929 :
697受:02/02/04 10:51 ID:aFNcmzIN
緊張の糸が途切れた697は、うつろな視線を宙にさまよわせ
た。頑なになっていた分、屈した時の反動もまた大きかった。
関西弁の男が再度ぬるま湯を注入しても、逆らわずに促され
るまま排泄する。
矜持と羞恥も一度目の時に一緒に排泄してしまったのかもし
れない。自分の排泄物に満たされた容器が、関西弁の男から
青年へと手渡されるのをぼんやり眺めている間に、排泄中に
跳ね返ったもので汚れた下肢を痴漢が拭き清めていく。
熱いタオルは、度重なる緊張に疲れた体には心地良かった。
ため息をついて目線を舞台の下へやれば全員が相も変わらず
性交に没頭している。697の自尊心を打ち砕いた凄まじい音
や臭気も彼らの性欲を減退させなかったようだ。
痴漢と関西弁の男も同様らしい。立て続けに排泄を強要され、
大量の物が急激にくぐり抜けたせいで熱くひりついたそこに
ローションを塗り付けていじりだした。
「あぁ、ちょお腫れとんな」
冷たいローションが熱をもった蕾に心地よかった。関西弁の
男が言うように多少腫れてきたらしく局部は鈍く痺れ、触れ
られても膜一つ隔てているような感じだ。
しかし、流石に指を入れられれば気が付く。
697が放心していた隙を突くようにして、今度は一度に2本
入ってきた。入れたのは関西弁の男らしく、697の奥を指で
犯しながら笑いかけてくる。
「痛ないやろ?」
軽い口調とは裏腹に、指の動きは徐々に激しくなっていった。
930 :
697受:02/02/04 10:53 ID:aFNcmzIN
最初は入れた指を小刻みに揺すっていただけだったが、やが
てゆっくりと回転させて、少しずつ広げにかかった。揃えら
れていた指は一本ずつ異なる動きを始め、中で曲げられては
引き抜かれる。
くちゅくちゅと濡れた音をたてながら、697の秘門は押し広
げられる。次いで指が1本増えたが、それは痴漢の指だった。
「痛かったら、そう言いなさい」
あんな痛い事をしておいてどの口が言うのだと問い詰める気
力も無い697は、特に肯きもせずに目を閉じて顔を背けた。
3本の指は入り口付近で蠢き、奥の方に入る気配を見せない
ままで不意に抜かれた。
このまま犯されると思っていた697だったが、下肢の周りの
空気がほんのりと暖かくなった事に気付いて目を開けた。
何時の間にか男が二人、増えている。524と666を撮影して
いた男達だったが、一人はカメラをライトに持ち替えていた。
二人とも697の股間を取りやすい位置に立っているが、697
を犯すだろうと思われた痴漢と関西弁の男はどちらも分娩台
の脇に立って股間を覗き込んでいる。
カメラマンによる嵌め撮りかと予想をつけた697だったが、
明らかに生身ではない冷たく固い感触に、器具を入れられる
のだと悟った。
ローションで濡らされているらしく、ぬるりと697の中に
すべりこむ。てっきりバイブだと思っていたが、圧迫感はす
ぐに去り、大した長さが無いことが判った。ローターだった
のかもしれない。
931 :
697受:02/02/04 10:54 ID:aFNcmzIN
痴漢と関西弁の男によって十分にくつろげられていた秘肉は
やすやすと異物を飲み込み、697は何の痛みも感じなかった。
「よっしゃ、上手にでけたな。その調子や」
関西弁の男が頭を撫でるのを疎んじてゆるく首をふった697
だったが、また一つ冷たい物が押し付けられて身を固くする。
「楽にしていればいいから」
痴漢が697の肩を叩き、二つ目のそれを押し込む。球形らし
く、肉を押し広げられる感覚はごく短い時間で済まされる。
直径までは判らないが、697が少年達に度々使ったアナルビ
ーズより大きいのは間違いない。
三つ目を数えると、流石に強い圧迫感を内部に覚える。過去
に直腸を傷つけて、しばらく出血が止まらなかった少年のこ
とを思い出し、自分もそうなりかねないと気付きぞっとする。
「これで全部や」
697は、このまま直腸を破られるのかと危ぶんでいたのだが、
四つ目の訪れはないらしい。深々とため息をつく697だった
が、男達は更に彼を追いつめようとした。
「一つずつ出すんだ」
痴漢が下腹を撫でながら命じる。
「指示を待たずに続けて出したら、最初からやり直し」
「落ち着いてやれば、ちゃあんとでけるからな」
二人を見上げて首を振ったが、笑顔のまま酷い要求を繰り返
すばかりで、697は逃げ道が存在しない事を改めて知る。
「慌てなくていい。まずは一つ目から」
697の下腹を、痴漢の手が押さえた。
932 :
697受:02/02/04 10:55 ID:aFNcmzIN
2度の浣腸で空に近かった腸内に異物を詰め込まれ、3度目
の排泄を強いられて、697は気が遠くなりかけた。普段とは
比べようもなく判断力の衰えた状態で二人の言葉に従い、
一つ目を出そうと腹に力を込める。
乾いた音が二つ続いて、球がかなり軽い物であることと、最
初から失敗したことを告げた。
「んー、ちょい力み過ぎやな」
関西弁の男はローションを新たにかけてぬめる球を697の体
内に戻した。
「一つ目が出そうになったら、すぐに締めるんだ」
お前はやったことがあるのかとも言い返せずに、697は息を
つめて球を出そうとした。出口が広がるのを感じて尻に力を
入れたが、今度は出かかっていた球も引っ込み、一つも出せ
ずに終わる。
途方にくれる697の手を握り、痴漢が耳元で囁いた。
「手を握った時に締めろ」
697はこの時初めて痴漢が低く滑らかな美声の持ち主である
ことに気が付いた。自分より大きな掌に包み込まれ、冷たく
なっていた指先が温められる。
「もう一回な?」
関西弁の男は足首から脹脛にかけて揉みほぐし、強張ってい
た697の下肢を労わった。
深呼吸をしてから、697は何度も息を詰めて球を排出した。
肉の門が広がり、痴漢に手を握られてすかさず力を入れる。
音が697の耳に届き、無事に一つだけを出せたことを知った。
933 :
697受:02/02/04 10:56 ID:aFNcmzIN
微妙な位置にある時に後ろを締めたため、ぎりぎり出さずに
すんだ二つ目が内壁を刺激して697を喘がせる。
「二つ目」
痴漢の声に、力を入れる箇所に注意しながら二つ目を出す。
今度も成功したが、締めた時に三つ目が思ったよりも奥にあ
ることに気付いた。
その後、いくら力んでも球は降りて来ず、697は焦った。
「どないした?出てけえへんのか?」
何度も試みては失敗し、呼吸を荒げる697に関西弁の男が
声をかける。それには耳を貸さず、697は深く息を吸い込み
もう一度やり直そうとした。
「あぁ、奥にいってもうたんか。出したるからちょお待てや」
関西弁の男は撮影している二人をどかせると、697の奥に手
を伸ばした。掌が蟻の戸渡りに当てられたかと思うと、一気
に指が挿入される。それまでの経験から、3本まとめて入っ
たのが分かった。
「ちゃんと出したるからな」
今までに無く広げられ、奥深く入る関西弁の男の指に697は
衝撃を受けた。これほどの太さを受け入れて痛みも無いどこ
ろか、中を探るために内壁を擦られるのに感じてしまった。
球にも刺激をうけた其処がどういうところか、697とて知ら
ない訳ではない。
後ろで快感を得た事に愕然とする697の内部を、子細構わず
関西弁の男が抉り続け、更に深い所へと進む。
「あ、あったわ。」
934 :
697受:02/02/04 10:58 ID:aFNcmzIN
関西弁の男がようやく見つけた頃には、697は唇を半ば開い
て浅い呼吸を繰り返していた。時折歯を食いしばっては痴漢
に噛まされた物に顎を押し返される。事前に入れられたそれ
が無ければ、いつ舌を噛み切ってもおかしくは無かった。
今後の人生を憂えて自殺を図るのではない。男達が施す行為
の一つ一つに打ちのめされて、いっそ舌を噛んで死んでしま
えばこの場から逃れられるのにと何度も思ったからだ。
今も、かなう事ならこのまま死んでしまいたい。
浅ましくも立ち上がりかけた物を視界に入れたくなくて697
は固く目を閉じた。脈打ち始めたそれに男達が気が付かない
筈がない。嘲笑により、更に傷つけられることになるだろう。
関西弁の男も、わざと時間を掛けて697を弄んだに違いない。
今も球は抜いたのに関西弁の男の指は入り口付近に留まり、
秘肉を弄くり続けている。
前立腺に触れないようにしながら、浅い部分をこねて、どん
どん広げていく。このままでは拳が入るほど広がるかもしれ
ない。それも嫌だが、一番恐ろしいのはもっと奥を掻き混ぜ
て欲しいと697自身が願い始めている事だ。
長い間、犯す側であり続けた。少年達の固く閉じた肉に自分
の怒張をこじ入れ、激しい律動でその身を引き裂くのを何よ
り好んだ。697が勃起するのに必要なのは少年達への加虐と、
傷を負った彼らの流す涙と血、苦痛を訴える悲鳴だ。それら
に興奮したら、きつく締め付ける肉の筒に入れればいい。
挿入時に首を絞めると中が締まる事を知ってからは、殺して
しまわないよう注意しながら楽しんできた。
935 :
697受:02/02/04 10:59 ID:aFNcmzIN
少年達に肉体の快楽は必要ない。彼らは697に奉仕できると
いう幸運に巡りあえたことを素直に喜んでいれば良い。
そうやって選民たる自分に相応しく下民共に仕えさせてきた
697が、潰れかかった映画館でどこの馬の骨とも知れない男
達に、神の与えたもうたこの美しい体を蹂躪されている。
下民の快楽を満たすばかりでなく、自分の体もまた彼らの薄
汚い手により快感を得始めているのが何より許し難い。
選ばれた存在の697が、こんな酷い仕打ちを受けるいわれは
ない筈だ。しかし選良の証の美しい肢体は、697を裏切って、
より強い刺激を求めて勝手に動き始めている。
関西弁の男の指をより深くに呑み込もうとして、腰を浮かせ
たが手足を拘束されていては大して動けはしない。そんな自
分の痴態が脳裏をよぎると、いっそ死にたいと思う。
しかし、そう思う傍らで、そんな淫らな自分もさぞ美しいに
違いないとの確信も持っていた。高貴な自分が陵辱されてい
るという、被虐の喜びも心のどこかに芽生え始めている。
早くしないと、自分が自分でなくなってしまうかもしれない。
だが、一刻も早い終焉を願う697を更に苦しめようとしてか、
男達が行動を起こす気配は全く無かった。
不本意ながらも腰を振る自分を男達がどんな目で見ているか
直視するのが嫌さに目を閉じていた697だったが、終局を
促すためにも、やむを得ず目を開けた。
股間に撮影者二人の姿は既になく、痴漢と関西弁の男の二人
がそこにいた。目を閉じる前と異なるのは、697を掻き回す
指が何時の間にか痴漢の物に変わっていた事だった。
936 :
697受:02/02/04 11:00 ID:aFNcmzIN
それだけではない。両者ともファスナーをおろして屹立を
晒し、片手で扱いている。
「な、何をしているんだ」
「見たまんまや。先生オカズにしてせんずりこいとる」
関西弁の男が笑いながら697の髪を空いた手で梳く。その穏
やかな手の持ち主が、697の目の前で男根を握り締めている
男だとは俄かに信じがたい。
顔から30cmと離れていない所にあるそれは、服の上から
697が想像していた物を遥かに超える逞しい代物だった。
その性体験の殆どが未成年者相手だった697が、大人の男の
ものを見慣れていない事を差し引いても余りある逸物だ。
長さや太さもだが、しっかり剥けて色素も沈着した堂々たる
一物を、697の好む少年達が持ち得る訳もない。わかっては
いても、その風格には圧倒される。
固くそそり立つ肉柱は、697をまさぐっていた大きな手に扱
かれて、先端から汁を溢れさせている。汁は肉棒を伝い降り
て手をぬらし、湿った音を立てて視覚のみならず聴覚でも
697を昂ぶらせる。
もう、認めるしかない。己を誤魔化せない所まで697は来て
しまっていた。
無理に押さえつけられ、健康な成人男子なら勃たずにはいら
れない所を散々いじられた。だからこそ今現在、697のペニ
スも勃起している。肝心なのは、その先だ。望みは697のペ
ニスに適当な刺激を与えられ、射精して終わる事ではない。
この巨根に思う存分犯されることだ。
937 :
697受:02/02/04 11:01 ID:aFNcmzIN
697の体は、入り口の付近で球を締め付けた時の快感を覚え
ている。これが入ったら、あんなものでは済まないだろう。
指よりも更に太い物に入り口を広げられ、擦られて、あそこ
を突かれて抉られるのだ。想像だけで股間が疼く。
こんなに良い物があるのに、なぜ指で焦らされなければなら
ないのか。ちらりと見た痴漢の物も負けず劣らずの威容だっ
た。あれで思い切り貫いてくれればいいのに。
最初から、697に対する欲望を露骨に見せ付けておいて、こ
の後に及んで何をやっているのか。697の欲しい物がなんな
のか、わからない二人ではないだろうに。
苛立ちに唇を歪めた697が見上げると、関西弁の男は悠長に
自慰行為を続けていた。目が合うと、笑ってペニスを鼻先ま
で持ってくる。その余裕たっぷりの態度に、697も否応無し
に気付かされた。
―――全て承知の上で、やっている。
こちらがが抱えている欲望に気が付いて尚、焦らしている。
おそらくは、697自身の口から欲しいと言わせる為に。
そこまで697を貶めようというのか。
697は今まで自分の恩寵を与えた少年達の顔を思い浮かべた。
私立の進学校に通う学力だけがとりえの生意気なガキ共。
親掛かりの身で、自ら手に入れた物は偏差値くらいしかない
くせに、世間を知ったような顔で黄色い嘴でさえずって。
697が教職を選んだ真意も知らずに、一介の教師と侮る連中
の中から、見場の良い者を選んで奉仕させた。そのために、
学校などというくだらない場所に自分は降臨したのだから。
938 :
697受:02/02/04 11:02 ID:aFNcmzIN
その自分に仕えさせてやった恩も忘れた馬鹿共の中にも、少
しは目端の利く者もいたらしい。彼らは復讐を依頼する相手
を正しく選んだのだ。
たった一言、「欲しい」と告げれば二人はすぐにでも697を
犯すだろう。そして697が言えないことまで見切っている。
言えはしない。言ったら後で死ぬほど悔やむ。強制ではなく、
自ら求めるなんて、絶対にしたくない。
だが、言わなければこのまま放置され続ける。
どうすればいい。
逡巡する697は、目頭が熱くなるのを感じ、懸命にこらえた。
『自分のアヌスに、ペニスを入れて欲しくて泣きました』
そんな見苦しい真似がこの697にできるものか。
しかし、697の体はどこまでも本人の意志を裏切り、涙が
一筋こめかみへと滑り落ちた。
「あぁ、そろそろ外したらなあかんかったわ」
関西弁の男は髪を梳いていた手を697の口元にもってくると、
痴漢の噛ませたものを外そうとした。髪に触れていた手を自
分の口中に入れるとは、日頃の697なら不潔だと怒っただろ
う。その前に697自身のとはいえ肛門をいじっていたのが許
せないだろうが、今はそんなことに気をまわすゆとりはない。
一縷の望みに縋って関西弁の男の指を待ち、口の中に受け入
れた。奥歯で噛み締め続けて変形したそれを関西弁の男の指
が探す。長いその指が自分をどれだけ乱れさせたかを思い出
しながら、697はそっと舌を押し当てた。自分が少年達に強
いた行為を思い出して、拙いながらも真似てみる。
939 :
697受:02/02/04 11:03 ID:aFNcmzIN
緊張に渇ききっていた口内は、欲望を自覚した途端、再び潤
いを取り戻していた。そこに訪れた関西弁の男の指に舌を絡
め、唇でゆるくはさむ。軽く吸いついて指を濡らすこの行為
が何を暗示しているか、判らない男はいない。
ましてや相手は自分の体を暴いて、未知の快楽を教えた男だ。
あとは、697の精一杯の譲歩が受け入れられるか否か。
697は関西弁の男の男根を思い浮かべ、入念に舌を這わせた。
だが、目的の物を捜し当てると関西弁の男はさっさと指を抜
き、697を失望させた。
やはり言葉にしなくてはいけないのかと697が躊躇っている
と、大きな手が顎をとらえて口を開けさせた。
「ほんま、たまらんな。その調子でこっちも頼むわ」
唇に濡れた先端を押し付けられ、697は自分から顔をずらし
て先端にしゃぶりついた。
それが引き金になったのだろう、697を嬲り続けていた痴漢
も指を抜いた。
「ゆっくり入れたってや―――先生も噬まんといてな」
関西弁の男が笑いながら言うのに、697は怒張を頬張ったま
ま肯いた。噬んだりする訳が無い。後で後ろに入れて貰わな
くてはならないのだ。今は痴漢が犯そうとしている所に。
697は喉の奥まで入れようとしたが、痴漢が熱い物を押し当
てると、さすがに舌の動きが止まる。関西弁の男が口中から
引き抜くのに慌てて顔を上げたが、再度唇に寄せられてその
意図を知る。含むのは一旦諦めて、竿の部分を舐め始めた。
その間にも、痴漢は697の中へと入り込んでくる。
940 :
697受:02/02/04 11:04 ID:aFNcmzIN
「…っ…あ」
熱い肉塊が、697の秘門を限界まで広げようとする。入念に
施された前戯で充分だと思っていたのに、それ以上に広げら
れた。余りの大きさに圧倒されたが、壊される不安は塵ほど
も持たずに697はその身を委ねた。
何の根拠も無かったが、697は痴漢を信頼していた。しかし、
全く無いと言い切っては嘘になるかもしれない。既に、信頼
するに足るだけの技量を、身をもって味わっているからだ。
最も太い部分が入りきるまで、697は浅い呼吸で凌いだ。出
来るだけ力を抜く方法も、いつの間にやら体に憶えさせられ
ている。後は痴漢に任せて、自分はひたすら受け入れるだけ。
「…ん…っ…くうっ…」
入り口の感覚から、もう亀頭部は中に入り終えたのが判る。
いくら馴らされたとはいっても、そんなことも判らないほど
鈍くなってはいない。むしろ、苦痛を殆ど感じていない分、
より純粋に快感を享受しているかもしれなかった。
それは697がこれまでの人生で知らなかったものだ。
幼い頃から美貌と知性を周囲に誉めそやされ、同世代の中に
あってはリーダーシップを取り続けた。将来を嘱望されなが
らも教職を選んだ時は皆に反対され、教授にも大学に残るよ
うに懇願された。将来を担う子供たちの教育に携わりたいと
答えれば、人格者として称えられたが、そんなものは世間を
欺く為の単なる言い訳だ。
自分より愚かな人間を蔑む697にとって、自分の優秀な頭脳
を低レベルの人間の為に使う事は耐えられなかった。
941 :
697受:02/02/04 11:05 ID:aFNcmzIN
大学に残って少ない報酬で頭脳をすり減らして何がうれしい
ものか。そんな小さな名誉より、自らの快楽を追求する道を
歩む事にした。そうして697は彼の選んだ世界の中で帝王と
して君臨し、少年達をひれ伏させてきた。
ずっと、支配する側だった。
こうやって、支配されることなど思いもよらなかったし、あ
りえなかった。当然、支配される喜びも知らずにいた。
強者に求められ、征服される。何もかも奪われてしまえば、
もう何も考えなくて良い。何の不安も疑問も持たない空っぽ
の自分になって、全てを委ねて従う。何という楽な生き方。
今まで奴隷の人生と馬鹿にしていたのに、自分を丸ごとあず
けてしまえることが、こんなにも気持ちがいいなんて。
痴漢の怒張は697の奥へと進みつづけている。先端さえ入れ
てしまえば後は楽だというのはあくまで一般論で、サイズに
もよることを697は知った。指が届かない奥深い所が、未知
の太さに広げられていく。しかし、圧迫感がもたらされても
決して苦しいだけではない。それだけ自分の中が彼で満たさ
れているのだから。
もっと一思いに貫いて欲しくて身をよじり、手足の拘束が
解かれているのに気付いた。挿入されている事に夢中になっ
ている間に、関西弁の男が外してくれたらしい。
697は両手を関西弁の男に差し伸べて男根を手に取った。両
脚は痴漢の腰をはさみ、より深い結合をねだって彼の腰を引
き寄せる。すぐに応じた痴漢の動きに嬌声を上げてしまいそ
うになるのをこらえて、関西弁の男のベルトに手を掛けた。
942 :
697受:02/02/04 11:08 ID:aFNcmzIN
697はベルトを手早く外して下着ごと引き降ろし、下腹部を
むき出しにして男根を握る。
痴漢が697の両足を肩に担ぎ、より激しく腰を使い出すと、
それから逃れるように関西弁の男に縋り付いた。
痴漢に貫かれて、697は想像を遥かに超えた快感を味わって
いた。声を押し殺し、すすり泣いてしまいそうになるのをこ
らえていたのに、そんな風に動かれてはすぐに限界が来る。
助けを請うように関西弁の男の下腹に顔をうめて、竿を舐め
上げた。茂みに頬をこすり付けるようにして、舐め続ける697
はフェラチオの経験は皆無だった。
そんな697が施す愛撫などさして良くもないだろうに、関西
弁の男は697の肩を抱えて、好きにさせていた。関西弁の男
の物を握っても、697は力が入らずにろくに扱けなかったが、
その手を包み込んで動かしてくれる。
甘えているのは、快感にとろけた697の頭でも分かる。他人
に甘えるなんて下らないと信じていたのに。
今では、強すぎる快感に翻弄される一方で、こうして他の男
に甘える事もできるなんて3Pもいいものだと思っている。
やがて痴漢の律動が射精を目前に控えて激しさを増すと、関
西弁の男も自身を握らせた697の手の動きを早くした。
その傍らで697のペニスは痴漢に握られ、強く擦りたてられ
て射精を促された。
誰が、どういう順番で頂点を極めたかは697には判らない。
ただ、達する直前に697から自身を抜き出した痴漢と、関西
弁の男、697の精液は、全て697の体にかけられた。
697は関西弁の男の男根を握った手で最後まで絞りとり自分
の肌にかけた。そして3人分の精液を両手を広げて混ぜ合わ
せ、体中に塗り伸ばした。
この夜の697の記憶は、痴漢に跨って腰を使う所迄で途切れている。
943 :
697受:02/02/04 11:12 ID:aFNcmzIN
ふと、寒さにふるえて697は目をさました。
自宅のベッドの上ではなく、慣れない所で椅子にかけている
のを訝り、周囲を見回す。眼鏡をかけたまま寝ていたようだ。
暗い中、非常灯以外の灯りは見あたらなかった。目が慣れて
くると、座席が並んでいるのが判る。どうやら映画館らしい。
映画館と気付いたところで、697はすべてを思い出した。
465を追い込むつもりでやってきた映画館で、自分がされた
ことを。
とことん辱められた挙げ句、男二人に何度も抱かれた。
途中から記憶が無い。多分697が失神して終わったのだろう。
697は両手で顔を覆い、ため息をついた。
―――済んでしまったことだ。
そうやって片付けるにはあまりに衝撃的な出来事だったし、
夢でもないのは体でわかっている。
だが、今ここで悩んでも仕方が無い。
生徒の前で醜態を晒した事も、今後の相手の出方も、まずは
家に帰ってから。
そう決めて、座席から立ち上がって大きく両手を伸ばした。
体のあちこちがきしむが、やられたことを憶えているから、
あの男達が本当に上手かったのが良く分かる。
手探りで自分がスーツを着ていること、それがサイズも合っ
ている上にかなりの高級品であることがわかった。
オーダーは流石に時間的に無理だろうが、それでも上質の物
を着せてくれたらしい。697は苦笑混じりに懐に手をいれた。
予想通り、財布も携帯もはいっている。
944 :
697受:02/02/04 11:13 ID:aFNcmzIN
携帯をとりだして時間を確かめると、日付が変わって明け方
も近かった。日の出前の冷え込みで目を覚ましたらしい。
こんな所に放置していくのも酷い話だが、体が清められて服
を着て、財布もあるのに文句を言ってはバチがあたるだろう。
意識の無い状態で、全裸でゴミ捨て場に捨てられることだっ
てありえたのだ。
697が出口を目指して歩き出すと、ポケットから何かが落ち
た。財布と携帯しか確かめなかったから気が付かなかったら
しい。
拾い上げると、単1電池位のサイズの箱からコードがのびて
いた。どこかに繋がっているらしいが、暗くてよく判らない。
どうやらスイッチらしいが、今時、許し難い程無骨な代物だ。
「スーツにはうるさくても、ハイテク機器には甘いのか」
697は苦笑混じりにボタンを押した。
以前の彼なら決してしなかっただろうが、今は何もかもがど
うでも良くなっている。
これが仮に爆弾のスイッチだとしても、何の躊躇いもなく
素直に押しただろう。
―――いっそ、そのほうが良かった。
697は、かぶりを振ってため息をついた。世の中、そんなに
甘くはない。それは、昨夜身をもって思い知らされた。
しかし、スイッチを押してから1分近く立つのに何の反応も
ない。697が首をかしげていると、唐突にスクリーンが照ら
された。映写室を振り返っても誰かいるのかどうか判別し
難い。697は腹を括って座席に腰を下ろした。
945 :
697受:02/02/04 11:15 ID:aFNcmzIN
どうせ昨夜の映像だ。見たくはないが、今後脅迫してくるか
もしれない相手の持ち札は一枚でも多く確認しておきたい。
―――浣腸か、それとも本番か。
だが、そこに映し出されたのは意外な光景だった。
モノクロームの、故意に傷つけたであろうざらついた映像の
みで、音響は一切無い。長さにしても十数分程度のものだ。
フィルムは、スクリーンに映るのが697の顔だけという位の
アップでとられており、脱いでいるかどうかも判らない。他
の人物は勿論、背景すら映っていない。だが、697にはどの
時点で撮影されたのかはっきりと判る。
697が落ちてゆく過程を撮ってあるのだ。
後ろをいじられる快感を憶えた。男達のものを見せられて自
らの欲望に気付いた。でも欲しいとは口に出せずに泣きそう
になって男達を見つめる、一番見たくない697がそこにいた。
―――“強要された” “自分を見失っていた”
先程一人で目覚めた時からずっと自分に言い聞かせてきたし、
あのシーンの前後であれば、そう思い込む事も出来ただろう
が、697が自分の意志で選んだ瞬間を見せ付けられた。
自分も知らなかった697を、つぎつぎと暴き出した男達は、
抜かり無くその様子を記録していた。
無かった事にしたいのだろうが、もう以前の697には戻れな
いとしっかり言い残して彼らは去ったのだ。
―――完敗だ
697はひっそりと笑って、眼鏡を外した。
以前の自分に戻れない事は、697自身が一番良く知っている。
946 :
697受:02/02/04 11:23 ID:aFNcmzIN
生徒を含む人前で醜態を晒したとか、教職を辞めざるを得な
いとか。それらはすべて2次的なものだ。
あの男達は、697がこれまで作り上げた自分自身を粉々に
した。そして自分達の物にして、何も知らずにいた697に、
支配される喜びを教えた。
力強い腕に身を委ね、されるがままになり、二人に甘える事
で頭が一杯になった新しい697を作り上げた。
そして夜が明けてみれば、697は置き去りにされていた。
捨てられた以上、一人でやっていかなくてはならないから、
何とか自分で立ち直ろうとしたのに、それも阻まれて。
―――最高の、復讐だった
697は、深く座席に座り直した。
フィルムが終わってしばらくすると、再び館内が闇に包まれ
る。697は天井を仰ぎ、目を閉じた。先ほどから頬を伝って
いる涙は、まだしばらくの間は止まりそうにない。
だから、誰もいないこの映画館で、もう少し泣こうと思う。
うp終了。
本当に、ごめんなさい。Hも少ないこの話を次スレまで持って行くの
もアレなので、早めに終わらせました。あと、汚い話なので、嫌な人
がとばしやすいように、纏めておきます。スマソ>ALL
>926
ぐはぁ!!こんなうんこSSではさんじゃったよ(マジ泣
本当に本当に申し訳ありません(涙)
もうこんな基地外うp、二度とやりませんから許して下さい>ALL
>947
いえいえいえいえ!!!こちらこそごめんなさい!!!(号泣)
謝ろうと思ったんですけど、全部終わるまで待とうと思って。
今読み終わったんですけどよかったですよーーー!!!
697の事が好きになりました!なんか愛が感じられてしまいました。
本当に本当に面白かったですよ!!ありがとうございました!
(過興奮)
>922
うわっ、1さんの新シリーズが!!
続きを楽しみに待ってますー。
次スレ建ててくる。
吉牛コピペの改変からかかるからちょっと時間かかるかも。
全然、鬼畜陵辱モードにならなくてすみません>ごく一部の待ってて下さった方達
せめて笑えるものを、と頑張ってみました。
痴漢を妙に小金持ち風に書いたのは私の好みなので、次に痴漢を書かれる方、
特に気にしないでくださいね。貧乏な痴漢、読みたい。
じゃあ、なんで小金持ちにしたかというと。
自分が書いてたときに痴漢が終始勃起してるから、
「ぱんつに染みが付いてそうでやだなぁ、でも絶対ついてるよなぁ
お洗濯しても、こいつらのぱんつって、すーぐに股間が黄ばみそうだなぁ
毎日新品履き捨てできるくらいのお金があるといいなぁ」
と、思って。読み手としてなら、書かれてもいない下着のことが
気になったりはしないのですが。
ちょっと、言い訳。
>>952 すっげえ面白かったですよ!ありがとうございました!
単なるやな奴だった697に最後はちょっともらい泣き(笑)
エロティシズムも絶妙で。よかったです。
自分もチョット新スレでは頑張ってみようかな……(笑)
しかし……パンツ(笑)
そりゃもうガビガビなんでしょうね(笑)
>952
面白かった!!!697が好きになったよ。
>953
職人さんとしての活躍を期待しています〜。
>952
面白かった!!
楽しみにしていて良かったよー!
697、可愛くて可哀想でほろり。
>953
期待してますね。
>858、859、860
今更ですが、ネタ出しして下さったのにぶっちぎってごめんなさい。
そして。
本当にありがとう&巻き込んじゃってごめんね>465編書き手様
厨放置で、ひぃひぃ泣いてる所に出てきてくれて物凄く嬉しかった。
愛してるぜ(笑)
958 :
:02/02/15 06:55 ID:geAgNddB
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
いよいよ痴漢スレにもサイトが!?
一部は業者スレサイトでまとめてくださってたんだけど
更新停止気味だったので(もともとおまけだったし(T_T))
痴漢スレだけをまとめたサイトができたのは嬉しい。
がんばってください。
サイトはまだ製作中のようなのでちょっとだけ要望を。
「推奨」のほうは感想レスを消したほうが読みやすいと思うです。
まとめ方は業者サイトを参考にするといいかも。
http://yaoi.s5.xrea.com/8o1.htm
960 :
959:02/02/15 09:07 ID:RqwpVkeT
これ、向こうの掲示板に書いた方がいいのかな。
そのまま、コピペしてきます。スマソ。
遅レス。
>957は、多分私のことか…?と。
愛されてて嬉しいです(w
これからは13編にてヨロシク(笑)
≫961
う、ばればれかい・・・て俺の場合、ヘタレ長文連続カキコで丸分かりだよな。
「基地外丸出しの腐れ文章&馬鹿たれな書き込み量」だから、隠しようがない(泣
しかし、ダイジェストはビックリしました。
己の悪行が裁かれる時が来た、という感じでござる・・・
今晩お風呂で首の回りを特に念入りに洗っておくよ(涙
こちらこそ、1編にてヨロシク(笑)
>958
動揺するあまり、新スレに大変失礼な書き込みをしてしまった書き手です。
申し訳ありません。
通しでよむと、自分のが浮きまくりでばればれなので、それが辛くて・・・・・・(泣
思わず書いてしまいましたが、直後に、その程度の覚悟もなしに
書き込んでた自分に気がつき、恥ずかしくなりました。
次スレにも書きましたが、不特定多数の方が読むということがどういうことか、
全くわかっていませんでした。
ほんとうに、ごめんなさい。
昔、このスレに関する1の感想書き込みを見たんですが、
どこだったかなぁ…。ダイジェストとかあるならそれも
加えて欲しいとかわがままなことを思ってしまいました。
煽りスレのどこかだったと思うんだけど。誰か覚えてお
られませんか?
>964
恥は掻き(書き)捨て、な匿名掲示板。
あまり気にしない方がいいと思いますよ。
前回は皆様にご迷惑お騒がせして申し訳ない(w;<ageのこと
すっかり仮設できたことで徹夜ハイでした スマソ
ところで、本日の更新部分にて一部不通あります
作業工程上省けないものだったのでココでお詫びm(__)m
この件で本スレ汚したくないので旧スレからスマソ〜
968 :
風と木の名無しさん:02/03/02 15:03 ID:AVL25Rjr
ダイジェスト
969 :
風と木の名無しさん:02/03/10 23:56 ID:rQRe2Ads
いったんageさせて
test
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801
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懐かスィ…