろゆきも納得してここに残るだろう。。。
それから連れて帰ってきても遅くない。
信じてくれるのかどうかは、わからないが。。。
「お前まだメシ食ってなかったろ」
車を運転しながら隊長が言う。
「どっか寄って行こうな」
「はいです・・・」
今度は素直に頷く。
弐編の視線から逃れられてホッとする。
道の端に喫茶店を見つけ、その前の路上に車を停める。
「ひろゆき」
車を降りる前に呼び止め、唇を奪う。
一度、触れた唇は止まらない。
ずっと抑圧されていたからだろうか。
二人は路上の車中で長いくちづけを交わした。
馬並はもちろんそれを撮影した。
おほほほほ〜、そのままヤッておしまいなさ〜い♪
隊長の唇は、ひろゆきの唇を離れ、首筋に移動する。
左手をひろゆきの頬にあて、愛おしげに撫でる。
解放されたひろゆきの唇からは、熱い吐息が漏れる。
情熱を持て余しているひろゆきの舌に、中指をあてがう。
ひろゆきは、餓鬼のように隊長の指を貪る。
その仕草にますます隊長は、己を抑止することができなくなる。
しかし、ここは昼の街路だ。
こんなとこで車内エチーをするわけにはいかない。
隊長は、爆発しそうな自分の欲望を堪えて、ひろゆきを外に促す。
「何、言ってんですか、隊長」
ひろゆきはとても信じられないという風情で、笑った。
喫茶店に入り、サンドイッチとコーヒーを頼む。
ひろゆきの腹が人心地ついたときに、隊長は昨夜のできごとを話した。
(やっぱりな)
ひろゆきの反応は至極当然のことだ。
誰だってこんな話信じられない。
隊長も、実際自分の手首に輪っかが浮かび上がるまでは夢だと思っていた。
しかし、本当のことだと納得させなければいけない。
ひろゆきが大人しく隊長の家に帰るように・・・。
そしてその間に解決策を見つけるために。
しかし、証拠を見せるにはひろゆきと隊長は離れなければならないし、
離れすぎると二人の身にどんなことが起きるのか判らないのだ。
ここはなんとか信じてもらうしかない・・・。
だが、語れば語るほど、その言葉は夢物語のように、嘘っぽく聞こえる。
語っている隊長にさえ、何が本当のことかわからなくなってきた。
「もう聞きたくないです!」
とうとうひろゆきは怒り出した。
普段おっとりとしているひろゆきの突然の剣幕に、隊長はとまどう。
「待ってくれ、ひろゆき。」
「聞きたくない聞きたくない聞きたくない!」
ひろゆきは耳を塞ぐ。
「そんなウソをついてまでオイラをあの家に閉じ込めたいんですか、隊長は!?」
「ウソじゃない」
「ウソです!」
突然始まった喧嘩に、店内の人々が注目する。
「オイラ帰るです」
ひろゆきは立ち上がった。
「おい、待て…」
店を飛び出すひろゆきを追い掛けようとして、支払いがまだだったことに気付く。
待て、ひろゆき…。
隊長が店を出ると、既にひろゆきの姿は見えなくなっていた。
電車賃ほどの小銭も持っていないのに、どうやって帰るというのか。
隊長の腕にはまだあの輪は浮き上がってこない。
どちらの方向へ行ったらいいのか皆目見当がつかない。
下手に車で追って、見落としでもしたら大変だ。
隊長は、自分の人生の中で初めて自分以外のものに祈った。
(ひろゆきを見つけさせてくれ…)
んもう、じれったいわねぃ!
「ひろゆきを見つけるパスワードはnfwt3o7i、nfwt3o7iよ〜」
こっそりと喫茶店の屋根裏で二人を撮っていた馬並は、そのまま屋根裏をつたって
外に出、看板の陰に隠れながら叫んだ。
「nfwt3o7i…」
隊長はつぶやいてみた。
すると、道の向こうから、己のうまい棒に導かれながら歩くトオルを見つけた。
(しめた!トオルだ!あいつについていけばひろゆきに会えるぞ。タブン…)
10bほど離れた後ろから、ゆっくりとトオルの後をつける。
道が渋滞気味なのが、車の速度をちょうどいい具合に落としている。
5分ほども運転しただろうか、トオルの前方30bほどのところを歩く
ひろゆきを見つけた。
(ひろゆき!)
トオルはまだ気づいていない。
なんとか、先にひろゆきを奪取しなければ。
隊長は車をすぅ〜っと歩道に寄せ、路駐している車の間にとめた。
車の間を縫い、トオルに見つからないように、ひろゆきに近づく。
路駐する車の脇から、ひろゆきに手を伸ばす。
「わっ!?」
叫ぶひろゆきの口を塞ぎ、路上へ引き寄せる。
「いてっ」
思いきり、口を塞いだ手を噛み付かれ、思わず隊長は声を上げた。
「た…たいちょ??」
ひろゆきが驚いて振り返る。
「な…何やってんですか。」
人さらいかと思ったです、、、。
隊長は答えず、そのまま唇でひろゆきの唇を塞ぐ。
今の声でトオルが気付いてしまったかもしれない。。。
「んぐぐぐぐぐ〜・・・」
ひろゆきが、いつにない抵抗を見せる。
しかし、ついに身体の力は抜け、隊長のキスに応え始めた。
隊長の首に腕を回し、舌を絡め、唇を吸う。
すっかり大人しくなったひろゆきと、隊長は見つめあった。
「…さ、車に乗ろう…」
隊長はトオルに見つからないようにひろゆきと路駐している車の車道側を歩き、
停めてあった自分の車のドアを開けた。
「ん?」
トオルは自分のうまい棒(ひろゆき探知機付き)が車道の方を向くのに首をかしげた。
「はて?さっきまで前に向いてたんだが…」
うまい棒の向いた方を見ても、車の渋滞が広がっているだけである。
も…もしかして、俺のうまい棒が
こ わ れ た の か ? ? ?
後頭部を錐で突き刺されたようなショックを受けて、トオルはよろけた。
ふてくされているひろゆきを車に押し込み、発車させる。
「・・・だって、信じられないです・・・」
ひろゆきが呟く。
「・・・俺のことが・・・?」
隊長の思わぬ言葉に、ひろゆきはビクリとする。
そして、黙る。
「信じられないのなら、それでいい」
隊長は続ける。
「どちらにしろ、お前は家には帰さない」
「だが、弐編の所にも帰らない」
隊長のことばにひろゆきは眼を見張る。
「お前はずっと俺と一緒にいるんだ」
「そんな…!たいちょ、そんなことしたらお仕事どうすんですか!」
「仕事なんか、パソコンと電話があればできる」
ひろゆきは泣きそうになった。
「ダメです…ダメですよ…」
嬉し涙だかなんだかわからない涙が溢れてくる。
「オイラの為にそんなことして…
わかったです…隊長のうちに行くです…
弐編君と一緒に暮らすです……」
隊長は答えなかった。
「たっ、隊長の家は嫌ですっ」
ひろゆきはとっさに拒否反応を示した。
その瞬間、隊長と目が合った。
なんともいえない顔をした隊長の目から視線をはなせない。
「…だって」
すまん、288は無視して。
信号待ちの間に、ひろゆきの唇へそっと口づける。
優しい、優しい口づけ。
ああ、隊長・・・
さっきの隊長の話は信じられないけど、隊長のこの優しさは信じられる。
それだけでも、オイラには十分です。。。
弐編のいる部屋へ帰るのをいやがるひろゆきの為に、
隊長はツ●サのウィークリーマンションへ向かった。
週ごとの契約で、家具は一揃ある。
そこにひろゆきを住まわそうというのだ。
まさしく愛人化していくひろゆき………
隊長は事務所のすぐ近くのウィークリーマンションを借り、
そこにひろゆきを連れてきた。
「なんかいるもんはあるか?」
ひろゆきはベッドとクローゼットのついた、ワンルームマンションを見渡す。
「別にないです…」
「じゃあ、俺は一回事務所に帰るな。すぐに戻ってくるからここを動くなよ」
思わず、出て行こうとする隊長の袖をつかみ、引き止める。
こんなところで一人にされるのはイヤだ。
心細気に見上げるひろゆきの瞳を見ると、隊長も無碍にできない。
「すぐに戻ってくるから…」
隊長はひろゆきにそっとキスをする。
すると、ひろゆきから思わぬ応答が返ってきた。
自分から隊長の唇に唇を強くおしつけ、きつく抱きつく。
隊長は一瞬驚くが、すぐに受け入れた。
(ひろゆき…)
舌を絡めあわせながら、備え付けの、マットのみのベッドの上に転がる。
隊長とひろゆきは止まらない。
今までずっと抑えつけられていた欲望が噴出する。
お互いの身体の隅々までを弄る。
本能は止まらず、どこまでも暴走する。
二人はすでに愛すること以外何も考えられなくなっていた。
その様子を宇宙人から貰った小型高性能カメラで撮影する馬並。
(うわはははは〜(*´Д`)ハァハァ〜、やっと…やっと念願叶うのねぇい〜)
「あ・・・ああ、、、たいちょ、、、」
「ひ・・・ひろゆき・・・・」
あいしてる、あいしてる、あいしてる、、、
言葉にならない声が二人の頭の中に響く。
「い、、、いくぞ、、、」
隊長の声が聞こえているのかいないのか、ひろゆきは殊更大きな喘ぎ声を上げた。
乱暴なほどに愛しあった二人は、疲れた身体を狭いベッドに並んで横たえる。
ひろゆきは隊長の胸に頭を乗せ、しがみつく。
言葉はない。
だが、温もりがある。
「…たいちょ…」
やがてひろゆきは口を開いた。
「ん?」
嬉し気に顔を崩し、ひろゆきは続きを言わなかった。
「やった、やった、撮ったわ〜」
その頃、馬並はマンションの屋根裏で興奮していた。
やっと念願のシーンが撮れたのよぉう〜!
どれ、ちょっと再生・・・。
あれ?
再生ボタンを探すが、小型カメラにはついていない。
そういえば、これ、テープはどこなのかしら・・・。
このカメラは、宇宙船のモニターに直接信号を送る仕組みになっていて、
撮影データがカメラに蓄積されたり、附随する外部記憶装置があるわけではない。
つまり、このカメラで撮ったものは、宇宙船のコンピュータに記録され、馬並のものにはならないのだ。
ことの重大さに薄々気がつき、焦ってテープを探す馬並。
しかし、それは永遠に見つからない。。。
「う〜ん・・・」
宇宙船では、いのえもん顔の宇宙人が悩んでいた。
馬並のカメラから送られて来た映像データと、輪っかから送られて来た
信号データを見比べる。
「一体、どういう仕組になっているのか・・・」
首をかしげる。
どちらもオスである。
そして、どちらも放出したのは精子である。
精子と精子が合体して子孫ができるのか?
謎だらけである。
「まあ、このデータを星に持って帰ってもっと研究しよう・・」
この謎が解ければ、いのえもん星の人口減少問題も解決に向かうかもしれない。
「おっと、『つがい』の輪は回収しないとな」
隊長とひろゆきの手首に溶け込んでいた輪は、二人が寝ているあいだに浮き上がり、やがて何処かへ消えた。
隊長は携帯の着信音で目覚めた。
こないだ失くして、新しく弐編に持たせられたものだ。
着信は弐編からだ。
「うあい」
寝ぼけた声で応じる。
「隊長!!」
弐編の声に一気に目が覚める。
鬼のような弐編の顔が瞼に浮かぶ。
「今何時だと思ってるの!いい加減帰って来なさい!」
時計を見ると、9時を回っている。
しかし、きっと弐編もひろゆきと一緒だということがわかっていなければ
こんなには怒らないだろう。
ひろゆきと何度も愛しあっている内に、いつしか眠ってしまったようだ。
腕の中には、まだすやすやと寝息をたてるひろゆき。
「わかった、、、」
言って、電話を切る。
ふと着信履歴を見ると、弐編からの電話が何度も入っている。
隊長の心が痛んだ。
腕の中のひろゆきの頭を、備え付けの枕の上に乗せる。
(じゃ、またな・・・)
そっと頬に口付けて、服を着る。
風邪をひかないように、クローゼットに入っていた毛布をかける。
「う、、、ん」
寝返りをうつひろゆきにビクッとする。
隊長は、ひろゆきを起こさないように、そっとドアを開け、
弐編の待つ自宅へ帰って行った。
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i __ 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! "-ゞ'-' }二. {`´ "ゞ'-' . |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l |`} ..: リ ̄ヽd、 |l !ニ! !⌒ //
. i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´( ,-、 ,:‐、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/
i .l、_/::|
! -'ニニニヽ |: |
ヽ ヾニ二ン !:: ト、
おれたちはとんでもない思い違いをしていたようだ。これを見てみろ。
まず「夜勤」をローマ字で表記する
YAKINN
これを逆にし、
NNIKYA
日本語に直し
ンニキャ
スカトロマニアの夜勤を考慮し末尾に「野グソ」を加える
すると導かれる解は
ンニキャ野グソ
そして最後に意味不明な文字「ンニキャ」
これはノイズと考えられるので削除し残りの文字を取り出す。
するとできあがる言葉は・・・・・・『野グソ』。
「夜勤」とは野グソを表す言葉だったのだ!
ドアの閉まる音がして、ひろゆきはそっと目をあけた。
情事の余韻にひたりながら、遠ざかっていく隊長の足音を聞いていた。
(・・・たいちょ・・・)
やっぱり、オイラ、帰るです、、、。
305の夜勤さんのことも気になるし、、、。
ひろゆきは脱いでいた服を着る。
隊長から借りた、隊長の服だ。
(隊長の匂いがする、、、)
お腹がすいたら何か買って食べるようにと隊長が置いていった1万円を握りしめ、
マンションの外へ出る。
「もう!今日は早く帰ってきてって言ったでしょう!」
弐編がプんスカ怒っている。
「…すまんかった…」
しおらしく隊長は言う。
とにかく、弐編を早く帰して、ひろゆきの元に戻らないと…。
またどこかへ逝ってしまう気がする…。
「ごはんは?食べたの?」
そういえば、朝食を食べてからずっと何も食べていない。
だが、「食べてない」といえば弐編は帰らないんだろうな。。。
「ああ、外ですました」
その割には酒が入っていない。
弐編はウソだと直感した。
「そう・・・」
だが、それ以上言わない。
「ところで」
隊長を振り向く。
「今日、泊まってってもいいでしょう?」
「え…」
隊長は絶句する。
弐編がここに泊れば、隊長は今日ひろゆきの元へ行けない。
ひろゆきに、一人で夜を過ごすことを強いることになる。
しかし、自分を見つめる弐編の瞳にも抗えない。
「泊る?」
「そう、もう夜遅いし、どうせ明日また来るんだし、帰るの面倒くさいですから。
いいでしょう?」
吸い込まれそうな瞳で弐編は微笑む。
気が付けば隊長は頷いていた。
うれしそうに弐編は微笑む。
その笑顔を見ていると、とても冷たくはできない。
だが、今朝のようなことがあって、弐編と一晩を過ごす…。
自分は劣情を抑えることができるのか。
一抹の不安が隊長の胸をよぎる。
ここで、弐編と間違いがあれば、きっとひろゆきの顔は二度と見られないだろう。
もっとも、悩む隊長とは裏腹に、ひろゆきはとっくに二人が肉体関係があると思っていたが。。。
「隊長、パジャマ借りますね」
朝までひろゆきが着ていたパジャマだ。
綺麗に洗って乾燥させてあるそれを来て、弐編が浴室から出てくる。
ひろゆきと重なる。
まだ湿ったつややかな髪が弐編の額に一筋、二筋。
風呂上がりの上気した頬、誘うような紅い唇。
無意識なのか、意識しているのか。
弐編はその唇をペロリと舐め上げた。
隊長の目が釘付けになる。
弐編はこちらを向いたまま固まっている隊長を見て、ちいさく笑った。
そして、大胆にも隊長の上にまたがり、誘うような目で見つめ返す。
「もうこんなに大きくなってますよ…」
弐編はズボンのチャックを口を使って下ろすと、ブリーフの上から優しくキスをした。
そして巧妙に舌を使い、わざと音を立てて愛撫する。
「あ…うっ…」
隊長の口から喘ぎ声がかすかに漏れる。
理性が警鐘を鳴らしている。
しかし弐編の舌使いに我を忘れ、心ならずも声をあげてしまう。
「弐編・・・・」
隊長はパジャマに手を掛けた。
手が勝手に弐編のパジャマのボタンを外す。
弐編は、隊長が外しやすいように身体を移動させた。
だが、上から三つ、ボタンを外したところから、隊長の手は動かない。
必死に自分を抑制しているのが伝わる。
弐編はふふ、と笑い、身体をどけた。
「ちょっと飲みましょうか」
立ち上がり、キッチンから、赤ワインを取り出す。
グラスに注ぎ、隊長に手渡す。
隊長は、震える手で、一気にそれを飲み干した。
(落ち着け!落ち着け!俺!酒飲んでさっさと寝るんだ!)
フルボトルを殆ど一人で空け、ふと弐編を見る。
グラス1杯で更に頬を紅潮させている弐編。
急激な愛おしさが隊長を襲う。
(ダメだ・・・、ひろゆき・・・)
「だめですよ…僕が飲ませてあげます…」
弐編はワインを一口含むと、突然キスをした。
そしてゆっくりと隊長に口移しで飲ませた。
弐編の唇から流れ込む生暖かい液体は、そのアルコール度数以上に、
隊長の頭から思考力を奪った。
流れ来るアルコールと一緒に、弐編の舌が隊長の舌にからまる。
いつにないその感触に恍惚となる。
そのままベッドに横たわる。
上にのしかかる格好になった弐編がゆっくりと隊長の着ているものを脱がす。
そして、はだけた隊長の胸に愛しそうに顔をすり寄せる。
「隊長・・・」
切なそうにつぶやいた弐編は隊長の体に愛撫してゆく。
子猫が飼い主にじゃれつくように。
そのころ馬並は・・・・
隊長は上に乗る弐編の肩をつかみ、足を絡ませる。
そのまま反転して、弐編を組み敷く。
もはや、頭は朦朧として、何も考えられない。
うっとりとした表情の弐編の顔がぶれる。
ただ、その印象的な瞳と紅い唇だけが隊長の脳をゆさぶる。
引き込まれるように、唇にむしゃぶりつく。
・・・馬並は窓に張り付き、盗撮をしていた。
「いいわねぃvそうよ〜vその調子よぅ〜v」
隊長の唇は、首筋から胸、脇腹へとだんだんと下がって行く。
「あ・・・隊長・・・」
弐編の喘ぎ声が遠くで聞こえる。
隊長はそれに応えるように言葉を吐いた。
「………ひろゆき………」
途端に弐編の顔が強張る。
”ひろゆき”
今、隊長が抱いているのは自分じゃないのだ。
悔しいのか、悲しいのか。
後から後から涙が溢れてくる。
(でも、それでも…)
弐編はそっと涙をぬぐう。
それでも、隊長に抱かれたい…。
隊長の唇が弐編の怒張したそこに触れる。
「はぅっ・・・」
思わずのけぞり、息をとめる。
隊長はそれを舌で包み、優しく愛撫する。
(隊長・・・いつもひろゆきとこんなことしてるんだ・・)
喘ぎながら悲しくなる。
しかし、今隊長に抱かれているのはまぎれもない自分自身なのだ。
隊長がたとえ自分のものにならなくても構わない。
今だけ・・・・今だけこの人をを独占したい。自分のものだと錯覚したい。
弐編はひろゆきの存在を思考から消して隊長の愛撫に溺れようと決意した。
隊長の口の中で、弐編は自分の想いのたけを放出した。
息もつかせず、それまで指で愛撫していた*に、隊長の舌が潜り込んでくる。
初めての感覚に、目眩がする。
見失った自分が、更にどこか遠くへ逝ってしまうのを感じる。
「あぁ・・・たいちょ・・・んン・・・」
たっぷりと弐編を潤した後、隊長は起き上がり、その足を抱え上げた。
隊長の固く張り詰めたうまい棒が弐編の*にあたる。
「・・・・っっ!!」
初めての痛みに弐編の身体が硬直する。
硬直した身体には更に容易にうまい棒は入っていかない。
「怖くないから・・・」
隊長は優しくいい、弐編の頭をなで、頬をすりよせる。
隊長の耳にむしゃぶりつく。
(大丈夫、大丈夫・・・)
弐編は自分に言い聞かせ、ギュッと目を瞑る。
やがて、処女を扱うように、ゆっくりと隊長が入り込んできた。
「・・・・!!」
声にならない悲鳴をあげる。
思わず逃げるように腰を引く。
逃がすまいとするように、隊長が後を追う。
突き上げるような痛みの中で、弐編の身体に充足感が広がっていく。
隊長はいつしか気づいていた。
自分が抱いているのがひろゆきではないということに。
(弐編・・・か・・・?)
またたく間に酔いが覚め、血の気が引くのがわかる。
だが、既に自分のうまい棒を止めることはできない。
弐編の*が切れ、血が滲んでいる。
・・・それに絶えている弐編を傷つけることはできない。
弐編の顔はますます苦痛にゆがみ、張り裂けんばかりの表情を顕す。
酔いの覚めた隊長は、もはやそれ以上弐編に苦痛を与えることができなくなった。
そっと、己のうまい棒を弐編から引き抜く。
自分を苦しめている異物が無くなるのを感じて、弐編はホッとする。
それでもまだ解き放たれた*からはジンジンと波状の痛みが襲ってくる。
「・・・たいちょ・・・」
肩で息をしながら、弐編が呟く。
「・・・いきましたか・・・?」
自分の身もかえりみず、隊長のことだけを想う弐編に胸が熱くなる。
何も言わずに、弐編のその整った美しい頭を抱きしめる。
きいいい〜〜〜!!
また!まただわ!!!また隊長の逝くとこが撮れなかったわぁぁぁぁぁ〜!!
隊長の様子に、悟った弐編は悲しげな顔をした。
腕の中で、そっと目を閉じる。
(温かい・・・)
あまりの悔しさに、思わず張り付いていた窓の手を離し、7階から落ちていく馬並。
その悲鳴も耳に届かない二人は、そのまま朝まで寄り添い続けた。
345 :
風と木の名無しさん:02/08/19 11:32 ID:vOlE3SU0
その頃ひろゆきは、「BAR YAKIN」で慣れないブランデーをかっくらっていた。
346 :
風と木の名無しさん:02/08/19 11:47 ID:ymGGG5F4
「夜勤さん、オイラ〜ね」
マスターの夜勤に話し掛ける。
347 :
風と木の名無しさん:02/08/19 11:56 ID:17ijwrym
「オイラ…隊長が好きだったぁ〜よ」
トロンとした瞳で夜勤の向こうの遠くを見つめ、ひろゆきは呟く。
いや、今でも好きだ。
だけども、オイラは隊長から離れた方がいいんだ。
…隊長の為に…。
オイラといると隊長はダメになってしまう…。
隊長は…弐編君と幸せになった方がいいんだ……。
夜勤は黙ってひろゆきのグラスにブランデーを継ぎ足す。
「これで飲めるだけの酒を飲ませて下さいです」
ひろゆきが隊長の置いていった1万円札を握りしめ、この店に来たのはもう5時間程も前のことだ。
すでに、飲んでいる量は、その金額をはるかに越えていた。
しかし、夜勤は何も言わない。
348 :
風と木の名無しさん:02/08/19 12:30 ID:BtRJqyCM
「・・・たい・・・ちょ・・・」
やがてひろゆきは酔いつぶれ、カウンターの上にうつぶせになる。
瞼の端には涙が滲んでいる。
349 :
風と木の名無しさん:02/08/19 13:11 ID:GKYwuyX0
「ひろゆきさん、ひろゆきさん」
夜勤がひろゆきに声をかける。
応答はない。
350 :
風と木の名無しさん:02/08/19 15:07 ID:TtMAH4Tj
既に深夜3時を回っていて、他に客はない。
夜勤はひろゆきの寝顔を肴に、自分も酒を楽しむことにした。
351 :
風と木の名無しさん:02/08/19 16:23 ID:cFDpr1Mj
日も高くなったころ、薄暗い店の中でひろゆきは唐突に目覚めた。
352 :
コギャルとHな出会い:02/08/19 16:24 ID:MAGB/K3b
353 :
風と木の名無しさん:02/08/19 16:28 ID:RlXrknnY
>352=馬並は屋根裏でひろゆきの寝顔をずっと撮っていた。
354 :
風と木の名無しさん:02/08/19 16:33 ID:pRHhGWF5
「おや、もう目が覚めたんですか。残念だ」
したたか酔った夜勤がグラスを片手に微笑む。
思わず赤面するひろゆき。
(ず・・・ずっと見られてたですか〜〜)
「や・・・夜勤さん、まだ飲んでるんですか。もう真昼間ですよ」
焦って何を言っているのかわからない。
二日酔いか、先ほどから後頭部を鈍痛が襲う。
「どうするんですか?」
夜勤のその言葉は痛むひろゆきの頭を一瞬クリアにした。
どうする?どうする。
どうすればいいんだろうオイラ・・・・・・・・。
「どうすればいいんでつか?」
思わずひろゆきは夜勤に問い返していた。
356 :
風と木の名無しさん:02/08/20 00:31 ID:spPSQQ8C
「ひろゆきさんは、どうしたいんですか?」
夜勤は更に問い返す。
禅問答のような問いに答えは出ない。
「オイラは・・・」
「オイラは・・・」
答えられないまま、ひろゆきは立ち上がった。
「帰るです。お勘定お願いしますです、、、」
「いいですよ。」
笑いながら夜勤は答える。
「一晩中じゅういいモノを見させてもらいましたから。それでペイです。」
一晩中・・・夜勤は自分の顔を見ていた。
恥ずかしくなり、黙り込む。
「あ、そうそう」
気がついたように夜勤は言う。
「寝言で隊長の名前呼んでましたよ」
泣きながら。
だから、無防備なひろゆきに、触れることもできなかったのだ。
ひろゆきは顔を更に赤くして、夜勤の店を出て行った。
(これからどこへ行こう。。。)
とぼとぼと歩く。
鷹羽に帰ろうか。。。
(ひろゆきさんはどうしたいんですか?)
夜勤の言葉が頭を駆け巡る。
オイラ。。。オイラがしたいことは。。。
歩きながら、いつの間にかひろゆきは
隊長の用意してくれたマンションの下に来ていた。
オイラ、隊長に会いたい。。。
気が付くと、階段を上がっていた。
扉を開け、部屋に入る。
まだ、昨夜隊長と愛しあった跡の残るベッドに腰掛ける。
361 :
風と木の名無しさん:02/08/20 07:39 ID:fgjEp59D
そっと撫でてみる。
362 :
風と木の名無しさん:02/08/20 08:01 ID:ZlhPGFTN
(たいちょ、、、)
涙が出てくる。
363 :
風と木の名無しさん:02/08/20 10:03 ID:MYufabcM
その頃隊長はひろゆきを捜しまわっていた。
朝起きて、ひろゆきの待つマンションに行くと、ひろゆきの姿はない。
隊長は焦った。
自分が弐編といいことをしている間に、ひろゆきは孤独だったのだ。
あてもなく赤坂の街をふらふらと探す。
だが、どこへ逝ったのか皆目見当もつかない。
(そういえば、輪っかは・・・)
光っていないから、まだ遠くへ行っていないのか。
そのことだけを頼みに、赤坂を探し続ける。
...一定距離をおくと光り出す『つがいの輪』が既に宇宙人に回収されていることを、
まだ知らない・・・。
隊長は夜勤の店に来てみた。
中では夜勤がまだ酒を飲んでいる。
「おい」
隊長は夜勤に声をかける。
「ひろゆきを見なかったか?」
「さっきまでいましたよ」
夜勤はちびちびとやりながら答える。
「本当か!?どこに逝った!!??」
「さあ・・帰るとか言ってましたけどね。」
「帰る・・・どこへ。赤羽か?」
「さあ・・・私は何も知らないんですよ。」
隊長はいぶかしげに夜勤を見る。
・・・その奥にいるんじゃないのか?本当は。
飄々とした夜勤の態度に、何か炎々としたものが隊長の胸に沸き起こる。
「本当に・・・」
「知りませんよ」
隊長の再度の問いを穏やかに、しかし、きっぱりと遮り、夜勤は微笑んだ。
しぶしぶと店を出る。
しかし、まだ疑いの火は消えていない。
(あいつは、俺と知り合う前からひろゆきを知っている。
ひろゆきに邪な感情を抱いていても不思議は無い)
隊長は、この火のことを世間一般には”嫉妬”と呼ぶことに気づいていない。
367 :
風と木の名無しさん:02/08/20 11:34 ID:VOITcDDd
ひろゆきはポツンと一人、マンションのベッドに座っていた。
368 :
風と木の名無しさん:02/08/20 11:53 ID:G0vUf/QL
トオルが、自らのひろゆき探知機のうまい棒に導かれ、マンションのチャイムを鳴らす。
チャイムの音がなる。
(た…隊長……??)
身体が動かない。
ドアを開けて、隊長を迎えたいけれど、足が竦んで動けない。
どうしたらいいのかわからない。
ドアの外ではトオルがショボーンとしていた。
誰もいないのか…。
ひろゆきはここにいないのか…?
俺のうまい棒はやはり壊れてしまったのか…?
その場に座り込む。
「ちんぽーん」
ひとりきりの静かな部屋に間の抜けた音が響く。
更に鳴り響くチャイムの音に、ひろゆきは恐る恐るドアを開ける。
「あ!トオルさん…」
「ひ…ひろゆきいぃ〜〜」
涙で顔をぐしゃぐしゃにして、座り込んでいたトオルがひろゆきを見上げる。
「やっぱりいたのか〜、ヨカッタ〜」
大袈裟なトオルの喜びように、ひろゆきは戸惑う。
この数日のトオルの不安からしたら当然のことなのだが。
トオルは立ち上がり、僅かに開いた扉の隙間から身体を中へ滑り込ませる。
その場でトオルに抱きすくめられる。
思わず、トオルを突き飛ばすひろゆき。
「・・・ひろゆき・・・」
悲しそうにトオルが見つめる。
一途なトオルの瞳。
もしかすると。
トオルに抱かれたら隊長を忘れられるかもしれない・・・。
そんな思いがひろゆきの頭を過る。
トオルがずっと昔から自分を想っていたことを、ひろゆきは知っている。
ひろゆきは、まだ隊長の香りの残るベッドに腰掛け、目を閉じる。
(たいちょ・・・サヨナラ・・・)
目の前に、無防備に目を閉じたひろゆきがいる。
トオルの身体が脈打つ。
「ひ・・・ひろゆき・・・」
震える手を伸ばした。
トオルの手が肩に触れ、ひろゆきの身体は強張る。
覚悟は決めているのに、身体は震え、とまらなくなる。
(ああ、、、たいちょ、、、)
・・・と、突然、それまでひろゆきの方向をビンビンに指し示していたトオルのうまい棒が萎びた。
(う・・・うぉぉぉっぉぉぉ〜〜っ???)
トオルは驚愕する。
(どうして、、、どうしてだ!息子よ!!)
愛するひろゆきがせっかくトオルに身体を開こうとしてくれている。
この千載一遇のチャンスに、まさかこの俺の立派なうまい棒が役に勃たなくなるとは・・・。
トオルのうまい棒は、ここ数日の酷使(ひろゆき捜索の為の)により、すっかりその疲弊していた。
トオルはフローリングの床に崩れ落ちた。
「ト・・・トオルさん・・・」
ひろゆきは、トオルの気配が離れるのを感じ、目を開けた。
「ごめん、ひろゆき。ちょっと待っててくれ」
トオルはうまい棒にカツを入れるべく風呂場へ向かった。
冷水シャワーをかければ、あるいは復活するかもしれないと思ったのだ。
しかし、いかに勢い良く冷水をかけても、うまい棒は下をむいたままだ。
「あぁー…なんでだぁ…?」
トオルは半ベソをかいていた。
一方、外ではあの男がマンションに足早に近づいてきていた。
「ひろゆき…」
あの男、、、
そう、東京Kittyだった。
385 :
風と木の名無しさん:02/08/21 01:05 ID:o11+aR0Z
トオルは泣きながらマンションを飛び出して行った。
マンションの入り口で、Kittyがそれを見とめる。
「お!ここにひろゆきがいるんだな(@w荒」
「おっと、女子高生との待ち合わせに遅れる(@w荒」
Kittyは急いでその場を通り過ぎた。
(ひろゆき・・・)
隊長は結局ひろゆきを見つけることができなかった。
とぼとぼといつしか、ひろゆきを連れてきたウィークリーマンションに足を運ぶ。
オートロックのドアの暗証番号を押す。
1(ひ)6(ろ)4(ゆ)9(き)
ドアを開けると、ワンルームの部屋のベッドにひろゆきが寝転がっていた。
隊長の顔に安堵の表情が浮かぶ。
ひろゆきを起こさないように、そっとベッドの端に腰掛け、寝顔を見つめる。
そのあどけなさに、熱いものが込み上げてくる。
頬にくちづける。
額にかかる前髪をそっと指で持ち上げる。
(ひろゆき。。。お前は強いから。。。)
お前は強いから、俺がいなくても、大丈夫だよな・・・。
392 :
風と木の名無しさん:02/08/21 02:49 ID:v89UcPMk
Σ(゚д゚;)
・゚・(ノД`)・゚・。
BGM:ショパン エチュード作品10第3番 ホ長調
「別れの曲」
君は強い人だから、いいねひとりでも
だけど僕のあの子は・・・それ以上いわないで
パチリとひろゆきの眼が開いた。
「あ、、、たいちょ、、、おはようございますです、、、」
ぼんやりとした瞳でひろゆきが隊長を見る。
愛しさが込み上げ、決心が鈍る。
「ああ、おはよ、、、」
「たいちょ、、、」
「ん?」
「オイラやっぱり帰るです、、、」
「・・・ああ・・・」
今度は引きとめはしない。
今日の一件で、なぜかわからないが、宇宙人の『つがいの輪』は発動しないことがわかった。
もしかすると、夢だったのかもしれない。。。
そばにいなくても大丈夫だろう。
だが、隊長は、ひろゆきの言う「帰る」の意味が、ただ物理的に「家に帰る」
だけではないことがわかっていた。
ひろゆきの帰る場所は、、、「2ちゃんねる」だ、、、。
俺の胸の中でも、ましてや額でもない、、、。
こいつのためにも、弐編のためにも、俺はひろゆきを引き止めたらいけない、、、。
ひろゆきに心残りを与えたらいけない、、、。
ひろゆきの瞳が悲しげに揺れる。
何もかも見透かすようなその瞳に、隊長はじっとしていられなくなる。
立ち上がり、ひろゆきに背を向ける。
「じゃ・・・またな・・・」
『また』は来ないことは解っている。
「うん・・・バイバイ・・・」
ひろゆきの気配が背中を通り過ぎるのを感じる。
引き止めたい・・・。
しかし、それをすれば、もう心を制御することはできなくなる。
隊長は目を閉じたまま天井を見上げ、ドアの閉まる音を聞いていた。
「お、ひろゆきじゃねえか(@w荒」
とぼとぼと歩くひろゆきに声をかける者がいる。
女子高生と仙台でデートした帰りの東京Kittyだ。
「いや、参っちゃったよ。モテてモテて(@w荒」
聞いてもいないのに、しゃべる。
「だがアレだな、やっぱ弐編の方が可愛いな(@w荒
ヤシに比べればそんじょそこらの女はカスだな(@w荒
サイコも可愛いけどな(@w荒」
「弐編君・・・」
確かに弐編は可愛い。
隊長が心を奪われるのも無理はない。
しかも若い。
オイラなんか、弐編君に勝てるものなんか・・・。
暗く沈むひろゆきに東京Kittyは続ける。
「そういえば、隊長はどうした?一緒じゃないのか?」
「・・・隊長・・・」
ぼんやりとひろゆきは遠くを見つめる。
「隊長は・・・弐編君と一緒です・・・」
「・・・何・・・?」
機嫌よく笑っていた東京Kittyの表情が一変した。
「隊長と?どういうことだ」
凄みを増してひろゆきを問い詰めるKittyに、ひろゆきは微かな恐れを抱きながら答える。
「・・・隊長は、オイラより弐編君を選んだんです。それだけです、、、」
言いながら心が痛む。
隊長にはひろゆきがいるから、どんなに弐編が隊長を想っても叶えられないから
Kittyは大人しく見守ってきた。
だが、どういうことだ。
約束が違う。(だれも約束なぞしていないが)
「隊長は今どこだ??」
「・・・まだウィークリーマンションにいると・・・」
「連れて行け」
Kittyに引き摺られながら、ひろゆきは隊長の立ちすくんでいるマンションへ向かった。
「ここか(@w荒」
ひろゆきにオートロックのドアを開けさせる。
Kittyが中へ入るのをそっとドアの脇から見守るひろゆき。
「ヲイ!隊長!(@w荒」
力なくベッドに座り込んでいた隊長は、チラとKittyの方を見る。
「なんだ・・・Kittyか・・・」
「ヲマエ、弐編に手を出したのか!」
直球を投げ付ける。
「・・・・」
「お前には関係ない」
ついと顔をそむける。
「関係なくはないさ(@w荒」
ニヤリと笑い、次の瞬間、睨めつける。
「ヲ前にはひろゆきがいるだろうが!」
”ひろゆき”の言葉に、隊長の指先がピクリと動く。
「ひろゆきも・・・もう関係ない・・・」
ドアの角で聞きながら、隊長の言葉に泣きそうになる。
「ア?どうゆうことだ?ヲマエ、ひろゆきをアイシテタんじゃないのか?」
「ああ・・・」
隊長は一呼吸置いて答える。
「愛してた・・・のさ」
~~~~~~~~
「だったら・・・」
「kitty」
隊長は座ったまま、kittyを見上げる。
「もう、俺達のことに口出しするな」
「そうはいかんね」
kittyの口は止まない。
「ヲマエはそれでいいだろうが、ひろゆきはどうなるんだ??2ちゃんは??」
「俺がいなくても、ひろゆきは大丈夫だ。」
「ヲマエには聞こえないのか?」
「何が」
「・・・ひろゆきの悲鳴だ」
kittyはいつになく真面目な顔をする。
そのミスマッチさに、隊長は思わず苦笑する。
「・・・はは・・・」
勿論、kittyの口からでまかせの妄想だが、その言葉は、隊長の心を刺した。
屋根裏では馬並が二人にカメラを向けていた。
「(;´Д`)ハァハァ。。kitty×隊長ね、早く始まらないかひら。。。」
東京kittyは、なんとか舌先三寸で弐編を隊長から奪い返そうと必死だった。
「・・・弐編は・・・」
ポソリと隊長が言う。
「・・・俺が初めてだったんだ・・・」
ふと、オートロックのはずのドアが開け放たれていることに気づく。
その前には思わずよろよろと身を出したひろゆきの姿。
「ひろゆき・・・」
ずっと、聞いていたのか?
ひろゆきの頬を涙がつたう。
「たいちょ・・・オイラ・・・」
それもぬぐわず、ひろゆきは呟くように言った。
「オイラだって・・・隊長が初めてだったです・・・」
ひろゆきの言葉が隊長の胸を突き刺した。
夜勤に心ときめいたこともある。
トオルに流されそうになったことも。
だが…結局、この身を心から許したのは隊長が一番最初だ。
そして、最後である。
自分はこれからまた、隊長の元を離れて一人のただの男に戻る。
・・・それでいい・・・
それでいいはずなのに、眼からは後から後から泪が溢れる。
(ここでBGM「オイラ」)
ひろゆきの涙に、隊長は身体を止めることができなかった。
kittyがいることも忘れ、ひろゆきに駆け寄り、抱きしめる。
「・・・たいちょ・・・」
隊長の腕にかき抱かれながら、ひろゆきの涙は止まらない。
それどころか、更に目頭は熱くなり、止め処なく流れてくる。
kittyは、やれやれ世話の焼ける、といった面持ちで、部屋を出ていった。
(これで、ヲレが後で傷付いた弐編を慰める・・・と(@w荒
隊長と一回ヤッた後なら、俺にも一発ヤらしてくれるかもな(@w荒)
kittyは足取りも軽く、去っていった。
二人はいつまでもずっと立ち尽くし、抱き合っていた。
やがて、ひろゆきの涙は止まり、真っ赤な眼と鼻で隊長と顔を見合わせる。
「・・・顔がぐしゃぐしゃだ・・・」
隊長がくすりと笑う。
ひろゆきは慌てて隊長のシャツに涙と鼻水で濡れた顔をこすりつける。
「うわ!」
驚いた隊長が声を上げる。
既にぐしょぐしょになっていた隊長のシャツは、更にどろどろになった。
「あ〜あ。。。」
言いながらも、隊長は大人しくひろゆきにされるがままになっている。
ひろゆきの頭を撫でる。
安心したように、ひろゆきは隊長の腕の中で眼を閉じる。
(あたたかい、、、)
隊長・・・
オイラ・・・この温もりがあれば、ずっと、、、
ずっと・・・生きていけるよ・・・
ひとりでも・・・
ひろゆきはいとしい人の胸から顔を上げた。
「どうした?ひろゆき・・」
隊長が優しく問いかける。
「たいちょ・・・今度こそ、、、ホントにサヨナラです、、、」
再び、ひろゆきの眼が赤くなる。
隊長の胸に熱いものがこみあげる。
それは、弐編に感じたものとは違う。
もっと・・・もっと・・・。
サヨナラ。。。
ひろゆきがそっと隊長の唇に唇で触れる。
隊長は動かぬまま、その場に立ち尽くす。
その場にいきなり弐編が現れた。
ガタッ。
弐編は持っていた鞄を落とした。
その音に隊長とひろゆきが振り返る。
「・・・・・・・・・」
真っ青な顔で、二人を呆然と見つめる。
弐編は、隊長の事務所のすぐ近くのマンションから東京kittyが出てくるのを見つけた。
マンションの下には隊長の車。
不思議に思い、マンション内をふらふらと歩き回っていると、kittyが出る際に
つい玄関の靴を扉に挟みっぱなしにして閉まっていなかったオートロックのドアを
見つけたのである。
覗いてみると、そこでは隊長とひろゆきが抱き合っていた。
弐編は何処だ・・・(@w荒・・・
「弐編タン・・・・」
ひろゆきがおそるおそる口を開く。
「違うんでつ。これはその・・・・」
「何が違うというんですか?」
弐編は血の気の引いた唇動かして搾り出すように呟いた。
「隊長、あなたは・・・・・」
あとは言葉にならない。
いろいろと問いただしたかったが、
しっかり抱き合ったままの二人をみていると
弐編は自分が保てなくなりそうになる。
それでも、くらくらする頭をなんとかもたげ、
「ひろゆき、隊長から離れるんだ。」
これだけつぶやくと、そのまま意識が遠くなった・・・・
「弐編!」
「弐編タン!!」
気を失った弐編に慌てて駆け寄る。
ひろゆきは弐編を抱き上げ、ベッドに寝かせた。
「ひろゆき・・・」
隊長はそんなひろゆきを見つめていた。
「・・・隊長・・・オイラねぇ・・・」
弐編の寝顔を見ながら、ひろゆきは呟く。
「オイラ、昔っから・・・もっと若い頃から弐編君のこと知ってるですよ・・・」
「ああ・・・」
「だからねぇ・・・」
隊長を振り返る。
「だから・・・弐編君には幸せになって欲しいです・・・」
穏やかに隊長に微笑む瞳に、隊長は何も応えることはできない。
「たいちょ、後のことはお願いしたです。。。」
「・・・・・・」
「・・・サヨナラです・・・」
ひろゆきは立ち上がり、玄関へと向かう。
・゚・(ノД`)・゚・。
「…待て、ひろゆき」
背中越しにひろゆきに声をかける。
ひろゆきは足を止めない。
「・・・待って・・・待って下さい!」
いつから眼が覚めていたのか。
弐編の声が部屋に響く。
思わずひろゆきは振り返る。
その瞳からは大粒の涙が。
「ひろゆき・・・。あなたがそんなに・・・」
後は言葉にならない。
「・・・待って・・・待って下さい!」
いつから眼が覚めていたのか。
弐編の声が部屋に響く。
思わずひろゆきは振り返る。
その瞳からは大粒の涙が。
「ひろゆき・・・。あなたがそんなに・・・」
後は言葉にならない。
「に・・・弐編タン!」
慌てて弐編に駆け寄る。
「ど・・・どこか痛いんでつか??」
…二重投稿スマソ…
涙でぐしゃぐしゃになりながら、必死に弐編を介抱するひろゆき。
弐編はぐったりと体をベッドに横たえている。
青ざめた顔が痛々しい。
二人のやりとりを黙って見ていた隊長はおもむろに自分のうまい棒を取り出し、しごきはじめた。
その音に気付いたひろゆきは驚いて叫んだ。
「た、隊長、、、弐編が大変なのにナニやってるんでつか?」
「しっ。静かにしてくれ。」
隊長はあたりを警戒して、そっとひろゆきに顔を近付けた。
「実は・・・」
隊長は一層声をひそめる。
「俺のうまい棒はMAXまで大きくするとヒーリングパワーを発揮するんだ」
言いながら、隊長はひろゆきに口づけた。
驚きつつも、そのまま眼を閉じる。
弐編は再び眼を開けた。
枕元でキスをしている二人。
弐編の頭に熱い血がのぼる。
ふと見ると、目の前には隊長の取り出していたうまい棒が、半勃ちのまま
垂れ下がっている。
弐編は思わずそれにかぶりついた。
「うっ!」
隊長がひろゆきの唇をしゃぶりながら、咽を鳴らす。
3P?ドキドキ
隊長は、眼下の弐編を見ながらドキドキしていた。
(隊長…昨日は逝かせてあげることができなかったから…今、口で逝かせてあげます…)
弐編は寝転がったまま、隊長のうまい棒に両手を添える。
舌をとがらせ、その裏側から鬼頭へかけて、舐めあげる。
隊長に口を塞がれていたひろゆきも、弐編の様子に気付いた。
(弐編タン…)
胸が熱くなる。
ひろゆきは隊長から唇を離した。
隊長のうまい棒MAX指数(現在)
0■■■■■□□□□□MAX
そして、ベッドの下に回りこみ、寝ている弐編のズボンを脱がせた。
弐編は気になりながらも一心不乱に隊長のうまい棒を愛撫した。
「ひ・・・ひろゆき・・・」
隊長は弐編の愛撫に意識を飛ばしながらその様子を見ていた。
+ / ;'" "\ l /;:;;:::-'''"ヽ, i *
. / /::::::::-'''''"~ ヽ, .|,
. / |;:" ヽ ! . +
/ / | |
* / 人 、 ´"'':;;::''''' i, | .
i '; ,,,,;;:::::::'''ヽ .: ,__ヽ ヽ
| | " .:: "ゞ'-' | | * ……。
+ | |: ..,,;;;;;,,,. ::::. ... |. i .
| i:: "“”... ::::: i .:.::.:.:.| ,;|
| ヽ. .:.:.:;:;:;:;:::.:.. :::: , _〉 .:.:;:;:.:.:| ,| .
+ | ノ:: ::.:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.| |, .
| 人::::.. _,,,,,,,. 、j | | +
.. * | ;:'" `、ヽ r' ヾ /⌒ヽ⌒ヽ +
| ヽ:: \ i.ノ ~"''--r'ιヽj Y. ヽ .
| ::;|::. `ヽ、_ u / 八 ヽ
+ ,/. ::::::::::::;;:::人:. `'''----.( __//. ヽ,, ,)
/;:;:;:;;:;;;;;;;;;;;;/ `ー、. 丶1 八. !/
. ,.-'" \ \ ζ, 八. j
/. \ "''''-ヽ、,.--.i 丿 、 j
ひろゆきは、隊長のうまい棒を舐めつづけ、自らも勃ちあがった弐編のうまい棒の先端に舌を当てた。
オイラが弐編君にしてあげられることはこんなことくらいでつ・・・。
「はうっ・・」
ひろゆきの舌技に、弐編は思わず隊長のうまい棒から口を離す。
「あ・・あぅ・・・」
弐編が切ない声をあげる。
ひろゆきは弐編のうまい棒を愛撫し続ける。
二人の様子を見て、隊長のうまい棒はMAXに近付いて来た。
弐編の寝ているベッドに膝をつき、そのうまい棒を愛撫しつづけるひろゆきのズボンに、
隊長は手をかけた。
隊長のうまい棒MAX指数(現在)
0■■■■■■■□□□MAX
そのまま引き摺り降ろす。
「!!」
ひろゆきの身体が脈打つ。
突き出された臀部が隊長の前にあらわになる。
その裏では、勃ちあがったうまい棒が期待に震える。
隊長は、ひろゆきの*に舌を当てた。
ひろゆきの身体がビクリと動く。
手を前に回し、ひろゆきの濡れたうまい棒に手を添える。
弐編をくわえている口が自ずと揺れる。
「…ああ、、、ひ…ひろゆき……ッッ」
叫ぶと弐編は果て、その白濁色の液体をひろゆきの口の中にぶちまけた。
肩で息をする涙目の弐編の目の前で、ひろゆきは
隊長の舌に*を弄られながら、それを残さず飲み込んでみせた。
「・・・・・」
何も言葉を発することができない弐編。
「はう・・・」
ひろゆきの口から声が漏れる。
隊長が、ひろゆきにうまい棒を挿入したのだ。
口の端からは、先程自分がひろゆきの口に放出した液体が漏れる。
弐編はその唇にそっとくちづけた。
ひろゆきは耐え切れず、舌を伸ばす。
その舌を絡めとり、弐編は、手をひろゆきのうまい棒に伸ばす。
それは、既に大きく怒張し、静かに震えていた。
弐編は、それに触れ、そっと手を動かす。
「んん・・・」
弐編に唇を塞がれたまま、ひろゆきが喘ぐ。
後ろからは隊長が、ひろゆきの*を攻め立てる。
弐編は唇から離れ、顔をひろゆきのうまい棒に持っていった。
隊長が後ろから攻め立てる振動で、ひろゆきのうまい棒は大きく揺れる。
弐編はそれを口に含んでみた。
「に・・・弐編タン・・・」
虚ろな意識の中でひろゆきが呟く。
弐編の舌使いに、更に意識は遠のく。
ひろゆきの*を攻め立てながら隊長はボンヤリと考えていた。
あと少しで俺のうまい棒はMAXに達したのに、
ひろゆきを前にすると俺は理性がなくなるらしい。
ヒーリングパワーを発揮できるのはいつになるやら・・・
しかし、ひろゆきも弐編もヤルことヤってるしな・・・
ある意味元気か?ま、よしとするか。
そう己にいいきかせ、
さらに激しくひろゆきの*にうまい棒を打ち込みつつ、
快楽を貪る事に集中した。
両腕はすでにひろゆきの身体を支えられなくなっていた。
「はぁっ・・・あうっ・・・」
喘ぎながら、自分のうまい棒をしゃぶる弐編の腰に手を置き、柔らかい尻肉に爪を立てる。
弐編を上から抱きかかえる形でしがみつく。
後ろからは隊長から送られてくる、定期的な快楽。
「あ・・弐編タン・・・いく・・・です・・・。出るで・・・す・・・」
弐編に警告の言葉を発するが、しがみついた身体は離れない。
(あ・・・ああ・・・このままでは弐編タンの口に出しちゃうです・・・)
弐編は答えずに、ひろゆきのうまい棒を愛撫し続ける。
「うぁ・・・」
とうとう、ひろゆきは弐編の口の中に発射した。
屋根裏では馬並が、鼻血をだしながら撮っていた。
「さ、3Pよ!ハァハァ・・・」
弐編は、お返しとばかりにそれを飲み込もうとする。
しかし、初めてのその味は、口に含むだけで精一杯で、とても飲み込める代物ではない。
(ひろゆきは、さっきこれを飲んだんだ・・・)
弐編の胸がジンと熱くなる。
「に…弐編タン、あうっ…無理しないで……」
隊長の攻撃に、ひろゆきは喘ぎながらも、弐編を気遣う。
「ひろゆき……」
弐編は、液体をティッシュに吐き出し、再び、股間に顔を埋めた。
後ろから隊長に攻められ、ひろゆきのうまい棒は再び持ち上がっている。
「ひ…ひろゆき、、、逝くぞ……」
隊長がひろゆきに囁く。
ひろゆきは答えられずに、ただ、喘いでいる。
隊長の注送が一段と早さを増し、大きく仰け反る。
「あ・・・ああああぅっっッッ……」
ひろゆきが大きな声をあげる。
隊長の動きは止まり、全ての時間が止まったかに見えた。
しばらく隊長はひろゆきを後ろから抱きかかえ、余韻を楽しんでいた。
しかし、ひろゆきの様子が変だ。
弐編が…
まだ弐編がひろゆきのうまい棒を愛撫しているのである。
隊長は、ひろゆきからうまい棒を引き抜いた。
ひろゆきと弐編の姿を見てると、またもやうまい棒は勃ちあがってくる。
隊長は既にフラフラであった。
しかし、うまい棒は言う事をきかない。
負けず嫌いの弐編は、ひろゆきにできる事は自分にもできないはずはないと、
次こそはひろゆきのポタージュを飲んでやろうと思っていたのである。
弐編は幾分慣れてきた口で、ひろゆきのうまい棒を攻めた。
ひろゆきの*からは先程隊長が放った液体が流れ出る。
それらの感触に、ひろゆきの気は遠くなり
その時隊長も意識を失って倒れた。
体力の限界だったのである
「ひ・・・ひろゆき!!??た・・・隊長おおおおお〜〜!!」
弐編が叫ぶ。
弐編の口がうまい棒から離れた瞬間、ひろゆきがむくりと起き上がった。
その眼は据わっている。
そう・・・
あまりの弐編の受臭さに、とうとう、最終人格・ひ が降臨したのである。
ひ は、ひろゆきの唯一の攻め人格なのだ。
「あ、ひ・・・ひろゆき・・・たいちょ・・・隊長が・・・」
涙を流しながら訴える弐編の唇を塞ぐ。
「・・・んんん・・・」
弐編はなんとか隊長に駆け寄ろうとするが、ひ の力には抗えない。
そのままベッドに押し倒され、己の*を ひ の前に曝け出させられた。
(ひ・・・ひろゆき・・・!!)
「…や…やめて、ひろゆき……隊長が…」
ひろゆきに*を愛撫され、訴えながらも力の抜けて行く弐編。
十分に潤した頃に、ひろゆきは己のうまい棒を弐編に突き刺した。
「あうう……ッッ!!」
切ない声を上げる。
昨夜、隊長に開かれたその身体は、今はなんとか耐えられるとはいえ、まだ狭い。
しかも、ひ は鬼畜攻だ。
隊長のように、弐編の身体を思んぱかってくれない。
弐編の瞳からボロボロと涙がこぼれるのも構わず、ひ は弐編を犯し続けた。
その頃馬並は、
「きゃぁーいやぁん。今度はひろゆきと弐編ちゃまが・・・」
とハァハァしながら無我夢中で撮っていた。
が・・・馬並は気付いていない。
己の出した鼻血で足下が血溜まりになっていることを。
そして、その血だまりの中に己のハンディカムが漬かっていることを。。。
まだ開かれたばかりのその入り口に、容赦なく、ひ のうまい棒は挿しこまれる。
端々が切れ、鮮血が滲む。
しかし、ひ はその動きをやめない。
それどころか、ひ の瞳は異様に輝き、口の端は満足げに持ち上がっている。
痛みに耐える弐編の耳もとで囁く。
「どうだ?気持ちいいだろう?」
ひろゆきに芽生えていた友情がいつの間にか消え、再び憎々しさが湧いてくる。
だが、身体はいうことをきかない。
この痛みから早く逃れたいのに、隊長の元に駆け寄りたいのに、身体はいつの間にか
ひろゆきの動きに合わせて快楽を求める。
弐編の瞳から悔し涙が溢れる。
悔しいのに、逃れることができない。
口からは、どんどんと快楽の声が漏れる。
ひろゆきのリズムの中、やがて、弐編の意識は遠のいていった。。。
「ハッ!」
ひろゆきは目を覚ました。
見渡すと、ベッドの上には弐編が横たわり・・・マットに飛び散る点々とした鮮血。
脇を見ると、隊長が、ベッドからずり落ちそうになって倒れている。
「た・・・隊長・・・??弐編タン・・・??」
何が起こったのか全く覚えていない。
三人で色々して・・・
その後・・・
取りあえず、痛々しい弐編の下半身に近寄る。
血の滲む*に、そっと手を伸ばす。
(弐編タン・・・これは隊長がしたのでつか・・・?酷いでつ・・・)
弐編の*からは、血の混じった白濁色の液体がこぼれている。
(これは、隊長なのでつか・・・?)
ひろゆきの胸に切なさが込み上げる。
本当は自分のものなのだが。
弐編にそっと触った瞬間、弐編の左手が飛んで来た。
ひろゆきの手を払い、怯えた瞳でひろゆきを見つめる。
「さ・・・触るな!!」
弐編は言い放ち、できるだけひろゆきから離れようと、ベッドの端にずり寄る。
「うっ…!!」
動いた拍子に、激痛が襲い、顔をしかめる。
「…弐編タン…」
まだオイラは弐編タンに嫌われてるのでつね、、、。
ひろゆきは悲しくなった。
弐編はとまどっていた。
自分を無理矢理犯したひろゆきは氏ぬほど憎い。
しかし・・・
・・・身体が火照る・・・
ひろゆきに触られるだけで、その場所が熱くなる。
(隊長・・・助けて下さい・・・)
意識を失ってる隊長に訴える。
しかし、隊長は目を覚まさない。
ひろゆきは、隊長が、ただ疲れて眠っているだけだと思っている。
484 :
風と木の名無しさん:02/08/23 14:16 ID:geFlTsY2
その頃、馬並は鼻血の出し過ぎによる貧血で倒れていた。
壊れてしまったハンディカムを手に、幸せそうな表情で…
ベッドの端の壁際に追い詰められ、逃げ場がなくなる。
弐編はできる限りひろゆきから遠ざかろうと足を丸め、身体を縮める。
しかし、その仕種は、ただ、ひろゆきの前に*を晒すだけである。
ひろゆきは血の滲むその*をそっと舐め上げた。
「…ぁ…っ」
思わず吐息が漏れて、口を手で塞ぐ。
「可哀想に……」
ひろゆきは言いながら弐編の傷ついた*を舐め続けた。
ひろゆきの舌に優しく弄られ、身体が熱くなる。
閉じていた足が自然と開く。
そのまん中に屹立するうまい棒を見て、ひろゆきの鼓動が早まる。
ひろゆきは、それを口に含み、優しく磨耗を始めた。
「はう・・・」
弐編の口から艶やかな声が漏れる。
今度は口を塞ごうとはしない。
意識が戻って来た隊長はそれをぼんやりと見ていた。
(あいつら・・・まだやってたのか・・・元気だな・・・)
そして再び意識は深淵へと沈んで行った。
弐編の眼の端からは、涙が滲み出している。
「っ…はぁ…っ…ぁ…」
快楽に、意識は遠くへ逝きかける。
だが、ひろゆきに逝かされるのは我慢がならない。
自我と本能の狭間で、弐編は揺れていた。
弐編は結局、ひろゆきの舌技に抗えず、再びひろゆきの口の中に出した。
己の弱さに涙が出る。
自分には隊長だけだと思っているのに、身体がひろゆきに反応する。
「に・・・弐編タンっ、どうしたんでつか??痛かったでつか??」
ひろゆきが慌てて弐編に顔を近づける。
(もういい・・・もういいから寄らないでよ・・・)
頭の中で叫ぶ。しかし、声にはならない。
寄ってくるひろゆきに、せがむように顎を突き出す。
ひろゆきは、躊躇せず、その舌を絡めとる。
(違う・・チガウ・・・ボクがしたいのはコンナコトジャナイ・・!)
心とは裏腹に、身体の火照りは止められない。
腕がひろゆきの背中に回る。
しがみつき、唇を思いきりひろゆきに押し付け、その舌を吸う。
再び弐編のうまい棒は勃ち上がって来た。
(弐編タン…若いでつ…)
弐編に応じながらも、ひろゆきも限界を感じてきていた。
覚えてないとはいえ、ひ が降臨していた際に、弐編の腰がくだけるまでエチーをし続けたのである。
その時、弐編を探し続けていた東京kittyが何故か戻ってきた。
「あ〜あ、どこにもいねぇよ…」
言いながら、開きっぱなしのドアから入ってくる。
kittyはベッドの上で素っ裸でからみ合ってるひろゆきと弐編に驚愕した。
(気を失ってる隊長はどうでもいいらしい)
「ひ・・・ひろゆきぃ〜??(@w荒」
ヲ…ヲレの弐編になんてことしやがるんだ(@w荒!
隊長は仕方ないにしても>弐編が隊長を好きだから。
ヲマエは許せねエ!!(@w荒
理性を失ったkittyはひろゆきに殴り掛かっていった。
その後ろからは、うまい棒が復活したトオルが入って来た。
「ひ・・・ひろゆき・・・」
愕然とする。
お・・・お前は攻だったのか・・・?
じゃあ、俺の磨き込まれたうまい棒は一体・・・
一体どうしたらいいんだ・・・。
その場に崩れ落ちる。
突然外野が入ってきたことで、隊長の意識が戻ってきた。
(おいおい、もしかして5Pかよ…。体力限界だぞ…。
そういえばずっと前、大人数でつらなりあったことがあったようななかったような…。)
崩れ落ちている場合じゃない。
トオルは、ひろゆきに殴り掛かる東京kittyを後ろから羽交い締めにした。
「やめろ、kitty」
「ええい!放せ!(@w荒」
(おいおい、トオル×kittyかよ、ぞっとしねえな・・・)
隊長はボンヤリとした頭で考える。
隊長は、固まっているひろゆきと弐編に服を渡し、そっと着せた。
「し〜…」
口元に人さし指を当てる。
その仕種が色っぽくて思わずうっとりとする。
トオルとkittyは既に殴り合いの様相を呈していた。
隊長はひろゆきと弐編の手を握り、こっそりとその脇を抜け部屋の扉を閉めた。
「あははは〜面白かったな、アイツらの顔!」
マンションの階段を駆け降りながら、子供のように屈託なく、隊長が笑う。
ひろゆきと弐編は浮かない顔でその後を遅れないようについていく。
ふと、最後尾をついてきていた弐編の足が止まった。
(ボクは・・・)
「ん?どうした?弐編」
隊長の足が止まる。
「隊長・・・私は・・・隊長と一緒に行けないです・・・」
そんな資格はない・・・。
ひろゆきの愛撫にあんなにも感じてしまった。
もう、自分には隊長と一緒にいる資格はないのだ・・・。
「何言ってんだ、お前?」
「弐編タン?」
記憶のないひろゆきも不思議そうな顔をする。
「じゃあ、kittyのとこに逝くか?」
冗談めかして、隊長が笑う。
だが、弐編はニコリともしない。
ふいに隊長もまじめな顔になる。
「・・・どうした?何があった・・・?」
「に・・・弐編タンは腰が痛いンでつ」
(隊長があんなになるまでヤりまくるから・・・。)
言ってから、ひろゆきを見る二人から目を逸らす。
自分のしでかしたことだとは露程も思っていない。
ひろゆきの言葉に、弐編の顔が真っ赤に染まる。
(いけしゃあしゃあと!)
またもや弐編の心に怒りが沸き上がる。
(腰?なんだ?ヘルニアか?弐編のやつ)
隊長は間の抜けたことを考えている。
そこへ夜勤さんが通りかかった。
「ヘルニア?弐編さん、若いのに大変ですね」
?ォ?ウ?ォ?ウいいながら、夜勤は去って行った。
「ぼ・・・僕はヘルニアなんかじゃないですよ!!」
去り行く夜勤の背中に真っ赤になって言葉を投げ付ける。
(なんだ、違ったのか)
思いつつ、隊長は弐編の前に背を向け膝をついた。
「ほら」
「?」
「腰痛いんだろ?おぶってやる」
弐編の動きが一瞬止まる。
顔を赤くしたまま、隊長の背中に覆いかかる。
ひろゆきの胸が痛む。
(でも、オイラがおんぶしたら、隊長、潰れちゃうよね)
なんとか自分を慰めようとして、却って傷付いた。
(温かい・・・)
隊長の背中の上で、さっきまでささくれ立っていた自分の気持ちが癒されるのを感じる。
あれは・・・夢だったんだ・・・ひろゆきも覚えてないみたいだし・・・
夢にしてしまおう・・・
この人と切れるなんて、できない・・・。
その頃ウィークリィマンションでは、
トオルとkittyはまだ激しく揉み合っていた。
二人とも何が原因で殴り合っているか、もうどうでもよくなっている。
目の前の敵?を倒すだけだ。
その時。
ポタッ・・ポタッ・・・上から二人の頭に何かが滴り落ちてきた。
二人は喧嘩をいったんやめ、訝し気に天井見上げると同時にはっと息を飲む。
天井には真っ赤な血の染みが広がっていた。
3人は、すぐ近くの隊長のマンションへと帰って来た。
隊長は弐編をおぶったままエレベーターに乗る。
ひろゆきも後から続く。
(なんとか仲良くなったみたいだな・・・)
ベッドでの二人の様子を見て安堵する隊長。
これなら3人で暮らしていけるかもしれない・・・。
毎晩あれだと体が持ちそうにないな。。。
思わず苦笑する。
しかし、
しかし、弐編は怯えていた。
隊長のいない時、いつまたひろゆきが襲い掛かってくるかもしれない・・・。
トオルとkittyの上からふって来た血は馬並のものだった。
馬並は血に染まったカメラとテープを抱えて、既に出血多量により、気を失っていた。
「私は・・・今日は帰ります・・・」
隊長の部屋で一息つき、弐編は言った。
「?もう遅いぞ。泊ってけよ」
いつもなら、ひろゆきと隊長を二人きりにしてなるものかと邪魔に入る弐編に
隊長は不思議そうに言う。
「いえ・・・」
隊長とひろゆきを二人きりにして帰るのはイヤだが、それよりもひろゆきが怖い。
また、さっきみたいにされたらどうしよう・・・
いや、ひろゆきよりも、それに抗えなくなってしまう…それに快感を感じる自分が怖いのだ。
弐編が玄関の扉を閉めた後、二人きりになった隊長とひろゆきは顔を見合わせた。
「・・・さて・・・」
「・・・今日はちゃんと寝ような?」
疲れ切った隊長はひろゆきに念を押す。
「そんなのわかってるですよ!」
ひろゆきはむくれて言う。
わかってる。
この数日で、隊長はもうヘロヘロなんだ。
たまにはちゃんと休ませてあげないと。
ひろゆきがシャワーを浴びに行った後、隊長はそっと玄関の扉を開けた。
弐編の後を追う。
(やっぱり、変だ。何があったんだ、弐編)
徒歩10分程の駅の前でやっと弐編を見つけ、その手を掴む。
「隊長・・・」
驚いて弐編は振り返る。
「弐編、待つんだ」
隊長は優しく、しかし有無を言わさぬ強引さで引き止める。
その言葉に弐編の眦がふっと緩み、大粒の涙が溢れ出た。
弐編は隊長の胸にしがみつき、ボロボロと涙を流し続けた。
隊長は、優しく頭を撫で、何も聞かなかった。
セミダブルのベッドだが、男3人で寝るのは狭い。
弐編は結局、隊長恋しさに、戻って来たのだった。
3人はきゅうきゅうに詰まって横たわる。
隊長を挟んで、左にひろゆき、右に弐編。
(眠れねぇ・・・)
隊長はボンヤリと天井を見上げる。
疲れてぐっすり眠っている二人を起こさないように、足元からそーっと
ベッドを離れ、隣の部屋のソファへ向かう。
(三人で暮らすってもの大変かもな・・・)
思いながらソファの上で毛布にくるまり、横たわる。
隣に隊長の気配が失くなるのを感じ、弐編が目を覚ます。
見ると、ベッドの向かい側にはひろゆきが気持ち良さげに眠っている。
突如、不安と恐怖が弐編を襲う。
(た・・・隊長・・・どこ??)
慌てて起き上がり、部屋を出る。
そして、隣の部屋のソファで横たわる隊長を見つけた。
ホッとして、弐編はその隣の床の上に寝転がるのであった。
ひろゆきは、トイレに行きたくて目が覚めた。
(あれ?二人ともどこ行ったでつか?)
隣の部屋では隊長と弐編が寝ていた。
(二人とも寝てて、つまらないでつ。2ちゃんの様子でも見るでつ。)
ひろゆきは隊長のパソコンのスイッチを入れた
なんとなくオカルト板を見ていると、
【赤坂】ウィークリーマンション天井に鮮血のシミ
にぎわっているスレだ。
ひろゆきは、そのスレタイに赤坂とあるのが気になりクリックした。
パソコンの明かりと、キーボードをカチャカチャと叩く音で、隊長は目覚めた。
隣の床に何も掛けないで寝転がってる弐編に気付き、毛布をかけ、起こさないように
そっとひろゆきに近寄る。
「何見てんだ?」
ひろゆきは後ろを振り返らずにむふふと笑う。
137 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/08/24 09:04
トオルとkittyがさ、見たってよ
138 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/08/24 10:02
トオルとkittyってのが胡散臭いな(藁
139 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/08/24 10:15
トオルタンはうそつきじゃないもんヽ(`Д´)ノ
140 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/08/24 10:17
誰か説明激しくキボンヌ
141 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/08/24 10:18
>140
過去ログ嫁
「おい・・・トオルとkittyが赤坂のマンションって・・・」
「・・・昨日のことでつかね・・・」
あのマンションの天井から赤い染みが・・・?
ゾッとして二人は顔を見合わせた。
暗い部屋にお互いの顔が、パソコンの明かりに照らされて浮かび上がる。
隊長の鋭い眼光が、一段と際立つ。
「た・・・隊長、顔がちょっと怖いでつよ・・・」
ひろゆきは、怯えた笑いを浮かべる。
「怖い?どんな風に・・・?」
隊長の顔がひろゆきに近付き、唇を奪われる。
濃厚なキスに応じながら、ひろゆきからは恐怖感が消えていった。
(うひょひょひょひょ〜、張ってた甲斐があったわ〜!行け!そのまま押し倒しちまえ!)
屋根裏で、馬並が鼻にティッシュをつめたまま、新しいハンディカムを構える。
そのとき隊長の携帯の着メロが鳴った
着信を見ると東京kittyからだった。
隊長の新しい携帯の番号は弐編しかまだ知らないはずなのに、どこで手に入れたのだろう。
隊長はそのまま電源を切った。
「う・・・・ん・・・」
携帯の着信音か、パソコンの明かりの所為か、弐編が寝返りをうつ。
ドキッとして思わず息を止める二人。
528 :
風と木の名無しさん:02/08/24 15:21 ID:3lAMwQiP
弐編は眼を覚まさない。
顔を見合わせて、くすりと笑い合う。
再び、二人は舌を絡めあう。
唇を塞ぎながら、座っているひろゆきの股間に隊長の手が伸びる。
それは、既に大きく膨らんでいた。
「なんだ、これは」
意地悪く隊長が囁く。
「んもう!またそんな・・・!」
真っ赤に怒りかけて、声をひそめる。
弐編が起きてしまう。
隊長は、パジャマの隙間から手を差し込み、大きくなったひろゆきのうまい棒を取り出す。
「…はぅ…っ」
声が出そうになり、慌てて口を抑える。
「…た…たいちょ…、やめて下さいでつ……弐編君が…」
声を潜めて喘ぎながら、訴える。
だが、その言葉とは裏腹に、腰を上に突き出し、隊長がうまい棒を触りやすいようにしてしまう。
「本当にやめて欲しいのか?」
隊長が耳もとで囁く。
その囁きに、気が遠くなる。
「声を出すなよ、弐編が起きる」
隊長は囁き、その口をひろゆきのうまい棒にあてがった。
「っ・・・・・!!」
(た・・・たいちょ・・・非道いでつ・・・)
隊長は容赦なく、ひろゆきのうまい棒をその舌で責めたてる。
ひろゆきは唇を噛みながらも、抵抗できずに、ただ声だけは出すまいと、耐える。
しかし、身体は振るえ、気は遠くなる。
ひろゆきの唇に、血が滲む。
ひろゆきの身体が大きくのけぞり、あと少しというところで、隊長の動きが止まった。
「?」
ひろゆきが閉じていた涙目をそっと開く。
目の前には面白そうに笑う隊長。
「た…」
「しっ…」
口元に人さし指をあてる。
(隊長…非道いでつ…オイラこんなんなっちゃったでつ…)
ひろゆきは目で訴える。
だが、隊長は素知らぬふりで相変わらず笑っている。
隊長は、ひろゆきを立ち上がらせ、その唇を塞いだ。
その手は再び、ひろゆきの下半身をまさぐる。
ゴソゴソ、ボソボソという音と、パソコンの明かりに、とうとう弐編が目を覚ました。
「…?たいちょ?ひろゆき……何やって……」
固い床の上から痛い身体を起き上がらせる。
目をこすり、焦点のあってきた視界に入ったモノは……
取り出された、ひろゆきのうまい棒(MAX)だった。。。
弐編を再び、悪夢が襲う。
「!!!!!!!!」
声にならない悲鳴を上げて、弐編はボロボロと涙を流し始めた。
(ひ・・・ひろゆきのうまい棒が・・・あ・・・あんなに大きくなって・・・)
弐編の頭の中には
>>475-480の光景が蘇る。
しかし、隊長とひろゆきは、二人の行為に対して弐編が怒っていると思っている。
「に・・・弐編、違うんだ、これは・・・」
「弐編タン、ゴメン、あの・・・」
口々に謝る二人の言葉も弐編には届いていない。
弐編はそのまま気を失った。
「弐編!」
「弐編タン!!」
そばに駈け寄り、弐編を抱きかかえる。
(なんか、前もこんなシーンあったような・・・)
ひろゆきは考えながら、弐編を隊長のベッドへ運んだ。
ふいに弐編が意識を取り戻す。
さっきは錯乱していただけのようだ。
「あ、弐編タン、起きましたか?」
ひろゆきが覗き込む。
ひろゆきに抱きかかえられていることに気付き、弐編は再び叫び声を上げる。
「さ・・・触るな!放せ!」
ひろゆきの腕の中で弐編が暴れる。
しかし、この態勢で放せば、弐編は床に落ちてしまう。
「ま・・・待って・・・弐編タン・・・放すから大人しくして・・・」
ひろゆきはなんとかベッドまで暴れる弐編を運び、ドサリとその上に弐編を置いた。
放り出されるように弐編はベッドに倒れこみ、その拍子に、ひろゆきがその上にかぶさる。
「ゞ〆☆;*@!!」
何ごとか解らない言葉が弐編の口から放たれ、強烈なパンチがひろゆきの左頬を打った。
これには、さすがに温厚なひろゆきも怒った。
(オイラ、せっかく親切心でやってあげてるのに、、、なんでここまでされなきゃいけないんでつか!)
自分が弐編にした仕打ちを覚えていない故に、弐編の行動が理不尽な仕打ちに思われてならない。
思わずひろゆきは弐編の左頬を平手で殴った。
あんまり力を入れていないつもりなのに、弐編はベッドに倒れ込む。
涙を一杯溜めた瞳で、弐編はひろゆきを睨む。
「おいおい、やめろよ」
慌てて隊長が止めに入る。
まだひろゆきに殴りかかろうとする弐編を後ろから押さえる。
「弐編もだ。おかしいぞ、お前。」
さっきのことがあるのであまり強く言えない。
隊長に抱え込まれながら、弐編はふと不安になった。
(ボクが怖いうまい棒って・・・ひろゆきの分だけなんだろうか・・・?)
もし、自分以外の全ての男のうまい棒に恐怖を覚えたらどうしよう・・・
隊長のそれにまで・・・
弐編の背筋を違う恐怖が這う。
「た・・・隊長・・・」
真剣な顔で弐編が呟く。
「ん?なんだ?」
「ちょっと・・・出して貰えませんか?」
「?何を?」
弐編はいきなり、隊長のズボンをズリ降ろした。
「うわっ??」
驚く隊長を横目に、弐編は隊長のうまい棒を取り出す。
それはいつの間にか萎び、ダランと垂れている。
「な・・・何すんだ、弐編」
言いながら隊長は大人しく立っている。
(これは、大丈夫だ・・・)
そっと手を伸ばして、それをシゴキ始める。
(大きくなった時はどうなんだろう・・・)
ひろゆき(むっか〜!弐編タンなんだかムカつくでつ!!!)
「お…おい、弐編…」
言いながらも、弐編を止めようとはしない。
ひろゆきは唖然として、弐編の行動を見ていた。
(に・・・弐編タン、頭おかしくなったんでつか…?)
弐編は隊長のうまい棒を口にくわえ、なんとか大きくしようとする。
隊長の顔に快楽の色が浮かんでくる。
「…弐編…」
(いやでつ!隊長!オイラの前でそんな顔で弐編君を呼ばないで下さいでつ!)
ひろゆきはギュッと目をつぶり、端からは涙がチョチョ切れてくる。
「…やめるでつ…!!」
ひろゆきは、後ろから弐編の背中を思いきりド突いた。
不意をつかれた弐編は、そのまま隊長に突っ込む。
隊長は弐編を支えようとするが、ズリ落ちていたズボンに足を取られ、そのまましりもちをつく。
弐編は上半身だけ、隊長と共に倒れ込んだ。
「いい加減離れるでつ〜!!」
怒りに我を忘れたひろゆきが、ベッドの上に残った弐編の腰の辺りを掴む。
思わずビクンとする弐編。
そんなことも構わずに、ベッドの上に思いきり引き上げる。
勢い余って、弐編はひろゆきの腕の中へ・・・。
「は・・・放せ!」
「放さないでつ!」
後ろから弐編を抱え込み、暴れないように、足を絡める。
(・・・ひ・・・ひろゆき・・・)
背中に、さっき隊長に勃たせられたひろゆきのうまい棒が熱い。
ドクン。
弐編の身体が脈打つ。
背中にはひろゆきの熱いうまい棒。
この感じはなんなのか。
遠くで見た時の嫌悪感ではない。
ひろゆきのうまい棒を感じて、身体が熱く燃える。
(た・・・隊長・・・助けて・・・!!)
「痛ってえなあ〜」
隊長が腰をさすりながら起き上がって来た。
そして、ふと弐編の姿に釘付けになる。
ひろゆきに羽交い締めにされ、パジャマの上着は殆ど脱げかけている。
下も、さっき引っ張られた拍子か、うまい棒が見えるか見えないかの位置までズリ落ちている。
顔は紅潮し、瞳はうるうると泣きそうである。
弐編の所為で半勃ちになっていたうまい棒が、一気に勃ち上がった。
そして、MAXになった隊長のうまい棒はヒーリング効果を発揮し始めたのである!
漂うヒーリングパワーに、弐編とひろゆきの諍いが止み、二人の目はトロンとし始めた。
ひろゆき(なんでつか…?オイラ、とってもいい気分でつ…。不思議でつ…)
(ゆんゆんゆんゆん)
隊長のうまい棒@MAXは、従来のトルマリンブレスレットの
約7倍のヒーリング効果(当社比)を出力していた。
だがもう一つ、隊長本人ですら知らない効力が
隊長うまい棒@MAXには隠されていたのである・・
弐編とひろゆきは隊長のうまい棒に癒されていた。
「さ、弐編、、、何があったか話してごらん」
隊長が優しく問う。
「実は・・・」
弐編から
>>475-480の経緯を全て聞いた隊長の感想は(ふーん。。。)だった。
自らもヒーリングパワーにあてられて、物事を深く考えなくなっていたのである。
その間にも、弐編とひろゆきは仔猫のように、じゃれあい、お互いを舐めあっている。
弐編とひろゆきはヒーリングパワーによって猫化していた。
それこそが、隊長のうまい棒@MAXの持つ、もう一つのパワーなのであるが、
猫好きで、己のヒーリングパワーによって癒されている隊長は、ただ、
可愛いなあ。。。としか思わなかった。
隊長はじゃれあう二人を見ながら、自分も猫になって眠りについた。
http://www24.big.or.jp/~faru/999953119.jpg
隊長が眠りについた後も、二人はその横でじゃれあっていた。
いつしか、ヒーリング効果が切れ、意識が戻ってくる。
弐編はパジャマの上着のボタンが全て外れ、肩からずり落ちている。
ひろゆきに至っては何故か下半身丸出しで、うまい棒をブラブラさせている。
ひろゆきに乳首を舐められながらぼんやりとしていた弐編は、ふと我に帰った。
「ひ…ひろゆき、ちょっと待て…」
じゃれついてくるひろゆきの顔を手で遮ろうとする。
しかし、単純で、未だヒーリング効果が切れていないひろゆきはまだ猫のごとく舐め上げてくる。
無邪気な猫の表情でじゃれつくひろゆきを、弐編も邪険にできない。
されるがままに舐められるうちに、いつしか弐編のうまい棒は膨らみ始めた。
猫ゆきもそれに気付き、パジャマの上から丸めた手で触ってみる。
「ぅん…」
思わず声が出る。
猫ゆきの興味はそれに移ったようだ。
顔を近付け、手で転がす。
「やめ…ひ…」
猫ゆきにたわむれられ、弐編のうまい棒はどんどんと膨らんでゆく。
猫ゆきは、その膨らみの前にある隙間に気付いた。
そこから丸めた手を突っ込み、下着をはいてない弐編のうまい棒に直に触る。
「はぅん…」
弐編は悶える。
猫ゆきは、その隙間から舌を忍び込ませ、弐編のうまい棒をチロチロと舐め始めた。
(なんでこんなことしてるんだろ・・・)
ひろゆきに触れられるのは氏ぬ程嫌なハズなのに、この猫ゆきになら許せる。
こんな無邪気な瞳でじゃれついて来られると、それを振り払うことができない。
すでに、弐編のうまい棒は取り出され、猫ゆきのおもちゃにされている。
先端を、チロチロと仔猫の舌で舐められ、丸めた手で転がされる。
弐編は陶酔の中へと墜ちていった。
実はいつからか、ひろゆきの意識はクリアーになっていた。
だが、猫バージョンの方が弐編が逃げないので、そのままでいたのである。
弐編を舐め上げるうちに、自分の丸出しのうまい棒もむくむくと起き上がる。
だが、それを弐編に悟られないように、身体を丸め、弐編を愛撫する。
(弐編タン…)
弐編の端正な顔をチロチロと舐め上げる。
隊長に対するのとは違う感情が湧いてくる。
(ひろゆきはその時のことを覚えていないが)まるで、ひ が降臨した時のような感情だ。
だが、その時とは打って変わって、ひろゆきは優しく弐編を舐め続ける。
いつの間にか下を脱がされるが、猫手にそんなことができるのか、
ということを考える思考能力すら、今の弐編にはなかった。
ただ、猫ゆきの愛撫が気持ちいい。
猫ゆきは、弐編の*を舐め始めた。
昨日痛手を負ったそこは、隊長のヒーリングパワーによって既に癒されている。
「はぅんっ・・・」
弐編が切ない声を上げる。
猫ゆきの舌が、弐編の*に入り込み、中をかき回す。
あまりの心地よさに、弐編のうまい棒は震える。
いつの間にか、弐編は足を開き、猫ゆきの前に腰を持ち上げる。
弐編の喘ぎ声と、ごそごそする気配に、隊長が目覚めた。
驚いた。
(こ…こいつら、喧嘩してたのに、こんなに仲良くなったのか…俺のヒーリングパワーのお陰か…)
間違ってはいない。
まだ隊長の目が覚めた事に気付かず足を広げている弐編と、
その*を舐め続けるひろゆきを見て、嬉しげに目を細める。
隊長自身も己のヒーリングパワーにより癒され、かなり
精力が回復してきていた。
1本、2本…。
猫ゆきの指が弐編の*に入って行く。
もはや、弐編には相手が猫であるとの感覚はない。
「はぁ…っ…ぁ…っ……」
身体が疼いて仕方がない。
この疼きをどうにかしてほしい。
若い弐編のうまい棒はもはや臍の辺りまで勃ち上がっている。
隊長は、そのうまい棒にそっと触れてみた。
咥えてみる。
弐編の身体が大きく揺れ、淫猥な声が漏れる。
弐編が開いた足を更に開かせ、右手で押さえつける。
左手は弐編のうまい棒を咥えた口元に添える。
2.3それを上下させると、弐編は容易に白濁色の液体をそこから吐き出した。
隊長の口中が白く染まる。
*を責めるひろゆきの動きは止まない。
逝ってしまいながら、落ちていけないその感覚に、弐編は気が狂いそうだった。
「ああ・・・早く・・・早くどうにかして・・・」
普段は絶対に言わない要請が口から漏れる。
うまい棒は再び持ち上がってきている。
弐編から指を抜き去り、痛くないように枕元にあったローションを塗る。
ひろゆきは、己の怒張するうまい棒をそこにあてがった。
何ごとか言いたげな弐編の唇を塞ぐ。
そっと弐編に侵入する。
弐編の身体がビクビクと律動する。
初めはゆっくりと…やがて弐編の身体が慣れるに従って、ひろゆきのリズムが早まる。
塞がれた唇は何かを求めてひろゆきの唇の中を蠢く。
やがてひろゆきの動きは一段と早まり、弐編から唇を離すと
「うっ…」
という声と共に、止まった。
弐編の中だけでひろゆきが脈打っている。
二人とも一言も発しない。
ただ、肩で息をするだけである。
それを見ていた隊長のうまい棒も勃ち上がって来た。
ひろゆきが肩で息をしながら弐編から離れる。
すると
「こるぁ〜、ひろゆき!そんなんじゃ甘いぞ!バカチンが〜!」
と言いながら、隊長が弐編に覆い被さった。
弐編の入り口にはまだひろゆきのポタージュが残る。
「あ…あ…たいちょ…」
涙目の弐編の口元からは唾液が零れる。
そのうまい棒は再び張り詰めて震えている。
「可哀想に・・・こんなになって・・・」
隊長は弐編のうまい棒をそっとさする。
「はぅん・・・」
今度は口を塞がれない弐編が切ない声を上げる。
もう自分が何をされているのかもわからない。
頭がどうにかなってしまいそうだ。
隊長は弐編の首筋を舌で舐めながら、うまい棒を掴んだまま、うつぶせにさせた。
まだ、何か、されるのか・・・・。
期待と不安が入り混じり、弐編を襲う。
ひろゆきで潤い、ほぐされているその入り口にゆっくりとうまい棒を入れる。
「はう・・・」
片手で弐編のうまい棒をさすり、片手で内腿の辺りをまさぐる。
隊長の吐息が弐編の耳にふきかかり、背筋がゾクゾクする。
精魂つきはてたひろゆきは、隊長と弐編の痴態をベッドの上で見ていた。
「あうっあぅっ・・・っ・・・」
喘ぐ弐編の紅潮した頬を見ながら考える。
(オイラも隊長に抱かれてる時あんな顔してるのかな・・・)
時折、弐編の半分開かれた口から、紅い舌が見え隠れする。
吐息が漏れる度に、その舌は唇を舐めまわす。
その仕草にゾクゾクする。
ひろゆきは、近くに寄ると、後ろから隊長に攻め立てられている弐編の口にむしゃぶりついた。
弐編の舌が、ひろゆきに絡め取られる。
下半身は既に快楽に糜爛し、自分の物ではないみたいだ。
気が遠くなる。
存分に唇を吸われた後に、弐編の口の中に、ひろゆきのうまい棒が入って来た。
弐編は無意識のうちに、それに舌を這わせる。
「うぁ・・・」
どこか遠くでひろゆきの声が聞こえる。
軈て、口の中のひろゆきも動き始め・・・
三人の律動が一つになる。
ひろゆきのうまい棒が、弐編の咽奥までつきささる。
しかし、それすらも心地よい。
弐編の陶酔が頂点に達した時、隊長は、左手に支えていた弐編のうまい棒を上下させた。
(はうっ・・・・)
掌に、弐編の液汁が溢れる。
隊長は、手を弐編の腰に当て、動きを早めた。
「ふぐ〜んぐぐぐ〜」
口をひろゆきのうまい棒に塞がれ、苦し気な声が漏れる。
ひろゆきも弐編の頭を抑えつけ、動きを早める。
そして・・・・・・。
そして、弐編の口の中に、例の、苦々しい、なんともいえない味の液体が噴出された。
今度は弐編は虚ろな瞳でそれを飲み込んだ。
下半身では、何かが逆流し、そしてまた戻って行く・・・。
身体の中で隊長が脈打つ。
「うぁ・・・っ...は...っ」
肩で息をつきながら、隊長が上から弐編を抱え込み、もたれかかる。
弐編の口はひろゆきのうまい棒から離れ、口元から白い液体をこぼしながら、
ベッドに倒れ込む。
ひろゆきは弐編の枕元に膝をつき・・・
そして、やはり、弐編の上に重なって倒れ込んだ。
やがて、隊長は弐編を後ろから抱え込んだまま横たわり、ひろゆきは、横向けに寝る弐編の、
胸の前に置かれた手と、弐編の頭に敷かれている隊長の僅かに突き出している左手を握りしめ、
そのまま眠りについた。
(この体勢で眠れば、このベッドも広いな・・・)
薄れゆく意識の中で、隊長はそう思った。
しばらくして、隊長が言った
「腹へったな。シャワー浴びてメシ食いに行こうぜ」
そういえば、いつの間にか日は高くなり、ブラインドの隙間からは太陽の明かりが差し込んでいる。
「あ・・・そんな、ボクが作りますよ」
弐編が慌てて起き上がろうとする。
しかし、まだ開通してから数日も経っていないのに、二本も受け入れた身体はガクガクで、
言うことをきかない。
「・・・っつ・・・」
「ほら、お前は大人しくしてろよ」
隊長が優しく弐編をいたわる。
「でも、これじゃあ、外に食べに行くのも無理そうだなあ・・・」
「ピザとるです!」
ひろゆきが元気よく提案する。
「ピザ〜?こんな朝っぱらから?」
隊長はちょっと嫌そうだ。
シャワーを浴びに行こうとする弐編の足がガクガクしている。
それを支えながら、隊長はひろゆきを振り返った。
「んじゃ、まあ、好きなモンたのんどけ」
弐編を抱えるようにしてシャワー室に向かう隊長の後ろ姿を見ながら、ひろゆきは舌打ちした。
「ちぇっ。なんでつか。」
部屋に置いてある出前のパンフレットを見る。
ピザの配達は11時半からだ。
「まだじゃないでつか!」
ワケもなく苛立つ。
他の出前も似たり寄ったりの時間である。
パンフレットをテーブルの上にバサリと放り投げる。
シャワー室を見つめる。
(オイラにはあんなに優しくしてくれないのに・・・)
沸々と沸き上がる感情。
シャワーの音が聞こえて来た。
しかし、隊長は戻って来ない。
(たいちょ・・・早く戻って来て・・・)
ひろゆきの頭の中を色々な想像が駆け巡る。
シャワーの下で、弐編とあんなことやこんなこと・・・。
まあ、それは事実なのだが。
(仕方ないでつ、コンビニでパンと牛乳でも買ってくるでつ)
ひろゆきは服を着ると、そっと外に出た。
「・・・もう、オイラ帰るでつよ〜・・・」
シャワーの音に向かってそっと声をかけてみる。
勿論、返事はない。
「隊長〜」
ちょっと声を張り上げてみる。
それでも、シャワーの音に消されて聞こえないのだろう。
返事はない。
涙が出てくる。
(オイラ・・・隊長の、何?)
隊長にしてみれば、ひろゆきと弐編が仲良くなって、緊張の糸が切れただけなのだが。
元気なひろゆきと、まだ慣れてなくて痛手を負っている弐編と。
どちらを気遣うかといえば、後者であろう。
だが、ひろゆきは自分の存在が等閑にされているような気がして仕方がなかった。
ひろゆきは、シャワー室の中で二人が何をしているのか気になりながらも、
とぼとぼとコンビニに向かう。
浴室の中では、隊長は、弐編に、ひろゆきの想像通りのことをしていた。
服を脱いで、支えながら一緒にシャワーを浴びる。
弐編の腰に手を回し、ボディシャンプーをあわ立てた手で、弐編の身体を洗う。
「・・・あっ・・・」
思わず漏れる弐編の声はシャワーの音に掻き消される。
弐編は隊長の首に手を回し、しがみつく。
崩れ落ちないようにするので精一杯である。
隊長の指がぬるりと弐編の*に入り込む。
弐編の喘ぎがことさら大きくなる。
(ひろゆきに聞こえたらとんでくるかな・・・)
思いながらも、隊長は弐編を愛撫する手をやめない。
隊長の手はだんだんと前に回り、弐編の固くなったうまい棒を洗う。
隅々まで丁寧に。
599 :
風と木の名無しさん:02/08/25 18:46 ID:9Dnwl4ox
外はいい天気で、ここ数日のことが嘘のようだった。
一番近いコンビニまでは歩いて五分。
次の角を曲がれば看板が見えるというところまで来て、ひろゆきの足がいきなり止まる。
欝々とした気持ちでぴくりとも動かない足を見つめながら、背中を滑り落ちる汗を感じた。
もう、歩けない。
(たいちょ…オイラはあなたのなんなんでつか?)
足が動かない・・・
これはどういうことだ・・・
(隊長・・・)
ひろゆきの瞳から涙がこぼれ落ちる。
(ふふふ〜、ひろゆきタン・・・よくも今朝はアタシが眠った隙にヤッてくれちゃったわね!
これは罰よ!)
こっそりと後をつけていた馬並がひろゆきを見つめる。
そう、、、ひろゆきの足を動かすパスワードを突き止めない限り、ひろゆきはここから
一歩も動けないのだ!
601 :
風と木の名無しさん:02/08/25 19:15 ID:PqKdRN3Y
30分ほどして、浴室から隊長と弐編が出てきた。
弐編の頬は紅潮し、入る前より立つのが大変そうだ。
隊長はそんな弐編を優しく支える。
そして、ひろゆきがいないのに気付く。
「ひろゆき?」
どこに行ったんだ?
隊長の顔から一気に血の気が引く。
まさか、帰ったのか?
俺に怒って??
ひろゆきは、コンビニからすぐに帰るつもりだったので書き置きすら残していない。
602 :
風と木の名無しさん:02/08/25 19:26 ID:+VBJPO9L
(いつだ・・・いつ出て行ったんだ・・・)
焦りで、掌に汗が滲む。
そうだ・・・あいつは・・・いつ出て行くかわからない奴だったんだ・・・
放っておいたらいけなかったんだ・・・。
いつだ・・・。
弐編が大きな声を出したアレが聞こえたのか?
それともアノ時か・・・?
いやそれともアレが・・・。
ぐるぐると色んな思いが頭を駆け巡る。
隊長は、速攻服を着ると、
「ちょっと探してくる、お前はここにいろよ」
弐編に優しく微笑んだ。
パスワードを言わないと、ひろゆきの足は動かない。
しかし、ひろゆきはそのことすら知らない。
(ちょっとヒントをあげないとねぇい)
「その足を動かすパスワードはn●wt3o7i、nfwt3●7iよぉ〜」
馬並は伏せ字で叫んだ。
その言葉がひろゆきの耳に入る。
(パ・パスワード?)
ひろゆきは呟いてみる。
「え・・・nhwt3o7i・・・?」
「ブーッ!」
馬並が口で不正解音を鳴らす。
「nfwt3p7i!」
「ブーッ!」
「nfwt3o7iじゃねぇのか?(@w荒」
通りかかったソイツがそう言うと、ひろゆきの呪縛は解けた。
「あ・・・ありがとうでつ・・・kittyタン・・・」
「礼はいいよ、礼は。それより、隊長とはうまくいってんのか?(@w荒」
さあ、弐編、早く隊長を諦めて、俺の胸に飛び込んで来い!(@w荒
「う・・・ん・・・」
「どうしたんだ(@w荒」
ひろゆきは唇を噛んだ。
「・・・なんでもないでつ!」
そしてコンビニへと入っていった。
「変なヤシだなあ(@w荒」
kittyは去って行った。
きいい〜!!kittyタンったら、邪魔してくれちゃって!
ま、いいわ。いつまでもひろゆきタンにこんなとこにいられても困るし。
その頃、隊長は、ひろゆきの向かったコンビニとは逆方向にある駅へと向かっていた。
帰るのなら、まず駅に向かうだろうという考えだ。
しかし、そこからどう行こうとは全く考えていない。
コンビニに入ったひろゆきは真っ先にうまい棒のある所へ向かった。
「ポタージュゲットでつ〜♪」
鼻歌まじりに手に取ろうとしたその時、
安い少女漫画のように手と手が触れ合った。
触れた相手はだれだとそっちをみると…
ウィークリーマンションから、ひろゆきを捜していた
トオルだった。
「ひ・・・ひろゆき・・・」
トオルの頬が染まる。
「トオルタン・・・」
ひろゆきもつられて赤くなる。
辺りにはこころなしか、点描が漂っている。
「き・・・奇遇だな・・・」
実はうまい棒(ひろゆき探知機付)でずっと探していたのだ。
「そ・・・そうでつね・・・」
思わずつられて目をふせる。
「なにしてるんだ?こんなとこで・・・」
「あっ・・・!!」
そうだ!オイラ、朝ご飯買いに来たんだった!
ひろゆきは慌ててパンと牛乳を買って、コンビニを出て行った。
後に残されたトオル。
(ひろゆき・・・)
俺はお前が幸せなら、と身(うまい棒)を引いた・・・。
(別に引いちゃアいないが)
だが・・・今のお前は全然幸せそうじゃない・・・。
駅の前で隊長の携帯が鳴った。
kittyからだ。
「チッ・・・」
渋々出る。
「ヲウ(@w荒」
「・・・だからなんでお前がこの番号を知ってるんだ」
この新しい携帯の番号はひろゆきさえも知らない。
弐編しか知らないのだ。
「それはヒミツだな(@w荒」
弐編の携帯をハッキング(?)したのだ。
「今どこだ?(@w荒」
「お前に言う必要はない」
「電車の音がするな、、、(@w荒。駅か?ヲマエ、ひろゆきを放っておいていいのか?(@w荒」
「ひろゆきを見たのか!!??」
「ああ、ヲマエん家の近くのコンビニの前、、、、」
kittyが言い終わらない内に携帯を切り、駆け出す。
(ひろゆき・・・俺が行くまでどこへも逝くな・・・)
ひろゆきは、結局隊長の部屋に帰ってきた。
鍵を差し込み扉を開けると、誰もいない。
シャワーの音すらしない。
(ど・・・どこ行ったでつか・・???)
持っていた買い物袋をテーブルの上に置き、そこここを捜しまわる。
寝室に入ると、弐編が、パジャマの上だけを羽織り、寝転がっていた。
「あ・・・お帰り、ひろゆき・・・」
けだるそうに、弐編がひろゆきをチラリと見て、足を縮める。
すらりと伸びた、その白い滑らかな足に、思わず顔を赤らめ、目を逸らす。
「・・・ね、ひろゆき・・・」
弐編がその紅い唇を舐める。
ドキドキしながら横目で見る。
「ひろゆきは、俺と隊長とどっちが好きなの?」
悪戯っぽく、微笑う。
(え・・・どっちが・・・?)
「・・・そんなの・・・」
隊長に決まってる。
言いかけて、言葉が出ない。
弐編はその潤んだ瞳で、紅い唇に微かに笑みを浮かべながらひろゆきを見つめる。
その瞳に吸い込まれてしまいそうだ。
全てを魅入る魔性の笑み。
ひろゆきはその瞳に絡めとられ、ベッドの上の弐編に足を吸い寄せられた。
隊長はコンビニについた。
(はあ、はあ、、、どこだ、ひろゆき)
息を切らしながら、店内を探す。
お菓子コーナーへ行ってみる。
うまい棒の前に男が一人。
トオルだ。
「おい、トオル。ひろゆきを見なかったか?」
隊長が駆け寄る。
トオルはぼんやりとして、隊長を見ずに言う。
「ひろゆき・・・?ああ・・・」
「見たのか?どこへ行った?」
「お前・・・」
トオルは呟く。
「ん?」
「ひろゆきは本当に幸せなんだろうな」
「え?」
驚く隊長を睨み付ける。
「ひろゆきを不幸にするようなことがあれば、俺が奪いに行くからそう思え!」
隊長の胸ぐらを掴み、言い捨てた。
「・・・ひろゆきは帰ったよ・・・」
とても、寂しそうだった・・・。
「あははは、ウソだよ、ウソ」
弐編が楽しそうに笑う。
「わかってるよ・・・」
「え・・・」
そして、戸惑うひろゆきを見つめる。
「・・・ひろゆきは俺のことが嫌いだもんね、隊長をとったから」
言いようのない衝撃がひろゆきを襲う。
「・・・とられてないでつ・・・」
思わず口から言葉が出る。
弐編に隊長をとられた?
考えたくない。
「た・・・隊長はオイラのことが好きでつ!弐編タンにはとられてないでつ!」
言いながら、涙がこぼれる。
弐編の瞳が妖しげに光る。
「…どうだろ…、さっきだってわかっただろ、俺と隊長、シャワー室で…」
聞きたくないでつ!
ひろゆきは、弐編に突進していった。
そのまま、ベッドに転がる弐編に馬乗りになり、パジャマの襟を持ち上げる。
「やめ…」
弐編が苦しげにうめく。
「取り消すでつ!取り消すでつ!」
「た…たいちょ…」
「隊長の名前読んだらダメでつ!!」
「何やってんだ!ひろゆき!」
帰ってきた隊長が慌ててひろゆきを後ろから羽交い絞めにする。
「弐編の下半身はまだ大丈夫じゃないんだから・・・
・・・気持ちはわかるが、今日はそっとしといてやれ」
自分のことは棚に上げて、ひろゆきを諭す。
「たいちょ、違う、オイラは・・・」
弐編がくすりと笑う。
(たいちょ・・・オイラは・・・隊長に抱かれたいだけなのに・・・
もう、オイラの身体には興味はないの??もう、弐編タンだけなの??)
ひろゆきの瞳に涙が溜まる。
弐編の笑みはまるで勝者の笑みのようにひろゆきは感じた。
嘲るような笑みに、隊長は気づいていない。
(悔しい…悔しいでつ…)
ひろゆきの瞳からはさらに大粒の涙かこぼれおちた。
「隊長はおいらのことどう思ってるんでつか…。」
いままで思い悩んでいたことが口からこぼれてくる。
「おいらは隊長の何なんでつか…。」
苦しそうにしゃくりあげながら、ひろゆきは最後の質問を口にした。
「弐編タンとおいらと…どっちが好きなんでつか…」
ひろゆきと・・・弐編・・・?
ひろゆきの質問に、隊長は止まった。
考えたこともない・・・いや、考えまいとしていた・・・。
どちらか一人を選ぶなんて、できない・・・。
(「光源氏だな(@w荒」)
いつかのkittyの声が頭に響く。
「何、バカなこと言ってんだ、ひろゆき…」
「バカ…ええ!どうせオイラはバカでつよ!」
ひろゆきは泣きながらその場を飛び出していった。
後に残された隊長は呆然と見ていた。
「・・・弐編・・・」
「隊長・・・私、ひろゆきさんに何か悪いことしましたか・・・?」
潤んだ瞳で、弐編が隊長を見上げる。
ひろゆきに二回も掘られて、痛手を負っている弐編。
可哀想な弐編・・・。
それでも自分が悪いのかと気遣う弐編・・・。
隊長の眉間が熱くなる。
「そんなことないさ・・・」
隊長は震える弐編を抱き締めた。
ちがう・・・ちがうちがうちがう・・・
「弐編タンとおいらとどちらが好きなんでつか」
オイラが言いたかったのはそんなことじゃない。。。
(「ひろゆきは?」)
弐編の声が響く。
オイラ・・・オイラは・・・。
オイラは、、、弐編タンと隊長と、、、、どっちが好きなんだろう・・・。
思ってしまって、かぶりをふる。
そんなの決まってる!オイラ・・・オイラは・・・。
闇雲に走っているうちに、いつしかひろゆきは夜勤の店に足を運んでいた。
鍵は閉まっている。
(そ・・・っか・・・こんな時間に開いてるわけないでつね・・・)
「ヲ!ひろゆきじゃねぇか(@w荒」
店の前に佇んでいると、ソイツがやってきた。
「kittyタン…」
「なんだ、ヲマエも飲みに来たのか?」
「え、でも閉まって…」
ひろゆきが言い終わらないうちに、kittyは入り口の横に無造作に置かれてある
ネオン看板のコンセントを差し込んだ。
そして、光りだしたライトを一つ右に三つ回すと、入り口が自動ドアのように横に開いた。
(え、ここって、普通のドアじゃなかったっけ?)
驚くひろゆきを尻目にkittyは笑った。
「ま、入れよ(@w荒」
「弐編はどうしてる?(@w荒」
そろそろ音を上げて、隊長の家を飛び出してこんかな(@w荒
笑って問いかけるkittyに胸が痛む。
そうだ、、、kittyタンも弐編君のことが好きですた、、、。
「弐編タンは・・・元気でつよ・・・」
注がれたウィスキーをストレートで口に運ぶ。
頭がくらくらする。
「ヲマエ、隊長とは仲良くしてんのか?(@w荒」
「・・・ええ、仲いいでつよ。オイラが仲間はずれになるくらい」
「いや、弐編と隊長の話でなくて、ヲマエとたい・・・」
言いかけて、kittyの顔が真剣になる。
「ヲマエが仲間はずれ?」
「・・・・・・」
ひろゆきの瞳から涙が溢れる。
「なんでだ?」
構わずkittyは尋ねる。
「た・・・隊長はオイラのことが嫌になったんでつ・・・。
弐編タンのことの方が好きなんでつ・・・。オイラより弐編タンの身体の方が気持ちいいんでつ・・・」
「まあ、弐編の身体は気持ちいいだろうな(@w荒」
弐編の締まった腰を思い出し、そこから、まだ見ぬ弐編の
締まっているであろうソコを思い浮かべニヤリとする。
カウンターにつきそうになる程垂れているひろゆきの頭が、
コクリとするのを、kittyは見逃さない。
「・・・ア?もう酔ったのか・・・?」
信じられないものを見たように、kittyは呟く。
ひろゆきはかすかに首を左右に振る。
「・・・・・・」
沈黙が訪れる。
やがて、ひろゆきはポツリと呟いた。
「・・・弐編タン・・・気持ちよかったでつ・・・」
「・・・あ゛・・・?」
kittyは信じられないことを聞いた、とでもいうように口を開けた。
「・・・何、言ってんだ・・・?ヲマエ(@w荒」
そして、ハッとする。
「ウィークリーマンションのあの時か??
何かの間違いだと思っていたが、やっぱりヲマエ・・・。」
「そのウィークリーなんちゃらの時は知らないけどお〜」
正確には”覚えて無い”だ。
「・・・隊長の部屋で・・・前(口)から後ろ(*)から・・・」
kittyの時間が止まる。
・・・前(ピーツ) か ら 後 ろ(*) か ら だとおおおおお〜〜!!??
愕然とする。
(や・・・ヤハリ、弐編は 両 性 具 有 だったのかぁぁぁ〜〜!!??)
「kittyタン…?」
「ヲ…ヲマエ、弐編を犯ったのか…」
kittyの眼が血走る。
酔ったひろゆきは素直に頷く。
「オイラ…オイラ自分が判らなくなったでつ…。オイラが本当に好きなのは誰なのか…」
そのまま、カウンターに倒れ込み、動かなくなった。
前から…後ろから…。
kittyの耳にはもはやひろゆきの言葉は入っていない。
…ということはチョット待て。
コイツのうまい棒は弐編のアソコに入ったってことか…?
kittyはゴクンと唾を飲み、酔いつぶれたひろゆきのファスナーを下げた。
隊長のみならず、よもやひろゆきまでもが弐編を・・・(@w荒
めらめらと沸き立つ嫉妬と呼ばれる感情に、
kittyの中の理性(辛うじて存在)はもろくもかき消えた。
kittyはメラメラと燃える感情に後押しされながら、ひろゆきのうまい棒を取り出す。
(こ・・・こいつが弐編を・・・(@w荒・・・)
そこへ、奥の部屋から夜勤さんが起きてきた。
「おや、kittyさん、また来てたんですか」
kittyがウイスキーを飲んでいるのを見て念を押す。
「新しいボトルは開けないで下さいよ。
前から言ってますが、客のボトルからわからないようにちょっとずつ、、、
まあワンショットくらいずつ、すくって飲んで下さいね。」
取り出されているひろゆきのうまい棒には我関せずといった風情だ。
「あ、それと」
気付いたように言う。
「セクースするならこちらでどうぞ」
バイト先のホテルの割引券を数枚、kittyに差し出した。
「・・・ひろゆきとなんかしねぇよ(@w荒」
夜勤を見ながら、ひろゆきのうまい棒を元に戻す。
「とかなんとか言いながら(@w荒」
ぐったりとしているひろゆきの肩をわざと抱き、夜勤を挑発するように問うた。
「ヲマエさんが、こいつとヤりたいんじゃないのかい?(@w荒」
「さあ、、、どうでしょうね」
夜勤は穏やかな、しかし、無機質な笑みを浮かべる。
「じゃあ、ヲレがコイツにこんなことしたら?」
肩から手を回し、ひろゆきの胸元に突っ込む。
さっきしまったうまい棒も違う方の手で再び取り出す。
「どうぞ、御自由に」
夜勤は店の掃除を始めた。
「あ、それから」
夜勤はkittyに続ける。
「さっき隊長さんに電話しましたから」
「隊長だぁ〜?ヲウ!来るなら来い!返り討ちにしてやる(@w荒」
kittyは酔って気が大きくなっている。
事務所の電話がけたたましく鳴った。
隊長は、弐編を抱きしめたまま、そのまま出ない。
「隊長・・・電話が鳴ってます・・・」
隊長の腕の中で弐編が呟く。
「いいんだ・・・留守電にしてある」
やがて、切り替わり、ピーッとという音の後に、聞き覚えのある声が聞こえる。
「あ〜、夜勤です。ひろゆきさん、ウチの店に来てます。かなり酔っぱらってるので引き取りに来て下さい」
ピーッ。
ツーッツーッツーッ………。
「たいちょ・・・」
「・・・・・・」
隊長は乱れた衣服を整える。
弐編の瞳が大きく潤む。
「じゃ、ちょっと行ってくる」
それだけ言って、隊長は部屋を後にした。
夜勤の店の前で戸惑う。
ネオンサインはついてあるものの、鍵が掛かっている。
「お〜い!俺だ!ここをあけろ!」
ドアをドンドンと叩く。
中ではkittyがビクっとしていた。
調子に乗って、ひろゆきを素っ裸にしてしまった。
こんなとこ隊長に見られたら・・・。
「はい、ちょっと待って下さい」
夜勤が壁のボタンを押すと、自動ドアよろしく、横にがーッと開く。
「うわっ!」
隊長は驚いて、後ずさった。
店内を見て眼をむく。
「kitty〜!お前!!」
「ヲウ!なんだよ(@w荒」
kittyは開き直る。
「切込!ヲマエだって弐編に同じことしたんだろが!」
「同じこと・・・同じことって・・・」
まさか・・・ひろゆき・・・kittyと・・・?
ひろゆきは気持ち良さそうにむにゃむにゃと呟き、目を覚まさない。
「ひ…ひろゆき…」
慌ててひろゆきに駆け寄る。
外から見た限りではどこも変わりないようだが…。
辺りに散らかっている服を着せる。
「安心して下さい」
夜勤が誰にともなく話し掛ける。
「私の店でそんなことさせませんよ」
ストリップくらいは許容範囲ですが。
(よく酔っぱらいの客がするので)
「・・・そんなに大事なら、なんでそんだけ酔っぱらうまで飲ませるようなことすんだよ(@w荒」
「?飲ましたのはお前だろ?」
「あ゛〜!そうゆうことではなくて(@w荒」
kittyは苛立つように言う。
「弐編のことだ(@w荒!ヲマエがはっきりしないから、ひろゆきが不安なんだろ(@w荒」
そして、弐編もヲレの物にならない(@w荒
「・・・紫の上だって、源氏が遊ぶ度に傷付いてたんだぞ(@w荒」
いつかのkittyの言葉が蘇る。
「まるで光源氏だな(@w荒」
「はああ!!??」
「ヲマエだよ」
「大切なモノを失くさないようにしな(@w荒」
俺は・・・
ひろゆき・・・
お前がkittyに抱かれたと思った時、心臓が止まりそうになった・・・。
夜勤・・・・許すまじ
kittyは心の中でつぶやいた
隊長はひろゆきを強く抱きしめた。
(俺はお前がいないと生きていけない・・だが弐編も
捨てるわけにはいかない・・・どうすればいいんだ・・)
ひろゆきの顔に隊長の涙が落ちた・・
夜勤は見ないふりをして、隊長に水割りをだした。
「雨が降ってきたようですよ。。」
「どうしたらいいのか…わからないんだよ…」
隊長は椅子に座りなおして、ポツポツとkittyに語り始めた。
カウンターの奥には夜勤、ソファーの上では毛布をかけられたひろゆきが寝息をたてている。
外ではしとしとと雨がふりそそいでいた。
「ハッ!そんなの決まってる(@w荒」
kittyが、何言ってんだ、こいつ。。。とでもいうように両手を上げる。
「ヲマエが弐編と別れリャいいんだよ(@w荒」
そして、ヲレにくれ(@w荒
「そんな…そんなこと…」
…それしかないのか…?
ひろゆきの顔を横目で見つめる。
お前が弐編と仲良くした時、俺は、これで三人で暮らせると思って嬉しかった…。
ああ、お前に弐編が取られる、というよりも、それよりも、ただ、嬉しかったんだ…。
だが…ひろゆき…
お前はそれじゃあ、ダメなのか…?
何杯か飲んだ後、隊長の携帯が鳴った。
弐編からだ。
「隊長・・・今どこですか・・・?」
不安げな弐編の声が聞こえる。
ああ、俺はこいつの待つ所に帰ってやらないといけない・・・。
「ああ、夜勤の店だ。ちょっとkittyにつかまってな・・・」
「そう・・・」
弐編はそれ以上聞かない。
「・・・待ってます・・・」
「・・・ああ・・・」
弐編は、隊長がひろゆきと一緒にホテルかどっか行ったのかと思っているのか・・・。
(まあ、家を出てからもう大分経ってるしな・・・)
「じゃ、ごちそうさん・・・そろそろ帰るよ」
「はい、それじゃあ、こないだひろゆきさんが飲んでった分も付けさせて貰いますよ」
目玉が飛び出る程の金額をカードで払い、隊長は首をひねりながら店を出て行った。
「・・・性格わりぃねえ〜(@w荒」
「そうですか?」
「ヲレはいつもタダ飲みだぜ(@w荒
こないだのひろゆきの分だってヲマエさんの驕りだったんじゃないのか?(@w荒」
「kittyさんも払ってみますか?」
いいや、タダ酒程んまいもんはない(@w荒
kittyは言うと、他の客のキープボトルから、またちょっと酒を注いだ。
眠ったままのひろゆきを抱えて、助手席に乗せる。
ボンネットにあたる雨が、車の下に滑り落ちる。
まだ昼間なのに、雲のせいで、辺りは薄暗い。
(昼間っからこんなに飲んだのは初めてだな・・・)
おぼつかない手で車のエンジンをかける。
揺れる車の中で、ひろゆきは目覚めた。
(あれ?オイラ・・・)
車を運転してるのは、隊長。
(隊長だ・・・いつの間に・・・オイラ・・・)
その横顔を見てると、とてつもなく愛おしくなる。
ひろゆきは再び眼を閉じた。
この時間がいつまでも続けばいいのに、と・・・。
隊長は、おぼつかない手で、それでも近かったこともあって、無事に運転を終えた。
そして・・・
隊長はひろゆきを抱き上げて、マンションのエレベーターに乗った
(弐編怒っているだろうな・・・)
その時弐編は、突然出てきたゴキブリを退治しようと、スリッパを持って
追いかけていた。
そして、マンションの地下駐車場で、気が弛んだのか、
隊長はそのままハンドルに頭をもたれて眠ってしまった。
658 :
657:02/08/27 08:40 ID:/rh4u1hJ
657は実はエレベータの中で見た白昼夢だった。。。
「ええい!この!」
弐編の振り上げたスリッパは、ベタベタな展開ながら、丁度扉を開けた隊長の顔に命中した。
「た・・・隊長ッ」
弐編が慌てて、うずくまった隊長に駈け寄る。
「ご・・・ごめんなさい・・・」
「ああ、いいよ」
そして、傍らのひろゆきを見る。
「・・・ひろゆき、酔っ払ってるんだ・・・」
「あ?ああ。俺が逝ったときにはもう眠っててな・・・」
「そう・・・」
ホッとしたように弐編は言う。
ひろゆきがこんな状態じゃエチーなんてできるわけもない。
「弐編…」
隊長が弐編をじっと見つめる。
「え…」
弐編の心臓が早鐘を打ち始める。
「…お前は…ひろゆきが嫌いか…?」
弐編はポカンとした表情を一瞬浮かべ、その後、口の端を無理矢理持ち上げる。
「そ・・・んなことないじゃないですか・・・」
隊長の視線に、思わず目を逸らす。
「・・・嫌いなら・・・ひろゆきに・・・抱かれるわけないじゃないですか・・・」
震えながら、ひとつひとつ言葉を探す。
「ああ、、、そうだったな、、、すまんかった、、、。」
隊長は、全てを見透かすような視線で弐編を見つめ、
床に放り出されているひろゆきを再び抱え上げた。
テーブルの上のパンと牛乳をやっと見つける。
「そういえば、朝から何も食ってなかったな。メシにするか。」
ひろゆきは、コーヒーの香りで眼が覚めた。
(う・・・ん・・・これは・・・弐編君のコーヒーの香りでつ・・・)
連日の深酒で頭がくらくらする。
いつの間にか、一人でベッドに寝かされている。
痛む頭を押さえながら、隣の部屋への扉を開く。
隊長は新聞を読みながら、プレミア1mgを吸っていた。
ひろゆきは何となく甘えてみたくなった
「隊長〜頭痛いでつ〜」
「あ、おはよう。ひろゆき。ご飯は?」
やっと少し歩き回れるようになった弐編が、ひろゆきに問う。
その笑顔には、今朝の妖しさは露ほども感じられない。
(弐編タン・・・機嫌直ったんでつね・・・)
ひろゆきはホッとして、テーブルにつく。
もう、時間的には夕食の時刻だ。
「ほら!隊長も!煙草しまって!」
弐編が隊長を叱咤する。
(弐編タン、お母タンみたいでつ・・・)
(テレビでも見るでつ)
ひろゆきがテレビをつけるとアザラシのたまちゃんが映っていた
隊長がポエムを作る。
君に似たあざらしが ドブ川に浮かぶ
そんな君の瞳に 夏を感じるのさ
究極の場違い 帰る術もない
究極の場違い 何の役にも立たない
でもドブ川に潜るのさ 屍を晒したくないから〜
絵に描いたような団欒の中、ひろゆきは痛む頭をこらえ続けた。
(はあ・・・はあ・・・)
ひろゆきの呼吸が乱れる。
息が詰まる。
(でも、この空気を壊しちゃいけないでつ・・・)
やがて、ひろゆきの額の脂汗に、隊長が気付いた。
「どうした?ひろゆき、暑いのか?」
そりゃ暑い。
冷房のついてない部屋で、メニューは鍋だ。
なんだかんだ言いつつも、腰がまだ完調でない弐編は、
材料は切ったものの、調理する気力が起きず、鍋にしてしまったのだった。
しかも、隊長は腰がまだ完調ではない弐編の腰を、ひろゆきが寝てる間に浣腸した。
だから弐編の機嫌はなおっているのであった。
ここ数日、酒ばかり飲んでいて、血糖値の高くなっているひろゆきは、ことさら暑さを感じるようになっていた。
脂汗が流れ、鈍痛が頭を襲う。
胃の腑がそのまま口にもち上がってきそうな感覚に襲われる。
耐え切れずに、口を抑え、トイレへと走る。
後に残された隊長と弐編は顔を見合わせた。
「・・・つわりか・・・?」
隊長のベタなギャグに、思わず二人で爆笑する。
(つわり・・・つわり・・・)
トイレではひろゆきが、実のない吐き気に苦しんでいた。
ああ、これが、つわりで、オイラと隊長の間に子供ができたんだったら・・・
どんなにかいいだろうに・・・。
映画やマンガの世界では、男が妊娠するという設定はあることだ。
それだけ、一度は皆考えてみることなのだろう。
ひろゆきは、一心地つくと、隊長と弐編のいる部屋へ戻って来た。
暑くて仕方のなかったその部屋は、普段空調をつけない隊長がひろゆきの為に
冷房をつけてくれて、大分居心地がよくなっていた。
ひろゆきの吐き気もおさまってくる。
(ああ、死にそうなくらい気持ち悪いでつ・・)
ひろゆきの意識はだんだん薄れていった。
冷房をつけてくれた隊長の為に、ひろゆきは気分が悪いのを抑えて踏み止まる。
実は、隊長が冷房をつけたのは、ひろゆきの為だけではなく、弐編までぐったりしてきたからであった。
ひろゆきは、鍋の前に再び座り、うつろな意識のなかで、つつきはじめた。
しかし、やはり食は進まない。
「・・・ひろゆきさん・・・いいですよ、無理して食べないで・・・」
弐編はもはや、鍋をつつくことを放棄している。
頬を汗が何筋もつたう。
そんな中、隊長は一人でうまそうに鍋を肴に、酒をくらっている。
(この人って一体・・・)
呆気にとられて隊長を眺める視線が二人同じであることに気付く。
初めてひろゆきと弐編の気があった瞬間であった。
(やっぱりダメでつ・・・)
ひろゆきは、椅子に座ったまま、意識を失くした。
「ひろゆき、食いながら寝るなよ」
「疲れてるんですよ」
隊長と弐編の呑気な声が意識の遠くで聞こえる。
(二人とも、冷たいでつ・・・)
酔っぱらいには優しくしてはいけない−−−−−−−−この鉄則を、ひろゆきはまだ知らない。
ひろゆきが再び眼を覚ました時には鍋は片付けられ、冷房風は部屋の隅々まで行き渡って
快適になっていた。
「ゴメンね、ひろゆき。鍋なんかして」
優しく弐編が微笑む。
「おにぎりでいい?」
まだろくに何も食べていないひろゆきの為に、おにぎりを握る。
(弐編タン、なんだか今日は優しいでつ・・・)
ひろゆきはあることに気付いた。
弐編が優しいのは、ひろゆきがいなくなっていたり、眠っていたりして、しばらくの間
隊長と二人きりになっているときである。
(もしかして、オイラが寝ている間に二人は・・・)
疑心暗鬼が、ひろゆきの心を覆う。
実際、それは事実なのだが。
今朝方見た隊長と弐編の痴態が瞼に浮かぶ。
ひろゆきはおにぎりを食べながら、何かモゾモゾしてきた。
「隊長、弐編タン、もうそろそろ寝ないでつか?」
お風呂から上がって、お茶を飲みながら、ひろゆきは二人に提案した。
早くベッドに入ってこのモゾモゾをどうにかして欲しい。
「はあ?」
隊長と弐編は素っ頓狂な声を上げる。
まだ10時だ。
「ああ、、、まあ、そうだな。俺も疲れたし、、、。」
「そうですね、、、。」
弐編が何か含むような笑いを浮かべ、隊長を見る。
ベッドに入ると、隊長は瞬く間に眠りについてしまった。
隊長は、ひろゆきの想像通り、暇をみては弐編と一日中エチーなことをしていて
精魂尽き果ててしまったのである。
隊長を挟んで、両隣りにひろゆきと弐編。。。
ひろゆきは、隊長をゆすってみた。
しかし、起きない。
(たいちょ・・・オイラのこれどうしたらいいんでつか・・・?)
ひろゆきは涙目になる。
脇にピッタリとつき、頬を寄せていると、隊長を挟んだ向いに、弐編も同じようにしているのが見えた。
その顔は面白そうに笑っている。
「弐編タン…」
思わず声を出すと、弐編は口に指をやり、声を出さないように促す。
隊長が起きるからだ。
ひろゆきはなんとか弐編の方に行こうとするが、狭いベッドのまん中に、隊長の身体。
たとえ越えたとしても、ひろゆきの寝転がるスペースはない。
相変わらず、弐編は妖し気に微笑んでいる。
ひろゆきは我慢できなくなり、隊長の傍らを離れ、ベッドの下を回って弐編の方へ向かった。
すでにうまい棒はビンビンに勃っている。
ベッドの端から弐編に覆い被さり、唇を吸う。
「えぇい・・・こうなったらもうひととーりやってしまうで!!!」
ひろゆきは決心した。弐編の顔はどこか誇らしげににやりと笑った。
・・・うまい棒が・・・*・・・入った・・・そして・・・なかで・・・
・・・白い液体がはじけた。
「はぁ・・・・*´д`」
ことがおわって弐編の顔を覗きこむと…
寝てた。
「ガ―――ン…」
「ウワァァァァァァン!!! ヽ(`Д´)ノ二人ともひどいでつ!!!
こーなったらほーろーの旅にでてやるでつ!」
(でもお金ないし・・・そうだ!)
ひろゆきは隊長の財布を持って服を着て外へ出た。
駅まで歩いたら、急に腹が減った。
(ラーメンでも食べる出つ)
ひろゆきはラーメン屋に入った
ごそごそと財布の中身を探ると・・
“女子高生との素敵な出会い”
「何でつか?こりゃ?」
どうやら馬並の落としていった名刺入れを
間違えて持ってきてしまったらしい。
その頃弐編はベッドの上でほくそ笑んでいた。
◇◇◇弐編の作戦◇◇◇
隊長とひろゆきにエチーさせる隙を与えない→自分の身体でひろゆきをメロメロにする→ひろゆきは自分のとりこ→隊長と別れる→ひろゆきを振る→傷付いた隊長を慰める→ハッピー(・∀・)エンド!!
(でも1日目でこんなに疲れたら、体が持たないな。。。)
弐編は考えながらいつしか深い眠りについた。
「女子高生のことならヲレに任せろ(@w荒」
いつの間にか、ヤシがひろゆきの傍らから、馬並の名刺を覗き込んでいた。
「ヲレはこないだ17歳の女子高生と会ったからな(@w荒
しかも、処女(@w荒」
ソイツはそういうと、ひろゆきの手を無理矢理引いて歩き出した。
「ところで」
そっと、耳打ちする。
「ヲマエがうまくいったら、弐編をヲレによこせよ(@w荒」
「お…おいら、別にじょしこうせいと仲良くなりたいなんて思ってないでつ〜」
ひろゆきは焦って、手に持った名刺をブンブン振る。
「あ?んじゃその手に持ってる名刺はなんだ(@w荒」
「これは…なんか、隊長のうちにあったんでつ…」
「切込の〜??(@w荒」
(なんだ、アイツ、女子高生が好きなのか?)
「ところで・・・」
kittyと一緒にラーメンをすする。
全て食べ終えたところでひろゆきは切り出した。
「kittyタン、オイラ、一円も持ってないでつ・・・」
「あ?ヲレも金なんか持ってねぇよ(@w荒」
沈黙が流れる。
「な!なんでお金ないのにラーメン屋来たんでつか!」
「シッ!声が大きい!…それはヲマエもだろ(@w荒」
「オ…オイラはkittyタンに会わなかったらここに入らなかったでつ…」
自然と声をひそめる。
「…ヨシ…切込を呼ぼう…」
「え…隊長をでつか…?」
(オイラ、隊長に怒られるよう〜〜)
「も…もう、それしかないでつか…?」
「ああ…犯罪者になりたいなら別だがな(@w荒」
kittyは隊長の携帯の番号を押し始めた。
kittyの手の中を覗き込む。
「あ、その番号知らないでつ。隊長のでつか?」
「ああ、最近変えたらしいゾ(@w荒
ヲマエ知らないのか?(@w荒」
知らない。。。
知ってても、自分も携帯失くしてるから、ショウガナイのだが。
でも、「変えた」の一言くらい言ってくれても。。。
kittyタンでさえ知ってるのに。。。
「ヲレのこれは弐編に教えて貰ったんだけどな(@w荒」
携帯をハッキングして(@w荒
kittyの言葉に、ひろゆきの頭を衝撃が襲う。
「・・・弐編タンは・・・知ってたですか・・・」
「ん?ああ(@w荒」
そうでつか・・・
弐編タンは・・・
「隊長は・・・」
ひろゆきはポソリと呟いた。
「やっぱり、オイラより、弐編タンの方が好きなのかなぁ・・・」
「そりゃ、弐編はヲマエよりはるかに可愛・・・」
言いかけて、kittyは慌てて言い直した。
「いや、ヲマエも可愛いと思うぞ、ウン!切込の好みだ!」
(そんなこと言ってももう遅いでつ・・・)
「でも、最近・・・隊長は弐編君とばっかりエチーしてるんでつ・・・」
(何〜〜!!??切込!許せん(@w荒)
「それはなあ、あれだな、ヲマエ(@w荒
殿様が新しい側室が入ればしばらくそれに入り浸るようなもんだ(@w荒
すぐにヲマエの元に戻ってくるよ、気にすんな(@w荒
しかし、つながらないな(@w荒」
さっきから隊長への電話のリダイヤルを繰り返していたkittyは不安になった。
コイツ・・・ケータイの電源切ってやがるのか・・・?
「つながらないんでつか?」
ひろゆきがまた覗き込む。
「あ?ああ・・・あっ!」
よく見ると、8と3を間違っていた。
焦って打ち直すkitty。
「・・・電話帳登録しとけば・・・?」
ひろゆきは冷めた眼で言った。
枕元で隊長の携帯が鳴る。
しかし、疲れ切った隊長と弐編は起きない。
「くそ、出ねエ(@w荒」
「・・・kittyタン、隊長に嫌われてるんじゃないでつか・・・?」
「仕方ない。夜勤に金を持ってきてもらおう(@w荒」
kittyは夜勤に電話をかけた
「ラーメンのおかわりするでつ」
ひろゆきは勝手に注文していた
「私、今バイト中なんで、お店離れられないんですよねぇ・・・」
夜勤は、バイト先のホテルにいた。
「無理か?(@w荒」
「ええ(きっぱり」
「どうしよう・・・」
安心してラーメンを頼んだ二人のテーブルには既に4つのラーメンどんぶりと、10枚の餃子の皿が・・・
そこへ、ちょうどうまい棒に導かれたトオルが・・・
「ひ・・・ひろゆきいい〜ここにいたのかああ〜!!」
トオルは泣きながらひろゆきに抱きついた。
もちろん、うまい棒はひろゆきの方向を向いて飛び出したままである。
最近(というか、この1、2日)うまい棒に飢えていたひろゆきはゴクリと唾を飲み込んだ。
「ま・・・まあ、トオルタン、座ってラーメンでも食べるでつ・・・」
欲情を抑えて、椅子を勧める。
トオルがラーメンを食べ終わった頃に切り出す。
「・・・で、お勘定なんでつが・・・」
「ああ、悪いな、おごってもらって」
(え?)
「俺、今金持ってないんだ」
食 い 逃 げ
この4文字がひろゆきの頭に浮かぶ。
「仕方ないな(@w荒 ヲウ!ヲヤジ!(@w荒」
kittyは笑ってラーメン屋の主人を呼んだ。
「ヲレたち、誰も金持ってねえんだ。勘定は体で払わせてクレ(@w荒」
・・・か・・・・身体でぇぇぇ〜〜!!??
「キ・・・kittyタン!!」
ひろゆきは驚愕する。
いやでつ!こんな見ず知らずのオヤジに抱かれるなんて!
それならまだトオルの方が・・・
考えてみてちょっと頬を染める。
「何考えてんだよ(@w荒」
kittyが見すかすように言う。
「この店で働くんだよ(@w荒
時給800円で3時間くらい働けばいいだろ(@w荒」
kittyに呼ばれてラーメン屋のオヤジがやってきた。
「体で・・・ねぇ・・・」
オヤジは三人を舐め回すように見る。
「人手は足りてるんでねえ〜、3人もいらねえんだよなあ・・」
「そ・・・そこをなんとか(@w荒」
「んじゃあ、そっちの若いの」
ひろゆきを指差して言う。
「あんただけでいいや。奥の部屋で手伝ってくんな。なに、1時間もしたら終わる仕事だ。」
オヤジはニヤリと笑う。
ラーメン屋のオヤジは実は売春斡旋業(男色のみ)も営んでいた。
ひろゆきの体つきを見て、金になると踏んだのである。
「・・・え、オイラだけでつか・・・?でも1時間じゃ800円にしか・・・」
ひろゆきは不安げに見上げる。
(おお〜!いいねえ、この上目使い!ゾクゾクするねぇ〜!)
オヤジはいやらしそうな瞳でひろゆきを睨め回す。
「ウマイ話じゃねえか、ひろゆき(@w荒」
「ああ、お前と離れるのは心残りだが・・・後は頼んだぞ・・・」
何も知らないkittyとトオルは、なんとか無銭飲食から逃れられてホッとしている。
その頃、隊長はふと目を覚ました。
隣にはすやすやと眠っている弐編・・・と・・・
ひろゆきがいない!
ふと携帯を見ると、kittyからの着信が山ほど入っている。
嫌な予感がして、コールバックしてみる。
「ヲウ!切込か!遅せえんだよ!(@w荒」
意気揚揚とラーメン屋を後にしたkittyから一部始終を聞き、隊長は駆け出した。
(なんだって!?あのラーメン屋は・・・ひろゆき!)
そこは前スレ706くらいに出てきた全日本菊本ホモ協会(別名:マァブさんを囲む会)、
略してKHKの加盟店だったのである!
「え、アニャール拓をですか?」
本部にひろゆきの写真をメールで送ったオヤヂの元に届いた支持は、ひろゆきのアニャール拓を採ることだった。
「ええんですかい?売らなくて。あんな上玉、めったに・・・いえ、はい、逆らうつもりは全く・・・」
オヤヂは電話を置くと、決心したように、墨汁と筆を取りに行った。
前回、ひろゆきのアニャール拓を採り損ね、NほんHもKょうかいのプロヅーサーのティムポ拓を
掴まされた会長のマァブは、人目見て、ひろゆきのものではないと見破った。
以来、ずっとチャンスが来るのを待っていたのである。
(くくく・・・向こうからカモがやってくるとはな・・・)
マァブは人知れず哄笑を上げた。
719 :
718:02/08/28 10:58 ID:a0VNZF4h
人目見て→一目見て
ああ。。。・゚・(ノД`)・゚・。スマソ
720 :
718:02/08/28 11:15 ID:IhIKVcVa
ひろゆきはラーメン屋の奥の部屋の柱に、両手を前に回して縛り付けられていた。
不安がひろゆきを襲う。
(な・・・なんの仕事なんでつか・・・?)
「さて・・・と」
墨汁と筆を用意したオヤ痔がひろゆきの後ろに立った。
そのまま、ズボンを降ろす。
「な・・・何するんでつか、店長さん!!??」
「俺だってこんなことしたくねぇよ。でも命令だから・・・おっと、おしゃべりはここまでだ」
(命令!?命令ってなんでつか??)
その頃隊長は駅前のラーメン屋に急いで走っていた。
「だが、その前に・・・」
オヤ痔がニヤリと笑う。
「俺もちょっとご褒美を貰おうかなあ〜」
そう言って、オヤ痔はズボンを脱ぎ、自分のそそり立つうまい棒を取り出した。
(ええ〜!!??やっぱり身体で払うってそおゆうことだったんでつか〜!!??)
ひろゆきは涙を滲ませながら、オヤ痔のうまい棒を振り返る。
しかし、心とは裏腹に、何故か*はジンジンしている。
な・・・なんでつか、これは・・・
オイラ、こんなオヤ痔イヤなのに・・・
イヤなのに、身体は疼く・・・。
しばらく隊長に抱いて貰ってないからだ。(1、2日のことだが)
ひろゆきはそのまま目をギュッと閉じた。
隊長がラーメン屋に着くと、店の前にはトオルが佇んでいた。
kittyは逃げたらしい。
「トオル・・・ひろゆきは!?」
「ああ、ひろゆきはまだ中だ・・・。ひろゆき・・・可哀想に・・・何をさせられているのか・・・」
呟くトオルを置き去りにして、隊長は店に飛び込んだ。
そして、客が驚き、店員が止めるのも聞かず、奥へと上がり込んで言った。
「ひろゆき!!ひろゆき!!どこだ〜!!」
いくつか部屋のある奥の廊下を叫びながら走る。
後ろからは店員が追いかけてくる。
(た・・たいちょ・・??)
口にガムテープを貼られ助けを呼ぶことも出来ない状態のひろゆきの前に
ラーメン屋店主@本業はKHK関東支部会長が迫る。
(たいちょ・・こわいでつ・・・)
オヤ痔のうまい棒が、ひろゆきの*にあたる。
オヤ痔が先走る汁をひろゆきの*にぐるーりと塗り付ける。
「んん・・・」
ガムテープを貼られた口から思わず声が漏れる。
「なんだ?気持ちいいのか?」
オヤ痔は嫌らし気な言葉をかける。
オヤ痔は、もち上がっているひろゆきのうまい棒に気付き、それを掴んでみる。
「こんなになってるじゃねぇか(藁」
オヤ痔にうまい棒をシゴかれ、意識が遠くなる。
(いやです・・・オイラ・・・たいちょ・・・)
その時馬並は、調理場から盗んだ肉まんを食べながら
ハンディカムで撮っていた。
(オヤ痔とひろゆきじゃ、萌えないけどマニアに売れるかも)
行き当たりばったりに建物の中を走っていた隊長は、とうとう店員数名に
肩を押さえられ、腰をタックルされた。
「うおっ!」叫びながら、最奥の麸に倒れ込み、突き破る。
中には、向こうを向いて柱にしばられた、下半身丸出しのひろゆきと、
同じく下半身を丸出しにして、今にもひろゆきにうまい棒を突き立てようとしているオヤ痔がいた。
「ひ・・・ひろゆき!!」
店員に体を押さえながら隊長が叫ぶ。
それに気付き、オヤ痔がこちらを向いた。
「なんだコイツは・・、仕事が済むまで縛っておけ」
店員に命令すると、ひろゆきの腰を引き寄せた
「さあ、入れてやるぞ」
しかし、オヤ痔はふと隊長の顔を思い出した。
「おや・・・あなたは・・・」
次に、店員に命令した。
「おい、その方を離してやれ。うちのお得意さんだ」
店員は渋々隊長を離し、店へと戻っていった。
「おひさしぶりですね。で、また、今日は?」
「・・・ああ、そいつを売ってくれ」
立ち上がり、服の埃を払いながら、静かに言う。
「いや、この子は売り物じゃないんで・・・」
隊長はズボンの両ポケットから札束を取り出した。
そして、それをオヤ痔の前に放り出す。
「400万ある。文句はあるか?」
オヤ痔はそそくさとそれを拾い、慌てて部屋を出ていった。
「へへ・・・それじゃ、ごゆっくり・・・」
ひろゆきの両手の縄をほどこうと手をかける。
「た・・・隊長・・・一体・・・?お得意さまって・・・?
あいつ、命令がどうとか言ってたです。あれは・・・?」
ひろゆきは混乱して隊長に問いかける。
縄はなかなかほどけない。
額に汗をかきながら、隊長は言った。
「ああ・・・俺は・・・うちの近所にな○卯ができるまでここの常連だったんだ。」
隊長は、畳の上に置きっぱなしになっている墨汁と筆をチラリと見る。
(こいつは・・・やはり・・・)
ひろゆきはドキドキしていた。
後ろからひろゆきを抱えるようにして縄をほどこうとする隊長の息が耳にふきかかる。
なかなかほどけない縄をほどこうと隊長が苦心する度に、その手がひろゆきの手にあたる。
久しぶりに感じる隊長の温もりに、うまい棒はむくむくと起き上がっていた。
(ダメでつ・・・こんな時に・・・)
ひろゆきは恥ずかしさで目をつぶる。
(しまった!アイツのアニャール拓を採ってなかったな。これが会長にばれたら・・・)
店に戻ったオヤ痔はしばらく考え、店で一番体格がひろゆきに似たアルバイトに声をかけた。
「おい、おめぇ、仕事終わったらちょっと残っとけや。残業手当は出すから。」
「よし、もうすぐ解けるぞ。」
隊長は汗も拭わずにいうと、ふと、ひろゆきの下半身に気付いた。
うまい棒がそそり立っている。
ひろゆきは恥ずかしそうに真っ赤になって目を伏せている。
(ひろゆき・・・)
縄をほどき、ひろゆきの両手の縄の痕を握りしめる。
そのまま後ろから抱き締める。
「た・・・たいちょ・・・」
ひろゆきは真っ赤になったまま、声を出す。
「・・・すまんな・・・ひろゆき・・・」
隊長はそのままひろゆきを抱き締めていた。
隊長は、ひろゆきを抱きすくめると、そのまま畳の上に後ろから押し倒した。
「た・・・たいちょ・・・」
ひろゆきは真っ赤な頬で身体を縮めている。
(うひょお〜!!ラッキーねぇい!まさかこんなとこで撮れるなんてv)
馬並はハンディカムを構え直した。
後ろからひろゆきの汗のかいた首筋を舐める。
片手は丸出しになっているうまい棒を優しく弄る。
「あ・・・・」
ひろゆきの口から、つややかな声が漏れる。
片手で*をさぐると、オヤ痔の残して言った先走り汁がまだ残っている。
思わず眉根をしかめる。
(こんなもの・・・)
「・・・俺が洗い流してやる・・・」
隊長は誰にともなく囁くと、ひろゆきの*に己の屹立するうまい棒を突き立てた。
ずっと欲しかった隊長がここにある。
ひろゆきは、自分の身体の隅々まで、隊長が行き渡るのを感じ、
それに溺れていた。
自分はこの人を失くすと、きっと自分ではなくなるのだろう。
そんな想いが駆け巡り、更にひろゆきの身体に充足感が走る。
いつしか、ひろゆきは隊長の掌にこぼれ、隊長も頂点に達した。
そして・・・
最初、オヤ痔×ひろゆきにやる気のなかった馬並は、レンズのキャップを外していなかったことに、今、気付いた。。。
隊長はひろゆきに、腕枕をしながら話しかけた
「あのオヤ痔がひろゆきをレイープしていたら、俺はアイツを
殺していたかもしれない・・無事でよかった」
その頃馬並は「今度こそ絶対隊長が逝く瞬間を撮るわ。宇宙の果てまでも
追いかけてやる・・・」と天井で誓っていた・
「そろそろ帰るぞ。弐編が待っている」隊長が服を着ながら言った。
ひろゆきは弐編のいる家に帰りたくなかった。
「おいら帰りたくないでつ。もう少し遊ぶでつ」
隊長はしばらく考えてから「わかったカラオケでも行こう。1時間たったら
帰るんだぞ」と言った。
二人は夜の街を歩いた。
キ、キモイヨー
コンナノデコウフンスンノカー
744の酔っ払いが絡んできたが、二人は無視して歩いた
「ナ、ナンダヨ、ムシスンナヨー」
二人は見向きもしない。
(フフ、アタシの変装にきづいちゃいないみたいね…)
酔っ払いの格好をした馬並タンは二人のあとをひっそりとつけていった。
隊長は、深夜まで営業しているカラオケボックスに入った。
「1時間で」
「延長できない場合もありますが、宜しいですか?」
「問題ない」
案内された部屋に入る。
狭く暗い空間。くるくる回るミラーボール。
また理性を押しとどめられない事態になだれ込むかも知れない。
「なんだ、知らない歌ばかりだなあ。。。」
パラパラと歌本をめくる。
ひろゆきはすでに1曲入れている。
「よし!これだ!」
隊長が入れた曲は
軍歌「月月火水木金金」
「泣ける曲だあ〜」
隊長は、まだ歌ってもいない内から自分と重ねて涙している。
2人部屋のカラオケボックスの狭いソファに並んで座る。
思わず、ひろゆきは隊長の肩に頭を乗せる。
ひろゆきの入力した歌が流れ出した。
ちょっと懐かしいメロディのその歌は、二人の琴線を刺激する。
隊長は、自分の肩に頭をもたせかけているひろゆきの肩に手を回す。
カラオケの字幕をジッと見つめるひろゆきの頬にそっと唇をつける。
ひろゆきは、歌いながらゆっくりと顔を隊長に向け、、、
ひろゆきの声がマイクから消える。
カラオケだけが流れる中、二人は熱いくちづけを交わした。
ひろゆきの歌が終わった後流れて来たのは、、、、
「あ〜さ〜だ、よあ〜けだ〜♪」
隊長が突然マイクを握り、歌い出す。
ひろゆきは拍子抜けして、隊長を唖然とした顔で見ていた。
サビの部分「げっつげっつか〜すい、もっくきんきん!」を歌い終わると、
1コーラスでカラオケを切り、再びひろゆきの唇を奪った。
(・・・勝手な人でつ・・・でも、そこが・・・)
ひろゆきは再び目を閉じた。
「・・・そういえば隊長・・・」
隊長に頬をつけ、首に手を回したままひろゆきが言う。
「携帯、変えたんでつってね・・・」
「ああ、前のが失くなったからな・・・弐編に新しいのを持たされた。」
ひろゆきの疑念が一つ消える。
(ああ、だから弐編タンは番号を知ってるんでつね・・・)
「そういえば、お前に教えてなかったな。後で教えるわ。」
なんでもないように言う隊長に、ひろゆきはそれ以上言えなかった。
二人もたれかかってまどろんでいると、ふいにインターホンが鳴った。
後10分で終了時間だ。
「出ようか・・・」
隊長とひろゆきは乱れた衣服を整え、帰り支度をした。
家に帰って、寝室をそっと覗いてみる。
弐編はすやすやと寝入っている。
起こさないようにそっとドアを閉める。
「たいちょ・・・オイラ、ここのソファで寝るでつ・・・」
ひろゆきは、今朝隊長が寝ていたソファに座った。
「だって、オイラと隊長と二人でベッドに入ったら絶対弐編君起きちゃうです。」
ひろゆきはソファに寝転がった。
朝隊長が使っていた毛布をひっかける。
隊長はひろゆきをまぶしそうに見つめる。
「ひろゆき・・・お前は優しいな・・・」
毛布を目深にかぶり、目だけ隊長に向ける。
その儚なげな視線に、隊長は吸い寄せられるようにソファの端に腰掛け、
ひろゆきの上に覆いかぶさった。
額の髪を持ち上げるように顔を撫でる。
段々と隊長の顔がひろゆきの顔に近寄ってくる。
ひろゆきは毛布に隠れていた顎を突き上げ、唇を開く。
その間に、隊長の舌が滑り込んでくる。
それは、まるで生き物のように、ひろゆきの上の入り口をまさぐる。
「ぅん…」
ひろゆきは知らず知らずのうちに咽を鳴らした。
その音が、また隊長の副交感神経を刺激する。
いつの間にか、毛布はソファの下にずり落ち、隊長の手は
ひろゆきの下の部分を弄り出した。
ひろゆきのそこは既にパンパンになっていた。
ファスナーを降ろし、それを取り出す。
唇に舌を絡めながら、優しく撫でる。
ひろゆきの身体がのけぞる。
しかし、唇は逃さない。
「・・・んン・・・」
思うように言葉を発せないひろゆきの瞳が潤んで光る。
隊長の指はひろゆきのうまい棒を高揚させる。
(隊長・・・オイラ・・・オイラやっぱり隊長から離れられないです・・・)
ひろゆきは、隊長の掌の中で逝かされ、それと共に、唇を解放された。
肩で息をする。言葉は出ない。
潤んだ瞳でじっと隊長を見つめる。
隊長はそっとひろゆきの瞼に手をやり、囁いた。
「・・・おやすみ・・・」
きいいい〜!!なによぉう〜!!こんだけなのぉ〜!!??
結局、セクースしたのはあのラーメン屋でだけ!!??
つくづく悔しい〜〜〜!!!!
馬並は屋根裏でハンカチを噛んだ。
そのころKHA会長のマァブは
ニセのアニャール拓が届いたので激怒していた。
そして姑息な手段を使うのは
KHKの加盟店として再考の余地ありと判断され
ラーメン屋のオヤ痔を呼びだした。
「私の言いたいことがわかりますか」
マァブは静かにオヤ痔に語りかける。
鋭い眼光を直視できず、オヤ痔は震えている。
オヤ痔はマァブの側近に両肩をガシッと掴まれると、有無を言わさず、ズボンを降ろされ、
下半身を丸出しにされた。
「・・・お・・・お許し下さい、会長・・・それだけは・・・」
オヤ痔は怯えた瞳で哀願する。
「自分でやったことの責任は取ってもらいますよ。
その辺のことはよく御存知でしょう。もちろん何を言っても無駄なことも。
関東支部会長は当然おりてもらいます。もう後任は決まっているので安心してください
KHKの加盟店にとどまれるかはあなた次第です」
マァブは冷静に答えた。
マァブがパキッと指を鳴らすと、男が二人現れた。
SDと今人である。
二人は、オヤ痔の後ろに立ち、イチモツを取り出すと、その中に二本同時につっこんだ。
勿論、ローションやゼリーなどは一切なしである。
あまりの激痛に、オヤ痔は悶絶し、その場に倒れ込んだ。
「まだ儀式は終わりませんよ・・・」
マァブは冷たい視線で言い放った。
その日、KHK本部に、オヤ痔の悲鳴が一昼夜に渡って響き続けたという。。。
結局オヤ痔の生涯KHK製作のフォモVの出演と
ひろゆき捕獲の命令を受けることで
ラーメン店はKHK加盟店として存続でき出来ることになった。
ちなみに今回の制裁はVで限定販売され
後にプレミアつきの品となった。
そのころひろゆき達はオヤ痔がどんな目にあっているか
またこれからどんなことが起こるのか
知る由も無く安らかな眠りについていた。
朝。
弐編は久しぶりに熟睡し、爽やかに眼を覚ました。
隣を見ると、ひろゆきも隊長もいない。
セミダブルのベッドを一人占めしてたら、よく眠れるはずだ。
(どこいったんだろう、二人とも…)
起き上がり、パジャマのままリビングへの扉を開ける。
そこには、ソファの上で毛布をかぶって眠るひろゆきと、その下の床に座り込んだまま
ひろゆきの手を握り、胸の辺りに頭を乗せて眠る隊長がいた。
嫉妬・・・というにはあまりにも酸っぱい、言い様のない寂しさが弐編を襲う。
弐編は椅子に腰掛け、テーブルに両腕を置き、頭を持たれかけさせ、二人を眺めていた。
弐編の視線に気付き、隊長が眼を覚ました。
ひろゆきを起こさないように、そっと握った手をはなす。
立ち上がると、足が痺れている。
倒れ込むように、テーブルに手をつき、弐編の隣に座った。
弐編は、腕に顎を乗せたまま黙ってひろゆきを見ている。
「・・・弐編・・・」
隊長が、沈黙に耐え切れず口を開く。
「すまんな、昨晩は色々あってな・・・」
弐編の顔が隊長の方を向いた。
「・・・今度遊びに行く時は、私も連れていって下さいね」
ニコリと笑って言う弐編に、隊長は、ただ頷くだけだった。
「隊長、紅茶でも入れるよ」
弐編は明るく言うと、キッチンに立った。
「ダージリンとアールグレイどっちがいい?」
「・・・弐編・・・」
キッチンで紅茶を入れる弐編に、隊長は問い掛ける。
「・・・聞かないのか?」
「ん?何を?」
わざと明るく振舞う弐編に、心が打たれる。
きっと、昨日、二人がどこで何をしていたのかは、気になっているはずなのに。
隊長の前にティーカップを置き、紅茶を注ぐ。
その手を取り、そのまま隊長は自分の腕に抱き寄せる。
「あ・・・危ないじゃないですか、隊長・・・」
弐編はティーポットをテーブルの上に置くと、隊長に任せるままにした。
ひろゆきも弐編も・・・どちらも俺が守る・・・。
隊長はずっと弐編を抱き締め続けていた。
その頃トオルは・・・・・・・・
己のうまい棒が指し示し続ける隊長のマンションの前にある喫茶店でずっと入り口を張込んでいた。
「むにゃむにゃ〜」
幸せそうに眠るひろゆきの漏らす声にビクリとして、思わず弐編と離れる。
ひろゆきは起きない。
ホッとしてひろゆきを見ている隊長を、弐編はちょっと悲しそうに見つめる。
ひろゆきを見る隊長の頬にそっと唇を寄せる。
「弐編……」
隊長は弐編の方を振り返り、目の前にある唇にそっと口づける。
やがて、立ったままの弐編の腕が、椅子に座っている隊長の首に回り、
その頭を大事そうに抱え込む。
キスをしたまま弐編の肘の辺りを掴み、自分の膝の上へと引き寄せる。
お互いに抱えあったまま、二人は長い口づけを交わした。
隊長・・・
ボクだけのもの・・・
ひろゆきなんかに絶対に渡さない・・・
例え隊長がひろゆきのことをどんなに愛していても
絶対に、ボクのことをそれ以上に好きにさせてみせる。
ひろゆきを忘れてしまうくらいに・・・
けれども・・・
隊長とキスをしながら、チラリとひろゆきの方を見る。
以前程、ひろゆきのことが嫌いじゃないのは何故だろう・・・。
再び、瞼を閉じ、考える。
・・・身体を許してしまったから・・・?
そんなことは考えたくないけれど・・・。
(うひひ〜〜、起き抜けセクースよぉう〜、やっておしまいなすわぁ〜い!)
ティーポットと見えたものは、実は馬並の置いていった
超高解像度CCDカメラ内蔵盗撮システムだった。
長いキスの後、二人は顔を離し、見つめあった。
弐編がにこりと笑う。
「じゃ、紅茶、いれますね」
馬並のカメラ付きティーポットを持ち上げ、続きを注ぐ。
「あ〜、葉が開き切っちゃってる。ちょっと苦いかもしれないですよ。」
「ああ、問題ない」
弐編は、ティーポットを置くと、隊長の隣に座った。
カメラは二人とは反対の方を向いていた。。。
お昼も大分過ぎて、ひろゆきはやっと眼を覚ました。
隊長はドアの向こうの事務所のデスクで仕事をしている。
(邪魔しちゃいけないです・・・)
ひろゆきは、そっとソファを起きだし、キッチンへと向かった。
(お腹空いたです)
弐編はいない。
(買い物でも行ってるんでつかね)
冷蔵庫の中を探る。
昨日の残りの牛乳を取り出し、コップに注ぐ。
ゴクゴクと一気に飲み干し、プハーッと息を吐く。
そして、考える。
(オイラって、全然隊長の役にたってないでつ。。。
弐編君は身の回りのこと、ちゃんとこなしてお世話してるのに。。。)
テーブルの方に行くと、上には布巾をかけた皿が乗っていた。
皿の上にはおにぎり。
傍らには「ひろゆきへ 食べてね」の文字が書かれた紙が。
ジーンとしながらおにぎりを口に運ぶ。
792 :
風と木の名無しさん:02/08/30 10:39 ID:ADZRX6gp
おにぎりワショーイ
(弐編君のおにぎりは天下一品でつね)
ひろゆきはおにぎりを貪り食った。
(お腹いっぱいになったら、また眠くなってきたでつ・・)
ひろゆきはベッドに横になった
その頃、弐編はスーパーの買い物袋を持って、帰路を急いでいた。
(いつから、俺は給仕キャラになったんだろう・・・)
などと考えている。
(お、弐編だ。)
朝からずっと隊長のマンションの前で張っていたトオルが弐編の姿を見留める。
すると、マンションの周辺から、男が数人、弐編の周りを囲んだ。
何ごとか弐編が言った後、1人の男が弐編のみぞおちをうった。
ぐったりとした弐編を数人がかりで車に乗せる。
後には買い物袋が。。。
トオルは急いで喫茶店を飛び出す。
後ろからは「食い逃げだ〜」の声が聞こえる。
しかし、弐編を乗せた車は既に走り去った後だった。
置き去りにされた買い物袋を取り、マンションに入る。
袋の中からすぐに食べられそうなものを見つけ、口に入れる。
そのままエレベーターに乗り、隊長の部屋へ向かった。
けたたましくチャイムが鳴る。
ベッドで眠っていたひろゆきは眼を覚ました。
隊長が、仕事をしていた手を止めて、面倒臭そうに玄関に出る。
インターホンを持ち上げると、トオル。
「なんだ」
「大変だ、弐編がさらわれた!」
「何!?」
慌ててドアを開ける。
トオルは、買い物袋を隊長に手渡し、ずかずかと入り込んだ。
そして、寝室を見つけると、そこに入っていった。
「おい!どこ行くんだ、トオル!」
呆然として立っていた隊長がハッと我に帰る。
トオルは、ベッドの上で寝転がっているひろゆきを見つけ、飛びつく。
「ひろゆき〜〜無事だったか〜!俺は心配で心配で・・・」
「ト・・・トオルさん??」
トオルはひろゆきにしがみついて、泣いている。
「・・・いい加減に・・・」
隊長は声を震わせながらこぶしを握りしめる。
「いい加減に、ひろゆきから離れんか〜!!」
バカチ〜ンという音をたてて、隊長に殴られたトオルが倒れた。
「・・・で、弐編が攫われたというのはでまかせか」
隊長が冷めた眼でトオルに問う。
「いやいや、それがな」
何ごともなかったようにトオルはむくりと起き上がり、ことの顛末を話し始めた。
「そういえば、その車の横にはアルファベットで”KHK”だか”NHK”だか書いてあったな」
(何!?)
隊長の眼が光る。
「お前、受信料払ってないのか?」
トオルは真顔で言った。
(なんでアイツラが弐編を・・・まあ、弐編は美少年だからKHKに狙われても
おかしくはないが・・・しかし、昨日の今日で・・・)
その時、隊長の携帯が鳴った。
弐編の携帯からだ。
「弐編?今どこにいるんだ?」
「・・・おひさしぶりですね。昨日はどうも」
流れてきた声はラーメン屋のオヤ痔。
「この子、可愛いですね。つい、攫っちまいましたよ。
まあ、こんな子と一緒にいるならウチの店に来ねえようになるのも当然だ。
しかも、昨日のヤロウもあなたと一緒に住んでいるんですね。羨ましいなあ」
「そんなことは関係ないだろう!弐編をどうする気だ!」
「さて、どうしようかねぇ・・・。俺の傷付いた心を身体で癒して貰おうか・・・」
くっくとオヤ痔は笑う。
「まあ、それは冗談としても」
冗談には聞こえない。
「・・・昨日、あなたが買った男を返して頂ければこの子はお返ししますよ・・・」
プチッ、ツーツーツー………
「た・・・たいちょ、なんだったんでつか?」
「…弐編が…」
隊長は青ざめた目でひろゆきを見つめる。
弐編が攫われた…
犯人の要求は………ひろゆき…
だが、そんなことをひろゆきに言えば、きっとこいつは飛んで行くだろう。
・・・自らを犠牲にして・・・
だが、行かなければ、弐編はどんな目にあわされるのか・・・。
一体どこにいるのかもわからないし、助けにも行きようがない。
しかし、ひろゆきがあのラーメン屋に行ったとしても、大人しく弐編を返してくれるかも判らない。
隊長の心の中は葛藤する。
「たいちょ・・・弐編君がどうかしたんでつか?」
「おい、切込、今のはもしかして、犯人からか?」
トオルがしゃしゃり出る。
「犯人?」
「ああ、弐編はさっき誘拐されたんだ」
ひろゆきにペラペラとしゃべるトオルに、隊長はチッと舌打ちをした。
「たいちょ!」
ひろゆきが真剣な目で隊長を見つめる。
「実は・・・」
隊長は観念して、しゃべりはじめた。
「オイラ、そのラーメン屋に行くです」
ひろゆきは、ぎゅっと唇を噛んだ。
「ひろゆき・・・だが、危険だ!」
「・・・オイラのせいで弐編君が攫われたのに、オイラだけ安全なとこで
のうのうとはしてられないでつ。」
ひろゆきは微笑んだ。
一緒に行く、という隊長とトオルをなだめて、ひろゆきは1人で駅前のラーメン屋に向かった。
復数人で行けば、弐編を返してくれないと思ったのだ。
もちろん、隊長とトオルはこっそりと後をつけて行ったが。
もちろん馬並もつけていった。
(うひょひょ〜、いい画が取れそうだわぁ〜)
夕暮れの、混み始めたラーメン屋の入り口を開けて、忙しそうな店員をつかまえる。
「店長さんにあわせて下さいでつ。ひろゆきが来たと言って下さい。」
ひろゆきは店の奥に通された。
廊下の突き当たりの壁を押すと、隠し階段が現れ、そこから地下へと促される。
店員はそこまでしか案内してくれず、そこから先はひろゆき1人で行くことになった。
隊長がトオルと行動を共にするのは、トオルのうまい棒(ひろゆき探知機付)の存在もある。
こればかりは、隊長にも真似できないのだ。これがあれば、この間のように、探し回って
店員に取り押さえられることもないだろう。
隊長とトオルは店でラーメンをすすりながら、10分経ってもひろゆきが帰って来なければ
踏み込む決意をしていた。
そのころ地下室では…
ラーメン屋のオヤヂが緊縛されて猿轡を噛まされている弐編と対峙していた。
「むぐぐぐ・・・・・ムッ・・」
必死に逃れようとする弐編をオヤヂは下卑たにやにや笑いを浮かべて見やった。
オヤ痔は床に転がる弐編に顔を近づける。
「ふへへへ。。。本当に可愛い顔だねえ。。。」
顎を捕まれ、弐編は涙目でオヤ痔を睨みつける。
「いいねえ、その気の強そうなところも。。。」
「奴等が来るまで、ちょっと楽しませて貰おうか・・・」
オヤ痔は弐編のズボンを引き摺り下ろした。
「むぐんんんんん〜!!」
必死に声を張り上げ抵抗する弐編。
しかし、手足は縛られて自由にならない。
オヤ痔は脂ぎったその手で弐編のうまい棒を掴まえる。
そして、片手では弐編の*を弄る。
「ふぐうううううう!!」
悲痛な声を上げて、弐編が目をギュッと瞑ったその時。
「やめるでつ!!」
息を切らしながら、ひろゆきが駆け込んで来た。
ひろゆきの姿を見て、少しだけ安心する弐編。
「おう、よく来たな」
オヤ痔はちょっと残念そうに、弐編から離れた。
「1人か?」
「見たらわかるでつ!早く弐編タンを放すでつ!」
ひろゆきは青ざめ、震えながら必死に言葉を投げかける。
「まだこいつは放せねえな」
そう言うと、オヤ痔は、ひろゆきにこちらへ来るように促した。
「ちょっとでも変な動きをしたらこいつはこうだぜ」
オヤ痔は弐編のすぐ後ろでイボ付き電動バイブ(LLサイズ)のスイッチを入れた。
(あ・・・あんなもの、あのキツキツの弐編タンの*に入れたら・・・)
ひろゆきは恐ろしさに青ざめる。
大人しく、オヤ痔に両手を縛られる。
「さあ!これでいいでしょう!弐編タンを放すでつ!」
しかし、オヤ痔はひろゆきの口にガムテープを貼り、嬉しげにニヤリと笑った。
オヤ痔は、ひろゆきの両臑を蹴り倒し、這いつくばらせる。
そして、ズボンを引き摺り降ろした。
「ふぐ!!」
弐編の隣に倒れこみ、二人は並んで丸出しの*をオヤ痔に向ける格好になった。
「う〜ん、いい眺めだねぇ〜」
オヤ痔は満足そうに嫌らしい笑いを浮かべる。
一時は任務を果たそうと、墨汁と筆を手に持ったが、
これを前にして、欲望を抑えられるものではない。
オヤ痔は自分の勃ち上がったうまい棒を取り出した。
「よし、10分経ったな」
丁度、ラーメンを食べ終わり、隊長は時計を見る。
店は忙しくなっており、店員の目も隅々にまで届いていない。
二人はトイレを借りるふりをして、裏に回った。
トオルが隊長の前で己のうまい棒を取り出す。
「さ、ひろゆきはどっちだ。」
「ど・ち・ら・に・し・よ・お・か・な〜♪」
オヤ痔は嬉しげにうまい棒を弐編とひろゆきの*に交互に指し示す。
歌が終わるとともに、うまい棒が指したのは-----ひろゆき。
「こっちだーーーー!!」
オヤ痔は喜び勇んでひろゆきの肩を掴み、その*に己のうまい棒を思いきり
その時、地下室のドアがノックされた。
「店長、大変です。マァヴ様から緊急の電話が入ってます」
「ちっ、いまいいとこなのに…。しかたねえな…。」
ドアが開かれるや否や、隊長の鉄拳がオヤ痔の顔面にヒットした。
倒れこむオヤ痔。
ト(おいおい…そんなことやって骨折れねえのかよ…。ほっそいのに…。)
トオルは隊長の絶倫ぶりをしらなかった。
「ひろゆき!弐編!」
隊長は2人の縄をほどいた。
「トオル!この縄でオヤジをしばっておけ!!」
隊長に命令され、しぶしぶながらも従うトオル。
「なんなんだよ・・・・カッコイイの隊長だけじゃねえか」
「隊長!!」「たいちょおおお!!」
戒めを解かれた二人は、口々に隊長の名を呼び、隊長に抱きついた。
その瞳には涙が光っている。
泣きじゃくる二人を、両手で抱え、なだめる隊長。
トオルはぶつぶつ言いながら、オヤ痔を縛っている。
ひとしきり隊長と抱擁を交わした後、ひろゆきはトオルに気付いた。
1人いじけて、オヤ痔を転がし遊んでいるトオルの後ろからそっと腕を回す。
「ひ・・・ひろゆき・・・」
「ありがとうでつ、、、トオルタンがおいらを見つけてくれたんでつね、、、」
トオルの瞳に感涙が浮かぶ。
ひろゆきを抱き締めようと振り返ったトオルの眼に飛び込んだものは
丸出しのひろゆきの下半身だった。
瞬間、トオルは鼻血を吹き、その場に倒れ込んだ。
「ト…トオルタン…!!」
慌ててひろゆきが駆け寄る。
しかし、ひろゆきが近寄ると、更にトオルの流血は加速する。
「…おい、ひろゆき、とりあえず、下、履け。すぐにここを出るぞ。」
隊長はひろゆきにズボンを渡した。
弐編は既に脱出できる格好になっている。
慌ててズボンを履いているひろゆきに近寄る。
「…ひろゆき…」
「ん?」
弐編は真っ赤になって、眼を逸らしながら、聞こえるか聞こえないかの小さな声で言った。
「…ありがと………」
「弐編タン・・・」
ひろゆきの心、になんだかわからないけど、嬉しさが溢れる。
やっと、弐編が自分に心を開いてくれたような気がした。
ひろゆきがトオルを担ぎ(体格的に担げるのはひろゆきだけなので)、
4人は急いでラーメン屋を脱出した。
トオルは起きたら、自分の意識がなかったことを悔しがるだろう。。。
「ひろゆき、その手に持ってるのなんだ?」
マンションに帰って、隊長はふと気付く。
「あ、これでつか?えへへ・・・」
オヤ痔が持っていたイボ付きバイブ(LLサイズ)をこっそり持ち帰ったのであった。
「お・・・お前、どうすんだ、これ・・・」
「いや、ちょっと面白そうかな〜と思って・・・でへへ・・・」
無邪気に笑うひろゆきに、隊長はそれ以上言えない。
仕方ないやつだ、とでもいうように、微笑んだ。
トオルは、それを見て現場を想像し、さらに流血していた。
「トオルが目覚めるまで、ここに置いておくしかないな・・・」
隊長の部屋のソファに寝かせる。
「うん、、、トオルタンがいなかったら、オイラも弐編タンもどうなってたか
わからないでつ。。。」
ひろゆきはトオルを見つめる。
そうだ、トオルは。。。
いつも、自分を一途に想ってくれる。
どんなことがあっても自分を好きでいてくれる。。。
835 :
914:02/08/31 10:27 ID:K7j1Y9DX
ひ(ううん、でも、おいらやっぱり隊長が…)
「しかし、なぜラーメン屋のオヤ痔があんなことを…?」
隊長が不思議そうにつぶやく。
(なぜこんなにもひろゆきが狙われる?)
だれもこの時点では黒幕・マァヴの存在を予想できはしなかった。
そして、イボ付きバイブ(LLサイズ)に仕掛けられた罠の事も…。
「ああー最高よ!いいわよそのフォルム!!!!」
思わぬバイブの登場に鼻息を荒くする馬並であった。
↑名前欄無視して(恥
トオルが再び眼を覚ましたのはもう、真夜中だった。
さすがに、トオルがいるのにエチーはできないので、ひろゆきも弐編も大人しくベッドで眠っていた。
ソファの上に起き出すと、隣の部屋で隊長がデスクに座り、たまった仕事をしていた。
隊長はトオルに気づいた。
「なんだ、腹でも減ったのか?台所に、弐編がおにぎり作ってるからそれ食えよ」
書類に目を戻してそっけなく言う。
伏せてある瞳に長い睫毛がかかる。
(こいつ、結構いい顔してたんだな・・・)
トオルは、しばらく隊長の顔を眺めていた。
ひろゆきが好きになるのも当然か・・・
寂しさが募る。
こいつが現れる前は、こんな気持ちになったことはなかった。
自分はひろゆきの一番の親友で、一番の理解者で・・・。
だが、自分の、ひろゆきに対する感情に気付くことができたのも、
こいつのおかげといえばおかげか。。。
トオルはフッと笑い、台所に向かった。
テーブルの上には皿に乗ったおにぎりが3つ。
実はこれは隊長の夜食用にと弐編が作ったものだった。
それを知らずにトオルはガツガツと食べる。
ふと、今まで自分が寝ていたソファの隣のテーブルに眼をやる。
ひろゆきの持って帰ったイボ付きバイブ(LLサイズ)が乗っている。
再びソファに座り、それを手にとる。
(全く、こんなもの何する気だ)
ひろゆきの*に入るわけないじゃないか。
いや、見たことはないが。。。
思いを馳せるとまた鼻血が出そうなので、慌ててそれを放り出した。
トオルは空腹を満たすと、再びソファに横になった。
トオルの夢の中で、ひろゆきは裸体だった。
まだ、触れたことのないそこをチラチラとさせ、トオルを誘う。
(オイラ、本当はトオルタンのことが好きなんでつ。。。
どうか、隊長からオイラを攫ってくださいでつ。。。
そして、このオイラの*にトオルタンのピーッをピーッして、ピーッピーッピーッ。。)
その夢を見るトオルの隣で、イボ付きバイブ(LLサイズ)は妖しく光っていた。
ゆんゆんゆんゆん〜〜
〜〜〜〜
トオルの電波キャッチの良さは、前スレ768〜773くらいで実証済みだった。
バイブから出る電波によって、トオルは更に夢を見る。
妖精の格好をしたひろゆき(勿論裸)が、涙ながらに訴える。
(オイラ、こんなとこにいたくないんでつ。。。
隊長に騙されてるんでつ。。。)
あるいは天使の格好をしたひろゆき(勿論裸)が微笑む。
(トオルタンはオイラのこと、嫌いでつか?オイラを愛してくれまつか?)
更には小悪魔の格好をしたひろゆき(やっぱり裸)が誘う。
(ほら、オイラはトオルタンの手の届くところにいるんだよ。。。
トオルタン、オイラをめちゃくちゃにしておくれよ。。。)
早朝、トオルは一番早く目が覚めた。
ひろゆきと弐編は寝室で、隊長はデスクに足を乗せて、椅子に凭れたまま眠っている。
トオルはむくりと起き上がる。
その目はうつろで、見るからにゆんゆんといっていた。
寝室に入り、眠っているひろゆきの上に覆いかぶさる。
ひろゆきは起きない。
隣の、ひろゆきから一番遠い端っこで眠っている弐編がむにゃむにゃ言う。
しかし、そんなことは気にせず、ひろゆきに口づける。
眠ったまま、ひろゆきはそれに応じる。
〜〜〜〜〜
〜〜ゆんゆんゆんゆん……〜〜
〜〜〜〜〜
トオルは右手にイボ付バイブ(LLサイズ)を持ち、電波をキャッチし続ける。
上からひろゆきの着ている隊長のパジャマをそっと脱がせ、乳首の辺りを舌でまさぐる。
「はふ〜…ん…」
寝ながらひろゆきは声を出す。
構わず、下も剥ぎ取り、全裸にすると、トオルはひろゆきを愛撫し始めた。
これが、意識が正常なら鼻血が出て何もできないところだが、電波を受けている為、
本能のみで動いていた。
やがて、隣に眠っていた弐編が、ひろゆきの尋常でない寝言と妙な気配に気付き、眼を覚ました。
ふと隣を見ると、ひろゆきの足を持ち上げ*を舐める人影。
弐編は一瞬、隊長かと思ったが、それにしては体格がいい。
青ざめて声を出す。
「だ・・・誰だ・・?」
ブラインドから差し込む薄明るい陽の光で、だんだんと見えてくる。
それはトオルだった。
トオルは、弐編のことは露程も気にせぬ様子で、ひろゆきを愛撫し続ける。
ひろゆきは、と見ると、眼を閉じてあんあん言っている。
本当はまだ眠っているのだが、弐編にはそうは思えなかった。
(ひ・・・ひろゆき!隊長というものがありながら・・・)
ひろゆきに僅かな仲間意識のようなものを感じ始めた矢先だった。
それが、ガラガラと崩れて行くのを感じる。
KHKの本部では、マァブがバイブの遠隔操作をしていた。
(さあ、トオル。想いを遂げろ。そしてひろゆきをここへ連れてくるのだ)
弐編は、トオルが右手にイボ付バイブ(LLサイズ)を持っている
のに気がついて青ざめた
「やめろ、そんなモノを入れたらひろゆきが壊れる」
弐編はトオルの右手を払った。
同時に、イボ付バイブ(LLサイズ)がトオルの手から落ちる。
「はっ!お・・・俺はいったい・・?」
我に帰ったトオルの目に飛び込んだのは、今まで舐めていたひろゆきの*・・・
次の瞬間、寝室は鮮血に染まった。
トオルはひろゆきの*が見れた喜びのあまり、鼻血を
大量に出して倒れた
騒ぎを聞き付け、仕事場のデスクで眠っていた隊長が起きてきた。
「どうしたんだ、にへ・・・」
部屋に入って驚愕する。
全裸のひろゆきの*は、血で真っ赤に染まっている。
そして、ひろゆきの方を見ているトオルの傍らにはイボ付きバイブ(LLサイズ)。
「おい、トオル!何やってんだお前!!」
怒鳴りながら、トオルの肩を掴み、こちらへ向けさせる。
トオルの鼻からは滝のような血が流れ出ていた。。。
トオルは血まみれのベッドの上で眼が覚めた。
(俺は一体・・・)
「起きたか。全く・・・。ベッド、使い物にならねえよ。」
隊長がぶつくさ言う。
「・・・で、一体どうしたんだ?まさか、最初から夜這いが目当てだったなんて言ったら
この部屋から叩き出すからな。」
「わからん・・・なんだか、ずっと夢を見ていた感じだ・・・
俺は何をしたんだ・・・?この血はなんだ・・・?まさかひろゆきを殺・・・」
「いや、ひろゆきはケガもしてない。この血はお前のだ。」
隊長はひょいとイボ付バイブ(LLサイズ)を取り出す。
「お前がずっとこれを、使う様子もなく持ってたと弐編が言っている。
こいつになにかあるのか?」
言いながらトオルに手渡した。
すると、血の流し過ぎで意識が朦朧としているトオルの前頭葉を、またもや
バイブの電波が支配した。
トオルは、すぐ前にある隊長の手首を掴むと、そのままベッドの上に引き寄せた。
「ひろゆき・・・」
隊長を抱き締め、呟く。
「な・・・何しやがんだ!俺はひろゆきじゃねえぞ!」
ひろゆきと弐編は危険なため、寝室の外に出し、部屋には鍵をかけている。
この部屋には隊長とトオルは二人きりだ。
隊長は手足をバタバタさせ暴れるが、崩れた体勢で、トオルにしっかりと頭を
抱き締められている為、立ち上がることもトオルを殴ることもできない。
なんとか頭をトオルの腕から引き抜こうと手を突っ張るが、力が入らない。
元々体格差があるので、こうもしっかりと押さえ込みを極められているとどうにもできない。
(くそ!なんだ!?トオルの奴!こんなに力が強かったのか?)
腕の中でやがて、息が苦しくなり、暴れていた手が垂れてくる。
ゆんゆんゆん………
トオルの右手にはイボ付きバイブ(LLサイズ)が握られたままである。
トオルは大人しくなった隊長の顔を持ち上げ、その唇に舌を寄せた。
(;゚∀゚)=3/ヽァ/ヽァ (*´Д`)ハァハァ (;´Д`)ハァハァ
馬並は既に何も考えられなくなっていた。
ドアの向こうでは、ひろゆきと弐編が心配そうに佇んでいた。
「オイラ、よく覚えてないんでつが、そんなにトオルタンはおかしかったでつか?」
「ああ、おかしいというか・・・。俺はあんなもんだと思うんだけどな。でも
俺がいたことにも気付かなかったみたいだし・・・。やっぱりおかしいのかな。」
部屋の中からは、何も音は聞こえない。
「・・・まあ、隊長だから大丈夫だろ。座れよ、コーヒーでも煎れるよ」
弐編はひろゆきをソファへ促した。
トオルは隊長の口の中に舌を入れ、絡める。
その舌技に、ともすれば墜ちて逝きそうな感覚を、隊長は押しとどめた。
「つっ・・・」
ぼんやりとしたトオルの意識が一瞬クリアになる。
隊長がトオルの舌を思いきり噛んだのだ。
トオルが離れた瞬間に、隊長はべッドの横に飛びすさり、身構える。
トオルはバイブを持ったまま、ジリジリと隊長に近付いてくる。
「・・・おい、眼をさませ、俺はひろゆきじゃないぞ」
そんな言葉は、今のトオルには届かない。
(なんだ・・・こいつが変になったのは・・・あのバイブを持ってからか??)
日常のしがらみから解き放たれたトオルは、通常の数倍の力を出した。
人間は普段、脳の3割も使ってないものだが、今やトオルは、5割以上の力を
発揮できるのである。
腕も折れよとばかりに、隊長の手首を掴む。
「うおっ」
思わず激痛に顔をゆがめるが、それすらも一向に気にしない。
最早、トオルの頭の中は「ひろゆきとセクース」の言葉しかなかった。
隊長は再びトオルに取り押さえられ、血まみれのベッドの上に組み伏せられた。
こうなると、軽量級の隊長には跳ね返す力はない。
上にトオルがズシリと乗っかってくる。
両腕を頭の上で一つにまとめられ、血まみれのシーツで肘までぐるぐる巻きに縛られる。
「なんか、中から音聞こえないでつか?」
「そう?」
弐編とひろゆきは呑気に紅茶を飲みながらクッキーを食べている。
防音設備のしっかりしているこの部屋で、かすかでも音が聞こえるということは
大分暴れているということなのだが、二人はそれに気付かない。
やがて、ガタガタという音は止んだ。
隊長がトオルにつかまったからである。
トオルは隊長のズボンのファスナーをおろして
隊長のうまい棒をとりだした。
「ひ、ひろゆきのうまい棒・・ハァハァ」
舌先でチロチロと隊長のうまい棒を舐める。
「くっ・・・」
隊長の口から、屈辱感とも、快楽ともつかぬ声が漏れる。
シャツをめくり上げ、へその辺りまで舐め上げる。
足でがしりと隊長の足を抱え、動けないようにしたまま、舌先でチラチラと
そのピンク色の乳首をまさぐる。
今まで感じたことのない感覚に、隊長は逃げ出したいくらいだった。
しかし、身体はしっかりと取り押さえられ、身動きができない。
(くそ・・・あのバイブを何とかトオルの手から取り上げないと・・・)
その頃弐編とひろゆきは、隊長のゲーム「悪代官」で遊んでいた。
隊長はずっと乳首を弄られ、逃げ出したい感覚がいつしか、快感に刷り替わる。
片手でもてあそばされ続けたうまい棒はいつしかもち上がっている。
(・・・トオルなんかに・・・く・・・)
隊長はギリッと歯を食いしばった。
トオルの舌は再び隊長のうまい棒へと向かった。
両脇で隊長の足をしっかりと抱え、動けないようにしている。
隊長はぐるぐる巻きにされている腕をゴソゴソと動かし、
なんとかシーツから引き抜こうとするが、肘の上まで
固められているため、思うように動かすことすらできない。
その間にも、局部からの快感が隊長を襲い出した。
トオルは隊長のうまい棒を愛撫しながら、じりじりと両脇でズボンを脱がしにかかる。
隊長は、意地でもトオルに逝かされるまいと踏ん張るが、トオルの舌技は折紙付である。
やがて、隊長のうまい棒はMAXまで近づいていった。
(くそ・・・!こうなったら・・・!)
薄れ行く意識を集中する。
隊長のうまい棒はとうとうMAXへと達した。
その瞬間。
そのうまい棒からヒーリングパワーが発射された。
>>441 >>556-
隊長のうまい棒が発射するヒーリング光線が、バイブの電波を中和する。
うっすらとトオルの意識は戻っていった。
トオルの愛撫の舌が止まったのを見て取り、隊長は声をかける。
「おい!トオル!意識を戻せ!俺だ!」
隊長の足を締め付けていた力が緩む。
瞬間、隊長はトオルの身体の下から足を引き抜いた。
ベッドの枕の上までずり上がり、壁を背にしてなんとか起き上がる。
トオルの動かぬ眼は、いつしか、しっかりと視点を取り戻しす。
それを見て取り、隊長はトオルの手にあるバイブを足で蹴り落とした。
「・・・切込・・・?」
腕をシーツでぐるぐる巻きにして頭の上に高くかかげ、上着は腹の上までめくれ、
ズボンを片足脱ぎ、片足は膝までずり降ろし、うまい棒丸出しの隊長がそこにいた。
「お前・・・何やってんだ・・・?」
「お前がしたんだよ!!」
隊長は思わずトオルに突っ込んだ。
(俺が切込を…?俺はもしかしてこいつのことが…。)
おもわぬ勘違いに激しく胸がときめく。
「隊長!どうしたんでつか??」
「ここを開けて下さい!!」
隊長の怒鳴り声を聞きつけて、ひろゆきと弐編がドアを叩く。
トオルはひろゆきの声にハッとして我に帰り、ドアを開けようとする。
「おい!トオル!」
隊長がトオルを呼び止める。
「その前にこいつをほどいていけ」
覚えていないとはいえ、自分でしたことながら、隊長の腕に巻き付いている
シーツは、血の湿りもあり、なかなかほどけない。
トオルは隊長にのしかかり、必死でシーツをほどこうとする。
「・・・おい、あんまりくっつくな」
隊長はまだ落ち着いていないうまい棒にトオルの足が当るのに閉口していた。
頭上にかかげられているシーツに手を伸ばそうとすると、自然とトオルの顔が
隊長の顔に近付く。
長時間の密着した態勢で、いわれのない鼓動が二人に起こっていた。
隊長の長い睫毛がトオルの眼前にくる。
それにみとれ、思わず意識がふっと途切れる。
長時間のバイブの電波受信は少なからずまだ影響を残しているようだ。
視線を感じその方向を見ると、トオルの顔が近付いていた。
ふいをつかれ、唇を奪われる。
トオルの予期していなかった行動に、隊長は抵抗する術もなかった。
トオルの舌が滑り込んでくる。
頭は真っ白で、何も考える余裕はない。
反射的に、舌を絡める。
いつの間にか、トオルと隊長は濃厚なキスを始めていた。
「なんか、静かになったです。」
「うん・・・なんだったんだろな・・・」
ドアの外では、ひろゆきと弐編が顔を見合わせ、再びゲームを始めた。
トオルはキスをしながら、丸出しになったうまい棒を摩り出した。
「んん・・・っ」
唇を塞がれた隊長の咽がなる。
隊長のうまい棒が再びMAXに近付く。
しかし、今度はMAXになる前にズボンを全て剥ぎ取り、トオルは
自由になる両手で、隊長の両足を持ち上げた。
トオルのキスと愛撫で頭がくらくらする。
身体の力は抜け、されるがままになってしまう。
足を高く持ち上げられ、隊長の*がトオルの前にあらわになる。
そして、トオルの舌がそこへ入り込んできた。
(うひょお〜!トオルちゃん、ぐわんばれいぃ〜)
馬並は屋根裏でカメラを構えながらハアハア言っていた。
今までに感じたことのない感覚が隊長を襲う。
「くっ・・・」
思わず声が漏れる。
(だ・・・だめだ、こんな・・・)
ともすれば、感覚に流されそうになる自分を必死で押しとどめる。
押しとどめたところで、隊長に、この状態から逃れる術はもはや皆無に等しいのだが・・・。
「・・・ひろゆき、気持ちいいか・・・?」
虚ろな瞳でトオルが問う。
「・・・だ・・・から、俺はひろゆ・・きじゃねぇ・・・って・・・く・・」
隊長は必死で理性的に答えようと努める。
しかし、裏腹に、声は途切れ、とても隊長の深く重い声には聞こえない。
それが一層トオルの欲情を駆り立てた。
隊長の*に、トオルの指が入り込む。
「うおっ!!」
その感覚に驚き、声をあげる。
「今なんか、隊長の声が聞こえたでつか?」
「うん、俺も聞こえた」
ひろゆきと弐編はゲームに飽きて、アイスクリームを食べていた。
ちょっと耳をすませてみたが、その後は何も聞こえない。
「・・・まあ、これ食べてから考えよう」
「そーでつね、溶けるし」
(もうすぐ・・・もうすぐだ・・・)
トオルが学習して、中途半端に勃たされたまま放っておかれたうまい棒が、
*をいじくられることによってMAXになるのを隊長は待っていた。
そうすれば、自分の癒し光線でトオルを猫にできる。
トオルが俺の*にうまい棒をブチ込むのが先か、俺のうまい棒がMAXになるのが先か・・・
全てはお前の技にかかっているんだ、トオル!
だからもっともっともっと・・・・
は!いかん!何を期待してるんだ、俺は・・・。
隊長は自分の理性と本能の狭間で揺れ動く自分を見つめていた。
指で*を揉みほぐしながら、再び隊長のうまい棒にトオルの舌が触れる。
(キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!)
隊長は半ばヤケになっていた。
(これで、俺のうまい棒がMAXになれば・・・)
期待通り、隊長のうまい棒は、トオルの舌使いと指使いによって張り詰めてくる。
隊長のうまい棒はMAXに達した。
だが…それは、トオルの口の中でだ。
(こんな…口の中に入れられては、ヒーリング光線が照射できない!!)
隊長、絶体絶命。
トオルはMAXに達した隊長のうまい棒と*をますます攻め立て、
隊長はとうとうトオルの口の中に発射した。
トオルの口から白濁色の液が溢れ返り、トオルは隊長から身体を起こす。
その瞬間、隊長の身体はわずかに自由になったが、溢れる敗北感と屈辱感、
そして・・・解放感と開放感・・・と、湧き上がる快感・・・により、
隊長はそのまま動けないでいた。
トオルが、動かなくなった隊長の両足を抱えなおし、*に己のうまい棒をあてがう。
「開きそう?」
「うん、なんとか・・・」
ひろゆきは、寝室の鍵穴から針金を差し込んでガチャガチャいわせていた。
ここの強固な玄関の鍵とは違って、寝室の鍵なら素人でも開けられるんじゃないか
ということに気付いたのは、アイスを食べ終わってからだ。
少しでも腕に覚えのあるひろゆきが針金をふるう。
ピーン
「あ、開いたでつ!」
ドアを開けた二人の目に飛び込んだものは、今にも隊長の*に己のうまい棒を押し込もうとするトオルだった。
「ト・・・トオルタン!!??」
「隊長!!」
ひろゆきと二人が叫ぶ。
ひろゆきの声に、トオルは動きを止める。
また、二人の声に、隊長も我を取り戻す。
「くそっ!!」
トオルの腹を思いきり蹴り飛ばし、ベッドの下へと転がり逃れる。
「隊長!!」
ひろゆきと弐編が倒れている隊長に駆け寄る。
「隊長・・・こ・・・これは一体・・・」
弐編が真っ青な顔で訊く。
「ああ、弐編、大丈夫だ」
肩で息をしながら、上の空で呟く隊長を、弐編は抱き締めた。
「トオルタン・・・」
ひろゆきはトオルに歩み寄る。
「危険だ!ひろゆき!近付くな!」
構わずに、ひろゆきはトオルの前に立った。
その瞳からは涙が溢れている。
「トオルタン・・・オイラだけを好きだと言ってくれたのは嘘だったの・・・?」
虚ろだったトオルの眼に、光が戻ってくる。
弐編は急いでハサミで隊長の両腕の縛めを切り解く。
やっと自由になった手をさすり、隊長は弐編を抱き締めた。
「・・・ひろゆき・・・?俺は・・・一体・・・」
トオルは目の前にいるひろゆきを見つめる。
その潤んだ瞳に、昨夜からぼんやりとしていた意識がはっきりとしてくる。
「俺は・・・」
頭を抱えてその場に崩れ落ちた。
「こいつをこの家に置いておくのは危険だ」
イライラと隊長が歩き回る。
「・・・でも、気を失ってるのに、放り出すわけにもいかないでつ・・・」
「放り出したらいいんだよ!隊長にあんなことした奴なんて!」
ひろゆきはテーブルの上に置かれているバイブを取り上げる。
「・・・元々はオイラが悪いんでつ・・・こんなもの持って帰ったから・・・」
「そうだよ!ひろゆきがそんなもの持って帰るから!大体何に使うつもりだった
んだよ!俺はいやだぞ!そんなもの入れるのは!」
泣き出しそうなひろゆきの瞳に、隊長は慌てて取りなす。
「い・・・いや、ひろゆきは悪くないぞ!お前は何も知らなかったんだし・・・」
隊長はしばらく考えて「明日は燃えないゴミの日だ。捨ててしまおう」
とバイブを触りながら言った。
「トオルのせいで気分が悪い。ワインでも飲もう。弐編、なにかおつまみ
を作ってくれ」隊長はソファに座り込んだ。
ひろゆきはゲームの続きをやっていた。
「隊長が買ったばかりのモノポリータイクーンやっていいでつか」
「ああ、それは面白くないぞ」隊長は経済新聞を読みながら答えた。
茶の間で寛ぐ3人は、半透明のゴミ袋の中のバイブが
主電源を切り忘れたままであることには気づくよしもなかった。
ゆんゆんゆんゆん〜〜〜〜〜
バイブが緩く発する電波がトオルの脳髄に響き渡る。
トオルは目を覚ましゆらりと起き上がると、そちらへ歩き出した。
その眼は不自然に見開かれ、
青白く濁った瞳は既に正常な人間のものではない。
トオルはゆっくりと、ゴミ袋へと向かう。電波に導かれながら。
ひろゆき・・・セクース・・・オナーニ・・・マターリ・・・
ひろゆき・・・セクース・・・オナーニ・・・
ひろゆき・・・セクース・・・
ひろゆき・・・セクース!!!
トオルの目が妖しく光り、キュピーン!という文字がトオルの後ろに浮かんだ。
トオルはゴミ袋からバイブを取り出し、三度その手に持った。
〜〜ゆんゆんゆんゆん〜〜・・・
隊長がリビングでワインをくゆらせながら、ソファの肘掛けにもたれる。
弐編はその横で、かいがいしくホステスを務める。
ひろゆきはそこから離れたパソコンの前で二人に背を向けゲームに興じる。
隊長の頭がこくりと漕ぐ。
「たいちょ、眠くなりましたか?」
「ああ・・・ちょっとな」
よく考えれば、最近ゆっくりと眠っていない。
(そろそろヤバいかな・・・)
弐編に脇を抱えられ、寝室に入る。
酔った足は少しフラついている。
綺麗に変えた真っ白なシーツの上にそのまま弐編を巻き込み倒れ込んだ。
ベッドの上で弐編を抱えたまますぐさま眠りに落ちる。
弐編は、まだ片づけものをしないと、と思いながらも、普段見ることのできない
隊長の寝顔を見られるのが嬉しくて、そのまま一緒に寝転がったままだ。
二人が寝室に消えたのも知らずにゲームに興じるひろゆきの後ろに、バイブを
手に持ったトオルが立った。
「あ〜ん、隊長の言う通り、あんま面白くないでつ〜」
ひろゆきはゲームに飽きて、椅子の上でノビをした。
その腕を何者かにつかまれる。
何者かの腕はそのままひろゆきの首に回り、ひろゆきの身体をガシリと抱え込む。
手を口で塞がれ、ひろゆきの鼓動は早まる。
(なななななんなああ〜???)
そのまま顔を上に向けさせられる。
目の前にはトオルの顔。
「あ、眼が覚めたでつか、トオルた・・・」
ホッとしたようにひろゆきは微笑う。
一瞬口を自由にされるが、すぐにまた塞がれる。
トオルのその唇で。
911 :
910:02/09/02 01:52 ID:8kh+Em4x
>手を口で塞がれ
↓
>口を手で塞がれ
・・・どんな状態だ・・・・゚・(ノД`)・゚・。
「んふん〜〜・・・」
ひろゆきは口を塞がれながらも、なんとか助けを呼ぼうとする。
しかし、隣の部屋に行った二人には、このこもった声は聞こえない。
そんなこんなしてるうちに、トオルの舌技に意識が朦朧としてきた。
トオルの右手は、ひろゆきのファスナーを下げ、その中に滑り込んで来る。
(はう・・・)
ひろゆきはギュッと眼を瞑る。
トオルの舌は容赦なくひろゆきの上の入り口を責める。
やがて、ひろゆきの身体から力が抜ける。
トオルはひろゆきを抱え上げ、寝室の反対側の、隊長の仕事場に向かった。
仕事場の扉を閉め、鍵をかける。
仕切りの向こうの応接セットのソファに座り、膝の上にひろゆきを乗せる。
そして、ゆっくりと、ひろゆきのズボンを脱がせにかかった。
〜〜〜〜〜〜ゆんゆんゆんゆん〜〜〜〜〜〜ゆんゆんゆんゆん〜〜〜〜〜〜ゆんゆんゆんゆん〜〜〜〜〜〜ゆん
博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース
博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース
博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース博之とセクース
〜ゆんゆんゆんゆん〜〜〜〜〜〜ゆんゆんゆんゆん〜〜〜〜〜〜ゆんゆんゆんゆん〜〜〜〜〜〜ゆんゆんゆんゆん
膝の上にいるひろゆきの勃ちかけているうまい棒を握り締める。
「はう・・・」
ひろゆきは思わず声を上げる。
トオルはひろゆきのズボンを全て剥ぎ取ると、ひろゆきを立たせ、
後ろから*を舐めにかかった。
*を舐めながらひろゆきの足を開かせ、その間からうまい棒とその周辺を弄ぶ。
ひろゆきはその快感に耐えられず、思わずテーブルに手をつき、腰を突き出す。
はあはあと息は上がり、時折、トオルの五感を刺激するつやっぽい声が漏れる。
ひろゆきのうまい棒をまさぐりながら、トオルは自分のズボンを脱いだ。
(だめでつ・・・オイラ・・・オイラは隊長にしか抱かれないんでつ。こんなのダメでつ。。。)
心では思っても、身体は言う事を聞かない。声にすることもできない。
「はうっっ」
トオルの指が1本、2本とひろゆきの中に入る。
快感がひろゆきの脳天を突き抜ける。
うまい棒と*を同時に弄られ、ひろゆきのうまい棒は究極まで勃ち上がっている。
トオルの指の動きは早まり、ひろゆきの鼓動も早まる。
「ああ、ああ、、、、、!!」
白い液汁が、手をついているテーブルの上に飛び散る。
「ふう・・・んふう・・・」
ひろゆきは、荒まる息を鎮めようと務める。
休む間も与えず、トオルはひろゆきを再び自分の膝の上に抱きかかえた。
トオルの生身の足がひんやりとひろゆきの臀部に当る。
ひろゆきの鋭敏になった触覚は、それにすら興奮を覚える。
(ああ・・・もう・・・どうなってもいいでつ・・・)
再び、トオルの手が、後ろからひろゆきの局部に伸びて来る。
ひろゆきは、2度目の天国をトオルの掌の中で見た。
もはや、抵抗する力は露ほども残っていない。
ぐったりとしたひろゆきの*を、トオルは自分のうまい棒にあてがった。
しばらくベッドの上で隊長とまどろんでいた弐編は、やっと片づけものをする決心をし、
リビングに戻って来た。
…と、ゲームをしていたはずのひろゆきがいない。
「あれ?ひろゆき?」
リビングの床の隅に転がしていたはずのトオルもいない。
「どこ行ったんだろ?」
なんだか部屋の様子に違和感を覚える。
そうだ、隊長の仕事場のドアが…
いつも開け放たれているあのドアが閉まっているのだ。
ドアノブに手をかけてみると、鍵がかかっている。
(まさか!ひろゆき!)
弐編は慌てて隊長を起こす。
しかし、酔って寝入ったばかりの隊長はなかなか眼を覚まさない。
(・・・どうしよう・・・)
そうだ、どこかに、事務所の鍵があるはずだ!
キーボックスは、ええと・・・。
弐編はリビングの隅にあるキーボックスの中を探し、車のキー以外のキーを
全て鍵穴に差し込んでみることにした。
12個目の鍵でやっと扉を開けた時、トオルは今しもひろゆきを己のうまい棒に
入れ込もうとしていた。
「やめろ!」
弐編が叫び、トオルに飛びつくが、トオルはびくともしない。
ズブズブとひろゆきの腰がトオルのうまい棒に沈んでいく。
弐編は、トオルの、ひろゆきを支える腕に噛み付いた。
「あ・・・はうん・・・」
ひろゆきが艶声をあげる。
眼に涙を溜めて噛み付く弐編も気にせず、トオルはセクースを続ける。
弐編はなんとかトオルの手を離させようとするが、バイブの電波によって通常の
3割増しの力を得ているトオルには、非力な弐編など、いないも同然である。
弐編は諦め、隊長を起こそうと寝室へ戻った。
「・・・隊長!!ひろゆき・・・ひろゆきが・・・!!」
泣きながら必死で隊長を揺する。
しかし、なかなか起きない。
その間にも、トオルとひろゆきのオルガズムは高まって行く。
「隊長〜・・・」
半ば諦めもまじり、涙を手でこすりながら泣き出した弐編の手首をつかまえる。
「たいちょ・・・」
弐編の顔がパッと明るくなる。
しかし、隊長は寝ぼけながら、弐編を自分の脇へ引き寄せ、抱き締めた。
「たいちょ、そうじゃなくて・・・あん・・・」
シャツとズボンの隙間から眼を閉じたままの隊長に手で探られる。
やがて弐編のうまい棒は膨らんできた。
隊長はかすかに眼を開き、腕の中の弐編に口づけた。
二人は舌を絡め、弐編は寝転がったままの隊長の身体の上に乗せられた。
隊長の手が、弐編のズボンにかかる。
そのまま膝まで引き摺り降ろされ、下から弄ばれる。
「あぁ・・・」
弐編は瞼を降ろし、隊長の愛撫に没頭した。
ひろゆきのことはもはや頭から消し飛んでいた。
隊長は弐編の下半身を自分の顔の方に向けさせると、膝まで残っていた
ズボンを全て取り去り、そのうまい棒をくわえた。
弐編の身体がビクリと動く。
うまい棒の先から*の中までをていねいに舐め上げ、指で揉みほぐす。
「はう・・・た・・・たいちょ・・・」
弐編は餓鬼のように、自分の眼の前にある隊長のファスナーを降ろし、まだ
半勃ちのうまい棒を取り出した。
そして、それに貪るようにしゃぶりつく。
自分の下半身が、隊長により高揚していく。
弐編はそれに応えるように夢中で隊長のうまい棒を愛撫した。
そして、とうとう、弐編自身が最高潮に達し、隊長をくわえていられなくなった。
隊長の口の中に、己の欲望を吐き出す。
弐編は隊長の上でビクビクと痙攣にもにた慟哭を繰り返しながらしばらく動けないでいた。
隊長は弐編の下半身を再び戻し、自分の下半身の上に乗せた。
弐編の腰の辺りに、固くそびえたった隊長のうまい棒があたる。
無意識のうちに腰を浮かすと、そのままそのうまい棒のきっ先からゆっくりと
腰を降ろす。
隊長の熱が弐編の中へと入って来る。
「・・・あぅ・・・」
弐編の口から思わず喘ぎ声が上がった。
屋根裏では馬並が、立ち往生していた。
(あああ〜〜、アタシは一体どっちを撮ればいいのぉう〜〜???)
弐編は、恐る恐る腰を動かす。
隊長の腹の上に手をつき、ゆっくりと上下させる。
そんな弐編を見ながら、いつしか意識を取り戻していた隊長は、眼下で揺れる
弐編のうまい棒をもてあそぶ。
再び、弐編のうまい棒は持ち上がってくる。
隊長も静かに腰を動かし始める。
ゆっくりと、弐編をかき回すように、あるいは、突き上げるように。
弐編の腰を支え上下させる。自分の腰の動きも早める。
やがて弐編は身体を仰け反らせ、手をベッドの上につっぱった。
「あぅっ、あぅっ、ぁうっ・・・っ・・・」
隊長の動きに合わせて漏れる声だけが寝室に響く。
弐編は眼を閉じ、天井を見上げる格好で、隊長の上で躍動する。
「弐編・・・いくぞ・・・」
隊長が呟くと、何事か声を出すが、聞き取れない。
構わず隊長は弐編の中でそれを発射した。
隊長の腰の動きが止み、弐編もやがてこちらの世界へと戻ってくる。
ふと気づけば、二度目に発射した白濁色の液体が、隊長の顔面にかかっている。
「・・・顔シャされちまった・・・」
苦笑いしながら、隊長が言う。
「ご・・ゴメンなさ・・・」
弐編は真っ赤になっている。
まだ、隊長の上に乗っかったまま、余韻にひたる。
(ああ・・・大好きです・・・隊長・・・)
眼を閉じた弐編の瞼に浮かんできたのはひろゆきの顔。
弐編はハッとして、真っ青になった。
「た・・たいちょ・・・!」
こんなことしてる場合じゃなかった!!
隊長と弐編がエチーをしている間に、ひろゆきはトオルのうまい棒に攻め滅ぼされていた。
トオルは、今まで溜めていた全ての想いをひろゆきにぶつける。
情熱的なその突き上げは、ひろゆきの五感を揺さぶった。
第六感すらも越えた何かが目を覚ます。(あえて書かない)
トオルは何度も何度もひろゆきの中で逝き、犯し続けた。
既に、トオルの出した液体が、ひろゆきの中に治まりきらず、
ダラダラとうまい棒を伝って下に漏れる。
それでもトオルはひろゆきを離そうとはしない。
(隊長・・・)
もはや涙も出てこない。
「何!!??」
まどろみながら弐編の話を聞いていた隊長は一気に目が覚めた。
慌てて、寝室を飛び出し、仕事場へと飛び込む。
衝立を越え、応接セットへと向かうと、トオルの膝に乗せられ、放心状態のひろゆきと
それでもなお、ひろゆきをゆさぶり続ける電波受信、無敵状態のトオルがいた。
トオルの片手にはやはりバイブが握られている。
隊長は怒りに我を忘れる。
「トオル〜〜!!」
しかし、トオルの膝の上にはひろゆきが乗っているので、うかつに手出しはできない。
トオルに限って、ひろゆきを楯にするようなことはないだろうが、今は電波に操られている。
何をするかわからない。
目の前でひろゆきが犯される現場を見せられ、隊長は怒りに気が狂いそうだった。
「やめろ!トオル!」
自分の下半身が丸出しなのも忘れて、叫び続ける。
それでもトオルは動きをやめない。
ふいにトオルの身体がビクッとし、慟哭とともに、ひろゆきとの結合部分から
白い液体が新たに溢れ返ってきた。
その意味に気付き、隊長はますます頭に血をのぼらせる。
「やめろ!トオル・・・!!」
とうとう隊長はその場に崩れ落ち、頭をガクリと垂れた。
「・・・やめてくれ・・・」
自分がレイプされそうになった時にすら漏らさなかった懇願が、隊長の口からこぼれる。
その瞳にはうっすらと涙すら溜まっている。
既に頂点に達した後もずっとトオルに犯され続け、放心状態のひろゆきの瞳に
目の前で頭を垂れている隊長が映った。
意識が一気に戻って来る。
最悪の状態で。
ひろゆきは一声悲鳴を上げると、その悲鳴は止まらなくなった。
頭を抱え、叫び続ける。
ひろゆきの断末魔のような悲鳴に、トオルは一瞬たじろぎ、抱え込む手を緩めた。
隅で見ていた弐編はそこを見逃さず、トオルの、バイブを持った右手にとびつく。
「た・・・隊長!早くひろゆきを・・・!!」
隊長は我に還り、トオルの手からひろゆきを無理矢理奪い取る。
引き抜かれた*にうまい棒がねじれ、余りの痛みにトオルの力が抜けた。
弐編の噛み付いている右手からバイブが離れて落ちる。
そして、トオルはそれきり気を失った。
隊長は勢い尻餅をついたまま、叫び続けるひろゆきを抱き締める。
「大丈夫・・・大丈夫・・・」
無表情に悲鳴を上げていたひろゆきの眼に涙が浮かんで来る。
やがてそれはボロボロと頬を流れ落ち、止まらなくなった。
感情が戻った事にホッとし、隊長はいつまでもひろゆきの髪を撫で続けた。
ひろゆきの*からは、ダラダラとトオルの液汁が流れ落ちる。
泣きながら、ひろゆきの口が動き始める。
「・・た・・たい・・・」
僅かなその声に隊長は耳をすます。
「・・・なんだ?ひろゆき・・・」
「ゴ・・ゴメ・・・ゴ・・」
ゴメンなさい、その言葉が涙でつまる。
しかし、隊長はそれを聞き取り、優しく囁く。
「大丈夫・・・大丈夫だ・・・」
違う・・・違う、オイラは・・・
イヤじゃなかったんだ・・・
オイラはトオルタンに抱かれてて、イヤじゃなかった。
それどころか、なんだか嬉しかった。
今までトオルタンといえば、オイラに手を出そうとすると、鼻血を出したり、
色々な邪魔が入ったりと、全然、エチーすることができなかった。
オイラもそんなトオルタンに少しは抱かれたくなってたのかもしれない。
・・・だから・・・何も抵抗できなかった・・・。
でも、それは、隊長に対する・・・・・・裏切りだ・・・。
床に座ったままひろゆきをギュッと抱き締める隊長の丸出しの下半身と、
ひろゆきの丸出しの下半身が密着する。
しかし、それは萎びたまま勃ち上がらない。
(隊長も・・・やっぱりオイラを許してくれないんだ・・・)
眼を閉じると、止まったはずの涙が再び溢れて来る。
「・・・泣き虫だな・・・」
隊長が優しく、ひろゆきの涙を舌ですくう。
隊長の舌から優しさが伝わる。
ひろゆきの胸が熱くなる。
しかし、その優しさが、却ってひろゆきの心を苛む。
自分が犯した隊長への裏切り。
それは誰に知られることはなくても、永遠にひろゆきの胸に生き続ける…。
「隊長、こいつ、どうする?」
弐編がやっと口を開く。
視線の先には、トオルが精液まみれのソファに倒れ眠っている。
電波によって通常以上の精力を引き出され、精も根も尽き果てているのだろう。
「まあ、とりあえず、そのバイブは即捨てだな。」
隊長がう〜んと唸りながら言う。
「・・・トオルは・・・」
「・・ト・・・トオルタンは悪くないでつ!!」
それまで何も言わなかったひろゆきが突然、叫ぶ。
「ひろゆき・・・」
隊長と弐編はひろゆきを見つめる。
「オ・・・オイラが皆悪いんでつ・・・だから・・・だから・・・」
しゃくりあげ、泣きじゃくるひろゆきに、二人は何も言えなかった。
ここまでひろゆきに庇われるトオルに軽い嫉妬にも似た感情が湧きあがってくる。
だが、隊長はそれをこらえ、ひろゆきの頭を撫でた。
「わかってる、ひろゆき・・・。みんな、わかってるから。」
隊長はひろゆきの眼を優しく見つめ、小さな子にするように、頭を撫で続ける。
「トオルは悪くない。・・・でも、ひろゆきも悪くないんだ。」
「・・・でも・・・」
ひろゆきは、まだしゃくりあげる。
そうだ・・・本当の黒幕は・・・あのバイブの出元・・・。
ひろゆきを攫ったという車に書かれてあった文字、KHK!
そして、前スレで、ひろゆきのティムポ拓を採ろうとしていた、あの変な連中と変な犬!
もう一度・・・あのオヤ痔を調べる必要がありそうだな・・・。
隊長は、こっそりとイボ付きバイブ(LLサイズ)を自分のデスクにしまい、鍵をかけた。
「・・・ところでたいちょ・・・」
ひろゆきがふと気づいた。
「・・・なんで、下、何もはいてないんでつか・・・?」
気づいてみると、弐編も申し訳程度にトランクスを履いているだけだ。
「まあまあ・・・」
隊長が愛想笑いを浮かべながら、ひろゆきをなだめる。
(オイラが大変なときに二人はナニしてたんでつか!!)
ひろゆきはその意味に気づき、真っ赤になってプーッとふくれた。
「今度はオイラを仲間はずれにしたら嫌でつよ!」
さっきまでの涙も忘れ文句を言うひろゆきに、隊長は安心した。
トオルがソファの上で目を覚ました。
精力を使い果たしてげっそりとしている。
その顔を見ていると、責める気もおきなくなってくる。
「お…おれは一体…?」
やはり、トオルは覚えていない。
ひろゆきは、ほっとしたような残念なような奇妙な感覚に襲われる。
あの自分の痴態を、覚えていなくて良かった・・・。
そう考えると同時に、覚えていて欲しかったとも・・・。
だが、この周りに転々としている見覚えのある白い液体はなんだ。
そして、この匂いは・・・。
トオルは考えてハッとする。
俺は・・・もしかして、ここで激しいオナーニをしてしまったのか・・・?
うわ、ひろゆきまでいるのに・・・。
トオルは急に恥ずかしくなった。
「俺、家帰って着替えてくるよ。腹へったし・・」
この場から逃げたかった。(オナーニを見られた・・・)
その前に、この部屋を掃除して行け。
染みだらけのカーペットを見ながら、隊長はそう言いそうになったが、
下手に長居されて、またひろゆきに何かされると困るので、喜んで送りだした。
3人はしばらく無言だったが、隊長がやっと口を開いた。
「新しいカーペットでも買いに行くか。それと食事にでも行くか」
隊長とひろゆきと弐編は車に乗り、連れ立ってデパートへ向かった。
「えへへ〜、おでかけでつ〜」
ひろゆきが隊長の腕にしがみつく。
「みっともないから、離れろよ、ひろゆき」
隊長を挟んだ向こうにいる弐編が文句をたれる。
本当は自分も腕を組みたいが、こんな人通りの多い所で男3人が腕組んで歩いてたら異常だ。
「ほら」
ふくれている弐編に隊長は、ひろゆきと反対の腕を差し出す。
弐編は真っ赤になって、無言でその袖を掴む。
そのままデパートのエレベータに乗り、周りにじろじろと見られながら
7階インテリア売り場へと行った。
ついでにベッドとソファも買い替えることにし、配達の手続きをする。
買い物を終わらせ、3人は夜の六本木へと出た。
ここなら弐編も遠慮なく隊長の腕にしがみつける。
隊長は二人を両腕にぶら下げ、文字どおり両手に花で歩いていた。
歩いているうちに、『パブ・ジャパン』の看板を見つけた。
前スレでひろゆきを攫って行ったオカマ達の店である。
(あれからもう、1スレ以上経ったのか・・・)
隊長は懐かしさに立ち止まる。
「そこ、入るの?」
弐編がひょいと覗く。
「…いや…」
その場を過ぎ去る。
3人はしばらく歩いていると、さきほどの事件でまだ動揺をしているのか、
道に迷ってしまった。
歩けば歩くほど、薄暗い細い路地へ迷い込んでしまう。
すると、ひろゆきが突然こんなことを言い出した。
「隊長!あそこにベンツがあるでつ。この車、ラーメン屋で見たことがあるでつ!」
そして、その黒光りしたベンツから、黒い人影が・・・!
よく目を凝らしてみると、ベンツから降りたのはなんとマァヴであった。
マアヴはガードマンに囲まれながら怪しげなビルの奥地に入っていった。
ベンツに駆け寄ってみる。
車の横には「KHK」の白い文字が入っている。
「マァヴが・・・?」
愕然とする隊長。
後をつけてみたいが、ひろゆきや弐編を連れていたら危険だ。
隊長は車のナンバーを記憶し、その場を離れた。
「隊長、顔色が悪いでつよ?」
「疲れました?隊長」
二人が心配そうにのぞき込む。
「いや・・何でもない。」
とにかく二人をこの近辺に置いておくわけにはいかない。
「ひろゆき、弐編、今日はもう帰・・・ふ、ぐぅッ!」
不意に、背後から口に白いガーゼのようなものを当てられたと思うと
隊長は身体の均衡を失い、崩折れた。
その身体は背後に立つ黒いコートの男に、両脇を抱えられる形で抱きすくめられていた──。
「た・・・隊長!」
「あ・・・あなたは・・・!」
ひろゆきと弐編が同時に叫ぶ。
黒いコートの男は夜勤だった。
二人は夜勤の姿を見て安心する。
「でも、どうして夜勤さんが・・・」
ひろゆきが言いかけるのを遮り、夜勤は二人に自分の車に乗るように促した。
「隊長はどうするんでつか?」
「一緒に行きますよ、勿論。ただ彼はすんなりついて来てくれないと思いましてね。
手荒な真似してすみません。」
「本当に手荒なんだから、夜勤さんは〜(w」
無邪気にひろゆきは笑う。
夜勤は、気を失った隊長を抱え助手席に乗せた。
二人に見えないように、両手に手錠をはめて・・・。
「どこ行くですか?夜勤さん♪」
突然のドライブに、ひろゆきはワクワクしながら尋ねた。
車は夜勤の店とは別方向に走っていく。
「そうですねぇ・・・」
微笑いながら、夜勤は答えない。
と、突然車が止まった。
「どうしたんですか?」
ひろゆきほど夜勤を信用していない弐編が、不安げに見る。
「・・・ちょっと車がエンストしたみたいです。待ってて下さい。」
夜勤はエンジンをかけたまま車の外へ出る。
そうして、小一時間が経った。
「・・・夜勤さん、どしたんだろ」
「帰ってこないでつね。どっか、ガソリンスタンド探しに遠くまで行ったんでつよ。」
不安げな弐編に対してひろゆきは呑気に構えている。
狭い車の中で、隊長は鬼を失い、隣には弐編。
ひろゆきはなんだかモゾモゾとし始めた。
「弐編タン・・・」
ひろゆきは、弐編に顔を近づける。
「な・・・何すんだよ、こんな時に・・・ふぐ・・・」
構わず弐編の方をガシリと掴み、唇を塞ぐ。
ファスナーを下げ、ひろゆきの指が弐編の股間へと侵入する。
「ば・・ばか、夜勤さんが帰って来たら・・・」
なんとか逃れようとする弐編の唇を追いかけ、最後までは言わさない。
肩を掴んだひろゆきの手から逃れられず、いつしか、弐編の抵抗する動きは止まった。
「・・・つぅ・・・」
隊長が目を覚ました。
まだクロロフォルムが残り、頭がくらくらする。
ふとバックミラーを見ると、弐編とひろゆきがいちゃいちゃしている。
「をい」
隊長は後ろを振り返り、二人に声をかけた。
「俺が気絶してるのに、何やってんだ」
弐編はズボンを膝まで降ろし、ひろゆきもファスナーを降ろし、
いきり立ったうまい棒を取り出している。
二人は慌てて、姿勢を正した。
「・・・・いや、いいんだけどよ・・・」
隊長は
>>924-390の自分を思い出し、それ以上強くは言わなかった。
ふと気づくと、両手に手錠がはまっている。
「・・・これは・・・?」
・・・と、いきなり、3人の黒ずくめの男が車の中に乗り込んできた。
965 :
964:02/09/03 14:52 ID:HIu/yBRR
男たちは、一人は運転席に乗り込み、二人は、後部座席の弐編とひろゆきの脇を固め、
動けないようにする。
「な・・・なんだ!?お前ら・・・!」
隊長は叫ぶが、手錠により、身動きが取れない。
運転席の男はかけっぱなしのエンジンをふかし、アクセルを踏んだ。
「この間はどうも」
運転席の男は言った。
サングラスをかけてはいるが、覚えのあるその顔と声は・・・。
「お前は・・・ラーメン屋の・・・」
「おや、わかっちゃいましたか。」
オヤ痔はサングラスを外す。
二度の制裁を受けてすっかり受け臭くなった視線で隊長の顔を見る。
「本当はこのまま本部へ連れて行ったらいいんですけどね・・・」
オヤ痔はふうっとため息をつくと、形相が一変した。
「それだと、この俺の気が済まないわけよ。」
後部座席の黒ずくめの二人はオヤ痔の言葉に顔を見合わせる。
「オヤ痔・・・変なことは考えるなよ」
「ああ、わかってる!わかってるよ!だがな・・・」
オヤ痔はハンドルを回しながら、ニヤリと笑った。
「・・・あんた達にも一人やると言ったら・・・」
後部座席の2人は再び顔を見合わせる。
そして、しばらく間を置いて言った。
「・・・好きにしろ」
2人は、マァヴの腹心のSDと今人だった。
オヤ痔の度重なる失敗に、マァヴがお目付け役として遣わしたのだった。
車はそのまま、海岸通へと向かう。
着いた先は、埠頭の廃倉庫だった。
「へへ・・・ここなら叫んでも誰もこねえ・・・」
弐編とひろゆきは後ろでに縛られ、隊長は手錠をはめられている。
3人は、真っ暗な倉庫の中へ連行された。
地面に倒れ込んだ3人を、上から見下ろす。
「へへ・・・どうしてやろうかなあ・・・」
オヤ痔が虫酸の走るような野卑な笑いを浮かべる。
SDとマァヴは黙って見ている。
「お前だ・・・」
オヤ痔はひろゆきの首筋を掴み、引き摺り起こした。
「お前には、何度も振られてるからなあ・・・。
想いを遂げさせて貰うぜ。へへへ・・・。」
「やめろ!ひろゆきに触るな!」
「んん〜?じゃあ、こっちかなあ〜?」
オヤ痔はアミバのような笑いを浮かべ、弐編を摘まみ上げる。
「弐編にも触るな!!」
「じゃ、何かい?」
オヤ痔は隊長の方へしゃがみこんだ。
「あんたが相手をしてくれるのかい?」
971 :
970:02/09/03 16:48 ID:b4s1Hbio
黙って見てたのは実はSDと今人だった。。。スマソ
すると、しゃがみこんだオヤ痔の後ろ手を、SDが掴んだ。
「な・・・何を・・・」
オヤ痔は焦る。
「お前の行為は、マァヴ様への裏切りだ。」
冷たく今人が言い放つ。
「この場で制裁を受けて貰おう。」
瞬間、オヤ痔のズボンは引き摺り降ろされた。
「う・・・うわあ、やめてくれ・・・!!」
オヤ痔の悲鳴が響く。
だが、この声は誰にも届きはしない・・・。
悲惨な現場を見せられ、隊長、ひろゆき、弐編の3人は恐れおののく。
しかし、気を取り直し、SDと今人がオヤ痔にかかっている間になんとか起き上がり、
こっそりと廃倉庫を抜け出した。
「・・・おい、逃げたぞ」
オヤ痔にぶちこみながらSDが言う。
「ふん・・・すぐに追いつけるさ。」
同時にオヤ痔の*に入れながら今人は余裕だ。
二人は、二度の制裁により、すっかりオヤ痔の*の虜になっていたのだった。
3人は波止場の廃倉庫を飛び出した。
手首に手錠をはめたまま、なんとか2人の縄をとく。
しかし、ここからどうやって帰ればいいのか。。。
乗って来た車は鍵がかかっている。
「とりあえず、ここを離れよう」
隊長は、先頭に立って走り出した。
その時ワゴン車に乗った男が声をかけた
「よう、隊長じゃないか久しぶりだな」
男は隊長の古い友達の年金最悪だった。
彼について余り情報を持たないひろゆきと弐編は
彼のひととなりについて説明して欲しいところだったが、
状況が状況だけにその余裕もない。
兎も角、渡りに船とはこのことである。
隊長は一も二もなく彼のワゴンに乗り込んだ。
隊長の手錠を見て、年金最悪は驚いた。
「ところで、何をしたんだ・・警察に捕まるような事したのか」
「ああ・・いや・・・何でもないんだ・・・」
相手は得体が知れない。
下手にこいつを巻き込む訳には行かない。
ワゴンは隊長のマンションの前に止まった。
(・・・しかし、ここも張られているかもしれない・・・)
隊長は一旦家に帰ると、ノートパソコンと昔使っていたスパイ7つ道具を持ち出すと、
再びワゴンに乗り込んだ。
手錠は万能鍵で開けてある。
「俺の車が六本木のパーキングエリアに止めてある。済まないが、そこにいってくれないか。」
車の中でパソコンを操り、今日みたマァヴの乗っていたベンツのナンバーを調べる。
(昔使ったパスワードが使えるな)
警察のマザーコンピュータにハッキングしているのだ。
持ち主は、知らない男の名前(多分、偽装しているのだろう)。
登録住所は・・・。
この住所も本物かどうかわからないが、行ってみる価値はある。
パーキングエリアで自分の車を見つけると、隊長は、年金最悪の車を降り、乗り込んだ。
「すまんが、ひろゆきと弐編を頼む。」
言い残して、車を発車させる。
ワゴンを降りかけていたひろゆきと弐編は虚をつかれ、ものも言えなかった。
この時、隊長は失念していた。
狙われているのが、ひろゆきだ、ということを。
「オ・・・オイラ達、置いていかれたでつか?」
不安げにひろゆきが呟く。
「すぐに迎えに来てくれるさ。ひろゆきはともかく、隊長が俺を捨てるハズがないもの。」
弐編は自身満々だ。
その言葉がまたひろゆきの心に響く。
ああ、そうだ・・・オイラは・・・弐編君みたく、隊長のお世話ができるわけでもなく、
エチーしかできないのに・・・今までは弐編君とエチーしなかったからオイラとしてたけど、
これからは隊長には弐編君だけいたらいいんだ・・・。
ひろゆきの瞳が涙で潤んでくる。
「・・・まあ、頼まれちまったし・・・」
年金最悪が頭をかく。
「そのうち電話がかかってくるだろ。さて、これからどこに行こう?」
パーキングエリアで2人が車を降りたまま話していると、ふいに黒い車が近づいて着た。
車は走ったままひろゆきを浚うと、そのまま走り去って行った。
呆然として見送る、弐編と年金最悪。
弐編は慌てて隊長に電話をした。
「た・・・隊長〜・・!!」
弐編から一部始終を聞いて、隊長は一瞬驚くが、すぐに気を取り直した。
「弐編、車のナンバー覚えてるか?」
「ナ・・・ナンバー・・・?うん、言うよ。」
そのナンバーも調べてみると、マァヴの車と同じ持ち主、同じ登録住所だ。
もう、ここに行ってみるしか、手がかりはない。
「ありがとう。・・・弐編、お前は年金最悪から離れるなよ。」
隊長は電話を切ると、アクセルを思い切り踏んだ。
道を走らせていると、ひろゆきの前でオナーニをしてしまったと思い、
(´・ω・`)ショボーンとして歩いているトオルを見つけた。
「おい!トオル!乗れ!」
トオルはぼんやりと隊長を振り返る。
「何してんだ!早く乗れ!」
有無を言わさぬ迫力でトオルを乗せると一部始終を話した。
隊長は唇を噛みながら続ける。
「お前の力でひろゆきを見つけてくれ・・・!」
「切込・・・」
こいつはあの時のことを覚えていないんだ。
今、頼れるのはこいつの力だけなんだ・・・!
トオルのうまい棒が、ひろゆきのことを思って勃つのだと思うと
再び怒りは沸いてくる。
しかし、隊長はそれをぐっとこらえた。
車は赤坂のとある廃ビルの前についた。
隊長のマンションとは目と鼻の先だ。
(こんな近くに・・・)
意表をつかれ、しばらくその場に立ちすくむ。
「この下だ」
トオルが自らのうまい棒の示す先を指差す。
二人はビルの入り口から、地下への階段を進んだ。
「来たね。」
明かりの漏れるドアの外から中を窺うと、声が聞こえた。
隊長は自分に向けられた言葉かと一瞬ドキリとする。
だが、その声の主は、目の前にいる子羊に語りかけていた。
子羊--ひろゆきは、さるぐつわを嚼まされ、怯えた瞳を向ける。
(ひろゆき・・・!!)
隊長はすぐにでも飛び込みたい気持ちを押さえる。
相手は、今日見た二人--SDと今人も含め、ざっと10人はいる。
トオルと二人ではとても太刀打ちできない。
きっと、ひろゆきに手を出そうとする時にもっと人数は減るだろう。
その時を待つしかない。
しかし、その声の主=マァヴは、人払いもせずにひろゆきを脱がすように命じた。
SDと今人が、両手を縛られ身動きできないひろゆきの縄をほどく。
しかし、押さえ付けられ、服をぬがされると、再び両手は縛られた。
10人超の男達の前で素っ裸にされ、ひろゆきは目に涙を浮かべる。
(ひ・・・ひろゆき・・・!!)
「足を開きなさい」
マァヴは命じる。
ひろゆきは頭を左右に激しく振った。
後ろ手に縛られたまま、膝をつき、うまい棒を隠すように足を固く閉じる。
SDと今人がひろゆきの両側から手を出そうとするのを、マァヴは制する。
そして、笑う。
「自分から開きたくなるようにさせてあげますよ。」
マァヴは白く長い鳥の羽を取り出し、ひろゆきの咽につきあてた。
その感触にぞくっとする。
羽は咽から徐々に下へと下り、ひろゆきのピンク色の突起の周辺で止まった。
歯を食いしばる。しかし、息は自然と荒くなる。
小さなその突起をゆっくりと一周、二周、三周・・・。
段々とひろゆきの唇は開く。
羽がこれでもかというほど突起を責める。とうとう、ひろゆきは熱い吐息を吐き出した。
「・・・っぁ・・・っ」
一度こぼれた声は、留まることを知らない。
マァヴの操る羽は、どんどんとひろゆきの敏感な部分を突き止め、そこを責めてくる。
足の間にギュッと抑えているひろゆきのうまい棒が膨らみ、せり上がってきた。
羽が、その上へと舞い降りる。
「ああっっ!!」
ひろゆきはとうとう堪え切れず、大きな声を上げた。
(もう、我慢できん!)
隊長は危険も顧みず、部屋の中に飛び込んだ。
「やめろ!マァヴ!!」
隊長が叫ぶ。SDと今人が身構える。
「ふふ・・・来ましたね・・・」
マァヴは笑みを浮かべる。
隊長の周りを、10人超の配下が取り囲む。
(くそ・・・いくら俺でも・・・)
隊長は自分の浅はかさを悔いた。
ふと、鞄の底にあたるものがある。スパイ7つ道具と一緒に、机の中に入っていたものだ。
(そうだ!もしかして、これで・・・!!)
そのスイッチを入れる。そこから電波が溢れだした。
入り口付近で様子を見ていたトオルの瞳が変わる。
「トオル!受け取れ!」
隊長はトオルにそれを投げ付けた。
そう・・・イボ付きバイブ(LLサイズ)を。
トオルはそれを受け取ると、電波受信状態は最高潮に達した。
とてつもない勢いで、奥のマァヴの足元にうずくまるひろゆきに向かって行く。
途中にぶつかる障害物・・・マァヴの配下の男達をちぎっては投げる。
とうとう残ったのはSDと今人、そしてマァヴだけになった。
(やった!俺の読みは当たった!)
トオルは電波受信無敵状態になっている。
ひろゆきを手に入れる為、奴らを倒してくれると踏んでいたのだ。
・・・問題は、トオルがひろゆきを手に入れた後、どうやって止めるかだが・・・。
それは後で考えればいい。
そうこうしている内に、SDと今人も倒し、残るはマァヴだけだ。
「くそ・・・来るな・・・」
言った所で、トオルは止まらない。
マァヴはその場を駆け出した。
「お・・・覚えてろよ!!」
ひろゆきを手に入れたトオルは、マァヴを追い掛けようとはしない。
隊長も、これ以上トオルを放っておくこともできないので、二人に駆け寄った。
「トオルたん・・・」
ひろゆきの瞳が潤む。
「・・・ありがとう・・・」
トオルの首に腕を回す。
隊長の足が止まった。
トオルは、バイブを持った右手を下ろした。
そして、目を覚ます。
「・・・ひ、ひろゆき・・・俺は・・・?」
ひろゆきは嬉し涙を流しながらゆっくりと首を左右に振る。
そして、トオルの唇に、その唇をそっと触れた。
隊長は、しばらく二人を見守っていた。
トオルは、素っ裸のひろゆきに抱きつかれても平常心(というか、鼻血出さない)でいられることに気付いた。
右手に持っているバイブの所為だろうか。
ドキドキとしながら、ひろゆきの身体に手を伸ばしてみる。
そっと、背中から脇腹にかけてさする。
「んふ・・・っ」
ひろゆきの艶声がこぼれる。
その声がトオルの左脳を刺激する。
「あいつ・・・」
隊長が駆け寄り、ひろゆきをトオルから離す。
マァブの仕業で敏感になっている身体を隊長に触れられ、ひろゆきは喘ぐ。
「たいちょ・・・もう我慢できないぽ・・・」
ひろゆきは隊長に抱きつき、自分の大きく膨らんだうまい棒を押し付けた。
「ひろゆき・・・」
隊長はひろゆきに熱い口づけを与える。
ひろゆきを取り上げられたトオルは、まだ電波が残っているのだろうか、再び目が座った。
隊長の元に、取りかえしに行く。
「あん・・・」
肩を掴まれ、ひろゆきは喘ぐ。再び電波に精神をのっとられたトオルは、ひろゆきの唇を奪い、
その股間に手を遣った。
「やめろ!」
再び隊長はひろゆきを奪い返す。
そして、トオルの手のバイブを払うと、そのままトオルの手も引っ張り、廃ビルを出た。
二人を車に乗せ、その場を後にする。
(これで全てが終わったとは限らないが・・・今日のところはとりあえず、トオルに感謝・・・だな。)
弐編に電話をかける。
「・・・ああ、俺だ。今どこだ・・・。ああ、こっちは終わった。」
いつの間にかトオルがいるのを見て目を丸くする弐編を年金最悪から
引き取り、4人は家路についた。
(トオルはバイブ効果が無くなり、脱力しているので連れて帰らないと仕方がない)
トオルをソファに寝かせ、いつの間にか差し込む朝の光を浴びて、
弐編の煎れた夜明けのアッサムティーを楽しむ。
「さて、また今日も忙しくなるかな・・・。」
隊長が紅茶の香りを嗅ぎながら呟く。
「ひろゆきがいるからね。」
弐編の言葉に、その場は笑いに包まれる。
「んもう!弐編タンたら、またそんないぢわるを言う!」
ひろゆきは一人でふくれている。
そんなひろゆきを見ながら、隊長は、あのバイブ、ちょっと使ってみたかったな、
などと考える。
ひろゆきは隊長のそんな視線に気付く。
「どしたんでつか?オイラの顔に何かついてるでつか?」
「・・・ああ・・・」
「え!どこどこ!どこでつか!!??」
隊長は、ひろゆきの頬に手をやり、そっと唇を奪う。
虚をつかれ、ひろゆきの顔は見る見る真っ赤になってゆく。
そんなひろゆきをひょいと抱え、隊長は寝室へと向かった。
弐編も慌てて後から入る。
そして・・・ドアが閉まる。
僅かに開いた寝室から漏れる声でトオルは目を覚ました。
隙間から覗いてみる。
中では、隊長・ひろゆき・弐編の3人がくんずほぐれつを繰り返している。
始めて見る(とトオルは思っている)ひろゆきの痴態。
自分は・・・あんな顔をひろゆきにさせることができるのだろうか・・・。
あんなに・・・生き生きとしていて、幸福そうな顔を・・・。
トオルは目を閉じ、ドアをそっと閉めた。
馬並は屋根裏で興奮しながら3人を撮り続けていた。
(あああ〜、いいわあ〜、最高よぉう〜〜!トオルタンも隣の部屋にいるのよね。
乱入して来ないかすぃら〜〜♪)
・・・そんな馬並の電波が、ドアを閉めたトオルに届いた・・・。
トオルは再びドアを開け、3人がのたうつベッドの上に飛び込んで行った。
このスレで終わっても良かった鴨・・・と思う
・・・1000
ちなみに、馬並は鼻血を出して倒れ、ハンディカムは血の海に沈みますた。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。