花京院典明は自分のこの「ハイエロファント・グリーン」を見る時いつも子供の頃を思い出す。
町に住んでいると、それはたくさんの人と出会う。
しかし普通の人たちは一生で真に気持ちが通い合う人が一体何人いるのだろうか・・・?
小学校のクラスの○○くんのアドレス帳は友人の名前と電話番号でいっぱいだ。
50人ぐらいはいるのだろうか?
100人ぐらいだろうか?
自分はちがう。
母には父がいる。父には母がいる。
自分はちがう。
テレビに出ている人とか、ロックスターはきっと何万人といるんだろうな。
自分はちがう。
「自分にはきっと一生誰一人として現れないだろう」
「なぜならこの『法皇の緑』が見える友だちは誰もいないのだから・・・
見えない人間と真に気持ちが通い合うはずがない。」
ジョースターさん。承太郎。ポルナレフ。アヴドゥルに出会うまでずっとそう思っていた
アヴドゥルとイギーのことを考えると背中に鳥肌が立つのはなぜだろう。
それは目的が一致した初めての仲間だったからだ。
DIOを倒すという この旅!
数十日の間だったが、気持ちが通い合っていた仲間だったからだ。
花京院典明は『法皇の緑』を見て考える!
こいつを昔のように誰にも気づかせなくしてやる。
そう!DIOの正体を暴き、倒すため完璧に気配を消してやろう
DIO「これ・・・は・・」
DIOの周りには細長い触手状の「法皇の緑」が張り巡らされていた
花京院「触れれば発射される『法皇の緑』の『結界』はッ!」
すでにお前の周り半径20m!お前の動きも『世界』の動きも手に取るように探知できるッ!
くらえッ!DIOッ!半径20mエメラルドスプラッシュをーーーッ!」
が、DIOは驚くどころか笑みを見せ、静かに言った
DIO「マヌケが・・・・
知るがいい・・・・「世界」の真の能力は・・・・
まさにッ!「世界を支配する」能力だということをッ!」
DIO「ザ・ワールドッ!」
DIOに迫ってきていたエメラルドスプラッシュが静止する
いや、止まったのはエメラルドスプラッシュだけではない。周りのもの、全てが、世界の時が止まっている。
DIOはハイエロファントの結界を悠々とくぐり抜けて花京院に近づく
DIO「これが・・・・「ザ・ワールド」だ。
もっとも「時間の止まっている」お前には見えもせず、感じもしないだろうがな・・・」
DIO「死ねいッ!花京院ッ!」
ザ・ワールドの拳が花京院の腹を貫通する。しかし花京院は顔色一つ変えない
DIO「おまえは自分が死んだ事にさえ気付いていない
何が起こったかもわかるはずがない・・・・」
雛見沢村━━━━━━
人口も少なく、目ぼしい建物は家屋のみ。後はほとんど田んぼという典型的な田舎である
そして、これから僕が住む村・・・・
「今日は転校生がいます。」
雛見沢分校の数少ない教員、知恵留美子がそう告げると教室は一気に沸きあがった
「どんな子?」
「女の子?男の子?」
「何歳?」
次々と質問を知恵先生に浴びせかけている。
「はいはい!質問は後にして、まず自己紹介してもらいましょうね。じゃあ入ってきて!」
ドアを開ける。教室は思っていたよりも広かった
中には小学生から高校生(なのか?)まで様々な年齢の人が集まっている
花京院「花京院典明です。年齢は17歳。東京から来ました。よろしくお願いします」
自己紹介はこんなものか・・・・
知恵「席は・・・竜宮さんの隣がいいわね」
竜宮、と呼ばれた少女。第一印象だけだが、とても可愛らしい女の子だ。
いわゆる「守ってあげたい」といった感じだろうか
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:14:13.55 ID:qQT5jE8F0
竜宮「始めまして。何て呼んだらいいかな?かな?」
花京院「始めまして。花京院でいいですよ。前もそう呼ばれてたので」
レナ「よろしくね、花京院くん。私は竜宮レナ。レナってよんでね」
花京院「よろしくお願いします。レナさん」
レナ「はぅ〜レナでいいよ〜」
変わった話し方をする子だ。でも不思議と嫌にはならない
花京院「敬語は癖みたいなものです。気にしないでください」
圭一「よう!転校生!花京院って呼んでいいか?」
花京院「ええ、よろしくお願いします」
圭一「俺は前原圭一だ!圭一でいいぞ!よろしくな!」
魅音「あたしは園崎魅音。よろしくね!」
詩音「私はお姉の双子の妹の園崎詩音です。よろしくお願いしますね」
沙都子「わたくしは北条沙都子ですわ。これからよろしくお願いいたします」
梨花「ぼくは古手梨花なのです。よろしくなのですよ〜」
恐らく最も年長のグループなのだろう。
と言ってもその中でも僕が一番年長なのだが
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:17:15.34 ID:qQT5jE8F0
初日の学校も終わり、帰ろうとした時
魅音「花京院くん!ちょっといいかな?」
花京院「何でしょうか?」
魅音「部活ってものがあるんだけど、どう?入ってみない?」
花京院「部活って何をするんですか?」
レナ「みんなで楽しくゲームをする部活だよ」
魅音「と、言っても罰ゲームはあるけどね〜」
帰っても特に用事はないし・・・いいか
花京院「いいですよ。で、何をするんです?」
魅音「そうだねえ〜今日は・・・ジジ抜きなんかどうかな?」
この時、メンバーの目が光っていた事に僕は気付いていなかった
レナ「罰ゲームは何がいいかな?かな?」
圭一「はいはい!ここにメイド服とナース服があるので、ビリの二人はこれを着て下校というのはどうでしょうか!」
うげ・・・こいつ・・・なんて下品な・・・・
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:18:29.86 ID:cR4zj+BY0
しえん
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:19:27.36 ID:V9BnIaK90
DIO様の優しさだったりな ハハハ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:19:53.47 ID:qQT5jE8F0
魅音「また圭ちゃん持ってきたの・・・・」
圭一「へへへ、今日こそ梨花ちゃんのナース服を!」
梨花「僕はそう簡単に負けないのですよ〜」
トランプゲームなら少し自信はあったのだけれど・・・・
これは一体どういう事だ・・・・
2回やって2回とも僕がビリだなんて・・・
魅音「花京院、あんたのカードを当ててあげようか」
え?
魅音「左からハートの3、スペードの2、ダイヤの8、ハートのジャック、スペードのクイーン!」
なっ・・・何で・・・・
・・・まさか・・・!
花京院「カードの裏面に印を・・・!」
魅音「おっ、察しがいいねえ〜これは期待できる新人だ!」
待て・・・って事は
圭一「ビリはメイド服だからなっ!」
レナ「はう〜花京院くんのメイド服楽しみだよ〜」
沙都子「これも試練なのですわ!」
梨花「頑張れ新人!なのですよ〜」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:23:39.05 ID:qQT5jE8F0
やられた・・・・これでは勝てる訳がない・・・
でも・・・普通の人間なら・・・!
花京院「レナさん、あなたのカードを当ててみましょうか」
レナ「ふえ?」
花京院「左からハートの10、クローバーの6、クローバーの1、スペードの9。違いますか?」
レナ「えええ?何で?何で?」
花京院「魅音さん、あなたの手札は左からスペードの8、クローバーのジャック、ハートのキング、ハートのクイーン」
魅音「ええっ!?どうしてどうして?」
花京院「フフ・・・秘密です」
これで条件は皆同じ・・・
お互いに全てのカードが見えるという極めて特殊な状況になった
が・・・圧倒的に不利なのは・・・ジジ(ハートのジャック)を持ってる僕だ
このジジをいかにレナさんに引かせるか、それがカギになる・・・
レナ(ジジはハートのジャック・・・外見から推測すると一番右だけど、どのカードにもハートのジャックにある傷が・・・
もう既に偽装済みか・・・でも、真ん中のカード!このカードにはハートのジャックには無い汚れがある!
しかも偽装した汚れではなく、皆が知ってる汚れ!これだ!)
花京院「ありがとうございます。レナさん。」
レナ「そ・・・そんな・・・!」
花京院「既に傷は全て同じに偽装してありました。あえて、汚れはハートのジャックのみにつけさせてもらいましたがね
汚れの付いていたカードは傷をつけて誤魔化しました」
魅音「いつの間に・・・・」
花京院(ハイエロファント・グリーンで直接傷をつけたから一般人には見えない・・・)
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:26:43.10 ID:qQT5jE8F0
魅音「いや〜やられちゃったね〜まさか新人が勝っちゃうなんてね〜」
圭一「どうやったのか教えてくれよ〜」
花京院「残念ながら、それは出来ませんね」
魅音「いくら欲しい?」
詩音「お姉!」
魅音「冗談だってば〜」
梨花「花京院、ちょっといいですか?」
花京院「なんですか?」
梨花「内緒のお話があるのです。ぼくが案内するから後で神社まで来て欲しいのです」
花京院「分かりました」
部活メンバーと別れて、梨花ちゃんと二人きりになる。
魅音は「梨花ちゃんに手を出したら犯罪だよ〜」等と言っていたが、僕にはそういう下卑た趣味は無い
神社に着くなり開口一番、彼女は信じられない事を口走った
梨花「花京院・・・時々出てくるその化け物は何?」
11 :
【ハム速転載禁止】www36.atwiki.jp/anti_hamu/【詳しくはwikiへ】:2009/03/09(月) 18:27:29.79 ID:VTJh6YMd0
おお、見えるのか
しえん
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:28:43.45 ID:jM+W0Bb20
支援
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:28:55.25 ID:qQT5jE8F0
!!
スタンドが・・・見えるのか・・・!?
って事は、彼女もスタンド使い!?
思わず間合いを取る
梨花「何をしているの?」
花京院「梨花ちゃん・・・単刀直入に言おう・・・君はスタンド使い?」
梨花「スタンド・・・?それは何?」
嘘をついてる訳ではなさそうだ
花京院「詳しい事は僕にも分からない。」
距離を取ったまま答える。
彼女はまだ自分の能力にすら気付いていないようだから
とりあえず僕の知ってるスタンドの知識を全て梨花ちゃんに教える
梨花「多分・・・羽入はスタンドじゃないわ」
花京院「どうして?」
梨花「でてらっしゃい、羽入」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:30:32.18 ID:qQT5jE8F0
すると、森の中から巫女の女の子が現れた。どこにでもいそうな普通の女の子だ。
角が生えていて、空を飛んでいる事を除けば
梨花「羽入が見えるみたいね。話は?」
花京院「始めまして、羽入さん」
羽入「はじめましてなのです」
花京院「会話可能です」
梨花「そう・・・じゃあ、スタンドなのかしら」
花京院「いえ、僕の経験上ですが、スタンドはここまで独立した意思は持っていません。
どちらか分からない、と言うのが今の所の結論ですね」
梨花「どうすれば・・・」
花京院「こういう時に頼りになる人を知っています。今日はもう遅いですし明日案内しますよ」
梨花「ええ・・・」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:31:00.45 ID:jM+W0Bb20
支援
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:32:12.28 ID:qQT5jE8F0
次の日
花京院「露伴先生ー!花京院です!」
露伴「ああ、そういえば引っ越して来たんだっけ」
花京院「はい、これからよろしくお願いします」
露伴「ああ、よろしくな。ところで、この女の子は誰だい?」
花京院「今日来たのは彼女について『調べて欲しい』事があったからです」
露伴「『調べて欲しい』ね・・・・」
梨花「調べる?」
花京院「あー、実はこの人、岸部露伴は人を本にして、記憶を覗いたりする事が出来るんだ」
梨花「記憶を・・・?」
花京院「信じられないかもしれないけど、これも『スタンド』なんだよ」
梨花「そう・・・」
花京院「それで、君の記憶を覗いてもいいかな?プライバシーの問題だからね。一応確認させてもらう」
梨花「構わないわ、そちらの方がこちらとしても好都合だし」
花京院「好都合?」
梨花「何でもないのですよ。露伴、よろしくおねがいしますなのです」
露伴「ああ。ヘブンズドアー!」
花京院「本当ためらわないな・・・」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:33:24.34 ID:jM+W0Bb20
露伴と知り合いか・・・
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:33:42.86 ID:q+OX1MlsO
支援
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:34:34.14 ID:qQT5jE8F0
露伴「・・・・・これは・・・」
古手梨花に『書かれて』た事は想像を絶する記憶だった
彼女は、何度もこの世界を繰り返している。
しかも、なんと100年近くもだ
信じられない。これもスタンドなのか?羽入の能力?それとも他の人間の?
梨花「何か分かった?」
花京院「すまない・・・何も・・・しかし・・・これは・・・」
梨花「理解したみたいね。そう。私は100年近くこの世界を繰り返している」
露伴「素晴らしいネタだ。これならいくらでも描けそうだよ」
花京院「露伴先生!」
露伴「すまないすまない、冗談だよ」
花京院「冗談言える状況じゃないでしょう・・・」
絶対冗談じゃない・・・・
露伴「なるほど、もしスタンドだとしたら恐ろしい能力だ。世界を丸ごと作り直すなんてね」
花京院「羽入の無意識の能力かもしれません」
露伴「ああ、今の所その線が濃厚だね。」
花京院「梨花ちゃんが死ぬと自動的に発動する・・・」
梨花「ということは・・・」
露伴「結論が出たな」
花京院「君を守り抜く。この世界でね」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:36:19.68 ID:qQT5jE8F0
雛見沢村━━━━━━
人口も少なく、目ぼしい建物は家屋のみ。後はほとんど田んぼという典型的な田舎である
そして、私、吉良吉影が住んでいる素晴らしい村・・・・
ウェイトレス「ご注文はお決まりでしょうか?」
吉良「このエンジェルモート特製パフェを一つ。以上で」
ウェイトレス「かしこまりました」
今のウェイトレス・・・きれいな手をしていた・・・
アルバイトかな?彼女があがるまで待ってみようか、少なくともその価値はある
ウェイトレス「お待たせしました。エンジェルモート特製パフェになります。ご注文は以上でよろしいでしょうか?」
吉良「ああ」
名前は・・・ふむ、園崎詩音か。いい名前だ
吉良「勘定を頼む」
詩音「はい、850円になります」
さて、どうしたものか・・・やはり、店の外で待つしかないかな・・・
待つこと10分。園崎詩音が出てきた
これはついている・・・てっきり何時間も待つ事になると思ったが・・・
人気のないところに行くまで付いていくとしよう
フフフ・・・これではまるでストーカーだな・・・
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:36:55.60 ID:vom/rgUnO
二番煎じ乙
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:38:19.75 ID:qQT5jE8F0
露伴side→
面倒くさい事になったな・・・
僕はこれでも漫画家で、あまり暇じゃあないんだが・・・
でも何故だろう・・・古手梨花、彼女を見ているとどこか懐かしい気分になる
初めて会うはずなのにな・・・
・・・ん?あいつは確か、近所の吉良吉影だっけ・・・
コソコソ何やってんだあいつ?
ちょっと付いて行ってみるか
吉良(そろそろいいかな・・・)
吉良「園崎詩音さん・・・だね?」
何だ・・・?あいつストーカーだったのか・・・?
詩音「・・・何ですか?」
吉良「私は吉良吉影という者です」
詩音「だから・・・なんだってっ・・・!ぐっ・・・うっ・・・!」
な・・・!あいつ・・・!女の子の首を・・・!
露伴「ヘブンズドアーッ!」
『床に叩きつけられ、立ち上がれない』
吉良「ぐッ!」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:39:01.15 ID:jM+W0Bb20
支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:40:52.05 ID:LZZGvj1c0
数ヶ月前に見た記憶がある
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:42:04.97 ID:qQT5jE8F0
吉良(な・・・何が・・・)
露伴「動くな、と言っても動けないか」
吉良「貴様・・・岸辺露伴か・・・!」
女の子は気絶している・・・とりあえず警察を呼ぼう。
吉良「・・・岸辺露伴・・・これが見えるか?」
なっ・・!スタンドッ!?
吉良「このスタンドはキラークイーン。能力は、触れた物を爆弾に変える事が出来る」
まさか・・・こいつ・・・!
吉良「キラークイーンはすでに園崎詩音に触れている。私のさじ加減一つでいつでも爆死させる事ができるんだよ」
露伴「外道が・・・」
吉良「ヘブンズドアーでこの状態を治してもらいたい所だが、お前にスタンドを破壊されたらたまらないからな・・・
とりあえずそこに這いはいつくばれ、私のように・・・」
冗談じゃない・・・そんな条件飲める訳無いだろう・・・断って・・・
吉良「断れば!園崎詩音は爆死だぞッ!」
そんな事は・・・関係・・・ない・・・が・・・
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:43:31.09 ID:M5adeaxE0
何かいっぱい出てきてる
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:43:51.45 ID:qQT5jE8F0
露伴「ヘブンズドアーッ!」
吉良「バカがッ!点火ッ!」
・・・・・
露伴「ふう・・・ギリギリだったが・・・間に合った・・・」
『スタンドを使えない』
吉良「そんな・・・そんな馬鹿な・・・」
露伴「こんどこそおしまいだ・・・吉良吉影・・・・スタンドをボロボロにされて、お前は警察行きだ。」
ふう・・・一時はどうなる事かと思ったが、これd
な・・・何だこれは・・・!?
何故僕は吹っ飛んでるッ!?
血・・・血が・・・これは・・・僕の・・・ッ!?
何をされた?これも吉良の能力か・・・?いや、あいつはスタンドを使えないはず・・・
腹に・・・穴が・・・この出血では・・・助からない・・・・
クソ・・・こんな所で・・・・
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:44:55.43 ID:jM+W0Bb20
スタンドが使えなくなるって書き込めばヘブンズドアー最強じゃね?
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:45:48.53 ID:qQT5jE8F0
吉良side→
ここは・・・どこだ・・・?
確か、露伴にスタンドを封じられて・・・・駄目だ、そこから思い出せない・・・
男「お目覚めかい?」
吉良「誰だ?」
男「DIO、と呼んでくれたまえ」
DIO・・・・何だ・・・・この感覚は・・・
恐怖・・・か?恐れている・・・・?私が・・・この男を・・・
吉良「DIO、ここはどこだ?」
DIO「雛見沢だよ」
吉良「雛見沢に・・・こんな所が・・・・」
DIO「惨劇というものはいつも知らない所で育まれている・・・
そして、じわり・・・じわりと忍び寄って、ある日突然牙を剥き、襲い掛かるもの。そうは思わんかね?
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:46:50.47 ID:0kfsXV7nO
wktk
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:50:43.08 ID:qQT5jE8F0
吉良「フン、そんな事どうでもいいね。それで、どうして私をここに?」
DIO「君の力を借りたい。我々の計画のために。もちろん見返りは与えるつもりだ」
吉良「フン、静かな暮らしと、少しばかりの女性がいれば私はそれでいい」
DIO「ククク・・・簡単な事だ」
吉良「そうかい?以外に難しいものだよ。静かな暮らしも」
DIO「簡単だよ。我々の目的は雛見沢村そのものだ。
静かな暮らしも女も、好きなだけ与えられる事が出来る」
吉良「そいつは素敵だ。だけど、出来るのか?そんな事が」
DIO「もちろん。君が手を貸してくれたら百人力だ」
吉良「フン、過大評価だな・・・いいだろう。手を組もう」
DIO「嬉しいよ、吉良吉影くん・・・」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:52:21.32 ID:qQT5jE8F0
花京院side→
エンジェルモート・・・話し合いの場所の選択としてはベターな選択だが、ここでいいだろう
空条承太郎・・・僕の知人の中では最も信頼できる男だ
承太郎「で、用件は何だ?」
花京院「単刀直入に言おう。君の力が必要だ」
承太郎「・・・スタンド絡みか?」
花京院「ああ、おそらく」
承太郎「おそらく?」
花京院「とにかくこれを読んでくれ」
古手梨花を『模写』した冊子を承太郎に渡す
しばらくして、読み終わると、承太郎は深いため息をついた
承太郎「こいつはヘヴィだな。花京院、何か策はあるのか?」
花京院「今の所、綿流しの夜に富竹の死を食い止めるのが良策だと思う」
承太郎「ああ、犯人を突き止めるためにもな」
wktk
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:54:59.02 ID:qQT5jE8F0
承太郎「今の所スタンド使いは俺と花京院と岸辺露伴だけか?」
花京院「ああ、でも僕はこれで十分すぎると思うよ」
承太郎「相手が人間ならな・・・・勝手で申し訳ないが、用心のためあと2人スタンド使いを連れてきた」
花京院「構わないよ、用心に越した事は・・・」
その時だった。エンジェルモートに露伴先生が飛び込んで来たのは
ちなみに、『飛び込んできた』というのは比喩じゃあない。本当に飛び込んできたのだ。
いや吹っ飛ばされてきた、と言った方がいいだろうか
花京院「露伴先生ッ!」
露伴「ああ・・・花京院くんか・・・・見っともないが・・・やられちゃったよ・・・」
花京院「しゃべらないで・・・今救急車を・・・」
露伴「その必要はない・・・僕はもう駄目だ・・・分かる・・・・」
花京院「そんな・・・」
承太郎「確かに救急車を呼ぶ必要はねえな」
花京院「承太郎ッ!お前!」
承太郎「仗助・・・」
仗助「クレイジー・ダイヤモンドッ!」
花京院「傷が・・・・治っていく・・・・?」
承太郎「連れてきといて良かったな・・・」
仗助「怖いとこッスねぇ〜〜ここではよく人が腹に穴開けて吹っ飛んでくるんスか?」
承太郎「それはない・・・」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:56:52.30 ID:jM+W0Bb20
wktk
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:56:58.90 ID:TA7vEyCkO
全く同じじゃね
承り冷静ww
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 18:59:09.25 ID:qQT5jE8F0
露伴先生から聞いた所によると
吉良吉影は危険なスタンド使い
スタンドの能力は触れた物を爆弾に変える
あともう一つ、吉良を追い詰めたにもかかわらず露伴先生がやられた能力・・・
仗助「一瞬で腹に風穴を開けて人を吹っ飛ばす・・・こいつはグレートっすねェ」
承太郎「ああ・・・少なくとも吉良の能力ではないだろう」
露伴「吉良吉影は今スタンドを封じられている。どうせなら破壊しておけばよかったな・・・」
花京院「封じれただけで十分すぎます。ところで承太郎、もう一人仲間がいるはずでは?」
承太郎「ああ・・・あいつはちょっとこういう所は苦手らしいんでな」
イギー「イッキシッ!」
正直二番煎じな感は否めないが期待してるから頑張れ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:01:20.49 ID:qQT5jE8F0
DIO「スタンドの正体を?」
吉良「ああ・・・岸部露伴に教えてしまった。第一の能力だけだが・・・」
DIO「奴は私が始末した。問題は無い。」
吉良「始末・・・?なら、何故私は未だにスタンドを出せない・・・?」
DIO「どういう事だ?」
吉良「奴の能力は人を本に変え、そこに書き込むことの出来る能力だ
私はスタンドが出せないよう書き込まれてしまった。お前が始末したんならもう解除されてる筈だが・・・」
DIO「生きているはずない・・・腹に風穴を開けたのだぞ?」
吉良「じゃあ、何故私のスタンドは未だに使えない?」
男「奴にも協力者がいたという事じゃあないか・・・?治癒能力を持っているスタンド・・・とか」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:05:10.95 ID:qQT5jE8F0
DIO「なるほど・・・?」
吉良「お前は・・・?」
男「ああ、始めましてだな。ディアボロだ。よろしく」
吉良「吉良吉影だ。お前もスタンド使いか?」
ディアボロ「ああ、能力は教えんがね
ところで、DIO、岸部露伴の始末。俺に任せてくれないか?
暗殺に特化してる部下を持ってるんでね」
DIO「フン、いいだろう。」
吉良「随分部下を信用してるんだな」
DIO「部下?あいつは部下じゃあないよ。仲間、みたいなものさ」
二番煎じ過ぎて…
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:06:58.96 ID:qQT5jE8F0
翌日
しまったなあ・・・
ここはどこだろう・・・完全に迷ってしまった・・
確かエンジェルなんとかって所に行くんだよな・・・
男「すまない、ちょっといいか?」
康一「何でしょう?」
男「この辺に岸辺露伴って人の家があるはずなんだが、分からないか?」
岸辺露伴だってッ!?
そういや、何か田舎に引っ越すとは言ってたけど・・・まさかこんな所にいるなんて・・・
康一「すみません、僕は観光客なので、よく分からないんです。」
男「ああ、いいんだ。」
康一「あの、エンジェルモートってどこか分かります?」
男「ああ、確かこの辺のはずだ。」
やったッ!
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:08:46.35 ID:qQT5jE8F0
康一「ありがとうございます!」
男「フン・・・・」
康一「失礼ですけど、日本人じゃないですよね?」
男「ああ、イタリア人だ」
康一「お名前は?」
男「リゾット。リゾット・ネエロ」
康一「観光の人ですか?」
リゾット「……」
チェ、なんか話し辛い人だなあ・・・・
康一「あった!あれがエンジェルモートか!ありがとうございました!」
リゾット「・・・・・・・・」
康一「ん・・・?あっ!露伴先生もいるじゃないか!良かったですね!」
おーい!露伴先生!」
リゾット「・・・・・」
仗助「お〜康一。お前何やってたんだ?観光でもしてたのか?」
康一「違うよ!仗助君が駅まで迎えに来るって言ってたのに
何時までたっても来ないからここまで来たんだよ!」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:10:36.90 ID:qQT5jE8F0
仗助「ハハハ!悪いな」
康一「あっそうだ!露伴先生!あちらの方が露伴先生に用があるらしいですよ」
露伴(僕に・・・?またファンかな?)
露伴「サインかい?」
その時だった。突然露伴先生が血を流して倒れたのは
承太郎「なっ・・・!」
仗助「露伴ッ!」
花京院「駄目だ仗助ッ!近づいちゃあいけないッ!」
仗助「あいつのスタンドか・・・ッ!」
康一「そんな・・・」
リゾット「お前達が・・・露伴の仲間か・・・?
じゃあ・・・知っているな・・・?
吉良のスタンドの秘密を・・・」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:10:53.93 ID:jM+W0Bb20
支援
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:11:04.22 ID:Bn6vVdtEO
岸辺露伴は動かないのパクりだな
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:12:59.70 ID:qQT5jE8F0
承太郎「ああ・・・」
リゾット「じゃあお前達も始末しなきゃいけない・・・」
康一「エコーズACT3「FREEZE」ッ!!右手を重くしろッ!」
効果はすぐに現れた。奴は地面に座り込む形になる
康一「仗助君ッ!今のうちに露伴先生を!」
仗助「ああッ!」
仗助君が露伴先生を治そうと近づいた瞬間
仗助「ぐ・・・ッ!」
仗助君も露伴先生と同じように血が・・・!
でも仗助君は倒れてない。よろよろと露伴先生に向かっていく
花京院(遠距離タイプか・・・ならッ!)
花京院「エメラルド・スプラッシュ!」
でも駄目だった。男の姿が消えたのだ。
花京院「そんな・・・」
こんなスタンド・・・どうすればいいんだ・・・
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:14:19.38 ID:WlhCtmAFO
恥ずかしくない?
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:14:41.56 ID:qQT5jE8F0
花京院「消えてしまった・・・一体どうすれば・・・・」
その瞬間、花京院さんの顔から大量のメスが飛び出てきた
康一「うわああああああああッッ!!」
奴が近くにいるッ!早く逃げなくちゃ・・・!
いや・・・駄目だ・・・ここで逃げたら花京院さんが死んでしまうッ!
助けださなければッ!僕のエコーズでッ!
康一「エコーズACT2!」
高熱を帯びた擬音を振り回す。
こうすればくっついた奴が・・・
男「ぐあッ・・・!」
見えた!明らかに一箇所空間が歪んでいる!
康一「承太郎さんッ!」
承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!」
勝った・・・
その瞬間。ほんの、一瞬だった
男「キングクリムゾンッ!」
次の瞬間。僕が目にしたのは━━━━━━━━
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:16:50.95 ID:VckkqPjE0
半年くらい前に見た気がする
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:17:53.94 ID:qQT5jE8F0
やれやれ、またか
今度は何処をやられた?
腹は・・・無事だな
じゃあこの血は・・・?
ああ、頭か・・・
流石に今回は助からないだろうな・・・
仗助もあの負傷じゃあ当分起き上がらない
そして、今僕が見ているのは走馬灯と言うやつだ
漫画・・・完結できなかったな。
それだけが心残りだ。
いや・・・もう一つ・・・雛見沢・・・・
何故僕はこれほどまでに、この村に愛着を持っているんだろう。
何故僕はここまでこの村を守ろうと必死になるんだろう。
分からないな。どうしても思い出せない
思い出せない?変だな、僕がこの村に来るのは始めての・・・・は・・・
岸辺露伴
―死亡―
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:21:42.84 ID:qQT5jE8F0
すみません、ちょっと間空けますので、保守お願いします
雛見沢チックじゃない
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/09(月) 19:43:02.53 ID:Mm3pF3NS0
sien
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほ