1 :
◆ct9JfRCXVU :
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:08:51.29 ID:mJ31v8JZ0
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:08:52.95 ID:mJ31v8JZ0
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:08:54.53 ID:mJ31v8JZ0
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:08:55.96 ID:mJ31v8JZ0
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:08:57.25 ID:mJ31v8JZ0
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
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7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:08:59.34 ID:mJ31v8JZ0
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:09:00.84 ID:mJ31v8JZ0
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:09:02.11 ID:mJ31v8JZ0
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
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u-u (l ) ( ノu-u
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10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:09:03.27 ID:mJ31v8JZ0
【審議中】
∧,,∧ ∧,,∧
∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U ( ´・) (・` ) と ノ
u-u (l ) ( ノu-u
`u-u'. `u-u'
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:09:13.01 ID:mJ31v8JZ0
【審議終了】
∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
/⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ) /⌒ヽ)
i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪ i三 ∪
〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 | 〇三 |
(/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪ (/~∪
三三 三三 三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三 三三 三三
三三三 三三三 三三三 三三三 三三三 三三
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:09:49.72 ID:7odrU4UcO
これまた期待してる現行ktkr支援
13 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:10:27.40 ID:B01EN2C70
第5話 「通勤風景」
夏休み5日目、まだ気温の上がりきらない午前10時頃ブーンとツンが畑沿いの道を歩いていた。
海のほうを見下ろせば、ちょうど漁にでた漁船が港に帰ってきたところのようだ
おこぼれをもらおうとカモメが船の周りクルクルまわりながらを飛んでいる。
( ^ω^)「今日はかまどを完成させるお!」
ξ゚听)ξ「そうね、早くクーたちの手伝いもしたいし」
( ^ω^)「見ておツン!かまどの実験するために新聞紙もってきたんだお!」
ブーンは両手に持った大きなビニール袋の中身をみせる、新聞紙がぎっしり詰まっていた。
ξ゚听)ξ「何かと思ってたら新聞紙だったのね」
( ^ω^)「そうだお、火をおこすのに新聞紙は必須だお!」
( ^ω^)「ツンこそその大事そうに両手で持ってる包みは何だお?」
ブーンはツンが両手で持っている手提げ袋を見ながら言った。
14 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:12:16.92 ID:B01EN2C70
ξ゚听)ξ「お昼ご飯よ、みんなの。」
その瞬間、ブーンの動きがピタリと止まる
ξ゚听)ξ「なにしてんの?ブーン」
(;^ω^)「お昼ごはんって・・・ツンがつくったのかお?」
ξ゚听)ξ「そうよ、ここのところみんな昼は菓子パンばっかりだったでしょ?」
(;^ω^) (マジかお・・・昔食べさせられた自称ホットケーキは砂の味がしたお・・・)
(;^ω^) 「ちなみに何を作ってきてくれたんだお?」
ξ゚听)ξ「ただのおにぎりよ」
(;^ω^)「おっおっw おにぎりかお?」
(;^ω^) (おにぎりだったら流石に大丈夫だお・・・助かったお)
ξ゚听)ξ「あと卵焼き」
(;^ω^) (コレはもうだめかもわからんね・・・)
ξ゚听)ξ「あとおにぎりの中身は特製よ、まだ秘密だけど」
(;^ω^) (唯一の希望すら打ち砕かれたお・・・)
15 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:15:04.57 ID:B01EN2C70
ξ゚听)ξ「なにぽけっとしてるのよ、ドクオんちの前に着いたわよ」
( ^ω^)「・・・なんでもないお、おにぎりに期待するお」
ξ///)ξ「ア、アンタいっぱい食べるからたくさん作っといてあげたわよ!」
( ^ω^) 「・・・・・・うれしいことだお」
ブーンとツンの家はホテルからドクオの家の前の道をさらに進んだところに並んで建っていて
学校に行くときも2人はいつもドクオの家に寄ってドクオと一緒に登校するのが習慣になっている。
ブーンがいつも外からドクオを呼ぶと毎回ドクオは数分後に眠たそうに目をこすりながら出てくる。
16 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:16:48.82 ID:B01EN2C70
( ^ω^)「ドクオー!秘密基地に行くおー!」
ξ゚听)ξ「アンタ秘密基地って大声で叫ばないでよ」
( ^ω^)「ドクオー!いっしょにホテルに行くおー!」
ξ;゚听)ξ「それはそれで問題発言に聞こえるわね」
( ^ω^)「ドクオの奴いないお」
ブーンが何回呼びかけてもドクオは出てこなかった。
ξ゚听)ξ「どうせまだ寝てるんでしょ、先にいきましょ」
( ^ω^)「そうだおね、そのうちくるお」
二人が一本坂との交差点まで歩いていくと、坂の上からヒートが歩いてくるのが見えた。
ノパ听)「おっはよおおおお!!!二人ともおおお!!」
ノパ听)「今日も良い天気だなぁああぁあああ!!!」
( ^ω^)「おっはよーだお!」
17 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:18:09.54 ID:B01EN2C70
ξ゚听)ξ「おはようヒート、クーはどうしたの?」
ノパ听)「お姉ちゃんはゴミ捨て場にいったぞおおおおお!!」
ξ゚听)ξ「へえー、朝早くから何してるのかしらね?」
ノパ听)「なんかドラムカンを探してるらしいぞおおおお!!!」
( ^ω^)「水道用かお?」
ξ゚听)ξ「多分そうでしょね、クーもなんだかんだ言ってのめりこんでるわね」
( ^ω^)「早くかまど作って手伝ったほうがいいかもだお」
ξ゚听)ξ「じゃあ今日は頑張るわよ?」
ノパ听)「よおおぉおおし!頑張るぞおおおおお!!!」
( ^ω^)「がんばるお!」
18 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:19:39.17 ID:B01EN2C70
3人がホテルの4階に登っていくと二つの人影があった、ドクオとハインが向き合って床に座りこみ、何かをいじくっている。
( ^ω^)「おっ?ドクオがいるお」
ξ゚听)ξ「ドクオに先をこされるなんて」
ノパ听)「ドクオぉおおおお!!!何時からきてたんだあああ?」
ヒートの声で3人に気づいたドクオとハインが顔を上げる
('A`)「おう、お前らやっと来たのか」
从 ゚∀从「ドクオはオレ様が9時前に来たらもういたぜ?」
ハインがヒートを見上げて答える
ξ゚听)ξ「・・・ハイン、アンタなんか今日大胆な格好してるわね」
ハインはジーンズに上は黒のタンクトップ一枚といういでたちで、首元からは胸の谷間がのぞいている
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:22:01.96 ID:eSTg3GPYO
超伝導しえん
从*゚∀从「そーか?まぁ今日熱くなるって天気予報で言ってたしな」
ξ゚听)ξ (それにしても大きいおっぱいね・・・アタシもあれくらいあれば・・・)
( ^ω^) (ほんとにツンにもわけてあげてほしいお・・・)
从*゚∀从「それにドックンはこうゆうのがすきなんだろぉw?」
ハインが胸の谷間を強調してドクオに見せ付ける
('A`)「キノウカラソレバッカリ」
ドクオは下を向いて作業し、ハインの方を見ないように視線をずらしている
从*゚∀从「あ、いまチラっと見たろ」
(*'A`)「見てねーよ!」
从 ゚∀从「赤くなってんぞ」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:23:17.25 ID:bp7RCeTMP
支援
22 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:24:59.68 ID:B01EN2C70
( ^ω^)「ツン・・・・・・・・ドクオは巨乳好きなんだってお」
(;'A`)「なっブーンおめぇなに言ってやがる!」
( ^ω^)「ブーンは昨日ドクオのせいでひどい目にあったお・・・」
ξ゚听)ξ「・・・・男ってみんなそうなのかしら」
ノパ听)「二人でずっと何してたんだああああ!!?」
ヒートが大きな声でたずねる、いったいドクオとハインは二人っきりで何をしていたんだろう
('A`)「昨日の夜で回路が完成したからモーターに取り付けてた」
ノパ听)「それだけかあああ!!?」
('A`)「あといろいろな」
ノパ听)「イロイロってなんだあああああああああ!!!!」
('A`)「それはちょっと言えねぇな」
从 ゚∀从「まあ後でのお楽しみってこった」
ノパ听)「気になるぞおおおお!!!」
ξ゚听)ξ「気になるわね」
23 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:26:49.89 ID:B01EN2C70
(;^ω^)「気になるお」
ξ゚听)ξ (別の部分が・・・)
('A`)「とりあえず発電機はあとは羽と土台があれば使えるはずなんだ」
('A`)「さっさとそっちを作っちまおう、テストもしたいし」
ξ゚听)ξ「アラすごいじゃないの、ブーンこっちも負けてらんないわよ!」
( ^ω^)「こっちもすっげえの作ってやるお!」
从 ゚∀从「じゃあさっさと再開するか!」
ノパ听)「アタシもがんばるぞお!」
从 ゚∀从「ところでブーンとツンがもってる大荷物って何だ?」
ノパ听)「アタシも気になってたぞおお!!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:29:31.87 ID:eSTg3GPYO
(´・ω・`)……
支援
25 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:30:47.23 ID:B01EN2C70
( ^ω^)「・・・ブーンのは新聞紙で、ツンのは みんなの 昼食だお」
ドクオの手からドライバーが滑り落ち、コンクリートの上で高い金属音を奏でる。
(;'A`)「みんなの・・・かぁ」
从;゚∀从 (前にツンが学校に持ってきたクッキーは鉄の味がした・・・)
ノハ;゚听) (前に食べたお好み焼きは黒い円盤みたいだったぞおおおお!!)
(;'∀`)「ちなみになかみは?」
ξ*゚听)ξ「後でのお楽しみよ!」
从;゚∀从「わぁ・・・すごく・・・たのしみです・・・」
ノハ;゚听)「たのしみだぞぉぉぉぉ」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:32:00.32 ID:Bkc1U7OsO
C
27 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:32:22.98 ID:B01EN2C70
ξ゚听)ξ「じゃあアタシたちはかまどの方をさっさと終わらせるわよ!」
( ^ω^)「はいですお・・・」
ブーンはツンに促されて部屋の隅に行く、昨日作ったかまどの土台部分は窓際に据え付けてある。
昨日集めたコンクリートブロックを積み上げて、土か何かで隙間をふさげば完成だ。
( ^ω^)「早く火をつけてみたいお!」
ξ゚听)ξ「だったら早くブロック運びなさいよ」
( ^ω^)「了解だお!」
ブーンは階段脇に積んでおいたブロックをかまどの横まで何往復もして運んでいく、
ブーンが運んでツンが積み上げる、自然にこのような役割分担ができるようだ。
30分もすると暖炉を二台並べたような形のかまどの概形が見えてきた。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:32:35.23 ID:uWJ/MBsSO
僕は死にま支援
29 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:35:00.97 ID:B01EN2C70
ξ゚听)ξ「あとは隙間をふさぐだけね」
終わってみれば本当に簡単な作業だった、ドクオたちのやっている発電機作りに比べてなんと原始的なことか
( ^ω^)「土を詰めるだけだお、すぐ終わっちゃうお!」
( ^ω^)つ[ □ ] ぐいぐい
(*^ω^)「できたお!早く火をつけるお!」
早く早く、とブーンはツンにせがむ
ξ゚听)ξ「はいはい、試してみなさいよ」
ツンの許可を得たブーンは新聞紙をくしゃくしゃにしてかまどに放り込み、その上に拾ってきた木の切れ端を積み上げる
( ^ω^)「準備完了だお、それじゃあ点火だお!」
ブーンはポケットからマッチ箱を取り出して中からマッチを一本取り出すと、箱の側面に素早くこすり付けて着火する
しゅっとはぜる音が響きマッチに火がともる、細い木の先端で小さな火がゆらゆらと燃えている。
マッチ特有のにおいが鼻をくすぐる
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:35:47.08 ID:eSTg3GPYO
しえん
31 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:36:29.36 ID:B01EN2C70
( ^ω^)「燃え上がれお!」
そういってブーンは火のついたマッチを新聞紙の隙間に押し込む、
すぐに新聞紙に黒い部分が広がっていき、火が燃え移ったことをブーンに知らせる
1分もするとかまどの中では勢い良く炎が上がっていた。
( ^ω^)「点火成功だお!」
白煙がかまどの天辺の空気穴からもうもうと湧き上がる。
ξ゚听)ξ「とりあえずかまどはこれで完成ね!」
(#'A`)「おいお前ら、すっげえ煙たいんだけど」
ドクオが口を手でふさぎゴホゴホとむせながら二人に言う
从;゚∀从「おまえら煙突外に出さなかったのかよ!発炎筒打ち込まれたみたいになってんぞ!」
見れば部屋中に白い煙が充満している、ブーンとツンは風上にいたので気がつかなかったようだ
32 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:39:26.54 ID:B01EN2C70
ノハ;凵G)「煙たくて目がしみるぞおおおお!!!」
(;^ω^)「おおっ?スマンお!すぐに火を消すお!」
火を消すといったものの水はない、砂をかけようにも砂も無い。
(;^ω^)「消火不能だお!ヤバイお!」
(#'A`)「早く消せよ!お前燻製になるぞ!」
(;´・ω・`)「何やってるんだい!」
階段からショボンがあせった顔で駆け上がってきた
(;´・ω・`)「外からみたら中で火事がおこったみたいになってるよ、早く火を消しなよ!」
(;^ω^)「消すものがないんだお」
(;´・ω・`)「じゃあそこのブロックで空気穴を塞いだらいいじゃないか」
('A`)「その発想はなかったわ、さすがしょぼくれ」
(´・ω・`)「黙れこのナナフシ人間」
こうしてショボンの機転によってかまどは無事鎮火された
33 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:41:23.63 ID:B01EN2C70
ξ;゚听)ξ「通報されたりしてなきゃいいんだけど・・・」
从;゚∀从「まぁ大丈夫じゃねーの?このへんなんかほとんど人は通らねーし」
('A`)「警察が来たらお前が「私がやりました」って自首しろよ燻製」
(;^ω^)「正直スマンカッタ」
川 ゚ -゚)「今度から気をつけるんだな」
ノハ;゚听)「おねえちゃんいつからいたんだあああ!?」
川 ゚ -゚)「ブーンが煙で涙を流しながら煙突塞いでるぐらいの時からな」
从 ゚∀从「いままで何やってたんだ?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:41:38.68 ID:eSTg3GPYO
支援
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:41:42.23 ID:sp8q3OtaO
支援さん
36 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:43:24.86 ID:B01EN2C70
川 ゚ -゚)「ショボンと材料集めにな、ちょっと大きい荷物があるから後で上まで運ぶのを手伝ってくれないか」
(´・ω・`)「ちょっと2人じゃ無理なものなんだよ」
('A`)「何持ってきたんだ?」
(´・ω・`)「それは後でのお楽しみさ」
川 ゚ -゚)「とりあえずかまどの手伝いをするとしようか」
結局ブーンとツンのかまどにはショボンとクーによって改造が加えられ、換気ダクトによる屋上までの長い煙突が装備された。
( ^ω^)「これなら煙地獄になることはもうないお!」
(´・ω・`)「火事と間違われることも多分無いだろうね」
川 ゚ -゚)「うむ、だがブーンとツンが作った部分もよい出来だったぞ」
(*^ω^)「そうかお?ブーンとツンでがんばったんだお!」
37 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:44:58.90 ID:B01EN2C70
ξ*゚听)ξ「そうね、ブーンもがんばったわ」
ξ*゚听)ξ「じゃあちょうど12時だしみんなでお昼にしない?」
(;^ω^) ビクッ
(´・ω・`)「そうだね、朝から動きまわってたからお腹がすいたよ」
川 ゚ -゚)「午後は重労働になりそうだしな」
( ^ω^) (知らぬが仏とはこのことだお・・・)
(´・ω・`)「ジャンケンでだれが荒巻屋に買いに行くのか決めようよ」
ξ゚听)ξ「あ、今日アタシがみんなのお昼持ってきたわよ」
川;゚ -゚) (なん・・・だと・・・)
(;´・ω・`) (前に食べさせられたタコヤキは食べれない草みたいだった・・・)
ξ゚听)ξ「ハインー!ヒートー!ドクオー!お昼よー!」
<ワーイ・・・・
ドクオたちの覇気の無い返事が夏の空にむなしく響いた。
第5話 「通勤風景」 おわり
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:46:40.46 ID:Bkc1U7OsO
しえん
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:47:16.05 ID:eSTg3GPYO
乙
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 00:48:47.66 ID:bp7RCeTMP
続きアルー?
41 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:49:27.05 ID:B01EN2C70
休憩がてらちょっと画像UPする
42 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:51:24.08 ID:B01EN2C70
ヴェネツィアが舞台のファンタジーだと思ってスルーしてたぜ…
支援
44 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:56:51.50 ID:B01EN2C70
45 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 00:58:23.06 ID:B01EN2C70
第6話 「手作弁当」
ドクオたちはテーブルのを囲んで昼食をとろうとしている、しかしその表情は一様に暗い
過去にツンが作ってきた料理の数々は地雷という言葉ですら生ぬるいものだったからだ
('A`)「ブーン、俺この昼食が終わったら故郷のテキサスで牧場をやるんだ…」
(;^ω^)「死亡フラグたてんなお、つーかドクオはVIP島生まれVIP島育ちだろうがお」
从;゚∀从「オレ様、急用があったような気がする」
川;゚ -゚)「一人だけ逃げようとしてもさせないぞ」
(;´・ω・`)「1人あたりの量が増えるからね」
ノハ;゚听)「もう覚悟を決めるしかないぞおおおおお!!!」
46 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:00:22.73 ID:B01EN2C70
ξ゚听)ξ「何よ覚悟って」
そういいながらツンが奥のちゃぶ台の上からおにぎりと卵焼きをのせた紙皿を運んでくる
( ^ω^)「見た目に異常はないお・・・」
ξ;゚听)ξ「何よ異常って」
(;^ω^)「お?なんでもないお!」
(;^ω^) (つい声に出してしまったお・・・)
(;´・ω・`)「じゃ、じゃあせっかくツンがつくってきてくれたんだ、いただこうじゃにゃいか」
('A`) (あ、噛んだ)
从;゚∀从 (噛んだ)
川;゚ -゚) (さすがのショボンも動揺を隠しきれてないな・・・)
ノハ*゚听) (にゃいか・・・)
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:00:25.95 ID:Bkc1U7OsO
支援
支援
49 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:02:52.04 ID:B01EN2C70
沈黙が続き、最初の一個をとろうとする者が現れない、お前が先に行け、いやお前がと牽制の試合が沈黙の中続く。
(;^ω^)「では・・・ツン、いただくお・・・」
意を決したブーンがおずおずとおにぎりを手に取り口に運ぶ
('A`) (勇者だ・・・、さすが夫・・・)
川 ゚ -゚) (愛のなせる業だな・・・)
ブーンはおそるおそるおにぎりにかぶりつくとゆっくりとそれを咀嚼した、少しの間沈黙がその場を支配する
( ^ω^)「・・・お?ツン、おいしいお!」
ξ*゚听)ξ「あ、あったりまえじゃないの!」
ξ///)ξ (おいしいだって!)
( ^ω^)「具はシャケかお、別に特別なんじゃなかったのかお?」
ξ゚听)ξ「あ、具は全部違うのが入ってるから」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:04:13.61 ID:sp8q3OtaO
支援
51 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:04:15.40 ID:B01EN2C70
(;´・ω・`) (な、なんだってー!)
(;^ω^)「そうなのかお、凝ってるおね」
(;^ω^) (シャケで助かったお・・・きっと先陣をきった僕への神様がくれたごほうびだお・・・)
ツンの「具は全部違う」発言に戸惑うドクオたち、そこに1人安全牌をひいたブーンがいやらしい微笑みを浮かべながら言う
( ^ω^)「みんな・・・何だまってるお・・・みんなもたべたらいいお・・・?」
从;゚∀从 (あの野郎・・・自分は食べたってか)
('A`)「じゃあ次はオレがいただこう・・・」
悲壮な決意を背負ったドクオが2個目のおにぎりに挑戦する
ドクオはおにぎりの山の一番上にのった一つを手に取るりひとしきりおにぎりの全体を観察した後、勢いよくかぶりついた
グジュッ・・・
(;'∀`) (・・・え?)
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:05:04.66 ID:jcynN4/WO
どっくんwww
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:07:00.11 ID:m2lxD9CH0
嫌な音wwwwwwwww
54 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:07:07.90 ID:B01EN2C70
3分の1ほど欠けたドクオのおにぎりの中からはぐじゅぐじゅした赤い謎の物体がはみ出していた
(;'A`)「・・・何コレ、すっぱいんだけど何これ?宇宙人の内臓?」
震える声でドクオがたずねる
ξ゚听)ξ「イチジクよイチジク、すっぱくておいしいでしょ?」
(;'A`) (うまい訳ねぇだろうがコノヤローが・・・!)
从;゚∀从 (こっえー!)
神はドクオにはうつむきながら残りを口に押し込むしか選択肢は残さなかった、マズイなどと抜かせば鉄拳が飛んでくる
川;゚ -゚)「次は私がいただこう」
ξ゚听)ξ「なんであんたたち順番で食べるのよ」
クーがおにぎりにぱくりと小さくかじりつく、その刹那クー顔に影が入る。
_,
川 ゚ -゚) 「む・・・」
ノパ听) (おねいちゃんはハズレかああああ!!!)
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:09:21.70 ID:eSTg3GPYO
しえんwww
56 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:11:53.89 ID:B01EN2C70
_,
川 ゚ -゚) 「なかなかすっぱい梅干だな」
ξ゚听)ξ「ペニサスちゃんのおばあちゃんからもらったやつよ」
(´・ω・`) (地雷と思いきやセーフ)
从 ゚∀从 (以外にセーフ率が高いのかも)
从 ゚∀从「じゃあ次はオレ様が・・・」
(´・ω・`)「僕もいただくよ」
ノパ听)「アタシももらうぞおおおおおおお!!!」
3人とも同時にかぶりつく
从 ゚∀从「お、なんだこれ焼肉か?うめーじゃん」
ハイン、カルビ入りを引き当ててセーフ
从;゚∀从(神様ありがとう・・・・)
57 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:13:11.64 ID:B01EN2C70
無事生還したハインの横にはピクピクと小刻みに震えるショボンがいた
:(;´゙゚'ω゚'`):「な にこの むらさ き の・・・」
ξ゚听)ξ「オリジナルのブルーベリージャムよ」
:(;´゙゚'ω゚'`): 「ぁりぇヘん・・・」
ショボン、ツンオリジナルのしょっぱいジャムの前にあえなく撃沈した
( ^ω^) (かわいそうに・・・オリジナルがついたらもう終わりだお)
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:14:40.81 ID:jcynN4/WO
ショボンwwwwww
59 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:15:52.69 ID:B01EN2C70
残るヒートの中身は一体・・・?ヒートに視線が集中する
ノパ听)「・・・ぉお?辛くてうまいなああああああああ!!」
('A`) (セーフのおにぎりいいな・・・明太子とかかな)
ξ゚听)ξ「ハバネロ丸ごと入りよ!」
(;^ω^) (いや普通ならアウトだお、っていうかハバネロ丸ごととか毒盛ってるようなもんだお・・・)
ξ゚听)ξ「卵焼きも食べてみてよ」
('A`) (見た目は普通なんだがな・・・)
(;^ω^)「そうかお、それじゃあいただくお」
卵焼きを一切れつまみ上げるて口に放り込む、見た感じでは異常は感じられなかった
(*^ω^)「おっ?普通においしいお!」
ξ///)ξ「そ、そう?もっと食べてもいいのよ?」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:16:32.68 ID:+R48HuGyO
ケータイだが支援
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:16:48.40 ID:uWJ/MBsSO
支援
62 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:17:54.46 ID:B01EN2C70
('A`)「コレは全部同じだよな?」
ξ゚听)ξ「そうだけど・・・何?」
(´・ω・`)「いただきます」
ぱくりとショボンが卵焼きを頬張る
(*´・ω・`)「ほんとだ、ちょっと甘めだけどおいしいね!」
(*^ω^)「ブーンはこれくらいが好きだお!」
从 ゚∀从「ほんとだ、こりゃ旨いな」
('A`)「マジでか、おまえら俺を騙そうとしてるんじゃないだろうな、言っておくが俺のライフは残り1だぞ」
ξ;゚听)ξ「何よ騙すって、何回も練習したんだから大丈夫よ」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:19:20.21 ID:eSTg3GPYO
支援
64 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:20:07.60 ID:B01EN2C70
ノパ听)「おいしいぞおおお!ツン!」
川 ゚ -゚)「うむ、おいしいぞツン」
みんなは口々に卵焼きを賛辞した、料理の下手なツンがここまでの物を作れるようになるとはたいした進歩だ、
料理がうまくなりたいと努力した結果なのだろう。
川 ゚ -゚) (変わらないようでもでも人は変わっていく、か)
変わらない自分たちの関係もいつか変わってしまうのかもしれない、私は今の関係が気に入ってるんだがな。
クーはおいしくなったツンの卵焼きを頬張りながらそう思う。
ξ゚听)ξ「まだおにぎりはたくさんあるわよ」
_,
川 ゚ -゚) 「ううん・・・」
やっぱり思い過ごしか、卵焼きくらいだれでも作れるだろjk・・・
クーはおにぎりがたくさん乗った地雷原のような皿を見ながら考えを改めた。
65 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:23:01.23 ID:B01EN2C70
昼食を終えたドクオたちは作業には戻らず休憩がてら駄弁っていた
3連続で地雷おにぎりを引いたドクオは椅子に反対向きにまたがり、かたんかたんと揺らしながら落ち込んでいる
ノパ听)「ドクオオオおお!!!大丈夫かあああああああ!!!」
('A`)「何だよイチジクって・・・何だよ生の白菜って・・・」
从 ゚∀从「ドクオ元気出せって・・・ホラ、アメやるから」
ハインはジーンズのポケットからアメ玉を取り出すとドクオに渡した
(;'A`)「ありがてえ・・・まともな食いもんだぁ・・・」
ドクオはそう言いながらもらったアメを口の中に放り込む
从;゚∀从「ツンに聞こえたらぶっ飛ばされんぞ・・・」
66 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:26:16.06 ID:B01EN2C70
(*'μ`)「ほういへばあひたはまうりらったな」
(´・ω・`)「あぁ、そういえば明日だったね」
从 ゚∀从「は?なんて言ったんだドクオ?」
川 ゚ -゚)「ショボンは良く聞き取れるな、それでなんて言ってるんだそのでっかい赤ん坊は」
(#'A`)「誰が赤ん坊じゃ!明日は祭りだなって言ったんだよ!」
ξ゚听)ξ「あら明日だったかしら?海神社のお祭り」
ノパ听)「お祭りかああああ!!!夏だなああぁああ!!」
( ^ω^)「海神さんのお祭りかお!じゃあ明日はみんなでお祭りに行くお!」
67 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:27:41.14 ID:B01EN2C70
VIP島では年に数回祭りが行われる、その中でも夏に行われる海神祭りと秋に行われる山神まつりは特に規模が大きい
島の人間に海神さん(うみがみさん)と呼ばれる海の神を奉っている海神神社は東港の正面に突き出した灯台のある大きな岬にあり
山神さんと呼ばれる山神神社は一本坂をてっぺんまで登ってさらに畑を突っ切った所
島の北にそびえるVIP島を作った活火山、VIP山の麓に建っている。
('A`)「今年はギコ先輩もやらされるらしいよ、岬の先から海にダイブ」
(;^ω^)「ギコ先輩も大変だお・・・漁師は怖いお」
2人が話しているのは海神祭り恒例の儀式で通称「海礼」、
ふんどし一丁のガチムチ新米漁師たちが岬の先端の断崖から波のはじける20メートル下の海へ飛び込むという壮な儀式である。
最近はこの海礼を目当てにやってくる観光客も多いとか、海に飛び込んだ新米漁師たちは大漁旗で豪華に飾りつけられた漁船団に拾わる。
一応名目は大漁と海での安全を祈願する、ということになっているがはっきり言って新米漁師たちへの洗礼といった意味合いが大きい。
68 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:30:38.47 ID:B01EN2C70
(´・ω・`)「ギコ先輩はかわいそうだけどぜひ見に行きたいね」
川 ゚ -゚)「海礼と大漁旗の船団を見るなら4時には神社にいかないといけないな」
从 ゚∀从「後は夜店な」
ノパ听)「うおおおぉぉおお!!いいなあぁああ!!いいないいなあああ!!」
ξ*゚听)ξ「帰ったら浴衣ださなくっちゃ」
从 ゚∀从 (浴衣か・・・)
( ^ω^)「じゃあ明日はどうするお?」
('A`)「普通に作業して3次頃に岬に向かえばいいんじゃね?」
ξ゚听)ξ「だめよ、浴衣着たいもん」
川 ゚ -゚)「明日は3時でここに集合でいいんじゃないか?」
(´・ω・`)「いいんじゃない?」
('A`)「あーじゃあ俺は3時まで作業して待ってるわ」
(´・ω・`)「ぼくもそうするよ」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:30:51.54 ID:eSTg3GPYO
しえん
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:30:56.10 ID:uWJ/MBsSO
僕は死にま支援
71 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:32:34.51 ID:B01EN2C70
ξ*゚听)ξ「じゃあ明日は3時集合ね!」
( ^ω^)「了解だお!」
从 ゚∀从「じゃあ作業再開!」
(´・ω・`)「あ、ちょっといいかな」
从 ゚∀从「なんだ?」
川 ゚ -゚)「荷物を下からもってくるのを手伝って欲しいのだが」
ノパ听)「何を拾ってきたんだああ?」
(´・ω・`)「見てのお楽しみさ、じゃあ1階のフロントまでは運んであるから行こう」
ショボンとクーに先導されて一階まで降りるとそこにはビニールホースがたくさんとそれに換気ダクト、
そしてそれらを積み込んだ木造のボートが鎮座していた
木造のボートは割と大きめの8人乗りほどのサイズで、パドルもちゃんと付属している
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:33:41.57 ID:JOKGx3tfO
わくてか
73 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:34:02.60 ID:B01EN2C70
('A`)「こりゃあすげぇ、でもこのボート水に浮くのか?」
(´・ω・`)「残念ながらところどころ穴が開いててね、それは多分無理だろうね」
川 ゚ -゚)「ビニールを内側に敷き詰めて貯水タンクにしようと思ってな、ドラムカンも拾ってきたぞ」
(´・ω・`)「水は裏の崖の上の湧き水の池から引いてこようと思ってるんだ」
从 ゚∀从「裏山から水道管を渡すつもりか?そいつはちょっと無理があるんじゃねぇの?」
川 ゚ -゚)「そのために大量のゴムホースやらチューブやらを用意したんだ」
(´・ω・`)「裏山はホテルの屋上より高いからね、ホースを崖からおろしてまた1階から屋上まで吊り上げれば大丈夫」」
(´・ω・`)「サイフォンの原理によって1階まで下った水はまた上まで登って流れてくるはずさ」
ノハ;゚听)「何言ってるのかわからないぞおおお!!!!」
ノハ;゚听)「なんで水が勝手にのぼってくるんだああああ!!」
画像のクオリティ高くね?
>>1はそういう仕事してる方?
75 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:37:00.91 ID:B01EN2C70
(;´・ω・`)「サイフォンの原理って言うのはね・・・」
川 ゚ -゚)「まてショボン」
ヒートに説明をしようとするショボンをクーがさえぎる」
川 ゚ -゚)「いいかヒート、 な る も の は な る ! 」
ノハ*゚听)「なるほど!」
(;´・ω・`)「ええ〜・・・」
( ^ω^)「で、コレを上に運べばいいんだお?」
(´・ω・`)「ああ、おねがいするよ」
('A`)「っていうかこのボート、階段通せるのか?」
川 ゚ -゚)「 な せ ば な る !」
(;'A`)「ええ〜・・・」
(´・ω・`)「その台詞気に入ったの?」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:38:33.16 ID:uWJ/MBsSO
携帯しかいない
結局ボートは階段を通ることができなかったので、屋上からロープで吊り上げることになった。
(;^ω^)「ロープこれだけじゃ心もと無さすぎだお・・・途中で切れたら大惨事だお・・・」
ボートを吊るすロープは直径1.5センチほどのナイロン製のものが2本、しかし拾ってきたロープは劣化して白く変色し表面は毛羽立っている
('A`)「2本ありゃあ大丈夫だろ・・・多分な」
(´・ω・`)「引き上げ中はボートの下半径10メートルには入らないようにねー!」
屋上から地面にいるクーとツンに呼びかける
川 ゚ -゚)「結び終わったぞー!」
从 ゚∀从「じゃあ引っ張りあげっか!」
ノパ听)「うっしゃあああ!!」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:42:38.42 ID:kOIk/PBsO
つーか1が最後にあげた港の画像の倉庫に「今北産業株式会社」って書いてないか?www
ショボンのせーの!の掛け声とともにいっせいにロープを引く
手すりなど設置されていないため、屋上のコンクリートの淵でロープがゾリゾリとこすれて嫌な振動が手に伝わる
从;゚∀从「おいおい大丈夫かぁ?」
('A`)「それより屋上クソ暑いんだけど」
ノパ听)「よいしょおおおおおおおおお!!!!そおおおおおい!!」
(;´・ω・`)「あーあーもっとゆっくり引いて!切れちゃうよ!」
('A`)「あ、舳先が3階の窓に引っかかった」
(;^ω^)「ちょっと下ろすお」
そんなこんながありつつも何とかボートは屋上に到着した、ビルの上に船が載っている光景はなんとも奇妙だ
('A`)「腕パンパンになったわ・・・」
80 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:45:06.45 ID:B01EN2C70
ξ゚听)ξ「おつかれさまー」
川 ゚ -゚)「ご苦労だったな」
ノパ听)「なかなか重かったぞおお!!」
('A`)「アレはないの?こう・・・部活のマネージャーみたいに、ハイ、ドリンクです!みたいなのは」
从 ゚∀从「ねーよwww」
('A`)「ですよねー、暑くて死にそうだわ・・・」
(´・ω・`)「じゃあ後は僕らでやっちゃうから、ドクオとハインとヒートは電気の続きを頼むよ」
('A`)「うぃー、でもこっちももう土台と風車を屋上に設置したら終わりだわ」
从 ゚∀从「って事でオレ様たちも屋上で作業する」
ノパ听)「力仕事はまかせろおおおおおおお!!」
(´・ω・`)「うん、でも僕たちは山に行くからね、ブーン」
ショボンが裏の崖を見ながら言う
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:45:06.21 ID:eSTg3GPYO
眠い。寝るラスト支援
82 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:46:29.84 ID:B01EN2C70
(;^ω^)「おっ?山かお?」
(´・ω・`)「そうだよー、重いホースを担いで山登りさ」
川 ゚ -゚)「まぁこれも水の確保のためだからな」
ξ゚听)ξ「ブーン、頑張りなさいよ!」
( ^ω^)「がんばるお!」
ショボンとブーンはホテルの方の作業を担当することになったツンとクーを残し、ホースを担いで濃緑に覆われた裏山に歩いていった。
周りの木々からは蝉の声がうるさいほどに聞こえてくる。
第6話 「手作弁当」 おわり
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:47:38.18 ID:Bkc1U7OsO
乙
84 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:47:59.55 ID:B01EN2C70
以上で書き溜め分は終わりです、たくさんの支援ありがとうございました。
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:48:08.05 ID:JOKGx3tfO
おつ!
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:48:49.35 ID:OxN/mw3kO
乙です!
こういう雰囲気大好きだ。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:51:42.48 ID:YJHAxihp0
規制解除されてた!
これで乙れる!超乙!
88 :
◆ct9JfRCXVU :2009/03/22(日) 01:55:17.76 ID:B01EN2C70
今誤字をいっぱい発見してちょっとブルー
>>67の
海へ飛び込むという壮な儀式である。→海へ飛び込むという勇壮な儀式である。
豪華に飾りつけられた漁船団に拾わる。→拾われる
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:55:54.71 ID:sodoLsZQ0
乙
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:56:07.35 ID:eSTg3GPYO
乙
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:59:05.40 ID:uWJ/MBsSO
乙
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 01:59:38.99 ID:RlFVKRuQO
これで終わりかな?乙
ここだけの話、地元を思い出して懐かしい気分。
俺は離島出身で大学は東京だったから島を離れたんだ。
就職も東京、友達の一部は家業を継いだりしてるが
殆どは散り散りになっちゃって、5年以上会ってないヤツも居る。
次の盆は皆で連絡取り合って一斉帰省でもしようかな。
ちょっと皆に会いたくなった。
乙!
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 02:17:22.36 ID:YRxTMyBiO
伏線とタイトルが頭の中で結びついたけどまさかな・・・
乙
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 02:36:24.60 ID:lLnjbOrWO
おつー
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 02:53:40.73 ID:kOIk/PBsO
守備!
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 03:08:13.38 ID:WwvASPjpO
乙!
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 03:58:17.37 ID:kOIk/PBsO
保守
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 04:45:02.00 ID:kOIk/PBsO
保守
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/22(日) 05:25:42.31 ID:kOIk/PBsO
ラスト保守
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
読むほ