川 ﾟ -ﾟ)が660ｃｃに恋をするようです

さあ作者の降臨を待つんだ

代理スレ立てありがとうございます。

この物語はフィクションであり、
また、作者の思い込みが沢山仕込まれています。
車の運転は交通ルールを守り、
正しい知識は自分で調べましょう。

　　 _,,....,,_　 ＿人人人人人人人人人人人人人人人＿
-''":::::::::::::｀''＞　 　　　　　ま　た　規制　　……　　　 　＜
ヽ:::::::::::::::::::::￣^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^￣
　|::::::;ノ´￣＼:::::::::::＼_,. -‐ｧ　　　　　＿_　　 _____　　 ＿_____
　|::::ﾉ　　　ヽ､ヽr-r'"´　　（.__　　　　,´　_,, '-´￣￣｀-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_　　_,.ﾍｰｧ'二ﾊ二ヽ､へ,_7　　　'r ´　　　　　　　　　　ヽ、ﾝ、
::::::rｰ''7ｺ-‐'"´　 　 ;　 ',　｀ヽ/｀7　,'＝=─-　　　 　 -─=＝',　i
r-'ｧ'"´/　 /!　ﾊ 　ハ　 !　　iヾ_ﾉ　i　ｲ　iゝ、ｲ人レ／_ルヽｲ i　|
!イ´ ,' |　/__,.!/　V　､!__ﾊ　 ,'　,ゝ　ﾚﾘｲi (ﾋ_] 　　 　ﾋ_ﾝ ).| .|、i .||
`! 　!/ﾚi'　(ﾋ_] 　　 　ﾋ_ﾝ ﾚ'i　ﾉ　　　!Y!""　 ,＿__, 　 "" 「 !ﾉ i　|
,'　 ﾉ 　 !'"　 　 ,＿__,　 "' i .ﾚ'　　　　L.',.　 　ヽ _ﾝ　　　　L」 ﾉ| .|
　（　　,ﾊ　　　　ヽ _ﾝ　 　人! 　　　　 | ||ヽ、　　　　　　 ,ｲ| ||ｲ| /
,.ﾍ,）､　　）＞,､ _____,　,.イ　 ハ　　　　レ ル｀ ー--─ ´ルﾚ　ﾚ´

※注意書き
この話は専門用語が注釈無しで出てきます。
知らない言葉はグーグル先生が全て教えてくれるはずです。

まとめサイト
面白蛇屋様：ttp://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-8002.html
ブーン系小説グループ様：ttp://boonnovel.g.hatena.ne.jp/bbs/451?mode=tree

支援

第28話

('A`)「クーさん、ワークスの仕上がりどうですか？フヒヒ」

職場で、クーはドクオに話しかけられた。
仕事中だったのでウザイ事この上なかったが、しょうがなく反応した。

川 ﾟ -ﾟ)「ああ、今日一応出来る」

('A`)「ふーん、でも無駄ですよ」

川 ﾟ -ﾟ)「ほう、その自信はどこから来る」

ファイルを小脇に抱え、ドクオは自慢げに答えた。

('A`)「先月の給料つぎ込んで、サス弄りましたから」

('A`)「残念、ノーマルのままだと思ったら大間違いですよーフヒヒ」

川 ﾟ -ﾟ)「……ふーん」

('A`*)「あ、今やべぇと思った？　思ったでしょ？」

川 ﾟ -ﾟ)「別に」

('A`)「……チッ、まぁいいや」

('A`)「当日はちゃんと体洗ってきてくださいね、フヒ、フヒヒ……！！」

川 ﾟ -ﾟ)（……キメぇにも程があるな）

何だか気持ち悪い笑い声を残し、ドクオは自分のデスクに戻った。
一連の光景を見ていたデレが、クーを心配して寄ってくる。

ζ(ﾟーﾟ＃ζ「クー、大丈夫？　職場改善案にセクハラ事例で載せちゃおっか？」

川 ﾟ -ﾟ)「いや、そこまでしなくても……」

川 ﾟ -ﾟ)「大丈夫、勝負に勝てばアイツも自重するだろ」

ζ(ﾟーﾟ；ζ「……でも」

川 ﾟ -ﾟ)b「任せろ、自分のことは自分でやる」

ζ(ﾟーﾟ*ζ「……分かった」

デレが去り、クーはまたパソコンの液晶画面とにらめっこを再開した。
しかし、ここ最近は半分上の空だった。
本当に自分の腕とワークスで勝てるのかという不安と、周りの知り合いからの期待。
考えがまとまらない。

川；ﾟ -ﾟ)「……あ、入力一桁間違ってた。ヤバイヤバイ」

===================

残業もなく、定時で仕事を上がったクーは、その足で直ぐに白根オートへ向かった。
そこには、早めに店を閉め、既にワゴンRのエンジンを掛けているシラネーヨだけがいた。

(　´ー｀)「ヒートのクルマはここに止めて、コイツで向かうヨ」

川 ﾟ -ﾟ)「あ、はい」

銀色かつ樹脂むき出しバンパーの何の変哲も無さそうなCT21S……つまり初期型のワゴンRだったが、
乗り込む前からクーは何かオーラのような物を感じていた。
と言うか、チューンドマシンの排気音がしていた時点でおかしい。

(　´ー｀)「さて、シートベルト締めて」

川；ﾟ -ﾟ)「は、はい。忘れてました……」

乗り込むと、助手席はブリッドのセミバケ、運転席はよくわからないフルバケ、
しかも裏は樹脂丸出しの気合の入ったものが使われていた。
バックスキン地のステアリング、ジュラコン製のシフトノブ、ダッシュボードに並ぶDefiの追加メーター。
明らかに雰囲気がおかしかった。こんなコクピットのワゴンRなんておかしい。

川 ﾟ -ﾟ)「……………」

(　´ー｀)「さて、早くしないとあのショボ顔が帰ってしまうヨ」

ゴクリと長いシフトレバーを2速に入れ、丁寧にクラッチを繋ぐ。
ワゴンRがゆっくりと白根オートを出発した。

===================

高速をワゴンRが走っていく。
まるでヒートのワークスのような、そうで無いような……
そんな音を立てて、100キロの巡航を続ける。
純正のカセットデッキから夕方のFMの情報番組が流れるが、それ以外は人の声がしない。

川 ﾟ -ﾟ)（……何か話すべきだろうか……）

さすがに時間をもてあます。
クーは今までの疑問と、今日このワゴンRに乗ったときの疑問を投げかけた。

川 ﾟ -ﾟ)「……あの」

(　´ー｀)「何だヨ」

川 ﾟ -ﾟ)「このワゴンR、どんな改造してるんですか？」

(　´ー｀)「……………」

川；ﾟ -ﾟ)（やばい、外したか……？）

(　´ー｀)「……F6A→ワークスR用K6Aスワップ」

川 ﾟ -ﾟ)「？」

(　´ー｀)「C1キットを組み込んで、コンピューターは配線改造」

(　´ー｀)「スズスポのレース用車高調に、ブレーキ系も総とっかえ」

(　´ー｀)「後細かくちょこちょこ……そんな感じだヨ」

川 ﾟ -ﾟ)「……すごいですね。って言うか、車検どうするんですか？　K6Aにしちゃって」

(　´ー｀)「ヤミ車検」

川；ﾟ -ﾟ)（修理工場の経営者がそれやっちゃだめだろJK……）

あからさまに違法改造宣言されてしまって、クーはある意味すがすがしい気持ちになった。
しかし、あまり飛ばす気配も無いのに何故そんなに金をかけてワゴンRを作ったのか。
新たな疑問が浮かんできた。

川 ﾟ -ﾟ)「あの、そこまでして改造した意味、あるんですか？」

(　´ー｀)「……ああ、なんたってこのエンジンは、俺の思い出だから」

川 ﾟ -ﾟ)「……………？」

(　´ー｀)「どうせショボ公からいろいろ話聞いてると思うけど、このエンジンは俺がダートラやってたときのエンジンなんだヨ」

川；ﾟ -ﾟ)「……な、っ……？」

(　´ー｀)「今は裏に青いビニールかけてるアレだよ」

川 ﾟ -ﾟ)「ああ、そういえば……あったような、無かったような」

(　´ー｀)「走らなくなっても、思い出だけはずっと持っておきたかったんだヨ」

川 ﾟ -ﾟ)「走らなくなった？　何故ですか？」

(　´ー｀)「……………」

また、ワゴンRの車内の会話が途切れる。
クーがまた外してしまったかと心配していると、
シラネーヨはゆっくりと語りだした。

(　´ー｀)「……俺はレース用のクルマにナンバーつけて普段乗ってたんだヨ」

川 ﾟ -ﾟ)「は？」

(　´ー｀)「で、たまーにバトルもしてた。負けたことなんかほとんど無かったヨ」

(　´ー｀)「ただ、そうやって調子に乗ってたから……罰が当たったのかもしれないね」

(　´ー｀)「谷に落ちて全損。俺は怪我もしたし、大事なレース用のワークスはエンジン以外ほとんど使い物にならなかった」

川 ﾟ -ﾟ)「……………」

(　´ー｀)「まー自業自得だと言われればそれまでだけど、それ以来レースとかバトルはしたく無いんだヨ」

ずっっと待ってたよ!


支援

川 ﾟ -ﾟ)「……そう、ですか」

(　´ー｀)「さて、こんなオッサンの黒歴史より、アンタのクルマがもうすぐ見れるヨ」

お目当てのインターチェンジが現れる。
軽快にシフトダウンしてスピードを落としたワゴンRが、高速を降りて行った。

===================

CARBON HOUSEは営業時間外にもかかわらず、明々と照明がついていた。
ワゴンRを降りると、ショボンがクー達を出迎える。

(´･ω･`)「やぁ。ようこそCARBON HOUSEへ」

川 ﾟ -ﾟ)「完成したんですね？」

(´･ω･`)「ああ、ここからは細かいセッティングが必要だけど」

(´･ω･`)「早速見てくれよ」

工場へ回ると、積載車の上に乗って、照明に照らされた真っ白いHB11Sがあった。
元々組んであったスズキスポーツのストリート用車高調はレースにも使える物に替えられ、
おまけに車高も落ちているのでそれだけで雰囲気が違う。
バンパーからは前置きに変更されたインタークーラーがまる見え。
ノーマルだったホイールはもはや定番のTE37に変更。

ワゴンRはDQN車DQN車言われるけど
路面ギャップで車体揺らしながら前に見える緩やかなカーブ曲がってきたワゴンRを見て正直これはイカすと思った

川 ﾟ -ﾟ)「……これですか」

(´･ω･`)「ああ、早速行こうか」

川 ﾟ -ﾟ)「え、行くってどこへ」

(´･ω･`)「県境のユトリバイパスに決まってるじゃないか」

川 ﾟ -ﾟ)「え、でも積載車って」

(´･ω･`)「カンタンなセッティング用の機材と、あと万が一の時のためさ」

川；ﾟ -ﾟ)「……縁起でもない」

(´･ω･`)「はは、そうだね。早速このまま峠に行こうか。さぁ、二人とも乗った乗った」

ショボンが店の戸締りを済ませ、三人は積載車に乗り、
そのまま積載車は峠に向かって走り出した。

第29話

ユトリバイパスの最大標高地点まで来たた三人。
展望用の駐車場に積載車を止め、いよいよワークスを下ろす。

川 ﾟ -ﾟ)「何で峠まで自走してこなかったんですか？」

(´･ω･`)「ああ、それは多分近所迷惑になるからさ。急ぎだったから街乗り用のプログラム組んでなかったんだ」

川 ﾟ -ﾟ)「……？」

(´･ω･`)「まぁ乗ってみれば分かるって」

川 ﾟ -ﾟ)「あ、はい……」

恐る恐るクーはワークスに乗り込み、真っ赤なシビックR用レカロに腰を沈める。
ふと後ろを振り返ると、4点式のロールバーと、軽量化のためにシートが外れた荷室が見えた。
4点式の青いサベルトのシートベルトをカチリと締め、キーを捻る。
図太いエキゾーストノートと共に、クーとHB11Sが久しぶりに対面した瞬間である。

(´･ω･`)「そう、ゆっくり降りてね」

川；ﾟ -ﾟ)「……けっこう怖いですね」

ゆっくりと積載車の荷台からワークスをバックさせる。
アクセルを踏まずにゆっくりと、むしろブレーキに足を乗せたまま。
そして、ワークスの4輪が地に着いた。

川 ﾟ -ﾟ)「で、何で近所迷惑なんですか？」

支援

クーはさっきから疑問が取れなかった。
確かにマフラーも変更されているようで、今までのよりも音は大きくなっている。
しかし、世の中には後付サイレンサーと言う物もあるし、なぜわざわざここまで持ってきたのかは分からない。

(´･ω･`)「ふふ、それはコースインすれば分かるよ」

(´･ω･`)「さて、危ないから一回目はボクが一緒に乗るよ。馬力が倍以上になってるからね」

川 ﾟ -ﾟ)「あの、最終的に何馬力ぐらいに……」

(´･ω･`)「うーん、シャシダイで150出てたかな？」

川 ﾟ -ﾟ)「！！」

(´･ω･`)「けっこう大き目のタービン使ったからね。HT07のラージコンプレッサー仕様」

川 ﾟ -ﾟ)「え、それってパワーバンドがかなり……」

何度も名前が出ている『HT07』だが、これはワゴンRワイド（プラス）用のタービンだ。
今回ショボンが選んだのはそれをさらにハイパワー志向に振った物である。
1000�tエンジン用に本来設定されたタービンを660�tのエンジンで使うと言うことは、
かなり低回転を犠牲にするはずだが……

(´･ω･`)「そうだね。だから、今回『秘密兵器』を用意したんだ」

川 ﾟ -ﾟ)「秘密……兵器？」

ショボンはあえて使った上に、『秘密兵器』を用意しているという。

微改造車のHA11乗りの俺歓喜ｗｗｗ




支援

(´･ω･`)「ああ。とりあえずコースインしてみようか」

川 ﾟ -ﾟ)「は、はいっ」

そのまま、ワークスはユトリバイパスへ消えてゆく。
そこで、クーは馬力以上の衝撃を味わったのであった。

===================

壷野建設の始業時間まであと5分を切った。
しかし、まだクーの姿が現れない事にデレとキュートはやきもきしていた。

o川；ﾟーﾟ)o「まずいでしょ……最近ギリギリだよ？」

ζ(ﾟーﾟ；ζ「今日こそ遅刻しちゃうかも……クー、早く……！！」

そこへ、駐車場の砂利をド派手にかき分けてEP82が入ってきた。
クーが乗っている、白根オートの代車である。
ちなみにヒートのワークスはヒートが寂しくないように病院に置いてある。

川；ﾟ -ﾟ)「くっ……間に合えっ！！」

クーはスッと左手をサイドブレーキに伸ばし、思い切り引いた。
くるりと白いスターレットが270度ターンして、駐車場に収まる。

o川；ﾟーﾟ)o「「！？！？！？！？！？」」ζ(ﾟーﾟ；ζ

見る者全てが目を疑った。
何の変哲も無いスターレット・ソレイユLが、
まるでプロレーサーがやるような手つきでスピンターンを決めたのだから。

川；ﾟ -ﾟ)「やばいやばい勤怠勤怠」

o川；ﾟーﾟ)o「……………」

o川；ﾟーﾟ)o「……あれ、ドリフト駐車ってやつ？」

ζ(ﾟーﾟ；ζ「……じゃないの？」

o川；ﾟーﾟ)o「改めて、クーって掴めなくなって来た」

ζ(ﾟーﾟ；ζ「同じく」

急いで降りたクーはタイムカードの打刻を済ませ、
汗をかいた胸元をパタパタさせながら自分のデスクのパソコンを立ち上げる。
その横に、ドクオが現れた。

('A`)「おはようございます、クーさん」

川 ﾟ -ﾟ)「ドクオ、か……おはよう」

('A`)「寝坊ですか？」

川 ﾟ -ﾟ)「まぁな。最近峠行きまくってるもんでな」

('A`)「ふふ、いよいよ明日ですね。せいぜい足掻いてくださいよ」

('A`)9m「アンタのプライドもバージンも頂いて行きますから」

川 ﾟ -ﾟ)「……なぜバージンだと分かった」

('∀`*)「あれ、マジだったんですか？　やべ、さらにコーフンしてきた。フヒヒ」

川；ﾟ -ﾟ)（げっ……やってしまった）

('A`)「まー明日、土曜の夜に決着が付きますよ。お互い頑張りましょうね」

川 ﾟ -ﾟ)「……ふん」

クーの寝坊は、クーの言うとおり峠通いのためであった。
毎晩ショボンとシラネーヨが付きっきりで練習とセッティングが繰り返された。
さすがに、先日峠でいきなりデフを下ろしてファイナルを変更しだす二人は異常だったが……
とにかくクーはエボ8撃墜のスタートラインに立ったのだった。

川 ﾟ -ﾟ)「そう。いよいよ、明日だな……」

===================

白根オートもCARBON HOUSEも今日は臨時休業となった。
なんというダメ大人たち。よい子のみんなはこういう経営者になってはいけません。
ショボンとシラネーヨは荒巻の解体屋に突撃し、片っ端からアルトを見て回っている。

(´･ω･`)「どう？　使えそう？」

(　´ー｀)「うーん、これなんか今使ってるのより良さそうだヨ」

二人が探しているのは、クーが今使っている物と同じリアデフだった。
シラネーヨが客のアルト用の交換部品として取ってあったものを、
クーのワークスに組み込んでしまったので、改めて部品探しである。

(´･ω･`)「しっかしさすがだね。互換性を知り尽くしてる」

(　´ー｀)「なぁに、定番だヨ」

ユトリバイパスの特徴にあわせるための努力は、伝達系にも及んだ。
NAアルト用のローギヤードファイナルギアと、ショボンが特注で作ったクロスミッション。
これで、特に後半の道が狭い区間でばっちりギア比が合うようになっている。

(´･ω･`)「……どう思う？　勝てるかな」

(　´ー｀)「今更何言ってんだヨ。あれだけ俺が口出したワークスがエボに負けるわけネーヨ」

(´･ω･`)「世の中のエボオーナーを敵に回したね」

(　´ー｀)「ハハ、かかって来いヨ」

廃車の山の中で、ショボンはカローラのボンネットの上で胡坐をかき、シラネーヨはギャランに寄りかかる。
二人ともタバコに火をつけ、ゆっくりと吹かした。

(´･ω･`)y￣~「……それにしても、君からあんな提案されるとはね」

(　´ー｀)y￣~「別に突飛な考えでもネーヨ。最近なら特に」

(´･ω･`)y￣~「まーね。ウチでも何台か作ってるし……アンチラグ付きのクルマ」

支援!

(　´ー｀)y￣~「だろ？　だと思ってお前に頼んだんだヨ」

(´･ω･`)y￣~「それは嘘だ」

(　´ー｀)y￣~「ばれたか」

くっくっく、と二人は笑って、またタバコを吹かす。

(´･ω･`)y￣~「ビッグタービンをトリッキーな峠で回しきる、か」

(　´ー｀)y￣~「ヒートがモーテック買ってたのはよかったヨ。あれなら点火カット系のアンチラグが組める」

(　´ー｀)y￣~「おまけも付けたし、彼女ならうまく生かせるはずだヨ」

(´･ω･`)y￣~「別に金プロでもできたよ？　ウチはHKSのパワーライター店でもあるし」

(　´ー｀)y￣~「いちいちうるせーヨ」

(´･ω･`)y￣~「いよいよターマックラリーみたいになってきたね。何だかワクワクするよ」

(　´ー｀)y￣~「お前も小僧っ気が抜けねーヨ」

(´･ω･`)y￣~「……君はどう？　今回関わってなんか変わった？」

(　´ー｀)y￣~「……………さぁね。シラネーヨ」

シラネーヨは、抜けるような青空に向かってフーッと紫煙を吐き出す。
決戦は明日だ。
まるで自分のことのように、久しぶりにドキドキしていた。

おまけ　「川 ﾟ -ﾟ)感染したようです　を100%楽しむための解説」


【Suzuki Days】
鈴菌学園に通う主人公の少年・伊藤スコットは、
以前から登校時に時々同じジムニーに乗る隣のクラスの少女・桂ランドベンチャーのことを気に掛けていた。
ある日、意を決したスコットは浜松に伝わる
「『SUZUKI SPORT Racing』デカールをスペアタイヤの裏に貼り付けて、3週間隠し通したら想いが叶う」
というおまじないを実行したが、
同じクラスで隣の席の少女・鈴木世界に、わずか1日で見つかってしまう。

鈴木世界はお詫びという名目で、ランドベンチャーのいい出物を探すと言う。
しかし、この先に待ち受ける「盆栽地獄」を、スコットはまだ知らない。

川 ﾟ -ﾟ)「……何だいきなり冒頭から」

ﾉﾊﾟ�听)「Nice suzuki.」

川 ﾟ -ﾟ)「……腹をスパナで引き裂いてやろうか」

ﾉﾊﾟ�听)「ところでクー、この前のEx3話の評価がまとめ様の米欄で割れてるぞ」

川 ﾟ -ﾟ)「うーむ、やっぱり私のカオスな夢は分かってもらえなかったか。と言うかそっちの方がいいんだが」

ﾉﾊ；ﾟ�听)「さすがに単純にググッても出ないようなキーワードを仕込むのは無しだろ……」

川 ﾟ -ﾟ)「よろしい。ならば解説だ」

新型ラパン：2008年11月フルモデルチェンジした二代目ラパン。
　　　　　　先代にあったSS（K6Aターボ、MT有り）グレードが（今のところ）消滅したため4速ATかCVTだけしか選べない。

英国仕様の新型シビックR：現在日本で売られている新車のシビックRは4ドア。
　　　　　　　　　　　　近々イギリスのホンダ工場で作ってる3ドア仕様を輸入するとか。

ジェレミーのおっさん：イギリスBBC『TopGear』で車好きのニコ厨の心を鷲づかみの司会者、
　　　　　　　　　　　ジェレミー・クラークソンのこと。Rubbish！

ハートマン軍曹：『フルメタルジャケット』のあの人。

ミャーミャーうるさい：スーパーチャージャーの作動音。

HT07：ワゴンRワイド（1000�t）用のタービン。
　　　F6AやK6Aに使えばちょうどいいビッグタービンになる。日立製。

塗装剥げ：昔のアルトとかセルボモードとかヒドイよね。

プラグコード交換：昔のスズキの軽は電装系が弱くて泣く……と思いきや
　　　　　　　　　作者のワークスは買ったときからNGKの社外品が着いてました。
　　　　　　　　　
F5A・F5B・F6A・K6A：全部エンジン形式。
　　　　　　　　　　F5A：初代ワークス　F5B：二代目ワークス（550）
　　　　　　　　　　F6A：二代目ワークス（660）K6A：三代目・4代目ワークスのツインカム

我等自主規制値先取り組:初代ワークスが64馬力をたたき出した後、運輸省のお達しで自主規制となりました。

アルト47万円：初代アルトのお値段。

今日初めて知って1から読んでるんだけど
どんどん変な知識入ってくるなこのスレ

三輪車：激しくコーナーを攻めると、リアの内輪が浮く現象。
　　　　　　
パイクスピーク　エスクード：グランツーリスモでおなじみのアレ。モンスター田嶋。
　　　　　　　　　　　　　　
舘ひろし　カルタス：初代カルタスのCMキャラクターですた。

麻美スペシャル：二代目アルトの特別仕様車。
　　　　　　　　
Riding Hi,：初代ワークスのCMキャッチコピー。
　　　　　　
横丁小町：三代目セルボの愛称。何気に世界初の電動パワステ搭載であなどれん。

マー坊：マイティボーイの愛称。マニアはワークス用のツインカムターボを載っけて遊んでるようです。

レジーナ：二代目アルトの特別仕様車。コラムATとベンチシートで広々……？

シエラ：ジムニーの1300�t車の名前。

N2コンピューター：スズキスポーツ製の競技用コンピューター。
　　　　　　　　　スズキのチューンド軽乗りのスタイテス。

RHB31ハイフロー：C系ワークスR用のタービン。IHI製。
　　　　　　　　……そういえば三菱とかギャレットのタービン出ないよなぁ。この作品。

GENKAITOPPA靴下：正しくは『限界突破靴下』。スズキ純正部品。

Kizashi3：2008年のモーターショーでお目見えしたスズキのフラッグシップ……になる予定のコンセプトカー。

99000-99037-42K：湯のみ。バイク屋にいって『99000-99037-42K』を取り寄せれば届きます。スズキ純正部品として。

鈴菌（スズ菌）：スズキのバイクばかり乗りついでいる人々の間で唱えられ始めた、
　　　　　　　　同社製品の魅力を伝達していると称される物体（もちろんネタである）。
　　　　　　　　スズキ車ファンになることをスズ菌に感染するなどとも用いる。

　　　　　　　　……とこのように元はバイク板発祥の用語だが、
　　　　　　　　ジムニーに命かけたりワークス何台も買ったり末期色でスズスポステッカー貼ったスイスポ買ってる時点で
　　　　　　　　貴方もきっちり感染してます。多分。


川 ﾟ -ﾟ)「……という訳だ」

ﾉﾊﾟ�听)「まだ不明な事があれば後は各自勉強してくれ。ちなみに大体の情報はネットで分かるぞ。ヒフヒヒヒ……」

川 ﾟ -ﾟ)「……きめぇ」

今日は以上です。
冒頭にも書いたとおりのVIP規制のため
大変お待たせしてしまって申し訳ない。

しばらく更新頻度落ちる予定です。
気長にお待ちください。
たまーにひょっこり現れるはずです。

では、少々早いですがまた次回の投下までさようなら。

乙!

次回の投下予定はあります？

支援

オススメのクーペタイプの車を教えてくれ…

支援

乙
面白いじゃないかいいじゃないか