(,,゚Д゚)All for one one for〜…のようです。
1 :
◆jOnMQUNVXQ :
真っ赤な誓いを歌って喉がつぶれました。
まとめサイト様 7xまとめ − 川 ゚ -゚) ブーン系小説
URLは携帯から貼ります。
もしかしたら、途中で席を外すことがあるかもしれません。
その時は宣言いたします。
では5話を投下します。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/26(木) 20:50:15.80 ID:2fNc7Wv7O
来た!
支援
3 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 20:50:24.02 ID:jurHBBx30
5話 「プール戦争」
(;-Д゚)「あっつ〜!」
6月も後半に差し掛かる頃、初夏の暑い陽射しが降り注ぐ中
俺達2年3組のメンバーは体育の授業の代わりにプール掃除に勤んでいた。
(`・ω・´)「お前たちが水泳を楽しむ為にもプール掃除は必要不可欠なのだ!!」
朝のHR。腕を組み、真面目な顔をして言うシャキン教諭。
実際はあんた、授業サボりたいだけだろ。
思ってた通り、シャキン先生は俺達にデッキブラシと石鹸を渡すと
(`・ω・´)b て「適当にゴシゴシやっときゃなんとかなるさ!」
と言い残して、体育教官室に戻っていった。
今頃クーラーの効いた部屋で冷たい麦茶でも飲んでいるだろう。
腹立つ事極まりない。
_
( ゚∀゚)「でもよ、ぶっちゃけプール掃除って面白くね?」
と言いながらジョルジュはデッキブラシで石鹸を弾いた。
濡れた地面に石鹸はよく滑る。
ジョルジュはあまり力を入れずに弾いただけなのに、すぐに壁までたどり着いた。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/26(木) 20:50:57.75 ID:8BlR5KaiO
5 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 20:51:58.52 ID:jurHBBx30
(,,゚Д゚)「へ〜、おもしれーじゃん。」
_
( ゚∀゚)「これでホッケーとか出来るんじゃね?」
ニヤリと笑うジョルジュ。俺もニヤリと笑い返した。
(,,゚Д゚)「そらっ!」
( ゚∀゚)「うりっ!」
プールのど真ん中で石鹸を打ち合う男二人。端から見ると実にアホらしい。
が、今はそんな事考えてる余裕はない。
_
( ゚∀゚)「オラオラどーしたぁっ!?」
ジョルジュの超速球(?)を打ち返すのが精一杯だからだ。
くそ、現役運動部を舐めてた。
負けたら昼飯を奢る約束までしてしまったからそれだけは回避せねば。
(;゚Д゚)「ちっ…!」
_
( ゚∀゚)「っしゃっ! フィニッシュブロー!!」
カーンという音と共に石鹸はデッキブラシをかすり、俺の股から後ろへ突き抜けていった。
_
( ゚∀゚)「よっしゃ!」
6 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 20:54:14.78 ID:jurHBBx30
とジョルジュが腕を振り上げた瞬間。
時間を巻き戻したように、ハイスピードで石鹸が俺の横を通りジョルジュの足元から後ろに滑っていった。
ノパ听) 「ざ〜んねん。ジョルジュの負け!」
俺の後ろには素直が居た。
突き抜けた石鹸を同じくらいのスピードで打ち返したのもコイツだろう。
_
(; ゚∀゚)「え〜っ!? ずるくねぇ!?」
相手が素直でも一応は抗議するジョルジュ。
ノパ听) 「最初から見てたけど、一対一とは言ってなかっただろ?」
壁からはね返ってきた石鹸を掬い上げるようにキャッチしながら素直が言った。
_
(; ゚∀゚)「でもこれ昼飯賭けて…」
(,,゚Д゚) 「じゃあさ、チーム戦にしようぜ!」
デッキブラシをぽんっと叩きながら俺は言った。
我ながら名案だ。
ノパ听) 「あ、それ良いね!
じゃ、こっちのチームはギコとあたしと……。ツンね」
7 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 20:56:08.52 ID:jurHBBx30
素直はプールサイドで傍観者となっていた津井出副級長を指さして言った。
ξ;゚听)ξ「へ? ちょ、ちょっとヒート! 勝手に決めないでよ!」
津井出は抗議するも、乗り気になってる二人は話を聞く気は更々無い。
_
( ゚∀゚)「ほっほ〜。そっちはツンちゃんにヒーちゃんか…フフフ。燃えるぜ!」
ジョルジュは目を光らせながらは考えるような格好を取った。
_
( ゚∀゚)「…じゃあこっちはブーンと、アサピーで!」
そう呼ばれてプール内に降り立つブーンと眼鏡の男。
ブーンの方は言うまでもないが、傍に居るのは?
(-@∀@)「お呼びかな?」
もう一人のメガネ男
朝比奈 大輝(あさひな たいき)
身長181cm 体重77kg
合気道部の部長を務める猛者。プライベートでは極真空手も兼ねてやっているらしい
黒渕のばかデカいメガネをかけて、坊っちゃん刈りをしている真面目君だ。
…いや、実は真面目君って言ってもそれは格好だけで実際はかなりのバカだ。
バカっていうかアホ?
ある意味でジョルジュに似てるんだ 。
8 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 20:58:37.86 ID:jurHBBx30
(-@∀@) +「内藤君、キミと組むのは不服だが仕方あるまい!」
メガネをキラリと光らせながらいう朝比奈。
(; ^ω^)「嫌なら別に…誰かと代わるお…。」
(-@∀@)「いや、戦力面でキミが居ないとちと辛いものがあるのでそれは遠慮させて頂こうか!」
( ^ω^)「…そう。なら良いけど…」
(-@∀@)「津井出君との折角の勝負だ。
本来ならあちらのグループにボクは居るべきなのだが今日の所は勘弁しておいてやろう!」
津井出バカ一代。ジョルジュに似てるってのはこういう事。
ブーンと勉強面でのライバルであり、津井出が大好き。ついでに結構な勘違い野郎。
わけわからんセリフを並べるのもコイツの性格だ。
ノパ听) 「話終わったか〜?」
素直がジョルジュチームに向かって声をかけた。
_
( ゚∀゚)「あ、悪い悪い。すぐに始めるよ。」
中央に整列し
ジャンケンをして先攻後攻を決めることに。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/26(木) 20:59:43.91 ID:mnD9eX3qO
なるほど
支援
10 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:01:17.54 ID:jurHBBx30
…見事に負けた。が、ジョルジュは
_
( ゚∀-)「レディーファースト。先攻は譲るぜ」
ならジャンケン要らないじゃねーか。
真ん中に石鹸を置き、ホイッスルを待つ。
ちなみに他のみんなにはプールから出てもらった。ケガさせたら悪いからな。
一応、掃除にもなるだろうから構わないだろう。他の人はサボれるわけだしさ。
審判役の人がホイッスルを鳴らしてゲームスタートだ。
ちなみに先に三点入れた方が勝ちというルールが決められた。
ノパ听) 「あたしはキーパーに回るよ」
と言って素直はすぐにこちら側のゴールへ向かった。
(,,゚Д゚)「よろしくお願いしますね、副級長。」
ξ゚听)ξ「うるさい。前見なさい」
(,,-Д゚)「…相変わらずキツイ口だこと」
そう言って津井出にパス。すぐにブーンのチェックが入る。
ξ゚ー゚)ξ「あら級長さん。お手柔らかにお願いね」
ニコリと笑いかけた隙にブーンの横を抜ける。
11 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:03:35.21 ID:jurHBBx30
(; ^ω^)「あっ!?」
_
( ゚∀゚)「そうはいかねぇぜ!」
抜けた途端にジョルジュが飛び出し、津井出から石鹸を奪取する。
(;゚Д゚)「なにやってんだ副級長!」
ξ#゚听)ξ「うっさい! 早く取り返しなさい!」
お前が行けよと考える暇もなく、ジョルジュは既にシュート範囲内まで駆け抜けていた。
ノパ听) 「本気で来な! ジョルジュ!」
構える素直。
目線はしっかり石鹸とデッキブラシを捉えている。
_
( ゚∀゚)「悪いけど勝負だからね、手は抜かないよ!」
ブラシを振り上げ、思いっきりシュートを放つ。
ノハ;゚听) 「くっ…!」
ゴールの隅に向かって高速で石鹸が向かう。流石の素直も反応しきれない。
綺麗にゴール壁に衝突し、ジョルジュ側に一点が入れられてしまった。
ノハ;゚听) 「悪い。」
12 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:05:52.74 ID:jurHBBx30
かなり擦り減ったので石鹸を取り代える。
その時にこっちへ来ていた素直が小さく謝った。
(,,゚Д゚)「良いよ良いよ。
でも今度ジョルジュが来た時は頭使った方が良いぜ。
勝負なんだから勝ちゃあいいんだしさ。」
ノハ;゚听) 「…さりげなく黒いなこと言うなぁお前。」
(,,-Д゚)「まぁそう言うなよ。
ジョルジュだからってことを使えばなんとかなるだろ?」
素直は少し考えると、頭に豆電球でも光ったみたいに手をポンと鳴らす。
そして俺に向かって親指と人差し指で丸を作って見せた。
(,,゚Д゚)「おい副級長。」
ξ゚听)ξ「なによ」
ハーフラインに石鹸を設置しながら津井出に言う。
一点先制されたから不機嫌な口調になっている。
(,,゚Д゚)「ブーンがマークについた時はすぐに上がれ。なんとかパスするから。」
(,,゚Д゚)「したら、さっきみたいになんとかブーンを抜け。
シュートする時は必ず朝比奈に向かって…笑顔だ!」
ξ゚听)ξ「なんでそんな事しなきゃいけないのよ。」
13 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:07:45.47 ID:jurHBBx30
(,,゚Д゚)「朝比奈の特性を使えよ。必ずシュート決まるぞ。」
ξ--)ξ「……分かったわ」
津井出はすぐに理解してくれてキッと前に向き直す。
2ラウンド目の始まりだ
すぐに俺にジョルジュのマークがつく。津井出にはブーンがマーク。
ここまでは作戦通りだ
_
( ゚∀゚)「抜けるかな〜?」
ニヤニヤしながら俺の前に立ちはだかるジョルジュ。
なんかむかつくな。
(,,゚Д゚)「抜けなくともパスは出せるんだぜ!」
フンッと鼻で笑ってから、ジョルジュの股下を縫うように津井出へスルーパス。
( ^ω^)「させないお。」
しかしすぐにブーンが津井出の前へ。
ちっ…カットされたか
と思ったらなぜかブーンは減速し、津井出が後ろからズイッと出てきて石鹸をキャッチした。
ξ゚听)ξ「ごめんね、内藤くん」
愛想笑いをブーンに投げ掛け、朝比奈の方を向く。
14 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:10:09.12 ID:jurHBBx30
ξ^ー^)ξ「ねぇ、朝比奈くん」
いつもより半音近く声を高くし、朝比奈に満面の笑みで語りかける。
(;-@∀@)「な、なんだい!?」
いきなりの優しい口調に戸惑う津井出。
しめしめ…よくわかってるな副級長は。
ξ*゚听)ξ「そのメガネ、素敵よね。もっとよく見せてくれないかしら?」
(*-@∀@)「ほ、本当かい? たしかにコレは特注品だから一般の物とは違うが…」
そう言って朝比奈はメガネを外した。
(* ・∀・)「その違いが分かるだなんて、流石は津井出君だ…」
その時
スコーンとゴール壁に石鹸が当たる。
審判が俺ら側に一点を認めてくれた。
(-@∀@)「……あれ?」
メガネをかけ直した朝比奈がキョロキョロする
_
(# ゚∀゚)「バッカ! そんなのに騙されんな!!」
15 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:11:54.41 ID:jurHBBx30
ジョルジュが叱った。
そりゃそんだけ分厚いレンズのメガネ外したら何も見えないよな。
_
(# ゚∀゚)「くっそぉ…ずるいぞお前ら!!」
真ん中に石鹸を設置しながらジョルジュが睨む。
(,,゚Д゚)「へんだ、要は頭の使いようだっつーの!」
コンコンと親指で頭をつつきながら舌を出した。
(,,゚Д゚)「作戦通りじゃんか。中々上手だったぜ、副級長。」
自分側のコートに戻ってきた津井出に一言。
ξ* )ξ「と、当然でしょ! そんなのでいい気にならないの!」
なんだよ、せっかく褒めてやってんのに…。
だがいつものことだから放置して、俺はブラシを構えた。
(,,゚Д゚)「…ところで、さっきなんでブーンは減速したんだ?
お前より足速いだろアイツ。」
ξ゚听)ξ「あぁ。アレは服をちょこっと引っ張ったからよ。
審判は見えてなかったみたいだからノーファールよね。」
(,,゚Д゚)「……なるほどね」
フゥー、と一息つきジョルジュのマークに向かう。
16 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:15:50.47 ID:jurHBBx30
_
( ゚∀゚)「さっきのお返しだ。」
明らかに目つきの変わったジョルジュがグンッとスピードをあげすぐに俺を抜いてきた。
ξ#゚听)ξ「バカァッ! 簡単に抜かれるなって言ったのアンタでしょっ!?」
津井出から罵声が飛んでくる。
うっせ、無理なもんは無理だ。
振り返るとやはりジョルジュは既にシュートを打てる位置まで移動していた。
_
( ゚∀-)「ごめんねヒーちゃん。二点目もら…」
ノハ;゚听) 「痛っ!?」
何もしてないはずなのに素直が足を抑えて倒れた。
_
(; ゚∀゚)「えっ!? ひ、ヒーちゃん、どうした!?」
ジョルジュに隙が出来た。
そこへすかさずスティールに走る俺。
_
(; ゚∀゚)「あっ!?」
ジョルジュが呆気からんとしていると、素直はすぐに立ち上がり軽く舌を出しながらそっぽを向いた。
(,,゚Д゚)「っしゃあ、いけ副級長!!」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/26(木) 21:17:59.98 ID:2fNc7Wv7O
( ・∀・)支援します
18 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:19:02.68 ID:jurHBBx30
今度は普通のパス。ブーンにカットされる前にキャッチ。
が、マークは振りきれていない。
(; ^ω^)「もうさっきみたいなズルは無しだお。真っ向勝負だお!!」
腰を落として津井出にびったり張り付くブーン。
これは抜けそうにないな。
ξ゚听)ξ「…残念ね。私は勝負する気は無いのよ」
と石鹸をブラシで止めた後に、そのまま飛び越えてブーンに近寄る。
(; ^ω^)「え!?」
ξ゚听)ξ「ごめんなさいね。」
コンッと後ろに回した手でブラシを操り俺にパスをする津井出。
本来マークについてるジョルジュはさっきの素直の演技のせいで出遅れている。
(,,゚Д゚)「ナイスパス!」
そしてもらってからすぐにシュート
(-@∀@)「この程度のスピードなら!!」
立ちはだかる朝比奈。たしかに速さは今までの半分くらいだ。
…だがな
_
(; ゚∀゚)「アサピー違う!! 騙されんなっ!!」
19 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:22:30.03 ID:jurHBBx30
ジョルジュの注意もむなしく、石鹸は朝比奈のブラシを拒否するように避けてゴール壁に当たった 。
(;-@∀@)「な、何だ今のは…?」
_
( ゚∀゚)「変に回転かかってただろ。だからカーブしたんだ。」
ジョルジュが朝比奈の肩を叩きながらいう。
真っ直ぐ打つんじゃなくて弾くように打つと回転がかかり上手く曲がってくれるのだ。
その分、スピードは殺されるがな。
(,,゚Д゚)「ナイスパス」
津井出にハイタッチを求めるがスルーされた。
ξ゚听)ξ「ほら、最後よ。」
頭を切り替えて前を向く。
_
( ゚∀゚)「甘くみてたな」
( ^ω^)「うん。」
_
( ゚∀゚)「マジでやらないと負けるぞ。」
( ^ω^)「分かってるお。昼ご飯奢りは僕だっていやだお。」
ジョルジュ達の攻撃が始まる 。
( ^ω^)「…」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/26(木) 21:23:23.16 ID:2fNc7Wv7O
lw´‐ _‐ノv …支援
21 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:24:07.56 ID:jurHBBx30
無言で前に進むブーン。
ブーンのシュートなら多分素直は止められる。
だから俺はジョルジュへのパスをカットすることに専念した。
( ^ω^)「…」
ブーンはちらっとジョルジュの位置を確認すると、滅茶苦茶な方向にパスを出した。
(;゚Д゚)「えっ!?」
いきなりだったので反応が出来ない
が、それはジョルジュも同じのはz…
しかし、石鹸はカツンと横の壁にはね返るとジョルジュの前へ上手く運びこまれた。
(;゚Д゚)「しまった!」
_
(# ゚∀゚)「うらっ!!」
またもやかなりギリギリ一杯をつくジョルジュ。
しかも一度シュートフェイクを入れたので、完璧に決まってしまった
_
( ゚∀゚)「へへん。本気出せばこんなもんさ」
鼻の下を人差し指で擦りながらジョルジュは戻っていった。
ノパ听) 「これで2-2か…。こっちが先制だから…チャンスは残り一回だぜ。」
素直が言う。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/26(木) 21:24:15.77 ID:fs5qZD+P0
しえん
23 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:25:33.33 ID:jurHBBx30
(,,゚Д゚)「わかってる。所持金51円しかないから負けられんのだ。」
自分の財布の中身の乏しさをアピールした後に、作戦を考える
……。
よし、これしかないな。一回しか出来ないだろうし。
これで無理なら仕方ないな。
(,,゚Д゚)「副級長。素直も来てくれ」
津井出と素直を呼んだ。
審判に少しだけタイムを貰い作戦会議を始める。
ξ゚听)ξ「何よ」
(,,゚Д゚)「作戦。これが決まれば勝てるはず。」
ゴニョゴニョと今思いついた作戦を二人に話す。
ξ;゚听)ξ「…アンタそれ自分で出来るの?」
津井出が明らかに無理だろって目でこちらを見る
(,,゚Д゚)「お前が頑張ってくれたらな。」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/26(木) 21:27:01.65 ID:ZJxtqJyoO
スレタイださすぎ
ガガンと争うぜ
25 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:27:54.85 ID:jurHBBx30
ξ )ξ「…。」
すぐにそっぽを向く津井出。
ここは頷いてくれよ…心配になるじゃないか。
(,,゚Д゚)「とにかく、素直は本当に頼むぜ。信用するからな。」
ノパ听) 「あぁ、任せときな」
そして素直はそのままゴールの方へ。
俺達は中央へ。同時に審判にタイム終了を告げる。
_
( ゚∀゚)「どんな作戦考えたか知らないけど…卑怯な手ならもう通用しねぇからな」
ジョルジュが念を押す。そんなのわかりきってるっての。
そして審判の掛け声と共に最終ラウンドが始まった。
(,,゚Д゚)「…」
津井出の動きを確認しながら俺は前へ上がる。
_
( ゚∀゚)「色仕掛けも服を引っ張るのも、もう効かないぜ。身体能力の差で俺らの勝ちだ!」
(#゚Д゚)「…そうはいかせないための作戦だってー…のっ!!」
ジョルジュの横から少し遅めのパスを津井出へ出す。
_
( ゚∀゚)「回転もないし、そんなに速くない! ブーン、取れるぞ!」
26 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:30:14.40 ID:jurHBBx30
津井出の後ろからブーンがスティールに向かう。
石鹸は目の前だ。
このままじゃ取って振り返る隙にブーンに取られる。
ξ゚听)ξ「そうはさせないわよ」
すると津井出はブラシを持ち代え、ブーンの視界をブラシの部分で隠した。
(; ^ω^)「おっ…!?」
しかしブラシを使っては津井出も取れない。
が、それも作戦の内だ
石鹸は壁にはね返り、俺に絶妙なセンタリングが来てくれた。
セルフセンタリングをしたのだ
_
( ゚∀゚)「いい作戦だが、そう上手くはいかせねぇぜ!」
ジョルジュがすぐに追ってくる
(,,゚Д゚)「そう上手くいかせるために『俺が居る』んだよ」
_
(; ゚∀゚)「!?」
ブラシで石鹸の一度動きを止めた。
ジョルジュは勢いのせいでですぐにストップできない。
その隙をついて俺は前へあがる。
(-@∀@)「カーブの見分け方法はわかっている! 直球なら必ず止めてみせるぞ!」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/26(木) 21:30:32.95 ID:fs5qZD+P0
そんなこといいじゃない
しえー、
28 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:32:26.13 ID:jurHBBx30
腰を落とし、捕球体勢になる朝比奈。
ブラシをふりかぶる俺。
(,,゚Д゚)「ざ〜んねん♪」
シュートフェイクを入れる。
しかし朝比奈は動じるがすぐに体勢を立て直す。
(;-@∀@)「そんなものはボクには効かな…」
石鹸はもう俺の前にはなかった。
実は、朝比奈が体勢を立て直す間に俺は石鹸を後ろへパスしていたのだ。
そして後ろには…
ノパ听) 「やるじゃんギコ!」
ジョルジュを振りきり、朝比奈にフェイクをかける間に前線に上がってきた素直だ!
ノハ#゚听) 「そりゃあっ!!」
俺が打つよりも速く石鹸は通り過ぎる。
朝比奈は俺が影になって目測できず
ゴール壁に素直の放ったシュートは衝突した。
そこで試合終了の号令。
3-2で俺達の勝ちだ。
同時にクラスメイト達の歓声が沸き起こる。
手に汗握る勝負だったと自分でも思えるくらいだ。
見ていた奴らも楽しんでくれたんじゃないかな。
29 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:34:31.36 ID:jurHBBx30
ξ*゚听)ξ「やったー!」
素直とハイタッチしながら喜ぶ津井出。
そして俺の方を向き、作り笑いでない柔らかな笑顔で一言。
ξ゚听)ξ「アンタにしてはよくやったわね」
相変わらず上から口調だなこの野郎。
普通に対等の賛辞言葉を言えないのか。お前らしいっちゃらしいけどよ。
(,,゚Д゚)「さて、約束だぜ。」
落ち込み気味のジョルジュの肩を叩き、本日の昼飯はタダで食べれる事になった。
今日は購買で買う予定だったからラッキーだぜ。
―――しかし放課後
俺達プールホッケー参加組は
(#`・ω・´) 「高校生にもなってありえない!!」
と、シャキン先生にこっぴどく叱られたのだった…。
つづく
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/26(木) 21:35:16.77 ID:2fNc7Wv7O
乙!
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/26(木) 21:35:18.43 ID:fs5qZD+P0
ん。
32 :
◆jOnMQUNVXQ :2009/03/26(木) 21:36:08.71 ID:jurHBBx30
疲労溜まりすぎて眠いお…
時間があれば、次回は土曜日です。ダメだった場合はいつになるやら…
あ、またもや文章量の問題で6,7話の合併号となります。
では、支援ありがとうございました。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
おつ
楽しみに待ってるお