1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:06:57.55 ID:wQjyDF/p0
第6話 2日目(第2世界編2)
( ´_ゝ`)「久しぶりだな。」
(´<_` )「そうだね。」
( ´_ゝ`)「お前と話しをしに来た。」
(´<_` )「話し?なんのだい?」
( ´_ゝ`)「お前を止めに来たんだ。」
(´<_` )「フンッ。今更何を言ってるんだ兄貴。」
( ゚∋゚)「わざわざこんなとこまで来たんだからお茶くらいおごってくれよ。」
(´<_` )「あ、そうだね。そういえばこちらの2人は何者?兄貴の知り合い?」
( ´_ゝ`)「まあ、そんなところか。そっちにいるのはねーやん。
今話しかけたのはペットなんだ。」
( ゚∋゚)「ふざけんじゃねぇよ。」
( ´_ゝ`)「冗談さ。同居人て感じかな。」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:09:11.56 ID:wQjyDF/p0
(´<_` )「そうなの。ここじゃ何だし、俺の家で話そうか。」
( ´_ゝ`)「ああ、それがいいな。お邪魔させてもらおう。」
从゚×ナ从「これ、もろてもええ?」
从゚×ナ从は( -@皿@)の頭の鉄パイプを指差した。
(´<_` )「ああ、どうぞ。」
从゚×ナ从「動き出したりせえへん?」
(´<_` )「大丈夫なはずだよ。」
(´<_` )は( ´_ゝ`)の近くに倒れた( -@皿@)の傍に行き、
右膝でそれの体を固定して鉄パイプを引き抜いた。
(´<_` )「どうぞ。」
从゚×ナ从「ありがとう。」
( ゚∋゚)「聞きたいんだが、あんた簡単にこいつぶっとばしてたけど、どういうことだ?」
(´<_` )「ああ、こいつは一気に一定以上のダメージを頭部に受けるとこうなるんだ。
ガーディアンをあんなにボロボロにできるなら容易いことだと思うぜ。」
( ゚∋゚)「そうか。次からやってみるよ。」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:11:22.25 ID:wQjyDF/p0
4人は(´<_` )が乗って来た車に向かった。
4人が車に乗り込む。
(´<_` )が運転席に、( ´_ゝ`)は助手席に、
( ゚∋゚)と从゚×ナ从は後部座席に座った。
(´<_` )「それじゃあ、行くよ。」
(´<_` )は車のエンジンを掛けて車を走らせる。
タイヤに付いた砂が跳ね、車体下に当たってカラカラと音を立てた。
( ゚∋゚)「あれ、ねーやん鉄パイプは?
持ってこなかったのか?」
从゚×ナ从「なに言うてん、もろたで。」
( ゚∋゚)「どこにあんの?」
从゚×ナ从「いや、どこにぃ言われてもな。」
从゚×ナ从が持ってきた鉄パイプはなぜか消えていた。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:13:36.62 ID:wQjyDF/p0
車はメインの通りを外れ、細い道に入って行く。
小路を走っていると、左手に高めの塀に囲まれた小屋のようなものがある所に着く。
車は徐行し、その塀の門から中に入る。
小屋は、塀の外からは分からなかったが車庫のようだ。
塀に車が入りきると(´<_` )は車を止める。
(´<_` )「ちょっと待っててくれ。」
(´<_` )は車から降りると、車庫の入り口に行った。
そして車庫入り口の右上辺りからチェーンを引っ張り出す。
チェーンは輪っか状になっているようだ。
上から出たチェーンは地面に着く前に下端からまた上に行って上のどこかに繋がっている。
(´<_` )は輪っかのチェーンの一本だけを持って下に引っ張る。
手が下まで行ったら引き出されたチェーンを掴んでまた引っ張る。
引っ張ったチェーンは上の方に運ばれていく。
チェーンは車庫のカラクリ一部のギアか何かに引っ掛かっている様だ。
(´<_` )がその作業をしていると、車庫の床が車庫奥を基点に上がってくる。
車庫床の下に、下へ行ける通路が現れた。
車庫床が上がりきると、作業を終えた(´<_` )が戻ってきて車に乗り込む。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:15:50.30 ID:wQjyDF/p0
(´<_` )「カモフラージュしてるんだ。
車庫 アンダー ザ 車庫 さ。」
車は車庫の床を潜って傾斜を下っていく。
通路のライトが点く。
( ゚∋゚)「まさにアジトって感じだな。」
(´<_` )「上に家があるんだけど、中は普通の家と変わらない。残念ながらね。」
傾斜が一旦終わる。そこで(´<_` )は停車して車を降り、
その付近の壁をいじってカモフラージュ用車庫の床を閉じた。
(´<_` )は床が閉じるのを確認し、運転席に戻って車を奥に走らせる。
すぐにまた斜面になり、それが終わると駐車スペースになっていた。
車を駐車スペースに駐車して、4人は車を降りる。
(´<_` )「そこの梯子から家の玄関に行ける。付いて来てくれ。」
(´<_` )は梯子を上り、天井の戸を開けた。
4人が玄関に上がると(´<_` )は戸を閉じた。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:18:02.37 ID:wQjyDF/p0
(´<_` )「今は3人で住んでる。」
(´<_` )がリビングに通じるドアを開ける。
テーブルには男が1人。
( "ゞ)「おかえり。」
(´<_` )「今日はお客さんを連れてきたよ。」
( "ゞ)は(´<_` )の後から入ってきた( ´_ゝ`)を見る。
( "ゞ)「おお、久しぶりじゃないか。元気だったか?」
( ´_ゝ`)「久しぶりだ。元気だったよ。」
( "ゞ)「こちらは?」
( ´_ゝ`)「あっちの世界での友人とペットだ。」
( ゚∋゚)「もういいよペットで。」
从゚×ナ从「よろしゅう。」
( "ゞ)「よろしく。」
(´<_` )「適当にその辺に座ってくれ。」
そう言って(´<_` )は( "ゞ)のいるテーブルのイスを引いて腰掛けた。
( ´_ゝ`)達3人もそのテーブルに着く。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:19:52.42 ID:2O0TxyLbO
支援
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:20:14.50 ID:wQjyDF/p0
( ´_ゝ`)「いきなり本題に入るが、今日は話があってここに来た。」
( "ゞ)「おお。どうした。」
( ´_ゝ`)「実は、30代前半にと思っていたが
いい縁があって結婚することになったんだ。」
( "ゞ)「そうなのか!おめでとう!」
( ゚∋゚)「おい。何言ってんだ。」
( ´_ゝ`)「クーから言われたんだ。お前らを止めろってな。」
( "ゞ)「・・・
そういうことか。いや、それはできんよ。悪いがな。」
( ´_ゝ`)「何をしようってんだ。ストーンなんか手に入れて。」
( "ゞ)「俺からそれを言うのも何だ。お前の弟の口から聞いてくれ。」
(´<_` )「ストーンを狙う理由を答えてくれって?嫌だね。
兄貴に口出しされる義理はないし、諦める気もない。
話す必要なんてないだろう?」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:21:30.46 ID:v1zT5MNAO
おお、これ好きだ
支援
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:22:25.57 ID:wQjyDF/p0
( ´_ゝ`)「いや、話してもらおう。説得して帰らないとクーに顔向けできんしな。」
( ゚∋゚)「話してくれもいいだろう?正当な理由があるならな。」
( ´_ゝ`)「そうだ。理由も聞かずにこっちだって引き下がれない。」
(´<_` )「クーが病気なんだ。」
( ´_ゝ`)「なんのだ!?」
(´<_` )「死紋が出た。もうすぐ死ぬ。」
( ´_ゝ`)「!・・・」
(´<_` )「助けるためにはストーンが必要なんだ。」
( ´_ゝ`)「ガバメントにはそのことは伝えたのか?」
(´<_` )「ああ。だが取りあってもらえなかった。
当然かもしれない。あの惨劇を繰り返すことになるかもしれないしね。
今の医学じゃどうにもならないんだ。」
( ´_ゝ`)「・・・。
なぜそのことを黙ってたんだ?」
(´<_` )「兄貴を巻き込むことになると思ってね。」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:24:39.32 ID:wQjyDF/p0
( ´_ゝ`)「協力するよ。」
(´<_` )「いいよ。俺達だけでやる。」
( ´_ゝ`)「そう言うな。」
( ゚∋゚)「おい、どうやってストーン使ってクーって奴助けるんだよ。」
(´<_` )「タブーを使う。
タブーっていうのは禁じられた術なんだが、
これを使うには膨大なあるエネルギーが必要なんだ。
ストーンを使ってそのエネルギーを得る。」
( ´_ゝ`)「・・・
失敗したらどうなるかは分かってるんだろうな。」
(´<_` )「わかってるさ。
兄貴には関わって欲しくないって言ってるだろう?」
部屋のドアが開いた。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:26:08.55 ID:2O0TxyLbO
面白い支援
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:26:50.28 ID:wQjyDF/p0
川 ゚ -゚)「いいの。私のことは。」
(´<_` )「向こうで休んでなよ。」
( ゚∋゚)「・・・
こっちに来る時に渋い奴と一緒にいた?」
(´<_` )「ああ、君会ったのかい?」
(´<_` )はイスを出して川 ゚ -゚)をそれに座らせた。
(´<_` )「君達が会ったのはあちらの世界のクー。
ここに居るのはこちらの世界のクーだ。」
( ゚∋゚)「・・・」
( ´_ゝ`)「期間はどれ位残ってるんだ。」
(´<_` )「あと3ヶ月って所だろう。」
( ´_ゝ`)「この2人も協力してくれるはずだ。」
从゚×ナ从「ええで。」
( ゚∋゚)「勝手なこと言うな、とは流石に言えねえしな。
しょうがないだろう。お前に任せる。」
( ´_ゝ`)「ありがとう。」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:29:00.88 ID:wQjyDF/p0
(´<_` )「・・・
巻き込んでしまうことになってすまない。」
( ´_ゝ`)「そうだ。杉浦のことは知らないか?
ガーディアンにいると聞いたんだが。」
(´<_` )「知らないな。ガーディアンにいるだって?初耳だ。」
( "ゞ)「俺も知らないな。」
川 ゚ -゚)「ガーディアンになったのは知ってるわ。ただ目的だとか、その辺りは分からない。
それから、私のことは本当にいいの。運命に逆らうつもりはないから。」
( ´_ゝ`)「おれ達がストーンを奪い、タブーを使う。そして君は助かる。
それがとりあえず近いうちの君の運命だ。それに逆らわないのは賢明な判断だね。」
( ゚∋゚)「そうだ。遠慮すんなよ。」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:31:11.55 ID:wQjyDF/p0
3人は外に出た。
( ゚∋゚)「しかし、ストーンがどこにあるか分からないんじゃ動きようがねえな。」
( ´_ゝ`)「大体の見当は付いてるんだ。
ストーンが発掘される前、この街のエネルギーは
いくつかの発エネルギー所でまかなわれていたんだが、
ストーンはその内のどれかの中にあるはずなんだ。」
( ゚∋゚)「そこまで分かってんのか。
なら、しらみ潰しに当たっていけばいいだろ。」
( ´_ゝ`)「そうはいかない。
使わなくなった発エネルギー所をダミーにしてるようなんだ。
ダミーの発エネルギー所に行ったら、とっ捕まえられるか
発エネルギー所ごと爆破されておしまいさ。ジ・エンドだね。」
( ゚∋゚)「爆破って・・・
そこまでしないだろ・・・」
( ´_ゝ`)「いや、十分に考えられる。
おれ達にまで戦闘型のガーディアンが差し向けられたんだからね。
それに、1箇所ずつ当たっていったら、いよいよまずい、てことになって
ストーンを別の所に移される可能性もある。」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:32:54.89 ID:2O0TxyLbO
頑張れ支援
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:33:22.37 ID:wQjyDF/p0
从゚×ナ从「発エネルギー所っていくつあるん?」
( ´_ゝ`)「5つだ。」
( ゚∋゚)「多いな。」
( ´_ゝ`)「そんな訳で慎重にならざるを得ない。
でも、その時が迫ったら、5組に分かれて同時に各発エネルギー所に行き
なんとかストーンを奪ってくる、という作戦で行きたいと思ってる。」
( ゚∋゚)「5組で同時って、俺達3人にお前の弟ら2人で5人なんだから
それぞれに1人で行くことになるじゃねえか・・・」
( ´_ゝ`)「そうだね。」
从゚×ナ从「・・・」
( ´_ゝ`)「最悪、クーは死んでから生き返らせるってことも不可能じゃないんだ。
あいつらは知らないだろうがね。」
( ゚∋゚)「生き返らせるだと?」
( ´_ゝ`)「ああ、さっきタブーの話を聞いただろう。
あれを使うんだ。ストーン無しでね。
ただ、代償は小さくない。できればそれは避けたい。
正直、さっき言った作戦で事を成したいんだ。」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:35:33.64 ID:wQjyDF/p0
( ゚∋゚)「ちょっと待てよ。
同時に発エネルギー所に行くって作戦、
成功したとしても最悪4人くたばることになるだろ。
そいつらは生き返らせられるのか?」
( ´_ゝ`)「生き返らせられるのは死紋によって死んだ者だけだ。」
( ゚∋゚)「じゃあ、代償ってのがどんなんか知らねえが、
ストーン無しでタブー使うってのがベストだろ!」
( ´_ゝ`)「うるさいよ。おれは暴れたくなってきたんだ。
そんなつまらない事はしたくない。」
( ゚∋゚)「お前、何を言っている!?」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:37:44.59 ID:wQjyDF/p0
爪゚A゚)「クソがっ。」
暗がりの中で爪゚A゚)は扉を開けようと試みていたが、開かない。
そこいら中を蹴りつけてみたが固い。そこから外に出るのは不可能と判断した。
振り向いて蝋燭の明かりの方へ歩く。
蝋燭のある通路だった。爪゚A゚)は通路に入り奥へ進む。
爪゚A゚)は通路の真ん中で、なんとなく蝋燭の下辺りの壁をガリガリと削ってみた。
壁表面の土は水分を含んでいて、爪゚A゚)の手にはそれが付着した。
さらに奥へ進む。蝋燭のある通路を過ぎ、部屋になる。
爪゚A゚)「部屋か?」
その部屋には階段と扉が1つずつある。
爪゚A゚)は部屋の中を歩き、他に出口になりそうな所を探した。
こぶしを握り、小指側で壁を叩きながら部屋を隈なく調べていく。
扉を背にして右側の壁を調べていると、ある箇所で、壁を殴るつもりのこぶしが空振りする。
壁に1箇所、両腕を開いたのより少し狭い位の直径の穴が開いていた。
それは奥に行くにつれて反って上に通じているようだ。
爪゚A゚)は位置を記憶に留め、部屋を調べるのを続けた。
爪゚A゚)「選択肢は3つか?」
階段を上がる、扉を開ける、壁に開いた穴から出口を探す。
扉を開けるのはリスクが高い気がしたが、調べておかねばならない。
爪゚A゚)は扉を調べる。その扉には右向きの矢印とメッセージ。
爪゚A゚)「罠の可能性もあるな。」
はい
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:39:55.23 ID:wQjyDF/p0
爪゚A゚)は階段を上がってみた。階段を上がると扉があった。
その扉を調べてから階段を降りる。
爪゚A゚)「壁の穴、1階の扉、2階の扉。
意図的に見えにくくされてるようだった壁の穴が出口への通路って線が妥当か。」
爪゚A゚)は壁の穴に入って先に進む。
滑って穴の入り口に戻らないように壁側面を両手で押さえながら上っていく。
穴は曲がりくねっていた。
グッ
穴の出口に手を掛けたところで何かがその手に纏わりついた。
爪゚A゚)は反射的に力を込めて手を引っ込めた。
下に向けて力を掛けたため爪゚A゚)は穴を転げ落ちていった。
ズザザ
爪゚A゚)は1階の部屋に戻る。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:42:06.22 ID:wQjyDF/p0
爪゚A゚)「クソがっ。」
爪゚A゚)は扉の前に行き、矢印の方向に扉の取っ手を引っ張った。
爪゚A゚)「ケッ、ここも駄目か。」
爪゚A゚)は扉に蹴りを入れた。
ゴン
爪゚A゚)の立っていた床が開いて爪゚A゚)は下に落ちる。
ズドッ
爪゚A゚)「クソがーッ!」
( ∵)「うるせーッ!クソがーッ、じゃねーッ!」
爪゚A゚)「何だ貴様!」
( ∵)「何だ貴様、じゃねーッ!落ちろーッ!」
( ∵)は腕を伸ばして指で爪゚A゚)の体に触れた。
爪゚A゚)の立っていた所に穴が開く。
爪゚A゚)は深くに落とされた。
爪゚A゚)「クソーッ!」
明かりはない。上を見ても出口が分からない。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:44:16.91 ID:wQjyDF/p0
-2日後-
爪゚A゚)は何とか上がってきた。
( ∵)「意外と早かったね。身軽だね。
ご褒美に君をここから出してあげよう。」
爪゚A゚)「何?本当か。早く出せ。」
( ∵)「出入口の扉が開くからそこから出るんだね。10秒以内に。」
ゴゴゴゴ・・・
爪゚A゚)「崩れる?」
爪゚A゚)は急いで城から出た。
爪゚A゚)「こんなもんに閉じ込めやがって・・・」
轟音と共に爪゚A゚)が入れられていた城は崩れていき、地面は平らに近い状態に戻った。
爪゚A゚)は城が崩れ終わるのを見てから後ろを振り向いた。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:46:27.61 ID:wQjyDF/p0
从`・Д・)「マジパネェなお前。」
爪゚A゚)「あ?」
从`・Д・)「お前あたしん家で家事担当だから。」
爪゚A゚)「はぁ?」
爪゚A゚)はそいつに向かって歩こうとしたが足が動かない。
全身が動かなくなっていた。
爪゚A゚)「な・・?」
从`・Д・)「ちょっと来て。」
爪゚A゚)「・・・!?」
从`・Д・)「しょうがないわね。あたしが連れてってやるわよ。」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:48:38.37 ID:wQjyDF/p0
从`・Д・)は爪゚A゚)に近づき、爪゚A゚)を両手で倒す。
ドサ
从`・Д・)は爪゚A゚)の手を引っ張って自分の軽自動車の所まで引きずっていき、
トランクのドアを開けて爪゚A゚)を車に乗せた。
从`・Д・)「マジ世話焼けるわ。」
从`・Д・)はトランクのドアを閉め、運転席に乗って車を走らせた。
第6話 2日目(第2世界編2) おわり
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 19:50:50.85 ID:wQjyDF/p0
本日の投下はこれで終了です。
支援してくださった方ありがとうございました。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/08(日) 20:09:39.20 ID:2O0TxyLbO
乙カレー!
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
>>28 マジでありがとうございます。
読んでくれる人いるんだろうか、とは思ってたんですが、
まさか乙0個とは・・・という感じだったので、超絶感謝です。
次回は乙0個な気がしますね・・・