（　＾ω＾）ブーンはフォースを駆るジェダイのようです

代理のようです

>>1感謝！

まとめて下さっているサイト様
・Boon Novel
ttp://booooonovel.web.fc2.com/jedi/jedi.html


※本編を読まれる前に※
・本作はＧ.ルーカス監督のＳＦ映画『スターウォーズ』シリーズを元ネタとしています
・基本的なコンセプトは映画と同じですが、物語の都合上（或いは作者の無知故に）
　オリジナルとは多少違う設定を構える可能性があります
・本作は映画の新旧三部作の300年後の世界を描いています
　スピンオフ小説内で発生した出来事とは無縁のパラレルワールドだと思って頂ければ幸いです


私用が忙しくなりそうなので、煮詰まった内容ではありませんが前倒しで投下します。
音信不通になったら猿さんです。

【登場人物紹介】

（　＾ω＾）…ナイトウ＝ホライゾン（３２）
・正統派ジェダイナイト
・柄の両端から光刃を展開する翡翠色のダブルライトセイバーを愛用

( ∵)…ビコーズ
・ドラム型多目的万能ドロイド
・Ｒ２-Ｄ２みたいな奴を想像してくれればおｋ
・ブーンの相棒

　 _
(　ﾟ∀ﾟ)…ジョルジュ＝ランダビート（２５）
・正統派ジェダイナイト
・緑色のライトセイバーを使う
・重度の変態

イママデ産業
・ブーンが
・貨物船と
・星になった

Episde2：カーシェスバイト視察

〜SHOT-3〜


『いたか？』

『いや、こっちにはいない』

『くそ！ もう一度隅々まで捜すんだ！』

（　＾ω＾）「…………」

貨物船がハイパースペースへ突入してから一時間。
倉庫の一角。錆び付いたコンテナの中にブーンはいた。

（　＾ω＾）「さて、これからどうするかお」

暖房が行き届かない真っ暗な空間で、思わぬ旅に出る羽目となったジェダイは思案する。
ハイパースペースは一度突入してしまえば、船が停止しない限りそこから脱出する術は無い。

こうなれば乗り掛かった船だ。
海賊達が何処の星に向かうか調べ、その裏を探ってやろう。

（　＾ω＾）「ビコーズ。聞こえるかお？」

( ∵)『ピピ〜』

コンパクトデバイスからビコーズの電子笛が聞こえる。
よかった。どうやら無事らしい。

（　＾ω＾）「ちょっと面倒な事になったお。今は何処に？」

( ∵)『ププ。ピッ、ポッ』

（　＾ω＾）「おっ。じゃあ、海賊達の会話を盗聴して情報を集めてくれお」

( ∵)『ピピ？』

（　＾ω＾）「え、動けんの？ 」

( ∵)『パ、ピップ！』

ビコーズいわく、ブーンの戦闘機は小型船の格納庫に移動させられたらそうだ。
ファイターにプラグインした状態で放置されているらしい。
その気になれば自由に動き回れるとのことだった。

この船は巨大だ。
まともに動かすには最低でも五十人は必要だろう。
催眠誘導で男から聞き出した海賊団の名は、聞いたこともない弱小組織だった。
つまり、船員の頭数は決して多くない筈である。
人手不足を補う為に多数のドロイドで猫の手を借りているのなら、
見慣れないアストロメクドロイドが一機や二機動いていたところで、気にも止められないだろう。

（　＾ω＾）「ビコーズ。この船の端末から、めぼしい情報を回収しておいてくれお。向こうに着いたら合流するお」

( ∵)『ププーン！』

久しぶりの単独任務に張り切るビコーズ。
その成功を祈りつつ、ブーンは冷え始めた身体にローブをきつく巻き付けた。
脱出路もない場所で下手に動くのも面白くない。
懐のライトセイバーを何時でも使えるよう準備しながら、ブーンは船の停止をひたすら待ち続ける。

（　＾ω＾）「はあ。今頃、ジョルジュは何をしてんのかお……」

白い息が、虚い瞳に映った。


　　※※　　※※　　※※


■カーシェスバイト周辺宙域

　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「と、いうわけでして」

(メ”-”)『なんと。では、マスター・ホライゾンは宇宙の彼方か』


　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「ご心配には及びません。貨物船と一緒に飛んでいますし、じきに連絡してくるでしょう」

(メ”-”)『分かった。私の方も水面下で準備を進めている。が、いかんせんパンチのある物的証拠が少ない。
　　　　マスター・ホライゾンの報告を待つとしよう』

　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「了解です。先にお話したクルーザーも既に撤退していますので、私も一度そちらに戻ります」

(メ”-”)『頼む』

マエストのホロスクリーンが消えた後、ジョルジュはどうしたものかと腕を組んだ。

たやすく敵に侵入された貨物船とは違い、クルーザーの指揮官は迅速な対応で船外の開放ドックを閉鎖してしまった。
取り付く島が無くなったジョルジュを尻目に、対ビームシールドを展開した大型高速船は悠々とハイパースペースへ去ってしまったのである。
宇宙戦が得意なジョルジュにしては珍しい失態だ。

　 _
(；ﾟ∀ﾟ)「発信機を付け損ねたのは痛いよなあ……ブーンに殺されちまうよ」

根本的な狙いは密談に横槍を入れることだったので、結果だけを見れば当面の目標は達成されたことになる。
だが、諸悪の根源を押さえないことにはこういった悪事は今後も続くだろう。
レアメタルを産出する惑星はカーシェスバイトだけではない。
大臣との取引に失敗したミスターＸは、ほとぼりが冷め次第、また違う惑星に話を持ち掛けることは目に見えている。

　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「まあいいや。とりあえずカーシェスに戻ろう」

　 _
(＊ﾟ∀ﾟ)「見張り役がいないからなｗｗｗｗカワイコちゃんに声かけまくるぜｗｗｗｗｗｗｗ」

元気よく右手を振りながら、ジョルジュは機体のアクセルを踏み付ける。

評議会への定時連絡は三日後。
口五月蝿い先輩は何処かの星へ飛んで行った。
行方不明の先輩を按じる様子など微塵も見せず、のんびり羽を伸ばせるぞと青年は喜ぶ。
その態度の裏にある物はブーンに対する揺るぎない信頼感か、ただのお気楽な性格故なのかは分からない。


　　※※　　※※　　※※


■貨物船

（　＾ω＾）「止まったお」

結局、カーシェス発の貨物船は二時間弱の宇宙旅行を遂げた。
船体が何度か震えた後、大型の反重力スタビライザーの起動音が聞こえた辺り、どうやら何処かの星に降り立ったようだ。

海賊達が何かを叫びながら慌ただしく作業する音が聞こえる。
コンテナの壁に耳を当ててみると、何かの積み降ろし作業をしているらしい。
ブーンを捜すことを彼等が諦めたとは思えないが、少なくとも警戒の目は緩くなっている。
抜け出すなら今が好機だ。

（　＾ω＾）「ふむ」

ブーンが隠れていた場所は積み荷を搬出入する為の予備格納庫。
外に出ると、積木のように重ねられたコンテナ群の間から暖かい風が吹き付けてきた。
温暖の惑星だろうかと思いながら、大きく開け放たれた外界への大型シャッターを見遣る。
数人の海賊がフォークリフトを使って荷物を動かしていた。

支援

（　＾ω＾）「（乾燥した土地がずっと広がっている。
　　　　都市惑星ではないとすると……その郊外か、もしくは荒廃した無国籍の星ってところかお）」

デバイス上に展開する船内地図を見ながら、ブーンはこれからの計画を練る。
地図は船の運航システムをハッキングしたビコーズから送られてきたものだ。

やはり、広い。
船室だけでも軽く五十は超えている。
体積の殆どは資源衛星を搭載す船外貨物室として宛てがわれているが、それを差し引いても十分過ぎる大きさだった。
前もって船長室の場所を頭に入れておいたブーンは、ファイターを取り戻す前にそこへ立ち寄ろうと考える。
上手くいけば、有力な情報が手に入るかもしれない。

来てたか支援

（　＾ω＾）「キャパオバってこんな事を指すのかお。運営能力超過の船を使うもんじゃないおね」

殆どの海賊達は作業に出払っているようだ。
ブーンは誰にも出会うことなく目的の部屋へと到着する。
ドア越しに気配を探ってみるが、室内から物音は聞こえない。
ノブを回すと、意外にも鍵は掛かっていなことが分かった。

（　＾ω＾）「お邪魔しマッスル」

雑多に散らかった船長室。
酒瓶が置かれた机の上を物色してみるが、めぼしい物は見つからない。

（　＾ω＾）「ふーむ。航行日誌もこれといった事は書かれてないかお。ん！」

支援

紫煙

誰かが来た。
瞬時に部屋を見渡し、適当なクローゼットにブーンは身体を突っ込む。
直後。一人の男が扉を開けてズカズカと入ってきた。
非ホロスクリーン搭載型の音声専用通信端末を耳に当てている。
誰かと話しているようだ。

(`∀´　)「だから、俺達ではないと言っているだろう。そんな事をして何の得がある」

汚れた外衣を羽織る髭面の男は声を荒げていた。

(`∀´　)「船はもう移動させた。今部下達にやらせている。それより、今回の取引が誰かに露見していたことの方が問題だ」

(`∀´＃)「武装？ 共和国の犬どもの目と鼻の先の港で、サイクロプスキャノンでもぶら下げてろと言いたいのか！？
　　　　ブツを偽装して関所を通るだけでも精一杯だったんだぞ。むしろ、捕まらなかったことにあんたは感謝すべきだ！」

試演

(`∀´　)「分かってるよ。鼠はこっちで始末する。どうせ、公安の連中だろう。ああ……じゃあな」

電話を終え、それを汚れたソファーの上へと投げ捨てる。
男は鼻息を荒くしながら、机の上の瓶に口をつけた。

(`∀´＃)「くそっ。使えない部下どもだ。鼠一匹見つけられんとは」

(`∀´　)ω＾）「その鼠を放置していると、どうなるか教えてやるお」

Σ(`∀´；)「なっ……グワァ！？」

突然、背後から声を掛けられた男は抗う間もなく机に組み伏せられた。
腰に吊っていたブラスターを引き抜かれ、後頭部に銃口をねじ当てられる。

（　＾ω＾）「あんた、海賊の頭かお？」

(`∀´；)「ケッ！」

（　＾ω＾）「…………」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

(`∀´；)「痛てててて！ 止めろっ。腕を折るつもりか！」

紫炎

�C円

（　＾ω＾）「あんたの返答次第だお。ちょっと僕の質問に答えてくれれば、命までは取らないお」

(`∀´　)「…………」

悔しそうに歯を食いしばる男。
奇妙な行動を起こせば命の保証をしないことを断った上で、ブーンは改めて質問を始めた。
嘘をついているかどうかは、相手の纏うフォースの色で検討がつく。
専門の訓練でも受けていない限り、ジェダイに偽証は通じない。

（　＾ω＾）「あんた達が運んでいたものは何だお？」

(`∀´　)「……どうせカーシェスで見てるだろう。資源衛星だよ」

（　＾ω＾）「何処の衛星だお？」

(`∀´　)「さあね。俺達は頼まれただけだか……うが！？」

襟首を掴まれ、男は乱暴に床へ叩きつけられた。
目を丸くする彼はそのまま床に尻餅をついてしまう。
そして、ブーンへと向き直ろうとした瞬間、彼の右頬一センチの場所に翡翠色の光線が貫いた。

詩園

（　＾ω＾）「船長。僕はあまり気が長いほうじゃないんだお。
　　　　あんまりフザけた態度を取るなら、こっちにも相応の考えがあるお」

(`∀´メ;)「なんだよチクショウ！ どいつもこいつも力付くで解決しようとしやがって。
　　　　ライトセイバーなんてジェダイの真似事なんざ、今時流行らねえんだよ！」

海賊が言う台詞じゃないだろうと呆れながらも、ブーンは壁に突き立てたライトセイバーを少しずつ男の顔に近付けていく。

皮膚がジリジリと焼ける音が聞こえる。
微笑むブーンの目に本気の色を見て取った男は、悲鳴を上げて制止の声を出した。

(`∀´；)「分かった。分かったよ……知っていることは話すから、コイツを離してくれ」

（　＾ω＾）「離して欲しいならさっきの質問に答えろお」

支援

(`∀´　)「え、衛星か？ あれはカーシェスのものさ。非正規ルートで採掘した奴をサウザンラージ経由で運んだんだ」

（　＾ω＾）「サウザンラージ？ 成る程、カーシェスの資源をサウザンラージ発と偽ってカラ輸出させたわけかお。
　　　　タグや許可証はどうしたお？」

(`∀´；)「衛星を運べと依頼してきた奴が全部用意した。なあ、頼むから剣を引っ込めてくれ。心臓に悪い」

男の嘆願を無視し、ブーンはさらに追求する。

（　＾ω＾）「その依頼してきた奴はカーシェスの人間かお」

(`∀´　)「さあな。あんた、俺が電話をしていたのを見てただろう。
　　　　依頼主は音声端末でしか接触してこなかったんだ。断っておくが、会話の記録は残っちゃいないぜ。
　　　　奴さんの指示で全部消しているからな」

紫煙

（　＾ω＾）「では、あの時のクルーザーには誰が乗っていたんだお？」

(`∀´　)「ケイティ＝ベルとか言う女武器商人だ。取引場所やら、段取りやらは全部そいつが指示してきた。俺達は奴の指示に従っただけさ」

ケイティ＝ベル。
ブーンの記憶のリストにはそのような名を持つ商人はいない。
勿論、偽名を使っている可能性は十分にある。
顔色を見る限り、男は嘘を吐いているようにも見えず、後でビコーズのライブラリに検索をかけようとブーンは考えた。

（　＾ω＾）「じゃあ、あんた達はあくまで末端の人間ということかお」

(`∀´　)「そうだよ。俺達は余計な詮索はしねぇ。貰うもんを貰って、やることをやるだけさ」

試演

（　＾ω＾）「……さっきの電話主は？」

(`∀´　)「依頼人さ。あんた達が現場を無茶苦茶にしてくれたもんだから、随分トサカにきてたみたいだぜ。
　　　　ああ……これが上手くいったら大金が手に入ったのによ……」

男の話から推測するに依頼人はカーシェスバイトの大臣か、その側近だと考えても差し支えないようだ。

マエストの報告によれば、取引で生じた金は巧妙なマネーロンダリングをさせた後で、献納という形でカーシェス政府の国庫に振り込まれているとのこと。
決して少額とは言えないそれを、大臣が何に使っているかは分からないが、悪質な手口であることには変わらない。

紫炎

（　＾ω＾）「他に何か知っていることは？ そういえば、最初の方で『どいつもこいつも』と言っていたお。あれの意味は？」

(`∀´　)「別に……ただ、ケイティ＝ベルの使いとか言う奴に脅されただけさ」

（　＾ω＾）「会ったのかお！？」

(`∀´；)「うぎゃあああ！ 剣を動かすな！ 使いだって言ってんだろ。
　　　　何かヤバそうな雰囲気の男に、くれぐれもしくじるなって言われただけだよ！」

(`∀´；)「なあ、もういいだろ。俺が知ってることはこれで全部だ。
　　　　あんたか何処の誰かは知らねぇけど、もう船から出て行ってくれ！」

海賊の頭はついに涙目になって訴え始めた。
そこでやっと、ブーンはライトセイバーを納める。
納めたついでに懐から小さな機械を彼は取り出した。

小型の麻酔装置だ。
相手の意識が明確な状態では、フォースによる催眠誘導は難しい。
船長には悪いが、これで暫く寝ていてもらうとしよう。

�C円

詩園

（　＾ω＾）「あんたも災難だったお」

(`∀´＃)「お陰さまでな！」

（　＾ω＾）「じゃあ、さっき使っていた通信端末を貰おうか」

(`∀´　)「…………」

奪った端末を懐にしまいつつ、すやすやと眠る船長の部屋を後にしたブーンは、ファイターが安置されているドックへと向かう。

物的証拠は手に入った。
後はこの海賊達の巣窟から抜け出して、カーシェスバイトに帰還するだけである。

（；＾ω＾）「あ〜。でも、どうやって帰ろうかお」

ビコーズの調べで、ブーンがいる星はカーシェスバイトから二パーセクほど離れたＣ級惑星であることが判明している。
共和国の管理が行き届いていない無法惑星だ。
人工密集地に行けばシャトルぐらいはあるだろうが、共和国の通貨で席を確保できるかは微妙なところ。
かと言って、超光速補助装置なしの機体でカーシェスを目指せば、十年かかっても目的地へは辿り着けないだろう。

支援

最近の現行じゃ一番面白い
支援

紫煙

ケイティ＝ベルってwww
ハリポタかよwww

試演

（　＾ω＾）「どうしたもんかお。ジョルジュに迎えに来させるわけにもいかないし」

（　＾ω＾）「どうしたもんかお。ジョルジュに迎えに来させるわけにもいかないし」

マエストの腹の内に黒い物が眠っているとも限らない。
カーシェスバイト内で何かが起きた時に迅速に動ける監視の目は必要だ。

兎にも角にも、先ずは連絡ありきか。
易々とドックへ辿り着いたブーンは、デバイスでビコーズに連絡を取り始める。

（　＾ω＾）「ビコーズ。準備はできているかお？」

( ∵)『ププピー』

（　＾ω＾）「よしよし。では、予定通りに頼むお」

カーシェスバイト内で不測の事態が発生した際に、迅速に動ける要員は不可欠だ。
ジョルジュのいる場所とこの惑星との距離は単純計算で約二パーセク。
行って帰って来れば、四時間はかかってしまうだろう。

兎にも角にも、先ずは連絡ありきだ。
易々とドックへ辿り着いたブーンは、デバイスを使ってビコーズに連絡を取り始めた。

（　＾ω＾）「ビコーズ。準備はできているかお？」

( ∵)『ププピー』

（　＾ω＾）「よしよし。では、予定通りに頼むお」

紫炎

>>40
何か見覚えあるなとずっとモヤモヤしてたのが解消された

�C円

詩園

合図と同時に戦闘機のエンジンが唸った。
ブーンが船長とお喋りをしている間。ビコーズはファイターへと戻り、発進に必要な調整を周囲に悟られないよう密かに行っていたのだ。
爆音と同時にドック内で浮遊を始めたガゼル・ダゼルに、作業中の海賊達が口をぽかんと開ける。

（　＾ω＾）「はい！ 邪魔ァー！！」

ゆっくりと加速し始める機体に向かってブーンが全力で駆け出した。
状況を把握した一部の海賊達が慌てて銃を構えるが、フォースの力を借りて驚異の跳躍を見せたブーンは、颯爽とコックピットに着席してしまう。

（；＾ω＾）「グフォア！？ お尻が割れるっ！ 座席が硬いの忘れてたお…」

勢いを付けすぎて痛めた尻を摩りつつ、透明色のハッチを閉じ、対ビームシールドを起動する。

支援

紫煙

もうね、酷すぎて見てられない 
ただセリフを言わされているだけのようなキャラ 
学芸会のような酷いストーリー 
へたくそな文章 
ブーン系を携帯小説化何かと勘違いしてない？ 
ブーン系のレベルが下がるから今すぐ死んでくれないかな？ 

『鼠だ！ 逃げちまう！』

『今まで何処に隠れていたんだ？ お頭に報せろ！』

残念。そのお頭は今ごろ花畑で蝶々と戯れているのだ。

（　＾ω＾）「急速発進。アムロ、行きまーす」

( ∵)「ブブ！」

背後から飛んでくるビームを弾き返しながら、真っ赤な炎を噴いて機体は貨物船を後にする。

眼下に広がる光景は一面の荒れ地。
所々に草花が生えている程度では、人が住むには難儀だろう。
人目などまず無い。
海賊達が衛星を隠す場所にここを選んだ理由も頷ける。

試演

（　＾ω＾）「ビコーズ。ジョルジュにコールを」

追っ手が来ないことを確認しつつ、ブーンは惑星間通信装置を起動した。
飛行翼の一端からパラボラ状のアンテナが出現し、カーシェスバイトへの最適な電波発射方向を探索し始める。

やがて、ジョルジュの眠そうな声が応答した。

　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『なんだよ〜もう復活しちゃったのか』

（　＾ω＾）「愛しい先輩の声が聞けて嬉しいだろ？ ちゃんと行儀よくしてたかお」

　 _,
(　ﾟ∀ﾟ)『餓鬼じゃねぇんだから……で、今何処にいるんだよ』

（　＾ω＾）「そっちから二パーセクほど離れた２Ｃ系の惑星だお」

紫炎

　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『中途半端な遠さだな。まあ、長距離のハイパースペースは移行するのに時間が掛かるから、あの状態じゃ当然だけど』

そちらに向かおうか、と言うジョルジュの申し出に、それは最後の手段だとブーンは断る。

（　＾ω＾）「カーシェスの状況は？」

　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『マエストは既に告発の準備を調えている。今のままじゃ大臣に圧力を掛けられると思うんだが、なにやら秘策があるらしい』

クルーザーの件を尋ねると、ホロに浮かぶジョルジュは気まずそうに肩を竦めた。

（＃＾ω＾）「まったく。肝心なところで貴様はヘマをする」

　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『しょうがねーだろ。かなりのやり手だったんだから』

（　＾ω＾）「あ、そういえばジョルジュ。ケイティ＝ベルという人物に聞き覚えは？」

試演

　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『ケイティ＝ベル……知らないな。何者よ』

（　＾ω＾）「クルーザーに乗っていた奴らしいお」

　 　_
／(　ﾟ∀ﾟ)＼『なんてこったい。ってことは、奴はミスターＸじゃなくてミスＸだったのか！』

頭を抱えて、大袈裟なリアクションをするジョルジュ。
どうせ勝手に美女を想像して惜しい事をした、などと考えているに違いない。

（　＾ω＾）「ミスでもミセスでもなんでもいいお。ちょっとそっちで調べてもらえるかお？」

　 _
(　ﾟ∀ﾟ)『あいよ。どうせやることがなくて暇してたんだ。メイドの女の子達は皆ガードが固くて近付けやしねぇしな』

（　＾ω＾）「お前、またガールハントしてたんか。これはマスター・ミルナに報告を入れてなくてはならんなあ」

　 _
(；ﾟ∀ﾟ)『ちょｗｗｗｗｗｗ勘弁してよｗｗｗｗ次やったら容赦しないって先生に言われｔ』

紫炎

激しく動揺する阿呆との通信を一方的に切断し、ブーンは街へと急ぐ。
光速の云万倍で動く為の名案はまだ浮かんでいないが、とりあえず人が集まる場所へ向かえば、何とかなるような気がした。

こういった時、理由も裏付けもない本能的な行動は大切だ。
長年の修業と持って生まれた才覚によって、ブーン達ジェダイはフォースの導きを常に受け続けている。
意識・無意識に関わらず、だ。

ライトセイバーを振るう時も、ファイターで宇宙戦を展開する時も、ジェダイはその時その瞬間に己の意識をフォースへと委ねる。
細胞内で共存するミディ＝クロリアンを通じながら、彼等はフォースと対話し、行動するのだ。

�C円

（　＾ω＾）「おっおっお。見えてきたお」

青い快晴の下に白い集合体が出現した。
気を効かせたビコーズが光学カメラを立ち上げて、石で積み上げられた街並みをズームする。
中々の規模だ。
これなら、ジャンク屋の一つや二つは直ぐに見つかるかもしれない。

（　＾ω＾）「ああいう手合いの街はよそ者に敏感だお。ビコーズ、街の外に機体を着陸させるお」

ブーンは緩やかな起伏を持つ平野の一角にファイターを降ろした。
街からは一キロ程度の距離だ。
徒歩は面倒だが、万一のことを考えればこれが最適な対応だろう。
たいした額ではない共和国通貨をポケットに突っ込み、ブーンはビコーズを連れて歩き出す。

詩園

（　＾ω＾）「そういえば、お昼がまだだったお」

腹が減っては何とやら。
昨夜に食べたマエスト邸の豪華な食事を思い出しつつ、ブーンは街へ着いたら腹ごしらえしようとビコーズに語った。

今頃、ジョルジュは好き勝手に御馳走へありついているに違いない。
そう考えると理不尽な怒りが無性に沸いてきた。
やはり、マスター・ミルナに密告してやろうとブーンは固く決意する。

（　＾ω＾）「肉まん食べたいお」

共食いかよ。と突っ込む者が不在のまま、ブーンは名も無き街へ足を踏み入れた。

to be continued...

支援

乙〜

本日の投下はここまでです。
支援して下さりありがとうございました。

ケイティ＝ベル……やらかした。何処かで聞いた名だと思ったらハリポタだったか……
パッと浮かんだ名前を使うもんじゃありませんね。

質問ありましたら受け付けます

おつっした〜　
>>27のカラ輸出は空輸出でおｋ？

次は何日ごろですか?

>>67
はい。空輸出は造語の部類に入るかなと思い、意味合いを強くする事も兼ねて片仮名表記にしてみました。
が、あまりよろしくなかったみたいですね……orz
脳内変換をお願いします！

>>68
ちょっと未定です。
なるべく来週末には落としたいですが、間隔が長くなっちゃうかもしれません。
ごめんなさい

では、今日はこの辺りで失礼します。
支援ありがとうございました！
さらだば！

>>69
把握しますた
次回も楽しみにしてるお！

乙

乙