有料エロURLを貼りにくる業者の方へ 2

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1がんばれ業者タン
801板住人のニーズを業者タンへ要望するスレッドです。
業者タンのかきこみお待ちしております。

前スレ「有料エロURLを貼りにくる業者の方へ」
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/998239701/
関連アドレスは>>2
2がんばれ業者タン:01/10/17 12:04 ID:XmnG0qHx
有料エロURLを貼りにくる業者様を歓迎するためのPAGE
http://www.8o1.f2s.com/8o1.htm

女って痴漢にあったら、正直嬉しいんじゃねえのか?
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1002780999/l50
3業者タンのプロフィールその1:01/10/17 12:06 ID:crLeHJE2
51 :陽一たんハアハア :2001/08/21(火) 02:01 ID:P3SLcYbk
代表取締役 山村 陽一(51歳・性別受)
商  号    有限会社  ネックス
東京営業所 〒160-0022
東京都新宿区新宿5丁目1番1号ローヤルマンション601号
電話番号 03-5367-3324
FAX番号 03-5367-3325
E-mail
案 内   [email protected]
ホームページ http://www.nxs-net.co.jp
同一人物か?
http://www.ipsj.or.jp/members/Magazine/Jpn/2911/article002.html
4業者タンのプロフィールその2:01/10/17 12:07 ID:crLeHJE2
52 :康仁たんハアハア :2001/08/21(火) 02:02 ID:P3SLcYbk
会社名:有限会社ネックス
略称:NEX
設立:2000年10月
資本金:300万円
代表取締役:奥瀬 康仁(43歳・フケ専)
郵便番号 169-0075
東京都新宿区高田馬場1丁目29番地8 新宿東豊ビル702号
電話:03-3202-7610
ファックス:03-5304-2919
E-mail:[mailto [email protected]][email protected]
5前スレ950:01/10/17 12:08 ID:crLeHJE2
芸がなくてすいません。こんなところでよろしいでしょうか。
6風と木の名無しさん:01/10/17 12:41 ID:FcDX4FAd
>1さん乙カレー
7風と木の名無しさん:01/10/17 12:42 ID:IF17Rfhn
お疲れさま〜>1
業者さん、移転お祝いカキコしてくれないかなぁ(笑)
8風と木の名無しさん:01/10/17 12:53 ID:JnUBDoUC
しばらくあげといた方がいいのではなかろか。
少なくとも前スレが沈むまでは。
9風と木の名無しさん:01/10/17 14:24 ID:/kHr4KEk
1さんお疲れ様でした〜
いつもハァハァしながら読んでます。
書き手さんこれからも頑張って下さい。
あげといたら引っ越し祝いに業者さん来てくれるかなあげ。
10風と木の名無しさん:01/10/17 14:34 ID:K6Qi0Ic4
乙カレー>1さん
私も引っ越し祝いが楽しみです
引っ越し前祝はあったんだし
11風と木の名無しさん:01/10/17 14:52 ID:CG7HilGH
1さん乙かれさま〜
またすてきなSSがたっぷり堪能できるかと思うだけでハァハァ(笑)
12風と木の名無しさん:01/10/17 17:24 ID:UITXI59U
1さん乙カレさまー。
とうとうスレ2に突入ですね。
業者さんと職人さんの活躍を楽しみにしてますわ〜。
13風と木の名無しさん:01/10/17 17:27 ID:TzE5jILB
すごい、2までいくなんて。
痴漢スレも2まで続けなきゃね。
14風と木の名無しさん:01/10/17 17:50 ID:cp0SneNq
>13
SS書きさん?

>痴漢スレも2まで続けなきゃね

続けてくれるんですか?
15938-940を書いた者です。:01/10/17 18:23 ID:twmjDETe
業者さんスレ・2、無事の成立おめでとうございます。
1さん、御苦労さまでした。
昨日は悲しいくらいさがっていたのに、業者さんもお越しになられた様子。
とっても縁起が良いですね♪ これからも来て下さいます様に。
お陰で、ニーズはともかく、松田兄弟編などの創作意欲が湧きました。
業者さんありがとう。こんなに萌えさせてくれて。
初めて2chのログをとってしまったよ……。
16風と木の名無しさん:01/10/17 20:43 ID:rLLHo+Ub
前スレ938さん、すてきだ!!
受け奥瀬タン待っていました。
松田兄と弟に翻弄されるいたいけなセンセー…
になるのかしら? つづき、楽しみに待ってまっせ〜。
17風と木の名無しさん:01/10/17 20:54 ID:7CwBCwXr
リンク切れを発見したので、慎んで倉庫番さんに報告っス。

http://www.8o1.f2s.com/O1/05.htm
の下二つの分岐↓
「ずっと、ずっと大切にしたいと…」
「もう何度山村さんに…」
がデッドリンクになってマス。お手すきの時に何卒よしなに。

自分も938さんの奥瀬タン(・∀・)イイ!
松田兄弟に、オレオのようにはさまれてくれ!
18風と木の名無しさん:01/10/17 21:53 ID:3nt3ESJL
ちかんスレにて業者さんハッケソ!

なんでこっちには来てくれんのじゃ〜〜〜!!
19痴漢スレで一度書き手だった者です:01/10/17 21:56 ID:X2cU9ygo
初めてこちらに参りました!少しだけ見させて頂きましたが素敵すぎるっっ(;´Д`)ハァハァ…
これからはこちらにも足を運ばせて頂きます!
業者さんも職人さんも頑張って下さいね!
とりあえずこれから過去に遡って読んでまいります!
そういえば先程痴漢スレを覗いたら業者さんがいらしてましたわ!
20風と木の名無しさん:01/10/17 22:01 ID:CJOryzZR
21風と木の名無しさん:01/10/17 22:02 ID:ovJuOE6l
>20はエロサイト
22風と木の名無しさん:01/10/17 23:47 ID:veMx3pjD
業者たんのためにアゲてみます。
ハァハァ…。
23風と木の名無しさん:01/10/18 01:54 ID:vub4Lg2B
1さん乙カレーっす
とりあえずあげ
24風と木の名無しさん:01/10/18 02:01 ID:JYvpWRyE
>20もいちおう業者たん?
ハァハァ…。
25風と木の名無しさん:01/10/18 02:13 ID:7tZF4yBl
20は業者さん?
素性は?
受けか攻めかどっちかしら?
26風と木の名無しさん:01/10/18 02:40 ID:7+CaOZ8K
Name: dhcp188-139.ztv.ne.jp
Address: 210.236.188.140

ztv.ne.jpは三重県河芸町のCATV業者、このサイトはそこの
加入者と思われ。

ttp://www.ztv.co.jp/sc/index.html
27風と木の名無しさん:01/10/18 03:00 ID:7+CaOZ8K
リダイレクト先のアドレス→www.sex-jp.net
…WHOISにはあんま大した情報ないな。

Registrant:
Abraxxus Online Corporation (SEX-JP2-DOM)
PO BOX 198
Nassau,
BS

Domain Name: SEX-JP.NET

Administrative Contact, Technical Contact, Billing Contact:
AK, Andrew (AK5536) [email protected]
Monolith Enterprises
P.O. Box W-288-90
St. Johns
AG
null (FAX) null
28風と木の名無しさん:01/10/18 03:30 ID:7+CaOZ8K
www.sex-jp.netもレンタル鯖だし。
ダイアルQ2で課金するタイプの業者だから難しいか。
29風と木の名無しさん:01/10/18 10:28 ID:EvpE9Njp
痴漢スレが荒れてるというのに平然としている業者スレ住人が
ある意味うらやましい。所詮他人事ということか。
30風と木の名無しさん:01/10/18 10:43 ID:EvvViUr3
>29 ここにきてそんなこと書き込むなよ。絡むの辞めてね。
31風と木の名無しさん:01/10/18 10:49 ID:EvpE9Njp
>30
絡んできたのはそちらでしょ?(w
あんなSS書きこんでさ。
32風と木の名無しさん:01/10/18 11:30 ID:7+CaOZ8K
>31
痴漢スレに興味のある人は痴漢スレに逝ってます。
ここにいるのは興味のない人だと思われ。
そゆ人に言ってもしょうがないでしょう。
どうしても殴りあいたいならゴラァスレへどうぞ。
33風と木の名無しさん:01/10/18 13:21 ID:eLwPKFjz
業者スレ×痴漢スレ

業者「私は君のことをずーっと見ていたんだよ。君が生まれたときからね。
 正直、君の無垢さが羨ましかった。
 でもそろそろ君も年頃だ。私を受け入れられる程には成長したのだろう?」
痴漢「あ…っ、そ、そんなボクの方こそ業者さん、あなたは憧れでした……んクッ
 でもホラ、業者さんのとボクのではこんなに形が違うし、受け入れる事は……はぁぁっ!」
業者「何も心配することはないよ痴漢君。
 ほら、こうしてほぐしていけば、君のもじきに私のモノを受け入れられるようになるさ。
 さあ……楽にして」
34風と木の名無しさん:01/10/18 15:28 ID:K8IjbPAq
35分岐点さん@本当は43歳×51歳なのよねん:01/10/18 18:08 ID:9ClLUswB
「……っ、奥瀬ぇ」
「…なんですか?」
山村の整った綺麗な背中へ舌を這わせ、そろそろ挿れてもいいかな、
などと奥瀬が頃合いを見計らっていた時。
「お前、昨日のゴージャスな美女どしたよ?」
肩越しに振り返って、山村の口がにやりと笑った。
これは完璧に狙っていたタイミングだ。
「え───……っと?」
後は突入あるのみ、と意気込んでいた奥瀬の下半身が物の見事に静まる。
先ほどまでの欲情ゆえのとは違う冷たい汗が背中を流れてゆく。
「…なんの事ですか?」
とりあえずしらばっくれてみる。
「そんなに何人もの女を相手にしたのかよ。
 俺が見たのはヒョウ柄タイツが似合う脚線美のあの女だけ」
もう一筋、冷たい汗が奥瀬の背中をしめらせる。
その反応を楽しそうに眺めて、山村は奥瀬の下から抜け出した。
ベッドのへりに腰掛けると、喫煙厳禁≠ニ赤字で書いてある横で煙草に火をつける。
しらばっくれるのは諦め、奥瀬はベッドの上に正座して山村の背中へ話しかけた。
「あの子は僕が以前籍を置いていたソフト会社の同僚ですよ。
 昨日は偶然駅まで鉢合わせて一緒に呑みに行っただけです」
「ほーお、そのわりには腕なんか組んじゃってたようだけど?」
「いや、あの子大人っぽく見えるけどまだ25くらいで。
 男っつーより父親としてしか見てくれませんよ」
「やっぱお前だって51のジジイよりは若い女が良いよなあ」
奥瀬からは山村の表情が見えない。
それを計算の上で山村が静かな声を出していることは充分に分かっていたが
奥瀬には少しばかり居たたまれなかった。
「51の山村さんがジジイなら、43の僕もジジイじゃないですか」
「そうだよな、ジジイは女の子の柔らかい身体で癒されたいもんだよな」
山村はそう言ったきり振り向きもしない。
36風と木の名無しさん:01/10/18 18:57 ID:asa/yUR/
いいな…
37風と木の名無しさん:01/10/18 20:10 ID:M29iVccG
これはどこからの分岐ですか?

それにしてもまた、新たな展開が。フケ専任ですね。
皆さん持ち技が豊富でうらやましいわぁ〜。
38風と木の名無しさん:01/10/18 20:53 ID:e99A0ABg
年齢設定からいって分岐ではなく、パラレル的なものでは?
39分岐点さん:01/10/18 21:00 ID:9ClLUswB
や、分岐でもパラレルでもなく
業者さん本来の設定で書くとこうなるんだよなー……と言う。
わかりにくかったですね、スマソ。
40風と木の名無しさん:01/10/18 21:43 ID:y9CjP31w
も、萌え〜!!
アダルトカプールマンセー!!
つ、続き、続きを!!
プリーズ!!!!!!!!
41風と木の名無しさん:01/10/19 15:07 ID:M+78Rua9
アダルトな業者たんにハァハァ…。
42Mpeg Video CD:01/10/19 17:45 ID:RASL0wjl
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43風と木の名無しさん:01/10/19 20:36 ID:vnzUxbIR
>>42
いらったい。いくつでちゅか?

設定ご希望に応じます♥
スリーサイズもキボン。

.
44風と木の名無しさん:01/10/19 20:48 ID:m7d8JHCk
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45前スレ899の続き/増田地獄編:01/10/19 21:00 ID:2M+yU3u+
「はずしてやろうか? その腕」
「いいよ、吉村さんがこうしたいんでしょう?」
「目かくしは――」
「大分なれてきた。それに」
 増田はとろりと、淫蕩な笑みを浮かべる。
「こうしている方がいつもよりずっと、感じる」
 その言葉に吉村が、呆れたようにうなり声をあげる。

 抱かれるなんて簡単だ。パイプベッドの一隅に腕をくくられたまま、増田は
思考を巡らせる。まぶたの裏に血の色が透ける暗闇の中で、くわえろと言われればくわえ、
足を開けと命じられればそうした。
 ゆるく浅く中心を抉られ、快楽が潮のように満ちひきを繰り返す。
 奥瀬を抱いた時は楽しかった。あれは山村を思っているくせに、増田が誘えば
断る事はなかった。会社のためという大義名分と、思う相手以外の男と寝るという罪悪感、
そして心とは裏腹な性欲が彼を引き裂き、結果として奥瀬は、哀れなほど増田との行為に
おぼれる羽目になった。そのくせ事後、こんなことは屈辱だという表情をする。
増田の身体の下で、あんなに熱く喘いでおきながらだ。
 奥瀬は山村の貞淑な伴侶のつもりだったのだろうか。しかし増田の前では自己犠牲という
言葉に酔って、快楽を貪る浅ましい男でしかなかった。だから何度でも犯してやったのだ。
兄の面影に重なる顔、山村が魅かれた男を――
46前スレ899の続き/増田地獄編:01/10/19 21:02 ID:2M+yU3u+
 軽く平手打ちをくわされて、増田は我に返った。
「君らしくないね、こんな時にぼんやりするなんて」
 耳に飛びこんでくる吉村の声が硬い。
 増田は身体を起こされると、もう一度、今度は吉村に背中を向けて、あらためて
パイプベッドに腕を固定される。
「そんなにおれのセックスは退屈だったか。本当はこれは使いたくなかったんだけどねぇ」
 ぴしり、と床を打つ音に増田は首をめぐらせる。耳もとに、吉村が押し殺した声で囁いた。
「せっかく君からお許しが出ているんだから、このくらい承知の上だよな。今さらおれの
本性を知らないわけでなし。『壊してもいい』ってのは、つまりそういうことなんだろう?」
 喉もとに鞭の握りをつきつけられて増田は喘ぐ。吉村はざらざらした鞭で増田の身体を
こねまわしながらうっとりと続けた。
「こんなにきれいな肌なのにもったいないなぁ。痕がね、結構残るんだよ、これ」
47前スレ899の続き/増田地獄編:01/10/19 21:03 ID:2M+yU3u+
「大丈夫、殺しやしないよ」
 それは愛撫でなくただの暴力だった。
 二度三度と鞭を振りおろす合間に吉村がうっとりとつぶやく。
 身をすくめて、ヘッドボードにしがみつく増田はもはや何も考えられない。
背中の上を火が走る。堪えた悲鳴が、たちまち泣くような息啜りにかわる。
「自信満々の増田くんも悪くないけどね、おれはきれいな男が苦痛に泣きわめく姿が
好きなんだ……どれ、顔を見せてごらん」
 吉村の手で戒めと目かくしをはずされる、そこからがまた地獄だった。使いものに
ならなくなった増田の腕のかわりに、二つに折った羽枕があてがわれ、バックから吉村が
滅茶苦茶に突き上げてきた。
「い…痛っ……っ…」
 背中に触れられるたびに、そこを刃物で抉らるようだ。
 容赦なく突き上げながら吉村は、血に濡れた指で丹念に増田を愛撫し、じわじわと
極みに追いあげた。増田はもう、自分が痛みに呻いているのか、それとも半ば狂った頭で
快楽を感じているのかわからない。
「イイよ……増田君……頭がおかしくなりそうだ」
 助けを求めるように増田は両腕を宙に伸ばした。否、伸ばしたつもりだった。
実際にはただ肩をふるわせただけで、達したと同時に意識を失った。
48前スレ899の続き/増田地獄編:01/10/19 21:04 ID:2M+yU3u+
 眠りは浅く、苦しかった。いつ自分がベッドから転がり落ちたのか、増田は憶えていない。
意識を取り戻して目をあげると、ガウンを羽織った吉村がベッドに腰掛けてこちらを
見下ろしていた。
 見上げる視界がぼんやりとにじむ。そこで初めて増田は、自分が泣いていたことに気がついた。
 吉村ににじり寄って、その足先に口づける。
「吉村さんに頼みがあるんだけど…聞いてくれます?」
 今はただ、自分の声がぶざまに震えていないことを、増田は神に祈った。
「吉村さんて仕事柄、こわいお兄さん方とお知り合いでしたよね。
何人か紹介してもらえないかな?」
 吉村は、ただその先を促すように眉を吊りあげる。
「頼みたい仕事があって。奥瀬って男がいるんだけどこいつが根っからの淫乱で、
ちょっと懲らしめてやりたいんだよね」
 一度ならず二度までも大切な人を失ったら、山村はどんな反応をするだろう?
 行くことも引くこともかなわない、今や増田は憎悪に突き動かされて生きている。
 自分かそれとも山村か、どちらかが破滅しない限りこの気のふれそうな飢えは
満たされないのだ。
 増田は鉛のように重い身体をひきずって、吉村の膝頭に口づける。
「三人くらいでいいか?」
「上等」
 吉村は増田の愛撫を受け入れて、膝をひらく。
「報酬は金でなくていい」
「僕を壊したいんでしょ? 血の味はもう勘弁してほしいけど……」
 笑いながら増田の身体を抱き上げて、吉村は言った。
「アレが癖になると、普通のセックスじゃ満足できなくなるんだ」
「うん、分かるよ…その感じ」
 もはやこの憎悪がなければ、誰と寝ても増田はここまで感じることはできないに違いない。
 吉村の手で血まみれのベッドに押し付けられながら、増田は山村の顔を思い浮かべ、
うっとりと微笑みを浮かべた。
49前スレ899の続き/増田地獄編:01/10/19 21:05 ID:2M+yU3u+
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 増田と吉村の差し向けた強面お兄さんから、山村は奥瀬を守り切ることができるのか。
 次回「有料エロURLを貼りにくる業者の方へ2/山村、真実の愛」
 をお送りします、なんちて。どなたか、つづきを頼みます〜〜。
50風と木の名無しさん:01/10/19 21:19 ID:oOdMRpgU
スゴイよ〜!! 増田さん、壮絶だなぁ。
スゲー好きだわ。愛憎の泥沼にどっぷりの増田さんに萌え〜!!
51風と木の名無しさん:01/10/19 21:54 ID:nZ8lINpl
血だらけで微笑む増田さん、萌え〜!!
地獄編の作者さんにも萌え!
スゴイ!!
52風と木の名無しさん:01/10/19 22:43 ID:+D1HmePX
がんばれ山村、奥瀬たんのケツを守れ!!
53風と木の名無しさん:01/10/19 23:44 ID:Z3qeOUwb
そして何気に見に来てらっしゃる業者さんの為にage!
54風と木の名無しさん:01/10/20 01:48 ID:B1LZFwE9
業者たん、もしかしてこのスレのこと気に入ったのですか?!
ハァハァハァハァ…。
55Mpeg Video CD:01/10/20 19:52 ID:fstkaxuq
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個人名にて密送します
56Mpeg Video CD:01/10/20 19:54 ID:fstkaxuq
ゲイビデオ専門です
57風と木の名無しさん:01/10/20 23:59 ID:cJncZ7Jj
>55&56
気に入ってもらえて何よりです。
>個人名にて密送します
が気になる。個人名?てもしかして業者タンの方が個人名
なんだ。なんて名前で来るんだろー、ここに上がってる
業者タンの名前で来たりしたらちょっと嬉しいかも。宅配伝票
差出人に連名で山村・奥瀬・僕たちケコーンしましたvみたいな
のがいーなー。
58風と木の名無しさん:01/10/21 00:01 ID:FxqR3r+k
あたしゃますだたんのお名前で頂きたいですなぁ。
59 :01/10/21 01:00 ID:NZoBO/ZD
さがりあげ
60風と木の名無しさん:01/10/21 01:07 ID:Awza30ZC
いいねいいね、希望の個人名で密送してくれるの!
差出人は山村さんきぼ〜ん。
オプションで写真つけてくれない?
61風と木の名無しさん:01/10/21 05:47 ID:P/vnRuEJ
ウェディングドレス姿とか、白衣とか、
そんなベタなもんでもいいからつけて欲しいね。
>60のオプション案の写真
62風と木の名無しさん:01/10/21 05:50 ID:1B8Kwi5M
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63風と木の名無しさん:01/10/21 11:04 ID:0nrUlBIv
業者タン、もしかして本当にここ気に入ってる…?
64風と木の名無しさん:01/10/21 11:12 ID:11ll6Foz
「1日××個所にURL貼るがノルマだよ」と言われた青柳タンが
ひろゆきが出した荒し対策告知が怖くて
URL貼り付けても唯一文句を言われないこのスレに
何度も貼り付けてしまう姿が浮かぶんですけど・・・・(笑)
65風と木の名無しさん:01/10/21 11:35 ID:NTveg8LS
ノルマを達成できなくてお仕置きされてしまう青柳たん。
ノルマを達成すると「ご褒美だよ」とヤられてしまう青柳たん。
66風と木の名無しさん:01/10/21 18:06 ID:tLWXSU/J
業者さんの、ますますの御発展を祈って、あげてみましょう。

>64,65
も、萌えーーっ!! 頑張れ、青柳タン! ここは、君の為にあるゾv
67風と木の名無しさん:01/10/21 23:36 ID:U870+F/r
>65
結局ヤられてしまう青柳たんにハァハァ…。
68風と木の名無しさん:01/10/22 00:04 ID:tz1BOl4R
業者さんカモ〜ン
69風と木の名無しさん:01/10/22 01:22 ID:xyygoxez
>67
「お仕置き」は放置プレイキボン
「はここで待機していなさい」とか言ってパーテーション(別室でもいいけど)の
向こうに若い新人とかを連れてこもっちゃって
青柳タンは音と声を延々聞かされるのダ(場合によっては匂いも漂ってくるかもしれないネ)。
これがお仕置き。
70風と木の名無しさん:01/10/22 16:27 ID:wKggm6dw
>64
ひろゆき×青柳くん?
71風と木の名無しさん:01/10/23 15:48 ID:w342X6Mh
72風と木の名無しさん:01/10/23 16:48 ID:wut/FJbL
ノルマが達成できなかった青柳たんは、お仕置きとしてお尻におもちゃを入れられます。
で、その状態でノルマ達成に再チャレンジ。
もちろん出来るわけなくて、お仕置きが追加される。

がんばれ青柳たん☆
73801向けビデオCD:01/10/23 17:03 ID:89lgnuSm
[email protected]
この「メルアド」は、2ch向けのメルアドなのですが
いまのところ、801板からは注文ないんですよねー(残念)
74風と木の名無しさん:01/10/23 17:08 ID:Xfj747LJ
ただでさえアダルトのスパムメールにうんざりしているんだ。
得体もしれない相手に自分のメルアドおしえるなんてゴメンだね。
75風と木の名無しさん:01/10/23 17:14 ID:s8D0p5q2
だってノルマ達成されないでお仕置きされちゃう方が萌え〜ん
76風と木の名無しさん:01/10/23 17:51 ID:Xfj747LJ
もしかして、これでアクセス制限かけられてたりしないよね?>業者さん
http://teri.2ch.net/test/read.cgi/sec2ch/1003690626/l50
77風と木の名無しさん:01/10/24 14:13 ID:BMEj4gYX
来ないなら来ないでええやないけ(;´Д`)
78風と木の名無しさん:01/10/24 18:36 ID:NfS6/fOe
前スレが上がってるのでageとくぞ。
79風と木の名無しさん:01/10/24 20:38 ID:OQ3iM2oj
age〜
80風と木の名無しさん:01/10/25 23:31 ID:mqUb4c/R
業者さんほんとに弾かれちゃったの?
81風と木の名無しさん:01/10/25 23:36 ID:VTG+dspS
業者さんじゃなかったよ<規制
それに、昨日だったか規制は解除されてるから安心?(゚д゚)?
82風と木の名無しさん:01/10/25 23:37 ID:5HLI3Zk4
らしいですね。
良いことです。
ぷららの皆さん、ご愁傷様です。
48時間、耐えてくださいませ。

前スレではお世話になりましたが、まぁ業者さんもこなくなったことですし、
いなくなるまで楽しめたことですし、このあたりで落としていっていいんでは
ないでしょうか。

実は新スレ初書きだったりして。
83風と木の名無しさん:01/10/25 23:39 ID:5HLI3Zk4
>>81
ありゃ? 勘違いか。山村さんと奥瀬さんちじゃなかったのね。
方法はどうであれ、来なくなるほうがよいのではないかと・・・
84風と木の名無しさん:01/10/26 00:27 ID:yB1sIJ/e
え、落としちゃうの?
そりゃ業者さんあってのスレではあるが(笑)
まだ書きたいのあるんだが今は書けないんだよー。
て事で一応ageてみる。

どこかでカワイイageAA見たんだけどどこだったかしら。。。
85風と木の名無しさん:01/10/26 01:13 ID:J9lqB4Zr
修羅場中ですか?>84
続きがあるのなら読みたいです。
終っていない話もいくつかあるので、結末が知りたいのです。
でも、修羅場中なら原稿頑張ってください・・・!
86風と木の名無しさん:01/10/26 01:37 ID:i2JVk7yl
私も、落としちゃうのは寂しい・・・。
続きを読みたいし、書きたい。
有志のみって事で、細々と続けてもイイと思うのですが・・・。
87倉庫番:01/10/26 19:31 ID:7cho5vTS
このスレでするのが業者スレらしいとは思うのですが、落ち着くまで
倉庫の方に投稿用の掲示板をつくりましょうか?
88風と木の名無しさん:01/10/26 21:57 ID:6m9gT0Iq
>倉庫番さ〜ん!いつもお世話になります♪
私としては倉庫に移動しても続きが読みたいです〜。
落ちちゃうと捜すの大変なんだもん。
89倉庫番:01/10/27 07:09 ID:/NpIHG4k
掲示板の用意ができました。
倉庫のとっぷにリンクをはってSSの投稿をお待ちしております。
90でーと:01/10/27 08:15 ID:yQlW80XV
91風と木の名無しさん:01/11/01 02:04 ID:vMeFgXCD
上にあったスレに業者さんがちらほらいらっしゃってたので
召喚age。
ちょっとづつ文句が変わってて「こういう風に変えてみたら
どうでしょうか?」「お、それいいな奥瀬」とか仲睦まじく
相談してるのかしら、と地道に萌やしておりまする。
92業者:01/11/03 00:06 ID:5uGxmReO
93業者2号:01/11/03 23:47 ID:wi4OHqi5
94風と木の名無しさん:01/11/04 23:29 ID:t+w1fpHN
業者さん召喚〜〜
95風と木の名無しさん:01/11/05 00:07 ID:AseAhppp
☆野球板のロゴをオッパイにしてみませんか?☆
現在、野球板のロゴ決め議論スレでは、このオッパイロゴを候補作としてエントリーするか否かでもめております。
しかし、オッパイロゴ反対派の人達の態度は酷いもので、こちらの話をロクに聞かず、
問答無用でオッパイロゴ却下だと言うのです。まともな意見を書けば荒らし扱いされるという始末です。
これはオッパイに対する明らかな差別であり、この悪に屈するわけには断じていきません。
我々は100%の強い正義を胸に戦わなければならないのです。
そこで、お願いです。力を貸してください。
下で紹介している議論スレで「オッパイロゴもエントリーしろ」と書き込んでください。
あなたのその一票が野球板の運命を変えます。

■野球板のロゴを決めよう■ http://kaba.2ch.net/test/read.cgi/base/1002439799/

オッパイロゴ
http://isweb30.infoseek.co.jp/computer/dnasuoht/cgi-bin/img-box/img20011103085000.jpg
オッパイロゴ PART2
http://isweb30.infoseek.co.jp/computer/dnasuoht/cgi-bin/img-box/img20011104190516.jpg
※開いてもエラーが出る人は、コピペして開けば見られます     
96風と木の名無しさん:01/11/05 15:28 ID:RLbilbaS
http://www.gigadream.net/officelee/

こんなモノを見つけた。業者が動いたか?(笑
97風と木の名無しさん:01/11/05 21:25 ID:1WGiaSs+
>96
ワラタ!

これで第二第三の青柳タンが釣れるのかしら・・・
98風と木の名無しさん:01/11/05 22:40 ID:NZ6kZeH+
>>96
オレのかちゅ〜しゃのリンクは既に紫色になっていたんで
すげぇビビッタけど、そういえばさっき「ちゆ12歳」でも紹介
されていたのを思い出した。

残念ながら関東在住なので応募できません(w
99風と木の名無しさん:01/11/10 21:27 ID:vS+Di14I
>96
ちゆメモの体験レポにハァハァ
100風と木の名無しさん:01/11/12 05:59 ID:SGGYZGB9
「俺はお前のカキコミと同じ字数でガッポリ稼ぐぜ/
 お前のボキャブラリーは全部2ちゃん用語/俺のリリックは百万通り/
 週末にパソコンの前で恨み節たれてるドキュソども/
 悔しかったら俺のようにビックになってみるんだな/
 お前の預金残高がいくらか言ってみな/
 お前は一生親と同居の半ヒッキー/掲示板でもキャラ立ちしてない/
 お前はただの「名無し」さん/俺は文壇の顔役さ/
 お前のくだらない日記サイトのヒット数は二ケタ/
 うち半分は自分で見た分/俺の新刊売上げはン万部/
 2ちゃんに書き込む女はビッチ/男ひでりの寂しい毎日/
 深夜欲求不満をカキコで解消/明日の朝は顔はむくみ/目の下にはクマ/
 特大の吹き出物/化粧でも隠せぬトシと根性の悪さ/
 俺の読者はみんな激マブ/男をはべらせオールナイトローング」
101風と木の名無しさん:01/11/12 21:08 ID:F0ETd631
>俺の読者はみんな激マブ/男をはべらせオールナイトローング
ホモハーレムダ!ハァハァ・・・
102風と木の名無しさん:01/11/13 14:22 ID:ikFpVswj
age〜vvv
103風と木の名無しさん:01/11/18 19:58 ID:qrDsjY4D
このまま沈むの勿体無いあげ
104風と木の名無しさん:01/11/18 20:01 ID:v/stbt7f
>>102-103
保全上げ連チャンはみっともない・・・
105風と木の名無しさん:01/11/18 22:43 ID:fvQdVIIi
>100
なんだかようわかりませぬ。
106風と木の名無しさん :01/11/19 17:51 ID:2LhWTZ3o
スレの杜に紹介されてたのね。業者さんいらっしゃ〜い
ttp://www.aa.wakwak.com/~rewmew/
107:01/11/21 20:31 ID:a+5+sRvA
108風と木の名無しさん:01/11/23 12:03 ID:d0xgnTKV

   ∧∧
   /⌒ヽ) <もう職人さん達は帰ってこないんだね・・・
  i三 ∪       
 〜三 |
  (/~∪
  三三
 三三
三三
109風と木の名無しさん:01/11/24 02:40 ID:WlsiodQB
>108
か、かわいい〜(笑)
大丈夫、君の踏んだ108つの煩悩(番号)で呼び戻すのだ!
110風と木の名無しさん:01/11/24 22:55 ID:fKJmmL6r
>>108
だって怖いんだもん!(ワラ  ……いや、マジで。

それにしても後ろから飛びかかって地面に転がして体中まさぐって
犯したいじょ。…カワイイ。
111風と木の名無しさん:01/11/25 22:59 ID:H99stnq8
           110サン コレアゲルカラ カイテ...
     σ∧_∧
     σ(*゚ー゚)
        /つ__                 __
     〜   \  \./■ヽ/■ヽ/■\ /  /
    、、、、(/ .  \ ( ´∀( ´∀( ´∀`/  /
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
112風と木の名無しさん:01/11/25 23:22 ID:io6Mzj2D
おー、お手製のおにぎり?激プリ〜♪
110さん、差し入れきましたよー。
113風と木の名無しさん:01/11/27 21:01 ID:???

 ∧ ∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 (*゚ー゚)∬ < 110さんお茶も付けます
  /  っ□   \_____
\(_つ  
114風と木の名無しさん:01/11/28 01:17 ID:???
かわええなぁ...。これぞマターリの極地。
自分、萌えSS書けないから本当に職人さんを尊敬するよ。
115風と木の名無しさん:01/11/28 19:55 ID:???
 (( ∩ )) プルプルプル
  γ'⌒ヽ∧ ∧    110サン 読ミタクテ
   し'ゝつ( ゚Д゚)つ  オシリガ プルプル シチャウヨ
116風と木の名無しさん:01/11/29 12:56 ID:???
>115のおしり
なでなで
117風と木の名無しさん:01/11/29 17:59 ID:???
>115かわえぇ。
115のお尻につっこみてぇ〜。

オ下劣スマソ~
118風と木の名無しさん:01/11/29 21:20 ID:???
    、   ニャ… ニャ…ッ ニャ〜ン
((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
119風と木の名無しさん:01/12/01 00:33 ID:???
猫じゃらしでパタパタ
120風と木の名無しさん:01/12/02 15:17 ID:???
    |  おにぎり〜  |     | ワショイ〜   |
     \__ __/     \__ __/
         ∨        >>110      ∨
        キャーキャー (( ∩ )) プルプルプル
   γ'⌒ヽ∧ ∧   
   し'ゝつ( ゚Д゚)つ < い…言うな。>>111>>113>>115

     ○   /■\           /■\ ○,
   ⊂ ´⌒つ´∀`)つ ))  (( ⊂(´∀`⊂ ⌒ヽつ
121風と木の名無しさん:01/12/02 15:18 ID:???
>>120
いやーー! 尻尾がズレた。
122to:sage:01/12/02 20:17 ID:RRUTcLwd
1スレにあった松田兄弟×教師奥瀬ちゃんは
続かないんでしょうか?>職人の皆さま。
好きなんだよう、お風呂エチー(藁
123to:sage:01/12/02 20:22 ID:LrrpcAQ8
↑すいません、あげちまったよ…
124風と木の名無しさん:01/12/03 07:25 ID:???
   ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ミ,,・Д・ミ< ヨミタイヨ ネ-<オ風呂エチ。 ワクワク
ξミ ,,u且ミ  | sageハ メール欄ニ オ願イシマス
        \_____
125風と木の名無しさん:01/12/03 18:29 ID:a2tLmcYx
>108
とりあえず冬の舞踏会が終わるまで待ってみてはどうか、ギコよ。
126風と木の名無しさん:01/12/03 20:24 ID:???
ビクッ. ∧ ∧ ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) < うお!神の御告げか? このスレ保守するぞ!
     ./ つ つ    \___________________
  〜(_⌒ヽ ドキドキ
     )ノ `J
127風と木の名無しさん:01/12/05 16:26 ID:???
    -= ∧ ∧
  -=≡ (; ゚Д゚) 保守ジンジャー
    -= (つ┯つ
   -=≡ / / //
  -=≡ (_ )/ )
   -= (◎) ̄)) 
128風と木の名無しさん:01/12/07 22:15 ID:???
    ∧ ∧     
| ̄ ̄(TДT) ̄ ̄|    果報は寝て待ての保守sage
|\⌒⌒⌒⌒⌒⌒\    でも一人寝はサミシイ・・・・
|  \           \
\  |⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
  \ |________.|
129風と木の名無しさん:01/12/08 03:37 ID:???
>128
一人寝もたまにはイイものですよ…
ほ〜らベットも広々と使えてのんびりw
130風と木の名無しさん:01/12/09 12:36 ID:???

   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
   | 舞踏会終了まで  |
   |  あと3週間    |
   |________|
     ∧∧ ‖
     ( ゚д゚)||
     / づΦ
職人さんたちガンバレ!のsage保守
131風と木の名無しさん:01/12/11 20:08 ID:???
 | 奥瀬タンや山村タンもコタツしてるかな?
 .\_ _____________
    ∨
                         ____________
    ∧ ∧      σ     ∧ ∧   /
    (.,,゚Д゚)._日__σσ_日_(゚Д゚,,.) < コタツで「して」いるだろうな…
    /  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  ヽ  \
 \(_/             \ ノ/   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       舞踏会終了までのsage保守
132風と木の名無しさん:01/12/13 20:09 ID:ynQIqD4P
|∧∧
| ゚Д゚)
⊂_ノ 舞踏会終了マデノsage保守
|    オ願イ! dat落チサセナイデ・・・
133風と木の名無しさん:01/12/14 12:18 ID:j49t08rX
保守ギコが可愛いのでageちゃえ。
134風と木の名無しさん:01/12/14 15:19 ID:J2MY7ri3
135風と木の名無しさん:01/12/14 15:20 ID:J2MY7ri3
しまったsage忘れ・・
回線切って逝って来ます・・。
136風と木の名無しさん:01/12/16 00:43 ID:hny+H3iy
    ∧ ∧      σ
    (.,,゚Д゚)
    / U U  ∧ ∧ δ
 \(⊂⌒ ̄つ-Д-)つ あと二週間〜
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
   深夜の保守sage
137風と木の名無しさん:01/12/18 13:34 ID:guZtFamc
  o = o
. 〃∧ ∧ ゛o
. o (゚Д゚,)っ
 ゙ と゚。~^ツ′ 職人さんたちの本が落ちませんように
    |・。゚.つ   舞踏会終了までのsage保守祈願
    し'´
,゛ γ'⌒ヽ,゛
  i祈 願 i 
  ヽ、_,ノ゛
138風と木の名無しさん:01/12/18 22:27 ID:7ozp5JzP
自分、冬の舞踏会は不参加なので前スレ476さんの続きを書いてもいいですか?
理事長の小林に関係を強要される国語教師奥瀬ちゃんの話。
139風と木の名無しさん:01/12/18 22:32 ID:guZtFamc

              ∧            ∧
              / ・           / ';,
             /  ';          /  ';
             /   ;______/   ;
          /                  \
         /    /          \     \
        /´   (  ) |____|  (  )      |
       |  /////  (  |     :|    )  /////    |
       |    (   ) :|      |  (   (       |
        |    )  (  |     |   )   )      |
        |   (   ) ';    /   (   (     /
         \  )  (   \/    )   )  ../
           ヽ              ........:::::::<
ありがとう>138さん。是非、ヨロシクお願いします(感涙)
140前スレ476:01/12/18 23:58 ID:uofEUQyF
ぜひぜひぜひ!
あんな小汚いオヤジでよろしければどうぞ〜。
141奥瀬ひとりぼっち編:01/12/19 00:56 ID:MxOxa6be
ではお言葉に甘えまして〜。
理事長の小林に関係を強要される国語教師奥瀬ちゃんの話。
倉庫番さんの所ですと
ttp://www.8o1.f2s.com/O2/02.htm
からの分岐になります。

 小林とのことは何でもない。あれはただの暴力で、それによって傷つく
必要はないのだと自分に言い聞かせながら、奥瀬は身体のふるえを
止められなかった。
 浴室の白いタイルに膝をついて、頭から熱い湯を浴びる。
くもった鏡の中の、濡れた目をした自分に向かって「大丈夫だ」と呟いた。
あんなことはなんでもない、けれど清潔なタイルと石鹸の香りに
泣きたくなるほどの安堵を覚える。

「奥瀬ちゃん、着替えここにおいておくから」
「あ……ありがとう」
 ガラスのドアの向こうから、松田の声がした。
「いいって。ゆっくり入ってよ」
 そう言って足音は遠ざかっていく。
 小林から解放された安心感に、奥瀬はことさら今の状況を考えないように
していた。あの忌わしい繁華街で偶然に顔を会わせた松田は、歩いて十数分の
所にある自宅へ奥瀬を伴い、何も聞かずに浴室へ案内してくれた。
 休日の遅い午後とはいえ、教師があんな格好でいたら生徒はどう思うか。
ましてや初めて訪れた生徒の家の風呂を借りているなど、非常識も甚だしい。
特別勉強ができる方ではないが、松田は案外聡い生徒だ。おおよそ察しは
ついているのではないか。
142奥瀬ひとりぼっち編:01/12/19 00:57 ID:MxOxa6be
「あの……ありがとう。着替えまで貸してもらうなんて」
 侮蔑の言葉を覚悟して、風呂からあがった奥瀬にかけられた松田の言葉は
意外なものであった。
「奥瀬ちゃん、よかったらウチで夕飯食べていかない?」
 台所に射し込む西日をあびてにっこり笑う松田は、トレーナーの上に
青いストライプのエプロンを身につけていた。
「え? ……松田が料理するの」
「そう、うまいモンが食いたけりゃ自分で作るしかないんだよね」
 聞けば、松田の父親は春まで北海道へ単身赴任、母親は来週いっぱい
その面倒を見に行っているのだという。
「コンビニの弁当とかって、味付けが濃くってすぐにあきるんだよ。
それにやってみりゃ、これで中々料理も面白いし」
 無邪気な言葉に救われて奥瀬がうなずくと、松田の笑みはことさら
大きくなった。
「やっぱり食べてくれる相手がいると張り合いがちがうなぁ」
 支度にしばらくかかるというその間、松田は奥瀬に自分の部屋で
休むようにすすめてくれた。
「少し寝た方がいいよ、さっきはずい分顔色悪かったから」
 昨日の放課後、小林に繁華街のホテルへ呼び出されてから一晩中
嬲られどおしだったのだ。行為の合間に気を失うようにとろとろと眠りだすと
それが面白くないのか小林は、ことさら愛撫を繰り返して奥瀬の眠りを阻んだ。
「うん、お言葉に甘えていいかな……何から何まで迷惑かけて……」
「へーきへーき。どうせ親いないしさ、気にしないで」
 やさしい言葉に誘われるように眠気がよみがえる。なぜか、を聞かずに自分を
労ってくれる松田に、奥瀬は教師という立場を忘れてすがりついたのだった。
143奥瀬ひとりぼっち編:01/12/19 01:03 ID:HOEknozb
「コツは下ごしらえの手間ひまを惜しまないことだと思うんだよね」
「料理についてうれしそうに話す松田って、なんか意外だな」
「こう見えても色々と器用なのよ、俺は」
 ベッドを借りて一眠りした奥瀬が呼ばれて出てゆくと、ダイニングテーブルの
上にはいくつもの皿が並べられ、それなりに夕食の支度が整っていた。松田が話す
他愛ない話題にあいづちを打ちながら、奥瀬はゆっくりと料理を口に運んだ。
 すっかり日の暮れた夜の中で、オレンジ色の電灯が明るく室内を照らしている。
自慢するだけあって料理はどれも上手かった。食後のサービスだという
温かいコーヒーを前にしていると、夕べの小林とのことはまるで悪い夢のように
思えてくる。自分は平凡な国語教師で、理事長の小林は単なる上司でしかない。
世界はどこもひび割れておらず、奥瀬の傍らには大学時代からそうであったように
先輩である山村が寄り添っていいて―――

「―――でさ、奥瀬ちゃん、聞いてる?」
「ああ、ええと、ごめん。ちょっとぼんやりしてた」
 我に返れば松田が、こまったように笑って奥瀬を覗き込んでいた。
「ごめん、何の話をしていたんだっけ」
「俺の部屋で寝ている間に奥瀬ちゃんの服、クリーニング屋に出してきたって話。
どうせ明日も休みじゃん、だから構わないよね?」
「ああ……」
「それで、ひとつ質問していい?」
 胸の鼓動が早鐘を打ち始める。
「……なに……かな」
「奥瀬ちゃん、どうして小林なんかと寝ているの」
144奥瀬ひとりぼっち編:01/12/19 01:05 ID:HOEknozb
 核心を突かれて、奥瀬は思わず顔を伏せた。
 世界は醜くひび割れて、小林は依然として悪魔のように君臨しているのだ。
愛しい山村の姿はどこにもなく、奥瀬はこれからも望まれる度に身体をひらき、
あの脅迫者を受け入れなければならないだろう。
「何かわけがあるんだろ?」
 手のひらで顔を覆って、奥瀬はこみ上げてくる嗚咽をやり過ごそうとした。
「俺、奥瀬ちゃんのこと好きだからずっと見てたんだ。で、気がついた」
 奥瀬の肩を抱いて松田が言った。その声はコーヒーの湯気に溶け入るように
やさしかった。
「あんなヒヒ爺が好きなわけじゃないんだろう。俺じゃあ
奥瀬ちゃんの力になれない?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ベタな展開ですが、つづきは明日に……うひ〜。
145風と木の名無しさん:01/12/19 04:16 ID:neHenm8q
>138さん、ありがとうございます。ほんとに、ありがとうございます。
苦悩の奥瀬タンに逢えてうれしいよぉ(感涙)
タイトルからして、匂いたつ不幸の香りが〜〜〜。
うぅぅ、奥瀬タンには不幸がよく似合うよぉ(歓喜)
続き、楽しみにしています!!!

      職人サン ワッショイ!!
  \\  業者スレ ワッショイ!!  //
 +  \\ 奥瀬タン ワッショイ!! / +
      +   
  +     ∧∧   ∧∧  ∧∧   +
       (,,゚Д゚)∩ (゚Д゚∩(,, ゚Д゚)
 +   (( (つ ノ  (つ 丿 (つ つ ))  +
        | ( .ノ〜(_ヽノ 〜) ) )
        ∪∪  し∪   ∪∪
146風と木の名無しさん:01/12/19 13:58 ID:9E8Ve/c5
うわぁ久々に来たら職人さん降臨!
ああもう期待アゲ気分で、sageときます。
147風と木の名無しさん:01/12/19 17:26 ID:Ep3uDLtr
ぴよぴよ
  / ̄ ヽ
  |^◇^ ヽ
 (     )
  ''ゝ'''ゝ´

     ∧_∧  ツカマエタ!!
   ⊂(´∀` )
  / ̄⊂   )
  |^◇^ ヽ( 丿
 (     )(_)
  ''ゝ'''ゝ´


 ぴよぴよ
      ∧_∧
  / ̄(´∀` ) ウフフ・・アッタカーイ!
  .| ^◇^) ⊂ )
 (   ,ゝ) | |
  ''ヽ'''ノ'(_(_)

職人さんありがとう
148風と木の名無しさん:01/12/19 22:29 ID:/Cg9Nh+3
職人さん、感謝!!!
149風と木の名無しさん:01/12/19 22:58 ID:pkDVMznd
>147
カワイイ!
150don:01/12/19 23:03 ID:MlilusIt
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151風と木の名無しさん:01/12/19 23:50 ID:th5FSUlt
久々の降臨・・・。
ひょっとして新たな業者さん登場!?
152奥瀬ひとりぼっち編(つづき):01/12/20 00:07 ID:G/7x4qTL
 泊まっていけばいいと言う松田の言葉を断り、スーツは日を改めて
受け取りに行く約束をして、奥瀬はその夜は自宅へ戻った。
 どうすれば生徒に本当のことを話せるというのか。自分は金のために
身を任せているのだと。
 帰り着いた独りの部屋は恐ろしく空虚だった。最低限の家具しかない
貧しい部屋、奥瀬が大学生の頃から借りている安アパートだ。山村が
入りびたっていた頃の名残りで食器だけは二人分残っている。
(理事長とのことだって、もう一度や二度ではないんだ。
今さら後悔したって……)
 こうする他ないのだというあきらめと、執拗に抱かれた気だるさに、
奥瀬は考えることをやめてのろのろと狭いベッドにもぐり込んだ。
153奥瀬ひとりぼっち編:01/12/20 00:09 ID:G/7x4qTL
 翌朝。
 普段の通勤には使わない路線を乗り継いで、奥瀬は郊外にある
私立病院に足を運んだ。一般の面会時間にはまだ早いが、すでに
ほとんどの看護婦と顔見知りの奥瀬を今さらとがめる者はいない。
 柔らかく朝日が射しこむ、角部屋の小さな個室が奥瀬の目的の部屋だった。

「おはようございます、山村さん……」
 白くて清潔なベッドに、埋もれるようにして眠る男の顔を奥瀬はみつめた。
差しこまれた点滴の針と人工呼吸器さえなければ、今にも起きあがって
くれそうな気がする。
 ベッドの下から椅子を引き出して腰をおろすと、奥瀬は点滴の管を避けて
山村の胸にそっと頬をつけた。かすかに上下する呼吸が感じられる。
154奥瀬ひとりぼっち編:01/12/20 00:11 ID:G/7x4qTL
「……いつまで寝ているつもりなんです?」
 給料と、小林から受け取る金のほとんどは山村の入院費に注ぎ込まれていた。
治療法の確立されていない病と長期にわたる昏睡状態が、山村の男らしかった
風貌を随分と痩せさせている。浅黒く日焼けしていた頬は今では奥瀬と
同じくらい白い。
 恋人のために始めた小林との関係が今では辛くて仕方がなかった。けれど
奥瀬がその手を離せば、眠り続ける山村は緩慢に死への道を辿るだろう。
そう思うと逃げ出すこともできないのだ。
 例え目を開けることがなくても名前を呼んでくれなくても、彼を愛しいと
思う気持ちに変わりはない。思う相手以外の男に抱かれる罪の意識は
とうにすり切れて、何の痛みも呼び起こさない。
 こうして身体が重なるほど側にいながら、眠る山村にこのもどかしさを
伝えることはかなわず、奥瀬は人形のようにひっそりと結晶化した恋人を
みつめるだけだ。
 奥瀬はただ、たまらなく寂しかった。
「いつ……まで……いつまで僕をひとりにしておくんですか、山村さん」
 柔らかいシーツに頬を押しつけて発せられた問いに、答えるものは
いなかった。

(つづく)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
うひ〜、終わらなかった。しかも二十年前の昼メロのような
ベタネタスキーですいません。あと一回だけ書かせて下さい。
つづきはきっと、週末までには……
155風と木の名無しさん:01/12/20 07:24 ID:8nOjHaVH
職人さんありがとうー。
続きも楽しみにしてます。奥瀬タン(;´Д`)ハァハァ!

職人さんが帰ってくると、業者さんも帰ってくるのかしら。
持ちつ持たれつ?
156風と木の名無しさん:01/12/20 08:29 ID:bX8MxMjU
   ∧ ∧    ∧ ∧
| ̄( ~Д~) ̄| (゚Д゚,,.) <……いつまで寝ているつもりなんです?
|\⌒⌒⌒⌒⊂ ⊂)
|  \       \ ノ
\  |⌒⌒⌒⌒|
  \ .|_____|

ううう、奥瀬タン、せつないのぉ。
続き、週末まで大人しくお待ちいたしております。
157前スレ476 :01/12/20 12:46 ID:58fNOaCA
ああ!何かこれだとヒヒジジイ小林との関係で分岐できますね〜。
教員免許不所持バージョンと山村たんバージョン。
158風と木の名無しさん:01/12/20 17:15 ID:bX8MxMjU
     ∧∧
  ∧∧ (,,゚Д゚) <前スレ476さんの分岐バージョンもきぼ〜ん
 (゚Д゚,,)ノ  つ
  ⊂  ヽノ  
   〉 ノノ~
  ∪∪ 
159138:01/12/20 20:28 ID:pXiQZSmb
前スレ476さん。
いいですね〜、ぜひやりましょうよ、分岐。
しかもどっちも奥瀬が不幸に堕ちてゆく点がナニな感じですが(笑

ところで私、倉庫番さんのところの分岐のお願い、間違えてますよね?
正しくは
http://www.8o1.f2s.com/O2/01.htm
からの分岐でした。すいません〜。
倉庫番さん、二度手間をかけさせてしまって申し訳ありません。
そして相かわらずの仕事の早さにびっくりです、ありがとうございます。
160風と木の名無しさん:01/12/21 06:12 ID:BAsdf+95
>138さん
リンクをはりかえておきました。

職人さんたちのSSに惚れて倉庫を作った身としては
UP作業も実は楽しんでしています。
ずっとSSのUPがなかった時の方が寂しかったくらいで・・・
>138さん、ほんとうにありがとうございました(嬉涙)
161奥瀬ひとりぼっち編(つづき):01/12/22 18:21 ID:0iUVXlHe
 そしてまた代わりばえのしない一週間が過ぎ、週末が訪れて、
奥瀬は小林から呼び出しを受ける。指定されるホテルはランダムに
変更され、フロントを通らず直接部屋に向かう度に、奥瀬は
ベルボーイに呼び止められやしないかとびくびくするのだ。

「最初の頃はどうなるかと思っていたが」
 野太い声、湿っぽい体温。奥瀬の腰を抱え込みながら小林は、
弾む息にあからさまな喜色を滲ませて言った。
「だいぶ良くなってきたろう、奥瀬君も」
「は……あ……やっ……」
 膝をつき腰を高くあげた体勢で、奥瀬はわずかに首をふる。それが
肯定の仕草なのか否定の意味なのかは自分でもわからない。息苦しくて、
ベッドに押し付けられた頭が痛んだ。
 ローションによってほぐされたそこに、小林の太い指が触れる。粘膜を
まさぐる卑猥な音が、奥瀬の正気を侵していく。体温によって溶け出した
ぬるい液体が内腿を滑り落ちてゆく感触が、尖りきった神経に爪を立てる。
「このローションはすごくいいからってね、アメリカの友人が送って
くれたんだが……ふふふ、本当だな……ほら、自分でも分かるだろう?」
 息をするごとに、つと、またひとすじ白いローションが流れ落ちる。
 小林はその根本にゆるゆると指を沈め、動かし始めた。
「……っ……ああ……あ……」
「すっかり素直になって、可愛い声を出すようになったじゃないか」
162奥瀬ひとりぼっち編:01/12/22 18:23 ID:0iUVXlHe
 屈辱的な小林との行為に山村の影を重ねることで、奥瀬はそれを
忘れようとした。自らの欲望を力まかせに押しつけてくる小林と
山村は似ても似つかない。だからこそ奥瀬はかたく目を閉じ感覚を
剥き出しにして、自分を抱いているのは山村だと思い込もうとする。
ひどい欺瞞だと承知しながら、体の奥から手繰り出される熱い快楽に
すすんで溺れたがっている。

 山村はどこにもいない、奥瀬の世界はからっぽに等しい。その空虚さを
埋めるために、奥瀬はさらに山村を必要とする。
 山村がいないなら山村の変わりを、空虚さを埋め世界を満たし、
山村のことすらを考えられなくしてほしい。
 だが奥瀬の世界が山村を軸に作られている以上、そんなことはどうしたって
無理なのだ。世界の中心に空いた途方もない虚無が奥瀬をたびたび不安にさせた。
穴の空いたずたずたの世界を抱えて、奥瀬はもう疲れきっていたのだ。
163奥瀬ひとりぼっち編:01/12/22 18:24 ID:0iUVXlHe
「どうしたって嫌がっていることを隠せない奥瀬君を無理矢理にするのも
楽しかったが、積極的な奥瀬君はそれはそれで…ずいぶんと、いやらしいな」
 言うなり小林は、指を抜いて奥瀬の体を押しやった。
「あ……な…んですか……」
 ふいに夢を破られたようにのろのろと顔をあげて、奥瀬は小林の
赤ら顔を見上げる。
「指なんかじゃもう足りんのだろう?」
 小林は奥瀬の腕を掴んで体の向きを変えさせると性急に腰を押しすすめようと
のしかかってきた。奥瀬は自ら脚を開いて小林を迎える。脚のあいだの
自分自身がゆるく勃ちあがっていた。
 今まで一度でも、奥瀬がそんな風に自ら小林を望んだことはない。
小林が狼狽したように動きを止めたのを感じて、奥瀬は小さく笑った。
「いいですよ……早く、入れて」
 頭をもたげる自分自身に指をからめ、脚のあいだのローションを
これ見よがしにすくいあげる。一時、白く濡れた自分の手を見おろすと、
奥瀬は緩慢な仕草でそれを胸に塗りつけだした。
 うすい胸の突端が淡く色づいている。指で念入りにそこを嬲ると、たちまち
嬌声がこぼれる。知らず知らずのうちに腰が浮き、奥瀬はためらうことなく
もう一方の手を、脚のあいだに滑り込ませた。

 ごくり、と小林が息を飲む気配がする。やがて汗に濡れた肉厚の手が
奥瀬を押し倒し、乱暴につらぬかれた。その瞬間だけ奥瀬の不安は癒され、
世界は山村を失う前の完全さを取り戻すのだ。
 小林が奥瀬の名を呼びながら腹を揺らしている。
 体を揺さぶられ、何度も突きあげられながら奥瀬は、
世界を取り戻した幻に――泣きながら――満足そうに声をあげた。
164風と木の名無しさん:01/12/22 20:40 ID:D06vrP38
   ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   (゚Д゚,,) <  いいですよ……早く、入れて
| ̄ ̄(つ ) ̄| \______________
|\~⊂ *U⊃\
|  \       \
\  |⌒⌒⌒⌒|
  \ .|_____|

心が壊れる寸前の薄氷の上にいるような奥瀬タンが
哀しくて色っぽいです〜
ほんとうに、(゚д゚)ウマーな話をありがとうございました♪
165風と木の名無しさん:01/12/22 23:47 ID:D06vrP38
    /\_/\   奥瀬君… ハァハァ!  
   / ´ )∀(` \     / ̄)
  (_      _)__/  √
  ( \___/        /
   | l       \ノ ̄ ̄ ̄
   | l         \
   | /           )ヾ
   と\_ __ /)_/ /
   (\\_/___/
   \ _ | (  _|
    (__ ) (___)
166風と木の名無しさん:01/12/24 06:27 ID:/2L3r6ok
          職人さんたちに感謝を込めて

        。 ◇◎。o.:O☆οo.
       。:゜ ◎::O☆ ∧∧☆。∂:o゜
       /。○。 ∂ (,,゚Д゚)O◇。☆
     /  ◎| ̄ ̄∪ ̄∪ ̄ ̄ ̄|:◎:
    /    ☆。|..Merry Christmas!!.|☆
  ▼       。○..io.。◇.☆____| 。.:
∠▲―――――☆ :∂io☆ ゜◎∂:.
167風と木の名無しさん:01/12/25 06:02 ID:sCTQsIYD
 | 職人さんたち、いいクリスマスだったかな?
 .\_ ________________
    ∨
 ◯         .★        ◯
  ヽ ̄\      .人    δ / ̄ノ    ____________
  (二二二)    .人人    (二二二)δ /
    (.,,゚Д゚)._日__ ||| _日_(゚Д゚,,.)  < 今日からはコピ本の修羅場かも
    /  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  ヽ    \
 〜(_/      ⊂( _д_)⊃. \ ノ〜     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄⌒⌒⌒⌒⌒⌒∨∨⌒⌒⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
168風と木の名無しさん:01/12/27 01:31 ID:QziovwGs
  ∧⊂ヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (゚Д゚)ノ <  舞踏会終了までは続けさせてくれ…の保守sage
  | ⊃|   \_____________________
  |  |
  ⊂ノ〜
  ∪
169風と木の名無しさん:01/12/27 13:34 ID:9CRHXZMG
あと三日、頑張れ保守ギコ!
170風と木の名無しさん:01/12/28 08:16 ID:63cioNA+
     職人さん、応援の、ビックリ・ドッキリ・メカ〜♪

  / ̄ ̄ ̄ ̄\
/     ●  ●、
|Y  Y        \
| |   |        ▼ |
| \/   ___人.|
|      |\  \
\     \\ ̄\  アーン                 ?
 | | |\ \\ ̄\                     Λ Λ
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 (__)_)  \  ̄|\ ̄\                 ∪ ∪ ̄∪∪
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
171風と木の名無しさん:01/12/28 08:19 ID:63cioNA+
  / ̄ ̄ ̄ ̄\
/     ●  ●、
|Y  Y        \
| |   |        ▼ | アーン
| \/   ___人.|                   ガンバレ!  ギョギョ
|      |\・∀・)ガンバレ!    ガンバレ!       彡( ・∀・)  Λ Λ∩
\     \\( ・∀・)ガンバレ!   ( ・∀・)            煤i゚Д゚;)/
 | | |\ \\( ・∀・)ガンバレ!彡     ( ・∀・)ガンバレ!    /⊃/
 | | |  \ \\( ・∀・)ガンバレ!ガンバレ! 彡ガンバレ!ガンバレ!〜( ,-○
 (__)_)  \  ̄|\( ・∀・( ・∀・( ・∀・( ・∀・( ・∀・)     ∪
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
舞踏会は明日です。ラストスパート頑張って、楽しんできてください保守sage
172風と木の名無しさん:01/12/28 08:22 ID:63cioNA+
あぅ、ズレちゃった(涙) ゴメンナサイ
173風と木の名無しさん:01/12/29 05:17 ID:nDy0Uj7U
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        (  今日は舞踏会の初日だね・・・
   。o ○\____________/
  .∧∧ヘヘ      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  (  ノ  ) 。o○(  うん・・本たくさん売れるとイイネ
  ./  |  \   \_____________/
 (___ノ(___ノ
/       \
      ガンバレ、職人さんの保守sage
174風と木の名無しさん:01/12/30 09:12 ID:eEzYN9zS

             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 | 職人さんたちのこれからのご武運と
     ,__     | .今までのSSに感謝を込めて・・・
    /  ./\    \_______________
  /  ./( ・ ).\       o〇       ヾ!;;;::iii|//"
/_____/ .(´ー`) ,\   ∧∧         |;;;;::iii|/゙
 ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄  (,,  ) ナムナム   |;;;;::iii|
  || || || ||./,,, |ゝ iii~   ⊂  ヾwwwjjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃
  | ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 .(  ,,)〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
       祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、
       沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕わす……
           とならぬことを祈っての最後のsage保守
175風と木の名無しさん:01/12/31 16:51 ID:LkKpwTAa
助太刀いたしまする。
年末年始AGE。
176風と木の名無しさん:01/12/31 22:52 ID:C+G74bwz
半角板住人にも見せたいすばらしいスレだな(藁
177山村×奥瀬・お気楽大学生編:02/01/04 18:57 ID:7fr0h2zu
「ちょっと…これは…山村さん!」
 奥瀬の声音が、狼狽から叱責に変化したこと気付いて、山村はひょいと顔をあげた。
「はい、奥瀬君、なんでしょー」
「こんなことしてたら、絶対」
「レポート終わらないよなぁ〜、困ったよなぁ」
 まるで他人事のように請け合いながら、山村の手は奥瀬のシャツをたくしあげようとしている。
「言っているそばから、山村先輩」
「終わらないと困るんだけどなぁ〜、奥瀬」
 床に座りこんだまま背中をベッドに、目の前をレポート用紙や辞書の積み重なったローテーブルに
阻まれて、おいそれと身動きのとれない後輩にのしかかりながら山村は、内心満面の笑顔で、
顔だけは落胆を装っておだやかに告げた。
「おまえの横顔見てたら、なんか俺、その気になってきちゃったんだよな…」
「助けてくれって言うから、わざわざ先輩のレポートに付き合ってあげているのに、
 一体何考えてるんですか! 第一まだ真っ昼間なんですよ」
 落ちる眼鏡を必死にずり上げながら、奥瀬はもう一方の手と膝で山村を押し返そうする。
「でも奥瀬、今日は泊まっていってくれないじゃないかぁ〜」
 そう言って奥瀬の足にしがみつく山村の顔は、五つの子供でも見破れるようなわざとらしい
嘘泣きだ。
「せっかく取った新幹線の切符が無駄になって、それを先輩が弁償してくれるとでも
 言うんですか。僕は正月に家に帰らないような親不孝者にはなりたくありません」
178山村×奥瀬・お気楽大学生編:02/01/04 18:58 ID:7fr0h2zu
 今日は12月29日、帰省ラッシュもそろそも本格化してくるころである。奥瀬は山村に
泣きつかれて今日一日ゼミのレポートを手伝ってやり、夜にはその足でここから東京駅に
向かうつもりなのだ。
「どーせ俺は帰らねぇよ、進級もあやうくて親にあわせる顔がない、極めつけの親不孝モンだよ」
 奥瀬の足にしがみついたまま一段と激しく嘘泣きのふりをする山村の実家は、一時間もあれば
帰れる東京近県である。
「だからちゃっちゃっとレポート済ませて、胸をはって親御さんに会えるようにって
 言っているじゃないですか」
「でも夜には奥瀬、いなくなっちゃうしぃ〜」
「ウチは新幹線で三時間かかるんですよ」
「年が明けてもずいぶん先まで会えないしぃ〜」
「学校も休みだし、まあ仕方ありませんね」
「最近奥瀬、俺に冷淡だしぃ〜。何よ何よ、優等生でちょっと教授に気に入られてるからって、
 アンタ近頃生意気よっ」
「その喋り方やめて下さいよ。ダダッ子ですか、山村さんは」
「ほほぉ〜、言ったね? 奥瀬ちゃん」
 すっと表情をあらためると山村は伸び上がり、奥瀬の耳に音高くキスをした。そうして
屈みこんだまま息を吹き込むように甘くささやく。おネェ言葉で身体をくねらせていた時とは
えらい違いだ。
「さっきお前『まだ真っ昼間』だって言ったな。以前、誰もいない合宿所で『した』時のこと
 覚えてるか? あれだって陽は随分と高かったよな……」
179山村×奥瀬・お気楽大学生編:02/01/04 18:59 ID:7fr0h2zu
 言いながら山村は横目でちらりと奥瀬の表情を盗み見る。案の定さっきまでの勢いは何処へやら、
奥瀬は顔を真っ赤に染めて、うつむいている。
 この、細い銀縁の眼鏡をかけた潔癖な後輩は、スキンシップと直接的な言語表現にめちゃくちゃ
弱いのだ。山村が一方的に惚れて、大攻勢をかけて落とした奥瀬はこの歳まで、どうやら異性と
親しい付き合いをしたことがなかったらしい。いわんや同性においてをや……である。いまだに、
男にしては珍しいほど肌を露出することや欲情をあからさまにすることを恥ずかしがる。
まだ単なる先輩と後輩でしかなかった頃、コンパの席で山村が悪ふざけからキスした時など、
羞恥にぶっ倒れてしまったほどなのだ。

「合宿所の板張りの床で、裸になっても気が狂いそうなほど暑かったよな。お前がドアの隙間に
 指を挟んで血ぃ出して、俺がそれを舐めてやっているうちにだんだんそーゆー雰囲気になって…
 あの時、俺はすご〜く燃えたけど、奥瀬は全然良くなかった? 気持ち良かったのは俺だけ?」
 言いながら山村は握られたまま強ばった奥瀬の指を取り、その指先に口付けた。がばっと
勢いよく顔をあげた奥瀬の、いっぱいに見開かれた瞳が涙でもう潤んでいる。山村はその反応に
気をよくしてシャツの内側に手を差し入れた。ひくっと息をのむ奥瀬の薄い胸がふるえている。
「もう忘れたか? 俺は今でも克明に覚えているんだけどなぁ〜。
 奥瀬が初めて―――してくれたコトとか」
 いたたまれないほど恥ずかしいのか、ずるずると床に崩れていきそうな奥瀬の上半身をベッドに
押し付けてキスをする。首筋から胸へキスが移ってゆく度に、押さえられた吐息がもれる。
シャツを取り去りジーンズの前を開きながら、奥瀬の瞳を覗きこんだ。じっくりと時間をかけて
全身の強ばりをといてゆく。
180山村×奥瀬・お気楽大学生編:02/01/04 19:01 ID:7fr0h2zu
 我ながら少しずるいかなと、山村は内心で舌を出す。奥瀬の性格を利用して、自分に都合よく
抱かれるよう仕向けているのだから。こうして山村が仕掛けた時、奥瀬はそれを断ったことがない。
「山村…さん?」
 奥瀬が裸の肩を抱きしめながら、ふいに手を止めた山村を不安そうに見上げている。
「なにか」
「あ〜ごめん、たぶんとりこし苦労。ところでこの部屋、寒くないかな?」
 首を横にふる奥瀬の眼鏡を外させて、辞書と教科書の山の上に積んでやる。
「ベッドにあがってよ、こんな狭い所じゃまともにお前の顔を見れない。知ってる? いく時の
 奥瀬ってすご〜く色っぽい顔するの」
「な……何バカなこと言ってるんですか!」
「どうせ俺はバカで親不孝モンだもーん。ほれ、こっち来いって」
 山村は、ベッドの下にへたりこんでしまった奥瀬をひっぱりあげてやる。もう二人ともほとんど
服を着ていない。裸の腕と腕、足と足がからみあう感触がさらりとしていて気持ちいい。
「またキスしていい?」
「ん…もう、しているじゃないですか」
「嫌ならしないよ。覚えておいて、奥瀬が嫌だって言うなら俺はしない、あんなことやこんなことも」
 言ったそばから山村の唇は、奥瀬の胸の突起を嬲る。右手が平たい腹を撫でて、そのまま下腹部の
熱い高ぶりに触れる。奥瀬があげる小さな悲鳴は、山村には歓喜の声に聞こえる。
「嫌なら嫌って…言って……奥瀬」
 普段は生真面目に整っている奥瀬の表情が、快楽を受け入れて切なげに歪む。この表情が好きだと
山村は思った。あの切なげな顔を見るだけで達してしまいそうになる。日頃は、お堅いだの
クソ真面目だのと周囲から揶揄される男から想像もできない、欲に溺れた淫らな顔。そのあまりの
落差と無防備さゆえに、山村はいつも、残酷なほど彼を欲しくなるのかも知れない。
「もっと足ひらいて…そんなんじゃ、全然…足りない」
 あきれるほど従順に快楽にのまれた奥瀬は、山村の下で魚のように、ぴくりと体をはずませた。
181山村×奥瀬・お気楽大学生編:02/01/04 19:03 ID:7fr0h2zu
「ひどいですよ…山村さん」
「ごめん」
「結局レポート終わらなかったし」
「あ〜、正月休み中に何とかしとくわ」
「そう言って、何とかなった試しがないじゃないですか」
 シャワーを使ってきた奥瀬が床に座り込み、辞書の横で頬杖をつきながら嘆息した。
「う、う〜ん、とにかく悪かった」
 こういう時は、とにかく頭を下げておくにかぎると山村は思っている。
「それにずるいですよ…人の弱味につけこんで」
「弱味?」
「あんなふうに迫られたら」
「じゃあお前、ゼミの増田なんかが迫ってきたら、やっぱり寝ちゃうわけ?」
「そんなこと、あるわけないでしょう!」
 一声叫ぶと奥瀬は目をそらし、小声で後をつづけた。
「あんなこと、誰にでもできるもんじゃありません……」
 満面に笑みを浮かべる山村と目が合って、奥瀬は続きを言わずにふいと顔をそらした。
「でも俺にはしてくれるんだよな。どんなにスケベで、見境なく発情して奥瀬をいじめても、俺になら」
「これから新幹線に乗らなきゃいけないのに、今日はもうくたびれました」
 これで会話は打ち切りだとでもいうように奥瀬は立ち上がり、帰り支度を始める。
182山村×奥瀬・お気楽大学生編:02/01/04 19:05 ID:7fr0h2zu
「よし、俺が東京駅まで車出してやる。もちろん改札までの見送りつき」
「まだ田舎へのお土産も買ってないんですけど」
「大丸デパートの地下で銘菓ひよこでも虎屋の羊羹でも、なーんでも買いなさい。おごるから」
「ありがとう山村さん………………愛してますよ」
 コートを取ろうと立ち上がりかけていた山村は、中途半端な姿勢のまま目を白黒させている。
「なに、奥瀬、いまの」
「なんでもありません!」
 表情を隠すようにあわてて眼鏡をかけなおす恋人を、山村はあらためて見直した。耳まで赤く
なっているのが何だか可愛いと思う。まさかこのお堅い奥瀬から、こんな直球の言葉が聞けるとは。
「早くして下さい、駅まで送ってくれるんでしょう?」
「ヘイヘイ」
 どうしたって顔が笑う。狭い室内を急ぎ足で横切ると、山村は奥瀬をつかまえてその頬に
音高くキスをした。
「年明けに戻ってきたら、さっきの続きを聞かせてよ、いいだろ?」

HAPPY END
183風と木の名無しさん:02/01/04 23:24 ID:Shbqj/mK
イイ!>大学生編
こういう番外編も面白いね。
どなたか、ドクター・増田のゴールドフィンガー2002なんてやってくれない?
増田の指テクで次々と堕ちていく男たち…ハァハァ(妄想中)
184風と木の名無しさん:02/01/05 00:08 ID:tOBOp8Yg
(*゚д゚*)モエー
いいもの読ませていただきました。職人さんありがとう。
185風と木の名無しさん:02/01/05 02:17 ID:sLSv9zzs
職人さんおつかれさまー!
大好きですーー!
186風と木の名無しさん:02/01/09 21:39 ID:iJRqkQHH
あげあげ〜!
こんな有料……じゃない優良スレをdat落ちさせては
腐女子の名折れですわ!
187風と木の名無しさん:02/01/11 12:24 ID:v+ZR3Skj
存続あげ。

通りすがりの方も、サイトの絵で補完しつつ楽しみましょう
188風と木の名無しさん:02/01/12 00:57 ID:24Zq9LLs
青柳くんの純愛話とか書いてもいいかなあ……ダメ?
189風と木の名無しさん:02/01/12 00:59 ID:e4KqfzZH
>188
ぜひ書いて( ゚д゚)ホスィ…
いろんな青柳くんが読めるとウレシイヨ!!
190風と木の名無しさん:02/01/12 04:35 ID:skDB6R0d
保守ギコたん見てる?ガムバッタ甲斐があったね…
191風と木の名無しさん:02/01/12 09:32 ID:AIDbILle
お、お言葉に甘えて青柳タン……書かせていただきます

「奥瀬さんは、好きな人とかいるんですか?」
奥瀬さんはモニターに向けていた柔和な目をふとこっちに向ける。
奥瀬さんと二人きりになる機会は僕にはあまりない。
「あ、べつに深い意味はないんですけど……」
僕は口ごもった。
「……いきなり変なこと言うんだね」
奥瀬さんは笑った。小さな花が咲いたみたいな笑顔だった。
撮影の時とは別人みたいだ。
「いるよ、好きな人」
殊更に明るい声で言う。
「片想いだけどね」
192実は吉村×青柳……てへ:02/01/12 09:33 ID:AIDbILle
「……平気なんですか?」
「え?」
「す、好きな人がいるのに、あんな……」
僕は昼の撮影のことを思い出した。頬が熱くなる。
奥瀬さんは、山村さんと石村さんに交互に抱かれて、
すごくいやらしい声で卑猥な言葉を叫んでいた。
……僕も、あんなふうになってるんだろうか。
「……仕事だからね」
奥瀬さんはそう言って、すこし寂しそうに微笑んだ。
「嫌だったらここにはいないよ」
「そう……ですよね」
僕だってそうだ。
嫌だったらすぐにやめてしまえばいい。
それができないのは……
「おー、二人ともご苦労さん!」
ドアが不躾に開いて、手にコンビニのビニール袋を提げた
山村さんと吉村さんが部屋に入ってきた。
「お帰りなさい」
奥瀬さんはそう言って立ち上がる。
「ほい奥瀬、ハムサンド売り切れだったからツナでいいな。
吉村、青柳の分渡してやって」
山村さんは袋から夜食を取り出して狭い机の上に並べる。
「はい、青柳くん。ウーロン茶とお弁当でよかったよね」
「あ、ありがとうございます……」
僕は吉村さんから夜食を受け取った。
「……いい子にしてた?」
吉村さんが不意に囁く。
その低い声を聞いて、僕は耳まで熱くなった。
193実は吉村×青柳……まだHなしかよ!:02/01/12 19:46 ID:V55oHCXj
その日は画像の編集作業が長引いて、4人で会社に泊まり込むことになった。
なんだか、高校の時の合宿を思い出す。
「寝るんなら奥の部屋使えよ、俺はここで寝るから」
山村さんは机に頭を乗せて目を閉じた。
奥の部屋は一応仮眠室ということになってるけど、
頑張っても3人寝るのがやっとだ。
「山村さん……駄目ですよ、そんな姿勢で寝たら身体が痛くなりますよ」
奥瀬さんが心配そうな声で言った。
「いいっていいって、それより明日は早く起こしてくれな。
新しいサイトのアクセス状況チェックするから」
奥瀬さんは僕を見て、しょうがないなって顔で笑った。
そして奥の部屋から毛布を持ってきて、山村さんの肩にかけた。
僕はちらっと吉村さんの机を見る。
吉村さんはまだモニターに向かってなにか作業していた。
「……吉村さん、まだ仕事するんですか?」
「うん……あとちょっとね」
言いながら目をこする。
「青柳くんはもう寝なさい、子供は夜更かししちゃいけないよ」
吉村さんは教師みたいな口調でそう言った。
僕はその言葉に思わず黙ってしまう。
僕が子供だから。相手にしてもつまらないから。
だから……この人は、まだ僕に触れてくれない。

――――――――――――――――――――――――
あああ、ここのところ職人さんのご光臨がないので
思い余って書いちゃってますがお目汚しスマソ……
長いのに全然エチできないし……とほー。
194風と木の名無しさん:02/01/12 20:01 ID:e4KqfzZH
既に主演(笑)作品もあるだろうに、
青柳タンって精神的におぼこい感じがして可愛いっス!
ジェットコースターに乗せられたみたいに手練手管で振り回されて
目をぐるぐる回している青柳タンも好きだけど
青柳タンらしいペースで、でも自分ではなかなかアプローチできずに
焦れてる青柳タンも(・∀・)イイ!と思いま〜す。
素知らぬ振りをして、実は横目で観察してるとたのしいだろうなぁ。

続き、頑張ってくださ〜い!
195風と木の名無しさん:02/01/12 22:59 ID:bbxsAunz
初めてきて「?」な方は、
倉庫番さんのトコロなど行ってみると良いでしょう。
青柳タン、怒濤の初主演作品も拝めますよ。
http://www.8o1.f2s.com/

ところで191さん、今回は増田さんの出番はナシですか?
最近増田さん、ご無沙汰でさみしいのねん。
196風と木の名無しさん:02/01/13 00:49 ID:mZ5hKGMQ
            |続いてくれているので感涙!
     ∧ ∧   |ありがとう職人さん
     ,っдT)  < ありがとうスレ住人のみんな
     `l  ⊂)    \___________
 .   〜| _ | ゥゥ...
     ∪ ∪ 
>190 ひっそり名無しで見て楽しんでいます。
>190タンもありがとうございました の
        身に染みついた保守sage
197風と木の名無しさん:02/01/13 01:53 ID:AlcJ3FGU
業者さんに見てもらうために定期上げ
198風と木の名無しさん:02/01/13 10:19 ID:O1G5of/m
日曜も頑張る業者タンのために上げるです
199丶(`Д´)ノ ウワアァァァン!! :02/01/13 17:52 ID:GQhsefs1
ニュー速に業者スレが立ってる!
2ちゃんからの攻撃に苦悩する業者さん

がむばれ!
200 :02/01/13 19:01 ID:+4L9pmL7
美容板にショタすれが立っています
http://life.2ch.net/test/read.cgi/diet/1010753661/l50
201しつこく吉村×青柳……:02/01/13 20:29 ID:gAfm5vf9
眠れなくて、何度も寝返りを打った。
とろとろと寝入りかけたときに、隣に寝ていた奥瀬さんがそっと布団から抜け出した。
(どうしたんだろう。トイレかな)
けれど何分経っても奥瀬さんは帰ってこない。
吉村さんは気付かずにこっちに背中を向けて眠っている。
僕は気になって起きあがった。
隣の部屋はまだ灯りがついていて、ドアの隙間から光が漏れている。
言い争うみたいな声が聞こえた。奥瀬さんと山村さんの声だ。
「……僕はもう……」
「……奥瀬……」
「どうして……」
声がよく聞き取れない。だけど奥瀬さんの声は泣いてるみたいだった。
「……離してください……」
「奥瀬!」
二人の足音の後に、立て付けの悪いドアが閉まる音が響いた。
「……やめてほしいよねえ、会社で痴話ゲンカは」
僕はびっくりして振り向いた。
寝ているとばかり思っていた吉村さんが、いつの間にか布団の上に胡座をかいて煙草を吸っている。
笑っててもいつもどこか冷たいような目が僕の方をじっと見つめていた。
どきん……と心臓の音がする。
どうしよう。
二人きりになってしまった。
202風と木の名無しさん:02/01/13 21:18 ID:mZ5hKGMQ
>199
ニュー速のはわからなかったけど、他板で半祭状態なのかな?

半角文字列■ 悪徳宣伝業者の画像や動画をばらまくスレ2 ■
ttp://wow.bbspink.com/test/read.cgi/ascii/1010876229/
半角文字列「■○■悪徳業者を晒すスレ」
ttp://wow.bbspink.com/test/read.cgi/ascii/1010476410/
えっちねた板「★★宣伝屋を何とかしよう★★」
ttp://wow.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1008056096/
ラウンジ「■ 宣伝カキコ業者の画像や動画をばらまくスレ ■」
ttp://corn.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1010854026/

2ちゃんねらーの怒りを買った業者さんも大変だ。
>201さんのSSの奥瀬タンと山村タンも痴話喧嘩で大変だ(笑)
吉村タンの「笑っててもいつもどこか冷たいような目」が(・∀・)イイ!
ゆっくりでいいので、続き楽しみにしてま〜す♪
203風と木の名無しさん:02/01/13 21:21 ID:OHYuPJV/
業者さん応援上げ
204風と木の名無しさん:02/01/13 22:56 ID:3PRjpt0Y
2ちゃんねらにリンカーンされる業者さん……ハァハァ(;´Д`)
205ゆか:02/01/13 23:01 ID:gdtYVb/+
■無料ダウンロードのコーナー■
脚・胸・尻・唇などのマニアフェチ画像&動画
http://www.cttpopnet.syo-ten.com/fetish/
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http://www.cttpopnet.syo-ten.com/fetish/index22.html
美人系 素人奥様乱行スワップ画像&動画
http://www.cttpopnet.syo-ten.com/fetish/index31.html
炉・・・・説明出来ない
http://www.cttpopnet.syo-ten.com/fetish/index32.html
アイコラ特選・・・CG専門家の作品集&アイコラムービー
http://cttpopnet.syo-ten.com/fetish/index21.html
アニメマニア必見ダウンロード出来る。
http://www.cttpopnet.syo-ten.com/anime/
PASS"toto121"
206風と木の名無しさん:02/01/14 03:58 ID:K5QzuJHw
遂に宣伝業者の住所(公開情報)が晒された模様。
島根県かぁ・・・

http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/ascii/1010876229/587
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/ascii/1010876229/594

祭りの予感!!!!!
207風と木の名無しさん:02/01/14 05:05 ID:O15V/Mye
208201:02/01/14 11:04 ID:cfKrKsql
どもどもー、皆様暖かいお言葉ありがとうございます。
ヘタレですみません〜(汗)
うわー他板で祭り中だってのに呑気にホモ書いてる場合かよ〜!
てな気分です(笑)でも続き書いていいですか?

とりあえず業者さん降臨記念にageときます
209風と木の名無しさん:02/01/14 16:14 ID:wGiv9tvn
>208
続きまってます!

祭はこちらに移動ですかね?
■祭り■ ヨシオカヒデノリ VS 半角板住人
ttp://kaba.2ch.net/test/read.cgi/net/1010939663/

同じ穴のムジナとはいえ、奥瀬タン VS 半角板住人 とか
山村タン VS 半角板住人 や 青柳クン VS 半角板住人 じゃなくてヨカッタと
思いつつ、次は自分たちかと怯えている業者さんを思うと・・・(  ̄ー ̄)
210風と木の名無しさん:02/01/14 18:12 ID:XaxNAA7F
私達、微妙に業者さんを擁護するような気持ちになってないか……?(笑)
私だけか。
211風と木の名無しさん:02/01/14 18:49 ID:jnEgufvv
いや、自分が以前エロ系じゃないけどそういう業者にバイトでいたことがあるから
そんな気にはならないよ(すぐ辞めたよ)。
ひでぇもんだ。本名住所携帯番号まで晒させて、こんなことするのかと思ってた。
酷いところは酷いよ。パソコンが当たる!とか良いながら、そんなものなくって、
偽の当選者上げたりね。金がなくなると名簿売るし。
よっぽど2ちゃんで晒してやろうかと思ったよ。止めても止めても迷惑メール
出すしねぇ。。。

でもそれと萌とは別なんだ(ワラ
愛憎表裏一体と申しますし、少なくとも罵詈雑言よりは相手に届きますよ、きっと。
212風と木の名無しさん:02/01/14 19:03 ID:W9pBckba
>>202 関連のホームページが出来ました。UNIX板の感動が
半角板で再び!?(藁

これまでのあらすじが載っています。

悪徳宣伝業者の画像や動画をばらまくスレSP
http://izumo.cool.ne.jp/baramaki/

荒々しい半角板の住人にリンカーンされるヨシオカたん
……ハァハァ。
213風と木の名無しさん:02/01/14 19:49 ID:1rPcR/AV
>212のリンク先、
ここのスレが「関連スレ」にあったらどうしようかと
ちょっとドキドキもんだった(笑)
でもこの先奥瀬タンとかが晒されちゃったら
ここも関連スレ……?(笑)
214吉村×青柳……まだ続くのか!:02/01/14 21:55 ID:U6KV2yaB
「青柳くん、うちに来てどのくらいになるかな」
吉村さんは吸い殻を空き缶に押しつけながらそう言った。
「え……と、2ヶ月くらい……」
いきなり意識してしまって、情けなくも声が裏返りそうになる。
「……やっていけそう?」
「え……」
「この仕事、自分に向いてると思う?」
僕はどう答えたらいいかわからなくて黙り込んでしまう。
吉村さんはそんな僕にはおかまいなしに、平然とした顔で2本目の煙草に火をつけた。
「……君みたいな子はあんまり長居しない方がいいと思うんだよね、
うちみたいなとこには」
吉村さんはそんな台詞を淡々と口にした。いつもと変わらない口調で。
心臓が鷲掴みにされたように痛くなる。
「僕に……やめろってことですか?」
吉村さんは何も言わなかった。
そして僕は相変わらず、吉村さんの考えてることはひとつもわからなかった。
こんなにずっと見てきたのに。
「……僕、役に立ってませんか……?」
吉村さんは首を横に振って、煙を吐き出した。
薄い唇から吐き出された煙が暗い部屋に漂う。
「うちの連中はみんな、こういう世界でしか生きられない輩だ。
山村も増田も……勿論俺もね。だけど君は違う」
「そんなの……」
関係ない。
そんなの関係ない。
そう言いたいけど、声にならなかった。
「俺としてはこれ以上、こんなうさんくさい仕事に関わらせたくないんだよ。
青柳くん、いい子だからね」
215風と木の名無しさん:02/01/14 21:55 ID:n/rBWHIh
216風と木の名無しさん:02/01/14 22:28 ID:W9pBckba
>>215 以下のスレで「肖像パブリシティ権擁護監視機構」
http://www.japrpo.or.jp/に通報済みです

http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/ascii/1010991966/259
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/ascii/1010991966/281

これで「肖像パブリシティ権擁護監視機構」が動かなかったら、
口だけの団体ということで。
217風と木の名無しさん:02/01/15 02:31 ID:1hwFO20A
>214
青柳きゅん萌え〜。どんな「いい子」なんだー(w

そろそろお祭ワショーイのAAが欲すぃな…
218風と木の名無しさん:02/01/15 20:24 ID:+alXQOom
ひろゆきのところに「警察庁犯罪被害者対策室 」(と名乗る所)から
「SPAM Maker」なんてメールソフトを使って
『被害届けがでているので対処してください』というメールが届いたそうです
(メルマガより)

というわけで・・・・
  |         |  |      ________________________________________________
  |         |  |_____ΦΦΦΦΦΦΦΦΦΦΦ||ΦΦΦ
  |         |  | ̄ ̄ ̄ /|                    ||
  |         |  |   / /|TTTTTT   TTTTTTTTTT||TTTTT
  |        /\ |  /|/|/|^^^^^^ |三三| ^^^^^^^^^^^||^^^^^^^
  |      /  / |// / /|
  |   /  / |_|/|/|/|/|
  |  /  /  |文|/ // /
  |/  /.  _.| ̄|/|/|/         ∧_∧
/|\/  / /  |/ /           (___)
/|    / /  /ヽ            /〔 祭 〕〕つ
  |   | ̄|  | |ヽ/l            `/二二ヽ
  |   |  |/| |__|/   ∧_∧     / /(_)
  |   |/|  |/      ( ´∀`)   (_)    ∧_∧
  |   |  |/      // /  ^ ̄]゚        (`   )
  |   |/        ゚/ ̄ ̄_ヽ         ⊂〔〔 祭 〕
  |  /         /_ノ(_)          ┌|___|
  |/          (__)             (_ノ ヽ ヽ
/                                (_)
219風と木の名無しさん:02/01/15 22:38 ID:VgI91cat
   | \
   |Д`) ダレモイナイ・・オドルナラ イマノウチ
   |⊂
   |


     ♪  Å
   ♪   / \   ランタ タン
      ヽ(´Д`;)ノ   ランタ タン
         (  へ)    ランタ ランタ
          く       タン



   ♪    Å
     ♪ / \   ランタ ランタ
      ヽ(;´Д`)ノ  ランタ タン
         (へ  )    ランタ タンタ
             >    タン
220風と木の名無しさん:02/01/15 23:05 ID:vHUHRv3z
>>219
みたよ

>>214
ハァハァ 青柳君萌え〜
いじらしさ満開でいいですな・・
221風と木の名無しさん:02/01/16 00:35 ID:KSWx2+gf
魔性の誘い受、ひろゆきに屈するのか業者さん!?
222風と木の名無しさん:02/01/16 22:05 ID:YLrM6WjO
魔性の誘い受けひろゆきタンと
魅惑の性別受け奥瀬タンの対決になったらどうしよう……

と上げてみるテスト。
223ゆか:02/01/16 22:09 ID:aKEDFWUP
■無料ダウンロードのコーナー■
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http://www.cttpopnet.syo-ten.com/fetish/
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224風と木の名無しさん:02/01/16 23:51 ID:+dflF7GH
だんだん追いつめられて来ているね、業者クン(ニヤリ
225丶(`Д´)ノ ウワアァァァン!! :02/01/17 14:57 ID:QVSFb7Px
業者さん救済アゲ
226風と木の名無しさん:02/01/19 02:24 ID:BJE1L+sq
おちちゃったら寂しいのでage
227風と木の名無しさん:02/01/19 22:17 ID:+0yK3Evp
業者さん救済アゲその2
228倉庫番:02/01/20 03:23 ID:10klSZaT
すみませ〜ん(平身低頭)
掲示板の方チェックし忘れていて、新作がUPされているのに気づいてませんでした。
ですので、UPしておきました。(増田ファンの方喜んでください♪)

それと前の倉庫は2月末から有料になるそうですので
前のミラー倉庫をメインとしました。
また、掲示板もどうも重くて動作が不安定なのでポップアップがでますが
ひっそり別鯖に身を寄せることにしました。
ttp://yaoi.s5.xrea.com/8o1.htm
229風と木の名無しさん:02/01/20 03:34 ID:fx20Et8i
>>228
乙カレー。

最近ここらに貼りに来てる業者さん、女名使ってるよ、鬱。
やおられて嫌になったんかな?
奥瀬タンたちんところじゃないんだよね?
230風と木の名無しさん:02/01/21 19:05 ID:RKn1Uf5/
>229
だったら今度は女装ネタでいかが、職人さんたち。
231風と木の名無しさん:02/01/21 21:14 ID:Lb1Wy6Yp
>230
前は「ゆか」ばっかりだったのが今日「レナ」も発見!
これでカプ組める〜YO!誰が誰の女装姿なんだか…(藁
232風と木の名無しさん:02/01/21 21:17 ID:sfrVJb32
ゆかちゃんは青柳タンで、レナちゃんは奥瀬タン。増田さんでもいいけど(w
233風と木の名無しさん:02/01/21 21:22 ID:SAaaIjEx
無理矢理女装させられネタ萌え〜

「やだもー、やですよこんなの!」
「いいから、ホレホレこれ着てみろよ!」
みたいなノリで。

意外とこの女性名前書き込みも無理矢理やらされてるのかも……
新たな羞恥プレイか(笑)
234風と木の名無しさん:02/01/22 01:41 ID:n++py+Xc
どんな状況も萌えになってします
このスレ住人サンにフォーリンラブっす。
青柳タンの羞恥プレイ…。
レズプレイでしゅね。
235風と木の名無しさん:02/01/22 20:47 ID:FK6DnZju
>231
新キャラ「みゅ」も発見でしゅ…
236風と木の名無しさん:02/01/23 02:23 ID:7VT5eAgo
>235
「幸子」タンもハケーンしたよ…
237風と木の名無しさん:02/01/23 02:42 ID:QNbHePm9
>236
「夢子」たんも…女装キャライパーイ…
238風と木の名無しさん:02/01/23 03:38 ID:heXu3tB8
うわぁあああ、どうしよう!
嫌がる奥瀬タンに向かって「幸子と呼んで♪」と
ノリノリでいう山村さんのイメージが広がっちゃったよぉ(w
239[email protected]:02/01/25 02:54 ID:u8+WJl92
ショタ入っていますけどイイですか?
http://ogurayuuko.kiss1.net/01370.mpg
240風と木の名無しさん:02/01/25 12:33 ID:25TQv1Jk
ますだタンは案外似合うかもしれん。ゴスロリ系?
ビジュアル、学徒だし。
241風と木の名無しさん:02/01/25 13:26 ID:/G5RYG05
「999」という名もみつけたよ。
メーテルのコスプレ?
242メール欄:02/01/26 03:01 ID:ra+JhsBU
これなんかいかがですか?
http://www.youngtwinks.net/images/fuck.mpeg
243 :02/01/26 19:40 ID:fxwVbVPo
244風と木の名無しさん:02/01/27 01:32 ID:pF8y2b12
                                /O
                               //
                             ././
                 __        ./ /
                {∬二⊥‐     / /  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 (,, ゚Д゚)    / ./ <  吉村×青柳編と大学生増田編
              _/ニニニニ_/ /    \ の続きを待って、保守ギコ出撃!
           _ニ‐^|.|  ゝ/ー/(__,,/l       \______________
          /   | | 〈 / 〈《    ,/))|
          /    | | Nヽゝゝ - ‐^ノノ |
        _ /    └―――ニニニニ―‐└―-<
       /"        |  / ,ニ<         \
      /      __ |  '-^ ̄'  (Θ       \
     /__、、 -‐'''^-  ̄\ ̄l ̄l~^\______|\ ̄l ̄l^\
    /ノ''-./V V VVN /〈y-―――┘       └――――┘
     《[ 》| 》 》 ,》 ,| l〈 ))===== }        _/)===== }
      \_-'-'-'-'-'-'^'ノ===== ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ=====ノ
245風と木の名無しさん:02/01/27 03:44 ID:VR7eHS/V
第十五話を書いた多重投稿誤爆ヴァカです・・・。
倉庫番様、削除有難う御座いました。
とりあえず保守ギコに打たれて逝ってきます。
246風と木の名無しさん:02/01/27 10:27 ID:JdyOLlqI
す、すみません保守ギコたん……吉村×青柳書いたものです〜
きのうまでパソコンぶっこわれて(笑)(泣)もうだれも待ってないと思いつつ
続きこっそり書いてました。
倉庫番様も素早い掲載ありがとうございます〜!

みんな忘れてると思うけど(笑)
今晩中には続き書き込ませていただこうと思ってます
247-:02/01/27 16:22 ID:QI+Weld9
248風と木の名無しさん:02/01/27 20:38 ID:Riycn8lN
>246
待ってるよ〜
249214の続きです〜@盛大に遅刻:02/01/27 22:48 ID:CtZhzXDO
僕は吉村さんを見るのが怖くて、顔を上げることができなかった。
いつからだろう。
僕はいつもこの人を捜していた。この人が何を見ているのか知りたかった。
だけど今はそれを知るのが怖い。
「……僕、まだやめたくありません」
「青柳くん……」
「ここにいたいんです……駄目ですか?」
喉の奥が痛くなった。
この人はきっと駄目だとは言わないだろう。
だけどそれは、僕のことなんかどうでもいいからだ。
そう思った瞬間に、目から涙がこぼれた。
僕は慌ててそれを手の甲でこする。
みっともない。泣くなんて。
こんなつまんないことで泣くなんてバカだ。
吉村さんは僕の側に来て、僕の頬にそっと触った。
(吉村さんの手、あったかいんだ……)
僕は頭の片隅でそんなことを考えていた。
ずっと、吉村さんの手は冷たいんだと思ってた。
そんなことも僕は知らなかった。
「……すみません……」
僕は情けなく鼻をすすり上げた。
吉村さんの指が僕の涙を拭う。それだけで心臓が破裂しそうだった。
250風と木の名無しさん:02/01/28 01:30 ID:4lCokoze
青柳クン…実においしそうな子じゃ(;´Д`) ハァハァ
249さん、ありがとう!!次も期待してます。
251風と木の名無しさん:02/01/28 23:05 ID:GzSsnmsD
新しい業者で向井と名乗るものを某スレで見たけど・・・どこだっけな。
252風と木の名無しさん:02/01/28 23:20 ID:u3l4ZU70
>251
ここだよ↓
801ってなんですか?
ttp://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1010568527/251

>249
初々しい青柳くんに(´д`*;)ハァハァ〜
ぜひ、続きを〜 切実にきぼ〜ん!
253風と木の名無しさん:02/01/28 23:21 ID:u3l4ZU70
すみません、252のURLのレス番号間違えました!
ttp://www2.bbspink.com/test/read.cgi/801/1010568527/267
こっちが正しいです(涙
254風と木の名無しさん:02/01/29 22:43 ID:3vrCXvq7
蹂躙されたいのか、向井……(笑)
255風と木の名無しさん:02/01/30 04:15 ID:Vhui5LG3
続き、読みたいんです……
  駄目ですか?>249
 ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ∧_∧
    (,Tд⊂ヽ゛
    /    _ノ⌒⌒ヽ.
 ( ̄⊂人  //⌒   ノ
⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃
青柳くんを少し真似つつ保守sage
「……君みたいな子に泣かれると弱いな」
吉村さんはそう言って、ちょっと笑った。
「泣かないで……いい子だから」
吉村さんがそっと僕の耳に囁きかける。僕の髪を撫でる。
「ごめん…なさい……」
顔を上げると、吉村さんの目がすぐ近くにあった。
もう、ドキドキしすぎておかしくなりそうだった。
「……吉村さん……」
僕は無意識に、吉村さんの名前を呼んでいた。
僕は何を言おうとしてるんだろう。
そして、どういう答えを聞きたがっているんだろう。
「……なに?」
吉村さんの少しかすれた声が、暗い部屋に溶けた。


あああ、まだエッチなしかよ!すみませんトロくて……(汗)
255のギコの可愛さにちょっと頑張ってみようと思いましたが
今宵はこれが限界……ダメダメ。
257風と木の名無しさん:02/01/31 06:30 ID:iWCh3ocn
  |  | ∧
  |_|゚Д゚) <256さん・・・
  |文|⊂)
  | ̄|∧|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
明子姉ちゃん風に保守sage
258風と木の名無しさん:02/02/01 00:18 ID:frhA/8um
向井――――
お約束を知らない男。
太多の住民に阻害され、801板では蹂躙され、古巣の業者に翻弄される
「元攻風次期総受」。
ただし失業しても大丈夫。
奥瀬さんが金庫から金絞り出してくれるはず。
奥瀬さんがどうやって金作ってくれるかって? 
そりゃ君の身体に聞いてみないと……(にやり)
http://home.catv-yokohama.ne.jp/ee/muneo/nonaka01.jpg
男殺し鈴木宗男が権力者を誑し込む現場、野中広務の耳タブを甘く噛む瞬間

ナマモノが駄目な方にはおすすめできません
あくまでギャグでございまする
260風と木の名無しさん:02/02/03 02:28 ID:mz/1nHH5
\ 何故にムネオくんがこのスレに?
  \ と思いつつもSSのスズキを待って
   \ マタ〜リ保守sage
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ∬           ∬
        。。・・ ∧~∧   ・。。。∬
     o0o゚゚    (゚Д゚,,.)     ゚゚oo
    。oO  ( (( ー----‐ )) )   O0o
   (~~)ヽ             (´^ヽO,
  (⌒ヽ             (⌒)(゙゙゙)~
   /~゙゙ヾ⌒`ゝ-(~´`(⌒(⌒~ヽ~ ~~  、、
   ゝー ′ '"      ``"       ¨^^
      、i,,      ``′    ""
261風と木の名無しさん:02/02/05 14:18 ID:9WvOBMCJ
            ♪ 
           //
    .∧∧/\____
    (,,゚Д゚.)/\\     \
    / .,つっ、/ >     丶.
    i  ヽ\-\/     ,i
   [ ̄]∪\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_i .|
    .‖   | | ̄ ̄ ̄ ̄ | |
  SSの続きを待ちつつ保守sage
262風と木の名無しさん:02/02/06 00:30 ID:r3VRr4sX
このスレの保守ギコたん達はホントに可愛いなーv
263風と木の名無しさん:02/02/06 05:03 ID:KUqDDnKy
 ∩ ∩
 | ∪ |
 |  〜
 | ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | i ,,゚Д゚) <  存続を願ってage!
 U U    \________
264風と木の名無しさん:02/02/06 05:04 ID:KUqDDnKy
ギコの台詞のsが抜けるし…鬱だ
265倉庫番:02/02/06 14:15 ID:iKkCsL/W
遅くなりました〜m(_ _)m
256の吉村×青柳・青柳純情編 と 大学生 増田 編 をうpいたしました〜。
ttp://yaoi.s5.xrea.com/8o1.htm
266風と木の名無しさん:02/02/06 15:16 ID:zNH+ObiN
どうしてこのスレには向井タン来ないんだろう…と呟いてみるのテスト。
光臨祈願アゲ。
267風と木の名無しさん:02/02/06 18:46 ID:YjvW0hni
>>256
倉庫番さんお疲れ様ですー!
いつもありがとうございます。
おかげで安心して(*´Д`)ハァハァできます
268245:02/02/07 02:23 ID:ycSd1V7Q
>263のメール欄に和んだ…。
15話書いてる者です。倉庫番様、有難う御座いました。
もう少し先まで書いてることは書いてたんですが…変な
ところでとめてすみませんです〜。
それでは、>256さんの続き切望sage。
269256:02/02/07 22:06 ID:m+gm6ASH
こんばんはー、続きなかなか書けなくてすみません〜!
某気になる2人をヲチしていたもので……(←おいおい……)
週末にはまとめて書き込みますのでよろしくお願いします〜!

>>245 お互い頑張りましょう!続き待ってます。
270風と木の名無しさん:02/02/08 01:58 ID:07RYLiPA
向井たんじゃなくてもいい。
エロ広告業者さんの光臨願いあげ
271風と木の名無しさん:02/02/08 01:59 ID:07RYLiPA
ミスったので再度あげ
272風と木の名無しさん:02/02/09 08:33 ID:X0Ngr1pt
       ドンドコ ドンドコ・・・
    ∧ ∧   ,,──,−、
    (,,゚Д゚) / (:  :(  ) ))
     |つ/つ  `ー─``ー'
   〜|  |   ┣━━┫┨
    U U   ┠┤  ┣┫
245さん・256さん降臨祈願の
    乱れ保守sage太鼓
273風と木の名無しさん:02/02/09 12:24 ID:A471XH4f
>245さん、読みました〜!
さりげない伏線(ですよね?)が奥瀬タンの身に
何かあったのだろうかと想像させられてワクワクっす!
そして、最後に・・・・・・
イケーーーーー!!!増田ァアア!!!!
続き楽しみです(w
274245:02/02/10 00:50 ID:Wh1QUZ30
ども、萌えポインツがずれているような気がする245です。

>272,273
有難う御座います〜。
すっかりあちらを占領させてもらってます、スマソ。

では、256さんの登場待ちsage。
275風と木の名無しさん:02/02/11 23:30 ID:ZfkOx+i1
   ♪
♪   ∧ ∧ ♪
    (,,゚Д゚).  ♪ ジーンセイ楽アリャ 苦ーモアルサ〜♪
     |つ[|lllll]). 256サンハ モシカシテ 傷心?元気ダシテネ
   〜|  |     245サンノ奥瀬タンハ ムカシカラ受難ノ人ダッタノネ
    U U
 続きを楽しみに コウモンさんの歌を歌いつつ保守sage
276風と木の名無しさん:02/02/13 20:56 ID:YPt0hoRP
    ∧∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ( ゚Д゚)  < >245さ〜ん、>256さ〜ん 何処〜?
   ⊂  つ    \______________
    (つ ノ  (○)
     (ノ    ヽ|〃
~゙゙ヾ⌒`ゝ-(~´`(⌒(⌒~ヽ~ ~~(⌒)(゙゙゙)~ (⌒((´^ヽ-(⌒ヽ、、
待ちきれなくて職人さんを荒野で探しつつsage保守
277風と木の名無しさん:02/02/13 23:08 ID:iS2a9dBl
>275・276
ああ、かわいい…
SSも楽しみだが、ここの保守ギコたんの姿を見るのが
ひそかな楽しみになってきたよ。

保守ギコたん、好きです(´Д`)ハァハァ
278245:02/02/14 00:49 ID:a3cgEhZC
|

|Д゚) 遅筆でごめんね保守ギコたん・・・
|と)
|U


|
|  サッ
|)彡
|
|
279風と木の名無しさん:02/02/14 03:54 ID:XzsGNFiF
最近業者タンの活動が控えめでは…と呟いてみるテスト。
女装シリーズも見なくなっちゃったし…
280風と木の名無しさん:02/02/14 09:07 ID:0FUu6Kog
           (\
            \\\
            (\\\\
            (\\\\\
             \\ |||
 ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ||
   ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄\ ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ̄(//// ̄\\( ゚Д゚) <  チョコ食べてガンバッテネ
         (/(///~┌-∪-∪-----┐ _________
             (/(/.│SS職人サンへ |
              (/ .| 愛を込めて |
                 .  ̄∪~∪ ̄ ̄ ̄
            天使のコスプレでバレンタインsage保守
281倉庫番:02/02/16 07:48 ID:UIz67z2d
>245さんの続きをうpいたしました♪

>245さ〜ん、ありがとぉおおお(嬉泣)
「僕は同情しないよ」という増田さんがらしくて何故かツボでした(笑)
続き待っておりま〜す。
282風と木の名無しさん:02/02/17 18:16 ID:itcw7rCn
  ∧ ∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (   )  < >277さん・・・・////
  /  ヽ    \________
  (_ ○ _)
照レクサイノデ後ロ向キノsage保守
283風と木の名無しさん:02/02/18 03:08 ID:bntkFhrn
背中からぎゅっと抱っこしたいぞv
マイ・ラブ保守ギコたん
284245:02/02/19 00:21 ID:h3Gl0dp8
○_∧  / ̄ ̄ ̄
(゚Д゚ )__<倉庫番様ありがとうsage
|  づ/  \___
| T
∪∪
昨日、初めて迷惑メールが来た
ホモ・レズ専用の業者タンだった

なぜ私の趣向を知ってゐるのだ?
業者タン……(;´Д`)ハァハァ
286風と木の名無しさん:02/02/21 04:25 ID:rFiMSsr/
あげ
287倉庫番:02/02/21 06:35 ID:3D5mRi70
>245
メーテルズ・スレに書き込まれていた記事なのですけど
なんとなく奥瀬タンの傷のことを思いお越しました(笑)

「出会い系サイト、男性教師が中2男子にわいせつ行為」
ttp://news.msn.co.jp/articles/snews.asp?w=119426

続き待ってます♪
288風と木の名無しさん:02/02/21 09:16 ID:3D5mRi70
げげっ、思いお越しって・・・・(涙
思い起こしました・・・です。

>245さん、大学生増田編が終ったら、奥瀬タンの過去編もいつか書いてください。

>256さんは元気だろうか・・・?
289245:02/02/21 22:38 ID:yZ5bA4kS
>287(倉庫番様)
それ、数日前に見ました(w
うpしようとする度にその展開に似た記事やネタをハケーン、
逸らし逸らししていくうちにあんな萌えない展開に・・・ヘタレでスマソ。
現在デスクトップには過去がばっちり書かれたテキストが放置してある・・・
290245:02/02/21 22:51 ID:yZ5bA4kS
数日前って、昨日だった・・・混乱してるよ・・・ウツ
とりあえず逝ってきます・・・
291風と木の名無しさん:02/02/21 22:54 ID:3D5mRi70
>245さん!!!!
読みたいです、それ!! 放置などせず、是非是非是非!!
読みたさのあまり、モニタ越しに
クレクレちゃんのデンパを飛ばしそうです(笑)
292245:02/02/24 02:29 ID:pFuMpFBQ
>倉庫番様
今何となく戻ってみて、驚きました。
チョピーリエラー起こしてた間に・・・(w
本当、対応早いですね。有難う御座います。

   ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     
   (,,゚Д゚) <  保守sage
 _/ つ/つ  \_____      
 ~て ) _)              
  ∪ ∪               
 ////               
293風と木の名無しさん:02/02/24 16:20 ID:wlbUaHME
活性化のため、痴漢スレみたいにそろそろ新キャラが
欲しいところですね。どなたかおススメは?
今のところ奥瀬ちゃん総受け気味…(w
それはそれで楽しいんですけどね☆
294風と木の名無しさん:02/02/25 19:05 ID:Oy7K10nG
>293
どこかで 『 虎 』のハンドルの書込みを見たよ・・・・。
ついに禁断の領域(獣姦・殺人ビデオ)に足を踏み入れるのか、業者さん!(w
295風と木の名無しさん:02/02/26 05:09 ID:IGshd86M
少年の飼育で一山あてませんか? 少年の金玉を大きくして 焼いてから灰の中から
金を取る事業です。約100グラムの金玉から 純金3グラムがとれます。
この事業をはじめるスタートキットは、稚児12匹、 寮長と餌のセットです。
1セット10万円で100口限りのご奉仕です。
296コギャル、女子高生:02/02/26 05:41 ID:yLFhJplO
コギャル 女子高生 癒し系素人 ロリータ 無修正

永遠のアイドル南野陽子激似最新作入荷!

http://www.venusj.com/marumie.htm
297変換に挑戦:02/02/26 06:31 ID:5ybJd9eP
>295
業者さんスレを育ててみませんか?
業者さんのホモSSをアップする事により、
その内容によってスレ住人の萌え度をあげる事が出来ます。
この事業を始めるスタートキットは、業者さん情報、業者さんの痕跡、
メモ帳と萌えのセットです。
1セット、それは既に貴方が手に入れている物なのです。

>296
新人癒し系業者さん リーマン系業者さん ホスト系業者さん 無修正
永遠のアイドル奥瀬タンSS最新作入荷! (してたら良いなぁ
http://www.8o1.f2s.com/
298風と木の名無しさん:02/02/26 21:23 ID:RGNBymlB
>294
「虎」の名の異名を持つヤクザの情婦・奥瀬。
彼に一方的に思いを寄せる組織の鉄砲玉・山村。
手に手を取って逃げ落ちる二人の前に立ちはだかる
虎の差し向けた殺し屋・増田。
死を覚悟した奥瀬と山村は、残された時間に
刹那的に激しく愛しあう、しかし!!

なーんて、いまさらJUNEでもやらないような
古い感性でごめんなさい……(w
299風と木の名無しさん:02/02/26 21:57 ID:uvsf6GJQ
「少年」と「調教」という単語に反応してSSをデッチあげてしまいそうだ。
しかし少年の名前はやっぱり「奥瀬」ちゃん(笑)永遠のアイドルなので。
300風と木の名無しさん:02/02/26 22:53 ID:mjRfS9VZ
>298さんの感性が古いのなら、私も仲間です〜(, ゚Д゚)人(゚Д゚ ,)
「悲」とか「哀」の文字の似合う奥瀬タンに・・・ハァハァ

>299
デッチあげてくださ〜い♪
やはり、少年奥瀬タンを飼って調教するのは増田さんでしょうか?(w
ご主人様@増田に調教される少年奥瀬タンの世話をする使用人@山村!
どうか、密かに少年奥瀬タンカが想いを寄せる使用人@山村の目の前で、
浣腸やアナル拡張・異物挿入とあらゆる責めを課してくださいませ〜。

ああ、奥瀬タンって、ホントにかわいそう ・・・・ハァハァ(w
301風と木の名無しさん:02/02/27 20:08 ID:j5wqxO02
>300
ウス、がんばりますんでネタを下さい。
少年奥瀬ちゃんと増田さんの関係は?血縁?
それとも奴隷市場で色子として買ってきます?
二人の間に「愛」はあるのかしらん?
それとも憎しみあうのに離れられない関係とか。

昼は淑女、夜は娼婦とか好きなんですけど…(w
302風と木の名無しさん:02/02/27 23:42 ID:xr7Dt32p
>301さん、マンセ〜!! どうか、どうか、よろしく〜!

えーと、ネタですが、私、かなりベタな展開のものも好きなので、
参考程度に聞いてくださいね;;
血縁はなしか、遠い親戚ぐらいがいいです。
近親モノだと、山村タンをほうって二人でドロドロが(・∀・)イイ!なんて思っちゃうので(w

でも、増田さんはやさしいお兄さん的存在であって( ゚д゚)ホスィ… です。
調教に入る前までは。
奥瀬タンには、昔のやさしい増田さんの思い出があるので、
こんな増田さんは嘘なんだ・・・と思い信じようとしながら
目茶苦茶な調教をされるので、信じられなくて、心はズタボロ・・。
だから、使用人@山村の優しさも信じられない。でも、心は惹かれてく・・・ってかんじで。

もちろん、増田さんに「昼は淑女、夜は娼婦」な身体に調教されてください<奥瀬タン
303風と木の名無しさん:02/03/03 03:17 ID:B1GzhXb7
 ♪ マダカナ〜 マダカナ〜♪
   .∧∧   ∧∧  .∧∧
   (,,゚Д゚) (゚Д゚,,) (゚Д゚,,)
  ⊂  つ⊂  つ⊂  つ
   |  0  |  0~  |  0~
   し´   し´   .し´
>301サン >256サン >245サン ガンバ!
304風と木の名無しさん:02/03/05 00:01 ID:UAtf/HBl
age
305245:02/03/05 01:47 ID:g32R+CWf
見てる人がいるかはわからないのですが(w
ブラウザ不調により何だか戻れないので、続きは明日
(というか今日ですか・・・)投稿させてもらいます。
単発の意味ないYO!ゴメソ。

>303
保守ギコたん、ありがとね。
306風と木の名無しさん:02/03/05 20:55 ID:ejXVnJya
あちらも見てますよう。
職人さん、いつもありがとうございます。
松田双児説はおいしそうだなぁ(w
見てるだよ
楽しみにしてるだよ
308倉庫番:02/03/07 00:58 ID:JYSQ6BOf
3月8日正午〜9日の間、サーバー移転に伴いサーバー停止なので
サイトが閲覧できなくなりますのでご注意下さい。

ただいま、松田喜久くん主演の「家庭教師 編〜第一章〜」がうpされています。
まだ未読の方は是非、ご覧になってください。

投稿掲示板ご利用の職人様へ
投稿掲示板は、他鯖に設置していますので
サーバーメンテ期間でもご利用出来ます。
お絵描き掲示板ttp://isweb36.infoseek.co.jp/play/art_8o1/ero.htm
ss投稿掲示板ttp://isweb36.infoseek.co.jp/play/art_8o1/bbs5.htm
(直接CGIにリンクできない仕様になっているので、リフレッシュで飛ぶ直通路です。
正式玄関は、国際情勢スレのssサイトの掲示板案内のページにあります。)
309風と木の名無しさん:02/03/07 05:40 ID:6qAQ3nbU
イケナイ家庭教師松田タン・・・(;´д`)ハァハァ
その松田タンも・・・!!
職人さん、ありがとー!
310風と木の名無しさん:02/03/07 23:43 ID:xrGTsmyb
ここってsageなの?
こっちに投稿してもいいのかな
311245:02/03/07 23:53 ID:XALJq27g
>310
向こうの掲示板に投稿してる者ですが、私は当時連載中のものが
こちらにあったため、混乱を避けたくて向こうを利用させて頂いてま
した。(書くのが○年振りだったので、とりあえずひっそりやってみ
たい、という意味もあったのですが)
ですので、どうぞお気になさらず、お願いします〜!

(・・・と、私がでしゃばる事じゃないですが・・・)

テキスト少し復旧出来たので、やっぱり泰治くん登場まで、あと少し
書いても良いですかと呟いてみるテスト。
312風と木の名無しさん:02/03/07 23:59 ID:JYSQ6BOf
>310さん、もちろん、投稿おねがいしま〜す。ウレシイヨ!
sage進行なのは、ssの投稿があった場合、長文なので
top10以内だと、他スレの方も読み込むことになって
転送量が増えるからだと思います。

>311さん、あと少しどころか、バンバン書いちゃってください!!
待ってます!
313山村←奥瀬 1:02/03/08 01:08 ID:HPJM/iO4
山村の手が奥瀬の敏感な部分を弄る。
こらえきれず声を漏らした奥瀬に
「その顔いいよね・・」と増田がさらにカメラを寄せた。
いやだ、と切れ切れの意識の下で奥瀬は首を振った。
こんな自分を見せたい相手は、たった一人だけだというのに。

増田が引き上げていった後、奥瀬はぐったりとソファに身を投げ出していた。
「大丈夫か」
ビールを手にした山村が机の向こうから声をかける。
「そんなに酷くしたつもりはなかったんだがな。辛かったか?」
そう、辛い。ひどい痛みだ。・・・でもそれは体ではないのだ。
「いえ。久しぶりだったから。ちょっとはりきりすぎました」
「なら、いいけどな」
それだけ言うと山村はくるっと背を向けてビールを飲み干した。
山村が仕事以外で奥瀬に触れることはめったにない。
第三者の目がない場所で抱き合ったのは片手で数えられるほどだった。
しかもその時は・・・・
山村にとって自分は単なる商売道具にすぎないのだろうか、と奥瀬はぼんやり考えた。
途端に、ズキ、と胸に痛みが走る。
山村の中には何ものにも換えがたい存在があるらしい。
自分はそれに遠く及ばないのだ、と奥瀬は暗澹たる気持ちになった。
そして思考はさらに暗く深い方へ迷走し始めた。
314山村←奥瀬 2:02/03/08 01:10 ID:HPJM/iO4
「おい」
奥瀬が目を上げると、いつのまにか山村が横に立っていた。
「今日はもういい。たまには早く終わろう」
思いがけない言葉に奥瀬は慌てて起き上がった。
「すみません、ほんとに大丈夫ですから。仕事、できますから」
一秒でも長く山村のそばにいたい。
奥瀬のすがるような目を、山村はしばらくの間じっと見つめ返していた。
「いや、やっぱり終わろう。・・・それより元気なんだったら映画にでも行かんか」
「えいが、ですか」
唐突な誘いに奥瀬は驚いて聞き返した。
「無理には誘わんが」
「いえ、行けます。行きましょう!」
現金なものだ、と自分でも呆れるくらい声が弾んだ。

映画は最近評判になっているコメディーだった。
漫画でも小説でも、山村はこの手のものが好きだ。
バーチャル世界の中くらいは頭カラッポにしたいじゃねぇか、と笑う。
映画は評判どおり良い出来だった。
隣の席で山村がじたばたと笑い転げている。
感情表現の苦手な奥瀬でさえ何度も吹き出した。
だがこれは映画のせいだけじゃない。
山村との「デート」でハイになってるんだな、と奥瀬は苦笑した。
どたばたが一段落して場面が切り替わったとき、ふいに山村が手を重ねてきた。
315310:02/03/08 01:13 ID:HPJM/iO4

○年振りどころか生まれて初めて書いたもので
初心者のお目汚しスマソ・・・(大汗)
316245:02/03/08 18:31 ID:hyji/Swm
>310
有難うー!!
>○年振り
元々私は絵の方でして、文は突発的に1年半位ちょろっと書いて、
そのまま筆折りしたのです。私も初心者のようなものです。
だから、どうぞ気になさらず、続き、お待ちしております〜。

長々と居座ってしまった。ゴメソsage。
317風と木の名無しさん:02/03/08 20:18 ID:XPqgcY8C
>310さん、私もありがとー!!
奥瀬タンの仕事に馴染みきれない心の哀しさが好きです。
好きな相手なのに、仕事でその相手に抱かれる哀れさが愛しいです。
奥瀬タン、いつの日にかは幸せになってほしいけど
その前にいっぱい泣いて( ゚д゚)ホスィ… なんて思いつつ
続きをまっていまーす!

>245さんも、ありがとー!
とも白髪になるまで居坐って書き続けて( ゚д゚)ホスィ… です(笑)
前作の増田さん編と今回の家庭教師編が
奥瀬タンの存在でリンクされているんですよね?
松田くんも何やら抱えている過去があって・・・
二人がどうなってしまうのか楽しみでーす!
318風と木の名無しさん:02/03/08 22:24 ID:evAmliUl
>245さん
>テキスト少し復旧出来たので、やっぱり泰治くん登場まで、あと少し
>書いても良いですかと呟いてみるテスト。

ぜひにお願いします、と呟いてみるテスト。
いやぁ、もう少しで245さんを差し置いて
私が泰治くんを書いみようかと出来心をおこすトコロでした。
家庭教師編、楽しみに待っていますよ〜(w
319山村←奥瀬 3:02/03/09 00:41 ID:SKsndS0w
肘掛の上で重なり合う、大きくて温かな山村の左手と自分の右手。
セックス以外のスキンシップなど初めてかもしれない。
鼓動が高鳴る。きっと山村の方にまで響いているだろう・・・
爆笑を誘われる、ほろりとする、ハラハラする。
感情を揺さぶられる度に山村は奥瀬の手をぎゅっぎゅっと握り締める。
奥瀬は全神経を右手に集中させた。
もはや映画どころではなかった。
やがてスクリーンは大団円を迎え、二人は椅子から立ち上がった。
出口に向かう背中越しに山村が
「おまえの部屋、行ってもいいか」と訊いた。
奥瀬は頬が上気するのを感じながらうなずいた。

ほんの数時間前にも同じようなことをしていたはずなのに。
ゆっくりと山村に服を剥がれながら、奥瀬は既に荒い息をついていた。
増田やカメラに冷酷に監視される中での、あの味気ない行為とは全然違う。
息をつくのがやっとの風情の奥瀬に、山村はいとおしそうに口づけた。
何度も舌を絡ませては離れ、やがて奥瀬の首筋を丁寧に辿り始めた。
山村の指が胸の突起を優しく捏ねる。唇がそれを追いかける。
さらに下へ下へと、指が、唇が降りてゆく。
「あ・・っ・・・」
口に含まれただけで奥瀬自身は暴発しそうだった。
山村の舌がねっとりとまとわりつく。気が遠くなるほどの快感。
「奥瀬」
寸前で体を起こした山村は奥瀬の体を力いっぱい抱きしめた。
途端に奥瀬が嗚咽を漏らした。
320310:02/03/09 00:51 ID:SKsndS0w
温かいお言葉ありがとうございます(涙)
「書き込む」押すのがこれほど勇気いるとは。
321風と木の名無しさん:02/03/09 04:21 ID:px6u44Wj
>310
モモモモエェー!!
これで初めてなんすか!?すげー!!まじですごいっすよ!!
いいものありがとう!!!
(;´Д`)ハァハァ
322山村←奥瀬 4:02/03/10 00:50 ID:tfm/KRBO
「どうしたんだ?」
少し慌てたように山村が顔を覗き込む。
「すみません・・・・」
こんなことくらいでみっともない。
「僕の・・・名前なんだなって・・・」
二人きりの情事の最中でさえ、山村の口を突いて出るのは
奥瀬の知らない誰かの名前だったのだ。
そう、これまでは。
「悪かった・・・おれはそんなに苦しめてたのか」
山村が奥瀬の髪を優しく撫でた。
「いいから。もう何も心配するな」
温もりが奥瀬の全身を包み込む。
「山村さん・・山村さん、山村さん・・・・!」
奥瀬は呪文のように愛しい人の名を繰り返し、なにもかもが夢のように幸福だった。
323山村?奥瀬 終:02/03/10 00:53 ID:tfm/KRBO
そこで目が覚めた。
傍らには山村が裸の背を向けてぐっすりと寝入っている。
いつもと変わらぬ、慌しい情事の跡。
・・・いったいどこからどこまでが現実だったのか。
幸福感はまだ体の隅々に残っていて、奥瀬はその落差に打ちのめされた。
(幸せな夢なんか見るもんじゃないな)
冷え切った夜がどこまでも続いているような気がした。
その時、
「奥瀬・・・」
とつぶやきながら山村が寝返りをうった。
奥瀬の全身が硬直した。
寝言だ。だが無意識のうちに名を呼ばれるなど初めてのことだ。
と同時に、今度こそはっきりと目が覚めた。
映画館での事。あれは確かに現実だった。
目の前にはどこかいつもとは違う、穏やかな山村の寝顔があった。
もしかすると、山村の中で何かが変わりつつあるのかもしれない。
(僕は・・・希望を持ってもいいんですか、山村さん?)
顔を覗き込むと山村が微かに笑ったような気がした。
奥瀬は長い腕を上げて思い切りのびをした。引き締まった空気が体の中に満ちる。
とにかく、うじうじと悩むのはもうやめだ。
窓の外では夜がうっすらと明けそめていた。
324310:02/03/10 01:01 ID:tfm/KRBO
ここまでおつきあいいただいた方、どうもありがとうです。
SSってむつかしいですね。
でも奥瀬とともになんだか幸福な数日でした(笑)

それでは801板の作法にのっとり、逝ってまいります<(_ _)>
325245:02/03/10 01:27 ID:3fsBYad0
ガ━━(゜Д゜;)━━━ン!!い、逝かないで!!>310

>318
いやぁ、是非書いて下さいとお願いしてみるテスト。
分岐増えたりとかしたら嬉しいし、私が読みたいので(w
テキスト3分の2復旧して、区切りのいいとこなんですが、
とりあえず今回は投稿見送っときます。

>317
ゴ・ゴメソ。全くの別モノと考えてくだちい。
いっそすがすがしく全部書き直したい衝動にかられて、
途中まで書いたあと、手付かず状態なんだ...。
逝くよ―――――!!。・゚・(ノД`)・゚・。
326風と木の名無しさん:02/03/10 01:30 ID:SJKykoPv
>>324
こ、この際、作法はなかったことにして帰って来てくだされ…>310さん
ワシに萌えを…皆に萌えをお願い致します(;´Д`) ハァハァ
327風と木の名無しさん:02/03/10 15:04 ID:U0IH+47h
ウヲ!
久々に来たら職人さん降臨なさってるとは!!!

>324さん逝かんといて〜
328318:02/03/10 19:17 ID:Y2B6P+fv
>325
>いやぁ、是非書いて下さいとお願いしてみるテスト。
>分岐増えたりとかしたら嬉しいし、私が読みたいので(w
>テキスト3分の2復旧して、区切りのいいとこなんですが、
>とりあえず今回は投稿見送っときます。

う、墓穴(w
ほんの出来心での書き込みだったに〜。しかし私も腐女子のハシクレ。
一発チャレンジさせていただきますんで、245さんも家庭教師編のつづきを
よろしくお願いしますよっ!!
329家庭教師編・分岐:02/03/10 19:20 ID:Y2B6P+fv
 奥瀬の手の中で、銀色の鍵につけられた小さな鈴がチリリと音を立てる。
松田喜久から受け取った部屋の合鍵だ。

――逃げ場が欲しいときはいつでも来ていい

 松田に手を差し伸べられて奥瀬は、自分がいかに家から逃げ出したがっていたかを
まざまざと実感するはめになった。奥瀬も母親も、一つ屋根の下に暮らしていながら、
互いを全く必要としていない。頭では納得していたはずの事実を暴かれて、奥瀬は
不安に怯えた。自分がとつもなく無価値な人間に思われて仕方がなかった。
 クラブに所属していない自分が放課後の学校にいつまでも残っているわけに行かず、
公共の図書館はせいぜい六時までしか開いていない。黄昏の家の中で母親が愛人と
交わすそらぞらしい会話など聞いているだけで不快だ。学校から帰った奥瀬の足は、
必然的に松田の部屋に向うことになる。

 松田喜久は結局、あれから奥瀬の家庭教師を辞めていた。「破格のバイト料は
正直惜しかったけどね、俺だってまだ我が身がかわいいし」。そう笑って、
収入の穴を埋めるために今では複数のバイトを掛け持ちしているようだ。
奥瀬の母親には「大学の方が忙しくなるので」と、家庭教師を続けられない
理由を話してくれた。
 訪ねて行っても大抵は留守で、奥瀬は合鍵を使って部屋にあがると狭い
ダイニングテーブルについて本を読んだり、ただぼんやりとして時間を過ごした。
 不定期の休みでたまに松田が部屋にいるときでも、大して会話は交わさない。
玄関をあけてすぐの小さなダイニングから、奥瀬は決して中へは入ろうとせず、
松田はそんな奥瀬に頓着せずに、奥の六畳ほどの部屋で見るともなしにテレビを
眺めていたりするのだ。
330家庭教師編・分岐:02/03/10 19:21 ID:Y2B6P+fv
――この鍵を受け取ったらそれ相応の見返りはもらうよ

 その言葉を思い出す度に奥瀬の頬がカッと熱くなる。見返りという、何か非情な
印象がするその単語と松田にされたあの行為が頭の中でぐるぐると渦を巻く。
この時だけ奥瀬は松田を怖いと思う。ベッドの置いてある六畳間に奥瀬が
立ち入らないのはそのせいだった。松田はあれから、奥瀬にあのような行為を
強要することは決してなかったのだが。
 この部屋にいる時は互いに干渉しない。いつのまにかそれが不文律になっていた。
松田は、何時に帰るのかとすら聞かない。奥瀬が帰りを言い出さなければそのまま
泊めてくれるかもしれない。けれどそれは奥瀬にとって、とてつもない勇気を必要と
しそうだ。松田のそばにいたいのか、そうでないのか、奥瀬は自分でも分からなかった。
331風と木の名無しさん:02/03/10 19:22 ID:79TGwRvL
 ┌─────────────
 │うれしいな〜♪ うれしいな〜♪
 └───v───────────────
        |職人さんたち、ありがと〜♪
        └───v───────────

           クルクル
         ∧∧  ∧∧             
         (,,゚Д゚) (Д゚ ,,)         
     彡 ⊂   つ⊂  つ  ミ         
   ((   ⊂、 /   \ 〜つ   ))      
     ミ   ∪  ≡  U′  彡 
新しい職人さんたちの降臨に喜びの舞いを舞いながらの保守sage     
332家庭教師編・分岐:02/03/10 19:22 ID:Y2B6P+fv
***
 学校からの帰り、奥瀬はいつも通り松田の部屋に来ていた。鞄から参考書を
取り出して演習問題に取り組みはじめると、ほどなくしてアパートのドアが開く。
水曜日の今日、松田はコンビニのバイトで遅くなるのじゃなかっただろうか。
そう考えながら無言で頭を下げる奥瀬無視して、松田は靴を脱ぐと一直線に冷蔵庫に
直行した。普段の彼なら、まず洗面所へ向って手と顔を洗うのが常だ。冷蔵庫から
缶ビールを取り出すとプルタブをあけてその場で一口飲む。そうして立ったまま
ぐるりと部屋を見回して、初めてテーブルにつく奥瀬に目を向けた。
「勉強、はかどってる?」
 そんな風に声をかけられることは今までなかった。戸惑っている奥瀬の傍らに来て、
松田は参考書を覗き込む。
「へえ〜、こんな問題やっているんだ」
 耳に息がかかる。椅子に座ったまま後ずさる奥瀬を見て、松田が笑った。
「何怖がっているんだよ、何もしやしないって」
 松田の言葉にこくりとうなずいた奥瀬は次の瞬間、顎を掴まれて動きを凍らせた。
「随分素直なんだね―――喜久はそんなにやさしい?」


(つ、つづく…)
333風と木の名無しさん:02/03/10 19:31 ID:79TGwRvL
       ∧ ∧l||l
       /⌒ヽ)   邪魔シテ ゴメンナサイ・・・
     〜(___)     デモ、ツヅキ 楽シミニ 待ッテイマス・・・
    ''" ""''"" "''
334245:02/03/10 20:01 ID:fFk1Xp22
>318
ヤタ━━━━━━━(・∀・)━━━━━━━━!!
本当にありがとう!!!
なんか微妙にかぶってるとこあるけど(w
私も投稿してきますね〜。
(まだ、チョト顔だしたとこまでした書いてないんですが)
続き、楽しみにしてますv

うわ、厨っぽいけどマジ嬉しいので勘弁して下さい...。
335310:02/03/10 22:14 ID:fnLYDY81
みなさまありがとうございます。おかげさまで生還できました(笑)
でも次が書けるかどうかわからないので
とりあえずは一名無しとして見守らせてください。
いつか書けたらまた投稿しますね。

>倉庫番さま
タイトルまでちゃんとついててビビりました(笑)
どうもありがとうございます
>ギコ猫さん
いつも可愛すぎですvv
336家庭教師・分岐者(318):02/03/11 20:08 ID:ijNN4MoX
>245さん
私のようなつたない文章でも喜んでいただけます?(笑)
微妙にかぶっているトコロが確かに笑えますね。
続きも書かせていただきますのでヨロシク。
245さんの松田×奥瀬はラブラブ度が高くていーなぁ。

>310さん
おかえりなさ〜い! これからもよろしくお願いします(w

>333
保守ギコたん。まるで個人的に応援してもらえているみたいで
とってもうれしかったですよ!(笑)
337245:02/03/11 21:01 ID:7ZlKlSt+
  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧ < ずずずいっとどーぞ!>318
ミ,,・Д・ミ        
ξミ ,,u且ミ 且且且且且~~~

気持ちです・・・(w
338245:02/03/11 21:18 ID:7ZlKlSt+
ガーン!!
ずれてるし、>334に誤字ハケーン(泣)

>318
>310
頑張って下さい。いやほんと、期待してますんで・・・。

では逝ってくるYO!
339たまには許して:02/03/12 22:27 ID:s7YtjdPW
業者さん、宣伝ならこちらへこちらへ!
他スレで脳内あぼーんされるより
当スレで脳内発酵を!

ご降臨を願ってage
340風と木の名無しさん:02/03/13 16:39 ID:29bpNu1y
ついでに名前を晒しってってこださい
age
341風と木の名無しさん:02/03/13 22:18 ID:VmKVj8Ps
でも「ムネヲ」とか「ごんだわら」とかなら却下ね
萌え!な名前でおながいします
ああ奥瀬タンが「奥瀬」でよかったYO!(・∀・)
342家庭教師編・分岐(332の続き):02/03/14 00:09 ID:gdntdvr+
 ガタンと音を立てて椅子が転倒する。その場に棒立ちになった奥瀬は、いきなり唇を
押しつけられて息をつまらせた。口の中に、松田の飲んでいたビールの苦い味が流れ込む。
抵抗する腕を力任せにねじりあげられて、腹の底に恐怖があふれかえった。

「やだ…松田…さっ…やめてください!」
 いつの間に自分はこんなにも彼に信頼を寄せていたのか――いたぶるようなキスを
くり返されながら、奥瀬は愕然としていた。いつの間に自分は、これほど弱い人間に
なっていたのか。分かっている。アパートの鍵を受け取ってから、いかに自分が
あの家を逃げだしたがっているか気付いてしまったからだ。そうして馬鹿みたいに
無防備に松田を信頼した、その仕打ちがこれだ。いや、松田は奥瀬が逃げ場を
必要としていることにいち早く気付いてくれたではないか。
343家庭教師編・分岐(332の続き):02/03/14 00:10 ID:gdntdvr+
「満足にキスもできない、ビールも飲めない子供が」
 立ち尽くす奥瀬を責める語気がますます荒くなる。突き飛ばされるように
壁に押し付けられ、舌を噛むほど強く頭を打ち付けてしまう。目の前を火花が散った。
 その場に崩れ落ちてゆきそうな奥瀬の足の間に膝をねじりこませて、松田が言い放つ。
「こんな時間に、他人の部屋で何をやっているんだ?」
「…辛い時は、ここに逃げてきて構わないって…松田さ…っ…言ったじゃ…」
 熱い頬に涙が伝う。信じた相手に邪険にあつかわれ、奥瀬は今ほど自分が
取るに足らない、ゴミにも等しいちっぽけな存在なのだと思われたことはなかった。

「逃げてきたって? へえ」
 飲み干したビール缶を放り投げると、松田は奥瀬のシャツの襟をひらきにかかる。
「逃げられるものなら、どこまでも逃げるといいよ」
 微笑みと声音はどこまでも優しく、ただ奥瀬を押さえつける手だけは残酷に、
ふるえる肩をむき出しにする。
「逃げられるものならね」
 歌うようにくり返すと、松田は奥瀬の首筋に歯を立てた。
 さっきからしゃくりあげていた嗚咽が悲鳴によって相殺される。まるで所有の印を
つけるように松田の犬歯が食い込む感触に、奥瀬は思わず目を閉じた。

(さらに…つづく)
344風と木の名無しさん:02/03/14 09:56 ID:NhjP6RXy
  ∧ ∧ ウオオオ! 奥瀬タン、テイソウノキギ!!
Σ(゚Д゚ll)
  0日⊂ヽ/ ツヅキハ ドウナルノダ!
  ⊂_ _ つ
345310:02/03/16 23:04 ID:8qMKZPus
また書いてみてるんですが、今度は濡れ場がまるっきりない話に(涙
奥瀬がひたすら苦悩・・・・・
そんな地味なのでもアリでしょうか
(いい加減「置く瀬」と変換するのはやめておくれよ>IME)
346風と木の名無しさん:02/03/17 02:27 ID:V3bfqPT0
>310
奥瀬タン苦悩編激キボンヌ!

>341
ホント奥瀬って受けネームだよね、名前だけでハァハァだ…
347家庭教師編・分岐(343の続き):02/03/17 19:12 ID:qW3eGHt1
 噛み付かれている肌が燃えるように熱い。体育会系の学生のような立派な体格でもないのに、
松田の肩は拳で叩いてもびくともしない。やがて奥瀬が泣きながら床にくずれ落ちると、
松田はふいと身を翻した。もう奥瀬への興味は尽きたとでもいうように、涼しい顔で
冷蔵庫に向う。二本目の缶ビールを取り出しながら松田は言った。
「もう帰んなよ、子供がこんな時間まで出歩いているのは危ないしさ」
 涙に濡れた目で奥瀬が壁の時計を見上げると、まだ八時にもなっていない。
「君みたいにいたいけな子供は他人の悪意にさらされやすいから、もっと気を付けた方が
いいよ。俺みたいに、子供いびりの好きなイヤラシイ大人が世間にはいっぱいいるんだから」
 造作の整ったきれいな顔が冷たい微笑みに歪んでいる。言い捨てると松田はグイっと
ビールをあけた。
「…じゃあ、あの言葉は嘘だったんですか?」
 奥瀬は立ち上がり、手の甲で涙をぬぐう。これだけはどうしても確かめておきたい。
「憶えてないなぁ」
「逃げ場がほしい時はいつでも来ていいって…合鍵を」
「ハイハイ、思い出した」
348家庭教師編・分岐(343の続き):02/03/17 19:15 ID:qW3eGHt1
 松田はスタスタと歩いてくると、右手を差し出した。
「鍵、返してくれる?」
 すがるような目で奥瀬は松田を見上げる。
「兄弟ゴッコするのはもうこりごりでしょ。俺も丁度、君に飽きてきたし」
「飽きて…」
「そう。兄弟じゃなくて別のゴッコなら付き合ってもいいけど。君、結構そそる
顔だちしてるから、例えば…イケナイ先生とその教え子とか。ほら力を抜いて、
先生にすべて任しておきなさい。大丈夫、すぐ気持ちよくなる…」
 笑いながら手を伸ばしてくる松田を振り切って、奥瀬はとびすさった。それだけで
喉元の噛み傷がうずく。そっと手をやると、指にうっすらと血がついた。
「わかったろ? ここにいても碌なことないって」
「じゃあ、松田さんが僕に構ったのは単なる暇潰しで、合鍵をくれたのも
親切心なんかじゃなく」
「ていのいいおもちゃが手に入りそうだったから」
「…わかりました」
 後から後から嗚咽がこみ上げてくる。だが、これ以上泣くものかと歯を食いしばり
身支度を整えると、奥瀬は松田の部屋を後にした。

(さらに…つづく…ああ、終わらない)
349家庭教師編・分岐者:02/03/17 19:18 ID:qW3eGHt1
>345さん、お願いします。
しかし、奥瀬ちゃん書くとどーしてもサド入りませんか?
泣かせてみたくなりませんか? そんな変態私だけかしら(w
350風と木の名無しさん:02/03/17 19:31 ID:eUTkLP2d
>347-348さん
うひゃ〜、松田(凸)のキチク〜〜!!
奥瀬タン、かわいそ〜(;TдT) でも、もっとイジメテ泣かせて〜(・∀・)

終らなくていいです。ジワジワ奥瀬タンも松田(凹)もイジメテ下さ〜い!!


ネタバレ?防止で名前の凸と凹は伏せました(w
351310:02/03/17 22:57 ID:t3lcGvP7
>349さん
痛いとかむりやりとか肉体的なのは苦手なんですけど
精神的に追い詰めてやりたいなあと・・・やっぱりこれもサドでしょうか(笑)

↓以下、何の色気もない話です。(;´Д`)ハァハァしたい方、ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ(T_T)
352忘れもの 1:02/03/17 22:59 ID:t3lcGvP7
山村が恋におちた。
相手は隣町にある小料理屋の女らしい。

それは奥瀬と交代で、山村が夕食を取りに出ている時のことだった。
「山村さん、最近うちの近所でよく見かけるんだけど」
いつものとおり遅い時間にふらりと現れた増田が奥瀬に話しかけてきた。
「時間からして夕飯食いに来てるんだろうけどさ、こことはちょっと距離あるじゃない。
わざわざ来るなんて、なじみの店かなんかあんの?」
そんなものはないだろう、と言いかけて奥瀬ははっと思い当たった。
一月ほど前、倉庫代わりになっている増田の部屋に二人で寄った帰りにたまたま入った小料理屋があった。
時間が外れていたためか他に客はなく、カウンターに座った二人と女主人の間で会話が弾んだのだ。
女は手際よく料理をこなし、豊富な話題と細やかな気配りが奥瀬にも心地よかった。
「きれいな人でしたね」と店を出て奥瀬が言った時
「いい女だったな」と山村はいつになく嬉しげな様子だったが、奥瀬はさして気に止めなかった。そしてそのまま女の事は忘れてしまった。
(あの時・・・・)
痛恨の瞬間だったのかもしれない。
「奥瀬ちゃん、血の気ひいてるよ」増田がからかうように顔をのぞきこむ。
「いいひとでも見つけたのかな、山村さん。奥瀬ちゃん、しっかり捕まえとかなきゃだめだよ」
笑いながら自分の席に向かう増田の背中を奥瀬は睨みつけた。
353忘れもの 2:02/03/17 23:00 ID:t3lcGvP7
山村との関係は何一つ進展していなかった。
確かに急に仕事が忙しくなり、揃って休みをとることすらままならぬ状態ではあった。
だが奥瀬自身がのんびりと構えすぎたのも事実だ。恋愛事は油断した方が負けなのだ。
苦々しい思いでキーボードを叩いているところへ山村が戻ってきた。
増田の姿を認めると、おう、と手を挙げて席に着く。
習慣的に山村の姿を目で追っていた奥瀬は、増田が含むような笑いを自分に向けているのに気づいた。
「山村さん。さっき、奥瀬とも噂してたんですけどね」
「・・・なんだ?」
「うちの近所に、通い詰めてる彼女がいるってほんとですか」
その瞬間、山村の耳にさっと赤みがさした。
「何バカ言ってる。飯食いに行ってるだけだ」
「へえ〜。そんなに通うほどおいしい店なんてありましたっけ。どこです?」
山村が白状した名前は、やはりあの小料理屋だった。
奥瀬は胸がすうっと冷たくなるのを感じた。
354風と木の名無しさん:02/03/17 23:19 ID:3jMcxPmz
>恋愛事は油断した方が負けなのだ。

ウム。至言! 至言ですゾ(笑
がんばれ、奥瀬タン。
355倉庫番:02/03/18 08:30 ID:8ReaqPuo
>>> 遂に、松田(兄)の歪んだ愛情が・・・・<<<
緊迫の展開となった、>245さんの投稿掲示板のssもうぷいたしました♪
http://yaoi.s5.xrea.com/8o1.htm

様子見とはいわず、是非続けてくださ〜い。
昨日・今日と幸せだ〜<奥瀬タンと松田・弟は不幸のどん底だけど(笑)
356忘れもの 3:02/03/18 23:58 ID:giopIiaI
事務所を出て行く山村の背を祈るように見送り、ありとあらゆる最悪の状況を想像しては、戻ってくる足音を
聞いて安堵する。そんな日々が繰り返された。
今のところは本当に食事をしてくるだけのようだ。
だが仕事はますます忙しくなり、山村が夕食に出て行く時間はどんどん遅くなっている。
いつかは閉店時刻に重なり、そのまま・・・という展開が目に見えるようだ。
そして今、奥瀬の目の前に大きな不安が一つあった。まもなく山村の誕生日なのだ。
これをきっかけに山村が何らかの行動を起こそうとしているのは容易に察せられた。
引き止められるものならば。
だが、肝心の山村の気持ちはここにはないのだ。
山村が平凡で幸福な家庭の夢を描いたとき、そこに奥瀬のいる場所はないのだ。
それならばせめて、この時間を少しでも長く留めおけたなら。
しかし危うい均衡はまたしても増田の言葉であっさりと崩された。
「山村さん、今度は宝石屋のウィンドウで指輪眺めてたよ」
ふふ、と笑う増田に奥瀬は返す言葉を失っていた。
357忘れもの 4:02/03/18 23:59 ID:giopIiaI
誕生日のその日、山村は珍しくネクタイを締めてきて増田にからかわれた。
奥瀬は山村が小さな包みを大切そうに引き出しにしまうのに気づいた。
その後、奥瀬の思考はすべて空回りし、指は機械的にパソコンのキーを叩きつづけた。
気がつくと既に日は暮れていて、山村が横に立っていた。きちんと上着を着込んでいた。
「増田、帰っちまったよ。悪いけどおれも飯に行っていいかな」
「はい・・・・」もう、観念するしかないのだ。
「今日は遅くなるかもしれん。待たずに帰ってくれていい。それと・・・」山村は辛そうに言い澱んだ。
「奥瀬。おれは・・・おまえに・・・・・・」
「お願いですから。何も言わないでください」奥瀬は首を振ってさえぎった。山村の謝罪など死刑宣告にも等しい。
「・・・もし早めに帰ってきた時は、僕がお祝いしてあげますよ」
奥瀬は振り絞るように笑って見せた。
358風と木の名無しさん:02/03/19 00:45 ID:zWdQ0oUF
奥瀬タ〜ン・・・(涙)
359風と木の名無しさん:02/03/19 01:17 ID:L6aG/syH
気になる展開になっているよぅ…奥瀬タン…幸せになって欲しいような欲しくないような…
360245:02/03/19 20:27 ID:jumn7geL
寝惚けて妙な事を書いていたモヨウ...。
ちょっと忙しくなりそうだったので、様子見て、終わりまで書く時間が
とれそうだったら、続き書きにきます...ってつもりだったのですが、と
てもそういう意味にはとれませんね...ウトゥ。イタ過ぎ、自分。もう(略

>348
お、終わらないで下さい...。

では。
361風と木の名無しさん:02/03/19 21:03 ID:glh/G7Py
下がってますage
362家庭教師編・分岐(1/2):02/03/19 22:11 ID:H7y06KiU
 大切な避難場所を、松田喜久を失ってしまった。いや、始めから奥瀬は何一つ
手に入れていなかったのだ。松田にとって、自分はさぞかし甘ちゃんの子供に
見えたろう。理解するふりをして奥瀬を手懐けて、適当にかまった後、飽きたので捨てた。
 兄弟ゴッコだと松田は言ったが、そんなつもりは奥瀬にはなかった。強いて言うなら
――自分と松田は同じ種類の人間のような気がしていた。松田も何かから逃げたがっている
みたいだ。通学圏内に実家があるのに訳あってこちらで一人暮らしをしているのだと
聞いたことがある。それに、まるで一時も立ち止まっていたくないかのように
バイトを掛け持ちしている。大学生というのはコンパだのサークル活動だのと、
もっと浮かれた生活をしているものだと奥瀬は思っていた。
363家庭教師編・分岐(2/2):02/03/19 22:12 ID:H7y06KiU
 たまのバイトの休みに、何をするともなくぼんやりしている松田と時間を
共有するのは心地よかった。西日の射し込む部屋で言葉も交わさず、時折
目を見交わして互いを確認する。奥瀬がそこにいることを認めて、安心したように
松田は笑うのだ。そんな夕方の穏やかなひとときに、相手も同じ気持ちで
いてくれるものと、いつのまにか奥瀬は信じきっていた。
 なぜか裏切られたという気持ちはなかった。ひどいことをされたという憤りも。
飽きたから放り出すという、虫ケラ同然のあつかいをされたことが胸に痛かった。
自分にとって松田が必要だと思ったことの半分も、松田は奥瀬を必要としてくれて
いなかった。そんな奥瀬の考えは、夢みがちな子供の愚かしい空想だったのだ。
 奥瀬の胸を満たしたのは悲しみでなくあきらめだった。自分を必要としてくれる人など、
やはりどこにも存在しないのだ。
364家庭教師編・分岐者:02/03/19 22:17 ID:H7y06KiU
245さんの家庭教師編・本編と微妙に内容がかぶりつつ
視点の違い(245さんは松田視点、私は奥瀬視点)から
ザッピングシステムというか、多時元中継的になっていて
なんだか笑えますねぇ(w

>360=245さん、お仕事がんばってくだされ〜。
365忘れもの 5:02/03/20 00:29 ID:8mowf4xN
山村を送り出した奥瀬は気が抜けたように席に戻った。
がらんとした事務所。まるで世界は色彩を失ったようだ。
主のいなくなった山村の席を奥瀬は呆然と眺めていたが、ふと、ある事に思い至った。
急いで山村の机の引出しを開ける。・・・あった!
なんと山村は大事な指輪を忘れていったのだ。
(まったく、あの人らしい!)反射的に追いかけようとして、奥瀬はためらった。
(これがなければ、少なくとも今日は何も起こらないかもしれない)
だがその考えは即座に打ち消した。
こんなものがあってもなくても、結ばれるものは結ばれるのだ。
走りに走った奥瀬が山村にようやく追いついたのは、小料理屋のすぐそばだった。
「奥瀬・・・・・・」
山村は信じられないという表情で、息を切らす奥瀬を見つめた。
「がんばれ、とは、言いません、からね」
包みを渡すと来た道を再び戻っていく奥瀬の後ろ姿を、山村は長い間見送っていた。
366忘れもの 6:02/03/20 00:30 ID:8mowf4xN
山村のまっすぐな笑顔が好きだった。引き締まった浅黒い体も、自分を貫く時の熱さも。
そして何よりも、自分を呼ぶ声が好きだった。・・・奥瀬、と。
退職願を書かなくては、と思いながら奥瀬はソファに沈みこんだきり動けなかった。
そのまま幾許かの時間が流れた。ふいに、カツカツと聞き慣れた足音が廊下から響いてきた。
はっと奥瀬が顔を上げるのと山村がドアを開けるのは同時だった。
「・・・・・・早かったんですね」
「おまえが祝ってくれるって言ってたからな」
山村は上着を放り投げると、事務所の奥にある冷蔵庫を覗き込んだ。
「なんだ、酒ばっかりだな」
「あ、コンビニ、行ってきます」奥瀬は慌てて立ち上がった。
「おいおい準備不足だぞ」と山村が苦笑しながら缶ビールを引っ張り出した。
・・・どうして山村が?嬉しさよりも戸惑いが先に立つ。あのひとはどうしたのだろう?
奥瀬は階段を駆け下りて夜の街に走り出た。
角を曲がろうとして向こうから来た女とぶつかりかけた。彼女だった。
367忘れもの 終:02/03/20 00:31 ID:8mowf4xN
彼女は奥瀬を覚えていた。山村が忘れたネクタイを届けに来たという。
(あっちはネクタイ、か)どういう状況だったのか奥瀬は考えないようにした。
「まだ事務所にいますから行ってやってください、きっと喜びます」自然と声が硬くなる。
「それにしてもこんな夜道を女性がお一人で・・・明日でもよかったでしょうに」
「・・・・もう、山村さんがいらっしゃることはありませんから」
えっ、と思わず目を合わせた奥瀬に、女は微笑み返した。山村と同じ、まっすぐな笑み。
「よくあなたのことをお話しされていましたわ」女は奥瀬にネクタイを手渡した。
言うべき言葉が見つからずに戸惑う奥瀬に、女は会釈して立ち去ろうとした。
「お送りしましょうか」思わず奥瀬が声をかけると
「いえ、車を拾って帰りますので」と女は断った。
それは全てを悟った女の最後のプライドだったのかもしれない。遠ざかる女の後ろ姿に奥瀬は深く頭を下げた。
事務所に戻ると山村はビールを手にしたまま、じっと物思いに沈んでいた。その背中がひどく小さく見えて、奥瀬はどきりとした。
どんな経緯だったのかはわからない。だが山村は自らの手で自分の恋を打ち砕いてきたのだ。
ほんの少し前の自分の姿が山村のそれに重なった。
山村が気配に気づいて振り返った。
「久々に飲み明かしましょうか」奥瀬は買ってきたワインと食料を掲げて見せた。
「おお」と山村が笑った。奥瀬の初めて見る、静かな笑顔だった。              <終>
368310:02/03/20 00:39 ID:8mowf4xN
地味な話におつきあいありがとうございましたm(_ _)m
奥瀬をとことん不幸に突き落とせない私はまだまだ甘いのかも・・?

>245さん
あの書き込みちょっとどきどきしました。よかったー
続きは気長にお待ちします。

>幸せになって欲しいような欲しくないような…
この1行で奥瀬の全てが表現されているような(笑)
369風と木の名無しさん:02/03/21 00:16 ID:GTPLJSXl
  ガンバレ!   ハッ!  トゥ!  もう一発!
               ∧∧    ∧∧
          ∧∧   (_   ゚)   (゚   ,,)        お仕事成就…    祈願!
         (,,゚Д゚)/)  (.) ヽ/) ⊂、 ヽ/   ∧∧     ∧∧   ∧∧
    ∧∧   ⊂.._  〈   入__ノ )))  \_つ  (Д゚ ,)      (,,゚Д゚)   (,, ゚Д)  
   (,,゚Д゚)、   〜〉 ,ヘ ) (/ | 彡:′  し´彡  ⊂  (.)/   /つ .つ   | _つ)
   (っ_ ノ  彡(ノ  ̄              ((( 〉 ,、 ) 〜/  〈    〜|  |
   (,´ )_)                       (ノ ̄  (/⌒∪    ∪∪
    .`´
245サン、マッテルヨー! 310サン、アリガトウ!! 363サン、奥瀬タン、ドウナルノ? の保守sage
370家庭教師編・分岐(1/2):02/03/21 21:12 ID:Avu944Fq
 それから家へ帰った後のことを、奥瀬はあまり憶えていない。寝苦しい一夜が過ぎて
翌朝、義務感だけで学校に向った。他に行き場がなかったという方が正しいのだが。
 今はもう夕方。奥瀬は、吹きさらしの駅のホームに立ち尽くしている。改札を抜けて
十分も歩けば家に着く。図書館までは二十分、けれど直に閉館時間だ、選択肢は
限られている。ため息をつくと奥瀬はのろのろと改札をくぐる。すると声がかかった。

「奥瀬!」
 思わず自分の目を疑う。松田がこちらに向って駆け寄ってくる。
「会えてよかった。多分このくらいの時間だと思ったから」
 差し伸べられた腕を、奥瀬はとっさに振り払っていた。
「どうして…」
 後は喉につかえて言葉にならなかった。
371家庭教師編・分岐(2/2):02/03/21 21:13 ID:Avu944Fq
「頼む、話をさせてくれ」
 頭を下げ、必死に頼みこむ松田の姿を見て涙が頬を伝う。夕べの、得体の知れない
恐ろしい人物とはまるで違う、ああ、自分に救いの手を差し伸べてくれた松田さんだ
――と泣きながら奥瀬は思った。夕べのことは何かの間違いで、彼はやはり
瀬の信頼したあの松田喜久なのだ。
 奥瀬の安堵を見抜いたように、松田が腕を回して優しく頭を抱き寄せてくれる。
頬を寄せた胸があたたかい。奥瀬は自分から腕を伸ばして、確かめるように
相手の体を抱きしめた。
「ここじゃ何だから、アパートに行くけど…いいね?」
 少し困ったように松田が微笑む。そのまま手を引かれるようにして、
奥瀬は松田と一緒に歩き出した。
372風と木の名無しさん:02/03/22 00:46 ID:4JiuY6Z1
職人さんありがとう!!
ああ・・・なんていちいち素直なお子なんだ・・・(涙)
喜久〜〜〜あとはたのんだよ〜〜〜(何故か母親の気持ち)
373310:02/03/22 22:38 ID:ymxw6OjA
地味話の反動で書いてた短いのをひとつ・・・
374インターミッション 1:02/03/22 22:39 ID:ymxw6OjA
「奥瀬ちゃん、たまには俺と絡まない?」
服を脱ぎ捨てながら増田が言った。増田の部屋での撮影中のことだった。
「以前やって失敗したじゃないか」
奥瀬はレンズの具合を調べながら無表情に答えた。
「ふふ、奥瀬ちゃんは正直だものね。好きでもないやつとやる時は、ほんとに嫌そうな
顔になるからね」
ベッドに腰掛けた増田は誘うように体を横たえた。
奥瀬はこの美貌の男が苦手だった。他人の弱点を容赦なく突くうえに、なぜか奥瀬に対しては
執拗に絡んでくることがある。
高級マンションに住みながらこんな仕事に拘っている理由もよくわからない。
だが山村とは不思議とうまが合うようで、よくつるんで遊び回っているらしい事も
奥瀬には面白くなかった。
「おい、再開だ」と隣室で電話をしていた山村が戻ってきた。

ゆっくりと大きく山村が動くと、増田の端正な顔が歪んだ。
深く突き上げられるたびに増田の爪が山村のたくましい腕に食い込む。
浅黒い体に組み敷かれてうねる白い肌は、例えようもなく淫靡だった。
すでに増田は斜に構えた普段の仮面をかなぐり捨てて、快楽の波に溺れていた。
次第に山村の動きが速くなり、増田はさらに深く求める声をあげ続け、
やがてがっしりと押さえ込む山村の腕の中で増田は激しく喘いで身を震わせた。
375インターミッション 2(終):02/03/22 22:40 ID:ymxw6OjA
まだ起き上がる気のなさそうな増田をよそに、山村はさっさと着衣を済ませた。
しばらくポケットを探っていたかと思うと
「煙草が切れた。買ってくる」と言って玄関に向かった。
「・・・あの人、ほんとタフだよねえ」と物憂そうに増田がつぶやく。
器材を片付けていた奥瀬は、引かれるように山村の後を追いかけた。
廊下の半ばで追いついた奥瀬は山村の腕を引いて振り向かせ、そのまま唇を合わせた。
ふいを突かれて山村は少し驚いた様子だ。人に見られる危険はあったが奥瀬は構わなかった。
山村は奥瀬の求めるままにさせたが、それ以上自分からは踏み込んでこなかった。
山村の傷心がまだ癒えてないことを奥瀬はそのとき悟った。
「なんだ?妬いたのか」唇が離れて、山村が苦笑する。
「たぶん、そうです」と奥瀬は素直に認めた。
山村は奥瀬の頭を軽く叩いてエレベーターに向かった。
いま少し時間が必要なのかもしれない。そんなことを思いながら奥瀬は増田の部屋に戻った。

                                         <終>
376310:02/03/22 22:42 ID:ymxw6OjA
ここらでいったん名無しに戻ります。
読んでくださった方、どうもありがとうございました。それでわ!
377倉庫番:02/03/22 22:56 ID:ivWM8Rwk
310さん、オツカレさまでした〜m(_ _)m
健気に山村さんを想う奥瀬タンに(´д`*;)ハァハァ〜させていただきました。
また、近いうちに310さんの御降臨があることを楽しみにお待ちしております。

それにしても、愛する男が別の男を抱くのを撮影するって、
奥瀬タン、辛いですね〜。
378風と木の名無しさん:02/03/23 00:48 ID:3z/A/0Mm
楽しい日々をありがとう!>310さん
ここしばらくこのスレ開くのがワクワクだったよ〜。
また戻ってきてくださいねー。
379風と木の名無しさん:02/03/23 01:32 ID:prhWkaF5
奥瀬たんつっらー!どれほどの嫉妬を感じるだろうか…ハァハァ
しかし本当に嫌そうな顔…見たい…ハァハァ
310さん素敵な萌えをありがとうでした!
380家庭教師編・分岐(1/4):02/03/23 16:12 ID:zMc4INJp
「松田さんが二人?」
「そう、右が兄の泰治」
「そっくりだ」
 テーブルの上に置かれた写真を、奥瀬は食い入るようにみつめた。
真新しい中学の制服に身を包んだ兄弟が、かしこまった様子で写っている。
「一卵生の双児だからね。あまりにも似ているんで親でもまちがう。いい加減、嫌になるよ」
 吐き捨てるように言って、喜久は写真から目を反らした。
「奥瀬が夕べ会ったのは泰治の方だよ。あいつ、俺が家を出るのずっと反対していたんだけど、
とうとうここに乗り込んで来た」
 自分に投げつけられた言葉がなぜあんなに残酷だったのか、奥瀬はおぼろげながら
理解できたような気がした。
「あいつに何か言われたか、されたかしたんだろう? じゃなければ俺の顔を見たとたん
泣き出したりするはずない」
381家庭教師編・分岐(2/4):02/03/23 16:14 ID:zMc4INJp
 思わず首元を押さえた手を喜久が追う。襟元をひらかれて、奥瀬はとっさに顔を伏せた。
傷口はもう乾いていたが、赤い肉が生々しく盛り上がっている。
「これを泰治が……どうやって」
「あの…噛みついてきたんです。素早く逃げられればよかったんですけど、僕、案外トロいし…」
「他には、何か言われたか?」
「最初に、何で子供が他人の部屋にいるんだって責められて、避難場所にしていいって言われた話を
したら…逃げられるならどこまでも逃げるといいって。あの時の松……泰治さん、顔は笑っているのに
本当は怒っているんだって気がしました。それがすごく怖かった。笑って舌なめずりをしながら、
僕のことを滅茶苦茶にしてやろうと思っているみたいでした」
 耳を傾けている松田の表情が、苦痛に耐えているかのように歪められる。続けていいのか
躊躇しながら、奥瀬は言葉を継いだ。
382家庭教師編・分岐(3/4):02/03/23 16:15 ID:zMc4INJp
「でも一番怖かったのは、松田さんに見捨てられることでした。泰治さんは自分が双児の
お兄さんだって名乗らなかったから、僕はあれが喜久さんだって疑いもしなかった。
喜久さんがニコニコ笑いながら、僕にかまってくれたのはただの暇つぶしで、
ていのいいおもちゃのつもりだったけど飽きたから帰れって言われて…松田さんに見捨てられたら
僕は、もう本当に何処にも行き場所がないんだって分かったんです」
「かいかぶりだよ。俺だって泰治に劣らずお前にひどいことをした。なのになんで
そんなに俺を頼ってくれるんだ」
 泰治の所業にショックを受けたのか、今はもう奥瀬の目も見ずにぐったりと肩を落とす喜久の
落胆ぶりが痛々しくて、奥瀬は思わず寄り添っていた。
「優等生の奥瀬康仁が、本当は何を考えているかなんて興味を持つ人はいなかったし、
ましてや僕がどんなことを感じて生きているかなんて誰にとっても――もちろん母親にも、
取るに足らないことなんです。あの家から逃げ出したいっていう僕の本心に気づいてくれたとしても、
実際に力を貸してくれる人なんていやしません。僕はまだ未成年だし、所詮は他人の家の問題です。
でも松田さんは合鍵をくれました、自分のところに逃げてきてもいいって」
383家庭教師編・分岐(4/4):02/03/23 16:16 ID:zMc4INJp
「俺も家から逃げてきたから分かっただけだ。それだって本当は奥瀬のためでなく、
ただ過去の自分に同情していただけなのかもしれない」
「それでも僕はいいんです。同情でも哀れみでも、ひとりぼっちでいるよりは、ずっといい」
「ごめん、奥瀬」
「どうしてあやまるんですか、僕は松田さんにお礼を言っているのに」
 あれほど泰治に打ちのめされておきながら、喜久がわざわざ駅で自分を待っていてくれたことが
奥瀬に新しい勇気を与えてくれた。だから今度は奥瀬が、椅子に座る喜久を抱きしめる番だ。
「僕、松田さんが好きです。またこの部屋に来てもいいですよね?」
 奥瀬の腕の中から顔をあげた喜久の瞳からは今にも涙がこぼれそうだ。肯定は言葉にならず、
互いに引き込まれるように交わした口付けは、ひそやかで慎密だった。
「喜久さんが好きです」
 相手を離すまいとかたく抱きしめながら、奥瀬は幸福な気持ちでつぶやいた。
384家庭教師編・分岐者:02/03/23 16:17 ID:zMc4INJp
家庭教師・分岐「奥瀬編」、ひとまず「完」でございます。
おつきあいありがとうございました。
385245:02/03/23 17:27 ID:m1Pbfx+9
>384,>310
ガ━━━━━(゜Д゜;)━━━━━ン!!
お、お疲れ様でした...。
また戻ってきて下さいねー・・・。
萌えをアリガトウ...
386風と木の名無しさん:02/03/23 17:34 ID:6Y9pLfwY
              ∬
      ∧ ∧      ζ∫
       ( ゚Д゚)っ旦~ ζ
   __/\ ̄ ̄(<ミ彡田>)_
  / // ※\  ゝ二二ノ\ \
 〈  〈 ※ ※\_____ \ \
  \ \ ※ ※ ※ ※ ※ ヽ \
   \ \ ※  ※ ※ ※ ※ ※ヽ \
     \ `ー───────‐'    \
      ゝ、, ___________〉
>384職人サン、身モ心モ アッタマルオ話ヲアリガトウ!
ヨカッタネ、奥瀬タン!ホントニ奥瀬タンハ、ケナゲデ ツヨイ優シイ子ダネ。
ソンナ奥瀬タンノ シアワセ初えっちガ 読ミタイ デス。
ツギノ機会ニハ ヨロシク オナガイシマス。
387風と木の名無しさん:02/03/24 00:38 ID:UKOEnQ9G
なべの中身は昆布入り湯豆腐?
388風と木の名無しさん:02/03/24 01:21 ID:z3Pk8VAg
なべの中身、ギコならではの
あつあつ豆腐が、大量だった。
389倉庫番:02/03/24 12:15 ID:BBBur4gO
投稿掲示板の方にうぷされていた>245さんの家庭教師編の続編をUPしました。
こちらの奥瀬タンも健気ないい子です。そして・・・・

「もし、間に合わなかったらどないすんねん!」<呼び止めたヤシ

続きお待ちいたしておりますm(_ _)m
http://yaoi.s5.xrea.com/8o1.htm
390風と木の名無しさん:02/03/24 15:58 ID:4Y+eJzDU
>245さん もう!! いいトコロで!!(笑)

>386さん
>シアワセ初えっちガ 読ミタイ デス。
私もデス。
391風と木の名無しさん:02/03/24 17:17 ID:Dke3ebjd
なななななんといういいトコロで(;´Д`)
正直、近頃の連ドラなんかよりもよっぽど面白いヨ…
ドラマとかで続きを切望する事なんてないもんなー。職人様スゴー
392風と木の名無しさん:02/03/24 21:54 ID:LmdmUwdp
業者さん来い来いage
393風と木の名無しさん:02/03/25 10:48 ID:Z0GXocX6
        ;ヾ ;ヾ ;";ヾ;"  ;ヾ ;ヾ ; 
        ;ヾ ;ヾ ;ヾ";ヾ;ヾ ';ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ
       ;ヾ.;ヾ ';ヾ ;ヾ ;ヾ;ヾ ';ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ"゙
    ""ヾ゙;ヾ〃;ヾ ;ヾ゙;ヾ ;ヾ ;ヾ"〃ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ;ヾ
  "';ヾ;ヾ ;ヾ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;//;ヾ;ヾ〃゙;ヾ ;ヾ;ヾ"
   """;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ" ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ;ヾ"
  ""ヾ;ヾ ;ヾ ;ヾ ゙;ヾ〃ミヾ ;ヾ゙;ヾ ;ヾ 〃;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ;ヾ
     ;ヾ ;ヾ 〃;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ"
     "" ;ヾ ;ヾ゙ヾ ;ヾ ;ヾ;ヾ"゙ "iヾ;ヾ;ヾ" ゙ヾ;ヾ;ヾ"
        ""   'ヾ;ヾ" || l | ゙|/;ヾ"     "
             "   |l i  l゙l|           
,,,,   ",,,," ,,, " ∧ ∧ ,,, |l | ゙ || '' ,, "  " ,, < 春だゴルァ!!
         ( ゚Д゚)∬ ノノ 从ヾ ヽ、   ,,, ''
 '' ` ` / @(_)旦.   /
     /         /    ''''     ""

業者さんもお花見したかな?
394風と木の名無しさん:02/03/26 06:59 ID:q72unlxD
業者さん来い来いage
早朝からご苦労様です。私の常駐スレよりここに来て上げて下さい。
歓迎されますよ〜・・・ネタにもされるがな・・・
395ビデオアイドル:02/03/26 07:28 ID:gr/D/SG3
---今週の新作無○正ビデオ---
http://www.venusj.com/marumie.htm
***マーメイド*** エッチ大好きな猫系ギャル!綺麗なあそこといやらしい舌を武器に男を責め大興奮
***すけべな天然娘*** コギャルメイクした超天然女子校正が可愛いルーズ姿ではめまくり!
***妖精伝説*** 清純、清楚、お嬢様そんな言葉が良く似合う彼女の悶える表情が勃起的
***隠れた性欲*** バイブ責めに3Pプレイ!少しずつ悶えはじめ本気で感じる姿がGood
***もっとちょうだい*** 魅惑のアソコにこんな物まで・・・・彼女の相当なスケベっぷりが楽しめますよ
***エスケープ*** スタイル抜群!恥じらいながらも超快感の反応を示す喘ぎ声がとってもSEXY
396風と木の名無しさん:02/03/26 08:36 ID:3s4Ms+kb
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

---今週の新作無○正ビデオ---
***マーメイド*** エッチ大好きな猫系青柳タン!綺麗なあそこといやらしい舌を武器に男を責めて大興奮
***すけべな天然息子*** コギャルメイクした超お調子ノリ増田タンが可愛いルーズ姿ではめられまくり!
***妖精伝説*** 清純、清楚、お嬢様そんな言葉が良く似合う素顔の奥瀬タンの悶える表情が勃起的
***隠れた性欲*** バイブ責めに3Pプレイ!少しずつ悶えはじめ本気で感じる姿がGood
***もっとちょうだい*** 魅惑のアソコにこんな物まで・・・・松田兄の相当なスケベな攻めっぷりが楽しめますよ
***エスケープ*** スタイル抜群!嫌がりながらも超快感の反応を示す松田弟(厨房時代)の喘ぎ声がとってもSEXY
397風と木の名無しさん:02/03/26 09:44 ID:IxN/U/CC
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
というかソッコーでネタにする396タンに萌え
ナニゲにSSと繋がってるヨーーー!!!見せろやその無○正ヴィデヲーーーーーーーーー!!
厨房時代の松田タン禿げしく萌え…(;´Д`)ハァハァ
398風と木の名無しさん:02/03/26 22:07 ID:8dfL8dgP
394さん 感謝!
新顔業者さん ウェルカム!お名前は?(;´Д`)ハァハァ
396さん マンセー!
399業者さんへ:02/03/28 11:09 ID:rtj5H7So
ここは業者さんを応援するスレッドです。
以下の方法で書きこみすると2chからのサイト訪問が格段にUPします。

1.書き込みの名前の欄に http://fusianasan.2ch.net/ と入力します。
2.E-mail欄に、対象年齢が20歳以下なら low 21〜30歳は middle 31歳以上は hight と入力します。
3.本文にIDとパスワードの guest guest を、その下に宣伝を入れて書込みボタンを押します。
4.メッセージが「確認終了いたしました。ありがとうございます。」に変わればばOK。
  これで、倍以上の人数をゲットできます。


*業者さん以外の人はやらないほうがいいです。
  2cherが大量に訪れて、エライ事になります。特に初心者さんはやらないでね。


業者さんがんばってください。
400風と木の名無しさん:02/03/28 11:58 ID:fwlSA1kJ
>399
(゚Д゚)ハァ?
401風と木の名無しさん:02/03/29 01:01 ID:UOu5FCE1
>400
業者さん反対派だからってそんなに怒らなくても…

私達は応援してますよ業者さん頑張って!!
402風と木の名無しさん:02/03/29 08:35 ID:HeJRlaIs
>399
いまどき、ふしあなさんにだまされるヴァカはおらんだろう(w
403風と木の名無しさん:02/03/29 21:57 ID:EvaHGKaV
>402
ノルマに四苦八苦している青柳タンなら・・・(w
で、山村さんんに怒られて、奥瀬タンに慰めの言葉をもらって
吉村さんにお仕置きされるんだぁ(´д`*;)ハァハァ〜
404風と木の名無しさん:02/03/29 22:36 ID:Hmbf4cdA
お…お仕置きぃーん…(;´Д`)ハァハァ
405風と木の名無しさん:02/03/29 23:47 ID:sQ2w5Ptb
奥瀬タンにも慰められるの?…(;´Д`)ハァハァ

406風と木の名無しさん:02/03/31 16:01 ID:9qqvCY4U
「そんな、奥瀬さんまでタチ役ができるなんて!!」
「どうしてだい、青柳君、僕だって男だよ?」
 慈愛に満ちた微笑みを浮かべると、奥瀬は手際良く青柳の腕を縛りにかかった。
「お仕置きというからには普通ではすまないよねぇ」
 笑顔と、発せられる言葉の離れっぷりが青柳の背中をひたひたと冷たくする。
「青柳くんはいつも素直でいい子だから、最初は気持ち良くさせてあげるよ」
 奥瀬の濡れた唇が耳に押しつけられて、青柳は情けなくも悲鳴をあげた。

なんてな。アヒャ(w
407風と木の名無しさん:02/03/31 19:44 ID:4qWsPvvQ
ああもう鬼畜な奥瀬タンに腰砕けそうです....
408風と木の名無しさん:02/03/31 22:41 ID:o9TP1JXG
うぉおおお、奥瀬タン×青柳タンって、秘密の花園だぁああ!!(w
409406の続き(W:02/04/01 00:12 ID:mQxANvw7
「そうだ、青柳くんにいいものをあげる。はい、あーんして」
奥瀬の笑顔が恐ろしくて、青柳は歯の根もあわない。
後ろ手にくくられた腕が痛くて、あーんどころではない。
パニックに陥りながら、奥瀬につられて青柳はへらへらと笑っていた。
「仕方ないなぁ…」
吐息のようにうっとりとつぶやくと、奥瀬は強引にくちづけてきた。
「お、奥瀬さん!?」
情けなく声が裏返り、青柳が必死になって息を吸い込む間に何かが喉を通過する。
慌てて咳き込んでも、吐き出すことができなかった。
「い、今何を飲ませたんですかぁ!?」
すでに涙声になっている自分が情けないと青柳は思う。
「増田さんが怪しげなネット通販で買った催淫剤。まあ眉唾ものだと思うけどね」
…怖い。こういうことをさらっと笑顔で話す奥瀬が怖い。
普段は誰よりも常識人に見えるだけに、静かな凄みが醸し出されているようで
笑っているのに本気らしいところが一番怖い。
「それとも、もう効いてきた?」
可愛らしく首を傾げて問いかけながら、奥瀬はシャツを脱ぎ捨てた。
410風と木の名無しさん:02/04/01 01:29 ID:ATBxm6vi
>409
さっ催淫剤…!!ハァハァハァ…
青柳よ…すげぇ(゚д゚)ウマー なお仕置きだなぁオイ…ハァハァハァ見たいよーママーン
411風と木の名無しさん:02/04/01 01:42 ID:/3j3Jwqk
(・∀・)イイ! すごくいいよ〜!!
苦悩の奥瀬タンが好きだったんだけど、
こんなキレイで鬼畜な奥瀬タンも(・∀・)イイ!
そうだよね〜。優しさがかえってコワイヨね〜。
怯える青柳タンもカワイくて(゚д゚)ウマー!
412風と木の名無しさん:02/04/01 19:18 ID:bkdie/D9
青柳君で試して大丈夫そうだったら
山村さんに使うんだろうか(w
413風と木の名無しさん:02/04/01 22:41 ID:F2e3isqG
ううっ、是非、襲い受けでおながいします、青柳きゅん×奥瀬たん…!!
414風と木の名無しさん:02/04/01 22:58 ID:QDSCNljE
今回はタチ役だそうですよ…(;´Д`)ハァハァ



後ろ手に腕を縛られた青柳の前で、奥瀬はトントンと手早く服を脱いでいく。
痩せて中性的な体がすっかりあらわになると、事務用の狭い椅子に
座らされた青柳の前に、同じような椅子を持ち出して言った。
「じゃあ、始めようか」
「は…はひ!」
静脈の透けて見えそうな白い肌に、ぽつんと目を引く赤い胸の突起。
手を伸ばせば触れることのできる距離に、奥瀬の体がある。
だが青柳の腕は、その奥瀬によって拘束されたままだ。
固唾を飲んで見守る青柳の前で、奥瀬はくるりと背もたれを回すと
立ち上がったまま、片膝だけを椅子に置いた。
丁度奥瀬の腰のあたりが背もたれに隠されて見えなくなる。
声音はあくまでも穏やかで、眼鏡を外した瞳はやさしいままに
奥瀬は、青柳にこう告げた。
「いいかい? これはあくまでもお仕置きなんだからね」
「や…あ、青柳…く…ん、だめ…そんなに…あ、ああ……」
うっすらと上気した奥瀬の体はきれいだと思う。少し女性的ではあるけれど
充分に端整な顔が切なげにゆがみ、感極まったように自分の名前を呼ばれれば
それだけでダイレクトに下半身が疼く。
小さく口を開いて浅い呼吸をくり返している唇の端から、唾液がこぼれて
胸を伝い落ちていく様子が、蛍光灯に白く光るのが見える。
奥瀬の体が揺らぐのにあわせて、不粋な事務用椅子がガタガタと音を立てた。
「あ…ふ…っ…もっと、ゆっくり触ってくれなきゃ…」
「お、奥瀬さぁ〜ん…」
「青柳く…ん…お願い、聞き分けてよ……」
「奥瀬さんてばぁ」
先ほどから青柳は、一歩もそこを動いていない。腕を拘束され椅子に座ったまま
馬鹿のように口をぽかんとあけている。目と鼻の先には裸の奥瀬、
それもとびきり扇情的な姿。
立ち姿で足を開き、片膝を椅子に預けたまま、奥瀬は青柳の目の前で
マスターベーションをしているのだ。まるで、青柳が愛しい恋人であるかのように
その名を呼び、喉をふるわせ、思いのたけをこめて抱かれているみたいに。
黒い事務椅子の背もたれが、細い腰をおおい隠してはいるけれど
両の手が中心に伸ばされ、リズミカルに動くのを見れば
何をしているかぐらい分かってしまう。

(お仕置きってこういうコトか…)
ジーンズに押し込められてズキズキと疼く下半身を持て余しながら
青柳は泣きたくなった。奥瀬はひとり、狂ったように快感を感じて
体を揺らしているが、自分はシャツ一枚脱いでおらず
散々見せつけられるだけで、指を加えているだけなのだ。
乱れた前髪の隙間から快楽にとろりと濡れた瞳で、奥瀬が問いかけてくる。
「青柳…くん……そろそろ…イっていい?」
417風と木の名無しさん:02/04/02 00:50 ID:D+nanCVG
オーフ!オーフオーフ!
そういうお仕置きだったとは!迂闊だった!予想外だった!!
予想外に、イイーーーーーーーーーッ!!!
言われてみれば一番辛いかもねぇ青柳きゅん…フフフハァハァハァ
(興奮しすぎ)
418風と木の名無しさん:02/04/02 01:02 ID:Kh1cpI5P
ハァハァハァハァハァハァハァハァ
お、奥瀬たん……イイ!!
イッてよし!!
419風と木の名無しさん:02/04/02 21:18 ID:xSqEXBuB
奥瀬×青柳 イケナイ花園 編 (W
倉庫番さん、速っ!!
420風と木の名無しさん:02/04/02 21:51 ID:o5wLkLbg
>オーフ!オーフオーフ!

ワラテシマタ……
なにかの掛け声?
鼻息?(ww
421417:02/04/02 22:31 ID:D+nanCVG
>420
興奮したr思わず出たヨ
さあどうぞ遠慮せずに皆さんもご一緒に

          オーフ!オーフオーフ!!
       \\  オーフ!オーフオーフ!! //
   +   + \\ オーフ!オーフオーフ!!/+
                            +
.     +   /■\  /■\  /■\  +
        ( ´∀`∩(´∀`∩)( ´∀`)
   +  (( (つ   ノ(つ  丿(つ  つ ))  +
         ヽ  ( ノ ( ヽノ  ) ) )
         (_)し' し(_) (_)_)
422風と木の名無しさん:02/04/02 22:51 ID:MSf7THev
洋ピンビデオかとおもったぁよ
>オーフ
(だめって言ったら、奥瀬さんはどうするつもりなんだ。
てゆーか、僕もいい加減に、イきたいんですけど……)
ジーンズの中で張り詰めたペニスが痛い。もうセックスでなくていい、
今すぐファスナーを下ろして自分で自分を何とかしたい。
縛り上げられた腕を揺すりながら、青柳は奥瀬の問いに精一杯うなずいていた。
もう生殺しの状態はたくさんだ、一刻も早く自分を解放してほしい。
そう思ってもぞもぞと尻を動かしていると、ふいに事務所のドアが開いた。

「こんちは……おや」
銀色のカメラバッグを担いだ男が、勝手知ったる顔で入ってくる。
「吉村さ〜ん……」
ドアに向って座っていた青柳は、開口一番に男の名を呼んだ。
吉村は外注で度々仕事を依頼しているカメラマンである。
青柳はまだ数回しか顔をあわせていないが、山村や増田との付き合いは
結構古いと聞いている。
「近くまで来たんで寄ってみたんだけど…なんか取り込み中だった?」
青柳は腕を縛られたままで、奥瀬にいたっては全裸である。
取込み中どころか非常事態なんです、お願い助けて!!と青柳が泣き出す前に
手近にあったバスタオルを羽織って、奥瀬が朗らかに口を開いた。
「こんにちは。待っていたんですよ、お久しぶりですね」
吉村に歩みよって首に両腕を投げかける仕草は、どう見ても相手を
篭絡してやろうという意気込みが充分である。
子供っぽく唇を尖らせて、胸元に顔を寄せる様子は
思う相手を待ちかねていたようにしか見えない。
日頃の貞淑な顔はどこへやら、多情な女のようにふるまう奥瀬をはべらせて
吉村もまんざらではないようだ。この事務所の風潮を熟知しているのか
笑みをもらしながら、あられもない姿の奥瀬を抱き寄せて、すぐさま
バスタオルの下の体に両手を這わせている。
「や……吉村さ…ん、急がないで……」
吉村の手に翻弄されながらも、次々と相手の着衣を脱がせて行く奥瀬を見て
青柳は心の中で叫んでいた。

(奥瀬さんのばか〜!)

もはや、自分をいたぶることはすっかり忘れ去られ、奥瀬の関心は
吉村に移ってしまっているらしい。ということは、これからまた
青柳はひとりで、この長過ぎる絶頂感に耐えなければならないわけだ。
425風と木の名無しさん:02/04/02 23:40 ID:wsuDzu9M
>この事務所の風潮を熟知

ここで爆笑してしまった。スマソ・・・
まさにイケナイ秘密の花園だ
426風と木の名無しさん:02/04/02 23:45 ID:B4zPT8xI
淫乱奥瀬タン(・∀・)イイ!
青柳タンにとっては、別な意味でのイけない花園だね〜(w
427風と木の名無しさん:02/04/03 20:15 ID:SVpEssW2
手近にバスタオルが転がってる事務所に萌え
428風と木の名無しさん:02/04/03 21:45 ID:Oy3708CN
ハァハァハァ……淫乱奥瀬たん、(・∀・)イイ!
続ききぼんぬ。
429ひっかかりそうになった(w:02/04/04 15:28 ID:wrzrcR6M
■すぐ消します
男子小学6年生レイプ画像
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430風と木の名無しさん:02/04/04 16:12 ID:nR/H4/ML
>429
ソレ、ナニ…?レッツクリック!!って脳が言ってくるんだけど…
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
青柳の予感は適中した。
あれよあれよというまに吉村をたらしこんだ奥瀬は、
今は狭い応接のソファの上で、思うさま抱かれている。
相手の上に乗り、積極的に吉村自身をくわえこんで腰を揺する様子は
自分で慰めていた時とは、比べものにならないほどいいらしい。
ゆるく開かれた唇から切れ切れにもれるあえぎ声は言葉をなしていない。
普段より甘くかすれた声が、押さえ切れないみたいにこぼれて
青柳の神経を一層高ぶらせた。

(なんか……撮影の時の奥瀬さんと全然ちがう…)

いつもは上背のある山村や増田に組み伏せられて、
息も絶え絶えに相手役を勤める、か弱い人物という印象が強い。
その奥瀬が細い体をぴんとはりつめるようにして、ひたすら行為に溺れている。
ときおり、蛍光灯を受けてぬらぬらと光る舌が赤い唇を舐めていた。

(いつもの控えめな色っぽさとは違うけど……なんか、これはこれで)

一見楚々とした人物が、普段の貞淑な顔をかなぐり捨てて乱れることが
これほど自分を刺激するとは、青柳は思ってもみなかった。
432おまんこ大好き!:02/04/04 23:10 ID:SJp9UXNE
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(お、奥瀬さんて、本当はかなりの……)

ごくりと生唾をのみながら、さんざん放っておかれた下半身の痛みに
身を二つに折った途端、もがいてもほどけなかった腕の戒めがゆるんだ。
振りほどいて、すぐにジッパーを引き降ろした青柳が視線に顔をあげると
あれほど行為に没頭しているように見えた奥瀬がこちらを見おろしていた。

吉村の体の上で、立ち上がる自分のペニスをゆっくりと両手に包む。
気付いた吉村が、そこにさらに自分の指をからめて動かした。
濡れた瞳で青柳を見やると、奥瀬は声を出さずに口の動きだけで問いかける。
(…そろそろ…イっていい?)
瞳がいたずらっぽく笑っていた。
青柳もうなずくと、奥瀬の動きにあわせて自身をしごき始めた。

「…吉村さ…ん…あ、青柳く…」
やがて、喉をのけぞらせて引き絞るように発せられた奥瀬の声を合図に、
青柳はようやく自分の手で、長かった絶頂から解放された。
434風と木の名無しさん:02/04/04 23:12 ID:NRxRJ/yp
まあ、業者さん、光栄ですわ!!
私のSS気に入っていただけたのねん(W
435風と木の名無しさん:02/04/04 23:12 ID:xCXs2gqN
436くり生剥けの女がいたYO.:02/04/04 23:24 ID:72itb0Fe
くり生剥けの女がいたYO.
http://www.pink2ch.gasuki.com
437風と木の名無しさん:02/04/04 23:32 ID:jVaiInGd
淫乱奥瀬タンの色香に群がる(本職)業者さん(w
さすがでございます!
438風と木の名無しさん:02/04/04 23:35 ID:MOe8rJMg
業者さんも大喜び!?
盛況だ〜(w
439風と木の名無しさん:02/04/04 23:50 ID:eXv/OcHR
む、群がってるぅーーー!!(バクショウ
よ、喜んでるのか、それとも奥瀬タンに嫉妬しているのか!!
440風と木の名無しさん:02/04/05 00:15 ID:0lkOVZ7W
そ、そうか、きっと嫉妬だな
瞳がいたずらっぽく笑う奥瀬タン激萌えじゃ!
441風と木の名無しさん:02/04/05 00:50 ID:wX7vWXSs
age
442風と木の名無しさん:02/04/05 10:43 ID:XdHBlRBi
うぜ
443風と木の名無しさん:02/04/05 19:05 ID:UA+K8QzY
↑何が?
444風と木の名無しさん:02/04/05 19:47 ID:lQRrF20l
>443
シッ!!奥瀬タンとよろしくやってる吉村タンに嫉妬してるだけだからそっとしておいてやってよ…
445風と木の名無しさん:02/04/06 12:07 ID:vHVEWG1W
最近あちこちで業者さん(まがい)の訪問が増えてるような気がするんだが
訪れるのはまとめてここだけにしてくれんかのう…(;´Д`)
いや、無理とはわかってるけどさ
しかし他所で見かけると萎え萎えなのに、ここで見ると萌え萌えな自分が謎(w

それにしてもフシアナさんからここまで盛り上がるとは!
「……で青柳くん、君一体なにしたの」
「何って……なんにもしてませんよう」
「奥瀬くんがあんな様子だってことは、君がとんでもないことを
しでかしている可能性があるよ」
奥瀬と一緒にシャワーを浴びに行っていた吉村が、一足先に出てきて
煙草をふかしながら、のほほんと問いかける。
「とんでもないことって…や、やだなぁ。昨日ちょっと山村さんに怒られたくらいで」
「ふーん、またどうして?」
「決められてた月のノルマの書き込みができなくて…最近2ちゃんも規制があるし。
それで山村さんにガツンと怒られたんですけど、僕があんまりしょげていたんで
その後、飲みにつれて出してくれて……」
「飲みに行っただけかい?」
「あー、僕あんまり強くないんですぐつぶれちゃったんですけど、
山村さんが背負って、わざわざ事務所まで連れて帰ってくれたらしいです。
今日、増田さんにさんざんからかわれましたから」
青柳の発言に煙りを吐き出しながら、吉村はにやりと相好を崩した。
「なんだ、嫉妬か。奥瀬くんもあれで意外に独占欲が強いみたいだね」
若い人はいいね、などと言う吉村は山村と五つも違わないはずである。
「は? 嫉妬ですか」
「あれ、青柳くん気がつかなかった? 奥瀬くんって山村のこと」
「楽しそうに、何のお話ですか?」
ソファから身を乗り出して、今まさに話の核心に迫ろうという二人の背後に
いつのまにか、バスローブを来た奥瀬が立っていた。
控えめに微笑むやさしげな表情は、青柳が知っているいつもの奥瀬だ。
――けれど、けれど目が笑っていない。
凍りつく青柳にかわって、吉村が振りかえった。
「いやぁ〜奥瀬センセイの体は申し分なく美しいというハナシ。
美的価値があると言ってもいいね、うん」
大仰に両手を広げて言ってのける吉村の図太さに、青柳は絶句する。
「奥瀬くん、どう? 前に一度お願いしたメイル・ヌードのモデル、
またやってくれないかな。そもそも俺、今日はこの話をしに来たんだぜ。
ドアを開けたとたん、何だかとんでもないことに巻き込まれちゃったけど」
(お、奥瀬さん、ヌードモデルもやってたんですか!?)

もはや話の飛び方についてゆけず、目を白黒させる青柳に向って
吉村が説明してくれた。
今女性の間でメイル・ヌードが密かなブームであること。
奥瀬のようなきれいな顔と中性的な体のモデルがなかなかみつからないこと。
「山村みたいなガタイいい系は、スポーツクラブとか探せば結構いるんだけど
奥瀬くんみたいなキレイ系はみつけるのが難しいんだよ」
吉村の言うところのキレイ系の男性ヌードは、生々しくなくていいと
女性から評判の高いことなどなど。
「ギャラに色つけるから、また頼まれてくれないかな。実を言うと
ぜひとも奥瀬くんにお願いしたいってのは担当編集者直々のご指名なんだ」
そうして吉村が名前を出した女性誌は、青柳でも名前くらいは知っている
一般誌だった。
きれいだとか商品価値があるとか、言葉を尽くしてかき口説こうという
吉村をひとまずわきに置いて、奥瀬はあっさりと言った。
「青柳くん、バスルームあいたからどうぞ」
「あ、は、はい!」
ぴょこんと飛び上がって浴室に向う。ドアを閉める寸前に振り返ると
さし伸ばされた吉村の腕の中に、奥瀬が甘えるみたいにして
抱き取られるところだった。

(奥瀬さんは山村さんが好きで、ちょっと飲みにいっただけの僕に嫉妬して、
けれども吉村さんのモデルもやっていて、しかもあんなに気持ちよさそうに
吉村さんに抱かれるってのは……ああああああ、奥瀬さんてやっぱり!)
バスルームのタイルに向って、ぶつぶつとひとりごとを言いながら
けれども、青柳は確信していた。これから数日間は、奥瀬のあの淫蕩な姿を
思い出して、一人でこっそりと抜いてしまうであろうことを。

おしまい。
450風と木の名無しさん:02/04/06 19:12 ID:NcAonPFO
【コピペ1周年】4月7日同時多発オーダーIN吉野家【祭り】
(1)馴れ合い禁止。(一人で来る事。同伴禁止:いても知らぬ顔)
(2)「大盛りねぎだくギョク」を頼むこと。(並盛りねぎだくギョクも可)
(3)各会場ごとに指定時間厳守で現地集合。
(4)食ったら即帰る。
注)吉野家は家に帰るまでが吉野家です。

本スレ
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1017935504/l50
スレよりぬき等
http://www2.mnx.jp/carvancle/yoshigyu/
お祭り板
http://live.2ch.net/test/read.cgi/festival/1014549688/l50
451後日談。:02/04/06 19:13 ID:jxE6ybbx
「青柳くん、例の錠剤、奥瀬ちゃんからもらったんだって?
飲んでみて、調子どう」
「ま、増田さん! 怪しげなネット通販でいったい何買っているんですか!」
「効果絶大だっていうから、ちょいと出来心でね。で、飲んだ感じはどうよ?」
「どうも何も……別に何にも変わりませんよ(あれだけ興奮したのは、
奥瀬さんのアレが原因で、別に薬のせいでは……)」
「なんだ、やっぱりインチキか。服用一週間で効果があらわれるっていう
触れ込みだったのになー」
「ままま増田さん? あれって何の錠剤だったんですか」
「総合ビタミン剤。パソコン使う仕事しているとどうしても目が疲れてね」
「はい?」

この時、お仕置きだと言い、いたずらっぽく笑う奥瀬の笑顔が、
青柳の脳裏に浮かびあがったことは言うまでもない。

今度こそおしまい。
452淫乱な奥瀬タン(;´Д`)ハァハァ:02/04/06 19:14 ID:jxE6ybbx
吉村が外注カメラマンだとか、奥瀬タンのメイルヌードモデルとか
my設定で暴走してしまい、すいませんでした――っ!!

おそまつ。
453風と木の名無しさん:02/04/06 21:27 ID:XmNiZ+8Z
「やっぱり!」って青柳くん…!!ハァハァハァ
奥瀬タンのヌードの載った雑誌なら10冊は買うね!ああ買うさね!!
454風と木の名無しさん:02/04/06 21:37 ID:QetAeaua
面白かったです〜<淫乱な奥瀬タン
積極的で、独占欲の強い奥瀬タンも(・∀・)イイ!
吉村さん、役得でしたね〜!
増田タンの、催淫剤のオチもワラタよ〜!

う〜ん、しあわせ〜(´д`*;)ハァハァ〜
455風と木の名無しさん:02/04/06 21:46 ID:x6ErTTtH
奥瀬タンハアハア…面白かったです!萌えー!
職人さんマンセー!

ところでガイシュツ?ちょっと笑った業者さんカキコ

 30 :変態太郎 :02/04/06 21:04 ID:4JT+19SJ
 くり生剥けの女がいたYO.
 ttp://www.pink2ch.gasuki.com/sougou/

変態太郎………太郎って誰のことだろう……(w
456風と木の名無しさん:02/04/06 23:45 ID:VC4CNllv
面白かった(・∀・)!!

太郎はちょっと萌えにくいなあ
457風と木の名無しさん:02/04/07 00:02 ID:12zjjd0A
倉庫番さん、てーへんだ!
奥瀬×青柳 イケナイ花園編は、
実は「吉村×奥瀬編・おまけの青柳君」だったことが判明(W
458風と木の名無しさん:02/04/07 00:46 ID:ItdzUytx
速攻で修正済みの倉庫番さんに萌え
459風と木の名無しさん:02/04/08 23:48 ID:d9I+tyo0
淫乱奥瀬の余韻にどっぷり浸りつつ
冒頭の鬼畜奥瀬の魅力も捨てがたく、書いてみました。
・・・って、自分じゃ全然鬼畜にならんのですが(涙)
409からの分岐ということで。
青柳君もおまけのままじゃかわいそうだし

攻奥瀬イヤー!な方はスルーお願いしますm(_ _)m
460409の続き(w:02/04/08 23:49 ID:d9I+tyo0
青柳のちょうど目の高さに奥瀬の胸があった。思わず小さな突起をまじまじと凝視する。
「青柳君も脱いじゃおうか」
「え・・・」
奥瀬の手がシャツをはだけランニングをたくしあげる。
奥瀬はしばらく手のひらで胸を撫でまわして肌の感触を楽しんだあと、両方の乳首をいじり出した。
「お、奥瀬さん・・・くす、くすぐった・・っ!」
「くすぐったいところってね、そのうち性感帯になっちゃうんだよ」
「あ、あ、あ、やめっ、やめやめ、やめ・・・・」
悶絶する青柳を奥瀬は面白そうに眺め、青柳がぐったりする頃ようやく解放した。
両手で青柳の髪を梳きあげ、そのままキスをする。
絡まる舌が、絶妙に青柳を追い上げてゆく。いつしか青柳の下半身は痛いほど張りつめていた。
再び乳首をなぞられる。さっきとは違う感覚が背中を走り抜け、思わず腰が浮いた。
「もう快感になっちゃったのかい?覚えが早いね。それとも薬のせいかな」
ようやく唇を離した奥瀬が小さく首をかしげて下に視線を落とした。
461409の続き 2:02/04/08 23:51 ID:d9I+tyo0
「きつそうだね。これも取っちゃおう」
奥瀬の楽しげな声とともに青柳のベルトが緩められ、下着ごとズボンが引き下ろされる。
「○☆※△♂♯◆・・・・!!」
勃ちあがったものをするりとなで上げられ、青柳は声にならない声をあげた。
それを軽く握ってこすられる。決して力はこめずに、何度も何度も。
「・・奥瀬さん・・・!」
悲鳴のような叫びに奥瀬の眼が妖しく輝き始めた。
「なに?」
「も・・・・」
「どうして欲しいの?」
「・・・もっと・・・・つ、強く・・・」
羞恥ともどかしさに歯軋りする青柳の姿にぞくぞくしながらも、奥瀬は望みをかなえてはやらなかった。
「でもね青柳君。これはお仕置きなんだよ?」
「そ、そんな・・・」
奥瀬は困ったように微笑んでいる。青柳の目にうっすらと涙がにじんだ。
462310:02/04/08 23:54 ID:d9I+tyo0
あ、↑はうっかり攻奥瀬がツボにきた310でした(汗)
463風と木の名無しさん:02/04/09 00:01 ID:+6+WtiZD
青柳くんが「もう入れてえ」っておねだりしても
「お仕置きだから」と受けてしまう奥瀬たんきぼ〜ん(w
464310:02/04/09 00:06 ID:76BC+7Ce
>463
や、続き書いていただけるとうれしいのですが・・・(もうへたれてる。とほ)
465245:02/04/09 01:00 ID:TC2HbQiH
>310
おかえりなさい。続き、頑張って下さいねー。


必ず戻ってきてくれる>310さんに萌えてみる...(w
466463:02/04/09 01:06 ID:nKCKkoDo
310たん……お願い……焦らさないでぇっ………(ハァハァ
467風と木の名無しさん:02/04/09 06:52 ID:3fmDkajb
正直、どっちもハァハァダ…
468409の続き 3:02/04/09 23:10 ID:PKmNuFrD
やがて奥瀬はそっと立ち上がり残りの衣服を脱ぎ捨てた。
青柳が息を呑む。何度見ても奥瀬の裸身はきれいだ。
視線を十分に意識しながら奥瀬はゆっくりと正面のソファに腰を下ろした。
「こっちへおいで。歩けるだろう?」
差し伸べられた手に引かれるように青柳はよろよろと奥瀬の元に向かった。薬のせいか下半身が燃えるようだ。
足元のおぼつかない青柳を冷たく見つめるまなざし、それすらもひどく煽情をかきたてる。
(あああ、腕さえ自由だったらこのまま・・・・!)
それでも覆い被さろうとした青柳の体を奥瀬はなんなく受け止め、するりと体勢を反転させた。
「ああいう薬って、オスはさらにオスらしくなるってことだと思うんだけど」
耳元で囁く声は青柳の背骨をしびれさせ、屹立をさらにびくびくと反応させる。
「でも今日はお仕置きだから」
奥瀬がうっとりと目を細めた。温かい手のひらが青柳の脚を押し広げ、劣情はそのまま放置された。
しなやかな指が、そしてさらに熱いものが青柳の中を押し進み、充たし、狂おしく撹乱する。
体が求めるものとは正反対の快感に翻弄され、違う、違う、と青柳は何度も叫びつづけた・・・気がする。
469409の続き 終:02/04/09 23:11 ID:PKmNuFrD
目が覚めると、奥瀬は向かいの椅子に沈み込むように眠っていた。
すでに服装をきちんと整え、見慣れた奥瀬に戻っている。
青柳が体を起こすと、奥瀬が掛けてくれたらしい上着が床に滑り落ちた。が。
「・・・奥瀬さーん、どうせならこの腕ほどいてから寝てくださいよぉ」
このままではまもなく戻ってくる山村たちに何を言われるやらわからない。
(もう、この人なにを考えてんだか)
青柳は奥瀬を蹴り起こそうと近寄ったが、その寝顔にふと思い直した。
(・・・・・・無防備じゃん)
跪いて、そっとキスしてみる。起きる気配はなかった。
しばらく甘い寝息と唇の柔かさを楽しんでみる。そして慎重に首筋を吸い上げて、見える所に跡をつけてやる。
(へへへっ、リベンジ)
それは後で3倍返しをくらうことになるのだが、その瞬間は確かに青柳の勝利であった。
470310:02/04/09 23:14 ID:PKmNuFrD
なんとか終えられてよかった・・・(汗)

>245さん
戻ってきたというか、普段は名無しとして生息しております。
これからもたぶん、名無しと310を行ったり来たり・・・どうかよろしく
471風と木の名無しさん:02/04/11 12:38 ID:AnZERRbu
業者さん来い来いage

エロURLを貼りに来られる業者の皆様。
このスレにお貼り下さい。ネタにされ……いえ、歓迎されますYO!!
472風と木の名無しさん:02/04/11 14:01 ID:3SbHjYqq
>471
同意。
ゴルァ!!スレになんで貼るんだろうね?
473風と木の名無しさん:02/04/11 15:38 ID:HL+dW9lL
>472
> ゴルァ!!スレになんで貼るんだろうね?

4月になって入ったばかりの新人バイト君が勝手が判らずに──とか妄想してみる。(藁
青柳君もそろそろ後輩持ってもいいだろう(・∀・)
474風と木の名無しさん:02/04/11 18:35 ID:Po2zXa2i
おいで新人バイト君・・・(ハァハァ
475風と木の名無しさん:02/04/11 18:44 ID:raoAW26b
476風と木の名無しさん:02/04/11 20:22 ID:eRCdROzv
>475
何か一言ぐらい添えろよ! 愛想の無い新人だな・・・(w
477風と木の名無しさん:02/04/11 20:32 ID:ozfNusuk
無愛想な新人たんに乱れてホスィ
478風と木の名無しさん:02/04/11 20:46 ID:Q58g6FCE
>475
シャイなだけだから許してあげて
479風と木の名無しさん:02/04/11 21:11 ID:Y6oYaxo4
一行リレー小説スレの業者さんの活躍を
ひそかに期待してたんだが
480風と木の名無しさん:02/04/11 22:46 ID:94bW6hJ6
そうやって反抗的なとこがまた可愛いよ…新人くん…ハァハァ
481風と木の名無しさん:02/04/11 23:45 ID:bGADPY1x
業者さんあげ
482面接官・青柳:02/04/12 01:38 ID:b9YFsWHh
「えーっと、勤務時間は一応14時からなんだけど、ローテーションで夜番入るから」
「・・・・・・」
「時給は22時以降はプラス200円、た、たまに特別手当がつくこともあるからね」
「・・・・・・」
「聞いてる・・・?仕事の内容は主にサーバーの管理とサイトの宣伝と・・・と、時々肉体労働入るかもしんないけど。いい?」
「・・・・・・」
「・・・きみって愛想ないね」
「よ。青柳くん、新しい子の面接?」
「あ、増田さん、お疲れさま」
「そんな緊張しなくていいよ、君。青柳くんもちょっと前までこんな風に初々しかったよね」
「どういう意味ですか、それ」
「いいからいいから。ま、明日からよろしく」
「・・・・・・」
「増田さん、まだ採用決めたわけじゃ」
「決まりだって。山村さん気に入りそうなタイプだもん。また奥瀬がよけいな気ィ回しそうだけど」
「はぁ・・・?」
「んじゃ、あっち行ってるから。一緒にがんばろうな」
「・・・・・・はぃ」
「あ!おまえ、なんで増田さんには返事するんだよ!?」
まだまだ先輩風は吹かせそうにない青柳だった。
483風と木の名無しさん:02/04/12 02:10 ID:y852ijSe
ぶっふー!!!まってましたー!!
青柳タンなめられてる…ナメラレテルヨ!!舐められ…ハッ!!…ハァハァ…
山村さんの気に入りそうなタイプなんて…そんな…そんな…
奥瀬タンが…また…あぁモットヤッテ
484風と木の名無しさん:02/04/12 10:59 ID:h/xc41qS
山村タンに「新人なんかに馬鹿にされるな!しっかりしろ」とはっぱをかけられる青柳タン。
その上、新人研修の一環として、「時々入る肉体労働」の名のもとに
「生意気な新人をシめてやるっ!」と制裁(新人教育)を
増田に持ち掛けられて一口のることにしたのだが――。青柳タンのことだから
ぎゅ〜〜〜〜っと、新人くんをシめちゃうんだろうな、下の口で(w

で、出来たビデオが「真夜中の新人研修〜センパイ、そんなにシメないで〜」。
企画はなんと奥瀬タン。山村タンの浮気虫防止に新人タンと青柳タンをくっつけようと企て、
その上、財政難を解消する新作ビデオという、一石二鳥!
やはり、この会社で怒らせたら一番恐いのは、奥瀬タン?
485風と木の名無しさん:02/04/14 00:21 ID:B1v/5iwz
業者さん来い来いage

なんか奥瀬たん、山村さんのためならなんでもアリ状態になってないか?(w
486風と木の名無しさん:02/04/14 05:17 ID:YvRDhwor
倉庫番さんちの投稿SS激しく(・∀・)イイ!
487風と木の名無しさん:02/04/14 15:21 ID:g8MmEByq
倉庫番さんのところの投稿SS職人さま
じっくりと読ませる大人の文章がお素敵です。
奥瀬ちゃんの真意はどこにあるのか
続きをぜひ読みたいわーん。
488家庭教師・分岐編「鍋の夜」1/10:02/04/14 16:24 ID:pMGP9ZqW
肩を揺さぶられておずおずと、不安げに見ひらく奥瀬の瞳は赤い。
二度、三度とまばたく間に、ぱたぱたと涙がこぼれて頬を落ちる。
その涙を唇で追いながら、喜久は何度も、うわ言のように名前を呼んだ。
「奥瀬、奥瀬……」

これからもっと辛くなると告げるつもりなのか、それとも早々に許しを
乞うつもりなのか、喜久自身も分からない。涙で揺れる水面からこちらを見上げる
奥瀬の瞳は、すっかり戸惑っているみたいだ。
シャツから下着まで喜久の手で剥いでいった奥瀬の白い体は、今はうっすらと
上気してピンク色に染まっている。骨の在り処を辿ることができる腕、
あばらの透ける薄い胸、少女のような細い腰つき。何もかもあらわにされた
華奢な体をどう扱えばよいのか、実は喜久自身も戸惑っているのだが。
489家庭教師・分岐編「鍋の夜」2/10:02/04/14 16:25 ID:pMGP9ZqW
小さく尖り始めた胸の先を指と舌で愛撫しながら奥瀬を伺うと、
手を口元に当てがって叫び出すのをこらえている。これじゃ、まるで
弱い者いじめだ――けれど、今さらやめられない。先へ先へと急ぎたくなる
自分を制して、喜久はなるだけ優しく奥瀬に問いかけた。
「気持ちいい、それともまだこわい?」
後者の問いに、奥瀬はこくりとうなずく。愛撫の手を止め、喜久は体を起こした。
「好きだよ、奥瀬。俺を信じてくれる…」
問いかけと一緒に腕を外させて口付ける、唇に触れるだけの静かな口付けだ。
奥瀬がおずおずと髪に触れてくる。目線をあげて微笑み交わすと喜久は、
そろそろ持て余し始めた自分の欲望を奥瀬の腰に押しつけた。
490家庭教師・分岐編「鍋の夜」3/10:02/04/14 16:26 ID:pMGP9ZqW
声にならないため息、ふるえる胸。こわごわといった様子で奥瀬は眉をしかめる。
言葉にせずとも、もう分かるだろう。起こした背中に枕をあてがい膝を立てさせると、
喜久はその間に体を割り入れた。口をきくことも億劫に感じるほど喜久は高ぶりつつある。
奥瀬が目を見ひらく前で大きく足を開かせ、蕾にローションを垂らした。
「どんな風に感じる?」
「…わかりません、でも…何だか変…です……あ」
硬い抵抗を押しきって喜久自身を突き入れる。下半身がねじれるような感覚。
そのまま欲望に従って、喜久は腰を動かした。
「いやだ……松田さ…やめ…」
奥瀬の顔が恐怖に歪む。呼吸を乱されてあえぐ口から、赤い舌がのぞいている。
おびえる瞳のまま見上げてくる奥瀬を無視して喜久は、己が欲望を一層ふかく突き立てた。
突き上げる動きにあわせて奥瀬の悲鳴があがる。痩せた腕が喜久の胸を
押し退けようともがく。けれども喜久の意識は快楽を追うことを優先させた。
自分の体の下で、泣いて拒否を示す者は見えなくなり、性器の伝える、とろけるような
快感に没入したのだ。
やがて、あたたかい体内で高まる快楽が弾けて―――喜久はゆっくりと目を覚ました。
491家庭教師・分岐編「鍋の夜」4/10:02/04/14 16:27 ID:pMGP9ZqW
「バカヤロウ!」
時刻は正午。太陽はさんさんと世界を照らし、喜久の住むアパートにも
惜しみなく降り注いでいる。とてつもなく幸福な夢を見ていたような気がして、もう一度
夢に戻ろうと布団にくるまるうちに、下半身の異変に気付いてベッドから飛び上がった。
パジャマと下着を脱ぎ捨てて洗濯機に叩き込むと、浴室に駆け込んでシャワーを浴びた。

(俺が誰に欲情したって?)
裸に叩き付けられる冷水シャワーにすくみ上がり、急いで温水の蛇口をひねりながら
自分を叱責する。
(そりゃあ、奥瀬は俺を慕ってくれている。だからって、
助けを求めて飛び込んできた相手を、無理矢理に食っていいわけないだろう!?)
一瞬、夢の中で奥瀬を貫いた快感がまざまざと蘇りそうになって、浴室のタイルに
頭をぶつける。確かに一度悪さはしたが今は後悔しているし、あれ以降奥瀬に
不埒なことはしていないつもりだ。
夕べは久しぶりにバイト先の友人達と飲んで帰った。バカ話に終始した
よくある飲み会だったが、久しぶりのアルコールがまずかったのだろうか。
492家庭教師・分岐編「鍋の夜」5/10:02/04/14 16:28 ID:pMGP9ZqW
(溜まってんのか……俺)
自分の動物的欲求と、想像の下劣さに脱力しながら浴室を出る。
タイミングよく、洗濯機が洗い終わりの合図をピーピーと鳴らしている。
適当に着替えて、洗濯物をベランダに干しながら、喜久はため息をついた。
こんな有り様で奥瀬が泊まりに来ても、果たして自制できるのだろうか…と。

話は数日前に遡る。
その日、喜久が大学から帰るとアパートで待っていた奥瀬が
待ちかねたように言ったのだ。
「松田さん、今度の土曜日ってバイト休みでしたよね」
六畳間の真ん中に、クッションを抱えてちょこんと座っている様子が
なんだか可愛らしい。
493家庭教師・分岐編「鍋の夜」6/10:02/04/14 16:29 ID:pMGP9ZqW
「あの…その日、僕ここに泊まらせてもらえませんか」
「そりゃ構わないけど、家で何かあったのか」
荷物を置いてジャケットを脱ぐと、喜久は奥瀬の隣に腰を下ろす。
「今、父が単身赴任で静岡にいるんですけど、母がそっちに泊まりに行くんです。
僕がついて行っても仕方ないし、ひとりで家にいるのもさみしいし」
「俺といる方がいい?」
からかうつもりの言葉は、しかし奥瀬には通じない。
「松田さんと一緒にいたい。迷惑にならなければですけど…」
瞳を真直ぐに見つめられてそんなことを言われたら、からかうどころではなくなる。
「いいよ、泊まりにおいで」
手を広げると奥瀬はうれしそうに体を寄せてくる。
494家庭教師・分岐編「鍋の夜」7/10:02/04/14 16:30 ID:pMGP9ZqW
泰治との一件があってから奥瀬は変わった。喜久と距離を置くように、
ダイニングから奥へは入ってこようとしなかったのが、今ではこちらの六畳間で
過ごす方が多い。ここにいる間も勉強するだけでなく、喜久の本棚から古い推理小説を
引っぱり出して読みふけっているようだ。何より表情が明るくなったし、喜久の大学や
バイト先での話を聞きたがり、奥瀬自身もあれこれと話すようになった。
そして――これが喜久の幸せと同時に悩みの種でもあるのだが――奥瀬は
喜久への好意を素直にあらわすようになったのだ。

まだぎこちないキスを交わしながら、合間に喜久が言う。
「じゃあ、その日はなんかうまいものでも食べに行こうか」
「松田さんさえ良ければ、僕が作ります」
「料理できるのか」
「火加減を間違えなければ、大丈夫だって言われました」
「誰に」
「クラスの女子に」
「ふーん。で何作るの」
「鍋です」
「へ?」
「鍋。僕、あまり食べたことがないんです」
495家庭教師・分岐編「鍋の夜」8/10:02/04/14 16:31 ID:pMGP9ZqW
学校の友達と話しているうちに、奥瀬はそのことに気付いたのだという。
人数の多い家庭では定番だろうが、団らんからはほど遠そうな奥瀬家では
確かに食卓にはのぼらなさそうである。
「そりゃいいけど、ウチには土鍋もカセットコンロもないぞ」
「僕が用意しますから、買い物は松田さんも一緒に行ってくださいね」
そう言うと、奥瀬は伸び上がってキスを続けた。二人の間で、
抱えられたクッションがぎゅっとつぶされる。
496家庭教師・分岐編「鍋の夜」9/10:02/04/14 16:31 ID:pMGP9ZqW
奥瀬が帰って行った後も、喜久はそのクッションを抱えてしばらくぼんやりしていた。
例の一件があってからも、奥瀬はこうしてアパートに来続けている。
泰治に取り上げられた鍵は付け替えて、合鍵も再度奥瀬に預けてある。
あいつとは一度話をつけておくべきだが―――あれ以来、向こうから
接触がないのをいいことに、こちらも放っておいている。
本当は泰治と対決する覚悟が喜久にはまだないといった方が正しい。
奥瀬の存在は、喜久の中で確実に場所を占めつつある。バイト帰りに自分の部屋の
灯りがついていて、奥瀬の「おかえりなさい」という声を聞くとほっとするほどだ。
もうしばらく、この穏やかな日々にひたっていたいのだが……。
497家庭教師・分岐編「鍋の夜」10/10:02/04/14 16:32 ID:pMGP9ZqW
とまあ以上が数日前の出来事で、今日がその約束の土曜日である。
奥瀬は三時頃来ると言っていた。土鍋とカセットコンロを背負ってくるんだろうか。
奥瀬のためなら鍋でも何でもつきあってやるが、夜はまずい。よりもよって今朝
レイプまがいの夢を見るなんて最低だ。
あれが自分の隠された望みだとは、死んでも思いたくない。

(そういや俺が泰治と寝始めたのって、奥瀬くらいの歳だったっけ……うわ)
馬鹿なことを考えた途端、アパートの呼び鈴が高らかに鳴り響いた。
喜久は大あわてでなけなしの良心をかき集めると、玄関に向った。
498風と木の名無しさん:02/04/14 17:52 ID:VTCOxp1M
夢ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!イイ!!!!(;´Д`)ハァハァ
い、いつだ…初エチー…(;´Д`)ハァハァ
499245:02/04/14 18:50 ID:MNfaEsv7
うぉ!!
>488-497
有難う〜!!私が書くと、単なるイタイ話になっちゃうんで、
書くのやめたんですが...ひひひひひょっとして兄弟のお初(w
話なんかも出てく・・・る?
続き、待ってます。頑張って下さいねー。
500風と木の名無しさん:02/04/14 19:06 ID:VTCOxp1M
私245さんの作品もかーなーりー好きですよ。
501風と木の名無しさん:02/04/14 19:42 ID:lUgk2x2h
いい夢やなぁ(´д`*;)ハァハァ〜

カモがネギ背負ってならぬ、鍋を背負ってやってくるんだから
なけなしの良心なんて、さっさとなくして美味しくいただいちまえ!!
502家庭教師編・分岐者:02/04/14 19:53 ID:LkfkO4Cf
>245さん
>ひひひひひょっとして兄弟のお初(w
> 話なんかも出てく・・・る?

今回は泰治くんの出番ナシです、すいません。
でも…そのネタもステキ(W
さみしいことおっしゃらないで、一緒に奥瀬タンで
萌え萌えしましょうよ。

余談。鍋の夜というのは386さんのコタツギコからもらいました。
386さん、ネタをありがとうございます。
503風と木の名無しさん:02/04/14 20:05 ID:ZCCDgpNj
うわーい、分岐者さんだー!ワクワクワクワク

ギコさんが最近お見えにならないのでチョッピリ寂しい。。。
504風と木の名無しさん:02/04/14 22:03 ID:eI1Ceo72
ここはいいけど、ほんとに業者うざい。殺したい。
505風と木の名無しさん:02/04/14 22:07 ID:bJctRWNw
なんだか、ここは他のスレより業者さん少ない気が‥
506風と木の名無しさん:02/04/14 22:09 ID:W5UiRCLp
言われてみれば、そうだ。
えぇい! ageだ、age!!
うっかりsageんの忘れると、その隙に書き込む業者が憎い!
507名無しさん:02/04/15 00:08 ID:vaCTSVS/
508風と木の名無しさん:02/04/15 00:25 ID:XzOzZ33q
509風と木の名無しさん:02/04/15 00:47 ID:7dHmPNGd
>505
ガ━━Σ(゚Д゚;)━━ン!
これでは業者スレの名がすたる
対策を練らねば
510風と木の名無しさん:02/04/15 00:52 ID:lws56vUY
>508
コレ、一体何なの・・・?
511508:02/04/15 00:52 ID:XzOzZ33q
ちょっと、業者を装って見ました。
512245:02/04/15 00:57 ID:25sdV4Tq
_ ┳ ___┳____
 ━┻━   ━┻━
/(  ̄ヽ   /( ̄ヽ
─ ヽ  |───ヽ  |───
  (  '')日   (  '')△
 ̄ ..∨∨ ̄ ̄ ̄∨∨|つ∽)
 U  ∪   [] ∧ (。廿。;)
≡≡≡≡≡≡≡| ヽ∨∨
日 〈〉   U    |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 _∧____ | 245宛と思われるレスくれた方、有難う。
/            \_________________
|  >310さん増田×奥瀬書いてくれないかな...と呟いてみるテスト。
ヽ__________∧___
      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄
      | インターミッション編があまりにツボだったもので...。
      \___________

逆さまギコたん(w
>502さん
鍋ってなんか、家庭教師編にはぴったりなネタですよねぇ。
うわ、本当に楽しみ。兄は気にせず(w、頑張って下さい〜
513風と木の名無しさん:02/04/15 04:02 ID:nzZpVbz1
>508
よ、装えてねぇーーーーーーーーー!(w

明らかに業者たんに避けられてるよねこのスレ
あ…あげちゃおうかな…へへ
514業者さん:02/04/15 08:24 ID:XIUdgM4l
こいや( ゚Д゚) ゴルァ!






きてください。おながいします。
515風と木の名無しさん:02/04/15 08:48 ID:mjXepFXI
>508
もっと萌える画像にしてくれ。
寒すぎる
516風と木の名無しさん:02/04/15 18:13 ID:2RDn5ii4
何故だ?何故来ないんだ?業者さん


というわけで下がってきたのであげてみます。
517風と木の名無しさん:02/04/15 18:33 ID:Lum9Dptr
ガ━━Σ(゚Д゚;)━━ン!
518ぬけるぜ。:02/04/15 18:34 ID:V0C6Cke/
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519風と木の名無しさん:02/04/15 18:47 ID:uNm1jRx+
ギョウシャサンキタ━━━━(・∀・)━━━━━━!!

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     . . . . . . . . . . . . . . .. . ..|            .....|. . . .
.      . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .       /. . . .
  .∧∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  . (三 ,,) <  長イsage保守デシタ・・・職人サンタチ、アリガd
  ../三 |    \__________________
〜(三 ./
三三
>503サン 、ボクハ ココニイマス。デモ、sage保守ギコダカラ、
ウレシイコトニ、デモチョッピリサビシイケド、当分オヤスミシマス。

>502ノ 家庭教師編・分岐者サン、ネタニシテクレテ アリガトン。ツヅキ、ドキドキシナガラ待ッテマス!
520風と木の名無しさん:02/04/15 18:50 ID:uNm1jRx+
            |
            |最後ニ、ズレマクリ・・・・
     ∧ ∧   |涙デ ユガンダ夕日ダト
     ,っдT)  <  思ッテネ、ミンナ!!
     `l  ⊂)    \_____
 .   〜| _ | ゥゥ...
     ∪ ∪  
身ニ シミツイタ sageカキコ
521310:02/04/15 22:37 ID:knUwXh+X
>245さん
あ、あ、ありがとうございます〜(涙)
増田×奥瀬・・・・・・・書けるかどうかわかりませんが
がんばってみようと思います・・・だめだったら・・・ごめんなさい

>ギコ猫さん
ギコ猫さんが守っててくれたからこそ、このスレに出会えたんですね。
(そしてまさか自分がSS書くことになろうとは(笑))
長いことほんとにありがとう。
でもできれば、たまにでいいので、また顔出してくださいねー(涙)
522風と木の名無しさん:02/04/15 23:33 ID:aty0laHH
>>518
業者さん、女だから抜けない。せめてネタになってくれ。
523風と木の名無しさん:02/04/16 00:10 ID:0CCku43Y
んじゃ、青柳君でもストーキングしてもらいましょうか(w
524風と木の名無しさん:02/04/16 00:43 ID:legGUfUr
何か今、業者さんが来ているみたいなのですかさずage!!
貼って貼って! でもエロURL君のプロフィールが欲しぃyo……
525風と木の名無しさん:02/04/16 01:17 ID:fdghktu/
今日初めて知ったけど、このスレ面白いですね
526風と木の名無しさん:02/04/16 15:08 ID:4qWZJClf
業者さん期待age
527風と木の名無しさん:02/04/16 20:00 ID:zqXFOV4m
再度業者さん期待age
528おまんこ大好き!:02/04/16 20:01 ID:tCaBP0le
★期間限定完全無料★
内山○奈が脱いだ
http://www.cttpopnet.syo-ten.com/20020320/index15.htm

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池袋でナンパに成功,濡れまくる娘で
塩吹きシーンは一番の抜きどころ
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529風と木の名無しさん:02/04/16 20:23 ID:zqXFOV4m
業者さん
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━(  ゚)━━(   )━━(゚   )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━!!!
age
530おまんこ大好き!:02/04/16 20:32 ID:9gqmXuBF
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531風と木の名無しさん:02/04/16 20:42 ID:2LKcQZJy
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━(  ゚)━━(   )━━(゚   )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━!!!

もいっちょage
532風と木の名無しさん:02/04/16 21:41 ID:zqXFOV4m
再度age
533風と木の名無しさん:02/04/16 23:27 ID:0Pn8WRjI
みんな嬉しいのね。
なんか私の行ってるスレageると必ず貼ってくる奴むかつく・・。
534風と木の名無しさん:02/04/17 00:59 ID:DzOJ4ZzH
>>533
もしかしてアーミンスレ?
違ったらすまそ。
535風と木の名無しさん:02/04/17 04:03 ID:p1MELlnv
で、この新しい業者さんは男?
536はじめの独歩:02/04/17 04:24 ID:AvrPpTvh
>>533
刃牙スレでお見受けしました。

つーか、まじむかつく。
私が言うのも何だけど、良スレを汚すなって感じ。
537風と木の名無しさん:02/04/17 05:03 ID:kqu7taZT
>>536
気持ちはすごくすご〜くよく分かる! 
でもさ、このスレは業者さんが来てなんぼ。唯一の業者さん歓迎スレ
なんだから、むかつくとか言う言葉はここでは止めない?
( ゚д゚)ゴルァスレとか毒吐く所は他にあるんだし。
むかついてもここでは黙ってスレをageる。
それが大人な801板住人ってものだと個人的には思っております。

ってことで、早起き業者さん待ち伏せage!!
538ハメまくり女達:02/04/17 05:08 ID:bK58LF5K
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539風と木の名無しさん:02/04/17 05:11 ID:kE665/Dv

ここの所多いね業者さん・・・
しかも名前欄がちゃんと変わってるのが涙を誘う(ワラ
つーことでage
540名無し:02/04/17 05:25 ID:0AzABqz8
こんなのあったよ。
http://pink2ch.gasuki.com/sougou/
541風と木の名無しさん:02/04/17 08:42 ID:5v+vWy6E
また来てねage
542ハメまくり女達:02/04/17 08:51 ID:9NEk+S3M
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543風と木の名無しさん:02/04/17 09:33 ID:OgxZLyh8
もしかして、今、このスレって、ゴキブリほいほい@ギョウシャさん用になったのかな?age

青柳くんみたいな新人ギョウシャさんはこないのかな?
それとも、あの無愛想な新人くんが、黙々と業務を果しているの?
で、青柳くんがセンパイ風を吹かせて
「同じスレばかりにはったって意味ないんだよ」とか注意するんだろうか?(w
544風と木の名無しさん:02/04/17 09:41 ID:Gv5QxPIP
業者さん自己紹介して━━━━。

545ハメまくり女達:02/04/17 09:51 ID:Ugw82Ye0
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546ハメまくり女達:02/04/17 10:01 ID:9NEk+S3M
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547風と木の名無しさん:02/04/17 10:02 ID:usjNWHcF

新しく来た登録がまだの業者さんへ


書き込む前にSG(セキュリティー・ガード)に登録しないと危険ですよ。
SGに登録せずに書き込んだ場合、
あなたのパソコン内の情報が他人に見られる恐れがあります。
初期の頃から2ちゃんねるにいる方達は
かなりのスキルとこのBBSのコマンドを知っています
ですから簡単にあなたのIPアドレス等抜かれ、住所まで公開された人も数多くおり
社会的に抹殺されてしまう。それが2ちゃんねるの隠れた素顔でもあります
SGしておけばまず抜かれるコマンド自体が無効になってしまうので
どんなにスキルがある人でもIPアドレスを抜くことが不可能になります

SGに登録する方法は、名前欄に「 fusianasan 」と入れ、
メール欄に「 名前と電話番号 」を入れる。

これでSGの登録は完了します。
一度登録すれば、電話番号を変えない限り継続されます。
fusianasanは、正式にはフュージャネイザン、
又はフュジャネイザンと読みます。
元々はアメリカの学生達の間で、チャットの時に
セキュリティを強化する為に開発されたシステムです。
fusianasanを掲示板に組み込むのは結構面倒なのですが、
2ちゃんにカキコしてたらウィルスに感染したとか、
個人情報が漏れた等の抗議がうざったくなったひろゆきが、
仕方なく導入しました。
悪意のある人間にクラックされる前にSGを施す事をお勧めします

548風と木の名無しさん:02/04/17 10:07 ID:usjNWHcF

新しく来た業者さんへ

書き込む前にSG(セキュリティー・ガード)に登録しないと危険ですよ。
SGに登録せずに書き込んだ場合、
あなたのパソコン内の情報が他人に見られる恐れがあります。
初期の頃から2ちゃんねるにいる方達は
かなりのスキルとこのBBSのコマンドを知っています
ですから簡単にあなたのIPアドレス等抜かれ、住所まで公開された人も数多くおり
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549風と木の名無しさん:02/04/17 14:57 ID:wKY8Q7yT
期待age
550    :02/04/17 21:29 ID:OgxZLyh8
pink鯖の宣伝書き込みを何とかしてくれ
ttp://kaba.2ch.net/test/read.cgi/accuse/1018562312/l50

上のスレによると、無愛想な新人くん(zansu.comとかgasuki.com)は
規制をかけられたようですね。
「同じスレばかりにはるから目を付けられるんだよ」という青柳タンの声が聞こえます(w

上のzansu.comとかgasuki.comを半角で打っていたら書込めなかったよコルァ(;´д`)
「ねぎと白菜と春菊と……松田さんちって他に何を入れます?」
「いざ自分で作るとなるとあんまりピンとこないもんだな。
あとは豆腐とか……いっそスキヤキにするか? おお、豪華な夕飯だ」
喜久の言葉に、先に立って歩く奥瀬が楽しそうに笑う。
無邪気な笑顔のおかげで、罪悪感たっぷりだった喜久の気分もだいぶ晴れてきた。
さっき見た夢なんて、さっさと忘れてしまうに限る。
(俺はあんな人でなしじゃないぞ。嫌がる相手を無理矢理…なんてのは
立派な犯罪なんだからな)
明るい蛍光灯の照らすスーパーの中を、おばちゃんたちに混ざって
買い物カゴを下げて歩いていると、あんな夢を見たこと事体が
幻のように思えてくるから平和なものだ。
四月の空は気持ち良く晴れ渡り、桜はひらひらと花びらを散らしている。
なべて世はこともなし。自分にだって最低の良心はあるのだと思いたい。
初夏と勘違いするようなあたかい昼下がりに、奥瀬は先日の言葉どおり
カセットコンロを背負ってやってきた。どうしたのかと尋ねれば
近所の同級生から借りてきたそうだ。土鍋までは手がまわらなかったようで
これは自宅から、大きめのアルミ鍋を持ち出してきている。
チャイムにしたがってドアを開けた喜久は思わず吹き出していた。
「すごい……奥瀬、冬山登山も真っ青の荷物」
顔を赤くして息を切らしながら、奥瀬が言った。
「一晩お世話になります。母がくれぐれも松田先生に迷惑を
かけないようにって」
ぺこりと頭を下げた途端、背中の重みでよろよろと足をふらつかせる。
「とりあえずそのコンロかせよ。ひと休みしたら買い物に行こう」
喜久が手を貸してリュックを降ろしてやると、奥瀬は「ふう」と大きく息をついて
恥ずかしそうに笑った。
「すれ違う人が皆、僕をみて振り返るんで、ここまで来るのに勇気がいりました」
部屋の端に寄せてあるベッドを背もたれにして、六畳間の床にへたりこみながら
それでも、今日泊めてもらうことをとても楽しみにしていたと言う。
だからどんなに恥ずかしくても、途中で引き返したくなかったのだと。
水を汲んだコップを受け取りながら、奥瀬は喜久に向って首を伸ばした。
子犬のように無邪気にキスをねだる仕草。いつものように応えてやろうとして
喜久は一瞬、体をこわばらせた。夢の中の奥瀬の泣き顔が甦る。
「松田さん?」
「…あ、ああ、わるい」
唇にでなく、前髪をあげてやって額にキスをすると喜久はあわてて、買い物に行く前に
洗濯物を取り入れなきゃ…とか何とか言い訳をしてその場を取り繕った。

(待てよ、嫌がる相手を無理矢理にってのは犯罪だけど奥瀬がその気だったら)
最初に手を出したのは自分の方だという負い目があり、喜久はこれ以上、
奥瀬に無理を強いることはしたくないと思っている。
だがもし奥瀬がそれを望んでいたとしたら?
(キスはクリアしているんだし、本人がいいと言うなら……いや、だめだ!
バリバリ未成年の元教え子に手を出すなんて、家庭教師としてのモラル最低だ。
俺と泰治はやりまくりだったけど、あれはあくまで異常なケースであって)
「…つださん、松田さんてば」
「は?」
気がつくとスーパーの中で、もめん豆腐を片手にかたまっている自分がいた。
「それ買わないんですか? さっきからずーっと睨みつけてますけど、
松田さんがそんなに嫌いなら」
「あ、はははは……そうか? んじゃ豆腐は遠慮させてもらおっかな。
俺、昔から豆腐は苦手なんだよ、うん」
我ながら空々しい笑い方だ。一度ならず二度までも、自分がきわめつけのマヌケに
思えてくる。
「じゃあ次に行きましょう」
こちらの泥沼的に思考には全く気付いていないのか、喜久の腕をとると奥瀬は
嬉々として次の売り場に向った。
「しかし奥瀬、カセットコンロなんてどう言って借りたんだよ」
「どうって…鍋をやりたいんだけど僕もその人の家もコンロがないから
貸してくれって言っただけですよ? あ、ちゃんと掃除してから返すって
言いましたけれど」
「その同級生に変な顔されなかったか?」
「もっと寒い季節の方が鍋には向いているって言われました。
食材ももっと色々凝ることができるそうです、牡蠣とかタラとか」
その後、友人は奥瀬に冬の鍋の良さをとつとつと語ったそうである。
「それで、奥瀬はどう思ったわけ」
「なるほど、と思いました」
「なるほどね……ははは」
(奥瀬って、こういうトコロは天然だよなぁ)
スーパーで食材を調達すると、酒屋も兼ねているコンビニに寄って
ビールとジュースを仕入れた帰り道である。陽射しも程よく傾き
夕方の心地よい風が吹いている。
「少し買いすぎちゃいましたね、材料」
ネギの突き出ているビニール袋を持ち上げて、奥瀬が言った。
「まあ残ったら、メシ入れておじやにして明日の朝食だな」
話ながら、アパートの階段を登る二人の頭上に声がかかった。
「喜久!……と、あれ?」
ビールの6缶パックをぶら下げた男が手すりから身を乗り出している。
「青柳? ひとんちの前で何してんだ」
松田の言葉に、目をくりくりさせた男はえへへへと笑って言った。
「おまえの付き合いが最近悪いから、手みやげもって押しかけに」
「というのは口実で、本当は心配して様子を見にきたんだよな?」
青柳と呼ばれた男の後ろから、もうひとりの男が顔をのぞかせる。
「なんだ、増田も一緒か」
「なんだはないだろ、なんだは」
青柳も増田も、以前はよくつるんで遊んだ高校時代の友人である。
当然泰治とも面識があるが、喜久が家を出た理由は話していない。
「ねぇねぇ、喜久に弟なんて……いなかったよね?」
青柳と増田の視線が、自分の後ろに立っていた奥瀬に集中する。
「ああ……えーと」
何と紹介しようか躊躇する間に、奥瀬はぺこりと頭を下げて言った。
「松田先生に勉強を教わっている奥瀬です。こんにちは」
「喜久、せんせぇ?」
青柳が思いっきり吹き出してくれたおかげで、喜久の狼狽は悟られずにすんだ。
557245:02/04/17 22:02 ID:qn+R3Q4/
>551-556
も、萌え氏にしそうなんですが…(;´Д`)
558風と木の名無しさん:02/04/17 22:39 ID:GXrlqi4+
業者さん期待上げ
559風と木の名無しさん:02/04/17 23:25 ID:gjiriCu3
>551-556
ううわー!青柳タン!!増田タン!ど、どうなっちゃうの!!鍋ー!!材料足りるのーー!?(問題違
560風と木の名無しさん:02/04/17 23:25 ID:nghThjni
>550 のスレより

>36 :心得をよく読みましょう :02/04/17 13:38 ID:POZtlKo3
>アニメマニアなんて言葉イマドキ使わねーよ。
>業者カキコはこの辺がなんかズレてる。

新人くん!(青柳くん?)
なんかセンスが古いらしいよ。要勉強。
561風と木の名無しさん:02/04/17 23:25 ID:gjiriCu3
>550
なんて(゚д゚)ウマー な情報だ…ハァハァ
562風と木の名無しさん:02/04/18 00:41 ID:d1opdUU2
 
563風と木の名無しさん:02/04/18 02:26 ID:rK3VNg2q
「青柳くん、ちょっといい?」
「はい。なんですか、奥瀬さん」
「どうして彼のこと採用したの」
「え!あ、あいつなにか問題でも・・・」
「いや、そういうわけでもないんだけど、他にも応募者いたのにどうして彼に決めたのかなあって」
「ぼ、ぼくは面接しただけで、決めたのは山村さんですから、り、理由は・・・さぁ・・・?」
「山村さんが。そう」

「どうだ。もう慣れたか」
「・・・・・・」
「URL貼り付け作業なんてつまらんだろうけど、ま、最初のうちは我慢してくれな」
「・・・・・・」
「ん?書き込めないのか。ああ、ここは名前の入力がいるとこだ。適当に名前考えて入れてくれ」
「・・・・・・」
『変態太郎』
『ぬけるぜ。 』
『ハメまくり女達』
「わはははは!おまえのセンス好きだなあ!青柳は女名ばっか使ってたから、正直つまらんかった。
 おまえ、いいよ、最高!」
「・・・・・・」(心なしかわずかに顔が赤い)

「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・や、山村さん、すっかりお気に入りみたいですね」
「青柳くん」
「な、なんですか」
「きみ、今夜お仕置き」
「なっなっなっなんでですか!?ぼくが何を・・・あ、奥瀬さん、ち、ちょっと、奥瀬さあーーん!」
青柳の明日はどっちだ。
564風と木の名無しさん:02/04/18 02:57 ID:EPGJu2hU
またお仕置きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
山村さんたら罪な男だな相変わらずさ…
565風と木の名無しさん:02/04/18 21:51 ID:vMB04m1P
>551-556
も、萌えーっっっ!!

最近このスレを知ったのですが、余りに職人さん達のSSが面白くて毎日のぞきに来て
しまうようになりました!
業者さんの書き込みすら愛しくなりつつある今日このごろ……。

職人さんに、この心届け! ってな感じで、サイトの方のお絵描き掲示板にちょっと
お絵描きしてきました。
最近URL出てないので一応書いてみたり。(い、いいのかな?)
http://yaoi.s5.xrea.com/8o1.htm
奥瀬タンの脳内補完の助けになれば良いのですが(藁
566風と木の名無しさん:02/04/18 22:00 ID:vMB04m1P
あ、あげちゃったよ・・・
いやまぁ別にいいけど。
業者さん、来るのはいいけど是非お名前も晒してね(藁
567    :02/04/18 22:31 ID:+eAsJ8Rq
>565さん、いらっしゃい。そして・・・・
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━(  ゚)━━(   )━━(゚   )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━!!!
小犬の奥瀬タン、超カワ(・∀・)イイ!っす(´д`*;)ハァハァ〜
喜久さんがうらやましいよぉ(w
568565:02/04/18 23:50 ID:vMB04m1P
>567さん
 ありがとうございますー。可愛いと言って貰えれば本望です……。

それにしても倉庫番さんお仕事はやー。
もうログに上がってて驚いたーよ。
いつも保守ご苦労様ですm(_ _ )m
569風と木の名無しさん:02/04/19 03:45 ID:RjvMeVIA
寝る前にageとこう。よいしょ。

業者さんの夢が見られるといいな。お休みなさ〜い。
570ますだ:02/04/19 04:41 ID:rTPWpiSH
>569
僕の夢?
何、抱いて欲しいの?
571風と木の名無しさん:02/04/19 05:38 ID:pJSrVWYp
>570
ヒ、ヒィィッ!!
572風と木の名無しさん:02/04/19 12:48 ID:9WO2nMKG
>>570
ううん。違うの。
ますだタンにはね、激〜しく抱かれて欲しいの。吉村タンにね!!

ノリのいいますだタンありがとうage!
573風と木の名無しさん:02/04/20 00:11 ID:xwEKzDMj
業者さんの気配がするのでage
574風と木の名無しさん:02/04/20 03:02 ID:usc+EBH7
業者さんSG入らなくって本当に大丈夫?
575風と木の名無しさん:02/04/20 10:12 ID:VdZO4YMR
565さん……かわええ…小犬タン。
245さん、倉庫番さんトコのあの続きはっ!! 待ってますよ〜。
「カテキョーの先生だったわけね、おまえは」
「何だよ、その目は」
増田が喜久に指図をして鍋の下ごしらえをすませている間に、
向こうの部屋では青柳が早くもビールを開けている。
六畳と台所をかいがいしく行き来して皿やら箸やらを奥瀬が運んでくれ、
持参のカセットコンロを低いテーブルに据え付けると
宴会の支度はすっかり整っていた。
「別に疑ってなんかいない。荒れ果てた部屋でもないし、
至極まっとうに暮らしているみたいで何よりだ」
一見、雑誌モデルみたいに容姿が整っているくせに、すっかり鍋奉行が
板についている増田は材料を鍋に放り込み、ビールをあけながら言う。
「さっきの、青柳が心配して様子を見にきたってのは本当だぜ。
おまえ、ちっともこっちに顔見せにこないから」
その外見からは想像もつかないほど面倒見のいい増田は、相変わらず
当時の友人たちとも連絡を取っているようだ。
地元に帰ると、泰治と顔をあわせるのが怖いのだとはさすがに言えない。
切れ長の瞳をちらりと向けて、増田は続けた。
「あーんな良い子に懐かれちゃって、おまえも随分と丸くなったのかね」
鍋を挟んだ視線の先には、箸を持ったまま青柳と話し込んでいる奥瀬がいる。
ビールですっかり顔を赤くした青柳が一方的にまくしたてているようだが
奥瀬もいちいち相槌を打っているところをみると、会話は成立しているようだ。
X-BOXがとか、そもそもSTGの黎明期に…という単語が聞こえてくる所をみると
どうやらゲームの話をしているらしい。そういえば高校時代の青柳は、
放課後になるとゲーセンに寄らずにはいられない、重度のゲーマーだった。
「あいつって良い子に見えるか?」
声を低めて、喜久は増田に聞いた。
「生真面目な黒縁眼鏡が絵に書いた優等生って感じ。それでなくても咄嗟にあれだけ
初対面の人間に挨拶できれば充分でしょう。実年齢の割にちょっと大人びているかな」
「家族関係に難ありなんだ」
「まあ、そんなことだろうとは思った」
驚く喜久に増田は言った。一介の大学生兼家庭教師の家に、
土曜日の夕飯を食べに来る子供と、それを許可する親はあまりいないだろう。
「あの子が楽しそうにしているんなら今はそれで充分か。おまえも調子こいて
泣かすんじゃないよ――ほれ、奥瀬ちゃん食べてる? この辺煮えてるよ」
「あ、ありがとうございます。すいません」
増田が肉を取り分けて、奥瀬の小皿を山にする。
「青柳もビールばっかり飲んでいないで食え。それとあんまり奥瀬ちゃんに
からむんじゃないよ」
赤い頬をしてすっかりできあがった様子の青柳が、照れくさそうに笑った。
「わりい。そうだ、そもそも今日は喜久の顔を見にきたんだよな」
「今さら思い出したように言われても、ちーっとも有り難みがわかないね。
その上、いけしゃーしゃーと人ンちの夕飯に加わりやがって」
許しあえる昔馴染みに、こんな憎まれ口を叩くのもひさしぶりだ。
「いーじゃんねぇ、奥瀬ちゃん。鍋は大勢で食べた方がおいしいもんだし、
俺らだって一応手みやげのビール持って来たんだし」
「おまえが飲んでいるそれは、すでに俺の買い置きだ。バカモノ!」
「はいはい、奥瀬ちゃんが目まるくしてるから低次元の争いはそのくらいにして。
鍋あかないからじゃんじゃん食べろよ。野菜、もうひと皿残っているんだからな」
おたまをかざして青柳と喜久の間に割って入ると、増田は奥瀬に向って微笑んだ。
「ごめんね。馬鹿ばっかりで騒がしいでしょう」
「あ、いかにも自分だけは違うというその口調がずるい!」
「くやしかったら自力で米くらい炊けるようになってから私に挑戦したまえ、青柳君。
喜久知ってるか? こいつは米を研ぐとき洗剤入れるものだと思ってたらしいぜ」
酌み交わされるビールと笑いと、憎まれ口の応酬に目を丸くしていた奥瀬が
ほっと息をついて答えた。
「増田さんて料理がすごく上手いんですね。今日は僕が料理をするつもりだったけど
増田さんが来てくれてとても助かりました。僕だったらこんなにおいしく
できなかったと思います」
「うん、奥瀬ちゃんは正直だね」
おたまを胸にあてて、会釈をするみたいに増田は優雅に頭を下げる。
「青柳さんは、ゲームにすごく詳しいし」
「伊達に奥瀬ちゃんくらいの頃から、小遣い注ぎこんでないもんね」
くるくるとよく動く目を光らせて、青柳は得意そうだ。
「大勢で食べた方が鍋はおいしいんだって実感できましたし
お二人とも松田さんの友達なんだなぁって思いました。初めて会ったのに、
松田さんがいつも僕を気遣ってくれるみたいによくしてくれて本当にうれしいです。
ありがとうございます」
生真面目にちょこんと頭を下げる奥瀬を前に、目を見交わした増田と青柳は
同時に苦笑をもらしていた。
「何か俺たち、喜久のダシに使われたって感じ?」
「その言い方、喜久がすげえ善人に聞こえるよ!」
増田からはおたまの柄で頭を叩かれ、机の下では青柳に足を蹴られる。
「なんでだ!」と叫ぶ喜久へ向って、二人は同時に言い放った。
「俺たちが知るか!」
涼しい顔で鍋に野菜を投下する増田と、笑い声をあげながら次のビールをあける
青柳を見比べて、奥瀬が懸命に笑いをこらえている。
580575:02/04/20 19:29 ID:HbYAL3W0
おはずかしや…245さんの家庭教師編はちゃんと19日に完結してたのね。
スイマセン…そして奥瀬ちゃん、やっぱりエエ子や〜。
581245:02/04/21 01:43 ID:bDMZVavc
>580,(>575)
いえいえ、どうぞお気になさらずに...有難う御座います。
とにかく早く脱落しようと、そればかり頭にあったせいで、今更ながら
色々悔いが残っております......というか、鍵渡すところ入れ忘れた...鬱。
分岐者さんのお話が素晴らしいので、そちらで弟主役編の真髄(w
を堪能なさって下さい。私もそうします(w


もしかすると単発増田さんの方でちょっとだけリベンジに来るかも...
でもやっぱり来ないかも...微妙...。それでは。
582風と木の名無しさん:02/04/21 21:16 ID:2ZZfYYVr
ゴルァ!スレの 333-334 に爆笑!
業者さんすげーよ、成長してるよ(w
583    :02/04/21 21:36 ID:JCJE8/kf
>582
これは青柳くんではなく、有望だが無愛想な新人くんだね、きっと(笑)
584風と木の名無しさん:02/04/22 00:32 ID:dWgjQPCv
青柳クンの立場っていったい・・・
585    :02/04/22 01:02 ID:nT2ZOVx2
>584
青柳くんはザーメンぶっかけられビデオでデビューした新人女優です(w
586分岐者:02/04/22 21:25 ID:7NCRXwEP
245さん
何をおっしゃる〜245さんの家庭教師編があってこその
分岐話じゃないですか!!(W
増田さんの話はぜひともこのスレでお願いしますよう
587風と木の名無しさん:02/04/24 00:33 ID:ogaQ9JUe
ageときますので、業者さん来てね。
588310:02/04/24 01:55 ID:EhfbYgnc
遅ればせながら245さんの長編完結祝いとして(?)
お約束の増田×奥瀬を・・・って、こんなものでスマソ!(平謝り&書き逃げダッシュ)
589インターミッション2 (1):02/04/24 01:56 ID:EhfbYgnc
「どういう風の吹き回し?」
増田がにやにやしながら奥瀬のシャツのボタンを外していく。
「べつに・・・仕事を選り好みしてるのが申し訳なくなった」
胸を撫でまわす増田の手から視線をそらして、奥瀬はむっつりと答えた。
視線の先には山村がいる。入ったばかりの新人・青柳に、器材の扱い方を熱心に指導している。
「お仕事、か。なんでもいいけどね、奥瀬ちゃん可愛がれるなら」
そんな奥瀬の様子を上目遣いに見ながら、増田は胸に舌を這わせた。
「その呼び方やめろ」
顔をしかめながら、しかし奥瀬は、う、と小さな声を漏らした。
590インターミッション2 (2):02/04/24 01:56 ID:EhfbYgnc
増田は呆れるほど巧みだった。
いまだ強張りがちな奥瀬をリードして、あられもない体位を簡単にとらせてしまう。
増田は自分達の痴態をいかに上手くカメラに晒すかをいつも意識していた。
その如才なさに嫌悪感を抱きつつも、次第に意識が快感の海へ流されていく。
「奥瀬ちゃん、もっと。素直になって」
あだめいた声が耳元で囁き、奥瀬の中に深く潜り込んでいた指が、くっと曲げられる。
「あっ・・・」
思わずあげた大きな自分の声に一瞬我にかえる。
山村と目が合った。
増田にいいようにされる自分の姿は、山村の目にどう映っているのだろう。
山村が誰かを抱くのを見るのは、いつも苦しかった。いつだって逃げ出したかった。
山村は。山村は、どう思っているのだろう・・・
591インターミッション2 (終):02/04/24 01:57 ID:EhfbYgnc
「よそ見は感心しないよね」
増田が乳首にかりっと歯を立てた。意識がふいに増田に引き戻される。
「悪い・・・」
体を起こした増田は奥瀬の両腕を押さえつけ、じわりと体重をかけた。獲物を捕らえた狼の目が、微笑むように細められる。
「本気になりな。奥瀬ちゃん」
それからの増田は一切容赦しなかった。
何度も追い詰められ叫んだ、それは悲鳴なのか歓喜なのか奥瀬自身にもわからない。
体の隅々に至るまで知り尽くされた弱点は余さず繰り返し攻められる。
後から後から押し寄せる怒涛のような絶頂感に、ついに奥瀬は止めを刺すよう自ら懇願した。
山村の姿が視界の隅をかすめ、奥瀬は眼を閉じた。
こうして誰かが与えてくれる波に呑まれてしまえば、苦しさからは刹那逃れられる・・・
満足げに見下ろす増田が、自分たちの欲情を存分に解放してやった時。
それは奥瀬の体の最も深い部分に昏い炎が放たれた瞬間だった。
592風と木の名無しさん:02/04/24 03:52 ID:gQg5XA4l
588さん、凄くイイ!ファンになりました!
593245:02/04/24 18:29 ID://nvFqoG
ズキュ━━━━━Σ(´Д`*━━━━━ン!!
>310さん
に、逃げないで下さい!!
わがままを聞いて下さって、有難う御座いました。
245は本当に幸せ者ですなあ。これで安心して逝けます(w
>310さんには無理をさせてしまったのかもしれませんが、
これに懲りずにまた書きに来て下さいね。
今度は>310さんの書きたいお話で。待ってます。
594245:02/04/25 00:34 ID:tDZ4uvHk
連続ウザーとは思いますが...スマソ。
>分岐者さん
     ∧∧
     ,っдT)
     `l  ⊂)
    〜| _ | ゥゥ...
     ∪ ∪
スレ勿体無イシ、245ノ長文ニハアキアキシテルトオモウノ…
ソレヨリ分岐者サンニ頑張ッテホシイノ…オ鍋ガ煮エルノ待ッテマス…

>投稿掲示板の(・△・さん
私が言う事じゃないんですが、幅取ってるとか、気にしなくて良いと
思います。と、私が倉庫番様に仰って頂いた記憶がありますので...。
でしゃばって済みません。頑張って下さい。

最後に、業者さんスレらしく...某スレでフォモ宣伝業者さん見たYO(w
595310:02/04/25 01:16 ID:jOuxHhJL
>592さん
こここ光栄です

>245さん
楽しんで書いたので気になさらずに。
いえ、まんまヤマなしオチなしイミなしなのに気づいてガクゼンとしてるとこです(笑)
自分も245さんのこちらへの投稿を熱望。
596(・△・:02/04/25 01:56 ID:HCD2FCaJ
>245さん
 ちょ、丁度書き込んできた時だったので素晴らしいタイミングでお言葉拝見してしまい
ました・・・。
 245さんも長編完結おめでとうございます!! お疲れさまでした!
 励ましありがとうございます、頑張って続けます。うざいですけど(笑)。

>310さん
 ややや、やっぱりインターミッションシリーズいいですね。増田さんステキ・・・。


* 私もどうにか、番外の番外って感じの短編(山村×増田)完結させてきました。
 でも、余り色気ない・・・です。ほのかに香ってはいますが・・・。
 新人ちゃんの方では、もー少し色気を出していきたいと思います。はい。

 お暇な方は・・・まぁ、本当に暇な時にでも見てやって下さい(笑)。
597風と木の名無しさん:02/04/26 04:18 ID:g5kr4JN5
うまくなってきてるね業者タン…誤爆のフリしてみたりして!!

387 名前:26 投稿日:02/04/25 23:33 ID:n2osVWJd
とりあえずロリネタ

http://fun.to/kodomo


次郎くんですか?
598風と木の名無しさん:02/04/26 04:18 ID:g5kr4JN5
 ↑あ、リンクそのままゴメン
599245:02/04/27 00:08 ID:5MD+3Jt1
度々スマソ。職人ではないので、いい加減名無しに戻ればいいんですが、
ちょっとだけ失礼致します...。

>(・△・ さん(>596)
増 田 さ ん 一 押 し (w
激萌えさせて頂きましたー。有難う御座います。
細かいところまで書き込んでありますし、職人さん素晴らスィ(゚Д゚*)

>310さん
245ごときに、本スレ投稿をお誘い頂きまして、有難う御座います。
>310さんには前にも言われたような気がしますが、こちらへの投稿
というところにこだわりがあるんでしょうか?
投稿するかどうかは別として(書いてるか書いてないか、と言われれ
ば、一応前者になるかもしれません...微妙...)、ちょっとお聞きしたい
なーと思ったもので。

私的には、最近の流行を作り出した神(・△・ さんに降臨きぼーん
したいところなんですが...。それでは。
600310:02/04/27 10:34 ID:+bABbKgb
>245さん
こだわりというほどのものでは・・・(汗
えーと、以下310の個人的所感ですが
・初めてこのスレをのぞいた人にも読んで欲しい
・更新されているのを見落とすことがある
・どっちに感想を書いたらいいのか迷う
という感じでしょうか。
基本的に245さんのお好きな所で書いてくださればいいんですけど
できればみんなで盛り上がりたいなあということです。

「幅取ってる?」と同様「スレ勿体無い?」とかも、気にしなくて良いと思います。
というかレス数増えない方が寂しい・・・
鍋を空にしたあと、青柳は言った。
「アイスが食いたい」
「おまえ、あれだけ食っといてまだ腹に入るのかよ」
ぼつぼつと鍋の片づけを始めた増田がうんざりした顔で言うのを尻目に
青柳は、隣の奥瀬を振り返って言った。
「ねぇ奥瀬ちゃん、一緒にアイス買い行こっか?」

すっかり気があうつもりらしい青柳が奥瀬をつれて、うきうきとコンビニへ
出かけるのを見送って、喜久も台所へ立って増田に並んだ。
「手伝うよ」
「それじゃ、そこの食器洗ってくれる?」
「青柳の野郎、奥瀬を使ってうまく逃げたつもりだな」
「ああ、片付けとか面倒くさそうなことキライだからね」
「ちっとも変わってないのな」
「まあそのかわり、土産のビール代は全額奴に出させることにしよう」
余裕しゃくしゃくで微笑む増田を見るのも随分と久しぶりなことに
喜久はしみじみと思いいたる。
「ちっとも変わってないや」
「あいつ、相変わらずゲーセン通っているらしいぞ」
「うん、青柳もそうだけど、おまえも」
男二人が並んで、黙々と食器を洗うのも何だか滑稽だ。
この突然の来訪者を奥瀬が喜んでくれたらしいことと、増田と青柳が
わざわざ自分を訪ねてくれたことに、喜久はほっとしていた。
「なあ、聞いていいか?」
思わず弱音がこぼれる。
「増田さっき言ったろ、調子こいて奥瀬を泣かすんじゃないって。
俺、やっぱり奥瀬を泣かしそうに見えるか?」
喜久の顔を不思議そうに凝視した後、増田はゆっくりと口を開いた。
「ひょっとして、すでに泣かしたとか」
「実は一度……」
すすいだ食器をカゴにあげて、増田は単刀直入に切り込んできた。
「その時、おまえはどう思った」
奥瀬の言う「おかえりなさい」という言葉を当然のものとして感じ始めていた
あの日、バイトから帰ってアパートのドアを開けた喜久を出迎えたのは
のんびりと間延びした、泰治の声だった。
「ここにいたちっちゃい子、俺がかまったら帰っちゃったけど」
転がったままの椅子と、一冊だけぽつんと床に残された参考書が
喜久の心を痛めつけた。
喜久と泰治が一卵生の双児などとは思いもよらない奥瀬がいて、
手癖のわるい泰治が「ちょっとかまった」という。
例え喜久と顔をあわせなくても、いつもきちんと部屋を片付けて帰る
奥瀬の様子を知っているだけに、ここで何が起こったのか想像するだけで
申し訳ないと思った。
翌日、帰宅途中の奥瀬を駅でつかまえられたのは幸運だった。
重い足取りで改札から出て来た奥瀬は目の前に喜久をみつけると、
眼鏡の奥の瞳をいっぱいに見開いた。驚愕と怒りがないまぜになった瞳が
みるみる潤んで、喜久の姿を受け入れる。
人目を気にしながら抱き寄せると、それ以上の力で抱きしめ返された。
必死な様子が、夕べから彼がどんなに不安な気持ちで過ごしていたかを
物語っているみたいだった。
失ってしまったものがこの手に戻ってきた安堵と、それ以上に
懸命に頬をすり寄せてくる奥瀬の健気さが、喜久の胸をしめつけた。
あんなせつない思いは、自分も奥瀬も二度とごめんだ。
泰治のことは省いて自分の思いを伝えると、増田はひとつうなずいた。
「こうして俺達も巻き込んでメシを一緒に食べたりするのは、あの子を
楽しませてやろうっていう思いやりなんだろ、なら大丈夫じゃないの。
それとも他に、隠していることがあるのか?」
増田は鋭い。だが言えることと言えないことがある。
「いや……ほら、なんか奥瀬は俺を絶大に信頼しているみたいだから
調子に乗って俺、ボロ出しそうでこわいな〜なんて」
「ああ、奥瀬ちゃんの松田先生に対するあれは盲目的かもな」
おまえの昔の悪行を知ったらひっくりかえったりして、と茶化して
増田は洗った食器を手早く積みあげた。
「松田先生はもう大人でいらっしゃるんだから、多少無理してでも
理想の先生を演じてあげたらいかがです? ああいう清らかな子に
泣かれるのって、罪悪感で胸がボロボロになりそうだ」

奥瀬の信頼を利用した、今朝みたいな夢を見た時点で俺の胸は
すでにズタボロだ、とはさすがに言えない。

「よし、これで洗い物ラストな」
鍋をカゴの上に伏せて、増田はぱんぱんと手をたたいた。
「今日の事はともかく、今の人生相談は貸しな。早めに返せよ」
「月末バイト代出たら、青柳もよんで奢るよ」
「オッケー、しっかりがんばんな、松田先生」
605245:02/04/27 20:33 ID:EJjsiQ4V
>分岐者さん
お疲れ様です、待ってましたー。兄萌え。そしてやはり
増 田 さ ん 一 押 し (w
今、激しくマイブームなんです...ウザくてスミマセソ。

>310さん
245の書くものでは、萌えを提供出来ないと思うのですが...じ、じゃあ、次スレが
立って、また私が245をゲトー出来たら!

...というのは流石に冗談ですが(w
245の書くものは基本的に異様に長くなるらしいので、万が一投稿途中でage
がはいってしまって、TOP10に表示されてしまったとき、他スレの方に迷惑なの
ではないかと思うのですが...良いんでしょうかね、と心配してみたり。なんて、
310さんに聞かれても困るでしょうし、それ以前に必ず投稿することが大前提の
話になってしまってますね(w
わざわざ登場頂いて、申し訳ありません。ギコ猫たんさえも"さん"付けで呼ぶ、
310さんに心打たれて逝ってきます。レス、有難う御座いました。


↓↓↓ 業者さん萌え話にお戻り下さい... ↓↓↓
606風と木の名無しさん:02/04/28 01:27 ID:IG2ZMrSs
きばっていってよ
607風と木の名無しさん:02/04/28 13:04 ID:K7U0TMU3
○99が指定スレの青柳くんものも、倉庫番さんとこに格納できないかなあ?
すごく(・∀・)イイ!んで埋もれさすのは惜しい。
新人くんが喋ってるのにびっくりしたけど(w

あのスレで了解もらうの大変そうなんで(w
エセ業者さん、もしご覧になってらしたらご一報を。
608倉庫番:02/04/28 13:49 ID:I98LP2VW
すみませ〜ん、ここのところ、他所でちょっとドタバタしていたので
まとめ&うぷが大幅に滞っています。
タブン、明日までにはがんがりますので、お待ちくださいませ。

>607さん、了解です。
○99が指定スレって、3スレ目なのですね。
一応3スレともログ保存いたしました。
2ch内の掲示板に最初に書込む時、書込む内容は転載されるかもしれない云々の
警告がでたと思うので、その警告を拠り所に、コソーリ、SS集めをしています。
ですので、コソーリと・・・って、agaっているときに言ってもコソーリじゃないですね(笑)
全ログ読みつつ作業するので、やはり明日以降になるとは思いますが・・・
609607:02/04/28 17:14 ID:NqX/IPP2
おおっと!
倉庫番さん、どうもありがとうございます。
少しずつうpされてくのを見るのも楽しいんで
無理なさらず、ゆっくりでいいですよ。

しかしこのままでは、あっちの方が業者スレになりかねない(w
業者さん99狙ってるらしいし(w
610えせ業者:02/04/28 20:08 ID:15WcCD5E
こちらで話題になってます?
あんなのでよろしければどこでも転載、うpしちゃってください。
というよりかなり光栄です。倉庫番さんのところに入れていただけるなんて・・・

深夜のナチュラルハイ状態で書いた物なんでおかしな所もあるかもですが。
新人君はきっと山村さんと「何か」あったに違いないと妄想しちゃったんです。
でもやっぱり新人君にしゃべらせすぎ?とか思ってます。(チョトハンセイ)
611(@_@):02/04/28 20:10 ID:aBAeWt8+
★期間限定完全無料★
内山○奈が脱いだ
http://ayu.fun.to/index15.htm

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PASS ayuhamazaki
612607:02/04/28 20:38 ID:FJA9aVMP
>えせ業者さん
ありがとうございます!
お呼び立てしてどうもすみませんでした。
新人君のセリフはなかなか微妙な問題で、苦労するところですよね。
一言でも喋ると おっ!と思ってしまうだけなので
喋らせすぎとかでは全然ないです。
山村さんとの「何か」も、どうか、ぜひ、SSに!!

>業者さん
こっちも忘れてないよって来てくれたの?ありがとう(w
でもまた塩吹きに戻っちゃったんだね
613風と木の名無しさん:02/04/28 20:40 ID:sfc+ofXP
>>(@_@)
新人タンったら…びっくりしちゃってるの?怖がらなくても大丈夫よ
それと、また「塩吹き」になってるよ…わざとでしょ
614613:02/04/28 20:40 ID:sfc+ofXP
あ、かぶっちた。ごみんね
615596=(・△・:02/04/28 22:20 ID:ES6S3g7a
>601(=分岐者さん)
 お疲れさまでした〜vv 奥瀬タンのかわいさに喜久さんならずともほだされましたv
 青柳君と増田さんも名脇役でしたねー。最高でっす!

>605(=245さん)
 ご感想ありがとうございます〜(嬉)
 増田さん好きな245さんに萌えていただければ本望でございます。
 一職人として、これからも頑張らせていただきますっ!
(・・・と、いうか私神なんですか!? 職人を名乗るのもおこがましい気がしています
のに・・・)

>610(=えせ業者さん)
 *99スレ、話題に上がったので見にいきました(w
 面白いですねー、ああいう普通の会話シーンが実は一番好きなので、笑わせて頂きまし
た♪
 えーと、山村さんと太郎ちゃんの間に「何か」・・・あったかどうかは、近日中にアノ続
きうpしますので是非そちらでお確かめくださいです・・・。
(とか振って大丈夫なのですか、私)
616風と木の名無しさん:02/04/28 23:37 ID:C6TiLPEr
誰かいますか?
617245:02/04/29 00:48 ID:yVfnM1Sl
|_・)コソーリ。

元々は絵描きだった245のヘタレ絵パック(というより落書きセット)。
+増田×奥瀬の、倉庫格納済み進展のない第何話かの続き
かもしれないSSの一部抜粋画像。
ttp://www.bbs2.jp/upload/upload.cgi
コメント245からどうぞ。おまけ的なものだと思って下さい。
落ちる前に消します。
618596=(・△・ :02/04/29 01:25 ID:8nzw4AWf
>245さん
 かかかわいーvv
 お絵描きもお上手ではないですか・・・ありがたく萌えさせて頂きました。
 SS・・・続ききぼーん、とお願いしてみるテスト。

* ……何かあちらのSS掲示板絶不調で上がらないっすー(涙)
 あと数回チャレンジして上がらなかったら、変な所からでスマソですが、
 本スレで続き、書かせて頂きますナリ・・・。
619596:02/04/29 01:41 ID:8nzw4AWf
 ・・・あっはっは。
 タイムアウト食らいまくりでどうにもならないですし、生煮えなまま止まってるのも
アレなので本すれデビゥさせて頂きます・・・。

 ・・・えーと、今までの話を読んでない方は、申し訳ないですが倉庫番さんの所の
SS掲示板で 「面接官・青柳 分岐『Call』 」 をお読み頂いてから以下をお読み
下さい・・・。
 でないと、全然分かりません(笑)。
620面接官・青柳 分岐『Call』(1/3):02/04/29 01:42 ID:8nzw4AWf
「……どうした?」
 耳元に掛かる吐息。響きの良い低音は聴覚だけでなく、青年の肉体をも犯した。
 湿った吐息の熱さ、苦い煙草の匂いが、精一杯の拒否を見せる堅い背中を少しずつ柔ら
かに溶かしていく。
(どう、しよう)
 背中越しに伝わる熱い男の体温。決してセクシュアルな意味合いがある訳では無い筈の、
この状況で。
(考え過ぎだろう?)
 囲い込まれるように、抱かれるように、身動きを遮るのは机の上に載せられた男の手。
 今だって、立ち上がる素振りを見せさえすれば、直ぐに解放される筈なのだ。
 青年はそう考え……否、そうであって欲しいと、半ば祈る気持ちで、男の身体を押し返
すように椅子を引き、立ち上がろうとする……が。
 男の身体に阻まれた椅子は、微動だにもしなかった。
「……っな……!」
 今度こそ、確信した。山村は別に上司としてアドバイスに来た訳では無く、別の理由で
この場所に留まっているのだと。
「何か、問題でもあるのか? ……指が止まってるぞ」
 キーボードの上に掛かる青年の細い指は、震えたまま微動だにしない。僅かに力を込め
た指先が見当違いな文字の羅列をモニターの中に綴っていく。

 ……山村は、己の勝利を確認した。
621面接官・青柳 分岐『Call』(2/3):02/04/29 01:43 ID:8nzw4AWf
『……知らないって、恐いよね』

 じわじわと狭められていく男の腕の中で、青年は増田の言葉を思い出していた。意味深
な笑みを浮かべながら呟いたその意味を、今更ながら理解する。
『犠牲の羊、って言葉を知ってるかい? 我が身を守る為には、それなりの用意が必要だっ
て事さ。……君は持ってるの? 自分のスケープゴートを』
 増田は持っていたのだろうか。……己を守る為に捧げられる身代わりの供物を。
 そして今、何の切り札も持っていない自分は、この身を与える事だけしか許されないの
だろうか?
(冗談じゃない……!)
 逃げ道もなく、弄する策も無い。生まれながらにプライドが高く、かつ主従で例えるな
らば主人の立場を歩んできた青年には、耐え難い現状だった。
 誰もが視線一つで己の意を解し、それに従ってきたのだ。言葉一つ、微笑み一つで
何でも叶えられる。そんな恵まれた境遇を生まれながらに持ち得ていた青年は、屈辱すら
感じていた。
『……つまらないから、簡単に墜ちないでおくれよ。君には難しい注文かも知れないけれ
どね』
 表面上は暖かく、その実おそろしく辛辣な事を語った男の意図は知れない。しかし、
あきらかな冷笑でもって青年を迎えた増田は、はなから己に選択権など無いと、そう揶揄
していたのだ。
 己を抱き寄せる腕の中、他の男の事を考えている……。その状況に、苦い笑いが零れた。
622面接官・青柳 分岐『Call』(3/3):02/04/29 01:44 ID:8nzw4AWf
「……山村さん」
 どこか怠惰で、それでいて甘い声をしている。青年の声は不思議な魅力があった。
「何だ?」
「……後ろから、抱くつもり…ですか?」
 すとんと、憑き物でも落ちたように青年は全身の力を抜くと、揶揄するような瞳を向け
てくる。抗うでもなく、山村の厚い胸板に背を預けて半身を捩ると、斜に構えたような
意味深な視線を投げ掛ける。
「何だ、抵抗しねぇのか?」
 拍子抜けたような声でそう言いつつも、遠慮無く青年の薄手のベストのジッパーを下ろ
し、長袖のTシャツをめくり上げる。病的な白さを持った肌は、見た目程には冷たいもの
ではなく、弾力に富み暖かかった。手の平全体で撫でてやれば、ひくん、と小さな反応が
返ってくる。
「痛い目に遭うくらいなら……」
 細い腕が持ち上がり、僅かに無精髭の浮いた山村の頬を撫でる。さらりとした感触の、
予想通り熱を持たない指先が頬骨から顎先までを伝っていった。
「和姦……で、いいですよ」
 それが演技であるならば名俳優になれるのではないだろうか。気配の一変した青年の
手は、余りにいとおしそうに男に触れる。青年は常に無い熱を瞳に浮かべながら微笑んだ。
623596:02/04/29 01:45 ID:8nzw4AWf
 ・・・また変な所で終わっててごめんなさい・・・。
 もう少しエロっちい文章を勉強に行って来ます。
624245:02/04/29 02:41 ID:yVfnM1Sl
>617 消しました。恥ずかスィ...
つか、>596さんがいらっしゃるんだったらやめとけば良かったYO!!
名作の前に...スマソスマソスミマセソ。

>596さん
串とか使ってると、たまにそういう事があるようですよ。
折角なので、このままこっちで連載して下さい(w
増 田 さ ん 一 (略

で、悪戯をご覧になられたようですが...有難う御座います。
あれの前に、あれの2倍位の文がついて、あれの後にもかなりの文が
つきます...しかもまだ、主役片方登場してません(w
私がここに来たら、本当にスレ潰しそうな嫌なヨカーン。
エロ書きじゃないですしね......気が向いたら来ます。とにかく、長文キソグ
は間違いなく私だと思うので、あまり気にせず頑張って下さい。
625245:02/04/29 02:52 ID:yVfnM1Sl
変なところで終わってるとか、長いとか気にしないで、と言いたかった...。
言葉足らずだったYO...ハァ ε‐(;д;)
626風と木の名無しさん:02/04/29 12:34 ID:h7D/Ch57
596さん
文章中の視点が一定してなくて読みづらいYO

最近コテハン同士の馴れ合いがちょっぴりウザ...
まるで厨ジャンルのファンサイトみたいだよ...
627610:02/04/29 12:43 ID:pNWdnHLc
>596さん
わ、私の妄想以上のことが?
つ、続きを早くっハァハァ
628風と木の名無しさん:02/04/29 16:50 ID:DIfVXox6
>>626
確かにコテハンが多くなってきたかもナ。
厨程痛いモンでもないし可愛いもんじゃないの?
まぁ、マターリしよーや。

・・・なる、確かに視点がころころ変わっててちと違和感感じるかも。
596さん・・・ま、頑張っておくんなまし。
629風と木の名無しさん:02/04/29 20:24 ID:tlZMgib0
ここは最強のコテハン(最近コロコロ変わるけど)業者さん待ち受け
スレなんだから気にしないよ。いつも萌え〜をありがとうね。
630某コテ:02/04/29 21:19 ID:VkJwkNQ2
実は自分もちょっと気になってたりした(w
でもROMさんばかりだと自然とそうなっちゃうんで
名無しさんからの小ネタを禿しくきぼんぬ
631家庭教師・分岐編「鍋の夜」(1/4):02/04/29 21:35 ID:phZuqmqN
「今度会ったら俺の腕前、奥瀬ちゃんに披露するからね」
「喜久もたまにはこっちに顔を出せよ」
奥瀬たちがコンビニから戻ってひとしきり騒いだあと
青柳と増田が帰ってゆくと、部屋の中は突然静かになった。

「奥瀬って、そんなにゲーム好きだったっけ?」
「僕じゃなくてクラスに詳しい奴がいるんです。青柳さんみたいに
色々話したり貸してくれたりするんで、少しは知っていますよ」
年相応な発言だ。時おり妙に大人びた事を言うかと思えば、
天然にボケているところもある奥瀬は、自分の不安定さを
気付いているんだろうか。
「山村っていって、サッカー部の副将なんですけど、
僕のこと頼りないと思っているらしくて、あれこれ声をかけてくれるんです。
一時期はサッカー部に入れ、もっと体を鍛えろって言ってました」
「へぇ、それは」
「似合わないでしょう? 運動も得意じゃないし。そしたら今度は
勉強以外のこともしろって、ゲームセンターがある繁華街を
ひっぱりまわされました」
632家庭教師・分岐編「鍋の夜」(2/4):02/04/29 21:35 ID:phZuqmqN
「あ、ひょっとしてコンロを貸してくれた友達って」
「山村です。鍋は牡蠣に限るって言ってました」
「じゃあ、その山村君も呼んであげればよかったな」
「青柳さんと話が合いそうですね」
「二倍うるさくなりそうだけどな」
「それも面白いかも……あの、松田さん」
「ん?」
「今日は本当に楽しかったです、こんなに楽しく夕飯を食べたのって
生まれて初めてかもしれません、ありがとうございました」
「そんな大袈裟な話じゃないだろう。楽しかったならまたメシ食いにおいで」
「はい、ありがとうございます」
神妙にお礼を言っていた奥瀬の表情がぱっと輝く。
633家庭教師・分岐編「鍋の夜」(3/4):02/04/29 21:36 ID:phZuqmqN
「そろそろ寝るか、今日はドタバタして疲れただろう?」
時計を見るともう十二時近い。
「奥瀬はベッド使っていいぞ」
いいながら喜久は、狭いクロゼットからシュラフをひっぱりだした。
バイト先の友人から借りたものだ。夜も随分とあたたかくなってきているので
一晩くらいならこれで充分事足りる。
「そんな、悪いですよ。松田さんのベッドなんですから一緒に使いましょう」
奥瀬はキョトンとした顔で首を傾げる。喜久は心の中で叫んでいた。

(奥瀬、もっと貞操に危機感を持て。こんな時に天然ぶりを発揮するな!)

「シングルだから狭いし、体がぴったりくっついて寝苦しいぞ、きっと」
「僕はそれでもいい」
「俺はそれじゃまずいんだ」
「え?」
「いや、こっちの話」
増田と青柳のおかげで充分楽しい夜を過ごすことができた。だから尚のこと、
奥瀬には楽しい気持ちのままで、今日を締めくくってやりたいと思う。
634家庭教師・分岐編「鍋の夜」(4/4):02/04/29 21:37 ID:phZuqmqN
「喜久さん……」
急に名前を呼ばれてどきっとした。奥瀬がシャツの裾をひっぱっている。
「一緒に……寝ないんですか……あの、それはつまり……」

心なしか潤んでいるような瞳でじっと見上げられて思わず息を止める。

「つまり…その…僕を…だ……抱かないんですかって、ことなんですけど…」
言い終わってから、頬がさあっと真っ赤に染まる。
「お、奥瀬は……そうしたいの?」
問い返す自分の声もかすれている、馬鹿だ。
赤い頬のまま奥瀬がかすかにうなずくのを待って、喜久はその体を抱きあげ
そっとベッドに横たえた。

以下続刊(W
635ウザーコテ:02/04/29 21:46 ID:5Zvcr8Rb
す、凄い事に...申し訳ありません。
随分前から自分でもウザイと思ってたんですが(w
見に来る度になんと言いますか、こう...引き際を見失ってずる
ずると...。以後、自粛します。
なのでROMさん、沢山書き込んで盛り上げてやって下さいね。
636風と木の名無しさん:02/04/30 02:34 ID:UFCn3pDr
                   /\        /\
                   /:::::::ヽ____/::::::::ヽ、
                  丿 ::.__  .:::::::::::::  __  ::::ヽ_
                 / /。 ヽ_ヽv /: /。ヽ  ::::::ヽ
 -┼-   丿~~~|     / / ̄ ̄√___丶  ̄ ̄\  ::::|            ■ ■
 -┼-   /~~~~/ ━━━ | .:::::::::: / / tーーー|ヽ     ..::::: ::|━━━━━━  ▼ ▼ 
  .|       丿      | .:::::.  ..: |    |ヽ        ::|            ● ●
                | :::    | |⊂ニヽ| |      :::::| \
              / /| :    | |  |:::T::::| !      .::| \ \\
             / / \:    ト--^^^^^┤      丿 \\\ \\\

萌えすぎて倒れそうでつ



637風と木の名無しさん:02/04/30 13:27 ID:OxqkWkxN
>635
気にすな。
倉庫番さんの掲示板でやってることと
こっちでやってることの
場所を入れ替えればすむ話だと思うYO!
続きを楽しみにしてる住民も多数いると思うんで
そっちにも思いを馳せてもらえると嬉しいな

>鍋
ついに?ついに?ついに!?(;´Д`) ハァハァ
638新人君の名は?:02/04/30 15:07 ID:J9eEsKHv
小ネタと言えるかどうか。
新人視点の業者です。
色気はありません。萌えもないかも。
言い訳ばっかしてます。ゴメソ


金に困っていた訳じゃない。
敢えて言うなら暇をもてあましていただけ。
ほんのバイトだ。気に入らなければ行かなきゃいい。
その程度の軽い気持ちでこの会社(会社と言うにはおこがましいほどの「小ささ」だが)に来た。
面接で会った一番下っ端らしいその男は青柳と呼ばれていた。
簡単な仕事を懇切丁寧に説明してくれる。
あまりにもばかばかしくて、黙っていると『聞いてる?』と確認してくる。
いちいち確認されるとわざと黙っていてやろうなんて意地の悪い考えが頭をもたげてくるから不思議だ。
この青柳という男はもとよりからかわれやすい体質らしい。
隠す物を持たない強みか、一喜一憂を一挙一動に全て反映させてしまう。
解りやすすぎる。
が、会社にあっては青柳の方が先輩で、だから教えてもらうことも少なからずあるのも事実だ。
後輩ができたのが嬉しいらしくいろいろと世話を焼いてくれる。
これで先輩風でも吹かしてくれようものなら爆笑物だが、青柳はそういう人間ではないらしい。
あまりにも手放しで誉めてくれると『プライドないのか?』と思ってしまう。
イメージとしては……そう……子犬。
639新人君の名は?:02/04/30 15:17 ID:J9eEsKHv
イメージと言えば第一印象と違っていたのは奥瀬だ。
いつも穏やかな笑みを絶やさず、細々とした雑用もこなしていく。
親切で、優しい。
ただのお綺麗なだけの奴と思って油断していたら足下を掬われそうになった。
あのときの印象的な笑顔は忘れない。

実際足下を掬われたのは山村だ。
一生の不覚。生まれて初めての屈辱。
不意をつかれそれでも必死に立て直そうとしたのを
しかし山村は冷笑した。
『無駄だ。一度外れた仮面なんざもう付け直しはきかねえぜ』
640新人君の名は?:02/04/30 15:20 ID:J9eEsKHv
たとえば子供が親を、親が子供を嫌だと思うのは同族嫌悪と言う物らしい。
こんな風にはなりたくなかった、あんな風にはなりたくなかった。
それを目の前に再現してくれるのを見るのは気分のいい物ではない。
自分の嫌な部分を見せつけられている。
それが増田だった。
ピーマン嫌いの子供がピーマンの匂いに敏感な如く、嫌いな物はすぐにかぎ分けてしまう。
第一印象から最悪で、しかもそれは変わることはない。
その上、相手が自分より上手と来ては神経を逆なでされること倍増しだ。
生理的嫌悪以上の嫌悪感だ。
同族嫌悪はたいていお互い様なので、増田の方も嫌っていることだろうが。

しかしそれを表に出して周りを喜ばせる、などという可愛気はとうの昔に捨て去っている。
増田に対しても然り。
山村に対しても然り。

しかし。

「なあ、山村さんとなんかあった?」
一瞬虚を突かれた。
「あ、ごめん。何となくそんな気がしたから」

……子犬の嗅覚は侮れない。
641風と木の名無しさん:02/04/30 15:43 ID:J9eEsKHv
書いてみたかったんです
お目汚しで(しかもへたれ)ごめんなさい。
こんなの新人君じゃない!という方は脳内あぼーんしちゃってください。
642。。。:02/04/30 16:30 ID:KtmQCfFU
村山たちの会社は相当稼いでいるようだな……
この不景気に新人とは……

ピチピチの新人……うらやましい限りだ
くそっ!
643風と木の名無しさん:02/04/30 19:28 ID:MjodMIt1
>638さん

…むちゃくちゃ面白いんですがっ!
奥瀬との間には何が!?と妄想たくましくしてるワタクシ。
644風と木の名無しさん:02/05/01 01:28 ID:R8g4T/SF
>642
村山ってーー!!!(w
東村山?え?歳ばれる?
新作つくんないとダメだもんね…新人いれねーと…

というか山村さん…奥瀬たん泣かさないでよね!またー!(といいつつ少し期待てしまっているのだろうか)
(;´Д`)ハァハァ 子犬同士もいいなー…(;´Д`)ハァハァ
645風と木の名無しさん:02/05/01 03:37 ID:a8w6o4Xr
ちょっち小ネタ投下ー・・・
>597タンの情報と、>642の書き込みを参照のうえ読んでいただけるとうれ( ゚д゚)スィ

 26:「あははー、俺、どうやら次郎らしいっすよ。ほらほらここ」
社長:「何笑っとる! 油売っとらんでさっさと仕事しろ!」
 26:「まーた村山さんとこに仕事取られたからって、俺に当たってもダメっしょー?
  だーから社長お好みの美青年も寄りつかないんですって」
社長:「だ、黙らんかっ!」
 26:「ぁー。それとも、アレっすか? まーた懲りずに増田さんにフられちゃった?
  社長の美形好きって天晴れっすよねー。これで通算二十回目……」
社長:「山村の事なぞ知らんっ!」
 26:「……そんなに、名前呼びたくないんっすか……(笑)」

 さーて、SSの続き続き。
 私も半コテハンじゃが、しばらくは大人しくマターリするつもりなのでスローな投稿でも
許しておくれ・・・ロムな方々と業者さんの参加もきぼーんしつつ……アゲ
646倉庫番:02/05/01 09:45 ID:OSgQProD
>645
ライバル会社登場ですか? ひろがる業者さんワールド。
山村タンの名前を呼びたくない社長さんって、小林さんかなぁ・・と推測してみるテスト(笑)

>えせ業者さん
遅くなりましたが、うぷ終りました。
貧乏籤(00キリバン)をきっちり踏んでいるのが
らしくって、青柳くん、カワイカッタです。
是非、こちらでも、何か書いていただけたらウレシイです。

あと、1スレ目に業者さんのものがあったのでコソーリ一緒にUPしてしまいました。
イラストも・・・マズカッタカナ? でも、収集家としての血が騒いだの、ゴメンナサイ。

それにしても、見る見るうちに7スレ目・・・。すごいですね。
サイトをつくられる方がいらっしゃるようなので、業者さん以外のもののまとめは諦めました。
ほんとは、部屋までつくっていたんですけどね<欲深(笑)
647風と木の名無しさん:02/05/01 11:09 ID:7RrGSYsK
>646
倉庫番さんすご!(w
その、倉庫番さんの欲のおかげで楽しませて戴いておりますよ、ええヽ(´ー`)ノ
648風と木の名無しさん:02/05/01 20:02 ID:c9X5KPut
age

何故常駐のスレに私が書き込むとすかさず業者さんが来るの……?
ここに貼って業者さん!!
649風と木の名無しさん:02/05/02 02:45 ID:5yCjnmgY
業者さん待ちage。
650風と木の名無しさん:02/05/02 08:04 ID:wZsOPmKP
迷惑メール業者訪問祭り
1 名前:名無しさん@おどらにゃソンソン 02/05/02 05:39
携帯への迷惑メールはみんなの敵!
受信拒否をしてるにもかかわらず送信してくるのは、宣伝行為ではありません。
単なる嫌がらせ行為です。

そ・こ・で!!
そろそろ祭りを始めたいと思います。マヂで!!
手始めに最も被害報告の多いドメインをご訪問します。
今年のG.W.は後半が熱くなりそうです。
以下が実施日程です。

5/2 22:00〜 http://cocoa.2ch.net/phs/

よろしくおながいします。 m(_ _)m
携帯・PHS板 一同 http://cocoa.2ch.net/phs/
651風と木の名無しさん:02/05/02 09:31 ID:h/i5lJQW
2ちゃんねらーに陵辱される業者タン
(;´Д`) ハァハァ

GW後半が楽しみだ(w
652風と木の名無しさん:02/05/02 15:38 ID:LawC9zHW
■迷惑メール送信ソフト販売会社
http://www.hitbitweb.com/
http://www.mapion.co.jp/c/f?el=130/43/48.895&scl=10000&pnf=1&uc=1&grp=all&nl=32/47/26.654&size=600,600
熊本県熊本市水前寺1-15-4 坂本第一ビル404号室
吉良ひさお
O9♭ 一 384 一 577O
653風と木の名無しさん:02/05/02 16:04 ID:0ASxF+mY
>652 
ネタにして欲しいのか?
654風と木の名無しさん:02/05/02 18:48 ID:6hDy1GxI
吉良って、受け・攻めどっちでもOKな名字ですよね。
「ひさお」と平仮名なのが個人的にはいただけないが(w
655風と木の名無しさん:02/05/02 22:18 ID:NqMRaJ6x
652は何を言いたいの?
656風と木の名無しさん:02/05/02 23:02 ID:0SINjYAP
>655
初めての方ですか?
ここでは業者さんに自己紹介をお願いしています。
>>2-3 参考
657風と木の名無しさん:02/05/02 23:04 ID:0SINjYAP
間違い。 >>3-4 ですね
658風と木の名無しさん:02/05/03 00:18 ID:4XesROL7
>645の社長さんって吉良タン?
659653:02/05/03 08:45 ID:y/EVN4uy
>653じゃなくて>650だ。
訂正。ついでにage
660653:02/05/03 09:12 ID:y/EVN4uy
しかもさらに間違ってるし
×>653
○>652
寝不足だ。スマソ・・・
回線切って逝ってきます
661風と木の名無しさん:02/05/04 21:11 ID:iE+cn/hn
キラ君って熊本男児ですか・・・
急襲の殿方ってどんなタイプなんですかね?
ガハハおいどん風?
662風と木の名無しさん:02/05/05 07:33 ID:4yI/Me26
カタカナにすると、吉良さんってお耽美キャラみたいだ(w

新人くん、潮が塩に戻ったかと思うと、今は「変態野朗」だね。
2chになじんで誤変換するようになったのかな?
663風と木の名無しさん:02/05/05 08:14 ID:DNhoI7Jk
吉良さん、(・∀・)イイ!

最近、本文に「(;´Д`)ハァハァ 」が入ってる業者さんみかけるヨ
そろそろ、元々2chネラーが業者に入社という新入社員でも入ったのかしら
フフ
664風と木の名無しさん:02/05/06 20:26 ID:Col7c1ry
はじめてこのスレ見つけました。
つーか○9スレの業者モノから、検索してここまで来ました...
スバラスィ!ですね。

とageてみる
665風と木の名無しさん:02/05/07 20:09 ID:NRCVs5NW
倉庫番さんのところとこちら、どっちに書こうかと迷ったあげく
(スレが停滞しているので?)こちらに書かせていだだくことにしました。
業者をちょっと離れた増田さんの話です。しかも増田さんかなり非道い奴です。
嫌な方はスルー、脳内あぼーんでお願いします。
山村さんも、青柳君も出てきません。奥瀬さんも名前しか出てきません。
リンカーンシーンがあります。
苦手な方はこちらも脳内あぼーんしてください。
666風と木の名無しさん:02/05/07 20:11 ID:NRCVs5NW
青年は走っていた。追っ手から逃れるために。
逃げてどうなるものではないと解っていた。逃げ切れるものではないことも。しかし逃げることしかできなかった。
人混みをかき分け人の波に逆らって走る。ぶつかった人が驚き、ムッとして振り返った。たまに怒鳴る奴もいたがそんなことは気にしていられない。
息は切れ、足はもつれ、それでも必死に足を動かした。
しかし青年の逃走は15分ほどであっけなく終わりを告げた。
「にーちゃん、逃げるのはルール違反だぜ」
「や、放っ……」
二人の男に取り押さえられ、ビルとビルの隙間のかろうじて人一人通れるぐらいの路地に引きずりこまれた。両側からこれ以上逃げないようにと腕を捕まれている。
「だ、から、金はもうちょっと待ってくれって……」
「もうちょっと?」
男は人相の悪い顔をさらに歪めた。
派手なシャツをだらしなく着た男二人は裏金融と呼ばれる非合法の金融会社の『社員』だ。
「せ、せめて後1日」
「明日になったら返せる当てでもあるのか?」
「今日ないもんは明日になってもないだろうが」
「だ、だから……」
「解ってるよな、支払いが遅れたらどうなるか」
凄んでつかみ上げたその手にはあるべきハズの指が1本足りなかった。
667風と木の名無しさん:02/05/07 20:13 ID:NRCVs5NW
「どうしたの?」
路地の入口の方から感情のこもらない声がして三人は声の主を見た。
細身の長身に、不健康なほどに白い肌。元来読みとりにくい表情に加えて、
口よりも語る目はサングラスで隠されている。
自分たちよりも年若いその姿を認めて二人の男は明らかに怯み、青年から手を放した。
「増田さん」
「取り立て?」
「は、はい」
二人は卑屈な笑いを貼り付ける。
「へえ」
さして興味なさそうに増田と呼ばれた男は二人に割って入り、
青年の顎をぞんざいに掴み上げその怯えた顔をじっと見た。
「これもらっていい?」
青年の人格など初めから認めてはいない。
「え……でも」
一人が不服そうな顔をしたのをもう一人が制した。
「これも込みでいいなら」
懐から借用書を出す。
「ちゃっかりしてるな」
増田は鼻先で笑い「後で事務所に来い」と言い置いて青年の腕を取った。
668風と木の名無しさん:02/05/07 20:15 ID:NRCVs5NW
青年は増田の事務所の一室らしい部屋に通され、そのまま待つように言われた。
大きな事務用机にノート型パソコン。ソファとキャビネット。そんな物が置いてある。
やくざの取り立てすらびびらせる増田はどう好意的に見ても『いい人』には見えないし、
自分をここに連れてきた増田の意図も読めない。
一人残された青年はソファに座って、ただ不安の中で増田を待っていた。
「待たせたね」
しばらくしてやっと増田が入ってきた時青年は少なからずほっとした。
しかし増田はそう言ったきり青年のことなど気にもとめず机の書類を揃えたり、
ブラインドカーテンを調節したりと一見無意味とも思える事をしている。
青年は沈黙と不安に耐えかねて口を開いた。
「あの、俺をどうするつもりですか」
増田はやっと青年を見た。
「君、いくら借金あるか解ってる?」
青年は俯いた。
借りたときはほんの軽い気持ちでローンを組んだ。
もちろんテレビなんかでCMもやっている真っ当な会社だった。
それが返せなくなり、ローン会社を転々としているうちにどんどん借金は膨れあがり、
当然金融業者も悪質になっていく。
さっき追いかけられたのははっきりとヤクザだった。
「ざっと800万近くある。学生さんが借りる額じゃないよね。何にそんなに使ったの」
青年は答えない。
借りたときには100万足らずだった。バイトと仕送りで返せるつもりだった。
それが複利だの何だの訳の分からない説明でそこまで膨れあがってしまったのだ。
増田は無論それも承知だ。
669風と木の名無しさん:02/05/07 20:18 ID:NRCVs5NW
「絵に描いたような転落だよね」
青年は顔を上げ、何か言い返そうとして口を開きかけたが結局何も言えずに押し黙った。
「君をあの連中から買い取るのに結構かかったんだよね」
それは大嘘だ。
増田は債権をいつもよりも低いレートで買い取ったに過ぎない。
『それはあんまり……』
不満を言い募る相手に
『嫌ならいいんだよ』と返した。
すでに青年は増田の手にある。
増田から取れなければお手上げだ。
上も相手が増田と知れば仕方ないと納得してくれるだろう。ゼロよりはと不承不承彼らは引き下がった。
投資としては安い方だ。
ビデオ1本でも十分元は取れる。
「親に……」
「いい年をした大人が親に頼るなんて感心しないなあ」
増田は笑う。
「じゃあ、どうしろと?」
「さて、何をしてもらおうかな」
増田は青年の隣に腰を下ろした。
670風と木の名無しさん:02/05/07 20:24 ID:NRCVs5NW
青年は何か嫌な感じがして、増田と距離を置くように腰をずらした。
「ビデオに出るのと、客を取るの。君はどっちがいい?」
『朝はパンとご飯どっちがいい?』
そんなことを聞くのと変わらない口調だ。
「きゃ、客?」
「相手は男だけどね」
「あの、俺男だけど?」
あの二人だって『女だったら』と残念そうに言っていたものだ。
「需要はあるんだよ。君のような子は特に」
増田は青年の頬に指先を滑らせた。
青年は嫌な予感にびくっと思わず身を引いた。
「かわいいね」
増田は青年を引き寄せ、唇を重ねた。
「……ん……やっ……!」
突然のことに青年は増田を押し返そうとするが、そのまま抱きすくめられ、さらにきつく貪られる。
キスから解放された青年は増田を押し返し唇を拭った。
「何をする!」
「初めてだった?」
「そんなわけない!」
咄嗟に言い返した。
「女は?」
「何?」
「セックス。もしかして童貞?」
「違う!」
この年で童貞なんて恥ずかしいだろう。
「じゃあ男は?」
「あるわけない!何なんだ?あんたは」
「さてね」
増田は曖昧な笑みを浮かべたまま青年のワイシャツをズボンから引き抜いた。
671風と木の名無しさん:02/05/07 20:26 ID:NRCVs5NW
変なところで切ってしまって申し訳ないですが
長くなりそうなのでいったん切ります。
続きはみなさんが許してくだされば次回と言うことでお願いします。
672風と木の名無しさん:02/05/08 01:04 ID:q6RJHEc0
ぃやん! >>671さん、つっ続きを早く!
673風と木の名無しさん:02/05/08 01:09 ID:Rd6NU5N1
>671
許す!(*´д`)ハァハァ
674風と木の名無しさん:02/05/08 17:08 ID:2pSvNkO2
>671
焦らさないでクレ!(´д`)ハァハァ
675670続き:02/05/08 19:49 ID:IUEZOJiU
増田の手が青年のベルトに伸びる。
「いっ嫌だっ!」
知識としては知っていた。しかしそれだけだった。それが今実感を伴って理解した途端に嫌悪を感じ、
増田の手を避けようと身をよじった。
「そんな……そんなこと……」
「できない?」
青年は頷く。
「それは困った」
困っている風でもなく増田はバタフライナイフを出した。
「……ヒッ!」
自分に向けられたナイフに青年は喉を鳴らし、すくみ上がる。
「動くな」
短く命じると、増田はナイフで青年のワイシャツのボタンを一つ一つ取り去っていく。
取れたボタンが床に転がった。
はだけたシャツから青年の日に焼けない肌がのぞく。
「きれいな肌だね」
首筋から胸、腹。増田はナイフの背で青年の肌をなぞっていく。
「や……や…め…」
傷つけられる恐れに身動きもできず青年は泣きそうな声を出した。
「このきれいな肌に傷をつけるのはもったいないんだけどね」
676風と木の名無しさん:02/05/08 19:51 ID:IUEZOJiU
ナイフが鳩尾の下で止まる。
ちくりと微かな痛みが走った。
「たとえば肝臓」
脇腹を切っ先でなぞられるとざわざわと痛がゆいような感触が広がり鳥肌が立った。
「たとえば腎臓」
増田は青年をおもしろそうに見た。
「いくらで売れるか知ってる?」
『臓器売買』
青年の頭に浮かんだ。
ヤクザよりもタチの悪い男に捕まったのだとその時やっと気づいた。
震えが下からはい上がってくる。
「ちょっと前ニュースになったの知らない?」
中小企業相手の金融。
『返せんのやったら腎臓売れや』
そんなテープがテレビで流され、ちょっとしたセンセーションを起こした。
「あ……あ…」
「生きてるんだから心臓だって売れるよ?」
そのままえぐり取られそうな気がして青年の顔は色を失い、もう生きた心地がしない。
「まあ心臓取られて生きてる奴はいないだろうけどね」
増田の淡々とした抑揚のない口調は冗談や脅しなどには聞こえない。
その気になれば今と全く同じ調子で外にいる部下に命じるのだろう。
677風と木の名無しさん:02/05/08 19:53 ID:IUEZOJiU
(殺される)
全身が心臓になってしまったかのように鼓動を打ち、歯ががくがく震え背中に冷たい物が伝う。
「このままオークションにかけるのもいいね」
「オ、オークション?」
「君ならいくらの値が付くだろうね」
(じ……人身売買)
増田は青年が素直に怯えてくれるので気をよくして続けた。
「客はいろんな趣味の奴がいるからね。そう言う趣味の奴に買われたりしたら悲惨だよ」
「そういう……?」
「手足切断とか」
青年は話だけで今にも気を失わんばかりだ。
「どうする?」
猫がとらえた獲物を嬲るように増田は青年の耳朶を噛み優しくささやいた。
「ビデオは……嫌…だ」
蚊の泣くような声でかろうじて青年は答えた。
自分の恥ずかしい様を流されるよりはまだマシのような気がした。証拠も後に残らない。
「客を取る?」
青年は目を閉じて頷いた。
678風と木の名無しさん:02/05/08 19:54 ID:IUEZOJiU
「この新人女優さん連れてってやれ。明日から撮影だ」
増田はドアを開け、そこに控えていた五分刈りの男に命じる。
「え?ち、違う」
青年は勘違いされたのかと焦って声を上げた。
「どっちがいいか聞いたけど、その通りにしてあげるとは言ってないよ」
増田がうそぶく。
「そんな!」
「ま、君がやることは一緒だから」
青年の鼻先でドアが閉まった。
「バカだな、お前。ほんとにビデオが嫌ならそっちを選ぶべきだったぜ」
あの人はそういう人だと五分刈りが笑う。
「後学のために見せてやろうか?ビデオ」
青年は首を振った。
そんな物見せられてどうなるというのだ。そんな物見る趣味もない。興味もない。
「まあ、遠慮すんな」
いやがる青年を引きずって五分刈りは3つ先のドアを開けた。
679風と木の名無しさん:02/05/08 19:58 ID:IUEZOJiU
「脅し過ぎなんじゃないの?」
青年が出た後入れ違いに吉村が別のドアから入ってきた。
自称私立探偵というが実際何をしているのかわかったものじゃない。
しかしカタギじゃないのはお互い様といったところか。仕事を依頼したこともある。
「可哀相に。泣きそうだったじゃない」
「いつからいたんです」
増田は眉をひそめる。
この部屋に、しかも廊下に面した側でないドアから入るのは限られた人間だ。
増田は吉村を『限られた人間』のリストに入れた覚えはないのだが、吉村は構わずこちらのドアから入ってくる。
増田もそうきつく『入るな』と言わないし、言ったところで吉村が素直に聞き入れるとの思えない。半ば諦め、半ば黙認状態だ。
「『絵に描いた転落』あたりかな。聞くつもりはなかったんだけど、入るタイミングを逸してしまってね」
「立ち聞きとは悪趣味ですね」
「君があのまま犯ってしまうと思ったんだけどね。まだあれは手つかずってわけだ。俺がもらってもいいかい?」
「あれには使い道が決まってるんですよ」
増田はブラインドカーテンの隙間から窓の下を見た。
「それは残念」
言葉ほどでもなく吉村はあっさり引き下がる。
ただ聞いてみただけ。増田が承知すれば儲け物。その程度だ。上玉の部類ではあるが極上と言うほどでもない。
極上と言うのなら目の前のこの男の方がよほど極上だ。
「何を見ている?」
吉村は後ろから増田を抱き寄せ、肩口からのぞき込むように増田の視線の先を見た。
特にいつもと変わらない風景が映る。
「ちょっとね」
「何かを企んでる顔だ」
「そう見えますか」
「見えるね。すごくそそる」
680風と木の名無しさん:02/05/08 20:01 ID:IUEZOJiU
服の上から身体を撫でまわし、首筋に吸い付きながら増田のボタンを一つ一つを外していく。
「いったい貴方は何しに来たんです?」
淡々とした表情と口調のまま増田は吉村に身を預ける。
「用がなければ来るなって?」
吉村はシャツを脱がせ、肩先に赤く印を付ける。
「用がなくて来る人じゃないでしょう」
「まあね」
露わになった肌を楽しむように滑らせてベルトに手を掛けた。
「僕はこれからもう一仕事あるんですけど」
「じゃ、手早く済ませよう」
いきなり吉村は増田の腰を引いた。
バランスを崩した増田は咄嗟に窓枠を掴もうとした。
ブラインドカーテンが派手な音を立てる。
「……つっ!」
増田は顔をしかめた。
「どうした?」
さっきの拍子にブラインドカーテンで指を切ったらしい。
人差し指から血が出ている。少し深く切ってしまったらしく血は手を伝って床に落ちた。
吉村は血を舐め取り、増田の指を口に含んだ。
「血ってのは興奮するよね。君はそんなことない?」
「他人のならね」
ククッと喉だけで笑い、吉村は傷口に歯を立てた。
増田は顔を顰め、吉村を睨む。
「いいね。取り澄ましたその顔が歪むのはいつもながらぞくぞくする」
「悪趣味……」
増田は吉村の与える快感に飲まれて言葉を続けることはできなかった。
681風と木の名無しさん:02/05/08 20:04 ID:IUEZOJiU
みなさんのお言葉に甘えてうpさせていただきました。
期待させといて肩すかしだったかも……。
今日はここまでと言うことで続きはまた後日と言うことで……
682風と木の名無しさん:02/05/08 20:14 ID:Rd6NU5N1
鬼畜女王様マンセー!!
増田タンの悪っぷりゾクゾクしちゃうよ。
続きハァハァしながら待ってます。
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァ・・・・
683風と木の名無しさん:02/05/09 07:55 ID:521jlyOg
(;´Д`) ハァハァ
684風と木の名無しさん:02/05/09 22:47 ID:5QcCcUIR
続きカモンカモン! ハァハァ
685風と木の名無しさん:02/05/11 11:51 ID:MMHced93
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ・・・・つ・・・つづき、まだ?
686681:02/05/11 14:12 ID:7RQZBjVv
残りうpします。
さんざん待たせといてこれかい(゚Д゚)ゴルァ!と言われそうで
チョトこわい。って自業自得なんだけど。
かなり長くなってしまいますが許してください。
687風と木の名無しさん:02/05/11 14:14 ID:7RQZBjVv
「ここで大人しくしてな」
五分刈りの台詞と外から鍵のかかる音の後静寂が訪れた。
4畳半ほどの薄暗い部屋だった。
コンクリートの打ちっ放しの壁。
明かり取りらしい小さなはめ殺しの窓が1つあるきりで電気はない。
その窓からも空は見えず、昼間でも日は差さない。夜になったら真っ暗になるのだろう。
粗末なパイプベッドが1つ置かれていた。
青年はベッドに座って頭を抱えていた。
さっきのムリヤリ見せられたビデオ。
それはSMと言うよりはむしろ残虐モノと呼ぶべきものだった。
モニターの中で少年が容赦なく痛めつけられ、血を流す。
『おっと、ボウヤにはちっと刺激がきつすぎたかな』
青ざめ、固まったままの青年をおもしろそうに男たちは眺めていた。
ビデオの中で苦痛に顔を歪ませている少年が自分と重なった。
『や……いや…いやだ。あんなのはっ!』
泣きながら懇願する青年に
『いきなりアレはやらせねえって』
五分刈りは答えたが。
自分はこれからどうなってしまうのか。何をさせられるのか。
688風と木の名無しさん:02/05/11 14:15 ID:7RQZBjVv
「に、逃げなきゃ」
青年は顔を上げた。
逃げなきゃ殺される。
それは確信だった。
でもどうやって?ドアは鍵がかかっている。たぶん見張りもいるだろう。
ベッドの縁に上って窓から外を見るとすぐ先に隣のビルの壁があり狭い裏路地が見えた。
ここは2階らしい。
この窓さえ壊せばここから逃げられそうだ。
青年は部屋を見回しパイプ椅子を見つけ、窓に投げつけた。
そして壊した窓から少し躊躇した後飛び降りた。
「……っ!」
飛び降りた拍子に少し足を痛めたらしいが、そんなこと気にはしていられなかった。
早くここから立ち去らなければいつ見つかるかわからない。
しかし何処へ行けばいいのか。
アパートには帰れない。きっと手が回っているだろう。一文無しでは乗り物で遠くへ行くというわけにはいかない。
とにかく遠くへ。
青年はボタンの取れたワイシャツの前をかきあわせると、あてもなく駆けだした。
689風と木の名無しさん:02/05/11 14:17 ID:7RQZBjVv
どれほど歩いただろうか。
既に日は暮れてしまった。どこか休めるところを探さなくてはならない。
青年は公園の近くまで来た。公園なら休めるところがあるだろうか。
「ヒッ!」
突然何の気配もなく後ろから手が伸びた。
「誰……っ」
叫びは口を塞がれた手によって阻まれた。
本能的な危険を感じ青年は手を引き剥がそうと必死にもがいた。
しかし圧倒的な力によって引きずられていく。
(嫌だっ!放せ!)
声にならない。
公園の街灯に下まで引きずられそのまま突き倒された。
四つん這いで顔を上げると5〜6人の男が見えた。逆光で顔は見えない。
「か、金なら……」
持っていない。
青年はよろよろと立ち上がろうとした。
くすっと誰かが笑ったような気がした。
一人の男が近づく。そのまま距離を取るように後ずさると、後ろの男にぶつかった。
その男は片手で青年を押さえると、ベルトに手を掛けた。
「何をする!止めろ!」
驚き、肘で男の腹を打ったのは青年にしては上出来だっただろう。
一瞬男の手が緩んだ。その隙に逃げようとするが、その前に捕まり思い切り頬をはられた。
690風と木の名無しさん:02/05/11 14:20 ID:7RQZBjVv
「……っ!」
痛みよりもショックの方が大きかった。
返す手で、もう一度叩かれる。
青年の抵抗が弱くなったところでさらに数本の手が伸びてズボンごと下着が引きずり下ろされる。ボタンの全て取れたワイシャツ一枚に靴下だけと言う姿にされた。
靴もズボンを脱がされた拍子にどこかに脱げてしまった。
「嫌だっ!何をするんだ!」
男達の求める物を理解し、さらに抗った。
青年の腕を後ろに捻り上げると男は捻って手にさらに力が加える。
「いっ……痛いっ」
青年は顔をしかめた。
自分が性欲の対象になりうると増田に知らされたばかりだったが、こんな風に襲われるとは思ってもいなかった。
「いやだ……やめてくれ……」
男達は一言もしゃべらない。それがさらに不気味だった。
青年はそのまま四つん這いに押さえられた。
頬が硬い土に押しつけられ、砂が口に入った。
尻を高く上げ、無防備に誰にも見せたことのない箇所を見知らぬ男の目に晒している羞恥。何もできないまま暴力に従わされる屈辱。そして恐怖。
「いや……」
顔を押さえられている為見ることはできないが、後ろに気配を感じる。
「ヒィアアアアアーーーッ!」
身体をまっぷたつに裂かれるかと思うような痛みが青年に襲った。
「いたっ……痛い、痛いっ、やめて、抜いてっ!」
青年の哀願に一切耳を貸さず男は、律動を始める。
691風と木の名無しさん:02/05/11 14:22 ID:7RQZBjVv
少しでも逃れようと前にいざろうとするところを肩を押さえつけられ引き戻される。
両膝をすりむいたらしいがそんな痛みなど問題ではなかった。
「ヒイッ……いっ……あ……」
中が切れたらしく、動きがスムーズになると男は調子に乗ってさらに突き入れた。
なま暖かい血が足に伝って落ちる。
髪を掴み上げられ上を向かされるとそこにはもう一人の男が立っていた。
屹立したモノを顔に押しつけられる。
思わず顔を背けると顔を叩かれた。顎をつかまれ口をこじ開けられペニスを乱暴に挿入された。
のどの奥を突かれ、息が詰まる。が男は構わず出し入れを繰り返す。
痛みと苦しさに涙が出る。
「や……。もう……ゆ……して」
どうしてこんな事になったのか。
自分が一体何をしたというのか。
この理不尽な状況に何の抵抗もできない自分が情けない。
少しでも抵抗しようとすると容赦なく殴られた。
暴力への恐怖と痛みに抵抗の気力を次第に失っていく。
「た…すけ……」
見知らぬ男達の精液が後ろに口に注ぎ込まれる。
人としての尊厳さえ奪われ、心を手放し、ただひたすら陵辱を受け入れていた。
全てが終わったとき青年は泥と精液にまみれ壊れたおもちゃのように公園の隅に横たわっていた。
692風と木の名無しさん:02/05/11 14:23 ID:7RQZBjVv
人の気配がして気のない拍手が聞こえた。
「ビデオデビューおめでとう」
ぼんやりと目を向けた先に増田が立っていた。
そして後ろにはビデオを構えた数人のスタッフがいた。
「……あ…ああ……」
「こういうモノは需要はあるんだけど供給がなかなか追いつかなくてね」
青年の身体の毛布が掛けられ、助け起こされる。
自力で立っていることなどできなかった。
「本物じゃないと迫力が違うし、最近の客は目が肥えているし」
増田の言葉もほとんど耳には入っていない。
(悪魔のような男の手に落ちた)
ただ絶望と諦めがひたひたと青年の心を浸食していった。
693風と木の名無しさん:02/05/11 14:25 ID:7RQZBjVv
「丁寧に仕上げろ。『業者』にまわす」
増田は時折こうやってできのいい物を『業者』に持ち込んでいた。
なぜあんな吹けば飛ぶような零細業者に入れ込んでいるのか。
(奥瀬……)
車窓から外を眺めながら、その顔を思い出す。
この業界には似つかわしくない男。
出会った頃は暇つぶしのおもちゃ程度にしか思っていなかった。
すぐに他の連中と同じように泥にまみれ、堕ちていくだろうと思った。
その課程だけでも楽しめるだろうと。
だがその期待は別な意味で裏切られた。
堕ちていく快感を覚えたら後は早い。それこそ坂道を転がるが如くだ。
そんな人間を幾人も見てきた。
今、隣で毛布をかぶり泣きながら震えているこいつだって、
すぐにカメラの前で平気で尻を振るようになる。
しかし奥瀬は決してそうはならなかった。
触れなばおちん風情なのにしたたかで。そのくせ泥にも垢にも染まらない。
どれほど快感と屈辱にむせび泣いても、翌日涙の後1つ残らない。
かえって艶めくことはあっても決して色褪せない。
694風と木の名無しさん:02/05/11 14:31 ID:7RQZBjVv
時折あの男をずたずたに引き裂き、二度と這い上がれないところまで貶めてやりたい衝動に駆られる。
しかし、それをしないのは何故か。その衝動を押しとどめている物は一体何なのか。
『奥瀬は危険だよ』
吉村の言葉を思い出す。
(解ってますよ、吉村さん……)
闇の中に射す一条の光は甘美な罠だ。
それでも誘蛾灯に寄せられる蛾のごとく幻の光に縋ろうとするのはヒトのDNAに刷り込まれている破滅願望か。
しかし危険を認識できるうちは、まだ……。
あり得ないものに憧れるほど鈍っちゃいない。
隣では青年が未だしゃくり上げている。
何も知らない奴を突き落とし、叩きのめし、自分の非情さに安堵したがっている自分がいる。
「いずれにしても度し難い」
唇の端だけで自嘲すると、増田はシートに身を沈め目を閉じた。

*********
と言うわけでおしまいです。長くなってスマソです。
ヘタレのくせに長々と…もう謝るしかできません。ごめんなさい、ごめんなさい
書き逃げダッシュ |)彡サッ
695風と木の名無しさん:02/05/11 14:55 ID:MMHced93
>694
(゚д゚)ウマー!
ハァハァし続けた甲斐がありました!
こうして鬼畜な増田タンは次々と人を堕としていくのですね。
壊れっぷりっていうか、心にある虚無が感じられて怖くてステキです(・∀・)イイ!

そして奥瀬タンファンの一人としては、
鬼畜な増田タンまでをも惑わす魔性の奥瀬タンってかんじで
ちらり出演だけど嬉しかったです。

また次回作お待ちしてます(-人-)
696風と木の名無しさん:02/05/11 15:22 ID:+viuh4hp
私も便乗して、次回作お待ちしてます(-人-)ナム〜
697風と木の名無しさん:02/05/11 18:46 ID:MfoJ5Zf3
よく長文を詫びる職人さんがいますけど、私は長文スキーっスヨ
てことで694さん乙カレ!ハードでダークな増田さん(゚д゚)ウマー!!!!
698風と木の名無しさん:02/05/12 04:09 ID:1FcJoiDa
キングオブキティクな増田タンを翻弄する奥瀬タン。
名前のみの登場なのに奥瀬タンに激ハァハァ。
毒牙にかかってしまった名無し青年の前途も気になりますですよ。
>7RQZBjVvさん、ありがとうありがとう。
699風と木の名無しさん:02/05/12 18:02 ID:r6Oawhn9
ごぶさたしてます、分岐者でございます
ログも流れ、今さら遅すぎの感は否めませんが
松田弟×奥瀬ちゃんの家庭教師番外編をうPさせていただきます
そして、生乾きの洗濯物と共に逝ってきマス……
700家庭教師・分岐編「鍋の夜」(1/7):02/05/12 18:03 ID:r6Oawhn9
こんなに緊張する体験は、喜久は初めてだった。
泰治と初めて寝た時も今よりはずっと気が楽だった。
頭にズキズキと、忙しない自分の鼓動がひびく。
その音に急かされて、なおのこと喜久の動きもぎこちなくなる。

「できるだけやさしくするから……」
やさしくさえすれば、この行為が許されるというのか。
自分の胸はズタボロだなどと、しおらしく後悔したくせに
喜久は、奥瀬の頬をすくいあげ、深く唇を重ねていた。
ガチガチに閉じられている歯をこじあけて、舌で口腔を侵す。
ねだられて与えるいつもの他愛ないキスでなく
いかにもセックスの前戯らしい濃密なキスだ。
奥瀬の眼鏡が、喜久の鼻にぶつかって音をたてる。
701家庭教師・分岐編「鍋の夜」(2/7):02/05/12 18:07 ID:O1cysSyH
夢でみたのと同じように、奥瀬の体は痩せている。
あらわにされた胸の、肋骨が浮き上がる様子が痛々しい。
慣らすようにキスを繰り返しながら喜久は、頬から胸元へ掌を這わせた。
背を起こして、シャツを腕から抜いてやり、
自分も着ていたTシャツを脱ぎ捨てる。それから思い出して、
鼻の上からすっかりずり落ちてしまった眼鏡を拾いあげてやる。

「……っ……あ」
キスに翻弄されて、たどたどしく声をもらす奥瀬の様子が
喜久の欲望を増幅させる。
禁忌をおかす快楽があると、昔、泰治が言った。
清らかであるほどそれが地に落ちて汚れている様を見たくなると。
いや、自分が奥瀬に抱く感情はそんな残酷ものではないはずだ。
702家庭教師・分岐編「鍋の夜」(3/7):02/05/12 18:08 ID:O1cysSyH
頭がクラクラして、体中の血がゆっくりと煮えてゆくようだ。
もう名前を呼んでやる余裕もない。
深々と呼吸をしてジーンズのボタンに指をかけようとしたその時
ふいに奥瀬が上半身を起こした。
瞬間、とまった喜久の手を上から押さえつける。
喜久が呆然と顔をあげると、唇をふるわせながら
奥瀬は首を横に振っていた。

「…喜久さ…ん……」
まるで自分も喉がつまっているみたいで、どうした? と
問い返してやることができない。
「…よ…し…ひさ…さ…」
もう一度名前を呼ばれる。そのまま馬鹿のようにみつめていると、
奥瀬の瞳からぽろぽろと涙がこぼれてくる。
「ごめ…ん…な…さい……やっぱり……」
こわいんです。唇がそう動いて、奥瀬はうつむいた。
703家庭教師・分岐編「鍋の夜」(4/7):02/05/12 18:09 ID:O1cysSyH
ほんの一瞬、全身の血が逆流したように喜久は身体中が総毛立った。
張り詰めていた空気が途切れたショックと、行き場を失った欲望に
対する自分勝手な怒りがない交ぜになる。
咄嗟にそれを見抜いたのか、奥瀬は喜久の首に唇を押しつけてきた。
見様見真似のたどたどしい愛撫。
「喜久さんのこと…好きだし、キスも…いやじゃないのに…」
「……もう、いいよ」
おずおずとくり返される痛ましいキスの前では、自分勝手な怒りなど
またたく間にしぼんでしまう。
「こわいんだろう、無理するな」
「…無理なんか」
「でも、こんなにふるえてる」
今朝見た悪夢を現実にするわけにはいかないし、
望んでいないことを相手に強いてはいけない。
「…ごめんなさい…約束を果たしたかったんです。合鍵をくれた時、
僕に言いましたよね、相応の見返りをもらうって」
「見返りに抱かれようとしたのか」
704家庭教師・分岐編「鍋の夜」(5/7):02/05/12 18:09 ID:O1cysSyH
「僕は何も持っていませんから、喜久さんにあげられるものなんて
ひとつもなくて」
一瞬、泣き笑いのように奥瀬の表情がゆがむ。
「あの、今度はちゃんと最後まで我慢しますから、もう一度」
「ひどいことを言うな」
おしまいまで言わせないよう、喜久は奥瀬の頭を抱え込んだ。
「俺のこと好きでいてくれるんだろ?」
こくりと素直にうなずく仕草に、喜久は安堵する。
「俺も奥瀬のことが好きだよ。好きな相手に辛い思いをさせて、
自分だけ気持ちよくなるのって、まちがってると思わないか?」
「でも僕は喜久さんに頼ってばかりで、なんのお返しもできない。
喜久さんはもう家庭教師でもないのに、僕につきあってくれるし、
今日みたいに楽しい時間をくれるけど、僕は…」
705家庭教師・分岐編「鍋の夜」(6/7):02/05/12 18:10 ID:O1cysSyH
「俺だって奥瀬にいろんなものをもらった」
「嘘だ」
「嘘じゃない。奥瀬が頼りにしてくれるおかげで、以前の俺に比べたら
ずいぶん真っ当な人間になったって、増田に言われたよ。
だから自分が何も持っていないなんて卑下することはない。
俺に対して見返りなんて、もう考えなくていいんだ」
なおも言いつのりたそうな奥瀬を制して、喜久は笑った。
「惚れた弱みだ。だから俺に対して悪いなんて思わなくていい。
俺のために奥瀬の意思を押し殺すようまねは、もうしないで」
「…ごめんなさい」
「おまえは本当にいい子だよ、俺が保証してやる」
706家庭教師・分岐編「鍋の夜」(7/7):02/05/12 18:11 ID:O1cysSyH
***

その夜は結局、喜久はシュラフ、奥瀬はベッドと別れて眠った。
明け方に慣れないシュラフのせいで喜久が目を覚ますと、
タオルケットにくるまった奥瀬が、頭をくっつけるようにして
隣で寝息をたてていた。

どうして奥瀬は、こんなにも手放しで自分を信頼してくれるのだろう。
泰治との関係を振り返れば、自分は全くどうしようもない人間なのだが、
奥瀬が信じてくれるならいくらでもやりなおせる気がしてくる。
奥瀬の信頼に値する人間になりたい、奥瀬の好意を裏切りたくない。
奥瀬が自分に与えてくれたものは、立ち向かう強さかもしれない。

シュラフから上半身を起こすと喜久は、幸福な重みを腕に感じながら
朝の光の中で、あどけない寝顔の恋人をそっと抱き寄せた。

(終)
707風と木の名無しさん:02/05/12 18:23 ID:9rQHlJBm
鍋キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

最後までいっちゃうかと思ったけど、いかなかったんだね。
でも(・∀・)イイ! 小犬の奥瀬タンカワ(・∀・)イイ!
やっぱり無体な真似はできないよね〜。

昨日・今日といろんな奥瀬タンが見れて幸せな週末でした。
職人さん、ありがとうございました!!
708風と木の名無しさん:02/05/12 21:01 ID:1KM4EpHL
喜久!よくぞ思いとどまった!感動した!
709風と木の名無しさん:02/05/12 22:38 ID:Q7ifiBNG
過去スレ探しに倉庫ブラブラしていてこのネタの1をハケーン
で、読んでたらすっごい面白かったです。奥瀬ラブ。
業者さんを手玉に取られる801板のお姉さま方カコイイ!
さっき1全部読み終わったので2が楽しみですv
ああ今日は部屋の片づけする予定だったのに!(苦笑)
710風と木の名無しさん:02/05/12 23:27 ID:s3UsSSzW
709さん、ようこそいらっさーい!
ぜひ>2にある倉庫番さんのところへも逝ってみてねん☆
と思ったら!倉庫番さんのトコもう「鍋」がうpされてますがな
倉庫番さん、いつもありがとうございます〜
711風と木の名無しさん:02/05/13 21:04 ID:ZoVF/yU+
奥瀬タン…・゚・(ノД`)・゚・。
喜久エライぞ!!・゚・(ノД`)・゚・。
職人さんスゴイぞ!・゚・(ノД`)・゚・。
倉庫番さんありがとう!!・゚・(ノД`)・゚・。
712709:02/05/14 00:05 ID:Z4btvPUa
ようやく読み終わりました・・・ハァハァ
文豪さん揃いで、ホントに読みごたえありましたv
青年リンカーン話、最後のオチがすごいナルホドー!!(゜Д゜)
とビクーリしましたです!ハイ!増田タン、キレ者なのねん(w

個人的に山村×奥瀬タンがツボです。
713風と木の名無しさん:02/05/14 20:19 ID:97/IChS5
分岐者デス。コテハンすまんです。
実は鍋の夜、あんなにひっぱっておいてエチーなしかよ!! 
てなお叱りがあるかと、内心ビクビクだったのです。
なので「ヨッシーよく思いとどまった」と言ってくれた方々
ホントにありがとうございました、ホッとしました〜。
|)彡サッ
714風と木の名無しさん:02/05/18 02:39 ID:NE/S5hsV
業者age
715風と木の名無しさん:02/05/19 09:35 ID:KWls3RYR
age・・・ちゃイカンの?
716風と木の名無しさん:02/05/19 20:02 ID:2Vs3UB0e
他のスレには楽しい業者さんがいらっしゃっている様子。
業者さんと会話した方もおられるとか。
このままでは業者スレの名がすたる。
ってわけでageてみる。
717風と木の名無しさん:02/05/20 13:42 ID:K8rHF9zG
業者さんホイホイAGE
718風と木の名無しさん:02/05/20 19:56 ID:hystvFdO
>業者さんと会話した方もおられるとか。

なんとうらやましい!! そいじゃageて逝きまショー
719風と木の名無しさん:02/05/21 09:31 ID:dwtCd+yq
ああ、それ見た。でもどこのスレか忘れた(ワラ
720風と木の名無しさん:02/05/21 21:37 ID:3201qpQW
業者さん、なんて答えてたんスか?
721風と木の名無しさん:02/05/21 21:49 ID:NgxFJ1BA
○99が指定したシチュを○00が書く(描く)スレその22より

13 名前:09042878168 投稿日:02/05/17 11:41 ID:XWvdKktS
http://www.abr200x.gr.jp/link/01/0001/y/ossume01.htm
皆さん、ご存知ですか?
究極のオナニーマシンの「美憂〜みゆ〜」
これは凄いものです。生の感触と同じくらい凄いものです。
スイング(左右一回ずつの回転と左右4回ずつの回転)
バイブレーション機能付、そしてコードレス(コードなし)
装着後は全て全自動でOK。これほど簡単なマシンはありません
今では13,000円のところを10,000円で販売いたします。
えっお客様、もちろん挿入口はオマンコそっくりに作り、ひだをつけました。


14 名前:風と木の名無しさん 投稿日:02/05/17 11:46 ID:E8NjMzGI
>13
いや、菊門そっくりにして下さいよ。


なんてな。ヽ(´ー`)ノ


15 名前:風と木の名無しさん 投稿日:02/05/17 11:46 ID:AsskIWNY
>13
オマ○コそっくりより、アナールそっくりの方がいいと思うけどなぁ
722721:02/05/21 21:50 ID:NgxFJ1BA
20 名前:09042878168 投稿日:02/05/17 11:51 ID:XWvdKktS
女のこが欲しい方
ココを見てください。
彼女がいなくて毎回、ソープランドで我慢している方
お金がなくなってゆき、ストレスがたまっている方、
http://www.abr200x.gr.jp/link/01/0001/y/ossume01.htm
こちらをご覧あれ。

どうお過ごしですか?でも退屈ですね。
あなーるね。それもいいね。
でも宣伝の協力ありがとう>よろしく。
10000万人が見てくれるまで書き込みします。

dat落ちにつきコピペで失礼します
723上2つののURLは踏まないで:02/05/21 21:53 ID:NgxFJ1BA
あ、URLそのまま貼っちゃった。ごめんなさい・・・!!!
724風と木の名無しさん:02/05/21 22:09 ID:dwtCd+yq
URLのossumeが気になる・・・(ワラ
多分osusume(お勧め)なんだろうけどage。
725風と木の名無しさん:02/05/22 22:19 ID:m9UWO9Jl
721さん、コピペありがとう。

>どうお過ごしですか?でも退屈ですね。

業者さん、退屈なら名前さらしてってくだされば
ここでいくらでもネタにしてもらえるのに〜(W
しかし男性向けダッチワイフの宣伝をなぜ801板に書き込むのかしら?
ホントはこうして構ってほしいだけちゃうんかと小一時間(略)
726風と木の名無しさん:02/05/23 02:51 ID:L3RIa2Nx
しかし、このスレが出来た頃に比べれば、少しは努力の跡が伺えるかも。
ひょっとしてもうガイシュツでしたっけ?



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727風と木の名無しさん:02/05/23 03:51 ID:+efx16o3
ホモエロビデオならまだ少しは惹かれるけどデリヘルの案内じゃね(藁
業者さんの努力の跡はたしかに伺えるけどまだ男性向け広告なんだよね…。
出会い系サイトの方が釣れるんじゃないだろうか?
728風と木の名無しさん:02/05/25 23:04 ID:9rbL3Olz
下がってきたのでageます

ところで山村さんと新人君のその後が禿しく気になる今日このごろ……
どうなったんだろうと呟いてみるテスト
729風と木の各無しさん:02/05/28 08:46 ID:1837TcNM
age
730風と木の名無しさん:02/05/29 01:28 ID:YN2kxf00
100位以下っていうのもね。
731風と木の名無しさん:02/05/29 18:20 ID:WnwnBD61
age
732風と木の名無しさん:02/06/01 01:14 ID:V/KiNtH6
保守ギコタン、どこー!?
733風と木の名無しさん:02/06/01 16:33 ID:fIKRKaCm
    ┏━━━ / |━━━━━┓
    ┗┳┳━ |_| ━━━┳┳┛
      ┃┃ /  ヽ     ┃┃
    ┏┻┻ |======| ━━┻┻┓
    ┗┳┳ ヽ__ ¶_ ノ ━━┳┳┛
      ┃┃ (/)     ┃┃
      ┃┃ (/)     ┃┃  
    凸┃┃ (/)     ┃┃凸  
    Ш┃┃ (/)     ┃┃Ш  
    .|| ┃┃ (/)     ┃┃.||
   ∧ ∧   (/) ∧.∧ .┃┃.||
   (,,゚д゚)  (/) (゚Д゚,,) ┃┃.||
    |つつミ  (/).(人ソ|  ┃┃.||
    |_ |__.◎(/)__| _|_┃┃.||
  /////ノ,,,,,,ヽ ////|
////////////  .|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   |
|       奉  納         |

職人さんの降臨がありますように・・・
   祈願の保守sage
734風と木の名無しさん:02/06/05 14:48 ID:pVWWauHI
下がりすぎage
735風と木の名無しさん:02/06/06 12:13 ID:8yComEiJ
増田さん初めて物語
倉庫番さんのところを読み返していてつい書きたくなってしまった話です。
以前書いておられた職人さんの設定を無断で転用(しかも改竄)してしまいました。
続きをとか思ったのですが自分には続けられそうもなく、
いっそのこと初めから別に始めてしまおうと…
まだおられましたらスミマセン(土下座っ
『これ誰?』と言われそうなぐらい今とは似ても似つかない可愛い増田さんです。
別人だと思って読んでくださった方が違和感はないかも…
イヤソな方はスルーでお願いします
736風と木の名無しさん:02/06/06 12:15 ID:8yComEiJ
「何だ、誰もいないのか」
事務所に入った増田は独語するとカーテンを開け薄暗い部屋に光を入れた。
外はしとしとと霧のような雨。
窓からぼんやりとガラス越しの雨を眺めため息をつく。
ふと気が緩んだ隙に入り込んだ奇妙な既視感。

そう言えばあの日もこんな雨だった。

あの少年の名はなんと言ったか。
砂色の髪の快活な印象を持った少年だった。

もう何年になるのだろうか。


彼とは父とドイツを旅行したときに知り合った。
父との旅行とはいえ、行った先ですぐに多忙な父に見捨てられ、暇をもてあましていた時に出会ったのだ。
それから何となく気が合い、毎日のように会うようになった。
最悪だと思っていた旅行を楽しい物に変えてくれたのは彼だった。
737風と木の名無しさん:02/06/06 12:17 ID:8yComEiJ
「やー、参ったな」
いつものように彼と遊んでいた公園からの帰り、雨に降られた。
細かな霧のような雨とは言え、長時間晒されれば結構濡れてしまうものだ。
石畳の道を走り彼のアパートに駆け込んだときは二人ともずぶぬれだった。
「シャワーはあっち、タオルはこれ。それから着替えはここね」
彼はてきぱきと指示をしながらばたばたとキッチンを動き回る。
雨に気化熱を奪われ始めていた身体をシャワーで暖め直すとホイップしたミルクの入ったコーヒー(メランジュ)を入れてくれた。
「おいしい」
「だろ?これだけは自信あるんだ」
笑って言うわりには自分は小さなカップにブラックのコーヒーを飲んでいる。
これまで誰かに入れてやったりしていたんだろうかなどと考えて、『自分には関係ないことのはずなのに』と首を振る。
全くどうかしている。
738風と木の名無しさん:02/06/06 12:19 ID:8yComEiJ
ちょっとした彼の仕種や、何かの拍子に出てくるドイツ語が気になってしまう。これまでにも何度もあった。気にしないようにと思えば思うほど目に付いてしまう。
「どうかした?」
「え、あ、いや、その…どうして君はブラックなのかなって……」
不自然な態度だったのか彼に問われて慌てて取り繕う。
「ああ、単にミルクがなくなっただけ」
「あっ!ご、ごめん。気が付かなくて。これ……」
自分の持っていたカップを渡そうとすると、彼はそれを遮った。
「いいの。それはマスダに飲んで欲しくて入れたんだから」
「……ごめん」
「マスダ、言葉の使い方間違ってる。そういう時は『ごめん』じゃなくて『ありがとう』だ」
(そういう意味で言った訳じゃないんだけど)
上手く言葉にできなくて黙って俯いた。
「髪が濡れてるよ」
くすくす笑いながらタオルをすっぽりと被せ、両手で包み込むように滴を拭う。
子供扱いされて気分を害した……振りをした。

739風と木の名無しさん:02/06/06 12:22 ID:8yComEiJ
二人きりでも、もっとそばにいてもこれまでは何とも思わなかったのに。
雨に降り込められた部屋はいつもと違う雰囲気を作りだし、妙に意識して、それが自分だけだと思うと余計に気恥ずかしくなる。
会話を楽しむ余裕すらなくして問われるままに相づちを打ち、気まずさをごまかすためにメランジュを飲んだ。カップが空になると本当に困ってしまった。
「マスダ」
「え?」
目を上げると手を差し出している。
「カップ」
「ああ、ごめん」
その手に空のカップを渡す。
テレビやラジオなどの強制的な音がない分、二人が黙るとすぐに静寂が訪れる。
我知らず鼓動が早くなり、息苦しささえ感じる。
「ねえ、マスダ。それってわざと?」
唐突に彼は聞いた。
「え?…あ…」
こんな態度ではそう言われても当然だ。
「ご、誤解だよ…」
「へえ」
彼は面白そうに言った。
「何が誤解?」
740風と木の名無しさん:02/06/06 12:25 ID:8yComEiJ
ハッとしてかぁっと顔が熱くなった。
「僕は『それ』としか言ってないのに? 普通は『何が?』って聞くんじゃない?」
墓穴を掘ってしまった事に気づいた。
「ち、ちがっ…」
「何が違う?」
焦って口を開けばさらに状況は悪化する。
「誤解されるような事だって自覚はあるんだ?」
何もかも見透かしているかのような目で見つめられて思わず俯く。
「誘ってるの?」
「ええ?」
核心に迫ってくる彼を恐れ、何とかごまかしてしまおうとして辛うじて笑みを作る。
「君にたぶらかされた男は可哀相だね」
からかうように言われ己の中の勝ち気がムッとする。
「何だよ、それ」
「無意識だとすれば余計にタチが悪い」
言いがかりだ。
「そんなっ!何言ってるんだか……」
「本当にわからない?」
彼は目を覗きこみ頬を手のひらで包み込むように触れ、親指で唇をなぞった。
その目を見返すことなどできずに顔を逸らした。
逃げ道がどんどん潰されていく。
741風と木の名無しさん:02/06/06 12:28 ID:8yComEiJ
何か言っても無様に声が震えてしまいそうで、黙ることでしか抵抗できなかった。
彼の手を振りほどいて窓際に逃げた。
追いつめられ、どうしていいかわからなくて窓ガラスに粒の大きくなった雨が流れるのをただ意味もなく眺めた。
「誘われてるとしか思えないね」
彼はそう言って後ろから抱きすくめた。
「そんなつもり…っ」
彼を振りほどこうと身じろいだ。
「本当に嫌ならドアから外に逃げればいい。わざわざ反対の方に行くのは何故?」
もう逃げ道は何処にもなかった。
「yes?それともno?」
耳にかかる吐息に頑なな心が溶かされていくのが判る。諦めに近い気持ちで力を抜いた。
「……Ja(ヤァ)」
初めて口にしたドイツ語だった。

742風と木の名無しさん:02/06/06 12:33 ID:8yComEiJ
今日はここまで、続きは後日と言うことでカンベンしてください
743風と木の名無しさん:02/06/06 14:54 ID:zJMzvx7K
 ガラッ!!
  _____
 |∧ ∧.||  .| |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |( ゚Д゚) ||o | | .<>742 Danke!
 |/  つ  | |  \______
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
744風と木の名無しさん:02/06/06 22:18 ID:SETk5EDx
742さん、ありがとーう
可愛い増田さんも、たまにゃあいーものですねぇ
745風と木の名無しさん:02/06/07 18:27 ID:n1luhxcJ
アレッ. ∧ ∧ ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) < カワイイマスダタン ノツヅキハ??
     ./ つ つ    \____________
  〜(_⌒ヽ キョロキョロ
     )ノ `J
746風と木の名無しさん:02/06/07 18:29 ID:n1luhxcJ
       ∧ ∧l||l
       /⌒ヽ)   アンッ! ツヅキハ後日デ 今日デハナカッタノネ・・・
     〜(___)
    ''" ""''"" "''
747741の続き:02/06/08 11:32 ID:QGpcqfdP
未知なる物への畏れに身を固くした。
「震えてる。怖い?」
「寒いだけだ」
精一杯の強がり。
彼はただ薄く笑っただけだった。
抱きしめられ、そのままベッドに押しつけられた。
さらに言い訳しようと頭に浮かんだいくつかの言葉は彼のキスによってかき消された。
手慣れた様子で服を脱がせていく彼のその手際の良さに、頼もしさよりも嫉妬を感じた。
苦痛とそれ以上の快感と。
自分の意志とは関係なく逃げていく声。自分の意志に反して跳ねる身体。
混乱し、流されそうになるのを彼にしがみついて必死に堪えた。
溶け合うほどに重ね合った身体が青さを含むたぎる思いを伝えあった……そう思ったのは錯覚だったか。
いつ終わるとも知れず、そのくせ終わらなければと願い。しかし実際はそれほど長くなかった時間。

748風と木の名無しさん:02/06/08 11:35 ID:QGpcqfdP
彼はベッドを降り冷蔵庫からミネラルウォーターを二本出すと、一本渡してよこした。
身を起こし瓶に口を付けると、汗をかいて乾いた身体に水分が行き渡る。一気に飲んでしまった。
「良くなかった?」
「え?」
ベッドから彼を見上げる。
「結構自信あったんだけどな」
冗談めかして彼は笑う。
「何?」
「やんなきゃよかったって顔してる。後悔してるの?」
「……あ、その」
そんなつもりはない。ただもう引き返せないのだとぼんやり考えていた。
比較的早いうちから気づいていた自分の性癖について、自分の中ではかなりの葛藤があった。
『自認』すること―――それは越えるべき最初のハードルであり、また最も高いハードルでもある。
勘違いであることを願い、自分を押し殺し、ずっと気づかない振りさえしていた。
しかし一線を越えればもう認める以外にはない。
「マスダ?」
彼が心配そうな顔になる。
何を今更ウジウジと考えているのか。この期に及んでまでも。
自嘲し、そんなことを考えていたなどと知られたくなくて言い訳を色々と考えた。
照れくさいとか恥ずかしいとか言うのはあまりにも情けない。(それも事実ではあったが)
しかしその時にした答えはもっと情けない物だった。
749風と木の名無しさん:02/06/08 11:37 ID:QGpcqfdP
「だって……こんな風になったら別れるのが辛くなりそうだから」
自分はただの旅行者だし、彼だってここの人間じゃない。別れたらきっともう二度と会うことはない。
彼は一瞬ぽかんとし、次に笑うのを堪え、その後堪えきれなくなって、もう腹を抱えて笑ってくれた。
これにはかなり本気で傷ついた。
「何がそんなに……っ」
声を荒げたが不意に笑いを納めた彼に顔をのぞき込まれて言葉が続かなかった。
「マスダ、カワイイ」
からかうように言うと彼は鼻の先に軽くキスをした。
『カワイイ』などと言われ18の男としてのプライドもいたく傷ついた。
(こいつは僕がいなくなっても平気なんだろうな)
そう思ったら無性に悔しくて今度は本格的に拗ねて見せた。
後になってから思い出しても赤面物の話だ。できることなら記憶をえぐり取りなかったことにしてしまいたい。
「それは日本人のクセかい? それともマスダの?」
「何が?」
「先のことを思い悩むより今を楽しもうって気にならない?」
鮮やかに笑ったその顔は、自分の中で微かに燻っていたこだわりさえも吹き飛ばした。
「もう無理だよ」
覆い被さる彼をやんわりと牽制しようとしたが。
「マスダがカワイイから止まらない」
彼はそれをあっさり突破した。

750風と木の名無しさん:02/06/08 11:39 ID:QGpcqfdP
ふと、窓からの光に目が覚めた。
隣を見ると彼が静かな寝息をたてている。
カーテンの間から射し込む日が彼の顔にかかっている。
「う……ん」
少し眩しそうに寝返りを打った。
まずいと思い、重い体を無理矢理起こしてベッドから降りるとそっとカーテンを引き、彼にかかる光を遮った。
影の中で彼は再び静かな寝息をたてはじめた。
ホッと息をつき、その時やっと無断外泊をしてしまったことに気づいた。

無断外泊をした翌日にホテルに帰る時はさすがに緊張した。
父は怒っているだろうか。心配しただろうか。もしかして騒ぎになっているかも。
しかしそれらは全て杞憂に終わった。父は無断外泊について何も言わなかった。それどころか自分の息子が一晩帰らなかった事すら気づいていない様子だ。
その事実に少なからず傷ついたものだった。
旅先での開放的な気分も手伝って、それからは思う存分『今を楽し』ませていただく事にした。


抱かれ方どころか抱き方さえ彼に習った。
初めての相手はたいてい覚えているものだと言うが、顔もはっきりしない上に、名前すらうろ覚えなのだから薄情なものだ。
だが、あの時の彼の熱、優しさは今でもはっきりと思い出せる。
存外かなりのロマンチストなのかも知れないと思うとこみ上げるおかしさに笑いが止まらなくなった。

増田タンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
752風と木の名無しさん:02/06/08 11:48 ID:QGpcqfdP
「増田さん?」
呼ぶ声に過去をさまよっていた思いは現実に引き戻された。
いつの間に来たのか青柳が不思議そうな目で見ている。
「何でもないよ」
増田はいつもの調子で答え窓から目を離し、室内に向き直った。
「みんなは?」
「奥瀬さんは銀行。山村さんは遅れるそうです。それから……」
青柳が部屋の電気をつけ、コンピュータを立ち上げている間に新人の彼が入ってきた。


自分を切り売りするよりも、他人を売った方が効率的だと気づいたのはいつ頃だったのか。
世間様から見れば誉められたものではない仕事を生業としている現在。
親の期待に応えることがそれなりの目標だったあの頃に比べると随分かけ離れてしまったものだ。
しかし申し訳なく思うべき両親も今は亡く、夢を語った彼は既に現実感に欠ける程遠い記憶の彼方だ。

ずっと独りでやってきた。これまでも、そしておそらくはこれからも。

753風と木の名無しさん:02/06/08 11:50 ID:QGpcqfdP
「ねえ、青柳君」
「はい」
「コーヒー入れてくれる?」
「あ、はい」
青柳が手を止めて立ち上がる。
「ミルクある?」
「は?」
青柳は驚いたように見返す。
当然だろう。いつもは胃に穴があきそうな程のとびきりのブラックコーヒーを好む増田が、だ。
「ありませんよ、そんなの」
あるのはせいぜいクリーミングパウダーだ。
「じゃ、買ってきて」
青柳は不審そうに見返すが、増田の気まぐれもわがままも今に始まったことではないと半ば諦め顔で頷いた。
「悪いね」


らしくない話だが無性にあのコーヒーが飲みたくなったのだ。
たまにはこんな日もあっていい。

増田は、もう一度雨足の強くなった窓を見た。

****
エチーシーンごまかしちゃいました。ごめんなさい。
しかも増田さんの両親勝手に殺しちゃってるし。勝手に好み決めちゃってるし。
やっぱりこれは増田さんじゃないかも……(泣
失礼しました |)彡サッ
754風と木の名無しさん:02/06/08 16:46 ID:B0jJ4IOX
しゅてきーage
755風と木の名無しさん:02/06/09 00:08 ID:PAx9niOw
続きを待ち望むちょっとHなギコたん萌えv
756風と木の名無しさん:02/06/09 04:07 ID:1jvuUhID
増田タンが作っためらんじゅ飲みたーい。でも増田タンのことだから作るのも
青柳クンにさせそう。んで飲むのは自分?いやーん奥瀬タンに飲ませたーい。
757風と木の名無しさん:02/06/09 14:33 ID:yADcS9Jg
職人タソご降臨期待age!
758風と木の名無しさん:02/06/10 21:53 ID:dLXfeJ6C
下がりすぎage
それにしても保守がてらに書くネタがない自分が憎い・・
759風と木の名無しさん:02/06/11 00:36 ID:t7RTy62d
新人君と青柳クンの話が読みたいですage!
760JSサイト発信!!:02/06/11 06:15 ID:+Rw5oiUI
761風と木の名無しさん:02/06/11 06:27 ID:UOA5xg8s
>>760
アピールか…
762風と木の名無しさん:02/06/11 06:39 ID:OaJh/Vsu
>760
URLだけ入れられてもつまらないよ。
少しは頭使って宣伝文いれてYO!
763風と木の名無しさん:02/06/12 21:57 ID:CFdCU6Db
業者さん期待age
764変 態:02/06/12 21:58 ID:WK+wzPmB
浜●あゆみが脱いだ!
http://nakadashi.zive.net/~tsroom/index11.htm

炉画像・エログロ・スカトロ・アニメ動画
http://nakadashi.zive.net/~tsroom/index19.htm

全国盗撮ビデオ大会、素人ならではの
ベチョベチョ画像が、大量だった。
http://nakadashi.zive.net/~tsroom/index17.htm

パスワード nfwt3o7i
765風と木の名無しさん:02/06/13 15:02 ID:cG8/GuQW
業者タンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

……この素っ気無く、かつインパクト強いお名前は……
あの新人バイト君でつか?……“太郎”くん?
766風と木の名無しさん:02/06/13 19:04 ID:KMf4CrlU
た、太郎チャソ……
767風と木の名無しさん:02/06/13 22:02 ID:pEHUr5FW
自ら「変 態」(しかも間にスペース入り)と名乗るとは…
もしかして先輩達から仰せつかった罰ゲームですか?vv

顔を赤らめつつ羞恥に震えカキコする太郎タソの未来に幸いアレ!
768まなみ:02/06/13 22:03 ID:evDVfaib
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769風と木の名無しさん:02/06/13 22:19 ID:BJYo/Kwo
すかさず名前を変えるあたり・・・
太郎ちゃんったら
770風と木の名無しさん:02/06/14 03:35 ID:GpbgUnhE
いや、女名前を使うってことは青柳君じゃないかな?
771新人君の呟き1:02/06/14 13:19 ID:im77s7Ps
URL貼りのバイトなんて、楽勝だと思っていた自分は甘かったのかもしれない。
 確かに、難しい仕事じゃない。脳みそを使う余地のないルーチンワークだ。ただ、ノルマが膨大すぎる。こいつは分類するなれば肉体労働なんだと思う。
 2ちゃんねるの膨大なスレッドというスレッドに貼り付けていくんだから、ホント切りがない。
 最初のうちは「げっ、電波スレ」とか「こいつら頭ダイジョブかぁ?」なんてスレッドを切り替えるたびに思っていたけど、すぐにそんな余裕はなくなってくる。
 ひたすら貼る、貼る、貼る、貼る……
 もう最後のほうになるとどこに自分がどこにいるんだか、わからなくなってくる。
 それにしても、その日は立ち止まっていたスレッドが悪かった。
 避けるつもりだったそのスレッドに、気づくと目が腐りそうなほど見慣れたURL。
 「やってもうた」
 思わずもらした独り言を、隣のパーティションにいた青柳さんに聞かれたらしい。
 「どうしたの?」
 「あ、いや……ぼーっとしてたら例のスレッドにやっちまいました」
 “例の”というだけで、青柳さんには通じたらしい。立ち上がって、こっちにきた顔には苦笑が浮かんでいる。
 「あー、この名前じゃすぐに君だってバレそう」
 「そうっスね」
 二人してモニターを覗き込む。一回、「新着レスの表示」をクリックしてみたが、とりあえず反応はない。
 「……とりあえず、反応はないけど」
 それが何の安心にもならないことはオレ自身がよくわかってる。
772新人君の呟き2:02/06/14 13:23 ID:im77s7Ps
「ここの住人はコワいよなー。さて、明日あたりにゃどんな扱いになってることやら」
 すぐ横で、なで肩をさらにすくめて青柳さんが言う。
 そう、このスレッドを避けていたのは、怖いからだ。
 貼り付けるたびに、10も20も書き込みが増えていて……その内容はオレやら青柳さんやら、さらにはリーダーの人やらが掘ったり掘られたりしてる小説なんだから。
 住人の妄想だと言えばそれまでだが、もっと怖いのは……
 それをリアルに想像してしまうオレだ。
 たとえば、だって、オレの隣に今いる青柳さんだって、もうそんなご無体なって感じであんなこと、こんなこと。
 「……」
 「どうした?」
 「な、なんでもないッス」
 妄想フィルターのかかった視線をとがめられたようで、あわてて青柳さんの顔から目をそらした。
 「なー、賭けしない、賭け」
 そんなオレの心中と、微妙にキンチョーしてる股間を無視したのんびりした口調で青柳さんが話しを続ける。
 「明日の朝までに、お前をネタにしたエロがここに書き込まれてるかどうか」
 「そりゃないっしょ……最近、ココ書き込み少なそうだし…オレ、そんなにネタになりそうにないし」
 「でも、登場してるやつだってあったじゃん」
 「ま、そりゃそうッスけど」
 「じゃ、ない方に賭けるんだ? なら、こっちはあるほうだな」
 よくわからん賭けがだが、青柳さんは楽しそうだ。
 「で、何賭けるんスか? 明日の弁当?」
 そう言って、青柳さんのほうを見ると。
 青柳さんの顔が、いつのまにかひどく近いところにあった。
 「お前が負けたら、その書き込みと同じコトする」
 目の前にある薄い唇がとんでもないことを言う。
 
773新人君の呟き3:02/06/14 13:27 ID:im77s7Ps
「……オレが青柳さんを押し倒すって書いてあったら、押し倒されてくれるんッスか」
 「うーん、それはどうしようかなぁ……」
 迷うなよ。 誘ってんのか。
 「考えておく」
 こらこら、考えるな。
 そんなこと言ってると、自分でヤりたいこと書き込むぞ、ゴルァ。
 ……って、青柳さんに書き込まれる可能性もあんだな……。
 「青柳さん」
 「何?」
 「ば、晩飯食いにいきませんか」
 とりあえず、オレは青柳さんをパソコンから引き離すことにした。

 結局、その日の夜は誰も書き込みをしなかった。
 「オレの勝ちッス」
 「そうだな……じゃ、このスレに貼り付けるための奥義を教えてあげよう!」
 奥義?
 「お前、女優とかアイドルで好きなのいる?」
 オレの答えを聞きながら、青柳さんはタッタカとキーを打ってモニターの前からたちあがった。
 再表示されたスレッドを見ると、見慣れたURLの上には。
 「……まなみ?」
 「うん、名前を女名前にするわけ」
 「これが奥義ッスか」
 「うん」
 ああ、この人は。
 これだから、このスレッドの住人に弄ばれるんだ。
 呆れたと同時に、本気で抱きしめたいと思ってしまったコトは、オレの墓場まで持っていく秘密。


改行少なくて、読みづらいですね……
内容もナンですが……初投稿でした、失礼します。押忍(脱兎)
774風と木の名無しさん:02/06/14 16:43 ID:ydbWDHe8
>771
すごく(・∀・)イイ!
やりたいこと書き込むって
新人君は一体何を書き込みたかったんでしょう
あんな事とかこんな事とか?(;´Д`)ハァハァ
青柳君は誘い受けケテーイ?
775あぼーん:あぼーん
あぼーん
776風と木の名無しさん:02/06/15 23:27 ID:wrRr6poh
ア(略
ここまで来たか・・
ホントウザイぞ(゚Д゚)ゴルァ
ネタにするか、スルーするか
777風と木の名無しさん:02/06/15 23:48 ID:UDQrokN2
パスが古いせいか、ア(略 のAAって、
ところどころが、虫のフンみたいな黒い点に見えるんだよね。
サイコー!!って、言っているAAなんて、黒い乳首が二つに見えるし(w
778風と木の名無しさん:02/06/15 23:52 ID:UDQrokN2
パスって、なんだ? パソでつ(´д⊂

ところで、>771-773様、(・∀・)イイ!っす!!
青柳くん相変わらず間が抜けなかわいさだし、
太郎君もだんだん、業者さんの仲間に染まりつつあるし・・・
どうせ墓場までもっていくなら、太郎くん、青柳くんおそっちゃって、
でっかい秘密にして持っていってくだせい(笑)

青柳くんが書きかけたSSでもいいので、是非また見せてください!
でも、書き掛けで置いておくと、増田さんあたりが
とんでもないエロエロシーンを書き加えてそうだけど(笑)
779風と木の名無しさん:02/06/15 23:58 ID:KEsNX/sk
>777
>
マカーには「 □□」と見えまつ。

何にせよ、ア(略って女なんでしょ?
ウザイ上に萌えネタにもなりゃしねえ。逝け。
780779:02/06/16 00:03 ID:P5DYLi75
改行しようとして送ってしまった・・・

>771-773
太郎×青柳タン、(・∀・)イイ!
781771さんではありませんが:02/06/16 15:16 ID:gtZ6g38x
>778
こんな感じですか?

*****

「な、何だこれは?」
俺はPCの前でフリーズした。

とあるスレッドに冗談でSSを書き込んだ。
途中までだったんだが仕事中そんなことばかりしているわけにもいかず、俺は別な用事で席を立った。
席に戻ってスレッドをチェックするとレスが伸びている。
よしよし反応があったらしい。
『(・∀・)イイ!』
『続きキボン』
俺は反応の良さにホッとしつつスクロールさせていく。
「ん?」
誰かが俺のSSに続きを書いてくれたらしい。
俺はそれを読んでいくうちに顔色が変わった。
もう、これでもかってぐらいのエロ。
縛られたり、ハメられたり。上の口でも下の口でも。
しかも主人公は俺。つまり『青柳』だったりする。
でも何で?俺が書いたところまでは名前が出ていなかったはずなのに。
その上相手はあいつだ、新人の。
782風と木の名無しさん:02/06/16 15:18 ID:gtZ6g38x
『キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!』
『萌え〜!!』
『(;´Д`)ハァハァ』
などなど。
俺のより数倍(いやもっとか?)反応がいい。
やっぱりここの住人はひと味もふた味も違う。
などと妙な感心をしていると。
「あれ?」
ふと俺はIDに目が止まった。
「このID……」
俺のと同じだ。
って事は、つまりここから、このPCからここの誰かが書き込んだと言うことだ。
今日、明日と山村さんと奥瀬さんはいない。あいつは俺と一緒に仕事をしていた。
犯人は残る一人だ。
「……増田さぁん……一体、何を考えてるんですかあ〜?」
俺は一気に脱力した。
…………
…………
783風と木の名無しさん:02/06/16 15:19 ID:gtZ6g38x
見なかったことにしよう。
こんな物誰かに見られたら大変だ。
ここには二度と近づかない。
画面を閉じようとして後ろに気配を感じた。
「すごいッスね」
お、お前!いつの間に。
「そう言えば前、青柳さん言ってましたよね」
「な、何を」
その目つき、なんか身の危険を感じるぞ。
「ここに書かれた通りのことをするって」
「#$%*&?!」
パニックを起こした俺は意味不明のことを口走ってしまった。
「おおおおお……そそそ……」
お前それは冗談だったんだ。と言いたいが口が上手く、いや頭が上手く働いてくれない。

逃げ場はない。
目の前にあいつが迫る。
絶体絶命のピンチだ。
784783:02/06/16 15:22 ID:gtZ6g38x
ナンチャッテー
ごめんなさい、ごめんなさい。
石投げないでーー  |)彡サッ
785771-773:02/06/16 16:11 ID:65do34jm
>781サマ!
分岐ありがとうございます!
いうなれば「青柳くん勝ち(?)編」
こっちのほうが( ゚Д゚) ウマー な展開……

でっ!マスダさんマスダさん何書き込んだんですかっ
太郎くんと青柳くんの賭けの内容を知ってか知らずか、
黙々と青柳くん陵辱SSを書いて去っていくマスダさん……

どなたかマスダさん視点のSSをゼヒ!
当方・萎えな江口しか書けないフニャチンヤロウなのでl||l
786アピッシャー ◆KEIZ/w.o :02/06/16 21:29 ID:rQSN87Jh
          
        ( ゚プ) ハイハイハイハイハイ!!
        (つつ
 -=≡( ゚ ゚) > >≡( ゚ ゚)
      ↑ WW   ↑
   マーガレット  フランソワ
          
           (゚プ) コノスレ・・・・
          ⊂U⊃
        ( ゚ ゚) ∧  (゚ ゚ )
             WW

           ( ゚プ) オモシロイ!
           (つつ
      ( ゚ ゚)   / |  ( ゚ ゚)
            WW

          ⊂(゚プ)つ サイコー!!
              U_
      ( ゚ ゚ )  /  W ( ゚ ゚ )
           W

        (゚プ ) デハマタゴジツ。
        ⊂⊂) )))
    (゚ ゚ ))) < <  (゚ ゚ ) )))
           WW
787風と木の名無しさん:02/06/18 19:34 ID:FeHlMt8F
保守age&業者さんいらっしゃい
788風と木の名無しさん:02/06/21 00:55 ID:yScHfp4+
保守age
789梅雨の朝 1:02/06/21 06:28 ID:v7ioP1hn
 雨の日は嫌いじゃない。
 仕事をするにはもってこいだ。
 外と事務所とがほとんど変わらない明るさだから、遊びに行きたいとか思わなくなる。 もし、さんさんと夏の太陽が輝きだしたら――
 あー、ウィンドサーフィン行きてぇ。

 雨が強くビルの窓を叩く音をBGMに、今日も山村は日当たりの悪い事務所でコンピューターに向っていた。
 「しかし、朝からよく降るなー…」
 ふと、モニターから目をそらして、水滴が散りばめられた窓のほうへと向く。
 雨の降り様にふぅ、と息を漏らしたところでガチャっと事務所の扉が開いた。
 「あ、おはようございます」
 奥瀬だった。外周りでもあるのか、今日はわりとピシッとしたスーツ姿だ。
 「おはよーさん」
 対照的なくらいによれよれになったワイシャツのまま、パーティションの中の椅子にもたれかかっている山村のほうへ、かばんを置いた奥瀬がやってきた。
 「なんですか、また泊まりだったんですか」
 「ああ、雨がひどいから、帰るのが面倒になった」
 そんな気ままな理由で家に帰らない山村に、奥瀬は苦笑しながら、事務所の小さな流しへと向う。
 「奥ちゃーん、俺もー」
 出社後、まずは一番にコーヒーを淹れるのが奥瀬の日課であることを承知している山村が少し甘えたような調子で、衝立の陰へと声をかけた。
 「砂糖とミルクはどうします?」
 「今日はいらない」
 やがて、事務所のどこかかび臭い匂いが、コーヒーの香りにとってかわり、湯気の立つカップを手にした奥瀬が、衝立から姿を現す。
790梅雨の朝 2:02/06/21 06:33 ID:v7ioP1hn
「はい、山村さん」
 コーヒーを手渡しながら、何気なく奥瀬が山村のモニターへと目をやる。
 薄青い背景に浮かぶシンプルなテキスト群。

 1 :がんばれ業者タン :01/10/17 12:04 ID:XmnG0qHx
801板住人のニーズを業者タンへ要望するスレッドです。

 山村が見ていた掲示板が何であるかに気づいて、奥瀬が複雑な顔をした。
 「どうした?」
 ニヤっと笑いながら、山村がコーヒーカップを受け取る。
 「いや、また悪趣味なスレを見ているな、と」
 自分たちをネタに勝手にホモ話を展開させているこのスレッド。
 常に「受」にされていて、文字の中で痴態をさらさせられている奥瀬にしてみれば、山村がそんな書き込みを読んでいるということにため息の一つもでてしまう。
 そんな奥瀬の困ったような呆れたような様子も気にせず、、山村はざーっとスレッドを下のほうまで流していった。


787 :風と木の名無しさん :02/06/18 19:34 ID:FeHlMt8F
保守age&業者さんいらっしゃい

788 :風と木の名無しさん :02/06/21 00:55 ID:yScHfp4+
保守age

791梅雨の朝 3:02/06/21 06:33 ID:v7ioP1hn
 「うーん、今日も書き込みなしか。せめて保守ギコでもいりゃーな」
 奥瀬の淹れたコーヒーに口をつけながら、山村が残念そうに言う。
 「僕としては、こんなスレさっさとdat落ちしてほしいものですけど……」
 憮然とした奥瀬のセリフに今度は山村が苦笑を浮かべる。
 「何、お前そんなにイヤ?」
 「イヤですよ」
 奥瀬にしてはめずらしく、露骨にイヤがる口調で言うので山村はもっとからかいたくなった。
 「イヤって言ったって、意外と感じてるんじゃないの?」
 「バカ言わないでください」
 むっとした顔のまま、デスクのほうに戻ろうとした奥瀬の背中にさらに、山村は揶揄する言葉をなげかける。
 「だってお前、言葉攻めに弱いじゃん」
 「貴方がベッドでネタにするから、そのスレはイヤなんですっ!!」
 そう言ってくるりと振り返った奥瀬の顔は少し泣きそうにも見える色っぽさで、山村は朝っぱらから己の自制心を奮い立たせなければならなかった。
792風と木の名無しさん:02/06/21 06:41 ID:v7ioP1hn
最近、チョト淋しいから書いてしまひました。
二人の理解間違ってたらごめんなさひ。
793風と木の名無しさん:02/06/21 07:44 ID:cqQAQSq0
      言葉責め ワッショイ!!
  \\  奥瀬タン ワッショイ!!  //
 +  \\ 山村サン ワッショイ!! / +
      +    
  +     ∧∧   ∧∧  ∧∧   +
       (,,゚Д゚)∩ (゚Д゚∩(,, ゚Д゚)
 +   (( (つ ノ (つ 丿 (つ つ ))  +
        | ( .ノ〜(_ヽノ 〜) ) )
        ∪∪  し∪  ∪∪
  二人の営みを充実させる為にも
   職人さんガンガレ!のsage保守
794風と木の名無しさん:02/06/21 07:51 ID:yScHfp4+
>789タン
言葉責め萌え〜(・∀・)イイ!
山村さんには自制心なんぞかなぐり捨てて朝っぱらから奥瀬さんを
押し倒して・・
って、自分こそ朝っぱらから何を考えてるんだ・・・
795朝だけど。1:02/06/22 00:28 ID:rI5jeR7q
朝っぱらから奥瀬さんを押し倒したい貴方のために……

-------------------------
(791からの続き)
 10秒ほど般若心経を唱えてみた山村だったが、奮い立ったのは自制心ではなく、朝にもっぱら勝手に奮い立ってる部分だ。
 自分の煩悩の強さを反省する前に、頭の中でこれは疲れのせいだろうと山村は勝手に位置づけて納得してしまう。
 「わかったよ、もうこのスレをネタにはしないからさ〜」
 微妙な猫なで声で懐柔するそぶりを見せつつ、山村は奥瀬に近づく。
 「だ・か・ら…ね♪」
 後ろから抱きついた山村を、奥瀬は眼鏡ごしにうっとうしいとにらみつける。
 「ちょっと、今日は銀行まわりがあるんですから……スーツがしわになります」
 「じゃあ脱いじまえよ」
 耳元に寄せられた山村の言葉に、奥瀬の首筋がひくんとゆれた。
 「上も下も全部脱いで……ハンガーにかけてからだっていいんだぜ?」
 「じ、事務所で……何言ってるんですかっ!!」
 さっきと同じ調子のようでいて、微妙に力の抜けた奥瀬の声。
 山村は心の中でニヤっと笑う。
 「事務所で全裸の奥ちゃん……ゾクゾクするなぁ〜」
 赤くなった奥瀬の耳朶を吐息でくすぐるような唇の距離で、山村はささやき続ける。
 「あ、靴下はそのままでね。それで、この机の上に足開いて座って〜……」
 「山村さん、貴方って人は……」
 「発情しちゃった奥ちゃんは『もう我慢できない……』っておねだりするわけよ」
 「もう……発情してるのはどっちですか」
 「俺」
796朝だけど。2:02/06/22 00:30 ID:rI5jeR7q
 ガックリと呆れたように机にすがる奥瀬の耳の縁を、山村はつぅっと舌の先でなぞった。
 「……!」
 「だから……シようぜ?…まだこの時間なら増田も青柳も来ないし……」
 奥瀬が机に手をついたのを幸いと、山村は奥瀬にのしかかるように体重をかける。
 「ちょっと待って…だ、から……」
 「スーツはしわにしないから、な?」
 山村は奥瀬の手を後ろにつかみあげるようにして、スーツの上着の袖を抜かせてしまった。ひょいと近くの席にそれをほおると、ワイシャツの裾をスラックスから引き出して、直接胸元へと手をつっこんだ。
 「ほら、さっさとその気になっちまえよ」
 「や、ま、村さん……っ」
 耳を甘咬みされながら、胸をさぐられて奥瀬は必死に眉をしかめながら最後の反抗を試みる。
 「ああ、もうじれったいなー……」
 ずぼっと音がするような勢いで、山村の片手がスラックスにさしこまれてシフトチェンジをしようとするかのごとくに、奥瀬の股間へとつかみかかった。
 「あっ……!」
 敏感に背筋をそらしたところを狙って、山村は後ろから奥瀬の白いうなじを舐め上げる。
 「どうよ、朝から事務所でこんなカッコでさぁ……お前だってまんざらじゃないだろ?」
 普段の衝動がさらにシチュエーションで煽られて、いよいよ盛り上がっている山村の様子に、奥瀬はあきらめたように力をいれていた眉根をほどいた。
 「あ……もう、わかりましたから……」
 これ以上意地をはっても、山村にはかなわない。 
 「するなら……短めにお願いしますよ」
 そんな言葉とともに後ろに流された奥瀬の視線に、山村がひきつった笑いを浮かべる。
797朝だけど。3:02/06/22 00:32 ID:rI5jeR7q
 「ちきしょ、俺一人けだもの扱いか?」
 「だって、盛り上がってるのはそっちでしょう」
 しわにならないように自らスラックスを脱いだ奥瀬を、山村はさっきとは違う勢いで机の上に押さえつけた。腰をつきださせる姿勢をとらせてさらに腕を背中にまわさせ、自分の左腕に体重をかけて固定してしまう。
 「山村さんっ……?」
 「こうなったら、意地でもお前からねだらせてやる」
 山村の子どもっぽい言い方に、思わずくすっと笑いを漏らした奥瀬だったが、すぐにそんな余裕はなくなった。


 「ほら、奥瀬……何がはいってるかわかるか……?」
 「……会社の…備品で何してるんですか……ぁ」
 固い棒状のものがツプツプと自分の後門を出入りしている感触に、奥瀬は息を乱しながらも経理担当者らしく、小言をもらす。
 「これくらい、俺が弁償してやる。ほら、何が入ってるか当ててみろ」
 「あぅ……!」
 ぐり、と山村にソレを押し込まれて思わず甘い悲鳴があがってしまう。
 「ほれ、気持ちよがる前にあててみな〜」
 山村にとっては、さきほどまでの“ヤってしまいたい”熱以上に、こうやって奥瀬をいじめる愉しさが勝ってしまっているようで、しつこく質問と責めを繰り返している。
 「……ま、マーカーペン……」
 「ん〜惜しい!」
 不正解を罰するかのように、山村は奥瀬の乳首をひねりあげた。
 「くっ……」
 「答えはね、マーカーペンに指サックをつけたもの、でした」
 「わかりませんよっ!そんなこと……」
 「そうかなー……じゃ、これは?」
798朝だけど。4:02/06/22 00:35 ID:rI5jeR7q
 ぐぐぐっと押し込まれてきたものは、マーカーペンよりもさらに太く妙な弾力があるものだった。
 「ふ、ぁ……あ……っ」
 「第二問……これは?
 「もう、悪ノリはいい加減にしてくださいっ」
 泣きそうな顔で言う奥瀬の自身はすでに、マーカーペンの刺激だけで暴発寸前になってしまっている。それを承知で、山村は奥瀬の顔の代わりに涙を零しているようなその先端を指先でいじくりながら“第二問”で奥瀬の芯をえぐっていた。
 「じゃ、ヒント……かなり太くて、ケツがすごい眺めになってる」
 「うぅ……なんですか、そのヒントは……」
 嘆きながらも、奥瀬は自分が今、乗っている自分のデスクのことを思い出す。
 山村は手近なところから、持ってきているはずだから……これは……
 「え、液体ノリ……っ」
 「ピンポーン」
 これで区切りがつくかと、ほぉっと息をついた奥瀬だったが、山村はまだかまわずノリのボトルを奥瀬の中から抜き出そうとはしない。
  背中を少し起こして、とまどったようにふりかえる奥瀬に山村がニッコリと笑った顔を近づける。
 「……ほら、これより欲しいもの言ってみて?」
 「バカ……」
 あくまで、自分におねだりさせたいらしい山村の様子につい、奥瀬も悪態をついてしまう。それがまた余計に山村のちょっとしたS心をそそるわけだが。
 「……そんなこと言ってていいのかな〜」
 「あ、ああっ……ちょ、と……も……ゆる……っ」
 山村が操る液体ノリのボトルが、奥瀬の体の奥にあるポイントを容赦なく責め立てていく。あっという間に追い詰められた奥瀬は、ヒクヒクと背筋を体を震わせながら山村の望むセリフを口にせざるをえなくなっていた。
 「……ぁ…ぃ……」
 「何? もうちょっとはっきり言ってよ」
 「山村さんの……ください……っ!」
 よくできました、というように山村は優しく奥瀬の半開きになった唇にキスを落とすと、いそいそと自分のズボンの前立てを開いた。
 無機質なボトルが残していった違和感を拭い落としながら、熱く硬く脈動するもので体内が埋め尽くされていく感触に、奥瀬は心からの安堵にも似た深い息をはいた。
 
 
799朝だけど。5:02/06/22 00:38 ID:rI5jeR7q
 「それじゃ、銀行に行ってきますから」
 ワイシャツのしわをジャケットとスラックスでごまかし、身なりを直した奥瀬が山村に言う。
 「ついでに、マーカーと指サックとノリ買ってきてくれ。後でちゃんと俺が払うから」 「わかりました」
 あっさりとした返事をして戸口に向った奥瀬に、山村はさらに言う。
 「あとな、ティッシュとウェットティッシュと……何がいいかな〜……」
 「もうこんなコトにはつきあいませんっ!」
 言い捨てた奥瀬は彼にしては荒々しい足取りで階下へと降りていった。
 「あの様子じゃ、よほどヨかったんだな……」
 一人残された山村は、さっきまでの奥瀬の淫らな様を思い出して笑みを深くした。
 照れ隠しなのか、情事で乱れれば乱れたときほど、あとで機嫌が悪くなるのだ、あの男は。

---------------------
山村さんをバカにしてしまったようでちょっとすみません。
バカっぽいエロしか書けないんです。それもヘボン……
800風と木の名無しさん:02/06/22 00:43 ID:rI5jeR7q
ついでに……
800ゲト&業者さんいらっさいage。
801風と木の名無しさん:02/06/22 00:54 ID:TUxlTYOY
ここの人物と同じ本名。。
微妙に・・

いいけど。
802風と木の名無しさん:02/06/22 07:21 ID:sk5QtVtH
>799
(;´Д`)ハァハァ
朝っぱらから素敵過ぎます。
言葉攻め山村タソよかったですよー
ごちそうさま♪ (=゚ω゚)ノ
803風と木の名無しさん:02/06/22 08:16 ID:a7cqiDCR
ああ、上がったこのスレに書込もうとする山村タンと
それをやめさせようとする奥瀬タンの姿が見えます。
「山村さん! 二度とこのスレに書込まないでください!!」

しかし、山村タンにやめさせても
淡々と貼り付け作業をする太郎くんと
馬耳東風というか天然の青柳くんまでは止められない。
ましてや、SS職人化しているマスダさんを誰が止められるだろうか?(w
804風と木の名無しさん:02/06/22 08:18 ID:uBrRxYLw
W杯ビザなし渡航開始でレイプ世界一の韓国人犯罪者日本に大量上陸
http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/asia/1018732777/356-371
805風と木の名無しさん:02/06/23 10:19 ID:0HpkOAn3
>>804
奥瀬タンがレイプされちゃう!
(;´Д`) ハァハァ (;´Д`) ハァハァ
806エロくもなければ萌えもない:02/06/23 21:22 ID:qWVYL6Hd
「は?温泉?」
奥瀬は山村を振り返り、見上げた。
「そー。行かないか?」
山村はどこかから入手したらしいて湯元として結構有名なホテルの宿泊券二枚を見せながら笑う。
その笑顔に奥瀬は心の中で深いため息をついた。
ご機嫌取りのつもりか。奥瀬に対して後ろめたいことをしたという自覚はあるらしい。
それぐらいなら初めからやらなきゃいいのに。しかも、二人きりのところでならともかく、こんなみんなのいるところで言い出すなんて。この天然ボケ男が!
奥瀬は心で毒づく。
こんな事で機嫌が直ると見くびられていることが情けない。もっと情けないのはその通りの自分だ。
「何、バカ言ってるんです。会社はどうするんですか?行けるわけないでしょう」
代表二人が二人して会社を留守にするつもりか。どうせ零細とすら言えないような『小ささ』の会社だが、だからこそ何かあったときに困るのだ。
増田を当てにするわけにはいかないし、他の二人ではもっと当てにならない。
てっきり奥瀬は喜んで乗ってくると思っていたあたり山村という男もかなりおめでたい。それがこの男の長所であり、短所でもあるのだが。
奥瀬にあまりにも素っ気なく言われて、山村もちょっと引いた。
「それも……そうか」
何故そうなるのか。
奥瀬は心底腹が立った。
どうしてそこで会社はどうとでもなるとか、何とかするとか、お前と行きたいとか、とかとかとかとか……、言えないのだ。
自分で言っておきながら、同意されて腹を立てる奥瀬も相当勝手な物だ。
「お茶、入れてきます」
怒りにまかせて何か言ってしまいそうで、奥瀬はこの場を離れようと席を立った。
807風と木の名無しさん:02/06/23 21:25 ID:qWVYL6Hd
「素直じゃないね」
「増田さん」
奥瀬は給湯室でポットの湯を急須に注いでいた。
「せっかく誘ってくれたのに。本当は嬉しいんじゃないの?」
だからいっそう悔しいのだ。
「いいの?君が行かないと他の誰かを誘っちゃうよ、あの男」
「別に、誰でも誘えばいいんです。僕には関係ありませんから」
黙々と五人分の湯飲みを出し盆に並べていく。
「タローちゃんあたりかな?誘うとすれば。業務にはさして支障はないし、何より気に入りみたいだし……」
新人の名が出た途端、急須から茶を注ぐ手が一瞬止まった。それでも何事もなかったかのように茶を注ぎ終えて茶殻を捨てる。
「わかりやすいね」
増田は笑って奥瀬を抱き寄せる。
「いつもは隙なんか見せないくせにあの男がらみだと心がガラス張りになる」
「なっ、何を……」
「自業自得って知ってる?君があの男の好意をありがたく受け取っておけば良かったんだよ。素直に喜んだ振りして許してあげれば丸く収まったことなのに」
「……」
808風と木の名無しさん:02/06/23 21:27 ID:qWVYL6Hd
奥瀬は黙って唇を噛む。
何故自分ばかりがそんなことをしてやらねばならないのか。
何故自分が譲歩してやらなければならないのか。悪いのは明らかに向こうなのに。
いつもいつだって……。
「それが惚れた弱みってもんでしょ?」
増田は奥瀬の心を見透かしたように言う。
鈍さや無神経さは些末なことにこだわらない大らかさと表裏一体だ。
そういう男を好きになってしまった己の迂闊さを今更恨んでみても始まらない。
だが、しかし……。
「まあ、僕はその方が都合がいいけど」
抵抗しようとする奥瀬を増田は軽く抑え、唇を耳朶に這わせる。
「邪魔な男がいない間に存分に君を可愛がれる」
あの男が自分の目の届かないところで奥瀬を増田と残すような真似をするものか。
奥瀬を増田に委ねるのは自分の目の届くカメラの前に限られている。
だが、そのことに気づいていないあたり奥瀬だって鈍さにかけては山村のことを言えない。
809風と木の名無しさん:02/06/23 21:32 ID:qWVYL6Hd
今回のことは奥瀬のただの独り相撲だ。
山村は奥瀬を怒らせたという自覚すらない。
何か不機嫌だという事ぐらいは顔をつきあわせていれば解るが、その原因が自分にあるなどとは少しも思っていない。
単純にチケット手に入れたから奥瀬と行きたいと思って誘っただけ。
奥瀬はそれを勝手に深読みして、よけいな気を回して、腹を立てたりした揚げ句に落ち込んでいるのだ。
山村は興味のないことにはとことん無頓着だ。その無頓着さが時に奥瀬を怒らせる原因になるのだが、
元々気にしないタチなのでそのことにすら気づかないのだ。
奥瀬一人が空回りしている。そのくせ不満を山村に直接ぶつけることもできなくてストレスをため込んでしまう。

山村は誰をつまみ食いしようとも露程の罪悪感も抱いてはいない。
それは奥瀬とは全く別次元の事だからだ。男の身勝手な言い分かも知れないが、山村は真剣にそう思っている。
レクリエーションの一つ、道ばたの猫を構うのとさほど変わらない。
だから奥瀬は気をもむ必要もないし、嫉妬するのも虚しい話だが、根本的に解っていない。
微笑ましいすれ違いと言ったところか。端で見ていてかなり笑える。
そこに増田のつけ込む隙も楽しみもできるのだが。
(奥瀬はその道ばたの猫にさえ嫉妬しそうで怖いけどね)
増田は心で独語し、笑う。

「や、やめてください」
奥瀬は身体をはい回る手を押さえて身をよじった。
「そう言われて僕が止める男だと思う?」
増田は奥瀬のネクタイに手を掛ける。
「や、嫌だ……」
しかし増田はあっさりと奥瀬から手を放した。
「大体自分だって僕に抱かれもすれば、青柳にもちょっかい出してるくせに彼が誰かとやるのは許せないなんて独占欲強すぎ」
そう言い残して増田は出ていった。
一人残った奥瀬は唇を噛みしばらく立ちつくした後、冷めた茶を入れ直すために湯飲みの茶を流しに捨てた。

810風と木の名無しさん:02/06/23 21:35 ID:qWVYL6Hd
一方、山村は宿泊券を見てため息をついた。
奥瀬と行くことしか考えていなかったから、奥瀬が行かないと言い出したらこの宿泊券はもてあましてしまうことになる。
触らぬ神にたたりなしとばかりに青柳も新人も顔を上げようともしない。
普段ならうらやましがるか自分も行きたがるかするくせにこの宿泊券の出所を聞きもしない。
給湯室から戻った増田はもとより我関せずの態度だ。
仕方ない、これは誰かに譲るか。
増田が行くとは考えられない。自分のいないところで増田と奥瀬を残すなどという危険はできない。となると自分も行けないのだ。
残るは下っ端の二人だ。
いかに新人の方が手近にいたとは言え、そこで青柳に声を掛けなかったのが山村の一番のミスだ。
「おい……お前」
新人に声を掛けようとした最悪のタイミングで奥瀬が茶を入れて部屋に入ってきた。
山村は『青柳と二人で行って来い』と言うつもりだったのだ。
だが、増田の言葉がすでに刷り込まれている奥瀬の目にそれが新人を誘っているように見えても無理からぬ話である。
奥瀬はそばの机に盆を置いて山村に歩み寄った。
足取りにかなり険がある。
「これ、僕にくれるつもりだったんですよね」
口調にも棘がある。
「あ?ああ」
「せっかくの山村さんのご好意ですから僕行く事にしました」
「そうか?」
奥瀬の笑顔に引っかかりを感じつつも、まあ行く気になったのだからと安堵したのも束の間。
「だから、その代わり山村さん留守番お願いします」
奥瀬は山村からチケットを二枚とも取った。
「お、奥瀬?」
「そうだね、誰か……青柳君一緒に……」
811風と木の名無しさん:02/06/23 21:42 ID:qWVYL6Hd
「へっ?」
こっちにとばっちりが来ませんようにと心密かに祈っていたにもかかわらず声を掛けられてしまった青柳はおそるおそる目を上げた。
にこやかにしていても目は全然笑っていないし、心なしか青筋まで見える。
キレている。怒りのあまりかなりキレている。
助けてくださいとばかりに青柳は山村を見た。
山村は既に顔を逸らしている。
そんな無茶な……。
「キ……キレた奥瀬さんなんかと……」
パニックを起こした青柳は人生最大の失言をかましてしまった。
しまったとばかり口を押さえたが時既に遅し。
「ふふーーん。青柳君は僕『なんか』と行くのは『嫌』なんだ?」
『心なしか』見えていた青筋がくっきり、はっきりした物に変わった。
山村は頭を抱え、増田は笑いを堪えている。
新人の彼は『ばーか』とでも言いたげな顔で冷めた目を青柳に向けていた。

どうする?青柳。がんばれ!青柳。
天は君の味方……なのかは不明だが。

******
改行が少なくて読みにくい上に視点が定まらず・・・
その上無駄に長い。ごめんなさい
修行に旅に出てきます( ´Д⊂ヽ

えーと、山村さんが何をして(と言うか誰をつまみ食いして)
奥瀬さんを怒らせたかは内緒ってことで・・
812風と木の名無しさん:02/06/23 23:37 ID:HDuYmyFZ
  \ >806-811職人様。修行の旅は是非温泉で!
    \目指せ!らぶらぶ温泉二人旅♪ 
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ∬           ∬
        。。・・∧∧・∧〜∧ ・。。。∬
     o0o゚゚   (゚Д゚ ;)(´∀` )   ゚゚oo
    。oO  ( (( ー-------‐ )) )   O0o
   (~~)ヽ               (´^ヽO,
  (⌒ヽ               (⌒)(゙゙゙)~
   /~゙゙ヾ⌒`ゝ-(~´`(⌒(⌒~⌒(⌒~ヽ~ ~~  、、
   ゝー ′ '"      ``"       ¨^^
      、i,,      ``′    ""
続きを楽しみにしてます!
813風と木の名無しさん:02/06/24 01:26 ID:VUpHmn1r
ちょっと気になってるんだけど…
最近このスレ上げても、業者さん来なくなった気がしません?
他のスレにはがんがん貼ってるくせに、何故だ?
…避けてるな、明らかに。

ってなわけで、業者さんいらっしゃいage
814風と木の名無しさん:02/06/24 05:43 ID:MWNym0vr
>813
  ∧⊂ヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (゚Д゚)ノ <  もしかして、職人さんのSS責めに
  | ⊃|   \ 腰砕け状態なんでしょうか?<業者さん(笑)
  |  |     \___________________
  ⊂ノ〜
  ∪
815風と木の名無しさん:02/06/24 19:48 ID:jlLolDur
>814
このスレのお陰でお互い意識しちゃって社内がぎくしゃくしちゃってたりして。(まさかな)
既にここは架空のストーリーではなく実話がうぷされつつあったりして。(さらにまさか)

・・・というわけで、このスレ、ゴラァ!と上げていこう♪
816風と木の名無しさん:02/06/24 19:55 ID:MWNym0vr
>815
奥瀬タンが、このスレに広告はったヤシは減給!とか命令してたりして・・・
でも、うっかりの青柳くんあたりがそろそろはりそうではあるけど(笑)
817風と木の名無しさん:02/06/24 20:58 ID:KLQsHwRE
青柳くんにはうっかり貼っていただきましょうage
818風と木の名無しさん:02/06/24 22:00 ID:MWNym0vr
>817
すぐ下のスレには業者さん来てたのに。・゚・(ノД`)・゚・。
というわけで・・・・
  ∧∧                         ∧_∧
 (゚Д゚ )                        ( ´∀`)
  ⊂  ヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\    /,   つ
   〉 ノノ~ <    青柳タン 来て〜♪  > (_(_, )
  ∪∪    \_________/     しし'
819風と木の名無しさん:02/06/25 05:48 ID:Tf6GCCaI
       ∧ ∧l||l
       /⌒ヽ)   青柳タンニ フラレタ・・・
     〜(___)
    ''" ""''"" "''
820風と木の名無しさん:02/06/25 17:42 ID:rqDbfyCP
業者はあえてここに触れないのならば、
業者はこのスレを気にかけているのだろう。
業者さん美形のでるホモAVならみますよ。
プロ魂で探してきて下さいよ。絶対儲かるから。
821風と木の名無しさん:02/06/25 20:57 ID:U82KwfG4
今度こそ
青柳君キテキテage
822風と木の名無しさん:02/06/25 21:54 ID:Dei5VodA
>820
禿同!

業者さんへ
美形がんがんのホモAVキボンヌYO!
801板なんだから、頭しぼって来てね(゚∀゚)

823 :02/06/26 08:07 ID:n7J6SOgh
(;´Д`) ハァハァ(;´Д`) ハァハァ
早く、エロ動画もって来いや( ゚Д゚) ゴルァ!
824風と木の名無しさん:02/06/26 23:58 ID:yng92j6r
下がりすぎage
青柳君きてほすぃ…
825風と木の名無しさん:02/06/27 00:24 ID:LHVplLMf
あげ
826風と木の名無しさん:02/06/27 01:55 ID:sAhKvluH
      青柳タンのバカ〜〜〜!!!
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ∧_∧
          ( ´Д⊂ヽ
         ⊂    ノ
           人  Y
          し (_)
827風と木の名無しさん:02/06/27 07:16 ID:YSmT7b0m
早朝age!
828風と木の名無しさん:02/06/27 16:54 ID:U+ItdRpH
青柳、あんたには失望シマスタ。
ホモAVもてこ〜い
829風と木の名無しさん:02/06/27 20:35 ID:wQP42gdD
このスレageてもというか
他の上がってるスレにも業者さん来てないような気がするんだけど
気のせい?
830風と木の名無しさん:02/06/27 21:38 ID:sAhKvluH
>829
(゚Д゚≡゚Д゚)?? 業者さんがいない?
もしかして、みんなで社員旅行に行っているのか?(笑)
831風と木の名無しさん:02/06/27 22:28 ID:wQP42gdD
社員旅行と言えばやっぱり温泉?
832風と木の名無しさん:02/06/27 22:49 ID:ZOpM8x1E
温泉であんな事やこんな事が繰り広げられているのかしら?
…(;´Д`)ハァハァ

ってな事で、あげ
833風と木の名無しさん:02/06/27 23:30 ID:E9JijXe9
>2の倉庫が見れないんですが・・・
834風と木の名無しさん:02/06/27 23:55 ID:wQP42gdD
>833
倉庫番さんのページはこちらに引っ越されました
http://yaoi.s5.xrea.com/8o1.htm
835風と木の名無しさん:02/06/29 20:56 ID:5hRfcbjs
保守のついでに
温泉旅行の業者さん、書いてみました。
とりあえず新人×青柳です

━━━━━━━━━━━━━

「おー、結構いい部屋じゃん」
青柳は案内された部屋に真っ先に入り、見回して言った。
窓からは海が見える。
海沿いにある温泉地だ。

紆余曲折の末、二人で行く予定だった温泉旅行に社員旅行という名目で全員行くことになった。
増田と新人は青柳のはしゃぎぶりに苦笑しつつ、荷物を置いた。
山村と奥瀬の二人は別室だ。
と言うよりはこの三人が後からの追加の所為で別の部屋になったのだ。

何が意外だと言って、増田がこの旅行に参加していることだ。
絶対にプライベートが忙しいのでとかなんとか理由を付けてパスするのだと誰もが思っていたのに。

その増田は荷物を置くとすぐにどこかに出ていってしまった。
836風と木の名無しさん:02/06/29 20:58 ID:5hRfcbjs
「なあ、メシ前に風呂行こうぜ」
青柳は浴衣に着替えてすっかり温泉気分を満喫している。
きっとこの人のキャラクターであの会社(の人間関係)は救われているのではないかと新人は時々思う。
「あっちも誘って」
新人は青柳の言葉に思わず呆れたように見返した。
「なに?」
青柳は無邪気に聞き返す。
「あ、いや。勇気あるなあと思って……」
「勇気?何で?」
本気で分かっていない様子だ。
「やばいシーンに出くわすとか考えないんですか」
「やばいって……」
この天然ボケぶりはある意味偉大だ。これまで痛い目に遭ったことがないのか。あっても懲りないのか。
少々意地の悪い気分になる。
「こういうことですよ」
新人は青柳の手を引いて倒すと、そのまま畳に身体を押しつけた。
「え?あっ……何す……っ」
新人の唐突な行動に青柳はろくな抵抗もできないまま身動きがとれなくなった。
837風と木の名無しさん:02/06/29 21:01 ID:5hRfcbjs
思わせぶりなところで切ってしまってゴメソですが
続きはまた後で・・・
スミマセン
838風と木の名無しさん:02/06/30 04:05 ID:gQXyuksz
ハァハァしながら待ってます〜〜
839風と木の名無しさん:02/06/30 13:05 ID:n8+FU0l5
下がりすぎage
840風と木の名無しさん:02/07/01 00:46 ID:wPMrkXgh
「冗談は……っ」
もがけば浴衣の前がはだけて胸が露わになる。
新人は押しのけようとする青柳の両手を頭上でひとまとめにして片手で軽く押さえつけた。
足をばたつかせれば、裾が開いて無駄な肉のない細い脛から腿にかけて現れる。
既に浴衣は辛うじて帯だけでその機能を果たしているに過ぎなかった。
新人は開いた足が閉じないように身体を青柳の足の間に入れてのしかかり、するりと腿を撫で上げた。
「や……ヤメ…ッ」
首筋に唇を這わせ、そのまま喉から胸へと移動させる。
足の付け根、脇腹……
巧みに青柳の弱いところを責めて煽っていく。
青柳の敏感な部分は痛いほどに張りつめている。
それを確認するかのように新人は指を絡みつかせ、緩やかに上下させていった。
ぬるりと先走りが親指を滑らせる。
「んっ……ぁっ…はぁっ……」
息が上がり、勝手に腰が蠢いてしまう。
両手を押さえていた手は既に放されていたが、新人を押しのけようとはせずに畳に力無く放り出されていた。
「はっ…放せっ!これ以上は…や、やばい…って…」
限界に近づいた青柳が切羽詰まった声を上げた。
しかし新人は手を緩めることなく、むしろさらに激しく動かした。
「あ……もっ……や…っ…ああっ!」
青柳は大きく喘ぐと新人の手に精を吐き出した。
841風と木の名無しさん:02/07/01 00:50 ID:wPMrkXgh
「そういうことはきちんとドアを閉めてからやるもんだよ」
いつの間に帰ってきていたのか。
「ま、増田さん!」
「……」
息を荒げていた青柳は慌てて身繕いをし、新人は少しバツが悪そうに顔を逸らした。
「外まで聞こえるよ」
青柳の顔がさっと朱に染まる。
「止めなくていいのに」
増田の言葉に反して新人は立ち上がった。
「別にあれ以上やるつもりは……」
もともとちょっとからかうだけのつもりだった。
「いいの?君はまだ満足してないんじゃない?」
増田は新人の顔をのぞき込む。
「やらせてくれるんですか?」
ちょっとした軽いジャブのつもりで言ってみる。
「言うねえ」
しかし増田に鼻先で笑って軽くあしらわれた。
まあ、そんなところだろう。増田に対抗するにはまだまだ未熟すぎる。
痛い目に遭わないうちに退散するに限る。
「風呂行ってきます」
誰に言うともなく言うとタオル一本ひっつかみ、新人は部屋を出ようとした。
842風と木の名無しさん:02/07/01 00:58 ID:wPMrkXgh
「お、おい。待て、俺も……」
焦った青柳の声が背後から聞こえる。
が、出てこないところを見ると増田に捕まったらしい。
3Pも悪くはないが増田と一緒というのは正直ぞっとしない。
「う、裏切り者〜」などという悲壮な叫びはこの際聞こえないことにした。

誰だって我が身が可愛い。青柳には『痛い目』に遭ってもらおう。
新人はこのホテルの目玉だという露天風呂に向かった。

━━━━━━━━━━━━

とりあえずの終わり
この後増田さんと青柳君がどうなったかは・・・

えーと書いてから解ったこと
その1.青柳君が下着を脱いだ(脱がされた)のはいつ?
ごめんなさいーーーっ
逝ってきます |)彡サッ
843風と木の名無しさん:02/07/01 01:06 ID:4bRbjyrX
ハァハァage!
844風と木の名無しさん:02/07/03 02:49 ID:sTH+Rqgz
801板〜ネタ振り・質問・雑談スレ〜の新スレに業者さんの書き込み発見!
社員旅行から帰って早々業務復帰?
青柳くんの痛い目きぼ〜んage!!











あと、大きな声では言えないんだけど
Wcのとるこの射る反タンの笑顔のかわいさに
青柳くんの幻影を見てしまいましたコルァ(;´д`)
845風と木の名無しさん:02/07/03 23:40 ID:iZWOh+ti
業者タン光臨中みたいなのであげます。
846風と木の名無しさん:02/07/04 03:29 ID:UAkV+lZw
業者さんご降臨期待アゲ
847風と木の名無しさん:02/07/04 04:27 ID:RGO0Dgsm
ほんとうぜぇーーー
まぢやめてほしい
848風と木の名無しさん:02/07/04 07:22 ID:dONPmPYd
お約束ですが・・・えー・・・
>847は業者たんですか?青木くん?(w

多分広告貼る業者がうぜーって事なんだろうけどね。夢みたいんだ。
849風と木の名無しさん:02/07/04 11:58 ID:iW5YuQic
増田さん×青柳君
青柳君の痛い目?
とりあえず温泉の続きです。
イヤソな方はスルーしてください。

━━━━━━━━━━

「え…えーと……」
青柳は引きつった笑いを貼り付けて増田から距離を取る。
「そんなに怯えなくても……」
増田は苦笑する。
「浴衣の襟が逆だよ」
「へ?え…あ……」
油断した隙に腕を引き寄せ、抱き込む。
「は、放してくださ…っ」
青柳はじたばたと抵抗するが、あまり効果はない。
「ほら、ちゃんとやり直さないと」
言いつつ増田は帯を解いてしまう。
「増田さ…っ」
「ねえ、彼に何をされたの?」
後ろから抱きしめたまま増田は耳元で囁いた。
「何って…」
「どこを触られた?」
そんな事は訊かなくてもほとんど初めから見ていた増田には解っている。
自分の楽しみのためだけに訊いているのだ。
850風と木の名無しさん:02/07/04 12:02 ID:iW5YuQic
耳まで真っ赤にして俯いたまま青柳は答えない。
「答えて」
恥ずかしがりながら、嫌がりながらも結局青柳は増田には逆らえない。
だから楽しい。
「い、いろいろ…」
「それじゃわからないよ」
「む、胸とか…」
増田は肌の感触を楽しむように胸を撫でる。
「ひっ…あ」
「それから?」
「そ…それから…ま、前とか…」
「前って?」
新人にどんなことをされたのか。
青柳はそれこそ一部始終を増田に告白させられた。
「よかった?」
「……」
「よくなかった?よくなかったのにいっちゃったの?」
「も…許して…ください」
青柳は泣きそうな声を上げる。
「さっきいかせてもらったばかりなのに…」
増田は青柳の下着に手を入れ、張りつめたものを掴んだ。
「アアッ!」
851風と木の名無しさん:02/07/04 12:06 ID:iW5YuQic
「こっちは?」
増田は青柳の尻を撫でる。
青柳はかぶりを振った。
「こっちはまだなんだ?じゃ、続きはここからだね」
増田が手を緩めると青柳はそのままずるずると畳にへたり込んでしまう。
邪魔だとばかりに青柳の浴衣と下着を脱がせると、増田は青柳を四つん這いにさせた。
潤滑剤を手に垂らし、青柳の後ろをほぐすように刺激する。
「ひっ…あぁっ!」

━━━━━━━━━━━

途中でヘタレてしまった・・・
ごめんなさい
続きは許してもらえればまた後で
852風と木の名無しさん:02/07/05 10:20 ID:Qu7VAJdP
(*´д`)ハァハァage
853風と木の名無しさん:02/07/05 13:18 ID:CGgiuy2x
(*´д`)ハァハァ
854風と木の名無しさん:02/07/05 13:52 ID:Nt95yTmN
851たん、続ききぼん〜。ハァハァ
855851続き:02/07/05 22:43 ID:2XYQeKhU
初めにごめんなさいしておきます
いきなりエロです
しかもほとんどエロです

━━━━━━━━━━━━

内部で滑らかに動く指にうわずった声があがり、熱が溜まっていく。
青柳は無意識に手を股間に伸ばしていた。
「ダメだよ、自分で触ったら」
増田は笑って青柳の手を押さえる。
「ん……あ…」
青柳は訴えかけるように増田に目を向けて腰を揺らした。
「も…う……」
「欲しい?」
青柳が頷く。
「じゃあ、青柳君に一つ芸をしてもらおうかな」
「な…に……?」
増田は青柳から指を引き抜いた。
「自分から入れてごらん?上になって、ね」
856風と木の名無しさん:02/07/05 22:45 ID:2XYQeKhU
青柳はしばらくその言葉を反芻し、その意味するところを考えていた。
そして理解した途端赤い顔をさらに顔を赤くして首を振った。
「い、嫌です」
「嫌?」
増田は驚いたような声を出した。
「できないって言うのかな?」
「ぜ、絶対…無理です」
青柳は断固として首を横に振る。
「僕に逆らうの?」
「でも……アアッ!」
先走りの滴る先端に爪を立てると喉をのけぞらせる。
「どうしても?」
「……」
「嫌?」
「嫌…です」
「そう、じゃ仕方ないね」
増田は諦めたようにため息をつく。
「普通に抱いてあげよう」
青柳はほっとしたように息をつくが、それが甘いことはいずれ思い知ることになる。

857風と木の名無しさん:02/07/05 22:49 ID:2XYQeKhU
増田は後ろから貫き一気に青柳を追いつめると、動きを止めてしまった。
「あ…っ?」
身体に溜まった欲情が行き場を失って焦れた。
疼きが収まる頃ほんの少し動かす。刺激しすぎないように、そして増田の存在を忘れさせないように。
これを繰り返すと青柳は我慢できずに自ら腰を揺らし始めた。
淫らに動く青柳をしばらく楽しんでいた増田だったがいきなりそれから逃げるように腰を引いた。
「や…っ!」
青柳は増田に追い縋るように腰を揺らすが、増田はその動きを先回りして青柳をかわしてしまう。
「あ…ああ……あああ…」
青柳は激しく身悶えた。
身体は高ぶっているのに満足が得られない。届きそうで届かない曖昧な刺激に焦燥感だけがどんどんと溜まっていく。
早くどうにかして欲しい。一気に刺し貫いて欲しい。増田が……欲しい。
青柳の理性は消し飛んでいた。
「ま…すださぁ…ん」
青柳は腕を支えていられず前のめりに頬と肩を畳につけた。
858風と木の名無しさん:02/07/05 22:50 ID:2XYQeKhU
「どうしたの?」
薄らとぼけて増田が訊く。
「お、お願いしますっ!」
ついに青柳は泣きながら訴えた。
「何を?」
「じ、焦らさないで…きちんと……シテください」
「さあ、どうしようかな」
増田の企みに気づいても青柳の身体はどうしようもなく増田を求めた。
「何でもやりますから…ぁ…」
「何でも?」
がくがくと何度も頷く。
「じゃあ、できるよね、さっき言ったこと」
「は……い…」
「すごく物欲しそうな顔だね」
からかう増田の声も耳に入っていないかのように青柳は欲情に濡れた目を増田に向けた。
「増田…さ…ん…」

859風と木の名無しさん:02/07/05 22:52 ID:2XYQeKhU
増田にまたがって腰を下ろそうとするが慣れない青柳は増田をとらえることができない。
焦れば焦る程うまくいかない。
「やっぱり…できない…」
増田に縋る。
「できないなら別にいいんだよ」
突き放すように言われ青柳は泣きそうになった。
これ以上は可哀相かと思い、増田は青柳を導き下から貫いた。
初めのうちこそおずおずと戸惑いながら腰を揺らしていた青柳だったが、次第に夢中で腰を上下させるようになっていった。
「ん……ああ……あっ…っ」
青柳は我慢しきれなくなったように自身を握る。
「触っちゃダメだと言ったのに」
増田は青柳の手を剥がした。
「今度やったら縛るよ」
「す…みません…」
理不尽なことを言われているのに青柳は反射的に謝ってしまう。
「青柳クンはインランだからね」
「ちがっ…」
「違う?違うと言うなら止めてごらん」
「…あ……ああっ…ん…」
既に青柳のコントロールを離れている身体は止めようにも止まらない。
「どうしたの?止まらないよ」
「や…ぁっ……」
一瞬恥ずかしげに顔を俯けるが、すぐに快楽に飲みこまれてしまう。
青柳は全身を上気させ、断続的に喘ぎながら淫猥な動きを繰り返していた。
860風と木の名無しさん:02/07/05 22:56 ID:2XYQeKhU
「も…う…ゆ……して…」
増田はちらっと時計に目をやった。
青柳の体力を考えればこのあたりが限界か。
増田は体位を変えると結合を深くした。
「いいよ、いって」
耳元で囁くと、思い切り突き上げた。
「アアアッ!」
青柳は大きく体を反らせると白濁で腹を濡らした。


にやにやと含み笑う増田を恨みがましく睨む青柳がやっとの事で浴衣を着たところで声がかかった。
「お食事のご用意が……」

青柳は結局食事前の温泉に入り損ねた。

━━━━━━━━━━
痛い目じゃねえよこれは。いい目じゃんかよ〜
これじゃ青柳君懲りないよな・・・
エロばっかりでスミマセン。
しかもヘボン・・・
エロは難しい・・( ´Д⊂ヽ
861風と木の名無しさん:02/07/05 23:25 ID:SBc+nZN0
業者タン降臨中!
862風と木の名無しさん:02/07/06 18:28 ID:dmyIXx1x
暑いですなage。
863風と木の名無しさん:02/07/07 22:05 ID:BIFpXq6k
下がりすぎいったんage
864風と木の名無しさん:02/07/08 11:17 ID:d+/DXczC
>860タン、ありがと。
朝っぱらから興奮しちゃいまちた。
青柳くんは誰と七夕を過ごしたのかしら。
865風と木の名無しさん:02/07/09 18:20 ID:2OJEWoNX
保守age
866風と木の名無しさん:02/07/09 18:56 ID:svMZE6fc
860たん(・∀・)イイ!
867風と木の名無しさん:02/07/09 23:32 ID:n6PBVWAu
最近業者タンが来ないから上げとく
868風と木の名無しさん:02/07/10 01:00 ID:iOTGoTDX
山村×奥瀬IN温泉です

*****

「ん〜。いい湯だ」
「何ですかオヤジみたいに」
タオルを頭に乗せて湯船につかる山村に奥瀬は苦笑する。
どこぞの殿様があまりの気持ちのよさに帰るのを忘れたという逸話のある湯だ。
海に向かって開かれた露天風呂は微かに潮のにおいがする。
「これで盆に乗せた酒でもあればサイコーなんだがなあ」
「ホント、オヤジですねえ」
奥瀬はあまりにもベタな趣味の山村をからかいながら、かけ湯をして山村から少し離れて湯に入った。
「何だよ、こっち来いよ」
「やです」
「何で」
「オヤジがうつります」
「んだよ、オヤジオヤジって」
不満げに口を尖らせると横を向いた。が、ふと何かを思いついたようにニヤッと笑うと湯の中に潜った。
869風と木の名無しさん:02/07/10 01:01 ID:iOTGoTDX
「わっ!何っ!」
奥瀬はいきなり足を掴まれて思わず声を上げた。
「……うぐっ…」
そしてそのまま引っ張り込まれる。
湯の中でしばらくもがき、やっとの事で首を出す。
「何をするんですか!」
息を乱し、顔を真っ赤にして山村を怒鳴る。
本気で溺れるかと思った。
「びっくりした?」
山村は全く悪びれず子供のような笑顔を向ける。
「ったく。子供ですかっ、貴方は」
つきあいきれないとばかりに奥瀬は湯船から上がろうとした。
「まあ、待てよ」
山村は奥瀬の手を掴むとそのままうしろ抱きにして座った。
そして自分の腹を奥瀬の背にぴったりと密着させる。
「やってみたかったんだ」
「人が来たらどうするんですか」
「来ねえよ」
何の根拠もない山村の自信に満ちた言葉に奥瀬は諦めたようにため息をついた。
密着する体がなんとなく気恥ずかしい。
日に焼け体育会系の山村の腕は、奥瀬とは筋肉のつきたかからして違う。
逞しい腕に抱かれていると自分が小さな子供になってしまったようだと奥瀬は思う。
870風と木の名無しさん:02/07/10 01:03 ID:iOTGoTDX
しばらく大人しくしていた山村だったが、唐突に奥瀬の下腹部に手を伸ばしそれを握った。
「ちょ…っと、何してるんですかっ!」
「何って。ナニ」
へへっといたずらっ子のように笑って手を動かし続ける。
「や、やめてください」
奥瀬は身をよじる。
「やだね」
こうなると山村はいじめっ子だ。手の中で形を変えていくのを楽しむように奥瀬を追いつめる。
「は…あっ…もっ、やめっ…」
「いいぜ。いっちゃえよ」
「何、バカ言ってるんですか。こんなところで…んっ…あ…」
「どうせ湯も白いからわかんねえって」
そういう問題ではないだろう。
奥瀬は首を巡らせて山村を睨んだ。
「いいじゃねえか」
「嫌っ…だって…ばっ…」
奥瀬は本気で嫌がっている。
こんな時に無理押しするのは得策ではない。
「ったく、仕方ねえな」
山村は奥瀬を抱いたまま立ち上がると、湯船の外を向いた。
「やっ……あぁっ!」
白い筋が排水溝に吸い込まれていった。
871風と木の名無しさん:02/07/10 01:09 ID:iOTGoTDX
今日はここまでー、続きはまた今度
イヤソな方はスルー、うざーな方も脳内あぼーんしちゃってください
872風と木の名無しさん:02/07/10 01:25 ID:1kwtbA7V
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
萌えあげ
873名無し:02/07/10 01:27 ID:dqGIss2L
浜●あゆみが脱いだ!
http://iizo.syo-ten.com/index15.htm

炉画像・エログロ・スカトロ・アニメ動画
http://iizo.syo-ten.com/index13.htm

全国盗撮ビデオ大会、素人ならではの
http://iizo.syo-ten.com/index17.htm

パスワード nfwt3o7i
874風と木の名無しさん:02/07/10 01:44 ID:MKTDJMEV
>873
光臨してんじゃん。
てか夕方のニュースで、とあるエロサイト運営者が
タイーホされとったよ。炉利緒多だったよ。

風呂エチー、ハァハァ・・・
875風と木の名無しさん:02/07/10 02:37 ID:aKbVnrmN
タイーホされたのが山村タソや奥瀬タソ達じゃありませんように…
って、そんな訳ないかw 降臨してるし。

山村タソ「あのな、俺達そんなヘマやらねっつの」(in脳内)

おやすみなさーいw
お風呂えてぃのお陰でいい夢見られそうだよw
876風と木の名無しさん:02/07/10 02:41 ID:HybHLUOO
業者タンキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

うれしage
877風と木の名無しさん:02/07/10 10:17 ID:0Qjur4aj
>873
それ、あきました。もうちょっと違うのキボン。
878870の続き:02/07/11 17:20 ID:FkzfaiIK
「もう、貴方にはつきあいきれません」
きっぱりと宣言すると今度こそ山村の手を振り払って出ようとする。
「まあ、待てって」
山村は奥瀬の手を引き寄せて自分の方を向かせた。
「訊きたいことがあったんだ」
「何ですかっ」
「お前あのとき給湯室であいつと何話してた」
これまでのふざけた調子から一転して真面目な顔になった。
怒っているようにも見える。
「あいつ?」
奥瀬はどういうことかわからなかった。
「増田だよ」
「別に…」
奥瀬は顔を逸らす。
「俺に言えねえ事か」
低く怒気を抑えた声だ。
「そんなっ」
これではまるで山村が増田に嫉妬しているみたいではないか?
「答えろよ」
「貴方には関係ないでしょう」
奥瀬は山村の腕から逃れるように体をよじった。
879風と木の名無しさん:02/07/11 17:21 ID:FkzfaiIK
「本気で言ってんのか?」
山村は奥瀬の腕を色が白くなるほどきつく掴む。
「痛っ、痛い!」
「あ……」
顔を顰める奥瀬に山村も少し手を緩めた。
掴まれたところが赤く指の形に残っている。
「貴方は僕のことなんか気にしないんじゃなかったんですか」
「なんでそう思う」
「なんでって…」
増田は結構おおっぴらに奥瀬にセクハラをしてくる。
山村の前でさえ。
それを山村が止めることはなかった。
助け船を求めたことだってあったのに。
「いつだって平気な顔して……」
「平気なわけねえだろう!」
「じゃ、どうして…」
「みっともねえだろうが!」
山村は声を荒げた。
奥瀬が増田と、他の誰とでも喋ってると思うだけでバカみたいに嫉妬する。
仕事だと判っている時でさえ我慢ならない。
だがそれを露わにすることなどできない。
880風と木の名無しさん:02/07/11 17:23 ID:FkzfaiIK
『嫉妬する男は醜いね』
嘲る増田の声が聞こえるようだ。
増田はきっとわかっていて挑発しているに違いないのだ。
「あいつの前でそんなみっともねえ真似ができるか」
顔を背けて吐き捨てる。
「山村さん…」
奥瀬は山村を驚いたように見上げた。
山村が嫉妬してくれていたのだ。
こんな些細なことで喜びがこみ上げる。
奥瀬は山村に身体を預けた。
唇を重ね、貪りあう。
どちらのものともつかない吐息が漏れ、二人の混じり合った唾液が伝う。
奥瀬は山村の首に縋る付くように腕を絡めた。
「今すぐ貴方が欲しい…」
山村は奥瀬を抱いたまま湯船に座り込むと腰を引き寄せた。

山村にのみ支えられた体は湯の中でゆらゆらと不安定に揺れる。
漂っていってしまいそうな心許なさに奥瀬は山村の腰に足を絡ませ、いつもよりきつくしがみついた。

881風と木の名無しさん:02/07/11 17:27 ID:FkzfaiIK
奥瀬は部屋で濡れタオルを頭に乗せダウンしていた。
身体がだるい、気持ち悪い、目眩がする。その上耳鳴りまでしている。
すっかりのぼせてしまった。
「大丈夫か?」
「大丈夫じゃありません」
横を向いて力無く答える。
「一体誰の所為だと……」
「お前が今すぐ欲しいって言ったんじゃねえか」
「だからって調子に乗って二度もしたのは…っ」
山村に言い返すと頭がぐらぐらした。
「ほら無理すんなって」
山村は奥瀬をなだめて寝かしつけた。
「おみやげでも買いに行ってきたらどうです?僕は休んでいればすぐによくなりますから」
「お前をおいて行けるわけねえだろうが」
「別にいていただいても何の役にも立ちませんから」
少し拗ねたように言う。
882風と木の名無しさん:02/07/11 17:28 ID:FkzfaiIK
「俺がいたいんだよ。邪魔にすんな」
意地っ張りな奥瀬をおそらくは無意識であろうが、山村はあっさりと正面から突き崩す。
「……すみません」
「言いたいことはちゃんと言えよ」
「…はい」
「俺は言ってもらわねえとわかんねえんだから」
「はい」
山村は濡れタオルを取り替えるために洗面所に立った。
「あのっ」
奥瀬は思いきったように山村の背に声を掛ける。
「何だ?」
(誘ってくださってありがとうございました)
しかし何か照れくさくて言えない。
「いいえ、何でも」
「何だよ、言えよ」
山村は奥瀬の額に冷えたタオルを乗せた。
「言いません」
「言わねえとわからねえって言ったばっかだろ」
「わからなくていいんです」
「何だよ」
「秘密です」
いたずらそうに奥瀬は笑う。
883風と木の名無しさん:02/07/11 17:31 ID:FkzfaiIK
「あーーーっ!」
山村が突然叫び声を上げて頭を掻きむしった。
「どうしたんですか?」
「お前すっげえ色っぽい。今すぐお前をやってしまいたい…」
両手を奥瀬の頭の両側に置いてのしかかるように顔をのぞき込む。
「…んだけど、できないのが残念だ」
「夜はまだまだ長いですよ」
奥瀬は子供のような山村をくすくす笑って見上げる。
「だな。…今はこれで我慢しとく」
山村は奥瀬に口づけた。

******

長くなってしまい失礼しました
なんだかバカッポーのような二人になってしまいました
エチーもへたれてるし
すみません
884風と木の名無しさん:02/07/11 20:43 ID:ecSVyT1C
>883
読んでるこっちがのぼせそうなバカッぽう振りナイスでつ。
うわーん本気でフラフラしてきそう(w
甘々いい!
885風と木の名無しさん:02/07/11 23:45 ID:6lld7z95
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ハァハァしますた
せっかくなのであげます
886風と木の名無しさん:02/07/13 10:47 ID:BC0w9/JP
下がりすぎage
887風と木の名無しさん:02/07/13 23:30 ID:e6/ZULOs
>883
(*´д`)ハァハァ …ヤパーリ山村×奥瀬はイイ…

スレ違いぎみだけど以下コピペ。
> 名前: コギャル&中高生H大好き メール: 投稿日: 02/07/12 16:04 ID:4YXuWA+D
>
> http://book-i.net/tyutyu/
>
> ヌキヌキ部屋へ直行
> ごぎゃるちHな出会い

青柳タンかな?タイプミス萌え
888風と木の名無しさん:02/07/14 00:54 ID:+H4SoTGx
>887
ごぎゃるち!!!!
ゴツイぎゃる=セーラー服を着せられた山村タンのことなの?>青柳くん(笑)
889風と木の名無しさん:02/07/14 01:08 ID:sAIiBshm
>セーラー服を着た山村タン
怖い物見たさで見てみたい
でもセーラー服なら是非奥瀬タンに!
890風と木の名無しさん:02/07/15 01:22 ID:NpBdwKZd
温泉
増田×新人
かなり新人君がかわいそうです。
イヤソな方はスルーでお願いします。

******

新人がホテルのゲーセンで遊んだ後部屋に帰ると、
温泉と言えばやはり卓球だろうなどと言う山村につきあっていた青柳は暗い部屋の中で既に熟睡していた。
障子の向こうに明かりが漏れている。
窓際に椅子が二つと小さなガラステーブル、それに小型の冷蔵庫などがおいてある短い廊下のようなスペースだ。
「誰だよ、ったく」
付けっぱなしの明かりを消そうと新人は障子を開けた。
「…あ」
そこには増田が一人でビールを飲んでいた。
「飲むかい?」
増田はグラスをもう一つ出そうと後ろに手を伸ばした。
「あ、いや、俺は……」
この目の前にいる男は何処の誰よりも油断のならない男だ。
「そんなに警戒しなくても、取って食いやしないよ」
嘯く増田に新人は『信用できるか』と心で毒づく。
しかし逃げたと思われるのも忌々しい。新人は増田の前の椅子に腰を下ろしビールに口を付けた。
891風と木の名無しさん:02/07/15 01:24 ID:NpBdwKZd
「青柳君は?」
「寝てます」
「良い子は寝る時間だからね」
「起きてるのは悪い子ですか」
増田に受けたらしく、増田は珍しく声をたてて笑った。
差しつ差されつ酒を酌み交わしながらも新人は決して緊張を解かない。
当たり障りのない会話をしながらも腹を探る。
「一つ訊いていいですか」
新人は自分から話を振った。
「何?」
「どうしてこの旅行に?」
「僕が来たらいけない?」
「いや、そんなんじゃなくて」
「たまには温泉でのんびりしたいと思ってね。変かい?」
変だ。絶対に変だ。それが本当だとしても増田なら一人で来るだろう。団体行動など増田の辞書にはないはずだ。
黙っていると新人の心を見透かしたのか増田は答えを変更した。
「君がいるから」
892風と木の名無しさん:02/07/15 01:26 ID:NpBdwKZd
まともな答えを期待していたわけではないがこの答えはあまりにもふざけている。
露骨に嫌そうな顔をする新人に増田は唇の端を少し上げた。
「君は僕が嫌いだろ」
そうまっすぐに聞かれて新人は少したじろいだ。
肯の答えをするべきか、否定しておくのが正解か。
増田との会話は常に刺すか刺されるか、ぎりぎりの緊張感の上で成り立っている。
少なくとも新人はそうだ。
増田は新人の言葉を軽くかわし、はぐらかしてしまうのに対して新人は増田の問いにどう答えるべきか考えを巡らせ、神経をすり減らす。
「……」
「僕は君が好きだけどね」
『僕も嫌いだよ』とでも言うならまだマシだ。
同族嫌悪はお互い様だ。
増田の嫌なところは、不毛な嘘を不毛と承知で、白々しく言ってのけるところだ。
必要ならば自分もやりそうな所が吐き気がするほど嫌だ。
「だからあんたが嫌いなんだ」
普段なら聞こえなかったはずの新人のつぶやきは夜の静寂のせいか、増田の耳に届いてしまったらしい。
増田はしたり顔で新人を見つめた。
新人は息苦しさを感じ、少し浴衣の襟を緩めた。

893風と木の名無しさん:02/07/15 01:27 ID:NpBdwKZd
おかしい。
この息苦しさは気のせいじゃない。増田がいる所為でもない。
「どうかした?」
何故か身体が火照る。酔ったのか?ビール二杯で?まさか。
「酔ったの?」
増田の声がどこか遠く聞こえる。
「すいません、ちょっと……」
気力も体力も充実している時になら増田とのスリリングなやりとりもできるが、この状態では会話するのも億劫だ。
気分がすぐれない事を素直に告げて暇乞いをしたほうがいい。
意地を張っていられないほど辛い。
「大丈夫?」
「だ…いじょ…う…」
立ち上がろうとして力が入らないことに気づいた。
「薬が効いてきたようだね」
薬……?
増田は酷薄そうなもう一つの顔を覗かせた。

894風と木の名無しさん:02/07/15 01:36 ID:NpBdwKZd
かなり長いのでいったん切ります
続きはまた後日
895風と木の名無しさん:02/07/15 01:53 ID:mr4Q5uc8
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
(*´д`)ハァハァ
(*´д`)ハァハァ

ありがとう職人さん
アゲ
896風と木の名無しさん:02/07/15 07:22 ID:DbpsJht9
薬キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
897風と木の名無しさん:02/07/15 10:20 ID:rKVGWi1q
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
モエー(*´Д`)アアン…
898風と木の名無しさん:02/07/15 12:23 ID:P8AWPTKW
薬キイタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
899893続き:02/07/16 08:06 ID:EcNGzyGJ
「感覚神経を敏感にして…特に性感を高める。ま、一種の催淫剤かな」
そんな物をいつの間に仕込んだのか。
『信用できるか』と心で毒づいた通り、やはり信用すべきではなかったのだ。
後悔しても既に遅い。
「即効性はあるけど持続性はない。後にも残らないから安心していいよ」
増田は新人の帯をほどき、椅子の肘掛けに手首をタオルで固定する。
「…や…め…」
抵抗しようとするが全く力が入らない。
奥瀬が青柳に使ったいつぞやの『怪しげなクスリ』は奥瀬の嘘だったが、
これは正真正銘ネットで入手した『怪しげなクスリ』だ。
「一応合法ドラッグっていう謳い文句だからね」
『謳い文句』をそのまま信じるほどおめでたくはできていない。
奥瀬あたりが言った言葉なら信じることもできようが、増田の口から出たと言うだけで全く逆の意味に聞こえる。
『合法かどうかは怪しいモノだけどね』
言外にそう匂わせているようだ。
「しどけなく横たわる浴衣の君もなかなか悪くないね」
増田は眺めながら目を細める。
「ふっ…ざ…けん……な…」
「どうしてここに来たのか訊いたよね」
増田が言葉を続ける間も動悸がし、息は切れ、嫌な汗が背を伝う。
「君がいるからと言ったのはまんざら嘘じゃない。
君は警戒心が強くてなかなか隙を見せてくれないからね。こんな時でもないと…」
増田はつつーっと、喉元から腹にかけて身体の中心を人差し指でなぞった。
それは何倍にも増幅されて感じられる。
900風と木の名無しさん:02/07/16 08:09 ID:EcNGzyGJ
「さ、触るな……」
パシンと軽く新人の頬を叩いた。
注意を自分に向けさせる程度で普通なら痛みもない。
「社会に出たら口の利き方には気を付けた方いいね。そう習わなかった?」
しかし神経がむき出しのような今の新人にとってはそれもかなりの痛みに変わる。
痛みに顔を顰める新人を増田は笑って見下ろし、触れるか触れないかぎりぎりのところで今度は顎を撫でる。
「は…っ…うあ…」
触れられたところが痺れ、それは全身へと広がっていく。
「随分辛そうだね」
下着越しに股間を撫で上げられると電流が走った。
「うっ…アアッ!」
新人の口から艶めいた声があがった。
「なかなかそそられるいい声だけどね。あまり大きな声を上げない方がいいよ。隣で青柳君が寝てるからね」
新人はハッとしたように唇を噛んだ。
「僕は構わないけど、君はこんな痴態を見られたら困るんじゃない?ああ、君にとっては醜態かな。君はプライドが高そうだから」
増田は乳首を軽くつまみ爪を立てる。
「!」
声にならない悲鳴を上げて新人の身体が反り返った。
901風と木の名無しさん:02/07/16 08:11 ID:EcNGzyGJ
どんどん熱くなっていく身体に息が上がる。
増田に何か言い返したくても呂律が回らない。せめて睨み返したくてもそれすらできない。
眉根をよせ、ギュッと目を閉じて波のように寄せる恐ろしいほどの快感をやり過ごそうとする。
「…っ!」
ほんの少し触れられただけで身体が跳ねる。
身体が勝手に暴走を始める。
薬物の効果がこれほど自分の意志を無意味にしてしまうものだとは思っていなかった。
より強い意志さえ持っていれば抑えられるのではないかとどこかで思っていた。負けてしまうのは意志が弱い所為であると。
その認識の甘さを今こんな形で思い知らされるとは思ってもいなかった。
考える余裕すらなく、いや、その前に身体は勝手に脊椎反射に近い反応をしてしまうのだ。
「もう少しの我慢だよ」
耳元で囁く増田の息も、額にかかる自分の髪の毛すら刺激に変わる。
「じきに感じすぎて声も出なくなるからね」
恐ろしげなことを真綿にくるんでさも優しげに吹き込む。
「……っ…」
増田がビールをひと垂らし垂らした。
「…イッ…」
落ちた瞬間は痛みに近い。
胸から腹へと流れると虫が這い回るような感触に鳥肌が立つ。
それを増田は掌で愛撫するように塗り広げる。
「ん…んん…っ」
声が漏れそうになるのを血が滲むほど唇を噛んで堪えた。
「そろそろ解放してあげようか」
新人の反応を楽しんでいた増田が新人の下着を下げて張りつめたものを出した瞬間、下着にこすれた刺激で射精してしまった。

一度いってしまうと後はなし崩しだった。
902風と木の名無しさん:02/07/16 08:17 ID:EcNGzyGJ
「うっ…!」
「…三回目」
増田は少し離したガラステーブルに行儀悪く腰掛け新人が熱い塊を吐き出す様を眺めていた。
もう全ての刺激が快感に変わる。見られていることすら。
尋常ではない汗が流れ、その流れる汗も刺激になり、快感へと変換される。
そしてそれは確実に新人から思考力を奪っていくのだ。
増田の言うとおり、声もろくに出ない。短く息を吐き、酸欠状態の鯉のように口をパクパクさせただ喘ぐ。
視界がぼやけて焦点が合わない。
なのに何故か増田の嘲笑めいた顔だけははっきりと認識できる。
「はぁっ……ぁっ…は…」
飲み込み損ねた唾液が顎を伝う。
これ以上ない醜態だった。
薬による不可抗力だと言ってしまえばそれまでだ。しかし。
増田が伸ばした足先でほんの少し刺激する。それだけで。
「…っ!」
「四回目」
あまりの悔しさに閉じた目から涙が滲んだ。
「泣くほど気持ちいいかい?」
増田は容赦がない。
903風と木の名無しさん:02/07/16 08:18 ID:EcNGzyGJ
「汗と涙と涎と。…ぐちゃぐちゃだね」
増田は立ち上がると新人の顎を掴んで上を向かせた。
唇が降りてくる。
新人は顔を背けた。
しかし増田は強引に自分の方に向けると唇を重ねた。
舌が割って入り口腔内を犯される。
(噛み切ってやる)
気持ちはあるが力が入らない。
口の中でさえ性感帯になってしまったようだ。
次第に脳内をも浸食されていく。
「…ん…う……っ」
覚えのある感覚が這い上がり身震いさせると、増田は身を起こし唇を拭った。
「五回目」

体も心も悲鳴を上げているのに暴走は止まらない。
過ぎた快感は苦痛でしかない。意志に反する悦楽は屈辱でしかない。
『許してください』『助けてください』
少しでも気を抜けば懇願してしまいそうになる。
それだけはできない。最後のプライドだった。

904風と木の名無しさん:02/07/16 08:22 ID:EcNGzyGJ
今日はここまでー
この次で終わらせますのでもう少し許して下さい
続きは後で・・・
905風と木の名無しさん:02/07/16 10:12 ID:irpJs2Yo
キャーッ
太郎ちゃんギネスに挑戦ーっ。
906風と木の名無しさん:02/07/17 00:48 ID:Lt5QIfc6
鬼畜増田age
907風と木の名無しさん:02/07/17 00:55 ID:7n12R3H7
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
908風と木の名無しさん:02/07/17 01:15 ID:kG9x5Jx0
新人タソ(;´Д`)ハァハァ
909風と木の名無しさん:02/07/17 21:12 ID:zRpjB5yh
キタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━!!!
910903続き:02/07/18 08:26 ID:5AOtYdqf
どれほどの時が過ぎたのか。
荒れ狂う嵐が過ぎ去り身体がやっと少し落ち着きを取り戻してきた。
ゆっくりと深い呼吸を繰り返し息を整える。
「薬もそろそろ切れる頃だね。最後にもう一度だけいかせてあげようか」
増田は手首を固定していたタオルをほどいた。
(かなわなくともせめて一発殴ってやる。騒ぎになってもかまうものか)
新人は解放された腕を増田に向かって振り上げた。
しかし、振り下ろす前に増田にかわされる。
「まだそれだけの元気が残ってるとは驚きだね」
増田は呆れたように言うとそのままガラステーブルに新人の上体を俯せに押しつけた。
「でも、まだ薬は効いてるんだから無理はよくない」
「ちっ…くしょ……」
増田は浴衣の裾を捲り上げると下着を新人の足から抜いた。
露わになった谷間にローションを垂らす。
「…な…ん…?」
わけの解らない薬を使われた気がして、顔だけで振り返った。
「そんなに怯えなくてもただのローションだよ」
増田は笑う。
「だ…誰が…おびえ…て…!」
「じゃあ、じっとしてるんだね」
新人の頭を押さえつけた。
911風と木の名無しさん:02/07/18 08:29 ID:5AOtYdqf
「初めてじゃないよね」
決めつけるように確認すると増田はいきなり指を奥まで突っ込んだ。
「うあっ!」
息が詰まりそうになる。
「だから、声は出さない方がいいって」
そう言いながらも刺激は止めない。
さっきまでは声すら出なかったが身体が落ち着いてくると今度は喘ぎ声が抑えられなくなる。
新人は指を口に入れ声を押し殺した。
「せっかく寝てる青柳君、起こしちゃ可哀相だろ」
もしも青柳が起きてきて、この障子が開けられたとしても増田は眉一つ動かさないでこの行為を続行するのだろう。

増田は指を引き抜くと、封を切った見覚えのある薄っぺらい小さなパッケージを目の前に放ってよこした。
これから犯すことを宣言するかのように。
どこまでもどこまでも嫌な男だ。
空のパッケージを振り落とす間もなく増田が侵入してきた。
912風と木の名無しさん:02/07/18 08:31 ID:5AOtYdqf
(う…ああぁっ)
圧倒的な充足感に声が出そうになり、握りしめた拳を噛む。
ゆっくりと出し入れを繰り返されると神経が焼き切れてしまいそうな程の快感に気が狂いそうになる。
増田が視界に入らないことがただ一つの救いと言えば救いだった。
「これだと君からは僕が見えないからね。まだマシだろう」
増田はそれすらも奪っていく。
一瞬新人は増田に殺意さえ覚えた。
増田の動き似合わせ腰を動かしている自分を新人は最悪な気分で自覚した。


増田が身体から出ていった後、新人はずるずると床に落ちてしばらく動くことができなかった。
ぐったりと身体を投げ出し肩で息をする。
「立てるかい?」
増田の伸ばした手を新人は乱暴に振り払った。
「それだけ動ければ上出来」
ぼろ布のようになった身体を引きずり起こしてなんとか立ち上がる。
「もう少し休んでもいいんだよ」
一分一秒でもこんな男のそばにはいたくない。
「温泉にでも入って薬を完全に抜いておくんだね。その前にシャワーを浴びた方がいい。僕の分の浴衣使っていいからね、僕は使わないから」
親切ごかした増田の声を背中で聞きながら、ふらふらとおぼつかない足許で新人は部屋に備え付けのシャワールームに入った。

913風と木の名無しさん:02/07/18 08:34 ID:5AOtYdqf
喫煙所のソファで新人は空になったタバコの箱を捻り捨てた。
朝食の時に持ってきたときにはまだ半分ほど残っていた。
吸い殻が灰皿に山になっている。
夕べは悔しさと、身体に燻る薬の余韻でほとんど眠れなかった。
体力の限界で、明け方うつらうつらしたところを青柳に朝食だと起こされた。
新人は自販機に向かいフロンティア・ライトのボタンを押す。
新しい箱から一本をくわえライターで火を点けようとするがつかない。ガスがなくなったらしい。いらいらと幾度か試して諦める。
「チッ!」
忌々しげに舌打ちしたところに手が伸びてきた。
「ほら、火」
新人は驚いて振り返り、思わずその手を振り払おうとする。
「……あ、山村…さん」
山村がライターを差し出ていたのを見てほうっと息を吐いた。
「どうした?幽霊でも見たような顔だな」
「いえ…」
振り返った拍子に落としたタバコを拾う。
「ほら」
「どうも……」
山村のライターに顔を寄せてタバコに火を点けた。
新人に火を貸した山村はその手で自分のタバコにも点けた。
914風と木の名無しさん:02/07/18 08:35 ID:5AOtYdqf
「部屋で吸うと奥瀬が嫌うんだよ」
山村はぼやく。
「喫煙者には肩身の狭い世の中だよなあ」
吸い終えると山村は『やるよ』と100円ライターを新人に投げて部屋に戻っていった。
新人はソファに腰をおろすと二本目のタバコに火を点けた。
そろそろ時間だよと奥瀬が呼びに来た頃には吸い殻の山が二倍になっていた。


「奥に座らせてもらっていいですか?」
帰りの新幹線で新人は青柳に言った。
青柳と新人が並びの席で、他の三人は通路を挟んで隣の四人掛けに座っている。
「ああ、構わないけど」
珍しいこともあるものだと青柳は思った。
こんな風に新人が自分の希望を言うことなど滅多にない。
「すいません」
青柳が何か話しかけようとする前に新人は腕を組み、窓際に頭をもたせかけると早々に目を閉じた。
十分もしないうちに新人からは静かな寝息が聞こえてきた。
人の寝顔は眠気を誘う物らしい。
青柳はあくびを一つするといつしか眠りに落ちた。

915風と木の名無しさん:02/07/18 08:37 ID:5AOtYdqf
「何をやった」
山村は新人を視線で示した。
「何って?」
増田は雑誌から目を離さずに聞き返す。
「とぼけんなよ。あんなにピリピリしてるあいつは初めてだ。それに明らかにお前を避けてるだろ」
「あの子が僕を嫌ってるのは今に始まった事じゃないし、不愛想なのも最初からだろ」
「今朝、後ろから話しかけたら過剰反応されたぜ」
「過剰反応ねえ…」
「何をやったんだ?」
「別に、ちょっとからかっただけだよ」
(からかっただけでアレかよ)
山村は新人のくわえたタバコが小刻みに震えていたことを思い出した。
しかし”増田は”からかっただけの”つもり”なのかもしれない。
山村は新人に少し同情した。
「何の話?」
席を立っていた奥瀬が戻って来た。
「いや、旅行が楽しかったって話」
増田は雑誌を閉じて窓外に目をやった。
遠くにビルの林が見えてくる。
自分たちはそこに帰るのだ。
「そうですね」
何も知らない奥瀬が同意し、同じように窓に目を移した。

のどかな自然を離れ都会の喧噪の中に戻っていく。

休暇は終わりだ。
916風と木の名無しさん:02/07/18 08:46 ID:5AOtYdqf
自分でageてしまった(恥ずかしい

これで温泉in業者おわりです
長々と失礼しました。
新人君がかわいそうなまま救いもなく終わってしまった…
ごめんなさい
どなたか新人君に救いの手を(w
 |)彡サッ
917風と木の名無しさん:02/07/18 10:17 ID:wo0CzHyo
>916タン、アリガトー。
なんだか高原の温泉にでも行きたくなったよ。
918916:02/07/18 17:05 ID:5AOtYdqf
間違い
×温泉in業者
○業者in温泉
今度こそ逝きます
919風と木の名無しさん:02/07/19 01:39 ID:Taxbl/VQ
>916タン
鬼畜な増田タン、サイコー!

間違いの温泉in業者 も(・∀・)イイ!と思うでつよ!
業者タンのなかの温泉・・・温泉カンチョウ〜(;´Д`)ハァハァ
新人タン、更なるクツジョク(w
920風と木の名無しさん:02/07/19 07:53 ID:JWmXg8SD
太郎ちゃん(;´Д`) ハァハァ━━━━━━(;´Д`)━━━━━━(;´Д`) ハァハァ !!!!!
921風と木の名無しさん:02/07/21 03:59 ID:CkPgr4wd
下がりすぎage
922風と木の名無しさん:02/07/21 11:25 ID:GC4nFFrq
ホントいいかげんにしてほしい
923風と木の名無しさん:02/07/21 17:19 ID:FDLcM1eT
>922

業者さんでつか……?

奥瀬サンか新人クンかなー。
924風と木の名無しさん:02/07/21 20:33 ID:i705/cs9
>>923
あっちこっちに貼られてめざわり
925風と木の名無しさん:02/07/21 21:14 ID:CkPgr4wd
業者さんがめざわりってことなのかな?
でもここは業者さんを歓迎するスレなんで・・・
926風と木の名無しさん:02/07/22 15:55 ID:2wVn2T7G


    ヽ / /⌒\          \  | /
   /ヽヽ|/⌒\ii|\       \      /
 / /ヾゞ///\\|    ――  (´∀`)  ―
 |/   |;;;;;;|  \|         /      \
       |;;;;;|              / |
       |;;;;;|
       |;;;;;|     ∧∧    夏休み 海でマターリ
       |;;;;;|     (,,゚Д゚)    職人さんガンガレ〜!
       |;;;;;|    ι_つ       。    
       |;;;;;|    (___)  __/
    ..../......\....,,,,,..U U.....,,,,[iii◎[].......,,,
                        ヽゞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
           夏休みsage保守
927風と木の名無しさん:02/07/22 16:49 ID:U6CwBBYs
現役女子高生グラビアも解禁!人気アイドル続々登場!ヌードルの裏まで見放題!
http://www.graphis.ne.jp/
928風と木の名無しさん:02/07/22 16:57 ID:W+UIJnnK
>926
夏らしいAAだね
929風と木の名無しさん:02/07/22 17:42 ID:2S1uk3Lx
>>927
業者さんのグラビアもこの際解禁しちゃってください!
930風と木の名無しさん:02/07/23 21:03 ID:Uf2kk1+l
一日一保守
931風と木の名無しさん:02/07/26 00:44 ID:07LrP1Bc
      .   .
    ・ .  .+.
   +  . 。  . 
  . ・ o . . . o +
 ・    : :   :
  ・ .   : . .:   ・
 
 
         夏祭でガンバル職人さんたちを
         ぼくらで見守っていこうね! 
           ∧∧ ∧∧
          r(   )(   )
          し  |(|  |)
              |  |. |  |〜
          ∪∪ ∪∪
  夏祭までガンガレ職人さん保守sage
932風と木の名無しさん:02/07/26 20:08 ID:qmGXoN+w
業者さん降臨期待age
933風と木の名無しさん:02/07/28 14:33 ID:nAUzPf6B
保守age
934風と木の名無しさん:02/07/29 11:46 ID:DrWKuVuz
今更でつが…。




太郎ちゃん(;´Д`) ハァハァ
こんなぎすぎすした二人でも、実は純愛だったらどーしよう?と言ってみる罠
935風と木の名無しさん:02/07/29 12:22 ID:PjY1IHqQ
>934
純愛!!!(w
太郎ちゃん、好きだから反撥しちゃうのですね。
てゆーか、それ以前に、自分の気持ちがわかっていなかったり・・・
でも、もしそうなら、太郎ちゃんの片想いが(・∀・)イイ!
マスダさんは孤高であってほしいです・・・。
936風と木の名無しさん:02/07/30 20:31 ID:VjPnYcRM
純愛太郎ちゃんage
937マララー ( ・∀・) ◆sGoKbSE. :02/07/30 20:41 ID:IFrfSItm
広告業者ぐらい嘲笑して軽く流すくらい出来ないのか・・。
どうせ直ぐに規制情報に晒される運命だしな。
938風と木の名無しさん:02/07/30 22:19 ID:Xp/wR3LY
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とりあえず出会いを楽しみましょう。

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939風と木の名無しさん:02/07/31 10:15 ID:qVwTldOo
業者タン、いらっしゃい。
940風と木の名無しさん:02/07/31 15:40 ID:w7vwCWam
業者たん、降臨中
ageとくよ
941風と木の名無しさん:02/08/02 16:53 ID:y8Xr2ReO
保守だー。
942風と木の名無しさん:02/08/04 01:02 ID:ZibHfBaH
業者さんキテキテage
943風と木の名無しさん:02/08/05 01:29 ID:qDDX+aIa
下がってるからageときます。
944風と木の名無しさん:02/08/05 11:04 ID:OxFaM7LA
職人さんたちはきっと夏コミで忙しいのね。ぐっすん。
945風と木の名無しさん:02/08/06 07:18 ID:qeOisGVi
だから、留守はしっかり守りましょー。
そろそろお引っ越し?
946風と木の名無しさん:02/08/06 22:16 ID:TkmKr8y+
そろそろです。
947風と木の名無しさん:02/08/07 12:13 ID:eZ0cQi6Z
======
 \  \  \ \
\_\_\_\_\
|| |  海ノ家   |
|| |______|     ___
||             //    /
||             // ギ /
||  ∧ ∧       // コ /
||  (*゚Д゚)      // 氷 /
||  /つ つ▽~  //__/
||〜( つつ    //
 :: *  :::  *  :::  *
  ::  *  ::  *  ::  *
暑いので職人さん達に氷の差し入れです
 950踏むのがこわいチキンのsage保守
948風と木の名無しさん:02/08/08 21:11 ID:KcvZaaej
下がりすぎage
ついでに保守
949風と木の名無しさん:02/08/09 04:06 ID:HyAZw6zU
,,,人_,,,人人_人人_,,人人
<                >                     
< 今だ!949番ゲットォォォォ! >     _  _
∠                >  ____/_//_/              
  ̄Y''' ̄Y ̄Y '''Y'' ̄YY ̄Y'''  /____  /  ___________________   _  _  _
         ∨          _____/ / /___________________/ /_//_// /
          ゜         /______/                /_/
   ゜   ゜    。        
   /゛////_.. 〃   ゜     
  く    ∧∧  ) ゛゛゛\,,_______ _,,  _ ...,,       
   ゝ⊂(Д゜ 〇 _`つ ......... ............................. ..............    ・…∵...・・ ・
   く  ....... .......... :::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'' ̄ ~"            
  ゜ \,|'\゛∨  ̄゛ ~   ゜  
      ゜  。  ゜  。
950を踏まないようにsage保守
950風と木の名無しさん:02/08/10 01:38 ID:My/OM52m
スレたて、初挑戦してもいいでつか?
951950:02/08/10 01:56 ID:My/OM52m
952950:02/08/10 01:58 ID:My/OM52m
さげ忘れ。
USBケーブルに巻かれて逝ってきまつ。
953クールダウン・1:02/08/12 00:53 ID:RHgpnT4H
「何やお前ら、えっらい寒ぅ……こらたまらんわ。外に出たら溶けてなくなるんやないか?」
 威勢の良い声とともに入って来た男は、広い肩を縮こまらせてぶるりと身体を震わせた。
 見慣れない顔だ、と、新人は珍しく興味を抱いた風に、今まで作業をしていたパソコン
のモニターから視線を外し、オフィスの出入り口の方へと肩越しに視線を送る。
 白いワイシャツが汗を吸って肌に張り付いている。長い足を包むスラックスも、どこか
皺を浮かべて大儀そうな雰囲気だった。そういえば、夏だ。そう考えてみれば、ビルの中
に居る自分がガンガン冷やされた空気に慣れてしまっているだけで、外から来た者にとっ
ては、ここは冬とも見間違う程の寒気が渦巻いているのだろう。
 昼日中、酷暑という言葉に相応しい日差しに照りつけられた熱いコンクリートの上を歩
いてきた男は、窮屈そうに締められたネクタイを緩め、襟首をくつろげると、やっと安ら
いだように男らしい眉を緩めた。
「……はー、やっと落ち着いたわ。今度は風邪引きそうやけど」
 一人でも、よく回る口だ。口数の少ない青年には聞くだけで疲れてしまいそうな程に。
 呆れ混じりの緩い視線で、新人は男の姿をその目に捕らえ続ける。きっちりと固められ
梳かれた頭髪が、僅かながら乱れて額に張り付いているのを男は鬱陶しげに掻き上げる。
(……あ)
954クールダウン・2:02/08/12 00:54 ID:RHgpnT4H
 驚きの込められた瞳が、大きく見開かれる。長い指先が長めの前髪を梳く、その手に巻
かれているのは、ブレゲのアエロナバル。カタログで見た限りだが、九十万は下らない筈
だ。少々羨ましくなり、しみじみと逞しい腕を注視してしまう。……そんな風に見ていれ
ば気付かれるもので、視線が合ってしまった。慌てる間もなく、男は大きな口を緩ませて
笑う。好事家同士の混ぜ合いといったような、青年の視線の意味を、はっきりと理解した
微笑みだった。『これだろ?』と言わんばかりに時計の表面を長い指が叩く。何の疑問も
なくこくこくと頷いた自分に、青年自身が驚く。
(大型犬って、感じだな)
 見かけのいかつさにはよらず、穏和な性格をした男のようだ。すこし垂れ気味の眦が余
計にそう感じさせるのかも知れないが、少なくとも警戒心を抱かせないタイプの人間では
ある。……青柳のような、どこか無知(というか無垢というか)な警戒心の無いタイプと
はまた違った意味での、評価だが。

「福井さん、珍しいですね」
 そんな声の無い交流を遮って、どこかおっとりと話し掛けたのは、薄手のカーディガン
を羽織った奥瀬だった。その優しい造作に見合わない堅物そうなイメージは、太い
フレームに縁取られた野暮ったい眼鏡のせいだろうか。しなやかな背はすっきりと伸び、
たたずまいは良家の子息を思わせる。細く繊細な指を持つその手には、湯気を立てる
コーヒーの入った紙コップが握られていた。
「おぉ、奥瀬ちゃん久しぶりやなぁ。なんや、別嬪さんがもう一人増えてるやないか」
 二人の視線が、こちらを向く。振り向きざまの姿勢で男を見遣っていた青年は、斜め後
ろから届く奥瀬の視線に押され、どこか気まずそうに軽く頭を下げた。ひょろりと縦方向
にばかり伸びた背と、長い手足がいかにも今時の青年という感じだ。色素の薄い髪と、夏
場にも変わらず生白い肌はどこか季節外れな涼しさを見る者に与える。やたらとベルトや
らバンド系の装飾の多い、ボンデージ風の白い上下が、怠惰な表情にやたら似合って危う
げに見えてしまうのは、見る者の職業柄なのか嗜好の問題なのか、はなはだ疑わしい。
955クールダウン・3:02/08/12 00:56 ID:RHgpnT4H
 福井の興味深げな表情に気付いてか、困惑気味の新人の様子を気遣ってか。微妙な間の
横たわる二人をフォローするように、奥瀬が新人に声を掛ける。
「……そういえば、太郎は初めてだったかな。こちらはうちのお得意様で、福井 敏さん」
「なんや君、太郎ちゃんて言うん? 今風な格好やのに、古風な名前やなぁ」
 感心したような声を上げる男に、何となく嫌そうな顔をして、新人は一応の訂正を試み
る。
「……ほんとは違うんですけど、名前」
「ほな、何でそう呼ばれてるん?」
「さぁ……?」
 本当は分かっているが、己から申告するのは余りに情けない内容なので、それとなく
誤魔化した返答になってしまう。
 流石に、『変態太郎』なんて阿呆な言葉を、説明とはいえ初対面の人間相手に言うのは
不味かろう。
「……まぁ、君が納得しとるんなら俺が気にせんでもえぇやろうけど。宜しゅうな、太郎
ちゃん」
「……はぁ、こちらこそ」
 やや引きつりつつも、どうにか笑みを浮かべた新人の様子に、奥瀬の目も和む。いつも
の調子でつんけんと対応されるかと内心肝を冷やしていたが、流石に顧客を相手に絡む程
には子供では無かったようだ。
「大阪来た時には遠慮なく俺の事呼んだり。えぇとこ連れてってやるし。ほんだら、今度
ゆっくりとな」
956クールダウン・4:02/08/12 00:57 ID:RHgpnT4H
 これ名刺な、と半端な笑みを浮かべたままの青年の手に紙片を押しやり、大きな手で頭
を乱暴に撫でる。セットが崩れるなぁ、など、暢気な感想を頭に浮かべつつも、突然の
接触を嫌がらない自分に、内心首を捻る。
 鬱陶しいとか、邪魔臭いとか。そんないつもの反応を忘れた自分は何なのか。
(……まぁ、どうでもいいけど)
 芽生えた感情を押さえ込むように、新人はそれ以上の追求を止めた。
 面倒なんていつだって抱えたくない。それが、彼の信条だからこそ。

 とりあえずのぼせ上がった頭の冷えるまで、問題は放っておこうと、そう思ったのだ。
957風と木の名無しさん:02/08/12 04:57 ID:BoMfsci7
前スレ読んでキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
>15の職人さんありがとー。
関西弁萌えーですた。
958風と木の名無しさん
職人さんコミケいかがでしたかー
つづき楽しみ応援保守